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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)

7200名無しさん:2012/12/02(日) 21:29:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120200239
比例で前職3人を追加=民主【12衆院選】

 民主党は2日、衆院選の比例代表単独候補として東京ブロックに吉田公一(72)、北信越ブロックに若泉征三(67)、中国ブロックに三浦昇(42)の3氏を擁立すると発表した。いずれも前職。(2012/12/02-21:16)

7201名無しさん:2012/12/02(日) 21:32:00
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121202-OYT1T00671.htm?from=ylist
自民19%、民主・維新13%…衆院比例投票先

 読売新聞社は11月30日〜12月2日に衆院選の第2回継続全国世論調査(電話方式)を実施した。衆院比例選の投票先について政党名を読み上げて聞いたところ、自民党が19%でトップとなり、民主党と日本維新の会が各13%で続いた。

 無党派層は49%となお半数に近く、有権者が政党支持に迷っている状況が続いている。

 比例選投票先で自民は前回の第1回調査(11月23〜25日)に続いてトップを維持したが、挙名率は6ポイント下がった。前回3番目だった民主は維新の会と並んだ。先行する自民を民主、維新の会が一進一退で追う構図となっている。

 「卒原発」を掲げて新たに発足した日本未来の党は5%にとどまった。前回の「国民の生活が第一」と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」との合計は3%で、支持の広がりはみられない。みんなの党は5%(前回2%)に伸ばした。

 投票先で自民が下がった背景には、安倍総裁が訴える金融、外交・安全保障政策に説明不足との批判が出ていることなどがあるとみられる。第3極の政党も伸び悩み、民主が相対的に盛り返した格好だ。

 小選挙区での投票先は、自民22%(前回27%)、民主13%(同9%)、維新の会12%(同14%)などの順。

 未来の党に「期待しない」との回答は70%に上った。

(2012年12月2日21時21分 読売新聞)

7202名無しさん:2012/12/02(日) 21:54:17
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121202-OYT1T00696.htm?from=ylist
伸び悩む第3極、未来も5%どまり…比例投票先

 新たに結党した日本未来の党について、読売新聞社が実施した衆院選第2回継続全国世論調査で衆院選の比例投票先に挙げた人は5%にとどまった。

 「脱原発」「反消費増税」などを唱える勢力の受け皿として浸透せず、嘉田由紀子滋賀県知事の代表就任による「嘉田効果」もうかがえなかった形だ。

 読売新聞社の第2回継続世論調査で比例選の投票先をみると、第3極の政党が全体として伸び悩んでいることが浮き彫りとなった。

 第3極の日本維新の会、みんなの党、日本未来の党の3党を合計すると23%となり、自民党19%、民主党13%を上回っている。しかし、投票先が分散したことで、結果として自民、民主両党を利する形となっている。

 「卒原発」を打ち出した未来の党は、原子力発電の利用に批判的な人の支持を集め切れていない。原発の再稼働に「反対」と答えた人(全体の49%)の比例選投票先は、民主14%、維新の会12%、自民11%の順で、未来の党は4番目の8%にとどまっている。

 第3極の政党に国会で影響力を持つ議席を取ってほしいと答えた人では維新の会22%がトップだが、自民15%、民主8%が続き、みんなの党は7%、未来の党は6%だった。第3極の政党への期待が、必ずしも投票先には結びついていない。

 全体の半数を占める無党派層の投票先は、維新の会12%、自民9%、民主5%、未来の党、みんなの党が各4%などとなった。「決めていない」との回答は55%(前回53%)に上り、公示日が間近に迫っても迷う人が半数を超えている。

 衆院比例選のブロック別投票先(回答数の少ないブロックはまとめた)では、自民の下落が目立っている。北陸信越・東海では自民17%と民主16%がほぼ並び、近畿では維新の会28%が自民13%に大差を付けた。

(2012年12月2日21時45分 読売新聞)

7203名無しさん:2012/12/02(日) 22:21:33
戦いの構図(下) 14区 民・自軸に6人激戦
2012.12.2 22:03
 【13区】(大和市、海老名市、座間市、綾瀬市)再選を目指す民主前職の橘秀徳(43)と、選挙区での雪辱を期す自民前職の甘利明(63)の対決に第三極の若手新人2人らが絡む。

 前回のような追い風が期待できない橘は、駅前や街頭などで民主政権の実績を強調するほか、原発政策などで自民との違いを懸命に訴える。

 一方、比例で復活当選して党政調会長の要職にある甘利は、政権奪還を見据えて安全保障や経済政策、教育再生などをアピール。地元団体などの支持基盤を着実に固める。

 県議選大和市選挙区でトップ当選の実績があるみんな新人の菅原直敏(34)と、海老名市議選トップ当選の実績がある維新新人の太田祐介(38)は、精力的な街頭活動などで支持層の拡大を図る。

 共産新人の宮応勝幸(69)はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加反対などを訴えている。

 【14区】(相模原市東部)再選を目指す民主前職の本村賢太郎(42)と、復活を狙う自民元職の赤間二郎(44)の対決を軸に維新、みんな、共産、社民が入り乱れ混戦。

 本村は藤井裕久党最高顧問の後継として労働組合などの基礎票固めに余念がない。野田佳彦首相も早々と応援に訪れ、逆風下でのテコ入れを進める。

 返り咲きを狙う赤間も、石破茂幹事長が応援演説を行うなど、党中央とのつながりをアピール。自らは街頭演説で党の再生を訴える一方、地元イベントにこまめに顔を出すなど、支持拡大に努めている。

 維新元職の中本太衛(47)やみんな新人の松本雅威(41)は無党派層への浸透を図る。共産新人の猪股ゆり(28)や社民新人の今井達也(25)は、20代の若さをアピールして党勢拡大を狙う。

7204名無しさん:2012/12/02(日) 22:23:30
>>7203

 【15区】(平塚市、茅ケ崎市、中郡)6選を目指す自民前職の河野太郎(49)に、共産新人の浅賀由香(32)が挑む。

 世襲の強みで強固な地盤を有する河野は、民主前職の国替えで有力な対抗馬もなく、順調に票固めを進めている。

 対する浅賀は反原発などを訴え、支持層の拡大を図る。

 【16区】(相模原市西部、厚木市、伊勢原市、愛甲郡)再選を目指す民主前職の後藤祐一(43)と、参院議員からくら替えする自民新人の義家弘介(41)の対決に、維新新人の富山泰庸(41)らが絡む。

 経済産業省出身の後藤は景気対策を重視。地域に密着した活動と地元出身を強調し、他候補との差別化を図る。「ヤンキー先生」として知られる義家は教育再生を訴え、街頭や集会で支持を呼びかけている。富山は元お笑いタレント。震災復興支援に取り組んだ経験から、地域の立て直しを訴える。共産新人の池田博英(50)は消費増税反対や鳥獣被害対策などを公約に掲げている。

 【17区】(小田原市、秦野市、南足柄市、足柄上郡、足柄下郡)前回は民主への追い風で初当選を果たした前職の神山洋介(37)だが、今回は一転して逆風が吹く。前回次点の自民新人、牧島かれん(36)を筆頭に、元開成町長で未来新人の露木順一(57)、みんな新人の井上義行(49)らが絡む。

 神山は党政策について「未来への責任を果たす」と説明、党幹部の応援を得て、支持拡大を訴える。河野洋平元総裁の地盤を受け継ぐ牧島は選挙区をくまなく回り、支持層を固める。露木は首長4期の実績を掲げ、「地域から日本を再生」をアピール。安倍内閣の首相秘書官だった井上は脱官僚などを主張、街頭活動に力を入れる。共産新人の横田英司(54)は原発ゼロを訴える。

 【18区】(川崎市高津区、宮前区)民主を離党し、国民の生活が第一を経て未来に移った樋高剛(47)に、国政復帰を目指す自民元職の山際大志郎(44)や国替えした民主前職の網屋信介(55)らが挑む。無党派層が多く、浮動票獲得が鍵を握る。

 樋高は未来の主張である卒原発や環境問題を駅頭で訴え、子育て層の支持拡大を図る。一方、山際は社会保障制度など政策提言を作成、支持組織の協力を得ながら浸透を図る。民主は鹿児島5区から国替えした網屋を解散後に急遽(きゅうきょ)擁立、支持団体回りや街頭でのアピールを急ぐ。みんな新人の船川治郎(45)は経営者としての実績をアピール、浮動票獲得を目指す。共産新人の山崎雅子(59)は医療福祉の充実を訴える。=敬称略

7205名無しさん:2012/12/02(日) 22:30:10
県内に一定の地盤を持つみんなは13人を擁立する。みんなと選挙区調整を行うとみられていた維新だが、8人の候補者を擁立し、6選挙区でみんなと競合。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121202/kng12120222130011-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
4日公示、80人前後が出馬の構え
2012.12.2 22:11

4日の衆院選公示を前に立てられた選挙区のポスター掲示板=2日、横浜市中区
 衆院選は4日に公示され、県内18選挙区には計約80人が出馬する構えだ。政党では民主党、自民党、日本未来の党、公明党、日本維新の会、共産党、みんなの党、社民党の計8党が候補者擁立を予定。当初は、逆風が吹く民主に対し、政権奪還を掲げる自民が対決を挑む構図だったが、みんなに加えて維新や未来といった第三極が相次いで候補者を擁立したことで、混戦模様となっている。

 前回衆院選では風を味方につけた民主が14選挙区を制した。しかし、離党が相次ぎ、いまだに15区(平塚市、茅ケ崎市、中郡)が空白区のままだ。閣僚経験者らも厳しい選挙戦を強いられており、労組など支持団体の引き締めを図る。

 前回は3勝に終わり、巻き返しを図る自民は、公明が候補者を擁立し、選挙協力を行う6区(横浜市保土ケ谷区、旭区)以外の17選挙区に候補者を立てる。政権交代をにらんで攻勢をかける構えだ。

 県内に一定の地盤を持つみんなは13人を擁立する。みんなと選挙区調整を行うとみられていた維新だが、8人の候補者を擁立し、6選挙区でみんなと競合。解散後に立ち上がった未来も6人の候補者を立てるなど、浮動票獲得を巡る第三極同士の激しい争いにも注目が集まる。

 共産は全選挙区に候補者を立て、社民は14区(相模原市東部)から新人が出馬する予定だ。

7206旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/02(日) 22:33:25
国民新党が愛知6区で民主党候補を推薦。中島正純どうなった? 比例?

小選挙区 立候補予定勝手にまとめ(出馬予想も含む 12/2現在)
政党別
 民主 264  自民 288  未来 109  公明 9  維新 152
 みん 65  共産 298  社民 23  国民 2  大地 7
 改革 0  新日 1  諸派 25  無所 36  合計 1,279
経歴別
 官僚109 地方議員339 首長29 参院経験者30 メディア・ジャーナリスト65
 タレント・スポーツ・文芸23 二世(世襲でない者も含む)154
 法曹職38 松下政経塾54 労働組合75

7207名無しさん:2012/12/02(日) 22:33:38
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121202/chb12120222230004-n1.htm
【衆院選2012 千葉】
落下傘の女性「刺客」知名度生かし“空中戦”
2012.12.2 22:21
 民主党と袂を分かった国民の生活が第一が合流した日本未来の党は、衆院選に向け5人の女性を民主党立候補予定者の「刺客」として千葉県内に送り込んだ。だが、ほとんどが選挙区に縁がない落下傘候補。街頭などで地道に支持の拡大を図る一方で、知名度の高さを生かし、マスコミやインターネットを利用した“空中戦”を展開している。

 「総理のいる4区で戦う覚悟で参った次第」

 生活の小沢一郎元代表(70)の意向で野田佳彦首相(55)のおひざ元、千葉4区へ国替えとなった三宅雪子氏(47)。「小沢ガールズ」の一人として平成21年の衆院選に続いて注目を浴び、県庁での記者会見には通常より多くのテレビカメラが並んだ。

 民放出身の三宅氏は、21年の衆院選に群馬4区から出馬。自民党、福田康夫元首相(76)と接戦を演じ知名度を上げた。ホームページには出演するテレビ番組の放送日時が記されており、党関係者は「マスコミを活用することも重要だ」と話している。

 19年の参院選で片山虎之助元総務相(77)を破り、「姫の虎退治」で話題となった参院議員の姫井由美子氏(53)は岡山県選挙区から千葉8区に移った。

 出馬表明の直後から「(国民の生活が第一の)小沢一郎代表より辻立ち50カ所を命じられ挑戦する」など、日々の活動をこまめにブログに書き込み。急な国替えは苦しかったようで、柏市内の事務所へ引っ越した際には「人手が足りません。ボランティアを大募集!」と訴えている。

 全国的な知名度が決して高いとは言えない立候補予定者は、また別の戦い方を模索する。

 選挙区が隣接する5区の相原史乃氏(38)と6区の白石純子氏(50)は1日、ともにピンク色の服装で市川駅前に立ち、存在感をアピール。関西から9区に移った元衆院議員の河上満栄氏(41)は会見で「弱い立場の人が報われる社会の実現」を主張、「選挙戦の捨て石」になる覚悟だと訴えている。

7208旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/02(日) 22:34:14
比例単独 立候補予定勝手にまとめ(出馬予想も含む 12/2現在)
政党別
 民主 3  自民 49  未来 9  公明 45  維新 15
 みん 1  共産 23  社民 10  国民 1  大地 0
 改革 2  新日 0  諸派 42  合計 200
経歴別
 官僚3 地方議員27 首長6 参院経験者8 メディア・ジャーナリスト3
 タレント・スポーツ・文芸4 二世(世襲でない者も含む)5
 法曹職6 松下政経塾2 労働組合10

7209名無しさん:2012/12/02(日) 22:36:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120200257
維新8人を追加推薦=みんな【12衆院選】

 みんなの党は2日、衆院選で日本維新の会の公認候補8人を新たに推薦すると発表した。 

 推薦候補は以下の通り。(敬称略)

 【東京】11区 猪野隆、14区 野口東秀、17区 小林等【神奈川】16区 富山泰庸【三重】2区 珍道直人【愛媛】2区 西岡新、3区 森夏枝【沖縄】4区 魚森豪太郎(2012/12/02-22:25)

7210名無しさん:2012/12/02(日) 22:39:38
http://www.asahi.com/politics/update/1202/TKY201212020405.html
比例投票先 自民20%、民主15% 朝日新聞世論調査

 朝日新聞社は1、2日、衆院選に向けた第3回連続世論調査(電話)を実施した。衆院比例区の投票先は自民が20%で引き続きトップを維持しているものの、1週間前に実施した前回第2回調査の23%より減った。民主は15%(前回13%)。日本維新の会は9%(同9%)で変わらなかった。

 11月中旬の衆院解散前後の調査からながめてみると、維新はこれまで伸び続けたが、今回は勢いが弱まった。堅調だった自民は今回減らし、民主はほとんど変わっていない。

 滋賀県の嘉田由紀子知事が11月27日に結成した日本未来の党は3%。未来に合流した国民の生活が第一は前回2%で、減税日本は0%だった。公明は今回4%(同4%)、みんな3%(同3%)、共産3%(同2%)だった。

 「答えない・わからない」は41%(同41%)。2009年の衆院選公示直前が27%だったのに比べると、かなり高い。

 一方、今度の選挙でどの政党に議席を伸ばしてほしいか、政党名を読み上げて聞くと、自民は24%(同25%)、民主は15%(同14%)とほぼ横ばい。維新は17%(同22%)で、議席増への期待感は減った。

 前回調査で生活は3%、減税は1%だったが、未来は今回6%だった。みんなも6%(同6%)で、共産4%(同3%)、公明4%(同3%)だった。

 先週結党された未来に「期待する」は23%で、「期待しない」の62%が大きく上回った。生活や減税などとの合流について「よかった」は17%にとどまり、65%が「そうは思わない」と答えた。未来に「期待する」人でも「よかった」は38%で、「そうは思わない」45%が上回った。

 野田内閣の支持率は20%(同18%)、不支持率は59%(同63%)だった。

7211チバQ:2012/12/02(日) 22:44:07
日本未来の党

■今回初めて公にされた人(生活や脱原発などで公認されてなかった人)

宮城5阿部信子  >>1989自民公募漏れ
福島5松本喜人
東京1野沢哲夫  09年無所属出馬
東京13本多正樹
東京23石井貴士 >>4149信越放送アナウンサー?
東京25真砂太郎 09年国民新党から出馬
石川1熊野盛夫 04年参院比例出馬(みどりの会議)
静岡7野末修治 11年浜松市議選落選
愛知7正木裕美
京都5沼田憲男 >>6474などで出馬表明

*東京15東祥三もやっと公認

■今回公認されなかった人
埼玉2柳沢貴雄 >>6344脱原発で公認されてる
埼玉12滝沢明  >>6344脱原発で公認されてる
福田衣里子

民主比例下位組
菊池長右エ門  引退?
石井章     >>6846比例単独?
中島政希    >>7102引退
石田三示
川島智太郎
三輪信昭    引退?
大山昌宏    引退?
熊谷貞俊    引退?

7212旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/02(日) 22:44:20
未来 小選挙区候補
 宮城5 阿部信子 自民公認を大久保と争った人?
 福島5 松本喜一 福島県・楢葉町議
 東京1 野沢哲夫 前回無所属党?
 東京5 丸子安子 マーレンカデザイナー?
 東京23 石井貴士 元信越放送アナ
 東京25 真砂太郎 前回国民新党
 石川1 熊野盛夫 ライブ喫茶経営,2004参院選みどり?
 愛知7 正木裕美 弁護士
 愛知12 都築 譲 結局公認
 京都5 沼田憲男 元日経新聞,無所属出馬報道があった人
 兵庫6 松崎克彦 日本航空学校長,元兵庫県・伊丹市議
 鹿児島1 渡辺信一郎 鹿児島市長選落選

7213チバQ:2012/12/02(日) 22:49:28
>>7212似たようなことしてしまいましたね・・・
そして、漏れが多かった自分(汗

7214チバQ:2012/12/02(日) 22:52:52
>>7200
吉田公一 参院選でるんじゃなかったんかいな

7215旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/02(日) 22:59:12
立候補予想>>7206>>7208は公示前最後です。
公示後,候補者経歴一覧・予想集計excelソフトを公開する予定です。
本業が忙しいのでいつになるやらですが……

7216神奈川一区民:2012/12/02(日) 23:22:03
>>7206
自分も国民新党の中島正純氏は気になります。
もう辞めるのか?

>>7212
東京5 丸子安子氏は東京新聞に掲載されていました。グリーンアクティブ系。

7217チバQ:2012/12/02(日) 23:39:32
国民新党としては非礼は九州だけみたいな記事ありましたよね

7218チバQ:2012/12/02(日) 23:55:01
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/kojimaejyosei/ren534201211234674.html
えひめ衆院選2012>公示前情勢

公示前情勢2012年11月23日(金)
1区 自民と維新 保守分裂 民主前職・共産新人絡む
 「師走決戦」へ、構図が固まりつつある衆院選。県内4小選挙区は、16日の解散を受け候補予定者らがしのぎを削っている。次期政権の行方は―12月4日の公示を前に、選挙区ごとの情勢を探った。(敬称略)

 民主、自民の前職に日本維新、共産の新人が挑む構図。維新は前松山市長で知事中村時広の支援を得て「県都決戦」へ意気込む。受けて立つ前職は無党派の風をつかむべく懸命に実績を訴え、共産も支持層を固める。
 維新新人の池本俊英は元自民で、市議会最大会派・松山維新の会長。2010年市長選では中村後継の野志克仁を推し、中村も「改革の方向性は同じ」と友人として個人的な応援に前のめりで、全域での浸透を急ぐ。
 元衆院議員の関谷勝嗣秘書だった池本は関谷を「政界の師匠」と仰ぎ、間接的な支援に期待。ただ関谷は自民前職の元官房長官、塩崎恭久の推薦人に名を連ねている。
 中選挙区時代の旧愛媛1区(定数3)で激闘を繰り広げた関谷、塩崎、中村。その後の道はそれぞれ参院、衆院、市長・知事と分かれたが、中村が肩入れする池本を通した「代理戦争」の様相さえ呈しており、高齢化したとはいえ今も地盤が残る「関谷票」をめぐる綱引きが続く。
 来夏の参院選での返り咲きを目指した関谷だが、自民県連が候補者公募の条件を「70歳未満」と独自に設定。74歳の関谷は対象から外された格好だ。
 自民関係者は「松山のクラシックな『三国志』。今も昔も群雄割拠は変わらない」と十年一日を指摘した。
 一方、塩崎は国会への東京電力福島第1原発事故調査委員会の設置を議員立法で取り組み、原子力規制委員会の設置法成立に関わった政策通をアピール。「強い日本を復活させる」と得手の経済成長戦略を訴える。
 前回、選対幹部として薄氷の勝利に導いた県議横田弘之と市議池本は3年後の今、ともに維新。池本ら市議9人が松山維新の政治団体化を受け自民を除名処分になっており、日ごろから地域に密着する「実動部隊」が減った痛手は残る。
 こうした保守分裂の対決に割って入るのは民主前職の永江孝子。初出馬した前回は政権交代へのかつてない追い風を受けたが、塩崎に僅差で勝ちきれず比例復活した。元民放アナウンサーだけに知名度の高さは健在で、紅一点への注目は続く。
 しかし松山市・上浮穴郡区で唯一の民主県議だった県連前幹事長が離党。最大の支持母体である連合愛媛の支えを受ける。維新から見ても「自民は組織戦だが、都市部の浮動票は民主と食い合う」と警戒されている。
 共産新人の田中克彦は国政6度目の挑戦。消費増税法案に賛成票を投じた二大政党を批判、受け皿を目指す。小選挙区制で愛媛1区の議席獲得はかなっておらず、政権交代を経た「今こそ出番」と正面から論戦に挑む構えだ。
 前回も出馬した無所属新人の男性が23日に出馬会見を予定している。(衆院選取材班)

 【立候補予定者】
永江孝子52 党県連代表代行 民前(1)
塩崎恭久62 元官房長官 自前(5)
田中克彦45 党中予地区委員長 共新
池本俊英54 松山市議 維新
 ※敬称略。解散前の衆院各党勢力順。名簿は氏名、年齢、肩書、党派(民=民主党、自=自民党、共=共産党、維=日本維新の会)、新旧別、当選回数の順。

7219チバQ:2012/12/02(日) 23:55:28
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/kojimaejyosei/ren534201211244699.html
えひめ衆院選2012>公示前情勢

公示前情勢2012年11月24日(土)
2区 生活・維新 新人立つ 共産も自民前職に挑む
 衆院解散後、国民の生活が第一の新人友近聡朗が出馬を表明、日本維新の会が新人の元国会議員秘書西岡新を擁立した。9期目を目指す自民前職の村上誠一郎に、限られた期間で新人がどこまで食い込めるか。
 村上は前回あえいだ自民への逆風はないが、相次ぐ若手新人の出現に「絶対に負けられない」と気を引き締める。今治市で23日あった事務所開きでは、原発や外交問題などへの民主党政権の対応を批判。持論の財政・経済、外交の立て直しのほか、造船など地域課題にも触れ、「経験や人脈を生かす」と支持を訴えた。
 自民党支部の統廃合が続くなど、市町村合併による組織の弱体化は懸念材料。今治市では来年2月に市長・市議選を控え、12月議会が重なるなど短期決戦による支援者との日程調整に腐心するが、旧31市町村での国政報告会や企業回りで支持固めに力を入れる。
 「まずは2区全体を回る」と動きだした友近は、22日から今治市中心部を皮切りにつじ立ちをスタート。「消費増税見直し、脱原発、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対」を3本柱に据え、二大政党との違いを訴える。同市内では2014年度以降からの本四連絡道路への一般高速道水準の料金導入など、参院議員として取り組んできた実績を強調。祖父母の出身が大島で、島しょ部への親近感もアピールする。
 消費増税をめぐり、民主を離党したことへの批判から連合愛媛が支援を見送り。強力な支持基盤を失ったが、23日には政策が近い社民の選挙支援が決まった。近く今治市内に事務所を開き、中予にも置く予定。12月半ばに生活代表の小沢一郎が来県する。
 西岡は今治市出身だが、2区での知名度がほとんどない状況。日本維新代表代行の橋下徹が来県する24日、今治市で一緒に街宣予定。中予には維新に考え方の近い市町議がいるが、組織だった動きはまだみられない。
 一方、首長や市町議にとっては「旧知の前職か、維新に近い知事中村時広か」の選択を迫られる格好。2区内には知事を好感する首長も少なくなく、その動き次第では票が動く可能性もはらむ。二大政党への批判から「比例は維新」との声もあり、どこまで浸透するかが鍵となりそうだ。知事が訴える本四料金引き下げへの取り組みも課題となる。
 10月に新人候補予定者が急死した共産は24日、松山市で後任を発表する。
 前回新人を立てた社民は候補擁立を断念。社民新人を支援した民主も見送る見通しだ。(敬称略、衆院選取材班)

 【立候補予定者】
村上誠一郎60 元行革担当相 自前(8)
友近聡朗37 参院議員 生新
西岡新39 元国会議員秘書 維新
 ※敬称略。解散前の衆院各党勢力順。名簿は氏名、年齢、肩書、党派(自=自民党、生=国民の生活が第一、維=日本維新の会)、新旧別、当選回数の順。

7220チバQ:2012/12/02(日) 23:56:02
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/kojimaejyosei/ren534201211264735.html
えひめ衆院選2012>公示前情勢

公示前情勢2012年11月26日(月)
3区 民自再戦 維新で変化 共産新人 違い打ち出す
 再選を目指す民主前職白石洋一と3年前の雪辱を期す自民新人白石徹の再対決が軸だったが、日本維新の新人森夏枝の出馬で様相が変化。共産新人の植木正勝は原発即時ゼロなどを訴え、3人との違いを打ち出す。
 白石洋一は政権交代への期待から一変した党への強い風当たりを感じながらも、陣営は「任期中の積極的な働きは評価してもらえると思う」と実績や人柄をアピールする方針。
 支持基盤の労組の会合に出席し、支援を要請。住民向けのミニ集会は在職中から小まめに開いている。25日の地元西条市内での事務所開きには、労組関係者ら約50人が出席。公示までに支持層を着実に固め、以降は街頭演説を中心に無党派、無関心層の取り込みを狙う。
 共産党が候補者を立てなかった前回は同党支持層の受け皿となったが、今回は見込めない。初当選を後押しした無党派層の票も「維新候補と分け合うのではないか」(支持者)と懸念する声が多い。
 白石徹は、つじ立ちや住民と意見交換する座談会、企業訪問がメーン。党所属県議、市議の動きが強みで、地元新居浜の交差点などで連れ立った街宣も。有権者の反応は「3年前とは比較にならないほどいい」と好感触を得ているという。
 西条市で24日、350人規模の集会を開き、公明党所属の国会議員、県議らが駆け付けた。27日には事務所を設け、街頭演説やビラ配布で浸透を図る。四国中央市でも公明党と合同で集会を開く予定で、26日から活動を本格化させる。
 24日に出馬表明した森は、昨年の県議選西条市区で初挑戦ながら次点の7447票を集めた。父親が西条市議で市内には一定の知名度と地盤がある。後援会長には、森も所属する「維新政治塾」の県内塾生が就き、組織づくりを急ぐ。
 ただ目立った組織がない新居浜と四国中央では浸透しておらず、認知度アップが急務。24、25日に来県した日本維新代表代行の橋下徹による松山、今治での街宣は県内の弾みとなりそうだが、3区でマイクを握る場面はなかった。森が維新の政策を自分の言葉で具体的に伝え、第三極に吹く風を定着させられるかもポイントとなる。
 植木陣営は「共産以外は財界中心と米国の言いなりで、どれも一緒だ」と指摘し、ぶれない共産党をアピールする。3市で満遍なく街頭に立ち、環太平洋連携協定(TPP)反対と消費増税中止、原発即時ゼロを中心に訴える。手応えを感じているといい、強固な基礎票に加え、あらゆる層からの上積みを目指す。(敬称略、衆院選取材班)

 【立候補予定者】
白石洋一49 党県連代表 民前(1)
白石徹56 元県議 自新
植木正勝60 党東予地区委員長 共新
森夏枝31 太極拳指導員 維新
 ※敬称略。解散前の衆院各党勢力順。名簿は氏名、年齢、肩書、党派(民=民主党、自=自民党、共=共産党、維=日本維新の会)、新旧別、当選回数の順。

7221チバQ:2012/12/02(日) 23:56:27
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/kojimaejyosei/ren534201211274751.html
えひめ衆院選2012>公示前情勢

公示前情勢2012年11月27日(火)
4区 保守票奪い合う3人 共産 政策の違い前面に
 2009年衆院選と同じ顔ぶれで保守票を奪い合う前職ら3人と、共産党1人の4人による乱戦が見込まれる。原発や環太平洋連携協定(TPP)など4区と関わりの深いテーマが今衆院選の争点になっているが、選挙区内でどこまで投票行動を左右するか注目される。
 「自民党批判が先立った前回に比べて雰囲気はいい」。自民前職の山本公一は政権奪還と自身の7期目へ自信を語る。自民への逆風を押し返した支持基盤の維持に余念がなく、地元の宇和島から活動範囲を広げている。
 「国益を感じられない」とTPPには断固反対。一方、原発には「安全性をどこまで担保できるか」としつつ「自然エネルギーへの移行には時間も必要」と言葉を選ぶ。ただ、「この20年間で南予は悪くなった」と在任中の地域経済の低迷を嘆く市民もいる。
 民主前職の高橋英行は八西地域を重点にあいさつ回り。「議員が地元にいるのといないのでは違う」と長く国会議員不在だった地域感情に訴え、19日は八幡浜市長大城一郎に応援要請。「若さと行動力で活躍した実績を評価。できるだけ応援していきたい」との言葉を引き出した。
 与党の一員として取り組んだ農林水産業振興やインフラ整備の成果を訴える一方、TPPには慎重派議員連盟での活動を強調。だが、倍近くの票差をつけられた宇和島圏域での浸透に課題が残る。
 各陣営が警戒するのは、みんなの党を離れて前東京都知事石原慎太郎や大阪市長橋下徹率いる日本維新の会入りした参院議員桜内文城。都市部で注目を集める「第三極」の勢いを持ち込もうと25日に橋下を招いて宇和島、大洲両市で街頭演説を行い、支持拡大を訴えた。
 TPPに関し「維新としては交渉参加に賛成の立場」としつつ、「農業の成長産業化ということを考えれば最優先課題ではない」との姿勢。任期約3年8カ月を残しての参院議員からのくら替え出馬や所属政党の変更については支援者の中にも「もっと説明を」との声がある。
 共産新人の西井直人は原発ゼロ、TPP反対、消費増税阻止と他候補との政策の違いを押し出す。急きょ火ぶたが切られた事実上の選挙戦だが、出馬表明した5月以降、準備を着実に進めており、動じる様子はない。
 県内でも4区は特に保守色が強く、高い壁が立ちはだかる。しかし、党幹部を招いて宇和島市で開いた演説会では、TPPに反対する農協関係者から激励メッセージが寄せられるなど、「これまで接触のなかった人たちにも訴えが届いている」と保守地盤に変化の兆しを見て取る。(敬称略、衆院選取材班)

【立候補予定者】
高橋英行 40 党県連副代表   民前(1)
山本公一 65 元総務副大臣   自前(6)
西井直人 55 党南予地区委員長 共新
桜内文城 47 参院議員     維新
 ※敬称略。解散前の衆院各党勢力順。名簿は氏名、年齢、肩書、党派(民=民主党、自=自民党、共=共産党、維=日本維新の会)、新旧別、当選回数の順。

7222チバQ:2012/12/02(日) 23:57:04
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/kojimaejyosei/ren534201211284763.html
えひめ衆院選2012>公示前情勢

公示前情勢2012年11月28日(水)
比例四国 維新旋風 各党が警戒 議席比率変化の可能性
 定数6の比例四国。衆院解散前は民主3、自民2、公明1だが、日本維新の参戦で「黄金比率」とされる配分に変化が生じるかが最大のポイントだ。
 前回2009年、政権交代への追い風を真後ろから受け、小選挙区で惜敗しながらも県内から2人が復活当選した民主。今回は政権への逆風に苦しむが、連合愛媛など手堅い支持母体を頼みに、初めて獲得した3議席の維持へ意気込む。
 ただ一定の浮動票は維新に流れると警戒。比例単独候補は擁立されておらず、四国4県の小選挙区候補者が重複立候補の予定。
 対する自民。前回の雪辱を期し3議席への復活を目指す。「まずは小選挙区での勝利」が基本方針で、連動して比例票の上積みも図る。民主と同様、比例単独は置いていない。
 だが、自民は下野前に連立を組んだ公明に比例票を回す選挙協力を今回も踏襲すれば、比例対策が鈍る可能性もありそうだ。
 「指定席ではない」―比例四国の1議席は絶対に譲れない公明は「厳しい戦い。維新が議席を奪取すればはじき飛ばされかねない」とかつてないほど危機感がピークに。
 10、11月と続けざまに代表山口那津男が来県したのも、第三極を意識しての異例の対応。県本部は「過去最高得票などと目標は言えず、1議席を死守できれば勝利だ」と現実を見据える。
 鍵を握る自民との共闘には「(比例バーターの)見返りがあってこそ」とプレッシャーをかける。自民候補の推薦は12月4日の公示前後、党本部で最終決定の見通しだ。
 維新は24〜25日、代表代行橋下徹が四国4県を駆け足で遊説。県内では新居浜での日程は調整がつかなかったものの、知事中村時広もマイクを握った松山のほか今治、大洲、宇和島で独特の話術が聴衆を引き付けた。
 16日の解散から4日で愛媛の全4小選挙区への擁立作業を終え、初陣で比例四国の議席獲得を掲げる。大阪発の「維新旋風」が四国にも上陸するか。
 共産は県内の4小選挙区候補が比例候補と連携し、基礎票の積み増しへ懸命。反消費増税、反環太平洋連携協定(TPP)、脱原発を追い風とすべく着実な活動を続ける。
 社民は香川3区の公認候補が重複で出馬予定。愛媛では候補擁立を断念しており党員の高齢化も否めないが、比例票の掘り起こしに取り組んでいく。
 国民の生活が第一は県内の小選挙区候補が重複立候補の見通し。
 幸福実現党も比例単独候補を2人発表している。(敬称略、衆院選取材班)=おわり

【立候補予定者(定数6)】
 【公明党】
石田祝稔61 元農水副大臣 前(5)
 【共産党】
笹岡優60 元高知県香美市議 新
 【幸福実現党】
饗庭直道45 党広報本部長 新
竹尾あけみ58 元会社役員 新

 ※比例単独候補予定者のみ掲載、敬称略。解散前の衆院各党勢力順。名簿は氏名、年齢、肩書、新旧別、当選回数の順。

7223チバQ:2012/12/03(月) 00:06:00
8・9区記事なし

福岡1区自民は候補者差し替え
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121124/20121124_0002.shtml
「民主王国」に3新人挑む
2012年11月24日 01:16  衆院選が12月4日、公示される。投開票日は同16日。師走の衆院選は1983年以来、29年ぶり。年の瀬と重なり、慌ただしい雰囲気の中で行われる選挙戦。県内11小選挙区の情勢を追った。

   ◇   ◇

 「知名度がないのはご存じの通り。これからも自分の足で稼ぐ」。1年以上にわたる長い選考レースを経て、自民県連が擁立を決めた新人の新開裕司(44)。擁立発表翌日の22日、選挙区である福岡市博多、東両区の市議や県議へのあいさつ回りを何よりも優先した。

 背景には激しい公認争いの影響がある。新開は古賀誠元幹事長の秘書。争った相手は、麻生太郎元首相に近く、党福岡市博多区支部の推薦を受けた同区選出の県議。東区の県議らが新開を支援したこともあり、博多区の党関係者からは「(選挙戦の)動きが鈍くなるかも」としこりを懸念する声が聞こえてくる。

 議員経験がなく、東区で名前入りの旗を立てアピールを続けた新開。まずは党固め、今後は理事長を務めた福岡青年会議所時代に親交を結んだ関係者に支援を呼び掛け、つじ立ちなどで知名度アップに努める構えだ。

 「どこから逆風が吹くか分からない厳しい選挙だ」。7期連続当選の民主前職の松本龍(61)は22日の事務所開きでこうあいさつした。

 昨年、東日本大震災の復興対策担当相に就任したが、被災地での発言が批判され、辞任に追い込まれた。

 この問題に加え、民主に逆風が吹く中での選挙。陣営関係者は「女性の反応が特に悪い」と気をもみながら「自民の公認決定が遅れたのが唯一の救い」とも語る。

 「参院副議長だった松本治一郎以来、3代で築き上げてきた保守にも食い込む厚い支持層が頼り」(陣営関係者)の松本。分刻みで支援者宅や地域行事を小まめに回り、組織を引き締める「守りの選挙」が続く。

 「民主にも自民にも隙がある。主婦やサラリーマン、大学生といった若い層に支持を広げたい」。JR博多駅前などで街頭演説を続ける、みんなの党新人の竹内今日生(38)。福岡大病院勤務時代の人脈を頼り、病院関係者への浸透も図る。

 共産新人の比江嶋俊和(65)は解散後、週3回だったつじ立ちを毎日に増やし、開業医や農協なども小まめに訪問。原発即時ゼロ政策などを訴える。 (敬称略)

◇立候補予定者◇

松本龍 61 民前
新開裕司 44 自新
※県連が党本部に公認申請中
比江嶋俊和 65 共新
竹内今日生 38 み新

▼前回(2009年)
当 松本龍 民前 123441
  遠藤宣彦 自前  88648
  内田裕 共新  18046
  宮崎道秀 諸新   3753

▼前々回(2005年)
当 松本龍 民前  99939
◇ 遠藤宣彦 自新  92891
  橋本英一 共新  18611
◇は比例代表で復活当選

=2012/11/24付 西日本新聞朝刊=

7224チバQ:2012/12/03(月) 00:07:09
福岡2区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121124/20121124_0001.shtml
難産の自民 民主と激突
2012年11月24日 09:18  自民県連事務所で21日にあった公認候補予定者の発表会見。「決定まで? 短いようで、長かったですね」。鬼木誠(40)は微妙な言い回しで心境を語った。表情は硬く、何度もまばたきした。

 党内の選考は難航した。当選12回を誇る山崎拓(75)が不出馬を表明したのが9月中旬。自民県連は、解散は年明けとみて、公募による後継選びはじっくり構えていた。だが、今月14日、首相の野田佳彦が解散宣言し、選考は加速した。

 最終的に鬼木の対抗馬は、現職の福岡市議。党福岡市議団が支援し、県議の鬼木に対抗。これに、影響力を保持したい派閥領袖(りょうしゅう)らの意向なども絡み、党内で激しい綱引きがあった。

 会見で「石にかじりついてでも勝利したい」と語気を強めた鬼木。最初の仕事は、福岡市議へのあいさつ回りだった。「やることがあり過ぎて、有権者に支持を訴えるまでちょっとかかる」と口元を引き締めた。

 一方、前回初当選した民主前職の稲富修二(42)は自転車で地域を回り、街頭に立って手を振り続けている。

 3年前から地元で開いてきた国政報告会は約170回。少しずつ支援者を積み上げてきたが「チラシも受け取ってもらえないほどの逆風」(陣営幹部)にさらされる。

 選挙カーによる遊説など“空中戦”では支持は広がらないとみて、有権者と触れ合う“地上戦”で臨む。自治労や連合系労組の支援に加え、2区内の市議、県議計7人もバックアップに入り、議席を死守したい構えだ。

 国民の生活が第一新人の小谷学(39)は、和歌山県出身で、福岡市には親族や支援する地方議員もいない。若年層が多い選挙区の特性を見越し、インターネットへの動画配信やブログで、消費増税反対などを唱えている。

 共産新人の倉元達朗(45)は、被爆者からの聞き取りなど反核運動に携わった自身の思いも込めて「即時原発ゼロ」などを訴える。街頭演説は駅前や団地などで既に千回以上行ったという。

 既成政党批判を強める第三極の日本維新の会は22日、党職員で新人の頭山晋太郎(35)の擁立を発表した。明治期から終戦期まであった福岡の政治結社「玄洋社」を率いた頭山満のひ孫。無党派層が多い都市部の選挙区だけにどんな風が吹くのか、他党も注視する。 (敬称略)

◇立候補予定者◇

稲富修二 42 民前
鬼木誠 40 自新
※県連が党本部に公認申請中
小谷学 39 生新
頭山晋太郎 35 維新
倉元達朗 45 共新

▼前回(2009年)
当 稲富修二 民新 156431
  山崎拓 自前 103270
  小林解子 共新  16818
  佐竹秀夫 諸新   3043

▼前々回(2005年)
当 山崎拓 自前 136702
  平田正源 民新  96963
  山田博敏 共新  12852
  西村健志郎 社新  11771
  藤本豊 無新   2821

=2012/11/24付 西日本新聞朝刊=

7225チバQ:2012/12/03(月) 00:07:56
福岡3区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121125/20121125_0002.shtml
共に不安抱え走る民自
2012年11月25日 01:33  「党再生の第一歩は福岡から。民主党をもっといい政党にし、皆さんの期待に応えていきます」

 24日、民主幹事長代行の安住淳は福岡市西区の大型団地前で、民主前職の藤田一枝(63)と並んでマイクを握った。

 3選を目指す藤田。過去4回戦った自民党の太田誠一は引退したが、今回は街頭に立つと、やじが飛ぶほどの逆風が立ちはだかる。陣営は労組など従来の支持層を固める一方、「3区には4万〜5万票の浮動票がある」(党幹部)とみて大物を投入。3年間の政権運営のおわびや党再生などを訴え、無党派層の支持獲得を狙う。

 前日の23日に早良区であった総決起集会には、党副代表で参院議員の石井一が駆け付けた。首相の野田佳彦も28日に来援する予定。民主県議は「解散後は街頭で訴えをしっかり聞いてくれる人が増えた。潮目が変わりつつある」と巻き返しに躍起だ。

 一方、自民新人で元財務官僚の古賀篤(40)。5月、太田の引退に伴う公募で選ばれた。太田や太田を支えた20人以上の県議や福岡、糸島両市議の支援を受け、小学校区ごとに後援会を結成。選挙区内にはポスターをくまなく張り巡らせ、攻勢を掛ける。

 課題は知名度不足。16日夜、早良区の事務所に急きょ支援者を集めて開いた報告会で自民市議の1人がハッパを掛けた。「相手は前職。知名度を比べると、限りなくゼロに近い」。陣営はすべての校区で古賀本人の個人演説会や決意表明の場をつくり、名前と政策を売り込む方針だ。

 民主、自民に対抗する「第三極」を掲げるのが福岡市議で、みんなの党新人の寺島浩幸(51)。ほぼ毎朝、街頭に立ち「増税の前にやるべきことがある」と消費税の増税反対を訴える。業界団体などの組織がない寺島の「頼みの綱」は都市部の無党派層だ。だが党は、日本維新の会との合流に慎重で、第三極の「大同団結」は不透明なまま。

 共産新人の川原康裕(31)は消費税の増税反対や脱原発を主張し、支持拡大を図る。 (敬称略)

◇立候補予定者◇

藤田一枝 63 民前
古賀篤 40 自新
川原康裕 31 共新
寺島浩幸 51 み新

▼前回(2009年)
当 藤田一枝 民元 142489
  太田誠一 自前 108236
  川原康裕 共新  14551
  吉冨安彦 諸新   4364

▼前々回(2005年)
当 太田誠一 自元 139428
  藤田一枝 民前 104734
  中園辰信 共新  13723

=2012/11/25付 西日本新聞朝刊=

7226チバQ:2012/12/03(月) 00:08:45
福岡4区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121125/20121125_0001.shtml
政党乱立の縮図混戦へ
2012年11月25日 01:30  21日朝、古賀市のJR古賀駅の改札口前。前日に立候補表明したばかりの元県議で民主新人の岸本善成(38)の姿があった。「民主の岸本です」。顔と名前を覚えてもらおうと声に力を込める。

 前回、議席を獲得した民主。だが、今年7月、その「いす」は、消費税増税法案に反対票を投じた前職の古賀敬章(59)の離党で失う形となった。古賀は、国民の生活が第一へ。民主県連は、“対抗馬”の選定を急いだが、岸本の擁立が決まったのは解散後だった。

 岸本は4区内の篠栗町の出身とはいえ、出遅れ感は否めない。県議時代の選挙区も4区とは離れた春日市・筑紫郡区。党所属の市議や県議らに支援を仰ぎ、街頭活動や連合福岡傘下の労組回りに力を入れていく。

 民主を離党し、支持基盤の中核ともいえる連合福岡の支持を失った古賀だが、「政策で勝負する」と強気だ。消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)に反対し、脱原発を主張し続ける構えで、連日、つじ立ちや支持者回りに奔走する。

 「3年前、なぜ自民が負けたのか、よく考えなければ」。自民新人の宮内秀樹(50)は自戒の言葉も含めながら、駅などでの朝夕のつじ立ちを重ねる。1月から、その数は400回に達した。

 宮内は過去4選した同党の渡辺具能の秘書を14年務めた経験から「政策通」を打ち出すことも忘れない。4区内の首長や議員らの支援を足掛かりにミニ集会などを重ね、支持集めに奔走する。

 公明との協力関係もアピールする。18日に古賀市であった祭り会場では公明市議と一緒に回って歩いた。ただ、陣営幹部は「有権者の多くは投票先が未定だ」と表情を引き締める。

 当初、たちあがれ日本から出馬する予定だった新人の河野正美(51)は第三極結集の動きに乗って、太陽の党、そして結局は日本維新の会から出ることになった。その変転ぶりは、新党が相次ぎ誕生し、政党が入り乱れ戦う今回の衆院選を象徴するとしてマスコミ取材が相次ぎ、「期せずして知名度を上げた」と陣営関係者。また病院経営者でもある河野。地元医師会の中には支援する動きもある。

 共産新人の新留清隆(57)は3度目の国政挑戦で「第三極も民主、自民と変わらない」。政治団体・幸福実現党新人の吉冨和枝(53)は「既存の政党・政治家では国難は乗り切れない」とそれぞれ語り、政策を訴えてゆくスタンスだ。 (敬称略)

◇立候補予定者◇
岸本善成 38 民新
宮内秀樹 50 自新
古賀敬章 59 生前
河野正美 51 維新
新留清隆 57 共新
吉冨和枝 53 諸新

▼前回(2009年)
当 古賀敬章 民元 119500
  渡辺具能 自前 106124
  鈴木幸治 諸新   5437

▼前々回(2005年)
当 渡辺具能 自前 114613
  楢崎欣弥 民前  85658
  新留清隆 共新  15542

=2012/11/25付 西日本新聞朝刊=

7227チバQ:2012/12/03(月) 00:09:38
福岡5区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121126/20121126_0001.shtml
対決4度目その行方は
2012年11月26日 01:41  解散から1週間後の23日、筑紫野市で自民元職の原田義昭(68)の事務所開きがあった。自民、公明両党の地方議員や支持団体代表など約100人が駆け付け「政権奪還には5区の議席奪還が不可欠」と気勢を上げた。

 自民から公明へ比例代表の推薦状、公明から自民へ小選挙区の推薦状を交換し、強固な協力関係も確認した。既に両党の地方議員らが2人1組で支持者を回っている。

 原田は選挙区内5カ所に事務所を開設。27日には福岡市で党幹部を招いて政治資金パーティーも開く。公民館や支持者宅などで10〜20人規模の座談会を重ね、こまめに政策を訴えている。民主前職の楠田大蔵(37)との4度目の対決に原田は「3年待った。いまさら焦ることは何もない」。

 対する楠田。大野城市のJR大野城駅前での演説で「この国の長期戦略をつくるには時間が必要だ。私にとってあと10年、20年の仕事になる」と声を張り上げた。5区の立候補予定者の中で最年少。「将来性」を前面に打ち出す作戦だ。

 しかし、解散直後の報道各社の世論調査などでは、少し上向いたとはいえ依然、民主への支持は低迷したまま。楠田は低姿勢で「反省の上に立って新しいスタートを切る」と訴えて回る。選挙用の事務所も新たに設けず、現在の個人後援会の事務所を拠点とする。26日以降は連日、各地区で集会を開き、支持拡大を図る。連合の支援も受け、労組回りを続ける。

 共産新人の田中陽二(56)は、商業施設前の街頭演説で「今回の選挙は消費税が大争点。増税阻止に全力を挙げる」と買い物客に支援を呼び掛けた。田園地帯も抱える選挙区だけに環太平洋連携協定(TPP)反対も打ち出し、農業関係者への浸透も目指している。

 21日に立候補が公表された日本維新の会新人の吉田俊之(56)。25日、那珂川町のイベント会場でようやく有権者にあいさつした。選挙区内には地縁や血縁もないが「支援者の力を借りて地域を動き回りたい」と強調する。既成政党の争いにどこまで割って入れるか注目される。 (敬称略)

◇立候補予定者◇
楠田大蔵 37 民前
原田義昭 68 自元
吉田俊之 56 維新
田中陽二 56 共新

▼前回(2009年)
当 楠田大蔵 民前 148502
  原田義昭 自前 125767
  鵤卓徳 諸新   5139

▼前々回(2005年)
当 原田義昭 自前 139178
◇ 楠田大蔵 民前 104550
  河内直子 共新  17560
◇は2006年の北橋健治氏の議員辞職に伴い繰り上げ当選

=2012/11/26付 西日本新聞朝刊=

7228チバQ:2012/12/03(月) 00:13:15
福岡6区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121127/20121127_0001.shtml
復党棚上げ「分裂」選挙に
2012年11月27日 09:53  「おわび」の言葉で始まる異例のあいさつだった。24日、久留米市中心部に約300人の支援者を集めた無所属前職、鳩山邦夫(64)の事務所開き。「皆さま方に相談することもなく自民党を勝手に離党して大変なご心痛、ご迷惑をおかけし、不信感までお与えしたことを心からおわび申し上げます」。鳩山は沈痛な面持ちで深々と2度頭を下げた。

 地元経済界などに請われて2005年に東京18区から福岡6区に移り、自民公認で2度当選した鳩山。しかし、10年3月に「自民党は賞味期限切れだ」と言い放って離党。昨年末に党本部に復党願を出したものの、元首相の麻生太郎や元幹事長の古賀誠の反対もあって結論は宙に浮き、無所属のままで事実上の選挙戦を迎えている。

 その「空白」を突き、出馬を表明したのが久留米市選出の県議で、無所属新人の江口善明(38)。「福岡6区には自民党の衆院議員が絶対必要だという思いで決断した」と言い切り、自民の公認を求める。江口をめぐっては「古賀らの意を受けた“刺客”」との見方もささやかれ、鳩山を支援する自民県議、久留米市議らは「前回の逆風選挙よりもっと厳しい選挙になる」と組織の引き締めを図る。

 鳩山はすでに公明との選挙協力を取り付けるなど、事実上の「自民候補」として態勢を整えつつあるが、事務所開きでのおわびは「2度目の離党への批判の声が予想以上に強く、江口の出馬に危機感を抱いているためではないか」と出席者には映っている。

 一方、前回選挙で吹いた「政権交代への風」を取り込めずに鳩山に敗れ、05年に続いて比例復活で議席を守った民主前職の古賀一成(65)。24日朝、主要な支持団体である連合福岡北筑後地域協議会の清掃活動に参加し、あいさつで「雇用と社会保障を重視することと、郷土愛はぶれない。働く皆さんの力添えをする」と訴えた。

 前回選挙後、元事務所長の解雇や後援会長の辞任などを経て組織体制を一新。連合系労組の支援を受け、社民系市議との連携も模索している。しかし、民主政権への逆風に加え、県内有数の農業地帯を選挙区に抱えながら首相の野田佳彦が環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加に前向きという悩みもある。

 「票が減るのは覚悟しているが、どれだけ抑えられるか。まず従来の支持者にきっちり応援してもらうことが大事」と陣営幹部。地元出身をアピールし「一成党」とも呼ばれる中選挙区時代からの支持者固めに奔走。1日20件前後のあいさつ回りを地道にこなす。

 共産新人の金子睦美(51)は連日、ミニ集会や街頭での演説を重ね「原発ゼロ」「消費増税反対」を訴えている。(敬称略)


 ◇立候補予定者◇

  古賀一成 65 民前
  金子睦美 51 共新
  鳩山邦夫 64 無前
  江口善明 38 無新

 ▼前回(2009年)
当 鳩山邦夫 自前  138327
◇ 古賀一成 民前  119481
  佐藤浩 諸新    4429

 ▼前々回(2005年)
当 鳩山邦夫 自前  131946
◇ 古賀一成 民前  109826
  中西和也 共新   11623

◇は比例代表で復活当選

=2012/11/27付 西日本新聞朝刊=

7229チバQ:2012/12/03(月) 00:14:06
福岡7区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121128/20121128_0001.shtml
「構図」と「環境」様変わり
2012年11月28日 01:03  「古賀誠先生の政治を引き継げるのは、ずっと先生の背中を見てきた私しかいない」

 23日、みやま市瀬高町で開かれた会合。不出馬を表明した自民の元幹事長、古賀誠(72)の後継として立候補する元秘書の新人藤丸敏(52)は、古賀後援会の幹部を前にことさら「師」の名前を強調して、深々と頭を下げた。

 古賀は出身地のみやま市を含む選挙区内に強固な地盤を築き、当選10回を重ねてきた。ところが衆院解散翌日の17日に不出馬を表明。選挙区の様相は一変した。

 藤丸は古賀の政治活動32年間を支えてきたが、自ら「無名の新人」と言うほど知名度不足は否めない。選挙区内の党広報板には古賀と並んだポスターを掲示し、地域のイベントではひたすら名刺を配って回る。古賀の盤石な後援会組織を頼りに、支持拡大を目指す。

 古賀不出馬の動揺は今なお消えず、「短期決戦で藤丸は浸透しきれないのでは」と心配する向きもある。「先頭に立つ」と宣言した古賀は、藤丸と師弟の「二人三脚」で走り回っている。

 一方、民主前職の野田国義(54)を取り巻く環境も様変わりした。

 「政権交代の象徴区」と位置付けられた前回は、党幹部が多数訪れ、分厚い支援態勢が敷かれた。あれから3年。政権与党への厳しい批判が吹き荒れている。

 「前回と同じ選挙戦はできない。それでもハコモノ行政を批判し、クリーンな政治を訴える姿勢は変わらない」と強調する野田。しかし、もう一つの悩みがある。

 18日。九州北部豪雨の爪痕が残る八女市で開かれた秋祭り。野田は来場者一人一人に頭を下げ、与党議員として取り組んだ災害復興への実績をアピールした。

 そのほとんどは農家でもあった。衆院選の争点の一つ、環太平洋連携協定(TPP)の加盟については、反対の立場が持論。しかし、強く推進を掲げていた党代表の首相、野田佳彦の主張との“ねじれ”批判を懸念して、積極的な発言は封じた。苦しい立場ものぞかせた。

 初めて7区に候補者を擁立するみんなの党。新人の古賀輝生(49)は熊本県荒尾市出身で、元参議院議員秘書を経て党の公募に応じた。「市民生活に根差した政策を愚直に訴える」と街頭演説に力を入れる。企業・団体などの支援を受けず、大牟田市を中心に草の根で支持を広げ浮動票の取り込みを狙う。

 共産新人の江口学(38)は、原発の即時ゼロやTPP参加反対を訴える。半年前に出馬を表明し、支持者回りも選挙区を一巡。つじ立ちは200回を超え、地道に公約を訴えている。(敬称略)


 ◇立候補予定者◇

 野田国義 54 民前
 藤丸敏 52 自新
 江口学 38 共新
 古賀輝生 49 み新

 ▼前回(2009年)
 当 古賀誠 自前  128137
 ◇ 野田国義 民新  104728

 ▼前々回(2005年)
 当 古賀誠 自前  112420
   中屋大介 民新   75524
   大森秀久 共新   19847

◇は比例代表で復活当選

=2012/11/28付 西日本新聞朝刊=

7230チバQ:2012/12/03(月) 00:14:58
福岡10区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121201/20121201_0001.shtml
10区は自民分裂、5人が激突へ
2012年12月01日 14:56  「公明党の皆さま方に助けていただかなければ、夢がかないません」

 11月26日、北九州市小倉北区のホテルで開かれた会合。自民前職山本幸三(64)は、公明とその支持母体の創価学会の幹部を前に頭を下げた。会合は山本陣営が、これまで良好な関係ではなかった公明と選挙協力を築こうと開いたものだ。

 解散後、福岡10区で自民公認を得た山本。しかし前々回までの地盤は11区で、前回は比例代表に回った。中選挙区時代に選挙戦を経験したとはいえ、10区での知名度や準備不足は否めない。自民市議団の支援、公明をはじめ支援団体や企業の組織票は頼みの綱。団体回りに余念がない。

 マスコミ各社の世論調査で比例代表の投票先でトップの自民。しかし10区では、山本と、公認を奪われる形で無所属で立候補予定の元職西川京子(67)が、分裂したまま選挙戦に突入する見通しで混(こん)沌(とん)としたままだ。

 西川は、前回の選挙では民主に追い風が吹いたため次点だったものの、前々回の郵政選挙から得票を伸ばして10万票余りを獲得した。

 今回は公認ではないため、組織や団体回りは限られる。しかし山本とは対照的にこれまで築いた人脈を頼り、数人規模の支援者も回って支援を呼び掛ける。休日は地域行事にも足を運ぶ。30日、小倉北区での事務所開きに集まった約50人の支援者の前で、西川は「(公認までの)決め方は不合理だ。徒手空拳、1人で戦う」などと自民県連や山本陣営を批判。気炎をあげる。

 「逆風、大雨、雨嵐の厳しい中で(首相の野田佳彦が言った)『近いうちに』を迎えた」。11月23日、民主前職の城井崇(39)は、JR小倉駅前でマイクを握り、自身が置かれた状況を訴えた。

 政権交代への期待感で前回は自身過去最高となる12万3千票超を獲得。しかし追い風は3年3カ月近くを経て、向きが変わった。その中で、前回以上に重点を置くのは支持者と直接触れ合う「地上戦」。企業や団体回り、ミニ集会などを必死にこなす。

 それでも支援する労組団体幹部は「組合員から『厳しい』という声ばかり。前回票の目減りをどれだけ抑えられるか」。

 唯一の第三極の立候補予定者となるみんな新人の佐藤正夫(57)。11月27日に小倉北区で開いた決起大会では、陣営の予想を超える約350人が参加。陣営関係者は「この勢いが続けば面白くなる」と既成政党批判の受け皿となることを期待する。ただ、橋下徹代表代行らが率いる日本維新の会との合流は立ち消えた。陣営内からは「維新の人気は捨てがたい。推薦があれば確実に風が吹くが…」との声も漏れる。

 共産新人の高瀬菜穂子(52)も消費税増税や原発、環太平洋連携協定(TPP)の反対を訴えて支持拡大を狙う。1日には志位和夫委員長が北九州市で演説会を開く。(敬称略)

    ◇立候補予定者◇
   城井崇 39 民前
   山本幸三 64 自前
   高瀬菜穂子 52 共新
   佐藤正夫 57 み新
   西川京子 67 無元

▼前回(2009年)
当 城井崇 民元   123312
  西川京子 自前   106365
  篠田清 共新    22980
  川上憲信 諸新    3907

▼前々回(2005年)
当 西川京子 自前    97748
  自見庄三郎 無前    65129
  城井崇 民前    60662
  田村貴昭 共新    21140
  小島潤一郎 社新    10191

7231チバQ:2012/12/03(月) 00:15:43
福岡11区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/fukuoka/20121202/20121202_0001.shtml
「盤石」の自民を崩せるか
2012年12月02日 20:11  県内の11選挙区で唯一、与党・民主が擁立を見送った福岡11区。自民前職、武田良太(44)の矛先は「第三極」に向かった。「毎日のように政党が増えている。冷静に考えてほしい。昨日、今日できた政党に生活を託せますか」

 11月28日夜、行橋市内のホテルで開いた後援会拡大世話人大会。武田は約300人の出席者を前にそう訴えた。同市など京築地区は、10区にくら替えした自民前職、山本幸三(64)のかつての地盤。武田は「山本さんとは共に政権を奪還しようと手を携えて頑張っている」と融和をアピールする。

 長年のライバルが去り、盤石ともいえる体制を築きつつある武田だが、中選挙区時代も含めて過去5回激突した武田と山本の支持者の間のしこりが完全に解消されたわけではない。そこにくさびを打ち込むように名乗りを上げたのが、同市出身の日本維新の会新人、堀大助(33)だ。

 維新が堀を公認候補として発表したのは、この2日前。元行橋市長の孫にあたる堀は「自民の強い地盤に新風を吹き込みたい」と、かつての“山本票”の取り込みを狙う。

 「山本後援会は基本的には武田を応援することになっているが、選挙区を替えたのを機に離れた人も多い。『やはり武田を押せない』という企業や支持者も一定数いる」と堀の陣営幹部。

 だが、堀を支えるのは父親が社長を務めるタクシー・バス会社の社員や、国政選挙の経験が浅い地元の若手事業主や友人など。選対本部長が決まったのは公示まで5日と迫った11月29日。「後援会の名簿作りにも苦心している」状況だ。

 前回に続き立候補を表明した共産新人の山下登美子(59)は連日、街頭演説やミニ集会を開催。公約である脱原発、消費税増税反対、環太平洋連携協定(TPP)反対などの公約を前面に打ち出し、支持固めを狙う。

 11月21日に立候補を表明した社民新人の谷瀬綾子(36)は「とにかく名前と顔を覚えてもらう」と精力的に街頭に立つ。

 県内の小選挙区で唯一の社民候補予定者。前回、連合福岡と民主県連の推薦を受けた新人が社民候補としては過去最多の6万票余りを獲得した。今回、谷瀬は支部レベルで民主の推薦を受ける。

 (敬称略)

    ◇立候補予定者◇
   武田良太 44 自前
   堀大助 33 維新
   山下登美子 59 共新
   谷瀬綾子 36 社新

 ▼前回(2009年)
当 武田良太 自前   106334
  山口はるな 社新    61192
  山下登美子 共新    14475
  小迫日出典 諸新     3142
 ▼前々回(2005年)
当 武田良太 無前    78757
◇ 山本幸三 自元    78308
  稲富修二 民新    32231
  村上勝二 共新    10075
◇は比例代表で復活当選


=2012/12/02付 西日本新聞朝刊=

7232チバQ:2012/12/03(月) 00:16:42
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/rensai/rensai1/20121202/20121202_0001.shtml
九州民主の重鎮に逆風 福岡1区 松本龍氏
2012年12月02日 20:23
祖父・治一郎元参院副議長の写真が掲げられた公民館であいさつする松本龍氏=1日午後1時半ごろ、福岡市東区 九州民主の「重鎮」から笑みが消えた。8選を狙う福岡1区の前職松本龍氏(61)。失言による復興対策担当相の辞任に加え、支持基盤が重なる元自民県議との対決構図となり「今までで一番厳しい」。解散翌朝から、支持者と直接触れ合う徹底した“地上戦”で走り回る。

 「前から、横から、斜めから、いっぱい逆風を浴びている」。1日、福岡市東区の公民館。支持者らを前に、松本氏は険しい表情を見せた。

 労組、部落解放同盟、実弟が経営する企業を中心とした建設業界…。初代参院副議長の祖父、治一郎氏から3代にわたり、鉄壁のピラミッドを築きあげた。「保守層にも広がる松本党」(陣営)は、自民が大勝した2005年衆院選でも、県内の11小選挙区で唯一、民主の議席を守った。

 その松本党が揺れている。昨年7月、東日本大震災の復興担当相だった松本氏は、被災地の知事に「知恵を出さないやつは助けない」などと発言、大臣を辞した。

 もともと公共事業が減り、建設業界への締め付けは効かなくなっていた。「あんな恥ずかしい辞め方はない」。長年応援してきた地場業者の男性は、事務所に松本氏の看板を掲げるのをやめた。

 党への不信とダブルの逆風。過去の選挙で全国を飛び回っていた部落解放同盟幹部も、解散直後から地元に張り付く。

 松本氏は公約の1番目に「東北の復興」を掲げた。被災地の市議会議長や病院関係者からの謝辞を集めたDVDを作成。政見放送の収録でも多くの時間を割いた。「復興」の文字は失言問題を思い出させるが、「隠す方がマイナス。もろ刃の剣でも、説明するしかない」と陣営関係者はいう。

 一方の自民。チャンスとみて、失言相手である東北の知事を応援弁士に呼び、松本氏を攻撃する案も出た。ところが、候補者の公認作業は遅れに遅れた。

 福岡1区で、自民が松本氏に有力な対立候補を立てない代わりに、1区以外では松本氏側の建設業者が自民を支援する−。長年ささやかれてきた「うわさ」がさらなる臆測を呼ぶ。自民が1区公認を決めないのは松本氏への「助け舟」では−。

 結局、安倍晋三党総裁の裁定で決まった自民公認は元県議の井上貴博氏(50)。松本氏と地盤が重なり、党派を超えて「弟分」とも呼ばれる。「支持層が分裂しかねない」。松本氏の陣営幹部は表情を曇らせる。

 大臣就任前から体重は5キロ減った。それでも松本氏は強調する。「体調は万全。投票日まで真っすぐ走り抜くだけだ」


=2012/12/02付 西日本新聞朝刊=

7233チバQ:2012/12/03(月) 00:17:10
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/rensai/rensai1/20121201/20121201_0001.shtml
東国原氏、合流は誤算? 維新比例出馬、九州、東京かなわず
2012年12月01日 13:59
日本維新の会からの立候補を表明する東国原英夫氏=30日午前、東京都港区(共同) さばさばした表情の奥に、感情をしまい込んだ。「生まれ育った九州には非常に思い入れがある」。30日、都内での会見。前宮崎県知事、東国原英夫(55)は肩をすくめた。「でもお膝元の近畿で、と橋下(徹)さんから要望があったので」

 衆院選で日本維新の会から比例近畿に出馬すると発表した東国原。「自分からどこで、と言ったことはない」。あくまで指示だ、と言い張った。

     ■

 首相が解散宣言した翌15日、東国原は宮崎市にいた。支援者に本命を「比例単独で、東京か九州」と明かした。宮崎県知事を辞任後、昨年の都知事選にも出馬した元タレント。知名度は比例でこそ生きる。福岡市の知人に「地元議員を紹介してほしい」と依頼。九州の選挙データも集め始めた。

 ところが−。翌16日午前、橋下と太陽の党を率いる石原慎太郎との合流会談が発覚。石原は前回の都知事選で、「東国原の当選を阻止するために引退を撤回した」(東国原の元側近)とささやかれるほど、東国原とは“犬猿の仲”。合流すれば石原が「東の顔」になるのは確実だ。両党が正式に合意した後、東国原はネット上の短文投稿サイトでこうつぶやく。「すごいな〜太陽の方々の長年の政治哲学は一体何だったんでしょう?」

 石原への皮肉も後の祭り。維新側はその時点で、仮に東京でも比例名簿順位は「第5位」(関係者)と伝えたという。

 東国原は18日、全国遊説の合間に新幹線でひそかに福岡入り。地元市議らと面会、感触を探る。

 だが、石原勢力は九州にも触手を伸ばす。複数の小選挙区に石原人脈を送り込み、維新側が内定していた新人を差し替えた。東国原の知人も憂き目に遭った。「維新の政策を丸のみしてもらう代わり、旧太陽に公認権を握られた」。維新関係者は声をひそめる。九州は国会議員団幹事長の松野頼久や、石原シンパで旧太陽の園田博之がいる。比例上位は見通せない。

 「石原が絵を描いてる」「維新はぐちゃぐちゃだ」。20日以降、東国原は九州の複数の知人に電話し、ぶちまけた。

     ■

 近畿は維新の地盤。橋下人気は根強く、東国原自身の当選は「安全圏だ」と維新のある府議。「橋下さん自身が全国を飛び回るということ。維新の顔は、別に東国原じゃないし」

 立候補会見を終えた東国原は、自身のホームページに早速こう書き込んだ。「約1年8カ月、全国47都道府県を行脚した。選挙中は全国を遊説して回る」。橋下・石原の二枚看板に張り合うかのように。 =敬称略



=2012/12/01付 西日本新聞朝刊=

7234チバQ:2012/12/03(月) 00:18:22
>>6752>>6947>>7223
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/rensai/rensai1/20121129/20121129_0001.shtml
「安倍裁定」に波紋 自民・福岡1区で井上氏公認
2012年12月01日 13:57  自民党は29日、衆院選の福岡1区の公認候補に新人で福岡県議の井上貴博氏(50)を決めたと発表した。党福岡県連が党本部に公認申請していた古賀誠元幹事長秘書の新開裕司氏(44)は比例代表九州ブロックで擁立する。福岡6区は、同党に復党願を出している無所属前職の元総務相、鳩山邦夫氏(64)を推薦する。

 選考結果について記者会見した河村建夫党選対局長は、福岡1区で井上氏を公認する理由を「選挙情勢を判断して当選可能性の高い人を選んだ。安倍晋三総裁が判断した」と説明した。新開氏の比例代表擁立も「県連の意見を聞いた上で総裁が裁定した」と述べた。井上氏の公認は、麻生太郎元首相が強く求めていた。安倍氏は9月の総裁選で麻生氏から全面支援を受けており、配慮したとみられる。

 安倍氏は同日朝、党本部で、党福岡県連の武田良太会長に「県連の意思は尊重するが、全体のバランスを考え、最終的には私が判断する」と伝えていた。

 自民党は同日、愛知11区に八木哲也氏(65)の公認も発表。これで全国の小選挙区候補者は288人となった。

    ◇      ◇

 衆院選福岡1区(福岡市東区、博多区)をめぐる自民党の公認候補選びは29日、新開氏を公認申請した地元福岡県連の意向が覆り、「安倍裁定」で井上氏の擁立が決まった。ただ、新開氏は比例単独で九州ブロックから立候補させるという“玉虫裁定”。県連や1区関係者に波紋が広がった。

 安倍総裁との会談後、取材に応じた県連の武田良太会長は「地元の意見と違う裁定が出されたことに驚きを感じるとともに、残念に思う」と強調。新開氏の比例代表での処遇案については「持ち帰って新開氏の意向を聞きたい」と述べるにとどめた。一方、県連の今林久幹事長は「地元の意向が党本部に覆されるなんて、福岡では前代未聞だ。こんなことをされては各地方組織がもたない」と、党本部主導に不満をあらわにした。

 新開氏の事務所(同市博多区)では、早朝から電話を増設したり、公認を受けた場合の書類を県選管に提出する準備に追われていた。事務所内には、公認を前提としたポスター発注の試し刷りも。新開氏はあいさつ回りで不在だったが、陣営幹部は「驚いている。本人や県連と相談し、今後の対応を決めたい」と話した。

 外出先で一報を受けた井上氏は、取材に「県議の実績が党本部に評価されたと思う。超短期決戦となるが、全力で選挙戦に臨む」と意欲をみせた。1区では県連の新開氏擁立発表を受け、井上氏を推す博多区支部が23日付で安倍総裁宛てに「公正な判断」を求める嘆願書を提出した。井上氏は「一枚岩となって選挙戦に臨めるよう、県連に協力を求めていきたい」と語った。


=2012/11/29付 西日本新聞夕刊=

7235チバQ:2012/12/03(月) 00:21:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121127/elc12112702070007-n1.htm
【衆院選2012 兵庫】
県内選挙区の予想顔ぶれ(1) 1区・2区
2012.11.27 02:07 [兵庫県]
 12月4日公示、16日投開票の衆院選を控え、県内でも連日、熱が入った事実上の選挙戦が繰り広げられている。政権維持を目指す民主に、巻き返しを誓う自民、公明、第三極として注目の維新、みんな、地道な活動で支持拡大を図る共産など多くの政党が出そろい、混戦は必至。県内12選挙区の情勢、立候補予定者の顔ぶれを紹介する。

                   ◇

 ■1区 民主…逆風下の前職 みんな…第三極に勢い

 前回選挙で、政権交代の追い風に乗って初当選した民主前職の井戸に、議席奪還を狙う自民元職の盛山、みんな新人の井坂らが挑む。維新の候補者擁立の動向も注目される。

 井戸は約11万票を獲得した前回とは一転、逆風下での戦い。街頭では党の実績を強調し、政権継続や年金制度改革、社会保障問題などを訴える。連合兵庫との連携など組織固めにも力を入れる。

 盛山は各種団体など支持者回りを強化。前回選挙での落選後から地域行事への参加や駅立ちなどで地道な活動を重ねてきた。

 第三極による政界再編を訴える井坂は、民自両陣営には脅威の存在。平成22年の参院選の落選直後から毎朝、地道な街頭活動を続け、知名度アップや無党派層への支持拡大に力を入れてきた。

 共産新人の筒井は選挙初挑戦。消費税増税の中止や脱原発などを訴える。

                   ◇

 <1区>

 井戸正枝 46 元法務委理事 民前
 盛山正仁 58 元国交省部長 自元
 筒井哲二朗 41 党地区役員  共新
 井坂信彦 38 元神戸市議  み新

                   ◇

 ■2区 公明元職…前回の雪辱期す 民主前職…保守層浸透狙う

 再選を目指す民主前職の向山に対して、前回の雪辱を期す公明元職の赤羽らが攻勢をかける。

 選挙区は古くからの住民が主体の神戸市兵庫区、長田区と、新興住宅が多い北区。特に北区の無党派層の票が勝負を左右しそうだ。

 向山は大阪ガスの労働組合役員だったころからの労組票に加え、市議時代の支持組織を固める。沖縄県・尖閣諸島をめぐる問題で「東シナ海の防衛を強化する」など保守層にも訴える主張を掲げている。

 赤羽は「公明の組織票だけではとても(向山に)及ばない」と分析。阪神大震災で被災者支援に奔走したことなどから兵庫、長田区で厚い支持層を抱えるが、前回落選後は北区を中心に有権者を1軒1軒回るなど地道な活動を続けてきた。

 共産新人の貫名は、長田区などでの震災復興借り上げ住宅の契約期限切れ問題にもかかわるなど支持層を広げている。

                   ◇

 <2区>

 向山好一 55 元拉致特理事 民前
 赤羽一嘉 54 元財務副大臣 公元
 貫名ユウナ 61 党県委員   共新

7236チバQ:2012/12/03(月) 00:22:57
土井は出馬断念
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121128/elc12112802040001-n1.htm
【衆院選2012 兵庫】
県内選挙区の予想顔ぶれ(2)3区・4区
2012.11.28 02:03 [兵庫県]
 ■3区 候補者“乱立”で屈指の激戦区に

 無所属前職で当選7回の土肥が昨年3月に民主を離党。民主新人の横畑との分裂選挙となる。維新、生活の「第三極」も加わり、激戦は必至だ。

 土肥は福祉活動などで培った支持基盤が強みで、議員として23年の実績をアピール。横畑は連合の推薦を早々と取り付けるなど組織固めを進める。市議としての地盤は東灘区のため、知名度アップが課題。

 議席奪還を目指す自民元職の関には第三極の追い上げが脅威だが、景気対策を地道に訴える。自民を離党した維新新人の新原は市議、県議時代の地盤を足がかりに、無党派層を中心に攻勢をかける。

 生活新人の三橋は、平成22年の参院選で民主公認で立候補して落選。今回は公務員制度改革などを掲げて再挑戦する。共産新人の大椙は住宅街や商店街での演説を中心に地域の集会への参加など地道な活動を展開している。

                   ◇

 <3区>

 横畑和幸41 神戸市議     民新
 関芳弘47 元銀行員     自元
 三橋真記35 元厚生労働省職員 生新
 大椙鉄夫64 党地区委員長   共新
 新原秀人50 元県議      維新
 土肥隆一73 牧師       無前

                   ◇

 ■4区 民主前職に3新人挑む

 逆風にさらされる民主前職の高橋が、自民新人の藤井、維新新人の清水らの挑戦を受ける。学生やサラリーマンなど無党派層が多い神戸市西区の票が勝敗の鍵となりそうだ。

 高橋は災害対策など国会での取り組みを訴える。労働組合をはじめ支持母体との連携を強め、出身の小野市などの支援者を回って議席死守に全力を挙げる。

 藤井は西脇市などの北播磨で自民の固い地盤を受け継ぎ、前回分裂した保守票の再結集に注力。「元官僚として政策立案能力のある即戦力」を強調する。

 清水は「地域の声を国に届けたい」と街頭演説で支持を訴えるが、出遅れは否定できない。「維新への風はまったく感じない」と厳しい選挙戦を覚悟する。

 共産新人の松本は、神戸電鉄粟生線の存続支援や農業、地場産業の保護を訴える。演説やビラの配布を中心に浸透を図る。

                   ◇

 <4区>

 高橋昭一48 元安保委理事  民前
 藤井比早之41 元彦根副市長  自新
 松本勝雄68 党地区常任委員 共新
 清水貴之38 元アナウンサー 維新

7237チバQ:2012/12/03(月) 00:23:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121129/elc12112902040005-n1.htm
【衆院選2012 兵庫】
県内選挙区の予想顔ぶれ(3)5区・6区
2012.11.29 02:30 [兵庫県]
 ■5区 新人2氏加わり混沌

 民主前職の梶原と自民前職の谷に、共産新人の平山と日本維新の会新人の三木が加わり、情勢は混沌としている。

 3期目を目指す梶原は、消費税増税法案の衆院採決を欠席、離党もささやかれたが、民主で戦うことを明言。「健全な中道リベラル政治が必要」とし、社会保障充実などを掲げる。

 前回比例で復活当選した谷は、地域での行事への出席、支援者組織の集まりも続けてきた。「日本を立て直す!政治を立て直す!」をスローガンに、小選挙区での当選を目指す。

 平山は、平成17年の衆院選に立候補した経験を持ち、早くから準備を進めてきた。消費税増税反対などを掲げ、これまでに三田市、猪名川町から但馬、丹波地域を広く回った。

 三木は、平成22年の参院選でたちあがれ日本から比例代表で立候補した。今回は維新の公認を受けての挑戦となり、「日本を立て直す大切な時期」として支持拡大を目指す。

                   ◇

 ≪5区≫

 梶原康弘 56 農水政務官  民前
 谷公一 60 元国交政務官 自前
 平山和志 59 元青垣町議  共新
 三木圭恵 46 元三田市議  維新

                   ◇

 ■6区 民主前職に3新人挑む

 逆風の中、4選を目指す民主前職市村に、自民新人の大串、共産新人の吉見、維新に移った新人の杉田が挑む構図で、混戦模様となっている。

 市村は「政権交代によって変わったことも多い」とこれまでの実績を強調する。前回はなかった党幹部の応援演説も受け、各団体の支持固めにも力を注ぐ。

 公募で選ばれた大串は、保守層の引き締めを急いでいる。昨春から駅立ちを継続し、解散前には3カ所で集会も開催。社会保障の充実などを訴えている。

 吉見は「経団連や米国の要求に従う政党では、国民のための政治ができない」と独自性を主張。反原発や消費税増税の反対を掲げ、街頭で訴えを重ねる。

 杉田はみんなから維新へくら替えして当選を狙う。拠点を川西市へ移して急ピッチで準備を進めており、連日街頭に立ち、浮動票の獲得を目指している。

                   ◇

 ≪6区≫
 市村浩一郎 48 元国交政務官  民前
 大串正樹 46 元大学准教授  自新
 吉見秋彦 38 党准県委員   共新
 杉田水脈 45 元西宮市職員  維新

7238チバQ:2012/12/03(月) 00:24:23
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121130/elc12113002210018-n1.htm
【衆院選2012 兵庫】
県内選挙区の予想顔ぶれ(4)7区・8区
2012.11.30 02:21 [兵庫県]
 ■7区 3新人 民主前職に攻勢

 逆風にさらされる中、再選を目指して奮闘する民主前職の石井に、自民の山田、共産の浜本、みんなの畠中の3新人が攻勢をかける。

 前回は18万票近くを獲得して圧勝した石井。街頭では、政権運営のまずさを認めつつもこれまでの実績を強調、政権継続を訴える。連合の推薦も決まった。

 公募候補山田は、駅立ちを続けてきた。民間出身の視点を生かした経済政策などを訴える。イベントで顔を売り込むほか、支援者回りにも力を入れる。

 20日に出馬表明をしたばかりの浜本は、スーパーや商業施設前で演説を重ねる。「消費税増税反対、原発ゼロ」を訴えの中心に掲げ、浸透を図っている。

 畠中は過去2回、9区で民主から立候補。地元で政策勉強会を開いてきた。街頭では、子育て世代であることや第三極としての存在感をアピールしている。

                   ◇

 ≪7区≫

 石井登志郎 41 元倫選特理事 民前
 山田賢司 46 元銀行員   自新
 浜本信義 59 党県常任委員 共新
 畠中光成 40 元生保社員  み新

                   ◇

 ■8区 前回の雪辱誓う公明

 前回、8選を目指した公明の冬柴鉄三元国土交通相を破って初当選した新党日本前職の田中が、リベンジを掲げる公明新人の中野を迎え撃つ。

 比例近畿からくら替えの民主前職の室井は「主婦の目線の政治」を掲げ、後援会固めやミニ集会で防災対策の充実などを主張。保守層への支持拡大も狙う。

 中野は冬柴の地盤を引き継ぎ、駅立ちや街頭演説で知名度アップに躍起。「若い力で日本の政治を立て直す」と政治刷新をアピールし、自公連携を強調する。

 共産新人の庄本は4度目の挑戦。「国民が主人公の日本をつくる」をスローガンに、街頭演説などで消費増税反対、即時原発ゼロを主張している。

 前回、打倒自公政権の風に乗った田中は抜群の知名度で無党派層にアピール。「尼崎のために。日本のために」を合言葉に消費増税撤廃や脱原発を訴える。

                   ◇

 ≪8区≫
 室井秀子 57 元予算委理事 民前
 中野洋昌 34 元国交省職員 公新
 庄本悦子 58 党地区副委長 共新
 田中康夫 56 党代表    日前

7239チバQ:2012/12/03(月) 00:25:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121201/elc12120102040001-n1.htm
【衆院選2012 兵庫】
県内選挙区の予想顔ぶれ(5)9区・10区
2012.12.1 02:04 [兵庫県]
 ■9区 自民前職、安定した戦い

 前回は県内選挙区で唯一、自民が議席を守った。4選を目指す自民前職の西村に、比例からくら替えした民主前職の浜本ら3人が挑む。

 西村は過去の選挙で分裂が続いた保守票を早い段階でまとめ、安定した戦いを進めている。党本部選対事務局長としての日程の合間を縫い、地元の行事などに顔を出している。

 一方、衆議院解散後に擁立が決まった浜本は、態勢の構築を急ぐ。街を地道に歩いて知名度アップを図るほか、県連役員として知り合った団体にも協力を働きかける。

 共産新人の新町は、地元の明石を中心に街頭演説やビラ配りに余念がない。淡路島でも雇用の確保や農業の保護などを訴えている。

 維新新人の谷は、大型の駅や商業施設など人の集まる場所で演説に立ち、「第三極」の必要性などをアピールしている。

                   ◇

 ≪9区≫

 浜本宏 60 元テロ特理事 民前
 西村康稔 50 元外務政務官 自前
 新町美千代 65 元県議    共新
 谷俊二 45 会社役員   維新

                   ◇

 ■10区 維新加わり混戦の様相

 再選を目指す民主前職の岡田康に、返り咲きを期す自民元職の渡海らが挑む構図に、「第三極」の維新からは民主・岡田康と同姓の新人、岡田久も参戦。混戦の様相を呈している。

 岡田康は党の事業仕分け人や税制調査会事務局次長としての実績を掲げて街頭演説を精力的に行う。労組票を固める一方、本来は自民の支持基盤である業界団体への働きかけを強める。

 渡海は「国民の政治への信頼回復」を訴え、各イベントにこまめに顔を出すほか、過去の選挙戦でやらなかった街頭演説に力を入れ、浮動票の取り込みを図る。

 共産新人の井沢は街頭演説や支持者回りをこなしながら、原発の即時廃止をはじめ、消費税増税やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)反対を訴える。

 岡田久は衆議院解散後に立候補を表明したため、出遅れ感は否めないが、選挙区を回り道州制の導入や行政改革の必要性を訴える。

                   ◇

 ≪10区≫
 岡田康裕 37 元財金委理事 民前
 渡海紀三●(=朗の旧字体) 64 元文部科学相 自元
 井沢孝典 62 元学校副校長 共新
 岡田久雄 30 会社員    維新

7240チバQ:2012/12/03(月) 00:26:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121202/elc12120202030003-n1.htm
【衆院選2012 兵庫】
県内選挙区の予想顔ぶれ(6)11区・12区
2012.12.2 02:03 [兵庫県]
 ■11区 民主批判票、3新人狙う

 5選を目指す民主前職の松本に、自民新人の頭師、共産新人の白髪が挑む構図に、維新新人の堅田が割って入った。民主への批判票や浮動票の動きが選挙戦を左右しそうだ。

 松本は外相や党の要職を経験した実績をアピールする。自民候補を6万票差で下した前回と違い、民主への逆風下での戦い。行政改革の成果を強調し、新興国との経済連携推進や脱原発依存を掲げる。

 頭師は大学准教授や米留学の経験を掲げ、教育改革などを通した「保守の復権」を訴える。地道に街頭演説を重ね、自民の基礎票に加え、民主票の取り込みを狙う。

 白髪は民・自の2大政党主導の政治を批判し、消費税増税反対、脱原発を主張。維新の3次公認として無縁の地で立候補する堅田は、旧来政治の打破による政界再編を主張。若さを武器に街頭で支持を訴える。

                   ◇

 ≪11区≫
 松本剛明53 前外相   民前
 頭師暢秀42 大学准教授 自新
 白髪みどり37 党地区委員 共新
 堅田壮一郎26 会社役員  維新

                   ◇

 ■12区 民主の牙城を崩せるか

 外務副大臣などの実績を掲げて4選を目指す民主前職の山口に、議席奪還を目指す自民の岡崎、衆議院解散後に立候補表明した共産の竹内、維新の宮崎ら3新人が挑み、どれだけ牙城を崩せるかが注目される。

 山口は「景気回復」を軸に「新エネルギーへの転換」「平和的外交」の実現などを訴える。民主批判が強まる中、「人物を見て」と支援者回りを続ける。

 岡崎は自民の立候補予定者となった1年前から、ポスティングや新聞折り込みなども活用し、地道に知名度向上に取り組んでいる。

 前回の11区から12区へと“国替え”する竹内は、有権者に向け民・自2大政党への批判をアピール。「楽な選挙ではないが、いい戦いができる」と意気込む。

 維新の5次公認候補となった宮崎は出遅れ感があるが、地方分権の推進などを訴え、無党派層などの取り込みを狙う。

                   ◇

 ≪12区≫
 山口壮58 元外務副大臣 民前
 岡崎晃48 弁護士    自新
 竹内典昭37 党地区役員  共新
 宮崎健治46 元会社社長  維新

7241チバQ:2012/12/03(月) 00:38:08
>>7040 1区しかないから貼り直し
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20121201ddlk25010469000c.html
2012衆院選:選挙区の構図 1区 2区 /滋賀
毎日新聞 2012年12月01日 地方版

 衆院選公示が4日に迫った。県内4選挙区に立候補が予想される顔ぶれは1〜3区が4人、4区が5人の計17人。09年選挙で民主が独占した4議席の行方は−−。改めて各選挙区の戦いの構図を紹介する。

 ◆1区

 ◇都市部「風」の行方が鍵
 9選を目指す民主前職の川端氏に、自民の大岡、共産の節木、日本維新の会の奥村の3新人が挑む。過去3度同じ顔ぶれが続いたが、久々に自・共が新人を擁立。第三極も加わり構図が一変した。都市部ならではの「風」の行方が鍵を握る。

 川端氏は圧勝した前回から一転、政権批判の逆風に立ち向かう。29日の決起集会では、閣僚として政権公約の柱だった高校授業料無償化の実現に努めた実績を挙げ「流れを止めてはいけない」。選挙のたびに票数を伸ばしており、7〜8万の支持票に上積みを狙う。

 大岡氏は甲賀市出身で、自民の公募候補に選ばれた。静岡県議を辞職した6月から駅立ちや企業回りを続け、名前を広めている。29日朝には通勤客に「風任せではなく政策で競いたい」と得意の経済政策をアピール。政権奪取を掲げ、保守票を軸に9万票が目標だ。

 節木氏は元県議で、国政に初挑戦。25日の事務所開きでは「原発即時撤廃、反TPP、反消費増税」を強調。2大政党との違いを鮮明にした。18年間の看護師経験から社会保障の充実を訴え、女性票確保へミニ集会も続ける。反TPPで農業団体にも浸透を目指す。

 奥村氏は維新の追い風に乗り、無党派層を狙う。管工会社社長で大津青年会議所時代の友人らと、橋下徹代表代行を大写ししたポスターを掲げ「維新の候補」を訴える戦術。大津市PTA連合会長の経験から「教育改革をきっかけに統治機構を変える」と熱弁する。【千葉紀和】

 <1区立候補予定者>

川端達夫  67 党副代表    [民]前(8)
大岡敏孝  40 [元]静岡県議 [自]新
節木三千代 54 党中央委員   [共]新
奥村利樹  49 管工会社社長  [維]新

 □過去2回の開票結果□

 【05年衆院選】
上野賢一郎 94671 [自]新
川端達夫  89503 [民]前
川内卓   21111 [共]新
 【09年衆院選】
川端達夫  112590 [民]前
上野賢一郎  82262 [自]前
川内卓    19920 [共]新
対中章哲    2037 諸新

7242チバQ:2012/12/03(月) 00:39:09
 ◆2区

 ◇原発30キロ圏、見えぬ票

 4期目を目指す民主前職の田島氏は彦根市が地盤。与党の一員として守勢に回る戦いは初めてで、解散後は支援者へのあいさつ回りを最優先した。しかし、過去の衆院選で犬上郡や愛知郡などで一定の票をまとめてきたにもかかわらず、支援組織の連合幹部はこうした地域に苦手意識を抱いている。

 「本来なら保守で1議席取れる」と言われる2区。保守層は郵政選挙時の「刺客」などで分裂を繰り返した歴史を持つ。1区から故郷、長浜市を持つ2区に国替えした自民元職の上野氏は今回「背水の陣」と訴え、支持組織を保守系町・市議、県議でがっちり組んで分裂回避を図る。公明も真っ先に推薦を決め、同市の事務所開きには公明関係者が多数詰めかけた。

 福井県の原発から30キロ圏内に長浜市がかかる2区。脱原発を掲げる共産新人の中川氏の集会は立ち見が出ることもある。

 2区ではみんなの党が新人の世一氏を立て、日本維新の会は擁立を見送った。連携などを巡り第三極の情勢はめまぐるしい。世一氏の陣営は代表らの言動をテレビで見守るしかなかった。維新の大阪市議と面会を続ける同陣営幹部は「維新の橋下徹代表代行の顔写真付き印刷物も考えているが『推薦』がどうなるか分からない」と手探り状態だ。先月29日に初めて県内入りして応援遊説した維新の松井一郎幹事長も、2区には足を延ばさなかった。

 過去に多くの選挙に携わった保守系の長浜市議はこう思う。「わが陣営に来てもいいはずの票が他陣営に流れていった。政治不信なのか、漠然とした不安なのか。あの『顔の見えない票』は今回どこに行くのか……」【加藤明子】

 <2区立候補予定者>

田島一成  50 党県代表     [民]前(3)
上野賢一郎 47 [元]総務省職員 [自]元(1)
中川睦子  54 党県委員     [共]新
世一良幸  52 [元]環境省技官 [み]新

 □過去2回の開票結果□

 【05年衆院選】
田島一成 67481 [民]前
藤井勇治 54067 [自]新
小西理  43416 無前
丸岡和世 10413 [共]新

 【09年衆院選】
田島一成 109885 [民]前
藤井勇治  66959 [自]前
池田信隆   3205 諸新

 ※立候補予定者名鑑は解散時衆院勢力順。左から氏名、年齢、肩書、党派、前元新、当選回数。

7243チバQ:2012/12/03(月) 00:39:53
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20121202ddlk25010286000c.html
2012衆院選:選挙区の構図 3区 4区 /滋賀
毎日新聞 2012年12月02日 地方版

 ◆3区

 ◇浮動票獲得が決め手に
 前回からの有権者数(9月時点)の増加が4小選挙区中最多の3区は、浮動票の獲得が決め手となる。4選を目指す民主前職の三日月氏は、国交政務官、副国交相などの要職を担いながらも、小まめに地元を回ってきた。自らが手掛けた施策をまとめた資料を配り、一点ずつ検証しながら報告する姿に支援者の評価は高い。今回は政権批判の逆風もあるが、三日月氏は「どんな候補が立とうと、地道に3期やってきた実績がある」と自信を見せる。

 自民新人の武村氏も「10年の参院選時とは比べものにならないほど人脈が広がった」と手応えを感じている。栗東市長選や統一選などの応援に入りながら地元で人間関係を築いてきたという。今年6月から経済や財政健全化などを訴える街頭活動を本格的に行い、着実に準備をしてきた。

 共産新人の西川氏は「本物の改革をしたい」と訴える。3党合意によって、消費増税をはじめとする税と社会保障の一体改革法が成立したことを批判。東日本大震災の被災地へボランティアに出向くなど、原発ゼロへの思いも強い。草津市議8期、県議1期務めた経験を土台に、支持拡大を図る。

 元堺市議の維新新人の久保田氏は、先月21日に3区の公認候補に決まったばかり。縁もゆかりもない栗東市に事務所を構え、エネルギー政策などを中心に訴える。大阪府議や市議らの支援を背に「資金もネットワークもないが、しがらみのない政治を」と既成政党との戦いに挑む。【前本麻有】

 <3区立候補予定者>
三日月大造 41 党副幹事長  [民]前(3)
武村展英  40 公認会計士  [自]新
西川仁   65 [元]県議  [共]新
久保田暁  44 [元]堺市議 [維]新

 □過去2回の開票結果□
 【05年衆院選】
三日月大造 74272 [民]前
宇野治   74006 [自]前
稲森善稔  10325 [共]新
 【09年衆院選】
三日月大造 103445 [民]前
宇野治    54894 [自]前
木村眞佐美   9957 [共]新
森川貢次    1725 諸新

7244チバQ:2012/12/03(月) 00:40:38
 ◆4区

 ◇民主に逆風、割れる自民票
 住宅、農村、山間部と人口が分散している4区。09年選挙は11万票超えで大勝した民主の奥村氏だが、03、05年選挙は自民の岩永峯一元農相の後塵(こうじん)を拝した。今回、民主に逆風が吹く一方、自民支持層も“割れる”要素をはらんでいる。

 「3年間の民主政権への評価と、自民が原点に立ち戻った政治ができるか。この二つが今回の争点だ」。09年選挙は政権交代の風に涙を飲んだ自民の武藤氏。外交、安全保障政策に明るく、対民主の構図で攻勢をかける。そこに衆院解散後、維新から出馬表明したのは岩永氏。党は違うが、元農相の三男だ。岩永氏は「日本の仕組みを変え、今後の国際競争の中で生き残っていかなければならない」と訴え、強固な地盤を持った父とは「別人格」を強調する。

 元自民議員の小西氏も出馬を表明。維新の第1次公認に応募したが撤回、無所属で出馬する予定だ。「政治の信頼が失われている。何とかしないと将来がますます危ない」。出身の近江八幡市を地盤に選挙区内を歩き、住民の声を聞いて主張を肉付けする。

 共産の西沢氏は「期待を裏切ってきたのが民主党。庶民がいじめられる政治に逆戻りした」と訴えて消費増税に反対し、若者らの雇用促進による経済の下支え、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対など、党政策を丹念に訴えている。

 一方「守り」の選挙となる奥村氏。「反省すべきはしっかりと反省し、政治の信頼を何としても回復しないといけない」。政治経験36年という「感謝と責任」がどう評価されるか、実が問われる選挙戦となりそうだ。【姜弘修】

 <4区立候補予定者>
奥村展三 68 [元]副文科相  [民]前(3)
武藤貴也 33 党県常任顧問   [自]新
西沢耕一 34 党県委員     [共]新
岩永裕貴 39 広報会社社長   [維]新
小西理  54 [元]総務政務官 無元(2)

 □過去2回の開票結果□

 【05年衆院選】
岩永峯一  98748 [自]前
奥村展三  80216 [民]前
坪田五久男 17801 [共]新

 【09年衆院選】
奥村展三  113801 [民]前
武藤貴也   61311 [自]新
坪田五久男  19420 [共]新
曽我周作    4971 諸新

==============

 ※立候補予定者名鑑は解散時衆院勢力順。左から氏名、年齢、肩書、党派、前元新、当選回数。

7245チバQ:2012/12/03(月) 00:44:00
愛知
大した記事じゃないけどいちおー
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012112802000249.html
<決戦の構図>(1)
 十二月四日に公示される衆院選は、民主と自民の一騎打ちが中心だった前回衆院選とは打って変わり、第三極勢力などが参戦して複雑な構図となっている。衆院解散後に続々と立候補予定者が決まっていく異例の展開だ。各地の構図を展望する。

◆<1区>4党の前職・新人激突 
 (名古屋市東・北・西・中区)
吉田統彦38 民<前>(1)
熊田裕通48 自新
大野宙光49 共新
佐藤夕子49 減前(1)

 議席死守を目指す佐藤、比例から移った吉田、前県議の熊田の三つどもえの争いに、大野が食い込みを図る構図。

 前回民主で当選の佐藤は党の合流問題などで出遅れたが、自転車の街宣など草の根活動で支持を呼び掛ける。

 吉田は支援団体、支持者らのあいさつ回りや街頭演説を積極的にこなし、知名度アップに躍起だ。

 熊田は新人ながら、県議五期の実績をPR。連日街頭に立ち、地元西区以外での浸透を目指す。

 大野は原発撤廃や消費増税反対を訴え、有権者の反応に手応えを感じている。

◆<2区>前職に市議、元市議挑む
 (名古屋市千種・守山・名東区)
古川元久46 民前(5)
東郷哲也41 自新
黒田二郎64 共新

 六期目の当選を目指す古川に、いずれも新人の市議東郷、元市議黒田が挑む。

 閣僚経験者としての実績と反省を訴える古川は、街頭で新たな支持を掘り起こすとともに、支援団体や企業回りで組織票を固める。

 二十四日に出馬が決まったばかりの東郷は、選挙対策の組織づくりなど準備を急ぐ。地元守山区以外での知名度アップが課題だ。

 黒田は即時原発撤廃や反増税で、二大政党などへの批判票の取り込みを図る。

 立候補が取り沙汰された河村たかし名古屋市長も、自身の政党からの公認候補擁立を目指している。

◆<3区>前職と3新人の争いへ
 (名古屋市昭和・緑・天白区)
近藤昭一54 民前(5)
池田佳隆46 自新
石川寿47 共新
磯浦東38 減新

 六選を目指す近藤に、いずれも新人の池田と石川、磯浦が挑む。

 近藤は積極的に街頭活動や支援者回りを重ねる。五期の実績と知名度を武器に、連合や医師会など支持組織を精力的に回る。街頭では「愚直に取り組んだことを訴える」。

 池田は昨年三月に候補予定者に決まって以降、支援団体へのあいさつ回りや街頭演説を小まめに重ね、支持固めに余念がない。

 石川は子育て施策の充実や暮らしの安定、環太平洋連携協定(TPP)反対を訴える。

 二十七日に出馬表明したばかりの磯浦は、減税県議や市議の支援を受けて浸透を図る。(衆院選取材班)

 文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。

7246チバQ:2012/12/03(月) 00:44:53
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012112902000251.html
<決戦の構図>(2)

◆<4区>新人4人、前職に挑む
 (名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)
刀禰勝之42 民新
工藤彰三47 自新
牧義夫54 生前(4)
西田敏子58 共新
山本洋一34 維新

 四回連続当選の牧が民主を離れて初の選挙。元県議の刀禰(とね)、元市議の工藤、元新聞記者の山本、党県委員の西田の攻勢の中、議席を守れるかが焦点。

 解散後に出馬を決めた刀禰は連合の支援を得て、街頭演説などで知名度アップに躍起。

 昨年三月末から準備してきた工藤は、ミニ集会や企業回りを地道に続けて浸透を図る。

 牧が所属する生活は未来へ合流。組織に頼れないが、後援会を稼働させ支持を固める。

 山本は旭丘高の同級生らと草の根の活動を展開。自転車街宣などで支持なし層を取り込む。西田はミニ集会などで支持拡大を目指す。

◆<5区>前職に元職、3新人も
 (名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)

赤松広隆64 民前(7)
神田憲次49 自新
藤井博樹35 共新
小山憲一52 維新
前田雄吉52 減元

 知名度の高い前職に三新人と元職が挑む。五人の乱立で票が割れ、当選ラインは下がりそうだ。

 赤松は政府や党の要職を歴任した。会合などに足を運び、地盤固めを進める。

 神田は党県連の公募を経て、二十五日に出馬が決定した。体制づくりを急いでいる。

 藤井は昨年三月の市議選に中村区から出馬した。ミニ集会などで浸透を図る。

 小山は党の政治塾出身。各地で街頭演説を重ね、党の新鮮さを訴えている。

 前田は清須出身。民主時代の地盤6区から移った。名古屋市長の支援を得る。


◆<6区>前職、新人 新党も動き
 (春日井・犬山・小牧市)
天野正基42 民新
丹羽秀樹39 自前(2)
柳沢けさ美62 共新

 昨年四月の補選で国政に復帰した前職の丹羽に新人の天野、柳沢が挑む。ほかに未来からの立候補を探る動きもある。

 天野は県議二期の経験を基に「地域の声を国政に届ける」とアピール。春日井市を中心にミニ集会などを続け、知名度向上と政策の浸透に力を入れる。

 丹羽は、地道な支援者回りを展開して結束強化を図る。駅前の街頭活動などで経済再生や政治の安定を訴え、一層の支持獲得を目指している。

 柳沢は、消費税の増税中止や即時原発ゼロ、環太平洋連携協定(TPP)参加反対などを訴えている。

 文中敬称略。立候補予定者の丸数字は当選回数。「国民の生活が第一」と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」は、「日本未来の党」に合流を決めている。

7247チバQ:2012/12/03(月) 00:45:37
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012113002000220.html
<決戦の構図>(3)

◆<7区>民、自、共 未来も動き
 (瀬戸・大府・尾張旭・豊明・日進・長久手市、愛知郡)

山尾志桜里38 民前(1)
鈴木淳司54 自元(2)
郷右近修34 共新
 前職山尾に、元職鈴木と新人郷右近が攻勢をかける。未来から立候補を探る動きもある。

 連合の支援を受ける山尾は、天下り削減に尽力したことなど三年間の実績をアピール。母親代表としても幅広い支持を狙う。追い風や共産支持票も見込めた前回より危機感は強い。

 地元瀬戸市出身の鈴木は三年間、こまめに小選挙区内を回り、支持を固め直してきた。前回の逆風から一転、有権者の反応は「おおむね好意的」。支援組織を引き締め、議席奪還を狙う。

 郷右近は対話を重視した活動で、非正規雇用の撤廃などを訴える。

◆<8区>前職、元職に2新人
 (半田・常滑・東海・知多市、知多郡)
伴野豊51 民前(4)
伊藤忠彦48 自元(1)
長友忠弘53 共新
増田成美39 減新

 ともに知名度の高い前職と元職のせめぎ合いに新人二人が割って入る。

 伴野は民主政権への批判に陳謝を繰り返す一方、当選四回の実績と外務副大臣や国土交通副大臣などを務めた経験を訴える。

 伊藤は前回の後、地元をくまなく回り、支持拡大を目指してきた。支持基盤の票を固めた上で無党派層の取り込みも狙う。

 長友は党の公認を受けた二月から五十回以上のミニ集会を重ね、浸透を図ってきた。商工関係の組織なども積極的に回る。

 河村たかし政治塾出身の増田は二十七日に出馬を正式表明。選挙態勢の構築を急ぐ。


◆<9区>5人による混戦模様
 (一宮市旧尾西市区域、津島・稲沢・愛西・弥富・あま市、海部郡)
岡本充功41 民前(3)
長坂康正55 自新
井桁亮43 生新
中野正康45 維新
松崎省三66 共新

 議席死守を目指す岡本に、長坂や井桁、中野、松崎の新人四人が挑む。混戦が予想される。

 医師の岡本は、医療や年金政策での実績をアピール。支援団体の集会をこまめに回り、逆風のはね返しに懸命だ。

 海部俊樹元首相の元秘書で六期目の県議の長坂。「地域のプロ」を掲げ、保守系議員の多い土地柄を生かし浸透を図る。

 井桁は民主、自民両党の批判を展開。松崎は革新票の掘り起こしに力を入れる。地元出身の中野は、各地で街頭演説を精力的に展開している。

         ◇

 文中敬称略。立候補予定者の丸数字は当選回数。「国民の生活が第一」と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」は、「日本未来の党」に合流を決めている。

7248チバQ:2012/12/03(月) 00:46:25
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012120102000275.html
<決戦の構図>(4)

◆<10区>前職党移り、4人と激突
 (旧尾西市区域以外の一宮市、江南・岩倉市、丹羽郡)
松尾和弥39 民新
江崎鉄磨69 自元(4)
板倉正文54 共新
杉本和巳52 み前(1)
高橋一52 無新

 前職の杉本と知名度が高い元職の江崎、新人の松尾、板倉、高橋がぶつかり合う。

 松尾は出馬表明が遅れ、知名度アップが最優先の課題。駅前などでつじ立ちを重ね、若さもアピールする。

 党への追い風に乗りたい江崎は地方議員を通じ組織固めを図る。各種団体を回り、過去四期の実績を訴える。

 一宮市議を四期務めた板倉は選挙区をくまなく回り、増税反対や福祉充実を訴える。

 十月に民主から移った杉本は現政権の問題点を主張。新たな支持層の掘り起こしを急ぐ。

 ミニコミ紙社長の高橋は近く未来の公認が発表される。選挙準備を急いでいる。

◆<11区>民主前職に3新人挑む
 (旧稲武町区域以外の豊田市・みよし市)

古本伸一郎47 民前(3)
八木哲也65 自新
渡辺裕32 共新
中根裕美38 諸新

 一九九六年の小選挙区制導入以降、民主系が五連勝中。民主の牙城に新人三人が挑む。

 古本は逆風の中、トヨタ自動車系の労組票を固める。市民との対話を強調。小規模集会などで実績を説明し、票の上積みを図って四選を目指す。

 豊田市議の八木は出馬表明が遅れたが、市議会最大会派の自民クラブが全面支援。これまでの知名度を生かし、追い風も受けて議席獲得を狙う。

 渡辺は稲沢市在住で、出馬表明も遅れた。街頭活動で顔を売る。若者の雇用改善を訴えるなど同世代へのアピールも強める。


◆<12区>主要勢力そろう激戦区 
 (岡崎・西尾市、額田郡)
中根康浩50 民前(2)
青山周平35 自新
重徳和彦41 維新
若山晴史64 共新
都築譲62 無元(2)

 前職に三新人と元職が挑む。主要勢力がほぼそろう激戦区だ。

 党県連代表も務める中根は連合推薦を基に、組織固めと無党派層の取り込みを図る。

 選挙自体初めての青山は、岡崎市南部を中心に支援者や企業回りで浸透を目指す。

 昨年の知事選で自民の支援を受けた重徳は、組織に頼らず各党支持層へ食い込みを図る。

 若山は出馬表明が遅れたが、街頭演説で原発問題や消費税増税反対などを訴える。

 都築は旧一色町長の実績も基に、集会や街宣活動で地元の西尾市から支持拡大を狙う。

    ◇

 文中敬称略。立候補予定者の丸数字は当選回数。「国民の生活が第一」と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」は、「日本未来の党」に合流を決めている。

7249チバQ:2012/12/03(月) 00:47:17
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012120202000229.html
<決戦の構図>(5)

◆<13区>「知事票」の行方も焦点
 (碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)
大西健介41 民前(1)
大見正54 自新
宮地勲58 共新
小林興起68 減<前>(5)

 再選を目指す大西に、大見、宮地の二新人と前職の小林が挑む。自民の衆院議員当時の大村秀章知事の地盤で、前回までの大村支持票の行方も焦点。

 トヨタ系労組の支援を受ける大西は現役世代に「子育て」と「ものづくり」の支援策を訴え、支持固めを狙う。

 県議出身の大見は、自民による政治の安定と景気対策の充実を掲げ、保守層の再結集を呼び掛ける。

 宮地は護憲や即時原発ゼロ、消費税増税中止を訴えて票を掘り起こす。

 比例東京から替わった小林は消費税増税反対を訴え、支持なし層取り込みに懸命だ。

◆<14区>前職2人、2新人争う
 (豊川・豊田市旧稲武町区域・蒲郡・新城市、北設楽郡)
磯谷香代子47 民<前>(1)
今枝宗一郎28 自新
鈴木克昌69 生前(3)
稲生俊郎54 共新

 四選を目指す前職に、比例から移った前職と二新人が挑む。

 比例東海から移った磯谷は、失業者や非正規労働者らに光を当てる政治を主張。労組中心に支持拡大を狙う。

 今枝は自民支持層や若さを武器に若者への浸透を図る。山間部も回り、医師として医療や介護の改革を説く。

 未来に合流する鈴木はこれまでに培った地盤を生かし、過去の実績をアピール。消費税増税反対も訴える。

 稲生は米国追従型の政治からの脱却を主張。街頭で消費税増税反対や原発即時停止も掲げる。


◆<15区>6人乱立し激戦の様相
 (豊橋、田原市)
森本和義46 民前(1)
根本幸典47 自新
近藤剛 47 維新
串田真吾36 共新
豊田八千代63 社新
杉田元司61 無元(1)

 再選を目指す前職と、四新人、元職が攻防を展開する激戦区。

 逆風を受ける森本は、国政報告会や支援者へのあいさつ回りで巻き返しを図る。

 二年前から準備してきた根本は保守票を固め、民主批判票の取り込みも狙う。

 二〇〇〇年に民主から出馬した経験を持つ近藤は官僚制度打破を掲げて精力的に活動。

 串田は街頭演説で若さをアピール。若者の雇用確保などを掲げ、支持拡大を目指す。豊田は社民が県内で唯一擁立した。原発ゼロや消費税増税撤回などを訴える。11月の豊橋市長選に出馬した杉田は、県議時代の地盤で保守層を中心に票の獲得を狙う。

 =終わり

 文中敬称略。立候補予定者の<前>は前回比例での当選者。丸数字は当選回数。「2009年衆院選の結果」の「比」は比例当選。「国民の生活が第一」と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」は、「日本未来の党」に合流を決めている。

7250チバQ:2012/12/03(月) 00:54:00
同じく大した記事じゃないけど 千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/chiba/CK2012113002100008.html
立候補予定者の顔ぶれ<上>

 衆院選の公示(十二月四日)が四日後に迫った。二大政党に第三極などがからむ選挙戦が、県内でも事実上、始まっている。全十三選挙区の主要な出馬予定者の顔ぶれを、三回に分けて紹介する。=文中敬称略 (衆院選取材班)

■1区 みんな・維新競合
 ◆千葉市中央・稲毛・美浜区
田嶋要 51 (元)経済産業政務官 民前<3>
門山宏哲 48 弁護士      自新
田沼隆志 36 千葉市議     維新
寺尾賢 36 党県委員     共新
西野元樹 38 (元)商社員     み新

 民主党県連代表を務める田嶋に自民、維新、共産、みんなの新人が挑む。

 田嶋は地元活動も積極的に行い足場を固めてきた。門山は二〇一〇年十二月に候補予定者に決定した。臼井日出男元衆院議員の地盤を引き継ぐ。地元出身もアピールして知名度向上を目指す。

 先に出馬表明したみんなの西野に対して、維新は解散後に田沼の擁立を決定し、両党が競合することに。三十代の寺尾は雇用問題を抱える若者らの票の掘り起こしを狙う。

■2区 未来で再選狙う
 ◆千葉市花見川区、習志野・八千代市
樋口博康 53 党職員      民新
小林鷹之 38 (元)財務省課長補佐 自新
黒田雄 53 医療法人役員   生前<1>
中田敏博 44 医師       維新
入沢俊行 35 党県委員     共新

 黒田は民主を離党して「国民の生活が第一」の結成に関わった。その後、結党した日本未来の党に合流も決めており、再選を狙う。市議、県議の経験から花見川区を中心に地盤を持つが、民主が二十七日に発表した樋口の擁立で支持層の競合が課題となる。

 一方、財務省出身の小林は公募により二〇一〇年六月に候補予定者に決定。二年余りの駅頭活動などで浸透を図った。中田はみんなから維新に党を移った。入沢は原発ゼロや経済再生を訴える。

■3区 前職2人が激突
 ◆千葉市緑区、市原市
青山明日香 30 (元)衆院議員秘書  民新
松野博一 50 (元)文部科学副大臣 自<前><4>
岡島一正 55 党総務委員長   生前<2>
小林隆 49 映像配信会社社長 維新
石川正 67 党地区常任委員  共新
井上由紀子 62 着付け講師    無新

 岡島と松野の四回目の激突となる。民主、維新、共産の新人が食い込みを狙う。

 消費税増税で造反して民主を離党した岡島は、生活を経て未来からの出馬予定。民主は空白となった県内五つの選挙区の中で最も早い十月中旬に、青山の擁立を決め、地元出身や若さをアピールする。共産は石川が比例票の掘り起こしも狙う。

■4区 首相地元に「刺客」
 ◆船橋市
野田佳彦 55 首相       民前<5>
藤田幹雄 44 (元)文部科学委員  自元<1>
三宅雪子 47 (元)フジTV社員  生<前><1>
斉藤和子 38 党県委員     共新

 野田首相の選挙区で野党にとっては政権奪還を象徴する重点区。

 全国遊説で不在となる野田は地元県議、市議らが留守を預かる。

 生活の三宅は首相への「刺客」として群馬4区から国替えし、未来からの出馬を決めている。

 二〇〇五年小泉郵政選挙では野田に約九百五十票差に迫った自民の藤田は小選挙区での当選を目指して首相に挑む。共産斉藤は脱原発、消費税増税反対などを旗印にしている。

 (注)並び順は衆院の政党勢力順。氏名の下は年齢。丸囲み数字は当選回数。<前>は前回比例代表で当選。「生活」の候補予定者は「日本未来の党」に合流予定ですが、正式公認前なので「生活」扱いとしました。

7251チバQ:2012/12/03(月) 00:55:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/chiba/CK2012120102100005.html
立候補予定者の顔ぶれ<中>   

◆5区 無党派の争奪戦
 ◆市川市南部、浦安市
村越祐民 38 外務政務官    民前<2>
薗浦健太郎 40 (元)党青年局次長  自元<1>
相原史乃 38 (元)会社役員    生<前><1>
木村長人 48 (元)江戸川区議   維新
浅野史子 42 党県常任委員   共新
渡辺耕士 57 (元)日航関連会社長 み新
赤塚裕彦 54 公認会計士    無新

 過去の選挙で勝敗を分けてきた民主村越と自民薗浦の四回目の対決。ほかに生活、維新、共産、みんななどの五人も出馬を予定。都市部の無党派層の争奪戦が展開されそうだ。村越は外務政務官の経験など実績を強調する。薗浦も過去三回の選挙で地域に浸透している。

 木村はみんなから維新に党を移っての出馬となる。渡辺は木村の移籍後、みんなから追加公認で立候補が決まった。

 二〇〇七年参院選千葉選挙区にも立候補した共産浅野は子育て支援の充実などを掲げる。相原は前回、比例南関東で当選した。

◆6区 生・維・み も擁立
 ◆市川市北部、松戸市南部
生方幸夫 65 環境副大臣    民前<4>
渡辺博道 62 (元)経済産業副大臣 自元<4>
白石純子 50 (元)客室乗務員   生新
遠藤宣彦 49 (元)郵政省職員   維元<1>
三輪由美 57 (元)県議      共新
鴈野聡 43 会社社長     み新

 民主の生方と自民の渡辺が今回も対決する。生方は当選四回で環境副大臣に就任。渡辺は前回落選後、経済再生などを旗印に街頭活動を展開してきた。

 みんなの鴈野は候補予定者に決まった昨年から、駅頭や自転車による街宣活動を中心に浸透を図ってきた。

 共産三輪は松戸市選出の元県議で「即時原発ゼロ」を掲げる。生活の白石は未来から出馬予定。維新も遠藤の擁立を決めた。

◆7区 7党擁立の激戦
 ◆松戸市北部、野田・流山市
中沢健 57 参院議員秘書   民新
斎藤健 53 党環境部会長代理 自<前><1>
内山晃 58 (元)総務政務官   生前<3>
林千勝 51 (元)メーカー執行役員維新
渡部隆夫 69 党地区委員    共新
石塚貞通 45 司法書士     み新
村上克子 73 党県連顧問    社新

 生活から未来に合流予定の内山と、自民の斎藤がしのぎを削る。内山は消費税増税に反対して民主を離党し、結成した新党きづな代表も務めた。斎藤は二〇〇六年の補選に続き二回目の挑戦となった前回、比例復活して初当選。三年余りの間、地元活動にも力を入れ、小選挙区での当選を目指す。

 民主は衆院解散後に新人を擁立し、内山造反に伴う空白を解消したが、知名度不足の課題を残す。社民は県内で唯一の小選挙区候補として村上の公認を決め、比例票の掘り起こしを図る。維新、共産、みんなも新人擁立で前職二人の戦いに参入し、七党による激戦となる。

◆8区 くら替え参戦も
 ◆柏市(旧柏市)、我孫子市
松崎公昭 69 (元)総務副大臣   民前<4>
桜田義孝 62 (元)内閣府副大臣  自元<4>
姫井由美子 53 参院議員     生新
武石英紀 62 党地区委員長   共新
山本幸治 40 プロボウラー   み新

 民主松崎と自民桜田が過去に激戦を繰り返してきた選挙区。今回はこれに加え、二〇〇七年参院選の岡山県選挙区で民主から当選した生活の姫井が、未来からくら替え出馬する。姫井は脱原発を鮮明にして差別化を狙う。

 みんなも山本が昨年秋から運動してきた。松崎は「無党派が分散する」とこうした動きに危機感を強める。一方の桜田は前回落選後、駅頭活動など無党派対策を充実させた。共産は党東葛地区委員長の武石擁立を決めた。

 (注)並び順は衆院の政党勢力順。氏名の下は年齢。丸囲み数字は当選回数。<前>は前回比例代表で当選。「生活」の候補予定者は「日本未来の党」に合流予定ですが、正式公認前なので「生活」扱いとしました。敬称略

7252チバQ:2012/12/03(月) 00:56:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/chiba/CK2012120202100005.html
立候補予定者の顔ぶれ<下>

◆9区 保守票行方が鍵
 ◆千葉市若葉区、佐倉・四街道・八街市
奥野総一郎 48 (元)総務委理事 民前<1>
秋本真利 37 (元)富里市議 自新 
河上満栄 41 (元)農水委員 生元<1>
西田譲 37 (元)県議 維新 
木崎俊行 44 党県委員 共新 
須藤浩 55 (元)内閣委理事 無元<2>

 民主奥野のほか、自民など五人が出馬を予定し、混戦模様となっている。奥野は成田空港の騒音問題など地域の課題にも取り組み、地盤を固めてきた。

 自民秋本は、前回衆院選で落選後に離党して参院議員に当選したみんなの党幹事長の水野賢一の後任。維新西田は9区に隣接する八千代市選出の元自民県議だった。みんなは擁立を見合わせており、水野の影響力が残る選挙区で、保守票争奪の行方も鍵を握る。生活河上は前回は民主の比例近畿で当選。共産木崎は原発即時ゼロなどを掲げる。

◆10区 民・自前職が火花
 ◆銚子・成田・旭・匝瑳・香取市、横芝光町(旧光町)、香取郡
谷田川元 49 党県副代表 民前<1>
林幹雄 65 (元)防災相 自<前><6>
笠原正実 58 党地区委員長 共新 
有田恵子 59 会社社長 諸新 

 民主谷田川、自民林の前職二人の激突。谷田川は初当選後、定期的な国政報告会などで地域活動にも力を入れた。前回は比例復活の林だが、当選六回で東総地域に広い地盤を築いており、選挙区で議席奪還を目指す。共産と諸派の新人も立つ。

◆11区 自民に2人挑む
 ◆茂原・東金・勝浦・山武・いすみ市、山武(大網白里・九十九里・芝山・横芝光町<旧横芝町>)・長生・夷隅郡
森英介 64 (元)法相 自前<7>
金子健一 55 (元)一宮町議 生<前><1>
椎名史明 55 党地区委員長 共新 

 自民森は前回も逆風の中、議席を守った強固な地盤を誇り、今回も八期目の当選を目指す。金子は前回、民主の比例復活で当選。消費税増税に反対して生活に加わり、未来に合流予定で森に挑む。金子の離反で空白となった民主は「最後まで人選を進める」とするが、擁立は厳しい状況。党東部地区委員長の共産椎名は、比例票の掘り起こしも狙う。

◆12区 自民地盤に未・共
 ◆館山・木更津・鴨川・君津・富津・袖ケ浦・南房総市、鋸南町
浜田靖一 57 党国対委員長 自前<6>
中後淳 42 (元)経済産業委員 生<前><1>
米本展久 61 党県委員 共新 

 自民浜田は、党国対委員長の要職にあり、父親時代からの強固な保守地盤を受け継ぐ。前回も自民が議席を死守した県内でも数少ない選挙区。陣営は引き締めに力を入れる。

 中後は前回、民主の比例復活で当選後、きづなに参加し、生活を経て今回は未来から出馬予定。ミニ集会などをこなし、原発政策などを訴えている。

 共産米本は袖ケ浦市出身。民主は候補不在となっている。

◆13区 民・自に維新参戦
 ◆柏(旧沼南町)・鎌ケ谷・印西・白井・富里市、印旛郡
若井康彦 66 国土交通政務官 民前<2>
白須賀貴樹 37 歯科医 自新 
椎木保 46 (元)鹿嶋市職員 維新 
佐竹知之 67 (元)衆院議員秘書 共新 
古川裕三 30 幸福実現党支部長 諸新 

 民主若井と自民白須賀の争いに、維新も椎木擁立を決めた。若井は国土交通政務官を務め、公共事業費削減など民主政権の成果を訴える。

 白須賀は元職の引退に伴い、公認が決まった。二〇〇七年の参院選千葉選挙区にも出馬し、次点に終わった。

 椎木は先月二十二日に公認が正式決定した。共産は前回擁立を見送ったが、今回は新人佐竹を擁立した。

 (注)並び順は衆院の政党勢力順。氏名の下は年齢。丸囲み数字は当選回数。<前>は前回比例代表で当選。「生活」の候補予定者は「日本未来の党」に合流予定ですが、正式公認前なので「生活」扱いとしました。敬称略

7253チバQ:2012/12/03(月) 01:01:03
>>6537
茨城1区
福島伸享 42 党政調会長補佐  民前<1>
田所嘉徳 58 (元)県議      自新
武藤優子 48 一般社団法人理事 生新
田谷武夫 61 党県委員長    共新
海老沢由紀 38 主婦       維新

茨城2区
石津政雄 65 総務政務官 民前<1>
額賀福志郎 68 (元)財務相  自前<9>
梅沢田鶴子 56 (元)小川町議 共新
原田雅也 43 鹿嶋市議  み新

>>6665
茨城3区
葉梨康弘 53 (元)党国対副委員長 自元<2>
小林恭子 62 農民連常任委員  共新
前田善成 45 (元)みなかみ町議  維新
小泉俊明 55 (元)国土交通政務官 減前<3>

茨城4区
高野守 53 党常任幹事    民<前><1>
梶山弘志 57 (元)国土交通政務官 自前<4>
宇野周治 62 党地区委員    共新

>>6799
茨城5区
大畠章宏 65 (元)国土交通相 民前<7>
石川昭政 40 (元)党選対職員 自新
福田明 56 (元)北茨城市議 共新

茨城6区
大泉博子 62 (元)総務委理事   民前<1>
丹羽雄哉 68 (元)厚相      自元<10>
青木道子 62 党県委員     共新
深沢裕 41 原子力機構職員  維新
狩野岳也 48 (元)県議      無新
栗山天心 54 (元)県行政書士会長 未新

7254チバQ:2012/12/03(月) 01:01:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/ibaraki/CK2012120102100014.html
各選挙区 予想の顔ぶれ
◆7区 ベテランに3氏絡む
柳田和己 62 党企業団体副委員長 民<前><1>
永岡桂子 58 (元)農林水産政務官 自<前><2>
筒井洋介 33 会社役員 維新
中村喜四郎 63 (元)建設相 無前<11>

 ベテランの無所属前職の中村喜四郎氏と比例復活組の民主前職の柳田和己氏、自民前職の永岡桂子氏の三つどもえの戦いとみられていたところに急きょ、維新新人の筒井洋介氏が名乗りを上げ、混戦模様となった。

 中村氏は、盤石な後援会「喜友会」を張り巡らせる。この三年間、週末に地元入りし、百回ほど選挙区内を丹念に歩き続けた。無所属の立場で、比例復活が望めないことから、陣営では「背水の陣」を強調する。

 柳田氏は党への逆風が強まる中、与党としての実績を訴える。農家生まれで、TPP(環太平洋連携協定)交渉参加については党と一線を画し、反対の立場を貫く。連合茨城や郵政政策研究会など推薦団体の支援を期待し、大票田の古河生まれもアピールする。

 永岡氏は過去二回の選挙で中村氏に敗れたが、今回陣営が掲げるのは「悲願の小選挙区当選」。早期の選挙をにらみ、七月には選対を発足させ、ミニ集会も五十回開いてきた。女性票獲得を目指し、食の安全、教育などのテーマに絞る。

 東京都出身の筒井氏は「落下傘候補」。若さも武器に旧古河市を中心に都市部での浮動票抱き込みを狙う。

  (原田拓哉)

  =おわり

(注)並べ方は衆院解散時の各党勢力の順。丸数字は当選回数。前は比例代表前職。

7255チバQ:2012/12/03(月) 01:04:37
>>6979 神奈川

http://sankei.jp.msn.com/region/news/121130/kng12113022490010-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
戦いの構図(中) 10区 民・自ベテラン前職が激突
2012.11.30 22:47 (1/3ページ)
 【7区】(横浜市港北区、都筑区)前回も対決した民主前職の首藤信彦(67)と自民元職の鈴木馨祐(35)に、みんな新人の田中朝子(53)らが絡む構図だったが、未来前職の山崎誠(50)が参戦して第三極の競合が生じた。東京や横浜の通勤圏で無党派層が多いとされ、その動向が鍵だ。

 首藤は原発事故の収束対策に取り組んだ実績と脱原発をアピール。鈴木は景気対策などを街頭で訴え、無党派層への浸透を図る。田中も駅頭や住宅街などでこまめに街頭演説を行い、知名度アップに努めている。山崎は8区からの国替え。民主を離党し、みどりの風結党を経て未来に合流した。共産新人の比嘉常一(54)は党の政策の浸透を図る。

 【8区】(横浜市緑区、青葉区)みんな前職の江田憲司(56)に、自民元職の福田峰之(48)や民主新人の伊藤久美子(53)らが挑む。

 党幹事長の江田はテレビ出演の機会が多く、抜群の知名度を誇る。福田は前回の落選後、政策の検証を重ねており、教育問題などを街頭で訴える。元県議の伊藤は7区に国替えした山崎の離党に伴い、急遽出馬が決まった。市民感覚の身近な政治を掲げ、選挙の準備を急ぐ。共産新人の釘丸進(39)は雇用対策などを訴えている。

 【9区】(川崎市多摩区、麻生区)前回と同じ民主前職の笠浩史(47)と自民新人の中山展宏(44)の対決に、みんな新人の椎名毅(37)らが絡む。

 4選を目指す笠は文部科学副大臣などを務めた経験と、高校授業料無償化など教育分野の実績を強調。安定した支持を得ている。中山は街頭活動を増やすほか、支援団体への働きかけも強め、保守層の自民回帰を狙う。弁護士の椎名は国会の原発事故調査委員会の事務局調査員を務めた経験をアピール。共産も新人の堀口望(36)を立て、党勢拡大を図る。

 【10区】(川崎市川崎区、幸区、中原区)財務相で民主前職の城島光力(65)と6選を目指す自民前職の田中和徳(63)との対決を軸に3新人が絡む。

 連合神奈川が「重点候補」と位置づける城島は労組による組織固めとともに、現職閣僚としての実績をアピールし、支持拡大を図る。田中は市議、県議時代から培った後援会を中心に演説会をこまめに開催、政権奪還を訴える。

 みんな新人の久米英一郎(47)は会社員出身という「しがらみのなさ」を打ち出し、元県議で維新新人の石川輝久(62)は地方分権や子育て支援を訴えるなど、ともに無党派層への支持拡大を目指す。共産新人の中野智裕(54)は消費税反対や震災対策などを訴えている。

 【11区】(横須賀市、三浦市)4代にわたる堅い地盤を受け継ぎ、高い知名度を誇る自民前職の小泉進次郎(31)が民主、共産の2新人の挑戦を受ける。党青年局長として全国を遊説に回る小泉だが、党務の合間を縫って駅頭活動にも力を入れ、幅広い層で支持を受ける。民主は候補者選定が難航、解散直前に新人の林公太郎(30)が決まった。知名度アップに向け街頭での演説活動や企業回りに注力するが出遅れ感は否めない。

 共産新人の斉田道夫(64)は原子力空母の母港化の撤回やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加反対を訴える。

 【12区】(藤沢市、高座郡)民主前職で金融担当相の中塚一宏(47)に元県議で自民新人の星野剛士(49)が挑む。前回は社民で比例復活当選を果たしたが解散後に未来に合流した前職の阿部知子(64)らが絡む構図だ。

 中塚は地元市議らの支援を受け、組織固めに奔走。現職閣僚としての実績を掲げ、応援に野田佳彦首相も駆けつけるなど街頭活動に力を入れている。一方、星野は国政初挑戦ながら県議3期の実績をアピール。企業・団体などの自民支持層を固めるとともに、駅頭活動で支持層拡大を図っている。

 阿部は未来への参加で「無党派層にも支持が広がっている」として、街頭活動にも力を入れる。維新新人の甘粕和彦(29)は知名度アップに向けた駅頭演説に加え、教育改革などを強調、保守層への浸透を図る。共産新人の沼上常生(54)は雇用対策などを訴えている。=敬称略

7256チバQ:2012/12/03(月) 01:05:59
下は>>7203-7204にあった

7257チバQ:2012/12/03(月) 01:14:56
>>5825>>7007
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20121202ddr041010002000c.html
12年末・この国を選ぶ:北海道5区 町村氏、長引く入院 民主新人「若さ」強調
毎日新聞 2012年12月02日 北海道朝刊

 衆院選(4日公示、16日投開票)に向けて自民党が「政権奪還」を掲げる中、北海道5区(札幌市厚別区、石狩管内)では、11選を目指す同党前職の町村信孝・元官房長官(68)の健康状態が影を落としそうだ。9月の党総裁選中に体調を崩した町村氏は入院が長引き、陣営は本人不在の選挙戦を覚悟する。一方、政権批判の逆風に苦しむ民主党は、相手の領袖がいない隙(すき)を狙い攻勢をかける。【小川祐希、岸川弘明】

 「退院の許可が出ないうちに衆院選になってしまいました。地元に帰りたいが、ドクターから我慢してほしいと言われました。本当に悔しい。皆様にすがるほかありません」

 1日、札幌市中央区のホテルで行われた町村氏の総決起大会。町村氏の姿はなく、2日前に東京都内の病院で撮影した約3分間の映像メッセージが流された。町村氏が涙ぐむ場面もあり、約1000人が集まった会場が一瞬静まりかえった。支援者の女性(70)は「話し方が少しぎこちなかった」と気遣った。

 応援に駆けつけた自民党の細田博之総務会長は「本人はほとんど回復している。日本を背負って立つ町村さんを応援しよう」と強調。町村氏の妻淳子さん(68)も「主人は『(選挙区)全域を回らなくては』と言っている。どうか助けて」と呼び掛けた。

 陣営はこれまで「回復している」と健在ぶりをアピール。ただ、衆院解散後の11月21日に開いた地元の選対本部会議では、町村氏の症状が「軽い脳梗塞(こうそく)」と報告された。公示後も町村氏の選挙区入りは難しいとみられ、地元道議らが手分けして街頭演説するなどして選挙戦をしのぐ。陣営幹部は「(町村氏が)無理に出てきて、よろついたり、ろれつが回らなかったりしたらマイナス」と話す。

 道内では自民党の武部勤元幹事長(71)が9月に引退表明。党内からは「政治家は進退が大事。そろそろ町村先生も潮時では」との声も漏れる。

 民主党は町村氏不在を好機とみる。「政治家に必要なのは気力と体力と行動力」。1日、江別市であった連合後援会事務所開きで、民主党新人の中前茂之氏(40)は訴えた。事務所の壁四方に「40歳」と中前氏の年齢を大書したポスターを張り、若さを強調。同党道連の岡田篤幹事長は「(町村氏は)自民の大物と言われるが、政治活動はできるのか。賞味期限が過ぎた」と皮肉った。

7258チバQ:2012/12/03(月) 01:16:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121202ddq041010006000c.html
12年末・この国を選ぶ:共産、全選挙区で候補擁立 逆風民主に追い打ち 前回圧勝の要因失い
毎日新聞 2012年12月02日 中部朝刊

 衆院選(4日公示、16日投開票)で共産党が全国の小選挙区全てで候補者を擁立することに民主党が危機感を募らせている。09年の前回衆院選では共産が候補者擁立を重点区に絞り込んだため、空白区で共産支持票の一部が民主候補に流れ、民主圧勝を後押しした。今は逆風に直面する民主陣営は「票が逃げる」と警戒している。【田中功一、梶原遊、加藤潔】

 「影響は大きいですよ」。愛知13区(碧南市など)から立候補する民主前職、大西健介氏(41)の陣営担当者は危機感を示す。

 13区はこれまで民主、自民両陣営が僅差でしのぎを削ってきた。03年衆院選では民主候補が4422票差で自民候補に惜敗したが、共産候補の約1万1700票が民主候補に上積みされれば逆転していたことになる。

 大西氏は09年の前回、約2万5000票差で自民候補を振り切り、初当選した。だが今回、陣営は「前回とは比べものにならない厳しい戦い」と話し、共産の候補者擁立の影響を懸念する。

 前回、共産が候補者を擁立した小選挙区は東海3県で愛知6、岐阜1、三重1の計8選挙区。今回は全25選挙区で擁立する。過去の選挙結果から、各小選挙区の共産支持票は1万〜2万票台のところが多いとみられ、前回、共産の擁立がなかった選挙区の民主候補はこの票の多くを失う可能性が高い。

 民主党三重県連の舘直人幹事長は「影響はゼロとは言えない。新しいマニフェストを訴え、影響を最小限に抑えたい」と気を引き締める。三重4区(松阪市など)の民主前職、森本哲生氏(63)は前回、自民候補を約3200票差で破った。陣営幹部は「共産票が全てこちらに来たとは思わないが、1票でも多く得たい今回の選挙で共産候補の擁立は痛い」と話す。

 岐阜3区(関市など)で立候補する民主前職、園田康博氏(45)は「自分の政策を訴えていくだけ」と静観の構え。民主党岐阜県連幹部は共産党について「第三極が候補者擁立に四苦八苦している中でよく全てに擁立したと思う。来年の岐阜県知事選を見すえてか、第三極に負けない存在感を出すためなのか」と話した。

 ◇未来、維新と対決 愛知12区、都築氏を公認へ
 日本未来の党が、衆院愛知12区(岡崎市など)に無所属で出馬予定だった元衆院議員、都築譲氏(62)の公認を内定したことが分かった。12区では日本維新の会が重徳和彦氏(41)を既に擁立しており、未来が維新に配慮せず第三極同士で対決する姿勢を鮮明にした。

 都築氏は当初、未来に合流する国民の生活が第一からの立候補を目指していた。生活は当時、同一選挙区で第三極同士が戦うことを避ける方針だったため都築氏に愛知13区(碧南市など)へのくら替えを要請。だが都築氏は「地元で戦いたい」と拒否し、12区に無所属で立候補することを決めた経緯がある。

 未来に合流する旧減税日本関係者は都築氏の公認について「未来は、原発などの政策で維新とのずれが目立っている。未来として、愛知県内でできるだけ議席を取りたいということだ」と維新に配慮しない考えを明らかにした。都築氏は毎日新聞の取材に「未来と政策はほぼ一致しており、一緒に戦えるのは心強い」と話した。

 未来は愛知10区(一宮市の一部など)で新人の会社社長、高橋一氏(52)の擁立を内定。10区ではみんなの党が民主離党組の前職、杉本和巳氏(52)を擁立しており、愛知県内で未来はみんなとも戦う形になった。

 また未来は愛知7区(瀬戸市など)に新人の弁護士、正木裕美氏(31)を擁立することも内定した。【三木幸治】

7259チバQ:2012/12/03(月) 01:18:23
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20121201ddlk32010584000c.html
問われるもの:衆院選・島根/上 1区 原発政策、どう争点化 /島根
毎日新聞 2012年12月01日 地方版

 ◇「稼働」「即ゼロ」組織対立懸念も
 突然の衆院解散から1週間後、松江市内であった自民前職、細田博之氏(68)の事務所開き。久しぶりに地元に戻った細田氏は、マイクを手に語気を強めた。「(島根原発)3号機は完成している。安全に確信を得て、稼働させることが日本のエネルギー問題としては必要だ」

 昨年3月の東京電力福島第1原発事故は、原発の“安全神話”を信じてきた国民に大きな衝撃を与えた。全国の原発が一時ストップし、中国電力島根原発1、2号機の再稼働はいまだ見通せない。そんな中、民主政権は建設中の3号機について「新増設にあたらない」と稼働を目指す姿勢をいち早く示した。

 細田氏は、民主政権を見透かしたような“原発推進”をにじませるあいさつの後、集まった支持者と次々に握手を交わした。その中に島根原子力本部長を務める中国電常務も含まれていた。「このご時世。電力会社が政治的発言はできない」。中国電関係者はこう語るが、かつて政権与党として原子力政策を進めてきた自民との強固な関係を表すシーンだった。

 だが、県庁所在地として全国で唯一原発を抱える地元では不安の声も広がる。細田氏は事務所開き後、1区内の自治体議員らを集めた会合でも再稼働反対の質問にさらされた。

 「再稼働を懸念する意見があることをお考えいただきたい」。そう迫る地元議員に、細田氏は、国際競争力の維持にも原発は必要との持論を力説。「東京電力はつぶれたも同然。ああいう風になりたくないんです。電力会社は」と、中国電が進める安全対策に理解を示した。自民は、再稼働について3年以内に結論を出すと公約に掲げる。

     ◇

 民主前職、小室寿明氏(52)。党のマニフェストには「30年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」とあるが、小室氏は原発の今後について積極的な発言を控えている。

 衆院解散後、報道各社の取材に応じた小室氏は「(原発政策は)訴えていかないといけないが、一番かと言われるとそんなこともない。(原発事故直後は)みなさん関心もあったが、最近はその声も落ち着いてきた」と述べた。

 全国的には「卒原発プログラム」を盛り込む予定の新党・日本未来の党が旗揚げするなど、第三極による原発政策の争点化も見え隠れする。だが、小室氏を支援する連合島根の関係者からは「原発への考えを明確にするときつい。マニフェストの通り粛々とやるしかない」との声が漏れ聞こえる。

 背景にあるのは、陣営を支える連合側の複雑な事情だ。組織内には、中国電の労組などが組織する山陰電力総連もあれば、原発の即時停止を打ち出す自治労もある。今後の原発のあり方を突き詰めれば、組織内で意見対立が深刻化する恐れもはらんでいる。

 こうした現状に民主県連幹部の1人は「原発については、連合内で話ができているはず」と楽観。連合側も「3号機が新増設にあたらないなら、問題はない。電力総連はOK」と言う。

 前回小選挙区で、4万票以上の差で破れながら比例復活した小室氏にとって、原発政策という難しい課題を突きつけられているのが現状だ。

     ◇

 共産新人、吉儀敬子氏(61)も出馬の準備を進めている。民主、自民とは異なり、共産は「原発の即時ゼロ」を公約に掲げる。

 吉儀氏は盛んに街頭などに立ち、「原発は動かせば動かすほど使用済み燃料が増える。この中国地方から原発ゼロの声を上げよう」と主張している。

  × × ×

 4日公示の衆院選まであと3日間。県内選挙区で争点として問われる課題と立候補予定者の主張を追った。【曽根田和久】

==============

 ○…立候補が予定される顔ぶれ…○

小室寿明 52 党県代表  民前(1)

細田博之 68 党総務会長 自前(7)

吉儀敬子 61 党地区役員 共新

 *敬称略、丸囲みの数字は当選回数

.

7260チバQ:2012/12/03(月) 01:19:07
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20121202ddlk32010306000c.html
問われるもの:衆院選・島根/下 2区 公共事業が支える現実 /島根
毎日新聞 2012年12月02日 地方版

 ◇「田舎をどれだけ理解するか」
 「今回当選すると、竹下先生にもポストが回ってくる。圧倒的な勝利が必要だ」

 衆院解散から2度目の週末、大田市内のホールは約100人の支持者で熱気に包まれた。自民前職、竹下亘氏(66)の国政報告会で、“弟分”を自認する青木一彦・参院議員(51)がマイクを握って声を張り上げた。竹下陣営は、今回の衆院選を大臣ポストをかけた戦いと位置付ける。

 兄の故竹下登元首相が築き上げた“竹下王国”は、逆風となった前回衆院選でも健在だった。地域まで張り巡らされた組織を生かし、非自民で結集した相手候補に2万7000票差を付けた。あれから3年3カ月。今度は民主に逆風が吹く。「前回より3割増しの票を集めたい」。国政での野党暮らしに飽き飽きしたという、地元の自民議員はそう息巻く。

 竹下氏は解散後、党務の合間に地元入りし、公共工事の必要性を説いて回る。自民の政権公約に盛り込まれた「国土強靱(きょうじん)化」を強調し、山陰道(安来〜益田間)の全線早期開通を訴える。

 「自民はまた公共事業をやろうとしているのかと批判する人がいる。しかし私たちは真っ正面から反論する。国民の命と暮らしを守る公共事業のどこが悪いんだ」。竹下氏はバラマキ批判を一蹴し、主張する。「東日本大震災では東北自動車道が1日半で復旧し、物資の輸送や避難に使われた。道路があればこそだ」「道路のない所に工場は来ない。それが冷徹な事実だ」

 発言の背景には、大規模な工場や地場産業がほとんどなく、公共事業が地元経済を支える現実がある。県民1人当たりの公共投資額は、全国1位が続いた。

 そうした現状に、県内の建設業大手幹部は「都会は社会基盤の整備が終わったのかもしれないが、田舎はまだまだ。田舎をどれだけ理解しているかを選ぶ基準にしたい」と話す。

    ◇

 「コンクリートから人へ」という華々しいスローガンを掲げ、政権交代を果たした民主。当初は公共事業費の大幅削減で注目を集めたが、マニフェストで中止を掲げた八ッ場ダム(群馬県)が建設再開するなど迷走を続けた。

 今回のマニフェストでは「コンクリートから人へ」は消え、公共事業の今後について直接的な文言は盛り込まれていない。

 衆院解散から3日後、立候補予定者が決まっていなかった民主は新人、石田祥吾氏(32)が出馬を表明した。県連が来春と見込んでいた解散が急きょ決まり、混乱の中での決定だった。石田氏の隣で、和田章一郎・県連代表代行は「切羽詰まった我々の動きがあり、本人の決意もこういう状況で生まれた」とドタバタぶりを認めた。

 刷り上がったばかりの石田氏の政策資料には、東日本大震災からの復興や子育て支援などと並び、山陰道や浜田港の整備継続もつづられる。石田氏は取材に対し、「必要でないことに予算を回す余裕はないが、必要な建設はしないといけない」と力説する。

 “竹下王国”で民主は苦しい戦いを強いられてきた。前回選は推薦候補が比例復活も果たせなかった。石田氏は、民主の独自候補としては7年ぶりとなる。くしくも石田氏が秘書を務めた小室寿明氏(52)=島根1区前職=以来となるが、小室氏の05年の得票数は竹下氏の3割にも満たなかった。

 県連幹部は「厳しい戦いになるだろうが、政権与党として候補者を何としても擁立したかった。公共事業を必要最低限に抑えるという方針は今も変わっていない。だが個別の県内事情もあり、一定の公共事業は必要だ」と話す。

    ◇

 共産新人、向瀬慎一氏(41)も出馬を予定している。共産は医療や福祉の充実を一貫して主張し、向瀬氏は「大型の公共事業をしても景気対策にはならない。地元業者にも利益の出る小規模事業を増やすべきだ」と呼び掛けている。【金志尚】

==============

 ○…立候補が予想される顔ぶれ…○

石田祥吾 32 党県副代表   民新

竹下亘  66 [元]副財務相 自前(4)

向瀬慎一 41 党地区役員   共新

 *敬称略、カッコ数字は当選回数

7261チバQ:2012/12/03(月) 01:25:11
福島
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW1211290700001.html
2012年11月29日05時01分
元・前職を新顔が追う 1区
●選挙区の構図


 27日夜、南相馬市であった公開討論会。国民の生活が第一の前職、石原洋三郎氏(39)が「復興を遅らせる消費増税に反対」と訴えている最中に、「生活が解党、日本未来の党に合流」とのニュースが流れた。


 石原氏は取材に「脱原発や反TPP(環太平洋経済連携協定)で大同団結することは大切」と強調したが、突然の知らせに驚きは隠せなかった。民主党を離れ、連合など組織票も当てにできない。原発事故で深刻な被害を受ける浜通りの農民票などの掘り起こしに懸命だ。


 対する自民党元職の亀岡偉民氏(57)は解散直後の18日、福島市内で後援会拡大役員会を開催。事実上の「総決起集会」となり、1700席のホールはほぼ満席になった。すでに投開票日までの日程はびっしりだ。


 前回は13万5千票を超える得票をしながら、石原氏に2万票差で敗れた。震災直後、いち早く南相馬などに入り、支援活動にもあたった。選挙区内に張り巡らせた約270の後援会の動きは活発だ。


 「被災県の県都選挙区で、政権政党の不戦敗はありえない」。石原氏の離党後、民主が懸命な候補者探しの末、22日にようやく擁立したのが新顔の大場秀樹氏(43)だ。福島市議を1期務めた。


 「古い自民党政治に針を戻してはならない」と訴え、TPPについては「日本の主張をするためにも交渉入りには賛成」と明言する。昨秋の県議選に出たときの後援会や連合票を基礎に、出遅れと知名度不足の解消を急ぐ。


 共産党新顔の渡部チイ子氏(59)は「原発から12キロの南相馬で被災し、避難を強いられている唯一の候補」を強調する。震災後、機関紙赤旗の部数、党員の数も増える傾向にあるという。原発・増税・TPPに反対する党の主張も「県民世論に沿う追い風」とみて、支持拡大に懸命だ。(本田雅和)

7262チバQ:2012/12/03(月) 01:25:41
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW1211290700002.html
2012年11月29日05時01分
5政党出そろい激突 2区
●選挙区の構図


 「増子といえば斎藤。多くは申しません」。二本松市で24日に開かれた民主党県連代表の増子輝彦参院議員の国政報告会。増子氏は福島2区の候補者として秘書の斎藤康雄氏(63)の名を挙げた。なじみの名前に会場はどよめいた。


 前職の太田和美氏(33)の離党で、7月に始まった候補者選び。弁護士や医師らへの打診は実を結ばなかった。増子氏を支える斎藤氏は「傷ついたふるさとを思えば、不戦敗は許されない」と立候補を決意した。


 同じ24日、郡山市内。自民党元職の根本匠氏(61)の後援会役員約400人が顔をそろえた。「根本がバッジを外し、どれだけ郡山にマイナスになったか」。幹部が語気を強めた。根本氏は「いまの政権では復興が進まない。私が本物の政治を進める」と応じた。


 前回、民主の太田氏に約2万票の差をつけられて涙をのんだ。選挙区内の大半の保守系市議、公明の支持も固めて、「乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負」(根本氏)に臨む。


 前職の太田氏は、復興を遂げぬ前の消費増税法案に反対して民主を離党。国民の生活が第一が合流を決めた未来の党の候補として3選を狙う。大きな団体や組織を失い、支持基盤の弱体化は否めない。しかし太田氏は「小さな声を拾い上げるのが政治の本来の姿」と、手弁当での戦いにも悲壮感はない。


 22日に立候補表明した共産党新顔の平善彦氏(60)は、24日に早くも総決起集会を開催。「全面賠償と原発即時ゼロを国と東電に実現させる」と訴え、支持拡大を急ぐ。


 維新新顔の緑川一徳氏(31)は石川町の農家出身。「福島の中心である郡山が元気でないと、復興は進まない」と2区での立候補を決めた。27日には橋下徹代表代行とともにJR福島駅前で遊説した。(小沢邦男)

7263チバQ:2012/12/03(月) 01:26:11
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW1211290700006.html
2012年11月30日10時35分
選挙区の構図 3区
 

 ●外相に自・共新顔挑む


 「娘が結婚できるのかと心配する父親、小学生までが就職の時に福島出身と言うと不利になるの、と心配する……」


 共産党新顔の小山田智枝氏(43)は声を詰まらせた。27日夜の公開討論会でのことだ。何度も演説した内容だったが、「司会者から、福島への思いを込めてと言われ、胸がいっぱいになって」。


 7月に立候補を表明してから、3区の20市町村を一巡。演説の柱に「子どもを放射能から守ろう」を掲げてきた。過去2回は候補擁立を見送っただけに、共産の地区組織は支持拡大に力が入る。


 「福島県の復旧・復興に尽くしたい。教育、社会福祉の充実にも力を入れる」。そう語るのは、自民党新顔の菅野佐智子氏(59)。1週間前に公認が決まったばかり。


 20日に会見した岩城光英県連会長も「政治経験のなさや準備不足といったマイナスをプラスにしたい。女性ならではの視点にも期待している」。3区の自民は、選挙のたびに候補者が交代し、弱体化した。衆院議員時代に3区を選挙区にしていた荒井広幸参院議員(元自民、新党改革幹事長)も菅野氏を支援、改革も推薦する。失われた自民票の掘り起こしに期待がかかる。


 新顔の2人が挑むのは外相で、民主党前職の玄葉光一郎氏(48)。前回は16万近い大量得票で6選。政権交代後、国家戦略相、党政調会長と政権や党の中枢を担ってきた。


 原発事故の被災県、農業県ながら、原発再稼働は地元の合意を前提に容認。TPP(環太平洋経済連携協定)の参加も「農林水産業と両立させる考えが私にある」と支持を明言する。23日の地元入りでは、記者団に「東京でも地元でも私が言うことは同じ。まったくぶれない。主張すべきを堂々と主張していく」と胸を張った。「私自身の3年間も問われる」。自ら、6期目の実績を福島3区の争点に挙げる。(西村隆次)

7264チバQ:2012/12/03(月) 01:26:54
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW1211300700005.html
2012年12月1日05時07分
衆院選福島4区/民主空白、4党が激突
  
衆院副議長などを務めた民主党の渡部恒三氏(80)の後継が決まらず、政権与党が戦わずして議席を失う。名乗りを上げているのは、いずれも選挙経験豊かな新顔4人だ。


 「我が党の新人候補の中で首長経験者は菅家候補だけであります」。自民党県連の岩城光英会長(参議院議員)は24日、会津若松市内の遊説でそう呼びかけた。


 昨夏まで市長を務めた自民新顔の菅家一郎氏(57)は次期衆院選に向け、早くから準備を整えてきた。「疲弊した地方に光を」と訴え、東京都の倍以上の面積になる会津17市町村をこまめに回って足場固めをする。


 日本維新の会新顔、小熊慎司氏(44)は、参院からくら替えする。維新の橋下徹代表代行を会津若松市に招いたタウンミーティングで「今回の選挙は日本の政治を進めるのか、過去の政治に戻してしまうのか問われている」と反自民を鮮明にした。「恒三党」ともいわれ、前回は全市町村で最多得票で当選した渡部氏の票の行方が大きな焦点となる。


 37歳で初当選し、「東北のケネディ」から「民主党の黄門様」になった渡部氏は、会津に根を張り、14回の当選を重ねてきた。後援会には小熊氏を推す声も少なからずあり、渡部氏自身も「無所属で出るなら応援する」と小熊氏に秋波を送ってきた。


 だが、突然ともいえる首相の解散で、後継候補の選考は難航。民主県連は29日、4区からの候補擁立を断念した。第4区総支部長代行の渡部譲県議は「減反もそうだが、休耕にしてしまうと耕す時に2倍も3倍も時間がかかる」と話した。


 共産党新顔の原田俊広氏(53)、社民党新顔の小川右善氏(63)の主張は分かりやすい。両氏は「脱原発」を前面に出し、27日の公開討論会では「憲法改正は必要」の問いに「×」を掲げて、自民、維新との違いを明らかにした。(石毛良明)

7265チバQ:2012/12/03(月) 01:27:38
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW1212020700001.html
2012年12月2日11時15分
被災地 6人乱戦模様
  


 ●選挙区の構図


 自民党県連が「これまで開いたことがない」という異例の会見が1日、いわき市内のホテルであった。元職坂本剛二氏(68)と、前職吉野正芳氏(64)が硬い表情のまま、カメラの前で手を握った。


 5区の候補者調整は、坂本氏が事務所開きした11月27日朝までずれ込んだ。吉野氏が5区からの立候補を強く希望していたからだ。最終的に坂本氏が5区、吉野氏が比例中国ブロックにまわった。わざわざ2人を握手させる手打ちの儀式をしたのも、わだかまりがないことを見せ、自民支持層を坂本氏一本に固めるためだった。


 坂本氏は「分裂したとは思っていないが、団体や組織に支持を求めて回るのもこれからで、態勢を固める残り時間が少ない」と引き締めに懸命だ。


 全域が被災地の5区は、双葉郡の原発避難者が中通りや会津の仮設住宅などで暮らす。候補者が原発や復興策をどう語るかにも住民は注目する。


 民主党前職の吉田泉氏(63)は復興副大臣などとして被災地に入り、仮設住宅なども回ってきた。公示後はなかなか足を延ばせないと、会津や中通りを精力的に回っている。


 吉田泉氏は「集団移転や中間貯蔵施設などの住民合意には時間がかかる。災害公営住宅や堤防工事に着手し、着実に一歩ずつ進めてきた。復興の歩みを止めてはいけない」と実績をアピールする。


 共産党新顔の吉田英策氏(53)は「被災者の生活再建の足かせになる」と消費増税を決めた民主、自民両党を批判、幻滅した有権者の受け皿をめざした。


 そこに割って入ってきたのが、維新元職の宇佐美登氏(45)。元衆院議員で東京が地盤だが、父親がいわき市出身。宇佐美氏は出馬会見で「(支持母体は)民主だめ、自民もだめ、というすべてのみなさんです」と力を込めた。


 11月29日には双葉町から東京に避難する、みんな新顔の菅本和雅氏(45)が、1日には楢葉町議の松本喜一氏(64)が、未来新顔で立候補を表明した。県内最多の6政党が激突する構図は、乱戦の様相だ。4月の川内村長選に立候補し、現職に敗れた猪狩健寿氏(65)も、無所属新顔で立候補の準備を進める。(西堀岳路)

7266チバQ:2012/12/03(月) 01:30:01
>>5718>>6632とか
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121201/stm12120122370006-n1.htm
【衆院選2012 埼玉】
混戦の7区 各陣営走る、高まるムード 自民・石破幹事長も来県
2012.12.1 22:36 (1/3ページ)
 衆院選公示を3日後に控えた1日、埼玉7区(川越市など)では、自民の石破茂幹事長が応援演説のためJR川越駅前に登場。7区は4選を目指す前職に民主、自民、維新などの新人が挑戦する混戦模様で、各陣営ともに盛り上がりをみせている。

 「民主は党が優先。第三極は組み合わせも主張も毎日変わる」。1日朝、7区で立候補を予定する元県議の神山佐市氏(58)の応援演説でマイクを握った石破氏は、対抗勢力を厳しく批判した。

 石破氏は「反増税と言うのは簡単だが、今を生きるカネは今の世代で払わないといけないのは当然」と、反増税派も牽(けん)制(せい)。この後も応援演説で選挙区内を転戦した。

 地元で長くボウリング場を経営してきた神山氏は、地域に根ざした人脈が最大の武器。解散後は支持者固めに奔走してきたが、石破氏の応援を機に、街頭活動を本格化させたい考えだ。

 一方、「日本未来の党」に合流した「国民の生活が第一」から出馬予定だった前職、小宮山泰子氏(47)はこの日、地域の会合やミニ集会回りを精力的にこなした。未来の設立が発表された11月27日以降、事務所は多忙を極める。1日は、急ピッチで設置作業が進む選挙事務所に必勝を誓うだるまと、神棚が登場。陣営関係者は「一気に選挙ムードが高まる」と話す。

 小宮山氏自身は、支援者への説明に飛び回る。「やるべき政策を実現するために結集した。有権者には選択肢が分かりやすくなる」と理解を求めていた。

 丸一日を街頭活動に専念したのは民主が擁立した元参院議員、島田智哉子氏(50)だ。1日は、川越駅前で2回、参院議員らの応援を受け演説し、合間には選挙カーに乗り込んで選挙区内を回った。

 消費増税をめぐり民主を離れた小宮山氏への“刺客”だが、9月の出馬表明からわずか2カ月での衆院解散に、陣営は短期決戦の覚悟を固める。平日は民主の支持母体である連合傘下の組合回りを徹底。土休日は街頭活動でアピールし、知名度アップを目指す。

 維新から出馬予定の矢口健一氏(40)は1日、駅前でチラシを配った後、選挙戦への事務作業に追われた。2日から本格的な街頭演説を開始する。共産の長沼チネ氏(62)は支援者回りをしながら「脱原発」など、党の施策を訴えた。(市岡豊大)

7267沖縄無党派:2012/12/03(月) 03:45:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121203/elc12120302160025-n1.htm
共産党が7区に白畑氏擁立
2012.12.3 02:16
 共産党県委員会は2日、衆院選茨城7区に商工団体職員の白畑勇氏(60)を擁立すると発表した。
 白畑氏は結城市在住で、「政治を変えたいという思いで出馬を決意した」と述べている。これにより、共産党は県内全選挙区に新人候補を擁立することになった。

これで共産党も小選挙区擁立作業を終了。(沖縄2区は自主投票のため)

7268名無しさん:2012/12/03(月) 09:06:46
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1212020019/
12神奈川衆院選:2・11・15区が第三極候補不在、自民の“牙城”に選択肢少なく
2012年12月3日

 公示を4日に控え、複数の「第三極」の動向に注目が集まる衆院選。県内小選挙区でも慌ただしく乱立した新党の候補者が擁立されている。ところが、現時点で出馬が見送られている選挙区がある。2区(横浜市西・南・港南区)、11区(横須賀・三浦市)、15区(平塚・茅ケ崎市、中郡)の3カ所。小選挙区比例代表並立制になった1996年の総選挙からいずれも5回連続、自民候補が制しているのが共通点。有権者からは「選択肢がなさすぎる」といった嘆きや、「第三極はだらしがない」などの不満の声が上がっている。

 2日現在、立候補表明が最も少ないのは15区。6回目の当選を目指す自民前職と、共産新人の2人だけ。民主も不在なのは、前回比例復活した前職が、解散直前に別の選挙区に「国替え」したためだ。

 「選択肢が少なすぎる」。そう漏らすのは、茅ケ崎市に住む自営業の男性(62)。前回は民主に投じたというが、直前の国替えに「民主は15区の有権者をばかにしている」。第三極にも「『近いうち』と首相が表明していた。準備ができたはず。だらしがない」と憤りを隠さない。

 同市内の福祉施設に勤める男性(46)は「第三極、特に日本維新の会」に期待しているという。代表代行が「若く、変えてくれそう」に見えるからだが、小選挙区には候補予定者はおらず、「このままでは白票になりそう」と打ち明ける。

 2区は、党幹事長代行を務める自民前職と、比例復活した民主前職と共産新人の3人の立候補が予想される。11区も3人とみられ、父から強固な地盤を受け継ぎ、前回初当選した自民前職に、民主と共産の両新人が挑む構図だ。

 「都市部は無党派が多く、第三極が立てれば得票が見込めるはず。前職が強すぎるからか」。横浜市南区に住む男性(68)は、擁立見送りの理由を推測する。一緒にウオーキングをしていた妻(64)は「選択肢は多い方がいいのに。残念」。

 比例代表の投票先を決めるにも、「小選挙区に第三極の候補者がいなければ、演説を聞く機会がなくなる。どんな政策を唱えているのか、判断できない」とこの男性。選挙への関心が薄れてしまっているという。

 三浦市の男性(66)は「テレビなどをにぎわせているが、落下傘で立候補しても、人柄を知らなければ選べない」と、公示直前に第三極から候補が擁立された場合でも、支持には懐疑的だ。

 先月27日夜、同市内で11区の立候補予定者公開討論会が開かれた。会場の半分ほどしか埋まらなかったことに、市内の男性(64)は驚いた。「入れたい党はあるのに候補者がいなければ、投票しない有権者も出てくるのでは。政党には選択肢を示してほしいのだが」。男性はつぶやいた。

7269名無しさん:2012/12/03(月) 09:09:25
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121203/stt12120307070002-n1.htm
【衆院選 注目選挙区を行く】
田中王国 迫る危機 保守票を3氏で奪い合い 新潟5区
2012.12.3 07:04

選挙戦について記者団の質問に答える田中真紀子文部科学相=新潟県長岡市の事務所(水内茂幸撮影)
 衆院選公示まであと1日。逆風にあえぐ民主党では現職閣僚も厳しい戦いを強いられている。これまで父、田中角栄元首相の地盤を引き継ぎ無類の強さを発揮してきた田中真紀子文部科学相=新潟5区=もその一人だ。初めて連合に推薦を頼むなど背水の陣で臨んでいるが、比例単独から同選挙区に移った自民党の長島忠美氏が猛追する。その長島氏と前回は同じ自民党候補として戦った米山隆一氏が今回は日本維新の会候補に。「田中王国」を支えた保守票を3氏が奪い合う異例の構図となっている。

                  ■  ■

 「…それはおわびしなければいけませんね」

 11月20日、連合新潟の斎藤敏明会長とひそかに会った際、平成21年の衆院選での「不義理」を問い詰められると、真紀子氏は渋々謝罪の言葉を述べた。

 当時、連合は民主党移籍直後の真紀子氏を支援しようと、新潟県長岡市で集会を準備していた。ところが真紀子氏は当日になって「私は『田中党』で推薦不要」と言い出し、出席を拒否したのだった。参加者からは怒りの声が上がった。

 それ以降、ほぼ音信不通だった真紀子氏だが先月6日、突然連合側に推薦を依頼した。連合への推薦要請は、真紀子氏の焦りの裏返しでもある。かつて元首相を支えた「越山会」の元青年部長など、有力な後援会幹部が相次ぎ長島陣営にくら替えした。

 閣僚でありながら週に2、3回は地元入りし、こまめに回っている。前回断った比例代表との重複立候補も受け入れた。

 これまでの経緯から連合事務局では「本人の知らぬ間に事務所が書面をよこしたのでは」と不信感を拭えなかった。推薦するにしても謝罪が前提とした。

 一応は謝った真紀子氏だが、苦しい戦いであることを隠したいのか斎藤氏との会談翌日、記者団に「何度も連合から(推薦したいと)アプローチがあった」と強弁した。この一言に連合は反発。結局、県内の民主党候補で唯一推薦せず、「支持」扱いとした。

                  ■  ■

 真紀子氏とは逆に、「地域密着型」をアピールするのが長島氏だ。

 「相手は全国でも人気者だが、誰がこの選挙区に責任を持つのでしょうか!」

 長島氏は2日、雪がちらつく長岡市で企業を回りながら切々と訴えた。

 長島氏は旧山古志村長として住民の要望を細かく把握し、16年の中越地震を乗り切った実績が強み。

 先月の決起集会に駆けつけた酒井正春長岡市議会議長は「私ですらまだ真紀子氏と話したことがない。今度こそ地域の事情が分かる議員を選ぼう!」と強調した。長島氏は過去2回は比例単独候補としてバッジを着けたが、今回は小選挙区での議席を狙う。

7270名無しさん:2012/12/03(月) 09:11:07
>>7269

 その長島氏の前に立ちはだかったのが米山氏だ。過去2度の選挙は自民党候補として同選挙区から出馬し真紀子氏を追い詰めた。前回落選後に政界を引退しようかと諦めていたが、維新が再出馬の機会を与えた。米山氏は「旧来型の組織に頼らなくとも、今はツイッターなどで主張を浸透させられる」と新しい選挙スタイルを提案する。

 事実上、三つどもえの戦いになった同選挙区。投開票日の16日は元首相の祥月命日にあたる。やはり最後の頼みは「田中」ブランドなのか、真紀子氏は記者団にこう語った。

 「(投票日に)ご先祖様のお導きがあることを願っている」(水内茂幸)

                   ◇

 ▽新潟5区立候補予定者

 田中真紀子 68 文部科学相  民 前

 長島忠美 61 元山古志村長 自(伊)前

 米山隆一 45 弁護士    維 新

 服部耕一 43 党県委員   共 新

7271名無しさん:2012/12/03(月) 09:15:43
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/shuin2012/38359.html
中小政党、第三極の勢い認め警戒 衆院選、多党乱立も「やりがい」
(2012年12月3日午前7時03分)

 衆院選の福井県内3小選挙区はいずれも民主、自民の二大政党の対決に第三極勢力が絡む構図となり、既存の中小政党は埋没しないか懸念を募らせている。候補を擁立する共産、社民両党の陣営は、脱原発や消費税増税反対の政策を明確にし、存在感を懸命にアピールしている。小選挙区に候補を立てない公明党は、有権者との対話活動で政策実現力を訴え、比例票の確保を目指す。

 「『維新の会ってどんな政党』と聞かれることが多い。関心は高く、期待する声も聞かれる」。1区に出馬する共産党の金元幸枝氏の陣営幹部はこう語り、第三極の勢いを率直に認める。1区では日本維新の会から前県議の鈴木宏治氏の出馬が決まり、1996年以来となる計5人の候補が集中。多党乱立で埋没する可能性はさらに強まる。

 これに対し、金元陣営は「どこの政党も政策や主張がぶれている。やりがいのある選挙になりそうだ」と強調。街頭演説では消費税増税の反対などをさらに訴え、一貫した党の姿勢を際立たせていくという。2区で立候補を予定する藤岡繁樹氏も「第三極といっても民主、自民と同じ古い政治の上に立っている」と批判する。

 公明党県本部の石橋壮一郎代表は「埋没しがちで危機感がある。民主、自民両党の支持率が伸びない中、第三極が離れた支持の受け皿になる恐れがある」と警戒。県内比例票4万5千票を目標に掲げ、市町支部や地区単位の会合を開いて支援を呼び掛けている。

 ただ、新党が乱立する現状には「果たして政策の一致ができているのか。まさに野合と言わざるを得ない」。現実と向き合い、政策の現場に接してきた既存政党の力を訴えていくとする。

 「民主党は2030年代の原発ゼロを掲げたが、シナリオが描けていない。自民党は経済のために原発を動かし続けると言っている」と語るのは社民党の山崎隆敏氏。「脱原発」を最大の旗印に掲げ、二大政党との対決姿勢を鮮明にする。

 また、第三極勢力に対しても、保守色の強い維新の会の石原慎太郎代表を意識し、護憲の訴えを柱の一つに加えた。若山樹義党県連合代表は「新しい政党というのは、県民にはあまりなじまないのではないか」と影響を注視する。

 共産、社民両党にとっては、脱原発で主張が重なるだけに、互いにどう差別化を図るかも大きな課題。山崎氏は「欧州では社民党が中心となって脱原発を進めている」と主張。一方の共産党は「思想信条の違いは保留して、原発ゼロという一点では協力していく」(南秀一県委員長)との立場だ。

 第三極勢力内でも、「卒原発」を掲げる日本未来の党ができて競合するため、維新は違いをアピールする必要に迫られそうだ。1区の鈴木氏は、未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事と、同党に合流する「国民の生活が第一」の小沢一郎代表のコンビを「いかにも違和感がある」と指摘。維新が擁立した3区の塚本崇氏も「卒原発の理念は理解するが、やや急進的で根拠に乏しい」として、維新の公約である「脱原発依存体制の構築」との違いを強調した。

7272名無しさん:2012/12/03(月) 09:18:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20121202-OYT8T00901.htm
[衆院選]風の行方<4>保守王国に挑む「第3極」

 日曜日で静かなJR福井駅近くのオフィス街に2日午後、約2000人の市民らが集まった。北陸遊説でやって来る「日本維新の会」代表代行の橋下を見るためだ。

 橋下は午後3時過ぎ、街宣車の上でマイクを握り、社会保障制度の抜本改革などの政策や大阪都構想といった実績について熱弁し、「既得権との戦いに勝つには皆さんの応援が必要なのです」と訴えた。

 寒空の下、道路脇を埋めた市民たちは約40分間、演説に聞き入った。テレビでなじみの橋下を、携帯電話のカメラで撮影したり、望遠鏡で眺めたり。維新陣営の一人は「いい手応え。選挙戦に向け、勢いがつく」と喜んだ。

 ◇

 既成政党のアンチテーゼとして登場した「第3極」。福井1区で鈴木宏治(39)、3区で塚本崇(38)が維新公認で立つ。2区では、みんなの党の武田将一朗(42)が挑戦する。両党は相互に推薦を出しており、1日には3人そろって福井市内で記者会見し、「団結して福井から日本を変えていく」と共闘をアピールした。

 民主党が圧勝した2009年の前回選、福井1〜3区で自民が全勝した。その保守王国でなぜ、立つのか。

 民主党を離れ、県議を辞めた鈴木は「自民と民主が足を引っ張り合い政治が前に進まない。その怒りから第3極で戦うことを決めた」。旧松岡町(現永平寺町)出身で、大阪での会社員生活を中断して国政に挑む塚本は「(民主、自民など)これまでの政権によるツケを将来に残してはならない」と、公募に応じた。

 「みんな」の渡辺代表と親交があるという武田は「福井には自民、民主の2党しか(政権を任せる)選択肢がない。第3の選択肢を福井で育てていきたい」と語る。

 自民党県連幹部は言う。「一定の票を持って行かれるのは確実。問題は、その規模をどれだけ少なく抑えるかだ」

 ◇

 ただ、既成政党の立候補予定者に比べ、支援体制や政治経験の面でハンデは多い。

 塚本は、事務所探しや立候補に必要な書類の準備など、普通は秘書らが担う業務をほぼ自力でこなした。街頭では橋下のポスターを貼りつけたボードを首から提げて知名度不足を補う。街頭演説の経験もなく、カラオケボックスで練習に励んだが、11月30日に敦賀市で行った初の街頭演説はわずか1分20秒あまりで終わってしまい、「もう少しうまく演説できるようにしたい」と気を引き締める。

 武田も今年3月に党支部を設けながら、出馬を決めたのは維新の2人よりも後だった。県内に組織はなく、高校の同級生らに手助けを頼んでいる。出馬表明時に戦術を問われ「マスコミの力」と答えるなど、“空中戦”を自覚している。

 唯一、政治経験があるのは鈴木だ。過去3度、県議選福井市選挙区に立ち、トップ当選2回。後方支援には、福井市議の妻も加わっている。

 ただ、民主離党から維新入りまでの経緯に疑問を投げかける関係者もいる。民主党系の地方議員は「つい最近まで所属し、国政進出に向け公認を求めていた党を、声高に批判をするのはどうか。選挙に勝ちたいための行動としか思えず、残念だ」と話す。

 維新の北信越担当の大阪府議・阿部賞久(55)は「小泉旋風の2005年の衆院選や、維新の無名候補が次々当選した10年の大阪府議・市議選ほどの異常な風は吹かない」としつつ、「橋下の演説は有権者の心を動かす」と強調。橋下の発信力と「維新」の看板が、保守王国でどこまで通じるのか。(文中敬称略、終わり)

 この連載は、原典子、野中明子、酒本友紀子、藤戸健志が担当しました。

(2012年12月3日 読売新聞)

7273名無しさん:2012/12/03(月) 09:39:01
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121203-OYS1T00235.htm
飯田氏を山口1区擁立へ、未来「卒原発」ブレーン

 日本未来の党(嘉田代表)は2日、飯田哲也代表代行(53)を衆院山口1区に公認候補として擁立すると発表した。同日、東京都内で開かれた同党の記者会見に出席した飯田氏は「この党ができたのは奇跡だ。この奇跡を形にするため、山口1区で頑張りたい」と語った。

 飯田氏は山口県出身。NPO法人環境エネルギー政策研究所所長を務め、同党のブレーンとして嘉田氏の「卒原発」に関する政策づくりに協力している。7月の同県知事選に無所属で立候補し、次点で落選した。

 同選挙区ではほかに、民主党新人・冨村郷司氏(29)、自民党前議員・高村正彦氏(70)、共産党新人・魚永智行氏(54)も立候補を予定している。

(2012年12月3日 読売新聞)

7274名無しさん:2012/12/03(月) 09:49:48
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121203-1054879.html
小沢氏が民主へ刺客 岩手県知事の妻

達増拓也・岩手県知事の妻陽子氏は、盛岡市内の各地で街頭演説(撮影・柴田寛人) “小沢王国”の岩手県で、仁義なき選挙戦が繰り広げられる。公示を明日4日に控えた衆院選(16日投開票)で、小沢一郎代表(70)の「国民の生活が第一」が合流した新党「日本未来の党」は、県内の全4選挙区に候補者を擁立。うち3選挙区では、小沢氏とたもとを分かった民主候補と直接対決する。岩手1区では、達増拓也県知事の妻陽子氏(47)が出馬を表明した。

 陽子氏は出馬表明会見の翌1日から、盛岡市内での街頭演説を始めた。夫の拓也氏の衆院選を4度、県知事選を2度経験しているが、街宣車に乗るのは初めてだった。「小沢先生流の選挙では、妻は表に出ないので…。皆さんの反応が直接見えるし、背を向けている方がいると、『聴いてもらうぞ』と闘志が沸いてきました」。全日空の元客室乗務員だけに、マイクパフォーマンスはお手の物。市民の生活を守るという新党の政策を丁寧に説明した。

 民主党から集団離党し、「国民の生活が第一」を結成した小沢氏にとって、今回の衆院選は、背信した民主残留組を引きずり落とす戦いとなる。岩手1区は以前、小沢氏の支持を受けた拓也氏の衆院議員時代の地盤。民主前職の階(しな)猛氏(46)がそれを受け継ぎ、07年の衆院補選で初当選した。小沢氏の支援を受けながら、「生活」に合流しなかったため、階氏への刺客が注目されていた。

 拓也氏の出馬も検討されたが、県知事として復興支援活動を続けるため、断念。小沢氏が先月下旬、陽子氏を直接説得し、公示直前の擁立劇となった。階氏は地元メディアの取材に「私の想定内にある名前だった」と冷静だったが、県内での達増ブランドは強力だ。階氏が09年の衆院選で獲得した11万6425票のうち、相当数は陽子氏に流れると予想されている。

 5人による激戦で、勝機があるのは自民党の高橋比奈子氏(54)だ。前回は党の逆風を受け、約5万票で完敗。しかし、今回は自民の人気復活に加え、民主と未来の対立で非自民票が割れ、当選ラインが下がりそうだ。高橋氏の関係者は「市議や県議を14年間続けた地元密着度をアピールする」と鼻息が荒かった。

 政治活動の経験がない陽子氏の出馬に、盛岡市民の反応はさまざまだった。63歳男性は「台風の目になる。今回は女性が強み。未来の党首も女性だし、期待できる」と好感を抱いた様子。50代主婦は「未経験の人をいきなり出すなんて、反対です。小沢さんの強引なところが嫌い」と険しい表情を見せた。【柴田寛人】

 ◆達増陽子(たっそ・ようこ)1965年(昭40)2月6日、山口県萩市生まれ。関西外大短大部米英語学科を卒業後、85年に全日空入社。外交官だった達増拓也氏と出会い、94年に結婚。翌95年に長男をもうける。趣味はウオーキング、ヨガ。血液型O。 [2012年12月3日9時28分 紙面から]

7275名無しさん:2012/12/03(月) 10:28:26
http://www.asahi.com/area/oita/articles/MTW1212034500001.html
2012年12月3日10時21分
議席奪還へ燃える自民/2区の構図
◆代替わりの社民危機感

 普段着のお年寄りら約120人が、だだっ広いホールでこぶしを振り上げていた。「ガンバロー」

 先月25日、大分市佐賀関の市民センターであった衛藤征士郎の時局報告会。柔らかい声で衛藤が話しかけていた。「政権を奪還しなければなりません」

 千人規模を集める大集会ではなく、地区ごとの小さな集会を開くのは理由がある。支持者との濃密な時間を大切にしているのだ。

 自民逆風の前回09年総選挙では、社民候補に約5千票差で敗れた。比例で復活当選したが、過去9回の総選挙で初の敗北だった。

 「支援者とのつながりが薄くなっていたことが敗因の一つ」と陣営幹部。党でも有数のベテランになり、公務や党務に追われ、選挙区をくまなく回ることができなくなっていた。

 選挙後、衆院副議長の仕事のない時は月に2回ほど地元に帰り、ミニ集会を定期的に続けた。16日の投開票日までに、2区内の旧36市町村全てで開く予定だ。

 敗北の反省に立って後援会の改革もした。結びつきが強まるようにと産業別に細分化。

地域ごとの後援会も含め、約40から約100に増やした。衛藤は「以前は大雑把すぎた。きめ細やかな関係が築けるようになった」と話す。「今回の争点はTPPや原発などわかりやすい。前回は浸透させられなかったが、今回は説明を尽くしていく」

 突然の衆院解散は、社民県連合を直撃した。脳梗塞(・こう・そく)で入院していた前職重野安正は出馬を断念。急きょ政策秘書の吉川元を立てた。

 先月22日、吉川は重野選対から代替わりした自身の選対会議で深々と頭を下げた。

「(重野の)無念をはらしたい。この体はいかようにも使ってください」。県連合、自治労、県教組などから集まった約60人から大きな拍手が起きた。

 2区の地盤もそうだが、脱原発やTPP反対といった重野の政策もそっくり引き継ぐ。党幹部は「即戦力になる」と期待する。

 だが、知名度に関してはほぼゼロからのスタートだ。県連合所属の県議や市議らの後援会、地元企業など組織中心に1日に2市町以上回り、まずは顔を覚えてもらうことから始めた。

 県連合と県平和運動センターを司令塔に、組織戦で臨む方針だ。独自推薦を出した連合大分の傘下の自治労県本部や県教組の動員力にも期待をかけている。

 前回は民主の推薦もとりつけて11万票を超えたが、与野党に分かれた今回は推薦はない。「時間がない。前回の何十分の一しか動けない」。県連合の幹部は焦りを隠さない。全国に二つしかない社民の小選挙区議席死守に向け、重野の同情票にも期待をかける。

 前回擁立を見送った共産は、社民が重野断念を発表した翌日、山下魁の擁立を発表した。計4回も国政に挑戦しており、05年は2区で約1万5千票を集めた。「他党が離合集散の結果なのに比べ、私たちは一貫している」。TPPや増税反対、反核などを訴える。

 維新も先月21日、竹内紀彦の擁立を発表した。

 都内に住んでいた竹内は先月は事務所探しや事務手続きに追われた。「出遅れ感はあるが、若さと誠実さを愚直に粘り強く訴える」。道州制を唱え、地域の活性化などを主張する。

 「既成政党ができなかった新たなやり方が重要だ」と語り、自民や社民に飽き足らない有権者の受け皿を狙う竹内は、警戒の的だ。「票が分散する」と自民の有力県議が言えば、社民県連合の幹部も「票を奪われるのではないか」と心配している。(敬称略)


 ■予想される顔ぶれ(囲み数字は当選回数)

衛藤征士郎(71)自前(9)元衆院副議長

竹内 紀彦(42)維新 元総合商社員

山下魁(35)共新 党県委員

吉川元(46)社新 元衆院議員秘書

7276名無しさん:2012/12/03(月) 10:37:18
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121203_11.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/直前情勢(下)5区・6区
◎5区/民主、政権批判に警戒も

 民主前議員の安住淳が6選を狙う。自民は公募で選出した新人大久保三代を擁立。共産からは新人渡辺昌明が立候補する。日本未来の党は2日、新人阿部信子の擁立を発表した。
 有権者は21万2100人。東日本大震災の影響で前回より1万4600人減った。政府や党の要職を務める安住に3新人が挑む構図で、復興施策を含む政権批判がどこまで影響するかが焦点だ。
 前財務相の安住は震災後、公務の合間を縫って地元入りし、「国民に増税を求めたが、被災者の役に立つなら許してもらえるはずだ」と訴え、復興対策を前面に出してきた。石巻市で2日に開いた決起集会には約1100人が集まった。
 党幹事長代行として党の選挙を仕切るため、公示後は地元に入れない見通し。陣営は「候補不在の選挙は初めて。民主批判もあり、不安はある」と警戒を強め、後援会を中心に支持固めに動く。
 鹿児島市生まれの大久保は5月、県連の公募で党5区支部長に選ばれた。個人ブログで展開した県連批判が一時反発を招き、選挙態勢の構築が遅れたが、解散後は支部の動きも活発化。仮設住宅でのミニ集会や街頭活動で浸透を図ってきた。
 1日には石巻市内に事務所を開設。2日は涌谷町で集会を開いた。復興推進に加え「TPP(環太平洋連携協定)は絶対反対」と主張し、1児の母の立場から子育て支援策の拡充も掲げる。
 阿部は自民党県連の公募で大久保と争った。公示を目前に態勢づくりを急ぐ。10年以内の原発ゼロ実現、消費税増税の凍結など党の政策を訴えるとともに、出身地の女川町などを基盤に知名度アップを図っていく。
 渡辺は石巻市で2日にあった事務所開きで「にわかに誕生した政党とは違い、長年原発反対などを訴えてきた」と強調。昨年の県議選石巻・牡鹿選挙区で初の党県議が誕生した勢いに乗り、比例票の上積みも狙う。

<立候補予定者>
安住  淳 50 党幹事長代行 民前(5)
大久保三代 36 党支部長   自新 
阿部 信子 49 会社社長   未新 
渡辺 昌明 59 党県委員   共新 

<過去の開票結果>
【2009年8月】
当 89,484 安住  淳 民 前 
  63,303 斎藤 正美 自 新 
【2005年9月】
当 78,205 安住  淳 民 前 
  68,485 斎藤 正美 自 新 
   7,691 高野  博 共 新

7277名無しさん:2012/12/03(月) 10:38:09
>>7276

◎6区/自民固い態勢、民主挑む

 5選を目指す自民前議員の小野寺五典に、民主元議員の鎌田さゆりが挑む。選挙区は沿岸部の気仙沼市から秋田県境の栗原市までと広い。有権者数は22万2500人。実績で優位に立つ小野寺に、鎌田がどこまで支持を広げられるかが焦点となる。前回、擁立を見送った共産も急きょ新人高村直也を立て、参戦した。
 小野寺は前回、自民党政権への逆風を受けながらも10万票以上を獲得。県内唯一、選挙区で党の議席を守った。震災後、被災地の厳しい実情を訴える国会活動に奔走。被災者の代弁者として震災復興の加速と着実な推進を訴える。
 日ごろから地元のイベントや会合に小まめに顔を出す。選挙区内に張り巡らされた党地方議員のネットワークも固く、気仙沼、登米両市の事務所開きには選挙区の全首長が出席し支援を約束した。
 ただ、過去2回の選挙で圧勝だったこともあり陣営は気の緩みを警戒。「他県候補の応援のため本人が地元を離れる日も多い。楽な選挙ではない」と引き締めに懸命だ。
 鎌田は8月下旬に立候補を表明し、登米市迫町に後援会事務所を構えた。連合傘下の一部労組OBや党系列の地方議員経験者らが選対組織を束ねる。元党参院議員の後援者らを地道に回り、浸透を図ってきた。
 11月以降は登米市など内陸部のイベントにも積極的に出向き、地域との接点を広げる。衆院議員2期の経験を武器に、即戦力をアピール。農家の戸別所得補償制度や高校無償化など政権与党の実績を強調する。
 選挙区で唯一の女性候補として、女性票の掘り起こしにも狙いを定める。陣営関係者は「女性を中心に口コミで浸透している」と、支持の広がりに期待している。
 共産は11月下旬、高村擁立を公表。比例候補と連動し党勢拡大を図る。初挑戦の高村は消費税増税阻止、環太平洋連携協定(TPP)反対を訴える。
(敬称略)

<立候補予定者>
鎌田さゆり 47 党支部長   民元(2)
小野寺五典 52 党県会長   自前(4)
高村直也 29 党准県委員  共新 

<過去の開票結果>
【2009年8月】
当 100,832 小野寺五典 自 前 
   54,133 菅野哲雄 社 前 
    3,346 氏家次男 諸 新 
【2005年9月】
当 100,359 小野寺五典 自 前 
比当 49,263 菅野哲雄 社 元 
    8,354 近江寿 共 新

7278名無しさん:2012/12/03(月) 10:52:11
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20121203000101
激しい前哨戦展開/衆院選4日公示、県内情勢
2012/12/03 09:51

 4日公示される衆院選で、県内3小選挙区は戦いの構図がほぼ確定。前職3、新人7の計10人が立候補を表明し、激しい前哨戦を展開している。徳島、愛媛、高知の四国3県でも立候補予定者が出そろった。各選挙区の公示直前の情勢を探る。(文中敬称略)

 【1区】
 小選挙区での再選を目指す民主・小川淳也(41)、前回は比例復活の自民・平井卓也(54)の両前職と、維新新人の今西永児(66)、共産新人の河村整(53)が争う。小川と平井は4度目の対決。小川は党への逆風に危機感を強め、改革継続への意欲を強調。平井は「実現・実行力」を前面に掲げ、選挙区での雪辱に照準を合わせる。11月末に公認が決まった今西は兵庫県出身で地盤がなく、態勢整備を急ぐ。河村は米国寄りの政治からの脱却を訴え、二大政党批判を強める。

 【2区】
 再選を期す民主前職の玉木雄一郎(43)に、公募で選ばれた自民新人の瀬戸隆一(47)、共産新人の佐伯守(52)が挑む。玉木は選挙区の東西にそれぞれ選対本部を設置。旧町単位での後援会も立ち上げ、地域密着を強める。瀬戸は知名度のアップが鍵。解散後に石破茂幹事長が2度選挙区に入るなど、組織の総力を挙げて保守層を固めている。佐伯は街頭演説に力を入れ、原発の即時停止などをアピールしている。

 【3区】
 前回は県内小選挙区で唯一、自民が勝利。その大野功統元防衛庁長官の引退を受け、自民の公募で選出の長男・敬太郎(44)、共産・藤田均(52)、社民・米田晴彦(54)の3新人が激突する。大野は「信頼と責任ある政治」を掲げ、保守層への浸透と無党派層の取り込みを図る。藤田は消費税増税の反対などを訴え、民主、自民との対決姿勢を強調。「庶民感覚の政治」を訴える米田は、すみ分けで擁立を見送った民主支持層への浸透にも努める。

7279名無しさん:2012/12/03(月) 11:02:19
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW1212030300001.html
2012年12月3日10時33分
総選挙いわて/4区に党本部職員擁立・民主

 4日公示の衆院選で、民主党県連は1日、4区に党本部職員で金ケ崎町出身の及川敏章氏(56)を擁立すると発表した。同じく空白区だった2区は断念した。

 及川氏は東京都国分寺市在住。民社、新進、自由、民主の各党本部職員を務めた。同じ4区から立候補する日本未来の党の小沢一郎氏(70)とは新進党から行動をともにしてきた。及川氏は「小沢氏が離党したのは残念だが、民主党は間違っていない。消費増税をお願いするためには、国会議員の定数削減をやらなければならない」と語った。

 4区には自民新顔の藤原崇氏(29)、共産新顔の高橋綱記氏(64)も立候補を表明している。

■「これは離婚」一気に対決色/小沢氏後援会

 民主党が4区に及川敏章氏を擁立したことで対決ムードが盛り上がってきた。

 小沢一郎氏の陣営はこの日、北上市後援会の事務所開きをした。4区後援会連合会の小笠原直敏会長が「風雲急を告げている。これまでの選挙の中で政治生命をかけた最も苦しい戦い」と檄(げき)を飛ばした。小笠原氏は「小沢さんに弓を引かなくてもよかった。けんかを売られた。民主党の分裂は離婚ではなく別居と考えていたが離婚を迫ってきた。1区から4区まで勝ち抜く」と語った。

 自民新顔、藤原崇氏の陣営は、小沢氏支持の票の一部が及川氏に流れ有利に働く、と分析する。藤原氏は「小沢さんが立つ4区に立てることに意味があったのだろう」と話す。

 共産新顔、高橋綱記氏の陣営は1日、花巻市内で事務所開きをした。高橋氏は「民主、未来の権力抗争」と突き放した。

7280名無しさん:2012/12/03(月) 11:10:29
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20121203000102
激突(中)雪辱を期す自民 「新生」打ち出し攻勢
2012/12/03 09:51

石破茂幹事長を迎えて開かれた会合で、議席獲得へ意気込みを新たにする自民党の3候補ら=高松市内

 衆院解散から最初の日曜日となった11月18日。香川県高松市内町の高松三越前に黒山の人だかりができた。お目当ては自民党の石破茂幹事長による街頭演説だ。

 「使命感と責任感を持って必ず勝利し、日本を立て直したい」と政権奪還へ意気込む石破氏。聴衆からは大きな拍手とともに、「待ってました」「日本を頼むぞ」と声が飛ぶ。

 同氏はこの日、丸亀、坂出、さぬき市でも街頭でマイクを握り、全て500人を超す盛況ぶり。県内小選挙区に出馬を予定する3候補も一緒に立ち、支持を求めた。見守った県連幹部は「こんな雰囲気は久しぶりだ」と頬を緩めた。

  ◆    ◆

 「政権交代」の風が全国で吹いた2009年の前回総選挙。厚い保守地盤を誇ってきた香川も例外ではなく、自民党は1、2区で民主党に敗れた。雪辱を期す今回、前回は比例復活の平井卓也(1区)、新人の瀬戸隆一(2区)、引退した大野功統元防衛庁長官の後継となる長男・敬太郎(3区)の3氏を擁立し、「全勝」を目指す。

 「新生自民」「若くて新しい保守政党」。党が打ち出すキャッチフレーズだ。3年前の下野を受け、党は綱領を全面的に見直した。今選挙では首相経験者ら「長老議員」が多く引退、世代交代を印象付けている。県内でも、来夏の参院選を含めて新人を公募で選出。選考過程のネット中継などの取り組みも進め、「新生自民」をアピールした。

 大野氏は「人材を幅広く吸収するという長年の課題に応え、自民党が変わったことを象徴する制度だ」と公募の意義を強調。父の地盤や後援会を引き継ぐが、「あくまでも新人」とこまめに選挙区を回る。

 父の秘書として名を知られた大野氏と違い、公募に応じるまで総務省職員だった瀬戸氏は「時間が足りない」と知名度アップが課題と認める。陣営幹部は「候補者の魅力を売り込むのはもちろん、地域に根を生やした支援者と組織が結束し、底力を発揮できるかが勝負」と力を込める。

  ◆    ◆

 小選挙区で唯一の前職が1区の平井氏。初当選から連続4期12年の実績を重ねるが、前回は比例復活に甘んじた。今選挙では、逆風下の前回とは打って変わって「街頭の反応がいい」と陣営は手応えを口にするが、「追い風までは吹いていない。引き締めてかからなければ」と戒める。

 共同通信社が1、2の両日に実施した全国電話世論調査(第3回トレンド調査)によると、比例代表の投票先で自民党は前回調査(11月24、25両日)からほぼ横ばいの18・4%。日本維新の会10・4%、民主党9・3%と続く。3回連続でトップは維持したが、圧倒的な優勢とは言い難い。

 党政調副会長として綱領の見直しに携わり、党県連会長として公募による候補選出を指揮した平井氏。前回の苦杯を長期政権における慢心だったと分析し、下野した3年間、党改革にまい進した。「『古い自民党』と戦い、党は生まれ変わろうとしている。新しい日本の政治を任せてほしい」と訴える。

7281名無しさん:2012/12/03(月) 11:15:31
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121203t71033.htm
衆院選あす公示 東北の情勢

 衆院選(16日投開票)は4日公示される。電撃的な解散から17日。環太平洋連携協定(TPP)や原発などを争点とした短期決戦は、事実上の後半戦に入った。東北25選挙区と比例東北(定数14)に挑む各陣営は、激しいつばぜり合いを繰り広げている。各選挙区と比例の公示直前の情勢を見る。(文中敬称略)

◎青森/自と未が攻防迫る維・1区

 1区は、津島(自新)と横山(未前)が競り、升田(維新)が追う。津島は前回得られなかった党公認を得て雪辱を期す。未来に合流した横山は、消費税増税阻止やTPP反対を前面に押し出す。升田は第三極を掲げて、無党派層への浸透を図る。波多野(民新)は母親の視点で教育や子育て、男女共同参画分野の政策を訴える。国政初挑戦の斎藤(共新)は街頭活動を精力的にこなす。
 2区は、5選を目指す江渡(自前)が強固な組織力で優位に立っている。再選を狙う中野渡(未前)が切り崩しを強める。中村(民新)と小笠原(共新)は、知名度アップに懸命。
 3区は、10選に挑む大島(自前)が先行し、前回比例で復活当選した田名部(民前)が追う。山内(未新)は無党派層の取り込みを狙う。5度目の挑戦の松橋(共新)は党勢拡大を図る。
 4区は、6選を狙う木村(自前)の支持基盤が厚く安定している。津島(民前)は国土交通政務官などを務めた実績を訴え支持拡大に躍起。千葉(共新)は比例票の掘り起こしに努める。

◎秋田/民自競り第三極追う・1区

 1区は、4選を目指す寺田(民前)と冨樫(自新)が激しく競る。連合の推薦を得た寺田は、演説会を通じて若年層にも浸透を図る。冨樫は党県議がフル回転して支持を固める。公明党の推薦も受けた。高松(未前)は消費税増税阻止などを訴え、近江屋(維新)は浮動票の掘り起こしに努める。佐竹(共新)は党勢拡大に全力を挙げる。
 2区は、金田(自前)と川口(民前)が激烈な前哨戦を展開。前回は比例復活当選だった金田は、苦戦した県北部でも組織戦を繰り広げる。川口は党への逆風が強いことを意識し、「人物本位」の選択を呼び掛ける。石田(社新)は二大政党への批判票の取り込みを図る。佐藤(共新)は消費税増税反対を訴える。
 3区は、御法川(自元)が後援会組織や党支部を引き締めてやや先行。第三極を前面に無党派層への食い込みを狙う村岡(維新)、TPP反対を訴えて農業者の評価を得る京野(未前)が激しく追う。3人の激突は今回で3度目。三井(民新)は女性票を軸に浸透を図り、佐藤(共新)は比例票の上積みを目指す。

7282名無しさん:2012/12/03(月) 11:17:20
>>7281

◎岩手/知事夫人浸透に躍起・1区

 1区は、階(民前)が着々と組織を固めて3選を目指す。再挑戦の高橋(自新)は政権批判の高まりを追い風に支持拡大を狙う。急きょ立候補が決まった知事の妻の達増(未新)は、夫の知名度と後援会を生かし浸透を図る。八幡(共新)、伊沢(社新)は比例票の上積みに取り組む。
 2区は、通算7選を目指す鈴木(自元)と再選を狙う畑(未前)が激しく競り合う。民主は候補擁立を断念した。鈴木は支持者回りを徹底。畑は反自民票の結集に照準を絞る。久慈(共新)はTPP参加反対を訴える。
 3区は、5選に挑む黄川田(民前)と佐藤(未新)が分裂した民主票を奪い合う。3度目の挑戦の橋本(自新)が割って入る。3陣営とも大票田の一関市で支持拡大に力を入れる。菊池(共新)は比例と連動した戦い。
 4区は、15選を目指す小沢(未前)が厚い支持層に支えられて盤石。藤原(自新)は世代交代を前面に無党派層の取り込みを狙う。1日に立候補が決まった及川(民新)は政権党の意地を懸け小沢に挑む。高橋(共新)は党勢拡大に躍起。

◎山形/ベテラン6度目激突・1区

 1区は、12選を狙う鹿野(民前)と6選に意欲を燃やす遠藤(自前)が6度目の激突。鹿野はTPP交渉参加反対を明言し、農業関係者の支持のつなぎ留めに腐心する。遠藤は後援会組織を引き締め、支持基盤が弱いとされる山形市でも政権批判をてこに攻勢を掛ける。石川(共新)は3度目の国政挑戦で、原発ゼロを訴える。
 2区は、4選を目指す近藤(民前)と鈴木(自新)が激しく競る。近藤は経済産業副大臣として政権中枢での実績を強調し、逃げ切りを図る。鈴木は徹底した組織戦で切り崩しを進め、TPP交渉参加反対で農村部に浸透。川野(維新)は「第三極」の新鮮さを打ち出す。岩本(共新)は消費増税反対を主張する。
 3区は、14選に挑む加藤(自前)が安定している。一部に保守分裂の動きがあるが、影響は限定的とみられる。再選を期す吉泉(社前)は比例復活も視野に、民主との選挙協力に活路を見いだす。阿部(無新)は保守票の取り込みを狙う。佐藤(維新)は政策の浸透を図る。長谷川(共新)は2度目の国政挑戦。

◎宮城/自先行未民維み並ぶ・2区

 1区は、土井(自元)と郡(民前)が激しく競る。林(み新)、横田(未新)、榎(維新)が無党派層取り込みを図る。角野(共新)、桑島(社新)は比例も重視する。
 2区は秋葉(自前)がやや先行するが、斎藤(未前)、今野(民元)、中野(維元)、菊地(み新)がほぼ並んで追っており、混戦に拍車が掛かりそう。福島(共新)も個人票を積み重ねる。
 3区は、西村(自元)と橋本(民前)の攻防が激化している。西村は県議の支援体制が厚い。橋本は労組や支持者回りを徹底。吉田(共新)は街頭活動に重点を置く。
 4区は、伊藤(自元)の組織力が固い。石山(民前)が小集会を重ねて追う。畠山(維新)は街頭重視の戦い。戸津川(共新)は党県議と連動。村上(諸新)は苦しい。
 5区は安住(民前)が優位。大久保(自新)は党支持層に働き掛ける。阿部(未新)は2日に擁立が決まった。渡辺(共新)は党勢拡大を図る。
 6区は、小野寺(自前)が全域で安定。鎌田(民元)は内陸に足掛かりをつくる。高村(共新)は比例票拡大に走る。

◎福島/事実上の自と維対決・4区

 1区は、亀岡(自元)が安定した戦いを進めている。石原(未前)は参議院議員の祖父の代から続く地盤が強み。大場(民新)は11月下旬に立候補が決まったばかり。前回、石原を支えた連合福島の支援を受ける。渡部(共新)も浸透を図る。
 2区は、根本(自元)が先行し太田(未前)が追う。11月下旬に名乗りを上げた斎藤(民新)と緑川(維新)は知名度アップに躍起。平(共新)は比例と連動した戦い。
 3区は、玄葉(民前)が知名度と実績で優位に立っている。菅野(自新)は出遅れ、態勢固めを急ぐ。小山田(共新)は脱原発を訴える。
 4区は前議員渡部恒三の引退で流動化した。民主が後継候補擁立を断念したため、事実上、菅家(自新)と小熊(維新)の一騎打ちとなる。小川(社新)は非自民層の取り込みに懸命。原田(共新)は6度目の挑戦で基礎票の上積みを図る。
 5区は、坂本(自元)と吉田泉(民前)がせめぎ合う。第三極の宇佐美(維元)と菅本(み新)、松本(未新)が追う。吉田英(共新)は反原発をアピールする。

7283名無しさん:2012/12/03(月) 11:18:20
>>7281>>7282

◎比例代表/候補者数93人前後か

 定数14。前回の獲得議席は民主7、自民4、公明、共産、社民各1だった。各種世論調査の支持率で首位を走る自民が議席をどれだけ伸ばすか、第三極勢力がどの程度の集票力を発揮するかが焦点。単独と重複を合わせた候補者は前回の77人を上回って93人となる見通し。
 民主は前回、比例単独候補を7人擁立し、4人が当選した。今回、22選挙区に擁立した候補は、全員名簿順位1位で重複立候補させる予定。
 自民は前回名簿1位だった前議員吉野が比例中国に回り、2位の前議員秋葉は宮城2区に立候補する。名簿下位に新人2人を立てる。
 公明は党幹事長の前議員井上と新人真山の2人を単独候補として擁立し、2議席獲得を目指す。共産は前議員高橋と新人岩渕を立て、1議席維持を狙う。社民は選挙区の5人が名簿1位になり、新人山名と元議員菅野がそれぞれ6、7位で立候補する。
 第三極の未来と維新、みんなは、いずれも選挙区候補が重複立候補する予定。改革は新人上杉を単独で擁立する。幸福は3人が単独候補になる。


2012年12月03日月曜日

7284名無しさん:2012/12/03(月) 11:32:28
http://mainichi.jp/select/news/20121203k0000e010140000c.html
未来の党:飯田氏、大阪の特別顧問退任へ
毎日新聞 2012年12月03日 10時44分(最終更新 12月03日 11時04分)

飯田哲也氏=久保玲撮影

 日本未来の党代表代行で衆院山口1区から立候補予定の飯田哲也(てつなり)氏は2日、大阪府と大阪市の特別顧問を退任する考えを自らのツイッターで明らかにした。日本維新の会幹事長の松井一郎府知事は11月の記者会見で「飯田氏が選挙に出るとなれば、ご自身で判断してほしい」と述べ、特別顧問を退く必要があるとの考えを示していた。

 飯田氏は1月に市特別顧問、2月に府特別顧問にそれぞれ就任。府市の「エネルギー戦略会議」メンバーとして脱原発に向けたエネルギー戦略の策定に関与し、維新代表代行の橋下徹市長や松井知事を政策面で支えてきた。【堀文彦】

7285名無しさん:2012/12/03(月) 11:47:01
http://mainichi.jp/area/akita/news/20121203ddlk05010002000c.html
対決の構図:12年衆院選/下 3区 既存政党VS第三極 /秋田
毎日新聞 2012年12月03日 地方版

 ◇地盤異なり混戦の様相 保守・民主票ともに分裂
 秋田3区は05、09年の衆院選でも激突した自民元職、御法川信英氏(48)と日本維新の会新人、村岡敏英氏(52)、日本未来の党前職、京野公子氏(62)の3氏に、民主新人、三井マリ子氏(64)と共産新人、佐藤長右衛門氏(68)が加わる構図。既存政党対第三極の争いに加え、出身地域が大仙、由利本荘、湯沢、横手に分かれ、地域対決の要素がある。保守票と民主票はそれぞれ分裂、女性候補がいるのは県内では3区だけ、と混戦の様相だ。

 「この3年間、本当に悔しくて畳をかきむしりたくなるくらいだった」。御法川氏は先月30日の総決起大会で戦いにかける思いを熱く語った。前回選で自民への逆風に耐えきれず敗北した後、改めて地域の課題に向き合おうと、毎週のように数人から数十人規模の座談会を開いた。落選前は衆院議員4期を務めた父、英文氏の息子という受け止められ方が強かったが、有権者と対話を重ね「距離感が縮まった」と感じている。握手を交わすと「何とかしてけれ」と強く握り返されると言い、「政権交代後、失望を感じている人が多い」と話す。

 政権批判票を取り込むと共に、2期6年の経験に基づく「実行力」をアピール。大仙・仙北を基盤に保守票を集約し、返り咲きを目指す。

 「ハシモト、ハシモトー!」。由利本荘市で同28日、村岡氏の応援に訪れた日本維新の会の橋下徹代表代行が壇上に上がると、集まった約2000人の聴衆から掛け声と拍手が上がった。第三極の顔ともいえる橋下氏の人気は抜群。村岡氏も「秋田から維新を起こしたい。中央集権の打破を目指す」と訴えた。2日には石原慎太郎代表も応援に駆け付けた。

 国政選挙は4度目の挑戦。これまでに3区の約14万軒を訪ねて回ったといい、「誰よりも3区を知っている」と自負する。父は元官房長官の兼造氏。地盤の本荘由利地区では長谷部誠・由利本荘市長が「応援団長」に就いた。固い地盤に加え、無党派層の取り込みで上積みを図る。

 民主党を離党し、国民の生活が第一の結党に参加、さらに日本未来の党へ移った京野氏。前回は政権交代への追い風もあり、前々回に比べ2万票近く得票を伸ばして議席を勝ち取った。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や消費増税に反対を貫いたが、民主の組織票は失った。ただ、民主党横手支部は解散して京野氏の支援組織に衣替え。湯沢市のJAこまちの推薦も得た。連合秋田傘下の単組へも支援を仰ぐ。

 現職時代から毎週末、地元でミニ集会を重ねる。事務所開きは陣営幹部約20人で済ませた。「(有権者と)コミュニケーションをとってきた」と言い、草の根支持の拡大に努める。

 高校卒業後に横手市を離れた三井氏は、知名度アップが課題。朝は国道沿いに立って通勤者らに支持を呼びかけ、日中は人の集まる場所を精力的に回る。女性問題や北欧の福祉政策に精通し、少子高齢化の改善を訴える。「秋田をこのまま子や孫に残していいのか」と、自分と同じ団塊の世代へ呼びかけたいという。

 佐藤氏は、農業の傍ら減反反対や米の輸入自由化反対の運動に取り組んできた。「68年の人生の集大成で、人生をかけて頑張りたい」と意気込む。【小林洋子】

7286名無しさん:2012/12/03(月) 12:16:18
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20121203ddlk08010033000c.html
2012衆院選:選挙区情勢 7区 三つどもえに2氏参戦 /茨城
毎日新聞 2012年12月03日 地方版

 前回11回目の当選を果たした無所属の中村喜四郎氏(63)に対し、比例復活当選した民主の柳田和己(62)、自民の永岡桂子(58)の両氏が挑む前職三つどもえの戦いとみられていたところに、日本維新の会、共産が相次いで参戦し構図が一変。前回追い風で民主に流れた浮動票の行方が注目される。

 中村氏は、強固な結束力を誇る後援会「喜友会」が健在。「後援会の高齢化が進み弱体化しているのでは」とも指摘されるが、中村氏は「初当選の時も後援会の年齢は60歳代だった」と高齢化の影響を否定する。前回は自主投票だった公明が推薦を決めたのも強みだ。

 前回選挙以降の3年余り、土、日、祝日ごとに街宣カーで選挙区内を走り回り、その回数は100回を超えた。「地域の声が反映しやすい」と中選挙区制の復活を目指して、超党派の「衆院選挙制度の抜本改革を目指す議員連盟」に所属。「超党派議連の活動は無所属だからこそできる」と無所属ならではのメリットを強調する。

 柳田氏は11月20日夜、地元・古河市内で政経パーティーを開き、原中勝征前日本医師会会長や民主党の鹿野道彦前農相らをパネリストに招いて討論。推薦を決めている県医師連盟、連合茨城のほか、郵政政策研究会の関係者ら約400人(陣営発表)が集まった。翌21日には早朝からJR古河駅で街頭演説。「政権与党議員として地元と国のパイプ役を担ってきました。再び国会に送ってください」と訴えた。

 前回は追い風だったが、今回は逆風。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)五霞インターチェンジ(IC)の周辺開発に尽くすなどの実績を訴え、支持固めを図る。

 永岡氏は「いつ衆院解散となってもよいように」と今年初めからミニ集会を数多く開くなど準備を進めてきた。11月26日には、結城市で自民党の石破茂幹事長を招いて決起集会を開催。約3000人(陣営発表)を集めた。

 決起集会では支持者を前に「3年3カ月、野党として頑張ってきた」と訴え、母子家庭の母・父子家庭の父の就業支援特別措置法の議員立法化に取り組むなど、一人親世帯支援に尽くした実績を強調。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に反対する県農協政治連盟から推薦を得て「今度こそは小選挙区当選」を目指す。
 筒井氏は11月28日の記者会見で「貿易関係の仕事で海外に行き、日本の地位低下を肌で感じた。危機を救うため維新を起こさなければいけない」と立候補の動機を語った。地縁はないが「国会議員は落下傘であるべきだ」と強調。「地域主権型道州制の確立」と訴え、街頭演説やつじ立ちなど、急ピッチで準備を進める。

 共産党では2日、古河民主商工会嘱託職員の白畑勇氏(60)が記者会見し、新人公認候補として立候補することを表明した。白畑氏は岩手県立盛岡工業高校卒で結城市在住。「東京電力福島第1原子力発電所事故で農作物が大きな被害を受けている」として「即時原発ゼロ」などを訴えた。これで共産党は県内7小選挙区全てに候補者擁立を決めた。【宮本寛治】

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 ◆立候補予定者◆

 (かっこ数字は当選回数)

 ◇7区=古河市、結城市など
柳田和己  62 党県副会長    (1)民前

永岡桂子  58 [元]農水政務官 (2)自前

筒井洋介  33 会社役員        維新

白畑勇   60 団体嘱託職員      共新

中村喜四郎 63 [元]建設相  (11)無前

7287名無しさん:2012/12/03(月) 12:18:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121203-OYT1T00281.htm?from=ylist
民主逆風、夫婦で土下座も…各党必死の前哨戦

 衆院選は4日に公示され、静岡県内でも静岡1〜8区の小選挙区と比例選東海ブロックで選挙戦に突入する。

 前回衆院選の大敗から復活を目指す自民と、逆風に耐えて議席死守を図る民主、無党派層への食い込みを狙う第3極――。立候補予定者たちの動きを追った。

 全国的に民主党からの離党者が相次ぐ中、県内では小選挙区の全8支部長が1人も離党しなかった。党への逆風は厳しいが、8人は議席を死守しようと背水の陣で戦いに臨んでいる。

 「今度の選挙は、政党の戦いではない。『牧野党』の党首を絶対に県都静岡から落とすわけにはいかない」

 11月27日夜、静岡市葵区の静岡商工会議所で開かれた牧野聖修氏(67)=静岡1区=の支援者集会。外務副大臣の榛葉賀津也・民主党参院議員が語気を強めた。

 県連会長を務める牧野氏は「色んな問題はあるが、人の命と豊かな生活を守れるのは民主だけ」と民主色を強調した。だが、民主党に追い風が吹いた前回選から状況は一転している。

 解散翌日の11月17日、出馬予定の候補者の1人は、支援者が集まった会合で人目をはばからず夫婦で土下座した。

 支援者には「小選挙区で負けたら比例で復活する可能性はほとんどない。『民主党はダメだ』という人も多いだろうが、再び国政に戻らせてほしい」と懇願し、「政界全体を一新するフロントランナーになる」と訴えた。

(2012年12月3日11時57分 読売新聞)

7288名無しさん:2012/12/03(月) 13:05:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300359
民主、空白区は34=衆院選267人擁立【12衆院選】

 民主党の安住淳幹事長代行は3日、党本部で記者会見し、衆院選に擁立する候補者は267人と発表した。小選挙区候補は264人で、全員が比例代表と重複立候補し、名簿登載順位は横並びで1位とする。国民新党の候補を推薦する2選挙区を除くと、小選挙区の「空白区」は34となる。 

 民主党候補の内訳は、前職212人、元職2人、新人53人。女性の候補は37人。(2012/12/03-12:50)

7289名無しさん:2012/12/03(月) 13:26:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121203-00000064-jij-pol
福田衣里子氏は比例近畿=未来【12衆院選】
時事通信 12月3日(月)13時22分配信

 日本未来の党は3日、民主党を除籍された福田衣里子前衆院議員を衆院選比例近畿ブロックに擁立することを決めた。小選挙区との重複立候補はしない。福田氏は前回、民主党から長崎2区で出馬した。

7290名無しさん:2012/12/03(月) 13:29:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121203/elc12120313220035-n1.htm
【衆院選】
民主離党の福田衣里子氏は近畿比例 日本未来の党
2012.12.3 13:21

 日本未来の党は3日、衆院比例近畿ブロックの単独公認候補として、民主党を離党した福田衣里子前衆院議員を擁立すると発表した。名簿順位は2位とする。福田氏は同日夜、嘉田由紀子代表とともに大津市内で記者会見する。

 福田氏は2009年衆院選で長崎2区から出馬し初当選。ことし11月、民主党を離党し「みどりの風」に入党した。みどりの風は前衆院議員だけが日本未来に合流した。

7291名無しさん:2012/12/03(月) 14:09:46
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20121203ddlk16010271000c.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121203-00000181-mailo-l16
2012衆院選:戦いの構図/下 3区 既成政党三つどもえ 自民の地盤、戦略で勝負 /富山
毎日新聞 12月3日(月)13時57分配信

 富山3区は、民主新人の朴沢宏明氏(37)▽自民前職の橘慶一郎氏(51)▽共産新人の泉野和之氏(55)の3人が立候補を表明。与野党の2大政党に加え、そのいずれにも与(くみ)しない革新勢力といった、既成政党による三つどもえの選挙戦となる。政権交代の風が吹き荒れた前回09年に国政初挑戦でも当時の野党共闘候補を破った橘氏に対して、各候補がどのような戦略で票をどこまで積み上げられるかに注目が集まる。
. 橘氏は大票田の高岡市の元市長。さらに祖父、父も衆院議員を務めるなど、長年培った厚い地盤は今回も健在。それでも先月24日には立候補予定者3人のなかでトップを切って選挙事務所を立ち上げるなど、陣営に緩みはない。「野党の気持ちが分かる与党になれる」(橘氏)と、2度目の野党を経験し自民党も変化したことを訴えつつ、着実に地盤を固めている。
 一方、朴沢氏を擁立した民主には悲壮な決意が漂う。前回、政権交代の追い風の中、知名度抜群の元アナウンサーを社民党とともに推薦したが、国政選挙初挑戦の橘氏に3万票近い差をつけられて敗れた。「並の候補では勝てない」(同党県議)との強い危機感のもと、当初は衆院の「1票の格差」是正で選挙区が1減する福井県から当時の現職を迎え入れようとしていた。しかし、突然の解散で、急きょ来年4月の富山市議選に党公認で出馬する予定だった党職員の朴沢氏に白羽の矢を立てた。
 朴沢氏は自らを「(大量の非正規雇用者が生まれた)ロストジェネレーション世代、ワーキングプア世代」と表現。その視点や同世代の苦労を交えながら、街頭演説などで顔を売っていく。さらに同区で候補擁立を見送った社民やみんな、かつて強大な「綿貫票」を誇った国民新などの支持層への呼びかけも強めている。
 泉野氏は国政挑戦5度目と、選挙戦の経験は豊富。社会保障や消費増税などで「3党合意」を結んだ民主、自民の候補者と比べて、政策面での違いをアピール。TPP交渉参加や原発再稼働にも明確な反対姿勢を打ち出し、支持拡大を図っている。
 ◇   ◇
 この連載は大森治幸、成田有佳が担当しました。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆立候補予定者
 ◇3区=09[自]05[国]
橘慶一郎 51 [元]高岡市長 (1)自前
泉野和之 55 党地区委員長     共新
朴沢宏明 37 党県職員       民新
………………………………………………………………………………………………………
 ◆過去の衆院選投票結果◆
 ◇09年(前回)
橘慶一郎(自民)  当 134315
相本芳彦(無所属)   105483
柴田巧(無所属)     50752
出口佑一(幸福)      2249
 投票率76.96%
 ◇05年(前々回)
綿貫民輔(国民新) 当 120083
萩山教嚴(自民)  比 100586
.向井英二(民主)     47735
窪田正人(社民)     15163
坂本洋史(共産)      7244
 投票率75.52%
※当は当選、比は比例代表当選
12月3日朝刊

7292名無しさん:2012/12/03(月) 14:20:16
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20121203ddlk16010275000c.html
国民の生活が第一:県連、未来へ移行 党合流で、緊急合同集会で決定 /富山
毎日新聞 2012年12月03日 地方版

 国民の生活が第一(生活)が「日本未来の党」(代表・嘉田由紀子滋賀県知事)に合流したことを受け、生活県連(代表・広野允士参院議員)は2日、未来の党県連組織に移行させることを決めた。生活県連と広野氏の後援会が緊急合同大集会を開いて決定した。今後、事務手続きを経て、正式に発足する。

 未来の党は衆院選で、県内1〜3区に公認候補を擁立せず、推薦する候補もいない。しかし、比例代表北信越ブロックに候補者を立てる方針で、県内では8万票の獲得を目指すという。

 また、小選挙区では、広野氏は「それぞれの自主的な思いになる。しかし、消費税反対、原発ゼロの方向性の方を頭に入れて(投票すること)になる」と話した。【大森治幸】

7293名無しさん:2012/12/03(月) 14:29:05
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121203-OYT1T00565.htm?from=ylist
橋下氏ブレーン・飯田氏「辞任」…衆院選出馬で

「脱原発政策」などについて積極的に発言してきた大阪府・市の特別顧問の飯田哲也氏が、橋下徹大阪市長に辞任の意向を伝えていたことがわかった。

 日本未来の党代表代行として、衆院選山口1区から出馬するためで、2日夕、自身の簡易投稿サイト「ツイッター」に「橋下市長、松井一郎大阪府知事に、特別顧問を辞することをお伝えしました」と書き込んでいた。

 環境エネルギー政策研究所所長の飯田氏は2月以降、府市の特別顧問として日本維新の会代表代行の橋下氏らのエネルギー分野でのブレーン役を務めてきた。

(2012年12月3日14時19分 読売新聞)

7294名無しさん:2012/12/03(月) 14:30:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121203/elc12120314160036-n1.htm
【衆院選】
民主、比例代表267人 単独3人、重複264人
2012.12.3 14:15
 民主党は3日、衆院選候補者が小選挙区264人、比例代表単独3人で確定したと発表した。小選挙区候補は全員各ブロックで比例重複とし、順位は同列1位とした。比例代表候補は計267人となる。

 267人のうち前職が212人、元職は2人、新人53人。男性は230人で女性は37人。比例単独候補は東京、北陸信越、中国の3ブロックで各1人。

7295名無しさん:2012/12/03(月) 14:42:53
http://ubenippo.co.jp/2012/12/post-3319.html
2012年12月 3日
衆院選、山口3区3人準備

 衆院議員選挙はあす4日公示され、16日の投開票日に向け、12日間の戦いを繰り広げる。中央では〝第三極〟をめぐり、政党間の駆け引きが激化。一方、山口3区でも公認候補をめぐり今夏から、自民、民主両党とも最後までもつれる展開となったことから、有権者の判断が注目される。これまでに出馬表明したのは自民党前職で党選対局長の河村建夫さん(70)、民主党前職で県連副代表の中屋大介さん(34)、共産党新人で県委員会委員の五十嵐仁美さん(51)の3人。熱い師走決選になりそう。

 1983年以来、29年ぶりとなる師走の衆院選。突然の解散だっただけに準備期間は、2005年8月の郵政解散時(小泉内閣)以上に短い18日間と短期決戦の様相になった。消費税増税や原発問題などエネルギー政策、環太平洋連携協定(TPP)、外交・安全保障などが争点となっており、各政党が活発な政策論争を繰り広げている。
 あす4日の各立候補予定者の出陣式や第一声は、河村さんが午前9時半から宇部市昭和町4丁目の宇部選挙事務所前で。河村さんは党務のため3日は在京し、4日早朝羽田発の第1便で帰郷し、出陣式へ向かう。式に先立ち、午前8時から琴崎八幡宮で関係者が集い必勝祈願を行う。
 同11時から山陽小野田市で激励大会(長沢建設駐車場)、午後1時から楠決起大会(山口銀行船木支店前)、同2時から山陽決起大会(ケアタウンふくしあ紫苑前)を行い、美祢市、萩市へ向かう。
 河村さんは「急な選挙で態勢づくりに苦労したが、これまでの経験で準備は整った。政権を奪還し、安倍晋三首相の下で長州から本当の維新を実現したい」と話した。
 中屋さんは午前8時から宇部市北条3丁目の西宮八幡宮で祈願を行った後、同9時半から同市中山の選挙事務所前で出陣式。この後、地元藤山地区や宇部興産、宇部市役所前など市中心部で街宣を行う。午後は元外務副大臣の福山哲郎参院議員が加わり、山陽小野田市のおのだサンパーク前、マックスバリュ小野田前、同厚狭店前で街宣を行った後、美祢市、萩市と北上する。萩市椿東の萩事務所前でも出陣式を行う。
 中屋さんは「選挙準備は進めていたものの急な解散で戸惑ったが、連合の支援で準備は整った。国民の生活を守るため、子育て・教育支援、経済問題、エネルギー転換など民主党らしさをアピールしていきたい」と話した。
 五十嵐さんは午前10時から明神町のフジグラン宇部前で出発式。藤本一規県議や選対本部長の野村英昭党北南地区委員会委員長らのあいさつの後、五十嵐さんが決意を述べる。恩田、新天町、JR宇部新川駅前、小羽山、JR宇部駅前で街宣。夕方から山陽小野田市へ入り、午後7時から同市市民館で山陽小野田決起集会に臨む。
 五十嵐さんは「出馬表明した今年1月から毎週のように街頭宣伝活動を展開し、準備を進めてきたので、態勢は万全。北部に比べ宇部や山陽小野田での反応、盛り上がりを感じた。増税中止を訴え、昼間は街宣、夜は集会を重ね、小選挙区では珍しい女性候補として女性の味方になって頑張りたい」と話した。

7296名無しさん:2012/12/03(月) 14:53:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121203/plc12120314390010-n1.htm
【衆院選】
野田首相、重複立候補を表明「退路の断ち方はいろいろ」
2012.12.3 14:37

内閣記者会のインタビューで質問に答える野田首相=3日午前、首相官邸(代表撮影)

 野田佳彦首相は3日午前、衆院選(4日公示)に千葉4区と比例代表南関東ブロックで重複立候補すると表明した。「退路の断ち方はいろいろある。(重複立候補の是非は)形式論だ」と述べた。内閣記者会のインタビューで明らかにした。

 現職首相の重複立候補は平成12年の森喜朗氏を除いて例がない。民主党代表だった鳩山由紀夫氏も、前回21年の衆院選では重複立候補しなかった。

 首相は、民主党の選挙戦を「厳しい選挙であることは間違いない」としつつ、比較第一党として政権維持を目指す考えを強調した。

7297名無しさん:2012/12/03(月) 14:54:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300465
大阪17区の民主新人を推薦=国民新【12衆院選】

 国民新党は3日、衆院大阪17区に民主党公認で立候補する新人の西哲史氏(35)を推薦すると発表した。(2012/12/03-14:38)

7298名無しさん:2012/12/03(月) 15:05:15
>>7290
>名簿順位は2位とする。

46 :無党派さん:2012/12/03(月) 13:54:08.93 ID:G+YZKedA
近畿ブロックは維新のハゲといい未来の福田衣里子といい
非近畿人ばかりだな。だからどうってことでもないけど

2位ってことは一位は比例重複組じゃないってことだよな
未来の近畿選挙区組がますます悲惨になる

7299名無しさん:2012/12/03(月) 15:13:21
http://www.data-max.co.jp/2012/12/03/10_59248_sn_1.html
衆院選福岡10区、自民"分裂"で共倒れ回避!? 西川氏が比例区へ
政治2012年12月 3日 14:44

 衆院選福岡10区で立候補を予定していた自民党元職・西川京子氏(67)が比例区へ回ることがわかった。

 西川氏は2005年の小泉郵政選挙で「刺客」として乗り込んで当選したが、今回は福岡11区から移ってきた前職の山本幸三氏(64)に自民の公認を奪われたため、無所属で立候補を表明していた。

 関係筋からの情報によると、自民"分裂"による共倒れを回避する目的で、西川氏を比例単独で立候補してもらうことが決まったという。その際、名簿順位はトップになるという。

 福岡10区には、ほかに民主党前職の城井崇氏(39)、共産党新人の高瀬菜穂子氏(52)みんなの党新人の佐藤正夫(57)氏が立候補を予定している。

7300名無しさん:2012/12/03(月) 15:16:58
>>7298
一位には有名人を持ってくるのかな。
維新なんかも近畿の比例上位は単独候補になりそうだし

7301名無しさん:2012/12/03(月) 15:26:04
>>7300
府知事選で橋下に負けた熊谷が空いてるんじゃ・・・

7302名無しさん:2012/12/03(月) 15:36:29
http://mainichi.jp/area/oita/news/20121203ddlk44010258000c.html
乱世断つ:’12衆院選おおいた/4 社民 /大分
毎日新聞 2012年12月03日 地方版

 ◇金城湯池の危機 後継巡り本部ときしみ
 「今回は誰に入れたらいいんかね、ってうちの人に相談しよったんよ。それで、あなたはどなた?」。11月30日の昼下がり。高齢女性が邪気なく尋ねた。目の前にいるのは社民から大分2区に立つ新人の吉川元氏(46)だ。顔を知ってもらおうと初めて訪ねた竹田市郊外の集落。「吉川と申します。今度出ます」と気後れせず握手を求めた。社民を長年支持する女性は「あ、急に変わったけん大変やね、頑張ってね」。

 本県は社民の金城湯池。衆院選では複数議席を得たことも多く、比例復活も含めれば今まで一度も議席ゼロになったことがない。しかし、2区前職の重野安正氏(71)が病に倒れ、秘書だった吉川氏が急きょ立つことになり、県連はかつてない危機感を募らせている。政策に明るく、聞き手に応じて演説の工夫も出来る吉川氏だが、香川県出身でもあり、知名度がゼロに近いからだ。

 社民系の県平和運動センターの河野泰博事務局長は「労組の人もまるっきり本人を知らない。日数もない。まずは重野氏の後任だと分かってもらわんことには」。内田淳一県連代表は「選挙区で負けても比例もある。何とか議席を」と必死だ。前回の重野氏は11万2090票。別の関係者は「政権交代選挙の前回のような盛り上がりもない中、投票率も下がるだろう。何とか8万票に届けば」と話す。

 その比例も09年衆院選では九州・沖縄で1議席の確保がやっと。県内比例票も96年13万6693票、00年15万1669票、03年12万2426票、05年9万396票、09年8万7131票と21世紀に入って急減している。熊本と沖縄の前職2人も比例に重複立候補し、楽な道ではない。

 吉川氏擁立の過程で県連と党本部のきしみも顕在化した。当初、重野氏と同じく臼杵市生まれで県職労出身の吉田忠智参院議員(比例)の転身を党本部に打診したが、吉田氏が党参院幹事長の要職であることを理由に、本部はOKを出さなかった。内田代表は「落選のリスクはあっても党の将来を見据えて行動した。なのに党本部は守り。あれじゃ党勢拡大は厳しい」と身内に“ダメ出し”する。

 3年前に社民が得た議席は全国で7。そこから大阪10区の辻元清美氏と比例南関東ブロックの阿部知子氏が離党、重野氏は病に倒れた。05年衆院10+件選直前には大分3区の横光克彦氏も民主に転籍。昨年の統一地方選では大分市職労出身の県議が民主公認で立った。

 まさに党存亡の危機。若さを前面に押し出し、「地縁、血縁、職縁、学縁はなくとも、皆さんの人と人とのつながりに頼るしかない」と必死に動く吉川氏だが、「議席を守れるか考えると足が震える」と率直に心境を吐露する。【田中理知、古田健治】

7303名無しさん:2012/12/03(月) 15:39:55
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20121203ddlk46010291000c.html
2012衆院選かごしま:渡辺氏が出馬表明 1区、「未来」公認で /鹿児島
毎日新聞 2012年12月03日 地方版

 先月の鹿児島市長選に無所属で出馬した元会社社長の渡辺信一郎氏(55)が2日、衆院選鹿児島1区に日本未来の党から立候補することを表明した。

 渡辺氏は同市出身。衣料品会社社長やコンサルティング会社顧問などを経て、11月25日に投開票された市長選にみんなの党の推薦を受け出馬。約8万票差で現職の森博幸氏に敗れた。

 市長選後、日本未来の党から打診があり、渡辺氏も党の政策に同調し出馬を決めたという。原発ゼロや消費増税凍結を中心に訴えていく方針。渡辺氏は「現実に原発を止められるのは日本未来の党。原発を止めるのかどうか、有権者が意思表示をしてほしい」と話した。【黒澤敬太郎】

7304名無しさん:2012/12/03(月) 15:43:31
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20121203ddlk38010306000c.html
師走決戦えひめ:衆院選2012 最前線ルポ/下 戦いの構図・民主ほか /愛媛
毎日新聞 2012年12月03日 地方版

 ◇逆風、選挙活動も遅れ
 「ここは接戦。みなさんの手で活躍の場を与えてください」。先月28日、新居浜市内であった衆院選愛媛3区立候補予定者で民主党県連代表、白石洋一氏(49)の街頭演説会で、応援に駆けつけた玄葉光一郎外相が訴えた。先月は閣僚が相次いで県内入りし、てこ入れを図った。

 09年の前回衆院選で白石氏は自民党候補に約2万3500票差をつけ、県内小選挙区で唯一勝利。しかし、今回は民主党政権への強い批判に加え、前回のような非自民勢力の結集もなく、選挙態勢でも逆風が吹く。

 白石氏の地元・西条市選出で、前回陣頭指揮を執った玉井敏久県議が同22日に離党。白石氏事務所は「玉井さんは連日、訪れてくれている」と良好な関係を強調するが、前回並みの支援は期待できない。新居浜市に県議がいる社民党との選挙協力は実現せず、西条市を地盤にする日本維新の会候補、森夏枝氏(31)が出馬を表明。前回候補を立てなかった共産党も植木正勝氏(60)を擁立した。前回獲得票の分散は確実な情勢だ。

 民主党はこの3年間、県連の代表や幹事長の経験者を含め前回在籍した県議5人全員が離党や引退。今年7月には友近聡朗参院議員(37)も離党した。先月18日の出馬会見で白石氏は「飛行機も向かい風がないと飛べない。逆風を飛躍のための向かい風としたい」と悲壮な覚悟を示した。

 同29日に松山市内で初めて開かれた同党県連と、最大の支援団体・連合愛媛の合同選対会議。県連側から2区の事実上の擁立断念を伝えられ、他の3選挙区に注力することを確認した。連合愛媛の木原忠幸会長は「解散から2週間。(態勢作りが)遅いと言わざるをえない」と渋い表情を見せた。3人の現職を擁しながら、満身創痍(そうい)の状態だ。

 一方、同党を離党して「国民の生活が第一」に入り、さらに日本未来の党への合流を表明した友近氏。「政策が同じ、というのがともに戦ううえで大事なこと。野合という批判は当たらない。選挙後に離合集散するほうが野合だ」と釈明する。

 前回民主党と選挙協力した社民党県連は「脱原発、反消費税増税といった政策が一致する」と、同23日の支部代表者会議で友近氏支援を決定。一部の松山市議らが「未来の党を支援する会」(仮称)を3日に設立するのも、友近氏には心強い。だが、党籍の相次ぐ変更で陣営は事務作業に追われ、選挙活動の遅れは否めない。

 前回は1区のみの擁立だった共産党は今回、全4選挙区に候補を立てた。しかし、2区の日吉一郎氏が10月に急死し、公示直前に後任に竹中由美子氏(57)を立てるなどで準備万端とはいかない。

 短期戦、政党乱立……。各党とも民意を十分見定める余裕もないまま、選挙戦に突入する。(この連載は栗田亨、中村敦茂、高谷均、津島史人、川上展弘が担当しました)

7305名無しさん:2012/12/03(月) 15:59:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300542
未来と社民が選挙協力=脱原発、反TPPに向け【12衆院選】

 日本未来の党の森裕子副代表と社民党の又市征治副党首は3日、都内でそろって記者会見し、「脱原発」政策などを実現するため、両党が衆院選で協力することで合意したと発表した。
 合意内容は(1)脱原発基本法案の早期成立を目指し、原発再稼働は認めない(2)衆院選後に消費増税廃止法案を提出する(3)環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する−の3点を共通政策と設定。これらの実現に向け、両党は「衆院選で競合を極力避け、地域事情も考慮しつつ、可能な限り相互に支持・支援」するとした。(2012/12/03-15:28)

7306名無しさん:2012/12/03(月) 16:05:55
>>7301
だだ未来は近畿で2議席は確実に取れそうだし
辻さん気の毒だなあ
移った瞬間にこれでは
未来の小選挙区近畿組の比例復活は難しそうだね
まあメンバーもこれといって目立つ人いないけど…

7307名無しさん:2012/12/03(月) 16:10:00
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2012/12/post-4849.html
衆院選 3区は前回と同じ三つどもえ
2012年12月 4日 写真:左から二階氏、山下氏、原氏

 注目の第46回衆院選はきょう4日に公示し、 16日の投開票まで12日間の短期決戦に突入する。 本県3区では自民党前職の二階俊博 (73) =市内島・当選9回=、 日本維新の会新人の山下大輔 (45) =和歌山市=、 共産党新人の原矢寸久 (61) =白浜町=の3氏が立候補を予定。 経験と実績の二階氏が圧勝を期す中、 山下氏が維新人気の風、 原氏が独自色強調でどこまで票を伸ばせるのかという戦いで、 顔ぶれは違うが平成21年8月の前回選挙と同じく三つどもえで本番入りする。

 今回の衆院選に向けては野田佳彦前首相が先月16日に突然、衆院を解散してから駆け足の前哨戦が繰り広げられている。総選挙は前回選挙以来3年4カ月ぶりで、民主政権としては国民に信を問う初の戦い。一方、前与党の自民党と公明党が政権奪還を目指し、石原慎太郎前都知事や橋下徹大阪市長率いる日本維新の会など第三極がどこまで勢力を伸ばすかが注目される戦いとなっている。

 本県3区では当初、二階、民主党前職の玉置公良、共産党の原の3氏が立候補するとみられていたが、玉置氏が先月16日に突然の不出馬を表明。その後、民主党も後継の候補者擁立を断念した。しかし、日本維新の会が21日になって山下氏の擁立を発表し、三つどもえの構図が固まってきた。3区では地震防災、農林業・観光振興、経済対策、高速整備などさまざまな課題を抱えており、3氏の訴えに異なる点もあるが、それほど大きな争点になっていない。また、前回選挙で民主党の風が吹き、事実上は二階氏、玉置氏との一騎打ちとなったが、今回3区では維新の会の風があまり感じられず、いまのところ二階氏の独走態勢の公算が高いということもあって有権者の関心が低調となっている。

 公示日の立候補受付は午前8時半から午後5時まで県庁北別館2階大会議室で行われる。各候補者の初日の動きは次の通り。

 二階陣営 午前7時半から小竹八幡神社で必勝祈願を行い、午前9時半から有田川町の出陣式で第一声。11時から御坊、午後1時半から田辺、4時半から串本、7時から新宮でもそれぞれ出陣式を行う。仁坂吉伸知事や公明党の西博義前代議士らが応援弁士で駆けつける。

 山下陣営 午前8時から田辺市内の闘鶏神社で必勝を祈願し、届け出を済ませて10時半から田辺市新屋敷町の事務所で出陣式を行い第一声。その後田辺市内を回り、新宮方面へ街宣。午後0時半に白浜町役場前、4時に新宮市役所前で街頭演説を行い、支持を呼びかける。

 原陣営 午前9時半から有田川町下津野のスーパー松源吉備店で出発式を行い第一声。10時から同町庄、10時半から有田市辻堂、11時半から旧金屋町、午後2時10分から旧清水町、4時から湯浅町、4時45分から広川町で街頭演説。広川町では午後7時から円光寺で演説会も開く。

7308名無しさん:2012/12/03(月) 16:54:41
>>7290
比例で優遇するほどの人材ではない

7309名無しさん:2012/12/03(月) 17:09:35
http://www.the-miyanichi.co.jp/news/Politics/2012120301001789.php
日本未来・社民が選挙協力 合意書に署名
2012年12月03日16時55分

 日本未来の党と社民党は3日、衆院選での選挙協力に正式合意した。日本未来の森裕子副代表と社民党の又市征治副党首が「競合を極力避け、可能な限り相互に支持、支援を行う」とする合意書に署名し、発表した。

 両党の衆院選公約は脱原発、反消費税増税、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対の3点で一致している。又市氏は記者会見で「社民党の候補が仮に全員当選しても政治を変える力はない。衆院選後の展開を考え、政策が近い党と協力することにした」と述べた。

 一部候補者を互いに推薦するかどうかなど、具体的な協力態勢を今後調整する。

7310名無しさん:2012/12/03(月) 17:13:56
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121203/k10013920331000.html
未来と社民 選挙協力で合意
12月3日 17時5分

日本未来の党と社民党は、脱原発や消費税率引き上げ法の廃止などを実現するため、衆議院選挙で可能なかぎり双方の候補者を互いに支援するなど、選挙協力を行うことで合意しました。

これは、日本未来の党の森副代表と社民党の又市副党首が、そろって記者会見して明らかにしたものです。

それによりますと、両党は、脱原発を目指し、原発の運転再開を認めないことや、消費税率引き上げ法の廃止、それにTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加阻止などを実現するため、衆議院選挙で可能なかぎり双方の候補者を互いに支援するなど、選挙協力を行うことで合意しました。

又市氏は「選挙後の政治の展開を考えたときに、信頼関係がある日本未来の党と連携することにした」と述べました。

また、森氏は「ほかの政党とも、こうした3つの政策で連携できるなら、可能なかぎり連携していきたい」と述べました。

7311名無しさん:2012/12/03(月) 17:50:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300658
比例九州に中島氏=国民新【12衆院選】

 国民新党は3日、衆院選の比例代表九州ブロックに前職の中島正純環境政務官を擁立すると発表した。中島氏は小選挙区に出馬せず、比例単独候補となる。(2012/12/03-17:32)

7312名無しさん:2012/12/03(月) 18:09:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300686
自民23人を4次推薦=公明【12衆院選】
 公明党は3日、衆院選の4次推薦として自民党公認候補23人を決定した。推薦候補は次の通り。(敬称略)

 【山形】2区 鈴木憲和
 【茨城】6区 丹羽雄哉【埼玉】12区 野中厚
 【東京】4区 平将明▽9区 菅原一秀▽18区 土屋正忠
 【福井】2区 山本拓
 【大阪】12区 北川知克▽18区 神谷昇▽19区 谷川とむ【兵庫】12区 岡崎晃【和歌山】1区 門博文▽2区 石田真敏
 【島根】1区 細田博之【岡山】2区 山下貴司【広島】1区 岸田文雄▽2区 平口洋▽3区 河井克行▽4区 中川俊直▽5区 寺田稔▽7区 小林史明【山口】1区 高村正彦
 【福岡】7区 藤丸敏(2012/12/03-17:57)

7313名無しさん:2012/12/03(月) 18:15:33
和子夫人予想
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1064934957/4926-4931

7314名無しさん:2012/12/03(月) 18:34:34
正式な推薦は出さないということです。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221203040.html
「未来」と「社民」が連携 脱原発、反TPPで一致(12/03 16:21)

脱原発などで一致したとして、公示前日の連携発表です。

 社民党・又市副党首:「両党は今回の総選挙で競合を極力避けるとともに、地域事情等も考慮しつつ、可能な限り、相互に支持・支援を行い、前進を図ることに合意した」
 滋賀県の嘉田知事が立ち上げた日本未来の党と社民党は、「脱原発」や消費増税廃止、TPP=環太平洋経済連携協定の交渉参加反対で一致したとして、候補者が競合しない選挙区では可能な限り協力していく方針を確認しました。ただ、各都道府県のレベルで合意したわけではないため、正式な推薦は出さないということです。

7315名無しさん:2012/12/03(月) 18:47:49
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1212030100010.html
2012年12月3日11時13分
《2012総選挙》比例票へ 各党が思惑

■重複・単独 にじむ戦略

 4日に公示される総選挙では、12ある小選挙区だけでなく、定数8の比例道ブロックでの勝敗が選挙結果を大きく左右する。前回2009年の衆院選で4議席を獲得した民主党への逆風が予想され、第三極も加わる中、各政党の戦略を探った。

■民主、「単独」を断念

 民主は、選挙区で擁立する11人全員を比例名簿1位で重複させる見通しだ。一方で、1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以来、初めて単独候補の擁立を断念する。

 逆風が大きい、とみるのが理由だ。衆院比例区に候補者を届け出る政党は、重複で1人300万円、単独で1人600万円の供託金が必要。「比例で供託金を没収される可能性が高い。高額な単独候補は無駄な経費になる」と、民主党北海道の幹部は言う。目標は3議席。岡田篤幹事長は「厳しいけれども、あきらめず戦う」と話す。

■議席倍増狙う自民

 前回2議席だった自民は、倍の4議席を狙う。小選挙区で擁立する11人を重複させるが、多くが選挙区で勝つことも想定。「単独候補が足りなくなることもありうる」(道連幹部)と、前回より1人多い4人の単独候補を擁立する。

 強気の背景には、公明との選挙協力が一変したこともある。これまで自民の重複候補は小選挙区で公明の支援を受ける一方、支持者に「比例は公明」と呼びかけ、比例票を減らしてきた。

 今回は候補擁立を見送った道10区で、公明の立候補予定者を支援。比例での協力はなくなった。伊東良孝道連会長は「全12選挙区を挙げて比例票獲得に取り組める」と自信を見せる。

 公明と新党大地は前回、前々回と比例区のみで戦い、各1議席を獲得した。

■公明、自民支援なし

 比例での自民の支援がなくなる公明は、道10区の予定者を重複せず、退路を断って小選挙区当選を目指す。一方、前回と同じく単独候補2人を立て、議席死守を目指す。党道本部の森成之代表代行は「前回とは構図が違う。比例も大変厳しい」と気を引き締める。

 大地は、前回、前々回は鈴木宗男代表の支持基盤がある道東を中心に約43万票を獲得。道内第3位の地位を固めた。ただ、今回は、選挙協力を解消した民主の手助けがなくなる上、鈴木代表が公民権停止中で立候補できない。

 このため、民主を離党した11区と12区の前職2人を含め、選挙区に計7人を擁立。比例名簿で全員を1位に重複立候補させ、さらに道8区で日本未来の党の候補を推薦。比例票の掘り起こしも担う。

■拡大目指す第三極

 第三極では、日本維新の会が先月30日に全国の比例単独候補を発表したが、道ブロックでだれを擁立するかは直前まで公表しない見通しだ。重複させる道1〜3区の候補とともに、札幌市など都市部を中心に党勢拡大をねらう、という。

 みんなの党は選挙区に擁立する3人を重複させるが、単独候補は置かず、1議席獲得を目指す。党道広域支部の水橋初支部長は「35万票は最低でも必要。札幌、旭川を抱える小選挙区での躍進が比例票の上積みになる」という。

 共産は前回、比例は単独候補1人だけだったが、今回は道1区の候補を重複立候補させる。2人態勢で、1議席を獲得した2000年総選挙の再現を目指す。

 社民は、前回と同じく単独候補1人を擁立する。党道連合は政党が乱立することで、1議席獲得に必要な票数が前回より下がると見て、00年に1議席を獲得した時の得票数約25万票を狙う。 
 
《小選挙区比例代表並立制》 全国300の小選挙区と11ブロックの比例区(定数計180)を同時に行う選挙制度。比例区は政党ごとの得票数に応じて議席数を配分し、事前発表の名簿順位に従って当選者が決まる。

 政党公認の小選挙区候補は比例区と重複立候補できる。重複候補は小選挙区での当選を優先し、落選した場合でも名簿順位が政党に配分された当選圏にあれば、「復活当選」する。名簿で同一順位となった複数の候補は、小選挙区での最多得票者に対する得票率(惜敗率)が高い方から当選となる。

7316名無しさん:2012/12/03(月) 18:50:28

野田首相の重複立候補を批判=渡辺みんな代表【12衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300735
 みんなの党の渡辺喜美代表は3日午後の記者会見で、野田佳彦首相が衆院選に小選挙区と比例代表で重複立候補することについて「覚悟のない話だ」と批判するとともに、「首相や党の代表は小選挙区か純粋比例のどちらか1本にするべきだ」と述べた。

 また、渡辺氏は「覚悟もない首相が、自分のパフォーマンスで衆院解散を仕掛けたことがつくづく思い起こされる。(重複立候補は)まさしく『自己愛解散』を裏付ける行為だ」と指摘した。 (2012/12/03-18:39)

7317名無しさん:2012/12/03(月) 19:00:31
>>7290
誰が一位に来るのか気になるぜ
熊谷はなさそうだけどな

7318名無しさん:2012/12/03(月) 19:16:56

“ワケあり”議員18人当落リスト 菅、真紀子氏ら11人に大逆風
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20121203/plt1212031826004-p3.htm

7319名無しさん:2012/12/03(月) 19:23:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300769
山本太郎氏「東京8区から出馬」【12衆院選】

 俳優の山本太郎氏(38)は3日、自身のツイッターで「杉並で闘う。石原伸晃(自民党前幹事長)さんの選挙区」と述べ、衆院東京8区から立候補する意向を示した。山本氏は「脱原発」の活動を展開、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の運転差し止めを求める住民訴訟の原告団にも参加している。また、衆院選に向け、新党「今はひとり」を結成した。 (2012/12/03-19:09)

7320名無しさん:2012/12/03(月) 19:26:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300786
柳本前衆院議員が不出馬表明【12衆院選】

 自民党の柳本卓治前衆院議員(68)=比例代表近畿ブロック=は3日、大阪市内で記者会見し、衆院選への不出馬を表明した。党本部から提示された、比例代表単独候補としての名簿登載順位が小選挙区重複立候補者より下位だったため、出馬を断念したという。柳本氏は前回衆院選は同党比例単独で出馬し、近畿ブロックの比例順位は2位だった。(2012/12/03-19:14)

7321名無しさん:2012/12/03(月) 19:31:46
http://www.niigata-nippo.co.jp/world/politics/20121203014996.html
未来・飯田氏が出馬会見
「本物の脱原発訴える」

 衆院選に山口1区から出馬する日本未来の党の飯田哲也代表代行が3日、山口県周南市で記者会見し「廃炉への道筋を示しているのは私たちだけだ。本物の脱原発を訴えて第二極を目指し、最前線で戦う」と強調した。
 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長が、日本未来の脱原発政策を批判していることに関し「橋下氏は焦っているのではないか」と指摘。脱原発に積極的な大阪府市特別顧問の古賀茂明氏が橋下氏との距離を置き始めたとし「橋下氏は信頼できる政策づくりのパートナーを失う」と述べた。
 飯田氏も大阪府市特別顧問の1人だが、松井一郎知事と橋下市長に辞任の意向を伝えたことを明らかにした。

7322名無しさん:2012/12/03(月) 19:53:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300800
維新が比例順位発表【12衆院選】

 日本維新の会は3日、衆院選の比例代表ブロックの名簿登載順位を発表した。東京ブロック1位は石原慎太郎代表、北陸信越ブロック1位は中田宏前横浜市長、近畿ブロック1位は東国原英夫前宮崎県知事とした。いずれも比例単独候補として出馬する。 (2012/12/03-19:36)

7323名無しさん:2012/12/03(月) 19:55:12
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300804
比例単独3人を発表=みんな【12衆院選】

 みんなの党は3日、衆院選の比例代表単独候補として新たに3人を発表した。また栃木3区から出馬する渡辺喜美代表については、比例から重複立候補はしないことを決めた。比例単独候補者は次の通り。(敬称略)

 東海ブロック 富岡由紀夫=新▽中国ブロック 筒井信雄=新▽四国ブロック 中山照章=新。 (2012/12/03-19:40)

7324チバQ:2012/12/03(月) 19:57:08
>>4670など、重複1位で、その下を2位として書く場合もあるから一概には言えないかと思う。

で、柳本ついに強制引退ですか。

7325チバQ:2012/12/03(月) 20:00:27
>>7323
兄弟でか....

7326名無しさん:2012/12/03(月) 20:05:02
http://www.j-cast.com/2012/12/03156576.html?p=all
「未来の党」風は吹かず 比例投票先は3〜5%にとどまる
2012/12/ 3 19:56
衆院選の告示を2012年12月4日に控え、「第3極」の大きな受け皿になるとの声もある「日本未来の党」(嘉田由紀子代表)の支持が伸び悩んでいる。新聞の世論調査では、比例区の投票先として「未来」を選んだのは3%〜5%にとどまっており、ネット上のアンケートでも低調だ。

さらに、「未来」を名乗るアンケートサイトが登場し、「未来」の主張とは反対の投票結果が出るなど、逆風が吹いている。

朝日調査「期待する」23%、「期待しない」が62%

正体不明の投票サイト。「『脱原発』に賛成ですか?」の問いに65%が「反対」と回答した 「未来」は11月28日に総務省に結党を届け出て、その直後に新聞・通信3社が世論調査を行っている。朝日新聞と共同通信が12月1日と2日、読売新聞が11月30日〜12月2日に調査を行った。調査では、衆院選の比例投票について聞いており、3社ともトップだったのが自民党で、朝日が20%、共同が18.4%、読売が19%だった。いずれも11月末の前回調査と比べて数ポイント減少している。民主党はやや復調しており、9.3%〜15%。日本維新の会は微減で9%〜13%。朝日調査では民主党が維新を上回っているが、共同調査では逆の結果が出ている。

「未来」は、朝日が3%、共同が3.5%、読売が5%と、前回調査から0.8〜1ポイント増と、大きな伸びは見られなかった。朝日と読売調査では「未来に期待するか」という設問もあるが、朝日は「期待する」が23%で、「期待しない」が62%。読売は「期待する」が23%で「期待しない」が70%だった。

新聞各社の世論調査は、ネット上の声とは差があることが多いが、今回は例外のようで、ヤフーの「『生活』と『未来』の合流に期待する?」という設問では、約10万票のうち「期待する」29%に対して「期待しない」は59%。世論調査と同様に逆風が吹いている。

「未来」を名乗るアンケートサイト
「未来」を名乗るアンケートサイトも登場し、投票結果がネット住民に「もてあそばれている」との見方も出ている。サイトでは、「プレ総選挙」と称して、「『脱原発』に賛成ですか?」という問いでアンケートを設定したところ、13時30分時点で約2万票が集まり、そのうち65.3%が「反対です。」を選択。「賛成です。」の34.7%を大きく上回った。

ところが、サイトに書かれた説明によると、設問が分かりにくかったとして、この結果は14時30分にリセットされた。アンケートは「原発推進に賛成ですか?」というシンプルな設問で再開されたが、16時30分時点で1万1000票程度集まったうち、賛成と反対の割合は7対3。ことごとく、党の方針と逆の選択肢に対して大量の投票が行われた形だ。

「未来」では、「そのようなサイトのことは聞いていない」と話しており、「未来」の公式サイトからも、この投票サイトにリンクは貼られていない。だが、「未来」公式サイトに載っていない嘉田代表の写真が使われていたり、ヤフーに掲載されている「未来」の広告から投票サイトにリンクされていることなどから、「偽物だとは言えないのでは」との声も出ている。

7327名無しさん:2012/12/03(月) 20:22:24
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20121203-1055102.html
山本太郎は東京8区、伸晃さんの選挙区で

 1日に衆院選への出馬を宣言した俳優山本太郎(38)が3日、自身のツイッターで、自民党・石原伸晃前自民党幹事長(55)と同じ東京8区から出馬すると明らかにした。

 山本は「反核運動はじまりの地、杉並で闘う。石原伸晃さんの選挙区。政権交代時の逆境下でもダブルスコアで勝利した東京最強の人」とつぶやいた。

 他党との連携については「共産党本部の方には、調整はできないが脱原発を一日も早く実現できるよう、お互い頑張りましょうとお言葉ちょうだいいたしました」などとつづった。

 [2012年12月3日20時10分]

7328名無しさん:2012/12/03(月) 20:33:50
 日本未来の党は3日、衆院選の追加公認候補12人を発表した。これにより同党の公認候補は計121人(小選挙区111人、比例代表10人)となった。追加公認は次の通り。(敬称略、新=新人、前=前職)
 〔小選挙区〕埼玉5区 藤島利久=新▽岐阜3区 木村周二=新
 〔比例代表〕東北 菊池長右エ門=前▽同 川口民一=新▽北関東 石井章=前▽同 駒井実=新▽南関東 大山昌宏=前▽東京 川島智太郎=前▽東海 三輪信昭=前▽近畿 熊谷貞俊=前▽同 福田衣里子=前▽四国 鷲野陽子=新(2012/12/03-20:12)

比例単独で10人も使うなら捨て石覚悟で選挙区に放り込めばよかったのに。
あと著名人が出馬とか言われてたけど飯田以外ポシャった臭いな。

7329名無しさん:2012/12/03(月) 20:57:22
>>7323
中国ブロックで唯一立てた赤木(岡山1)が10%クリア出来ない可能性ありとみて単独立てたか?前回これで2議席損したし

7330名無しさん:2012/12/03(月) 21:02:12
日本維新の会は3日夜、衆院選比例代表各ブロックの名簿を、順位を付けて発表した。
新たに比例代表単独候補6人を追加公認し、小選挙区と比例代表単独を合わせた候補者は計173人となった。

 石原慎太郎代表が東京ブロック1位となったほか、小沢鋭仁元環境相が南関東ブロック、
中田宏前横浜市長が北陸信越ブロック、東国原英夫前宮崎県知事が近畿ブロックでそれぞれ1位。

 追加公認の6人のうち5人は旧太陽の党系。
選挙区を大阪維新の地方議員に譲った西村真悟元衆院議員が近畿ブロックで2位となっている。


鋭仁比例優遇かよ。
山梨1区の士気が落ちるじゃないか。

7331名無しさん:2012/12/03(月) 21:07:14
>>7328
まさかこの人?or同姓同名?
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/profile/ye39006.htm

7332名無しさん:2012/12/03(月) 21:12:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121203/kng12120321000011-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
4日公示 民主は15区での擁立困難
2012.12.3 21:00
 衆院選は4日公示され、12日間の選挙戦に入る。神奈川県内18選挙区には約80人が立候補を予定。各陣営がスムーズに届け出を行うための事前審査が3日までに各選挙管理委員会で行われ、ほとんどの陣営が届け出の準備を済ませた。投開票日は16日で、政界再編をはらんだ激しい選挙戦が繰り広げられそうだ。

 政党別の立候補予定者数は民主党17人、自民党17人、日本未来の党6人、公明党1人、日本維新の会8人、共産党18人、みんなの党13人、社民党1人の計81人となっている。その他、無所属で出馬を検討している立候補予定者もおり、77人が立候補した前回衆院選(平成21年8月)を上回る見通しだ。

 民主は15区(平塚市、茅ケ崎市、中郡)で候補者が決まっておらず、全選挙区での擁立は難しそうだ。一方、自民は選挙協力を行う公明が候補者を擁立する6区(横浜市保土ケ谷区、旭区)を除く各選挙区で候補者を立てる。

 最も候補者が多いとみられるのは3区(横浜市鶴見区、神奈川区)▽5区(横浜市戸塚区、泉区、瀬谷区)▽14区(相模原市東部)−の3選挙区で6人。最も少ないのは15区で2人の見通し。

 立候補の届け出は4日午前8時半から午後5時まで、選挙区ごとに指定された選管で受け付ける。期日前投票は15日までだが、期間や時間は自治体や区によって異なる。

7333名無しさん:2012/12/03(月) 21:14:04
>>7331
http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/
間違いないと思う

7334名無しさん:2012/12/03(月) 21:17:34
日経の世論調査。地域別調査の東京だと未来になる前の生活が維新を上回っているそうだ。石原さんがいるから東京は維新人気が出るかと思ったが意外。慎太郎さんが国のためにと言っていることよりも延晃さんや宏高さんを優先していることを側近たちが嘆いていることが知れわたり始めているのかも。
about 22 hours ago
http://twitter.com/intent/retweet?tweet_id=275240938379567104

7335名無しさん:2012/12/03(月) 21:18:42
>>7333
案山子か

7336名無しさん:2012/12/03(月) 21:24:07
小沢一郎氏が比例代表には重複立候補しないことを明らかにした。
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_557841

未来、12人を追加公認=小沢氏は重複立候補せず【12衆院選】
2012年 12月 3日 21:06 JST
 日本未来の党は3日、衆院選の追加公認候補12人を発表した。これにより同党の公認候補は計121人(小選挙区111人、比例代表10人)となった。また、同党は岩手4区から出馬する小沢一郎氏が比例代表には重複立候補しないことを明らかにした。[時事通信社]

7337名無しさん:2012/12/03(月) 21:40:36
太田昭宏前代表ら小選挙区の公認候補9人は比例区に重複立候補しない。

http://www.asahi.com/politics/update/1203/TKY201212030593.html
2012年12月3日21時25分
公明、比例45人の名簿順位を発表

 公明党は3日、衆院選比例区の立候補予定者45人の名簿順位を発表した。東北ブロックの1位に井上義久幹事長、北関東ブロックの1位には石井啓一政調会長を置いた。太田昭宏前代表ら小選挙区の公認候補9人は比例区に重複立候補しない。また、衆院小選挙区の自民党立候補予定者23人を追加推薦することも発表した。

7338旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/03(月) 21:41:58
維新名簿
東京・石原氏、近畿・東国原氏=維新の比例名簿1位【12衆院選】
 日本維新の会は3日、衆院選の比例代表173人の名簿登載順位を発表した。東京、北信越、近畿の各ブロックの1位は、石原慎太郎代表、中田宏前横浜市長、東国原英夫前宮崎県知事で、3人とも比例単独。小選挙区候補152人は全員が比例に重複立候補する。
 維新はまた、無所属の吉田豊史氏(富山1区)を推薦すると発表した。 
 比例名簿の登載順位は次の通り。(丸囲み数字は順位。同一順位の重複立候補者名は省略。前=前職、元=元職、新=新人。敬称略)
 【北海道=4人】(1)重複候補3人(4)米長知得(新)
 【東北=11人】(1)小熊慎司(新)=福島4区(2)重複候補2人(4)重複候補8人
 【北関東=18人】(1)上野宏史(新)=群馬1区(2)石関貴史(前)=同2区(3)重複候補14人(17)植竹哲也(新)(18)仲田大介(新)
 【南関東=20人】(1)小沢鋭仁(前)=山梨1区(2)松田学(新)(3)重複候補16人(19)田中甲(元)(20)横田光弘(新)
 【東京=22人】(1)石原慎太郎(元)(2)今村洋史(新)(3)山田宏(元)=東京19区(4)重複候補18人〔22〕上村昭徳(新)
 【北信越=10人】(1)中田宏(元)(2)重複候補8人(10)堀居哲郎(新)
 【東海=14人】(1)藤井孝男(元)(2)今井雅人(前)=岐阜4区(3)重複候補11人(14)近藤浩(元)
 【近畿=40人】(1)東国原英夫(新)(2)西村真悟(元)(3)重複候補8人(11)三宅博(新)(12)重複候補28人〔40〕喜多義典(新)
 【中国=8人】(1)重複候補6人(7)藤井昇(新)(8)谷本彰良(新)
 【四国=7人】(1)重複候補4人(2)重複候補2人(7)大内淳司(新)
 【九州=19人】(1)松野頼久(前)=熊本1区(2)重複候補17人(19)黒仁田典之(新)(2012/12/03-21:32)

7339名無しさん:2012/12/03(月) 21:44:12
http://www.asahi.com/politics/update/1203/TKY201212030596.html
2012年12月3日21時28分
共産、比例35人の名簿を発表

 共産党は3日、衆院選比例区の名簿を発表した。名簿登載は35人で、このうち23人が比例区単独候補。志位和夫委員長を南関東ブロック1位としたほか、東北、東京、北関東、東海、九州は1位を、近畿は1、2位をそれぞれ前衆院議員とした。

7340名無しさん:2012/12/03(月) 21:44:44
>>7338
300万供託金払わされてこの順位はきついなあ。
北海道以外捨て金もいいところじゃないか。

7341名無しさん:2012/12/03(月) 21:47:32
>>7338
・小沢鋭仁比例単独1位で山梨1区は自民が獲るかも
・田中甲は落選か

7342名無しさん:2012/12/03(月) 21:50:34
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121203-OYT1T01098.htm?from=ylist
比例名簿発表…民主、小選挙区全員が重複立候補

 民主、自民、公明、日本維新の会、共産、みんなの党、新党大地、国民新の8党は3日、衆院比例名簿登載順位を発表した。

 民主党が小選挙区候補の全員、自民党もほぼ全員を比例選との重複立候補としたのに対し、維新の会は石原代表を東京ブロック1位とするなど比例単独候補に目玉候補を並べたのが特徴だ。

 民主党は267人を登載した。千葉4区の野田首相(党代表)が南関東ブロックとの重複立候補となるなど、小選挙区候補264人全員が重複立候補した。比例単独候補はいずれも前議員で、3人にとどまった。

 自民党は326人となった。うち、重複立候補者は277人で、比例単独候補は49人だった。山口4区に出馬する安倍総裁、鳥取1区の石破幹事長はいずれも、中国ブロックには重複立候補しなかった。

 維新の会は173人を登載した。うち重複立候補者は152人。比例単独候補は21人で、東国原英夫前宮崎県知事を近畿1位などとした。また、民主党など他党から移った重複立候補者は名簿の上位で優遇した。

 日本未来の党は登載順位を示さないまま比例選候補119人の名簿を発表した。

(2012年12月3日21時44分 読売新聞)

7343名無しさん:2012/12/03(月) 21:52:00
>>7338
四国は愛媛組が上位か

7344名無しさん:2012/12/03(月) 21:52:25
比例優遇されたのに自力で小選挙区勝ったって
郵政の片山さつきぐらいのような

7345名無しさん:2012/12/03(月) 21:55:09
>>7344
対立候補の陣営から「○○さんは比例で通ります」運動されますからねw

7346名無しさん:2012/12/03(月) 22:01:25
当選一回の小泉進次郎さえ重複立候補しないのに
現職首相(野田)が重複立候補。

現職首相の重複立候補は初では?

7347旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/03(月) 22:02:40
つ「森喜朗」

7348名無しさん:2012/12/03(月) 22:02:56
自民党は3日、衆院選比例区の候補者名簿を発表した。選挙区との重複立候補は277人、比例区のみの立候補は49人。
北海道ブロックでは、公明党との選挙協力を強化するため、
同党が候補者を立てる北海道10区で立候補を検討していた新顔の渡辺孝一氏(55)が単独1位。
九州ブロックでは、新たに元職の西川京子氏(67)を公認し、同ブロックで公認されていた新顔の上杉光弘氏(70)を中国ブロックに変更した。


福島の吉野を引き取ったり、宮崎の上杉を引き取ったりと中国ブロックは勝算ありまくりなんだろうなあ。

7349名無しさん:2012/12/03(月) 22:05:54
>>7331 >>7333
今頃、枝野(埼玉5区)は安心しているのではないか

7350名無しさん:2012/12/03(月) 22:11:41
>>7338
サプライズ候補なし

7351旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/03(月) 22:14:55
自民・共産一騎打ちは,

神奈川15,鳥取1,高知2,高知3,佐賀3,宮崎3,鹿児島5

かな?

7352名無しさん:2012/12/03(月) 22:16:36
>>7338
URL
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300800

7353名無しさん:2012/12/03(月) 22:21:30
>>7338
前議員や参院鞍替え組優遇かよ
離反されて政党要件失ったらかなわんからだろうけど
こいつら上手くやったもんだね

7354いなばやま@androids:2012/12/03(月) 22:23:25
それにしても維新の名簿はひどいな
小選挙区の票が間違いなく目減りしますよ
重複にも差をつけてるし
公募候補はやる気なくすなぁ

7355名無しさん:2012/12/03(月) 22:27:53
今井や石関藻当確だなあ。松野の安心
維新への民主脱走組はうまいことやったわ

7356名無しさん:2012/12/03(月) 22:32:47
比例優遇って戦う前から当選が決まってしまうから小選挙区の士気が落ちるし
善戦した候補が復活できないからデメリットがでかいんだがなあ。
小沢鋭や石関や小熊なんか同じブロックにロクな候補いないんだから別に優遇しなくても普通に比例復活出来るだろうし。
あとたちあがれ系のよくわからん候補を2人程優遇してるのも理解に苦しむ。

7357名無しさん:2012/12/03(月) 22:32:56
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/12/03/kiji/K20121203004699240.html
福田衣里子氏、日本未来の近畿比例で出馬…小沢氏意向は「ない」

 日本未来の党は3日、衆院比例近畿ブロックの単独候補として福田衣里子前衆院議員を擁立すると発表した。名簿順位は2位とする。大津市で嘉田由紀子代表とともに記者会見した福田氏は「競争よりも共生を考える人の受け皿になりたい」と意気込みを語った。

 2009年衆院選で初当選した長崎2区ではなく、比例近畿で立候補する理由に関し「嘉田代表から誘われた。幅広く声を聞ける比例にこだわりもあった」と強調。「小選挙区は長崎以外考えられないが(離党した民主党の候補がいる地元を)これ以上混乱させられない」と述べた。

 日本未来の小沢一郎氏の意向が出馬に影響したことは「一切ない」と否定。比例順位については「厳しい戦いを覚悟している」と話した。
.[ 2012年12月3日 21:39 ]

7358いなばやま@androids:2012/12/03(月) 22:33:12
それにしても当確な
松田学と今村洋史とは
何者?
不満でるやろ
無名人間優遇して

7359名無しさん:2012/12/03(月) 22:35:49
>>7358
松田学は前の参院選に神奈川から出た旧たちあがれ組

7360旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/03(月) 22:38:26
>>7328
石田三示と平山泰朗はどこにいったんだ?
駒井実とかなつかすい。。。そして,川口のじっちゃん,結局未来じゃん。

7361名無しさん:2012/12/03(月) 22:38:53
>>7326

@sasakitoshinao
なんと!騙された。 RT @ishiitakaaki 真相不明ながら騒ぎになっていますこのサイト pre-sousenkyo.com は「日本未来の党」を装ったインチキな「未来の党」のアンケートサイトでIPアドレスは(中略)持ち主秘密

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/giin/1354412787/420

7362名無しさん:2012/12/03(月) 22:41:22
>>7361
日本未来の党のHPからたどり着けない時点でイタズラ確定か、と

7363名無しさん:2012/12/03(月) 22:45:12
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121203/osk12120320580009-n1.htm
【衆院選】
自公協力の象徴…大阪3区、柳本氏が出馬断念
2012.12.3 20:13
 大阪3区からの出馬を模索していた自民党前職の柳本卓治氏は3日、大阪市内で記者会見を開き、出馬を断念することを表明した。公明党前職の佐藤茂樹氏が出馬を予定しており、柳本氏は「私が断念することで公明党には他選挙区の自民候補に力を貸してほしい」と述べた。比例代表としての出馬も見送るが政界引退は否定した。

 3区は自民、公明両党の選挙協力の象徴区とされ、衆院議員6期の柳本氏は過去4回、公明候補に譲る形で比例代表近畿ブロックから出馬。今回は党から比例名簿上位での優遇が困難との意向が伝えられ、無所属での出馬も模索していたが、自民の安倍晋三総裁から同日に電話で「党に残って力を貸してほしい」と慰留されたといい、出馬を断念した。

 自民関係者によると、大阪府内の5つの選挙区で公明が自民の立候補予定者に推薦を出していないといい、柳本氏は「私の辞退により、推薦が出されることを願っている」と訴えた。

7364名無しさん:2012/12/03(月) 22:49:38
>>7363
>比例代表としての出馬も見送るが政界引退は否定した。

7365旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/03(月) 22:50:28
みんなの党の筒井信雄は兵庫県西宮市選出の元自民党県議?

7366名無しさん:2012/12/03(月) 22:54:02
松野や小沢は民主党での実績とかで、上野や石関は日本維新の会結成メンバーとしいう理由で優遇としても
今井雅人みたいな泡沫レベルの現職は優遇する必要ない気がするんだがw

完全に儲けたなw

7367名無しさん:2012/12/03(月) 22:55:24
>>7363
大先生やるじゃないか。
自分を捨石にして公明に支援を請うなんて。

7368名無しさん:2012/12/03(月) 22:56:29
しかし岐阜4区を地盤にした議員がこのままだと3人誕生か。

7369名無しさん:2012/12/03(月) 22:58:03
前回の立ち回り大賞はみんなの党の山内康一だが今回は今井雅人かな

7370名無しさん:2012/12/03(月) 22:58:45
929 :まとめ:2012/12/03(月) 22:51:54.86 ID:E/6ocAhL
未来=消費税増税反対、脱原発、TPP反対、地方分権、財政出動
みんな=消費税増税反対、脱原発、TPP賛成、地方分権、財政出動
維新=消費税増税賛成、原発推進、TPP賛成、地方分権、緊縮財政
自公=消費税増税賛成、原発推進、TPP賛成、中央集権、財政出動
民主=消費税増税賛成、原発推進、TPP賛成、中央集権、緊縮財政

7371名無しさん:2012/12/03(月) 23:03:21
>>7281-7282
名前の順番で誰が優勢か分かる記事だけどアレなメディアの情勢分析だから、どこまで信頼できるか疑問

7372名無しさん:2012/12/03(月) 23:04:06
>>7317
熊谷1位かもね

7373チバQ:2012/12/03(月) 23:04:21
第三極がいつかの自由連合のようになっている件

7374名無しさん:2012/12/03(月) 23:06:15
>>7338
ひでぇ比例名簿だな。
こんなの初めて見たよ

7375神奈川一区民:2012/12/03(月) 23:06:31
>>7358
今村洋史について調べてみた。
たちあがれ日本青年部出身。
愛知県の医者。
たちあがれ日本出身の候補者に寄付している。
今村洋史氏はお金は持っていそう。

7376チバQ:2012/12/03(月) 23:09:17
>>7374
96年新進党

7377名無しさん:2012/12/03(月) 23:09:59
西村氏はマイナス作用かも
三宅氏は気の毒だね

7378名無しさん:2012/12/03(月) 23:12:30
>>7377
維新は近畿ではそこそこ当選しそうだから三宅も大丈夫だろう
28人よりは上になる

7379名無しさん:2012/12/03(月) 23:13:12
>>7376
公明系を重視した点で、あれはあれで意味があった

7380旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/03(月) 23:15:33
日本維新の会の中国7位 藤井昇は藤井厳喜のことだろうか?

7381名無しさん:2012/12/03(月) 23:20:22

みどりに復党せぬ=福田衣里子氏【12衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120300910

 みどりの風から日本未来の党に合流した福田衣里子前衆院議員は3日夜、大津市内で記者会見し、衆院選後の対応について「他の政党に移ることは技術的に可能かもしれないが、道義的にはおかしな話だ。ずっと未来の党で戦っていきたい」と述べ、当選してもみどりには復党しない考えを明らかにした。 

 みどりに残る参院議員4人は、みどりから未来に合流した福田氏ら3人の前議員の当選後の対応に関し、「仲間として迎えたい」(亀井亜紀子共同代表)と復党させる方針を示していた。福田氏は衆院選比例代表近畿ブロックに未来から立候補する予定。公職選挙法は比例当選者の政党間移動を禁止しているが、候補者を立てないみどりが未来と競合しないため、復党は法的には可能だ。(2012/12/03-22:58)

7382旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/03(月) 23:24:36
ざっと調べただけで,維新の会公認候補の内,
小選挙区17人,比例単独12人は旧太陽の党の関係者のようですな。
民主やみんなからの移籍やら除ければ,実質的な公募候補って100人いないかもしらんね。

7383チバQ:2012/12/03(月) 23:25:51
>>7371
生活と民主の評価が高すぎる気がする

7384名無しさん:2012/12/03(月) 23:27:28
>>7349
仮に山本太郎だったら厳しかったな

7385名無しさん:2012/12/03(月) 23:32:58
そういや未来は飯田を優遇しないつもりなのか。
このままだと広島の菅川より惜敗率下回って落選一直線だが

7386名無しさん:2012/12/03(月) 23:36:19
>>7383
河北は反小沢系だよ

7387アーバン:2012/12/03(月) 23:38:01
>>7385
菅川よりは上に行くでしょう。
知事選を戦った実績があるしね。
福田はずっと戦っていきたいと言っているということは優遇されるかもね。

7388名無しさん:2012/12/03(月) 23:41:09
http://mainichi.jp/select/news/20121204k0000m010069000c.html
衆院選:首相、比例名簿に重複立候補 安倍総裁は辞退
毎日新聞 2012年12月03日 23時31分

 民主党が3日発表した衆院選比例代表の立候補者名簿で、千葉4区の野田佳彦首相(党代表)が南関東ブロックに重複立候補した。現職首相は重複を辞退するのが通例で、00年衆院選の自民党の森喜朗元首相以来となる。

 民主党の安住淳幹事長代行は記者会見で、首相の重複立候補について「大逆風だからこそ、比例票を掘り起こすため全員同じ対応をとる」と強調。しかし他党からは「覚悟のない話だ」(渡辺喜美みんなの党代表)との声が出ている。

 一方、自民党は3日、326人(比例単独49人、小選挙区との重複277人)の比例名簿を発表。3年間の民主党政権の失態を背景に、前回衆院選より得票が伸びることを見越し、09年衆院選から20人増やした。安倍晋三総裁、石破茂幹事長や小泉進次郎青年局長ら5人は重複立候補を辞退。加藤紘一、伊吹文明両元幹事長ら73歳を超えた6人も党の内規で重複を認めなかった。【坂口裕彦】

7389名無しさん:2012/12/03(月) 23:44:29
>>7388
>安倍晋三総裁、石破茂幹事長や小泉進次郎青年局長ら5人は重複立候補を辞退。


“ら”の二人は誰だろう?

7390名無しさん:2012/12/03(月) 23:52:56
一人は河野太郎だと思う。
しかし維新の名簿は共産党か公明党ばりの有権者無視の酷い名簿だ。

7391名無しさん:2012/12/04(火) 00:04:52
502 :無党派さん:2012/12/03(月) 23:57:23.18 ID:FRiX+mjT
橋下徹 @t_ishin
日本維新の会、青森一区升田氏。僕が青森駅前街頭演説で、「農業を成長産業化させるためには、農協の一社独占体制を改めないといけない、
若者の就職先とするためには企業化しなければならない」と訴えたところ、農協が推薦を取りやめにしたらしい。日本を成長させるとはこういう闘い
をするかどうか。

喋る度に敵を作っていく橋下さんパネェ

7392チバQ:2012/12/04(火) 00:05:59
>>7211
いちおー
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121203/elc12120313190034-n1.htm
埼玉12区の滝沢氏出馬断念 
2012.12.3 13:18 [衆院選]
 衆院選埼玉12区に立候補予定だった新人の元航空自衛官、滝沢明氏(50)は3日、出馬を断念すると明らかにした。日本未来の党に合流した「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」が公認候補としていた。

7393チバQ:2012/12/04(火) 00:08:48
>>6458
>あまりのドタバタぶりに、内部からは「次の心配は、公示日に公認候補がちゃんと立候補届け出をしてくれるかどうか」という声すら上がっている。

一人くらい本当に出さない候補者居そう

7394チバQ:2012/12/04(火) 00:12:22
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121203/mca1212031342004-n1.htm
【衆院選】野田首相、安倍総裁ら福島で第一声、原発、復興アピール2012.12.3 13:42

 4日の衆院選公示日に、野田佳彦首相(民主党代表)、自民党の安倍晋三総裁らが福島県内で第一声を上げる。通常の国政選挙では都内で行うことが多いが、東京電力福島第1原発事故の影響の残る同県で選挙戦をスタートすることで、原発政策や東日本大震災からの復興対策への取り組みをアピールするのが狙いだ。

 首相は、第一声の場として福島県いわき市を選んだ。民主党はマニフェスト(政権公約)で「福島の再生なくして日本の再生なし」と掲げており、施策の充実に理解を求める。

 一方、安倍氏の第一声は福島市。その後、宮城県に入る。民主党政権の震災対応を不十分と批判し、政権復帰による復興の促進を訴える。

 10年以内に全原発を廃炉にする「卒原発」を訴える日本未来の党の嘉田由紀子代表は、第1原発周辺の飯舘村で遊説を始め、南相馬市を回る予定だ。即時原発停止の社民党・福島瑞穂党首は会津若松市。

 一方、日本維新の会の石原慎太郎代表は、同党発祥の地ともいえる大阪市で、代表代行の橋下徹大阪市長とマイクを握る。

 公明党の山口那津男代表は小選挙区に候補を擁立する横浜市、共産党の志位和夫委員長は国政選挙で第一声を上げることが多い都内のJR新宿駅西口。新党改革の舛添要一代表も都内。

 みんなの党の渡辺喜美代表、新党日本の田中康夫代表はそれぞれ自身の選挙区の栃木県那須塩原市、兵庫県尼崎市で支持を求める。

7395チバQ:2012/12/04(火) 00:15:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2012120302000143.html
「多党化」衆院選 各局の対応は 公平性 どう確保
2012年12月3日 朝刊

 十を超す政党が候補者を立てる見込みで、各党が離合集散を続けながら突入する衆院選。四日の公示を前に事実上の選挙戦が始まっているが、この異例の選挙をいったいどう伝えればいいのか、テレビ各局が頭を抱えている。在京の主な放送局の事情を探った。 (放送芸能部取材班)

■最前線では
 「視聴者の最大のニーズは新たな勢力の動向」と話すのは、情報番組と呼ばれるようになった民放ワイドショーの現場スタッフ。

 「橋下徹さん(日本維新の会)が出ると2%ぐらい視聴率が上がる。そんな人は政治家以外も含め彼だけ。でも、“劇場型”といわれた小泉純一郎さんほどではなく、下北沢の小劇場ぐらい。民主の野田佳彦さんと自民の安倍晋三さん? 二人そろっても数字は伸びません」

 他の政治家については「維新の石原慎太郎さんはスパッとわかりやすく、テレビの使い方がうまい。日本未来の党の嘉田由紀子さんは女性政治家としてはピカイチ。国政の手あかがついてないから格好の取材対象」と話す。

 旗揚げした新党があっという間に消えるなか、スタジオで使うボードの政党名を書き換えたり、コンピューターグラフィックスを作り直したりと目を回すテレビ局。ある民放記者は「なるべく各党、同じ尺(長さ)でやれと言われているが、不可能」とぼやく。

 解散から一夜明けた十一月十七日夜、テレビ東京は「緊急生放送!池上彰の“ニッポンの政治”を見に行く」を放送。番組平均視聴率11・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、同時間帯のTBSやフジをほぼ抜いて、NHKなどに迫った。

 瞬間最高視聴率は14・0%で、公選法上の政党要件を満たす全党にそれぞれ約一分を使い、池上が解説した場面だった。高視聴率について、テレビ東京の川口尚宏プロデューサーは「政治のプロと素人である有権者をつなごうという池上さんの姿勢が大きかった」と話す。

■過去の反省
 十一月末までの各局幹部の定例会見では、選挙についての質問が相次いだ。

 TBSの西野智彦報道局長は「個別のニュースで全党を同じように扱うのは難しい。情報番組を含め、TBS総体として公正に伝えられるように指示している」と話した。

 「開票速報中心の正攻法でいきたい」と言うのは、フジテレビの豊田皓社長。「小泉チルドレン」「刺客」の言葉が飛び交った二〇〇五年など過去二回の衆院選の反省に立った方針だ。

 NHKは「日曜討論」の時間を延長するなど公平性の確保に努めている。ただ、選挙報道は公選法で放送時間などが定められている政見放送と違うとして、石田研一放送総局長は「公示日第一声は、要件を満たしている党は全部やるが、何分何秒かは(解散時の)議席数によって変える」と述べた。

 この議席数に応じた政党の扱いは、民放なども採用してきた有力な方法だが、批判もある。「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」(湯山哲守、醍醐聡共同代表)は「大政党の動静に有権者の関心を誘導し、投票行動にバイアスを及ぼす恐れがある」と申し入れた。「放送を語る会」と「日本ジャーナリスト会議(JCJ)」も同様の趣旨で、民放なども含めて要望した。

■新スタイル
 「議席数などに応じて時間を割り当てるなど機械的な公平性は大事だが、もう一つ公正性という考え方も大事だと思う」と述べたのはテレビ朝日の早河洋社長。何が公平・公正なのかという一つの問題提起だった。

 日本テレビ「NEWS ZERO」の伊佐治健チーフプロデューサー(選挙本部兼務)は「多党化の背景が、既成政党への嫌悪感なのか、有権者の関心の多様化なのか、謙虚に見つめる必要がある」と話す。「脱原発、外交・安保など各政策は互いに関わりがあり、その連関を掘り下げたい」と、争点の単純化でも網羅的でもない、新たな報道スタイルを模索している。

7396アーバン:2012/12/04(火) 00:25:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121204-00000001-asahi-pol衆院選きょう公示 12党混戦、1500人立候補へ
朝日新聞デジタル 12月4日(火)0時8分配信

 第46回衆院総選挙が4日に公示され、16日の投開票に向け12日間の選挙戦が始まる。民主党が政権継続を訴えるのに対し、自民、公明両党は3年ぶりの政権奪還を目指す。一方、日本維新の会や日本未来の党など第三極がどこまで勢力を伸ばすかも、選挙後の政権の運営に影響しそうだ。

 衆院選は2009年8月以来で3年4カ月ぶり。前職か参院議員のいる主な政党だけでも、現行制度では最多の12党による選挙戦となる。立候補予定者は小選挙区(定数300)、比例代表(同180)の計480議席に対し、朝日新聞の3日夜現在の集計で約1500人にのぼる。

 民主党は比例単独候補3人を含む267人の候補を擁立。歴代の現職首相は00年の森喜朗氏以外は重複立候補を辞退しているが、野田佳彦首相(民主党代表)は比例南関東ブロックに重複立候補する。比例の全国全11ブロックで、小選挙区との重複立候補予定者を一律1位にしている。

 自民党は3日、比例単独候補49人を含む326人の比例名簿順位を発表した。安倍晋三総裁や石破茂幹事長ら5人が重複立候補を辞退した。同党は比例区で73歳の定年制をとっており、加藤紘一元幹事長(山形3区)や伊吹文明元幹事長(京都1区)ら6人も小選挙区だけに立候補する。

 日本未来の党は比例単独候補10人を含む121人を擁立。4日に比例名簿順位を発表する。公明党は3日、比例単独候補45人の名簿順位を発表。比例区に重複立候補せず、小選挙区からは太田昭宏前代表ら9人が立候補する。日本維新の会も比例単独候補21人を含む173人の比例名簿を発表し、東京ブロック1位に石原慎太郎代表、近畿ブロックの1位には東国原英夫前宮崎県知事をあてた。

 立候補届け出は4日の午前8時半から始まり、午後5時に締め切られる。

朝日新聞社

7397チバQ:2012/12/04(火) 00:25:26
>>6570 北海道1区
横路孝弘71民前 〈元〉衆議院議長
船橋利実52自新 道議
野呂田博之54共新 党道委員
大竹智和35維新 民放社員
清水宏保38大新 〈元〉スケート選手

>>6571 北海道2区
三井辨雄70民前 厚生労働相
吉川貴盛62自元 〈元〉経産副大臣
太田秀子54共新 党地区副委員長
高橋美穂47維新 行政書士
沢田隆二41み新 〈元〉広告会社員


>>6688 北海道3区
荒井聰66民前 〈元〉国家戦略相
高木宏寿52自新 〈元〉道議
森英士34共新 〈元〉赤旗記者
小和田康文42維新 〈元〉内閣府職員
町川順子53大新 党女性局長

>>6689
鉢呂吉雄64民前 〈元〉経産相
中村裕之51自新 〈元〉道議
菊地葉子61共新 〈元〉小樽市議
苫米地英人53大新 民間研究所代表

http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20121129011100001.html
【2012 総選挙】

激戦の構図(3)
5区 札幌市厚別区 江別市など
■町村氏、姿なき戦い


 軽い脳梗塞(こうそく)を患い、東京都内の病院でリハビリ中の自民・町村信孝氏。「寒さの厳しい時期の選挙で万が一のことがあっては大変」(周辺)と地元入りを見合わせ、異例の「姿なき選挙戦」となる見通しだ。


 12月1日に札幌のホテルで開く総決起集会も本人は欠席し、メッセージを伝えるにとどめる。それでも陣営幹部は、「不安を抱えたまま地元入りして、周りが『あまり車に乗せるな』などと気をつかえば中途半端な戦いになる。危機意識から陣営が一丸となった方がいい結果につながる」と語る。


 町村氏不在の選挙の見通しが報じられた23日。同氏の事務所に近いJR新札幌駅前で、降りしきる雪の中、民主の中前茂之氏が宣伝カーの上からこう訴えた。


 「疲弊した北海道で暮らす皆さんの暮らしを元気にしていきたい。地域を元気にするためには、本人も元気でなければなりません」


 2年前の補選に立って以来、若さを前面に出し、「10年、20年先に役に立つ政治家」を売りにしてきた。陣営幹部からは「逆風かもしれないが、5区は相手の健康不安で、どうにかプラスマイナスゼロで臨むことができる」との声も聞こえる。


 みんなの党の西田雄二氏は「議員や官僚が身を切る改革は既成政党では無理」と訴え、無党派層の受け皿を狙う。


 共産の鈴木龍次氏は小規模な集会を回り、原発や消費増税、政党助成金などへの反対を強調している。


(小西淳一)


■5区 立候補予定者
中前茂之40民新 〈元〉国交省職員
町村信孝68自前 〈元〉官房長官
鈴木龍次52共新 党地区委員長
西田雄二49み新 社会保険労務士
森山佳則45諸新 幸福の科学職員

7398チバQ:2012/12/04(火) 00:25:51
  ◇


■6区 旭川市 名寄市など
■TPP、佐々木氏防戦


 民主の佐々木隆博氏が、自民の今津寛氏を大差で破った前回選挙とは様変わり。佐々木陣営幹部は「基礎票は互角なのに前回は政権交代の風に乗った」と戒める。初出馬の2005年総選挙は自民候補を相手に薄氷の勝利だった。


 佐々木氏は後援会事務所開きで「民主政権は必ずしも期待に応えられなかった」と冒頭から謝罪。農家出身の農水副大臣として、農業者に不評の環太平洋経済連携協定(TPP)参加問題でも防戦を迫られ、「党や政府の中から阻止する」とアピールする。支援労組の引き締めを図るが、労組幹部は「民主政権が期待外れとの思いは組合員にもあり、前回より話が聞いてもらいにくい」と嘆く。


 今津陣営はTPP問題を明確な争点にしようと攻勢を強める。22日の事務所開きでは、応援演説の道議らが「TPP一本で勝てる」「阻止には今津しかない」などと声をそろえた。


 前回は地元の旭川でも惨敗。今回は追い風に乗ろうと、小さな通りの街頭演説にも足を運ぶ。事務所開きで今津氏は景気対策を前面に掲げ、民主党政権の下で地元の公共事業が遅れたと訴えた。隣の10区に立候補予定の公明・稲津久氏との選挙協力は好材料だ。


 共産の荻生和敏氏は民主と自民が中央と地方で政策が不一致と攻撃し、「両党に愛想を尽かした有権者が話を聞いてくれる」と好感触だという。みんなの党の安住太伸氏は10年の旭川市長選に立候補し、落選。29日に出馬表明し「第三極」に期待する有権者からの集票をめざす。


(渡辺康人)


■6区 立候補予定者

佐々木隆博63民前 農水副大臣
今津寛66自前 党副幹事長
荻生和敏63共新 党道委員
安住太伸42み新 〈元〉旭川市議

7399チバQ:2012/12/04(火) 00:27:06
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20121130011100002.html
【2012 総選挙】
激戦の構図(4)
■7区 釧路市 根室市など
■鈴木氏表明で流動化

【横山蔵利】新党大地の鈴木宗男代表の地盤に、鈴木氏の長女の貴子氏が立候補を表明し、情勢が一気に流動化した。他陣営はどこも「票がどう動くか読めない」と戸惑う。

 宗男氏が公民権停止のため、地元の支持者は貴子氏に期待を寄せてきた。26日の立候補に向けた会見では、反TPP(環太平洋経済連携協定)を訴えて「ふるさとに恩返しをしたい」と語り、世襲批判には「私の父と母は、7区のみなさま」とかわした。

 選対本部長には、蝦名大也釧路市長の妻が就いた。蝦名市長は宗男氏の元秘書だが、今年10月の市長選ではどの党からも推薦を受けず、「市民党」で臨んでいた。

 自民の伊東良孝氏は、逆風が吹いていた前回衆院選で、道内の自民候補で唯一、小選挙区を制した。市議、道議、市長を経験し知名度も高い。

 21日の事務所開きではTPPに反対し、「自民党はこの3年で大きく変わった。活力ある自民党で国民の負託に応えたい」と支持を求めた。陣営幹部は「前回とは風が全く違う」と手応えを感じている。

 民主の仲野博子氏は、過去の総選挙で受けてきた大地の支援なしでの戦いとなる。23日の事務所開きでは、釧路港の国際バルク戦略港湾指定などの実績を強調。TPP参加阻止の先頭に立つとし、「風の変わることもある」と決意を語った。

 元釧路町議の佐々木亮子氏は街頭演説などに力を入れ、反消費税、反TPP、原発ゼロなどを訴えている。

■7区 立候補予定者
仲野博子53民前 〈元〉農水政務官
伊東良孝64自前 〈元〉釧路市長
佐々木亮子52共新 党地区常任委員
鈴木貴子26大新 〈元〉NHK職員


  ◇


■8区 函館市 北斗市など
■自民、分裂避け一本化

【伊藤政明】長く保守が分裂してきたが、今回は自民が立候補予定者を一本化し、民主の前職に挑む。国民の生活が第一から日本未来の党に合流した立候補予定者が、他陣営の票をどれだけ取り込めるかが焦点となりそうだ。

 小選挙区になって過去5回の選挙は、中選挙区時代に元総務庁長官の故・佐藤孝行氏と元北海道開発庁長官の故・阿部文男氏が争ったしこりもあり、自民は一度も勝てなかった。

 今回は公募に応じた前田一男氏でまとまった。松前町生まれ、北斗市育ちの地元出身を強調。27日の同市での総決起集会では、「この地域の将来に責任を持っていく」と訴えた。

 これに危機感を抱くのが、隣の4区内のニセコ町長だった民主・逢坂誠二氏だ。週末にひんぱんに地元に戻り、「オープンミーティング」や集会を重ねてきた。18日の総支部臨時大会では、「高校授業料無償化や地方交付税の増額など、人への投資を積み上げてきた」と実績を強調した。

 未来の党の北出美翔氏は小沢一郎氏の秘書を務めていた。29日の事務所開きで、「大間原発の建設再開は断固として反対、北海道の農業、漁業を守るためにTPPにも反対」と話した。新党大地の推薦を受け、大地関係者が選対本部を仕切るなど後押しも受けている。

 共産の高橋佳大氏は、函館市議を3期務めた。街頭演説を繰り返して「大間原発、消費税増税、TPPの三つにストップをかける」と訴える。

■8区立候補予定者
逢坂誠二53民前 〈元〉総務政務官
前田一男46自新 〈元〉松前町長
高橋佳大53共新 〈元〉函館市議
北出美翔26未新 〈元〉衆院議員秘書

7400名無しさん:2012/12/04(火) 00:33:49
>>1256>>1305>>1306>>1511>>2780>>3092>>3154
「石原」「東国原」「橋下」といった名前が挙がったけど、結局、東京一区からの大物候補の出馬は無かったね。

東国原は、近畿比例から地味な出方をするより、激戦区から出たほうが露出が増えて話題になったと思うけど。

7401チバQ:2012/12/04(火) 00:35:50
>>7276宮城5区
安住淳 50 党幹事長代行 民前(5)
大久保三代 36 党支部長   自新 
阿部信子 49 会社社長   未新 
渡辺昌明 59 党県委員   共新 

>>7277宮城6区
鎌田さゆり 47 党支部長   民元(2)
小野寺五典 52 党県会長   自前(4)
高村直也 29 党准県委員  共新 


http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121202_12.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/直前情勢(上)1・2区
 衆院選は、4日の公示(16日投開票)まであと3日となった。県内6選挙区には8政党の計27人が立候補を予定する。約3年3カ月ぶりの選挙戦に突入する各選挙区の直前情勢を探った。(敬称略)

◎1区/7党混戦、無党派層が鍵

 民主、自民両党の二大政党対決に日本未来の党、日本維新の会、みんなの党の第三極勢力が参戦する。共産、社民両党も加わり、小選挙区制導入の1996年衆院選以降、最多の7党による混戦が確実となった。有権者は41万5000人。勝敗の鍵を握る無党派層をめぐり、票の争奪戦が過熱する。
 民主前議員郡和子は支持離れの食い止めに必死だ。11月24日には副総理岡田克也と街頭に立ち、与党の実績を強調。復興政務官の公務の合間に街頭演説と地域回りをこなす。社民の候補擁立で自治労との選挙協力は消え、危機感を強める。
 前回、郡に大敗を喫した自民元議員土井亨は支援者回りに力を入れ、従来の党支持層を徹底的に固める。街頭では「復興庁は機能していない」と郡を意識した批判を展開。28日の事務所開きには公明党関係者も出席し、結束をアピールした。
 生活県連の幹事長だった新人横田匡人は、27日に合流が決まった未来から立候補する。仙台市議時代の地盤だった太白区を足場に、事務所は青葉区中心部に構え、幅広い無党派の取り込みを狙う。
 維新は新人榎秀隆を擁立する。新宿区議を5期務めたが、宮城との縁は薄く知名度はない。27日に党代表代行橋下徹と初めて街頭に立ち「統治機構の見直しが宮城の復興につながる」と訴えた。
 維新との選挙協力が決裂したみんな新人林宙紀は「ぶれていないのはみんなだけだ」と訴え、他の三極との差別化を狙う。中心部での街頭活動を徹底し、無党派に絞った戦略を押し進める。
 共産党新人角野達也は党県議、仙台市議と連携し、街頭演説で政策の浸透を目指す。25日は前議員高橋千鶴子(比例東北)との合同選挙事務所を設立。二人三脚で戦う。
 社民党は衆院解散翌日の17日、新人桑島崇史の擁立を決定。仙台市職労の推薦を得て労組票を固める一方、街頭で「若者の雇用拡大」を訴える。

<立候補予定者>
郡和子  55 内閣政務官  民前(2)
土井亨  54 党県支部長  自元(1)
横田匡人 47 元仙台市議  生新
榎秀隆  47 新宿区議   維新
角野達也 53 党県地区役員 共新
林宙紀  35 党県支部長  み新
桑島崇史 33 党県職員   社新

<過去の開票結果>
【2009年8月】
当 149,980 郡和子  民 前
   87,401 土井亨  自 前
   14,547 角野達也 共 新
    2,987 矢島卓臣 無 新
    1,344 遠田敬一 諸 新
【2005年9月】
当  117,236 土井亨  自 新
比当 115,264 郡和子  民 新
    15,470 角野達也 共 新

7402チバQ:2012/12/04(火) 00:36:07
◎2区/実力者6人、票争奪過熱

 民主、自民の激突に第三極内で競合する日本未来の党、日本維新の会、みんなの党が割って入る。共産も候補を立てた。有権者は東北最多の42万8600人。国政選挙や地方選で実績のある候補者がそろい、一定の基礎票の上に立った激しい前哨戦を繰り広げる。
 参院議員(比例)からくら替えする民主の今野東は、支持労組へのあいさつ回りと住宅街での街頭演説に力を入れる。1区で2度の当選実績があるが、2区は未知数。11月24日の後援会会合には副総理の岡田克也を招き、組織を引き締めた。
 4選を目指す自民の秋葉賢也は街頭活動やミニ集会を重ねる。政府の震災対応を批判しながら、党の政策立案力、実行力を訴える。29日は総決起大会を仙台市内で開催。知事村井嘉浩や党参院議員らを招き、約600人を集めた。
 再選を期す前議員の斎藤恭紀は民主を離党後、新党きづな、国民の生活が第一を経て、未来に合流した。脱原発、環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加反対が訴えの軸。前回、16万票近くを獲得した実績をてこに、積極的に街頭に立つ。
 自民元議員の中野正志は維新から4選を狙う。6月に自民を離れ、たちあがれ日本、太陽の党と所属政党が変わった。27日には石原慎太郎代表、橋下徹代表代行が参加した仙台市内での街頭演説会に同席し、「維新の中野」を強調した。
 共産党の福島一恵は仙台市議5期20年の実績を持つ。仮設住宅をこまめに回り、被災者の声を吸い上げる。候補者の中で唯一、若林区に選挙事務所を構え、地元の候補を前面に打ち出す。党支持層に加え、個人票の掘り起こしも図る。
 みんなの党の菊地文博は、政策連携する日本維新との競合となる。街頭では「オリジナルの第三極」をアピールする一方、通算5期務めた県議時代からの地盤・宮城野区を中心に支持固めを徹底。大票田の泉区への浸透にも力を入れる。

<立候補予定者>
今野東  64 党県代表   民元(2)
秋葉賢也 50 党副幹事長  自前(3)
斎藤恭紀 43 気象予報士  生前(1)
中野正志 64 元経産副大臣 維元(3)
福島一恵 52 元仙台市議  共新
菊地文博 52 党県支部長  み新

<過去の開票結果>
 【2009年8月】
当 158,041 斎藤恭紀  民 新
   98,517 中野正志  自 前
    9,912 佐藤豊   無 新
    2,086 安部公人  諸 新
 【2005年9月】
当 130,257 秋葉賢也  自 前
   98,645 門間由記子 民 新
   17,906 五島平   共 新

<おことわり>新党「日本未来の党」の公認名簿が発表前のため、合流する生活の立候補予定者について公認の表記は生活(略称・生)のままとします。


2012年12月01日土曜日

7403チバQ:2012/12/04(火) 00:36:58
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121202_13.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/直前情勢(中)3区・4区
◎3区/民自対決前哨戦激しく

 ともに3選を目指す民主党前議員の橋本清仁と自民党元議員の西村明宏の対決が戦いの軸。前回候補擁立を見送った共産党からは新人の吉田剛が立候補する。有権者は28万4200人。農村地帯や沿岸被災地を抱える県南部の4市9町を舞台に、前哨戦が熱を帯びている。
 橋本は党に吹き付ける逆風に危機感を強め、1日100カ所を目標に支持者を回るどぶ板戦を展開。連合宮城の傘下労組や業界団体との対話にも力を入れる。大河原町で1日あった決起集会では「民主の進む方向は間違っていない」と訴えた。
 国土交通、復興両政務官を務め、東日本大震災からの復興に取り組んだ実績を強調。11月27日の山元町災害公営住宅の着工式では「政務官として住民と復興に取り組み、着工できた」と政権党の立場をアピールした。
 今月3日には、福島第1原発事故対策に取り組んだ党政調会長細野豪志が、丸森町で応援演説する予定で、内陸部でも活動が活発化してきた。
 西村は解散後、後援会会合やミニ集会に出席。11月25日に大河原町であった会合では「震災直後に現職議員でなく、悔しかった。野党の落選議員が何を言っても政策実現できない」と3年間の浪人生活を振り返った。
 30日の名取市の事務所開きには、党県連選対本部長愛知治郎の母絢子や自治体議員、企業関係者ら約250人が集結。議席奪還に向けて気勢を上げた。選挙区内13市町の大半に拠点を構えた。
 推薦を受ける公明党とも強力にタッグを組む。「比例は公明党へ」との訴えを後援会主催の会合で徹底する。同党県本部幹部は「3区は各市町で連携が構築できる。自公協力のモデル」と語る。
 吉田は主要駅前などで街頭演説を重ね、消費増税中止や原発ゼロ実現を掲げる。津波被災地も精力的に回り、浸透に懸命だ。環太平洋連携協定(TPP)反対を訴え、農業票の取り込みも狙う。

<立候補予定者>
橋本清仁41国交政務官  民前(2)
西村明宏52元内閣政務官 自元(2)
吉田剛31党県地区委員 共新

<過去の開票結果>
 【2009年8月】
当 108,718 橋本清仁 民 元
   85,897 西村明宏 自 前
    2,895 小林睦明 諸 新
 【2005年9月】
当  98,269 西村明宏 自 前
   78,503 橋本清仁 民 前
   11,256 高橋光二 共 新

7404チバQ:2012/12/04(火) 00:37:26
◎4区/維新が加わり様相一変

 民主前議員の石山敬貴と自民元議員の伊藤信太郎の3度目の対決に、急きょ名乗りを上げた日本維新の会新人の畠山昌樹が割って入る。共産は新人の戸津川永が挑む。有権者数は33万5700人。石山、伊藤が支持層を固めきれるかどうかや、無党派層の動向が焦点だ。
 再選を狙う石山は前回、伊藤に約2万7000票差をつけたが、政権への逆風に危機感を強める。戸別所得補償制度などの実績を前面に出し、内陸の農村部を中心に支持を広げている。
 選対本部長は参院議員桜井充が務める。11月27日に大崎市古川であった総決起集会には、沿岸部など被災地の首長が並んだ。石山は「地域の代弁者」を強調し、連携の強さをアピールした。
 議席奪還を目指す伊藤は29日に塩釜市で事務所開きをした。関係の冷え込みが懸念された党4区支部の県議団が勢ぞろいし、伊藤は「命をかけ皆さんの思いを国に伝える」と呼び掛けた。
 前回落選後の対応や、活動への不満から動きが鈍かった支持者の支援も活発化してきた。父で元衆院議長・故宗一郎の代からの後援者や党員による選対も、沿岸部を皮切りに各地に発足する。
 唯一の第三極勢力の畠山は、23日に多賀城市の国道45号沿いに事務所を開設。橋下徹代表代行のポスターを張り巡らせ無党派層に働き掛ける。商業施設前などでの街頭演説を1日5回以上こなし、「維新は改革を実行する集団だ」と訴える。
 大阪府出身で地縁は薄いが、経歴を生かし医療関係者や自衛隊OBを積極的に訪問。自民党関係者にも接触し、保守票の切り崩しを図る。
 戸津川は塩釜、多賀城両市を中心に街頭演説や支持者宅での5〜50人規模の懇談会を連日展開する。1日は大崎市古川で比例東北の前議員と集会を開いた。反増税、原発ゼロ、子育て支援を掲げる。
 幸福実現の村上善昭は塩釜市を拠点に、国防や原発推進を訴える。
(敬称略)

<立候補予定者>
石山敬貴42党県支部長  民前(1)
伊藤信太郎59元外務副大臣 自元(3)
畠山昌樹38医師     維新
戸津川永30党県地区委員 共新
村上善昭40会社役員   諸新

<過去の開票結果>
 【2009年8月】
当 119,926 石山敬貴 民 新
   92,610 伊藤信太郎 自 前
   11,881 加藤幹夫 共 新
    2,424 村上善昭 諸 新
 【2005年9月】
当 114,245 伊藤信太郎 自 前
   78,627 石山敬貴 民 新
   16,584 高橋卓也 共 新


2012年12月02日日曜日

7405旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/04(火) 00:38:58
>>7396
こちらの集計では,小選挙区1,282,比例代表単独211,合計1,493人となっています。
2009年が1,374人。(1,139+235) → 幸福実現党のせいだっ
2005年が1,131人。(989+142)
2003年が1,159人。(1,026+133)

今回は実に多いなあ。

7406チバQ:2012/12/04(火) 00:40:54
>>6437 茨城1区
>>6542 茨城2区
>>6813 茨城4区
>>6939 茨城5区
>>7286 茨城7区

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121129-00000159-mailo-l08
2012衆院選:選挙区情勢 3区 第三極、自、共の混戦に /茨城
毎日新聞 11月29日(木)12時59分配信

 前回は民主に追い風が吹き、大票田の取手市から比例代表単独候補2人を含めて国会議員3人が誕生した。しかし今回は、その3人が全て「第三極」政党にくら替えし、一転して民主候補がゼロという異例の構図に。前回民主に向かった浮動票を巡り、第三極と既存政党による混戦が展開されそうだ。
. 消費増税法案に反対して8月に民主党を離党した前職の小泉俊明氏(55)は、減税日本の国政政党化を実現した。しかし今月、突然の衆院解散を受けて第三極の離合集散が激化。減税日本は日本維新の会への合流を一時模索したが断念し、亀井静香前国民新党代表らの新党と合流して「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」を結成。さらには27日、滋賀県の嘉田由紀子知事が結成を表明した新党「日本未来の党」への合流を決めた。
 「まじめに働く正直者が報われる政治を目指す」が持論。最も重視するのは東京電力福島第1原子力発電所事故の問題だ。「毎日700トンもの水をかけているだけで、決して収束していない。今も汚染水が出ており大変危険な状態。早く止めたい」と強調する。
 自民元職の葉梨康弘氏(53)は3選を果たせなかった前回の選挙を「私の力不足で、国民の気持ちと隔たりがあった」と謙虚に反省。3年半の間、多い日は300〜400軒の有権者宅を訪ね歩いたという。「選挙区民から生の声を聞かせてもらっています」と「市民目線」を強調する。
 現在は毎月発行している後援会ニュースを配りながら、選挙区内をくまなく回り、「行政官の経験と、6年間議員として学んだことを生かし、国民と共に考える政治を目指したい」と訴える。12月9日に自民党の片山さつき参院議員を招き、守谷市、取手市、竜ケ崎市内のスーパーや量販店などで大演説会を開催する予定で、政権奪還に向けて意気込む。
 日本維新の会新人の前田善成氏(45)は「維新政治塾」塾生。群馬県みなかみ町議として当初は県内からの出馬を模索したが、今月17日、第1次公認発表の場で党側から3区からの出馬を打診された。悩んだ末に家族と相談し「同じ利根川の上下間交流事業がある取手市で国の統治機構を変革させるべく最後まで戦う」と決意。町議を26日に辞職し、「単身赴任」で駅立ちし、支持を訴える。「初めて取手駅に降り立った時、冷たい北風が吹いた。みなかみ町の『おろし』に似ており第二の故郷のように思えた」と感慨深げに話す。
 前回候補を擁立しなかった共産は今回、新人の小林恭子氏(62)を擁立。小林氏は「3区で初の女性候補として、女性の地位向上や憲法を守り、女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃を目指します」と強調。24年間、県南農民組合で働いてきたことから特にTPPには強い反対の思いがあり、JA県中央会や県医師会などとの連携を深めようと共闘を模索している。【中野秀喜】
………………………………………………………………………………………………………
 ◆立候補予定者◆ 
 (カッコ内数字は当選回数)
◇3区=竜ケ崎市、取手市など
葉梨康弘 53 党3区支部長   (2)自元
小泉俊明 55 [元]国交政務官 (3)未前
前田善成 45 [元]町議       維新
小林恭子 62 団体役員        共新
11月29日朝刊

7407チバQ:2012/12/04(火) 00:41:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121202-00000043-mailo-l08
2012衆院選:選挙区情勢 6区 自民分裂、第三極も /茨城
毎日新聞 12月2日(日)10時49分配信

 当初は民主、自民、共産の争いと見られたが、無所属候補が立候補表明し自民が分裂。第三極政党では日本維新の会、日本未来の党が相次いで名乗りを上げた。県内で最も人口が多く、半数以上が新住民とされる都市型選挙区で、既存政党も含めて流動化する政治状況の中、浮動票の奪い合いとなりそうだ。
 民主前職の大泉博子氏(62)は11月26日、つくば駅前で岡田克也副総理(59)と街頭演説。「社会保障と税の一体改革は私のライフワーク」と旧厚生省官僚の自負と共に専門家らしく説いた。前回は自民から大量離党した県医師連盟の全面的な支援を受け、「医師の乱」の主戦場を制した。今回も医師連盟の支援は受けるが、政権公約(マニフェスト)でできなかった点が多く、無党派層に支持を広げられるかが鍵を握る。
 自民元職の丹羽雄哉氏(68)は前回、おひざ元での医師の反乱で11回連続当選を阻止された。今秋は宣伝カーで選挙区を回り、支援者へのあいさつを妻幸子さん(63)と手分けして行う。11月23日の記者会見で「社会保障は先を見据えながら徐々にお願いすること」と述べるなど、少子高齢化対策で厚生行政を引っ張ってきた現場感がにじむ。地元での存在感の薄さも指摘されるが「閣僚や党三役をやると、どうしても遠ざかる」と理解を求める。
 「地域に根差した国会議員を地元から出さなければならない」と11月21日に記者会見し立候補の動機を訴えたのは無所属新人で元県議の狩野岳也氏(48)。父は衆参両議員を務めた明男氏(故人)、母は元参院議員の安氏(77)。「先祖代々みな自民党。離党届を出したが、党員と思っている」と語る。自民党県連は離党届を受理せず保守分裂選挙となった。「私は守る人」がキャッチフレーズ。権利、生活、領土などを守ることを強調する。
 「3・11の不幸を将来に残していいのか」。日本未来の党新人の栗山天心氏(54)は公認発表の11月29日、小沢一郎氏(70)も参加した水戸市のパーティーで「卒原発」を力強く訴え、支援者らから大きな拍手が送られた。地元つくば市の市立竹園東中のPTA会長として「子どもたちのためにも原発は絶対反対」と力を込める。県行政書士会長を務めた経験や人脈を生かし「一生懸命頑張る」と話す。
 気温2度に冷え込んだ11月28日朝、維新新人の深沢裕氏(41)はJR土浦駅前で街頭演説した。東海村にある日本原子力研究開発機構の研究主幹。「日本が抱える問題の多くは原発、エネルギー、災害など科学。科学者としての経験や知識を政治の世界に生かしたい」と話す。ボランティアの支援者と共にトレードマークの緑のマフラーを首に巻き、通勤者に手を振った。
 共産新人の青木道子氏(62)は衆院解散日の11月16日、JR土浦駅前で街頭演説し「原発ゼロの日本を。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加阻止、ストップ消費税増税」と訴えた。宣伝カーを下りると、街頭を走り、名刺を配った。JAつくば市谷田部で32年勤め、約10年前からブドウ栽培を同市で行う。「農業政策や原発事故で今何とかしないといけないと感じた」と出馬の動機を話す。【福沢光一】
………………………………………………………………………………………………………
 ◆立候補予定者◆
 (かっこ数字は当選回数)
 ◇6区=土浦市、つくば市など
大泉博子 62 [元]厚生省課長 (1)民前
丹羽雄哉 68 [元]厚相   (10)自元
栗山天心 54 行政書士        未新
深沢裕  41 原子力機構員      維新
青木道子 62 党県委員        共新
狩野岳也 48 [元]県議       無新
12月2日朝刊

7408チバQ:2012/12/04(火) 00:45:29
>>6780-6781 埼玉1〜4区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121201-00000042-mailo-l11
 衆院選:各選挙区の情勢/2 /埼玉
毎日新聞 12月1日(土)11時45分配信

 (敬称略)
 ◆5区
 ◇民主・枝野氏に自民、共産挑む
 官房長官や経済産業相を務め「党の顔」である民主・枝野に、3度目の挑戦となる自民・牧原と、共産・大石が挑む。
 枝野は前回同様、多忙な職務に加え他候補の応援演説に駆け回る日々。民主への逆風の中、地元での支持固めが課題だ。前々回比例復活の牧原は、集会やつじ立ちを精力的にこなしフェイスブックやツイッターを通じ若い世代への浸透を図る。
 旧岩槻市議で衆院初挑戦の大石は消費増税反対や即時原発ゼロを訴え、支持拡大を目指す。【林奈緒美】
 ◆6区
 ◇民、自の対決に3新人が加わる
 同じ顔ぶれで3回連続となる民主と自民の対決に、3新人が加わる展開だ。
 内閣府と総務省の副大臣を務める民主・大島は、実績を強調。前回は大差で圧勝したが、地元行事参加や駅立ちなどを重ね、支持離れの食い止めを図る。
 前回落選した自民・中根は、地元・鴻巣から大票田の上尾に拠点を移動。地元議員を軸に組織を固め、自転車回りで浸透を図る。
 維新・磯村は11月28日に公認が発表され、急ピッチで準備を進める。前回は擁立を見送った共産は戸口が即時原発ゼロなどを訴え、比例区の得票にも力を注ぐ。【狩野智彦】
 ◆7区
 ◇4新人が未来・小宮山氏に挑戦
 民主を離党した未来・小宮山に民主・自民・維新・共産の4新人が挑む。
 小宮山は参加した生活が未来に合流。堅い後援会組織を頼りに駅立ちなどを展開している。民主・自由両党が合併した03年、旧自由党の小宮山に7区公認を譲った経緯がある民主・島田が参院議員を経て国政に再挑戦する。
 富士見市選出の県議だった自民・神山は公募で昨年1月、党支部長に就任。以来、大票田の川越市を中心に後援会を組織してきた。
 茨城県出身の矢口は維新の主張に共感して国政に初挑戦する。前回に続いて2度目の共産・長沼は党支持拡大を目指す。【中山信】
 ◆8区
 ◇今回も民、自が攻防を展開か
 前回、前々回は民主と自民が50%の得票率を巡って激しい攻防を展開し1勝1敗で分けた。今回も民主・小野塚、自民・柴山が対決。未来・西川、33年の地元政治キャリアを持ち、自民を離れ維新から立つ並木、共産・辻がどこまで無党派層を取り込むかが注目される。
 小野塚は駅頭活動や85回超のミニ集会など得意の地上戦で逆風に立ち向かう。柴山は堅固な保守組織を引き締めて議席奪還にかける。
 急きょ表明した西川、昨年10月の所沢市長選で2万近い票を獲得した並木は「第三極」の追い風が頼み。辻は前々回に比例で獲得した共産の議席回復を目指す。【海老名富夫】
………………………………………………………………………………………………………
 ■予想される顔ぶれ■
 ◆5区
枝野幸男 48 民前(6)
牧原秀樹 41 自元(1)
大石豊  52 共新
 ◆6区
大島敦  55 民前(4)
中根一幸 43 自元(1)
磯村健治 63 維新
戸口佐一 62 共新
院田浩利 45 諸新
 ◆7区
島田智哉子 50 民新
神山佐市  58 自新
小宮山泰子 47 未前(3)
矢口健一  40 維新
長沼チネ  62 共新
 ◆8区
小野塚勝俊 40 民前(1)
柴山昌彦  46 自前(3)
西川浩   55 未新
並木正芳  63 維元(2)
辻源巳   41 共新
 (年齢は1日現在)
12月1日朝刊

7409チバQ:2012/12/04(火) 00:45:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121202-00000093-mailo-l11
衆院選:各選挙区の情勢/3 /埼玉
毎日新聞 12月2日(日)11時25分配信

 (敬称略)
 ◆9区
 ◇民自対決に未来、維新どこまで
 過去2回とも民主と自民による事実上の一騎打ちとなり、勝敗を分けた。今年10月の入間市長選が保守分裂の様相を呈しており、今回は民自対決に加え、未来、維新が固い保守地盤にどこまで食い込むか注目される。
 前回「民主旋風」で返り咲いた五十嵐は「大集会は組織が緩む」と小集会に徹する地道な活動で民主離れを防ぐ構え。4期務めた大野松茂の後継を任じる自民・大塚は公明との選挙協力を得て保守組織の分裂を回避し支持拡大を図る。
 ともに落下傘の未来・松浦、維新・浦沢は知名度アップが鍵。共産・工藤は党勢拡大を目指す。【海老名富夫】
 ◆10区
 ◇民・自に加え未来、維新で混戦模様
 過去5回は自民・山口と松崎(当時民主)の対決構図を軸に展開したが、今回は松崎が民主を離党し未来から出馬予定。民主は公示直前に04年参院選候補の弓削を擁立。山口に加え、前東松山市長の坂本が維新の公認を得て割って入り、混戦模様だ。
 山口は自民党首相経験者らを招いた集会を頻繁に開催するなど、政権奪回を訴える。松崎は駅立ちなどで新党の政策を説明。弓削は2大政党制が必要と強調する。
 坂本は3月の出馬表明から連日、駅や街頭で政策を語ってきた。維新の風が10区で吹くかが焦点となりそうだ。元東松山市議の共産・梅沢は前々回以来の挑戦。【中山信】
 ◆11区
 ◇自民系の2人に共産の争いか
 前回に続いて民主が県内で唯一、独自候補を擁立しておらず、自民系の2人に共産の三つどもえとなりそう。
 05年に郵政民営化に反対して離党した無所属の小泉は、昨年末に自民会派入りし、当選後の復党も視野に入れる。広い選挙区に張り巡らせた後援会を軸に、ミニ集会をまめに開催して支持拡大を進める。
 一方、公募で支部長に選ばれた自民・今野は「公認候補は自分」と強くアピール。出身地・深谷市の自民県議の支援を受け、選挙区全域での知名度アップに努める。
 共産・柴岡は若さと即時原発ゼロを訴え、無党派層への浸透も図る。【清水隆明】
 ◆12区
 ◇民主対抗の自民、分裂で混戦必至
 前回小選挙区で初勝利した民主・本多に対抗する自民が分裂。共産、みんななども絡む混戦だ。
 本多は首相補佐官などを務めた実績を訴え、街頭演説や支援団体を回って支持固めに奔走。一方、自民は公募で野中を公認候補にしたが、反発した森田が無所属で出馬を表明。野中は加須市を、森田は熊谷市とそれぞれ地元を引き締め、各首長から支援を受けるなど地域同士の競い合いの色合いも濃い。
 共産・大野は即時原発ゼロなどを訴えミニ集会を重ねる。みんな・永沼は地元行田を軸に浮動票の獲得を狙う。未来・滝沢は1日に急きょ出馬表明した。【大平明日香】
………………………………………………………………………………………………………
 ■予想される顔ぶれ■
 ◆9区
五十嵐文彦 64 民前(4)
大塚拓   39 自元(1)
松浦武志  49 未新
浦沢将   45 維新
工藤武   48 共新
 ◆10区
弓削勇人  39 民新
山口泰明  64 自元(4)
松崎哲久  62 未前(2)
坂本祐之輔 57 維新
梅沢永治  63 共新
 ◆11区
今野智博 37 自新
柴岡祐真 28 共新
小泉龍司 60 無前(3)
 ◆12区
本多平直 48 民前(2)
野中厚  36 自新
滝沢明  50 未新
大野辰男 59 共新
永沼宏之 44 み新
森田俊和 38 無新
 (年齢は2日現在)
12月2日朝刊

7410チバQ:2012/12/04(火) 00:46:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121203-00000053-mailo-l11
衆院選:各選挙区の情勢/4止 /埼玉
毎日新聞 12月3日(月)11時36分配信

 (敬称略)
 ◆13区
 ◇民主・自民を軸に5人による乱戦
 民主・自民を軸に共産も加わり、みんなの党が絡む選挙戦の様相が、維新の参戦で急変した。
 自民常勝区で12万票を獲得し、前回初当選した民主・森岡は「空中戦では通じない、地べたをはう戦いだ」と支持者固めに必死。連続当選が4期で途絶え、返り咲きを狙う自民・土屋は3年間「初心に帰り選挙区を歩いた。必ず結果を出す」と雪辱を期す。
 民主議員の政策秘書を17年務めた、みんな・北角は1年前、中学高校時代を過ごした春日部市に事務所を構え「即戦力」を訴える。共産・並木は支持者と二人三脚で政策宣伝。維新・中村は公認後、春日部市を本拠に駅頭で国防の重要性を訴える。【栗原一郎】
 ◆14区
 ◇保守分裂に地域間競争が複雑に絡む
 民主・中野に自民・三ツ林、元自民党県議の維新・鈴木、共産・苗村らが挑む。選挙区は南北に長く、保守分裂に地域間競争が複雑に絡み合う。
 前外務政務官の中野は、組織を頼らずに政治家個人の実績を強調。選挙区を精力的に回って支持を訴える。
 三ツ林は前回落選後に他界した兄・隆志氏の後継。祖父の代からの地盤・幸手市を拠点に南部へ浸透を図る。
 鈴木は自民党県連の公募で三ツ林に敗れ離党。地盤の三郷市など南部の保守層を固め、北部にも切り込む。
 苗村は三度目の立候補で即時原発ゼロなどを訴え、無所属の大塚も出馬を表明している。【清水勝】
 ◆15区
 ◇民前職、自元職ら5人が議席争う
 比例復活を含め4期目を目指す民主・高山に、前回の雪辱を期す自民元職・田中、未来・小高、共産・小久保、みんな・斉藤の、3新人が挑み、計5人が議席を争う。マンションの新築が相次いでおり、新住民の取り込みがポイントになりそうだ。
 高山は環境政務官として復興支援に努めてきた経験を訴える。田中は経済成長や教育再生を掲げ、保守の地盤固めを進める。小高は11年の県議選に続く出馬。小久保は長い歴史を持つ党の存在感を高めることに力を注ぐ。斉藤は街頭での活動を中心に知名度アップを図る。【木村健二】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
 ■予想される顔ぶれ■
 ◆13区
森岡洋一郎 37 民前(1)
土屋品子  60 自元(4)
中村匡志  35 維新
並木敏恵  52 共新
北角嘉幸  49 み新
 ◆14区
中野譲   45 民前(2)
三ツ林裕巳 57 自新
鈴木義弘  50 維新
苗村光雄  56 共新
大塚克雄  65 無新
 ◆15区
高山智司  42 民前(3)
田中良生  49 自元(1)
小高真由美 48 未新
小久保剛志 37 共新
斉藤裕康  43 み新
 (年齢は3日現在)
12月3日朝刊

7411チバQ:2012/12/04(火) 00:49:22
>>6417
神奈川1区
 中林美恵子 52 (元)財務金融委理事 民前
 松本純 62 (元)官房副長官 自前
 松本孝一 52 かんぽ生命保険部長 維新
 明石行夫 53 自営業 共新
 山下頼行 39 (元)NTT社員 み新

神奈川2区
 三村和也 37 党政調会長補佐 民前
 菅義偉 63 党幹事長代行 自前
 児玉俊明 50 党地区常任委員 共新

神奈川3区
 勝又恒一郎 49 党幹事長補佐 民前
 小此木八郎 47 (元)経済産業副大臣 自元
 岡本英子 48 (元)厚生労働委理事 生前
 高橋真由美 44 (元)会社役員 維新
 本橋佳世 39 党地区委員 共新
 毛呂武史 44 (元)逗子市議 み新

http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012112802100012.html
各区の顔ぶれ<2>

◆4区 浅尾に挑む民自共3人
荻原隆宏42 (元)横浜市議 民新
山本朋広37 (元)文部科学委員 自元
加藤勝広68 (元)NTT社員 共新
浅尾慶一郎48 党政調会長 み前

 みんな前職の浅尾に民主、自民、共産の三人が戦いを挑む。

 浅尾は地道な後援会活動や駅頭などの演説に加え、国会での論戦やマスコミへの頻繁な登場による高い知名度をてこに優位に戦いを進める。

 民主は、解散後に前職の長島一由が不出馬を表明。横浜市議から転進した新人の荻原は、準備不足で厳しい戦い。自民元職の山本は一年半前から、選挙区内をくまなく回り、街頭演説で知名度アップに全力投球。

 共産新人の加藤は雇用確保などを訴える。

◆5区 田中 危機感「どぶ板」
田中慶秋74 (元)法相 民前
坂井学47 (元)党青年局次長 自元
湯沢大地45 NPO法人役員 維新
横山征吾41 党県委員 共新
池田東一郎51 (元)衆院議員秘書 み新
河野敏久56 会社役員 減新

 十月に法相に就任した民主前職の田中は不祥事が尾を引き、一カ月足らずで辞任。陣営の危機感は強い。長年地元で培ってきた「どぶ板選挙」で、支持者のつなぎ留めを図る。

 田中に挑むのは、過去一勝二敗の自民元職の坂井。街頭のほか、精力的に地元団体や企業を回る。みんなの池田は党政調会長の浅尾慶一郎の元秘書。維新の湯沢は二〇一〇年の参院選で、みんなから比例で出馬した。

 共産新人の横山は消費税増税に反対。脱原発の河野は二十六日に公認されたばかり。

◆6区 一騎打ちにみんな参戦
池田元久71 (元)厚生労働委員長 民前
上田勇54 (元)財務副大臣 公元
青柳陽一郎43 (元)参院議員秘書 み新

 事実上、民主の池田と公明の上田の一騎打ちが続いてきた選挙区に、新たな受け皿として、みんなの青柳が名乗りを上げた。

 前職の池田は衆院厚生労働委員長などを務めた。無党派層の上積みを図り、十万票超えを狙う。

 公明が県内小選挙区で唯一公認した元職の上田は防災対策を訴える。自公協力で地盤固めに余念がない。

 元参院議員秘書の青柳は「増税の前に行政改革を」と主張。共産は当初擁立した候補が交通事故に遭い、後任の人選を進めている。 =敬称略

 【記事の見方】

 ◆選挙区

 名前 年齢 肩書 (1)(2)  =(3)

 ※掲載順は国会の勢力順。(1)は届出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。(3)は推薦、支持政党。民=民主、自=自民、生=国民の生活が第一、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、み=みんな、社=社民、減=脱原発、ど=みどりの風、諸=諸派、無=無所属

7412チバQ:2012/12/04(火) 00:50:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012112902100005.html
各区の顔ぶれ<3>

◆7区 首藤と鈴木の戦いが軸に
首藤信彦67 党副幹事長 民前
鈴木馨祐35 (元)党国際局次長 自元  =公
比嘉常一54 党地区委員長 共新
田中朝子53 (元)杉並区議 み新

 民主前職の首藤と、自民元職の鈴木の戦いが軸。みんな新人で元東京・杉並区議の田中と、共産新人の比嘉がどこまで絡めるか。

 維新から石原慎太郎代表のブレーンだった松田学も出馬を検討中。無党派層の多い地域で、維新の動向が選挙戦に影響しそうだ。

 前回は首藤が鈴木に五万票近い大差で圧勝した。鈴木は浪人中、街頭やミニ集会を重ね支持層を固めており、激戦が予想される。田中は子育て施策の充実を訴える。比嘉は街頭などで票の掘り起こしを図る。

◆8区 みんな牙城に自民共挑む
伊藤久美子53 (元)県議 民新
福田峰之48 (元)党青年局次長 自元  =公
釘丸進39 党県委員 共新
江田憲司56 党幹事長 み前

 みんなの党幹事長・前職江田の牙城。自民元職の福田、民主新人の伊藤、共産新人の釘丸が挑む。

 党の顔として全国を飛び回る江田に代わり、参院議員の中西健治や県議、市議が留守を預かる。福田は地道に地元回りを続け、足場を固める。

 前回、民主公認で比例復活した前職山崎誠が解散後に突然離党し、みどりの風へ。日本未来の党公認で出馬を検討している。民主は元県議の伊藤を担いだが、準備不足は否めない。釘丸は障害者の立場から福祉の充実を訴える。

◆9区 文科副大臣VS自共み3新人
笠浩史 47 文科副大臣 民前
中山展宏 44 (元)衆院議員秘書 自新  =公
堀口望 36 党区役員 共新
椎名毅 37 弁護士 み新

 文科副大臣を務める民主前職の笠に、自民の中山、共産の堀口、みんなの椎名の三新人が挑む。

 前回圧勝した笠は、社会保障システムの確立や地域主権型国家の実現を掲げる。前回の雪辱を期す中山は、市場から信頼される金融政策の必要性を強調し、前知事の松沢成文が築いた民主地盤への浸透を狙う。堀口は、消費税増税ストップや即時原発ゼロ実現を訴え、住宅街などを回る。椎名は国会の福島原発事故調査委員会事務局勤めの経験をアピールし、原発に頼らない新エネルギー政策などを訴える。 =敬称略

 【記事の見方】

 ◆選挙区

 名前 年齢 肩書 (1)(2)  =(3)

 ※掲載順は国会の勢力順。(1)は届出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。(3)は推薦、支持政党。民=民主、自=自民、生=国民の生活が第一、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、み=みんな、社=社民、減=脱原発、ど=みどりの風、諸=諸派、無=無所属

7413チバQ:2012/12/04(火) 00:51:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012113002100005.html
各区の顔ぶれ<4>
◆10区 前職2人、新人3人しのぎ
城島光力 65 財務相 民前
田中和徳 63 (元)財務金融委員長 自前=公
石川輝久 62 (元)県議 維新
中野智裕 54 党地区委員長 共新
久米英一郎 47 (元)日本航空社員 み新

 前職二人と新人三人が全国で二番目に多い有権者を奪い合う。

 国替えながら前回制した城島。今回は財務相として、野田政権への評価を正面から受ける。田中は、苦戦の前回、比例復活につながった十二万近い票に、きめ細かな街頭演説で上積みを目指す。

 石川は「第三極の維新」を強調し、県議選で出馬していた横浜からの国替えで当選を目指す。中野は民主、第三極をまとめて自民型とくくり、対極の政党を強調する。久米は民主が自民化と批判。無党派、自民票の取り込みも狙う。

◆11区 自民前職 強固な地盤
林公太郎 30 (元)衆院議員秘書 民新
小泉進次郎 31 党青年局長 自前
斉田道夫 64 党県常任委員 共新

 強固な地盤を誇る自民前職の小泉が、民主新人の林、共産新人の斉田の挑戦を受ける。

 前回、世襲批判と自民逆風の中で初当選した小泉は党青年局長を務め、知名度で抜きんでている。地元の集まりにもこまめに顔を出し、地盤固めに余念がない。

 解散直前に公認が決まった林は、財務政務官の前職柚木道義の元秘書。前回、比例復活した横粂勝仁が離党した後の民主の「空白区」でゼロからの支持集めに奔走している。

 斉田は原発ゼロや米軍基地撤去を訴える。

◆12区 民主、大臣の実績前面に
中塚一宏 47 金融担当相 民前
星野剛士 49 (元)県議 自新=公
甘粕和彦 29 会社員 維新
沼上常生 54 党地区委員長 共新
阿部知子 64 (元)社民党政審会長 未前

 民主前職で金融担当相の中塚に、社民を離党して未来に合流した前職の阿部、自民新人の星野、維新新人の甘粕、共産新人の沼上が挑む。

 中塚は中小企業金融の円滑化、自殺予防対策の推進など、民主政権の実績を強調。阿部は党派を超えた脱原発勢力の結集を目指す。

 星野は、民主の政権公約達成率の低さを意識し、実現できる政策を主張して対抗。甘粕は閉塞(へいそく)している社会の改革を唱える。

 沼上は派遣切り問題などを訴える。 =敬称略

 【記事の見方】

 ◆選挙区

 名前  年齢 肩書 (1)(2)=(3)

 ※掲載順は国会の勢力順。(1)は届出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。(3)は推薦、支持政党。民=民主、自=自民、生=国民の生活が第一、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、み=みんな、社=社民、減=脱原発、緑=みどりの風、未=日本未来の党、諸=諸派、無=無所属

7414チバQ:2012/12/04(火) 00:52:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012120102000120.html
各区の顔ぶれ<5>
◆13区 民自前職 再び激突
橘秀徳 43 党幹事長補佐 民前
甘利明 63 党政調会長 自前
太田祐介 38 (元)海老名市議 維新
宮応勝幸 69 (元)税関職員 共新
菅原直敏 34 (元)県議 み新

 前回、約二千票差で初当選した民主前職の橘と、比例復活した自民前職の甘利が再び対決する。橘は消費税増税法案に反対したが、党に踏みとどまった。党政調会長に就任した甘利は、本人不在の選挙戦となる見込みだが、陣営は組織を引き締め、雪辱を狙う。

 みんな新人の菅原は、大和市議、県議の実績を武器に無党派層へアピールする。14区のみんな公認を取り消された維新新人の太田は、かつての地盤で巻き返しを図る。共産新人の宮応は、憲法改正反対や米軍厚木基地撤去を訴える。

◆14 区 混戦 6人出馬表明
本村賢太郎 42 党国民運動副委長 民前
赤間二郎 44 (元)党青年局次長 自元 =公
中本太衛 47 (元)外務委員 維元
猪股ゆり 28 市民団体役員 共新
松本雅威 41 会社員 み新
今井達也 25 党支部役員 社新

 民主、自民、維新、共産、みんな、社民の六人が立候補を表明。このうち三人が議員経験があり、混戦模様となっている。

 民主前職の本村は、党最高顧問・藤井裕久から受け継いだ支持基盤の拡大を図る。自民元職の赤間は、約五万三千票差で敗れた前回の雪辱を狙う。

 維新元職の中本は、議員時代に築いた支持層の掘り起こしと、さらなる上積みが目標。みんな新人の松本は無党派層へのアピールに力を入れる。二十代の共産新人の猪股と社民新人の今井は、若年層の取り込みを目指す。

◆15区 自民前職に幅広い支持
河野太郎 49 (元)法務副大臣 自前
浅賀由香 32 党県常任委員 共新

 福島第一原発事故以前から脱原発を訴えてきた自民前職の河野への支持は、若年層から主婦、高齢世代にまで浸透。他県候補者からの遊説依頼も相次いでいる。「(過去最多の十八万六千票余を獲得した)二〇〇五年の前々回を超えるよう頑張る」と、目標得票を語る。

 共産新人の浅賀は、事故で家族を亡くした体験をもとに「命を守る」をモットーに活動している。原発ゼロ、子育て支援の充実、TPP交渉参加反対などを訴え、無党派層にも浸透を図る。

  =敬称略

 【記事の見方】

 ◆選挙区

 名前 年齢 肩書 (1)(2)

  =(3)

 ※掲載順は国会の勢力順。(1)は届出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。(3)は推薦、支持政党。民=民主、自=自民、生=国民の生活が第一、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、み=みんな、社=社民、減=脱原発、ど=みどりの風、諸=諸派、無=無所属

7415チバQ:2012/12/04(火) 00:53:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012120202100003.html
各区の顔ぶれ<6>

◆16区 民主前職に3人挑む
後藤祐一 43 党政調会長補佐 民前  =国
義家弘介 41 (元)参院議員 自新  =公
富山泰庸 41 会社役員 維新
池田博英 50 党地区委員長 共新

 前回、初当選した元経産官僚で民主前職の後藤と、参院からくら替え出馬する自民新人の義家ら三人が争う構図。

 後藤は「地元出身」を強調し、自転車で選挙区内を回って民主政権で実現したことをアピールする。「ヤンキー先生」で有名な義家は教育再生を訴える。「歳費、期末手当を受け取らないため」と十一月末で参院議員を辞職した。

 富山は、被災地支援で感じた行政の問題点の是正や、製造業の復活による経済再生をアピール。池田は脱原発などを訴える。

◆17区 自民新人 議席奪還狙う
神山洋介 37 (元)安全保障委理事 民前  =国
牧島かれん 36 大学客員教授 自新 =公
横田英司 54 党県委員 共新
井上義行 49 (元)首相秘書官 み新
露木順一 57 (元)開成町長 減新

 民主前職の神山に自民新人の牧島、みんな新人の井上、脱原発新人の露木、共産新人の横田が挑む。

 有権者の党への不満を感じる神山は、街頭演説で民主政権の実績を強調し、支持を訴える。牧島は元衆院議長・河野洋平が前々回まで十四期連続当選してきた選挙区の奪還を狙う。

 安倍晋三内閣の総理首席秘書官だった井上と、未来に合流する元開成町長の露木は、無党派層の支持をいかに集めるかが焦点。

 横田は原発即時廃止、消費税増税反対を主張している。

◆18区 新旧民主対決 票固め自民
網屋信介 55 財務政務官 民前
山際大志郎 44 (元)党総務 自元 =公
樋高剛 47 党幹事長代理 生前
山崎雅子 59 看護師 共新
船川治郎 45 (元)会社社長 み新

 四期目を目指す生活前職の樋高は、未来への合流を決めている。脱原発を前面に出し、新党名の浸透にも躍起だ。樋高の離党で、民主は前職網屋が九州から国替え。事業仕分けなどでの実績をアピールするが、出遅れ感は否めない。

 こうした新旧民主陣営に対し、返り咲きを狙う自民元職の山際は着々と票を固めつつある。みんな新人の船川は精力的に駅前演説を行い、無党派の多い選挙区で知名度アップに奔走。共産新人の山崎は福祉の充実を訴え、「原発即時ゼロ」で他党との差別化を図る。

 =敬称略、おわり

 【記事の見方】

 ◆選挙区

 名前  年齢 肩書 (1)(2)

  =(3)

 ※掲載順は国会の勢力順。(1)は届出予定党派。(2)は前職、新人、元職の区分。(3)は推薦、支持政党。民=民主、自=自民、生=国民の生活が第一、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、み=みんな、社=社民、減=脱原発、緑=みどりの風、国=国民新党、未=日本未来の党、諸=諸派、無=無所属

7416チバQ:2012/12/04(火) 00:56:03
>>6260-6261 東京1〜6区
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121126/tky12112610010001-n1.htm
【衆院選2012 東京】
対決の構図7〜12区 自・共しかいない8区 混乱の10区
2012.11.26 10:00 (1/2ページ)
 ▼7区(渋谷、中野区)

 民主・前職で元厚生労働相の長妻昭氏(52)は「ミスター年金」などとして高い知名度を持つ。自民・元職で都議も務めた松本文明氏(63)と4度目の対決。民主から離脱し、維新の公認を受け出馬する新人で都議、吉田康一郎氏(45)がどう影響を与えるかが注目される。共産・新人で党地区役員、太田宜興氏(36)も3度目の挑戦。

 ▼8区(杉並区)

 自民・前職の石原伸晃氏(55)は7回連続当選。国土交通相や党幹事長も務めたほか、石原慎太郎前都知事の長男という圧倒的な知名度がある。共産・新人で民青都役員、上保匡勇氏(28)は「脱原発」や「消費税増税ストップ」などを訴える。立候補表明しているのはこの2氏にとどまる。

 ▼9区(練馬区中西部)

 前回、民主で当選した木内孝胤氏(46)は生活から出馬。木内氏に破れ比例復活した元厚労政務官で自民・前職、菅原一秀氏(50)は小選挙区での当選を狙う。民主は新人で建設会社顧問の福村隆氏(49)を擁立。共産・新人で党地区役員、坂尻正由喜氏(41)も絡む。

 ▼10区(豊島区、練馬区東部)

 前職の小林興起氏(68)は平成17年の“郵政選挙”で落選。前回、民主の比例代表東京ブロックで返り咲いた。その小林氏を“刺客”として破ったのが自民・前職で元防衛相の小池百合子氏(60)。そして、小林氏の支援を得て21年に小池氏を破った民主・前職で元科技特理事、江端貴子氏(52)の3氏が絡み合う。小林氏は選挙区を変える可能性もある。共産・新人、元豊島区職員の今秀子氏(64)が間隙を狙う。

 ▼11区(板橋区)

 元官房副長官の自民・前職、下村博文氏(58)が5期連続議席を守るとりでに、民主は新人で歯科医師の太田順子氏(45)を公認。共産・新人で党地区委員長、須藤武美氏(58)は初の挑戦となる。維新・新人の土屋敬之氏(60)は都議から国政を目指す。

 ▼12区(北区、足立区西部)

 都内唯一の自民空白区。公明・元職で前党代表、太田昭宏氏(67)を前回破ったのが当時、民主から立った前職、元消費特委員長の青木愛氏(47)。青木氏は民主を離党、今回は生活から出馬する。共産・新人で党都委員、池内沙織氏(30)も絡み、前回と同じ顔ぶれの3人が再び戦う。幸福は新人でHS政経塾生、服部聖巳氏(34)を擁立する。

7417チバQ:2012/12/04(火) 00:59:14
>>6446 東京13〜18区
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121128/tky12112812220001-n1.htm
【衆院選2012 東京】
対決の構図 19区 山田、渡辺氏出馬で混戦 23区 “世襲”伊藤氏は維新から
2012.11.28 12:20 (1/4ページ)
 ▼19区(国分寺市、国立市、小平市、西東京市)

 小選挙区制移行時に菅直人氏から地盤を継承した民主・前職で元復興副大臣、末松義規氏(55)は過去5回のうち選挙区で4回当選。自民・元職で元銀行員、松本洋平氏(39)に敗れた平成17年の郵政解散選挙も比例当選している。松本氏は4度目の挑戦。維新から元職で元杉並区長の山田宏氏(54)、生活から前職で元経産委理事の渡辺浩一郎氏(68)が“国替え”で参戦表明。共産・新人で党准都委員、井手重美津子氏(48)も加わり混戦模様だ。

 ▼20区(東久留米市、清瀬市、東村山市、東大和市、武蔵村山市)

 民主・前職で元首相補佐官の加藤公一氏(48)と自民・元職で元財務省職員の木原誠二氏(42)が3度目の対決。前々回の郵政解散選挙では木原氏が競り勝ち、加藤氏は比例当選、前回は加藤氏が雪辱した。今回は維新・新人の野田数(かずさ)氏(39)が参戦を表明。東村山市議2期を経て都議となった野田氏は自民を離党し東京維新の会設立に参加した。共産・新人で党都委員の池田真理子氏(58)は4回連続のチャレンジとなる。

▼21区(立川市、昭島市、日野市)

 前回は民主・前職で防衛副大臣の長島昭久氏(50)が圧勝。自民からは、前々回の郵政解散選挙で長島氏に競り勝った小川友一氏に代わり、新人の小田原潔氏(48)が立つ。小田原氏は元外資系証券マンで2年前の参院選では大分県から出馬し民主現職に敗れた。共産は前回、22区から出馬した新人で党准中央委員、吉岡正史氏(38)が挑む。維新は新人のタレント、佐々木理江氏(30)を擁立し話題となっている。

 ▼22区(三鷹市、調布市、狛江市、稲城市)

 民主・前職で法務副大臣、山花郁夫氏(45)は父、貞夫氏の時代から、自民・元職で元金融相、伊藤達也氏(51)との対決が続いてきた。選挙区で前々回は伊藤氏が、前回は郁夫氏が当選を果たした。「第三極」からは、米ハーバード大研究センター勤務の経歴を持つみんなの党の元議員秘書、津山謙(ゆずる)氏(39)、救急医から政治を志した維新の鹿野晃氏(39)の両新人が挑む。共産・新人で党地区副委員長、坂内淳氏(51)と幸福実現・新人の翻訳業、井原義博氏(57)が絡む。

 ▼23区(町田市、多摩市)

 民主・前職で元経産委理事の櫛渕万里氏(45)は前回、自民(当時)の元国土庁長官で当選9回の伊藤公介氏を退け初当選した。今回は公介氏の三男で会社社長、俊輔氏(33)が維新の新人として出馬を表明。公介氏は出馬を取りやめた。みんなの・新人の元町田市議、白川哲也氏(31)も出馬し、俊輔氏と票が割れるのは必至の情勢。公介氏に代わり自民の公認を得たのは新人で元日銀行員の小倉将信氏(31)。共産からは新人で党地区副委員長、松村亮佑氏(32)が立つ。

 ▼24区(八王子市)

 民主・前職で元首相補佐官の阿久津幸彦氏(56)と自民・元職で元文科政務官の萩生田光一氏(49)が4度目の対決となる。ともに党副幹事長経験者で、選挙区では前々回まで2期連続で萩生田氏が勝利、前回は阿久津氏が雪辱した。みんなの・新人で元八王子市議、小林弘幸氏(40)も挑む。小林氏の父、多門氏は都議3期を経て平成8年の衆院選で阿久津氏らを破り初当選、12年は阿久津氏に破れている。共産からは新人で党地区委員、峯岸益生氏(64)が立つ。維新・新人で旅行会社員、藤井義裕氏(37)、脱原発・新人で元議員秘書、若狭義臣氏(35)も出馬する。

 ▼25区(青梅市、福生市、あきる野市、羽村市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村)

 元国交省課長補佐から政界入りした自民・前職で元国基委理事、井上信治氏(43)が3期連続当選している。民主からは前回、比例東京ブロックで初当選した前職で元青少特委理事、竹田光明氏(57)が出馬。共産からは新人で党地区副委員長、井上宣(たかし)氏(38)、維新からは新人で会社員、松本鉄平氏(34)、前回は国民新党から立ち次点だった新人で元商社員、真砂太郎氏(56)は無所属で、それぞれ名乗りを上げている。=おわり

7418チバQ:2012/12/04(火) 01:02:19
福井
>>6807 [衆院選]風の行方<1>逆境に立つ民主党陣営
>>7272[衆院選]風の行方<4>保守王国に挑む「第3極」

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20121201-OYT8T00073.htm
[衆院選]風の行方<2>信頼回復に必死自民党陣営

 11月24日夜、福井市郊外の本堂集落生活改善センターで開かれた前議員稲田朋美(53)の国政報告会。住民約100人を前に1時間余り外交や農政について話した稲田は、突然、言葉を詰まらせ、そして涙ぐんだ。

 「(福井の住民が自分を)受け入れて応援してくれた。この3年間、率直にたくさんの話をしてきた。3回目の挑戦ができることをうれしく思っている」

 4歳で福井を離れ、京都で育った稲田は、大阪で弁護士をしていた2005年、小泉チルドレンの一人として落下傘候補で福井1区に立ち、勝利した。前回選は逆風の中、当選を果たし、県連会長に就任、保守王国の顔になった。

 それでも「今回はどぶ板に徹する」と宣言する。原動力は、政策も陳情も実現できない野党の悲哀を味わったからだ。夏から解散前までの半年間に国政報告会を36回こなしたほか、自営業者へのあいさつ回りにも精を出した。

 「この3年半、臥薪嘗胆だった。必ず政権に返り咲く」

 ◇

 福井では、政権交代した09年の前回選は1〜3区で自民党候補が勝利した。しかし、党県連幹部は慎重な姿勢を崩さない。背景には、日本維新の会など「第3極」の存在と、自民党を長年支えてきた組織の弱体化がある。

 「1区と3区は6500。2区に至ってはわずか1500だ」

 11月26日午後、福井市内のホテルで開かれた自民党県連の拡大執行部会。県連選挙対策本部長の参院議員山崎正昭(70)は、前回選の自民党候補と次点の民主党候補の票差をそらんじた。議席を守ったとはいえ、民主党候補との票差はわずか。稲田、2区の山本拓(60)、3区の高木毅(56)の前議員3陣営に奮起を促した。

 今回1、3区には維新、2区は「みんな」の公認候補が立つ。10年の参院選比例では、福井選挙区に候補者を出さず、県内に目立った拠点もない「みんな」が3万8000票余りを獲得。自民党と協力関係にある公明党を約4300票上回った。

 自民党県連幹部は「民主党政権にも自民党にも満足できない不満層の票が『みんな』に流れた。今回も維新などの第3極がその役割を果たすのではないか」と警戒。山崎は「一度失った信頼は一朝一夕には戻らない。新党結成が相次ぐのは自民も含めた既成政党への批判が拡大しているからだ」と危機感を募らせる。

 支援組織の弱体化も著しい。11年末の県内の党員数は7220人で、10年前(2001年=2万4561人)の3分の1に激減した。09年の衆院選後からの3年間だけでも約2600人減っている。

 身内の目も厳しい。稲田の後援会員の男性(63)は、稲田の涙を目の当たりにしながらも「後援会員だからといって必ず投票するわけではない。維新でもいい。言ったことを実行できるのはどこなのかを見極めたい」と冷静だ。

 党員歴10年の福井市内の男性会社員(59)も言う。「政権交代後の3年4か月、自民党の変化を感じさせる出来事はなかった。総裁の安倍さんは一度政権を投げ出した人。今言っていることを実現できるのか不安だ」

 有権者たちの第3極への期待と自民党への不信を、県連幹事長の石川与三吉(82)も感じている。「厳しかった前回選で勝てたのだから今回は悠々――。そう考えているのなら大間違いだ」(文中敬称略)

(2012年12月1日 読売新聞)

7419チバQ:2012/12/04(火) 01:02:38
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20121201-OYT8T01073.htm
[衆院選]風の行方<3>脱原発の社民、共産陣営

 福島第一原発事故後、初めての衆院選は、原子力政策が大きな争点となっている。

 全国最多14基の原発が集中する福井県では、四十数年にわたって原発と共存しているだけに、反原発は口にしにくい。しかし、福井市内で毎週金曜日に集会やデモが行われるなど、原子力行政に疑問を抱く人も少なくない。

 反原発票の受け皿となって党の存在感を高め、比例票の獲得につなげる――。同じ戦略を描くのが、社民党と共産党だ。

 ◇

 社民党は福井1区に元越前市議で反原発団体の代表だった山崎隆敏(63)を立てる。

 旧社会党時代、自民党との二大政党の一つとして戦後の日本を支えた。県内でも中選挙区制だった1993年の衆院選で、辻一彦が全県で8万5000票余りを獲得して議席を勝ち取っている。

 しかし、その後は低迷。選挙区に公認候補を擁立するのは辻以来、実に19年ぶりだ。「選挙区に候補者を出せない政党に求心力は生まれない。忸怩(じくじ)たる思いを持ち続けていた。党勢回復の最後のチャンス」。県連代表の若山樹義(73)は言葉に力を込める。

 選挙区での擁立は党本部の指示。山崎は党籍がなかったが、反原発を巡って長く連携してきた間柄で、7月に出馬を打診した。

 旧今立町議、越前市議を務めながら市民運動の先頭に立ち、原子力行政を批判する著書もある山崎も自身の活動方法に限界を覚えつつあった。

 「今までの活動は、保守層にも原発の危険性を知ってもらうための啓蒙(けいもう)重視なので、政党とは一線を画してきた。しかし、脱原発を法で定める脱原発基本法成立には、国会議員の力が不可欠と感じた」と説明する。

 09年衆院選で社民党が県内で得た比例票は1万1752。今回はこの倍の約2万票を目指す。

 ◇

 共産党は衆院選では03年以来9年ぶりに、県内の全3区に候補者を擁立する。「脱原発」が最大のアピールポイントだ。

 11月30日夕、脱原発を訴えるため県庁前に集まった市民ら約30人の中に、1区から立つ金元幸枝(54)の姿もあった。「心配なんです! 大飯原発の活断層」などと書いたプレートを掲げ、若者らと「原発いらない」と叫び、拳を突き上げた。

 金元が衆院選に立つのは8回目。「これまで脱原発を求める声はほとんどなかったが、原発事故以降、有権者から『子や孫が心配。原発をなくして』との要望を聞く機会が増えた」と話す。

 共産党県委員会は、前回選で県内で得た比例票(1万9845)の2倍近い3万2000票を集め、比例で議席奪取を狙う。

 党県委員長の南秀一(62)は「3・11以降、原発に対する意識が大きく変わった有権者に、党に対する理解を深めてもらう好機だ」と意気込む。

 ◇

 ただ、脱原発を願う県民の胸中は複雑だ。特に1区で、反原発票を奪い合わざるを得ない構図だからだ。

 福井市の電気設備業の男性(63)は「反原発票が割れるのが残念」と話す。同市の主婦(43)は「着実に脱原発につなげてもらうため、力のある政党を選ぶ考えもある」として、段階的な脱原発を掲げる既成政党や第3極にも目を向ける。

 社民党の若山は山崎について「これほど原発問題に関して勉強し、汗をかいた人はいない」と訴える。共産党の南も言う。「ぶれずに脱原発と言い続けてきたのは私たちだ」

 党の存在感をかけた戦いが間もなく始まる。(文中敬称略)

(2012年12月2日 読売新聞)

7420チバQ:2012/12/04(火) 01:04:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121201/elc12120102280020-n1.htm
【衆院選2012 和歌山】
情勢 1区 吹くか維新の風
2012.12.1 02:28 [和歌山県]
 ■「個人」前面、前職に組織戦挑む自民

 11月下旬の祝日、和歌山城の広場で行われたイベント会場に民主前職の岸本周平氏が姿を見せた。「駅前で見ましたよ」。にぎわう市民から声がかかる。スニーカー姿で会場を回り終えると、一人で次の場所へ自転車で去っていった。ある後援会幹部は「前回の当選後も相当あちこちを回っていたようだ」と感心する。

 だが、民主への逆風は強く、危機感を募らせる陣営は「個人戦」を強調。前回選挙で獲得した浮動票も多くが離れるのではと懸念しているといい、母校の県立桐蔭高校の同級生を中心に、保守系を含めて幅広い層に根を張った支持者の結束に期待がかかる。

 有権者らに配るチラシに民主党の文字はない。「政党ではなく、岸本個人を選んでほしい」−。選挙後の政界再編もにらんだ活動が続く。

 一方、自民新人の門博文氏は市内のホテル運営会社社長を務めた経歴をアピールし、「和歌山を観光先進県に」と訴える。前回自民に吹いたような逆風はないが、陣営は「現職に比べ、知名度が低い」。公募で選ばれた昨年4月以降、支持団体へのあいさつ回りを中心に活動に取り組んできたが、街頭での認知度は2度の選挙を経てきた岸本氏には及ばないとみている。

 県連は門氏の父、門三佐博県議の盟友で県連会長の二階俊博氏を中心に、地元の地方議員にもてこ入れを図り、大物弁士の応援を要請。6日には安倍晋三総裁が来県する。県南部では優勢が予想されるだけに、県連は県都奪還を目指して組織を挙げた総力戦に持ち込む構えだ。

 各陣営が読み切れていないのが維新の風。維新元職の林潤氏は出馬表明からの約2週間、急ピッチで準備を進め、ようやく街角でポスターを見かけるようになった。林氏は連日駅前や交差点に立ち、ショッピングセンターなど商業施設を中心に演説を繰り返す。ただ、選挙区内には多くの人が集まる場所が少ないだけに、「期待は感じるが、まだ支持されている実感はない」と焦りもにじませる。

 東京出身で地縁も組織もない戦いだが、維新塾の参加者や維新の後援会会員などの人脈を頼りに、ミニ集会も開けるようになってきた。1日には維新の松井一郎幹事長らが来県予定で、橋下徹代表代行の応援も要請している。「知名度を上げ、既存政党への不満を受け止めたい」と意気込む。

 共産新人の国重秀明氏は街頭演説とミニ集会で支持を広げる。29日には事務所開きで「皆さんの力で私を国会へ押し上げてください」と訴え、支援者らが「がんばろう」と連呼するなど熱気にあふれた。

 陣営幹部は「対面で一人一人に訴えるのが基本戦略」と力を込める。「消費増税と原発への反対や護憲といった政治対決を押し出し、他党と政策面で明確な違いがあることをアピールしたい」とする。

                   ◇

 短期決戦の衆院選は公示目前となった。県内3選挙区の情勢を追った。

                   ◇

 ■立候補予定者

  ▽1区(4人)

 岸本周平 56 経産政務官  民前
 門博文 47 元会社役員  自新
 国重秀明 52 党県常任委員 共新
 林潤 40 元毎日記者  維元

7421チバQ:2012/12/04(火) 01:05:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121202/elc12120202060014-n1.htm
【衆院選2012 和歌山】
情勢 2区 党移籍が選挙地図塗り替える
2012.12.2 02:06 [和歌山県]
 「抜本的に国と地方の統治の仕組みを変える挑戦をしたい」−。民主の県連代表を務めていた前職の阪口直人氏は先月19日、そう訴えて民主党を離党、日本維新の会入りを表明した。

 突然の移籍の波紋は今も続く。急ごしらえで海南市に構えた選挙事務所には政治家や団体などからの激励の為書きはなく、ポスターを貼らせてもらえる場所も激減した。追い風を背に民主公認で臨んだ前回とは大違い。それでも阪口氏は「超短期決戦で、思い切りやるしかない」と吹っ切れた表情を見せる。

 厳しい批判もあるが、自転車で選挙区を回っていると「ええ選択やったよ」と声をかけられることがあるといい、維新への期待も感じている。

 阪口氏の離党で、3区の玉置公良氏の不出馬表明に続いて2区も空白区になった民主は危機感を募らせた。「まずは2区。必ず候補者を擁立する」と意気込みは強く、最終的に阪口氏の公設秘書だった坂口親宏氏に白羽の矢を立てた。

 「支援してくれた人を裏切ったことに憤りを感じていた」と、立候補表明の会見で阪口氏への反発を口にした坂口氏。政治経験は秘書時代の3カ月半だけだが、民主県連や陣営の幹部らは「政策や実行力よりも『信頼』。逃げないサカグチを押し出す」とする。出身地の橋本市に事務所を構え、同級生や連合の支援を受けながら票の取り込みを図る。

 前回候補者擁立を見送った共産が新人を立てたことで、「反自民」の票は割れることが予想される。自民有利にもみえるが、前回阪口氏に1万9千票近い差をあけられ比例で復活当選した石田真敏氏の陣営が気を緩めることはない。

 陣営幹部は「前回民主に投票した人が、今回は『石田』と書くのかどうか。選挙はそんなに甘くない」と分析。世論調査では自民の優勢が伝えられるが、それを街頭の活動で感じることはあまりなく、むしろ維新の風を気にする戦いを強いられているという。

 2区には、大阪への通勤圏である橋本市や新住民が多い岩出市など、風を受けやすい大票田がある。石田氏は連日、駅や交差点での街頭活動を続けるが、後援会幹部は「何年もこつこつと選挙区を回っていても、風が吹けばすぐに忘れられる」と警戒を強める。

 共産は37歳の吉田雅哉氏を立て、若さを前面に押し出した選挙戦を展開する。原発や消費増税などに反対する姿勢を強調し、陣営は「政治不信が高まり、共産党への期待を感じる」と手応えを口にし、支持拡大に努めている。

                   ◇

 ■立候補予定者

 ▽2区(4人)
 坂口親宏52 元議員秘書  民新
 石田真敏60 元財務副大臣 自前
 吉田雅哉37 党地区副委長 共新
 阪口直人49 元議員秘書  維前

7422チバQ:2012/12/04(火) 01:05:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121203/elc12120302150014-n1.htm
【衆院選2012 和歌山】
情勢 3区 民主空白で二階氏に2新人挑む
2012.12.3 02:14 [和歌山県]
 「大物議員との戦いに挑ませていただくことになった。みなさんの熱い思いがあれば、和歌山3区は必ず立て直せる」−。11月22日の県庁での立候補表明会見から3日後、有田市内のホームセンター前で日本維新の会新人の山下大輔氏の訴えが響いた。

 公認内定は会見の数日前。しかも打診された戦いの舞台は、県議としての地盤だった1区・和歌山市でも、出身地の海南市を含む2区でもなく、10期目を目指す自民前職の二階俊博氏が相手の3区だった。

 山下氏は「金も地盤も組織もない戦い」としながらも、後援会関係者の紹介を受けて精力的にあいさつ回りを続け、連日街頭で統治機構の改革による自立した地方の実現を訴えて「今までのやり方では駄目だと気付かなければ」「紀南の再生が和歌山、そして日本の再生につながる」と声をからす。懇意にしている首長や地方議員もいるといい、「水面下で応援してもらえたら」と期待する。

 大臣や党の要職を歴任し3区で強固な地盤を誇る二階氏だが、前回は追い風に乗った民主候補に約1万5千票差にまで迫られた。その民主は、前職の玉置公良氏が突然不出馬を表明し、時間切れで候補者の擁立を断念。玉置氏が前回獲得した10万余りの票の行方が焦点となる。

 だが、二階氏の陣営に「風」を気にするそぶりはなく、狙うのはあくまで「圧勝」。山下氏の存在についても「相手にしていない」と言い切る。

 すでに支持者に広がる政権奪還への期待。選挙区内に張り巡らせた後援会組織がそれぞれ得票を競い合うように地域内をくまなく回って票を固め、二階氏本人は県内の他の選挙区や全国の自民候補への応援も見据える。

 二階氏が中心となってまとめた10年で200兆円の公共投資をうたう国土強靱化政策についても、陣営幹部は「有権者の理解は高まっている」と自信を見せている。

 共産新人の原矢寸久氏は反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)や原発反対を鮮明にし、「衰退した和歌山を立て直すために、国策でないがしろにしてきた農林水産業をもう一度よみがえらせなければ」と訴える。

 6回目の国政選挙だが、「今までとは手応えが違う」と語り、「維新も民主も右傾化している。そんな政党に日本の未来は任せられない」と力を込める。

                   ◇

 ■立候補予定者

  ▽3区(3人)
 二階俊博73 元経済産業相 自前
 原矢寸久61 党県副委員長 共新
 山下大輔45 元県議    維新

7423チバQ:2012/12/04(火) 01:08:50
>>6846>>6871 民主
>>7302 社民
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121201-00000203-mailo-l44
乱世断つ:’12衆院選おおいた/2 自公 /大分
毎日新聞 12月1日(土)16時3分配信

 ◇反転攻勢、陰りも
 ◇高い壁、高齢組織弱体化 協力は不安な門出
 「一貫性欠いた穴見氏戦術」「“風”を見誤った衛藤氏」「岩屋氏大物来援奏功せず」
 自民が県内3選挙区で全滅した09年衆院選。毎日新聞はこんな見出しで敗因を伝えた。
 そうした戦術的敗因に加え、若者の政治離れや党員減少などの構造的敗因も大きく、08年末に1万2351人だった県内党員は3年後でも1万1212人と復調していない。民主の地盤沈下で反転攻勢ムードの自民だが、選挙区ごとの事情も加わり、本県ではやや温度差があるようだ。
 「小選挙区制下で一度も勝っていない1区で悲願の当選を」。解散翌日の11月17日、自民大分市連臨時総務会で渕健児・県連会長代行が支持者90人を前に力を込めた。新人公認は2回までとの党規約があり、前回6万810票差で比例復活もできなかった1区新人の穴見陽一氏(43)には最後のチャンス。地道に街頭に立って企業回りも続けるが壁は高い。日本維新の会への保守票の流出を懸念しつつ「今はフォローの風が吹いている」と確かめるように言う。
 選挙区連続当選が前回ストップし、辛うじて比例復活した2区の衛藤征士郎氏(71)。前回は旧36市町村に置いただけの後援会を、新たに建設や福祉など業界ごとに約50作り、計約100組織に拡大したという。
 同い年の社民前職が病気で立候補を断念し、今回戦う維新、共産、後継の社民はそれぞれ42、35、46歳と清新な顔触れだ。衛藤氏は「風林火山の精神で北風に向かい走り抜ける覚悟」と前を向く。
 「分裂の影響は非常に大きい。一票一票積み重ねて勝利をつかみ取るしかない」。別府市で11月17日にあった3区支部合同会議。前回比例復活した岩屋毅氏(55)の選対本部長、末宗秀雄県議は危機感をあらわにした。
 昨年、人事問題で県議会自民系会派が分裂した際、4人が除名されたが、うち3人が3区。表だった支援は期待できない。更に岩屋氏は昨年の別府市長選で自民系新人を応援せず、従来からの支持者の一部が離れた。ある支持者は「足元の揺らぎは民主以上かも」と危惧する。
 一方の公明。10月7日、大分市であった県本部大会で、支持者約400人を前に竹中万寿夫代表が「目標は県内比例票10万8000。九州比例4議席を断固勝ち取る」と声を張り上げた。前回09年は政権交代のあおりも受け、05年より1万票以上少ない8万7879票で3議席にとどまった。起死回生には、衆院選で5回連続となる自民との選挙協力が欠かせない。しかし「態勢整わず」といったん岩屋氏の推薦を見送るなど、盤石とはまだ言い難いようだ。【佐野優、古田健治、祝部幹雄】
12月1日朝刊

7424チバQ:2012/12/04(火) 01:09:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121202-00000182-mailo-l44
乱世断つ:’12衆院選おおいた/3 共産 /大分
毎日新聞 12月2日(日)13時2分配信

 ◇低迷打破、原点へ 全区擁立、中共批判、元祖強調
 「躍進させていただくことこそ国民本意の政治への道筋」。1区に立つ山本茂氏(61)は寒空の下、大分市の住宅街で訴えた。演説後、支持者が近寄り、「あなたの思いや怒りを出した方がいい」。しかし山本氏は「自分の思いも大事やけど党の主張を訴えんと」。
 2区の山下魁氏(35)は伊方原発に40キロと近い大分市佐賀関を選挙区に抱え、原発即時ゼロを目指す党の姿勢を強調。3区の大塚光義氏(57)は「観光に来られている方も、比例代表は日本共産党に力を」と観光地・別府駅前で呼びかける。
 共産が大分1〜3全区に候補者を立てるのは9年ぶり。05年に方針転換し、同年衆院選は3区、09年も2、3区を擁立しなかった。林田澄孝・県委員長は「比例代表に全力投球し、党の力を効果的に発揮する手段」と説明していた。
 しかし、県内の共産比例票は4万7609(96年)、4万3718(00年)、3万2197(03年)、3万4912(05年)、3万3633(09年)で、全国の議席は3回連続で1桁の9(九州・沖縄1)。「効果的に発揮」とは言い難い。毎日新聞の世論調査でも、98年10月に7%に達した党支持率はここ3年間は2〜3%と低迷。失業率3・9%(本県7〜9月)の長期不況で、共産が勢力を伸びやすい環境なのに、そうならない。
 「平和で安心して暮らせる社会構築へ共に頑張ろう」。10年5月1日、前年の衆院選大分2区を勝ち抜いた社民前職が共産系の県労連中心のメーデーにメッセージを寄せた。社民のこうした反応は初めてだった。「衆院選で勝てたのも皆さんの尽力のたまもの」ともあった。05年の方針転換で、09年衆院選では共産支持者の票が多く流れた2区社民、3区民主が自民との接戦を制し、結果的に他党を利した格好となった。
 政権交代は是々非々の立場で見守った。「対米追随姿勢はどの党も自民と同じ。全区に国民の願いに応えられる候補者がいないと」(林田委員長)と“原点回帰”を決めた。
 大分で4万5000票、九州・沖縄67万票で2議席、そして全国で18議席へ倍増させるのが目標。争点の一つであるTPPでは、自民候補を推薦する農協を訪問し「農村そのものがダメになる」と切り崩しを図る。領土問題で紛糾する中、低支持率は党への誤解も原因と考え「中国や旧ソ連の共産党の圧力に屈しなかったのが日本共産党」と強調。原発でもTPPでも似た姿勢を打ち出す第三極も出てきたが、林田委員長は「一貫して訴え続けるのは共産党」と泰然自若に構える。【浅川大樹】
12月2日朝刊

7425チバQ:2012/12/04(火) 01:11:09
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121202/chb12120222190003-n1.htm
【衆院選2012 千葉】
放射能焼却灰 候補予定者に具体策なし
2012.12.2 22:15 (1/2ページ)

建設が進む汚染焼却灰の一時保管施設。すでに5棟が姿を現している=手賀沼終末処理場
 我孫子、印西の両市にまたがる千葉県の手賀沼終末処理場。県北西部の柏、松戸、流山の3市から出る放射性物資に汚染された焼却灰の一時保管施設の建設が急ピッチで進んでいる。すでに5棟が立ち並び、12月中にはすべてが完成し、搬入が始まる見通しだ。

 処分場の南側に流れる手賀川沿いの道路で散歩をしていた我孫子市内の男性(65)は白く輝く保管施設を見ながら、「困るんだよね」とつぶやいた。

 我孫子、印西両市は強硬に反対してきた。しかし、周辺市は灰の処分に行き詰まり、ごみ処理にも支障を来したことから、県は「共助」(森田健作知事)を訴え、半ばなし崩し的に決定した。

 ここで「一時保管」された灰は、今後建設される最終処分場に運び出すという約束だ。今年6月、森田知事と面談した細野豪志環境相(当時)は「国の責任で(建設を)やる」と明言した。

 しかし、期限とされた9月末を過ぎても建設候補地は提示されなかった。10月の内閣改造で、柏市を地盤とする長浜博行参院議員が環境相に就任。地元関係自治体からは早期の最終処分場選定に期待感が広がったが、衆議院は解散してしまった。

 政治の停滞で、自治体間のきしみはさらに増している。手賀沼終末処理場での一時保管について県に白紙撤回を求めてきた我孫子市議会の川村義雄議長は、発生する焼却灰の搬入を予定する3市の市長あてに11月末、自区内処理するよう要望書を提出した。

 誰もが嫌がるが、どこかが引き受けなければならない迷惑施設の整備。時間の制約の中で、丁寧な説明と政治判断が求められる問題だ。我孫子市内で農業に携わる男性(55)は「健康に関わる問題をないがしろにして選挙なんておかしい。解散はささやかれていたが、その前に進めるべきだった」と憤りをあらわにする。

 解散後、事実上の選挙戦に突入しても政権交代を狙う各党の立候補予定者から、まだこの問題について具体策は示されていない。「県から住民への説明が十分になされていない」「民主党政権の不安定さが露呈されている」など現状批判の材料にとどまっている。

 手賀沼終末処理場への焼却灰搬入に反対を唱えつつ「セシウム抽出技術の採用実現」を主張する候補もいるが、市民の「このまま恒久的に置かれるのではないか」との懸念には応えていないようだ。

 柏市で放射性物質による子供の健康問題を考える団体の世話人を務める女性(55)は「今の政権では、福島県をはじめとする東北の被災地はそれなりに手を打ってくれているけど、ここも被災地なんです。もっと真剣に考えてほしい」と話す。

 公示は目前。3人の子供を育てている柏市内の主婦は「放射能問題にしっかり取り組んでくれる党に政権を取ってもらいたい」と、3歳の息子を抱えながら立候補予定者の演説に耳を傾けていた。(島田清)

 ◇

 放射性物質に汚染されたごみ焼却灰 東京電力福島第1原発事故の影響で、千葉県では主に北西部で発生している。放射性物質が付着した草木などを焼却すると灰に凝縮されるため。

 1キロあたり8000ベクレルを超える放射性セシウムを含んだものは、放射性物質汚染対処特別措置法で指定廃棄物とされ、国が処理することになっているが、計画が決まっていないことから、地方自治体で保管スペースをやり繰りして一時保管している。一方で、草木をほかのごみと混ぜて焼却することで放射性物質の濃度の抑制を図っている。

7426チバQ:2012/12/04(火) 01:21:07
京都4区

http://www.asahi.com/area/kyoto/articles/MTW1212032700002.html
2012年12月3日12時17分
決戦の構図 4区◇8人準備 混戦必至
 「独自色」明確化狙う

 既成政党から「第三極」まで、府内最多の8人が立候補を予定しており、混戦が予想されている。

 11月18日、亀岡市に集まった連合京都の地域組織の役員らを前に民主党の北神圭朗は語った。「ぞうきんを絞るように予算を削り、税金の使い方を改革してきた」

 2005年の総選挙で比例近畿ブロックで復活当選。前回は11万票近くを獲得して当選し、首相補佐官を務める。支援者回りでは米軍基地の移設問題などを「失敗」としつつ、公共事業削減や子育て支援などの成果をアピール。11月24日に右京区であった事務所開きでは「第三極が出てきて、私から票がごそっと抜ける」と危機感を訴えた。

 同じ日、北神の事務所からほど近い、自民党の田中英之の事務所開きには、地方議員らが集まり、野中広務・元官房長官も支持を明言した。自民党は過去2回連続で党内の支持が2人の候補で分裂。前回は北神に苦杯をなめた。有力な国会議員が輩出した「名門の選挙区」(二之湯智参院議員)と位置づけ、議席奪還を目指す。

 田中は公募で選ばれた新顔。京都市議としての経験から、「原点は地方。国と地方の関係を変えたい」と訴える。選挙区内に多数いる地方議員の支援を背景に、各地で集会を繰り返している。

 前回、民主党の比例近畿ブロック単独で立候補して当選した豊田潤多郎は、消費増税に反対して民主党を離党し、今年1月に新党きづなの結成に参加した。今月まず国民の生活が第一に、その後、滋賀県の嘉田由紀子知事が結成した日本未来の党に合流した。

 「嘉田さんとは琵琶湖をめぐる大飯原発の再稼働反対で共鳴するところがあった」と話す。決起集会や出陣式はせず、「脱原発」「消費増税反対」を訴える。「どの党に入れるかを決めかねている人に訴えるに尽きる」と語る。

 日本維新の会は11月24日、畑本久仁枝の公認を発表した。「既成政党と同じ選挙運動では間に合わない。走りながら選挙戦の戦い方を考え、保守系の女性候補として売っていきたい」と準備を急ぐ。

 共産党の吉田幸一は前回に続いて2回目の挑戦。2年前に長女が生まれた。保育所の保護者仲間の応援も受け、子育て世代の支持拡大をねらう。「即時、脱原発を言っているのは共産党だけ」と他党との違いを明確にしたい考えだ。

 「自民でもない、民主でもない、第三の選択」。みんなの党の石田哲雄は5月から駅前で訴えてきた。昨春の府議選(西京区)では落選したものの7千票以上を獲得。「支持してくれた人に応えたい」と話す。

 中川泰宏は、JAの組織に支えられている。2005年の「郵政選挙」で自民党公認で立候補して当選した「小泉チルドレン」の1人。前回も自民党の公認候補だったが敗れ、今回は無所属で挑む。

 幸福実現党の和田美奈は憲法改正による国防の強化を訴えている。=敬称略

◆立候補の予定者◆

北神圭朗45民前(2)首相補佐官
田中英之42自新 〈元〉京都市議
豊田潤多郎63未前(2)病院理事長
畑本久仁枝58維新 車整備会社役員
吉田幸一38共新 党府委員
石田哲雄62み新 税理士
和田美奈30諸新 幸福実現党員
中川泰宏61無元(1)JA府中央会長

       (丸数字は当選回数)

7427チバQ:2012/12/04(火) 01:22:28
群馬4区
http://www.asahi.com/area/gunma/articles/MTW20121130100990001.html
2012年11月30日
「福田3代」に挑む3氏 衆院選挙区・4区
党の車から市民に手を振る立候補予定者ら=29日、高崎市(画像を一部加工しています)

 23日に擁立が決まったばかりの民主新顔、青木和也氏(24)は27日朝、高校時代に自転車で通った高崎市の聖石橋のたもとに立ち、マイクを握った。「高校生のころ、政治に興味を持った。ここに立たせていただけるのは夢のようだ」

 1週間前の20日までは、野田佳彦首相と直接対決するため群馬4区から千葉4区に移り、日本未来の党から立つ前職、三宅雪子氏(47)の秘書だった。民主党を離れて批判する側から、与党候補への転身だ。

 街頭では「誰でもチャレンジできる、公平な社会をめざす。4区では脱世襲が大きな争点だ」と強調。引退した福田康夫元首相の後継に長男の福田達夫氏(45)を擁立した自民との対決姿勢をあらわにした。

 同じころ、日本維新の会新顔、宮原田綾香氏(28)は対岸の住宅地で演説していた。「既得権益を守るのか、改革を前に進めるのか、既成政党のままか、新党で新しい時代を築くのか……」。有権者に選択を求めるフレーズを繰り返す。

 1日20〜30カ所で辻立ちしながら支持者を回り、「国と地方の役割分担を明確にして統治機構をつくり直す」と訴えている。

 陣営は同じ女性の三宅氏の国替えを歓迎した。非自民票を集めやすくなるからだ。そこに民主が青木氏を擁立。選対本部長で前衆院議員(比例北関東)の中島政希氏は「出すと予想していた」と冷静な受け止めを語りつつ、「保守層からさらに(票を)取る必要がある」と表情を引き締めた。

 自民の福田氏は24日、えびす講市でにぎわう高崎市中心商店街を練り歩いていた。「じいさんの代に選挙カーに乗ったんだ。覚えてないだろ」。70代の男性が声をかけてきた。

 福田氏は握手し、男性の話をしばらく聞いた。同行の支持者が「3代にわたる話があるから、時間がかかる」と解説。商店にも飛び込み、言葉を交わす。高校生が販売力を競うイベントで審査もする予定だったが、余裕がなくなった。

 「月並みだが、一人ひとりに会っていく。最近は風や雰囲気で選ばれる傾向があるが、信用できる人間か見てほしい」。今は街頭に立つよりも、祖父の福田赳夫元首相の代から築かれた「福田会」の地域組織や支援者へのあいさつ回りが活動の中心になっている。

 共産新顔の萩原貞夫氏(63)は25日、高崎青年会議所による立候補予定者の公開討論会で「生活実態からすれば庶民増税など考えられず、怒りさえ感じる」と主張した。支援者との懇談会や街頭で、消費増税によらない財政政策や、原発ゼロなどを訴えている。

 福田赳夫氏が1952年に初当選して以来60年。孫の達夫氏、20代の2人と共産という新顔4氏の争いになる見込みだ。(遠藤雄二)

     ◇

青木和也24民新  〈元〉衆院議員秘書
福田達夫45自新  〈元〉衆院議員秘書
萩原貞夫63共新  〈元〉小中学校教諭
宮原田綾香28維新  〈元〉高崎市議


     ◇
 【4区の市町村】
 高崎市(旧高崎市・新町・吉井町の区域)、藤岡市、多野郡の各町村

7428チバQ:2012/12/04(火) 01:23:58
>>6806に熊本4区
他の選挙区はアップされてない

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/feature/kumamoto1353939707200_02/news/20121126-OYT8T01540.htm
決戦へ 12衆院選
<1区>民主に悲壮感、維新は手応え
 「民主党の政治はまだ道半ば。見捨てず、皆さんの手で育ててください」。24日朝、熊本市中央区の街頭。民主党新人・池崎一郎の演説に悲壮感が漂っていた。

 解散前日の15日に擁立が決まり、短期決戦で議席を狙う。2003年の衆院選で熊本3区から立候補した経験はあるものの、1区では無名同然。知名度を高めるため積極的に街頭に立つが、想像以上の強い逆風に、つい懇願するような演説になる。

 24日は有権者から直接、厳しい言葉も浴びた。「民主なんて駄目だ、駄目だ!」。演説を始めた瞬間、バイクの男性がそう言って通り過ぎていった。

 03年の落選以降は政治から離れ、洋菓子店の経営に専念していた。今回、党県連の要請を受け、「1区で民主の灯(ひ)を消すわけにはいかない」と決断した。街頭では「頑張れ」と激励の声もある。「台風の中でも立ち向かわなければいけない」。苦しい前哨戦だが、気持ちを奮い立たせている。

   ◇

 自民党の元議員・木原稔の危機感も強い。前回選は日本維新の会前議員・松野頼久(当時、民主党)に完敗した。「2回連続で落選すれば、小選挙区での公認は原則得られなくなる。背水の陣だ」。各地のミニ集会でそう訴えてきた。

 この3年余り、支持基盤を着々と固めてきた。小学校区単位でつくる後援会は、選挙区内47校区のうち、オフィス街などを除く35校区まで増やした。解散翌日に熊本入りした安倍総裁は「多くの裏道に入り、あぜ道を歩き、政策を訴えてきたのがこの木原君だ」と持ち上げた。

 だが、不安材料も抱える。1区で約3万票を持つとされる公明党との選挙協力を見送ったからだ。「今は連立与党というわけでもない。政党同士の連携や合併は有権者にとって分かりづらい」と木原は説明する。

 公明党県本部は過去の選挙で松野と良好な関係にあった。27日に今回の対応を協議する予定で、その行方が注目される。

   ◇

 「第3極の『しがらみ』のなさを生かし、遠慮なく財政問題に切り込んでいく」

 22日早朝、熊本市東区の街頭。松野が両手でマイクを包み込み思いを込めるように訴えた。演説が終わると、上機嫌だった。「民主党時代より反応がいい。有権者の期待感を感じる」

 前回は民主党公認で「政権交代」を旗印に戦い、次点に約4万票差を付けて圧勝。鳩山政権下で官房副長官を務めるなど中枢で活躍したが、9月、「民主党に限界を感じた」として維新の会に合流した。テレビ出演や橋下徹大阪市長の全国遊説への同行を通じ、知名度は格段に増した。

 選挙区では「松野党」とも呼ばれるほど強固な地盤を持つ。だが、連合の支援がなくなるのは大きい。さらに、支援者の間ではこんな声もある。「熊本の有権者は一本気で、所属政党を変えることには厳しい。どう理解を求めていくかが大事になる」

 2月に早々と立候補を表明した共産党新人・山部洋史は地道に街頭に立ち、脱原発、TPP(環太平洋経済連携協定)反対などを主張してきた。今月23日の事務所開きでは「旧来の政治にくみしないのは共産党だけ。(有権者の支持を得て)国会での発言力を高めたい」と決意を語った。(敬称略)

(2012年11月27日 読売新聞)

7429チバQ:2012/12/04(火) 01:25:00
>>5920とか
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121203_01.htm
山形3区 10年参院選公認でしこり 加藤氏、岸氏らに謝罪
 衆院選山形3区から立候補する自民党前職の加藤紘一氏(73)は2日、山形県新庄市であった自民、公明両党合同の総決起大会で、2010年の参院選時の党県連対応について釈明した。自民党参院議員岸宏一氏(72)=山形選挙区=らを前に「岸さんに嫌な思いをさせ、岸さんを地域で支援する自民党の関係者につらい思いをさせたことは申し訳なかった」と謝罪した。
 加藤氏は岸氏の地盤の山形県最上地方の自民党関係者に「2年半たっても消える話ではなくおわび申し上げます。これから一生懸命頑張るのでご支援いただきたい」と呼び掛け、党が結束して戦うように訴えた。
 10年の参院選山形選挙区で自民党は、県連会長の加藤氏の意向で、現職の岸氏が3選への意欲を示したにもかかわらず公認候補の公募を行った。岸氏は党員投票で勝って公認を得たが、わだかまりが残ったという。岸氏は10月に東京で加藤氏と会談した際、経緯に納得していない最上地方の支持者への説明の機会を持つよう求めたとされ、加藤氏が今回初めて言及した。

◇山形3区立候補予定者
加藤紘一73 自前(13)
佐藤丈晴45 維新 
長谷川剛34 共新 
吉泉秀男64 社前(1)
阿部寿一53 無新 


2012年12月03日月曜日

7430チバQ:2012/12/04(火) 01:26:07
山梨1区
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121201/ymn12120102340001-n1.htm
【衆院選2012 山梨】
せめぎ合う1区 読めぬ無党派・維新の風
2012.12.1 02:34 (1/2ページ)

 衆院選公示を3日後に控え、民主と自民、共産、日本維新の会の4人が立候補を予定する山梨1区の戦いが激しさを増している。県連代表も務め、民主の“顔”だった前職、小沢鋭仁(さきひと)元環境相(58)の離党と維新からの出馬で、従来なかった戦いの構図になった。各陣営は1区での「維新の風」の強弱、無党派層の支持動向を測りかねている。

 立候補予定者は、小沢氏と民主前職(比例代表南関東ブロック選出)の斎藤勁(つよし)氏(67)、自民新人の宮川典子氏(33)、共産新人の植村道隆氏(39)。

 「国の衰退を食い止めたい。政策的信念を貫けばこういうこと(離党)もある」。小沢氏は離党の理由に民主内部での“政策の不一致”を挙げたが、「離党は『敵前逃亡』『当選目当て』の声がある」(陣営幹部)と批判も受ける。

 今回は連合山梨などの組織票を当てにできず、狙いは維新の看板による保守層の切り崩しと浮動票の取り込み。他陣営から「山梨に縁のない人が維新の看板を掲げて(立候補して)も怖くないが、小沢氏は別」(自民党関係者)と警戒されるが、成否は未知数だ。

 自民の宮川氏は「自分のやるべきことをやるだけ。(維新とは)価値観が違うと思う」と意に介さない。陣営関係者は「(平成22年の)参院選から主張は一貫しており、自ずと評価されるはずだ」と保守の自負をのぞかせ、民主の斎藤氏も「小沢氏がどの党でも支持する人はいるだろうが、民主支持者の多くは(私を)支持してくれると確信している」と言い切る。

 共産の植村氏は「民主に裏切られ、自民にも戻したくない。第三極も同じ古い政治。今回はそれを変える選挙」とし、即時原発ゼロや消費増税廃止を訴える。

 22年参院選公示前の甲府駅前。宮川氏の遊説カー上に保守の結集を呼びかける安倍晋三元首相、石原慎太郎都知事(当時)の姿があった。石原氏は現在の維新代表。「敵味方が入り乱れた戦国時代。(1区は)その象徴の選挙区」。小沢氏は戦いをそうたとえる。

7431チバQ:2012/12/04(火) 01:26:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121203/elc12120322150058-n1.htm
【衆院選】
麻生元首相根強い人気 博多川端商店街で応援行脚
2012.12.3 22:13 (1/2ページ)[福岡県]
 「景気回復は俺に任せてくれ!」−。衆院選公示を4日に控え、自民党の麻生太郎元首相(福岡8区)が3日、福岡入りし、福岡市博多区の博多川端商店街を練り歩き、自民党への支持を訴えた。福岡1区は公認候補選定でもめた経緯があるだけに、一致結束を呼びかけたいとの思いがあるようだ。博多での「麻生人気」は根強くどこに行っても人だかり。野田佳彦首相も11月10日に同商店街を視察したが、これほどの反響はなく、栄枯盛衰をうかがわせた。

 麻生氏は午後4時半、博多川端商店街北口の博多リバレイン前に到着。商店街振興組合のメンバーが拍手で出迎えた。

 福岡1区をめぐっては、県連は元衆院議員秘書の新開裕司氏(44)の擁立を目指したが、麻生氏が異議を唱え、安倍晋三総裁の裁定により元県議の井上貴博氏(50)が公認候補に決まった経緯がある。

 麻生氏は井上氏の肩を叩きながら「こいつはいい奴です。よろしく頼みますよ」と満面の笑顔。商店街の店舗を1軒ずつ訪ね、商店主や買い物客らと握手を交わして回った。

 麻生氏は先の総裁選で、安倍総裁誕生の立役者となっただけに、自民党が衆院選で勝利すれば、重要ポストで処遇されるのは確実な情勢。商店主らが「景気をよくしてください」「日本を元気にしてください」と訴えると、麻生氏は握手で応えた。

 麻生人気は根強く、支持者らが続々と麻生氏の後を追ったため、まさに「桃太郎」状態に。約500メートルの商店街を歩き終えるころには約50メートルの行列ができた。

 商店街南口の櫛田神社前ではマイクを握り「博多生まれ、博多育ちの井上氏に力を貸してください」とあいさつ。井上氏は「伝統ある博多の町に教えてもらったことを生かし、国益のために頑張りたい」と決意を語った。

 洋品店経営の男性(72)は「野田首相が来た時よりもずっと盛り上がっている。やはり自民党に景気を何とかしてほしいという期待が高い」。主婦の鯉川トミエさんは「麻生さんはざっくばらんに接してくれるので前から大好き。安倍さんの後にもう一回首相をやってほしい」と語った。

 上川端商店街振興組合の武内照臣理事長は「麻生さんも井上さんももともとは私らと同じ商売人。景気最優先でデフレ脱却などに取り組んでほしい」と期待を込めた。(田中一世)

7432チバQ:2012/12/04(火) 01:28:34
山口1区
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/yamaguchi/Sy201212030001.html
'12/12/3
脱原発、自民王国で再戦 1区に「未来」候補 脱原発の旗手は再び山口県内を戦いの場に選んだ。衆院選公示が間近に迫る2日、日本未来の党代表代行の飯田哲也氏が山口1区からの立候補を表明した。周南市出身。7月の山口県知事選では落選しながらも18万5千票余を獲得した。総裁、副総裁が構える「自民党王国」への再挑戦は、脱原発の風を中国地方に吹かせるのか。

 「知事選が夏の陣とすれば今回は冬の陣。後援会一同、燃え上がっている」。東京都内のホテルで嘉田由紀子代表から公認証を受け取った後、報道陣に囲まれた飯田氏は紅潮した表情で語った。

 山口1区は夏の知事選で自民、公明党の推薦を受けた山本繁太郎知事を上回る得票をした出身地の周南市を含む。飯田氏は「戦うのであればやはり山口1区」とするが、1区の議席を守るのは自民党前職で副総裁の高村正彦氏。外相や法相などを歴任した当選10回の重鎮に「古い政治に戻してはならない。未来の党の戦いのシンボルとして戦うしかない」と挑む構えだ。

 民主党山口県連の加藤寿彦代表は「次の知事選を目指すと聞いていたのでびっくり」。自主投票だった知事選とは違い、1区には新人の冨村郷司氏の擁立を決定済み。「県連の総力を挙げて戦う」と気を引き締めた。

 自民党県連の伊藤博幹事長は、知事選での飯田氏の得票を引き合いに「一定の知名度と評価がある」と警戒を強める。ただ「県内4選挙区すべてで勝ち、安倍晋三首相の誕生を目指すだけだ」と党勢拡大に力を込める。

 1区に新人の魚永智行氏を擁立する共産党県委員会の佐藤文明委員長は「特段の感想はない」と突然の立候補表明を突き放す。「われわれは原発即時ゼロを有権者に訴えている」と強調し、支援拡大を目指す。

 民主、自民、共産の既成政党の争いに、加わった新たな戦いの構図。脱原発を軸にした論争は、比例代表を含めて中国地方全体に広がる可能性もはらむ。有権者の審判を仰ぐ戦いの火ぶたは間もなく切られる。(衆院選取材班)

7433チバQ:2012/12/04(火) 01:29:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121203ddlk01010086000c.html
12年末この国を選ぶ・北海道:TPPに揺れる民主 党本部と道連に温度差 支持離れ、対応に苦慮 /北海道
毎日新聞 2012年12月03日 地方版

 衆院選(4日公示、16日投開票)の争点の一つ、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)問題。交渉参加に前向きだった民主党のマニフェスト(政権公約)は「政府が判断する」といった玉虫色の表現に落ち着いたが、道内では「反対」の声が強い。民主の立候補予定者は支持者離れの不安を抱えたまま、選挙戦本番に突入する。【横田信行、本間浩昭、山田泰雄、円谷美晶】

 ■争点にせず

 野田佳彦首相は解散前にTPP交渉参加の公約化を明言。当初は公認の条件としてTPP交渉参加などへの賛成を求めた。結局、マニフェストでは、推進とも反対とも記載されなかったが、党道連が作成した道内版の公約となる重点政策では「例外なき関税撤廃のTPP交渉参加に反対」と明記。温度差は歴然としている。

 道内では同党支持者の間でも、TPP交渉に積極的な野田首相への反発は大きい。「(首相が遊説に来ると)票が減る。できれば来ないでほしい」(道議)との声すらあった。

 こうした道内の反発に配慮してか、1日に道内入りした野田首相は札幌、函館両市内の計7カ所で街頭演説したものの、自ら争点として掲げるTPPについては、一言も触れなかった。

 また、道連の岡田篤幹事長は重点政策を発表した先月29日、「TPPは争点にはならない」と説明した。

 JA北海道中央会の飛田稔章会長は先月26日、候補者が反対でも、擁立した政党が賛成している場合は支持しない方針を表明した。道連は「党本部と道連の基本認識は同じ」との見解を出し、支持者に理解を求めるが、立候補予定者の陣営幹部は「地域によっては、これまで民主を支持してくれた農業関係団体から『民主党はもうダメだ』との声もある」と漏らす。

 ■「反対」前面に

 道内の民主党の立候補予定者は、反対姿勢を前面に出す一方、党本部の方針や、野田首相らの発言の釈明に追われるなど、対応に苦慮している。

 道6区(上川管内)の前職、佐々木隆博副農相(63)は副農相就任前まで党の経済連携プロジェクトチームの役員としてTPPの党内議論の中心にいた。「推進派になったと勘違いされた。(議論の)ど真ん中に入って断固阻止しなければならないという思いだった」と強調し、「党内論議は交渉に参加するかしないかという手前の段階だ」と説明する。

 道7区(釧路、根室管内)の前職、仲野博子氏(53)は「自分の主張とさほど齟齬(そご)はない」とマニフェストの表現に理解を示す一方で、「政府が誤った対応をしないよう反対していく」との立場を強調。党本部が明確に交渉参加に転じた場合は「覚悟をもって対応する」と離党も示唆する。

 2日に釧路市内で開かれた立候補予定者の公開討論会では、党公約との矛盾を指摘され、「首相が意欲的であるかもしれないが、民主党内で参加するとか機関決定はされていない」と述べた。

==============

 ◇TPPに関する民主党の「公約」
 <党本部>

 TPP、日中韓FTA、東アジア地域包括的経済連携を同時並行的にすすめ、政府が判断する。国益の確保を大前提とするとともに、日本の農業、食の安全、国民皆保険などは必ず守る。

 <道連>

 例外なき関税撤廃等のTPP協定は、本道経済・社会の衰退を招き、道民の命と暮らしを脅かしかねないことから、道民合意のないまま交渉に参加することに反対する。

7434チバQ:2012/12/04(火) 01:30:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121203ddh041010003000c.html
12年末・この国を選ぶ:愛知4区で出馬予定・未来の牧氏、「犬猿の仲」河村氏と連携
毎日新聞 2012年12月03日 中部夕刊

 ◇民主は新人擁立「倒す敵増えた」
 民主王国と呼ばれる愛知県。前回の衆院選では県内15小選挙区で全勝した。このうち愛知4区(名古屋市瑞穂区など)で4選を飾った牧義夫氏(54)は民主を離党し、日本未来の党から立候補する。しかも、犬猿の仲だった河村たかし名古屋市長と連携することに。牧氏が所属した国民の生活が第一と、河村氏が率いた旧減税日本が未来に合流するためだ。民主陣営は「裏切り者(牧氏)と敵(河村氏)が手を結んだ」と対抗意識を強める。【駒木智一、三木幸治】

 「河村さんと一緒にやっていける。うれしい思いです」。牧氏は2日、名古屋市で開かれた河村氏のパーティーであいさつし、2人の関係が修復されたことを強調した。

 河村氏は09年、民主党衆院議員から名古屋市長に転身した。だが市議会で民主市議らと対立したため、民主党県連代表だった牧氏は翌年、市長選にさかのぼって河村氏の推薦を取り消すよう党本部に要求した。推薦は取り消されなかったが、2人の仲は決裂した。

 「衆院選で牧氏に必ず対抗馬を立てる」。周囲にそう息巻いていた河村氏だが、第三極結集を巡り、旧減税日本と日本維新の会の合流交渉が決裂。その後、旧減税と生活の連携を検討せざるを得なくなり、最終的には牧氏と同じ政党で衆院選を迎えることになった。

 「牧氏と一緒に戦うのは違和感があるが、やるしかない」。減税日本の県議らは牧氏の事務所に詰め、全面支援の構えだ。

 牧氏側にも合流には複雑な思いがある。民主党を支える連合の支援を失い、減税日本のサポートは重要だが、河村色が強く出ると、牧氏に投票してきた民主支持層を一層刺激するのでは−−。陣営幹部は「河村氏にはあまり表に出てほしくない」と本音をもらす。

 複雑な構図で前哨戦が激しくなる中、名古屋市熱田区の主婦(34)は冷めた様子だ。「誰がどんな主張をしているのかよくわからない。肝心の政策の議論が活発とは思えない」


 一方、牧氏の対抗馬として民主党が擁立したのが新人の元県議、刀禰(とね)勝之氏(42)。昨年4月の県議選では減税日本の新人に敗れており、減税も因縁の相手だ。河村氏が牧氏と連携することに「倒さなければいけない敵が増えた」(陣営幹部)と闘志を燃やす。

 4区では他に、維新新人の山本洋一氏(34)や共産新人の西田敏子氏(58)も立候補し、浮動票の奪い合いが激しさを増しそうだ。自民新人、工藤彰三氏(48)の陣営幹部は「よそが足の引っ張り合いをしている間がチャンス」と話す。

7435チバQ:2012/12/04(火) 01:42:25
富山
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/toyama/CK2012120102000278.html
<闘いの構図1区>民自共、三極 四つ巴 県内随一の激戦必至
闘いの構図<1区>
 二〇〇九年の前回衆院選では、党への追い風に乗った民主前職の村井宗明氏(39)が自民の長勢甚遠氏を破り、小選挙区での初勝利を果たした。与党として選挙に臨む村井氏は攻守所を変え、自民新人の田畑裕明(39)、共産新人の山田哲男(65)、無所属新人の吉田豊史(42)の三氏の挑戦を受ける。吉田氏には公示直前になってみんな、日本維新の会が相次いで推薦を決定。民自共と「第三極」による県内随一の四つ巴(どもえ)デッドヒートが必至の情勢だ。

 村井氏は〇三年と〇五年の選挙で、豊富な運動量による草の根選挙を繰り広げて元法相の長勢氏に食い下がり高い惜敗率で比例復活を果たしてきた。〇九年には三回目の対決で長勢氏を破り、党として県内唯一の小選挙区の議席を獲得した。

 しかし「国民の生活が第一」が誕生する引き金となった社会保障と税の一体改革法案の採決を棄権。こうした対応をめぐって県連との関係が冷え込み、約四カ月間にわたって謹慎処分を受けた。

 十月、文部科学政務官に就任した村井氏。党に対する全国的な逆風が吹く中で議席死守を目指し、街宣やあいさつ回りを精力的に展開。二日には党県連の臨時大会で県連代表に復帰する見通しだ。

 田畑氏は、引退を表明した長勢氏の後継として擁立が決まった。ただ候補選考は首長や国会議員、県議の名前が浮上する紆余(うよ)曲折を経て、九月下旬になってようやく決着した。陣営は党の組織力をフル回転し、出遅れからの巻き返しを目指す。

 自民は、十月の知事選で一定の制約の下で選挙活動ができた「確認団体」だった。田畑氏はその強みを生かして知事選の個人演説会に出席し、現職支持者にPR。解散後は出身高校のOBも後援会を発足させた。

 こまめなあいさつ回りと街頭演説をこなす田畑氏だが、党も「1区集中型選挙」(県連幹部)と位置付けて2、3区の選挙はがきを1区に融通してもらうほか、党街宣車も1区集中で回る構えだ。

 山田氏は新人の中で最も早く五月に立候補を表明した。擁立した共産は、知事選で無所属候補を立てて自民と同様に確認団体となった革新系市民団体の有力構成組織。このため山田氏は、知事選の応援演説でも無所属候補に並び立ち、消費税増税反対などをともに訴え、浸透を図った。

 解散後も精力的な街頭演説を続ける。十一月二十九日夜に開かれた公開討論会では「原発の『即時ゼロ』は可能だ」などと党の方針を鮮明に打ち出した。

 吉田氏は当初、自民公認での立候補を目指したが、候補者選考の過程で市連内での支持が広がらなかったことなどで離党。街宣活動、あいさつ回りを通じて「第三極の受け皿」としての立ち位置を鮮明に打ち出している。

 十一月二十五日にみんなが、県内での候補擁立を断念した維新が三十日に相次いで推薦を決定した。中でも大学の同窓となるみんなの柴田巧参院議員は「公認に匹敵する応援方法を構築したい」と共闘姿勢を打ち出す。

 同二十七日には日本未来の党と合流した生活も推薦を決めたが、吉田氏は三十日、日本未来の党の全体像を把握する時間的余裕がないことなどを理由に同党としての推薦を受けない考えを強調した。

   ■ ■

 十二月四日の公示が迫る衆院選は、県内三選挙区の立候補予定者の顔触れがほぼ出そろった。各陣営は慌ただしく準備を進め、師走決戦の号砲に備えている。各区の構図を探った。(衆院選取材班)

7436チバQ:2012/12/04(火) 01:43:18
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/toyama/CK2012120302000204.html
<闘いの構図3区>民主参戦 自民追う 1区支援、比例も狙い
 政権交代の逆風の中、前回初当選した自民前職の橘慶一郎氏(51)に、共産新人の泉野和之氏(55)が挑む様相だったが、解散後に民主新人の朴沢宏明氏(37)も名乗りを上げた。激戦の1区の支援や比例代表の票の掘り起こしへの思惑も絡む。

 与党民主は前回、追い風の中でも推薦候補が及ばず、「並みの候補では勝てない」(県連幹部)と難航した候補者選び。「3区に骨をうずめる」。終止符を打ったのは、朴沢氏のこの一言だった。

 立候補を表明した十一月二十一日以降、朝昼晩と時間の許す限り、「本人」ののぼりを立てて交差点で手を振り、労組や知人を頼って会合に顔を出す。少しでも知名度を上げようと、若さを生かして過密日程をこなす。

 労組などの支援体制もめどがつき、陣営幹部は「本人は小泉構造改革を引き金にした格差社会の象徴世代。どこまで浸透できるか、楽しみだ」と若者層からの支持拡大を狙う。

 橘氏は前回、出馬表明から四カ月で選挙を迎えたが、自民王国の力をみせて圧勝。当選後、「基本は全部出席する」(陣営)姿勢で、地元のさまざまな会合に足を運び、地盤を固めてきた。

 綿貫民輔・元国民新党代表から「よく頑張っている」と評価されたといい、「綿貫票」の取り込みにも自信。

 解散後は支持者、企業を小まめに回りつつ、陣営では知人に1区の新人田畑裕明氏(39)の支援を求める動きも活発化させた。選挙中、党本部は石破茂幹事長から信頼の厚い橘氏を県外の激戦区の応援に投入する予定。選対幹事長の矢後肇県議は「前回の得票を下回らないことが目標」と支援者を引き締める。

 「支持政党を決めていない支持なし層の票を増やし、橘氏に迫りたい」。泉野氏は八月の立候補表明から選挙区内をくまなく回り、消費税増税の中止や北陸電力志賀原発の廃炉を街頭で訴えてきた。

 前回は候補者擁立を見送ったが、今回は比例で当選者を倍増させる党の方針もある。

 比例北陸信越ブロックでは二〇〇三年から議席がなく、九年ぶりの奪還に向けて、県内では四万票、3区では一万五千票が目標だ。

 政党の乱立によって比例票が分散することも想定されるが、選対本部長の金平直巳・高岡市議は「政党助成金を受け取っていない共産党の独自色をアピールするチャンス」と逆に好機にする構えだ。

7437チバQ:2012/12/04(火) 01:59:03
青森1区
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20121203100228.asp
2012年12月3日(月)
世襲イメージ払拭どこへ?1区津島氏

 世襲イメージ払拭(ふっしょく)どうなった? 衆院選本県1区に立候補を予定する自民党公認の津島淳氏の後援会連絡所開きが2日、五所川原市内で開かれたが、本人の代理であいさつしたのは元厚相の父・雄二氏。陣営は当初「雄二先生は表舞台に出さない」としていたが、ここに来て親子で支持を集める戦略も「やむなし」と考えたようだ。

 連絡所開きには、平山誠敏・五所川原市長や1区選出県議ら数百人が集まった。ハンドマイクの前に立った雄二氏は「淳の代理でごさいます。私の名前は忘れてくれて結構です」と切り出し、笑いを誘った。

 現在82歳の雄二氏だが、「3年間民主党でやったきた人が、選挙前に飛び出して評判の悪い政策はやめると言う。いいんですか、こんな政治」など次々に他党批判を展開。現役時代と変わらぬ舌鋒(ぜっぽう)の鋭さで、大きな拍手を浴びた。

 淳氏は前回衆院選で、世襲批判を懸念した自民党が党公認を出さなかったため無所属での出馬を余儀なくされた経緯がある。このため陣営は今回、批判をかわそうと雄二氏の登場を控える方針を示し、淳氏自身も「津島淳の選挙だ。ほぼ百パーセントそういう意識だ」と強調していた。

 だが、1区は5人が立候補を予定する混戦区で、第三極の動きも激しさを増している。「(雄二氏出席は)代打の代打」と淳氏は釈明したが、陣営関係者は「当選には、おやじさんの“七光”も必要だ」と開き直った。

7438沖縄無党派:2012/12/04(火) 05:26:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/elc12120402100012-n1.htm
大分1区から獣医師が出馬へ
2012.12.4 02:09 [大分県]
 大分県津久見市の獣医師、染矢誠治氏(48)が3日、大分県庁で記者会見し、衆院選大分1区から無所属で出馬すると明らかにした。平成15年の衆院選にも立候補し、落選した。

7439名無しさん:2012/12/04(火) 06:41:34
維新の名簿は旧たちあがれ優遇が露骨すぎて笑ってしまった(東北の升田・村岡は2位並びだし、近畿の三木も阪口など前職組と同じ順位)

7440名無しさん:2012/12/04(火) 06:46:46
比例の活用の仕方わかってないね、維新

7441名無しさん:2012/12/04(火) 09:20:53
今朝の新聞に比例順位出てたけど
維新は上位の候補は気が緩むし、下位の候補はやる気がなくなるという名簿だなあ。
あと自民は
中国ブロックの下位に吉野と上杉、
九州ブロックの下位に西川、林田、新開を載せてた。
中国九州はかなり勝算有りと読んでるんだろうなあ。

7442名無しさん:2012/12/04(火) 11:26:00
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121204t51030.htm
衆院選山形3区 加藤氏、岸氏と劇的和解 しこり解消へ

岸氏支持者らへ謝罪した後、岸氏(右)と握手を交わす加藤氏=2日夜、新庄市民文化会館

 衆院選(16日投開票)山形3区から立候補する自民党前議員加藤紘一氏(73)が、2010年の参院選対応をめぐり党参院議員岸宏一氏(72)=山形選挙区=と支持者に事実上謝罪した。岸氏との関係を強調する無所属新人の前酒田市長阿部寿一氏(53)の攻勢をかわす狙いがあるが、岸氏支持者が加藤氏支援で結束するかは未知数だ。

 新庄市で2日夜にあった自民、公明両党合同の総決起大会。岸氏支持者を含む約700人を前に、加藤氏は政策を約10分間述べた後、意を決した表情で「なお、一言申しますが」と切り出した。
 「参院選公認の時、公募や党員選挙をやって岸さんに嫌な思いをさせ、岸さんを地域で支援する関係者につらい思いをさせたことは申し訳なかった」。話を終えると、加藤氏は壇上の岸氏と固く握手を交わした。
 岸氏は記者団に「わだかまりは消えた。支持者たちもこれですっきりしたのではないか」と語り、加藤氏支援を約束した。
 10年の参院選で自民党は、県連会長の加藤氏の意向で、現職の岸氏が3選への意欲を示したにもかかわらず公認候補を公募。岸氏は党員投票の末に公認を得たが、岸氏支持者には加藤氏へのしこりが残った。
 岸氏の地元の最上地方は新庄市など山形3区の東半分を占め、加藤氏にとって岸氏支持者の存在は大きい。その加藤氏に岸氏は10月中旬、2年前の件で支持者に説明するよう求めた。
 加藤氏が岸氏の支持者の前に立つ機会は10月28日と11月25日の少なくとも2度あった。いずれも加藤陣営が新庄市で開いた集会だが加藤氏は説明をせず、公示2日前での「謝罪」となった。
 「(加藤氏の)気持ちは受け止めるが、ちょっと時期が遅い」と最上地方の岸氏の有力後援者は言い切った。岸氏に近い党関係者も「岸氏支持者は多くが阿部支援で動きだしている。もう止められないだろう」とみる。
 阿部氏は既に、最上地方の保守票獲得のため岸氏との親密さを訴える戦術を展開している。阿部陣営幹部は「(加藤氏の謝罪は)想定の範囲内。表立って岸さんに支援を受けてきたわけでもない」と述べ、淡々と岸氏支持者に食い込む構えだ。
 一方、加藤陣営幹部は「イメージ的にプラスになるのは間違いない」と、和解劇を好意的に受け止めている。

◇山形3区立候補予定者
加藤紘一73 自前(13)
佐藤丈晴45 維新 
長谷川剛34 共新 
吉泉秀男64 社前(1)
阿部寿一53 無新 

2012年12月04日火曜日

7443名無しさん:2012/12/04(火) 11:40:39
維新新人が出馬断念=宮城1区【12衆院選】


 日本維新の会が衆院選宮城1区で公認を決めていた、新人で東京都新宿区議の榎秀隆氏(47)は4日、立候補を断念すると発表した。
維新は先月24日、榎氏を5次公認候補として発表していた。 (2012/12/04-11:11)

7444名無しさん:2012/12/04(火) 11:45:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120400615
民・自、255選挙区で激突=「第三極」は86で競合へ【12衆院選】

 衆院選は300小選挙区のうち、255選挙区で民主、自民二大政党の公認候補が激突する。これに対し、「第三極」と位置付けられる日本未来の党、日本維新の会、みんなの党のいずれかが候補者を擁立する見通しの選挙区は229。しかし、このうち86選挙区で第三極の2党または3党が争う構図となり、共倒れする可能性もある。

 主な対決構図を見ると、政権を争う民主、自民両党と、299選挙区に候補者を擁立する共産党が争う「民主・自民・共産」の選挙区が255。これに、第三極の3党のいずれかが絡む選挙区は203に上る。一方、公明党が候補者を立てる9選挙区では自民党は擁立を見送る。

 第三極勢力は、二大政党のいずれも支持しない層の受け皿となるべく連携を模索してきたが、理念や政策の不一致を理由に合流を果たせず、候補者調整も不十分なまま公示日を迎えた。とりわけ千葉5区や神奈川5区など首都圏を中心に12選挙区で3党が競合。東京16区では、民主党を離れた前職2人が未来と維新に分かれて出馬し、みんなのほか民主と自民の3新人と争う構図となる。

 第三極同士が争う選挙区は、「維新・未来」の競合が最多で、秋田1区や愛知9区など47選挙区。未来が民主党から国民の生活が第一に移った前職を多く抱え、候補者調整の制約が大きい一方、維新は当初、過半数の議席確保を目指して積極的に候補者擁立に動いたことが背景にある。

 選挙協力を掲げる「維新・みんな」も東日本を中心に16選挙区で調整が付かず、候補者がぶつかり合う。両党はこれらの競合区以外では互いに推薦し合うが、「有権者に分かりづらい」(民主党幹部)ことは否めない。「未来・みんな」も11選挙区で競合する。第三極が競合する選挙区では「非民主・非自民」票が分散し、結果的に二大政党を利することになりかねない。(2012/12/04-11:39)

7445名無しさん:2012/12/04(火) 11:48:56
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20121204/201212040943_18762.shtml
未来、3区に木村氏擁立
2012年12月04日09:43

 4日公示の衆院選(16日投開票)の岐阜3区で、新人で私立高校教諭の木村周二氏(55)=岐阜市茜部新所=が3日、日本未来の党から出馬する意向を表明した。比例と重複立候補する予定。

 木村氏は同市出身。岐阜北高、創価大を卒業後、早稲田大大学院政治学研究科を修了。銀行員、証券会社員、専門学校講師などを経て2002年から大垣日大高校の英語教諭を務めている。

 同日夜、県選管に立候補関係書類を受け取りに訪れた後、記者会見し、「消費税増税凍結や卒原発を主張する。母子家庭や障害者など弱い立場の人が希望を持って生きられる社会にしたい」と決意を語った。

 岐阜3区では民主前職の園田康博氏、自民元職の武藤容治氏、共産新人の服部頼義氏が出馬を予定している。

7446名無しさん:2012/12/04(火) 11:52:02
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121204-OYT1T00553.htm?from=ylist
9参院議員、衆院選立候補で失職…4氏繰り上げ

 民主、自民、日本未来の党、日本維新の会の参院議員9人が4日、衆院選に立候補を届け出て、公職選挙法の規定により失職した。

 9人のうち、比例選出議員は、民主党の今野東、日本維新の会の小熊慎司、上野宏史、桜内文城の4氏。今野氏の失職に伴い、2007年参院比例選の民主党比例選名簿により、樽井良和氏が繰り上げ当選する。維新の会の3氏は10年参院選のみんなの党の比例選で当選しており、同党比例選名簿に従って、真山勇一、藤巻幸夫、山田太郎の各氏がそれぞれ繰り上がる。

 選挙区選出の議員は、未来の党の中村哲治(奈良)、外山斎(宮崎)、友近聡朗(愛媛)、姫井由美子(岡山)の各氏と維新の会の藤井孝男氏(岐阜)の計5人。いずれも来年7月に任期満了を迎え、補欠選挙は行われない。

(2012年12月4日11時41分 読売新聞)

7447名無しさん:2012/12/04(火) 11:55:13
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20121204ddlk06010054000c.html
2012衆院選:県農協政治連盟、1区は自主投票 1人に決めきれず /山形
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 農協の政治団体「県農協政治連盟」(高谷尚市会長)は3日、対応を決めていなかった衆院選山形1区について自主投票とすることを決めた。

 同連盟事務局は「民主、自民ともに県内の候補者個人はTPPに反対姿勢だが、いずれも党として完全に否定的と受け止められず、1人に決めきれなかった」と理由を説明した。

 同日に第1小選挙区JA支部評議会を開き結論を出した。1区の対応を巡っては民主党から立候補予定の前農相、鹿野道彦氏が先月29日のTPP交渉参加阻止を求める緊急集会で反対を表明。同じく立候補予定で、前回09年の衆院選で推薦した自民党前職の遠藤利明氏もTPPに反対しており、農政連の対応が注目されていた。【浅妻博之】

7448名無しさん:2012/12/04(火) 11:58:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120400687
未来、比例届け出ずれ込む【12衆院選】

 衆院選比例代表の11ブロックで候補者擁立を予定している日本未来の党は4日午前11時現在、中央選挙管理会への立候補届け出を行っていない。名簿順位をめぐる調整がぎりぎりまで続いた影響でずれ込んでいるとみられる。

 未来は、「脱原発」や「反消費増税」を旗印に、国民の生活が第一と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」、みどりの風の一部が合流するなどして結党。総務相に政党設立を届け出たのは、公示直前の先月28日だった。(2012/12/04-11:38)

7450名無しさん:2012/12/04(火) 12:06:22
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20121204ddlk06010060000c.html
2012衆院選:山形2区 公明が自民新人・鈴木憲和氏推薦 /山形
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 公明党は3日、衆院選山形2区から立候補予定の自民新人、鈴木憲和氏の推薦を決めた。これで県内では既に推薦を決めている同1区の遠藤利明氏、同3区の加藤紘一氏とともに全選挙区で自民候補予定者への推薦が出そろった。

 公明は前職の遠藤、加藤両氏の推薦は先月21日に決定。鈴木氏の推薦は継続協議となっていた。しかし2区では既に自民・公明の合同総決起大会を各地で開催し、両党が互いに支援し合うことを呼び掛けるなど実質的には選挙協力が始まっていた。先月29日の南陽市の両党合同の総決起大会には、現職時代に公明との選挙協力を築いてきた自民の元衆院議員、遠藤武彦氏も出席し、両党が支援し合うよう呼び掛けた。【浅妻博之】

7451名無しさん:2012/12/04(火) 12:11:48
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20121204-1055377.html
名簿提出遅れ混乱 日本維新、未来

 4日公示の衆院選立候補届け出で、第三極勢力の日本未来の党、日本維新の会が、比例代表の名簿提出が遅れるなど混乱した。

 日本維新の関係者によると、同日朝、宮城1区と比例東北ブロックに重複して出馬予定だった榎秀隆氏から、辞退するとブロック担当者に連絡が入った。総務省への比例東北ブロックの名簿提出を差し替える必要が生じ、提出が遅れた。福島5区でも書類不備が選管から指摘された。

 日本未来は、比例名簿の順位確定が遅れ、全ブロックの比例名簿の提出がずれ込んだ。4小選挙区では、候補者が届け出手続き開始時間までに現れなかった。

 日本維新の地方議員の一人は「小選挙区での厳しい戦いを覚悟していたところに比例代表の名簿を見て、復活当選も難しいと思ったのだろうか」と推測した。

 別の地方議員は公示日当日の混乱について「比例名簿の順位や人選に関し、党本部から候補者自身に何の説明もなかった。理由も分からないまま順位を知らされれば、混乱が生じるのは当たり前だ」と述べた。

 候補者辞退を受け、日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は大阪市内で記者団に「残念だが戦えないなら仕方ない」とコメントした。比例名簿の扱いに関しては「事前に説明してもまとまる話ではない」と述べ、党本部の対応には問題ないとの認識を示した。(共同)

 [2012年12月4日11時57分]

7453名無しさん:2012/12/04(火) 12:29:04
比例四国って既に自民4人積んでるのに
まだ積み増すの?
小選挙区全勝して比例4とるのも相当難しいと思うけど

7454名無しさん:2012/12/04(火) 12:30:44
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121204/plt1212041149005-n1.htm
美人候補たちの戦いは─ “裸一貫”“波乱万丈”“元祖”2012.12.04

 第46回衆院選は4日、公示され、16日の投開票に向けて本格的な選挙戦に突入した。美人候補たちの戦いは─。

 “裸一貫”から財をなせるか。維新公認で、東京21区から出馬する佐々木理江氏(30)。タレント、小倉優子の妹分として、芸名・佐々木梨絵で活動していた元グラドルで、島根大総合理工学部卒のリケジョ(理系女子)としても知られる。

 身長154センチ。スリーサイズ80・56・80(タレント時代)をひっさげ、ファンやオヤジ票の総取りを狙うが、陣営では「実績がないので、はいつくばって(政策を)訴えたい」(事務所)とドブ板戦法をとる。

 グラドル時代、「多くの子は年金も納めず、払う意味も分かっていない」と痛感。昨年1月に政界転身を意識し、今年7月、「日本を変えられるんじゃないか」と維新政治塾に入った。

 4日午前、JR昭島駅前で第一声を上げる予定だ。

【東京21区(立川市、昭島市、日野市)主な立候補予定者】
△長島昭久 50 民主前
▲小田原潔 48 自民新
 吉岡正史 38 共産新
▲佐々木理江30 維新新
《表の読み方》△=やや優勢、▲=やや劣勢。記号は夕刊フジの分析。

                ◇

 まれに見る混戦模様の神奈川3区。日本未来の党の岡本英子氏(48)をはじめ、祖父の代からの地盤奪還を目指す自民党の小此木八郎氏(47)、民主党の勝又恒一郎氏(49)らが激突する。

 小沢一郎氏の美人側近として知られる岡本氏は「原発ゼロ」を訴え、戦闘モード全開。「1日に数回は『ボランティアしたいのですが…』という問い合わせがあり、1時間に5回は『頑張って』と声をかけていただく。うねりを感じます」と事務所も気合十分だ。

 第一声は4日午前、JR鶴見駅西口で。無党派層の関心をどこまで向けさせられるか。

【神奈川3区(横浜市鶴見区、神奈川区)主な立候補予定者】
▲勝又恒一郎49 民主前
△小此木八郎47 自民元
▲岡本英子 48 生活前
 本橋佳世 39 共産新
▲毛呂武史 44 みん新
 高橋真由美44 維新維
《表の読み方》△=やや優勢、▲=やや劣勢。記号は夕刊フジの分析。 

                ◇

  仁義なき戦い−。東京15区は、そんな言葉がぴったりだ。前回の衆院選で石川2区から出馬し、比例で初当選した民主党の田中美絵子氏(36)が国替え出馬。15区は、小沢一郎氏とともに「日本未来の党」に合流した東祥三幹事長(61)の地盤だけに、「たもとを分かった元小沢ガールズが、小沢側近の刺客となった」(地元関係者)と注目されている。

 田中氏は「日本の未来をあなたとともに」と、笑顔と桃色のシャツで有権者にアピール。「思っていた以上にかわいくて色っぽい」(同)と、そこそこ評判がいい。

 初当選後、風俗ライターや映画でヌードを披露していた過去が発覚、今年6月にも、国交省キャリアとの不倫路チュー写真が撮られるなど、本業以外で目立っている。

 「とにかく頑張る。『全力を尽くす』につきます」と田中事務所。波乱を呼ぶのか。

【東京15区(江東区)主な立候補予定者】
▲田中美絵子36 民主前
▲秋元 司 41 自民新
▲東 祥三 61 生活前
 吉田年男 64 共産新
△柿沢未途 41 みん前
《表の読み方》△=やや優勢、▲=やや劣勢。記号は夕刊フジの分析。

7455名無しさん:2012/12/04(火) 12:34:58
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012120401001399.html
比例代表の名簿提出遅れ混乱 日本維新、未来

 4日公示の衆院選立候補届け出で、第三極勢力の日本未来の党、日本維新の会が、比例代表の名簿提出が遅れるなど混乱した。

 日本維新の関係者によると、同日朝、宮城1区と比例東北ブロックに重複して出馬予定だった榎秀隆氏から、辞退するとブロック担当者に連絡が入った。総務省への比例東北ブロックの名簿提出を差し替える必要が生じ、提出が遅れた。福島5区でも書類不備が選管から指摘された。

 日本未来は、比例名簿の順位確定が遅れ、全ブロックの比例名簿の提出がずれ込んだ。4小選挙区では、候補者が届け出手続き開始時間までに現れなかった。

2012/12/04 12:23 【共同通信】

7456名無しさん:2012/12/04(火) 12:43:35
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20121204ddlk15010037000c.html
2012衆院選:県農政刷新連盟、自民6人の推薦決定 TPPで党の考え重視 /新潟
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 衆院選で県内のJAグループで構成する政治組織「県農政刷新連盟」は3日、全6区で自民公認候補の推薦を決めた。同連盟は「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加についての所属政党の考えを重視した」と説明している。同連盟は前回選(09年)でも全6区で自民候補を推薦した。

 同連盟は県内の立候補表明者23人に、TPP交渉参加問題について質問状を出し主張を確認。特定政党にこだわらず、回答内容や現場組織の判断を見ながら決めるとしていた。

 TPP交渉参加について自民党は政権公約で「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り交渉参加に反対」としている。民主党はマニフェストで「政府が判断する」とし、「その際は日本の農業、食の安全、国民皆保険などは必ず守る」とする。

 同連盟によると、複数の民主公認の予定者から「交渉参加には時期尚早」「国民的議論が必要」などの慎重な回答があったという。だが「党の代表である野田(佳彦)首相が(交渉参加に)非常に前のめり。党として意思表示がされているので推薦は難しい」などとして推薦見送りを決めたという。【小林多美子】

7457名無しさん:2012/12/04(火) 12:45:30
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20121204ddlk07010110000c.html
2012衆院選:比例・中国ブロックの吉野氏、19位登載−−自民党本部 /福島
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 自民党本部は3日、衆院選比例代表中国ブロックの名簿を発表し、福島5区の自民公認を外れ、比例単独に回った前職の吉野正芳氏(64)は、19位に登載された。1位には18人を登載し、全員が小選挙区との重複で、小選挙区での当選を見込む。前回は重複を含め比例で9人が当選しており、吉野氏の当選可能性は高いとしている。【深津誠】

7458名無しさん:2012/12/04(火) 12:54:44
自民の比例名簿はえらい偏ってるなあ。
中国は8人もいらないだろうし
東京、南関東、北関東はもう少し積んでも良いくらいだと思う。

7459名無しさん:2012/12/04(火) 12:59:20
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20121204ddlk10010194000c.html
2012衆院選:未来、比例北関東の候補に駒井氏 /群馬
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 日本未来の党は3日、医療法人理事長の駒井實氏(71)=高崎市=を比例代表北関東ブロックの単独候補として発表した。名簿順位は未定という。駒井氏は県内で病院などを経営。96年衆院選の群馬4区で、新進党から出馬し、落選した。【奥山はるな】

7460名無しさん:2012/12/04(火) 13:03:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/stt12120412540001-n1.htm
【衆院選公示】
(大阪1区)譲れぬ“顔”6人大混戦
2012.12.4 12:53
 大阪1区では、前回民主党で初当選し、離党して日本未来の党に移った前職、熊田篤嗣氏(41)に対し、民主が“刺客”として前寝屋川市議の新人、吉羽美華氏(32)を擁立。ともに元大阪市議の自民・大西宏幸氏(45)、日本維新の会・井上英孝氏(41)の両新人のほか、元行政改革相で無所属元職の中馬弘毅氏(76)らも出馬し、激戦模様だ。

 「バタバタの選挙ですが、ご支援よろしくお願いします」。大阪市天王寺区で第一声を上げた熊田氏は、未来の比例近畿単独候補で前職の福田衣理子氏とともにアピールした。民主から減税日本、脱原発を経て未来に合流した熊田氏。前回と打って変わっての逆風に身を引き締める。

 熊田氏の離党で急遽出馬した吉羽氏は、大阪市中央区の出陣式で「大阪の歴史や人情を守っていきたい。勝つことしか想像していない」と訴えた。

 一方、大阪を本拠とする維新にとって、1区は負けられない象徴区だ。井上氏は中央区の出陣式で「大阪の改革、実績、実行力を訴えたい。新しい政治や行政のモデルを提示し、必ず実行する」と声を張った。

 維新に対抗心をむきだしにする大西氏は、同市生野区で行われた出陣式で、大阪都構想を念頭に「大阪をつぶさない。第三極は選挙後も政党として残っているのか」と強調。平松邦夫前大阪市長も応援に駆け付け、維新批判を展開した。

 また、中馬氏や共産党新人の吉川玲子氏(51)も、それぞれ街頭などで支持を呼び掛けた。

7461名無しさん:2012/12/04(火) 13:05:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/elc12120412540082-n1.htm
【衆院選公示】
(京都1区)自民、民主が内部分裂 6人乱立の大混戦
2012.12.4 12:50 (1/2ページ)
 6氏が立候補した京都1区。民主と自民をそれぞれ離党した前職と新人が、第三極のみんなや維新から立候補するという「遺恨」もからんだ前代未聞の大混戦となった。

 「後ろ足で蹴り上げるように民主を出ていった。まるで宇宙人だ」。民主の陣営幹部が怒りの矛先を向けるのは、大飯原発の再稼働に反対し今年6月に離党、みんな公認で立候補した前職、平智之氏(53)だ。

 民主は、平氏の離党を受けて、急遽、長岡京市議だった祐野恵氏(33)の擁立を決めたが、京都市の中心部が選挙区となる1区ではほぼ無名の新人だ。

 「民主は平氏だと思っている人がまだかなりいる。基礎票さえも半分くらいしか固められていない」と陣営は焦りを隠さない。連合などと連携した組織戦を得意とする民主だが、街頭での活動を強化してきた。

 祐野氏は4日、「古い政治を断ち切って、新しい未来に向かって進んでいきたい」と気勢を挙げた。

 一方、みんなの公認を得た平氏は野田政権について、「消費税を増税し、絶対稼働してはならない原発を再稼働し、大量の離党者を出しながら責任を取らない」と厳しく批判。4日の出発式では平安時代の衣装姿で街頭に立ち「二度と子供や孫に責任を丸投げしない政治を誓う」と訴えた。

 前回の逆風から、状況が一転したとされる自民陣営も、京都1区でのお家事情は複雑だ。立候補しているのは、元幹事長で閣僚経験も豊富な重鎮の前職、伊吹文明氏(74)。ところが、前回衆院選で伊吹氏の選対幹部だった元府議の田坂幾太氏(60)が、自民を離党し維新新人として立候補した。伊吹陣営は「砂をかけて出て行った」と怒りをあらわにする。

 年齢制限で比例代表との重複立候補はせず「背水の陣」で挑む伊吹氏。“腹心”だった田坂氏の立候補に「正負の影響はお互いにある」と冷静を装うが、「離合集散が繰り返される第三極の政治は国民にとって迷惑。理念の一致した政党を作る必要がある」と、負けられない選挙戦に臨む。

 4日の出陣式では「自民党が新しく生まれ変わるために綱領を作り直したのはこの私。国難を救うために戦う」と第一声を上げた。

 一方、田坂氏は「胸を借りるつもりで戦いたい」としながらも、「風で勝てるような選挙でないことは十分、わかっている」と気を引き締める。

 4日には、京都1区を象徴区の一つと位置づける維新代表の石原慎太郎氏と代表代行の橋下徹氏のほか、元宮崎県知事の東国原英夫氏も京都に応援に駆けつける予定だ。

 民主も自民も内部分裂した混戦に、小選挙区での勝利を虎視眈々(たんたん)と狙うのは、共産前職、穀田恵二氏(65)だ。「今感じている手応えを議席につなげられるかは今後の活動次第」と、当落ラインと予想される8万票を狙う。

 このほか、幸福新人の田部雄治氏(36)が立候補している。

7462名無しさん:2012/12/04(火) 13:12:44
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20121204ddlk23010261000c.html
衆院選:小林興起氏陣営、知事の写真入りチラシ無断配布 /愛知
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 衆院選愛知13区(安城市など)から立候補を予定している日本未来の党前職、小林興起氏(68)の陣営が、無断で大村秀章知事の顔写真や名前を入れたチラシを配布していたことが3日、分かった。大村知事が明らかにした。愛知13区は大村知事が衆議院議員時代の選挙区。

 大村知事は定例記者会見で「事前に相談がなく、選挙直前という時期を考慮すれば極めて遺憾」と不快感を表明。陣営側に厳重に抗議し、写真などの使用をやめさせたという。

 大村知事は「衆院選からは一線を引く」と表明しており、小林氏を応援する予定もないという。【駒木智一】

7463名無しさん:2012/12/04(火) 13:18:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/elc12120412520081-n1.htm
【衆院選公示】
(滋賀4区)自民分裂で「因縁の対決」
2012.12.4 12:51
 元農相で自民元職の岩永峯一氏(71)の三男、裕貴氏(39)が維新から出馬し、「自民分裂」となった滋賀4区。前回選挙では父の支持基盤を受け継ぐ形で自民公認にいったん決まったが、選挙前に父の献金問題が浮上し立候補を断念した経緯もあり、因縁の対決が実現した。

 「しがらみだらけの既成政党と真正面から戦う」

 午前10時半すぎ、滋賀県甲賀市の選挙事務所で裕貴氏は気勢を上げた。

 父の人脈や影響力は依然強く、出陣式には長く支え続けた支援者らが多く集まった。世襲批判を意識してか、「父とは別人格」を強調。第一声でも「私には組織がない」と繰り返し、父との“決別”のアピールに必死だった。

 自民新人の武藤貴也氏(33)は前回に続く2度目の挑戦。「民主党政権への評価か、自民が原点に戻れるか、二者択一の選択だ」と訴え「第三極」を牽制した。

 ただ、県議会で自民系会派と対立していた嘉田由紀子知事の与党会派のスタッフだった経歴から、公認をめぐり異論も。組織は必ずしも一枚岩になっておらず、保守票をめぐる綱引きは激化しそうだ。

 一方、「逆風」の中で迎え撃つのは民主前職の奥村展三氏(68)。平成17年の郵政選挙まで峯一氏と激しく争っており、岩永家とは親子2代にわたる対決となった。

 陣営幹部は「『岩永』という名前よりも、維新の風がどこまで吹くのか読めない。正直厳しい戦いになる」と本音を漏らした。

 滋賀4区にはこのほか、無所属元職、小西理氏(54)、共産新人の西沢耕一氏(34)が立候補している。

7464名無しさん:2012/12/04(火) 13:28:15
http://www.asahi.com/politics/update/1204/TKY201212040435.html
2012年12月4日13時17分
《東京18区》前首相もビール箱演説 自民元職ら攻勢

 「非常に厳しいとは思うが、必ず勝つという気持ちで頑張り抜く。原発ゼロという具体的なテーマを実現する市民運動的な原点に戻った選挙だ」

 東京18区から立候補した民主前職の菅直人氏(66)は4日午前、自宅前でこう話し、出陣式が開かれる東京都府中市内の神社に向かった。

 「政権交代」を訴えた前回衆院選は、鳩山由紀夫氏との「二枚看板」で全国を応援に回り、党は308議席の圧勝。「衆院選の12日間で地元入りしたのは3時間だけ」(菅氏)。それでも次点に7万票以上の差をつけた。

 あれから3年、菅氏を取り巻く環境は一変した。

 首相を退いた鳩山氏は立候補を断念。民主は離党者が相次ぎ、次の首相となった菅氏の陣営も落選への危機感を募らせる。「民主政権への批判が、菅氏への逆風に大きくつながっている」

 菅氏が選んだ戦術は「ビール箱」だった。先月16日の解散直後から朝夕、駅前で「原発ゼロ」と書いた紙を貼ったビール箱の上に立ち、演説を繰り返した。支持者のもとに「アポなし」で訪れ、直接、支援も訴えた。「一票差でも勝てばいいんだ」。自らに言い聞かせるように菅氏は言う。

 一方、攻勢をかけたい自民元職の土屋正忠氏(70)。4日の第一声では「前回の衆院選で民主が国民に約束したことの大部分は、いまだ実現していない。戦後最大の詐欺集団だ」。民主政権の3年間を痛烈に批判した。

 陣営幹部は「今回はいける」。ただ、土屋氏本人は「菅氏の知名度は抜群。甘く見てはいけない」。

 このほか、未来新顔の杉村康之氏(43)、維新新顔の五十嵐勝哉氏(45)、共産新顔の柳孝義氏(51)、無所属前職の横粂勝仁氏(31)が立候補を届け出た。

7465名無しさん:2012/12/04(火) 13:33:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/elc12120413210091-n1.htm
【衆院選公示】
(和歌山2区)民主→維新の前職と元秘書が激突
2012.12.4 13:19
 和歌山2区は、民主党の県連代表まで務めながら解散直後に日本維新の会に移籍した前職、阪口直人氏(49)に民主が憤慨、対抗馬として阪口氏の秘書だった新人、坂口親宏氏(52)を送り込むという遺恨の対決。その間隙を前回は選挙区で阪口氏に敗れた自民前職の石田真敏氏(60)がうかがう構図となっている。

 前回、政権交代の追い風のなか初当選した阪口氏は、解散直後に突如、民主党離党と維新移籍を表明。公認直後から自転車で街宣活動を行い、移籍の理由を説明したが、支援者からは厳しい声も相次いだ。JR海南駅での第一声では「民主党にいたからこそ抜本的な変化なくして日本を変えられないことを痛感した」と理解を求めた。

 一方、秘書としての3カ月半だけしか政治経験がないという坂口氏。党県連も経験の浅さは認めるものの「戦わなければ有権者への裏切りになる」と擁立を決めた。坂口氏も「義理や人情を大事にする政治をしたい」と元上司を強烈に意識。岩出市での第一声では「政治家として大切なことは人から得た信頼を裏切らないこと」と訴えた。

 その2陣営の動きを冷静に見守っているのは、前回は比例での復活当選となった石田氏。財務副大臣の経験もあるが、「民主党の混乱が自民党への追い風にはならない」とこまめに地元に帰り、支持固めに励んできた。第一声は市長経験のある海南市で行い、「選挙目当ての政党に安定した政治はできない」と民主、維新双方を強烈に皮肉った。

 和歌山2区には、共産新人の吉田雅哉氏(37)も立候補。原発と消費増税への反対を唱え、支持を訴えた。

7466名無しさん:2012/12/04(火) 13:37:29
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20121204ddlk03010045000c.html
2012衆院選:公明が1区の自民新人、高橋氏を支持へ /岩手
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 公明党県本部は3日、1区の自民新人、高橋比奈子氏を支持すると発表した。公明党はすでに2区の自民元職、鈴木俊一氏の推薦も決定しているが、3、4区については自民の候補予定者の推薦・支持を見送った。【宮崎隆】

7467名無しさん:2012/12/04(火) 13:40:04
http://www.asahi.com/politics/update/1204/TKY201212040400.html
未来など比例区届け出遅れ 衆院選立候補1480人超す

 立候補の受け付けは午前8時半に始まり、計1480人以上が届け出た。1996年に現行の小選挙区比例代表並立制が始まって以降、最多となる96年の1503人に迫る。前回2009年は1374人。新たに結党した日本未来の党や日本維新の会が、ともに100人を超える候補者を擁立したことが主な要因だ。

 民主党は小選挙区(定数300)で、264人を擁立。離党者が相次いだため空白区を埋めきれず、前回の271人より減らした。一方、自民党は288選挙区で候補者を擁立。公明党が候補者を立てた9選挙区などに推薦を出し、空白区はほぼなくした。

 総務省で受け付けた比例区の届け出では、一部の政党が開始時間に間に合わなかった。未来は全11ブロック、自民は四国ブロック、維新は東北ブロックで届け出が遅れた。

 自民党によると、提出書類の一部がそろっていなかったため。維新は、重複立候補をする予定だった宮城1区の立候補予定者が辞退したため、事務手続きに時間がかかっているという。

 立候補の届け出は午後5時に締め切られる。

7468名無しさん:2012/12/04(火) 13:42:58
http://mainichi.jp/select/news/20121204k0000e010158000c.htm
衆院選:前回上回る立候補 未来は比例代表届け出遅れ
毎日新聞 2012年12月04日 12時33分(最終更新 12月04日 13時31分)


衆院選が公示され第一声を上げる日本未来の党・嘉田由紀子代表=福島県飯舘村で2012年12月4日午前10時34分、大西岳彦撮影

 衆院選の立候補受け付けは4日午前8時半から全国で始まり、午後1時20分現在、小選挙区300と比例代表180の計480議席に対し、小選挙区に計1286人、比例代表に計196人(小選挙区との重複立候補を除く)の計1482人が届け出た。

 「第三極」政党の結成が相次いだため、全体の立候補者数は前回の1374人を上回った。最終的には現行憲法下で最多だった小選挙区比例代表並立制導入時の96年(1503人)と同水準に達する見通し。

 比例代表には政党要件を満たさない幸福実現党も含め12党が候補を擁立する予定。ただ日本未来の党は午後1時20分現在、比例候補を届け出ていない。【中井正裕】

7469名無しさん:2012/12/04(火) 13:48:17
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20121204ddlk03010041000c.html
2012衆院選:日本維新の会、候補者擁立を断念 比例で得票目指す /岩手
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 日本維新の会は3日までに、県内選挙区での衆院選候補者の擁立を断念した。

 同党の候補者擁立を巡っては、幹事長の松井一郎大阪府知事が、全都道府県の1区に優先して候補を立てると発言。先月28日に、橋下徹代表代行(大阪市長)が盛岡市内で街頭演説を行った際も、同行した小熊慎司参院議員が「(公示日の12月)4日の立候補受け付けまで努力する」と述べていたが、適任者が見つからなかった。

 同党は「1区を中心に街宣車を走らせ、比例での得票を目指す」としている。【宮崎隆】

7470あべちゃん ◆S3/.7DxKSg:2012/12/04(火) 14:06:52
とりあえず、今回の総選挙の見どころは、何と言ってもとはずがたりの大好きな管直入に天誅が下って落選することに期待

7471名無しさん:2012/12/04(火) 14:20:54
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121204-OYO1T00767.htm?from=main3
世襲批判に「郷土愛」…衆院選広島4区

 「この古里で多くの人に育ててもらい、今の自分がある。皆さんとともに古里を元気にしたい」

 4日公示された衆院選広島4区では、今期限りで引退した中川秀直・自民党元幹事長の次男で同党新人の中川俊直さん(42)が、広島県府中町の神社で、約200人を前に第一声を上げた。

 父は姿を見せず、中川さんもその名を口にすることはなかった。警戒するのは、やはり世襲批判だ。これまでも公開討論会などで「世襲は親が指名して選挙に出ること。私は公募で選ばれた」と再三主張しており、この日も、小学生まで過ごした古里との縁を盛んに強調した。

 これに対し、他の陣営は今のところ、目立った世襲批判はしていない。「あえて『世襲だ』と言わなくても、有権者がみんな知っていること。保守層の強い土地柄なので、批判はかえってマイナスにつながる」と言う陣営幹部もいる。

 民主党前議員の空本誠喜さん(48)は「これまでの政治活動を訴えるだけ。正々堂々と戦いたい」とし、共産党新人の中石仁さん(50)は「世襲が全て悪いとは思わない。大切なのは本当に国民のためになるかどうかだ」と話した。

(2012年12月4日 読売新聞)

7472名無しさん:2012/12/04(火) 14:43:32
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20121204ddlk28010350000c.html
2012衆院選:橋下氏、維新と公明の連携アピール 神戸・北区で街頭演説 /兵庫
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 日本維新の会の橋下徹代表代行が3日、神戸市北区の神戸電鉄岡場駅前で街頭演説した。衆院選で選挙協力をする公明党の兵庫2区立候補予定者の応援。橋下氏は「約140年前にできた都道府県は今の時代に合わず、抜本的な改革が必要だ。関西が一つにまとまって景気をよくしようというのが道州制。その第一歩が大阪都構想だ。維新は公明の皆さんと改革を実現していきたい」と、連携をアピールした。【桜井由紀治】

〔神戸版〕

7473名無しさん:2012/12/04(火) 14:44:01
泉原氏を比例四国に 自民、近畿から変更
2012.12.4 13:58
 自民党は4日、衆院選の比例代表単独候補として近畿ブロックで出馬する予定だった泉原保二氏(71)について、
四国ブロックに変更することを決め、必要な手続きを進めた。党関係者が明らかにした。


中国四国九州はよほど取る自信があるみたいだな。

7474名無しさん:2012/12/04(火) 14:47:19
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121204/myg12120414400002-n1.htm
【衆院選公示】
日本維新候補、出馬を辞退 宮城1区「家族が強く反対」
2012.12.4 12:28

出馬を辞退し、記者会見で頭を下げる日本維新の会の榎秀隆氏(左)=4日正午ごろ、仙台市青葉区

 衆院選宮城1区から日本維新の会公認で立候補する予定だった新宿区議の榎(えのき)秀隆氏(47)は4日、出馬を断念することを表明した。

 仙台市青葉区の事務所で記者会見した榎氏は「衆院選出馬について、家族や支援者などの強い反対があった」と理由を述べた。

 榎氏によると、4日前から家族の強硬な反対があったといい、支援者からも出馬をやめるよう説得され、最終的に出馬断念を決断したのは、公示日当日の4日午前4時ごろ。同6時に党本部に連絡した。党本部からは「ぜひ一緒に旗を掲げて戦ってほしい」と翻意を促されたが、「私の意思として出馬しないことを伝えた」という。

 榎氏は3日発表された維新の比例東北での名簿登載順位が4番目だったが、順位が出馬断念の理由ではないとした。

 榎氏は「宮城1区は東北で一番の都市。候補者が欠けることで党へのダメージも大きい。維新の会を支援しようと思っていた有権者の選択肢をなくしてしまい申し訳なく思う」と頭を下げた。

 維新の東北ブロック長の西田薫大阪府議は「突然の話でびっくりしているが、本人の思いを尊重する。宮城1区は東北でも大きい地域なので比例も含めて影響はあると思う」と話した。 1区でのみんなの党への支援については「党本部ではその話はしていない」とした。

7475名無しさん:2012/12/04(火) 14:55:14
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121204t11051.htm
未来、維新は名簿遅れ混乱 衆院選宮城1区の榎氏不出馬

 4日公示の衆院選立候補届け出で、第三極勢力の日本未来の党、日本維新の会の比例代表の名簿提出が遅れるなど混乱した。

 日本維新の関係者によると、同日朝、宮城1区と比例東北ブロックに重複して出馬予定だった榎秀隆氏から、辞退するとブロック担当者に連絡が入った。総務省への比例東北ブロックの名簿提出を差し替える必要が生じ、提出が遅れた。福島5区でも供託金の納付で書類不備が選管から指摘された。

 日本未来は、比例名簿の順位確定が遅れ、全ブロックの比例名簿の提出がずれ込んだ。4小選挙区では、候補者が届け出手続き開始時間までに現れなかった。

 日本維新の地方議員の一人は、榎氏の辞退について「小選挙区での厳しい戦いを覚悟していたところに比例代表の名簿を見て、復活当選も難しいと思ったのだろうか」と推測した。

 同党の別の地方議員は公示日当日の混乱について「比例名簿の順位や人選に関し、党本部から候補者自身に何の説明もなかった。理由も分からないまま順位を知らされれば、混乱が生じるのは当たり前だ」と述べた。

 候補者辞退を受け、日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は大阪市内で記者団に「残念だが戦えないなら仕方ない」とコメントした。比例名簿の扱いに関しては「事前に説明してもまとまる話ではない」と述べ、党本部の対応には問題ないとの認識を示した。

2012年12月04日火曜日

7476名無しさん:2012/12/04(火) 15:00:23
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121204/shg12120414430005-n1.htm
【衆院選公示】
(滋賀4区)自民分裂で「因縁の対決」
2012.12.4 12:51
 元農相で自民元職の岩永峯一氏(71)の三男、裕貴氏(39)が維新から出馬し、「自民分裂」となった滋賀4区。前回選挙では父の支持基盤を受け継ぐ形で自民公認にいったん決まったが、選挙前に父の献金問題が浮上し立候補を断念した経緯もあり、因縁の対決が実現した。

 「しがらみだらけの既成政党と真正面から戦う」

 午前10時半すぎ、滋賀県甲賀市の選挙事務所で裕貴氏は気勢を上げた。

 父の人脈や影響力は依然強く、出陣式には長く支え続けた支援者らが多く集まった。世襲批判を意識してか、「父とは別人格」を強調。第一声でも「私には組織がない」と繰り返し、父との“決別”のアピールに必死だった。

 自民新人の武藤貴也氏(33)は前回に続く2度目の挑戦。「民主党政権への評価か、自民が原点に戻れるか、二者択一の選択だ」と訴え「第三極」を牽制した。

 ただ、県議会で自民系会派と対立していた嘉田由紀子知事の与党会派のスタッフだった経歴から、公認をめぐり異論も。組織は必ずしも一枚岩になっておらず、保守票をめぐる綱引きは激化しそうだ。

 一方、「逆風」の中で迎え撃つのは民主前職の奥村展三氏(68)。平成17年の郵政選挙まで峯一氏と激しく争っており、岩永家とは親子2代にわたる対決となった。

 陣営幹部は「『岩永』という名前よりも、維新の風がどこまで吹くのか読めない。正直厳しい戦いになる」と本音を漏らした。

 滋賀4区にはこのほか、無所属元職、小西理氏(54)、共産新人の西沢耕一氏(34)が立候補している。

7477名無しさん:2012/12/04(火) 15:04:56
http://mainichi.jp/select/news/20121204k0000e010197000c.html
衆院選:民主、離党相次ぎ分裂…試練の選挙戦
毎日新聞 2012年12月04日 14時54分

 09年の前回衆院選で躍進した民主党は消費増税などを巡って離党者が相次ぎ、試練の選挙戦となった。前回は衆院の単独過半数(241)を大きく上回る308議席を獲得したものの、小沢一郎元代表ら78人が離党。残った一部議員が政界を引退したり、議員辞職したりし、「09年組」は当初の308人から100人超も目減りした。

 民主党を離党した78人のうち、2期以上は小沢氏ら28人にとどまる。残り50人は09年衆院選の初当選者で、小沢氏の影響を強く受ける「小沢チルドレン」と称された。離党議員が結成した新党は衆院選までに合従連衡し、所属議員は新党を渡り歩くことになった。

 消費増税法案の党内手続きに反発し、民主党を離党した内山晃氏らは今年1月、「新党きづな」を設立。その後、7月に集団離党した小沢氏が「国民の生活が第一」を結党すると、11月にはきづな所属議員も合流した。

 選挙戦が近づいた11月末、小沢氏は生活を解党し、滋賀県の嘉田由紀子知事をトップに据えて「日本未来の党」を設立。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に反対する山田正彦元農相らも加わった。

 一方、9月には鳩山由紀夫元首相の側近だった松野頼久元官房副長官ら3人が離党し、日本維新の会に参加。衆院解散が決定的になると、小沢鋭仁(さきひと)元環境相ら閣僚経験者にも「駆け込み離党」が広がり、今秋の臨時国会召集後だけで離党者は14人に上った。

 前回09年の衆院選で当選者の半数近くを占めた新人143人のうち、民主党に残って再選を目指すのは80人にとどまる。前職の離党で、公認候補を差し替えた選挙区も多い。

 小沢一郎氏に近いとされながら、党に残った田中美絵子氏は09年に立候補した石川2区から、小沢氏の側近・東祥三氏がいる東京15区で「刺客」として出馬。田中氏ら4人が民主党内の「国替え」で立候補する。【光田宗義】

7478名無しさん:2012/12/04(火) 15:32:21
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121204-OYT1T00830.htm?from=ylist
「乱立」「刺客」で激戦…第3極が競合する区も

 衆院選が4日公示され、「師走選挙」が始まった。12党が候補者を擁立する混戦で、注目の選挙区を探った。(候補者数、選挙区数はいずれも4日午後1時20分現在)

 ◆首相にも◆

 全国を遊説に走り回る野田首相(民主党代表)。その選挙区である千葉4区に“刺客”が送り込まれた。

 日本未来の党の前議員・三宅雪子氏だ。前回は民主党公認で群馬4区から立候補し、比例選で復活当選。今年7月、消費税率引き上げに反対し、元民主党代表の小沢一郎氏とともに党を出た。その後、「国民の生活が第一」を経て未来の党に合流した。

 選挙区移動が決まったのは衆院解散当日の先月16日。「暮らしを脅かす責任者」などと首相批判を展開している。

 迎え撃つ格好の首相は当選5回。選挙基盤は盤石とは言えず、05年衆院選は約900票差で何とか勝利した。1996年衆院選では100票あまりの差で落選している。

 東京への通勤者が多い選挙区だけに、首相は駅頭での演説などで有権者に支持を訴えてきた。しかし、「今回は地元に入れず本人不在の選挙になりそう」(陣営幹部)。仮に現職首相が敗れれば戦前、戦後を通じ初の事態だ。三宅氏が首相批判を強めれば、ほかの候補が“漁夫の利”を得るとの見方もある。

 民主党が、党を離れた有力前議員に刺客を送り込んだ選挙区も目立つ。そのひとつが東京15区だ。前回は民主党公認の東祥三氏が当選。後に党を離れた東氏に対し、前回は石川2区で自民党の森元首相と戦った前議員の田中美絵子氏が挑む。

 民主党では東、田中両氏とも小沢氏に近かったが、田中氏はたもとを分かち、党に残った。

 ◆10区以上で◆

 民主、自民両党に次ぐ第3極を目指す政党の伸長も焦点だ。

 山口1区では、未来の党が飯田哲也代表代行を擁立した。自民党の高村正彦副総裁らとぶつかる。飯田氏は維新の会の橋下徹大阪市長のブレーンだったが、原子力発電に反対する姿勢を強く打ち出した未来の党の結党に参加。中国電力上関原発の建設問題を抱える山口で支持を訴える。

 一方、大阪14区では、前議員の谷畑孝氏が自民党を離れて、日本維新の会に入った。前回民主党で当選した長尾敬氏は、今回は自民党推薦の無所属候補として立候補する。

 未来の党、維新の会、みんなの党の3党が競合する選挙区は全国で10以上ある。

 ◆再選挙?◆

 “多党化”により、今回衆院選の立候補者数は前回を上回る見通しだ。有力な候補がひしめき、当選者が決まるかどうか懸念されている選挙区もある。

 京都4区では、民主、自民、未来の党、維新の会、共産、みんなの党の6党が候補を擁立する。諸派や無所属も含め、8人が立候補を届け出た。うち3人は国会議員経験者だ。

 東京1区でも、多数の候補が立つ。首都の“顔”と位置づけられる選挙区であることが影響しているとみられる。

 こうした選挙区では、1位の候補者が、当選できる法定得票数(有効投票総数の6分の1)を下回り、再選挙となる可能性もささやかれている。法定得票数割れによる再選挙となれば、54年の衆院選奄美群島区の例以来となる。

 ◆民主どぶ板◆

 民主党の有力前議員の選挙区では、政権に対する有権者の評価が注目される。東京7区に立候補した長妻昭元厚生労働相は、野党時代に年金記録漏れ問題を追及して「ミスター年金」と呼ばれた。政権交代の立役者の一人としてスポットライトを浴びたが、今回は「自分の選挙活動に力を入れる」(周辺)。

 東京18区では、菅前首相が、前回破った自民党元議員や民主党を離れた無所属前議員ら5人と激突する。菅氏は選挙区の祭りに顔を出すなど「どぶ板」に徹している。

(2012年12月4日15時07分 読売新聞)

7479名無しさん:2012/12/04(火) 15:51:01
http://mainichi.jp/select/news/20121204dde012010016000c.html
衆院選:公示 生き残りへ激戦、各党大物候補も厳しく
毎日新聞 2012年12月04日 東京夕刊

 4日公示された衆院選は、民主、自民両党を軸にした争いに、日本未来の党、日本維新の会、みんなの党など第三極勢力が加わり、全国各地で激戦が展開されそうだ。中でも注目度の高い8選挙区の情勢を紹介する。

 ◇北海道9区−−鳩山氏引退、自民勢い
 09年に政権交代を果たした民主の鳩山由紀夫元首相に、自民新人で五輪メダリストの堀井学前北海道議(40)が挑む構図になるとみられたが、鳩山氏が公示直前に引退を表明して情勢が一変した。民主は09年に比例代表単独で当選した山岡達丸氏(33)をくら替えさせ、異例の短期決戦に臨む。ただ、結束を誇る鳩山後援会には戸惑いが広がり、予断を許さない。

 北海道9区で5連敗中の自民は、鳩山氏の首相時代の失政を含めて民主批判を強める構え。「大きなライバルは消えた。完璧な勝利を目指す」と意気込み、陣営の引き締めを図る。【斎藤誠】

 ◇岩手3区−−未来、民主に「刺客」
 未来に合流した元民主党代表の小沢一郎氏は、民主前職、黄川田徹副復興相(59)への「刺客」として、新人の佐藤奈保美氏(46)を擁立した。小沢氏系支持者は黄川田氏を離れ、佐藤陣営に結集する。しかも、佐藤氏の父は黄川田氏の後援会幹部だった菅原喜重郎元衆院議員。黄川田氏は「菅原氏とは(小沢氏のもと)車の両輪で戦ってきた」と複雑な心境をのぞかせつつ、震災で家族4人を失った経験から、「復興に汗をかく被災地代表」として議席死守を目指す。自民新人の橋本英教氏(45)は民主分裂の間隙(かんげき)を突こうとしている。【金寿英】

 ◇東京16区−−主要政党、競り合う
 未来前職の初鹿明博氏(43)と維新前職の中津川博郷氏(63)はともに民主離党組。民主は急きょ新人の今野克義氏(40)を擁立して対抗する。自民新人の大西英男氏(66)は島村宜伸元農相の後継。これにみんな新人の上田令子氏(47)らが絡み、第三極を含む主要政党による激戦が展開される見通しだ。

 初鹿氏は民主を「政権交代当時と違う政党になってしまった」と批判。消費増税法に反対して民主を除籍された中津川氏は「保守合同」への意欲を隠さない。政策論争に加え、選挙後の政権の枠組みを占う戦いにもなりそうだ。【大沢瑞季】

 ◇愛知2区−−自民、初の議席狙う
 当選5回の民主前職、古川元久・前国家戦略担当相(47)への対立候補として、中選挙区時代の地盤を持つ河村たかし名古屋市長(旧減税日本代表)の動向が注目されたが、同氏は支援者などの反発を受けて11月26日、衆院選への立候補断念を表明した。代わりに未来新人の真野哲氏(51)を全面支援する。真野氏は昨年10月に長男を交通事故で亡くし、危険運転致死傷罪の見直しを求める市民団体で活動してきた。「民主王国」の切り崩しを狙う自民は新人で前名古屋市議の東郷哲也氏(41)を立て、初の愛知2区での議席獲得を目指す。【高木香奈】

 ◇大阪7区−−官房長官に各党挑戦
 民主前職で官房長官の藤村修氏(63)に、自民元職の渡嘉敷(とかしき)奈緒美氏(50)、未来前職の渡辺義彦氏(56)らが挑む。野田佳彦首相は公示前に続いて5日も大阪7区に応援に入る予定。藤村氏自身は、北朝鮮によるミサイル発射予告への対応などで選挙戦中盤以降、地元入りは難しい状況だ。09年に藤村氏に敗れた渡嘉敷氏は民主や第三極を「風任せ」と批判し雪辱を期す。前回、民主から比例代表で当選した渡辺氏は新党結成の勢いで再選を目指す。維新は橋下徹代表代行が前面に出て新人の上西小百合氏(29)の知名度不足を補う構えだ。【石戸諭】

7480名無しさん:2012/12/04(火) 15:51:49
>>7479

 ◇徳島1区−−仙谷氏、強い危機感
 官房長官や党代表代行などを歴任した民主前職の仙谷由人氏(66)に、自民新人の福山守氏(59)らが挑む。小選挙区制導入後、5連勝した仙谷氏だが、民主への有権者の風当たりは想像以上に強く、陣営は「悪い印象を払拭(ふっしょく)するのが大変。これまでで一番厳しい」との危機感から仙谷氏本人が地元に張り付く姿勢を見せる。一方、県議6期の福山氏は衆院選初挑戦。自民候補は09年、ダブルスコアで仙谷氏に敗れたが、もともと保守の強い土地柄だけに、党県連は議席獲得に向け意気上がる。福山氏も「がっぷり組んでいる」と手応えを語る。【阿部弘賢】

 ◇佐賀1区−−元総務相に逆風強く
 佐賀1区は、民主前職の元総務相、原口一博氏(53)に自民新人の元県議、岩田和親(かずちか)氏(39)が挑む。知名度で勝る原口氏は連合佐賀の推薦を受け、事務所回りやミニ集会を繰り返す。ただ、党への逆風に加え、自身が消費増税法案の採決時に退席したことに対する批判もあって、イメージ回復に懸命だ。

 岩田氏は公明や農協の推薦で票固めを図るとともに、若さを前面に出した戦術で無党派層への支持拡大を目指す。自民は議席獲得の好機とみて、てこ入れのために甘利明政調会長や小泉進次郎青年局長らを次々に投入する方針だ。【竹花周】

 ◇熊本1区−−維新VS自民の構図
 民主から維新に移った前職、松野頼久氏(52)と、返り咲きを目指す自民元職、木原稔氏(43)が競り合う展開が予想される。

 松野氏は参院議長を務めた祖父鶴平氏の代からの地盤を引き継ぎ、民主、自民支持層にも浸透する。だが今回は民主と連合の「実動部隊」がなくなり、陣営は「真価が問われる」と危機感を強める。一方、熊本1区を重視する自民は衆院解散早々、安倍晋三総裁が応援に入った。木原氏は日の丸をイメージしたポスターで保守層に訴えかけるとともに、松野氏の政治的スタンスも批判する構えだ。【澤本麻里子、取違剛】

7481名無しさん:2012/12/04(火) 15:56:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/stt12120415480005-n1.htm
【衆院選2012 大阪】
統一選の因縁…民主閣僚VS第三極連合
2012.12.4 15:47
 民主、自民両党が毎回激しく競り合う大阪12区。前回衆院選を制した民主前職、樽床伸二氏(53)は現職総務相としての戦いだが、政権への逆風もあり、危機感を強めての出陣となった。巻き返しを図る自民元職、北川知克氏(61)のほか、日本維新の会の推薦を得て選挙戦直前に“国替え”したみんなの党新人、石井竜馬氏(43)も参戦。混沌(こんとん)とした情勢となっている。

 「与党だ野党だ、第三極だと足を引っ張り、誹謗(ひぼう)中傷し合う戦いにするつもりはない」。樽床氏は4日朝、寝屋川市駅前で第一声を上げた。

 第三極、特に維新とは浅からぬ因縁がある。民主は昨年4月の統一地方選で行われた大阪府議選や大阪市議選などで維新に大敗し、樽床氏は府連代表を引責辞任した。宿敵の北川氏に加え、維新の陰をにらみながらの選挙となる。

 北川氏の出陣式は、樽床氏の出陣式開始から1時間後に同じ場所で行われた。

 「民主党政権がきちっと仕事を果たしていれば、今の日本の状況はなかった」。ライバルを正面から見据え、政権交代の必要性を訴える。「何としても今の政治の流れを変え、この3年数カ月で失った多くの国益を取り戻したい」

 一方、石井氏は寝屋川市内で「国替えした先に現職大臣がおり、挑戦者だが、われわれは力を結集した連合軍だ」と訴え、維新との協調関係をアピールした。

 みんなと維新は合併がまとまらなかったが、石井氏は両党の「選挙区調整第1号」として急遽(きゅうきょ)大阪2区から12区に国替え。地盤のない選挙区で準備を始めたのは11月下旬からだった。「何よりも、地域選出の大臣をつぶしにいきたい」。第一声では、樽床氏への戦闘意識を強調した。

 12区ではこのほか、共産党新人の吉井芳子氏(50)も立候補。他候補との違いを訴えている。

7482名無しさん:2012/12/04(火) 16:02:32
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20121204ddlk40010326000c.html
2012衆院選ふくおか:自民・新開氏は比例単独出馬へ 名簿3位に /福岡
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 自民党の元衆院議員秘書で新人、新開裕司氏(44)は3日、衆院選で同党の比例単独候補として立候補する方針を固めた。

 新開氏について県連は11月に福岡1区での公認申請をしたが、麻生太郎元首相が異議を唱えるなどし、安倍晋三総裁の裁定で、麻生氏が推す新人で元県議、井上貴博氏(50)の公認が決まっていた。

 党本部は3日、新開氏の比例九州の名簿順位を3位とした。

〔福岡都市圏版〕

7483名無しさん:2012/12/04(火) 16:05:26
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20121204ddlk40010358000c.html
2012衆院選ふくおか:自民10区、しこり残ったまま 分裂回避へ西川氏比例に /福岡
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 公示前日に分裂が回避された福岡10区の自民。安倍晋三総裁自らの仲裁で、前回10区の公認だった元職・西川京子氏(67)は比例に回り、かつて11区が地盤だった前職・山本幸三氏(64)は小選挙区単独になった。ただ今後の選挙協力については両陣営とも歯切れが悪く、しこりが残った形だ。【降旗英峰、宍戸護】

 西川氏は3日午後5時から、小倉北区馬借の事務所で記者会見。緊張した表情で比例転出の経緯を説明した。

 西川氏によると2日午後8時ごろ、安倍総裁から電話で「仕事を最優先にしろ。比例に回りなさい。(順位)1番を必ず確保する」と促された。その10分後、麻生太郎元首相からも「安倍総裁から電話がいったでしょ。バッジをつけて国のために仕事をすることを最優先しろ」と電話で諭されたという。西川氏は要請を受け入れた背景を「自民党に戻れないことが一番怖かった」と述べた。

 2時間後、今度は山本氏が同区大手町の事務所で記者会見。この日午後、河村建夫・党選対局長から「西川さんは比例に回る」と電話で連絡があり「重複立候補を諦めてほしい」と要請されたことを明かした。

 分裂は回避されたが双方、すんなり協力とはいかない様子。西川氏は多くを語らず、中には「協力できない」と断じる陣営関係者も。山本氏も連携は「これからの話」と述べた。「一緒に選挙カーに乗るのか」との問いには「今のところ考えておりません」と話した。

〔北九州版〕

7484名無しさん:2012/12/04(火) 16:10:12
 4日午前現在、維新と未来の立候補予定者で届け出が遅れるケースが相次いでおり、対決構図が変わる選挙区が出る可能性もある。

http://mainichi.jp/select/news/20121204dde007010063000c.html
2012衆院選:小選挙区、三つどもえ過熱 民VS自VS第三極、203区 第三極競合は86区
毎日新聞 2012年12月04日 東京夕刊

 民主党政権の約3年を問う今回の衆院選では、2大政党に不満を抱く層の取り込みを狙う第三極の政党が林立した。事前に公表された立候補予定者を分析すると、300小選挙区のうち民主、自民と第三極(1党または複数)の候補が争う小選挙区は、全体の約3分の2に当たる203に上り、政権を奪い合う民主、自民に第三極が割って入る「三つどもえ」の構図が鮮明だ。また86選挙区では複数の第三極政党が競合。浮動票の激しい奪い合いが選挙後の枠組みを不透明にしている。【松尾良】

 民主、自民両党が対決するのは255選挙区で、09年衆院選の263から減少。うち52選挙区は第三極の候補がおらず、民主、自民の直接対決となる。民主党は小沢一郎元代表のグループなどが離党して選挙区が空席になったことも響き、候補を立てない空白区が36ある。自民党の空白区は12。

 一方、第三極の各党は公示直前まで、駆け込みで公認作業を続けた。日本維新の会は東京都と大阪府の前知事2人がタッグを組み、無党派層の多い首都圏などの東日本、関西圏を中心とする西日本に幅広く候補を擁立。日本未来の党も小沢グループの前職が多いため地域的な偏りは比較的少なく、河村たかし名古屋市長の地元・愛知にも候補予定者が多い。前回の衆院選から準備してきたみんなの党は、関東の都市部を中心に候補を立てた。

 民主、自民、第三極の「三つどもえ」の203選挙区をみると、維新、未来、みんなのいずれか1党が民自両党に挑む選挙区は122あり、最多は「民・自・維新」の65。民自両党は16日の投開票日に向け、予想を超える第三極の「風」が吹く展開を警戒している。

 一方、複数の第三極政党が競合する86選挙区では新党に期待する票が割れるため、結果として他の既成政党が「漁夫の利」を得る可能性もある。維新は当初「大同団結」や選挙協力を呼びかけたが、政策の不一致などから調整が難航。このため第三極は三つの勢力に分かれたまま、選挙戦に臨むことになった。

 維新、未来、みんなの第三極の3党がそろい踏みする12選挙区のほか、維新と未来が47選挙区▽11月末まで合流を模索したが「破談」になった維新とみんなが16選挙区▽未来とみんなが11選挙区−−でそれぞれ競合。特に維新は70選挙区で民主、自民両党以外に第三極とも争わざるを得ない状況だ。すみ分けの失敗は第三極の獲得議席数にも影響しそうだ。

 4日午前現在、維新と未来の立候補予定者で届け出が遅れるケースが相次いでおり、対決構図が変わる選挙区が出る可能性もある。

7485名無しさん:2012/12/04(火) 16:21:09
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121204/plt1212041533013-n1.htm
維新と未来、比例名簿提出でドタバタ2012.12.04

 4日公示の衆院選立候補届けで、第3極勢力の日本未来の党、日本維新の会が、比例代表の名簿提出が遅れるなど混乱した。

 維新の関係者によると、同日朝、宮城1区と比例東北ブロックに重複して出馬予定だった榎秀隆氏(47)から、辞退するとブロック担当者に連絡が入った。このため総務省への比例東北ブロックの名簿提出を差し替える必要が生じ、提出が遅れた。榎氏は記者団に「家族から強く反対されたため」と説明した。

 未来は、比例名簿の順位確定が遅れ、全ブロックの比例名簿の提出がずれ込んだ。4小選挙区では、候補者が届け出手続き開始時間までに現れなかった。

 維新の地方議員の一人は「小選挙区での厳しい戦いを覚悟していたところに重複立候補する比例代表の名簿を見て、復活当選も難しいと思ったのだろうか」と推測した。別の地方議員は公示日当日の混乱について「比例名簿の順位や人選に関し、党本部から候補者自身に何の説明もなかった。理由も分からないまま順位を知らされれば、混乱が生じるのは当たり前だ」と述べ、党本部の対応に問題があったとの認識を示した。

7486名無しさん:2012/12/04(火) 16:24:11
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20121204ddlk43010509000c.html
2012衆院選くまもと:自民・林田氏、比例順位は3位 /熊本
毎日新聞 2012年12月04日 地方版

 自民県連は3日、比例代表九州ブロックに擁立する前職、林田彪氏(68)の比例名簿順位が小選挙区との重複立候補者より下位の3位になったと発表した。記者会見した前川收・県連幹事長は「厳しい結果だが、十分当選可能だ」と話した。

 前回は比例単独で立候補した野田氏が九州ブロック1位に搭載されたため、県連は今回も同等の処遇を要望していた。

7487名無しさん:2012/12/04(火) 16:27:22
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121204/plt1212041537016-n1.htm
現役閣僚に落選危機 北ミサイル問題が“直撃”か 「刺客」も続々2012.12.04

 日本維新の会(維新)のおひざ元・大阪では、維新旋風に加え、民主党政権への逆風というWパンチで、現役閣僚落選が現実味を帯びている。

 「官房長官の落選」という前代未聞の危機がささやかれているのが、大阪7区の藤村修官房長官(63)だ。4日午前の出発式では、職務で帰阪できない本人に代わり、「風貌が似ている」という人気アニメ・ドラえもんのぬいぐるみが置かれ、藤村氏が携帯電話からスピーカーを通じて異例の第一声を行った。

 「官邸から離れられず、今も官邸の玄関の外であいさつしている。候補者不在の選挙は私も初めてだが、政治を前に進める決意だ」

 選挙ごとに民主党と自民党が激しいツバ競り合いを演じる選挙区で、維新は今回、上西小百合氏(29)という「刺客」を送り込んできた。神戸女学院大を卒業後、損保に勤務。「福娘」「愛染娘」などのキャンペーンガールを務めた美貌から“浪速のエリカ様”とも呼ばれる。

 上西氏は吹田市内で「永田町や霞が関の論理にとらわれず、(維新代表代行の)橋下徹とともに戦う」と訴えかけた。

 藤村氏には、北朝鮮のミサイル発射予告が影を落とす。「これで東京を離れられなくなった。何か事があればテレビでの露出が多くなるが、選挙にどんな影響を及ぼすかは正直分からない」(在阪ジャーナリスト)

 もう1人の落選危機閣僚は、維新の橋下徹代表代行(43、大阪市長)から目の敵にされている、大阪12区の樽床伸二総務相(53)だ。寝屋川市駅前での第一声で、「与党だ野党だ、第3極だと足を引っ張り、誹謗中傷し合う戦いにするつもりはない」と第3極乱立を批判した。

 もともと選挙に強いとはいえない樽床氏だが、大阪W選で維新に敗れた後、維新に対して「売られたケンカは買う」「維新は終わりだ」と吹聴。これに橋下氏らが対抗心を燃やし、維新の「落選させるリスト」上位に置かれているとされる。

 維新は今回、みんなの党から立候補した石井竜馬氏(43)を推薦。この選挙区では協力態勢が整っている。「維新の候補が挙がっていない段階で維新1位だった。樽床氏は相当厳しい」(地元選挙関係者)という。

【大阪7区(吹田市、摂津市)主な立候補予定者】
▲藤村修  63 民主前
▲渡嘉敷奈緒美50自民元
 渡辺義彦 56 未来前
 石川多枝 45 共産新
△上西小百合29 維新新

【大阪12区(寝屋川市、大東市など)主な立候補予定者】
▲樽床伸二 53 民主前
▲北川知克 61 自民元
 吉井芳子 50 共産新
△石井竜馬 43 みん新
《表の読み方》△=やや優勢、▲=やや劣勢。記号は夕刊フジの分析。

7488名無しさん:2012/12/04(火) 16:49:32
ドタキャンの理由って間違いなくあの比例名簿だよなw
あんな一部の人間を当選させるためだけの名簿見せられたら心が折れるわ

7489名無しさん:2012/12/04(火) 17:28:03
http://www.asahi.com/politics/update/1204/TKY201212040316.html
2012年12月4日16時17分
政党替え・くら替え多発 民主大量離党や新党乱立で

 民主党から離党者が相次いだこともあり、今回の衆院選では前回とは違う党から立候補する「政党替え」をした前職がひときわ目立つ。前回は比例単独で当選した前職が選挙区へ、またはその逆の「転出」、参院議員を辞めて立候補する「くら替え」も多い。

 民主党は前回当選した308人中、78人が離党。そのうち、議員辞職した1人を加えた75人が今回、民主党以外から立候補する。大半は旧国民の生活が第一の48人で、旧脱原発の7人、みどりの風の3人、公示直前に民主を離党した1人を加えた計59人が、合流した未来から立つ。民主離党者はほかに、維新(7人)、みんな(3人)、新党大地(2人)、国民新党(1人)からも立候補した。

 維新では民主を離党した7人、自民だった2人、旧たちあがれ日本2人の前職11人が立候補。また元職が18人、首長や地方議員経験者が少なくとも51人いる。

 未来の民主離党組の前職58人のうち、37人が当選1回生だ。うち6人は前回は比例単独で当選したが、今回は選挙区候補として「転出」する。

 参院からの「くら替え」では、未来、維新各4人、自民2人、民主1人の計11人が立候補した。未来の4人は民主からの離党組。維新は4人のうち3人がみんなからの離党組で、1人は旧たちあがれ出身だ。

 別の選挙区に移る「国替え」は、民主3人と未来2人。未来の1人は野田佳彦首相の選挙区で挑戦する。

7490名無しさん:2012/12/04(火) 17:31:15
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012120401001707.html
小沢氏、愛媛の役場前で遊説始動 
2012年12月4日 17時27分

 日本未来の党の小沢一郎前衆院議員は4日、山あいの愛媛県久万高原町役場前で衆院選遊説をスタートさせ「霞が関を大改革し、都会でも地方でも安心して生活でき、子どもと女性が活躍できる社会づくりを政策の中心に据える」と訴えた。

 午後1時すぎ、冷たい風が吹く中を待ち構えていた約300人の聴衆一人一人と握手を交わし、プラスチック製のミカン箱の上に立つと大きな拍手と歓声が上がった。

 序盤に郡部を回り、都市部へと支持の波を広げる「川上戦術」。これまでも国政選挙で多用してきた手法で、発足間もない日本未来の躍進に向け決意を示した形だ。(共同)

7491名無しさん:2012/12/04(火) 17:48:12
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121204t31018.htm
岩手4区 新人出馬に民主県議悲鳴 後援会、小沢氏と重複

民主党候補擁立の経緯を説明する渡辺氏(右)。後援会長不在のままで推薦を決めた

 衆院選岩手4区に立候補することになった民主党新人の及川敏章氏(56)を支える同党県議の後援会が揺れている。後援会員の多くは、日本未来の党から出馬予定の前議員小沢一郎氏(70)の後援会員でもある。党本部主導による突然の候補擁立で小沢氏と対決する羽目になり「このままでは後援会が割れてしまう」との悲鳴も上がる。

 「後援会長が出席していないが、どうしたのか」
 公示を翌日に控えた3日、奥州市江刺区であった地元県議渡辺幸貫氏の後援会役員会。及川氏の推薦を諮る直前、出席者から質問が出た。
 後援会長は小沢氏の後援会にも所属している。渡辺県議は「(民主党候補の推薦を決める)きょうだけは出席を勘弁してほしいと連絡が入っている」と、歯切れの悪い説明をした。
 役員の一人は「どちらか一方を支援するのは苦しい」と打ち明ける。
 花巻市を地盤とする県議小田島峰雄氏の後援会も状況は同じ。2日、同市東和町であった後援会の役員会の出席者はいつもの半数ほどだった。最終的に及川氏の推薦を決めたが、参加者の一人から「個人として推薦に同調できない」と選挙活動に協力することを断られる場面もあった。
 後援会幹部は「それぞれの立場でやってもらいたい」と、その場を取り繕うのが精いっぱいだった。

2012年12月04日火曜日

7492名無しさん:2012/12/04(火) 17:56:51
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20121204-1055380.html
「未来」嘉田氏が演説も村民10人

 原発ゼロ、官僚政治打破、経済成長。第三極の党首らは第一声で既成政党との違いを強調した。

 シンボルカラーの黄緑色のジャケット姿で福島県飯舘村に現れた日本未来の党の嘉田由紀子代表。「原発ゼロの社会を目指すのは飯舘から、福島から。ふるさとを離れている16万人が、再び戻れるように英知を結集して頑張ります」と決意を表明した。

 飯舘村はほとんどの住民が村外に避難しており、集まった有権者は一時帰宅でたまたま村に戻っていた村民ら約10人。福島市内に避難している美容院経営花井勝義さん(66)は「福島の人の思いをくんでいる」と評価する一方で「そんな簡単にいくのか」と漏らした。

 日本維新の会の石原慎太郎代表は、大阪・梅田のJR大阪駅前で「役人に任せない政治をやろうとわれわれは立ち上がった」と強調。「無駄ばかりで国が傾いてきた。自民党が続けてきた政治、民主党がぼろぼろにした政治だ」と既成政党を批判した。並んだ橋下徹代表代行は「国の形を変えるのも夢物語ではない。大阪から大きな波を起こしていこう」と高揚した様子で話した。

 「原発ゼロと経済成長を両立できるのはみんなの党しかない。政治を諦めないでほしい。まだ立て直すチャンスはたくさんある」。みんなの党の渡辺喜美代表は自身の選挙区の栃木県那須塩原市で、拳を突き上げながら力強く話した。(共同)

 [2012年12月4日12時57分]

7493名無しさん:2012/12/04(火) 18:00:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121204-00000132-jij-pol
比例名簿「全ブロックに提出」=未来【12衆院選】
時事通信 12月4日(火)17時52分配信

 日本未来の党の森裕子副代表は4日夕、同党の衆院選比例代表への立候補者届け出について、総務省で記者団に「全ブロックに(比例名簿を)出した。間に合ったと思っている」と述べた。

7494とはずがたり:2012/12/04(火) 18:12:24
>>7492
まずは地元に入らざるを得なかったと云う感じですかねぇ。
>みんなの党の渡辺喜美代表は自身の選挙区の栃木県那須塩原市で、拳を突き上げながら力強く話した。(共同)

7495名無しさん:2012/12/04(火) 18:43:23
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121204-OYT1T00780.htm
大地・鈴木代表は選挙運動できず…公民権停止で

 新党大地の鈴木代表は、あっせん収賄罪などで有罪判決が確定し、公民権が停止されている。

 公職選挙法は、公民権停止期間中の投票や立候補、選挙運動を禁じており、鈴木氏についても「公示日以降、街頭演説などあらゆる選挙運動を行うことができない」(総務省)という。

(2012年12月4日15時18分 読売新聞)

7496名無しさん:2012/12/04(火) 18:50:53
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121204/plt1212041826017-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20121204/plt1212041826017-p1.htm
自公、過半数割れ 第3極100議席超が直撃 政治評論家・小林吉弥氏分析2012.12.04
 第46回衆院選が4日、公示された(16日投開票)。迷走を続けた民主党政権への審判とともに、政権奪還を狙う自民党の信頼回復、日本維新の会(維新)や日本未来の党(未来)など、第3極の勢いが注目される。現時点で、選挙結果はどうなりそうか。政治評論家の小林吉弥氏による政党別獲得議席予測によると、先月16日の解散直後は、安倍晋三総裁率いる自民党と、山口那津男代表の公明党で過半数(241議席)に達していたが、第3極の躍進などで、自公両党だけでは過半数を割り込みそうだ。

 選挙情勢分析では定評がある小林氏による議席予測は別表の通り。11月16日の衆院解散後、維新は石原慎太郎代表、橋下徹代表代行のツートップ体制となり、小沢一郎代表率いた「国民の生活が第一(生活)」は、嘉田由紀子代表(滋賀県知事)が立ち上げた未来に丸ごと合流した。

 解散直後の予測から議席が大きく変わった最大要因は、未来の結党。小林氏は未来について「小選挙区16、比例区23の39議席」と分析する。

 「政策の是非は別にして、『10年後の原発ゼロ』や『中学卒業までの子供に31万円支給』などは分かりやすく、嘉田氏には女性に反感を持たれにくい雰囲気がある。これが大きい。小沢氏や亀井静香元建設相を表に出さなくしており、『脱原発』票の最大の受け皿になりそうだ」

 「生活で戦えば小選挙区は5議席とみていたが、未来の結党で、優勢な小沢(岩手4区)、亀井(広島6区)両氏に加え、小沢氏側近の岡本英子氏(神奈川3区)や小宮山泰子氏(埼玉7区)、中川治氏(大阪18区)ら16人が勝ち上がる可能性が出てきた」

 未来は、8割以上の約60人が生活出身者で、小沢氏側近の森裕子、佐藤公治両参院議員を、副代表と会計責任者に起用。政策も「卒原発」以外は、ほぼ生活の焼き直しで「まさに小沢新党」といわれている。最終的に、有権者がどちらに力点を置いて評価するかが見どころだ。

 第3極を当初リードしていた、石原、橋下両氏が率いる維新は、小林氏は「小選挙区26、比例区31の57議席」とみる。未来の余波で、解散直後の予測から3議席減となった。

 「当初の勢いが一段落し、メディアに原発やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など、政策のブレを指摘され始めている。公約発表の記者会見でも、石原氏の“上から目線”が目立った。あれでは、『有権者をバカにしている』と受け取られかねない。女性票の上積みは難しい」

 「新人候補の中に『この候補はすごい』と注目され、全体をリードする人材は見当たらない。公示直前に辞退者が出たのもマイナス。結局、石原、橋下両氏の二人羽織になるが、発言のチグハグさが露呈している。石原氏は少し静かにして、橋下氏が主導する形を見せた方がいいのでは」

 トータルで、第3極は100議席を超えることになるという。

7497名無しさん:2012/12/04(火) 18:51:42
>>7496

 比較第1党が有力視されている安倍総裁率いる自民党は、「小選挙区163、比例区45の208議席」だ。解散時に比べて90議席以上増やすことになる。小林氏はいう。

 「単独過半数(241議席)は無理そうだが、堅調だ。民主党の体たらくもあり、かつてほどではないが、組織も固まりつつある。市場も『自民党政権』『安倍首相』を期待して、株高・円安となっている。懸念されるのが、安倍氏の言動の軽さだ」

 「経団連の米倉弘昌会長に金融政策を批判されて、安倍氏は『もっと勉強してほしい』と反論していたが、人生の先輩に使うべき言葉ではない。目配り・気配りが足りない。『国防軍』という言葉も、選挙協力している公明党の支持団体が違和感を覚えていると聞いている」

 野田首相率いる民主党は「小選挙区72、比例区41の113議席」。政権交代時は300議席を超えていたから、大量離党はあったとはいえ、3分の1近くに激減することになる。

 「3年半で有権者の信頼を失った。これを取り戻すのは並大抵ではない。幹部も変わり映えせず、人材不足で期待感に乏しい。人気者の細野豪志政調会長がテレビで他党を攻撃しているが、むしろ逆効果。大衆の心をつかむ言葉が出ていない。政権与党が、東京都知事選に独自候補を出せないのもダラしない。第3極が分裂しているので救われている格好だ」

 この選挙結果ならば、次期政権の枠組みはどうなりそうか。

 小林氏は「自民党の比較第1党は動かないが、与党の組み合わせは正直混沌としている」といい、こう語る。

 「自民党内も、自民、公明、民主3党の『自公民』派と、自民、公明、維新3党の『自公維』派で分かれているようだ。自公民なら、社会保障と税の一体改革などは進みそうだが、国民が『ノー』を突き付けた民主党が政権に残ることに違和感が出る。自公維なら、安倍氏と石原氏で保守色が強くなり過ぎるうえ、衆参ねじれは解消できない。公明党がついていけるかどうか」

 日本記者クラブ主催で11月30日に行われた党首討論会で、安倍氏は「選挙結果を受けて、参院で安定的な勢力をどうつくるかとなる」と語り、民主党について「野田さんは好きだが、(民主党支持の)日教組や自治労、官公労とは一緒にやれない」と語った。

 小林氏は「来年夏に参院選がある。それまでは、お互いの顔色を見ながらの政局が続くのでは。当事者のキーマンたちも読み切れない。大胆な政策は打ちづらい時期が続く。参院選後、大政局が待っているのではないか」と語っている。

7498名無しさん:2012/12/04(火) 18:59:20
>309 :無党派さん:2012/12/04(火) 18:47:27.21 ID:UHSkXXgP
>長島でもこの状態
> http://pbs.twimg.com/media/A9Pre4KCYAEwmdi.jpg:large?.jpg

>虫眼鏡じゃなきゃ民主党の文字が見えねえっつうの

>この民主隠しをやってると比例が減るんじゃねえの

7499名無しさん:2012/12/04(火) 19:06:04
http://www.asahi.com/politics/update/1204/OSK201212040055.html
2012年12月4日18時24分
《大阪12区》第三極、民自に挑む

 大阪12区(寝屋川市、大東市、四條畷市)では、民主前職と自民元職の5回目の対決に、みんなと共産の両新顔が挑む。

 「新しい安定を作り出す先頭に立たせて」。民主前職の樽床伸二氏(53)は4日朝、京阪寝屋川市駅前で第一声。自民や第三極の攻勢を受けるが、「足の引っ張り合いはしない」。

 1時間後、同じ駅前で自民元職の北川知克氏(61)も演説。「この3年間の政治の責任を問う選挙だ」。2009年は樽床氏に完敗。「政治をリセットする」と掲げ、雪辱を期す。

 みんな新顔の石井竜馬氏(43)は寝屋川市の事務所で「挑戦者の気持ちで駆け抜けたい」。日本維新の会との選挙区調整で大阪2区から12区へ。両党は「協力の象徴」と位置づける。

 共産新顔の吉井芳子氏(50)は寝屋川市内で「一から政治を作り直そう」と訴えた。

7500名無しさん:2012/12/04(火) 19:12:43
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_558419
未来、比例届け出で混乱=森副代表「全ブロックに提出」【12衆院選】
2012年 12月 4日 18:56 JST

 4日公示の衆院選で、日本未来の党の比例代表名簿の中央選挙管理会への届け出が遅れ、混乱が生じた。同党は全11ブロックへの届け出を予定していたが、締め切り時間の午後5時時点で受理されたのは北陸信越ブロックのみ。残りは中央選管での審査が続いている。

 これに関し、同党の森裕子副代表は、中央選管が置かれた総務省内で記者団に対し「間に合ったと思う。全ブロックに(比例名簿を)提出できたと思う」と述べた。

 同党は、国民の生活が第一と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」、みどりの風の一部が合流するなどして結党され、政党設立の届け出があったのは公示直前の11月28日。比例の名簿順位の調整や、事務局態勢の不備などにより混乱を招いたとみられる。 

[時事通信社]

7501名無しさん:2012/12/04(火) 19:19:06
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121204-OYT1T00774.htm
選挙のたび結果揺れ動く「振り子選挙区」に注目

 前回(2009年)と前々回(05年)の衆院選の結果を分析すると、全国300小選挙区のうち、半数以上の157選挙区で民主党と自民党の間で当選者が入れ替わった。

 選挙のたびに「振り子」のように結果が揺れ動くのは、小選挙区制に特有の現象だ。

 地域別に見ると、「振り子選挙区」は無党派層が多いとされる都市部で目立つ。東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県では7割以上の選挙区が該当する。都市化が進んでいる47都道府県の「1区」を見ても、23選挙区が「振り子」だった。

 今回の衆院選は、民主、自民の2大政党と「第3極」の政党がしのぎを削る。「振り子選挙区」でどこまで支持を伸ばせるかが選挙戦のポイントだ。

(2012年12月4日18時12分 読売新聞)

7502名無しさん:2012/12/04(火) 19:21:26
>>7485
>未来は、比例名簿の順位確定が遅れ、全ブロックの比例名簿の提出がずれ込んだ。4小選挙区では、候補者が届け出手続き開始時間までに現れなかった。

この4人の続報がない

7503名無しさん:2012/12/04(火) 19:28:18
>>7495
各党党首の第1声演説のニュースで、松木が映ったのはそのせいか。

7504名無しさん:2012/12/04(火) 19:38:07
明日にでも情勢記事が出てくるかなあ

7505とはずがたり:2012/12/04(火) 19:39:22
>>7498
ちいせえw

それは兎も角佐々木りえたん可愛いっすね(;´Д`)ドコノドナタ!?

7506名無しさん:2012/12/04(火) 19:49:44
http://mainichi.jp/select/news/20121205k0000m010014000c.html
橋下氏:公示後にツイッター 未来の党の原発政策を批判
毎日新聞 2012年12月04日 18時05分(最終更新 12月04日 18時25分)

日本維新の会の橋下徹代表代行=山崎一輝撮影

 衆院選が公示された4日、日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)はツイッターで、日本未来の党の原発政策を繰り返し批判した。公示後にツイッター10+件などで選挙運動をすることを公職選挙法は候補者かどうかにかかわらず禁じているが、橋下氏は公選法についても「バカみたいなルール」と断じた。

 橋下氏は4日午前0時20分ごろからツイートを始め、「10年後の原発ゼロ」などを掲げた未来の政策を「具体的工程表を出したが、その実行力はほぼ0」と批判。「脱原発依存体制の構築」を掲げた維新については、「実績を加えて見れば実行力は90%を超える」と自賛し、「どちらが良いか。一目瞭然」などと書き込んだ。橋下氏のツイッターは、約90万人がフォロー(閲覧)している。

 公選法は選挙期間中、法定ビラやポスター以外の「文書図画」の頒布や掲示を禁止。総務省選挙課によると、ツイッターなどネットを使った発信は文書頒布とみなされ、特定の政党を支持・反対する内容も同法に抵触する恐れがある。

 橋下氏は4日昼、街頭演説の合間に「公職選挙法もダメだね。ネットでの政策の主張を認めない一方、バカみたいなルールで前近代的な作業ばかりやらせる」などとツイートした。【津久井達】

7507名無しさん:2012/12/04(火) 20:14:17
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/TKY201212040441.html
2012年12月4日18時55分
《千葉5区》第三極から3人 「票の食い合い」不安も 「日本を根本から変えたい」。千葉5区に立候補したみんな新顔の渡辺耕士氏(57)が出陣式で訴えた。

 第三極の3人を含め、7人がひしめく。

 「維新には絶対に負けられない。われわれには地域で3年間活動してきた実績がある」。渡辺氏の陣営幹部は、維新への対抗心をむき出しにした。維新新顔の木村長人氏(48)は11月上旬までみんな公認で立候補する予定だったからだ。維新の公募に応じていたことがわかり、みんなは急きょ渡辺氏の擁立を決めた。

 みんなの地方議員は「裏切った」と憤りを隠さない。維新候補がいるところに、みんなが対立候補をぶつけたのは異例だ。

 一方、木村氏は「出たい人が出るのはしょうがない。でも、票の食い合いになって第三極への票が割れれば、自民が有利になる」と不安を漏らす。

 未来は解散から6日後に前職の相原史乃氏(38)を立てた。前回は民主の比例南関東ブロック選出で、活動の基盤は神奈川県。見知らぬ土地での戦いだが、生活から合流して支持を訴える。

 過去3回は、民主と自民の同じ顔ぶれで勝者が入れ替わってきた。

 民主前職の村越祐民氏(38)は「政権交代の前か後かを選択してもらう選挙だ」、自民元職の薗浦健太郎氏(40)は「後援会のみなさまの地道な一票一票。この積み重ねしかない」と支持を訴える。共産新顔の浅野史子氏(42)、無所属新顔の赤塚裕彦氏(54)も立候補した。

7508名無しさん:2012/12/04(火) 20:17:50
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/NGY201212040002.html
2012年12月4日17時12分
《愛知13区》曲折の果て東京から国替え

 「消費増税は論外。行財政改革を進めるため、国会議員の給与を半分に、数も100人減らす」。4日朝、未来前職の小林興起氏(68)は、愛知県知立市内を河村たかし名古屋市長とともに練り歩き、その後の街頭演説で訴えた。

 前回衆院選で小林氏は、民主公認で比例東京から立候補。今回は未来公認となり、河村氏の影響力が見込める愛知13区(刈谷市など)に「国替え」した。

 小林氏は消費増税法案に反対し、8月に民主を離党。旧減税日本(河村代表)に入党し、代表代行に就いた。小林氏は維新入りを目指して、いったん減税に離党届を提出したが、最終的に維新入りが認められず、減税に戻って11月末に未来に合流した。

 13区には小林氏のほか、民主前職の大西健介氏(41)、自民新顔の大見正氏(54)、共産新顔の宮地勲氏(58)が立候補した。

7509名無しさん:2012/12/04(火) 20:29:58
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/SEB201212040006.html
2012年12月4日17時25分
《長崎3区》新党で多忙、代役も

 「新しい第三極として、戦いの火ぶたを切った」。長崎3区に未来から立候補した前職の山田正彦元農水相(70)は、大村市での第一声で叫んだ。

 衆院解散直後に民主党を離れ、河村たかし・名古屋市長らと脱原発や反TPPを掲げる新党を結成し、未来に合流。公示までメディアに登場する機会が増えたが、地元の支持者回りは進まない。集会で代役の県議が壇上に立つ場面が何度もあった。

 長崎3区は農林水産業が盛んな離島を多く抱える。山田氏と争う自民前職の谷川弥一氏(71)も反TPPを掲げ、山田氏が地元にいない間も支持者や地元企業へのあいさつ回りを着実に進めた。谷川氏は「我々は党の執行部を説得して『聖域なき関税撤廃なら反対』と公約にできた。彼とは違う」と強調する。

 共産新顔の石丸完治氏(63)も立候補している。

7510名無しさん:2012/12/04(火) 21:07:56
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121204-OYT1T01153.htm?from=ylist
「未来」の比例名簿審査、夜も続く異例の事態

 総務省で4日行われた衆院比例選立候補届け出の受け付けで、日本未来の党に対する審査が締め切り後の同日夜になっても続く異例の事態となった。

 未来の党は全11ブロックに候補者を擁立する方針で、北陸信越ブロックについては受理された。だが、残る10ブロックについては、候補者名簿など必要な書類を同日午後5時の締め切り直前に提出し、必要な書類の審査がずれ込んだ。

 総務省選挙課によると、東北、中国、四国の3ブロックについては、同党関係者が持参した書類の中に名簿が一時見あたらなくなったという。

(2012年12月4日20時56分 読売新聞)

7511らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/04(火) 21:23:21
>>7505
さすがはB層とはずがたりww

7512チバQ:2012/12/04(火) 21:24:59
>>7510
北海道とか1人だろうに?何が起きてるんだ?

7513名無しさん:2012/12/04(火) 21:30:11
☆日本維新の比例名簿☆
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/kouji/
 【北海道=4人】(1)重複候補3人 (4)米長知得(新)
 【東北=11人】(1)小熊慎司(新)=福島4区 (2)重複候補2人 (4)重複候補8人
 【北関東=18人】(1)上野宏史(新)=群馬1区 (2)石関貴史(前)=同2区 (3)重複候補14人 (17)植竹哲也(新) (18)仲田大介(新)
 【南関東=20人】(1)小沢鋭仁(前)=山梨1区 (2)松田学(新) (3)重複候補16人 (19)田中甲(元) (20)横田光弘(新)
 【東京=22人】(1)石原慎太郎(元) (2)今村洋史(新) (3)山田宏(元)=東京19区 (4)重複候補18人 〔22〕上村昭徳(新)
 【北信越=10人】(1)中田宏(元) (2)重複候補8人 (10)堀居哲郎(新)
 【東海=14人】(1)藤井孝男(元) (2)今井雅人(前)=岐阜4区 (3)重複候補11人 (14)近藤浩(元)
 【近畿=40人】(1)東国原英夫(新) (2)西村真悟(元) (3)重複候補8人 (11)三宅博(新) (12)重複候補28人 〔40〕喜多義典(新)
 【中国=8人】(1)重複候補6人 (7)藤井昇(新) (8)谷本彰良(新)
 【四国=7人】(1)重複候補4人 (2)重複候補2人 (7)大内淳司(新)
 【九州=19人】(1)松野頼久(前)=熊本1区 (2)重複候補17人 (19)黒仁田典之(新)

★日本維新の会 当選確実・濃厚者一覧★
小熊慎司(比例東北1位/みんな逃亡組)
上野宏史(比例北関東1位/みんな逃亡組)
石関貴史(比例北関東2位/民主逃亡組)
小沢鋭仁(比例南関東1位/民主逃亡組)
松田学(比例南関東2位/旧たち日組)
石原慎太郎(比例東京1位)
今村洋史(比例東京2位/旧たち日組)
山田宏(比例東京3位/維新ブレーン)
中田宏(比例北信越1位/維新ブレーン)
藤井孝男(比例東海1位/旧たち日組)
今井雅人(比例東海2位/民主逃亡組)
東国原英夫(比例近畿1位/維新ブレーン)
西村真悟(比例近畿2位/旧たち日組)
松浪健太(比例近畿3位/自民逃亡組)
谷畑孝(比例近畿3位/自民逃亡組)
阪口直人(比例近畿3位/民主逃亡組)
三木圭惠(比例近畿3位/旧たち日組)
他近畿比例3位組(大阪維新関係者)
三宅博(比例近畿11位/旧たち日組)
松野頼久(比例九州1位/民主逃亡組)

維新関係者はもちろん、自・民・み逃亡組は、旧たち日組がやりたい放題
競争、競争言いながら自分たちは高見の見物

7514名無しさん:2012/12/04(火) 21:36:51
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/12/04/kiji/K20121204004706120.html
比例名簿めぐりトラブル 未来、駆け込み提出

 衆院選が公示された4日夕、比例代表をめぐり、日本未来の党は、総務省が受け付けを締め切る直前に大量の名簿届け出をした。会場に強引に入り込む党関係者も出て、受理が可能かどうかを総務省内で長時間協議するトラブルになった。

 同省などによると、締め切り30分前の午後4時半ごろから党関係者が続々と会場に到着。午後5時になり、担当者が「会場を閉鎖します」と宣言し扉を閉めようとした際、男性2人が割り込むように中に入った。

 この行動を同省は問題視。届け出の妥当性を1時間以上にわたって断続的に協議した結果、審査入りを認めた。

 また、同党の一部のブロックの名簿がそろっていないことも判明。森裕子副代表が会場に駆けつけ総務省職員に説明している最中に、既に会場内に持ち込まれていた書類の中から見つかった。森副代表が「責任者を呼んでくれ」と職員に詰め寄る場面もあった。

 東北ブロックの比例代表単独候補として出馬を予定する元岩手県議の川口民一氏(81)は、名簿提出が遅れて混乱したことについて「そういうことならやむを得ない。おそらく党本部の手続きに何らかの問題があったのだろう」と淡々と話していた。
.[ 2012年12月4日 21:09 ]

7515とはずがたり:2012/12/04(火) 21:42:32
>>7513
第一期の民主の似たような現職優遇ありましたよね。
まぁ中小政党には仕方がないかも。
中田宏なんか神奈川の地盤はもう残ってないんですかねぇ?!北陸信越の重複組みが可哀想だ。。

7516名無しさん:2012/12/04(火) 21:44:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120401132
未来、比例届け出で混乱=「迷惑かけた」と陳謝−嘉田代表【12衆院選】

衆院選比例代表名簿届け出の遅れで混乱し、中央選挙管理会の受付会場で時計を気にしながら届け出の審査結果を待つ日本未来の党の森裕子副代表(左端)=4日午後6時47分、東京・霞が関

 4日公示の衆院選で、日本未来の党の比例代表名簿の中央選挙管理会への届け出が大幅に遅れ、混乱が生じた。同党は全11ブロックの候補者名簿と関連書類を提出したが、締め切り時間の午後5時ぎりぎりに持ち込まれたものが多く、午後9時現在で受理されたのは北関東と北陸信越、東海のみ。残りは中央選管での審査が続いている。
 これに関し、嘉田由紀子代表は4日夜、都内で記者団に「社会的にご迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝。名簿順位の調整に関しては「(4日の)朝方までやっていた」と語り、難航したことを示唆した。嘉田氏は届け出が受理されないうちに福島県南相馬市で行った街頭演説で「比例は未来に」と訴えたが、これに関しても「おわびしたい」と述べた。
 同党は、国民の生活が第一と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」、みどりの風の一部が合流するなどして結党されたが、政党設立の届け出があったのは公示直前の11月28日だった。
 未来関係者によると、名簿の調整のもたつきに加え、必要書類の作成に手間取ったため、届け出が大きく遅れたという。4日夜は総務省に置かれた中央選管に森裕子副代表や川島智太郎幹事が駆け付け審査手続きに加わるなど、混乱ぶりを印象付けた。 (2012/12/04-21:22)

7517名無しさん:2012/12/04(火) 21:50:15
朝日に未来の比例名簿が載ってたが
福田衣里子は近畿比例最下位だった。

7518とはずがたり:2012/12/04(火) 21:52:10
もしこれで比例の提出が認められなかったら大失態だなぁ,,
可能性はどの程度有るのでしょうかね?ミスがあっても訂正は認められず失格??

7519名無しさん:2012/12/04(火) 21:54:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121204-00000109-mai-pol
<衆院選>未来の党、比例届け出混乱 駆け込みで提出
毎日新聞 12月4日(火)21時37分配信

 衆院選が公示された4日、日本未来の党などの届け出が混乱し、公示直前に結党した「駆け込み新党」の準備不足を印象づけた。締め切り後に行方不明だった比例名簿が見つかるなど、手続きに不透明感も残した。

 比例代表名簿は全国11ブロックごとに総務省内の中央選挙管理会に届け出なければならないが、未来が11ブロック分の提出を終えたのは午後5時の締め切りギリギリだった。

 未来の関係者によると、同党の担当者は午前9時半ごろ、いったん比例名簿を中央選管に持参したが、急きょ、同党幹部から「比例名簿の順位を入れ替えるからそのまま持ち帰るように」との指示があり、持ち帰った。

 午後4時を過ぎて未来の各ブロックの担当者が五月雨式に名簿を提出。5時に選管側が会場のドアを閉めようとしたところで最後の2人が滑り込んだ。

 ところが、締め切り後になって未来側は「東北、中国、四国ブロックの名簿が見当たらない」と訴え、森ゆうこ代表代行が5時40分ごろ、会場に駆けつけた。6時半ごろ、総務省選挙課の林崎理課長が報道陣に「三つのブロックの名簿が見つかったので、受け付けを済ませて、これから審議に入る」と説明。報道陣が「締め切り後に未来側が持ち込んだのではないか」と追及したが、林崎課長は「それはない」と否定した。締め切り前に担当者らが持ち込んだカバンの中などを確認したら名簿が出てきたという。

 選挙事務は東京・永田町の旧「国民の生活が第一」事務局が取り仕切っている。公示日の比例代表の選挙運動ができない形になり、党関係者からは「普通あり得ない。中央選管から許可が出ないと比例用の選挙カーを動かすこともできず(選挙戦に)実害だ」と不満の声が漏れた。

 嘉田由紀子代表は4日夜、記者団に「たった1週間で徹夜で作業したが、書類に不備があった。党首としての私の責任で、おわびしたい」と語り、届け出の混乱を陳謝した。自身がこの日の街頭演説で再三にわたり「比例は未来に」と投票を呼びかけたことについても「私のミスで、選管におわびしたい」。比例名簿の順位をめぐり生活の代表だった小沢一郎氏との対立があったのではと問われると「勘ぐらないでください。丁寧に対応しただけ」と反論した。

 嘉田氏の公示日第一声も不慣れな対応が目立った。原発事故の影響で立ち入りや居住が制限されている福島県飯舘村の公民館前で行われ、聴衆は約10人。嘉田氏は報道陣約50人に向かって「全国の皆さん」と支持を訴えた。嘉田氏は4日夜のNHK番組で「ギリギリまで調整していて混乱した。ご迷惑をかけたところを反省材料に、党運営は私の責任でやらせてもらいたい」と語った。【影山哲也、中島和哉、杉本修作】

7520らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/04(火) 21:55:27
B層ホイホイ

<維新の会>最低賃金廃止を修正 衆院選公約
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121204-00000092-mai-pol
毎日新聞 12月4日(火)20時32分配信
 日本維新の会が衆院選公約の付属文書・政策実例に掲げた「最低賃金制の廃止」を、
「市場メカニズムを重視した最低賃金制度への改革」に改めていたことが分かった。
野田佳彦首相が「格差拡大の政策」と指摘するなど各党から批判が相次いだことから修正したという。

 維新が先月29日、公約「骨太2013−2016」とともに発表した政策実例で、
最低賃金制度の廃止を明記する一方、最低限の生活を保障するために一定の現金給付を設けることを掲げていた。
浅田均政調会長(大阪府議会議長)は4日、記者団に「誤解を生まないように文言を変えた」と説明した。【平野光芳】

7521名無しさん:2012/12/04(火) 21:55:34
http://www.asahi.com/politics/update/1204/TKY201212040738.html
公示締め切り直前の届け出で混乱 未来、駆け込み提出

 日本未来の党(嘉田由紀子代表)が4日、公示締め切りの午後5時直前になって総務省中央選挙管理会に比例候補者名簿を提出、審査に手間取るなどして比例代表候補者数の確定が遅れる事態となった。

 未来は同日午後になってから北陸信越、同日夕に近畿などのブロックの名簿を提出した。だが、いくつかの名簿は受け付け終了のアナウンス中の提出。中央選管は全ブロック名簿を受け付けたが、書類の審査は同日夜まで続いた。

 滋賀県知事の嘉田代表は11月27日、原発依存から脱却する「卒原発」を掲げて新党結成を表明。小沢一郎代表率いる国民の生活が第一などが合流し、2日に衆院選公約を発表した。

 名簿提出が混乱した理由について、嘉田氏は4日夜、記者団に「たった1週間前に生まれた政党。2、3日前から出たいという人が増え、ギリギリまで調整した。(届け出に)時間がかかってしまい、申し訳なく思っている。小沢さんとの対立はないです」と説明した。

7522旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/04(火) 22:17:06
自民の単独候補者(73歳別)
 小泉進次觔・三ツ矢憲生・石破茂・安倍晋三・山本幸三の5氏?

7523名無しさん:2012/12/04(火) 22:23:28
加藤紘一

小選挙区のみ立候補

7524名無しさん:2012/12/04(火) 22:26:26
>>7518
失格にすると裁判になって
場合によっては選挙やり直しになるから基本的には融通してくれる。
ただ統治能力が無い事を露呈してしまうので恥ずかしい。

7525名無しさん:2012/12/04(火) 22:27:38
>>7522
伊吹、岡下信子

7526チバQ:2012/12/04(火) 22:50:59
いちおー
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/politics/112889
石田前議員が引退へ 未来
2012年12月04日 14:43
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 民主党公認候補として前回衆院選に比例南関東で初当選した石田三示・前衆院議員(60)は3日、千葉日報社の取材に対し、「(4日公示の)衆院選に立候補せず、政界から引退する」と表明した。


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7527名無しさん:2012/12/04(火) 22:52:43
未来の比例名簿受理=中央選管【12衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121204-00000185-jij-pol

>日本未来の党が中央選管に届け出ていた比例名簿は4日深夜、全て受理された。

7528名無しさん:2012/12/04(火) 23:01:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120401344
民主、野田首相含む全員が重複=安倍自民総裁は辞退【12衆院選】
 衆院選の小選挙区候補のうち、比例代表名簿にも登載され、選挙区で敗れても比例で復活当選する可能性がある重複立候補は801人で、前回よりも148人増えた。
 民主党の小選挙区候補は264人で、野田佳彦首相を含む全員が比例代表と重複。前回は98.9%が重複したが、当時代表だった鳩山由紀夫氏は辞退した。今回は同党への逆風が強く、自民党は「現職首相を落選させるわけにはいかなかったのだろう」(閣僚経験者)と冷ややかだ。
 自民党の重複は277人で、割合は96.2%。安倍晋三総裁や石破茂幹事長ら幹部は重複を辞退し、退路を断って政権奪還への決意を示した。
 公明党は、小選挙区候補9人全員が重複せず、「背水の陣」で臨む。一方、日本維新の会は小選挙区候補151人全員が重複立候補。みんなの党は、渡辺喜美代表を除く小選挙区候補64人が重複立候補した。(2012/12/04-22:49)

7529旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/04(火) 23:02:11
?な小選挙区候補(神奈川まで)
 宮城5 首藤 博敏  無  石巻市職員
 埼玉4 小笠原洋輝  無  無職
 埼玉12 川島 良吉  無  農業ってか94歳っ!!
 千葉10 有田 恵子  諸  当たり前党首,旅館経営,歌手
 神奈川11 森本 敏秀  無  会社員
 神奈川11 岩田 吉喜  無  会社員

7530旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/04(火) 23:03:59
>>7523,7525
うん,そこは73歳overの人。二階・保利もそう。それとは別という意味です。

7531チバQ:2012/12/04(火) 23:04:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012120401269
カギ握る第三極=衆院選後の政権枠組み
 4日公示された衆院選は、政権維持を目指す民主党と奪還を期す自民党との戦いを軸に展開する見通しだ。カギを握るのは日本未来の党や日本維新の会などの「第三極」の消長。どの党が第1党になっても参院との「ねじれ」が続くこともあり、衆院選後の政権の枠組みをめぐる駆け引きは複雑なものになりそうだ。
 ◇自公連立、ねじれ続く
 自民党の安倍晋三総裁は4日、福島市で「断固として自民、公明で過半数を獲得し、政権奪還を目指す」と強調した。強気な発言の背景には、比例代表の投票先に関する各報道機関の調査で、自民党がトップを維持していることがある。
 現行制度を導入した1996年以降3回の選挙で、自民党は230議席台で推移していた。この程度まで復調すれば公明党と合わせ過半数(241議席)が確保でき、安定多数(252議席)も視野に入る。特別国会で安倍氏が首相指名を受けるのは確実だ。
 問題は参院だ。自公両党合計の会派勢力は、日本維新の会に合流した3人を除けば実質103議席。過半数の119議席には届かず、新政権は民主党と攻守を替えてねじれに悩まされる。当面する課題である2012年度補正、13年度両予算案は、憲法で衆院の優越が認められ、その執行を裏付ける特例公債法案も民主党と一体処理の確認書を交わしたため、成立が見込めるが、その他の法案処理はままならない。
 公明党はスムーズな国会運営に向け、民主党との連携も念頭に置き、一部には大連立も取り沙汰されているが、安倍氏は「一緒になれない」と消極的だ。一方、11月30日の党首討論会で、自民党を「近い政党」として挙げたのが維新、国民新、新党改革の3党。ただ、自公とこれら3党を併せても参院で過半数に届かない。このため、自民党は来年夏の参院選までは法案ごとの部分連合で対応し、「安倍カラー」が強い対決法案の処理は見合わせるとみられる。

 ◇民主少数与党なら政局不安定

 野田佳彦首相(民主党代表)は4日のNHK番組で、「政権継続には最低限、比較第1党を目指さなければいけない。第1党の党首が首相になるのが憲政の常道だ」と語った。民主党への逆風が収まる気配がなく、首相としては過半数に届かなくとも、第1党の座を維持すれば政局の主導権を確保できるとの思いがある。
 先の党首討論会では、首相は近い政党について「公明党もいいかと思った」と秋波を送った。民主、自民、公明3党が社会保障と税の一体改革に関する合意を順守する姿勢を示していることを踏まえ、3党路線の継続を軸に据え、少数与党として部分連合の道を探るとみられる。
 ただ、首相が言うほどイニシアチブを取るのは容易ではない。第1党になっても93年の衆院選後の自民党と同様、下野する可能性も残る。

 ◇政権協議混乱、越年も

 各種調査では、「支持政党なし」の無党派層は依然高水準で推移している。既成政党に飽き足りない無党派層の受け皿となり、維新などの第三極が躍進することもあり得る。この場合、自公が過半数を確保するのは難しく、第三極が政局のキャスチングボートを握る。
 維新の石原慎太郎代表は自民党との連携に前向きだが、公明党に対しては拒否感をあらわにしてており、自公との連立は一筋縄ではいきそうにない。また、未来に関し、自公は「実質的に小沢一郎氏の党」と見ており、連立は想定していない。
 第三極のさきがけであるみんなの党は「アジェンダ(政策課題)を捨てる気は全くない」(渡辺喜美代表)と強硬姿勢だ。仮に連立協議に入ればハードルを上げることは確実で、調整が混乱し新政権発足時期が年明けにずれ込む事態も予想される。(2012/12/04-21:41)

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7532チバQ:2012/12/04(火) 23:07:28
1501人で確定か?
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/337287
党首の論戦、早くも本格化 衆院選、1501人の争い
2012年12月4日 22:48 カテゴリー:政治

 雨の中、傘を差しながら候補者の演説を聞く有権者=4日午前、福島県郡山市(党名に画像加工をしています) 第46回衆院選は4日午後5時、立候補の届け出が締め切られた。全国300小選挙区に1294人の立候補が確定。全国11ブロックの比例代表(180議席)と合わせて1501人(重複立候補を除く)が立候補を受理され、選挙戦がスタートした。各党党首の論戦は早くも本格化。衆院過半数をめぐる攻防が続く。

 小選挙区候補者は1996年衆院選の1261人を上回り過去最多となった。比例代表を合わせても、最も多かった96年の1503人と同規模になる見通しだ。

7533名無しさん:2012/12/04(火) 23:10:20
【前職不出馬確定】
民主=鳩山由紀夫、渡部恒三、長島一由、羽田孜、中井洽、稲見哲男、中野寛成、滝実、山口和之、渡部一夫、
    野木実、中島政希、玉木朝子、藤井裕久、石毛硏子、沓掛哲男、金森正、山田良司、玉置公良、
自民=福田康夫、森喜朗、西野陽、田野瀬良太郎、大野功統、古賀誠、武部勤、長勢甚遠、近藤三津枝、柳本卓治、
    村田吉隆、中川秀直
未来=石田三示
公明=遠藤乙彦、坂口力、池坊保子、西博義、赤松正雄、東順治
共産=吉井英勝
社民=重野安正
無所属=土肥隆一、与謝野馨

7534神奈川一区民:2012/12/04(火) 23:16:49
>>7515
中田宏氏はもう横浜には戻ってこれないよ。辞め方が最悪だったからね。

7535チバQ:2012/12/04(火) 23:21:56
>>7534
んなこと誰も憶えてないですよ。
むしろ、すでに中田のことをもう誰も憶えてない。

7536名無しさん:2012/12/04(火) 23:23:10
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121204/chb12120422160001-n1.htm
視点/「首相お膝元」でも自民に勢い 第三極は不安定
2012.12.4 22:15
 【視点】直近の過去2回の衆院選の千葉県での結果をみると、「郵政民営化」が争点となった前々回選(平成17年)は自民党が12選挙区で勝利し、「政権交代」の是非が問われた前回選(21年)では、一転して民主党が11選挙区で議席を獲得した。選挙ごとに勢力図が劇的に塗り替わった背景には、県内200万人以上とされる無党派層の存在がある。それぞれが「風」を巻き起こし、無党派層の支持を集中させることに成功した。

 だが、今回の選挙で争点とされる原発やTPP問題などからは、各党の違いが見えにくい。そうした状況で浮かび上がるのは、失速する民主、二大政党に不満を持つ層の受け皿として注目を浴びながら態勢を十分に整えられない「第三極」、その“漁夫の利”を得る自民−という構図だ。

 前回選で圧倒的な勝利を収めた民主だが、消費税増税をめぐる党の分裂で、県内では前職5人が離党。ついに2選挙区で候補者の擁立ができなかった。野田佳彦首相のおひざ元であっても地盤沈下は避けられなかった格好だ。

 一方で、第三極は不安定さがぬぐえない。公示ぎりぎりまで候補者選定に手間取る準備不足が目立った。また、各党間の連携不足のため、政策や理念が近い候補者同士が競い合う選挙区もある。

 こうした中、相対的に地力を発揮しそうなのが自民だ。3年3カ月前の下野直後から候補者の選定作業を進めつつ、地道に票固めを進めてきた。23年4月の県議選(定数95)では、民主党政権への失望感を追い風に過半数の議席を獲得し、自民回帰を印象づけた。

 自民の基礎票は各選挙区で8万票前後とみられる。前回選で民主を支持した層や無党派層は分散することが予想されるため、前回選で10万〜15万票だった当選ラインは下がる。自民は今回、基礎票をしっかり押さえ、無党派層を一定程度取り込むことで、13選挙区のうち半数以上で議席を得る可能性がある。

 自民が優勢とみられるものの、過去の政治の総括を求める声が依然、根強いのも事実だ。千葉県の投票率は戦後一度も全国平均を上回ったことがなく、政治への参加意識の低さがうかがえる。だが、いまは内外に喫緊の課題が山積しており、政治の停滞は許されない情勢だ。批判であれ応援であれ、ともかく1票を投じ参加することが求められている。(岡嶋大城)

7537チバQ:2012/12/04(火) 23:23:38
山本太郎に社民の推薦がついたのか
良く間に合ったな

7538旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/04(火) 23:27:11
?な小選挙区候補(東京)
 東京1 亀山 教明  無  会社員
 東京2 井上 雅弘  無  会社員
 東京7 西野 貞吉  無  タクシー運転手
 東京14 渋江 勝義  無  会社員
 東京14 藤田 直樹  無  会社員
 東京21 谷川 博之  無  会社員

7539神奈川一区民:2012/12/04(火) 23:28:58
>>7535
案外覚えているんですよ。
ことあるごとに蒸し返されるし(笑)。

7540名無しさん:2012/12/04(火) 23:30:01
比例名簿がカオスでいいなぁ
維新の近畿とか露骨すぎて

7541ツマグロモンガラ:2012/12/04(火) 23:30:17
>>7533
ご存じかと思いますが、山口和之氏は来年の参院選比例区より立候補することが決まっています。
さらに、今回の衆院選に立候補している円より子(東京8区)、吉田公一(比例東京)も含まれています。

7542チバQ:2012/12/04(火) 23:36:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/elc12120402220063-n1.htm
【衆院選2012 岩手】
3区 民主VS未来 激突の縮図
2012.12.4 02:12 [岩手県]
 ■後援会も二分 骨肉の争い

 4日に公示となる衆院選。日本未来の党の小沢一郎氏の地元である本県では、民主党分裂にともない、後援会や支持層を二分する“骨肉の前哨戦”が繰り広げられた。未来と民主が激突している岩手3区に、その縮図を見てみると−。(原圭介)

                   ◇

 3区は東日本大震災の津波で打撃を受けた県南沿岸部から内陸の一関地方にまたがる広い選挙区だ。

 旅館経営の未来新人、佐藤奈保美氏(46)は事務所開きの11月24日、「自分は民間出身なので大胆に法改正や規制緩和をして、復興を早める」と、民主政権の復興対応の遅さを批判した。無関係とも思える事業に復興予算が流用された問題には「憤りを覚える」と対決姿勢を鮮明にする。

 対照的に同日夕、同市内で開かれた時局講演会で岡田克也副総理は、民主前職の黄川田徹氏(59)が津波で両親、妻、長男を亡くしたことに触れ、「家族を亡くしても黙々と仕事に取り組んでいる。こんな黄川田さんを落とす訳にはいかない」と訴えた。

 政策論議に持ち込むより、身をもって震災を経験し、復興副大臣を務める人物像を前面に出す作戦も見え隠れする。

 佐藤氏は一関市(旧東山町)に地盤のあった菅原喜重郎元衆院議員(86)の次女。民社党出身、旧東山町長も務めた菅原氏は新進、自由両党で小沢氏と行動をともにし、佐藤氏は父親の秘書を務めていた。菅原氏が平成13年に引退した後は、沿岸部出身で自由党所属だった黄川田氏が内陸まで支持を伸ばしてきた。

 今回の民主分裂で3区内の支持勢力は、中選挙区時代さながらに小沢・菅原VS黄川田に割れ、支持者を奪い合う熾烈(しれつ)な前哨戦に突入した。

 3区の有権者は、津波の影響で沿岸部は約8千人が減少した。佐藤氏は10万人を抱える大票田・一関市を攻略したいが、簡単ではない。

 民主系の一関市議の会派「一新会」11人も2つに割れた。その一人で佐藤氏の後援会幹部は、引退後、菅原氏の秘書が黄川田氏の秘書に転職したことを挙げ、こうこぼす。

 「10年のブランクは大きい。佐藤が回るにも菅原さんの支持者の名簿は黄川田陣営にある。だからゼロからのスタートだ」

 出馬表明からわずか1週間で解散し、新人の佐藤氏には時間が足りない。沿岸部は家を流され、加入電話を持たない有権者も増えた。選挙区内15カ所で後援会の立ち上げを急ぎ、街宣車で党の政策を訴えながら、自身はドブ板でできる限り多くの人に「顔」を見せる。

 かつては建設業界に絶大な影響力を持っていた小沢氏。秘書らが地元業者に支援を呼びかけるが、今回だけは支持が割れている。

 黄川田氏の後援会連合会の佐々木一栄会長は「民主分裂で前回得票(約12万票)より減るのは覚悟しているが、震災後、黄川田がどれだけ地域のために身を粉にしてきたか、有権者はちゃんと見ているはず」と、5選に自信を見せた。

                   ◇

 ▽岩手3区立候補予定者
 黄川田徹59 復興副大臣 民 前 
 橋本英教45 元議員秘書 自 新 
 佐藤奈保美46 旅館経営 未 新 
 菊池幸夫53 党県常任委員 共 新

7543チバQ:2012/12/04(火) 23:37:05
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121204t11019.htm
宮城4区 農政連が民主候補推薦 自民一辺倒から転換
 農協組織の政治団体「宮城県農協政治連盟」(農政連、会長・菅原章夫県農協中央会長)は3日、衆院選の宮城県内6選挙区の対応を協議し、民主、自民両党が対決する4区で民主候補を推薦、3区を自主投票とする方針を決めた。衆院選で民主候補を推薦するのは初めて。自民一辺倒だった従来の姿勢を転換した。
 菅原会長は取材に対し、「個人の実績で判断した。自民ができず、民主が実現した戸別所得補償制度への評価もある。自民オンリーの時代ではなくなった」と語った。
 4区で推薦するのは、民主前議員石山敬貴氏(42)。農協組織が反発する環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対を貫く姿勢を評価した。野田佳彦首相は参加推進を表明したが、同党の衆院選マニフェストは慎重姿勢を打ち出しており、「民主党内でも(推進姿勢は)相当後退した」(菅原会長)と判断した。
 民主前議員橋本清仁氏(41)と自民元議員西村明宏氏(52)が立つ3区に関しては「橋本氏は与党の役割を発揮しており、西村氏も農政に理解がある」などとして結論が出ず、自主投票とした。
 立候補予定の6人のうち4人の推薦依頼があった2区は、検討対象を自民前議員秋葉賢也氏(50)と日本未来の党前議員斎藤恭紀氏(43)に絞り、最終的に2人を「支援」することとした。
 1区は自民元議員土井亨氏(54)、6区は自民前議員小野寺五典氏(52)を推薦。5区は自民新人大久保三代氏(36)を支援する。比例は公明党を推薦する。
 農政連はことし7月、14年ぶりに任意団体から政治団体に復活した。2009年の前回衆院選は全選挙区で自民候補を推薦している。

7544いなばやま:2012/12/04(火) 23:39:22
>>7539
英米方式で今回のバトルフィールドはどこっすかね。

それにしても衆院選で自共しか選択肢のない選挙民はかわいそうですね。

田舎に地盤が少々ある社民でも立てればいいのになぁ

供託金ボッシュートにはならないと思うのに

7545チバQ:2012/12/04(火) 23:40:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/stt12120421170006-n1.htm
政党ねじれ、刺客…混迷の大阪14区 有権者「誰が誰だか」あきれ顔も
2012.12.4 21:15 (1/3ページ)[注目の選挙区・大阪14区]

大阪14区 長尾敬、谷畑孝、鳥居豊橘、野沢倫昭の各候補者の選挙ポスター=4日午後3時15分、大阪府藤井寺市(山田哲司撮影)
 衆院選が公示された4日、各選挙区で候補者たちが終日街を駆け回り、有権者に直接訴えかけた。前回の二大政党対決に第三極勢力が加わり、より複雑な構図が目立つ今回の選挙戦。中でも大阪14区では、前回は自民党だった前職が日本維新の会に移り、民主党だった前職は離党して無所属で自民の推薦を受けた。政党のねじれ状態に加え、民主は“刺客候補”を立て、共産も間隙を狙う図式。激戦の裏側で、有権者からは戸惑いの声も上がる。

■宣戦布告

 14区は大阪府東部の河内地域にある八尾、柏原、羽曳野、藤井寺の4市がエリアで、計50万近くの新旧住民が入り交じる。人口27万人の八尾市を中心に中小企業が集積し、長期不況による閉(へい)塞(そく)感の解消も課題だ。

 「私の敵は(維新代表代行の)橋下徹さんではありません。谷畑孝さんです。谷畑さんに14区を取られたくない」。八尾市の選挙事務所で開かれた出陣式。無所属前職の長尾敬(たかし)氏が感極まって涙ながらに訴えると、集まった支持者は一瞬静まりかえり、やがて大きな拍手と声援を送った。

 10月に自民から維新に移った前職、谷畑氏への名指しの“宣戦布告”。大阪では地方選で抜群の実績を持つ維新への警戒感とともに「人物本位で選んでほしい」という思いを込めた。

 両氏は、過去3回の衆院選でしのぎを削ったライバル。前回は長尾氏が初当選を果たし、谷畑氏は比例で復活当選した。

 民主を離党し、自民入りを目指す−。長尾氏が決意を明かしたのは、衆院解散直前だった。もともと外交・安全保障などで自民の安倍晋三総裁に共鳴し、8月には沖縄県・尖閣諸島を海上から視察。民主内でもタカ派として知られたが、次第に党への違和感が拭(ぬぐ)いきれなくなっていった。

 「民主のままでは自分の信念が貫けないと確信した」。長尾氏は訴えるが、有権者の目は厳しい。事務所近くに住む主婦(74)は「民主党のままでは選挙に落ちるから党を移ったとしか思えない。世間の風次第で党を移る人に国政は任せられない」と話す。

 長尾氏は当然批判も受け止める覚悟だ。「無所属で比例復活はありません。1票でも多く投票していただけるよう頑張ります」

■第一声で謝罪

 有権者への説明が必要なのは、谷畑氏も同じだ。

 「突然の解散で、なぜ維新へ移ったのか十分に説明できなかった。心からおわびしたい」。第一声に異例の謝罪を織り込んだ。

 もとは社会党参院議員だったが、平成8年の衆院選に自民公認で出馬し、連続5回当選。再び維新へと移ったことに「選挙目当てだ」と風当たりも強い。

 年内を目標に全ての支援者に会い、説明を終える予定だったが、陣営幹部は「時間が足らなかった」と振り返る。

 出陣式の場所は、維新幹事長の松井一郎府知事の地元でもある八尾市の駅頭を選んだ。だが、足を止める人は少ない。同じ場所で11月21日、大勢の聴衆を集めた橋下氏の演説を聞いた30代の主婦は「橋下さんなら聞くけど…」と冷めた表情で改札へ向かった。 

 「無罪放免してもらえていない。謝罪から始め、維新で活動する決意を訴えたい」。谷畑氏は悲痛な覚悟を持ちながら選挙カーで街を巡り、訴えの大半を決意表明に充てた。

■「ぶれない」アピール

 「宗派替え」した2人に対し、民主新人の鳥居豊(ほう)橘(きつ)氏、共産新人の野沢倫(みち)昭(あき)氏に共通する旗印は「ぶれない」というフレーズだ。

 民主が長尾氏への“刺客”として擁立した鳥居氏は、4日の出発式で「針の穴に糸を通し、その先の運をたぐり寄せるような難しい選挙だが、日本を再生させたい」と誓った。八尾市内での街頭演説では「(長尾氏の離党で)民主党に入れたくても投票できない状況になった。選択肢を残すべきだ」と出馬の意義を強調した。

 野沢氏も第一声で「八尾市議として24年間、ぶれずに市民の暮らしを守ってきた」と支持者にアピール。陣営関係者は「『票を託した候補が他党に移った』という嘆き声を聞く。共産党はぶれない安心な受け皿だと訴えたい」と話す。

 ただ、両氏の思いとは裏腹に、複雑な選挙構図が、ますます有権者の政治不信を強める恐れもある。

 「もうめちゃくちゃで、誰がどの党なのかよく分からない」。八尾市の50代の男性は、今回の選挙戦に「あまり関心ないわ」とため息を漏らした。

7546いなばやま:2012/12/04(火) 23:44:12
あと皆さんにご質問。

どんな想定でも与党が確実な公明党は

真剣に自民党を応援しますかね?

維新を側面支援すると思ってたら暴走老人の登場でこの線は薄くなったし

自民も安倍路線ですからね

公明は根っからの親中ですし

自民公路線が一番無難なはずですから

石破なら問題なかったのになぁ

7548チバQ:2012/12/04(火) 23:48:27
公示前記事
>>7280自民
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20121202000086
激突(上)逆風に臨む民主 改革訴えつなぎ留め
2012/12/02 09:45

11月17日に香川県高松市内で開かれた民主党の政策進捗報告会。参加者からは厳しい意見が相次いだ
 2009年の前回衆院選。政権交代の旗印の下、子ども手当や高速道路無料化など「バラ色」の公約を掲げ、悲願の政権奪取を果たした民主党。今回は、与党として3年間の政権運営などに関して審判を受ける。

 失言などで頻繁に変わる大臣、マニフェスト(政権公約)に記載していなかった消費増税や環太平洋連携協定(TPP)をめぐる党内分裂。支持率は低下の一途をたどり、党内は揺れ続けた。結果、国民の期待を一身に集めて300を超える議席を得ながら、最後は過半数割れにまで追い込まれた。

  ◆    ◆  

 前回、1、2区を制した小川淳也、玉木雄一郎の両氏は一転、逆風下での戦いに。地元での国政報告会や街頭演説では、期待に応えられなかったおわびと、反省の弁が「恒例」となっている。

 解散直後の街頭演説で、小川氏は「政権交代で期待された、おいしい料理を出せなかったことを反省したい」と謝罪。「直ちに実感できないかもしれないが、社会のあり方をじわじわと変えてきた。共生を目指した政策は決して無駄ではない」と改革政党としての実績を訴え、支持のつなぎ留めに懸命だ。

 9月の党代表選で細野豪志氏の擁立に動いた小川氏。同月15日に高松市内で開かれた党員・サポーター集会では、自らその問題に触れ、「選挙対策ではない。党内融和をはかり、増税より先に行うべき改革を進めるため、若手が前面に立つつもりだった」と釈明。「増税に当たり、国会議員が身を切らずに国民負担を求めるのは筋がたたない」との危機感が背景にあったという。

  ◆    ◆

 「政権交代を目的に結集し、目的を達成した瞬間に共通の目的が作れず、党内がばらばらになった」。玉木氏は、11月25日の国政報告会で与党として一枚岩になれなかった3年間の民主党を総括した。

 玉木氏は「民主党に失望感を持っている一人」とした上で、「一番の問題は年功序列や当選回数至上主義、派閥のバランスなどを考えた人事を行ったこと」と党執行部を批判。改革政党を掲げながら党自体の「体質改善」ができなかったと悔やむ。

 「党を批判するのなら、なぜ無所属で出ないのか」。参加者からは厳しい声も上がったが、玉木氏は「3年前に国民から期待された民主党の姿を示すことができなかった。改革を継続し新生民主党をつくりたい」と理解を求めた。

 連合香川が仲立ちした社民党との「共闘態勢」は今回、消費税増税や原発をめぐる温度差という難題が立ちふさがる。民主党県連は選挙区の「すみ分け」で社民党県連と合意はしたものの、政権交代を旗印にまとまった前回衆院選ほどの協力は難しいとの見方が強い。日本維新の会など第三極の台頭も「マイナス要因」とみている。

 改革継続の必要性を訴え、「風」に頼らない安定した支持基盤を構築できるのか。議席確保へ、真価が問われる戦いになる。

  ×    ×  

 衆院解散から2週間が経過した。第三極を含めて戦いの構図は固まり、公約もほぼ出そろった。公示を目前に前哨戦も一層熱がこもる中、県内の3小選挙区に立候補を予定する各陣営の動きを追う。

7549チバQ:2012/12/04(火) 23:48:37
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20121204000124
激突(下)第三極と他政党 「存在感」発揮に懸命
2012/12/04 09:26
 民主党、自民党の与野党対決に日本維新の会など「第三極」がからむ―。各種世論調査の結果からは、今選挙の構図が固まりつつあることが見て取れる。

 共同通信社が1、2の両日に実施した全国電話世論調査(第3回トレンド調査)によると、比例代表の投票先で維新は前回(11月24、25両日)から横ばいの10・4%。9・3%の民主を抑え、18・4%の自民に次ぐ2位をキープした。

 期待通りとは言い難かった民主党政権、公債発行特例法案をめぐり地方自治体を混乱に巻き込んだ「決められない政治」への幻滅。第三極の人気は、既成政党不信の裏返しでもある。

  ◆    ◆

 「残念ながら香川は小選挙区の候補が決まっていません」。11月24日、高松市内町の高松三越前で行われた日本維新の会の街頭演説会で、幹事長の松井一郎大阪府知事の発言に会場がざわついた。3日前に、横浜市の男性が香川1区の公認候補として発表されていたからだ。男性は23日に出馬辞退を申し入れており、結局、その後に公認は取り消された。

 理念や政策の一致もそこそこに他党と合併し、勢力を広げる同党。だが、香川1区などで公認候補が辞退して差し替えるなど、急ごしらえの感は否めない。

 橋下徹代表代行は高松三越前での演説で、「本当の改革ができるのはしがらみのない日本維新の会だけだ」と力説。寒空の下、大勢の聴衆が聞き入り、人気を裏付けた。

 ただ、聴衆の中にも「共感できる。ぜひ政治に新しい血を」という支持と、「政策の違う党との合併で方向性が見えなくなった」といった疑念も入り交じる。

 差し替えで香川1区に決まったのは、元兵庫県議の今西永児氏。四国新聞の取材に「香川にゆかりはないが、根付いて日本を立て直す」と抱負を語った。

  ◆    ◆

 第三極に注目が集まる一方で、公明、共産、社民などの各党は存在感の発揮へ躍起になっている。

 比例四国の定数が7から6に削減されて以降、過去4回の衆院選で1議席を守ってきた公明だが、今回は並々ならぬ危機感を抱く。

 自民党との友好関係は続いており、県内小選挙区の自民3候補の推薦も決まった。3区自民候補の事務所開きで、都築信行県本部代表は「全力で応援する。比例区の公明党も全力で戦う。ともども大勝利を目指そう」とあいさつした。

 今選挙では、消費税の増税や原発政策なども争点として挙げられる。「反増税、TPP参加反対、原発の即時停止」を打ち出す共産や社民にとって、訴えやすい戦いでもある。

 共産は1区に河村整、2区に佐伯守、3区に藤田均の3氏を立てて臨む。党県委員会は「消費税に頼らない財政健全化、原発の即時ゼロなどを訴え、新しい政治を求める声の受け皿になる。比例四国でも議席を取りたい」と意気込む。

 社民は3区で米田晴彦氏を擁立。1、2区は民主とすみ分けた。主要争点をめぐるスタンスが違う今回は「共闘」の密度が不透明だが、県連は「諸課題の『国民投票』と位置づけ、格差是正や反増税を貫く」と独自色をアピールする。

7550チバQ:2012/12/04(火) 23:50:38
大分
http://www.asahi.com/area/oita/articles/MTW20121201450420001.html
2012年12月01日
2012年衆院選
第三極相次ぎ名乗り/1区の構図

◆民主逆風 無党派層どこへ


 先月28日、県庁で出馬会見した「日本未来の党」の小手川裕市は、「日本維新の会」との違いを聞かれ、語気を強めた。「まったく違いますよ」。そして、維新の原発政策について批判を始めた。「2030年代にゼロ、と言っていたのにトーンダウンした。そんなところとは違う」


 一方の維新・桑原宏史も対決姿勢を見せる。「維新は体制そのものを変える戦いだが、未来は脱原発だけ。一つの政策を論点にする選挙にしてはいけない。国民をバカにしている」


 「第三極」と称される未来と維新。すでにつばぜり合いが始まっている。


 いずれも衆院解散後にばたばたと出馬を表明し、態勢作りを急ぐ。桑原は先月17日に公認を得た後、事務所設置やスタッフ集めに奔走。28日にやっと事務所の電話が開通した。親戚のつてで後援会も作った。小手川も提出書類の作成やスタッフ集めに追われている。


 「ふわっとした民意がターゲット」(桑原陣営)。「第三極」にとって、民主や自民に愛想を尽かした無党派層は魅力的に映る。


 政権交代の風が民主に吹いた前回09年の総選挙では無党派層の投票が明暗を分けた。


朝日新聞の出口調査では、県内の無党派層の49%が比例区で民主に投票した。無党派層が多い1区では、民主の吉良州司が前々回から約5万票も積み上げて大勝。だが民主逆風の今回、各陣営は無党派層の動向をつかみかねている。


     ◇


 「マスコミに取り上げられることのない地道な活動の積み重ねの中で国を運営していることを、ぜひご理解いただきたい」


 衆院が解散した先月16日夜、大分市であった吉良の国政報告会。支持者約千人を前に政権与党としての苦労話を交え、そう訴えた。


 その日の午後、解散が決まった衆院の本会議場に吉良の姿はなかった。報告会を優先し、恒例の「解散バンザイ」には参加せず急いで戻ってきたのだ。


 外務政務官や党政調副会長、外務副大臣を歴任し多忙だ。地元で支持者と触れ合う時間が少なかったのは否めない。さらに無党派層もあてにできない。陣営は「(無党派層は)前回うちが取った。その分、前回得票から流れる票は自民より多いだろう」と警戒する。
 今回は足元の個人後援会や労組などの組織固めに力を注ぐ。「短期決戦では組織が強い。組織と後援会の両輪だ」と陣営幹部。


 吉良は民主県連代表でもあり、推薦を出した連合大分も前回以上に力を入れる構えだ。幹部は「厳しい選挙だが、絶対に落とすわけにはいかない」と話す。


     ◇


 「自民党の調査の結果、穴見さんが優勢だ。はいずり回って血のにじむような努力をしてきた結果だ」


 佐伯市で先月あった「穴見陽一を励ます会」。2区に立つ衛藤征士郎が満面の笑みで明かした。


 だが穴見は慎重だ。「大分市は労組の力が非常に強い。一度力を出すと、大きな力で巻き返す。我々は戦々恐々としている」


 自民は1区で過去5回、1度も勝ったことがない。戦後、新日鉄や昭和電工など大企業の工場が大分市に進出。それに伴い労働組合が力をつけ、自民の前に立ちふさがってきた。


 対する穴見は企業に期待を寄せる。経営者出身の強みを生かす戦略だ。前回は社長を務めたファミレスや関連会社の支援のほか、大分商工連盟など約70団体から推薦を得た。あいさつ回りを続け、今回も既に約30団体の推薦が決まった。


 地域も回る。6〜9月にかけて約40の校区で集会を開き、ほぼ毎日街頭に立った。党が違う村山富市元首相にもあいさつに出向いた。安倍晋三総裁も近く応援に入る。陣営は「前回は吉良さんの背中も見えなかったが、今回は追いつきかけている」と意気込む。


 共産新顔で元県職員の山本茂も5月に立候補を表明。TPPやオスプレイ、増税などへの反対を訴え、支持拡大を図っている。


     ■


 総選挙の公示が3日後に迫った。県内3選挙区の情勢を探る。(敬称略)


■予想される顔ぶれ(囲み数字は当選回数)
衛藤征士郎(71)自前(9)元衆院副議長
吉川元(46)社新 元衆院議員秘書
竹内紀彦(42)維新 元総合商社員
山下魁(35)共新 党県委員

7551名無しさん:2012/12/04(火) 23:51:29
http://mainichi.jp/select/news/20121205k0000m010098000c.html
衆院選:未来の党、比例届け出混乱 駆け込みで提出
毎日新聞 2012年12月04日 21時36分(最終更新 12月04日 23時32分)


衆院選比例ブロックの名簿を探す日本未来の党10+件代表代行の森ゆうこ参院議員(手前右から2人目)ら関係者=総務省で2012年12月4日午後6時半、影山哲也撮影
拡大写真 衆院選が公示された4日、日本未来の党10+件などの届け出が混乱し、直前に結党した「駆け込み新党」の準備不足を印象づけたほか、不透明な手続きが後味の悪さを残した。

 未来の関係者によると、同党の担当者が午前9時半ごろ、いったん比例名簿を中央選管に持参したが、党幹部から急きょ「比例名簿の順位を入れ替えるからそのまま持ち帰るように」との指示があった。午後4時を過ぎて五月雨式に名簿を提出。5時に選管側が会場のドアを閉めようとしたところで滑り込んだ担当者もいた。

 締め切り後、未来側は「東北、中国、四国ブロックの名簿が見当たらない」と訴え、森ゆうこ副代表が5時40分ごろ、会場に駆けつけた。森氏は未来の担当者と「中国の名簿がない。ほかはあったの?」などと険しい表情でやり取りしていたが、6時半ごろ、総務省選挙課が報道陣に「3ブロックの名簿が見つかったので、受け付けを済ませて審議に入る」と説明した。

 未来の担当者らが締め切り前に持ち込んだカバンの中などを確認したら名簿が出てきたという。報道陣は「締め切り後に未来側が持ち込んだのではないか」と追及したが、同課は「それはない」と否定した。報道陣に提供された名簿資料の一部は白紙に手書きで候補者名などが記され、慌てて作成されたことをうかがわせた。

 未来の選挙事務は旧「国民の生活が第一」の事務局が取り仕切っている。公職選挙法に基づく選挙運動には届け出が必要で、党関係者からは「中央選管から許可が出ないと比例用の選挙カーを動かすこともできない」と不満の声が漏れた。

 嘉田由紀子代表はこの日の街頭演説で再三、「比例は未来に」と投票を呼びかけ、記者団から届け出前の選挙運動ではないかと指摘され「私のミスで、選管におわびしたい」と釈明。比例名簿の順位をめぐり生活の代表だった小沢一郎氏と対立したのではと問われると「勘ぐらないでください。丁寧に対応しただけ」と反論した。

 森氏は記者団に「嘉田さんから了承をもらい作業を進めたが、飯田(哲也代表代行)さんの意向ですべてのブロックで名簿順位を変更した」と説明。「書類に私は触ってない。先に入った人たちが捜した」と締め切り後の持ち込みは否定した。

 ほかにもちぐはぐな選挙対応が目立った。嘉田氏の公示日第一声が行われたのは、原発事故の影響で立ち入りや居住が制限されている福島県飯舘村の公民館前。聴衆は約10人しかおらず、嘉田氏は報道陣約50人に向かって「全国の皆さん」と支持を訴えた。

 嘉田氏は4日夜、記者団に「たった1週間で徹夜で作業したが、書類に不備があった。党首としての私の責任で、おわびしたい」と語り、届け出の混乱を陳謝。NHK番組では「党運営は私の責任でやらせてもらいたい」と強調した。【影山哲也、中島和哉、杉本修作】

7552チバQ:2012/12/04(火) 23:52:11
http://www.asahi.com/area/oita/articles/MTW20121203450420001.html
2012年12月03日
2012年衆院選


議席奪還へ燃える自民/2区の構図

◆代替わりの社民危機感


 普段着のお年寄りら約120人が、だだっ広いホールでこぶしを振り上げていた。「ガンバロー」


 先月25日、大分市佐賀関の市民センターであった衛藤征士郎の時局報告会。柔らかい声で衛藤が話しかけていた。「政権を奪還しなければなりません」


 千人規模を集める大集会ではなく、地区ごとの小さな集会を開くのは理由がある。支持者との濃密な時間を大切にしているのだ。


 自民逆風の前回09年総選挙では、社民候補に約5千票差で敗れた。比例で復活当選したが、過去9回の総選挙で初の敗北だった。


 「支援者とのつながりが薄くなっていたことが敗因の一つ」と陣営幹部。党でも有数のベテランになり、公務や党務に追われ、選挙区をくまなく回ることができなくなっていた。


 選挙後、衆院副議長の仕事のない時は月に2回ほど地元に帰り、ミニ集会を定期的に続けた。16日の投開票日までに、2区内の旧36市町村全てで開く予定だ。


 敗北の反省に立って後援会の改革もした。結びつきが強まるようにと産業別に細分化。


地域ごとの後援会も含め、約40から約100に増やした。衛藤は「以前は大雑把すぎた。きめ細やかな関係が築けるようになった」と話す。「今回の争点はTPPや原発などわかりやすい。前回は浸透させられなかったが、今回は説明を尽くしていく」


     ■


 突然の衆院解散は、社民県連合を直撃した。脳梗塞(・こう・そく)で入院していた前職重野安正は出馬を断念。急きょ政策秘書の吉川元を立てた。


 先月22日、吉川は重野選対から代替わりした自身の選対会議で深々と頭を下げた。


「(重野の)無念をはらしたい。この体はいかようにも使ってください」。県連合、自治労、県教組などから集まった約60人から大きな拍手が起きた。


 2区の地盤もそうだが、脱原発やTPP反対といった重野の政策もそっくり引き継ぐ。党幹部は「即戦力になる」と期待する。
 だが、知名度に関してはほぼゼロからのスタートだ。県連合所属の県議や市議らの後援会、地元企業など組織中心に1日に2市町以上回り、まずは顔を覚えてもらうことから始めた。


 県連合と県平和運動センターを司令塔に、組織戦で臨む方針だ。独自推薦を出した連合大分の傘下の自治労県本部や県教組の動員力にも期待をかけている。


 前回は民主の推薦もとりつけて11万票を超えたが、与野党に分かれた今回は推薦はない。「時間がない。前回の何十分の一しか動けない」。県連合の幹部は焦りを隠さない。全国に二つしかない社民の小選挙区議席死守に向け、重野の同情票にも期待をかける。


     ■


 前回擁立を見送った共産は、社民が重野断念を発表した翌日、山下魁の擁立を発表した。計4回も国政に挑戦しており、05年は2区で約1万5千票を集めた。「他党が離合集散の結果なのに比べ、私たちは一貫している」。TPPや増税反対、反核などを訴える。


 維新も先月21日、竹内紀彦の擁立を発表した。


 都内に住んでいた竹内は先月は事務所探しや事務手続きに追われた。「出遅れ感はあるが、若さと誠実さを愚直に粘り強く訴える」。道州制を唱え、地域の活性化などを主張する。


 「既成政党ができなかった新たなやり方が重要だ」と語り、自民や社民に飽き足らない有権者の受け皿を狙う竹内は、警戒の的だ。「票が分散する」と自民の有力県議が言えば、社民県連合の幹部も「票を奪われるのではないか」と心配している。


■予想される顔ぶれ(囲み数字は当選回数)
衛藤征士郎(71)自前(9)元衆院副議長
竹内紀彦(42)維新 元総合商社員
山下魁(35)共新 党県委員
吉川元(46)社新 元衆院議員秘書(敬称略)

7553名無しさん:2012/12/04(火) 23:54:39
結局マスゴミは小沢ネタが好き。
代理店に言われて、ずーと無視してたんだけど、
選挙になれば記事の書きようがないから、
小沢になっちゃうのね。進歩のない奴らダ。とほほだ。

7554チバQ:2012/12/04(火) 23:56:39
>>6455 京都1区
>>7426 京都4区
http://www.asahi.com/area/kyoto/articles/MTW20121128270220001.html
2012年11月28日
【乱流 総選挙@京都】

決戦の構図 2区◇大物に挑む3新顔
              無党派層に浸透図る
 「おめでとうございます」。秋晴れの10月7日、区民運動会でにぎわう山科区の小学校グラウンドに、国家戦略相に就任したばかりの民主党の前原誠司のあいさつが響いた。

 会場をあとにした際、会場の一人一人と握手を交わし、記念撮影に応じた。黒塗りの乗用車に乗り込み、次の小学校に移動。この日は区内の13会場を訪れたという。

 当選6回。国土交通相、外相、党政調会長、国家戦略相と、政権の要職を歴任しながらもこまめに週末の地元回りをこなしてきた。応援で全国を駆け回る公示後にも出張先から電話などを通じた演説会を計画して逆風に備える。

 「おはようございます」。今月26日、自民党の上中康司は、東山区の交差点で黄色い旗を持って小学生の通学を見守った。マイクを握り、「日本製品の海外の販路を確保し、その利益をしっかり日本に持ち帰る。そういうシステムを早急に立ち上げるべきだ」と通勤者らに訴えた。

 日本債券信用銀行や証券会社で融資や企業再生を担当。2年前に公募で2区の候補者になった。知名度を高めようと、ミニ演説を重ねて無党派層への浸透を図っている。候補者本人の活動の裏で、地元に根を張る府議や市議が支持者を回り、中高年層などへの訴えを強めている。

 4回目の挑戦となる共産党の原俊史は、25日に左京区に事務所を開き、100人を超える支持者に「消費税でも原発でも推進の先頭に立ってきた2区の現職に勝とう」と呼びかけた。「即時原発ゼロ」を強調し、脱原発を求める無党派層への支持拡大を狙う。

 社民党の佐藤大は22日に擁立が決まった。大学時代から高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉運動などに取り組んだ。これまで2回の京都市議選では落選。今回は党として府内唯一の国政議席を目指す。=敬称略

◆立候補の予定者◆
前原誠司50民前(6)国家戦略相
上中康司50自新 投資会社長
原俊史45共新 党府委員
佐藤大33社新 党府副幹事長
      (丸数字は当選回数)

7555チバQ:2012/12/04(火) 23:57:22
http://www.asahi.com/area/kyoto/articles/MTW20121129270220001.html
2012年11月29日
【乱流 総選挙@京都】

決戦の構図 3区◇民・自にらみ合い
      維新 慌ただしく参戦
 民主党の泉健太は26日夜、伏見区の神社で対話集会を開いた。幅広い層に支持を訴えようと、党員やサポーター向けではなく、広く参加者を募った。泉は2009年の前回総選挙で、12万票以上を集めて3選。若手ながら党の要職を務める。

 出席した約70人の地域住民からは「マニフェストを十分に実現していない」との声も上がった。「ご意見を胸に刻みたい」とした上で、高齢者や子育て世代への福祉の充実や交通安全への取り組みなどが道半ばであることを説明した。同様の集会を選挙区内のほかの自治体でも開く。

 自民党の宮崎謙介は25日朝、伏見区の小学校であった地域の防犯活動に顔を出し、住民らに声をかけた。立候補を表明したのは昨年3月。その後、街頭演説やイベントでのあいさつ回りを続けてきた。「1年経ったころから、あいさつしてくれる人がでてきた」と手応えを感じている。

 宮崎は生命保険会社などを経て、学生の就職や起業を支援する会社を07年に設立、東京と京都にオフィスを構えた。その経験を踏まえ、競争力がある人材を育てる教育の必要性を訴える。29日には南区のホテルで500人規模の決起集会を開く。

 共産党の石村和子は25日、伏見区で事務所を開き、支持者ら約150人が集まった。小学校教諭として長く障害児学級を担任した。東京の反原発デモに参加した経験を交え、即時原発ゼロを訴える。政党乱立で投票に迷う有権者にも支持を広げたい考えだ。

 日本維新の会の山内成介の公認は22日に発表された。高齢者中心の町づくりを担う不動産販売管理会社の社長を務めた経験がある。事務所スペースも確保し、慌ただしく政治活動をスタート。高齢者が自立できる制度作りなどを訴えていくという。=敬称略


◆立候補の予定者◆
泉健太38民前(3)党国対副委員長
宮崎謙介31自新 学生支援社顧問
石村和子62共新 〈元〉小学校教諭
山内成介47維新 〈元〉会社役員
       (丸数字は当選回数)

7556チバQ:2012/12/04(火) 23:58:11
http://www.asahi.com/area/kyoto/articles/MTW20121203270220002.html
2012年12月02日
【乱流 総選挙@京都】

決戦の構図 5区◇民自 支持固め奔走

       「改革」VS.「政権奪還」

 田んぼが広がる与謝野町のスーパー前で、スピーカーから声が響いた。「現場を見て、みなさまの切実なお声を政治に反映していく。それが私の役目です」

 民主党の小原舞は、支援者へのあいさつ回りをしながら街頭演説に立つ。時間がもったいないと迷っていた舞鶴市の事務所開きは1日に行い、約80人が激励に集まった。

 前回選挙では、小選挙区で落選したものの、8万票以上を得て比例区で復活当選した。週末には地元に戻って催しや会合などに出席し、街角で有権者と会話してきた。そうした「現場主義」の姿勢をアピールし、逆風が党に吹く中でも「改革を後退させてはならない」と訴える。

 10期連続当選を果たしている自民の谷垣禎一にとって、小原に7千票差まで詰め寄られた前回選挙は「辛勝」だった。福知山市であった11月25日の事務所開きでは、約200人の支援者を前に「全力で政権を奪還しなければいけない」と力を込めた。課題として「外交の立て直し」と「国力の充実」を挙げた。

 全国各地の自民党立候補予定者から応援演説の要請があり、選挙期間中も地元へ戻ってこられる日はほとんどない。5区の市町出身の自民党府議らが中心となり、市町議会の議員らも支持者固めに回る。選対事務長の多賀久雄府議は「前回選挙で『浮気』をした有権者を取り戻す」と表情を引き締めた。

 11月26日に立候補を表明した元新聞記者の沼田憲男。前回選挙でも立候補を表明し、国民新党が公認を内定していたが立候補をとりやめた。今回は日本未来の党が公認に向け最終調整しており、「府北部の経済を立ち直らせたい」と訴える。

 旧峰山町(現在は京丹後市)の元町議、共産党の吉田早由美は、今回が5度目の挑戦。衆議院での共産議席の倍増を目標に、「原発の即時ゼロ」「消費増税の中止」「TPP(環太平洋経済連携協定)参加反対」を掲げる。

 同24日の事務所開き(福知山市)では「自民党型の政治を変えるのは共産党しかない」と決意表明し、約80人の支持者から拍手と歓声が起きた。支持団体や企業をこまめに訪問し、街頭演説も数をこなす。=敬称略

◆立候補の予定者◆
小原舞38民前(1)党府副会長
谷垣禎一67自前(10)〈元〉党総裁
沼田憲男65未新 〈元〉日経新聞記者
吉田早由美62共新 党府委員
      (丸数字は当選回数)

7557チバQ:2012/12/04(火) 23:58:55
http://www.asahi.com/area/kyoto/articles/MTW20121203270220003.html
【乱流 総選挙@京都】

決戦の構図 6区◇「民前」に挑む3氏
      3陣営 市長選と連携

 民主党の山井和則は11月28日朝、精華町のJR祝園駅前にいた。マニフェストを十分実現できなかったことをわびた上で、保育所の待機児童の減少など成果を強調。「自殺者数がこの2年減少し、年間3万人を切るところまで来た。人に優しい政治を続けたい」と訴えた。

 6区で3期連続当選。国内だけでなく北欧などの老人ホームで実習経験があり、福祉や介護などの政策に明るい。9月から党の要職、国対委員長を務めるため、なかなか地元に張り付けず、この日も辻立ちを終えると岡山に向かった。

 同じ日の朝、自民党の新顔、安藤裕は八幡市の京阪八幡市駅前に立った。通勤客らに名前を繰り返し伝えてあいさつする。公募で候補予定者に選ばれて1年半、毎朝のように府南部の鉄道の駅前などに立ち、顔と名前を売り込んできた。

 横浜市出身の税理士。「日本を力強く成長する国に戻す」と強調する。自民党政権時代から続く公共事業の削減を「景気も財政も良くならなかった」と批判。大規模災害にも備える「国土強靱(きょうじん)化」を訴え、経済再生には大胆な公共投資が必要と主張する。

 日本維新の会の清水鴻一郎は同日朝、京阪橋本駅前に立った。橋下徹・日本維新の会代表代行の写真が目立つポスターを掲げた。

 自民党公認で3区から立候補した2005年の衆院選では、選挙区で敗れたが比例で復活当選。今回も当初は3区でみんなの党から立つ準備を進めたが、11月下旬に6区で維新からの立候補が決まった。「3区には別に維新がおり、競合を避けた」と説明。「統治機構を変える。国会の議員定数を大幅に削減する」と強調する。

 共産党の上條亮一は同じ頃、木津川市のJR加茂駅前で「若者が希望を持って働ける社会を」と訴えていた。今年3月に大学院を修了したばかり。大学での専門分野は放射線物理学だけに、東日本大震災後の原発事故に衝撃を受け、「原発はただちにゼロ」という訴えに力を込める。

 6区の有権者45万人の3分の1、15万人を占める宇治市では市長選、市議補選とのトリプル選挙になる。清水を除く3立候補予定者は、市長選で各党が推薦する立候補予定者と連携する。=敬称略


◆立候補の予定者◆
山井和則50民前(4)党国対委員長
安藤裕47自新 税理士
清水鴻一郎66維元(1)医療法人理事長
上條亮一26共新 党府委員
(丸数字は当選回数)



             ■あす公示 6選挙区、30人立候補か■



 衆院選が4日、公示される。京都1〜6区には今のところ、小選挙区制が導入された1996年以降で最多となる30人が立候補を予定している。景気や雇用対策、社会保障制度の財源問題、原発への姿勢などが争点となるとみられる。投開票日は16日。同日深夜から未明にかけて大勢が判明する。

7558チバQ:2012/12/05(水) 00:00:43
>>7013-7015
http://www.asahi.com/area/shizuoka/articles/MTW20121203230460001.html
【2012総選挙@静岡】
(4)各選挙区の情勢
■7区 自民に3氏が挑む構図
 斉木武志38民前(1)〈元〉NHK職員
 城内実47自前(2)〈元〉外務省職員
 落合勝二68共新 党県委員
 河合純一37み新 団体役員
(当選者 05年自民・09年無所)

 自民党前職の城内実氏に、民主党前職の斉木武志、みんなの党新顔の河合純一、共産党新顔の落合勝二の3氏が挑む構図になりそうだ。

 城内氏は組織力で優勢。2005年衆院選で片山さつき氏に惜敗して以降、地元を細かく丹念に回り、「城内党」と称する強固な後援組織を作り上げた。前回は無所属だったが、今回は自民党の公認を得て、医師会や経済界などからの組織票上積みも見込める。

 斉木氏は連合静岡など労組票に期待をかける。元NHKアナウンサーとしての知名度も強み。コミュニティーFMで番組を持ち、考え方や人柄を継続的に伝えることで支持のすそ野を広げてきた。失業率低下など民主党政権の実績も訴え、追い上げを図る。

 河合氏はパラリンピック競泳金メダリストとして知られる。「生まれ育ち、勤務が地元」と、地域との親密さを強調。訴えの内容には、全盲の障害、元中学校教員という経験も生かしている。10年参院選で落選したものの、静岡選挙区で約36万票を獲得した実績もある。

 落合氏は元浜松市職員。08年のリーマン・ショック後の生活困窮者の支援や浜岡原発停止訴訟など、活動を通じて得た人脈と知名度を持つ。こうした経験も訴えに織り込み、支持拡大を狙う。(鳴澤大)

 ■8区 混戦模様、5人の争いか
 斉藤進42民前(1)〈元〉小平市議
 塩谷立62自前(6)〈元〉党総務会長
 太田真平26未新 政治家秘書
 源馬謙太郎39維新 〈元〉県議
 平賀高成58共元(1)党地区委員長
(当選者 05年自民・09年民主)

 民主党と自民党の前職2人と、日本維新の会と日本未来の党の新顔2人、共産党の元職が立候補を予定する。混戦となりそうだ。

 斉藤進氏は今回、追い風が期待できないなか、頼りの個人後援会や企業などを駆け足で回る。自民党や維新を「弱肉強食を進める」と批判。衆院厚生労働委員会委員として社会保障の充実に尽力したという実績を街頭で訴えている。

 ベテランの塩谷立氏は前回、初挑戦の斉藤氏に敗れ、比例区で救われた。雪辱を期し、早くも11月23日に事務所を開設。「経済の立て直し」を強く訴え、34地区後援会と企業団体の組織固めに力を入れる。

 源馬謙太郎氏はJR浜松駅北口などで街頭演説を繰り返す。「一気に大改革を進める」と威勢良くアピール。県議選に民主党で2回当選しており、東区の地盤を中心に個人後援会の拡大を図る。

 平賀高成氏は、前回、民主に流れた共産票を取り戻すとともに、「TPP反対」を訴え、農協などから新たな支持層の掘り起こしを目指す。比例区東海ブロックで2議席、全国で議席倍増を狙う。

 太田真平氏は「国民の生活が第一」の合流で、未来から立候補予定。存在感をアピールするため1日50カ所を目標に街頭演説を繰り返す。(高田誠)

※立候補予定者欄の丸数字は当選回数。民=民主党、自=自民党、未=日本未来の党、維=日本維新の会、共=共産党、み=みんなの党。

7559チバQ:2012/12/05(水) 00:02:37
>>7397-7399
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20121203011100001.html
【2012 総選挙】

激戦の構図(5)

■9区 苫小牧市 室蘭市など
■鳩山氏引退で一変
 【深沢博】政権交代を実現した民主・鳩山由紀夫元首相と、五輪メダリストの自民・堀井学氏の対決で注目されていたが、鳩山氏の引退で様相が一変した。


 勢いづくのは、過去5回の小選挙区選挙で鳩山氏に屈してきた自民陣営だ。管内全市町に21の後援会組織を立ち上げ、11月28日夜、苫小牧市に代表者が集合。宮崎英樹連合後援会長が「突然『鳩山』というターゲットを失ったが、最後まで気を引き締めていこう」と、げきを飛ばした。


 堀井氏は連日選挙区内を駆け回り、同月29日は街頭で「地域の声を国に届け、強い日本を取り戻します」と声をはりあげた。


 民主が同月26日に鳩山氏の後継候補者として擁立を決めた比例道ブロック前職の山岡達丸氏は、地元に縁はなく、出遅れと知名度不足は否めない。民主、連合、鳩山後援会の3者による合同選対が引き継がれることが同月29日に決まったが、後援会には鳩山氏の自民時代からの人脈や鳩山氏個人を支援してきた人も多く、どこまで動くかは未知数だ。


 それでも連日、連合の地区組織や企業、団体回りをこなし、「3年余りの国政経験を生かし、農林水産業の振興を進めて地域に雇用を生み出したい」と盛り返しを狙う。


 即時原発ゼロ、消費増税反対などを訴える共産党の花井泰子氏の陣営は「民主党にはうんざりだが自民政権に戻したくないという多くの声を、票に結びつけたい」と意気込む。


 1月に結党したアイヌ民族党の島崎直美氏は、「アイヌ民族の権利回復はもちろん、脱原発、反TPP(環太平洋経済連携協定)、反消費増税も訴えていく」と話す。


■9区立候補予定者
山岡達丸33民前 〈元〉NHK記者
堀井学40自新 〈元〉道議
花井泰子69共新 〈元〉登別市議
島崎直美53諸新 アイヌ党役員

7560チバQ:2012/12/05(水) 00:02:54
 ◇


■10区 岩見沢市 留萌市など
■自民、公明支援に回る


 【高橋賢司】11月25日夜、比例道ブロックから単独立候補する予定の自民・渡辺孝一氏を「国政に送る会」が、岩見沢市内のホテルで開かれた。この日は渡辺氏の誕生日。千人余りの熱気の中、公明から10区に立つ稲津久氏がお祝いのケーキを手に登場し、ロウソクを吹き消した渡辺氏と握手を交わした。


 稲津氏は、公明が道内の小選挙区に立てる初めての候補者だ。昨秋、立候補を表明したが、今年に入って自民の道10区支部が渡辺氏に出馬を要請。候補者調整がついたのは11月11日だ。


 集会では稲津氏が、渡辺氏の10区出馬取りやめに謝意を述べ、「自公で2議席奪取を」と声を上げた。渡辺氏も「小選挙区は稲津さんを応援する」。壁には2人のポスターが張られ、後援会入会申込書には稲津氏の申込書も挟まれていた。


 同じ日、同市内で、国家公安委員長で当選7回の民主・小平忠正氏が事務所開きをした。約200人を前に小平氏は「民主への批判は多いが、(農家の)戸別所得補償政策など地域に視点を置いた政策は間違っていない。政権与党として頑張りたい」と訴えた。


 民主と自民が長く争ってきたが、陣営幹部は「前回の圧勝は参考にならない。接戦を覚悟」と危機感を募らせる。この日の会見で小平氏は、道内で反発が強い環太平洋経済連携協定(TPP)参加を「絶対に認めない」と何度も強調した。


 気になるのは新党大地の動きだ。過去2回の10区の比例得票数は公明と肩を並べる。11月23日に出馬表明した比例道ブロック前職の浅野貴博氏の陣営は「34歳の若さを強調し、稲津氏と書けない自民支持者の票や民主批判票を取り込みたい」。留萌市にいる鈴木宗男代表の有力な後援者による支援も期待する。


 前回、候補を出さなかった共産は木村賢治氏を立てる。各地で党勢拡大を目指す演説会などを開く。


■10区立候補予定者
小平忠正70民前 国家公安委員長
稲津久54公前 党道代表
木村賢治61共新 〈元〉道立高校教頭
浅野貴博34大前 党幹事長代行

7561名無しさん:2012/12/05(水) 00:03:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/elc12120423540098-n1.htm
【衆院選・東京1区ルポ】
対決相手は…民VS自 迫る第三極
2012.12.4 23:54
 午前8:30雨が降りしきる東京・歌舞伎町の新宿区役所。日本維新の会の加藤義隆氏(38)、みんなの党の小斉太郎氏(42)、日本未来の党の野沢哲夫氏(46)の3人が自ら届け出手続きに訪れた。言葉は交わさない。民主、自民両党の批判票取り込みを狙う第三極同士が、まず火花を散らした。

 午前10:00肌寒さからジャンパー姿の民主党の海江田万里氏(63)が、新宿区内の事務所前で第一声。聴衆はまばらだ。「多くの人から『歴史の歯車を元に戻してはいけない』と激励を受ける」と自民を牽制(けんせい)した。

 午前11:00同じく新宿区にある自民党の山田美樹氏(38)の事務所は対照的に支援者ら100人以上が集まり熱気を帯びていた。山田氏は元経済産業省の官僚。経産相を務めた海江田氏を意識してか「政治が景気の足をひっぱった。ウソをつく政治を終わらせる」と気勢を上げた。

 午後0:15小斉氏が自転車で港区の赤坂サカス前へ。「自民と民主はほぼ一体。政策が違う以上、維新ともガチンコ勝負」(小斉氏)。加藤氏はJR四ツ谷駅前で「明治維新に匹敵する大転換の選挙だ」と声を張り上げた。

 午後2:35山田氏が新宿区内のスーパー前で演説を始めた。前自民党幹事長の石原伸晃氏(55)も応援に。道路を挟み、海江田氏事務所ははす向かいだ。「争点は1つ。民主政権でいいか、悪いかだ」(石原氏)。海江田氏事務所にもその声は届くが「選挙らしくていいんじゃない」(陣営関係者)と平静を装った。

 午後5:00届け出終了。首都の「顔」として9人の乱立が確定した。1位の候補者が当選できる法定得票数(有効投票総数の6分の1)を下回り、再選挙になる可能性もある。

 午後6:00選挙カーを走らせ続けた海江田氏が、四ツ谷駅前で「出陣式」。黒山の人だかりができる中、元参院議員らの応援演説では「党でなく人で選んでほしい」「今までにない厳しい選挙」と、“逆風”を案じて悲壮感すら漂う言葉が目立った。

 午後7:30新宿区の主婦、山上洋子さん(62)は「それぞれ名前の連呼は聞こえてきたが、まだ政策を吟味できていない。ゆっくり誰に投票するか考えたい」と話した。

7562チバQ:2012/12/05(水) 00:03:25
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20121203011100002.html
2012年12月02日
【2012 総選挙】

激戦の構図(6)

■11区 帯広市 音更町
■民主空白区 大地と共闘


 【島田賢一郎】2009年の総選挙後まもなく、敗北した自民の中川昭一元財務・金融相が急死。翌年の年明けには、勝利した民主の石川知裕氏が、小沢一郎氏の資金管理団体をめぐる事件で逮捕され、離党した。自民は中川氏の妻郁子(ゆうこ)氏を後継に選び、無所属になった石川氏は新党大地・真民主(現・新党大地)に入った。


 激動を経た11区だが、戦いの構図は前回と大きくは変わっていない。


 十勝の民主は、石川氏が離党した後も、大地に入った後も支援方針を変えなかった。「無所属に戻った方が動きやすい」との声もあったが、大地が国会議員5人以上という政党要件を満たさなくなるため残留を決断した。民主党北海道は大地との選挙協力決裂で推薦は見送ったものの、道内唯一の空白区にし、地元では前回同様、民主と大地が共闘態勢を組む。


 とはいえ、石川氏は一審で有罪判決を受けている。本人は危機感を持ちつつ、「跳ね返すだけの努力をしてきた。選挙でも堂々と潔白を訴える」と話す。


 一方の中川氏は、昭一氏の父一郎氏以来、約半世紀にわたって十勝で「中川王国」を築いてきた中川家の名を背負い、「世襲」との批判にもさらされる。


 中川氏は「公募に応募し、透明性の高い審査で選ばれた」と強調。政策に女性の起業・再就職支援なども盛り込み、「一人ひとりに地道に政策を訴え、必ず勝ち抜く」と話す。


 共産の渡辺紫氏は「政策が一貫し、ぶれない政党」を前面に押し出す。十勝地区でこの1年半に党員を200人以上増やした勢いで票の上積みを目指す。


■11区立候補予定者
中川郁子53自新 〈元〉三菱商事社員
渡辺紫64共新 〈元〉紋別市議
石川知裕39大前 〈元〉衆院議員秘書

7563チバQ:2012/12/05(水) 00:03:43
  ◇


■12区 北見市・網走市 稚内市など
■民主、直前に独自候補


 【松島日世士】「党本部、道連(民主党北海道)から『12区から出馬せよ』とのご下命がありましたので、ありがたくお受けしました」


 民主・山崎摩耶氏の立候補表明の会見は、公示1週間前の11月27日夜だった。


 3回連続で民主公認で当選した松木謙公氏は、菅内閣不信任決議案に賛成して除籍され、新党大地に移った。大地との選挙協力が決裂し、民主は候補擁立を進めたが、「自民を利するだけ」と消極的な声もあった。会見に同席した党道選対委員長の日下太朗道議は「政権与党として候補を立てることが使命」と語った。


 一方の松木氏は、11月25日の事務所開きで、民主の候補擁立について「どうぞ出て下さい」。「今はイデオロギーの時代ではない。党議拘束するとはとんでもない」と、除籍を暗に批判した。一部の農民連盟の推薦も得ているといい、民主票の切り崩しに期待する。


 自民の武部新氏は27日、事務所開きで「オホーツクから日本を変える」と声を上げた。北見市長選で応援した自民推薦候補が圧勝し、弾みもついた。


 山崎氏擁立には「民主の3年間を審判する意味ではいいこと」。父は引退した武部勤元党幹事長だが、世襲批判には「一人ひとりに会って、人柄や政策を見てもらう」と繰り返す。


 共産の菅原誠氏は、環太平洋経済連携協定(TPP)反対を訴えて農協も回っている。選対本部は「以前は素っ気なかったが、今回はチラシを受け取ってくれるなど驚くほど手応えを感じている」と話す。


■12区立候補予定者
山崎摩耶65民前 〈元〉日看協会役員
武部新42自新 〈元〉衆院議員秘書
菅原誠39共新 党道委員
松木謙公53大前 党幹事長


 =終わり

7564アーバン:2012/12/05(水) 00:07:10
http://mainichi.jp/select/news/20121205k0000m010120000c.html
衆院選:過去最多1504人が立候補

毎日新聞 2012年12月04日 23時50分


 4日公示された衆院選の立候補の届け出は同日午後5時に締め切られ、立候補者数は小選挙区1294人、比例代表210人(重複立候補者を除く)の計1504人で確定した。小選挙区比例代表並立制の導入後、初めて行われた96年の1503人が現行憲法下で最多だったが、これを上回った。女性候補は225人で、過去最多だった09年の229人に次ぐ2番目となった。

 比例代表には政党要件を満たさない幸福実現党を含む12党が届け出た。日本未来の党の届け出が遅れ、締め切り直前に総務省の中央選挙管理会に全国11ブロック分の書類を駆け込みで提出したものの、比例名簿の審査に手間取り、受理は深夜にずれ込んだ。

 中央選管では、届け出の締め切り後に未来の森ゆうこ副代表が会場に駆けつけ、選管職員に「責任者に会いたい。話をさせてほしい」と要求。一時、東北、中国、四国ブロックの名簿がそろわない事態となり、森氏が選管側に懸命に受理を求める場面もあった。

 比例名簿については自民党の四国ブロック、日本維新の会の東北ブロックも届け出が午後にずれ込んだ。自民党はいったん比例近畿ブロックで届けた元職を名簿から外し、四国ブロックに届け直す手続きに手間取った。日本維新の会は宮城1区と重複させる予定だった新人が当日になって出馬を断念したことで名簿の修正に追われた。【松尾良、佐藤丈一】

7566アーバン:2012/12/05(水) 00:09:31
未来や維新は誰が比例代表で勝ちあがるかがなかなかの見ものですね
南関東や東海、近畿では復活当選も熱を帯びそうです
未来の南関東や東海や近畿は惜敗率も大激戦だろう

7567チバQ:2012/12/05(水) 00:10:18
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/elc12120423570101-n1.htm
自民、政権奪還のチャンス到来にも引き締め 公明は埋没危機に神経とがらす
2012.12.4 23:56 (1/2ページ)
 3年3カ月ぶりの政権奪還をねらう自民党は「日本を、取り戻す。」をスローガンに、民主党の失政を指摘し、政権担当能力を訴える。世論調査で優勢が伝えられるが、気の緩みや失言が「アリの一穴」にならないよう引き締めに躍起だ。

 「政権を奪還し、復興庁のあり方を根本的に改める。役人に丸投げした結果、大切な復興予算が他のことに流用されている」

 安倍晋三総裁は4日の仙台市での街頭演説で、民主党政権下での震災対応の遅れを批判した。民主党に「標的」を絞るのは「第三極への追い風は次第に収まっていく」(選対幹部)とみているためだ。最終的には一定の地方議員や連合など支持団体を持つ民主党候補との戦いが当落を決めると判断している。

 党幹部も「民主からどれだけきっちりと議席を奪い返すかだ」と指摘する。

 安倍氏や石破茂幹事長、小泉進次郎青年局長ら「党の顔」が全国各地を回り、票の掘り起こしを図ることにしている。なかでも重視しているのが、前回選挙で多くの落選者を出した首都圏など都市部だ。今回も「都市部で他党に票を食われているようだ」(別の党幹部)として、てこ入れすることを検討している。

 自民党で単独過半数を確保し、友党の公明党とともに安定した国会運営を行うことができる「安定多数」(252議席)を得るのが目標だが、公明党とあわせて過半数を獲得することを最優先としている。

 公示前の論戦では政権復帰は確実と見た各党から集中攻撃を受け、「説明に追われ、真意が伝わらない」(安倍氏周辺)という焦りもある。安倍氏の持論であるインフレ目標を定めた大胆な金融緩和策や教育の抜本改革、安全保障政策の強化などを浸透させ、「やはり政権を任せられるのは自民党だという風を起こしたい」(幹部)としている。

 党内に緩みが生じたり、「慢心していると反発されるといけない」(党幹部)と引き締めも図る。

 公明党は自民党とともに政権への返り咲きをめざすが、それよりも優先するのは前回衆院選で全敗した8選挙区の議席の奪還と新たに候補を擁立した1議席の計9議席の獲得だ。支持母体の創価学会も全面支援に乗り出している。ただ、「第三極」の発信力の前に埋没しがちなことも確かで、山口那津男代表らがメディアへの露出を増やすなど発信力アップに努めている。(佐々木美恵)

7568チバQ:2012/12/05(水) 00:11:21
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/elc12120423560100-n1.htm
「第三極」狙うはキャスチングボート 維新、「最低賃金制の撤回」など混乱
2012.12.4 23:56 (1/2ページ)
 日本維新の会や日本未来の党など「第三極」は、衆院選後にキャスチングボートを握るだけの議席を確保することが目標だ。特に、維新は自民党の安倍晋三総裁と近く、公明党の選挙区候補に協力していることから、自公が過半数割れする事態になれば政権に参画する可能性も出てくる。維新の石原慎太郎代表は4日夜のNHK番組で、自民党から政権参画を呼び掛けられた場合、憲法改正を行うことなどを条件に前向きに対応する考えを示し、政界再編の可能性にも言及した。

 維新は、発祥の地・大阪府の選挙区に擁立した全候補の当選と、比例近畿ブロックでの第一党を目指す。石原氏の地盤である東京を中心とする関東などでも「ふわっとした民意」の掘り起こしを図る。

 報道機関の世論調査では民主、自民の二大政党に割って入るほど支持率を伸ばしてきた。次期首相候補でも石原氏や橋下徹代表代行は上位に並ぶ。

 だが、準備不足もあり、大阪を除く選挙区では、民自両党の前に埋没している。みんなの党の合流も不調に終わった。

 また、政策実例で挙げた「最低賃金制の廃止」について公示直前に「市場メカニズムを重視した最低賃金制度の改革」との文言に変更した。浅田均政調会長は「誤解のないよう表現を変えただけだ」と述べたが、他党からは原発政策や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)とともに「ぶれた」と攻撃されそうだ。

 みんなの党は、維新の逆手を取る形で「ぶれない政党」(渡辺喜美代表)を強調する。しかし、重点的に擁立した関東では21選挙区で維新と競合となった。

 未来は「卒原発」「消費税増税法凍結」「TPP反対」を訴える。同時に、民主、自民、維新の3党を「大政翼賛会」と攻撃するなど独自色を出そうとしている。ただ、未来の主力メンバーは「国民の生活が第一」だ。代表だった小沢一郎氏が「またまた一兵卒」を宣言しても、同氏が生活の低迷を脱するために嘉田由紀子滋賀県知事を代表に据え、党名を変えただけの「小沢傀(かい)儡(らい)」のイメージがつきまとう。

 子ども手当をはじめ民主党政権と類似する政策を並べ、他党から「バラマキ」批判を浴びている。

 未来批判を強める維新の橋下氏は4日も「『10年後に原発をゼロにする』というのは僕が『10年後に火星に行く』というのと同じだ」と攻撃した。

 (今堀守通)

7569アーバン:2012/12/05(水) 00:16:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121205-00000000-mai-pol
<衆院選>未来の比例近畿、福田衣里子前議員は14位
毎日新聞 12月5日(水)0時7分配信

 日本未来の党が4日に届け出た衆院選比例代表近畿ブロックの名簿で、民主党を離党して未来に参加した福田衣里子前衆院議員が14位になった。福田氏は09年衆院選で長崎2区で自民党候補を破り初当選していた。

 一方、未来の小沢一郎前衆院議員は比例東北ブロックの名簿に登載されなかった。辞退したとみられる。比例北関東ブロックでは、山岡賢次氏ら4人の前衆院議員が1位に重複立候補する一方、新人8人は6位となった。

残念な限りですね・・・

7570チバQ:2012/12/05(水) 00:22:32
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121204/plt1212041147004-n1.htm
未来・小沢氏、維新・橋下氏の潰し合い 熾烈&真逆の第3極選挙戦2012.12.04

 12・16衆院選は、既成政党と対立する「第3極」が、どれだけ議席を獲得するかも焦点だ。激しく競り合うのは、石原慎太郎代表の「日本維新の会(維新)」と、嘉田由紀子代表(滋賀県知事)の「日本未来の党(未来)」で、浮沈のカギは、維新の橋下徹代表代行(43、大阪市長)と、未来の小沢一郎氏(70)が握っている。一時は大同団結もあり得る−とみられた2人は、敵味方に別れて、無党派層を獲得するために、対照的かつ、熾烈な選挙戦を展開している。

 ■大票田に重点

 「国の形を変えるのも夢物語ではない。大阪府民、大阪市民が動けば国は動く。自民、民主より、はるかにわれわれの方が実行力がある。大阪から大きい波を起こしていこう。この地から日本は動く」

 橋下氏は衆院選公示の4日午前、石原氏とともに臨んだJR大阪駅前での第一声で、こう声を張り上げた。その後、平日にもかかわらず、京都市や神戸市など近畿の大票田を回った。

 先週末には、金沢市や福井県敦賀市で街頭演説し、それぞれ2000人以上を集めた。直前に出演したテレビ番組で、未来の嘉田氏とやり合った余波もあってか、未来の「10年後の原発ゼロ」という政策を、「バナナのたたき売り、バーゲンセールではない!」などとこき下ろした。

 さらに、3日の大阪府守口市内での街頭演説では、「日本未来の党に、日本の未来はない」と言い放ち、未来が、中学卒業までの子どもに年間31万2000円(月2万6000円)の手当を支給すると公約したことについて、「子ども手当は、民主党が失敗した。年間5兆円の財源がどこにあるのか」と批判した。

 ただ、維新には問題もある。先月末発表した公約や政策実例集に「原発は2030年代までにフェードアウト(消えていく)」「最低賃金廃止」などと盛り込んだが、石原氏が「そういう公約は直させます」「最低賃金廃止の公約は知らない」と公言するなど、党内のズレが目立つのだ。

 党の広告塔である橋下氏は「政治家の仕事は方向性を出すこと。後の制度設計は官僚組織がやる」と具体的政策を巧みに争点から外すことで、暴走ぎみの石原氏を弁護している。こうした効果のせいか、世論調査では、維新は比例区投票先として、民主党と2位争いを展開している。

 ■ステルス作戦

 一方の小沢氏は4日午後、愛媛県久万高原町の町役場前で、単独で第一声。同町は人口1万人弱の林業がさかんな町。田中角栄元首相直伝の「川上作戦(=人口が少ない山間部から選挙運動を始めること)」に加え、「小沢氏は今回、徹底的に隠れる」(周辺)考えがあるという。

 「民主党離党後に立ち上げた『国民の生活が第一(生活)』は、支持率などで厳しかった。『卒原発』の旗手である嘉田氏を御輿(みこし)に担ぎ、自分は無役に徹して党の『小沢色』を薄めようとしている」(同)

 俳優の山本太郎氏が立ち上げた「新党今はひとり」も、「脱原発」を盛り上げる“仲間”のようなもの。維新や自民党、民主党などが保守色を強めるなか、リベラル票や女性票の受け皿を狙う。

 だが、計算通りにいくかは不透明だ。

 未来の公約は、子ども手当てを含めて、小沢氏が主導した2009年民主党マニフェストに酷似。党運営も生活出身者が握っており、他党は「小沢さん支配がはっきりしてきた」(菅直人前首相)と批判する。実際、世論調査では、未来に「期待しない」は約70%にのぼっている。

 橋下氏や、長年の宿敵である石原氏への敵対心も隠し切れない。小沢氏は1日、新潟市内でのあいさつで「大変革を訴えていた維新も、自民党中心に大政翼賛会的な政権を作ろうとしている」と攻撃した。

 かつて、橋下氏と小沢氏は「統治機構改革」で意気投合したが、今回の衆院選では、維新と未来が競合する選挙区がいくつもある。ともに代表を譲っての選挙戦だが、どちらに勝機があるのか。

 選挙プランナーの三浦博史氏は「維新は政策でブレて、未来は『事実上の小沢新党』とみられている。どちらにも、(国民の信頼を失った)民主党から離党した前職が多くいるのもネックだ。全国的なブームにはならないのでは」と冷ややかに語った。

7571チバQ:2012/12/05(水) 00:23:41
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121204/plt1212041220009-n1.htm
大人気の自民青年局長、幹部級の過密スケジュール2012.12.04

 自民党応援部隊で、モテモテなのが小泉進次郎青年局長(31)だ。1、2日と地元・神奈川県横須賀市で「女性のつどい」や「ミニ集会」を開いた後、全国行脚に出発した。3日は、北海道函館市と苫小牧市を回り、公示日の4日は山梨県甲府市から東京都八王子市に転戦。5日には宮崎市に飛び、7日は京都市や兵庫県西宮市に入る予定という。

 「これだけの過密スケジュールは、総裁や幹事長などの幹部以外では極めて異例」(自民党職員)。「進次郎人気」を当て込んで、全国の候補から応援要請が殺到しているのである。

 初陣となった前回衆院選では、期間中はすべて自身の選挙区を回った。父、純一郎元首相から強固な地盤を引き継いだとはいえ、メディアの「世襲批判」を浴びて、緊張の連続だった。

 あれから3年半、進次郎氏はすっかり成長した。国会質問だけでなく、演説のうまさにも定評があり、「将来の総理総裁」という声も聞く。だが、決しておごらず、義理人情にも厚い。

 公示日に山梨1区に入るのは、2年前の参院選で山梨選挙区から出馬して涙をのんだ、2歳年上の宮川典子候補(33)との約束があったからだ。

 「当時、応援に来てくれた進次郎さんは、男女で最年少の支部長同士として宮川候補と意気投合した。選挙後、『次の選挙では、必ず一番に応援に行きます』と励ましてくれた。その約束を忘れずに、本当にありがたい」(宮川選対関係者)

 これから12日間、全国に進次郎ファンを増やしそうだ。(安積明子)

【山梨1区(甲府市など)主な立候補予定者】
▲小沢鋭仁 58 維新前
▲斎藤勁 67 民主前
△宮川典子 33 自民新
 植村道隆 39 共産新
《表の読み方》△=やや優勢、▲=やや劣勢。記号は夕刊フジの分析。

7572名無しさん:2012/12/05(水) 00:30:51
>>7569
残念な限りって
私情入ってますなあ
未来の北関東は山岡をできるだけ当選させるようにするための措置かもな

北関東でも二人くらいは通るだろ

7573チバQ:2012/12/05(水) 00:33:30
誰も言ってくれないから自分でいう さすが俺
>>7324

7574いなばやま@androids:2012/12/05(水) 00:43:03
エリーが東京比例区上位か、おいらの選挙区から立候補してくれれば間違いなく投票しますた

7575アーバン:2012/12/05(水) 00:51:04
>>7572
残念ですよ
今の議員の中で一番支持していたんだもの
気持ちが切れた
優遇してくれると思っていたんだけど…
私情入ってすみませんでした

7576旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/05(水) 01:23:58
…みなさん,お忘れかもしれませんが…



平山泰朗はどこに行ったの?

7577アーバン:2012/12/05(水) 01:59:03
平山泰朗さんは不出馬と新聞なにかに確か出ていた
国民新党も離党しなくなったとか
ただ探したんだけどソースが見つからない
間違っていたらすみません

7578アーバン:2012/12/05(水) 02:05:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120500287
43人が引退・不出馬=ベテラン多く、世代交代進む【12衆院選】




 政界からの引退を表明、または今回の衆院選に立候補しなかった前議員は43人。民主党の羽田孜元首相と渡部恒三元衆院副議長、自民党の森喜朗元首相の1969年初当選組3人が引退したほか、自民党のベテラン議員も相次いで後進に道を譲り、世代交代を印象付けた。
 政党別で見ると、民主党が18人で最多で、自民党12人、公明党6人、国民の生活が第一、共産、社民、国民新の各党が1人と続く。無所属は与謝野馨元経済財政担当相ら3人。森氏らは当選14回で衆院では最古参だった。同期で今回、出馬するのは日本未来の党の小沢一郎氏だけとなった。
 民主党を結成し、同党政権の初代首相となった鳩山由紀夫氏は不出馬に追い込まれた。野田佳彦首相が推進する消費増税や環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対し、党方針に従うと誓約する公認申請書への署名を拒否したことを引退の理由に挙げた。
 自民党では森氏と同じく首相経験者の福田康夫氏、幹事長を経験した古賀誠、武部勤、中川秀直各氏もバッジを外した。
 「第三極」絡みの動きもあった。民主党の玉置公良氏は、日本維新の会からの出馬を模索したが、維新側から拒否され不出馬を決めた。自民党の西野陽氏は、維新から出馬する息子に地盤を譲って引退した。(2012/12/05-00:20)

国民新は一人が引退
下地が沖縄一区で中島が比例九州ですからね

7579神奈川一区民:2012/12/05(水) 04:25:54
結局、エリーの処遇で揉めたのかな?
比例の受付騒動。
多分、エリーは来年の参院選で比例で出馬するんだと思うけどね。
今回の騒動を見ていると小澤一郎氏は関わってないんだろうね。
小澤氏が関わっていたらこんな醜態を晒さないと思う。

7580名無しさん:2012/12/05(水) 07:14:58
未来の比例名簿(受理した分だけ)中国 四国 東北はまだです。

北関東:1位=小泉俊明、山岡賢次、小宮山泰子、松崎哲久(以上重複)、5位=石井章、6位=1位以外の重複候補者、14位=駒井實
南関東:1位=重複候補者全員、17位=大山昌宏
東京:1位=重複候補者全員、18位=川島智太郎
北陸信越:1位=重複候補者全員
東海:1位=重複候補者全員、21位=三輪信昭
近畿:1位=重複候補者全員、13位=熊谷貞俊、14位=福田衣里子

7581とはずがたり:2012/12/05(水) 07:25:03
長崎の選挙区を棄てた形になりましたからけじめ付けたんですかねえ?!>えりちゃん

参院で全国から集票した方が良いのかも知れませんが。。

7582名無しさん:2012/12/05(水) 09:11:46
http://tumblr.eriko-fukuda.com/post/37092411259/46
(抜粋)

そして、この間、新たな小選挙区からの出馬の話も含め、選挙区の検討がされていましたが、私は比例ブロックに拘わりがありました。

といいますのも、前任期中、ほぼ毎週末、休むことなく、地元小選挙区である長崎2区に帰って、皆様のお話を聞かせていただきました。

確かに、自分の選挙区を持った上で、選挙区を回り、皆様のお声を伺うことは、議員として大変重要な機会です。

一方で、小選挙区の場合、国会議員の仕事なのか疑問に思う公務が含まれていたり、活動範囲も小選挙区内だけに限定されてしまうという側面があったように思います。

また、国会議員は国全体を見据えた大局的な視点から議論をすべきであるのに、選挙区事情に判断を左右されがちになる側面もありました。

それに何より、私は長崎2区の有権者の皆さんへ強い思い入れがあり、私を支え育ててくださった長崎2区以外の小選挙区から出るということは受け入れられませんでした。

ですので、出馬をするなら、小選挙区ではなく比例区から、そして、その中でも、私が危惧する新自由主義台頭の象徴でもある近畿ブロックからの出馬を敢えて希望させていただきました。

なお、一部報道で、選挙は「日本未来の党」で戦い、選挙後は「みどりの風」に戻るということが、あたかも私が発言したかのように流れていますが、それは事実に反しています。

7583名無しさん:2012/12/05(水) 09:16:56
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121205-OYT1T00016.htm?from=ylist
「未来」比例、間一髪セーフ…不安と混乱招く

 立候補届け出の受け付けが締め切られる4日午後5時を過ぎても、比例名簿の審査が終わらなかった日本未来の党では、予想していなかった事態に、各陣営から不安や戸惑いの声が上がった。

 東京・霞が関の総務省の地下2階の受け付け会場ではこの日、ほとんどの政党が午前中に比例名簿の提出を済ませた。ブロックごとに提出する比例名簿で、同党の一つ目のブロックの名簿が受理されたのは午後3時40分頃。その後も順次提出したが、締め切りの午後5時を迎え、「受け付け会場を閉鎖します」というアナウンスが流れる中、最後の書類を持った党関係者が会場に滑り込んだ。

 書類の審査が続けられる中、一時は名簿の一部が見つからず混乱に。午後5時半頃には、党幹部が総務省の閉鎖された後の会場に姿を見せ、「ちょっとお話をさせていただきたい」と交渉する一幕もあった。すべてが受理されたのは締め切りから5時間30分後だった。

(2012年12月5日07時15分 読売新聞)

7584名無しさん:2012/12/05(水) 10:13:50
<衆院選>脱世襲は遠い道のり 全候補の1割占める
毎日新聞 12月5日(水)1時18分配信

 衆院選の立候補者のうち父母などが国会議員だった世襲候補は、毎日新聞の集計で159人(前回衆院選時は174人)に上り、候補全体の1割を占めた。このうち、自民党の世襲候補は92人に及び、337人の同党候補全体の3割弱を占める。一方、新人の世襲を認めず、争点化を狙った民主党も前職26人が世襲候補で、「脱世襲」が徹底されたとはいえない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121205-00000004-mai-pol

7585名無しさん:2012/12/05(水) 10:16:25
>>7580
東北の1位に中野渡以外の前職横並び、菊池挟んで中野渡と新人横並びって奇妙な名簿だなぁと

7586名無しさん:2012/12/05(水) 10:28:11
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY201212040951.html
2012年12月5日7時44分
未来の届け出、午後5時ギリギリ 選管で泣くスタッフも

立候補届け出受付会場の入り口で、書類のチェックを受ける日本未来の党の関係者ら=4日午後4時34分、東京・霞が関の総務省、遠藤啓生撮影

立候補届け出の会場で、提出書類の審査中、涙をぬぐう日本未来の党の関係者(左)と、森ゆうこ副代表=4日午後6時37分、東京・霞が関の総務省、遠藤啓生撮影


 東京・霞が関の総務省・中央選挙管理会。衆院選比例区の届け出会場で、締め切り間際に記者が目撃したのは。

 4日午後4時すぎ。締め切りまで1時間を切っても、日本未来の党が提出する予定の比例11ブロックの立候補届け出書類のうち、北陸信越ブロックしか届いていない。ほかの主要政党は軒並み朝のうちに手続きを終えていた。

 「本当に来るのか」。選管職員が首をかしげる。締め切り39分前。書類を持って現れたのは、未来でなく、日本維新の会で唯一残っていた東北ブロックの関係者。「立候補辞退者が出て書類の修正に手間取った。慣れないので…」

 「もう未来は間に合わないのか」。集まった記者たちから声が漏れる。そんな中、未来の各ブロックの届け出書類を持った関係者が駆け込んだ。東海、近畿、南関東、中国、四国、九州……。残りは東京など数ブロック。

 午後5時。締め切りの合図で両開きのドアが閉まる瞬間、隙間から男性2人が届け出書類を手に飛び込んできた。

 間に合わないと、比例単独候補と、小選挙区との重複立候補も認められなくなる。ぎりぎりの時間帯に入り、選管も会場手前で名前を書かせていた受付を会場内に変更する異例の措置をとっていた。記者が自分の電波腕時計で確認すると、2人が入ったのは5時ちょうどから10秒すぎ。だが選管は「5時までに入った」として、受け付け審査に進んだ。

 ほっとした空気が流れたのもつかの間。いったん選管に書類一式を出した後、未来の党関係者らが、肝心の比例名簿が見あたらないと探し始めた。後から来た森ゆうこ副代表が見守る中、スタッフの女性が泣き出した。まもなく男性が名簿を見つけ出した。

 全てのブロックでの届け出書類が受理されたのは午後10時半。選管関係者は「こんなことは初めて」とあきれ顔だった。

7587名無しさん:2012/12/05(水) 10:35:02
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121205-OYT1T00317.htm?from=ylist
小沢系と嘉田系の綱引きで混乱…未来の比例名簿

 日本未来の党の衆院比例選の候補者名簿提出を巡る混乱は、駆け込みで結党した同党の意思決定の不透明さや統治能力の欠如を浮き彫りにした。

 「国民の生活が第一」を率いた小沢一郎氏系グループと、嘉田代表や側近の飯田哲也(てつなり)代表代行との主導権争いが背景にあるとの見方も出ている。

 嘉田氏は4日夜のNHKの番組で、「ぎりぎりまで調整し、少し混乱した。ご迷惑をかけたところも含め、反省材料として、党の運営を私の責任でやらせていただきたい」と釈明した。

 比例選の立候補届け出には、候補者名簿と、候補者本人の同意書や供託証明書などが必要で、各党は公示日の受け付け開始直後に提出するのが通例だ。候補者の名簿登載順位は小選挙区との重複立候補者にとって比例選での復活当選にかかわるだけに、党内調整の焦点となる。

 嘉田氏は1日には記者団に「公認候補決定について一任をいただいた」と説明していた。だが、実際の名簿作成は、選挙対策に通じた小沢系の議員が行い、嘉田氏が決裁するという「役割分担」(前議員)があったとされる。結局、同党の名簿は4日朝になっても確定せず、嘉田氏が遊説先を回る車中でも携帯電話などで調整を続けたという。

 北陸信越ブロックの届け出を行った未来の党関係者によると、4日朝、3人の小選挙区候補者を比例選で1〜3位の順位を付けて重複立候補させるとした名簿を持って総務省を訪れた。ところが、審査の最中に、嘉田氏周辺が総務省に直接電話をかけ、名簿を修正する意向を伝えたという。審査は中断され、同党は3人を比例選1位に並べると修正した名簿を出し直した。

(2012年12月5日10時23分 読売新聞)

7588名無しさん:2012/12/05(水) 10:42:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121205/elc12120508200057-n1.htm
【衆院選公示】
戸籍謄本がない! 未来の大失態 締め切り後提出疑惑も
2012.12.5 08:19 [日本未来の党]

総務省の担当者から説明を受ける日本未来の党の森裕子副代表(左から2人目)。傍らでは同党の川島智太郎前衆院議員が額に手をあて困惑していた=4日午後、総務省
 4日公示の衆院選立候補届け出で、日本未来の党は比例代表名簿の順位確定が遅れ、届け出が締め切り間際に集中する前代未聞の駆け込み提出となった。名簿は受理されたものの、全11ブロックのうちの一部は締め切り時間を過ぎて出された疑惑まで浮上。事実なら公職選挙法にも触れかねない失態を演じた。

 中央選挙管理会への届け出締め切り30分前の午後4時半。近畿ブロックの比例名簿を抱えた未来の関係者が慌てて総務省に駆け込んだ。しかし−。

 総務省職員「名簿に登載されている松崎克彦さんの戸籍謄本がないみたいですよ」

 未来関係者「えっ? ないんですか。どうすれば…」

 総務省職員「会場は午後5時で閉まってしまうので…」

 あわてて党本部に電話する関係者。そうこうするうちに、締め切り時間がやってきた。

 総務省職員「午後5時になりました。受け付け会場を閉鎖しまーす」

 会場となった講堂の扉を閉めようとする職員。まさにその瞬間、別の未来関係者2人が会場の中に滑り込んでいった…。

 総務省側はそのまま本審査に入ることを認めたが、日本国籍の確認に欠かせない戸籍謄本の不備など、未来側の準備不足は目に余るものがあった。

 未来は北陸信越ブロックを除く10ブロックで、比例名簿の提出が4日夕にずれ込んだ。北陸信越ブロックすら午前9時半に一度名簿を持参したが、飯田哲也代表代行から総務省に「順位を変えたい」と電話が入り、土壇場で名簿順位を変更するはめに。選挙区と重複立候補する3人の候補に1〜3位の順位を付けていたはずが、3人同一順位へと変更された。

 名簿を修正し、再度届け出たのが午後3時過ぎという慌ただしさだった。

 総務省によると、記載漏れなどの混乱が生じないよう、各政党は公示日前日までに選挙管理会による事前審査を受けるのが通例だ。事前審査は公示当日の早朝でも可能だが、未来は本審査が始まってからいきなり書類を持ち込んだ。

 しかも午後5時の締め切り後に東北、中国、四国の3ブロックで名簿が見当たらない事態に発展。午後6時前に森裕子副代表が総務省に乗り込み、職員らと押し問答になった。
 その後、総務省は「午後6時ごろに受付の机の上や下で名簿は見つかった。手続き上、問題はない」(選挙課長)と説明。総務省側は否定したが、記者団からは「森氏らが持ち込んだのではないか」との疑惑まで上がった。

 ドタバタの末、審査が終了したのは結局午後10時半すぎ。届け出受理後、待ち構える報道陣に公表されたのは、ついさっきまで省内で作成作業が行われていたかのような、様式通りに「手書き」された四国、中国、九州ブロックの比例代表名簿だった。

7589名無しさん:2012/12/05(水) 11:26:04

「方針転換の話ありストップ」 未来 比例名簿遅れ混乱
http://www.youtube.com/watch?v=cHax0zlFc18

7590名無しさん:2012/12/05(水) 11:53:34
立候補者一覧見るために新聞買ったけど
読売>朝日>毎日・地方紙・産経・日経
の順番がお薦め。経歴とか細かく書いてるのが読売と朝日で、それにプラスして推薦まで書いてるのが読売、維新候補推薦のみんなの党とかもあるし、無論自民党候補の公明推薦も書いてある

7591名無しさん:2012/12/05(水) 12:02:25
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121205-1055804.html
真紀子さん必死 逆風の中、毒舌連発
 第46回衆院選(16日投開票)が4日公示され、各党の党首、候補者らによる舌戦が全国で一斉にスタートした。12党が入り乱れての激戦が予想される、東日本大震災後初の大型国政選挙。新潟5区から立候補した田中真紀子文部科学相(68)は同日、JR長岡駅(長岡市)前で第一声を上げた。これまで絶対的な強さを誇ってきた同氏だが、同区では自民党の長島忠美氏(61)も出馬、激しい「現職対決」が予想される。演説では、自民党の安倍晋三総裁を「久々に頭が悪いのが出てきた」と批判するなど“真紀子節”をさく裂させた。

 現職閣僚が背水の陣で選挙に臨む−。午前10時。冷たい雨が降る中、JR長岡駅前には、約500人の市民らが集まった。普段はスーツ姿が多い真紀子氏だが、この日は選挙戦の定番スタイルのモンペ姿でさっそうと登場。第一声を上げると「(マイクの)音が入ってませんよ!!」と陣営に注意し、いら立った様子で演説がスタートした。政策面で主に景気回復対策を挙げたが、それ以上に「私に投票してください」「私が民主党と政治を変えます」と何度もアピールの言葉を繰り返した。

 テーマが自民党になるとエンジン全開。同党の自衛隊を国防軍にするという公約について「戦争が出来る国家をつくろうとしている。そんな党に絶対に投票してはいけません。久々に頭が悪いのが出てきたせいだ」と、安倍氏を痛烈に批判した。日本維新の会については「石原“金”太郎さんが、オラが言った『暴走老人』をえらく気に入ってくださってるみたいで」と皮肉った。そんな真紀子氏のかたわらでは、夫で元防衛相の直紀氏が不安げに見守っていた。

 遊説する地区は、真紀子氏の父で故田中角栄元首相の強固な地盤だが、今回の選挙は「田中王国」崩壊の危機でもある。民主党の逆風に加え、新潟県中越地震で被災した旧山古志村の最後の村長として知名度が高い長島氏が比例からくら替えし、接戦が予想されるからだ。真紀子氏は党の方針で、初の比例重複立候補を表明。陣営関係者は「プライドが高い真紀子さんにとっては好都合だった」と説明した。

 この日は、JR浦佐駅(南魚沼市)前にある角栄氏の銅像前でも演説を行い「私にとって政治家は天命だと思う。ご先祖様と優しい両親に感謝したいです」と述べた。演説を聞いた聴衆の反応もさまざまだ。30代主婦は「真紀子さんは口はうまいけど、父親と違って何もしてくれない」と話せば、70代男性は「大先生(角栄氏)のためにも当選させたい」。田中王国存続のために、真紀子氏の必死の選挙戦が幕を開けた。【峯岸佑樹】 [2012年12月5日9時27分 紙面から]

7592名無しさん:2012/12/05(水) 12:05:02
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121205-1055789.html
橋下氏つぶやき 異例の“ネット選挙”

 日本維新の会の橋下徹代表代行(43)は第46回衆院選(16日投開票)が公示された4日、石原慎太郎代表(80)とともに、本拠地の大阪で「大戦」ののろしを上げ、明治維新の原点・京都で怪気炎を上げた。同時に、演説場所への移動の車中に短文投稿サイト「ツイッター」を更新。“なにわのつぶやき王”の異名を持つ橋下氏は候補者なら、現行では認められない異例の“ネット選挙”戦もスタートさせた。

 「自民、民主は(政治資金)350億円でCM、広告バンバン打ってきますからね。こっちは、せこいツイッターのみですよ。車の中でチマチマ打ってます」

 現状では公示後のインターネット上での選挙運動は候補者、支援者にかかわらず、公職選挙法で禁止されているが、橋下氏は候補者でないことから「一般的な政党の考え方を表明していくのはいい」とし、公示後もつぶやくことを宣言。その通り、4日午前0時すぎから投稿を始め、午後7時の大阪・難波に入るまで59件の投稿した。

 一方の自称「暴走老人」の石原氏は、演説で暴走モード。嘉田由紀子滋賀県知事が立ち上げた日本未来の党について「滋賀知事は美人だけど隣にぬえ(妖怪)がいる。小沢新党だ。後ろに化け物がいるんだ」と、個人攻撃のように批判した。

 江戸から明治へ、改革の波が起こった京都に入るとヒートアップ。明治維新を引き合いに「維新は蛤御門(の変)からだ。一緒に暴走しましょう」と呼びかけた。熱い選挙戦初日の裏では、宮城1区から出馬予定だった榎秀隆氏(47)がこの日朝、出馬辞退した。暴走の裏では迷走も始まった。【村上久美子】

 [2012年12月5日9時23分 紙面から]

7593チバQ:2012/12/05(水) 12:30:53
>>7585
各県一人を一位にしたのかと思ったけどそれも違いますね
単なる書類ミスでその順位だったりして

7594名無しさん:2012/12/05(水) 12:31:55
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_c.cgi?c_politics_l+CO2012120501001280_1
2012年12月05日

衆院選、在外邦人の投票始まる  「国民団結できる党に」

 海外に住む日本人による衆院選の在外投票が5日、各国で始まった。現地時間午前9時半の開始とともに投票所に駆けつけた有権者は「国民が団結できる党に」「外交関係改善を」と期待を込め、一票を投じた。

 総務省によると、世界全体の在外選挙人名簿登録者数は10万6156人(3日現在)。名簿登録する在外公館の管轄地域に3カ月以上住んでいる有権者が投票できる。

 シドニー中心部の日本総領事館に足を運んだ東京都出身の長土居田鶴子さん(53)は「東日本大震災があった後だけに、国民全体が一致団結できるような政党を選びたいと思った」と話した。(共同)

7595名無しさん:2012/12/05(水) 12:45:25
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/OSK201212050075.html
2012年12月5日12時1分
未来・嘉田代表「私の調整不足」

 届け出混乱を陳謝 日本未来の党の嘉田由紀子代表は5日朝、党の比例ブロック名簿届け出が4日夕の締め切り間際になったことについて「混乱をもたらしたことは、私の党首としての調整不足。おわび申し上げたい」と改めて陳謝した。「できるだけ多くの方の声を受け止めようと、事前審査も不十分のままで動き出さざるをえなかった。私の責任だ」とも述べた。東京都内で記者団に語った。

 森ゆうこ副代表が4日夜、飯田哲也代表代行が名簿組み替えを求めたと説明したことについては「内部のこと」と明言せず、党の事務局から報告を受けて説明するとした。

 一方、飯田氏は5日朝、名簿が手元に届いたのが公示日の4日朝だったとし、「嘉田代表から最後のチェックを依頼されていた。全員が比例第1位に惜敗率で(重複立候補し)、単独の人はその後ろという(決まりにしていた)。(名簿の順位に)公平でない部分があり、今回はみんなが一兵卒になるということの差し戻しが若干あった」と、自ら名簿順位の変更を求めたことを認めた。

 そのうえで飯田氏は「『小沢傀儡(かいらい)』ではなく、嘉田さんと私でしっかりリーダーシップを取ってやろうとした証しだ」と述べた。山口県周南市内で記者団に語った。

7596名無しさん:2012/12/05(水) 13:09:50
未来の比例名簿は、修正された後の順位の方がまだ公平だな。
新聞記事によると、自分が比例で優遇されてないって事で、飯田にケチをつけてる未来の候補がいるらしいけどw

7597名無しさん:2012/12/05(水) 15:16:36
聴衆からは「ペテン師!」とやじを飛ばされ、菅内閣不信任決議案に賛成して民主党を去った横粂勝仁からも容赦ない批判を浴びる。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120500846
逆風下、「原点回帰」の前首相=東京18区【12衆院選】

 民主、自民両党の対決に「第三極」勢力が絡み、全国で激戦が繰り広げられている衆院選。注目区を取り上げ、各陣営がしのぎを削る選挙戦の実態を探った。
 「首相時代に原発事故を体験し、原発ゼロを実現することが私に託された使命だと考えた」。11月22日夜、会社帰りのサラリーマンらが行き交う東京・JR武蔵小金井駅前に、前首相菅直人の野太い声が響いた。
 「原発ゼロ」と書かれた台に乗り、大きな身ぶりを交えながらエネルギー政策の転換を訴える。足を止める聴衆は約40人と首相経験者にしては寂しいが、「今回の選挙は私にとって原点に戻った選挙だから」と、市民運動家出身の菅は意に介さない。
 政権交代を実現した3年前の衆院選とは一変、民主党は今、厳しい逆風にさらされている。結党以来の盟友である元首相鳩山由紀夫は政界引退に追い込まれた。地元に根強い支持者を持つ菅ですら、周辺は「簡単に勝てるとは思えない」と焦りを隠さない。聴衆からは「ペテン師!」とやじを飛ばされ、菅内閣不信任決議案に賛成して民主党を去った横粂勝仁からも容赦ない批判を浴びる。
 「とにかく、こういうときは前に走るんだ。後ろは見ない。最初は一騎でも、ついて来る奴はついて来る」。自らを鼓舞するように語る菅。吹き抜ける北風に耐え、街頭で訴える日々が続く。
 一方の自民党。総裁安倍晋三は11月24日昼、JR吉祥寺駅前で約2000人の聴衆を前に拳を振り上げた。「役人を怒鳴りつければ物事が前に進むと勘違いした行政運用で、いまだに被災者の多くは仮設住宅での生活を強いられている」。吉祥寺は前回衆院選で菅に敗れ、国政復帰を目指す土屋正忠の地元だ。安倍は応援演説の大半を、東日本大震災当時に首相だった菅への批判に費やした。
 「前首相が相手だから、ここで勝てば象徴的に民主党政治に『ノー』を言ったことになる」。安倍の街頭演説で手応えを感じた土屋は、周囲にそう力説した。自民党は独自の情勢調査を基に「土屋が上回っていた時期もあったが、最近は菅も巻き返してきている」(幹部)とみて、てこ入れに全力を挙げる方針だ。

7598名無しさん:2012/12/05(水) 17:41:06

福田エリー比例14位は自らの意思?
【政治・経済】
2012年12月5日 掲載
主婦に専念したかった
http://gendai.net/articles/view/syakai/139951
 4日夜発表された「日本未来の党」の比例名簿で、大きなサプライズだったのが福田衣里子(32)の順位だ。
 近畿ブロックの比例単独で出馬する福田は、嘉田由紀子代表の意向もあり「単独2位」で優遇されるとみられていたが、ふたを開けてみたら同ブロック最下位の14位。当選はほぼ絶望となった。
 3日の嘉田との会見で福田は「『母娘連合』で頑張りたい」と意気込んでいたのに、何があったのか。
「実は彼女は、議員を続けるかどうか悩んでいた」と話すのは元同僚議員だ。
「法務省官僚と5月に入籍した福田さんですが、7月に夫が大阪市に出向して“遠距離”となり、深く悩んでいました。内面は普通の女の子なので、同居しながら夫を支えたい、子供も欲しいと思っていたようです。彼女が議員を目指すきっかけとなった肝炎患者の救済は、鳩山内閣の時に対策基本法が成立している。民主党を離党したことで地盤だった長崎2区も失った。正直、バッジに未練はなかったと思います。出馬をいったん決めたのは、比例票を稼いでひとりでも仲間を当選させたいという気持ちから。名簿14位と聞いて、親しい人は『やっぱり』と思っているでしょう」
 エリーも普通の女の子に戻りたかった……。

7599とはずがたり:2012/12/05(水) 17:49:27
>>7598
>法務省官僚と5月に入籍した福田さんですが、7月に夫が大阪市に出向して“遠距離”となり、深く悩んでいました。内面は普通の女の子なので、同居しながら夫を支えたい、子供も欲しいと思っていたようです。
なるほど。。そんなことが有ったんですねぇ。

7600名無しさん:2012/12/05(水) 18:04:02
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00236577.html
衆院選 日本未来の党、比例名簿提出めぐり驚きのドタバタ劇

現行の選挙制度となって最多の1,504人が立候補を届け出た今回の衆院選では、さっそく世界各地で在外投票が始まった。
韓国でも、在外投票の受け付けが5日から始まったが、まだ小選挙区の候補者名簿が届いていないという、異例の事態となっている。
韓国・ソウルで、在外投票に訪れた人は「ちょっと、驚きました」、「結構、混乱しているのかなと」などと話した。
そんなドタバタの選挙戦スタートを象徴する出来事が4日、起きていた。
4日、立候補の届け出が締め切られる、午後5時になろうという、まさにその時、滑り込みで受付会場に飛び込んできたという人物がいた。
実は、名簿書類を提出しに来た日本未来の党の関係者だったが、それはドタバタ劇の始まりにすぎなかった。
その後、締め切られたはずの会場には、別の人物の姿があった。
日本未来の党の森 裕子副代表は、身を乗り出すように、総務省の担当者の説明を聞き、別の写真では、顔の前で両手を合わせていた。
実は受付締め切り後、全国11の比例ブロックの名簿のうち、東北と中国、四国の3つが見当たらないという、まさかの事態が起きていた。
驚きのドタバタ劇が終結したのは、本来の締め切りから、5時間以上も経過した、午後10時半ごろだった。
森副代表は「どうもお騒がせしました。全て受理されまして」と述べた。
見当たらなかった3ブロック分の名簿については、あとから会場内で見つかったという。
しかし今回、未来の党には、ほかにもドタバタの跡が見られた。
通常、定型の書式を使うという名簿の提出書類は、なぜかけい線までもが手書きという状態だった。
こうした事態について、かつて民主党の事務局長を務めていた伊藤惇夫氏は、「公職選挙法のいろはの『い』以前の問題ですね。あまりにもずさんというか。嘉田さんや代表代行、飯田さんあたりに関していうと、何度も選挙を経験されている、国民の生活が第一から来た皆さんとの間の、ある意味、意思疎通が全くできていないのかなと」と話した。
当の嘉田代表は5日午前、「調整が不足していたのは、私の責任でございます。おわびを申し上げたいと思います」と述べた。(12/05 17:56)

7601とはずがたり:2012/12/05(水) 18:20:19
>>7600

>通常、定型の書式を使うという名簿の提出書類は、なぜかけい線までもが手書きという状態だった。
忘れてきたから現場で誰かが急いで書いたなw

7602名無しさん:2012/12/05(水) 18:25:04
政党要件を持つ政党候補で、小選挙区のみの立候補(比例重複なし)

【民主】いない (264人全員重複)

【自民】11人 277/288人重複
加藤紘一(山形3)
小泉進次郎(神奈川11)
三ツ矢憲生(三重5)
伊吹文明(京都1)
岡下信子(大阪17)
二階俊博(和歌山3)
石破茂(鳥取1)
安倍晋三(山口4)
山本幸三(福岡10)
保利耕輔(佐賀3)
保岡興治(鹿児島1)

【未来】2人 109/111人重複
小澤一郎(岩手4)
熊野盛夫(石川1)

【公明】9人 (9人全員小選挙区単独)
稲津久(北海道10)
上田勇(神奈川6)
太田昭宏(東京12)
佐藤茂樹(大阪3)
国重徹(大阪5)
伊佐進一(大阪6)
北側一雄(大阪16)
赤羽一嘉(兵庫2)
中野洋昌(兵庫8)

【維新】いない (151人全員重複)

7603名無しさん:2012/12/05(水) 18:28:06
【みんな】1人 64/65人重複
渡辺喜美(栃木3)

【社民】いない (23人全員重複)

【大地】いない (7人全員重複)

【国新】2人 (2人全員小選挙区単独)
野間健(鹿児島3)
下地幹郎(沖縄1)

【新日】1人 (1人全員小選挙区単独)
田中康夫(兵庫8)

7604名無しさん:2012/12/05(水) 18:39:36
http://www.j-cast.com/2012/12/05156925.html?p=all
「未来」、公示日に大失態 嘉田・飯田VS小沢の不協和音浮き彫り
2012/12/ 5 18:20
「前代未聞の大失態」「政党の体をなしていない」――。衆院選比例ブロックの候補者名簿提出をめぐる「日本未来の党」(未来)のドタバタ劇について、新聞各紙は2012年12月5日付朝刊で、半ば呆れながらも紙面を大きく割いて追及した。

混乱の原因は全国11ブロックの比例順位の調整不足だ。同党の比例名簿は締め切り直前に持ち込まれ、3ブロックについては「名簿提出は締め切り後だった」との疑いも浮上。順位調整に絡むドタバタぶりを通し、党首の嘉田由紀子氏グループと小沢一郎氏グループとの不協和音が浮き彫りになっている。

締め切ったのに「名簿」が見当たらない
「すべて受理しました」

未来の比例名簿提出について、総務省側がそう発表したのは12月4日午後10時半。締め切り時間の5時間半後だった。総務省内に設けられた名簿受け付け会場は、本来の締め切り時間の午後5時前後から異様な雰囲気に包まれたという。

新聞報道によると、午後4時半すぎに未来の近畿ブロックの提出書類に不備が見つかり、未来関係者と総務省側との交渉が進む中、別ブロックの名簿を抱えた未来の関係者が同5時の締め切り直前に相次いで会場に駆け込んできた。ドアが閉まる寸前だった。

ところが、間もなくして東北、中国、四国ブロックの名簿が見当たらないという事態が発生する。午後5時半すぎ、連絡を受けた森ゆうこ・未来副代表が会場に乗り込んできて関係者と一緒に名簿を探し始めた。森氏らは同6時ころ名簿を見つけて提出したという。

「締め切り後に森氏らが名簿を持ち込んだのでは」「公選法違反では」。報道陣は総務省側を追及したが、同省選挙課は「受付机の上や下で見つかった。手続き上問題はない」とコメント。未来の関係者が一時は涙ぐみ、頭を抱えるほどの混乱の末、全国11ブロックの審査はなんとか終えたものの、締め切り間際のこうした事態は「異例であり前代未聞」(総務省関係者)という。

新党結成間もない未来とはいえ、なぜこんな状況を招いてしまったのか。

「私のほうから嘉田代表に確認して(順位付けの)作業を進め、公示日の4日朝には名簿は固まっていたが、飯田(哲也)代表代行から突然、順位付けの方向転換の話がありストップしてしまった。再調整に時間がかかった」。
比例名簿が受理された後の4日深夜、小沢氏側近の森副代表は記者団にそう明かした。

朝日新聞などによると、未来の選挙担当は旧「国民の生活が第一」グループが中心となり、比例順位や選挙区などを調整してきた。つまり飯田代表代行は小沢氏主導の順位付けにノーを突きつけ、公示日朝になって名簿の大幅変更を命じたということのようだ。

真相は今のところ「藪の中」
一例を挙げると、山口1区で立候補する飯田氏は当初、中国ブロックでの比例順位は最下位の3位で、広島1区の亀井静香氏より低かったという。前職を新人候補より優遇した順位付けだったが、飯田氏はこれを変えて全ブロックで小選挙区候補者を1位に並べて惜敗率による順位争いにしたため、名簿提出が大幅に遅れたという。

この余波をまともに食らったのは比例単独の立候補者たちだ。元薬害肝炎九州訴訟原告団代表の前職、福田衣里子氏は12月3日、近畿ブロック単独候補として名簿2位での立候補を発表し、嘉田代表と共に記者会見まで開きながら、突然の順位変更で当選圏外の14位に転落してしまった。

だが、混乱の元凶とされた飯田氏側にも言い分はある。テレビ朝日は5日朝の「やじうまテレビ」で、嘉田代表や飯田氏周辺者の話としてこう報じている。

「比例名簿は前職と新人が同じ順位と決まっていたのに、小沢氏周辺が直前に前職を上位にしたため、修正したとしています」
一方、小沢氏周辺の話としては

「前職を比例上位にすることは嘉田代表の了解を得ていたと主張しています」
なにやら真相は「藪の中」状態だが、いずれにしろ未来が比例単独候補の位置づけや、前職と新人の比例名簿での扱いについて意思統一が図られていなかったことは明らかだ。

嘉田代表は4日夜、選挙戦初日に勃発した党内混乱について「たった1週間で徹夜作業をしたため種類に不備があった。私の責任でお詫びしたい」「党運営は私の責任でやらせてもらいたい」と話した。

7605名無しさん:2012/12/05(水) 18:46:55
まあ、提出期限に遅れたわけじゃないのにここまで叩かれるのは釈然としないな

7606名無しさん:2012/12/05(水) 18:59:47
未来の党の石川1区の新人候補が重複立候補していないのが不思議だ

7607いなばやま:2012/12/05(水) 19:11:29
多分維新と一緒で現職優先ということにしてたのでしょう
(みどりの風との事もあるし)
とする
飯田氏が単独3位になってしまう。

他も同様だったと思われます。
近畿だと
①熊谷・・・まぁ元阪大教授ですからね
②エリー・・・ヒロインですから
③小選挙区前元職、参院組
④新人

って感じだったのでは?
まぁ不満出ますよ

無かったと思いますが
東京
①川島
②小選挙区前元職、参院組
③新人

だったら発狂しますよ

エリーは結婚して幸せになってください。
政治の世界にいるには優しすぎますよ。

7608いなばやま:2012/12/05(水) 19:14:07
>>7606
あまりに急遽の出馬で東京に戸籍謄本など必要書類が届かなかったのかなと

7609名無しさん:2012/12/05(水) 19:15:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121205-00000026-sph-soci
藤村官房長官、「ドラえもん」人形を無断で留守番役に!?…大阪7区
スポーツ報知 12月5日(水)7時4分配信

 第46回衆院選は4日、公示され、16日の投開票日に向け、12日間の選挙戦がいよいよスタート。各党の党首らは、全国各地で第一声を発した。

 民主党の藤村修官房長官(63)は4日午前8時半ごろ、吹田市の事務所で本人不在のまま出陣式を行い、「トレードマーク」(陣営)というドラえもんの人形とともに、電話で第一声を届けた。

 解散後、地元の大阪7区には一度も戻っておらず、人形脇に置かれたスピーカーから「今も官邸の玄関にいる。ごあいさつできず心苦しい」と謝罪。「かつての自民党政治に戻さない」と声を張り上げた。

 陣営によると、人形は1993年の初当選祝いにボランティアのウグイス嬢から贈られて以来、当選ごとに増えた。「ふっくらしていた昔はよう似てた」といい、験担ぎで登場させたそうだ。

 ただ、著名なアニメキャラを選挙運動に利用した形でネット上では批判の声も上がっており、陣営は「利用する目的でやったんやないけど…」と困惑していた。

 ◆大阪7区 立候補者
上西小百合(29)維新新
石川多枝(45)共産新
渡嘉敷奈緒美(50)自民元
渡辺義彦(56)未来前
藤村修(63)民主前

7610名無しさん:2012/12/05(水) 19:16:04
維新みたいな比例優遇を前提にした順位付けをしようとしたら不満が出るのは当然だわな。
ただでさえ小選挙区で勝ち残りにくい状況で比例単独候補ばかり当選しても次に繋がらん。

7611名無しさん:2012/12/05(水) 19:25:46
自民「堅調」みんなも「強い」 神奈川、千葉、埼玉分析 
2012.12.05
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20121205/plt1212051825006-p1.htm

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121205/plt1212051825006-n1.htm

7612とはずがたり:2012/12/05(水) 19:27:25
小沢系が多い前職優遇とともに代表代行の飯田と選挙区を失った福田は優遇するとしても良かった様な気もしますが。。小沢新党ではないと云う事を象徴的に示せる形になりますしそれで集票できれば多くを占める小沢系にとっても比例復活の機会は逆に増す可能性もありますし。
しかし飯田氏は政治家ではないからも其処迄あけすけに図々しい形となる要求は出来なかったんでしょうねぇ。。
またエリーが普通の人に戻りたいと云う希望があったなら仕方がないですよね。子育て終わってからまた復帰して欲しい気もしますが。

7613名無しさん:2012/12/05(水) 19:31:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120501078
未来、早くも主導権争い=飯田代行VS小沢氏系【12衆院選】

 衆院選比例代表名簿の届け出をめぐり大混乱を引き起こした日本未来の党。前代未聞の混乱は、小沢一郎氏が代表を務めた旧国民の生活が第一が主導して作成した前職優遇の名簿に飯田哲也代表代行が反発し、修正を求めたことが原因だった。飯田氏は5日、「小沢さんの言いなりではなくやっていることの表れ」と胸を張ったが、公示前に駆け込み結成した党内の主導権争いを印象付けた。
 未来は、小沢氏ら一部を除いて小選挙区の候補者を比例にも重複立候補させたが、未来関係者によると、当初作成した比例名簿は、前職と参院からのくら替え組を上位で優遇していた。未来の党務は事実上、旧生活が取り仕切っており、小沢氏の意向が強く働いていたことは確実だ。
 これに対し、自らも新人として出馬した飯田氏は4日朝の時点で、前職も新人も公平に扱い、一律で1位とするよう要求。名簿さしかえなど事務作業に手間取った結果、必要書類の提出が締め切りぎりぎりまで遅れることになった。
 これに関して飯田氏は5日、山口市内の街頭演説で「小沢さんが介在していると言われないためにも、私が前に出てやっていくことが大事」と強調。名簿の修正に関し「嘉田(由紀子代表)さんと私の意向が通ったということだ」とも語った。
 一方、旧生活の幹部は飯田氏に対し「自分のことしか考えていない」などと不快感を示している。比例名簿にしても、東北、北関東、九州の3ブロックは前職優先が維持され、飯田氏の主張が全て通ったわけではなかった。党内では今後も旧生活と飯田氏の綱引きが続く可能性がある。(2012/12/05-18:59)

7614チバQ:2012/12/05(水) 19:47:53
>>7609
吉田万三@下町のドラえもんも似たような批判くらってたような

7615名無しさん:2012/12/05(水) 20:10:25
てか飯田氏は3位じゃ復活の芽はゼロに近いが、並列だと亀井氏は選挙区勝ち抜け濃厚だから、菅川氏相手なら惜敗上回れて自分が復活出来ると判断したんでしょ?

7616チバQ:2012/12/05(水) 20:35:03
>>7612
選挙区失ったってか自分で出て行っただけですから
09年の太田和美パターンなら優遇もアリかと思うけど、自分から出て行ったんだから。

7617アーバン:2012/12/05(水) 20:48:32
>>7598
残念ですけど一度の人生ですからね
自分の思うように生きるのが一番

しかし未来のバタバタはいただけない
テレビでもかなり放送されているし、選挙にも影響がでるかも
未来は東京でもかろうじて東さんが当落線上くらいだろうし
都内では厳しそう
比例でなんとか2議席かな

7618名無しさん:2012/12/05(水) 22:00:37
>>7615
>菅川氏相手なら惜敗上回れて自分が復活出来ると判断したんでしょ?

未来の党は比例中国で議席取れないと予想

7619神奈川一区民:2012/12/05(水) 22:07:01
小澤氏も何故重複立候補者を全て同一順位にしなかったのか?
比例票を掘り起こし為にはそれが最善の策なのに。

>>7606
単純にお金がなかったのかも。

7620名無しさん:2012/12/05(水) 22:08:00
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121205t31018.htm
小沢王国覇権どこへ 岩手民主、未来が激しい攻防

候補者不在の第一声となった小沢候補の事務所前には、地元有力者が集まり「王国健在」を見せつけた=4日、奥州市水沢区

 日本未来の党前議員の小沢一郎候補(岩手4区)の強い影響力で「民主王国」「小沢王国」と呼ばれた岩手県。2009年の前回衆院選で、小沢候補は党代表代行として民主を全勝に導いたが、今回は党分裂と新党結成などを経て4選挙区のうち3選挙区で民主、未来が議席を争う。公示日の4日、王国の覇権を懸けた激しい攻防が繰り広げられた。

 奥州市水沢区の小沢候補の選挙事務所前。全国遊説のため候補者不在の第一声にもかかわらず、いつも通り地元有力者らが駆け付け、「王国健在」を見せつけた。
 マイクを握った後援会幹部は「小沢王国を全国に広げる大切な戦い。王国にほころびが出ていると言われるが、まず岩手で全勝しよう」と声を張り上げた。
 盛岡市であった1区の未来新人達増陽子候補の第一声。「決戦の火ぶたは切って落とされた。初心を忘れた民主は信頼できない」。主浜了・未来県選対本部長(参院議員)が対決姿勢を強調した。
 戦う相手は、その場にいた多くの人が2009年衆院選で支援していた民主前議員の階猛候補だ。別の応援弁士は「かつて擁立した人と争うのは悲しいが、政治とは往々にしてこういうもの」と必勝を誓った。
 民主は1、3区に野田佳彦首相が入った。1区では、階候補の行政改革などの実績を強調し、「新しい人が出てきたって(行革は)分からない」と援護射撃。陣営は「党分裂で激戦が予想される中で、心強い」と感謝した。
 4区で小沢候補と直接対決する民主新人及川敏章候補の陣営では、第一声で応援のマイクを握った小田島峰雄県議が「4区は全国の注目区。何としても大きな山を崩していかなければならない」と声をからした。
 3区の民主前議員黄川田徹候補が陸前高田市で行った第一声では、弁士たちが「大事なのは政局ではなく復興」と政党の離合集散の末に生まれた未来を批判。「スピードが求められる復興は、新人には任せられない」とけん制した。

2012年12月05日水曜日

7621名無しさん:2012/12/05(水) 23:02:21
多党乱立効果

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121205-OYT1T01268.htm?from=top
自民、過半数超す勢い…衆院選情勢10万人調査

 読売新聞社は、16日投開票の第46回衆院選を前に、4、5の両日、全国の有権者約10万1000人を対象に世論調査を行い、全国総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。

 政権復帰を目指す自民党は小選挙区選、比例選とも優勢に戦いを進めており、単独で過半数(241)を大きく上回る勢いだ。

(2012年12月5日22時50分 読売新聞)

7622名無しさん:2012/12/05(水) 23:03:52
自民、過半数超す勢い…衆院選情勢10万人調査

 読売新聞社は、16日投開票の第46回衆院選を前に、4、5の両日、全国の有権者約10万1000人を対象に世論調査を行い、
全国総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。

 政権復帰を目指す自民党は小選挙区選、比例選とも優勢に戦いを進めており、単独で過半数(241)を大きく上回る勢いだ。


260は超えそうな雰囲気だな

7623名無しさん:2012/12/05(水) 23:06:50
 中心部や周辺部の人口規模に詳しくないよその人間にとってみれば、
報道だけを観たり聴いたりして

①○○駅前で演説。300人が集まった
②●●町で演説。100人が集まった
③××村で演説。20人が集まった

というのと

①××村で演説。20人が集まった
②●●町で演説。100人が集まった
③○○駅前で演説。300人が集まった

 というのでは、どちらが「徐々に支持が広がっている」と感じるか?
人の心理を巧みに突いた戦術と言える。

 嘉田も今度福島駅前辺りで演説する時は「初日はわたしの演説に10人しか
集まりませんでした。でも今はこれだけの皆さんが集まってくれています」
とか言えるし、聞いた側も「あぁ、未来の党への支持が拡大しているんだな」と
勝手に解釈してくれるw

7625名無しさん:2012/12/05(水) 23:10:05
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121205-OYT1T01240.htm?from=ylist
「衆院選に関心ある」81%…読売調査

 読売新聞社の全国世論調査(電話方式)で、今回の衆院選に関心があると答えた人は「大いに関心がある」46%と「多少は関心がある」35%を合わせて81%に上った。

 小選挙区比例代表並立制で行われた1996年以降では最高の前回2009年の89%、前々回05年「郵政選挙」の86%に次ぐ高い水準となった。

 関心があるという人は、民主支持層に限ると86%(前回95%)で、自民支持層の87%(同91%)と大差はなかった。「第3極」では、日本維新の会支持層は88%、日本未来の党支持層は92%で、やや高かった。一方、支持政党のない無党派層では71%(同78%)だった。

 民主支持層では、関心の強さで「大いに関心がある」が50%となり、政権交代を実現した前回衆院選時の72%から大きく落ち込んだ。

(2012年12月5日22時55分 読売新聞)

民主支持層では、関心の強さで「大いに関心がある」が50%となり、政権交代を実現した前回衆院選時の72%から大きく落ち込んだ。

民主支持層では、関心の強さで「大いに関心がある」が50%となり、政権交代を実現した前回衆院選時の72%から大きく落ち込んだ。

民主支持層では、関心の強さで「大いに関心がある」が50%となり、政権交代を実現した前回衆院選時の72%から大きく落ち込んだ。

7626チバQ:2012/12/05(水) 23:10:14
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY201212050808.html
2012年12月5日21時28分
「ハンドバッグを替えてみるつもりで」麻生・元首相
■麻生太郎・元首相

 前回選挙は政権交代。ちょっと代えてみませんか。ハンドバッグを替えてみるようなつもりでね。ある奥さんが私に言った。「政権を代えるのは、亭主を替えるより大変だ」と。その人は再婚していたから、返事に困った。

 3年3カ月前に「政権交代は混乱を招きますよ」と言った。結果として大きな混乱だった。「仮免だから仕方がない」とメディアのセリフもあったが、あれが仮免なら、今回できた人(政党)は無免許運転だ。おかしいでしょ。

 答えは3年3カ月で出た。したがって今回の争点は明白です。この3年3カ月の実績が問われている。「マニフェスト」、最近は使われなくなった。「トラスト・ミー」「近いうち」、みな死語になった。全然信用ない言葉になった。(秋田市内での会合で)

7627チバQ:2012/12/05(水) 23:10:44
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012120501141
民・自、組織票固めに躍起=業界団体は自民回帰の動き【12衆院選】
 民主、自民両党が16日投開票の衆院選に向け、労働組合や業界団体などの組織票固めに躍起になっている。日本未来の党や日本維新の会など「第三極」の参戦により、無党派層の票の分散が予想される中、二大政党は組織力で他を引き離そうとしている。
 「自民党が敗れれば、祖国日本の終わりだ。この3年3カ月で失われた日本の自信を取り戻すべく力を賜りたい」。自民党の石破茂幹事長は11月28日、党本部で開かれた業界団体向けの公約説明会で、政権奪還への支援を求めた。集まった団体数は700超。会場からは「大勝利を期待する」「今までにない強力な応援態勢を取る」との声が上がった。
 建設、医療、農業などの業界団体はかつて自民党の「集票マシン」と呼ばれた。2009年の前回衆院選後に民主党に乗り換える動きが進んだが、今回は自民党の政権奪還が現実味を増し、業界団体の民主党離れが加速している。
 10年参院選で民主党候補を推薦した日本医師会、日本歯科医師会、全日本トラック協会、日本栄養士会は今回、全国単位の支持政党を決めず、地方組織に対応を委ねた。日本商工政治連盟も中立の立場を取っているが、「今は自民党に流れる票が多い」(関係者)という。
 もっとも、業界団体全体に自民党回帰の動きが広がっているわけではない。ある団体の関係者は「自民党政権に戻っても、いつまで続くか分からない時代。これからは特定政党に肩入れせず、政策で判断する」と話す。
 実際、青森県の農協グループは県内の選挙区で、自民、日本未来の両党に加え、共産党候補の推薦を決定。他の中小政党も「支援してくれそうな団体がある」(日本維新の会幹部)と、虎視眈々(たんたん)と切り崩しを狙っている。
 一方、民主党は9月の執行部交代後、輿石東幹事長や安住淳幹事長代行が連合の地方組織を回り、衆院解散までに39都道府県を訪問した。安住氏は5日、さいたま市で記者団に、業界団体の動きについて「自民党の復活を期待しているんだろう」との見方を示した。
 連合の古賀伸明会長は「逆風だからこそ、連合の結束力と力量と真価が問われる」と、民主党への全面支援を表明。民主党としても、無党派層の大量得票は期待できず、連合依存を強めざるを得ないのが実情だ。(2012/12/05-19:40)

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7628チバQ:2012/12/05(水) 23:13:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012120500891
「長野の奇跡、政治でも」=金メダリスト、前議長に挑戦−北海道1区【12衆院選】

 11月下旬、早朝の札幌市中心街。清水宏保は黒のジャージー姿で名刺を配っていた。「長野で見せた奇跡を必ず政治の世界で実現します!」。付き添うスタッフが声を張り上げる中、「清水です」と笑顔で通行人に手を差し出した。
 新党大地は前回衆院選で民主党と選挙協力したが、今回は調整が決裂。北海道1区のベテラン横路孝弘への対抗馬として、帯広市出身で男子スケート長野五輪金メダリストの清水をぶつけた。大地を支援する歌手の松山千春は「相手は横路氏一本だ」と言い切り、38歳の清水へ「世代交代を」と訴える。
 握手をせがまれる人気者から、握手を求める立場に。「涙が出そうになった。けさは(レギュラー出演していた)テレビに出ているはずだったのに」。支援者を集めた会合で、清水が弱音を漏らした。知名度は抜群だが、政治経験はゼロ。出馬表明が遅れ、準備不足は否めない。そんな清水を励ますように、大地代表の鈴木宗男は「超短期の選挙戦だが、清水が得意なのはロケットスタート。一気に加速する」と勝利を誓った。

 迎え撃つ横路陣営の幹部は「過去にも有名人と戦った。特に意識はしていない」と強調。横路は批判の矛先を「日本を、取り戻す」をスローガンに掲げる自民党の総裁安倍晋三に向ける。「安倍さんは歴史を直視していない。彼が取り戻したいのは戦前の日本だ」
 当選10回、71歳。解散まで衆院議長を務めた長老も、民主党への冷たい視線を肌に感じている。とりわけ心配なのは、首相野田佳彦が交渉参加に意欲を示す環太平洋連携協定(TPP)に、道民の多くが批判的なことだ。横路陣営は「道連はTPPに反対の立場だ」として、選挙戦では独自の主張を展開する構えだが、自民党側は早くも「うそつきだ」と批判を強めている。
 「名前が通っていることではなく、政治家の質が問われる選挙だ。生まれ変わった自民党の象徴になれるよう頑張りたい」。同党の船橋利実は事務所開きで熱弁を振るった。陣営は今後、業界団体などに向け、道議時代の実績をアピールしていく方針だ。


▽北海道1区 
野呂田博之 54 党道委員  共 新
大竹智和 35 元放送局員 維 新  推(み) 
船橋利実 52 元道議   自 新  推(公) 
清水宏保 38 元五輪選手 大 新  推(未) 
横路孝弘 71 前衆院議長 民 前  推(国)
(敬称略)(2012/12/05-15:32)

7629チバQ:2012/12/05(水) 23:14:31
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13546318106999
2012年12月5日(水)
衆院選公示 茨城6区、混戦様相 多党乱立どう評価


歴史的な政権交代から3年余り、政治はどう変わるのか。衆院選が4日公示され、既成政党や新興の第三極などが入り乱れる舌戦が始まった。東日本大震災後初の大型国政選挙。4党首が福島県入りし「復興を進める」と訴えた。原発、社会保障、景気…。難題を前に候補者らはどんな将来像を描き、有権者は誰に1票を託すのか。12日間にわたる師走決戦の号砲が鳴り、6人が乱立する茨城6区をはじめ、県内小選挙区の候補者30人が一斉に走り出した。

茨城6区は元厚生相と元厚生官僚の再戦に、自民の分裂や第3極が絡み、6人乱立の混戦様相を呈している。

民主の大泉博子氏(62)は4日午前11時、土浦市中神立町の選挙事務所前で第一声。候補者乱立の6区を群雄割拠の戦国時代に例え、「政治の混沌(こんとん)の責任は与党民主党にある。できなかったことも多い。まずは謝りたい。ごめんなさい」と謝罪から始め、子育て支援の充実などを訴えた。夜は市内のホテルで出陣式。デフレ不況からの脱却や社会保障制度の安定など公約をアピールした。

自民の丹羽雄哉氏(68)は石岡市内のホテルで午前10時に出陣式。丹羽氏は民主党や新党について、「政権を担う与党としての体をなしていない。そして、離合集散を繰り返す新党。日本を任すわけにはいかない」と痛烈に批判。「今度苦杯をなめるようなら死んだ方がましだという思いで死力を尽くす。安定力、経験豊富な丹羽を勝たせてください」と必死に訴えた。

TXつくば駅に程近いつくば市吾妻のつくばセンター前では、午前11時半から未来の栗山天心氏(54)、正午から共産の青木道子氏(62)が相次いで第一声。栗山氏が「(環太平洋連携協定に)日本の農業を守る観点から反対」などと主張を終えた直後に、青木氏の選挙カーが並び、息つく間もなく演説合戦が展開された。

付近に集まった支持者らも、正午を境にそっくり入れ替わった。青木氏は「今回こそみなさんの眼力(めぢから)で確かな政党を選んでいただきたい」と声を張り上げた。

午後0時25分ごろには、青木氏の演説する前を、維新の深沢裕氏(41)の選挙カーが通り過ぎた。深沢氏は同市館野の選挙事務所前の第一声で「地元の有力者や議員らは自民、民主、無所属候補者らとのしがらみでがんじがらめだ」と指摘し、「皆さんが自立して幸せな生活を送れるようにしていく」と決意表明。既存政党による古い政治からの脱却を呼び掛けた。

午後0時50分ごろ、つくば駅前に先着した深沢氏が街頭演説していたところ、約100メートル離れた別の場所に大泉氏が到着。マイクの音量が上回る大泉氏の訴えに、深沢氏の声がかき消される場面もあった。

自民を離れ、無所属で挑む狩野岳也氏(48)は午後2時から、地元かすみがうら市下稲吉で出陣式。壇上で妻と20秒ほど土下座し、支援を求めた。「後がない」。崖っぷちを象徴する一幕だった。陣営は「地元出身の候補者」を強調。大きな組織の支えがない中、選対幹部は「落穂拾いのように人脈をたどる」ことに徹する構えだ。

7630名無しさん:2012/12/05(水) 23:15:08
>>7621
10万人か。すごい精度の出してきたな

7631名無しさん:2012/12/05(水) 23:20:41
1選挙区頭300ちょいだからそれでも少ないくらい(特に今回は候補者が乱立してるせいで傾向が読みづらい)だけどね。
朝日と毎日なんかと組み合わせてみないと中々

7632チバQ:2012/12/05(水) 23:21:39
>>7127とか
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121205/elc12120523130067-n1.htm
【注目区を行く】
「小沢王国」死守なるか 岩手3区
2012.12.5 23:09 (1/2ページ)

公開討論会に臨む岩手3区の(左から)橋本英教、黄川田徹、佐藤奈保美、菊池幸夫の各候補=2日午後、岩手県大船渡市(松本学撮影)
 「小沢王国」死守なるか−。岩手の選挙区はこの一点に尽きるだろう。中でも3区は、日本未来の党で「一兵卒」となった小沢一郎氏の支持者が二分して戦いを繰り広げる。キーワードは「震災復興」。小沢氏から離れた人たちは東日本大震災への復興対策で同氏の存在感が見えないことへの不満を強調する。対する小沢氏は知名度のある「女性刺客」を立てた。そこに自民、共産両党の候補が間隙を縫おうとする構図だ。

 大震災の被災地、大船渡市で2日、民主党前職の黄川田徹氏と、未来の新人、佐藤奈保美氏が討論会に臨み、論戦を交わした。

 復興副大臣の黄川田氏は「復興庁に身を置いているから、しっかり結果を出さないといけない」と復興対策の「即戦力」をアピールした。かたや佐藤氏は「被災地では家を建てるにしても事業を起こすにしても収入の見通しが立たない。増税は大きな負担になる」と述べ、消費税増税法を成立させた民主党を批判した。

 黄川田氏は大震災の津波で両親、妻、長男、秘書の5人を亡くした。「今は政局より復興が最優先」と判断し、民主党を離党した小沢氏と決別し、民主党に残留した。そんな黄川田氏とともに「小沢離れ」した人たちの思いは同じだ。

 小沢氏を支持する国会議員グループ名にちなんだ一関市議会「一新会」(11人)に所属する武田ユキ子市議は「被災地をほったらかして多くの国会議員が離党した。無責任だ」。及川修一陸前高田市議も「小沢氏は被災地にもあまり来ない。『政局』ばかりだ」と訴える。

 一方の佐藤氏は、小沢氏が党首だった自由党に在籍し、黄川田氏の後援会幹部を務めた菅原喜重郎元衆院議員の次女。「生活者の目線、女性候補の新鮮さをアピールしていく」(佐藤陣営幹部)戦略で、黄川田氏に回った小沢氏支持者を取り戻そうとしている。

 3区のほとんどは、中選挙区時代の旧岩手2区にあたり、かつての小沢氏の選挙区でもあった。小選挙区制導入後は小沢氏系候補が勝ち続け、黄川田氏もかつては小沢氏に反目した候補を破っている。今回、黄川田氏に敗れれば、「王国」の威信にかかわるのだ。

 一関市議会「一新会」の佐藤弘征代表は「小沢氏ほど理念を持った、ぶれない政治家はいない」と小沢氏の必要性を力説する。しかし、別の陣営幹部は「小沢氏の理念を私たちが有権者に十分伝え切れていなかったのではないか。地元のわれわれが『小沢王国』に慢心していたのかもしれない」と危機感を募らせる。

    ◇

 自民党は、3度目の挑戦となる新人の橋本英教氏を擁立、3区での初当選を目指す。

 橋本氏は大船渡市での討論会で、「脱原発」で一致した黄川田、佐藤両氏を前に「現実的な政策を進めるのが自民党。軽々に『原発ゼロ』と言うのは無責任だ」と批判した。陣営幹部は「3区の有権者は民主だけでなく未来にも疑問を抱いている」と指摘する。

 共産党新人の菊池幸夫氏は、消費税増税反対などを訴え浸透を図っている。

7633名無しさん:2012/12/05(水) 23:26:19
民主が固めた10って
玄葉、古本、岡田、中川、渡辺周、前原、野田、長妻、細野、平野くらいかなあ。
このレベルしか勝てそうなのが無いというのは、やはり相当きついな。

7634名無しさん:2012/12/05(水) 23:29:09

12神奈川衆院選:県内18選挙区本社総合調査、自民10議席超の勢い ...
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カナロコ(神奈川新聞)-13 分前
12神奈川衆院選:県内18選挙区本社総合調査、自民10議席超の勢い/神奈川. 2012年12月5日 ... 神奈川新聞社の衆院選世論調査は4、5日に県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に電話番号 ...

7635チバQ:2012/12/05(水) 23:31:23
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121205-1055803.html
伸晃氏 山本太郎氏を無視記事を印刷する

 第46回衆院選(16日投開票)が4日公示された。

 東京8区から立候補した自民党の石原伸晃前幹事長(55)は、事務所近くの杉並区役所前で出陣演説を行った。100人ほどの支持者が集まる前で冒頭、「前の選挙では出陣式の際、手を振ってくれる人はいませんでした。でも今日はバスが通れば手を振り返してくれ、自転車に乗る子供さんも手を振ってくれた。3年3カ月前とは雰囲気は違う」と優勢をアピール。演説後、脱原発を主張する俳優山本太郎氏(38)が同区から出馬したことについて聞かれると、石原氏は無言を貫き選挙カーに乗り込んだ。

 [2012年12月5日9時48分 紙面から]

7636チバQ:2012/12/05(水) 23:33:15
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121205-1055788.html
清水宏保氏 援軍に千春と細川たかし
 第46回衆院選(16日投開票)が4日公示された。

 北海道1区から立候補した、新党大地新人でスピードスケート五輪金メダリストの清水宏保氏(38)が、土砂降りの雨の中で第一声を上げた。札幌市内の事務所前で「札幌からロケットスタート」などと書かれた街宣車の上に立ち、「スピードスケートで鍛えた体を、今度は政治の世界で犠牲にしていきたい」と声を張り上げた。胸には日の丸、背中にはJAPANと書かれたスポーツウエアで登場。「スポーツを中心にこの街を活性化したい。長期的な目標は(札幌での)夏冬の五輪開催」と力を込めた。夕方の“ススキノ遊説”では親交の深い歌手・松山千春、細川たかしが援軍に駆けつけた。

 [2012年12月5日9時45分 紙面から]

7637名無しさん:2012/12/05(水) 23:33:56
日経によれば議席を固めた数


自民230(選170比60)
民主 40(選10比30)
維新 35(選 5比30)
未来 10
みん 10

7638名無しさん:2012/12/05(水) 23:36:40
ここまできつめの情勢だと
菅とか真紀子とか原口クラスは小選挙区で勝つのは厳しくなってきたなあ。
川内レベルだと比例も厳しいだろう

7639名無しさん:2012/12/05(水) 23:47:23
民主が固めた10ってのはゼロ打ち〜10時前で勝てるレベルの事なんだろうなあ。

7640名無しさん:2012/12/05(水) 23:49:04
日テレで読売調査のグラフが出ていたが民主と自公以外の勢力がほぼ同数だった

7641名無しさん:2012/12/06(木) 00:03:34
これだけ政党が乱立すりゃ、各選挙区に2〜3万の創価票がある自民が有利だよなぁ
民主に風が吹いた前回ですら、共産党が今回のように全選挙区に立てていれば、50議席くらい減らすしな。

7642名無しさん:2012/12/06(木) 00:11:28
自民、単独過半数の勢い 衆院選序盤、朝日新聞情勢調査
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY201212050935.html

16日投開票の衆院選について、朝日新聞社は4、5日、全300小選挙区の有権者を対象に電話調査を実施、全国の取材網の情報も加えて公示直後の序盤情勢を探った。それによると、現時点で(1)自民は小選挙区が好調で比例区と合わせ単独で過半数を確保する勢い(2)民主は惨敗で100議席を割り込む公算が大きい(3)第三極の日本維新の会は比例区で民主と肩を並べ、小選挙区と合わせて50議席前後に(4)日本未来の党は比例区で8議席前後を確保しそうだが小選挙区では苦戦、などの情勢になっている。

 調査時点で投票態度を明らかにしていない人が小選挙区でほぼ半数、比例区でも4割いる。公示直後は各候補が有権者に十分浸透しているとは限らず、今後、情勢が大きく変わる可能性もある。

7643名無しさん:2012/12/06(木) 00:26:21
ここ数回最後に自民はまくってくるので280超まで行きそうな雰囲気
民主は組織を固めようにも連合もロクに動かないしやばいなあ。

7644旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/06(木) 00:28:34
後は,逆バネがどう出てくるかですね。

とはいえ,ここんとこアンダードッグってあんまり出ないのなぁ。

7645チバQ:2012/12/06(木) 01:06:32
産経

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121206/stt12120600270000-n1.htm
自公で過半数上回る見通し 第三極伸び悩み 本社情勢調査
2012.12.6 00:25 (1/2ページ)
 第46回衆院選(16日投開票)について、産経新聞社が全国の総支局を通じて公示後の情勢を探ったところ、自民、公明両党で過半数(241議席)を上回る勢いであることが5日、分かった。民主党は公示前の230議席から激減して100議席を下回ることもあり得る。日本維新の会など「第三極」も伸び悩んでおり、自公両党が政権に復帰する公算が大きくなっている。

 選挙区(300)のうち、自民は200程度で他の候補に先行している。前職や元職が地盤を着実に固めている。支持基盤が強固な地方部だけでなく、前回は全敗した埼玉や愛知などの都市部でも一定の議席を確保する見込み。

 前回、8選挙区で全敗した公明も5選挙区で大きくリードしている。

 逆風下にある民主は11月下旬に行った公示前情勢調査に比べ、中堅やベテランの前職を中心にやや盛り返しを見せている。ただ、3年3カ月の政権運営に対する批判はぬぐい切れていない。

 日本未来の党は公示前の62議席から大きく減らし、選挙区で2桁台は微妙だ。

 維新は党発祥の地である大阪で強みを見せ、15程度で優位に立っているが、都知事を務めた石原慎太郎代表の足元である東京などでは浸透しきれていない。

 維新との合流が決裂したみんなの党は、28の選挙区で維新の候補と競合し、票を食い合う形となっており、伸びをみせていない。

 社民党、新党大地、国民新党、新党日本は選挙区での議席を確保できるかのラインにある。

 比例代表(180)でも自民が堅調で、共同通信が4、5両日に行った電話世論調査では、前回の55議席を上回る勢い。民主は40議席台に届かせることさえ厳しい情勢で、維新と2位を競っている。共産党は比例の上積みができるかが焦点。

 ただ、投票先を決めていない有権者が多く投票日に向け情勢が変わる可能性もある。産経新聞社はFNN(フジニュースネットワーク)とともに今週末に世論調査を行い、11日付朝刊に終盤情勢を掲載する。

7646チバQ:2012/12/06(木) 01:07:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121206/elc12120600130000-n1.htm
【衆院選2012】
東京1区 “象徴区”で経済政策競う
2012.12.5 23:13
 霞が関の官庁街や、大企業が多く並ぶ日本経済の中心であり、新宿、六本木、秋葉原など国内有数の繁華街をいくつも抱える東京1区。各党にとっても党の象徴となる重要区だ。「第三極」もみんな、維新、未来が顔をそろえ、都内最多となる9人が出馬。意図的か偶然か、元経済評論家、元経産省職員、元日銀行員、元野村証券社員ら“経済通”が並んだ。

 9人の中で国会議員経験者は、民主・海江田万里氏のみ。過去5度争った元財務・金融相、与謝野馨氏が引退したため、知名度では8新人を圧倒している。海江田氏は、菅政権で経産相など重要ポストを務めたが、マニフェスト未達成への風当たりも強く、実績より経済畑を歩んできた背景を強調して、景気回復への実行力を訴える。

 これに呼応するかのように、各候補は経済面をアピールする。

 自民・山田美樹氏は元経産省職員。コンサルティング会社などの民間経験も付け加え、「民間では当たり前だったスピード感、決断力、創意工夫で経済再生に取り組む」と熱弁をふるう。

 未来・野沢哲夫氏は「証券会社の営業もし、1区の企業、個人の気持ちも分かっている」。小渕内閣の経済戦略会議委員などを務めた伊藤元重東大教授のゼミ生で、「経済で誰にも負けるつもりはない」。

 先月20日に日銀を退職したばかりの維新・加藤義隆氏は「一つ一つの規制を緩和していけば、イノベーションが起きる。しがらみがないから本当の規制緩和ができる」と既成政党との違いを強調する。

 みんな・小斉太郎氏も規制緩和を訴え、脱原発のために電力自由化を提案している。「海外では非原発の発電会社が売り上げを伸ばすなどしており、新規参入もうながせる」と力説する。

 共産・冨田直樹氏は「内需の冷え込みをどうにかしないといけない。まずは大企業の非正規雇用者の賃金から上げてもらい、平均賃金上昇による経済成長を促す」というデフレ脱却論への理解を求めている。

 ある党の選対幹部は「東京の中心1区の景気を立て直すことが、日本の景気を立て直すことになる」と、景気・経済対策を中心に訴えるのが効果的だという。

 こうした“経済論争”に有権者の反応は複雑だ。

 新宿区内で酒店を営む男性(49)は「うちは飲食店にも卸しているので、景気を良くしてほしい」と、期待する。

 だが、選択肢は景気・経済だけではない。

 港区の主婦(43)は「夫は外資系企業に勤めているので、中国での不買運動のように、国際的な争いが起こってほしくない」と話し、周辺国に対して強い姿勢で臨む自民や維新のスタンスに警戒感を示した。

 同区内で美容室を経営する下村一司さん(45)は消費税増税には否定的だ。だが、「商店街の活動などで自民の区議や都議が入り込んでおり、政策より親近感で選ぶと思う」。

 新宿区の海江田事務所近くで衣料品店を経営する女性(60)は「民主がそんなに悪い政治だったとは思わない。新しい政党はみな同じに見える」と第三極への不安感を口にした。

 産経新聞社とFNNの合同世論調査でも、衆院選で重視する点について、「景気・経済」(33・6%)に次いで「社会保障」(20・6%)、「原発・エネルギー政策」(7・9%)と続く。

 こうした有権者の複雑な思いを候補者はどうやってくみ取っていくのか。名前を連呼する選挙戦では、その答えは見えてこない。(原田成樹)

7647いなばやま:2012/12/06(木) 01:07:36
個人的見解
▼自公で269+1の絶対安定多数は確保するも合計で議会運営で圧倒できる320までは届かず
▼維新は比例+小選挙区で30議席は確保、一番追い風がある政党で今後伸びる可能性大
 日本新党の記録は超え50議席を伺うところか
▼民主は未来の登場で基礎票も危うい状況。もともと凧揚げ政党なだけに100議席は困難か
▼共産党は末端の動きは悪くない。二桁に乗せる可能性はある。
▼社民は最低2議席は確保あとは運。近畿、東北、南関東でどこまで伸びるか
▼大地は比例1議席は確保。小選挙区も2〜3は勝ち負けになっている。

7648チバQ:2012/12/06(木) 01:14:25
482 :無党派さん:2012/12/06(木) 00:16:45.16 ID:bwFevcXK
自民、単独過半数の勢い 衆院選序盤、朝日新聞情勢調査
http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY201212050935.html

16日投開票の衆院選について、朝日新聞社は4、5日、全300小選挙区の有権者を対象に
電話調査を実施、全国の取材網の情報も加えて公示直後の序盤情勢を探った。それによると、
現時点で(1)自民は小選挙区が好調で比例区と合わせ単独で過半数を確保する勢い(2)民主
は惨敗で100議席を割り込む公算が大きい(3)第三極の日本維新の会は比例区で民主と肩を
並べ、小選挙区と合わせて50議席前後に(4)日本未来の党は比例区で8議席前後を確保し
そうだが小選挙区では苦戦、などの情勢になっている。調査時点で投票態度を明らかにして
いない人が小選挙区でほぼ半数、比例区でも4割いる。公示直後は各候補が有権者に十分浸透
しているとは限らず、今後、情勢が大きく変わる可能性もある。自民は、前回2009年の
衆院選で民主に大敗した小選挙区で優勢な戦いぶりが目立つ。09年に惨敗した首都圏などで
一転して優位に立ち、小選挙区全体で前回の64議席から200議席を超す勢い。比例区では
不振だった前回の55議席は上回りそうだが、60議席台に届くかどうか。公明は候補を立てた
9小選挙区で全勝の可能性があり、比例区でも前回並みかやや上回る20議席台前半をうかがう。
この結果、自公で計300議席に達する可能性がある。民主は、前回221議席を得た小選挙区
で軒並み苦戦し、「民主王国」と言われる北海道や愛知県でも厳しい戦いを強いられている。
閣僚でも、議席確保の見通しが立っている人は多くない。前回87議席を獲得した比例区も30
議席台に激減。合計で公示前230議席から80議席前後に大きく減る可能性がある。維新は、
大阪府内で躍進が目立つ。優勢な選挙区が五つあるほか、ややリードや激しく競り合う小選挙区
も多い。全国では小選挙区で10議席台、比例区で30議席台をうかがっている。みんなの党は、
比例区で前回の3議席から大きく伸ばし、13議席前後に達しそう。小選挙区と合わせると
公示前8議席から倍増の勢いだ。一方、未来は公示前の61議席から大きく減りそうだ。小選挙区
は数議席にとどまり、比例区と合算しても10議席台の見通し。共産は比例区で現有9議席に
届くかどうか。社民と新党大地は小選挙区と比例区で議席を得る可能性がある。

     ◇
〈調査方法〉 4、5の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける
「朝日RDD」方式で実施。目標有効回答数は各選挙区400人。世帯用と判明した番号は全国で
計17万4649件、有効回答は計11万5604件。回答率は66%。

7649チバQ:2012/12/06(木) 01:17:04
503 :無党派さん:2012/12/06(木) 00:20:00.89 ID:/BRHXuXQ
読売・日経・朝日の調査を総合すると
未来の議席で固まったのは
小選挙区2(岩手4、広島6)
比例8(東北1、北関東1、北陸信越1、東京1、南関東1、東海1、近畿1、九州1)
ってとこだろう。

512 :無党派さん:2012/12/06(木) 00:21:44.64 ID:OexDZupN
>>503
北陸信越はさすがに無理かと…


508 :無党派さん:2012/12/06(木) 00:20:47.24 ID:gZQfGlzY
>>482
国民新党は議席ゼロだな。
鹿児島3区は宮路優勢になったんだろうな。

7650チバQ:2012/12/06(木) 01:19:34
535 :無党派さん:2012/12/06(木) 00:25:03.19 ID:Z9+vbjZB
朝日だと
自民選挙区だけで200議席以上を固める
そうなると比例でも60議席はほぼ間違いないだろうからこの時点で260議席
一方民主は王国といわれた北海道・愛知でも大苦戦で比例も30議席程度まで激減
比例獲得数から小選挙区数を考えると60議席前後

読売・日経と同じように自民単独での絶対安定多数確保も視野に 民主なんとか第二党を守る
という流れで間違いなさそうだ
情勢は流動的だが

7651いなばやま:2012/12/06(木) 01:27:47
比例は大政党に強めに出る傾向があるので
自民党は前回並みとみます
なにせ勢いがないのでこれから決める層への訴求力が低い上に
支持層がかぶる維新の会の勢いが読めないですから

7652群衆 ◆LKHCancV0c:2012/12/06(木) 05:12:26
衆院選、自公3百議席うかがう 政権奪還も、民主激減

 共同通信社は第46回衆院選について4、5両日、全国の有権者約12万3700人を対象に電話世論調査を実施し、現時点での情勢を探った。自民党は小選挙区、比例代表ともに優位に立ち、単独過半数(241議席)を確保、公明党と合わせ300議席をうかがい、政権奪還の公算が大きくなっている。民主党は公示前の230議席から激減し70議席前後となる可能性がある。日本未来の党、日本維新の会、みんなの党といった第三極勢力は伸び悩んでいる。

 共産党は公示前を下回りかねず、社民党、新党大地も厳しい戦い。国民新党、新党日本、新党改革は議席確保の見通しが立っていない。

 ただ「まだ決めていない」との回答が小選挙区で56・0%、比例代表で48・0%あり、16日の投開票に向けて情勢が変わる可能性がある。
2012/12/06 05:00 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012120501002015.html

7653群衆 ◆LKHCancV0c:2012/12/06(木) 05:15:02
衆院選:自民単独過半数の勢い、民主は激減 序盤情勢調査

毎日新聞 2012年12月06日 05時00分

 共同通信社は第46回衆院選について4、5両日、全国の有権者約12万3700人を対象に電話世論調査を実施し、現時点での情勢を探った。自民党は小選挙区、比例代表ともに優位に立ち、単独過半数(241議席)を確保、公明党と合わせ300議席をうかがい、政権奪還の公算が大きくなっている。民主党は公示前の230議席から激減し70議席前後となる可能性がある。日本未来の党、日本維新の会、みんなの党といった第三極勢力は伸び悩んでいる。

 共産党は公示前を下回りかねず、社民党、新党大地も厳しい。国民新党、新党日本、新党改革は議席確保の見通しが立っていない。ただ「まだ決めていない」との回答が小選挙区で56.0%、比例代表で48.0%あり、16日の投開票に向けて情勢が変わる可能性がある。

 自民党は2009年の前回衆院選で惨敗した首都圏など大都市圏を含め全国的に復調傾向にある。300小選挙区では民主、維新などを圧倒し、230前後の選挙区で議席を得る可能性がある。11ブロックの比例代表(定数180)でも他党を大きく引き離し、前回55議席を上回る情勢だ。前回小選挙区全敗の公明は比例と合わせ30議席近くまで迫る。

 民主党の候補は各地で逆風にさらされており、小選挙区での当選が05年郵政選挙の52議席を下回る20?40台となることもあり得る。比例代表でも40議席台に届かせることさえ厳しくなっている。

 未来は公示前の62議席から大きく減らして小選挙区、比例合わせても15議席前後。維新は比例で自民に次ぐ第2党を民主と競うが、小選挙区は大阪を中心にした勢いを全国に広げることに腐心している。小選挙区、比例を合わせ50議席に届かないことも想定される。みんなは既成政党批判の受け皿としての立場を維新に奪われた形で小選挙区4議席前後、比例10議席強と頭打ち。共産は公示前9議席を確保できるかは微妙。社民、大地も1?2議席に減らしかねない。

 【調査の方法】4?5日の2日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD法で実施。電話帳に番号を載せていない人も調査が可能で、性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い調査ができる。今回、無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは15万4649件で、このうち12万3683人から回答を得た。(共同)
http://mainichi.jp/select/news/20121206k0000m010114000c.html

7654群衆 ◆LKHCancV0c:2012/12/06(木) 05:32:52
中国地方選挙区20比例11@中国新聞

自民20超す勢い
日本維新の会は比例で議席獲得しそう

広島1〜5区で自民先行、6区未来と自民が激しく競り合う、7区自民を民主が追う
山口1区自民優位、2区自民抜け出す、3・4区自民万全
岡山1・5区自民先行、3区維新先行、2区民主自民横一線、4区自民と民主競る
島根1・2区自民リード
鳥取1区自民盤石、2区自民先行

民主3議席確保が微妙な情勢
自民5議席に伸ばす勢い
維新と公明は1議席を固め、2議席目を狙う
未来、みんなも1議席をうかがう

7655名無しさん:2012/12/06(木) 07:01:47
共同通信社は第46回衆院選について4、5両日、全国の有権者約12万3700人を対象に電話世論調査を実施し、
現時点での情勢を探った。滋賀県内の4小選挙区は、自民、民主両党の対決に日本維新の会など「第三極」が絡む展開で、
18人が争っている。解散前は民主が全議席を独占していたが、今回は巻き返しを狙う自民が2、4区で支持を広げている。

1、3区では民主、自民が拮抗(きっこう)している。第三極は、三つの選挙区に候補者を立てた維新が一定の支持を集めるが、
みんなの党は勢いに欠ける。共産は伸び悩んでいる。

小選挙区は3〜5割の有権者が誰に投票するか未定で、情勢が変わる可能性もある。

1区は、民主前職の川端達夫と自民新人の大岡敏孝が競り合い、維新新人の奥村利樹が追いかける。共産新人の節木三千代が続く。
2区は、自民元職の上野賢一郎が優位に戦いを進め、民主前職の田島一成が激しく追う。
みんな新人の世一良幸は伸びに欠け、共産新人の中川睦子は苦戦している。

3区は、民主前職の三日月大造と自民新人の武村展英が接戦を演じ、維新新人の久保田暁が追いかける。
共産新人の西川仁は苦しい。

4区は、自民新人の武藤貴也が着実に浸透し、民主前職の奥村展三、維新新人の岩永裕貴が追い上げる。
無所属元職の小西理はやや遅れ気味で、共産新人の西沢耕一は広がりに欠ける。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20121205000170


民主が鉄板の滋賀ですらこの有様だと非常に苦しいなあ。

7656群衆 ◆LKHCancV0c:2012/12/06(木) 07:05:37
道内比例投票先 自民24%、民主15% 維新、大地7%で並ぶ

(12/06 06:19)

 北海道新聞は4、5の両日、16日投開票の衆院選に関する全道世論調査を行った。比例代表道ブロック(定数8)の投票先は、自民党が24%で11月17、18両日に行った前回調査に引き続きトップに立ち、民主党が15%で続いた。前回2位だった日本維新の会は、7ポイント減の7%で3位に後退し、勢いに陰りが見えた。道内12小選挙区では、自民候補が計8選挙区でリードしている。

 小数点1位以下は政党支持率以外、四捨五入した。今回の調査では小選挙区、比例代表ともに「わからない・無回答」が約3割おり、今後情勢が変わる可能性もある。

 比例代表の投票先は自民党が前回調査時より3ポイント減り、民主党が4ポイント増えた。このほか新党大地が7%で維新と並んで3位に浮上、公明党は5%、日本未来の党と共産党、みんなの党各4%、社民党1%。自民は3議席を獲得する勢いで、維新、大地、公明も議席獲得圏にある。

 小選挙区は、道5区(札幌市厚別区、石狩管内)と7区(釧路、根室管内)、8区(渡島、檜山管内)、9区(胆振、日高管内)、12区(オホーツク、宗谷管内)で自民候補が他候補を引き離し、優勢となっており、2区(札幌市北、東区)と4区(札幌市手稲区、後志管内)、11区(十勝管内)で先行している。

 1区(札幌市中央、南、西区)と3区(同白石、豊平、清田区)、6区(上川管内)では自民、民主の候補が、10区(空知、留萌管内)では公明、民主の候補がそれぞれ競り合っている。

 衆院選公示までの新党結成の動きに対する評価を聞いた質問では「評価できない」が66%に上り、「評価できる」の23%を大きく上回った。維新と太陽の党の合流や未来の結成、未来への国民の生活が第一などの参加について、有権者が必ずしも受け入れていないことがうかがえる。

 また、各党の政策上の違いが鮮明になっているか尋ねたところ、「なっていない」72%に対し「なっている」は17%にとどまり、争点が見えにくいと感じている人が多いことが明らかになった。

 支持政党は自民23・4%、民主17・0%、維新4・7%、公明4・5%、大地3・8%、共産3・3%、未来2・3%、みんな2・1%、社民0・6%など。支持政党なしは23・8%だった。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2012syuinsen/424779.html

7657名無しさん:2012/12/06(木) 07:08:43
>>7656
三井、鉢呂が先行を許し
横路、小平が競り合ってるとは・・・
これは総崩れかもしれん

7658二階席:2012/12/06(木) 09:10:07
小選挙区では大した波乱もなく、
淡々と議席が決まりそうですね。

予想外があるとすれば比例東北。
いなばやまさんのおっしゃる
「末端」が本気でやんないと
共産党が議席を失いそうです。

一議席は硬い…もとい堅いと
思ってたんですが、共産。
喰われてますねー、第三極に。

赤旗が伸びてないのも痛手?

7659二階席:2012/12/06(木) 09:16:26
あ、あと民主党アレルギーは関東、関西、中京、北部九州以外の郡部では根っこまで浸透してますよ。

比例票は激減。
よって民主の第三党落ちが見えてきました。小選挙区とあわせて50なんて、とてもとても。

夢のような数字ですよ、実際。

7660名無しさん:2012/12/06(木) 09:16:28
民主は郵政と違って比例がガタガタだから小選挙区で落とすとそのまま復活出来ない可能性が非常に高いのがきついねえ。
そして維新は比例が伸び悩んでて優遇しまくった連中だけ当選し小選挙区で幾ら善戦しても
議席を得られない可能性が高いのは厳しいな。

7661名無しさん:2012/12/06(木) 09:22:41
朝日って個別情勢載ってる?
読売は載ってたけど日経は明日みたいだし地方紙もまだだった。
朝日載ってるなら買いに行きたいのだが

7662名無しさん:2012/12/06(木) 10:14:24
朝日は明日みたいだな。

7663名無しさん:2012/12/06(木) 10:31:46
小池隆志は立候補できずだな。
懸命だ。
マスゴミの餌食になるだけ。

7664名無しさん:2012/12/06(木) 10:36:04
しかし比例はブロック制でドント方式だとやはり第一党は非常に有利だな。

7665名無しさん:2012/12/06(木) 10:45:27
 民主党の候補は各地で逆風にさらされており、小選挙区での当選が05年郵政選挙の52議席を下回る20〜40台となることもあり得る。比例代表でも40議席台に届かせることさえ厳しくなっている。

http://mainichi.jp/select/news/20121206k0000m010114000c.html

7666名無しさん:2012/12/06(木) 10:48:25
民主党は公示前の230議席から激減し70議席前後となる可能性がある。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2012syuinsen/424809.html
衆院選、自公3百議席うかがう 政権奪還も、民主激減(12/06 10:03)

街頭演説を聞く有権者ら=5日午後、横浜駅西口

 共同通信社は第46回衆院選について4、5両日、全国の有権者約12万3700人を対象に電話世論調査を実施し、現時点での情勢を探った。自民党は小選挙区、比例代表ともに優位に立ち、単独過半数(241議席)を確保、公明党と合わせ300議席をうかがい、政権奪還の公算が大きくなっている。民主党は公示前の230議席から激減し70議席前後となる可能性がある。日本未来の党、日本維新の会、みんなの党といった第三極勢力は伸び悩んでいる。

 共産党は公示前を下回りかねず、社民党、新党大地も厳しい戦い。国民新党、新党日本、新党改革は議席確保の見通しが立っていない。

 ただ「まだ決めていない」との回答が小選挙区で56・0%、比例代表で48・0%あり、16日の投開票に向けて情勢が変わる可能性がある。

7667アーバン:2012/12/06(木) 10:53:28
>>7666
休憩中にコメント
私は秋田生まれなんだけど農村部におけるTPPへの反発はかなりのもの
秋田の民主党も反対を貫き続けている二区の候補者がむしろ互角の戦いをしているみたい
一区はくるしいみたいだ

7668名無しさん:2012/12/06(木) 11:10:37
読売持ってるからご要望があれば後で個別情勢載せられます
必要な情報があれば言ってください

7669名無しさん:2012/12/06(木) 11:13:16
>>7667
宮城4や香川2も似た傾向がありますね

7670名無しさん:2012/12/06(木) 11:16:26
逆に経産副大臣でTPP推進だったせいで
磐石の地盤があった山形2区の近藤が鈴木に抜かれそうな状態だからな
そして農相経験者なのに農林業の2割しか固められない鹿野はどうなのだろうか。

7671らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/06(木) 11:20:19
冨田が経済通かw高校のときry

“経済通”が並ぶ東京1区 各党の象徴、都内最多9人が出馬
産経新聞 12月6日(木)9時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121206-00000509-san-pol
 霞が関の官庁街や、大企業が多く並ぶ日本経済の中心であり、新宿、六本木、秋葉原など国内有数の繁華街をいくつも抱える東京1区。
各党にとっても党の象徴となる重要区だ。「第三極」もみんな、維新、未来が顔をそろえ、都内最多となる9人が出馬。
意図的か偶然か、元経済評論家、元経産省職員、元日銀行員、元野村証券社員ら“経済通”が並んだ。

7672らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/06(木) 11:23:07
鹿野の息子は宿題やってなくて数学教師にビンタ(ry

7673名無しさん:2012/12/06(木) 11:27:51
http://mainichi.jp/select/news/20121206k0000m010114000c.html
衆院選:自民単独過半数の勢い、民主は激減 序盤情勢調査
毎日新聞 2012年12月06日 05時00分

 共同通信社は第46回衆院選について4、5両日、全国の有権者約12万3700人を対象に電話世論調査を実施し、現時点での情勢を探った。自民党は小選挙区、比例代表ともに優位に立ち、単独過半数(241議席)を確保、公明党と合わせ300議席をうかがい、政権奪還の公算が大きくなっている。民主党は公示前の230議席から激減し70議席前後となる可能性がある。日本未来の党、日本維新の会、みんなの党といった第三極勢力は伸び悩んでいる。

 共産党は公示前を下回りかねず、社民党、新党大地も厳しい。国民新党、新党日本、新党改革は議席確保の見通しが立っていない。ただ「まだ決めていない」との回答が小選挙区で56.0%、比例代表で48.0%あり、16日の投開票に向けて情勢が変わる可能性がある。

 自民党は2009年の前回衆院選で惨敗した首都圏など大都市圏を含め全国的に復調傾向にある。300小選挙区では民主、維新などを圧倒し、230前後の選挙区で議席を得る可能性がある。11ブロックの比例代表(定数180)でも他党を大きく引き離し、前回55議席を上回る情勢だ。前回小選挙区全敗の公明は比例と合わせ30議席近くまで迫る。

 民主党の候補は各地で逆風にさらされており、小選挙区での当選が05年郵政選挙の52議席を下回る20〜40台となることもあり得る。比例代表でも40議席台に届かせることさえ厳しくなっている。

 未来は公示前の62議席から大きく減らして小選挙区、比例合わせても15議席前後。維新は比例で自民に次ぐ第2党を民主と競うが、小選挙区は大阪を中心にした勢いを全国に広げることに腐心している。小選挙区、比例を合わせ50議席に届かないことも想定される。みんなは既成政党批判の受け皿としての立場を維新に奪われた形で小選挙区4議席前後、比例10議席強と頭打ち。共産は公示前9議席を確保できるかは微妙。社民、大地も1〜2議席に減らしかねない。

 【調査の方法】4〜5日の2日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD法で実施。電話帳に番号を載せていない人も調査が可能で、性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い調査ができる。今回、無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは15万4649件で、このうち12万3683人から回答を得た。(共同)

7674名無しさん:2012/12/06(木) 11:45:45
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121206t61016.htm
渡部恒三氏引退「後継指名は間違い」一代限り 会津の美学?

「平成の水戸黄門」こと渡部氏。引退の集いで印ろうをかざした=2日、会津若松市のホテル

 大物保守政治家を輩出した会津地方の戦後政治史が民主党の渡部恒三氏(80)の引退で節目を迎えた。後継者を選べず、陣営は福島4区で不戦敗に終わる。中選挙区時代、会津からは渡部氏のほか、自民党重鎮の八田貞義氏(1909〜86年)、伊東正義氏(1913〜94年)が当選を重ねた。八田、伊東両氏も渡部氏と同様、後継者を残していない。共通の背景を探ると、我の強さやプライドの高さ、頑固といった会津人気質が垣間見える。

 「国会議員は皆さんの投票で生まれる。後継を出そうなんて間違いだった。尊敬する伊東先生も後継をつくらなかった」
 福島県会津若松市で2日に開かれた引退の集い。渡部氏は後継者を指名しなかった理由を語った。
 同時に「今後は会津を担う若い政治家を育てたい」と未練も。支持者からも「たすきをつなげず残念。次の選挙を待ちたい」(新井田伝・幸楽苑社長)と諦めきれない声が上がった。
 「引退が10年遅かった。恒三さんもわれわれも年を取り過ぎた」と後援会幹部は語る。長年秘書を務めたおいの佐藤雄平福島県知事が2006年に参院議員から転身したのも誤算だった。
 「雄平さんが参院議員のままだったら問題なく後継者だった。福島第1原発事故対策で国と衝突し、国政に打って出るシナリオも模索したが、駄目だった」と明かす。
 渡部氏は衆院議員を14期43年間務めた。支持者や秘書経験者には佐藤知事のほか、和田洋子元参院議員、県議、首長ら20人以上が連なり、「恒三一家」と呼ばれたが、その中から後継者は生まれなかった。
 地元政治家は「政治的臭覚は抜群。自分を脅かす若い芽は徹底的に摘み、足を引っ張った。だから14期もできた」と指摘する。民主党県連幹部は「党最高顧問が自分の選挙区を不戦敗にするなんてひどい。万骨枯れて勲一等光る。自らは要職を歴任したが、人材を育てなかった」と憤る。
 元秘書の瓜生信一郎県議は「われわれは恒三さんが全て。船長が下船すれば、乗船者も降りるしかない」と理解を示す。
 八田、伊東両氏も9期26年間衆院議員を務めた。その後、それぞれの門下生から渡部篤氏、故斎藤文昭氏が衆院議員となったが、ともに1期と短命に終わった。
 伊東派だった遠藤忠一県議は「一代で終わるのが会津の政治家。後継者の押し付けはしない。後援会も頑固でその人しか推さない」と話す。八田氏を支援した小沢隆・元県議も「2世議員を嫌うのが会津人の美学かもしれない。八田さんには医師の息子がいたが、後継者にする考えはなかった」と証言する。

2012年12月06日木曜日

7675名無しさん:2012/12/06(木) 12:01:27
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20121206/936049
【衆院選】1、4、5区自民リード 県内小選挙区、本紙世論調査
(12月6日 朝刊)

 政権の枠組みが最大の焦点となる16日の衆院20+ 件選投開票を前に、下野新聞社は4、5の両日、電話による世論調査を行い、取材を加味して県内5小選挙区の情勢を探った。民主、自民の二大政党と、みんなの党、日本未来の党の第三極勢力に共産党を加えた5党から計19人が立候補しているが、政権奪還を狙う自民が1、4、5区でリードし、3区はみんなが優勢。2区は先行する自民に民主とみんなが迫る接戦となっている。選挙に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた人は78%に上るが、過半数の51%がまだ投票先を決めておらず、終盤の展開が注目される。

 ■1区 船田氏安定、石森氏苦戦

 前回2009年の落選から雪辱を期す自民党元職の船田元氏が安定した戦い。民主党前職の石森久嗣氏、みんなの党新人の荒木大樹氏が追う。

 船田氏は自民支持層の9割弱を固め、選挙協力相手の公明党支持層も8割弱が支持。前回初陣を飾った石森氏は、逆風にあえぐ。民主支持層の6割弱のしか固め切れず、無党派層の支持も1割強。荒木氏はみんな支持層の6割以上を固めた。共産党新人の田部明男氏は同党支持層の2割強の支持を集めたが、伸び悩んでいる。

 ■2区 西川氏に迫る福田、柏倉氏

 自民党元職の西川公也氏がやや優位に立ち、民主党前職の福田昭夫氏と、みんなの党新人の柏倉祐司氏がほぼ横一線で迫る。

 前回は福田氏に大敗した西川氏だが、自民支持層の7割近くを固めた。公明党支持層の7割弱の指示も獲得。福田氏は民主支持層の6割強しか固め切れていない。一方、無党派層の支持は2割強を得た。柏倉氏はみんな支持層の7割以上を固め、自民支持層の1割弱にも食い込んだ。共産の藤井豊氏は苦しい戦い。

 ■3区 渡辺氏優位、梁氏追い上げ

 みんなの党代表の前職渡辺喜美氏が高い知名度を生かして優勢、自民党新人の簗和生氏が必死に追い上げている。

 古巣の自民と初めて対決する渡辺氏はみんな支持層の9割以上を固め、自民支持層の3割弱にも食い込んだ。民主党支持層から5割強、公明党支持層からも2割の支持。無党派層からも5割の支持を得た。簗氏は自民党支持層の6割強を固めたものの、公明の支持層は4割弱にとどまった。共産党新人の秋山幸子氏は同党以外に支持が伸びていない。

 ■4区 佐藤氏優勢、追う山岡氏

 自民党前職の佐藤勉氏が先行し、日本未来の党前職の山岡賢次氏が追う展開。みんなの党新人の藤岡隆雄氏、民主党前職の工藤仁美氏が続き、差を縮めようと懸命だ。

 共に大臣経験者の佐藤、山岡両氏は6度目の戦い。佐藤氏が地力を発揮。自民支持層の8割以上を固め、未来支持層の1割にも食い込んでいる。山岡氏は民主党時代に受けていた連合栃木の推薦はなくなったが、民主支持層から3割弱が流れている。藤岡氏はみんな支持層の半数弱しか固め切れていない。工藤氏は、民主支持層から2割強の支持にとどまっており、出遅れが響いている。共産党新人の早乙女利次氏は同党支持層以外に広がりを欠く。

 ■5区 茂木氏盤石

 7期目に挑む自民党前職の茂木敏充氏が盤石の態勢。みんなの党前職の富岡芳忠氏は苦戦している。

 茂木氏は高い知名度を生かし、自民支持層の9割近くを固めた。民主支持層からは5割強、みんな支持層からも3割強の支持を得ている。富岡氏は、みんな支持層の2割強しか固めきれていない。共産新人の川上均氏は苦戦している。

 <調査の方法>

 ▽調査の方法=4、5日の両日、県内5小選挙区の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて聞き取るRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で調査した。1区331人、2区329人、3区324人、4区301人、5区318人の計1603人から回答を得た。

7676チバQ:2012/12/06(木) 12:39:09
自公あわせて280。民主100と踏んでましたが甘かったですね

4年後はどこが大勝するんですかね

7677名無しさん:2012/12/06(木) 12:56:55
>>7676
民主が実際にここまで落ちると、次の総選挙で「政権交代」を訴えても非現実的ですよね。だから次は00年と03年の間に収まるように思えます。

7678名無しさん:2012/12/06(木) 13:03:15
仙谷苦戦

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2012/12/2012_135475827032.html
◎1区
 福山守(59・自民新)が、仙谷由人(66・民主前)との競り合いから頭一つ抜け出している。古田元則(64・共産新)は苦しい戦い。

 党県連悲願の議席奪取を狙う福山は、自民支持層の3分の2をまとめ、民主支持層にも食い込んでいる。維新の支持者も4割余りを獲得。ただ、合同の選挙対策班を組むなど共闘関係を強めている公明の支持層は、半数余りにとどまっている。

 職業別では、商工・自営業から6割近くの支持を得て他候補を圧倒し、農林漁業や事務・技術職も手堅くまとめている。年代別では40〜60代からの支持が厚く、仙谷を大きく引き離している。中・終盤での支持固めと、無党派票の掘り起こしがかぎとなりそうだ。

 7選を目指す仙谷は、民主支持層の7割強をまとめている。だが、約9割を固めた前回、前々回と比べると支持離れが目立つ。自民や公明、維新、未来など支持者は幅広いものの、深く浸透しきれていない。

 職業別では管理職に強みを発揮し、4割余りの支持を集めた。しかし、大半の業種で福山の切り崩しを許している。専業主婦と学生の支持は互角の状況。年代別で福山を上回っているのは20代の支持だけで、苦しい展開を余儀なくされている。逆風は予想以上に強く、今後、選挙戦術の練り直しも迫られそうだ。

 古田は共産支持者の7割余りを固めたが、陣営が期待を寄せる無党派層への浸透はいまひとつ。主要公約とする消費税の増税中止、原発の即時撤廃の訴えは支持拡大に結びついていない。

7679名無しさん:2012/12/06(木) 13:47:37
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20121206rky00m010001000c.html
衆院選世論調査:1区、国場氏を下地氏猛追 /沖縄
2012年12月06日

 琉球新報社は、16日投開票の第46回衆院10+件議員選挙に向け、共同通信社と合同で4、5の両日、県内有権者を対象に電話による世論調査を実施した。本紙の取材を加味して中盤情勢を探ったところ、沖縄1区は国場幸之助氏(自民・新)が、現職大臣の下地幹郎氏(国民新・前4)を押さえて、やや先行する。下地氏が猛追して、赤嶺政賢氏(共産・前4)が続く。2区の照屋寛徳氏(社民・前3)は優位な戦いを展開。3区は、前職を押さえて比嘉奈津美氏(自民・新)がややリードしている。4区は西銘恒三郎氏(自民・元2)がやや先行する。2区を除いた選挙区で、自民候補が前職を上回る勢いを見せている。

 全体では約5割が投票する候補者を決めておらず、最終盤の運動次第で投票行動が左右される可能性が高く、流動的な要素を残す。判断を保留しているのは無党派層が中心で、当落の鍵を握りそうだ。

 沖縄1区は、国場氏が基盤となる自民、公明の支持者を着実に固めた。下地氏は、国民新と民主の支持者を押さえているが、前回選挙で取り込んだ社民など革新票を逃している。赤嶺氏は共産を固めて、社民、社大など革新票を取り込む。

 2区は、照屋氏が社民、共産、社大の革新票を着実に押さえた。国民新や日本未来、日本維新の票も取り込む。続く宮崎政久氏(自民・新)はまだ、自民、公明の支持者を4割程度しか固めきれていない。

 3区は、比嘉氏が自民を固めているが、推薦を受けた公明に浸透しきれてない。玉城デニー氏(未来・前1)は、離党した民主の一部支持者を取り込むも、まだ広がりに欠ける。

 4区は、西銘氏が基盤の自民、公明の6割を固める。後を追う瑞慶覧長敏氏(無所属・前1)は、離党した民主のほか社民や社大、共産の一部を取り込んでいるが、やや遅れを取っている。

 このほか、1区の安田邦弘氏(維新・新)、2区の金城利憲氏(維新・新)、永井獏氏(無所属・新)、3区の金城竜郎氏(幸福実現・新)、大城俊男氏(維新・新)、崎浜宏信氏(民主・新)、宮里昇氏(共産・新)、4区の真栄里保氏(共産・新)、大城信彦氏(民主・新)、魚森豪太郎氏(維新・新)は支持の広がりが乏しく、知名度の低さや支持基盤の弱さが影響している。

7680名無しさん:2012/12/06(木) 13:50:16
やはり10年以上保革でガチンコで争ってる沖縄では
維新が首突っ込んでも相手にされんわなあw

7681名無しさん:2012/12/06(木) 13:52:08
570 :無党派さん:2012/12/06(木) 09:19:38.63 ID:MGaxzbNI
山梨1区 自民宮川が優位な戦い。維新小沢、民主斉藤苦戦
山梨2区 無所属長崎が先行、自民堀内、民主坂口が追う
山梨3区 民主後藤と自民中谷が接戦(現時点で後藤がややリード)
ソースは読売
読売は自民多めの予想だとしても
小沢は厳しいな
民主で当選は後藤だけか

7682名無しさん:2012/12/06(木) 14:00:44
朝日の議席予測は
民主 68-【81】-95  小47 比34
自民 257-【272】-285  小213 比59
公明 27-【31】-35  小8 比23
維新 42-【49】-57  小15 比34
未来 9-【14】-20  小6 比8
共産 5-【7】-9  小0 比7
みんな 11-【18】-23  小5 比13
社民 1-【2】-4  小1 比1
大地 0-【1】-3  小0 比1
国民新 0-【1】-2  小1 比0
新党日 0-【0】-1  小1 比-
無所属 2-【4】-6  小4 比-

共産は比例を取りきれても二桁厳しいとの数字

7683名無しさん:2012/12/06(木) 14:03:52
>>7682
未来の小6は亀井、小沢以外どこ?

7684名無しさん:2012/12/06(木) 14:17:34
>>7683
想像ですが、岩手、愛知の議席でしょう。

7685名無しさん:2012/12/06(木) 14:19:45
271 :無党派さん:2012/12/06(木) 14:18:23.68 ID:oQYJbOyi
静岡
静岡新聞と中日新聞の情勢をまとめると大体こんな感じ

1区 自民>民主≧維新=みんな
2区 自民>民主≧維新
3区 自民>民主=維新
4区 自民>民主
5区 民主>>>自民
6区 民主>>自民
7区 自民>>>>民主=みんな
8区 自民>>>維新≧民主

7686名無しさん:2012/12/06(木) 14:24:41
>>7677
いやここスイング現象は今後も続くと思うよ。加えて金のない第三極に次は無いわけだし

7687名無しさん:2012/12/06(木) 14:47:16
>>7673
>民主党の候補は各地で逆風にさらされており、小選挙区での当選が05年郵政選挙の52議席を下回る20〜40台となることもあり得る。比例代表でも40議席台に届かせることさえ厳しくなっている。

逆風どころか嵐ですな

7688名無しさん:2012/12/06(木) 14:57:00
http://www.at-s.com/news/detail/474547857.html
県内6選挙区で自民優勢 静岡新聞社調査(2012/12/ 6 08:06)

 静岡新聞社が4、5の両日行った電話世論調査と取材によると、県内8小選挙区では6選挙区で自民党が優位な戦いを展開し、民主党は5、6区で手堅い。日本維新の会など焦点の第三極勢力は軒並み苦戦を強いられている。ただ、小選挙区の投票先を現時点で「決めていない」とした人は46・9%に上り、終盤戦に向け予断を許さない状況だ。
 県都1区は返り咲きを目指す上川陽子氏(59)=自民元=がリード、民主県連会長牧野聖修氏(67)=民主前=が追う。第三極の小池政就(38)=みんな新=と尾崎剛司(36)=維新新=の両氏が競り合いながら追撃する。8区は塩谷立氏(62)=自民前=が先行、源馬謙太郎氏(39)=維新新=、斉藤進氏(42)=民主前=、太田真平氏(26)=未来新=が攻める。
 2区は津川祥吾氏(40)=民主前=と井林辰憲氏(36)=自民新=が僅差で競り合い、両陣営とも諸田洋之氏(46)=維新新=への票の流出を警戒する。3区は宮沢博行氏(37)=自民新=を、小山展弘氏(36)=民主前=と鈴木望氏(63)=維新新=が追い上げる。
 民主と自民の前職が同じ顔ぶれで4度目の激突となる4区。望月義夫氏(65)=自民前=が先行し、田村謙治氏(44)=民主前=が民主支持層の地固めを急ぎ、差を詰める。7区は城内実氏(47)=自民前=が支持を広げ、斉木武志氏(38)=民主前=と河合純一氏(37)=みんな新=が追う。
 5区は細野豪志氏(41)=民主前=が吉川赳氏(30)=自民新=をリードする。6区は渡辺周氏(51)=民主前=を勝俣孝明氏(36)=自民新=が追い上げる。

7689名無しさん:2012/12/06(木) 14:58:16
非自民で票が割れすぎているからなー

>>7685とかはその典型で、共産が前回のように立てなければ
2区3区4区は十分民主に勝機があったんだろうし。

7690名無しさん:2012/12/06(木) 15:10:12
決めていないが5割・6割もいるのか

7691とはずがたり:2012/12/06(木) 15:13:55
>>7676,7677,7686
俺は今回は自民政権返り咲きがほぼ確実な訳で事実上次期総選挙に向けた野党各党(自公除いて民主含む)の発言力を巡る争いだと思っております。

この3年の政権運営で信頼を完全に失った民主に将来はなくて次の総選挙へ向けた野党第一党をどういう形でつくるのかの選挙なんでわ?

民主の解体と野党勢力の再編は不可避ではないでしょうかねぇ。。

7692名無しさん:2012/12/06(木) 15:23:21
山岡先生は小選挙区は厳しいし比例復活も小泉俊明にさらわれそうだなあ

7693名無しさん:2012/12/06(木) 15:23:35
>>7691
そもそも受け皿が民主しかないわけですが

7694名無しさん:2012/12/06(木) 15:33:28
>>7693
次期代表が誰になるかわからないので、、今後の民主の立ち位置はわからないが
少なくとも現状の維新は自公との対立軸にはならないので、
自民との対立軸という意味での野党第1党は民主以外に無いだろうね

その民主というのが、現状の民主のままか、少し形を変えたものかはわからないが。

7695名無しさん:2012/12/06(木) 15:43:03
399 :無党派さん:2012/12/06(木) 15:42:01.18 ID:SseZiSN3
神奈川@読売
詳しくは読売紙面へ

1区自安定
2区自優位
3区自頭一つ抜ける
4区みんな優位
5区自一歩リード
6区みんな公明横一線
7区自先行、民追いかける
8区みんな有利
9区民自競り合う
10区自ややリード、民追いかける
11区自安定
12区自優位、民肉薄
13区自優位
14区自民互角
15区自優位
16区民自接戦
17区自優位、民肉薄
18区自有利

7696名無しさん:2012/12/06(木) 16:19:52
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121206t31026.htm
岩手・達増知事、未来支援に奮闘 「小沢王国」の主役に

 岩手県の達増拓也知事が、衆院選(16日投開票)で存在感を増している。4日の公示日には岩手1、2区で、全面支援する日本未来の党の公認候補の出陣式や第一声に駆け付けた。今後も積極的に応援していく考えで、同党の小沢一郎氏が全国遊説で地元岩手を留守にする中、「小沢王国」の主役になりつつある。

 「支持団体、後援会、応援してくれる皆さんにおすがり、お任せ、お頼み申します」
 公示直前に1区から立候補表明した妻の陽子候補の出陣式。達増知事はあいさつを終えると陽子候補と抱き合い、夫婦二人三脚で戦う姿勢を強調した。
 未来県選対本部の幹部は「(妻が立候補した)今回の選挙は達増知事自身が立候補したと言っても言い過ぎではない。(選対本部も)それだけの危機感を持って戦う」と話す。
 民主党から離党後、小沢氏は国民の生活が第一を結成。達増知事らも後を追ったが、新党が乱立する中で埋没感は否めなかった。浮上を狙い未来に合流したが、はっきりと支持が拡大しているとはいえないのが現状だ。
 別の選対関係者は「県政と国政、表裏一体となって(政策を)実行していくという、絶妙な体制が整うことになる」と知事効果に期待を寄せる。
 4日、達増知事は2区の未来前議員の第一声にも駆け付けマイクを握った。衆院議員(1区)を4期務め、現在は知事2期目。抜群の知名度を生かすため、露出度を増やす一方、組織固めでも一役買う。
 陽子候補の選挙事務所には、達増知事が衆院議員時代に公設秘書を任せた女性スタッフが張り付く。対立候補の民主前議員から離れた男性スタッフもおり、2人で達増後援会を切り盛りする。
 政党支持を鮮明にし、それを実行する県政トップの動きに対し、他党は神経をとがらせる。
 5日にあった県議会12月定例会の一般質問。自民党県議は、未来代表の嘉田由紀子滋賀県知事を引き合いに、「被災していない県のリーダーが国政の動きに関わるのは分かる。だが岩手は被災地。今は復興に専念すべきだ」と指摘。達増知事は「県組織を主導しながら復興を進めていくことについては、何らもとることはない」と答弁した。

2012年12月06日木曜日

7697名無しさん:2012/12/06(木) 16:36:44
達増の旦那が頑張れば頑張るほど階と共倒れ起こして自民に漁夫の利になりそうでならない。
いずれにしても小沢の盛岡での影響力はガタガタになるだろうし。

7698名無しさん:2012/12/06(木) 16:44:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121206-00000089-jij-pol
くら替え断念も「王国渡さず」=牙城崩し狙う木内、井出―長野3区【12衆院選】
時事通信 12月6日(木)15時24分配信

 長野県東御市の集会場に11月28日、元首相羽田孜の父の代から羽田家を支えてきた後援会「千曲会」のメンバー100人近くが集まった。元首相の長男の国土交通相羽田雄一郎が、父の後継候補となった寺島義幸を「これまで兄弟のように付き合ってきた。父の思いを形にしてくれるのは寺島さんしかいない」と紹介すると、拍手が響いた。
 元首相の引退で後継が注目されていた長野3区。千曲会は参院議員の雄一郎を後継候補と定め、本人もいったんはくら替え出馬を検討。それにストップをかけたのが、「例外はつくらない」とした首相野田佳彦の「脱世襲」方針だった。
 千曲会からは「参院3期で閣僚も務める雄一郎は世襲に当たらない」「無所属でも出ろ」との声が上がり、本人も思い入れの強い3区へのくら替えに揺れた。しかし、最後は「無所属で勝っても仕事ができない。民主党の仲間にも迷惑を掛けたくない」として、出馬を見送った。
 雄一郎の周辺は「首相方針を貫くための人身御供にされた」と悔しがる。ただ、元首相の秘書をかつて務め、羽田家と長く関わってきた寺島は、千曲会との縁も深い。同会のあるメンバーは「寺島さんは羽田家の一員のようなもの。他陣営に3区を渡すわけにはいかない」と、「羽田王国」を死守することが最優先と強調する。そこには「いずれ3区から雄一郎を」との思いもにじむ。
 くら替え断念に、他陣営はにわかに活気づいた。「初めて(3区選出議員が)羽田という名前から変わるこの選挙は大きな転機になる」。衆院選が現行制度となって以降、自民党は3区で一度も議席を得ていないが、同党の木内均は今回の選挙を王国の牙城を崩すチャンスと見る。千曲会の地をはうような組織選挙に対抗すべく、毎朝の「つじ立ち」に精を出し、公示前日の3日には幹事長石破茂が応援に入った。
 2010年の参院選で長野選挙区から出馬し、落選したみんなの井出庸生も「雄一郎氏が出てくるという最悪の事態を想定して準備してきた」と強調する。井出は、元官房長官井出一太郎(故人)を祖父に、元厚相井出正一を伯父に持つ。中選挙区制時代、井出家と羽田家は地盤を分け合ってきた。「自分もある意味、世襲候補かもしれないが、若さと政策で訴える」と語り、長野から「第三極」の存在感を見せつけようと懸命だ。
▽長野3区
 井出泰介 44 公認会計士 維 新
 木内均 48 元県議   自 新
 寺島義幸 59 元県議   民 新
                推(国)
 井出庸生 35 元放送記者 み 新
 岩谷昇介 59 党地区委長 共 新
(敬称略)

7699名無しさん:2012/12/06(木) 16:52:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121206-00000090-jij-pol
父隠し戦う、中川にジレンマ=空本は「世襲批判」封印―広島4区【12衆院選】
時事通信 12月6日(木)15時25分配信

 中川俊直は思わず声のトーンを強めた。「親が後継指名することが世襲だと思うが、私は公募で選ばれた。郷土は広島4区だけで、どこでもいいから政治をしたいというのとは訳が違う」。広島県東広島市で1日開かれた衆院選の立候補予定者による公開討論会。国会議員の世襲に対する見解を問われた時だった。
 官房長官や自民党幹事長を歴任した父秀直から次男俊直が引退の意向を直接聞いたのは、9月27日のこと。その場で党の候補者公募に応募する考えを伝え、「おやじは表に出ないでくれ」と頼んだ。
 民主党は今回、首相野田佳彦が「脱世襲」方針を掲げ、2世候補が目立つ自民党との差別化を図る戦術を前面に出してきた。「首相に世襲を争点にされた」と唇をかむ俊直陣営は、世襲イメージの払拭(ふっしょく)に躍起だ。父の後援会は引き継がず、同世代中心に約200人を集めて自前の後援会を結成。秀直が地元で支持者を回るときも、俊直はほとんど行動を共にしない。
 1日夕、俊直はシンボルカラーである赤のダウンジャケットを着て、東広島市内のショッピングモール前に立った。握手や写真撮影ににこやかに応じ、マイクも握ったが、父の名前は一度も出さずじまい。それでも、買い物客からは「中川先生にはお世話になってます」「息子、頑張れよ」と声を掛けられた。「父のことは誇りに思っているが…」。俊直は複雑な胸中を明かした。
 その俊直と事実上の一騎打ちを演じる民主党の空本誠喜は、「自分のイメージを下げるだけ」と世襲批判をあえて封印している。
 2009年の前回衆院選で、空本は秀直に約5000票差をつけ、3度目の対決で初めて勝利を得た。06年の東広島市長選で、秀直の選対幹部を務めていた元県議(現市長)と俊直が戦って以来、市長サイドと中川家の間にはしこりが残っているとされる。民主党への追い風に加え、保守陣営の「反中川」票をうまく取り込んだのが勝因だったと空本陣営は分析する。
 だが、民主党に逆風が吹く今回、「やはり知名度では負けている」と陣営の危機感は強い。前回選挙の再現を狙ってか、空本は「4区は民自対決でなく、自自対決だ」とも強調。チラシには、政権交代後の3年余りで予算の付いた地元の公共事業がずらりと並ぶ。「どぶ板」に徹して、再選をたぐり寄せる構えだ。
▽広島4区
 中石仁50 党県委員 共 新
 空本誠喜48 幹事長補佐民 前
             推(国)
 中川俊直42 元議員秘書自 新
             推(公)
(敬称略)

7700名無しさん:2012/12/06(木) 16:57:11
序盤は自民が優位 埼玉、千葉、神奈川分析 首都圏・関西40激戦区当落第2弾 2012.12.06
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20121206/plt1212061550007-p1.htm

7701名無しさん:2012/12/06(木) 17:28:22
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201212/0005578824.shtml
兵庫県内、自公が優位 衆院選情勢調査

 衆院選の兵庫県内12小選挙区の情勢について、神戸新聞社が4、5日に行った電話世論調査に取材を加えて分析した結果、半数以上の選挙区で自民、公明が優位な戦いを進めていることが分かった。前回から一転して民主が苦戦する中、日本維新の会やみんなの党など第三極勢力が善戦に持ち込んでいる選挙区もある。ただ、公示直後のため回答者の5割以上はまだ態度を決めておらず、流動的な要素も多い。

 前回、小選挙区で1議席しか獲得できなかった自民は、候補を立てた10選挙区のうち5、9区など4選挙区で優位に立ち、ほかの2選挙区でも支持を広げる。公明は前回議席を失った2、8区で安定した戦いを繰り広げている。

 前回公認10人全員が当選した民主は全選挙区に擁立したが、政権批判の逆風を受け、12区で先行するほかは他候補と競り合い、または追う展開となっている。

 第三極勢力のうち、みんなは1区で自民と互角の戦い。新人8人が立候補した維新は3区などで追い上げる。公示直前に2人を公認した日本未来の党は出遅れが響いている。

 8区の新党日本前職は公明に先行を許す。全選挙区に擁立した共産党は支持拡大に懸命だ。

 電話世論調査の有効回答は計5435人(男性1757人、女性3678人)。(岸本達也)

7702名無しさん:2012/12/06(木) 17:55:14
>>7678
>福山守(59・自民新)が、仙谷由人(66・民主前)との競り合いから頭一つ抜け出している。古田元則(64・共産新)は苦しい戦い。

凄いことが起きていますな

7703チバQ:2012/12/06(木) 18:16:55
>>7702
仙谷が小選挙区落選したら、四国は自民全勝になるってことと同義ですよね?

7704名無しさん:2012/12/06(木) 18:27:43
>>7703
香川2玉木は民主やや有利な情勢かと。で玉木勝ち抜け前提で小川と仙谷が復活争いの現状みたいです。

7705チバQ:2012/12/06(木) 18:28:18
>>7695
神奈川6区でみんな新人が頑張ってるな
あと以外に16区で民主後藤が接戦

7706名無しさん:2012/12/06(木) 18:29:15
378 :無党派さん:2012/12/06(木) 18:28:23.30 ID:doJJNWOk
本当かは分からないが
仙谷と自民候補の差が15ポイントあったそうだ@今日の日刊ゲンダイより

7707名無しさん:2012/12/06(木) 18:38:39
789 :無党派さん:2012/12/06(木) 18:36:41.04 ID:LLb+Xs87
読売調査四国
玉木>小川≧仙谷永江>高井>>白石仁木>>高橋大石

7708チバQ:2012/12/06(木) 18:40:50
こんな感じか
789 無党派さん 2012/12/06(木) 18:36:41.04 ID:LLb+Xs87
読売調査四国
玉木>小川≧仙谷永江>高井>>白石仁木>>高橋大石

7709チバQ:2012/12/06(木) 18:43:16
765 無党派さん 2012/12/06(木) 18:29:51.46 ID:ECnpKtbq
読売新聞見たけど民主党は比例で
北海道2
東北3
北関東3
南関東4
東京2
北陸信越3
東海4
近畿4
中国2
四国1
九州4
合計32

思っていたより深刻な情勢だな
ちょっとドント式で計算してみる

7710チバQ:2012/12/06(木) 18:47:22
宮城2区は壮絶だなあ
676 無党派さん sage 2012/12/06(木) 17:45:35.02 ID:HnofOfFS
衆院宮城2区 秋葉氏、中野氏競る 本社世論調査
ttp://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121206t11029.htm
衆院選(16日投開票)で、河北新報社は4、5の両日、宮城県内の6選挙区を対象に世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて序盤情勢をまとめた。
自民党候補は3、4、6区で優勢に戦いを進め、4~5議席をうかがう。
民主党候補は5区で先行しているが、ほかの選挙区では苦戦している。調査時点で有権者の5割以上が態度を決めておらず、終盤にかけて情勢は変動する可能性がある。(敬称略)

◎1区/浸透を図る林氏

自民の土井を民主の郡が激しく追う。
土井は自民支持層の7割強を固め、公明支持層の3割を取り込む。30~40代で3割に浸透。地域別では青葉区で強みを見せ、郡の地盤の太白区でも互角に競り合う。
郡は民主支持層の7割を固め、維新、公明支持層の2割を切り崩す。女性の2割の支持を得ているが、男女とも30~40代の支持に広がりを欠いている。
みんなの林は維新の推薦を得て、先行する2氏を懸命に追走する。共産の角野、社民の桑島、未来の横田は伸び悩んでいる。


◎2区/今野、斎藤氏懸命

自民の秋葉と維新の中野が競り合い、民主の今野、未来の斎藤が激しく追う。みんなの菊地、共産の福島は浸透に懸命。
秋葉は自民、公明支持層の6割以上を固めた。有権者の多い泉区、宮城野区でやや先行する。
中野は維新支持層の8割をまとめ、民主、自民支持層にも食い込む。20~30代で秋葉を上回る。
今野は民主支持層への浸透が5割強にとどまっている。斎藤は未来支持層の8割以上をまとめた。菊地は50代以上の支持が強い。若林区が地盤の福島は広がりが弱い。

◎3区/西村氏優位保つ

自民の西村がリードし、民主の橋本が追う。
西村は自民支持層の8割を固め、公明支持層の4割強に浸透している。70代以上で5割近くを取り込むなど、各年代で幅広く浸透している。内陸部は約4割の支持を受け、強みを発揮している。
橋本は民主支持層への浸透がまだ4割にとどまっている。公明支持層の3割弱に食い込む。60代、30代などで2割前後の支持を受けるが、40代は1割にとどまる。
共産の吉田は共産支持層の8割を固めたが、広がりに欠ける。

◎4区/伊藤氏やや先行

自民の伊藤がやや先行し、民主の石山が追い上げる。
伊藤は沿岸部を中心に支持を広げる。自民、公明の各支持層の6割に浸透。20代を除く全世代で他候補を上回る。男性の3割弱が支持する。
石山は内陸部を固めている。民主支持層の過半数を取り込み、自民支持層の1割、公明支持層の2割弱に食い込む。20代では伊藤を上回る。
維新の畠山は内陸の新興住宅地に食い込む。維新支持層の約半数をまとめ、30代の2割弱に浸透。共産の戸津川は沿岸部で健闘し共産支持層の7割弱を固めた。

◎5区/安住氏がリード

民主の安住が高い知名度で優位に立っている。自民の大久保が追う。
安住は民主支持層の8割を固めたほか、自民と公明の支持層に食い込む。20~70代以上の全ての年代に浸透している。石巻市のほか全域で他候補を引き離している。
大久保は自民支持層への浸透が5割にとどまる。公明の支持も固めきれておらず、取り込みに躍起。20代では3割近くの支持を得ている。
未来の阿部は未来支持層の5割強を固め、共産の渡辺は共産支持層の6割強をまとめた。

◎6区/小野寺氏が盤石

自民の小野寺が安定し盤石の戦い。民主の鎌田は支持拡大を急ぐ。
小野寺は地盤の気仙沼市などで7割以上の支持を集め、内陸部でも幅広く浸透している。自民支持層の9割を固め、公明支持層の6割以上も取り込む。全世代で他候補を上回っている。
鎌田は民主支持層の4割超を固めたが、3割は小野寺に流れている。沿岸部は伸びが見られない一方、拠点を置く登米市など内陸部では比較的支持を集めている。
共産の高村は共産支持層の6割をまとめた。

7711チバQ:2012/12/06(木) 18:50:54
583 無党派さん sage 2012/12/06(木) 16:54:32.31 ID:5FFW8neD
>>566
神奈川16区民だけど、接戦との情勢らしいが、それが全くピンと来ないんだよね。
前回自主投票だった各種団体もヤンキー支持だそ、後藤は駅前だとヤジばかりで演説にならないレベルだし、それに車関係の組合も今回全く動いてはない。
後藤頼りの厚木高校OBもこれと言ってなんかしてる様子もないし。
この序盤情勢を聞いて、一番驚いてるのは16区民だと思う。

7712チバQ:2012/12/06(木) 18:56:16
814 無党派さん sage 2012/12/06(木) 18:46:40.62 ID:3IODZ6xn
>>799
ありです
今日は読売祭りか。共同も民主に厳しい内容だしな
滋賀全滅、北海道轟沈、新潟大破、愛知京都健闘、キシローよ永遠といったとこか

7713名無しさん:2012/12/06(木) 19:08:26
http://www2.knb.ne.jp/news/20121206_34777.htm
2012 年 12 月 06 日 17:10 現在
衆院選、世論調査の結果

 KNBなどNNN各社と読売新聞社が共同で、衆議院選挙の公示直後に全国の有権者10万人あまりを対象に行った世論調査の結果がまとまりました。

 政治担当の本田記者とお伝えします。

 はい、調査は、公示直後の4日と5日の2日間にわたって行われ、富山県内ではおよそ1800人から有効な回答を得ました。

 まずは選挙区の情勢、富山3区からです。

 はい、自民党前職の橘候補が自民・公明それぞれの支持層の9割以上を固めるなど、幅広い層から支持を集め、大きくリードしています。

 民主党新人の朴沢候補、共産党新人の泉野候補は支持が広がっていません。

 続いては富山2区の3人です。

 はい、6選を目指す自民党前職の宮腰候補が自民支持層の9割以上を固めたほか、公認候補のいない民主支持層の6割にも支持を広げて優位に立っています。

 社民党新人の東候補、共産党新人の高橋候補はともに浸透不足です。

 そして、富山1区の4人です。

 激戦が予想されていますね。

 はい、自民党新人の田畑候補が一歩リードしていて、民主党現職の村井候補と無所属新人の吉田候補が追い上げる展開です。

 共産党新人の山田候補は支持が広がっていません。

 自民の議席奪還を目指す田畑候補は、自民支持層の8割、公明支持層の6割近くをまとめたほか、無党派層の4割近くにも支持を広げています。

 一方、4選を目指す村井候補は民主支持層の7割近くを固めましたが、無党派層には一定の支持しか広がっていません。

 吉田候補は推薦を受けている維新の支持層の4分の1、みんなの支持層の半数から支持を集めていて、第三極の受け皿を目指しています。

 山田候補は、共産支持層の9割近くを固めています。

 最後は比例代表で投票する政党です。

 自民が4割以上を占めて次いで維新・民主と続きます。

 前回の選挙で民主に大きく傾いた無党派層は今回は自民と維新に支持が流れています。

 調査時点ではおよそ2割の有権者が誰に投票するか態度を明らかにしておらず今後、情勢は変わることも予想されます。

 KNBは、今週末に独自の世論調査を実施します。

 結果は、来週月曜日からKNBニュースエブリィで、詳しくお伝えします。

7714チバQ:2012/12/06(木) 19:32:51
852 無党派さん 2012/12/06(木) 19:19:46.97 ID:bAzOjzMa
>>841
自民に追い風はないよ。自民の比例票が60議席超というのは別に多くない。
03や09と獲得票数は大差ないと思う。
ただ民主が分裂崩壊したからそうなっただけで。
民自合併前に戻り。自由と民主がお互いに刺客送りまくり、民主と自由に逆風が吹いているだけ。

ただこの報道で小選挙区では死票を嫌って左派票が民主に流れる事はあるね。
最近の野田とかの発言はブサヨそのもの。左派票を取り込もうと必死なのが分かる。
そしてそれは共産社民などの左派の反感を買うだろうね。

7715名無しさん:2012/12/06(木) 19:42:45
明日は日経、朝日、地方紙が情勢記事出してくれそうだ

7716名無しさん:2012/12/06(木) 22:30:17
>>7715
>明日は日経、朝日、地方紙が情勢記事出してくれそうだ

地方紙は今日たくさん情勢分析出していました

7717名無しさん:2012/12/06(木) 22:50:29
166 :無党派さん:2012/12/06(木) 22:49:00.18 ID:/gGrka3c
宮崎1区は武井氏リード 衆院選電話世論調査
ttp://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=50244&catid=74
>6人が乱立する宮崎1区は自民党新人の武井俊輔氏(37)がリードし、日本維新の会元職の中山成彬氏(69)と民主党前職の川村秀三郎氏(63)=国民新推薦=が追う。

鉄板の二区・三区に加え、混戦の一区でも自民リードか。こりゃ宮崎は自民の総取りもあるな。

7718名無しさん:2012/12/06(木) 23:10:18
http://www.j-cast.com/2012/12/06157129.html?p=all
自民・公明で300超え、菅・枝野氏ら当落線上 新聞各紙「民主大惨敗」を予測
2012/12/ 6 19:23

衆院選の投開票を2012年12月16日に控え、報道各社による序盤の情勢調査の結果が12月6日、出そろった。新聞・通信6社が朝刊紙面で結果を発表したが、いずれも自民党が単独過半数(241議席)を上回ると分析。「ぶっちぎり」の強さを見せている。一方の民主党は、100議席を割るとの予測が大半で、歴史的大惨敗になる可能性が高くなってきた。

公示前の自民党の議席は120だったが、共同は293議席、朝日は272議席を予測。議席が倍増すると見ている。これは、常任委員会に委員の過半数を確保できる「絶対安定多数」(269議席)を上回る勢いだ。また、09年まで自民党と連立を組んでいた公明党についても、共同は27議席、朝日は31議席を予想。再び連立を組んだ場合「300議席超え」で安定した国会運営が望めそうだ。

当落線上の有力議員続出

新聞各紙は自民党が議席を倍増させると予測している 一方、公示前には230議席あった民主党は、69議席(共同)、81議席(朝日)と、3文の1以下の大惨敗を喫する見通しだ。

読売新聞の選挙区ごとの分析によると、

「土屋と菅が競り合い」(東京18区、菅直人前首相)
「長島と田中が競り合い、米山が絡む展開」(新潟5区、田中真紀子文科相)
「枝野と牧原が横一線の戦い」(埼玉5区、枝野幸男経産相)
「福山が優位に立っている」(徳島1区、仙谷由人元官房長官)
と、苦戦を強いられる現役閣僚や閣僚経験者も続出している。

第三極では、明暗が分かれそうだ。公示前は11議席だった日本維新の会は、共同は46議席、朝日は49議席を予測。15〜18議席の「みんなの党」を大きく上回って、第3党に躍り出る勢いだ。一方、公示前は60議席あった日本未来の党(嘉田由紀子代表)は、共同が15議席、朝日は14議席を予測。規模が縮小する割合で見ると、民主党以上の大惨敗になる見通しだ。

ただし、無党派層など投票先を決めていない有権者も多く、自民党の「圧勝ムード」が広がると、投票日までに態度を変える人も多く出る可能性がある。情勢は流動的だ。

J-CASTアンケートでは「未来」が第2党?

なお、J-CASTが公示時点(12月4日)で締め切ったアンケートでも、投票したい政党について聞いている。自民が全6514票のうち39.7%を集めて圧倒的な強さを見せているのは各紙の世論調査と変わらないが、「未来」が健闘して25.4%の支持を得ている。3位以降は、「維新」(12.0%)、民主(6.6%)、共産(3.8%)などが続いた。

7719アーバン:2012/12/07(金) 00:33:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121206/stt12120600270000-n1.htm
【衆院選】
自公で過半数上回る見通し 第三極伸び悩み 本社情勢調査
2012.12.6 00:25 [衆院選]
 第46回衆院選(16日投開票)について、産経新聞社が全国の総支局を通じて公示後の情勢を探ったところ、自民、公明両党で過半数(241議席)を上回る勢いであることが5日、分かった。民主党は公示前の230議席から激減して100議席を下回ることもあり得る。日本維新の会など「第三極」も伸び悩んでおり、自公両党が政権に復帰する公算が大きくなっている。

 選挙区(300)のうち、自民は200程度で他の候補に先行している。前職や元職が地盤を着実に固めている。支持基盤が強固な地方部だけでなく、前回は全敗した埼玉や愛知などの都市部でも一定の議席を確保する見込み。

 前回、8選挙区で全敗した公明も5選挙区で大きくリードしている。

 逆風下にある民主は11月下旬に行った公示前情勢調査に比べ、中堅やベテランの前職を中心にやや盛り返しを見せている。ただ、3年3カ月の政権運営に対する批判はぬぐい切れていない。

 日本未来の党は公示前の62議席から大きく減らし、選挙区で2桁台は微妙だ。

 維新は党発祥の地である大阪で強みを見せ、15程度で優位に立っているが、都知事を務めた石原慎太郎代表の足元である東京などでは浸透しきれていない。

 維新との合流が決裂したみんなの党は、28の選挙区で維新の候補と競合し、票を食い合う形となっており、伸びをみせていない。

 社民党、新党大地、国民新党、新党日本は選挙区での議席を確保できるかのラインにある。

7720アーバン:2012/12/07(金) 00:37:00
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20121205-1055645.html
福田衣里子氏比例名簿最下位で冷遇記事を印刷する
 4日夜に公表された日本未来の党の比例代表名簿は、小選挙区と重複立候補する前職の大半を同列1位とした。重複出馬の新人も、東京や中国ブロックなどで1位に並べた。一方で、長崎2区から比例代表近畿ブロック単独候補になった福田衣里子前衆院議員は最下位の14位で冷遇された。

 小選挙区での苦戦が予想される中、比例復活にかける候補者を互いに競わせる小沢一郎前衆院議員主導の作戦だ。小沢氏は自ら重複を見送り、小選挙区での当選に強い自信を示した。

 福田氏は、当初は嘉田由紀子代表の意向により比例単独2位で処遇されるとの見方もあったが、小選挙区と重複立候補する前職らの反発などを考慮し、ぎりぎりで差し替えたとみられ、名簿確定の遅れにつながった。比例単独候補10人はおおむね下位に置かれた。(共同)

 [2012年12月5日6時3分]

7721アーバン:2012/12/07(金) 00:38:57
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121206-1056215.html
福田衣里子氏、比例最下位も捨て石覚悟記事を印刷する
 日本未来の党から比例近畿ブロックで立候補した福田衣里子氏(32)が5日、大阪府和泉市内で行われた大阪18区の中川治候補(61)の演説会にかけつけた。当初2位と予想された名簿順位が、最下位の14位だったことが前日判明したばかり。福田氏は「(最下位は)昨日知りました。(2位と)大差はないです」と淡々。応援演説では「(自分の)当選はなかなか難しいですが、1人でも多くの方にこの党のことを知ってほしい」と訴えた。同氏は「負けるのが分かっているのに出るのは(供託金など)お金もかかるし葛藤はあったが、(政治が)こういう状況なので」と“捨て石”となる覚悟で出馬したことを明かした。

 [2012年12月6日8時40分 紙面から]

7722名無しさん:2012/12/07(金) 01:10:43
いまだかつて現職で選挙区から比例下位に飛ばされて当選した例ってありましたか?

7723チバQ:2012/12/07(金) 06:59:48
言葉の定義から言えば09年藤井爺も当てはまるような
96年の自民北関東植竹父が比例下位だったと思う
ただ重複立候補がどのくらい居たんだったか、この時は

7724林家四平:2012/12/07(金) 08:04:42
>>7718
図書館で主要全国紙をすべて見ましたが、どことなく自民党をひいきにするような論調が見え見えである。それが恐ろしい。

7725名無しさん:2012/12/07(金) 08:38:30
朝日@大阪
1区 維新が引き離す
2区 自民やや先行 維新が追う
3区 公明がリード
4区 自民と維新が激しく競り合う
5区 公明と民主が激戦
6区 公明が優勢
7区 自民が優勢 維新が懸命に追う
8区 維新と自民が互角
9区 維新と自民が激しく競る
10区 維新と民主が激戦
11区 維新と民主が互角
12区 自民と民主が伯仲
13区 維新がリード
14区 維新が引き離す
15区 自民がやや優勢 維新が追う
16区 公明が優位
17区 維新が一歩リード 自民が追う
18区 維新がやや優勢 自民が追う
19区 維新と民主が互角

藤村官房長官は3番手で厳しい
辻元、樽床、平野、長安は比例復活争いには加われそう。

7726名無しさん:2012/12/07(金) 09:33:00
朝日と日経と地方紙買って来たよー。
2chは書き込み規制で書き込めないのでこっちで聞くけど何か質問ある?

7727名無しさん:2012/12/07(金) 10:40:37
3紙によって大きく情勢が異なるところとか知りたいな
各紙の情勢調査の精度具合、結果が出てからの的中度合を測る上でもw

7728名無しさん:2012/12/07(金) 10:55:05
バラバラなのは香川2区かな
読売⇒玉木、瀬戸一歩も譲らず
朝日⇒玉木やや先行
日経⇒玉木、瀬戸競り合う
共同⇒瀬戸一歩リード
ここの勝敗が仙谷の復活にモロに響くので注目してる。

7729名無しさん:2012/12/07(金) 11:07:33
沖縄3区も
朝日、沖縄タイムス⇒玉城有利
読売、日経⇒比嘉有利
共同⇒比嘉優勢
で分かれてる。

7730名無しさん:2012/12/07(金) 11:14:53
香川2は、朝日だけみてると玉木が抜け出した感があったけど、そうでもないんだな。
沖縄3は、基地に対する各紙の立ち位置が情勢に反映されてる感じ

7731名無しさん:2012/12/07(金) 11:54:11
まあ各紙も1選挙区で300人チョイしか聞いてないから
どうしてもムラが出てしまう。

7732名無しさん:2012/12/07(金) 12:04:03
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20121207ddlk02010152000c.html
乱:’12衆院選 県医師連盟、民・自・未の6候補を推薦 TPP反対基準に /青森
毎日新聞 2012年12月07日 地方版

 県医師会の政治団体・県医師連盟は6日、衆院選の県内4小選挙区で、民主、自民、未来の計6候補を推薦すると発表した。国政選挙で自民候補の推薦を続けてきたが、10年の参院選で初めて自主投票を決定。今回は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加への反対を判断基準とした。

 推薦する候補は、1区自民新人の津島淳、未来前職の横山北斗の両氏▽2区自民前職の江渡聡徳氏▽3区民主前職の田名部匡代、自民前職の大島理森の両氏▽4区民主前職の津島恭一氏。

 各氏は推薦願を提出後、同連盟とTPP反対などが盛り込まれた政策協定書を結んでいる。4区自民前職の木村太郎氏からも推薦願が出されたが、面談による協定書締結に至らなかったという。

 斉藤勝委員長はこの日、青森市内で記者会見し、「TPP反対は国民皆保険を守ることとペアになっている」と強調。党本部が交渉参加を推進する姿勢の田名部氏については「候補が絶対反対と言っている。それで十分」と説明した。【高橋真志】

7733名無しさん:2012/12/07(金) 12:07:33
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1212070600002.html
2012年12月7日11時59分
衆院選 序盤の本社情勢調査
 朝日新聞社は4、5日、衆院選について県内各選挙区の有権者を対象に電話調査を行い、取材で得た情報とあわせて序盤の情勢を探った。1区は遠藤が鹿野をリード、2区は鈴木と近藤が互角の戦い、3区は加藤がやや有利な情勢だ。調査時点で投票態度を明らかにしていない人が4割前後おり、情勢は変化する可能性がある。投票態度を明らかにした人でみた各区の情勢は次の通り。(敬称略)

 ◇ 1区 遠藤、鹿野をリード

 2009年の前回衆院選で鹿野に1291票差で敗れた遠藤がリードし、鹿野が懸命に追っている。石川は厳しい戦いだ。

 遠藤は前回鹿野に切り込まれた自民支持層の9割強を固め、推薦を受けた公明支持層もまとめた。これまで勝敗を大きく左右してきた無党派層からも鹿野と互角の支持を集め、民主支持層や社民支持層にも食い込んでいる。さらに日本未来の党支持層からも一定の支持を集める。

 県医師連盟など幅広い業界団体からの推薦に加え、徹底した地元回りや後援会の「勝てば大臣」との期待感が追い風になっている。

 鹿野は民主支持層の9割弱を固めたが、選挙協力した社民支持層には十分浸透していない。前回の民主党への追い風がなくなったことや、選挙準備の遅れが響いている。前回支援してくれた吉村美栄子知事も自身の選挙を控え動きがない。

 前農林水産相の実績やTPP(環太平洋経済連携協定)反対を訴えているが、農林漁業者層の支持が少ない。遠藤に郡部でリードされ、地盤の都市部でも下回る。小さな会合を連日こなし支持拡大に躍起だ。

 石川は共産支持層をまとめたが伸び悩んでいる。

 ◇ 2区 鈴木・近藤が激戦

 農林水産省官僚から転身した鈴木と、前回初の小選挙区当選を果たした近藤が激戦を繰り広げ、川野と岩本は引き離されている。

 鈴木は自民県議や農政連などの支援を受け、自民支持層の8割近くを固めた。推薦を受ける公明支持層もほぼまとめ、無党派層からも一定の支持を得ている。

 職業別では自営業者層、その他・無職層、農林漁業者層、製造・サービス従事者層で厚い支持を集める。年代別では50代以上で支持が比較的厚く、男女別では男性の支持が厚い。

 近藤は選挙区内7市10町すべてに後援会を持ち、民主支持層の8割を固めた。選挙協力する社民支持層もほぼまとめており、無党派層からもほぼ5割の支持を得ている。

 職業別では事務・技術職層と主婦層で厚い支持を得ている。ただ農林漁業者層では鈴木にやや水をあけられている。年代別では20、30代で鈴木をリード。男女別では女性の支持が厚い。

 川野は維新支持層を固め切れておらず、公示前に離党したみんな支持層も分散し厳しい。岩本は共産支持層を固めたが勢いがない。

 ◇ 3区 加藤を阿部追う

 14選を目指す加藤が一歩リードし、阿部が激しく追う。吉泉、佐藤、長谷川は支持を広げられず、厳しい戦いを強いられている。 

 これまで圧勝してきた加藤だが、高齢や健康不安などから様相が変わっている。自民支持層は7割をまとめたものの、公明支持層は固め切れていない。一方、民主支持層からは4割程度、無党派層からは3割程度の支持を集める。 

 職業別では自営業者層や主婦層に比較的浸透。年代別では20、30代、70歳以上の支持が厚い。加藤陣営は「集大成」を前面に打ち出し、組織固めを図る。 

 阿部は9月に酒田市長を辞任。選挙に向けた準備は遅れたが、追い上げ次第で逆転の可能性もある。  

 自民、公明支持層では加藤に離されているものの、無党派層からは加藤を上回る4割の支持を得ている。民主支持層にも一定程度くい込んでいる。年代別では40、50代の支持が強い。 

 吉泉は社民支持層をほぼ固めたが、民主支持層が加藤と阿部に分散し、支持は広がっていない。佐藤は維新支持層には浸透しているものの勢いがない。長谷川は共産支持層をほぼ固めたが伸び悩んでいる。

7734名無しさん:2012/12/07(金) 12:11:10
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW1212070300002.html
2012年12月7日11時33分
民・自・未、競り合う/衆院選本社情勢調査
 朝日新聞社は4〜5日、県内各選挙区の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を実施し、取材で得た情報とあわせて総合的に序盤の情勢を探った。1区では、日本未来の党(未来)新顔と民主前職が互角の戦いを繰り広げ、自民新顔が肉薄している。2区は自民元職、3区は民主前職、4区は未来前職がそれぞれリード。しかし、調査時点で誰に投票するのか決めていない有権者が各選挙区とも4〜5割ほどおり、情勢は変化する可能性がある。投票態度を明らかにした人のみで見た各区の情勢は次の通り。(敬称略)

■1区/達増・階を高橋追う■

 達増と階が互角の戦いを繰り広げており、わずかな差で続く高橋が激しく追っている。

 達増は未来支持層の9割を固めた。郡部での支持が他候補よりもやや多い。立候補表明が11月30日と遅れたこともあり、都市部での浸透はこれから。

 階は民主支持層の8割の支持を固めている。無党派層からの支持が他の候補よりやや多く、女性からの支持が比較的厚い。都市部と比べ、郡部での支持が広がっていない。

 高橋は自民支持層の8割をまとめ、公明支持層を手堅く取り込んでいる。都市部と郡部での支持に偏りが小さい。無党派層の支持は比較的薄い。

 伊沢は社民支持層をほぼまとめ、八幡も共産支持層をほぼ固めたが、ともに苦しい。

■2区/鈴木、安定した戦い■

 国政復帰を目指す鈴木が、安定した戦いぶりを見せている。2期目を目指す畑はやや厳しい状況だ。

 鈴木は自民支持層の9割をまとめ、公明支持層の大部分に支持が広がっている。年代別では、30代以上の幅広い世代から支持を得ている。

 畑は未来支持層の大半を固めた。製造・サービス従事者層に支持されているものの、その他の職業には浸透していない。

 久慈は共産支持層をほぼ固めたが苦しい。

 候補者を擁立しなかった民主の支持層は鈴木に3割、畑に3割、久慈に4割と割れている。

■3区/黄川田がリード■

 黄川田が4期の実績や知名度を生かしてリードし、佐藤、橋本が追いかけている。

 黄川田は民主支持層の8割をまとめたほか、無党派層からも厚い支持を得ている。震災で被災した沿岸部からの支持も得ている。

 佐藤は未来支持層の大半から支持を得ている。都市部に比べ、沿岸部や郡部で浸透していない。

 橋本は自民支持層の8割をまとめた。農林漁業者層からも一定の支持を得ている。一方、公明支持層を固め切れていない。

 菊池は共産支持層の一部が他党の候補を支持するなど、勢いがない。

■4区/小沢が引き離す■

 15選を目指す小沢が、父佐重喜以来の支持基盤の強さを発揮し、他候補を引き離している。

 小沢は未来支持層をまとめただけでなく、民主支持層の6割、自民支持層の2割も取り込んだ。共産、社民支持層の一部からも支持されている。幅広い年代や職業から支持されている。

 藤原は自民支持層の7割をまとめた。公明支持層もほぼ固めたが、伸び悩んでいる。1日に立候補を表明したばかりの及川は民主支持層の3割しかまとめ切れていない。高橋は共産支持層をほぼ固めたものの、厳しい。

7735名無しさん:2012/12/07(金) 12:28:36
比例東北のみんなの党は1議席は取れそうだが
10%の得票率をキープ出来る候補がいるかが微妙な所だ

7736名無しさん:2012/12/07(金) 13:01:04
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121207t31018.htm
小沢氏めぐり対照的な対応 民主・黄川田氏と未来・佐藤氏

今は自らの選挙区ではない岩手3区で、影響力を誇示するかのように並ぶ小沢氏のポスター。沿岸部でも支持は根強い=大船渡市

 衆院選(16日投開票)岩手3区で、民主党前議員黄川田徹候補(59)と、日本未来の党新人佐藤奈保美候補(46)の両陣営が、民主を分裂させた「王国」のあるじ、小沢一郎氏(未来、岩手4区)をめぐって対照的な駆け引きを演じている。黄川田陣営が選挙区内の小沢氏支持層に配慮し直接的な攻撃を避けるのに対し、佐藤陣営は黄川田氏を「反乱分子」と真っ向から批判する。

 5日夕、一関市内で街頭演説した黄川田氏。「小沢先生には一緒に震災復興に取り組んでほしかった」と語ったが、党分裂でたもとを分かった経緯などについては詳しい説明を避けた。
 応援のマイクを握った平野達男復興相(参院岩手選挙区)も、直接的な「小沢批判」をあえて遠ざけるような物言いに終始した。
 黄川田、平野両氏の遠慮がちな発言の背景にあるのは、岩手3区における中選挙区時代からの小沢氏の影響力に対する配慮だ。一関市をはじめとする岩手県南はかつて、小沢氏の「本丸」。「党を割ったとはいえ、けんかを売ったら逆に票を減らす」(黄川田陣営関係者)という力学が働く。
 黄川田氏は県南部だけでなく、公示日の4日夜に沿岸の大槌町で開いたミニ集会でも、復興に向けた施策は訴えたが、小沢氏や、対抗する佐藤氏への言及は避けた。
 一方、民主党を離党した小沢氏から「刺客」として擁立された佐藤氏。陣営は「打倒、黄川田氏」の旗印を鮮明にする。
 4日、一関市であった佐藤氏の選挙事務所開きで、総括責任者を務める菅原啓祐一関市議会議長は声を張り上げた。「小沢先生の声を聞き、12年前から(黄川田氏を)ひたすら支えてきたが、この決戦は違う」
 佐藤氏も公示後の遊説などで「黄川田さんは大胆な政策という点で欠けている。法律を変えられるのは私だ」と対抗心をあらわにする。
 民主分裂の間隙(かんげき)に、自民党新人橋本英教氏(45)と、共産党新人菊池幸夫氏(53)が割って入る。
 「王国」の一角を手中にするのは、どの陣営か−。攻防が激しさを増す。

2012年12月07日金曜日

7737名無しさん:2012/12/07(金) 13:29:21
タイゾーの同期で比例下位で当選して歳も近い
大塚拓、鈴木馨祐辺りは選挙区をもらって
今回ちゃんと選挙区当選しそうなのだなあ。
タイゾーも政治家になったのは良いけどその後の選択がうまくいかなかったなあ。

7738名無しさん:2012/12/07(金) 13:39:35
今日、衆議院選挙の世論調査なる電話がかかってきました。支持政党について聞かれて、民主党、自民党、公明党、維新の会しかなかったので、しつこく、日本未来の党と言ってやったら、真面目に答えてくださいって、怒られた。なんか、俺、悪いこと言った? #sokotoko @tim1134
about 18 hours ago
http://twitter.com/intent/retweet?tweet_id=276907996276195328

7739名無しさん:2012/12/07(金) 14:45:39
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1212070002/
12神奈川衆院選:比例南関東、民主大幅減で5程度か、本社世論調査
2012年12月7日
 衆院選公示を受け神奈川新聞社が実施した電話世論調査によると、比例代表南関東ブロック(定数22)の政党別推定当選者数は、自民党が前回より1増の7議席は確保しそうで、上積みも可能な状況だ。前回11議席と躍進した民主党は5議席程度にとどまりそうな展開。初陣の日本維新の会は4、日本未来の党も1議席を確保しそうだが、小選挙区比例代表並立制導入以降、同ブロックで議席を確保してきた社民党は、初めて議席を失う可能性が出ている。

 自民党は推定得票率29・54%。前回実績より数ポイントしか増えていないものの、民主党の低迷や第三極の乱立によって党派別で最高となっている。

 前回実績42・99%で、過去最高の11議席を獲得した民主党の推定得票率は19・09%。6議席目は微妙な情勢で、小選挙区での苦戦も相まって、厳しい状況になっている。

 維新の会は民主党に次ぐ15・41%の推定。4議席は確保しそうな勢いで、名簿順位で同列3位に並ぶ県内の8人の中から比例復活が出る可能性がある。

 前回1議席だったみんなの党は2議席に伸ばし、3議席目が視野に入る。公明党は前回の2議席は確保しそうで、3議席目をうかがっている。

 未来の党は1議席は獲得し、2議席目にも手が届きそうな戦いになっている。共産党は前回と同じ1議席は確保するものの、2議席目は厳しい形だ。

 一方、社民党はこれまで確保していた1議席を失いかねない様子だ。旧社会党時代には長洲県政や飛鳥田横浜市政を中心となって支え、党勢が落ち込んでも比例復活で議席をつないできたが、新たな第三極の出現などにより、議席確保へのハードルは高くなったような情勢だ。

7740名無しさん:2012/12/07(金) 15:24:40
http://mainichi.jp/select/news/20121207dde001010004000c.html
2012衆院選:CM、資金力の差 民主5種、自民は朝から晩まで放送 維新制作できず、共産も見送り
毎日新聞 2012年12月07日 東京夕刊

 ◇党首力前面に
 衆院選(16日投開票)のテレビCMでは各党が党首を前面に出して訴えている。多党化などで、投票先を決めかねている有権者の背中を「党首力」で一押しする狙いだ。ただ、11月16日の衆院10+件解散から時間が少なかったことや、厳しい台所事情を反映し、CM放映を見送った政党も多い。【佐藤丈一、福岡静哉、横田愛】

 民主党は5種類のCMを準備し、12月1日から放送を始めた。野田佳彦首相が「国論を二分するような大きな課題に逃げずに立ち向かってきた」と訴え、「やりましょう! 前に進めましょう!」などと呼びかけるものを2種類、政策をアピールするものを3種類流しており、豊富な資金力をうかがわせる。

 電撃的に衆院10+件解散を宣言した11月14日の党首討論で、首相が自民党の安倍晋三総裁に政治改革への協力を求める際に使った言葉が「やりましょう!」。安住淳幹事長代行は11月30日の記者会見で「野田首相の続投を呼びかける選挙でもあるので、首相の姿を前面に出して作った」と語った。

 自民党は公示日の12月4日からCMを流し始めた。安倍氏が「世界をリードする技術力を持ち、豊かな教育を受け、誰もが安心して生活できる。それが本来の日本の姿です」と強調し、政権奪還を連想させる「日本を、取り戻す」と締めくくる内容。15秒と30秒で計3種類を用意した。高齢者や主婦層にも浸透するよう、朝から夜まで時間帯の偏りなく放送する。

 前回の09年衆院10+件選は、民主党の鳩山由紀夫代表(当時)に似た男性キャラクターを登場させたネガティブキャンペーンのアニメ動画をネットや映画館で流したが、今回は制作しなかった。

 第三極のうち、日本未来の党(嘉田由紀子代表)とみんなの党(渡辺喜美代表)は、党首が脱原発と消費増税凍結を訴えるCMを流す。

 日本維新の会は財政状況が厳しいため、CMは制作しなかった。橋下徹代表代行はそれを逆手に「(政党交付金で)かっこいい顔写真入りの新聞広告が載っている。ばんばんCMも流している」と他党を批判し、違いを強調している。

 公明党は09年衆院10+件選に続き、今回もCMは見送った。同党広報担当者は「費用対効果とかいろいろ考えてCMはやらないことになった。足元をしっかり固めようという戦略」と語る。共産党は、過去2回制作したCMを見送った。こちらも「費用対効果」(共産党広報部)を考慮したという。社民党は脱原発、沖縄の平和をテーマに福島瑞穂党首が語りかける2種類を用意した。

7741名無しさん:2012/12/07(金) 15:30:29
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20121207ddlk27010344000c.html
注目区を歩く:’12衆院選/2 8区 中野寛成氏が引退 「お膝元」争い激烈 /大阪
毎日新聞 2012年12月07日 地方版

 11期務めた民主前職の中野寛成氏が引退した8区。中野氏の後継や自民、共産に加え、日本維新の会の動向がどう影響するかの要素も加わり、議席の行方が注目される。

 「3年3カ月前は大きく変わると思っただろう。しかし、ふたを開けてみたらどうか。国政に皆さんの声を届けたい」。自民元職の大塚高司氏は今月1日、豊中市内のホテルで開かれた決起集会でこう力を込めた。

 05年衆院10+件選では小泉旋風の勢いで約10万3000票を獲得し、初当選。しかし09年には一転、「政権交代」の逆風に見舞われた。7万7405票にとどまり、議席を失った。

 「どんな逆風でも訴えることは同じ」。落選経験も自身を見つめ直す機会になったという。自治会や商店主との会合では中座せずに最後まで付き合い「地域の本音を聞いてきた」と自負する。

 「橋下徹代表代行が居を構える豊中で負けられない」。維新の地元関係者は重圧を感じる。そこに擁立したのは橋下氏の北野高時代の同級生で、同じラグビー部に所属していた新人の木下智彦氏だ。

 木下氏は「友人ではあっても、彼(橋下氏)は社長で、私はまだ社員にもなれてない見習いみたいなもの」と、あえてつながりは強調しない。

 自身初の選挙だが、立候補が決まり、事務所を構えたのは先月27日。文具すらそろっていない中、ラグビー部、北野OBが駆けつけ選挙戦を手伝う。集会などは開かず街頭に立ち、「今回が日本再生のラストチャンス」と有権者に呼びかける。

 “お膝元”を落とせない事情は民主も同じだ。引退する中野氏が地道に築き上げた地盤。それを「バトンタッチする」と指名したのが、民主前職の松岡広隆氏だ。

 松岡氏は09年衆院10+件選で、比例近畿ブロックから初当選。当時は最年少議員として話題になった。今回、8区での出馬が正式に決まったのは11月に入ってから。中野氏とともに街頭に立ち、経験に加え「若さと行動力」を武器に訴えを広げる。

 パンフレットには中野氏に加え、著名人の顔も並んだ。陣営は「無党派の取り込みが遅れている」と分析。松岡氏の人脈を活用した、著名人による応援演説も検討している。

 共産新人の五十川和洋氏は「脱原発、消費税増税反対」などを強調。従来からの主張であり、民主、自民、第三極の動きに埋没しないようぶれない姿勢を押し出す。国政の政策だけでなく、豊中市議を2期務め地域の問題に精通しているのも強みだ。【石戸諭】

7742名無しさん:2012/12/07(金) 16:37:09

「さっさと上げてくれるといい」=北朝鮮ミサイルで藤村官房長官

 藤村修官房長官は7日、衆院選公示後初めて地元の大阪府吹田市に入り、記者団から再度の地元入りの可能性を問われたのに対し、「要は北朝鮮のミサイルがいつ上がるかだ。さっさと月曜日(10日)に上げてくれるといいんですが」と述べた。政府は北朝鮮に対して発射の自制を求めており、問題発言として批判を受けそうだ。(2012/12/07-16:14)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120700620

7743名無しさん:2012/12/07(金) 17:01:20
このままじゃ比例復活も厳しそうな情勢の上に
官房長官なので殆ど地元入り出来ないから相当まいってるんだろうなあ>藤村

7744名無しさん:2012/12/07(金) 17:22:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000095-jij-pol
公明前代表、自民と「二人三脚」=風頼れず、手探りの青木―東京12区【12衆院選】
時事通信 12月7日(金)14時35分配信

 衆院選公示日の4日午後、東京都北区のJR赤羽駅前。公明党前代表の太田昭宏は「自民党の方々に大変なご支援をいただきながら落選という結果になった。本当に申し訳ない」と、前回選挙での自民党の支援に対する感謝の言葉から演説を切り出した。街宣車の上は同党都連会長の石原伸晃や都議、区議であふれ、自民党公認候補の演説風景と見まがうほどだった。
 前回、代表として臨んだ太田は10万8000票余りを得たものの、民主党の選挙を指揮する代表代行小沢一郎(当時)が送り込んだ「落下傘」候補の青木愛に、約1万票差で敗北。東京12区は、「自公」から民主党に政権が移った前回選挙の縮図となった。
 それから3年余り。太田は再び自民党との「二人三脚」で捲土(けんど)重来を期そうとしている。この間、商店街や業界団体の会合にこまめに顔を出し、「自民党支持者に根強い公明党へのアレルギーをなくそうと努めた」(太田陣営幹部)。支持母体の創価学会員を中心とする公明党の組織票は「多く見積もっても5万程度」(同)にとどまるためだ。
 選挙ポスターにも自民党総裁安倍晋三、同党幹事長石破茂と3人で写ったものを用意し、近さをアピール。こうした姿勢に応えるように、自民党は12区内の都議、区議でつくる独自の選対本部を設置した。区議の一人は「前回は北区議の一部が青木支援に回ったが、今回は一枚岩。みんな太田だ」と強調する。週末には安倍の12区入りも計画されている。
 太田の挑戦を受ける立場となった青木が、民主党から国民の生活が第一を経て、日本未来の党に加わったのは公示直前だ。目まぐるしい政党遍歴を象徴するように、選挙区内には生活代表だった小沢のポスターがまだ多く残る。
 5日朝、通勤客らが行き交う赤羽駅前でマイクを握った青木は、未来の政権公約に、前回選挙の民主党公約と酷似した子ども向け手当支給が盛り込まれたことを踏まえ、「年間31万円の、民主党がお約束していた子ども手当が本当に実現できるかもしれない」と訴えた。
 しかし、未来代表嘉田由紀子と並んでの呼び掛けにもかかわらず、足を止める人はまばらだった。「風」を頼りにできない中、陣営幹部は「とにかく手探りで前に進むしかない」と危機感を募らせている。
▽東京12区
 太田昭宏67 前党代表 公 元
             推(自)
 池内沙織30 党都委員 共 新
 服部聖巳34 幸福党員 諸 新
 青木愛47 元特別委長未 前
             推(大)
(敬称略)

7745名無しさん:2012/12/07(金) 17:41:07
http://www.asahi.com/politics/update/1207/TKY201212070313.html
2012年12月7日16時59分
藤村官房長官「ミサイルさっさと上げて…」 地元入りで

 藤村修官房長官は7日午後、自身の地元選挙区である大阪府吹田市内で、次回に地元入りする可能性を記者団に問われ、「要は北朝鮮のミサイルがいつ上がるか、でしょう。さっさと月曜(10日)に上げてくれるといいんですけどね」と述べた。藤村氏は午前の記者会見で「北朝鮮が発射しないよう強く自制を求め、いまその努力している」と述べたばかり。午後の発言内容が野党から批判を受ける可能性もある。

7746名無しさん:2012/12/07(金) 17:47:36
藤村はようやく地元に戻ったと思ったら
このタイミングで地震で官邸にすぐ戻れない状況か。
とんだ災難だな。

7747名無しさん:2012/12/07(金) 19:44:32

官房長官発言「信じ難い」=石破自民幹事長

 自民党の石破茂幹事長は7日、藤村修官房長官が地元選挙区で北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射をめぐり「さっさと上げてくれるといい」と述べたことについて、「(北朝鮮に)なお自制を求める立場であるはずの官房長官がそのような発言をするのは信じ難い。自分の選挙を優先しているとしか思えず、もはや内閣崩壊と言うほかない」と批判した。都内で記者団の質問に答えた。

 石破氏は「官房長官が東京を不在にしていること自体問題だ」と指摘。「この内閣が続いている間に不測の事態が起こらないことを祈るばかりだ」と語った。(2012/12/07-18:23)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120700794

7748名無しさん:2012/12/07(金) 19:51:14
東京のみんなの党は比例で2議席取りそうなんだが
柿沢未途以外の選挙区は全て維新が擁立してるせいで
供託金没収ラインを越えられずに議席を損しそうな事に気がついた今日この頃。

7749名無しさん:2012/12/07(金) 21:20:09

官房長官「さっさと上げて」=北朝鮮ミサイル、地元大阪で発言−自民は即時辞任要求

北朝鮮のミサイル発射に関する自身の発言について「訂正、おわびしたい」と記者団に述べる藤村修官房長官=7日午後、大阪府吹田市

 藤村修官房長官は7日、衆院選公示後初めて地元の大阪府吹田市に入り、記者団から再度の地元入りの可能性を問われたのに対し、「要は北朝鮮のミサイルがいつ上がるかだ。さっさと月曜日(10日)に上げてくれるといいんですが」と述べた。
 藤村氏はこの後、発言を事実上撤回して陳謝したが、政府が長距離弾道ミサイルの10〜22日の発射を予告した北朝鮮に自制を求める中、発射を促すかのような発言をした藤村氏に、自民党の安倍晋三総裁は「こんな発言をする官房長官には直ちに辞めてもらわなければいけない」と即時辞任を要求。選挙戦の行方にも影響を与えそうだ。
 野田佳彦首相が遊説で全国各地を飛び回っているため、官邸を預かる藤村氏は4日の公示後も都内にとどまり、地元での選挙活動は日帰りの今回だけとなる予定。民主党に逆風が吹く中で十分な選挙運動ができない状況に、思わず本音が出たようだ。記者団の再質問にも、藤村氏は「北朝鮮のミサイル次第だ。(選挙区に)入りたいに決まっている」と語った。
 ただ、発言が報道されると藤村氏は、吹田市内に再び記者団を集め、「舌足らずで誤解を生じたとすれば訂正、おわびしたい」と語った。
 一方、安倍氏は徳島市内の街頭演説で「冗談ではない。ミサイルが日本に着弾したら日本人の命が危ない」と指摘し、「他の国々も北朝鮮に撃つなと言っているのに、官房長官が早く撃てと言っている。これが民主党政権の実態だ」と非難した。自民党の石破茂幹事長も都内で記者団に「信じ難い。自分の選挙を優先しているとしか思えず、もはや内閣崩壊と言うほかない」と断じ、「官房長官が東京を不在にしていること自体問題だ」とも批判した。(2012/12/07-20:47)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120700620

7750チバQ:2012/12/07(金) 23:23:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121206_07.htm
衆院宮城5区首藤氏、選挙活動を停止 「家族が反発」
 衆院宮城5区で立候補している無所属新人で元石巻市職員の首藤博敏氏(53)は5日、選挙活動を停止する意向を表明した。

 石巻市役所で記者会見した首藤氏は「家族に相談せずに立候補を届け出て、強い反発を受けた」と理由を説明した。
 首藤氏は立候補の取り消しも検討したが、公選法の規定で届け出締め切り後の取り下げは認められない。今後も候補者の立場は変わらないが、「遊説などは一切しない。有権者にはおわびしたい」と述べた。
 宮城5区は首藤氏のほか、民主党前議員の安住淳氏(50)、共産党新人の渡辺昌明氏(59)、自民党新人の大久保三代氏(36)、日本未来の党新人の阿部信子氏(49)が立候補している。


2012年12月06日木曜日

7751チバQ:2012/12/07(金) 23:26:36
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/kagoshima/20121207/20121207_0002.shtml
2区 離島と本土“弱点”克服に懸命
2012年12月07日 14:20  鹿児島市南部の谷山・喜入地区から薩摩半島南端の指宿、奄美群島まで連なる衆院鹿児島2区は、南北600キロの鹿児島県を象徴する選挙区だ。2005、09年に続く3度目の対決となる民主前職(54)と自民前職(41)は、それぞれの“弱点”克服を狙う選挙戦を展開している。

 「島の問題をやったのは彼だ。今度はこちらから島に攻めないといけない」。11月24日、鹿児島市内の民主前職の選挙事務所を激励に訪れた民主党幹部は、集まった陣営スタッフや支持者にハッパを掛けた。

 前回は政権交代の追い風にも乗り、本土で自民前職を1万5千票上回ったが、自民前職の地盤の奄美群島で4万票差を付けられた。奄美での負けをいかに減らすか。政権交代の成果を前面に出そうと、選挙区内で全戸配布したというビラには「奄美に活力を注入!」との見出しで、離島のガソリン代値下げや船賃の割り引き、サトウキビ農家への支援など「課題を次々に解決」と強調。集会のたびに改正離島振興法を成立させた実績を訴える。

 自民前職陣営は、05、09年で相手候補に得票で下回った本土側の鹿児島市南部と指宿を主戦場と定め「目標は3地区(市南部、指宿、奄美)の完全勝利」と気を引き締める。公示日の出陣式でも応援弁士が壇上から「今度は相手を比例復活させない」と気勢を上げた。

 強気の背景には徹底した組織戦がある。谷山が地盤で、05年の選挙で争った元衆院議員を選対本部長に迎え、農政連や建設業界など自民の友好団体の支援を得て組織の引き締めと票の掘り起こしを図る。さらに、自民前職の支持母体である全国の医療法人から、常時300人が選挙区に入り、陣営幹部が「全国でもこれほど恵まれた候補者はいない」と認めるほど、分厚い応援態勢を敷く。

 奄美群島の鹿児島県瀬戸内町出身で、名瀬、奄美市議を務めた共産新人(70)は、選挙期間中盤に鹿児島市南部に入るが、主に奄美大島で支持拡大を図る予定だ。消費税増税と環太平洋連携協定(TPP)への反対や、原発即時ゼロを訴えている。


=2012/12/07付 西日本新聞朝刊=

7752チバQ:2012/12/07(金) 23:31:07
さすがにコレはないでしょう・・・
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201212070148.html
'12/12/7
多数立候補で再選挙懸念 有効投票数の6分の1がハードル

 民主、自民の二大政党を批判する第三極勢力が相次いで衆院選に参入した結果、小選挙区の立候補者が増えた。その中で、最多の9人が立候補した東京1区など7人以上が立候補した6選挙区では、1位の候補者が当選に必要な得票数に届かずに再選挙となる懸念が捨てきれない状況で、関係者は気をもんでいる。

 低い得票割合では当選できないようにするため、公選法の規定で各種選挙にクリアすべき法定得票数が定められている。衆院選の小選挙区は、有効投票数の6分の1以上がクリアすべきハードル。これを満たさなければ「当選人なし」としてあらためて選挙が行われる。

 仮に再選挙となった場合、小選挙区では当選者が出ないのに、比例代表と重複立候補している候補者は、比例の方で当選するという皮肉な結果が生じる可能性もある。

 法定得票数が有効投票数の4分の1である市町村長選挙では、過去に再選挙になったケースもある。衆院小選挙区ではまだ例はないが、候補者が7人以上ならば「いずれの候補も6分の1に届かないことが理論上あり得る」(総務省)というわけだ。

7753チバQ:2012/12/07(金) 23:35:38
>>6023
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121207-OYT1T00422.htm?from=ylist
竹島問題注目も、隠岐に候補来ず…海荒れるから

 衆院選の論戦が本格化する中、島根1区の隠岐諸島には公示後、候補者が誰もやってこない。

 冬の日本海は船や飛行機が欠航することが多く、陣営が「遊説日程が計算できない」と二の足を踏んでいるためだ。しかし、竹島問題など重要課題を抱える地域。訴えを聞けず、有権者は残念がっている。

 隠岐諸島に本土から選挙カーで訪れるにはフェリーを利用するが、冬はしけで欠航しがち。仮にフェリーで2時間以上かけて渡っても、帰りの便が欠航すれば、その後の日程に穴があく。夏の選挙と異なり、陣営にとって悩みの種になっている。

 民主党前議員の小室寿明候補(52)は6日、飛行機で隠岐の島町に渡って個人演説会を開き、チャーター船で日帰りする日程を組んでいた。しかし、荒天でキャンセル。個人演説会では本人不在の中、事前に録音した声を流した。角智子・党県連幹事長は「本人は来週隠岐入りを希望しているが、天気次第」と苦慮する。

 共産党新人の吉儀敬子候補(61)は、公示前の11月20〜22日に同町を訪れ、竹島の領土権確立を求める人らと意見交換。今月2日には党の応援弁士を招いた演説会も開いたが、選挙中は訪れない。上代善雄・党県東部地区委員長は「島に渡るべきか悩んだ。島前の有権者に訴えられないのは残念」と話す。

 自民党前議員の細田博之候補(68)は、他の候補の応援などのため、選挙区にいるのは4日間だけ。隠岐での街宣活動は予定しておらず、妻の洋さん(67)や青木一彦参院議員(51)らが、今月1〜3日、島前や島後で集会などに出席し、支援を訴えた。陣営関係者は「隠岐に渡る日程が組めない」としている。

 隠岐諸島には4町村で計約1万8200人の有権者がいる。隠岐の島町久見の元小学校教諭、杉原由美子さん(69)は「こんなに竹島が注目されているのに誰も隠岐に来ないのは、領土問題が重要ではないということなのか」とあきらめ顔。知夫村の自営業、西谷信幸さん(66)は「離島のために一肌脱ごうという気概のある候補でなければ、来ても来なくても気持ちは動かないだろう」と話している。(佐藤祐理)

(2012年12月7日11時28分 読売新聞)

7754チバQ:2012/12/07(金) 23:48:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012120700497
雪辱期す「厚労族のドン」=乱立の影響読めず−茨城6区【12衆院選】

決起集会で気勢を上げる自民党の丹羽雄哉元厚相(中央)=1日、茨城県石岡市 茨城県石岡市の市民会館で1日、自民党の丹羽雄哉の決起大会が開かれた。「この国のために、この郷土のために勝たせていただかなければならない」と、力を込めて訴える丹羽。1000人程度を収容できる会場は満杯で、立ち見も出るほどだ。出席した市議の一人は「きのう、きょうできたばかりの政党との違いだ」と語った。
 丹羽は当選10回。厚相や党社会保障制度調査会長を務めた「厚労族のドン」だ。しかし、自民党への逆風が吹き荒れた前回衆院選は、民主党の大泉博子に約3万3000票差で敗れ、比例代表での復活もかなわなかった。


岡田克也副総理(左端)と街頭演説する民主党の大泉博子氏(中央)=11月26日、茨城県つくば市 「保守王国」で味わった屈辱を晴らそうと、夏からは1日5カ所程度での街頭演説をこなし、地域の集会にも精力的に出席してきた。「地元と距離があるというイメージを払拭(ふっしょく)する」(丹羽陣営幹部)ためだ。大泉との一騎打ちとみられていた当初、陣営内には党の情勢調査結果を受け、「楽観的な雰囲気が漂っていた」(同)という。
 その状況を一変させたのが、無所属の狩野岳也と、日本維新の会の深沢裕の立候補だ。衆院解散後、狩野は県議を辞職し、自民党に離党届を提出。11月21日に出馬を表明した。選挙戦では「地域の声を国政に届ける」と訴える。両親ともに自民党の元国会議員。処分覚悟で狩野の支援に回る同党県議も出始めた。
 一方の深沢は、つくばエクスプレス(TX)沿線の住民に期待を寄せる。東京まで1時間以内のTXを利用し、都心に通勤する人は「茨城都民」とも呼ばれ、無党派層が多いとされる。日本未来の党が公示直前に急きょ、栗山天心を擁立したのも同様の狙いからだ。
 茨城6区には結局、共産党の青木道子も含めて6人が乱立。大泉陣営からは「当選ラインは8万票前後に下がる。保守票が分裂すれば有利になる」との声も聞かれる。「うちの票もよそに流れるが、大泉候補の票も食われる。票の出入りはどうなるのか」。予想外の展開に丹羽陣営は戸惑いを隠せない。


▽茨城6区 
狩野岳也48 元県議  無 新 
栗山天心54 行政書士 未 新  推(大) 
深沢裕41 法人職員 維 新   推(み) 
青木道子62 党県委員 共 新 
丹羽雄哉68 元厚相  自 元  推(公) 
大泉博子62 元政調副長民 前  推(国)(敬称略)(2012/12/07-14:28)

7755チバQ:2012/12/07(金) 23:51:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2012120600002
宮城1区でみんな推薦=維新【12衆院選】
 日本維新の会は5日、公認候補が出馬を取りやめた衆院宮城1区で、みんなの党の林宙紀氏を推薦することを決めた。(2012/12/06-00:02)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012120701024
維新3人を3次推薦=みんな【12衆院選】
 みんなの党は7日、衆院選の3次推薦として、日本維新の会公認候補の上野宏史(群馬1区)、小沢鋭仁(山梨1区)、桜内文城(愛媛4区)各氏を決定した。(2012/12/07-23:05)

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7756名無しさん:2012/12/07(金) 23:52:36
菅直人 小選挙区苦戦中

前首相、小選挙区での落選あるかも

7757チバQ:2012/12/07(金) 23:53:06
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121207-OHT1T00046.htm
民主・松原氏vs未来から元秘書 仁義なき戦い…衆院選東京3区

 政党の離合集散が相次いだ今回の衆院選。東京3区では“仁義なき戦い”が勃発している。2003年以来、民主党・松原仁元国家公安委員長(56)と自民党・石原宏高元衆院議員(48)による事実上の一騎打ちが続いていたが、今回は第三極の「日本未来の党」から池田剛久氏(47)が出馬。同氏は松原氏の元秘書という経歴の持ち主だ。

 03年は松原氏、05年は石原氏、そして09年は松原氏。2人で10万票近くを取り合ってきた選挙区に異変が起きた。

 2日、未来から公認を受けた池田氏は、05年から先月まで松原氏の公設第1秘書。ずっと選挙を支えてきた。

 だが庶民派が売りだった松原氏が今年、国家公安委員長兼、内閣府特命大臣(拉致問題などを担当)になり、原発や消費税増税を容認する姿勢を見て落胆。「中古車しか買わなかった松原氏が、政府要職に就き公用車に乗ると大喜びだった。大臣のイスにしがみついている」と指摘する。

 河村たかし名古屋市長(64)と親しかったこともあり、減税日本に接触。結果的に未来から出馬することになった。事務所も松原氏の事務所隣のマンションに構えた。「顔見知りなので」

 刃(やいば)を向けられた松原氏は「本人から話を聞いた。政治を志す一人の青年として応援する」とさわやかだ。自身もかつて都議時代、当時地元の衆院議員だった石原慎太郎氏(現日本維新の会代表)に頼んで自民党へ入党。その後離党し、03年以降は石原氏の三男と戦い続ける。「政治には色々ある」と池田氏の行動に理解を示した。

 下克上を目指す池田氏は、「松原さんも石原さんも、本音は原発再稼働容認だと思う。私は反対する有権者の受け皿になりたい。松原氏の有権者は知っているけど、切り崩す時間はない」。9月の自民党総裁選では石原伸晃前幹事長が谷垣禎一前総裁を裏切る形で出馬し、「平成の明智光秀」と呼ばれ評判を落とした。だが池田氏は「僕は明智光秀と言われてもいい」と言い切った。

 選挙戦で遊説中に鉢合わせになることも考えられる。「本人同士は冷静ですが、スタッフ同士が乱闘するかもしれない」と池田氏。なるべくバッティングは避けるという。

 ◆東京3区(品川区、大田区の一部、大島・三宅・八丈・小笠原各支庁管内)立候補者
松原仁(56)民主前
石原宏高(48)自民元
池田剛久(47)未来新
香西克介(36)共産新

7758チバQ:2012/12/07(金) 23:54:20
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121207-OHT1T00047.htm?from=related
逆風民主離党でも、旋風維新移籍でも風見鶏候補に批判暴風…衆院選大阪14区

 日本維新の会・橋下徹代表代行(43)が絶大な人気を誇る大阪14区では“風見鶏”候補2人による因縁の対決がヒートアップしている。自民党から2度の比例復活を含め5期連続当選の谷畑孝氏(65)が、9月に維新入り。2009年、3度目の対決で初めて勝った民主党の長尾敬氏(50)は、解散当日に離党し、自民の推薦を受けて無所属で戦う。ややこしい対立構図に、有権者からは「自分の事しか考えていない」「節操がない」と冷ややかな声が上がっている。

 6日早朝、八尾市の河内山本駅前。橋下氏とタッグを組む松井一郎大阪府知事(48)の地元で、谷畑氏は笑顔を浮かべていた。「朝は忙しいのに、みんな『頑張れ』と言うてくれる。やっぱり橋下効果やね」。約1時間で、10人ほどの通勤客に握手を求められた。「前回は本当に厳しかったからな…」。3度目の対決で初めて長尾氏に敗れた09年の衆院選を思い出し、追い風を実感した様子だった。

 支持率に伸び悩みも見られる維新だが、大阪での橋下人気は根強い。谷畑陣営でも「橋下」を前面に出す戦略だ。この日の駅頭では、スタッフがしきりに「初めて国政に挑戦する橋下徹に力を」と叫んだ。選挙事務所の表に貼られたポスターも、橋下氏のものが大半。陣営によれば「議席がそんなに欲しいのか」と批判もあったが、以前からの支持者で離れたのは1割弱だったという。

 一方、民主党候補として前回初めて議席を獲得した長尾氏は「国家観、歴史観が同じ安倍総裁と汗を流したい」と離党。自民の公認は出なかったが、無所属として11月29日に推薦を得た。それでもやはり「風見鶏」との批判が耳に届く。5日朝には、谷畑氏と同じ河内山本駅前に立ったが、握手を求めた有権者は数人。中年の男性から「なぜ離党した?」と詰問もされた。長尾氏は25分間の演説で「信念を貫くため」というフレーズを5回も繰り返した。

 維新は解散後、たちあがれ日本から党名を変えた太陽の党と合流。谷畑氏の擁立に伴い、たち日から出馬予定だった三宅博氏(62)が維新の比例単独候補(近畿ブロック)に回るてん末もあった。「不自然な構図に見えるのは間違いない。でも自民の支持者の中には、谷畑さんに対する怒りはある」と長尾氏。谷畑氏も「何度も集会を開いて説明してきた。長尾さんのことは言えた義理じゃないが、誠実にやってきた」と強調する。

 そんな2人の思惑を見透かすように八尾市の会社員男性(62)は「どの党に移籍したとしてもアカン。信念がないだけ。裏切りや」と吐き捨てるように話した。今後も、痛い視線が突き刺さりそうだ。

 ◆大阪14区(八尾市、羽曳野市、柏原市、藤井寺市)立候補者
谷畑孝(65)維新前
長尾敬(50)無 前
鳥居豊橘(48)民主新
野沢倫昭(64)共産新

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121207-OHT1T00042.htm?from=related
民主新人・鳥居氏「漁夫の利」狙う…衆院選大阪14区


 日本維新の会・橋下徹代表代行(43)が絶大な人気を誇る大阪14区では“風見鶏”候補2人による因縁の対決がヒートアップしている。自民党から2度の比例復活を含め5期連続当選の谷畑孝氏(65)が、9月に維新入り。2009年、3度目の対決で初めて勝った民主党の長尾敬氏(50)は、解散当日に離党し、自民の推薦を受けて無所属で戦う。ややこしい対立構図に、有権者からは「自分の事しか考えていない」「節操がない」と冷ややかな声が上がっている。

 長尾氏の離党で候補者を失った民主は、急きょ医師の鳥居豊橘(ほうきつ)氏(48)を擁立した。地方議員の経験もない新人で、街頭演説も不慣れ。スタッフから「もっと自分から近寄って。親近感を出して」と、たしなめられた。

 民主政権への風当たりは厳しいが、陣営は「この状況で立候補を決断しただけでも立派」と府連の力を借りて支援。府内選出の現職参院議員2人のスタッフを送り込み、谷畑、長尾両氏の批判票を取り込み、“漁夫の利”を狙う。共産の新人、野沢倫昭(みちあき)氏(64)も、選挙区の4市をくまなく回って支持を呼び掛けている。

7759名無しさん:2012/12/07(金) 23:54:29
328 :無党派さん:2012/12/07(金) 23:33:25.67 ID:RrYIn9XD
民主の最少議席(名前が先に来てる接戦区を含めすべて落とした場合)

選挙区 岩手3区 宮城5区 福島3区 千葉4区 静岡5区 愛知2、11区 三重2、3区 京都2区 兵庫12区

比例  北海道2 東北3 北関東3 南関東4 東京2 北陸信越2 東海4 近畿4 中国2 四国1 九州3

合計 41

7760チバQ:2012/12/07(金) 23:57:15
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121207/ymg12120702050000-n1.htm
【衆院選2012 山形・福島】
TPP参加問題 農家反発 苦悩の候補者
2012.12.7 02:04
 ■「条件付き」歯切れ悪く

 今回の衆院選で争点の一つになっているのが、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の是非だ。各党の方針は異なっているが、山形、福島など農業県といわれる選挙区の候補者にとっては、立場を明確にすることが大きく選挙戦に影響するため、苦悩も深い。(日出間和貴、杉浦美香)

                   ◇

 〈山形〉衆院選公示前の11月29日、山形市内でTPPの交渉参加反対の緊急集会が開かれた。県内のJAグループなど約1700人が埋め尽くす中、来賓として民主前職の立候補予定者が壇上に立つと、会場から「黙れ!」「はちまきをつけろ」というヤジが巻き起こった。

 他の立候補予定の前職4人は頭に、会場に用意されていた「TPP参加断固阻止」の文字が書かれたはちまきをしていたが、この前職だけつけていなかった。

 この前職は「例外なき関税撤廃が前提というが、米国政府が求めているのは工業製品。例外なき関税撤廃という前提がすでに壊れている。大事なのは農業の再生。TPP交渉は選挙の争点ではない」とヤジられながらも声を張り上げた。

 サクランボやブランド米「つや姫」などで知られる農業県、山形にとってTPP交渉参加問題は、大都市と比べても大きな関心事になっている。

 同じ選挙区の自民新人の候補者は反対の立場だ。緊急集会には新人で招かれなかったため、会場入り口に立ち、「ぶれない政治家」として参加者にアピールしていた。

 これまで明言してこなかった民主前職は公の場で初めて「交渉参加反対」と断言した。その理由について、自身の働きかけで党のマニフェストから「交渉参加を進める」との文言が入らず、今や議員でもなくなったからだという。

                   ◇

 〈福島〉「TPP参加は地域社会にどんな影響を及ぼすのか」。日本青年会議所(JC)福島ブロック協議会が公示1週間前の11月27日に開いた公開討論会。TPP交渉に○か×で答える質問が立候補予定者に投げかけられた。

 ある自民候補は「○」のボードを掲げながら、「この国にも守らなければいけない産業がある。外国との交渉に丸腰で向かえば日本の農業は壊滅する」と、どっちつかずの回答だった。民主候補も「検討すべき」だとして「○」を掲げたが、一方でTPPに固執せず、貿易振興について広くとらえるべきだとした。

 JAグループ福島で構成する「県農業者政治連盟」(委員長・庄條徳一JA福島中央会会長)はTPP反対を「絶対条件」に衆院選での推薦候補を決めたが、全員が自民党公認候補だった。

 そのひとりの自民新人は選挙戦で産業構造の地方分散などを訴えるが、TPPの是非については、「農業を守るという視点にとどまらず、国民の生活を守るために食料確保は不可欠だ」とし、衆院選の争点にTPP交渉を掲げていない。

 TPPへの意思表明を積極的にしづらいのは、「党本部の方針が明確でない」(自民党関係者)という事情もあるようだ。

7761名無しさん:2012/12/07(金) 23:58:03
347 :無党派さん:2012/12/07(金) 23:46:54.52 ID:E1VLi1ev
>>331朝日新聞情勢
東京18区 菅直人  自=民
新潟5区 田中真紀子 自=民>維
埼玉5区 枝野幸男 自=民
徳島1区、仙谷由人 自=民
宮城5区 安住淳 民>自
福島3区 玄葉光一郎 自>>民
静岡5区 細野豪志 自>>民
大阪10区 辻元清美 維=民>自
福岡1区 松本龍 自>民
佐賀1区 原口一博 自=民
奈良1区 馬渕澄夫 自=民
東京1区 海江田万里 自>民
東京15区 東祥三 み>自>民
千葉4区 野田佳彦 民>>自
沖縄1区 下地幹郎 自>国>維
大阪11区 平野博文 維=民>>自

7762チバQ:2012/12/07(金) 23:58:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/elc12120723180053-n1.htm
23区 イクメン対決 手作り・手探りでしのぎ削る
2012.12.7 23:00 (1/2ページ)
 東京都内で唯一、30〜40代の若い候補者6人がそろった23区。高度成長期に人口が急増したニュータウンを抱え、かつては自民の票田だったが、今回は第三極勢の出馬ラッシュもあって大きく様変わりした。4人が選挙戦自体初めてという手作り選挙でしのぎを削り、地元では「イクメン世代の戦い」と呼ばれている。

 「子供たちの未来のために、私たちにできるのはまず原発をなくすこと、そして戦争をさせないこと」。7日、1児の父の未来・石井貴士氏は駅や住宅街を選挙カーで巡回しながら声をからした。

 未来の政策に賛同して速達郵便で公認申請し、公示2日前の出馬表明となっただけに、準備不足は深刻だ。スタッフは家族、友人ら10人足らずで、急ごしらえのホームページ上で現在も募集中。

 「届け出直前まで書類作りに追われ、選挙運動も手探りです」と石井氏。元信越放送アナウンサーという経歴で地縁は薄いが、「1分間勉強法」シリーズの著者として名が知られる存在で、顔を売るため精力的に歩く。

 維新・伊藤俊輔氏も「選挙初体験」組だが、父は7年前の前々回選挙まで9期務めた自民(当時)の伊藤公介・元国土庁長官(71)。今年春に維新の政治塾に応募し、公認を受け、父がかつて盤石の強さをみせた選挙区に乗り込んだ。

 「若い力による改革」を訴え、スタッフも20〜30代の「青年部」を前面に出している。無所属から出馬表明していた公介氏はこれを受けて辞退し、支援に回った。表立った活動は控え、自身の支持者回りなど裏方に徹しているという。

 俊輔氏の登場で票を食われかねない立場なのが、みんな・白川哲也氏。銀行員から政治を志し、3年前に退職して町田市議に転身。国政出馬は早くから視野に入れて、地元で力を蓄えてきた。

 「うちは若さで売っていたが、ふたを開ければ若者ばかり。人物本位で選んでもらう」と白川陣営の選対幹部。地元で中小企業の窮状などを体感してきた立場から経済政策に力を入れ、「第三極でも本当に政策を実現できる選択肢がみんなの党」と差別化を図る。

 迎え撃つ民主・櫛渕万里氏は7日早朝から町田市内の駅頭に立ち、「改革を進めるか後戻りするかが問われている」と政権を担った3年間の実績を訴えた。

 伊藤公介氏を破った3年前が櫛渕氏にとって初めての選挙だったが、再選を目指す今回は最年長候補の立場。公示前には野田佳彦首相、公示日に岡田克也副総理が応援に駆けつけ、議席死守に賭けた党の危機感をうかがわせる。「改革は若い勢いより着実さが大事」と陣営幹部は話す。

 共産・松村亮佑氏も初の選挙出馬。妻が2人目の出産を控え産休中というイクメン真っ最中で、「親として放射能への不安は大きい。原発ゼロでぶれない政治を貫きたい」と訴える。

 松村陣営では週末に同世代の父親、母親たちとともに街頭で子供たちの未来のためのアピール行動も計画しているという。

 自民・小倉将信氏は昨年11月に党の候補者公募で選ばれ、満を持しての初選挙。「町田と多摩から政治を変え、子や孫の代まで誇れる日本にしたい」と支持を求めている。

 東大法学部から日銀という華々しい経歴で、経済政策を中心に説く。自民としては、雪辱を期していた公介氏を公認せずに白羽の矢を立てた切り札でもあり、群を抜いた組織力を見せている。小倉陣営幹部は「若さイコール可能性。これから政治の現場で勉強して成長していくのを皆さんと見守りたい」と話した。

7763名無しさん:2012/12/08(土) 00:01:33
158 :広島2区民 ◆jWkaDJV846 :2012/12/07(金) 21:37:03.79 ID:WfvJ9QeY
脱党組、2勝23敗の衝撃予測 「選挙目当て」批判が直撃
2012.12.07
 「気をつけろ その候補者は 元民主」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20121207/plt1212071826007-p1.htm

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121207/plt1212071826007-n1.htm

7764チバQ:2012/12/08(土) 00:02:05
記事タイトル、色物から色物までって意味じゃんか・・・
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/stt12120712120005-n1.htm
現役グラドルから国民的美魔女まで 「橋下ベイビーズ」多彩な顔ぶれ
2012.12.7 11:51 (1/3ページ)[日本維新の会]
 過去2回の衆院選では「小泉チルドレン」「小沢ガールズ」と称された、ビジュアル系女性議員が次々に誕生した。今回、最も注目を集めているのは日本維新の会から出馬する「橋下ベイビーズ」で、現役グラビアアイドル、国民的美魔女コンテストのファイナリストらが立候補した。生まれたての第三極から国政に挑戦する「ベイビーズ」の戦いを追った。(サンケイスポーツ)

 「30歳の私が、『橋下ベイビーズ』なんて。若く言われることはうれしいです!」

 日本維新の会が東京21区(立川市、昭島市、日野市)に送り込んだ現役グラビアアイドルの佐々木理江氏(30)は、JR立川駅前の街頭演説で、自虐ネタを披露して聴衆を笑わせた。11月21日の3次公認候補発表時、年齢を1歳若く公表していたことが発覚して話題になったが、これを逆手に取るしたたかさで選挙戦に挑んでいる。


グラドル佐々木氏の写真


 重盛さと美(24)らがいる芸能事務所「アヴィラ」に2006年に所属。島根大総合理工学部卒の「国立大学出身タレント」としてグラビアのほか夕刊紙で株取引の連載コラム執筆などの活動をした。

 一方で、島根大に入学したころから政治家になりたいと考えていた。決め手となったのは、昨年の大阪ダブル選挙。橋下徹代表代行(43)の政策に共感し、「この人についていけば日本を変えられるのでは」と維新政治塾の門をたたいた。

 同選挙区には縁のない落下傘候補。党本部から「(地元の)広島と東京のどちらが?」と問われ、「東京で」と即答した。しがらみを嫌い、あえて東京を選択した。

 出馬が決定してから、しばらくは同選挙区内を自転車でまわったものの、「どぶ板選挙には時間が必要。効率性を考えて作戦変更です」と選挙カーでの活動に切り替えた。その際に、大きな助けになったのは所属事務所の支援。後輩のタレント、岡野真理亜(26)が、車上等運動員(アナウンス担当)として全面サポートしてくれている。

 4人きょうだいの長女で「将来は母のようにたくさん子供を産みたい。安心して子育てができる社会にするためには行政機構改革が必要」と訴える。

 日を追うごとに手応えを感じるが、声を掛けてくれるのは中高年が多く、同世代の政治への無感心は気がかりだという。「私に投票しなくてもいいから、選挙には行ってほしい。いえ、佐々木理江に清き1票をお願いします」。現役グラドルは愛くるしい笑顔を武器に選挙区を駆け抜ける。

★「国民的美魔女コンテスト」ファイナリスト 海老沢由紀氏も出馬へ

 茨城1区では、昨年の「国民的美魔女コンテスト」で20人のファイナリストになった元プロスノーボーダーで主婦の海老沢由紀氏(38)が出馬。4人の子どもを持つ主婦の代表として、子育て支援を中心に有権者に訴える。大阪市出身で東京都杉並区在住だが、夫の実家が水戸市にあり、本部に同選挙区での出馬を希望した。

 長い選挙戦で気になるのは子どもたち。5歳の3男、1歳5カ月の長女を大阪市の実家に預けており、「テレビ電話で毎日のように子供の顔を見ています」と話した。

 同選挙区はほかに、民主党から福島伸享氏(42)、自民党から田所嘉徳氏(58)、日本未来の党から武藤優子氏(48)、共産党から田谷武夫氏(61)が立候補している。

★他の候補者

 民主党前職の長島昭久防衛副大臣(50)陣営は、佐々木氏を「特別視せず、正々堂々と戦います」とし、これまでの実績を主張する。自民党新人で元外資系証券会社員の小田原潔氏(48)も「特に意識してません」と経済政策などを軸にアピールする。共産党からは吉岡正史氏(38)、日本未来の党から藤田祐司氏(60)、無所属で谷川博之氏(42)が立候補している。

7765チバQ:2012/12/08(土) 00:09:41
http://mainichi.jp/select/news/20121207k0000m010105000c.html
衆院選:維新、自民攻撃に軸足…「単独過半数」報道が契機
毎日新聞 2012年12月06日 22時39分(最終更新 12月07日 09時37分)

 衆院選の序盤情勢を探る報道各社の調査で自民党が単独過半数の勢いと報じられた6日、各党の舌戦は自民、公明両党の政権奪還を視野に入れた駆け引きにシフトした。「第三極」として衆院選後のキャスチングボートを握りたい日本維新の会は自公過半数割れに追い込もうと自民党攻撃を強化。選挙運動の緩みを警戒する自民党は党内の引き締めを図り、民主党は「2大政党対決」の演出による巻き返しに懸命だ。

 「報道では自公が過半数という。本当にいいのか。自民党の政治に嫌気がさした3年前の失望感はどこにいったのか」

 維新の橋下徹代表代行は6日、群馬県高崎市の街頭演説で激しい自民批判を展開した。

 政権奪還を目指す自民、公明両党を過半数割れに追い込み、連立や部分連合を視野にキャスチングボートを握るのが第三極の基本戦略。石原慎太郎代表も「自公に過半数を取らせたら結局同じだ」と訴えてきた。

 5日までの街頭演説で橋下氏が力を入れたのは、第三極の主導権を争う相手、日本未来の党への攻撃だ。未来の唱える「卒原発」の実現可能性に疑念を呈し「僕が火星に行くようなものだ」と徹底的に批判してきた。その未来への支持は広がりを欠き、第三極内の対決は維新の優位が鮮明になりつつある。

 だが、第三極の主導権を握ったところで、自公が過半数を上回れば、第三極そのものの存在意義が薄れる。埼玉、群馬、茨城と北関東を回った6日の街頭演説で、橋下氏は未来批判のトーンを落とし「自民党の業界団体の政治に戻すのか、既得権を壊して平等にチャンスを与える社会にするのか」と矛先を自民党に向けた。

 維新は関西で公明党と選挙協力を結んでいるが、橋下氏は「自公の政治にストップをかけてほしい」と公明党も批判。自公両党の公約を「バラマキ」と批判する民主党とも調子を合わせ「自公政権は景気回復のためトンネルや橋を造ろうとしている」と繰り返した。

 維新に後れを取った形の未来。嘉田由紀子代表は6日、千葉県習志野市の街頭演説で「原発ゼロにしてほしい。その受け皿が未来の党だ」と維新との違いを強調した。

 第三極内で維新と協力関係にあるみんなの党も「厳しい情勢だ。第三極(の政党)が増えて比例票が分散している」(幹部)と危機感を強める。渡辺喜美代表は維新を「政策がぶれた」と批判し、独自性をアピールしている。【福岡静哉、津久井達、加藤明子】

 ◇自民、引き締めに躍起

 「新聞に出ているような甘い数字ではない。もっと厳しい状況だ。ここで緩んだら日本が終わってしまう」

 自民党の安倍晋三総裁は6日、大阪府貝塚市の街頭演説で引き締めを呼びかけ、大阪市でも「やっと過半数いくかどうかだ。今こそ気を引き締めないといけない」と訴えた。

 石破茂幹事長は全候補者に引き締めを図るよう通達を出す考えを示した。石破氏は盛岡市内で記者団に「慢心、緩みがあれば有権者は一気に自民党から離れる。民主党に逆風が吹いているのは事実だが、自民党に追い風が吹いているわけではない」と強調した。

 一方、民主党は公示前の230議席から半数以下に激減する危機に直面し、野田佳彦首相は6日、名古屋市で記者団に「厳しい選挙であることは間違いない」と劣勢を認めざるを得なかった。首相は「火の玉となって最後まで訴えていけば勝機は出てくる。やってきたこと、これから何をやるかを訴えていくことで、政治を前に進めていく思いを共有してもらえると確信している」と巻き返しへ向けた意欲を強調した。

 09年衆院選の民主支持票の多くが第三極へ流れる傾向を踏まえ、民主党は第三極批判を強める。首相は「当初は輝きがあった。異なる主張でも傾聴に値するものもあったが、今は輝きを失っている。理念や方向性がごった煮で分かりにくい」と指摘。少なくとも維新を上回る第2党に踏みとどまろうと「最後は自民党と民主党の対決になる」と2大政党対決をアピールした。【小山由宇】

7766チバQ:2012/12/08(土) 00:10:26
 ◇共産・社民は埋没懸念
 2大政党と第三極の攻防に注目が集まる中、共産、社民両党は埋没を懸念し、「老舗野党」の独自性をアピール。共産は2大政党と第三極をひっくるめて「自民党型政治」と批判し、比例代表の支持拡大に全力を挙げる。社民党は脱原発などの主張が重なる日本未来の党との連携に活路を見いだそうと懸命だ。

 共産党の志位和夫委員長は6日、千葉市の街頭演説で「米国言いなり、財界中心の二つのゆがみを正そうと戦っているのは共産党だけだ」と強調し、消費増税中止や即時原発ゼロなどを訴えた。

 共産党は09年衆院選より小選挙区候補を倍増させ、299人を擁立した。ほとんどすべての選挙区で支持の浸透を図り、比例票を押し上げる作戦だ。しかし、「第三極に比例でも票を奪われ、厳しい情勢」(同党関係者)で、2大政党とも第三極とも違う共産党の存在意義を売り込む。

 志位氏は5日のBSフジの番組で「民主党にはがっかりだが、自民党に戻るわけにいかない。第三極は正体不明だ」と強調した。

 社民党も民主、自民、維新を「原発推進、格差拡大、憲法改正で一致している」(福島瑞穂党首)と決めつける。前回は政権交代を果たした民主党と協力関係にあったが、今回、味方と言えそうなのは未来だけ。未来とは3日に「可能な限り相互に支持、支援を行う」ことを確認したが、「ともに党首が女性でイメージがかぶる」(社民党幹部)というジレンマにも苦しむ。【佐藤丈一、野原大輔】

7767名無しさん:2012/12/08(土) 00:18:28
注目選挙区

東京18区
●読売(日経合同)
「土屋と菅が小差の競り合い」

●朝日
「菅と土屋が互角の激しい戦い」

●共同(毎日掲載)
「土屋がわずかに先行」

7768名無しさん:2012/12/08(土) 00:33:41
静岡民主は周と細野だけが当選可能という情勢だが中日の記事を見ると周はともかく細野はまだ当確とは言えない。
まず5区内の政党支持率を見ると自民がトップで民主を10ポイント以上も突き放している。(6区は僅差だが民主が自民を上回っている)
民主の支持率は支持政党無し(所謂無党派)とほぼ同じでさらに投票先が未決定の有権者がまだ6割も近くもいる。
仮に今後の投票行動にこの政党支持率がそのまま反映されたとしたら終盤で一気に逆転される危険もはらんでいる。

7769名無しさん:2012/12/08(土) 00:36:44
>>7761
2ちゃんから、わざわざ間違ってるレスをコピペする意図がわからん。
玄葉と細野のところ見て、おかしいと思わないのかお前は。

7770いなばやま:2012/12/08(土) 01:09:52
>>7765

今日の日刊ゲンダイに書いてあって「そうそう」と思ったこと
98年の参院選と00年の衆院選は事前情勢が外れてたなぁと
どっちも与党が有利な状況で解散しているので今回とは違いますが
比例は全く読みが外れてたり、参院では予想外の候補が当選したりしたはずです。
(冷や汗モノの当時の伝説が今でも周囲では語られています)

当時から調査手法が変わってないので三つ巴になっているところほど
どうなっていることやら

あの時は情勢発表後の「増税見直し発言」「神の国発言」が影響したといわれてますし
今回も「さっさと発言」みたいな口先だけで流れが変わるかもしれませんね〜

7771名無しさん:2012/12/08(土) 01:17:45
田中眞紀子・田中慶秋・田中美絵子
厳しい情勢ですね…

7772チバQ:2012/12/08(土) 09:13:53
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121208t41004.htm
衆院選秋田2区 社民「遺恨」大館決戦 前回の「しこり」も

秋田2区は、大票田の大館市で集票合戦が続く(写真は一部加工しています)


 衆院選秋田2区から立候補した4人が、大館市を主戦場に激しい集票合戦を繰り広げている。3人が同市を地盤とするほか、残る1人も勝利への重要地区と位置付ける。民主、社民両党の共闘体制が崩れた前回選挙の「しこり」も複雑に絡み、戦いは熱気を帯びる。

 秋田2区は男鹿市とその周辺から大館、能代両市などの県北部までがエリア。
 民主党前議員の川口博候補(65)は小坂町長を5期務め、県北を強固な地盤とする。前回知事選に出馬し、佐竹敬久知事に敗れたが、2区に当てはめると15市町村中11市町村で勝利した。
 それでも、今回の選挙は「大変厳しい戦い」と危機感をあらわにする。党への逆風はもちろん、支持層が重なる社民党新人の石田寛候補(65)が出馬したからだ。
 石田候補は大館市議を4期、県議を5期務めた。公示までは地元以外で知名度向上を図ってきた。「党の存亡を懸けた戦い。何が何でも勝つ」と意気込む。
 燃える要因にはもう一つ、前回のしこりがある。民主、社民両党は秋田の全3選挙区で選挙協力を約束した。社民党が唯一候補者を立てた2区は、民主党が推薦、連合秋田も同調した。「3者共闘」となるはずが、一部の民主党員が離党し、無所属だった川口候補を支援。川口候補は当選後に民主党入りした。
 石田候補は当時、社民党候補の選対幹部。本人は多くを語らないが、党県連関係者は「政党同士の約束をほごにされた不信感は簡単には消えない。心中期するものがあるはずだ」と石田氏の思いを代弁する。
 潟上市出身で、能代市などが地盤の自民党前議員金田勝年候補(63)も大館市を重視する。
 前回は小選挙区で川口氏に約1300票差で敗れた。陣営は、大館市だけで約6700票離されたのが敗因の一つになったとして、県北での巻き返しを狙う。金田氏は「ことしは集会などで大館に200回以上入った。石田氏の出馬で、大館が主戦場になる」と気を引き締める。
 大館市出身の共産党新人佐藤邦靖候補(57)も「脱原発」や「消費税増税反対」などを訴え、精力的に活動している。

 ◇秋田2区立候補者
石田寛65 社新 
川口博65 民前(1)
佐藤邦靖57 共新 
金田勝年63 自前(1)


2012年12月08日土曜日

7773チバQ:2012/12/08(土) 09:14:24
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121208t51005.htm
衆院選山形1区 因縁対決、第6ラウンド 20年以上競う




 衆院選(16日投開票)山形1区で自民党前議員遠藤利明(62)、民主党前議員鹿野道彦(70)の両候補が、東北で唯一、中選挙区制時代から続く「因縁の対決」を繰り広げている。小選挙区制導入以降では東北最多の6回連続の対戦で、過去の戦績は鹿野氏3勝、遠藤氏2勝と拮抗(きっこう)する。20年以上、同じ地域で競い合う全国屈指のライバル対決は、政党や党の政策より候補者本人や後援会が前面に出る「個人戦」の様相が色濃い。

 連合の推薦を受ける鹿野陣営にとって、労組とともに集票力を支えるのが、父親の故彦吉氏の時代から脈々と続く個人後援会「かの道彦の会」だ。1976年に34歳で初当選して以来、一貫して鹿野氏を支援する。
 鹿野後援会は山形市内で強固な基盤を誇り、知事選や山形市長選でも票を動かしてきた。古参幹部は「昔の方が力は圧倒的だった」と組織の高齢化を嘆くが、今回の選挙でも存在感は大きい。選挙事務所に幹部級が張り付き、若いスタッフに助言したり、党の県議や市議、労組幹部との調整役を担ったりしている。
 遠藤陣営とは互いに手の内を知り尽くす。鹿野陣営の幹部は「相手の情報収集力はすごい」と持ち上げる一方、「山形1区は『党対党』ではなく『個人対個人』。個人同士のガチンコ対決だ」と対抗心を燃やす。
 対する遠藤陣営。自民党の組織力や党への追い風も期待するが、集票の中核となるのはやはり個人後援会だ。
 出身地の上山市をはじめ山形市以外の2市2町は後援会の力が特に強く、党に逆風が吹いた前回も、2市2町の得票数は鹿野氏を上回った。山形市でも、中心部の学区単位の後援会づくりが目標の半分まで進んでおり、「後援会の組織化は最終段階」と陣営関係者は集票力に自信を見せる。
 遠藤氏の後援会女性部会幹部は、鹿野陣営の結束力に敬意を表しながら、「この人と決めたらぶれないのはこちらも同じ」と強固な組織力を誇示する。その一方、女性部会幹部は「決まった人に決まった票を入れさせるだけでは政治は活性化しない。新たな支持層の開拓にも力を入れないといけない」と、攻勢の機会をうかがっている。
 選挙区内は、両陣営による長年の後援会活動などで複雑に地盤が入り組み、身動きが取りにくい支持者も多い。
 山形市内の自動車関連会社は今回、遠藤、鹿野両氏に推薦状を出した。同社の会長はもともと遠藤後援会の会員だが、「双方とつながりが濃くなっている。鹿野氏側に付いている顔見知りの同業者も多い。波風を立てたくない」と、同社幹部は苦しい立場を明かした。

 ◇山形1区立候補者
遠藤利明62 自前(5)
鹿野道彦70 民前(11)
石川渉39 共新 

<遠藤氏VS鹿野氏>
 中選挙区制時代の1990年、山形市を含む旧山形1区(定数4)で初めて対戦した。自民党の鹿野道彦氏は6選し、初出馬の無所属遠藤利明氏は落選した。遠藤氏は93年の旧山形1区で無所属から初当選。自民党の鹿野氏は7選した。
 小選挙区制が導入された96年以降は山形1区(山形、上山、天童、山辺、中山の3市2町)で5回続けて対戦した。2人の得票数と当落はグラフ、表の通り。遠藤氏は5回とも自民党から出馬、鹿野氏は96年が新進党、2000年以降は民主党から出馬し、ともに4回当選している。今回は中選挙区制時代から数え8回目の対戦となる。


2012年12月08日土曜日

7774チバQ:2012/12/08(土) 09:24:34
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121208/ngn12120802500001-n1.htm
【衆院選2012 長野】
戦いの構図 3区 5新人乱立、最激戦区
2012.12.8 02:04
 民主と自民の新人がほぼ横一線に並ぶ中、日本維新の会、共産、みんなの党の新人3人がその後を追う。県内の選挙区でも最激戦区となっている。

 中選挙区時代から14回当選を重ねた元首相、羽田孜が引退し、長男で国土交通相の雄一郎が出馬を見送ったことで、他の陣営は「羽田王国」とされた3区に千載一遇のチャンスが到来したととらえている。

 正式な立候補の記者会見を11月26日にした維新の井出泰介(44)は維新を支援している保守系の政治団体、県政連絡協議会の支援を受ける。

 東京都生まれだが、父親が佐久市(旧臼田町)の生まれ。公認会計士で都内の監査法人に勤務していた経験を持つ井出は、国の仕組みを変えることや消費税の地方税化などを訴える。

 自民の木内均(48)は県議や佐久市議を務め、地盤の佐久地域を中心に自治会や業界団体関係者らとのミニ集会を開くなど知名度の浸透を図ってきた。

 3区は現在の選挙制度が導入されてから一度も自民が議席を獲得したことがなく、木内は「一度は自民にやらせてほしい」と訴える。上田市や千曲市などでも遊説活動を進め、地盤以外でも浸透を図る。

 民主新人の寺島義幸(59)は県議6期の実績を持ち、県議会議長も務めた。羽田の元秘書で「(秘書として)薫陶を受けた。その志を引き継ぐ」と述べ、“羽田直系”をアピールしている。

 雄一郎も「父の思いを理解し、引き継いでくれる最適任者」と全面支援を約束している。自らの後援会に加えて、羽田の後援会「千曲会」もフル稼働状態で議席死守を目指す。

 みんなの井出庸生(35)は1月に立候補表明して以来、街頭での訴えを進めてきた。祖父の一太郎が元官房長官で伯父の正一が元厚相。正一の旧後援会関係者の協力などで、さらなる浸透を目指す。

 税金の無駄遣いをなくす行政改革や公務員制度改革の必要性と古い政治の一掃を強調。また、原発に代わる新エネルギー産業の育成などを訴える。

 共産の岩谷昇介(59)は4回目の挑戦。消費増税反対や原発即時ゼロ、さらに環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への交渉参加反対を訴える。商工会や商店街のほか、農業関係者や医師会も回る。政争続きの今の政治状況を有権者は冷ややかに見ていると分析し、民主、自民、第三極との違いを際立たせる選挙戦を展開している。(敬称略)

7775チバQ:2012/12/08(土) 09:34:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/elc12120802000001-n1.htm
【衆院選2012 広島】
師走決戦 3区 選挙区議席 奪還目指す自民
2012.12.8 02:00 [広島県]
 政権交代を掲げ、前回衆院選で初当選した民主の橋本氏。今回は「大変厳しい状況」を実感している。「約束を守っていない」「もう少し期待していたのに」。有権者から党への批判の声が飛ぶ。

 「党が何を言っても聞いてもらえない雰囲気が広がっている」と顔を曇らせる。このため、連日約20カ所で行うスポット演説や、夜の個人演説会では、まず3年余りの民主の活動報告に力を入れている。

 「進んでいない改革もある」と率直に認め、一方で経済対策や情報公開は確実に進んだと強調。当選後も毎月、地元で国政報告会を開いてきた「誠実と地道さ」もアピールする。「未来への責任を果たすため、改革を決して後戻りさせないでほしい」。橋本氏の懸命な訴えは続く。

 自民の河井氏は前回、選挙区と比例ブロックで選挙の度に党の候補者が入れ替わる「コスタリカ方式」によって比例ブロックに回り、4選を果たした。今回は平成17年以来の選挙戦となるだけに、公示日から2日間の出陣式は19カ所におよび、陣営を引き締めた。

 「民主党政権によって、日本はダメダメな国になってしまった。第一は経済の立て直し」と訴える。個人演説会も1日4〜6回開催して熱弁をふるう。「今度の選挙は、日本が立ち直ることができるかどうかの最後の機会」と、3区の自民議席の奪還に全力を挙げている。

 白いジャンパーに白いノボリ。維新新人の中丸氏は「新しい政治」を色でアピールして走り回る。駅やスーパーなど1日10カ所以上で10〜15分間のスポット演説をこなし、道行く人と握手も。マイクを手に「自民にしても民主にしても結局は同じ。タネ明かしの分かった手品をもう1度見るのですか」と聴衆に語りかける。

 中丸氏は維新に合流した旧たちあがれ日本に所属し、選挙準備を進めていた。3区内では、飲食店を展開した経験がある。みんなの党の支援も受け、日増しに勢いの加速を感じている。

 その重点政策は、景気雇用対策や行政改革、震災復興促進など。企業経営者の立場から、行政の財政面での疑問も提示する。「有権者には民主、自民の2大政党以外の受け皿が必要。日本の政治の仕組みを変えなければ」と強調する。

 広島市議2期の経験を持つ共産新人の藤井氏は「命を守り育てる政策」が信条。原発即ゼロや消費税増税反対などとともに、憲法9条を守る重要性を訴えている。

 原発について「1度事故を起こすと、取り戻しがつかないことは福島の事故でも明らか。放射能汚染の中で、子供たちが暮らすようなことになってはならない」と強調。「核兵器廃絶と平和のためにも憲法9条を守る」と訴え、きめ細かく各地で街頭演説を繰り返している。

 3区で2万以上の得票が目標。今回、第三極といわれる政党が合流したり、乱立したりする中で、長い歴史の共産党に改めて誇りを感じている。

                   ◇

 ◇立候補者(届け出順)

 河井克行(かわい・かつゆき)  49 自 前〔4〕

 党副幹事長(外務委員会筆頭理事・法務副大臣・外務政務官・県議)慶大法 【公】

 橋本博明(はしもと・ひろあき) 42 民 前〔1〕

 党県副代表(科学技術特別委員会理事・衆院議員秘書・科学技術庁職員)広島大院

 藤井敏子(ふじい・としこ)   59 共 新

 党県委員・医療生協役員(広島市議)日本福祉大社会福祉2部

 中丸啓(なかまる・ひろむ)   49 維 新

 ITコンサル会社社長(イベント制作会社契約社員・プロミュージシャン)廿日市高

7776チバQ:2012/12/08(土) 09:39:33
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121207-OHT1T00276.htm
民主・辻本VS維新・松浪!超激戦区ガチンコバトル…大阪10区


朝の街頭演説で有権者に支持を訴える民主党・辻元清美氏


子どもたちと笑顔で話す日本維新の会・松浪健太氏 政党か、はたまた「個人」の人気か―。大阪10区(高槻市、三島郡)は小選挙区導入以降、同一候補が連続選出されたことのない激戦区だ。民主党・辻元清美氏(52)、日本維新の会・松浪健太氏(41)が出馬。自民党は新人の大隈和英氏(43)を送り込む。大阪府内でも投票率は高く、浮動票の取り込みがポイントとなる、今回の衆院選の縮図のような選挙区だ。

 小選挙区導入の96年以降、同一候補が連続選出されたことがないという全国屈指の激戦区。05年は自民党の松浪氏、09年は社民党(ともに当時)の辻元氏が制し、2人の直接対決は1勝1敗の五分。両者とも比例で救われているが、今回はともにくら替えで臨む選挙だ。

 今年9月に自民党を離党し、日本維新の会発足の中心メンバーとして尽力した松浪氏は「若い人だけじゃなく、ご年配の方の反応も温かい。『道州制やろ』と声をかけてくださる」と手応え。橋下徹代表代行(43)が解散後初となった街頭演説(11月19日)で駆け付けたほど、党を挙げて力を注いでいる。

 対照的に、辻元氏は「個人力」で戦う。早朝のJR高槻駅近くでの街頭演説では「『橋下ベイビーズ』とか言われてますけど、『小泉チルドレン』や『小沢ガールズ』と何も変わらない。政治は即席ラーメンじゃないんです」とバッサリ。かつて国会で「ソーリ、ソーリ」と詰め寄り、当時の小泉純一郎首相がたじろいだほど、舌鋒(ぜっぽう)鋭いキャラクターの健在ぶりをアピール。

 同陣営は「党名よりも辻元個人の名前を前に出して戦う。社民党を離れた後もついてきてくれる人はいるし、地元での人気はやはり根強いものがある」と期待。選挙でのイメージカラーのピンク色を身につけ、女性を中心に支持を訴えている。

7777チバQ:2012/12/08(土) 09:45:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/tokyo/CK2012120502000106.html
激突選挙区 1区 千代田・港・新宿区 一騎打ちの構図 一変
 伝統の「花の1区」は、六つの政党から候補者が名乗りを上げ、無所属も含めて九人が争う。民主、自民のライバルによる事実上の一騎打ちが続いたが、片方の引退によって過去の構図が様変わりするかもしれない。

 「政権交代した歴史の歯車を戻してはいけないと、多くの方に励まされてきた」。民主前職の海江田万里さん(63)は四日朝、新宿区四谷の事務所前で声を張り上げた。

 小選挙区制になった一九九六年以前から、当時自民の与謝野馨さん(74)と戦ってきた。前回は、政権交代を願う有権者の支持を集めて与謝野さんに勝利。だが与謝野さんは退き、経済産業相を経験した海江田さんは福島第一原発事故の対応を巡って批判を受け、国会答弁の合間に涙を見せた。今回は閣僚経験の実績よりも景気・経済対策を有権者に訴える。陣営幹部は涙への評価は賛否あったとし、「自民に戻るのが嫌で、新党もよく分からない有権者に選んでもらえれば」と、消去法の支持にも期待をかける。

 「ポスト与謝野」を出す自民にも危機感はある。自民新人の山田美樹さん(38)は「政治の混乱が経済の足を引っ張っている。経済再生に挑戦したい」と主張。公募で選ばれ、経産省や外資系企業の勤務経験がある。ただ知名度は低いため、演説で「尊敬する与謝野先生が長年務めた1区で出られて光栄」と与謝野支持層にアピール。自民区議は「民主の支持低下で自民に吹いているのはそよ風くらい」と気を引き締めている。

 ほかの四政党の新人たちも浸透を図る。未来の大学院非常勤講師の野沢哲夫さん(46)は「より国民の目線に近い政策を訴えたい」。維新の日銀出身、加藤義隆さん(38)も「第三の選択肢を示したい」。共産の冨田直樹さん(36)は「全ての被災者の救済」を訴える。みんなの小斉太郎さん(42)は「民主、自民の二大政党制の弊害を打ち破る」と強調した。

  (中山岳)

山田美樹38 (元)経済産業省職員 自新
海江田万里63 (元)経済産業相   民前<5>
又吉光雄68 政治団体代表   諸新
冨田直樹36 党地区常任委員  共新
野沢哲夫46 (元)野村証券社員  未新
小斉太郎42 (元)港区議     み新
加藤義隆38 (元)日銀職員    維新
伊藤希望28 幸福実現党支部長 諸新
亀山教明49 派遣社員     無新

7778チバQ:2012/12/08(土) 09:45:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/tokyo/CK2012120702000100.html
激突選挙区 2区 中央・文京・台東区 民・自 軸に無党派争奪
雷門前で演説をする候補者=都内で


 2区は過去、民主と自民の事実上の一騎打ちが続いた。それぞれ十万票の基礎票を持ち、時々の「風」に乗る二万〜三万票の行方で勝敗を分けた。一方の引退で、今回は前職と若き後継者の争いとなる上に、台風の目も。無党派層にアピールするみんなと維新は、二大政党の壁に風穴を開ける勢いだ。共産、無所属を含む計六人が声をからす。

 「時計の針を元に戻すわけにはいかない。自民を選ぶことは、日本の政治の後退です」。民主前職の中山義活さん(67)は六日朝、中央区の勝どき駅前で、急ぎ足の通勤客に熱心に語りかけた。

 演説で、自民党時代の借金や公共事業、公約の「国防軍」などを批判した。ほかは石原慎太郎氏の発言に関して維新に触れただけ。自民以外の政党をライバル視していないことをうかがわせる。

 この批判に、自民新人の辻清人さん(33)は「この2区で私が先駆けとなり、新しくなった自民を証明します」と力強く言い切る。

 今年六月に引退表明した元通産相、深谷隆司さん(77)の後継者。公募で選ばれ、当初は「落下傘候補じゃないか」と批判されたが、若さと「脱世襲」を前面に打ち出す。深谷さんや地元区議らと地道に回り「基礎票の七割は固めた」(選対幹部)と手応えを語る。

 過去の選挙で鍵を握った無党派層は、これまで以上に重要になりそうだ。ある陣営幹部は「今回はみんなと維新も加わって、無党派層の票を取り合うことになる」とみる。

 みんな新人の大熊利昭さん(49)は、一年半前からつじ立ちを続けてきた。支援団体はない。地元区議や若者のボランティアが応援する。大熊さんは「ぶれないのはみんなの党だけ」と街頭で訴える。

 維新元職の松本和巳さん(47)は、官僚主導や中央集権の打破を掲げ「今までの政治への落胆を維新が受け止めたい」。共産新人の桑名文彦さん(42)も「消費税増税を止め、原発は即時ゼロ、家計を応援する政治にします」と強調。時計の振り子を振りきるような冬の上昇気流の気配も漂う。

辻清人33 (元)米研究所研究員 自新 
大熊利昭49 政策研究所員 み新 
中山義活67 (元)首相補佐官 民前<4>
松本和巳47 (元)財務金融委員 維元<1>
桑名文彦42 党地区常任委員 共新 
井上雅弘57 (元)鉄工所員 無新

7779チバQ:2012/12/08(土) 09:48:12
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/NGY201212060078.html
2012年12月7日03時00分
前職離党、漂う民主票 初の勝機うかがう自民 愛知4区応援演説を聴く有権者=6日、名古屋市瑞穂区、恵原弘太郎撮影

愛知4区

 【宋光祐】6日夜、底冷えのする名古屋市瑞穂区の区役所講堂で、愛知4区の未来前職、牧義夫氏が報道各社の情勢調査を取り上げながら個人演説会に集まった支持者約150人に懇願した。「今、自民党の候補者に若干負けています。最後まで力を賜りますよう、お願い申し上げます」

 7月、消費増税法案に反対して民主を離党し、旧国民の生活が第一(小沢一郎代表)を経て公示直前の11月末、未来に合流した。民主を離れたことで、4期連続当選を支えてくれた労組や民主系市議らの全面支援は見込めなくなった。前回衆院選は約13万票で当選。この時、4区の民主比例票は10万票あり、陣営も離党の影響は大きいとみる。

 演説会の舞台に掲げられた垂れ幕は、牧氏本人と応援に訪れたみどりの風共同代表、谷岡郁子氏の2枚のみ。企業関係者や地元議員らの垂れ幕が並んだ過去の選挙とは様変わりした。壇上に立った後援会長は「今回はまったくバックがない。我々の力しかない。皆さん一人ひとりの力がすべてです」と力を込めた。

 この日、民主代表の野田佳彦首相が愛知4区入りした。首相は瑞穂区の街頭演説で、未来が掲げた10年以内に全原発を廃炉にする「卒原発プログラム」に切り込んだ。「前職は未来という党に行きました。10年でゼロにするそうです。現実的ではありません」

 民主は牧氏の対立候補として、元県議の刀禰勝之氏を擁立した。ただ、地元の候補者選びは難航し、刀禰氏に公認が出たのは解散後の11月21日。連合愛知の推薦は得ているが、陣営も地元の組合員にどこまで浸透するか見通せない。

 5日早朝、刀禰氏は名鉄東名古屋港駅前で労組幹部らとビラを配った。周辺には大手企業の組合事務所や工場が集まっている。だが、通勤客の多くは素通りした。陣営関係者は「前回の衆院選は電車が着くたびにビラが50枚はなくなった。今回は手に取る人がほとんどいない」とこぼす。

 自民は小選挙区比例代表並立制の導入以来、愛知4区で勝ったことがない。自民に追い風が吹いた2005年の郵政総選挙でさえ、当時民主だった牧氏に8千票差で敗れている。牧氏の離党で民主系の支持が分裂するとみて、自民新顔の工藤彰三氏の陣営は初の勝機をうかがう。

 4日朝、熱田区であった出陣式で、選対本部長を務める自民の直江弘文県議はその場を引き締めた。「未来の前職は前回の半分としても6万票は持っている。決して気を抜いてはいけません」。工藤氏も「手応えは感じているが、声援がそのまま票になるとは限らない」と戒める。

 一方、維新新顔の山本洋一氏は「しがらみのない政治」を掲げる。選挙区に縁はなく、後援会もない。先月25日にあった事務所開きに来たのは20人ほど。未来の牧氏とは「第三極対決」を迫られる。それでも、山本氏は「大多数の国民は未来を『結局、小沢氏でしょ』と見ている。石原(慎太郎)・橋下(徹)コンビの方がリーダーにふさわしいとわかってもらえるはずだ」と強調する。

 共産は前回衆院選の比例得票率で、愛知4区が県内で最も高かった。新顔で出馬した西田敏子氏に期待が集まる。西田氏は昨年12月には公認が内定。これまで約1年間の準備期間も含め、護憲や子育て支援の充実などをこまめに訴えている。

    ◇

 〈離党〉 所属する政党や党派から離脱すること。議員からの離党届に対して、党側は党規違反などを理由に離党を認めず、除籍(除名)処分とすることがある。民主党は前回衆院選で当選した308人のうち、これまで78人が離党。多くが除籍処分となった。この民主離党組のうち、今回は日本未来の党から59人、日本維新の会から7人が立候補した。
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7780チバQ:2012/12/08(土) 09:48:46
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/SEB201212060037.html
2012年12月7日03時00分
TPP、農家票を左右 佐賀2区佐賀2区

 田畑が広がる佐賀平野を抱え、日本一のノリを生産する有明海に面する佐賀2区。農漁業への関心がとりわけ高い。「首相の側近」の民主前職が、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の是非をめぐり、元農水副大臣の自民前職の攻勢にさらされている。

■首相側近、苦しい主張

 「これまで絶対できなかったことが一つ一つできるようになった3年だった」

 6日夜、佐賀市大和町での演説会で民主前職、大串博志首相補佐官(47)は支援者に訴えた。

 子ども手当、高校授業料無償化、農家への戸別所得補償。民主政権の実績を列挙し、力を込めた。「さらに前に進めるのか、逆戻りさせるのかが問われる」

 元財務官僚の大串氏は鳩山、菅両内閣で財務政務官、野田内閣で内閣府政務官を経て現在、首相補佐官として政権中枢にいる。

 解散後の11月28日、初めて九州入りした野田佳彦首相が、まず駆けつけたのが大串氏の選挙区。首相は「民主党で一番働いた政治家だ」と持ち上げた。

 大串氏の評判は自民系の首長や議員の間でも良い。ある首長は霞が関に陳情に行くと、省庁の幹部や大臣にすぐに会えたと驚く。「やはり大串さんの力だ」

 だが、今は「首相の側近」として中枢にいることが両刃の剣になっている。

 県内最大の集票力を誇るJAグループ佐賀の政治組織、県農政協議会は11月30日、大串氏からの推薦願を退け、自民前職の今村雅弘・元農水副大臣(65)の推薦を決めた。

 「TPP交渉参加の断固阻止に向け、一貫した行動、発言をしている」ことを推薦条件に掲げる。

 大串氏も「関税原則全撤廃のTPP参加には反対」と言うが、首相は交渉参加に前向きだ。「民主党執行部の大半は推進派。要請に行っても何も変わらない」と話す県農政協の中野吉實会長は、大串氏にも厳しい。「首相に反対と言ってくれないと。我々の前だけで言っても……」

■自民前職は反対強調

 4日、今村氏は、鹿島市のJAさが北鹿島駐車場での集会で、農業者約50人を前にTPPに参加した場合の危うさを力説した。

 「関税がゼロになれば外国産農産物が大量に輸入され、日本の農業、農村が崩壊します」

 今村氏は各地でTPPを中心に演説して回る。「いったん締結させられれば、後になって内容を改めることは事実上不可能です」などと記したチラシも配る。

 熱心に支持を訴える背景には、前回、佐賀2区で大串氏に競り負けた経験がある。そのときも県農政協は今村氏を推薦したが、大串氏は農家にマニフェストの戸別所得補償を説明し、共感を得ていた。

 県農政協の中野会長は、「民主は戸別所得補償を法制化しようとしない。やめると言えばすぐにやめられる」と釘を刺し、農民票の自民回帰を促す。

■農協支所内に共産ポスター

 共産新顔の上村泰稔氏(47)は、TPP断固反対を訴える。職員しか目にしないものの、農協支所の部屋に共産の「TPP反対」のポスターを貼る所も出てきた。上村氏は「農民票は動く。政権交代は農協支配を崩してきている」。

 2005年、09年に選挙区、比例区とも自民に投票した佐賀市の農業女性(64)は、今回の投票先を自民か共産で迷っている。自民の姿勢が「条件次第では交渉参加とも受け取れる。もっと説明がほしい」。

 佐賀市の農業男性(80)も長年、自民に投票していたが、前回は戸別所得補償を訴える大串氏に投票した。今回は迷っている。「TPP参加は結局、小さい百姓をつぶそうとするもの。各候補の参加への姿勢を確認して、投票ギリギリまで考えたい」
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7781チバQ:2012/12/08(土) 09:50:00
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/TKY201212060284.html
2012年12月6日03時00分
輿石氏、民主の「顔」に不適? 地元で活動細野豪志・民主党政調会長の事務所を激励した輿石東幹事長=静岡県三島市、山岸一生撮影

 【山岸一生】民主党の輿石東幹事長が選挙戦で目立たない。地元・山梨を中心に、支援団体回りなどの地上戦に徹しているからだ。「選挙の顔」として、テレビ出演や応援演説に全国を飛び回る他党の幹事長とは対照的だ。

 「どこに行っても『あの怖い輿石が来たぜ』と思われる」。輿石氏は5日、静岡県三島市の細野豪志政調会長の選挙事務所でスタッフを前におどけた。細野氏は連日のように全国遊説しており、この日も不在。輿石氏は「細野君は民主党の顔だから」と持ち上げた。

 輿石氏は地元の民主党候補者の応援に力を入れ、山梨県以外に応援に入っても事務所や団体回りが中心。ある民主党候補は「応援演説に来てもらっても人が集まらない」と冷ややかだ。
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7782チバQ:2012/12/08(土) 09:50:38
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/NGY201212050019.html
2012年12月6日03時00分
河村票、それでも脅威 おひざ元、増税争点 愛知1区自転車で選挙区内をまわる候補者(左)と談笑する人たち=5日午後、名古屋市北区、越田省吾撮影(写真の一部を加工しています)


 【深津慶造】「今回の選挙は、消費増税を止める選挙です」。5日夜、名古屋市北区にある寺の集会場で、未来前職の佐藤夕子氏が支援者を前に訴えた。

 衆院愛知1区は中選挙区時代を含め、河村たかし名古屋市長が衆院議員として5期連続当選を果たした「おひざ元」だ。河村氏が市長選に出馬した2009年、後継として東区選出の民主県議だった佐藤氏に白羽の矢が立ち、選挙区を引き継いで同年の衆院選で初当選。河村氏が地域政党「減税日本」を立ち上げると、11年5月に民主を離党して合流した。

 その減税日本は、衆院解散前後に政党合流を繰り返し、公示直前の今年11月末、日本未来の党に落ち着いた。めまぐるしく揺れた経緯について、佐藤氏は「党名は変わっても訴えは変わらない」と強調。「反消費増税」を前面に掲げ、消費増税法を成立させた民主、自民両党などとの対立軸に据える。

7783チバQ:2012/12/08(土) 09:59:39
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/chubu/CK2012120702000235.html
民主候補、脱原発より中電労組?

 十六日に投開票される衆院選で、中部電力管内の愛知、三重、岐阜、長野四県の小選挙区から出馬した民主党候補者三十人のうち少なくとも二十人が、連合傘下の中部電力労働組合(組合員一万六千人)との間で「原子力の平和利用」推進などを盛り込んだ政策協定を結んだことが、中日新聞の取材で分かった。協定は、陣営の手伝いや票の取りまとめなど労組が支援する「推薦」の前提条件となる。

 本紙が入手した中電労組の協定書は、労働条件の改善や税を通じた格差是正などの基本政策のほか、エネルギー政策として「化石燃料の代替エネルギーである原子力の平和利用について、安全・安心を最優先に進める」と記載している。

 原発で使い終わった使用済み核燃料を処理して再び使えるようにする核燃料サイクルは「自給可能なエネルギー源」と位置付けた上で「安全・安心を最優先に進める」ことを候補者に求めている。

 中電労組によると、二〇〇九年の前回衆院選では、東海地方の大半の民主候補者と同じ内容の政策協定を結び、推薦を出した。幹部は「安定供給がなければ、国民生活は成り立たない。協定はお互いのエネルギー政策の考え方を確認するためのもの」と説明する。

 一方、民主党は今回の衆院選マニフェスト(政権公約)で「二〇三〇年代の原発稼働ゼロ」と「核燃料サイクル事業の見直し」を明記。どちらも前回衆院選マニフェストでは盛り込んでいなかった。

 今回、協定を結んだのは、愛知が候補者十五人のうち九人。いずれも五人が立った三重は四人、岐阜は三人、長野は四人。

 推薦を得た岐阜の候補者は「協定内容は当面の政策を示したもの」、別の候補者は「原発ゼロになるまで、平和利用は当たり前」との解釈を示す。愛知の新人は「将来的に原発がなくなったとしても、原子力の平和的な研究は続けていく必要がある」と述べ、公約とは矛盾しないとの立場を強調した。

 一方で協定を結ばなかった長野の候補者は「判を押せばマニフェスト違反となる内容」との認識を示す。協定が「脱原発と矛盾する」と判断して推薦を受けることを断念した候補者もいた。

 以前から脱原発を訴えてきた候補者の陣営には、推薦や協定について労組から正式な説明がない例もある。ある陣営幹部は「労組側からは声を掛けず、陣営も問い合わせない。推薦を断ると波風が立つので“あうんの呼吸”があるのではないか」と述べている。

7784チバQ:2012/12/08(土) 10:00:06
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012120602000226.html
全トヨタ労連、民主応援に差
 四日に公示された衆院選で、民主党の支持母体であるトヨタ自動車系の労働組合が、環太平洋連携協定(TPP)推進への貢献度に応じて、全国の民主系候補者を絞り込んで応援している。三年前の前回衆院選は、政権交代実現のため無差別に民主系候補を支えたが、自動車業界が超円高などに苦しむ中、支援態勢を見直した。

 「もう民主党ならだれでも応援はしない。自動車業界への貢献度に応じ、応援に濃淡をつける」。トヨタや系列部品メーカーの組合が加盟し、組合員三十二万人の全トヨタ労働組合連合会(全トヨタ労連)幹部は言う。トヨタ労組幹部も「TPPに反対の人は応援できない」と言い切り、TPPを軸にした支援方針に迷いはない。

 十月に開かれたトヨタ労組定期大会では、民主党支援のあり方を問われた今村聖治副執行委員長が「民主党というだけで推薦するのではなく、ふさわしい人物を選ぶよう徹底的にこだわる」と答えた。

 全トヨタ労連はこれまでの総選挙で、民主党公認候補は平等に応援するのが基本だった。今回はその方針を明確に転換した。自動車業界への「貢献度」は、特に前職について与党だった過去三年間の国会発言や活動などをチェックしている。

 中部地方だけでなく、東北や九州など各地の候補者を対象に、TPP交渉参加姿勢など、自動車業界に有利な発言回数や内容を精査。これに基づき組合側は選挙期間中の電話での勧誘や、チラシ配りなどに派遣する運動員の数を、候補者ごとに細かく決めた。

 自動車業界は長引く円高で輸出は低迷している。少子高齢化で国内販売も縮小傾向が続いている。業界は労使ともに、関税撤廃を目指すTPP加盟により、輸出促進を期待する。

 民主党は、野田佳彦首相がTPP交渉参加推進を明言するが、党内にはまだ反対・慎重論がくすぶっている。マニフェストでは、交渉参加は「政府が判断する」という玉虫色の表現に後退している。

7785チバQ:2012/12/08(土) 10:40:35
岐阜4
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121206-OYT1T00323.htm?from=ylist
昨日の友が今日の敵…協力解消、戦いの構図一変

 ベテラン前議員が、支援する候補を前回の自民党から日本維新の会に変えたことで、戦いの構図が一変した。

 5日午後、岐阜県飛騨市のJR飛騨古川駅前。うっすら雪化粧した山あいの街で、維新の会前議員・今井雅人(50)が「維新の看板と藤井先生の力も合わせて戦い抜く」と力を込めた。

 藤井先生とは、維新の会から比例東海ブロック単独で出馬した前参院議員・藤井孝男(69)だ。富山県境から愛知県境までの広大な面積を抱えるこの選挙区を地盤に30年以上活動してきた。自民党時代から衆参のくら替えを繰り返し、所属政党は自民、たちあがれ日本、維新の会と変遷を重ねたが、強固な後援会組織は健在だ。

 藤井は前回、自民党前議員・金子一義(69)を支援し、民主党から出馬した今井と対決した。それが今回は同じ維新の会の今井を支援する立場だ。公示日の4日、2人は一緒に選挙区を回り、行く先々で大勢の支持者に出迎えられた。官僚政治の打破を訴える今井の傍らで、藤井は「選挙区は今井、比例は維新」と強調した。

 しかし、他候補の応援で全国を巡る藤井の地元入りは限られる。藤井なしの選挙戦初日となった5日、今井の訴えに足を止める人はまばらだった。

 同じ頃、2人を迎え撃つ金子は、下呂市で地元の建設業協会の会合に出席していた。

 金子と藤井は小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降、選挙区と比例に交互に立候補する「コスタリカ方式」で盤石の体制を築いてきた。2005年の郵政選挙でたもとをわかった過去もある。

 「昨日の敵がきょうの友、昨日の友がきょうの敵になった」

 ベテラン同士の因果な関係について自民県連幹部はこう漏らす。約120人を集めたこの日の会合で、金子は景気対策やリニア中央新幹線の重要性を訴えたが、藤井については触れなかった。

 ただ、金子後援会の幹部は「風頼みの『維新』に勝たせるわけにはいかない」と組織の引き締めに躍起だ。金子自身も「注目の選挙区で、絶対に負けられない」と対抗心をあらわにする。

 一方の民主党。下呂市出身で元参院議員秘書の新人・熊崎陽一(25)の擁立を決めたのは、わずか1か月前だ。

 「俺たちの時代は俺たちが創る」。5日の高山市内の街頭で若者や子育て世代などに支持を訴えたものの、浸透は十分とは言えない。街頭演説や車座集会などを地道にこなし、無党派層への浸透を急ぐ考えだ。

 「他の人は関係ない」と金子、藤井の因縁対決にも平静を装う。最大の支持母体の連合岐阜の支援も受けるが、県連幹部は「知名度はほぼゼロ。自民は大物で、維新は勢いがある。前回のような風もなく、このままでは埋没する」と警戒を強める。

 共産党の新人・日下部俊雄(64)は元下呂市議としての経験を強調し、原発ゼロや消費増税反対などを主張。「地道に政策を訴えるだけ」と、票の上積みを目指す。(敬称略)

(2012年12月6日11時40分 読売新聞)

7786チバQ:2012/12/08(土) 10:44:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000299-sph-soci
94歳無所属新人、蓄えた葬式代つぎ込み出馬…埼玉12区
スポーツ報知 12月8日(土)7時5分配信


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94歳とは思えないほど元気な川島良吉氏

 埼玉12区に無所属新人で立候補した川島良吉氏は、御年94歳。今選挙の最高齢候補者となるおじいちゃんは「葬式代としてためていた年金を選挙資金に充てた」と覚悟を口にする。一方の最年少候補者は群馬4区の民主・青木和也氏。投票3日前の13日に25歳となる。

 94歳ながら、視力1・2を誇る両目は鋭い眼光を放つ。国の行く末を憂う川島氏は、立候補の理由を明快に語る。「オレの出番だと思ってしまったんですよ」。供託金300万円は葬式代にと、ためていた年金から捻出した。まさに不退転。覚悟の初出馬だ。

 政治家を志したことはなかったが、各党の主張を聞くうちに闘志がたぎった。「右傾化する安倍(晋三・自民党総裁)や石原(慎太郎・日本維新の会代表)から『軍』なんていう言葉が普通に出る。橋下(徹・同党代表代行)もムチャクチャ。無条件降伏したのに。日本はどうなっちゃったんだ、という不安がありました」。耳は少し聞こえにくいが、話し出したら止まらないマシンガントークが武器だ。

 第1次世界大戦が終結した1918年に生を受け、第2次大戦勃発の39年に徴兵。中国での7年間の戦闘では多くの仲間を失った。「オレは戦争で死なず、散々いい思いをした。このままじゃ死んでいった仲間に申し訳ないと」。そんな思いが出馬へと背中を押した。先月30日に自宅に親族を集めて「出馬表明」。最初は反対した親族も熱意に負けた。「友だちに手伝ってもらおうと思ったけど、もうみんな死んでいなくなってた」

 カマド販売業、金融証券業などさまざまな仕事に従事した。今は埼玉県羽生市の自宅で一人暮らし。腰は真っすぐ。足取りは軽快だ。炊事、洗濯、掃除から車の運転まで自分でこなす。総務省選挙部管理課によると、94歳は今選挙の立候補者1504人の最高齢となる。

 埼玉12区は民主・本多氏と自民・野中氏の対決に、自民を離党した元県議・森田氏が加わる激戦の構図だ。「正直勝てるとは思っていない。でも訴えたいんですわ」。公約は憲法9条順守、原発反対、天皇を「象徴」ではなく「元首」とすること。公示直前の出馬決定で活動は出遅れたが、ようやく7日、チラシとポスターの作製に着手した。今後は街頭演説も行う予定だ。「男ってのはね、やるときゃやんないといかんのよ」―。

 ◆埼玉12区(熊谷市、行田市、加須市、羽生市、鴻巣市)立候補者
 野中厚(36)自民新
 森田俊和(38)無 新
 大野辰男(59)共産新
 本多平直(48)民主前
 永沼宏之(44)みん新
 川島良吉(94)無 新

 ◆高齢の政治家 国会議員の最高齢記録は尾崎行雄衆院議員(1858〜1954年)の95歳。尾崎議員は当選25回、勤続63年も歴代1位。米議会ではストロム・サーモンド上院議員(1902〜2003年)の100歳。前々回(2005年)、前回(09年)衆院選の最高齢候補者は自民・中山太郎元外相(当時81、85歳)だった。

 ◇1918年(大正7年)の出来事 米価格高騰に伴う暴動、いわゆる「米騒動」が、夏ごろに富山県で始まった。国内の政治では、日本初の本格的政党内閣とされる原敬内閣が、発足している。政治家では、田中角栄元首相が同年生まれ(1993年死去)。72年に初めて、大正生まれの首相となった。

 ◆今回最年少は24歳の青木氏 〇…今選挙、最年少候補者となる群馬4区の民主・青木和也氏は24歳。投開票3日前の12月13日に被選挙権を得る25歳になる。前回、同区から出馬し比例復活当選後に民主を離党、今回は未来から千葉4区に立候補した三宅雪子氏(47)の元秘書だ。引退した自民・福田康夫元首相(76)の長男・達夫氏(45)らと争う。
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7787チバQ:2012/12/08(土) 10:48:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000256-sph-soci
明治天皇の玄孫、維新・渡辺徹氏「明治維新をもう一度」…東京5区
スポーツ報知 12月8日(土)7時3分配信

 東京5区から立候補した日本維新の会の新人、渡辺徹氏(34)は明治天皇の玄孫(やしゃご、ひ孫の子)に当たる。旧竹田宮恒徳王の次女・紀子さんの長男で、日本オリンピック委員会・竹田恒和会長は叔父。「(明治天皇の子孫であることを)意識しているわけではないが、国を愛し、改革をしなければという思いは強いです」と話す。街宣では「144年前の明治維新をもう一度」と訴えている。

 幼稚舎からの慶応育ちで、高校まではラグビー部。慶大法学部を経て南カリフォルニア大公共政策大学院で学び、武見敬三元参院議員の秘書を務めた。地元でも認知度はまだ低いが、家柄は特にアピールしていない。「(同名の)芸能人ではありません。西の橋下徹! 東の渡辺徹!」と選挙区内を街宣しながら練り歩き、認知度アップに努めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000267-sph-soci
大隈重信元首相の遠縁・おおくま氏はテディベアと演説…大阪10区
スポーツ報知 12月8日(土)7時4分配信


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大きなテディベアと並んで演説を行う大隈氏

 政党か、はたまた「個人」の人気か―。大阪10区(高槻市、三島郡)は小選挙区導入以降、同一候補が連続選出されたことのない激戦区だ。民主党・辻元清美氏(52)、日本維新の会・松浪健太氏(41)が出馬。自民党は新人の大隈和英氏(43)を送り込む。大阪府内でも投票率は高く、浮動票の取り込みがポイントとなる、今回の衆院選の縮図のような選挙区だ。

 JR高槻駅前。約1メートルもの大きなテディベアを連れ、大隈氏はマイクを握った。「おおくま」だ。「漢字が難しいのでひらがなで覚えてもらいやすいかと」と同陣営。子ども連れの女性や高齢者が笑顔で寄ってきた。

 離党した松浪氏に対し、自民党のある大阪府議は「これまで支えてきた感謝の言葉もなく、後ろ足で砂をかけて出て行った」と怒りをあらわに。知名度のある両候補の対抗馬として擁立したのは、政治経験のない43歳の外科医だった。早大創始者の大隈重信元首相とは遠縁にあたり「祖父には『大隈一族として、名に恥じるようなことをするな』といつも言われた」。だが「遠縁ではありますが、きちっとお話しできないことは言うべきでない」と、演説でも“大隈ブランド”を前に出さず、専門の医療問題などを地道に訴える。
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7788チバQ:2012/12/08(土) 15:05:28
http://www.nnn.co.jp/news/121208/20121208003.html
どう動く 「川上票」の行方 冬の陣 鳥取衆院選
2012年12月08日

 民主党前職の湯原俊二候補(50)と自民党前職の赤沢亮正候補(51)が前回選挙に続いて激突している衆院選鳥取2区。各陣営にとって気になるのが、所属政党を自民から民主に移した川上義博参院議員(鳥取選挙区)が抱える「川上票」の行方だ。その断面を探った。


川上氏と自民党のポスターが張られた民家。自民党議員の立て看板も。川上党には自民支持者も多い=米子市内

 公示3日前の1日夜、川上氏は地盤を湯原氏への支援につなげるため、米子市内で地元後援会の関係者を集めた。「湯原さんをお願いしたい」

 しかし、出席者は30人程度。事前に参加を呼び掛けた世話人の5分の1だ。川上氏を支援する男性(67)は「いつもならほぼ全員が集まる。表立って応援しにくいのが本音だろう」と漏らす。

「ねじれ状態」
 自民党県議だった川上氏は2003年の衆院選で当選したが、郵政民営化法案の採決で造反し、無所属で出馬した05年の郵政選挙で自民が公認した赤沢氏に敗れた。07年の参院選で民主に転じて当選、全県で16万8380票、このうち2区で8万6221票を集めている。

 個人後援会は自民支持者が多く、特に建設業や農業の関係者が目立つ。「川上党」と呼ばれ、男性は「半分近くが保守系ではないか」と分析する。

 「衆院は赤沢、参院は川上」。自民党員の会社役員(67)は明言する。川上党の多くは投票行動で「ねじれ状態」が生じているという。「川上党であっても自民系は自民候補に。だが、川上さんの場合は民主であっても応援を続けようという気持ちにさせる」

 全県1区だった中選挙区時代、石破茂自民党幹事長と相沢英之元衆院議員がしのぎを削ったことも川上党を生む要因に。小選挙区に移行後、相沢氏と川上氏は03年衆院選で直接対決し、その際に「反相沢」を掲げる県西部の石破支援者は川上氏に流れたという。

 石破氏の西部後援会関係者は「いまでも投票先に揺れる人がいるので、誰を支援しているかを内部で問いたださないようにしている」と話す。

後援会始動
 今回の選挙で川上氏は本腰を入れるのか−。そんな声が各陣営でささやかれる中、首相補佐官の川上氏は湯原氏の出陣式や個人演説会に顔を出し、6日の決起大会でも必勝を訴えた。来夏には自身の選挙も控えている。取材に対し「官邸業務や他候補の応援の合間を縫って期間中の半分以上は選挙区に入り、企業回りなどに汗を流す」と語った。

 川上氏の西部後援会もてこ入れを図る。湯原陣営の電話作戦や演説会の動員も。しかし、松田一三会長(76)は「できる限りの協力はするが、それぞれの立場があり、締め付けはできない」と苦悩を打ち明ける。

 保守分裂のし烈な争いとなった05年衆院選で赤沢氏に敗れ、屈辱を味わった川上氏の後援会幹部たち。「赤沢さんにだけは負けたくない」との思いで湯原票の確保に選挙区を歩き始めた。

 川上票をめぐり、政党間や地盤を越えた因縁と思惑が複雑に絡み合っている。

7789名無しさん:2012/12/08(土) 17:49:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121208-00000056-jij-pol
因縁対決に戸惑いも=東京15区、東に挑む元「小沢ガールズ」―注目区【12衆院選】
時事通信 12月8日(土)14時50分配信

 衆院選では、首相野田佳彦が推し進めた消費増税に反対して民主党を離れた前議員と同党候補が、各地で熱い戦いを繰り広げている。中でも東京15区は、「小沢グループ」で行動を共にした身内が争う注目区だ。
 「私は正論を言う。だから刺客まで送られるようになってしまった」。公示前の11月27日、日本未来の党の東祥三は東京都江東区での事務所開きでこう語ると、「有権者との約束を破るなら政治家を辞めた方がいい」と、語気を強めて野田を批判した。
 東は小沢一郎らとともに民主党を離れ、国民の生活が第一を結成。未来に合流するまで代表小沢の下で幹事長を務めた。その東の地盤である15区に、民主党は元「小沢ガールズ」の田中美絵子を刺客として送り込んだ。
 田中は、小沢が指揮した前回選挙で石川2区から出馬。元首相森喜朗を相手に善戦し、比例代表で復活当選した。その後は小沢グループの一員として活動。グループ幹部だった東とも親交があった。「(選挙区選定は)党に一任したことなので個人的感情はない」。平静を装う田中だが、周辺には「今でも小沢先生、東先生を尊敬している」と、元身内対決となったことへの複雑な心境を漏らす。
 衆院解散の3日後から15区での活動を始めた田中は、遅れを取り戻そうと、連日街頭に立ち支持を呼び掛けている。11月下旬に東京メトロ南砂町駅前でマイクを握った際は、民主党政権の実績を訴えるとともに、自身と同世代の有権者を意識して子育て支援の充実をアピール。東や小沢の話題には一切触れなかった。
 もっとも、6選を目指す東にとって田中の存在は苦々しいようで、「(民主党は)勝てると思って送り込んではいないはず。東が憎いという私怨(しえん)だ」と憤りを隠さない。2人の争いを横目に、みんなの党の柿沢未途、自民党の秋元司は抜け出しを図ろうと全力を挙げている。
▽東京15区
 田中美絵子37 元議員秘書民 前
 吉田年男64 党地区委長共 新
 柿沢未途41 政調副会長み 前
             推(維)
 東祥三61 元副大臣 未 前
             推(大)
 秋元司41 元政務官 自 新
             推(公)
(敬称略)

7790名無しさん:2012/12/09(日) 12:42:36

首相陣営、街頭でビデオ流す…公選法抵触の指摘
読売新聞2012年12月09日09時13分
http://news.livedoor.com/article/detail/7215905/

 衆院選公示日の4日、野田首相(千葉4区)の陣営が千葉県習志野市の街頭で開いた出陣式で、首相のメッセージを撮影したビデオを流していたことがわかった。

 公職選挙法は選挙運動のために使用できる文書などを制限しており、候補者が独自に作成したビデオの使用には「公選法に抵触する恐れがある」との指摘が出ている。

 首相は4日、福島県いわき市で第一声を行ったため、習志野市のJR津田沼駅で開かれた自身の出陣式には出席しなかった。ビデオメッセージで首相は、「残念ながら地元の船橋に戻ることはできません。私のいない分もライバルたちに負けないように、皆様によってお支えをいただきますように心からお願いを申しあげます」と呼びかけた。

 だが、公選法143条では「選挙運動のために、アドバルーン、ネオン・サインまたは電光による表示、スライドその他の方法による映写等の類を掲示する行為は禁止行為に該当する」と定めている。総務省の選挙担当者は首相のビデオメッセージについて「個別事案は司法当局が判断する」とした上で、「一般的に、選挙運動でビデオメッセージを使うことは公選法に抵触する恐れがある」と指摘した。

7791名無しさん:2012/12/09(日) 13:43:06

落選濃厚大物22人
【政治・経済】
2012年12月6日 掲載
仙谷は比例復活すらアブナイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/139980
 民主党や自民党、メディアが毎週のように世論調査を行い、選挙区ごとの情勢を探っているが、それらのデータで分かることは、大逆風の民主党を中心に現役大臣や閣僚経験者がボロボロ落選しそうだということ。民主党政権で“陰の総理”とまでいわれたアノ男も落選濃厚だ。

「徳島1区では、民主党の仙谷さんが自民党新人に大きく先行されている。公示直前の民主党の調査では15ポイント以上引き離されていたそうです。地元メディアの間では、『仙谷さんは比例復活できるのか』が最大の関心事です」(四国の地元記者)
 地元メディアは仙谷の小選挙区敗北をすでに織り込み済みだ。ここまで厳しい原因は、「自衛隊は暴力装置」などの暴言で問責をくらったり、小沢排除で党分裂を招いた“A級戦犯”というイメージの悪化。さらに、野田政権で政府や党の重要ポストを外れ、存在感がなくなったためだという。仙谷本人は支持離れの食い止めに必死らしいが、ま、自業自得である。
「比例復活も簡単ではありません。四国の比例枠は6つ。前回は民主3、自民2、公明1でした。しかし今回は自民が上を行くし、維新もそこそこ票を取る。民主は1、2議席にとどまる可能性が高く、惜敗率によっては仙谷さんが議員バッジを失いそうです」(前出の記者)

<パナソニック労組の平野も大差つけられ、もがく>

 閣僚経験のある大物で落選の可能性があるのは別表の22人だ。
 維新の本拠地の大阪では、自民党の最新調査で「民主党の小選挙区15人全滅」という結果が出た。藤村と樽床は、維新(みんな)と自民に差をつけられ、現在3番手。「パナソニック労組の後押しで勝てる」といわれていた平野も、維新候補に10ポイント以上差をつけられている。松原、小宮山、長妻、菅の東京の4人は、いずれも自民候補とデッドヒート中。田中真紀子も元山古志村長で前衆院議員の自民・長島忠美と横一線だ。
 解散直後に民主から維新に移った小沢鋭仁もかなり厳しい。同じ山梨を地盤とする民主の輿石幹事長が「裏切りは絶対許さない」と猛烈に動いているからだ。
「民主は幹部クラスが全国の選挙区に応援遊説に入っていますが、輿石さんは公示前から山梨にベタ張り。自ら擁立を決めた官房副長官の斎藤勁氏の支援に必死で、今週土曜(8日)も山梨1区に入ります」(民主党関係者)
 現役大臣は公務があるから地元にほとんど帰れない。落選の恐怖で今ごろ発狂しそうになっているんじゃないか。

◆三井辨雄(70)/厚労相/北海道2区
◆荒井聰(66)/元国家戦略相/北海道3区
◆鉢呂吉雄(64)/前経産相/北海道4区
◆鹿野道彦(70)/前農相/山形1区
◆山岡賢次(69)/元国家公安委員長/栃木4区
◆細川律夫(69)/元厚労相/埼玉3区
◆田中慶秋(74)/前法相/神奈川5区
◆城島光力(65)/財務相/神奈川10区
◆中塚一宏(47)/金融担当相/神奈川12区
◆小沢鋭仁(58)/元環境相/山梨1区
◆松原仁(56)/前国家公安委員長/東京3区
◆小宮山洋子(64)/前厚労相/東京6区
◆長妻昭(52)/元厚労相/東京7区
◆菅直人(66)/前首相/東京18区
◆田中真紀子(68)/文科相/新潟5区
◆赤松広隆(64)/元農相/愛知5区
◆藤村修(63)/官房長官/大阪7区
◆平野博文(63)/元官房長官/大阪11区
◆樽床伸二(53)/総務相/大阪12区
◆仙谷由人(66)/元官房長官/徳島1区
◆原口一博(53)/元総務相/佐賀1区
◆下地幹郎(51)/郵政民営化相/沖縄1区

7792名無しさん:2012/12/09(日) 15:27:12
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2343462.article.html
選挙情勢【佐賀1区】

 民主に対する逆風もあり、国政選挙初挑戦の岩田が先行、原口が知名度や実績を生かして追い上げる展開となっている。岩田は自民支持層の大半を固め、公明に浸透、支持政党がない無党派層にも広がりを見せる。原口は民主の支持に加え、無党派層の3割近くを取り込む。職業別では主婦層や会社員に食い込む。

 地域別では岩田が大票田の旧佐賀市で一歩リードし、知名度が低いとされる鳥栖市でも先行、原口は三養基郡で競り合っている。共産の大森斉(57)は消費税増税反対などを掲げるが、厳しい戦いとなっている。

7793とはずがたり:2012/12/09(日) 18:45:43

維新7人を4次推薦=みんな【12衆院選】
http://news.goo.ne.jp/article/jiji_elex/politics/jiji-121209X238.html
2012年12月9日(日)16:27

 みんなの党は9日、衆院選で日本維新の会の公認候補7人の推薦を決めた。 

 第4次推薦で、決定した候補は次の通り。(敬称略)

 群馬2区 石関貴史▽東京19区 山田宏▽岐阜4区 今井雅人▽大阪10区 松浪健太▽同14区 谷畑孝▽和歌山2区 阪口直人▽熊本1区 松野頼久

[時事通信社]

7794旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/09(日) 20:36:59
総選挙データベースファイルが完成しました。
アップしたいのですが,これまでファイルのアップをしたことがないのでどこがいいのか分かりません。
親切な方,どこにアップしたら良いか教えていただけませんでしょうか。

ちなみにexcelファイル(2010)で,約2,700KBほどです。

7795名無しさん:2012/12/09(日) 22:01:32
>>7794
私には分からないからスレを上げておきます

7796とはずがたり:2012/12/09(日) 22:27:35
>>7794
メールに添付して送って頂けたらとは総研のサイトにうpさせて貰いますよ!!大きさ的に大丈夫だと思うんですが。

7797旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/09(日) 22:57:07
>>7796
送りました。どうぞよろしくお願いします。

7798名無しさん:2012/12/09(日) 23:12:05
http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/OSK201212090055.html
「僕は選挙後に逮捕されるかも」橋下・維新代表代行■橋下徹・日本維新の会代表代行

 なんで選挙運動をインターネットでやったらダメなんですか。公職選挙法に抵触するおそれがあると、候補者1500人もいるのに今みんなネット止めちゃった。僕だけがツイッターやってるんです。バカげた国ですよ、ほんとに。ネットがあれば皆さんどんどん政治家に直接文句言えるし、どんどん政治家に直接コミュニケーションとれる。これからの日本社会、重要な民主主義のツールになるはず。

 今のネット空間の重要性を考えたら、こんな公選法なんてバカげたルールは政治家が一喝して変えなきゃいけない。こんな状況を変えられない今までの政治家に何を期待するんですか。もしかすると僕は選挙後に逮捕されるかもしれません。その時は皆さん助けて下さい。公選法に抵触するおそれがあるとかいろんなこと言われてました。僕はそれはないと思うんですけどね。(東京・秋葉原での街頭演説で)

7799チバQ:2012/12/09(日) 23:47:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121209/elc12120910150033-n1.htm
選挙応援、悩む民主 「首相が来たら逆効果」
2012.12.9 10:15 (1/2ページ)[衆院選]
遊説数 野田・安住氏トップ、岡田・細野氏3位
 第46回衆院選(16日投開票)は9日、12日間の選挙運動期間の折り返しを迎える。苦戦が伝えられる民主党は、4日の公示日から知名度の高い幹部や閣僚が積極的に全国での遊説に回っている。9日までの前半戦で最も多くの選挙区を訪れることになるのは、33選挙区の野田佳彦首相(党代表)と選挙の仕切り役、安住淳幹事長代行。ただ、政権運営に対する有権者の厳しい反応から、首相をはじめとする党幹部らの訪問を躊躇(ちゅうちょ)する選挙区も出始めている。

 党発表の日程によると、首相と安住氏に次いで前半戦の遊説選挙区が多いのは、3位の岡田克也副総理と細野豪志政調会長の30選挙区。これに29選挙区を回ることになる蓮舫国民運動委員長が続く。

 通常、選挙応援で引く手あまたのはずの輿石東幹事長は地元・山梨県内で再訪した分を数えても延べ16選挙区にとどまっている。閣僚では前原誠司国家戦略担当相が6位、枝野幸男経済産業相が7位、玄葉光一郎外相が9位となる。

 応援弁士の要請は各候補者の事務所か、所属する都道府県連が党本部に行うのが通例だ。ただ、誰を派遣するかは党側が決めており、遊説した選挙区の多さと人気が比例するわけではない。

 逆に党本部から、要請もしていない幹部の遊説を告げられ困惑する事務所もある。激戦区のある事務所では突然、「2日後に玄葉氏が行くのでよろしく」と伝えられ、予定外の受け入れ準備に追われた。党本部から、地味な印象の、ある現職閣僚の遊説を打診され、断った事務所もある。

 さらに、“人気ナンバーワン”と目される首相の選挙区入りをためらう動きも出ている。首相のおひざ元の千葉県内で行われた遊説でさえ激しいヤジが飛んだと聞かされた、関東地方のある事務所は「首相に来てもらっても逆効果になるかもしれない」と応援要請の撤回を検討している。

 民主党は、週明けから重点選挙区を80程度に絞って幹部を応援演説に投入、追い込みをかける。

 ただ、北朝鮮のミサイル発射予告を受けて政府は10日以降、連日午前7時から正午の発射予告時間帯に、首相と関係閣僚が官邸や担当省庁に待機する方針で、遊説日程は流動的となっている。(赤地真志帆、村上智博)

7800チバQ:2012/12/09(日) 23:49:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121209-00000004-maiall-pol
<衆院選>業界団体、自民回帰 「ねじれ」意識、民主と二股も
毎日新聞 12月9日(日)10時23分配信

 衆院選(16日投開票)で自民党の優勢が伝えられる中、業界団体の自民党回帰が鮮明になっている。ただ、05年の郵政解散、09年の政権交代と大きな民意の流れが選挙の行方を決めてきただけに、勝ち馬に乗る以上の影響力を持つのかは微妙だ。次の衆院選でまた政権が代わる可能性もあることから、「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加反対」など特定の政策課題を推薦の条件としたり、民主党と二股をかけたり。かつて自民党長期政権の「集票マシン」と言われた業界団体も揺れている。【坂口裕彦、横田愛】

 「(民主党が09年衆院選で公約した)高速道路無料化やガソリン税の暫定税率廃止に期待した。落胆した事業者は少なくない」

 全日本トラック協会(全ト協)の関係者はこう語る。全ト協は政権交代後、いち早く民主党の小沢一郎元代表と関係を構築。10年参院選では初めて民主党の比例代表候補を支持し、10年末の税制改正では都道府県から協会支部に配分される交付金の継続が認められたが、今回は政党支持を明確にせず、地方組織の判断に委ねた。

 同じく、いったん民主支持に転じた日本歯科医師連盟(日歯連)。10月に参院選の組織内候補を決める選考委員会を開き、自民党参院議員が「18対6」で当時民主党だった前衆院議員を破った。国民に歯科検診を勧める「歯科口腔(こうくう)保健条例」の全国での制定が日歯連の悲願。民主党政権の3年間を経ても地方議会ではなお自民党が幅を利かせており、日歯連関係者は「民主党が優勢な都道府県議会は少ない。結局は強いところに頼むしかない」と語る。敗れた前衆院議員は民主党に見切りをつけ、今回、日本維新の会から立候補した。

 JAを母体とする全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)はTPP反対を各候補者に求めた。民主党は「政府が判断する」、自民党は「聖域なき関税撤廃に反対」と公約の書きぶりはともにあいまいだが、「自民推薦が主流」(全国農政連幹部)となっている。

 自民党は衆院解散後、安倍晋三総裁と石破茂幹事長が約100の業界団体を行脚。政権公約の「総合政策集」は328項目にも上り、業界配慮が目立つ内容となった。ただ、自民、公明両党が政権を奪還しても参院では過半数に届かず、「ねじれ国会」の対応など難しい政権運営となる見通し。業界団体の関心は来夏の参院選にも向かい、民・自両党を推薦してリスクを回避する動きも目立つ。

 民主党の安住淳幹事長代行は「族議員の政治を横行させ、業界団体の意のままに動く政治に戻ってしまう」とけん制するが、政権交代後、業界団体の取り込みに動いたのも民主党。地方組織からは「(自民回帰は)残念だが、うちは元々、しがらみのない政党。政策の広がる活動をするだけ」(大分県連幹部)など組織票に頼らない支持基盤づくりを主張する声も出ている。

7801チバQ:2012/12/09(日) 23:50:29
………………………………………………………………………………………………………

 ◇民・自の間で揺れる業界団体

<北海道農協政治連盟>

 10年参院選は民・自の候補を支持したが、今回はTPP問題で公開質問状を送り、2選挙区で自民候補を推薦、10選挙区は自主投票。民主党道連の「反対」は認めず。

<JAグループ青森>

 「党・候補者ともにTPP反対」を条件に共産候補も推薦。自民、未来も推薦したが、民主4候補は「政策協定書がない」と除外。

<栃木県興農政治連盟>

 自民5候補全員が「TPP交渉参加阻止」の確約書に署名。民主党側とは接触もせず。

<群馬県建設業協会>

 自民、公明両党を推薦。「国土強靱(きょうじん)化に努力」と約束した維新候補も支持。八ッ場ダム反対の維新候補は支持せず。

<石川県漁連>

 10年参院選は民・自の候補を推薦したが、今回は自民3候補を推薦。民主の推薦依頼は「すでに理事会を終えている」と断った。

<福井県建設業連合会政治連盟>

 10年は民・自を推薦したが、今回は自民3候補を推薦。民主県連のスタッフが連盟事務所で自民のポスターを見て推薦依頼を断念。

<岐阜県農協農政連盟>

 自民5候補を面接して推薦。民主からも推薦依頼が来たが門前払い。

<愛知県医師連盟>

 各党の候補に活動指針への賛同を要求。県内15選挙区で自民13、民主9、未来2、維新1候補を推薦。「選挙後の枠組みも見えず、特定政党に肩入れする時代ではない」

<兵庫県歯科医師連盟>

 初めて衆院選で民主4候補を推薦。「診療報酬改定で主張をくんでくれた恩義もある」

<香川県農協農政対策協議会>

 1、3区で自民候補を推薦。2区は民主候補から「TPP反対」の言質を取り推薦したが、公示前日に急きょ自民候補も推薦。

<佐賀県医師連盟>

 10年参院選は民・自両党の候補からスピーチを聞いて自民を推薦。今回は「民主党政権に失望した」と全会一致で自民を推薦。

<熊本県農業者政治連盟>

 10年参院選は自主投票だったが、今回は「政権与党になれる政党でないと支持する意味がない」と自民候補を推薦。

<大分県税理士政治連盟>

 09年は自民、10年参院選は民主、今回は自民候補を推薦。「経済対策などを評価」

7802チバQ:2012/12/09(日) 23:50:53
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20121209ddlk33010267000c.html
2012衆院選おかやま:小選挙区、自治体分断で選管も悲鳴 区割り見直し進まず−−北・東・南区と2市1町 /岡山
毎日新聞 2012年12月09日 地方版

 16日投開票の衆院選で、県内5の小選挙区の境界が複数の自治体を分断している。選挙区は、市区町村を分割しない原則だが、小選挙区が導入された96年の衆院選後、区割りが見直されていないためだ。市町村合併や岡山市の政令市移行に伴う行政区設置が進み、小選挙区は入り組んでしまった。選管担当者は「紛らわしい」と悲鳴を上げている。

 市区町内に選挙区の境界があるのは、岡山市の3行政区(北、南、東区)と倉敷、真庭、吉備中央の2市1町。とりわけ複雑な岡山市は、3選挙区に分かれている。旭川を境に西側は1区、東側は2区だが例外もある。さらに東区の大半は2区で、旧瀬戸町は3区。南区のうち、倉敷川、児島湾より北側は1区、南側は2区だ。

 国の選挙区画定審議会は94年に区割りを決めた。1票の格差を2倍以内に抑えるため、1選挙区当たりの人口27万〜54万人とし、市区町村は分割しない前提だった。当時、岡山市の人口は約59万人と基準より多く、次善策として地形的に分かりやすい旭川で分割し、両岸にまたがる玉柏地区は1区にした。

 その後、05年に3区の瀬戸町が、07年に2区の灘崎町が岡山市に編入合併。09年の岡山市の政令市移行で、地域のつながりを重視して4行政区を線引きしたことから、小選挙区が分断されたという。

 選挙事務も複雑になった。投票用紙を本来とは異なる選挙区の投票箱に入れると、貴重な1票は無効になる。1区と2区に分かれる南区全域の期日前投票所となった南区役所と中央卸売市場事務所では、間違って投票しないように2選挙区の投票箱をロープで仕切って、選管職員が有権者を1人ずつエスコートする念の入れようだ。開票でも投票用紙が混ざらないように開票所入り口を区別して誘導路を作り、別々の開票スペースを設ける。

 区割りは10年に1度、国勢調査を基準に見直され、今年2月に見直し案が出る予定だった。しかし最高裁が「違憲状態」と指摘した「1票の格差」の是正を巡る与野党協議が長引き、改定されないままだ。岡山市選管は「同一選挙区なら人手もスペースも減らせる。次からは選挙区を行政区に合わせてほしい」と説明している。【井上元宏】

7803チバQ:2012/12/09(日) 23:59:22
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121209/fkk12120902180002-n1.htm
【衆院選2012 九州・山口】
初の週末 民主悲哀 幹部素通り
2012.12.9 02:18
 ■応援要請も返事なく

 衆院選公示後初の週末となった8日、九州・山口は各党とも党首や党幹部の来援は少なく、やや盛り上がりに欠ける中盤戦となった。中でも苦境が伝えられる民主や準備不足の第三極は、週末以降に知名度の高い党幹部らがテコ入れのため来援を予定するが、自身の選挙戦を気にせずに駆けつけられるのは一握り。選挙区を絞って九州を駆け足で巡ることになり、来援から漏れた陣営から「うちには来てくれないのか」と悲哀の声が漏れた。(田中一世、大森貴弘)

                   ◇

 特に厳しいのは与党・民主党だ。8日には玄葉光一郎外相が北九州市のJR小倉駅前で、福岡10区の民主前職・城井崇氏の応援演説を行った。だが、折からの寒波の影響もあって、集まったのは約300人にとどまった。

 玄葉氏は「第一に候補者の人柄を見極めてほしい。福岡10区は大接戦の選挙区だから来ました。城井という正直でまっすぐな若い政治家を育ててください」と、民主に吹く逆風を意識してか「政党よりも人柄」を強調した。

 玄葉氏は同日、慌ただしく福岡9区と佐賀2区へ。9日は岡田克也副総理が九州入りし、福岡2、6、7、10区、佐賀1区、長崎1区を回る。

 民主が予定する応援演説は、いずれも無党派層が多い県庁所在地や都市部で接戦となっている選挙区ばかり。民主が応援場所を絞る理由は、党幹部や大臣クラスさえ自身の選挙区で苦戦が伝えられ、他人に構っている余裕がないからだ。知名度という点でも遊説メンバーは野田佳彦首相や岡田氏、玄葉氏、前原誠司氏らに限られる。

 城井氏は「土日に2人応援に来てくれることは、劣勢といわれている中でも『追い抜いて勝て』という党本部の激励だと思う」と話すが、九州・山口で29人いる民主公認候補の中では、数少ない恵まれた立場だ。

 大物の来援予定がない熊本県内の民主候補の陣営は「党本部に何度も要請しているが返事がない。まあ、大きくリードされているので、わざわざ来てくれないでしょうね…」とため息をつく。

 状況は第三極も同じ。日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は10、12日に九州入りする予定だが、各県の1区(県庁所在地)中心の遊説となる。

 橋下氏に“素通り”される九州のある維新公認候補は、強く来援を希望していただけに、失望を隠せない。党本部から「隣の選挙区で行う橋下氏の演説会に参加するように。有権者も集めてほしい」と依頼があったという。陣営スタッフは「とても影響力がある人なので、県内に来てくれるだけでもありがたいと思うようにしている」と自らに言い聞かせるように話した。

 九州・山口で10人の公認候補を立てた未来の党は、党代表の嘉田由紀子・滋賀県知事をはじめ、これまでのところ目立った応援予定はない。ある陣営の幹部は「党本部に毎日応援の催促をしているが、返答はなしのつぶてです…」と話した。

 一方、優勢が伝えられる自民は公示後、小泉進次郎・青年局長、高村正彦副総裁が九州入り。地元の麻生太郎元首相も各陣営の応援に走り回っている。8日は石原伸晃前幹事長が鹿児島1区と5区で、9日には、麻生氏と親交があり、テレビ出演で有名な北村晴男弁護士も福岡入りする。

7804チバQ:2012/12/10(月) 00:01:29
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121208-OYT1T00771.htm?from=blist
遊説少ない石原代表、両立問われる嘉田代表

 衆院選公示前に結党した日本維新の会の石原代表と、日本未来の党の嘉田代表の両党首は、連日遊説に出る他党の党首とは違った形で選挙戦に臨んでいる。

 石原氏は、街頭活動が党首の中で目立って少ない。維新の会が公表した日程では、4日の公示以降、街頭演説は5日間でわずか10回。5日は横浜駅前の1か所のみで、7日は東京都内で1か所行ったが、その他は都知事選候補の応援演説にあてた。

 党関係者は「発表以外は表に出せない。ただ、党本部には毎日のように入って、各支部などと連絡を取り合ったり、全般的な戦略を協議したりしている」と説明する。だが、自民党の安倍総裁らは1日平均10回程度の街頭演説を行っており、石原氏のように「党の顔」が露出を控えるのは珍しい。橋下徹代表代行が補っている側面もあるようだ。

 一方、滋賀県知事の嘉田氏は7、8両日、遊説を控えて県で公務をこなした。党首と知事の両立には、県内から批判が出ており、6日には知事給与の支払い停止を求める住民監査請求を起こされた。嘉田氏は「知事には勤務時間がないから、住民監査請求は成り立たない」と反論しているが、今後も「両立」を問われ続けることになりそうだ。

(2012年12月9日14時34分 読売新聞)

7805チバQ:2012/12/10(月) 00:19:23
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/tiiki_tokuho/2012s_election/news/news2012/ac121206b1.htm
未来・中野渡候補、低い比例順位に危機感
(2012/12/06)
 衆院比例代表東北ブロック(定数14)で、日本未来の党の名簿記載順位が、前職の中で最も低い9位となった青森2区の中野渡詔子候補。比例代表での当選は厳しい状況となり、「後は小選挙区で勝ち上がるしかない」と危機感を強め、巻き返しを図っている。
 青森1区の横山北斗候補ら未来の前職7人は並列1位で、中野渡氏だけがはじかれた形。理由ははっきりしないが、党が掲げる「卒原発」に中野渡候補が反発し、原発容認を主張していることが影響したのでは、との見方もある。
 中野渡候補は5日、原子力施設が集中する下北地域を中心に街頭演説を展開。「党の決定だから」と吹っ切れた様子で地域経済を支える原発や核燃料サイクル事業の重要性を訴えていた。(田中秀知)

7806チバQ:2012/12/10(月) 00:22:24
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121209_05.htm
みんな・宮城1区 維新「推薦」、痛しかゆし 2区で競合
 衆院選(16日投開票)で宮城1、2区に候補を立てるみんなの党が、両選挙区でねじれた日本維新の会との関係に頭を痛めている。維新の推薦を得た1区は共闘への期待が高まるが、2区は維新候補と競合状態にあるからだ。比例票の争奪戦も激しさを増しており、維新の風に相乗りする戦略構築は難しい状況だ。

<演説合流見送り>
 6日午後、JR仙台駅前で維新から比例代表の近畿ブロックに立候補する元宮崎県知事東国原英夫氏がマイクを握った。
 維新が送り込んだ「広告塔」だったが、維新推薦を5日に得た1区のみんな新人林宙紀氏(35)の姿はなかった。林氏陣営は一時、東国原氏との合流を検討したが、2区への配慮から見送った。
 2区ではみんな新人の菊地文博氏(52)が維新元議員の中野正志氏(64)と激戦を演じている。選対幹部は「2区でけんかしている中で、1区が握手することは難しい」と歯がゆさを口にした。
 両党の関係には、比例票をめぐる戦いも影響している。公示後の報道各社の世論調査によると、みんなは比例東北で、悲願の1議席に手が届きそうな情勢にある。ただ、維新と支持層が重なり、予断は許さない状況だ。
 林氏の陣営は「維新が票を伸ばせば、割を食うのはみんな。推薦はもらったが『比例は維新へ』と言える状況では到底ない」と言い切る。

<攻勢にブレーキ>
 一方の維新。林氏の推薦を通し、大票田の仙台で存在感を発揮したいが、ここに来て攻勢にブレーキが掛かっている。
 圧勝とみられていたお膝元の近畿地方で、上昇気流に乗る自民党と嘉田由紀子滋賀県知事率いる日本未来の党が、維新の支持層に深く食い込んできたからだ。
 終盤にかけ、橋下徹代表代行ら党の「顔」を他の選挙区に送り込める状況ではないという。維新関係者は「大阪、近畿を固めるのが先だ」と話す。
 林氏の選対幹部は「維新推薦は大きな武器だが、わが党独自で政策を訴えていく戦略に変更はなさそうだ」と共闘の難しさを口にした。


2012年12月09日日曜日

7807チバQ:2012/12/10(月) 00:23:00
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121207_05.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/選挙区ルポ(上)1区・2区
 衆院選は16日の投票まであと9日となった。民主、自民の二大政党の争いに第三極勢力が割って入る冬の陣。各候補が被災地や農村で展開する戦いの前線を追った。(敬称略)

◎1区/状況一変し牙城で攻防

<「まず真っ先に」>
 必死の「懇願」に悲壮感が漂った。
 「ここで負けるわけにはいかない。復興を続けさせてほしい」
 民主党前議員の郡和子は5日夜、仙台市青葉区落合地区の集会所で約30人を前に両手を合わせ、深々と頭を下げた。
 政権交代の風に乗り圧勝した前回から3年。状況は一変した。
 公示日の4日夜。最初の個人演説会には太白区西部の秋保地区を選んだ。実家があり、中学まで過ごした故郷。郡は「お世話になった人たちに真っ先に思いを伝えたかった」と語った。
 秋保など市西部3地区に置く後援会組織を引き締め、足場を固める。
 自民党元議員の土井亨は5日、太白区南部の住宅街を駆け抜けた。「19兆円の復興予算をつくったと言っている人がいるが、自慢話をしている場合か」。県担当の復興政務官を務める郡を意識し、政権批判を強めた。
 太白区は自民党にとって「鬼門」。2000年以降、4度の衆院選で自民党の獲得票が民主党を上回ったことはない。土井が勝利を収めた05年郵政選挙でさえ、郡に約1900票差をつけられた。
 「太白でしっかり戦うことが終盤につながる」と陣営。合言葉は「川上から川下へ」。序盤戦は敵の牙城に攻勢を掛け、市中心部での終盤戦に一気になだれ込む。

<推薦決定に高揚>
 「本日、候補者は日本維新の会の推薦を頂いた」。5日夕、みんなの党新人の林宙紀と青葉区一番町で街頭に立った党代表渡辺喜美は、維新との選挙協力を発表した。
 1区に立候補予定だった維新候補が公示日の4日朝、辞退を発表。陣営は直ちに党本部に維新への推薦依頼を要請した。
 5日昼。林の事務所の電話が鳴った。「推薦決定だ」。渡辺の秘書からだった。「強力な武器を得た」と高揚する林。第三極が勢いづいてきた。
 日本未来の党新人の横田匡人は5日、地盤の太白区で街頭演説をした。「勇気ある女性リーダーと立ち上がった」。選挙カーには党代表の滋賀県知事嘉田由紀子のポスター。存在感をアピールした。
 共産党新人の角野達也は6日昼、青葉区の中心街で「国民そっちのけの離合集散を繰り返している」と第三極批判を展開。社民党新人の桑島崇史は5日、青葉区で総決起集会を開き「若者の自立した生活なしに震災復興はない」と力を込めた。

 ◇宮城1区立候補者
土井亨 54 ☆党支部長  自元(1)
桑島崇史 33 ☆党県職員  社新
林宙紀 35 ☆党支部長  み新
横田匡人 47 ☆元仙台市議 未新
郡和子 55 ☆内閣政務官 民前(2)
角野達也 53  党地区役員 共新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

7808チバQ:2012/12/10(月) 00:23:23
◎2区/どぶ板、空中戦入り乱れ

<引き締めに躍起>
 「復旧、復興の先頭に立てるのは実行力のある自民党だ」。4選を期す自民党前議員の秋葉賢也は6日午後、仙台市宮城野区の商業施設前で声を張り上げた。
 報道各社が同日朝、世論調査で「自民優勢」を伝えた。応援に駆け付けた党幹事長の石破茂は「手を抜けば、情勢は一気にひっくり返る」と引き締めに躍起となった。
 序盤の勢いに乗り、混戦からの抜け出しを図る秋葉。この日は宮城野、泉両区を駆け回り、支持者の会合にも出席した。
 「(マニフェストの)約束を実現できず申し訳ない。だが、古い政治に戻してはいけない」。民主党元議員の今野東は6日、泉区の静かな住宅街でマイクを握った。おわびと訴えが入り交じる。
 1区では2度の当選経験があるが、2区は初参戦。「地上戦」に徹する今野に、師走の冷たい風が吹き付ける。
 「最後は政党ではなく個人の勝負に持ち込む」と選対幹部。今野は演説を終えると素早く選挙カーに乗り込み、住宅街の細い路地に入っていった。
 日本維新の会元議員中野正志が5日夜に宮城野区で開いた個人演説会。集まった約30人は、かつて所属した自民党時代からの支持者だった。解散後、中野は旧来の支持者を1人ずつ訪ね歩くどぶ板戦を展開してきた。
 「空中戦」も仕掛ける。6日午後、元宮崎県知事東国原英夫がJR仙台駅前に駆け付けた。中野と並んで「国の統治機構を変えよう」と呼び掛け、無党派層の取り込みを図った。

<差別化アピール>
 党名の浸透に懸命なのは日本未来の党前議員の斎藤恭紀。6日は党代表嘉田由紀子のポスターをのぼりに貼り、泉区の住宅街を自転車で駆けた。街頭演説では「民主も自民も維新も、増税や原発を進める政党だ」と他党との差別化を強調した。
 みんなの党新人の菊地文博は6日、泉区の住宅街を走り回った。宮城野区が地盤の菊地をサポートするのは泉区選出のベテラン市議だ。「維新も改革を置き去りにした。ぶれないのはわが党だけだ」。二人三脚の街頭演説で地域戦を展開する。
 共産党新人の福島一恵は公示後の4、5の両日、あえて夜の個人演説会を控えた。候補者自らが事務所で友人、知人に電話をかけ、支援を「口コミ」で広げる作戦に出た。福島は「無党派層の掘り起こしが鍵を握る」と表情を引き締めた。

 ◇宮城2区立候補者
菊地文博 52 ☆党支部長   み新
中野正志 64 ☆元経産副大臣 維元(3)
斎藤恭紀 43 ☆気象予報士  未前(1)
福島一恵 52  元仙台市議  共新
今野東 65 ☆党県代表   民元(2)
秋葉賢也 50 ☆党副幹事長  自前(3)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月07日金曜日

7809チバQ:2012/12/10(月) 00:23:39
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121208_06.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/選挙区ルポ(中)3区・4区
◎3区/引き締め懸命、反撃加速

<「風」に疑心暗鬼>
 「『西村は大丈夫』と投票に行かないのが怖い」
 自民党優勢が新聞各紙で伝えられた6日昼。自民党元議員の西村明宏は、激しい風が吹く中、岩沼市の仮設住宅前でマイクを握った。気まぐれな民意の動きに疑心暗鬼を拭えない陣営は、慢心を排除するのに必死だ。
 民主党前議員の橋本清仁との戦績は2勝1敗。実力伯仲のライバル対決はその時々の風に翻弄(ほんろう)された。西村の師、元蔵相故三塚博のころの牙城を取り戻すべく、陣営は自民勢力挙げた総力戦を展開する。
 4日朝、名取市の出陣式では党県連幹事長も務めた知事村井嘉浩の妻一美が「(西村の)美紀夫人が悲しむ顔はもう見たくない」と訴えると、中選挙区時代に三塚と死闘を繰り広げた元防衛庁長官愛知和男も「日本の将来がかかった選挙」。一致結束した組織戦で、先行逃げ切りを図る。

<「政務官」を前面>
 「宮城で起きていること、被災者の苦悩を中央に伝えたのは彼。この男に復興を託してほしい」
 4日午後、岩沼市内の仮設住宅。震災後2回目の冬をプレハブで迎えた住民約50人を前に、復興相平野達男が「部下」を鼓舞するように叫んだ。
 国土交通、復興の両政務官を務める橋本は、街頭演説や選挙カーの訴えで「政務官の橋本」を前面に出し、逆風をしのごうと懸命だ。
 党が従来得意としてきた都市部で、個人演説会の日程を集中的に組む。6日夜、名取市で開いた演説会で、橋本は「まいた種がこれから花開く。このまま改革を進めさせてほしい」と熱弁を振るった。
 支持する県議の一人は「相手(西村)の尻尾がまだ見えない。まずは尻尾をつかめるところまで追い上げなければ」と語った。陣営は反撃に向けてアクセルを踏み込む。
 共産党新人の吉田剛は、環太平洋連携協定(TPP)への反対を強く打ち出す。5日、亘理町の演説会で「頑張り次第で農家や医師、被災者の支持が得られる」と手応えを語った。

 ◇宮城3区立候補者
西村明宏 52 ☆元内閣政務官 自元(2)
吉田剛  31  党地区常任委 共新
橋本清仁 41 ☆国交政務官  民前(2)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

7810チバQ:2012/12/10(月) 00:23:57
◎4区/首長、党幹部エール続々

<共闘をアピール>
 固い握手を交わした。
 民主党前議員の石山敬貴は5日朝、大和町のあさひな農協本店前でマイクを持った。県農政連の推薦にあふれる感謝を伝え、「農家がないがしろにされている農政を何とかしたい。TPP阻止のため党に残った」。組合長佐藤政悦は「大変お世話になった恩返しをしたい」と共闘を誓った。
 逆風の中、支持基盤固めに加え、多方面で自民党の牙城の切り崩しを図る石山。4日の大崎市役所前での第一声では古川農協組合長竹中莞爾(かんじ)のほか、大崎市長伊藤康志、加美町長猪股洋文、大衡村長跡部昌洋もエールを送った。
 陣営の連合宮城会長山崎透は「議席を死守する」と背水の陣で臨む。

<ガッツポーズも>
 「落選し、一回り大きくなった。国政に送ってほしい」。自民党元議員の伊藤信太郎は5日夜、加美町で開かれた個人演説会でこう訴え、参加者約180人と握手しガッツポーズを見せた。
 公示の4日以降、矢継ぎ早の大物投入が続く。同日夕は多賀城市に党総裁安倍晋三、5日夜は加美町に党総務会長細田博之が来援。6日は沿岸部で昼に党幹事長石破茂、夜の個人演説会に前議員小渕優子と知事村井嘉浩が登場した。
 利府町の商業施設前に立った石破は「追い付き、追い越せの厳しい戦いだ」とげきを飛ばした。派閥会長の大島理森らの応援も今後控え、議席奪還に向け、半ば党本部主導で陣営を引き締める。
 街頭中心の「空中戦」を徹底する日本維新の会新人の畠山昌樹。6日は元宮崎県知事の東国原英夫が利府町で「140年ぶりの維新を成就させ、官治集権国家を改めよう」とぶち上げ、畠山も「日本再生と宮城の復興に賭ける」と勢いづいた。
 共産党新人の戸津川永は塩釜市を重点的に遊説を開始。内陸部に6日に入り、「震災復興の最優先」を声高に訴えた。
 幸福実現党新人の村上善昭は7日、党首立木秀学と大崎市古川で消費税増税反対を強調した。(敬称略)

 ◇宮城4区立候補
畠山昌樹  38 ☆医師     維新
石山敬貴  42 ☆党支部長   民前(1)
伊藤信太郎 59 ☆元外務副大臣 自元(3)
戸津川永  30  党地区常任委 共新
村上善昭  40  会社役員   諸新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月08日土曜日

7811チバQ:2012/12/10(月) 00:24:22
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121209_06.htm
師走攻防・みやぎ衆院選/選挙区ルポ(下)5区・6区
◎5区/組織力問われる戦いに
<候補不在のまま>
 スピーカーから男性の声が響いた。
 「古里復興をお約束します」。公示日の4日。民主党前議員安住淳の陣営は、東日本大震災で大きな被害を受けた石巻地方を中心に選挙カーを走らせた。
 当日、安住の姿は地元になかった。政権が猛烈な逆風を浴びる中、党幹事長代行として全国を駆け回る。声の主はボランティアだった。
 前回は約80回の個人演説会をこなした。今回、開催予定はない。安住は2日、石巻市での事務所開きで「ご迷惑を掛ける」と頭を下げた。
 当初、期間中の選挙区入りは未定だった。7日の地震を受け、急きょ8日党務を一部キャンセル。津波が観測された石巻市鮎川地区などを足早に回り、住民を励ました。
 陣営は、候補者がほぼ不在の選挙戦を初めて経験している。高い知名度を武器に優位に戦いを進めるが、「今回は手探りだ」と幹部。有権者の反応を測りかね、地道な支持固めに余念がない。

<追い上げに拍車>
 6日夜、自民党新人の大久保三代は石巻市で初めて個人演説会を開いた。主催したのは県議斎藤正美の後援会。斎藤は前回まで3回、衆院選に挑み、安住に敗れた。
 「女性の目線で地域の声を国政に届け、実現させると確信している」。斎藤の熱いエールに、大久保は「偉大さを日々感じている」と持ち上げて応え、言葉を続けた。
 「若い私に期待してほしい。もう一回、自民党を信じてほしい」。政権奪還を期す自民は序盤情勢で、全国的に優勢が伝えられた。公募で決まった大久保を支える陣営も、組織戦で追い上げ態勢を整える。
 震災復興、消費税増税阻止、原発即時ゼロ。共産党新人の渡辺昌明は党政策を前面に押し出す。8日は内陸部を集中的に回り、「有権者の期待は感じる」と陣営。公示直前の立候補表明で出遅れた日本未来の党新人の阿部信子も、ようやく街頭活動を本格化させた。

 ◇宮城5区立候補者
安住淳50☆党幹事長代行 民前(5)
渡辺昌明59 党県委員   共新
大久保三代36☆党支部長   自新
阿部信子49☆会社社長   未新
首藤博敏53 元石巻市職員 無新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

7812チバQ:2012/12/10(月) 00:24:38
◎6区/党と党士気上がる陣営
<堂々の完勝訴え>
 「どうか勝たせてください。立派な成績で勝たせてください」
 4日の公示日。自民党前議員の小野寺五典は古里の気仙沼の仮設住宅前でマイクを握った。被災者ら約100人を前に涙声になりながら絶叫し、「政権党として政府を動かし、復旧復興を加速させたい」と訴えた。
 過去2回は盤石の戦いで社民党候補を圧倒してきた小野寺。だが、今回の選挙戦は「試練の戦い」と位置付ける。震災で気仙沼の事務所は全壊。津波の犠牲となった支持者もいる。党本部の要請で全国遊説に回るため、公示後5日間で半分以上は選挙区を空けた。
 危機感を強める陣営は、留守を預かる党県議らが団体回りなどを徹底。「国政での発言力をさらに高めるため、堂々の勝ちっぷりを示したい」と意気込む。分厚い党組織をフル回転させ、選挙区での完勝を目指す。

<内陸でアピール>
 「登米市に住み、初めての女性候補として挑戦している」
 8日午前、民主党元議員の鎌田さゆりは登米市役所南方総合支所前で力を込めた。その後は選挙カーで市内をくまなく回り、有権者を見かける度に何度も車を降りて握手を交わした。
 鎌田は出身地・仙台の宮城2区を離れ、初めて6区での選挙戦に挑む。足掛かりは乏しいが、連合傘下の一部労組OBや党系列の地方議員経験者らが運動を支える。2003年以来となる党公認候補に「党員、サポーターの力の入り方が違う」と陣営の士気も上がる。
 7日までに選挙区をほぼ一巡した。「特に女性の反応がいい」と陣営は手応えを口にする。沿岸の気仙沼を地盤とする小野寺に対し、「登米市の候補」を前面に押し立て内陸部で攻勢を掛ける。後半戦、反自民票の取り込みに全力を挙げる。
 共産党新人の高村直也は気仙沼を拠点に選挙戦を展開する。「古い自民党型政治から脱却し、被災者が主人公の復興を進める」と訴える。(敬称略)

 ◇宮城6区立候補者
小野寺五典52☆党県会長   自前(4)
鎌田さゆり47☆党支部長   民元(2)
高村 直也29 党准県委員  共新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月09日日曜日

7813名無しさん:2012/12/10(月) 00:25:13
>>7805
逆にこの名簿なら、比例名簿に名前のっけないで、背水の陣で、小選挙区一本で戦った方が遥かによかったのではないですかね?

7814チバQ:2012/12/10(月) 00:28:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/ibaraki/CK2012120902100008.html
負けられない師走、激戦1区ルポ
 衆院選公示後初の週末となった八日、各候補は人出を求めて市街地に繰り出した。茨城1区では「国民的美魔女」と「元ミスユニバース地区代表」の女性対決、それをわき目に二大政党の民主と自民対決、多党乱立で独自性を出したい共産の戦いが注目される。1区の五候補を追った。

(成田陽子、林容史、井上靖史)

 ◇茨城1区の立候補者
武藤優子48 未新
海老沢由紀38 維新
田所嘉徳58 自新
福島伸享42 民前<1>
田谷武夫61 共新
 (届け出順)

 水戸市内の水戸芸術館前。未来の武藤優子氏は来館者らに向かって、遊説のマイクを握った。「昨日の地震で皆さん、まず原発の心配をしたはず。原発からは卒業しましょう」

 維新の脱原発方針がブレたことに憤り、出馬を決意したという武藤氏。出馬会見では、その維新の海老沢由紀氏へのライバル意識がにじんだ。

 「国民的美魔女」という肩書で話題になった海老沢氏。武藤氏が「元ミスユニバース関東甲信越地区代表」という肩書を経歴に加えたのも「美魔女対策」と明かしたが、今では「政界に女性が少なすぎるので、お互い頑張りましょう、という気持ち」と笑う。

 海老沢氏は水戸市内の住宅街を回って、つじ立ち。母親として「子どもを産み、育てやすい社会を必ずつくる」と訴えた。

 武藤氏について問われると、「まだ会っていないが、背が高くてきれいな方だと思う」「同じ目的で頑張っている女性がいるのは心強い」と語る。一方で「対抗意識は全然ない。自分のことで精いっぱい」ときっぱり。

 女性対決の盛り上がりに、自民党本部は元女優の三原じゅん子参院議員を田所嘉徳氏の応援に派遣した。水戸市のJR赤塚駅前など二カ所で演説した三原氏は、司会者の「こっちは本物の美女」という紹介に苦笑い。

 田所氏本人は「強い声援をいただいている」と手応えを語り、新党の動向も「風がやめば落ちるだけ」。

 民主の福島伸享氏は、女性候補や三原氏の応援について「政治が国民をどう見ているか、姿勢が問われる」と話題先行に偏りがちな選挙戦を批判。筑西市内で街頭演説し「辞表を胸にTPP(環太平洋連携協定)反対を官邸に伝えに行った。所属政党でなく、政治家一人一人をまっさらな気持ちで見てほしい」と支持を求めた。JA県中央会の加倉井豊邦会長も「有権者は、誰が本物なのか見極めることが大事」と援護した。

 共産の田谷武夫氏は「女性が出てくるのはいいこと。大いに頑張って」とエールを送る。一方で「新党は準備不足。恐るるに足らず」とも。街宣車の上で演説し、「憲法を変えて戦争ができる国にしようとする流れと対決できるのは共産党だけ」と独自性を強調。地道な草の根運動で、国民の声をすくい上げていくという。

7815チバQ:2012/12/10(月) 00:29:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/stt12120708420003-n1.htm
【衆院選・乱戦の焦点】
(上)「脱原発」一色 代替なき「スピード競争」
2012.12.7 08:40 (1/5ページ)[注目の選挙区・東京18区]
 12党が名乗りを上げる「乱戦」となった衆院選。多くの政策の是非が争点となる一方、「政治」そのものの問われる12日間でもある。「脱原発」「第三極」「決められない政治」という3つの焦点を、戦いの現場から報告する。

 6日午前7時の東京都府中市。夜明け前に降り始めた雨がやむと、京王線武蔵野台駅前に「原発ゼロ実現」ののぼり旗が並んだ。

 寒空の下、一人の男がコートのポケットに左手を突っ込んだまま、駅に向かう通勤客と握手を交わし始めた。「菅直人本人です」−。そう言いながら、あの見慣れた笑顔を振りまく。

 街頭での演説が解禁される午前8時になると、菅はマイクを握った。

 「福島の原発事故がもう一回り拡大をしていたら、東京から全ての人が避難しなければならなかった」

 「ぎりぎりの事故を首相の立場で経験した」

 「原発を必要としない社会をつくることが私に課せられた使命であります!」

 訴えるのは、ただひたすらに原発、原発、原発…。各選挙区で民主党への逆風が吹く中、東京18区で11選を目指す菅は逆に自信を取り戻したかのようだ。「もともと市民運動家からスタートしたからこういう選挙はある意味、原点。『原発ゼロ』も市民運動家的なテーマだし、原点に戻った感じだ」。原発事故への対処に翻弄され、いつも眉間にしわを寄せていた首相時代が嘘のように生き生きとしている。

 11月25日、武蔵野市で開かれた地元青年会議所主催の公開討論会では、原発政策をめぐり自民党元職の土屋正忠と激論を戦わせた。

 菅「震災当時、54基の原発は負の遺産だった」

 土屋「あんたがダメにしたんだろ」

 「原発事故で首相官邸は専門知識を欠いたまま場当たり的な対応を続けた。指導者失格だ」と土屋が批判すると、菅は「嘘だ」と反論した。討論が終わってからも、控室で「嘘ばっかり言うんじゃないよ」と土屋にくってかかった。

 討論会では、無所属前職の横粂勝仁が「戦略的脱原発」、日本未来の党新人の杉村康之が「10年後までの原発廃止」、共産党新人の柳孝義が「即時原発ゼロ」を訴えた。討論会を欠席した日本維新の会新人の五十嵐勝哉は「他党は何のシミュレーションもせず原発ゼロを言っている。無責任だ」と主張する。

 昨年3月の東京電力福島第1原発事故以降、“放射能の恐怖”が列島中を包んだ。事故後最初となる今回の衆院選は、原発の脅威をあおるかのように、各党が原発ゼロへのスピードを競い合う「脱原発」競争の様相を呈している。

 一方で事故原因を追究し、どう実現可能なエネルギー政策を打ち立てていくかという本質的な議論は深まっているとはいえない。

 菅は11月28日にも、府中市の別の駅前で遊説を行い、「再生可能エネルギーで先頭に立つことによって日本は新たな成長を遂げることができる」と訴えた。

 「脱」原発、「卒」原発というかけ声が連呼される選挙を象徴するように、演説する菅の足元には白地に赤で「原発ゼロ」と書かれた手製の踏み台があった。それを見た通学途中の小学生がやじを飛ばした。

 「これって、意味あるんですか?」

7816チバQ:2012/12/10(月) 00:30:06
  × × ×

 今回の衆院選では、多くの党が「脱原発」を掲げているが、経済政策も含めた具体的な工程表を示している政党は一つもない。現在基幹電源となっている原発を本当にゼロにしようとするなら、(1)安定供給(2)価格(3)金融市場−という3つの課題をクリアしなければならないはずなのにだ。

 何より優先されるのは電力の安定供給だ。病院や信号を含めた交通機関での停電は命に直結する。さらに、電力には“質”という問題もあり、工場やオフィスに不安定な電気を送れば、装置が不具合を起こす。そもそも電力は送電網全体で管理していて、太陽光や風力の再生可能エネルギーをいきなり代替電源にすることは不可能だ。

 価格というハードルも高い。関西電力や九州電力など電力会社はすでに、現在の原発停止を受け電気料金の値上げに動き出している。火力発電は石油や液化天然ガス(LNG)の国際価格に左右され、燃料価格を安く抑えるのは困難だからだ。経団連幹部は「多くの電気を使う工場では赤字転落に陥るところも少なくない」と指摘する。

 市場への悪影響も避けられない。主要電力各社の社債は計約12兆円で社債市場の2割近くを占める。電力企業の株や社債を持つ金融機関が経営不安になれば、中小企業などへの貸し出しにも影響が出かねない。

 今回の衆院選では、こうした負の側面は語られないまま、脱原発の是非だけが問われようとしている。

  × × ×

 前首相の菅直人は選挙戦で「原発ゼロを訴える候補者が選挙後の国会で過半数を占めることで原発ゼロが実現できる」と訴えている。だが、すでに矛盾が露呈している。

 都知事選が告示された11月29日の東京・有楽町。脱原発を掲げる無所属候補=未来、共産、社民支持=の第一声に飛び入り参加した菅は「ともに原発ゼロを実現したい思いで駆けつけた」と支持を訴えた。菅の後には、「卒原発」を掲げる日本未来の党に合流した元内閣府副大臣の東祥三の演説が続いた。

 しかし、首相在任中に消費税増税路線の先(せん)鞭(べん)をつけた菅と、消費税増税法案に反対して小沢一郎とともに民主党を去った東とが、選挙後に共闘できるはずがない。

 演説後、2人が目を合わせることは最後までなかった。=敬称略

 (村上智博、坂本一之)

7817チバQ:2012/12/10(月) 00:31:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/stt12120808110001-n1.htm
【衆院選・乱戦の焦点】
(中)黒船「第三極」 焦りが生んだ失言
2012.12.8 08:06 (1/4ページ)[衆院選]
 焦りが生んだ失言と言っていいだろう。衆院選公示後、初めて地元の大阪府吹田市に戻った官房長官の藤村修は、商店街を練り歩いて支持を訴えた後、記者団とのやりとりで致命的なミスを犯した。

 「さっさと月曜日(10日)に上げてくれるといいんですけどね」という発言は、北朝鮮が「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルの早期発射を、政府高官である藤村が期待していると受け止められかねない、重大な失言だ。

 北朝鮮が打ち上げを国際社会に通告しているのが10日から22日までの間。16日の衆院選投開票日まで、内閣の要である官房長官は、遊説で全国を飛び回る首相に代わって官邸で留守役を務めなければならない。

 藤村は公示日の4日の出陣式にも出席せず、「第一声」も永田町から携帯電話を通じて行った。にもかかわらず、この日の藤村は、首相官邸で開かれた北朝鮮の「ミサイル発射」に備えた安全保障会議に出席した後、伊丹空港行きの飛行機に飛び乗った。自らの選挙事情が予断を許さなくなってきたからだ。

 「選挙活動に影響がないよう、できれば初日に撃ってほしい」。失言にはこんな本音が垣間見られる。


× × ×


 藤村をここまで追い詰めたのは、地元選挙区で起こった地殻変動ともいえる情勢の変化だ。これまで2度対戦した自民党元職の渡嘉敷奈緒美に加え、前回は民主の比例単独で当選した前職、渡辺義彦が日本未来の党から出馬し、さらに日本維新の会新人の上西小百合も名乗りを上げた。

 藤村の大阪7区に限らず、「第三極」と呼ばれる新興政党の存在が、今回の衆院選のキーポイントとなっているのは事実だ。

 背景にあるのは、3年余の民主党政権の失敗から生じた民意の漂流だ。前回の平成21年衆院選で民主党に期待し、その後、失望した層が、今回の衆院選ではどこに向かのか。

 第三極はその新たな受け皿になるとみられた。維新に加え、国民の生活が第一など「反原発」「消費税反対」などを合言葉に日本未来の党が誕生した。

 しかし、未来が比例代表候補名簿の「駆け込み提出事件」で党運営の能力の欠如をさらけ出すと、次第に第三極への厳しい有権者の目が注がれ始めた。

 国民の政治への期待は再び漂流している。

7818チバQ:2012/12/10(月) 00:32:20
× × ×


 日本維新の会(当時は大阪維新の会)は昨年11月の府知事と市長の「大阪ダブル選」で完全勝利を収めるなど、大阪では強固な力を見せつけてきた。

 躍進の原動力となったのはひとえに、橋下徹のキャラクターに負うところが大きい。橋下自身がいう「ふわっとした民意」の本質をつかみ、その心に応える政治的言動(他者への攻撃も含む)を続けるというのが基本的なスタイルだ。

 橋下は大阪市長選に出馬した際も、持論の「大阪都構想」を「大阪都市力浮揚の唯一無二の戦略」と位置づけ、「座して死を待つ守旧派の相手候補か、改革派のわが方か」という二者択一の構図を作り上げた。そして「低迷する大阪を何とかしてほしい」という府民の心をつかんだのだ。

 だが、この“橋下流”は、居住地によって有権者の考えが大きく異なる国政選挙では、今のところ浸透していない。しかも、維新のモットーだった「政策本位」は、石原慎太郎前東京都知事が作った旧太陽の党との合併以後、政策の「ぶれ」が指摘され、躍進を恐れる他党の攻撃を浴びた。


× × ×


 維新という新たな存在は、政党という政治集団の存在意義を考えるきっかけを作ったともいえる。

 大阪7区で現職官房長官に挑んでいる維新新人の上西小百合は、政治の経験はほぼ皆無。むしろ、祭りなどのキャンペーンガールを務めたことで知られる。

 上西は演説で、政策的な訴えよりも、橋下の名前を強調することを忘れない。「永田町や霞が関の論理にとらわれず、橋下徹とともに戦います」。応援に駆けつけた橋下は、途中で何度も言葉に詰まる上西を横に「こういう感覚の人を国政に送り出し、後は僕に任せてください」と助け舟を出す。

 維新には、上西のように政治も選挙も素人のような候補が少なくない。幹事長の松井一郎も「候補者はまだまだ不慣れなところがある」と認める。


◇ ◇ ◇


 こうした「不慣れな集団」に政権与党が翻弄されているのが、今回の選挙戦の特徴でもある。

 大阪12区で戦う民主前職で総務相、樽床伸二もどぶ板を展開する。

 「言い訳をするのではなく、批判を真っ正面から受け止めたい」

 公示2日前、樽床は票田の寝屋川市内で民主党政調会長、細野豪志とともに街頭演説に立った。

 樽床は、政権交代以後、党の要職をこなし、代表選にも出馬して知名度を上げた。強敵とみられた維新は独自擁立を見送ったが、みんなの党新人の石井竜馬を推薦した。

 11月21日には、寝屋川市で橋下とみんな代表の渡辺喜美が並んで街頭に立ち、大勢の聴衆を集めた。石井も「われわれは力を結集した連合軍だ」と訴え、維新との二人三脚を強くアピールする。

 樽床陣営幹部は「厳しい選挙は何度も経験してきた」と、自らに言い聞かせるように語った。=敬称略

(川瀬充久、津田大資、楠城泰介)

7819チバQ:2012/12/10(月) 00:34:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121209/elc12120914000036-n1.htm
【衆院選・乱戦の焦点】
(下)輿石氏の指令 因縁の相手敵視…山梨1区の悲劇
2012.12.9 14:00 (1/3ページ)[衆院選]

衆院選公示後初めての週末、降りしきる雪の中で街頭演説を聴く有権者=8日午後、札幌市北区
 「小沢は落とさなければならない」

 民主党幹事長、輿石東(こしいし・あずま)は今回の衆院選にあたって、党最大の支援組織である連合の幹部にこう“指令”を出したという。

 輿石が敵視する小沢とはもちろん、民主党を離党した小沢一郎のことではない。輿石の地元・山梨1区で、日本維新の会公認で出馬している元環境相、小沢鋭仁(さきひと)のことを指している。

 輿石の「小沢憎し」の執念は徹底している。党幹事長ともなると、国政選挙では全国の選挙区を飛び回り、ほとんど地元には寄りつけないのが通例だ。参院議員で、今回は自分の選挙活動をする必要のない輿石なら、なおさらだ。

 しかし、輿石は公示直前の週末も、山梨で自らの支持者に頭を下げて回った。公示日当日もJR甲府駅前で行われた民主公認候補の出陣式で「身震いするほどの緊張感。古い政治に時計の針を逆戻りさせてはならない」と声を張り上げた。

 しかも、輿石が小沢への“刺客”に選んだのは、自分と同じ社民党出身で、現在は官房副長官という要職にある斎藤勁(つよし)。もともと比例代表南関東ブロックの選出で、今期限りでの引退を示唆していた斎藤を、強引に口説き落とした末の擁立劇だった。

 敵意という意味では、小沢が輿石に抱くそれも生半可なものではない。






民主、離合集散の果てに


 民主党を離党する直前、周囲に「輿石(こしいし)(東(あずま))が幹事長でいる限り、俺は浮かばれない」と漏らし、選挙期間中も「敵は輿石だ。自民党候補に勝たせてでも、俺を落としたいんだよ」と言ってはばからない。

 選挙情勢を冷静に分析すれば、維新の比例南関東ブロック名簿の単独1位に登載された小沢鋭仁は仮に選挙区で敗れても議席を維持する可能性が高い。それでも輿石が「小沢落とし」の手を緩めようとしないのは、メンツ以外の何物でもない。

 そこから見えてくるのは、民主党という政党の本質だ。打倒・自民党という目的で集まった「選挙互助会」的体質ゆえ、ささいな対立が時に巨大な遠心力として作用する。政権政党となっても、党内の意見対立を収拾できず、「決められない政治」を繰り返す。

7820チバQ:2012/12/10(月) 00:34:22
■  ■  ■


 山梨1区で繰り広げられている確執は、「寄り合い所帯」の最後の解体過程といえる。ただ、衆院選という大事な舞台に、それが持ち込まれたことは、有権者にとって悲劇としか言いようがない。

 今を遡(さかのぼ)ること16年前、旧民主党は新党さきがけや社民党の議員らで結成された。平成8年秋のことだ。

 10年には旧民社党や岡田克也ら保守系議員を加えて新民主党を結成。15年に小沢一郎の自由党をも吸収合併し、拡大路線を取り続けた。自民党からの政権交代を成し遂げながら、わずか8カ月で崩壊した細川護煕(もりひろ)連立政権の失敗を繰り返さないためだった。

 5年に発足した非自民の細川政権は8党派の連立で、政策決定の度に党と党とが衝突。細川が政権を投げ出した後に社会、さきがけ両党が与党を離脱し、自民党の政権復帰を許すことになった。

 そもそも一つの党なら、こうした分裂劇は起きることはない。この反省を踏まえて結成された民主党では、「寄り合い所帯」をまとめ続けるために党綱領など理念や政策の一致は置き去りにされた。その代償はあまりに大きく、パンドラの箱は与党になった途端に開いた。

 鳩山由紀夫政権は米軍普天間飛行場移設問題をはじめとする安全保障問題で迷走。菅直人政権時代の消費税増税論議で亀裂が入り、それを実行した野田佳彦政権で民主党は分裂した。

 民主党分裂の象徴の一つが元環境相、小沢鋭仁の離党だ。

 8年10月の衆院選に向け、小沢は現幹事長の輿石と山梨1区の公認を争った。輿石は出身母体の山梨県教職員組合の組織維持にかけて、比例代表に回るのをかたくなに拒んだ。結局、小沢が比例に回り当選。輿石は敗北し、比例復活も果たせなかった。

 公認争いで勝ったものの、議員バッジを着けたのは小沢という現実は、輿石にとって屈辱だった。その後、輿石は参院選に回り、小沢は山梨1区に定着したが、しこりは確実に残った。

 輿石と小沢の「骨肉の争い」は今に引き継がれた。

 山梨1区から出馬している自民党新人、宮川典子は今月6日、甲府市内の街頭演説で「決めなければいけないことを決められない民主党にはもう政権を任せるわけにはいかない」と切り捨てた。共産党新人の植村道隆は民主党の分裂劇を「山梨は今の政治状況を作り出している」と批判した。


■  ■  ■


 今回の衆院選は12党が乱立したことで、逆に政党の存在意義を問う選挙となった。

 衆院解散前後に多くの勢力が離合集散を繰り返し、いわゆる「第三極」が形成された。しかし、選挙戦が始まれば、多くの政党がスピードを競うかのように「脱原発」を叫んでいる。

 政党が同じでも、候補によって明らかに考え方が異なるケースがある。逆に、違う政党なのに似たような主張を掲げる候補者たちがいる。私たちは、こうした状況の中から「日本再生」を託す政党を選ばなければならない。16日の投開票日、その結論が下される。=敬称略 (坂井広志、坂本一之)





 ▽山梨1区(4人)
 斎藤勁 67 ☆ 官房副長官  民 前 【国】
 植村道隆 39   党県常任委員 共 新
 宮川典子 33 ☆ 元高校教諭  自 新
 小沢鋭仁 58 ☆ 元環境相   維 前 【み】
 (届け出順、☆は比例と重複)

7821チバQ:2012/12/10(月) 00:36:43
http://www.asahi.com/area/miyagi/articles/MTW1212080400003.html
2012年12月8日10時35分
総選挙〈1区〉 土井氏「地上戦」手応え
 無党派層が選挙結果を大きく左右してきた1区(仙台市青葉、太白区)。街頭演説などの「空中戦」が展開されてきたが、風の行方が見えない今回、足元を固める「地上戦」が重視されている。


 「土井亨さんをよろしくお願いします」。自民の安倍晋三総裁が4日午後、仙台駅前で声を上げると、400人の聴衆が沸いた。


 だが、前回2009年に惨敗した土井氏が重視するのは、華々しい街頭演説より着実な基盤固めだ。5日夜、個人演説会で訴えた。「自民に風は吹いていない。みなさんの輪を広げて私の背中を押して下さい」


 落選後、土井氏は組織固めに奔走。1日30〜40件、地域の支持者や企業などにあいさつ回りを続け、週末は地域の祭りなどに足を運んだ。公示後も自民系会派の県議・市議に協力を仰ぎ、1日3回を目標に個人演説会を開いて直接支援を訴える。土井氏は「充実した選挙戦を展開できている」と手応えを感じる。


 「政権交代でまいた種から大きな花を咲かせたい。もう一度、仕事をさせてください」。安倍氏の演説の2時間半前。選挙カーの上でマイクを握る民主の郡和子氏の声に力がこもった。野田佳彦首相も、雨粒を浴びながら声をからした。


 郡氏は09年の圧勝から一転、苦しい戦いだ。


 これまでは、地元民放アナウンサーの知名度を生かし、無党派層を狙った選挙戦を展開。街頭活動を繰り返すだけで反自民の受け皿になり、05年の郵政選挙でも比例区で復活当選した。


 だが、今回は勝手が違う。党が情勢調査を行うたびに土井氏との差が開いてきた。「風頼みは通用しない」と、あいさつ回りや地域行事への参加を増やし、基盤作りを急いだ。

 しかし、復興政務官の仕事で、地元を離れ、沿岸被災地や東京へ出向くことが多い。地元では「顔が見えない」との声も聞こえる。「結局、出るしかない」(陣営担当者)と、引き続き街頭でのアピールも欠かせないという。


 2大政党への不信が追い風になると期待した第三極の候補は、吹かない風に余裕がなくなりつつある。


 未来の横田匡人氏は、「卒原発」の金看板を浸透させようと、街頭演説に必死だ。陣営関係者は「とにかく表に出て多くの人の目に触れなければ」と話す。


 「維新の推薦を受けました林宙紀です」。みんなの林氏は6日、太白区のスーパー前で切り出した。4日に日本維新の会の立候補予定者が出馬を取りやめた。推薦をもらうのは、2区ではみんなと維新が競合するのでためらったが、「流れを引き寄せるためにはやるしかない」と踏み切った。


 老舗の小政党は存在感のアピールに躍起だ。共産の角野達也氏は「第三極はふらふらしている。ぶれないのは共産党だけだ」と強調。社民の桑島崇史氏は労働問題を前面に押し出す。(長嶋晶子)

7822チバQ:2012/12/10(月) 00:37:13
http://www.asahi.com/area/miyagi/articles/MTW1212080400002.html
2012年12月8日10時35分
総選挙〈2区〉 秋葉氏、独自の地盤
 「東日本大震災で大きな被害を受け、日本経済も低迷している。今こそ即戦力が求められている」。5日夜、宮城野区の神社の集会所で開いた個人演説会で、自民の秋葉賢也氏は約50人を前に声を張り上げた。


 東北最多の有権者43万人を抱える宮城2区(仙台市宮城野、若林、泉区)。朝日新聞社の序盤の情勢調査では、秋葉氏が他候補を引き離し、優勢に戦いを進めている。


 多くの自民候補が系列の地方議員を頼りに選挙戦を展開するのに比べ、泉青年会議所理事を務めた秋葉氏は、中小企業経営者らのネットワークを武器に独自の地盤を築いてきた。党県連幹部も「いくつもの強固な支持基盤がある。その強みが発揮されている」。


 その上で無党派対策にも余念がない。泉区の地下鉄駅前で19年間、毎週月曜日に街頭演説を続けてきた。今回の選挙戦でも、解散後、泉区を中心に街頭演説で支持を訴えている。


 ただ、選挙戦に入る前、自民関係者が危機感を抱いていたことがあった。総選挙ごとに小選挙区と比例区で立候補を交代する「コスタリカ方式」ですみ分けてきた中野正志氏の存在だ。今回は離党し、日本維新の会から立候補した。


 中野氏は宮城野区選出の自民県議を3期、2区を地盤に同党衆院議員を約10年間務めてきた。2区内にいる中野氏の秘書出身の県議や仙台市議が、公然と同氏の支持に回れば、秋葉氏の足元が揺らぎかねない。


 だが、ある自民党関係者は言う。「中野氏の秘書だった議員も、今や自民党県連の役職に就いている。表立って中野氏を支援できず、流れる票は少ない」。情勢調査では、中野氏は自民党支持層を取り込めず、苦戦している。


 中野氏を含め、第三極から3人が立候補しているが、いずれも勢いがない。


 みんなの菊地文博氏は、脱原発やTPP推進を訴え、ぶれない姿勢を強調する。だが、期待していた維新との選挙協力に失敗。維新と公示直前に生まれた日本未来の党との間で埋没しかねない状況だ。


 「2大政党に失望した人が振り向いてくれていない」。前回、民主公認で圧勝した未来の斎藤恭紀氏は5日夜、事務所で頭を抱えた。気象予報士としてテレビで活躍した知名度で、無党派層の支持は秋葉氏に次いで2割の支持を得るが、「脱原発や消費増税反対の訴えが伝わっているのか」と手応えは薄い。


 斎藤氏の除名を受け、参院議員からくら替えした民主の今野東氏は「自民の古い政治に戻すのか」と強調し、反自民票をつなぎとめようと必死だ。連合宮城の推薦を受けるが、仙台市職労が斎藤氏を推薦するなど労組も一枚岩ではない。復興副大臣の仕事で、地元を離れることも多かった。仮設住宅前での演説に力を入れ、被災地での浸透を図るが、苦しい展開だ。


 共産の福島一恵氏も2大政党と第三極の乱立にもまれ、支持を広げられていない。(平間真太郎)

7823チバQ:2012/12/10(月) 00:39:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/elc12120811050044-n1.htm
熱い女の戦い!首相夫人・仁実さんvs刺客・三宅氏
2012.12.8 11:01 (1/3ページ)[衆院選・女たちの戦い]
【差し違え解散 因縁バトルの行方】(3)千葉4区

 野田佳彦首相(55)=民主党代表=の千葉4区で熱い「女の戦い」が繰り広げられている。野田氏の夫人、仁実さん(49)と、7月に民主党を離党して日本未来の党から出馬した三宅雪子氏(47)だ。民主党に逆風が吹き荒れる中、仁実さんは、全国遊説などで地元入りできない夫に代わり、人生で初めて演説台に立った。一方の三宅氏は、前回の2009年衆院選で福田康夫元首相(76)の群馬4区から出馬しており、2期連続で首相経験者に挑む。(サンケイスポーツ)

 全国300小選挙区で最多の有権者数(49万7601人)を抱える千葉4区。公示日の4日に、仁実さんはJR船橋駅で自身初の演説に臨んだ。

 演説台に見立てたビールケースにハイヒールを脱いで上がると、涙ながらに「バカ正直で、ホントにバカ正直な男を、もう一度、信じてやってください!」。全国遊説などでお国入りできない夫の心境を代弁し、声を振り絞った。

 「お雪さん(三宅氏)に負けるな!」との支持者からの声援には、手を振って応えた。

 野田陣営によると、野田氏は2010年に財務相に就任後、党の仕事を最優先し、地元での街頭演説をしていないという。代わりに約20年にわたり毎週、B5用紙に政策を印刷したビラを配布している。

 陣営は「地道な活動という点ではどの候補にも負けない」と強調。仁実さんの演説については「厳しい戦いが予想されるため、陣営側から夫人にお願いしました」と説明した。

 ある自民党県議は「夫人は控えめなタイプで、総理とは『演説はしない』との条件で結婚したと聞いている。今回、夫人も相当の危機感を感じているのでは」と驚きを隠せない様子だった。

 一方の三宅氏も日々、かすれた声を張り上げている。「消費増税、TPP、原発問題…。この1年は野田総理に振り回された1年でした」。野田氏が1987年に県議に初当選する前から演説をしてきたJR船橋駅で対決姿勢を鮮明にした。

 三宅氏は7月、消費税増税法案に反対して小沢一郎氏(70)らと民主党を離党。衆院解散の11月16日、国民の生活が第一(日本未来の党に合流)が三宅氏を群馬4区から千葉4区にくら替え出馬させると発表した。

 「その2日前に小沢代表からお話があって。地元(群馬)は『千葉4区は今回の象徴だから頑張ってこい』と送り出してくれました」と説明し、「みなさん刺客と言いますけど、今回は政策本位の選挙。だから地盤がなくても戦えると思います」と主張した。

 当初は“地の利”がなく、選挙カーでの街宣活動にも苦労したが、現在は政策に賛同した船橋市議4人が支援に入るなど態勢は整いつつある。

 息抜きで聴くのは山下達郎の「クリスマス・イブ」。「『きっと君はこない』の歌詞を『きっと勝利はくるぞ』に置きかえて聴いています」と力を込めた。


藤田氏も気合十分


「今回はなんとしても、追い風をつかまえたいです」と気合十分なのは自民党の藤田幹雄氏。郵政選挙と呼ばれた05年の衆院選で同党から初出馬し、「小泉旋風」に乗って野田氏を944票差まで追いつめた。今回の選挙戦について「ライバルは野田総理です」ときっぱり。演説では野田氏の比例区との重複立候補を「あり得ないし、男らしくない」などと批判。三宅氏には「野田総理の票を切り崩してくれる可能性がある」と分析した。

 千葉4区ではこのほかに共産党の斉藤和子氏も出馬している。

7824チバQ:2012/12/10(月) 00:40:49
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1354640764855_02/news/20121205-OYT8T00230.htm
12衆院選 激戦の構図
6人対決 乱気流

<1> 大阪1区
 第一声は民主党離党の釈明から始まった。

 「自民党と民主党の野合で消費増税が先行した。とても許せない。私は(増税法案に)造反しました」

 4日朝、大阪市天王寺区のJR寺田町駅前で、大阪1区から立候補した前衆院議員、熊田篤嗣(41)がマイクを握った。

 10月に離党届を提出した後、河村たかし名古屋市長を頼って減税日本へ。他党と合流して「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」に変わり、最後は公示6日前に誕生した日本未来の党に加わった。


 「結局、どこの党なの?」「減税に入ったのよね?」。公示前日まで有権者からそんな声をぶつけられた。1か月で4党を渡り歩いた代償は大きい。

 前回2009年衆院選での第一声は、大阪・ミナミ。2000人超の大群衆が揺れた。司会は参院議員の蓮舫。隣では党代表(当時)の鳩山由紀夫が「政権交代の力を熊田にお与えください」とエールを送った。

 党の支援が不十分な今回は、自らが司会、ビラ配り、演説の一人三役を務める。応援は同じ離党組の前議員1人だけ。立ち止まる人もまばらだった。

 「それでも『うそつき』呼ばわりされた頃より、良くなった」。離党直前を「大逆風」だったと振り返る熊田は、いまを「乱気流の中」と見る。

 前日に届いたばかりのレンタカーで、熊田は遊説に向かった。街角のあちこちに、人手不足で貼り替えができない、民主党時代の熊田のポスターが残っていた。

     □■

 各都道府県の中心部に位置する「花の1区」。大阪では、5党計6人の候補者がもみ合う。

 民主党は、突然、党を見限った熊田に、党公認で新人、吉羽美華(32)をぶつけた。写真集も出す元寝屋川市議だ。

 4日午後0時半、大阪・御堂筋沿いで開いた出陣式。吉羽は熊田を始めとする「第3極」を攻撃した。

 「いろんな看板を付け替えても、皆さんの信用を得るのは困難だ。私は絶対にぶれない」

 大型の党選挙カー。ビラ配りや通行整理に精を出す労組関係者たち……。かつて熊田を支えた「組織」の姿があった。

 自民党新人で、元大阪市議の大西宏幸(45)は「第3極」批判で、日本維新の会を標的にした。

 4日午後2時45分、同市天王寺区の近鉄上本町駅前で、「いろんな党がタケノコのようにポコポコポコとできた。バラバラになるの、目に見えているじゃないですか。維新の会が多数の議席を得たら、日本は戦国時代ですよ」と批判した。

 無所属で出馬した元自民党議員の中馬弘毅(76)は「維新の会は自民と民主の寄せ集め」、共産党新人の吉川玲子(51)は「維新の会では近隣諸国との関係がますます悪くなる」と、維新批判を繰り広げた。

 各党から集中砲火を浴びる維新の会にとって、1区は、代表代行の橋下徹が知事時代に結党の原点といえる自治体改革を進めた府庁がある。4日午後7時、大阪・ミナミの高島屋前で開かれた街頭演説で、元大阪市議で新人、井上英孝(41)の横に、橋下と幹事長の松井一郎が並んだ。身を切る風が吹く中、1000人を超える聴衆が集まった。

 井上は「市議会で、公務員の天下りを禁止する職員基本条例を成立させた」と改革の実績を訴えた。

 橋下は、1区で争う民主、自民、未来、共産4党を次々にこき下ろした。「約束したことをやらない」「また公共工事だ」――。

 橋下の演説は約25分。井上の5倍の長さだった。

                   (敬称略)

   (社会部 中村隆、冬木晶)

         *

 衆院選が4日、公示された。激戦区の戦いを追う。

         *

 大阪1区(大阪市中央区、西区、港区、浪速区、天王寺区、生野区)
 立候補者(届け出順)
  中馬弘毅 76 無元《9》(元)行政改革相
  熊田篤嗣 41 未前《1》(元)衆院議員秘書
  井上英孝 41 維新 (元)大阪市議
  吉川玲子 51 共新 党地区職員
  吉羽美華 32 民新 (元)寝屋川市議
  大西宏幸 45 自新 (元)大阪市議

(2012年12月5日 読売新聞)

7825チバQ:2012/12/10(月) 00:41:22
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1354640764855_02/news/20121206-OYT8T00193.htm
2012衆院選・激戦の構図
「陰の総理」どぶ板 徳島1区

反民主の風「お力を貸して」

 歩道に置かれたビールケースの上に立っていたのは、強面(こわもて)で知られた「陰の総理」だった。

 衆院選公示から一夜明けた5日午前7時過ぎ、徳島市の徳島県庁前交差点。徳島1区で立候補した民主党前衆院議員の仙谷由人(66)は、行き交う車に何度も手を振り、頭を下げた。

 この後、企業の朝礼を5か所回り、母校の小学校周辺を自転車で走った。住民を見つけると、自転車を降り、独特のだみ声で握手を求めた。「お力を貸してください。助けてください」

 旧社会党出身の仙谷は保守王国・徳島で、出身高校OBの後援会などを通じて、保守層に食い込んだ。徳島出身の三木武夫元首相系と後藤田正晴元副総理系が国政、地方選で激しく争う「阿波戦争」とも呼ばれた自民分裂も手伝って、小選挙区・比例代表並立制となった1996年以降の衆院選からは負けなし。自民党が優勢な県政界で、「県政自民、国政仙谷」の住み分けを築いた。

 政権交代後は、菅内閣で官房長官に就任。党内の反小沢(一郎・元代表)勢力の急先鋒(せんぽう)で、その剛腕ぶりから「陰の総理」と呼ばれるほどの存在感を発揮した。

 皮肉なことに、これが民主党への逆風を真正面から受けることになった。

 「この前の選挙で、何と言って国民をだましたんだ」――。演説では容赦ないヤジを浴びる。前回衆院選では応援で各地を飛び回ったが、今回は一転、解散直後から地元にほぼ張り付き、応援もあおぐ。近く前原国家戦略相らが徳島入りする予定だ。

 「動くたびに、大変厳しい」。11月末、事務所を激励に訪れた盟友の連合会長の古賀伸明(60)に仙谷はこう漏らし、険しい表情で覚悟をみせた。

 「ここは選挙の初歩にかえってやるしかない。この16、17年で一番体を使った選挙になる」

     □■

 自民党新人の福山守(59)は公示の4日夜、佐那(さな)河内(ごうち)村で開いた演説会で、公明党の地方議員らを含めた約100人を前に声を張り上げた。「小選挙区は福山守で、比例区は公明党。どうか、この協調体制をしっかりとお願い申し上げます」

 選挙に強い仙谷に対抗する自民党候補はこれまで比例復活を視野に争ってきた。

 今回は違う。小選挙区の議席獲得を見据え、2万票とも言われる公明票を取り込むため、自民党支持者の比例票を公明党に回す、本格的な「自公協力」に力を入れる。

 福山陣営幹部は「小選挙区奪取を目指す自民。比例四国で1議席を死守したい公明。両者が結びついた」と力を込める。

 阿波戦争で揺れてきた足元も、今回、後藤田の系譜を継ぐ福山の選対本部長に、三木の系譜の自民党県議・竹内資浩(67)が就き、「オール自民」体制を整えた。

 「もう『阿波戦争』は関係ない」。陣営幹部は自民票の一本化に意欲を見せる。

 福山は徳島1区とほぼ重なる県議選・徳島市選挙区で6選、ここ2回は連続トップ当選だった。選挙区内に25の後援会を置き、ローラー作戦を徹底してきた。

 一方、共産党新人の古田元則(64)は民主、自民批判を続ける。

 政権交代の風が吹いて3年半。竹内は「仙谷さんと福山の知名度の差はこんなだもの」と両手を大きく広げながらも、語気を強める。「今吹くのは『反民主の風』や。家にあげてくれん農家があった前回とは空気が全然違う」(敬称略)

 (社会部 中西賢司、徳島支局 川本修司)

 徳島1区(徳島市、佐那河内村)
立候補者(届け出順)
   古田元則 64 共新 党県書記長
   福山守 59 自新 (元)県議
   仙谷由人 66 民前《6》党副代表

(2012年12月6日 読売新聞)

7826チバQ:2012/12/10(月) 00:41:53
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1354640764855_02/news/20121207-OYT8T00161.htm
2012衆院選・激戦の構図

無党派の風読めず

絶大「橋下人気」 批判で応戦

 入り口には、日本維新の会代表代行・橋下徹(43)の等身大パネル。通りに向いたガラス壁は、橋下のポスターが並ぶ。

 大阪府豊中市、阪急豊中駅近くの商業ビル1階に設けられた選挙事務所。「主役」は、壁に飾られた府立北野高校ラグビー部時代の集合写真の中に、同期生の橋下と一緒に写っていた。

 大阪8区で立候補した維新の会新人、木下智彦(43)。6日朝、事務所から向かった先は、市中心部のマンション群。「日本を再生させるために戦います」と訴えた。

 「本音でぶつかり合える無二の親友」の橋下の活躍に刺激され、維新政治塾に入った。出馬が決まったのは衆院解散の翌日。会社を休み、東京に自宅を残したまま、選挙区に入った。地盤も組織もない。頼みの綱は、橋下人気だ。

 「皆さんの力で、木下を持ち上げて下さい」

 11月下旬、豊中・千里中央のターミナル駅前。応援に駆けつけた橋下が呼びかけると、約4000人の聴衆から「頑張れよー」の声が飛んだ。磁力が働いているかのように人を引きつける光景に、改めて「すごい男だ」と思い知らされた。

 「橋下ベイビーズ」との批判には、「そう呼ばれるのは仕方ない」と受け流す。ただ、橋下人気だけで勝てるほど甘くはないことも自覚している。街頭では「橋下」の名をほとんど口にせず、自分の言葉で支持を訴えるが、自分一人では足を止めてくれる人はわずかだ。

     ■□

 北部に千里ニュータウンが広がる豊中市は、「風」が吹きやすい街だ。人口約39万人。前回衆院選から3年余で約6万3000人が転出し、新たに約6万5000人が入ってきた。

 そんな土地柄に、労組票をがっちり固めて当選11回を重ねてきた民主党前衆院議員、中野寛成(72)でさえ、衆院副議長を務めた直後の2005年の郵政選挙では落選している。今回、中野が引退し、比例近畿ブロックの同党前議員、松岡広隆(30)が地盤を引き継ぐ。

 「地元の中野寛成先生から、バトンタッチさせていただきました」

 6日午前8時。中野と並んで阪急岡町駅前に立った松岡は、10分間の演説で、「中野」の名を7回連呼した。中野の昔からの支援者や、労働組合などの組織票に加え、無党派層から幅広い支持を得られるかどうかが浮沈を握る。

 「戦う相手は橋下の影だ」と、松岡は風の行方に気をもむ。

 議席奪還を目指す自民党元議員、大塚高司(48)の事務所の壁や天井は、50を超える業界団体からの推薦状や檄(げき)文で埋め尽くされている。しかし、住民の入れ替わりが激しく、マンションが立ち並ぶ地区の後援会の顔ぶれは、前回から4割も変わった。

 ボロボロの住宅地図は色の違うペンで二重、三重にチェックされ、足を運んだ回数を示しているが、マンションのオートロックに阻まれることも多く、「どぶ板選挙」に徹しても確かな手応えは得られない。

 大塚は言う。「政治の劣化を招いたチルドレンやベイビーズに有権者は懲りている。気まぐれな風ではなく、地道な活動を見て判断してほしい」

 2大政党と第3極の対決構図に埋もれまいと、共産党新人、五十川和洋(53)は「消費増税を強行した民主、自民、さらなる増税をもくろむ維新の会に厳しい審判を」と訴える。

 移り気で、振れ幅が大きい都市部の無党派層。その民意をたぐり寄せようと、候補者たちは風を追う。

(敬称略)

 (社会部 井口馨、羽尻拓史)



 大阪8区(大阪府豊中市)

 立候補者(届け出順)
  大塚高司  48 自元《1》(元)参院議員秘書
  木下智彦  43 維新 商社社員
  五十川和洋 53 共新 党地区委員
  松岡広隆  30 民前《1》党府副幹事長

(2012年12月7日 読売新聞)

7827チバQ:2012/12/10(月) 00:42:40
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1354640764855_02/news/20121209-OYT8T00147.htm
2012衆院選・激戦の構図
漂流する「嘉田票」

<4> 滋賀2区

 滋賀県知事の嘉田由紀子(62)は8日午前11時前、大津市で開かれた国道バイパスの開通記念式典に姿を見せた。

 日本未来の党代表として、福島で衆院選第一声を上げ、7日までに7都県で遊説。東京から早朝に戻ったばかりのこの日、テープカットが終わるとすぐに会場を後にし、党候補の応援で大阪へ向かった。

 公示後、公務で地元に戻るのは前日午前に続いて2回目だが、まだ街頭には立っていない。

 「様々な方が戦っていらっしゃる。エチケットです」と、嘉田は言う。

 「もったいない」をキャッチフレーズに、嘉田は2006年の知事選で新幹線新駅の建設凍結などを訴え、民主、自民、公明3党が相乗り推薦した現職を破って初当選した。10年には、同知事選で過去最多の約42万票で再選。投票した有権者の6割以上の票を集めた。

 しかし、県議会で知事与党は少数派。「卒原発」を掲げる新党党首との二足のわらじに、与野党ともに一斉に反発した。嘉田は「県政運営のハレーション(悪影響)になる」として、県内では、全4小選挙区で候補擁立を見送った。

 42万の嘉田票が漂流する。

□■

 全国最多の原子力発電所を抱える福井県に隣接する滋賀2区は、琵琶湖の北東部に広がる。4人が争う激戦を反映し、各党幹部が次々に来援する。

 だが、候補者、党幹部が正面から嘉田を批判する光景はまず見られない。

 自民党元衆院議員、上野賢一郎(47)の陣営幹部は「批判すれば、嘉田ファンの神経を逆なでするだけ損だ」と明かす。

 上野は10年知事選で、自民党を離党し、無所属で立候補したが、嘉田にダブルスコアの票差をつけられて完敗。人気知事を意識してか、上野は原発について、「将来、なくしていくという決断をすべきです」と訴える。

 「嘉田票は反自民票。うちに流れるはずだ」。民主党前議員、田島一成(50)の陣営内では、そんな期待が強い。嘉田県政との対決姿勢を貫いてきた自民党と異なり、10年知事選では嘉田を支援した。

 だが、8日、田島とともに彦根市内でマイクを握った前原国家戦略相は、「改革のため政権継続を」と呼びかける一方、嘉田については一切触れなかった。

 田島も嘉田との距離の取り方を測りかねる。「未来の党結成への評価は県内でも分かれる。けんかを売ることも、こびることもない」

 共産党新人、中川睦子(54)の陣営も嘉田票を注視する。幹部は「中川は唯一の女性候補。脱原発の力強いメッセージを出している」と言う。

 みんなの党新人、世一良幸(52)は「みんなの党も未来の党も、原発ゼロを掲げている」とアピール。渡辺代表は7日、長浜市内で記者団に、「第3極の政党が協力して戦うべきだ」と語った。

 嘉田票を巡る争いが熱を帯びる。

■□

 嘉田を支えようと、06年に滋賀県内の地方議員らが結成した地域政党「対話でつなごう滋賀の会」は公示直前の2日、「自主投票」を決め、比例選での未来の党への支持を見送った。小沢一郎氏と手を組んだ新党に、「裏切られた」と反発するメンバーが少なくない。

 7日、県庁近くのビル1階に、未来の党滋賀事務所が開設された。交代で詰めるスタッフはわずか数人。嘉田のポスターもこの日昼にようやく届いた。

 関係者は漏らす。

 「代表のおひざ元と言っても、党の実体はないに等しいよ」(敬称略)

 (社会部 浦野親典、大津支局 福永正樹)(おわり)

          *

滋賀2区(彦根市、長浜市、東近江市のうち旧愛東町・旧湖東町、米原市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町)
立候補者(届け出順)
中川睦子 54 共新    党地区常任委員
世一良幸 52 み新   (元)環境省職員
上野賢一郎 47 自元《1》(元)総務省職員
田島一成 50 民前《3》(元)環境副大臣

(2012年12月9日 読売新聞)

7828チバQ:2012/12/10(月) 00:44:35
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212060002.html
'12/12/6
【ルポ焦点区】広島1区 民主、分裂の苦しみ 落下傘VS離党前職
 脱原発や消費税増税などを主な争点に、民主、自民の二大政党や第三極勢力が政権の枠組みを懸けてしのぎを削る選挙戦が火ぶたを切った。中国地方の焦点区を歩く。

 ▽1区(4人) 届け出順・敬称略
 大西理 46 党県常任委員 共新
 岸田文雄 55 元消費者相  自前
 野中幸市 49 党県支部長  民新
 菅川洋 44 党県支部長  未(比)前

 ※(比)は比例中国前職

 「皆さんが納得いく税金の使い方をしていく」。広島1区で立候補した民主党新人の野中幸市(49)は5日朝、広島市南区の交差点で声を張り上げた。持ち出したのは、民主党が政権交代を果たした2009年の流行語になった「事業仕分け」だった。

 ▽実績アピール

 立候補が決まったのは2週間前。消費税増税に反対して党を出た日本未来の党比例前職の菅川洋(44)の後任が見つからず、党本部がようやく擁立したのが野中だった。広島には縁のない「落下傘候補」。最大の支援母体である連合広島のバックアップに期待する。

 野中が演説していた同じころ、菅川も東区の幹線道路沿いでマイクを握った。「仕分け人として税金の無駄をチェックした」。今はたもとを分かった民主党の看板事業を掲げ、「与党議員」の実績をアピールした。

 3年3カ月前、菅川は民主党候補として戦い、自民党前職の岸田文雄(55)に肉薄。比例代表中国ブロックで復活当選し、初の議席を得た。民主党では小沢一郎元代表のグループに所属。ことし7月、消費税増税法案に反対し、小沢が結成した国民の生活が第一に移った。

 衆院解散後の第三極勢力の離合集散で、生活は解党を宣言。「卒原発」を旗印にした日本未来の党に合流した。演説の冒頭で「もう原発は卒業しよう」と言うようになった。だが時折、民主党時代の政策もアピールする。

 「約束を守ろうとしているのはわれわれの方だ」。民主党のマニフェスト(政権公約)になかった消費税増税に反対した菅川には強い自負がある。だが、連合広島の支援はない。「正直、人手が足りない」。陣営は打ち明ける。

 政権交代を実現しながら、党内抗争で分裂した民主党。無縁の地で立候補した野中と、古巣への思いを抱えて別の党で戦う菅川の姿に、民主党の「今」が浮かび上がる。

 ▽自民も出直し

 「民主党に大惨敗し長期政権のおごり、たかぶりを反省した。政策を練りに練ってきた」。自民党の政権奪回を狙う岸田は4日、中区での出陣式で出直しの姿勢を強調した。

 岸田は前回衆院選後、週末ごとに地元に戻り、地域に張り巡らせた後援会を丹念に回ってきた。ことし10月には党の派閥・宏池会(岸田派)の会長に就いた。

 民主党に逆風が吹く中、本当の意味で自民党に支持が戻っているとは思えないでいる岸田は5日も、街頭演説を繰り返した。「もう一度、自民党に託してみようと思ってもらえるかの選挙だ」

 共産党新人の大西理(46)は消費税増税反対を主張。「政府に原発の即ゼロを判断させる」と訴える。=敬称略(野崎建一郎、岡田浩平、新本恭子)

7829チバQ:2012/12/10(月) 00:45:00
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212070001.html
'12/12/7
【ルポ焦点区】広島7区 自民、新人に託す奪還 民主にじむ危機感
▽7区(4人)届け出順・敬称略
坂元大輔30 党県支部長 維 新
和田隆志49 党県代表  民 前
小林史明29 党県支部長 自 新
神原卓志56 古書店経営 共 新
 広島7区の自民党新人、小林史明(29)は6日、参院議員宮沢洋一(62)=参院広島=を支援する福山市の会社社長たちと企業約10社へのあいさつ回りを重ねた。「初挑戦。浸透の具合は分からない」。手探りが続く。

 ▽「悔しさ晴らす」

 選対総括責任者に就いたのは宮沢。「悔しさを晴らすときが来た」。そう強調する。1967年に初当選したおじの故宮沢喜一元首相が築き「宮沢王国」とさえ言われた議席を3年3カ月前、民主党前職の和田隆志(49)に奪われた。

 自民党は議席奪還を公募で選んだ小林に託した。陣営幹部は「プラス、マイナス両面ある」という。過去の衆院選の候補者選びをめぐり、宮沢と距離を置いてきた同市選出の県議で党県連幹事長の宇田伸(55)が今回は出陣式に出席。個人演説会の弁士も務める。

 一方、知名度不足は否めない。あいさつ回りに街頭演説…。陣営は浸透に躍起だ。

 和田はこの日、市北部を選挙カーで回り街頭演説を繰り返した。消費税増税には「約束違反」との批判が付きまとう。「立法、行政府が自ら身を削る。議員定数を削減する」。増税は行財政改革とセット―。和田はマイクを握り理解を求めた。

 2009年は「政権交代」の掛け声の下で13万3871票を獲得。05年の前々回の10万4009票から3割伸ばした。だが「今回、街頭で手を振ってくれる人は確実に減った」。最大の支持組織、連合広島福山地域協議会議長の和田口具視(54)は危機感を隠さない。

 福山地協は、加盟労働組合の組合員約2万5千人を抱える。和田口は「無党派層に広げるためにも、まずは着実な組織固めを急ぐ」。20〜30人の小規模な集会にも重点を置く。「有権者一人一人に丁寧な説明をし、意見を聞く姿勢も示す」(陣営幹部)ためだ。

 ▽維新 党名PR

 二大政党の戦いに割って入る日本維新の会新人の坂元大輔(30)もこの日、街頭演説を展開した。「民主党、自民党に批判的な層の支持は広がっている」と手応えを示す。大阪市出身。福山市との縁は薄い。第一声の舞台も不特定多数が通るJR福山駅前を選んだ。たすきには、橋下徹代表代行の顔写真を印刷。党名PRに力を注ぐ。

 「少しの時間でもかまいません。力を貸してください」。事務所前にはスタッフとしての参加を呼び掛けるチラシを張る。先月21日の党公認発表から、2週間余り。選挙戦と態勢づくりが同時進行だ。「新しい政治に期待する人は必ずいる」。坂元は力を込めた。

 共産党新人の神原卓志(56)は連日、10カ所前後で街頭演説を繰り返す。消費税増税反対などを訴え、支持を広げる戦略だ。=敬称略(衆院選取材班)

7830チバQ:2012/12/10(月) 00:45:25
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212090002.html
'12/12/9
【ルポ焦点区】広島3区 自民、分断から結束へ 風一変、戸惑う民主
 ▽3区(4人)届け出順・敬称略
河井克行49 党副幹事長 自〓前
橋本博明42 党県副代表 民 前
藤井敏子59 党県委員  共 新
中丸啓49 党県支部長 維 新
※〓は比例中国前職
 「前回の大敗で自民党の基盤が崩れた。地元から議員が出んといかん」。6日夜、広島市安佐北区であった広島3区の自民党比例前職の河井克行(49)の演説会。集まった約30人に、同党市議の後援会長平野正治(78)が結束を呼び掛けた。

 ▽「しこりある」

 平野は真意をこう説明する。「『二つの自民』があったしこりがある」。自身も党支持者でありながら、かつては河井を支援してこなかった。

 3区に自民党衆院議員は2人いた。河井と増原義剛(67)。自民党は苦肉の策で2003年、選挙ごとに小選挙区と比例代表中国ブロックの候補者を入れ替える「コスタリカ方式」を採用し、共存を図った。後援会は別々にあり、党支持者は分断されてきた。

 増原は09年の前回衆院選で民主党前職の橋本博明(42)に敗れ、政界を引退。コスタリカは解消された。

 「3区には増原さんと私の二つの流れがあった。今回で『一つの自民党』になりたい」。公示日の4日、安佐南区での出陣式で河井は声を張り上げた。5日までに、増原支持者の多かった選挙区北部の安芸高田市や広島県北広島、安芸太田両町を一巡した。

 「河井党にはなれん」。北広島町の商店主(64)は明かすが、同町の会社社長(54)は「日本の将来を考えると自民党でまとまるしかない」と割り切る。

 ▽維新・共も訴え

 「もう一度チャンスをいただき、決める政治を進めたい」。橋本は6日夜、安佐北区で演説会に臨み、会場の約100人に訴えた。

 前回、初当選した橋本は週末ごとに地元へ戻り、地域行事にこまめに出席。北広島町と安芸太田町に後援会組織をつくるなど、自民党の牙城だった北部への浸透を図ってきた。

 一方、3区の有権者の8割を占める安佐南、安佐北両区で支持を広げる確たる策は見つからない。団地が広がり、幹線道路沿いにはマンションが並ぶ。無党派層が多い。

 党内で野田佳彦首相のグループに属する橋本。団地を選挙カーで回り、車を止めては家にいる有権者に向けてマイクを握る。前回のマニフェスト(政権公約)になかった消費税増税を含む社会保障と税の一体改革の必要性を、繰り返し訴える。

 「民主党に追い風が吹いた前回は無党派層の支持も得て票が伸びた。今回はどう掘り起こせばいいのか」。橋本陣営は戸惑う。

 既存政党に不満を持つ有権者の「受け皿」を狙うのは、日本維新の会新人の中丸啓(49)。「庶民による政治改革で疲弊している日本を再生する」。朝は3区からの利用客が多いJR横川駅(西区)などに立ち、第三極の存在をアピールする。

 共産党新人の藤井敏子(59)も団地を巡り、消費税の増税反対や原発の即時ゼロを訴える。=敬称略(衆院選取材班)

7831チバQ:2012/12/10(月) 00:45:43
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212080001.html
'12/12/8
6区で自民県議の支持が二分 北部は亀井氏、南部は小島氏 衆院選広島6区で、自民党県議が日本未来の党前職の亀井静香氏(76)と自民党新人の小島敏文氏(62)の陣営に分かれて支援する構図になっている。かつて自民党で派閥を率い、政調会長も務めた亀井氏の地盤である選挙区北部の選出県議は亀井氏支持を公言。南部の尾道、三原市選出の県議は小島氏の支援に回り、激しく競り合う。

 「住所は自民党ですが、本籍はずっと『亀井党』」。5日夜、三次市であった亀井氏の個人演説会で、自民党籍を持つ同市選出の下森宏昭県議は亀井氏支持を公言した。三次市議も公明、共産両党の計3人を除く23人がこぞって支援する。

 亀井氏の出身地、庄原市選出で自民党籍の小林秀矩県議も、亀井氏が未来の他の立候補者の応援などで地元入りできる回数が少ないことを意識し、「自分がスポークスマンになる」と言う。

 直前の新党結成で「出遅れの感があり厳しい選挙」とみる。「自民党時代から三十数年間、地元のことを気に掛けてくれている。国政の場に出続けてもらわないといけない」との思いからだ。

 こうした県北部の状況に、小島氏は「存在の大きい亀井氏を応援する自民党系議員の動きは仕方ない」と受け止める。一方で「党員なら自民党の候補者を応援するのが筋。共に戦いたかった」と複雑な思いをのぞかせる。

 尾道市選出で小島氏の選対本部幹事長を務める吉井清介県議は「北部には北部の地域事情があるだろうが…」と多くを語らない。

 ただ、亀井氏に約6万7千票の大差で敗れた2009年の前回衆院選から3年3カ月。小島氏は選挙区内を地道に歩き、知名度アップに努めてきた。吉井県議は「有権者からの反応がいい」と手応えを口にする。

 自民党所属の地方議員が亀井氏を支援していることについて、党県連の宇田伸幹事長は「そういう報告は受けていない。(自民党候補の支援を)一生懸命やってくれていると思っている」と言葉少なだ。

 ある党県連役員は「地域事情もあり、黙認している。亀井氏の影響が強い県北部などで反旗を翻したら県議選も厳しくなる。自民党にとっても損になる」と打ち明ける。

 共産党新人の花岡多美世氏(55)は、両市の市議たち党員の応援を受けて県北部を回る。同党の三次市議は「自分たちの政策を訴えていくだけだ」と話す。

7832チバQ:2012/12/10(月) 00:46:13
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/yamaguchi/Sy201212080002.html
'12/12/8
【ルポ焦点区】山口1区 論客「卒原発」で挑む 自民重鎮引き締め
 ▽1区(4人)届け出順・敬称略
高村正彦 70 党副総裁  自 前
魚永智行 54 党県委員  共 新
冨村郷司 29 党県副代表 民 新
飯田哲也 53 党代表代行 未 新
 「政策の一丁目一番地が卒原発。10年ですべての原発を廃炉にする」。日本未来の党代表代行で山口1区の新人飯田哲也(53)は7日夕、周南市のJR徳山駅前で声を上げた。代表の嘉田由紀子滋賀県知事も駆け付け、二枚看板が手を取り合って市民に支持を訴えた。

 ▽知事選で善戦

 脱原発の論客で知られる飯田は選挙区内の周南市出身。7月の山口県知事選に立候補し、自民、公明両党の推薦を受けた山本繁太郎知事に敗れたものの、約18万5千票を得た。

 しかし、今回の立候補表明は公示のわずか2日前。「原発依存体質をつくった自民党政治に戻してはいけない。古い政治と新しい党が激突する山口1区はこの衆院選の象徴的な選挙区だ」。訴えの大半を卒原発に注ぎ、徳山高の同窓生を中心とした後援会などが支持拡大を図る。

 その飯田に「古い政治」と名指しされた自民党前職で党副総裁の高村正彦(70)。11回連続の当選を目指す重鎮は「政党がシングルイシュー(単一争点)でいいはずがない」といなす。4日の山口市での出陣式では原発問題に触れず、外交や経済、教育の再生などを訴えた。

 ただ、日本未来の党に批判を加えることは忘れなかった。「実態は小沢(一郎)新党だ。評判が悪くなると新しい政党をつくる小沢さんのいつもの手口。何年持続するか分からない」

 陣営は飯田を警戒する。飯田は知事選で、高村が拠点にする周南市で最多得票した。高村は選挙運動期間中、全国を遊説するため不在がち。陣営幹部の一人は「知事選の結果は決して侮れない。副総裁として恥ずかしくない得票を目指す」。飯田の参戦を機に、組織の引き締めに躍起だ。

 ▽民・共に戸惑い

 2030年代の原発ゼロを掲げる民主、即時原発ゼロを訴える共産両党の陣営には「やりにくい」と戸惑いも広がる。知事選で両党は独自候補を立てず、党員の一部は飯田を支援した。

 民主党は前回、1区の新人が比例代表中国ブロックで復活当選。その新人は離党して7月の知事選に立候補した。党は10月、元銀行員の冨村郷司(29)を擁立した。

 陣営幹部は「前回のように民主党への風はなく、無党派層や反原発の支持が飯田氏に流れる恐れがある」と危機感を強める。冨村は「原発政策は数ある政策の中の一つ」と雇用対策などを中心に訴え、若さを前面にアピールする。

 3回目の挑戦となる共産党新人の魚永智行(54)は「脱原発とか卒原発ではなく、即時ゼロが国民の願いだ」と強調。消費税増税反対と併せて訴える。=敬称略(衆院選取材班)

7833チバQ:2012/12/10(月) 00:50:41
長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2012/12/09221113008711.shtml
2区で2候補つばぜり合い

候補者の演説に耳を傾ける市民=南島原市内


 保守分裂となり、5人の候補が乱立した衆院選長崎2区。前回は民主党旋風が吹き荒れ、民主新人が初当選したが、島原半島3市では自民の得票が民主を上回った。その「保守王国」で今回、前雲仙市長で無所属新人の奥村慎太郎と、島原市区の県議を8期務めた自民新人の加藤寛治という地元出身の2人が激しいつばぜり合いを続けている。

 6日夕、雲仙市南串山町に大型バス数台が乗り付けた。バスの乗客が向かったのは加藤の個人演説会。会場には約600人が詰め掛けほぼ満席。奥村の地元でも自民公認の組織力を見せつけた。

 演説会の2日前、雲仙市内の会社に1枚のファクスが送られてきた。送り主は加藤支持の建設会社。送信された紙には演説会の出欠の有無、参加人数、会社名を記入し、送り返すよう書かれていた。「踏み絵みたいだ」。ファクスを受け取った会社経営者はこうぼやきながらも、「出席」に丸を付け送り返した。

 演説会では市長時代の奥村と交流があった雲仙市区選出の県議、徳永達也と金澤秀三郎も登壇。ともに「奥村」の名は一度も出さなかったが、「国政は党と党との戦い」として、党公認と無所属の違いを強調、加藤支持を鮮明にした。

 一方の奥村は県議時代に築いた南高旧16町の支持者や県立口加高同窓会などを中心に"草の根選挙"を展開。元防衛相の久間章生の秘書を務めていたこともアピールし、久間の地元、南島原市などでの浸透を図る。加藤の地盤の島原、奥村の出身地の雲仙に挟まれた南島原は、両陣営の草刈り場となっている。

 公示日、奥村は諫早市で出陣式を終えると、島原半島に直行。南島原市加津佐町で「3年前の夏、久間先生が涙をのまれた。出馬を決断した理由の一つは久間先生の後を継ぎたいという強い思いからだ」と訴えた。今回の衆院選で、久間が加藤と公認争いをしたこともあり、南島原の自民支部には事実上の自主投票とした組織もあり、勝手連的に奥村を支援する動きも広がっている。

 3年前の衆院選で自民が逆風を受ける中、奥村は久間支持を明確に打ち出した数少ない首長だったことも、奥村を支援する動きを後押ししている。

 こうした中、自民は元県議会議長で南島原市に地盤を持つ末吉光徳を比例代表九州ブロック単独候補に擁立した。久間の支持者の一人は「自民支持者の票が奥村に流れないために、くぎを刺したのだろう」と指摘する。島原半島での保守2人の闘いは激しさを増している。

 民主前職の川越孝洋は公示日や最初の週末の8日に島原半島入りし、支持拡大を目指している。2区には共産新人の矢崎勝己と無所属新人の森文義も立候補している。=敬称略=

7834チバQ:2012/12/10(月) 00:51:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20121208-OYT8T01005.htm
[衆院選]公示後初の週末激戦1区ルポ

 民主党政権の継続か、自民、公明両党の政権復帰かを最大の焦点とし、第3極の支持の広がりも注目される衆院選。選挙戦は中盤に入り、各候補は選挙区の中心市街地などで支持拡大に声をからしている。公示後初めての週末を迎えた8日、県内最激戦区とされる熊本1区の戦いぶりを追った。(北川洋平、緒方裕明)

 8日午前11時。日本維新の会前議員・松野頼久は、熊本市中央区の子飼商店街を駆けずり回っていた。「苦労してます」「助けてください。お願いします」。商店主や買い物客に次々と頭を下げる。必死の訴えが危機感を物語っていた。

 松野は過去4回、民主党公認で当選した。政権交代をかけた前回は次点に4万票差の大勝。鳩山政権下では官房副長官を務めるなど活躍した。

 だが、維新の会から立候補した今回は、注目を集める第3極ながら、浸透に苦しむ。読売新聞社の序盤情勢調査では、自民党元議員・木原稔との激しい競り合いが判明。連合票を失ったことや離党への反発も影響したとの見方がある。

 維新の会国会議員団幹事長という立場も悩ましい。

 8日は午後から3区の維新の会新人の応援に入り、1区は“あるじ”不在の選挙カーが走った。

 「党幹部としての責任を果たしているのだが、自分の選挙も厳しい……」。公示後、応援で県外へ出たこともあり、陣営幹部は苦しげに言った。

   ◇

 「TPP(環太平洋経済連携協定)は論外だ。(農業県の)熊本に軸足があるなら、賛成とは言えない」。同日、木原は各地で街頭に立ち、声をはりあげた。

 TPPを巡っては自民党が「聖域なき関税撤廃を条件とするなら反対」とするのに対し、維新の会は交渉に参加したうえで賛否を決める立場。木原の演説は、両党の違いを強調する内容となった。

 木原は、最初の国政挑戦となった2005年の衆院選は比例選で復活。09年は惨敗し涙をのんだ。3年あまりの浪人生活を経て、「背水の陣の覚悟」(陣営)で戦っている。

 8日は街頭演説のほか、個人演説会も精力的にこなした。一方、県議ら支援者約200人はローラー作戦を行い、総動員による組織型選挙を展開した。

 「われわれは前回以上の戦いをしているとの自負がある」と陣営幹部。ただ、序盤情勢は松野と互角との結果。「有権者の評価がどうなっているか分からない。緩みはないが、手探りの部分は大きい」と激戦の中で不安ものぞかせた。

   ◇

 序盤情勢調査で松野、木原を追っているとの結果が出た民主党新人・池崎一郎は、この日正午過ぎ、同市中央区の公園で決起集会を開いた。連合熊本傘下の労組組合員ら約1000人を前に「厳しい逆風の中での選挙だが、どうか最後まで、力を貸していただきたい」と支援を訴えた。

 「解散直前に立候補が決まったため出遅れた。知名度の低さも響いている」と陣営幹部。ただ、「組織内を固め切れていない分、支持を広げられるはず。各組合を足場に浸透を図る」と巻き返しを誓った。

 一方、共産党新人・山部洋史は、同市東部の住宅地などを中心に遊説。13か所で街頭演説を行い、「原発即時ゼロ」「消費税増税中止」などと主張。無所属新人・倉田千代喜は独自の戦いを展開した。(敬称略)

(2012年12月9日 読売新聞)

7835チバQ:2012/12/10(月) 00:51:44
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-12-09_42553
衆院選:激戦3区 課題は基地・経済


社会 2012年12月9日 09時50分

(15時間1分前に更新)

 衆院選公示後初の週末となった8日、激戦の沖縄3区の候補者たちは県内一広い本島中北部の選挙区を走り回った。最大の課題を聞くと、米軍普天間飛行場移設と経済政策が挙がり、それぞれ解決の道筋を示した。

 大城俊男さん(45)は、日本維新の会の橋下徹代表代行と自分のポスターを2枚並べて張った選挙カーで中部を遊説。運動員が「支援団体がないからこそ、しがらみもない」とアピールした。普天間の移設先が3区の名護市辺野古とされており、大城さんは「16年動いていない。これから知恵が必要になる」と指摘した。

 宮里昇さん(65)は出身の名護市を回った。市営市場では、客や店主らに名刺を渡し「消費税増税をさせません」と、共産党の政策を説明。地元の課題は環太平洋連携協定(TPP)だとし、「基幹作物のサトウキビ、畜産が打撃を受ける。特に伊江島などの離島では経済が成り立たなくなる」と危機感を募らせた。

 自民党の川口順子参院議員の応援を得て、うるま市で街頭に立った比嘉奈津美さん(54)。「自公政権に戻すしかない。中北部の振興なくして沖縄の発展なし」と訴えた。最大の課題に掲げるのは経済活性化。「那覇空港第2滑走路の次は港。中城港や本部港に定期航路を誘致し、働く場をつくる」と意気込みを語った。

 日本未来の党の玉城デニーさん(53)は、沖縄市の植木市などを訪問した後、うるま市内を自転車で移動してスポット演説。「消費増税、TPP、普天間移設に反対し、代案を示す」と力を込めた。3区を回って実感するのは貧困の問題だといい、「教育や地域間の格差を、一括交付金を使って解消する」と話した。

 政権与党、民主党の看板を背負う崎浜宏信さん(56)。選挙カーで沖縄市、うるま市を回りながら、運動員が「逆風の中、あえて民主党から立候補した。本当に責任感がある人だけが残った」と強調した。3区の課題について、崎浜さんは「普天間移設も経済振興も、民主党県連の政策で解決できる」と支持を訴えた。

7836チバQ:2012/12/10(月) 00:52:44
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/46syuin/news/20121209/937725
【衆院選】 29年ぶり師走選挙 激戦の栃木2区ルポ
(12月9日 朝刊)
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 衆院選公示後初の土曜日となった8日、県内の各候補者は週末の人出を目当てに東奔西走した。選挙戦序盤の情勢調査で「激戦」が伝えられた栃木2区。名乗りを上げた4候補者は選挙カーで広い選挙区を駆け巡り、支持を呼び掛けた。29年ぶりとなった12月の総選挙。各陣営は「寒さも強敵」と気を引き締めている。

 「逆風の中、勝つのは容易ではありません」。午前10時半すぎ、民主党前職の福田昭夫氏は塩谷町役場前で約30人の町民らを前に訴えた。福田氏は塩谷町やさくら市、高根沢町の住宅街を選挙カーで回り、スーパー駐車場付近で街頭演説を重ねた。

 狙いは無党派層への支持拡大。国政の課題として景気回復と雇用の場の確保、脱原発などを訴えた。師走選挙は初めてという福田氏は「快眠、快食が風邪を引かないコツ」と笑顔。車中から有権者に手を振るウグイス嬢は手袋を3枚重ねて寒さをしのいだ。

 自民党元職の西川公也氏は午前9時、「かぬまプレミアム付きニコニコ商品券」の販売を始めた鹿沼商工会議所で市民にあいさつ。同商品券も貴重な経済支援とし、「建設国債による公共事業で景気回復が必要」と強調した。午後は、まちの駅・新鹿沼宿で街頭演説し、「今こそ大型補正を組んで日本の経済を動かすべきとき」と力強く訴えた。

 山間部が多く選挙区も広い2区。西川氏は「本当に倒れては駄目だが、倒れる寸前まで走らねば」と表情を引き締めた。

 「西と東の両横綱に挟まれる中で、平幕が優勝するには日々の稽古しかない」と自らを例えた、みんなの党新人の柏倉祐司氏。「草の根」の原点である街頭演説に力を入れる。この日も事務所がある鹿沼市から10回程度こなした。

 午後6時すぎ、日光市の商業施設駐車場に到着。日光連山からの吹き下ろしで気温は2度まで下がった。カイロを手袋の中にも忍ばせたが、防寒対策は十分とはいえない。

 だが、身ぶり手ぶりを交えた演説で熱弁を振るうと「寒くなればなるほど、選挙は熱くなってくる」と顔を紅潮させていた。

 共産党新人の藤井豊氏は鹿沼市内の住宅地などを集中的に遊説。7日夕に発生した地震を引き合いに出し、「地震大国の日本に原発は間違い。即時廃止の主張はわが党だけ」と強調した。藤井氏は「足尾育ちですから寒さは強い」と苦笑した。

7837チバQ:2012/12/10(月) 00:53:43
埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news12/09/07.html
存亡懸ける共産、社民 「今こそ出番」 ぶれない存在感
 民主、自民の二大政党に、第三極勢力がどこまで食い込めるかが焦点となっている今回の衆院選。老舗政党の共産、社民は埋没の危機に直面するも、「今こそ、わが党の出番」と筋の通ったぶれない主張を展開、存在感をアピールし、議席増を目指している=敬称略。

■90年の歴史

 「共産党は政党助成金を一切受け取らず、自前の財政で活動し、公約を守ってきた政党らしい政党です」

 公示日の4日、埼玉3区から出馬した共産新人の広瀬伸一(56)は草加市内で行った第一声で、90年の歴史を誇る党の一貫性を強調した。

 前回、小選挙区の擁立は6選挙区にとどめたが、今回は民主、自民への批判票の受け皿となるべく、全15小選挙区に擁立。比例票の上積みで比例北関東ブロックの議席倍増(現在は1議席)を目指す。

 改革ビジョンで「即時原発ゼロ」をはじめ、消費税増税の中止、環太平洋連携協定(TPP)参加阻止などを提唱。8日には党委員長志位和夫が大宮駅西口で街頭演説し、「1票入れても行方不明になってしまう党には、日本の未来は託せない。1世紀近い歴史に試された政党。入れて安心、共産党」と支持を訴えた。

■憲法改悪許さない

 「社民党は戦後、一貫して日本を支え、自民党に意見しながら素晴らしい日本をつくってきた。昨日や今日生まれた政党ではありません」

 JR浦和駅東口で4日、社民党が県内の小選挙区で唯一擁立した1区の川上康正(48)は、党首福島瑞穂らと、社民党の存在意義を訴えた。

 街宣車やのぼりには“譲れない”3本柱に掲げる「原発ゼロ」「憲法」「消費増税NO」の文字。とりわけ憲法には強いこだわりを持つ。

 党県連合代表佐藤征治郎は「一部の政党からは公然と憲法改正を掲げ、国防軍の設置や自衛隊の海外派遣を主張する動きが出ている。社民党は、平和憲法を暮らしの中に生かすことを活動の柱にしてきた。戦争につながる憲法改悪は許さない」と語気を強める。

 前回、比例北関東ブロックの「虎の子」の1議席を失った。比例単独で県連合幹事長の松沢悦子(64)を擁立し、議席回復を狙う。

■厳しい戦い

 共産党県委員長の小松崎久仁夫は「民主党も“アメリカ言いなり・財界中心”の自民党型政治の枠から抜け出せなかった。第三極と呼ばれる新党も同じこと。国民の中にある、新しい政治を求める流れに応えたい」とし、社民の佐藤も「5年後、10年後に日本が夢のある世の中になっているか、絶望のふちに立たされているのか、それを決める“曲がり角選挙”。党の存亡を懸け、全力で戦う」と、歴史、実績を前面に存在感を示したい両党。

 しかし、報道各社の序盤情勢分析で現有議席の確保さえもおぼつかない結果が示されるなど、選挙戦は厳しい状況が続く。

 「歴史と政策はしっかりしていても、それを有権者にどう浸透させるか」と両党関係者は課題を挙げる。16日の投票日に向け、存亡を懸けた戦いが続く。

7838チバQ:2012/12/10(月) 00:57:59
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012120802000246.html
西三河、組織票の動き不透明
 政権交代の可能性が浮上している今回の衆院選では、新党の離合集散や公約の変更が相次ぐこともあって、組織票の動きにも不透明感が漂っている。西三河地方でも、前回とは推薦先を変更したり、中立を決めたりと複雑な状況だ。

 推薦先を変えたのは岡崎市医師連盟だ。前回は民主候補、今回は自民候補。幹部は「政党の離合集散が目立つ中、連盟の指針を政治に反映してくれるであろう候補に決めた」と説明する。

 中立派は、岡崎市の岡崎商工会議所や安城市の日本商工連盟安城支部(安城商工会議所)などだ。安城支部の場合、自民候補を推薦しているが「実質的には自由投票」と関係者。安城市医師連盟(安城市医師会)や安城市歯科医師連盟(安城市歯科医師会)のように、民主と自民の両方を推薦して中立の姿勢を示すところもある。碧南商工会議所は自由投票。

 ただ、近年は組織票そのものに変化が生じている。岡崎市のJAあいち三河と安城市のJAあいち中央は、農業への影響が懸念される環太平洋連携協定(TPP)への参加反対を掲げる自民候補を推薦したが、一部には「投票行動を強制するわけにはいかず、締め付けはしていない」との声がある。

 連合愛知もこれまで通り民主候補を推薦し、自動車産業が支える西三河地区の「絶大な集票力」で貢献しようとしているが「組合員の中にも民主への不満があり、特に若い世代は不透明」とみる向きも。

 農業も盛んな地域では「家族の中でも投票先が分かれる」という。JA組合員の米農家の男性(61)は「息子はトヨタ系の自動車部品製造会社の社員で組合員だから」。

 こうした中、組織票を頼りにしてきた既成政党の幹部らには危機感が漂う。「推薦で多くの票が入った十年ほど前とは様変わりした。浮動票が増えているのも不安要素だ」

 一方で、日本未来の党や日本維新の会のように、地方組織の整備が間に合わなかった新党勢は、組織票に頼ることが難しい。ある陣営の幹部は「積極的に推薦を取るのではなく、若者や女性といった浮動票を狙う」と話す。

 業界の推薦が少ない共産陣営の幹部は「組織に頼らずに草の根の運動で支援の輪を広げたい」と意に介していない。

(衆院選取材班)

7839チバQ:2012/12/10(月) 00:58:41
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012120902000177.html
公明「平和の党」強調 自民のタカ派色警戒
 公明党の山口那津男代表は八日、自民党が衆院選公約に改憲を盛り込んだことについて、広島市で記者団に「自民党が主張する九条改正に、われわれはくみしない。憲法上、集団的自衛権(行使)が許されないとの政府解釈も妥当で、変える必要はない」と明言した。公明党は衆院選後、自公両党による政権復帰を視野に入れているが、政界の右傾化には一段と警戒感を強めている。

 公明党は広島県内の小選挙区に候補者を立てていないが、山口氏は八日、被爆地・広島市で街頭演説し「公明党は、核兵器のない世界を目指すオバマ米大統領に広島、長崎に来てもらうようルース駐日米大使を通じて要請した」などと「平和の党」を強調した。

 自民党の石破茂幹事長も八日、広島市で街頭演説したが、山口氏とは対照的に核問題には触れなかった。

 公明党が衆院選後に目指すのは「現実的な政権運営」(山口氏)。自民党との共同歩調を意識し、山口氏は四日の衆院選公示前は改憲姿勢にも「党として独自の政策を掲げるのは当然」と一定の理解を示していた。

 しかし、公明党にとって「非現実的」な自民党のタカ派色が薄まる気配がなく、放置しておけば、選挙後の政策合意が難航する可能性が浮上。ブレーキをかける必要があると判断したようだ。

 山口氏は、自民党の安倍晋三総裁が改憲で公明党に配慮し、いきなり「国防軍」を創設する九条でなく、まずは改憲手続き要件を緩和する九六条に取り組む考えを示したことにも「手続きを緩やかにするなら慎重に考えなければならない」とけん制した。

 公明党には、核兵器保有の研究をすべきだと主張する日本維新の会の石原慎太郎代表に対する反発も強い。

 山口氏は広島市で記者団に「自民党よりも、さらに右寄りとみられるが、国民が本当に(躍進を)望み、諸外国は歓迎するだろうか」と維新を批判。石原氏が自民党との連立に前向きな姿勢を示しているため、自民党にくぎを刺す狙いもあるとみられる。

(大杉はるか)

7840チバQ:2012/12/10(月) 01:00:15
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121209-OYT1T00240.htm?from=ylist
「選挙後」にらみ、自民に秋波も…みんな・維新

 日ごとに激しさを増す各党の舌戦は、衆院選後の政権の枠組みを巡る「神経戦」でもある。

 「みんなの党はいろんな人から『結婚しよう』と言われたが、乗らなかった。理念と政策が不一致のまま合流して結婚するとどうなるか。今の民主党のようになる」

 みんなの党の渡辺代表は8日午後、神奈川県相模原市のJR橋本駅前での応援演説でこう述べ、民主党を皮肉りつつ、政策本位で行動する考えを強調した。

 各種世論調査で自民党の優勢が伝えられる中、みんなの党は「政策ごとに協力することは当然ある」(江田幹事長)と、選挙後の自民党への協力も視野に入れる。仮に自民党が政権に復帰しても、参院では公明党を合わせても過半数に届かず、第3極の政党が影響力を発揮できる可能性があるためだ。

 渡辺氏はこの日の演説でも、自民党を「バックには建設業界などの圧力団体がついている」と批判したが、「みんなの党は参院で11議席あるキャスチングボート勢力だ。通すべき法案はきちんと通す」と、選挙後の協力に含みを持たせた。

 選挙戦では批判しつつ、自民党との決定的な対立は避ける硬軟両様の構えは、日本維新の会も同様だ。

 「新聞を見て僕は頭がくらくらした。このままいったら、自民党は圧勝です。公共事業をどんどん繰り返す、3年前の状態に戻ることは、絶対に阻止したい」。維新の会の橋下代表代行は8日、名古屋市のJR名古屋駅前の街頭演説で声を張り上げた。同党の石原代表もJR岐阜駅前での演説で「私は25年間、自民党にいたが、駄目だと思って(衆院議員を)辞めた」と切り捨てた。

 だが、石原氏は4日のNHKの番組で、自民党との連立について「できると思う」と前向きに検討する考えを示しており、秋波を送ることも忘れない。

(2012年12月9日21時07分 読売新聞)

7841チバQ:2012/12/10(月) 01:01:07
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121208-OYT1T00832.htm
3日遅れ出陣式・書類の山にぼう然…新人手探り

 今回の衆院選では、公示直前になって「第3極」の政党から相次いで新人が立候補を決めた。

 短期間での準備、選挙に関する知識不足、党から十分な支援が得られないなど様々な課題を抱えながら、少しでも出遅れを取り戻そうと、手探りの活動が続いている。

 7日朝、日本未来の党の新人が、拡声機を片手に浜松市内に立っていた。廃校になった小学校の校庭に集まった有権者は15人ほど。公示から3日遅れで、やっと迎えた出陣式だった。

 この新人は「他の候補者からは遅れたが、残った時間でベストを尽くしたい」と、あくまで前向きだ。

 党から静岡7区での公認の連絡を受けたのは、出馬を諦めかけていた公示4日前。慌てて作った書類には次々と不備が見つかり、事前審査は公示当日の未明まで続いた。「もう駄目なんじゃないかと、何度も思った」と振り返る。

 6日にポスターは完成したが、たすきや遊説カーに取り付ける看板は間に合わなかった。投開票日まで、軽乗用車にポスターを貼りつけ、自ら運転して選挙区を回るという。それでも「焦りは全くない。五輪選手ではないけれど、出られることがうれしい」と、晴れ晴れとした表情だ。

 静岡2区に立候補した日本維新の会新人は、公示15日前の11月19日に党の公認が内定した。

 21日に静岡県庁で開かれた立候補予定者説明会では、他陣営の多くがスタッフを出席させていた。予定者本人が来ている陣営はほとんどなかった。選挙では膨大な書類作成が必要ということも知らされ、ぼう然とした。「皆スタッフが手伝ってくれているのに、自分には選対委員長もいない。全部自分でやるのか。笑うしかない」と思ったという。

 だが、委員長には維新政治塾の塾生が名乗りを挙げ、親類、友人に片っ端から協力を呼びかけて、約1000か所にポスターを貼り終えた。「皆の協力のおかげで何とかやってこられた。今は一生懸命やるだけ」と力を込める。

 「あした大阪に来てくれ」。静岡1区に立候補した維新の会新人は、公示10日前の11月24日、突然、党からの電話で出馬を打診された。即決を迫られ、出馬を決意した。党の第6次公認だった。

 衆院選への出馬のために市議を辞職し、選挙ポスターには来年の市議選のために撮影していた写真を使用した。街頭演説の際、スピーカーの音量を調整するのは自分の役割だ。

 現在は少しでも知名度を上げようと、1日に25か所を目標に街頭演説を行っている。「大変だったのは公示前。後はしゃべるだけですから」とさばさばした表情だ。

(2012年12月9日09時40分 読売新聞)

7842チバQ:2012/12/10(月) 01:03:36
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121209/waf12120918080018-n1.htm
「東京では惨敗」橋下氏、必死の訴え 批判は自民党だけをターゲットに
2012.12.9 18:06 (1/2ページ)[west政治]
 衆院選の選挙期間中で唯一の日曜日となった9日、日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は大票田の東京都内で、繁華街を中心に維新候補者の応援演説を行い、「東京では惨敗の状況。みなさんの力を貸してください」と呼びかけた。一方、これまで批判してきた自公連立政権時代に言及する際には自民のみをターゲットにし、大阪府などで選挙協力を結ぶ公明への配慮をみせた。

 橋下氏は石原慎太郎代表とともに新宿や銀座で街頭演説。銀座では歩行者天国で大勢の聴衆が見守る中、都内の維新候補者がいずれも苦戦を強いられている情勢を強調。その上で、「日本は2つの道に分かれる分岐点にさしかかっている」とし、「(自民の)公共工事拡大路線、業界団体配慮路線か、それとも、(維新の)とことん既得権益に挑んで、若者が切磋琢磨(せっさたくま)しながらチャレンジできるような道を歩むのか」と二者択一を迫った。

 橋下氏は6日のさいたま市内での演説で「自民党、公明党で圧倒的な過半数を取るという。国民が失望感、嫌気の頂点に達していた政治に戻ってしまう」と批判し、公明大阪府本部関係者たちの反発を招いていた。この日は「3年前の失望感に満ちた、不満感ただよう、あの自民党の政治にもう一度戻すんでしょうか」と問いかけ、自民だけを対象とした。

7843チバQ:2012/12/10(月) 01:04:39
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121207/waf12120710280012-n1.htm
「小沢さんのイメージの影響も…」嘉田代表 苦戦の理由
2012.12.7 10:23 [衆院選]

 日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事は7日、各報道機関の世論調査で未来の苦戦が伝えられたことについて「(合流した)小沢(一郎)さんのイメージの影響もあると思う」との見解を示した。滋賀県庁で記者団の取材に応じた。

 嘉田氏は、小沢氏らとの連携に触れ「原発ゼロ社会や子供・若者・女性に優しい社会をつくるなど、政策に限った連携」と強調した。その一方で、「各地で遊説していると『小沢さんのファンなんだよ』と言って走り寄って来る方もいる」と小沢氏へのフォローも忘れなかった。

7844チバQ:2012/12/10(月) 01:05:33
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121204/waf12120412050026-n1.htm
【衆院選・大阪17区】
土壇場で分裂民主の西氏、結局未来の辻氏が舌戦 「堕落した政党」「風だのみ」
2012.12.4 12:05 [衆院選]
 民主が土壇場で分裂した大阪17区。公示わずか4日前に民主を離党し、未来から出馬した前職、辻恵氏(64)に対して、民主は急遽、新人の西哲史氏(35)を擁立した。混乱の元凶は民主か、離党者か。第一声から激しい舌戦を展開した。

 「民主は国民の期待を裏切った。挫折を乗り越え先頭に立ちたい」。午前9時すぎ、堺市中区の選挙事務所前で辻氏が訴えた。離党表明で「これで自分の信念に正直に行動できる」と語った辻氏だが、陣営は「未来に移ったことを知らない有権者も多い。とにかく街頭演説させる」と話す。

 西氏は堺市南区の選挙事務所前で気勢を上げた。決意表明で「足を引っ張ったのは『風』を頼りに他党へ移った人たち」と離党者を批判。今回は「準備が間に合わない」(民主府連関係者)との擁立反対論を、地元市議らが「辻氏には負けられない。なんとしても戦う」と主戦論で押し切った。

 大阪17区はほかに、維新新人の馬場伸幸氏(47)、自民元職の岡下信子氏(73)、共産新人の吉岡孝嘉氏(54)、無所属新人の奥田クスミ氏(65)も立候補を届け出た。

7845名無しさん:2012/12/10(月) 12:28:45
http://www.nnn.co.jp/news/121209/20121209006.html
2区、赤沢氏優位 衆院選本紙世論調査
2012年12月09日

 16日投開票の第46回衆院選について、新日本海新聞社は6、7の両日に鳥取県内の有権者千人を対象に実施した電話世論調査の結果を基に、本紙取材網で得た情報を加味し、鳥取1区、2区の情勢を探った。

 1区は、自民前職の石破茂氏(55)が、抜群の知名度と組織力を生かして自民、公明支持層をほぼ固め、民主支持層にも食い込んで他候補を圧倒。共産新人の塚田成幸氏(48)は伸び悩み、無所属新人の井上洋氏(63)は支持の広がりを欠く。

 2区は前回接戦を制した自民前職の赤沢亮正氏(51)が、雪辱を期す民主前職の湯原俊二氏(50)をリード。赤沢氏は前回、湯原氏に後れを取った大票田の米子市を含む全地域で優勢。湯原氏は無党派層の支持を固めきれず劣勢に立つ。共産新人の福住英行氏(37)は苦戦している。

7846名無しさん:2012/12/10(月) 13:13:06
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00236805.html
衆院選 自民党、単独過半数を大きく上回る勢い FNN世論調査

16日投開票の衆議院選挙について、FNNは全国世論調査を行い、取材を加味して情勢を探った。現時点で、自民党が小選挙区、比例代表とも優位に戦いを進め、単独で過半数を大きく上回る勢いで、公明党とともに、政権を奪還する可能性が高まっている。
調査は、9日までの4日間、全国の有権者4万3,347人を対象に実施した。
自民党(公示前118議席)は、前回2009年の衆議院選挙で惨敗した首都圏など、都市部を含めて全国的に復調していて、小選挙区と比例代表をあわせると、過半数を大きく上回る勢いとなっている。
自民党と連携する公明党(公示前21議席)も堅調で、自民・公明両党で、あわせて300議席を超える可能性もある。
一方、民主党は厳しい戦いで、公示前の230議席から激減し、100議席を割り込む情勢。
第3極の日本維新の会(公示前11議席)は、比例代表で民主党と肩を並べ、小選挙区とあわせて50議席前後を獲得する公算となっている。
また、みんなの党(公示前8議席)は、10議席台半ばと伸び悩み、日本未来の党は10議席台と、公示前の62議席から大きく減らすとみられる。
このほか、共産党(公示前9議席)は、公示前の議席を確保できるか微妙で、社民党(公示前5議席)と新党大地(公示前3議席)は、それぞれ現状維持が厳しい見通し。
国民新党(公示前2議席)と新党改革(公示前0議席)は、議席獲得が微妙な情勢となっている。
しかし、まだ投票行動を決めていない人が、小選挙区で3割、比例代表で2割いて、終盤にかけて情勢が変わる可能性もある。
(12/10 12:36)

7847名無しさん:2012/12/10(月) 13:20:07
>>7846
43000人って1選挙区あたり150人弱だから
FNNは大分控えめに予測してるなあ。

7848名無しさん:2012/12/10(月) 13:30:25
てか自民単独300オーバーコースでしょ。前回の民主308超えるか否かが焦点になりそう。新聞の情勢みて雪崩

7849名無しさん:2012/12/10(月) 13:34:54
自民は280あたりが最低ラインだなあ。

7850名無しさん:2012/12/10(月) 14:09:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121210/stt12121013010001-n1.htm
【衆院選】
橋下氏「逮捕されるかも…助けて」 公示後のツイッター更新で 
2012.12.10 12:52
 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は9日、東京・秋葉原の街頭演説で、衆院選公示後の自らのツイッターへの書き込みについて、「もしかしたら選挙後に(公職選挙法違反の疑いで)逮捕されるかもしれない。そのときは助けてください」と、呼び掛ける一幕があった。ただ、聴衆側から歓声などはなく反応は鈍かった。

 一方で橋下氏は「公選法に抵触する恐れがあると言われているが、僕はそれはないと思っている」とも述べ、合法であるとの認識を改めて示した。

 総務省によると、公選法では、パソコンなどに表示される画面は「文書図画」
にあたり、特定の候補者の当選を目標とした書き込みなど選挙活動とみなされる記述は同法に抵触する恐れがあるとしているが、具体的な法律違反の事実認定は捜査当局が行う。

 橋下氏は公選法のあり方について、「選挙の一番重要な時期に約1500人の候補者がインターネットで発言しないのは異常だ」と訴え、ネット選挙を禁止する規定の改正の必要性をアピールした。

 橋下氏の公示日以降のツイッター更新をめぐっては、藤村修官房長官が5日、「公職選挙法の規定に抵触する恐れが強い」と牽制(けんせい)。しかし、橋下氏は「総務省の見解を踏まえているから、選挙運動にはあたらない」とし、書き込みを続けている。

7851名無しさん:2012/12/10(月) 14:58:41
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121210-OYS1T00106.htm
民主「牙城」も危機感、支持者「必死やね」

 衆院選(16日投開票)では、民主党のベテラン候補が長年確保してきた議席を維持しようと躍起だ。福岡、長崎の1区では、小選挙区導入以来、無敗の閣僚経験者が新人らの挑戦を受け、「民主の牙城」を巡る攻防が繰り広げられている。

 「私の携帯電話には、被災地の首長たちの番号がいくつも入っています」。8日夜、福岡市内で開かれた集会。民主党前議員・松本龍候補は、被災地との関係の深さを強調した。「被災地で雇用を生み出す政策を打ち出した」「医療体制も充実させた」。日頃はほとんど口にしない、防災相時代の実績を次々と並べた。「逆風をはね返そう」と気勢を上げる会場。支持者の一人は言う。「龍ちゃんも必死やね」

 「被差別部落解放運動の父」と呼ばれた松本治一郎・元参院副議長(故人)を祖父に持つ3世議員。保守層にも広がる厚い支持基盤を背景に当選を重ねてきた。

 だが、今回は様相が異なる。民主党への逆風、被災地での発言を巡る大臣辞任……。

 陣営は、閣僚時代に取り組んだ政策をアピールし、支持の拡大に懸命だ。9日には被災地の村議会議長を招き、街頭演説も行う。

 「横から斜めから風が吹いている。一番厳しい選挙になるかもしれない」と松本候補。かつてない危機感をにじませながら、選挙区を奔走する。

     ◇

 自民党新人・井上貴博候補は「1区の歴史を変える」と対決姿勢を鮮明にする。

 同市博多区を地盤に、祖父から3代続いて県議。公認争いの末、立候補が決まったのは公示5日前。党県議、市議のほか、青年会議所時代の仲間や推薦団体の支援を受ける。

 ただ、公認を巡る感情的なしこりから、県連内には「一枚岩になれない」との声もあった。公認争いの相手を推していたのは党の東区支部。同区内では、公示後もほとんど集会を開けていない状態だ。

 それでも投票を約1週間後に控え、東区の議員らから、地域のイベントに案内されるようになった。著名人も続々応援に駆け付ける予定だ。

 マスコミの世論調査では優勢も伝えられる。井上候補は「態勢が整ってきた。有権者の反応も悪くない」と、短期決戦を駆け抜ける覚悟だ。

 共産党新人・比江嶋俊和候補は、街頭演説を重ね、消費増税反対などを訴える。みんなの党新人・竹内今日生候補は、JRの駅などで国会議員の定数削減などを主張。無所属新人・犬丸勝子候補は、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加に反対している。

(2012年12月9日 読売新聞)

7852名無しさん:2012/12/10(月) 15:01:37
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/politics/113734
自民優勢、民主は苦境 乱立で第三極伸び悩む 本社世論調査
2012年12月10日 10:32
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 16日投開票の衆院選を前に、千葉日報社は5〜7日、県内の有権者を対象に電話による世論調査を行い、中盤の情勢を探った。県内13小選挙区のうち、政権復帰を目指す自民党が9選挙区で優位な戦い。民主党の優勢は都市部の2選挙区のみで、残る2選挙区で自民と激しく競り合う。日本維新の会や日本未来の党など「第三極」は競合する各区で支持が分散し、伸び悩んでいる。ただ、全体の8割以上が今回衆院選に関心があると答える一方で、投票態度を明らかにしない人の割合も高く、情勢が大きく変わる可能性もある。

 県内では小選挙区に過去最多の66人、比例南関東ブロックには本県関係者7人が立候補している。

 2選挙区に候補者を擁立できなかった民主は4区で優勢、1区でややリードするが、全体では厳しい戦い。6、9区では自民と接戦を展開する。

 民主党政権への批判に加え、第三極政党の乱立で支持が分散したことで、組織力のある自民が多くの選挙区で支持を取り戻してきたとみられる。

 政党支持率は自民が26・2%で、民主の17・3%を上回った。第三極は維新は7・3%、みんなの党4・0%、未来2・2%。

 比例代表の投票先をみると、自民23・5%、民主12・2%でそれぞれの政党支持率を下回った一方、維新は12・2%、みんな5・6%、未来4・9%と支持率を上回った。

7853名無しさん:2012/12/10(月) 16:57:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012121000605
自民、絶対安定多数の勢い=民主激減、100議席割れも−衆院選情勢【12衆院選】

 16日投開票の衆院選を前に、時事通信社は全国の有権者を対象に電話世論調査(7〜9日)を実施し、支社局の取材を加味して情勢を探った。自民党は小選挙区、比例代表ともに優位に立っており、単独で過半数の241議席を超え、絶対安定多数(269議席)も上回る勢い。民主党は公示前勢力(230議席)から激減し、100議席を割り込む見通しだ。日本未来の党や日本維新の会など「第三極」陣営は広がりを欠いている。

 衆院選には小選挙区(300議席)に1294人、重複を除く比例(180議席)に210人の計1504人が立候補している。

 自民党は、北信越や中国、四国など同党の地盤が強固な地域で優勢となっているのに加え、前回は惨敗した東京や神奈川などの都市部でも復調。120を超える選挙区で、公認候補が当選圏に入った。民主党などと接戦を展開している選挙区も多く、最終的には200議席を突破する公算。比例でも60議席超に達する見通しで、衆院の全常任委員会で委員長ポストを独占した上、過半数の委員を握る絶対安定多数の獲得が濃厚だ。

 共闘する公明党も堅調な戦いを進めており、前回全滅した小選挙区は、擁立した9人全員が当選する可能性もある。比例と合わせ30議席をうかがう。

 一方、民主党は首都圏をはじめ全国で苦戦している。前回は221勝だった小選挙区で、議席獲得が視野に入ったのは40程度。比例も前回の87議席を大きく下回るのは確実で、100議席割れは不可避な情勢。最終的に70議席台に落ち込む可能性がある。

 第三極陣営では、公示直前に旗揚げした日本未来の党が小選挙区で苦戦しており、比例と合わせても10議席程度にとどまる見通し。日本維新の会は近畿で健闘しているが、全国的には浸透し切れておらず、50議席に届くかは微妙だ。みんなの党も公示前の8議席からは伸びるものの、10議席台にとどまりそうだ。

 共産党は議席が見込めるのは比例のみで、公示前の9議席確保は難しい情勢。社民党も退潮傾向に歯止めがかからず、公示前の5議席から後退しそうだ。新党大地は比例で1議席が見込めるが、小選挙区では苦戦。国民新党、新党日本は議席を失いかねず、新党改革の議席獲得も厳しい。 (2012/12/10-16:46)

7854名無しさん:2012/12/10(月) 17:42:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012121000662
未来、小沢氏前面に=首都で街頭演説【12衆院選】

街頭で支持を訴える日本未来の党の小沢一郎氏=10日、東京都板橋区

 日本未来の党随一の実力者である小沢一郎氏は10日、東京都内6カ所で街頭演説し、「自民党政権に戻していいのか」などと支持を訴えた。小沢氏が選挙期間中、大都市圏で演説するのは異例だ。報道各社の世論調査で未来の苦戦が伝えられたことで、表立った選挙運動をしてこなかった小沢氏が前面に出ざるを得なくなったようだ。

 小沢氏の選挙戦術は、他党の幹部があまり行かない郡部を重視するのが基本的な手法で、「川上戦術」と呼ばれる。今回の衆院選も第一声を愛媛県久万高原町で上げた。選挙を知り尽くす小沢氏が今回、選挙戦中盤で流儀を変えたところに焦りがうかがえる。

 小沢氏は消費増税を争点化することで、民主、自民、公明3党への批判票を取り込む戦略を描いていたが、未来の支持率に反映されているとは言い難いのは誤算だった。公約の多くを果たせなかった民主党政権の総括を、小沢氏ら政権離脱組も迫られているとみられる。墨田区押上では、通りがかりの男が小沢氏に唾を吐きかけようとする一幕もあり、小沢氏の苦境を印象付けた。 (2012/12/10-17:22)

7855とはずがたり:2012/12/10(月) 18:58:06
>>7794-7797

旧ホントは社民支持@鹿児島市さんから詳細な立候補者データ及び予想を頂きましたのでupさせていただきます!
http://tohazugatali.digi2.jp/politics/Decision2012.xlsx

7856名無しさん:2012/12/10(月) 19:57:45
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_561162
キャンプカーで選挙応援=移動は未明に―石破自民幹事長【12衆院選】
2012年 12月 10日 19:12 JST

 16日投開票の衆院選に向け、地方遊説で全国を飛び回る自民党の石破茂幹事長が「新兵器」としてキャンピングカーを導入した。電車や飛行機が動いていない未明に移動し、日中の時間を選挙運動に有効活用するためだ。

 石破氏は11日午前0時すぎにキャンピングカーで党本部を出発。早朝に新潟市入りし、競りで活気づく市場を回る。党内には「始発でも大差ないのに…」との声もあるが、石破氏としては限界まで票集めに駆け回る姿を見せ、党内を引き締める狙いもある。 

[時事通信社]

7857チバQ:2012/12/10(月) 20:04:08
寝台列車は使ってるのか?

7858名無しさん:2012/12/10(月) 20:06:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012121000824
「優勢」自民、取りこぼし警戒=民主、80選挙区をてこ入れ【12衆院選】

 衆院選の投開票日(16日)まで1週間を切り、選挙戦は後半戦に突入した。優位に立つ自民党は取りこぼしを警戒し、引き締めを強める方針。これに対し、劣勢の民主党や「第三極」勢力は挽回に全力を挙げる。

 「ここは難しい選挙区だ。どうか力を与えてほしい」。自民党の安倍晋三総裁は10日、長野市での街頭演説で、かすれた声を振り絞りながら支持拡大を訴えた。

 同党調査では、民主党などとの接戦区は公示前に70程度あった。しかし、報道各社が一斉に「自民優勢」を伝えた後、「相手陣営の動きが鈍り、当落の傾向がはっきりしてきた。接戦区は50程度に減りつつある」(選対関係者)という。

 自民党は今後、なお小差で競っている選挙区に幹部を投入し、上積みを目指す。二枚看板の安倍氏と石破茂幹事長が手分けし、神奈川や新潟両県などの激戦区を遊説。また人気が高い小泉進次郎青年局長を東北の選挙区に投入する。

 これに対し、民主党は重点区を約80に絞り込み、野田佳彦首相ら幹部を集中させる。当落線上の候補が少なくなく、巻き返しは可能との判断からだ。

 首相は10日午後、埼玉県や東京都を遊説。埼玉県志木市での街頭演説では、同日発売の月刊誌に掲載された安倍氏の論文に触れ「戦後の歴史から日本を取り戻すという。時計の針を戦前まで戻してしまう危うさを感じた」と、安倍氏の「右傾化」を厳しく批判した。

 ただ、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射の予告期間に入り、首相は11日以降も午前中は官邸で待機を余儀なくされる。遊説に使える時間が限られることから、同党には焦りの色も浮かぶ。

 第三極では、情勢の明暗が分かれた。民主党に迫る勢いの日本維新の会は「まだ伸びる余地がある」として、攻撃の照準を自民党に設定。維新の石原慎太郎代表は都内で街頭演説し、「どの政党に何を期待するか、何をさせるかをじっくり考えて大事な選択をしていただきたい」と声を張り上げた。一方、各選挙区で厳しい戦いを続けている日本未来の党の嘉田由紀子代表は名古屋市内で演説し、「女性が活躍できる日本にしたい。鉛筆を持ったら未来の党」と強調。独自色を掲げて巻き返しに懸命だ。(2012/12/10-19:51)

7859旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/10(月) 20:46:48
>>7855
ありがとうございますっ!
使われた方は御意見・御感想などもお聞かせいただけましたら幸いです。

今日,各候補の選挙事務所行脚をしました。詳細は雑談スレにて。

7860チバQ:2012/12/10(月) 20:55:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121210/elc12121014220002-n1.htm
どこにも負けへんで! 早さ競う開票作業 “自治体バトル”過熱
2012.12.10 14:19 (1/2ページ)

開票スピードアップに取り組む大阪市北区。担当ごとに色分けした腕章やトランシーバーを使い全国トップを狙う=大阪市北区役所(梶原紀尚撮影)
 16日の衆院選投開票に向け、各自治体が開票作業の効率化に創意工夫を重ねている。有権者により早く結果を知らせる目的のほか、人件費抑制にもつながるためだ。過去の参院選での開票時間や効率性を全国的に比較すると、大阪市や堺市の健闘ぶりが光る。今回も両市をはじめ、上位を目指す「自治体間バトル」がヒートアップしている。

 自治体の開票スピードを研究している早稲田大学マニフェスト研究所(東京)によると、平成22年の参院選で、開票開始から比例代表の開票終了までにかかった作業が最も効率的だったのは、職員1人が1分当たり3.92票を処理した堺市南区。次いで同市北区(3.41票)、同市堺区(3.15票)と堺市で1〜3位を独占したほか、トップ10に5区が入った。

 南区選管によると、用紙の仕分けには、票をまとめるのに最適な大きさのイチゴパックを利用。郵便物を仕分ける際に使う区分棚を候補者ごとに使うなど工夫を凝らした。

 作業中に手の空いている職員がいないよう人員配置にも細心の注意を払ったといい、「開票効率日本一を目指し、職員にも高いモチベーションがあった」と振り返る。

 一方、堺市に隣接する大阪市。所要時間のみが指標だった16年の参院選では、首位の西区をはじめ5区がトップ10入りを果たしたが、指標に開票効率も加わった22年には、堺市に水をあけられた。

 大阪市では、昭和31年から市と各区選管の係長らが定期的に「選挙事務研究会」を開き、開票作業の効率化を図ってきた。

 中でも、今回は大阪市北区が首位奪還に意欲をみせる。平成21年の衆院選では、所要時間が2時間32分で市内24区中トップだった。8月に公募で選ばれた前兵庫県加西市長の中川暢三(ちょうぞう)区長は「大阪市トップの成績に甘んじることなく、さらに上を目指せ」と現場にはっぱを掛けている。

 北区では開票、点検、計算など、担当別に4種類に色分けした腕章を着用し「見える化」で作業を効率化。異なる部署の職員同士で同じ業務を担当させ、なれ合いに陥らないようマネジメントも工夫している。

 担当者は「正確さとスピードの両方を追求して結果を出したい」と“雪辱”を誓っている。

7861名無しさん:2012/12/10(月) 20:59:35
>>7859
データの密度が濃いねえ。
ただし糞重いけどw

7862チバQ:2012/12/10(月) 21:04:22
http://mainichi.jp/select/news/20121210mog00m010002000c.html
衆院選:陣営の“顔”様変わり 神棚・ダルマ減る事務所 建物は元病院、少ない為書き…
2012年12月10日

 神頼みの神棚と当選を祝うダルマ、そして壁には支援者や党関係者が当選を祈る無数の「為書(ためが)き」−−。選挙事務所のかつての日常風景が、大きく変わろうとしている。神棚やダルマを用意する陣営が大きく減ったほか、為書きをほとんど貼らない陣営も少なくない。各陣営の「顔」でもある、昨今の選挙事務所“事情”を探った。【まとめ・石川貴教】

 元病院だった建物には、待合室の長いすや診察料を支払うカウンターが残る。壁を覆う為書きは10枚いくか、いかないか。神戸市内の新人の事務所の光景だ。辺りを漂う消毒液の臭いにも「もう慣れた」(陣営幹部)と気にするそぶりはない。

 この光景は、特に珍しいケースというわけでもない。毎日新聞が兵庫県内の12小選挙区に立候補した計50人の選挙事務所を調べたところ、公示日の4日になって事務所を借りたり、為書きも1桁にとどまる事務所が少なくないことが分かった。

 もちろん、候補者の信念としてそうしている場合もある。ただ、「仮の事務所のつもりだったが、時間がなかった」(別の新人の陣営関係者)など「第三極」の政党を中心に、準備期間の短さから事務所の体裁まで手が回りにくい事情も背景にあるようだ。

 一方、前職や元職のベテランは、為書きの数も桁が違う。中には600枚もの為書きが壁一面を覆う事務所や、業界団体などの推薦状を100枚以上掲げる事務所もあった。

 また、ダルマを用意する陣営は1桁程度。「障害者に不快感を与えかねない」などと控える陣営が増えているようだ。神棚も半数以下の20陣営程度にとどまったが、それでも新人候補者の事務所にも約4割は用意されており、人気は根強い。

7863チバQ:2012/12/10(月) 21:47:32
>>7856-7857
やはり寝台列車使っているよう
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5203883.html
石破氏・小泉氏、“限界超える”遊説
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WMP高 WMP低

 衆議院選挙の戦略分析、10日は自民党です。寝台車で全国を飛び回る石破幹事長と、「マグロ」のように泳ぎ続けるという小泉青年局長。2枚看板を激戦区に集中させる戦略に出ています。過密な遊説に密着しました。

 衆院選公示日の沖縄。今回の選挙戦で「限界を超える」と意気込む人物がいました。

 「お願いにあがりましたのは、自民党、私が幹事長の石破茂であります」

 自民党の石破幹事長です。自ら率先してマイクを握り、街宣車で駈けめぐります。さらに・・・。この日、1日で沖縄の全選挙区を回りました。そして、このわずか数時間後、石破氏の姿は北海道にありました。広い北海道。プロペラ機での移動中も勉強に余念がありません。

 「(候補者の)訴えている政策や重点を置いているところ、あるいは選挙区情勢とか。今日はこの10区ですからね」(自民党 石破茂幹事長)

 全国各地を飛び回る石破氏。移動手段として選んだのが寝台列車でした。電車が趣味という石破幹事長。寝台列車で夜中に移動すれば、翌日は朝6時から動けるといいます。

 「移動するならば、できるだけ、選挙運動ができるマイクを持って、スピーカーを持って、できる時間には移動したくない。“非有効時間帯”って言うんですね。電車用語でね、鉄道用語かな」(自民党 石破茂幹事長)

 なぜ、そこまでやるのでしょうか?

 「指揮官たる者が一番つらい思いをしなくて誰がついてくるんだって話ですよ」(自民党 石破茂幹事長)

 今回、選挙応援のため、もう1人全国を飛び回っているのが小泉進次郎青年局長です。進次郎氏は今回の選挙戦で「マグロになる」といいます。

 「マグロは回遊魚だから、止まっていると死んじゃうからね。そういう気持ちで一生懸命頑張っています」(自民党 小泉進次郎青年局長)
 Q.立ち止まる暇もない?
 「いや、本当もう押し押しでね」

 石破氏、小泉氏、そして安倍総裁。自民党はこの3人が前面に出て、当落線上にある選挙区を中心に回っています。ただ、石破氏の遊説先では、こんな光景も見られました。

 「首相になってください」
 「将来の総理大臣」

 9月の総裁選ではライバル同士だった安倍総裁と石破氏。安倍氏が金融緩和や国防軍を強調したことに対して慎重な姿勢をのぞかせました。

 「(安倍氏の発言で)離れていく票もあるわけでね。本当に実際に政権とったときに、それができるのだろうかというのもある。非常に高い理想を掲げて打って出るタイプの総裁と、極めてリアリストな私との違いはそういうところに出るのかもしれないね」(自民党 石破茂幹事長)

 指揮官として党をまとめて選挙戦を戦い抜くことはできるのでしょうか。(10日15:26)

7865旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/10(月) 21:56:40
衆院選中盤情勢:自公 300議席超す勢い
http://mainichi.jp/select/news/20121211k0000m010075000c.html
 毎日新聞は16日投開票される第46回衆院選を控え、8〜10日に特別世論調査を実施し、全国の取材網の情報を加味して中盤情勢を探った。自民党は前回09年衆院選で民主党に議席を奪われた小選挙区の多くで優位に立ち、公明党と合わせ、300議席を超える勢い。前回308議席を得て政権交代を果たした民主党は、小選挙区、比例代表ともに激減し、80議席を切る見通しだ。日本維新の会は比例で第2党に躍進する可能性があり、全体で50議席以上をうかがう。
 衆院選は小選挙区300、比例代表180の定数480に対し、計1504人(重複立候補を除く)が立候補している。調査では小選挙区で約5割、比例代表で約2割の人が投票態度を明らかにしておらず、終盤情勢が変わる可能性もある。
 自民党は青森、秋田、新潟、富山、石川、福井、岐阜、鳥取、島根、広島、山口、徳島、高知、佐賀、大分の15県で小選挙区の議席を独占する勢い。小選挙区だけで240議席をうかがう。
 比例代表も全11ブロックで第1党となる可能性があり、60議席台の上積みを狙える。連立を組む公明党も全9小選挙区で優勢で30議席前後を確保。自公両党で衆院の3分の2(320議席)以上の議席を獲得すれば、参院で法案が否決されても再議決が可能だ。
 民主党は小選挙区で40議席を割る可能性があり、比例代表も30議席台となりそうだ。維新は大阪の7小選挙区で優位に立ち、5小選挙区で自民候補らと接戦。大阪以外でも前職らが議席を得て小選挙区で10議席以上、比例代表では30議席以上を確保しそうだ。
 みんなの党は議席倍増の可能性があり、日本未来の党は全体で10議席以下の見通し。共産党は改選前の9議席の確保が微妙で、社民党は小選挙区で1議席を確保するものの、比例は伸び悩んでいる。

7866旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/10(月) 22:04:57
>>7865
これ今までの情勢調査で,最も自民優勢の調査かも。
自:小240うかがう+比60台=300以上 + 公:30前後 =320〜330ってことか。

そして秋田・広島・徳島・佐賀・大分あたりの小選挙区自民独占予想。
寺田・亀井・仙谷・原口・吉良あたりも小選挙区はアウトなのか。

なぜか鹿児島は入ってないな。

7867アーバン:2012/12/10(月) 22:07:22
>>7866
広島で亀井さん厳しいのか…
鹿児島は3区で野間さんが頑張っているかもね

7868旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/10(月) 22:08:41
比例投票先、自民29%…民主12%維新11%
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121210-OYT1T01077.htm?from=top
 読売新聞社は7〜9日、衆院選の第3回継続全国世論調査(電話方式)を実施した。
 衆院比例選の投票先について政党名を読み上げて聞いたところ、自民党が29%でトップとなり、民主党12%、日本維新の会11%などが続いた。
 公示直前の第2回調査(11月30日〜12月2日)と比べると、自民が10ポイント上昇し、ほぼ横ばいの民主、維新の会との差を広げた。日本未来の党は3%(前回5%)だった。
 投票先を「決めていない」と答えた人は26%(同32%)に減った。
 支持政党のない無党派層は42%(前回49%)に減り、その比例選投票先は自民15%がトップで、維新の会12%などが続いた。
 小選挙区での投票先は自民32%(同22%)、民主13%(同13%)、維新の会10%(同12%)の順だった。

7869旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/10(月) 22:10:30
公約の違い「分かりにくい」71% 朝日新聞世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/1210/TKY201212100396.html
 朝日新聞社は8〜9日、衆院選の第4回連続世論調査(電話)を実施した。各政党の公約の違いについて「分かりにくい」は71%で、「分かりやすい」の19%を引き離した。多くの政党が選挙に出ていることは「よくない」が54%で、「よい」の34%より多かった。
 衆院比例区投票先は、自民22%、民主14%、維新8%。決めていない人を含む「答えない・分からない」は40%だった。衆院解散直後の第1回(11月17、18日)、第2回(同24、25日)、第3回(12月1、2日)と比べると、自民は22%→23%→20%、民主も15%→13%→15%で、ほぼ横ばい。維新は6%→9%→9%。第2回で少し増えたものの、その後は伸び悩んでいる。

 どの政党に議席を伸ばしてほしいか、政党名を読み上げて聞くと、自民27%、維新18%、民主13%。過去3回をみると、自民は23%→25%→24%で、今回少し増えた。維新は16%→22%→17%と、第2回ではね上がったが、その後は10%台に戻った。民主は15%→14%→15%とほとんど横ばいだ。

 投票先を決める時に公約をどの程度意識するか、4択で聞くと、「意識する」は「大いに」25%、「ある程度」51%。「意識しない」は「あまり」18%、「まったく」4%だった。「大いに」は男性29%、女性22%。50代以上は3割台と高めだった。

 各党の公約の違いが「分かりやすい」という人は、比例区で民主に投票する層で28%、自民投票層で25%と、高めだった。

 多党化選挙については男性は「よい」が39%、女性は30%だった。年代でも差があり、20〜40代は「よくない」が4割前後だったが、50代は6割近くで、60代以上は7割に迫っている。比例区投票先でみると、自民投票層、民主投票層は6割で、公明投票層も多め。維新投票層は4割と少なめだった。

 衆院選にどの程度関心があるかを4択で聞くと、「関心がある」は「大いに」36%、「ある程度」42%。第1回調査では「大いに」は39%だったので、少し減った。「ある程度」は第1回は35%だったので、増えた。

7870名無しさん:2012/12/10(月) 22:15:34
>>7867
対立陣営から「○○さんは比例で受かります」されているんだと思う。
現実は「比例中国で未来ゼロ議席(by朝日)」だというのに。

7871チバQ:2012/12/10(月) 22:18:46
http://www.asahi.com/politics/update/1210/TKY201212100373.html
2012年12月10日21時3分
小沢一郎氏、公示日以来の街頭演説 ハト派前面に
街頭で日本未来の党への支持を訴える小沢一郎氏=10日午後1時29分、東京都北区、仙波理撮影

 日本未来の党の小沢一郎前衆院議員は10日、衆院選公示日以来の街頭演説に臨んだ。東京都内6カ所でマイクを握り、ハト派を前面に支持を訴えた。

 「核武装とか、『この国はけしからんからやっつけろ』とか。そんなことで国民の命と暮らしを守れるのか」。小沢氏はこの日、JR池袋駅や東京スカイツリー前でこう訴えた。

 小沢氏は公示日の4日、愛媛県久万高原町で第一声を上げてから、公の場に姿を見せなかった。「俺はあまり表に出ない」と周囲に漏らし、未来代表の嘉田由紀子滋賀県知事を「選挙の顔」にする構えだった。

 だが、結党間もない未来の知名度不足は否めず、候補者の一人は「街頭で政策と党名を訴えるしかない」と厳しい表情だ。こうした情勢を踏まえ、小沢氏は12日まで首都圏を中心に遊説などを行い、未来のテコ入れに乗り出す考えだ。小沢氏側近は「これから小沢さん本人が動く。小沢さんだけで500万票はとれる」と期待を寄せる。

7872チバQ:2012/12/10(月) 22:22:09
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121210_09.htm
衆院選秋田1区 民自、個人攻撃の応酬 政策論争そっちのけ

候補者の演説に聞き入る有権者。政策争点はかすんでいる=秋田市


 民主、自民両党の接戦となっている衆院選(16日投開票)の秋田1区で、両党陣営間の攻撃の応酬が激化している。県都決戦は早くから、民主党前議員の寺田学候補(36)と自民党新人の冨樫博之候補(57)の事実上の一騎打ちが固まり、前哨戦からつばぜり合いが激しかった。横一線のまま終盤戦にもつれ込んでおり、政策そっちのけの舌戦を繰り広げている。

◎公示前から
 「人の命を守れない人間に、国会議員をやる資格はない」。公示前の11月30日にあった冨樫候補の決起大会。応援弁士の片山さつき参院議員が言い放った。
 しのぎを削る寺田候補が福島第1原発事故当時、菅直人首相(当時)の補佐官として首相官邸にいたことを指したのだ。
 対する寺田陣営。翌12月1日にあった国政報告会で、沼谷純選対本部長(民主党県議)が県議会でも敵対していた冨樫候補を攻撃した。
 「県議会でここ2年間、一度も質問に立っていない。県議の仕事を全てなげうち、選挙活動をしてきた」
 4選を狙う寺田候補は前回、9万3000票を獲得。過去に強力な敵はおらず、知名度の高さで当選を重ねてきた。
 冨樫氏は県議5期を務めた。地元に密着してきた典型的な地方政治家で、後援会や党組織のネットワークが強みだ。

◎両陣営強気
 政治キャリアも戦術スタイルも対照的な両陣営。論戦は政策をじっくり訴えるのではなく、互いの「あら探し」の色彩が濃くなっている。
 主要争点の環太平洋連携協定(TPP)や原発問題、消費税増税については、ほとんど論争がみられない。
 寺田候補はTPP交渉参加に賛成で、冨樫候補は反対だが、両候補ともほとんど触れずじまい。原発問題についても「立地県ではない秋田では関心が薄い」(両党関係者)と言う。
 競り合いは優劣がつかないまま最終盤。両陣営は敵意むき出しの発言で、応酬を繰り返す。
 寺田陣営は「政策面でこちらを批判するところがない証拠だ」と言い切る。冨樫陣営は「相手は相当焦ってきている。もう一押しだ」と意気込む。

 ◇秋田1区立候補者
冨樫博之57 自新 
寺田学36 民前(3)
佐竹良夫62 共新 
高松和夫70 未前(1)
近江屋信広63 維元(1)

7873チバQ:2012/12/10(月) 22:22:40
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121210_08.htm
衆院選岩手2区 東北最大の広さ、凍結路面 3陣営ため息

雪に覆われた山間部でも窓から手を振り、支持を訴える岩手2区の候補者ら。広大な選挙区で雪道の移動は大きな負担だ(写真は一部加工しています)


 東北で最も広い衆院選岩手2区で、自民、日本未来、共産の3党陣営が真冬の選挙戦に四苦八苦している。選挙区の面積は約7700平方キロで、宮城県全域を上回る。山がちで峠道が多いため、凍結路面にも神経を使う。姿は見えなくても、林業従事者が山中で作業をしていることがあり、選挙カーからの訴えも手が抜けない。

 7日午後、自民党元議員鈴木俊一候補(59)の選挙カーが岩手県軽米町の赤石峠に差しかかった。気温は氷点下。冷たい風が吹き付ける中、鈴木氏は窓から手を出して振り、陣営も訴えに声をからした。陣営幹部は「手がかじかんで大変だが、木の陰から見ている人がいるかもしれないから」と言う。
 「山さ向がってしゃべれ」。岩手県北では、そんな選挙をめぐる「格言」がある。選挙カーから人影は見えなくても、山中で候補者の声を聞いた林業従事者が大きなのこぎりを打ち鳴らし、応援してくれることがある。こうなれば、情に厚い山里の有権者の固い票が見込めるというのだ。
 とはいえ、連日のように雪が舞う師走選挙で、広大な選挙区内の移動は大変だ。岩手2区は本州最大の県土のうち北半分を占め、内陸の秋田県境から太平洋沿岸の洋野町まで直線距離で約110キロ。峠道も多く、日本未来の党前議員畑浩治候補(49)の陣営は「カーブの多い山間部では、隠れたアイスバーンが怖い」と警戒する。
 冬でなければ選挙カーからの呼び掛けができない夜間に長距離を移動する手もあるが、今回はスタッフの安全確保のため控えざるを得ず、各陣営は移動先でかさむ宿泊費などに頭を痛める。
 鈴木氏の選挙を22年間支えてきた陣営関係者も「2区の苦労は分かっているが、冬の選挙は本当に大変だ」とため息。
 共産党新人久慈茂雄候補(64)の陣営も「まるで旅がらすだ」と同じ悩みを口にしながら、浸透を図る。


2012年12月10日月曜日

7874チバQ:2012/12/10(月) 22:23:22
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121209t31009.htm
衆院選岩手4区 分裂選静かな戦い 互いの後援会重複

互いの陣営の後援会メンバーが重なり、選挙戦に熱気は感じられない。街頭演説に集まる支持者も少ない=6日、北上市


 衆院選岩手4区で、日本未来の党前議員の小沢一郎候補(70)と、民主党新人の及川敏章候補(56)の攻防が前半戦、鳴りを潜めている。小沢氏の後援会と、及川氏を支える民主県議の後援会のメンバーが重なり、互いに動きづらいからだ。「活動するほど、相手を刺激してしまう」と両陣営はジレンマを抱える。

 公示日の4日、奥州市水沢区の小沢氏の選挙事務所であった本人不在の第一声。約300人が集まり、出陣式と合わせ各界の地元有力者が顔を並べた。しかし、出席した長年の支持者は「市議選レベルの人数だ」と驚いた。
 2009年の前回は、1200人が駆け付け、熱気にあふれた。全域の後援会をフル稼働させ、積極的に人を集めた。前回300回以上開いたミニ集会も、20回程度にとどまる見通しという。
 前回は小沢氏の選挙を熟知した元秘書との「師弟対決」が注目を浴びた。西松建設に絡む小沢氏の疑惑が発覚した直後の選挙でもあった。
 「前回は組織の引き締めが必要だったが、今回は活発に動き過ぎると、逆に反発を招きかねない」。小沢氏の後援会幹部は事情の違いを説明する。
 岩手4区では小沢氏の系列県議10人のうち4人が民主党に残留し、及川陣営の中核を担っている。ただ、その県議の後援会は小沢氏の後援会と「表裏一体」の関係で、対応に苦慮する。
 5日午後、奥州市前沢区で及川氏が街頭演説に立った。地元県議後援会の新居田弘文会長は弁士に立ったり、選挙カーを先導したりせず、じっと演説を見守った。
 後援会は前日、「民主候補への応援は県議の個人行動で、後援会としては選挙に関わらない」と決めた。「県議とともに、小沢氏と戦うべきだ」との主戦論もあったが、静観の道を選んだ。
 「全ては(前沢区の)県議を次の選挙で落選させないためだ」と、新居田会長はつぶやく。
 静かな対決を横目に、自民党新人の藤原崇候補(29)は若さを前面に出し、共産党新人の高橋綱記候補(65)は政策を訴え、支持拡大を図っている。

 ◇岩手4区立候補者
及川敏章56 民新 
藤原崇29 自新 
高橋綱記65 共新 
小沢一郎70 未前(14)


2012年12月09日日曜日

7875チバQ:2012/12/10(月) 22:23:59
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121210/elc12121020030020-n1.htm
【衆院選2012 東京】
16区 6党乱立、「違いがよく分からない」「今回は人柄で…」
2012.12.10 20:00 (1/2ページ
 今回の衆院選では全国的に自民党の優勢が報じられる中、既成政党への対抗軸として期待された「第三極」の候補者は、各党間の候補者調整ができないまま選挙戦に突入し、互いに苦戦を強いられているケースも多い。日本未来の党と日本維新の会、みんなの党の第三極と民主、自民、共産の計6党が候補者を擁立している東京16区(江戸川区のうち一部を除く区域)もその一つ。有権者からは「違いがよく分からない」との声が上がっている。

 「自民でも民主でもない選択肢を用意しました」

 7日夕、東京都江戸川区の都営新宿線船堀駅前で、みんなの党新人の上田令子氏(47)の応援に駆けつけた同党の江田憲司幹事長(56)が声を張り上げた。

 第三極として存在感を示したいみんなだが、上田氏を支援する区議は「第三極で票の食い合いが起きている。西の維新、東のみんなで手を組めたら良かったのだが…」と肩を落とす。

 当初、躍進が期待された第三極だが、政党乱立の結果、有権者の支持をまとめきれていないのが現状。同区の無職、宮脇和昭さん(75)は「同じことを言っているようで、よく分からない」と困惑している。

 第三極としてひとくくりにされては困ると、各陣営とも独自性をアピールする。未来の党前職、初鹿明博氏(43)は「維新も民主も自民も一極化している。私たちが二極。考え方の違いで分けてもらいたい」と政策の違いを強調する。

 維新前職、中津川博郷(ひろさと)氏(63)も「国民は自民ではない保守政治を求めている。維新しかない」と話すが、「短期間で有権者に政策を伝えるのは難しい」とも。中津川氏は7日朝、JR平井駅前で維新の石原慎太郎代表(80)の名前を連呼し、「一緒にやっています」と繰り返した。

 維新、未来の党の候補はいずれも民主離党組だ。民主新人、今野克義氏(40)を支援する区議は「前回民主が獲得した票の中でも、初鹿、中津川両候補の支持票は第三極へ流れてしまう」と危機感をあらわにする。さらに、初鹿氏の離党を受けて公示直前に出馬を決めた今野氏は、知名度不足が気がかりだ。

 政党や党首の名前を前面に出した選挙戦に、有権者は冷ややかだ。江戸川区の会社員、橋本浩一さん(41)は「選挙のたびに公約が実行されていない。今回は政党名でなく、人柄で選びたい」と話した。

 東京16区では共産新人の島長香代子氏(63)と自民新人、大西英男氏(66)も支持を訴えている。

7876チバQ:2012/12/10(月) 22:25:29
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20121209-OHT1T00208.htm
超複雑な候補者の人間関係は東国原氏“負の遺産”か…衆院選宮崎1区
 日本維新の会が比例近畿単独で擁立した東国原英夫氏(55)のお膝元・宮崎1区では、複雑な構図の選挙戦が繰り広げられている。東国原氏と近い武井俊輔氏(37)が自民から立候補。同じ維新の中山成彬氏(69)は、2009年の衆院選に当時知事だった東国原氏擁立を仕掛けて決裂、その後は“犬猿の仲”とされる。そして、07年の県知事選で当時自民の中山氏から支援を受け東国原氏と対決したのが、民主の川村秀三郎氏(63)。有権者からは「何が何だか分からない」との声も聞かれる状況となっている。

 「石原(慎太郎)さんとは(2011年の)都知事選で戦った。今は太陽の党と維新が合流し、一緒に戦っている。ちょっと複雑です」。東国原氏は都内で行われた維新候補者の応援演説でマイクを握り、こう苦笑した。

 東国原氏が宮崎県知事を退任してから初めて行われる衆院選。宮崎1区では、東国原氏の心境以上に複雑な人間関係の選挙戦となっている。県政関係者からは「候補者と党の関係が入り乱れてもう何が何だか…」と嘆き節もこぼれるほどだ。

 武井氏は、早大大学院で東国原氏と知り合い、一緒に勉学に励んだ仲。県議だった武井氏は“東国原チルドレン”と言われたが、今回は自民から国政初挑戦。小泉進次郎氏(31)も応援に入った。進路が決まり、東国原氏とは「お互い頑張ろう」とメールを交換したが、師弟関係には亀裂が入った形だ。

 東国原氏を「良き戦友だった」と述べる元県議会議長で自民県連会長の中村幸一氏(69)は「東国原さんは維新の人。どうぞ、ご自由にという気持ち」と突き放す。「保守層からの支持がある維新の中山さんは強敵」との思いがあるからだ。

 小選挙区制導入後、初の衆院選となった1996年以降、自民で4回連続で当選した維新の中山氏は、太陽の党からの合流組。環太平洋経済連携協定(TPP)反対を強く訴える。維新は当初、TPPへの交渉参加をうたっていたが、石原氏の太陽の党との合流で「国益に反する場合は反対」とした。それでも、中山氏の「絶対反対」の主張とは温度差があり、支持者にも戸惑いがある。

 ただTPPについては、交渉参加を党是とする民主の川村氏まで全候補が反対の立場を取る。選挙戦の争点から消えたことで、強固な地盤を誇る自民が息を吹き返しつつある。

 中山氏は石原氏への全幅の信頼を寄せる一方、橋下徹代表代行の名前を出すことはほとんどない。演説ではもっぱら自民時代の実績を強調。高速道路建設や「新幹線を宮崎に」と訴える。公共事業拡大路線は自民そのもの。政策の違いはもとより、70代以上が多数を占める太陽の党との合流で生じた維新内の世代間格差が、遠い宮崎の地に最も影響している状況だ。

 中山氏は仲間であるはずの東国原氏について「女性問題が週刊誌にいろいろと出ていた。もう宮崎に応援には来られないでしょ」。選挙戦中盤を終えても、支持党派と支持候補者とのズレが続き、誰がどんな政策を“本当に”推し進めてくれるのか。有権者の困惑が解消する気配はない。

 ◆宮崎1区(宮崎市、綾町、国富町)立候補者
中山成彬(69)維新元
松本隆(51)共産新
外山斎(36)未来新
武井俊輔(37)自民新
松村秀利(56)社民新
川村秀三郎(63)民主前

7877チバQ:2012/12/10(月) 22:41:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121210ddh041010004000c.html
12年末・この国を選ぶ:女の戦い「ノーサイド」 自民・野田氏を佐藤氏応援
毎日新聞 2012年12月10日 中部夕刊

 自民党の佐藤ゆかり参院議員が9日、05年衆院選で激突した岐阜1区の自民前職、野田聖子氏(52)の応援のため岐阜市に駆けつけた。

 「党の大黒柱、女性のリーダーとして、リーダーシップを発揮できる人」と野田氏を持ち上げ、野田氏も「騒動になったが、もう7年も前の話。今はノーサイド」と話した。

 郵政選挙と呼ばれた05年選で、郵政民営化法案に反対し無所属で出馬した野田氏に対し、佐藤氏は“刺客”として送り込まれた。地方議員も分裂する激戦の末、野田氏が競り勝ち、佐藤氏が比例復活した。野田氏が復党し09年の前回選でも公認問題でもめたが、佐藤氏は東京5区に国替えになり、佐藤氏を支援した県議が民主党に移るなど遺恨を残した。

 佐藤氏は応援演説後「雪解けと言われるが元々、雪はなかった。そんなことより自民党が勝たなくてはいけない選挙」と話した。

 岐阜1区では他に共産新人の鈴木正典氏(49)▽諸派新人の野原典子氏(56)▽民主前職の柴橋正直氏(33)▽自民県議時代に佐藤氏を支援した未来前職、笠原多見子氏(47)が立候補している。【三上剛輝】

7878チバQ:2012/12/10(月) 23:01:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012121000466
ベテラン脅かす自民新人=「嘉田票」の行方見通せず−滋賀1区【12衆院選】

JR石山駅前で街頭演説する民主党の川端達夫候補=11月30日、大津市 「果たせなかったことがあったのは、大きな反省だ。この経験と力をいま一度、役に立たせていただきたい」。11月30日早朝、民主党の川端達夫は大津市内のJR石山駅前でマイクを握りしめ、通り過ぎる通勤客に懸命に訴えていた。当選8回を誇るベテランの表情に、余裕はなかった。
 2009年の前回衆院選で、民主党は滋賀県の4小選挙区を独占した。「牙城」の本丸である1区の死守が川端にとっての至上命令だが、逆風は強い。陣営幹部は「何よりも離党騒ぎが支援者を失望させてしまった。『何やっとるんや、みっともない』と非常に厳しい声を頂いた」と語る。川端は連合傘下の労働組合をはじめ、支援団体を丁寧に回るなど組織票固めに躍起だ。
 67歳の川端に対して自民党が擁立したのは、公募で選んだ40歳の新人大岡敏孝。静岡県議を2期目で辞職し、生まれ故郷の滋賀に戻った。浜松市議も経験したたたき上げで、「若いだけじゃない。具体的な政策も分かるし、実行力もある」と自負する。ただ、戦況を楽観はしていない。「大物対小物の戦いだ。自民党に風が吹いているわけでもない。消去法で自民党なだけだ」


漁師らとの車座集会で握手を交わす自民党の大岡敏孝氏(右)=11月30日、滋賀県高島市 大岡は11月30日朝、自ら街宣車を運転してJR大津駅前に乗りつけると、声を張り上げた。「滋賀自民党は世代交代し、新しくなった。もう一度皆さんとの信頼関係を、一からつくりあげていきたい」。午後は高島市の漁協を訪れ、琵琶湖で働く漁師らと車座集会を開催。県漁連会長が「民主党は琵琶湖の再生に3年間、全く動かなかった。今回は自民党一本でいく」と宣言すると、大岡は「琵琶湖を日本の宝にしたい」と応じた。
 大津駅から京都駅までは快速電車で10分弱と近いため、1区は都市部からの流入が盛んで、浮動票が多いとされる。加えて、地元で人気の知事嘉田由紀子が日本未来の党を結成した影響も未知数だ。
 今回、日本維新の会の奥村利樹は「第三極」勢で唯一の候補となったが、選挙準備の遅れは否めず、焦りを募らせている。大津市PTA連合会会長だった昨年、いじめを受けていた同市の男子中学生が自殺したことから出馬を決意した奥村。「基盤は川端、風は自民。厳しいが、子どもたちのために行動したい」として、連日の街宣で無党派層の取り込みを目指す。


▽滋賀1区 
奥村利樹49 元団体役員維 新   推(み) 
西田幸光55 歯科医師 無 新 
節木三千代54 元県議  共 新 
川端達夫67 元総務相 民 前   推(国) 
大岡敏孝40 元静岡県議自 新   推(公)
(敬称略)(2012/12/10-14:53)

7879チバQ:2012/12/10(月) 23:02:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012121000450
海江田に挑む女性元官僚=第三極、乱立でつぶし合い−東京1区【12衆院選】

新宿アルタ前で街頭演説する自民党の山田美樹候補(中央)=9日、東京都新宿区 「この選挙、自民党が政権を奪還することだけが目的ではない。新しい日本の一歩のためです」。9日夜、東京・新宿アルタ前。女性新人候補とは思えない堂々とした演説ぶりに、聴衆の間からは「あの人、何期目の人?」と驚いたような声が上がった。
 首都機能が集中する東京1区では10年以上にわたり、当時自民党の元経済財政担当相与謝野馨と、民主党の海江田万里が激戦を展開。与謝野の引退に伴い、自民党は元経済産業官僚の山田美樹を擁立した。
 「山田本人はまだまだ、集会を開けるほどの力もない」(陣営幹部)と、選挙戦はもっぱら街宣が中心だ。地域に根を張る都議や区議の組織力が頼みだが、ある区議は「都知事選と(投開票日が)重なり、あまり動いていないのが現状」と明かす。報道各社の世論調査で自民党の優勢が伝えられると、陣営幹部は「実感と全然違う。大迷惑だ」と顔をしかめた。


スーパーマーケット前で街頭演説する海江田万里候補=9日夕、東京都港区南青山 迎え撃つ海江田は、民主党に逆風が吹いた2005年の郵政選挙でも約10万票を確保した実力がある。「皮膚感覚では、あの時より厳しくはない」(陣営幹部)。強気を裏付けるように、選挙事務所の壁は推薦状で埋め尽くされている。
 9日夕、海江田は港区南青山のスーパーマーケット前で、買い物客らを相手に「高校授業料を無償化したことで、高校を中退する子どもの数が確実に減った」と民主党政権の実績を訴えた。経済産業相時代、国会質疑で野党から辞任を迫られて涙を流し、評価を落とした海江田。だが、足を止めて写真撮影する人や握手を求める通行人は絶えず、知名度の高さは相変わらずだ。
 一方、無党派層が頼りの「第三極」勢では、日本維新の会とみんなの党の候補者調整が決裂した上、日本未来の党も公示直前に候補を擁立。3党が票を食い合う形になり、事実上の民自一騎打ちとなる構図を許してしまった。
 「本音を言うと、みんなの党とは戦いたくなかった」と語る維新の加藤義隆。公示前にあった立候補予定者の公開討論会では、みんなの小斉太郎から「加藤さんとなら連携できるかもしれないが、(維新の)石原慎太郎代表らは増税賛成じゃないか」と指摘され、答えに窮する場面もあった。
 その小斉も、第三極候補の乱立に危機感を強めているのは同じ。「自公(政権)の選択じゃないぞ、とアピールしたい。有権者の選択を信じている」と巻き返しに必死だ。
▽東京1区
 山田美樹38 元経産官僚自 新
             推(公)
 海江田万里63 元経産相 民 前
             推(国)
 又吉光雄68 団体代表 諸 新
 冨田直樹36 党地区役員共 新
 野沢哲夫46 元会社員 未 新
             推(大)
 小斉太郎42 元区議  み 新
 加藤義隆38 元日銀職員維 新
 伊藤希望28 幸福党員 諸 新
 亀山教明49 派遣社員 無 新
(敬称略)(2012/12/10-14:37)

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7880名無しさん:2012/12/11(火) 11:13:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/elc12121107200046-n1.htm
【衆院選情勢】
維新、東京全敗の危機 大阪も苦戦 「こんなはずでは…」との声も
2012.12.11 07:13

 衆院選公示直前まで話題を提供してきた第三極も、「自民圧勝」の前に存在が薄れている。特に「台風の目」とみられた日本維新の会は選挙区では、石原慎太郎代表の地盤である東京都では全敗の危機、本拠地の大阪府でも苦戦している。

 9日、都内を遊説した橋下徹代表代行は、党の戦況をこう紹介した。

 「日本維新の会、大変苦戦している。正直言って、東京では惨敗の状況だ。国民のご判断であれば仕方がないことだけどね…」

 維新が振るわないのは、選挙準備が足りなかったことが大きい。都知事だった石原氏が新党結成を表明したのが10月25日。そのわずか3週間後の11月16日に衆院解散を迎え、橋下氏の維新との合併が決まったのは同月17日だった。

 みんなの党と競合する選挙区では、自民党に利する数字が出ているところもある。政策の「ぶれ」を攻撃されたことも「ふわっとした民意」をつかめずにいる一因のようだ。

 大阪府では公明やみんなの党を推薦した5選挙区を除く14選挙区で擁立したが、優勢なのは7選挙区にとどまっている。

 昨年11月の大阪府知事選で当選した松井一郎幹事長の票を選挙区ごとに振り分けると「17勝」となる。しかも、「大阪維新の会」の府議や大阪、堺両市議らが選挙を仕切り、東京よりも選挙態勢は整っていた。

 既成政党に圧勝した「大阪ダブル選」のときのような勢いはなく、党内からは「こんなはずではなかった」との声も漏れてくる。

7881名無しさん:2012/12/11(火) 11:16:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/plc12121108170005-n1.htm
【衆院選情勢・民主】
カゼ頼みからカネ頼み 党分裂の後遺症
2012.12.11 08:16
 平成17年の郵政選挙を下回る惨敗となる可能性も出てきた民主党。執行部は最大の支持団体、連合への働きかけを強化し、組織票固めを急ぐ方針だ。「カゼ」が吹かぬのなら「カネ」でと言わんばかりに、競り合う候補者への資金援助にも動き始めた。

 「後援会を引き締める。あとは浮動票頼みだ。それしかない!」

 80議席を下回る可能性もあるとの調査結果に、九州地方の民主党前職はこう危機感をあらわにした。だが、党への信頼が失われたままの現状では浮動票は民主党に流れそうもない。

 民主党から日本維新の会や日本未来の党などに移った候補が出馬している選挙区では、民主党の票が侵食されている。これではカゼもすり抜けてしまう。カゼ頼みの選挙戦を常としてきた民主党が苦戦している最大の原因はここにある。

 野田佳彦首相(党代表)は10日夜、党本部で輿(こし)石(いし)東(あずま)幹事長らと対応を協議したが、妙案は出なかった。執行部は組織票固めにも動くが、官公労が強い北海道や、トヨタ労組に支えられてきた愛知など民主党の金城湯池といわれていた地域でさえ勢いはない。郵政選挙で8選挙区を死守した北海道でも現状で優位に立つのは横路孝弘前衆院議長ら2選挙区という惨状だ。

 こうした中、関西地方のある激戦区の候補者には解散後、党本部から3回にわたり計1千万円以上が振り込まれた。最後は与党として潤沢な政党交付金を投入しての「カネ頼み」ともいえるが、世論がついてきていない以上、その効果も疑わしい。

 ある党幹部は投げやり気味にこう語った。

 「紅白歌合戦でいろいろな歌手が出てきても、やはり聞きたいのは(自民党のような)ベテラン歌手というところなのかな…」

7882名無しさん:2012/12/11(火) 11:25:40
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/elc12121109550047-n1.htm
【衆院選情勢・自民】
「そんな甘いものではない」 接戦の50〜70選挙区に幹部総動員 
2012.12.11 09:54
 衆院選の終盤情勢調査で絶対安定多数を超す勢いとなった自民党。安倍晋三総裁や石破茂幹事長ら執行部が10日夜、党本部で終盤情勢を分析するとともに最終戦略を協議し、接戦を繰り広げている50〜70選挙区を重点区として幹部らを総動員し、てこ入れを図っていく方針を決めた。

 「(調査結果のように)そんな甘いものではない」(河村建夫選対局長)として、日本維新の会の地盤の近畿地方の選挙区や平成21年の前回衆院選で大苦戦した岩手、滋賀、山梨各県などを重点区に指定した。

 安倍氏は10日、調査結果について、産経新聞社の取材に対し「党の調査とは違う。これから一層気を引き締めていきたい」と強調。石破氏も選対会議で「気の緩みが一番困る。マスコミにあおられ、その気になったら困る」と述べ、各陣営の「緩み」を警戒していく考えを改めて示した。

 重点区は最後まで気の抜けない状況になりそうで、執行部は「有権者の半分近くは態度未決定だ。その人たち次第で流れが変わってしまいかねない」として、若年層など無党派層への浸透も図ることを確認した。

 ただ、比例代表票の行方は読み切れていない。党内には「だいたい政党支持率の割合通りに配分されるのではないか」と分析する向きもあるが、報道各社が「自民党優勢」という選挙情勢を報じていることが、有権者のバランス感覚を敏感にさせ、投票行動に影響を与えるのではないかといった懸念もくすぶる。

 関東地方のある前職候補は10日、地元支援者から、こう声をかけられて絶句したという。

 「きょう期日前投票をしてきた。選挙区はちゃんと先生の名前を書いたけど、比例は別の党にしちゃったよ。自民党が勝ち過ぎるのもねぇ…」

7883名無しさん:2012/12/11(火) 11:29:15
http://mainichi.jp/select/news/20121211mog00m010005000c.html
2012衆院選:自公堅調に支持固め 民主「逆バネ」期待外れ 
2012年12月11日

 毎日新聞が8〜10日に実施した衆院選(16日投開票)の中盤情勢調査では、民主党政権への反発と第三極の乱立によって無党派層の支持が分散した「漁夫(ぎょふ)の利(り)」で、組織票を持つ自民、公明両党が堅調に支持を固めている構図が鮮明になった。民主党は大敗した05年衆院選を下回る危機に直面し、第2党の座を死守しようと重点選挙区へのてこ入れに懸命。自民党は上滑りを警戒し、党内の引き締めを図る。第三極は選挙後の生き残りをかけ、議席の積み上げを狙う。

 ◇民主「逆バネ」期待外れ
 「必ず局面は変わる。心耳を澄まし非自民の声を結集せよ」

 民主党は10日、全国の候補者に野田佳彦代表(首相)名の檄文(げきぶん)を配布。「自民党の独り勝ちを止められるのは民主党だけだ。乱立する第三極への支持は自民党を利するだけだ」と非自民票の取り込みを指示した。

 報道各社の序盤情勢調査で「自民優勢」が明らかになって以降、有権者側にバランスを取る「逆バネ」心理が働くとの見方もあったが、3年間の政権運営が招いた逆風は収まらない。乱立した第三極の候補と非自民票を食い合う傾向が一層顕著になり、民主党内には「逆バネどころか状況はさらに悪化している」(幹部)、「構造的な問題で、選挙技術でどうこうできる話じゃない」(党関係者)などの悲観論も広がる。

 10日夜、首相と輿石東幹事長ら幹部が党本部で後半戦の対応を協議した。約40選挙区が当落線上にあるとみて首相ら幹部の応援や選挙資金を重点投入し、一議席でも巻き返しを図りたい考えだ。

 首相は同日、埼玉県草加市で街頭演説し「自民党が逃げてきたから借金国家になった。われわれは選挙の前でも堂々とあるべき姿を訴え、真っ正面から審判を受けたい」と自民党に対抗する立場を強調した。しかし、選挙戦で訴えてきた「2大政党対決」で後れを取っているのが現状。「100議席を切った場合、代表選にならざるを得ない」(前衆院議員)と首相の責任論も公然と語られ始めた。

 上滑りを懸念する自民党は石破茂幹事長が毎日新聞の取材に「全国を回った肌感覚では追い風は吹いていない。緩みやおごりが出ればすぐに逆転される」と強調。別の幹部は「民主党への批判が強く、第三極も分裂したため漁夫の利を得ているだけだ」と指摘した。長野市で街頭演説をした安倍晋三総裁は野党転落の「反省」から切り出し、「失われた政治への信頼を取り戻す」とアピールした。

 第三極勢力は自公過半数を阻止し、キャスチングボートを握るのが基本戦略。しかし、過半数どころか「自公で衆院で法案を再可決できる3分の2の勢力(320議席)まで超えてしまう」(みんなの党幹部)という情勢に焦りを隠せない。

 日本維新の会は終盤の13日から橋下徹代表代行が近畿を重点的に回る方針。本拠地・大阪でも自民党と競り合う選挙区が目立ち、「想像以上に厳しい」(幹部)と分析する。

 日本未来の党は、前職の多い小選挙区で大幅な議席減が予想される情勢。合流後、無役となった小沢一郎・旧「国民の生活が第一」代表は10日、公示後初めて東京都内で演説し「我々が一定の勢力を得て日本の方向性を誤らせないようにしたい」と支持を訴えた。【坂口裕彦、横田愛、林由紀子】

7884名無しさん:2012/12/11(火) 11:47:21
>>7883
>「100議席を切った場合、代表選にならざるを得ない」(前衆院議員)と首相の責任論も公然と語られ始めた。

当然

7885名無しさん:2012/12/11(火) 12:09:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/elc12121111320049-n1.htm
【衆院選情勢・第三極】
「子分」救済? 比例票狙い小沢氏動く 各党、自民批判強める
2012.12.11 11:31
 自民党の勢いに隠れた格好の第三極の各党は、終盤戦で幹部が競合選挙区を中心に回り、自民党批判を強めていく。ただ「自民批判票」が各党に分散する可能性があり、選挙区で議席を増やしていくのは容易ではない。

 嘉田由紀子代表を党の看板とする日本未来の党では、「一兵卒」となった小沢一郎前国民の生活が第一代表が10日、JR中野駅前を皮切りに都内6カ所で街頭演説を行った。小沢氏は、選挙区内の公認候補を連れずに単身でマイクを握り、「原発を推進し、所得格差を作り出したのは自民党だ。自民党政権に戻せば同じことが繰り返される」などと訴えた。

 未来は、「生活」から合流した前職や参院からのくら替え組が、南関東を中心に東日本の選挙区に集まっている。しかし、どの候補も伸び悩んでおり、全国レベルでも選挙区で当選可能なのは数人にすぎない。

 公示の4日を除いて動静が伝わらなかった小沢氏が表だって動き出した理由について、同氏周辺は「比例票の掘り起こしに特化するため、小沢氏が先週末に決めた」という。関東で戦う「子分」を少しでも多く救済したいねらいがあるようで、11、12両日も千葉、神奈川両県を回る。

 日本維新の会は、本拠地の大阪府で苦戦していることから、終盤戦は橋下徹代表代行を大阪を中心とする関西に投入する計画だ。

 橋下氏は10日、JR新大阪駅前で、党が推薦する公明党候補の応援に駆けつけ、公明支持者を前に「日本維新の会と一緒に大阪をよくするために、国をよくするために最後の最後まで力を尽くして頑張っていこう」と両党の一体感をアピールした。

 みんなの党の渡辺喜美代表は、激戦の選挙区と北関東に全力集中する。

7886名無しさん:2012/12/11(火) 14:18:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121211_07.htm
激突 東北の接戦区(1)岩手1区/同門対決、支持者争奪

3陣営による競り合いが続く岩手1区で、出店を一軒一軒回り支持を訴える候補者=9日早朝、盛岡市(写真は一部加工しています)


 衆院選は16日の投開票まで5日となった。民主、自民両党の争いを軸に第三極勢力が複雑に絡む選挙戦は終盤に入った。次の政権の枠組み、東日本大震災からの復興を焦点に、各地で激戦が繰り広げられている。最終盤までもつれ込みそうな5選挙区の戦いぶりを追った。(敬称略)

◎票分散、三つどもえに

<収まらぬ逆風>
 9日早朝、盛岡市内の朝市。3選を目指す民主党前議員階猛は雪の中、手袋も着けず、握手を求めて歩いた。
 「民主党は共生社会を目指します。今回も階をお願いします」
 政権交代を成し遂げた2009年夏とは対照的な真冬の戦い。人々のまなざしも冷たい。政権与党への不満は、階にぶつけられる。
 階は政治の師で岩手4区の未来前議員小沢一郎に同調せず、民主党に残留した。岩手1区内の県議も4人全員が残り、連合岩手の支援も得た。盟友の政調会長細野豪志ら党幹部も連日駆け付ける。
 布陣は前回と比べ見劣りしないが、強敵の登場が構図を複雑にした。未来新人の達増陽子。小沢直系で、階を育てた知事拓也の妻だ。
 階と拓也の支持基盤は重なっており、分断は避けられない。前回票の目減りを食い止めるのに必死だ。「守りの戦いが予想以上につらい。人物選択に持ち込めない」と選対幹部はこぼす。
 陣営は収まらない逆風に焦りをにじませながらも、攻勢に転じるきっかけを模索する。9日の個人演説会では弁士の党県議が「知事は県政に専念すべきだ」と達増夫妻批判を強めた。

<知名度は抜群>
 「今度は(夫の応援ではなく)『陽子』としてお願いに来ました」。達増は郡部を中心に決まり文句を繰り返し、急速な浸透を図る。
 涙ながらに立候補を表明したのは11月30日。選対幹部は「知事の妻ということで知名度は抜群。公示後に一気に支援が広がった」と分析する。
 それでも陣営は「未来公認の達増をアピールする」ことに躍起になる。「知事の妻」という印象に、有権者が嫌気を持つことを懸念しての両面作戦だ。
 拓也は街頭演説や選挙カーなどで妻とほとんど同席しないが、裏方では「一心同体」の武器も繰り出す。盛岡市のホテルで8日にあった女性の集い。知事は出席者一人一人に頭を下げ、「岩手で復興にまい進するためにも、陽子に国政とのつながりをつくってほしい。陽子にはその力がある」と呼び掛けた。
 階が歩き回った9日の朝市。同じ時間、達増も買い物客らに握手を求めた。互いに目もくれずに擦れ違った2人。「同門対決」が先鋭化する。

<手応えつかむ>
 「民主党の前議員や、誰も出る人がいなくて立候補した未来の新人には1区は任せられない」
 再挑戦の自民党新人高橋比奈子は9日、盛岡市内の個人演説会で訴えた。党副総裁高村正彦も「実現可能な政策を示し実行するのは自民。勝たせてほしい」と援護した。
 県都・盛岡を含む岩手1区での初勝利は党の悲願。党本部の幹部が連日、マイクを握り「自民党」を前面に打ち出す。
 1区は小選挙区制が導入された1996年以降、新進、自由、民主党と移った達増拓也が4選。知事転身後は、階が2期務めた。前回は11万6000票を獲得した階に対し、高橋は5万票で大敗している。
 陣営幹部は「達増が票を集めるほど、高橋が浮上する。もし選挙区で勝てなくても、比例での復活当選が見えてくる」と手応えをつかんでいる。
(盛岡総局・上村千春、菊間深哉)

 ◇岩手1区立候補者
達増陽子 47 ☆主婦     未新
階猛 46 ☆党政調副会長 民前(2)
高橋比奈子 54 ☆元県議    自新
伊沢昌弘 65 ☆党県代表   社新
八幡志乃 30  党准地区委員 共新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

2012年12月11日火曜日

7887名無しさん:2012/12/11(火) 21:37:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012121100831
6区、亀井・小島が接戦=広島【衆院選情勢】

 1区は、7選を目指す自民岸田が幅広い支持を受けて盤石の態勢を固めた。民主から離れて労組の支援を失った未来菅川は、無党派層への浸透に必死。民主野中は出馬表明の遅れが響いている。

 2区は、自民元職平口が民主前職松本らをリード。3区は、前回比例単独だった自民河井が、引退した増原義剛元衆院議員の支持者や、公明支持層を固めて優勢。民主橋本は政権与党への逆風で伸び悩む。維新中丸は前回橋本に流れた浮動票の取り込みを狙う。

 4区は、保守層を中心に支持を広げる自民中川が、世襲批判も克服して優位に立つ。民主空本は苦しい戦い。5区は、捲土(けんど)重来を期して大票田の呉市などを小まめに回ってきた自民寺田が、首相補佐官の民主三谷を引き離す。

 6区は12回連続当選を目指す未来亀井と、再挑戦となる自民小島が接戦を展開。7区は、自民新人小林が商工団体などに支持を浸透させて一歩リードし、民主前職和田が追い上げる。(2012/12/11-19:03)

7888名無しさん:2012/12/11(火) 22:08:25
時事通信が各選挙区の情勢出してますね

7889チバQ:2012/12/11(火) 22:29:25
http://mainichi.jp/select/news/20121211k0000e040208000c.html
衆院選:熱き舌戦の陰、寒さ対策にもひと苦労…各陣営工夫
毎日新聞 2012年12月11日 13時53分(最終更新 12月11日 15時10分)


各陣営とも使い捨てカイロが欠かせない=名古屋市千種区で2012年12月6日、道永竜命撮影
拡大写真 今回の衆院選は83年以来29年ぶりとなる異例の12月選挙で、日を追うごとに熱を帯びる舌戦と裏腹に、寒さは厳しさを増している。冷たい伊吹おろしが吹きすさぶ名古屋市内の各陣営を訪れ、寒さ対策を探った。

 前職の女性候補の陣営では、使い捨てカイロを100個以上常備し、外に飛び出す候補者や運動員に手渡している。また、事務所には、大型のストーブを設置した。秘書は「ストーブは品薄で、入手には苦労した。(候補者に)風邪を引かれては困る。暑さ対策より難しい」と明かした。

 新人の男性候補の陣営は、湯たんぽを活用している。公示初日にはなかったが、窓を開けっ放しにした選挙カーに乗るアナウンス係の女性からの要請を受け、急きょ手配した。手を振りながら、膝の上に置いて体を温めているという。アナウンス係が交代する2〜3時間単位で、ほかほかの湯たんぽと交換する。

 一方、運動員は候補のイメージカラーのジャンパーを着ている。屋外では寒風を防いでくれるが、イメージカラー浸透のため屋内でも脱ぐことはできず、悩ましいという。陣営の一人は「作業をすれば汗も出る。暑さと寒さが交互になるのがきつい」と話した。

 別の新人男性候補の陣営では、手袋に工夫を凝らしていた。2枚重ねにし、手袋と手袋の間に爪先用として市販されているカイロを挟んでいる。選挙カーには毛布とベンチコートを積み込み、万全の態勢だ。陣営幹部は「これからは車に温かい飲み物も用意したい」と話し、街へ繰り出した。【道永竜命】

7890チバQ:2012/12/11(火) 22:30:13
http://mainichi.jp/select/news/20121212k0000m010057000c.html
公明党:自民をけん制 選挙後にらみ維新との接近に警戒感
毎日新聞 2012年12月11日 20時32分(最終更新 12月11日 21時32分)

 16日の衆院選を前に、公明党から自民党が掲げる保守色の強い政策をけん制する発言が相次いでいる。両党は選挙協力関係にあるが、公示後の毎日新聞による情勢調査などで、自民党が衆院(定数480)で単独過半数を確保する勢いとなり、選挙後の連立政権を想定する公明党の発言力が低下しかねないことが背景にあるとみられる。さらに、保守的な政策で自民と共通項が多い日本維新の会は衆院で第3党に届く勢いで、自民党との接近を懸念する声も出ている。

 「自公で何としても政権奪還を目指す」

 自民党の安倍晋三総裁は9日、東京都北区で、前回落選して国政復帰を目指す公明党の元職の手を取って高く掲げた。

 公明党は小選挙区で擁立した9人の全員当選が悲願。9選挙区以外で支援を受ける自民党は「協力の象徴で絶対負けられない」(党幹部)と全面支援する。

 公明党はもともと、憲法改正や集団的自衛権の行使容認といった自民の「右傾化」に警戒心が強く、支援者などには「歯止めを掛けている」と説明してきた。公明党の山口那津男代表は4日、東京都内での会合で、「すぐに国防軍や集団的自衛権(の行使容認)はさせない。安心してほしい」と支持者をなだめた。

 しかし、自民党が単独過半数の勢いとなり、公明党内からは「ブレーキ役としての存在感が薄まる」(党幹部)との声が漏れ始めた。山口氏は10日のTBSラジオの番組でも「憲法の柱を守ることが重要だ。はみ出したいなら限界がくるかもしれない」と述べ、自民をけん制した。

 公明党の懸念の背景にあるのは、情勢調査で、公明を抜き衆院第3党となる勢いの維新の存在だ。維新は憲法改正を主要政策に掲げ、外交・安保でも自民党と近い政策がある。安倍氏は維新とも一定のパイプがあり、公明党関係者は「自民と維新が近づくと公明がはじき飛ばされるのではないか」と疑心暗鬼になっている。

 山口氏は11日、東京都内で記者団に「今は自公で選挙協力し、共に最大議席を目指す戦い。選挙後のあり方は、特に合意をしていない」と述べるにとどめた。【福岡静哉】

7891チバQ:2012/12/11(火) 22:34:55
http://www.asahi.com/politics/update/1211/NGY201212110001.html
2012年12月11日21時36分
「、」「。」なぜ多い 政党のキャッチコピー
各党のキャッチフレーズ

 【宮沢崇志】今回の衆院選で各党の主張が似ている。政策の内容ではない。掲げるキャッチフレーズの表現が似ているのだ。短いひとことに「、(読点)」と「。(句点)」をつけるスタイル。主要各党の「キャッチフレーズを、比べてみる。」。

 民主党は「動かすのは、決断。」を掲げる。党の新聞広告にも野田佳彦首相の写真と組み合わせ、大きな文字で使われている。

 「。」をつけるスタイルは2009年の衆院選でも使った。マニフェストの表紙には「政権交代。」。他党の党名にもなった「国民の生活が第一。」も民主党のロゴの上に組み合わせていた。

 今回のフレーズは「決断する政治」にこだわる野田首相の肝いり。民主党広報委員会の担当者は「専門家の意見も取り入れて決めた。力強さを出す。決意をいかに伝えるか。文字にしたときのデザイン的な観点も考慮している」と話す。

 自民党は「日本を、取り戻す。」だ。安倍晋三総裁が選出された総裁選のキャンペーンコピーをそのまま使っている。担当者は「総裁選が盛り上がったので。『。』をつけることで引き締まったイメージになる。『、』は前後の言葉を強調できる」と話す。

 09年衆院選でも、党名のロゴの上に「日本を守る、責任力。」というひとことをデザインしていた。担当者は「このところ、ずっとこのスタイル」という。

 共産党も「提案し、行動する。」を掲げる。09年は「『国民が主人公』の新しい日本を」だった。第三極はどうか。日本維新の会のHPでは、橋下徹代表代行の写真と組み合わせ「今こそ、維新を。」の文字が躍る。党名のロゴには「日本再生、未来への責任。」を組み合わせる。日本未来の党は「だれもが希望をもてる未来を。」、みんなの党は「闘う改革。」のひとことを、いずれも党名と並べて配置している。

 必要ないともいえる「、」や「。」をつける手法は、広告の世界では定着した手法だ。1980年代の「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などが有名。90年代にはアイドルグループ「モーニング娘。」の例も話題になった。

 流行語に詳しい梅花女子大の米川明彦教授(日本語学)は「同様の表現がありふれているので、各党はそれにならっただけではないか。完結やまとまりを表現したいという意図があるのかもしれないが、『。』で閉じるとかえって広がりを失うようにも感じる」と話している。

7892名無しさん:2012/12/11(火) 22:36:58
小池隆志の情報がのってるってんでとんできやしたが、ぜんぜんねーです。
小沢さんもするどい嗅覚だね。
小池隆志は悪の巣窟。

7893名無しさん:2012/12/11(火) 22:45:32
「負ける候補推しても…」 業界団体は続々と自民回帰
2012.12.11 21:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/elc12121121500059-n1.htm

 16日投開票の衆院選で、各種世論調査が自民党の優勢を伝える中、集票マシンである各業界団体の自民党回帰が進んでいる。先の衆院選での政権交代を受け、多くの業界団体が民主党に軸足を移していたが、失政に次ぐ失政に愛想を尽かしたようだ。自民、公明両党が政権を奪回しても衆参ねじれは続くだけに、来夏の参院選に向け、各党の業界団体へのラブコールは今後も続きそうだ。

 「高速道路無料化など民主党がマニフェストで約束したことと実際にやったことの差があまりにも大きい。そんな不信感が募ったので自民党支援に戻ることに決めました。みんな同じ思いですよ」

 大分県税理士政治連盟の森昭人会長はこう断じる。同連盟は、政権交代後の平成22年の参院選を機に民主候補の推薦に切り替えたが、今回は大分1〜3区すべてで自民候補を推薦した。森氏は「我々の政策を実現させるためには負ける人を支援しても意味はない」と本音を漏らす。

 九州は、農林水産業の出荷額が全国の2割を占めるだけに、農業団体の動向も選挙の行方を大きく左右する。農協を母体とする熊本県農業者政治連盟(農政連)は組合員数9万1千戸を誇る巨大組織。先の衆院選後、「自民党だけの時代ではなくなった」として全方位外交路線に転換、22年の参院選はどの候補も推薦せず、自主投票とした。
 だが、今回は旗幟鮮明にした。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が争点の1つになったからだ。連盟は「TPPに前向きと思われる民主党や日本維新の会は支援できない」との判断で自民候補を推薦。連盟幹部は「自民党にTPP阻止や農業予算減少への歯止め、担い手の育成などを期待しています」と語った。

 表向きは民主党候補を推薦しながらも、実際には動かない団体も少なくない。

 組合員約1万人を誇る九州電力労働組合(九電ユニオン)は、全国組織の電力総連の指示に従い、従来の民主支援方針を変えていないが、実際はやる気ゼロ。このため紹介状書きやポスター貼りなどの選挙の実務にもほとんど協力していないという。

 理由は一つ。野田佳彦首相が「2030年代の原発ゼロ」を連呼しているからだ。原発の長期停止に伴い、九電は正社員の平均年収を21%削減する方針。それどころか、来年も原発を再稼働できなければ、平成26年には債務超過に陥る可能性が大きい。ある組合員は「将来のエネルギー政策をまともに見据えない民主党に政権を担う資格はない。もう完全に見放しました」と冷ややか。別の組合員は「原発政策をみれば、自民党しか選択肢はない」と漏らす。

 鹿児島県トラック協会は、全国組織が「民主党支援」を打ち出した22年の参院選で、県協会独自の判断として「依頼があれば民自双方を推薦」と決めた。地方議会では相変わらず自民系が力を持っているためだ。今回も「民自推薦」としたが、協会関係者は「地方も国政も自民党政権になってくれれば陳情などもやりやすくなるな…」と自民党への期待を隠さない。

 村山富市元首相を輩出し、革新勢力が強い大分県でさえ業界団体は自民党支持に雪崩を打つ。そんな中、頑固に自民党を推してきた県トラック協会の山本大喜専務理事は、他の業界の日和見主義をせせら笑いつつ「大分の保守地盤を守ってきたのは我々だという自負がある。これからもずっと自民党支持ですよ」と胸を張った。(田中一世、大森貴弘)

7894名無しさん:2012/12/11(火) 22:46:36
>>7892
全部同じ人が投稿してるとばれてますよ(笑)

7895チバQ:2012/12/11(火) 23:24:42
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121211/trd12121123100012-n1.htm
選管は時間なく悲鳴 期日前投票は低調 29年ぶり師走の決戦
2012.12.11 23:09 (1/2ページ)
 29年ぶりの師走選挙となった16日投開票の衆院選では、寒さと年の瀬の慌ただしさで投票率の低下が心配される。その影響か、期日前投票の中間結果は平成21年8月の前回衆院選よりも低調。各地の選挙管理委員会は啓発に努めるが、今回は準備期間が短く、対応に苦慮している選管もある。

 12月の衆院選はこれまでに4回実施された。直近の昭和58年は67.94%で、当時は戦後最低の投票率だった。12月は寒さが強まり、クリスマスや年越しの準備も重なるため、選挙に不向きとのイメージは強い。

 投票率を左右する要素に投開票日の天候も挙げられる。一般的に雨や雪が降れば投票率は下がるといわれる。気象庁の予報では、投開票日の16日は全国的に曇りの地域が多く、比較的暖かいという。

 公示日翌日の5日から9日までの期日前投票は前回衆院選より16.56%減少、総務省は「大雪など天候の影響も考えられる」としている。

 学習院大の平野浩教授(政治心理学)は「今回の選挙は盛り上がっていないのでは」と指摘する。

 師走というハンディに加え、投票を呼びかける選管を悩ませているのが準備期間の短さだ。平成21年8月の前回衆院選では解散から28日後の公示だったが、今回は10日少ない。

 前回衆院選で都道府県別で64.87%と最低の投票率だった千葉県の県選管担当者は「時間が限られ、新たな取り組みまで手が回らない」と話す。

 前回の衆院選では8種類の啓発グッズを用意したが、グッズを販売する業者に聞いたところ、納期が厳しく、今回の選挙では3種類に絞り込んだ。

 市長選と市議補選が同時に行われる京都府宇治市は「時間が足りない」。東京都知事選と都議補選を抱える八王子市は「天気がどうなるか」と心配する。

 選挙サンデーの9日、都選管は東京・上野でアンケート形式の啓発活動を実施した。都知事選と衆院選について「もう行った」「行く予定」「行かない」「考え中」の4項目の質問に対し、「行く予定」と答えた人が圧倒的に多かった。

 「行く予定」と回答した渋谷区の会社員、渋谷広さん(65)は「投票に行かないのは政治放棄と同じ。忙しいのは関係ない」。「行かない」と答えた中央区の飲食店店員、浜翔大さん(24)は「興味がないし、誰が(議員に)なっても同じ。忙しくなる時期でもある」と話した。

7896チバQ:2012/12/11(火) 23:49:27
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/kikaku/kikaku2012/rupo12/rupo12_01.htm
決戦12衆院選 選挙区ルポ

(1)青森3区
(2012/12/07)
 「この国に生まれ育つ子どもの命を守り、次の時代に責任を持てる政治を行いたい」
 衆院選が公示された4日、大粒の雨に打たれながら民主前職の田名部匡代(43)は第一声のマイクを握った。3年余にわたる民主政権の反省点に触れつつも、党の実績や掲げた理念を訴えた。
 父で元参院議員の匡省から続く、自民前職の大島理森(66)との〝八戸戦争〟は、いずれも大島に軍配が上がっている。2009年の前回は民主への追い風も受けて367票差に迫ったが、あと一歩届かなかった。今回は一転して逆風下での選挙。個人を前面に押し出し、支持を広げる戦略だ。
 白いベンチコートの上で鮮やかに映えるピンクのたすきは、前回身に着けていた物と同じ。陣営関係者は「汗と涙が染み込んでいる」と引き続き国会で働く姿に思いをはせる。街頭演説後、田名部は「力を貸してください」と精力的に握手回りを行った。
 一方の大島。4日は八戸市内、5日は郡部を中心に回った。街頭では場所に合わせたテーマを訴えるなど、10選を目指すベテランらしさを見せた。
 解散から投票日まで約1カ月の短期決戦。大島派の派閥領袖(りょうしゅう)として他候補の応援のため選挙区を不在にすることも多い。県議団や市議団と連携を図り、地元入りした際には街頭演説や個人演説会を小まめに開催している。
 「立派な成績で国政に送り出す。得票数にもこだわりたい」と意気込む陣営幹部。田名部の比例復活の芽を摘むことも視野に、組織固めに力を入れる。
 5日午前、雪がちらつく中、五戸町で行った街頭演説では環太平洋連携協定(TPP)に触れ、「農業など全ての関税をゼロにするTPPは駄目ですよ、と言わなければならない」と強調。
 終了後、「寒い中ありがとう。大島の街頭に来たから風邪をひいたと言われたら大変だ」と聴衆を気遣った。
 未来新人の山内卓(34)は4日夕、八戸市石堂のスーパー前でマイクを握った。たもとを分かつ形になった田名部の〝お膝元〟をあえて選び、「自民に逆戻りか、裏切られた民主か、それとも未来に期待するのか」と大きな体から声を張り上げた。
 国政5度目の挑戦となる共産新人の松橋三夫(63)は4日、八戸農協本店、支店を相次いで訪問。県農協農政対策委員会から受けた推薦状を手に、「TPP参加反対と農業問題で一生懸命頑張りますのでよろしく」とにこやかに呼び掛けた。(文中敬称略)

7897チバQ:2012/12/11(火) 23:49:43
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/kikaku/kikaku2012/rupo12/rupo12_02.htm
決戦12衆院選 選挙区ルポ

(2)青森2区
(2012/12/08)
 雪交じりの強風が吹き付ける6日夕、むつ市中心部で街頭演説に立った自民前職の江渡聡徳(57)は「決められない政治を続けるのか、それとも責任の、実行力のある政治に戻すのか。争点はこのことに尽きる」と聴衆に呼び掛け、政権奪還への熱意を込めた。
 厚い支持組織と高い知名度を誇る江渡。各地の街演演説では、県議や市議らがずらりと並び、大勢の聴衆が詰め掛ける。5選への死角はないように見える。
 ただ、陣営は「まったく盛り上がらない」と投票率の低下を懸念する。選対本部長の大見光男は、方々で「前回に5千票を上積みした8万8千票の末広がりの得票を」「得票率によっては大臣のポストが待っている」と語り、関心を高めることに懸命。高い目標を掲げることで、勢いを持続させて短期決戦を駆け抜ける構えだ。
 前職として対峙(たいじ)する未来の中野渡詔子(42)は4、5日と相次いで下北入り。むつ市役所前で一人でマイクを握ると、「六ケ所の核燃サイクル、大間原発は造らなければならない」「むつの中間貯蔵施設の建設を進めるべきだ」と明言した。
 〝卒原発〟を掲げる党の方針と相反するものの、「今はしっかりと(原子力関連施設を)造り、地域の経済に貢献してもらうことが必要」と断言。「下北の思いをエネルギー政策に反映すべく、もう一度、国政に送っていただきたい」と呼び掛けた。
 民主新人の中村友信(57)は元十和田市長・亨三(故人)の次男で、地元での知名度を生かして戦う。4日夕、同市のスーパー前で、中村の演説に耳を傾けた女性は「お父さんの代から知っているので応援してあげたい」と話した。
 原子力政策に対して「推進」のスタンスを取る中村は、核燃料サイクルのバックエンド(後処理)問題の重要性を掲げる。5日に六ケ所村で行った街頭演説では「最終処分地の問題を国民的議論にしたい」と強調した。
 7日午前8時。十和田市役所前で共産新人の小笠原良子(63)は演説の冒頭、「まずもって比例は共産党に投票してください」と切り出した。8日には、比例東北に出馬している共産前職高橋千鶴子(53)が2区入り。〝二人三脚〟で三沢、十和田両市と七戸町を回る予定だ。
 選対本部長の市川俊光は、二大政党や第三極の争いに埋没することを警戒しつつ「有権者から明確に脱原発を主張する人が立候補して良かった、と言われた。共産はその願いを託せる存在」と手応えを語る。
(文中敬称略)

7898チバQ:2012/12/11(火) 23:50:04
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/kikaku/kikaku2012/rupo12/rupo12_03.htm
決戦12衆院選 選挙区ルポ

(3)青森1区
(2012/12/09)
 「この選挙で安定した政治を取り戻しましょう。その力を持っているのは自民党をおいて他にありません」
 8日に青森市の街頭に立った自民新人の津島淳(46)は、党の看板を前面に押し出して支持を呼び掛けた。
 遊説先では自民系の首長や市町村議がマイクを握る。他候補を上回る組織力と、民主政権への批判を追い風に、各紙世論調査でも優勢が伝えられている。
 しかし、本人は「そうは思っていない」ときっぱり。「私はあくまでチャレンジャー。まだまだ(前職の)背中が見えたところ」と終盤戦に向け気を引き締めた。
 第三極の台風の目とされる維新から立候補した新人の升田世喜男(55)。5日、地盤とする中泊町中里での街頭演説には、強風にもかかわらず約80人の支持者が集まった。
 比例東北ブロックで同党2位となり、地元は早くも「8割方当選だ」(小野俊逸町長)と沸き立つ。強い期待を象徴する大きな拍手を受けマイクを握った升田は「選挙に大丈夫はないんです」。周囲に漂う〝楽観ムード〟にくぎを刺した。
 4度目の国政挑戦でつかんだ最大のチャンス。生まれ育った同町小泊地区でも、大勢の支持者を前に「小選挙区で勝たせてほしい」と声をからした。
 各紙が津島優位を報じた直後の7日。未来前職の横山北斗(49)は、一面雪化粧した鶴田町の中心街で、複数の町議を含む約40人の有権者の前に立った。
 住宅街を小まめに回り、自宅にいる人に向けて訴えるのが〝横山スタイル〟。参集を呼び掛けて街頭演説するのは珍しい。
 真冬の選挙だけに「住宅は二重サッシ。(演説が聞こえず)浸透し切れないかも」と漏らすが、基本的には我流を貫き通すつもりだ。
 この日も中心街での演説を終えた後は、住宅街でつじ立ちを続け、「TPP(環太平洋連携協定)、消費増税にノーと言える青森県であってほしい」と呼び掛けた。
 民主新人の波多野里奈(39)は8日、青森市内の大型スーパー前に立った。従えるのは同年代の女性でつくる「ママ友応援隊」。メンバーの一人(35)は、ピンク色ののぼりを手に「絶対に国政に私たちの生の声を届けてほしい」と期待を込める。
 この日は党本部の安住淳幹事長代行が来県する予定だったが、7日発生した地震への対応で急きょキャンセルに。
 「残念だが、その分元気に演説したい」と語った波多野は、いっぱいに声を張り上げて「女性が活躍できる仕組みをつくる」と強調。1児の母として、生活者目線の政治実現を訴えた。
 6日夕。共産新人の斎藤美緒(32)は、肌を刺す寒風が吹く五所川原市の大型スーパー前で演説した。
 「あぐらをかいて民意を削る政党か、国民にしっかり結び付いて汗をかく共産か。今ほど政党の真価が問われている時はない」
 県内最年少の候補者は、マイクを置くと厳しい表情を緩め、笑顔で有権者に握手を求めた。(文中敬称略)

7899チバQ:2012/12/11(火) 23:50:34
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/kikaku/kikaku2012/rupo12/rupo12_04.htm
決戦12衆院選 選挙区ルポ

(4)青森4区
(2012/12/10)
 津軽地方に強い寒気が流れ込んだ8日午前、雌雄を決する前職同士、自民の木村太郎(47)と民主の津島恭一(58)は、それぞれ旧平賀町(平川市)を巡った。山沿いから里、中心街…。選挙カーは積もり続ける新雪をかき分け、車がすれ違うのも難しい小道をずんずん奥へ入り込む。
 小さな集落も残さず丁寧に拾い上げる木村を追うと、時折地吹雪で50〜60メートル先を走る選挙カーが見えなくなる。迷路のような小道をくまなく回るため、一度見失うと探すのは難しい。かすかに聞こえる声だけが頼り。木村の運動員を乗せた後続車ですら何度か選挙カーを見失った。
 元知事の父守男から津軽の固い地盤を受け継ぎ、6期目を目指す木村。選挙戦は旧市町村ごとに首長や地方議員を並べて第一声を上げ、それが一巡すると幹線道路を外れて野や山に分け入る。父が編み出した〝木村選挙〟の忠実な実践だ。
 集落ではウグイス嬢とマイクを交代。雪かきをする住民を見つけると、すかさず「寒い中ご苦労さまです」といたわる。雪かきを休めた手を、木村に向かって大きく振る住民も多い。木村は演説を控えめに、選挙カーで「6期目の今回もよろしくお願いします」とひたすら繰り返した。
 「TPP(環太平洋連携協定)に反対する人は多いが、離党してまで主張するだけの覚悟はあるのか。私は郵政民営化に反対して(自民を)離れた」
 集落の入り口にある小さな郵便局前で、3選を目指す津島が声を張り上げた。小泉政権で郵政民営化に反対を貫いた信念を強調。聴衆がいなくても、演説後は必ず三方に深々と頭を下げる。
 旧平賀町に入るのは公示後で初。中心街では大川喜代治・平川市長が応援演説に立ち「政権党として平川市のさまざまな事業に協力してもらった。逆風だが、お世話になったことは忘れてはいけない」と呼び掛けた。
 木村とは4度目の対決で、過去3度はいずれも敗北。各紙の世論調査では今回も劣勢が伝えられるが、津島は「平川ではそんなことはないはずだ。最後まで皆さんの力を賜りたい」と訴えた。
 共産党新人の千葉浩規(51)は8日夕、東北比例候補の前職高橋千鶴子と青森市浪岡地区の街頭に立った。
 司会は青森市議。2005年の合併後も選挙区割りが見直しされていないため、青森市は1区でも浪岡地区は4区のまま。千葉は「党員の誇りに懸けて全力で戦う」と強調。消費増税やTPPへの反対を声高に叫んだ。(文中敬称略)

7900チバQ:2012/12/11(火) 23:50:49
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/kikaku/kikaku2012/rupo12/rupo12_05.htm
決戦12衆院選 選挙区ルポ

(5)岩手2区
(2012/12/11)
 前回の雪辱を期す自民元職の鈴木俊一(59)は6日午後、野田村に入った。選挙区が広大で、選挙期間中の同村入りは限られる。村議や水産関係者、商工業者ら支持者と共に村内をくまなく巡り、入念に支持を訴えた。
 北奥羽地方最大の東日本大震災の被災地で訴えた政策は、復興関連が中心。同じ三陸で被災地を抱える宮城県の自民前職も応援に訪れ、「復興前進」を掲げた。
 3時間で十数カ所に立ち寄るハードスケジュールで、1カ所当たりの演説時間は2〜3分。夕方、いまだ100世帯近くが仮設住宅での暮らしを余儀なくされている野田中学校グラウンドでは「復興は私の使命。国会に戻って仕事をさせてほしい。浪人した3年3カ月分を倍にして返したい」と熱のこもった6分余りの演説となった。
 新聞各紙の世論調査で優勢が伝えられたこの日だが、「私にとってはもう後のない、政治生命を懸けた戦いだ」と気を引き締めた。
 未来前職の畑浩治(49)は7日、選挙戦初日の4日と6日に続き、出身地・久慈市に入った。駅前や繁華街で街頭活動を繰り返し、選挙カーは〝地元候補〟であることを連呼しながら、支持固めを図った。
 途中立ち寄ったのが、生まれ育った同市大川目町。駆け付けた約150人の住民を前に、自身の名前をもじりながら「畑『浩治』は、道路『工事』をしっかりやります」と聴衆を沸かせた。元国土交通省職員として、得意分野で地域の課題である社会資本整備についてアピールした。
 6月の民主離党と公示直前となった新党入りのきっかけになった、消費税増税反対や〝卒原発〟などを強調しながら、対立候補との違いを鮮明にし、「この3年3カ月間、いい仕事ができた。筋を通した政治のため、地元の皆さんの絶大な支援をお願いしたい」と2期目に向けて訴えた。
 同市での日程を終えた後、「かなり手応えはいい。やはり地元の応援はありがたい」と自らを奮い立たせた。
 「しがらみのある古い政治を継続するか、共産党に託すのか。今回は歴史的な選挙になる」。6日午後、吹雪の中で二戸市の街頭に立った共産新人の久慈茂雄(64)は、自身の支持と党勢拡大を訴えた。
 民主、自民の二大政党を「米国言いなり、財界中心の政治」と一貫して批判し、「わが党は結党90年。昨日、今日できた政党は信用できない」と乱立する新党との違いを強調。「共産党が伸びてこそ、日本の政治が変わる」と力を込めた。
(文中敬称略)=この項終わり=

7901チバQ:2012/12/12(水) 00:11:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012121100590
震災、選挙運動に打撃=避難で支持者減、名簿も流失−東北3県【12衆院選】

電話で支援者集会への参加を呼び掛けるスタッフ。震災後に連絡先が分からなくなった支援者もいるという=11日、宮城県内の選挙事務所 衆院選の選挙運動に、東日本大震災が影を落としている。被災地では有力支持者が亡くなり、大切な支援者名簿も流失。投開票日を目前に、各陣営には焦りの色が濃い。
 東京電力福島第1原発事故で約15万7000人の避難が続く福島県。ある前職の陣営は「電話番号が分かる避難者には声を掛けるが、それ以外は何もできない」と頭を抱える。移動時間を考慮し、選挙区外の避難者向けの遊説も断念した。
 県外への避難者もおり、別の幹部は「投票率が下がれば組織が強固な政党が強くなる。最大の不安だ」と焦りをにじませた。一方、元職の秘書は「被災地域の党支部長に働き掛けをお願いしている。組織力と横のつながりが腕の見せ所」と意気込む。
 岩手県南部の選挙区では有権者が約8000人減少。前職の男性は津波で家族や事務所を流された上、長年培ってきた後援会でも犠牲者が出た。陣営幹部は「20年近い付き合いの支持者は1人でも大きな力になるのに、亡くしてしまった…」と暗い表情。地元を離れた有力支持者もおり、「人脈を失うつらさが身にしみた」と悔やむ。
 宮城県北部の海沿いにあった前職の地元事務所は津波で2階まで浸水。10年以上かけてつくった支持者データが入ったパソコンが水没し、紙で保管していた名簿も判読不能になった。「ゼロからのスタート」と本人。集会の参加者に住所を書いてもらう日々が続く。
 同県の別の前職陣営も「はがきは出しているが、手応えがない」と名簿が当てにならない状態を嘆いた。
 一方、都市部の「第三極」の新人は、駅前などでの演説に活動のほぼ全てを割き、無党派層の取り込みに全力を挙げる。陣営は「名簿は重視していない。組織戦ではないので見えない部分もあるが、手応えは感じている」と鼻息が荒い。(2012/12/11-15:47)

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7903チバQ:2012/12/12(水) 00:12:57
http://www.asahi.com/area/miyagi/articles/MTW1212110400001.html
2012年12月11日10時33分
総選挙〈3区〉 西村氏に手厚い応援
 「閖上朝市の皆さま、おはようございます」。選挙戦の唯一の日曜日だった9日、宮城3区の候補者3人が名取市の朝市に顔をそろえた。「ゆりあげ港朝市」の本来の会場は東日本大震災で被災し、今はスーパーで再開している。各陣営は客らと握手しながら「被災地の復旧・復興を進める」と懸命にアピールした。


 3人のうち盤石の戦いぶりを見せているのが、自民党の西村明宏氏だ。公示日の4日、亘理町での街頭演説には安倍晋三総裁が早速駆けつけた。西村氏は安倍内閣で内閣府政務官。再び安倍内閣になれば、要職での登用も期待される。その2日後には岩沼市に石破茂幹事長も来訪。手厚い応援に支持者は一層力が入る。


 また、公明党の推薦は第1次で、西村氏も「比例は公明」と応じ、固い基礎票を築きつつある。


 「自民党優勢」との報道が相次ぐが、西村氏は「前回みたいな逆風はないが、『郵政』の時のような追い風もない」と首をかしげる。陣営も「大丈夫と思った選挙で大丈夫だったことは一度もない」と引き締めに躍起だ。


 「私が復興大臣政務官、国土交通大臣政務官の橋本清仁でございます」。西村氏と4度目の対決となる民主党の橋本氏は、10月に就いた政務官の肩書を前面に出し、復旧・復興の実績を訴える。内陸部でも震災対応への思いを語り、無党派層の取り込みに必死だ。

 橋本氏は日本未来の党に移った小沢一郎氏のグループの一員だったが、小沢氏とたもとを分かち、党にとどまった。にもかかわらず「民主党」を打ち出さない。「嫌民主」の逆風がやむ気配がないからだ。


 3日には「10年来の親友」という細野豪志政調会長を呼び、丸森町で街頭演説。放射能問題を抱える町で元原発担当相は「今回の選挙に自民も民主も関係ない。大事なのは復興。誰が役に立つのかを考えてほしい」と訴えた。だが、聴衆は約50人どまりだった。


 共産党の吉田剛氏は街頭演説に力を入れる。ターゲットは「民主党に幻滅したが、自民党にも戻りたくない」人たちだ。31歳という若さと仙台大(柴田町)出身という地元とのつながりもアピールする。(石井力、力丸祥子)

7904チバQ:2012/12/12(水) 00:13:25
http://www.asahi.com/area/miyagi/articles/MTW1212100400002.html
2012年12月10日10時37分
総選挙〈6区〉 小野寺氏の組織盤石
 「次の4年で日本の頂点を極めて欲しい。そのために(得票で)数字を出さなければならない。留守はしっかり守りましょう」

 公示日の4日。自民の小野寺五典氏の応援に駆けつけた伊藤康志・大崎市長はこう檄(げき)を飛ばした。


 小野寺氏は5回目の総選挙となる今回、初めて選挙期間中に地元を離れる。安倍晋三総裁の指示で、12日間のうち4日間、北海道から兵庫県まで6選挙区の自民候補の応援に回るためだ。「与党に戻るためには、少しでも多くの仲間の当選が必要だ。不在にするのは不安だが、4期務めた自分の責務」。津波警報が出た翌日の8日も、被害がなかったことを確認し、福島県や神戸市に出向いた。


 選挙に向けた組織は盤石だ。元県議会議長の高橋長偉氏が6区全体の選対本部長を務める。さらに選挙区を「気仙沼市・本吉郡・登米市」と「栗原市・大崎市」の2ブロックに分け、それぞれ県議の畠山和純氏と中島源陽氏を本部長に据える。農協や医師会など幅広い業界団体の支持も受け、公明からもいち早く推薦を受けた。朝日新聞社が4、5日に行った情勢調査では、自民、公明支持層、無党派層に加え、民主支持層にも食い込む勢いだ。


 一方の民主。過去2回は選挙協力した社民に候補者擁立を譲ってきた。だが、今回は9年ぶりの公認候補として、2区の衆院議員だった鎌田さゆり氏を立てた。選対本部長の内海太県議は事務所開きで、「広い6区に国会議員が2人欲しい」。厳しい戦いを強いられ、視野に入れるのは比例区での復活当選だ。


 この地域が好きで、保守層が多いと知りながら6区での立候補を決めた、という鎌田氏。街頭演説のほか、個人演説会やミニ集会を開く。「大関の胸を借りに行く。立ち会いで飛ばされないよう、まわしには手を伸ばしたい」


 共産の高村直也氏は「民主も自民も古い政治を代表する勢力」と批判。無党派層への浸透を図る。(青瀬健)

7905チバQ:2012/12/12(水) 00:13:52
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121211_02.htm
引退から3年 元農相遠藤さん 久々「エンタケ節」山形2区

選挙戦の表舞台に久々に登場した遠藤さん=3日、村山市民会館


 衆院議員を6期務め2009年に政界を引退した自民党の元農相遠藤武彦さん(74)が、地元山形2区の選挙戦で久々に表舞台に登場し、党新人候補の応援弁士として独特の「エンタケ節」を披露している。自民党は外見も演説も個性的な遠藤さんの存在感に期待を寄せるが、他陣営は「どれほど影響力が残っているのか」と冷めた目で眺めている。

 遠藤さんは、前回の衆院選で山形2区の後継候補を支援。これを最後に、選挙応援など公の場からほぼ姿を消していたが、11月末に自民、公明両党の合同決起集会に登場。公示後も第一声の会場や演説会に現れた。
 3日に山形県村山市であった演説会。長くたくわえたひげをさすりながら遠藤さんが切り出した。
 「引退して以来ほとんど久しぶりで、まず仙人みたいな暮らしでいる。テレビは政治家が出てくるとすぐチャンネル変える。見たぐもね」
 11月にようやく衆院を解散した野田佳彦首相に批判の矢を向ける。「うそつきって言われるのやんだくっての解散。『国民置き去り解散』と言わざるを得ない」
 若い政治家にも一言。「最近の政治家はおのれを語るに多弁だ。そんな政治家は信用しちゃいかん。政治家は己の身を削るろうそくやチョークのようなもんでなきゃ」。約400人の聴衆がどっと沸いた。
 病気で左腕が少し不自由だが、健康状態は悪くないという。当初は「一回限り」と言っていたが、気まぐれのように合計7回、弁士として登場している。
 山形2区の自民党陣営は、遠藤さんを「(最後に登場する)水戸黄門の印籠のようなもの」と表現し、「今回の選挙にかける自民党の本気度を示せる」と波及効果に期待する。当時の遠藤陣営のスタッフが、今回の選挙を強力に後押ししているのも強みという。
 遠藤さんについては、地元米沢市などでいまだに影響力があると言われる一方、農業共済組合の補助金不正受給問題をめぐり農相を就任8日目に辞任した印象が強く、地元有権者に暗い記憶も残る。山形2区の他陣営の幹部は「かつての組織票がどの程度生きているかも疑問」と警戒感を示さない。

 ◇山形2区立候補者
川野裕章53 維新 
鈴木憲和30 自新 
近藤洋介47 民前(3)
岩本康嗣47 共新 


2012年12月11日火曜日

7906チバQ:2012/12/12(水) 00:14:33
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121211_05.htm
比例中国で立候補の自民・吉野氏 復興訴え福島5区張り付き
 衆院選(16日投開票)で自民党前議員の吉野正芳候補(64)の選挙運動が波紋を広げている。福島5区の公認争いに敗れ、比例中国に回って立候補したが、5区に張り付く運動に終始し、中国地方の有権者から「どっちの代表なの?」と不満の声が出ている。
 いわき市で6日にあった5区の自民党元議員(68)の街頭演説。応援弁士の谷垣禎一前党総裁が吉野氏の比例中国での出馬に触れ「ちょっと変だが、1番通りやすい中国地方にした」と述べた。
 演説に立ち会った吉野氏は支持者から「いつまでこっちにいるの?」と聞かれ「1回も行くことはないの。あっち(中国地方)の人には申し訳ないのだが」と答えた。
 吉野氏は11月29日の出馬会見で「中国地方に縁はなく、向こうに行く気もない。福島に張り付いて公認候補全員、特に5区必勝のために全力を尽くす」と地元の運動に専念する考えを示した。公示後も主に5区の支持者回りをし、選挙区は元議員、比例は自民党への支持を訴えている。
 吉野氏は公認候補選びで元議員と競合し、党本部は選挙区支部長を公認する原則にのっとって元議員を指名した。県連は福島第1原発事故に伴う「福島復興枠」を比例名簿に設けて吉野氏を優遇するよう本部に求めた。
 本部は吉野氏を比例中国に転出させる異例の決定をし、単独19位の名簿順で処遇した。上位18人は重複立候補者で、陣営は当選圏とみる。
 岡山県津山市の主婦(67)は吉野氏に対し「中国地方に貢献する姿勢を見せてほしい。『復興』の題目があれば何でも通るわけでない」と言う。同県鏡野町の自営業の女性(60)も「中国地方の有権者に失礼。私たちの代表者を国会に送りたいのに裏切られた気持ちだ」と不満げだ。
 自民党広島県連は「(吉野氏の受け入れは)中国ブロックとして復興に協力する意思を示した」と理解を求める。吉野氏は「党本部の決定に従った。党が原発事故からの復興に力を置いている表れだ」と語る。


2012年12月11日火曜日

7907チバQ:2012/12/12(水) 00:14:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121102000269.html
脱原発なんて言えない 日立製作所「城下町」の茨城5区
雨の中、街頭から支持を訴える候補者=茨城県高萩市で


 衆院選で争点の一つとなっている脱原発か原発推進か、有権者が表立って話題にしにくい選挙区がある。茨城県日立市を中心とする茨城5区。日立市は日立製作所の発祥の地で、市内の工場では原子炉やタービンなど原発設備が製造されている。人口十九万人の半数が同社の関係者ともいわれる企業城下町だけに、いろいろな思いを胸の中で押し殺している。 (永山陽平)

 茨城5区からは共産新人の福田明氏(56)、自民新人の石川昭政氏(40)、民主前職で元国土交通相の大畠章宏氏(65)の三人が立候補した。そのうち街頭で明快に全原発の廃炉を主張するのは福田氏のみ。「原発は重要エネルギー」と位置付ける石川氏も街頭では民主批判に時間を割く。党エネルギープロジェクトチーム座長も務める大畠氏は、個人的主張は控え「二〇三〇年代に稼働ゼロを決めた党の方針に従う」と繰り返す。

 原発をめぐる票の奪い合いがかすんで見える背景には、地元で「日製(にっせい)」と呼ばれる日立製作所の存在が大きい。無職男性(72)は「この街は日製関係者ばかりで、原発は争点にならない。だから、民主も自民も踏み込もうとしない」と説明する。

 日製は福島第一の1、4号機や建設工事を再開した大間(青森県)、日立市と隣り合う東海村の東海第二など、国内二十三基の商用原発を手掛けている。日製はこれら原発の主要設備である原子炉や発電用タービンを、市内五カ所の工場で製造している。

 日製によると、五工場で働く人は約六千人。日立電線などのグループ企業も周辺に多く立地し、下請けや孫請けの中小企業は「把握できない」(日立製作所工業協同組合)ほど裾野が広い。日立青年会議所の関係者は「家族まで含めれば、市民の二、三人に一人は日製と関係しているのではないか」と話す。

 衆院選の候補者も日製と縁がある。日立市出身の石川氏は父親が日製の元社員。実現したい政策の一つに「日製が十分に稼げる経済環境づくり」を挙げる。四日の出陣式では日製の田中幸二副社長(電力システム事業担当)から直々に激励を受けた。

 対する大畠氏は政治家になる前まで日製で原発開発に携わっていた技術者。日製労組の支援を受けて八期目を目指す。

 街の至る所に日製が入り込んでいるだけに、市民も原発のあり方には触れたがらない。雑貨店を営む男性(63)は言う。「誰がどこで日製とつながっているか分からない。軽々しく『脱原発』なんて言えない」

 日製は原発の輸出を拡大していく方針で、二〇年度に原子力事業の売上高を一一年度比で二・三倍の約三千六百億円とする目標を掲げている。

 <茨城5区> 人口は日立市19万人、高萩市3万人、北茨城市4万5000人で、日立市が勝敗を分ける票田となる。「保守王国」の茨城県にあって、日製労組を支持基盤とする候補が各種選挙で強みを見せている。

7908チバQ:2012/12/12(水) 00:15:42
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121211/stm12121112430001-n1.htm
【衆院選2012 埼玉】
激戦3区 民主ベテランに新人3人挑む 野田首相が2度の来県
2012.12.11 12:39 (1/2ページ)
 衆院選は10日、投開票まで1週間を切り、後半戦に突入した。この日、首相の野田佳彦氏(55)が2度目の埼玉入りをし、政権批判を一身に受ける民主前職の大臣経験者らを後押しして回った。民主前職に対し、自民など4氏が挑む激戦の3区(越谷市、草加市)では、野田氏のほか、維新は元横浜市長の中田宏氏(48)が応援に入り、各陣営とも支持者獲得へしのぎを削った。

 みんなの新人、宮瀬英治氏(35)はこの日、草加市東部を中心に量販店など人の集まる場所でスポット演説。午後6時ごろには東武伊勢崎線松原団地駅前で街頭演説し、「3年間の運営で結果が出なければ一般企業だったら経営陣は交代だ」と民主政権を批判。「増税の前に国会議員が身を切る、そして経済を回復させるべき。時代を動かすのはいつも若者の情熱」と通勤客らに呼びかけた。

 民主前職、細川律夫氏(69)は10日午後3時ごろ、同草加駅前で再び野田氏とマイクを握った。野田氏は景気対策について「公共工事の大盤振る舞いは借金が残るだけ。実体経済を良くしないと意味がない」と主張。「やるべきことを真っ正面から前に進めていく」と理解を求めた。また、細川氏は元厚生労働大臣の実績を強調し「医療、年金、介護の充実を進める」と支持を訴えた。

 一方、維新新人の谷古宇勘司氏(61)はこの日午後4時半ごろ、中田氏とともに同新越谷駅前に登場。中田氏は「自民は先送り、民主は決められない政治だった。どんな政策にも賛否はあるが、決める政治を実現できるのは維新だけ」とアピール。元自民県議の谷古宇氏は「県議の役職を歴任したが何も改革できなかった。新たな発想で制度を変えていく」と述べ、改革派を強調した。

 自民新人の黄川田仁志氏(42)は越谷市内のスーパーなどを演説して精力的に回った。同市宮本町のディスカウントストア前では「民主党のお試し期間は終わった。経験と実績ある自民党に政権を」と支持を求め、「私は元研究者。科学の目で生命化学や医療など新たな成長産業を起こし、経済を回復に導く」と呼びかけた。この日夜は各地でミニ集会をこなし、政権奪還を訴えた。

 共産新人、広瀬伸一氏(56)は越谷、草加の両市をくまなく選挙カーで回り、「原発即時ゼロ」など党の施策を訴えた。

7909チバQ:2012/12/12(水) 00:16:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/tokyo/CK2012121102000103.html
激突選挙区 9区 練馬区(中西部) 「浮動票を」駅前混戦
支持者と握手を交わす候補者=都内で


 逆風の前回選挙で比例復活した自民前職を未来前職と民主新人が追う展開になっている。区議と都議を務め、地元に強固な地盤を築く自民前職に対し、公示直前に公認された未来前職や民主新人は厳しい戦いを強いられている。

 自民前職の菅原一秀さん(50)の出陣式は、組織力を見せつけた。都知事選候補の猪瀬直樹さん(66)や、自民前幹事長で東京8区から出馬する石原伸晃さん(55)も駆けつけた。「手応えはあるが、逆に緩みが心配。徹底して引き締める」と菅原さん。前回十二万六千票から上乗せを目指す。

 前回選挙で菅原さんを破った未来前職の木内孝胤さん(46)は、消費税増税に反対して民主を離党した。「筋が通っているのは私だ」と主張するが、ライバルの菅原さんも増税反対、脱原発を訴え、政策の違いは見えにくい。前回はこれまでの民主候補の得票より五万前後も多い十四万票を得た。今回は民主候補の出馬で民主支持者、支持の多い無党派層も割れる可能性がある。

 民主新人の福村隆さん(49)は、十一月二十一日の公認決定後に選挙活動を本格化した。突然の出馬に連合の地元支部からの正式な支持は間に合わなかった。地元に縁もなく、地元区議ですら「名前を覚えてもらう時間もない」と言うほど。三万〜四万あるとされる民主票固めと、無党派層への浸透を懸命に図る。

 選挙区の練馬区中西部には、無党派層の多い住宅地が広がる。各陣営とも朝夕、通勤客の多い駅頭での訴えを重視し、浮動票の取り込みに躍起だ。特に西武線と都営大江戸線が交わる練馬駅や西武池袋線石神井公園駅は、各陣営が場所を取り合う激戦地。「誰がどこで話すのか教えてほしい」と記者に逆取材する候補者もいた。

 どの陣営も「今回は具体的な数字は読めない」と言う。ほかに共産新人の坂尻正由喜さん(41)も頻繁に駅頭に立ち、脱原発、反消費税増税を訴える。必死の思いがぎりぎりまで、駅頭で交錯する。 (宮畑譲)

坂尻正由喜41 党地区常任委員  共新 

福村隆49 (元)会社社長    民新 

菅原一秀50 (元)厚生労働政務官 自<前><3>

木内孝胤46 (元)外務委理事   未前<1>

7910チバQ:2012/12/12(水) 00:17:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012121100482
真紀子節、にじむ危機感=長島も「角栄流」アピール−新潟5区【12衆院選】

街頭演説で有権者に支持を訴える民主党の田中真紀子氏(右)=4日、新潟県南魚沼市 新潟県南魚沼市のJR上越新幹線浦佐駅。人影もまばらな出口を通り抜けると、駅前ロータリーの脇に、右手を額のあたりまで掲げた元首相田中角栄(故人)の銅像が威容を誇る。
 衆院選公示日の4日、7選を目指す民主党の田中真紀子は父の像の前に立つと、開口一番、地元の道路建設に触れ「6億5000万円の事業費を付けた。公共事業をしっかりやっている。どこかの党でなければやらんなんてことはない」と、独特の「真紀子節」で訴えた。
 中選挙区制時代に新潟3区だったこの地域は、「日本列島改造論」を唱えた元首相が盤石の地盤を誇った。それを継承した田中だが、民主党に追い風が吹いた前回選挙でも、自民党候補に約1万7000票差まで迫られた。
 民主党政権で公共事業削減が一層進んだ結果、「地域経済は細る一方」(地元経営者)で、元首相の後援会「越山会」が築き上げた従来の集票システムは機能不全となりつつある。今回、旧越山会幹部が自民党の長島忠美の支援に回ったほか、文部科学相就任後の大学認可をめぐる混乱も尾を引き、田中はかつてない逆風にさらされている。
 危機感を募らせる田中は、前回は蹴った連合の支援を取り付け、事務所開きや第一声には地元連合幹部が姿を見せた。街頭では高齢者らに歩み寄り、「お母ちゃん、寒いでしょう」と両手で頬を包み込むなど、気さくさをアピールするのも忘れない。


雪の降る中、支持を訴える自民党の長島忠美氏=5日、新潟県魚沼市 銅像前での演説で、田中は前々日に元首相の墓参をしたと明かし、決意を語った。「苦しいこと、つらいこともあるが、この父のことを思えばまだまだ努力は足りない。『田中真紀子』と投票して間違っていなかったと思われる政治行動をする」
 公共事業に力点を置く姿勢は、長島も同じだ。公示翌日の5日午前、魚沼市山間部の入広瀬地区に入った長島は降り積もる雪の中、「消費税だ、環太平洋連携協定(TPP)だと言っている間に景気が一番冷え込むのは地方。誰かがやらなければこの地域は発展しない」と声を張り上げた。
 旧山古志村村長として経験した新潟県中越地震を踏まえ、防災、減災の必要性を強調し、「批判を覚悟で公共投資で引っ張らないと、民間はついてこられない」と断言。「私も角栄先生を尊敬し、先生の政治活動を見ながら育ってきた」と、田中支持層の切り崩しに狙いを定める。
 「角栄流」を今も追い求める田中と長島。投票日の16日は、くしくも元首相の20回忌に当たる。
▽新潟5区
米山隆一45 医師   維 新    推(み) 
長島忠美61 国対副委長自 前    推(公) 
服部耕一43 党県委員 共 新 
田中真紀子68 文部科学相民 前   推(国)
(敬称略)(2012/12/11-14:18)

7911チバQ:2012/12/12(水) 00:18:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2012121100493
失言追い打ち、苦境の藤村=無党派追う維新、自民は組織戦−大阪7区【12衆院選】

地元の商店街であいさつ回りする藤村修官房長官(右)=7日、大阪府吹田市内 政府内で危機管理を担う官房長官は、平時でも原則として都内で待機することが求められる役回りだ。
 民主党の藤村修は7日、衆院選公示後初の選挙区入りを果たし、商店街で一軒一軒「ごぶさたばかりで…」と頭を下げていた。近況を尋ねる店主らの心遣いがうれしかったのか、表情をうかがわせぬ普段とは打って変わり、頬を上気させていた藤村。その直後、北朝鮮が10日以降の発射を予告した長距離弾道ミサイルについて「さっさと上げてくれるといいんですが」と口を滑らせた。
 ただでさえ強い政権への逆風に加え、大阪を本丸とする日本維新の会の台頭を受け、7選を目指すベテランも苦戦が伝えられている。すぐに訂正、陳謝したものの、失言は陣営にとって「泣き面に蜂」(民主党関係者)となった。
 結局、7日は地震対応のため地元日程も短縮せざるを得ず、東京へとんぼ返り。本人欠席の個人演説会に駆け付けた連合会長の古賀伸明は「連合が全力で支える」と引き締めを図ったが、自民、公明両党から罷免要求が上がるなど、尾を引くのは避けられそうにない。


街頭で有権者に支持を呼びかける日本維新の会の上西小百合氏(中央)=8日、大阪府吹田市内 一方、「台風の目」になるとみられた維新も、7区では他陣営を圧倒するまでの勢いは得ていないようだ。「(代表代行の)橋下徹とともに、日本再生に立ち上がります」。8日夕、JR吹田駅北口。維新新人の上西小百合は家路を急ぐ市民に、自身と橋下の名前、維新の党名を時折つかえながら連呼し続けた。足を止める人は少なく、政策パンフレットは運動員の手元に大量に余った。
 党から公認料を得られず、貯金を切り崩して政治の世界に飛び込んだという29歳。主に支えるのは当選1回の大阪府議で、組織の支援はないに等しい。選挙戦術は「とにかく橋下とセットで顔と名前を覚えてもらう。難しい話はしない」(陣営スタッフ)と単純明快だ。街頭では府議がつきっきりで、あいさつの仕方や立ち位置を指導。「本人」と書かれたのぼり旗を持って練り歩き、無党派層への支持拡大を目指す。
 維新の戦術を、自民党の渡嘉敷奈緒美は「支持者が全く見えない」と警戒。「こちらはひたすら見える票を掘り起こし、固めていく」と、業界団体を中心に組織票をまとめる手堅い選挙戦を展開している。
▽大阪7区
上西小百合 29 元会社員 維 新 推(み) 
石川多枝 45 党地区役員共 新 
渡嘉敷奈緒美50 元党局次長自 元 推(公) 
渡辺義彦 56 元安保理事未 前  推(大) 
藤村修 63 官房長官 民 前   推(国)

7912チバQ:2012/12/12(水) 00:20:23
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20121210000135
狙え 相手陣営 支持層 京都3区 民自伯仲 維共追う印刷用画面を開く

クリスマス商戦でにぎわう週末の商店街を歩き、買い物客に支持を訴える候補者(京都市伏見区) 衆院選京都3区では、4候補による激しい争いが続いている。序盤の世論調査では民主党前職と自民党新人が互角に並び、日本維新の会と共産党の両新人が絡む展開となった。それだけに後半戦に向け各候補とも組織票を固めるだけでなく、相手陣営の支持層にも食い込んで弱点を補おうと躍起になっている。

 「私にはみなさんと歩んだ3期9年がある」。民主前職の泉健太候補は7日夜、京都市伏見区内の個人演説会場で支持者に再選への決意を熱く訴えた。

 泉候補は今回、個人演説会を1日1会場に絞った。「時間をかけて現職の実績を語りかける」(陣営幹部)のが狙いだ。政権批判の逆風を見越し、党府連から業界団体へ推薦依頼が下りるのと同時に商店街など50を超す下部団体へ陣営幹部が足を運ぶ「ボトムアップ作戦」を公示前から展開。自民が優位とされる団体支持層を揺さぶろうとしている。

 一方、泉候補を追いかける自民新人の宮崎謙介候補は、公示の4日午後に向日市など乙訓地域を重点的に攻めた。8日にも参院議員会長を務める国会議員と長岡京市内に入るなど、乙訓での支持拡大に力を入れる。

 乙訓は連合組合員が多く民主が強いとされる。2005年選挙で自民候補が820票差で競り負けたが、この敗因は乙訓で逆転されたことだ。乙訓創業で前回まで民主を支持していた1部上場企業の社長から応援も取り付けた。宮崎候補は「若さを備えた自民にしか日本は再生できない」と、2000年以来となる選挙区での勝利を目指す。

 小選挙区比例代表並立制が導入された1996年選で共産は全国300小選挙区で2議席を獲得。その1議席が3区だったが、以降は民主、自民に迫り切れていない。

 4回目の挑戦となった新人の石村和子候補はTPP(環太平洋連携協定)や消費税増税の反対を掲げ、地元医師会や商工団体に切り込みを図る。選対幹部は「医師会は自民や民主とのつながりが強く、入り込む余地すらなかったが、個別に応援したいという開業医もいる」と力を込める。

 3党の対決に、維新新人の山内成介候補が食い込もうとしている。立候補の決断が公示の12日前で、支援組織もない中、序盤は任天堂時代の友人有志らの応援を得て知名度アップを進めてきた。

 「組織や団体の指示だけで動く労働者は限られているはず。組織批判も取り込みたい」と意気込み、伏見区や乙訓に多い企業や工場前で従業員に直接、既成政党ではない第三極をアピールしている。

【 2012年12月11日 03時00分 】

7913チバQ:2012/12/12(水) 00:20:52
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20121211000143
混戦8人、終盤奔走 京都4区・候補者数全国2番目印刷用画面を開く

8候補のポスターが並ぶ掲示板。過去最多の候補による激しい競り合いが続いている(京都市西京区・阪急桂駅)  衆院選(16日投開票)も終盤にさしかかり、京都4区で大混戦が続いている。全国300小選挙区で東京1区の9人に次いで2番目に多い8人が立候補した。民主、自民、共産の3党に加え、第三極勢力も参戦。6党の各候補と諸派、無所属の2候補が存在感を出そうと走り回っている。

 「どうかお助けください」。民主前職の北神圭朗候補は11日夜、京都市西京区の阪急桂駅前で深々と頭を下げた。「政権交代」の風が吹いた前回2009年選挙は約11万票を獲得、トップ当選した。

 しかし今回は「逆風」。しかも前回比例近畿で当選した前職の豊田潤多郎候補が離党、日本未来の党から立候補し、民主支持層を奪い合う。前回支持を集めた無党派層にも日本維新の会新人の畑本久仁枝候補らが浸透を図っていく。

 新聞の世論調査でも、自民新人の田中英之候補に後れを取る結果が出た。4日の公示前から党幹部や現役閣僚を大量に投入し、「これだけ来るのは相当な危機感の表れだ」と選対幹部は運動員にハッパを掛け続けている。

 一方、議席奪還に燃える自民の田中候補。「負ければ死んでも死にきれない」。田中候補を推して最前線に立つ野中広務元党幹事長のげきも飛ぶ。

 ただ、市議を務めた地元右京区を除いて知名度に不安がある上、前回自民公認で3万5千票を獲得した元職の中川泰宏候補が無所属で再挑戦したことで、3回連続の保守分裂選挙になった。

 そんな中、世論調査で「一歩リード」と伝えられ、「そんなはずはない。山間部でも北神候補の浸透を肌で感じる。前職は強い」と選対幹部。「緩み」を警戒し、引き締めにかかっている。

 選挙区の有権者数は約39万5千人。既成政党に対抗する第三極勢力も競り合いが激しく、混戦に拍車をかけている。

 維新の畑本候補は10日夜、「改革なくして日本は救えない」と阪急桂駅前で力を込めた。みんなの党新人の石田哲雄候補は連日、選挙カーを走らせ、「景気を必ず回復させる」と支持を呼び掛け、未来の豊田候補も「消費税増税の廃止法案を通す」と街頭で訴えを強めている。

 共産新人の吉田幸一候補は組織票を固めた。あとはどこまで支持を広げられるか。「原発即時ゼロ」を掲げてダッシュをかける。幸福実現党の新人和田美奈候補は国防強化を訴える。

 中川候補は8日夜、演説会で「与党も野党も毎日けんかばかり。こんなことで世の中、よくなる訳がない」と批判を強め、支持基盤を固めに入っている。

【 2012年12月11日 23時54分 】

7914チバQ:2012/12/12(水) 00:22:10
とりあえずタイトルだけ
12/1119:061区、下地が接戦=沖縄【衆院選情勢】
12/1119:05自民、5選挙区独占も=鹿児島【衆院選情勢】
12/1119:051、3区で接戦=大分【衆院選情勢】
12/1119:051区、武井がリード=宮崎【衆院選情勢】
12/1119:051区、木原を松野が追う=熊本【衆院選情勢】
12/1119:05全区で接戦=長崎【衆院選情勢】
12/1119:051区、原口が苦戦=佐賀【衆院選情勢】
12/1119:058選挙区で自民抜け出す=福岡【衆院選情勢】
12/1119:04自民、議席独占の公算=高知【衆院選情勢】
12/1119:04維新、全選挙区で苦戦=愛媛【衆院選情勢】
12/1119:042区で民・自接戦=香川【衆院選情勢】
12/1119:041区で福山、仙谷が激戦=徳島【衆院選情勢】
12/1119:04自民全勝の勢い=山口【衆院選情勢】
12/1119:034区、橋本・柚木が競り合う=岡山【衆院選情勢】
12/1119:036区、亀井・小島が接戦=広島【衆院選情勢】
12/1119:03細田、竹下が安定=島根【衆院選情勢】
12/1119:03石破、9選へ盤石=鳥取【衆院選情勢】
12/1119:031区で民・自激戦=和歌山【衆院選情勢】
12/1119:033選挙区で自民優勢=奈良【衆院選情勢】
12/1119:02自民、公明に勢い=兵庫【衆院選情勢】
12/1119:02維新お膝元で民主苦戦=大阪【衆院選情勢】
12/1119:021区、川端を大岡が猛追=滋賀【衆院選情勢】
12/1119:024区、田中と北神が激戦=京都【衆院選情勢】
12/1119:023区、岡田が優勢=三重【衆院選情勢】
12/1119:01「王国」で民主苦戦=愛知【衆院選情勢】
12/1119:01自民が全勝も=岐阜【衆院選情勢】
12/1119:015区細野が盤石=静岡【衆院選情勢】
12/1119:011〜3区で民・自競る=長野【衆院選情勢】
12/1119:01自民王国、全区で優位動かず=福井【衆院選情勢】
12/1119:01自民が独占目指す=石川【衆院選情勢】
12/1119:011区、田畑が先行=富山【衆院選情勢】
12/1119:015区田中に危機感=新潟【衆院選情勢】
12/1119:01民主苦戦、菅も接戦=東京【衆院選情勢】
12/1119:011区小沢鋭、先行許す=山梨【衆院選情勢】
12/1119:0110区城島が苦戦=神奈川【衆院選情勢】
12/1119:00自民9選挙区で優勢=千葉【衆院選情勢】
12/1119:005区、枝野を牧原が猛追=埼玉【衆院選情勢】
12/1118:592区で自民、維新が激戦=群馬【衆院選情勢】
12/1118:593区、渡辺が安定=栃木【衆院選情勢】
12/1118:59自民5選挙区で先行=茨城【衆院選情勢】
12/1118:594選挙区で自民先行=福島【衆院選情勢】
12/1118:593区、加藤・阿部が接戦=山形【衆院選情勢】
12/1118:591、3区で接戦=秋田【衆院選情勢】
12/1118:59民主、優位は5区のみ=宮城【衆院選情勢】
12/1118:58未来、1〜3区でリード許す=岩手【衆院選情勢】
12/1118:58自民独占の勢い=青森【衆院選情勢】
12/1118:58民主劣勢、大幅減か=北海道【衆院選情勢】

7915チバQ:2012/12/12(水) 00:25:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121211ddm003010249000c.html
クローズアップ2012:衆院選中盤情勢 「漁夫の利」自公堅調 無党派、第三極に分散(その1)
毎日新聞 2012年12月11日 東京朝刊

 毎日新聞が8〜10日に実施した衆院選(16日投開票)の中盤情勢調査では、民主党政権への反発と第三極の乱立によって無党派層の支持が分散した「漁夫(ぎょふ)の利(り)」で、組織票を持つ自民、公明両党が堅調に支持を固めている構図が鮮明になった。民主党は大敗した05年衆院選を下回る危機に直面し、第2党の座を死守しようと重点選挙区へのてこ入れに懸命。自民党は上滑りを警戒し、党内の引き締めを図る。第三極は選挙後の生き残りをかけ、議席の積み上げを狙う。

 ◇民主「逆バネ」期待外れ
 「必ず局面は変わる。心耳を澄まし非自民の声を結集せよ」

 民主党は10日、全国の候補者に野田佳彦代表(首相)名の檄文(げきぶん)を配布。「自民党の独り勝ちを止められるのは民主党だけだ。乱立する第三極への支持は自民党を利するだけだ」と非自民票の取り込みを指示した。

 報道各社の序盤情勢調査で「自民優勢」が明らかになって以降、有権者側にバランスを取る「逆バネ」心理が働くとの見方もあったが、3年間の政権運営が招いた逆風は収まらない。乱立した第三極の候補と非自民票を食い合う傾向が一層顕著になり、民主党内には「逆バネどころか状況はさらに悪化している」(幹部)、「構造的な問題で、選挙技術でどうこうできる話じゃない」(党関係者)などの悲観論も広がる。

 10日夜、首相と輿石東幹事長ら幹部が党本部で後半戦の対応を協議した。約40選挙区が当落線上にあるとみて首相ら幹部の応援や選挙資金を重点投入し、一議席でも巻き返しを図りたい考えだ。

 首相は同日、埼玉県草加市で街頭演説し「自民党が逃げてきたから借金国家になった。われわれは選挙の前でも堂々とあるべき姿を訴え、真っ正面から審判を受けたい」と自民党に対抗する立場を強調した。しかし、選挙戦で訴えてきた「2大政党対決」で後れを取っているのが現状。「100議席を切った場合、代表選にならざるを得ない」(前衆院議員)と首相の責任論も公然と語られ始めた。

 上滑りを懸念する自民党は石破茂幹事長が毎日新聞の取材に「全国を回った肌感覚では追い風は吹いていない。緩みやおごりが出ればすぐに逆転される」と強調。別の幹部は「民主党への批判が強く、第三極も分裂したため漁夫の利を得ているだけだ」と指摘した。長野市で街頭演説をした安倍晋三総裁は野党転落の「反省」から切り出し、「失われた政治への信頼を取り戻す」とアピールした。

 第三極勢力は自公過半数を阻止し、キャスチングボートを握るのが基本戦略。しかし、過半数どころか「自公で衆院で法案を再可決できる3分の2の勢力(320議席)まで超えてしまう」(みんなの党幹部)という情勢に焦りを隠せない。

 日本維新の会は終盤の13日から橋下徹代表代行が近畿を重点的に回る方針。本拠地・大阪でも自民党と競り合う選挙区が目立ち、「想像以上に厳しい」(幹部)と分析する。

 日本未来の党は、前職の多い小選挙区で大幅な議席減が予想される情勢。合流後、無役となった小沢一郎・旧「国民の生活が第一」代表は10日、公示後初めて東京都内で演説し「我々が一定の勢力を得て日本の方向性を誤らせないようにしたい」と支持を訴えた。【坂口裕彦、横田愛、林由紀子】

 ◇「郵政」の猛者すら苦戦
 民主党は結党以来、最大の逆風に見舞われている。自民党が圧勝した05年の郵政選挙で、小選挙区を制し、今回も同じ選挙区で立候補した民主党候補は計41人。このうち、優位に選挙戦を展開しているのは、野田佳彦首相や安住淳幹事長代行らわずか13選挙区にとどまった。05年衆院選を乗り切った民主党の「選挙強者」ですら、苦戦を強いられている実態が浮かんだ。

 当時の自民党の小泉純一郎首相は05年、郵政民営化法案の賛否をめぐり、衆院を解散。同党は296議席を獲得し、大勝した。自民優位の郵政選挙をはね返した民主党議員は強い地盤を持ち、09年衆院選での政権交代後も政府・与党の中核を担ってきた。

 しかし、そんな強い地盤を持つ候補者でも、今回は有権者の民主党批判に抗しきれない。毎日新聞の特別世論調査によると、05年衆院選の小選挙区を制した現職閣僚の三井辨雄(わきお)厚生労働相(北海道2区)や、小平忠正国家公安委員長(同10区)などが苦戦している。

7916チバQ:2012/12/12(水) 00:26:15
 05年衆院選を乗り切った41の小選挙区のうち、計21選挙区で後れをとっており、知名度の高い菅直人前首相(東京18区)や仙谷由人元官房長官(徳島1区)らも例外ではない。

 96年から小選挙区で5連勝中の横路(よこみち)孝弘前衆院議長の北海道1区、山井(やまのい)和則国対委員長の京都6区など7選挙区は、自民新人、元職候補と接戦を展開している。【松尾良】

http://senkyo.mainichi.jp/news/20121211ddm002010219000c.html
クローズアップ2012:衆院選中盤情勢 「漁夫の利」自公堅調 無党派、第三極に分散(その2止)
毎日新聞 2012年12月11日 東京朝刊


無党派層の比例代表の投票予定先 ◇「乗り換え」傾向はっきり
 毎日新聞が8〜10日に実施した特別世論調査では、「支持政党はない」と答えた無党派層は29%だった。無党派層は選挙が近づくにつれて縮小する傾向があり、11月の全国世論調査(36%)から7ポイント減ったが、なお「比較第1党」を占める。16日に投開票される衆院選では、無党派層の動向が結果に一定の影響を及ぼしそうだ。

 今回の調査結果から、比例代表での無党派層の投票行動を探ると、投票予定先として挙げたのは自民15%▽維新14%▽民主9%▽みんな7%−−などの順になった。民自は計24%で、09年衆院選時の特別世論調査での48%から半減した。ただ、自民は今回、14%から15%に微増したのに対し、民主は34%から25ポイントも落ち込んでいる。

 これに対し、無党派層の投票予定先として、維新、みんな、未来の「第三極」を合わせると計26%。無党派層が民主から第三極に乗り換えようとしている傾向がはっきり表れた。民主が09年に無党派層の受け皿になって圧勝したことを考えると、今回は無党派層の「民主離れ」が同党の厳しい戦いにつながる。

 共産は4%、公明は3%で09年と同じ。社民は前回から1ポイント減の2%だった。

 小選挙区の投票予定先でも、自民が22%で、民主の16%を上回った。維新、みんな、未来の3党を挙げたのは計14%にとどまった。自民には伝統的な保守地盤に加えて公明との選挙協力があり、今回は無党派層からも一定の支持が見込めるため、各地で優位に戦いを進める要因になっているようだ。【中井正裕】


望ましい政権の枠組み ◇次期政権、「民自以外」「自民」が拮抗
 衆院選後の望ましい政権の枠組みを尋ねたところ、「民主、自民以外の政党中心の政権」が28%、「自民党中心の政権」が27%でほぼ拮抗(きっこう)した。日本維新の会と旧太陽の党が合流したのを受け、11月に実施した全国世論調査では「民自以外」が35%に上ったが、今回は7ポイント減少した。一方、「自民中心」は7月以降の調査では最高の数値。これまでの選挙戦を通じて、自民中心の政権への期待感が高まっているようだ。

 「民主、自民が連立する政権」は7月調査では34%あったが、その後しだいに低下し、今回は20%にとどまった。「民主党中心の政権」は9%だった。

7917チバQ:2012/12/12(水) 00:26:42
 民主支持層では「民自連立」(37%)が「民主中心」(49%)に次いで多い。国会の「ねじれ」状態解消に向けて連立を組めば、民主が政権にとどまることができるという思いもあるとみられる。

 維新支持層の64%、みんな支持層の59%、未来支持層の70%は「民自以外」と回答、「第三極」勢力の伸長を望んでいる。【朴鐘珠】


最も重視する争点 ◇争点、「景気対策」を重視
 特別世論調査では衆院選で最も重視する争点も聞いた。それによると、「景気対策」との回答が32%で最も多く、「年金・医療・介護・子育て」が23%、「消費増税・財政再建」が10%で続いた。一方、「東日本大震災からの復興」と「原発・エネルギー政策」は7%にとどまった。どちらも中長期的な課題と受け止め、足元の景気回復を最優先に投票先を判断しようとする民意がうかがえる。

 自民支持層では「景気」が44%で最多。デフレ脱却や金融政策で「あらゆる手段を取る」と訴える安倍晋三総裁の姿勢が一定の評価を得ているようだ。防災・減災対策を目玉政策に掲げる公明の支持層でも「景気」は37%と高い。民主支持層は「景気」(33%)と「年金」(28%)に分かれた。

 「景気」を最も重視する層の小選挙区の投票予定先は自民41%、民主16%と大きく差が開いた。未来支持層の28%、社民支持層の25%、共産支持層の18%は「原発」を挙げたが、全体として争点化に成功しているとは言い難い。「外交・安保」は4%、「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」と「憲法改正」はそれぞれ2%にとどまった。【光田宗義】

 ◇「必ず投票」前回比5ポイント減 12党乱立、選挙の構図見えにくく
 特別世論調査で投票に行くかどうかを聞いたところ、「必ず行く」との回答は69%で、09年衆院選時に行った調査の74%を5ポイント下回った。民主党が政権交代を果たした09年の投票率は69・28%で、小選挙区比例代表並立制が導入された96年衆院選以降で最高を記録。今回は12党が乱立し、有権者に選挙戦の構図が分かりにくくなったことなどから、投票率が低下するとの見方が広がっている。

 過去の特別世論調査で「必ず行く」の割合と実際の投票率を比べると、00年はほぼ同じだが、03年以降の3回の衆院選では投票率の方が4〜10ポイント程度低かった。

 この傾向に従えば、今回は投票率の低下が予想され、民主党内からは「前回の熱狂はない」(幹部)など10ポイント近い低下を予測する声も漏れる。投票率が下がれば、浮動票を狙う第三極勢力より組織力に勝る既成政党の方が有利とみられ、優勢の自民を後押しする形になりそうだ。

 「必ず行く」「たぶん行く」の合計は89%で前回衆院選から4ポイント減少した。「たぶん行かない」「行かない」は計5%だった。

 年代別では、「必ず行く」と答えた人の割合が最も高かったのは60代の77%。50代と70代以上が各72%▽40代が66%▽30代が63%、20代が50%−−と若い世代ほど低かった。【中井正裕、笈田直樹】

7918チバQ:2012/12/12(水) 00:27:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/elc12121110360048-n1.htm
自民、首都圏も優勢 閣僚経験者「油断すればあっという間に逆転」
2012.12.11 10:35 (1/2ページ)[衆院選]

 産経新聞社が行った衆院選終盤情勢調査で、自民党は東京の25選挙区のうち19選挙区で優位に立った。東京のほか平成21年の前回衆院選で大敗した千葉、埼玉などでも優勢に戦いを進めている。自民党は県連組織が強固な地方では強く、無党派層の多い都市部では苦戦することが多いが、首都圏での自民、民主両党の勢力図が逆転した格好だ。

 前回、東京で自民党が得たのは17区や25区など4選挙区。今回、民主党が優勢なのは、菅直人前首相の東京18区など4選挙区程度にとどまっている。

 東京に隣接する千葉、神奈川、埼玉の3県でも同様の傾向が表れている。

 埼玉で自民党は前回15選挙区全てで敗れたが、今回は11選挙区で優勢となっている。民主党で他党候補をリードしているのは、平成12年の衆院選から4回続けて勝利している埼玉1区と、枝野幸男経済産業相の埼玉5区の2選挙区にとどまり、ほかは厳しい戦いを強いられている。

 野田佳彦首相の地元、千葉では、自民党は全13選挙区のうち10選挙区で優勢という結果が出た。前回選挙で、自民党は牙城ともいえる千葉11、12の2選挙区しか得られず、民主党が11選挙区で勝利した。今回民主党が優勢と出たのは、首相の千葉4区などわずかだった。

 神奈川でも自民党は全18選挙区のうち13選挙区でリードしている。民主党が優勢なのは神奈川9区など2選挙区に限られた。民主党は前回選挙で得た14選挙区の大半を失いかねない。

 ただ、自民党の閣僚経験者は「優勢といっても大差がついているとは思えない。油断すればあっという間に逆転しかねない」と語り、さらに陣営の引き締めをはかる考えを示した。

 自民党は小泉純一郎首相(当時)による平成17年の郵政選挙で、首都圏でも大きく議席を伸ばしたものの、地方と比べて地盤は強固ではない。安倍晋三総裁ら自民党執行部も「風に左右されやすい都市部は苦戦する」と分析。選挙戦終盤は都市部を重点的にてこ入れする計画を立てている。(佐々木美恵)

7919チバQ:2012/12/12(水) 00:28:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/elc12121100380004-n1.htm
民主閣僚が大苦戦、離党組も厳しい戦い
2012.12.11 00:36
 衆院選に立候補している野田政権の民主党閣僚は11人だが、半数を超える6人が相手候補にリードを許している。城島光力財務相、藤村修官房長官、田中真紀子文部科学相、三井辨(わき)雄(お)厚生労働相、中塚一宏金融担当相の5人はいずれも厳しく、樽床伸二総務相も苦戦している。

 「選挙が強い」と定評がある枝野幸男経済産業相も自民党元職と接戦。国民新党の下地幹郎郵政民営化担当相も劣勢だ。

 民主党への逆風を受け、大物も厳しい選挙を強いられている。菅直人前首相は相手候補を突き放すには至らず、逆に攻め込まれている。閣僚経験者で選挙区から立候補したのは25人だが、連続5回当選の仙谷由人副代表は自民党新人を追う展開となっている。

 強固な組織票を持つ平野博文元官房長官や松本龍前震災復興担当相、高木義明元文科相ら8人も厳しい。海江田万里元経産相ら4人は苦戦、川端達夫前総務相ら2人はやや不利な戦い。

 過去の衆院選で民主党に逆風が吹いたとされるのは平成17年の郵政選挙だが、民主党は選挙区で52議席を死守した。今回はこのうち、相手より優勢なのは15選挙区。日本維新の会など第三極政党の出現で、「反自民票」の受け皿となれていない現状が響いているとみられる。

 野田政権が進めた消費税増税路線を批判し、民主党を離れた“離党組”も同様に厳しい戦い。3年前の政権交代以降、民主党を離れた立候補者が挑む選挙区は69。小沢一郎氏らが参加した日本未来の党からは55人が立つが、優勢なのは小沢氏と鈴木克昌氏の2人だけだ。

 離党組が民主党候補と対決する選挙区は56。ほとんどの選挙区で自民党候補にリードを許し、民主党とのつぶし合いを演じている。

7920名無しさん:2012/12/12(水) 07:14:58
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20121212-00000005-jnn-pol
衆院選情勢分析、自民300議席に迫る
TBS系(JNN) 12月12日(水)5時31分配信

 この日曜日に投票が行われる衆議院選挙について、JNNが行った中盤情勢の分析です。自民党が単独で過半数を超え、300議席をうかがう勢いなのに対し、民主党は100議席を割り込むのが必至の状況です。注目の第3極の中では明暗が分かれました。

 JNNでは、毎日新聞との共同全国調査に加えて、系列各局が行った独自の電話調査や取材に基づき、衆議院選挙の中盤情勢を分析しました。

 前回、308議席を獲得し、政権交代を成し遂げた民主党は大苦戦で、小選挙区では40議席を割り込む情勢、比例代表も30議席獲得が微妙と、合わせても70議席に届かない可能性が出ています。現職閣僚の多くも、厳しい戦いを強いられています。

 一方、前回、歴史的な大敗を喫した自民党は、復活を目指す元議員の多くが有利に戦いを進め、20の県で議席を独占する勢いで、小選挙区だけで200議席を大きく超え、60議席を超える見通しの比例も加えると、自民党単独で過半数を超え、300議席をうかがう勢いです。

 公明党は前回、小選挙区で全敗でしたが、今回は候補を立てた9選挙区すべてで有力、比例と合わせて30議席に迫る勢いです。自民・公明で衆議院の3分の2、320議席を超える可能性も出てきています。

 一方、注目される“第3極”は明暗が分かれています。

 日本維新の会は、比例では30議席以上を確保して、民主党を上回る可能性があり、橋下代表代行の地元、大阪を中心に、近畿圏で善戦している小選挙区とあわせて、45議席を上回りそうです。

 みんなの党も堅調で、選挙区と比例合わせて、改選議席の8から倍増の16議席獲得の可能性があります。

 逆に、公示直前に結党された日本未来の党は知名度が上がっておらず、小選挙区で有力なのは4議席、比例と合わせても10議席前後と、公示日段階の61議席から大幅に減るのは必至の情勢です。

 共産党は比例で前回と同じ9議席を確保できるか微妙な情勢、社民党は沖縄で1議席を獲得できそうですが、比例では伸び悩んでいます。

 新党大地は北海道の比例で1議席が有力、国民新党は小選挙区で1議席を争っていて、新党日本と新党改革は議席獲得に向け、懸命に追い上げています。

 ただ、調査では小選挙区で5割程度、比例でも2割程度の有権者が投票先を決めておらず、情勢が変化する可能性があります。(12日00:34)

7921ugg:2012/12/12(水) 19:50:38
http://4iraqi.com/vb/showthread.php?7889-%D9%83%D8%AA%D8%A7%D8%A8-%D8%B9%D9%86-%D8%B9%D9%85%D9%84%D9%8A%D8%A7%D8%AA-%D8%A7%D9%84%D8%AA%D8%B4%D9%83%D9%8A%D9%84&p=718061&posted=1#post718061
ugg http://ugg66.webs.com

7922名無し3:2012/12/12(水) 21:52:04
北朝鮮のミサイル発射の影響が選挙情勢に影響を与えるかどうかだなあ…

7923名無しさん:2012/12/12(水) 22:36:05
 【1区】
 山田美樹氏は、党幹部の応援を受けるなど組織的な後押しを受け、着実に知名度を上げており
一歩リード。海江田万里氏は、民主への逆風に苦しみながらも、高校無償化など党の実績を強調し、
挽回の機会をうかがう。
 非民自の票は、冨田直樹氏、野沢哲夫氏、小斉太郎氏、加藤義隆氏に分散する傾向にある。
又吉光雄氏、伊藤希望氏、亀山教明氏は苦しい。

 【2区】
 中山義活氏がやや先行し、辻清人氏が追う展開。2人が頭一つ抜け出している。
 区議からスタートした中山氏は、選挙中でも餅つきなど町会の集会にこまめに顔を出す。
 辻氏は、衆院議員を9期務めた深谷隆司元通産相と一緒に街頭に立つなどして「後任」をアピールする。
 大熊利昭氏、松本和巳氏は第三極候補としての認知がいまひとつ。桑名文彦氏、井上雅弘氏は厳しい。

 【3区】
 石原宏高氏が、父、慎太郎氏の衆院議員時代からの地盤でややリードするも、都議時代から地元に根強い
支持層のある松原仁氏が実績を掲げ、追いかける展開をみせている。
 池田剛久氏は未来の党名に期待、香西克介氏は共産支持層を集めたが広がりに欠け、苦しい戦い。

 【4区】
 平将明氏が幅広い支持を集め、有利に進めている。藤田憲彦氏は逆風に苦しんで、やや離されている。
 犬伏秀一氏は区議時代の知名度を武器に戦う。
 山本純平氏は共産以外への支持拡大を、広瀬雅志氏は無党派への食い込みをめざす。佐野秀光氏は出遅れ気味。

 【5区】
 復活を目指す若宮健嗣氏がややリード。地道に支持を広げてきた三谷英弘氏が追いかけ、さらに手塚仁雄氏、
維新の風を吹かせたい渡辺徹氏が続いている。
 唯一の女性候補の丸子安子氏はやや離された。三浦岩男氏は支持の広がりに欠け、曽我周作氏は苦しい。

 【6区】
 返り咲きを目指す越智隆雄氏が優勢だが、小宮山洋子氏が厚生労働相の実績を掲げ追いかける展開。
 都議経験のある花輪智史氏は維新の名前と共にどこまで迫れるか。
 佐藤直樹氏、落合貴之氏は支持層以外に食い込みたい。

7924チバQ:2012/12/12(水) 23:40:54
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20121212ddlk38010514000c.html
2012衆院選:3区候補・白石洋一氏、演説会で首相の映像 公選法違反の可能性 /愛媛
毎日新聞 2012年12月12日 地方版

 衆院選愛媛3区に立候補している民主党前職、白石洋一氏(49)が9日に四国中央市で開いた個人演説会で、野田佳彦首相が支援を呼び掛ける映像を流していたことが11日、分かった。公職選挙法は選挙運動で映写類の掲示を禁止しており、同法違反の可能性がある。

 白石氏陣営によると、演説会は市川之江文化センターであり、支持者ら約100人が参加。冒頭の7分間、首相が「民主党候補者と民主党に支援をお願いします」と語りかける映像がスクリーンに映され、映像には白石氏も登場した。映像は政見放送などに使用することを目的に党本部から配布されたという。

 同法では、選挙運動で掲示できる文書図画を規定しており、演説会場にポスターや看板を掲示することは認めているが、スライドなどの映写は禁止している。同陣営は「室内の個人演説会で問題ないと思った」と説明している。【高谷均】

7925チバQ:2012/12/12(水) 23:42:32
http://mainichi.jp/select/news/20121212k0000m010108000c.html
衆院選:民主掲示板 党候補と離党候補が「争奪戦」を展開
毎日新聞 2012年12月12日 02時30分(最終更新 12月12日 02時32分)

 16日投開票の衆院選で、民主党を離党して他党から出馬した候補者と、同じ選挙区の民主候補が、ポスター掲示板の使用を巡って争っている。民主の掲示板に離党した候補者がポスターを張る「ねじれ現象」が生じているためで、双方の陣営とも使用権を主張して譲らない。

 愛知県一宮市の住宅街。民家の塀にある掲示板には「民主党広報板」と書かれている。しかし、張られているポスターには「みんなの党」の文字。民主を離れ、みんなに入党した愛知10区(一宮市の一部など)前職のポスターだ。

 10区の民主陣営によると、選挙区内の民主掲示板は数千カ所あり、前職がポスターを張り続けている。「民主の掲示板で他党の候補者が名前を売るなんておかしい」と憤る。

 民主党県連によると、掲示板は選挙区支部ごとに購入する。だが、支部は党からの資金だけでなく候補者や後援会の資金などで運営しており、掲示板の製作費や設置のための人件費に誰の資金を充てたかは区別できない。みんな前職は「民主党時代は自分の資金を支部に入れており、掲示板使用に文句を言われる筋合いはない」と反論する。

 愛知4区(名古屋市瑞穂区など)でも、未来前職と民主新人が掲示板を巡って争っている。未来前職は民主を離れ、国民の生活が第一に入った後、未来に合流。選挙区内には掲示板が約500カ所あり、所属する党が変わるたびにポスターを張り替えているという。

 4区の民主陣営は今月に入り、地権者の了解を得て掲示板から未来のポスターをはがし、民主のポスターに張り替え始めた。これに未来陣営が猛抗議。同陣営幹部は「民主は今まで何も言ってこなかったのに、選挙になってからいきなりポスターをはがすなんておかしい」と主張する。一方の民主陣営は「掲示板は党のもの。理はこちらにある」と譲らない。

 県選管は「公選法で禁止されている場所でない限り指導できない。当事者で協議してもらうしかない」と話す。選挙戦も終盤に入って激しさを増す中、掲示板の奪い合いが収まる気配はない。【駒木智一、三木幸治】

7926チバQ:2012/12/12(水) 23:42:59
http://mainichi.jp/select/news/20121212mog00m010004000c.html
衆院選:民主、骨肉の争い 42選挙区で離党組とつぶし合い
2012年12月12日

 民主党が、民主党離党組が大半を占める日本未来の党などと骨肉の争いを繰り広げている。民主党は離党組が出馬した66選挙区のうち42選挙区に対抗馬を送った。しかし、その多くで自民党候補が優位に立っており、民主党と民主党出身者が互いにつぶし合っている。

 山梨1区で出馬した民主党前職の斎藤勁内閣官房副長官は7日、山梨市内の演説会で「父親が召集されてきたのが(旧陸軍)甲府連隊だった」と声を張り上げ、山梨との縁を強調した。前職の小沢鋭仁元環境相は衆院解散後、離党届を提出し、日本維新の会から出馬。輿石東幹事長自らが、比例南関東ブロックの斎藤氏を口説いた。輿石氏が熱を入れるのは、維新が輿石氏の出身母体の日教組など労組を攻撃してきたためだ。対決姿勢を強く打ち出し、維新をけん制する狙いがある。だが「内輪もめ」の結果、毎日新聞の中盤情勢調査でも自民党新人の宮川典子氏が先行する。

 神奈川3区は、小沢一郎元代表とともに日本未来の党に移った前職、岡本英子氏に、民主党が前職の勝又恒一郎氏をぶつけた。前回衆院選では神奈川15区で出馬して復活当選。だが、勝又氏の国替えが決まったのは衆院解散直前の11月13日だ。中盤情勢調査ではやはり自民元職の小此木八郎氏がリード。みんなの党新人の毛呂武史氏、勝又氏、岡本氏が追う形になっている。【高橋恵子、春増翔太】

7928チバQ:2012/12/13(木) 00:20:10
青森
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddlk02010033000c.html
衆院選:未来の谷氏が応援 維新中山氏、福岡氏も−−激戦1区 /青森
毎日新聞 2012年12月12日 地方版

 浮動票をつかもうと激戦の1区に11日、第三極各党の有名議員らが次々と訪れ、自党候補を応援した。

 日本未来の党は幹事の谷亮子参院議員が青森市内で遊説。同市新町のアウガ前で「行財政改革で無駄を省く」と唱えた後、地下の新鮮市場で買い物客と握手して回った。候補者本人は谷議員とは別行動で、市外で街頭演説した。

 日本維新の会は園田博之元官房副長官や中山恭子参院議員、政治学者の福岡政行氏が応援に駆けつけた。

 青森市内の百貨店前の街頭演説では、福岡氏が「自民でも民主でもダメ。維新が票を伸ばせば政界再編が起きる。青森で育った候補者を国会に送り出してほしい」などと呼びかけた。【鈴木久美、酒造唯】

7929チバQ:2012/12/13(木) 00:21:39
http://www.asahi.com/area/miyagi/articles/MTW1212120400001.html
2012年12月12日11時03分
総選挙〈5区〉 候補者、仮設遊説に力
東日本大震災で最大の被災地を抱える宮城5区で、候補者が最も重視する遊説ポイントは仮設住宅だ。


 8日朝、石巻市・牡鹿半島。民主党の安住淳氏は選挙カーから叫んだ。「私が安住です。きのうの津波警報、本当に大変でした」


 前日の地震で、牡鹿半島では最大1メートルの津波が観測された。急きょ予定を変えて地元に帰り、牡鹿の浜々で仮設住宅などを回った。


 選挙のたびに、相手陣営が舌を巻くほど、各地で少人数の集会を繰り返してきた。こまめな支持の積み重ねで、自民が圧勝した2005年の「郵政選挙」でも揺るがなかった。


 今回は財務相として復興予算を担ったことで、とりわけ商工関係者の支持が厚い。2日の総決起集会では、浅野亨・石巻商工会議所会頭が「3・11以降、全部お世話になった。とくに『グループ化補助金』は即効薬。その調整役をしていただいた」と賛辞を贈った。民主の支援者以外にも支持を広げている。


 党の幹事長代行として各地の応援に出向くため、公示日の出陣式は初めて本人不在で行った。だが、8日と10日に帰郷し、早期復興の実現を訴えた。


 選挙サンデーの9日、1千世帯以上の仮設住宅が並ぶ石巻市開成。自民党の大久保三代氏は「被災を理由に生活困窮に陥ることがないよう社会保障の仕組みを整えます」。高村正彦・党副総裁が応援に駆けつけた。当初は日曜に大勢の客が集まる郊外の大型店前での演説を予定していた。だが、復興への姿勢をアピールするため、仮設住宅に変更した。


 選挙戦が本格化する前から、仮設でのミニ集会で被災者の要望に耳を傾けてきた。早期復旧・復興とともに、環太平洋経済連携協定(TPP)反対を明確に打ち出し、被災した農家や漁業者の取り込みをはかる。


 党の公募で5月に選ばれたものの、初めは党関係者とうまくいかず、やや出遅れた。当初は石巻市に事務所が見つからず、今月1日、やっと市中心街に事務所を開いたばかり。厳しい戦いを強いられている。


 同じ9日、共産党の渡辺昌明氏も、昨年の県議選で当選した同党の三浦一敏氏といっしょに仮設を回った。震災直後に党が力を入れた救援活動を強調し、「消費税増税は復興の妨げになる。原発に頼らないエネルギー政策にするべきだ」と訴えた。


 公示の直前に出馬表明した未来の阿部信子氏は、少人数のスタッフで運動を展開。党が掲げる「卒原発」よりも復興を第一に掲げ、仮設住宅などを回る。(川端俊一)

7930チバQ:2012/12/13(木) 00:22:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20121211-OYT8T01625.htm
[衆院選]激戦区ルポ1区 主戦場は水戸

 県内最大の有権者を抱える県都・水戸市を主戦場と位置づけ、1区では5人の候補者が、知名度、政策、勢いを武器にしのぎを削る。

 「他党との違いを出さないと、未来の党が浮き上がらない。私が出た意味もない」。日本未来の党新人の武藤優子は、3分で政策を語る辻立ちを重ねる。陣営に入る兄の武藤博光・那珂市議は「1時間に5〜6回。目標は1日50回」と話す。

 組織作りの間もなく公示を迎えた。スタッフは増えてはいるが、10日の随行は運転手だけ。選挙カーで水戸市内を巡り、卒原発、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加反対を主張。「無駄遣いをやめず、消費増税すると言うのが自民、民主、維新の会」と3党批判に声を張り上げた。

「第3極でひとくくりにされ、維新と混同されては困る。知名度で投票するのでは何も変わらない。政策で選んでほしい」。出馬表明の遅れを取り戻すため、ラストスパートをかける。

     ◇

 日本維新の会新人の海老沢由紀は「有権者から声がかかる回数が増えた」と勝利へ手応えを感じている。

 11月22日に水戸市入りした当初こそJR水戸駅周辺で演説を繰り返したが、選挙に入ってからはスーパーや団地でもマイクを握る。4人の子育てをしていることを引き合いに出して、同世代の主婦層に子育て政策や教育の充実を訴える。

 6日は水戸市で、抜群の知名度を誇る橋下代表代行と支持を呼びかけた。橋下代表代行の強いリーダーシップや実行力を強みに、維新の候補者を前面に出す。陣営は9万2000票前後の得票を見込み、投票率が上がれば勝機もうかがう。陣営幹部は「前回、福島候補に流れた浮動票をもらう。小選挙区で勝たなきゃいけない」と力を込め、終盤は県西地区で支持拡大を図る。

     ◇

 「最後まで決して気を緩めないで」。世論調査で自民好調が伝えられて以降、自民党県連の岡田広会長は、県議会会派室を訪ねては県議らのネジを巻いている。

 街頭で訴える同党新人の田所嘉徳も「相手は水戸が地盤の前議員。簡単には勝たせてくれない」と気を引き締める。先週末は応援の三原じゅん子参院議員とJAの直売所で政策を訴え、商店街では選挙カーを降りて買い物客らと次々に握手。「1人でも多く顔と名前を覚えてもらうしかない」

 選挙事務所の壁の目立つ場所に、石破幹事長から送られたファクスが貼られている。「気の緩みを有権者は感じ取る」「最後まで死力を尽くすように」。その言葉を見ながら、陣営幹部は厳しい口調で言った。「1区で勝たなければ、自民が勝ったとは言えない」

     ◇

 9日夜、民主党前議員の福島伸享の事務所に、選挙の実務担当が集まった。世論調査で苦戦が伝えられたためだ。訪問していない企業や団体をリストアップし、個人への電話作戦に力を入れることを確認した。

 逆風に、あえて民主党で戦うと決めたが、「民主公認というだけで話を聞いてもらえない」と危機感を募らせる。「党ではなく候補者を見比べて」と訴え、選挙後の政界再編を強調。ミニ集会でじっくりと資質を見てもらう戦略をとる。

 投票先を決めていない無党派層の動向が勝敗を左右する。郵政選挙で自民が圧勝した前々回は約8万7000票、初当選の前回は約15万票を獲得。今回の当選ラインを10万票前後と見込み、陣営幹部は「地元の水戸市で差を広げ、県西でも食い下がる」と意気込む。

     ◇

 気温6度、冷たい風が吹く9日夕刻。JR水戸駅前で、共産党新人の田谷武夫は選挙カーの上で訴えた。「連日、赤いジャンパーで元気いっぱい頑張ってます」。支持者の拍手にこれまでにない手応えを感じている。

 9回目の国政挑戦で知名度はある。握手や写真撮影を求める支持者も少なくない。有権者の不満に耳を傾け、「我々は反戦、平和を貫き、草の根で頑張り抜いてきた」と胸を張る。

 原発の即時廃止や消費増税撤回を一貫して訴える党の政策が浸透すれば、支持拡大につながるとの信念がある。TPP反対の主張は農業関係者の共感も得て、一部のJAはポスターを貼ってくれた。「決してぶれない政策を一人でも多くの人に知ってもらいたい」。終盤に向けてその思いを強くしている。(一部敬称略)

(2012年12月12日 読売新聞)

7931チバQ:2012/12/13(木) 00:23:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/tokyo/CK2012121202000099.html
東京ニュース
激突選挙区 7区 渋谷・中野区 ミスター年金に逆風

 閣僚経験者の民主前職、自民元職が競う激戦区。二人に加え、維新の前都議、未来の元会社員、三度目の衆院選に挑む共産ら新人四人が名乗りを上げ、混戦の様相を呈する。

 「ミスター年金」と呼ばれた民主前職の長妻昭さん(52)。前回選挙は政権交代の原動力となる勢いで他候補を圧倒、厚生労働相にまで上り詰めた。今回は民主への逆風が吹く。

 十一月下旬、政権交代のもう一人の象徴、民主参院議員の蓮舫さん(45)とともにJR中野駅前で行った街頭演説も聴衆はまばらだった。自民に追い風が吹いた「郵政選挙並み」と危機感を強める。選挙で初めて、地元の連合組織に頭を下げ支援を求めた。街頭で政権交代後の実績を強調。「官僚主導から政治主導へ。政治を元に戻すのではなく、前に進めよう」と呼びかける。

 長妻さんと四度目の直接対決となる自民元職の松本文明さん(63)は都議、区議らと保守系の組織票を固める。公明の推薦も取り付け、「前回の公明は自主投票に近かった。今回は上積みが期待できる。逆風の前回に獲得した八万票を基礎票とみれば、勝機はある」と意気込む。

 比例を自民に投じる有権者を取り込もうと、党総裁安倍晋三さん(58)の顔を表紙にする政策パンフレットを選挙区に二十万部配る。「中野はほとんどはけた。渋谷は十五日までかかるかも」と最後まで攻勢を掛ける。

 長妻、松本両陣営が警戒するのは維新新人の吉田康一郎さん(45)。都議二期目の七月末に民主を離れた。街頭で強い日本を訴え、前知事の石原慎太郎さん(80)を看板にした維新ブランドで浸透を図る。

 小沢一郎さん(70)とは囲碁仲間の未来新人の岡本幸三さん(52)は、十一月末に会社を退社したばかり。市民団体の支援を受ける。共産新人の太田宜興さん(36)は原発建設時から反対してきた党の姿勢を説き「ぶれない共産」を訴える。無所属新人の西野貞吉さん(76)も出馬している。 (末松茂永)

吉田康一郎45 (元)都議      維新 
太田宜興36 党地区常任委員  共新 
岡本幸三52 (元)銀行員     未新 
長妻昭52 (元)厚生労働相   民前<4>
松本文明63 (元)国土交通委員  自元<1>
西野貞吉76 (元)陸上自衛官   無新

7932チバQ:2012/12/13(木) 00:24:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddlk28010313000c.html
2012衆院選:3区ルポ 乱立「政党のデパート」 不況の商店街へ次々訴え /兵庫
毎日新聞 2012年12月12日 地方版

 ◇有権者「実行が大事」
 衆院選(16日投開票)は終盤に入り、激しさを増している。中でも民主、自民の2大政党と第三極勢力などが乱立する兵庫3区は、今回の構図を象徴する選挙区で、各候補がしのぎを削っている。同選挙区内の動きを追った。【桜井由紀治、錦織祐一、近藤諭】

 神戸市須磨区の板宿本通商店街北口前は、多くの買い物客にアピールできるため、候補者が必ず立つ演説スポットだ。ダイエー板宿店を背にして、候補者が入れ代わり立ち代わり支持を訴える姿に、青果業を営む女性(65)は「まるで政党のデパートのよう。こっちは景気が悪いのに、あっちは景気のいい話ばかり」と首を振った。

 3区は、7期当選の土肥隆一氏が立候補を辞退。民主、自民、日本未来の党、日本維新の会、共産の5党の候補が乱立する。

 「神戸に富を集め、神戸から日本の経済を立て直す」。6日夕、同商店街前で自民元職の関芳弘氏が経済活性化策を訴えた。しかし、有権者の反応は鈍い。それが応援弁士の安倍晋三・自民党総裁に取って代わると、拍手がわき起こった。安倍氏は「この選挙では、政治が国民の信頼を取り戻すことができるかが問われている」と民主を批判。演説を聞いていた男性会社員(45)は「政治不信の元は自民党なのに」とつぶやいた。

 「これが関氏の票につながったらいいんだが」。ある自民県議は漏らした。伝えられるような自民への追い風の実感はない。「相手と票がかぶっているからね。票が読めない」。県議が指す相手とは維新新人の新原秀人氏。元自民県議で関氏と支持層が重なる。

 その新原氏。公示日の4日、この商店街前に立った。「自民党はまだ大型公共事業を進めようとしているが、それでは日本の景気は戻らない」と自民の政権公約を批判した。県議時代は垂水区選出だったが、その前の市議時代は須磨区選出。選挙区内で二つの「地元」を使い分ける。選挙が初めてという維新候補が大勢を占める中、自転車で回ってアピールするなど手慣れた戦いぶりだ。しかし、陣営関係者によると、選挙区内の支持者は自民から2人の候補が出ていると勘違いしている人が多いという。自民出身を拭い切れず「維新の新原がまだ浸透していない」とこぼす。

 「この政治不信の中でも、大塚(崇弘県議)先輩と地元でしっかり声を聞いて、地に足を着けて誠実にやっていく」。民主新人の横畑和幸氏は8日、板宿本通商店街振興会館で、地元選出で関西学院大の先輩でもある大塚県議の支援者に訴えたが、集まったのは20人に満たなかった。

 東灘区選出の前市議で自他ともに認める「落下傘候補」。陣営幹部は「横畑さんはなじみがない。彼の人となりを知ってもらうには時間が足りない」と頭を抱える。

 候補たちが支持拡大を狙う同商店街は東西約10メートル、南北約190メートルに65店舗が並ぶ。かつては須磨区の中心として栄えた街も、少子高齢化やデフレの影響で寒風が吹きすさぶ。

 板宿商業連合会の野田利幸会長(64)は「とにかく商品が売れないうえに、消費税が上がるのは小売りには一番こたえる。民主党政権3年間の結果がこれだし、自民党の『お札をたくさん刷る』というのも一時的なもの。経済政策に期待はできない」と吐き捨てる。

 「唯一の女性候補です。よろしくお願いします」。公示後初の週末の8日、未来の谷亮子参院議員が、同商店街で商店主や買い物客に笑顔で握手を重ねた。隣には同党新人の三橋真記氏。「三橋です」。そう握手を求められた有権者は「ヤワラちゃん(谷氏)が選挙に出るんちゃうんや」と戸惑った。三橋氏は公示後、毎日のように商店街を訪れているが、入り口で「消費増税反対」「卒原発」などと訴えるのがほとんど。陣営は「知名度アップに時間がかかっている」と分析した。

 「消費税が増税されたら、暮らしも経済もめちゃくちゃになる。絶対やめさせる」。共産新人の大椙鉄夫氏が9日夕、公示後初めて同商店街で訴えた。しかし、小雪が舞い、今冬一番の寒さだったためか、買い物客は家路を急ぎ、立ち止まる人はまばら。演説を聞いていた男性(65)は「言ってることは正しいし、応援したい。ただ、政治は実行できるかどうかが大事」と指摘した。

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 ◆立候補者届け出順

 ◇兵庫3区
関芳弘  47 (1)自元=[公]

新原秀人 50    維新=[み]

横畑和幸 41    民新=[国]

大椙鉄夫 64    共新

三橋真記 35    未新=[大]

〔神戸版〕

7933チバQ:2012/12/13(木) 00:25:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddlk28010376000c.html
2012衆院選:10区ルポ 師走選に風雲急 負けられない/後がない /兵庫
毎日新聞 2012年12月12日 地方版

 終盤に入った衆院選。逆風とされる民主が「次世代を担う」とする若手ホープと、元閣僚で重鎮の復帰がかかる自民の争いに、日本維新の会が絡む10区の動きをまとめた。【高橋一隆】

 ◇来援ままならず
 「10区で政治活動を始め早10年。“風”で通り、“風”で落ちるようでは(国政で)大仕事はできない」。落選が続き、長く涙した岡田康裕氏は街頭でこう訴える。3児の父としても負けられない。人物像は、自民を応援する人たちからも「こちらで出てほしい」との声が聞かれるほどだ。当選1期ながら若手行財政通として評価が高い。党は「必勝区」とし、政調会長、副総理、国家戦略担当相、隣接11区から元外相が来援した。ところがその後、三陸沖で起きた地震や、北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射予告にも備えるため、党の応援態勢が大幅に変更、終盤の来援はままならない。風雲急の事態に、選対責任者の県議は「どうしたものか」と危機感を募らせる。

 ◇追い上げなるか
「他候補の10倍、20倍頑張らねば」。公示目前の11月17日、突然7区から10区に変更となった日本維新の会の岡田久雄氏は家族での活動が中心。集会など目立った動きはないが、大阪での維新の実績を前面に「維新のヒサオ」を連呼する。10日には党幹事長の大阪府知事が来援。追い上げなるか、まだ不透明だ。

 ◇警戒感が強まる
 「もう後がない」。元文科相の渡海紀三朗氏は、寒空にむち打たれているようにさえ映る。「倒れはしないか」と、支援者の心配声が聞かれる一方「銀バッチ(比例復活)でも(政治生命は)もう終わり」と厳しい意見も。出陣式では元国務大臣(防災・特区)が「もう一度、一緒に仕事がしたい」と激励。幹事長ら党大幹部が続々、12日には元国交相も来援予定だ。加古川市民会館で8日に開かれた公明党大会では、推薦候補者として演壇に。ホールにあふれる1600人を前に、83年12月18日投開票の衆院選(中選挙区)で先代の元三郎氏(故人)が敗れたことに触れ「新聞はその時もリードと書いていたが、父は落選した」と、いみじくも29年ぶりの師走選挙に警戒感を示した。

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 ◇10区の立候補者(届け出順)
岡田康裕  37 (1)民前=[国]

岡田久雄  30    維新=[み]

井沢孝典  62    共新

渡海紀三朗 64 (6)自元=[公]

〔播磨・姫路版〕

7934チバQ:2012/12/13(木) 00:25:45
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/shimane/Ss201212110001.html
'12/12/11
竹島舌戦、解決策遠く 地元島根1区の漁業者ら

 ▽「超党派で本腰を」

 領土・外交問題がクローズアップされている衆院選。韓国が実効支配を続ける島根県隠岐の島町の竹島(韓国名・独島(トクト))をめぐり、同町を含む島根1区では、立候補者陣営は外交姿勢の非難合戦を繰り広げる。ただ領有権についての日韓の主張は平行線をたどり、問題解決の道筋は見通せないのが実情。町民や実害を受ける漁業者は、党利党略にとらわれない国全体での対応を望んでいる。

 「外国からなめられている」。自民党前職(68)の応援で同町に入った県選出の参院議員は2日、8月の李明博(イミョンバク)韓国大統領の竹島上陸に言及。民主党政権の外交姿勢が事態を招いた、と批判した。

 一方、民主党比例前職(52)は8日、松江市の演説会で「国際司法裁判所提訴という外交カードを引き出した」とアピール。1962年以来の共同提訴の提案を「自民党は50年放置していた」とした。

 共産党新人(61)と同町を訪れた党政策委員長は2日、竹島は日本の領土とした上で「韓国を刺激し、両国間の関係を悪化させてはだめだ。話し合いで解決するべきだ」との持論を述べた。

 李大統領の上陸以来、竹島周辺海域での軍事訓練や国会議員の上陸など、韓国が領有権を既成事実化する動きが加速した。各党の訴えには、問題解決への姿勢を示すことで県民の共感を得たい思惑が透けて見える。

 「何を今更」。こうした訴えを隠岐の島町の漁業八幡昭三(しょうざ)さん(84)は信用できずにいる。昭和初期から50年代まで、八幡さんの父と叔父、兄は竹島に上陸し、漁をしていた。自身、地元漁協の組合長だった99年、竹島周辺での漁の権利を求め、地元選出の自民党議員に陳情したこともある。「口ではいいこと言うて。結局何もしてこんかった」。国への不信感は根強い。

 「漁ができなくなった先人の無念を晴らしたい」。その一心で膨大な郷土資料をひもとき、地元の小中学生への授業など問題発信に努めてきた。「選挙目当てでなく、今度こそ本腰を入れてほしい」

 日韓両国は99年、竹島問題をいったん棚上げし、両国が操業できる暫定水域を日本海に設定した。しかし、あくまで竹島を自国領とする韓国漁業者はその後も「平然と水域内を占拠している」(鳥取県沖合底曳網漁業協会)という。

 特にズワイガニ漁は高単価だけに深刻だ。11月の韓国の漁業団体との交渉でも、韓国が占拠する浜田沖の好漁場での操業は合意を得られなかったという。

 「領土問題の解決なしに事態の進展はない」とJFしまね(松江市)の岸宏会長。「どの政権になろうと、国は超党派で解決策を探る責任がある」と訴える。(樋口浩二、川上裕)

【写真説明】叔父が上陸体験を基に描いた竹島の地図に見入る八幡さん。問題解決を願う思いは人一倍だ(島根県隠岐の島町)

7935チバQ:2012/12/13(木) 00:25:58
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/chugoku/Sc201212120001.html
'12/12/12
民主空白区に漂う支持票 広島6区・鳥取1区 ▽棄権を懸念 労組苦慮

 民主党が衆院選の候補者を擁立できなかった広島6区と鳥取1区で、同党の支持母体である連合傘下の労働組合が対応に苦慮している。他党に票が流れないようにと、小選挙区で白紙投票の方針を決める労組が相次ぎ、自主投票とする労組もある。投票に行かない組合員が増え、比例代表中国ブロックの民主党の得票に影響するとの懸念も出ている。

 日本未来の党前職に共産党新人、自民党新人が挑む広島6区。三原市のある労組は11月下旬、「どの党の候補者にも投票できない」として、候補者名を書かずに投票する白紙投票の方針を決めた。

 2009年の前回衆院選、民主党は日本未来の党前職を推薦した。前職は当時、民主党が選挙協力をした国民新党の代表代行だった。だが、前職は消費税増税に反対して国民新党を離党後、日本未来の党に合流した。

 「政策の違いから与党を離れた前職に票が流れるのを防ぐ意味もある」。白紙投票を決めた理由を労組幹部はこう明かす。尾道市の造船所の労組も白紙投票を決めたという。

 一方、尾道市職員組合は自主投票とする方針だ。男性組合員(46)は「(前回支援した)日本未来の党前職に投票したい」と明かす。自主投票に決めた自治労庄原市職員組合は「組合員が各立候補者の主張を吟味して投票する」と説明する。

 各労組とも比例代表の取り組みを重視する。ただ、小選挙区に民主党の候補者がいない影響で、投票に行かない組合員が増えるとの心配もある。

 鳥取1区は、共産党新人、自民党前職、無所属新人が争う。連合鳥取東部地域協議会(鳥取市)は小選挙区を自主投票とする一方、「比例代表の民主党得票に全力を挙げる」と方針を決定。傘下の113労組を通じて組合員に投票に行くよう呼び掛ける。(衆院選取材班)

7936チバQ:2012/12/13(木) 00:26:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddlk33010582000c.html
2012衆院選おかやま:激戦区ルポ 民自、2区で激突 /岡山
毎日新聞 2012年12月12日 地方版

 2区は、民主前職の津村啓介氏(41)と、公募で選ばれた自民新人の山下貴司氏(47)が組織の総力を挙げて激突し、共産新人の井上素子氏(65)は2大政党批判を展開する。民自共が集票合戦を繰り広げている。【石井尚、井上元宏】

 ◇津村氏「若い力」
 「少子化対策や脱原発。新しい政治の仕組みを前に進めたい」。3期で実績を重ねた津村氏は個人演説会で呼びかけた。街頭に立って、「縦割りの古い政治を変革してきた」と自民との違いを強調する。地元で強力な後援会に支えられる江田五月参院議員も応援に入り、個人演説会で、「津村さんを私の息子のように思っている」と親密ぶりを強調した。

 津村氏は「若い力」を掲げて若い運動員と駆け巡る。連合岡山もフル稼働、造船企業が集まる玉野市では労組も参加した自転車部隊が「ゴー・ゴー・ツムラ」と大声を上げた。津村氏は「できるだけ多く街頭に立ち、有権者と接点を増やしたい」と力を込めた。

 ◇山下氏「突破力」
 一方、山下氏は津村氏へのライバル意識をむき出しにする。個人演説会では「地域のお祭りに顔を出すだけではなく、お祭りができる元気のある地域を増やすのが政治家だ」。地域をこまめに回る津村氏を暗に批判した。

 山下氏は自民党が県内小選挙区で初めて公募で選んだ“新生自民”の象徴だ。自民の県議や岡山市議は動員に走り回る。来夏の参院選に、自民から立候補する予定の石井正弘前知事も出身の東区で「高校も私と同じ(岡山操山)。気に入りました」と持ち上げた。

 山下氏は「突破力」を掲げ、演説では高校までを過ごした岡山の思い出をちりばめる。「ふるさとの声を永田町に届けたい」

 ◇井上氏「暮らし」
 井上氏は、消費税増税反対や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対、脱原発を掲げる。市議20年を務めた玉野市の三井造船前で演説し「暮らしも経営も大変。消費税増税にノーを突き付けましょう。原発は直ちにゼロにします」。他党との違いを前面に押し出し、暮らしを掲げて庶民目線で訴える。

 井上氏は「なんとしても比例代表中国ブロックで1議席を確保したい」と強調。手応えを感じて「今後も選挙区内を細かく回り、訴えていく」と話した。

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 ◇岡山2区
井上素子 65 共新

津村啓介 41 (3)民前=[国]

山下貴司 47 自新=[公]

7937チバQ:2012/12/13(木) 00:26:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121212/elc12121202110033-n1.htm
【衆院選2012 広島】
保守の系譜、4度目の対決 5区
2012.12.12 02:11 [広島県]
 民主前職の三谷氏と、自民元職の寺田氏は衆院補欠選挙(平成16年)を含め、今回が4度目の対決となる。平成21年の前回衆院選で落選し、2連敗以降は公認を認めないとする自民党にあって、寺田氏は「背水の陣」。この3年間で選挙区内をくまなく回り、地盤拡大に努めてきた。一方、首相補佐官の三谷氏は解散まで十分に地元に戻れなかったこともあり、出遅れを取り戻すのに懸命だ。

 池田勇人元首相の出身地・旧吉名村(現竹原市)を含む5区は、伝統的に保守色の強い選挙区。池田元首相の義理の孫にあたる寺田氏と、宮沢喜一元首相の秘書を務めた三谷氏は過去2回の衆院選で激しく競り合い、いずれも9万票台を獲得し、約6千票差で勝敗が分かれてきた。

 最近2回の衆院選は小泉純一郎元首相が影響力を発揮した17年の「郵政選挙」では寺田氏、「政権交代」の21年は三谷氏が勝利している。

 落選を経験した寺田氏は、この3年間を地元との対話に費やした。集会や企業の朝礼などに積極的に顔を出し、「質・量において、前回よりも格段に深い対話を有権者とすることができた」と自信を深める。前回は三谷氏に約1万票差をつけられた呉市でも、「今回は反応が違う」と陣営は手応えを感じている。

 寺田氏は「現政権は公約を果たさないばかりか、やらないと言っていたことをやっている。最たる例は消費税だ」と、民主党が消費税増税に舵を切ったことを批判。自民党も消費税政策は同じ立場だが「消費税増は、自民党が前の選挙から訴えている。政治は有言実行でなければならない」と政策の一貫性を主張する。

 一方の三谷氏は23年9月に発足した野田政権で、財務政務官と首相補佐官。消費税増税について、「野田政権ではなく、従来の政権が積み上げた借金の山がある」と指摘する。「子供たちのポケットにまで手を突っ込んでいる状況だ。日本の信用を守り、子供たちに社会保障を残すためにも改革はやりとげたい」と応戦する。

 「これまでにやったことや、これからやり抜こうとしていることを応援いただけるのか、有権者に問う選挙だ」と位置づけ、政権与党の政治実績を強調して、地元労組などに支援を呼びかけている。

 前回は5区に候補者を立てなかった共産党から立候補した元府中町議の新人、尾崎氏は「増税反対」の主張を掲げ、経済の低迷に苦しむ商店街などで、懸命に支持を呼びかけている。

7938チバQ:2012/12/13(木) 00:27:15
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/yamaguchi/Sy201212120001.html
'12/12/12
【ルポ焦点区】山口2区 自民「王国」奪回期す、民主は世襲を批判
 ▽2区(4人)届け出順・敬称略

赤松義生58 党県委員  共 新
灰岡香奈29 党県支部長 維 新
岸信夫53 党県支部長 自 新
平岡秀夫58 元法相   民 前
 10日朝、岩国市周東町の商業施設前。県道沿いで街頭演説をしていた山口2区の自民党新人岸信夫(53)の背後を、民主党前職の平岡秀夫(58)の選挙カーが静かに走り抜けた。岸は「いま通った候補の背中を捉え、抜き去っていきます」と叫んだ。

 山口県内の4小選挙区で唯一の「自民党空白区」である2区。中選挙区の旧山口2区時代、岸の祖父岸信介、大叔父佐藤栄作の兄弟宰相が争った「自民党王国」でもあった。

 その王国は2000年、平岡に風穴を開けられた。05年の「郵政選挙」では現岩国市長の福田良彦(42)が平岡に競り勝ったが、福田の市長転身に伴う08年の補選では現知事の山本繁太郎(64)が平岡に敗れた。以来、自民党は2区で議席を失ったままだ。

 民主党へ逆風が吹く今回、自民党総裁安倍晋三(58)の実弟で、参院議員(参院山口)だった岸が2区に挑戦。悲願の議席回復を目指し、自民党県議や選挙協力する公明党市議が岸を連れ、地元行脚を繰り返す。

 平岡は、岸と擦れ違った半日前の9日夜、岩国市玖珂町で集会を開いた。「岸、佐藤という郷土の英雄と言われている方々の子孫と戦っている。絶大なる支援を」。世襲批判を込め、街頭活動でからした声を振り絞った。

 平岡は09年の前回の「政権交代選挙」を含めた過去の選挙を、後援会と民主党、連合山口の三位一体で勝ち抜いてきた。民主党政権では法相や総務副大臣を務めた。

 しかし、今回は「非常に厳しい選挙」と平岡は言う。反自民党票や浮動票が、第三極勢力の日本維新の会と前回は擁立を見送った共産党の立候補者に流れるとみて危機感を募らせる。労組幹部は「以前ほど手応えがつかめていない」と支援組織の引き締めに懸命だ。

 岸は経済再生を自身の公約の第一に掲げる。平岡は選挙区内の山口県上関町に計画される上関原発建設に反対し、30年代の原発稼働ゼロを中心に主張。米海兵隊岩国基地(岩国市)を拠点にした本土訓練が間もなく始まる垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの問題には互いにあまり触れず、論争は擦れ違う。

 日本維新の会新人の灰岡香奈(29)は元山口県和木町議。10日には比例代表近畿ブロックから立候補した前宮崎県知事東国原英夫(55)が応援に駆け付けた。

 消費税の地方税化などを訴える灰岡は「日本を変えてとの有権者からの声は増えたが、まだまだこれから」と気を引き締める。

 共産党新人の赤松義生(58)は、団地や商業施設前などでの街頭演説を重視。日米安保条約破棄などを訴える。=敬称略(衆院選取材班)

7939チバQ:2012/12/13(木) 00:28:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20121210-OYT8T01438.htm
[衆院選]決戦<上>無党派層巡り綱引き

 衆院選の16日の投票日が近づいてきた。激戦の様相を呈している佐賀1区、2区の現状をリポートする。

◆1区

 「助けて下さい。もう一回、国政に押し上げていただき、働かせて下さい」。8日夜に佐賀市内で開かれたミニ集会で、民主党の原口一博候補(53)は、集まった約40人を前に声を振り絞った。同党県連のある幹部は「なりふり構ってはいられない状況だ」と険しい表情で語る。

 原口候補は、比例復活を含めてこれまでに5回当選。前回は、民主党の追い風に乗って、次点の自民党候補に2万票以上の差をつけて圧勝。前々回の自民党が大勝した郵政選挙でも、同党候補との差を1万票未満にとどめて比例で返り咲いた。

 民主党県連幹部は「風に左右されながらも、候補者の魅力で無党派層を取り込んできた」と振り返るが、政権与党として迎える初の衆院選については、「与党は批判にさらされると思っていたが……」と、過去とは違った風への対処法に腐心する。

 無党派層の票獲得に向けて、選挙戦終盤での党幹部の選挙区入りが急きょ決まった。県連幹部は「与党としての実績、候補者の魅力を一人でも多くに伝えるしかない」と力を込める。

 一方、岩田和親候補(39)を擁立した自民党。新聞各社が「自民過半数超す勢い」などの世論調査結果を伝える中、同党県連幹部は「現場では、それほど追い風を感じていない」と首をかしげる。

 確かに岩田候補の各地でのミニ集会では、空席が目立つ時もある。女性参院議員を招いて佐賀市内で8日に開いた集会でも、用意された約200席は、埋まらなかった。陣営幹部からは「熱心な支持者は来てくれているが、浸透しきれていないことの表れだ」といった声も漏れる。

 岩田候補の陣営は、JAの政治団体「県農政協議会」や公明党などから推薦を取り付けて組織戦を展開。一方で、新人の知名度不足を補うため、公示前から党本部の幹部クラスらが次々と駆けつけた。今後も県内入りは相次ぐ予定だ。

 陣営幹部の一人は「組織を引き締めるだけでは勝てない。無党派層をたぐり寄せるためには、攻め続けるしかない」と言い切る。

 脱原発、反環太平洋経済連携協定(TPP)などを主に訴える共産党の大森斉候補(57)は、一日あたり20回以上の街頭演説をこなし、支持拡大を目指す。同党県委員会幹部は「最も共感を得られる政策を掲げている。多くの有権者をつかみ取りたい」と強調する。

 無党派層が多いとされる佐賀1区。各陣営は、その票を引き寄せようと力を注ぐ。

◇期日前投票1万5092人…9日現在

 県選管は10日、衆院選の期日前投票の中間状況(9日現在)を発表した。前回(2009年8月)の同時期と比べて、不在者投票を含めた投票者数は4251人少ない1万5092人で、投票した人の割合は0・60ポイント低い2・20%となっている。

 小選挙区別の投票者数は、1区が6190人(前回同期比1490人減)、2区は4320人(同1197人減)、3区が4582人(同1564人減)。投票した人の割合は、1区が2・60%、2区は1・93%、3区が2・04%。いずれも前回の同時期を下回っている。

 県内の衆院選小選挙区の投票率は、2003年まで3回連続で60%台にとどまったが、05年は72・25%に上昇。前回はさらに伸びて74・15%だった。

◇大型商業施設など投票呼びかけ

 県選管などは9日、県内の9か所で、衆院選の投票と最高裁裁判官国民審査への参加を呼びかける啓発活動を行った。

 県や市町の選管職員らが3班に分かれて、大型商業施設などで取り組んだ。佐賀市のゆめタウン佐賀では、約20人で投票日や期日前投票の仕方が書かれたビラなどを買い物客らに配った。

(2012年12月11日 読売新聞)

7940チバQ:2012/12/13(木) 00:28:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20121211-OYT8T01664.htm?from=popin
[衆院選]決戦<下>票固め、支持拡大に懸命

 寒波襲来で脊振山系がうっすらと雪化粧した10日早朝。佐賀市川副町の農協支所で、自民党の今村雅弘候補(65)を支える同党のベテラン県議が、「農業の発展のために働く意志を持っている候補。支援の輪を広げてもらいたい」と、集まった約50人の農協職員に向かって、深々と頭を下げた。

 今村候補は、政権交代につながった2009年の前回は小選挙区で敗れ、比例復活した。小選挙区での返り咲きを狙うが、「民主がダメだったから、今回は自民とは簡単にいかない。有権者の信頼回復は道半ば」と、陣営幹部は表情を引き締める。

 自民党県連や今村候補の陣営、農協の政治団体「県農政協議会」などの推薦団体は、「緩み」が生じることに注意を払う。その対策として、公示後、各地の地方議員を農協支所の朝礼に派遣し、支持拡大を求めることを実施。県有明海漁協の各支所も陣営関係者らが回った。

 前回に続いて今村候補を推薦した公明党も、活発な動きを見せる。今村候補の集会への動員に協力し、「小選挙区は自民、比例は公明」と呼びかける。同党県本部幹部は「中央で総選挙後の自公連携は決まっている」と共闘をアピールする。

 一方、民主党の大串博志候補(47)の陣営は、「大串党」と言われる熱心な支持者の個人票と、連合佐賀を中心とした組織票を懸命に固める。

 大串候補は、前回の衆院選以降、首相補佐官などの政府要職に就いたが、過密スケジュールの合間を縫って地元を巡った。参加した集会などは3年余りで1000回を超える。

 陣営幹部の一人は「非自民の政権だからこそ進められた政策を有権者に説明しても、理解してもらえない面はあるだろうが、候補者個人への支持は揺るがないと信じている」と明かす。

 約3万人の組合員を抱える連合佐賀が10日に開いた執行委員会。席上、連合佐賀の武重信一郎会長は、2区の情勢について、「今のままでは厳しい。政権交代を目指した3年前を思い出してほしい」と訴えた。武重会長は毎日のように大串候補の演説会場に足を運んでマイクを握り、来場者に支援を求める。

 共産党の上村泰稔候補(47)は、環太平洋経済連携協定(TPP)への反対を強く唱え、1日で20〜30回の街頭演説を続ける。陣営幹部は「党の一貫した姿勢が農業者に届き、今までにない流れをつくれている。民主、自民両党に違和感がある層や無党派層に理解が広がっている」と語る。

 票の取りこぼし防止、支援組織内の票固め、無党派層への浸透……。有権者の動向に気を配りながら、各陣営とも選挙戦の終盤を迎える。

(2012年12月12日 読売新聞)

7941チバQ:2012/12/13(木) 00:28:57
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121212/ngs12121202060000-n1.htm
長崎…全選挙区でオセロゲーム
2012.12.12 02:06
 先の衆院選で全4選挙区を民主党が制し、政権交代の象徴となった長崎県。今回は長崎3区の元農水相、山田正彦氏と、長崎2区の福田衣里子氏が相次いで民主党を離党し、日本未来の党に合流したことにより大混乱に陥った。これを受け、自民が全選挙区で優勢となり、オセロゲームの様相を帯びる。一方、佐賀県は1、2区で民主党が前回同様に善戦しており、3区の自民党元政調会長の保利耕輔氏だけがかろうじて「保守王国」の看板を守っている。

                   ◇

 「消費税は絶対に上げさせない。景気条項を盾に必ず凍結させます。女性や高齢者など弱者を助ける社会を作ります!」

 長崎県波佐見町で開かれた個人演説会で、山田氏はこう力説した。だが、集まった支持者はわずか約20人。同じ頃、前回選挙区で敗れ、比例復活した自民前職の谷川弥一氏の演説会には100人以上が詰めかけた。風向きは完全に逆転している。

 新生党、新進党、自由党−と元民主党代表の小沢一郎氏と軌跡をともにしてきた山田氏は、衆院解散後、民主党を除籍され、元国民新党代表の亀井静香氏らと「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」を結党。紆余(うよ)曲折を経て日本未来の党に合流した。

 山田陣営の陰山八郎選対本部長は「形勢は厳しいが、反TPP、反消費増税を訴え、無党派層にアピールすれば勝機はある」と強気を崩さないが、民主党系の労組の動きは鈍く、山田氏が個人的に築いてきた支持基盤だけが頼りとなる。

 一方、谷川氏は過去3回対決し、2勝1敗。同じ長崎・五島生まれという因縁の間柄だけに前回の雪辱を果たすべく、農協や医師会など業界団体での組織票固めにも余念がない。

 長崎2区はさらに混乱している。民主党では、前回、「エリちゃんブーム」を巻き起こした福田氏が解散後離党、日本未来の党の比例近畿ブロックの単独候補となった。このため、民主とは、前回比例単独候補として当選した川越孝洋氏を急きょ擁立した。

 同区では自民党も混乱している。前回落選した久間章生元防衛相の参院鞍(くら)替えを受け、元県議の加藤寛治氏が出馬したが、土壇場で久間氏の元秘書で前雲仙市長の奥村慎太郎氏が無所属で立候補。自民票は分裂状態となった。

 福田氏が民主党のまま出馬していれば漁夫の利を狙うこともできたかもしれないが、川越氏の知名度不足は否めず、着実に選挙準備を進めてきた加藤氏が大きくリードし、奥村、川越両氏が追う展開となった。

 長崎1区は、国対委員長や文科相を歴任したベテランの民主前職、高木義明氏が8選目を狙うが、落選中に地道に支持基盤を固めてきた自民元職の冨岡勉氏にリードを許す。長崎4区は自民前職の北村誠吾氏が、民主前職の宮島大典氏に対し、優位な選挙戦を展開している。

                   ◇

 ■佐賀 「保守王国」も今は昔

 「中小企業を誘致し、産業を活性化させ、揚々たる日本をみなさんと一緒に取り戻したい!」

 佐賀1区の元総務相、原口一博氏=民主前職=は連日、自民党のようなフレーズを繰り返し、支持票固めに奔走する。自民党は元県議の新人、岩田和親氏を擁立して“失地回復”を狙うが、知名度と経験に勝る原口氏がジワジワと差を広げつつある。

 佐賀2区も民主党が優勢。首相補佐官の大串博志氏=民主前職=が幅広く支持を集め、自民前職の今村雅弘氏が農村部を中心に必死で追う展開となっている。佐賀3区は、「一票の格差」是正の0増5減の対象となったこともあり、民主党が候補者擁立を見送ったため、自民党重鎮で元政調会長の保利耕輔氏の独走状態となっている。

7942チバQ:2012/12/13(木) 00:30:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121212/elc12121222440045-n1.htm
【衆院選2012 九州】
熊本 維新1区で苦戦、4区で盤石 鹿児島 自民5選挙区完全制覇も 
2012.12.12 22:43 (1/3ページ)
 政権交代の風が吹き荒れた先の衆院選で民主党2勝、自民党3勝だった熊本県(5選挙区)。今回は民自両党から1人ずつ離党して日本維新の会に合流したことから、近畿以外で支持が伸び悩む維新の会にとっては貴重な票田となる。一方、鹿児島県(5選挙区)では前回の逆風下で自民が3勝した保守王国。10月の3区補選で勝利した勢いもあり、5選挙区制覇に向け着々と地盤を固めている。

 【熊本】

 「私は消費税増税に反対し、民主党を離党した。増税の前に無駄遣いを正すべきだ。私たちには組織もお金もないが、日本の将来のために行革をやります!」

 7日、熊本市の団地で、鳩山由紀夫内閣で官房副長官を務めた松野頼久氏が「日本維新の会」ののぼりを背にこう訴えた。聴衆は遠巻きに眺める数人だけ。松野氏はそこへ駆け寄り「頑張ります」と握手を求めた。

 父は元農相で「政界ご意見番」と言われた松野頼三氏。一時は細川護煕元首相にも引き継がれた強固な地盤を持つ。それでも「ドブ板選挙」に徹するのは労組が離反しただけでなく、離党への批判が予想以上に厳しかったからだ。

 対する自民元職の木原稔氏は、環太平洋経済連携協定(TPP)反対を訴え、強力な農協票をがっちり固めて対抗。県議・市議らも総動員して支持層を広げる。陣営幹部は「『松野党』は強固だが、どちらが芯の通った主張か判断してもらいたい」と語る。

 公示直前に出馬を決めた民主新人、池崎一郎氏は出遅れが響いて苦戦。選挙戦は連合頼みだが、陣営は「大多数の組合員にとって『誰それ』という感じでしょうね」とこぼす。

 4区では、民自ともに公認候補不在の中、ベテランの維新前職、園田博之氏が他を大きくリードする。園田氏は衆院選後に自民党を離党し、たちあがれ日本を発足させた首謀者の一人。筋金入りの消費税増税論者であり、松野氏の主張とは相容れない。ここでも維新の会の「脆さ」を露呈したといえる。

 維新は3区にも松野氏の元秘書、本田浩一氏を擁立したが、知名度不足が響き、自民前職、坂本哲志氏に大きく水をあけられる。

 2区は自民前職、野田毅氏、5区は自民前職、金子恭之氏がそれぞれ他候補を大きく引き離している。

 【鹿児島】

 鹿児島3区は、国民新党の松下忠洋・前金融相の死去に伴う補選が10月28日に行われたばかり。わずか37日後に衆院選が公示され、補選と同じ4人に維新候補を加えた5人の争い。

 補選を5669票の僅差で制した自民前職の宮路和明氏は「再び国会に戻るための戦いだ」と着々と支持層を固め一歩リード。民主が推薦する、松下氏の元秘書の国民新新人、野間健氏は「今度こそ国政に行かせてほしい」と雪辱戦に挑むが、第三極の乱立により国民新党の存在感が弱まったことが響く。

 他の4選挙区でも自民党が優勢だ。1区は前回敗れ、比例復活も果たせなかった自民元職の保岡興治氏が地道に支持層を固め、返り咲きを狙う。2区の自民前職、徳田毅氏は盤石。4区の自民前職も小里泰弘氏も幅広く支持を集め、他を大きくリードしている。

 全国でも珍しく自民、共産の一騎打ちとなった5区は、自民前職の森山裕氏がぶ厚い保守層に支えられ、独走状態。森山氏は、逆風だった前回衆院選でさえ、民主前職の網屋信介氏=比例復活当選=に4万票以上の差で圧勝しており、網屋氏は「ここでは支持が広がらない」と解散後に神奈川18区へ国替え、民主は候補擁立さえできなかった。

7943チバQ:2012/12/13(木) 00:31:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121212/elc12121200330000-n1.htm
沖縄3区・辺野古 鳩山元首相のかけた呪縛 語られないビジョン
2012.12.12 00:27 (1/3ページ)[鳩山由紀夫]

辺野古沖を見下ろす高台から米軍普天間飛行場の移設計画について説明を受ける日本維新の会の橋下徹代表代行(左)。夜には沖縄県名護市での対話集会に出席し、飛行場の移設後、沖縄の負担軽減を図りたいとの考えを述べ理解を求めた=11日午後2時44分、沖縄県名護市(渡部圭介撮影)
 土砂降りの雨の中、日本維新の会の橋下徹代表代行は、眼下に広がる海岸を見つめながら悩んでいた。

 米軍普天間飛行場の移設が予定されている沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖。橋下氏は11日に衆院選応援のため沖縄入りし、宜野湾市の普天間飛行場を視察した後、辺野古を訪れた。

 海岸近くのリゾート施設の駐車場から移設予定地を視察した橋下氏は、同施設顧問の男性から移設問題について問われ「よく考えます」とだけ言って、15分間の滞在を切り上げた。

 名護市を含む沖縄3区には日本維新の会から大城俊男氏が出馬。「いったん辺野古を認め、県外移設を目指すべきだ」とする大城氏は視察に同行しなかった。

 その後、橋下氏は那覇市での街頭演説で「辺野古移設以外の代替案を持っていない。まずは県内移設し、沖縄の負担軽減を考えさせてほしい」と言葉を慎重に選びながら、日米両政府の現行案を容認した。

 「明日、沖縄に来る自民党の幹事長は『鳩山由紀夫元首相が破綻させた日米同盟を復活させる』と主張するでしょう。それは『普天間飛行場の辺野古移設をやる』ということですよ!」

 公示前日の3日、同県沖縄市で開かれた決起集会で、民主党を離れ、今は日本未来の党に属する玉城デニー氏が声を張り上げた。

 巨大な「絶対阻止!辺野古移設」の垂れ幕を背に、玉城氏は「沖縄の意思を示そう」と呼びかけた。玉城氏の応援には沖縄の“革新系”が結集。連合沖縄は、民主党候補の崎浜宏信氏でなく玉城氏を推薦した。

 「政治がぶれたらどうなるか民主党政権の3年間で嫌というほど見せられた」と玉城氏。民主党からの離党は必然だった。

 移設問題をめぐって民主党は、平成21年の前回衆院選で鳩山元首相らが「最低でも県外」の公約を掲げ勝利を手にしたものの、迷走の揚げ句、辺野古案に回帰。結局、決着を目前にしていた移設問題に「呪縛」をかけ、関係者の身動きを取れなくしただけだった。

 迷走した民主党は今回、「国外でも移設先は迷惑する」(崎浜氏)と、飛行場廃止を訴えている。基地縮小へ向けた日米両政府の合意を政権政党自らが軽視する構図は変わらない。

 「アメリカとの信頼関係がある自民党が、隙のない日本をつくる!」

 公示を迎えた4日朝、自民党の石破茂幹事長は3区の公認候補、比嘉奈津美氏の出陣式で、玉城氏の予想通りの言葉を口にした。

 石破氏は早くから選挙戦第一声の場所を「民主党の失政を象徴する地」沖縄と決めていた。石破氏は「鳩山氏は何の(代替案の)あてもなく、軍事的知識もなく『国外、最低でも県外』と口走った」と批判した。

 ところが、石破氏や比嘉氏も演説では正面から「辺野古移設」を唱えることはしなかった。

 会場には、鳩山政権の迷走の間に、条件付きの「県内移設容認」から「県外移設」に転じた仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事も出席。比嘉氏は「私は知事と同じ立ち位置」と主張している。

 自民党は前回衆院選で保守系が分裂、漁夫の利を得た玉城氏の当選を許した。移設反対派は勢いづき、翌年の名護市長選での容認派現職の敗退につながった。

 今回、自民党は政治経験のない比嘉氏に白羽の矢を立ててまで、なんとか保守を一本化したが、住民を刺激する「辺野古移設」を正面切って唱えることはできずにいる。悩みながらも辺野古移設やむなし、と訴えた橋下氏の対応とも微妙に異なっている。

 移設反対派は市民活動家など県外勢力の影響が強いといわれる。

 しかし、以前から辺野古に住む農業男性(72)は「住民の反対者は4割くらい。もう終わった話」と、移設を争点に掲げる選挙に冷めた視線を投げかける。すでに、辺野古地区には政府の「振興費」による真新しい公民館や国立高等専門学校が完成している。

 中国の海洋進出戦略を踏まえれば、西太平洋の「キーストーン」(要石=かなめいし)とされる沖縄の地政学的な重要性は今後も変わらない。その中で日米同盟の深化と基地の負担軽減をいかに両立させ、“基地経済”に頼ってきた沖縄の新たな将来像をいかに示すか。

 鳩山元首相のかけた「呪縛」が、選挙戦でのこうしたビジョンの提示すら阻んでいるようだった。(水内茂幸、山本雄史)

7944チバQ:2012/12/13(木) 00:38:04
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121211-OYT1T01314.htm
勝敗握る「渡部恒三票」分裂、各陣営が取り込む


 連続14回当選の元衆院副議長、渡部恒三が引退表明した福島4区は、民主党4区総支部が後継者を擁立できないまま選挙戦に突入した。

 前回選で獲得した約9万票の行方が勝敗のカギを握る中、渡部と後援会の支持が割れる激しい戦いとなっている。

 「市長として皆さんの生活を守ってきた経験を生かし、会津の風評被害払拭に全力で貢献する」

 11日午後、会津若松市内で行われた街頭演説で自民党の菅家一郎は声をからしながら訴えた。応援に駆けつけた党青年局長の小泉進次郎も「こんなに会津のことをわかっている人は他にいません」と援護射撃した。安倍総裁や石破幹事長を応援に駆り出すなど、党本部は総動員態勢でバックアップする。

 「恒三先生が引退するなら、会津を任せられるのは菅家さんしかいない」。11月下旬、会津若松市内で行われた菅家と地元経済人らとの懇談会で、渡部後援会連合会の幹部が菅家支持を表明した。長年懇意だったが、「まさかはっきり言葉にするとは」と驚いた参加者もいた。

 渡部は自民が長かったこともあり、支持者には自民支持も多い。後援会関係者からは「民主の福島4区総支部と渡部後援会は別物」との声も聞かれる。支持が分裂し、各陣営にばらばらに取り込まれた格好だ。

 一方、渡部が秋波を送るのは日本維新の会、小熊慎司だ。44歳の若さに加え、唯一の国政経験をアピールする。渡部は12月の引退セレモニーで、後援会を自主投票にした上で、「個人的には若い人を応援する」と暗に小熊支持の姿勢を示した。小熊の後援会幹部は「渡部さんが自分の支持者に『党派を超えて若いやつを応援しよう』と電話で呼び掛けている」と明かす。陣営幹部は「追い風を感じる。むしろ爆風だ」と話す。

 11月、小熊が会津若松市で立候補を表明した後援会の席。支持者からは「みんなの党からの離党をどう説明するのか」と厳しい追及が飛び出した。小熊は「日本の政治のために必要な決断だった」とはねのけ、後援会幹部には「復興に取り組むには実行力のある党でなければ」と説明した。

 社民の小川右善は、原発ゼロやTPP交渉参加反対を訴える。民主の支持母体だった連合福島は、今回は渡部後援会と離れて小川支持を表明している。6日には、民主が社民と3、4、5区での選挙協力を決めた。

 陣営幹部は「基礎票こそ少ないが、票を上積みできる状況になってきている」と分析する。

 共産の原田俊広は、「特に会津地方に直接影響する」として、TPP交渉への参加反対を前面に打ち出す。菅家を推薦する農協とも交渉し、選挙区内2か所の農協で、「TPP交渉参加反対」と大書した党名入りポスターを掲示することに成功した。

 陣営は「農協に共産党のポスターが堂々と貼られるのは初めてのこと。地元有権者の共感を得られている証拠」と話している。(敬称略。福元理央)

(2012年12月12日15時16分 読売新聞)

7945チバQ:2012/12/13(木) 00:38:36
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121211-OYT1T01509.htm
民主空白区、3候補が争奪戦…連合は力持て余す

 「こんにちは民主党です。よろしくお願いします。比例は民主党に」

 8日午前、民主党の比例選用選挙カーが初めて千葉12区に入り、人口増が著しい千葉県木更津市の新興住宅街を走った。

 ウグイス嬢の明るい声に続き、同党の高橋浩県議が「国会議員定数削減など、自ら身を削る覚悟です」と訴えた。車は2日間、同市や君津市内を回った。

 2009年の前回衆院選は民主から出馬して比例復活した中後淳氏は、昨年末に離党届を提出。民主は候補擁立を模索したが、激しい逆風の中で難航し、12区は空白のまま選挙戦に。

 高橋氏は「沿道で思ったより多くの人に手を振り返してもらえた」と手応えを語るが、「やはり小選挙区の候補者がいないと盛り上がりに欠ける」と唇をかんだ。

 12区は長年の自民党の牙城だが、民主も少しずつ勢力を伸ばしていた。同党候補の獲得票は、1998年の結党後初めての衆院選だった2000年は約5万7000票。選挙の度に票を増やし、前回は約11万5000票で、自民候補と約2万票差に迫った。民主の石井宏子県議は「支持者が着実に増えていたのに、有権者に民主党という選択肢を示せず申し訳ない」と話す。

 約1万1000人の組合員数を誇る連合千葉南総地域協議会も、今回は力を持てあます。12区は自主投票とし、役員らは1区や4区などの重点選挙区へ応援に「出張」している。

 中後氏は、今回は日本未来の党からの出馬。労組の組織力を失った分、有権者に露出して支持を直接訴えることを重視している。12日間の選挙期間中に自転車遊説を5日間入れ、旧来の民主支持層も含めた浮動票の獲得に懸命だ。

 8日も銀色の自転車にまたがり、「本人」と書かれたのぼりを立てて木更津市内を走り回った。自身が創設した少年サッカーチームのユニホームを長袖シャツに重ね着し、下はジャージー姿。師走の冷たい風が吹く中、必死でペダルをこいだ。

 有権者の多い街角ではマイクを握り、「一つの政治理念の下で集まった未来の党の一員として政界再編の核になっていきたい」と熱く語った。

 行き場を失った民主票に手を伸ばすのが、自民の浜田靖一氏だ。

 11日午後7時、木更津市内の複合産業拠点「かずさアカデミアパーク」内のホールで、浜田氏は約1000人の支持者を前に、「政権与党になれば必ず政策を実現する力はある。外交・安全保障で失った信頼を取り戻さなければならない」と訴えた。約15分間の熱弁を振るったが、民主党政権への批判のトーンは抑えた。その代わり、「東京湾アクアラインの通行料800円の恒久化は実現したい。必要な道路などの公共事業も持ってくる」と、地域代表としての働きも強調した。

 民主批判の抑制は徹底しており、陣営は、民主支持者の獲得も狙う。4日の木更津市民会館での出陣式で、浜田氏は「他の政党の悪口はあえて言わない。政策で支援を訴えていく」と宣言した。

 共産党の米本展久氏は街頭演説などで反原発、消費増税反対などの政策を掲げると同時に、「期待をして民主党に投票した人が多いが、裏切られた人も多いはず」と訴えるなど、前回は民主を支持した有権者の取り込みを狙っている。

(2012年12月12日09時15分 読売新聞)

7946チバQ:2012/12/13(木) 00:39:27
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/20121211-OYT1T00313.htm?from=blist
「裏切られた気分」…森元首相、無所属候補激励



応援に訪れた森喜朗元首相(10日) 引退した森喜朗元首相が10日、茨城県古河市を訪れ、茨城7区から無所属で立候補している前議員の中村喜四郎氏を激励した。

 7区では前議員の永岡桂子氏が自民党公認で立候補しており、永岡陣営幹部は「裏切られたような気分」と批判した。

 森元首相は「(中村さんから)応援に来てくれという手紙が届いたので参りました」とあいさつ。中村氏と進めてきた選挙制度改革について、「中村さんが先頭に立ってやってきた。当選したら、この仕組みを中村さんにしっかりやってもらいたい」と激励。森元首相は「中村さんを会派に入れて、選挙になったらだめだじゃ、自民党は血も涙もないと言われる。だから私はここに来たんです」とも述べた。中村氏は「身に余るお褒めの言葉。孤立無援の戦いをしている私に、にぎやかな応援を頂いた」と笑顔で応えた。

 一方、永岡陣営は、森元首相の来訪を知り、県連を通じ森元首相サイドに抗議したが、「もう議員を辞めたのだから、個人の自由だ」と突っぱねられたという。

 7区からは永岡、中村両氏のほか、届け出順で筒井洋介氏(維新新)、白畑勇氏(共産新)、柳田和己氏(民主前)が立候補している。

(2012年12月11日16時48分 読売新聞)

7947チバQ:2012/12/13(木) 00:46:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121212/elc12121223460048-n1.htm
「老舗」「元祖」…中小6党、埋没回避に必死
2012.12.12 23:45 (1/2ページ)
 12政党が乱立した今回の衆院選は、民主、自民両党の二大政党、そして日本維新の会、日本未来の党などの「第三極」に注目が集まった。第三極のみんなの党の渡辺喜美代表は「闘う改革」を掲げて健闘するが、他の中小6政党は埋没感が否めず、党勢拡大に苦闘中だ。衆院選後をにらんだ動きも出ている。

 「老舗」「元祖」で差別化を図ろうとしたのは、共産党と社民党だ。

 共産党は今年結党90年。志位和夫委員長は遊説やテレビ出演で「1世紀近い歴史に試されてきた党」と繰り返し強調してきた。

 自民党が政権復帰する可能性が高いとみて、299選挙区に公認候補を擁立。志位氏は「財界中心、米国言いなりの自民党型政治か共産党か」と訴える。

 ただ、志位氏が委員長になってからの共産党は9議席の「低空飛行」が続く。

 「元祖・脱原発、元祖・格差是正、元祖・護憲」と強調するのは、社民党の福島瑞穂党首だ。原発政策については「日替わりのように脱原発政策が変わる政党とは違う」などと、第三極への敵意をむき出しにすることもある。

 しかし、厳しい党運営を迫られそうだ。衆院選直前に阿部知子政審会長が路線対立から離党、重野安正幹事長は病気で出馬を見送った。1議席しか獲得できない予測も出ている。

 国民新党は、自見庄三郎代表が郵政関連の支持団体を回り、小泉純一郎政権が敷いた郵政民営化路線にブレーキをかけた実績を訴える。ただ、民主党政権の一翼を担った代償は大きい。立候補した3人のうち2人以上が当選しないと政党要件を失う。

 北海道に候補者をそろえた新党大地は、鈴木宗男代表が公民権停止中のため街頭や集会で党や候補者への支持を求めることができず、活動はテレビ出演が中心。選挙後は協力関係にある日本未来の党と連携していくとみられるが、両党とも解散前の勢力を維持するのは難しい情勢にある。

 新党日本は、所属議員が田中康夫代表一人だけになった。「地上(じべた)十策」という公約を掲げ、選挙区の兵庫県尼崎市で、商店街を1軒ずつ回るなど1議席の死守に必死だ。

 新党改革は、東北と東京の比例代表ブロックに各1人の新人を擁立した。一方で、自民党候補を次々と推薦し、舛添要一代表も応援演説などをこなす。選挙後の連携が念頭にあり、舛添氏は来年夏の改選を前に政権入りを狙っているとの見方もある。

7948名無しさん:2012/12/13(木) 10:50:53
http://www.news-postseven.com/archives/20121203_158107.html
明治天皇、頭山満、大隈重信 偉人の子孫が総選挙に続々登場
2012.12.03 07:00

「維新の会の目玉候補は明治天皇の玄孫」と本誌9月7日号で報じた渡邉徹氏(母親が旧皇族、竹田宮紀子女王)は、東京5区からの出馬が確定したが、実は維新には他にも明治から昭和初頭の著名人の子孫がいた。
 福岡2区の頭山晋太郎氏は、福岡で結成された政治団体「玄洋社」の創始者、頭山満の玄孫(やしゃご)にあたる。

「本人は神奈川県藤沢市生まれで、福岡には地盤がなく落下傘候補です。福岡では“頭山ブランド”があると睨んで擁立されたが、現状では全く知名度がない状態」(維新の会関係者)
 維新の会では、他にも偉人の子孫たちを擁立する動きがあった。

「東條英機・元首相の孫を擁立する動きもあったが頓挫した。とばっちりを受けたのが神奈川12区から出馬予定の甘粕和彦氏で、満州建国に関わった甘粕正彦・陸軍大尉の子孫だという噂が立ったが、残念ながら違ったそうです(笑い)」(同前)
 偉人の子孫に頼るのは維新だけではない。自民党では、現職の新藤義孝氏(埼玉2区)が硫黄島玉砕戦を指揮した栗林忠道・陸軍中将の孫で、新人候補の大隈和英氏は明治維新の功労者で早稲田大学の創始者、大隈重信の玄孫にあたる。

「これだけ候補が乱立すると、保守系の党は、金銭的余裕とブランドを兼ね備えた名家から出馬させるのが得策と考えるようです」(政治ジャーナリスト)
 世襲批判がかまびすしいが、彼らは“隔世世襲”。仮に自民と維新が連立を組むような展開となれば、さながら「玄孫たちの大東亜帝国」か?

※週刊ポスト2012年12月14日号

7949名無しさん:2012/12/13(木) 15:00:44
http://www.asahi.com/area/iwate/articles/MTW1212130300002.html
2012年12月13日10時53分
総選挙いわて/戦略に持ち味 激戦1区

 民主、自民、日本未来の党(未来)などの候補が激突する県都の岩手1区。小選挙区を勝ち抜こうと、未来は夫の支援者に、民主は無党派層に、自民は業界団体に、共産と社民は支持層に、それぞれの持ち味を生かした戦略で選挙戦を繰り広げている。ただし、そこには課題も見える。

■知事の支援者に活路■

 「こんな悲しい選挙はない。つらいし情けないよ」

 長年、達増拓也知事を支援してきた男性は、こうつぶやいた。まさか知事の妻陽子氏(未来新)と、知事の後継者だった階猛氏(民主前)が争うなんて夢にも思っていなかった。

 男性も所属する達増知事の後援会は、知事が1996年の衆院選に立候補しようとしたとき、夫婦が一軒一軒回ってつくった。「集票力は1万を超える」(後援会関係者)ともいわれる。2007年の衆院補選で階氏に引き継がれ、「知事は達増、国会議員は階」と一枚岩だった。

 だが、小沢氏に同調せずに民主党に残った階氏に対し、小沢氏は「大勝利する」と、土壇場で陽子氏を出した。「悲しい選挙」の始まりだった。

 陽子氏の陣営は「知事」をフル活用する。公示日の4日。選対本部の幹部は集まった支援者に「知事が立候補したと言ってもいい過ぎではない」と檄(げき)を飛ばした。街頭では、党のクリーンなイメージや知事とのつながりを訴えて無党派層をつかむ。裏では達増後援会で組織票を固める戦略だ。

 陽子氏は連日、街頭に立ち「達増拓也を育てて頂いたように今度は達増陽子に支持を」などと訴える。知事も公務の合間をぬって集会に参加。一人一人の手を握りしめる。

 ただ、戸惑う支援者もいる。後援会のある幹部は悩んだ末、階氏を支援することにした。「『達増派』『階派』と後ろ指をさされるのが嫌で活動を控える支援者が多い。衆院選が終わってもノーサイドとはいかないだろう。残念だ」

 危機感を持つ小沢氏は14日、17カ所で「異例」の辻説法をする。

■無党派層へ浸透図る■

 8日、盛岡市の大通り商店街。階猛氏の盟友で知名度が高い細野豪志・民主党政調会長は、通行人や商店主に握手をして回った。

 拡声機を使い、「党の世代交代のために階さんは絶対に欠かせない」と声を張り上げた。細野氏に遅れまいと、階氏も小走りした。

 「まだ(投票先を)決めていない層に訴える」。階氏は細野氏の隣で記者団にこう語り、無党派層を取り込む考えを示した。陣営の情勢調査で、無党派層の支持をある程度得た、という自信の表れだった。

 陣営は後援会員が一定程度、達増陽子氏の支援に流れることは織り込み済み。「都市部の盛岡で後援会の影響力は限定的」とみる。街頭で愚直に政策を訴え続け、一人でも多くの無党派層に名前を売る考えだ。

 民主党本部は1区を「最重要選挙区」とする。公示日には野田佳彦首相が駆けつけ、「階氏はミスター行革だ」と持ち上げた。

 10日には、蓮舫参院議員が盛岡駅前などで「最も信頼する前衆院議員です」。ただ、政権交代時の熱気はない。ある選対幹部は「動員をかけていないとはいえ、聴衆の集まり方も、前回の衆院選と比べるとさみしい」と漏らす。

■団体を回り支持固め■

 「相手は小沢さんに、どぶ板の選挙方法を仕込まれている。(支持団体のもとを)歩かないと勝てない」。7日、盛岡市の高橋比奈子氏(自民新)の選挙事務所を訪れた自民党の大島理森・前副総裁が、選対幹部を集めて釘を刺した。手堅い票からじわじわ広げていけ、というわけだ。

 自民党候補は1996年に小選挙区制が導入されてから1区で勝っていない。今回は民主票が割れ、激戦。高橋氏の陣営は、小選挙区での勝利に手が届きそうだという感触がある。そういう陣営の上滑りを抑える狙いもある。

 次々に報道される「自民党単独過半数か」との情勢調査。勝ち馬に乗ろうと、業界団体は前回とは対応を変える。県医師連盟に続き、中立だった県歯科医師連盟からも推薦を得た。

 先週末の選対会議で「(選挙カーでの遊説は)空の車を走らせていい。本人は推薦団体を回り、下まで固める」。空中戦からの戦略変更を決めた。

 週明けの10日、高橋氏が県旅館ホテル生活衛生同業組合や森林組合など40以上の団体を回り、支持を求めた。JAの関連組織では、「TPP反対」と訴えた。

 ただ、支持の広がりは不透明だ。1区の有権者は無党派層が多く、朝日新聞社の序盤の情勢調査でも約半数が投票先を明らかにしていない。選対幹部は「都市中心部で弱い」と明かす。

(岩井建樹、野津彩子)

7950名無しさん:2012/12/13(木) 17:45:06
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5206711.html
菅前首相ら軽傷、選挙カーが接触事故

 午後3時半ごろ、民主党の菅直人前総理を乗せた選挙カーが、東京・府中市で道路の中央分離帯に接触し、菅前総理ら3人が救急搬送されていたことが警視庁への取材でわかりました。3人のけがの程度は軽いということです。

 警視庁によりますと午後3時半ごろ、民主党の菅直人 前総理を乗せた選挙カーが東京・府中市の道路で交差点を右折する際、中央分離帯に接触しました。

 この事故で、菅前総理を含む3人が救急搬送されましたが、いずれもけがの程度は軽いということです。

 警視庁が事故の詳しい原因を捜査しています。(13日16:43)

7951名無しさん:2012/12/13(木) 18:42:01
次期衆議院議長=伊吹文明/保利耕輔/野田毅
谷垣はまだ早いな

次期衆議院副議長=川端達夫/大畠章宏/小平忠正/細川律夫

大臣になれなかった古賀を温情で副議長という手もある

7952名無しさん:2012/12/13(木) 19:25:19
<衆院選>ツイッターで応援、法抵触も 禁止の意味薄れるが
毎日新聞 12月13日(木)14時13分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000043-mai-pol

7953名無しさん:2012/12/13(木) 19:49:13
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121213/plt1212131826009-n1.htm
>菅事務所には、テレビ局から開票日の中継依頼が殺到しているといい、「前首相の落選危機」が全国的な関心事となっている

7954名無しさん:2012/12/13(木) 21:59:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012121300905
自民、長尾氏を追加公認=大阪14区【12衆院選】

 自民党は13日、衆院大阪14区で推薦していた無所属前職の長尾敬氏を公認した。選挙期間中の追加公認は異例。同区では同党から日本維新の会に移った前職の谷畑孝氏の優勢が伝えられており、長尾氏を公認候補に格上げすることで、谷畑氏に流れた党支持層を引き戻す狙いがあるとみられる。

 長尾氏は民主党を除名された後、自民党に公認を求めたが、同党は除名から間もないことを考慮し推薦にとどめていた。(2012/12/13-20:48)

7955旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/13(木) 21:59:50
修正版Decision2012を土曜日に出せれば。こんなことやめて(>o<)

自民、長尾氏を追加公認=大阪14区【12衆院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2012121300905
 自民党は13日、衆院大阪14区で推薦していた無所属前職の長尾敬氏を公認した。選挙期間中の追加公認は異例。同区では同党から日本維新の会に移った前職の谷畑孝氏の優勢が伝えられており、長尾氏を公認候補に格上げすることで、谷畑氏に流れた党支持層を引き戻す狙いがあるとみられる。
 長尾氏は民主党を除名された後、自民党に公認を求めたが、同党は除名から間もないことを考慮し推薦にとどめていた。(2012/12/13-20:48)

7956らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/13(木) 22:01:02
管ざまあww
_____________
菅前首相、交通事故で軽傷=選挙カーが交差点で衝突―東京・府中【12衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000117-jij-soci
時事通信 12月13日(木)18時9分配信
 13日午後3時半ごろ、東京都府中市是政の交差点で、民主党の菅直人前首相(66)が乗った選挙カーが中央分離帯付近に立っていたポールに衝突した。警視庁府中署などによると、前首相と運動員の女性2人が病院に運ばれたが、いずれも軽傷という。同署が事故原因を調べている。
 同署などによると、選挙カーは多摩川沿いの道路から都道に入ろうと交差点を右折したところ、車の右前方部分が高さ約80センチの鉄製ポールに接触した。

7957名無しさん:2012/12/13(木) 22:31:42
http://mainichi.jp/select/news/20121214k0000m040082000c.html
衆院選:選挙カーが接触事故 菅前首相けが
毎日新聞 2012年12月13日 21時25分

 13日午後3時半ごろ、東京都府中市是政の都道交差点で、16日投開票の衆院選(東京18区)に民主党公認で出馬している菅直人前首相が乗った選挙カーが、中央分離帯の支柱に接触し、車内にいた女性2人が病院に救急搬送された。菅前首相も事故後、病院に向かい治療を受けたという。警視庁府中署などによると、いずれも軽傷とみられる。

 同署によると、選挙カーは交差点を右折した直後、車体前部の右側を支柱にぶつけた。車には男性運転手を含む5人が乗っていた。同署は自動車運転過失傷害の疑いで運転手から事情を聴いている。

 菅前首相は13日夕に予定されていた街頭演説を中止。菅前首相の事務所は「このような事故を発生させ、心よりおわびする。今後は一層の安全運転を心がける」とのコメントを出した。【黒田阿紗子】

7958チバQ:2012/12/13(木) 22:34:47
>>7955
追加で重複立候補出来るわけじゃないしなあ

7959名無しさん:2012/12/13(木) 22:52:00
>>7950>>7957
東京ではこういう「事故」は無党派層には大して影響はないものの
商店街・町会の人たちには効く

菅直人、小選挙区落選あるかもw

7960名無しさん:2012/12/13(木) 22:59:26
民主党当選60人 野田続投
首班指名で野田君60人ってのも聞いてみたい

7961チバQ:2012/12/13(木) 23:21:47
首班指名はそのまま野田って可能性もあるんじゃん?
09年の時自民党は後任総裁が間に合わなくて、代理の王様 若林を担ぎ出した前例もあるし

2009年(平成21年)
9月16日 鳩山由紀夫 民主党 124 若林正俊 自由民主党 84

7962名無しさん:2012/12/13(木) 23:25:44
民主党殲滅選挙!
民主党壊滅選挙!
民主党殲滅選挙!
民主党壊滅選挙!
民主党殲滅選挙!
民主党壊滅選挙!
民主党殲滅選挙!
民主党壊滅選挙!

7963チバQ:2012/12/14(金) 00:09:36
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121213_05.htm
衆院選 復興で自治労職員多忙 焦る社民、対策必死 宮城
 衆院選(16日投開票)で、社民党の集票の要となる自治労県本部の選挙活動が思うように進まない。地方公務員が国の改革プランで削減された上、主力となる沿岸市町の組合員が東日本大震災の復興業務で多忙を極めるからだ。比例東北ブロックで1議席死守を狙う党県連は影響を最小限にとどめようと躍起だ。
 「平時の選挙なら推薦候補の当選に向け、組織をフル稼働させるが、今回は忙しくて手が回らない」。自治労県本部に加盟する労組幹部は、もどかしげに語る。
 自治労加盟の組合員は約1万5600人。この10年間で約3700人減った。要因の一つが、国の集中改革プランだ。2005年度から5年間で地方公務員を6.3%削減する計画に沿い、県と県内35市町村は5年間で計4265人(7.4%)を減らした。
 計画終了後、県内を震災が襲った。被災地を抱える自治体職員は、復旧・復興に向けた膨大な業務に追われている。
 県本部の佐々木俊彦書記長は「津波の被害を受けた沿岸自治体の組合はうちの主力部隊でもある。動けない現状は厳しい」と硬い表情で話した。
 自治労の支援拡充に向け、社民党県連は公示前から戦略を練ってきた。
 気仙沼市を地盤とし、宮城6区に過去5回立候補した自治労出身の元議員を比例東北に転出。県全域の加盟労組を回る環境を整えた。公示日の翌日には、自治労出身の又市征治副党首を県内に投入し、組織の引き締めを図った。
 選挙戦は第三極勢力の台頭などで劣勢を強いられている。党東北ブロック協議会の田山英次事務局長は「自治労の十分な支援なしに比例の1議席死守はおぼつかない。票固めを急ぎたい」と焦りの色を濃くしている。


2012年12月13日木曜日

7964チバQ:2012/12/14(金) 00:09:56
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121302000246.html?ref=rank
維新独りぼっち 東海の新人、指南役不在
孤立無援で選挙を戦う維新の新人候補。演説にも立ち止まる人はいなかった=名古屋市内で


 衆院選終盤にきて、日本維新の会が選挙戦略を「全国展開」から「大阪重視」に転換した。「大阪から日本を変える」と全国へ進出したが、序盤で支持拡大に苦戦し、足元を固めることに必死となっている。維新本部は「大阪一斉活動Day(デー)」を設け、全国に飛んだ府議らに地元候補の応援を強制。東海地方などの新人候補は見放され、孤独な戦いを余儀なくされている。

 選挙中、唯一の日曜(九日)が一斉Dayとなり、全府議に午前八時から十二時間の活動報告書提出が義務付けられた。東海ブロック長の中野隆司府議は地元の柏原市で選挙カーを回し、大阪14区の候補者名を連呼した。

 公示後は愛知4区の新人候補に張り付く予定だったが、急きょ変更に。「愛知に行って面倒見てやりたかったんやけど今は時間がない。よそで戦ってるうちに、自分の城が包囲されてた」と話す。

 選挙戦序盤の各種世論調査結果に、維新内部は青ざめた。全国の獲得議席予想は目標を大幅に下回る四十前後。府内の十四選挙区でも勝利予想は四、五選挙区にとどまった。

 大阪市内で六日に開かれた選対会議。執行部は集まった地方議員を前に「大阪に力を入れる。各自、統一地方選で得た票数を下回ることがないように」とげきを飛ばした。

 「それは全国各地のブロック担当を撤退させるということか」。質問が飛ぶと、大阪府知事の松井一郎幹事長は「間違ってもそんなことは口にしないように」と厳しい口調でけん制。大阪以外の候補の切り捨て、と受け止められないよう、くぎを刺した形だ。

 地元での支持低迷を、選対本部の岩谷良平府議は「維新の『顔』が府外へ出かけ過ぎた」と分析する。各地から大阪市長の橋下徹代表代行の街頭演説を求める声が殺到。「これまで地方中心だった橋下代行の遊説日程を府内に戻す。全議員が本気になれば、投開票までにひっくり返せる」と自信を見せる。

 一斉Dayの翌日、中野府議が担当する愛知4区の新人候補は雪の中、「この名古屋でも維新の風を吹かせてください」と声をからした。人手不足のため、妊娠九カ月の妻も傍らでビラを配る。

 候補は言う。「選挙カーの回し方も分からないのに、公示後、本部は一度も来てくれなかった。こっちの情勢は本丸の大阪よりさらに厳しい」

7965チバQ:2012/12/14(金) 00:10:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/elc12121323090043-n1.htm
建設、JAは自民回帰 医師会は様子見 揺れる業界団体
2012.12.13 23:07 (1/3ページ)[衆院選]
 16日投開票の衆院選で自民党の政権復帰が間近とみて、かつて同党の最大の集票マシンとして支えてきた建設業界団体などが動きを活性化させている。一方で医師会など条件付きで支援を決めるところもあるなど業界団体で対応が分かれている。民主党による政権交代で政治に翻弄された業界団体が、組織を守るため政局の行方を見極めようとしている様子もうかがえる。

 「自民党が野党でつらい時期もあったが、ようやく…」。看護師の政治団体「日本看護連盟」の幹部は13日、「自民党優勢」との報道各社の終盤情勢調査に胸をなでおろした。

 同連盟は平成22年の参院選で、自民党から組織内候補として新人の高階恵美子氏を擁立し、当選させた。与党・民主党との関係を心配する親組織の日本看護協会が高階氏に出馬辞退を促す中での強行出馬だった。それだけに、同幹部は「衆院選も自民党支持は変わらない」と強調。政権奪還に向かう流れを歓迎する。

会員2万社を抱える「全国建設業協会」は民主党政権下で公共事業を削減され、「冬の時代」を過ごしてきた。「野党に頼っていては仕事は回ってこない」と民主党に軸足を移す地方協会もあった。

 自民党は東日本大震災を踏まえ「国土強靱化」に向けた事前防災・減災対策事業の推進など10年間に200兆円規模のインフラ整備への集中投資を掲げる。協会幹部は「応援したくなる公約内容だ。支持政党は言わないがお察しの通り」と自民党支持を示唆した。

 一方、全国農業協同組合(JA)グループの政治組織「全国農業者農政運動組織連盟」内では21年の衆院選で、民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げた農家への戸別所得補償制度に賛同する農家が相次いだ。

今回は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加阻止に合意した候補160人に限って推薦を決定した。自民党候補が9割を占めるが、JA関係者は「(政党支持ではなく)あくまでTPP阻止を実現してくれる候補だと期待してのことだ」と語る。

 日本医師会の政治団体「日本医師連盟」(委員長・横倉義武日医会長)では、今年4月の会長選で民主党に近い原中勝征前会長を破り、自民党の古賀誠元幹事長の後援会長も務めた横倉氏が当選した。

 ただ、横倉氏は「いろいろな党が乱立しており、政治家一人一人の考えを聞いて決める」と表明。小選挙区候補約270人を推薦した。自民党候補が3分の2以上を占めるが、民主党代表の野田佳彦首相をはじめ日本維新の会、日本未来の党の候補も推薦した。

 「ねじれ国会で政治がどう動くか不透明。特定の政党は支持しない」(今村聡副委員長)とし、組織防衛を優先した格好となった。

 全日本トラック協会も22年の参院選では民主党の高速道路無料化などの公約を支持し、民主党を支援したが、今回は地方組織ごとに判断を任せている。(岡田浩明、水内茂幸)

7966らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/14(金) 00:10:57
管落選しちゃったら、管大好きなとはずがたりクン、ショック死するんじゃないの?w

7967チバQ:2012/12/14(金) 00:11:45
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20121212ddlk45010502000c.html
2012衆院選みやざき:業界団体、推薦先に動き 勢力図変わり思惑も /宮崎
毎日新聞 2012年12月12日 地方版

 16日投開票の衆院選。党が乱立し、勢力図が大きく変わった今回は、業界団体が前回(09年)と推薦先を変える動きが目立つ。県内特有の事情を抱える団体がある一方、これまで友好関係のなかった業界に党の候補者が推薦依頼を出すなどそれぞれの思惑が透けて見える。【百武信幸】

 約5万人が所属する「全国林業政治連盟県支部」は、各区の自民候補3人に加え、今回初めて1区の民主前職にも推薦を出した。同支部の上米良真幹事長は「政権与党の議員だったことに加え、林野庁長官も務め、林業行政に詳しいため」と説明する。1区は各候補が激しい選挙戦を繰り広げており「議論が分かれ難しい判断だった。前回は自民系の候補に推薦を出したが支部内で足並みがそろわなかった反省があり、両党の候補に出すことでまとまった」と話す。

 2、3区で自民候補に推薦を出した「県医師連盟」(約1500人)。1区については前回同様、自主投票を決めた。事務局は「候補者がどういう人か分からなかったため」と話す。民主党政権が、治療費などの値段を決める診療報酬をプラス改定するなど「(民主候補の対応が)悪くなかった」ことも背景にあるという。

 「県建設業政治連盟」(約500団体)は「必要な公共工事は確保すること」を条件に、自民の3人に推薦を出した。連合宮崎は民主の1、2区、社民の1区の3候補に推薦を出した。

 一方、陣営側でこれまでと違う動きを見せたのは共産党県委員会。団体への推薦依頼は従来出していなかったが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が争点の一つに浮上したことに伴い、「反TPPを鮮明に打ち出す共産党への期待が農家から高まっている」と判断。県農民連盟に初めて、全区各候補が推薦要請を出した。最終的に連盟は「農業政策を総合的に判断した結果」として自民の3候補に決めたが、共産側は「いい反応をもらった」と受け止める。

 維新元職陣営は「党ではなく候補個人をこれまで支えてくれた団体から推薦状をもらっている」。未来新人陣営は「組織に頼らない選挙戦を展開している」と話す。

7968チバQ:2012/12/14(金) 00:12:18
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121213t21002.htm
青森3区 八戸市選管、有効一転 「田名部匡省」は無効
 衆院選青森3区で、投票用紙に田名部匡代候補の元国会議員の父の「田名部匡省(まさみ)」と書いた場合について、青森県八戸市選管が同候補陣営にいったんは「有効」と伝えながら、その後「無効」と訂正していたことが、12日までに分かった。
 開会中の市議会12月定例会で、市選管の中村昭雄委員長が一般質問に対する答弁で「選挙の結果を左右しかねない照会について、このような対応となり、おわび申し上げる」と陳謝した。
 前回2009年の衆院選は、匡省氏は参院議員で、市選管は「匡省」と書かれた票を無効とした。3区全体の無効2362票のうち「候補者でない者、なることができない者の氏名」は606票で、「匡省」と書かれた票も多かったとみられる。
 今回は、匡省氏が国会議員を引退して初の選挙。先月16日の解散直後、田名部氏陣営が市選管に「引退したので有効か」と問い合わせたところ、応対した職員は「そういう理解でいる」と答えた。
 その後、市選管で最高裁判例などを調べた結果、(1)市長選で1字違いの子(国会議員)の氏名を記載(2)著名な政治家だった父の死後、名前の似た子どもの選挙で父の氏名を記載−の場合は無効とする判例があった。このため「匡省」は無効とする方針を、先月30日の会議で確認した。
 田名部氏陣営は、集会などで「匡省と書いても、今回から有効」と支持者に説明しており、市選管は陣営に出向いて謝罪したという。


2012年12月13日木曜日

7969チバQ:2012/12/14(金) 00:13:34
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121213_03.htm
岩手4区 独自候補擁立断念 社民票、行き先不透明
 衆院選岩手4区で、2万票前後あるといわれる社民党票の行方が注目されている。1996年の小選挙区制導入後、党県連は初めて候補者擁立を断念し、自主投票を決定した。しかし、党支持者にとって、長年対決した人物への抵抗感、政策的な違いなど、いずれの候補者にも相いれない事情がある。東北の比例議席死守のためにも投票は欠かせず、苦悩は深い。
 岩手4区には届け出順に民主党新人の及川敏章氏(56)、自民党新人の藤原崇氏(29)、共産党新人の高橋綱記氏(65)、日本未来の党前議員の小沢一郎氏(70)の4人が立候補した。
 社民県連は今回、「反自民」「非共産」で、党の政策に反しない候補者との方針を示した上で、自主投票としている。
 候補者のうち、社民が掲げる脱原発、反消費税、環太平洋連携協定(TPP)反対と政策的に近いのが未来の小沢氏。両党は、中央政界で協力関係を結んでいる。しかし、小沢氏とは中選挙区時代から激突してきた経緯があり、ある県議は「党名が変わっても本質は変わらない」と、「小沢アレルギー」を口にする。
 それでは、民主はどうか。連合岩手が及川氏を推薦したことで票が流れるとの見方がある一方、社民の有力支援労組傘下の幹部は「消費税、原発などの政策面から、支持や支援する立場になれない」と語る。
 党存続のためにも、比例東北の一議席維持は最重要課題。小選挙区の候補者不在による減票は避けたいところで、最終的には何を優先するか個人の判断に委ねられそうだ。
 ある党県連関係者は「やはり、何が何でも(候補者を立てて)選択肢を示すべきだった。白票が増えるだろう」とつぶやいた。

 ◇岩手4区立候補者
及川敏章56 民新 
藤原崇29 自新 
高橋綱記65 共新 
小沢一郎70 未前(14)


2012年12月13日木曜日

7970チバQ:2012/12/14(金) 00:14:11
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121213_07.htm
保守分裂の山形3区 もがく加藤氏、攻める阿部氏

山形3区の候補者の個人演説会。激戦を反映し大勢の有権者が詰め掛けた=11日、鶴岡市


 衆院選(16日投開票)の山形3区で、自民党前議員加藤紘一候補(73)と、無所属新人で前酒田市長阿部寿一候補(53)が激戦を演じている。盤石の強さを誇ってきた加藤氏は今回、強い危機感を抱き、過去に経験のないどぶ板選挙を展開。阿部氏は世代交代を旗印に追い上げる。一部の自民党議員が公然と阿部氏支援に回るなど党分裂選挙の様相も見え、両氏の攻防は激化の一途だ。
自民系10人離反
 圧勝ムードの加藤陣営が凍り付いた。公示前々日の2日、加藤氏の地元鶴岡市であった同氏の決起集会。1200人収容の客席は、半分程度しか埋まらなかった。
 応援弁士として駆け付けた自民党元幹事長の古賀誠氏が空席だらけの場内を見渡し、一瞬、表情をゆがめた。古賀氏は「このままじゃまずい。危機感を持たなきゃ」と加藤氏に語ったという。
 これまで加藤氏は選挙で苦戦した経験がない。党組織から一枚岩の支援を受け、常に危なげなく当選を重ねてきた。
 今回は状況が変わった。阿部氏の地元酒田で自民党系市議16人のうち10人が離反し、阿部氏支援に回った。党参院議員岸宏一氏(72)=山形選挙区=の地元の新庄・最上地域では加藤、岸両氏の不仲説が流布し、阿部陣営による岸氏支持者の切り崩しが猛然と続く。
「面従腹背多い」
 公示後、酒田を地盤とする党県議の後援会が自主投票を決めた。この県議は加藤氏の秘書を20年近く務めた人物で、後援会に「加藤氏支援」以外の選択肢はあり得ないはずだった。
 別の党県議は「元秘書がこうなら推して知るべし。加藤氏支持でも面従腹背の人が多いだろう」と話し、こう解説する。
 「そもそも3区候補の決め方が問題だった。党員投票を求める声があったのに(加藤氏は)現職優先で民主的な手続きを踏まなかった。当時は大差で勝つとみて捨て置いたのだろう。今になって慌てている」
 加藤氏は昨年体調を崩したとされ、現在も歩行に軽い影響が残る。選対幹部は「体調が万全でない上に分裂選挙。状況は厳しい」と打ち明ける。6日に新聞各紙が接戦の情勢を伝えると「苦戦情報 冷静に対応」の紙を選挙事務所に張り、陣営内の動揺を抑えようと努めた。
 加藤氏は73歳以上のため党規定で比例名簿から外れ、選挙区一本の戦い。これまで回ったことのない路地裏まで選挙カーで遊説し、必死の訴えを繰り広げている。
「世代交代」強調
 これに対し阿部陣営は「酒田から世代交代を」が合言葉。阿部氏支持の自民党系市議は「保守系衆院議員を(酒田から)出すのは地域の悲願」と言い切る。
 10日に新庄市で開いた演説会で阿部氏は「主戦場は新庄・最上。誰に遠慮することなく選挙に臨もう」と、加藤陣営からの造反を暗に呼び掛けた。岸氏支持者を意識し「政治の兄貴分は岸氏」との一言も添えた。
 加藤陣営の有力企業に12日、党本部から連絡があった。「党本部が加藤氏支援に本格的に動きだすらしい。さあこれからだ」と陣営の関係者。
 一方、阿部陣営幹部は「酒田以外は未知数だが、肩を並べた感触はある。いつ追い越すかだ」と表情を引き締めた。
 緊迫した集票戦は最終日まで続く。


2012年12月13日木曜日

7971チバQ:2012/12/14(金) 00:15:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20121212-OYT8T01397.htm
[衆院選]激戦区ルポ6区 大票田つくば


 県内最多の有権者43万人を抱える6区では、やはり最多の6候補が舌戦を繰り広げる。大票田つくば市は新住民も多く、各陣営は工夫を凝らして、浮動票にも手を伸ばす。

 「家族、地域、伝統文化、領土、何より約束を『守る人』になる」。無所属新人の狩野岳也は8日、つくばみらい市内で訴えた。元参院議員の母、安さん(77)もマイクを握り「私の分も働かせます」と声を上げた。

 前自民県議だが、知名度アップは課題。地元はかすみがうら市。西端のつくば市、南端のつくばみらい市での浸透が勝負を分けるとみて、8〜10日、両市を巡る「大つくば遠征」に出た。

 10日には、5月の竜巻で被害を受けたつくば市北条地区で個人演説会。住民は「ボランティアでブルーシートを配り続けていた姿に胸を打たれた」と訴えに耳を傾けた。狩野は「私は今でも自民党だと思っている」と自民支持層に切り込み、“選手交代”を訴える。

     ◇

 日本未来の党新人の栗山栄は11日朝、つくばエクスプレス・研究学園駅前で通勤客らにあいさつをしながらチラシを配っていた。時折、「頑張って」と声をかけられ、握手を交わす。名前はまだ売れていない。傍らには緑色を基調にした嘉田代表のポスターを立てかけ、少しでも有権者の印象に残るよう必死だ。

 陣営は「脱原発が有権者を引きつけている」と見て、つくば市のインテリ層や子育て世帯の浮動票を狙う。

 公示後、最初の訴えは筑波山麓の石岡市八郷地区から始めた。「川上から川下へ」。同党の小沢一郎の手法に倣い、終盤は市街地に攻め込んでいる。「最初は緊張したがマイクも慣れてきた。とにかく歩くしかない」と支持獲得に奔走する。

     ◇

 日本維新の会新人の深沢裕は9日、つくば市のショッピングモール前で、のぼりを掲げ緑色のジャンパーを着たスタッフ8人を連れて練り歩き、ドライバーに懸命に手を振っていた。通称「桃太郎作戦」。陣営は、知名度アップにこの作戦を繰り返す。

 演説では、7日の震度5弱の地震で「原発の安全確認が遅れた」と指摘。「日本の問題を解決する仕組みに変える」と統治機構改革を前面に出して訴えた。

 出遅れ感は否めず、選挙カーで路地裏にくまなく入り込み「この国を造り直しましょう」と短いフレーズを各戸に向かって叫ぶ。「ほとんどの家に呼び掛けた。手を振ってくれる人も多い」。手応えを得て終盤の追い込みに懸ける。

7972チバQ:2012/12/14(金) 00:15:47
     ◇

 共産党新人の青木道子は6日、つくば市西部の住宅街にいた。「農協職員の32年間で、おいしい米を作る人をたくさん知った。米づくりが途絶えないよう、TPP(環太平洋経済連携協定)参加をやめさせる」

 見守っていた女性は、演説を終え、手を差しだす青木に、「畑にいたら声が聞こえて。車を飛ばして来たよ」と応えた。女性は農協時代からの知人で、安全安心の食品作りに一緒に取り組んだ仲だという。

 街頭では、「遠くから目立つように」と、ピンクのダウンジャケットで活動する。「演説に思いが入り過ぎるかな」とも思うが、「わかりやすい」と言われることが増えた。自称「普通のおばさん」の訴えが浸透してきたと感じている。

     ◇

 「民主党政権の是非を問う選挙。ウソや偽りの政治と決別し、国民の信頼を取り戻す」。前回の落選から国政復帰を狙う自民党元議員の丹羽雄哉は9日、JR土浦駅前で声を張り上げた。「小選挙区は丹羽雄哉、比例は公明党」と強調するのを忘れなかった。

 県内の自民候補が11月中から続々と公明の推薦を得る中、丹羽は公示前日、ようやく最後に推薦され、陣営は胸をなで下ろした。

 前回選挙は、自民への批判、民主への追い風という「暴風雨の中を歩いた」と振り返る。今回は、初めて会う有権者からも激励を受け、反応は悪くない。ただ、第3極の維新や自民を飛び出した狩野がおり、「風はどう吹くかわからない」と警戒し、組織固めを続ける。

     ◇

 「『民主党苦戦』と報じられ、同情されているが大丈夫。強い味方がいます」。民主党前議員の大泉博子は8日、土浦市での個人演説会で、初当選を後押しした郵政関係者に感謝を込めた。

 今年4月には郵政民営化制度を見直す法律も成立しており、大泉は集まった約250人を前に「一歩を踏み出すことができた」と報告した。郵便局長らでつくる郵政政策研究会に加え、県医師連盟、連合茨城も前回に続き、大泉を推薦する。

 選対本部長の原中勝征・前日本医師会長は「後期高齢者医療制度を推進する自民党と決別しなければ」と応援する理由を語る。厚生省出身らしく、大泉のスローガンは「日本を健康にする」。団体の力を受け逆風に立ち向かう。(一部敬称略)

(2012年12月13日 読売新聞)

7973チバQ:2012/12/14(金) 00:17:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/chiba/CK2012121302100010.html
民・自幹部ら 激戦区にてこ入れ 選挙戦終盤 1、9区など重点に
 衆院選は選挙戦もあと三日間となり、終盤に突入した。各党とも党首クラスが連日県内入りする中、民主、自民両党は混戦模様の1、9区を中心に幹部や集客力のある弁士を相次ぎ投入し、集票に躍起となっている。 (衆院選取材班)

 民主幹部のこれまでの遊説日程をみると、県都千葉市の1区には、野田佳彦首相が二回選挙区入り。蓮舫参院議員や、十二日には来県した前原誠司国家戦略担当相も街頭に立ち「改革を継続させてほしい」と訴えた。

 自民も1区には、公示直前に安倍晋三総裁が訪れたのに続き、十一日には選挙を取り仕切る菅義偉幹事長代行も選挙区入り。小泉進次郎衆院議員も駆けつけた。1区は民主前職と自民新人を中心に各候補がしのぎを削っている。

 民主前職と自民新人が激突している9区も、民主が首相や前原氏らを、自民が安倍、菅両氏らを1区と同じように重点投入しており、集票活動を集中的に後押ししている。

 民主はこのほか、首相が二回入った5、6、13区や、この日前原氏が立ち寄った2区といった選挙区に幹部や閣僚投入が目立つ。

 自民も1、9区ほか、首相の地元4区や2、8区などに幹部らが相次ぎ応援入りしている。

 このほか、日本未来の党は嘉田由紀子代表が公認擁立各区を回った。日本維新の会は1区に石原慎太郎代表、橋下徹代表代行を投入。共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首とも複数回来県し、比例票の掘り起こしも図っている。

 みんなの党の渡辺喜美代表は選挙サンデーの九日、公認の立つ五選挙区を回った。公明党の山口那津男代表は公示日に来県し、比例代表の立候補者とともに支持を訴えた。

7974チバQ:2012/12/14(金) 00:17:39
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20121213150150001.html
2012年12月13日
オセロのように入れ替わる勝者
 民主党が圧勝した前回2009年の総選挙では、県内18小選挙区のうち13の選挙区で、自民から民主へ当選者が入れ替わった。無党派層が多い都市部で顕著な傾向だ。第三極が存在感を強める今回の総選挙。揺れ動く民意の行方が注目される。


 小選挙区制が導入された1996年総選挙では、県内の選挙区(当時17)は、自民9、新進7と議席を分けた。この選挙で1議席にとどまった民主は、他政党の合流を経て00年に6議席を獲得。区割りの見直しで、18選挙区になった03年には8議席に伸ばした。


 ところが、05年の「郵政選挙」では自民が地滑り的に勝利し、16の選挙区を制し、民主は全敗。そして09年の「政権選択選挙」では、民主が14議席を獲得。一方、自民の連勝区は、わずか三つだった。


 定まった支持政党を持たない無党派層は、選挙ごとの争点や課題によって、投票先を変えることが多いとされる。そのため都市部では、揺れ幅も大きくなる。


 前回、接戦を制した自民前職の陣営は「今回は大差をつけて勝ち、相手を比例区で復活当選させないことが目標」と早くも次の選挙をにらんで意気込む。一方、自民新顔の陣営は「今度は自民」という単純な流れではないと分析。「保守層の右側を維新、左側を未来に持って行かれそうだ」と警戒を強めている。


 民主前職は「今は不満の矛先が民主に向いている」と危機感を募らせる。「勝ったり負けたりでは、しっかりした政治活動ができない。勝ち続けて政治家として成長したい」と話す。

7975チバQ:2012/12/14(金) 00:21:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/tokyo/CK2012121302000124.html
激突選挙区 16区 江戸川区(中南部)元民主2前職ら林立
東京16区の掲示板に見入る人=江戸川区で


 民主を離党した未来、維新の前職二人と民主の新人がぶつかる。さらに、自民、共産、みんなの新人が絡み六候補による混戦になっている。

 「民主党がふがいなく、みなさんの期待を裏切ったことをおわびします」。未来の初鹿明博さん(43)は駅頭の演説でこう切り出した。三年前の夏、民主への追い風に乗って16区で初当選したものの、消費税増税法案に反対し党員資格停止処分。その後、十一月中旬に離党した。民主政権を「最初は弱者の味方で格差是正を目指していたが、気が付いたら大企業や財務省の言いなりになっていた」と批判する。

 前回、民主で出馬し、比例東京ブロックで当選した中津川博郷さん(63)も「景気の悪い時にやることではない」と消費税増税法案などに反発して離党し、維新から出馬した。街頭では、維新の石原慎太郎代表(80)や橋下徹代表代行(43)の名を前面に出し、連携をアピール。経営していた学習塾の教え子たちも選挙を手伝い、「日本は教育を中心に立て直さなくてはいけない」と訴える。

 かつての仲間に民主が立てた対抗馬は、参院議員秘書だった今野克義さん(40)。擁立が決まったのは公示直前の十一月末で、今野さんは江戸川区とは縁がなかった。民主の都議、区議がつきっきりで選挙活動を展開するが、関係者は「街頭で『うそつき』と罵声を浴びることもある」と厳しい表情。今野さんは「民主は国民から率直に審判を受けなくてはならず、地域の声の受け皿が必要だ。捨て身の覚悟」と語る。

 「小泉純一郎総裁になり、都議選で大勝した時に近い期待を感じる」と話すのは、元都議で自民の大西英男さん(66)。衆院議員を九期務めた元文部科学相の島村宜伸さん(78)引退後、公募候補となった。駅頭演説や個人演説会をこまめにこなし、支持層固めに余念がない。

 みんなの上田令子さん(47)は区議時代の地域活動を強調し、「絶対に政権を自民に戻してはいけない」と訴える。共産の島長香代子さん(63)は脱原発、反消費税増税を掲げ、駅頭や商店街などに立つ。 (村松権主麿)

中津川博郷63 (元)拉致特委員長  維<前><3>

今野克義40 (元)参院議員秘書  民新

初鹿明博43 (元)内閣委理事   未前<1>

島長香代子63 (元)名瀬市議    共新 

大西英男66 (元)都議      自新 

上田令子47 (元)江戸川区議   み新

7976チバQ:2012/12/14(金) 00:22:36
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20121212-1058773.html
ミス日本vs黄色の美魔女 激戦新潟4区記事を印刷する

写真撮影に応じ、照れる石破茂幹事長(右)と金子恵美氏(撮影・峯岸佑樹) 激戦区の新潟4区(新潟市の一部など)では、全国屈指の“美女対決”が繰り広げられている。一般紙各紙などの世論調査では、03年にミス日本関東代表に選ばれた自民党の金子恵美氏(34)と4期目を目指す民主党の菊田真紀子氏(43)の選挙情勢は、ほぼ互角。選挙後半戦に突入した11日には、金子氏の応援に石破茂幹事長(55)、菊田氏には前原誠司国家戦略担当相(50)が、それぞれ応援に駆け付け「最後のお願い」を呼び掛けた。

 美女の応援に、野獣が参戦!? 気温1度、積雪約30センチ。強烈な寒波の影響で吹雪が吹き荒れる中、新潟県三条市のホームセンター駐車場には、聴衆約200人が集まった。午前9時半過ぎ、金子氏と石破氏らを乗せた街宣車が到着すると拍手が起こる。金子氏は、白のダウンコート、ピンク色のタートルネック姿の女性らしい格好で登場した。

 聴衆と笑顔で握手をし、演説が始まると表情は一変した。「民主党政権にピリオドを打ちます。昨年(7月)の集中豪雨の時、衆議院議員(菊田氏)はうちの地区へは来ませんでした。そんな故郷を守れない人に、政治を任せるわけにはいきません」と、痛烈に批判した。

 石破氏は時折、金子氏の演説を笑顔で、見守る姿もあった。しかし、民主党政権の話題になると表情をこわばらせ「詐欺集団。お笑いのネタやワイドショーの笑いものにされているような政権は、終わりにしないといけない」と声を張り、聴衆へ訴えた。

 金子氏は00年に早稲田大卒業後、新潟放送へ入社。翌年に退社し、03年に身長168センチの抜群のスタイルからミス日本関東代表にも選ばれた。23年間、旧月潟村(現新潟市南区)の村長を務めた父の背中を見て政治家になることを決意。新潟市議、県議を経て今回「国の政治のあり方を変える仕事がしたい」と実感し、国政を目指した。しかし、同区は03年からの選挙では菊田氏が3選、今回は民主党の「逆風効果」もあり大接戦を繰り広げている。

 一方、同日午後、新潟市南区の大型商業施設前では、“新潟のもう1人の真紀子”こと菊田氏の応援に前原氏が駆け付けた。菊田氏はイメージカラーの黄色のダウンコートを着て聴衆へ「この国難な状況下で(国政を)『ゼロから勉強します』という人に任せられない」と金子氏をけん制。前原氏は外相時代に、菊田氏の外務政務官としての活躍を評価し「腹が据わっていて、能力、実行力と抜群」と、終始持ち上げた。

 演説後、金子氏と菊田氏は、支持者らと「勝つぞー!!」と高々と3回右手の拳を同じように突き上げ、石破氏と前原氏も「最後のお願いです。よろしくお願いします」と繰り返し支持を求めた。【峯岸佑樹】

 [2012年12月12日9時30分 紙面から]

7977チバQ:2012/12/14(金) 00:23:06
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/gifu/CK2012121202000244.html
狙うは「支持なし層」 5人乱戦の1区 
街頭で支援を呼び掛ける1区の候補者=岐阜市内で


 前職三人と新人二人による乱戦となった衆院選の岐阜1区。二〇〇九年の前回、民主党前職の柴橋正直(33)が政権交代への期待を追い風に、自民党前職の野田聖子(52)を破ったが、今回は二人が激しく競る。狙いはともに、従来の支持層以外からの得票。追う三候補も、政党支持なし層への浸透を目指す。 (衆院選取材班)

 「サプライズゲストです」。先週末、岐阜市中心部の商業施設前。野田は応援に来た党遊説局長を紹介した。

 局長とは、〇五年の前々回、郵政民営化に反対した野田への“刺客候補”だった佐藤ゆかり参院議員。足を止めた買い物客らに、野田は訴えた。「争点は一つ。民主党にさらに四年間を任せるか、自民党に預けるのか」

 応援は、佐藤参院議員からの申し入れだったとはいえ、かつての“敵”の応援に驚く市民も。野田は「堂々と戦ってノーサイドになった」と説明した。

 戦術の軸は選挙カー遊説と個人演説会。陣営幹部は「問題はいかに若者らの票を得られるか」。今回は街頭演説にも力を入れる。

 対する柴橋は、選挙ポスターで「街頭演説1500回突破!」と、これまでの活動をアピール。街角で毎朝、「改革を続けさせてください」などと支援を呼び掛ける。

 ただ、前回から一転した風向きに、陣営幹部は「民主党、と言っただけで顔を背けられることがある」。柴橋本人も街頭演説では、党名を口にすることを控えがちだ。

 十一日昼前には、市中心部に集まった五百人を前に、応援演説に駆けつけた細野豪志・党政調会長と並んだ。聴衆がどよめいたのは、細野が党と柴橋を切り離して支援を求めた時。「党の評判は芳しくないが、柴橋さんの責任ではない。もう一度チャンスを」

 一方、日本未来の党前職の笠原多見子(47)は、スーパーや子どもの送迎時間帯の保育園も回る。卒原発、消費税増税反対を掲げるため、安全、安心に敏感で、家計をやりくりする女性の支持が重要で「反応は圧倒的に良い」と感じている。

 「前回は民主への追い風で誰も主張を聞いてくれなかったが、今回は違う」と、共産党新人の鈴木正典(49)。毎日十〜十五カ所で街頭に立つ。十一日午後はJR岐阜駅北口で、党の市田忠義書記局長と憲法九条堅守などを訴えた。 (敬称略)

◆「支持政党なし」割合、他区より2〜6ポイント高
 中日新聞社が県内の有権者二千人を対象に一、二両日に行った序盤の情勢調査では、1区で「支持政党なし」と答えた人の割合は18・8%。他の四選挙区より2〜6ポイント高かった。

 小選挙区での投票先が決まっていない人の割合は62・5%で、全五選挙区のうち三番目に高かった。

7978チバQ:2012/12/14(金) 00:24:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121206-00000170-mailo-l27
注目区を歩く:’12衆院選/1 1区 既成政党、第三極出そろう 6人出馬、激戦に /大阪
毎日新聞 12月6日(木)14時53分配信

 民主離党組の熊田篤嗣氏に、新人4人、元職1人が挑む。民主、自民、共産の既成政党に加え、日本未来の党、日本維新の会の第三極の候補者も出そろい、府内最多の6人が立候補する激戦区となった。
 「今回は組織の支援がなく、大変厳しい、厳しい、厳しい戦い」。11月29日朝、JR玉造駅(大阪市天王寺区)で、熊田氏が声を張り上げた。09年の前回選では、政権交代の追い風と労組の組織票を受けて11万7313票を獲得し、初当選した。しかし、今回は、消費税増税に反対して民主を離党、未来から出馬した。「解散後の大事な時期を政局のごたごたで忙殺されたのは痛い」とし、「主要候補者は全て消費税増税。反増税を訴えたい」と話す。
 井上英孝氏は、港区選出の前大阪市議。「短期決戦なので露出をあげる必要がある」と話し、維新の市議らと街頭演説を行い、地元以外での知名度アップを図る。選挙事務所も党本部(中央区)のすぐ隣に構え、陣営幹部は「大阪1区で維新が負けることはあってはならない」と力を込める。公務員改革など市議時代の実績をアピールしながら「大阪の改革を国政に」と訴え、浮動票の獲得に力を入れる。
 「裏切ったり、離れたり、ひっついたり、そこに国民や市民の気持ちがあるのでしょうか」。大西宏幸氏は11月30日にあった事務所開きで第三極の動きを痛烈に批判した。10年の参院選に出馬して落選したものの、直後から衆院選の準備を進めてきた。地域住民を対象にしたミニ集会も40回を超え、「維新は脅威だが対等に戦える状態にある。やることはやってきた」と話す。自民の府議や市議の支援を受けながら“維新の風”に対抗する。
 「政党の名前で投票したら大間違いします。市民の公認を得た中馬弘毅の方が、はるかに票が多かった。今回これをやりましょう」。11月30日夕に中央区のホテルで行った決起集会で、中馬氏は300人を超える支持者に呼びかけた。衆院議員を9期務め閣僚経験もあるベテランだが、前回は自民公認で熊田氏に敗れ、今回は無所属での出馬。「市民結集」をキーワードに、後援会の結束を図る。
 吉羽美華氏は寝屋川市議を2期目途中で辞職し、民主公認で急きょ1区での出馬となった。「生まれも育ちも大阪なので、やりにくさは感じていない」と話すが、陣営関係者は「前回選と状況は全く違い逆風。労組票もどこまで集まるか」と不安を口にする。
 吉川玲子氏は地元港区を中心に街頭演説や個人演説会を行っていく。憲法9条を守っていくことや、原発の即時停止、反増税を訴える。陣営幹部は「乱立する政党の中で、一番ぶれずにやっているのは共産党。有権者がそこを見てくれれば」と話している。【遠藤浩二】
     ◇ 
 民主党政権への審判となる今回の衆院選。政党が乱立する中、各選挙区ではどんな動きがあるのか。注目区を追った。
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 ◇1区(6)=大阪市西・中央区など
中馬弘毅 76 [元]行革担当相(9)無元
熊田篤嗣 41 [元]衆議員秘書(1)[未]前=[大]
井上英孝 41 [元]大阪市議    [維]新
吉川玲子 51 党1区役員      共新
吉羽美華 32 [元]寝屋川市議   [民]新=[国]
大西宏幸 45 [元]大阪市議    [自][岸]新
 ※届け出順
12月6日朝刊

7979チバQ:2012/12/14(金) 00:24:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000178-mailo-l27
注目区を歩く:’12衆院選/2 8区 中野寛成氏が引退 「お膝元」争い激烈 /大阪
毎日新聞 12月7日(金)15時19分配信

 11期務めた民主前職の中野寛成氏が引退した8区。中野氏の後継や自民、共産に加え、日本維新の会の動向がどう影響するかの要素も加わり、議席の行方が注目される。
 「3年3カ月前は大きく変わると思っただろう。しかし、ふたを開けてみたらどうか。国政に皆さんの声を届けたい」。自民元職の大塚高司氏は今月1日、豊中市内のホテルで開かれた決起集会でこう力を込めた。
 05年衆院選では小泉旋風の勢いで約10万3000票を獲得し、初当選。しかし09年には一転、「政権交代」の逆風に見舞われた。7万7405票にとどまり、議席を失った。
 「どんな逆風でも訴えることは同じ」。落選経験も自身を見つめ直す機会になったという。自治会や商店主との会合では中座せずに最後まで付き合い「地域の本音を聞いてきた」と自負する。
 「橋下徹代表代行が居を構える豊中で負けられない」。維新の地元関係者は重圧を感じる。そこに擁立したのは橋下氏の北野高時代の同級生で、同じラグビー部に所属していた新人の木下智彦氏だ。
 木下氏は「友人ではあっても、彼(橋下氏)は社長で、私はまだ社員にもなれてない見習いみたいなもの」と、あえてつながりは強調しない。
 自身初の選挙だが、立候補が決まり、事務所を構えたのは先月27日。文具すらそろっていない中、ラグビー部、北野OBが駆けつけ選挙戦を手伝う。集会などは開かず街頭に立ち、「今回が日本再生のラストチャンス」と有権者に呼びかける。
 “お膝元”を落とせない事情は民主も同じだ。引退する中野氏が地道に築き上げた地盤。それを「バトンタッチする」と指名したのが、民主前職の松岡広隆氏だ。
 松岡氏は09年衆院選で、比例近畿ブロックから初当選。当時は最年少議員として話題になった。今回、8区での出馬が正式に決まったのは11月に入ってから。中野氏とともに街頭に立ち、経験に加え「若さと行動力」を武器に訴えを広げる。
 パンフレットには中野氏に加え、著名人の顔も並んだ。陣営は「無党派の取り込みが遅れている」と分析。松岡氏の人脈を活用した、著名人による応援演説も検討している。
 共産新人の五十川和洋氏は「脱原発、消費税増税反対」などを強調。従来からの主張であり、民主、自民、第三極の動きに埋没しないようぶれない姿勢を押し出す。国政の政策だけでなく、豊中市議を2期務め地域の問題に精通しているのも強みだ。【石戸諭】
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 ◇8区(4)=豊中市
大塚高司  48 [元]参議員秘書 (1)[自][額]元=[公]
木下智彦  43 商社員         [維]新=[み]
五十川和洋 53 党地区委員        共新
松岡広隆  30 党府副幹事長   (1)[民]前=[国]
12月7日朝刊

7980チバQ:2012/12/14(金) 00:25:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121209-00000154-mailo-l27
注目区を歩く:’12衆院選/3 16区 自維が公支援 前回対決を再現 /大阪
毎日新聞 12月9日(日)12時46分配信

 再選を期す民主前職の森山浩行氏に、返り咲きを誓う公明元職の北側一雄氏、共産の岡井勤氏ら2新人が挑む。長年続く自公の選挙協力に加え、日本維新の会も大阪都構想で公明から協力を得る見返りに対抗馬を立てず、前回同様、森山氏と北側氏が対決する構図になっている。
 森山氏は、有権者の声を直接聞こうと小規模な座談会を重ね、子育て関連予算増や無駄を省いた政権の実績を強調。のぼりを持ち商店街を練り歩くなど支持拡大にも努める。
 北側氏は党幹事長だった前回選で全国の小選挙区で全敗した雪辱を果たすため、落選後からミニ集会を繰り返した。陣営も「90年に初当選してから20年以上たち支持者も変わったが、落選して声を拾うことができた」と自負。支持母体の創価学会員も各地から集まり、票の掘り起こしを続けた。9日には党代表の山口那津男氏も来て組織を固める。
 自民も“友党”を強調する。「断固として自公で過半数を取り政権を奪還する」。自民党総裁の安倍晋三氏は6日、南海堺東駅前で声を張り上げた。2日には前総裁の谷垣禎一氏が来たばかり。経済や外交の立て直し、防災施策の充実を訴える北側氏は「民主政権に終止符を打ち自公を基軸とした新政権で日本を再建する」と応えた。
 維新も橋下徹代表代行が3日に応援。堺市内で「北側先生に勝っていただかないと、大阪の改革も止まってしまう」と持ち上げた。
 森山陣営も黙っていない。野田佳彦首相は5日、同駅で「バブル崩壊後、自民は何回もばらまきをしたがデフレは脱却したか。借金をし将来世代にツケを回すのは万死に値する」と主張。維新の石原慎太郎代表が「日本は核兵器に関するシミュレーションぐらいやったらいい」と発言したことに触れ、「非核平和宣言都市の堺市の人たちがこのような人たちの力を借りていいのか」とけん制した。1日は細野豪志政調会長、8日も岡田克也副総理がマイクを握った。森山氏も「堺市を分割する都構想に賛成の維新と反対の自民から推薦を得るのは違和感がある。堺市を守るかどうかも大きな論点」と揺さぶる。
 岡井氏は「民主は自公と変わらなくなった」と力説。消費増税反対や原発即時ゼロを訴え、「財界中心、アメリカいいなりの政治を断ち切り、国民の声が届く政治を作る」と主張する。諸派新人の中村勝氏は原発ゼロや福祉の充実などを訴える。【山下貴史】
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 ◇16区(4)=堺市(堺・東・北区)
北側一雄 59 党副代表   (6)公元=[自][維]
岡井勤  61 [元]堺市議    共新
中村勝  61 政治団体代表    諸新
森山浩行 41 [元]府議  (1)[民]前
12月9日朝刊

7981チバQ:2012/12/14(金) 00:26:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000140-mailo-l27
注目区を歩く:’12衆院選/4止 18区 民主離党前職に挑む3新人 保守票の行方注目 /大阪
毎日新聞 12月13日(木)12時45分配信

 民主を離党して3選を目指す未来の中川治氏に、自民の神谷昇氏、自民を離党して維新から出馬した遠藤敬氏、共産の矢野忠重氏の3新人が挑む。民主が候補者擁立を見送った空白区。前回同党を支持した有権者の判断や分裂した保守票の行方が注目される。
 「『戦う舞台はここではない。民主党におる意味はまったくない』と思った」。解散直後、和泉市内で開かれた後援会関係者向けの報告会で、中川氏は離党の理由を丁寧に説明した。不況の中での消費税増税、普天間基地問題の迷走、突然の野田首相のTPP交渉参加方針表明……。党執行部への不信を募らせた末の決断。集まった約200人の支持者から目立った批判は出なかった。
 選挙戦での訴えは「反消費増税」「反TPP」「反原発」が3本柱。公示後の週末には未来の嘉田由紀子代表と、和泉市の米粉パン製造に取り組むJAの女性グループを激励。食糧自給と地産地消の大切さを訴えた。民主への追い風で13万2399票を集めた前回とは違い、今回は連合などの組織的な協力は得られない。小規模な座談会で対話を重ね、府議時代からの支持層を固める。
 泉大津市長を辞職して国政を目指す神谷氏は公示3日目で地元、泉大津駅近くのホールで決起集会を開いた。来賓には和歌山県選出の二階俊博・前衆院議員、世耕弘成・参院議員ら自民の有力者も顔をそろえた。集まった約500人の支持者を前に「自民公認、友党の公明推薦」を強調し、「泉州の発展には自公による安定した政権が必要」と訴えた。
 9月の市長選では、無投票で3選を果たしたばかり。あいさつでは「育ててくれた市民の皆さんには、まずおわびしなければならない。市政の建て直しにめどをつけ、さらに大きな改革を目指す」と立候補への理解を求めた。陣営は「市議、府議、市長と、長年、地方政治に携わった経験は即戦力」と自負。選挙戦後半も安倍晋三総裁らが岸和田市に応援入りし、党挙げての戦いを展開する。
 遠藤氏は自民の18区支部長だったが、9月末に離党。「支部内が一枚岩になれなかった。しがらみの強い自民では思いを実現できない」と維新へ移った理由を話す。寒い季節、街頭で有権者にゆっくり話を聞いてもらうというわけにはいかず、選挙戦で離党の経緯に触れることはない。
 かつて18区で連続当選を重ねた中山太郎元外相の後援会で約5年間、青年局長を務めただけに、自民関係者の知り合いは多い。公示後、泉大津市や和泉市で開いた集会には、古くから付き合いのある同党支持者が詰めかけ、浸透ぶりをうかがわせた。JC(青年会議所)などでの活動を通じ、地元の高石市での知名度は高い。逆に岸和田市など選挙区南部での支持の広がりが懸念されたが、維新の府議団の応援を得て街頭活動を重ね、持論の教育改革などを訴える。
 矢野氏は大票田の岸和田市に選挙事務所を構え、街頭活動とミニ集会を重ねる。「デフレ不況が続く中、消費税増税は絶対に回避すべき。即時原発ゼロを目指す」と訴える。「コロコロと主張を変え、離合集散を繰り返す政党が多い中、一貫して主張を変えない共産党の存在感は増している」と手応えを話す。【山田泰正】=おわり
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 ◇18区(4)=岸和田、泉大津市など
矢野忠重 62 党地区委員       共新
中川治  61 [元]府議    (2)[未]前=[大]
遠藤敬  44 教育団体会長      [維]新=[み]
神谷昇  63 [元]泉大津市長    [自]新=[公]
12月13日朝刊

7982チバQ:2012/12/14(金) 00:27:10
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121213/fkk12121323120004-n1.htm
福岡1区“仁義なき戦い” 麻生氏「渡世の義理」 菅原文太氏「松本氏を男に」
2012.12.13 22:30 (1/3ページ)
 衆院選投開票を16日に控え、福岡1区の民主、自民両党の対決は熾烈さを増し、「仁義なき戦い」の様相を帯びている。8選目を目指す元環境相で民主前職の松本龍氏に、元県議で自民新人の井上貴博氏が挑む構図だが、民主党への逆風もあり、井上氏が頭一つリードする。両陣営とも「面子にかけて負けられない」と意気込んでおり、残り2日間の“死闘”に挑む。

 「わが家の家訓は『困難に立ち向かうことを喜びに思え』。民主党政権の3年間で日本はガタガタになってしまった。今立ち上がらずしていつ立ち上がるのか。福岡県の象徴であるこの1区に必ず自民党の旗を立ててみせます!」

 13日午後、福岡・博多駅近くでこう訴える井上氏の後ろで満足そうにうなずく男がいた。麻生太郎元首相。この後も井上氏とともに選挙区内計6カ所で「1区から真の保守の候補が出てきた。ぜひ井上貴博に力を与えてもらいたい」と訴えて回り、主婦らの握手攻めにも気さくに応じた。

 麻生氏がここまで入れ込むのは、「渡世の義理」だけではない。自民党福岡県連は別の人物の公認を決めていたのに「勝てる候補を立てないと意味がない」と異議を唱え、代々にわたり福岡・中洲の「顔役」を務めてきた井上氏にすげ替えた経緯があるからだ。ここで井上氏が1区で敗れると面子丸つぶれとなり、責任問題に発展しかねない。

 自らの選挙区(福岡8区)にも帰らず、井上氏を支援する理由はもう一つある。先の総裁選で安倍晋三総裁を逆転勝利に導いた麻生氏は次期政権で重要ポストに就くのはほぼ確実な情勢。公認問題でへそを曲げ、動こうとしない県議らへ「これ以上俺に逆らうと後で困るぞ」と脅しをかける意味合いもあるようだ。

 一方、松本陣営は焦りを募らせる。平成8年の現行の小選挙区比例代表並立制導入後、一度も自民党に議席を渡したことがない民主党の「金城湯池」を簡単に渡せないという意地もあるが、それだけではない。

 松本氏は「部落解放運動の父」と言われる故松本治一郎元参院副議長(故人)の孫で、部落解放同盟の象徴的存在だからだ。実弟が経営する建設会社「松本組」は九州土建業界のリーダーでもあり、やはり面子にかかっているのだ。

 

陣営幹部は「うちは民主党というより松本党」と胸を張るが、今回の逆風は民主党の混迷・失政だけが招いたわけではない。昨年7月に復興相就任直後、「知恵を出さない奴は助けない」などと失言を繰り返し、辞任に追い込まれた傷はなお癒えていない。

 陣営幹部は「これまで松本家が国会、井上家が県会と棲み分けし、良好な関係を保ってきたのだが…。非常に厳しいが、これまで通りやるだけだ」と言葉少な。「決起大会」や「桃太郎」など選挙パフォーマンスを嫌い、極力避けてきた松本氏も今回はそんなことも言っていられない。13日も博多区の美野島商店街などを一軒ずつ訪ね、「よろしくお願いします」と頭を下げて回った。

 13日夜、東区の公民館で開いた個人演説会には、かねて親交のある菅原文太氏が“友情出演”した。言わずと知れた映画「仁義なき戦い」の主演男優。「憲法を変えるとか国防軍を作るなんて言ってる敵の自民党に投票したらダメだよ。松本龍を男にしなきゃいかん」とドスを利かせた。

     (田中一世)

▽福岡1区(5人)

井上貴博50☆元県議 自新

比江嶋俊和65 元福岡市議 共新

竹内今日生38☆医師 み新【維】

犬丸勝子57 介護会社社長 無新

松本 龍61☆前復興相 民前【国】

7983チバQ:2012/12/14(金) 00:30:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121207ddm005010191000c.html
乱戦:2012衆院選/1 東京18区 前首相、四面楚歌
毎日新聞 2012年12月07日 東京朝刊

 ◇「原発ゼロ」で打開図る
 これまで連続10回当選を重ねてきた民主党の菅直人前首相にかつてない逆風が吹きつけている。

 「首相という立場で(東京電力)福島第1原発事故を経験した。『原発ゼロ』は私に託された課題だ」

 衆院選が公示された4日、東京都府中市内の神社で第一声に臨んだ菅氏は、ビールケースの上に立ち、約30分の演説の大半を原発問題に割いた。選挙用のビラやポスター、のぼり旗、運動員のジャンパーまで、あちこちに「原発ゼロ」の赤い文字が躍る。聴衆は50人ほど。「30年代を待たずして十分実現できる」と党の公約より踏み込んで訴える姿は、首相経験者というより原点の市民運動家に近い。

 東京18区で長く横綱相撲を続けてきた菅氏が、これまで唯一足をすくわれそうになったのが05年衆院選。「小泉旋風」のあおりで、地元・武蔵野市長から転身した自民党の土屋正忠氏に約8000票差まで迫られた。だが、陣営は今回、それ以上の苦戦を覚悟する。首相時代の震災・原発事故対応は評価が分かれ、街頭演説では、菅氏に握手を求める若者の横から「うそつき!」とやじが飛ぶこともある。

 一方の土屋氏は、05年こそ比例代表で復活当選したものの、09年はダブルスコアに近い大差で菅氏に敗れた。菅氏が府中市で原発ゼロを訴えていた同じころ、土屋氏はJR武蔵小金井駅前に立ち、「民主党はやたらと役人をいじめ、それがあたかも政治主導だと言わんばかりだった。そのいい例が菅さんだ。退場してもらおうじゃありませんか」と声を張り上げた。

 自民党にとって、菅氏に小選挙区で勝つことは「政権奪還」の象徴的な意味を持つ。もう一人の標的だった民主党の鳩山由紀夫元首相は選挙直前に政界を去った。自民党の森喜朗、福田康夫両元首相が大苦戦し、海部俊樹元首相が落選した前回選挙の恨みは、必然的に菅氏に向かう。11月24日に武蔵野市に入った安倍晋三総裁は、沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件なども挙げ、徹底した菅氏批判を展開した。

 加えて、昨年6月、菅内閣不信任決議案に賛成して民主党を除籍された横粂勝仁氏が神奈川11区から「国替え」し、無所属で参戦。「政権交代の思いからずれたのは私か、それとも菅氏や民主党か」と訴える。原発問題では菅氏と立場が近いはずの日本未来の党、杉村康之氏も「菅さんがいくら原発ゼロと言っても、民主党の政策とは違う」と菅氏を狙い撃ちする。

 四面楚歌(そか)状態の菅氏は、それでも脱原発一本やりで局面打開を図る。菅氏をよく知る地元市議は「骨と皮になっても何とか逃げ切るには、古くからの支持層が離れてはいけない。自分の震災・原発対応が選挙戦の弱点になるという心理も働いているのだろう」と、かたくなともいえる菅氏の戦術を解説してみせた。【笈田直樹、念佛明奈】

    ◇

 衆院選は16日の投開票に向け、12政党が入り乱れて激戦を繰り広げている。注目選挙区を歩いた。=つづく

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 ◇東京18区=武蔵野、府中、小金井市
土屋正忠  70 (1) 自元=[公]

杉村康之  43     未新=[大]

菅直人   66 (10)民前=[国]

横粂勝仁  31 (1) 無前

柳孝義   51     共新

五十嵐勝哉 45     維新

7984チバQ:2012/12/14(金) 00:30:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121208ddm005010140000c.html
乱戦:2012衆院選/2 大阪12区 第三極、閣僚と激突
毎日新聞 2012年12月08日 東京朝刊

 ◇「漁夫の利」自民静観
 民主党の樽床伸二総務相と自民党の北川知克氏が5回連続でぶつかる大阪12区。過去の対戦成績では樽床氏が3勝1敗とやや優位だが、今回は2人の争いに「第三極」が割って入る。

 「寝屋川は自民党と民主党で行ったり来たりの政治だった。3年前は民主党に託した。ところが3年たったら不満と失望のみ。また自民党に戻るのか。僕はそういう政治に我慢ならない」。11月21日、京阪電鉄の寝屋川市駅前ロータリーで、日本維新の会の橋下徹代表代行は数百人の聴衆を前に2大政党制を批判した。隣に立ったみんなの党の渡辺喜美代表も「維新の会とみんなの党が相乗効果を発揮できる、そのシンボルが大阪12区だ」と強調した。

 維新は大阪12区で独自候補を擁立せず、みんなの党の石井竜馬氏を推薦する。石井氏は維新との競合を避けるため、衆院解散後に急きょ大阪2区から選挙区を変えた。大阪維新の会所属の大阪府議は3市でわずか2人。府議のいない寝屋川市では選挙ポスターの掲示にすら苦労した。それでも、「維新の公認とまったく同じ扱いをしてもらっている」と、橋下氏の抜群の人気に期待をかける。

 樽床氏は党府連代表だった10年4月、大阪維新の会を設立した橋下氏を政府の地域主権戦略会議のメンバーから外すよう求め、関係が冷え込んだ。橋下氏が提唱する大阪都構想にも慎重で、両氏は「犬猿の仲」として知られる。石井氏は、橋下氏が送り込んだ樽床氏への「刺客」にほかならない。

 樽床氏は10年6月、党代表選に立候補して知名度を上げ、党や政府の要職を務め実績を積んだ。それでも、維新とみんなの党のタッグは脅威だ。「選挙は最後は個人を選ぶもの」と平静を装うが、1993年に旧日本新党から初当選し、05年の小泉旋風で落選、09年の政権交代選挙で返り咲くという体験の中で、樽床氏自身がブームの力を身にしみて知っている。

 一方、北川氏は「第三極の離合集散に批判的な有権者は多い。政治不信の原因は世論目当てでころころ変わることだ」と語り、第三極効果は限定的とみる。憲法改正などで主張の近い維新に保守票を侵食される懸念はあるものの、自民党の復調傾向と公明党の支援を背景に、樽床氏との戦いに集中する構えだ。

 公示直前の2日、北川氏とともに大東市で街頭演説した谷垣禎一前総裁は「大阪は第三極の本場。橋下さんだけのときには『主張が分からないわけではない』という点もあったが、石原(慎太郎代表)さんと組んだら何をやりたい党か分からなくなった」と橋下氏への批判を手控えた。そこには「民主党候補が第三極から攻められて伸び悩めば、うちは相対的に浮上する」(自民党幹部)という計算も見え隠れする。【木下訓明、大久保昂】=つづく

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 ◇大阪12区=寝屋川、大東市など
樽床伸二 53 (5)民前=[国]

吉井芳子 50    共新

北川知克 61 (3)自元=[公]

石井竜馬 43    み新=[維]

7985チバQ:2012/12/14(金) 00:31:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121211ddm002010229000c.html
乱戦:2012衆院選/3 栃木2区 党方針尻目に「TPP反対」
毎日新聞 2012年12月11日 東京朝刊

 ◇農家意識し大合唱
 12月8日。収穫が終わり、人影がまばらな栃木県高根沢町の田園地帯を流した後、民主党の福田昭夫氏は小さなスーパーマーケット前で選挙カーを降りた。「マニフェストには農業、食の安全などは必ず守ると書いている。守れない場合は私も反対を貫く」。口癖のようになってきたフレーズを、また繰り返す。

 農業県・栃木で知事も務めた福田氏は、自身の「国会だより」(9月15日付)に「例外なき自由貿易は民主主義を滅ぼす」と書き込むほどの環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対論者。交渉参加に積極的な野田佳彦首相の意向を踏まえ、党執行部は反対派に非公認をちらつかせたが、衆院選公示を前に腰が砕けた。11月27日に発表したマニフェストの書きぶりは「政府が判断する」。福田氏は「これで反対を言いやすくなった」と胸をなで下ろした。

 とはいえ、一度定着しかけた「民主党=TPP推進」のイメージはなかなかぬぐえない。栃木県農協の政治団体「県興農政治連盟」は、福田氏陣営が推薦を依頼しようとしたときには、すでに全選挙区で自民党候補への推薦を決めていた。候補者から「TPP交渉への参加を阻止する政治活動を行う」という確約書を取り付ける徹底ぶりで、連盟の高橋勝泰幹事長(65)は「民主党は野田さんがああいう姿勢だから、推薦願を出すに出せなかったんじゃないの?」と素っ気ない。

 対する自民党の西川公也氏は、世界貿易機関(WTO)の農業交渉に党の責任者として携わった経験のある農水族。09年は福田氏に敗れたが、今回は「農協から組織内候補のような扱いを受けている」と張り切り、街頭演説では「課税自主権が認められない今のTPPに断固として反対していく」とボルテージが上がる。

 速やかな交渉参加を掲げるみんなの党も、この選挙区では、共産党の藤井豊氏を含む「TPP反対」の大合唱にあらがい難い。柏倉祐司氏は支持者から問われれば党の方針を説明するが、街頭演説では消費増税阻止を前面に出す。「TPPには触れられない。だって農村ですから」(陣営)。かくして、TPPを巡る各党候補の主張の違いは見えにくくなった。

 TPPに加われば関税が原則撤廃され、外国産の安い農産物が流入して国内農業は壊滅的な打撃を受ける−−。そんな農家の危機感をくみ取ろうと各候補が競う。だが、鹿沼市で牛60頭を飼育する菅野谷(すがのや)悟さん(56)は懐疑的だ。「TPP以前に、現場は後継者がいなくて先細りする。戸別所得補償というバラマキをやったのは民主党、今の農業の衰退をもたらしたのは自民党。どっちもどっちだな」【福岡静哉】=つづく

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 ◇栃木2区=鹿沼、日光市など
藤井豊  64    共新

西川公也 69 (4)自元=[公]

柏倉祐司 43    み新=[維]

福田昭夫 64 (2)民前=[国]

7986チバQ:2012/12/14(金) 00:32:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddm005010033000c.html
乱戦:2012衆院選/4 静岡3区 浜岡原発「素通り」
毎日新聞 2012年12月12日 東京朝刊

 ◇住民感情複雑、争点化避け
 日本維新の会の鈴木望氏は9日夜、浜松市のJR浜松駅前で演説を始めた。ところが開始からわずか2分後、司会者に制止され、代わりにマイクを握ったのは到着したばかりの橋下徹代表代行。そこで思いがけない発言が飛び出した。

 「原子力発電所の問題は、はっきり言って選挙のあまり重大な問題にはなっていない。どの政党も原発を少なくしていくってのは、みんな同じ考え方だ」

 鈴木氏は静岡3区内にある運転停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市)について、再稼働の是非を問う住民投票条例の制定を求める市民運動で知名度を上げ、選挙戦でも「廃炉」を訴えてきた。橋下氏より先に3区に入った野田佳彦首相と自民党の安倍晋三総裁は示し合わせたように原発問題を「素通り」し、主張の違いはより鮮明になるはずだった。

 だが、この前日、全国的な自民党優位の情勢に危機感を抱いた鈴木氏陣営の静岡県議は「争点を『自民党政治に戻すのか、戻さないのか』に変えた方がいい」と記者に語っていた。これが橋下氏の演説の伏線だったのかは定かではない。ただ、鈴木氏とともに市民運動に取り組んだ支持者には「石原慎太郎代表が合流し、維新の原発政策があいまいになった」という不満が残り、鈴木氏が廃炉を強調するほど、党とのずれが顕在化することを陣営は懸念していた。

 一方、自民党は原発問題を争点にしない方針を徹底している。10日昼、JR掛川駅前で宮沢博行氏と並んだ小泉進次郎青年局長は1000人近い聴衆に「自民党を若返らせる。過去の自民党に戻るんじゃない」と歯切れよく訴えた。具体的な政策論はなし。党への追い風に乗って選挙戦を制しようという意図が透けた。

 磐田市内の宮沢氏の選挙事務所には公示後、中部電力副社長らが「陣中見舞い」に訪れた。陣営幹部は「鈴木さん一人が廃炉と言っても、実現できるわけがない。分かっている人は多いよ」と語る。

 民主党の小山展弘氏も9日、掛川市で開いた決起集会で浜岡原発に触れず、社会保障問題を重点的に訴えた。代わりに、地元政界に影響力を持つスズキの鈴木修会長兼社長が「浜岡だけでなく、全国の原発をどうするかを考えなければいけない」と助け舟を出した。

 確かに選挙区内の住民感情は複雑だ。家族が中部電力に勤める御前崎市の女性(68)は「孫の代を考えると、いずれは廃炉にしなければと思う。でも、原発にかかわってきた人の雇用はどうなるのか」と悩む。また、浜岡原発関連の作業で各地の工員が利用する市内の民宿や旅館にとって再稼働は死活問題だ。「原発に関心は高いが、口に出すのはタブーのような雰囲気」。鈴木氏は市内を回った印象をそう表現した。【念佛明奈、荒木涼子】=つづく

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 ◇静岡3区=磐田、掛川市など
宮沢博行 37   自新=[公]

岡村哲志 62   共新

小山展弘 36(1)民前=[国]

鈴木望  63   維新=[み]

7987チバQ:2012/12/14(金) 00:32:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121213ddm005010121000c.html
乱戦:2012衆院選/5止 岩手3区 被災地で続く政争
毎日新聞 2012年12月13日 東京朝刊

 ◇「小沢王国」継続か終止符か
 民主党の黄川田徹氏は7日夕、岩手県一関市内を移動する車中で強い揺れを感じた。一帯は震度4を観測。急きょ沿岸部の陸前高田市に車を急がせた。「副復興相として、何かあれば現場に駆けつけなければならない。権力闘争をしている暇はない」。黄川田氏自身、東日本大震災の津波で家族を失い、復興にかける思いは強い。

 日本未来の党に合流した小沢一郎氏(元民主党代表)が権勢を誇り、「小沢王国」とも呼ばれる岩手県。中でも岩手3区は、小沢氏の盤石な地盤である中選挙区時代の旧岩手2区とほぼ重なり、同氏直系の候補者が議席を独占してきた。黄川田氏が00年衆院選に立候補し、初当選したのも、関係が冷却化した前職(当時)の追い落としを図る小沢氏の後押しが大きかった。

 だが今回は当時と逆の構図だ。黄川田氏は7月、小沢氏の民主党離党に従わずに残留を決断。小沢氏は王国を死守すべく、黄川田氏の有力支援者で一関市など内陸部に影響力を持つ菅原喜重郎元衆院議員の次女、佐藤奈保美氏を擁立。小沢氏の動きに合わせて岩手県議会の最大勢力、民主党会派も二分された。黄川田氏陣営は「『裏切り者』は許さないという小沢さんの代理戦争だ」と漏らす。

 戦術も対照的だ。復興を前面に出す黄川田氏に対し、佐藤氏陣営の主役は小沢氏。選挙区内では公示後も、未来の嘉田由紀子代表ではなく、「国民の生活が第一」のときに印刷した小沢氏のポスターが党名を変えて張られている。

 小沢氏は12日夕、一関市内の佐藤氏の選挙事務所を訪問。「民主党の人がどこかよその方に行ってしまったが、我々は思うところを貫き通す」とスタッフを激励した。選挙期間中の小沢氏の岩手入りは異例だ。佐藤氏を支援する会社社長は「小沢先生がやることなら何だって手伝う人が3区にはどこにでもいる。根強い信者みたいなもの」と胸を張る。

 ただ、小沢氏の執念を危機感の裏返しとみる向きは陣営内にもある。佐藤氏を連れて選挙区内を歩いていた後援会幹部は「あんた、今度は(黄川田氏ではなく)そっちの人をやるのか」と冷やかされたという。

 小沢氏系と反小沢氏系の「骨肉の争い」に、自民党は王国にくさびを打ち込む絶好のチャンスと意気込む。橋本英教氏の応援に入った河村建夫選対局長は10日、雪の積もるJR一ノ関駅前で「この選挙区は『親小沢』『反小沢』、政局ばかり。こんなことで復興ができるのか」と訴えた。その後、選挙カーに乗り込んだ河村氏は「『小沢時代』は通り過ぎましょう」とマイクで声を張り上げた。

 それでも、なお壁は厚い。橋本氏陣営の岩手県議は「小沢さんは嫌いだし、黄川田さんはかわいそうだ。でも(佐藤氏を推す)菅原さんにはお世話になった。地元の人はまだそういう段階だ」ともどかしそうに語った。【中島和哉、金寿英】=おわり

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 ◇岩手3区=大船渡、一関市など
橋本英教  45    自新

菊池幸夫  53    共新

黄川田徹  59 (4)民前=[国]

佐藤奈保美 46    未新=[大]

7988チバQ:2012/12/14(金) 00:35:16
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/62465/
お宝フィギュア捨て弁護士出馬
2012年12月13日 15時58分
 世襲も“争点”の一つとされる衆院選(16日投開票)で、地盤も看板もカバンもないに等しい青年候補が奮闘している。ネット上で「フィギュア100体捨てた」と話題の三谷英弘氏(36=東京5区、みんなの党)だ。
 
 初音ミクなど少女ものやガンダムに代表される戦隊もの、エヴァンゲリオン関連…。三谷氏が全てを捨て去ったのは2年ほど前、政治家転身への決意の証しとして宝物にしていたフィギュア100体を処分した。

「大事なものがほかにあるのに政治をやるのは失礼。退路を断つ気持ちで覚悟を固めた」
 
 大手法律事務所に所属する弁護士という安定した生活を投げ打つことに、妻や父親は反対した。幼い娘も2人いる。「ちょっとやってみて『しんどいからやめた』では、やらない方がいい」。そう迫る妻に覚悟を示すためにもフィギュアを捨てた。家族を説得し、みんなの党の公募に応じた。
 
 司法試験の勉強中、心を癒やしてくれたのがアニメだった。社会人になると、収入をつぎ込んでフィギュアやDVDを“大人買い”。仕事でもアニメや漫画などの知的財産を専門とし、それが政治への関心につながった。

「日本のアニメや漫画の売り方はもっとある。政治もサポートできる。文化が世界に広まれば、ほかの産業も後からついてきて発展する」。こうしたコンテンツ産業の戦略産業化のほか、いじめ対策の強化、若者世代の就職促進、首相公選制、2020年代の電力自由化・原発ゼロなども政策として掲げる。「ストレスはない。面白い」と充実感でいっぱいだ。

7989チバQ:2012/12/14(金) 00:36:20
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/61656/
伸び悩む第三極のお寒い現状
2012年12月12日 20時30分
衆院選(16日投開票)の折り返しで唯一の日曜日となった9日、各党党首が必死のアピールを繰り広げた。注目の第三極は、日本維新の会、日本未来の党もここにきて伸び悩み気味。両党の苦戦ぶりを追った。



 都内を遊説した維新の橋下徹代表代行(43)は秋葉原に進出。AKBカフェの前ではツイッターの話題で訴えた。「選挙が終わったら僕は逮捕されるかもしれません。その時は皆さんが助けてください」。選挙期間中のネットなどの使用は公職選挙法に抵触するとされる中、立候補者に準じる立場にある橋下氏はツイッターを続けている。



「1500人もの候補者が何一つネット上で発言しないのは異常。こんな公職選挙法一つを変えられない政治家に何を期待できるのか」と訴え、まばらながらも拍手が送られた。一方で「メイドカフェに行きたくても行けない」とのリップサービスは聴衆に見透かされ、全くの無反応。オタクらの人気が高い麻生太郎元首相(72)や軍事オタクの石破茂幹事長(55)が演説した際の熱狂とは程遠い結果になった。



 同じく維新の石原慎太郎代表(80)は東京・JR吉祥寺駅前で「私は間もなく死ぬかも知れないが、この国を滅ぼしたくない」と絶叫。熱狂的な支持者が集まったが、石原氏の遊説は大都市圏ばかりで回数も少ない。



 ネックになるのは年齢だ。「本人は『どんどん街頭に立つ』と言う一方で、『もう80なんだから』ともこぼす。いくら元気でも年が年なので、こちらからお願いもしにくい。寒いし、とりあえずヒートテックを贈っておきました」(維新幹部)



 未来代表の嘉田由紀子滋賀県知事(62)は琵琶湖湖畔で、地元では初めての街頭演説を行った。ただ、聴衆はほとんどが支援者。嘉田氏の予定が二転三転し、呼び込みも思う通りに進まなかった。党関係者は「準備不足が全て。こんな状態で勝てるわけがない。当選するのは小沢(一郎)さんのところ(旧生活)にいた人だけでしょ」と切り捨てた。

7990チバQ:2012/12/14(金) 00:50:06
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/12/13/kiji/K20121213004769050.html
河村たかし氏 維新候補を異例の応援 「第三極、手を携えて」

日本維新の会の候補の応援演説をする河村たかし名古屋市長
Photo By 共同 
 河村たかし名古屋市長は13日、元静岡県磐田市長で静岡3区から出馬した日本維新の会の新人鈴木望氏(63)の応援演説のため、磐田市などを訪れた。

 減税日本代表の河村氏は、日本維新を率いる石原慎太郎氏との連携を希望したが実現せず、減税所属の前衆院議員が合流した日本未来の党を支援しており、異例の応援入りとなった。

 鈴木氏は河村氏が主導した2010年の名古屋市議会解散の直接請求運動を、河村氏は鈴木氏が率いた浜岡原発をめぐる静岡県民投票条例制定運動を互いに支援した。「友人として」駆け付けたという河村氏は「第三極、一緒に手を携えてやろうと思っているので、応援してちょーよ」と鈴木氏への支持を訴えた。

 静岡3区では、自民新人の宮沢博行氏(37)、共産新人の岡村哲志氏(62)、民主前職の小山展弘氏(36)も立候補している。

[ 2012年12月13日 13:06 ]

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7996チバQ:2012/12/14(金) 07:11:06
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7999名無しさん:2012/12/14(金) 14:09:25
802 :無党派さん:2012/12/14(金) 14:06:23.52 ID:wHvZg2f1
マスコミに叩かれた赤城農林水産大臣の絆創膏よりも数倍気持ち悪いわ。
菅直人の絆創膏写真は。
http://amd.c.yimg.jp/amd/20121214-00000057-spnannex-000-0-view.jpg

赤城農林水産大臣は、にやけながら見せびらかしたりしなかった。

8000名無しさん:2012/12/14(金) 14:24:44
http://mainichi.jp/select/news/20121214k0000e010173000c.html
衆院選:「減税」「太陽」「生活」は無効、新党名で投票を
毎日新聞 2012年12月14日 12時49分(最終更新 12月14日 13時02分)

 衆院10+件選の比例代表東海ブロック(定数21)には、8党と1諸派が届け出ている。第三極は公示直前まで結党や合流が相次ぎ、以前あった党が現在は何党になったかすぐには分からない有権者も多そう。旧党名で投票した場合は無効となるため、各党は新党名で投票してもらおうと躍起だ。

 公職選挙法は「届け出されていない政党の名前を書いた場合は無効」と規定しており、総務省選挙課は、合流前の旧党名で投票した場合はこれに当たるとしている。「太陽」(太陽の党)と書いても「日本維新の会」の票とは認められず、「生活」(国民の生活が第一)や「減税日本」も「日本未来の党」の得票とはならない。

 一方、「日本」とだけ書かれた票について、同課は「基本的には無効だが、各選管の判断に任せている」と話す。愛知県選管は「どの党への投票か判別不能」として無効。三重県選管も「おそらく無効」としている。岐阜県選管は「総務省からの回答待ち」と話す。

 元減税日本所属で、衆院10+件選では未来から立候補した名古屋市内の候補の陣営は、「選挙カーなどでは名前の前に必ず『未来の』と言うようにしている」。名古屋では昨春の統一選で減税日本が有権者に浸透した上、いまも減税日本が地方政党としており、ややこしい。期日前投票をした有権者から「比例は未来で良かったよね」という電話もあるという。

 一方、元生活の前職で、名古屋市内で未来から立候補した陣営は、「未来との合流で息を吹き返せた」と話す。生活は7月に結党したが、その後、維新や太陽、減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(脱原発)などが次々と誕生し、「生活は埋没した。未来と書いてもらう方が訴えやすい」と説明する。【黒尾透】

8001らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/14(金) 20:37:59
管近影ww
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000057-spnannex-soci

8002らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/14(金) 20:40:11
選挙カー衝突 菅前首相が流血、10針縫う 大苦戦に追い打ち
スポニチアネックス 12月14日(金)7時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000057-spnannex-soci
 衆院選で東京18区(武蔵野市など)から民主党公認で立候補している菅直人前首相(66)が乗った選挙カーが13日午後3時半ごろ、
東京都府中市是政5丁目の交差点で中央分離帯の鉄柱に接触。菅氏は前頭部に10針ほど縫うケガを負った。
かつてない苦戦が伝えられる中、“踏んだり蹴ったり事故ったり”の災難に見舞われた。

 警視庁府中署によると選挙カーは多摩川沿いの通りを西へ走行中、府中街道との交差点を右折しようとした際、
道路上の鉄製柱(高さ約80センチ、直径約20センチ)に衝突した。

 車は運転席側の右前部が激しく損傷。助手席に乗っていた菅氏は、弾みで前頭部をフロントガラスにぶつけ出血。
随行していた別の車に乗り、都内の病院に向かった。約5センチの裂傷を負い、10数針縫った。
 予定した遊説は1カ所キャンセルし、午後8時からの個人演説会から復帰。府中市内の神社で、
患部に髪の毛と同じ黒色のテープを貼って現れ「小さな事故がありまして、このとおりちょっぴりケガをしております」と話した。

 終了後、取材に応じ「けっこう出血があり、タオルを当てて病院に行った」と当時の状況を説明。
選挙カー乗員は道路交通法でシートベルト着用を免除されていることがあだになった形で
「フロントガラスにひびが入った。すごい衝撃だった…」と、言葉少なに会場を後にした。

 80年から10期連続で当選しているが、今回は大苦戦。首相在任中に直面した昨年の東日本大震災や福島第1原発事故などの対応には
当時から批判の声が強い。「前首相」といえども選挙戦は地元にとどまり、連日ビール箱に乗って演説を行うなど、
プライドをかなぐり捨てて臨んでいる。

 そこに追い打ちを掛けるような事故。演説会では自らの現状に触れ
「私の不徳の致すところ大ですが、何でこうなるのかなという思いもあります」とこぼす場面もあった。

 事故では、同乗していた女性スタッフ2人が救急車で搬送された。選挙カーは「代替車を探している」(陣営)という。
 18区からはほかに、元武蔵野市長で自民党元職の土屋正忠氏(70)、民主党を除名され無所属の前職横粂勝仁氏(31)、
日本未来の党の新人杉村康之氏(43)、共産党の新人柳孝義氏(51)、日本維新の会の新人五十嵐勝哉氏(45)が立候補している。

8003チバQ:2012/12/14(金) 22:51:19
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121402000218.html
中小党、生き残りへ独自路線

 十二の政党が乱立した今回の衆院選。民主、自民の二大政党や、いずれも新勢力の日本維新の会、日本未来の党などの対決に注目が集まる中、他の八党も独自の政策を打ち出すなどして生き残りの道を模索している。

 「増税の前にやるべきことがある。民間会社なら、経営が傾いたらまず社長が身を削る」。愛知県一宮市のJR尾張一宮駅前で、みんなの党の渡辺喜美代表が愛知10区の前職候補の手を取りながら声を張り上げた。

 「第三極の元祖」がうたい文句。消費税増税を凍結し議員定数を衆院三〇〇、参院一〇〇に削減する公約を柱に、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加や二〇二〇年代の原発ゼロで他党との差別化を図る。福井、長野、滋賀県の小選挙区にもそれぞれ一人が立候補した。

 比例東海ブロックに五人を擁立した公明。「日本再建」を掲げ、十年間で百兆円の公共投資を公約に盛り込んだ。民主、自民とともに賛成した消費税増税には、生活必需品への軽減税率の適用を主張。友好関係にある自民と異なり、改憲の必要はないとの立場だ。

 脱原発と護憲の「元祖」を自負する社民。福島瑞穂党首は「命を大切にする政治」を強調し、五〇年に自然エネルギー100%の実現や、米軍普天間飛行場へのオスプレイ配備反対を訴える。

 創立九十年を迎えた共産は、自民に次いで多い三百二十二人を全国で擁立。社民と並んで護憲と脱原発、増税反対を訴える。志位和夫委員長は「大企業優遇税制を改め、雇用や中小企業支援に取り組む」と強調する。

 中部地方に候補者がいない政党も。北海道が地盤の新党大地はロシアとの共同経済活動を、候補擁立を九州地区に絞った国民新は米軍基地の沖縄集中の軽減を主張。

 田中康夫代表の新党日本は「原発の廃炉こそ新しい公共事業」と訴え、舛添要一代表の新党改革は「廃県置州」による地方分権を掲げる。

8004チバQ:2012/12/14(金) 22:51:38
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121402000217.html
自公、見えない連携 共通公約なし

 衆院選の投開票まであと二日。自民党が単独過半数を確保する情勢で、公明党とともに政権を獲得する可能性が高まっている。選挙後の政治はどう動いていくのか。過半数に満たない政党は、どのように自分たちの主張を実現しようとするのか。今後の課題とともに整理する。

■後退

 本紙の衆院選終盤情勢の分析で、過半数の議席を確保する勢いとなっている自民党。安倍晋三総裁は十三日、広島市で街頭演説し「まっとうな経済を取り戻す。できるのは自民党と公明党だ」と政権復帰に力を込めた。自民党は単独で過半数を維持しても公明と連立政権を組む方針。公明党も、自民党との連立で与党返り咲きを目指す。

 自公両党は選挙後の連立では一致するが、どんな政策を行うのか事前の合意はない。両党は二〇〇〇年以降の衆院選で毎回、連立政権を組むことを前提に共通公約をつくり、選挙後の政権の優先政策を示して国民の審判を受けてきた。ところが、今回は野党として選挙に臨んだこともあるが、共通公約はない。民主党に政権を奪われる前の自公政権よりも、後退している。

 そのためか、両党は政策面できしみが見える。自民党が公約に「国防軍」創設を含む改憲を掲げ、公明党が反発するというギクシャクした関係になっている。憲法という基本政策で対立を抱えたまま連立を組めば「野合」批判は避けられない。

■反発

 自公両党が衆院選で過半数を確保して政権復帰しても、参院では過半数に十八議席足りない。安倍氏は十三日の民放番組で公明党以外の党とは「部分連合」を目指す考えを示した。しかし、重要な政策ごとに協力相手を探すことが必要な部分連合では、政権は安定しない。

 安倍氏は民主党との「大連立」は完全否定する。連立相手として名前が挙がるのが、保守的、タカ派的な体質が似ている日本維新の会だ。維新の石原慎太郎代表は自民党から連立の呼び掛けがあった場合「できると思う」と明言。一緒に改憲を目指そうとエールを送っている。

 ただ、維新の参院での議席は三。連立しても政権安定にはつながらない。かえって、改憲に消極的な公明党の反発を招き、逆効果になる可能性もある。

 新党大地の鈴木宗男代表と新党改革の舛添要一代表も連立政権入りに含みを持たせる発言をしている。

 一方、民主党は支持低迷から脱せないまま衆院選終盤を迎えた。本紙の情勢分析では百議席を割り込みかねない。代表の野田佳彦首相は「比較第一党を目指す」と語るが、単独過半数の確保は困難。国民新党から立候補した三人が全員当選しても、両党での政権維持は絶望的な情勢だ。

 首相は「(国民新党に次ぐ)二番目に公明党がいい」と公明党への秋波を送ったこともあるが、現実には難しい。選挙で批判し合った政党が選挙後、連立するのは有権者への裏切りにほかならない。

■共闘

 多くの世論が求める脱原発、反消費税増税はどうなるのか。

 社民党の福島瑞穂党首は「脱原発政権をつくる勢いで頑張りたい」と力を込め、共産党の志位和夫委員長は「消費税増税中止法案を出すなど一点共闘はやっていく」と訴える。日本未来の党も卒原発、反消費税増税を掲げ、嘉田由紀子代表は「協力できるところで協力する」という。

 これらの勢力は多数を得られなくても、政策ごとに力を合わせれば、国会で影響力を発揮することはできる。

 予算を伴わない法案なら、政党が違っても二十一人以上の議員がまとまれば提出できる。脱原発基本法案を再提出することも可能になる。十人以上で院内会派を組めば、首相と野党党首が一対一で議論する党首討論に参加でき、脱原発や消費税増税で政権を追及できる。

 また、五十一人以上集まれば内閣不信任案を提出し、政権を揺さぶる選択肢もある。

(衆院選取材班)

8005チバQ:2012/12/14(金) 22:52:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121414340041-n1.htm
「橋下維新」は無効? 「日本」も×? 疑問票、選管“虎の巻”も準備
2012.12.14 14:31 (1/3ページ)
 投票日が2日後に迫った衆院選。選挙のたびに開票作業を担当する選挙管理委員会を悩ませるのは、有効か無効かを即断できない疑問票の扱いだ。今回は政党名に「日本」が入る政党が複数あるなど、まぎらわしい記入例も想定される。疑問票の処理に手間取れば開票時間が延び、人件費もかさんでしまうため、全国トップクラスの開票スピードを誇る大阪市では、判断基準の“虎の巻”を準備し、万全の態勢で本番に臨む。


「日本」はどうなる?


 「『日本』だけではダメですよ。日本未来の党もありますから」

 9日、静岡市で行われた日本維新の会候補の街頭演説。比例近畿で出馬している同党の元宮崎県知事、東国原英夫氏が訴えた。

 総務省が都道府県選管に通知した衆院選比例代表の有効、無効の判断基準によると、「日本」と書かれている場合、日本(にっぽん)維新の会、日本(にっぽん)未来の党、日本(にほん)共産党が重なるため、無効と判断される可能性がある。ただし「にほん」とひらがなで書いた場合は共産の票と判断されそうだ。ちなみに、新党日本は今回、比例に候補者を擁立していない。

 原則として党名や略称のひらがな、カタカナ表記は有効票とみなされる。


「橋下維新」は無効?


 無効になるのは、候補者以外の氏名、政党の代表者以外の氏名が記入されている場合などだ。

 公選法は「投票した選挙人の意志が明白」であれば有効とするよう規定しているが、例えば比例で維新に投じる場合、石原慎太郎代表の氏名が記載された「石原維新」は有効だが、橋下徹代表代行の氏名が記載された「橋下維新」は無効になる可能性が高い。

 また「民」は民主党の有効票で、自民党や社民党、国民新党への投票とはならない。ひらがなで「みん」と書けば、みんなの党と重なるために無効と判断されるとみられる。同様に「こう」では公明党と幸福実現党が重なり、無効と判断される可能性が高いという。


愛称は浸透度で判断


 選挙区でも判断に迷う疑問票が生まれそうだ。大阪2区の左藤章氏(自民)に投票しようとして「佐藤」と書き間違えても、有効と判断される可能性が高い。明らかな誤記と認められる場合は有効と判断されるのが通例だからだ。

 参院ながら谷亮子議員の「ヤワラちゃん」など、愛称で親しまれている候補者もいるが、投票用紙に記入した場合、その愛称がどこまで社会的に浸透しているかが判断基準になる。最終的には各開票所の責任者に当たる開票管理者が判断するため、地域によって有効、無効が分かれる可能性もあるという。

 大阪市では、判断に迷う事例への対応をまとめた文書を配布することにしている。


「フ」か「つ」で最高裁まで


 各選管が疑問票の扱いに神経をとがらせるのは、その1票で当落が分かれることもあるからだ。

 平成19年9月に行われた兵庫県稲美町議選。得票が同数のため、くじ引きした結果、新人が当選し、元町議が落選した。

 20年1月、疑問票の判断をめぐって元町議側が県選管に新人の当選無効を求めて大阪高裁に提訴。争点は投票用紙の氏名の記入欄の下に記された符号が意識的に書かれたか否かだった。

 高裁は同年7月の判決で、氏名と無関係な「フ」か「つ」と読める意識的に書かれた符号があると指摘。公選法で無効とされる氏名以外の記号などが書かれた「他事記載」に当たり無効とし、元町議の得票数が1票上回ると判断した。

 最高裁第1小法廷は同年12月、県の上告を棄却し、高裁判決が確定。元町議が復活当選を果たした。

8006チバQ:2012/12/14(金) 22:53:00
http://mainichi.jp/select/news/20121214k0000e010173000c.html
衆院選:「減税」「太陽」「生活」は無効、新党名で投票を
毎日新聞 2012年12月14日 12時49分(最終更新 12月14日 13時02分)

 衆院選の比例代表東海ブロック(定数21)には、8党と1諸派が届け出ている。第三極は公示直前まで結党や合流が相次ぎ、以前あった党が現在は何党になったかすぐには分からない有権者も多そう。旧党名で投票した場合は無効となるため、各党は新党名で投票してもらおうと躍起だ。

 公職選挙法は「届け出されていない政党の名前を書いた場合は無効」と規定しており、総務省選挙課は、合流前の旧党名で投票した場合はこれに当たるとしている。「太陽」(太陽の党)と書いても「日本維新の会」の票とは認められず、「生活」(国民の生活が第一)や「減税日本」も「日本未来の党」の得票とはならない。

 一方、「日本」とだけ書かれた票について、同課は「基本的には無効だが、各選管の判断に任せている」と話す。愛知県選管は「どの党への投票か判別不能」として無効。三重県選管も「おそらく無効」としている。岐阜県選管は「総務省からの回答待ち」と話す。

 元減税日本所属で、衆院選では未来から立候補した名古屋市内の候補の陣営は、「選挙カーなどでは名前の前に必ず『未来の』と言うようにしている」。名古屋では昨春の統一選で減税日本が有権者に浸透した上、いまも減税日本が地方政党としており、ややこしい。期日前投票をした有権者から「比例は未来で良かったよね」という電話もあるという。

 一方、元生活の前職で、名古屋市内で未来から立候補した陣営は、「未来との合流で息を吹き返せた」と話す。生活は7月に結党したが、その後、維新や太陽、減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(脱原発)などが次々と誕生し、「生活は埋没した。未来と書いてもらう方が訴えやすい」と説明する。【黒尾透】

8007チバQ:2012/12/14(金) 22:53:40
http://gendai.net/articles/view/syakai/140096
維新 新人候補のオソマツ選挙戦
【政治・経済】
2012年12月14日 掲載
これじゃあ惨敗は当たり前
<街宣スケジュールは不明、街頭ではオロオロ>

 衆院選終盤の選挙運動を大阪のテコ入れに集中させた「日本維新の会」。惨敗予想にブルって「本丸」死守に走ったのは明らかだが、これで大阪以外の維新候補の“討ち死に”は間違いない。

 そもそも維新候補はそろってタマが悪すぎた。そのうえ、党がマトモに指導しないのだから当然だ。
「福島2区の緑川一徳氏を取材して驚きました。事務所のスタッフが親戚と同級生だけで、全員ズブの素人だったのです。街宣スケジュールを聞いても『ドライバーに聞いて』と言うばかり。何も分かりませんでした」(地元紙記者)

 選挙事務所がこれじゃあ、候補も運動に身が入らないだろう。というより、ワケが分からず、街頭でフラフラするのがオチだ。東京1区の加藤義隆も、そんな腰が落ち着かない候補のひとりだ。
「街頭に立ってもオロオロするだけで、スタッフにせっつかれてようやく聴衆に握手を求める始末。マイクを握って何を言うのかと思ったら『公認発表前日に出馬を打診され、たった1時間悩んで日銀に辞表を出した』ですからね。一体何がしたいのかサッパリ分かりませんでした」(港区民)

 グラドル候補の東京21区の佐々木理江は「政治家になるためにタレントになった」が売りだ。
「報道陣の質問に『政治家に挑戦する時のことを考えて、事務所にはTバックだけはイヤと言いました』と妙に自信マンマンに答えていました。度胸がいいのか、何も考えていないのか……」(取材記者)

 よくもまあ、この程度の思いで出馬を決意し、300万円もの選挙資金を自腹で用立てたものだ。
「この流れだと、維新は石原代表のほか、比例上位にいる旧たちあがれの古参だけが当選し、大阪以外の小選挙区の新人はことごとく落選するでしょう」(政治ジャーナリスト)

 維新の松井幹事長は「候補者には自己責任、自己完結、自己負担を約束してもらっている」と言っているが、選挙後に落選議員の暴動が起きてもおかしくはない。

8008チバQ:2012/12/14(金) 22:55:51
青森
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20121213102439.asp
2012年12月13日(木)
【乱戦1区】分裂余波 連携欠く

 今夏の民主党分裂の余波が、衆院選本県1区候補の支援態勢のありように影響を及ぼしている。同党を離れて日本未来の党公認で出馬した前職・横山北斗候補に複数の民主党地方議員が同調したことが、公示直前に表面化。同党関係者の複雑な視線にも臆することなく、実働部隊を担っている。一方、民主党新人・波多野里奈候補の陣営は、唯一の1区内選出の渋谷哲一県議が応援に一切姿を見せないなど、連携を欠いたまま選挙戦終盤を迎える。選挙のたびに指摘されてきた、一枚岩になりきれない組織の弱点をまたしても露呈している。

 9日昼、青森市のアウガ前。「横山候補は青森県のため、県民のために消費税増税に反対した。そうしたら民主党に首を切られてしまった」。横山候補の隣でマイクを握ったのは、11月末に民主党を離れたばかりの秋村光男・青森市議だった。

 その日の夜、民主党県連はアウガ向かいの青森グランドホテルで選挙対策会議を開いた。終了後、取材に応じた松尾和彦幹事長は、1区で同党地方議員の動きが鈍いようだが−と報道陣が尋ねると「特にそういう話は出ていない」と、質問を遮るようにそっけなく答えた。

 もともと地方議員の層が薄い民主党県連。1区内の市議3人のうち、秋村氏と五所川原市議1人が離党を表明し、青森市議1人だけが残った。

 横山氏が7月に民主党を離れて以降、同氏に近い秋村氏は自身の身の振り方に迷いを見せていた。県連が波多野氏の擁立方針を固めた11月上旬、秋村氏に県連幹部から一本の電話が入った。

 「県連から抜けないでくれ。横山氏の支援をしてもいいから、民主党で一緒にやろう」。“大人の対応”を認めることまでにおわされた。なりふり構わぬ幹部の説得にも、秋村氏は「それでは有権者、支持者に説明がつかない」と、態度を決めた。

 一方、選挙戦終盤にきてもなお、波多野候補の街頭演説には、元県議が積極的にマイクを握る以外、現職地方議員の姿はほとんど見られない。

 横山氏と関係が近いとされる民主党の渋谷県議が、波多野候補の選対本部に名を連ねない異例の事態。街頭でマイクを持つ場面もない。

 渋谷氏は12日、取材に対し「今でも横山氏への対抗馬擁立は見送るべきだったと考えている。自民党の一党独占を助けるだけだ」と語った。

 1区内で動きを見せない理由を「陣営から応援要請がないから」とする渋谷氏。党公認候補支援に消極的な姿勢は党方針に反する行為と受け止める向きもあるが、「県連の組織強化委員長として全選挙区を回っている」と強調。選挙後の離党の可能性については「政党を簡単に変えるような行動はしない」と明確に否定した。

 ある県連関係者は、公示前から「横山氏に近い人には、街頭に立つことを求めない。そんなことをしたら反発して離党者を出すだけだ」と、組織維持に向けて苦しい胸の内を明かしていた。

 本県4選挙区全てで民主党候補は自民党候補にリードを許しており、このままでは国会議員が一人も残らない事態も危ぶまれている。

 「そうなっても党が消滅するわけではない。(国会議員不在だった)県連発足当時に戻ったと思ってやり直すしかない」。危機的状況にも、党関係者は粛々と語った。

8009チバQ:2012/12/14(金) 22:56:23
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20121214100417.asp
2012年12月14日(金)
【乱戦1区】比例復活にも照準/惜敗率アップへ集票懸命

 衆院選の投開票まで残り2日。5人が立候補している本県1区では、小選挙区の議席を目指して各陣営がしのぎを削る一方、比例復活をにらんだ動きも激しさを増している。比例代表は東北の他選挙区の動向にも左右されるだけに、各陣営とも表向きは小選挙区での勝利を掲げるが、劣勢が伝えられる陣営からは「何とか比例に引っ掛かりたい」との本音も漏れる。

 「皆さん惑わされないでほしい」

 9日、雪の舞う五所川原市の街頭で日本維新の会の升田世喜男候補(55)が声を張り上げた。自民党関係者が以前、「升田さんは比例代表でほぼ当選する」と訴え、自党候補への投票を呼び掛けたことへの批判だった。「選挙は途中で分かることなどない」と升田候補は憤りをあらわにした。

 維新は比例代表東北ブロックの名簿順位で、1位に福島4区の小熊慎司候補、2位に升田候補と秋田3区の村岡敏英候補を登載した。仮に維新が東北比例で3議席を取れば、小選挙区で負けても升田候補は比例復活の当選圏だが、陣営の分析によると現段階で「3」獲得は厳しいという。

 小熊、村岡両氏は小選挙区でそれぞれ接戦を展開中。仮に升田氏を含む3人が小選挙区で敗れ、維新が比例で2議席しか獲得できない場合、升田氏は高い惜敗率(当選者の得票に対する自らの得票の割合)を確保しないと比例復活は難しい。

 危機感を強める升田陣営は12日、掲示板ポスターを急きょ石原慎太郎代表、橋下徹代表代行と並ぶデザインに変更。2人の知名度で票を上積みする作戦に乗り出した。

 一部報道では、維新が東北で3議席を固めた−とされたが、「まだ比例復活の話はしたくない」と秋谷進・青森地区選対本部長。一方で、小選挙区で敗れても惜敗率で村岡候補を上回るよう、(選挙区の)票を増やすしかない−とする。

 日本未来の党の横山北斗候補(49)の陣営は、小選挙区での苦戦を伝える13日の本紙報道に「升田候補が支持を伸ばしているとは感じていたが、そこまで後れを取っている感触はないのだが…」と焦りの色を深めている。

 各紙情勢では、未来の党は比例東北ブロックで1議席確保にとどまる見通し。小選挙区との重複立候補者間の惜敗率争いは「乱戦の青森1区か、自民候補と競い合っている岩手2区の可能性が高い」(未来の党関係者)とみられている。

 陣営関係者は「比例代表で(当選圏内に)滑り込みたいが、そのためには(惜敗率を上げるため)小選挙区で横一線に近づかないと。1票ずつ上積みするしかない」と、挽回に望みをかける。

 一方、各紙調査で先行が伝えられている自民党の津島淳候補(46)の後援会幹部は「比例復活での当選は負けに等しい。必ず小選挙区で勝たなくては」と強気だ。

 今回の自民県連の大目標は「4選挙区独占」。さらに陣営は、1区の他候補の比例復活を許さない“快勝”を内々狙っている。津島候補も「小選挙区でトップを取ることしか考えていない」と話す。

 民主党の波多野里奈候補(39)は、閣僚クラスの応援弁士を党に要請しているが、かなわないまま選挙戦終盤を迎えており、比例票の獲得に苦戦。

 共産党の斎藤美緒候補(32)は1区候補者で唯一比例との重複立候補をしていない。同党は東北ブロックに単独立候補した高橋千鶴子候補の議席確保を最優先としており、堀幸光県委員長は「県内で7万票以上を目指す」としている。

8010チバQ:2012/12/14(金) 22:57:54
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/tiiki_tokuho/2012s_election/news/news2012/ac121212a.htm
電力業界の幹部、自民支援の動き鮮明に
(2012/12/12)
 東京電力福島第1原発事故後、初の国政選挙となる衆院選で、青森県内電力業界の幹部が自民支援の動きを鮮明にしている。公約で原発依存脱却の方向性を打ち出す民主や第三極とは対照的に、自民が脱原発に踏み込まなかったのが一因だ。従来は民主支持の電力系労組も複数選挙区で民主候補の推薦判断を保留する状況にある。業界内には「自民は原子力に理解がある」と自民政権の復活に期待する声が多い。
 5日、使用済み核燃料再処理工場が立地する六ケ所村。自民候補が演説した村役場前に、日本原燃の川井吉彦社長ら複数の幹部が姿を見せた。その30分ほど前に民主候補も同じ場所で演説したが、幹部の姿はなかった。
 11月27日の定例会見。公示間近の衆院選について、川井社長は「原子力を一定割合で進め、サイクルも従来通りの方向になるのかなと思う」と自民支持の意向をにじませていた。
 一方、サイクル見直しを掲げた民主の公約には不快感をあらわに。「自民は原子力に理解がある。われわれは地域経済や雇用を守りたいという思いだ」。青森市で自民候補の街頭演説に顔を出したある電力幹部も、こう明かした。
 衆院選では、第三極を目指して乱立する政党の多くが、脱原発を掲げて勢力を結集。原子力に不安を抱く世論の風もあり、原発へのスタンスが争点に浮上している。原燃幹部は「脱原発は死活問題になる。われわれにとっても特別な選挙」と自民支援を鮮明にする理由を解説する。
 もともと電力業界は経営者側が自民、労働組合の電力総連が民主を支援している。2009年の政権交代後、経営者側も一時は民自両にらみの状態だったが、原発事故後に民主が脱原発の方向性を示したことで、再び自民に傾いた。
 今回は電力総連も単純に民主支援で動ける状況にない。1〜4区の民主候補のうち、現段階で推薦が決まったのは3区の前職だけ。幹部は「組合員にも脱原発に複雑な感情がある」と語る。
 1、2、4区の推薦の是非については今も協議中だ。ただ、関係者は「東通原発を再稼働させたいという思いがある。このまま推薦が決まらなければ、自民に流れるのが自然だ」とささやいた。(衆院選取材班)

8011チバQ:2012/12/14(金) 23:00:05
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121402000300.html
進まぬ復興 むなしい選挙 陸前高田ルポ
 東日本大震災後、初の衆院選。遅々として復興が進まない中、東北地方の被災者たちは無力感を感じながら選挙戦を見詰める。津波で壊滅的な被害を受け、今も五千三百人以上が仮設住宅で暮らす岩手県陸前高田市を歩いた。

 「選挙のニュースなんて見ないよ。ばかばかしい」

 十三日朝、陸前高田市の第一中学校校庭に立つ仮設住宅の前。自治会副会長の小友勝見さん(69)は、衆院選候補者の選挙ポスター掲示板に目もくれず、投票日の翌日にある民謡まつりのポスターを隣に張った。「みんな、こっちの方が関心があるよ」

 百五十世帯分の仮設住宅は、完成した昨年夏から満杯状態。市営住宅の造成工事が始まったが、入居の見通しは三年後。「狭いし、壁は薄いし、気持ちが変になる」

 陸前高田市を含む岩手3区では復興担当副大臣の民主党前職と自民党、日本未来の党、共産党のそれぞれ新人が戦う。民主前職は津波で市内の実家と事務所が流され、両親、妻、長男、秘書を亡くした被災者でもある。

 ただ、選挙戦最終盤を迎えた市内で、選挙カーをほとんど目にしない。仮設住宅には選挙ポスター掲示板はあるが、人通りのなくなったかつての市中心部にはない。仮設住宅の六十代男性は「岩手は広いから、もともと選挙カーはそんなに来ないけど、本当に選挙という感じがしない」。

 高台にある校庭に、かつての市中心部を一望できる場所がある。ほとんど更地。津波で破壊された三階建て以上の鉄骨建造物がぽつり、ぽつり。がれきを取り除く重機の音だけ、かすかに聞こえる。

 「あの辺に私の家があったんですよ。いつもいやされた高田の松原も変わり果てました」。夫、次男の三人で仮設に暮らす村上和美さん(69)は、その先にある海を見詰めた。

 選挙では地元出身の復興副大臣に入れようとは思っている。ただ、復興予算が流用されるなど、政治への不信感は強く「選挙があっても変わらないんでしょうね」と力なくつぶやく。

 「年金生活者にとって消費税が上がれば、食べるのも苦しくなる。津波で亡くなった方が楽だったかもしれない」とは、夫を津波で亡くし、四畳半一間の仮設住宅に住む藤倉ミサ子さん(77)。「生かされた人間にとっては一刻も早い復興。望むのはそれだけ。このまま仮設で終わりたくないからね」と、村上さんと目を見合わせた。

(広瀬和実、写真も)

 <陸前高田市の被災状況> 市によると、東日本大震災の津波で3368世帯が被災し、うち9割以上が全壊した。当時の市の人口2万4246人のうち、1735人が死亡。最大1万143人が避難所生活を送った。若者の流出も増え、11月末現在で人口は2万737人まで減った。

8012チバQ:2012/12/14(金) 23:00:33
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_04.htm
小沢氏正念場、てこ入れに躍起 終盤戦、異例の岩手行脚

支持者に囲まれて笑顔を見せる小沢氏=13日、大船渡市


 日本未来の党前議員小沢一郎氏(岩手4区)が衆院選(16日投開票)終盤の12日から岩手県入りし、党公認候補のてこ入れに懸命だ。民主党分裂や自民党への追い風で、自らも減票を覚悟しなければならない戦いとなり、選挙戦最終日の15日には4区で異例の街頭演説に立つ。党が全国的に劣勢と伝えられる中、「王国」岩手の存亡を懸け小沢氏の神通力が試される。

 「出遅れたが、やっと(民主党前議員と)横一線に来た。(勝利まで)あともう少しなので、よろしくお願いします」
 小沢氏は13日、岩手3区の新人候補を応援するため、6時間で大船渡、釜石、遠野各市の計11カ所で街頭演説に臨んだ。1カ所10分程度、数十人規模をきめ細かく回る戦術で、一人一人と握手を交わし頭を下げた。
 最激戦とされる1区を中心に街頭演説や有力者を回り、選対関係者らにハッパを掛けるという。
 「来てくれると心強い」。未来の各陣営は小沢氏の岩手入りに大きな期待を寄せる。たもとを分かった民主陣営は「小沢氏が入ると一気に組織が引き締まり、勢いがついた。票が伸びるのは間違いがない」と警戒心をあらわにする。
 「4日間も岩手に入るのは記憶にない」(小沢氏の後援会幹部)というほどの強力なてこ入れは、「小沢王国」存亡への危機感の表れだ。100人以上いる党公認候補のほとんどが苦戦する中、岩手は候補者が当落線上にいる数少ない選挙区とみられている。
 県議の一人は「この選挙は、小沢先生の発言力が国会で保てるかどうかの戦いだ」と、岩手での議席確保の重要性を強調する。
 小沢氏が選挙期間中に自らの選挙区の街頭に立つのは極めて異例だ。後援会連合会の小笠原直敏会長は「それだけ危機感を持っている」と話す。
 強固な小沢氏の地盤は、民主党分裂でほころびが生じた。長年支える後援会組織は高齢化が進み、悲願の政権交代を果たしたのに自ら離脱した経緯などから士気が低下した側面もある。
 小沢氏は9月に後援会会合に参加して引き締めを図ったが、ある後援会幹部は「培った組織力の『貯金』で勝てると思っていたが、自民党への追い風が強い」と、予想以上の厳しさを口にする。
 有権者には冷めた声もある。釜石市の仮設住宅で小沢氏の演説を聞いた無職の男性(69)は「あまり被災地に来なかったのに、こういうときだけ来られても釈然としない」と話した。


2012年12月14日金曜日

8013チバQ:2012/12/14(金) 23:03:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121402440036-n1.htm
【衆院選2012 宮城】
陣営の先鋒、ウグイス嬢の戦い 6区
2012.12.14 02:25 [宮城県]
 ■熱い思い 美声で訴え

 16日の投開票に向け、最終盤にさしかかってきた衆院選。必死で戦っているのは候補者だけではない。マイク機器と人でごった返す街宣車内には候補者、運転手、道案内の隊長、そして、陣営の先鋒(せんぽう)として声で選挙戦に切り込むウグイス嬢。金バッジをかけた激烈な女性同士の戦いを、宮城6区で見た。(地主明世)

                   ◇

 「前回と違って今回は有権者の期待を強く感じる」。自民前職、小野寺五典氏を声で支える菅野一代(いちよ)さん(49)は、そう感じている。「一人も見過ごさずに手を振り返して、何としても思いを届けたい」。凍った坂道で走り寄ってくる人、喪服姿で応援してくれた人もいた。

 「『ありがとう』と伝えていると、気付いたら候補者の名前を全然呼べてないの。気をつけないと」と気を引き締める。逆に「うるせえ」と罵声(ばせい)が飛んできたこともあったが、それでも言葉を発しないわけにはいかない。冠婚葬祭の式場付近や停車中はマイクの音量を下げるが、配慮の難しさを肌で感じる。

 普段は気仙沼市でカキの養殖業や宿泊業を営む。今は大事なシーズンだが「選挙になると血が騒ぐ。ウグイスが大好き」と参戦。これまでウグイス嬢を約15回経験し、一度しか負けたことがないという。

 「日に日に有権者の方々の反応が良くなってきた」。民主元職、鎌田さゆり氏の事務所に所属する及川多恵子さん(58)は13日、こう話した。家の中で手を振っていた有権者が、外に出てくれるようになった。「今回は一有権者としても難しいと感じる。ウグイスの訴えが持つ影響力も大きいはず」とも。

 及川さんは午前7時半には選挙事務所に顔を出して「七つ道具」の準備に取り掛かる。パーカーや白い手袋、風よけに重ねるゴム手袋に毛布、カイロ、飲み物、そしてのどあめ。選挙に合わせたように降り始めた雪にはため息だったが、「雨よりまし」と前向きな姿勢が崩れることはない。

 ウグイス嬢の敵は寒さだ。氷点下でも車窓を全開にしてひた走る。冷たい風に顔がこわばり、口が動かなくなることもある。そんなときはすかさず、別の女性と交代する。

 及川さんは19歳の頃からバスガイドとウグイス嬢を続けてきたベテランだ。「選挙はチームワーク。ウグイスの雰囲気が悪いと、車の中で連携が取れない」と気を使う。

 共産新人、高村直也氏の事務所所属の樋口恵美子さん(64)も「今回は人々の生活と命がかかった大きな岐路。ウグイスとして、わかりやすく訴えていきたい」とマイクを持つ手に力を込めた。

 「マイクを握ると気が引き締まる」という樋口さんは元保育士。ウグイス嬢を頼まれるのは2回目だ。「嬢だなんて。インスタントウグイスです」と謙遜(けんそん)するが、事務所では「女将(おかみ)」と呼ばれて信頼も厚い。

 20歳のときに大阪へ。故郷に戻ってきたのは6年前。「帰ったとき、気仙沼の景色に安心しました。あの風景を取り戻したい。私の声で元気を与えたい」。街宣車に乗って被災地を巡ることで復興への気持ちがさらに高まる。長く離れていたからこそ感じる故郷への強い思い。「車はすぐに通りすぎるけど、それでも何か伝わってほしい」

 三者三様のウグイスたちは、その個性も武器にラストスパートをかけている。選挙戦もあと2日。

                   ◇

 ▽6区(3人)

 小野寺五典 52 ☆元外務副大臣 自(岸)前 【公】

 鎌田さゆり 47 ☆元仙台市議民 元     【国】

 高村 直也 29  党准県委員  共   新

 (届け出順、☆は比例と重複)

8014チバQ:2012/12/14(金) 23:03:24
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121214t11032.htm
衆院選宮城4区、農業票争奪激化 TPP反対を声高に訴え
 衆院選(16日投開票)の宮城4区で農業票をめぐる攻防が熱を帯びている。逆風下の民主党前議員が県農政連の推薦をてこに巻き返しを図るのに対し、自民党元議員はここに来て農家へのアピールを急速に強めてきた。自民の固い支持基盤だった農業票は流動化しており、各陣営は票のつなぎ留めへ戦略をめぐらす。
 「恩と義理に絶対に報いなければならない。農業者のための戦いだ」
 10日夜、加美町内の3カ所であった民主前議員の石山敬貴候補の個人演説会場で、県農政連の菅原章夫会長が声を張り上げた。石山氏は、農政連が衆院選で初めて推薦する民主候補だ。
 農家出身の石山氏は2009年の初当選後、戸別所得補償制度の推進や環太平洋連携協定(TPP)への反対を訴えてきた。民主の劣勢を承知の上で「野党議員でもいいから育てたい」と言う保守系首長もいる。
 12日夜の演説会場は、大和町のあさひな農協本店。佐藤政悦組合長は「足しげく来る石山さんとは、一緒に農業政策を作ってきた気がする」と話した。
 「外交はもういいから、農業を語れ」
 自民元議員の伊藤信太郎候補は9日夜、選対会議で陣営幹部に??咤(しった)された。
 伊藤氏は個人演説会などで得意とする外交分野を訴える機会が多い。米どころの選挙区で農政に関する主張が少ない状況に、いら立ちを募らせる幹部もいる。
 選対会議を境に伊藤氏の訴えは変わった。
 11日夜、大崎市古川で開かれた集会では「農業を守る。野田佳彦首相が進めようとするTPPには断固反対する」と力強く宣言。旗幟(きし)を鮮明にした。
 同日朝は多賀城市内の仙台農協の2支店前でも街頭演説をした。陣営は農家を意識した票固めを急ぐ。
 農協を挙げて反対するTPPに関し、日本維新の会新人の畠山昌樹候補は賛成の立場。共産党新人の戸津川永候補は「断固阻止」を訴える。幸福実現党新人の村上善昭候補は参加に賛成している。

◇宮城4区立候補者
畠山昌樹  38 維新
石山敬貴  42 民前(1)
伊藤信太郎 59 自元(3)
戸津川永  30 共新
村上善昭  40 諸新


2012年12月14日金曜日

8015チバQ:2012/12/14(金) 23:04:19
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_01.htm
秋田3区 3度目対決横一線 維新・村岡氏 自民・御法川氏

混戦から抜け出そうと、有権者と握手して支持を呼び掛ける候補者=11日、横手市(写真は一部加工しています)


 衆院選(16日投開票)の秋田3区で、自民党元議員の御法川信英候補(48)と日本維新の会新人の村岡敏英候補(52)による3度目の対決が大激戦となっている。当初は優位とみられた御法川候補を、村岡候補が猛追。保守候補同士の争いは、ほぼ横一線のままラストスパートに入った。

 「(秋田3区で)村岡さんが頭一つ飛び出したという情報もある」。9日、村岡候補が湯沢市で開いた演説会。応援弁士として駆け付けた維新の平沼赳夫国会議員団代表がこう話し、注目区であることをアピールした。
 村岡候補は過去2回、無所属で立ち7万票以上を得たが、トップとは2万〜3万票差で敗れた。しかし、今回の立場は維新の会期待の新人。公示直前には橋下徹党代表代行、石原慎太郎代表が秋田県に入り後押しした。
 後援会幹部は「応援が次々に来てくれる」と喜ぶ。しかも今回、比例東北に重複立候補して名簿2位に搭載された。幹部は「復活当選の保険も掛けられた」と意気込む。
 一方、御法川候補の陣営。日常の地道な活動で支持基盤は強固とみられていたが、村岡候補の勢いに、陣営は危機感を募らせる。
 7日、横手市での演説会。御法川候補は「(維新が基本方針に掲げるように)地方交付税を廃止したら、市町村が除雪費を賄えなくなる」と声を張り上げた。
 村岡候補が成瀬ダム(東成瀬村)建設推進などを強調するようになったことも受け、これまで以上に強く公共事業による景気回復を主張。利益誘導型の訴えを展開する。
 両候補の激戦について、3区の事情に詳しい人の中には「村岡さんの3度目の挑戦を応援しようという人が出ているのでは」とみる人もいる。
 選挙戦は、内陸の大仙・仙北市を地盤とする御法川候補と、沿岸の由利本荘・にかほ市に強い村岡候補が地元を固めた上、主戦場とされる横手市や湯沢市・雄勝郡で票を奪い合う構図だ。
 日本未来の党の前議員京野公子候補(62)は過去2回、御法川、村岡両候補と三つどもえの戦いを展開し、前回、民主党所属で初当選した。ことし7月、消費税増税に反発して民主党を離れ、再選を目指す。
 民主党から「刺客」として新人の三井マリ子候補(64)を送り込まれたが「TPP(環太平洋連携協定)の交渉参加に反対し、ぶれない姿勢をアピールしたい」と強調。御法川、村岡両候補を懸命に追う。

 ◇秋田3区立候補者
佐藤長右衛門68 共新 
京野 公子62 未前(1)
御法川信英48 自元(2)
三井マリ子64 民新 
村岡 敏英52 維新 


2012年12月14日金曜日

8016チバQ:2012/12/14(金) 23:06:38
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_03.htm
「敵の敵」反自民で結束 山形の3選挙区民主と社民協力

山形1区の民主党候補の個人演説会で、支持を訴える社民党関係者=8日夜、山辺町


 衆院選の山形県内3選挙区で、与野党に分かれる民主、社民両党が異例の選挙協力を展開している。互いに応援弁士を務めるなどしているが、政策の違いは隠せず、現時点で効果は不透明だ。ただ、自民党の政権復帰がささやかれる中で「反自民」を旗印にした結束感は日増しに強まる。最終盤にかけ、野党同士だった前回並みの動きが復活するよう、両党がネジを巻き直している。

 9日に山形市であった山形1区の民主党前議員鹿野道彦候補(70)の「女性の集い」。準備や当日の運営を仕切ったのは、社民党の山形市議と元市議の女性2人。「これも協力の一つの形。できることを精いっぱいやっている」と口をそろえた。
 鹿野陣営では個人演説会の弁士を社民党の県議と市議が連日務める。政党名は出さず、候補者の魅力や実績をアピールする弁士が多い。
 鹿野氏サイドから選挙支援を受ける社民党議員も一部でおり、鹿野氏と社民党議員個々の関係は今も良好とされる。鹿野陣営の民主党系労組関係者は「社民党の皆さんはよくやってくれている」と話す。
 県内では、2区の民主党前議員近藤洋介候補(47)も社民党が支援。逆に、3区の社民党前議員吉泉秀男候補(64)を民主党が支援する。「『政策が違うのになぜ協力できるのか』と支持者に聞かれたりする」との声が両党にあり、戸惑いも抱えながらの連携だ。
 衆院解散直後に民主党が候補擁立の見送りを決めた3区は、選挙協力の調整に手間取った。公示後も「民主党からの具体的な支援が見えにくい」との不満が社民党内に残ったが、ここにきて民主党県議2人が応援演説に立つなど「エンジンの回転は高まっている」(民主党関係者)という。
 2区では、社民党系最大労組の自治労県本部が、民主党の近藤陣営と「TPP交渉参加は国益にならなければ反対する」など、3項目の政策を確認。10日に加盟単組に通知した。同本部は「これで協力環境がより整った」と話す。
 前回は1、2区で民主党候補が当選。3区の社民党候補は比例復活当選を果たし、選挙協力は大きな原動力になった。
 今回の与野党共闘は果たしてどうか。「お互いにどの程度後押しできたかは、結果を見るまで分からない」(社民党関係者)としながらも「打倒自民党」の動きは加速モードに入っている。


2012年12月14日金曜日

8017チバQ:2012/12/14(金) 23:08:51
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20121212ddlk07010064000c.html
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・激戦区ルポ/上 2区 原発の是非、争点にならず /福島
毎日新聞 2012年12月12日 地方版

 福島2区は、全国的に優勢の報道が続く自民の陣営が独走し、後方でほかの4陣営が非自民票を激しく食い合っている。自民にとって、相手が自滅していく構図の中で、原発をめぐる議論は置き去りにされている。【栗田慎一】

 ◇いら立ちともどかしさ
 「一般の会社員にすぎない私がなぜ、ここに立っているのか。この復興の遅さです」。週末のJR郡山駅近く。選挙カーの上でマイクを握った維新新人、緑川一徳(31)は絶叫調で切り出した。急ぎ足の休日出勤の女性会社員(24)は「どの候補者も誰かを非難しているだけ」と冷めた表情を見せつつ、「この人は何を変えようとしているのかしら」と不意に足を止めた。

 緑川の選対支援に入った維新の大阪府議、和田賢治は、福島を巡った印象をこう語る。「原発そのものへの批判というより、事故後の国の対応や統治機構のまずさに対する怒りの大きさを感じる」。既成政党への嫌気と、原発事故後の不満がリンクすれば、「勝機がある」と和田は読む。

 「原発の是非が大きな争点になっていない」。未来前職の太田和美(33)も遊説を終えた9日夜、総決起大会の会場で和田と似た感想を漏らした。選対本部長で郡山市議の佐竹伸一も、「原発維持の自民が福島で圧勝すれば、県民は原子力政策への不満を自ら封じることになる」と言うが、手応えが見えないもどかしさにいらだつ。

 民主を離党した太田に組織票はなく、街頭演説が主体の選挙戦。滋賀県知事の嘉田由紀子が代表を務める未来への合流で原発を最大の争点にし、「新たな風」を期待した。小沢一郎に反感を持つが、嘉田は評価しているという女性市議や市民団体の支援を取り付けたが、「浪人中でも国を動かした」と訴える自民元職、根本匠(61)の背中は遠い。

 その根本陣営。推定投票総数二十数万の2区で、10万票は下らないとされる組織票を持つ独走状態にある。根本は個人演説会などで、脱原発の前に「国家戦略としての再生可能エネルギーを開発」を優先課題として掲げる。

 7日夜、郡山市西部であった個人演説会。会社役員で選対副本部長の高橋良和が、支持者約100人を前に「前回と同じ轍(てつ)を踏まないように」と訴えると、参加者の表情が引き締まった。根本の演説を聞いた男性は、原発について「候補者の間で言っていることの違いがよく分からない。(自民県連は)福島の原発すべてを廃炉にすると言っているから、それで十分」と言い切った。

 民主新人、斎藤康雄(63)も8日の個人演説会で自民への攻撃を強めた。ただ、民主は原発を当面維持する立場。斎藤は「自民は日本を戦争できる国にしようとしている」と別の角度から攻め立て、選対幹部で県議の佐藤政隆は「非自民票を結集する」と意気込む。共産新人の平善彦(60)陣営の選対本部長で郡山市議の佐藤善治は、「日本でぶれない政党は共産と自民だけ」と自民の対立軸として浮かび上がらせることで、支持の拡大を狙う。(敬称略)

   ◇  ◇

 衆院選の投開票が迫る。激戦区では立候補者たちが最後の追い込みに躍起だ。終盤情勢を追った。

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 ◇立候補者(届け出順)◇
 ◇2区(5)=郡山・二本松・本宮市、安達郡
斎藤康雄 63 参院議員秘書     民新

根本匠  61 [元]首相補佐官(5)自元=[公]

緑川一徳 31 会社員        維新=[み]

平善彦  60 党地区副委員長    共新

太田和美 33 [元]会社社長 (2)未前=[大]

8018チバQ:2012/12/14(金) 23:09:41
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20121213ddlk07010005000c.html
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・激戦区ルポ/中 4区 「恒三票」の争奪戦、激化 /福島
毎日新聞 2012年12月13日 地方版

 福島4区は自民独走の構図が、前職の渡部恒三(80)の引退による民主の不戦敗で一変した。「恒三票」の争奪戦が激化するとともに、既存政治への不信が維新への追い風になりつつある。【乾達】

 ◇「政治不信」の風も
 「40代で国会議員、50代で日本を任せる代議士を」。11日夜の個人演説会で司会の女性が何度も呼びかけて、維新新人の小熊慎司(44)を壇上に迎えた。陣営幹部は「恒三先生の支援者ならピンと来る」と種明かしをする。43年前、渡部が「30代で国会議員、40代で大臣、50代で総理大臣」と演説し若者の心をつかんで初当選したことを意識したのだ。

 その渡部は今月2日、後援会のメンバーを前に「30〜40代で国会議員になれなければ、国のためにも地域のためにも役に立てない」と語った。だが小熊を支援するのかと問う記者団には「自主投票だ。俺が誰に投票するかは、前の日に来れば教える」と煙に巻いた。

 「古い政治に戻さない。中央集権の統治機構を変え、地方のことは地方が決める」と訴える小熊に、「今までの政治家と違う主張で面白い。民主や自民より期待できる」(会津若松市の建設業男性)と「新しさ」を評価する声も上がる。

 一方、自民新人の菅家一郎(57)陣営は、「やれることは全てやっている」と市長退任後1年4カ月かけて準備した後援会組織をフル稼働させ、きめ細かな選挙戦を展開する。団体や事業者から集めた推薦状は500枚近くに達した。

 さらに党幹部の安倍晋三、石破茂に続き、11日には小泉進次郎が喜多方市などで街頭演説に加わった。維新について「選挙後にトップの意見の違いを見ざるを得なくなり消え去る。自民は一人一人が役割を果たす政党」と違いをアピールした。聴衆の女性らは拍手を送ったが、「誰が(議員に)なっても足の引っ張り合いばかり。国民のために協力しようとしない」(近くの店員女性)と冷ややかな反応も。陣営からは、恒三票との組織戦のはずが「政治不信」の風に乗る維新との戦いになり、「今回は票が読めない」と戸惑いの声も上がる。

 菅家と自民出身の小熊は支持層も重なるが、自民県幹部は「基礎票をかなり切り崩した」と語る。その影響か、小熊の個人演説会は1000人以上入る会場の3分の2近くが空席。それでも「競り合い」を伝える報道を引き合いに、陣営幹部は運動員に「携帯電話が壊れるまでかけてくれ」と気合を入れた。

 社民新人の小川右善(63)陣営は民主との選挙協力が決まった。ただ恒三票は超党派の色彩が強く、上積みは労組票などに限られる。このため終盤は大票田の会津若松市を集中的に遊説し、既存政党批判の克服と無党派層の掘り起こしを図る。

 共産新人の原田俊広(53)は街宣や集会で「原発即時ゼロ」「年金制度改革」など党の主張や他党との違いを細かく訴えることに徹する。陣営は「支持を着実に広げ、比例区の票の積み上げにも貢献したい」と説明する。(敬称略)

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 ◇立候補者(届け出順)◇
 ◇4区(4)=会津若松・喜多方市、南会津・耶麻・河沼・大沼郡
小熊慎司 44 [元]参院議員   維新

菅家一郎 57 [元]会津若松市長 自新=[公]

原田俊広 53 党地区副委員長   共新

小川右善 63 党県幹事長     社新

8019チバQ:2012/12/14(金) 23:10:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121214ddlk07010260000c.html
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・激戦区ルポ/下 5区 似た主張、戸惑う有権者 /福島
毎日新聞 2012年12月14日 地方版

 地震と津波、原発事故、風評被害にあえぐ福島5区には民主、自民、共産に第三極を加えた6人が乱立。「震災からの復興」を訴えるが、有権者は政治不信に加え、「主張が似通って誰に投票したらいいのか」と戸惑う。双葉郡から避難した有権者約5万6000人も見据えた乱戦は、予断を許さない。【中尾卓英、泉谷由梨子】

 ◇復興肌で実感できず
 「復興が全部遅いわけじゃない」。副復興相や政府の震災復興現地対策本部長などを務めた民主前職、吉田泉(63)は8日、いわき市小名浜で後援会関係者約40人を集め、道路や小名浜港の復旧などの実績を強調した。だが、支援者の男性は「もっと頑張れって気持ちが強いんだ」と打ち明けた。選対本部長を務める県議、古市三久は「復興を肌で実感できていない。政府への批判が候補者に降りかかる」と強い逆風を心配する。

 党も背水の陣。公示日には首相の野田佳彦がいわきで約1000人を集め第一声。その後も政調会長の細野豪志、復興相の平野達男が大勢の有権者に政権継続を訴えた。

 だが、逆風を吹き飛ばせたか未知数。頼みの労組は、電力総連から前回ほど支援が得られない。幹部は「電力会社の本音は、原発維持の自民の方がプラス。表立った選挙運動はひんしゅくも買う」と漏らし、前回大幅減の9万票が目標という。

 一方、自民元職、坂本剛二(68)陣営。総合選対本部長の県議、青木稔は「最も力を入れる選挙区。ぜがひでも2人当選を」と議席奪還にかける。公認調整がもつれ、公示直前に比例中国に回った吉野正芳との“握手”を皮切りに公示後の演説会では2人そろって支援を訴える。参院議員、県議、市議、渡辺敬夫いわき市長後援会や公明の県議、市議も支援に回る。

 それでも坂本は「やっと民主の背中が見えてきた。たとえ10票でも勝ち抜きたい」と必死だ。吉野とは「市長選や県議選を含め直接、間接に戦った間柄」(陣営幹部)で、支援者のわだかまりがくすぶる。都市部では、選挙カーへの反応が乏しい。「自民に追い風が吹いているわけではない」

 会津や中通りの仮設住宅で、被災者の声に耳を傾け、後半は党幹部も応援に入り、大票田いわきで「露出度アップ」を図る。「自民党の復興が日本、福島の復興につながる」「例外なき関税撤廃のTPP交渉即時参加には反対」などと訴え、11万票を目標に走る。

 2人の争いに割って入った第三極。維新新人の宇佐美登(45)は連日数十カ所の街頭。「復興が遅い。5区から日本の政治を変えよう」と訴え、既成政党への批判票取り込みを図る。双葉、楢葉町で共に自宅を失ったみんな新人の菅本和雅(45)、未来新人の松本喜一(64)は、県内外の仮設住宅で「公務員制度改革と規制緩和で経済再生」「原発をやめ未来のエネルギー開発拠点に」と、古里再生策を訴える。4回目の挑戦となった共産新人、吉田英策(53)は「即時原発ゼロ」「消費増税ストップ」などを掲げ、票の掘り起こしに懸命だ。(敬称略)

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 ◇立候補者(届け出順)◇
 ◇5区(6)=いわき市、双葉郡
吉田英策 53 党地区副委員長    共新

菅本和雅 45 会社役員       み新

吉田泉  63 [元]副復興相 (3)民前=[国]

坂本剛二 68 [元]副経産相 (6)自元=[公]

松本喜一 64 [元]楢葉町議    未新=[大]

宇佐美登 45 [元]法人会長 (2)維元

8020チバQ:2012/12/14(金) 23:11:10
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_05.htm
東北の維新候補、援軍不足 無党派層浸透 橋下氏頼み
 衆院選で、国政初参戦となる日本維新の会の候補が、東北の小選挙区で徹底した個人戦を強いられている。地方組織が整わないまま解散を迎え、党の強力な支援が期待できないためだ。第三極として東北でも知名度は上がってきたが、個人票につながるか否かは見通せない。各陣営は、既成政党批判の「風」を起こそうと躍起になっている。
 維新は東北の10選挙区に公認候補を擁立している。選挙初挑戦の新人から国会議員経験者まで多彩な顔ぶれがそろうが、確固たる基盤を持つのは半数程度。躍進には、無党派層の支持が不可欠だ。
 福島5区の元衆院議員の陣営は、実動部隊が約30人にとどまる。候補と縁のある地元出身者と関東からの応援組が半々で、党本部からの応援弁士はゼロ。大規模集会は開けず、肩に拡声器を下げて住宅地や商店街を歩くのが運動スタイルだ。
 「地方組織、推薦団体もなく厳しい」と、宮城4区の新人も表情を引き締める。地縁はなく、選挙運動は街頭演説が中心。大阪市長を務める橋下徹代表代行の実行力をアピールし、無党派層への浸透に心を砕く。
 「橋下頼み」は他陣営も変わらない。青森1区の新人陣営は12、13の両日、掲示板のポスターを貼り替えた。デザインを石原慎太郎代表、橋下代表代行との3ショットに一新し、「党の顔」を前面に打ち出した。
 候補が個人戦に走る背景には、東北での足場を欠いた維新の組織事情がある。所属する100人超の地方議員の大半は関西圏。11〜12月は地方議会と重なり、全国に応援に入るのは難しい。東北の最前線で指揮を執るはずの大阪府議団が現地入りできたのは、公示直前になってからだった。
 「議会の開会時期を狙い撃ちされたようなもの。もう少し時間があれば、地方の多様な政治組織と連携を図れたのだが…」。東北の維新関係者は準備不足を否定しない。
 比例代表の投票先として、世論調査で政権与党の民主と肩を並べる維新。他党陣営は警戒心を募らせるが、維新内部からは「若者にも声を掛けられるが、どこまで投票に結びつくのか」との不安も漏れる。
 選挙区での浮上は難航気味だが、維新関係者は「統一地方選で躍進した昨春も追い風が吹いているという実感はなかった。東北でもうねりを起こす」と意気込む。


2012年12月14日金曜日

8021チバQ:2012/12/14(金) 23:12:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20121213-OYT8T01660.htm
[衆院選]激戦区ルポ7区 前議員3人がしのぎ

 前議員3人がしのぎを削り、第3極を含む新人2人が追い上げる混戦が繰り広げられている7区。保守系候補同士がさや当てする一方、無党派、浮動票の奪い合いも熾烈(しれつ)だ。

 日本維新の会新人の筒井洋介は10日午前、結城市役所前の路上で、選挙カーと合流し、スタッフ8人と当日の街頭演説の打ち合わせを始めた。具体的な演説場所は当日に決めるという。出馬を発表したのは11月下旬。初めての選挙は、何もかもが手探りだ。

 市役所から市街地近くの商業施設へ向かう間、ウグイス嬢が支持を呼びかけると、庭や車内から手を振る人の姿が見える。「票数なんて考えてない。とにかく懸命に訴えるだけ」と筒井。

 市内の商業施設前の路上に立ち、「維新の会のツートップ、石原慎太郎、橋下徹。2人の顔を思い浮かべてください。古い、決められない政治家を吹っ飛ばします」と訴えた。

     ◇

 「総理までやった人が一体何を考えているのか」。結城市郊外で11日、自民党前議員の永岡桂子の応援に駆けつけた同党前議員の河野太郎は、無所属前議員の中村喜四郎を応援した森喜朗元首相を批判、「戦う相手は3年前有権者からダメと言われた古い自民党だ」と声を張り上げた。

 追い風だった前々回の郵政選挙でも、永岡は無所属の中村に敗れた。今回も自民優勢と言われるが、「7区ではまったくあてにならない」と陣営幹部は引き締める。民主候補の得票は前々回が約3万3000、前回は約6万7000。浮動票とされるこの差3万〜4万を各陣営が奪い合う。「日本のため、母親のため、とことん頑張ります」。永岡は涙声で訴えた。

     ◇

 共産党は、全選挙区で候補擁立を決めたものの、7区で新人の白畑勇が立候補の記者会見をしたのは公示2日前という慌ただしさだった。出遅れが否めないだけに、追い上げは懸命だ。7日午前9時、古河市役所総和庁舎近くで、白畑は「消費増税やTPP(環太平洋経済連携協定)参加で私たちの生活が大変になろうとしています」と、静かな田園地域で声を張り上げた。

 1日20か所を目標に、街頭に選挙カーを止めては演説を繰り返し、消費税増税、TPP参加、原発への反対を訴える。陣営は「党から候補が出ないと(党員は)小選挙区では白票か棄権しかない。比例票を伸ばすためにも、徹底して回りたい」と言う。

     ◇

 古河市での個人演説会で10日、森元首相の応援を受けて、登壇した中村は「公明党が協力してくれて、少しずつ“距離”が縮まっている」と支持者に熱く語った。公明は自民公認の永岡がいるにもかかわらず異例の推薦を決めた。公明県本部幹部は「党の基礎票は2万弱。前回は自民4割、中村4割、ほか2割だったが、今回はどうなるか……」と冷静に票読みをしている。

 無所属候補に比例選の復活当選はない。元首相の応援や公明の推薦を得てもなお貪欲だ。恒例のバイク遊説で古河市の公民館前に到着した中村は、約50人の支持者1人1人と握手し、「がけっぷちです。比例復活は無いんです」と叫んだ。

     ◇

 「私は総和町(現古河市)の生まれ育ち」。古河市での個人演説会の冒頭、民主党前議員の柳田和己は、支持者らに出身地を強調した。

 7区最大票田の古河市は、どの陣営も最重点地区に位置づける。前回選では同市でトップの票数を獲得した。5候補の中で、同市の生まれ育ちは柳田しかいないことも強みだ。後援会に入った市内の建設会社役員の男性は「やはり地元出身でないと」と話す。

 「地域のご用聞き」として初当選して以来、3年間精力的に地域を回ってきた自負がある。「50年も60年も同じ政党がやると、よどみやゆがみができる。民主党はまだヨチヨチ歩き。二大政党が続けば本当にいい国ができる」と訴えていた。(一部敬称略)

(2012年12月14日 読売新聞)

8022チバQ:2012/12/14(金) 23:16:40
埼玉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/saitama/CK2012121202100010.html
師走の陣<上>10区 自民、雪辱へ手応え
改札前で有権者に支持を訴える候補者


 民主、自民の事実上の一騎打ちだった前回から一転、五党の公認候補が並び立つ10区。連日、東武東上線沿線で各候補の訴えが交錯している。

 「山口さんは私の右腕です」。十一日朝、東松山市街で、自民党総裁の安倍晋三が支持者に語りかけた。

 10区では過去五回、未来前職の松崎哲久と自民元職の山口泰明が中心になって戦ってきた。政権交代が争点となった二〇〇九年の前回選挙で、山口は初めて小選挙区で松崎に敗れ、比例復活もならなかった。

 「暴風雨のようだった」と自ら評した敗戦から三年余り。山口は「やることをきちっとやっていれば必ず勝てる」と繰り返し、選挙区内の全十市町で、首長・議長を責任者とする選対組織を立ち上げた。

 自民が単独過半数をうかがう勢いが報じられる中、八日の街頭演説では、公示日には封印していた選挙後の自公連立政権や、安倍首相誕生の見通しに言及した。取材に山口は「年間三百日以上を選挙対策に費やしてきた。それが今、ボディーブローのように(他候補に)効いている」と自信を漂わせた。

 一方、民主を離党し、未来からの立候補となった松崎は四日夜、街頭演説を終えた若葉駅前で、問わず語りに振り返った。「三年前は菅直人代表代行(当時)が同じ場所で『政権交代』を訴え、すごい人の波だった。そんな人たちを(民主は)裏切っちゃったな」。この日の聴衆は数えるほど。演説の大半は「原発ゼロ実現」に費やした。民主を離党したことで連合系の労働組合票はなくなったが、陣営幹部は「支持を決めてくれた労組もあり、党の子育て政策への好反応もある」と言う。

 七日夜、冷え込みの増した森林公園駅前に立った松崎は「戦争への道を選んではいけない」と、自民、維新両党党首の右寄り発言への批判を演説に盛り込んだ。

 元東松山市長の維新新人・坂本祐之輔は、三月の出馬表明から朝の駅立ちやつじ立ちを五百回以上こなし、先月十七日には、維新から公認を得た。公示後の七日夕、坂戸駅の改札前で家路を急ぐ有権者に支持を訴えた坂本は「無所属のときより反応はいいですよ」と言う。六日に党代表代行の橋下徹大阪市長がJR熊谷駅前で街頭演説を行ったが、「選挙区を離れる余裕がない」と同席を辞退した。陣営幹部は「知名度の低い坂戸、鶴ケ島両市で草の根による支持を広げていく」と追い上げに懸命だ。

 坂本が立つ改札前からエスカレーターを下った坂戸駅北口では、民主新人の弓削勇人が支持を訴えていた。「民主党は戦後の政官業の仕組みをたった三年で実感できるまで変えた。増税を決めた野田総理は男だと思う」と逆風に正面からぶつかる演説を各地で続ける。松崎に対する刺客として公認が決まったのは公示の十日前。陣営幹部は「時間のなさが、逆に労組のやる気につながり、盛り上がりがすごい」と語る。

 共産新人の梅沢永治は十一日、若葉駅前などで原発ゼロや消費税増税反対を訴えた。 =敬称略

  (中里宏)

      ◇

 衆院選の選挙戦はあと四日間。県内十五の小選挙区には現行制度で最多の七十二人が立候補し、しのぎを削っている。師走の寒空の下、激戦区を走る候補者たちを追った。

◆10区 東松山・坂戸・ 鶴ケ島市、比企郡(届け出順)
坂本祐之輔57 (元)東松山市長 維新 
弓削勇人39 学校法人代表理事 民新 
松崎哲久62 (元)文部科学委理事 未前<2>
梅沢永治63 (元)東松山市議 共新 
山口泰明64 (元)内閣府副大臣 自元<4>

8023チバQ:2012/12/14(金) 23:17:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/saitama/CK2012121302100011.html
師走の陣<中>3区 元厚労相に危機感
応援弁士の訴えに、熱心に耳を傾ける人たち=越谷市で


 八日夕、クリスマスのイルミネーションがきらめく越谷レイクタウン駅前。「次世代への責任」ののぼりが強風ではためく中、民主前職の細川律夫は声を振り絞った。「社会保障改革を前に進めるため、国政で働かせてください」

 厚生労働相を務め、八選を目指すが、政権交代への期待が追い風になった前回とは一転して逆風。「これまでで一番厳しい」。公示日の朝、越谷市内の出発式で総合選対本部長の中村正雄は危機感を訴えた。前夜の個人演説会で、陣営幹部も「自民は埼玉を主戦場と考えている。ここで迎え撃って形勢を逆転しなければ」と檄(げき)をとばした。

 五党がしのぎを削る激戦区。「細川さんには、どうしても勝ってもらいたい」。首相の野田佳彦は十日、草加駅前で力を込めた。三日に続く二度目の応援入りは異例で、終盤の総力戦に弾みを付ける狙いだ。

 「日本を変えるには、反省した自民の象徴として私が勝たなければならない」。自民新人の黄川田仁志は黄色のスニーカーで走り回っている。自民は前回、県内十五の全小選挙区で「0勝15敗」と惨敗。その反省から、公募で選ばれた新生・自民の候補との自負がある。

 「きょうは民主や第三極の批判はしません。ネタがあまりに多すぎて、時間が足りないから」。九日の新越谷駅前。応援入りした党青年局長の小泉進次郎は約三千人の聴衆を笑わせると「元大臣を相手に闘う決意をしたチャレンジ精神。それこそが自民に必要だ」と黄川田を持ち上げた。

 対決姿勢を強める民主に、陣営幹部は「こちらも総裁か幹事長にきてもらわなければ」と息巻いた。黄川田を推薦する公明の県本部代表西田実仁も応援入りしている。

 「改革のペダルを踏み続けます」。映画「ロッキー」のテーマを流す選挙カーに続き、みんな新人の宮瀬英治は四台の自転車の先頭で手を振った。「本人 35歳」ののぼりが風にはためく。

 八日朝。草加市内の選挙事務所を出発した自転車部隊は、越谷市内の団地やスーパーを回った。「子どもや孫の未来のため、しがらみのない若い力に託してください」。松原団地駅前で語りかけた。しゃがれた声が気になるのか演説を短く切り上げ、のどあめを口に放り込んだ。党代表の渡辺喜美も公示前に応援入り。「政治をあきらめないで」と訴えた。

 「古い既成の政治、政党では国を変えられない。日本を維新しましょうよ」。選挙サンデーの九日朝、維新新人の谷古宇勘司は新田駅前でマイクを使わず、地声で演説を始めた。県議八期を務めたが、自民党を離党し、維新から直前で出馬を決断した。

 「ずいぶん急だったね」。演説中、支援者に声を掛けられ「しっかりやります」と頭を下げた。「昔から付き合いがある人ばかり。きのう今日きたような人とは違う」。そう言って、あわただしく選挙カーに乗り込んだ。

 「消費税増税に反対し、原発をただちに止めて廃炉にする」。共産新人の広瀬伸一はこの日、新越谷駅近くのスーパー前でマイクを握り、買い物客らに支持を訴えていた。 =敬称略

  (大沢令)

◆3区 草加・越谷市(届け出順)
宮瀬英治35 (元)ベネッセ社員  み新 
細川律夫69 (元)厚生労働相   民前<7>
谷古宇勘司62 (元)県議      維新 
黄川田仁志42 (元)財団研究員   自新 
広瀬伸一56 党地区委員長   共新

8024チバQ:2012/12/14(金) 23:17:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/saitama/CK2012121402100006.html
師走の陣<下>8区 市長選の争い再燃
当選を目指し、支持者と拳を突き上げる候補者=所沢駅前で
 「民主党は駄目だ。子ども手当で『地方に迷惑を掛けない』と言ったのに市の負担は随分増えた。これ以上翻弄(ほんろう)されてはかなわない」。衆院選公示日の四日、所沢駅西口。自民前職柴山昌彦の出陣式で声を張り上げたのは、元自民県議で所沢市長の藤本正人だった。

 その十分後、同じ場所で民主前職小野塚勝俊の出陣式が始まった。マイクを握ったのは元民主県議で前所沢市長の当麻好子。「政権運営には厳しい批判をいただいたが、前政権が先送りした課題が多かったこともご理解いただきたい。所沢から民主党議員を送り出してほしい」と訴えた。

 有権者の八割を所沢市民が占める8区の争いは、昨年十月に行われた所沢市長選の「延長戦」の色彩も帯びている。

 市長選には無所属の三人が出馬した。民主推薦で再選を目指す当麻。自民推薦の藤本。そして、今回の衆院選に維新から立候補している元衆院議員の並木正芳だ。当麻陣営に入った小野塚は、遊説を取り仕切るなどして加勢。一方の藤本は柴山を選対部長に迎え、約千六百票の僅差で次点の当麻を破った。

 公示直前の一日、立候補予定者の公開討論会が市内で行われた。小野塚は今年二月に日米両政府が合意した米軍所沢通信基地(所沢市)の一部返還に触れ「民主政権が実現させた。全面返還への第一歩だ」と主張。柴山がすかさず「歴代先人たちの血のにじむような努力があって勝ち取ったものだ」と切り返し、地元向けの「手柄」をめぐり火花を散らした。

 ただ大票田の所沢市には、多くの「埼玉都民」も住む。国政選挙では、地元意識の薄い無党派層の票が勝敗を左右する。

 柴山は前回は小選挙区で小野塚に敗れたが、比例で復活当選した。今回は優勢が伝えられるが、前回と同様に駅立ちも徹底して引き締めを図る。一方、党への逆風に苦しむ小野塚は「浮動票の獲得は厳しい」(陣営幹部)。街頭では、金融政策のプロであることなどを強調し、「まだまだ働かせてほしい」と必死に訴えている。

 「私は環境大臣政務官も務めた。再生可能エネルギーを推進し、将来は放射能を無害化する技術も進めないといけない」。所沢市内のスーパー前で四日、並木が買い物客の女性らに支持を訴えた。

 所沢市議、県議を経て衆院議員を二期務め、地元での知名度は高い。前回は自民党から比例北関東ブロックに単独で出馬したが、落選。昨年の所沢市長選には「所沢で改革をやってみたい」と挑んだ。今回は「(道州制への移行が公約の)維新の主張はまさに地方分権だ」と、新たな看板での出馬を決意した。

 共産新人の辻源巳は、東日本大震災被災地の早期復興や「原発ゼロ」などの政策を強調。公示直前に公認されたばかりの未来新人西川浩は、「卒原発」など党の政策を訴えながら、名前を売り込むのに懸命だ。

  =敬称略

  (上田融)

◆8区 所沢・ふじみ野市(旧大井町)、入間郡(三芳町)
小野塚勝俊40 党政調会長補佐 民前<1>
辻源巳41 党地区常任委員 共新 
西川浩55 (元)山口県職員 未新 
並木正芳63 (元)内閣府政務官 維元<2>
柴山昌彦47 (元)外務政務官 自<前><3>

(届け出順)

8025チバQ:2012/12/14(金) 23:23:12
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121210/tky12121023130013-n1.htm
【衆院選2012 東京】
民、自候補が不出馬の12区 有権者どうする?
2012.12.10 23:11 (1/2ページ)
 衆院選の東京都内選挙区で唯一、民主も自民も出馬していない12区(北区、足立区の一部)。前回、平成21年の衆院選では、民主=当時=の青木愛氏が、厚い支持層を持ち、自民が推薦した公明・太田昭宏氏に競り勝った。その青木氏は民主を離党して未来へ。そして、返り咲きを狙う太田氏は再び自民の推薦を得た。12区の票はどう動くのだろうか。

 前回、約12万票を得た青木氏。だが、この票について、足立区議の民主・小椋修平氏は、青木氏の得票は民主への期待票だったとして、「今回は正直どこへ流れるか分らない。支援者から『どうすればいいですか』と聞かれるが…」と困惑しているという。

 北区の無党派という主婦(53)は「民主にもう少しやらせてみたい。自民に戻すのは早い。自民と連立を組む公明にも投票したくないし、未来に変わった候補もどうかと思う。投票には行くが、誰に入れようか」と悩んでいる。

 元北区議の石川清氏は「前回は、青木氏を民主と無所属区議が全力で応援し、無党派層が投票した。だが、今回、無党派層の多くは、眠ってしまう(棄権)だろう」としている。

 一方、自民票について石川氏は、半分は自主投票するだろうとみる。「地元の自民党は自前の候補を立てたいし、底力もある。だが、党本部から止められているし、除名されてしまうかもしれないならできない」

 北区内で生花店を営む女性(64)は「ずっと自民支持なので自民の候補がいればいいけれど、公明の候補でも連立を組んでいるので入れる。ただ、12月はクリスマスと正月の注文が多くて休めないし、朝の仕入れも早いので投票に行けないかもしれない」と話す。

 それ以外の支持者はどうか。

 同区の無党派の無職男性(72)は「自民ではもう駄目だと、民主にやらせたらあの体たらく。既成政党では今までと同じ政治になってしまうので、第三極にもう一度、期待したい」と未来の候補者を推した。

 足立区の元教員は「教え子を戦争に送る教育をしたという反省から、絶対に戦争をしてはならない。教員の数を増やすという共産に一番共鳴する。しかし、多くの教員は宿題を持ち帰ったりして、熟慮した投票行動を取れるか分からない」と、教員らの票の行き先を慮った。

 結局、12区の票はどう動くのか。

 ある現職区議が本音を語った。

 「衆院選とはいえ、区議も都議も自分の選挙を戦っているのと同じなんです。支持者によその党の投票をお願いしたら、次の選挙で自分の議席が危うくなってしまう」

8026チバQ:2012/12/14(金) 23:23:56
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121208/tky12120821170006-n1.htm
【衆院選2012 東京】
6区 “風”を受けろ 小宮山氏、越智氏に大物続々 第三極などは独自アピール
2012.12.8 21:14 (1/3ページ)

応援演説を聞く有権者=世田谷区
 公示を目前に控えた11月27日昼。東京都世田谷区の半分強を占める6区の中心地のひとつ、三軒茶屋駅前に、黄色いコート姿の民主・小宮山洋子氏と野田佳彦首相が並び立った。

 厚生労働相を務め、民主の顔ともいえる小宮山氏は、本来なら他の選挙区に応援に行く立場。それが公示前とはいえ首相の応援をもらうのは異例だ。

 寒風の中、子育て支援や社会保障の拡充などの実績を訴える小宮山氏と野田首相には「言葉が軽い」とのやじも飛び、苦境をうかがわせた。

 陣営によると、小宮山氏は今選挙では他候補の応援には行かず、自身の選挙に専念するという。約10年ぶりとのことだ。

 6区は典型的な住宅地で、東京最多の有権者を抱える。無党派層が多いといわれ、“風”の影響を受けやすい選挙区のひとつに数えられる。

 その“風”を受けようと他の各候補は必死だ。

 前回平成21年の選挙で小宮山氏に苦杯をなめさせられた自民・越智隆雄氏には、応援のために石破茂幹事長、谷垣禎一前総裁、安倍晋三総裁、そして小泉純一郎元首相らそうそうたる顔ぶれが続々選挙区入りする。

 陣営は「党本部がここを激戦区とみているためでしょう。こんなに大物が来ることはなかった」と話す。

 越智氏も落選中の3年半の間に、町会や商店会の会合に小まめに顔を出し足場を築いてきた。自民区議、都議もフル稼働しているという。

 “風”への期待が強いと目される維新。12月6日、花輪智史氏の応援に駆けつけた旧太陽の平沼赳夫・維新国会議員団代表は、こう訴えた。

 「維新との合流は、大阪に乗っ取られたのではないかと心配する人もいるが、小異を捨てて大同についただけだ」

 平沼氏の発言は、聴衆に「東京での維新人気は大阪ほどではないのではないか」との印象を持たせた。花輪氏の選対関係者も「大阪と違うことは否定できない」と率直に語る。

 ただ、花輪氏は他の多くの維新候補と違い区内での活動実績がある。陣営は、実績が有権者に評価されることに加え、前知事の石原慎太郎党代表の選挙区入りに期待している。

 一方、維新との選挙協力に失敗したみんな。影響について落合貴之氏の陣営の幹部は「『まったくない』と言えば嘘になるが、それほど大きなものではない。主張がぶれない政党だということをアピールできるようになったので、かえって良かった面もある」。

 落合氏は33歳という若さと、労働組合や業界団体とのしがらみのないことを売りに、「自民は嫌、民主はもっと嫌」という有権者の受け皿になることを目指している。

 共産・佐藤直樹氏は、即時原子力発電所ゼロや消費税増税反対などを訴える。

 世田谷区は、東電福島第1原発の事故後、区民が自主的に線量計を使って放射線を測り、事故とは関係のない放射線源を見つけ出すなど、原発問題には関心の高い場所。

 共産はこれまでの衆院選のほとんどで2万6千〜3万票を獲得しており、佐藤氏の主張がどの程度票の上積みにつながるのが注目される。

8027チバQ:2012/12/14(金) 23:26:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/elc12121307200034-n1.htm
【衆院選】
残留組に離党組“小沢ガールズ”それぞれの戦い
2012.12.13 07:14 (1/2ページ)[注目の選挙区・東京15区]


 前回総選挙で、民主党代表代行として選挙を仕切った小沢一郎氏(70)の“肝いり”で次々に当選した「小沢ガールズ」。しかし今回は、政党の離合集散に伴い四分五裂状態。ガールズ“生みの親”に弓を引くケースとなった、東京15区の民主党・田中美絵子氏(36)と日本未来の党・東祥三氏(61)のバトルを追った。(サンケイスポーツ)

 江東区北砂の砂町銀座商店街。田中氏が民主党・安住淳幹事長代行(50)とともに支持を訴えた。「1割しかいない女性国会議員。女性の声が国会に届いていません。私にその役割を」。商店街に飛び込み、1軒1軒、客や従業員らに頭を下げてまわった。

 このほか、ママチャリでの遊説や、午後10時ごろまで地下鉄の駅でビラまきを続けるなど、1人でも多くの有権者に覚えてもらおうと必死だ。

 東京15区からの立候補表明は解散翌日の11月17日。石川2区からの国替えを党から打診されたのは解散1週間前で、田中氏は「自分の意思ではどうにもならなかった」という。

 前回衆院選で、森喜朗元首相(75)への刺客として小沢氏が石川2区に送り込んだ田中氏。今年6月、国交省のキャリア官僚との“駅ナカチュー”が話題となり、今回の選挙では突然の国替え。恩人である小沢氏の側近、東氏への刺客として東京15区を割り当てられた。

 田中氏の演説では、東氏への刺客ということには一切触れない。直接質問をぶつけても「総選挙は個人対個人の戦いではない。政党間の政策論争。私が取り組んできたことを訴えていくだけです」と繰り返す。しかし現状は、田中氏でも東氏でもなく、みんなの党の柿沢未途氏(41)がリードしているという皮肉な展開となっている。

★東陣営「覚悟していた」/柿沢陣営「人物で勝負!!」

 東氏の陣営幹部は「離党したのだから、この選挙区に民主が候補を立てるのは当然。覚悟はしていた」と話す。田中氏の出馬より、連合などの支援を受けられないのが痛手とし「ここ10年で一番厳しい戦いだ」とこぼした。優勢とされる柿沢陣営は「有権者は自民に戻るのに躊躇(ちゅうちょ)し、民主はこのような結果。第三極も混とんとしており、迷っている。人物でじっくりと勝負する」と分析。東京15区からはほかに自民党の秋元司氏(41)、共産党の吉田年男氏(64)が出馬している。


東京12区


 日本未来の青木愛氏(47)は小沢氏と行動を共にして民主を離党、前回と同じく東京12区から出馬した。だが、前回約1万票差をつけて勝った公明党元代表、太田昭宏氏(67)相手に厳しい戦い。小沢氏の秘書との不倫デートが報じられたこともあって苦戦している。東京12区からはほかに幸福実現党の服部聖巳氏、共産党の池内沙織氏が出馬している。


東京17区


 東京17区の早川久美子氏(47)は民主にとどまったが、自民の平沢勝栄氏(67)が強い。早川氏は「これまで一緒にやってきた区議、後援者らを見捨てることになるから、離党は考えられなかった」と語り、「罵倒されることもあるけれど、歯を食いしばってあきらめないでやるしかない」と話している。東京17区からはほかに維新の小林等氏、共産党の 新井杉生氏が出馬している。

8028チバQ:2012/12/14(金) 23:27:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000047-mailo-l15
2012衆院選:1区情勢 無党派層取り込みが鍵 自民は若さ、民主は実績強調 /新潟
毎日新聞 12月12日(水)11時28分配信

 16日投開票の衆院選は終盤を迎えた。県内6小選挙区は、民主、自民、共産、社民に第三極の候補も名乗りを上げ、熱気を帯びた選挙戦を展開している。各区の候補者の動向や主張、情勢を追った。【宮地佳那子】
 自民新人の石崎徹氏(28)がリードし、民主前職の西村智奈美氏(45)が追う。半数を占める無党派層の取り込みが今後の鍵を握る。
 自民党県連が初の公募で選んだ28歳の石崎氏。ベテラン県議や元職を抑えて候補に選ばれた。県連は「しがらみがある中で、思い切った人選」と自信を見せる。
 知名度がなかった分、県議、新潟市議らと企業回りを重ねてきた。若年層、無党派層に支持を広げるため、若者主催のイベントに参加したり、公示前はインターネットサイトのフェイスブックで活動を周知したりしてきた。
 当初は陣営の組織づくりに苦労したが、特に解散後は参院議員や元職も巻き込み、支援が強まった。6日には小池百合子氏、11日には石破茂幹事長が応援に訪れた。
 財務省や内閣官房での官僚経験が強み。経済政策の重要性を訴え、短期的には金融緩和政策、中長期的には若者・女性・高齢者の雇用促進や、新産業分野での補助金制度を掲げ、「成長を実感できる国にする」と主張する。
 一方、巻き返しを図る西村氏。前回は自民元職に8万票近い大差で3選した。新潟港の日本海側での総合的拠点港選定に貢献するなど、国政のみならず県での実績もアピールする。診療報酬のプラス改定など党の施策も評価され、これまで自民党候補を支援する傾向が強かった県・新潟市医師連盟からも推薦を得た。
 だが民主への逆風に加え、副厚生労働相の公務などで週末に新潟に戻る機会が減り、危機感を募らせる。労組に改めて支持を求め、街頭宣伝にも懸命だ。個人演説会も今まで行っていない保守層の多い地域でも開いている。公示日には、玄葉光一郎外相が応援演説し、「社会保障、教育、子ども(政策)の先頭に立ってきた西村さんを当選させてほしい」と訴えた。その後も野田佳彦首相、前原誠司国家戦略担当相ら大物議員が応援に駆けつけている。
 未来新人の内山航氏(31)は、立候補表明が4氏で最も遅い上、所属政党だった「国民の生活が第一」が公示直前に解党して未来に合流した経緯があり、個人の知名度、政策浸透ともに課題だ。
 無党派層の取り込みに向け、公示前は自転車を走らせて街頭宣伝を続けた。公示後はつじ立ち1000カ所が目標だ。政策は「党は変わっても変わらない」とし、脱原発・自然エネルギー活用や、子育て支援策を訴える。
 元会社員で4児の父。選挙カーには娘を抱いた写真を張っている。「候補者の中で一番有権者に近いと思う」。支援組織は同級生や、同党副代表で公示直前まで秘書を務めていた森ゆうこ参院議員の後援会などだ。社民党との協力態勢も確認している。
 共産新人、武田勝利氏(48)は約1年前から準備してきた。消費増税ではなく富裕層への応分負担を訴える。「昨日今日、原発ゼロを言い出した政党とは違う」と長年の一貫した脱原発政策を主張。党組織を活用し、選挙区内をくまなく回る。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇1区(4)
 (届け出順)=新潟市東・中央区など
西村智奈美 45 (3)[民] 前=[国]
内山航   31    [未] 新=[大]
武田勝利  48     共  新
石崎徹   28    [自] 新=[公]
 注 [民]など白抜き字は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党、[大]=新党大地
12月12日朝刊

8029チバQ:2012/12/14(金) 23:28:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000037-mailo-l15
2012衆院選:2区情勢 自民リード、追う他陣営 投票未決定が半数、情勢変化も /新潟
毎日新聞 12月12日(水)11時26分配信

 毎日新聞による特別世論調査(8〜10日)では、自民新人の細田健一氏(48)がリードする。ただ投票候補を決めていない人が約半数を占め、情勢は変わる可能性がある。各陣営は「調査結果ほどの差はない」などと話し、終盤の追い込みに力を入れる。
 細田氏は自民支持層を固め、公明、維新支持層にも食い込んでいる。経済活性化を重視し、国の補正予算編成による景気刺激や、法人税減税による企業負担の軽減などを訴えてきた。一方で、消費増税には「高齢化社会でやむを得ない」との見解だ。
 原発については「その時々で、最善の電源構成を考えるべきだ」が持論で、政府が目標とする「30年代原発ゼロ」には疑問を呈している。
 県外出身で地縁がなく、出馬表明は今年7月と遅かった。このため、スーパー前の路上に立って名刺を配るなど、知名度向上に力を入れてきた。陣営は「浸透はまだまだ」と気を引き締める。
 追う民主前職の鷲尾英一郎氏(35)は小規模な集会を年間80回程度重ね、これまでに民主支持層をほぼ固めた。高校無償化、農家の戸別所得補償の実施など実績を訴える。
 「私は(有権者の)お子さん、お孫さんと共に生きる世代」と若さを強調。「将来に責任がある。耳ざわりのよいことばかり言えない」と消費増税に理解を求める。「30年代原発ゼロ」には「再生可能エネルギーの普及や電気料金の水準、使用済み核燃料の処分状況などハードルが多い」との見解だ。陣営は「民主には逆風だが『鷲尾は応援する』と言ってくれる人たちが多い」とし、未来支持層、無党派層などへの浸透を狙う。
 社民新人の渡辺英明氏(62)は社民支持層を固め、周辺への浸透を目指す。
 原発反対運動に30年以上取り組んできた経験や、県内で脱原発署名25万人を獲得した実績を基に、脱原発の実現を訴える。原発停止による雇用や経済の停滞は、国の責任で対処すればよいと話す。
 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加と消費増税には、いずれも強く反対。元教諭として「日本の教育予算は(GDP比で)経済協力開発機構(OECD)諸国中最低」と、教育費の大幅増額も主張する。
 陣営は「従来の社民支持者や、紹介された知人らを訪ね、話をさせてもらってきた。今後も続ける」と話し、着実に支持を広げる方針だ。
 共産新人の宮路敏裕氏(54)は共産支持層を固め、他の層への支持拡大を目指す。
 消費増税を中止する法律の制定や、即時の「原発ゼロ」、TPP参加反対などを主張して、街宣活動などを続けている。「米国いいなり、財界中心の古い政治から抜け出したい」と訴えかける。
 陣営は「政府の世論調査では、原発ゼロを望む声が大半だった。消費増税にも不安の声が多い」と話し、訴えに共感は得られていると説明する。一方で「有権者から『民主も自民もだめで、入れる(投票する)ところがない』と言われる」と話し、共感を現実の票につなげようと、懸命に運動を続けている。【高木昭午】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇2区(4)
 (届け出順)=柏崎、燕、佐渡市など
渡辺英明  62    [社] 新
宮路敏裕  54     共  新
細田健一  48    [自] 新=[公]
鷲尾英一郎 35 (2)[民] 前=[国]
 注 [民]など白抜き字は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党
12月12日朝刊

8030チバQ:2012/12/14(金) 23:28:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000017-mailo-l15
2012衆院選:3区情勢 終盤まで激しい争い 自民新人が僅差で先行 /新潟
毎日新聞 12月13日(木)11時5分配信

 自民新人の斎藤洋明氏(36)が僅差で先行し、民主前職の黒岩宇洋氏(46)が巻き返しを図っている。いずれも所属政党の支持層は固めた一方で、無党派層には浸透し切れておらず、終盤まで激しい争いが展開されそうだ。
 官僚OBの斎藤氏は、昨年5月に党の公募で候補予定者に選ばれた。地元出身で黒岩氏よりも10歳若い斎藤氏に、陣営は「さわやかな好印象がある。無党派層を呼びよせられる候補」と胸を張る。一方で「民主への逆風の中で、若い候補者で勝てなければ、次はない」と背水の陣で挑む。
 斎藤氏は、農林水産業や建設業など地場産業の振興を政策の中心に据える。高齢化が進む3区で「働く場所がなければ若者は地元に残れない」と地域の雇用確保を訴える。
 課題は知名度不足だ。公示前は「まだまだ候補者の顔見せをしている段階」(陣営)だった。名前を浸透させるため個人リーフレット約13万枚を配布。公示後も、斎藤氏は個人演説会で「私の顔も名前も知らない人に、前職と五分に渡り合って支持を広げるのは私や陣営だけでは不可能です」と集まった自民支持者らに協力を求めて頭を下げた。
 支えるのは選挙区内の県議7人を中心にした党の組織力だ。19地域に置かれた党地域支部を拠点に、建設業界などの協力も得て組織をフル稼働させる。陣営は「今回は地域支部をかなり強力に動かせている」と手応えを話す。
 民主への逆風を受ける黒岩氏は出陣式で「落選の危機感なんて言葉じゃない。恐怖感を持っている」と悲壮な声を上げた。専門は年金や社会保障だが、選挙戦では「利権政治の打破」を掲げ「特定の業界のために動く、古い政治に戻していいのか」と訴える。
 今回はキャッチフレーズに「実績を未来へ」を選んだ。日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の早期整備決定など地元公共事業への貢献に加え、法務政務官の就任や、東日本大震災で政府現地対策室長として岩手県に派遣されたことなど政府の仕事も強調。「地元の仕事も100%、国の仕事も100%でやってきた」と自負する。
 選挙活動は地域ごとの後援会の下、ボランティアを中心に動いている。陣営は「この3年半、こまめに地域行事などに顔を出し、後援会組織も強くなった。党が逆風でも『黒岩党』で戦う」と話す。
 初当選以降、街頭演説(つじ立ち)に力を入れてきた。解散後から目標にした「つじ立ち1000回」は10日に達成。無党派層への支持拡大に「つじ立ちで思いを伝えていく。今までの活動をぶれずに続けていく」と力を込める。
 共産新人の田中真一氏(50)は国政選挙3回目の挑戦。非正規雇用労働者の増加や正社員の長時間労働など悪化した雇用環境の改善や、「自民党型政治からの脱却」を呼びかけ、支持拡大を目指す。
 無所属新人の三村誉一氏(66)は、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加反対などを訴え独自の活動を展開している。【小林多美子】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇3区(4)
 (届け出順)=新発田、村上市など
三村誉一 66    無    新
黒岩宇洋 46(1)[民]   前=[国]
田中真一 50    共    新
斎藤洋明 36   [自][麻]新=[公]
 注 [民][自]は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党
12月13日朝刊

8031チバQ:2012/12/14(金) 23:29:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000014-mailo-l15
2012衆院選:4区情勢 自・民、女性対決注目 票田・三条、票の取り込みに奔走 /新潟
毎日新聞 12月13日(木)11時5分配信

 自民新人の金子恵美氏(34)と、4期目を目指す民主前職の菊田真紀子氏(43)の女性同士の対決が注目を集める。そこに自民党を離党して維新から出馬した元職の栗原博久氏(65)が絡む。一歩先んじる金子氏が無党派層に食い込んで、菊田氏の引き離しにかかるが、菊田氏も猛追し、激しい戦いが続いている。各陣営とも勝敗の行方に大きく影響する票田の三条市での票の取り込みに奔走する。
 金子氏は約6年間、新潟市議、県議を経験。国政は初挑戦だが「私が守る、私が変える」を合言葉に、自身のフレッシュさと「新しい自民」を強調し、政権奪還を訴える。
 地盤の新潟市南区などで優勢に立ち、自民支持層の票を8割近く固める。自民地域支部を中心に県議や母校の県立三条高OBらの人脈を駆使し、ミニ集会を重ねてきた。世論調査で「優勢」とも伝えられるが、金子氏は「(前職の)壁は厚い。むしろこれからが勝負」と気を引き締める。
 票田の三条市では企業回りに力を入れる。製造業を中心に中小企業が多い街で景気対策への関心は高い。金子氏は、自民が掲げる公共事業投資の集中による景気浮揚策を挙げ「災害に強い国土づくりとデフレから脱却するためにも国土強靱(きょうじん)化が必要」と強調する。11日には同党の石破茂幹事長が応援演説に駆けつけた。
 一方、巻き返しを狙う菊田氏。連合新潟の支援を受け、各地の後援会組織を中心に活動を展開してきた。
 民主支持層の票をほぼ固めたものの、党への逆風を受け、無党派層の取り込みに苦心。三条市周辺でも支持が伸び悩む。菊田氏は「民主党が政権を取った前回選とは世論の空気が違う」と危機感を募らせる。陣営は「地道に一人でも多く有権者の手を握ることが重要」と全力で追う。
 菊田氏は「国難だからこそ即戦力が必要」として、農家への戸別所得補償制度や失業率改善など実績を挙げる。自民の公共事業投資策を「公共事業にお金をばらまくと地域が再生するというのは古い時代の認識」と批判し、再生可能エネルギーを活用した新しい雇用を創出を掲げる。「その技術集積が4区にある」と街の将来性を挙げる。
 2人を追う栗原氏は、出馬までの準備不足が響き、維新支持層の支持を固め切れていない。地元の新潟市秋葉区以外での広がりに苦心する。
 「強い日本をつくりたい」と訴えて維新から出馬した栗原氏。優先課題に景気対策を挙げ「円高デフレは貿易依存による政策の失敗」とし、内需拡大による経済対策と雇用対策を指摘する。農業や製造業への影響が懸念されるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加については「コメを守った上での交渉参加は必要。しかし国益を損なう場合は参加の必要性はない」と主張する。
 共産新人の西沢博氏(32)はデフレ脱却の経済政策や社会保障の拡充などを強調する。若さをアピールしながら、共産支持層以外への広がりを図る。【山本愛】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇4区(4)
 (届け出順)=三条、加茂、見附市など
栗原博久  65(3)[維]元
西沢博   32    共 新
金子恵美  34   [自]新=[公]
菊田真紀子 43(3)[民]前=[国]
 注 [維][民][自]は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党
12月13日朝刊

8032チバQ:2012/12/14(金) 23:29:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000131-mailo-l15
2012衆院選:5区情勢 民自に維新絡む構図 「田中王国」票、奪い合う展開 /新潟
毎日新聞 12月14日(金)13時7分配信

 民自対決に第三極の日本維新の会が絡む構図の5区。田中角栄元首相が築き、かつては鉄の団結を誇った「田中王国」の保守票を、3候補が激しく奪い合う異例の展開を見せている。無党派層の多い大票田の長岡市内の票が勝敗の行方を左右しそうだ。
 「日本は専守防衛なんです。ところが安倍さんは集団的自衛権を認め、自衛隊を国防軍にすると言っている。これがきっかけで戦争が始まるんです。そんなことをやっちゃ絶対だめなんですよ」
 野田佳彦首相が応援に駆けつけた8日、民主前職の田中真紀子氏(68)は雪の降る長岡市内の街頭で、安倍晋三・自民党総裁の安全保障を批判した。民自対決を演出し、ハト派のイメージを前面に出して無党派層の取り込みを図るのが狙いだ。
 田中氏は父角栄氏の地盤を引き継ぎ、圧倒的な強さを発揮してきた。しかし、角栄氏の後援会「越山会」は解散し、有力幹部も次第に離反。これまでにない危機感をみせる。ファミリー企業の越後交通グループや後援会を中心に、「支持」を取り付けた連合新潟の応援も受け、街頭宣伝や個人演説会で支持を訴える。
 自民前職の長島忠美氏(61)は比例代表からのくら替えで小選挙区は初めての挑戦になる。6日に長岡市で約1300人を集めた決起集会では、民主党のマニフェスト違反を批判し、「政治に必要なのは国民の声を聞く素直な心と、必ず実現するという真面目で強い心だ」と語った。
 長島氏は中越地震の際に旧山古志村長として陣頭指揮を執った実績から、地域に密着した現場主義を標榜(ひょうぼう)。陣営は「地域の事情が分かる議員を選ぼう」と強調し、田中氏との違いを明確にする。
 選対は地元の県議や市議が中心で、業界団体の組織票を固める。その一方で山古志地域の住民も積極的に長島氏を支援。無党派層にも支持を広げる。選対本部長の星野伊佐夫県議は「名前を書いてもらうのは今回が初めて。新人と一緒だ」と引き締めを図る。
 田中氏と長島氏の戦いに割って入るのが、維新新人の米山隆一氏(45)。過去2回の衆院選で自民公認として立候補した知名度と若さをアピールする。
 活動の中心はボランティアや同級生らによる草の根選挙。長岡市内などを自転車や徒歩で街宣し「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉に反対する人は、米国の言いなりになってしまうことを理由に上げるが、日本はいつからそんな弱腰になったのか。交渉に参加し、日本農業を守る思いを反映させるのが政治だ」と訴える。陣営は「有権者の反応が良くなり、認知度が高まっている。組織に頼らない候補者の真剣さが伝わっている」と話し、無党派層への手応えを実感する。
 共産新人の服部耕一氏(43)は、消費増税反対や原発ゼロなどを強調。長岡市内の街宣では「若者の2人に1人は非正規雇用。若者が人間らしい生活が送れる社会にしなければ、日本は豊かになれない」と話し、財界を中心にした政治からの脱却に理解を求める。【湯浅聖一】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇5区(4)
 (届け出順)=長岡市(一部除く)など
米山隆一  45   [維]   新=[み]
長島忠美  61(2)[自][伊]前=[公]
服部耕一  43    共    新
田中真紀子 68(6)[民]   前=[国]
 注 [維][自][民]は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党、[み]=みんなの党
12月14日朝刊

8033チバQ:2012/12/14(金) 23:30:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000128-mailo-l15
2012衆院選:6区情勢 4度目対決、自、民激戦 無党派層、農業票の行方焦点 /新潟
毎日新聞 12月14日(金)13時7分配信

 自民元職の高鳥修一氏(52)が優勢とみられる中、民主前職の筒井信隆氏(68)が追い上げを見せ、終盤も激しい戦いが続く。
 11日夜、JR高田駅近くの集会場に候補者用のたすきを肩からかけた高鳥氏が駆け込んできた。党県議や公明党市議の応援演説に続いてマイクの前に立った高鳥氏。報道機関の調査で筒井氏より優位に立っていると伝えられていることを受け「私は今、瀬戸際です。崖っぷちに立たされています」。そう言って、約100人の支持者を前に、楽観ムードの打ち消しを図った。
 衆院選4度目の挑戦。比例復活で当選したことはあるが、高鳥氏にとって小選挙区初勝利は悲願だ。陣営幹部は「(悪くても)比例復活は大丈夫と思う」と一定の手応えを口にするが、恐いのは上滑り。「選挙区で勝たないとだめだ」と引き締めにかかる。
 自民、公明支持層はほぼ固め、維新支持層からも一定の支持を得られたようだが、気になるのは旧上越市の無党派層の動向だ。選対筆頭副本部長の楡井辰雄県議は「相手陣営も動きが良くなっている」と警戒。「(どちらが勝っても)差は1万。場合によっては5000票の勝負になるかも」と接戦を予想する。
 一方、6選を目指す筒井氏は与党前職の強みを生かし、じわじわと追い上げる。筒井氏は11日昼、郡司彰農水相と上越市のJAえちご上越に姿を見せた。郡司農水相は壇上で、約250人を前に「筒井さんをお願いします」と頭を下げた。
 「ここで負けたらだめ(落選)だ」。農業票を生命線と位置付ける筒井氏。「農業所得補償など担当した農水部門ではマニフェストをすべて実行した」と実績をアピールし、農業関係者に秋波を送る。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加にも消極的な姿勢を見せる。
 JAグループの政治組織、県農政刷新連盟は各区で自民候補を推薦したが、6区内にある同連盟の4支部は独自判断で両氏を推薦し、事実上の自主投票とした。毎日新聞の特別世論調査(8〜10日)では、農林漁業者の支持で高鳥氏に後れを取っていた筒井氏。農業票を奪い合い、高鳥氏としのぎを削っている。
 筒井氏を推す連合は勢いが出てきた。衆院解散は年明けと見ていたため、大急ぎで運動を展開。9日には連合上越地協の労組幹部が結集。投票に行くよう組合員に周知徹底することを申し合わせた。早川英雄事務局長は「歯車がかみ合ってきた。最後には間に合わせたい」と意気込む。
 両氏を追う共産新人の高橋ミキ子氏(53)は13日、党上越市議らと同市大和のスーパー前でマイクを握り「原発即時廃炉、消費増税反対、TPP交渉参加反対」を訴えた。
 「反応は良い、特に女性や若い有権者から」。党上越地区委員長代理の上野公悦同市議は手応えを感じていた。党地区委員会に寄せられる応援の電話や募金の数はいつもの選挙より多いという。
 共産支持層は手堅くまとめた。後援者らに対する電話作戦も強化し、比例と選挙区を連動させて票の上積みを図る。【長谷川隆】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇6区(3)
 (届け出順)=十日町、上越市など
高鳥修一  52(1)[自][町]元=[公]
筒井信隆  68(5)[民]   前=[国]
高橋ミキ子 53    共    新
 注 [自][民]は比例との重複。[町]=自民・町村派。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党
12月14日朝刊

8034チバQ:2012/12/14(金) 23:38:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddlk22010162000c.html
一票を託す:’12しずおか衆院選 激戦区ルポ/上 1区 党勢象徴の県都決戦 /静岡
毎日新聞 2012年12月12日 地方版

 ◇各党幹部が続々応援に
 6度目となる民主党と自民党のベテラン政治家2人の対決に3新人が割って入る静岡1区。首相、元首相ら各党の幹部が続々と選挙区入りし、党勢を象徴する県都の議席を得ようと激戦を繰り広げている。

 「こんな立派な人はいませんよ。女性の総理候補ナンバーワンですよ」。選挙期間中、最初で最後の日曜日となった9日午後。静岡市葵区の青葉公園で、特設ステージに上がった元首相の福田康夫氏はコートを脱ぎ、熱弁をふるった。隣には、手首にピンクのはちまきを巻いた自民元職の上川陽子氏の姿があった。

 前回選挙では、少子化担当相を務めたものの、政権交代の波にのまれ涙をのんだ。ようやく巡ってきた捲土(けんど)重来のチャンス。公示後毎晩2、3カ所で開く個人演説会には、推薦を受ける公明党の地方議員も姿を見せ、蜜月ぶりをアピールする。

 ライバルの復調に比べ、逆風にさらされる民主前職の牧野聖修氏。党名を隠したがる民主候補もいるが、牧野氏は「おれっちは生粋の民主党だから。隠すようなことはしない」。公示日の4日には枝野幸男経済産業相が、6日夕方には日本新党時代から付き合いのある野田佳彦首相が駆けつけ「ぶれずに逃げずに、真っ正面に取り組んで胆力があるのは静岡1区には一人しかいない」と語り、牧野氏の名前を3回連呼して支持を訴えた。

 みんなの党新人の小池政就氏は、2人に比べて低い知名度を上げようと公示後、浅尾慶一郎政調会長や渡辺喜美代表ら幹部が3日連続で選挙区入り。10日には江田憲司幹事長が商業施設が建ち並ぶ交差点の一角で「団体の支援を受けない小池さんは、当選した暁には市民のみなさんだけを考えて政治ができる」と訴え、小池氏は通行人に手を振り続けた。

 公示後最初の週末となった8日夜。静岡市駿河区のツインメッセ静岡で行われた合同個人演説会には上川、牧野、小池3氏と共産党新人の河瀬幸代氏が顔をそろえ、消費増税やエネルギー問題について政策を訴えた。

 ただ一人、参加しなかったのは、公示直前に立候補が決まった日本維新の会新人の尾崎剛司氏。翌日に控えた橋下徹代表代行の来静に向け、支援者回りに奔走していた。

 9日夕方、同市葵区の青葉公園に現れた橋下氏を一目見ようと詰めかけた群衆は約2000人。橋下氏とともに演説を終えた尾崎氏は「これで維新の風が吹く」と意気込んだ。【小玉沙織】

  ◇  ◇

 寒風の吹く師走の戦いとなった今回の衆院選は終盤を迎えた。各候補者は有権者の関心が高い景気対策や消費増税、原発問題などについて政策を訴え、奔走している。県内の激戦区を歩いた。

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 ◇1区の立候補者(届け出順)
小池政就 38 [元]東大院助教 み新

上川陽子 59 [元]少子化相  自元

牧野聖修 67 党副幹事長    民前

河瀬幸代 61 [元]静岡市議  共新

尾崎剛司 36 [元]静岡市議  維新

8035チバQ:2012/12/14(金) 23:39:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121213ddlk22010232000c.html
一票を託す:’12しずおか衆院選 激戦区ルポ/中 3区 浜岡原発が立地 /静岡
毎日新聞 2012年12月13日 地方版

 ◇候補者2人が廃炉訴え
 中部電力浜岡原発(御前崎市)が立地する激戦区で、1期目の民主党前職に新人3人が挑戦する。自民党新人は、前職と同じ県立磐田南高のOBで1年先輩。30代の2人に、日本維新の会と共産党から、ともに60代の2人が参戦。この2人が「浜岡原発の廃炉」を訴えている。

 4人の戦いは地域のイベント参加や集会、街宣活動などを重ねて終盤戦を迎えた。

 「3年で使い捨てはいけません。(100円)ライターじゃないんだから」

 9日の日曜日。掛川市内のホテルで開かれた民主前職、小山展弘氏の決起集会。約1000人の聴衆を前に、スズキの鈴木修会長兼社長の話が笑いを誘った。「若いんだから育ててほしい」。約25分の熱弁の間、小山氏は演壇のそばに立って聴き入った。

 前回選挙で自民党のベテランを大差で降した挑戦者が今回は、逆風の中で厳しい防衛戦を強いられている。12日、小山氏はJR愛野駅前でマイクを握り「2期目に取り組みたい」と訴えた。前回選挙で決起集会を開いた思い出の場所だった。

 JR掛川駅前に自民党の小泉進次郎青年局長が降り立ったのは10日。31歳の小泉氏は「若い力のひとりとして応援します」と、同党新人の宮沢博行氏とがっちり握手。支援者から拍手を浴びた。

 公示翌日の5日に安倍晋三総裁が、11日には谷垣禎一前総裁が相次いで来援。JR磐田駅前で谷垣氏は「若さが日本を立て直す」と宮沢氏の将来性を強調した。

 「(日本原子力発電)敦賀原発の敷地内に活断層の可能性」。こんな見出しが新聞に載った11日。維新の新人、鈴木望氏は掛川市内を中心に選挙カーを走らせた。「地元選挙区から浜岡原発の廃炉を全国に呼びかけたい」。語りかけるような訴えの調子は出陣式から変わらない。車を降りてマイクを握った後、記者の質問に「(敦賀原発が)廃炉になり危険が減るなら前進ですね」と原子力規制委員会の動きを歓迎した。

 選挙運動はボランティア中心。強固な支援組織がないため大規模な集会は開かない。維新の橋下徹代表代行がJR浜松駅に来援した際は隣の選挙区ながら駆けつけた。

 派手さの少ない選挙戦。「でも手応えは感じます」。11年間の市長経験から民意の動きを読み取っている。

 磐田市拠点の3人に対し、掛川市に事務所を置く共産党新人の岡村哲志氏は「原発ゼロ」を訴えて12日も磐田市内などで街宣活動に力を入れた。【舟津進】

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 ◇3区の立候補者(届け出順)
宮沢博行 37 [元]磐田市議 自新

岡村哲志 62 党県委員    共新

小山展弘 36 [元]団体職員 民前

鈴木望  63 [元]磐田市長 維新

8036チバQ:2012/12/14(金) 23:39:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121214ddlk22010075000c.html
一票を託す:’12しずおか衆院選 激戦区ルポ/下 6区、8区 /静岡
毎日新聞 2012年12月14日 地方版

 ◆6区

 ◇民主牙城で自民猛追
 5回連続当選の民主党前職の渡辺周氏の牙城で、自民党新人の勝俣孝明氏が激しく追い上げ、事実上の一騎打ちの様相を呈している。渡辺氏は前回選挙で20万票近くを獲得。選挙の強さに定評があるが、今回は民主への逆風下必死の戦いだ。

 10日夕、渡辺氏は下田市の商店街を地元市議らと一軒一軒回った。ビラを渡し握手して「よろしくお願いします」と頭を下げる。支持者からは「零細商店対策、頼みます」などと声が飛ぶ。渡辺氏は柔らかな物腰で一人一人に丁寧に話しかける。穏やかな人柄と、ベテラン議員の貫禄を売り込んだ。

 家から駆けつける支持者もおり、地盤の固さを感じさせるが、陣営は「副大臣が長く地元入りができなかった」と、危機感を募らせる。渡辺氏も「解散時期は来年と読み出遅れた」と語り、「大変厳しい選挙」と気を引き締める。12日には地盤の沼津市のホテルで決起大会を開き、最終盤に向け気勢を上げた。民主党沼津支部長の曳田卓県議は「今回は風の票は期待できない。後援会を中心に支持者を固める徹底した地上戦だ」と戦略を練る。

 11日、西伊豆町の田子漁港。自民の勝俣孝明氏が港の隅から隅まで軽快に走り回り聴衆と握手して支持を訴えていた。勝俣氏はマイクを手に「伊豆がこのまま疲弊していいのか。6区の争点はただ一つ、地域を民主党か、自民党の新しい力にまかせるかです」とたたみかける。若さとスルガ銀行出身の経済通をアピールした。

 夜は下田の須崎漁民会館で約160人を集めて個人演説会。地元県議、漁協関係者らが応援弁士に立った。農漁村部は自民の伝統的な票田だけに、弁士は公共事業推進や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対など、民主と異なる政策を訴えた。

 勝俣氏は「公示以来、伊豆は2周目。いい反応を頂いているが、まだまだ」。14日には安倍晋三総裁が沼津市に駆けつける。【扇沢秀明】

 ◆8区

 ◇引き締めに「危機感」あおり
 天竜川に近い浜松市南区の中央卸売市場入り口で13日午前6時、自民党前職の塩谷立氏は寒気の中、車で出勤してくる市場関係者に頭を下げていた。その12時間前、同市中区の決起大会で選対幹部は「優勢ではない」と声を張り上げた。独自の得票予測を読み対立候補に僅差で及ばずと話すと、会場の1200人は静まり返った。公明党の山口那津男代表は10日昼、JR浜松駅前で約2000人を前に「小選挙区は塩谷氏、比例は公明」と絶叫。4日の第一声では、中野信夫JAとぴあ浜松代表理事・理事長が「反TPPを確約した塩谷氏を支える」と演説した。各種団体の支持を得て一歩リードとの情勢報道に対し、「油断したら前回の二の舞いになる」と警戒感を強め、組織の引き締めに徹している。

 「すれすれのところに来た。だから橋下(徹・日本維新の会代表代行)さんが来てくれた」。維新新人の源馬謙太郎氏への全面支援を表明しているスズキの鈴木修会長兼社長が感謝した。9日夜、JR浜松駅北口近くのイベント広場「ソラモ」を埋めた約2000人を前に、選挙カーの屋根に上った橋下氏は「静岡は自民党が完全制覇している」と危機感をあおった。聴衆からどよめきが起きた。塩谷氏を猛追する源馬氏の選対関係者は「橋下さんが浜松に来るのを決めたのは6日の夜だ」と話した。

 6日は野田佳彦首相が静岡1、3、7区の民主党候補の応援に来たが浜松には来なかった日だ。同党前職の斉藤進氏陣営は「あいさつ回りや選挙カーでの訴えなどやるべきことを力の限りやるだけだ」と話し、連合静岡の支援などを軸につじ立ちをこなす。

 共産党元職の平賀高成氏は12日夜の合同個人演説会で原発即時ゼロ、消費増税中止などの政策の明瞭さを訴えた。固い組織票に加え無党派層の上積みを図る。日本未来の党新人の太田真平氏は地盤がない分、街頭演説に全力を傾けている。【高橋龍介】

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 ◇6区の立候補者(届け出順)
渡辺周  51 [元]副防衛相 民前

勝俣孝明 36 [元]銀行員  自新

井口昌彦 58 党県委員    共新

日吉雄太 44 公認会計士   未新

 ◇8区の立候補者(届け出順)
塩谷立   62 [元]党総務会長 自前

太田真平  26 [元]衆議員秘書 未新

斉藤進   42 [元]小平市議  民前

平賀高成  58 党地区委員長   共元

源馬謙太郎 39 [元]県議    維新

8037チバQ:2012/12/14(金) 23:40:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121402440035-n1.htm
注目選挙区ルポ 1、3、7区
2012.12.14 02:25 [静岡県]
 16日の衆院選投開票日まであと2日。県内で熱戦を繰り広げる各陣営では、大物議員を応援に送り込むなど終盤での追い込みに躍起となっている。県内から注目を集める3選挙区を取り上げ、終盤戦の現状をルポする。(届け出順、☆は比例と重複)

                   ◇

 ■1区 雌伏の上川氏、支援者と気勢

 静岡市葵区にある上川氏の選挙事務所には、壁一面を埋め尽くすように、各団体からの200枚近い推薦状が貼られている。

 「3年3カ月、つらい、重みのある時間を過ごした」。閣僚経験がありながら前回“民主の風”に泣いた上川氏は、雌伏の期間中、農林漁業、医療や介護などの各団体をこまめに回ることに費やした。

 膨大な推薦状はその成果。週末の大規模集会には出陣式並みの約500人の支援者が集まり、「陽子さんを国政に」と気勢を上げた。組織をフル回転して動員力を発揮する手法は、自民の十八番(おはこ)だ。陣営幹部は「風に乗った票はあてにしない」と自信を見せ、陣営の引き締めに躍起だ。

 対する牧野氏は、「副大臣だった間は有権者と意思疎通を欠いていた」という反省から、こまめに地元を回る“どぶ板選挙”に徹している。陣営幹部は「今は上川さんの方が上だが、公示後すぐに党幹部が応援に入ったのは、それだけ競っているから」と、追い込みに望みをつなぐ。

 尾崎氏と、小池氏は票の奪い合いで劣勢が伝えられる。尾崎氏は9日、橋下徹代表代行とともに演説し、寒空の下、1千人以上を集めた。一方の小池氏も自転車で繁華街を回り、懸命の追い上げをみせる。

 河瀬氏は、他党と異なる「即時原発ゼロ」を旗印に、浸透を図っている。

                   ◇

 ▽1区(5人)

 小池 政就 38 ☆日大准教授  み 新 

 上川 陽子 59 ☆元少子化相  自 元 【公】

 牧野 聖修 67 ☆元経産副大臣 民 前 【国】

 河瀬 幸代 61  元静岡市議  共 新 

 尾崎 剛司 36 ☆元静岡市議  維 新 

                   ◇

 ■3区 「浜岡廃炉」台風の目鈴木氏

 「原発立地選挙区の皆さんに、浜岡原発についての民意を問いたい」

 公示日の4日、鈴木氏は、御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所前で第一声を行った。

 元原発県民投票運動の主導者で、選挙戦でも「浜岡廃炉」を繰り返す鈴木氏。県内で第三極の候補者がいずれも伸び悩む中、宮沢氏と小山氏を相手に三つどもえの激戦を展開し、一人、気を吐いている。

 鈴木氏の陣営では「今の勢いはきつねにつままれたようだ。風に乗ったグライダーのようなもの」とつぶやく。

 宮沢氏は、安倍晋三総裁ら有力者の応援を受け、「地方の声を政治に届ける。確実に実行する」とアピール。小山氏も「助け合いのセーフティーネットを維持する」とし、医療分野などのこれまでの実績を掲げるなど、両候補はいずれも、原発問題を争点にはしていない。

 宮沢氏の選対幹部は「鈴木氏の勢いは予想外だった」と述べ、「浜岡廃炉は言うだけなら簡単。できないことを言っても有権者をがっかりさせるだけだ」と語る。小山氏の選対幹部は「他の選挙区と比べ、宮沢さんが飛び抜けているわけではない。これはありがたい状況」と巻き返しは十分可能とみている。

 岡村氏は「即時原発ゼロ」を掲げ、懸命に3氏の後を追いかけている。

                   ◇

 ▽3区(4人)

 宮沢 博行 37 ☆元磐田市議  自 新 【公】

 岡村 哲志 62  党県委員   共 新 

 小山 展弘 36 ☆元農中金職員 民 前 【国】

 鈴木  望 63 ☆元磐田市長  維 新 【み】

                   ◇

8038チバQ:2012/12/14(金) 23:40:55
 ■7区 斉木氏 逆風の中、実績訴え

 「あのタイミングで解散するから、野田さんに何か飛び道具があるのかと思ったら、何もなかった」

 斉木氏の陣営幹部は、そういって苦笑を浮かべる。

 「前回は“風”で入れてくれた人がほとんど。逆風の中でどれだけ票が集まるか…」と厳しい表情だ。斉木氏は年金問題など民主党政権の実績を訴え支持を呼び掛けている。

 一方、初めて党公認を得た城内氏は、他候補を大きくリード。陣営幹部は、事務所の壁を埋め尽くす推薦状に、「無所属とはまるで違う」と、党のサポートを実感した様子。ただ、“優勢”との情勢分析には「何があるか分からないのが選挙。最後まで緩まずに戦う」と気を引き締める。

 河合氏は、パラリンピック金メダリストの知名度を生かして支援を訴えるが、伸びは今ひとつ。世論調査の結果に陣営幹部は「こんなはずはない」と困惑気味だ。それでも「投票を決めかねている有権者の受け皿になって追いかける」と巻き返しを図る。

 公示日にドタバタ劇を演じた野末氏は、選挙用ポスターを11日にようやく貼り終えた。それでも「出遅れはしたが、最後まで自分が存在していることを訴える」と前を向く。

 原発の即時廃止などを訴える落合氏は、遊説や街頭演説中心の運動で支持拡大を図るが、厳しい戦いを強いられている。

                   ◇

 ▽7区(5人)

 河合 純一 37 ☆パラ五輪選手 み 新 【維】

 斉木 武志 38 ☆元NHKアナ 民 前 

 城内  実 47 ☆元外務省職員 自 前 【公】

 落合 勝二 68  党県委員   共 新 

 野末 修治 57 ☆訪問看護師  未 新 【大】

8039チバQ:2012/12/14(金) 23:41:29
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012121402000226.html
公明票、三河では分散か 自民推薦見送りで
 東海地方では比例ブロックのみに候補を擁立した公明党の支持者の投票先が、三河地方の小選挙区では自民党以外の候補にも分散しそうだ。前回衆院選で県内十五選挙区すべての自民候補を推薦した公明が今回、「選挙区ごとに判断する」として、三河の11〜15区で自民候補の推薦を見送ったため。最新の情勢調査で、三河の自民に尾張地方ほどの強さがみられない要因にもなっている。

 岡崎市などの12区。中日新聞の情勢調査では、自民新人に民主前職が迫っている状況で、公明支持層が決めた投票先は自民、民主のほか、日本維新の会や日本未来の党の候補にも割れていた。

 自民陣営は「公明票の半分ぐらいは来ると思う」と推測。民主陣営も「今回は、頼めばウチにも入れてくれる」と期待する。

 情勢調査で、公明支持層の支持が割れていたのは、豊川市などの14区も同じ。

 自民新人が未来前職に先行するが、自民陣営は「公明票取り込みでは、後れをとっている」と分析し、警戒感をあらわにする。

 自民と公明の選挙協力は、公明支持者が小選挙区で自民候補に投票する代わりに、自民側が党の支援者に、比例での公明支持を呼びかける形をとる。

 公明が今回、党本部の審査を経て正式に自民候補の推薦を決めた選挙区は1区と6〜10区のみ。名古屋市内とその郊外を含む3〜5区では公示後、県本部レベルで推薦することを決めた。

 三河地方での推薦見送りに、公明県本部幹部は「候補者個人を見極め、各地域でのこれまでの協力の実績を勘案した」と語る。

 公明側は明言しないものの、過去の国政選挙で、三河は尾張と比べて、自民支持層から公明票が出なかったためとみられる。

 三河では、豊田市などの11区で、トヨタ系労組の全面支援を受ける民主前職が優位に立つ。隣接する安城市などの13区でも、民主前職と自民新人が激しく競り合っている。

(衆院選取材班)

8040チバQ:2012/12/14(金) 23:41:55
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012121402000243.html
大物が続々舌戦 激戦の西三河
寒風をものともせず、大物弁士の応援演説に集まった支持者ら=刈谷市のJR刈谷駅前で


 激戦の愛知12区(岡崎・西尾市、額田郡)と愛知13区(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)で、大物弁士の応援が目立っている。政権を争う二大政党や既存の野党、新党の有力候補らが入り乱れ、今回の衆院選の縮図ともなっているだけに、党中央も「選挙全体を占う天下分け目の地」と位置づけているようだ。

 民主党は野田佳彦首相がいち早く公示前の先月二十六日に安城、岡崎市に入り「時計の針を戻すわけにいかない」と叫んだ。公示後は安住淳幹事長代行、細野豪志政調会長らも訪れ、再び野田首相が入る予定もある。

 自民党も先月二十九日、安倍晋三総裁が訪れ、野田首相と同じ場所で「政治の混乱に終止符を打とう」と訴えた。公示後は麻生太郎元首相や小泉進次郎青年局長らが訪れ、河野太郎元法務副大臣の応援も予定する。

 日本未来の党は十日に代表の嘉田由紀子・滋賀県知事が岡崎市と安城市で演説し「(原発が集中する)若狭湾で何かあったら愛知もどうなるか」と「卒原発」を訴えた。河村たかし名古屋市長もたびたび訪れている。

 日本維新の会は党政策顧問の中田宏・前横浜市長が七日に岡崎、西尾市に入り「決める政治を」と訴えた。石原慎太郎代表や代表代行の橋下徹・大阪市長が八日に名古屋駅前で街頭演説した際は、候補自身も出向いた。

 共産党の場合、大物路線とは一線を画している。陣営関係者は「小選挙区の基本は候補者本人で、強く党幹部の要請はしなかった。候補者が小選挙区と比例の両方への支持を有権者に訴えている」と説明する。

(衆院選取材班)

8041チバQ:2012/12/14(金) 23:42:35
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012121402000219.html
揺らぐ河村王国 1区で自民優勢
商店街で支持を訴える候補者(左)=名古屋市中区で


■愛知1区(名古屋市東・北・西・中区)=届け出順

 大野宙光49共新、吉田統彦38民<前><1>、佐藤夕子49未前<1>、熊田裕通48自新

 衆院議員時代の河村たかし名古屋市長とその後継者が議席を守り続けてきた愛知1区。今回の衆院選で、自民党が初の議席奪取に向けて優位に戦いを進めている。全国的な追い風に乗り、新党同士の離合集散などで弱体化が指摘される「河村王国」を脅かす。

 今月十日、未来前職、佐藤夕子さんの演説会。党代表の嘉田由紀子滋賀県知事が壇上に立った。

 「公共事業をやめて『コンクリートから人へ』を実現しているのが滋賀県なんです」。水害対策や子育て支援など、知事としての実績を次々に強調し「ご理解いただけますか」と何度も拍手を求めた。

 だが時を追うごとに、手をたたく人は減っていく。まばらな拍手の中、苦笑を浮かべる聴衆もいた。

 続いて、未来に合流した減税日本代表の河村市長が登壇すると、打って変わって盛大な拍手が湧いた。「やっぱり『市長ラブ』の人が多いですね」。陣営の地元県議は複雑な表情を浮かべた。


 小選挙区制になって五回の選挙で、1区は河村市長と後継の佐藤さんが民主などから出馬し、当選を重ねた。党への支持というより、むしろ市長の個人人気で議席を守ってきた面が強い。

 だから、佐藤さんも「未来」より、河村カラーを前面に出す。演説でも「1区は市長が落としたことがない選挙区。何としても死守しないと」と声を張り上げた。

 その王国に切り込むのが自民新人の熊田裕通さんだ。地元で県議を五期務め、昨年八月に立候補を表明。選挙区を細かく回り知名度アップに努めてきた。自民候補は過去二回、地元と縁の薄い「落下傘」だった。二〇〇三年以来、久々の地元候補で、地方議員らの応援にも熱が入る。

 当初は佐藤さんを追う立場だったが、自民への追い風に乗り、世論調査で優勢が伝えられるようになった。

 選対幹部のベテラン市議は「河村市政に鉄ついを下すための天王山」と強調するが、熊田さんは「ほめ殺しに遭っている気になる」と慎重姿勢を崩さない。「小泉自民が圧勝した〇五年の郵政選挙に比べて、有権者の反応が弱い」。本当に優勢なのか、自信が持てずにいる。

 攻勢の背景に、佐藤さんが所属していた減税日本の合流問題がこじれ、公示直前まで党名さえ決まらなかったこともある。頼みの河村市長自身も、隣接区で出馬するかどうか、ぎりぎりまで揺れ、態勢づくりが遅れた。

 民主からは、離党した佐藤さんに代わり、比例前職の吉田統彦さんが1区に転身したが「民主票を佐藤さんと取り合っている状況」(陣営幹部)で、伸び悩む。

 敵失に助けられ、「優勢」説に戸惑う自民。十分な手応えをつかみきれないまま、投開票日へ突き進む。

8042チバQ:2012/12/15(土) 00:06:47
http://special.jimin.jp/speech/
自民の遊説最後は安倍・麻生が秋葉で終わらせるのか

8043チバQ:2012/12/15(土) 00:16:39
http://www.dpj.or.jp/article/101748/%E3%80%90%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%80%91%E5%85%9A%E5%B9%B9%E9%83%A8%E7%AD%89%E9%81%8A%E8%AA%AC%E7%AD%89%E6%97%A5%E7%A8%8B%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%92%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%95%E6%97%A5%EF%BC%89%E2%80%BB%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%82%E3%82%8A
新宿に野田とレンホーが来るので行こうかな。
(メインは新宿での忘年会です)

って、野田はなんで大宮でラストなんだ?

http://j-ishin.jp/activity/speech/2012/1214/185.html
で、嫌いなやつが東口か。



http://www.your-party.jp/calender/gaitou/001705/
善美は(柿沢ジュニアではなく!)中津川んとこでラスト


未来の党は未決定か?

8044チバQ:2012/12/15(土) 00:18:47
http://www5.sdp.or.jp/news/newslist121206.htm
社民は沖縄
まぁ他(比例)はあきらめたということか?

http://www.jcp.or.jp/web_info/index-yotei.html
志位は船橋

8045名無しさん:2012/12/15(土) 00:50:03
小泉元首相「もう私が出る幕ではない」次男は「私たちが自民党を変える」
2012.12.14 22:52 [衆院選]

衆院選候補者の応援演説会にかけつけた小泉純一郎元首相=14日午後、東京都世田谷区(栗橋隆悦撮影)

 小泉純一郎元首相は14日夜、都内で講演し、「原発もできればゼロに近づけていかないといけない。
このピンチは大転換期だ」などと述べた。小泉氏は政界引退後、選挙応援を固辞。
この日は旧知の候補者のために特別に演説したが、「もう私の出る幕じゃない」とも語り、かつての"小泉節"は封印した。

 その代わり、次男の進次郎自民党青年局長は都内の街頭で
「仮にみなさんが望むような自民党の姿でなかった場合、私たちが突き上げて変える」と演説。
父親譲りの歯切れの良さで聴衆を盛り上げた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/stt12121422550000-n1.htm

8046asdasd:2012/12/15(土) 03:37:46
Child porno collection
2011-2012
katya 5 YO
Vika 6 YO
Dima 5YO and Anie 9 YO
and more
lix.in/-cf01be

8047チバQ:2012/12/15(土) 10:39:45
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121211/waf12121120170039-n1.htm
【衆院選・乱戦のゆくえ】
(1)支援者“股裂き”に戸惑い 大阪13区、愛媛1区
2012.12.11 20:14 (1/3ページ)[衆院選]

 「前回は西野を応援しろと言われ、今回は戦えという。支援者への説明が難しい」。中小企業の街、大阪府東大阪市がエリアの大阪13区。府内でも自民基盤の強い土地柄にあって、自民系市議は、投票日が近づいても消化しきれないジレンマにため息をついた。


子は維新…「世襲との批判、構わない」


 日本維新の会新人の西野弘一氏。維新府議からの転身だが、父は当選5回の自民前職、陽(あきら)氏(72)だ。陽氏は、前回衆院選では府内自民候補で唯一選挙区で勝利したが、公示まで2週間を切った段階で突如引退を表明。それまで「親子で戦えとは言えない」(幹事長の松井一郎府知事)と13区で静観の構えだった維新は、一転して主戦論に傾いた。

 「13区の議席は、西野家の私物と違うんや」。激怒した自民サイドは急遽(きゅうきょ)、元大阪府吹田市議の神谷宗幣氏を擁立。議席死守に向け敵意をむき出しにする。終盤の13日には、安倍晋三総裁が選挙区入りし、てこ入れを図る予定だ。

 「世襲批判は結構だ。努力でおやじの子供でなくなることはできない」。支持者らに訴える弘一氏に対し、神谷氏陣営の内部では世襲批判が渦巻く。

 だが、神谷氏の演説で直接的な批判が出ることはない。「言いたいことは山ほどある。でも、陽氏を支えてきた自民支持者を刺激したくない」(自民府議)という事情がある。

 前回は比例単独で当選し、有権者への浸透が課題となる民主前職の樋口俊一氏も、知名度アップを最優先し、世襲批判を前面に出すことはない。共産新人の寺山初代氏、無所属新人の皿田幸市氏は、自身のアピールに力を入れる。

 自民には苦い記憶がある。小選挙区制となった平成8年の衆院選。陽氏は自民を飛び出して新進党から出馬し、自民公認だった元財務相の塩川正十郎氏(91)が落選した。以来、東大阪市議の間で微妙な対立構造がくすぶり続け、今回も一部市議は弘一氏の支援に回った。

 複雑な図式に、自民支持層は困惑する。70代の無職男性は「自民候補を応援するのは当たり前だが、陽さんを見捨てるようで申し訳ない。毎回毎回、東大阪の自民はなぜ一つになれないのか」と憤った。


知事VS元官房長官


 保守王国にあって、支持層が“股裂き状態”に悩む構図は、松山市中心部などがエリアの愛媛1区も同様だ。維新代表代行の橋下徹大阪市長の盟友を自認する中村時広愛媛県知事が維新新人の池本俊英氏を表だって支援。自民前職の元官房長官、塩崎恭久氏との代理戦争の様相を呈している。

 「自分にいかなる火の粉が降りかかろうが、池本さんのために全力を尽くす」。中村知事は選挙戦に入っても、公務の合間をぬい、積極的に街頭に立つ。

 中村知事と塩崎氏との因縁は、平成22年の松山市長選にさかのぼる。松山市長だった知事は、知事選出馬に伴って辞職し、当選した後継候補を応援。別の候補を支援した自民と対決し、「以来確執を引きずっている」(自民県議)という。

 今回の衆院選で、業界団体は対応が分かれた。JAなどでつくる県農政同志会は、愛媛2〜4区の自民候補を推薦する一方、1区は判断を先送りしたままだ。一方、県建設業協会松山支部は池本氏を推薦。関係者は「知事の意向が一つの大きな要因だ」と言葉少なに語る。ほかに複数の団体が自主投票とした。

 「池本氏側にどれだけ票が流れるか分からない」と、保守票の分裂を警戒する塩崎陣営。他方、前回は比例で復活当選した民主前職の永江孝子氏は間隙を突き、逆風からの巻き返しを狙う。共産新人の田中克彦氏、無所属新人の郡昭浩氏も支持を呼びかける。

 禍根をはらんだ「知事VS元官房長官」の図式。国政と県政のはざまで、保守系支持層は新たなしこりを懸念しながら“乱戦”と向き合っている。

(渡部圭介、田中森士)






 終盤に入った選挙戦。さまざまな思いが交錯する注目選挙区の動向を追う。

=続く

8048チバQ:2012/12/15(土) 10:40:35
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121212/waf12121220560044-n1.htm
【衆院選・乱戦のゆくえ】
(2)8人乱立、渦巻く遺恨 京都4区
2012.12.12 20:51 (1/4ページ)[衆院選]


 「この姿を皆さんにお見せできるのは、最後かもしれない。私の遺言だと思って支持をお願いします」

 11日夜、京都市西京区で開かれた京都4区の自民新人、田中英之氏の演説会。元同党幹事長の野中広務氏(87)は深々と頭を下げた。政権の中枢にいたかつての迫力を彷彿(ほうふつ)させる訴えに拍手が巻き起こった。

 かつて京都府議を務めた野中氏。田中氏の祖父は、共産府政下で自民が府議会最大会派となったときの議長だった。その縁あって、今回の衆院選で田中氏の後見人を務めている。

 京都市西部の右京区、西京区と、その北の丹波山地にかかる亀岡市、南丹市、京丹波町がエリアの京都4区には、新旧住民が混在し、近年は当選者が毎回入れ替わってきた。小選挙区制で過去最多の12党が戦う今回は、東京1区の9人に次ぐ8人が立候補。全国屈指の激戦区となった。

 野中氏には深い悔恨がある。自らを「守旧派の象徴」とした小泉純一郎元首相が仕掛けた平成17年の郵政選挙。造反した自身の後継前職に“刺客”として小泉自民が擁立したのが、今回は無所属で出馬した元職の中川泰宏氏だった。

 後継前職は中川氏に僅差で敗れ、野中氏の政界での影響力も低下した。野中氏にとり、今回の選挙は「7年を経たリベンジ」という意味合いを含んでいる。

 一方、中川氏にとっても、21年の政権交代選挙で失った議席の奪還がかかる機会だ。政党に縛られない選挙戦で返り咲きを狙う。


□ ■ □


 「皆さんの期待に応えられなかった点は申し訳なく思う」。野中氏が熱く訴えたのと同じ11日の夕方、民主前職の北神圭朗氏は、阪急桂駅前(西京区)での街頭演説で、選挙戦で恒例になった“謝罪”の言葉を口にし、最後に「助けてください」と頭を下げた。

 この日は、京都大学の後輩にあたる民主の細野豪志政調会長が駆けつけ、マイクを握った。「北神さんは、4区の候補者8人の中で将来最も大物になる」と持ち上げ続けた。

 政権への逆風が身にしみる選挙。加えて、今回は第三極勢力も参戦し、反自民票が分散する懸念がある。「必死に愚直に有権者へ訴えかけるだけ」。民主府議は危機感を隠さない。

 他方、第三極勢力も、野田佳彦首相による突然の衆院解散で、準備不足とともに、一枚岩になれなかったことによる影響を受けた。

 みんなの党新人の石田哲雄氏は、同党と維新の合流を見込み、今年4月から「みんなの維新」と書かれた独自の看板を掲げた街宣車で政治活動を続けてきた。しかし、公示直前に破談となった上、4区に維新が参戦。「誰がどうみてもまぎらわしい」と、公示日に看板を取り外した。石田氏は「有権者が(投票先を)迷っていると感じる。そこに私の思いをどう訴えていくかだ」と強調する。

 維新新人、畑本久仁枝氏の陣営幹部は「とにかく人手が全く足りない」と嘆く。維新の橋下徹代表代行が立ち上げた「維新政治塾」塾生のサポートを受けるが、党からの支援は皆無に等しい。「選挙カーの行き先も慌てて地図を見て決めるぐらい」という不慣れな選挙戦が続く。

 前回は民主の比例単独で当選し、今回は未来から立った前職の豊田潤多郎氏。12日には嘉田由紀子代表が応援に訪れ、ともに「卒原発」などを訴えた。ただ、手応えについては「さっぱりわからない」とつかみかねている様子だ。

 保守分裂、逆風、多党の余波…。それぞれ課題を抱える6陣営に対し、共産新人の吉田幸一氏は「本物の改革ができるのは共産だけ」とアピール。幸福新人の和田美奈氏も支持を呼びかけている。

(矢田幸己)

8049チバQ:2012/12/15(土) 10:41:13
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121213/waf12121320210023-n1.htm
【衆院選・乱戦のゆくえ】
(3)看板掛け替え、内紛…混沌の大阪10区、兵庫3区
2012.12.13 20:15 (1/3ページ)[west衆院選]
 前職が政党の看板を掛け替えて出馬するケースの多さは、多党乱立の今回衆院選の特徴だ。大阪、京都の府境にあり、ベッドタウンで無党派層が多い大阪10区(高槻市、島本町)では、所属政党を変えた2人の候補が、他党候補を交えて火花を散らす。

 「個人は辻元と書いてください。(支持政党が)日本維新の会だという人は、(比例と選挙区で)維新と辻元と書いてくれればいい」。高槻市での街頭演説。民主前職の辻元清美氏が声を張り上げた。

 前回は社民公認だった辻元氏。なりふり構わぬ訴えに、浮動票獲得への危機感が表れる。前回、自民の比例で復活当選したライバルの前職、松浪健太氏が維新に移った。維新は橋下徹代表代行の発信力を武器に、大阪の地方選で無党派層の絶大な支持を集めてきた。

 「どの党に属しているかより、何ができるかを見てほしい」。辻元氏の演説では“人物本位”での投票を呼びかけるフレーズが目立つ。維新への牽制(けんせい)とともに民主政権への批判を意識しているようにもみえる。

 「街頭での反応はすごくいい。これまでよりいいぐらいなんやけど…」。不安は隠せない。つかみきれない民意に、何度も首をかしげる。

 一方、松浪氏は「道州制の実現」前面に掲げ、「国の体制の転換が僕の使命。そのために自民党を出る必要があった」と自民離党の正当性を強調する。

 風当たりは強い。高槻市内で開かれた公開討論会では、自民への感謝を口にした松浪氏に「何言うとるんや」とすかさず罵声(ばせい)が飛んだ。自民系の地方議員には「ずっと支えてきたのに」という遺恨が消えない。

 自民は新人の大隈和英氏を対抗馬に立てた。医師の経歴を生かし、医療改革を中心に訴えるが、政治家としての知名度がなく、ゼロからの短期決戦を強いられた。大隈氏は「反応はよくなっている」と話すが、陣営は手探りの状態が続く。

 3者のにらみ合いのはざまで、共産新人の浅沼和仁氏は党の独自色をアピールし、支持拡大を狙う。


□ ■ □


 「昨日の友が今日の敵」となる図式の多さも、今回衆院選の特徴だ。

 兵庫3区(神戸市須磨区、垂水区)では、前回民主で圧勝した前職の土肥隆一氏(73)が昨年3月、島根県・竹島の領有権をめぐる問題で離党し、出馬を見送ったことで、無風ムードから一転した。

 維新新人の新原秀人氏は、前回衆院選では自民の兵庫県議として、今回返り咲きを狙う自民元職、関芳弘氏を支えた。

 維新へのシンパシーを感じた新原氏が自民からの離党を決意したのは今夏だった。「維新から衆院選に出る可能性があるなら、けじめをつけろ」。県連幹部に詰め寄られ、心を固めた。

 全国的に自民優勢が報じられた選挙戦中盤以降は、容赦なく古巣を批判する。「この3年、民主政権の邪魔ばかりし、反省のない自民に、単独過半数を取らせてはならない」と訴える。

 迎え撃つ関氏は「他党を意識しない」と平常心を保つが、自民県連幹部は「県議だった新原氏には個人票があり、なかなか手ごわい」と気を引き締める。

 一方、日本未来の党新人の三橋真記氏は、前回参院選で兵庫選挙区の民主候補として立候補。民主県連は衆院選での擁立も模索したが、小沢一郎氏を「恩人」と慕う三橋氏が離れた。

 民主は対抗馬として元神戸市議の横畑和幸氏を立てたが、県連関係者は「支持層が分散しかねない」と危機感を募らせる。土肥氏が公示直前まで出馬をにおわせていたことも“お家騒動ぶり”を印象づけた。

 3区ではほかに、共産新人の大椙(おおすぎ)鉄夫氏も出馬。自民、民主への批判を強め、支持拡大を目指している。

(川瀬充久、牛島要平)

8050チバQ:2012/12/15(土) 10:42:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121215/elc12121500310000-n1.htm
【衆院選】
北海道で熱い戦い 夫の「遺志」、父親譲りの力強さ…11区と7区
2012.12.15 00:31 (1/3ページ)
 16日に投開票を迎える衆院選。すっかり雪景色となった北海道では熱い戦いが続いている。急逝した夫の妻が前職に「弔い合戦」を挑む11区。7区では公民権停止中の父に代わり、長女が奮闘中。“世襲”にも有権者からは「人物次第」との声が聞かれた。

 「無念晴らす」

 「中川昭一の志を受け継いで…」。帯広市のJR帯広駅前でマイクを握る自民党新人の中川郁(ゆう)子(こ)氏(53)は声を張り上げた。

 夫の中川昭一元財務相は平成21年の前回衆院選で敗れ、直後に急死した。後継の郁子氏は世襲批判に「公募で選ばれた」と反論してきたが、夫への思いは隠さない。選挙事務所には遺影も。「中川王国」と呼ばれる11区では、こうした戦術が有権者の心をつかみ、他候補をリードする。

 音(おと)更(ふけ)町の会社員、石川亜梨沙さん(24)は「中川昭一さんの政治を受け継いでくれることもあり、支持したい」。同市の農業、藪田秀行さん(55)は「世襲を批判する声もあるが、本人の能力が伴えば気にならない」と話した。

 前回衆院選で半世紀も続いた「王国」に風穴を開けたのは新党大地前職、石川知(とも)裕(ひろ)氏(39)。ただ、今回は逆風だ。政治資金規正法違反罪で起訴され、1審で有罪判決を受けた(控訴中)ことも影響する。

 「どうか助けてください」。石川氏は追い込みに躍起だ。地元民主党の協力を受け、議員の実績も強調する。「選挙の結果がすべて。有権者が認めてくれることを示したい」と力を込める。選対幹部は「郁子さんには政治家の経験がない」と指摘した。

 「盟友」も参戦

 「父親を、政治家・鈴木宗男を超えてみせる」

 釧路市内のスーパーで大地新人の鈴木貴子氏(26)は力強く訴えた。自民前職の伊東良孝氏(64)にリードを許すが、その演説は父の大地代表、鈴木宗男氏(64)に劣らず、パワフルだ。

 大地は11月に宗男氏の地元7区で、貴子氏擁立を決めた。以前、世襲批判を展開していた宗男氏は擁立に関わらない姿勢を強調。後援会と宗男氏の「盟友」の歌手、松山千春さん(56)が出馬を後押しした。

 公民権停止中の宗男氏は支援できない。代わりに応援する松山さんが「貴子が鈴木家で一番、宗男さんの血を強く引いた。良いことか悪いことか…」と冗談混じりに話すと、有権者から笑いと拍手が起こった。

 「世襲は一概に悪いと思わないが、世襲批判をした人が何の説明もしないのは…」。他党批判は避ける伊東氏も疑問を抱く。白(しら)糠(ぬか)町の無職、河合真由美さん(41)は「貴子さんは票は集めると思うけど、有権者はお父さんに投票する気持ちだと思う」と話す。

8051チバQ:2012/12/15(土) 10:43:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121212-OYT8T01233.htm
[衆院選]ルポ1区 民・自ミニ集会に重点



雪景色の中で街頭演説する候補者(左)(11日、秋田市で) 16日投開票の衆院選は終盤を迎えた。5人の候補が争う秋田1区では11日、既成政党は支持基盤を固め、第3極は浮動票を取り込むことにそれぞれ躍起だった。各陣営の戦いぶりを追った。

     ◇

 自民党の冨樫候補は午後7時頃、秋田市の八橋地区で開いた個人演説会で約50人に政策を訴えた。「東アジアとの経済交流や再生可能エネルギーの利用を進め、雇用創出につなげるべきだ」。同地区に住んでいた時期のエピソードも披露して笑いを誘った。

 公示後は、市内二十数か所で設立した地区後援会単位での演説会を連日開き、票固めを徹底。年初からあいさつ回りをしてきた企業・団体票の掘り起こしにも懸命で、この日も約50社を訪問した。「まいてきた種を芽吹かせる時」(陣営幹部)と追い込みをかける。

     ◇

 「早速TPP(の話)から行きますか?」。民主党の寺田候補は午前、同市将軍野東の児童館一室で、集まった約30人に笑顔で問いかけた。

 過去の選挙同様、有権者との直接対話を重視し、個人演説会を軸に選挙戦を展開。公民館を中心に計108回開く予定で、公示からこの日までで70回を超えた。

 聴衆の質問によどみなく答え、時に秋田弁も交えて場を和ませた。「自民党政治に戻り、社会保障が再び壊れるのは見たくない」。演説会後は名前を連呼せず、看板も無い選挙カーに乗り込むと次の会場へ向かった。

     ◇

 共産党の佐竹候補は、市郊外の旧河辺、雄和両町で遊説。雪がちらつく夕暮れ時、旧雄和町の新波商店街を選挙カーで訪れ、店先から顔を出す商店主や客らに向けて声を張り上げた。「消費税を上げなくても、医療や福祉を充実させる財源はある。何としても増税を止めなければいけない」

 増税分を価格に転嫁できない小規模な商店は経営が立ちゆかなくなるとの持論から、商店街に重点を置いてアピールしてきた。「『増税になれば、店をたたまないといけない』と反対の声が大きくなっている」と手応えを感じている。

     ◇

 日本未来の党の高松候補は、選挙カーで市内を巡りつつ、浮動票の取り込みを意識して、人出の多い商業施設付近などで街頭演説を展開。この日の夕方も、秋田市広面地区のスーパーやディスカウントショップ3店の前でマイクを握った。

 「頑張って」と握手を求めてきた有権者の手を固く握りしめた後、「一番の争点は増税。長引く不況の時に、増税すれば必ず経済は悪化する」と民主・自民・公明の3党合意による消費税増税を批判。経済・雇用対策の必要性を主張するなど、買い物帰りの主婦や若者への浸透を図った。

     ◇

 「日本と秋田を変えます」。日本維新の会の近江屋候補は午前、秋田市の雄和、下浜両地区を選挙カーで回り、有権者を見つける度に握手を求めた。公示直前の出馬表明で、準備が整わないうちに選挙戦に突入したが、「選挙区を丹念に回る『草の根選挙』で浸透してきている」(陣営スタッフ)と感触は上々だ。

 雄和地区のJA新あきた雄和支店前で街頭演説に立つと、「日本の政治、経済は停滞している。我々は捨て身の覚悟で改革に取り組む政党だ」と党のカラーを前面に押し出し、浮動票獲得に力を注いだ。

(2012年12月13日 読売新聞)

8052チバQ:2012/12/15(土) 10:43:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121213-OYT8T01342.htm?from=popin
[衆院選]ルポ2区 前議員2人 上積み狙う



遊説中の候補者の選挙カーに駆けより、手を振る女性ら(12日、潟上市内で) 民主党と自民党の前議員2人に、共産党と社民党の新人2人が挑む秋田2区。12日は、候補3人が地盤を離れ、男鹿・南秋地域で票の掘り起こしに奔走した。

     ◇

 社民党の石田候補は、北秋田市と、地元の大館市を遊説し、正午過ぎから大館市役所前で街頭演説。応援に訪れた福島党首と肩を組んでアピールし、寒空の下、高齢者を中心に集まった約70人の支持者に大きく手を振った。

 街頭演説や個人演説会では、一貫して格差拡大の阻止や脱原発などの政策を訴えてきた。この日も「消費税を上げるな、年金を下げるな、TPP(環太平洋経済連携協定)に参加するな」と拳を8回、天に突き上げて演説を締めくくった。

 「地元の皆様、大館から国会議員を送りましょう」と繰り返す選挙カーに乗り込むと、助手席の窓から精いっぱい上半身を乗り出して笑顔を見せ、再び市内へ走り出した。

     ◇

 民主党の川口候補は午前11時頃、朝市が開かれた五城目町の朝市通りに到着。雪が積もる中、小走りで露店を1軒1軒回り、「最後のお願いに来たよ。頼むね」と声を掛け、店主や買い物客らと握手を交わした。

 公示直前に立候補を表明した前回選と違い、今回は7月以降、男鹿・南秋地域での浸透に力を入れ、有権者と対話を重ねてきた。公示後も選挙区を2巡し、五城目入りは3度目。顔なじみも増え、「頑張って」との声援が飛んだ。

 「大量生産、大量消費、大量廃棄の時代から循環型社会にギアチェンジしなければならない」と声を張り上げ、小坂町長時代の実績を交えて政策立案能力を強調。地域再生を訴えると、次の遊説先へ向かった。

     ◇

 「日本の土台をひっくり返すTPPには断固反対。秋田の農業、医療、雇用を守るため、声を上げましょう」。共産党の佐藤候補は午後2時半頃、雪がちらつく中、潟上市天王のスーパー前でマイクを握った。「高齢者から若者まで、多くの方が声を掛けてくれる」。耳を傾けた買い物客が帰り際、車内から親指を立てて激励する場面も見られた。

 候補4人の中で唯一議員経験がないため、知名度不足を補おうと、公示後は1日20回前後の街頭演説をこなしてきた。「皆さんに訴えを届けたい。人がいればどこでもやる」との意気込み通り、日没後も人通りの多い駅前の沿道などに立ち続けてきた。この日だけで潟上市内19か所を巡る精力的な動きを見せた。

     ◇

 自民党の金田候補は午前8時50分頃、出身地である潟上市のスーパー駐車場で、集まった約100人を前に「安定した政治、誠実な政治、郷土に誇れる政治をやる。その先頭に立つことを約束する」と支持を訴えた。深々と頭を下げ、支持者らと次々と握手を交わすと、この日の遊説をスタートさせた。

 公示後の同市入りは日程上、1日だけ。選挙カーには石川光男市長と市議団が同行するなど組織力をフル活用し、天王、昭和、飯田川地区の集落や新興住宅地、商店街を細かく回った。夜は個人演説会も開き、票の上積みに余念がない。

 陣営幹部は「道端で出迎えてくれる有権者が、前回より目に見えて多い」と手応えを語った。

(2012年12月14日 読売新聞)

8053チバQ:2012/12/15(土) 10:43:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121214-OYT8T01242.htm
ルポ3区 第3極 浸透図り懸命



防寒着を着て、聴衆に熱く訴えかける候補者 秋田3区では、自民党、民主党、共産党の既成政党と、「第3極」の日本維新の会、日本未来の党からそれぞれ出馬した候補者5人が激突する。選挙戦終盤の13日は、大票田の大仙市を4人が訪れ、訴えにも力がこもった。

 ◇

 共産党の佐藤候補は、大仙市での最後の街頭演説を行った。自らも農業を営む佐藤候補は、環太平洋経済連携協定(TPP)反対を訴える市内のJA秋田おばこ前で演説し、「私自身、農家としてTPP断固阻止の気持ちを皆さんと共有し、全力を尽くして頑張ることを誓う」と述べた。

 選挙区内をくまなく回って1日10〜15回の街頭演説をこなしてきた佐藤候補。「他国の安い農産物が入ってくれば農村が破壊される」と、TPP反対を筆頭に、消費増税反対、原発即時廃止も訴え、各JA支店前などで熱弁を振るった。

 ◇

 日本未来の党の京野候補は、にかほ市、由利本荘市、羽後町を遊説。「反TPP」や「反増税」を訴え、玄関先に出てきた住民一人ひとりと握手して回った。

 夕方、地元・湯沢市で演説会を開催。療養中だった京野候補の三男・立麻(たつま)さん(34)が公示直前の11月29日に亡くなったことを長女・楽弥子(さやこ)さん(31)が明かし、「母は前向きに頑張っている」と話した。

 演説では「争点に取り上げるべき深刻な問題は原発事故」と再生可能エネルギー推進を説き、会場の全員で拳を突き上げる「ガンバロー三唱」で締めくくった。

 ◇

 自民党の御法川候補は大仙市の西仙北、南外、神岡、中仙などを巡る日程。雪が舞う中、約10回の街頭演説をこなし、夜は選挙事務所で、支持者を集めて演説会を開いた。

 JR神宮寺駅に近い市街地では、集まった支持者と一人残らず握手してからマイクを握り、「この日本を立て直していく。もう一回皆さんにチャンスを与えていただきたい」と、国政返り咲きへの思いを訴えた。

 選挙戦最終盤は、地元・大仙市を中心に回る考え。「死にものぐるいで頑張りたい。最後の最後まで支援を」と声を振り絞っていた。

 ◇

 民主党の三井候補は午前8時から横手市や大仙市などを選挙カーで回り、ウグイス嬢に頼らず自らマイクを握り続け、「コンクリートから人への政策を続けたい」と声を張り上げた。

 公示後は、昼は街頭演説、夜は集会と知名度アップに努め、一貫して少子高齢化問題の改善を訴えてきた。

 特別養護老人ホームなどの福祉施設前での演説では、「今回の選挙は、社会保障を進めてお年寄りに安心な国にするのか、国防軍を作って社会保障費を減らすのかを選ぶものだ。社会保障を前に進めさせてほしい」と訴えた。

 ◇

 「今度こそ村岡を」――。ウグイス嬢の熱のこもった声が住宅街にこだました。

 日本維新の会の村岡候補はこの日、地盤の由利本荘市を離れて大仙市内で遊説し、支持拡大を図った。

 過去2回、無所属で挑戦した衆院選と異なり、今回は党公認を得ての戦い。第3極からの出馬とあって、既成政党に不満を持つ層に浸透しようと声をからす。

 街頭演説では「国政に初めて挑戦した時と比べ、政治、地域はひどくなっている。新しい統治機構の中で、地方の時代を作らなければならない」と、政治の現状への批判を繰り返した。

(2012年12月15日 読売新聞)

8054チバQ:2012/12/15(土) 10:44:28
http://www.asahi.com/area/tochigi/articles/MTW1212150900002.html
2012年12月15日08時07分
栃木3区陣営ルポ 衆院選あす投開票
 第46回衆院選は16日投開票される。県内の小選挙区に立候補した19人による選挙戦もあと1日。栃木3区では6選を目指すみんなの党前職の渡辺喜美氏に、自民党新顔の簗和生氏、共産党新顔の秋山幸子氏が挑む。TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の是非を争点に激戦となっている選挙区を14日、記者が歩いた。

 ■渡辺氏陣営

 「今までとは違う逆風が吹いております」。選挙カーから女性の声が響き渡った。

 「安倍さん(自民党総裁)は間違いなくTPP交渉に参加をするんです。だまされちゃいけません」

 午前8時すぎ、渡辺氏は那須烏山市中心部の交差点で街頭演説を始めた。気温は零下4度。簗氏ら「TPP反対」を唱える自民党に真っ向から反論を展開した。

 「もうからない農家がたくさんあるほど、農協がもうかる。農家がどんどんじり貧になっていく。農業は守ります。農協は守りません。徹底した改革を行ってまいります」

 この日は当初予定になかったが、急きょ大田原市や那須塩原市など計8カ所で、分刻みの街頭演説をこなした。渡辺氏の事務所によると、前回の衆院選で選挙区にいたのは公示日だけ。しかし今回は、党首として全国を飛び回る合間に計4日地元入りした。本人不在をみんな系の市議や県議らがミニ集会などでカバーする。阿久津憲二・那須塩原市長や津久井富雄・大田原市長も集会を回って支持を訴える。

 亡き父、美智雄氏から受け継いだ強固な後援会組織も高齢化が進んでいるという。これまでに経験のない選挙情勢に、選対幹部は「負けてはいないが、勝ってもいない」と気を引き締めた。

 ■梁氏陣営

 午後6時すぎ、那須塩原市黒磯地区の公民館。地元JA組合長や自民県議らの前で、簗氏は「TPPによって我が国の農業は壊滅的な打撃を受ける。断固反対を貫く」と強調。200人近い支持者らから「よし」と拍手を浴びた。

 この日は福田富一知事も計5カ所の演説会で応援にかけつけ「簗さんも自公政権に加えていただきたい」と支持を訴えた。これまでは「渡辺先生に恩義がある」と話していたが、この日は「『増税の前にやるべきことがある』というなら、政党助成金や議員歳費を返上してから言ってはどうか」などと、みんなの党や「第三極」を皮肉った。

 自民が9月に公募で擁立した簗氏は、東京出身で知名度は低かったが「TPP絶対反対」を旗印に、農協組織の全面的な支援を受けて渡辺氏を猛追している。

 地域での会合を積み重ね、渡辺氏を「地域の声を国に届けない。党利党略で地域に不毛な対立を持ち込む。もう退場していただきましょう」と批判する。推薦を受けた公明にも配慮し、集会では「比例は公明党に」と必ず呼びかける。

 自民党本部は簗氏を「最重点支援候補」に指定した。この日は菅義偉幹事長代行や県連の茂木敏充会長、石坂真一幹事長も応援演説した。「勝てる所まで見えてきたのではないか」(石坂氏)と、陣営は期待をかけている。

 ■秋山氏陣営

 秋山氏は街頭演説を中心に支持拡大を図る。この日は那珂川町や那須烏山市、矢板市を選挙カーで回った。スーパーや駅前など15カ所で車を止め、「原発即時ゼロ、消費増税にストップ」など、党の政策を訴えた。

 農業分野の市場開放に前向きなみんなや、条件付きでTPP交渉参加容認の姿勢を打ち出した自民の方針を批判し、農村への浸透を図っている。13日は参院議員が応援に入った。自民、みんなの候補者が激突する中で、秋山氏は「存在感を訴えていきたい」と話す。

8055チバQ:2012/12/15(土) 10:45:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/elc12121302080014-n1.htm
【衆院選2012 群馬】
注目区を歩く・1区 県内最多5人 保守系候補が乱立
2012.12.13 02:02 (1/4ページ)[群馬県]

選挙戦も終盤。通行人に向かって選挙カーから手を振る候補者
 16日投開票の衆院選も残りわずかとなり、選挙活動も大詰めを迎えた。県都の前橋市などを抱える1区は民主、自民両党の前職に、日本未来の党、日本維新の会の複数の「第三極」、共産党の3新人と県内最多の5人が立候補する激戦区だ。保守系候補の乱立で、票の争奪戦も日増しに激しさを増している。各候補者の一日を追った。(候補者の敬称は省略)

 □後藤氏

 未来新人の後藤は3月から平日早朝に県内全域で街頭演説を続けてきた。

 選挙戦も終盤を迎えた11日。交通量の多い前橋市本町の国道交差点で、スーツ姿の後藤はイメージカラーのグリーンの旗を掲げ、通行人や信号待ちの車に向かって「卒原発」などを訴えた。

 隣で手を振っているのは党副代表の森裕子参院議員だ。公示直前の結党となった党の浸透を図ろうと来県した。「後藤さんに国会に来てもらい辣腕(らつわん)を振るってほしい」と声を張り上げると、2人で次の遊説先へと向かった。

 □上野氏

 維新新人の上野は後半戦に差し掛かった11日、高崎市内の大手家電量販店本社で行われた決起大会に参加したほかは終日、大票田・前橋でミニ集会をこなした。

 午後最初の集会はデイサービス施設。遊説カーから飛び降りるように出てきた上野は職員15人の手を両手で握手し、「お世話になります」と何度も頭を下げた。

 「閉塞(へいそく)する日本の政治を何とか変えたい」と訴えると次の集会へ。この間、数分という慌ただしさだ。ミニ集会を重視した選挙戦を展開し計200カ所は超えた。陣営は「こちらから出ていく選挙を徹底し浸透を図る」としている。

 □生方氏

 共産新人の生方は公示以来、街頭演説活動に軸を置いた選挙運動を展開している。

 JR高崎駅で11日に行われた小池晃政策委員長の街頭演説にも合流したほか、前橋市内で午前中7カ所、午後12カ所の街頭演説を精力的にこなした。

 即時原発ゼロ、TPPへの参加反対など党の方針を訴える一方、「民主党に裏切られ、もう自民党には戻りたくない−あなたの1票で政治を変えるチャンス」とアピールしている。

 □宮崎氏

 民主前職の宮崎は早朝8時から前橋市の東地区を中心に遊説を開始させた。スポット演説を約20カ所で行った後、午後1時から同市の岩神町周辺で自転車遊説。道行く人に手を振り、時折立ち止まっては「厳しい戦いですが、よろしくお願いします」と有権者の手を握り、支持を訴えた。

 途中、中央前橋駅前で街頭演説。「造反してでも消費税引き上げには反対した。今も考えは同じ。弱者を支えられる『やさしい国』をつくりたい」と訴えた。演説を聞いた市内の男性(64)は「増税を本当に食い止められるのか」と半信半疑で話した。

 □佐田氏

 「私はTPPに断固反対。日本の農業と自然を守る」

 11日の遊説を渋川市赤城町からスタートした自民前職の佐田。雪の積もる町内を選挙カーで走り回り、窓を全開にして繰り返した。途中、公明の掲示ポスターが目に留まるとすかさず「公明党さんとも協力しながらやっていきます」と公明支持者へのアピールも忘れなかった。

 さらに北橘町や前橋市北部の富士見町、粕川町など旧勢多郡地域を一巡。夜には桐生市内で決起集会。「しっかりした政党がやっていかなければ地方が疲弊する。8回目の立候補、何としても勝ち抜きたい」とボルテージをあげた。

 ▽1区(5人)

 後藤新52☆元県議    未 新 【大】
 上野宏史41☆前参院議員  維 新 【み】
 生方秀男64 党県常任委員 共 新
 宮崎岳志42☆元上毛記者  民 前
 佐田玄一郎59☆元行革相   自(額)前 【公】

 (届け出順、☆は比例と重複)

8056チバQ:2012/12/15(土) 10:46:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121402320008-n1.htm
【衆院選2012 群馬】
注目区を歩く・2区 県内最大の激戦区
2012.12.14 02:18 [群馬県]
 ■離党、引退撤回…

 16日投開票の衆院選で県内5選挙区のうち最大の接戦を展開しているのが2区だ。民主党を離党して日本維新の会結党に参加した前職に対し、引退表明を撤回し比例単独からくら替えした民主前職と自民、共産両党の新人が挑む。2区の候補者の戦いぶりを追った。(候補者の敬称は省略)

                   ◇

 □桑原氏

 民主前職の桑原は公示直前の出馬表明に加え、地の利のない2区とあって「苦しい戦いを強いられている」のが実情だ。系列の2県議の後援会を実動部隊にするが、選対幹部は「連合を中心にした支持層をどう固めていくかが課題」と話す。

 12日には、朝7時から伊勢崎市内のメーカーで門立ち。この日は、元参院副議長の角田義一氏も同行してみどり市内で遊説を展開した。

 午後1時過ぎには赤城駅前で街頭演説。石関批判を繰り広げた角田氏の応援演説に続き、「古い時代に戻すのか、改革を進めるのかの選択が問われている」などと訴えた。

 □井野氏

 自民新人の井野は早朝から伊勢崎市内の企業数十社へあいさつ回り。同時並行で、山本一太参院議員が井野の遊説カーに乗り込み伊勢崎市内を遊説した。

 知名度の高い山本氏が“ウグイスボーイ”を務めるほど陣営は票の上積みに懸命だ。午後6時からの玉村地区総決起大会には山本氏に加え、元外相の川口順子参院議員まで駆けつけた。

 「この2区が最も危ない。死に物狂いで残り3日間を戦う必要がある」と声を絞り出す山本氏。井野は「地域の声を国政に届ける政治家になることを約束する」と訴えた。選挙戦最終日には安倍晋三総裁も応援演説に駆けつけ、最後のてこ入れに乗り出す。

 □関口氏

 桐生市が地盤の関口は、1日おきに桐生と伊勢崎方面へ遊説に出かける作戦を取っている。

 伊勢崎市全域を回った12日には、同市美茂呂町のスーパーに到着。オレンジ色のウインドブレーカーに身を包み、マイクを握りしめた関口は、買い物客らに向かって、こう呼びかけた。

 「国際社会への重大な挑戦で断固抗議する。平和のために全力を尽くしたい」

 演説では開口一番、この日発射された北朝鮮の長距離弾道ミサイルについて非難した。演説にうなずきながら耳を傾けていた女性の有権者から握手を求められた関口は、「頑張ります」と笑顔で応えていた。

 □石関氏

 石関陣営が12日夜に伊勢崎市宮古町の公民館で開いた個人演説会には、約90人が集まった。親戚や中学時代の同級生の顔も見られたせいか、石関は苦しい胸の内を吐露した。

 「一番苦しい選挙。今は切羽詰まっているのが実情だ」

 最大のライバル井野も同じ伊勢崎市が地盤。関係者は「投票率が下がれば票を分け合い立場が苦しくなる」と語る。

 石関は「有権者の半数は投票には行くが、誰に票を入れるか決めかねている。理解者を増やせば五分五分で競り勝つことができる」とさらなる支援を訴える。

 「頑張ろう」と気勢を上げると、次の演説会場へと向かった。

                   ◇

 ▽2区(4人)
 桑原功67☆元県議    民 前 
 井野俊郎32☆元伊勢崎市議 自 新 【公】
 関口直久62 元桐生市議  共 新 
 石関貴史40☆元経産委理事 維 前 【み】

 (届け出順、☆は比例と重複)

8057チバQ:2012/12/15(土) 10:47:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121212/elc12121222310044-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
注目区を歩く(上) 6党乱立で浮動票争奪の3区
2012.12.12 22:30 [神奈川県]
 民主党の政権運営が問われる衆院選は、民自対決に加えて政党が乱立する異例の選挙戦が展開されている。慌ただしく突入した師走決戦の特徴的な神奈川県内選挙区をリポートする。

     




 「政党が多く、ほとんどが知らない人。誰に入れたらいいのか分からない」

 神奈川区の商店街で買い物をしていた60代の主婦が困惑顔で話した。

 3区(横浜市鶴見区、神奈川区)は民主党、自民党、日本未来の党、日本維新の会、共産党、みんなの党の6政党が候補者を立て、多党化を象徴する選挙区となった。第三極の候補らが票を奪い合い、祖父の代からの地盤を受け継ぐ自民元職が有利に展開する。

 平成21年の前回は、民主公認で立候補した岡本英子氏が「政権交代」の追い風に乗って初当選を果たしたが、岡本氏は民主を離党。これを受け、衆院解散の直前に民主の勝又恒一郎氏の15区からの国替えが決まるなど、戦いの構図が度々変わった。

 支持層への浸透に出遅れ感のある勝又氏だが、「自民の地盤があるのは感じるが、ほかはあまりハンディはない。民主と自民の軸がベース。私か岡本さんかという人に会ったことはない」と話す。

 街頭では「脱・世襲政治」や「経済再生」を掲げており、勝又氏と同じ松下政経塾出身の閣僚らが次々と応援に入って舌鋒(ぜっぽう)を自民に向ける。

   × × ×

 一方、自民の小此木八郎氏の陣営は、組織の引き締めに腐心している様子だ。「優勢だと書かれているのが一番危ない」「浮動票はこれから決まる」。新聞各紙が自民優勢を伝えた7日、鶴見区で開いた集会では、地元市議らがさらなる支援を呼びかけた。

 小此木氏は平成5年に28歳で初当選して以来、当選5回を重ねるも前回は落選。街頭などで「20年間、自分の選挙区としているのは私ひとり」と、他候補との違いを強調する。

 未来の岡本氏は民主を離党後、「国民の生活が第一」から合流。序盤の5日は嘉田由紀子代表が駆け付け、JR鶴見駅東口で「原発はいらないという強い意思を示していただきたい」と気勢を上げた。

 岡本氏に前回のような追い風はないが、結党したばかりの未来を「同じ政策を持つ者の結集」と説明。7日にも同駅頭で、「消費税増税法案に反対して民主党を除名になったが、志を同じくしたものが集まり選挙戦に臨む」と強調した。

   

× × ×


 古くからの商工業者が多いとされる3区だが、近年は沿岸部などにマンションが増え、無党派層も少なくない。乗降客の多い鶴見駅や東神奈川駅では、知名度アップと浮動票の取り込みを狙う候補者がかちあう。

 維新政治塾出身で維新の高橋真由美氏は、解散後に公認が決まった。スタッフが手薄で、演説場所の確保にも苦労しているが、夕方からの駅頭活動には仕事を終えた同塾生がボランティアで集結。交代でマイクを握る。

 「石原慎太郎(前)都知事、橋下徹大阪市長、神奈川3区は高橋真由美が三位一体となり改革に臨む」と、2トップの地方行政での実績と手腕を訴え、無党派層への浸透を急ぐ。

 共産の本橋佳世氏は党の議席倍増を目指し、朝夕の駅頭で政策の浸透を図る。演説では消費税増税反対を掲げ、「税金の無駄遣いをやめれば、社会保障や福祉へと税金を使っていくことができる」などと訴えている。

 みんなの毛呂武史氏は半年以上前に党の3区支部長に決まり、出馬に向けて活動を続けてきた。党幹事長、政調会長が県内に地盤を置いており、3区も街頭活動に地元の県議、市議が参加する。

 構図が定まらず困惑した時期もあったが、「他の第三極と違い、地方組織が根付いている。やるべきことをやるしかない」と、「脱しがらみ」をアピール。11日の駅頭では、スタッフが「アジェンダの冊子を受け取る人が増えてきた」と笑顔を見せた。(寺田理恵)

8058チバQ:2012/12/15(土) 10:48:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/elc12121323020042-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
注目区を歩く(中)10区 看板閣僚VS自民ベテラン
2012.12.13 22:30 (1/2ページ)[神奈川県]
 現職閣僚で民主党の前職に対し、自民党のベテランらが激突する10区(川崎市川崎区、幸区、中原区)。民主への逆風が吹き荒れる中、野田内閣の“看板閣僚”は議席を守ることができるのか。浮動票獲得を目指す第三極も絡んだ激しい戦いが繰り広げられている。

  

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 「皆様のおかげで大臣という要職を務めさせていただいている。試練を乗り越え、生活者のための政治を前に進めさせてほしい」

 川崎市中原区の住吉神社で7日、集まった約50人の支持者に民主の城島光力氏は深々と頭を下げた。

 財務相として知名度が高まる一方、選挙期間中も公務負担がのしかかる。この日は午前中、閣議に出席。午後に川崎入りしたが、夕方に発生した三陸沖の地震を受けて情報収集などの対応に追われ、閣僚であるがゆえになかなか選挙活動に専念できない。

 こうした公務のハンディを抱える城島氏を全面的にバックアップするのが、連合神奈川などの労組だ。味の素労組委員長を務めた城島氏は連合にとっても「重点候補」の1人で、各戸のポスティングや電話など「ローラー作戦」に取り組んでいる。

 固定票を約7万票とみる陣営では当選圏に向けてさらに数万票の上積みが必要と計算する。ただ、閣僚として民主への逆風を真っ向から受ける立場にあり、「実績を打ち出していくしかない」(陣営幹部)と気を引き締める。

 一方、前回は比例で復活当選した自民の田中和徳氏は、川崎市議、県議を含め約30年間にわたって築き上げた地域密着の徹底した「どぶ板選挙」で立ち向かう。

 幸区での決起集会では、前回衆院選で都内から国替えした城島氏を意識して、「川崎を知り尽くしているのは私だけ。地元の問題を解決できない政治家は落第だ」とこき下ろし、「幸区は踏切に遮断されている街。立体交差化に取り組む」と地域密着の政策を強調した。

 また、顧問を務める中原区の商店街では商店主一人一人に声をかけ、「民主の事業仕分けでは、商店街が活用すべき基金の予算も削られた」と繰り返し、自民への支持を呼びかけた。

 地元を知り尽くす田中陣営にしても「読めない」のが新住民の動向だ。下町ならではの住民が多い一方、高層マンションが林立し、人口が急増するなど、“風”の行方が票の動向を大きく左右しかねない。田中陣営の古参幹部も「マンション住民とは1人の知り合いもいない」と嘆く。

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 新住民の浮動票獲得をめぐって、二大政党の候補者が攻めあぐねる中、その間隙を突こうとするのが第三極の候補者らだ。

 横浜市緑区選出の元県議で日本維新の会の石川輝久氏は、「官僚制度を打破する」と訴え、橋下徹代表代行ら党幹部の応援を得ながら、無党派層にアピールする。党幹部の写真が掲載されたチラシを配り、街頭演説を中心に支持拡大を図っている。

 共産党の中野智裕氏は原発ゼロといった党の政策に加え、「川崎市民の命を守る」と強調し、コンビナートの防災対策の抜本強化を唱える。党機関紙購読者を中心とした支持者固めを行う一方、「防災対策には住民の関心が高い」としてミニ集会で自身の政策を懸命に訴えている。

 「ぶれない政治」を訴えるみんなの党の久米英一郎氏は「サラリーマンを中心とした新住民が多く、しがらみのない政治への期待を感じている」と語る。駅前での朝立ちなど街頭活動にも瀬極的に取り組み、民間企業出身をアピールし、無党派層への浸透を目指している。(川上朝栄)

8059チバQ:2012/12/15(土) 10:48:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121422460048-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
注目区を歩く(下)14区 民自激突 第三極振るわず
2012.12.14 22:45 (1/2ページ)[神奈川県]
 政令指定都市・相模原の中心部を抱え、都市住民と昔からの住民が混在する14区(相模原市東部)では、民主党、自民党、日本維新の会、共産党、みんなの党、社民党の6候補がしのぎを削る。

 長年強固な地盤を築いてきた藤井裕久元財務相の後継として再選を狙う民主前職と、雪辱を期す自民元職の対決を軸に選挙戦は進行。情勢は自民優位とみられるが、危機感に駆られた民主の巻き返しも激しい。

 第三極は維新とみんなの調整が進まず、ともに候補者を擁立。民主や自民に対する批判票の受け皿が分裂した形で、共倒れになる可能性が高い。


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 前回の衆院選で自民候補に大差をつけて初当選した民主の本村賢太郎氏。今回は一転して激しい逆風に苦しみつつ、党より候補者を前面に出した浮動票の取り込みや、労組中心の基礎票固めを進めている。

 母子家庭で育ち、人なつこい性格として知られる本村氏。陣営幹部は「民主党というだけでは戦えない。本人に直接会って話を聞いてもらえば、有権者の考えも変わってくる」と期待する。選挙区内を自転車で回り、街頭演説を繰り返して普天間基地問題などの失政をわびつつ、民主政権の成果を訴える。

 期日前投票の中間結果から当選ラインが7万票程度に下がると見込み、選挙戦終盤は基礎票固めを強化。駅前での演説に代わって企業の朝礼や忘年会などに足しげく通い、出退勤時の門立ちにも力を入れる。

 党中央も応援に前向きで、野田佳彦首相が全国遊説初日の11月24日と今月13日に演説を行ったほか、複数の閣僚や政界引退を表明した藤井氏もマイクを握る。本村氏は「選挙戦は厳しいが、見捨てられてはいない」と力を込める。


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 前回10万票以上を獲得しつつも敗れた自民の赤間二郎氏は、自民への追い風に加え、浪人時代に地道に続けた選挙区回りの成果もあって、選挙戦を有利に進めてきた。

 自民や公明党の地方議員による支援に加え、11日に安倍晋三総裁が応援演説を行った際には、相模原市の加山俊夫市長も選挙カーの上に立ち、「相模原のため、赤間先生に皆さんの温かいご支援をお願いします」と声を張り上げた。

 朝夕に駅頭で無党派層への浸透を図る一方、自転車での遊説や、企業・自治会などへのあいさつ回りもこなし、自民の再生と政策を訴える。

 大物議員の応援も相次ぎ、「他陣営がうらやむほど多い」(地元有力市議)。一方、民主の巻き返しに加え、元自民の維新候補に保守票の一部を食われる懸念もあり、陣営は「気を緩めたら危ない」と楽勝ムードを警戒する。


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 その維新の中本太衛氏は、衆院議員時代に培った人脈を生かして選挙戦を進める一方、無党派層には維新の名前で売り込み、票の上積みを図る。「強く誇りある日本」を目標に掲げて朝夕に駅前で立ち、日中は選挙区内を回るなどして、領土問題の解決や財政の健全化などを訴える。

 共産の猪股ゆり氏は、憲法9条改正や消費税増税、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加への反対や、原発の即時ゼロなどを熱心に訴え、固定票にとどまらず支持の拡大につとめてきた。

 みんなの松本雅威氏は経済成長や震災復興などを訴えるが、出馬の発表が衆院解散の日と出遅れ、知名度の浸透に力を注いだ。渡辺喜美代表らが応援演説を行うなど、テコ入れに余念がない。

 社民の今井達也氏は、県内の選挙区で唯一の同党候補。7月の誕生日で衆院議員の被選挙権を獲得したばかりで、演説中に握手を求められると中断して話し込むこともあり、若さと誠実さを前面に打ち出している。(小野晋史)

8060チバQ:2012/12/15(土) 10:49:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121302100005.html
<激戦区を歩く>3区 6候補乱立で埋没懸念
個人演説会で支持者と気勢を上げる候補者=横浜市鶴見区で


◆横浜市(鶴見区・神奈川区)
 十一日午後七時半、神奈川公会堂(横浜市神奈川区)のホールは立ち見が出るほど。「報道で自民有利と言われているが、自民がいいと言われているわけではない」。自民元職の小此木八郎氏は、五百人を超える支持者を前に気を引き締めた。

 前回(二〇〇九年八月)は比例復活もかなわなかった。浪人中、県内の落選議員と毎月勉強会を開き、これまで顔を出さなかったような地域の祭りや集会にまで顔を出した。公示後も連日、納会などをはしごする。

 「三年三カ月の時間を生かすため、私に勝たせてください」。演説の最後、ステージの下で深々と頭を下げた。

 小此木氏が演説しているころ、目と鼻の先のJR東神奈川駅西口では、15区から国替えした民主前職の勝又恒一郎氏が訴えていた。

 「介護、年金、子育ての社会保障に手厚い社会にします」。祖父からの地盤を受け継ぐ小此木氏への世襲批判は鳴りを潜めていた。

 代わって「公共事業か社会保障か」の対自民との政策論争に転換した。自民圧勝との報道機関の序盤情勢調査に選対幹部は、「もはや世襲批判をしたところでどこまで効果があるか」とこぼす。

 民主は逆風に加え、未来から出馬した前職の岡本英子氏の離党で支持層からの不信感というハンディも背負う。元民主市議は「まずおわびから、前回の二倍疲れる。岡本氏だけには一票でも負けたくない」と、敵意をむき出しにする。

 岡本氏は八日午後二時半、JR鶴見駅西口で街頭演説を行った。「前回鶴見から当選させていただいた。三年間の経験を生かしたい」と、前職の立場をアピールした。

 消費税増税に反対する小沢一郎氏の新党に加わったのは五カ月前。「小沢ガール」と呼ばれた前回と違い、「小沢色」は見えない。十二日正午ごろ、小沢氏はアポなしで事務所を激励に訪ねたが、応援演説に立つこともなく横浜を離れた。

 六人が出馬する3区は、各候補とも埋没しまいと必死だ。

 「石原(慎太郎)前都知事と橋下(徹)大阪市長と一緒に国政で働かせてください」。維新新人の高橋真由美氏は党の看板を前面に掲げる。「維新の高橋です」と差し出した名刺は、石原、橋下両氏のスリーショットだ。3区で最も人が集まる鶴見駅前に絞り、浸透を図る。

 その鶴見駅東口で九日午後三時、みんな新人の毛呂武史氏が「演説の十秒に一回は西の人気者、東の人気者の名を挙げ、選挙を乗り切ろうとする。他力本願だ」と、高橋氏にかみついた。

 当初は選挙協力を模索した維新とみんな。「私たちは野合ではない」「ぶれない」。毛呂氏は無党派層を取り込もうと矛先を維新に向ける。

 一方、共産新人の本橋佳世氏は「原発即時ゼロは共産だけ」と独自色を訴える。

 週末の鶴見駅前、七十代の男性は受け取ったチラシをポケットにねじ込むと、「みんな同じようにしか聞こえないね」と、改札口に消えていった。 (中沢誠)

高橋真由美44 (元)会社経営 維新 

勝又恒一郎50 党幹事長補佐 民<前><1> =国

毛呂武史44 (元)逗子市議 み新

本橋佳世39 党地区委員 共新 

小此木八郎47 (元)経済産業副大臣 自元<5> =公

岡本英子48 (元)厚生労働委理事 未前<1> =大

 =届け出順、敬称略

    ◇

 十六日投開票の衆院選は、選挙戦が終盤に入った。多党乱立を象徴する県内の激戦区を取材した。

8061チバQ:2012/12/15(土) 10:50:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121502000206.html
<激戦区を歩く>9区 「民主の地盤」に異変
期日前投票する有権者。思いを託す一票はどこに=麻生区役所で


◆相模原市(中央区・南区<東部>・緑区<東部>)
 「ずっと民主党に投票してきたけど、今回はあまりに失望が大きいので…」

 二人の子どもを連れた買い物帰りの三十代女性は悩んでいる。家路を急ぐ人が増え始めた夕暮れの川崎市麻生区の住宅街。政策を訴えて回る選挙カーが遠くに聞こえる。

 通り掛かった五十代の男性も「ずっと支持してきたが、民主党に政権担当能力がないことが分かった。かといって、次はどこに期待すればいいのか」。やはり投票先を決めあぐねている様子だ。

 「民主の地盤」と言われる神奈川9区に異変が起きている。全国で優勢が伝わる自民党が勢いを増し、四選を目指す民主前職の笠浩史氏と、自民新人の中山展宏氏が激しい競り合いをみせている。

 高校無償化など政権交代の意義を訴え「前に進む力を」と笠氏が熱弁を振るえば、中山氏は金融政策に明るい経歴をアピールし「新しい日本を作る」と意気込む。民主、自民とも重点区と位置付け、それぞれ野田佳彦首相、安倍晋三総裁と党のトップが相次いで選挙区入りする熱の入れようだ。

 有権者の中には悩んだ末、比例と小選挙区とを分けて折り合いを付けようとする動きも出ている。

 「候補者を選ぶ基準は人柄。地域で一生懸命やってきた姿を見てきたから」とは、小田急線新百合ケ丘駅前での街頭演説に足を止めていた六十代女性。連れの四十代女性も「教育など子ども関連の政策を頑張っている」と、ともに小選挙区は笠氏を選ぶとしながらも、「比例は自民」と口をそろえる。

 そんな戸惑う有権者の受け皿を狙うのが、みんなの党新人の椎名毅氏と共産党新人の堀口望氏だ。

 椎名氏は「ぶれない政治。日本を変える新しい政治」を、朝夕の主要駅のつじ立ちなどで訴える。堀口氏は「消費税増税反対、原発即時ゼロ」を掲げて住宅街をくまなく周り、それぞれ支持拡大を図る。

 最終盤になって激しさを増す選挙戦。小田急線向ケ丘遊園駅前で演説を熱心に聞く四十代男性がいた。

 「日本は大震災や不況などで今や青息吐息の状態。今回はこれまでで一番、候補者も、有権者も資質が問われる選挙だ」。力を込めて持論を語ると、小さくこう付け足した。

 「しっかり考えて見極めなければ」 (平木友見子)

笠浩史47 文部科学副大臣 民前<3>

 =国

椎名毅37 弁護士 み新 

 =維

堀口望36 党県委員 共新 

中山展宏44 (元)衆院議員秘書 自新 

 =公改

 =届け出順、敬称略

8062チバQ:2012/12/15(土) 10:50:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121302000132.html
<激戦区を歩く>10区 民・自前職の壁 挑む他陣営
「支援を心からお願いします」。候補者は繰り返し深々と頭を下げた=中原区で


◆川崎市(川崎区・中原区・幸区)
 「逆風を乗り越えて本物になる試練。支援を心からお願いします」。川崎市中原区で開いた個人演説会で、民主前職の城島光力氏は約百人の聴衆に繰り返し深々と頭を下げた。

 財務相の肩書は、大物の証しどころか、消費税増税など党への批判を真っ向から受ける目印になってしまった。力のこもる「逆風」「試練」の言葉、おじぎの深さにも戦いの厳しさがにじむ。

 都市型選挙で各候補が街頭演説を主にする中、目の前の票を固める個人演説会も重視する戦術は危機感の表れなのか。演説では「公務をしながらの選挙はハンディキャップ」と情にも訴える。

 対して、世論調査で優勢が伝えられる自民前職の田中和徳氏は、公明と連携し、保守層に浸透する。野田佳彦首相や岡田克也副総理ら党幹部らが続々駆けつける必死の民主に対し、応援はほぼなしと好対照だ。

 川崎区の商店街を歩けば、「『国防軍』を持つのも良いのでは」(四十代男性)、「兵役があれば若者が親を大切にする」(五十代女性)と公約への共感も響く。が、陣営は「郵政選挙のフィーバーはない。冷ややかさもある」と懸命に引き締めを図る。田中氏自身も連日主要駅前に立ち、熱弁を振るう。

 「憲法九条を変えて国防軍とは時代錯誤。福祉切り捨てで続原発。自民党の五役は皆世襲」と城島氏が切りつければ、田中氏は民主政権を「内政、外交、震災対策、すべてうまくいっていない」と切り返す。

 二党の舌戦に埋没しないよう、維新新人の石川輝久氏、共産新人の中野智裕氏、みんな新人の久米英一郎氏は躍起だ。有権者数が全国二位の選挙区にあって、前職の壁を崩すには無党派層の支持が頼みになる。

 石川氏は橋下徹代表代行ら党の顔を前面に出し、中野氏は民主や新党も「自民型」とまとめ、これと対極の政党を強調。久米氏は消費税増税批判や脱原発を訴え、三者三様で浸透を狙う。

 どの陣営も、武蔵小杉駅周辺(中原区)などへの流入が目立つ子育て世代への支持拡大がカギとみる。

 買い物途中の母親は、福島第一原発事故を引き合いに「子どもの内部被ばくが今も心配。原発を推進してきた勢力も、政府の再稼働にも不満」という。

 マンション一角に子どもを遊ばせる母親たちは、子育て支援に関心が高いと口をそろえる。ただ「民主は約束を実行しなかった。他の党もうわべで良いことを言っていても…」。一人の不信に全員がうなずいた。 (山本哲正)

中野智裕54 党地区委員長 共新 

田中和徳63 (元)財務副大臣 自<前><5> =公

城島光力65 財務相 民前<4> =国

久米英一郎47 (元)日本航空社員 み新 

石川輝久62 (元)県議 維新 

=届け出順、敬称略

    ◇

 十六日投開票の衆院選は、選挙戦が終盤に入った。激戦を展開している市内の三選挙区を取材した。

8063チバQ:2012/12/15(土) 10:50:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121502100005.html
<激戦区を歩く>14区 民・自、大物が応援合戦
知名度の高い参院議員(左)の応援を受けて、支持を訴える候補者=相模原市南区で


◆相模原市(中央区・南区<東部>・緑区<東部>)
 「先行きの見える社会保障を構築しなければ」。十三日午後四時すぎ。相模原市南区の相模大野駅前を埋める聴衆に、民主前職の本村賢太郎氏が選挙カーの上で深々と体を折り曲げ、語りだす。高校授業料の実質無償化などを実現した党の実績を挙げ、「政権交代で『コンクリートから人へ』に転換した」と訴えた。

 隣に立つ野田佳彦首相は二度目の応援。「民主党は人生前半の社会保障に力を入れた。その世代は高齢者を下支えしていく」と胸を張った。

 演説を聴いた南区の無職の女性(75)は「選挙区は人物で選んで、もう決めているの。でも比例の投票先がね…」。政党乱立の選挙に戸惑いをにじませた。

 本村氏の選対関係者は「五分でいいから話を聞いてもらうのが戦術」と話す。企業の朝礼でのあいさつ。自転車で路地を回り、つじ説法。夜は個人演説会で声をからす日々だ。

 14区は、東京で働く「相模原都民」と、昔ながらの住民が混在する選挙区。各陣営はそれぞれの有権者層に効果的な作戦を練る。その結果、民主、自民は、知名度の高い前職や参院議員の応援合戦となった。

 「自民有利と言われている。でも決めかねている人は多い。民主もここを狙い打ちに、次々と大物を入れている」。公示間もなくの七日昼、スーパー前の集会で、片山さつき参院議員が自民元職の赤間二郎氏の手を取り、危機感をにじませた。

 赤間氏にも党の安倍晋三総裁、石破茂幹事長などの大物が連日助太刀に。陣営の市議は「感触はいいが、自民への支持率が高いわけではない」と口元を引き締めた。

 野田首相が訪れた十三日も、相模原市役所前で、赤間氏は菅義偉党幹事長代行(2区)とともに、民主政権の外交や財政の混乱に触れ「政権担当能力なしに国民生活は成り立たない」と叫んだ。

 孤軍奮闘の陣営もある。

 「中本太衛です。日本維新の会です」。夜の駅前で連呼しているのは、維新元職の中本氏。二〇〇〇年衆院選で、自民から比例復活で当選。その後、たちあがれ日本、太陽を経て、維新から立った。

 「太陽の名刺を作ったら、維新と合流。手が回らない」と選対関係者が気をもむ。「応援を頼みたくても人がいない。党にお願いしたら来たのは石原慎太郎代表と橋下徹代表代行の激励ファクスだった」

 それでも、自民の安倍総裁が来た十一日は、片山虎之助参院議員が応援に来た。時間は少しずらしたが、同じ相模大野駅前。「チャレンジャーだからね」と、対抗意識をのぞかせた。

 みんな新人の松本雅威氏は党の支援がほぼなく、駅前で演説やチラシ配りに励む。陣営の市議は「前回、民主に入れた無党派層は今回は民主には入れないだろう。うちは無党派層が票を入れる党。不特定多数の有権者がいる駅に張り付いたほうが効果がある」。

 県内十八選挙区で唯一の社民候補の新人今井達也氏には福島瑞穂党首が二回応援に入ったが、普段は朝夕に駅前に立ち、選挙カーで街を回る。

 歌声喫茶で働いていた共産新人の猪股ゆり氏は、街頭でキーボードを演奏して歌い、合間に政策を訴える「ライブ宣伝」で戦っている。 (中沢佳子)

猪股ゆり28 市民団体役員   共新 

本村賢太郎42 党国民運動副委長 民前<1>

 =国

中本太衛47 (元)外務委員 維元<1>

赤間二郎44 (元)党青年局次長 自元<1>

 =公改

今井達也25 党支部役員 社新

松本雅威41 会社員 み新

=届け出順、敬称略

8064チバQ:2012/12/15(土) 10:51:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121402000097.html
<激戦区を歩く>18区 女性票狙い、訴え終盤戦
街頭演説に聞き入る女性有権者ら=高津区で


◆川崎市(高津区・宮前区)
 東急線二子新地駅。街頭演説を終えた未来前職の樋高剛氏は驚きの様子だ。「子育て中のお母さんなど、これまで政治に無関心だったと思われる有権者の反応がいい」

 福島第一原発事故で農作物や水の安全が脅かされた経験から、党が掲げる「卒原発」が響く、と分析する。

 前回は民主、今回は未来で立候補。世論調査では苦戦も伝えられるが、原発政策への主婦層の反応の良さに手応えも感じつつあるようにみえる。

 消費税増税、TPP(環太平洋連携協定)、社会保障改革。今衆院選は、生活に直結する争点が並ぶ。暮らしの問題に敏感な女性の支持が、結果を左右しそうだ。

 みんな新人の船川治郎氏の公約にも、主婦の再就職支援がある。子育て中の女性が働きやすい在宅勤務などの求人・求職をサポートする仕組みを確立するという。「女性は日本の国力になる。国内総生産(GDP)も増え、経済の活力も上がる」と強調する。

 JR武蔵溝ノ口駅前では、幼い長女を抱いた主婦(30)が、国替えで出遅れた民主前職の網屋信介氏の演説に耳を傾けていた。

 党の公約は「消費税はすべて社会保障に充て、仕事と子育てが両立できる社会を」。声を枯らしながらの訴えを、主婦は「年金や医療費が増え、消費税増税は誰かが決断しなければいけなかった」と評価。「職場復帰を望む母親は多い。待機児童の解消など子育て支援に全力を」と求めた。

 女性票を意識してか、知名度のある女性国会議員らが応援に駆けつけている。

 「手当より仕事」を基本に、就労促進や生活保護費の適正化などを掲げる自民。元職の山際大志郎氏が東急線鷺沼駅前で開いた街頭演説には、片山さつき参院議員が登場。「ばらまき福祉はしない」と力説した。親の介護経験がある税理士の女性(55)は「日本で頑張って働いた人に施す福祉、正直者が報われる福祉という主張は分かりやすかった」と納得していた。

 共産新人の山崎雅子氏の高津市民館での演説会では、比例候補の畑野君枝氏、田村智子参院議員と演壇に女性がずらり並んだ。「憲法九条を守る」「消費税増税反対」の訴えに、参加した主婦(63)は「平和であってこそ生活が成り立つ」と感じ入っていた。

 「女性の声が反映される新しい政治が始まるかどうかの選挙」。ある候補者は言い切った。選挙戦も残りわずか。より多くの女性を振り向かせようと、各陣営がラストスパートをかける。 (栗原淳)

網屋信介55 財務政務官 民<前><1>

 =国

山際大志郎44 (元)党総務 自元<2>

 =公

樋高剛47 (元)環境政務官 未前<3>

 =大

船川治郎45 (元)会社社長 み新 

 =維

山崎雅子59 (元)川崎市職員 共新 

 =届け出順、敬称略

8065チバQ:2012/12/15(土) 10:51:51
滋賀
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shiga/CK2012121102000259.html
<選挙区を行く>(1区) 横一線に焦燥、危機感
候補者の演説を聞く人たち=大津市内で

奥村利樹49 維新
西田幸光55 無新
節木三千代54 共新
川端達夫67 民前<8>
大岡敏孝40 自新

  (上から届け出順)

 脱原発、デフレ脱却、消費税増税、TPP参加の是非と、重要な争点が多い今回の衆院選。県内小選挙区でも民主対自民の主な対立軸に、維新の会などが絡み、今までにない複雑な様相を呈している。選挙戦もいよいよ佳境。各候補者・陣営のヒートアップする動きを選挙区ごとに追った。

 公示日から四日目でのどがつぶれた。大津市内で七日夜に開いた個人演説会。自民新人大岡敏孝さん(40)は「ペース配分を無視してしまった」と前置きし、しゃがれ声で重要政策に掲げる経済、外交安全保障、教育の三本柱について熱弁した。

 九期目を目指す民主前職の川端達夫さん(67)と横一線、もしくはややリードと報じられた新聞各紙の序盤情勢。肌で感じる実感とは違った。「追いついている感じはしない」

 川端さんは過去八回当選。政権交代で文部科学相、総務相を務め知名度もある。大岡さんは六月から県内で政治活動を始めたばかりで地域への浸透に課題を残す。「相手は横綱、私は幕下。でもがっぷり四つに組んで押し出したい」。選対副本部長の佐野高典県議も「大横綱に胸を借りている状況」と冷静。

 平日の夜、大津市内の駅前に大岡さんの姿があった。電車が止まる時以外、人はまばら。それでも少しでも多くの人に顔を覚えてもらおうと個人演説会後に立つことを決めた。

 迎え撃つ川端さんも必死だ。九日午後、大津市浜大津の街頭演説。十六日の開票日に向けた決意がにじんだ。「石にかじりついてでも勝ち抜きます。どうかみなさん、勝たせてください」と声を張り上げた。その日夜の個人演説会では「半年前に大津に来た人に大津を託したくない」と、大岡さんを意識した発言も。

 二〇〇九年の前回衆院選とは一転、民主の逆風下。大岡さんとの序盤の接戦に、陣営内からは「どちらかといえば負けているのでは」という焦りの声も漏れる。川端さんは、閣僚経験や政権での実績を強調し「政権交代前を思い出してください。格差社会に派遣切り。頑張っても切り捨てられる社会に戻して良いのか」と、自民への揺り戻しの動きに危機感を訴える。

 小さな祭りやスポーツ大会などがあれば選挙カーから降りて駆け寄る。「より多くの人と会い、話をし、過去に名前を書いてくれた人を取り込みたい」と選対本部長の柴田智恵美県議は力をこめた。支援者や支援団体を丁寧に回る「地上戦」で基礎票固めを急ぐ。

 この戦いに割って入る日本維新の会新人奥村利樹さん(49)には、支える地元組織も、知名度もない。公示目前に出馬を発表し、準備不足も否めない。だが、著名な石原慎太郎前東京都知事や橋下徹大阪市長が率いる党の看板がある。

 「維新の会や橋下さんをきっかけに、自分に興味を持ってくれれば」と政党色を前面に押し出し「今こそ維新」と訴える。序盤戦ではのぼり旗とメガホンを手に、ひたすら地域を歩いて回った。まだ支持を決めていない層に狙いを定め、終盤戦に向け党と自身の名前を連呼していく。

 共産新人の節木三千代さん(54)は、原発ゼロや消費増税反対などの主張で支持拡大を狙う。八日には若者が多い大津パルコ前で「原発いる?いらん?」などのシール投票を実施。若い支援者は「1区は若者の浮動票が多いので、これを入り口にしたい」と話した。

 だが、乱立する新党の参戦で、重複立候補する比例近畿ブロックでは混戦が必至。陣営幹部は「影響がどう出るのか分からない」と気をもむ。

 滋賀1区では無所属新人の西田幸光さん(55)も立候補している。

(衆院選取材班)

8066チバQ:2012/12/15(土) 10:52:27
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shiga/CK2012121202000232.html
<選挙区を行く>(2区) 「自民優勢」に涙、戸惑い
街頭演説を終え、有権者と握手する候補者(右)=彦根市長曽根南町で

中川睦子54 共新
世一良幸52 み新
上野賢一郎47 自元<1>
田島一成50 民前<3>

 (上から届け出順)

 深々とお辞儀をし、頭を上げた民主前職の田島一成さん(50)の目には涙があった。長浜市内で七日夜に開いた個人演説会の終了間際。百五十人ほどの支援者を前に、右手の親指で目頭を押さえた。

 演説で自民優勢を伝える衆院選序盤の世論調査に触れ「これまではいつも優勢か横並びだった」とショックを隠さなかった。党への風当たりは思いのほか強い。選対本部長の江畑弥八郎県議も「与党として逆風を受けるのは初めて。本当に厳しいが、まだ巻き返せる」と終盤の戦いに望みをかける。

 従来はほぼなかった小さな集落での演説や、企業の門の前での訴えにも頻繁に向かう。「前回と同じ活動ではいけない」。有権者と直接触れ合う場を極力増やしている。市議、県議、衆院議員と二十二年間にわたる豊富な経験を掲げ「国会で即戦力になれる」「2区に一番多くの足跡をつけた」と、実績のアピールに力を込める。

 最重要課題は地盤の彦根市をいかに固めるか。終盤に大決起集会も予定する。後援会関係者は「最後の三日間が勝負」と見据える。

 対する自民元職の上野賢一郎さん(47)は、新聞各紙の自民優勢の序盤情勢を素直には受け取れない。滋賀1区から出身地の2区にくら替えし、七カ月間選挙の準備をしてきた。見せつけられたのは、地域への田島さんの浸透度の高さ。「接戦という感覚で、優勢の実感がない」と陣営は口をそろえ、序盤の世論調査と実感に開きに戸惑いを隠せない。

 ただ、支える自民系の町議、市議、県議は「今回こそ勝利を」と鼻息も荒い。二〇〇三、〇五年衆院選では2区で自民支持層が分裂、政権交代が争点となった〇九年は自民逆風で惨敗。これらの雪辱をと、裏方として票固めを急いでいる。

 上野さんは、個人後援会を各地につくるこれまでの自民候補者とは違い、街頭活動やイベントに飛び込み、数多くの有権者に認識してもらう“空中戦”を展開。選挙期間までに毎朝の街頭演説に加え、名刺三万枚を配り「地元の上野」を売ってきた。半数に上る投票先を決めかねている有権者に、街宣や街頭演説で景気回復による古里への貢献を訴え、自民支持者以外の票も取り込み始めている。

 みんな新人世一良幸さん(52)は、事務所を市民が切り盛りし、議員や団体がほとんど入らない草の根選挙を展開している。十日に初めて開いた個人演説会で、池田洋選対本部長は「地盤、かばん、看板なく、選対も素人ばかり。だからこそ皆さんの力を借りたい」と訴えた。

 草の根選挙を前面に出し、街頭では「みんなは特定団体のしがらみのない政党」と他党との差別化を図り、二大政党に対する批判票の取り込みを狙う。

 個人と政党にそれぞれ割り当てられる選挙カーをフル活用し「一週間の頑張りで票は伸ばせる」と世一さん。みんなと選挙協力する日本維新の会との連携を訴え、同党支持層にも浸透を図り追い込みをかける。

 共産新人の中川睦子さん(54)は子育て世代の母親など、ターゲットを絞ったミニ集会のほかは、徹底した街宣と街頭演説で支持拡大に奔走する。手応えはある。「住民の関心は経済の立て直しと増税」と見据え、暮らしに関わる身近な課題に対する政策を訴える。

8067チバQ:2012/12/15(土) 10:52:57
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shiga/CK2012121302000271.html
<選挙区を行く>(3区) 互角の戦い、1票切望
選挙カーから演説する候補者=JR草津駅前で

三日月大造41 民前<3>
武村展英40 自新
西川仁65 共新
久保田暁44 維新
(上から届け出順)

 衆院選の公示から二日後の六日、草津市で開いた個人演説会。民主と自民候補が激しく競っているとした報道の世論調査結果に、民主前職の三日月大造さん(41)は「互角の戦い。むしろ私が追っている」と危機感を強調した。

 二〇〇三年の初当選以来議席を堅く守り四選をにらむ身にも、党への逆風は吹き付ける。3区は〇九年衆院選から有権者数が約八千人増えるなど、特定の支持を持たない層が多い。演説の後、支援を求めて深々と頭を下げた。

 別の個人演説会では、最後に畳に頭をつけた。選対本部長の大井豊県議は「民主支持者も固まり切れていない状態」と険しい表情。それに加えて陣営の山本正県議は「『三日月さんは選挙に強いから大丈夫』と言う声も多く心配」と、周囲の楽観ムードにも気をもむ。昼間は選挙区をくまなく回り、夜は四カ所で個人演説会をはしごして地道に訴え支持固めを急ぐ。

 対する自民新人の武村展英さん(40)は、一〇年の参院選に続く二度目の国政挑戦。民主に政権交代の余韻が味方した前回選挙と違い、今回はさまざまな場面で党や自身への期待を感じている。日課として続ける早朝、深夜の駅立ちでは、駅の利用者から「頑張れ」「応援しとるぞ」との声が頻繁にかかる。

 それでも、武村さんは「前職優位は変わらない」と冷静に分析。「自分の訴えを届け、支持を上乗せしていくしかない」と誓う。選挙区内に五十人いる県議、市議たちのチーム力を借り、支援者らにえんじ色のたすきを渡し、玄関先に掲げてもらうなどユニークな戦略も進める。選対本部長の三浦治雄県議は「危機感を持って戦ってほしい。勝利できなければ、この地域で自民の灯は消える」と引き締める。

 この争いに割って入るのが、衆院解散後に出馬表明した日本維新の会新人久保田暁さん(44)。街頭での遊説を活動の中心に大勢の目に触れることで有権者に印象づける戦術を取る。訴えるのは「維新」の政党名。「『橋下徹、維新、久保田』と、まず知ってもらわないと」と話す。

 ビラ配りや事務作業をするのは、知人のつてなどを頼りに選挙区内外から集めたボランティア。日々、顔触れが異なる二十〜三十人がサポートする。「出遅れた分、他候補に比べ二歩も三歩も離されている」と状況判断する一方「多くの有権者が投票先をまだ決めていない。可能性はある」と巻き返しを誓う。

 共産新人の西川仁さん(65)は、一日に二十〜二十五カ所での街頭演説や個人演説会を展開。草津市議を八期、県議を一期を務めたため、地元での知名度もあり「消費税の増税をただちにやめ、負担能力に応じた税制改革に取り組みたい」と声を張り上げると、共感して立ち止まり、拍手するお年寄りもいる。

 陣営幹部は「政策論争の選挙戦を貫くのが私たちのスタンス。ブレない訴えをしていく」と、情勢に一喜一憂しない戦いを進める。

8068チバQ:2012/12/15(土) 10:53:37
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shiga/CK2012121402000277.html
<選挙区を行く>(4区) 混戦 必死の支持固め
街頭で支援を呼びかける候補者=甲賀市で

小西理54 無元<2>
西沢耕一34 共新
武藤貴也33 自新
岩永裕貴39 維新
奥村展三68 民前<3>

 (上から届け出順)

 夜明け前の寒風が吹き付ける工場の正門前に、太く弾んだ声が響く。仕事に向かう従業員一人一人の目を見て支援を呼びかける、数十年培ってきたスタイル。民主前職の奥村展三さん(68)は言う。「反応は悪くない。逆風は感じない」

 奥村さんに自民、維新、共産の新人と元自民の無所属元職の候補が挑む四区は、情勢が見通せない最激戦区とみられていた。一週間前に「自民優勢」との世論調査の報道が流れたが、奥村さんには、それほど差があるとは思えない。

 ただ、気になることもある。チラシを受け取り声をかけてくれる人は二〇〇九年の政権交代選挙より少ない。

 地元経済界に広い人脈があり、他党に吹く追い風の影響を受けにくいと自負している。事務所では、弱気を見せる陣営の仲間に選対本部長の谷康彦県議が「これまでやってきたことに誇りを持て」と発破を掛ける一幕も。連夜の個人演説会では、長い政治経験をアピールし、支持固めを図る。

 一方、自民新人の武藤貴也さん(33)は、今回の選挙戦に手応えを感じている。

 〇九年に挑んだ初の衆院選では、奥村さんに二倍近い得票差を許して敗れた。夜ごとに開く個人演説会では、数人程度しか聴衆が集まらなかった前回と対照的に、今回は百人単位で集まるという。「ここに来たばかりのときには考えられなかった。とにかく皆さんのおかげ」と感謝する。

 北海道出身で地盤がなく、選挙資金もない候補を助けようと、選挙区内の市議らが中心となって、手弁当で演説会場の設営や街頭活動の応援に携わる。選対本部長の小寺裕雄県議は「国政選とは思えない手づくりの選挙」と評する。

 手づくり選挙という点では維新新人の岩永裕貴さん(39)も負けていない。解散翌日に党の公認が決まると、急ピッチで事務作業や選挙スタッフの確保を進めてきた。公示前には数人だった後援会には、元同級生や仕事仲間らが続々と集まり、今では百人以上に。岩永さんは「こんなに素晴らしい仲間と戦え、自分は幸せ者」と話す。

 早朝の駅立ちなど街頭活動中心の選挙戦を進める。元農林水産相の峯一さんを父に持つが、組織力がないための浸透度の低さが課題。民主、自民の候補に食い込むために石田秀幸後援会長は「投票率が低い若者への協力を呼びかける」と誓う。

 共産新人の西沢耕一さん(34)は公示以来、街頭演説を一日十五カ所ほど、個人演説会を一日二会場で開き、懸命に支持拡大を図る。

 演説会場に詰め掛ける幼い子ども連れの母親や会社帰りとみられる若者たちの前で、西沢さんは「いまは二十代、三十代の半分近くが非正規雇用だ。正社員が当たり前の社会を実現したい」と熱く訴えかける。

 元自民で無所属元職の小西理さん(54)は、今回の選挙戦では特に、選挙区内の各地で道行く人と対話する活動に力を入れる。

 これまで対話をした有権者は二千人ほどといい、景気回復や生活不安解消などの要望を聞いてきた。毎晩、選挙区内各地の銭湯に出向き、有権者との裸のつきあいに励むことも。「有権者と同じ目線となり、要望を政治に反映させたい」と力を込める。

8069チバQ:2012/12/15(土) 10:55:48
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2012shuin/20121208_5.html
前線ルポ

京都1区(上)
身内から離反、票奪激化

街頭演説中に鉢合わせとなり、主張をぶつけ合う候補者ら(4日午後1時53分、京都市下京区)

 「20数年間、一緒に戦った仲間が砂をかけて裏切った」。衆院選が公示された4日朝、京都市下京区内で行われた自民党前職の伊吹の出陣式で陣営幹部が叫んだ。自民を離党し、日本維新の会から立った新人の田坂への批判だった。
 伊吹は前回、政権交代を掲げた民主党候補に2万票差を付けられ敗れた。今回、風向きが変わったとはいえ、党の年齢規定で比例重複にならず、小選挙区での必勝を誓う背水の陣を敷いた。
 ところが10月、府議7期を務め前回の選対事務長だった田坂が「京都維新の会」を突然立ち上げ、陣営に衝撃が走った。その後に府議や市議を集め「仮に比例でも田坂氏が復活当選したら、2年半後の統一地方選で全選挙区に候補を擁立してくるぞ。自分の選挙と思って戦え」。公示前から田坂の地元の北区で集中的にてこ入れを始め、組織を引き締めた。
 対する田坂は、組織戦では伊吹に勝てない。昨年の府議選で1万6千票を取った北区を足がかりに街頭宣伝に力を入れ、4日にさっそく維新代表の石原慎太郎、代表代行の橋下徹と並んでマイクを握った。中盤にもう一度入るよう橋下に頼んでいる。
 動揺は民主にも走った。前回、民主から立候補し伊吹に競り勝った前職の平が7月、大飯原発再稼働に反対して離党、みんなの党から挑んだ。議席取り戻しを新人の祐野に託したが、平を支えた祐野陣営の京都市議は公示後も「離党したのに後援会名簿の返還に応じない」と怒り、電話作戦に使われないか警戒を強めている。
 1区の有権者は約38万人。小選挙区比例代表並立制導入後の過去5回の選挙は事実上、民主、自民、共産の3党による争いだったが、第三極の参戦で「票奪戦」がさらに激しくなった。
 平は前回支援を受けた民主議員や連合京都の組織的支援がなくなった。「原発の即時禁止」を掲げ、街頭を走り回る。公示の4日は環境保全をアピールして選挙カーでなく馬車で繰り出した。JR京都駅前で演説中の維新の橋下と出くわし、原発対応をめぐり「それは違う」と大きな声でやり返した。
 反原発では「共産党は筋金入りだ」と前職の榖田の陣営は胸を張る。だが、平に支持が流れる可能性もあり、すでに原発ゼロを訴えるビラ1万枚を選挙区内で配り、5日夜から学生部隊による街頭対話作戦を始めた。
 世論調査で伊吹の優勢が伝えられた6日、祐野陣営は街頭でのスポット演説を倍増させることを決めた。榖田陣営の幹部は「これからだ。伊吹候補を脅かす」と巻き返しを口にした。=敬称略



 既成政党と第三極政党が激突し、かつてない混戦状態で衆院選が始まった。京滋の各選挙区でも候補者が激しく競り合っている。激戦区をルポする。=3回掲載します。



【2012年12月7日掲載

8070チバQ:2012/12/15(土) 10:56:09
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2012shuin/20121207_5.html
滋賀1区(中)
拠点乗り込み、攻防過熱

個人演説会を終え支持者と握手する候補者(5日、大津市内)


 最低気温が0度近くまで下がった7日早朝、大津市のJR石山駅前で自民党新人の大岡敏孝がのぼりを手に声を張り上げた。「日本を立て直します」
 石山駅近くには、9選を目指す民主党前職川端達夫が選挙事務所を構える。周辺は出身の東レなどの工場が並ぶ。連合系労組の拠点でもある。
 「敵陣」に乗り込んでの訴えには力がこもる。前回、滋賀県内4選挙区で全て議席を失った自民にとって同市を含む1区の奪還は至上命令。党本部も「重点区」の位置付けだ。
 前回は、牙城の高島市では小差で勝ったものの、大票田の大津市で3万票の大差で突き放された。「少しでも切り崩さないと勝てない」。自民の大津市議は狙いを定める。
 静岡県議を務めていた大岡が公募で1区の候補者になり、活動を始めたのは約半年前。支持者を訪ね、街頭に立ってきた。
 選対本部長の県議石田祐介は「勝敗を決める無党派層に名前が届いていない」と気をもむ。大岡は駅前で名前を繰り返す。
 川端の足元にも切り込む。6日には党幹事長代行菅義偉が大津入りし、大手企業の支店を回って支援を要請した。いずれも労組が連合内で力を持つ企業だ。選対幹部は「プレッシャーになったはず」と期待を込める。
 川端も懸命だ。4日夜、石山駅前での決起集会ではライトを浴びながら「政治の流れを変えてはいけない。死力を尽くす」と危機感をあらわにした。
 文部科学相、総務相を歴任し、知名度は高まったが、今回は逆風のただ中にある。
 選対本部長の県議柴田智恵美は「党幹事長だった前々回も波がさーっと引いて負けた」と気を引き締める。今回同様に不利な状況だった2005年の「郵政選挙」では、大津市内で約1300票差で競り負け、小選挙区で敗北した。
 公示後、選挙車の経路の周辺で、数人単位でも集まりがあると聞けば、車を降りて駆けつけている。7日夜、市内の神社で開いた演説会では、出席者一人一人に固い握手をして支持を訴えた。
 民主、自民の争いに今回、日本維新の会が割って入る。大岡が声を張り上げていた7日早朝、同じ石山駅の2階には維新新人の奥村利樹の姿があった。「子どもたちのために頑張ります」
 奥村は党代表代行橋下徹と自身の名を連呼して、地域をひたすら歩く。戦術を指示した県ブロック長の大阪市議丹野壮治は「維新は空中戦だけではない。歩いて相手を崩す」と勝機をうかがう。
 共産党新人の節木三千代も農協の支店前での演説や反原発団体との連携で支持拡大を狙う。5日は党政策委員長小池晃が大津駅前で応援に入った。
 県内全選挙区を制覇した民主がしのげるか、失地回復を狙う自民が議席を奪還できるか。維新、共産も絡んで湖都の攻防が続く。=敬称略


【2012年12月8日掲載

8071チバQ:2012/12/15(土) 10:56:39
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2012shuin/20121206_8.html
京都6区(下)
風向き変化、一気に混戦

応援演説に来た党幹部と並び大勢の地元住民にアピールする候補者(7日、宇治市)


 衆院選公示後初の週末となった8日、民主党前職の山井は遊説先の佐賀県から急いで宇治市に戻った。地元でマイクを握るのは4日ぶり。支持者30人が集まるスーパー前で、たすきをかけ忘れたまま話し出した。眉間にしわを寄せ「厳しい命がけの選挙です」。
 その姿を見て選対幹部は「全国へ応援に行っている間に、かなり荒らされたからな」とつぶやいた。
 「荒らした」のは自民党だ。山井不在の隙を突くように5日に総裁の安倍晋三、7日に青年局長の小泉進次郎が入った。宇治市の近鉄大久保駅前で小泉と並んだ新人の安藤は「民主政権の3年余りの混乱に終止符を打つ」と山井打倒を叫んだ。
 府南部は民主の「金城湯池」と言われた。工場も多く、支持団体の連合京都の組合員が約1万人暮らす。旧民社党勢力を軸に山井は固い地盤を築いてきた。
 小選挙区比例代表並立制で初めて実施された1996年選挙で敗れたが、以降は比例代表を含め4回当選している。「政権交代」にわいた2009年の前回は17万6千票で自民候補に8万4千票の大差をつけた。
 だが、風向きが変わった。異変を感じた連合京都会長の細田一三は11月下旬に連合首脳からのメールで安藤の追い上げを知り、同月29日に京都入りした民主党幹事長代行の安住淳に耳打ちした。
 「山井の情勢が厳しい。地元入りをできるだけ増やしてほしい」。国会対策委員長の山井の地元滞在は当初3日間だったが、8日間に増やした。
 新聞が「山井に猛追」と報じた6日の夜。木津川市で安藤が開いた演説会に公明党の市議が初めて姿を見せ、安藤と固く握手した。党推薦は出ていないが、選挙区内で約3万票とされる公明票にも着実に手を伸ばす。党府連幹部は「山井の背中が見えてきた」。
 民主、自民の争いに16年前の96年選挙で自民から立った日本維新の会元職の清水が割り込んだ。安藤事務所のはす向かいに事務所を構えた清水は4日夕、JR宇治駅前で、知名度があり比例近畿に立候補している東国原英夫と並んでこう訴えた。
 「労組に応援される民主に公務員制度改革はできない。大企業の献金を受ける自民は大企業のために働くしかない」。選挙ポスターには党代表代行の橋下徹の顔を入れた。
 共産党新人の上條は26歳の若さを前面に押し出している。党公認候補では全国最年少。原発ゼロと若者の雇用改善を旗頭に掲げ、3党の争いに埋没しまいと躍起になっている。府内最大の有権者約45万人を抱え、大阪にも近い。無党派層が多い新興住宅地で上條はかすれた声で「若者が希望を持って働ける社会にしたい」。=敬称略


【2012年12月9日掲載】

8072チバQ:2012/12/15(土) 10:58:21
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536140217
選挙区リポート(1) 島根1区

細田氏 票の伸び悩み懸念  小室氏 支持団体引き締め


前回選より期待感

 「民主党政権では先行きが思いやられる」。「政権再交代選挙だ」。細田候補は8日の演説会で、外交や景気悪化、東日本大震災の復興の遅れなどを指摘した。民主党への有権者の失望感を、自民党の得票につなげる戦略だ。

 報道各社の世論調査で優位が伝えられる中で、選対の福田正明幹事長は「前回選よりも期待感を感じる」としつつも、「民主党への不満は大きいが、自民党も全面的に信任されているとは思っていない」と分析。投票率の低下に伴う、票の伸び悩みも懸念する。

 実際、運動量の低下は否めない。公示直前、松江市議が細田候補の支持を訴えようと訪れた企業で「今回は初めてだ」と声を掛けられた。前回選は下野への危機感から、市議らが率先して企業・団体を回り、訪問先が重複していたのだ。

 さらに、ミニ集会の参加者や企業などから、公共事業を増やす党方針に対して「増やさなくてもいい」と指摘があった。陣営は「政策を丁寧に説明していく」と気を引き締める。


政権交代の危機感

 小室候補は、自民党への攻撃姿勢を強めている。9日の街頭演説では、各種の世論調査で自民、公明両党が過半数を大きく超えるとの情勢を受け、「自公300議席。本当にそれでいいのか。コンクリートと借金、国防軍、原発推進。おまけが三つついてくる」と、批判のトーンを上げた。

 小室陣営の法定ビラ(7万枚)に「安倍政権(細田)になればかつての原発推進に逆戻り」など自民批判を強調。角智子選対事務局長は「政権交代の危機感がある」と話す。

 前回選は追い風を受けて比例復活を果たしたが、今回は、支持団体の連合島根幹部の元には、組合員から「マニフェストになかった消費税を上げた」「首相がころころ代わる」と、批判の声が届く。

 「組合員に浸透させてくれ」。連合島根の岩田学会長が7日、構成単組の書記局を急きょ回り、組織固めと集会開催を求めた。一定の人数が集まれば小室候補も遊説日程を変更して参加する方針だ。


有権者と直接対話

 得票2万票の目標を掲げる吉儀陣営は「現状では届かない」と情勢を厳しく分析。中林隆・党県委員長は「反原発や消費増税中止の機運が高まっているにもかかわらず、自民党の楽勝ムードに世論が流されている」と懸念する。直接有権者と話す機会を毎日設けるなど追い込みを図る。

 陣営では環太平洋連携協定(TPP)の反対を訴えるJAと意見交換を実施。松江市内の1店舗で、党名入りの「TPPを断固阻止しよう」とのポスターを掲示された。力を入れる比例票の獲得も含め、政策面で一致できる保守地盤の切り崩しも図る構えだ。

   ◇

 衆院選の審判が迫ってきた。山陰両県では4議席の独占を狙う自民党に対して、民主党や共産党が保守地盤を崩し、議席を獲得できるのか。4小選挙区の終盤の戦いを追った。

8073チバQ:2012/12/15(土) 10:58:50
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536141217
選挙区リポート(2) 島根2区

竹下氏 郵政関係者が支援  石田氏 「反自民」層に活路


関係修復の好機

 「新たな信頼関係をつくり直す」。出雲市などの郵便局長でつくる「出雲西地区郵便局長会」(堀江俊博会長)は8日、雲南市内での役員会で竹下候補を支援する方針を決めた。

 郵政関係者は、2005年衆院選で自民党と決別。郵政民営化阻止を掲げて国民新党を結党した亀井久興元衆院議員を支援し、その後も竹下候補と選挙の度にぶつかってきた。

 竹下陣営は、亀井氏が出馬を見送り、自民党の政権復帰の可能性が高まった今回が、関係修復の好機と判断。郵便局長と接触を重ねた竹下陣営の幹部の1人は「(自民への)矛先を収めているという感触はある」と成果を喜んだ。

 ただ、報道各社の世論調査で優勢との情報が流れる中、県議や市町村議がローラー作戦した前回選に比べ、組織の動きの鈍さは否めない。支持者カードの活用を見送り、支部からは「票が読めない」との声も上がる。

 「盛り上がりは3年前より低い。私の努力が足らない」。9日の決起集会で、竹下候補が支持者に頭を下げ、支持拡大を訴えた。


知名度不足と逆風

 運動量は落ちているとはいえ、竹下陣営の厚い保守地盤を崩すのは容易ではない。石田候補は「反自民」で共闘してきた社民党、亀井亜紀子参院議員(島根選挙区)の支持者からの支援に活路を見いだそうと躍起だ。

 反自民の対応を崩さない県西部の郵便局長に民主系県議らが直談判。石見部のある郵便局長は「来年には亜紀子さんの選挙もある」と、消極的ながらも支援に動きだした。邑智郡でも郵政関係者を含む活動拠点ができた。

 公示後、亀井父子の後援会・亀双会に接触を始めた直後、亜紀子氏の秘書から連合幹部に電話があった。「何かあれば言ってください」。11日夜、津和野町での石田候補の演説会には、亀双会会員や郵便局長も出席した。

 ただ、出馬の遅れで運動量は不足。連合島根の支持者カードの集まりは5日現在で目標の1割にとどまり、珍部芳裕選対事務局長は「知名度不足。党への逆風も感じる」と厳しい表情だ。

 終盤は地方交付税増額、高校授業料の無償化など民主党政権の成果を訴える構えだ。


原発即時ゼロ前面

 向瀬候補は2万票以上を目指し、消費税増税反対、環太平洋連携協定(TPP)参加反対に加え、終盤戦には「原発即時ゼロ」を前面に押し出す戦術だ。

 福島第1原発事故を受け、事故時の避難区域が島根原発(松江市鹿島町片句)30キロ圏に広がり、選挙区の一部も含まれた。「安全に避難させられるのか。原発を即時ゼロにするのが責任ある政治」と強調。原発阻止を訴えるポスターも活用し、追い上げを図る。

8074チバQ:2012/12/15(土) 10:59:11
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536142217
選挙区リポート(3) 鳥取1区

石破氏 得票率9割目指す  塚田氏 「反自民票」に期待


 「石破さんは強いから選挙に行かなくてもいいと言う人がいるが、行ってもらいたい」

 11日、石破候補の出身地の鳥取県八頭町。全国遊説で選挙区を空ける本人に代わり、街頭で陣営幹部が放った第一声は、投票所へ行くお願いだった。

 追い風に乗る自民党。民主党の不戦敗も相まって、石破候補は報道各社の世論調査で他の追随を許さない。

 陣営の目下の敵は楽勝ムード。本人不在に加え、定例議会のため党の自治体議員が姿を見せず、士気は高まっていない。


説明不足への懸念

 選対は「党の顔」にふさわしい得票率の積み上げに腐心。鉄永幸紀選対事務総長は「得票率は8割後半、できれば9割」と前回選(61・97%)を大きく上回る数字を掲げ、逆風の前回選でさえ、やらなかった支持者カードの回収を徹底する。

 公明党との共闘姿勢もアピール。自民党県議は、比例代表で公明党への投票を初めて支持者に依頼した。支持者から「石破さんは楽勝。選挙協力が必要か」と煙たがられたが、それでも辞を低くした。「今回は数字にこだわりたい」との思いからだ。

 陣営は「鳥取初の首相候補」と待望論をあおるが、本人の肉声なくして消費税増税や、交渉参加の可能性を残す環太平洋連携協定(TPP)といった重要政策に理解が得られるか。

 石破候補に代わり選挙区内のJA支店を訪ねた山口享選対本部長は「TPPは難しい問題。ちゃんとやらせる」と述べるにとどまった。政策の説明不足への懸念はぬぐえない。


裾野拡大は限定的

 別の支店前では、塚田候補がTPP交渉参加反対を力説。「絶対反対は共産党だけ」と表に出てきたJA職員に握手を求められ、気分を良くした。

 10日にJR鳥取駅前へ来援した穀田恵二党国対委員長との街頭演説で、塚田候補は鳥取市河原町生まれの農村部出身を強調。聴衆には「投票先が塚田さんしかない」という民主党員も交じり、反自民票獲得に期待を寄せる。

 陣営は、共産党の主張と似通っている反原発団体や、鳥取市庁舎建設の住民投票に携わった市民団体からの支持も当て込むが、もともと党支持団体とは言えないだけに裾野の拡大は限定的。

 脱原発市民団体「エネルギーの未来を考える会」の山中幸子代表は塚田候補を支持する考えだが、党が重視する比例代表は「議席を獲得できないと死に票になる」と投票先を思案する。新党を含め脱原発を掲げる政党の乱立が、共産党の存在感を弱めている。

 井上候補は独自の戦い。




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8075チバQ:2012/12/15(土) 10:59:42
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536143217
選挙区リポート(4) 鳥取2区

赤沢氏 徹底した地盤固め  湯原氏 党より個アピール


 「これから問われるのは選挙術だ」。選挙戦中盤の9日、米子市内での赤沢候補の個人演説会で、斉木正一選対本部長代行は「油断禁物」を強調した。

 報道機関の世論調査で赤沢候補の優勢が伝えられる中、赤沢陣営に「湯原陣営が泣きの電話作戦に入った」との情報が飛び込んだ。選対幹部は「やることが3年前と逆」と回想した。

 民主党が攻勢に出た前回選。投票4日前、劣勢の赤沢陣営は電話にかじりついて支持者を泣き落とし、626票差で死闘を制した。

 今回は風の向きが正反対。しかし演説会後に「自民党は本当に変わるのか」「投票したら古い政治に戻る」と不満を漏らす党員は少なくなく、前回のような「対民主」の気迫はない。

 自民党への高支持率を「期待より消極的選択に近い」と実感した選対は、支援企業や40地域支部に引き締めを要請。13日は境港市内で仕上げの総決起集会を開き、地盤固めを徹底した。


存在感は今ひとつ

 「原発の即時廃炉を訴え続けるのは共産党だけ」。福住候補は13日、米子市内の街頭で、選挙区の一部が島根原発(松江市鹿島町片句)から30キロ圏内に入る地域性に着目し、党の原発政策を強調した。

 1日15回の街頭演説をこなし、選対は有権者3万5千人への電話作戦も決行。ただ赤沢、湯原両候補の再対決に耳目が集まり、存在感を放っているとは言い難い。岡村英治選対本部長は「妙案はないが、支持が向くよう訴える」と、消費税増税反対など暮らしに密着した政策を訴える方針だ。


離反層呼び戻し全力

 湯原候補は12日、南部町内での個人演説会で「地元のことは誰よりも知っている」と力説。これまで時間を割いてきた党の政策を引っ込め、政治理念や米子市議、県議を計20年務めた実績を並べた。

 選対の方針で、党より「個」をアピールする作戦に変更した。政策重視の正攻法にこだわる湯原候補は抵抗したが、党の劣勢は、きれい事を言っていられないほど深刻さを増す。

 選対幹部も、なりふりかまわぬ応援ぶり。11日の米子市内での個人演説会で、党所属の森雅幹県議は「なんとか比例で復活できるように」と頼み込んだ。選挙区敗北を容認する言い回しに、出席した支持母体・連合鳥取傘下の組合員は「しらける」と気抜けした。

 連合鳥取の活動の本格化に伴い、終盤の世論調査では追い上げている。陣営は14日以降、米子市内での街頭演説で、離反した党支持層の呼び戻しに全力投球する。

8076チバQ:2012/12/15(土) 11:01:13
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212110004.html
'12/12/11
【ルポ焦点区】広島5区 民自4度目、同根対決 「宏池会」攻守変え
 ▽5区(3人)届け出順・敬称略
三谷光男 53 首相補佐官  民 前
寺田稔  54 党県支部長  自 元
尾崎光  60 党地区委員長 共 新


 北朝鮮のミサイル発射に備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を積んだ輸送艦が3日、海上自衛隊呉基地を沖縄方面へ出発した。その3日後の6日、基地にほど近い呉市の呉中通商店街でマイクを握った広島5区の民主党前職、三谷光男(53)は不況にあえぐ旧軍港市の活性化を誓った。

 「私は中通の商店の息子。古里をつくる仕事をさせてください。助けてください」。民主党劣勢との情勢を受け、声をからした。

 ▽選挙区を奔走

 三谷は3度目の挑戦だった2005年の衆院選、重複立候補した比例代表中国ブロックで復活当選し初の議席を得た。09年の前回は5区で初勝利。野田佳彦首相のグループに属し、首相補佐官として政権を支えたと自負する。

 一方、地元に帰る機会は大幅に減った。「呉で生まれ育ち、庶民的な人柄を押し出したい」と考える陣営には有権者との接触の少なさが気掛かりだ。

 公示後は遅れを取り戻すべく、島や三原市の一部を含む広い選挙区を奔走。連合広島や同級生が中心となり活動を支援する。9日は自転車で呉市を回り、「ばらまき公共事業の自民党でいいのか」と訴えた。

 ▽決戦向け着々

 対する自民党元職の寺田稔(54)は「待ちに待った決戦の時」と意気込む。

 三谷との対決は4度目。池田行彦元外相の死去に伴う04年の補欠選挙と05年衆院選は小選挙区で勝利したが、前回は民主党躍進の波にのまれ落選した。いずれも6千〜7千票差。陣営幹部は「郵政解散、政権交代という全国の強風も5区では微風」と引き締める。

 浪人中の3年余り、地域を小まめに回ることに徹し、ミニ集会を重ねた。過去3回の衆院選で三谷にリードを許した呉市を最重点地区に、JR呉駅前などで街頭演説を繰り返し、団地が集積する焼山地区に事務所を設けた。決戦への布石を打ってきた。

 地元の有力企業や県議、市議の多くが支援に回り、医師連盟や農業団体などの推薦は150を超す。9日、安浦地区での演説会で寺田は「民主党は政権を取れば17兆円が出てくると言ったが大うそだった」と攻勢を強めた。

 民主、自民両党に分かれて競い合う2人だが、政党対決で割り切れない構図も絡む。

 寺田は広島市西区出身だが、保守本流と称される自民党派閥の宏池会を創設した池田勇人元首相の孫娘と結婚し、地盤を受け継ぐ。一方、三谷は宏池会を引き継いだ宮沢喜一元首相たちの秘書を長年務めた。与野党で攻守が逆転した今回も同根対決の色彩を帯びる。

 共産党新人の尾崎光(60)は消費税増税に反対するなど独自性を印象付ける。環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加にも強く異議を唱え、農業団体など自民党支持層の切り崩しを狙う。=敬称略(衆院選取材班)

8077チバQ:2012/12/15(土) 11:01:33
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212130001.html
'12/12/13
【ルポ焦点区】広島4区 与党や世襲で逆風警戒 民・自とも人物強調
 ▽4区(3人)届け出順・敬称略

中石仁  50 党県委員  共 新
空本誠喜 48 党県副代表 民 前
中川俊直 42 党県支部長 自 新
 広島4区の民主党前職、空本誠喜(48)の陣営は、4日の出陣式の案内を約1万通発送した。封筒の表には「衆議院議員 空本誠喜」のシール。はがすと、「民主党」の文字とロゴマークがのぞく。

 空本は「名前を目立たせただけ」とするが、陣営幹部は「この逆風で民主党は出しづらい。党名で票が集まった前回と状況が違う」と明かす。

 2009年の前回衆院選は、政権交代に期待する民意が巻き起こした「風」に乗った。自民党元幹事長の中川秀直(68)のぶ厚い壁を突き崩し、3度目の挑戦で初当選。今回は民主党政権への失望感から生じた「逆風」を肌身で感じる。「空本個人で勝負するしかない」。そう覚悟を決めている。

 演説会では、農家への戸別所得補償制度の導入や国道2号東広島バイパスの整備などの実績を訴える。東広島市で9日あった演説会では約20分の演説中、「民主党」とはひと言も発しなかった。党幹部の来援も依頼していない。

 「火消し」に躍起なのは空本だけではない。

 秀直の次男で自民党新人の中川俊直(42)の陣営は、世襲批判を警戒する。野田佳彦首相が自民党への対抗軸の一つとして「脱世襲」を打ち出したからだ。

 秀直の義父の故俊思も衆院議員。中川は3世候補となる。「新人で批判もあるが、郷土の皆さんに育ててほしい」。5日夜、かつて秀直が拠点とし、俊思の胸像を飾った東広島市の後援会事務所で、来場者に頭を下げた。

 秀直は9月末、議員引退を表明。中川は党広島県連の公募に応じ4区支部長に就いた。同年代の仲間と新たに後援会も設立した。

 父子はしかし、前回衆院選前に「世襲はしない」と発言。自民党も世襲制限を公約に掲げた。陣営が批判に敏感なのはこうした経緯もある。

 後援会幹部を集めた選対会議では「世襲候補について」と題する文書が配られた。小泉純一郎元首相の次男で、人気が高い進次郎前衆院議員を引き合いに「優秀な政治家が生まれ、世襲に対する考えも変化してきた」とする内容だ。

 一方で、中川を支援する県議や市議は「父の秘書を務め、国とのパイプは太い」と持ち上げ、「即戦力」を強調する。

 ただ空本は世襲批判を前面に出さない。陣営幹部は「本人が批判するとイメージが低下する」と説明。後援会幹部たちが応援演説で「3代続けば家業。一部の権力者の政治をするのか」と批判する。

 共産党新人の中石仁(50)は「民主党政治も自民党政治もうり二つだ。本物の改革で勝ちきる時」と訴える。=敬称略(衆院選取材班)

8078チバQ:2012/12/15(土) 11:02:00
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212140001.html
'12/12/14
【ルポ焦点区】<8>広島2区 民自対決、攻守が逆転 「最重点」大物ら来援
 ▽2区(4人)届け出順・敬称略
中森辰一60 党県委員  共 新
松本大輔41 文科副大臣 民 前
平口洋64 党県支部長 自 元
辻康裕43 党県支部長 維 新
 4選を狙う民主党前職の松本大輔(41)と、返り咲きを目指す自民党元職の平口洋(64)。対決は今回で4度目となる。2人の歩みは、この10年の政治状況の縮図のようでもある。

 「一番変わったのは税金の使い方だ。不要不急の公共事業をやめて、教育や子育ての予算を増やした」。文部科学副大臣として野田政権を支える松本は13日夜、大竹市で開いた演説会で、政権交代の成果を支持者に訴えた。

 同じころ、平口は広島市西区で演説会に臨んだ。「今、うそつきは政治家の始まり、と言われる。国民は腹を立てている」。2009年の前回衆院選のマニフェスト(政権公約)の実現率が3割にとどまった民主党を当てこすった。

 03年に初挑戦

 ともに03年、衆院選に初挑戦。平口が無所属の会から立候補するなど、自民党勢力が3分裂した。その間隙(かんげき)をついて抜け出したのが松本だった。民主党が広島県内の小選挙区で初めて獲得した議席。「自民王国」にくさびを打ち込んだ。

 05年の「郵政選挙」は平口が初勝利。敗れた松本は比例中国ブロック(定数11)で復活当選した。09年の「政権選択選挙」では松本が議席を奪還。平口はバッジを失った。

 民主、自民、公明の3党で合意した社会保障と税の一体改革をめぐっても、2人の訴えは対照的だ。

 松本は、テレビ番組で消費税増税の賛否を明言しなかった自民党総裁の安倍晋三を「覚悟が決まらず、ぶれている」と批判。「次の世代に借金を残し続ける政治から転換を」と一体改革の意義を主張する。

 対する平口は「今の景気では、消費税率はとてもじゃないが上げられない」と3党合意から距離を置き、景気対策優先を訴える。

 その時々の「風」で勝敗がオセロのように入れ替わる広島2区。民主、自民両党ともに「最重点区」と位置付ける。民主党は副総理の岡田克也や国家戦略相の前原誠司、自民党は幹事長の石破茂が応援に入り、マイクを握った。

 6日前に表明

 そこに割って入ろうと、日本維新の会新人の辻康裕(43)は公示6日前に立候補を表明した。「民主党にはがっかり、自民党にはうんざり」(陣営幹部)という有権者の受け皿を狙う。街頭演説を重ね、「しがらみのない維新だからこそ大改革ができる」と訴える。

 辻の立候補が「どちらかといえば松本に不利」との見方は、松本と平口の両陣営に共通する。広島の「民主の灯」が揺れる。

 共産党新人の中森辰一(60)は、消費税増税反対など党の政策を前面に打ち出す。広島市議を連続4期務めた実績もアピールする。=敬称略(衆院選取材班)

8079チバQ:2012/12/15(土) 11:02:31
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/okayama/So201212140001.html
'12/12/14
2・4区で競り合い続く 民・自幹部が相次ぎ来援
 衆院選岡山2、4区では、民主、自民の二大政党による激しい競り合いが続く。両小選挙区とも過去2回は民主党前職が勝利。今回、党への逆風にあらがう前職に対し、自民党の新人と元職が攻勢を強める。両党幹部の来援も相次ぎ、最終盤の攻防が勝敗の鍵を握る状況となっている。

 「この選挙区から日本を変えよう」。13日、岡山市中区のショッピングセンター前で、岡山2区の自民党新人、山下貴司氏(47)と並んでマイクを握った安倍晋三総裁が語気を強めた。

 危機感を前面

 5時間後、同じ場所に立ったのは民主党の蓮舫国民運動委員長。同党前職の津村啓介氏(41)の応援に駆け付け「どうぞ皆さんの力で勝たせてほしい」と、危機感を前面に出して声をからした。

 日本銀行出身の津村氏は2003年の衆院選で自民党の立候補者に敗れたものの、比例代表中国ブロックで復活当選。05年の「郵政選挙」で初勝利すると、09年の「政権交代選挙」は自身最多の約10万2千票を獲得し、3選を決めた。

 初挑戦以来、地域を歩き、対話を重ねる姿勢を貫く。江田五月元参院議長(参院岡山)や連合岡山の支援を受け、「嫌われる政策も正面から訴える」と消費税増税の必要性を丁寧に説明する。

 一方、法務官僚だった山下氏。民主党の政権運営に疑問を感じて退職し、自民党岡山県連の公募で昨年、立候補予定者に選ばれた。高校の同窓生や党所属の県議たちの協力を得て地区ごとの後援会づくりに力を入れてきた。

 選挙戦では街頭演説のポイントごとに支持者を動員。推薦を受ける企業前での演説にも力を入れる。「古里を元気にする」と防災対策などの公共事業による景気回復を訴え、握手を繰り返す。

 この激戦区に、民主党は前原誠司国家戦略担当相や細野豪志政調会長が来援。自民党も石破茂幹事長や谷垣禎一前総裁が入る。

 父の地盤継ぐ

 この両党幹部がセットで立ち寄るのが岡山4区。3度目の対決となる民主党前職の柚木道義氏(40)と自民党元職の橋本岳氏(38)が火花を散らす。倉敷市議を辞職して立候補した日本維新の会新人の赤沢幹温氏(51)も参入し、情勢は混沌(こんとん)としている。

 社会保障問題に明るい柚木氏は、自民党の支持基盤だった医療関係者に浸透。水島コンビナートの労働組合の支援も受ける。「政党でなく私個人を評価してほしい」。逆風をはね返そうと懸命だ。

 父の龍太郎元首相の後援会を引き継いだ橋本氏は「負ければ次はない」と危機感を出す。演説会には母の久美子さん(71)が出席。龍太郎氏からの支援者をつなぎ留める。

 赤沢氏は所属していた市議会最大会派の支援を得て、無党派層の獲得や自民党支持層の切り崩しを図る。

 岡山2区には共産党新人の井上素子氏(65)、岡山4区には共産党新人の須増伸子氏(46)が立候補。ともに街頭演説を繰り返し、消費税増税反対や原子力発電所の即時廃止を訴える。(衆院選取材班)

8080チバQ:2012/12/15(土) 11:04:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000263-mailo-l34
決戦の現場:ドキュメント衆院選・広島/上 投票まで4日 /広島
毎日新聞 12月12日(水)16時20分配信

 師走の衆院選は終盤戦に突入した。民主、自民の二大政党に第三極勢力と共産が絡み、県内7小選挙区では激戦が展開されている。各陣営の戦いを追った。
 ◆1区
 ◇自民重鎮「不在」にも勢い 尾を引く民主「分裂」
 「全国を駆け回っている主人をお願いします」。11日午前、自民・岸田文雄氏の妻裕子さん(48)が繁華街の金座街(中区)などでマイクを握った。岸田氏は10月、派閥「宏池会」の会長に就任した。広島が輩出した首相の池田勇人、宮沢喜一両氏(故人)も領袖(りょうしゅう)を務めた名門。派閥候補者の支援でこの日も神奈川、愛知、三重、京都を駆け抜けた。公示後に選挙区にいたのは3日だけだ。
 祖父の代からの地盤は強固だが、3年前は初めて対立候補の比例復活を許した。留守を預かる地元県議は息巻く。「圧倒的に勝たなくてはならない」
 岸田氏を前回追い詰めた民主は菅川洋氏が7月に離党し、一時は「不戦敗」も懸念された。解散後に党本部主導で擁立した野中幸市氏は「落下傘候補」で知名度不足は否めない。「改革を進めるのか、古い政治に戻すのか」。野中氏は街頭では党を前面に立て、手を突き出して声をからす。6日に前原誠司国家戦略担当相が応援に入り、繁華街を歩いた。陣営は「擁立できただけでも…。あとはやるだけ」と前を向く。
 未来・菅川氏は公示後、ジャンパーと自転車を党のカラー・緑にそろえ、選挙区内を駆け巡った。民主の候補擁立により、古巣陣営にいるシンパの支援は「ないと考える」(選対幹部)。無党派層への浸透に活路を切り開こうと、7日には党代表の嘉田由紀子滋賀県知事の応援をあおいだ。「信念を貫く」と士気を高める菅川氏は、11日も40カ所以上で街頭に立った。
 共産・大西理氏は二大政党と第三極勢力の双方との差異を強調し、存在感を高めようと躍起だ。【寺岡俊】
 ◆2区
 ◇民主「逆風」に危機感 自民は組織引き締め
 「郵政選挙」の05年、「政権交代」の09年。広島2区は、「風」が民主・松本大輔氏と自民・平口洋氏の当落を入れ替えてきた。
 4選を狙う松本氏は政権与党として初めての審判を受ける。支援母体・連合広島の幹部は「前回とはまるっきり反応が違う」。地方議員数は自民に劣り、自前の後援会組織もない。無党派の支持を受けてきた陣営は「逆風」に危機感を募らせる。
 9日夜、廿日市市での個人演説会。同じ松下政経塾出身の山井和則・党国対委員長が来援し、「マニフェスト違反」を謝罪する一方、高校授業料無償化や医師数増加など政権交代の実績を列挙した。松本氏は舞台を降りて演説し、「勝ちきりたい」と懇願した。11日も、つじ立ちや個人演説会に駆け回った。
 「自民優勢」の序盤情勢が流れていた8日、平口氏の応援に入った自民党の石破茂幹事長は「我々は追いかける側だ」と支持者らに慢心を戒めた。
 平口氏は11日早朝、JR五日市駅前で通勤客らに支持を訴えていた。3年余りの浪人生活で徹底的に地域を回り、「退路を断つ」覚悟で臨んでいる。支持底上げのカギは公明党との選挙協力だ。公示日に4カ所であった出陣式の一つで広島市議会のベテラン・藤田博之元議長は「比例はパートナーの公明党の支援を」と話し、両党の親密さを強調した。
 2区は住宅団地やマンションの多い西区や佐伯区が大票田。公示直前に立候補が決まった維新・辻康裕氏は広島とゆかりはない。「広島が変われば日本が変わる」。党の旗を掲げて街頭演説を繰り返し、既成政党に批判的な無党派層の「第三極」への期待をあおる。
 共産・中森辰一氏は、消費増税反対や原発即時廃止などを訴える。【加藤小夜】
………………………………………………………………………………………………………
 ◆立候補者(届け出順)
 ◇1区(4)=広島市中・東・南区
大西理  46 党県常任委員  共新
岸田文雄 55 党県会長   (6)[自][岸]前=[公]
野中幸市 49 経済評論家  [民]新
菅川洋  44 税理士    (1)[未]前=[大]
 ◇2区(4)=西・佐伯区、大竹市など
中森辰一 60 党県委員      共新
松本大輔 41 副文科相     (3)[民]前=[国]
平口洋  64 [元]党国対委員 (1)[自][額]元=[公]
辻康裕  43 [元]市議秘書  [維]新=[み]
12月12日朝刊

8081チバQ:2012/12/15(土) 11:05:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000155-mailo-l34
決戦の現場:ドキュメント衆院選・広島/中 投票まで3日 /広島
毎日新聞 12月13日(木)13時0分配信

 ◆3区
 ◇無党派層取り込み綱引き 三つどもえで切り崩しへ
 「東京で石原慎太郎代表、大阪で橋下徹代表代行、広島からも日本の政治を変えましょう!」。維新・中丸啓氏が12日午後、安佐南区の幹線道路沿いで街頭演説に立った。新興住宅地が広がる安佐南区、安佐北両区は区内有権者の8割が住む。無党派層を取り込みたい二大政党と第三極勢力の綱引きは、終盤戦にもつれ込んだ。
 情勢を複雑にするのが、自民陣営の過去のしこりだ。3区の自民は小選挙区と比例で候補者が交互に入れ替わる「コスタリカ方式」を取ってきた。前回選で民主・橋本博明氏に敗れた増原義剛氏は引退し、河井克行氏に一本化した。しかし増原、河井両氏は2度直接対決した過去がある。「お互いの支持者がそのまま移らない」(選対関係者)。
 11日午後8時過ぎ、安佐南区民文化センター。この日5カ所目の集会で河井氏は10人を前に「直前の空気で変わるのが3区」と切り出し、「力を貸して下さい」と土下座した。「増原さん支持で関係が薄かった人にも積極的に接触している」(秘書)。数十分単位のミニ集会を小刻みに開き、手綱を緩めない。
 逆風の橋本氏は支持母体の労組票の引き締めに加え、河井氏と距離を置く保守票の切り崩しに動く。「河井さんの集会で人が少なかった場所を電話などで攻めている」(民主市議)。12日夕、安佐北区民文化センターでのミニ集会では、11月に長男が生まれたと紹介し、「1000兆円の国の借金を次の世代に残そうとしている。夢と希望を残す政治をつくらせていただきたい」と声を振り絞った。
 共産・藤井敏子氏は、「命を大事にする政治」を掲げ、存在感を出そうと懸命だ。【植田憲尚】
 ◆4区
 ◇民主「脱世襲」に踏み込む 自民は「地域密着」でかわす
 「あるお母さんが私に訴えました。『政治の私物化は良くない』」。8日夕、府中町内の公共施設であった個人演説会。民主・空本誠喜氏は有権者の言葉を引用する形で「脱世襲」に踏み込んだ。
 自民・中川俊直氏が父秀直氏の地盤を継いで出馬した選挙戦。空本氏の陣営は世襲批判を封印していた。「相手を攻撃しても政策を見てもらえずマイナスになる」(陣営幹部)。しかし「中川氏先行」の情勢が伝わり、「直接的な批判はしない」(空本氏)としながら方針を転換した。一方、逆風を意識して党を前面には出さない戦術を取り、陣営幹部は「今後も党幹部は呼ばないだろう」と語る。
 「どこでもいいから政治をやりたいとは思っていない。4区が唯一の古里」。12日夕、海田町内の支援者集会で中川氏は訴えた。毎日4カ所ペースで個人演説会をこなして「地域密着」を強調し、父の代からの支持者を固めながら世襲批判をかわす。
 個人演説会は5日夕、幼少期を過ごした東広島中心部・西条から始めた。地元市議は「『ぜひ西条からやりたい』という希望だった」と語る。同席するのは市議や地域の有力者。在京テレビ局に勤務し広島を長く離れていたが、「知っとってですか」と広島弁も交える徹底ぶりだ。
 共産・中石仁氏は選挙カーで各地区を回り、TPP反対や消費増税中止を訴えている。【中里顕】

8082チバQ:2012/12/15(土) 11:05:40
 ◆5区
 ◇自民は「地元貢献」前面に 「首相と一体」強調の民主
 「これほど呉にふさわしい政治家はいない」。12日午前、呉市中心部の商店街で自民・寺田稔氏の応援に訪れた片山さつき参院議員が持ち上げた。応援2度目の片山氏は東大法卒で旧大蔵省入りした経歴では後輩。共に防衛担当の主計官を担当し、「妹分」と称する関係だ。
 「霞ケ関」への人脈は寺田氏の強みだ。3年余の浪人時代も、地元陳情の実現に奔走した。演説・遊説でも東広島呉道路の建設促進や無料化、地元商店街の改修費の予算付けなど成果をアピールし、「地域にしっかり根ざし、還元していく」と地元貢献への期待感をあおる。
 政治主導を掲げた民主党政権で、三谷光男氏は野田佳彦内閣の財務政務官、首相補佐官を歴任した。松下政経塾の先輩でもある野田首相と近い。呉市内のホテルで10日夜にあった総決起大会では「次期首相を選ぶ選挙。ぶれず逃げない野田首相を選んでいただきたい」と「一心同体」ぶりを強調した。与党として防戦を余儀なくされているが、地元傾斜を「ポピュリズムになりかねない」(陣営幹部)と敬遠し、寺田氏の戦術とは一戦を画す。
 13日以降は大票田の呉市に張り付いて巻き返しを狙う三谷氏に対し、寺田氏も13日夕方に呉市内で決起大会を開き票固めを図る。
 共産・尾崎光氏は原発即時停止や消費増税反対などを訴え、第三極勢力のいない5区での受け皿を目指す。【吉村周平】
………………………………………………………………………………………………………
 ◆立候補者(届け出順)
 ◇3区(4)=安佐南・安佐北区など
河井克行 49 [元]副法相  (4)[自]前=[公]
橋本博明 42 党県副代表   (1)[民]前
藤井敏子 59 [元]広島市議 共新
中丸啓  49 IT会社社長  [維]新
 ◇4区(3)=安芸区など
中石仁  50 党県委員     共新
空本誠喜 48 党幹事長補佐   (1)[民]前=[国]
中川俊直 42 [元]衆議員秘書 [自]新=[公]
 ◇5区(3)=呉、竹原市など
三谷光男 53 首相補佐官    (2)[民]前=[国]
寺田稔  54 [元]防衛政務官 (2)[自][岸]元=[公]
尾崎光  60 党地区委員長   共新
12月13日朝刊

8083チバQ:2012/12/15(土) 11:06:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000209-mailo-l34
決戦の現場:ドキュメント衆院選・広島/下 投票まで2日 /広島
毎日新聞 12月14日(金)16時17分配信

 ◆6区
 ◇ベテランと新人の大激戦 組織結束で最終盤へ
 「あとわずかです。やり抜きます」。尾道市・因島で13日夕に急きょ開かれた未来・亀井静香氏の総決起大会。壇上の亀井氏は切々と、時に絶叫しながら満場の支援者に訴えた。
 報道各社が伝える情勢は自民・小島敏文氏との競り合い。連続11回当選のベテランを支える選対幹部は「ここまで厳しいと見ていたのは少数。相手を見くびっていた」。亀井氏は公示日から3日間は選挙区内を精力的に回ったが、その後は未来候補の応援で県外へ。予定を3日早め、12日に選挙区に戻った。
 13日と14日は計4カ所で総決起大会を開き、「亀井党」を引き締める。妻や長女も後援会のつてで関係企業などを回る。別の陣営関係者は「感触は悪くない。最後には勝つ」と自らを奮い立たせた。
 小島氏は12日午後、三原市内の街頭演説で「ここ三原が天王山です」と気勢を上げた。秘書を務めた故宮沢喜一元首相の影響が残る地域をくまなく回る。選対幹部は「前回は今一つ党内の協力態勢が整わなかったが、今回は一枚岩だ」。7日夜、地元世羅町での決起大会には他選挙区の自民候補も駆けつけ「県内全選挙区での勝利を」と結束を確認した。
 懸念材料は県内の自民候補者で唯一、公明党の推薦を得ていないこと。街頭では自公連携の重要性を強調し、公明党国会議員や市議も協力を口にするが、組織票の上積みに期待する陣営は「推薦があるとないでは全然違う」と吐露する。
 共産・花岡多美世氏は選挙カーで巡回し、党の一貫した政策を訴えて他党との違いを強調する。【豊田将志】
 ◆7区
 ◇自民、公明との協力前面に 民主は党幹部ら投入
 12日夜、2500人が詰めかけた福山市のホール。アニメ「ルパン三世」のテーマ曲に乗り、細身のスーツに身を包んだ自民・小林史明氏が颯爽(さっそう)と現れた。集大成と位置づけた決起集会で小林氏は時折涙も見せながら支援を訴え、初めて「比例は公明党に」と自ら呼びかけた。選対本部長を務める自民県議も「目的は一つ」と土下座した。「自民堅調」の情勢にも票の底上げに気を緩めない。
 支持者に「比例は公明」と働きかけ、公明支持者に小選挙区は自民候補を書いてもらう選挙協力は、自公政権時代から続く。7区の公明票は約3万。陣営は地域の演説会で、票のバーターを司会者に呼びかけさせるマニュアルも作った。
 11日、民主・和田隆志氏の陣営に福山北署から連絡が入った。「政党のポスターが破られている」。証紙を張ったポスターは破れにくい特殊用紙。悪質ないたずらだが、陣営は「今回の逆風を物語っている」と眉をひそめる。同日夜、連合福山地協に加盟する全64労組の幹部がJFE労組に集められた。地協幹部は「組織票だけでは足りない。やれることは全部やれ。隣近所にも声をかけるんだ」と発破をかけた。
 13日は蓮舫参院議員が来援し、14日は細野豪志政調会長が応援に入る。党の有名議員を続々と投入して、巻き返しに懸命だ。
 維新・坂元大輔氏は最後まで組織的な演説会は開かず、1日50カ所の街頭演説を続ける。15日には100人以上の規模で市中心部の約2キロを行進しながらの演説を予定する。
 共産・神原卓志氏は原発廃止や消費増税反対の主張が通じる未来支持層の取り込みも狙う。【稲生陽】
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 ◆立候補者(届け出順)
 ◇6区(3)=三原市(一部除く)など
亀井静香  76 [元]建設相  (11)[未]前=[大]
花岡多美世 55 党地区委員        共新
小島敏文  62 [元]県副議長     [自]新
 ◇7区(4)=福山市
坂元大輔30[元]市議秘書    [維]新=[み]
和田隆志 49 党県代表  (3)[民]前=[国]
小林史明 29 党支部長     [自]新=[公]
神原卓志 56 古書店経営     共新
12月14日朝刊

8084チバQ:2012/12/15(土) 11:07:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121206/elc12120602170003-n1.htm
【衆院選2012 広島】
師走決戦 1区 自民7選阻止狙う民、未、共
2012.12.6 02:16 [広島県]
 マイクを手に街頭から、あるいは選挙カーから力強く訴え続ける。「3年間進めてきた改革を止めてはならない」。民主新人の野中氏は、党本部が選んだ“落下傘候補”として急遽(きゅうきょ)、立候補した。民主党本部から党県連に連絡があったのは、選挙準備を含め日程的にギリギリの11月22日夜だった。

 今回、猛烈な逆風を受ける民主。1区の前職、菅川氏の離党後、県連が後任候補者を選出できず、最終的に党本部に人選を依頼したのは、その逆風を象徴する出来事だった。

 野中氏は熊本県出身で、広島とは縁がない。連合広島などの支援体勢が整っているとして、1区での立候補を選んだという。「街頭演説を中心に子育て、年金、医療などを強く訴えていく」と語り、選挙区を奔走する日々を続ける。

 一方、自民は広島の選挙区で唯一議席を守った岸田氏が7選を目指す。10月には、県出身の故池田勇人元首相からの流れをくむ派閥「宏池会」の会長に就任し、「党の顔」としての地歩も一層強固にした。

 「広島全7区での全員当選を目指す」。党県連会長としての言葉にも、力がこもる。政策は広い視点に立ち、経済成長や教育、社会保障などを訴える。「消費税増税から逃げる訳にはいかない。堂々と評価してもらう」とも話している。

 今回は派閥候補の応援に全国を飛び回り、地元にいられるのは選挙期間の半分ほど。強固な地盤があるとはいえ、これほどの長期不在は陣営にとって初めて。選挙スタッフが手分けして支援者に事情説明に回り、岸田氏の街頭演説を増やして不在期間をカバーする戦術をとっている。

 「選挙区で勝ち抜くことが第一。本人不在でもやるべきことをきちっとやる」。岸田氏の陣営は引き締めに全力を挙げている。

 民主を離党した菅川氏は前回は岸田氏にあと8千票足らずに迫ったが、陣営も認める「厳しい戦い」を強いられてきた。連合広島の支援が受けられず、人員的にも苦慮した。しかし、未来の結成によって「イメージがよくなった」との電話がたびたび。陣営は徐々に手応えを感じている。

 今回は菅川氏の“顔”の浸透に徹し、本人は自転車で選挙区を奔走する。「卒原発 脱増税 続税のムダ」を中心にスポット演説をこなしては、自転車にまたがる。暗くなるまで長距離移動以外は車を使わず、個人演説会も行わない方針という。

 大西氏は連日20回以上の辻立ち。党の重点政策「消費税増税中止、原発即ゼロ、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)断固ストップ」を中心にアピールを展開している。

 5日に党書記局長の市田忠義氏が来援。12日にも志位和夫党委員長が応援に入るとあって、陣営の士気は日増しに上昇。多くの政党が乱立する今回選挙。大西氏は「国民の立場に立った筋を通す共産党に支援を」と熱っぽく語る。

                   ◇

 ◇立候補者 (届け出順)

 大西理46 共 新 

党県常任委員(党地区常任委員・民青県常任委員)大阪経済法科大中退

                   ◇

 岸田文雄 55 自(岸)前〔6〕

党県会長(党国対委員長・党選対局長代理・沖縄北方相)早大法 【公】

                   ◇

 野中幸市 49 民 新 

経済評論家・大学客員教授(衆院議員秘書)北九州大院

                   ◇

 菅川洋 44 未 前〔1〕

税理士(懲罰委員会理事・税務会計事務所長)日大商 【大】

                   ◇

 〈名鑑の見方〉氏名、年齢、公認政党、現元新の別、丸数字は当選回数。肩書(経歴)、最終学歴−の順。【】は推薦・支持政党。年齢は投票日基準の満年齢

8085チバQ:2012/12/15(土) 11:08:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/elc12120702030005-n1.htm
【衆院選2012 広島】
師走決戦 2区 民主、大物応援の「重要区」
2012.12.7 02:03 [広島県]
 民主党にとって解散後、岡田克也副総理や蓮舫参議院議員が、公示日には藤井裕久党最高顧問が応援に駆けつけた「重要区」。その期待を担い、民主前職の松本氏は「コンクリートから人へ、命へ、未来へという取り組みを進めてきた。道半ばの改革をさらに前に進めたい」と訴える。

 過去3度の衆院選で、松本氏は自民の平口氏と激烈な争いを重ねてきた。戦績は松本氏の2勝1敗。だが、民主にとって逆風の今回、平口氏に加え、前回は候補者を擁立しなかった共産と維新の新人も参戦し、激戦に拍車がかかった。

 党国対副委員長を経て現在、副文部科学大臣。以前より地元に戻れない日が増えて迎えた今回の選挙。社会保障と税の一体改革、経済再生、エネルギー政策を訴えの中心に据える。スポット演説を増やし、集会規模は小さくしてじっくり有権者の意見を聞く戦術で、「古い政治に戻すわけにはいかない」と言い切る。

 「退路を断って臨む」。そう今回にかける決意をにじませるのは自民元職の平口氏。国政から離れ、苦節3年3カ月。平日はほぼ毎朝、駅や橋のたもと、道路の交差点で街頭演説を続けてきた。その回数はざっと800回に上る。

 雨の日、走行中の車を止めて傘を提供してくれたり、寒い日、ジャンパーを置いていってくれたりする人の温かさが心に浸みた。交通の不便な地域、がけ崩れの心配、信号機のない場所…。有権者の身近な訴えにもじっくり耳を傾けた。

 重点施策に高齢者の医療負担などの社会保障、領土問題、景気対策を挙げる。「今回は政党としての責任感が問われる選挙。言ったことをどの程度やるか、やったか国民は見ている」ときっぱり。8日には石破茂党幹事長が応援演説、参議院議員の片山さつき氏らの来援も予定している。

 維新新人の辻氏は、選挙カーから大きく身を乗り出して手を振る。マイクを握れば「しがらみのない政治を目指す。雑草魂で勝負」と熱弁をふるう。16年間、モンゴルに住み、タクシー・観光・金融会社などを経営してきた。その会社を畳んで昨年、帰国した。

 報道で知った沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島、北方領土をめぐる外国からの圧力。「このままでは日本が危ない」。そう思うと、居ても立ってもいられなくなったという。

 国防、規制緩和による経済政策、道州制が主な訴え。北海道帯広市生まれだが、海外で知名度の高い被爆地・広島からの立候補に心は弾んでいる。「広島から日本を変える」。街頭での握手を繰り返し、ボルテージを日々高めている。

 5日、共産党の市田忠義書記局長が参加して広島市内で行われた党の街頭演説。激励の声が飛ぶ中、共産新人の中森氏は広島の選挙区から立候補した他の6人らとともに、何度も笑顔で手を振り、市民に党への支持を呼びかけた。

 広島市議4期の経験を持つ。党の重点施策「消費税増税中止、原発ただちにゼロ、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)断固ストップ」を分かりやすく訴える。農業団体なども回り、支持拡大に努めてきた。

 「党への理解、支援は確実に広がっている」と中森氏。街頭演説を繰り返し、広島市西区をはじめ、佐伯区、江田島市などの島嶼(とうしょ)部もこまめに回る。

                   ◇

 ◇立候補者(届け出順) 

  (4人)

 中森辰一 60 共 新 

党県委員(広島市議・生協診療所事務長)広島大中退                 

                   ◇

 松本大輔41 民 前〔3〕

文部科学副大臣(党国対副委員長・防衛政務官・党県代表・松下政経塾生・銀行員)東大法 【国】

                   ◇

 平口洋 64 自 元〔1〕

元国土交通省局次長(秋田県警本部長・建設省課長)東大法 【公】

                   ◇

 辻康裕43 維 新 

元大阪市議秘書(タクシー会社社長・商社モンゴル支社長・北洋銀行員)釧路公立大経 【み】

                   ◇

 〈名鑑の見方〉氏名、年齢、公認政党、現元新の別、丸数字は当選回数。肩書(経歴)、最終学歴−の順。【】は推薦・支持政党。年齢は投票日基準の満年齢

8086チバQ:2012/12/15(土) 11:09:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/elc12120802000001-n1.htm
【衆院選2012 広島】
師走決戦 3区 選挙区議席 奪還目指す自民
2012.12.8 02:00 [広島県]
 政権交代を掲げ、前回衆院選で初当選した民主の橋本氏。今回は「大変厳しい状況」を実感している。「約束を守っていない」「もう少し期待していたのに」。有権者から党への批判の声が飛ぶ。

 「党が何を言っても聞いてもらえない雰囲気が広がっている」と顔を曇らせる。このため、連日約20カ所で行うスポット演説や、夜の個人演説会では、まず3年余りの民主の活動報告に力を入れている。

 「進んでいない改革もある」と率直に認め、一方で経済対策や情報公開は確実に進んだと強調。当選後も毎月、地元で国政報告会を開いてきた「誠実と地道さ」もアピールする。「未来への責任を果たすため、改革を決して後戻りさせないでほしい」。橋本氏の懸命な訴えは続く。

 自民の河井氏は前回、選挙区と比例ブロックで選挙の度に党の候補者が入れ替わる「コスタリカ方式」によって比例ブロックに回り、4選を果たした。今回は平成17年以来の選挙戦となるだけに、公示日から2日間の出陣式は19カ所におよび、陣営を引き締めた。

 「民主党政権によって、日本はダメダメな国になってしまった。第一は経済の立て直し」と訴える。個人演説会も1日4〜6回開催して熱弁をふるう。「今度の選挙は、日本が立ち直ることができるかどうかの最後の機会」と、3区の自民議席の奪還に全力を挙げている。

 白いジャンパーに白いノボリ。維新新人の中丸氏は「新しい政治」を色でアピールして走り回る。駅やスーパーなど1日10カ所以上で10〜15分間のスポット演説をこなし、道行く人と握手も。マイクを手に「自民にしても民主にしても結局は同じ。タネ明かしの分かった手品をもう1度見るのですか」と聴衆に語りかける。

 中丸氏は維新に合流した旧たちあがれ日本に所属し、選挙準備を進めていた。3区内では、飲食店を展開した経験がある。みんなの党の支援も受け、日増しに勢いの加速を感じている。

 その重点政策は、景気雇用対策や行政改革、震災復興促進など。企業経営者の立場から、行政の財政面での疑問も提示する。「有権者には民主、自民の2大政党以外の受け皿が必要。日本の政治の仕組みを変えなければ」と強調する。

 広島市議2期の経験を持つ共産新人の藤井氏は「命を守り育てる政策」が信条。原発即ゼロや消費税増税反対などとともに、憲法9条を守る重要性を訴えている。

 原発について「1度事故を起こすと、取り戻しがつかないことは福島の事故でも明らか。放射能汚染の中で、子供たちが暮らすようなことになってはならない」と強調。「核兵器廃絶と平和のためにも憲法9条を守る」と訴え、きめ細かく各地で街頭演説を繰り返している。

 3区で2万以上の得票が目標。今回、第三極といわれる政党が合流したり、乱立したりする中で、長い歴史の共産党に改めて誇りを感じている。

                   ◇

 ◇立候補者(届け出順)

 河井克行(かわい・かつゆき)  49 自 前〔4〕

 党副幹事長(外務委員会筆頭理事・法務副大臣・外務政務官・県議)慶大法 【公】

 橋本博明(はしもと・ひろあき) 42 民 前〔1〕

 党県副代表(科学技術特別委員会理事・衆院議員秘書・科学技術庁職員)広島大院

 藤井敏子(ふじい・としこ)   59 共 新

 党県委員・医療生協役員(広島市議)日本福祉大社会福祉2部

 中丸啓(なかまる・ひろむ)   49 維 新

 ITコンサル会社社長(イベント制作会社契約社員・プロミュージシャン)廿日市高

8087チバQ:2012/12/15(土) 11:10:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121211/elc12121102030005-n1.htm
【衆院選2012 広島】
4区 「世襲」批判/「郷土愛」で対抗
2012.12.11 02:02 [広島県]
 自民党の中川秀直元幹事長が引退し、党県連は秀直氏の次男、中川俊直氏を公募で党候補に選出した。民主前職の空本氏、共産新人の中石氏は、ともに中川氏を「世襲」と批判、攻勢をかけている。一方の中川氏は父親から引き継いだ固い地盤を背景に、「郷土愛」を強調。真っ向から批判を跳ね返している。

 坂町のショッピングセンター前で週末に街頭演説した空本氏。「脱世襲! 生活実感のある政治を」と、母子家庭に育った自らの話を持ち出し、有権者に訴えかけた。

 前回(平成21年)は「政権交代の風」に乗り、中川元幹事長を破った空本氏だが、今回、その風はない。陣営は「中川氏の地盤は固い」と危機感を募らせ、福島第1原発事故で、国会議員として緊急対応にあたった実績を押し出すとともに、世襲問題を争点化し、無党派層の取り込みを狙っている。

 中川氏は「批判があることは覚悟している」と立候補段階から受け止めていた。公示後は選挙区内を奔走する一方、連日5回程度開く個人演説会で、「どこでもいいから政治がやりたいわけではない」と声を張る。4区から出馬した熱意を訴え「郷土愛」を強調。支持層をより強固にする戦術をとっている。

 農林水産業が盛んで、製造業の工場も多い選挙区とあって、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加の是非や、経済政策にも有権者の関心は集まる。

 中川氏はTPPについて「参加を全くしないのも危険だが、守るべきものが守られないならば参加すべきでない」と述べている。それよりも「地方が疲弊している今、円高やデフレを脱却し、雇用を地域に戻さなければならない」と経済対策の重要性を訴える。

 空本氏はTPPの議論では「もっと国民的な議論を深めることが必要だ」との考え。内需拡大政策などで円高とデフレを脱却し、「生活インフラを整え、雇用と景気を回復することが必要」とやはり、経済対策を前面に戦っている。

 中石氏はTPP参加には反対、消費税増税にも「そんなことをしたら、すべての景気の底が抜ける」と明確に反対の姿勢で一貫。

 共産支持層だけでなく、民主・自民の「2者択一」では行き場のない浮動票の受け皿としても、存在感をアピールしている。

                 ■ □ ■

 ◇立候補者 (届け出順)(3人)

 中石仁 50 共 新 

 党県委員(電鉄会社員・民主青年同盟地区委員長)音戸高                                  ◇

 空本誠喜 48 民 前〔1〕

 党県副代表(党広報副委員長・コンサル会社役員・電機会社員)東大院 【国】

                   ◇

 中川俊直 42 自 新 

 元衆院議員秘書(テレビ東京記者)早大院 【公】

                 ■ □ ■

 〈名鑑の見方〉

 氏名、年齢、公認政党、現元新の別、( )数字は当選回数。肩書(経歴)、最終学歴−の順。【 】は推薦・支持政党。年齢は投票日基準の満年齢

8088チバQ:2012/12/15(土) 11:10:44
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121212/elc12121202110033-n1.htm
【衆院選2012 広島】
保守の系譜、4度目の対決 5区
2012.12.12 02:11 [広島県]
 民主前職の三谷氏と、自民元職の寺田氏は衆院補欠選挙(平成16年)を含め、今回が4度目の対決となる。平成21年の前回衆院選で落選し、2連敗以降は公認を認めないとする自民党にあって、寺田氏は「背水の陣」。この3年間で選挙区内をくまなく回り、地盤拡大に努めてきた。一方、首相補佐官の三谷氏は解散まで十分に地元に戻れなかったこともあり、出遅れを取り戻すのに懸命だ。

 池田勇人元首相の出身地・旧吉名村(現竹原市)を含む5区は、伝統的に保守色の強い選挙区。池田元首相の義理の孫にあたる寺田氏と、宮沢喜一元首相の秘書を務めた三谷氏は過去2回の衆院選で激しく競り合い、いずれも9万票台を獲得し、約6千票差で勝敗が分かれてきた。

 最近2回の衆院選は小泉純一郎元首相が影響力を発揮した17年の「郵政選挙」では寺田氏、「政権交代」の21年は三谷氏が勝利している。

 落選を経験した寺田氏は、この3年間を地元との対話に費やした。集会や企業の朝礼などに積極的に顔を出し、「質・量において、前回よりも格段に深い対話を有権者とすることができた」と自信を深める。前回は三谷氏に約1万票差をつけられた呉市でも、「今回は反応が違う」と陣営は手応えを感じている。

 寺田氏は「現政権は公約を果たさないばかりか、やらないと言っていたことをやっている。最たる例は消費税だ」と、民主党が消費税増税に舵を切ったことを批判。自民党も消費税政策は同じ立場だが「消費税増は、自民党が前の選挙から訴えている。政治は有言実行でなければならない」と政策の一貫性を主張する。

 一方の三谷氏は23年9月に発足した野田政権で、財務政務官と首相補佐官。消費税増税について、「野田政権ではなく、従来の政権が積み上げた借金の山がある」と指摘する。「子供たちのポケットにまで手を突っ込んでいる状況だ。日本の信用を守り、子供たちに社会保障を残すためにも改革はやりとげたい」と応戦する。

 「これまでにやったことや、これからやり抜こうとしていることを応援いただけるのか、有権者に問う選挙だ」と位置づけ、政権与党の政治実績を強調して、地元労組などに支援を呼びかけている。

 前回は5区に候補者を立てなかった共産党から立候補した元府中町議の新人、尾崎氏は「増税反対」の主張を掲げ、経済の低迷に苦しむ商店街などで、懸命に支持を呼びかけている。

8089チバQ:2012/12/15(土) 11:11:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/elc12121302100027-n1.htm
【衆院選2012 広島】
6区 大物前職と自民新人競る
2012.12.13 02:04 [広島県]
 雪が降りしきり、底冷えのする選挙戦中盤。自民新人、小島氏の陣営は、地元・世羅町で決起集会を開いた。来援した党県連会長、岸田文雄氏は「安定した政権をつくるため、力を結集して勝利しよう」とゲキを飛ばし、自民の議席奪回を訴えた。小島氏は県議7期の経験をもとに「地方の実情をしっかり訴えていきたい」と強調。12回連続当選を目指すベテランの未来前職、亀井氏に真っ向勝負を挑んでいる。

 前回の衆院選(平成21年)で、初出馬の小島氏は「反自民」の逆風の中、亀井氏にダブルスコアで敗退した。以来、3年余りを「地べたをはいずり回ってきた」と振り返る。1日200軒を目標に、選挙区内を巡回。中山間地域の疲弊に危機感を抱き、「地方の再生なくして日本の再生なし」を前面に打ち出す。

 選対本部長の平田直己県議は「1対1の戦いだ」と、亀井氏への対抗意識を隠さない。報道各社の世論調査で全国的に「自民優勢」を報じられているが、「亀井さんの壁は厚い」と陣営幹部は表情を引き締める。

 一方の亀井氏は長年、自民党の要職を務め、県北部を中心に厚い支持基盤を誇る。今年4月に消費税増税法案をめぐり国民新党を離党。一時は「石原新党」の結成に動いたが、衆院の解散直後から次々と新党結成を発表し、最終的に未来に納まった。こうした動きを自ら「出世魚」と表現する。「政策は自民党のときから一致している。自民党が間違った方向に行ったのだ」と力説している。

 今回は新党からの出馬となったが、党派を超えた「亀井党」ともいえる支持者も多い。4日の出陣式では「日本が沈んでいく中、この齢(とし)でも退くわけにはいかない」と熱っぽく訴え、精力的に選挙区内を回った。

 かつて6区で激しく争い、亀井氏と同じ未来に合流した佐藤公治・参院議員も「この戦いは私の戦いでもある」と共闘を宣言した。小島氏との接戦が報じられ、陣営は危機感を募らせている。

 13日、小島、亀井の両陣営は同時刻に尾道市内で決起大会を予定している。

 共産新人の花岡氏は「古い政治は行き詰まっている。打破できるのは共産党だけ」とアピール。消費税増税や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)問題では民主を厳しく批判し、返す刀で維新や自民を「右寄りの危険な政党」と切り捨てる。

 小島、亀井両陣営の戦いに埋没しないよう、支持拡大に懸命だ。

8090チバQ:2012/12/15(土) 11:11:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121402350018-n1.htm
【衆院選2012 広島】
師走決戦 7区 自公連携で支持拡大
2012.12.14 02:21 [広島県]
 自民新人の小林氏が29歳の若さを武器に、公明の応援も得て着実に支持を拡大している。民主前職の和田氏は党県連代表として空白選挙区での候補者擁立調整に時間を割かれ、地元での地盤固めに出遅れた。民主への逆風の中、懸命にその取り返しを図ってきた。16日の投開票日に向けて選挙戦も残りわずか。各候補とも最後の追い込みに躍起になっている。

 公示日(4日)の早朝、福山市内の神社で必勝祈願した小林氏。近くに、3年3カ月前の前回衆院選で和田氏に議席を奪われた現参院議員、宮沢洋一氏がいた。その隣には過去、候補者擁立をめぐって宮沢氏と距離を置いてきた党県連幹事長、宇田伸氏の姿も。前回の雪辱を果たすべく、自民組織が一体となって選挙戦に臨む姿勢を象徴していた。

 小林氏は大手企業の採用担当の経験から「若者が夢を持ちづらい時代。将来に不安がある」と話し、雇用を守る大胆な経済政策と、教育を根本から変える「仕組み」づくりの必要性を訴える。

 8日にはJR福山駅前で街頭演説する公明党の山口那津男代表の横に立ち、公明支持層にもアピールした。「小林くーん、頑張って!!」。婦人層から声が飛び、手応えを感じた。課題としていた知名度アップも克服してきた。

 一方の和田氏は「(民主党の)理念、方向性は間違っていないと今でも思っている。前政権より私たちのほうが正しい」と自信をもって主張する。

 消費税増税を約束違反だとする有権者の声を真正面から受け取るが、「(マニフェストと)数値が違いすぎたのは不徳の致すところ」と、改革途上だとして理解を求めている。

 小規模な会合にも足を運び、社会保障制度改革や税制について懇切丁寧に説明してきた。「やりたいことをやり切れていない」。思いを有権者に届けたいとの熱意がにじむ。民主支持層はほぼ固め、無党派層をどれだけ取り込めるかが課題だ。

 その無党派層に支持を訴えるのは維新新人の坂元氏。選挙区内をくまなく選挙カーで走り、駅や商業施設前で街頭演説を繰り返している。

 「民主のうそつき政治に飽き飽きした人、自民の古い政治に戻りたくない人、どうか私にかけていただきたい。福山から日本を変えよう」と支持を訴える。

 共産新人の神原氏は、消費税増税反対や即時原発ゼロを訴え続ける。「消費増税は生活にかける禁じ手の税金だ。中小企業は身を削って出すことになる。大企業の内部留保を社会に還元すべきだ」。

 こまめに選挙区内をめぐって共産支持層を固め、民主でも自民でも第三極でもない浮動票の上積みに意欲を燃やす。

8091チバQ:2012/12/15(土) 11:12:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121421250045-n1.htm
【衆院選2012 山口】
自民「長州制覇」へ王手 
2012.12.14 21:24 (1/2ページ)[山口県]
 山口県(4選挙区)は、前回衆院選の激しい逆風下で3選挙区を死守した「自民党の牙城」。今回は安倍晋三総裁(4区)、高村正彦副総裁(1区)、河村建夫選対局長(3区)−と党執行部がずらりと並ぶだけにメンツにかけて負けられない。長く民主党に議席を明け渡していた2区に安倍氏の実弟、岸信夫前参院議員を投入し、「長州」の完全制覇に王手をかけた。

 「なんとしても山口2区で議席を取り戻す!」

 これが自民党山口県連が掲げた最重要目標だ。明治維新の原動力となり、戦前、戦後を通じて次々に首相を輩出してきたことへの誇りがにじむ。

 このような歴史的背景から、自民党は県内津々浦々まで日本有数の強固な基盤を築いてきたが、2区だけは例外。民主党の元法相、平岡秀夫氏が平成12年に、故佐藤栄作元首相の次男、佐藤信二元通産相を破って当選、その後も何度も苦杯をなめさせられた。明治の元勲、伊藤博文らを輩出した地。しかも平岡氏は民主党最左派なだけに「失地回復」は県連の悲願なのだ。

 そこで今回は、岸氏が満を持して出馬した。兄は安倍氏、祖父は故岸信介元首相、大叔父は佐藤栄作とあって知名度は抜群。高村氏、河村氏らも相次いで応援に駆けつけた。

 岸氏は「まだ相手の背中を見て走っている」と慎重な姿勢を崩さないが、各種情勢調査でも平岡氏に大きく水をあける。13日の岩国錦帯橋空港の開港も追い風となり、デフレ脱却、地域活性化を訴え続ける。

 これに対し、平岡陣営は「自民党が総掛かりで攻め込んでいる」と焦りを隠さない。連合山口などの労組や後援会組織をフル稼働させて議席死守を目指す。

 県庁所在地の山口市を含む1区では、公示直前に地元出身の日本未来の党代表代行、飯田哲也氏が出馬を表明。「卒原発」「古い自民党型政治から脱却を」と訴えて高村氏に対抗する。ただ、準備不足は否めない上、元銀行員の民主新人、冨村郷司氏と票を食いあう結果を招いており、高村氏の独走は揺るがない。

 3区も河村氏が、比例九州ブロックから国替えした民主前職の中屋大介氏ら他の候補を大きく引き離す。ただ、3区は、元防衛相の林芳正参院議員が出馬を表明し、自民党執行部の主導で断念させた経緯があり、党県連内にしこりは残る。

 安倍氏の金城湯池である4区には、民主党が「安倍氏をフリーハンドにさせない」として、公示直前に元国会議員秘書の新人、財満慎太郎氏を擁立した。とはいえ、常に8割前後の得票率を誇る安倍氏の脅威となるはずもなく、安倍氏は公示前の2日に下関市に立ち寄っただけ。留守を昭恵夫人に任せ、全国を飛び回っている。

8092チバQ:2012/12/15(土) 11:16:17
http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/area/2012/12/12/20121212101258.html
衆院選 激戦区の攻防 岡山2区
攻守逆転 民自が総力戦
 「新しい政治をもっと前に進めたい」。11日午前、岡山市中区のスーパー前に立った民主前職の津村啓介は、買い物客らに政権継続を呼び掛けた。

 対する自民新人の山下貴司。11日朝、同市東区の駅前で「あと一歩まで来た。日本の政治を取り戻したい」と力を込め、通勤者らと握手を繰り返した。

 政権交代への期待感を追い風に、津村が当時の自民前職(中国比例)に約4万票差をつけて圧勝した前回選挙から3年3カ月―。民主は政権運営の評価を問われる側に回り、二大政党の攻守は逆転した。両党が幹部クラスを投入し、総力戦を繰り広げる。

 津村は2003年に比例復活で議席を得た後、05、09年は小選挙区で連勝した。演説では35人学級導入などを挙げながら「教育も社会保障も変わりつつある」と民主政権の実績を訴える。

 浮動票を狙って朝夕は橋のたもとで通勤者に手を振り、連合岡山傘下の労組を通じて地域票の掘り起こしを図る。だが、選対本部長で岡山市議の小林寿雄は「かつてない逆風。後ろから来た相手に並ばれた」と危機感を強め、さらなる浸透に全力を挙げる。

 一方、自民は7年ぶりの議席奪還が悲願。党改革の一環として県内小選挙区で初の公募を行い、選ばれたのが元法務官僚の山下だ。住宅地の路地まで選挙カーを乗り入れ、「今の外交や経済、教育は変えなければならない」と強調する。

 党県議や保守系市議が活動を支え、推薦する公明党もバックアップ。地区単位の後援会を足場に票の上積みを目指すが、「新人だけに知名度はまだまだ」と陣営幹部。終盤は安倍晋三総裁の来援も予定されている。

 二大政党に割って入ろうとするのは、共産新人で元玉野市議の井上素子。民主、自民を「(消費税の)増税連合」と批判する。連日約20カ所でマイクを握り、「増税に頼らない別の道がある。まずは国の無駄遣いをやめるべきだ」と党の政策に理解を求めている。(敬称略)

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 衆院選は16日の投票に向けて終盤戦に入った。民主、自民の二大政党に共産党や第三極勢力が絡み、舌戦はヒートアップ。岡山、広島、香川県内の激戦区の攻防を追った。


■岡山2区(届け出順、敬称略)■

 井上素子 65 共産・新
 津村啓介 41 民主・前
 山下貴司 47 自民・新

(2012年12月12日掲載

8093チバQ:2012/12/15(土) 11:16:44
http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/area/2012/12/13/20121213101207.html
衆院選 激戦区の攻防 岡山4区
維新参入で情勢混とん
 民主前職の柚木道義と自民元職の橋本岳。2005年、09年に続く3度目の対決で二大政党が雌雄を決するはずだったが、日本維新の会が元倉敷市議の赤沢幹温を擁立、情勢は一気に流動化した。

 赤沢は保守系で活動してきた一方、維新の「看板」で無党派層へ浸透をうかがう。保守層が基盤の橋本、前回は無党派層の支持で大勝した柚木―。ともに「維新の波」を警戒する。

 柚木は03年衆院選では元首相の故橋本龍太郎に敗れたが、05年は郵政解散に伴う「自民ブーム」をついて初当選。09年は大差で連勝した。挑戦者をアピールしてきたが、今回は政権与党としても、前職としても受けて立つ側に回った。

 党への批判をかわすことに腐心しながらの戦い。衆院解散の日のブログで「党が逆風であれ何であれ、『柚木党』で頑張ります」と記したほか、選挙戦でも「私が、立て直す」をキャッチフレーズに掲げ、個人の戦いを強調する。

 対する橋本。10日夜に倉敷市内で開いた個人演説会では「今回、万が一だめだったら次はない」と強い危機感を強調した。自民は小選挙区で2連敗した候補は次の選挙で公認しないのが原則。今回ですら例外の公認で、負ければ後はない。

 議席から遠ざかった3年の間、父・龍太郎から受け継ぎ、高齢化していた後援会の再建に力を注いだ。若返りを図った支持者と小まめに集会を開いてきた一方、選挙戦では母・久美子が地元に張り付き、旧来支持者のつなぎ留めを図る。

 維新新人の赤沢は、無党派層へのアピールを狙って街頭活動を重視。10日には同党の近畿比例候補で高い知名度を誇る東国原英夫とともに、JR倉敷駅北口に立った。

 演説では「決められない政治からの脱却」などを訴え、既成政党をまとめて批判。橋下徹代表代行の肉声テープも活用するが、陣営幹部は「維新への反応はあっても本人の知名度はまだ低い」とみて浸透を急ぐ。

 共産新人の須増伸子は元早島町議。選挙区内をくまなく選挙カーで回り、1日約20カ所で街頭演説をこなす。消費増税反対やTPP交渉参加反対、即時原発ゼロを訴え、ほかの3候補との違いを強調している。(敬称略)

■岡山4区(届け出順、敬称略)■

 須増伸子 46 共産・新
 橋本岳 38 自民・元
 赤沢幹温 51 維新・新
 柚木道義 40 民主・前

(2012年12月13日掲載)

8094チバQ:2012/12/15(土) 11:21:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000194-mailo-l41
票流の現場:さが・選挙区ルポ 1区 プライド捨て「助けて」 雪辱戦で「金星」を狙う /佐賀
毎日新聞 12月12日(水)14時48分配信

 衆院選は選挙戦も残り少なくなった。県内3小選挙区の8候補は連日激しい舌戦を展開している。根強い政治不信の中、有権者の票はどこへ流れるのか。「見えない票田」を相手に各陣営が悪戦苦闘する各選挙区の現場を歩いた。
 抜群の知名度を誇る原口氏だが、今回は大臣経験者としてのプライドを捨てた戦いを強いられている。
 「私は『助けてください』という言葉を今まで街演車で使ったことがない。しかし、今回は助けてください」。8日夜、佐賀市の個人演説会で、原口氏はマイクを握る手に力を込めた。マスコミの世論調査で劣勢を伝えられ、陣営の危機感は強い。10日は寒風の中、自転車での遊説まで試みた。
 連合佐賀の推薦は受けたが、自治労県本部が支持どまりなど、単組の足並みはそろわず、前回協力した社民県連も今回は自主投票。しかし、陣営が苦しんでいるのは、消費税増税法案採決時に棄権したことへの有権者の評価だ。「みんなテレビや新聞で見ているのに、きちんと説明してきていない」と陣営関係者。別の関係者は「今まで(集会などに)来てくれた人が来ない」と嘆いた。
 もっとも、情勢の悪さに社民県連の幹部が“個人的に”支援するなど、組織の協力関係に変化も見え始めている。終盤に向け党幹部らの来援を受け、巻き返しを図る。
 一方の岩田氏は組織の支援で「金星」を狙う。早くから党本部の重点区指定を受け、石破茂幹事長(11月24日)▽山東昭子参院議員(12月4日)▽小泉進次郎青年局長(5日)▽片山さつき参院議員(8日)▽岸田文雄前国対委員長(9日)▽林芳正参院議員(10日)、古賀誠元幹事長(10、11日)−−と、重量級の来援者が続いた。
 県農政協議会や県医師連盟など業界団体の推薦も獲得。与党時代から続く公明党との協力も健在で、8日の女性集会では「公明党の皆さん来ていますか」との呼びかけに約3分の1が手を挙げた。
 ただ、隠れた主役は前回選挙で原口氏に敗れた党県連の福岡資麿会長だ。岩田氏とは高校の同級生で、2年前の岩田氏の出馬表明以来二人三脚で運動を展開。5日夜の佐賀市の個人演説会では「今でもくやしいのは、皆さんのご厚意に対し結果を出せなかったこと。それを晴らす戦いがやってきた」と雪辱戦を強調。原口対福岡の構図は変わらない。
 陣営は上滑りを警戒。「事前の世論調査でいい結果が出ると陣営が緩む」と引き締めを図っている。
 大森氏は1日30カ所以上のつじ立ちを繰り返し、消費増税阻止、原発即時停止、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の参加反対を訴える。
 政権交代後の政治も自民時代と変わらないと断じ、今回の選挙は「政党の枠組みを超えて、古い自民型の政治を変える大きな変化をつくる」選挙だと主張。「日ごとに訴えが浸透するのを感じる」と手応えを感じている。【竹花周、田中韻】
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 ■佐賀1区の顔ぶれ
原口一博 53 元総務相  民前
岩田和親 39 元県議   自新
大森斉  57 党地区委員 共新
12月12日朝刊

8095チバQ:2012/12/15(土) 11:22:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000216-mailo-l41
票流の現場:さが・選挙区ルポ 2区 地元密着で支持拡大、独自の政策で差別化 /佐賀
毎日新聞 12月13日(木)14時39分配信

 「古いしがらみのある政治に逆戻りするのか、前に進めるのか」。公示後、1日1〜3カ所で開く個人演説会で大串氏は繰り返す。党の劣勢が伝えられる中、政権交代の実績アピールに躍起だ。
 大串氏は2期目、内閣政務官など政策策定の中枢で激務をこなしながら、東日本大震災直後などを除くほぼ毎週末に佐賀に戻って集会やあいさつ回りを重ねてきた。福岡便より遅い北九州空港着の最終便を利用し、深夜に車を走らせて地元入りすることも度々だ。
 選挙事務所は前回の2カ所から5カ所に増えた。追い風を受けた前回選挙でも勝てなかった太良、白石などでも大串氏の人柄にひかれる“大串党”が増えている。組織的にはまだ弱いが、自民支持層などへも浸透しているという。
 一方の今村氏は「(民主党は)うそ、あるいはだましのマニフェストだった。とんでもない内容を掲げた政党に負けた」と前回選挙を振り返り、政権奪取への意欲を強める。
 地区ごとに開く決起集会には、地元の首長や県議、農業団体幹部が顔をそろえる。「次に当選すれば、党の要職に就く」との声が掛かり、今村氏も党総裁選で安倍晋三氏を支えた経緯を披露してアピール。推薦を受ける公明党のポスターを演説会場に大量に張り、関係強化にも力が入る。
 選挙事務所は、初めて大串氏の地盤である小城市に構えた。あえて敵の本丸に乗り込み「くさびを打つ」(自民県議)のが狙いだ。
 鍵を握るのは、1次産業者への浸透だ。
 両陣営から推薦願を受けた県農政協議会と県有明海漁協は、歩調を合わせるように今村氏を推薦。出陣式では両団体のトップがそろってあいさつした。今村氏も、両団体が求める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加反対の主張を欠かさない。地区ごとの決起集会では、自身で作成した資料を配ってTPPの危険性を訴えている。
 ただ、どこまで浸透できているかは不透明だ。8日に小城市で開いた決起集会では空席が目立ち、選対本部長を務める県農政協の野口好啓氏は「思ったより集まらない。声掛けけはしているはずだけど……」と戸惑う。
 大串氏もTPPには反対の立場だが、現政権が導入した戸別所得補償制度の実績を掲げ「法制化して安定させたい」と説くのも忘れない。諫早湾干拓(諫干)問題で築いた漁民との信頼関係も固く、組織と離れた所でつながるシンパがどこまで広がっているかが問われる。
 上村氏は「どれだけ政策への理解を浸透させることができるかどうかだ」と、1日25カ所以上での街頭演説などを通して支持拡大を図る。TPP交渉参加反対に加え、脱原発、貧困問題の解消など、独自の政策を訴え、他候補者との差別化を図る。【蒔田備憲】
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 ■佐賀2区の顔ぶれ
大串博志 47 首相補佐官 民前
今村雅弘 65 元副農相  自前
上村泰稔 47 党県委員  共新
12月13日朝刊

8096チバQ:2012/12/15(土) 11:22:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000194-mailo-l41
票流の現場:さが・選挙区ルポ 3区 政権奪回への決意、暮らしと命を守る /佐賀
毎日新聞 12月14日(金)16時3分配信

 「今回の選挙は自民党が政権に復帰できるのかできないのか、日本の政治史上においても大変大事な選挙だ」。公示日の4日、唐津市での出陣式で保利氏が真っ先に口にしたのは、政権奪回への並々ならぬ決意だった。
 12選を目指す保利氏は、候補者が5人と乱立した前回(09年)で9万3681票、郵政民営化に反対して離党した前々回(05年、候補者4人)でも8万7485票を獲得。今回は共産候補との対決で保守票が割れる恐れがないだけに、目標の10万票はおろか、11万票の可能性もある。
 ただ、従来とは違う事情もある。県内は「0増5減」の対象で減区となり、現在の区割りで実施されない可能性もあった。そんな中、78歳という年齢から引退が話題に上ることも。今回、支持者からの強い要請を受けて出馬したという形をとったものの、その経緯に疑問を感じる者がないわけではない。
 とはいえ党幹事長や衆院議長を歴任した父茂氏から引き継いだ強固な地盤は健在で、団体や企業の推薦も既に450。10日に唐津市であった女性集会には400人が参加し、「大きな票で東京に送っていただきたい」と懇願する保利氏を「私たちが付いている」と励ます支持者もいた。
 一方、山口氏は選挙カーで選挙区内をくまなく回りながら、1日15〜20回のつじ立ちを繰り返す地道な運動を展開する。マイクを握ると「原発再稼働をさせない。消費税の大増税にストップをかける。そしてTPP交渉参加に断固反対という皆さんの願いを私に託してください」などとアピール。選挙区内に九州電力玄海原発を抱えるだけに、原発即時停止を強調している。
 先週末、有田町と武雄市山内町での遊説を追いかけた。寒い1日だったが、選挙カー1台に4人が乗り込み、窓を全開にして支持を訴える。住宅密集地や商店周辺などでは山口氏がマイクを握り「今回の選挙では、暮らしと命を守る一票を」と投票を呼びかけていた。「頑張って」と声を掛けたり手を振ったりする有権者は日増しに増えているという。陣営の1人は「これまでの選挙とは、若者を中心に住民の反応が全く違う」と支持拡大に期待を寄せた。
 前回選挙で共産候補者が獲得した得票数は1万142票。今回は「反保利票」の唯一の受け皿になるだけに、得票倍増も現実味を帯びている。残り2日間、最後の支持拡大を訴えるため、選挙区内を駆け回る。【原田哲郎】=おわり
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 ■佐賀3区の顔ぶれ
保利耕輔 78 元文相   自前
山口勝弘 57 党地区委長 共新
12月14日朝刊

8097チバQ:2012/12/15(土) 11:23:01
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/kiji/nagasaki/20121213/20121213_0001.shtml
激戦1区 がっぷり 党幹部も続々応援
2012年12月13日 11:34
民主党候補への支援を訴えた細野豪志政調会長 政権批判の強風下、「民主王国」の1区で、激戦が繰り広げられている。議席を守り続けてきた民主前職・高木義明氏は報道各社の世論調査で自民元職・冨岡勉氏の後塵(こうじん)を拝し、巻き返しに必死だ。民主が牙城を守るのか、自民が突き崩すのか。両党の幹部も続々と応援に駆けつけ、戦いは佳境に入った。

 「まさに踏ん張りどころです。高木さんを、もう一度国会に送ってください」。12日、長崎市入りした民主党の細野豪志政調会長は、同市中心部の街頭で声を張り上げた。過去の選挙では他候補の応援に回ることもあった高木氏だが、今回は選挙区に完全に張り付き、細野氏や岡田克也副総理など大物の応援をあおいでいる。

 高木氏は三菱重工労組の組織内候補として、固い組織票を基盤に、7回の当選を重ねてきた。だが、メディアの世論調査報道を見て、陣営は「横綱相撲」をかなぐり捨てた。「一人3票で結構です。支援を募ってください」。幹部は市内の個人演説会で懇願を繰り返す。労組も後援会回りなど人海戦術に入り、急ピッチの追い上げを図る。



応援演説で拳を突き上げる安倍晋三自民党総裁 「やっと相手の背中が見えてきた」。対する冨岡陣営は、世論調査報道にも、攻め手を緩めていない。農政連や出身母体の医療系団体は、関係者への働き掛けを加速。冨岡氏自身も派閥の領袖・山崎拓元副総裁と企業回りをするなど、勢いを落とすまいと躍起になっている。集会では「比例は公明」と繰り返すことも忘れない。

 12日は陣営が「切り札」と位置付けた自民党の安倍晋三総裁が長崎入り。「冨岡さんは議席を失って以来、誰よりも多くの市民に会い、悩みを共有し、雨の日も雪の日も頑張ってきた」と街頭で持ち上げられ、聴衆の前で頭を下げた。

 共産新人の牧山隆氏も消費増税反対などを訴え支持拡大を目指す。「最後の3日間が勝負」。各陣営は声をそろえる。



=2012/12/13付 西日本新聞朝刊=

8098チバQ:2012/12/15(土) 11:25:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121402330010-n1.htm
【衆院選2012 大分】
「社会党王国」の凋落
2012.12.14 02:19 [大分県]
 村山富市元首相を輩出し、かつて「社会党王国」と呼ばれた大分県(3選挙区)でも自民党の勢いは止まらない。旧社会党系の牙城である大分1区で、自民党が平成8年の小選挙区比例代表並立制導入後初めて議席を獲得できるかが焦点となる。一方、宮崎県(3選挙区)でも、自民党は、前回議席を失った宮崎1区を含め、完全制覇を狙う。

                  ◇

 大分1区の外務副大臣、吉良州司氏=民主前職=は異様なほど神経をピリつかせていた。大分市内の公民館で開いたミニ集会ではこう切り出した。

 「民主党政権の3年半、反省すべきこともあります。でもマスコミは私たちが100やったうち5か6しか報道しない」

 ひとしきりマスコミへの責任転嫁を続けた後、こう言い放った。「記者の方は退室してください。ここから先の尖閣問題に関する話は、外務副大臣の立場として聞かれたらまずい…」。危機感の裏返しかもしれないが、その言葉の端々に「与党の驕(おご)り」がみえる。

 吉良氏は平成15年、無所属新人として大分1区で初当選後、議席を守ってきた。村山元首相の地元だけに自治労を中心に旧社会党系勢力が強固な選挙基盤を持ち、参院選では社民、民主両党が改選ごとに候補を支援し合う「大分方式」で乗り切ってきた。

 だが、今回の逆風は相当厳しい。社民党支持層の一部は日本未来の党新人の元別府市職員、小手川裕市氏に流れ、日本維新の会新人の水産会社役員、桑原宏史氏も無党派層の一部を取り込んでいるからだ。

 そんな中で自民新人の外食会社役員、穴見陽一氏は虎視眈々と初勝利を狙う。前回、吉良氏に6万票もの大差で敗北した後、毎日辻立ちを続け、雇用確保などを訴えてきた自負がある。後援会参与の河野充宏氏は「前回は背中が見えないくらい離された印象だったが、今回は肩を並べて走っているイメージです。あと一押しで追い越せるかもしれない」と確かな手応えを明かす。

 大分2区も「革新」の看板が傾いている。前回の勝者である社民党幹事長、重野安正氏が病気のため出馬を断念、重野氏の政策秘書の吉川元氏を急きょ擁立した。民主、社民の選挙協力の名残で民主党は候補者擁立を見送ったが、支持は広がっていない。

 これに乗じるように、自民前職で元防衛庁長官の衛藤征士郎氏は着々と票を固め、大きくリードする。

 大分3区では、社民党から民主党に鞍(くら)替えした元環境副大臣の横光克彦氏が、労組など支持団体をフル回転させ、票を掘り起こすが、元外務副大臣の岩屋毅氏=自民前職=が、無党派層へも支持を広げ優位な選挙戦を展開する。

                  ◇

 ▽大分1区(大分市)
 桑原宏史42☆水産会社役員 維 新 【み】
 穴見陽一43☆外食会社役員 自 新 【公】
 吉良州司54☆外務副大臣  民 前 【国】
 染矢誠治48 獣医師    無 新
 小手川裕市45☆元別府市職員 未 新 【大】
 山本茂61 元県職員   共 新
 ▽大分2区(日田市など)
 衛藤征士郎71☆前衆院副議長 自(町)前 【公】
 吉川元46☆元議員秘書  社 新
 竹内紀彦43☆元商社員   維 新 【み】
 山下魁35 党県委員   共 新
 ▽大分3区(別府市など)
 横光克彦69☆元環境副大臣 民 前 【国】
 岩屋毅55☆元外務副大臣 自(麻)前 【公】
 大塚光義57 元挟間町議  共 新
 神雅敏36☆元金融会社員 み 新 【維】
(届け出順、☆は比例と重複)

8100チバQ:2012/12/15(土) 13:34:36
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121215/osk12121502120003-n1.htm
【衆院選2012 大阪】
アイデア合戦も過熱
2012.12.15 02:11
 ■「オタロード」でアピール

 ■党幹部の肉声テープで遊説

 ■選挙カーの代わりに「馬車」

 あす投開票を迎える衆院選。寒風吹きすさぶ街頭で、候補者は最後まであの手この手で有権者の支持獲得に必死だ。若年層へのアピール、党幹部の肉声テープ活用、馬車でエコをPR…。アイデア合戦も過熱しているようだ。

 大阪・日本橋の通称「オタロード」。若手の新人女性候補は、20代の大柄な男性に駆け寄り、笑顔で支持を訴えて会話を弾ませた。

 「写メもオッケーですよ」。女性候補の言葉に、運動員が男性のスマートフォンを持って数メートル先に回り込み、ツーショットの写真を撮影。女性候補が目を見て握手を交わすと、男性は「頑張ってね」と声をかけた。

 若年層が多い日本橋の電気街は、浮動票が多いとされ、「ここなら彼女の若さと魅力をアピールできる」と陣営幹部は期待を寄せる。

 新人候補が大半を占める政党の候補者は、知名度のある幹部の訴えを録音したカセットテープを携え、選挙区を駆けめぐる。

 「◯◯です。地域の力を最大限発揮することが日本再生につながります。今こそ△△(政党名)を」。幹部の肉声が選挙カーから流れると、家路を急ぐサラリーマンが辺りを見回し、スーパーで買い物中の主婦が足を止める。

 府内の選挙区から立候補しているこの政党の男性新人候補は「最初は半信半疑だったが、有権者を引き留める力は抜群」と自信をみせる。

 各党の原発政策が争点となる中、選挙カーの代わりに馬車に乗ってクリーンエネルギーの普及を訴え、他陣営との差別化を図る立候補者もいる。

 京都府内の選挙区から立候補している前職の男性候補は、公示日の4日に続き、最終日の15日にも馬車から“最後のお願い”を行う予定だ。選挙を戦(いくさ)に見立て、幟(のぼり)を掲げ、陣羽織姿で街頭に立つこの候補者は「子供まで足を止めて見てくれる。作戦は大成功」と手応えを口にする。

8101旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/15(土) 15:40:24
以前管理人様にupしていただいた「Decision2012」で一部ミスがありました。
お詫び申し上げます。

ミスの内容
「結果(比)」タブ内の自民党比例候補の惜敗率の自動計算がうまくいかない不具合

以下のように修正してください。(南関東ブロックまで)
 E23→「011北海道11区02」を「11北海道11区01」へ
 E77→「018岩手2区02」を「018岩手2区01」へ
 E94→「036福島4区02」を「036福島4区01」へ
 E171→「040茨城3区02」を「040茨城3区01」へ
 E178→「047栃木3区02」を「047栃木3区01」へ
 E180→「049栃木5区02」を「049栃木5区01」へ
 E185→「054群馬5区02」を「054群馬5区01」へ
 E196→「065埼玉11区02」を「065埼玉11区01」へ
 E306→「080千葉11区02」を「080千葉11区01」へ
 E307→「081千葉12区02」を「081千葉12区01」へ
 E321→「097神奈川15区02」を「097神奈川15区01」へ

8102旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/15(土) 15:55:44
>>8101の続き
 E549→「136富山2区02」を「136富山2区01」へ
 E771→「193大阪2区02」を「193大阪2区01」へ
 E780→「206大阪15区02」を「206大阪15区01」へ
 E781→「209大阪18区02」を「209大阪18区01」へ
 E915→「244広島6区02」を「244広島6区01」へ
 E965→「255香川3区02」を「255香川3区01」へ
 E967→「257愛媛2区02」を「257愛媛2区01」へ
 E971→「261高知2区02」を「261高知2区01」へ
 E972→「262高知3区02」を「262高知3区01」へ
 E1030→「273福岡11区02」を「273福岡11区01」へ
 E1035→「279長崎3区02」を「279長崎3区01」へ
 E1040→「285熊本5区02」を「285熊本5区01」へ
 E1042→「287大分2区02」を「287大分2区01」へ
 E1046→「291宮崎3区02」を「291宮崎3区01」へ
 E1050→「296鹿児島5区02」を「296鹿児島5区01」へ
 E1052→「298沖縄2区02」を「298沖縄2区01」へ

8103名無しさん:2012/12/16(日) 12:19:31
総務省発表
10時現在全国投票率
7.46% 前回13.19%

衆院選期日前投票は10・1%
前回を1・82ポイント下回る
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20121216017095.html

8104名無しさん:2012/12/16(日) 13:29:24
投票率14・03%、大幅ダウン…11時現在
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news/20121216-OYT1T00351.htm?from=top

第46回衆院選は16日午前7時から投票が始まった。総務省が発表した午前11時現在の
投票率は14・03%で、前回2009年の同時刻と比べ、7・34ポイント下回っている。

8105旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/16(日) 14:04:17
>>8104
衆院選過去最低59.6%を割り込みそうな勢いだなぁ。

民主・公明・共産↑
自民・維新・みんな↓

になるのかな。

8106名無しさん:2012/12/16(日) 14:06:34
>>8105
冬の時期だから、昼の投票率見るまでは何とも言えないかもしれん。

8107名無しさん:2012/12/16(日) 15:34:59
投票率27・40%、大幅ダウン…14時現在
12年12月16日15時24分
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news/20121216-OYT1T00351.htm?from=tw
総務省が発表した午後2時現在の投票率は27・40%で、前回2009年の同時刻と比べ、7・79ポイント下回っている。 投票率14・03%、大幅ダウン…11時現在
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news/20121216-OYT1T00351.htm?from=top

8108名無しさん:2012/12/16(日) 15:44:07
2時〜3時の投票率は上がってるらしいね

8109チバQ:2012/12/16(日) 16:04:52
ZAKZAK
>>6559
人気凋落の菅前首相は大苦戦 東京18区
>>6652
真紀子氏に落選の黄信号 三つどもえのデスマッチか 新潟5区
>>6792
谷畑→維新、長尾→自民 “転向”で大混乱 大阪14区

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121127/plt1211270710000-n1.htm
くら替え早稲田OBに創始者一族が殴り込み 大阪10区★(1)

2012.11.27
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る


 「日本維新の会(維新)の橋下代表代行が、衆院解散後に真っ先に駆けつけたのは大阪10区の松浪健太氏のところ。宿敵は『ソーリ、ソーリ』で知られる民主党の辻元清美氏で、菅直人前首相が応援に入った。さらに、自民党も大物新人を担いで、地元は大騒ぎや」(府政関係者)

 確かに19日午後、大阪府北東部のJR高槻駅前は人、人、人で埋め尽くされた。その数、約3500人。もちろん、お目当ては、地元・大阪で絶大な支持を得る橋下氏だ。衰えぬ橋下人気のおかげで『松浪氏独走』かと思いきや、事は簡単ではなく混戦だという。

 「維新は昨年、10区と重なる府議選で、自民党にダブルスコアで圧勝した。今回もその勢いでいきたいところだが、ここにきて、松浪氏が自民党から維新にくら替えしたことへの不満や、維新に太陽の党が合流したことで政策や理念に独自性が失われたことへの批判が渦巻いている」(同)

 その松浪氏を脅かす筆頭が、辻元氏。前回は社民党から出馬して、松浪氏に2万4000票差で勝利している。

 「辻元氏といえば一度、秘書給与流用事件で逮捕され、そのドン底から再び国政にはい上がった人。前回は、支持率1%の社民党から選挙区で当選した。そのパワーと底力はあなどりがたい」(維新幹部)

 ただ、辻元氏は政権交代後、社民党から民主党に移った。このことで、一部有権者には「地元を無視して勝手に…」という思いがあり、「松浪氏も、辻元氏もどっちもどっちだ」という雰囲気もあるという。

 こうしたなか、自民党が医師の大隈和英氏を刺客として送り込み、くら替え2人組を不安にさせている。

 「大隈氏は、京大大学院医学研究科卒業で、高槻市にある大病院のエリート医者。早稲田大学創設者である大隈重信候の子孫というから、毛並みもいい。若くハンサム。医者としても腕がいいと評判だ」(市議会関係者)

 大隈候といえば、明治時代の薩長藩閥政治に楔を打ち込み、初の政党内閣総理になった人物である。

 「松浪氏は早稲田商学で、辻元氏も早稲田教育、橋下氏は早稲田政経。そこに早稲田創始者一族が殴り込んできた。大隈氏は出遅れたため、知名度不足は否めないが、松浪氏の維新が第3極結集でゴタつき、辻元の民主党が3年半の失政の責任を問われるなか、勢いはある。大隈氏の出馬は、支持層が重なる松浪氏に、よりダメージが大きい」(地元市議)

 橋下氏が危機感を持ち、解散直後の街頭演説の場所に、大阪10区を選んだのもうなずける。情勢は混沌としている。 (ジャーナリスト・田村建雄)

【大阪10区(高槻市など)主な出馬予定者】
▲辻元清美52  民主前
▲大隈和英43  自民新
 浅沼和仁51  共産新
△松浪健太41  維新前
(記号は夕刊フジの分析。△=やや優勢、▲=やや苦戦)

8110チバQ:2012/12/16(日) 16:05:38
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121202/plt1212020709001-n1.htm
分裂の小沢王国、怨念の刺客戦! 岩手3区★(5)
2012.12.02
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る
 「誰が、両磐(りょうばん=岩手県南部の旧磐井郡のこと。現在の一関市と平泉町)を制するかが、選挙最大のカギ」

 こう分析するのは、小沢一郎代表率いる「国民の生活が第一」が丸ごと合流する「日本未来の党(未来)」から立候補予定の旅館経営者、佐藤奈保美氏の事務所だ。

 岩手県は「小沢王国」として知られるが、岩手3区は、消費税増税をめぐって小沢氏が民主党を離党した際、「与党で被災地復興に当たりたい」とたもとを分かった元側近の黄川田徹副復興相の地盤。激怒した小沢氏が「刺客」として擁立したのが佐藤氏だ。

 同区は、一関市、陸前高田市など5市3町。有権者約23万人。

 「過去の選挙は、黄川田氏が小沢パワーで勝利してきた。今回は『小沢王国分裂』と『民主党大逆風』で、自民党も力を増している。2000年選挙時の当選ラインか」(県政関係者)

 つまり、6万票前後で勝敗が決まりそうなのだ。

 民主党県連筋も「(人口が多い)両磐がポイント。ここで相手候補を突き放さないと勝つのは無理」と納得する。

 黄川田氏は4期12年、国会議員を務めてきた。東日本大震災では、自宅と地元事務所が津波に流され、両親と妻、長男、秘書を失った。副復興相として地元にも貢献し、実績と知名度は抜群だ。

 それでも、刺客の名前を聞き、黄川田陣営は震え上がった。佐藤氏の父親は菅原喜重郎元衆院議員。黄川田陣営の大幹部だったからだ。黄川田氏が沿岸部出身なら、菅原、佐藤両氏は大票田の両磐出身だった。

 「小沢氏自ら、佐藤氏の公認発表会見を行うほど、対決姿勢をあらわにしている。一関市議会の民主党『一新会』(11人)の大半や、市議会議長ら市重鎮も佐藤氏支持。未来の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)が女性ということで、女性候補がプラスに動く可能性も強い。佐藤氏は、岩手宮城内陸地震で被害を受けた旅館を再建した実績もある」(市議会関係者)

 危機感を強める黄川田陣営には、中央から続々と大物が応援に入っている。小沢氏が離党した直後には野田佳彦首相が、先週24日には岡田克也副総理が入った。

 佐藤陣営にも焦りがある。事務所関係者は「時間がない。3区は香川県より広く、知名度不足。沿岸部は黄川田氏が強く、釜石は民主党の支持母体である連合が強い。両磐を制し、相手候補の強い沿岸部にどこまで食い込めるか」と語る。

 骨肉の争いに割って入ろうとするのが、岩手県選出の玉沢徳一郎元農水相や尾身幸次元財務相の秘書を務めた橋本英教氏。「小沢王国分裂で勝機はある」(自民陣営)と士気が高まる。(ジャーナリスト・田村建雄)

【岩手3区(一関市など)主な立候補予定者】
△黄川田徹 59 民主前
▲橋本英教 45 自民新
△佐藤奈保美46 未来新
 菊地幸夫 53 共産新
 (記号は夕刊フジの分析。△=やや優勢、▲=やや苦戦)

8111チバQ:2012/12/16(日) 16:06:16
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121204/plt1212040708000-n1.htm
公明「弔い合戦」でヤッシーに大逆風 兵庫8区★(6)

2012.12.04
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る
 「新党日本の田中康夫代表は厳しい選挙を意識してか、10人単位の小催事、夏祭り、老人会とマメに顔を出している。だが、地元は『地域に必要な公共事業などが進まない』などと相当不満がたまっている」

 こう明かすのは兵庫県尼崎市の自民党関係者だ。この言葉通り、今回の衆院選では、田中氏に逆風が吹き付けている。

 「田中氏は2009年の前回衆院選で、落下傘候補として兵庫8区から出馬した。『政治に関心を持ったきっかけが阪神大震災のボランティア活動で、その原点が尼崎市だった』というのが理由。懇意だった民主党の小沢一郎氏(現・日本未来の党)の要請という見方もある」(同)

 当時の対立候補は「尼崎で政治家といえば冬柴」といわれるほど、1986年から連続7期当選の大物、公明党の冬柴鐡三元幹事長だった。自公連立政権の要で、国交相経験者。そのため、長野県知事時代に「脱ダム」宣言を打ち上げた田中氏が、「ダム推進」の国交省に強い影響力を持つ冬柴氏に殴り込みをかけた構図といわれた。

 「民主党支援を受けた田中サイドには、当時の鳩山由紀夫代表ら大物が応援に駆け付け、2300票差で田中氏が競り勝った」(民主党選対筋)

 あれから3年半。捲土重来を期していた冬柴氏は昨年暮れ、失意のまま亡くなった。創価学会や公明党は今回の衆院選を「弔い合戦」と位置付け、背水の陣で新人の中野洋昌氏を擁立した。

 「中野氏は東大卒、国交省キャリア出身で、公明党の次世代を担うエリート。公明党は兵庫8区を『最重要選挙区』と位置付け、橋下徹代表代行の日本維新の会(維新)とも連携し、維新候補者を擁立しないことで間接的支援を受けて、『ヤッシー打倒』に燃えている」(尼崎市議会関係者)

 さらに、厳しい事態が追い打ちをかける。

 「田中氏は消費税増税に反対の立場で、野田佳彦首相を『間違いだらけの、決めちゃう政治だ』などと批判していた。民主党は同区に『刺客』として室井秀子前衆院議員を擁立した。反公明票を、田中氏と室井氏で食い合う形だ」(同)

 地元の尼崎市長選では、2代続けて女性市長が誕生している。原動力は無党派の風とされるが、「今回の衆院選では、田中氏にその風が吹いている印象は少ない」(同)という。

 日本記者クラブ主催で11月30日に行われた党首討論会に、新党日本は公選法上の「政党」に該当しないとして田中氏は招かれなかった。衆院選でも重複立候補は不可能。田中氏が生き延びる道は選挙区で勝つしかない。(ジャーナリスト・田村建雄)

 【兵庫8区(尼崎市)主な立候補予定者】
 室井秀子 57 民主前
△中野洋昌 34 公明新
 庄本悦子 58 共産新
▲田中康夫 56 新日前
 (記号は夕刊フジの分析。△=やや優勢、▲=やや苦戦)

8112チバQ:2012/12/16(日) 16:06:54
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121207/plt1212070709000-n1.htm
三つどもえ+紅一点=大混戦 東京15区★(7)

2012.12.07
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る

 「女性候補はたった1人。良くも悪くも知名度抜群で、勝負色のピンクのジャンパーで跳ね回っているから目立つ、目立つ。固めつつある票を食われないか心配だ」

 東京15区の、対立候補の後援会関係者はこう警戒を強める。

 「女性候補」とは元小沢ガールズ、民主党の田中美絵子前衆院議員。石川2区からの国替え参戦で、にわかに全国屈指の注目選挙区となった。

 ここは、あごヒゲでおなじみ「日本未来の党(未来)」の東祥三前衆院議員と、父、柿沢弘治元外相の地盤を受け継いだ、みんなの党の柿沢未途前衆院議員、自民党の秋元司前参院議員が三つどもえの戦いを演じていた。そこに、紅一点で田中氏が参戦してきた。

 田中氏は前回衆院選で、自民党の森喜朗元首相への「刺客」として石川2区で出馬し、「美人候補」として注目された。比例区で復活当選後、映画でヌードを披露していた過去などが発覚したが、今年6月、新たなスキャンダルが直撃した。

 「週刊誌に、国交省キャリア官僚との『駅ナカキス』を報じられての国替え。着の身着のまま降り立った先が、よりによって小沢一郎氏の大側近、東氏の選挙区だった。元小沢ガールズとしては胸中は複雑だろう」と政界事情通。

 しかし、女性刺客は打たれ強い。かつての「政治の師」である名古屋市の河村たかし市長直伝のママチャリに乗って、寒風吹きすさぶ下町を走り回っている。

 迎え撃つ東氏は、ボートに乗ってタワーマンションの住民らに支持を呼びかける。柿沢氏は幼少からの地元の利を生かし、各町内を東奔西走。秋元氏は自民党の組織を固めてジワジワと票の上積みをはかる。

 選挙アナリストは「15区は下町であると同時に、タワーマンションも林立しており、無党派層の新興住民が多い。そのハートをつかんだ候補が躍進する。田中氏には地盤もカバンもないが、候補者乱立の中で、何が起きるか分からない」と語っている。 (ジャーナリスト・田村建雄)

8113チバQ:2012/12/16(日) 16:07:30
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121209/plt1212090708001-n1.htm
民主の選挙巧者を苦しめるみんな新人 大阪12区★(8)

2012.12.09
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る

 大阪12区は、民主党の樽床伸二総務相と、みんなの党の新人候補、自民党の元職候補が三つどもえ。現職閣僚である樽床氏は、かつてない厳しい戦いを強いられている。

 「樽床氏は決して選挙に弱いわけではない。それは過去の選挙結果で良くわかる。しかし、今回はとんでもない風が吹いている」と、大阪府政関係者は語る。

 確かに、「強固な組織を持たず、選挙は大変」と毎回言われながら、樽床氏は過去5回の選挙で4勝1敗。その1敗は2005年の小泉郵政選挙で、今回、自民党から立候補している北川知克氏に敗れただけだ。

 「つまり、常に接戦を制している選挙巧者といえるが、今回は、様子が違う。日本維新の会(維新)の突風と、民主党への逆風にほとほと手を焼き、周囲に『俺は開票と同時に落確(落選確実)速報だ!』などと本音とも冗談ともつかない軽口をたたいている」(民主党関係者)

 現職閣僚を苦しめているのは「坂本竜馬」ならぬ、みんなの党の石井竜馬氏。解散直後、突然、この選挙区に落下傘候補として降り立ち、台風の目となりつつある。

 「維新は、みんなの党と最後まで合流を目指したが合流できなかった。しかし、大阪では、12区と2区で共闘が成立した。解散直後、石井氏が長年準備を重ねてきた2区を維新に譲り、急きょ、12区から、維新の支援を受けて立候補することになった」(地元選挙事情通)

 石井氏は早稲田大学政経学部を卒業後、伊藤忠商事に勤務(大阪繊維部門)、その後、米ミシガン大学大学院でMBA(経営学修士)を取得し、関西学院大学大学院や大阪経済大学で講師を務めたが、12区に深い縁があるわけではない。

 「それでも、大阪での維新の強さは際立つ。維新府議らが石井氏を全面的にバックアップし、解散直後には、維新の橋下徹代表代行と、みんなの党の渡辺喜美代表が応援でそろい踏みした。あれよあれよという間に、最有力候補に仕立ててしまった」(同)

 こうしたなか、自民党の北川氏は4期目を目指して猛追。樽床氏は議席死守しようとする。

 「樽床氏は厳しい選挙だが光明はある。第3極のドタバタが目立ち始め、国民も懐疑的になってきた。最近の世論調査では、民主党支持率も回復しつつある」(民主党関係者)

 最後に、笑うのは誰か。(ジャーナリスト・田村建雄)

8114チバQ:2012/12/16(日) 16:07:59
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121210/plt1212100731000-n1.htm
軸は未来・小沢氏の秘蔵っ子と自民の元建設官僚 福島2区★(9)

2012.12.10
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る


 公示日の4日午後、JR郡山駅前、緑色の勝負服で「卒原発を!」と訴える日本未来の党(未来)の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)と、小沢一郎氏の秘蔵っ子、太田和美氏のツーショットに有権者はわいた。

 「ウチにとって未来は追い風。『国民の生活が第一(生活)』の時より、反応がいい。政権交代時には、男性有権者に声をかけていただいたが、今回は女性から『頑張って!』と声をかけていただくことが多い。それだけ、福島の女性は原発問題に敏感なんです」と太田事務所。

 福島2区では、未来と、自民党、民主党、日本維新の党(維新)、共産党が激突する。

 かつて、ここは小泉内閣や安倍内閣の首相補佐官を務めた元建設官僚で自民党元衆院議員、根本匠氏の牙城だった。ところが、2009年衆院選で、千葉7区から国替えした民主党の太田氏が出馬し、「福島にお嫁にきました」のキャッチコピーと自転車行脚で、根本氏を撃破した。

 「太田氏は今回、小沢氏とともに民主党を離党し、生活候補として準備をしていた。ただ、連合や民主党系列の大組織が離れて、不安要素も多かった。ところが、嘉田未来でウイングが広がり、パワーアップしている」(未来関係者)

 太田氏の離党で、困ったのが民主党。

 「太田氏を手塩にかけて育ててきただけに、突然の候補者喪失に民主党は大慌て。候補者選びを急いだが、難航に難航。最後は、何とか国会議員ベテラン秘書を担ぎ上げた。秘書としての実力は折り紙付きだが、知名度では太田氏の後塵を拝している」(地元記者)

 これに対し、根本陣営は「福島復興には、政策立案ができて、官僚を自在に動かせる政治家が必要」と、根本氏の長年の政治キャリアと実績を訴え、議席奪還に躍起となっている。

 維新の緑川一徳氏には公示前、石原慎太郎代表と橋下徹代表代行(大阪市長)らが福島入りして支持拡大を訴えたが、まったく未知数。

 根本、太田両氏を軸に、他候補がどこまで地力を発揮できるか。(ジャーナリスト・田村建雄)

8115チバQ:2012/12/16(日) 16:08:26
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121211/plt1212110707000-n1.htm
元官房長官の民主の大物、二重苦で危機 徳島1区★(10)

2012.12.11
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る


 野田佳彦首相の「後見人」的存在で、民主党の最大実力者の1人、仙谷由人副代表は現在、自民党新人と一進一退の攻防戦を続けている。

 「厳しい選挙戦を象徴するように、仙谷氏は公示日に他候補の応援にもでかけなかった。事務所開きでは、支持者1200人に『官邸でも大臣室でも、有権者の原点を思い政治を行ってきた。再び国政に』と必死に訴えていた。夜にも個人演説会まで催す念の入れようだ」(地元支持者)

 仙谷氏の地位を脅かすのは、自民党の福山守氏。連続6期当選の前県会議員で、自民党県連幹事長や県議会議長まで務めた重鎮。県議時代の選挙区は徳島市内で、常にトップ当選してきた。「打倒仙谷」を目標に、満を持して今回の戦いを仕掛けてきた。

 徳島1区は、徳島市と名東郡で有権者は約20万人。投票率60%台で有効投票者数は平均12〜13万人。仙谷氏はこれまで、8万票から10万票で自民党候補を退けて、連続当選してきた。だが、徳島はもともと「保守王国」である。仙谷氏が連続当選してきた理由は何か。

 「昨年の徳島県議選で、徳島市中心の選挙区から11人の県議が誕生した。自民党系5人、公明党2人だが、民主党は1人だけ。これだけ見ると、他県の人は仙谷氏が強い理由は分からない」と自民党関係者。

 そこには、徳島ならではの理由があるという。

 仙谷氏は、旧制中学の流れをくみ、政官財界に優秀な人材を輩出してきた伝統校「県立城南高校」の卒業生で、保守層にも食い込んで選挙を戦ってきた。つまり、「仙谷党」は革新と保守が相乗りするぶ厚い組織で、選挙になると連合も加わり、フル稼働してきたというのだ。

 ところが、今度ばかりは少し勝手が違う。

 連合関係者は「民主党政権の中枢に居続けたため、『仙谷氏=大失政のA級戦犯』というレッテルを貼られたうえ、自民党県連大物が出馬したため、二重苦で大苦戦している」という。

 大半の世論調査はガップリ四つだが、一部には「自民党候補有利」というものさえある。選挙の神様はどちらに微笑むのか。 (ジャーナリスト・田村建雄)

8116チバQ:2012/12/16(日) 16:08:50
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121212/plt1212120709001-n1.htm
元秘書が“反乱”参戦 厳しい元国家公安委員長 東京3区★(11)

2012.12.12
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る

 「松原仁元国家公安委員長も、まさか身内から反乱者が出るとは思ってもみなかったろう。逆風に加え、骨肉の争いだけに相当苦しい」と、民主党関係者は語る。

 東京3区では10年近く、民主党の松原氏と、石原慎太郎前都知事の3男で、自民党の石原宏高元衆院議員が、事実上、一騎打ちの戦いを続けてきた。前回選挙では、政権交代の追い風もあって、松原氏が圧勝した。その前の郵政選挙では、逆に、石原氏が競り勝っている。

 過去の直接対決の戦績は、松原氏が2勝1敗。その激戦区に今回、松原氏の元秘書、池田剛久氏が「日本未来の党」から出馬したから大混戦だ。

 「3区は、品川区、大田区などの一部と、大島、三宅島、小笠原など東京都の島嶼(とうしょ)部が選挙区。池田氏はかつて、八丈町長選や都議会島嶼部補欠選挙などにチャレンジし、敗北したが善戦してきた。かつての選挙では、松原氏も民主党も力を入れて応援していただけに『まさか池田が…』という思いではないか」(民主党関係者)

 松原氏としては、池田氏に選挙の手の内を熟知されているのも辛い。要は、池田氏の出馬では、松原氏の方がダメージが大きいのだ。

 一方、自民党関係者はこう分析する。

 「宏高氏は、父の慎太郎氏が『日本維新の会』代表として比例区で出馬しているため、表立って父親の支援はないが、石原ブランドが注目される意味では宏高氏にプラス。比較的余裕の表情で淡々と選挙戦を戦っているように見える」

 だが、宏高氏を支持する区議の中には、こう懸念する声もある。

 「松原氏はとにかく、選挙区を細かく回り、有権者の懐に食い込んでいく。地上戦がうまい選挙巧者だ。宏高氏には最近、週刊誌が宗教絡みの記事を出し、宏高氏は全面否定したが、一部有権者に戸惑いも出ている。自民党圧勝報道もあり、上滑り感もある」

 石原、松原両氏が拮抗−という情報も飛び交っているが…。 (ジャーナリスト・田村建雄)

8117チバQ:2012/12/16(日) 16:09:17
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121213/plt1212130712003-n1.htm
元総務相、パフォーマンス過ぎて大ひんしゅく 佐賀1区★(12)

2012.12.13
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る
 「最大のピンチです。大臣経験を生かすため、どうか国会で仕事をさせてほしい」

 先週末、佐賀市内の大型商業施設近く。民主党の原口一博元総務相は声をからして、自分への支援を呼びかけた。

 「そりゃ、原口氏は焦っているさ。地元メディアや全国紙の世論調査で、落選危機といえる『やや劣勢』と分析されているからね」と地元県議は語る。

 総務相を務め、民主党代表選にも立候補し、メディアへの露出や知名度も抜群の原口氏が、なぜこれほど苦戦するのか。

 「民主党への大逆風もあるが、原口氏のパフォーマンスが過ぎたことが大きい。有権者が『あの人は、昨日言ったことと、今日言うことが違う』という印象を抱いている」(連合関係者)

 例えば、昨年6月、菅内閣不信任決議案をめぐり、原口氏は倒閣宣言までしながら最後は反対票を投じた。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)も「推進させない」と断言しながら、野田内閣の参加前向きの方向を黙認している。そのため、県内のJA関係者などの大ひんしゅくを買っているという。

 原口氏のパフォーマンス政治を批判して、議席獲得を目指しているのが自民党新人の岩田和親元県議だ。九州大学法学部を卒業後、経営コンサルタントの大前研一氏の秘書を経て、佐賀県議を3期務めた。今回公募で自民党候補になった。

 「自民党人気ナンバーワン弁士の小泉進次郎青年局長が5日に駆け付け、『落とし前をつける戦いです』『元大臣に競り勝ち、若い岩田さんと一緒に働きたい』と呼びかけると、女性を中心に割れんばかりの拍手がわき上がった。岩田陣営の盛り上がりはすごい」と自民党県連幹部。

 勝敗のポイントは、大票田の佐賀市内と分析するのは民主党関係者だ。

 「原口氏は、郡部の三養基郡は比較的堅調。問題は、都市部の佐賀市だろう。ここには、有効投票数が常時9万票近くある。前回は、そこを6対4で制して勝利した。ここで自民党に負けると苦しい。一部世論調査では、原口氏が苦戦というのもあるが、逆に原口氏がわずかに勝っているという調査もある。要は大接戦ということだ。知名度を生かして、何とか逃げ切りたい」 (ジャーナリスト・田村建雄)

8118チバQ:2012/12/16(日) 16:09:43
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121214/plt1212140708000-n1.htm
熾烈な弔い合戦 元財務相未亡人vs元大物秘書 北海道11区2012.12.14
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る

 ★(13)

 因縁深い、熾烈な戦いが繰り広げられている。

 2009年衆院選で、当時民主党だった石川知裕氏が、自民党の中川昭一元財務相を破って、「北海の熊」こと中川一郎元農相時代から半世紀も続いた「中川王国」に風穴を開けた。

 自民党閣僚経験者は「中川氏の敗因は、自民党への逆風と民主党への追い風に加え、ローマでの『もうろう会見』で引責辞任した後遺症が深すぎた。それまでの選挙では考えられない3万票もの大差。中川氏は民主党政権誕生直後、失意のうちに56歳の若さで他界した。次代の自民党を背負って立つ人物と期待された男が…」と、その死を悔やむ。

 この中川氏の弔い合戦のごとく、立候補したのが未亡人の中川郁子(ゆうこ)氏だ。

 郁子氏の父親は大手建設会社のエリート。中学から大学まで「聖心」というお嬢様育ちで、一見ひ弱そうだが、周囲に言わせると違う。

 「のびのび育ち、肝っ玉の据わったスポーツウーマン。初めての人にも決して物おじしない。ご主人より政治家向きかも」と自民党関係者。中川氏のもうろう会見直後、自宅前まで報道陣に追いかけられて困惑する中川氏に、玄関から「頑張れ! 日本一」と励まして、一躍注目された。

 だが、選挙戦は厳しい。

 「世襲批判と、よそ者批判がある。だから、あの細い体のどこにそれだけのエネルギーがあるのかと思うほど、選挙区をドブ板で駆け回り、雪の上で土下座するような必死の選挙戦をしている。救いは、要職を歴任した夫に代わって、郁子氏が以前から地元を回り、選挙区の企業にも、有権者にもなじみがある点」と地元十勝の有権者。

 一方の石川氏は、地元の足寄町出身。函館ラ・サール高校から早稲田大に進学、小沢一郎氏の書生から秘書となり、民主党議員としてバッジを付けた。その後、陸山会事件で、東京地検特捜部に逮捕される波乱の渦に巻き込まれた。現在、控訴審公判中の身。民主党を離党し、今回は新党大地からの出馬だ。

 「一時は、一審有罪判決を受けて厳しい立場に立たされたが、小沢氏の無罪確定などで、明るい兆しも見え始めている。民主党を離党したが、裏で連合なども支援している。今年結婚した夫人と二人三脚で必死に追い上げる」(道議)

 ほぼ、横一線か。 (ジャーナリスト・田村建雄)

8119チバQ:2012/12/16(日) 16:10:28
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121216/plt1212160711001-n1.htm
女性候補2人が猛追 官房長官陣営に悲鳴 大阪7区2012.12.16
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る

 ★(14)

 藤村修官房長官が、北朝鮮のミサイル発射をめぐる「さっさと上げてくれればいい」といった暴走発言もあり、大苦戦を強いられている。野田佳彦首相の「女房役」を追い込むのは2人の女性。橋下徹代表代行(大阪市長)率いる日本維新の会(維新)の切り札、「浪速のエリカ様」こと上西小百合候補と、郵政選挙で「小泉チルドレン」として藤村氏を一度破っている自民党の渡嘉敷奈緒美候補だ。

 上西氏は、神戸女学院大時代に天神祭の「ギャルみこし」など、キャンペーンガールとして活躍するなど、維新きっての美人候補。その美貌と維新の勢いで、一時はぶっちぎりでリードかとも思われた。

 「確かに美人だが、街頭演説がイマイチ。時々、シドロモドロになる。維新も、石原慎太郎代表らと合流したことで、人気に陰りが見えつつある。それでも、当選ラインに最も近い1人」と大阪市議関係者。

 維新の勢いが弱まった間隙を付いて、前回衆院選での落選以来、徹底したドブ板選挙と、商工団体などの組織固めをしてきた渡嘉敷氏が、自民党の追い風もあって並んできた。報道機関の情勢調査の中には「渡嘉敷氏が鼻の差リード」というものもある。

 いずれにしても、女性2人の大攻勢に藤村氏は悲鳴を上げている。

 「官房長官は閣僚3、4人分の実権を持つうえ、テレビに毎日映されるため、就任直後は『選挙も楽勝』と思った時期もあったようだが、まったく逆。見た目も性格も地味なうえ、野田首相が選挙遊説で全国を飛び回るので、官邸から動けない。公示日も携帯電話での第一声だった。厳しい情勢報告を受けて、7日に選挙区入りしたが、突風のように地元商店街を頭を下げて回って、東京にとんぼ返りしていった」(後援会関係者)

 野田首相も、盟友の「落選危機」に5日に選挙区入りし、宿敵・維新の石原慎太郎代表と橋下氏について、「双頭のワシとか言っていますが、私には『二股のオロチ』にしか見えない」とこき下ろした。民主党の最大支持団体「連合」の古賀伸明会長も、藤村氏不在の演説会に出席するなど、全面支援の体制を取っている。

 「民主党のドラえもん」の置かれた現状が、民主党の衆院選の苦しさを物語っているようだ。(ジャーナリスト・田村建雄)

 【大阪7区(吹田、摂津市)】

▲上西小百合 29 維新新
 石川多枝  45 共産新
△渡嘉敷奈緒美50 自民元
 渡辺義彦  56 未来前
▲藤村修  63 民主前

(記号は夕刊フジの分析。△=やや優勢、▲=やや劣勢)

8120チバQ:2012/12/16(日) 16:11:10
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121216/plt1212160731002-n1.htm
民主VS自民 死闘の様相となった「弁護士対決」 埼玉5区(15)2012.12.16
連載:12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る


 ★(15)

 3度目の「弁護士対決」は大接戦だ。

 「現官房長官の藤村修氏も厳しいなら、前官房長官の枝野幸男氏もかつてない厳しい戦いだ。一部では『枝野氏がやや優勢』という報道もあるが、現場はとてもそんな感触はない」と枝野後援会関係者。

 枝野氏は1993年、日本新党のブームに乗って初当選した。新党さきがけ、民主党と移るなか、弁護士らしい弁舌で知名度を上げ、連合の組織票や無党派票をうまく束ねて、当選回数を6まで伸ばしてきた。

 野党時代は薬害エイズ問題を追及し、金融国会では政策新人類として名をあげた。政権交代後は「事業仕分け」や、東日本大震災時の官房長官として早朝から深夜まで記者会見に臨み、ツイッターで「#edano_nero『枝野寝ろ』」と騒がれたほど。

 だが、今回の逆風は尋常ではない。

 「枝野氏が解散直後、JR大宮駅前で『(民主党の実績を)優良可の『優』を付けてくれとはいいませんが…』と演説すると、聴衆から『ふざけるな!』という罵声とヤジがわき起こった。歴代内閣で要職を務めたため『民主迷走のA級戦犯』と位置付けられた。無党派の風がピクリとも吹かない。全国遊説の合間に頻繁に選挙区入りしている」(県政関係者)

 枝野氏を脅かすのは、「3度目の正直」で小選挙区初勝利を目指す、自民党の牧原秀樹氏。東大法卒、日米弁護士資格を所持する。2005年の郵政選挙では、枝野氏に1万票差まで迫りながら惜敗し、比例区で復活当選した。前回は自民党逆風の中で大敗し、比例復活もかなわなかった。

 牧原氏は前回敗戦後の3年3カ月、捲土重来を期して、地道に駅頭で街頭演説を続けてきた。お年寄りが集まる小集会にもこまめに顔を出すなど、地をはうような努力を積み重ねてきた。支持者からは「政治家として一皮むけた」と評されるまでになった。

 自民党執行部は「埼玉5区は最重要選挙区」と位置付け、安倍晋三総裁や谷垣禎一前総裁ら大物が相次いで選挙区入りしている。本気で「打倒、前官房長官」を狙っている。

 「民主党としても、『ここで敗れたら党存亡の危機だ』と、連合も含めて、総力戦で議席死守に必死だ」(県政関係者)

 まさに、死闘というしかない。 (ジャーナリスト・田村建雄)=おわり

8121チバQ:2012/12/16(日) 16:12:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000016-mailo-l02
乱:’12衆院選・選挙区を行く 1区 維新参入、混戦に拍車 /青森
毎日新聞 12月12日(水)11時23分配信

 ◇「優勢」自民、引き締め躍起
 県内最多の候補者5人が乱立する1区。自民新人の津島淳、未来前職の横山北斗の両氏の争いとみられていたが、旧たちあがれ日本新人の升田世喜男氏が維新に合流。混戦に拍車が掛かっている。
 「決められない政治に決別を告げよう。自民党が決められる政治で停滞を打破し、未来を切り開いていく」。11月25日、青森市内の商業施設前で、津島氏が政権奪還の必要性を訴えた。
 09年の前回選挙は、父雄二氏の引退に伴い急きょ出馬。自民への逆風が吹き荒れる中、党本部の世襲制限で党公認が得られず大差で敗れた。今回は党公認を得た上、業界団体の「自民回帰」の動きもあり、組織力を生かした選挙戦を展開する。
 報道各社の調査で優勢が伝わる中、陣営が警戒するのは支持者らの緩みだ。現場で活動する地方議員からは、支持者が投票に行かないことを懸念する声が相次いでおり、陣営幹部は引き締めに躍起となっている。
    ◇
 映画「ロッキー」のテーマ曲と共に維新の石原慎太郎代表が入場し、1000人以上が詰めかける会場は拍手に包まれた。青森市で1日あった維新の演説会。「今回が最後(のチャンス)だと思わなきゃだめだ」。応援の園田博之元官房副長官は声を強めた。
 公示前に「党の顔」の橋下徹代表代行と石原代表が相次いで来県し、陣営は活気付く。勝敗の鍵を握る浮動票獲得に効果があるとみるからだ。再度の来県は無理だったが、升田氏は「風はこれ以上吹かない。あとは自力で戦う」と前向きだ。
 今回は青森市選出の関良氏、五所川原市選出の櫛引ユキ子氏の2県議も、初めて升田氏支援に回り、両市での組織票上積みを図っている。
    ◇
 「青森の国会議員がTPP(環太平洋パートナーシップ協定)反対と(地元で)言っても、東京へ行けば『賛成』だ。だまされないでください」。民主を離党した横山氏は公示日の4日、青森市内の第一声で力を込めた。
 横山氏は消費増税やTPPへの反対を前面に掲げる。今回の選挙を「この政策は絶対駄目という選挙」と位置付け、民主や自民、維新との違いを強調している。
 大勝した前回同様、住宅街で細かくつじ立ちを繰り返している。選挙カーで党名を連呼することはしない点でも変わりはない。横山氏は「今回も政治家として政策がぶれていないことを強調する」。新党の名が浸透しない中で、比例復活より小選挙区での勝利に重点を置いている。
    ◇
 公示前の11月27日、青森市内のカラオケ店で約20人を集めた会合があった。民主新人の波多野里奈氏がフェイスブックを通じて参加を呼びかけ、定期的に開いている集いだ。
 波多野氏の「友達」は1000人以上。無党派層をつかむため、「フェイスブックは有効な手段」と陣営はみる。8歳の長女を連れて初めて参加した同市の主婦(41)は「候補者の本音を聞き、直接意見を伝えられる貴重な機会。新鮮な試みだと思う」と話した。
 共産新人の斎藤美緒氏は消費増税反対や反原発などを訴える。青森市出身で同党の比例東北ブロック候補、高橋千鶴子氏と連動し、比例の議席死守を目指す。
    ◇
 衆院選は早くも終盤となり、各候補者の舌戦は一層熱を帯びている。師走の激戦が続く県内4小選挙区を歩いた。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇1区(5)=青森市(旧浪岡町除く)、五所川原市、東・北津軽郡=届け出順
横山北斗  49 [元]大学院教授(2)未前=[大]
津島淳   46 党県支部長      自新=[公]
升田世喜男 55 [元]県議      維新
斎藤美緒  32 党職員        共新
波多野里奈 39 [元]民放アナ    民新
12月12日朝刊

8122チバQ:2012/12/16(日) 16:13:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000100-mailo-l02
乱:’12衆院選・選挙区を行く 2区 「原子力票」どこへ /青森
毎日新聞 12月13日(木)12時7分配信

 ◇原発事故で環境一転
 「再稼働は3年以内に結論を出す。安全な原発は動かしていく」
 7日早朝、寒風吹きすさぶ東通村役場前。自民前職の江渡聡徳氏が声を張り上げた。越善靖夫村長ら約40人が耳を傾ける中に、東北電力東通原発の幹部約5人の姿があった。
 「福島第1原発は古い設計。東通のような新しい原発と一律に議論していいのか」。江渡氏は各地で繰り返してきた。大間原発建設や東通原発の再稼働、核燃料サイクルはもともと推進の立場だ。政府が決定した「30年代原発ゼロ」も、政権が代われば見直される可能性が高い。演説を聴き終えた佐藤敏秀・東通原発所長は「個人として来た」と断った上で話した。「原子力政策をしっかり進めてくれるのは、やはり自民党だ」
    ◇
 「党の公約は“卒原発”なのに原子力継続を訴えている。原発を卒業するのかはっきりしてほしい」
 8日夜、十和田市南公民館で開かれた候補者の合同演説会。共産新人の小笠原良子氏が未来前職の中野渡詔子氏を問い詰めた。
 小笠原氏は、原発の即時ゼロを主張する、2区でただ一人の候補者。一方、中野渡氏は党の公約とは一線を画し、大間原発建設や再処理工場稼働を進めると強調している。その“ズレ”を突く攻撃に中野渡氏は強く反論した。「脱原発を言う人は、大間や東通に何をしてくれるのか。私だってくやしい。代替の経済政策がない以上、原発は続けないといけない。私は党でただ一人(の原発推進)だと思っている」
 中野渡氏の陣営関係者は明かす。「2区では、雇用も産業も原子力抜きでは語れない。“卒原発”ではとても戦えない」
    ◇
 「子どもたちにツケを回さない。最終処分場の問題に不退転の覚悟で取り組む」。民主新人の中村友信氏は9日、十和田市のショッピングセンター前で訴えた。
 党と同様、「30年代原発ゼロ」を目指しながらも再処理工場の稼働を主張する中村氏。六ケ所村に既に持ち込まれている、使用済み核燃料や高レベル放射性廃棄物の行き場所がなくなるという危機感から、脱原発よりむしろサイクル継続を前面に出す。
 原子力施設が集中立地する2区。福島第1原発事故で、取り巻く環境は一転した。推進か反対か。さまざまな思惑を含んだ「原子力票」はどこへ行くのか、注目が集まる。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇2区(4)=十和田、三沢、むつ市、上北、下北郡=届け出順
小笠原良子 63 党地区委員      共新
中野渡詔子 42 [元]会社役員 (1)未前=[大]
江渡聡徳  57 党副幹事長   (4)自前=[公]
中村友信  57 [元]県議      民新
12月13日朝刊

8123チバQ:2012/12/16(日) 16:13:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000028-mailo-l02
乱:’12衆院選・選挙区を行く 3区 自、民に未来も参戦 /青森
毎日新聞 12月14日(金)11時25分配信

 ◇被災地復興争点に舌戦
 氷点下4度。9日早朝の八戸市館鼻岸壁に3区の候補者4人が勢ぞろいし、恒例となった「日曜朝市回り」を行った。防寒着姿の候補者が白い息を吐きつつ市民と交流する、いつもながらの選挙風景が見られた。しかし、構図にはわずかに変化が。「八戸戦争」とも言われる自民、民主の前職同士の激しい争いに未来新人が割って入り、共産新人も参戦。東日本大震災からの復興を争点に舌戦を繰り広げている。
    ◇
 「コンクリートから人へ、の単純な政治はもう止めなければいけない。命を守るために強い国土をつくることが必要。それをやるのが政治だ」
 津波被害を受けた階上町内で8日夜開かれた個人演説会。自民前職の大島理森氏は、約300人を前に復興にかける思いを伝えた。
 陣営は3区に計18カ所の事務所を置き、党所属の県議、市議らの支援も得て着実に支持を広げる。多くの市民に姿を見せるため地区ごとに演説会を開き、従来以上に精力的な動きを見せる。
 報道で優勢が伝えられるが、選対本部長の滝沢求県議は「まだ抜け出すには至っていない」。陣営の元県議も演説で強調する。「相撲と選挙は取ってみないと分からない。横綱だって、負けることもある」
    ◇
 「政権交代から3年。党内のごたごたや掲げた政策が100点でなかったこと。率直に受け止め、皆様におわびを申し上げたい」
 八戸市の是川公民館で8日夜開かれた個人演説会。深々と頭を下げる民主前職、田名部匡代氏の姿に、約30人が集う会場は静まりかえった。別の集会では田名部氏が被災地への思いを涙ながらに訴える姿も見られた。
 09年の前回は、民主への追い風を背に無党派層から支持を集め、八戸市内で大量得票。大島氏に367票差と迫った。しかし、今回はこれまでにない党への逆風を感じており、陣営は比例復活当選も視野に「八戸から(代議士)2人」を前面に掲げる。陣営幹部の市議は演説会で「比例復活でも仕事はできる」と必死の訴えだ。
    ◇
 「選挙直前になって復興予算は被災地限定と言い出した。皆さん信じられますか」。7日朝、JR陸奥湊駅前でマイクを握った未来新人の山内卓氏は、魚市場で働く“イサバのカッチャ”たちに訴えた。1日50カ所以上を目標に街頭演説を重ねる山内氏。「卒原発」や消費増税反対を掲げ、2大政党との違いを鮮明にする。
 共産新人の松橋三夫氏は8日朝、市内中心部で党の比例東北ブロック候補の前職、高橋千鶴子氏と共に街頭演説し「復興のため(比例の議席は)東北にはなくてはならない」と訴えた。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇3区(4)=八戸市、三戸郡=届け出順
松橋三夫  63 党地区役員     共新
田名部匡代 43 党県代表   (3)民前
山内卓   34 会社役員      未新=[大]
大島理森  66 [元]党副総裁(9)自前=[公]
12月14日朝刊

8124チバQ:2012/12/16(日) 16:13:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121215-00000117-mailo-l02
乱:’12衆院選・選挙区を行く 4区 選挙準備の対応に差 /青森
毎日新聞 12月15日(土)14時35分配信

 ◇緩み警戒と巻き返しと
 世論調査で「優勢」と言われ、支持者から「大丈夫だろう」の声が聞こえるにつれ、組織の緩みと低投票率を警戒する自民前職の木村太郎氏陣営。過去4回の衆院選では、4区の比例自民票を4万〜6万上回る「太郎票」を独自の組織力で積み増し、勝利してきた。
 「臨時国会で解散があると確信していた」と木村氏。陣営は公示前から旧市町村単位で集会を開き、12日の弘前市中心部での個人演説会で締めくくった。本人は岩手、宮城両県の自民候補の応援で不在だったが、「客の入り」の心配をよそに、椅子を追加する盛況ぶり。選対本部長の西谷洌(きよし)県議会議長は「こんなに埋まったら心配ない」と安堵(あんど)の表情を見せた。
 選対幹部は席上、当選後の閣僚就任の可能性さえ言及し、「まずは投票に行くよう呼びかけて。次に木村への投票をお願いして」と支持者に訴えた。
    ◇
 「解散なんて、来年3月まであるわけないと、支持者に言っていた」と率直に語る民主前職の津島恭一氏。陣営は出遅れの盛り返しに躍起だ。
 事務所開きや総決起大会、公示後の第一声など、節目の行事では連合青森の幹部ら労組代表や郵便局OB職員で作る郵政政策研究会のメンバーが顔をそろえた。だが選挙戦では前回のような街頭演説での動員は見られず、外から「見えづらい」運動が続く。
 「候補夫人を含め、手分けして小さな組織や会合で票の掘り起こしを地道にしている」と選対関係者。逆風は感じるが「終盤を迎え年金・医療や介護など民主の政策が少しずつ理解されてきた」と話す。選対幹部は「情勢は芳しくないが、あくまで王道の戦いを貫き通す」と正攻法を強調する。
    ◇
 毎日10カ所以上、精力的に街頭演説をこなす共産新人の千葉浩規氏。選対幹部は「9日にはJA支店で役員室に招かれ、懇談するという前例のないことが起きた」と、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対への好反応を語る。10日には雪の中、JR駅前で若い人が「消費増税反対の訴えにじっと耳を傾けてくれた」。4区での手応えを、比例の議席確保へもつなげたい意向だ。=おわり
(この企画は高橋真志、酒造唯、鈴木久美、宮城裕也、神崎修一、松山彦蔵が担当しました)
………………………………………………………………………………………………………
 ◇4区(3)=青森市の一部(旧浪岡町)、弘前、黒石、つがる、平川市、西・中・南津軽郡=届け出順
千葉浩規 51 党地区委員長     共新
木村太郎 47 党副幹事長   (5)自前=[公]
津島恭一 58 [元]国交政務官(3)民前=[国]
12月15日朝刊

8125チバQ:2012/12/16(日) 16:14:42
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121211_07.htm
激突 東北の接戦区(1)岩手1区/同門対決、支持者争奪

 衆院選は16日の投開票まで5日となった。民主、自民両党の争いを軸に第三極勢力が複雑に絡む選挙戦は終盤に入った。次の政権の枠組み、東日本大震災からの復興を焦点に、各地で激戦が繰り広げられている。最終盤までもつれ込みそうな5選挙区の戦いぶりを追った。(敬称略)

◎票分散、三つどもえに

<収まらぬ逆風>
 9日早朝、盛岡市内の朝市。3選を目指す民主党前議員階猛は雪の中、手袋も着けず、握手を求めて歩いた。
 「民主党は共生社会を目指します。今回も階をお願いします」
 政権交代を成し遂げた2009年夏とは対照的な真冬の戦い。人々のまなざしも冷たい。政権与党への不満は、階にぶつけられる。
 階は政治の師で岩手4区の未来前議員小沢一郎に同調せず、民主党に残留した。岩手1区内の県議も4人全員が残り、連合岩手の支援も得た。盟友の政調会長細野豪志ら党幹部も連日駆け付ける。
 布陣は前回と比べ見劣りしないが、強敵の登場が構図を複雑にした。未来新人の達増陽子。小沢直系で、階を育てた知事拓也の妻だ。
 階と拓也の支持基盤は重なっており、分断は避けられない。前回票の目減りを食い止めるのに必死だ。「守りの戦いが予想以上につらい。人物選択に持ち込めない」と選対幹部はこぼす。
 陣営は収まらない逆風に焦りをにじませながらも、攻勢に転じるきっかけを模索する。9日の個人演説会では弁士の党県議が「知事は県政に専念すべきだ」と達増夫妻批判を強めた。

<知名度は抜群>
 「今度は(夫の応援ではなく)『陽子』としてお願いに来ました」。達増は郡部を中心に決まり文句を繰り返し、急速な浸透を図る。
 涙ながらに立候補を表明したのは11月30日。選対幹部は「知事の妻ということで知名度は抜群。公示後に一気に支援が広がった」と分析する。
 それでも陣営は「未来公認の達増をアピールする」ことに躍起になる。「知事の妻」という印象に、有権者が嫌気を持つことを懸念しての両面作戦だ。
 拓也は街頭演説や選挙カーなどで妻とほとんど同席しないが、裏方では「一心同体」の武器も繰り出す。盛岡市のホテルで8日にあった女性の集い。知事は出席者一人一人に頭を下げ、「岩手で復興にまい進するためにも、陽子に国政とのつながりをつくってほしい。陽子にはその力がある」と呼び掛けた。
 階が歩き回った9日の朝市。同じ時間、達増も買い物客らに握手を求めた。互いに目もくれずに擦れ違った2人。「同門対決」が先鋭化する。

<手応えつかむ>
 「民主党の前議員や、誰も出る人がいなくて立候補した未来の新人には1区は任せられない」
 再挑戦の自民党新人高橋比奈子は9日、盛岡市内の個人演説会で訴えた。党副総裁高村正彦も「実現可能な政策を示し実行するのは自民。勝たせてほしい」と援護した。
 県都・盛岡を含む岩手1区での初勝利は党の悲願。党本部の幹部が連日、マイクを握り「自民党」を前面に打ち出す。
 1区は小選挙区制が導入された1996年以降、新進、自由、民主党と移った達増拓也が4選。知事転身後は、階が2期務めた。前回は11万6000票を獲得した階に対し、高橋は5万票で大敗している。
 陣営幹部は「達増が票を集めるほど、高橋が浮上する。もし選挙区で勝てなくても、比例での復活当選が見えてくる」と手応えをつかんでいる。
(盛岡総局・上村千春、菊間深哉)

 ◇岩手1区立候補者
達増陽子 47 ☆主婦     未新
階猛 46 ☆党政調副会長 民前(2)
高橋比奈子 54 ☆元県議    自新
伊沢昌弘 65 ☆党県代表   社新
八幡志乃 30  党准地区委員 共新
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月11日火曜日

8126チバQ:2012/12/16(日) 16:15:18
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121212_08.htm
激突 東北の接戦区(2)宮城2区/多党化の縮図、大混戦

◎第三極、差別化に躍起

<組織引き締め>
 「東日本大震災を乗り越えるためには、自民党の経験と実績が必要だ」
 10日夜、津波被災地がある仙台市若林区。4選を目指す自民党前議員の秋葉賢也は個人演説会で、上昇気流に乗る党を前面に押し出した。
 宮城2区は東北最大の有権者43万人を抱える。民主、自民はともにかつての身内が分裂して争い、第三極同士が絡む。政党の合従連衡の縮図とも言える混戦区だ。
 自民は公示日に総裁安倍晋三を投入。11日夜は無党派層に食い込もうと党青年局長小泉進次郎が応援に入り、一気に引き離しを図った。
 それでも秋葉陣営は「自前の組織は決して強くない」と引き締める。全面支援する県議や仙台市議は少なく、これまでの地域活動と知名度が頼り。「他陣営は選挙巧者ぞろいだが、気にせず走り抜く」と加速する。
 「どうか中野に力を貸してほしい」
 日本維新の会元議員中野正志が10日夜に宮城野区で開いた個人演説会で、マイクを握ったのは中野の秘書経験がある自民県議だった。
 自民衆院議員を通算3期務め、前回は秋葉とコスタリカ方式で連携した中野。終盤に入り、かつて中野を支えた党県議、仙台市議が後援会名簿を手に動きだした。
 「党の処分なんて気にしない」と自民県議。中野が惨敗した前回衆院選で「秋葉は力にならなかった」という思いが残り、敵意を向ける。
 14日には代表石原慎太郎が仙台に乗り込む。自民党型選挙の一方で、無党派層を視野に「維新の中野」をアピールする。

<空中戦を封印>
 「政権を自民に任せれば、戦前の日本に戻ってしまう」。民主党元議員の今野東は、固い党支持層を取り込もうと、苦闘を続ける。
 宮城1区で2度の当選経験があるが、2区は支持基盤が弱い。1区で勝利を呼んだ街頭活動中心の空中戦を封印し「選挙カーが行かないような住宅街の奥を回る」(陣営幹部)戦術を展開する。
 2区は補選を含む過去6回の選挙で民主が3勝を挙げた。結党以来、宮城の民主党を引っ張ってきた県連選対本部長の参院議員岡崎トミ子は「2区の戦いぶりが党の行く末を占う」と背水の陣を敷く。
 民主党を離れ、新党きづなから日本未来の党に合流した前議員の斎藤恭紀は、埋没を振り払おうと懸命だ。
 前回は民主公認で県内トップの15万8000票を獲得したが、一転して苦戦を強いられている。9日夕、真新しいのぼりを中心商店街で掲げ、1区候補とともに「原発、消費増税に『ノー』なら未来の党しかない」と繰り返した。

<巻き返し狙う>
 「真の第三極はみんなの党。他は単なる数合わせだ」。みんな新人の菊地文博は8日夜、宮城野区の集会所で維新や未来との差別化を強調した。
 10年参院選宮城選挙区で10万票を獲得して以降、第三極伸長を主導してきた自負を胸に巻き返しを狙う。県議5期で培った人脈もフルに生かす。
 仙台市議5期の実績を持つ共産党新人の福島一恵は11日午前、地盤の若林区で街頭に立った。「憲法9条を守る主張はこの選挙区で共産党だけだ」。政府の震災対応批判に加え、自民、維新の公約を念頭に改憲の主張にくぎを刺した。(敬称略)
(報道部・加藤健太郎、泉支局・片桐大介)

 ◇宮城2区立候補者
菊地文博 52 ☆党支部長   み新
中野正志 64 ☆元経産副大臣 維元(3)
斎藤恭紀 43 ☆気象予報士  未前(1)
福島一恵 52  元仙台市議  共新
今野東 65 ☆党県代表   民元(2)
秋葉賢也 50 ☆党副幹事長  自前(3)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月12日水曜日

8127チバQ:2012/12/16(日) 16:15:58
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121213_09.htm
激突 東北の接戦区(3)秋田1区/逆風民主、自民が猛追
◎支持交錯、敵対心複雑

<エースに焦り>
 民主党の常勝エースが、余裕どころか焦燥感をあらわにした。「厳しい結果を覚悟している。(結果が)怖い」。公示前日の3日にあった国政報告会。前議員の寺田学は弱気な一面を見せた。
 連続3選。菅直人政権に続き、野田佳彦政権で首相補佐官を務める。政権批判が渦巻いても政権中枢での実績の評価は固いとみられていたが、逆風は容赦ない。
 「民主党政権はふがいなかった。おしかりは受けたい」。選挙戦に入ってからの演説では、まず反省の弁。常に低姿勢に徹する。戦術も独特だ。選挙カーは一切使わず、街頭演説もしない。活動は1日9回、計108回の集会だけだ。
 陣営内には「選挙カーぐらいは使うべきだ」という意見はあったが、寺田は「膝を突き合わせて意見を交わすことが政治家としてのプライドだ」と持論を貫く。
 陣営は公示前、政党色を出さず、「人物本位」の選択を訴えることを意識していた。沼谷純選対本部長は1日の国政報告会で「どんな政党でも、人間がよくないといけない。いい人間を選ぶ選挙だ」と呼び掛けた。
 終盤に入り自民党の全国的な優勢が伝えられると、戦略を転換。「古い自民政権に戻していいのか」と対決色を前面に出し始めた。
 1区には日本未来の党前議員、日本維新の会元議員も立候補。第三極勢力への票の流出は、わずかでも命取りになる。最終盤は「民主VS自民」の戦いに絞られたことを強調して、自民批判票の取り込みを狙う。

<知事の妻応援>
 「苦しいときも助けてもらった。応援させてもらいたい」。公示された4日、自民党新人の冨樫博之の出陣式で応援弁士に立ったのは、知事佐竹敬久の妻睦子だった。
 佐竹は来年4月の知事選で再選を目指す。睦子は連日のように事務所に通い、公示前には佐竹も激励に訪れた。知事選で自民党の支援を受けたい佐竹にとって、今回の選挙は「誠意」を示す絶好の機会だ。
 報道各社が世論調査で秋田1区の激戦を伝えた6日昼。突然事務所に現れたのは、来年春に任期満了を迎える秋田市長の穂積志だった。直後の11日、穂積は再選を目指すことを表明。冨樫の勢いが、重層的な広がりを見せ始めた。

<進む世代交代>
 1区は中選挙区時代、自民党元衆院議員の二田孝治、民主党や保守新党を渡り歩いた元衆院議員佐藤敬夫、元農相の野呂田芳成がしのぎを削った。小選挙区移行直後は二田と佐藤が激烈な争いを演じた。
 過去3回の衆院選は保守系候補を一本化したが、複雑な敵対心が寺田に連敗を喫する要因になったことは否めない。
 冨樫は野呂田の元秘書で、二田の地盤を継いだ。陣営幹部は「二田、佐藤、野呂田の陣営をそれぞれ応援してきた人の中には(敵対した陣営を)今でも快く思わない人もいるが、世代交代が進んだ。冨樫ならまとまれる」と言う。
 逆風に正面から立ち向かう民主の寺田。かつての反目の火種を抱えて猛追する自民の冨樫。激烈な競り合いが続く。
(敬称略)
(秋田総局・佐藤夏樹)

 ◇秋田1区立候補者
冨樫博之 57 ☆元県議    自新 
寺田学 36 ☆首相補佐官  民前(3)
佐竹良夫 62  党県委員   共新 
高松和夫 70 ☆党県会長   未前(1)
近江屋信広 63 ☆党東京所長  維元(1)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月13日木曜日

8128チバQ:2012/12/16(日) 16:16:47
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_09.htm
激突 東北の接戦区(4)山形2区/TPP対決、農村過熱
◎容認派民主、苦戦続く

<首相側近自任>
 「少しじゃない。だいぶ苦しい」。公示日の直後、民主党前議員近藤洋介の陣営幹部が焦りだした。「この流れだと、水曜日(12日)ぐらいに追いつかれる」
 予感が的中したのか、12日から13日にかけて、劣勢だった自民党新人鈴木憲和が近藤とほぼ並んだ、との観測が選挙区内に流れた。
 近藤は前回、東北最多の16万6000票余りを獲得し、初めて選挙区で勝利した。党への追い風が逆風に変わった今回、反動の大きさは想定の範囲を超えた。
 「企業からの支援が厳しい。今までのように動いてくれない。『あいさつに来るな』とまで言われる」。陣営幹部は頭を抱えた。
 近藤は首相野田佳彦の側近を自任し、「私は野田政権の(政策)ライター。そのまま党のマニフェスト(政権公約)になる」と語っている。環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題でも、参加に意欲的な野田と歩調を合わせる。
 それが、典型的な農村部の山形2区では裏目に出た、と言われている。

<1600人が「帰れ」>
 11月29日に県農政連などが山形市で開いたTPP反対集会。近藤は唯一「TPP反対」の鉢巻きを巻かず参加推進の持論を展開し、客席の農業者ら約1600人から帰れコールを浴びた。
 選挙戦に入ると、「争点にならない」(近藤)とTPPにはあまり触れないが、「推進派」のレッテルは剥がれない。
 「本当はTPPと並行する地域農業振興策を主張したいが(有権者が)まともに聞いてくれない」と陣営幹部。いら立ちが陣営内に漂う。
 対する鈴木陣営は「TPP反対集会で突破口が見えた」と、争点をTPP一点に絞った選挙戦を展開する。「例外なき関税撤廃が交渉の原則。TPPは絶対反対だ」と、鈴木は個人演説会などで言い続け、近藤との違いを際立たせる。
 その鈴木も以前はTPP交渉参加の容認論者だった。陣営幹部は「TPP反対で一点突破できるという党本部や県連の意向に、鈴木も押された形だ」と認める。
 東大卒の元農水官僚。父親は選挙区内の南陽市出身だが、本人は東京出身。「都会育ちの落下傘候補」といった批判をかわすため、TPP問題では農村地帯の声に最大限配慮したい。そんな思惑が透けて見える。

<長靴で土下座>
 「TPP交渉参加推進派の野田側近」対「参加反対派の自民党新人」との構図から、山形2区は全国的な注目区に浮上しつつある。幹部クラスを投入するなど両党のてこ入れが激しさを増し、候補者同士の舌戦もエスカレートしている。
 11日に長井市であった個人演説会で、演説を終えた鈴木は突如、スーツに長靴姿のまま壇上で土下座した。後半戦に入り何度も見られる光景だ。
 「感謝と覚悟を示す」(陣営)のが狙いだが、30歳の若者に不似合いな古い手法に、聴衆から戸惑いの声も漏れた。
 一方、近藤は2010年3月に亡くなった元自民党衆院議員で元労相の父鉄雄の思い出話を繰り返す。「おやじを支えてくれた皆さまに恩返しさせてください」
 鉄雄が死んで初の選挙。党内きってのクールな政策通が「情」に訴え始めた。(敬称略)
(米沢支局・金野正之)

 ◇山形2区立候補者
川野裕章 53 ☆元米沢市議  維新 
鈴木憲和 30 ☆元農水省職員 自新 
近藤洋介 47 ☆経産副大臣  民前(3)
岩本康嗣 47  党県委員   共新 
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月14日金曜日

8129チバQ:2012/12/16(日) 16:17:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121215_11.htm
激突 東北の接戦区(5完)福島5区/原発、民自たたき合い

福島県三春町にある同県富岡町仮設住宅で避難者に支持を訴える候補者(写真は一部加工しています)
◎有権者冷淡、反応薄く

<「接触できぬ」>
 「原発被災地がどんな判断をするのか、全国が注目している。厳しい戦いだが、負けられない」
 いわき市の集会所で13日にあった自民党元議員坂本剛二の個人演説会で、応援弁士の県議はもどかしげに語った。
 報道機関の世論調査は通算7選を狙う坂本の優勢を伝えるが、勝利の確信には至っていない。坂本は「有権者はどこにいるのか。避難者の多くが借り上げ住宅に住み、接触できない」と困惑を隠さない。
 福島第1原発事故で避難する福島県双葉郡の有権者の動向がつかめない。5区有権者は33万2500人。うち双葉郡は5万6400人でほとんどが避難している。
 陣営は公示直後から主戦場の浜通りを出て、有権者が避難する中通り、会津へ。全仮設住宅を回り、避難者支援重視の姿勢を印象付けた。

<不安残す組織>
 組織の結束には不安が残る。党の公認候補選びが、比例東北の前議員吉野正芳と競合したためだ。坂本は公示直前に公認を得たが、両者の支持者にはわだかまりが残った。演説会では吉野と握手を交わし、融和の演出に腐心する。
 一方で層の厚さも見せつける。いわき市が地盤の参院議員岩城光英、森雅子、いわき市長渡辺敬夫が支援する。森は演説会などで政府の原発事故対応をあげつらう。「投票日の16日は1年前、野田佳彦首相が原発事故収束を宣言した日だ。どこが収束か。いい度胸だ」
 民主党政権の失態を突く戦術が際立つが、原発政策を推進してきたのは与党時代の自民党。過去を棚上げするような訴えは、有権者から冷淡に受け止められている側面もある。攻撃には、もろ刃の剣の危険が潜む。

<厚いてこ入れ>
 「自民党は続原発。時計の針を戻してはならない」
 4選を目指す民主党前議員吉田泉の第一声に駆け付けたのは、首相野田だった。原発事故の地元選挙区から遊説を始め、復興と政権継続のアピールを狙った戦略だ。
 てこ入れは厚く、党政調会長の細野豪志、復興相平野達男、外相玄葉光一郎らが続々と入った。吉田泉が原発事故で復興副大臣、現地対策本部長を務めた実績を挙げ、「吉田は復興に必要な人材だ」と支持を訴える。
 それでも強まる「苦戦」の観測に、陣営は戦略の見直しも迫られる。
 陣営は13日、5区の住民が避難している県北部の桑折町の仮設住宅を訪ねた。当初は移動時間を考慮して5区内に集中する方針だったが、急きょ日程を変更した。
 投票3日前になっての初訪問を女性スタッフがわび、吉田泉がマイクを握った。飛び出したのは、復興の最前線で仕事をしてきた実績が理解されないもどかしさだった。
 「野党は復興が遅いと批判するが、福島は地震、津波、原発事故、放射能不安の四重苦。実態を分かっているのか。これまで通り被災地と連携して前へ進める。政権を継続させてほしい」
 戦いは最終盤に入り、全国的には自民党の勢いが続く。民主党福島県連代表の参院議員増子輝彦は、切羽詰まった覚悟をにじませ始めた。「外相の玄葉がリードする福島3区と、吉田泉の5区は何とか議席を守りたい」(敬称略)
(いわき支局・野内貴史、福島総局・浦響子)

 ◇福島5区立候補者
吉田英策 53  党県委員   共新
菅本和雅 45 ☆党支部長   み新
吉田泉 63 ☆元復興副大臣 民前(3)
坂本剛二 68 ☆元経産副大臣 自元(6)
松本喜一 64 ☆漁協組合長  未新
宇佐美登 45 ☆党支部長   維元(2)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者


2012年12月15日土曜日

8130チバQ:2012/12/16(日) 16:18:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000024-mailo-l12
2012衆院選:注目区ルポ 2区 民・自、改革イメージ競う /千葉
毎日新聞 12月12日(水)11時25分配信

 ◇野田氏、谷垣氏の期待背に
 「この3年間、よく耐えた。投票日まであと一息だからがんばれ」。衆院選公示後の唯一の日曜日となった9日。夕方から習志野市に応援演説に入った自民党の谷垣禎一前総裁(67)にこう激励された新人の小林鷹之氏(38)は、選挙戦の出発点を思い出していた。
 政権交代後間もない09年10月だった。党勢復調の見通しが立たない逆境期の閑散とした党本部で、小林氏は当時総裁だった谷垣氏と向かい合った。財務省課長補佐を経て在米日本大使館に07年から勤務し、外交の世界で存在感が薄れる日本の将来に危機感を感じて政治家を志した。谷垣氏に出馬を直談判すると、「お前、本気なのか」と驚かれた。
 自民が全国的に圧勝した05年の「郵政選挙」でも、千葉2区は民主党が11万票を集め、比例復活し地盤の強固さを見せつけた。自民、公明両党の基礎票は計9万票とされるが、今回の自民は若さや党改革の姿勢をアピールする小林氏を擁立し、政権批判の追い風を受ける。
 「右肩上がりの経済成長の考えから抜け切れていない」。かつてそう感じていた自民に所属する小林氏だが、“族議員政治”を「10回当選しても政策を作れないベテラン」と批判し、「同世代の同志と党の年功序列的な体質を変えたい」と話す。
 大物議員の引退が与野党とも相次ぎ、小林氏の姿勢は今のところ、世代交代を印象づけたい党のイメージ戦略と符合する。
 集客力を期待され激戦区を飛び回る小泉進次郎青年局長(31)は9日午前、八千代市で小林氏の応援演説に立って訴えた。「自民党から20〜40代の若い候補が約80人立候補している。一人でも多く当選させることで自民党を若返らせたい」
    ◇
 この3日前、小泉氏の応援演説と同じ場所で民主新人の樋口博康氏(53)が演説に立った。「がんじがらめの自民党の古い政治に風穴を開けたのが民主党」と結党の原点を強く訴え、小林氏の「改革姿勢」をけん制した。
 民主は前回、現在は日本未来の党前職の黒田雄氏(53)を擁立したが、黒田氏は消費増税に反発して7月に離党し、未来に合流した。空白区の擁立作業は難航し、党本部の幹事長室部長代理を務めていた樋口氏に白羽の矢が立ったのは、公示の1週間前だった。
 2区は野田佳彦首相(55)の選挙区の4区に隣接し、空白のままは避けたい事情もあった。野田氏から見れば、樋口氏は松下政経塾の後輩。野田氏は樋口氏に「よろしく頼む」と伝え、政経塾後輩の千葉市内のシンクタンク代表にも選挙を手伝うよう指示した。
 党幹部も出遅れを取り戻そうと応援に入り、支持固めを急ぐ。6日の応援弁士の安住淳幹事長代行(50)は「民主党がダメになったら、自民党は業界団体の昔の政治に回帰する」と危機感を隠さなかった。
 3年前の選挙と異なり、野党・自民と改革イメージを争うことになった民主。ある県連幹部はぼやいた。「自民党は改革を訴える若手にふさわしいのだろうか」
    ◇
 共産党新人の入沢俊行氏(35)は「米国言いなりの古い自民党以来の政治を転換する」と主張。日本維新の会新人の中田敏博氏(44)は「古い日本の仕組みをゼロから作り直したい」と既成政党ではない利点を生かした変革を強調する。未来前職の黒田氏も1期目の国政経験を踏まえ、「官僚に依存しない本当の政治主導を実現したい」と政治改革を唱えている。【田中裕之】
    ◆
 衆院選は終盤戦を迎えた。県内13小選挙区に立候補した過去最多の66人の訴えは、16日の投開票日が近づくにつれ熱を帯びてきた。注目区を歩いた。=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 ◇2区◇
 【千葉市花見川区、習志野市、八千代市】
樋口博康 53 党本部職員      民新
小林鷹之 38 [元]財務省職員   自新
入沢俊行 35 [元]習志野市議   共新
中田敏博 44 医師         維新
黒田雄  53 [元]県議   (1)未前
12月12日朝刊

8131チバQ:2012/12/16(日) 16:18:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000165-mailo-l12
2012衆院選:注目区ルポ 9区 読めない票の行方 /千葉
毎日新聞 12月13日(木)13時7分配信

 ◇風向きに翻弄される候補者
 「行ってらっしゃい」。午前6時、選挙戦終盤を迎えたJR都賀駅東口に民主党前職の奥野総一郎氏(48)の姿があった。出勤途中のサラリーマンらが足早に改札に向かう中、コートも羽織らないスーツ姿でビラを手渡し、声を掛け続けた。平日朝に欠かさない駅頭立ちは、国政進出を決めた07年12月から続ける野田佳彦首相(55)に学んだPR作戦だ。
 旧郵政省の官僚出身。05年の千葉市長選落選後、4区選出の野田氏の地元での駅頭立ちに加わった。野田氏は同年9月の「郵政選挙」で逆風の中で民主で県内唯一小選挙区の議席を守った。「何か盗めるものはないか」。議員秘書に転身し、永田町に通う通勤時に途中下車し、早朝からビラを配りながら野田氏を観察し続けた。
 野田氏の駅頭立ちは約20年間、続いており、顔見知りの有権者が自分からビラをもらいに近寄った。政策に意見を求められれば説明する。「これが彼の強さだ」と感じた。
 その後の前回09年衆院選。9区から出馬した奥野氏は、政権交代を求める民主への追い風に乗り、当時、自民党の水野賢一氏(46)に競り勝った。
 県内13選挙区の民主、自民の勝敗は野田氏だけが勝ち残った05年の1勝12敗に対し、09年は11勝2敗。しかし、それから3年余。再び、風向きが変わった。
    ◇
 「ガンバロー、ガンバロー、ガンバロー」。自民の安倍晋三総裁(58)が応援演説に駆けつけた1日午後の京成電鉄ユーカリが丘駅前。自民新人の秋本真利氏(37)は支持者と一緒に司会者の発声で拳をつき上げた。
 隣の13区の元富里市議だが、13区には別の自民の候補者がおり、9区からの出馬を決めた。2年前に立候補が決まって以来、知名度向上が課題。「若い世代が作る新しい自民党に期待してほしい」と秋本氏が新鮮さをアピールすると、すかさず安倍氏が「この若者の意欲に応えてほしい」と聴衆に呼びかけ、大きな拍手が湧いた。
 民主への逆風は、自民には追い風のはず。しかし、陣営内には「勝っている気はしない」(選対幹部)と緊張感がただよう。
 緊張感には理由がある。第三極から日本維新の会が新人の西田譲氏(37)を擁立したからだ。さらに前回落選後、自民からみんなの党に移籍し、参院議員(千葉選挙区)にくら替え当選した水野氏が、選挙戦での支援先を明確にせず、養父時代以来の「水野票」の動向も見逃せない。「本命」が不在の選挙戦となっている。
   ◇
 四街道市内にある西田氏の選挙事務所は、候補者自ら急きょ契約したものだ。出馬表明は衆院解散の翌日。名刺も自ら発注した。
 07年から3年間、隣の2区の八千代市選出の県議を務めた。県議時代は自民所属だったが、国政を目指して維新の政治塾に2月から参加していた。
 急ごしらえの選挙態勢だが、支援してくれる保守系の元県議もいる。ターゲットは既成政党に不満を持つ有権者。「ひたすら党の政策を街頭などで訴える空中戦で勝ち抜いていく」と意気込む。
 選挙戦では、このほか、日本未来の党から元職の河上満栄氏(41)が出馬。全国から集まったボランティアと支持拡大を図る。無所属元職の須藤浩氏(55)は民主の衆院議員や四街道市議だった経験を生かして支持者回り。共産党新人の木崎俊行氏(44)は共産支持層を固める。
    ◇
 選挙のたびに変わる“風向き”に翻弄(ほんろう)される候補者たち。当選を続けるためには、変化を期待し、投票してくれた支持者をつなぎとめることが不可欠だ。
 奥野氏は「ちゃんとやっている人間はどういう状況でも戦える」と駅頭立ちに自信を持つ。旧郵政官僚時代からの縁で郵便局長団体の支援を受けており、組織票を固めるしたたかさも併せ持つ。
 風に乗れるか。投票日まで1週間を切り、あわただしい雰囲気に包まれる秋本氏の事務所。「1回目は風に乗ることもある。しかし、2回目以降は人間が問われる」。数々の選挙経験を重ねた選対幹部はそう話した。【味澤由妃】=つづく
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 ◇9区◇
奥野総一郎 48[元]総務省職員(1)民前
河上満栄  41[元]客室乗務員(1)未元
西田譲   37[元]県議      維新
秋本真利  37[元]富里市議    自新
木崎俊行  44党佐倉市委長     共新
須藤浩   55[元]四街道市議(2)無元
 【千葉市若葉区、佐倉市、四街道市、八街市】
12月13日朝刊

8132チバQ:2012/12/16(日) 16:19:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000077-mailo-l12
2012衆院選:注目区ルポ 4区 “金星”狙う3候補 /千葉
毎日新聞 12月14日(金)11時51分配信

 ◇全国が注目、多彩な弁士
 立ち向かう相手はただ一人−−。衆院選が公示された4日昼。船橋市役所前を選挙カーで通りかかった日本未来の党前職の三宅雪子氏(47)は窓から身を乗り出し、演説していた自民党元職の藤田幹雄氏(44)に手を差し出した。「一緒に首相を倒しましょう」。こう呼びかけられた藤田氏はがっしりと握手に応じた。
 4区は民主党前職の野田佳彦首相(55)が出馬する日本で唯一の現職首相と議席を争う選挙区。全国から注目されるが、6選を目指す野田氏は自民が大勝した05年の「郵政選挙」でも小選挙区で勝ち抜いた百戦錬磨だ。三宅、藤田、共産党新人の斉藤和子(38)の3氏はあの手この手で、“金星”を狙っている。
 三宅氏は前回09年の選挙で福田康夫元首相(76)の群馬4区に民主から出馬し、比例で復活当選。以来、政界入りするきっかけを作った民主の元代表、小沢一郎氏(70)と行動を共にしており、「小沢氏に容赦なくものが言える唯一の女性候補」と周囲も認めるほど。そんな小沢氏の勧めで、千葉4区からの出馬を決めた。
 国替えは、公示前に頻繁に利用していたツイッターでも報告した。同時にボランティアの募集を呼びかけると、選挙区内外から続々と名乗りが上がった。群馬での支援者や「民主に裏切られた」と憤る有権者、原発再稼働におびえる福島県の夫婦らがビラ配りなどを手伝ってくれている。
 要請する応援弁士も注目度の高い人物が並ぶ。同じ「脱原発」を掲げる俳優の山本太郎氏(38)や脳科学者の茂木健一郎氏(50)ら有名人が駆けつけた。4区は東京都内に通勤、通学する「千葉都民」が多く、浮動票が5万票に上ると言われる。山本氏が10日にJR船橋駅で「原発を再稼働し、子供たちの命を犠牲にしようとした野田さんの首を絶対に取らなきゃいけない」と訴えると、足を止める通行人も少なくなかった。
 空中戦が主体のため、陣営幹部は「実際に投票する有権者にどれだけ受け入れられているかは分からない」とも語る。11日夕には小沢氏が事務所に激励に訪れ、終盤に向けて引き締めを図った。
    ◇
 7日夕、船橋駅前で演説する藤田氏のそばに厳しい視線を注ぐ大物がいた。今回の選挙に出馬せずに引退した自民の武部勤元幹事長(71)。地盤の北海道12区を引き継いだ長男と藤田氏の妹が結婚し、姻戚関係にある。「日本で首相と戦うただ一人の男です」。叱咤激励(しったげきれい)してくれる「政治の父」の前で、藤田氏は声を張り上げた。
 藤田氏は05年の郵政選挙で野田氏を1000票差まで追い込み、比例復活で初当選。政権交代した09年はダブルスコアに近い大差で敗れた。約1年後、野田氏は県内初の首相に就任し地元は沸いた。
 「お前の実力で首相と戦えるわけがない」。今年8月、武部氏は藤田氏をあえて突き放した。だが、野田氏に挑もうとする藤田氏の決意は固かった。出馬の意向を確認した武部氏は「敵の総大将を相手に生きて帰ろうと考えるな。全力で体当たりして撃沈させろ」と送り出し、サポートすることを決めた。
 選挙スタッフには自らの秘書を投入。何度も北海道から駆けつけて支援者に頭を下げ、有権者と握手や記念写真を撮影する。7日の演説中に聴衆の1人からヤジが飛ぶと、「気にしないで続けろ」と藤田氏を怒鳴りつけた。聴衆からは拍手が起こった。
 「今日の演説は30点」。演説を終えた藤田氏を武部氏は叱った。藤田氏は「怒ってもらえるのは勝機がある証拠」と発奮する。党本部も支援する構えで、選挙戦最終日の15日には安倍晋三総裁(58)が応援演説に入る予定だ。
    ◇
 斉藤氏は「即時原発ゼロ」や消費増税反対を強調し、野田氏の政権運営を批判。志位和夫委員長(58)は衆院解散後の県内初の遊説で応援に訪れ、15日も船橋駅で演説に立つ。
 野田氏は公務のほか全国を遊説で飛び回っており、地元に戻る予定はない。留守を預かる妻仁実さん(49)が支持固めをしており、陣営幹部は「現職首相を落とすわけにはいかない。相手の選挙戦は気にせずに何としても勝たせる」と話した。【斎川瞳】=つづく
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 ◇4区◇
 【船橋市】
藤田幹雄 44 [元]会社員 (1)自元
野田佳彦 55 首相     (5)民前
斉藤和子 38 党地区役員     共新
三宅雪子 47 [元]民放社員(1)未前
12月14日朝刊

8133チバQ:2012/12/16(日) 16:19:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121215-00000040-mailo-l12
2012衆院選:注目区ルポ 1区 第三極参入で戸惑い /千葉
毎日新聞 12月15日(土)12時24分配信

 ◇割れる浮動票に手応えなく
 通勤客らでにぎわう13日午前8時のJR海浜幕張駅南口。みんなの党新人の西野元樹氏(38)がスーツ姿の男性に「よろしくお願いします」と頭を下げた。男性が通り過ぎると数メートル先で、日本維新の会新人の田沼隆志氏(36)に「おはようございます」とビラを差し出された。西野氏のスタッフは「よく一緒になっちゃうんです」と苦笑いした。
 繁華街や新興住宅地が広がる千葉1区は長年、県都で働いたり、東京に通勤したりする無党派層の浮動票が選挙戦のカギを握るとされてきた。大きな支援組織を持たず、業界団体や労組などの固定票が期待できない第三極の政党は全国的にこうした「1区」を重視。選挙戦略も重なるのは必然だ。「有言実行の日本維新の会です」「ぶれない政党、みんなの党です」。政策的にも近い両党の違いを際立たせようと、両氏のスタッフが党のキャッチフレーズを連呼した。
 田沼氏は09年から稲毛区選出の千葉市議を務め、今年3月に維新の政治塾に参加。衆院解散後の11月21日に維新からの出馬が発表されたが、党から知らされたのはその前日だった。
 出遅れを取り戻そうと、「マラソン演説」と題して1日13時間の街頭演説に臨むなど浮動票をつかもうと懸命だ。頻繁に名前を出す橋下徹代表代行(43)や石原慎太郎代表(80)が1回ずつ応援に入った。
 一方、西野氏はみんなの公募で5月に出馬表明し、朝夕の駅頭立ちや自転車遊説で知名度アップを図ってきた。選挙戦では、レアメタル(希少金属)を扱う商社に勤務した経験をアピール。渡辺喜美代表(60)も公示後に2回応援演説に入り、「しがらみがないので既得権益を打破できる」と訴える。
 ただ、一時は維新との選挙区調整が党幹部レベルで協議されていただけに、田沼氏の突然の立候補には「第三極が日本のために戦う思いは一緒のはずで、競合は互いにとって望ましくない」と戸惑いの姿勢を見せていた。
    ◇
 浮動票を奪い合う2人と異なる戦略を迫られているのが、民主党前職の田嶋要氏(51)だ。政権交代の機運が高まった前回09年の選挙では、無党派層の期待を背に2位に約5万票差を付けて圧勝したが、民主への期待がしぼんだ今回、陣営幹部は「少なくともうちは多くの浮動票を期待できないし、固定票もある自民党に勝っている気はまったくしない」と危機感を隠さない。
 田嶋氏は衆院議員を3期務めた県連代表でもあり、逆風下でも政権交代の実績を訴える。福島第1原発事故後、国の原子力災害対策本部長として約3カ月間、福島県内で災害対応にあたった縁で福島県内の首長が応援に駆けつけた。支持基盤の連合千葉も活動を支えている。
 対する自民党新人の門山宏哲氏(48)。自民に追い風が吹いた05年の「郵政選挙」で田嶋氏を破った臼井日出男元法相(73)の支援を受ける。出馬が決まった2年前から、街頭などで弁護士らしく「社会正義の実現」を訴えてきた。
 民主の勢いの陰りで、本来なら有利な状況のはずだが、陣営幹部は「むしろ、こちらが田嶋さんを追いかけている感覚しかない」という。千葉市中央区の市文化センターで12日に開かれた総決起集会では、最大収容人員約500人のホールに空席もあった。
 「郵政民営化」や「政権交代」をテーマに前回まで民主と自民の2大政党で奪い合ってきた1区の浮動票だが、今回は民主・自民両陣営とも獲得の手応えをつかめてない。浮動票は第三極の維新、みんなの2陣営などに分散して流れ、近年の衆院選で威力を発揮したような選挙戦の行方を決める大きな“かたまり”にはなっていない。
 2大政党のある陣営幹部は、この状況下での勝利の青写真をこう描く。「浮動票は割れている。最終盤はどこまで従来の支持基盤を固め切れるか。その先に光明が見えてくる」
    ◇
 1区ではほかに、共産党新人の寺尾賢氏(36)がTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加反対など党の政策を訴え、比例票を掘り起こしている。【黒川晋史】=おわり
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 ◇1区◇
寺尾賢  36 党県委員       共新
田嶋要  51 [元]経産政務官(3)民前
田沼隆志 36 [元]千葉市議    維新
西野元樹 38 [元]商社員     み新
門山宏哲 48 弁護士        自新
 【千葉市中央区、稲毛区、美浜区】
12月15日朝刊

8134チバQ:2012/12/16(日) 16:21:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/chiba/CK2012121502100006.html
7党擁立の7区 脱原発 訴えに温度差
 衆院選の県内小選挙区で、最多の7党が公認を立てた7区。区域の松戸市北部、流山市、野田市はいずれも放射性物質の汚染状況重点調査地域の指定を受け、原発事故による「ホットスポット」問題の不安がくすぶる地域だ。しかし、各候補の訴えを聞くと、原発問題には温度差がくっきり。脱原発の主張も、有権者にはすんなりと受け入れられていない様子も見て取れた。

  (横山大輔)

 「子どもたちのために、原発のない社会をつくろう」。新党に移って選挙に臨む未来前職の内山晃氏は十一日朝、選挙区内の市民も多く利用するJR柏駅前で呼び掛けた。だが、反応はいまひとつで、演説後「原発を止めなければと考える人は多いはずなのに」と漏らす。結局、訴えは「政治を元に戻していいのか、良識が問われる」と政治改革に力点を置いている。

 地元出身を前面に押し出すみんな新人の石塚貞通氏は、自転車遊説をしながら「再稼働をさせる政治グループに任せていいのか」と既成政党を批判し、子どもの健康影響調査などの実現を主張する。しかし、石塚氏も「争点は原発にすべきだったが、ずらされてしまった」と手応えがつかめない様子だ。

 共産新人の渡部隆夫氏、社民新人の村上克子氏は原発即時廃止を強調する。

 「ぬかにクギみたい」。ある候補は原発政策に対する聴衆の反応をこうぼやく。だが、主張を聞く有権者の側からは「時流は脱原発なのだろうが、いつも政治にはうやむやにされてきた。ウソをつかない政党がどこか考えている」=流山市内の無職男性(69)=との声が聞かれる。関心がないわけではないが、脱原発の訴えを聞いても、政治への不信が拭えない。

    ◇

 原発問題にあまり触れない候補もいる。

 民主新人の中沢健氏は右傾化する保守勢力を批判し、「平和を守るかどうかが問われる」と強調。原発への態度は演説には入れず、その理由を「即時廃止は非現実的で無責任。それを説明するには街頭では時間が少なすぎる」(中沢氏)と説明する。

 自民前職の斎藤健氏は「原発新設は不可能。再稼働は政治が介入すべきでない」が持論。だが、流山市で八日にあった個人演説会でも原発問題はほとんど触れず、景気対策やデフレ脱却を強く訴えた。斎藤氏は取材に対し「演説時間に余裕があるときは訴えている。原発がいずれなくなるというのは既に浸透している」と話す。

 出馬決定が公示直前になった維新新人の林千勝氏は「日本の閉塞(へいそく)状況を招いたのは自民の長期政権と民主政権の責任」と追及し、知名度アップに力を入れている。

8135チバQ:2012/12/16(日) 16:22:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121206-00000091-mailo-l14
ルポ・激戦区:衆院選/1 14区 第三極、民自の脅威に 支持層に一定の影響力 /神奈川
毎日新聞 12月6日(木)12時14分配信

 各候補の舌戦が熱を帯びる中、激戦が予想される注目区の動きを追った。
   ◇  ◇
 「第三極とかが出ているが、1年くらいでみんな、なくなる」。3日昼過ぎ、JR橋本駅前(相模原市緑区)で本村氏が開いた街頭演説に駆けつけた安住淳・民主党幹事長代行は、衆院選前に加速した日本維新の会など第三極の合従連衡を「選挙目当て」とこき下ろした。
 だが浮動票を集める可能性がある第三極の候補は、逆風に苦しむ民主だけでなく、政権奪還を目指す自民党にとっても無視できない存在だ。14区でも、旧たちあがれ日本からの出馬を予定していた中本氏が維新に合流し、本村氏と赤間氏による事実上の一騎打ちになるとみられていた選挙戦の構図が一変した。
   ◇  ◇
 中本氏は00年衆院選で、14区から自民公認で出馬し比例復活で初当選した。03年は藤井裕久氏(民主)に再選を阻まれたが、現在も自民支持層に一定の影響力があるとされる。
 同市ではこれまで、故小川勇夫市長の後援会の動向が国政選挙を大きく左右してきた。組織は後継となった加山俊夫・現市長の後援会に衣替えして現在も存続し、今回の選挙では集票力のある幹部が本村、中本両氏の各陣営に分かれた。さらに自民系の市議会最大会派「新政クラブ」(17人)も本村、赤間、中本の3氏に分裂した。
 民主への逆風が追い風になるとみられていた赤間氏の陣営幹部は「浮動票だけでなく自民票も食われてしまう」と危機感を強める。
   ◇  ◇
 松本氏を擁立したみんなの党は、当初の立候補予定者が党本部から突然解任された不満で、党所属の市議1人が離党。態勢を立て直し準備の遅れを取り戻すのに懸命だ。
 党が憲法改正を打ち出している赤間、中本両氏を意識し、猪股氏は「憲法は世界に誇れる宝だ」と主張。県内唯一の社民党公認の今井氏も「改憲阻止」を訴える。【高橋和夫】=つづく
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 =相模原市中央区、緑・南区の一部
猪股ゆり  28 共 新
本村賢太郎 42 民 前
中本太衛  47 維 元
赤間二郎  44 自 元
今井達也  25 社 新
松本雅威  41 み 新
12月6日朝刊

8136チバQ:2012/12/16(日) 16:22:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000048-mailo-l14
ルポ・激戦区:衆院選/2 16区 落下傘VS地元出身 浮動票どう動く /神奈川
毎日新聞 12月7日(金)11時33分配信

 「日本奪還のために解散のない安定した参院議員の身分を返上した」。義家氏は4日、小田急本厚木駅前で第一声を上げ、くら替えへの理解を求めるとともに、専門と自負する教育関連の政策を中心に訴えた。
 長野県出身。16区とは「大学時代に工事現場のアルバイトで汗を流した」程度の縁しかない、「落下傘候補」だ。しかし、「ヤンキー先生」の知名度があり、比例代表で出馬した07年参院選は約22万3000の個人票を集めた。前回衆院選で落選し不出馬を表明した亀井善太郎氏(自民)から受け継いだ地盤もあるが、陣営に楽観ムードはない。
   ◇  ◇
 「技術や人材を生かせない日本政治の既得権にメスを入れる」。義家氏の第一声の後、同駅前で富山氏が演説を始めると、通り掛かった人が次々と足を止め耳を傾けた。この様子を見ていた自民系の厚木市議は、「若い芽は早くつぶさなくては」とつぶやいた。
 大阪市出身で、「維新」の看板はあるが地縁はない。しかし、東日本大震災で被災地支援のNPOを設立するなど多彩な経歴と、お笑い芸人時代に培った巧みな話術がある。義家氏の陣営は「浮動票が集まるのでは」と警戒を強める。
   ◇  ◇
 前回は亀井氏に5万4000票以上の差を付け初当選した後藤氏も、知名度がある義家氏に加え第三極の富山氏が参戦したことに、危機感を募らせる。
 経済産業省出身の強みを生かし「この地域で既に着手しているメガソーラー、小水力などに重点投資したい」と訴える一方、地元の厚木高校卒業を強調。街頭演説では「地元出身」と書いたのぼり旗を立てるなど、義家、富山両氏との違いを打ち出すことに懸命だ。
 池田氏は「多くの政党の脱原発は10〜30年後だが、私は即時ゼロ」と訴える。【長真一】=つづく
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 =相模原市緑・南区の一部、厚木、伊勢原市、愛川町、清川村
富山泰庸 41 維新
義家弘介 41 自新
後藤祐一 43 民前
池田博英 50 共新
12月7日朝刊

8137チバQ:2012/12/16(日) 16:22:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000001-mailo-l14
ルポ・激戦区:衆院選/3 17区 政策より地縁血縁? 各陣営「どぶ板」に力 /神奈川
毎日新聞 12月12日(水)10時46分配信

 「第三極の中で一番ぶれていない」。小田原市内で7日、井上氏が開いた演説会。応援に駆けつけた渡辺喜美・みんなの党代表は、衆院選前の離合集散で政策が揺れた他党との違いを強調した。
 井上氏は無所属だった前回、民主・自民両党の対決構図に埋没し約4万票しか獲得できなかった。今回はみんなの公認を得て「自民はこりごり。民主はうんざり」(井上陣営)という層の受け皿になることを狙っていた。
 ところが、公示直前に無所属だった露木氏が未来に合流。第三極同士で競合することになった。井上氏自身は未来など他党の批判は控え、前回浸透できなかった秦野市に選挙事務所を置いて、地道に票の上積みを図る。
 11年の知事選で落選した露木氏だが、17区内の3市8町では10万票以上を獲得した。出陣式で「未来とは主義主張が合致している。嘉田由紀子代表の女の度胸にほれた」とアピールしたが、選挙戦では「卒原発」よりも、開成町長を13年務めた実績を強調。「地域のことを一番知るのは自分」と訴える。
   ◇  ◇
 「この地域は中選挙区時代から、人柄と地縁血縁で選ぶ土地柄。第三極というだけでは票は取れない」。神山陣営幹部はこう解説する。神山氏は前回、牧島氏に3万票以上の差をつけ初当選したが、逆風の今回は「演説会よりも、とにかく歩き回って必死感を打ち出していく」(陣営幹部)と政策論争より「どぶ板」を重視する。
 「敵のことは言わない。勝手に偉そうなことを言って、勝手にこけちゃったんだから」
 6日の牧島氏の総決起集会。前回後継指名した河野洋平・元衆院議長は、米軍普天間飛行場移設問題などで迷走した民主政権を揶揄(やゆ)して、会場を沸かせた。牧島氏は米国の大学に留学経験がある国際通だが、浪人中は地道に集会などに参加し、選挙戦でも得意の国際問題よりも「地域を元気に」の訴えに力点を置く。
 横田氏は消費増税の中止などを訴える。【澤晴夫】=つづく
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 =小田原、秦野、南足柄市、中井、大井、松田、山北、開成、箱根、真鶴、湯河原町
牧島かれん 36 自新
露木順一  57 未新
神山洋介  37 民前
井上義行  49 み新
横田英司  55 共新
12月12日朝刊

8138チバQ:2012/12/16(日) 16:23:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000084-mailo-l14
ルポ・激戦区:衆院選/4 3区 乱立で票の食い合い 知名度アップに懸命 /神奈川
毎日新聞 12月13日(木)11時59分配信

 「カツカツかっちゃん実力派」「もろもろもろもろ毛呂武史」
 通勤や買い物などで行き交う人が多いJR鶴見駅東口。3区の各候補が頻繁に選挙カーを乗り付け、場所取り合戦の様相を呈している。少しでも有権者に印象づけようと、街頭演説や握手のほか、候補者の名前をもじった“キャッチフレーズ”をリズミカルに連呼する陣営もある。
 県内最多の6人が立候補した。祖父の代からの地盤を受け継ぎ過去5回当選した小此木氏が地域の行事を回るなどして着々と票を固める一方、地縁血縁が薄く組織力で劣るほかの候補は、選挙戦終盤を迎えた今も知名度を上げることに懸命だ。
   ◇  ◇
 「極めて厳しい選挙ですがぜひともご支援お願いします」。6日夜、同駅前で演説した民主の細野豪志政調会長は、15区から急きょ国替えした勝又氏への理解を呼びかけた。知名度がある細野氏の姿を見て、足を止める人は少なくなかった。前原誠司国家戦略担当相ら民主政権の要職も連日応援に駆けつける。3区に地盤がない勝又氏にとって、党幹部の来援が頼みの綱だ。
 岡本氏は前回、民主から出馬し、連合などの支援も受け小此木氏に約3万6000票差をつけ初当選した。だが今回は組織を失い、古巣から「刺客」も立てられた。卒原発など党の政策を訴えるが、第三極同士が競合する中で埋没してしまうことへの危機感は強い。
   ◇  ◇
 「党利党略、私利私欲の離合集散には加わらない」。毛呂氏は街頭で連日、他の第三極に批判の矛先を向ける。3区内選出の党県議、市議らの支援を受けるが、自身は元逗子市議で地縁はない。演説では他党との違いを強調する一方で認知度アップに腐心する。
 高橋氏は「こっちから出向いて認知度を上げることがすべて」(陣営幹部)。1日30カ所以上でつじ立ちし、必死にアピールする。
 本橋氏は組織戦で、増税反対や原発即時ゼロなど党の政策を訴える。【松倉佑輔】=つづく
………………………………………………………………………………………………………
 =横浜市鶴見・神奈川区
高橋真由美 44 維新
勝又恒一郎 50 民前
毛呂武史  44 み新
本橋佳世  39 共新
小此木八郎 47 自元
岡本英子  48 未前
12月13日朝刊

8139チバQ:2012/12/16(日) 16:23:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000115-mailo-l14
ルポ・激戦区:衆院選/5 10区 読めない“新住民” 現職閣僚にも逆風 /神奈川
毎日新聞 12月14日(金)12時45分配信

 先月29日夕、JR川崎駅西口に集まった聴衆へ、野田佳彦首相が絶叫調で呼びかけた。「厳しい戦いです。しかし城島さんをぜひ、送り出していただきたい」。その横で城島氏は何度も頭を下げた。
 05年の前々回は東京13区で落選。前回10区に国替えし、党への追い風を背に返り咲いた。だが今回は一転して逆風に直面する。
 国替え後は国対委員長など党要職を歴任。マスコミに登場する機会は格段に増えたが、「忙しくて選挙区を隅々まで回れない」(選対幹部)ことなどが災いし、地元での浸透度は今一つだ。財務相に就任した今年10月以降は公務優先で多忙さに拍車がかかり、公示後も地元を離れる日は多い。「報道各社の情勢調査の数字と手応えが違う。無党派層にも訴えかけ、必ず逆転する」。城島氏の言葉には悲壮感が漂う。
   ◇  ◇
 議席奪還を目指す田中氏は、「小泉旋風」が吹いた前々回は7万票以上の大差で民主候補に圧勝したものの、逆風だった前回は城島氏に3万4280票差で敗れた。今回は毎日新聞などの情勢調査で優勢が伝えられるが、風頼みの選挙の危うさは身をもって知るだけに、手綱を緩めるつもりはない。
 10区は新築大型マンションの増加で人口流入が続き、有権者数は前回より約8000人増えた。「川崎はマンションの住民が多いから手応えと票が結びつかない。無党派の風向きはいつ変わるか分からない」(田中氏)。今なお毎朝駅頭に立ち選挙カーでくまなく回り、地域との関係が希薄な“新住民”の支持拡大に努める。
   ◇  ◇
 「現職閣僚対自民」の対決構図に埋もれまいと、他の候補は必死だ。中野氏は党の旗印である改憲阻止を訴える。11月に立候補を決めた石川氏は橋下徹代表代行の存在を前面に押し出す。久米氏は昨年9月から街頭活動を重ね、脱原発と電力市場の自由化などを主張する。【倉岡一樹】=つづく
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 =川崎市川崎・幸・中原区
中野智裕  54 共新
田中和徳  63 自前
城島光力  65 民前
久米英一郎 47 み新
石川輝久  62 維新
12月14日朝刊

8140チバQ:2012/12/16(日) 16:23:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121215-00000055-mailo-l14
ルポ・激戦区:衆院選/6止 12区 民自と第三極、激突 大臣、党幹部らも背水の陣 /神奈川
毎日新聞 12月15日(土)12時26分配信

 「遅れて申し訳ありません。北朝鮮のミサイルが飛び、国内に影響がないか安全保障会議で確認して来ました」。JR藤沢駅北口で12日午後、中塚氏の応援に駆けつけた岡田克也副総理は息つく間もなくマイクを握った。
 報道各社の情勢調査では、劣勢が伝えられている。日本の安全保障を脅かす事象が発生したにもかかわらず、応援をキャンセルしなかった政権ナンバー2の姿が、党と陣営の危機感を象徴していた。
 10月の内閣改造で初入閣を果たし、陣営は「選挙区を十分回れなくなっても余りある大臣の地位」と期待した。だが党への逆風は、金融担当相の看板ではしのげないほど強い。
  ◇   ◇ 
 「現職閣僚に新党副代表と新人の私。厳しい戦いです」。星野氏は報道などで優勢と伝えられるようになってからも、この言葉を変えない。出馬した08年の藤沢市長選は小差で敗れた苦い経験が忘れられないからだ。今年2月の市長選で対応が割れた自民内部の「しこり」を気にする向きもあり、陣営内で波風を立てないよう、安全運転に徹する。
 陣営は党への追い風を感じながらも楽観はしていない。「風と言えば、12区は台風も吹いているからね」。ある幹部がつぶやいた。
  ◇   ◇ 
 阿部氏が9日、藤沢駅北口で開いた街頭演説会。駆けつけた福島県南相馬市の桜井勝延市長は「福島に23回も来てくれた国会議員は阿部さんだけ」と持ち上げ、阿部氏も「原発をゼロにするまで懸命に頑張る」と訴えた。
 過去4回は社民公認で出馬したが、自民と民主の対決の中で埋没し、比例復活に甘んじてきた。だが今回は第三極の看板を得ており、各陣営とも「社民というタガが外れ、従来より幅広く票を集める可能性がある」とみて、動向に神経をとがらせる。
 さらに増税反対などで阿部氏と政策が近い沼上氏、憲法改正などで星野氏と重なる甘粕氏が互いにどう影響するのか。答えは間もなく出る。【永尾洋史】=おわり
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 =藤沢市、寒川町
星野剛士 49 自新
沼上常生 54 共新
中塚一宏 47 民前
甘粕和彦 29 維新
阿部知子 64 未前
12月15日朝刊

8141チバQ:2012/12/16(日) 16:24:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000271-mailo-l33
2012衆院選おかやま:激戦区ルポ 民自、2区で激突 /岡山
毎日新聞 12月12日(水)16時34分配信

 2区は、民主前職の津村啓介氏(41)と、公募で選ばれた自民新人の山下貴司氏(47)が組織の総力を挙げて激突し、共産新人の井上素子氏(65)は2大政党批判を展開する。民自共が集票合戦を繰り広げている。【石井尚、井上元宏】
 ◇津村氏「若い力」
 「少子化対策や脱原発。新しい政治の仕組みを前に進めたい」。3期で実績を重ねた津村氏は個人演説会で呼びかけた。街頭に立って、「縦割りの古い政治を変革してきた」と自民との違いを強調する。地元で強力な後援会に支えられる江田五月参院議員も応援に入り、個人演説会で、「津村さんを私の息子のように思っている」と親密ぶりを強調した。
 津村氏は「若い力」を掲げて若い運動員と駆け巡る。連合岡山もフル稼働、造船企業が集まる玉野市では労組も参加した自転車部隊が「ゴー・ゴー・ツムラ」と大声を上げた。津村氏は「できるだけ多く街頭に立ち、有権者と接点を増やしたい」と力を込めた。
 ◇山下氏「突破力」
 一方、山下氏は津村氏へのライバル意識をむき出しにする。個人演説会では「地域のお祭りに顔を出すだけではなく、お祭りができる元気のある地域を増やすのが政治家だ」。地域をこまめに回る津村氏を暗に批判した。
 山下氏は自民党が県内小選挙区で初めて公募で選んだ“新生自民”の象徴だ。自民の県議や岡山市議は動員に走り回る。来夏の参院選に、自民から立候補する予定の石井正弘前知事も出身の東区で「高校も私と同じ(岡山操山)。気に入りました」と持ち上げた。
 山下氏は「突破力」を掲げ、演説では高校までを過ごした岡山の思い出をちりばめる。「ふるさとの声を永田町に届けたい」
 ◇井上氏「暮らし」
 井上氏は、消費税増税反対や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対、脱原発を掲げる。市議20年を務めた玉野市の三井造船前で演説し「暮らしも経営も大変。消費税増税にノーを突き付けましょう。原発は直ちにゼロにします」。他党との違いを前面に押し出し、暮らしを掲げて庶民目線で訴える。
 井上氏は「なんとしても比例代表中国ブロックで1議席を確保したい」と強調。手応えを感じて「今後も選挙区内を細かく回り、訴えていく」と話した。
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 ◇岡山2区
井上素子 65 共新
津村啓介 41 (3)民前=[国]
山下貴司 47 自新=[公]
12月12日朝刊

8142チバQ:2012/12/16(日) 16:24:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000304-mailo-l33
2012衆院選おかやま:激戦区ルポ 4区は混戦模様 /岡山
毎日新聞 12月13日(木)15時37分配信

 4区は、96年から故橋本龍太郎・元首相(自民)が3回連続当選した後、05、09年は民主の柚木道義氏(40)が龍太郎氏の次男、橋本岳氏(38)を破った(05年は比例復活)。しかし今回、柚木氏は「民主離れ」の逆風を受け、攻守は逆転した。さらに赤沢幹温氏(51)が維新から立ち、前回立候補を見送った共産が須増伸子氏(46)を擁立した。民主、自民に不満を抱く有権者に存在感を示し、混戦模様となっている。【小林一彦】
 ◇民自、攻守が逆転
 「相手(岳氏)は必死だ。民主への大逆風で、それ以上に必死にならないと勝てない」。柚木氏は9日夜、倉敷市水島地区であった個人演説会で強調した。具体例として「岳氏の母で元総理夫人が私の後援会長の病院長を訪ねてきた」ことを挙げた。後援会長で外科医の松田忠和氏によると「手術中で面会しなかった」という。
 岳氏の母久美子さん(71)はかつて、全国を遊説する龍太郎氏の代わりに地元で先頭に立った。3度目となる岳氏の選挙でも強力な戦力だ。7日の総決起集会で、久美子さんは「岳を気長に育てていただきたい」と頭を下げた。岳氏は「3回続けて負けたら後がない」と背水の陣を強調し、支援の県議は「久美子さんに笑顔を戻すために頑張ろう」と声を張り上げた。
 柚木氏は、労働組合関係者に一層の協力を要請している。9日の個人演説会で、あいさつした連合岡山の4区選対本部長の水戸岡俊治氏は「地盤、看板、かばんもないサラリーマンが政治に挑戦した」と柚木氏を応援し、「1週間で厳しい情勢をひっくり返してみせる」と力を込めた。
 ◇維新、共産も存在感
 元倉敷市議の赤沢氏は、応援に訪れた維新近畿比例候補者の東国原英夫・元宮崎県知事とJR倉敷駅北口で演説し、「地方分権、道州制導入で地方活性化を」と訴えた。東国原氏の周りには大勢の人が集まり、赤沢氏も一緒に握手して回った。陣営は「さらに盛り上げを」と維新代表代行の橋下徹大阪市長の4区入りを期待する。
 元早島町議の須増氏は連日、約20カ所で街頭演説に立つ。とりわけ力を入れているのが「消費増税阻止」の主張だ。「増税するなら大企業、大資産家に能力に応じて負担してもらう」。00年の総選挙で同党候補が得た2万1000票を目標に支持拡大を図っている。
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 ◆立候補者(届け出順)
 ◇岡山4区
須増伸子 46   共新
橋本岳  38(1)自元=[公]
赤沢幹温 51   維新
柚木道義 40(2)民前=[国]
12月13日朝刊

8143チバQ:2012/12/16(日) 16:26:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000161-mailo-l28
2012衆院選:6区ルポ 政党乱立、激しい戦い 風、組織、実績を背に 有権者「分かりにくい」 /兵庫
毎日新聞 12月13日(木)13時6分配信

 衆院選(16日投開票)はいよいよ終盤戦を迎え、各選挙区で戦いが激しさを増している。中でも兵庫6区は、民主、自民の二大政党に、第三極の維新と未来、さらに共産から計5人が立ち、今回の選挙を象徴する構図となった。6区の現状を追った。【高瀬浩平、米山淳】
 「大阪は変わりました。今度は日本、兵庫の番です」。維新新人の杉田水脈氏(45)はJR伊丹駅前の路上で有権者に訴えた。この夜、本人がビラを配ると、一人の中年女性が「いっぱいください」と約10枚を受け取り、持ち帰った。
 10年にみんなの党支部長に就いた杉田氏は「選挙に勝てない」と今年11月に維新にくら替え。地元市議4人が中心になり、選挙事務所の手配やスタッフの確保を大急ぎで進めた。街頭では「あいさつ回りに行く団体はありません。街頭で訴えるしかないんです」と声を枯らす。その結果、毎日新聞の特別世論調査では、自民新人の大串正樹氏(46)と横一線で競る位置に躍り出た。「少しずつ手を振り返す人は増えている」。陣営は「風」を感じている。
 「維新に勝たせたくありません」。大串氏は川西市内であった個人演説会で約100人の支持者に訴えた。序盤戦では、大学教員らしく社会保障や教育の政策を冷静に訴え続けてきたが、この日は「(杉田氏が)維新にくら替えしたとたん、支持を伸ばしている。原因が分かりません」と危機感をあらわにした。推薦する公明の市議は応援演説で「6区は大串、比例は公明党」と声を張り上げ、自民の参院議員は「自公連立政権」の実現を呼びかけた。
 大串氏の陣営は民主前職の市村浩一郎氏(48)が地盤としてきた宝塚市を最終盤の主戦場とみる。ある幹部は言う。「宝塚には浮動票も多い。最後に票を奪い合う相手は維新だ」
 選挙後半の平日昼、阪急川西能勢口駅前で2陣営が鉢合わせになった。駅の西には市村氏、東には未来新人の松崎克彦氏(57)。
 手を振る松崎氏の隣で、民主を離党後に「国民の生活が第一」を経て、未来に合流した前職の比例候補が「消費税増税が行われたら地域は壊滅する。松崎さんを落とすわけにいかない」と熱弁をふるった。
 松崎氏は公示2日前の今月2日に立候補を表明した。伊丹市議を5期務めた後、11年の県議選で落選。維新政治塾に入り、ひそかにバッジを狙っていた。「卒原発、脱増税のはっきりした選択肢を示したい」と第三極の未来から出馬したが、陣営幹部は「出遅れた。政党が多過ぎて有権者が困惑しているかもしれない」と準備不足を認める。12日には嘉田由紀子代表が応援で選挙区入りし、追い上げムードに期待する。
 一方の市村氏は街頭で、民主に向かって吹き荒れる逆風を感じている。有権者から「うそつき」と容赦ない声も浴びせられた。市村氏は「党への風当たりは郵政選挙の時より厳しい。個人の努力で乗り切るしかない」と歯を食いしばる。連合兵庫は推薦を見送ったが、後援会組織はフル回転しているといい、陣営幹部は「かつてないほど熱い思いで戦えている」と話す。
 約17万票を獲得して圧勝した前回選の後、国土交通政務官として政府の一員になった。東日本大震災では宮城県で復旧の陣頭指揮も執った。「3期10年で積み上げたことを生かさせていただきたい。途切れたらもったいない」と議席を守るために必死で訴えかける。
 共産の新人、吉見秋彦氏(38)は阪急川西能勢口駅前で「日本共産党は党をつくって90年、国民の立場でスジをとおしています」と書いたビラを配っていた。他の政党が離合集散を繰り返す中、変わらずにきたことや「消費税増税中止 即時原発ゼロ」などのぶれない主張を強調。「郵政選挙や政権交代のような旋風はないので今回は期待できる」と感じている。
   ◇
 12日夕、阪急宝塚駅前で幼稚園のバスを待つ母親たちの横を、選挙カーが政党名を連呼しながら走り抜けた。30代の主婦は「政党が多すぎてよく分からない」とこぼした。6歳の次男がバスから降りて駆け寄ってきた。投じる票には「子供たちに優しい社会にしてほしい」という願いを込めるつもりだ。
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 ◆立候補者(届け出順)
 ◇兵庫6区
吉見秋彦  38    共新
松崎克彦  57    未新=[大]
大串正樹  46    自新=[公]
杉田水脈  45    維新
市村浩一郎 48(3) 民前=[国]
〔阪神版〕
12月13日朝刊

8144チバQ:2012/12/16(日) 16:30:37
>>7828広島1区
>>8078広島2区
>>7830広島3区
>>8077広島4区
>>8076広島5区
>>7829広島7区
>>7832山口1区
>>7938山口2区


http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212150002.html
【ルポ焦点区】<9>広島6区 11選前職・自民新人競る 鍵握る南部の攻防
 ▽6区(3人)届け出順・敬称略

亀井静香  76 元金融担当相 未 前
花岡多美世 55 党准県委員  共 新
小島敏文  62 党県支部長  自 新
 選択の時が間近に迫った13日夜。広島6区で有権者数が最多の尾道市では、議席を激しく争う2陣営が同時刻に演説会を開いた。

 急きょ開催が決まった日本未来の党前職、亀井静香(76)の総決起大会には、大型バスで駆け付ける支持者も。亀井は消費税増税反対など約1時間熱弁をふるい「死に物狂いにならなくては。今、引っ込むわけにはいかない」と支持を訴えた。

 約2キロ離れた場所であった自民党新人、小島敏文(62)の総決起集会。あいさつした小島の口からは亀井を意識した発言が目立った。「卒原発など単純なフレーズを訴える党もある。軽々しく第三極を選べば、民主党政権よりも悪くなる」

 ▽党変更に批判も

 前回2009年の衆院選で亀井は小島に倍近い得票差をつけ圧勝、11選を果たした。人望もあり「亀井党」を名乗る支持者は多い。しかし、所属政党がめまぐるしく変わったことに批判もある。

 消費税増税関連法案に反対し、12年4月に党首を追われる形で国民新党を離党。11月16日の衆院解散後「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」を経て、公示直前に未来の党に合流した。陣営からは「党がころころ変わり、有権者には分かりにくいのでは」と不安も漏れる。

 亀井は他候補の応援で公示から3日間で地元を離れた。しかし接戦との報道が相次ぐ中、選対幹部が地元入りを要請。12日午後から最後まで張り付くことになった。亀井不在の際は、同党の佐藤公治(参院広島)が地盤の尾道市などの街頭で「私の選挙だと思い応援してください」と声をからした。

 ▽公明推薦なく

 一方、小島は広島県議を7期務めた経験から地方の実情が国政に反映されていないことを強調。支持拡大を目指してきた。

 小島陣営は前回衆院選の結果を踏まえて、亀井の地盤である北部の切り崩しは難しいと判断。票田の尾道、三原市など南部での活動を重視する作戦を取った。11年6月には、尾道市中心部に後援会事務所を開設。弱点だった知名度拡大に力を入れてきた。

 自民党への追い風もあり、南部重視の戦略は奏功しつつある。陣営は尾道、三原両市での得票は前回を大きく上回ると読む。小島も「背中は見えた。このままの勢いで追い抜きたい」と力を込める。ただ広島県内全7区の自民党候補のうち、ただ一人、公明党から推薦がない。陣営幹部は「公明党の協力は感じるが、推薦のない状態でどこまで票に結びつくのか」と懸念も口にする。

 共産党新人の花岡多美世(55)は消費税増税反対や原発の即時廃止などを訴え、浸透を図っている。=敬称略(衆院選取材班)<おわり>

8145チバQ:2012/12/16(日) 17:07:35
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/national/20121214-OYT1T00311.htm
選管、人手確保に苦慮…短期「派遣」原則禁止で

藤沢市役所に設けられた期日前投票所には連日多くの人が訪れ、各課の職員らが対応している 衆院選の期日前投票や投開票作業の準備に追われている神奈川県内の各自治体の選挙管理委員会が、派遣労働者を短期雇用することを原則禁止した改正労働者派遣法で思わぬ影響を受けている。

 投開票の事務作業を補助する人手の確保に苦慮しているためで、各選管は法律の適用外となる業務委託方式に切り替えたり、シルバー人材センターに頼ったりするなど対応を進めている。

 今年10月に施行された改正法では、30日以内の期間を定めた派遣雇用を原則禁止とする一方、60歳以上や主たる生計者ではない主婦らは対象外となり、短期雇用が可能となっている。

 藤沢市ではこれまで、期日前投票所の受付業務などのほとんどを派遣会社に依頼していた。今回の衆院選では期日前投票所を2か所増やして6か所にしたため60人が必要となったが、確保できたのは約10人。足りない人員は各課から集めており、「職員に負担をかけながら、ギリギリでやっている状況」(選管担当者)だ。

 南足柄市も昨年の統一地方選では派遣会社を通じて約40人を集めたが、今回は半数の約20人にとどまった。そのため、市立幼稚園の職員なども動員し、当日の投開票作業などをこなすという。

 一方、複数の自治体で採用し始めたのが、業務を一部委託する方式だ。川崎市は、市内7か所の開票所で行う票の仕分け作業を派遣会社に委託することにした。必要なスタッフは計約700人だが、業務委託では、選管職員がスタッフに直接指示が出来ないため、開票所に出向く派遣会社の担当者を通じて指示が出される。このため、市は事前の打ち合わせで担当者に作業手順を入念に伝えたり、担当者をすぐに見つけられるようにゼッケンを着用させたりする工夫をしている。

 派遣会社に頼らずに人員を集める選管も増えている。小田原市は、昨年の統一地方選で市のホームページなどで独自に募集したアルバイトに再度連絡を取り、投票所の事務作業にあたる約180人を集めた。ほかにも、茅ヶ崎市や寒川町では、投票用紙の仕分け作業などに必要な人員をシルバー人材センターを通じて集めた。

(2012年12月14日22時06分 読売新聞)

8146チバQ:2012/12/16(日) 17:07:58
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news/20121216-OYT1T00232.htm?from=blist
アキバで最後の「党首力」対決…自民と民主

 オタク文化の発信地、そして、近年はアイドルグループ・AKB48の「本拠地」として知られる東京・秋葉原。

 自民党の安倍総裁は15日夜、「最後の訴え」の会場にこの地を選んだ。

 「我々は3年前、敗北した。なぜ政権を失ったか。深刻な反省からスタートした。立党の理念を見つめ直し、政策を鍛えてきた」。安倍氏は、演説を反省の弁から始めた。

 2009年の前回衆院選で、自民党は無党派層を中心とする有権者の多くに愛想を尽かされ、野党に転落した。若者が集う「アキバ」での演説は、無党派層の支持を取り戻して政権復帰を果たす「リベンジ(雪辱)」の意味合いもあった。

 自民党幹部は「若者に直接支持を訴え、ツイッター(簡易投稿サイト)やフェイスブック(会員制交流サイト)などで情報発信してもらいたい」と狙いを語った。演説には、かつて自民党総裁選で秋葉原を訪れ、「オタクの皆さん」と呼びかけ知名度を上げた麻生太郎元首相も駆けつけた。

 その約6時間前。民主党代表の野田首相も秋葉原でマイクを握った。同じ舞台で、安倍氏との「党首力対決」を仕掛けた形だ。

 「今回の総選挙の特徴は、迷っている方々がたくさんいるということだ。だからこそ、民主党が何をやろうとしているのかを伝え、支援をお願いしたい」

 野田氏はこう切り出すと、「小泉さん、安倍さん(が首相)の頃、格差が拡大した」などと、自民党批判を展開した。民主党幹部は「与党として臨む初の衆院選。他党の批判か、失政の反省か、今後の夢か、どれに比重を置いて訴えるべきか、最後まで迷った選挙戦だった」と振り返った。

 「第3極」の日本維新の会の石原代表と、日本未来の党の嘉田代表は15日夕、相前後してJR新宿駅前で支持を訴えた。石原氏は「力を合わせて新しい維新をやろう」と聴衆に呼びかけた。嘉田氏は維新の会に関し「憲法改正、『右』に傾いている。平和憲法を守る」と違いを強調した。

 公明党の山口代表は15日夜、重点地域の名古屋市で「民主党はダメだった。第3極にも期待できない」と声を張り上げた。

 共産党の志位委員長は野田氏の地元・千葉県船橋市で、みんなの党の渡辺代表は東京都江戸川区で、それぞれ最後の訴えを行った。社民党の福島党首は、米軍普天間飛行場のある沖縄県宜野湾市で、12日間の選挙戦を締めくくった。

(2012年12月16日09時20分 読売新聞)

8147チバQ:2012/12/16(日) 17:08:15
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news/20121216-OYT1T00244.htm?from=blist
中小8党、独自色を前面…最後も民主・自民批判

 選挙戦最終日の15日、中小の政党も、存在感を示そうとそれぞれ支持を訴えた。

 公明党の山口代表は岐阜市で、「老朽化したトンネルや橋、道路がいっぱいある。野田首相は『公共事業は無駄』と言うが、補強や改修をしなければ人の命が失われる」と演説し、公共事業の必要性を強調した。

 共産党の志位委員長は東京・池袋で、消費増税阻止や即時原発ゼロが党の主張であると強調、「90年の歴史で試された共産党に、日本の未来を託してほしい」とアピールした。

 みんなの党の渡辺代表も池袋で、自民党の政権復帰を前提に、「選挙が終われば業界団体へのご恩返し政治が始まる。自民党の支持団体に重点的にばらまきをやる。そんな政治が日本をダメにする」と主張した。

 社民党の福島党首は沖縄県豊見城市で、「自民党は憲法9条を変えて戦争のできる国にしようとしている。(名護市)辺野古に基地をつくろうとする。断固対決する」と力を込めた。

 国民新党の自見代表は鹿児島県薩摩川内市で、「1500兆円の個人金融資産が市場に出てこない。無利子非課税国債を景気回復に活用すべきだ」と述べ、相続税が非課税で「タンス預金」の活用に有効とされる同国債の発行を唱えた。

 新党大地の松木幹事長は北海道網走市で「TPP(環太平洋経済連携協定)は日本経済にとってマイナスになる。増税も消費を冷え込ませるのでやらない」と声を張り上げた。

 新党日本の田中代表は兵庫県尼崎市で、「政党が乱立しているが、選挙互助会みたいなものだ」と批判し、「デフレの中で税金を上げたら、消費が減退する」と増税反対を唱えた。

 新党改革の舛添代表は東京・有楽町で、中国機による日本の領空侵犯に触れ、「安全保障基本法令を決めて、海上保安庁、海上自衛隊、航空自衛隊につなぎのある防衛政策にしないとダメだ」と指摘した。

(2012年12月16日09時29分 読売新聞)

8148チバQ:2012/12/16(日) 17:08:43
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news/20121216-OYT1T00263.htm?from=blist
地名間違え・土下座・懇願合戦…訴え届いた?

 政党の離合集散、候補者の「国替え」が公示日の直前まで続いた今回の衆院選。

 12日間の慌ただしい選挙戦を振り返った。

 ◆時間が足りない

 東京の選挙区に国替えとなった前議員は、慣れない土地に溶け込もうと早朝のラジオ体操にも足を運んだ。選挙戦最終日の15日も、顔を覚えてもらおうと出向いたが、参加した主婦(73)は「最近こちらに来た方なので、まだよく分からない」と話した。

 山梨では、急きょ出馬した前議員が、選挙カーから地名を読み間違えて連呼し、対立陣営からミスを指摘される一幕も。前議員は、「地名は難しい」と反省した。

 公示日直前に宮城から出馬を決めた新人候補は、選挙事務所を用意したものの、電話も看板もなく無人のまま。「人を置く余裕がない」と旅館に滞在しながら、最後まで選挙戦を戦い抜いた。

 ◆涙の懇願

 デッドヒートの選挙区では、「お涙ちょうだい」の選挙戦を展開した候補も。長崎では選挙戦終盤の集会で、あいさつに立った前議員の長女が「何とか勝たせてほしい」と土下座し、会場がすすり泣く場面も。福岡の前議員は、演説の最後に頭を深々と下げ、「どうか助けてください」と涙声で訴え続けた。

 北海道では対立する候補者が、互いに選挙戦で「懇願合戦」を展開。女性の新人候補が支持者を前に「12日間戦うのに、お支えが必要です」と雪の上にひれ伏すと、前議員は800人が詰めかけた決起集会の会場で夫婦そろって会場の床に額をこすりつけ、「勝たせてください」「助けてください」と訴えた。

(2012年12月16日10時13分 読売新聞)

8149チバQ:2012/12/16(日) 17:22:23
>>8103-8106
9 :無党派さん:2012/12/16(日) 15:53:39.64 ID:jPt0SKDh
       今回  前回  前回差
10時現在 *7,46% 13.19% ▲5.73P
11時現在 14.03% 21.37% ▲7.34P
14時現在 27.40% 35.19% ▲7.79P

期日前投票 8.86% 10.53% ▲1.67P 14日まで

昨日分が増加してるとは思えないから恐らく現時点で前回比約▲10P

このあとの寒さと暗さを考えると55を切ることもほぼ確定かも

280 :無党派さん:2012/12/16(日) 16:39:22.10 ID:5MXvihc3
小選挙区比例代表並立制以後

1996年 59.65%
2000年 62.49%
2003年 59.86%
2005年 67.51%
2009年 69.28%

8150旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/16(日) 18:01:20
16時 34.87%

8151旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/16(日) 18:03:10
期日前確定 11.54(-1.91)

ってことで現在46.41%

8152旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/16(日) 18:09:37
       今回  前回  前回差
10時現在 *7,46% 13.19% ▲5.73P
11時現在 14.03% 21.37% ▲7.34P
14時現在 27.40% 35.19% ▲7.79P
16時現在 34.87% 41.83% ▲6.96P

期日前投票11.54% 13.45% ▲1.91P

8153旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/16(日) 19:34:32
       今回  前回  前回差
10時現在 *7,46% 13.19% ▲5.73P
11時現在 14.03% 21.37% ▲7.34P
14時現在 27.40% 35.19% ▲7.79P
16時現在 34.87% 41.83% ▲6.96P
18時現在 41.77% 48.40% ▲6.63P

期日前投票11.54% 13.45% ▲1.91P

8154チバQ:2012/12/16(日) 20:00:04
388 :黒ラベル:2012/12/16(日) 19:59:45.41 ID:AyVAkdOX
投票率41.77%@NHK

8155名無しさん:2012/12/16(日) 21:20:46
野田さんは頑張ったと思うけど、管と鳩山がひどすぎたね。

やっぱり自民のマニフェストが一番現実的だよ。
民主の2030年原発ゼロとか産業立国の日本を理解してない。
代替エネルギーもまともにない今、そんなことしたら産業界は倒産の嵐だよ

8156らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/16(日) 21:24:35
>>8155
全く同意

8157名無しさん:2012/12/16(日) 21:46:04
小沢系&社会&民社が死屍累々だな。

8158名無しさん:2012/12/16(日) 21:46:40
今回の原発事故は天災だと思うね。
1000年に一度の地震と津波なんて例え起こる可能性があると認識していても
対策なんてとるわけない。
もしも、あの津波がなければM9.0の地震に耐えた原発はすごい!
日本の技術は世界最高!なんて賞賛の嵐だったんじゃないかな。

確かに、原発がなくなって風力発電などのクリーンエネルギーで
補えるならその方がいいに決まってる。でも現実はそんなに甘くない。
今だって火力発電で電気料金の高騰、CO2排出の上昇など
目指す理想像とは程遠い姿しか見えていない。

やはり、原発は必要だよ・・・

8159らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/16(日) 21:50:31
その通りだね
安倍ちゃんには早々に決断していただきたい

8160アーバン:2012/12/16(日) 22:44:50
鹿児島3区
野間さん当選か
練馬で選挙をしていたときから足かけ20年か

8161らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/16(日) 23:12:50
もう国民新党は自民党に戻ったほういいよ

8162らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/16(日) 23:28:59
加藤紘一ww

8163らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/16(日) 23:31:54
YKKとか全員いなくなったなw

8164チバQ:2012/12/16(日) 23:58:34
加藤が落選決定か
菅も小選挙区落選

8165らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/16(日) 23:58:52
管ざまあww
後援会長・逃ワズ騙り泣いてんじゃね?ww

8166らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/17(月) 00:01:49
とはずがたりさんに感想聞きたいな〜♪ww

8167チバQ:2012/12/17(月) 00:08:02
横路も小選挙区落選きた

8168チバQ:2012/12/17(月) 00:23:19
まだ残り5選挙区くらいあるけど

民主党の小選挙区当選者

階猛
黄川田徹
安住淳
玄葉光一郎
大畠章宏
枝野幸男
田嶋要
野田佳彦
笠浩史
後藤斎
長妻昭
長島昭久
篠原孝
寺島義幸  ←唯一の新人
細野豪志
渡辺周
古川元久
古本伸一郎
中川正春
岡田克也
前原誠司
山井和則
松本剛明
山口壮
馬淵澄夫
岸本周平
玉木雄一郎

国民新の小選挙区当選者
野間健

8169チバQ:2012/12/17(月) 00:25:35
社民
照屋寛徳

未来
小沢一郎
亀井静香

みんな
渡辺喜美
浅尾慶一郎
江田憲司

維新
大阪
1 4 8 9 10 11 13
14 15 17 18 19 

平沼赳夫
園田博之

無所属
中村喜四郎
小泉龍司
長崎幸太郎

当確出てないっぽい
埼玉 6
東京 1
東京 3
東京 15
東京 19
愛知 12

8170チバQ:2012/12/17(月) 00:26:08
邦夫も無所属化

8171名無しさん:2012/12/17(月) 00:26:35
>>8168
チバさん、テレ朝のdボタン便利ですよん。

8172名無しさん:2012/12/17(月) 00:28:12
テレ朝、維新50議席越え

8173らいおんはと ◆S3/.7DxKSg:2012/12/17(月) 00:28:25
逃ワズ騙り出て来い!

8174名無しさん:2012/12/17(月) 00:58:05
民主党の比例代表四国ブロックの得票率は第4位と公明党よりも
下回る状況で獲得議席数は1の見込み。
惜敗率では、徳島1区の仙谷由人元官房長官を、
香川1区の小川淳也民主党政策調査会副会長が上回っており、
仙谷氏の比例での返り咲きが厳しい情勢となっている。

8175チバQ:2012/12/17(月) 00:58:13
>>8171
パソコンのある部屋にテレビありませんw

パソコン内臓のテレビにはdボタンありません

8176名無しさん:2012/12/17(月) 01:01:28
866 :無記名投票:2012/12/17(月) 00:10:42.83 ID:kR5EM8nL
47NEWS 速報 @47newsflash 23秒
民主党の樽床伸二総務相が比例近畿ブロックで復活できず、落選が確実になった。

完全落選キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

8177名無しさん:2012/12/17(月) 01:03:38
>>8175
そっか、テレ朝は朝生3時30分までやってるから、寝る前にデータチェックすることをお薦めしますお。

8178チバQ:2012/12/17(月) 01:05:38
阿部知子は上手くやったなあ

8179チバQ:2012/12/17(月) 01:09:28
827 :無記名投票:2012/12/17(月) 01:03:54.64 ID:x4gNRRrr
未来の党 東北  これで畑が比例復活だもんな
1 畑浩治 〈元〉国交省職員 前 岩手2区 65.99
9 達増陽子 〈元〉航空会社員 新 岩手1区 74.60
9 佐藤奈保美 旅館業 新 岩手3区 69.46

8180名無しさん:2012/12/17(月) 01:24:21
>>8175
そりゃあ、テレビと一緒に見れませんよねw
今思えばチバさんに無理難題言ってたかもw
テレビと一緒に見るよねとか。すまんすまん。
つか、千葉一区はなぜ民主党が勝てたんだろう?
タマいいのかな?

8181チバQ:2012/12/17(月) 01:32:53
いえいえ
千葉1の田嶋はイイ玉だと思いますよ

枝野とからへんのthe民主党っぽい議員

8182チバQ:2012/12/17(月) 01:42:53
207 名前:無記名投票 :2012/12/17(月) 01:26:55.27 ID:8wwXkjek
おもなミンス落選議員(小選挙区)まとめ

 菅直人 (元:総理大臣)
蘇:原口一博 (元:総務相)
確:田中真紀子 (現:文科相)
確:仙谷由人
 藤村修 (現:官房長官)
確:樽床伸二 (現:総務相)
確:城島光力 (現:財務相)
 鹿野道彦 (前:農相)
 松本龍  (元:復興対策担当相)
 三井辨雄 (現:厚生労働相)
 小宮山洋子 (前:厚生労働相)
 田中慶秋  (前:法相)
 川内博史 (前:衆院文部科学委員長)
 平野博文 (前:文部科学相)
蘇:赤松広隆 (党副代表 元:農水相 口蹄疫のアレ)
確:中塚一宏 (現:金融担当相)
確:三宅雪子



おまけ
 辻元清美
 太田和美(そうでしたっけウフフ)
確:山岡賢次 (マルチ)
確:山岡達丸 (↑の息子)
 山田正彦 (元:農水相)
 下地幹郎 (防災担当相)
 山本太郎

8183チバQ:2012/12/17(月) 01:43:14
206 名前:無記名投票 :2012/12/17(月) 01:24:39.56 ID:D8yIZeZI
又吉イエス、609票を集め大健闘。
208 名前:無記名投票 :2012/12/17(月) 01:27:15.64 ID:nogLgX0E
なお川島おじいちゃんは2,169票集めた模様。

8184名無しさん:2012/12/17(月) 02:04:28
>>8181
やはりタマいいんだね。自民が超接戦区(5000票差)以内で落とした選挙区は、
山梨3区と和歌山1区のみで選挙戦術的中と言った所です。かなりすごい。(対民主党候補)
(1万票以内)は長野3区と香川2区と奈良1区かな。
対国新は鹿児島三区だね

8185名無しさん:2012/12/17(月) 03:01:30
阿部&辻元がいきのこってミズホさん激怒。

8186名無しさん:2012/12/17(月) 03:58:09
186 名前:無党派さん[] 投稿日:2012/12/17(月) 03:47:53.11 ID:NSjTH3SO
>>177
詳細見たら橋下が顔真っ青だった理由分かったわ


維新の会 小選挙区詳細
●北海  0勝3敗
●東北  0勝13敗
●関東  0勝52敗
●東海  0勝12敗
●北信  0勝7敗
●近畿 12勝24敗(うち大阪12勝)
●中国  1勝5敗
●四国  0勝6敗
●九州  1勝17敗

石原と組んだ意味無かったな

8187名無しさん:2012/12/17(月) 04:21:11
比例代表東京ブロックで復活当選し、支持者に頭を下げる菅前首相=17日午前3時35分、東京都府中市
http://sankei.jp.msn.com/politics/photos/121217/elc12121703590078-p1.htm

前首相(もうすぐ元首相)午前3時過ぎの比例ゾンビ

8188名無しさん:2012/12/17(月) 04:42:19
阿部知子は頭脳(東大理Ⅲ)の他に強運の持ち主か?@ずっと比例復活当選

326 :無党派さん:2012/12/17(月) 04:39:18.45 ID:afvT30Mo
一番の勝利者はあべとも
社民に残ってたら間違いなく落選だった。

8189旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/17(月) 04:59:54
長かった,,,確定

民57国1無5諸0日0改0大1社2共8み18維54未9公31自294

8190名無しさん:2012/12/17(月) 05:13:02
菅直人

首相経験者の小選挙区落選は初、比例復活も初

>>8189
乙です

8191名無しさん:2012/12/17(月) 05:15:43
>>8189
衆院会派「日本未来の党・社民党・新党大地」とでもするのかな?

8192名無しさん:2012/12/17(月) 05:35:24
 陣営幹部らは「社民を離れたことで無党派層の支持が集まってきた」と手応えを語っていた。

http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/TKY201212160237.html
未来・阿部副代表、比例復活 社民時代から5回連続

 社民を離れて、未来副代表になった前職、阿部知子氏(64)は神奈川12区では敗れたが、比例南関東ブロックで復活当選した。比例での復活は社民時代から5回連続。

 神奈川県藤沢市の事務所で阿部氏は「福島の人々が受けたような不安に人々を陥れることが二度とないよう、原発ゼロ政策を進めます」と話し、支持者と喜び合った。

 9年にわたって社民の政審会長を務めてきたが、解散前日になって「党が国民に十分開かれていない」などと離党を表明。原発ゼロを掲げて「みどりの風」入りを目指し、その後、未来に合流した。元々の社民支持層からは批判も浴びた。原発問題を前面に据えることで、巻き返しを図った。嘉田由紀子代表が2度、応援に入って支持を訴えた。

 陣営幹部らは「社民を離れたことで無党派層の支持が集まってきた」と手応えを語っていた。

8193チバQ:2012/12/17(月) 07:21:25
34 無党派さん sage 2012/12/17(月) 02:17:08.12 ID:k8SkqwKc
>>27
民主の崩れが大きすぎた。

和歌山1の岸本、香川2の玉木、山梨3の後藤。
この三人はよくやったと思うよ。
それぞれの選挙区事情に助けられたとはいえ。

岸本300票差、後藤200票差だからな。

8194チバQ:2012/12/17(月) 07:28:53
568 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(-1+0:15) 【Doperatex1337226461629128】 2012/12/17(月) 05:44:50.35 ID:DlfHtWqF
ということで…
前職完全落選者一覧(※=現職閣僚、*=閣僚経験者)
【民主党】
※三井辨雄、*鉢呂吉雄、佐々木隆博、仲野博子、逢坂誠二、※小平忠正、山崎摩耶
田名部匡代、津島恭一、橋本清仁、石山敬貴、寺田学、川口博、*鹿野道彦、福島伸享、
石津政雄、高野守、大泉博子、柳田和己、石森久嗣、工藤仁美、宮崎岳志、桑原功、
柿沼正明、石田勝之、*細川律夫、神風英男、小野塚勝俊、五十嵐文彦、本多平直、
森岡洋一郎、中野譲、高山智司、村越祐民、松崎公昭、谷田川元、中林美恵子、三村和也、
勝又恒一郎、*田中慶秋、池田元久、首藤信彦、※城島光力、※中塚一宏、橘秀徳、
本村賢太郎、神山洋介、網屋信介、齋藤勁、坂口岳洋、中山義活、藤田憲彦、手塚仁雄、
*小宮山洋子、江端貴子、田中美絵子、早川久美子、末松義規、加藤公一、山花郁夫、
櫛渕万里、阿久津幸彦、竹田光明、吉田公一、西村智奈美、黒岩宇洋、※田中眞紀子、
筒井信隆、村井宗明、奥田建、近藤和也、笹木竜三、糸川正晃、松宮勲、下条みつ、矢崎公二、
若泉征三、柴橋正直、園田康博、阿知波吉信、牧野聖修、津川祥吾、小山展弘、田村謙治、
斉木武志、斉藤進、山尾志桜里、伴野豊、岡本充功、磯谷香代子、森本和義、森本哲生、
藤田大助、*川端達夫、田島一成、奥村展三、小原舞、吉田治、※藤村修、松岡広隆、
大谷信盛、*平野博文、※樽床伸二、樋口俊一、森山浩行、長安豊、井戸正枝、向山好一、
高橋昭一、梶原康弘、市村浩一郎、石井登志郎、室井秀子、浜本宏、岡田康裕、吉川政重、
大西孝典、湯原俊二、小室寿明、高井崇志、花咲宏基、松本大輔、橋本博明、空本誠喜、
三谷光男、和田隆志、*平岡秀夫、中屋大介、三浦昇、*仙谷由人、高井美穂、仁木博文、
永江孝子、白石洋一、高橋英行、*松本龍、稲富修二、藤田一枝、楠田大蔵、古賀一成、
野田国義、緒方林太郎、城井崇、川越孝洋、宮島大典、吉良州司、横光克彦、川村秀三郎、
道休誠一郎、川内博史、打越明司、皆吉稲生
【日本未来の党】
横山北斗、中野渡詔子、斎藤恭紀、高松和夫、京野公子、石原洋三郎、太田和美、菊地長右エ門
小泉俊明、*山岡賢次、松崎哲久、石井章、黒田雄、岡島一正、三宅雪子、相原史乃、内山晃、
金子健一、中後淳、岡本英子、山崎誠、樋高剛、大山昌宏、木内孝胤、木村剛司、東祥三、初鹿明博、
川島智太郎、加藤学、笠原多見子、橋本勉、小林正枝、佐藤夕子、牧義夫、水野智彦、小林興起、
三輪信昭、豊田潤多郎、熊田篤嗣、萩原仁、渡辺義彦、大谷啓、辻恵、中川治、熊谷貞俊、福田衣里子、
菅川洋、古賀敬章、*山田正彦、福嶋健一郎
【自民党】
*加藤紘一
【日本維新の会】
川口浩、中津川博郷
【みんなの党】
富岡芳忠、平智之
【社会民主党】
吉泉秀男、服部良一、中島隆利
【国民新党】
下地幹郎、中島正純
【新党大地】
浅野貴博、松木謙公
【新党日本】
田中康夫
【無所属】
横粂勝仁、長尾敬、瑞慶覧長敏

8195チバQ:2012/12/17(月) 07:30:10
597 無党派さん sage 2012/12/17(月) 06:22:44.81 ID:onIQcCT3
【比例 政党別獲得票数】
自民 16,624,457
維新 12,262,228
民主 *9,628,653
公明 *7,116,474
みん *5,245,581
共産 *3,689,159
未来 *3,423,915
社民 *1,420,790

8196チバQ:2012/12/17(月) 07:31:18
599 無党派さん sage 2012/12/17(月) 06:26:04.00 ID:Knct2fSg
比例復活が原因で三人当選した選挙区
宮城1区
栃木2区
千葉1区
千葉9区
千葉13区
山梨3区
神奈川9区
長野1区
長野3区
愛知12区

8197チバQ:2012/12/17(月) 12:42:51
660 無党派さん sage 2012/12/17(月) 08:16:19.11 ID:FgneLC2o
旧立ちあがれ日本系維新の会議員13人

石原慎太郎・衆9参1
平沼 赳夫・衆11
園田博之・衆9
藤井孝男・衆5参4
中山成彬・衆7
西村眞悟・衆6
村岡敏英・新
松田学・新
今村洋史・新
三宅博・新
三木圭恵・新
河野正美・新
中丸啓・新

維新の会の4分の1が、旧立ちあがれ日本系
他にも、旧日本創新党系の中田宏元と山田宏元は立ち日系に近い

上記以外の衆3回以上のべテランは、元民主の小沢鋭仁・衆7、松野頼久・衆4
元自民の谷畑孝・衆6、松浪健太・衆4の4人だけ

維新の会は、旧立ち日系が乗っ取ったと言っても過言ではない

8198チバQ:2012/12/17(月) 12:43:27
658 無党派さん sage 2012/12/17(月) 08:10:41.49 ID:Pt+FH4bL
日本未来の党「9議席」(小選挙区2/比例7) 衆院第6党

畑浩治(49歳) 当選回数2回 比例当選(岩手2区)
小沢一郎(70歳) 当選回数15回 小選挙区当選(岩手4区)
小宮山泰子(47歳) 当選回数4回 比例当選(埼玉7区)
青木愛(47歳) 当選回数3回 比例当選(東京12区)
阿部知子(64歳) 当選回数5回 比例当選(神奈川12区)
鈴木克昌(69歳) 当選回数4回 比例当選(愛知14区)
村上史好(60歳) 当選回数2回 比例当選(大阪6区)
亀井静香(76歳) 当選回数12回 小選挙区当選(広島6区)
玉城デニー(53歳) 当選回数2回 比例当選(沖縄3区)

統一会派の国民連合=未来9+社民2+大地1「衆院13議席」

8199チバQ:2012/12/17(月) 12:47:34
796 無党派さん sage 2012/12/17(月) 12:26:15.35 ID:xiNe+h0z
最近の自民の得票数と得票率

     小選挙区               比例
2003年 26,089,326 (43.9%) 20,660,185 (34.96%)
2005年 32,518,389 (47.7%) 25,887,798 (38.2%)
2009年 27,301,982 (38.7%) 18,810,217 (26.73%)
2012年 25,633,120 (43.1%) 16,345,544 (26.7%)

固定支持層の減少は明らかだなー
無党派増加つうより高齢層の固定支持率が高いだけだしなー
自民と共産は支持層を高齢層に依ってるから

8200チバQ:2012/12/17(月) 12:48:23
804 無党派さん sage 2012/12/17(月) 12:37:23.55 ID:xiNe+h0z
自民の
得票数(得票率)[議席率]にして2000年まで遡った

   小選挙区                         比例

2000年 24,945,807 (41.0%)[59.0%] 16,943,425 (28.3%)[31.1%]←森
2003年 26,089,326 (43.9%)[56.0%] 20,660,185 (35.0%)[38.3%]←小泉1
2005年 32,518,389 (47.7%)[73.0%] 25,887,798 (38.2%)[42.8%]←小泉2
2009年 27,301,982 (38.7%)[21.3%] 18,810,217 (26.7%)[30.6%]←麻生
2012年 25,633,120 (43.1%)[79.0%] 16,345,544 (26.7%)[31.6%]←安倍今回

8201とはずがたり:2012/12/17(月) 14:42:21
すみません,子どもと添い寝して寝てました。
皆様お疲れ様です。じっくり読みかさせていただきます。

野田氏は流石現職首相の意地で小選挙区通ったんですねぇ。。>>8168
玉木とか岸本はやりますねぇ。。他の民主党議員は見倣うべきですが,なにか勝因はあったんでしょうか?

加藤も居なくなったか。感慨深いねぇ>>8162-8164

>>8186
合流直後からがたがたして両雄並び立たずで最後迄組んだ意味無いどころかマイナスでしたよね。
橋下は自分が大阪市長で動けない間に渡邊に良いようにされるのを危惧して老い先短い老人と組んだ面が強かったけど政策的にも思想的にもマイナスだった印象。
>>8197
橋下の石原のネームバリュー借りた代償は大きかったですねぇ。。

>>8188>>8192
阿部女史頭良いですね。
社民党の新しいDNAとしてみらいを引っ張って欲しい所。
みずぽは頭冷やして自分らの硬直的な行動を反省して欲しいところだけど地方の県連は労組の頑固オヤジが居坐ってて変われないでしょうねぇ。。

>>8189
お疲れ様でした。顔出せずにすんませんm(_ _)m

8202名無しさん:2012/12/17(月) 14:54:22
民主党で生き残った連中はどぶ板がきちんとできている
長いことやりたいんだったら地盤固めに手間は惜しむなという事だな

8203名無しさん:2012/12/17(月) 16:08:41
時事通信投票率
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2012121700843

8204チバQ:2012/12/17(月) 18:40:54
954 無党派さん 2012/12/17(月) 16:16:43.06 ID:luEN6cng
今回の接戦区

民主党
大島 埼玉6区 99.7%
海江田 東京1区 98.6%
松原 東京3区 98.3%
大西 愛知13区 98.4%
赤松 愛知5区 97.3%
近藤 愛知3区 95.1%
泉 京都3区 99.6%

自民党
中谷 山梨3区 99.6%
門 和歌山1区 99.5%
竹本 大阪15区 96.3%

みんなの党
井出 長野3区 97.0%
井坂 兵庫1区 96.3%

8205チバQ:2012/12/17(月) 19:05:29
823 無党派さん 2012/12/17(月) 10:19:44.74 ID:DIflUkQi
第43回 公明党比例代表獲得票数 8,733,444
第44回 公明党比例代表獲得票数 8,987,620
第45回 公明党比例代表獲得票数 8,054,007
第46回 公明党比例代表獲得票数 7,116,474

8206チバQ:2012/12/17(月) 20:51:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121712500262-n1.htm
日テレとTBS、当確ミス 新潟と千葉で アナら陳謝
2012.12.17 12:48 [メディア]
 日本テレビ系とTBS系で16〜17日に放送された衆院選の開票速報番組で、落選した候補者を誤って当選確実と伝え、それぞれ17日未明に番組内で訂正や陳謝をした。

 日本テレビによると、16日午後9時すぎ、新潟3区で落選した民主党の黒岩宇洋氏を当選確実と2秒間表示した。得票数の入力ミスが原因とみており、詳細は調査中。

 TBSは、17日午前0時半ごろ、千葉4区で落選した自民党の藤田幹雄氏が比例代表南関東ブロックで復活当選確実と誤って表示。当確判定のミスが原因とみて詳しく調べている。

 いずれも誤りが分かった後でアナウンサーらが陳謝した。

8207チバQ:2012/12/17(月) 20:52:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121711250255-n1.htm
【衆院選】
民主離党組1勝70敗 小選挙区当選は小沢一郎氏のみ
2012.12.17 11:20 [選挙]

 16日午後10時半現在、当選が確定しているのは小沢一郎氏だけだった=16日、東京・千代田区の開票センター(大橋純人撮影)
 2009年の前回衆院選以降に民主党を離党し、今回の衆院小選挙区に日本未来の党や日本維新の会などから立候補した前衆院議員67人と前参院議員4人のうち、小選挙区で勝利したのは日本未来の小沢一郎氏だけで、1勝70敗となった。比例で小沢鋭仁元環境相ら13人が復活当選した。

 日本未来から出馬した56人のうち、山岡賢次元消費者行政担当相、山田正彦元農相ら閣僚経験者は比例で復活できず落選した。

 日本維新の7人では、小沢鋭仁氏と松野頼久元官房副長官が小選挙区で敗れたものの、比例南関東ブロック、九州ブロックでそれぞれ当選した。北関東ブロックでは日本維新の石関貴史、日本未来の小宮山泰子両氏が復活当選を果たした。みんなの党の3人、新党大地の2人や自民党の1人、無所属の2人は小選挙区で続々と敗れた。前回選挙で大量に誕生した女性議員「小沢ガールズ」も日本未来から出馬したが、全員敗退した。

8208チバQ:2012/12/17(月) 21:15:58
http://www.asahi.com/politics/update/1217/TKY201212170323.html
2012年12月17日11時42分
民主支持票、総崩れ 自公回帰の「振り子現象」145区
「振り子現象」都市圏で多発
 2009年の圧勝から一転、民主党が惨敗した衆院選。05年の前々回以来、当選者が「自公→民主→自公」と振り子のように揺れ戻った選挙区は、全国で半数近い145に上った。朝日新聞の出口調査では、前回は民主を押し上げた層の離反がくっきり見える。比例区の得票率も、結党以来最低に落ち込んだ。

 05年は自民・公明、09年は民主(一部は社民)が選挙区で勝ち、今回はまた自公が議席を取り戻した「振り子現象」。首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉各都県)では計71選挙区中、約7割の49区を占めるなど都市部に多くみられる。

 大阪府では、今回初めて衆院選に臨んだ日本維新の会が民主の議席を奪った選挙区が多く、自公への「振り子」は7選挙区にとどまる。だが、前回は民主が15選挙区で全勝した愛知県では、自民が05年に得ていた9議席を取り戻し、さらに4議席を上積みした。

http://www.asahi.com/politics/update/1217/TKY201212170335.html
2012年12月17日11時42分
脱原発志向の票、分散 議席増にはつながらず
原発ゼロ票、比例区ではどこへ?

 脱原発を志向する有権者はどう動いたのか――。出口調査からは、原発ゼロ派の投票先が分散し、脱原発を掲げる政党の議席増に結びつかなかったことがわかる。原発が立地する13道県では、原発ゼロに慎重な層が自民を押し上げる傾向が全国よりやや強く出た。

 投票を終えた有権者に原発について「今すぐゼロ」「徐々にゼロ」「ゼロにはしない」から選んでもらった。全国では14%を占めた「今すぐゼロ」派と64%の「徐々にゼロ」派の比例区投票先は、グラフのように維新、民主、みんな、未来など各党に分かれた。

 自民以外の各政党は濃淡はあっても脱原発を掲げているため、原発ゼロ票は分散。また脱原発に慎重な自民へも「今すぐゼロ」派の16%、「徐々にゼロ」派の28%が投票した。有権者が原発問題だけを基準に投票先の政党を選んだわけではないことも浮かぶ。

8209チバQ:2012/12/17(月) 21:17:22
http://mainichi.jp/select/news/20121217k0000m010288000c.html
衆院選:自民が「民主王国」を覆す 愛知
毎日新聞 2012年12月17日 03時51分

 東海3県の小選挙区では、自民党が愛知15選挙区のうち13選挙区を制し、岐阜5選挙区で全勝、三重5選挙区のうち3選挙区で勝利し、前回09年の3議席から21議席に増やした。自民は小選挙区比例代表並立制が導入された96年以降で最多だった05年(15議席)を大きく上回った。民主党は09年の22議席から4議席に激減し過去最低だった05年(8議席)を下回った。未来など第三極は小選挙区の議席を獲得できなかった。

 愛知県では、民主が前回全勝したが、自民が「民主王国」を覆した。岐阜県でも、民主が前回3議席を獲得したが、自民は野田聖子元郵政相らが議席を奪還。三重県では、民主が岡田克也副総理らが2選挙区を維持したが、前回の4議席から減らした。比例東海ブロック(定数21)は、自民が愛知の小選挙区で敗れた2人が復活するなど7議席(前回6)を確保。民主は4議席(同12)に激減した。ほかは維新4▽公明2▽みんな2▽未来1▽共産1。【三木幸治】

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/stt12121714100009-n1.htm
「涙も出ない…」 大阪・滋賀、「民主王国」崩壊
2012.12.17 14:09 [民主党]
 歴史的惨敗を喫した民主。近畿でも、前回は19選挙区中17選挙区で勝利した大阪、全4選挙区で勝利した滋賀で選挙区の議席がゼロとなり、「王国」の崩壊を印象づけた。「こてんぱんにやられた。言葉がない…」。民主関係者は、開票から一夜明けた17日、疲れ切った表情で語った。

 大阪では“ビッグネーム”が軒並み落選。現職閣僚の藤村修官房長官(7区)、樽床伸二総務相(12区)のほか、民主政権の初代官房長官を務めた平野博文氏(11区)も議席を失った。「不徳の致すところ。真摯(しんし)に反省し、受け止めなければならない」。力なく語るのがやっとだった。

 大阪で比例復活したのは、10区で維新前職の松浪健太氏に敗れた前職の辻元清美氏ただ一人だった。辻元氏は「議席を守ることができて、本当によかった」と涙ぐんだ。

 来年夏には参院選を控えており、党勢の立て直しが急務となる。「こんなに負けたら涙も出ない」。17日朝、大阪府連代表の藤原正司参院議員は率直に敗北を認める一方、「自公連立政権ができても揺り戻しがきっとくる。今は力をためて頑張るしかない」と反転攻勢を誓った。

 滋賀でも、比例復活を果たしたのは3区の前職、三日月大造氏のみで、1区の川端達夫元総務相は、比例近畿で辻元氏に次ぐ“惜敗率次点”で復活がならなかった。滋賀県連の大井豊副代表は、県内全敗の選挙結果に「ショックだ。逆風は強烈で、来年の参院選も厳しい」とつぶやいた。

8210名無しさん:2012/12/17(月) 22:23:27
http://www.asahi.com/politics/update/1217/TKY201212170323.html
民主支持票、総崩れ 自公回帰の「振り子現象」145区

 2009年の圧勝から一転、民主党が惨敗した衆院選。05年の前々回以来、当選者が「自公→民主→自公」と振り子のように揺れ戻った選挙区は、全国で半数近い145に上った。朝日新聞の出口調査では、前回は民主を押し上げた層の離反がくっきり見える。比例区の得票率も、結党以来最低に落ち込んだ。

 05年は自民・公明、09年は民主(一部は社民)が選挙区で勝ち、今回はまた自公が議席を取り戻した「振り子現象」。首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉各都県)では計71選挙区中、約7割の49区を占めるなど都市部に多くみられる。

 大阪府では、今回初めて衆院選に臨んだ日本維新の会が民主の議席を奪った選挙区が多く、自公への「振り子」は7選挙区にとどまる。だが、前回は民主が15選挙区で全勝した愛知県では、自民が05年に得ていた9議席を取り戻し、さらに4議席を上積みした。

8211名無しさん:2012/12/18(火) 00:13:42
時事通信に前回と今回の各政党の得票数の比較出てる

8212チバQ:2012/12/18(火) 02:53:40
329 :無党派さん:2012/12/18(火) 01:32:38.90 ID:g8zSkSAt
【民主が3位以下だった選挙区】 ※は前職
北海道7(仲野博子※)、北海道12(山崎摩耶※比例転入)、
青森1(波多野里奈=供託)、岩手4(及川敏章)、宮城2(今野東)、秋田3(三井マリ子)、福島1(大場秀樹)、福島2(斎藤康雄)、
茨城6(大泉博子※)、茨城7(柳田和己※=供託)、栃木4(工藤仁美※比例転入)、群馬1(宮崎岳志※)、群馬2(桑原功※比例転入)、
群馬4(青木和也)、埼玉2(石田勝之※)、嶋田智哉子(群馬7)、埼玉10(弓削勇人=供託)、埼玉12(本多平直※)、埼玉14(中野譲※)、
千葉2(樋口博康)、千葉3(青山明日香)、千葉7(中沢健)、勝又恒一郎(神奈川3※国替え)、神奈川4(荻原隆宏)、神奈川5(田中慶秋※)、
神奈川6(池田元久※)、神奈川7(首藤信彦)、神奈川8(伊藤久美子)、神奈川12(中塚一宏※)、神奈川13(橘秀徳※)、神奈川17(神山洋介※)、
神奈川18(網屋信介※国替え)、山梨1(齋藤勁※国替え)、山梨2(坂口岳洋※)、東京4(藤田憲彦※)、東京8(円より子)、東京9(福村隆)、
東京11(太田順子)、東京13(藤尾直樹)、東京14(犬塚直史)、東京15(田中美絵子※国替え)、東京16(今野克義=供託)、東京17(早川久美子※)、
福井1(笹木竜三※)、長野5(花岡明久)、静岡3(小山展弘※)、静岡7(斉藤進※)、岐阜2(堀誠)、岐阜4(熊崎陽一)、愛知1(吉田統彦※比例転入)、
愛知4(刀禰勝之)、愛知10(松尾和弥)、愛知14(磯谷香代子※比例転入)、三重1(橋本千晶)、滋賀4(奥村展三※)、京都1(祐野恵)、
大阪1(吉羽美華=供託)、大阪3(藤原一威)、大阪4(吉田治※)、大阪5(尾辻かな子)、大阪7(藤村修※)、大阪8(松岡広隆※比例転入)、
大阪12(樽床伸二※)、大阪13(樋口俊一※=供託)、大阪14(鳥居豊橘=供託)、大阪17(西哲史)、大阪19(長安豊※)、兵庫1(井戸正枝※)、
兵庫3(横畑和幸)、兵庫4(高橋昭一※)、兵庫5(梶原康弘※)、兵庫6(市村浩一郎※)、兵庫7(石井登志郎※)、兵庫8(室井秀子※比例転入)、
兵庫9(浜本宏※比例転入)、奈良2(百武威)、奈良3(吉川政重※)、兵庫4(大西孝典※)、和歌山2(坂口親宏)、岡山3(西村啓聡)、
山口1(冨村郷司)、愛媛4(高橋英行※)、福岡1(松本龍※)、福岡4(岸本善成)、長崎2(川越孝洋※比例転入)、熊本1(池粼一郎)、
熊本2(濱田大造)、熊本3(森本康仁)、沖縄3(崎浜宏信=供託)、沖縄4(大城信彦=供託)

落下傘とかで準備期間が少ないとはいえ、供託候補を出す事自体が総スカン状態な証左だな。
不祥事組の慶秋やドラゴンはともかく、奥村や樽床辺りでも3位だからな。近畿の維新が風頼みなのもわかる。

8213チバQ:2012/12/18(火) 02:54:22
335 :無党派さん:2012/12/18(火) 01:53:36.35 ID:NjOkNY+b
衆院党派別得票数・率(選挙区)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&amp;k=2012121701174

 【時事通信社調べ】(選管確定)

党派名 当選数 女 性 重 複    得  票  数   得票率  前 回
自 民 237( 16)228 25,643,309  43.0 38.6
民 主  27(  0) 27 13,598,773  22.8 47.4
維 新  14(  0) 14  6,942,353  11.6    −
公 明   9(  0)  0    885,881   1.4  1.1
みんな   4(  0)  3  2,807,244   4.7  0.8
未 来   2(  0)  1  2,992,365   5.0    −
共 産   0(  0)  0  4,700,289   7.8  4.2
社 民   1(  0)  1    451,762   0.7  1.9
大 地   0(  0)  0    315,604   0.5    −
国 民   1(  0)  0    117,185   0.1  1.0
日 本   0(  0)  0     62,697   0.1  0.3
改 革   0(  0)  0          −     −   
諸 派   0(  0)  0    102,634   0.1  1.5
無所属   5(  0)  0  1,006,468   1.6  2.8
合 計 300( 16)274 59,626,566 100.0



衆院党派別得票数・率(比例代表)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&amp;k=2012121701175

 【時事通信社調べ】(選管確定)

党派名 当選数 女 性 重 複    得  票  数   得票率  前 回
自 民   0(  0)  0 16,624,457  27.6 26.7
民 主   0(  0)  0  9,628,653  15.9 42.4
維 新   0(  0)  0 12,262,228  20.3    −
公 明   0(  0)  0  7,116,474  11.8 11.4
みんな   0(  0)  0  5,245,586   8.7  4.2
未 来   0(  0)  0  3,423,915   5.6    −
共 産   0(  0)  0  3,689,159   6.1  7.0
社 民   0(  0)  0  1,420,790   2.3  4.2
大 地   0(  0)  0    346,848   0.5  0.6
国 民   0(  0)  0     70,847   0.1  1.7
日 本   0(  0)  0          −     −    −
改 革   0(  0)  0    134,781   0.2    −
幸 福   0(  0)  0    216,150   0.3  0.6
諸 派   0(  0)  0          −     −    −
無所属   0(  0)  0          −     −    −
合 計   0(  0)  0 60,179,888 100.0

8214チバQ:2012/12/18(火) 02:55:38
201 :無党派さん:2012/12/17(月) 22:09:55.40 ID:DlfHtWqF
【供託金没収で比例復活もできなかった前職議員(含む参院からの出馬)ども】
【民主】
北関東:柳田和己
近畿:樋口俊一
【未来】
東北:高松和夫
南関東:岡本英子、姫井由美子(参院)、山崎誠、相原史乃、三宅雪子
東京:渡辺浩一郎
東海:小林正枝
近畿:大谷啓、萩原仁、渡辺義彦、辻恵、豊田潤多郎
九州:古賀敬章、外山斎(参院)、福嶋健一郎

これ見ると、未来の泡沫化が半端ないんだけどww政権与党で供託金没収って聞いたことないんだけど、初かな?

【民主で供託金没収となった候補ども】
東北:波多野里奈
北関東:柳田和己(前職)、弓削勇人
東京:今野克義
近畿:鳥居豊橘、吉羽美華、樋口俊一(前職)
九州:大城信彦、崎浜宏信

8215チバQ:2012/12/18(火) 02:57:43
465 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2012/12/17(月) 14:45:07.39 ID:lt9Hrizt [2/3]
今回維新が獲得した54議席のうち
元自民:12人
元民主:5人
元みんな:5人
元太陽の党:13人
元日本創新党:2人
ハシゲベイビーズ:17人

8216チバQ:2012/12/18(火) 02:58:21
287 :無党派さん:2012/12/18(火) 00:13:34.74 ID:g8zSkSAt
【比例区、死亡・辞職待ちの方々(いわゆる次点)】

【北海道】
自民:大越農子(単独、最終順位)
民主:逢坂誠二
維新:大竹智和
公明:武田久之(単独、最終順位)
大地:鈴木貴子

【東北】
自民:吉田修(単独)
民主:鹿野道彦
維新:升田世喜男
公明:真山祐一(単独、最終順位)
みんな:菊地文博(最終順位、他は供託対象)
未来:斎藤恭紀
共産:岩渕友(単独、最終順位)

【北関東】
自民:佐藤明男(単独)
民主:神風英男
維新:青柳仁士
公明:村上知己(単独)
みんな:永沼宏之
未来:小泉俊明
共産:梅村早江子(単独)

【南関東】
自民:藤田幹雄
民主:本村賢太郎
維新:中田敏博
公明:石毛宏幸(単独)
みんな:井上義行
未来:露木順一
共産:畑野君枝(単独)

8217チバQ:2012/12/18(火) 02:58:42
291 :無党派さん:2012/12/18(火) 00:20:17.99 ID:g8zSkSAt
【比例区、死亡・辞職待ちの方々(いわゆる次点)】

【東京】
自民:川松真一朗(単独)
民主:末松義規
維新:伊藤俊輔
公明:村中克也(単独)
みんな:落合貴之
未来:木村剛司
共産:宮本徹(単独)

【北陸信越】
自民:渡辺智康(単独)
民主:黒岩宇洋
維新;米山隆一
公明:田島公一(最終順位)
みんな:武田将一朗(最終順位)

【東海】
自民:佐橋靖隆(単独)
民主:山尾志桜里
維新:松田直久
公明:岡明彦(単独)
みんな:河合純一
未来:佐藤夕子
共産:河江明美(単独)

【近畿】
自民:神谷昇
民主:川端達夫
維新:清水鴻一郎
公明:田丸義高(単独)
みんな:石井竜馬
未来:熊田篤嗣
共産:清水忠史

8218チバQ:2012/12/18(火) 02:59:03
295 :無党派さん:2012/12/18(火) 00:24:29.79 ID:g8zSkSAt
【比例区、死亡・辞職待ちの方々(いわゆる次点)】

【中国】
自民:木村光寿(単独)
民主:橋本博明
維新:辻康裕
公明:角屋忍(単独)

【四国】
自民:永井一郎(単独)
民主:仁木博文
維新:森夏枝
公明:築山伸一(単独、最終順位)

【九州】
自民:西村忠則(単独)
民主:吉良州司
維新:堀大助
公明:新福愛子(単独)
みんな:竹内今日生
未来:山田正彦
共産:田村貴昭(単独)
社民:中島隆利

8219チバQ:2012/12/18(火) 03:03:03
くわしく教えて
70 :無党派さん:2012/12/17(月) 20:01:03.74 ID:H9TSWFzS
>>41
福島3区(玄葉)と宮城5区(安住)の相手である自民候補は
いずれも初選挙出馬のド新人。
おまけに安住の対抗馬となった大久保氏は
公募で選ばれた九州の人で、地縁の無いいわゆる落下傘候補。
元々5区は地元系候補を擁立していたが、
自民系候補同士の協力失敗に端を発する衝突で
一方が某市市長になると相手憎しで国会議員候補時代は敵だった安住を応援し、
更に片方も県議連と亀裂が生じて当地組織が一枚岩になれない状態に。
そこで今回の公募での擁立となった訳だけど
今度は地縁の無い候補に対して地元組織側の一部が反発し応援拒否。
得票も前回の半分までに低下するという惨敗と相成る訳で。
要は宮城5区の自民党組織がもういっその事
更地にして一から作った方速いんじゃね?ってレベルまで崩壊してるという事。

長文ゴメンな。

8220チバQ:2012/12/18(火) 03:15:17
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news/20121217-OYT1T00692.htm?from=ylist
新党大地と新党日本、政党要件失う

 衆院選の結果に伴い、新党大地と新党日本は政党助成法に基づく政党要件を失うことになった。

 同法は、〈1〉所属国会議員が5人以上〈2〉直近の衆院選、参院選、前々回の参院選のいずれかで得票率が全国の投票数の2%以上で、国会議員1人以上が所属――のどちらかを満たすことを政党要件として規定している。

 新党大地は所属国会議員が衆院解散前の5人から3人に減った。新党日本は田中康夫代表が落選し、所属国会議員がいなくなった。

(2012年12月17日10時40分 読売新聞)

8221名無しさん:2012/12/18(火) 05:12:16
比例の前回民主票、維新に35%流れる 兵庫
http://www.asahi.com/area/hyogo/articles/OSK201212170165.html

8222名無しさん:2012/12/18(火) 19:47:24
>>8220
国民新党は政党要件失ったのではないか?

8223チバQ:2012/12/18(火) 21:23:36
2007年の参院選で2%とってるから、来年の夏まではたぶん大丈夫

8224名無しさん:2012/12/18(火) 22:32:03
>>8223
そうですか、どこかで国民新党は今回2人当選出さないと、どっかの記事で政党要件満たさないとの記事見たんすけど。記事が間違ってたのかもね。

8225名無しさん:2012/12/18(火) 23:22:16
>>8198
>統一会派の国民連合=未来9+社民2+大地1「衆院13議席」


12

8226チバQ:2012/12/18(火) 23:26:24
素人じゃなくて元県議なのに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000091-mai-soci
<選挙違反>維新運動員を逮捕 日当買収の約束容疑
毎日新聞 12月18日(火)21時41分配信

 衆院選の選挙活動のためにアルバイトに日当を支払う約束をしたとして、京都府警捜査2課は18日、京都1区から立候補し、落選した日本維新の会公認の田坂幾太氏(60)陣営の運動員で、人材派遣会社社員、仲川和人容疑者(52)を公職選挙法違反(日当買収の約束)容疑で逮捕した。

 府警は同日、田坂氏の事務所などを家宅捜索し、関係書類などを押収した。逮捕容疑は今月上旬、電話で田坂氏への投票を呼びかけるために雇った20〜60代のアルバイト女性5人に、時給1000円を支払う約束をしたとしている。捜査関係者によると、容疑を認めているという。

 府警によると、田坂氏の陣営は京都市下京区のビルの一室で、1日200〜300人に電話をかけていた。5人はこれに携わったが、報酬は支払われなかった。府警は5人も同法違反(被買収の約束)で書類送検する方針。

 捜査関係者によると、仲川容疑者が勤める人材派遣会社の役員が田坂氏と知り合いだったという。陣営関係者は毎日新聞の取材に「間違って日当の約束をしたが、その後『報酬は支払えない』と謝ったと聞いた」と話している。

 田坂氏は自民党の京都府議だったが、7期目途中の今年10月、政治団体「京都維新の会」を設立し、自民党から除名処分を受けた。日本維新が京都1区に擁立した別の候補者が公示前に辞退したため、急きょ立候補した。【堀智行、花澤茂人】

8227チバQ:2012/12/18(火) 23:29:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000261-mailo-l46
’12衆院選かごしま:民主、初の議席ゼロ 1・3区、前職敗因分析 /鹿児島
毎日新聞 12月18日(火)16時53分配信

 民主は、96年の小選挙区制導入以来初の国会議員ゼロという厳しい結果に終わった。1、3区で前職はなぜ敗れたのか。それぞれの敗因を分析した。【山崎太郎、宝満志郎、神田和明】
 ◇川内さん、逆風で根こそぎ
 ◇宮路さん「私の不徳です」
 「すまんのう」。1区の民主前職、川内博史さん(51)は落選の悔しさを押し殺すようにおどけた表現で支持者に声をかけた。
 12万票近くを獲得した前回から7万5000票も減らした。過去6回の衆院選で最少得票という惨敗。特に、山之内さんが獲得した3万6000票は、大半が川内さんから流れたとみられる。伊地知紘徳選対本部長は「未熟な政権運営に分裂。中央情勢と川内個人への逆風が直撃した」と振り返った。
 民主関係者は言う。「つじ立ちから組織づくりを始め、風を受け、比例復活で救われてきた人たちが根こそぎ引き抜かれた。フレッシュ感も維新に奪われた。解体的出直しが必要だが、その気力、体力があるかどうか」
     ◇
 「3区は負ける。運動員の心が離れてしまった」。自民の友好団体の幹部は、投票日直前、そう漏らしていた。
 10ある開票所で8勝2敗だったが、うち6開票所で野間さんに肉薄された。薩摩川内市では前回約7000票差に追いついたが、今回は同市の投票率が下がったにもかかわらず1万2000票差。北薩での劣勢を南薩ではね返す戦略が崩れた。
 外薗勝蔵・県連幹事長は「『宮路さんは比例復活する。野間さんを小選挙区で通せば3区から2人の国会議員を出せる』という声はかなりこたえた。維新にも票を食われた」。
 宮路さんは敗因をこう総括した。「私の不徳の致すところ」
12月18日朝刊

8228チバQ:2012/12/18(火) 23:37:57
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1212180600001.html
2012年12月18日11時43分
出口調査 3区阿部氏、幅広い支持
 ∞ 1・2区無党派層、民主離れ


 朝日新聞は衆院選投票日の16日、出口調査を行い、有権者の投票行動や意識を探った。3選挙区ごとの分析では、自民が勝った1区と2区は無党派層の民主離れの影響が大きく、3区は初当選した無所属新顔が幅広い層から支持を得ていたことが浮き彫りになった。


 ◇ 1区


 自民前職の遠藤利明氏が事実上の一騎打ちとなった民主前職の鹿野道彦氏を3万票以上の差で破った1区は、無党派層の動向の変化が大きく影響した。遠藤氏は無党派層の47%を取り込み、鹿野氏に敗れた前回衆院選出口調査の32%から増加。鹿野氏は37%で前回の53%から大きく減らした。


 また、前回選挙区か比例区で民主に投票した人の35%が今回は遠藤氏に投票した。3年3カ月の民主党政権に厳しい判断を下したとみられる。


 遠藤氏は支援政党も手堅く固めた。厚みで勝る自民支持層の80%、公明支持層の大半が遠藤氏に投票。一方、鹿野氏は民主支持層の80%を固めたが、選挙協力した社民支持層は半数程度にとどまった。


 また、維新支持層の投票先は遠藤氏48%、鹿野氏37%、共産新顔の石川渉氏11%と割れた。年代別では、40代をのぞく全世代の過半数が遠藤氏に票を投じた。


 ◇ 2区


 2区で初当選した自民新顔の鈴木憲和氏は、全体の34%を占める自民支持層の75%、推薦を受けた公明の支持層も大半を固め、さらに全体の22%を占める無党派からも32%の支持を得たことが勝利につながった。


 一方、民主前職の近藤洋介氏は、全体の21%を占める民主支持層の77%を固めた。しかし前回78%に達した無党派層の支持が41%でほぼ半減したことが大きな痛手になった。前回選挙区か比例区で民主に投票した人のうち、再び近藤氏に投票したのは52%にとどまり、28%は鈴木氏、15%は維新新顔の川野裕章氏に投票した。


 無党派層の投票先は、近藤氏と鈴木氏のほか、維新新顔の川野氏も21%を集めており、3人に分散した形になった。また年代別では、40〜50代をのぞく各世代で鈴木氏が近藤氏を上回った。


 ◇ 3区


 3区で自民前職の加藤紘一氏との激戦を制した前酒田市長で無所属新顔の阿部寿一氏は、民主支持層、維新支持層など各党支持層から幅広く支持を集めた。


 自民支持層で加藤氏に投票したのは60%で、29%が阿部氏に流れた。加藤氏の年齢や健康不安から、保守系で若い阿部氏に自民支持層の一部が期待したことがうかがわれる。民主支持層は43%が阿部氏に投票し、民主が選挙協力した社民前職の吉泉秀男氏の23%を大きく上回った。無党派層も阿部氏が32%を固め、加藤氏の27%をしのいだ。


 吉泉氏は、社民支持層の7割を固めたが、支持の広がりに欠け、前回から大きく票を減らした。維新新顔の佐藤丈晴氏は、維新支持層の5割近く、無党派層の2割の支持にとどまった。共産新顔の長谷川剛氏は支持を広げられなかった。


 ■ 8割近くが「脱原発」


 原子力発電の存廃について尋ねた質問では、全県で61%が「徐々にゼロにする」を選択。「今すぐにゼロにする」の15%を合わせた8割近くが脱原発の方針に賛同した。「ゼロにはしない」は13%にとどまった。


 比例区の投票先で分析すると、「今すぐ」と答えた人の27%が自民、19%は民主に投票。即時原発廃止を訴える共産は10%、卒原発を掲げる未来は7%だった。「ゼロにはしない」と答えた人の投票先は自民が39%でもっとも多く、次いで22%が維新に投じた。


 小選挙区で当選した候補別では、1区遠藤利明氏に投票した人の63%は「徐々に」と回答。2区鈴木憲和氏への投票者は58%が、3区阿部寿一氏では65%が「徐々に」を選んだ。「ゼロにはしない」とした人の割合は各候補とも13〜15%程度で、全県での比率とおおむね同じだった。

8229名無しさん:2012/12/18(火) 23:54:17
>>8224

前々回の参院選で国民新党は比例区で2.15%
来年の参院選までは政党

8230チバQ:2012/12/19(水) 00:03:56
297 :無党派さん:2012/12/18(火) 00:28:32.25 ID:xa17YYje
>>287
藤田幹雄はいろいろついてないな
相手が首相になっちまううえに、惜敗順でもあと一歩とかw

301 :無党派さん:2012/12/18(火) 00:36:23.70 ID:AH+NJyq/
>>297
山梨3区で勝てていればなぁ
惜敗率99.6%だったんだし

462 :無党派さん:2012/12/18(火) 17:22:52.97 ID:n1FFGaTS
>>301
比例票エクセルにうつしてて気づいたんだが
南関東の自民があと540票ぐらい上積みできてれば
最後の議席は維新じゃなくて自民だったみたい
藤田はついてないのか努力が足りないのかw

8231チバQ:2012/12/19(水) 00:09:26
369 :無党派さん:2012/12/18(火) 04:14:50.48 ID:uFg0Gqya
>>351
長文だけどどうぞ

これは山形県第3区(庄内地方&最上地方)における
酒田市自民党と鶴岡市自民党の主導権争い、内ゲバみたいなモノ

どちらも人口10万人前後(現在は市町村合併で鶴岡市が13万人)のちょうど同規模の隣接する市で
簡単に言うと、お互いがライバル視して、バカげた意地の張り合いをしている
ド田舎の中核都市になりきれない2都市が酒田市と鶴岡市

ただ加藤紘一の地盤が鶴岡市だったため
ここ最近はずっと庄内地方の政治的主導権は鶴岡市側自民党にあった
今回は、それが不満の酒田市側が反旗を翻して、元酒田市市長の阿部寿一を擁立したってこと

(庄内地方は、中選挙区時代は近岡理一郎という自民党代議士が他にいて
そいつが、酒田市を含む庄内北部と最上地方が地盤、
加藤紘一は鶴岡市を含む庄内中、南部が地盤で住み分けていたんだけど
近岡の引退&小選挙区制移行で、庄内地方の自民党代議士は加藤だけになっていた)

(現在最上地方は、参議院議員・岸宏一の地盤になっており、岸自身は中立宣言
ただ加藤は以前岸に嫌がらせをしていて、岸の後援会は加藤嫌いで、安部支持に回ってる)

阿部が今後自民党に入党しても、次回は鶴岡市側から保守系の対立候補(加藤の後継)が出るかもしれず
今後山形3区は、酒田市系候補と鶴岡市系候補の自民党の分裂選挙が続く可能性もある

8232名無しさん:2012/12/19(水) 02:15:48
http://jp.wsj.com/article/JJ11750017763426943384817017520081411525380.html
2012年 12月 18日 19:36 JST 更新
落選議員、衆院会館引っ越し=「後悔ない」気持ちも整理—永田町

 民主党が議席数を4分の1に減らすなど、多くの前職が落選した衆院選。東京・永田町の衆院議員会館では18日、落選議員らが引っ越し作業に追われる姿が見られた。

 「敗戦処理です」。埼玉9区で敗れた五十嵐文彦氏は、女性秘書と手分けして本や書類の片付けに汗を流した。「残念の一言。でも後悔はない」と気持ちの整理も進める。

 静岡2区で落選した津川祥吾氏の男性秘書は「郵政選挙ほどの逆風は感じなかった。敗因分析はこれから」と悔しさをにじませた。

 東京18区で菅直人前首相らと争った無所属の横粂勝仁氏の事務所では、支援者2人が作業を手伝った。秘書は「あれだけ批判された菅さんにも多くの票が入った。組織は強い」と振り返る。自身も職を失うが、「新人(議員)が増えるから、働き口はあるだろう」と前向きに語った。

 日本未来の党から比例単独で出馬した福田衣里子氏の事務所には、兄康二さん(44)の姿も。名簿順位は最下位だったが、「次も出るなら手伝う」と妹を気遣った。

 引退する鳩山由紀夫元首相の事務所は早々に引き払われ、「次の住人」を迎え入れるため清掃作業などが始まっていた。

 退去期限は19日。出入りの引っ越し業者は段ボール8000箱を用意した。前議員の心情に配慮し、作業員は会社から「笑顔は作らない」などの注意を受けたという。 

[時事通信社]

8233名無しさん:2012/12/19(水) 02:52:04
>>8224
政党要件は来年の参院選まで満たしていますが、解党らしい

http://mainichi.jp/select/news/20121219k0000m010122000c.html
国民新党:解党の方針 自見代表、自民と連携か
毎日新聞 2012年12月19日 02時30分

国民新党の自見庄三郎代表=和田大典撮影
拡大写真

 国民新党(代表・自見庄三郎参院議員)は18日、解党する方針を固めた。19日の両院議員総会で正式に確認する。連立政権を組んできた民主党が衆院選で大敗し、野党に転落するのを機に解党の道を選んだ。

 国民新党関係者によると、自見氏は解党後に古巣の自民党との連携を模索する方向で、野党が多数を占める参院の情勢に影響する可能性もある。

 国民新党幹事長の下地幹郎郵政担当相は18日の記者会見で「(党が)継続することも解散することもあるだろう」と語った。衆院選では選挙前の2議席から1議席に減り、下地氏も落選。参院の3人と合わせ衆参4人となっていた。

 国民新党は05年の郵政民営化法の衆院採決で造反した自民党議員を中心に結党され、郵政民営化見直しが党是だった。完全民営化路線を転換する改正郵政民営化法が今年4月に成立し、党の役割を終えたと判断した模様だ。【木下訓明】

8234名無しさん:2012/12/19(水) 04:11:24
>>8233
野間はどうするんですかねえ?
補欠選に出る前まで民主党員だったみたいですが

8235名無しさん:2012/12/19(水) 04:42:23
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121219/ymn12121902030000-n1.htm
【衆院選2012 山梨】
長崎氏、自民復党に意欲 「まずはきっちり仕事」
2012.12.19 02:02
 県庁で18日開かれた衆院選選挙区当選者への当選証書付与式に出席した長崎幸太郎氏(44)=山梨2区、無所属=は式後、報道陣の質問に答える格好で「自民復党を含みながら議員活動を進めていく」考えを明らかにした。自民県連は今回選挙で2区に堀内詔子氏を擁立した経緯や、今後選挙区再編もあり、長崎氏の復党には難局が予想される。                   

 長崎氏は「郵政解散」となった前々回選挙では自民公認で2区から出馬し、公認されなかった堀内光雄氏と激しい選挙戦を展開した。選挙区では敗れたが、比例代表で復活当選し、前回選挙では逆に堀内氏が党公認となり、長崎氏が無所属で出馬した経緯がある。党所属問題では「7年間争ってきた」と振り返る。今回選挙でも長崎氏は無所属での立候補となったが、自民公認候補に約7千票の大差をつけて当選を果たした。

 付与式で当選証書を受け取ったあと、報道陣の質問で復党問題に言及し、「自民復党を含んで、具体的にはこれから考えたい」と復党には意欲を見せた。ただ「支持者の中で考えが二分している」とし、「当面はやるべき仕事をやって結果を出していきたい」と話した。

 長崎氏はさらに外交、防衛問題では無所属のままでは関与が「難しい」とも話し、党に所属することで議員活動の幅が広がる優位性に強い認識を持ちながら「(無所属で)仕事をきっちりやって、地元に認められること」と重ねて話し、段階を踏みながら復党を目指す姿勢だ。

 この日の付与式には宮川典子氏(33)=1区、自民=と、後藤斎氏(55)=3区、民主=が出席した。当選証書を受け取った宮川氏は「有権者の期待が手にずしっときて、証書の重みを知りました」。接戦を制した後藤氏は「ようやくここ(付与式)にたどり着いたというのが実感。地域課題を熟知している。野党の立場だが日本再生戦略を進めたい」と感想を語った。

 当選証書を付与した県選挙管理委員会の戸栗敏(さとし)委員長は当選した3氏に「国政の場において国民と考え、行動し、任を果たされることを期待する」と祝辞を贈った。

8236チバQ:2012/12/19(水) 06:52:25
>>8234
たぶん大丈夫って書いたけど駄目だったか(´・ω・`)

野間が大地か新党日本に入れば政党要件を維持できるなあ

8237居酒屋逃わず集りなう ◆S3/.7DxKSg:2012/12/19(水) 12:04:56
「年を越せば、もっとひどく」首相、決断の理由
読売新聞 12月19日(水)8時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000225-yom-pol
 野田首相が18日、首相官邸で川上義博首相補佐官と会談した際、
今回の衆院解散・総選挙について「来年1、2月も考えたが、年を越せば(結果は)もっとひどくなる。年内にやるしかなかった」などと、
年内の衆院選を決断した理由を語っていたことが分かった。

 首相は「(来夏の)衆参同日選はやってはいけないと思っていた」とし、
衆院選と参院選の時期を離すことを考慮したと説明。
社会保障・税一体改革関連法が成立した直後の解散も考えたが、
「(衆院の)『1票の格差』や(赤字国債を発行するための)特例公債法案の問題があり見送った」と述べたという。

8238名無しさん:2012/12/19(水) 14:26:53
>>8236
大地はあと一人足りない

8239名無しさん:2012/12/19(水) 22:11:35
無所属で当選した5人の動向も気になりますな。邦夫、キシロー、阿部、長崎、小泉の動向

8240チバQ:2012/12/19(水) 22:49:21
>>8238
失礼!間違えた
>>8239
国民新党を「無所属の会」に党名変更して入党すればいい

8241チバQ:2012/12/19(水) 23:13:52
http://blogos.com/article/52539/
2012総選挙 惜しかった落選者ベスト5!

352012年12月19日 00:05

(省略)


「惜しかった」の定義は、「〇〇の得票があとα票多ければ当選していたのに」のαの数の少ない順とします。
 ということで、さっそく発表します。
第1位  中田敏博(千葉2区、維新・新)  26票
 【南関東ブロック維新比例(議席5)】
   5位  椎木保(千葉13区)  53.85%
   6位  中田敏博(千葉2区)   53.82%  54,123票
      (あと26票多い54,149票なら、中田氏が当選、椎木氏が落選)

第2位  黒岩宇洋(新潟3区、民主・前)  34票

 【北陸信越ブロック民主比例(議席2)】
   2位  菊田真紀子(新潟4区)  82.54%
   3位  黒岩宇洋(新潟3区)  82.50%  76,135票
       (あと34票多い76,169票なら、黒岩氏が当選、菊田氏が落選)

第3位  藤田幹雄(千葉4区、自民・元)  173票
 【山梨3区】
   後藤斎(民主・前)  50,362票
   中谷真一(自民・新)  50,190票
    (あと173票多ければ、中谷氏が小選挙区で当選、後藤氏は比例復活へ)

 【南関東ブロック自民比例(議席6)】
   1位  中谷真一(山梨3区)  99.65%
   7位  藤田幹雄(千葉4区)  44.19%(←千葉4区の当選者は野田首相)
    (中谷氏が山梨3区で当選すれば、藤田氏は繰り上がって6位で当選)

 【南関東ブロック民主比例(議席4)】
   4位  生方幸夫(千葉6区)  66.48%
    (後藤氏が山梨3区で落選すれば、生方氏は繰り下がって5位で落選)

第4位  神風英男(埼玉4区、民主・前)  199票

 【埼玉6区】
   中根一幸(自民・元)  90,871票
   大島敦(民主・前)  90,763票
    (あと199票多ければ、大島氏が小選挙区で当選、中根氏は比例復活へ)

 【北関東ブロック民主比例(議席3)】
   1位  大島敦(埼玉6区)  99.78%
   4位  神風英男(埼玉4区)  75.09%
    (大島氏が埼玉6区で当選すれば、神風氏は繰り上がって3位で当選)

 【北関東ブロック自民比例(議席6)】
   1〜5位  小選挙区重複立候補者
   6位    新谷正義(比例単独33位)
    (中根氏が埼玉6区で落選すれば、新谷氏は繰り下がって7位で落選)

第5位  川端達夫(滋賀1区、民主・前)  217票
【京都3区】
   宮崎謙介(自民・新)  58,951票
   泉健太(民主・前)  58,735票
    (あと217票多ければ、泉氏が小選挙区で当選、宮崎氏は比例復活へ)

 【近畿ブロック民主比例(議席3)】
   1位  泉健太(京都3区)  99.63%
   4位  川端達夫(滋賀1区)  90.57%
    (泉氏が京都3区で当選すれば、川端氏は繰り上がって3位で当選)

 【近畿ブロック自民比例(議席7)】
   7位  原田憲治(大阪9区)  86.20%
    (宮崎氏が京都3区で落選すれば、原田氏は繰り下がって8位で落選)

 ということで、中田敏博さん(維新)、黒岩宇洋さん(民主)、藤田幹雄さん(自民)、神風英男さん(民主)、川端達夫さん(民主)、惜しかったですね。

 椎木保さん(維新)、菊田真紀子さん(民主)、生方幸夫さん(民主)、新谷正義さん(自民)、原田憲治さん(自民)、危なかったですね。

 そんなことは本人と周辺以外は誰も知らないと思いので、私がここで広くお知らせさせていただきました。あしからず。

8242チバQ:2012/12/19(水) 23:16:25
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121219t51005.htm
衆院選山形3区、加藤氏落選 「安泰」から暗転、なぜ

敗戦の弁を述べ、うつろな表情で事務所を後にする加藤氏=16日午後11時50分、鶴岡市


 保守分裂選挙となった衆院選山形3区で、14選を目指した自民党前議員加藤紘一氏(73)が無所属新人の阿部寿一氏(53)に敗れた。事前の下馬評で「安泰」と見られていた加藤陣営に何があったのか。選挙戦を振り返ると、陣営の状況判断ミスに想像以上の地盤の劣化、体調不良が重なり合った結果だったことがうかがえる。

 加藤氏を支援した公明党系の議員は「本気でやっている人がいないという印象を最後まで拭えなかった」と打ち明ける。
 加藤氏は厳しい選挙をほとんど経験しておらず、陣営スタッフで競り合いの選挙を知っているのはごく少数。約7万人分の後援会名簿をもとに動きだしたのは、選挙戦終盤になってからだった。「危機的と口では言いながら、どこか楽観して行動が伴わない。負けるべくして負けた」と議員は断言した。
 加藤陣営は、岸宏一参院議員(72)=山形選挙区=の側が加藤氏に寄せていた不信感の大きさも見誤っていた。2年前の参院選で自民党が実施した公募をめぐり、加藤氏が事実上の謝罪で岸氏と和解したのは、公示のわずか2日前。加藤陣営幹部を務めた鶴岡市議の一人は「岸さんから(和解の)サインは早い段階からあった。橋渡しをしようとしたが、加藤さんの反応は鈍かった」と振り返る。
 岸氏の地盤の新庄・最上地域で、加藤氏は阿部氏に約3000票差まで迫られ、新庄市と岸氏が町長を務めた金山町では阿部氏に敗れた。前酒田市長の阿部氏が同地域でここまで得票すると予想した関係者は少ない。遅すぎた和解が響き、岸氏支持者をつなぎ留めきれなかったとみられる。
 最も深刻だったのは病気による衰えだ。足を引きずり、演説で舌がもつれる。集会に参加した支持者から「体調は本当に大丈夫なのか」との疑問の声が上がり、遊説担当者が「(遊説に)回るほど票が減る」と漏らす場面もあった。
 1972年の初当選から支え続けてきた古参の陣営幹部は「“プリンス”への期待感で40年勝ってきた。期待に応えられないことが分かり、一気に崩れた」と嘆いた。
 加藤氏は17日、党県連会長辞任の意向を明らかにした。今後については「後で考える」と述べるにとどまっている。


2012年12月19日水曜日

8243チバQ:2012/12/19(水) 23:57:00
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20121219-OYT1T00349.htm?from=y10
自民も民主もいない東京12区、無効投票1割超


 16日に投開票された衆院選で、小選挙区の無効投票率が東京都内全25選挙区とも2009年の前回衆院選を上回ったことが、都選挙管理委員会のまとめでわかった。

 都全体の無効投票率は4・20%で、前回(2・23%)より1・97ポイント増えた。

 選挙区ごとに見ると、無効投票率が最も高かったのは12区(北区、足立区の一部)の10・83%。増加幅も7・59ポイントに上り、25選挙区で最大だった。

 12区の候補者は、日本未来の党の前議員と公明党の元議員、共産党、幸福実現党の新人の計4人。都内選挙区で唯一、民主、自民の2大政党の候補者がともにいなかった。選挙戦は公明党の候補が次点に2倍以上の得票差で大勝した。

 北、足立の両区選管によると、無効票の大半は何も書かれていない白票だった。ある区議は「後援者から『誰に入れていいかわからない』と言われた」と打ち明ける。

 無効投票率が2番目に高かったのは17区(葛飾区、江戸川区の一部)で7・77%(前回比2・4ポイント増)だった。

 一方、最も低かったのは7区(渋谷区、中野区)の2・75%(同1・02ポイント増)だった。

 都選管は「政党数も候補者数も多かったので、投票に迷った有権者が多かったのではないか」と推測している。

 ◆無効投票率=投票総数のうち、何も書かれていなかったり、記述不明だったりした投票数(無効票)の割合。総務省によると、今回の衆院選小選挙区の無効投票率は全国計で前回比1・32ポイント増の3・31%。東京都は、高知県(5・23%)、大阪府(4・62%)、熊本県(4・43%)に次いで4番目に高かった。

(2012年12月19日15時54分 読売新聞)

8244名無しさん:2012/12/20(木) 00:44:22
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1212190024/
12神奈川衆院選:18人へ当選証書、県庁で授与式
2012年12月19日

 衆院選の県内18小選挙区の当選者に19日、県選挙管理委員会の梅木武夫委員長から当選証書が授与された。激戦を勝ち抜いた当選者らは、喜びを分かち合うとともに、政治の信頼回復に向けた責任の重みをかみしめていた。

 県庁の大会議場で行われた授与式には、18選挙区すべての陣営が出席。自民党で初当選の星野剛士氏(12区)、牧島かれん氏(17区)のほか、雪辱を果たした赤間二郎氏(14区)、民主党で唯一議席を死守した笠浩史氏(9区)の4人は自ら証書を受け取った。

 梅木委員長は「国内外で厳しい課題を抱えている日本のために全力で尽力し、国民のために大いに活躍されることを祈念する」とあいさつ、一人一人に証書を手渡した。

 式典後、牧島氏は「課題が山積みしている中で議員になった重みを感じている」。星野氏は現職大臣や党副代表との激戦を振り返った上で、「地元経済は疲弊している。デフレや円高からの脱却に全力を注ぎたい」と意気込みを語った。

8245バハムート:2012/12/20(木) 14:20:33
>>8239
鳩山邦夫氏…自民党に復党願を提出したという報道があった。
小泉龍司氏…来年早々に復党するのではと思われる。(復党を前提に自民党会派に入っているため)
長崎幸太郎氏…復党にはなお時間がかかる見通し。山梨県の小選挙区の区割り対象となることから。
阿部寿一氏…地元の組織や加藤紘一氏の動向が鍵を握るため、自民党入りにはなお時間がかかる見通し。

8246阿倍野マゾ伝:2012/12/20(木) 14:24:03
>>8239
中村喜四郎氏については、今のところ自民党伊吹派の客員会員となっているが、復党するかどうか本人の意思にかかっている。

8247名無しさん:2012/12/20(木) 18:20:46
鳩山邦夫氏が復党希望 自民安倍総裁に
2012.12.20 17:41
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121220/mca1212201741019-n1.htm

先の衆院選で無所属当選した鳩山邦夫元総務相(福岡6区)は20日、
自民党の安倍晋三総裁と党本部で会い、早期復党を要望した。
鳩山氏によると、安倍氏は「よく検討してみる」と応じた。

8248名無しさん:2012/12/20(木) 18:56:42
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/national/20121219-OYT1T00429.htm
衆院落選2氏ネットに御礼…公選法抵触の可能性

 衆院選に出馬した民主党前議員・石森久嗣氏(栃木1区)とみんなの党新人・藤岡隆雄氏(栃木4区)が、インターネットのツイッターなどで衆院選のお礼とも受け取れる文章を投稿していることがわかった。

 公職選挙法では、選挙後にその結果に関し、有権者に対してあいさつ目的の文書掲示を禁じており、インターネット上の書き込みも含まれる。栃木県選管は「お礼目的ならば、公選法に触れる可能性がある」と指摘している。石森氏は17日にツイッターで「応援して頂いた皆様ありがとうございました!!」、藤岡氏はブログに「応援してくださった全ての皆様に感謝の気持ちで一杯です」と記した。両氏は落選している。

(2012年12月20日09時58分 読売新聞)

8249名無しさん:2012/12/20(木) 19:07:37
>>8247
無所属(新自由クラブ推薦)→自民→無所属→改革の会→自由改革連合→新進→民主→無所属→自民→無所属→自民?

8250名無しさん:2012/12/20(木) 21:13:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20121219-OYT8T01647.htm
新進石川、事実上の解散

 県議会第2会派「新進石川議員会」(8人)は19日、事実上の解散を決めた。6人が新会派を結成し、会長の宇野邦夫氏は新進石川に残り、新谷博範氏は一人会派になるという。新進石川は故・奥田敬和元運輸相の流れをくみ、県内政界で勢力を誇示してきたが、衆院選で支援する民主党候補が全敗したことが、分裂の引き金になったとみられる。谷本知事を支える屋台骨でもあり、県政への影響は必至だ。

 19日午後、会派幹事長の石坂修一氏が「一身上の都合で会派を離脱したい」と宇野氏に申し出た。宇野氏以外の残り6人の県議も賛同した。石坂氏は「新しい会派を結成することになると思う」と話したが、詳細のコメントは避けた。

 ある県議は「会派の総意を無視した(宇野氏の)言動を踏まえた行動」と説明。衆院選で奥田建氏の選対事務長を務めた新谷氏は「県議は今期限り。後援会にも話してある」と述べ、今後の政治目標として金沢市長選を目指す考えを明かした。

 新進石川は旧新進党解党後の1998年、「新進党石川議員協議会」に所属していた県議らが結成。金原博氏と宇野氏を中心に奥田氏の地盤だった金沢市を中心に国政、地方選で強さを発揮。ただ、09年の政権交代後に民主党入りしたが、労組系議員とは距離を埋められなかった。

 自民党にも衝撃が走った。金沢市で19日夜に行われた会合で、ある県議が新進石川の解散を伝えると、馳浩氏は「いや、びっくりした。まずびっくりした」と話し、会場を後にした。森喜朗元首相は「新進党なんてのは(今は)日本のどこにもない。無責任の限りの政党で、いつまでもあることが間違っている」と切り捨てた。

(2012年12月20日 読売新聞)

8251チバQ:2012/12/20(木) 23:11:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000147-mailo-l28
2012衆院選:4区維新候補、「竹やり」で7万票 党支援なし、街頭に立ち続け /兵庫
毎日新聞 12月19日(水)15時26分配信

 自民、公明の圧勝で終わった衆院選。結党時から注目されていた日本維新の会は、県内では8選挙区に候補を擁立し、3、5、6区の候補が比例代表で復活当選した。維新政治塾出身で大半が初めての選挙だった維新候補は選挙戦をどう戦ったのか。約7万8000票を集めながら落選した4区の清水貴之さん(38)の戦いを追った。【桜井由紀治、内橋寿明】
 清水さんは、解散2日後にゆかりのない4区からの出馬が決まった。神戸・三宮のウイークリーマンションに泊まり込み、事務所探しから始めた。
 期間中、維新からのバックアップはなかった。清水さんは知名度が高い橋下徹代表代行の選挙区入りを要請し続けたが、結局4区には党から誰も応援に来なかった。橋下代表代行は公示日、党公認候補を擁立していない1区内の元町・大丸神戸店前に立った。橋下代表代行は、候補者から「広報費」を徴収したことに触れ、「候補者からお金を取るのは維新だけ」と胸を張った。
 橋下代表代行は公示前日にも、2区の神戸市北区で推薦する公明元職の赤羽一嘉さん(54)の応援をしている。公明の要請だが、党公認候補より、他党の推薦候補の支援を優先する形となった。
 維新は初めての選挙に混乱していた。清水さんが電話をかけても、常にバタバタしていた様子が伝わってきた。「どこの選挙区でも一緒なんだなと思い、わがままは言わなかった」という。
 組織を持たず党の支援もない選挙。同じく維新候補として3区に立候補、比例代表で復活当選を果たした元自民県議、新原秀人さん(50)とは決定的に違っていた。新原さんは県議時代からの後援会組織を生かし、選挙に手慣れたスタッフが集票の原動力となった。どちらが維新候補の選挙かといえば、清水さんの方が主流だろう。全国各地で維新候補は「落下傘候補」として悪戦苦闘した。
 清水さんの選挙はボランティアが支えた。最初はスタッフが1人だけだったが、最終的に十数人が集まった。事務所の固定電話設置が間に合わず携帯電話で連絡。新興住宅地で大票田の神戸市西区に狙いを定め、朝夕の駅立ちに徹した。後援会組織もないため有権者を集めたミニ集会も開けず、名前の連呼になっていく選挙にむなしさも感じた。
 それでも、有権者に覚えてもらうと向こうから手を振ってくれたり、握手を求められ、手応えを感じるようになった。その姿に、当選した自民新人の藤井比早之さん(41)の陣営は危機感を抱いた。
 藤井陣営を支援した小田毅・県議会自民党議員団幹事長は「街頭に立つだけの選挙に負けるわけがないという思いもあるが、無党派層の既成政党に対する批判票が清水さんに集まるのではないかと不安だ」と漏らした。
 藤井さんは、故井上喜一元防災担当相の後継として地盤を引き継ぎ、自民県議・市議らが実働部隊となり支持者を固める旧来型選挙。陣営は守旧派対改革派の構図となることを恐れた。後半は藤井さんも西区に集中して立ち「改革」を訴えた。
 結果は保守層を徹底して固めた藤井さんは10万4202票。対する清水さんは7万8565票で、西区では藤井さんを約1000票上回る約4万票を獲得した。出遅れを考えれば大善戦といえる。
 「8万票近い票の期待に応えられなかったのが悔しい」。17日未明、清水さんは事務所で敗戦の弁を語った。比例代表での復活当選もならず、党の名簿登載順位への疑問も口にした。「自民、民主の組織挙げての活動を見ていると、僕たちは竹やりで戦っているんだなと思った」と振り返りながら「支持してくれた人の声を忘れずに次に何ができるかを考えたい」と話した。
〔神戸版〕
12月19日朝刊

8252チバQ:2012/12/20(木) 23:44:19
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20121217ddr041010003000c.html
衆院選:崩れ落ちた民主王国 「よりまし」自民回帰(その1) 道内大物、続々苦杯
毎日新聞 2012年12月17日 北海道朝刊

 北海道の有権者が下した判断は「民主党王国」との決別だった−−。16日投開票の衆院選で、民主党道連が候補を擁立した道内11小選挙区で閣僚や大物議員らが相次いで敗れた。民主にとって、悲願の政権交代から3年余り。マニフェスト(政権公約)に反した消費増税、長引く景気低迷、繰り返した党内抗争などから政権批判という逆風が吹き荒れ、05年の「郵政選挙」でも自民に大勝した「王国」は崩れ落ちた。

 ◆北海道1区

 ◇横路氏、笑顔なき復活
 北海道1区は、前衆院議長で民主前職の横路孝弘氏(71)が自民新人の船橋利実氏(52)に敗れた。比例復活は果たしたものの、道知事を3期務め、高い知名度と強固な地盤で当選10回を重ねてきた横路氏も逆風に吹き飛ばされ、「民主の牙城」はついに崩された。

 横路氏は96年の小選挙区制導入後、毎回10万票以上を獲得してきたが、70歳を過ぎ、後援会も高齢化。05年から衆院副議長、09年から議長に就任したため、地元入りする機会も減った。

 支持基盤の労働組合もまとめ切れず、危機感から「自民党は富国強兵、維新は弱肉強食の思想。そんな世界でいいのか」と他党批判を強めた。

 17日午前0時半過ぎ、事務所に姿を見せた横路氏は比例当選の報にも笑顔はなかった。

 「(小選挙区では)残念ながら力不足で皆さんの期待に応えられなかった。平和憲法を守ることをベースにしてきた政治活動を、力の限りやっていきたい」と厳しい表情で話した。【山下智恵、森健太郎】

 ◆北海道2区、10区

 ◇現職閣僚、三井・小平両氏が落選
 北海道2区は、厚生労働相の民主前職、三井辨雄(わきお)氏(70)が自民元職の吉川貴盛氏(62)に4度目の対決で初めて敗北し、議席を失った。

 三井氏は公示後はほぼ毎日、街頭演説を繰り返し、副国土交通相時代に北海道新幹線の札幌延伸に向け尽力した実績などをアピール。だが、道医師連盟が厚労相の三井氏の推薦を見送るなど、業界団体も距離を置いた。

 三井氏は17日午前0時45分ごろ、支持者約30人が集まる札幌市北区の事務所で「大逆風の選挙となった。これまでの政策、実績を十分にPRできなかった。これを機会にきちんと総括したい」と話した。今後の進退については「今のところ引退まで考えていない」と語った。【佐藤心哉】

    ◇

 北海道10区は、連続8回の当選を目指した民主前職の国家公安委員長、小平忠正氏(70)が公明前職の稲津久氏(54)に敗れた。10月に初入閣したが、民主への逆風に屈した。

 小平氏は前回、過去最高の約15万9000票を獲得し、自民候補に圧勝したが、今回は民主への逆風などから連合などが一時、引退を迫ったこともあり、選挙態勢づくりが遅れた。また、現職閣僚とあって、選挙区入りできない日が多かった。

 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)問題では「例外なき関税撤廃、交渉は認められない。阻止する」と訴えたが、党本部の公約と齟齬(そご)があり、農業票の離反を招いた。午後10時前、事務所に姿を見せた小平氏は「今回は民主党、私にとって歴史的大敗。不徳のいたすところ」と述べた。【吉田競】

8253チバQ:2012/12/20(木) 23:46:23
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20121217ddr041010007000c.html
衆院選:崩れ落ちた民主王国 「よりまし」自民回帰(その2止) 有権者「地に足を」
毎日新聞 2012年12月17日 北海道朝刊

 ◆北海道11区

 ◇中川氏、夫の議席奪還
 北海道11区は、自民新人の中川郁子氏(53)が大地前職の石川知裕氏(39)らを破り、初当選を果たした。元財務相で夫の故昭一氏が前回失った議席を奪還した。

 中川氏は昨年8月に公募で党11区支部長にになり、昭一氏の後継候補として旧後援会を引き継いだ。昭一氏の父で元農相の故一郎氏から続く「中川ブランド」には陰りも見えたが、女性の起業推進や出産後の職場復帰・再就職支援といった女性目線の政策をアピールし、無党派層にも支持を広げた。

 午後10時前、帯広市の事務所に姿を見せた中川氏は支援者約100人に拍手で迎えられ、「十勝のため、日本のために頑張ろう」のかけ声とともに右腕をつき上げた。その後、表情を緩めず「緊張しています。十勝の事を国に届けるこれからが本当の勝負」と話した。

 昭一氏が失った議席を取り戻したことについては「夫の議席というより地域に根ざした政策を訴え、新しい風を起こすことができた。意識はしていませんでした」と話した。【三沢邦彦】

 ◆北海道9区

 ◇堀井氏、鳩山氏牙城崩す
 鳩山由紀夫元首相の突然の引退表明で、新人対決となった北海道9区は、自民新人の堀井学氏(40)が、鳩山氏の後継として比例代表道ブロックからくら替えした民主前職の山岡達丸氏(33)らを圧倒し、自民5連敗の同区で初議席を獲得した。盤石を誇った「鳩山王国」がもろくも崩壊した。

 94年リレハンメル冬季五輪の男子スピードスケート500メートル銅メダリストで前道議の堀井氏は、スケート競技の先輩で党9区支部長代行の橋本聖子参院議員の強い要請で立候補。選挙区内の室蘭市出身を強調し、民主批判も追い風にして支持を広げた。

 堀井氏は午後8時過ぎ早々と事務所入り。待ち構えた約200人の支持者を前に「9区の議席獲得は自民党の悲願だった」と長身を折り曲げて深々と頭を下げた。「最後まで鳩山さんが前を走っていると思って戦った」と選挙戦を振り返り、「地方の切実な声を国政に届ける大きな仕事が待っている」と抱負を述べた。

 公示直前の11月26日に出馬表明し、異例の短期決戦に挑んだ山岡氏は「鳩山元総理の思いを受け継ぐ」と訴えたが、知名度不足に苦慮。最終盤の14日には鳩山氏が応援に駆け付けたが、情勢は変わらなかった。【斎藤誠】

 ◆北海道5区

 ◇町村氏、病床から喜び
 北海道5区は、9月の自民党総裁選中に体調を崩して入院している元官房長官で自民前職の町村信孝氏(68)が11選を果たした。

 町村氏は「軽い脳梗塞(こうそく)」と診断され、選挙中一度も地元入りできなかった。公示前の決起集会で頬がこけ、涙ながら支援を呼びかける町村氏の映像が流され、不安の中、逆に後援会は結束。妻の淳子さん(68)らが選挙区をくまなく回った。

 当選確実が伝えられると、淳子さんが入院中の町村氏に電話をかけ「当選したよ。おめでとう」と涙ながらに報告。町村氏の声は会場内にもスピーカーで流され、「うれしくて言葉も出ない。一日も早くみなさんのお目にかかれるよう頑張る」と話した。【小川祐希】

8254チバQ:2012/12/20(木) 23:54:09
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121218_01.htm
流転 東北・政権振幅(上)民意/民主逆風、他党に風なし

宮城4区で落選した民主党前議員の石山敬貴氏。民意の風圧はすさまじかった=16日午後8時すぎ、大崎市古川


 とてつもない破壊力を伴った政権交代劇が、またも繰り返された。16日投開票の衆院選で、自民党は294議席を獲得して政権を奪還した。57議席に沈んだ民主党は、東北でも支持基盤崩壊の瀬戸際だ。30日間の激闘の末の政治の激変。候補者たちは何を見て、何を思ったのか。(敬称略)

◎消去法で自民選択

<「恐怖」現実に>
 宮城4区で落選した民主党前議員の石山敬貴(42)は16日深夜、大崎市の事務所で悔しさをにじませた。「党分裂が一番、民主党の評価を下げてしまった」
 絞り出すように言ったのは、消費税増税政局をめぐる党内抗争。離党者が相次ぎ、党内ガバナンスが欠如していたことに対する怒りだった。
 石山は圧勝で初当選した前回(2009年)を振り返る。「正直、怖いと思った。有権者のマニフェストへの期待が大きすぎた」。3人の首相が十分に民意に応えられなかったつけが、候補者たちの立場を逆転させた。石山の「恐怖」は現実になった。

<勢力図が一変>
 民主党から自民党へ。東北の勢力図は一夜にしてひっくり返った。候補者や陣営は、小選挙区制がもたらす強烈なオセロを再び目の当たりにした。
 「全国的な大逆風の中での戦いだったが、温かい声を頂き、感触は悪くなかった」
 福島5区の民主党前議員吉田泉(63)は16日夜、いわき市の事務所で憔悴(しょうすい)した表情で敗戦の弁を語った。
 復興副大臣を務め福島第1原発事故の対応に当たった。辛うじて比例復活で4度目の議席をつかんだが、表情は晴れない。「福島の状況を一番知っている政治家は自分。野党の立場で全体をチェックする役割を担いたい」と語るのが精いっぱいだった。
 前回衆院選で民主党は東北25選挙区のうち、自民候補の地盤だった12の選挙区を奪った。今回、自民候補に明け渡した選挙区は14にも上る。

<重い責任負う>
 それでも、自民党の陣営には意外なほど高揚感が少ない。
 「追い風を感じない。果たして自民支持に戻ってくれているのか」。青森1区で初当選した自民党新人の津島淳(46)は選挙中、強い違和感を抱いていた。有権者の熱気が全く感じられなかったというのだ。
 当選に沸く青森市内の事務所で、選対本部長の参院議員山崎力(65)は「自民党への支持が伸びた結果ではない。民主党の敵失だ」といさめるように語った。
 福島1区で2回目の議席を得た自民党元議員亀岡偉民(57)も「勝ち取った多数でなく、消去法で自民党が残ったという感じだ」と振り返った。
 東日本大震災を挟み、立ちすくんできた政治に冷厳な審判を下した民意。その矛先はいつ変わってもおかしくない。
 青森3区で10選を果たした自民党前議員の大島理森(66)は事務所で1人表情を引き締めた。「政治の信頼を回復しろ、という有権者の問い掛けにどう応えていくか。自民党は重い責任を負った」
 民意の風を待ち続け、青森1区で次点に泣いた日本維新の会の升田世喜男(55)は一夜明けた17日、有権者心理を読み解いた。
 「第三極はたくさんできすぎて、ばらばらの状態だった。有権者は政治の流動化を避け、経験と安定感を自民に求めたのではないか」


2012年12月18日火曜日

8255チバQ:2012/12/20(木) 23:54:35
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121219_04.htm
流転 東北・政権振幅(中)圧勝/手応えなく拭えぬ不安

宮城3区で議席を奪還した自民党元議員の西村明宏氏。選挙中、勝利の感触は強くはなかった=16日午後8時すぎ、名取市


◎参院選へ油断せず

 国政復帰の歓喜に浸る間もなく口をついたのは、不安だった。
 「勝っておごらずの気持ちで政権に取り組まなければ、また同じ審判が下されることになる」

<重みと危うさ>
 衆院選投開票日の16日夜。岩手2区で7回目の議席を手にした自民党元議員の鈴木俊一(59)は、岩手県滝沢村であった祝勝会で語った。
 前回(2009年)は敗退。ライバルの前議員は岩手4区で当選した小沢一郎と行動を共にし、民主党から日本未来の党に移ったことで、急速に支持基盤が弱まった。
 民主党分裂と第三極の主導権争いが有権者の政治不信を増幅させ、その受け皿が自民党しかなかったという構図だ。
 閣僚経験もあるベテランを慎重にさせるのは、党が獲得した294議席の重みと危うさ。破壊的な政権奪還が、逆に重責となってのしかかる。
 山形1区の前議員遠藤利明(62)は前回、1291票差で選挙区を落とし、比例で復活当選した。相手は元農相で党内グループを率いる民主党前議員鹿野道彦(70)。今回は大差で突き放した。
 それでも遠藤に会心の笑みはなかった。山形市内のホテルで沸き立つ支持者をよそに「自民党が変わったとは思えない。まだ道半ばだ」と言葉を選んだ。
 自民党は東北で選挙区と比例を合わせ、前回の9議席から24議席に増やした。圧倒的な挽回劇だが、陣営の多くは民意の自民回帰を感じない。民主党の自滅と第三極勢力のつぶし合いで、ようやく転がり込んできた勝利と受け止める。

<謙虚さ崩さず>
 「そんなに甘い戦いではない。ここは(元蔵相の)故三塚博先生の時から弱い土地なんです」
 最終盤の14日夜、宮城3区の岩沼市であった個人演説会で自民党元議員の西村明宏(52)は、地盤を継いだかつての派閥の領袖(りょうしゅう)の名前を出して切迫感を訴えた。
 西村に勝利の手応えはなかったが、支持者や業界団体には盤石ムードが広がる。拡大する温度差に危機感を強め、引き締めに躍起になった。
 結果的に圧勝した西村。倒した民主党前議員とは選挙の度にシーソーゲームが続く。「東日本大震災の被災者のために頑張る」と謙虚な言葉を繰り返した。
 衆院の勢力は自民、公明両党で3分の2を超えたが、参院は自公で過半数に届かない。「ねじれを解消しないと安定政権にはならない」というのが党内の共通認識だ。

<二の舞い警戒>
 18日夜。前回の5選挙区全敗から4議席を奪還した自民党福島県連は、福島第1原発事故の収束や被災者支援を加速させる組織を発足させた。福島市内であった発足式には県選出の衆参国会議員が並んだ。
 投開票から2日後の素早い対応。もちろん、復興のもたつきで大敗した民主党政権の二の舞いを避けようという狙いだ。
 県連幹事長の平出孝朗(56)は「衆院選勝利は元の福島に戻す一里塚でしかない。県民の負託に応えないと次(の選挙)は逆の結果になる」と油断を戒める。
 来夏は再び、参院選で各党が相まみえる。宮城6区で5選を果たした党宮城県連会長の小野寺五典(52)は、振り子が逆に振れることを懸念する。「議席が増え、下野した反省や謙虚さを忘れてしまわないか心配だ」
(敬称略)


2012年12月19日水曜日

8256チバQ:2012/12/20(木) 23:54:58
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121220_02.htm
流転 東北・政権振幅(下)逆風/党内エリート、足場崩壊

秋田1区で落選した民主党前議員の寺田学氏。常勝だった選挙区でも逆風は猛烈だった=16日午後8時15分ごろ、秋田市


◎民意の嵐、容赦なし

 退場宣告は東北でも容赦なかった。
 「申し訳ない。結果は民意と受け止める」。衆院選秋田1区で4選を阻まれた民主党前議員の寺田学(36)は16日夜、秋田市内のホテルで、187センチの長身を深々と折り曲げた。

<前回から半減>
 首相菅直人、野田佳彦の補佐官を務めた党内エリート。キャリアに反比例するように、足元の支持は崩れていた。
 「3年間、ことあるごとに期待に応え切れていないと感じていた…」と努めて淡々と話す寺田。得票は4万9000で前回からほぼ半減した。
 首相野田の側近を自任する山形2区の民主党前議員近藤洋介(47)も、前回得た東北最多の16万6000票を半分以下に落とし、敗れた。
 野田が打ち出す環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加推進に同調する姿勢が、農村部で反発を招いた。公示直前、山形県農政連などが主催した反TPP集会では激しいブーイングを浴びた。
 「(他陣営が)農業対工業で対立をあおった。誤解を生んだ選挙だった」と近藤。比例復活で4選に滑り込むのがやっとだった。
 宮城では復興副大臣の今野東(65)、復興政務官の郡和子(55)=比例復活=、国土交通政務官の橋本清仁(41)らが敗北した。普通なら強みになる政権中枢とのつながりは、全く武器にならなかった。
 東北の選挙区で勝ったのはたった四つ。荒涼とした失地が広がる。敗れた陣営は支持基盤の立て直しを模索するが、ダメージはすさまじい。
 「参院はまだ勢力が残る。来夏の参院選までに党執行部がどう立ち直るかだ」と言うのは宮城県連幹部の一人。「新生をアピールできなければ来夏は存続の危機だ」と悲壮な覚悟をにじませる。

<躍進実感なく>
 「当選は福島、東北の維新への期待の結集だ」。比例で復活した日本維新の会新人の小熊慎司(44)は16日夜、会津若松市の事務所で語った。
 みんなの党から維新に合流し参院議員からくら替え。善戦が伝えられたが、福島4区では自民党新人に大敗した。維新が東北で擁立した10選挙区は、第三極同士のつぶし合いもあって全敗。比例東北で2議席を取ったが、全国的な躍進ムードは東北にはない。
 日本未来の党はさらに深刻だ。前議員9人、新人6人のうち勝ったのは岩手4区前議員の小沢一郎(70)だけだった。
 福島1区で落選した前議員石原洋三郎(39)は16日夜、さばさばしていた。自民党元議員とは7万票差。「民主党への失望や守られない公約への不信も向けられた」と振り返る。
 第三極の陰で既存政党は明暗を分けた。公明党は比例東北で1議席にとどまったが、選挙協力で政権復帰を強固にした。

<視界に入らず>
 共産党は東北全選挙区に候補を立て、比例前議員の高橋千鶴子(53)と連動し1議席を守った。宮城2区の新人福島一恵(52)は「多党化で票は分散したが党勢は踏みとどまった」と強調する。
 社民党は、社会党時代も含め戦後初めて東北の議席を失った。宮城1区の新人桑島崇史(33)は「残念ながら社民党は有権者の視界に入らなかった」と言う。
 師走の民意は、自民党への「期待票」となって振り切れた。この振幅はどんな潮流を生むのか。各党は来夏を見据え始めた。(敬称略)


2012年12月20日木曜日

8257チバQ:2012/12/20(木) 23:55:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000110-mailo-l02
乱:’12衆院選・審判の果てに/上 民主 組織弱く、風頼み /青森
毎日新聞 12月18日(火)14時45分配信

 ◇国会議員ゼロ 県連瀬戸際に
 吉田泉88%、近藤洋介80%、田名部匡代75%−−。16日午後11時半過ぎ、八戸市にある3区の田名部匡代氏の選挙事務所では、大型テレビ横のホワイトボードでスタッフが惜敗率の計算を続けていた。
 小選挙区で早々と落選が決まった田名部氏。この時点でまだ比例復活の可能性が残っていた。「(惜敗率で)3番以内に入れば当選もある」。スタッフの説明に支持者の期待は高まったが、開票が進むにつれて田名部氏の数字は徐々に低下。翌日午前0時前、ついに計算の手が止まった。「政権交代から3年間で期待に応えられなかった。党分裂や見通しの甘さもあったが、結果が出せなかったのは私の責任」。田名部氏は深々と頭を下げた。
 一方、自民前職に3倍近い差を付けられた4区の津島恭一氏。16日午後9時15分には、比例復活の目も断たれたと判断、弘前市の選挙事務所で敗戦の弁を述べた。「民主はうそつきというレッテルで有権者に見られた」。居合わせた支持者は約20人と少なく、本人も早々に帰宅した。
    ◇
 逆風にのみ込まれた民主は県内4選挙区で全敗。比例復活当選もなく、県連の国会議員はゼロになった。
 共同通信社の出口調査によると、「支持政党なし」と答えた無党派層のうち、県内4選挙区で民主候補に投票したと回答したのは、わずか22・3%。自民候補の45・1%に大きく水をあけられた。
 県内の組織が強固でなく“風頼み”だった民主。県連は全市町村に党支部を作り、ブロック単位で地域協議会を置くなど強化に乗り出していたが“身内”の急な解散には対処できなかった。急ごしらえのマニフェスト(政権公約)など政権運営のまずさも加わり、逆風をまともに受けた。
    ◇
 横山北斗氏ら、国会議員3人の離党で支持層が分裂したことも大きく響いた。3区では公示直前に出馬を決めた未来新人が1万3000票近くを獲得。田名部氏が比例復活を逃す遠因になった。1区では、一部の地方議員が離党して未来の支持に回った。ある県連幹部は「分裂は自民を利するだけ」とぎりぎりまで自党候補の擁立見送りを求めた。
 県連の松尾和彦幹事長は「政治の信頼を損ね(急な解散で)十分準備ができなかった」と総括。「2大政党制で政治をレベルアップさせるには、自民と非自民に結集しなければならない」と政党再編を求める。
 ある地方議員は「頭を冷やして、活動を見直すいい機会」と冷静だ。しかし、国会議員不在の民主県連にとって、来夏の参院選は瀬戸際の戦いだ。県連代表の田名部氏は話す。「今回の選挙を振り返り、どういう戦いができるか相談したい」。あと半年、惨敗を喫した民主に残された時間は少ない。
12月18日朝刊

8258チバQ:2012/12/20(木) 23:56:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000027-mailo-l02
乱:’12衆院選・審判の果てに/中 自民 実感ない追い風 /青森
毎日新聞 12月19日(水)11時57分配信

 ◇おごり警戒の声相次ぐ
 16日午後9時半、1区で新人、津島淳氏の当選確実が伝わると、青森市内の選挙事務所は拍手と歓声に包まれた。しばらくして姿を見せた津島氏は「追い風をなかなか実感できなかった。有権者が自民に戻ってくれるのか手探りだった」と選挙戦を振り返った。
 陣営が05年の「郵政選挙」のような追い風を実感できない一方で自民は民主に失望した有権者の受け皿となった。最激戦区の1区を含む県内4小選挙区の議席を独占した上、他党の比例復活も許さない完勝を収めた。
 1区も報道各社の調査で序盤から優勢と言われたが、陣営では「現場の感覚とは違う」と危機感を持つ関係者が多かった。党本部が終盤に実施した調査では、維新の升田世喜男氏に猛追されていた。
 それでも勝利できたのは、組織戦で支持層を手堅くまとめたからだ。升田氏の地盤、五所川原市では同氏支持の市議の切り崩しなどで優勢に。全体で約2万6000票の大差を付けた。「こうであれば良いと思っていた数字が出た」(県連幹部)。
    ◇
 陣営内では、早くもおごりを警戒する声が相次いでいる。3区の大島理森氏は16日夜、「多くの議席を獲得するからこそ、謙虚でないといけない」と戒めた。4区の木村太郎氏も翌17日の記者会見で「謙虚に丁寧に与党の責任を果たすことで、自民は変わったと思ってもらえる」と語った。
 おごり警戒の背景には、民主の自滅で自民への批判票が分散したとの見方がある。県連の選対幹部は「相手が割れれば小選挙区は勝てる。(非自民で)相手が一本化すれば、こうはならない」と分析する。それを裏付けるように比例東北ブロックの自民の得票率は、大敗した前回並みにとどまった。
    ◇
 揺り戻しも懸念材料だ。風で動く民意をつなぎ留めるには、自民が厳しい審判を下された3年前とは「変わった」と見せる必要がある。しかし、派閥政治や世襲温存への反発は党内にも少なくなく、安倍晋三氏が選出された9月の総裁選でも、地方の声と派閥の力学がねじれ、県内の地方議員から疑問が続出した。
 次の選挙で逆風が吹けば、県内で最も影響を受けるのは前回敗れた1区だとみられている。浮動票が多く、これまでも風が勝敗を左右してきたからだ。津島氏は17日の記者会見でこう自戒した。「自民が生まれ変わったのか、有権者は測りかねている。不信は簡単にぬぐえない。勝利の真価が問われるのはこれからだ」
12月19日朝刊

8259チバQ:2012/12/20(木) 23:56:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000084-mailo-l02
乱:’12衆院選・審判の果てに/下 第三極 風に変える時間なく /青森
毎日新聞 12月20日(木)12時22分配信

 ◇「受け皿」まとまらず
 「涙が出るほど悲しい戦いだった。何を言っても『民主党にいたんでしょ』と耳を傾けてもらえなかった」
 09年の前回、1区で民主党から出馬し、10万票あまりを獲得して圧勝した横山北斗氏。県連代表まで務めた民主を離党して未来から出馬した今回は一転、わずか3万2050票で落選した。
 組織に頼らない独自の選挙スタイルは他陣営から動きが見えず、「ステルス戦闘機」と恐れられてきた。今回の戦術は自称「無差別攻撃」。公示1週間前に生活が未来に合流、支持者に合流や離党の経緯を説明できないまま選挙戦に突入した。「時間がないなら徹底して街頭演説する」。冬空の下、1日平均70回街頭演説に立ち、消費増税や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への反対を訴え続けた。だが、得票には結びつかなかった。
 「今回は『ステルス戦闘機』があだになった。逆風の中で演説を聞いてもらえず、組織力のなさが露呈した」とある陣営幹部。約7万票もの目減りを、別の幹部は「前回期待して支持してくれた多くの人が今回は棄権したのでは」と推測する。
    ◇
 「淡い風を確かな風に変えていく時間がなかった」。1区の維新新人、升田世喜男氏は敗因をこう分析した。
 解散直前、所属するたちあがれ日本を母体に太陽の党が発足。当時は街頭演説で有権者の反応は良く、「第三極への期待を肌で感じた」。続いて太陽が維新に合流し、公示前に橋下徹代表代行と石原慎太郎代表が相次いで来県。勢いに乗るとみられたが、「期待ほど効果はなかった」と陣営幹部は話す。升田氏も「維新になっても、有権者の反応は微増だった」と振り返る。
 むしろ維新をじっくりアピールする時間もないまま、焦った陣営は選挙戦終盤の12日、約1500枚の選挙ポスターを一気に張り替える戦術に出た。ごく普通の升田氏の写真入りポスターから、石原、橋下両氏と升田氏の3人が並び、党名がより目立つものに替えることで「風が吹きやむ中、なんとか追い上げムードを演出したかった」と陣営幹部は明かす。
 「第三極」への追い風はなぜ吹かなかったのか。升田氏は「第三極がまとまっていれば違う結果もあった。有権者は、ばらばらの第三極に投票したら、政治までばらばらになると感じたのだろう」と悔やむ。受け皿がなければ風はやむ。「改革を求める民意は確かにあった。今度変化を求める先は第三極。次の衆院選こそ大勝負だ」(この企画は高橋真志、神崎修一、鈴木久美が担当しました)
12月20日朝刊

8260チバQ:2012/12/20(木) 23:56:37
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121218_03.htm
落日 小沢王国−いわての審判(上)1勝3敗/無敵の神通力に陰り

小沢氏の為書きの前で、敗戦の弁を述べる岩手1区の達増陽子氏と夫の拓也岩手県知事


 日本未来の党の小沢一郎氏(岩手4区)のカリスマ的な影響力で、岩手県は「小沢王国」と呼ばれてきた。未来は今回の衆院選で県内の4選挙区に候補を擁立したが、結果は1勝3敗。比例復活の1人を加えてもわずか2人となった。「剛腕」と呼ばれた小沢氏の力の源泉だった県内基盤が、かつてないほど弱まっている。

◎お国なまり、どぶ板不発

<自民、満面の笑み>
 「本日をもって『小沢王国』をぶち破った」
 16日午後10時40分ごろ、自民党高橋比奈子氏の選挙事務所(盛岡市)。玉沢徳一郎元農相が祝杯を手に高らかに宣言した。高橋氏は岩手1区では敗れたものの、比例東北で復活当選した。
 2009年の前回衆院選で、自民党は県内議席ゼロに終わった。今回は2区で当選した鈴木俊一氏、比例で復活した3区の橋本英教氏と4区の藤原崇氏を加え、立候補した4人全員が当選を果たした。
 千葉伝県連幹事長は「優勢を伝えられる全国と、岩手は全く違うとイメージしていた。小沢王国で4人。これ以上の結果はない」。これまで小沢氏に何度も煮え湯を飲まされてきただけに、満面の笑みを浮かべた。
 同じころ、落選が決まった未来の達増陽子氏は記者会見に臨んでいた。「敗因は私の力不足」と達増氏。「私の声を1区のすみずみまでお届けすることができなかった」と悔しさをにじませた。
 1区から立候補を表明したのは公示直前。達増拓也岩手県知事の妻という知名度を生かして4万票以上を獲得したが、及ばなかった。
 2区で落選し、辛くも復活当選した未来の畑浩治氏の陣営も時間不足を痛感していた。ある秘書は「未来は、政党名が公示の数日前に決まった。『そんな政党に何ができるのか』と有権者は思っただろう」と振り返る。
 しかし、そんな厳しい情勢でも、ひっくり返してきたのが小沢氏だった。今はたもとを分かった平野達男復興相が、自由党から初当選した01年の参院選岩手選挙区。自民党候補に先行を許していたが、党首だった小沢氏が2度も岩手入りして土壇場で逆転した勝利は今も語り草となっている。

<「仲間」が減った>
 選挙戦最終盤の15日午後。盛岡市の住宅街では雨の中、公民館前に集まった聴衆約60人に、小沢氏が普段は使わないお国言葉で語り掛けた。
 「俺だげで、いぐら頑張っでも一人では(政治は)できません。大勢のながま(仲間)がいて、初めて民主主義ですから」。時間は約5分。駆け足でワゴン車に乗り込むと次の会場に向かった。
 達増氏の応援で盛岡市に14日から入った小沢氏。2日間で計数十カ所の街頭演説をこなすどぶ板選挙を展開したが、かつての神通力はもはやなくなっていた。
 「仲間」は減った。小選挙区で勝ったのは4区の小沢氏だけ。1993年に自民党を離れて以来、県内の衆院選で小沢氏が系列候補の複数議席を獲得できなかったのは今回が初めてだ。
 民主党分裂まで小沢氏と行動を共にした渡辺幸貫党県連代表代行は「候補者擁立のやり方も、政治家を育てるのではなく、選挙受けばかりを考えている」と批判。「どんどん党を変わる。作り屋だか壊し屋だか分からない」と語った。


2012年12月18日火曜日

8261チバQ:2012/12/20(木) 23:56:56
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121219_06.htm
落日 小沢王国−いわての審判(中)崩された牙城/被災地離反、予想以上

地元で異例の街頭演説に立つ小沢氏。「王国」の本丸でも求心力の陰りをうかがわせる選挙戦となった=15日、北上市


◎旧地盤への「刺客」惨敗

<異例のお国入り>
 三十数年ぶりのたすき姿だった。「王国」の主(あるじ)が地元の岩手4区でマイクを握った。選挙区の首長や系列地方議員が横に並ぶ。
 「本当に長い間支援いただき、まだご恩返しもできずに申し訳ないが、郷里や国民のため、この一命をささげて頑張る」
 選挙戦最終日の15日、北上市であった日本未来の党前議員小沢一郎氏の街頭演説。異例のお国入りに危機感がにじんだ。
 小沢氏は15選を果たしたが、得票は約7万8000票。1996年の小選挙区制導入以来、初めて10万票を割り込み、60%前後を誇った得票率も約45%にとどまった。後援会連合会の小笠原直敏会長は「これまでと空気が違い、大変な圧力があった」と振り返る。
 「小沢離れ」の予兆を肌で感じた後援会関係者は、少なくなかった。
 奥州市前沢区の女性は「個人演説会に誘っても、つれない返事で来てくれなかった」と漏らす。同市江刺区の男性幹部によると、選挙用はがきの推薦人名の掲載を断られる例も相次いだ。
 前回衆院選後、小沢氏を取り巻く環境は激変した。陸山会事件で強制起訴(無罪確定)されたり、二大政党制を実現しながら自ら離党したりした。後援会幹部は「期待が薄れ、『何とか支えよう』というムードが弱まった」と指摘する。

<「呪縛が解けた」>
 強固な後援会組織を武器に、鉄壁の地盤を築いた小沢氏。そこに今回、仲間だった民主党が候補者を擁立し、くさびを打った。比例代表で復活当選した自民党候補の29歳という「若さ」も有権者には新鮮だった。「小沢氏の呪縛が解けた」と、ある民主党県議は語る。
 中選挙区時代の小沢氏の地盤とほぼ重なる岩手3区。たもとを分かった民主党の黄川田徹氏への「刺客」に、小沢氏と政治行動をともにした元衆院議員菅原喜重郎氏の次女佐藤奈保美氏を立てたが、惨敗した。
 小沢氏は秘書を投入し、かつての有力支持者を足掛かりに黄川田氏の地盤の切り崩しを図った。自らも選挙戦終盤にてこ入れした。佐藤氏は地元の一関市など内陸部ではわずかに黄川田氏の得票を上回ったが、沿岸部では大差をつけられた。
 勝敗の鍵となったのは「震災」だ。家族を亡くした黄川田氏は「政局よりも復興」と繰り返し、ほとんど被災地入りしてこなかった小沢氏との違いを強調。「黄川田さんを落としたら、被災地の恥だ」(野田武則釜石市長)と、沿岸首長も相次いで援護射撃した。
 黄川田氏が初当選したのは2000年。小沢氏の強力な後押しが原動力となった。それから4期12年。小沢氏系列の参院議員の地元で、一定の影響力が残っているとみられていた大船渡市でも倍以上の得票差がついた。
 「岩手県南は小沢先生の金城湯池だと思っていたが、違った」。佐藤氏の陣営幹部は疲れ切った表情でつぶやいた。


2012年12月19日水曜日

8262チバQ:2012/12/20(木) 23:57:15
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121220_04.htm
落日 小沢王国−いわての審判(下)激戦の余波/後援会組織、真っ二つ

選挙戦最終日に応援に入り、支持を訴える小沢氏(中央)=15日、盛岡市


◎「次は参院選」幹部強調

<「ついていけぬ」>
 「家庭を壊すような強引なやり方には、ついていけない」
 達増拓也岩手県知事の妻、陽子氏が岩手1区から出馬表明した翌日の今月1日。後援会の緊急会合で、ある幹部から痛烈な身内批判が飛び出した。
 矛先は、知事や陽子氏というより、知事の妻というだけで立候補させた日本未来の党の小沢一郎氏(岩手4区)に向けられていた。
 対する民主党の候補は、衆院議員を4期務めた知事の後継、階猛氏。家族ぐるみの付き合いがあった達増、階両家。「悲しい選挙」(階氏)の始まりだった。
 支持層が重なる両陣営には、ほぼ同じ後援会員や紹介者の名簿があった。「(有力支持者の)名前を勝手に使われた」「名簿を盗まれた」。怪情報や感情的な中傷が飛び交った。
 自民党政治の打破を目指し共に歩んできた。階氏は1区で3選を果たしたが、陽子氏と票を食い合い、皮肉にも自民党候補の比例復活を容易にしてしまった。
 「どうして考えが近い者同士でいがみ合い、共通の敵を助けなくてはいけなかったのか」。達増後援会女性部の一人は疲れた様子で振り返った。

<巻き返しを誓う>
 陽子氏の落選が決まった16日深夜。選対幹事長の佐々木順一県議は、選挙事務所から引き揚げようとするスタッフらに声を掛けた。「夏の参院選でこの悔しさを晴らしましょう」
 単なる負け惜しみではなかった。比例代表で見ると、未来の県内得票数は約14万4000票で、1位の自民党に約6000票差まで肉薄。県内4選挙区を合わせた得票数は約22万6000票で、逆に自民を上回った。
 小沢氏の地元、4区の後援会幹部は「来夏の参院選に向けた足掛かりができた。(空白区だった)1、3区に候補を擁立できなければ、参院選はまるっきりめどが立たなかった」と語る。
 岩手選挙区で改選期を迎えるのは、小沢氏とたもとを分かった民主党の平野達男氏。復興相を務め、高い知名度で未来の前に立ちふさがる。
 この後援会幹部は「衆院選の結果だけで、小沢先生の政局観が衰えたと結論を下さない方がいい。戦いはまだ続くんだ」と巻き返しを誓う。
 小沢氏を支援する経済人の団体「欅(けやき)の会」の幹部も小沢氏の復活を信じて疑わない。「『小沢は終わった』と離れていった支持者は、先生の理念を理解できなかっただけだ」と語気を強める。
 将来の首相候補として期待を集めてきた小沢氏。その存在感は強力な求心力でもあり、時に分裂の原因にもなった。
 達増後援会の一人は1区で繰り広げられた同門対決を振り返り、つぶやいた。
 「小沢さんへの評価で、後援会が二つに割れた。また一つになれるとしたら、小沢さんの力が本当になくなったときなのかもしれない」


2012年12月20日木曜日

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8263チバQ:2012/12/20(木) 23:58:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000067-mailo-l03
漂流:県内政局 衆院選/上 「小沢王国」崩壊 /岩手
毎日新聞 12月18日(火)12時51分配信

 ◇復興への熱意で明暗 前回から勢力図一変
 選挙戦も終盤に入った13日午後2時ごろ、小沢一郎氏は釜石市天神町の仮設団地にいた。「お金も権限も地域の皆さんに与えることにより、皆さんの創意工夫で地域の復興、振興を図っていく改革をぜひしたい」。持論の地方分権と、自身が合流した「日本未来の党」の候補者への支持を訴えると、足早に次の遊説地に出発した。
 その間、わずか15分程度、集まった数十人の聴衆の中には作業服を着た建設会社の従業員も交じっていたが、反応に熱はなかった。 震災後、姿を見せない小沢氏に対する不満が被災地にはくすぶっていた。小沢氏が初めて被災地に入ったのは今年1月。演説を聞いた仮設暮らしの男性(69)は「霞が関の話をしていたが、我々には関係ないし難しくて分からない。復興を一生懸命やると言ってもらいたかった。選挙の時だけ来るなら正直来てもらいたくない」と吐き捨てるように言った。
 今回の衆院選、民主党の前職と「未来」の新人が対決した1、3区では、それぞれ小沢氏とたもとを分かった、階猛氏と黄川田徹氏が再選した。長年、県内政局で絶大な影響力を誇ってきた小沢氏はなぜ敗北したのか。
 かつて同氏と行動を共にしたある民主党関係者は「復興にかける熱意が勝敗を分けたのではないか」と分析する。震災で家族を失い副復興相を務める黄川田氏はもちろん、階氏も選挙戦では、二重ローン対策をはじめ国会での実績や被災地でのボランティア活動の経験など、復興への取り組みを繰り返し訴えた。
 投開票から一夜明けた17日の朝、小沢氏の側近の1人で、1区から公示直前に妻が出馬した達増拓也知事は「突然の解散総選挙の中で、未来の党はきちんと国政に第一歩を記した」と衆院選の結果を総括。自民党を離党後に、小沢氏らが結成した新生党の出発時を引き合いに出し、「小沢さんとその仲間たちが、今やろうとしているのは、単に2大政党制を実現するだけでなく、政治の中で民意を形にするという、当時以上に大変な事業」と前を向いた。
 しかし、93年の新生党の結成からは既に20年近くが経過。今回の選挙を機に、かつて共に竹下派七奉行と呼ばれた渡部恒三氏や、自由党結成にも加わった中井洽氏といった、小沢氏と同期や同年代の政治家が引退した。
 小沢氏自身は4区での議席を堅持したが、得票数は前回よりも約5万5000票減らし8万票を割り、自民党新人の藤原崇氏の比例での復活当選を許した。選挙戦を通じて「世代交代」を訴えた藤原氏は、96年に小選挙区制が導入されて以降の自民党候補では、最も小沢氏に迫る得票を獲得した。
 「なんといっても、これまでは全国的だったが、今回マイナーな存在になった。『小沢王国』は崩壊した」。藤原陣営の幹部の1人は、小沢氏の威信の低下をそう断言する。
   ◇  ◇
 16日に投開票された衆院選。県内では自民党4人、民主党2人、日本未来の党2人の計8人の国会議員が誕生し、小沢氏を中心とした当時の民主党が県内選挙区の4議席を独占した、09年の前回衆院選と勢力図は一変した。小沢氏に代わる「盟主」も見つからぬ中、県内政局は行方の定まらぬ漂流を始めた。【衆院選取材班】
12月18日朝刊

8264チバQ:2012/12/20(木) 23:58:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000035-mailo-l03
漂流:県内政局 衆院選/下 変わる政治風土 /岩手
毎日新聞 12月19日(水)11時58分配信

 ◇「新しい夜明け」期待も 有権者が票使い分け
 「自民党バンザイ」。比例での復活当選を果たした盛岡市の自民新人、高橋比奈子氏の事務所では、16日午後11時過ぎ、県内同党候補者の当選の報がテレビで流れると、集まった約100人の支持者や県連幹部から歓声がわき起こった。
 今回の衆院選、自民党は2区で元職の鈴木俊一氏が、「日本未来の党」の前職を破り当選。1区の高橋氏をはじめ3、4区で敗れた候補者も比例で復活し、小選挙区制導入以降、過去最大の4人を国会に送り出した。
 県内でも自民復活を印象づけたかに見えたが、党内には慎重な意見が目立つ。鈴木氏自身、当選直後の取材に対し、「ある意味で消極的な風でしかない。決して自民が信頼を回復し、もろ手を挙げて、信任を与えられたと思っていない」と言葉を選んだ。
 1区の高橋氏の得票は、投票率が59・01%と前回の09年から10ポイント以上下がったとはいえ、6000票以上減った。3区の橋本英教氏も、初挑戦した05年は約6万9000票を獲得したが、今回は約3万6000票にとどまり、選挙区の順位は3位だった。
 同党のある県議は「比例で3人も復活できたのは、全国的に非民主の風が吹き、東北の他県の自民候補が小選挙区で頑張ったから。この結果で『勝った』と浮かれていれば足元をすくわれる」と警戒する。
 一方、民主党は、たもとを分かった小沢一郎氏に「刺客」を送られた1、3区で、前職の階猛氏と黄川田徹氏が議席を守った。両選挙区での勝利を受け、渡辺幸貫・県連代表代行は、「政局を見ながら政策もぶれていく」小沢流に対し、「政治に携わる私たちも有権者も、小沢さんについて行けば良いというところから、一つ一つ自分たちで考えなければならないと変わった。岩手は新しい夜明けを迎えた」と期待感をにじませた。
 ただ、県内の比例での同党の得票率は19・02%と、自民の23・30%、未来の22・41%を下回った。階氏が、選挙区で次点の自民党候補に1万票以上の差をつけた盛岡市でも、比例の得票では自民と未来が上回り、有権者が選挙区と比例で票を使い分けていたことがうかがえる。
 自民、民主、未来の各党ともに、決定的な支持を得られていない中、来年の夏には参院選がある。
 改選を迎える平野達男復興相を擁する民主党のある関係者は、「全国的に民主が大敗し、県内でも(候補擁立を見送った)2区の基盤は揺らいでいる。今回の選挙結果を早急に総括し、参院選を見据えた体制構築に着手する必要がある」と危機感を募らせる。
12月19日朝刊

8265チバQ:2012/12/20(木) 23:59:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000014-mailo-l04
自民“圧勝”の背景:12年衆院選/上 漁夫の利 消極的な選択肢 /宮城
毎日新聞 12月18日(火)11時31分配信

 ◇「追い風なかった」 「復興」で真価問われる
 衆院選の県内小選挙区の大勢が判明した16日午後10時。宮城1区で返り咲いた自民の土井亨氏(54)が、仙台市青葉区の事務所に現れた。詰めかけた支持者の「万歳」の声が響く中、壇上の土井氏は深々と頭を下げた。万歳はしなかった。
 前回選(09年)は民主の郡氏に約6万2000票差をつけられて完敗。今回は約2万6000票上回っての勝利となった。だが、当選のセレモニー後、土井氏は「期待は感じたが、(自分への支持という)手応えはなかった」とかすれた声で選挙戦を振り返った。
 「追い風があるわけではなかった。『民主も第三極も選べない』と消極的な選択肢として自民が浮上した」。ある自民県連幹部は、今回の“圧勝”を、「漁夫の利」と認める。
    ◇
 「既存の2大政党を信頼しきれないということが第三極を生み出した。自民党が下野して何か変わったのかを訴えることが、最大の第三極対策」
 11月下旬、小野寺五典・県連会長はそう話した。「新しい自民党」を訴えることを、今回の選挙戦で自民は自らに課したはずだ。
 だが、選挙戦を通じ、候補者らが自民の変革を示すエピソードとして訴えたのは、主に「若さ」と「候補者の公募制」だけ。
 自ら「漁夫の利」を認めることを示すかのように、共同通信の出口調査では、支持政党で自民と答えた層は3割弱にとどまった。小選挙区別にみても、1、2区は無党派層の支持は自民候補と民主、第三極候補が約2〜3割で拮抗(きっこう)している。
 土井氏は「無党派層にもっと支持してもらわなければ。自分自身を反省し、変えていく必要がある」と語る。
    ◇
 一方、東日本大震災からの復興に関し、被災地で自民への期待は確かに高まっている。
 公示日の4日、JR仙台駅前。街頭演説を終えた安倍晋三総裁に、津波被害を受けた仙台市若林区・荒浜の住民らが駆け寄った。
 「集団移転に向けた支援を拡大してほしい」。移転に向けて住民の思いをまとめてきた末永薫・荒浜移転まちづくり協議会長は、安倍総裁に移転が進まない荒浜の現状と、被災者支援への要望書を手渡した。「特に自民党がいいからというわけではないが、少しでも現状を分かってほしいから」と心情を語る。
 また、集団移転に向けた合意形成が進まない石巻市・雄勝地区。阿部晃成さん(24)は産業が伴わない家屋だけの移転に反対していたが、自宅跡地に建築制限がかり移転を余儀なくされた。ただ「政権交代すれば何か変わるかもしれない」と、かすかな期待はある。
    ◇
 「前に進める」「スピードを上げる」−−。自民の候補者らは、民主党政権下での復旧・復興を「遅い」と批判し、自民系の地方議員や自治体首長の多さを挙げ、繰り返し「実行力」を訴えた。
 被災地は今、さまざまな価値観がぶつかり合い、事業の進捗(しんちょく)だけで復興のスピードを測れない段階にきている。何を被災地にとっての「復興」と考え、どこで政治の責任を果たすのか。「復興」を叫んだ自民の真価が問われる。【宇多川はるか、近藤綾加】
12月18日朝刊

8266チバQ:2012/12/20(木) 23:59:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000042-mailo-l04
自民“圧勝”の背景:12年衆院選/中 逆風 組織力不足が露呈 /宮城
毎日新聞 12月19日(水)11時58分配信

 ◇政策浸透せず 求められる信頼回復
 消費増税など前回選の“マニフェスト違反”や政権運営の未熟さ。民主党にとって、最初から最後まで謝り続けた選挙戦だった。県内でも5議席を獲得し政権交代を実現した前回から一転、小選挙区と比例復活で計2議席のみだった。岡崎トミ子・県連選対本部長は「選挙では政策中心に訴えたが、残念ながら聞く耳を持ってもらえなかった」と敗因を語った。3年半前の追い風は、向きを変えてそのまま逆風となって民主に吹き付けた。
 「私は泣きびっちょ(泣き虫)だから、応援してもらうとすぐ涙が出てしまう」。4区で落選した石山敬貴氏は投開票前の14日夜、多賀城市での決起集会で感極まった。150用意した椅子はすぐ満席、壁際に立つ支持者も多く、絶叫に近い声援が何度も飛んだ。
 しかし、前座を務めた桜井充・参院議員は「本人が到着する前に聞いてほしい」と前置きし、「小選挙区で負けても惜敗率で上がる可能性がある。最後の一押しを」と檄(げき)を飛ばした。会場外でビラ配りしていた陣営スタッフは「なかなか受け取ってくれない」とぼやき、会場の熱気とは異なる世間の「逆風」を、身をもって感じていた。
 石山氏は在任中、選挙区でのミニ集会を300回も開き、復興に尽力する姿勢に被災地の首長からも「同志のよう」と評価する声もあった。しかし、その支持は限定的で無党派層に浸透せず、逆風下にこそ必要な後援会や支援団体などの組織力の弱さが露呈される選挙の結果となった。1区で比例復活した郡和子氏も「国会議員が地方議員より多いという『ねじれ』があった。足腰を強くしていきたい」と、民主候補に共通の課題である組織力不足を認める。
 一方、選挙戦で民主候補は「復旧・復興には全力で取り組んだ」と繰り返し強調し、副復興相の今野東氏は落選決定後、「自民はラッキーだ。復興はこれから順調に進む。下地は民主が作ったんだから」と恨み節まで漏らす。だが、自民に投票したという愛島東部仮設住宅(名取市)の遠藤一雄自治会長(66)は「求めているのは復興のスピードアップ。自民の政策が良いわけじゃないが、民主は政策がすぐに変わる。この先の復興も信頼できない」と、被災者からは厳しい声が上がる。岡崎氏も選挙後、「(民主の復興施策は)不十分だった、という有権者の判断だ」と認めざるを得なかった。
 民主候補は、高校授業料無償化や子育て支援の実績を強調し「生活者に目線を置いた政治を」とも訴え続けた。毎日新聞が選挙期間中に実施した世論調査によると、比例投票先を尋ねた質問では、社会保障に関心のある層の2割強が自民に投票すると答えたのに対し、民主は2割弱にとどまっていた。訴えている政策が有権者の投票行動に結び付いていないことがうかがえる。
 惨敗だったとはいえ、民主候補は県内6小選挙区で計28万人以上から得票した。名取市で被災した男性(58)は「負けるのは分かってたけどさ、震災の時、足しげく通って頑張ってくれたから」と、民主の前職・橋本清仁氏に1票を投じたという。5区で当選した安住淳氏は「復興をどうやって加速していくかは、与野党を挙げて前向きな提言をするべきだ」と訴えてきた。復興は、政局にも政権にも関係なく進めなければならない。野党となる見込みの民主党は、落選した候補者も含め、これから何をするのか。「風」に左右されない政治家としての信頼を手に入れる行動が求められている。【金森崇之、渡辺豊、山越峰一郎】
12月19日朝刊

8267チバQ:2012/12/21(金) 00:00:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000007-mailo-l04
自民“圧勝”の背景:12年衆院選/下 第三極 最後までちぐはぐ /宮城
毎日新聞 12月20日(木)10時59分配信

 ◇「離合集散」を象徴 比例には期待の表れも
 維新の石原慎太郎代表と橋下徹代表代行という“二枚看板”は、総選挙で仙台市入りした。しかし、その口からは、東日本大震災からの「復興」を任せるに足る言葉は聞こえてこなかった。
 11月下旬のJR仙台駅前。橋下代表代行は「役所組織を動かせないから震災復興が進まない。一体何年たったんですか」と数百人の聴衆に呼び掛けた。震災発生からまだ2年もたっていない。そんなことも意識のうちになかったかのよう。また、選挙戦最終盤に青葉区の繁華街で演説した石原代表に至っては「自民も民主もバカ」「有色人種で近代国家を造ったのは日本だけ」など過激な発言で聴衆をあおるものの、復興については口にすることもなかった。
    ◇
 その橋下、石原両氏の名前を街頭で連呼した維新の候補者たち。選挙戦を通じ、ちぐはぐな動きを続けた。
 「復興」を掲げてみんなの候補者がいる1区で出馬表明した榎秀隆・新宿区議は、公示当日になって「家族、支持者の理解が得られなかった」と出馬を断念した。みんなの党との競合関係がなくなると、維新はみんなの林宙紀氏に推薦を出して連携。4区の維新、畠山昌樹氏は選挙戦終盤、仙台市で林氏と街頭で肩を組んで「実行力があるのは橋下徹と林宙紀」と叫んだ。
 太陽の党から維新に合流した2区の中野正志氏。選挙戦では、自民時代からの地盤固めに注力したうえで維新の浮動票に期待したが、及ばなかった。
 中野氏は「東北では維新のイメージは遠かった」。落選が決まると敗因をそう語り「落下傘はダメ。有権者をなめてる」と1区で出馬断念した榎氏を非難。批判の矛先を維新そのものにも向けた。
 4位だった自身の比例順位については「自民ですら比例重複の候補者はオール1位(で平等だった)。『維新さん』が既存政党をいろいろ言うけど、比例順位のつけ方については既存政党以下だ」。維新を「さん」付けして呼ぶ様子はまるで他党批判。一枚岩になれない党内事情を象徴していた。
 民主を離党して2区で未来から出馬し、惨敗した斎藤恭紀氏は「政党が離合集散することに対し、(有権者に)嫌悪感が強くあったのではないか」と語る。民主で政権交代の風に乗った前回選は約6万票もの大差をつけて自民候補に圧勝した斎藤氏。今回の選挙戦を「多党化で票が分散した。逆風ではなかったが、無風状態だった」と振り返る。
    ◇
 一方、有権者が「第三極」に一定の期待を寄せたことは確かだ。比例代表の県内での得票率は、維新(17%)、みんな(8・8%)、未来(7・1%)。3党合計で3割を超え、2大政党と言われた自民(28・3%)や民主(18・1%)を上回った。
 みんなは比例東北ブロックで議席も得た。ただ、県内の「第三極」で唯一当選(比例復活)した同党の林氏は「小選挙区では確実に負けた。それも3番で、トップには大差をつけられた。有権者は、私ではダメ、という判断を下した」と、笑顔は見せなかった。
 県内で有権者の選択肢としての浸透力は弱く、結果として自民圧勝の一因となった「第三極」。林氏は気を引き締める。「少数では壁にぶつかることを避けられないだろうが、自分たちの政策を曲げず、少しずつでも人々の心に届くことを信じたい」【宇多川はるか、金森崇之、三浦研吾、近藤綾加】
12月20日朝刊

8268チバQ:2012/12/21(金) 00:00:39
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121218_02.htm
反転の衝撃 師走攻防(上)1勝5敗の民主、深層崩壊

落選が決まり、支持者に頭を下げる今野。2区での得票は自民、維新に次ぐ3番目に甘んじた=16日夜、仙台市泉区の選挙事務所


 16日投開票された衆院選で、県内の6小選挙区は自民党5勝、民主党1勝の結果となった。政権交代劇が起きた前回(2009年)から反転。「民主王国」は強烈な政権批判を浴びて崩壊した。東日本大震災の後、初の総選挙に挑んだ各党の戦いの軌跡を振り返った。(衆院選取材班)

◎未熟さ「風」で露呈

 熱気に包まれた3年前の夏とは正反対の、冷え冷えとした光景だった。
 「マニフェスト(政権公約)を達成できない民主党への怒りだろう」
 16日深夜。宮城2区で落選が決まった民主党元議員の今野東(65)は、支持者が帰り始めた仙台市泉区の事務所で、静かに敗因を語った。
 選挙戦では達成できなかったマニフェストの釈明に追われた。個人演説会でも、街頭演説でも謝罪の言葉が入り交じり、有権者の支持離れを加速する悪循環を生んだ。
 自民前議員に4万票差をつけられる惨敗。比例復活の可能性も早々に消えた。
 「結果を謙虚に受け止める」。支持者に深々と頭を下げた今野。政権党のプライドを懸けて挑んだ戦いは、怒りの民意の前に沈んだ。

<不信感と諦め充満>
 「民主党議員だった時期も含め、活動や訴えに審判が下った」
 昨年12月の民主離党後、新党きづな、国民の生活が第一を経て日本未来の党に合流した前議員斎藤恭紀(43)は16日、今野の事務所から約2キロ離れた泉区内の事務所で、がっくり肩を落とした。
 「脱原発」「反消費増税」。選挙戦では未来の看板政策を訴えたが、事務所には「民主党から2人が立候補したのか」との声が寄せられた。民主批判の火の粉からは、逃げようがなかった。
 「政治に対する不信感と諦めが充満していた。逆風というより無風の選挙だった」。前回、2区で過去最多となる15万8000票を得た票は4分の1以下に激減した。かつて同僚だった今野との悲しい相打ちだった。

<支持基盤強化怠る>
 民主党元議員の郡和子(55)は、1区で自民党元議員に敗れたが、かろうじて比例で復活した。
 「政権運営に未熟な部分があった。慢心やおごりもあったのだろう」
 民主王国の発祥の地である仙台での惨敗。比例の市内の得票は自民だけではなく、日本維新の会にもリードを許す結果となった。
 政権にいる間、逆風にも揺るがない強固な支持基盤づくりを怠ってきたことも、拍車を掛けた。
 3区の前議員の橋本清仁(41)は、前回退けた自民党元議員に4万票以上の大差で完敗した。国土交通、復興両政務官など与党議員としての活動を充実させたが、地域単位の後援会は、前回衆院選からの3年余りで一つも増えなかった。
 選挙戦では、辻立ちや自転車での街頭活動に力を入れ、無党派層の取り込みを重視した。作戦は裏目に出た。陣営幹部は「目先の大票田に飛びついた。焦りが出た」と、空中戦頼みの民主の「悪癖」を悔やんだ。
 6区では、2区で当選経験がある元議員鎌田さゆり(47)が、自民前議員に大敗を喫した。結果に立ちすくむ選対本部長で党県議の内海太は、自虐的に語った。
 「民主党はかつての自民党議員のように議席を守る執念がない。与党から野党に落ちる怖さ、惨めさを知らない。未熟な政党だ。逆風が吹けば飛んでしまう」(敬称略)


2012年12月18日火曜日

8269チバQ:2012/12/21(金) 00:01:04
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121219_05.htm
反転の衝撃 師走攻防(中)自民、実感なき勝利

当選が確実となり、乾杯する土井(中央)。徹底した自民党型選挙で再選を果たした=16日夜、仙台市青葉区の選挙事務所


◎振り子「次」に警戒

 「いつも通りの地上戦を展開しただけだ。これだけの票差がついた実感がない」
 16日夜。宮城1区で再選を決めた自民党元議員土井亨(54)の選対幹部は、議席奪還に沸く仙台市青葉区の事務所で、しきりに首をかしげた。
 得票数は8万7482票。政権交代の風になぎ倒された前回2009年の得票数を81票上回ったにすぎない。一方、争った民主党前議員の郡和子(55)は投票率が約10ポイント下がったことも相まって、9万票近くを失った。
 「追い風は感じなかった」と土井は言う。選挙運動は郡部から都市部に向かって票を固める基本を徹底した。郡の地盤の太白区では3度目の対決で初めて勝利した。
 「県議や市議の議員団が引き回しや個人演説会を設定した。古い選挙手法だが『古いから駄目』ではない」
 選対本部長を務めた県議の相沢光哉(74)は久しぶりに奏功した「自民党型選挙」の威力に満足しつつ、「第三極勢力が東北で大きな風にならなかったことが幸いしたことも否めないが…」と付け加えた。

<下野の代償 得票減>
 4区は党の「看板」に物を言わせ、食らい付く民主党候補を退けた。
 「政治への信頼を取り戻す」。4選した元議員の伊藤信太郎(59)は16日夜、塩釜市の選挙事務所で党のフレーズと絡めて勝ちどきを上げた。
 前回大敗した民主党前議員の石山敬貴(42)に2万6000票の差をつけての快勝だったが、野に下った3年3カ月の代償は小さくなかった。
 得票は前回から1万2360票減らした。元衆院議長で父の故宗一郎の地盤だった加美地区では石山の後塵(こうじん)を拝した。熱気のない不思議な勝利に、自民党県議の一人は「候補者がどうこうではない。有権者は最初から『自民』と決めていた」と分析する。
 選挙のたびに左右に揺れる民意の振り子。民主の自壊と、第三極勢力の票の分散で、自民は地滑り的勝利を手に入れた。
 5区では、5月の公募で支部長に就いた大久保三代(36)が比例東北で復活当選した。1996年の小選挙区比例代表並立制導入後、5区の候補が初めて議席を獲得。結果、6選挙区に擁立した全員が当選を果たした。

<真の勝負は参院選>
 実感の伴わない圧勝。県連内には先を見据えた警戒感が漂い始める。2区の混戦を制した前議員の秋葉賢也(50)は当選後、「全国でこんなに勝つとは思わなかった。次の衆院選を考えると思いやられる」と語った。
 17日に仙台市内であった党県連の三役会議で、県連選対本部長の参院議員愛知治郎(43)は「返り血を浴びる覚悟で政権を批判した。わが党にも有権者の厳しい目が向けられている」と選挙戦を総括した。
 愛知は来年夏の参院選で改選を迎える。「揺り戻しは必至」(党関係者)と言われる情勢に、県連幹部は「真の勝負は夏の参院選になる」と表情を引き締めた。
(敬称略)


2012年12月19日水曜日

8270チバQ:2012/12/21(金) 00:01:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121220_03.htm
反転の衝撃 師走攻防(下)離合集散、第三極の拙攻

比例復活を果たし、気勢を上げる林(右から2人目)。1区では自民党の後塵(こうじん)を拝した=17日午前0時30分ごろ、仙台市青葉区の選挙事務所


◎「身内」つぶし合う

 二大政党への攻勢、第三極勢力内の競合を経て、たどり着いた最後の敵は「身内」だった。
 17日午前0時すぎ。宮城1区のみんなの党新人林宙紀(35)は、半信半疑のまま仙台市青葉区の事務所に入った。歓喜に沸く支持者。開票速報は、林の比例復活当選を告げていた。
 小選挙区では、自民党元議員に5万票近い大差をつけられて落選。一方、みんなは東北で約30万票を獲得し、悲願の比例1議席を確保した。
 林と、その議席を争ったのは2区の新人菊地文博(52)。林陣営は電卓を片手に開票速報を見守った。「菊地の惜敗率が予想以上に良さそうだ」「薄氷だな…」
 惜敗率は林が43.79%、菊地は30.20%。軍配は林に上がった。

<維新、ちぐはぐ対応>
 1、2区でみんなの戦い方はねじれていた。原因は日本維新の会のちぐはぐな対応にあった。
 維新は当初、両選挙区に独自候補の擁立を予定していたが、1区の新人が公示日にまさかの撤退。維新は林を推薦した。維新元議員が立つ2区で、菊地は対決を余儀なくされた。
 16日夜、菊地は泉区の事務所で「第三極が競合したことで二大政党に対する批判票の受け皿になりきれなかった」と恨めしそうに語った。
 維新の2候補は、党内事情も相まって、風を起こせなかった。
 公示日前日の3日夜。2区の維新元議員中野正志(64)の陣営に激しい動揺が走った。党が発表した比例名簿で中野は4位。復活は厳しい順位だった。自民党時代、衆院議員を3期務めた実績は無視され、新人と同列の扱い。不満を抱えたまま、戦いは始まった。
 選挙戦では「自民の中野」が、維新の追い風を阻んだ。「自分の支持者は自民支持層が多い。何度も離党理由の説明を求められ、つらかった」と中野。強固な支持基盤が逆に足かせとなり、維新効果を相殺した。

<わだかまり抱えて>
 4区に立った維新政治塾出身の新人畠山昌樹(38)もわだかまりを抱えたままの選挙戦だった。
 「有権者には、党の政策がぶれたように映ったのかもしれない」
 畠山は16日夜、多賀城市内の事務所で党への不満をのぞかせた。脳裏にあったのは中野も所属し、石原慎太郎が率いる太陽の党との合流だった。
 「日本を変えるのは橋下の突破力だ」。街頭演説で、畠山は代表代行の大阪市長橋下徹の名前のみを連発。14日に石原が仙台入りし、中野と中心商店街を回った際も、合流を断った。
 畠山が省みる。「第三極は有権者の信頼を勝ち取るまでに至らなかった。『(他党に比べれば)信用できる』と自民に票が流れたのではないか」
 第三極では日本未来の党も1、2、5区に候補者を立てた。結党は公示日の1週間前。名刺やポスターを間に合わせるのが精いっぱいだった。政党の浸透すらままならないまま、沈んでいった。
 有権者不在の離合集散を繰り返した第三極勢力。風狙いの戦いは低投票率の前に屈し、拙攻は自民を大勝へと導いた。(敬称略)
(衆院選取材班)


2012年12月20日木曜日

8271チバQ:2012/12/21(金) 00:02:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000018-mailo-l05
保守回帰:12衆院選・秋田/上 3区 村岡氏「維新」掲げ猛追 /秋田
毎日新聞 12月18日(火)12時5分配信

 16日投開票された衆院選で、県内3選挙区は自民が議席を9年ぶりに独占した。維新も比例で復活当選し、第三極として一定の支持を獲得した。一方、民主は全議席を失い完敗。未来も支持が広がらず惨敗した。「民意」が前回選から一転、保守勢力を選択した背景には何があったのか。選挙戦を各区ごとに振り返り、再び大きく変わり始めた政治を展望する。
 ◇御法川氏は組織フル回転
 「1カ月前まで3区は楽勝と言われた。しかし今は(相手が)後ろ、手の届くところに迫っている」。選挙戦終盤の13日夜、大仙市の自民元職、御法川信英氏(48)の個人演説会で、党県連の渋谷正敏幹事長は声を張り上げ、接戦を強調した。
 猛追していたのは日本維新の会新人、村岡敏英氏(52)。元官房長官の父、兼造氏の地盤を受け継ぎ、浪人中に3区内の14万軒を回るという従来型のどぶ板選挙に加え、無党派層から第三極勢力への追い風を受けようとしていた。
 「どんでん返しもありうる」(農業関係者)。御法川氏の陣営は危機感を深め、組織の引き締めにかかった。
 個人演説会や街頭では「公共工事が必要」と強調。陣営幹部は「これで村岡氏側からこちらへ回った建設業者もいる」と明かす。
 自民党系の県議や市議は政権再交代を目指して「自民党選挙」をやろうと、各自の後援会組織をフル回転させた。前回は自主投票だった公明党も実質的に支援。今回は県本部の田口聡代表が応援に駆けつけ「自公でもう一度政権を取り戻そう」と呼びかけた。
 投票結果によると、地盤の大仙・仙北地域では得票率65%と圧倒的な強さ。保守系の地元候補がいない湯沢・横手地域でも票を伸ばした。共同通信社の出口調査では自民支持層の8割が投票した。
   ◇  ◇
 「4回目の挑戦なんて普通できない。皆さんに支えていただいたおかげです。これからが本当のスタートだと思っています」
 17日未明に比例復活で初当選が決まった村岡氏は、目を赤くしながら頭を下げ、感謝と決意の言葉を述べた。
 御法川氏とは今回で3回目の顔合わせ。2世同士の保守分裂と見なされてきたが、村岡氏本人はこの構図に違和感を漏らしていた。事務所幹部は「(村岡氏は)当初から地方の大切さと政界再編を訴えてきた。維新の登場でそれが浮上し、有権者に受け入れられたのでは」とみる。
 選挙期間中、事務所には若者からの応援電話がこれまでにないほど寄せられたという。しかし、投票率は前回より10・06ポイントも落ち込み、期待の「風」は吹かなかった。地盤の本荘由利地区は固めたが、得票数は従来と同じ7万票台にとどまった。ただ、東北ブロックの維新比例候補で固い地盤を持つ候補は少なく、惜敗率76・59%で当選を果たした。
 一夜明けた17日、村岡氏は「(維新は)第三極の中心で第二極になっていく勢力。大きな一歩を踏み出した。仲間とともにこの国の政治を変え、地方の時代を作っていきたい」と力を込めた。
   ◇  ◇
 未来前職、京野公子氏(62)は、前回の10万票から2万5000票に激減。「未来が浸透しなかった」と敗戦の弁を語った。
 民主を離党して結党に参加した国民の生活が第一は、選挙戦直前に未来に合流。地元で離党と生活について説明に回り「ようやく浸透してきた」(後援会関係者)ところだった。
 京野氏は消費増税反対、原発ゼロなど「信念は貫いた」とし、今後は「生まれたての未来を育てていきたい」と語った。
 民主新人、三井マリ子氏(64)は民主が空白区になった3区に擁立。高校卒業以来という古里・横手に帰郷し、「社会保障のプロ」をアピールして回った。公示後は毎晩個人演説会を開き、国道で朝立ちするなど知名度アップを図ったが、浸透しきれなかった。
 9年ぶりに候補を擁立した共産新人、佐藤長右衛門氏(68)は党勢拡大に努め、比例代表の東北ブロック1議席死守に貢献した。【小林洋子】
12月18日朝刊

8272チバQ:2012/12/21(金) 00:02:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000105-mailo-l05
保守回帰:12衆院選・秋田/中 1区 寺田氏、逆風読み切れず /秋田
毎日新聞 12月19日(水)12時58分配信

 ◇冨樫氏は組織戦で着実に
 「これが国民のみなさんのご判断だったと真摯(しんし)に受け止めたいと思います」。16日午後8時すぎ、秋田市選管がまだ開票も始めないうちに自民新人、冨樫博之氏(57)の勝利が伝えられると、民主前職、寺田学氏(36)は同市のホテルに設営した会場で支持者らに頭を下げた。
 公示後、選挙カーを一切使わず、前回よりも多い108カ所で小集会を実施。有権者との対話を進め「コンクリートから人へ」の政治の継続などを訴えた。集会の参加者は毎回数十人程度で、合計すると約2000人に上ったが、わずか数人だったり、誰も訪れなかったことすらあった。陣営内には選挙カーの使用などを勧める声もあったが、圧勝した前回と同じ「有権者と触れ合う」スタイルにこだわった。
 選挙戦最終盤の14日の集会。この時だけは約300席の会場を用意していた。既に各種世論調査で劣勢が伝えられていた寺田氏は「ここまで大きなうねりで『もう一回自民党にやらせてみよう』という流れになるとは正直思わなかった」と心情を吐露。首相補佐官として政権中枢にいた寺田氏だが、民主への逆風の強さを読み切れていなかった。
 共同通信社が実施した投票出口調査によると、寺田氏に投票したのは民主支持層は8割超だったが、無党派層は約4割。さらに連合秋田の推薦を得たものの、連合も一枚岩ではなく、自治労県本部など参加の一部労組は支援を見送った。また、父で前知事(97〜09年)の典城氏(現みんなの党・参院議員)の影響力の低下を指摘する声もある。
 寺田氏は「政権交代に期待した方々の失望感が厳しく逆風としてあった」と戦いを振り返った。
   ◇   ◇
 一方、寺田氏の4選を阻んだ冨樫氏は、徹底した組織戦を展開した。
 「知名度ではかなわないが、地の利では負けない」と、昨年から1000社以上の企業を訪問。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対の姿勢を打ち出し、県農政連と公明党のほか700以上の企業・団体から推薦を得て着実に支持を広げた。
 公示後は自民党会派の県議と約20人の秋田市議団の協力を得ながらほぼ毎晩集会を重ねた。集会には各地区を地盤とする県議らがあいさつに立ち、地盤とする仁井田地区以外にも浸透、自民支持層を固めた。
 演説では「秋田市生まれの秋田市育ち」をアピール。「秋田に軸足をしっかり置く」と強調し、首相補佐官になり地元に帰る機会が限られた寺田氏との違いを訴えた。また、自分は「農家の次男」だとして、前知事の次男で商社マンから転身した長身の「イケメン」寺田氏との差別化も意識。演説では決まって「最後に一つだけ」と切り出し、若くして夫を失い女手一つで自分たち兄弟を育て上げた母親の言いつけだとして「私はウソはつきません」と力を込めた。冨樫氏自身も「情に訴えた」と認めるが、こうした従来型の手法が、投票率の低下もあり、冨樫氏の圧勝につながった。
 陣営幹部の一人は「(05年の)郵政選挙の時のような追い風は感じなかった。相対的に自民が支持を受けただけ」とあくまでも民主への逆風が大きかったとみる。
 「第三極」を目指した日本維新の会と日本未来の党は支持に広がりを欠いた。共産も前回選から大幅に得票数を減らす結果となった。【坂本太郎】
12月19日朝刊

8273チバQ:2012/12/21(金) 00:02:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000090-mailo-l05
保守回帰:12衆院選・秋田/下 2区 金田氏、追い風なくも圧勝 /秋田
毎日新聞 12月20日(木)12時30分配信

 ◇組織の弱さ露呈した川口氏
 「今回は民主党の敵失だな」。自民党の鈴木洋一県議は投票前から自民優勢の雰囲気をこう表現した。安倍晋三総裁も16日夜、「自民党に信頼が戻ってきたというよりも、民主党の3年間の混乱に対するノーという国民の声だ」と圧勝した選挙戦を総括した。
 得票率51%と自民の県内3候補の中で最も高かった2区の金田勝年氏(63)。前回選は1351票差で民主の川口博氏(65)に敗れたが、雪辱を期し後援会を37から56に増加。特に川口氏の地盤、大館市は後援会を3から11に増やした。地元の首長や県議をはじめ、金田氏を後継指名した元衆院議員、野呂田芳成氏も応援に駆け回った。結果的に川口氏に3万4000票の大差をつけ、念願の小選挙区勝利を果たした。
 しかし、2区の投票率は63・28%と前回比11・32ポイント減。県内3区の中で最も大きく落ち込んだ。その中で金田氏は前回比853票減の9万1747票とほぼ同数を維持したのに対し、川口氏は同3万6559票減の5万7392票。民主の自滅に加え、組織力を強化した金田氏の戦術が奏功したといえる。
 それでも「前回選の政権交代に期待したような追い風が自民にあったわけではない」(鈴木県議)。集会のたびに支援者は何百人と集まったが、「政権交代」や「小泉旋風」の時のような高揚感は最後まで見られなかった。陣営幹部も「自民支持層は高齢化が進み、若い世代や無党派層への浸透が今後、特に重要な課題」と話す。
 金田氏は17日、記者団に「みなさんとお約束したことを真剣に受け止め、責任ある誠実な安定した政治をしっかりやっていく義務を示す必要がある」と語り、気を引き締めた。
  ◇    ◇
 民主党が6月に実施した選挙区の情勢調査。川口氏は金田氏に「かなり離されていた」(陣営幹部)という。川口氏は危機感を深め、地元での国政報告会だけではなく、農業や地場産業などの従事者に会いに現場へ足を運び、膝をつき合わせて将来を語った。8月の党調査では2人の差は縮み、川口氏は「現場主義」に手応えを感じていた。
 人物本位を訴え選挙戦に突入したが、遊説先では「民主だろ」「うそつき」とののしられ、話も聞いてもらえないことも。逆風の強さは予想以上だった。
 「私の不徳のいたすところ」。投票終了直後の16日午後8時過ぎ、大館市の選挙事務所に集まった支援者に、川口氏はトレードマークの白いジャージー姿で敗戦の弁を述べ、深々と頭を下げた。陣営幹部は「川口は事務所スタッフらに、支援してくれる町村議を増やし、旧市町村単位で支援組織を作っておけと口すっぱく指示していたが、それができなかった。不徳というのは、その反省もある」と解説する。
 前回選で民主、社民両党と連合秋田との3者協力が崩れた問題が今回も尾を引き、連合秋田は川口氏を推薦でなく支持ににとどめた。党の組織力の弱さも敗北の要因だったことは否めない。
  ◇     ◇
 社民、共産の「老舗」護憲政党は憲法改正反対、原発ゼロなどを訴えたが、2区では第三極勢力が候補を擁立しなかったにもかかわらず政権批判票の受け皿となれず、退潮傾向に歯止めをかけられなかった。
 社民の石田寛氏(65)は地元・大館市で健闘。得票は前回選で社民候補が取ったより5600票多い1万724票だったが、ほかの市町村は知名度不足が響いた。共産の佐藤邦靖氏(57)は選挙戦で178回の街頭演説をこなし浸透を図ったが、伸び悩んだ。【仲田力行】
12月20日朝刊

8274チバQ:2012/12/21(金) 00:04:52
>>8242とか 山形
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW1212190600001.html
2012年12月19日12時07分
衆院選振り返って 記者紙上座談会
「日本を耕す」「新しい自民党」を訴えた鈴木憲和氏=米沢市役所前


 ∞ 当選者が一変 背景は


 16日の衆院選は自民が294議席を獲得し、政権を奪回した。県内では1、2区でともに自民が勝利し、2区で民主候補が比例区で復活。3区では14選を期した自民の重鎮が敗れた。2009年の前回衆院選から当選者が一変した背景に何があったのか。選挙戦を取材した西尾邦明、遠藤隆史、伊東大治、内藤文晴、岡田和彦、上田真仁の6人の記者が振り返った。


 ◇ 遠藤氏、目標を上回る票差


 西尾 民主党への逆風は予想以上だった。1区では投票率が低い中でも、遠藤利明氏が各市町で目標を上回る票差で鹿野道彦氏を突き放した。鹿野陣営にすれば解散のタイミングが悪すぎた。地元秘書に「年内解散はない」と伝えており、大きく出遅れた。「逆風どころか台風に吹き飛ばされた」という連合山形会長の言葉が印象的だった。


 内藤 2区の近藤洋介陣営の幹部は公示前、「車で回っても市民の反応が悪く、こんなことは初めてだ」と嘆いていた。連合の取り組みが遅いとも感じていたようだ。特に主力の電機労連は半導体不況やリストラなどの影響をまともに受けて選挙どころではなかったという。


 伊東 鈴木憲和氏は自民の地方議員と公明の組織に頼る選挙だけに、100もの後援会を持つ近藤氏がぎりぎり競り勝つとの見方もあった。最大の有権者がいる米沢市の得票は近藤氏が前回3万3千余から1万7千票と半分に減らしたが、鈴木氏は前回落選した自民候補とほぼ同じ。民主への逆風が自民への追い風とはならず、減った票は一部は維新、あとは投票率低下分だ。地元県議で自民党県連の中川勝政調会長は「自民に風が吹いた感じはしなかった。民主が自滅しただけ」と話していた。


 ◇ 加藤氏、鶴岡でも票奪われ


 岡田 3区の加藤紘一氏の陣営は厳しい選挙と口々に言ってはいたが、よもや敗れるとは思っていなかったのではないか。マイナス要因としては、「加藤の乱」以後影響力を失い、ともに活躍した大物政治家も次々と引退、自身の健康不安も顕著だったこと。陣営は「集大成」と最後の選挙をにおわせて引き締めを図ったが、引き際を見誤った感が強い。個人演説会などで応援弁士の大物政治家らが盛り上げた後、加藤氏が力のない口調で話し始めると会場が静まりかえる場面を何度も見た。落選後、「健康管理も含めて、私の判断ミス」と述べたが、今後4年間、政治家を続けていけるのかとみた長年の支持者が離れたとみるべきだろう。一方、阿部寿一氏は新庄・最上では足場をつくり手応えを感じていたが、鶴岡市中心部は最後まで連絡所も設けられなかった。それでも鶴岡市で1万5千票余も取ったのは陣営も予想していなかった。


 遠藤 加藤氏の周辺は「酒田市で負けても新庄・最上で五分に持ち込めば、鶴岡市で逆転できる」と踏んでいたが、鶴岡で予想以上に票を奪われた。阿部氏との票差はわずか1465。ある自民党関係者は「加藤さんはこれまで『絶対に勝つ選挙』ばかりだった。固い地盤が崩れ始めたとき、陣営や県議もどう対応すればいいのかわからなかったんだろう」とこぼした。阿部氏支援に転じた有力者を取り返す努力も足りなかったといえそうだ。


 岡田 候補を擁立できず「不戦敗」だった民主の影響も大きい。前回は選挙協力で民主支持層の多くは社民党の吉泉秀男氏に投票し復活当選の原動力となったが、今回は4割以上が阿部氏に流れた。民主候補が出ていれば阿部氏当選の目はなかっただろう。


 上田 2年前の参院選の公認をめぐる岸宏一参院議員氏と加藤氏のしこりが、これまで加藤氏が圧倒的に強かった最上地方で票を減らす一因となったのは間違いない。新庄市と金山町で阿部氏に敗れたのには、正直驚いた。

8275チバQ:2012/12/21(金) 00:05:31
 ◇ 橋下人気でも維新振るわず


 内藤 公示前に維新の橋下徹代表代行が初めて来県し、米沢市と酒田市で熱弁を振るった。米沢では激しい吹雪の中を500人近い人が駆けつけた。川野裕章氏は直前にみんなの党を離党して維新に移ったこともあり、維新の名前がそれほど知れ渡っていると思わなかったから驚きだった。しかし、選挙結果は7万票の目標に対し2万6千票余りで、橋下人気を得票につなげることはできなかった。


 岡田 酒田市での3区の佐藤丈晴氏の応援では、人気者の登場に最初は会場が沸いたが、原発問題を中心に50分間話すと、参加者がしだいに下を向き、熱を失っていった。「実行力のある我々にまかせてほしい」と橋下代表代行は繰り返し強調したが、小選挙区ではブームにほど遠かった。ただ、比例区では民主を上回り、県内でも一定の支持を集めた。


 ◇ TPP・原発・・・争点不明確

 

 西尾 今回の衆院選では民主党政権への評価はもちろんとして、具体的な政策では何が最大の争点だったのか、はっきりしなかった。TPP(環太平洋経済連携協定)をめぐって、鹿野氏は交渉参加反対を解散後の反TPP集会で明言し、農家やJAは好意的に受け止めた。その意味では近藤氏とは対照的だった。鹿野氏はマニフェストからTPP交渉参加を「進める」という表現を削るなど歯止めの役割も果たしたが、民主党そのものへのJAの不信感は大きかった。情勢調査などでは農林漁業者層の支持が圧倒的に遠藤氏より少なかった。1年9カ月間の農林水産相としての実績が十分に評価されていないことに驚いた。県農政連が推薦を出さなかったことも大きなポイントだった。


 岡田 3区の争点は景気回復、雇用だった。加藤氏は党の要職を歴任して国家を論じ、地元へのめだった利益誘導をせず、地元でもその姿勢を認めてきた風土があった。ただ、地方では高速道路や新幹線などの社会資本(インフラ)整備の遅れが目立ってきた。酒田市長として周辺町村と地域の悩みを共有していた阿部氏にその点を突かれ、新庄・最上でも共鳴する支持者が増え、「加藤王国」の一角が崩れ始めるきっかけとなった。加藤氏は敗戦の弁で「政権をとったら、今度は地元のために仕事をするつもりだった」と言っていたが、有権者にとっては遅かった。


 伊東 原発事故とエネルギー政策に関する関心は、景気回復・経済再生の掛け声にかき消され、争点だったのかと思えるくらい低かった。2区の鈴木氏は原発はできるだけ早くなくすべきだとの考えだが、「現実を直視して電力は足りなくていいのか」との立場でもある。近藤氏も脱原発を達成するため、ありとあらゆる政策投資を進めると訴えた。けれど電力会社の発送電を分離させるところまで電力会社を解体しないと、脱原発は実現できない。「新しい自民党」を掲げる鈴木氏が電力=財界との関係にメスを入れられるのか、電力労組を傘下に抱える連合の支援を受けた近藤氏も事情は同じだ。


 ◇ 自民・民主 難題抱える


 西尾 加藤氏の落選で、今後は遠藤氏が自民党県連をリードする一定の役割をはたしていく。3区の分裂という難題も抱える。本人は「早急に整理したい」と話しており、岸参院議員と連携して対応していくのだろう。一方、民主党は県連の屋台骨だった鹿野氏がいなくなり、参院選にも影響が出るだろう。吉村和武幹事長が言うように「地方組織の強化」が必要で、そのためにはまず党員や議員数を増やしていくなど地道な努力が必要だ。


 岡田 加藤氏は開票翌日に予定していた記者会見を、「いまさら言うことはない」と

取りやめた。落選のショックは大きく、進退については後日、改めて述べるとしている。問題は今後だ。現時点では鶴岡の自民党は阿部氏の自民入りは認めないとの姿勢だ。酒田と鶴岡で、意地を張り合ってさらに足の引っ張りあいをするのか。協力しあって活気ある庄内をつくる努力をするのか。支持者たちはお互い冷静に将来のことを考えるべきだろう。

8276チバQ:2012/12/21(金) 00:05:47

 ◇ 知事選へ影響は


 西尾 鹿野氏は前回に続き、吉村美栄子知事の支援を期待した。しかし、知事選を来年1月に控え、自民党県議22人も知事を支援する中、政権復帰する自民党との関係悪化はプラスにならない。知事の後援会には「前回衆院選で恩は返した」との声が大勢で、知事自身、早い段階から「県政に邁進(まい・しん)したい」と特定候補を支援しない意向だった。もっとも心情的には鹿野氏に近いだけに、鹿野氏苦戦が報じられると「知事はとても心配している」と後援会幹部が明かした。


 遠藤 知事の動向を自民党側が最終盤まで気にしていたのは間違いない。県議会の代表質問で金沢忠一県議が「知事はこれまで個人的な恩義に報いる形で特定候補を応援してきたが、県政を担う知事の振るまいは(選挙情勢に)影響を与える」と、選挙戦に首を突っ込まないよう釘を刺した。親吉村派の自民党県議には「鹿野氏の応援に動いたら、知事選で吉村知事の支援は絶対にしない」との声が根強かった。衆院選を終え、自民党県連の志田英紀幹事長は「今月中には知事選の対応も考える」としているが、知事が特定候補の応援に動かなかったことから「個人的にはその部分は踏まえる必要があると思う」と対立候補を擁立すべきでないとの考えを示唆している。自民党が大きく方針転換する大義もなく、主戦論を掲げていた加藤氏も落選したことから、候補者擁立はないだろう。

8277チバQ:2012/12/21(金) 00:06:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000082-mailo-l06
風は吹いた:12年衆院選/上 3区 結束乱れた自民 /山形
毎日新聞 12月18日(火)13時14分配信

 ◇候補公募せず不信感 「鶴岡VS酒田」「健康不安」も
 衆院選で県内3小選挙区は、自民が追い風を受けて議席を1増やして2議席に。一方、民主は逆風を受けて2議席を失った。また「世代交代」という風も吹いた。各小選挙区の結果について事情を探った。
 「政界のプリンス」と言われた自民、加藤紘一氏(73)の落選は多くの県民にとって衝撃だった。前酒田市長の阿部寿一氏(53)と競り合い、山形3区の投票率65・32%の中で得た両氏の票数は、阿部氏7万1768票、加藤氏7万303票。差はわずか1465票だった。加藤陣営の選対幹部は「(後援組織に)ねじを巻くのが遅かった。圧倒的勝利を重ねてきた我が陣営は戦い方を忘れてしまった」と悔やむ。
 一方、阿部陣営には期するものがあった。鶴岡、酒田の2大都市は常にお互いを意識する。保守系国会議員がおらず「加藤代議士」誕生以来40年、酒田は鶴岡の風下に立ってきた。酒田に転機が訪れたのは昨年。加藤氏が病に倒れたのだ。発声や歩行に障害が出て、それが阿部陣営には「世代交代」の絶好の機会に映った。
 阿部氏をさらに後押ししたのは加藤氏と自民の岸宏一参院議員(72)との確執だ。前々回05年知事選で新人斎藤弘氏を推す加藤氏と当時現職の高橋和雄氏を推す岸氏。前回09年知事選でも両氏の推す候補は割れた。そして2年前の参院選を巡り、決定的な出来事が起きた。金山町長の鈴木洋氏は言う。「加藤氏は岸氏にウソをついた」
 当時も同党県連会長だった加藤氏は、現職で続投に意欲を示す岸氏に対し「公認公募」を提案。岸氏が「加藤氏もやるのか」と本人に尋ねると「やる」と答えたため公募を了承したという。阿部氏は金山町長から参院議員になった岸氏を自らの立場に投影するのか、岸氏を「政治の師」と言う。
 関係者によると今年7月下旬、岸氏は阿部氏に「だから君にもチャンスがある。名乗りを上げれば公募になる」と言ったという。だが加藤氏は、立候補に関して阿部氏が直接相談しないことを快く思っていなかったとされる。結局、加藤氏は自ら公募を行うことなく3区公認候補となり、阿部氏は無所属で立候補することになった。
 一方、岸氏はこの出来事が相当腹に据えかねたという。岸氏の支持者らも同様だった。今月2日、新庄市で開かれた自民・公明両党の総決起大会で、同席する岸氏に加藤氏は謝罪したが、不信感は容易にぬぐえず岸氏の支持者らの「阿部氏支持」の動きは止まらなかった。結果、阿部氏は新庄、最上地域で3084票差まで加藤氏に詰め寄った。
 選挙期間中、阿部陣営のある幹部は得票率の当選ラインを鶴岡市20%▽酒田市50%▽両市以外30%−−と設定した。開票の結果、阿部氏の得票率は鶴岡市22%(加藤氏48%)▽酒田市52%(同18%)▽両市以外37%(同37%)。幹部は「見事的中した」と目を丸くした。
 公示前、阿部氏と県議の会談を設定した鶴岡の県議の後援会幹部は「阿部氏がもろ手を挙げて良いわけではないが、加藤氏のあの姿では誰も付いていかない。加藤氏は引退時期を誤った。本物の鶴岡、酒田戦争は次期衆院選だ」とつぶやいた。加藤氏は「公認問題」と「酒田からの議員待望」、「健康不安」のトリプルパンチに沈んだ。【佐藤伸、浅妻博之】
12月18日朝刊

8278チバQ:2012/12/21(金) 00:06:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000112-mailo-l06
風は吹いた:12年衆院選/中 2区 民主の地盤崩壊 /山形
毎日新聞 12月19日(水)12時59分配信

 ◇自公が協力再構築 近藤氏、党と「TPP」の逆風
 投票日前々日の14日、米沢市金池の自民、鈴木憲和氏(30)の選挙事務所。自民党市議数人が住宅地図を広げて協議していた。民主の近藤洋介氏(47)の支持者が多い芳泉町から鈴木氏に、遊説に来てほしいと要請があったため。市議の一人は「『今回(近藤陣営から支持要請など)何も言ってこないので来てほしい』と言われ、15日の遊説に急きょ組み込んでいる」。同市では鈴木氏が242票差で肉薄、近藤氏の牙城の地盤を切り崩していた。
 鈴木氏は4選を目指す民主の近藤氏に挑んだ。近藤氏は前回09年選で自民候補の約2倍の16万票を獲得。今回、民主への逆風が激しいとはいえ自前の組織で固める「厚い壁」となった。自前組織がない中、自民、公明の地方議員らの組織に頼り知名度アップを図った。
 結果は2区の17市町のうち米沢、大石田を除く15市町で最高得票数となり約1万8900票の大差を付けた。16日夜、鈴木氏は「『追い風』は微風だと思った。結局、民主はやると言ったことをやらなかった」と初当選の高揚の中で語った。
 11月下旬、鈴木陣営は自民・公明がほぼ機能しなかった前回選を参考に2区内の自民の「基礎票」は約8万とみた。「公明党の推薦と農協関連票がカギ。10万票なら比例代表の復活当選圏だ」とし、当選には11万票以上が必要と見立てた。
 公明との協力関係が本格的に機能し始めたのは11月下旬から。「小選挙区は鈴木」「比例は公明」という票のやりとりだ。1、3区の前職候補に早々と出た公明推薦は鈴木氏には公示日前日までずれこんだ。前回不調だった公明との信頼関係を再構築したのは「現役時代には公明党の皆さんに大変お世話になった」という遠藤武彦元農相(74)だった。
 決起大会や個人演説会に公明の来賓として出席し続けた遠藤氏。3日夜、村山市民会館で開かれた「自民・公明合同総決起大会」にも出席した。公明党県本部の菊池文昭代表は鈴木氏に推薦状を渡した後「遠藤先生からの格別なご指導をたまわり推薦が決定した」と話した。鈴木氏も各地の総決起大会で「比例は公明党と書いてください」と訴えた。
 ただし2区の公明の比例票は2万107票で、前回09選を3531票下回った。2区の目標の3万4200票にも届かず自公協力による票は伸びなかった。菊池代表は「短期間で手探りの選挙協力だった。お互いの戦い方が不明だった部分もあるので検証が必要」と課題を指摘。その上で「信頼できる関係をつくる選挙でもあった。信頼のために一歩踏み出した」と協力関係の意義を説明する。
 一方、近藤氏は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加で反対の立場をとらないため農協の反発を招いた。
 選挙期間中唯一の日曜日の9日、近藤氏と支援関係の連合山形の組合員約80人が、街頭演説したスーパーから市役所まで「地域の即戦力」などのプラカードを持って約700メートルを行進。市役所前での街頭演説を始めると、道路向かいのJA山形おきたま系ガソリンスタンド従業員から「お客さんの声が聞こえないので音を下げてください」と苦情が寄せられた。近藤氏は「これは公選法で認められている選挙運動なので、よろしくお願いいたします」とマイクで同スタンドに向かいお願いした。このやりとりに近藤氏の支持者からは「これも農協が猛反対のTPP交渉参加に反対ではないせいかな」という声も漏れた。【近藤隆志、浅妻博之】
12月19日朝刊

8279チバQ:2012/12/21(金) 00:07:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000157-mailo-l06
風は吹いた:12年衆院選/下 1区 鹿野氏の敗戦 「解散反対」で出遅れ /山形
毎日新聞 12月20日(木)15時34分配信

 ◇遠藤氏、夏から活動本格化
 「比例代表の復活当選はないと判断しましたので、ここで解散します」。16日午後11時ごろ、山形市芳野の民主の鹿野道彦氏(70)の選挙事務所で、陣営の山形市議が集まった報道陣に説明した。
 午後8時すぎに自民の遠藤利明氏(62)に当選確実の一報が流れると、鹿野氏は事務所で「政権与党としての責務、内閣の一員としての職責に全力を挙げた。しかし選挙区になかなか帰ってくる機会も少なく皆様方には本当に大変なご苦労をかけた」とわびた。
 午後11時ごろには陣営幹部の多くも事務所を離れ、17日午前1時ごろ、スタッフは事務所に張られたポスターをはがし始めた。
 結局、鹿野氏は比例代表東北ブロックでの復活当選も果たせなかった。民主が獲得したのは3議席。鹿野氏は惜敗率で4位。わずか惜敗率0・72ポイントの差で議席に届かなかった。
 なぜ議席を守れなかったのか。陣営関係者は後援会組織の高齢化、選挙準備の遅れを理由に挙げる。陣営は「一票一票がやはり重いということに尽きる。もう少し早く動いていればひっくり返せたのではという思いはある。鹿野さんは『年内解散をすべきではない』との立場で、選挙準備をこそこそ進めるわけにもいかなかった」と後悔をにじませた。
 遠藤陣営は、今夏の段階で解散総選挙を見すえて活動を始めていた。区内のポスターを張り替え、上山市で支援者を集めた会合を開催。「山形市以外で2万票差をつけ、山形市で五分の勝負に持ち込む」を目標に、支持固めを進めた。
 公示の段階で既に選挙は終盤戦−−。選挙経験者の間で教訓のように語られる言葉は今回はあてはまらなかったようだ。選挙戦に入ると、遠藤陣営関係者は「相手(鹿野氏)の姿が見えない。向こうは何をやっているんだろう」と首をひねった。出足が鈍いのか、支援者が動けていないのか。激戦を重ねてきた相手だけに、疑心暗鬼が募った。
 遠藤陣営幹部の県議は「追い風はありません。自分たちで風を吹かせなければなりません」と演説会で繰り返し訴えた。「今回は遠藤さんで大丈夫だべ」と支持者が緩むのを心配して、引き締めを図った。「小選挙区は遠藤、比例は公明」との呼び掛けも徹底した。
 選挙運動最終日の15日夜。陣営の自民県議が「今回ほど公明党さんと団結してできた選挙はない」と語るほど公明との関係は強固だった。遠藤氏は「追いかける選挙は得意だが、追いかけられるのは経験がなくペースがつかめなかった」と振り返り、結果を待った。
 一方の鹿野陣営。「誰も追い抜くとか、逆転するとあいさつで言わなかった。勝てると思っていないからだ」。13日夜、山形市のホテルで開かれた鹿野陣営の総決起集会の後で、陣営の一人がつぶやいた。投票を3日後に控えた段階で、陣営の一部にはあきらめの雰囲気が既に広がっていた。
 小選挙区では6回目となった「遠藤・鹿野対決」。結果は、山形市で遠藤氏が鹿野氏を1万4195票上回り、山形市以外では1万7563票の差をつけ、完勝と言ってよい結果になった。【安藤龍朗、鈴木健太】
12月20日朝刊

8280チバQ:2012/12/21(金) 00:08:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000062-mailo-l07
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・声は届いたか/上 戦後最低の投票率 /福島
毎日新聞 12月18日(火)12時44分配信

 震災と原発事故後、初の国政選挙となった今回の衆院選。自民党が圧勝し、県内の衆院議員は自民6人(比例中国ブロックの吉野正芳氏含む)、民主2人、維新1人となった。課題が山積する中での選挙戦だったが、投票率は戦後最低の58・86%に。新議員に県民の声は届いたのか。新政権での課題は何か、選挙戦を振り返る。【衆院選取材班】
 ◇被災地置き去りの論争
 「行ってもしょうがねえ」。会津若松市の仮設住宅で、大工の男性(65)=大熊町=は棄権の理由を吐き捨てるように言った。各党が掲げた「脱原発」「卒原発」もむなしく響く。「再稼働や新規建設を認めながら、選挙の時だけ言われても信用できない」。被災地置き去りの論争に、怒りを感じた。
 「結局国は何もしてくれない。それが事故の教訓」。郡山市に避難中の2児の母(43)=楢葉町=は、候補者の話を聞き比べたが投票しなかった。「日常の中で苦しんでいる問題を理解してくれる人がいなかった」。娘の甲状腺検査のため訪れた病院の受付で言われた「楢葉町」の言葉に視線が集まるのを感じ肩身が狭い。「心も体も疲弊している。投票しないと何も変わらないのは分かるけど、心が折れたままでは……」とうつむいた。
 県内5選挙区の中でも、5区(いわき市・双葉郡)は最も投票率が低い54・70%。今後の暮らしは、政治の行方に直接影響される。それなのに「投票の意味を感じられない」と棄権した有権者の声が多数聞かれた。
 候補者側も感じていた。5区で当選した自民の坂本剛二氏は「街宣車から訴えても、皆疲れ切っていた」。4区で比例復活した維新、小熊慎司氏は「候補者が期待されていなかった。非常に恥ずかしい」と振り返った。
 投票率49・62%で県内最低だった富岡町。遠藤勝也町長は「投票所も少ない。物理的問題もあった」とみる。全国各地に避難するが、投票所は県内3カ所、期日前は5カ所にしか設けられなかった。
 投票所に行けない場合、不在者投票しかない。町選管は、県外避難者らに、本来は取り寄せる必要がある不在者投票用請求書をあらかじめ送付。約1000人が利用した。しかし、避難先を転々とするなど町が把握する住所に実際は住んでいない人もいる。担当者は「本人に確実に届いたかどうか、分からない」と頭を悩ませる。
 町は仮設住宅と投票所を結ぶ送迎バスも運行させた。郡山市の仮設住宅に住む元農家の男性(74)=富岡町=は、このバスに約30分揺られ、1票を投じた。しかし、周りは空席だらけ。そうなるのも分かる。「仮設の生活実態など知ろうともしなかったのに、選挙になると『復興支援』だ。命がけで仕事してる政治家はいるのか」
 大熊町も投票支援をした。だが、雪の積もった会津若松市の仮設住宅に暮らす女性(91)=大熊町=は「風が冷たく出歩けない」と、送迎バスにも乗れず、投票はあきらめた。
 「選挙どころではない」。福島だけでなく、被災地選出の国会議員の多くがこう訴える中、野田佳彦首相はその声を振り切って解散を断行。それを再三要求していたのは自民ら当時の野党だ。「自民も民主も、どっちも同じ」(富岡町の女性)。いつの間にか、国政の主な話題は政権の再交代に移っている。そんな中、声さえ出せない被災者の存在は、今にもかき消されそうだ。
12月18日朝刊

8281チバQ:2012/12/21(金) 00:08:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000118-mailo-l07
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・声は届いたか/中 原発、争点にならず /福島
毎日新聞 12月19日(水)12時59分配信

 ◇県内自民、再稼働賛成触れず
 「原発は争点にならなかった」。民主・増子輝彦県連代表(参院議員)はこう分析した。福島第1原発事故は、避難や被ばくだけでなく、人口流出や風評被害など間接的な影響も含め、県民皆を今も苦しめ続けている。なぜ争点になり得なかったのか。【衆院選取材班】
 原発に対し、民主・自民の両党の立場は一見、真逆に見える。民主はマニフェストで「30年代原発ゼロ」を掲げた。これに対し、自民は政権公約では態度を保留したものの、安倍晋三総裁は再稼働に賛成の立場を表明している。
 ところが、民主は今夏、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)を再稼働させ、電源開発の大間原発(青森県)建設再開を容認した。対する自民は、県連公約に「全原発廃炉」を掲げた。ただし、県内原発に限っての話。候補者も個人として「再稼働の前に事故の責任を国が取るべきだ」(1区・亀岡偉民氏)、「脱原発の英知を結集させる」(4区・菅家一郎氏)などと訴え、党の推進方針は覆い隠した。結果的に、県内で両党の原発に対する姿勢の違いが際立つことはなかった。
 第三極の日本維新の会は、石原慎太郎代表と橋下徹代表代行の方向性の違いから原発についての方針はぶれ続けた。未来は「卒原発」を明確にしたが、実現に向けた具体的手順は書かれず仕舞い。両党ともに非民主・非自民の受け皿になり得なかった。
 県議会は昨年10月に福島第1、第2原発廃炉の請願を「県民の総意」として採択したが、国の方針はまだ、決まっていない。自民県連は17日、「ふくしま復興本部(仮称)」を設置。県内原発全基廃炉を盛り込んだ県内版公約実現に向け党本部へ働きかけるとした。
 だが、大飯原発でも、民主の県選出国会議員(当時)6人を含む衆参119議員は野田佳彦首相に再考を申し入れていた。方針が変わらなかったのは米国の圧力や使用済み核燃料を受け入れる青森県の事情などが原因で、廃炉の困難さを示しただけだった。
 さらに、安倍政権誕生を前に、全国の原発では、経済界を中心に再稼働への期待感が高まる。県内でも、周辺自治体はそれぞれ原発に代わる新しい雇用や産業振興を目指すが容易ではない。
 15日の「脱原発首長会議」で、自民の原発推進方針を痛烈に批判していた南相馬市の桜井勝延市長も、自民のあまりの大勝ぶりに、発言をトーンダウンさせた。17日の取材に対し「国の政権がどうなろうと、住民の生活を守る責任がある。現場を預かる者として意見、要望は言っていく」と述べるにとどめた。「立地自治体の首長は、止めちゃうと経済的に疲弊する現実を抱えている」とも話した。
 全国の原発どころか、第2原発が再稼働の例外になるかどうかさえ、未知数だ。県関係の衆院議員が6人となった自民。県連の岩城光英会長(参院議員)は「県内廃炉方針」について「地元の思いを大事に議論していきたい」と本部への働きかけを約束した。その約束を果たし、福島の声を国政に反映できるか、その力量が問われる。
12月19日朝刊

8282チバQ:2012/12/21(金) 00:09:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000003-mailo-l07
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・声は届いたか/下 マニフェスト破綻で自滅 /福島
毎日新聞 12月20日(木)10時45分配信

 ◇民主に逆風、自民の実行力期待
 選挙戦は、民主「自滅」の色合いが強かった。政権運営の3年3カ月間、有権者の失望は「マニフェスト」の破綻にたどり着く。利益誘導から政策選択型の政治への転換を目指したが、実行できず迷走、信用を失った。この裏面で「実行力」を強調した自民が復権した。復興予算獲得などで地元首長らは、政権に期待するが、陳情政治へと時代が再び逆戻りする弊害も懸念される。【衆院選取材班】
 「現政権のさまざまな失政が我々への追い風になった」。6人当選の「歴史的快挙」に沸く自民県連で17日未明、岩城光英会長(参院議員)は冷静に勝因を分析した。自民の得票数は、惨敗した09年の前回選より減った。自民元職の3候補は落選した前回選より1万〜3万票近く減らし、比例票も約8万4500票減った。戦後最低を記録した投票率と、新党乱立による「非自民」票の奪い合いが、結果的に自民を浮かび上がらせた。猛烈な逆風に見舞われた民主の得票数は、自民以上に激減した。
 「(前回選で)有権者は、マニフェストで何かが変わる、変わってほしいと思った。だから、裏切られたという気持ちがあった。書いてないことをやる、やることは中途半端だった」。民主県連の増子輝彦代表(参院議員)は、有権者の民主への失望感をこう表現した。実現できなかったマニフェスト、進まない復興。政権の実績に疑問符が付いた。対して雪辱に燃える自民元職勢は、政権批判だけでなく、着々と「実行力」アピールにも励んでいた。
 2区で当選した自民、根本匠氏に一票を投じた郡山市の木元秀雄さん(62)。「震災後4日目で来てくれた」。自宅裏の高さ約5メートルの法(のり)面が地震で崩落。自宅や周囲の民家が傾いた。市議に訴えると、県議を通じ聞きつけた根本氏がやってきた。「補修を国交省に掛け合う」と約束、民有地ながら国の災害復旧事業に認定されたという。木元さんは、前回選では民主の候補に投票していた。しかし、その候補は「震災後、姿を見なかった」。「根本さんの行動力に感動したんだ」。地域で支持が広がった。
 「実行力」は第三極への支持が広がらなかった理由の一つでもある。どんなに良い政策でも、実現できなければ「絵に描いた餅」。政権交代後の民主への期待と失望を経て、有権者にはそんなムードも広がっていた。
 「いわき出身の副大臣は、今まで金を出してくれたのか。まったく情けない」。5区での終盤戦。自民、坂本剛二氏の応援演説で涙ながらに訴えたのは、いわき市の渡辺敬夫市長だ。解散前、民主、吉田泉氏の仲介で復興事業の予算化を国交省へ陳情したが、「何も進まなかった」。そこで、今回選では自身の後援会をフル回転、何度も演説をぶち、坂本氏を強力に後押しした。「ぜひとも大臣に」。復興事業の後押しに期待を募らせる。
 同様に、会津若松市の室井照平市長も、4区で当選した菅家一郎氏の事務所に駆けつけ「東京で我々をあたたかく迎えてほしい」と、陳情窓口としての役割を待望している。
 政策力より実行力。一刻も早く復興を進めたい首長らには、新政権による復興予算獲得とスピードアップに期待感が広がっている。ただ、集票力と引き換えに政治家が支援団体に利益を誘導する「陳情政治」を否定し生まれたのが、マニフェスト選挙だった。
 政策決定プロセスの透明性が濁り、時代が逆戻りしないか、有権者の監視が必要だ。
12月20日朝刊

8283チバQ:2012/12/21(金) 00:11:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20121219/CK2012121902000151.html
衆院選 回顧(上) 民主惨敗 弱い足腰 逆風で倒壊
2012年12月19日

衆院選後、初めて顔をそろえた(右から)4区落選の工藤氏、1区落選の石森氏、2区比例復活の福田氏とともに、反省の弁を述べる谷県連代表=宇都宮市で


 県内全五選挙区のうち三選挙区にしか候補者を送り出せなかった末に、全敗した民主党。比例代表北関東ブロックで前職の福田昭夫氏(2区)が復活当選し、かろうじて“一議席”を死守した。

 十八日夜、宇都宮市の県連事務所で開かれた緊急幹事会では総括と今後の対応を協議。県連代表の谷博之参院議員は「どん底状態にある民主党を、もう一度、再生させる第一歩にしたい」と呼び掛けた。

 幹事会後、松井正一県連幹事長は「足腰を強くしていくことが課題」として、今後四年間の地方選挙も見据えた中長期的な選挙戦略が重要と指摘。さらに、通常は衆院議員や候補者が就く各選挙区ごとの総支部長について「地方議員が就き、運動体として機能するようにしなければ」と、組織を大幅に立て直す必要性を強調した。

 「短期決戦の中で、ゼロからの出発だった。私にとって貴重な戦いをすることができた」

 谷氏は投開票日の十六日夜、落選が伝えられた4区の前職工藤仁美氏の選挙事務所(小山市)で、気丈に振る舞った。

 自身が県連代表に就任したのは十一月十九日。衆院解散の直前に突然、前県連代表の富岡芳忠氏が離党届を提出(除名)したことを受けた緊急登板だった。「審判の日」まで一カ月を切ったところから、立て直しに向けて奔走した。

 短期間の中で唯一、擁立にこぎ着けた候補者が工藤氏だった。谷氏は「栃木にすべてをなげうって来てもらい、歯を食いしばって戦い抜いてくれたことに感謝したい」と、比例北海道ブロックから転身した工藤氏の健闘をねぎらった。

 歯車が狂い始めたのは今年六月、衆院での消費税増税法案をめぐる採決だった。反対票を投じた当時の党副代表山岡賢次氏が七月、除籍(除名)となり党を離れた。当時の県連代表だった石森久嗣氏も棄権し、役職を辞任。新たに県連代表に就いた富岡氏も、わずか四カ月で役職を放り投げ、党を去った。

 「具体的な敗因としては、多くの議員がほかの党に移動してしまい、印象があまり良くなかった」と、谷氏は“お家騒動”が今回の衆院選の結果につながったことを認める。

 加えて、十一月にあった知事選、宇都宮市長選に候補者を擁立できなかったことも最後まで響いた。自民、公明両党がいずれも現職候補の選挙戦に乗って存在感を示し、衆院選に向けた準備を着々と進めていったのに対し、民主党は傍観者と化した。

 十七日未明、福田氏の選挙事務所(日光市)で復活当選を喜び合った谷氏。「福田氏の当選で衆院(の議席)を確保できた。敗北の中でも、踏みとどまることができたのは良かった」と語った。それでも、惨敗の爪痕は深い。「力がなかったということ。政策や人柄を備えた候補者を、つくっていかなければならない」 (磯谷佳宏)

   ◇  ◇

 今回の衆院選は、県内でも「脱原発勢力」が伸び悩み、原発を容認する立場の自民党の大勝につながった。初めて政権与党として臨んだものの大幅に議席を減らした民主党。一方、渡辺喜美代表のお膝元・北関東で比例復活を含めて議席を増やしたみんなの党。県内の勢力図が変わった背景を検証する。

8284チバQ:2012/12/21(金) 00:12:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20121220/CK2012122002000139.html
衆院選 回顧(下) みんな健闘 既成政党 批判受け皿
2012年12月20日

自身の当選が確実となり、拍手するみんなの党の渡辺代表=東京都千代田区で


 「農協の人たちは、『渡辺を落とせ』と3区全域で運動をやっている。私は比例代表には出ない。信念をまっとうして、落選させられるのなら本望」

 衆院選の公示を目前にした十一月末。矢板市内で会合を開いたみんなの党の渡辺喜美代表は、満員の有権者を前に、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の意義を力説しながら、選挙戦への並々ならぬ決意を語った。

 みんなを旗揚げして初めて挑んだ二〇〇九年衆院選から三年余り。民主、自民両党に対抗する勢力拡大のチャンスが巡ってきた。県内五選挙区すべてに候補者を立て、自民と全面対決になったが、状況は三年前とは違っていた。

 一〇年の大田原市長選で、みんな市議が現職(当時)の支援を求めたが、渡辺氏が応じず現職が落選。この亀裂を引きずる形で今年九月、市議六人が党を離れた。さらに十一月の県議補選小山市・野木町選挙区で、渡辺氏が進めた候補擁立に反発し、小山市議三人が離党。組織立て直しを迫られる中での衆院選突入となった。

 三年前は対抗馬擁立を見送った自民党も、今回は新人の簗和生氏を立て、死にもの狂いで挑戦してきた。

 「何とか役に立ってくれる男になったかと思ったら、那須とか栃木なんて話はしなくなる。『わが党、わが国』ばかり。跡取り息子も立派になりすぎた」

 簗氏の演説会で農協幹部は、地元に目を向ける姿勢が見られないとして渡辺氏を批判。簗氏も、TPP反対を訴えながら「テレビで評論家みたいなことをやっている暇があったら、地域の皆さんの顔を見て、どれだけ生活が苦しいのかを聞くべきだ」。安倍晋三、麻生太郎両元首相ら大物も3区入りした。

 それでも「渡辺王国」の壁は厚かった。渡辺氏は選挙期間中、全国遊説の合間に数回県内入りしただけだったが、底力を見せて勝利。残り四選挙区は自民党に議席を許したが、比例代表北関東ブロックは前回より十九万票以上も票を伸ばした。比例議席は前回より一増の二議席になった結果、栃木2区の柏倉祐司氏が比例復活で初当選を果たした。

 共同通信社の出口調査を見ると、渡辺氏には民主支持層の69・6%、未来支持層の59・1%、そして自民支持層さえ25・3%が投票。柏倉氏にも、公明支持層の24・5%が投票している。栃木では日本維新の会が擁立を見送ったこともあり、「今回は民主や自民に入れたくない」という批判票をほぼ一手に引き受ける形になったようだ。

 「私は既得権益とは全くつながりがない。政治に対してのクリーンさ、しがらみのなさを皆さんが求めている」。柏倉氏も、既成政党批判が追い風になったと振り返る。

 もっとも、今回、簗氏が比例北関東で復活当選した。渡辺氏が3区でライバルの比例復活を許したのは、自民党時代を通じて初めて。今後、国民の信頼を損ねれば、お膝元でも足元は簡単に揺らぐ。 (神田要一)

8285チバQ:2012/12/21(金) 00:13:31
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20121219ddlk10010084000c.html
2012衆院選:検証 民主の空中分解 お家騒動、次々離党 法定得票届かぬ候補も /群馬
毎日新聞 2012年12月19日 地方版

 ◇参院選へゼロから
 「大差ですね。ダブルスコア以下だ」。16日夜、自ら出馬した群馬3区での落選が決まった民主の柿沼正明県連会長(47)は、予想以上の惨敗ぶりにさばさばした表情さえ浮かべた。民主の現職閣僚が耐え切れずにバタバタと吹き飛ばされる、猛烈な逆風。1年生議員にはひとたまりもなかった。

 野田佳彦首相の解散時期の決断は、結果として「自暴自棄」と言えるものだった。態勢が整わない第三極を封じ込める効果はあったが、それは、県内のように組織が脆弱(ぜいじゃく)な地方にも、同じ効果をもたらした。候補者選定、支持率回復策などが全く無策のまま、総選挙へと突入。群馬4区に新人の青木和也氏(25)の擁立を決定したのは公示のわずか11日前だった。

 「『かかしでもいいから立てたい』という気持ちだった。だが、まさか、法定得票数にも届かない有り様とは」。県連幹部は開票結果に絶句した。群馬4区の法定得票数は2万7878票。青木氏の得票は約1万票も下回った。

 民主は「選挙互助会」ともやゆされるほど、党そのもののバラバラ体質が指摘されてきた。県内では態勢不備に加えて、選挙の度に繰り返される「お家騒動」もあった。保守系と労組系の確執が表面化し、長年、県連大会すらも開けないほど際立っていた。

 前回の衆院選で議席を獲得した6人のうち、中島政希、三宅雪子、石関貴史の3氏が次々に離党。労組系の県連幹部は「出て行ってもらってせいせいした」と漏らした。県連は、労組系主体の「純化」が図られ、10月には7年ぶりに県連大会が開かれた。だが、その代償として組織は弱体化。今回の衆院選で、県内の民主の国会議員は1人もいなくなった。

 中央政界は、すでに来夏の参院選を見据える。出直しを迫られる県連だが、一筋の光も見えない状況だ。政権与党の3年3カ月の間、自民党の支持基盤を崩せなかったことが露呈。一方、民主の支持組織である連合群馬は、今後も民主を支持し続けるものの、課題が山積して身動きを縛られている。

 政府系ファンドによる買収が決まった半導体大手のルネサスエレクトロニクスは、従業員の5000人規模の追加削減を要求されている。不振の家電業界は、パナソニックが2年連続の巨額赤字を抱えるなど、組合員は雇用不安を抱えているからだ。

 「ゼロからのスタート。地元を地道に回り、根付いていくしかない。そうでなければ、長年組合運動を続け、政権交代を実現させてくれた先輩たちの努力が水の泡になる」。連合群馬の幹部は、来夏の参院選をにらみ、そう語った。【奥山はるな、畑広志】

8286チバQ:2012/12/21(金) 00:14:10
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20121220ddlk10010035000c.html
2012衆院選:検証 自民の勝利 公共事業、拡大訴え 街頭演説、反応鈍く /群馬
毎日新聞 2012年12月20日 地方版

 ◇得票は前回下回る
 「国土の強靱(きょうじん)化を進める政策を掲げ実行する政党や候補者を推薦する」

 衆院が解散された11月16日。県建設業協会(青柳剛会長)は、前橋市内で、常任理事会を開き、衆院選への対応を決めた。

 業界が注目したのは、自民が掲げた「国土強靱化計画」。防災対策などへの公共事業の拡大策で、政権公約では具体的な額は示されなかったが、予算規模は「10年間で200兆円」といわれる。だが、世界的に見ても突出する名目GDP(国内総生産)比200%超の政府債務残高の増加への懸念は残る。

 前回(09年)の衆院選で勝利した民主は「コンクリートから人へ」を掲げた。だが、今回は、振り子のように逆方向へ。自民は、逆風下の民主への対立軸として「国土強靱化」を打ち出した。毎日新聞が行ったアンケート調査では、公共事業について、県内の5小選挙区の自民候補の4人が「増やすべきだ」と、回答した。

 同じ16日、修正特例公債法が、ようやく参院を通過した。次期政権を担う、自民、公明両党が政局に利用し、野田佳彦首相が衆院解散の条件の一つとしていた。県の財政担当者は、ほっと胸をなでおろす一方、新たな問題に頭を悩ませている。

 県によると、通常なら9月に交付される地方交付税の約326億円が3分割に。さらに11月初旬に交付されるはずだった同月分の同額の支払いが同月19日までずれ込んだ。

 交付が遅れた穴を埋めるため、県は一時的に金融機関からの借り入れを実施。国は9月分の135万円(概算)は負担するとしたが、11月分の2週間余りの遅れを補填(ほてん)のために発生した50万〜60万円(同)の金利については、「月内に交付した」として負担を突っぱねている。県の担当者は「新政権に代わってしまい、11月分の金利はうやむやになるのでは」と危惧する。

 衆院選の選挙戦最終日の今月15日、自民の安倍晋三総裁が、桐生市のJR桐生駅前で応援演説に立った。「公共投資によって、日本企業への投資を増やし、雇用を作っていく。無駄な公共事業、古い自民党とのレッテル貼りにだまされてはいけない」。そう政策を訴えたが、詰め掛けた聴衆の反応は鈍かった。

 県内の小選挙区の5議席は、自民が再び独占した。だが、政策や野党時代の行動が評価された結果ではないことは、開票結果で示されている。戦後最低の低投票率で、自民の得票は敗北した前回を約5万2000票も下回った。【塩田彩、庄司哲也】

8287チバQ:2012/12/21(金) 00:14:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000098-mailo-l11
回帰・衆院選’12:政権再交代/上 自民大勝 得票率、前回と大差なく 民主の「分解」に助けられる /埼玉
毎日新聞 12月18日(火)14時5分配信

 「自民党のもともとの組織と新しい候補者がうまくコラボレーション(共同作業)した結果が出た。新しい自民党の種をまくことがうまくできたのではないか」
 衆院選の投開票から一夜開けた17日午前、自民党県連の新藤義孝会長(54)は川口市にある自身の事務所で記者会見し、胸を張った。県内15小選挙区で全敗した前回09年衆院選から一転し、13議席を制する大勝。自らも埼玉2区で5選を決め、「新しい日本が動き出すきっかけになる政権を作りたい」と意欲を語った。
 「新生自民党をアピールして、一致団結して戦った」(埼玉1区の新人陣営)、「新しい自民党のためにも若い人が一人でも多く当選するのは大事」(埼玉9区の元職陣営)−−。16日夜、当選の喜びにわいた候補の事務所では、自民の新しさが幅広く受け入れられたと評価する声が相次いだ。
 新藤氏が党改革のシンボルとして真っ先に挙げたのが、公認候補となる小選挙区支部長の公募制の導入だ。今回擁立した7新人は全員が公募で選ばれた。新藤氏は「新しい有為な人材が選ばれた」と強調した。
 だが、実態は親族から地盤を受け継いだり、中央省庁の元キャリア官僚だったりして、自民の伝統的な政治家像と重なる候補が目立った。選考に不満を抱いた前県議が党を離れ、日本維新の会や無所属で出馬し、地域間対立を生み出す副作用もあった。
 県内の比例代表の得票率を見ると、自民は25・73%。前回の23・59%とさほど変わらない。小選挙区の候補15人を合わせた得票率は39・07%で、これも前回よりも2・79ポイント増えただけだ。これに対し、民主党の小選挙区の得票率は前回が52・64%に上ったが、今回は半分以下の23・02%にまで落ち込んだ。
 17日に県庁で記者団の取材に応じた上田清司知事は、自民党の勝因について「絶対的な勝利だとは思わない。いろいろな付け足しがあった民主のくいが拡散した結果として、自民のくいが高くなり、各地区で比較第1党化した」との見方を示した。
 埼玉5区で民主前職の枝野幸男氏(48)との接戦に敗れた自民元職の牧原秀樹氏(41)も「正直、自民が何か良かったということではないと思う。民主党があまりにひどく、国民の猛烈な怒りがあった」と語った。比例復活で返り咲いたものの、こう戒めた。「この後の責任は本当に重い。結果に対する国民の目は厳しい。国民の失望までの期間は短い」
   ◇  ◇
 自民党が県内でも大勝を収めた第46回衆院選。民主党は議席を激減させ、「第三極」の政党が比例復活ながら議席を確保した。各政党の選挙戦を振り返り、これからの政治を展望する。
12月18日朝刊

8288チバQ:2012/12/21(金) 00:15:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000078-mailo-l11
回帰・衆院選’12:政権再交代/中 民主惨敗 前回の勢い、見る影なし 教訓導き、立て直しへ /埼玉
毎日新聞 12月19日(水)12時27分配信

 「こんなに運動した選挙はいままでにない」。衆院選埼玉5区で7選を果たした民主前職の枝野幸男氏(48)の陣営幹部が振り返った。
 1993年の初当選以降、これまでにも逆風下の選挙はあったが、弁舌さわやかなイメージや知名度を生かした「空中戦」で勝ってきた。だが、今回は組織選挙を展開せざるを得なかった。選挙対策組織も初めて編成し、さいたま市大宮区の事務所には、支持を頼む電話をかける専用ブースを初めて設け、11台の電話機を置いた。
 自民が圧勝した05年の郵政選挙でも小選挙区で勝ち残った埼玉1、5、6区の前職でさえ、今回は落選の瀬戸際に立たされた。小選挙区で当選できたのは枝野氏1人。1区と6区の前職2人が比例代表で復活するのがやっとだった。小選挙区の公認候補14人全員が当選した前回の勢いは、見る影もなかった。
 「今回はより民主への風当たりが厳しくなった。ビラすら拒否され、選択肢の中から完全に外されていた」。枝野氏の陣営幹部は、そう悔しがる。埼玉12区の前職陣営は、大物議員を招いた集会でも会場が埋まらず、関係者は「民主に聞く耳を持たない雰囲気があった」とこぼした。
 埼玉4区では、民主出身の上田清司知事から地盤を受け継いだ前職の神風英男氏(51)が自民新人に敗れた。上田知事は「新たに神風ファンを作っていない。遺産だけで食っていれば、(支持は)減る」と苦言を呈し、「政権与党が野党の批判をしてもしようがない。自分たちの成果、継続し、新たにやることを訴えるべきだった」と、民主の敗因を指摘した。
 政権交代の原動力となったマニフェストの使い方も、陣営によってばらつきが見られ、候補個人のビラ配りを優先する陣営もあった。前回版は実現できなかった政策が多かったため、民主県連の山根隆治代表は「マニフェストというだけで拒否感を持たれることはあった」と言う。
 「民主には2大政党の一翼を担ってもらいたい」。さいたま市浦和区の70代の男性はそんな思いで小選挙区は自民候補、比例代表で民主に投票したという。「自民一強」では政界に緊張感が失われる恐れがあると考えるからだ。山根代表は「コアな支持は崩れていない。熱い思いを寄せる方々を大切にして、新しい再建に向けて考えていきたい」と強調する。
 党の立て直しは、貴重な与党経験からいかに教訓を導き、生かしていけるかにかかっている。
12月19日朝刊

8289チバQ:2012/12/21(金) 00:15:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000035-mailo-l11
回帰・衆院選’12:政権再交代/下 第三極・共産・社民 新党に一定の存在感 自民以外、既成政党厳しく /埼玉
毎日新聞 12月20日(木)11時51分配信

 6日午後、JR大宮駅西口(さいたま市大宮区)の駅前デッキが聴衆で埋まった。お目当ては日本維新の会代表代行の橋下徹・大阪市長だ。「僕らは、いい意味でも悪い意味でも根無し草。大阪は動きました。ぜひ埼玉でも動かしてくださいよ」。マイクを握った橋下氏が訴える。民主党を支持する連合埼玉幹部は警戒した。「これだけ人を集めたのは、小泉純一郎元首相以来ではないか」
 「第三極」の台風の目とみられていた維新。県内の小選挙区に擁立した候補9人の公認決定は衆院の解散後と出遅れたが、小選挙区の3選挙区で次点につけた。比例代表の県内の得票率も18・8%と民主党(16%)をしのぎ、「第2党」に躍り出て北関東ブロックで2人が復活当選した。
 自民党を離党して埼玉14区で出馬した新人の鈴木義弘氏(50)は「(地盤ではない)北部でも『維新の鈴木』と言うと、チラシを取ってもらえた」と維新効果を語る。だが、候補の多くは地縁のない「落下傘」。県内での組織作りは未定だ。
 日本未来の党は、民主を離党した前職2人が小選挙区の議席を守れなかった。このうち、埼玉7区の小宮山泰子氏(47)は比例で滑り込んで4選したが、「卒原発、消費税増税反対、反TPPという三つの柱で戦ったが、浸透するまでに至らなかった」と話す。公示直前に「国民の生活が第一」が未来に合流した混乱も影響したとみられる。
 みんなの党は都市部を中心に6新人を擁立したが、追い切れなかった。埼玉2区で民主前職を上回り、次点となった松本佳和氏(47)は「投票率が上がって浮動票が流れてくるはずだったが、低くなった」と悔やむ。ただ、県内の比例代表の得票率は前回に比べ約5ポイント増の10・9%に上昇。松本氏は「根っこができ始めている」と手応えを語った。
 共産党は全小選挙区に15人を立てたものの、議席に届かなかった。県委員会の小松崎久仁夫委員長は「全選挙区に擁立していなければ、存在感が低下し、比例の票も減らしたと思う。積極的な意味があった」と説明。社民党は埼玉1区の新人が敗れ、県連の佐藤征治郎代表は「惨敗だった。護憲一本で勝負すべきだった。今後の右傾化が心配」と嘆いた。脱原発や消費増税反対などの主張が他党と重なったことが、不振の要因となった。
 第三極が一定の存在感を示し、自民以外の既成政党が伸び悩んだ衆院選。各政党は収穫と反省を胸に、来年夏の参院選に向けて走り始めている。
   ◇  ◇
 この企画は、木村健二、林奈緒美、西田真季子、海老名富夫、町田結子、大平明日香、清水勝、狩野智彦、中山信が担当しました。
12月20日朝刊

8290チバQ:2012/12/21(金) 00:17:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000125-mailo-l12
2012衆院選:風無き圧勝/上 「スイング層」第三極へ 県内初、3選挙区で各3人当選 /千葉
毎日新聞 12月18日(火)15時28分配信

 「当選して良かった。あなたを応援するけど、自民党にはもっと頑張ってもらわないと困るよ」
 衆院選から一夜明けた17日朝のJR新松戸駅前。再選を果たした自民党の斎藤健氏(53)が街頭演説に立つと、複数の支持者からこう声をかけられた。千葉7区(流山市など)で次点の3・5倍を得票し大差で勝ち抜いたが、選挙中には、「追い風は感じなかった」という斎藤氏。「自民党は消去法で選ばれただけ。本当に期待に応えるためには、これからだ」と実感した。
 今回、自民は全13小選挙区中、11小選挙区で勝利を収めた。小選挙区での獲得議席数は、当時の小泉純一郎首相が「郵政民営化」を掲げてブームを巻き起こした前々回05年の12議席に迫る結果だ。だが、比例の結果からは、全く異なる状況が見えてくる。
    ◇
 自民が県内で獲得した比例票は、実は前回09年より約9万票少ない約77万票。投票率低下の影響があるとみられるが、得票率も前回よりも0・4ポイント低い26・4%だ。民主党の得票率も18・6%(約54万票)で、前回の42・4%(約136万票)から激減。一方で、今回初めて国政選挙に参入した第三極の日本維新の会は18・9%(約55万票)となり、比例票では“県内第2党”に躍り出た。
 3区(市原市など)で5選した自民党県連会長の松野博一氏(50)が17日の記者会見で「これまで自民と民主の間で動いていた、選挙ごとに投票先を判断して変える『スイング層』を第三極が吸収した」と指摘したように、2大政党の減少分が、維新に多く流れたとみられる。
 野党側が民主政権批判を強め続ける中で始まった選挙戦。報道各社の世論調査で自民の優勢が明らかになると、他陣営から「古い自民党の政治に戻すのか」との訴えが目立ち始めた。こうした状況で維新などの第三極は、既成政党に不満を持つ有権者に支持を呼びかけた。
 共同通信が16日に実施した出口調査によると、小選挙区で維新の候補者に投票した無党派層は10・8%だったのに対し、比例では21・3%と倍増している。「第三極の候補者は立候補表明が公示直前で出遅れたが、政党レベルでは2大政党への批判がかなりあった」(自民関係者)とみられる。
 この結果、選挙基盤が弱い自民の新人が出馬した1、9、13区で、維新の新人が比較的高い惜敗率を出し、比例復活を果たした。これらの選挙区では民主の前職も当選し、1小選挙区に出馬した3人が同時に当選する県内初の事例が3選挙区で発生する極めて異例の結果となった。自民県連幹部は「今回の『圧勝』を勘違いしたら、あっという間に支持率が低くなる」と指摘している。
 16日夜、松野氏は当選が決まった新人に電話して発破をかけた。「次の総選挙は自民党に厳しい選挙環境で戦うことになると思う。国会活動と同時に、地域での活動も緩めないように」
    ◇
 今回の選挙結果には、県内の首長もそれぞれ見解を示した。
 森田健作知事は記者団に「自民党はここで公約をしっかりやらないと、次は反対の立場だぞというものすごいプレッシャーがある」と解説。民主政権が約束した放射性物質を含む「指定廃棄物」の最終処分場の早期確保についても「政権が代わってもちゃんとやってもらえると確信している」とくぎを刺した。
 千葉市の熊谷俊人市長は「政権交代が2度行われ、政治家も国民も政権が代わることで、変わること、変わらないことが何なのかを認識するのではないか。国民は政権交代によってすぐに良い方向にすべてが変わるという幻想を抱かず、我慢強く政権を見守っていく姿勢が必要だ」とのコメントを発表した。【田中裕之、斎川瞳、野原大輔】
    ◇
 政党乱立下で自民の圧勝に終わった衆院選。県内の余波を取材した。
12月18日朝刊

8291チバQ:2012/12/21(金) 00:19:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000059-mailo-l12
2012衆院選:風無き圧勝/中 維新の勢力、根付くか 3議席確保も不協和音 /千葉
毎日新聞 12月19日(水)12時10分配信

 17日午前3時過ぎ。全国の開票作業が大詰めを迎え、比例南関東ブロック(定数22)の最後の議席を日本維新の会が獲得した。その瞬間、13区(印西市など)で3位にとどまった維新新人の椎木保氏(46)の比例での復活当選が決まった。「少ない仲間が支えてくれた。本当に奇跡的なことだ。(党代表代行の)橋下徹さんを信じて覚悟を決めて良かった」。富里市内の事務所で右手を上げてガッツポーズし、集まった支援者約20人から大きな拍手が起こった。
 衆参ねじれ国会での与野党の「決められない政治」が続いたとし、既成政党への批判票を取り込もうとした維新は、千葉県を含む比例南関東で自民党に次ぐ約144万票を獲得。民主党を1議席上回る5議席を得た。県内では椎木氏に加え、1区の元千葉市議の田沼隆志氏(36)と、9区の元県議の西田譲氏(37)の計3人が比例復活し、田沼氏は当選直後、記者団に「維新への期待を感じた。民主でも自民でも満足できないという人がたくさんいたということだ」とまくしたてた。
    ◇
 「維新への有権者の期待感は真摯(しんし)に受け止めないといけない」(民主県連幹部)。この結果は、既成政党に少なからず衝撃を与えた。しかし、維新の候補者個人の浸透度は決して高いとはいえない。3人とも小選挙区3位で、どれだけ善戦したかを示す惜敗率(当選者の得票に対する該当候補者の得票の割合)は50%台。民主は66%以上の候補者でなければ復活当選できず、議員個人よりも「党」で選ばれた色彩が強い。
 惜敗率53・8%で最後の当選者となった椎木氏は元茨城県鹿嶋市職員の“落下傘候補”だ。公認決定は衆院解散後の11月22日とギリギリ。さらに選挙区も党側に「どこでもいい」と伝えていたため、本人が13区から出馬すると知ったのは、その前日だった。
 自宅は鹿嶋市にあるうえ、選挙スタッフも全員、同市からの“外人部隊”。13区内の支援者が一人もいない中、「近くにインターチェンジがあり、鹿嶋市から高速(道路)で45分で来ることができる」という理由で富里市に事務所を置いた。
 1000万円超の選挙資金は自分の蓄えで用意。有権者数を調べて浮動票がありそうと感じた印西市や鎌ケ谷市で、地図を見ながら重点的に街頭演説などをした。「私は橋下徹の分身。(私が)13区でやることは橋下のやることと同じなんです」。維新への追い風に乗ろうと、この決めゼリフで有権者に印象づけようとした。また、13区は、みんなの党や日本未来の党といった第三極が出馬しておらず、既成政党への批判票が競合しなかったことも椎木氏に有利に働いたとみられる。
 元千葉市議の田沼氏も惜敗率は58・0%。「もっと多くの人の信用を獲得していくよう頑張りたい。時間は必要だ」と課題を口にした。
    ◇
 「党の勢い」だけではなく、今後も県内政界で存在感を示し続けるには、県連組織の発足が不可欠だ。しかし、その作業はスムーズに進んでいない。
 県議会と千葉市議会で維新系会派を結成する地方議員は公示直前、「日本維新の会県支部設立準備会」(会長・宍倉清蔵千葉市議)を設立したが、党本部に県連組織として正式に承認されていない。準備会関係者は「当選した3人を交えて話し合い、組織を早急に設立したい」と話す。
 一方、準備会と距離を置く県議らもおり、独自に県連組織の設立準備を進め、党本部に認可を求めている。この県議も「当選者と合意形成を図りたい」と話しており、両者間で主導権争いをしている格好となっている。
 当選者の思いは複雑だ。西田氏は「維新の旗の下に集まり、同じ価値観を共有している者同士なので、しっかりと議論をして一つにまとまってほしい」と求める。
 知事選や千葉市長選、参院選が予定される来年を控え、新興勢力の維新は県内で根付くのか。今回の衆院選で大勝した自民県連の松野博一会長(50)は「維新が県内に党として基盤を築くかどうかは、今後の動きや支持の広がりを見ないと判断できない」と静観する構えを見せている。【橋本利昭、斎川瞳、田中裕之、黒川晋史】
12月19日朝刊

8292チバQ:2012/12/21(金) 00:20:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000041-mailo-l12
2012衆院選:風無き圧勝/下 大敗民主、原点へ 分裂で有権者離れ /千葉
毎日新聞 12月20日(木)11時51分配信

 「しっかりやります。民主党、頑張ります」。18日夜、千葉市花見川区のJR幕張駅前で、民主党から新人で千葉2区(八千代市など)に出馬し落選した樋口博康氏(53)の姿があった。衆院選翌日から朝晩、選挙区内の駅でコートを着ずにスーツのまま1人でのぼりを掲げ、通行人に党の再起を訴えている。
 党本部幹事長室部長代理を務める樋口氏の出馬が決まったのは公示1週間前。前回09年の2区に民主から出馬、当選した黒田雄氏(53)=日本未来の党=は消費増税に反発して離党し対立候補となったが、共に落選。樋口氏は「(バラバラの)民主党は頼りないと思われ、最初から聞く耳を持たない有権者が多かった」と振り返る。
 民主は前回、比例単独を含め県関係の候補者15人が当選した。しかし、小沢一郎氏(70)と行動を共にした7人が7月に離党。5選挙区が空白区となったが、このうち11、12区は最後まで擁立できなかった。民主県連の田中信行幹事長(61)は「離党組が出たことで党支部が大きく壊れたままの状態で選挙に突入した」と話す。
 結果的に民主の分裂は、日本維新の会などの第三極の参入に加え、さらに非自民支持層の票を分散させる「自民党有利」の状況を生み出した。今回、民主は野田佳彦首相(55)の4区と田嶋要・県連代表(51)の1区でしか小選挙区で勝てず、比例復活を合わせても当選者は前回の3分の1の5人にとどまる。
 樋口氏は党再起の姿勢を示すため、党職員の仕事をこなしながら2区での政治活動を続けるという。職員歴13年で党内を眺めてきた経験から語った。「民主党は国民参加型の政治が原点だったが、特に09年に党の追い風だけで当選した1回生は国民の中に入らなかった。落選した自民党議員の秘書が雇われ、議員より大きな顔をすることもあった。今回の敗因は政党としての在り方だったと思う」
    ◇
 19日朝、千葉市中央区のJR蘇我駅前であいさつをしていた田嶋氏は、選挙期間中とは異なる有権者の変化に気づいた。5人に1人程度の割合で握手に応じてくれるのだ。「不思議だよ。これがみそぎなんだ。また頑張れということがある」と驚いた様子で語った。
 県内の次の大型選挙は来春の知事選。民主県連の対応は、突然の衆院解散で議論がストップしたままだ。3議席を争う来夏の参院選も「今の実力では現状維持の2議席を狙うのは高望みかもしれない」(県連幹部)との声も漏れる。先の展望は決して明るくない。
 それでも、田嶋氏は「自民党の支持率が大幅に上がったわけではない。再び2大政党と言われるよう頑張っていかないといけない」と決意を示す。
 民主への反発は、09年の選挙で掲げたマニフェスト(政権公約)の多くを実現できなかったことも大きい。田嶋氏は「くだらない国会戦術を取らず、政治を前に進めるために与党に協力すべきは協力する野党になることが必要だ」と語った。
    ◇
 18日、東京・永田町。11区(茂原市など)で大差で落選した未来の金子健一氏(55)が国会事務所の撤収作業に追われていた。地元の茂原事務所もなくして、「ゼロからの出発を果たす」つもりだ。
 民主離党組が合流した未来は小選挙区で立候補した10人全員が落選する大敗。「(獲得した)この票は皆さんが積み上げてくれた貴重な票。これを生かすためにも今後のことは後援会の皆さんと相談したい」。金子氏の敗戦の弁を聞きながら、支援者の1人は「公示間際に国民の生活が第一から未来に党籍が変わったことが有権者にわかりにくかった。あれでは戦えない」とつぶやいた。
    ◇
 自民圧勝だった今回の衆院選。だが、自民の比例票は伸びず、小選挙区の勝利も、民主の分裂や維新など第三極の参入による非自民支持層の票が割れた側面が大きい。決して自民への「白紙委任」とは言えない結果に自民、民主、第三極など各党、当選議員はどう応えるのか。突きつけられた課題は重い。【田中裕之、斎川瞳、吉村建二】
12月20日朝刊

8293チバQ:2012/12/21(金) 00:27:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000118-mailo-l15
2012衆院選:検証/上 民主、惨敗に大きな衝撃 政策に一貫性欠き /新潟
毎日新聞 12月18日(火)15時23分配信

 「せめて謝ることから始めてほしかった」
 新潟市で民主党候補の演説を聞いた若い女性は、握手のため歩みよってきた候補者と応援演説者に対し、消費増税や関西電力大飯原発再稼働を決めたことなどを批判した。
 3年余のうちに米軍基地移設問題や原発政策、消費増税など政策に一貫性を欠き、マニフェスト(公約)にない政策を実行した民主政権。16日投開票された衆院選では県内小選挙区も全6議席を自民に奪われ、惨敗した。
 この結果に県内の同党関係者は驚きを隠せない。小泉旋風が吹いた前々回選(05年)でも県内では民主候補が3議席を確保し、それが自信につながっていた。民主党県連の市川政広幹事長は「新潟の候補者は個人の底力がある。ここまで全敗するとは思ってなかった」と漏らす。1、3区の陣営も「候補でなく、民主党ということで判断されてしまった」と悔しがった。4区陣営は「消費増税の責任を全部民主党がかぶることになってしまったのが大きかった」とも。2区の鷲尾英一郎氏は「(政党が)簡単に分裂してしまうことは、政権担当能力に対する根本的な疑問を植え付けてしまった」と分析した。実際、1〜4区は当選した自民候補との得票率の差は10%未満にとどまり、候補本人への批判は少ないともみられる。
 6区の元副農相の筒井信隆氏は党政策に苦しんだ。農業者が多く、有権者の関心が高いTPP(環太平洋パートナーシップ協定)問題では、交渉参加に積極姿勢を示す党に対し、自分は慎重姿勢だという説明や弁明に追われた。筒井氏は「党執行部はこれだけの暴風雨を起こしたことを考えてほしい」と話す。
 7選を目指した5区の田中真紀子氏は、自民の長島忠美氏に約3万票の大差で敗れた。
 裏には党への逆風だけでなく、支援者との溝がある。田中氏は03年に自民を離党。民主に入党後も前回選では連合新潟の推薦を返上するなどトラブルは絶えなかった。今回も連合は「支持」にとどまった。父角栄氏からの長年の支持者が対立候補の支援に回ったりしたことも打撃となった。元越山会の男性も「(田中氏は)陳情を受けるのを嫌がり、地元に何もしない」と批判を緩めなかった。
 以前、田中氏を支援した自民党県連の星野伊佐夫会長は「真紀子さんは小泉純一郎首相と話して、私たちには何も説明なく自民を去った。これが一つの区切り。あの瞬間、田中角栄がすごく遠くなった」と田中氏の個人的資質に疑問を呈した。
 市川幹事長は惨敗を受け「候補者は自前の組織や支援団体を作って戦える体制にしないといけない。新しい民主党を作り、来年の参院選に臨む」と決意を語る。だが国民の信頼を取り戻すのは、そう容易ではなさそうだ。
12月18日朝刊

8294チバQ:2012/12/21(金) 00:30:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000127-mailo-l15
2012衆院選:検証/下 全議席奪還した自民 従来型組織力頼み /新潟
毎日新聞 12月19日(水)13時4分配信

 「我々の仕事は6割以上減った。どうやって生きていくか非常に困ってる。(民主は)『コンクリートから人へ』なんて言うが、コンクリートも人も大事。民主は何もしていない。怒りをぶつけようじゃありませんか」
 衆院選終盤の13日、新潟3区の五泉市で開かれた建設関連業の集会で、地元の建設業協同組合幹部が声を張り上げ、約170人の参加者に呼び掛けた。その後を3区の自民候補が引き受け「(10年間で200兆円を公共投資に充てる)国土強靱(きょうじん)化の予算を3区に持ってくる。建設業に力を入れる。それは間違いなく、日本全体のためになる」と強調した。
 公共事業よりも社会保障に重点を置いた施策を展開してきた民主。だが公共事業減少が地域に与えた影響は少なくない。新潟は日本海に面し、面積が広い上、全国有数の豪雪地帯でもある。道路や港湾整備など公共事業の重要度は極めて高い。
 県によると、県内総生産の建設業の割合は7・7%(09年度)で、全国平均の6・2%(09年)を上回る。公共事業の減少が暮らしを直撃した有権者も少なくなかったはずだ。地震や地滑りなど度重なる自然災害に見舞われた6区では、自民候補が「必要な公共事業をする」と訴えた。
 今回、自民は建設業界などの企業がフル稼働、協力関係にある公明党に加え、自党を中心に県議、市議を動員した従来型の組織戦を展開。前回、民主への政権交代の原動力になった無党派層にも食い込みを見せ、全6議席を民主から奪還した。
 民主はマニフェスト(政権公約)で掲げた主要政策が財源不足で大きく後退し、破綻に終わった。一方、公共事業に集中投資する自民の国土強靱化計画は、景気回復の歩みが滞る中、一部有権者には大きな魅力として映り、特に地方では自民大勝を下支えした。
 ただ有権者が、自民への大きな期待から選択したとは言い難い。政治不信を反映し、投票率は戦後最低の59・66%(小選挙区)となった。
 前回の大敗の記憶が生々しく記憶に残る自民にとって、民主の政権奪取そして今回の壊滅は、政権運営を一歩間違えれば、再び自党に襲いかかりかねないと映る。民主が招いた「マニフェスト不信」を念頭に、自民党県連の星野伊佐夫会長は「できないことは(公約に)書いちゃいけないし、言っちゃいけない。今後の教訓になる」と語る。
 開票の翌17日、当選した6人が、自民県議や市議にお礼に訪れた。星野会長はあいさつで「現場主義で、選挙区のことだけは、どこに行っても考えながら活動してほしい。きょうから次回選挙のことも考えて活動してほしい」と語り、気を緩めることはなかった。
 自民の新人候補を応援した市議は「今回は県議や市議のみこしに乗ってたまたま当選したみたいなもの。本人は選挙を分かってないし、全然地元を回ってなかった。これからは自分で後援会組織を作らないと」と漏らす。
 民主への逆風や自民の組織力で、知名度や実績がない自民新人が当選した今回選。次回はもう頼ることはできない。「新しい自民党」の真価が問われる中、当選者がどう公約を守り、活動していくのか。有権者の視線はさらに厳しくなる。
12月19日朝刊

8295チバQ:2012/12/21(金) 00:34:58
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20121218ddlk16010409000c.html
2012衆院選:回想 自民、組織力で圧倒 投票率ワースト、県民「置いてけぼり」 /富山
毎日新聞 2012年12月18日 地方版

 ◇選択の幅狭く、争点あいまい
 16日に投開票された衆院選は、自民が県内全区を独占した。1区では田畑裕明さんが民主前職の村井宗明さんを抑え初当選。2・3区ではそれぞれ自民前職の宮腰光寛さん、橘慶一郎さんが手堅く再選した。自民圧勝や過去最低の投票率の要因などについて、各区の取材を担当した記者たちが振り返り、検証した。【大森治幸、畠山哲郎、成田有佳】

 ◇全区独占の自民。その強さの源は?
 A 「1区の議席奪還」を掲げ、党本部の大物や2・3区の前職候補のほか、他県の自民県議も駆けつけるなど、「援護射撃」が徹底していた。分裂した民主や第三極とは団結力の次元が違った。

 B 2区は公示後、候補が北海道や沖縄に出向いて不在がちでも圧勝するほど、組織力が頭抜けていた。また今回は議会中の選挙で、選挙の実働を担う市町村議にとっては掛け持ちが大変だったが、頭数で勝る自民は有利だった。

 C 3区も同様。出陣式には区内の首長らが顔をそろえ、JAや医師会などの団体からの支援も強力。地盤の厚みがまるで違った。また陣営幹部の県議らはあいさつや電話など常に忙しく働いており、選挙慣れしていた。

 ◇他の党の課題は?
 C 3区では民主の候補擁立が公示の2週間前。しかも地元での知名度はほぼゼロの新人。事情もあるのだろうが、もっと周到に準備すべきでは? 選挙自体の盛り上がりにも影響してしまった。

 B 社民も2区への候補擁立が10月上旬。さらに連合富山の支援も選挙戦後半からと、多くの面で対応に出遅れた感は否めない。知名度アップなどに約1年をかけた準備で臨んだ前回(09年)は今回の約3倍の得票だった。

 A 1区は前職候補が消費増税法案の衆院採決を棄権した「しこり」が尾を引いた。また県内では日本維新の会が比例で民主を上回り、既成政党への不信の受け皿になった格好だ。参院選に候補者を擁立するか、注目したい。

 ◇投票率は過去最低。さらに前回から下落率は全国ワースト。
 B 2区は民主が候補者を立てず与党不在。有権者に選択肢を示せなかったのが一番の要因だろう。自民支持層でも優位な選挙戦で、投票へのモチベーションが下がったとみられる。

 C 師走の慌ただしさに加え、争点の政策について候補者の踏み込み不足もあるのでは? TPP(環太平洋パートナーシップ協定)や消費増税などは富山にも関わる重要なテーマ。主張が明確だったのは共産党候補だけだったと思う。

 A ある有権者がこの選挙を「置いてけぼり選挙」と表現したのが印象的だった。突然の解散で有権者に何を問いたいのか、分からなかった。自説をまくし立て、他党を非難するだけの政治家の姿に「置いてけぼり感」が募り、白けた。国民目線の政治を願いたい。

8296チバQ:2012/12/21(金) 00:35:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000225-mailo-l17
2012衆院選:回想/上 準備万端「自民王国」復活 /石川
毎日新聞 12月18日(火)16時35分配信

 ◇予想外の逆風、失われた求心力−−出遅れが響いた民主
 16日投開票された衆院選は、自民党が単独過半数を確保する圧勝となり、県内でも3小選挙区全てで自民が議席を独占した。かつての「自民王国」復活ともいえそうな結果となった師走の総選挙。選挙戦の様相を、取材した記者のメモから2回にわたり振り返る。【衆院選取材班】
 ◆序盤から勢い
A 自民は、既に選挙戦序盤から勢いを感じたね。
B 集会を開けば満員で、事務所は土日に支持者らでごったがえした。急きょ衆院解散が決まったというのに、準備は万端という印象を受けた。
C 自民は長年、小選挙区の議席を守ってきたわけで、本来の強さをみせたということなのだろう。石川3区の北村茂男氏の陣営では、公示直後こそ、小選挙区での議席獲得を目標に掲げていたけれど、選挙戦中盤には、当選を前提に「リードを広げて惜敗率を低め、次点の候補が比例復活するのを防ぐ」と公言していた。
B 石川2区の佐々木紀氏の陣営も強気で、選挙戦後半には同様の発言が飛び交っていたね。当選を確信するどころか、投開票日には投票終了直後に勝利宣言し、午後10時半までに計5カ所に当選あいさつする、という予定を前日に組んでいたよ。
A 開票を始める時間は、最も早い自治体で午後8時だったのだけどね。
B 自民の各陣営はそれほどまでに、当選の自信を持っていたということ。
D 石川1区の馳浩氏に至っては、他党や候補の批判を極力抑えて勝利するという、“品格”の横綱相撲だった。
 ◆後手、後手、後手
A 一方の民主。解散後に田中美絵子氏が石川2区から国替えし、県連幹部が後継選びに奔走するなど、急転直下の解散劇に翻弄(ほんろう)されたね。
B 石川2区で解散後に急きょ出馬表明した宮本啓子氏の陣営幹部からは「あと1週間、擁立が早ければもう少し態勢が整ったのだが……」との恨み節もこぼれていたよ。事務所の場所が決まったのが解散の10日後。個人演説会の日程も思うように組めなかった。
A 突然の解散に戸惑い、準備不足に泣かされたのは、野党の自民側ではなく与党の民主側だったようだ。本格的な選挙戦に入る前に、既に差がついていたと言わざるを得ない。
B 宮本氏の敗戦が決まった事務所内で、県連代表の一川保夫・参院議員は、民主への逆風が予想以上だったことも敗戦要因に挙げていたな。
C だが、逆風下でも、石川3区の近藤和也氏は奮闘したように思う。前回選で当選した後も街頭演説やミニ集会など、地道に地元回りをずっと続けていたんだ。自民の一部には「侮れない」と警戒する声もあったね。だが、民主への批判は厳しかった。近藤氏は敗戦の弁で、個人票を積み上げる今までのやり方は「逆風の選挙で(組織型選挙に)負ける」と語ったほどだ。
D 石川1区の奥田建氏の陣営は、父の故・敬和氏の時代から支えた金原博、宇野邦夫の両県議が選対から一歩引き、比較的若手で態勢を組んだ。選挙に強いベテラン2人の不在が影響した、とみる向きもある。また保守系と、労組系議員とで別々に選対ができるなど、意思疎通が不十分で態勢が固まらなかったようだった。求心力を取り戻せるか、これからが勝負だね。
12月18日朝刊

8297チバQ:2012/12/21(金) 00:35:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000236-mailo-l17
2012衆院選:回想/下 低投票率に泣いた第三極 /石川
毎日新聞 12月19日(水)16時45分配信

 県内の3小選挙区の議席を、全て自民が独占する結果に終わった衆院選。相次いで結党した新党を中心とした「第三極」や、「老舗」政党の共産党や社民党への支持はどうだったのか、あるいは選挙結果が県内政界などにもたらす影響について、前回に続き、担当記者が振り返った。【衆院選取材班】
 ◇民主惨敗、知事選に影響も 「脱原発」主張際立たず
 ◆「第三極」の健闘
C 結党が相次いだ新政党の「第三極」の戦いぶりや有権者の受け止め方はどうだったろう。
A 石川1区は、維新や未来など全国をにぎわせた新しい政党の候補が立った。5人の候補者から選ぶこととなり、有権者にとっては選択肢が増えたという意味ではよかったとは言えないかな。
D 維新・小間井俊輔氏の陣営は、自民の馳浩氏と民主の奥田建氏が議席を争ってきた構図を見て、両氏に投票した人のうち、情勢によって投票先が変わる無党派的な層の票の取り込みを狙った。奥田氏に迫る勢いだったが比例代表での復活当選できなかった。
A 小間井氏は「石川1区の金沢市は大半が無党派層」と語っていた。だが、今回は戦後最低の投票率。取り込める層は少なく、目算が外れたね。
D ただ、陣営幹部は「馳氏ではなく、奥田氏を支持していた層から票が流れたようだ」とみている。民主の支持層の票が分散し、第三極に流れ込んだことで、結果的に自民の候補を利した面があるといえそうだ。
A 未来の熊野盛夫氏は、応援で知人のミュージシャンが生演奏するなど、独自の選挙戦を展開した。出馬表明は公示日直前であり、1万票を集めたのは健闘といえるんじゃないか。
 ◆「原発ゼロ」、憲法改正反対などを訴えた「老舗」政党の共産、社民
D 石川1区の熊野氏の主張のメーンは「卒原発」。そのため、共産の黒崎清則氏も原発推進に反対を掲げたが、主張を際立たせることができなかったようだ。
B 石川2区では、前加賀市議で一定の知名度があるとみられた社民・細野祐治氏と、衆院選挑戦5回目の共産・西村祐士氏の得票はいずれも1万数千票。原発推進やTPP交渉参加について明確に「反対」を掲げたけれど、それを望む有権者の受け皿になりきれなかった。
C 石川3区は自民と民主、共産の争い。03年衆院選と同じ構図だが、共産の渡辺裕子氏の得票率は当時の共産候補の1・6倍。原発推進への反対を明確に掲げ、存在感を示せたと思う。
 ◆総選挙の結果がもたらす影響とは
B 森喜朗元首相の引退を受け、石川2区で初当選した自民の佐々木紀氏に対し、森氏は今後、積極的な支援も、行動を制御するようなこともしないと公言している。佐々木氏の総決起集会では「政治家としての演説はこれが最後」と語った。政界の表舞台からは一歩退いた形になるとみられる。
A ただ、森氏の悲願の北陸新幹線の全線フル規格化が実現するまでは影響力を発揮するだろうとの見方もあるね。
B 16日夜、佐々木氏が当確の知らせを受けて勝利宣言したときのこと。報道陣から万歳を依頼された佐々木氏に対して森氏が、あの太い声で「(当選しても)万歳するもんじゃないんだ」とたしなめた姿が印象に残っている。重鎮として県内政界への影響力は残るだろう。
D 民主は、3小選挙区で敗北した上に比例代表で復活もできず、県内の所属衆院議員はゼロ。この民主の求心力の低下が、民主に合流した県議会会派「新進石川」の発言力に影響するのではないかと見る向きがある。新進の県議は、谷本正憲知事を初当選から支えてきただけに、勢力が低下すれば、14年春の次期知事選の構図に絡むかもしれない。
A 次の知事選で、これまでは新進と相乗りだった自民が、衆院選全勝の勢いに乗って独自候補を擁立する可能性がある、ということだね。6選出馬に意欲的と言われる谷本知事は、自民の勢力伸長を複雑な思いで受け止めているかもしれない。
12月19日朝刊

8298チバQ:2012/12/21(金) 00:36:30
石川
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1355753757041_02/news/20121217-OYT8T01785.htm
12衆院選 王国復活の背景
(上)自民 追い風なき大勝

 「自民党に特別な期待や風が吹いたわけではない」

 16日夜、金沢市間明町の馳浩の事務所。自民県連幹事長の紐野義昭は、勝利の余韻を感じさせない淡々とした口ぶりで戦いを総括した。

 「馳には入れる。だけど、自民はだめや」。9日夜、金沢市での馳の個人演説会に出席した男性は、きっぱりと言い放ち、会場を後にした。

 選挙戦序盤から「自民優勢」を伝える報道各社の世論調査結果とは裏腹に、自民の各陣営では追い風を感じることは少なかった。ただ、前回初めて小選挙区の議席を失った自民王国・3区では「だまされた思いは絶対に許せない」と、民主党に憤る有権者の声は届いていた。あまりにも強い民主への逆風。自民は「いかに組織を壊さず安全運転するか」(県議)との戦略を立てた。

 1区では候補が街頭を飛び回る陰で、県議らは解散後から「1万件以上」の電話作戦で票を積んだ。ある集会では開始の遅れを伝える司会者が、おわびとともに一言、付け加えた。「待つ時間を使って、皆さんの携帯電話から知り合い3人にお電話を」



当確の一報が入り、握手を交わす森さんと佐々木さん(16日午後8時過ぎ、小松市の事務所で)      ◎

 元首相の森喜朗が約43年にわたって議席を守り続けた2区。9月20日に森の後継に選ばれた佐々木紀は、衆院解散後まで立候補表明が遅れた民主候補を尻目に、着実に森後援会の支持者を固めた。38歳という若さを武器に、同世代を中心とした若年層にも支持を訴えた。「私の後援会の8割を取ればいい」(森)とされた佐々木は初陣にもかかわらず、苦戦した前回の森をしのぐ得票率で大勝した。

 全選挙区で、各地に張り巡らされた後援会組織が一斉に動き、戦後最低の投票率の低さも勝利を後押しした。自民の強さの源泉を、ある県議は不敵な笑みを浮かべて説明した。「長年築いてきた力、つまり、『しがらみ』の勝利だ」

      ◎

 「自民に風が吹いた訳ではない」との自民関係者の実感は、データでも裏付けられる。県内の比例選での自民の得票率は34・65%と、民主に政権交代を許した前回09年の35・43%を下回った。県連幹部は「民主政権への強い不満や乱立する新党への不安などで行き場を失った『消極的自民票』が招いた圧勝に過ぎない」と口をそろえる。

 1選挙区から1人しか当選できない小選挙区制では、政党への「風」が全国の選挙区での勝敗、ひいては政党全体の議席数に影響しやすい。05年の「郵政選挙」で自民、09年の「政権交代選挙」で民主が大勝した事実が、それを物語る。

 ましてや、政党が乱立する中、「消極的支持」で大勝した自民にとっては、ひとたび失政を犯せば、有権者から強烈な「しっぺ返し」を食らう恐れは消えない。来夏に参院選を控え、県連会長の岡田直樹は自戒の言葉を口にした。

 「今回がラストチャンス。これで期待に応えられなければ、今度こそ国民から鉄槌(てっつい)を下され自民党は再起不能になる」(敬称略)

(2012年12月18日 読売新聞)

8299チバQ:2012/12/21(金) 00:36:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1355753757041_02/news/20121219-OYT8T01553.htm
12衆院選 王国復活の背景
(中)民主 身内からも逆風

支援者に敗戦のあいさつをする一川氏(左)(小松市の事務所で) 県議会会派「新進石川」会長の宇野邦夫は17日、県議会の控室で記者団に一川保夫・民主党県連代表の責任論を口にした。

 その直後、一川本人があいさつに訪れたが、2人が言葉を交わすことはなく、一川は「お世話になりました。また、よろしくお願いします」と頭を下げ、10秒ほどで部屋を後にした。

 民主党は県内3選挙区で議席を獲得できず、候補は比例復活もかなわなかった。惨敗の要因は、全国的に吹き荒れた逆風だけではなく、身内のゴタゴタが最後まで尾を引いたためだ。

      ◎

 「獲得できるはずの票を割ったのは大変ショックだ」。1区の奥田建は17日未明、金沢市西念の事務所で悲痛な表情で語った。基礎票が「7万」(陣営幹部)とされた奥田の得票は過去最低の4万7582票にとどまった。

 奥田は地元での活動不足を再三にわたって指摘され、ある金沢市議は衆院解散後、「民主党への逆風に加え、奥田に対する逆風もある」と厳しい表情を見せていた。

 2009年の政権交代後に民主党入りした新進石川は労組系議員との距離を埋められず、これまで奥田の選挙を率いてきた宇野と、新進石川顧問で県議11期の金原博は選対から一歩退いた。奥田の父・敬和(故人)に見込まれ、秘書を務めた宇野が敬和の長男・建の苦境に際して関与を控えたのは、“見限った”とも受け取れる。

      ◎

 2区で田中美絵子の国替えが決まった時、県連内では「一川に責任を取って出てもらうしかない」との声が大勢を占めたが、一川はかたくなに固辞した。

 田中が6月、週刊誌でスキャンダルを報じられた後、「田中では戦えない」と悲鳴を上げたのは2区内の県議たちだった。県連幹部は「自分の選挙の時に、支持者から『なぜ田中を推した』と追及されるのが怖かったからだ」と解説する。

 10月に来県した民主党幹事長代行の安住淳は「『田中はダメ、代わりもいない』は認められない」と県議らを諭し、県議らは数人に立候補を打診した。だが、県連は党本部が田中の国替えを決めた時点でも、後任候補を用意できていなかった。

 民主の支援団体・連合石川は、宮本啓子を推薦しなかった。民主候補を支援してきた社民党も独自候補を擁立し、連合は民主と社民に分裂。宮本は前回の田中の3分の1に満たない3万7601票で惨敗した。

      ◎

 3区で近藤和也が健闘したのは、前回の初当選後、「1500回以上の街頭演説などを重ねた」という近藤自身の努力が大きい。一川は近藤の選対本部長に就いたが、「自分の選挙目当て」と見る向きもある。

 民主は県内の国会議員が一川だけとなり、来夏の参院選で一川の議席を守ることが最大の課題となる。

 宇野は参院選について「わしは戦わん」と言い切り、ある県議は「一川は任期中、何もしなかった」と切り捨てる。その一川は衆院選の結果を「有権者が何を判断基準に(自民を)選んだのか理解しがたい」と振り返った。

 政権与党から陥落した民主党。惨敗後もどこか「他人事」のように映る関係者の振る舞いからは、再生への道筋が見えてこない。(敬称略)

(2012年12月19日 読売新聞)

8300チバQ:2012/12/21(金) 00:37:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1355753757041_02/news/20121219-OYT8T01573.htm
12衆院選 王国復活の背景
(下)維新 急ごしらえ露呈

橋下代表代行(中央)、中田宏氏(左)と街頭演説した小間井氏(2日、金沢市香林坊で) 衆院選公示2日後の6日夜、報道各社に1枚のファクスが届いた。「てんてこまい俊輔通信」――。送り主は日本維新の会の小間井俊輔の事務所。翌日の選挙活動の予定を記載したA4判1枚の紙の表題が、前日の「こまい俊輔予定表」から変わっていた。

 初めての選挙で自民党の馳浩、民主党の奥田建という「強敵」に挑んだ小間井。自虐的にも思える「てんてこまい」は、今回衆院選での自身や維新の戦いぶりを象徴していた。

      ◎

 「最終的には(当時の日本維新の会の)橋下(徹)代表と松井(一郎)幹事長が決めると思う」。10月31日、県庁の記者会見室。維新北陸信越ブロック長・阿部賞久は県内全3小選挙区に候補を立てる方針を示す一方、小間井の1区での公認については言葉を濁した。

 党本部が小間井に公認を伝えたのは衆院解散後の11月18日。党本部は「維新政治塾」塾生の政治活動を禁じ、塾生の小間井は公認されるまで街頭演説もできなかった。維新の会は太陽の党と合流し、代表に石原慎太郎、代表代行に橋下が就任。第3極としての期待感が高まる一方で、合流による政策の変化も生じていた。

 12月9日、金沢市諸江町での演説会。小間井陣営幹部の県議・田中博人は「小選挙区では現職2人がいて頂上は見えないが、比例選では(議席を)獲得できるところまできている」と比例復活へ望みを語った。

 ただ、党本部は比例選北陸信越に前横浜市長の中田宏を擁立、名簿順位を1位にした。小選挙区と重複立候補した8人はみな2位。小選挙区で「生死」をかけて戦う候補より、知名度があり、党の「顔」となる中田を優遇していた。

 橋下は12月2日、金沢市香林坊での街頭演説で、日本未来の党の原発政策や自民党の公共事業政策への批判をまくし立て、こう述べた。「正直、小間井さんが当選するかどうかどっちでもいい。当選するためだけにいいこと言ったらダメ」。聴衆に笑いが漏れた。橋下のすぐ横で小間井は苦笑いを浮かべた。その後、小間井陣営が望んだ石原代表の県内入りも実現しなかった。

 小間井の得票は4万1207票で、惜敗率は41・39%。維新は比例選北陸信越で3議席を獲得。重複立候補した8人の中で小間井の惜敗率は6位で、最後に当選した百瀬智之(長野2区)を11・77ポイント下回った。

      ◎

 維新が県内でも存在感を示した一方で、共産党、社民党、日本未来の党の得票は伸びなかった。3党に共通するのは消費増税反対、反原発などの公約を前面に掲げたことだ。

 読売新聞社が12月7〜9日に行った世論調査では、「安全性を確認した原子力発電所の運転再開」は賛成が43%、反対が49%、「消費税率を14年4月に8%に引き上げ、15年10月に10%まで引き上げる」は賛成が49%、反対が44%と賛否が拮抗(きっこう)した。国民全体が悩んでいる様子がうかがえ、これらの争点で明確な立場を示すことは必ずしも得票に結びつかなかったとみられる。

      ◎

 「選挙前に争点形成し、他党との違いを明確化できなかったことが敗因」。小間井は16日夜、金沢市入江の事務所で報道陣に答えた。維新の県内での比例選得票は12万4559票で、自民(19万5795票)の次だった。小間井は次回衆院選への立候補を明言しなかったが、「石川でも新しい政治に期待する声は十分にある。維新を北陸、石川に広げていける活動を考えていきたい」と語る。

 維新は一時のブームで終わるのか、国政を刷新する一大勢力に育つのか。真価は来夏の参院選、そして次回衆院選で問われる。(敬称略)

      ◇

 この連載は、福森誠、益田耕平、加藤哲大、池田創、三歩一真希が担当しました。

(2012年12月20日 読売新聞)

8301チバQ:2012/12/21(金) 00:41:41
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121220ddlk18010484000c.html
2012衆院選:記者座談会 原発政策 各候補、争点化避ける 全国最多立地県、物足りなさ指摘 /福井
毎日新聞 2012年12月20日 地方版

 自民が県内3選挙区を独占し、民主が全議席を失った衆院選。選挙戦を担当記者4人が振り返った。

 −−3選挙区とも、自民が大差をつけた。

 記者A 福井の保守地盤の厚さをまざまざと見せつけられた。「切り崩すすき間がない」と弱音を漏らす他党の選対幹部は多かった。1区では、稲田朋美氏の後援会組織の強さが目立った。陣営関係者は「公示を迎えるころには、試験は終わっている」と話していたが、常在戦場で組織を鍛え上げている。

 記者B 2区の山本拓氏の個人演説会は連日、数百人が駆けつけた。前回選は中立に回った県農政連が動員をかけ、応援弁士にも立った。自治会単位の推薦状が事務所の壁に所狭しと並び、支持層の厚さを物語っていた。対照的に民主・糸川正晃氏は逆風に苦しみ、陣営は「『糸川本人は良いけど、民主党はちょっと……』と言われる」と嘆いていた。

 記者C 自民大勝というより民主自滅の印象だ。3区は元々自民が強いから順当勝ちと言える。陣営は完勝気分の引き締めのため、組織固めに万全を期していた。組織の機動力、活動量は圧倒的だった。

 −−第三極は風を巻き起こせなかった。

 A 維新の橋下徹代表代行が福井市で応援演説を行った時、約2000人(陣営発表)が集まったが、現場からわき上がる高揚感のようなものは感じられなかった。橋下氏は「さらに公共工事をしても日本は成長しない」と訴えたが、北陸新幹線や足羽川ダムが主要課題の福井の現状とかけ離れていた。政策的に受け入れられなかったのではないか。

 B みんなは2区に候補を立て、維新と連携して2大政党打倒を訴えたが、保守層には浸透できなかった。ただ、1割強の票を集め、一定の手応えは感じたようだ。

 記者D 3区の維新候補は“落下傘”。公示の約10日前に公認が発表され、事務所にするため急いで借りた敦賀市繁華街のテナントには、前に入っていた店舗のカウンターがそのまま残っていた。事務所開きに知人ら数人しか集まらず、党本部の支援が厚いとは思えなかった。大阪での維新の熱狂とは対照的に、地方での悲哀を感じた。

 −−原発問題は争点となったのだろうか。

 C 原発が集中立地する3区でさえ原子力が再重要の争点にはならなかった、というより、どの候補も争点化を避けた。原発と切り離せないという意味で、経済・雇用問題に一般化されたように感じる。「安全なら動かす」と現実論を強調していた自民にしても、国策としての見通しが不透明で、本質論に踏み込めなかった。立地自治体の関係者は「原発の必要性をもう少し訴えてもよかったはず」と物足りなさを指摘していた。

 A 1区で共産、社民候補が脱原発を柱に訴えたが、伸び悩んだのが象徴的だった。毎日新聞の世論調査で、最も重視する争点に原発を挙げた人の割合は景気対策や社会保障に比べて低かった。ただ、立地県の方が若干、原発への関心は高い傾向があった。

 B 2区でも、共産以外の候補が街頭演説で原発に触れることはほとんどなく、景気回復やTPPが主な主張だった。原発から距離があり、住民の関心事ではないと判断したのかもしれない。しかし、全国最多の原発立地県の候補者として、自らの考えを有権者に示してほしかった。

8302チバQ:2012/12/21(金) 00:45:48
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20121218/CK2012121802000079.html
衆院選検証(上) 自民、組織選挙で大勝
2012年12月18日

選挙期間中、安倍晋三自民党総裁の応援演説に大勢の人々が集まった=掛川市のJR掛川駅前で(袴田貴資撮影)


 衆院選の投開票から一夜明けた十七日午前。静岡県内の戦いを取り仕切った自民党県連の杉山盛雄幹事長は余裕をのぞかせた。「もっと早く注射を打っておけば、6区も勝てたかもしれない」

 六選を目指した民主前職に新人が挑んだ6区。自民は主戦場と位置づけ「注射」と呼ぶ候補者本人や組織への引き締めを十日から繰り返した。敗れはしたが、約一万二千票差まで追い詰めて比例で復活当選。県内で小選挙区六、比例三の計九議席を獲得した自民復権を象徴する区となった。

 自民は今回、環太平洋連携協定(TPP)反対を条件にした農協や、安倍晋三総裁が掲げる公共事業拡大に期待が大きい土木・建設業界といった組織の支援を受けた。民主党の敵失で勝利が転がり込んだ面は大きいが、得意とする旧来型の組織選挙の強さが目立ったのも事実だ。小選挙区の全国投票率は戦後最低の59・32%と低迷し、確実に計算できる票が自民を支える構図が一層際立った。

 1区で支援した農協幹部は「われわれは一人一人が十票を稼ぐことを目標にした」と胸を張る。街頭演説の七割方を農協関連施設の前に集中させる戦いぶりで、小選挙区での当選を手にした陣営もあった。

 「選挙は外交や防衛ではなく、安定した生活。そこを訴え、組織の支援を受ける」。杉山幹事長はこう説明する。勝利を手に十七日午後には早速、支援を受けた団体へのお礼回りに繰り出した。

 ただ、大勝の陰で危うさものぞく。ある新人は「支持なし層を取り込めていない。街頭に立つと、有権者の政治不信はすさまじい。今回の票がイコール自民への支持とは思ってはいない」と自己分析。1区で当選した元職も、落選した前回より約一万五千票も落とした。自民幹部は「原因をしっかり分析したい」と慢心を戒めた。

 大勝、大敗を繰り返す小選挙区制の怖さがより鮮明になった今回の衆院選。揺り戻しへの不安はつきまとう。杉山幹事長は「しっかりした政策を実現しないと、次回はまた、自民はダメだったとなってしまう」と警戒感を口にした。

 それでも今回の圧勝が自民への追い風となるのは間違いない。来夏には知事選が控え、県議会で対立する川勝平太知事との対決を念頭に自民幹部の鼻息は荒い。「党勢拡大しているんだから、候補者を立てるのは当然。年明けから候補選びを本格化させる」

 自民が今回得た優位は知事選まで続くのか。その保証はどこにもない。

    ◇

 十六日投開票された衆院選は静岡県内でも自民圧勝、民主大敗で終わった。第三極も比例復活で念願の議席を獲得した。師走の選挙戦を振り返り、各党の戦いぶりを検証する。

8303チバQ:2012/12/21(金) 00:46:15
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20121219/CK2012121902000080.html
衆院選検証(中) 民主、結束できず惨敗
2012年12月19日

◆信頼回復への道遠く
民主党・ふじのくに県議団の控室を訪れ、落選を伝える牧野聖修県連会長(右)=17日、静岡県庁で


 「民主惨敗」の衝撃も冷めやらぬ十七日、静岡1区で議席を失った党県連会長の牧野聖修さんは、党再建への道筋を問われ、憔悴(しょうすい)しきった表情で絞り出した。「風に頼っていてはだめ。自分の足で組織づくりをしっかりやるしかない」

 比例と合わせた県内八議席は、前職が圧倒的な知名度と地盤を誇る5、6区で死守できただけ。政権交代への高揚感に包まれた二〇〇九年の前回選から、多い候補で三分の二以上の票を失った。

 前回、党への追い風で誕生した一年生議員は、足元を固めきれないまま、厳しい戦いに直面した。頼みとなるのは労組。支持母体の連合静岡の役員会では、特定の一年生議員を名指しし「(支援は)やれない」と切り捨てる声も出た。

 「前回は事務所で『明日はこうしよう』『どこに行こう』と意見が飛び交っていた。今回は熱気がなかった」。8区の応援に入った労組幹部は振り返る。

 一方、当選を重ねた中堅、ベテランの前職は、東日本大震災の被災地復興や原発再稼働をめぐる党務、政務に追われた。「今回の選挙を戦うための地元活動が手薄になっていた。地域に根を張る地方議員らと日常的に連携し合う重要性を痛感した」と牧野さんは悔やむ。地元入りが限られたばかりか、党への逆風が強まるにつれ、政府の要職を務めた経歴は決してプラスに働かなかった。

 離党者続出で党が瓦解(がかい)を始める中、県内から離党者はなかった。だが、党運営のごたごたは、選挙態勢のまとまりを欠く形で現れた。有権者受けを狙ったのか、「リーダーとして、日本維新の会の橋下徹代表代行には期待している」と街頭演説で堂々と述べる民主候補者も。選対本部長代行の岡本護県議は十七日の総括で、一丸となれなかった党の姿勢を敗因の一つに挙げた。

 民主党は二十二日、党代表辞任を表明した野田佳彦首相の後任を決める代表選で再生への一歩を踏み出す。県連も、牧野さんが会長を、林芳久仁県議が幹事長を退く。二回続けて小選挙区で勝てなかった7区と、今回得票数で離された8区は新たな候補を探り、県連もまた解体的出直しに迫られる。

 圧勝の自民党が北朝鮮や尖閣などの領土問題の対応で一段と保守色を強める中、民主党はどこを目指すのか。牧野さんは「日本にとって平和で安全な国家とは何か。大規模な公共投資を推し進める古い政治はどうなのか。自民路線へのアンチテーゼを示していきたい」と強調するが、失った信頼を回復させる道は、あまりにも険しい。

8304チバQ:2012/12/21(金) 00:49:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000063-mailo-l21
2012衆院選:戦いを振り返って/上 民主、足腰の弱さ露呈 /岐阜
毎日新聞 12月19日(水)12時11分配信

 ◇重点区でも完敗 比例代表得票、09年の3分の1に
. 「苦戦は覚悟していたが、まさかここまで差が開くとは……」。衆院選から一夜明けた17日、民主党県連幹事長の渡辺嘉山県議はしばらく二の句が継げなかった。
 県連が当初、比例復活で「当選可能」と見込んだ1、3区ですら自民候補の6割程度の得票にとどまった。大物弁士の応援を優先的に設定するなど力を入れた末の大敗だけにショックは隠しきれない。
  ◇    ◇
 民主にとって09年は追い風、今回は逆風だった。「共に異常」(県連関係者)な2回を比べると、以前から指摘される「足腰の弱さ」が浮かび上がる。
 県内の比例代表得票数をみると、今回、民主は16万3661票。09年の約3分の1に落ち込み、小選挙区候補が1人しかいない維新にすら及ばなかった。一方、自民は31万583票。投票率が下がったため前回より約4万票減らしたが、得票率は微増だ。民主県連代表代理の伊藤正博県議は「今回が積極的な自民支持ではないこと、組織票では歯が立たないことの二つを表している」と指摘する。
  ◇    ◇
 3区で落選した園田康博氏は期間中、JR瑞穂駅で配ったビラを目の前で破り捨てられた。投票前日に事務所前で頭を下げて最後の支持を訴えたが、ほとんどの有権者が素通り。陣営幹部は「初当選から9年間、自前の後援会を作ってこなかった努力不足に尽きる」と悔やんだ。
 「民主へのアレルギー反応は相当強い。もう追い風に乗った選挙は期待できない」。県連は今後、浮動票に左右されない票の上積みに注力する方針だ。例えば県議会での党勢拡大。今は自民所属の30人に対し民主所属は8人。差は歴然としている。
 しかし、県内の衆院議員がいなくなった今、求心力が弱まるのも確実。「課題が多すぎて、どこから手をつければいいのか整理がつかない」(伊藤県議)と悩みを抱える中、来夏の参院選が刻一刻と迫る。「次負けたら、党の存続問題に発展しかねない」とある県連幹部は危機感をあらわにする。参院岐阜選挙区は改選数が1減る。「改選1」の激戦区だ。【三上剛輝】
………………………………………………………………………………………………………
 ■民主と自民・前職対決の得票数
          今回      前回
1区 柴橋正直   5万4254 11万1987
   野田聖子   9万164   9万9500
3区 園田康博   7万107  16万5017
.   武藤容治  12万865  11万6353
5区 阿知波吉信  5万5283 11万4676
   古屋圭司   9万8718 10万934
 ※上が民主
12月19日朝刊
.

8305チバQ:2012/12/21(金) 00:49:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000023-mailo-l21
2012衆院選:戦いを振り返って/下 安倍色に身内も懸念 /岐阜
毎日新聞 12月20日(木)11時29分配信

 ◇低姿勢崩さぬ自民 急ごしらえ第三極、受け皿たりえず
. 「憲法改正により自衛隊を国防軍として位置づけます」
 自民党の政権公約集の21ページにこう記されている。「外交・安全保障」のテーマ20項目中5番目。1区の自民、野田聖子氏は「なぜここに明記したのかという思いはある」と複雑な胸中を明かす。尖閣諸島や北朝鮮問題、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)より上位の位置づけだ。
 自民は県内5小選挙区を独占し、民主候補に比例復活も許さなかった。しかし「とりあえず自民という選択をしてもらった」(野田氏)と低姿勢を崩さない。
 なぜか。県連幹事長の猫田孝県議は要因を二つ挙げた。一つは「解散のタイミング」。野田内閣の支持率が低迷し、第三極の準備が整わないまま選挙戦を迎えたからだ。もう一つは「多党化」。政党の乱立で「非自民」票が分散した。
 他党が勝手にこけて、自民の頭が一つ出ただけ、との見方だ。実際、比例代表の得票率は大敗した09年に比べ微増にとどまり、得票数自体は4万票減らした。
 それだけに民主の惨敗を「明日は我が身」と警戒する。「安倍カラー」が強い政策は有権者の反発を招く恐れもある。「まずは経済、次に教育・社会保障。やるべきことはいっぱいあるよ」。ある県連幹部は改憲まで手が回らないことを願っている。
  ◇    ◇
 12日午前9時過ぎ、JR岐阜駅前。黄金色に輝く織田信長像の下で4人が街頭演説に立った。1人は日本未来の党代表の嘉田由紀子・滋賀県知事。残る3人は未来の1〜3区の立候補者だ。
 「卒原発」「消費増税凍結」。政策に期待し、演説を聴きにかけつけた大垣市の男性は顔をしかめた。「コントみたい」だったからだ。
 嘉田知事は2区の橋本勉氏を紹介する際、名前につまった。そして、たすきに書かれた名前を見ようと橋本氏の腕を上げた。1区、笠原多見子氏は嘉田知事から「鉛筆持ったら、み・ら・い」のコールを言うようマイクを向けられ、拒否した。笠原氏は演説後「私にとって真剣な選挙。あんなテンションじゃない」と話した。
 解散後に急ごしらえでできた党。一体感は感じられなかった。大垣の男性は「やっぱり第三極は寄せ集め」という印象を強くし、未来の候補に投票しなかったという。
 笠原氏は「既成政党に不満を持つ人の受け皿となりきれなかった」と反省する一方で、「自民への一票は消費増税、原発再稼働を容認したということ。それを肝に銘じてほしい」と訴えた。【三上剛輝】
.12月20日朝刊
.

8306チバQ:2012/12/21(金) 00:50:09
http://mainichi.jp/area/mie/news/20121218ddlk24010185000c.html
2012衆院選:記者座談会/上 民主に活気無く、消去法で自民へ /三重
毎日新聞 2012年12月18日 地方版

 第46回衆院選は、逆風の民主党が壊滅的な敗北を喫する一方、自民、公明両党で325議席を獲得する圧倒的な勝利を収めた。県内5小選挙区で自民3、民主2議席だったが、自民は2人が比例復活した。各陣営を取材した記者たちがこの1カ月を振り返った。【衆院選取材班】

 −−序盤から民主の劣勢が伝えられていた。各選挙区の様子は?

 A 4区は、前回衆院選時の自民に対するようなすさまじい勢いの逆風はなかったように思う。だが、結果はそれ以上だった。敗れた森本哲生氏も、敗因としては逆風を否定。後半は「追い上げていた」と分析している。

 B 森本氏は初陣の05年衆院選でも自民の田村憲久氏に食い下がり、比例復活した。県議時代からの個人票も多く、今回も陣営の多くの人が「比例復活は間違いないだろう」と言っていたが。各種世論調査での苦戦ぶりに皆が首をひねった。

 C 5区の藤田大助氏の事務所は公示直前になっても閑散としていた印象がある。前回とは違い、決起集会を取材しても、集まった人に「当選させてやろう」という活気を感じなかった。

 D 議席を守った2区でも逆風があった。中川正春氏の演説会に来ていた人も、民主党には投票しないと言う人が多くいた。結果、過去最少の得票数になり、自民新人の比例復活にもつながった。中川氏も「ここまで追い詰められるとは意外」と言っていた。

 B 投票率の大幅低下も考慮すると、推薦した連合三重傘下の労組員でさえ、棄権も含めて民主候補への投票を避けるケースがあったのでは。そう考えると県全体での低調ぶりが分かる気がする。1区でも橋本千晶氏の擁立の遅れがあったとはいえ、最後まで支持が広がらなかった。

 −−自民に追い風はあったのか。

 E 政党乱立、閉塞(へいそく)感から、自民に回帰した人が多かったのでは。1区では、川崎二郎氏のこれまでの実績から、安定した政権運営を期待したのだと思う。だが多くは「民主は駄目、他の政党も二の舞いになる。ならば、自民に」といった消去法的選択だろう。「自民政権の時の方がまし」という有権者の声も聞いた。

 D 積極的支持者はそれほど多くないだろう。根拠は、自民演説会に集まる支持者の数だ。収容人数50人ほどの小さな会場でも埋まらず、文化施設などでは4分の1もやっとだった。「動員を掛けても人は集まらない」(地元県議)。応援弁士も会場の埋まり具合をみて「寂しい」とぼやいていた。

. A 敵失ということだ。自民の政策が大きく支持されたわけではないと思う。だだ、善しあしは別に、公共事業の推進は間違いなく進むわけで、景気回復に期待する部分があったのでは。

 B 自民への熱い支持があればこんな低投票率にはならない。今回の自民前職候補の得票数は、民主候補が大きく票を減らす中で、逆風だった前回以下か前回並み。新人は比例復活したとはいえ、惜敗率は2区が約67%、3区は約43%と低かった。自民に高い期待があったわけではないということだ。

8307チバQ:2012/12/21(金) 00:50:52
http://mainichi.jp/area/mie/news/20121219ddlk24010187000c.html
2012衆院選:記者座談会/下 第三極に不安 迷いが投票率低迷に /三重
毎日新聞 2012年12月19日 地方版

 −−第三極として、三重1区と2区に日本維新の会の新人が立候補したが、比例復活も出来なかった。

 E 維新は浸透しきれなかった。1区の松田直久氏は、維新候補というより、元津市長として期待を寄せる声が圧倒的に多かった。知名度のある松田氏だからここまで戦えた。代表代行の橋下徹大阪市長の来県も追い風にはならなかった。

 一方で、2区の珍道直人氏が地縁もなく、選挙態勢が十分整わない中で3万4000票余を得票したことや、比例代表の県内得票率が公明を上回ったことは評価できるのでは。

 D 珍道氏には反民主の浮動票が流れたと考えられる。維新幹事長の松井一郎大阪府知事らが選挙区入りした時も、足を止めて演説を聞く人がほとんどいなかったのが印象的。2区の自民候補は「途中からは名前も聞こえなくなっていた」と言っていた。日本未来の党など、ほかの第三極の名前を聞くことは皆無だった。

 B 維新もそうだが、公示直前に合流したり、合流に伴ってそれまで掲げていた政策を下ろしてしまったり、ドタバタが目立った。有権者は「また裏切られるのではないか」と第三極の政権担当能力に不安を抱いたのだろう。

 A 急に年内総選挙が決まったとはいえ、あの乱立ぶりは結局、有権者を惑わせた。自民を利する結果になったのではないか。

 −−戦後最低の投票率を記録した。

 C 5区の自民陣営は、師走で忙しい時期に選挙をしたせいだ、と言っている。

 B 自民党県連も「冬場のせいだ」と。

 E 1区では60%台後半と読んでいたようで、ここまで下がると考えていた人は少ない。この低投票率では無党派層、若年層に期待していた第三極は苦しい。

 F 3区は公示直前に四日市、桑名市長選があり、選挙疲れも要因の一つかも。自民選対幹部は投票率低下が好結果につながったと言っている。自民は前回に近い得票、共産は前々回以上の得票で、基礎票を固めた結果だろう。下がった分のほとんどを民主がかぶった。

 D 2区の民主候補は「政治家に対する憤りと不信の結果」。自民も「政治不信と党の乱立のため」と一致している。

 A 4区陣営は、低投票率をほぼ読み当てた。当初はもう少し高くなると見ていたが、期日前投票の推移で修正した。

 D 期日前投票の状況から各陣営とも予想していたという。誰に入れていいか分からない、誰に入れても一緒という有権者の心理がそうさせたのではないかと思う。

 B まとめると、民主政権にはうんざりだが、3年3カ月前に「ノー」を突き付けた自公政権に戻すのもどうか、第三極に託すのも不安だ、という迷いを多くの人が持ち、投票を棄権した、ということではないか。

〔三重版〕

8308チバQ:2012/12/21(金) 00:52:46
少しもどって静岡
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/feature/shizuoka1355749373784_02/news/20121217-OYT8T01577.htm
12衆院選 検証
(上)自民

新人てこ入れ成功


自民党の安倍総裁(中央)とともに、選挙カーに立つ勝俣孝明氏(左)と吉川赳氏。(14日、JR三島駅前で) 県内8小選挙区のうち6選挙区で勝利した自民党。前回選(2009年)の大敗で失った議席を一気に取り戻した。その原動力になったのは、4選挙区に擁立された新人たちだ。2人は小選挙区で勝ち上がり、残る2人も比例での復活当選を果たした。その背後には、若手をもり立てる県連幹部たちの必死な思いがあった。(文中敬称略)

 「相手は前回16万5000票を取った怪物だぞ」

 選挙戦終盤。自民党県連幹部は静岡2区の新人・井林辰憲をどなりつけた。「相手」とは、最大のライバルである民主党前議員・津川祥吾だ。

 井林は36歳。さわやかな笑顔がトレードマークで、精力的に辻(つじ)立ちをこなしていた。民主への逆風で、「優位に立っている」と評価されていたが、選挙戦終盤、背水の陣で臨む津川は、顔に悲壮感を漂わせ、必死に選挙区を回っていた。

 「笑顔は余裕と受け取られかねない。引き締めが必要だ」。県連幹部はあえて井林をどなりつけ、「必死さ」を演出しようとしたという。12月12日、藤枝市の事務所で演説した井林からは笑顔が消えていた。

 「よろしくお願いします」と頭を下げる井林は、涙を拭うようなしぐさも見せた。

 16日夜、津川に3万票以上の差を付けて初当選を決めた井林は、集まった支援者を前に「今日からがスタートのつもりで精進する」と神妙な顔つきで語った。

 県連幹部たちも必死だった。2005年の「郵政選挙」では、当時首相だった小泉の圧倒的な人気のもと、県内小選挙区で6議席を得たが、民主党への政権交代に期待が高まった09年には、その6議席すべてを失っている。まるでドミノ倒しだった。

 17日に記者会見した県連幹事長の杉山盛雄は「今回は浮かれた当選者は1人もいない」と言い切った。「国政に送り出す議員には必死さが必要」というのは、県連幹部に共通した思いだ。杉山は「しっかりとした政策を実現しないと、次回また『自民党はダメだった』となる」と口元を引き締めた。

 選挙戦では、自民党総裁の安倍を、県内で走り回らせる一幕もあった。

 選挙戦終盤の14日夕、JR三島駅前に、安倍が駆け足で現れた。聴衆とともに出迎えたのは、吉川赳(5区)、勝俣孝明(6区)の2新人。3人は選挙カーの上で固く握手し、安倍は力強く支持を呼びかけた。

 当初、安倍は焼津駅、沼津駅の2か所で演説する予定だったが、県連が「三島にも入ってほしい」と要請した。

 三島駅は5区だが、6区の長泉町が目と鼻の先だ。沼津―三島駅間は約5キロ。これだけ近い場所での連続演説は異例だが、県連が党本部と「相当激しいやりとり」(杉山幹事長)をした結果、安倍に3か所での街頭演説を了承させたという。

 吉川と勝俣はともに小選挙区で敗れたものの、比例で復活当選を果たした。特に勝俣は、前回選で10万票以上の差があった民主対自民の票差を約1万2000に縮めた。

(2012年12月18日 読売新聞)

8309チバQ:2012/12/21(金) 00:53:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/feature/shizuoka1355749373784_02/news/20121218-OYT8T01263.htm
12衆院選 検証
(中)民主 風頼みの弱さ 露呈


県議会会派「民主党・ふじのくに県議団」の控室を訪れ、深々と頭を下げる牧野聖修・県連会長(右)(17日、県庁で) 「誰が選対幹部なんだ」

 公示直前、8区の斉藤進陣営で行われた選対会議。出席した浜松市議はいらだちを隠せない様子で秘書を問い詰めた。秘書は黙ってうつむくだけだった。

 斉藤陣営と7区の斉木武志陣営は、選挙の要である選対本部長を決められないまま選挙戦に突入した。斉藤も斉木も2009年8月の「政権交代選挙」で、民主党への風を受けて初当選した1年生議員。組織の弱さを露呈した形だが、県連内部には「候補者としての資質に問題がある」との声もあった。

 世論調査などで「自民優勢」が伝えられる中、県連幹部は「金も人も限りがある。候補者をトリアージしなきゃダメだ」という言葉を盛んに口にした。「トリアージ」とは、多数の負傷者がいる場合、状態に応じて搬送・治療の優先順位を決める行為のこと。県連幹部の言葉には「当選の見込みが薄い候補者を見捨てる」というニュアンスが含まれる。11月24日に開かれた常任幹事会では、県議から「勝てる候補に集中すべきだ」との発言が飛び出した。

 組織のほころびは、衆院選前から顕在化していた。

 09年の衆院選で民主党政権は誕生したものの、県議会会派「民主党・ふじのくに県議団」の所属議員(無所属を含む)は11年4月の県議選直前には26人いたが、今では19人に減っている。市議や県議の間では、党務や政務などに奔走し、地元入りが少ない国会議員への不平や不満が渦巻いていた。

 県連選対委員長の岡本護は「(政権)与党になって(県議を)増やすはずが減らしてしまった。与党であるメリットは正直、何もなかった」と打ち明け、「国会議員は何をやっているんだという気持ちがどこかにあった」と話す。

 今年8月には、若手のホープと評されていた県議の源馬謙太郎が「維新政治塾」に参加していることが発覚。結局、源馬は日本維新の会の公認候補として8区から出馬した。

 こうした県連内部の事情に加え、今回の衆院選では民主党政権への「逆風」がとどめとなった。今回落選した県連会長牧野聖修は当選4回のキャリアがあるが、「地元にはかなり浸透していると思う私ですら、吹っ飛ばされるくらい強い風だった」と振り返る。

 支持母体である連合静岡会長の吉岡秀規は「民主党というブランド力が劣化した」と分析する。吉岡は、政権交代直後の鳩山政権のつまずきなどに触れ、「政権交代で最高潮に達した期待は、一気に坂を下って深い谷に落ちた」と表現する。

 来年には知事選や参院選が予定されている。組織をいかに立て直すかは、喫緊の課題となっている。

 6区の激戦を制した渡辺周は17日朝、沼津駅前で訴えた。

 「民主党は歴史的大惨敗で、8人いた県内の議員は2人になった。言い訳や内部分裂は許されない」

(文中敬称略)

(2012年12月19日 読売新聞)

8310チバQ:2012/12/21(金) 00:53:34
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/feature/shizuoka1355749373784_02/news/20121219-OYT8T01791.htm
12衆院選 検証
(下)第3極 比例頼み 脱皮なるか



日本維新の会の橋下氏(中央)が応援に入った維新の会の合同演説会(9日、浜松市中区で) 「新しい政治への期待があった」「議席が取れてうれしい」。投開票日翌日の記者会見で、静岡維新の会代表の柏木健やみんなの党県議会第1支部長の遠藤行洋は、念願だった議席獲得の感想を述べた。

 比例選東海ブロックで、県内から1人ずつ当選者が出た日本維新の会とみんなの党。比例で獲得した県内の票の割合は、維新の会が21・84%、みんなが9・44%で、合わせれば自民の28・61%を超える数値だった。

 だが、県内有権者の投票行動を分析すると、政党名(比例選)と候補者名(小選挙区)のつながりが弱いという実態が浮かび上がってくる。

 読売新聞社と日本テレビ系列各局が16日に共同実施した出口調査では、比例で第3極の政党に投票した人のうち、小選挙区でその政党の候補者に投票した人は5〜7割。8〜9割がほとんどの自民、民主とは差があり、「第3極の政党は支持するが、候補者本人は魅力に欠ける」という有権者の意識が透けて見える。

 そもそも、小選挙区に立候補した第3極の陣営は、最初から比例復活での当選を目指していた節がある。

 1区で比例復活した小池政就(みんなの党)の陣営幹部は公示直後から「愛知10区はどう?」などと、惜敗率で争うことになりそうな同党候補者の情勢を気にしていた。落選した8区の源馬謙太郎(維新の会)陣営幹部も、11月末に浜松市内で開かれた別の政治家のパーティーで「小選挙区での当選は120%ない」と胸の内を明かしていた。

 今回、第3極から出馬したのは、前民主党県議、前磐田市長、前静岡市議、前三島市長の息子など、元々政治と深いかかわりを持っていた顔ぶれが多かった。他陣営からは選挙期間中、「新党に続々そろう古い顔」(公明の山口代表)、「要するにみんな国会議員になりたいだけ」(民主県連幹部)などと揶揄(やゆ)する声も聞こえてきた。

     ◇

 衆院選の熱気が冷めやらない18日昼。静岡市葵区呉服町の静岡維新の会本部で、同会関係者4人が会合を開いた。会合では「参院選や知事選に候補者を立てよう」「地方議員を増やさないと」「静岡でも維新塾を開いては」「資金集めパーティーもやりたい」などの意見が交わされた。

 選挙準備に費やす期間が短かった第3極の候補者にとって、今回選は「風と投票率頼り」(源馬陣営幹部)にならざるを得なかった。第3極をただのブームで終わらせないためには、県内での組織作りが「次の一手」となる。

 第3極は今後地域に根付き、自民や民主のような存在感を示す政党になりうるのか。当選した議員らの今後の動向に、有権者は目を光らせている。

(文中敬称略)

(2012年12月20日 読売新聞)

8311名無しさん:2012/12/21(金) 02:37:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121221/elc12122102010001-n1.htm
【衆院選2012 兵庫】
衆院選民主党の大敗
2012.12.21 02:01
 ■神戸市長「いわばオウンゴール」

 神戸市の矢田立郎市長は20日の定例会見で、16日投開票の衆院選で民主党が大敗したことについて、「民主党の負けというよりも、いわば“オウンゴール”。党が分裂し、結果的に軸になる政策が打ち出せないままだったように感じる」との見解を示した。

 また、県内で、日本維新の会やみんなの党などの第三極勢力の候補の比例復活当選が相次いだことについては「どこに入れたらいいのか迷った無党派層が票を投じたのでは」と分析した。

8312名無しさん:2012/12/21(金) 04:01:56
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20121220ddlk20010068000c.html
民主県連:次期衆院選に向け、候補者差し替えも /長野
毎日新聞 2012年12月20日 地方版

 民主県連の倉田竜彦幹事長は19日、衆院選で支援を受けた連合長野の執行委員会に出席し「期待に沿えない結果になり、おわびを申し上げる」と陳謝した。落選した選挙区については、次の衆院選で候補者の差し替えもあり得るとの認識を示した。

 連合は衆院選で県内5小選挙区の民主公認候補者を推薦したが、前職2人が落選。当選は1区前職と3区新人にとどまった。

 倉田幹事長は「マニフェストの失敗、統治能力のなさというのが有権者が離れた一番の要因だ」と分析。「落選した選挙区では、連合との連携や総支部づくりが思うようにできず組織的な選挙ができなかった」と述べた。

 落選した2、4、5区については、党本部の方針に沿って総支部を解散することを明らかにし「候補者を含めて新たな方向づくりをする。まず本人の意向を聞くが、単に捲土(けんど)重来を期するだけでは議席を取り戻すことは難しい」と話した。

 連合長野の中山千弘会長は「大敗の総括と総支部の充実を早急に実施していただきたい。連合は今後も最大の応援をする」と述べた。【小田中大】

8313名無しさん:2012/12/21(金) 18:39:22
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/221217034.html
「未来の党」がない…投票台に掲示ミス 長野(12/17 03:58)

長野県南牧村の投票所で、投票用紙記入台に掲示した比例代表の表に「日本未来の党」が記載されないミスがあったことが分かりました。

 南牧村によりますと、村内7カ所の投票所のうち5カ所で、「日本未来の党」が記載されていない表が投票用紙記入台に掲示されていました。県選挙管理委員会によりますと、掲示する表の原本は県選管が各市町村に配布していましたが、南牧村はこの表を使わず、村の選管が作ったものを掲示していました。日本未来の党が記載されていないことに気づき、16日午前10時半までにすべての投票所で新しい表に取り替えました。県選管は17日、村の選管に「経過報告」を求めることにしています。

8314名無しさん:2012/12/21(金) 22:12:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2012122100983
衆院会派勢力が確定

 衆院事務局は21日、衆院選後の会派数と所属議員数が確定したと発表した。新たな勢力分野は次の通り。

 自民294▽民主・無所属クラブ57▽日本維新の会54▽公明31▽みんな18▽日本未来の党9▽共産8▽社民・市民連合2▽無所属7。 (2012/12/21-20:59)

8315旧ホントは社民支持@鹿児島市:2012/12/21(金) 23:06:50
>>8314
石川(大地)と野間(国民)も無所属ってことなんでしょうね。
社民・市民連合もついに2議席か…

8316チバQ:2012/12/21(金) 23:16:52
ああ 石川か。野間はすぐ気付いたけど

あと一人誰だ?って考えてしまった

8317名無しさん:2012/12/22(土) 13:36:28
いずれにせよ1993年から続いてきた非自民の組織的抵抗は民主のバンザイ突撃
によりここで終了。

8318名無しさん:2012/12/22(土) 19:33:13
.

8319名無しさん:2012/12/22(土) 23:21:32
09選挙後のように民主チルドレン等々は続々と引退だろうな。
浪人生活に耐えられる奴は少ないだろう。

8320Social Bookmarks Service:2012/12/23(日) 01:36:26
CQuF0e A round of applause for your article.Thanks Again. Will read on...

8321名無しさん:2012/12/23(日) 05:11:31
530 :無党派さん:2012/12/22(土) 22:33:50.61 ID:yple0lGM
小選挙区で当選した民主幹部らはデカいツラしているが、対抗馬の自民に公明推薦が無い場合が非常に多い。

野田(千葉4区):藤田(自民)は公明推薦なし→野田が大勝。
前原(京都2区):上中(自民)は公明推薦なし→前原が楽勝。
安住(宮城5区):大久保(自民)は公明推薦なし→安住が楽勝。
玄葉(福島3区):菅野(自民)は公明推薦なし→玄葉が楽勝。
岡田(三重3区):桜井(自民)は公明推薦なし→岡田が爆勝。

枝野(埼玉5区):槙原(自民)は公明推薦あり→枝野は辛勝。
渡辺周(静岡6区):勝俣(自民)は公明推薦なし→渡辺は辛勝。
菅(東京18区):土屋(自民)は公明推薦あり→菅 は惜敗。
海江田(東京1区):山田(自民)は公明推薦あり→海江田は惜敗。

枝野は大したもんだが、渡辺周は公明が自民候補を推薦すれば落選だった。

8322名無しさん:2012/12/23(日) 13:31:12
>>8321
公明は常勝大勝利理論に基づいて土台無理筋な小選挙区には推薦を出さない。
元々自民も民主鉄板区にはブレーン志望の学者とか
コネ作り目的の自営業者とか出してることも多いし。
藤田はついてないとしか言いようがないが…

8323名無しさん:2012/12/23(日) 15:43:19
>>8321
長妻はどうだったっけ

8324チバQ:2012/12/24(月) 03:05:58
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121222_01.htm
惨敗社民 衝撃大きく 東北、初の国会議員ゼロ
 衆院選で、社民党は東北の比例代表ブロックと小選挙区で惨敗し、旧社会党時代を含め初めて東北選出の国会議員がゼロになった。歴史的敗北は、労働運動の低迷や党員の高齢化を背景にした党勢の衰退を象徴した。衝撃が広がる各県連や支持労組は、再起に向けた道筋を描きかねている。

<比例票が半分に>

 「こんな結果になるとは思わなかった。有権者の反応は良かったのに…」。比例東北に立候補した党宮城県連代表の元衆院議員菅野哲雄氏(64)は、予想を超える大敗にぼうぜんとする。
 比例東北の票は前回(2009年)の約31万6000票から約16万票に半減。得票率も半分に落ち込んだ。得票が3分の1に激減した民主党の票は第三極勢力にさらわれ、受け皿にはなり得なかった。
 青森県を除く5県に擁立した5人の選挙区候補の惜敗率は31〜7%。今回初めて比例単独候補を2人立てたが、票は掘り起こせなかった。
 党東北ブロック協議会議長を務める高橋啓介山形県議は「東北の比例票がなぜ半減したのかしっかり分析する。来年夏の参院選に向け、党勢回復を目指す」と力を込めるが、長年、党を支持する労組の疲労感は深い。
 秋田県教職員組合の伊藤正通委員長は「社民党は脱原発を長年の看板政策として訴えてきたが、今回は同じ公約を掲げる政党が次々と現れ、埋没してしまった」と嘆く。
 自治労岩手県本部の野中靖志書記長は、敗北と労組の衰退をだぶらせる。県本部の組合員は約7000人。地方公務員を削減する国の改革プランで10年前と比べ約2000人減った。野中書記長は「今後は青年層や子育て世代にも支持の輪を広げるべきだ」と労組一辺倒の限界を指摘した。

<人材育成できず>

 旧社会党時代、党は総評を軸とした強固な支持基盤を武器に、常に一定の数を確保してきた。消費税導入の是非が争点になった1989年の参院選では東北の7議席中4議席を奪取した。
 その後、党員の高齢化と、人材育成や集票を労組に頼り切る体質に何ら手を打てないまま、党はじり貧に追い込まれた。
 党福島県連の加藤雅美代表は「社会党時代から党員の顔触れが変わっていない。若い人材の確保を模索したが、うまくいかなかった」と省みる。
 旧社会党の衆院議員を1期務めた今村修氏(70)=旧青森1区=は「今の各県連の幹部は党の良い時代を体験しており、新たな支持層を開拓する意識の転換ができなかった」と厳しく指摘。「労組関係者ら身内とだけ付き合っていれば活動が内向きになる。積極的に一般市民と関わり、地域の課題に取り組むべきだ」と警鐘を鳴らした。


2012年12月22日土曜日

8325ugg:2012/12/24(月) 04:01:49
4099 ?邪? ??芯写懈?硎 蟹邪 ???? http://safeguardifs.com/fb6/content/%D0%BA%D0%B0%D0%BA-%D0%B2%D1%85%D0%BE%D0%B4%D0%B8%D1%88%D1%8C-%D0%B7%D0%B0-%D1%80%D1%83%D0%BA%D1%83 2012-12-16 10:59:15
ugg http://embottes.monwebeden.fr

8326チバQ:2012/12/24(月) 10:54:13
>>8308-8310静岡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000032-mailo-l22
一票を託す:’12しずおか衆院選 有権者の審判/1 自民 追い風なかった「大勝」 /静岡
毎日新聞 12月18日(火)12時39分配信

 ◇得票数減らす選挙区も
 今回の衆院選で自民党は05年以来の6議席を県内8小選挙区で奪還し、前回09年に他党を圧倒した民主党は2議席まで後退した。比例復活組を含めると県内で新たに誕生する12衆院議員のうち、自民は8人、「第三極」が2人と県内の勢力図は大きく塗り替えられた。「師走の決戦」で明暗を分けた各党を追った。
 「自民党が勝ったというよりも、民主党(政権)の3年数カ月に対する不信感が最大の要因だった」。比例復活を含め擁立したすべての小選挙区候補者が当選する「大勝」から一夜明けた17日午前、静岡市葵区の県庁で記者会見した自民党県連の杉山盛雄幹事長は勝因を問われ、開口一番こう答えた。前回で民主に吹いたような「追い風」の存在を明確に否定した。
 「衆院選の勝利は、来年の県知事選や参院選にも大きな意味を持つ」と話し、県知事選での独自候補擁立の可能性にも言及して自民の勢いをにじませた。しかし、約15分間の会見中、表情を緩めることはほとんどなかった。
 記憶にあるのは、05年の「郵政解散」で大勝した後にやってきた前回の大敗だ。「『郵政選挙』のような浮かれた当選者は一人もいないだろうと私は思っている。次の衆院選でまた『自民はだめだ』ということになると大変だ」
 自民が素直に喜べないのにはわけがある。
 投票率が下がったため、単純に比較はできないが、勝利した6選挙区のうち4選挙区で、大敗した前回の党公認候補の得票数を下回った。1選挙区では、ほぼ横ばいだった。自民が支持を伸ばしたわけではないことが、開票結果から裏付けられたともいえる。「なぜ減ったのか、細かく見ていかなければいけない」。17日の県議会本会議に集まった自民系県議たちは、「おめでとう」と口々に祝福のあいさつを交わす一方で、党勢復活がどこまで本物か測りかねていた。
 「民主と『第三極』が票を食い合ってくれた。ラッキーだった」との指摘もある。勝利した6選挙区は、民主に加え「第三極」の新党、日本維新の会や日本未来の党が選挙戦に加わった。
 杉山幹事長は、「(支部組織など)うちが一番しっかり地域に根がある政党だ。国民が安定を求めたのではないか」と選挙戦を振り返り、「老舗の看板」を誇った。【樋口淳也】=つづく
12月18日朝刊

8327チバQ:2012/12/24(月) 10:54:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000071-mailo-l22
一票を託す:’12しずおか衆院選 有権者の審判/2 民主 地方議員に強い国政不信 /静岡
毎日新聞 12月19日(水)12時19分配信

 ◇連合「説明が足りない」
 衆院選から一夜明けた17日午後、静岡1区で落選した民主党前職の党県連会長、牧野聖修氏が県議会の「民主党・ふじのくに県議団」控室を訪れ、県議らに「引き続きお力添えと、ご指導をよろしくお願いいたします」と深々と頭を下げた。
 政権交代につながる09年の衆院選大勝から3年余り。今回県内で当選した同党公認候補は、テレビ出演などで知名度が高く、強固な後援会組織を持つ細野豪志氏と父親の時代からの強固な地盤を誇る渡辺周氏の2人のみ。他の前職6人は比例復活もかなわず、ほとんどが得票を半減させた。牧野氏は「民主党は許さないという有権者の意思は最後まで変わらなかった」と唇をかみしめ、再起に向け「市議や県議と連絡を取り合い、自分の足で仲間づくりをする必要がある」と語った。
 その地方議員からは「地域をないがしろにしたツケだ」と冷めた声が漏れてくる。
 民主党が政権を取ってからの県内の地方選は、11年4月の県議選で現職が続々と落選。衆院解散後の焼津市長選でも、民主系の現職が落選した。
 地域で活動する県議や市議は、「国政の失敗が地方に及んでいるのに、国会議員から説明はない」と不満を募らせる。同党県連の岡本護・選対本部長代行は「政権交代したメリットを地方議員は実感できなかった」と断言した。
 説明不足は民主党の最大支持母体、連合静岡にも影を落とした。連合静岡の吉岡秀規会長は「組合員や国民の多くは失望を味わっている。今回は単に推薦するのではなく、丁寧にやっていくことが求められている」と異例の個別面談を実施。衆院の前職候補らに「民主党政権でできたこと、できなかったこと」を組合員に説明するよう求めた。連合幹部は「あれだけの期待を背負っていたのに、政権与党に説明する姿勢が足りなかった。選挙戦が始まった時には、もう手遅れなくらい信頼が失われていた」とため息をついた。
 牧野氏は、これまで国会議員から話し合いで選ばれてきた県連会長の後任について、「実動部隊の県議にやっていただくのがいいと思う」と述べ、県議から選出することを示唆した。地域から信頼回復ができるかが、党再生の鍵を握る。【小玉沙織】=つづく
12月19日朝刊

8328チバQ:2012/12/24(月) 10:54:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000015-mailo-l22
一票を託す:’12しずおか衆院選 有権者の審判/3 第三極 組織育つ道のり不透明 /静岡
毎日新聞 12月20日(木)11時8分配信

 ◇各党足場づくりこれから
 選挙戦中盤の今月9日午後6時半過ぎ。JR浜松駅の新幹線改札口から出口への通路に、数百人の人垣ができた。ほどなく、歓声に包まれ速足で歩く、日本維新の会の橋下徹代表代行が姿を現した。静岡市での遊説を終え、県内2カ所目の応援演説。興奮した若者が、カメラを手に走って後を追った。
 「第三極への『熱狂』を象徴するような出来事だった」と他陣営の幹部は指摘する。維新は比例代表で自民党に次ぐ40万3220票(得票率21・84%)を獲得し民主党を上回った。4人の小選挙区候補は全敗したが、3区2位の鈴木望氏が比例代表で復活当選。自民党のあるベテラン県議は、「来年の参院選まで、この勢いが続くかもしれない」と警戒感を隠さない。
 自民、民主党のいずれをも支持したくない有権者の受け皿を目指した第三極。県内から3党が候補を擁立したが、その先行きは波乱含みだ。
 みんなの党(同9・44%)は、小池政就氏が1区4位で落選後、復活当選した。みんなは前回選挙から参戦した第三極の先輩格。一時は党本部同士で維新との合流も取りざたされた。
 全国の小選挙区で相互に推薦し合ったが、1区では対決。みんなの遠藤行洋・県議会第1支部長は、「有権者に分かりにくい構図となり、1区は非常に厳しい選挙戦になった」と話す。1区以外でも、「現実的に選挙協力はなかったように思う」と振り返った。
 静岡維新の会代表の柏木健県議は、「個人的には、みんなの党とは一緒にやっていけばいいと思う」と語る。他方で今後については「党本部次第」と言い、県内で第三極の組織が育つ道のりははっきりしない。
 日本未来の党は4人の候補を立てたが、比例での同党の得票率は4・28%と低迷し、小選挙区で惨敗した。4区で落選し、17日に「県内の候補者を代表する立場」として記者会見した小林正枝氏は「国民の生活が第一」からの移籍組。公示の8日前に、4人中3人がそろって生活の公認候補として会見したばかりだった。
 「結果としては公示直前に政党の名前が変わり、有権者に分かりやすい政策を訴えきれなかった。心残りだ」と悔やむ。
 風が吹いた党も、吹かなかった党も、県内での足場はまだこれから。来春の静岡市議選が一つの試金石となりそうだ。【樋口淳也、山本佳孝】=つづく
12月20日朝刊

8329チバQ:2012/12/24(月) 10:55:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000056-mailo-l22
一票を託す:’12しずおか衆院選 有権者の審判/4 既存政党 無党派層の支持遠く /静岡
毎日新聞 12月21日(金)11時21分配信

 ◇第三極登場で埋没恐れ
 「ご支援いただいている恩返しをしなければ。比例の投票用紙にはぜひ公明党とお書きいただいて、私どもの意思を示すことも大事だと思います」。選挙戦終盤の14日夜に静岡7区の浜松市浜北区で行われた城内実氏の総決起大会。選対本部長を務めた自民党の中谷多加二県議は1000人を超える来場者に訴えた。公明は今回、推薦を決めた5小選挙区を含め全8小選挙区で自民の候補を応援し、全員を当選させた。
 公明党県本部の蓮池章平幹事長は、「一定の成果が出た」と振り返る。比例代表でも、第三極の登場などで多くの政党が得票率を減らすなか、10・60%と前回(09年)10・40%に比べ微増し、組織力を維持した。
 一方で蓮池幹事長は、「自民か、民主か、第三極かという報道の中で、存在感がなかなか出せなかった。国政選挙で今後どうアピールするか」と課題を指摘する。
 他の既存政党からも切迫した訴えが聞かれる。「埋没しているという思いはない。ただ、有権者から、そういうふうに見られる状況もあったかもしれない」。選挙戦を語る共産党県委員会の山村糸子委員長は、終始厳しい表情だ。
 同党は今回、全8小選挙区に候補を擁立した。「政策は違和感なく受け入れていただいた」と自信を示す。しかし比例での得票率は4・97%と前回5・49%から微減。「若い世代の中で影響を広めて支持者を広げていかなければいけないと強く感じ努力はしているが、十分な結果は作れていない」と認める。
 深刻なのは社民党だ。「第三極と言われる多くの政党の中で埋もれてしまい、存在が薄れてしまったのではないか」と話す同党県連の橋本勝六代表は、「脱原発も、消費増税反対も、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)問題も、以前から提起してきた」と訴えるが、支持の拡大につながらない。今回の衆院選では、小選挙区に候補を擁立できなかった。比例代表も前回の半分以下の3万1861票(得票率1・73%)と、「非常に厳しい結果」となった。
 「正直に言って、我々の組織力、行動力が低下している。今までやってきたことでは、だめということでしょう。でもどうしたらいいのか」と苦悩を隠さない。
 2大政党化と第三極の登場で、無党派層の支持が遠くなった既存の組織政党。とりわけ共産、社民両党は活動家・支持者層の高齢化が重い課題となってのしかかっている。【樋口淳也、沢田均、山本佳孝、小玉沙織】=おわり
12月21日朝刊

8330チバQ:2012/12/24(月) 10:55:51
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shizuoka/CK2012121802000196.html
県内の衆院選を検証(上)
◆自民 組織選挙で大勝
選挙期間中、安倍晋三自民党総裁の応援演説に大勢の人々が集まった=掛川市のJR掛川駅前で(袴田貴資撮影)

 衆院選の投開票から一夜明けた十七日午前。静岡県内の戦いを取り仕切った自民党県連の杉山盛雄幹事長は余裕をのぞかせた。「もっと早く注射を打っておけば、6区も勝てたかもしれない」

 六選を目指した民主前職に新人が挑んだ6区。自民は主戦場と位置づけ「注射」と呼ぶ候補者本人や組織への引き締めを十日から繰り返した。敗れはしたが、約一万二千票差まで追い詰めて比例で復活当選。県内で小選挙区六、比例三の計九議席を獲得した自民復権を象徴する区となった。

 自民は今回、環太平洋連携協定(TPP)反対を条件にした農協や、安倍晋三総裁が掲げる公共事業拡大に期待が大きい土木・建設業界といった組織の支援を受けた。民主党の敵失で勝利が転がり込んだ面は大きいが、得意とする旧来型の組織選挙の強さが目立ったのも事実だ。小選挙区の全国投票率は戦後最低の59・32%と低迷し、確実に計算できる票が自民を支える構図が一層際立った。

 1区で支援した農協幹部は「われわれは一人一人が十票を稼ぐことを目標にした」と胸を張る。街頭演説の七割方を農協関連施設の前に集中させる戦いぶりで、小選挙区での当選を手にした陣営もあった。

 「選挙は外交や防衛ではなく、安定した生活。そこを訴え、組織の支援を受ける」。杉山幹事長はこう説明する。勝利を手に十七日午後には早速、支援を受けた団体へのお礼回りに繰り出した。

 ただ、大勝の陰で危うさものぞく。ある新人は「支持なし層を取り込めていない。街頭に立つと、有権者の政治不信はすさまじい。今回の票がイコール自民への支持とは思ってはいない」と自己分析。1区で当選した元職も、落選した前回より約一万五千票も落とした。自民幹部は「原因をしっかり分析したい」と慢心を戒めた。

 大勝、大敗を繰り返す小選挙区制の怖さがより鮮明になった今回の衆院選。揺り戻しへの不安はつきまとう。杉山幹事長は「しっかりした政策を実現しないと、次回はまた、自民はダメだったとなってしまう」と警戒感を口にした。

 それでも今回の圧勝が自民への追い風となるのは間違いない。来夏には知事選が控え、県議会で対立する川勝平太知事との対決を念頭に自民幹部の鼻息は荒い。「党勢拡大しているんだから、候補者を立てるのは当然。年明けから候補選びを本格化させる」

 自民が今回得た優位は知事選まで続くのか。その保証はどこにもない。

    ◇

 十六日投開票された衆院選は静岡県内でも自民圧勝、民主大敗で終わった。第三極も比例復活で念願の議席を獲得した。師走の選挙戦を振り返り、各党の戦いぶりを検証する。

8331チバQ:2012/12/24(月) 10:56:07
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shizuoka/CK2012121902000205.html
県内の衆院選を検証(中)
◆民主 結束できず惨敗
民主党・ふじのくに県議団の控室を訪れ、落選を伝える牧野聖修県連会長(右)=17日、静岡県庁で


 「民主惨敗」の衝撃も冷めやらぬ十七日、静岡1区で議席を失った党県連会長の牧野聖修さんは、党再建への道筋を問われ、憔悴(しょうすい)しきった表情で絞り出した。「風に頼っていてはだめ。自分の足で組織づくりをしっかりやるしかない」

 比例と合わせた県内八議席は、前職が圧倒的な知名度と地盤を誇る5、6区で死守できただけ。政権交代への高揚感に包まれた二〇〇九年の前回選から、多い候補で三分の二以上の票を失った。

 前回、党への追い風で誕生した一年生議員は、足元を固めきれないまま、厳しい戦いに直面した。頼みとなるのは労組。支持母体の連合静岡の役員会では、特定の一年生議員を名指しし「(支援は)やれない」と切り捨てる声も出た。

 「前回は事務所で『明日はこうしよう』『どこに行こう』と意見が飛び交っていた。今回は熱気がなかった」。8区の応援に入った労組幹部は振り返る。

 一方、当選を重ねた中堅、ベテランの前職は、東日本大震災の被災地復興や原発再稼働をめぐる党務、政務に追われた。「今回の選挙を戦うための地元活動が手薄になっていた。地域に根を張る地方議員らと日常的に連携し合う重要性を痛感した」と牧野さんは悔やむ。地元入りが限られたばかりか、党への逆風が強まるにつれ、政府の要職を務めた経歴は決してプラスに働かなかった。

 離党者続出で党が瓦解(がかい)を始める中、県内から離党者はなかった。だが、党運営のごたごたは、選挙態勢のまとまりを欠く形で現れた。有権者受けを狙ったのか、「リーダーとして、日本維新の会の橋下徹代表代行には期待している」と街頭演説で堂々と述べる民主候補者も。選対本部長代行の岡本護県議は十七日の総括で、一丸となれなかった党の姿勢を敗因の一つに挙げた。

 民主党は二十二日、党代表辞任を表明した野田佳彦首相の後任を決める代表選で再生への一歩を踏み出す。県連も、牧野さんが会長を、林芳久仁県議が幹事長を退く。二回続けて小選挙区で勝てなかった7区と、今回得票数で離された8区は新たな候補を探り、県連もまた解体的出直しに迫られる。

 圧勝の自民党が北朝鮮や尖閣などの領土問題の対応で一段と保守色を強める中、民主党はどこを目指すのか。牧野さんは「日本にとって平和で安全な国家とは何か。大規模な公共投資を推し進める古い政治はどうなのか。自民路線へのアンチテーゼを示していきたい」と強調するが、失った信頼を回復させる道は、あまりにも険しい。

8332チバQ:2012/12/24(月) 10:56:25
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shizuoka/CK2012122102000188.html
県内の衆院選を検証(下)
◆第三極 連携欠き苦戦
浜松入りし候補者2人の応援演説をした日本維新の会の橋下徹代表代行(中)=9日


 衆院選の台風の目として注目を集めた第三極。静岡県内では七小選挙区に立候補した十人全員が落選し、比例代表で新人二人が復活当選した。何とか議席を得た日本維新の会とみんなの党は「今回は有権者の選択肢になりきれなかった」と総括。来年の参院選や地方選に向け、体制の立て直しを急ぐ。

 「解散が急で準備不足だった。第三極がまとまらず、自民、民主に不満な人の受け皿にならなかった」

 比例代表で復活当選した維新新人の鈴木望さん(3区)は十九日、本紙の取材に自戒を込めて振り返った。県内比例獲得票が、維新とみんなを合計すると自民を上回った結果には「選挙協力していれば、全国で今の倍の百四十議席は取れたと思う」と第三極の競合を悔やんだ。

 県内では十一月、東海地区初の維新の地方組織として静岡維新の会が発足した。代表の柏木健県議は「組織がなく苦しんだが、維新は比例では自民に次ぐ二位だった」と比例票で民主を上回ったことに自信を示す。一定の存在感を示せたとして、来年の参院選や知事選、地方選に向け鼻息が荒い。

 静岡維新は十八日の会合で、参院選や地方選に独自候補を擁立する方針と、静岡維新を日本維新の会の県連組織に移行させて体制強化することを確認。8区で落選した維新新人の源馬謙太郎さんらと近く協議し、連携を目指すことでも一致した。

 鈴木さんは「静岡版維新塾を年明けに立ち上げ、地方選の候補者探しと養成を始める」と強調。来年は多くの地方議員を誕生させ、党勢拡大を算段する。

 1区で復活当選し、一議席を獲得したみんなの党。党県議会第一支部長の遠藤行洋県議は「1区は維新と競合し、厳しかった。連携していたら、もっと違う結果になった」と、公示直前の維新の候補擁立を批判する。今後も第三極同士の連携は課題として残るが、当面は自党の地方組織の整備を急ぐ構えだ。

 日本未来の党は、全四候補が小選挙区で有効投票総数の十分の一に得票が届かなかった。比例復活条件も満たせない惨敗。県外選挙区からの出馬要請を拒否し、4区にこだわった前職の小林正枝さんは「公示直前に政党名が変わるなどして、分かりやすい訴えができなかった」ことを敗因に挙げた。

 既成政党との間だけでなく、第三極間にも存在する高い壁。維新の鈴木さんは「第三極が国民の期待の受け皿になるには、明治維新の薩長土肥連合のようになる必要がある」と指摘する。連携の成否に、第三極の命運がかかる。

(この連載は本田英寛、加藤隆士、唐沢裕亮が担当しました)

8333チバQ:2012/12/24(月) 10:57:06
http://www.asahi.com/area/shizuoka/articles/MTW20121218230460001.html
【乱流 総選挙@静岡】

振り返って(上)
落選が決まり、支援者におわびする民主党前職の牧野聖修氏(右)=16日午後9時11分、静岡市駿河区



 ■民主批判票、第三極へ/頼みの労組「熱気なし」


 1区、民主党県連会長の牧野聖修氏(67)、落選。3区の小山展弘氏(36)、8区の斉藤進氏(42)は次点にも届かなかった。衆院選での惨敗から一夜明けた17日、同党県連の岡本護・選対本部長代行は沈痛な面持ちで、県庁での記者会見に臨んだ。


 「大きな期待が失望に変わった結果だ。解党的出直しだ。得票差のついた7、8区は、候補者の交代も検討しなければならない」


 選挙戦での民主党への逆風は想像以上の猛威だった。11月の衆院解散直後、牧野氏は「2005年の郵政選挙の時以上の逆風」と話した。投開票日が近づいてもビラさえ受け取ってくれない有権者がいる中、後援会は「民主党隠し」とも思われる戦術を展開。有権者に「比例はどの党に投票しても良い。小選挙区は牧野でお願いいたします」と電話をかけた。


 経済産業副大臣を務めた経験から経済界へのパイプも得て、陣営側には「過去になく支援組織は広がった」との自負があった。しかし、得票数5万3773票は、前回09年の12万904票から約7万票近くを失い、半数にも届かなかった。


 16日夜、落選が決まった牧野氏は「逆風に始まり、逆風に終わった。厳しい、厳しい選挙だった」と述べた。敗因の一つとして「国難ともいうべき厳しい時代に、党内の分裂騒ぎをしてしまった」と挙げた。


 ただ、当選した自民党の上川陽子氏(59)の8万1278票は、勝ったとはいえ、前回から約1万5千票減らしている。


 これらの票が向かったのが「第三極」だ。日本維新の会の尾崎剛司氏(36)は4万1479票、みんなの党の小池政就氏(38)は3万4457票を獲得した。


 朝日新聞社が、1区(静岡市葵区と駿河区)の30投票所で16日に実施した出口調査(有効回答数1623人)では、民主支持層で牧野氏に投票した割合は62%にとどまっている。


 残る4割のうち、24%は維新やみんなへ、10%は自民へ流れた。


 自民党県連の杉山盛雄幹事長は17日の記者会見で「自民党が勝ったというより、民主党への失望が最大の要因。二大政党制の中、民主党の票が第三極へ取られた」と勝因を分析した。


 民主党の支持団体の連合静岡も苦しんだ。急激な支持率の低下で、「本当に傘下の組合が支援してくれるだろうか?」との不安を抱いていた。


 斉藤氏の選挙事務所(浜松市中区)には、「必勝」と書かれた労組からの「為(ため)書き」がいくつも張られていた。だが、自動車系のある労組幹部は「今回はあまり熱気がない」と話していた。党県連副幹事長の丸井通晴・浜松市議も「前回は『政権交代』で組合員は一丸となって盛り上がれた。今回は大義名分がなく組合員に働きかけにくかった」と打ち明ける。


 小山氏を支援した労組幹部もこう話す。「組合員の理解は得られなかったということだ。決起集会や街頭演説に動員したが、逆風を止められなかった。想像以上の厳しさだった」(古賀大己)

8334チバQ:2012/12/24(月) 10:57:20
http://www.asahi.com/area/shizuoka/articles/MTW20121219230460001.html
【乱流 総選挙@静岡】

振り返って(中)
比例区で復活当選した勝俣孝明氏。「勝俣孝明、次は小選挙区で絶対勝つぞ」のかけ声で、「がんばろう」を三唱した=16日、沼津市花園町



 ■自民圧勝でも得票は減/知事選・参院選 来年を見据え気引き締める


 衆院選で、県内の自民党候補は新顔5人を含む9人が当選し「圧勝」した。だが得票は減っており、党県連は気を引き締め、来年の知事選、参院選を見据える。


 衆院選で同党候補は6人が小選挙区、2人が比例復活で当選。党の指示で比例区から名簿登載順33位で立候補した党県連事務局長も当選した。だが、8小選挙区の合計得票数は、民主党に惨敗した2009年の前回衆院選の合計(7区は当時は無所属だった城内実氏の得票で算出)に比べ、6小選挙区で少なく、計約8万票減。県内の比例票も6万2907票減った。


 選挙では、民主党政権への失望で、企業や各種団体が自民党へ回帰。党が10月に静岡市内で開いた政治資金パーティーには1枚2万円のパーティー券を購入した支持者らが詰めかけ、座席が不足。民主党政権が「脱原発」を強める中、中部電力の社員らもいた。


 野田佳彦首相が財界が求める環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加を争点とすると、農協や医師会などはTPP反対の確約を取り付けて自民党候補の支持で結束。候補は農協などの組織や施設を選挙に駆使した。


 「前回は民主党にも顔を出した各組織が、今回は自民党だけを応援するとはっきり言ってくれる」。党県連幹部は自信を深めた。


 公明党も「選挙区は自民、比例区は公明」で協力。自民党候補5人を推薦し、推薦しなかった候補も現場で応援した。


 朝日新聞社が投開票日に240投票所で実施した出口調査(有効回答1万2413)によると、公明支持層の65%が小選挙区で自民党候補に投票した。ただ比例区で公明党に投票したと答えた自民支持層は5%にとどまった。


 勢いがあったのは6区の自民党新顔、勝俣孝明氏(36)。約2年間、選挙区内を小まめに回り、前回の自民党候補より約1万票多い約10万4千票を獲得し、民主党の渡辺周氏(51)に約1万2千票差に迫った。


 勝俣氏は「若いスタッフが支えてくれた。かつての自民党とは大きく違う戦いができた」と総括した。


 党県連の杉山盛雄幹事長は「今回の勝利は、来年の知事選、参院選へ大きな意味を持つ」とみる。


 杉山幹事長は「川勝平太知事は民主党の知事という認識だ。対立候補の選定を急ぐ。党を挙げて静岡の知事を取り返す」と話した。さらに参院選も、「2人の候補者擁立を党本部から指示されるだろう」とした。(上沢博之、古賀大己)

8335チバQ:2012/12/24(月) 10:57:38
http://www.asahi.com/area/shizuoka/articles/MTW20121221230460001.html
【乱流 総選挙@静岡】

振り返って(下)
「政治家が信頼してもらえる政治が大事だ」と演説する源馬謙太郎氏=19日朝、JR浜松駅北口前



 19日朝、JR浜松駅北口前。日本維新の会から8区に立候補して落選した源馬謙太郎氏(39)は、ハンドマイクを片手に行き交う通勤者らに向かっていた。


 「政治家が信頼を取り戻さなければいけません。投票率が上がるよう取り組んでいかなければいけません」。黄色っぽいジャンパー姿で1人。傍らには「維新」ののぼりを立てた。


 約5万9千票を集めたが、落選。維新の友好団体である「静岡維新の会」の柏木健代表は「やはり時間が足りなかった」と話す。


 維新は県内の8小選挙区で4人を擁立し、いずれも小選挙区では敗れた。唯一、3区から立候補した鈴木望氏(63)が比例区で復活当選を果たした。


 「何とか滑り込ませてもらった。国会で一生懸命、仕事をしたい」。こう話していた鈴木氏は19日、事務所の選定や新人議員としての手続きに追われた。


 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を住民投票で問おうとした住民団体の元代表。選挙中は一貫して「浜岡原発廃炉」を訴えたが、原発政策は経済対策などに隠れ、大きな争点にはならなかった。


 「原発政策は大きな争点ではない」。9日、浜松市に応援に入った維新の橋下徹代表代行は、鈴木氏の横でこう声を張り上げた。


 鈴木氏は立候補にあたり、浜岡原発の廃炉を主張することを維新側に了承を得ていた。しかし、維新はその後、石原慎太郎氏の率いる太陽の党と合流し、脱原発路線は後退。さらに公示直前に結党した日本未来の党は「卒原発」を強く打ち出した。


 「原発の問題は横の方へ置いていかれた感じがする」。鈴木氏は当選後のインタビューでこう話している。


 さらに、1区では「第三極」の維新とみんなの党が競合した。維新の尾崎剛司氏(36)は4万1479票、みんなの小池政就氏(38)は3万4457票を獲得。合わせると7万票を超え、民主の牧野聖修氏(67)を抑え、当選した上川陽子氏(59)の8万1278票に迫る得票だった。


 尾崎氏を支援した元参院議員の海野徹氏は「みんなの党との選挙協力ができていれば、小選挙区での勝利もあった」と話す。


 県内の比例区で維新が獲得したのは40万3220票。民主を超える2番目だった。


 来年は静岡市議選や県議補選、参院選などが控える。静岡維新は18日、会合を開き、参院選や地方選での候補擁立の方針を決めた。柏木代表は「今回の比例区の票は、来年の参院選で1議席取れる票だ。地方選挙で候補を擁立し、地盤を固めたい。風頼みの民主党の轍(てつ)は踏まない」と意気込む。(古賀大己)

8336チバQ:2012/12/24(月) 10:59:11
http://www.at-s.com/news/detail/474551283.html
【迷える民意】(上) 自民復権(2012/12/18 07:50)

 自民党県連の杉山盛雄幹事長は投票日が迫った14日夜、安倍晋三党総裁の携帯電話を鳴らした。
 「遊説ありがとうございます。政権奪還のため、5、6区の新人2人を必ず国会に上げます」

 「頑張ってほしい。楽しみにしている」

 この日総裁はJR焼津、沼津、三島の3駅を遊説し、公認候補の街頭演説に加わった。「政治への信頼を取り戻すのは今回の選挙」と声を張り上げた。総裁の県内入りは公示直後に続き2度目。詰め掛けた支援者の熱気を浴びた総裁は、電話の向こうで上機嫌だった。

 自民県連は2009年の前回選で落選した4人のベテラン議員の後釜に、公募で新人を充てた。新人陣営はいずれも後援会組織が未熟。「決められない政治」に不信感を募らせ、民主を離れた民意をいかにしてつかむか、戸惑いがあった。2度にわたる総裁の本県入りは選対を勢いづける格好のカンフル剤になった。

 「もっと迫力を持って演説しろ」「応援する気持ちに甘えるな」「頭を徹底して下げろ」「白い歯を見せて笑わず、相手をとりこにする迫力で話せ」

 9日に島田市で開かれた公募新人の決起大会閉会後。県連幹部が一喝した。

 報道各社による序盤の情勢調査で優位との分析があり、選対に緩みが見られたためだ。選挙戦では、こうした各陣営の手取り足取りの指導の積み重ねと、党の顔を招いた派手な遊説が相乗効果を発揮した。

 衆院選は、比例を含めて9人が議席を得る圧勝に終わった。だが、党内には不安の声がある。

 支部組織は高齢化し、機動力の弱体化が指摘されている。無党派層は増殖を続け、移ろいやすい民意をどうとらえ、政党活動にどう反映させるかが悩みの種だ。鈴木利幸総務会長は衆院選圧勝にも「自民党が信任された結果ではない。民意を見誤ると、次の選挙でまた政権交代が起こる」と自戒する。

 県連は来年夏の参院選と知事選が正念場とにらみ、自民復権を県民に強烈にアピールする考えだ。2議席を争う参院静岡選挙区について杉山幹事長は「党本部から2人擁立しろという要請が来るだろう」と予測する。知事選も「候補者選定を急ぐ。自民を挙げて知事を取り返す」と準備を加速させる。



 自民の圧勝により、2009年の前回選に続いて再び政権交代をもたらすことになった衆院選。各政党は政治不信で行き場を失った民意をいかに取り込もうとしたのか。戦いの軌跡を検証する。

8337チバQ:2012/12/24(月) 10:59:30
http://www.at-s.com/news/detail/474551600.html
【迷える民意】(中) 惨敗民主(2012/12/19 07:26)

強まる逆風、目をそらし
 衆院選投開票翌日の17日。1区で落選した民主党県連会長の牧野聖修氏は支持者へのおわび行脚で肩を落とした。

 「おまえからのお願いでも、今回は民主を応援できなかった」。自分を「おい聖修」と呼んでくれる顔なじみだった。この日、牧野氏は県議会の民主系会派を訪ね、党の惨状を「多くの有権者に『民主は許さない』という一貫した気持ちがあった」とわびた。

 逆風が明らかだった選挙戦を前に、民主県連の掲げた方針は「政権交代による改革の成果を訴える」ことだった。高校無償化など成果が上がった施策もあり、「しっかりと説明すれば理解を得られるはず」(幹部)と踏んだ。民意の読み違いの始まりだった。

 選挙戦序盤の6日、牧野氏は野田佳彦首相とともに静岡市中心部に立った。街頭の人の波、「もう一度、野田首相に託してみたい」と話す支援者。牧野氏は「それほど逆風は感じない」と話した。その後も、しばしば「手応えは悪くない」と自信を見せていた。

 大多数の民意が民主には向いていなかったことに目をそらし、逆風を逆風と実感できなかった選挙戦。ここにも読み違いがあった。牧野氏は「錯覚があった」と認める。

 なぜ、自民党とこれほどまでに明暗が分かれたのか。多くの民主関係者が行き着く結論は地力の差だ。

 政権交代後、自民と民主の地方組織の格差は明らかだった。最大の課題は党の地方議員を育成すること。しかし、政府が繰り返す失政や党本部での内部抗争への批判は地方選挙を直撃。組織拡大の担い手となるはずの地方議員を次々と失った。悪循環だった。

 県議の1人は自嘲気味に話す。「こちらは支部すら十分に作れない。市町村合併があっても地方支部を守ってきた自民とそこが違う。国会議員に危機感がなかった」

 業界団体の信頼も得られなかった。衆院解散直後の11月下旬。候補者の推薦願を手に業界団体を回る林芳久仁幹事長ら県連関係者は「民主も自民も同じスタンスだ」と、つれない返答に頭を抱えた。頼みの連合静岡からも「今回は動きが鈍い」と悲観的な声ばかり漏れてきた。吉岡秀規会長は「組織内では浸透できても、そこから外へ広がらなかった」と振り返る。

 未熟な組織でも、風に乗って大躍進した2009年の政権交代選挙から3年3カ月。党の体質改善は進まなかった。県連選対委員長の岡本護県議は「ゼロからの立て直し」と気を取り直すが、来春にはミニ統一地方選、来夏には知事選と参院選が待ち構える。

8338チバQ:2012/12/24(月) 10:59:59
http://www.at-s.com/news/detail/474551934.html
【迷える民意】(下) 第三極苦悩(2012/12/20 07:30)

政策論深まらず票分散
 「第三極候補を一本化していれば1区で勝てたかもしれない」

 衆院選後の17日、静岡市内の静岡維新の会本部に集まった維新関係者は複雑な表情を浮かべた。静岡1区で日本維新の会が擁立した尾崎剛司氏の得票と、みんなの党の小池政就氏の得票を合計すれば7万5936票。民主候補の得票を2万票余上回り、自民候補に肉薄することになる。

 選挙戦直前の両党本部の合流決裂により、1区は維新とみんなの若手が激突せざるを得なかった。「決められない政治」に嫌気が差し、民主、自民の二大政党を離れた票は分散。政策の対立軸を示せず、両候補は小選挙区で共倒れした。

 4万票余を得た尾崎氏。維新関係者によると、大阪の党本部は国政選挙を経験した裏方が少なく、内情は混乱を極めた。橋下徹代表代行は静岡入りしたが、これを効果的に無党派層獲得につなげる選挙戦略を欠いた。短期決戦は「風」が頼りで、電話やはがき作戦など人海戦術による“地上戦”はままならない。「いわゆる『選挙』ができなかった」。裏方の1人は悔やむ。

 維新、みんなの全面対決となった1区とは対照的に、3区の維新鈴木望氏はみんなの推薦を受けた。政策の違いはますます不明確になった。「脱原発」を前面に出してスタートさせた選挙戦は民意を十分につかめず、終盤戦は「国の統治機構改革」も交え、比例復活当選した。鈴木氏は19日、「追い掛ける展開という報道もあり危機感があった」と明かす。ここにも、「風」頼みで政策論争や地上戦が十分機能しなかった第三極の弱点があった。

 「元祖第三極」の公明は、世論調査で圧倒的勝利が予想された自民との選挙協力に活路を見いだす戦いだった。「小選挙区は自民候補、比例は公明」の徹底を呼び掛けたが、比例東海の議席は2議席止まり。県内比例票も20万票を割った。

 古くからの公明支持者は「昔のような自民との選挙協力ができていない地域があった」と分析。静岡市内の一部などでは、選挙協力が公明支持者内部に浸透していない地域があったという。幹部は「支持層の高齢化は顕著。無党派層対策も真剣に考え直さないといけない」と、支持基盤の立て直しの必要性に言及した。

 維新とみんなの地方組織は、二大政党に比べれば無いに等しい。それでも、1人ずつ比例東海で復活当選し、県内政界にくさびを打った。両党関係者は会議を重ね、来年の地方選や知事選、参院選に向け戦略を練り始めた。「第三極」はそれぞれの課題を抱えながら、党勢拡大を模索している。

8339チバQ:2012/12/24(月) 11:01:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20121218-OYT8T01510.htm
「王国」意外なもろさ

◇[衆院選]記者座談会<上>

滋賀入りして街頭演説に臨む自民党の安倍総裁(5日午後2時20分、草津市で)  県内でも四つの小選挙区をすべて自民党候補が取り、自民が圧勝した衆院選。労働組合の連合滋賀が強い影響力をもち、「民主王国」とも称された滋賀にあって、今回、有権者はどうして民主党候補を支持しなかったのか。また、公示直前になって日本未来の党を結成した嘉田代表の思いの背後には何があったのか。衆院選取材にあたった大津支局の記者が今回の選挙戦を座談会形式で2回にわたって振り返る。(衆院選取材班)

◇自民圧勝の理由は

A 正直に言えば、自民党候補の選挙事務所でも選挙期間中、特段の熱気や勢いは感じられなかった。公示後の世論調査で「自民優勢」と伝えられたが、各陣営の関係者からは「肌感覚とだいぶ違う」と戸惑う声が聞かれた。

B 取材していても、それは同感だった。小泉旋風が巻き起こった郵政解散選挙(2005年)の時は、小泉首相の行く先々に群衆がまさに群がった。しかし今回、安倍総裁も滋賀入りしたが、あの時のような熱狂とはほど遠かった。

 一方、世論調査に各陣営が慢心するのを恐れて、石破幹事長名で「気を緩めれば票はどんどん減っていく」と引き締めを図る文書が各陣営に送られるほどだった。

C 滋賀の計4区に立った4人の自民党候補の平均年齢は40歳。先輩格の上野賢一郎さん(2区)が「我々の世代が古い自民党を変える」と世代交代を強調していたが、特に滋賀では、いわゆる自民党らしくない候補たちの戦いぶりが、有権者に清新に映った一面はあったと思う。

D それでもやはり〈風〉を感じるほどではなかった。「民主には裏切られた。第3極はよく分からない」。有権者からはこんな声が多く聞かれ、消去法で自民党に票が行き着いた、というのが実相か。自民党県連の幹部も「現政権への不満が爆発する、いわゆる『振り子現象』で、自民党が好んで支持されたわけではない。謙虚な気持ちで政権運営にあたり、経済回復を急がないと、来夏の参院選で痛いしっぺ返しを食う」と気を引き締めていたが、大いにうなずける意見だった。

◇民主はどこが悪かった

B 「民主党には、だまされた。あの失敗はこりごり」。こんな有権者の声が多く聞かれた。とにかく前回選(09年)で民主党に託された期待はそれだけ大きかった、ということだ。まさに「かわいさ余って憎さ百倍」といった感じだ。

D 前回選時には、選挙事務所にも確かな勢いが感じられた。電話もひっきりなしにかかり、マニフェスト(政権公約)冊子も飛ぶようにはけていった。しかし、今回はとにかく閑散としていて……。

C 民主党県連は、公示前から民主党への逆風を意識し、国政のマニフェストとは別に、わざわざ滋賀版マニフェストに関する冊子を用意していたが、有権者の興味をひかず空振りに終わった。あれだけ世間の注目を集めたマニフェストという言葉も、今のままだと早晩、死語になりそうだ。

B 郵政解散の時でさえ、しぶとく小選挙区を勝ち抜いた田島一成さん(2区)が、投票締め切り直後の午後8時過ぎには相手候補に当確を打たれてノックアウトされた。陣営関係者も「落選は覚悟していたが、こんなに早く決着が付くとは」と驚き、絶句した。

A とにかく民主党の不人気ぶりは際立っていた。ある民主陣営では終盤、「政党は関係ない。とにかく候補の実績と人柄を判断してほしい」と、なりふり構わぬ言いように走っていた。

D 三日月大造さん(3区)の演説を聞き続けた。冒頭、民主政権の至らなさの謝罪から入るが、公示直後と比べて終盤では謝罪にかける時間が顕著に長くなった。選挙に強いと定評のあった三日月さんも「追い詰められている」と実感した瞬間だった。

B 自慢とする連合滋賀の動きも鈍かった。ある演説会場で取材した連合関係者の中には「今までは『日本のためになるから』と使命感を持って応援してきたが、今回は全く力が入らない」と、公然とぼやく人もいたくらいだ。

A 滋賀は「民主王国」と喧伝(けんでん)されてきたが、実は、ちまたで語られるほどには強固な王国でなかったことが露呈してしまった。

(2012年12月19日 読売新聞)

8340チバQ:2012/12/24(月) 11:01:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20121219-OYT8T01544.htm
未来、比例票で健闘



衆院選公示から5日後に、琵琶湖をバックにして滋賀での第一声に臨んだ嘉田代表(9日、大津市内で)[衆院選]◇記者座談会<下>

◇維新急ごしらえ 混乱響く

A 今回の選挙の特徴として、県内でも1、3、4区で日本維新の会の候補、2区からはみんなの党の候補、いわゆる第3極勢力の候補が立った。ただこれらの候補は小選挙区では全員、敗退。4区の岩永裕貴さんのみ比例復活し、初当選を果たした。

B 相応の時間をかけて準備してきた「みんな」の世一良幸さんは別にして、維新の3候補は、公認が決定したのが、まさに衆院解散直後。維新に所属する大阪の府議や市議が応援に入って選挙戦をサポートしたが、急ごしらえの混乱ぶりは否めなかった。

C 維新では「動員力がない」との理由で原則、個人演説会を開かない候補もいた。考え方が斬新と言えば斬新だったが。また「配る人手も時間もない」といってパンフレットやチラシが選挙事務所に山積みのままだった候補もいて驚いた。「ようやく戦う態勢が整ってきたと思ったら投票日を迎えていた」と振り返る陣営関係者もいた。

D 県内の比例得票を政党別でみると、維新は約15万3000票、みんなは約5万票あった。トップは自民の約18万2000票だった。バタバタで選挙を迎えたとはいうものの、第3極に対して県民はそれなりの期待をしていたことがよく分かる。

C 候補の戦いぶりで感心したのが、維新の岩永さん(39)。友人や同世代の人が選挙を支え、個人演説会では30、40代の子育て世代が会場に詰め掛けていたのは印象的だった。比例近畿ブロックで復活当選が決まるまで、事務所で仲間とタブレット端末で各選挙区の開票速報を見ながら惜敗率の順位を計算していた。昔の選挙では考えられない姿だった。

◇二足のわらじ 知事動向注目

B 今回の衆院選で、滋賀にまつわるトピックスでは、何と言っても、嘉田知事が、日本未来の党を結党し、その代表に就任したのが一番のサプライズだった。どうして知事は新党に動いたのだろう。

C 嘉田代表が新党結成に動いた背景として、知事に近い関係者は「3・11以降、初めての国政選挙で『ここで立ちあがらないと、卒原発を訴えてきた自分の存在意義が問われる』との思いが強かったようだ」と胸の内を代弁していた。ただ、今回の新党について、地元の受け止め方には様々な意見がある。

A 嘉田知事を支える地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)は、「事前に相談なく、小沢さんと組むなんてついていけない」と反発し、未来の党への投票を機関決定せず、自主投票を決めた。

C 一方で、嘉田代表も全国の候補者の応援で遊説に回ったため、県内で運動を担当したのは数人の有志だけ。事務所も投開票日1週間前にようやく開設されたほどで、政党としての活動実態は皆無に等しかった。

D そんな中、未来の党は県内で8万3000票を比例選で獲得した。同党は小選挙区で惨敗したため、8万票について「期待はずれ」とする声もあるが、近畿ブロックの他府県と比べると、それでも2〜3倍高い得票割合だ。「2年前の知事選で過去最多の42万票を獲得した嘉田人気は依然、力をもっている」という見方もある。

A 今後、焦点になるのが、知事と党代表を兼務する〈二足のわらじ〉問題だ。知事は19日の県議会本会議で「任期中は知事の職を全うする」と明言した。ただ胸の内には、現行法が改正され、首長と国会議員の兼務も可能と制度が変われば、知事のまま国政に打って出たいとの思いがあるようだ。しかし、県議会の各会派では兼務に否定的な意見が支配的だ。開会中の11月議会をどうにか乗りきっても、来年度予算案を審議する2月議会が大荒れになる可能性は高い。

(2012年12月20日 読売新聞)

8341チバQ:2012/12/24(月) 11:07:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000145-mailo-l28
分析2012衆院選:/上 1、4区出口調査比較 「第三極」の明暗 /兵庫
毎日新聞 12月19日(水)15時26分配信

 ◇自公支持層への浸透もカギ
 第46回衆院選の投開票日となった16日、共同通信社は投票を終えた有権者に投票内容を尋ねる「出口調査」を実施した。ともに「第三極」政党の候補者が自民党の候補者と争い、みんなの党新人の井坂信彦氏が自民党の元職、盛山正仁氏に惜敗して比例代表で復活当選した兵庫1区(神戸市東灘区など)と、自民新人、藤井比早之氏が維新新人、清水貴之氏を降した4区(同市西区など)。異なる結果となった両区の調査結果を比較すると、今回の衆院選の縮図が浮かんでくる。参院選や知事選、神戸市長選など大型選挙が続く来年の「選挙イヤー」でも、第三極は一定の存在感を見せるのか−−。
 1区の政党支持率をみると、自民の24・6%に対し、第三極は維新17・4%、みんな9・4%。一方、4区は、自民31・4%▽維新22・3%▽みんな4・1%。「日本未来の党」と合わせても、1、4区とも第三極の支持率は約29%と差異はない。半面、公明党と合わせた自・公の支持率は1区30・4%、4区36・4%と5ポイント以上の差が生じ、両区の帰結を左右したと言える。
 政党支持別の小選挙区での投票先に焦点を当てると、1、4区の違いは顕著になる。
 1区は盛山氏が自民支持層の79%、公明の77%を固め、維新も22・5%に浸透。一方、井坂氏はみんな支持層の93・9%、維新の59・9%から支持を受けた上、自民(13・6%)、公明(11・5%)の支持層にも食い込む健闘をみせた。対して、4区の清水氏は維新支持層の85・5%、みんなの50%に浸透したが、自民(4・4%)、公明(5・9%)は低迷。藤井氏が自民支持層の90・3%、公明の76・5%を固め、みんなも31%まで支持を広げたのと対照的だ。
 さらに、1、4区の違いを決定づけたのが「支持政党なし」の無党派層の動向。1区は井坂氏が51・9%と盛山氏(19・2%)に大差をつけた半面、4区は藤井氏と清水氏が37・9%と同率。第三極が今後も勢力を伸長するには、支持基盤の無党派層を味方にしたうえで、既存政党の支持層にも理解を得ることがカギとなりそうだ。【石川貴教】
〔神戸版〕
12月19日朝刊

8342チバQ:2012/12/24(月) 11:07:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000278-mailo-l28
分析2012衆院選:/下 神戸市内の比例得票 第三極躍進、市長選に影響も /兵庫
毎日新聞 12月20日(木)17時2分配信

 衆院選の比例代表近畿ブロックで、各党派の神戸市内での得票数をみると、日本維新の会、みんなの党、日本未来の党の「第三極」政党の得票数が、自民・公明両党を合わせた得票数を上回った。来年には、任期満了(11月)に伴う神戸市長選が予定されているが、第三極の躍進は今後の市長選の構図にも影響を与えそうだ。
 得票数が最も多かったのは維新の19万4316票で、みんな6万2283票、未来3万3910票。一方、自民は維新に次ぐ16万110票だったが、下野した前回09年(16万7791票)にさえ届かなかった。公明は8万5449票。前回09年に33万7813票を集めて圧倒した民主党は3分の1以下の9万794票と、退潮ぶりが明らかになった。
 これを元に試算すると、第三極の3党は総計29万509票。自民・公明の総計24万5559票を5万票近く上回り、民主に比べると3倍超の得票になる。神戸市の投票率(56・46%)は前回09年(64・46%)を8ポイント下回る低水準になったが、第三極が支持基盤とする無党派層が投票を控えたのが一因ともされる。低投票率下での第三極の躍進は、今後の「伸びしろ」を予感させる結果となった。【石川貴教】
〔神戸版〕
12月20日朝刊

8343チバQ:2012/12/24(月) 11:08:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20121218-OYT8T01359.htm
[衆院選]「岸本党」党派超え結束・・・記者座談会・1区

 全国的に自民が圧勝した衆院選。県内の3小選挙区では民主が1区を死守し、自民は2、3区で圧勝した。各陣営の「師走の陣」を取材した担当記者が選挙区ごとに振り返った(敬称略)。

 ◆接戦の背景 

 A 民主党の岸本周平が300票差で自民党の門博文に競り勝った1区が印象深い。「当選確実」の一報は確定票が出る約10分前。最後まで結果がよめない戦いだった。

 B 岸本、門両陣営とも自信を持って情勢を語る人はいなかった。なぜ、接戦になったのだろう。

 C 門は県連の公募で選ばれた昨春から活動しているが、県議は「解散の少し前までぼろ負けの状態だった」と口をそろえる。いい勝負に持ち込んだのは、解散後の1か月だろう。

 A かつらぎ町出身で地縁、血縁が薄いが、陣営幹部からは終始、「必死さが伝わらない」との声も聞かれた。

 B 演技が出来ないタイプだから。選挙のベテランたちから頼りなく見えたのかもしれない。政治家らしさはないが、持ち味を生かした議員活動を期待したい。

 C 岸本は好対照。落選した2005年から毎日何時間も一人で街頭に立った。09年に当選した後も事務所のトイレ掃除を続け、エリートの経歴とのギャップが支持されたのだろう。

◆「岸本党」対「ザ・自民」 

 A 民主党への逆風が吹いても岸本の活動スタイルは変わらなかった。そんな一貫した姿勢を支えたのが後援会。母校の桐蔭高同窓生ら個人的なつながりで集まった〈素人集団〉に、元保守系議員の支援者ら〈選挙のプロ〉が入り交じり、党派を超えて結束した。

 B 接戦が伝えられても「後援会員が本人にほれ込んでいるため、『負けるはずがない』と思いこんでいる」と陣営幹部が引き締めを図っていた。それほどの熱烈な支援が勝敗を分けた理由の一つではないか。

 C 民主色が薄い「岸本党」に対して、門の陣営は「ザ・自民党」。二階陣営の大型バスが出入りしていた。陣営幹部は「2区、3区は勝負あった。だから全力投入だ」と喜んでいた。

 A ただ、門の演説を聞こうと、集まった支援者が20人程度の会場もあり、岸本陣営に比べ、少ない印象を受けた。陣営は「自民系に食い込んでいる岸本陣営から圧力があった」と話していたが、地方議員の動きが鈍く、後援会にまとまりがなかったことも一因ではないか。

◆自公協力に課題 

 A 門の追い上げは公明党の力も大きい。終盤の演説で、門は初めに「『比例は公明へ』」と呼びかけるようになり、公明も演説会場に支持者を動員した。

 B ただ、公明は当初、「選挙協力の具体策が何もない」と門側への不満が強く、推薦決定は公示直前だった。序盤は事務所にポスターを貼るよう頼んだり、来援弁士として比例票を訴えたりと、幹部は「『自前』の選挙協力」と苦笑いしていた。

 C そんな様子を岸本陣営は「公明は事実上の自主投票だ」と見ていた。

◆「接戦」演出した維新 

 A 上位2人の接戦は、日本維新の会の林潤が健闘して当選ラインを下げたことが大きい。

 B ただ、落下傘候補で事情が分からず、大阪に近い都市部なら勝算があると踏んでいたが、当てがはずれた形だ。

 C 投票日前日の橋下代表代行の来援を林陣営は「最後のチャンス」として奮起したが、各陣営は「土曜日の朝だと人が集まらない」と冷静で、大きなうねりにならなかった。

(2012年12月19日 読売新聞)

8344チバQ:2012/12/24(月) 11:09:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20121219-OYT8T01471.htm?from=popin
[衆院選]出遅れた維・民 自民圧勝・・・記者座談会 2区

◆盤石ではない自民 

 A 2区は自民党の石田真敏の圧勝だったが、民主党も日本維新の会も大きく出遅れたこともあり、「敵失にも助けられた」というのが本音のようだ。

 B 解散直後、陣営は「ほかの候補者の姿がみえず、どうも力が入らない」と肩すかしをくっていた。

 A だが陣営の危機感は強かった。前回2009年の落選時は党への逆風が強かったといえ、地元海南市の票数でも敗れた。組織の弱さが指摘されていたが、今回は少なくとも街頭活動の量は目に見えて増えた。

 C 陣営幹部は「2区のスーパーは全部回った」と話していた。本人も「『姿が見えない』なんて言われないよう、とにかく存在感を出す」と必死だった。

 B 橋本市や岩出市など大票田の比例票は、維新の会が自民を上回っていた。自民県連幹部は「維新が選挙後、地方に組織をつくり始めると恐ろしい」と警戒していた。

◆サカグチ対決 

 C 阪口直人が解散後、民主から維新の会に移ったのは身近な支持者にも寝耳に水だった。解散前日、当時秘書だった坂口親宏に取材したら「100%ない」と否定した。

 B 阪口が民主県連幹部の携帯電話の留守電に「民主やめます」と入れたのは、東京で離党会見をする30分前だったようだ。

 C とにかく、民主県連の阪口への恨みは強かった。急きょ、公認として擁立した坂口の事務所を大阪方面への通勤者が多い橋本市内に設けたのも、維新の会対策だった。公示後、2人が同じ時間帯に同市の駅前で並んで通勤客らに支援を呼びかけたことがあったが、たまたま近くで活動をしていた石田は「あの2人は駅前でけんかしているんじゃないか」と冗談めかして言っていた。

◆比例名簿の波紋 

 B 阪口の比例名簿の順位は3位で、選挙前から「比例復活で当選確実」という声も多かった。実際、前回より5万4000票減らし、石田との惜敗率が50%にも満たなかったのに早々と当選を決めていた。党は前議員の経歴面を重視したということだが、他陣営からは、「(維新からの)裏切りの報酬だ」とささやかれていたね。

 C 実際、民主は2区の出遅れを取り戻すために人員を投入したせいで、空白区だった3区に擁立することができず、県内の選挙戦略に狂いが生じていた。

 B 阪口は前回の支持者の多くが離れて後援会は空洞化が加速し、得意の自転車に乗って支持を訴えるなどの空中戦がメーンの活動だった。応援に来ていた他府県の維新の会関係者は「選挙活動の内容は市町村議選のレベル。これで国会議員になれるとは」と驚いていた。

(敬称略)

(2012年12月20日 読売新聞)

8345チバQ:2012/12/24(月) 11:09:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20121220-OYT8T01332.htm?from=popin
[衆院選]公共投資で自、支持拡大・・・記者座談会 3区

 ◆組織戦

 A 3区は自民党の二階俊博が圧勝したが、民主党の不出馬や、日本維新の会の出遅れなど、2区同様、「敵失」も大きかった。

 B 支持・推薦団体が約400に達していた。二階は「全市町村で目にものをみせてやる」と意気込み、支援する首長や地方議員も地元での票の上積みを気にしていた。

 A 10年で200兆円の公共投資をするという党の「国土強靱(きょうじん)化」を連呼していた。相手候補の「公共事業のばらまき」批判が掲載された新聞紙面を支持者に紹介し、「景気低迷に苦しみ、防災対策の必要性を切実に感じている地元の事情を何も分かっていない」と逆に利用したくらい。

 B 演説会では、国土強靱化の中でも高速道路延伸の話が出た時の拍手は大きかったね。

 ◆維新・山下の健闘

 A 維新の会の山下大輔は当初、出身地の2区で出馬するのではと言われていた。県議として活動した地盤の1区は、前回応援した民主の議員と支持基盤が重なるからね。

 C 和歌山市の後援会の知人のつてを頼りながら、細々と輪を広げていく選挙戦だった。だが、擁立から1か月で5万票をたたき出したのは、潜在的な「反二階票」の存在を示している。

 A 山下は「あと1か月あれば」と悔しがっていた。

 C ある県議や陣営幹部は「水面下で支援している町村議が複数いる」と話していた。今後の3区の地方選で、維新の会の公認候補が出現するかもしれない。

 ◆民主空白区の事情

 B 前回、二階に1万5000票差まで詰め寄った民主・玉置公良の票が宙に浮いた形になっていた。

 C 玉置は2区の阪口直人同様、維新の会への移籍がささやかれていた。解散日の夜になって、支援する労組幹部らから「それだけはやめてくれ」と、厳しく迫られていた。

 A 実は民主は急きょ、3区の落下傘候補を用意していた。県連幹部は「支持者の不信感が募っていて、候補者を送り出せる状況ではなかった」と残念がっていた。

 ◆共産の誤算

 D 共産党の原矢寸久は町村部でも山下に大差をつけられ、「選挙区は党より個人の勝負と思ったが、やはりムードに負けたのか」と陣営はショックを受けていた。

 E 党全体に言えることだが、消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)の問題を巡り、票を上積みする余地はあったはず。だが、支持者の高齢化などが目立ち、幅広い層への広がりに欠けた。

 A 選挙戦を左右する無党派層を取り込むには、思い切った戦略が必要だろう。(敬称略)

(おわり)

(2012年12月21日 読売新聞)

8346チバQ:2012/12/24(月) 11:12:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000197-mailo-l29
揺れる民意:/上 自民 全員当選も比例低迷 /奈良
毎日新聞 12月18日(火)16時24分配信

 「一人一人の大きな力をもらい、当選させてもらった。夢のようです」
 小選挙区奈良1区から出馬し、比例代表で復活当選した自民の小林茂樹氏(48)の事務所。日付は既に投開票日から変わっていた。小林氏は目頭を押さえながら、集まった支援者に深々と何度もおじぎをした。奈良の自民候補が全員当選を決めた瞬間だった。
 「負けてもともとの戦いだった」と自民党県連幹部が打ち明けた通り、民主の馬淵澄夫氏(52)が前回衆院選で自民候補にダブルスコアで圧勝した1区は、自民にとって「鬼門」だった。昨年夏に始まった公認候補選びから難航し、最後は奥野信亮・県連会長が小林氏を食事に誘い、口説き落とした。この出来事を、ある県議は「貧乏くじを引かされた」と表現する。
 しかし、民主政権への逆風が強まると、優位が伝えられていた2〜4区だけでなく、1区も一躍激戦区に。安倍晋三総裁も駆け付け、終盤は自公と民主の総力戦となった。
 ただ、1区の自民は必ずしも一枚岩ではなかった。選対本部を仕切ったのは、県議時代に同じ山辺郡・奈良市区で票を奪い合った県議ら。積年のわだかまりを胸に抱えたまま選挙戦に突入し、陣営に支援者名簿を提出しなかった人もいた。終盤になって、県議らが別々に支援者を集めて会合を開いたが、遅きに失した感は否めない。陣営の1人は「もう少し、党としての一体感があれば…」と悔やむ。奥山博康・県連幹事長は「99点の選挙。1区も勝てれば良かった」と振り返った。
 結果的に小林氏の得票数は、前回の自民候補を421票下回った。比例復活できたのは、組織票を固めたことに加え、馬淵氏が前回から5万票を失ったことが大きい。追い風を受けたのではなく、民主が逆風で後退しただけとの見方もできる。
 2〜4区では2位以下に大差をつけ、小選挙区の自民候補の票は合計で30万票を超えたものの、比例の自民票は維新を下回る約20万票だった。前回の約21万票から低下しており、この3年で党そのものへの信頼感が回復したわけではないことを示している。
 4区の田野瀬太道氏(38)は「諸手を挙げての賛同ではないと思う」と話した。今後、何をやり遂げるのか。その結果を、県民は注視している。
   ◇  ◇
 第46回衆院選は、県内の小選挙区では自民が前回から2増となる3議席を民主から奪還した。3年余りで再びの政権交代。振り子のように揺れる民意をつかもうと選挙戦に臨んだ各党の姿を追った。
12月18日朝刊

8347チバQ:2012/12/24(月) 11:12:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000255-mailo-l29
揺れる民意:/中 民主 「風任せ」から脱皮を /奈良
毎日新聞 12月19日(水)16時54分配信

 投開票日の夜、小選挙区奈良3区で議席を失った民主の吉川政重氏(49)の事務所は、静まりかえっていた。吉川氏が頭を下げて声を振り絞る。「大敗北となったが、一から出直したい」。最終的な得票数は、維新の候補者を下回った。
 追い風に乗って3万票以上の大差で自民の奥野信亮氏(69)を破ったのは3年前の夏。あの日と、何もかもが変わっていた。
 集会を開けば、住民から「前回のようには応援できない」と目を背けられる。連合奈良以外の団体の反応も冷たくなった。首長も同様だ。前回選で吉川氏を支援した平岡仁・広陵町長は「吉川さんの人柄は良い。だが、民主は国民の期待を裏切った」として中立の立場を貫いた。自民優位が伝えられた終盤、外からは陣営の雰囲気は意気消沈しているように見えた。吉川氏の秘書は「前回より、本人もスタッフも頑張った」と否定しつつも、「それなのにこの結果とは」と嘆いた。
 県内の比例代表の民主票は9万5040票で、前回から4分の1程度に激減。大半は維新に流れたとみられる。政権批判がそのまま反映された形だ。吉川氏も「党のゴタゴタで国民に不信感を与えた」と敗因を挙げた。滝実法相の後を継いだ2区の百武威氏(37)、前回比例復活した4区の大西孝典氏(56)も結果的に維新の後塵を拝した。
 全国的な惨敗の中、県内で唯一議席を守ったのが1区の馬淵澄夫氏(52)だ。前回は解散後、他候補の応援演説などで4日間しか県内入りしなかったものの、12万票を獲得した。しかし危機感を強めた今回は解散後、党本部に「地元に張り付かせてほしい」と要請。応援を4日間に減らし、すべて日帰りで影響を最小限に抑えた。
 民主にとって1区は、守らなければならない議席だった。民主党県連幹部は「比例復活ではダメ。ここで負けると、県連が立ち直れない」と強調した。
 「今までに経験したことのない選挙。政党ではなく、馬淵澄夫という政治家が奈良にとって、国にとって必要かどうかを訴えた」と馬淵氏。演説はイメージを意識したのか、「民主」という政党名を避けているように見えた。
 3年前、勢いに乗って政権交代を果たした。しかし追い風は方向を変えて「逆風」となり、なすすべなく敗れた。「党の再建には、次に政権を担う時はこうするというのを一つ一つ積み上げることだと思う」と馬淵氏。「風任せ」からの脱皮は急務だ。
12月19日朝刊

8348チバQ:2012/12/24(月) 11:13:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000180-mailo-l29
揺れる民意:/下 維新 「様子見」の比例首位 /奈良
毎日新聞 12月20日(木)15時53分配信

 今年5月、県内の政界を驚かせる出来事があった。自民が推薦する候補と、みんなが推薦の候補が激突した香芝市長選だ。みんなの推薦候補には、維新の大阪府議らが応援に駆け付けた。奈良3区最大の票田の香芝で、既成政党と第三極が新人を推薦し合う構図で、「衆院選の前哨戦」とも言われた。
 結果はみんなの推薦候補の勝利。県内でも第三極の勢いを実感する結果となった。「『府民』が多い奈良で維新が躍進するのでは」という憶測が流れた。
 その予感は衆院選で一部、現実のものとなった。維新は小選挙区と比例代表で明暗がはっきりと分かれた。
 小選挙区の敗因は、知名度不足だ。出身校や勤務先が奈良の候補はいたが、地盤をほとんど持たない「半落下傘候補」とも言える顔ぶれだった。
 加えて、準備不足もたたった。4区の松浪武久氏(45)が出馬表明した時は、投開票日まで3週間余りしかなかった。1区の大野祐司氏(52)の陣営は家族や親戚が中心で、2区の並河健氏(33)の選挙運動は、仕事を休んだ父や妻が支えた。選挙経験がなく、事務所探しから街頭活動の方法まですべて手探り。大野氏は「時間が足りなかった」と振り返る。
 自民の高市早苗氏(51)は集会で「生駒の山を越えて強い風が吹いてくる」と述べ、維新を警戒したが、小選挙区に限っては杞憂(きゆう)に終わった。太陽の党と合流したことも影響したとみられる。最終日の15日に橋下徹・代表代行が応援に駆け付けたものの、流れは変わらなかった。ある陣営は「もっと早く来てくれればね」とこぼした。
 一方、比例は県内で約21万を獲得し、第1党に躍り出た。小選挙区の4人の得票は計約17万票。少なくとも約4万人が他の政党候補に投票しつつ、比例で維新に投じた計算になる。有権者は維新に期待しながらも、今回は「様子見」に回ったとの見方もできる。これから、真価が問われることになる。
 今回の衆院選で、来夏に控える参院選、奈良市長選の台風の目になり得ることを数字で示した。奈良維新の会代表の山本進章(のぶあき)県議は参院選について「本部の方針が第一だが、(候補者を)立てるだろう。地方組織をきちんと確立させたい」と自信をのぞかせる。
 自民は来年1月中に参院選の候補者を発表する予定だ。再び民主を交えた三つどもえの構図になるのか。水面下の駆け引きは、もう始まっている。(この連載は伊澤拓也、釣田祐喜、熊谷仁志、山本和良、矢追健介が担当しました)
12月20日朝刊

8349チバQ:2012/12/24(月) 11:22:48
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536222217
政流転(1) 民意の振り子に戸惑い


早朝から続いたテレビ出演を終え、自民党の役員会に臨む石破茂幹事長=17日午前、東京・永田町の党本部
自民興奮と危機感 民主「風任せでは勝てぬ」

 16日投開票された衆院選で自民、公明両党が政権を奪還した。ただ、自民、民主両党が大勝と惨敗を繰り返す激しい議席の変動に、勝者も戸惑う。戦いを振り返り、“流転”を続ける政(まつりごと)の現場を追う。


 「歴史的という言葉は、今回のような時のためにある」

 17日未明、東京・永田町の自民党本部。前夜から続いた衆院選開票結果の取材対応で終始、謙虚で抑制的だった石破茂幹事長(衆院・鳥取1区)が、帰り際にふと漏らした。政権奪還の宿願を遂げた高ぶりがあった。

 安倍晋三総裁から幹事長留任のお墨付きを得て、同日朝から、自民党役員会などの合間に出演したテレビ番組は12本。午前7時のNHKニュースでは「補正予算や税制をどうするか議論する。首相指名を待たずに具体的な作業にかかる」と述べ、政界の実力者としての自負をにじませた。

 下野した後、閑散としていた自民党本部に活気が戻った。午前10時半、細田博之総務会長(同・島根1区)の部屋に、農林水産省事務次官ら幹部5人が入った。大型補正予算、新年度予算の編成へ、霞が関の官僚の「自民党詣で」が始まった。


比例57議席どまり

 325議席―。連立政権を組む公明党と合わせた議席は、参院で法案を否決されても衆院再可決を可能とする3分の2を超えた。

 しかし自民党内に高揚感はない。政権を失った2009年衆院選に至る国会で、衆院の3分の2の議席を持つ自公政権が再議決を繰り返し、批判を受けた。

 当時、幹事長だった細田氏は「無理すると参院の問責決議で大変なことになる。夏までは予算案を通すのが仕事」と“安全運転”の必要性を説く。

 圧倒的な議席獲得にも、企業・団体からの支持取り付けに動いてきた竹下亘組織運動本部長(衆院・島根2区)の表情はさえない。

 「比例代表の議席数が自民党の実情を表している」。自民党の比例代表の得票は前回選に比べ、鳥取は3・9%減、島根は14・1%減った。全国の比例議席は過去最少の前回に比べ2議席増の57議席どまり。自民党の足腰はまだ弱く、振り子のように振れる民意の前では、今回の勝利が続く保証はない。

 来夏の参院選が勝負と見る竹下氏は16日深夜、安倍総裁に「留任したい」と直談判した。17日から1週間で「100カ所以上の企業団体を回る」との目標を自らに課し、興奮と危機感が交錯する党本部を後にした。


組織の一新必要

 「国会議員でなくなったので、県連代表を辞任したい」。鳥取2区で落選した、湯原俊二民主党鳥取県連代表は17日午前、同党県連幹部に電話で辞意を伝えた。

 同じころ、島根1区で敗れた同党の小室寿明島根県連代表は、あいさつ回りで訪れた連合島根の岩田学会長から厳しい言葉を突き付けられていた。

 「労組依存から脱皮せんといけん。風任せでは勝てない」

 追い風を受けた前回選から3万3千票を減らした惨敗。逆風を受けたとはいえ、3年3カ月、政権与党の座にありながら、支持は広がりを欠いた。

 小室氏は17日、メールマガジンで「地を這(は)う決意で踏ん張ります」と配信したが、進退には口を閉ざす。県連幹部の1人は「世代交代を含め、組織体制の一新が必要だ」と漏らした。

('12/12/18 無断転載禁止)

8350チバQ:2012/12/24(月) 11:23:06
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536275217
政流転(2) 原発政策際立つ違い


原発再稼働の必要性を強調した自民党の細田博之氏=15日、松江市中原町
自公、連立の土台“先送り”

 18日午後、東京・永田町の国会で、自民、公明両党の党首らによる連立政権への協議が始まったが、会合はわずか30分で終わった。

 衆院選で最大の焦点となったエネルギー政策や集団的自衛権の行使など、連立政権運営の土台となるべき問題は封印された。

 同席した自民党の石破茂幹事長(衆院・鳥取1区)は「独自政策にこだわると(政権)合意できない。取り組むべきは景気対策」と説明した。

 「タカ派路線」の安倍晋三総裁が率いる自民党と「平和の党」の公明党。石破氏の言葉には、根本政策に違いがある両政党が連立政権樹立前から軋轢(あつれき)を生じさせれば、政権基盤が壊れかねないとの危機感があった。


参院選へすり合わせ

 両党の政策の違いは、原発政策で際立った。島根1区で当選した自民党の細田博之氏は、選挙戦最終日の15日夜、松江市内での演説で「島根原発1〜3号機は安全となった上での稼働は当然だ」と、ひときわ声を張り上げた。

 これを受けた選対本部長の細田重雄県議も「原発を抱える注目の選挙区。その細田の訴えが1区の民意だ」と重ねた。

 衆院選で細田氏を推薦し、最後の演説に同席した公明党島根県本部の三島治代表は「そこまで踏み込むのか」と驚いた。

 公明党の原発問題の公約は「40年運転制限制を厳格に適用」。選挙戦でも「1年でも早く原発をゼロにする」と訴えてきた主張と大きく食い違う。

 自民党中枢の細田氏が、2014年に運転開始から40年を迎える1号機の再稼働を容認する発言に三島氏は「参院選に向け、基本政策をすり合わせないと厳しい」と危ぶんだ。


公明党「不要論」も

 公明党の斉藤鉄夫幹事長代行(比例中国、島根県邑南町出身)は当選を決めた直後「自民党の右傾化の流れを阻止するハンドル役を果たす」と、党の存在意義を強調した。

 しかし自民党は294議席の大勝。憲法改正では日本維新の会との連携もささやかれる中で、31議席の公明党の「不要論」さえ噴き出しかねない。

 自公両党が連立政権協議を終えた18日夕、斉藤氏は「憲法改正やエネルギー政策は息の長いテーマ。独立した党としてじっくり議論していけばいい」と述べ、懸案の“先送り”を示唆した。

 さらに、民主党と連立政権を組んだ社民党が、沖縄県の米軍普天間基地問題で対立して離脱、党勢衰退に追い込まれたことを例に、こう説明した。

 「社民党のようにとんがって連立離脱するようなパフォーマンスではなく、落ち着いた政治をやりたい」

 その言葉には、主張を貫くほど、自民党との溝を深める苦しい党の立場がにじんだ。

('12/12/19 無断転載禁止)

8351チバQ:2012/12/24(月) 11:23:31
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政流転(3) 与党で支持広がらず


衆院島根1区で落選し、支援者の前でインタビューに答える小室寿明氏(右)=16日、松江市西嫁島1丁目
民主、地方議員の弱さ露呈

 「今回は見送らせてください」

 衆院解散の2日後の11月18日朝、民主党島根県連の和田章一郎代表代行は電話の内容に耳を疑った。

 電話の相手は、いったんは和田氏の説得を受け入れて衆院島根2区に出馬の意向を固めた石田祥吾氏だった。

 石田氏が秘書として仕えていた小室寿明前衆院議員が17日に国会から帰県して慎重姿勢を示したのだ。

 小室氏には、自身が2005年に同2区で惨敗した経験があった。松江選出の県議で、2区に支援組織がなかったことも響いた。石田氏も松江市出身で、出雲市内の高校に通った以外、自身で築いた地盤がなかった。

 18日夕の2区総支部幹事会で、県議から説得された石田氏は出馬を決断したが、結果は大敗に終わった。


意見交換会168回

 敗戦の背景には、民主党が与党になった後も支持組織を増やせなかった現実がある。

 衆院選公示前日の3日、民主党島根県連の角智子幹事長は、松江市袖師町の島根県医師会館で、政治団体・県医師連盟(加藤哲夫委員長、約1200人)の関係者から「『支援』との結論になりました」と告げられた。

 同連盟は10年参院選で全国団体が民主党支持を打ち出したことから自主投票とし、両党を同等とした。しかし今回の衆院選は島根1、2区で自民党候補のみを推薦。両党に差をつけた。

 診療報酬改定などが民主党政権下で実現したが、連盟側は自民党回帰の理由を「過去の衆院選で応援してきたいきさつ」(加藤委員長)と説明した。

 民主党県連は与党になった後、業界団体や自治体首長らと予算や政策への要望を聞く意見交換会を168回実施。自民支持団体を切り崩す狙いもあったが、民主支持は限定的だった。

 角幹事長は「長年の自民党との太いパイプがあり、変えるのは簡単ではなかった」と認めざるを得なかった。


自民はピラミッド

 県内の業界団体との関係について、自民党島根県連の福田正明幹事長は「県政与党だったことで、県の予算編成で連携し、意見交換してきた」と指摘。野党転落後も保ってきた自民党の強さの要因は地方議会とする。

 県議会(定数37)で自民党議員連盟23人に対して、民主系の民主県民クラブは9人。業界団体へのあいさつ回りでも、自民党は地方議員が9月以降、170団体にローラー作戦を展開した一方で、民主党は解散後はほとんど回れなかった。角幹事長は「地方議員の差」と反省を込めた。

 地方議員は選挙の実動部隊ばかりでなく、国政進出を目指す人材育成の機能も担う。

 2年前、参院選島根選挙区に出馬した後、島根県議に転身した岩田浩岳県連幹事長代理は「向こう(自民党)はピラミッド。有権者との接点を増やすには、地方議員を増やさないといけない」と話し、党の土台を広げる必要性を痛感している。

('12/12/20 無断転載禁止)

8352チバQ:2012/12/24(月) 11:23:55
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536283217
政流転(4) 苦悩する既存小政党


松江市内で開かれた演説会で、比例中国ブロックの社民党候補の演説を聞く支持者=11日夜、松江市殿町、県民会館
他党と主張重なり埋没

 「このままでは島根の農業は壊滅的です」。衆院選島根1区に出馬した共産党の吉儀敬子氏は11月中旬、島根県東部のJA幹部に環太平洋連携協定(TPP)反対の立場を訴えた。

 国政選挙で、同党島根県委員会が自民党支持の根強いJAを訪ねたのは初めて。全面協力は得られなかったものの、党名入りの「TPP反対」のポスターをはる支店もあった。

 中林隆委員長は「全部(の政策)は無理でも、TPPに絞れば協力ができるのではないか」と、個別の政策で他党の支持層に切り込む狙いだった。


比例票は大幅減

 TPPと並んで同党が訴えたのが原発即時廃炉。ところが解散後、原発に反対姿勢を示す日本未来の党が誕生し、公明党、社民党とも主張が重なった。

 自民、民主との三つどもえとなった島根1区では、吉儀氏が反TPP、反原発票の受け皿にもなり、前回選に比べて58・8%増の1万4173票を得た。しかし、9年ぶりの議席奪還を狙った比例代表は1区内で28・8%減の9075票。有権者が小選挙区と比例代表の票を“使い分けた”様子が読み取れる。

 実際、原発停止を願う、松江市西川津町の介護アルバイト、長岡瞳さん(21)は小選挙区は吉儀氏に投じたが、比例代表は「(原発停止の)意見を通すため、ある程度議席が取れる党」との判断で、日本未来の党に投票した。

 中林委員長は「『反対』だけでは駄目ということ。有権者に『共産党はこれだけやってくれた』という実感を抱いてもらえないと、党への信頼は高まらない」と、苦悩を打ち明けた。


危機感あらわに

 比例代表の得票が減少した社民党は、組織衰退が深刻だ。

 11日夜、松江市内で開かれた比例中国ブロック候補の演説会は、島根県東部で唯一の開催にもかかわらず、来場は35人ほど。

 このうち、社民党の「東の牙城」と言われた、旧大東町職員労働組合があった雲南市大東町からの参加は10人に満たず、同組合関係者は数人だった。

 旧大東町職労は、市町村合併で雲南市職労(約430人)に吸収。市議選では120人ほどの旧大東町出身者で支援するが、今や国政選挙では自治労に従って民主党を支援する。

 旧大東町出身の40代の組合員は「今は組織の少数派。国政選挙で社民党支持を打ち出しにくい」と打ち明ける。

 組織の衰退ぶりを象徴するように今回の選挙で、大東町を含む旧大原郡での社民党の得票は前回選比38・8%減の610票。県全体では48・94%減の8804票に終わった。

 同党県連の清水勝代表は「1万票を下回るとは想像だにしなかった」と嘆息。党も改選5議席が2議席に減った。「根強い支持者がおり、5議席は確保できると思っていた。国会議員は6人で(政党要件の5人という)下限が迫っている」と、来夏の参院選に向け危機感をあらわにした。

('12/12/21 無断転載禁止)

8353チバQ:2012/12/24(月) 11:24:11
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536304217
政流転(5) 参院2現職個の戦い


松江市内で開かれた演説会で、比例中国ブロックの社民党候補の演説を聞く支持者=11日夜、松江市殿町、県民会館
“第2幕”自民は擁立難航

 亀井亜紀子参院議員(島根選挙区)が19日午後、益田市の萩石見空港に降り立った。地元入りは1カ月ぶり。益田市内で支持者に「みどりの風として戦いたい」と、無所属で来夏の参院選に臨む意向を伝えた。

 衆院選では国民新党を離党して連立政権を離脱した経緯から「中立」を宣言。衆院の公示中は、亀井氏の秘書が民主党候補の支援に動いたが、亀井氏自身は沈黙。自身が当選した2007年の参院選の「反自民共闘」の再構築は見えない。

 民主党県連幹部は「戦うしかないだろう」と話し、対抗馬擁立の模索を始めた。

新しい一歩

 「首相補佐官もあと1カ月」。民主党の川上義博参院議員(鳥取選挙区)は衆院選公示前の1日、米子市で開いた自身の後援会会合で「下野」を宣言した。

 「政権運営の失敗を糧として新しい一歩を踏み出す」と、鳥取2区の党候補の支援要請もそこそこに、来夏の自らの戦いに備えた。

 2区の候補は落選したが、川上氏は自民候補の得票に「これなら勝てる」とつぶやいた。投票率の低下と自民党の得票の伸び悩み。無党派層が動いていない証拠とみえた。

 自民党から転身した川上氏は、農林水産業を中心に独自の支持層を形成。それは、自民党衆院議員の支持層とも重なる。

 衆院選では石破茂自民党幹事長(鳥取1区)を支援した鳥取市内の建設会社の社長は、選挙が終わると石破氏のポスターを外した。この社長は「(石破氏より)川上が仕事をしている」と話し、選挙によって政党ではなく、候補を選んでいる。

 党が力を失った今、川上氏は「川上党で戦う」と、個人の力で勝ち抜く覚悟を見せた。

まだ道半ば

 衆院選に大勝した自民党だが、参院は過半数に満たない。石破幹事長は「参院選までが一つの選挙。まだ道半ばだ」と表情を引き締める。実際、山陰両県は自民党候補は未定だ。

 島根県では、3年の野党暮らしで、県内の同党の政治団体収入は過去10年ではピークの03年に比べて4割減。

 旧59市町村の地域支部を動かす参院選で、資金が不足するとみた党島根県連の福田正明幹事長が6月の県連大会で、候補の条件に「運動資金は自前で用意できる人」とぶち上げた。

 竹下亘衆院議員(島根2区)の系列県議1人の名前が取り沙汰されていた中で、飛び出した細田博之衆院議員(同1区)系列の福田氏の発言。竹下系県議は「細田系は資金を出さないつもりか」と反発した。進みかけた候補者選考は今も、もつれたままだ。

 県連会長の細田氏は「機は熟した」と選考に自信を見せるが、竹下系県議の1人は「衆院選で勝ち、参院選はまた振り子が振れる。政治不信は変わっていない」と分析。自民党の「連勝」に確信を持てないでいる。

 =おわり=
('12/12/22 無断転載禁止)

8354チバQ:2012/12/24(月) 11:34:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20121220-OYT8T01515.htm
[よどむ県政]<上>維新推す知事 自民困惑



支持者らが詰めかけた塩崎の出陣式。陣営幹部が「厳しい選挙になる」と危機感をあおった(12月4日、松山市で)  衆院選投票から一夜明けた17日早朝、雨のJR松山駅前。6選を決めた塩崎恭久(62)(1区、自民党)はあいさつに立った。表情は、晴れ晴れとしていた。

 「難しい選挙と思われたが、有権者に大きな期待をいただいた」。得票率52%の大勝は、開戦前に漂った「危機感」をみじんも感じさせない。



 3週間ほど前の11月24日午前、松山市内での塩崎の事務所開きで、参加者は塩崎を激励しながら、知事の中村時広(52)をけん制した。

 「維新の風に加えて、大きな権力の風が吹いている」と陣営幹部がまゆをひそめた。前知事の加戸守行(78)は「かなうなら、私が現職の知事として応援したいくらいだ」と声を張り上げた。

 中村はその3日前、日本維新の会新人の池本俊英(54)を「友人として」支援すると記者会見で明言していた。中村は、維新の橋下代表代行の〈盟友〉だ。池本は中村が松山市長時代に市議として「松山維新の会」を中心になって設立し、中村を支えてきた。

 維新が参入し、県のトップが池本を支援したことで、自民支持層が揺れた。

 集票を担ってきた業界団体の一部が自主投票とした。「知事との関係を重視したい」と池本支持を決めた建設業界団体もあった。塩崎の陣営幹部は「知事に遠慮して動けない人がいる。これまで人を出していた企業から音沙汰がない」と戸惑った。

 塩崎陣営の選対責任者を務めた自民県議の戒能潤之介(50)は、集会の度に「維新に票を食われるのは我々だ」と危機感をあおった。



 「厳しい戦い」というアピールは支持者らを引き締めた。ふたを開ければ、自民への追い風以上に、順風だった。

 塩崎は、特に経済対策に重点を置いた訴えの「反応の良さ」に、手応えを感じた。自民前議員としての安定感からか、商店街では店主らが「景気をどうにかして」と両手を差し出した。公明党は協力を約束し、塩崎は「1区は塩崎、比例は公明」と訴えて回った。

 塩崎の別の陣営幹部は「知事のあからさまな池本への応援が、逆に反発を招いた」との見方を示した。



 中村は勝敗が決して一夜明けた17日、臨時の記者会見を開いた。池本の敗因を問われ、少し考え込み、「確かに現職のほうが日々運動しているわけで、(池本の)1か月足らずの運動とでは当然、差はでる」と答えた。そして「投票率が10ポイント低下しており、前向きな高揚感が今ひとつ感じられなかった」と振り返った。

 一方の塩崎。万歳後の熱気に包まれた会場で、中村の行動について触れ、「自民を応援してくれた方々が今後、不利な扱いを受けないようにしてもらいたい」と、皮肉ともとれる要望をした。

 自民は県議会の最大会派だ。中村との関係は緊張したものとなるだろう。県議の一人は「ノーサイドというわけにはいかない。感情論は残る」と推し量った。(敬称略)

■  ■

 衆院選は、自民が県内4小選挙区を独占し、面目を保った。維新は比例復活して2議席を獲得し、民主は全議席を失った。「自民王国」は揺るがなかったが、県の政界に変調の兆しも見え隠れする。選挙戦を振り返る。

■  ■

 衆院選は、自民が県内4小選挙区を独占し、面目を保った。維新は比例復活して2議席を獲得し、民主は全議席を失った。「自民王国」は揺るがなかったが、県の政界に変調の兆しも見え隠れする。選挙戦を振り返る。

(2012年12月21日 読売新聞)

8355チバQ:2012/12/24(月) 11:35:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20121221-OYT8T01610.htm
[よどむ県政]<中>組織弱体化 「風」もなく



白石洋一の街頭演説。市街地の交差点でも足を止める人は少なく、陣営幹部は「無視されているように思えた」(6日午後、新居浜市前田町で)  「街頭で何を訴えても、皆から無視されているように思えた」

 衆院選公示後まもなく、愛媛3区の民主党候補だった白石洋一(49)の陣営幹部は気を落とした。

 1区の永江孝子(52)の陣営幹部も「民主党と言うだけで話を聞いてもらえない。前回とは反応が全然違う」と、浮かない顔で漏らした。

 県内小選挙区の民主候補だった3人とも前議員だ。それでも、2009年の前回選とは比較にならないほど、反応が悪かった。

 無党派層を取り込む「風」はもはやなかった。そして、民主は県内で1議席も得られなかった。



 政権交代以降、もろさを露呈するかのように、県内でも離党者が相次いだ。組織はむしろ、弱体化していった。

 民主の参院議員だった友近聡朗(37)は消費税増税に反対し、今年7月、小沢一郎の「国民の生活が第一」に合流。結局は日本未来の党公認で2区から出馬した。その2区では、民主は連合愛媛に、公認候補を立てるよう強く求められていたにも関わらず、擁立できなかった。

 4月には、県連幹事長も務めた県議の横山博幸(62)が「増税などのマニフェスト違反は国民への裏切り」と離党していた。

 原発政策の違いも反発を呼び、電力労組出身の県議、玉井敏久(49)は「(原発の停止で)仲間が苦しんでいるのを看過できない」として11月、党を離れた。民主系県議は現在2人しかいない。

 「思えばいつも仲間内でもめていたような印象。政権を取るのは、早かったのかもしれない」。10年来、支持してきた松山市の会社員男性は、投開票2日前の14日、市内で党幹部の応援演説を聞いた後、つぶやいた。

 労組関係者は振り返る。「3年前は、『政権交代』を旗印に、色んな人たちが協力し合えた。いざ与党となると、個々の政策の違いが表面化した。一枚岩になれず、組織の体をなさなくなった」



 党の政策と地方の実情のズレは、支持の広がりに影を落とした。

 4区の高橋英行(40)は、党の方針に背き、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加に反対した。脱原発の原子力政策にも「伊方原発は地元の雇用の場になっている」と異を唱えた。

 「地域重視」を打ち出す姿勢に、自民党寄りの農協や漁協からも支持を得た。地元の道路建設や赤潮対策などを進めるために奔走したことも、「南予のために頑張ってくれている」と評価された。

 それでも、地盤である八幡浜市の農業男性は「一人で反対しても、党の決定の前には無力だ」と冷ややかだった。不運にも、選挙期間がミカン収穫の繁忙期と重なり、投票率は伸びなかった。

 「コンクリートから人へ」の党の政策は当初、大洲市の「山鳥坂ダム」に反対する市民らから支持されたが、全国でダム工事が再開されるようになると、市民の心は離れた。

 「地元のために汗を流してきた」と自負する高橋。敗れてから一夜明けた17日午後、八幡浜市内の事務所に立ち寄った高橋は、さばさばとした表情だった。が、ぽつりと、むなしい思いを口にした。

 「この3年3か月間、いったい誰のために、何のために働いてきたんだろう」(敬称略)

(2012年12月22日 読売新聞)

8356チバQ:2012/12/24(月) 11:35:29
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20121222-OYT8T01146.htm
[よどむ県政]<下>突然の解散 体制整わず



合流が決まり記者の質問に答える横田(左)や池本(左から3人目)ら。横田は「やるからには勝つ」と意気軒高に語った(9月12日、大阪市内で) 「選挙が年内になるとは思わなかった。野田さんの暴走の巻き添えになった」。愛媛維新の会代表の県議、横田弘之(74)は、今でも悔しがる。

 突然の衆院解散により、愛媛1区で日本維新の会候補の擁立に難航した松山維新の会会長、池本俊英(54)(元松山市議)は、結局は自らが立候補するしかなかった。そして衆院選開票日の16日夜、「(負けた)理由にはならないが、時間がもう少しあれば」と、敗戦の弁を述べた。

 党本部が擁立を決めた4区の桜内文城(47)を除き、1〜3区で正式に出馬表明ができたのは、公示10日前の11月24日。短期決戦を余儀なくされた。

 翼を広げようとしていた県内の維新勢力にとって、解散は大きな〈誤算〉だった。



 9月12日夜、横田は高揚していた。大阪市内のホテルに全国の維新支持者ら約4000人が集まり、日本維新の会の結党が宣言された後、松山、愛媛維新の幹部は会場を抜け出し、大阪維新幹部と会談に臨んだ。その場で、松山、愛媛は地方組織として最も早く、日本維新への合流を決めた。横田は「やるからには、(県内4選挙区の)すべてで勝ちたい」と報道陣に話した。

 ただ、横田は今になって振り返る。「あのときが、最高の盛り上がりだった」

 その後、調子が狂いだした。会談から1か月たっても、維新の党本部とは、肝心の選挙や連携の仕組みについて、すり合わせができなかった。党本部は全国の他の地方組織との連携に難航し、それどころではなかったという。

 しばらく後、党本部から松山、愛媛維新に協定書が半ば一方的に送られ、「こちらの事情が考えられていない」と不満が漏れた。面会が松山市内で実現したのは1か月半後の10月30日。県内の維新に配慮するとの方向で連携していくことで決着しそうになったが、結局は解散で先送りとなった。

 決定的に「風がピタリとやんだ」のは、第3極の結集に奔走する党本部が、石原慎太郎率いる太陽の党と合流した頃だという。松山維新の市議は「有権者には政策がぶれたように見えた」と冷静に分析する。

 県内維新は思うように体制を整えられなかった。そして解散に意表を突かれた。

 野田首相が解散を表明した11月14日、横田は「年明け選挙と思っていた。大急ぎで候補者をそろえないと」と慌てた。解散の数日前に海外視察から帰国した松山維新の市議は「帰ったら世の中が変わってしまった」とうろたえた。



 4選挙区では全敗した。選挙後、複数の維新関係者が「維新はまだ、全国的な選挙をやる力を持ち合わせていなかった。結局、勢いに頼ってやっていた」と漏らした。

 「勢い」は見て取れた。比例四国ブロックでは自民党と同じ2議席を獲得し、県内から桜内と2区の西岡新(39)が復活当選。県内で維新が得た比例票は17万8754票で、自民党の21万8085票に次いだ。桜内の地元・宇和島市では維新が自民を上回った。

 「選挙区で候補者個人への評価を受けられるほど時間はなかったが、維新への期待感はあった。『風』に期待しなくても実力で勝てる体制を整え、2年後の県議選に向けて、地道に同志を増やしたい」。横田は強調する。

 西岡は「愛媛の維新の支持拡大に努める」と意気込む。桜内は「本当に悔しい。雪辱を期したい」と息巻く。



 民主党への不信任、自民党への消極的信任。そこに割り込んだ格好の維新。有権者の期待の「受け皿」は、よどんで見える。(敬称略、衆院選取材班)

(2012年12月23日 読売新聞)

8357チバQ:2012/12/24(月) 11:36:03
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/new_voyage/ren550201212185313.html
新たなる船出 総括 衆院選えひめ2012年12月18日(火)

来援した安倍晋三自民党総裁(右から2人目)と、加戸守行前知事(左端)。日本維新の会と保守分裂となった=7日、松山市(撮影・樋口和至)[1]保守分裂 自民 知事参戦で緊迫 圧勝も確執の行方懸念
 第三極を巻き込んで自民、民主の二大政党が火花を散らした第46回衆院選。県内4小選挙区は自民が完勝する一方、比例四国では日本維新の会が2議席を獲得。選挙戦を終えた愛媛政界の地殻変動を追う。(敬称略)

 「何十年もずっと書いてきた名前を(別の候補者に)変えることは、なかなかできるもんじゃないよ」
 11月下旬、松山市で緊急に開かれた自民党前職塩崎恭久の後援会代表者会議。離島からはせ参じた元県議は解散直後にもかかわらず、圧勝を確信していた。「本当に維新が強いと思うかい?」
 数時間前、松山維新の会会長の池本俊英が日本維新の会からの出馬を県庁で知事中村時広に報告。がっちり手を取り合い、必勝を誓った。前回2009年衆院選で塩崎の選対副本部長を務めた池本を触媒に、中選挙区時代の旧愛媛1区でしのぎを削った塩崎と中村の「代理戦争」が幕を開けた瞬間だった。
 11月16日の突然の解散を受け、1カ月の短期決戦に突入した衆院選。「3、6、9月がヤマ場」と政局を見立て、自民は年初から迎撃態勢を整えた。
 だが池本―中村連合の参戦により事態は急展開。「『厳しい』が『危ない』に変わってきている」―公示日の4日、出陣式で塩崎陣営幹部は懸命に引き締めた。前知事加戸守行まで引っ張り出し、新旧知事を巻き込んで保守分裂。県都を複雑な空気が支配した。
 「(前職)国会議員は官僚の天下り、既得権益とずるずるべったり。改革なんてできっこない」。公務後は連夜、池本のミニ集会に駆け付けた中村は繰り返し口を極めた。
 中村、加戸の新旧知事が維新と自民に分裂した1区。中村は「応援はそれぞれ自由。二人の関係がこじれることはない。個人の立場で互いに理解している」と、しこりを案じる声を振り払う。
 県民には知事による異例の肩入れに眉をひそめる向きもあるが、「いつでも政治生命を懸けている。退路を断ち、いろんなハレーションが起こっても火の粉をかぶる。自己保身はない」と中村。最後まで「反自民」の手綱を緩めなかった。
 対する塩崎。優位な情勢が伝えられる中、選挙戦最終日の15日の決起集会で「さまざまな不当な圧力があり、後援会が動くに動けず心を痛めた」。
 中村サイドへの敵意をむき出しに「国の将来、地域の元気づくりと関係のない論理で集票活動がなされ、許せない」と断言。「草の根の民主主義を守る」と気勢を上げた。
 塩崎を推した自民県議は「選挙が終わってからが大変。県議会はどうなるのか」とつぶやき、最大会派として支える中村県政との緊張関係に疲れる。
 10年の知事選・松山市長選のダブル選から火種が絶えない中村と自民の確執。結果は塩崎の圧勝に終わった衆院選だが、県都の主導権争いは実質、どちらに軍配が上がったのだろう。(西山秀和)

8358チバQ:2012/12/24(月) 11:36:25
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/new_voyage/ren550201212195341.html
新たなる船出 総括 衆院選えひめ2012年12月19日(水)

事実上の選挙戦に突入した11月21日に開いた民主党県連の緊急常任幹事会。空白だった愛媛2区の候補擁立の結論を出さずに終わった=松山市[2]壊滅 民主 未熟な組織運営 足並み乱れ 解消できず
 選挙戦終盤12月13日の宇和島市九島。「1人の名前しか書けない選挙で、誰かをきちんと支持できないならじっとしとるのが首長の立場。だが、高橋(英行)議員、地元の山本(公一)議員には大変お世話になっている。今回は2人にできる限りの応援をしたい」
 複雑な胸中を語ったのは宇和島市長の石橋寛久。民主党前職の高橋英行も同席した島民との座談会の場だ。石橋は本年度から本体工事に着工した九島架橋の進行状況を報告し、高橋の貢献を紹介。さらに、衆院解散当日ながらも水産庁への陳情に約束通り同行した高橋を「ここまで地域のために頑張ってくれていたんだなと…」と言葉を詰まらせた。
 政権交代という世論の大きな期待を背負った2009年衆院選から3年3カ月。初当選した衆院議員3人を迎えた民主県連は独自の政策集「ビジョンえひめ」を策定したり、オープンな場で首長らと意見交換する地域政策会議を開いたりと新機軸の活動を展開。「地方重視の姿勢やフットワークの軽さは一定評価できる」(中予の首長)との声もあった。
 しかし、そうした評価を打ち消して余りある批判や苦言が民主県連には寄せられた。マニフェスト(政権公約)違反や「政治とカネ」の問題、党内抗争―。今回の壊滅的な敗北は党中央に起因した政権への逆風の影響が大きいが、県連が長年抱える課題もある。
 未熟な組織の体制や運営はその一つだ。政権与党として地方議員の増員を図ったが、逆に前回衆院選時の県連幹事長が今年4月に離党。11月の解散直後に離党した所属県議には慰留すらしなかった。早い時期から困難視された愛媛2区の候補擁立に執着するあまり、無投票に終わった11月の四国中央市議選では引退議員の後任を準備できず、貴重な議席をみすみす失った。
 解散翌日にセットした最大支援組織の連合愛媛幹部への選挙協力要請では、連絡ミスで候補者3人がそろわないという失態も。足並みの乱れが一向に解消できない県連運営は政策決定でことあるごとに迷走した民主政権の姿と重なって見える。
 今回の衆院選は小選挙区で全敗しただけでない。前回、県内2議席の獲得を後押しした比例票は、今の体制になった県連で初めて戦った00年衆院選を3割も下回る約9万6千票。これまで積み重ねてきた有権者の支持や期待は一挙に吹き飛んだ。逆風を自らが起こしたともいえる民主県連は過去最大の危機に直面している。(敬称略、加藤太啓)

8359チバQ:2012/12/24(月) 11:36:52
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/new_voyage/ren550201212205355.html
新たなる船出 総括 衆院選えひめ2012年12月20日(木)

衆院選1区の維新陣営で気勢を上げる中村時広知事(中央右)ら。次なる一手は…=8日、松山市[3]息吹 知事と呼応 維新上昇 期待の風吹かず混乱も
 「(愛媛)1、4区を制し、比例四国で2議席を取れれば(比例復活を含め県内候補)4人全員が通る」
 「(接戦の)4区で勝てば比例1と合わせて2議席。自民は(比例復活を含め)4人。(県関係国会議員が)4対2なら十分、これからやり合える」
 「自民に(県内4小選挙区を)総なめにされたらかなわん。知事(中村時広)の立場がなくなってしまう」
 県内4小選挙区で新人4人が自民党に挑んだ日本維新の会。陣営幹部は刻々と入る劣勢情報に見立てを変え、踏ん張った。が、首相野田佳彦に短期決戦へ持ち込まれ、もくろんだほどの「風」も吹かず、弱音も漏れた。
 「民主、自民、公明が(党首会談で)談合した第三極つぶしだ」
 実際、水面下で擁立作業を進めてはいたものの、11月16日の解散時、愛媛1〜3区の候補者は空白。前回と同じ顔ぶれの自民前職・新人の活動量とは絶望的な差があった。
 どう巻き返すか―県都1区では、橋下徹が代表の大阪維新の会と交流してきた松山維新の会の会長池本俊英が決起。「同志」の市議12人と松山圏域が地盤の県議が100万円ずつ資金を用立てた。
 ただ維新は比例四国の名簿をめぐっても混乱。順位が高ければ、小選挙区で敗れても惜敗率を基に比例復活の可能性が濃厚になり、バッジが近づく。
 最終的には四国4県の小選挙区候補7人が重複立候補し、愛媛の4人が同列1位。県内では特定候補を優遇しない形となったが、愛媛維新の会代表の横田弘之は「いろいろあった」と苦り切る。参院からのくら替え組を単独1位としたブロックもあったからだ。
 知事中村に呼応する形で「地域第一、政策中心、国政ニュートラル」を掲げてきた愛媛維新。9〜10月には自民県議2人を引き抜き上昇気流だった。
 とはいえ個々には自らの県議選で既成政党の支援を受けていたり、地域事情を背景に、衆院選で身動きを取りにくい局面があったのは事実。連携する西予維新の会の市議8人も維新や自民、民主へと股裂き状態に陥った。
 「維新の言う『国政自由』は衆院選まで。選挙が終われば、いろんな思惑が絡んでばらばらになる」。自民県議は「きれい事だけでまとまるはずがない」と当てこすった。
 一方、1区で維新に肩入れした中村は「国政ニュートラル」の旗を捨てたのか。
 中村は反論してみせた。「(池本を応援したのは)友人としての個人的な立場。維新を自動的に応援するわけではない」
 自民に敗れ摩擦熱を蓄えた中村の次なる一手は、もう固まっているのかもしれない。(敬称略、西山秀和)

8360チバQ:2012/12/24(月) 11:37:13
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/new_voyage/ren550201212215394.html
新たなる船出 総括 衆院選えひめ2012年12月21日(金)

公明党の山口那津男代表(前列中央)と必勝を誓う自民党の塩崎恭久元官房長官(同左)。互いに野党でも選挙協力が続いた=11月23日、松山市[4]協力 連立10年 自公「一体」 民・社 大敗観測受け接近
 「呼んでいただき感謝している。ともに国家運営してきた自公は一心同体。(公明の比例四国1議席死守へ)できる限り努力する。不肖、私も苦戦しており、お助けを」
 解散から間もない11月下旬、松山市駅前。公明党代表の山口那津男が演説する街宣車に自民党の塩崎恭久が飛び乗り、マイクを握った。連立10年の実績を持つ「友党」ながら異例の光景だった。
 「選挙協力」―公認候補が不在の選挙区などで政党が推薦し合ったり、票を融通したりする「互助会」の役割を果たす仕組みだ。
 公明は今回、県内4小選挙区のうち4区だけ自民候補を推薦。連立与党だった前回2009年は「1〜4区ともほぼ自動的に推薦が出た」とされ、台風の目とみられた日本維新の会を警戒する自民サイドは焦った。
 ただ公明県本部は公示翌日の5日、県庁で緊急会見し「4区は早くから信頼関係が築けていたが(塩崎ら)1〜3区も実質的に推薦」と強調。野党同士の「絆」を打ち出した。
 小選挙区での支援の見返りとして、自民候補のある事務所からは最終盤に入り「比例は公明」との電話作戦を展開。自公の合同集会も公示前から全県で繰り広げられていた。
 ただ自民県連幹事長の清家俊蔵は「個人レベルの協力。党としては『比例も自民』だ」と建前を崩さない。
 一方、前回は共闘し政権交代をもぎ取った民主、社民両党。だが10年参院選を機に県内で関係が冷え込み、劣勢の民主が土壇場になってすがりついた。
 「反自民、非共産の基本姿勢は共通」。投票まで残り4日となった12日、民主県連幹事長の渡部昭は社民県連幹事長の石川稔に頭を下げた。
 「3年3カ月(の政権交代)前というより(保守色を前面に打ち出す自民圧勝との観測で)戦前に回帰していく感じに危機感を持っている」と護憲を掲げる石川は応じたが、残された時間は短すぎた。
 労組を主な支持母体とし、その時々で微妙に間合いを変えてきた両党県連。18年ぶりに自民を下した07年参院選でも共同戦線を張り「全国でも特に良好な間柄になった」。
 ところが10年参院選に際し、09年衆院選で自民に敗れた社民候補を民主が引き抜き、公認。「政党間の仁義を知らないのか」と社民を沸騰させ、修復の糸口さえ見いだせないまま2年の月日だけがいたずらに流れた。
 実際、解散ムードが漂い始めた8月、民主県連代表の白石洋一は原発や消費税をめぐる路線対立を踏まえ「選挙協力は厳しい」と述べたほどだ。結果として、歩み寄りを促したのは「大勝」の観測が流れた自民という皮肉な外圧となった。
 焦燥感に駆り立てられ、再び手を握った民主と社民。それはかりそめか、政権奪還への一里塚か。今や野党同士に時計の針が戻ったのは間違いない。(敬称略。西山秀和、加藤太啓)

8361チバQ:2012/12/24(月) 11:55:42
佐賀
http://www.saga-s.co.jp/election2012.0.2352665.article.html
連載「再逆転」 大勝と惨敗のあとに(上)
 落選が報じられて2時間半後の17日午前1時半すぎ。鳥栖市から佐賀市の事務所にとんぼ返りした原口一博(53)は「民主党は焼け野原状態。チャンスをもらい、踏ん張ることができた」とかすれ声で比例復活の謝辞を述べた。

 民主党は、改選前の230議席から57議席へと歴史的敗北を喫した。九州の小選挙区は全敗。佐賀1、2区も敗れたものの、接戦に持ち込んだ原口、大串は比例九州の民主3議席の二つを占め、何とか踏みとどまった。

 後援会や県連とともに支えたのは、連合佐賀や事実上支援に動いた社民党県連など。原口、大串をはじめ、民主県連幹部は17日午前、早速、お礼に回った。出迎えた武重信一郎連合佐賀会長は「立て直しを含め、共にやっていきたい」と固い握手を交わした。

 しかし、自公は、衆院で法案再可決が可能となる325議席を獲得した。立て直しがいばらの道となるのは必至で、民主県連幹部は「冬の時代が来る」と危惧する。

 各選挙区の内情は苦しい。終盤の巻き返しで7500票差に迫った原口だが、後援会は高齢化し、消費税増税法案採決の棄権など自身の言動に批判も浴びた。原口は「いろんな政局に無反省に乗っていった。とんこずいて(調子に乗って)支える人たちの心を見失っていた」と悔やむ。後援会の再構築は重要課題だ。

 「1票が欠けても議席獲得はならなかった」。大串は2区内の25カ所に後援会を発足させるなど地道な活動を続け、浸透を図ってきた。その草の根の重みを痛感する。2区内は、もともと東高西低の勢力図。次の衆院選では「0増5減」に伴い、佐賀は選挙区が3から2に減り、東西の区割りが有力視されている。現状では原口が東の新1区、大串が西の新2区になる可能性は高い。民主未開の現3区に根付くための新たな活動拠点づくりを迫られる。

 野党転落により、主要な政策の実権は自民党側に移った。玄海原発再稼働の是非、諫早湾干拓の開門実現など、政権与党で中途の課題は少なくない。大串は「野党とはいえ、広い視野を持ちながら与党と話し合い、国政を前に進める力になりたい」と野党としても政策実現に意欲を示す。そのためには、参院第1党の勢力維持が欠かせない。

 県連は近く常任幹事会を開いて衆院選を総括する。合わせて、公示前に現職の川崎稔参院議員(51)が「消費税増税法案に賛成したけじめ」として来夏の参院選不出馬を表明したことを受け、新たな候補者選定作業の検討に入る。園田泰郎代表代行は「出さない選択肢はない。県民の期待を裏切ることになる」と意欲を示すが、具体的な名前はまだ挙がっていない。

 比例当選から一夜明けた朝、テレビ出演を2番組こなし、自身の「原点」とする佐賀市の交差点で行き交う車に手を振った原口。「次の勝負は早い。今から始まっている」。視線は再び前に向いた。(敬称略)

      ◇

 民主党政権に厳しい審判が下された衆院選。民主党が陥落し、自民が政権奪還を果たした。選挙の度に民意が逆転する中、激戦を通じて浮かぶ県内各党の課題を探った。

2012年12月18日更新

8362チバQ:2012/12/24(月) 11:56:07
http://www.saga-s.co.jp/election2012.0.2354031.article.html
連載「再逆転」 大勝と惨敗のあとに(中)
 衆院選の投開票から一夜明けた17日朝、佐賀市の県JA会館。小選挙区で当選した自民党の岩田和親、今村雅弘、保利耕輔の3人は、JA佐賀中央会の理事たちに選挙支援への謝辞を述べた。中野吉實会長は「自民党には本当に期待している。引き続き、われわれの思いを十分にくみ取ってほしい」。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加への反対をあらためて求め、経済団体の圧力で方針転換がないように念を押した。

 自民党は全国で294議席を獲得。佐賀も3選挙区を独占したが、1、2区は苦戦した。相手の民主党候補が逆風の中で健闘し、2人とも比例九州で復活当選したことがそれを裏付ける。

 今回、1区岩田と2区今村の得票はともに7万票余り。県内小選挙区の投票率が戦後最低の61・86%だったとはいえ、「政権交代」の波にのまれた前回より1区で5千票、2区で9千票少ない。比例票も微増で、党県連会長の福岡資麿は「自民への積極的な支持ではない。民主への批判で勝ったようなもの」と冷静に受け止める。

 県内の自民党員数は現在、6903人(2011年末)。日本遺族会や軍恩連など職域団体の高齢化により、3年間で3千人以上減った。一方、民主党は地方組織が弱いと言われながらも、党員・サポーターは09年の約3千人から3年間で4700人に増えた。

 福岡は「今回はTPPがあったので農協が動いてくれたが、毎回明確なテーマがあるわけではない」と来夏の参院選を控え、党勢回復が進まない現状に危機感を示す。陣営幹部は「農協も大卒採用が増えてサラリーマン化している。休みを割いてまで選挙運動はしてくれない」と組織戦のほころびを懸念。新たな戦略の必要性を指摘する。

 「TPPは絶対阻止する。安倍(晋三)総裁の側近として、しっかり約束してもらっている」「諫早湾干拓事業の開門調査は必ず直ちにやる」。今村は選挙戦終盤、利害関係が複雑に絡む二つの問題について、強気の「公約」を繰り返した。民主の大串博志と主張に大差がないため、踏み込んで有権者にアピールする狙いもあった。

 ただ、TPPに関して安倍総裁は、政権奪還後の交渉参加に含みを持たせる発言をしている。開門調査についても藤津郡太良町のタイラギ漁業者は「ぜひ実現させてほしいが、長崎側の反発は強い。民主党のマニフェストと同じように約束破りにならなければいいが」と注視する。

 自民党は選挙中、民主党政権の公約違反や実行力のなさを批判。自らについては「政権を失った反省から、誠実で、謙虚で、正直な党に生まれ変わった」と訴えてきた。

 17日朝、佐賀市の交差点には「日本を取り戻す」のプラカードを掲げ、笑顔で手を振る岩田がいた。「国民に真摯(しんし)に向き合い、誠実な対応ができるか、見られている」。厳しい視線を肌身で感じている。

2012年12月19日更新

8363チバQ:2012/12/24(月) 11:56:37
http://www.saga-s.co.jp/election2012.0.2355592.article.html
連載「再逆転」 大勝と惨敗のあとに(下)
 「弱小球団の申し入れだが、強く受け止めてほしい」。投開票から2日後の18日、佐賀県庁来賓室。社民党県連代表の中村直人は冗談を交え、古川康知事に来年度予算への申し入れ書を手渡した。「そんなことないですよ」。一瞬の間が空いた後、古川は苦笑いしながら目を通した。

 候補者のいない選挙戦。玄海原発が立地する佐賀3区での擁立は、脱原発を掲げる党として至上命題だった。県議の転身も検討したが、断念した。小選挙区での不戦敗は、社民党の斜陽を象徴する。中村は「党の存亡が現実問題になってきている」と危機感を募らせる。

 比例に傾注した選挙は、第三極の波にのまれた。得票数は目標とした1万2千票の上積みどころか逆に1万票以上減らし、1万2300票。県内に活動拠点も組織もない日本維新の会や日本未来の党に、あっさりとさらわれた。12ポイントの投票率減を考慮しても、下げ幅は大きすぎた。

 社民支持の自治労県本部委員長の宮島康博は「要求を政策に反映できないとすれば、社民以外の選択肢も考えることになる」と語り、「労組依存から市民政党への脱皮が必要」と改革を求める。社民党も問題意識を共有するが、思うように改革は進まない。

 新興勢力への対抗手段を含め、県連が目指すのは地方議員の増加。来年1月の唐津市議選に目を向ける。「地方議員が党の足腰。議員増で一から立て直したい」。空白地での1議席奪還を目指す。

 同じく少数政党の共産は、社民とは対照的な選挙戦を展開した。佐賀3区に絞ったため、運動が広がらなかった前回の「不完全燃焼」を反省、1〜3区に候補者を立てた。県委員長の平林正勝は「厳しい結果だが、希望が持てる選挙でもあった」と振り返る。

 選挙期間中、自民支持の高齢男性が「護憲の一点で共産に入れる」と候補者の手を握ったことを挙げ、「政策への共感が広がっている」と手応えを感じている。低投票率にもかかわらず、党としては1、3区で最多得票を記録。一定の政治不満を取り込んだともいえる。

 小選挙区制自体を問題視する共産は「全国で6割の死票があり、自民の圧勝は実態と異なる」と指摘。党勢を見る上で、比例票の動きに注目する。県内でも日本維新の会が6万5千票を獲得するなど第三極が存在感を示したが、共産の得票率はほぼ前回並みで、社民党を初めて上回った。県委員会は「踏みとどまった」と受け止める。

 ただ、比例の得票1万6千は佐賀1〜3区の総得票数の半分に満たない。平林は「消極的な支持にとどまった」と分析する。一方で「選挙区に候補者がいるかいないかで、盛り上がりは全く違う」とも感じた。県委員会に悲観ムードは漂っていない。「政党が離合集散する中、ぶれない共産はアピールはできた。次がどうなるか楽しみという感じすらある」と強気。来夏の参院選に向け、すでに擁立作業を進めている。(敬称略)

2012年12月20日更新

8364チバQ:2012/12/24(月) 11:57:13
http://www.saga-s.co.jp/election2012.0.2353050.article.html
衆院選を振り返る 担当記者座談会・1区
 政権交代による民主党政権3年3カ月の評価を問うた2012年衆院選は、自民、公明が圧勝し、政権奪還を果たした。解散から1カ月の短期決戦で、佐賀県内の3小選挙区は8人が争い、福島の事故を踏まえた原発政策や環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の是非、消費税増税の賛否や景気対策などで舌戦を繰り広げた。自民が3小選挙区を独占、民主2人は比例復活で議席を死守した。担当記者が師走決戦を振り返った。(敬称略)

■1区 組織戦で勝利した岩田氏 原口氏「ぶれた」印象

 A 首相や総裁はじめ党幹部が相次いで応援入りし、自民、民主の激戦だった。民主の原口一博が自民新人の岩田和親に敗れた。大逆風の前に、元大臣も形無しだった。

 B 自民は組織戦で圧倒した。地方議員から「こんなに組織が動いたのは初めてではないか。これで負けたら、どうやって戦えばいいか分からない」という声さえ漏れた。

 A 原口の敗因は何だろう。党の逆風に加え、消費税増税法案採決の棄権や党代表選で野田首相と対立したこともあって最後まで離党予備軍とみられていた。批判的な見方も結構もあった。

 C 棄権について、本人が地元で十分な説明をして回らなかったことが響いた。分裂した小沢一郎とも近いイメージがあったし、逆に何で離党しなかったんだという声さえある。菅内閣の不信任案もそうだが、ぶれた印象だけが強く残った。

 D 中盤に追加したチラシも、「泣き」が入った内容。苦しさがにじみ出ていた。組織がまとまっていなかったとも聞く。

 C 県議時代からの後援会メンバーの一部も離れていた。忙しい大臣を外れた後も地元活動に力が入ってないという声があった。相手が新人の岩田だから比例復活できたが、福岡だったら惨敗だったと陣営も言っている。

 D 党代表選で原発の早期ゼロを目指す考えを示したことに、電力労組が反発していたね。

 C 原口本人は「九電には気を使ってたんだが」と推薦を得られなかったことを残念がっていた。

 A 金星を挙げた岩田はどうだった。

 B 組織は動いたが、同じ人、同じ顔が日々会場を移動しているだけという批判もあった。そんな状況に若手議員には本当に自民党が変わらなければ、有権者から見放されるという危機感が強まった。

 D 公明との協力関係も強固で、4分の1ほどが公明支持者でずらりと公明のポスターが張られた会場もあった。佐賀市の総決起集会では岩田の真横に比例候補者が並び、自民側も最大限の「配慮」を見せていた。

 A ただ、自民、民主どちらにも「裏切られた」という思いの有権者も多かった。

 B 選挙カーに乗り込んだ自民県連会長の福岡は「手を振り返してくれるのは郵政選挙の3分の1、政権交代選挙の2分の1」とも言っていた。終始、しらけたムードは否めなかった。

 E 共産はJAや森林組合など、自民の票田に接近を図っていた。数字として跳ね返ったかどうかは不明だが、低投票率ながら小選挙区制移行後では最多得票になった。脱原発やTPP反対などで自民、民主との違いを鮮明にした戦略が、政治不満を持つ有権者の受け皿になった面もある。

 D 政策に賛同するというより、行き場のない票が共産に流れた感じもあるね。

2012年12月18日更新

初当選を果たし、支持者から花束を受け取る岩田和親さん=16日午後11時20分、佐賀市多布施の事務所

8365チバQ:2012/12/24(月) 11:57:39
http://www.saga-s.co.jp/election2012.0.2353051.article.html
衆院選を振り返る 担当記者座談会・2区
 A 自民の今村雅弘が民主の大串博志を破り、前回の雪辱を果たした。激戦を抜け出したのは、農業団体の強力な支援によるところが大きい。

 B 農政協議会は今選挙を「TPP反対運動の集大成」と位置付け、全農会長でもある中野吉實JA佐賀中央会長のメンツをかけて戦った。終盤には組合員をしらみつぶしに回る「ローラー作戦」も展開した。組織力の弱体化がいわれ、幹部も「今の時代、ローラーがどれだけ効果あるか分からん」と半信半疑だったけれど、結果は出した。

 A 今村陣営は大串を「TPP推進派」と呼び、有権者に「推進派、反対派、どちらを勝たせるのか」と迫った。争点をTPPに絞ったのが成功した?

 C 大串もTPPは現状では反対の立場だが、自民県連会長の福岡資麿は「いくら個人的に反対でも、チームとして前のめりだと、どんどん突き進んでしまう」と訴えた。大串も敗因の一つに「TPP推進側のイメージを持たれてしまった」と話している。

 D 野田首相がTPPに積極姿勢だから。首相補佐官という肩書は実績でもあるけれど、農業票が多い佐賀2区では両刃の剣になったね。

 E 今村は健康不安のうわさが絶えなかった。

 B 夏から血糖値を抑えるため食事制限して7キロ痩せた。ただ、会う人全てに心配されるから、選挙事務所では「身を削って戦っているよ」とか言ってまんじゅうをほおばっていた。

 A 大串は草の根選挙で組織に対抗したが、党への逆風に最後まで苦しんだ。

 C ある支援者は「民主と言うだけで話を聞いてもらえない」と嘆いていた。人柄の良さと能力の高さは自民県議らも認めるほどの武器だが、それを伝える機会が失われていた。

 B ただ終盤はかなり盛り返したと思う。小城市、鹿島市で開いた総決起大会の熱気はすごかった。もう少し選挙戦が長ければ、違った結果だったかもしれない。

 C 草の根中心で善戦したとはいえ、選挙に強くなるには連合以外の組織の力が必要だろう。熱心な支持者は「大串党」を名乗り、結束力もあるが、「大串党」以外への広がりが少ないとの声も聞かれた。

 D 共産の上村泰稔は4月の出馬表明後、「0増5減」による定数減を想定して「新2区」の唐津や伊万里を重点的に活動していた。「2区」を実質的に回ったのは解散後で、支持固めが遅れた。

 E 共産党らしいエピソードだね。

 A 2区では日本維新の会の擁立の動きがあったが、表明直後に断念した。

 C 党も本人も選挙を戦う準備が全くできていなかった。今回の選挙は第三極が大きな話題だっただけに、九州の小選挙区で佐賀だけ第三極が出なかったのは残念だったね。

2012年12月18日更新

8366チバQ:2012/12/24(月) 11:58:30
http://www.saga-s.co.jp/election2012.0.2353052.article.html
衆院選を振り返る 担当記者座談会・3区
 A 保利耕輔が予想通りの強さで圧勝。12回連続当選を果たした。自民に優位な選挙ではあったが、健在ぶりを示した。

 B 投票率が60%を下回り、目標の10万票には届かなかったが、得票率は78%と高かった。民主党も社民党も候補擁立を見送ったのが大きいが、立てていても競ることは難しかったのでは。

 C 陣営では「これが最後の選挙」と懸命に動いた人もいたが、自共一騎打ちの構図に「何もしなくて勝てる」という緩みもあった。解散直後、維新の会が東北の元知事を擁立するという話が流れて緊張が走ったこともあったが、結局は無風になった。

 A 圧勝とはいえ、共産新人の山口勝弘も2万7千票近くを得た。陣営はどう受け止めているか。

 D 有権者の反応がこれまで以上によかったという声はあるが、前回社民候補が得た3万票を取り込めないジレンマも感じる幹部もいた。「消費税や原発に対する政策は近いのに、社民支持層はさじを投げている感じ」と漏らしていた。反自民票をうまくまとめられなかった面はあるようだ。

 A 3区には玄海原発がある。エネルギー政策は大きな論戦、争点になったのか。

 B 原発について保利は早期再稼働、山口は即時ゼロと、主張は正反対だった。争点にはなったが、お膝元では原発が動かず経済的な打撃も広がっており、有権者の思いは複雑だった。

 C というより、推進かゼロかという二項対立の論調が強まる中で、3・11以前のような原発を語ることが息苦しい状況が出始めている感じがした。

 D 山口は憲法も争点にしていた。保利が党の憲法改正推進本部長でもあることから、強く護憲を訴えていた。護憲と反原発の訴えは、反自民票の一定の掘り起こしにはつながっていた。

 C ただ、3区の無効票は前回を5100票も上回る9200票近くに上った。1、2区の倍以上で、自共対決という両極の意見対立の中で、選択肢がなくて票が行き場を失ったとみることもできる。

 A 次の衆院選では県内は2区に再編されることが確実。保利の後継問題も含め今後はどうなるか。

 B 保利は何も言っていないが、支持者には今回が最後という見方が大勢。2区で勝利した今村雅弘、唐津市出身の古川康知事、福岡資麿参院議員のくら替えなど、いろんな人が話題に上る。まだこれからだ。

2012年12月18日更新


http://www.saga-s.co.jp/election2012.0.2353053.article.html
衆院選を振り返る 担当記者座談会・比例
 A 民主は前回から11万票以上減らし、比例でも大敗した。佐賀1〜3区で全勝した自民も比例は伸び悩んだ。小選挙の勝ちぶりからすると意外な結果だった。

 B 民主は前回の「政権交代」の反動が大きい。投票率は前回から12ポイントほど下がり、前回躍進の原動力となった無党派層の動きも鈍かった。マニフェストの実行力や東日本大震災対応などで失点を重ね、有権者が離れた。

 A だからといって、離れた有権者が自民に流れたわけではなさそう。

 C 自民の得票率は前回を1・59ポイント上回った程度。小選挙区の優勢を反映できず、民主が失った票を取り込んだとはいえない。自民は大勝に備え、県連事務局長を比例候補に立てたが、当選には至らなかった。

 A 「第三極」はどうだったか。

 D 日本維新の会は6万5千票を獲得し、佐賀でも存在感を示した。自民、民主、共産の3党から選んだ小選挙区とは別の選択肢を求めた結果だろう。維新が、佐賀でも政治不信・不満の一定の受け皿になったといえるのでは。

 A 「卒原発」の日本未来の党はあまり目立たなかった。

 E 未来の得票は1万2800票。原発反対を唱えた共産は1万6千票、社民は1万2300票で、ほとんど変わらなかった。脱原発票は分散し、大きな追い風にはならなかった。候補者不在だった社民は大苦戦で、県連幹部は「活動を根本的に見直す」と危機感を強めている。

2012年12月18日更新

8367チバQ:2012/12/24(月) 11:59:01
熊本
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20121218-OYT8T01473.htm
[衆院選]戦い終わって<上> 自民 比例得票前回並み

記者会見で衆院選を総括する自民党県連の山本秀久会長(左)と前川收幹事長  衆院選から一夜明けた17日、自民党県連幹部の記者会見。県内5小選挙区で4議席を獲得したというのに、圧勝の高揚感はなかった。

 「民主党政権への批判や離合集散した第3極のマイナスイメージがもたらしてくれた勝利。敵失です。緩みや傲慢な態度が出れば、一瞬にして崩れる」。県連幹事長の前川收(おさむ)は来年夏の参院選も意識し、静かな口調でそう分析した。

 「敵失」は、比例選の政党別得票率が如実に物語っている。

 同党は、県内投票数の32・47%の支持を得たが、大敗した前回選(2009年)と比べると0・69ポイント増えたに過ぎない。一方、前回40・26%を獲得した民主党は26・35ポイント減の13・91%。第3極として注目を集めた日本維新の会は、松野頼久(52)(熊本1区、比例選で復活当選)、園田博之(70)(同4区、当選)と強固な地盤を持つ2人がいながら19・97%にとどまった。

 自民党県連幹部は「党の遊説車を走らせても有権者が手を振ってくれたり、対向車がクラクションを鳴らしてくれたりといったことが、ほどんどなかった」。選挙中、報道各社は「自民優位」を伝えたが、その実感はなかったという。

 選挙区(1区)で初めて議席を獲得した木原稔(43)も安心はしていない。元民主党の松野と、同党から立った池崎一郎(60)の票数をたすと自身を上回るからだ。

 「次の審判へ向けて有権者の評価は始まっている。信頼を勝ち取らねば」。当選翌日の朝のつじ立ちを終え、決意を語った。

             ◇

 民主党県連幹部も17日、選挙結果を受けて記者会見を開いた。「非常に厳しい。参院選までに、どこまで民主の存在価値をアピールできるか。頑張るしかない」。改選を迎える参院議員の松野信夫は苦しげに言った。

 松野にとって、今回の衆院選は前哨戦。新人が立った1〜3区に積極的に入って応援し、同時に、参院選も視野に入れた“地固め”も行った。

 しかし、新人3人の選挙結果は、いずれも3番目の得票で議席はゼロ。県内の比例選の政党別得票数も全市町村で自民党を下回ったばかりか、維新の会にもリードを許してしまった。

 大敗の背景には、県連を支える連合熊本(上田淳会長)の票の伸び悩みも見て取れる。

 傘下の組合員は約6万4千人。例えば1区の組織票は3万票とされるが、候補の得票自体が約2万8000票にとどまり、組織の動きが鈍かったのは明らかだ。

 上田会長は「新人の知名度を上げるには時間が足りず、傘下労組への浸透ができなかった」と分析。年明けに総括して参院選へ向けて引き締めを図る考えを示した。(敬称略)

            ◆

 衆院選は県内でも圧勝した自民党が政権奪還を果たした。決戦を振り返るとともに、各政党の受け止めを報告する。

(2012年12月19日 読売新聞)

8368チバQ:2012/12/24(月) 11:59:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20121219-OYT8T01531.htm
[衆院選]戦い終わって<下> 第3極 組織作り課題



小選挙区で落選し、事務所で支持者に頭を下げる松野頼久氏  第3極として注目を集めた日本維新の会は県民の大きな支持を得たのか、そうでないのか――。県内の比例選の得票率は19・97%で、32・47%だった自民党に次いで2位。公明、民主党を上回った。「県内第2党」だが、選挙を戦った本人にその実感はない。

 「大きな組織の壁にはね返された。我々の力不足だ」

 熊本1区で自民党の木原稔(43)に敗れた松野頼久(52)。比例選の名簿順位が単独1位だったため、難なく復活当選したが、民主党で4期守り続けてきた小選挙区の議席を奪われ、記者団に悔しさをにじませた。

 民主党を離れ、苦しい戦いだった。1区で約3万票の組織票を持つとされる連合熊本の支援を失い、頼みは後援会と維新の会への支持の広がりだった。

 結果は木原が9万4368票だったのに対し、6万6195票。その差は連合の組織票分に匹敵する。数字だけで見れば、維新の会効果があったかどうかは不明だ。

 維新の会は3区に新人の本田浩一(45)を立てたが、自民党の坂本哲志(62)に大敗。4区は園田博之(70)が圧勝したものの、水面下でかつて所属した自民党の支援を受けており、維新の会の力とは言い難い。

 「松野が街頭に立てば人が集まって来て、反応が良かった。それが投票に結びついたのかどうか」。陣営幹部もどう受け止めていいか測りかねている。

 県内では、ほかに日本未来の党、みんなの党といった第3極も候補を立てたが、いずれも地方議員がいないなど脆弱(ぜいじゃく)な組織体制で、ふるわなかった。

 松野は「県連組織づくりや、後援会の強化を図る。原点に返って立ち向かいたい」と来夏の参院選も見据えて今後を語った。

     ◇

 民主、自民の2大政党や第3極のはざまで、共産党と社民党は埋没した。

 共産党は比例選の票の掘り起こしも狙い、県内五つの全選挙区に候補者を擁立したが、小選挙区では全員落選。比例選の得票率も伸びず、前回並みにとどまった。

 環太平洋経済連携協定(TPP)や消費増税、原発への反対を主要政策としたが、他党の主張とも重なり存在感を示せなかった形。党県委員長の久保山啓介は「維新の会や、みんなの党などの第3極に票を奪われた。我々自身で風を起こしきれなかった」と分析する。

 一方、社民党の中島隆利(69)は5区で自民の金子恭之(51)に2倍強の票差をつけられ完敗。県内で唯一の議席を失った。

 「党員が高齢化し組織が弱体化している。党勢の強化拡大が遅れている」と中島。一方で、「政治家としては区切りをつけたい。一党員として、地域の活動をやっていきたい」と自らは一線から身を引く考えを示した。(文中敬称略=北川洋平、緒方裕明、池田圭太が担当しました)

(2012年12月20日 読売新聞)

8369チバQ:2012/12/24(月) 12:00:06
http://www.asahi.com/area/oita/articles/MTW1212194500001.html
2012年12月19日11時19分
明暗分けた無党派層/検証衆院選1区
選挙戦終盤の「緊急集会」に訪れた支援者に握手を求める吉良州司氏=大分市


 16日深夜、大分市のホテル。テレビの選挙速報を見守っていた民主前職の吉良州司(54)は、敗北を悟ると、支持者約120人を前に重い口を開いた。


 「国論を二分するテーマも訴えたことに後悔はありません。期待に応えられず、本当に申し訳ない」。比例区の結果を待たず、早々と会場を後にした。


     ■


 民主党政権への批判は厳しく、陣営は序盤から苦戦を強いられた。加えて吉良は消費増税やTPP推進といった議論が激しい政策を声高に訴えた。党や報道各社の情勢調査でも厳しい数字が並んだ。


 危機感を抱いた吉良陣営幹部は12月上旬、自治労県本部を訪れた。「非常に厳しい。支援を強めてほしい」。12日には推薦を出した連合大分の選対会議に本人が現れた。関係者によると「神妙な面持ちで深々と」頭を下げたという。


 吉良は、公称4万人の後援会「きらきら会」による草の根選挙が特徴だ。「前から『労組は頼りにしない』と言ってきた」(労組関係者)だけに、自治労関係者は「今までこんなことはなかったのに」と驚いた。労組の動きは良くなったが、中には、そうした吉良の姿勢に「今さら遅い」と冷めた反応もあった。


 前回14万を超えた得票は約7万5千と半減。連合大分の佐藤寛人事務局長は「まとまったという気持ちでいたが、ずれがあったかもしれない」と振り返る。


 無党派層の離反も大きい。朝日新聞の出口調査によると、吉良に投票した無党派層の割合は前回の73%から38%に落ち込んだ。


 後援会の関係者も「連合はよくやってくれた。個人票が逃げたのが痛い」と肩を落とす。「吉良は東京に長く居すぎた。演説会は大分弁で話していたのに、最近はすべて東京の言葉。あれでは『顔が見えない』と思われても仕方ない」。地元との関係が希薄になった、と指摘する。


 前回、吉良に集まった無党派層は分散した。朝日新聞の出口調査では21%が維新新顔の桑原宏史(42)に向かった。「橋下徹代表代行が応援に来た10日をターニングポイントに反応が格段に良くなった」(陣営)。桑原は結局、知名度ゼロから約3万4千票も取った。民主党サポーターの70代の男性は「吉良支持者の中にさえ『維新もいい』と言う人がいた。票が分かれ、共倒れになった」と悔やむ。


     ■


 「夢を見ているみたいだ」。16日夜、支持者たちの熱気が残る大分市のホテル。当選した自民新顔の穴見陽一(43)が笑顔でインタビューに応じていた。


 その様子を横目に、自民県連の幹部は浮かない表情だった。「相手が票を固めきれなかったから勝てただけだ」


 穴見は前回2009年、吉良に敗れて落選した翌日から街頭での辻立ちを開始。企業や団体も精力的に回った。自公政権が現実味を帯びてくると反応は良くなり、選挙事務所には各団体からの推薦状が壁いっぱいに張られた。


 終盤、吉良の動きが活発になると、自民の県議や市議の支援者名簿を集め、あらためて投票を呼びかけた。最終日も大型店で握手を続ける戦術に出るなど、無党派層も意識した。


 だが、獲得した票は8万5千票弱。前回より投票率が下がったとはいえ、約4千票しか積み上がらなかった。自民に風が吹いたにもかかわらず、朝日の出口調査では無党派層の投票は31%にとどまり、今回も吉良を下回った。


 別の県連幹部は言う。「自民支持層の票を集めただけで、無党派層を取り込めたわけではない。負けた民主ががんばりだしたら、来夏の参院選は怖いことになる」(敬称略)


     ◇


 16日投開票の衆院選では自民が県内の3議席を独占し、民主2・社民1だった勢力図を塗り替えた。何が勝敗を分けたのか。有権者は何を選んだのか。各区の選挙戦を振り返る。

8370チバQ:2012/12/24(月) 12:00:45
http://www.asahi.com/area/oita/articles/MTW20121220450420001.html
2012年12月20日
社民出遅れ 自に緩み/検証衆院選2区
村山富市元首相(右)と握手する吉川元氏=8日、臼杵市
 8日、臼杵市野津町の公民館で開かれた社民新顔・吉川元(46)の演説会。ぐるりと見回した社民県連合の幹部は思った。「あの人がおらん。あの人も来とらんなあ」


 野津町は、脳梗塞(のう・こう・そく)で出馬を断念した前職重野安正(71)の地元だ。幹部は、重野を応援し、よく集会にも来ていた古参支持者の姿がぽつぽつといないことが気になっていたのだ。「社民ではなく重野さんだから応援していた、という人もいたかもしれない」


 衆院解散後に出馬表明した吉川は香川県出身で、知名度はほぼゼロ。県連合が選挙区内を連れ回し、村山富市元首相の応援も受けて選挙に臨んだが、4万6786票にとどまった。前回2009年に重野が取った11万2090票からは大幅に減った。


 党がかろうじて取った比例区九州ブロックの1議席に惜敗率で引っ掛かったが、「重野」から「吉川」への代替わりが成功したとはとても言えない結果だった。


     ■


 波乱の幕開けは10月中旬、重野が脳梗塞で入院したことに始まる。経過が順調な重野を見て「衆院解散が年明けになれば選挙に出られる」(選対幹部)と希望を持ったというが、その期待が逆に準備を遅らせることになった。


 公には「単なる肺炎」とひた隠しにしてきたが、突然の解散で県連合の算段は狂った。11月18日にようやく本当の病名を公表し、擁立断念を決めたが、後継探しは難航。元大分県議の吉田忠智参院議員の擁立は党本部に反対された。県連合の内田淳一代表らが上京して掛け合ったが、かなわなかった。「守りに入っていては党勢の拡大は期待できない。本部の姿勢に失望した」。幹部は嘆息した。


 やむなく重野の秘書の吉川を立て、21日に出馬会見を開いたが、吉川が出馬に応じたのは前日の夜遅くとバタバタだった。連合大分から独自推薦をもらい、党と県平和運動センターを中心に組織戦で臨んだが、自民前職の衛藤征士郎(71)にダブルスコアの差をつけられ、地盤のない維新新顔の竹内紀彦(43)に1万5千票差まで迫られた。


 「時間がなく、票読みや弱点へのてこ入れができなかった」と県連合幹部は悔やむ。完全な出遅れだった。


 前回、民主の推薦を得た重野に向かった民主支持層も、分散した。重野の病状をひそかにつかんでいた民主県連は候補擁立を狙ったが、両党の党本部の調整で断念。与野党に分かれているため、吉川の推薦も支援もしなかった。朝日新聞の出口調査では、吉川に投票した民主支持層は全体の39%にとどまり、28%が衛藤、21%が竹内に入れた。


 社民の弱体化は2区だけではない。ある県連合幹部は選挙から一夜明けた17日、選挙結果を報じる朝刊を見ながら自虐的につぶやいた。「解党した方がいいんじゃねえか」


 前回09年に社民が県内で得た比例区の票数は8万7131だったが、今回は5万760と落ち込んだ。00年の15万1669から約10年で3分の1に減った。「労組も民主に離れていき、党員も高齢になった」。別の幹部は党勢の衰えを認める。「(吉川の当選は)うれしさ半分、危機感半分やな」。社民の衆院議員は吉川を含めて2人だけ。国政への影響力低下は必至だ。


     ■


 自民の衛藤は前回の雪辱を果たしたものの、得票は10万を切った。自民逆風の前回から1万2千以上も減らし、吉川の復活当選を許した。


 報道機関による情勢調査で優勢が報じられ、公示後に選挙区を離れて応援演説にも出かけた。自民県連の幹部は「緩みがあった。『自分が入れなくても勝てる』と思って投票に行かなかった支持者も多かったのではないか」。


 「どうせ自民が通る」。有権者からは冷めた声も聞かれた。投票率は63・64%(前回74・52%)で、現在の選挙区割りになって、初めて60%台に落ち込んだ。(敬称略)

8371チバQ:2012/12/24(月) 12:01:14
http://www.asahi.com/area/oita/articles/MTW20121221450420001.html
2012年12月21日
もろい基盤 公務も響く/検証衆院選3区
横光克彦氏(左)の集会には、環境省の大臣・副大臣としてコンビを組んだ細野豪志・民主党政調会長も駆け付けた=1日、別府市



 開票日を翌々日に控えた14日深夜。別府市にある民主前職・横光克彦(69)の選挙事務所では、最後の選挙対策会議が開かれていた。


 報道各社の情勢調査では軒並み自民前職の岩屋毅(55)がリード。支持基盤の連合大分の幹部や民主県議らが集まっていたが、重い雰囲気の中、具体的な盛り返し策は出なかった。「惜敗率8割が限界だ。何とか比例で復活できれば」。会議後、出席者の一人は苦しげに首を振った。


 野田首相の突然の衆院解散は、身内のはずの横光に不利に働いた。年明けの選挙を想定しており、具体的な準備はほとんどできていなかった。


 10月までの1年間は環境副大臣の公務に追われ、かつて中山間地域や農村部で開いていたミニ集会もほとんどやっていなかった。民主県議の離党のあおりで地元・中津市の党支部が解散してしまい、再結成できたのは解散のわずか1週間前だった。


 連合大分の支援も遅れた。3区内に約1万5千人もの組合員を抱えているが、トップの決定を隅々まで浸透させるには時間がかかる。産別ごとの動きも鈍く、どこで演説会を開いても客席の半分も埋まらない。陣営幹部は「原発の再稼働に反対する横光と考えが合わない労組もあった」と漏らす。


 横光は社民の元副党首だが、古巣との協力も万全ではなかった。社民支持層の中には、2005年の衆院選前に社民から民主にくら替えした横光を快く思わない人も少なくない。09年は社民の推薦を得たこともあり、社民支持層もとりあえずは「反自民」でまとまったが、与野党に分かれた今回は推薦を得られず、説得材料に乏しかった。


 10日に国東市であった横光の演説会には、社民系労組のメンバーらが顔をそろえた。壇上で社民の小野弘利県議は「不満はある。ただ、自民は憲法改正を主張している。悪くない方を選ぶという視点で応援して欲しい」と訴えたが、反応は芳しくなかった。


 6回の当選を重ねた横光の支援を続けてきた労組の幹部は「連合や社民の選挙協力と無党派の後押しで勝ってきたが、基盤はもろい。過去の当選はツキに恵まれた面もあった」と振り返った。


 横光は、今後の去就を明らかにしていない。


     ■


 一方、岩屋は自民への追い風に乗り、最後まで安定した戦いぶりを見せた。


 「横光さんは立派な人。与野党関係なく安定した政権を作ることが大切だ」。岩屋は選挙中、しばしばそう語った。「勝てば6期目となり、入閣適齢期」(関係者)。相手候補への批判を控え、品位を保つ余裕すらあった。


 朝日新聞の出口調査では、無党派層や民主支持層の一部も取り込んでいたほか、推薦が遅れた公明の支持層も前回を上回る72%が投票。県内の候補者で唯一、得票が10万を超えた。だが、前回からは1万票以上減らした。投票率が10ポイントほど下がった影響もあるとみられるが、陣営幹部は「我々はまだ足腰が弱い。横光さんが票を大きく失っただけで、岩屋が評価された選挙ではない」と自戒する。


     ■


 復活当選はならなかったが、みんな新顔・神雅敏(36)の得票率は14%を超え、「第三極」の面目を保った。


 渡辺喜美代表の同席で立候補を表明した3月以降、地道な辻立ちや集会を続けた。労組の一部が支援に回ったほか、公明支持層の一部も取り込んだ。小選挙区での横光と岩屋の対決が5回目となる中、「もう見飽きた。新しい人の話を聞きたい」と言って街頭演説に来る人もいた。


 共産新顔の大塚光義(57)は、03年の共産候補の得票よりも約1800票増やしたが、目標の1万5千票には届かず、大きな輪は広がらなかった。(敬称略)
=おわり

8372チバQ:2012/12/24(月) 12:02:00
http://www.the-miyanichi.co.jp/election/2012/detail.php?id=27&amp;category=feature
【祭りの後で】(上)低投票率
2012年12月18日付宮崎日日新聞
 ■政治への不信拭えず

  「政策も政党もころころ変わる。どこを選ぶべきか分からなかった」。都城市の会社員男性(59)は今回、衆院選としては初めて投票に行かなかった。自民圧勝の選挙区に興味を持てなかったこともあるが、「原発も環太平洋連携協定(TPP)も選挙のためのあいまいな主張ばかり。結局変わってしまう」。一番の理由は政党への不信感だ。

 宮崎市の会社員女性(33)も「誰がどこの政党かも覚えられないまま終わった」と言う。野田佳彦首相の解散表明から1カ月あまり。6人が乱立した宮崎1区に「政策で判断するには時間が足りない。違いが分からず投票する気にならなかった」と漏らした。

 県内有権者の政治不信は、過去最低55.69%という投票率となって表れた。

   ◇     ◇

 宮崎2区で敗れた民主党の道休誠一郎氏(59)は遊説中、「民主は好かん」と直接批判を浴びた。「政権交代で政治が変わるという期待が大きかった分、失望も大きかったのではないか」と受け止める。既成政党批判の受け皿として飛躍を目指した第三極・日本未来の党から宮崎1区に立候補した外山斎氏(36)は「自民、民主、第三極と乱立し、どこに入れていいのか分からなかったのだろう」と低投票率を分析した。

 選挙区を独占した自民も政治不信を肌で感じ取った。2区で4選を果たした江藤拓氏(52)は「自民党にも解散ばかり求めてきたという批判がある。民主とは違う野党を見せたかったが、結局は権力闘争しているだけに見えてしまった」と自戒。宮崎3区から同じく4回目の当選を果たした古川禎久氏(47)も政治への失望感を気配で感じていたといい「国民の中に冷めているような、根深く深刻なものを感じる」と振り返った。

   ◇     ◇

 有権者としての責務を果たすべきだとの意見もある。宮崎市の無職女性(72)は民主に失望し、自民の改憲論には怖さを感じた。第三極の政策も「机上の空論」。それでも「分からないから投票しないでは、何も伝わらない。投票した私には政治を批判する権利がある」と胸を張る。

 宮崎大教育文化学部の根岸裕孝准教授(地域経済)は「政策の似た政党が乱立した今回の選挙は、有権者にとって非常に難しかっただろう。政治不信の背景には政治家の説明力不足もある」と指摘。さらに「今の方法では、もはや有権者に伝わらないということを認識しなければならない。有権者の情報収集法も変わっており、ネット選挙の解禁など選挙制度の見直しを本気で考える時期にきている」と語った。

   ×    ×

 本県3選挙区を自民が独占した今回の衆院選。しかし、過去最低の投票率が示すように政治不信が収まった気配は感じられない。そんな県民を、政治はどう導いていくのか。関係者の声を拾いながら衆院選後を展望した。

8373チバQ:2012/12/24(月) 12:02:30
http://www.the-miyanichi.co.jp/election/2012/detail.php?id=28&amp;category=feature
【祭りの後で】(中)自民大勝
2012年12月19日付宮崎日日新聞
 ■「支持」より「消去法」

 ダブルスコア以上の大差で4選を果たした自民党の江藤拓氏(52)=宮崎2区。しかし、当選後に高揚感はなく「『民主党では駄目。まだ以前の方がましだった』という感じの選択だろう。敵失によって与党に戻ることを肝に銘じないといけない」と自らに言い聞かせるように語った。

 同じく4回目の当選を決めた古川禎久氏(47)=宮崎3区=の陣営からも同じような考えが聞かれ、幹部の一人は「民主の政策への失望感が要因で、自民がいいわけではない」と話した。

 結果ほどには信頼を得ていない−。自民大勝が決まった後、両陣営は同じような感想を持った。

   ◇     ◇

 両陣営の肌感覚は数字にも表れている。共同通信社の11月の世論調査で自民の支持率は25・7%。多党化が進んだため単純比較はできないが、惨敗を喫した前回衆院選前の2009年6月の19・8%から約6ポイント増えたにすぎない。ところが、今回衆院選で自民が獲得した小選挙区の議席は237議席と、全体の80%近くを占めることになった。

 「得票率と議席数が極端に違うのが小選挙区制。前回は民主に同じことが起こった」(民主党関係者)との解説もあるが、当の自民からは「それだけではない」との見方も少なくなかった。

 今回衆院選では報道各社が自民優位との世論調査結果を報じたが、複数の自民関係者は「風は感じていなかった」と言う。新人の武井俊輔氏(37)を立てて5人と争った宮崎1区でも、そうした感触はあったといい、ある自民の支持団体幹部は「自民の党勢が拡大したというより、民主に対する有権者の不信があった。武井氏がここまで票を伸ばすとは思わなかった」と振り返った。

   ◇     ◇

 有権者からも、そうした声は多く聞かれた。日南市の団体職員男性(64)は「景気を良くし、子供から高齢者まで安心できる社会保障も実現してほしい。自民も一度下野しているので、国民に近い目線でやってほしい」とエールを送ったが、延岡市の会社員男性(35)は「自民の経済対策に期待した。かといって大きな期待ではない」と淡々。

 また、2人の子供を持つ宮崎市の主婦(40)は「第三極は選挙のことだけ考えているのが見え見え。選択肢として残ったのが自民。何を期待しているのかと聞かれると、特に思いつかない」と冷めた見方をし、同市の会社員女性(28)は「消去法で自民しかなかった。何をやってくれるのか期待はしていないが、しっかり見極めたい」と冷静に答えた。

 こうした声に、自民党県連の坂口博美幹事長は「次回の選挙では今回と反対のことが起こりうる。そうならないために強いリーダーシップの発揮と、国民に対する丁寧な説明などが必要だ」と自戒。県連は今回衆院選を総括するため、役員会を開く予定だ。

8374チバQ:2012/12/24(月) 12:02:57
http://www.the-miyanichi.co.jp/election/2012/detail.php?id=29&amp;category=feature
【祭りの後で】(下)ねじれ
2012年12月20日付宮崎日日新聞
 ■政争避け国民第一に

 口蹄疫発生から2年8カ月。川南町平田の和牛繁殖農家江藤宗武さん(39)は国政を「スムーズに進めてくれればそれでいい。せないかんことをどんどんしてくれ」という思いで見つめる。ただ、気掛かりなのは殺処分された家畜の埋却地再整備事業の行方。埋却地約10アールを牧草用に使うつもりだが、衆院解散で政府の予算編成が遅れ、国からの補助がまだ決まっていないためだ。

 自民党と公明党は連立政権発足で合意し、衆議院では3分の2を占めることになるが、参議院では過半数に届かない。「ねじれ」は続き、越年した2013年度政府予算の編成を含め、重要案件が江藤さんの望む通りスムーズに処理されるかは不透明だ。

 江藤さん方の埋却地の発掘禁止期間が明けるのは来年5月末。10月から植え付けを始めるために9月末までには整地を終えておきたい。「あとは予算執行だけ。大丈夫だろうけど、また足の引っ張り合いがあるのではないか」と江藤さん。衆院選では自民候補を信じて票を入れたが、政局の行方には気をもんでいる。

   ◇     ◇

 政局に振り回されるのは地方自治体も同じだ。県財政課の阪本典弘課長補佐はこれまでのねじれ状態ですでに大幅に編成作業が遅れている13年度予算に加え、10兆円規模といわれる景気対策の12年度補正予算の行方も気掛かりという。「いつごろ、どのような規模の補正が行われるか。県としては早く決めてもらうのが一番ありがたい」と動向を注意深く見守る。

 河野知事も今後最も懸念されることとして予算編成を挙げ、「県民生活に直結する。衆参のねじれで物事が前に進まない、決定できないことは避けていただきたい。各党間が連携、調整し、政治を前に進めてほしい」と求める。

   ◇     ◇

 衆院選で初当選した自民の武井俊輔氏(37)=宮崎1区=は「民主の政策が全部だめというのではなく、支持される点があることも認めなくてはならない」。2議席を失った民主党県連の田口雄二幹事長は「国民の利益になるもの、党の方針と一致するものは是々非々で進めなくてはならない」。本県の自民、民主両党の言葉から、県民が危惧するような政争を避けたいとの意識はにじむ。

 宮崎公立大の有馬晋作教授(行政学)は「自公は来年夏の参院選で過半数を取ろうと努力するだろう。ただ、半分改選で必ずしも大きく勝つわけではない。次の衆院選で再びひっくり返る可能性もある」と指摘。「野党を経験した自民、与党を経験した民主はお互いの立場を理解できるようになったのだから、歩み寄り、国民の迷惑になるような政局がらみのねじれを利用した行動はしないと肝に銘じてほしい」と注文をつけた。

 12もの政党が入り乱れて戦った「祭り」は終わった。県民は、その後の政治を注意深く見守っている。

8375チバQ:2012/12/24(月) 12:03:57
選挙中の記事
http://www.the-miyanichi.co.jp/election/2012/detail.php?id=22&amp;category=feature
乱戦の現場】1区ルポ(上)保守票
2012年12月12日付宮崎日日新聞
 ■3候補取り込み躍起

 「3年前、民主党に政権を渡して農業がどうなったか。気を抜けば負け。最後まで頑張ろう」。自民党新人の武井俊輔(37)の選挙事務所。JA取引業者でつくる会の会合で、農民連盟宮崎中央支部長の藤原榮伸は自民党の政権奪還へ並々ならぬ意欲を表した。事務所隣には公示後、県建設業協会関係者が半日で建てた作業用プレハブ小屋も。保守の地盤を支えてきた団体を挙げて武井陣営を支える。

 公認候補として初めての選挙となる武井だが、選挙態勢の強化に呼応するように保守層向けの主張も板に付いてきた。宮崎市で開いた集会では「保守とは外国を攻撃したり右翼的だったりすることではなく、さまざまな考えの人を大きくまとめ、国をよくしていくことだ」と力を込めた。

 11日、宮崎2区で立候補している自民前職、江藤拓(52)と来夏の参院選に立候補を予定する元都城市長、長峯誠(43)が同市内で応援演説した。江藤は「何としても武井を国会に引っ張り上げ、ともに日本を立て直す。自民圧勝の報道もあるが危険。必ず投票を」。保守王国を取り戻す総力戦を見せつけた。

 元自治相上杉光弘(70)が九州比例で立つ予定だったため危ぶまれた公明党との選挙協力も、公示前日に上杉が中国比例と決まったことで懸念は解消。武井は翌日から演説の要所要所で「比例は公明に。自公が勝つことで安定政権ができる」と声を張る。公明関係者は「協力の機運は高まっている」と認める。

   □  ■  □

 盤石に見える態勢だが、武井陣営の不安は尽きない。「保守本流」を自任する日本維新の会元職の中山成彬(69)、2007年知事選で保守系候補として出馬した民主党前職の川村秀三郎(63)の存在があるからだ。

 雪辱を期す中山は選挙カーでの遊説を保守地盤の強い郡部からスタートさせた。「郡部から中心部に向かう。前回より手応えがある」と中山。東諸県郡の農業男性(64)は「中選挙区時代から応援している。実績を積んで人脈がある」と支持はぶれない。

 11日に同市であった決起大会に、日本維新に合流した太陽の党の共同代表で元経済産業相の平沼赳夫が出席。13日は代表の石原慎太郎が市中心部でマイクを握る。かつて自民を支えた重鎮たちが相次いで来県。中山も街頭演説などでは保守層を意識し「必要な公共事業はやっていく」と自民候補と同じような主張を展開する。

 一方の川村の公示日の出発式には、かつて自民支持だった企業関係者が出席していた。保守系会派に所属する市議が集会に姿を見せることも。民主系労組を基盤としながら、出身地の綾町などの一部の保守層からも支持されていることを裏付ける。ある陣営幹部は「党を超えた支持を広げたい」と切り崩しを狙う。      (敬称略)

   ×     ×

 衆院選の投票日が16日に迫り、論戦は熱を帯びている。6人が立候補し乱戦となっている宮崎1区の現場を歩く。

8376チバQ:2012/12/24(月) 12:04:20
http://www.the-miyanichi.co.jp/election/2012/detail.php?id=21&amp;category=feature
【乱戦の現場】1区ルポ(下)非自民
2012年12月13日付宮崎日日新聞
 ■「政党色」前面に訴え



 民主党政権への「逆風」にさらされながら再選を目指す民主前職の川村秀三郎(63)。各地で連日開く演説会で「古い体質の政治、しがらみと既得権益で融通のきかない政治に戻すのか」。批判の矛先を、二大政党のもう一方の自民党に向ける。

 実現できなかったマニフェストの釈明や党内分裂騒動の説明に終始した衆院解散前とは一転、与党の一員として攻めの姿勢を日に日に強める。「釈明ばかりでは戦えない」と後援会幹部が話すように、演説では子ども手当や東九州自動車道整備など「党の実績」を前面に押し出す。

 投票日まで3日となり、支持基盤である民主系労組も活動を加速。9日には緊急会議を開いて集票活動を労組以外にも本格的に広げることを確認した。ある労組幹部は「労組票固めから、次の段階に入った」と強調。川村本人も12日、宮崎市内の住宅街で初の自転車遊説をし「元農水官僚として国とのパイプがある」と訴え続けた。

 第三極の候補2人は勢いを生む「風」を気にしながらの戦い。日本維新の会元職の中山成彬(69)は自民党からたちあがれ日本に移り、公示前には太陽の党、日本維新と所属政党が短期間で変わったため、陣営は「中山=維新」を選挙区に行き渡らせるのに躍起だ。

 選挙事務所は石原慎太郎代表や橋下徹代表代行のポスターがずらり。市内で中山と街頭演説をした、妻で参院議員の中山恭子(72)は「生まれたばかりの維新の会を育ててほしい」と支持を求めた。13日には石原代表が来県する予定で、中山と日本維新の両方を一気に浸透させる考えだ。

   □  ■  □

 日本未来の党新人の外山斎(36)は争点を「卒原発」「消費増税凍結」「TPP交渉参加反対」の三つに絞って無党派層に切り込む。「3年前の政権交代時のような風は特別。政策を訴え、自分で風を吹かせるしかない」と陣営幹部。主張を明確にすることで既成政党との違いを際立たせる戦略をとる。

 都市部を中心に交差点など人目の多い場所で、5分前後のスポット演説を1日30〜50カ所こなすなど地道な選挙戦を展開。ただ、県内で党名がどれだけ浸透しているかは未知数で、陣営も「新党ができたばかりで仕方ないが、周知が足りない」と自覚する。

 二大政党や第三極のはざまで埋没しないよう共産、社民党の候補も懸命。共産新人の松本隆(51)は消費増税阻止などの主要政策を挙げ、有権者にアプローチを図る。目まぐるしい再編を重ねた第三極の成り立ちを逆手に取り「90年の歴史を持ち、一貫して筋を通している」とアピール。一日30回前後演説に立つ、社民新人の松村秀利(56)も長年ぶれずに主張してきた脱原発などを声高に訴える。全国的に苦戦が予想される中、選対幹部は「有権者に正しい選択肢を示したい。一つ一つの選挙を粘り強く戦うことが今後につながる」と党勢回復を見据える。(敬称略)

8377チバQ:2012/12/24(月) 12:06:04
>>8252-8253北海道
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20121218011100003.html
2012年12月18日
【王国崩壊 民主大敗のわけ】

(上)「敵は党そのもの」

安住淳幹事長代行(右)と一緒に街頭演説をする鉢呂吉雄氏=12日、札幌市手稲区



■TPP、消費税・・・不信拡大


 【小林直子、芳垣文子】衆院選が投開票された16日夜、落選が決まると、道10区の小平忠正・国家公安委員長(70)は、岩見沢市内の事務所で支持者約60人に頭を下げた。


 「私も民主党も、歴史的大敗を喫した」


 90年の初当選後、連続7期務めたベテランだが、党地元支部による民主党北海道(道連)への公認申請は10月。他の現職に後れをとった。背景にあったのが、環太平洋経済連携協定(TPP)。野田佳彦首相が積極姿勢を示し、明確に反対姿勢を示さない小平氏にも地元の不信感が広がった。


 10区は稲作地帯の空知を抱える。父の故小平忠・元衆院議員は農民運動出身。支持者には、TPP交渉参加への反対論が根強い。


 合同選対本部の北準一幹事長は「政府のTPPへの前向きな姿勢が、支援の浸透にブレーキをかけ、団体からの推薦も遅れた」とみる。北氏は、道連を支える道農民政治力会議の代表でもある。


 現職閣僚として初めて臨んだ選挙戦。小平氏は一転して反対姿勢を前面に押し出し、「閣議で反対し、TPPを断固阻止する。総理が怒って更迭するならやむを得ない」と訴えたが、支持は広がらなかった。選挙戦中、街頭演説でこう訴えたこともあった。「相手は自民ではない。民主党そのものだ」


■討論会は釈明一方


 党本部の選対委員長を務めた4区の鉢呂吉雄氏(64)も落選した。選挙戦中盤の10日夜、小樽市内で開かれた公開討論会は防戦一方だった。TPPや消費増税など、他の3候補から与党批判を浴び続け、時間の大半を釈明に費やした。


 終了後、道連の幹部は、こう助言した。「もう政府の意見なんて気にしないで、自分らしくやってほしい」。政府の方針との整合性を意識するあまり、自らの主張ができていないと感じたからだ。


 終盤には岡田克也副総理や安住淳幹事長代行らが次々と応援に入ったが、比例の復活当選もならなかった。道連幹部は「態度がはっきりしないから、民主の支持者が離れた」とみる。選挙戦最後の日の15日、鉢呂氏は「民主党政権に対する根強い不信感がずーっと選挙期間中も続いた感じがする」と話し、落選を覚悟していた様子だった。


 民主最大の支持母体「連合北海道」の幹部は「重要な役割を担った人ほど党の色が強く、批判をもろに受けた」と分析する。


■「お仕置きの選挙」


 かたや、持論の脱原発や護憲を激しく訴えたのが、1区の横路孝弘・前衆院議長(71)だった。自身の街頭演説を優先するため、終盤の党幹部の応援演説は断った。自民党の新顔に競り負けたものの、かろうじて比例で復活当選した。


 それでも、衆院議長も務めた横路氏の敗北は「民主王国」北海道崩壊の象徴となった。陣営選対本部委員長の熊沢裕幸氏(52)は「民主支持層をまとめ切れなかった」と振り返る。


 労働組合や地方議員の後援会から紹介された有権者に電話で支持を求めても、感触のよしあしを示す記号は「×」の割合がいつもにまして多かった。朝日新聞が16日に実施した出口調査でも、横路氏は民主支持層の3分の2ほどしか固め切れていなかった。


 道内の小選挙区の投票率は戦後最低の58・73%。熊沢氏は「投票に行かない民主支持層が多かったのではないか」とみる。そして、「政策論争にならずイメージ合戦になってしまった。民主党に対する『お仕置き』の選挙だったのではないか」とつぶやいた。


   ◇


 「民主王国」北海道で、民主党は2議席にとどまる大敗を喫した。選挙戦を振り返り、敗因を分析する。

8378チバQ:2012/12/24(月) 12:06:33
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20121220011100002.html
2012年12月19日
2012 総選挙

【王国崩壊 民主大敗のわけ】

(下)大地を軽視 票流出
選挙協力交渉が決裂後、会見する民主党北海道の荒井聰代表(手前右)と新党大地の鈴木宗男代表=11月20日、札幌市中央区、堀英治撮影



■強気の選挙区調整、決裂


 【小林直子】衆院選の公示が迫った2日夜、新党大地の松木謙公氏(53)は、北見市内の総決起集会で民主党を痛烈に批判した。「消費増税するなんて。自分たちがシロアリになってしまった」


 野田佳彦首相が、税金の無駄遣いを削ることをシロアリ退治に例えたことを引き合いに、皮肉ったのだ。


■鈴木氏、周到に準備


 民主は2008年、大地と選挙協力の協定を締結し、09年の前回衆院選で15議席を獲得する圧勝につなげた。それが今回は状況が一変した。


 民主党北海道(道連)と大地は関係継続を見据え、2月から交渉してきたが、話し合いは平行線をたどった。大地は05、09年の衆院選比例道ブロックで、民主、自民に次ぐ43万票を獲得。鈴木宗男代表は「道内のキャスチングボートは大地が握っている」と強調し、松木氏ら現職がいる11、12区以外の小選挙区での候補擁立も認めるよう求め続けた。


 だが、道連は「現職議員の候補内定者がいる選挙区にまで大地が候補者を出し、協力しろと言われても話し合いにならない。認識にギャップがありすぎる」と取り合わなかった。


 そして道連は10月27日、11、12区を除く10選挙区で公認候補を決定。その5日後、道連幹部は上京した際、安住淳幹事長代行に大地との交渉の経過を報告した。返ってきた答えは「あれ、もういいよな」。党本部の判断は、大地との選挙協力は不要――。幹部は、そう受け止めたという。


 道連側も「大地はそう多くの候補者は出せない」と高をくくっていた。だが、鈴木氏は「不愉快を通り越し、今に見ていろと怒りさえ覚えた」と激怒。周到に擁立の準備を進めていた。


 大地が公認候補を発表したのは11月23日。民主との交渉が決裂し、破局が決まってわずか3日後だった。札幌市内での記者会見には、1区に出馬した長野五輪スピードスケート金メダリストの清水宏保氏(38)ら公認6人が顔をそろえた。さらに、鈴木氏の長女貴子氏(26)の擁立も決めた。


■己を過信、判断誤る


 鈴木氏が小選挙区にこだわった背景には、「新党大地の灯が消える」(党関係者)との強い危機感があった。鈴木氏は受託収賄などの罪で有罪が確定(再審請求中)。4月に刑期満了を迎えたが、公職選挙法の規定で5年間は選挙に立候補できない。選挙運動も禁じられ、党や候補者への支持を呼びかけられない。


 代表不在のなか、比例区で05年から守り続けた1議席を維持するためには、比例票の掘り起こしは不可欠だった。支持が厚い道東に加え、札幌圏や空知、後志の選挙区にも打って出た。


 結局、民主は6小選挙区で大地と競合。横路孝弘氏(71)が自民新顔に約6千票差で競り負けた1区では、清水氏が4万5千票近くを獲得した。支持母体の連合北海道幹部は「大地は民主批判で票を伸ばした。今回も協力できれば、民主が勝てた選挙区もあったはずだ」と悔やむ。


 対する自民は10区をめぐり、友党の公明党との候補者調整に1年近く苦心した。だが、地元支部が推す渡辺孝一氏(55)を比例単独1位にすえることで、全道規模で自公協力を堅持した。大地との協力が不調に終わった民主とは、あまりに対照的だった。


 大地の動きを見誤った道連。惨敗が決定的になった16日夜、記者会見に臨んだ小川勝也選対本部長は、全国的に苦戦した05年の郵政選挙でも、道内小選挙区で8議席を得たことを引き合いに、こう言った。「全国で厳しくても、北海道はふんばれるという自信があった」

8379チバQ:2012/12/24(月) 12:07:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/feature/hokkaido1355798482384_02/news/20121218-OYT8T00615.htm
王国崩壊
<上>無党派層の失望

「後ろ盾」失い 選挙区完敗


街頭で遊説する民主党。足を止めることなく通り過ぎる市民が多かった(1日、札幌市中央区で)=山本高裕撮影 選挙戦終盤の14日午前。元首相の鳩山由紀夫は、後継候補を応援するため、引退表明後、初めて苫小牧市に入った。JR苫小牧駅北口で、寒風に吹かれながら選挙カーの上でコートも着ずに叫んだ。「政権交代は間違っていなかった。私は強く信じております」

 政権交代の立役者でありながら、政権つまずきのきっかけとなった鳩山の演説に集まった約200人の多くは、陣営がかき集めた。人垣に吸い寄せられるはずの通行人は、立ち止まることなく素通りした。民主党を押し上げてきた無党派層の反応が、これまでとは全く異なっていた。

     ◎

 小選挙区制が導入されてから過去5回の選挙で、民主党が右肩上がりに議席拡大を続けてきた原動力は、無党派層の強い支持だった。全国的に自民党に追い風が吹いた2005年の郵政選挙でさえ12小選挙区で8勝4敗と勝ち越し、前回09年は11勝1敗と圧勝した。



  民主党北海道(道連)は今回、党勢のバロメーターとも言える比例選の目標を、05年と同水準の「100万票」に設定し、3議席確保を目指した。しかし、比例選得票は約48万票しかなく、獲得出来た議席は過去最低の二つだった。

 前回09年の衆院選で、読売新聞社が実施した投票行動を探る出口調査では、道内小選挙区の平均で無党派層の7割弱が民主候補に投票した。道9区は、8割弱の無党派層が鳩山に流れ、鳩山は全国最多の20万票を獲得した。しかし、今回は、9区の民主候補に投票した無党派層は2割弱しかなく、自民候補にダブルスコアで敗れた。

 今回選挙で無党派層は、事実上の民主、自民両党の一騎打ちとなった小選挙区では自民に、候補乱立になった小選挙区では主に第3極勢力に流れた。無党派層という後ろ盾を失い民主候補は小選挙区で全敗した。

     ◎

 野党時代は、政策の実現可能性よりも、財源論を無視したともいえる政策をアピールすることで、自民党との無党派層の支持集めに競り勝ってきた。09年の選挙では、子ども手当などの独自施策を盛りこんだ政権公約(マニフェスト)に期待が集まり、有権者は競うように冊子を求めた。

 しかし、与党の実績が問われた今回、有権者は態度を一変させた。政策的立場の違いから党内対立を続け、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加では、道内の民主候補はそろって党方針に反対。政権担当能力への疑問と党内不一致の印象は、有力な支持層だった無党派層を遠ざけた。

 道連の岡田篤幹事長は大敗をこう分析する。「分裂騒ぎを繰り返し、国民の信頼感を失った。全国的な民主批判は、地域で頑張れる力を超えた」。民主党への無党派層の失望が、民主離れという代償になって選挙結果に表れた。

 「民主党です」。最大の支持母体である連合北海道が、民主候補の各陣営に入り応援するスタッフの電話作戦。党名を口にするだけで、電話が切られ、連合幹部は「『民主党は期待はずれ』というレッテルは想像以上に強烈だった」と選挙運動を振り返った。

 道3区の荒井聰の選挙を手伝った道議も「街頭やっても人が来ない、しんどい選挙だった。体感的に分かるんだ。支持が広がっていないというのは」と語った。

     ◎

 選挙戦最終日の15日夜。道1区の横路孝弘は選挙事務所の入るビルの前で最後の訴えを行った。これまでは、無党派層にアピールするためにススキノで最終日を締めくくってきたが、今回はススキノを選ばなかった。陣営幹部は「ススキノが票につながるか疑問だ」と話した。無党派層より、手堅く支援者を固める陣営の狙いがあった。陣営の判断は、無党派層と民主党の距離感を表していた。

     ◇

 民主王国が崩壊した。崩壊のメカニズムを検証する。(敬称略)

(2012年12月18日 読売新聞)

8380チバQ:2012/12/24(月) 12:07:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/feature/hokkaido1355798482384_02/news/20121219-OYT8T00622.htm
王国崩壊

<中>揺らぐ支持基盤

意識変化 動き鈍る労組


暗くなってからも、必死に選挙カーから支持を訴えるスタッフ(4日、札幌市北区で)=本文とは関係ありません 衆院選の最終日となった15日、JR新札幌駅前。北海道5区に民主党から出馬した中前茂之の陣営が、大集会を開いた。

 陣営の一員である労組出身の地方議員は、チラシを配る組合員のある行動を聞いて耳を疑った。通行人と勘違いし、陣営幹部である道議にチラシを手渡したというのだ。

 組合員の意識の低さに思わずため息が出たが、厳しく責めるわけにもいかなかった。陣営の別の幹部は「昔は、のぼり旗を立てたり、チラシを配ったりするのにも、特に苦労をせずに組合員が集まってくれた。その後は意識も変わり、いまは集会の動員もままならない」と嘆く。

     ◎

 北海道の「民主王国」を支えてきた大きな柱が、「民主党の大応援団」を自任する連合北海道だ。43の産別労組が加盟しており、「生活者を基盤とする政治勢力の結集」を合言葉に民主党の選挙の実務面を主に担ってきた。

 自民党議員と比べ、後援会など各議員の「足元」が弱いとされる民主党にとって、連合の組織力は大きな魅力だ。特に広大な面積を持つ北海道では、連合北海道の協力なしに選挙を戦うのは容易ではなく、両者の結びつきもそれだけ強い。2010年には、北海道教職員組合の幹部が1600万円の違法な政治資金を民主党の元衆院議員の陣営に提供した事件が発覚した。

 しかし、その連合北海道も、組織力の低下が否めない。組合員数は1990年の発足時の約32万人がピークで、現在は約26万人まで落ち込んでいる。


     ◎

 連合北海道は衆院解散の6日後の11月22日、「組合員1人5枚」を目標に「支持者紹介カード」を集めるよう傘下の組合に指示したが、準備不足もあって指示が徹底されず、集計するだけの成果が上がらなかった。

 「奇策はないが、組合員の隅々まで民主党政権の評価を伝え、必ず投票に行ってもらう以外に道はない」

 投開票日を1週間後に控えた9日、札幌市のホテルに集まった産別・単組の役員約50人を前に、連合北海道会長の工藤和男はハッパをかけた。

 しかし、民主党を支持する組合員が今回、積極的に投票に行った形跡は見られない。読売新聞社が道内の投票所で実施した出口調査では、組織的な働きかけの影響が大きいとされる期日前投票でも、もともと民主党支持だと答えた人の数が自民党支持者を下回った。

 民主党の政策が労組の動きを鈍らせた、という声もある。公約にも掲げた「2030年代に原発稼働ゼロを可能とする」というエネルギー政策には電力総連で、公務員給与の削減には自治労で、それぞれ不満がくすぶっている。

 皮肉にも、与党になったことで政策の実現可能性が高まり、組合員の政策に対する「感度」が高まったという。連合幹部は「野党と与党では受け止め方が違う。組合員に支持を浸透させられなかった」と振り返る。

     ◎

 道内では連合以外の支援組織との距離も広がった。

 09年の前回選で民主候補7人を推薦した北海道農民連盟は今回、推薦を2人にとどめた。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に積極姿勢をとる党執行部の一部に、不信感を抱いたからだ。道内の民主党候補はそろってTPP反対を明言していたが、「執行部と候補者のどちらが正しいのか、見極めが難しい」(事務局)と推薦を絞った。

 民主党の地方組織に詳しい森正・愛知学院大教授はこう指摘する。

 「野党時代は、選挙に負けても無党派層が離れただけだった。今回の最大の特徴は、従来の民主支持層が崩れたことだ。党の立て直しには、支持基盤の在り方も再考しないといけない」(敬称略)

(2012年12月19日 読売新聞)

8381チバQ:2012/12/24(月) 12:07:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/feature/hokkaido1355798482384_02/news/20121220-OYT8T00413.htm
王国崩壊
<下>進まぬ自己改革

世代交代 置き去りに


開票速報を見守り、厳しい表情を見せる民主党北海道合同選対本部の幹部ら(17日、札幌市中央区で) 投開票日翌日の17日午前、民主党北海道代表の荒井聰はなじみの治療院を訪れた。左肩に強い凝りを感じたからだ。

 この日の夜、荒井は札幌市のホテルで開いた陣営反省会の挨拶で、「考えてみたら、街宣車から手を振って寒風にさらされていた。冬の選挙戦を力いっぱい限界が来るまでやったと思う」と、治療を受けたことを冗談交じりに明かした。

 北海道3区で敗れ、辛うじて比例選で復活を決めた荒井は66歳。同じく比例復活だった71歳の横路孝弘とともに、「王国復活」に向けた戦いの先頭に立つことになる。閣僚や衆院議長を経験したベテラン2人が、道民に「民主党の再生」を印象づけることができるかどうかが、大きな課題だ。

     ◎

 北海道では、民主党の世代交代は進んでいない。今回、道内の小選挙区に出馬した候補者を比較すると、民主党の11候補の平均は、投開票日時点の年齢が58・9歳、衆院の当選回数が3・81回だった。これに対し、自民党の11候補は54・2歳、1・72回だ。自民党にはいなかった70歳代の候補が、民主党には3人いた。

 「民主王国」と呼ばれた北海道では、多くの有力議員が当選を重ねてきた。今回で11回目の当選となる横路、6回目の荒井、今回で引退した元首相の鳩山由紀夫らだ。

 しかし、長年にわたって党を支えてきた国家公安委員長の小平忠正や元経済産業相の鉢呂吉雄は今回、そろって落選した。衆院選の完敗で、こんな見方も出てきている。


 北海道の民主党は、党の特徴だった「清新さ」を失い、過去の自民党のような旧態依然の組織になっていたのではないか――。

     ◎

 北海道での党再生のシンボルとなるような次世代のリーダーの姿は、まだ見えてこない。道連が期待を寄せるのが、数多くの地方議員の存在だ。

 民主党は全国的には、国会議員がいても地方議員は少ない「逆ピラミッド」の組織構造と言われている。総務省の党派別議員調査(2011年12月末現在)によると、全国の都道府県議会では自民党議員が46・6%(1271人)を占めており、民主党は16・7%(455人)に過ぎない。

 これに対し、北海道議会では民主党議員は32・7%を占め、自民党の42・3%に次ぐ勢力だ。道内の市議会でも、自民党と拮抗(きっこう)する勢力となっている。この分厚い「地層」を、新たなリーダーを生み、道民の支持を再び伸ばすための土壌にしようというわけだ。

 ただ、こうした地方議員には、国会議員以上に労組との距離が近い議員も少なくない。「脱・労組依存」が求められる党再生には、新たな人材発掘が不可欠だ。

     ◎

 19日夕、道連は「代表選挙に関する緊急要請」と題した文書を、党幹事長の輿石東宛てに提出した。辞任表明した党代表の野田佳彦の後継を選ぶ代表選を国会議員だけで行わず、都道府県連も3票ずつ投票権を持つ臨時党大会を開催すべきだとする内容だ。

 衆院ではわずか2議席となった北海道の声を、どう党内に伝え、影響力を保持するのか。道連には、これも無視できない問題だ。

 「歴史的な大敗北を喫して、民主党はまさに解党的出直しを迫られている」「『民主党は生まれ変わった』とアピールすることが第一歩だ」

 道連が緊急要請で党本部に突きつけた課題は、そのまま自らにも当てはまる。王国復活の成否は、大胆な自己改革に踏み出せるかどうかにかかっている。

(敬称略、おわり)

(2012年12月20日 読売新聞)

8382チバQ:2012/12/24(月) 12:09:35
>>8260-8264岩手
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1355756775366_02/news/20121218-OYT8T00030.htm
伯仲県政界

<上>未来 小沢氏カリスマ性に陰り

異例の地元入りで有権者に支持を訴える小沢一郎氏(15日、北上市で) まばらな「オザワコール」がむなしく響き渡った。

 選挙戦最終日の15日午後。未来の党の小沢一郎氏は、同党の畑浩治氏の苦戦が伝えられる2区の滝沢村に入り、マイクを握った。

 「国民を代弁する勢力であり続けなければならない」。小沢氏がそう力説すると、1人の男性が「オ・ザ・ワ!」と叫んだが、300人の聴衆のほとんどは同調しなかった。

 沿岸部を回った13日は熱心な支持者に囲まれたが、「今さら来るなんて」という被災者の反発も買い、釜石市の仮設住宅では住民に握手を拒否される場面もあった。

 4日間を費やした異例の県内遊説が浮き彫りにした小沢氏の苦境は、選挙結果に如実に表れた。

 1〜3区での敗戦に加え、小沢氏が当選した4区の得票は10万票を大きく割り込む7万8057票。得票率は45%と現行制度下で初めて5割を切り、次点候補に比例復活を許した。陣営幹部は「ふわっとした雰囲気で票が流れ、取り戻せなかった」と苦戦を振り返る。

 小沢氏が民主党を離脱したのは今年7月。その後、「国民の生活が第一」結党、未来の党への合流と、目まぐるしく党派名が変わったこの半年間は、政党の「創造と破壊」を繰り返してきた小沢氏の政治人生の凝縮だ。

 小沢系県議は言う。「政党の党首でもない状態で、有権者に期待を持たせるのは難しかった」。古希を迎えた小沢氏のカリスマ性は、確実に衰えている。

 一方、県内では「小沢氏の力はまだ残っている」とする見方も出ている。

 全小選挙区を合計した政党別の得票率では、未来の党が34・69%で、自民党(34・33%)、民主党(22・49%)を押さえて1位だったためだ。2区で敗れた畑氏は、東北6県で1議席の比例選当選枠に滑り込み、未来の党の県内議席が小沢氏のみとなる事態は、ぎりぎりで回避された。

 小沢氏に師事する達増知事は17日朝、記者団に「県内の比例選では自民党に次ぐ得票で、一定の高い評価を得ている」と語り、強気の姿勢を崩さなかった。

 知事らが見据えるのは、小沢氏と決別した平野復興相が改選する来夏の参院選だ。全県1区の参院選で平野氏から議席を奪えれば、小沢氏の県内の権勢が健在であることを誇示できる。だが、もし敗れれば、県民の「小沢離れ」は一層、明確になる。

 「王国」の消長を占う天王山。小沢氏側近は17日、「きょうから参院選の準備に入る」と気合を入れた。

 

(2012年12月18日 読売新聞)

8383チバQ:2012/12/24(月) 12:10:22
下はアップされてない
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/feature/morioka1355756775366_02/news/20121219-OYT8T00110.htm
伯仲県政界
<中>自民 「野党体質」脱皮遂げるか

「よし!また当確だ」

 衆院選の開票が続く16日夜、北上市にある自民党の藤原崇氏の事務所では、テレビで東北6県の同党候補の当選確実の速報が流れる度に、支援者が歓声を上げた。

 この時、すでに藤原氏の4区での敗北は確実。支援者は、ただ同志の吉報を祝していたのではない。比例復活の“ライバル”が減っていくのを喜んでいたのだ。

 自民党の比例選東北ブロックの当選順位は、小選挙区との重複候補24人全員が1位。小選挙区で落選した陣営は、他の小選挙区で当選して「勝ち抜け」する人数が多いほど、比例選の当選枠に入る確率が上がる。結局、自民党は東北で当選枠5を獲得。重複候補の小選挙区の落選者も5人で、藤原氏は難なく復活当選した。

 現行制度下で最多の県内4議席を得た自民党県連は、「これ以上ない喜び」(千葉伝幹事長)に沸く。藤原陣営幹部は16日、日本未来の党の小沢一郎氏との対決に負けているにもかかわらず、「小沢王国は完全に崩壊した」と興奮気味に豪語した。

 だが、自民党の足元は決して盤石とは言えない。



比例復活となった(右から)高橋比奈子氏、橋本英教氏、藤原崇氏。自民党が「野党体質」から抜け出すため、活動に注目が集まる 藤原氏の小選挙区での惜敗率は61・34%で、東北6県の中では15位。藤原氏より惜敗率の高い他党の候補者のうち8人は、党の当選枠が少ないために落選した。来年の通常国会では比例定数の削減が議論されると見られ、「定数が減れば当選圏内には入れない」との指摘もある。

 ほかの比例復活当選者はさらに深刻だ。2度目の衆院選挑戦だった1区の高橋比奈子氏は、惜敗率こそ東北3位だったが、小選挙区での得票率は27%。逆風下にあった前回選の26%とほぼ同じで、追い風に恵まれたのに支持をほとんど伸ばせなかった。3度目の挑戦の3区の橋本英教氏は得票率24%で、前回選の31%よりも下がっている。

 背景には、地元の県議や市町村議の動きが鈍いことがある。ある選挙区では、選挙前から「もう同じ候補者で戦いたくない」との声が半ば公然と出ていたほか、選挙戦中盤には「次の衆院選では、たとえ現職でも候補差し替えだ」と語る議員すらいた。

 「まさか岩手でこんなに多く当選する時代が来ると思わなかったので、支援態勢を含めた候補選定がなおざりだった面は否めない」。県連関係者はそう打ち明ける。

 1993年に小沢氏が離脱して以降、自民党県連は県政界で非主流派に甘んじてきた。「野党体質」からの脱皮が求められている。

(2012年12月19日 読売新聞)

8384チバQ:2012/12/24(月) 12:12:00
>>8265-8270宮城
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1355794824383_02/news/20121218-OYT8T00447.htm
12衆院選 検証
自民 感触なき圧勝

比例復活での当選から一夜明け、支持者と握手する大久保さん(17日午前9時29分、石巻市中央で)  県内6選挙区で「5勝1敗」と大勝した自民党。2009年前回選の「1勝5敗」をひっくり返した上に、唯一議席をとれなかった5区も比例選で復活当選し、「6勝」に近い結果となった。

 だが、同党県連に漂う空気は、圧勝というほどの高揚感とは程遠い。「前々回勝った時も、前回負けた時も、その『根拠』となる手応えはあった。でも、今回はそうした感触がつかめないまま、勝ってしまった」。県連のある幹部はそう漏らした。

 公示期間中の11日、仙台市青葉区の同党県連事務所に、愛知治郎参院議員ら幹部が顔をそろえた。各選挙区の担当者からの報告と、期日前投票での「出口調査」の結果をもとに判断した終盤情勢の結論はこうだった。

 「小選挙区は5勝1敗。投票率は60%超」

     ◇

 小選挙区の結果は予想通り。負けを見込んでいた5区の比例復活は予想外の成果だった。

 5区は、震災で最も被害が深刻な石巻市などを抱える。小選挙区制の導入以来、5区では民主党の前に連戦連敗となっていたが、復活当選で議席を得たことにより、与党として復興政策をアピールしやすくなった。民主党の強固な地盤にくさびを打ち込む好機が巡ってきた。

 にもかかわらず、自民党県連にとってそれ以上に予想外で衝撃的だったのは、戦後最低となった55・24%という投票率の低さだ。予想を5ポイントも下回る低投票率に、県連幹部の一人は「被災地で投票率が下がる傾向にあることは織り込んでいたが、政治不信がここまで進んでいるとは……」と、圧勝劇の後とは思えない深刻な表情を浮かべた。

     ◇

 来夏には参院選が控える。自民にとって、国会の「ねじれ」解消が目標となるが、そのための課題となるのが各種団体との関係の再構築だ。衆院選に比べ、参院選の投票率は、全国同様に県内でも低い傾向にあるだけに組織票の動向が鍵を握る。

 今回の衆院選では、長く自民を支援してきた県農協政治連盟が初めて、4区では民主候補を推薦した。

 衆院選の争点となった「環太平洋経済連携協定(TPP)」には、自民、民主の両候補とも反対の姿勢を示したが、県農政連の幹部は「(民主候補のほうが)反TPP集会への出席が多く、原発事故による風評被害の賠償請求にも協力してくれた」と理由を説明する。今後の支援についても「どの党に所属しているかで推薦を決めることはないだろう」とシビアな目を向ける。

 5選を決めた小野寺五典・県連会長は、当選から一夜明けた17日、報道陣を前に最後まで厳しい表情を崩さなかった。「復興は県選出議員の使命だ。政権運営に少しでも綻びが出れば、また我々に矛先が向けられる」

(2012年12月18日 読売新聞)

8385チバQ:2012/12/24(月) 12:12:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1355794824383_02/news/20121220-OYT8T00057.htm
12衆院選 検証
民主組織の弱さ露呈

小選挙区での落選が確実となり、支持者に向かって頭を下げる郡氏(右)と岡崎県連選対本部長(16日午後10時56分、仙台市青葉区で)  「政権運営への慢心があった。相手候補ではなく、有権者の政治不信と戦った選挙だった」

 16日深夜、民主党の郡和子氏は、選挙区での落選が確実になると、仙台市青葉区の事務所で支持者らを前に敗戦の弁を述べた。6人が出馬した1区で、前回の2009年の衆院選では6万票差をつけた同じ自民候補を相手に、今回は2万票以上の差をつけられた。

 12日間の選挙戦で、復興政務官として被災地の復旧に携わった実績を強調し、教育、社会保障への取り組みを訴え続けた。だが、足を止めてくれる人はほとんどいなかった。

 同席した党県連選対本部長を務める岡崎トミ子参院議員も「党運営のあり方の未熟さがこの結果を招いた」と、郡氏と並んで頭を下げた。「物事が決まる度に党が分裂を繰り返し、不安を与えた。政策を訴えても有権者に聞く耳を持ってもらえなかった」

 政権与党として3年3か月。民主党の候補者たちは、「復興に全力を尽くした」と口々に訴えた。しかし、被災地には、候補者たちが連呼する「復興」の言葉とは程遠い風景が広がる。住宅再建や雇用回復は進まず、原発事故による風評被害への賠償手続きも遅れている。

 岡崎参院議員は「人や暮らしを大切にする政治にかじを切ったことは大きな成果」と政権交代の意義を強調したが、今後の党運営については「党として出直す部分はあるが、野党としての責任を果たしていきたい」と述べるのが精いっぱいだった。

     ◇

 来年夏には参院選が控える。党の立て直しが急務となるが、組織は「空中分解」の危機に直面している。

 同党の最大の支援組織・連合宮城。今回の衆院選でも全面的に民主党候補の戦いを支えたが、不満はくすぶる。「組織力が弱いところに、急転直下の解散となり、選挙準備は遅れ、勝敗は明らかだった」。連合宮城の山崎透会長は、11月に解散を強行した野田首相の判断がもたらした当然の結果と突き放した。そして、こう警告する。「今後も低調が続くようなら、いつかはそっぽを向く時が来るかもしれない」

 党所属の国会議員の数が減ったことで、政党助成金の額も大幅に減る。落選候補をつなぎ留める資金が乏しくなれば、「人材の流出は避けられない」と県連幹部は危惧する。

 地方組織の強化も課題として残る。衆院選を迎えた時点での県内の系列県議や市町村議は二十数人に過ぎない。「風」頼みの体質は変わっていない。

     ◇

 日付が替わった17日未明、郡氏の事務所に比例復活の知らせが届いた。待ちに待った吉報に、郡氏は「何とか、何とか国政で仕事をさせていただくことになった」と笑顔をみせた。しかし、過去最低となった投票率の話になると険しい表情に戻った。

 「こういう状況を招いたのが私たちだとしたら、政治家として自分自身を鍛え直さないといけない」

(2012年12月19日 読売新聞)

8386チバQ:2012/12/24(月) 12:12:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1355794824383_02/news/20121220-OYT8T00053.htm
12衆院選 検証
第3極一定の存在感

比例選での復活当選が決まり、拳を突き上げて喜ぶ林氏(17日午前0時34分、仙台市青葉区の事務所で)  仙台市青葉区にある雑居ビル2階の事務所。日付が替わった17日の未明、みんなの党の林宙紀氏(35)が比例選での復活が確実との知らせが届くと、手狭な事務所は歓声に包まれた。

 事務所に詰めていたスタッフの多くが林氏と同じ30歳代。選挙運動にかかわったのはこれが初めてという人がほとんど。やがて、事務所に現れた林氏が「新たな政治、政策への期待感が、このような結果に結びついた」とあいさつすると、興奮はピークに達した。

 震災を機に政治を変えようと思い立った林氏。組織も地盤もなく、選挙運動はもっぱら街頭演説だった。公示後は母校・仙台一高の同窓生らの支援を受け、既成政党への批判を繰り広げた。

     ◇

 12政党が乱立した衆院選では、民主、自民の二大政党の向こうを張り、「第3極」の新興政党に注目が集まった。

 県内の6選挙区にも、みんなの党が2人、日本維新の会が2人、日本未来の党が3人の候補者を擁立。選挙期間中も党首クラスが相次いで県内入りするなどし、てこ入れを図った。しかし、第3極の政党が獲得した議席は、林氏が比例復活で得た1議席のみにとどまった。

 思うように支持を伸ばせなかった最大の理由が準備不足。公示の10日前に維新の公認候補に決まった東京都新宿区議(47)は、公示当日になって「家族から反対された」として立候補を断念。公示2日前に日本未来の公認を得た5区の新人女性(49)は、陣営スタッフは家族や親族ら身内が中心で、事務所に電話を設置する間もないバタバタぶりだった。

     ◇

 それでも、第3極の政党は、県内でも比例選で確実に票を積み上げ、一定の存在感を示した。

 県内の比例選での政党別の得票率は、自民の28%、民主の18%に次いで、維新が17%となり、民主に1ポイント差まで迫った。みんなの9%(5位)と日本未来の7%(6位)を合わせた第3極3党の合計では3割を超える票を集めた。仙台市では維新の得票が、民主の得票を1万票以上も上回り、都市型政党の「お株」を奪ってみせた。

 「これまで東北地方の議席はゼロだった。一つ壁を突破できた」。みんなの林氏は選挙戦でつかんだ手応えをそう話した。

 一方、西日本での躍進とは対照的に、県内では「ゼロ」に終わった維新の東北本部長を務めた西田薫・大阪府議は「県連など地域の拠点を早急につくっていきたい」と、党としての脆弱(ぜいじゃく)さを認めた。

 衆院選で「台風の目」となった第3極の各党が、地域に根ざした政党へと脱皮できるかどうかは今のところ不透明だ。来夏にはその第一関門となる参院選が控える。

(2012年12月20日 読売新聞)

8387チバQ:2012/12/24(月) 12:13:48
>>8271-8273秋田
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/feature/akita1355758327908_02/news/20121218-OYT8T00051.htm
衆院選2012 検証
(上)寺田氏 浮動票頼み露呈

1区
小選挙区での落選が決定的となり、支持者に頭を下げる寺田さん(右)(16日、秋田市のホテルで)  「政権交代に期待した方々の失望感が、厳しい逆風としてあった」。民主党の寺田学(36)は16日午後8時過ぎ、小選挙区での落選が確実になると、秋田市のホテルで取材に応じ、淡々とした口調で戦いを振り返った。

 党への逆風から、若さと首相補佐官の実績という「個人」を広くアピール。陣営は、顔を大写しにしたポスターや拡声機の使用を勧めたが、寺田は「市民の目の前で政策を訴えたい」と主張し、3連勝した過去の選挙同様、選挙カーからは訴えず、連日個人演説会を開く戦術を選択した。

 特定の組織や団体に頼らない寺田にとって、民主党県連の支持母体・連合秋田の存在は大きい。事実、連合秋田と社民党県連との「3者共闘」で知事選と参院選を2度ずつ勝ってきた。

 だが、2009年の前回知事選と同衆院選で、候補者選定を巡って共闘が崩れ、連合秋田内には、当時の県連代表である寺田への不満と反発が根強い。連合秋田は今回、寺田の推薦を決めたが、最大の構成組織である自治労県本部など傘下の一部労組は支援を見送った。

 自治労幹部は「(寺田の手法は)人の道を外れている。謝罪どころか説明にも来ない。彼だけは絶対応援できない」と話し、溝の深さを隠そうともしなかった。

 県連の運営方針などを一部にしか明かさない寺田の“秘密主義”にも、県連内部から不満が漏れる。党所属のある地方議員は「(寺田の)若さとがむしゃらさが県連を伸ばした」と評価する反面、「我々にも種明かしをせず、党を作ってきた年配の人たちを方向性の違いで追い出した。『やり方を直さないとダメだ』と言っても聞く耳を持たない」とため息をつく。

 社民党県連代表の石川ひとみ(62)は「今の民主党県連は寺田氏の『個人党』。周囲の意見を聞かず、自分の考えに合わない人材は排除し、仲間内だけでやっているように見える」と批判する。

 「秋田市生まれ、秋田市育ち」「私はウソをつかない」。自民党の冨樫博之(57)は、横手市出身で、首相補佐官として民主党政権の中枢にいた寺田を意識した発言が目立った。

 冨樫の戦い方は、寺田とは対照的だった。秋田市内全域を網羅する後援会組織を整備し、企業・団体をきめ細かく回った。知名度の低さをカバーしようと街頭演説やイベント参加を重ね、「昔ながらのオーソドックスな選挙」(陣営幹部)を展開。組織が一丸となり、寺田に約2万4000票差をつけた。

 寺田陣営にとって、過去の勝利を支えてきた浮動票を思うように取り込めない誤算もあった。読売新聞社と日本テレビ系列各局が16日に共同実施した出口調査で、1区では有権者1081人から回答を得たところ、無党派層の4割が冨樫、2割が第3極の候補2人にそれぞれ流れ、寺田は3分の1にとどまった。

 逆風下の今回選、寺田の戦術は通用しなかった。陣営の一人は「順風の時は支持基盤がなくても問題は無い。だが、ひとたび劣勢に立った時、もろさが一気に露呈した」とつぶやいた。(敬称略)

(大郷秀爾、糸井裕哉)

(2012年12月18日 読売新聞)

8388チバQ:2012/12/24(月) 12:14:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/feature/akita1355758327908_02/news/20121219-OYT8T00012.htm
衆院選2012 検証
(中)野呂田大国 財産生かし

当選が確実となり、野呂田・元農相(右)と並んで万歳する金田さん(16日、能代市の事務所で) 「比例東北で紹介される身はつらい」。自民党の金田勝年(63)は8日夜、男鹿市で開いた個人演説会で、約160人の支援者に吐露した。「小選挙区でしっかり勝って、バッジをつけさせてほしい」

 前回選で、金田は1351票の小差で民主党の川口博(65)に敗れ、比例選で復活当選した。地元のイベントに出席すると、席順や紹介順などで「川口の下座」を意識させられた。

 今回選、約3万4000票の大差で川口の比例復活も許さなかった金田は16日夜、事務所で、「皆さんから託された思いが、私の政治家としてのベースになる」とあいさつ。肩身の狭い思いから脱し、満足げだった。

 政治家・金田を語る上で切っても切り離せないのが、野呂田芳成・元農相(83)の存在だ。金田は、国会議員を30年以上務めた野呂田から後継指名を受け、地盤と組織を受け継いで前回選を戦い、川口に敗れた。

 捲土(けんど)重来を期した金田は、旧野呂田後援会を母体に旧市町村単位の後援会組織を37から56に増強。自民系の地方議員や業界団体の支援を取り付け、組織の引き締めを図った。

 前回選、川口に惨敗した大館市での国政報告会や会合、イベント出席は、今年だけで200回を超えた。15日夜の最後の演説は本拠地の能代市でなく、大館市を選ぶなど、徹底して浸透を図った。官僚出身で、時に傲岸不遜と評されるが、有権者に深々と頭を垂れて一人ひとりの手を握り、合掌してみせるなど、イメージチェンジも怠らなかった。

 一方の川口は、地元の小坂町以外に後援会を持たなかった。民主党県連の会合で、旧市町村単位の後援会を設立する話は度々議題に上ったが、設立に携わる市議や町議の人材不足で実現せず。川口陣営は、川口が実績を自負する「地域再生」を旗印に「人物本位の選択」のアピールに終始せざるを得なかった。

 その結果、金田は能代市で川口のほぼ2倍の票を得ただけでなく、大館市でも約5000票の差をつけた。川口が勝ったのは、地盤の小坂町と隣接する鹿角市だけ。陣営幹部は「支援の点が線、線が面に広がらず、大きな網をかぶせられなかった。自民党のノウハウと組織力の勝利」と力不足を認めた。

 野呂田も金田の応援で健在ぶりを示した。「金田は大蔵省(現・財務省)の金看板の主計官を務めた。経済、財政、農林、厚生、外交も身に着けている。これほど能力を備えた人がいるだろうか」と持ち上げた。

 その野呂田は、かつての自分の後援会幹部たちに、金田が大臣のポストに手が届く位置にいるとして、支援を求めたとされる。その元幹部らは現在、首長や県議といった地域のリーダーだ。

 その一人、野呂田の元秘書で、元参院議員の斉藤滋宣・能代市長(59)は言う。「金田はオヤジの後援会を引き継いだのが一番の財産。野呂田王国の幹部が、そのまま残っている。これから、どれだけ自分の組織をつくれるか。形だけでなく、自分の血や肉にできる組織をだ」

(敬称略)

(神秀穂、工藤彩香)

(2012年12月19日 読売新聞)

8389チバQ:2012/12/24(月) 12:14:38
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/feature/akita1355758327908_02/news/20121219-OYT8T01541.htm
衆院選2012 検証
(下)地域対決から共存へ

松田知己・美郷町長(左)と門脇光浩・仙北市長(右)に挟まれ、当選を祝ってお茶で乾杯する御法川さん(16日、大仙市の事務所で)  「これからは、皆さんのご厚情に報いるために粉骨砕身頑張る。それだけです」。16日午後8時過ぎ、当選を確信した自民党の御法川信英(48)は、大仙市の事務所で、言葉をかみしめるようにあいさつした。悲願の国政返り咲き。壇上で万歳三唱や祝杯の音頭を取るなどし、地元国会議員の復活を祝った大仙、仙北、美郷の3市町長の姿が、この戦いを象徴していた。

 5党が候補を立てた3区だったが、現実は御法川と日本維新の会の村岡敏英(52)の事実上の一騎打ちだった。ともに父親は自民党の元衆院議員。御法川が大仙・仙北地域、村岡は由利本荘・にかほ地域の地盤をそれぞれ受け継いでおり、戦いは北と西から自民系支持層の票を奪い合う「地域対決」の様相を呈した。

 地元首長らが前面に出るのは村岡も同じだ。公示前の11月22日、由利本荘市のホテルで開かれた村岡陣営の緊急集会では、同市の長谷部誠市長(61)が「応援団長」となり、「地元市長として、国に対する様々な課題を解決するために、村岡さんを国政に送らねばならない」と声を張り上げた。同市とにかほ市の市議計11人も登壇した。

 支援者たちが口にするのは、どちらも「地元から議員を」。地域の利害が交錯し、県農協政治連盟や公明党が推薦の一本化を見送るなか、双方の戦い方は対照的だった。

 浪人時代の3年3か月、選挙区内の小集落にも足を運んで浸透を図ってきた御法川は、ジリジリと戦線を押し上げる「塹壕(ざんごう)戦」タイプ。出馬表明が公示17日前と最も遅かった村岡は、維新の会の石原代表や橋下代表代行という大物の来県で「第3極」への追い風を狙った「電撃戦」に近い。

 両陣営とも当落のカギを握ると注目したのが、3区で最多となる8万超の有権者を擁する横手市だ。5候補の強固な組織もない“空白地帯”。村岡の後援会会長の大越英雄(58)は「横手市で票を上回らなければ勝てない」と断言した。御法川陣営も「横手だけは読めない」と気を引き締めた。

 自民党政権で官房長官も務めた村岡の父・兼造(81)は、横手市の建設業界から同市の支持を広げようと働きかけ、村岡も選挙戦最終日、地盤を離れ、横手市に入った。

 開票の結果、双方とも地盤では他を圧倒。注目の横手市の得票率は、御法川が約38%、村岡が約28%と、ポイント差は選挙区全体とほぼ同じで、大越の読みが正しかったことを裏付けた。

 実は、地盤の有権者数で及ばず、出遅れもあった村岡陣営は「小選挙区での勝利は難しい」とみていた。ただ、御法川に肉薄し、惜敗率が高ければ「注目度の高い維新の比例票は期待できる。比例復活はできる」とも打算していた。

 選挙戦終盤、御法川を支援する地元の建設業界からは「比例は村岡さんを復活させるため、維新に入れようと思う」との声が漏れていた。「公共工事を考えれば、3区の議員は1人でも多い方がいい」という思いからだ。

 壮絶な地域対決で有権者が導き出したのは、2人の「共存」だった。地域の疲弊で追いつめられた有権者たちの本音が透けて見える。(敬称略)

(浅水智紀、石黒慎祐)

(2012年12月20日 読売新聞)

8390チバQ:2012/12/24(月) 12:15:35
>>8274-7279山形
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1355791913867_02/news/20121218-OYT8T00356.htm
勝者なき戦い
自民3区に残る火種

敗戦が決まって支援者へのあいさつに向かう加藤(16日午後11時43分、鶴岡市大東町の事務所で)  1区で当選を決めた遠藤利明は16日夜、地元の民放番組に出演中、「加藤紘一落選」の報を聞くと、それまでの明るい表情を一変させた。「加藤さんとはずっと一緒に行動してきた。落選されたのは残念だし、悔しい」

 17日の党所属県議の議員総会でも、主な議題は、会長職の辞意を示した加藤の後任選び。祝勝ムードは影を潜め、2区で当選した鈴木憲和があいさつに訪れた数分間を除き、選挙結果に触れる場面はなかった。

 幹事長の志田英紀は「とてもじゃないが手放しで喜べない」と声を落とした。

      ◇

 党関係者が憂慮するのは、自民支持層が3区で分裂状態に陥ったことだ。

 2010年参院選の公認問題を巡って、加藤との確執が伝えられる参院議員の岸宏一。加藤は公示直前の2日、新庄市の集会で岸本人に向かい、「岸さんに嫌な思いをさせ、最上地区の自民党関係者につらい思いをさせたことは申し訳ない」と謝罪した。

 集会終了後、岸も記者団に「すっきりした」と語ったが、額面通りに受け止める関係者は少ない。3区で加藤を破った阿部寿一は17日、自民党入党について記者団に問われると、「岸先生にも十分相談して今後の対応を決めていきたい」と述べ、岸との親密ぶりを隠さなかった。

 前酒田市長の阿部は、過去3回の市長選で自民推薦を得て当選。阿部本人は現在も党友であると話す。阿部を支援した同党市議らからは、入党を期待する声も上がっている。

 だが、加藤の後援会幹部は「自民党には入れさせない。今後の選挙は酒田との戦いだ」と怒りをあらわにするなど、「酒田対鶴岡」の地域対立を予感させる発言も飛び出す。岸への反感も高まっており、県連内に新たな火種を抱え込んだ形だ。

      ◇

 公明党関係者には徒労感が残った。県内では「比例選得票数、過去最高の10万票」を掲げ、小選挙区での協力の見返りに比例選での投票を求めて、自民候補を積極的に支援した。しかし、ふたを開けてみれば比例選は5万8000票余りで、2000年以降、最低の結果となった。

 「比例は公明」と呼びかける自民候補の姿は目立ったが、結果として得票を減らしたことに、党県本部には「自民党にただ働きをさせられたのか」などと支持者の怒りの声も届いているという。

 代表の菊池文昭は「100点満点で58点。大変残念な結果だ」と話した後、こう続けた。「自民党にはもっと協力してほしい」(文中敬称略)

      ◇

 自民党が政権奪還を果たした衆院選。結果を巡って揺れる各党の姿を追う。

(2012年12月18日 読売新聞)

8391チバQ:2012/12/24(月) 12:15:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/feature/yamagata1355791913867_02/news/20121219-OYT8T00058.htm
勝者なき戦い
民主後援会にほころび

小選挙区で敗れ、険しい表情で敗因を語る鹿野さん(16日午後8時14分、山形市芳野の事務所で)  「近藤洋介が2区で落選すると、鹿野道彦が比例復活できなくなる。近藤を応援しろ」

 選挙戦最終盤の13日朝、民主党を支持する連合山形会長の大泉敏男は、傘下の労組に号令をかけた。

 最大組織の自治労県本部は、2区で「反自民の自主投票」としていた。自治労は社民党に近く、公務員給与などへの対応で近藤への不信感が強い。だが、全面支援する1区の鹿野は敗色濃厚。接戦が伝えられる近藤が当選すれば、鹿野に比例復活の芽が残る――。大泉の号令に先立つ10日、近藤支援にかじを切った。

      ◇

 民主は公示前の小選挙区2議席を失い、県連所属の国会議員は比例復活した近藤だけとなった。全国的には「風頼み」の脆弱(ぜいじゃく)な基盤が敗因に指摘されるが、本県の場合は事情が異なる。

 もともと自民党で「清和会(現町村派)のプリンス」と呼ばれた鹿野。父親が同党衆院議員で労相も務めた近藤。2人は後援会組織を土台に、一時の風に左右されない地盤を築いてきた。これに連合の労組票を加え、無党派層を上乗せするのが「勝利の方程式」だった。

 だが今回、政権運営能力の乏しさを露呈した党への強烈な逆風は、無党派層の離反に直結。リーマン・ショック以降の不況に急激な円高が重なり、製造業を中心に従業員のリストラなどが進んだ影響で、労組の動きも鈍かった。

 頼みの綱の後援会だが、鹿野の場合、高齢化で活動力が大きく低下。選対本部は連合が実務を取り仕切る状態だった。

      ◇

 とどめを刺されたのが、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加問題だ。

 野田首相が交渉参加に積極的な姿勢を示したことを受け、県内のJAなど16団体は公示前の11月29日、TPP反対の集会を開いた。戸別所得補償制度の導入を掲げ、民主が前回衆院選で取り込んだ農業票は、自民回帰が鮮明となった。

 集会で鹿野はTPP反対を掲げたが、近藤は「TPP参加断固阻止」と書かれた鉢巻きをただ一人締めず、「農業を守った上でTPPに参加する」と主張。野田との近さをアピールしてきた経緯もあり、農業関係者は強く反発した。

 「敗因はTPP。後援会すら少なからず切り崩された」。近藤陣営の関係者は影響を認める。

      ◇

 近藤の今回の得票数は約8万1000。前回の約16万6000票から半分以上も減らした。陣営にとって衝撃だったのは、基礎票と踏んでいた後援会組織にほころびが見えたことだ。

 「活動に問題があったのかもしれない。これから立て直しを図る。一から出直す」。近藤の言葉は、県連再生の課題と重なる。(文中敬称略)

(2012年12月19日 読売新聞)

8392チバQ:2012/12/24(月) 12:17:18
茨城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000027-mailo-l08
票流:2012衆院選/1 業界団体の敗北 TPP問題、争点にならず /茨城
毎日新聞 12月18日(火)12時18分配信

 今回の衆院選で、県内7小選挙区のうち自民は5選挙区で勝利した。うち4選挙区は05年の郵政解散選挙で獲得し、09年の政権交代選挙で民主に奪われた議席を取り戻したものだ。振り子のように入れ替わる政党。しかし今回の投票率は過去3番目に低く、2回の選挙と違い風は吹かなかった。有権者の投票行動に影響を与えたのは、埋没した争点か、既存の集票組織の限界か、乱立した第三極か−−。「自民王国復権」の実態と、揺れる民意に迫る。
 ◇JAグループの誤算
 16日午後11時55分、水戸市笠原町の事務所。ぶぜんとした表情で現れた民主前職の福島伸享氏は「力がなかった。不徳の致すところ」と深々と頭を下げた。その場に、衆院選で初めて民主候補を推薦したJAグループの政治団体「県農協政治連盟」委員長を務めるJA県5連の加倉井豊邦会長の姿はなかった。
 JAは環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加反対を候補者推薦の「絶対条件」とし、衆院選で最大の争点に据えた。特に加倉井会長の福島氏に対する思い入れは強く、昨年11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で野田佳彦首相がTPP参加に踏み込むのを「体を張って止めた」と評価。福島氏を「最大の功労者」と持ち上げた。
 焦ったのはこれまで友好関係を保ってきた自民県連だ。「慎重に対応してほしい」。岡田広会長は先月20日夜、加倉井会長の携帯電話を鳴らし、翻意を促した。鳩山由紀夫元首相がTPP推進方針への賛成を公認の条件とされたことで政界引退を決めたことを受け、福島氏も公認されない可能性があると主張したのだった。JAは岡田会長に配慮し推薦発表を当初予定より4日遅らせたが、結論は変わらなかった。
 脅威に感じた自民新人、田所嘉徳氏の陣営は引き締めを図った。1区内のJA組合員は4万6000人。田所氏を支える自民県議、市議の支援者にはJA関係者が多い。演説で田所氏はTPP反対を何度も訴え「農家の皆さんと気持ちは同じ」と口説いた。投票日の16日、田所氏当選を受けて岡田会長はこう振り返った。「加倉井さんは青果市場にも自ら電話するなど相当頑張った。それで逆にこっちが引き締まった」
 もっとも「反TPP」は争点として有権者の心に響かなかった。16日に投票所となった水戸市の県JA会館で有権者にTPP問題を判断基準にしたかを尋ねたところ「農家の生まれなので反対だが、国際的な流れなのでどうしようもない」という無職男性(70)や「全く影響しない。参加するのが流れ」と話す教員の男性(37)、民主に投票しながら「今やらなかったら世界に取り残される」と賛成する医師の男性(55)など、「反TPP」が福島氏への投票に結び付いていなかった。
 同会館では17日午後、県農政連が選対本部会議を開き、選挙結果を総括した。加倉井会長は終了後、福島氏の敗北に関し「TPPについて有権者に理解してもらう努力をしなければいけなかった」と反省の弁を述べた。=つづく
12月18日朝刊

8393チバQ:2012/12/24(月) 12:17:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000092-mailo-l08
票流:2012衆院選/2 原発問題 推進か脱原発か、議論上滑り /茨城
毎日新聞 12月19日(水)12時41分配信

 ◇存続の余地を残す
 「子どもたちに脱原発のプレゼントを」
 今月7日夜、水戸市笠原町の日本原子力発電茨城総合事務所が入る県開発公社ビル前。東海第2原子力発電所の廃炉を求め、約30人が声を上げていた。7月から毎週金曜に行われている抗議行動は、この日も気温5度と冷え込む中、1時間半にわたり続いた。
 4日公示の衆院選では原発問題が大きな争点とされた。第三極の日本未来の党は「卒原発」を旗印に結成。民主など既存の各党も「脱原発依存」を公約に掲げた。毎日新聞社の特別世論調査では「最も重視する争点」とした有権者は9%で、消費増税・財政再建と並び3番目だった。
 そんな中、東海第2原発のおひざもと、4区では、原発問題を巡る論戦は低調だった。
 「私は原発推進派でも脱原発派でもありません。廃炉技術を確立するため、人材育成は必要だ」。民主前職の高野守氏は14日、東海村内で開いた演説会で、日本原子力研究開発機構の再編強化を説いた。東海第2原発には触れなかった。聴衆は約80人。「脱原発」について踏み込んだ発言を期待していた40代の主婦は「表面的な話で駄目だった」と不満を口にした。
 東海第2原発に触れないのは、支持団体への配慮からだ。東海村、ひたちなか市、那珂市には原子力関連の労働者が多く、彼らは党の支持組織、連合茨城の一員だからだ。高野氏が「原発推進ではない」と発言したことに「がっかりした」と漏らす組合員もいた。
 一方、自民前職の梶山弘志氏は15日夕、東海村のスーパー前で街頭演説。「他の政党は『脱原発』と簡単に表現するが、本当にそれで皆幸せになれるのか」と呼び掛けると、聞いていた約80人の中から「なれない!」と合いの手。「自民も可能な限り、原発の比率を少なくしていくという方針だ。推進とか反対じゃない。皆で考えよう」と訴えると拍手がわいた。
 東海第2原発の定期検査で村外から訪れる作業員を当てにサービス業を営む有権者は原発維持を望む。村内の旅館経営者の男性(85)は「原発が止まると影響は大きい」と訴える。梶山氏の訴えは「脱原発も分かるが、働く人もいる」と態度を決めかねる村民の心もつかんだ。
 4区の有権者は、将来の原発存続に余地を残す自民候補を選んだ。高野氏陣営幹部は「『原発推進』の自民との差を明確にしたかったが、できなかった」と悔やんだ。東海村の村上達也村長は「原発問題は生活レベルの話ではなく、国のあり方の問題」と指摘、「原発維持は国家優先。脱原発は国民優先。その流れが選挙には反映されない」と嘆いた。=つづく
12月19日朝刊

8394チバQ:2012/12/24(月) 12:17:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000133-mailo-l08
票流:2012衆院選/3 「医師の乱」 候補乱立、元職返り咲き /茨城
毎日新聞 12月20日(木)14時40分配信

 ◇6区の「再乱」は不発
 県内最多の6人が立候補し、注目された6区は、全国で最も早く当選確実の報道がされた。16日午後8時過ぎ、NHKテレビの開票速報が、丹羽雄哉氏の当確を伝えた。約10分後には、民主前職の大泉博子氏が土浦市の事務所で「不徳のいたすところです。支援団体の郵政研、医師会、連合に申し訳ない」と頭を下げた。
 大泉氏は前回選挙で、自民党から大量離党し民主党を支持した「医師の乱」により、丹羽氏に3万票以上の差をつけ初当選した。それから3年4カ月。今回は、医師の乱を主導した原中勝征前日本医師会長が選対本部長に就任し「乱再び」を狙ったが、あっけない幕切れとなった。原中氏の姿はその場になく、大泉氏の敗戦の弁を聞くことはなかった。
 同日夜、県医師連盟幹部は医師の乱を「結局はブーム」と総括した。「前回は後期高齢者医療制度というシングルイシューで一般会員も一生懸命応援したが、今回は全然違う。民主党政権は身内の争いばかりで、会員はしらけていた」と明かした。
 「皆さん、前へお集まりください」。13日夜、つくば市での大泉氏演説会。300人収容の会場に集まったのはわずか100人ほど。陣営は盛り上げるため必死。呼び掛けに応じ2列目に座った60代男性は「連合はだらしがない。投票3日前に動員をかけられないなんて」とこぼした。批判された連合茨城幹部は16日夜、「民主党の地方議員はもともと脆弱(ぜいじゃく)」と民主党のフットワーク不足を指摘した。
 6区は県内で最も人口が多く、半数以上が新住民とされる都市型選挙区。候補6人の乱立で「激戦区」と目されたが、ふたを開ければ丹羽氏が次点候補に2倍以上の差を付け圧勝した。しかし、丹羽氏はそんなに民意を集めていたのだろうか。
 衆院解散までは丹羽、大泉両氏の事実上の一騎打ちとみられ「2人とも力量不足。投票する人がいない」と選挙区内の首長や議員らの間でしきりとささやかれていた。しかし無所属新人の狩野岳也氏が地元を留守にしがちな丹羽氏への批判票をすくい上げる形で自民党に離党届を提出し出馬。比例復活を狙う第三極が次々参戦し、結果的に浮動票は分散した。
 狩野、大泉両氏の今回の得票に維新新人の深沢裕氏の票を足せば、丹羽氏を3万票上回る。丹羽氏は15日夜の打ち上げ後、「本当に勝てるのだろうか。実感はない」と話していた。県内小選挙区中最低の投票率(57・31%)にも助けられ、組織力に物を言わせる丹羽氏の返り咲きを許した。=つづく
12月20日朝刊

8395チバQ:2012/12/24(月) 12:18:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000007-mailo-l08
票流:2012衆院選/4 「自民王国」復活 民主の失政に助けられ /茨城
毎日新聞 12月21日(金)10時34分配信

 ◇新しい風、吹かせるか
 自民は今回、比例復活を含めて1〜7区で立候補した全員が当選した。比例代表の得票数は全市町村でトップ。しかし比例代表の得票率31・0%は、09年と比較して2・6ポイント増加したにすぎない。一方の民主は前回から27・3ポイント減の15・7%と大幅に得票を減らした。自民県連幹部は「民主が弱かっただけ」と総括した。
 復権したかに見える「自民王国」だが、足元は危うい。6区で自民県議から転身し、自民元職の丹羽雄哉氏に対抗する形で出馬した狩野岳也氏に対し、19日の党紀委員会で「処分なし」と結論付けたのだ。
 岡田広会長は、狩野氏が先月離党届を提出した際には受理せず「預かり」とし、「丹羽氏以外を支援したら反党行為」と明言していた。しかし19日には「手続きの勘違い」で、会長の預かりで受理したことになったと説明。記者団に「長期的な考え方での離党受理だ。政治は一寸先は闇」と語った。
 県連幹部は「おとがめなし」の背景を「丹羽氏も高齢だということ」と明かす。表だった支援を受けずに4万5000票を獲得した実績は魅力だ。さらに狩野氏の父は衆参両院議員を務めた故明男氏、母は元参院議員の安氏。有力候補として確保しておきたい思惑が透けて見える。
 こうした玉虫色の決着は、県連の規律が緩んでいることの表れだ。別の県連幹部は「親分がいなくなって、たがが外れた」と警鐘を鳴らす。「親分」とは県議を55年務め、引退した山口武平氏。6区が保守分裂にもつれ込んだことに対しても「親分がいたらこんなことはなかった」と嘆く。
 支持団体も離れ始めている。民主への政権交代前に自民の有力支持団体だったJAグループは今回、衆院選で初めて民主候補を推薦し、県医師連盟も1選挙区を除いて全てで民主候補を推薦した。結果は全敗だったが、JA5連の加倉井豊邦会長は「全く後悔していない。今後も人柄と政治姿勢で決める」と断言。県医師連盟の小松満委員長も「自民支持に戻ることはない」と言い切った。
 「自民党に風が吹いているとは特に感じなかった。民主党に対する失望感と、世代交代してほしい、国政に新しい風を送ってほしいという期待が非常に大きかった」
 5区の自民新人、石川昭政氏は、比例復活で初当選が決まった16日夜、こう語った。自民候補で唯一、業界団体や公明党から推薦を受けなかった。つじ立ちや街頭演説など「どぶ板」に徹した結果だった。
 親分の権威。親の代からの世襲候補。組織選挙。「古い自民党」から脱却し、新しい風を吹かせることができるかどうかが今、問われている。=つづく
12月21日朝刊

8396チバQ:2012/12/24(月) 12:18:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121222-00000030-mailo-l08
票流:2012衆院選/5止 民主大敗の深層 逆風に選挙戦術も迷走 /茨城
毎日新聞 12月22日(土)11時13分配信

 ◇総括と党改革急務
 「申し訳なかったな。党が重荷になったよ」
 20日夕、水戸市の民主党県連。衆院選に立候補した前職6人のうち唯一当選した大畠章宏氏が、落選した福島伸享氏に語り掛け、握手を交わした。大畠氏も当選したとはいえ、得票は05年の郵政解散選挙より約1万3000票も減らした。ともに党への逆風を食らった仲間へのねぎらいの言葉だった。
 民主は今回、小選挙区制導入後最多となった候補30人乱立の影響をまともに受けた。09年と比べ、候補者の得票率は軒並み半減。特に6人が立った6区の大泉博子氏は73・5ポイント減、5人の7区、柳田和己氏が71・8ポイント減らした。投票率が戦後3番目の低さだったことを差し引いても、前回の3割にも届かない得票に終わる大惨敗。比例代表の得票率も27・3ポイント減らし、15・7%。日本維新の会(18・0%)を下回り、第3党に転落した。
 しかし、結果は選挙戦術の迷走ぶりから来るものでもある。逆風を少しでも避けようと各候補者は民主色を薄め、「党より人」と訴えた。特に福島氏は「党のことに触れると有権者から『裏切り者』『うそつき』と批判される。個人の実績を訴えなければ」と強調。選挙カーに党名を掲げず、政策ビラでの呼び掛けも「比例は政党名」と「民主」を明記しない徹底ぶりだった。
 しかし「民主党隠し」は政権交代の実績をアピールする機会を放棄することにもつながる。結果として個人、比例とも票が伸び悩み、県内の民主候補で比例復活はゼロ。福島氏は選挙戦終了後、「党に対する嫌悪感、拒否感の中で、自分個人を売っていくのは非常に厳しい」と総括した。
 20日の常任幹事会では、農相を退く郡司彰参院議員が空席となっていた会長に復帰することと、高野守会長代行、長谷川修平幹事長ら役員の留任が決まった。大惨敗にもかかわらず留任する理由を記者団に問われた長谷川幹事長は「県の我々が一生懸命やってどうこうというレベルではなかった」と述べた。会合では、野田佳彦首相ら党執行部が消費増税を進めて党分裂を招いた「純化路線」への批判が相次いだという。
 来夏の参院選は、民主が県内の比例票で維新に2番手の座を奪われて初めて臨む戦いになる。しかし県連は衆院選大敗の総括を来年2月の定期大会へ先送りした。有権者に見放された現状と一刻も早く向き合わなければ、未来は決して見えてこない。=おわり
   ◇  ◇
 この連載は酒井雅浩、福沢光一、山内真弓、鈴木敬子、杣谷健太が担当しました。
12月22日朝刊

8397チバQ:2012/12/24(月) 12:20:20
>>8283-8284栃木
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000141-mailo-l09
’12衆院選・とちぎ師走の乱:第4部 戦いの後で/上 民、自の立場逆転−−1区 /栃木
毎日新聞 12月19日(水)14時53分配信

 ◇背水の船田氏、油断せず
 「前回(09年)はラブコールを送ったが、来てもらえなかった……」。公示翌日の5日夕、宇都宮市のオリオン通りでの街頭演説で、民主・石森久嗣氏は応援に来た蓮舫・前行政刷新担当相を横に自虐気味に語った。「今回こうして来てもらったということは、かなり厳しいということ」
 政権与党の候補者として最後まで苦しんだ。党への逆風は収まらず、自身も6月の消費増税法案の採決で棄権するなど揺れた。
 態勢を整えたのは解散2日後の11月18日の事務所開きから。議員となって3年3カ月。地元での活動は不十分と感じていた。公示直前には後援会総連合会内で人事を巡る「内紛」があるなど、一枚岩とは言い難かった。
 「船田氏優勢」と報じられ、県連内でも「2倍の差だ」と危機感を募らせた。巻き返しを図り、今月8日の必勝集会には会場に入りきれない支援者を集めたが、結果は船田元氏に4万票以上の差を付けられての大敗。前回に比べ約9万票の減だ。「解散時期はこれでよかったのか。石森さんは厳しい戦いの犠牲になった」。落選が決まった16日夜、谷博之・県連代表がこぼした。
  ◆  ◆ 
 16日、「当確」の一報で船田氏の事務所に「バンザイ」の声がこだましたのは投票終了直後の午後8時過ぎ。「早すぎて動転した」。予測を超える結果に、船田氏も驚きを隠さなかった。
 2回目の落選を経ての今回は背水の陣。それまで当選9回の「政界のプリンス」にとっても、なりふり構う余裕はない。イメージカラーは従来の青から「熱意」の赤へ。「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)というか、忸怩(じくじ)たる思いがあった。本人が言い出してね」と陣営関係者が明かす。
 「優勢」の報道で、陣営はかえって引き締まった。ある幹部は「『これくらい取るんだったら、投票しなくていいだろう』となる。最後まで気は抜かなかった」と振り返る。ミニ集会は250回以上こなした。結果は得票数10万133での10選。低投票率で目標の「11万票以上」はならなかったが、他候補を寄せ付けなかった。
  ◆  ◆ 
 低投票率を嘆いたのはみんな・荒木大樹氏陣営だ。「60%」と予測した1区は53・03%。党として企業や労組などの組織票が計算できないだけに、地元県議らが票の掘り起こしに奔走したが、県民の政治への諦念は思った以上に深刻だった。ある幹部は「反応はよかったが、投票行動に結びつけられなかった」。県内での比例代表の得票数は21万618票と、自民の24万3262票に次いだ。「勝機はなかったわけではない」。視線を来夏の参院選に向けた。【中津成美、岩壁峻】
  ×  × 
 県内5小選挙区で自民が4議席を獲得した衆院選。「保守王国」復活となった戦いを選挙区ごとに振り返る。
12月19日朝刊

8398チバQ:2012/12/24(月) 12:20:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000097-mailo-l09
’12衆院選・とちぎ師走の乱:第4部 戦いの後で/中 複数の衆院議員誕生−−2、3区 /栃木
毎日新聞 12月20日(木)12時31分配信

 ◇連携や切磋琢磨に期待
 ◆2区
 自民の西川公也氏が返り咲いた栃木2区。激戦を反映して、民主・福田昭夫氏と、みんな・柏倉祐司氏も比例で復活当選。4候補のうち3人の衆院議員が誕生した。
 「高揚感のない選挙だった」。西川氏を支援した和田公伸・日光市議が振り返った。政策を丁寧に説明しても、有権者の手応えが鈍い。「政党が多すぎる」「どこに入れていいか分からない」という声を聞かされた。
 民主党が自滅しただけで「しょうがないから自民が支持されただけ。だから次が怖い」とも。多くが棄権した結果の低投票率。小選挙区全体で54・71%は全国ワースト3位だった。「民主不信を通り越して政治不信に達したのでは」
 だが、ある市議は「3人が切磋琢磨(せっさたくま)し地方の問題を今以上に考えてくれれば」と期待する。「冷ややかな勝利」は絶妙な民意を反映したとの指摘もある。
 柏倉氏のお膝元、鹿沼市の佐藤信市長は「それぞれの持ち味を生かしてほしい」と、地方の制度や政策の要望では、党派を超えた協力を働きかける考えだ。
 日光市議会の斎藤敏夫議長も、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)では3人が問題点を指摘しており「日光のためになることは連携して後押ししてほしい」と要望する。
 ◆3区
 「3区の新しい時代の扉が開くことになった」。16日、自民・簗和生氏の比例区復活当選が決まると、選対本部長を務めた三森文徳県議はマイクを握って叫んだ。みんな・渡辺喜美氏が父美智雄氏の地盤を引き継ぎ、親子で半世紀近く培った「牙城」に挑み、小選挙区で3万5000票台の大差で敗れはしたが、そこにくさびを打ち込んだ。
 3年前に渡辺氏が離党して以来、空白区となり、独走を許してきた自民。今回は公募で決定した簗氏をぶつけ、TPP(還太平洋パートナーシップ協定)の「断固反対」を訴えて農業団体に食い込んだ。
 一方、渡辺氏は「生きるか死ぬかの戦い」と背水の陣。小選挙区一本に絞って覚悟を示し、支持者に「地元の渡辺を落としてはならない」との心理を広げ、民主など反自民票も取り込んだ。
 渡辺氏不在の当選報告会では「第三極のリーダーは渡辺喜美しかいない。自民がおごりの政治でダメになった時が出番。渡辺政権目指して頑張ろう」の声が響いた。簗氏陣営は「国政への自民ラインがつながった。次は小選挙区で悲願を果たす」と息上がる。
 対立の激化は必至の情勢だが、ある有権者は「2人の衆院議員がそろった意義は大きい。切磋琢磨して3区の発展に尽くしてほしい」と話した。【浅見茂晴、柴田光二】
12月20日朝刊

8399チバQ:2012/12/24(月) 12:20:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000029-mailo-l09
’12衆院選・とちぎ師走の乱:第4部 戦いの後で/下 民主離党前職の落選−−4、5区 /栃木
毎日新聞 12月21日(金)11時1分配信

 ◇「個人」票失い、浮動票分散
 ◆4区
 「ここまで崩れるとは思わなかった」
 前回の得票数から10万票以上を失い、未来・山岡賢次氏の陣営関係者は衝撃を受けた。公示前から予兆はあった。後援会員に支援を頼んで回ると「前回の選挙以降、一度も顔を見せてくれなかった」と断られたことが2度や3度ではなかった。陣営関係者は「前回勝ちすぎたのかもしれない。国会で忙しいかもしれないが、前はもっと地元に気を使ってくれた」とつぶやいた。
 民主党離党により組合票を失っただけでなく、長年積み上げた個人後援会の「牙城」も崩れた山岡氏。公示直前の新党合流で浮動票の取り込みに望みをかけたが、浸透しなかった。
    ◆   ◆
 選挙戦最終日の15日にJR小山駅前で開かれた大演説会。前回の雪辱を期す自民・佐藤勉氏は「絶対についてこられないくらいの票で当選したい」と声を張り上げた。分刻みでミニ集会を重ね、12日間で約230回。回数の多さが今回にかける思いを表していた。
 佐藤氏に次ぐ得票数を得たみんな・藤岡隆雄氏だが、選対組織がまとまったのは公示の約1週間前。アピールした「若さ」の悪い面も露呈した。県内最多の5人が立候補した4区で、無党派層の票の分散にも泣いた。
 「時間が足りなかった」と悔しさをにじませたのは工藤仁美氏陣営。北海道から国替えした工藤氏の後援会名簿は全くの白紙だった。3万5000枚刷った選挙はがき。送れたのは3万枚に達しなかった。「すべてを出すことすらできなかった」と嘆いた。
 ◆5区
 「消費税増税は将来的には避けて通れないと思う……」。11月28日に佐野市で開かれた公開討論会。民主を離党し、みんなの党入りした富岡芳忠氏にとって、この日は有権者に直接向き合う初めての機会だった。さらに続ける。
 「ただ、厳しいデフレ経済や国民生活を考えれば、身を切る改革が必要であり、総理がそれらを前提条件と約束したので苦渋の決断をした」。民主を離党した理由を切々と訴えた。「約束をほごにされた」
 5区は自民・茂木敏充氏が10万1533票を獲得。富岡氏は3万8626票とはるかに及ばず、前回得票の半分にも届かない惨敗だった。
 公示後は「増税の前にやるべきことがある」と強調した富岡氏。「国政を目指した時から脱官僚政治、脱中央集権が最大のテーマ」と主張の一貫性を訴えたが、「地元の皆さんに理解いただく時間がなかった」と肩を落とした。
 ただ、比例代表の5区の自民獲得票は4万7508票(公明1万8565票)。これに対し、みんなは3万3877票を獲得し、健闘した。
 共産・川上均氏も県内5小選挙区で立候補した共産候補5人の中で唯一1万票台に乗せた。【松本晃、長田舞子、太田穣】
12月21日朝刊

8400チバQ:2012/12/24(月) 12:22:09
>>8285-8286群馬 下の記事アップされてない

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1355844777299_02/news/20121219-OYT8T00073.htm
2012衆院選 検証
【上】王国復活 組織が勝因

選挙応援「自民だからやった」
■2区陣営 県連会長が指揮



選挙戦最終日に、安倍総裁の応援演説を受ける井野氏(15日、JR桐生駅前で)  「市長、県議の皆様ありがとうございました。色々な方に支えられ、勝ち抜くことができました」。2区の自民・井野俊郎氏は16日午後8時過ぎ、当選確実が伝えられると、硬い表情で感謝を伝えた。

 井野氏は最大のライバル・日本維新の会の石関貴史氏に3万5469票の差をつけたが、4か月前には勝利が危ぶまれていた。

 衆院選の候補者となる選挙区支部長に公募で選ばれた井野氏は昨年10月以降、「街頭演説や7万軒のあいさつ回りを行った」というが、一般有権者からの支持の広がりを欠き、危機感が漂った。

 そのため、今年8月に民自公の党首会談で「近いうちに国民の信を問う」ことが合意され、衆院解散が現実味を増すと、同党県連内で井野氏への不満が表面化し、立候補予定者の差し替え論が噴出した。

 勢いがあった地域政党「大阪維新の会」が国政進出を検討しており、前回選で自民公認の笹川尭・元党総務会長を破った民主(当時)の石関氏の、維新合流が間近に迫っていたことも影響した。

 「『民主の石関』と『維新の石関』では意味合いが違ってくる」。須藤昭男・県連幹事長は、石関氏が維新の会に吹く追い風を得て、さらに強力な敵となることに焦りを隠さなかった。

 一部の県連幹部が、知名度のある山本一太参院議員に出馬を打診。県連幹部による2日間の議論の末、2区の陣頭指揮を中曽根弘文県連会長が執る異例の態勢を敷くことで、予定通り井野氏出馬で決着した。

 選挙戦では組織を前面に押し出した。終盤に福田康夫元首相がみどり市へ、投票日前日の15日には安倍総裁が桐生へ入るなど大物が次々に訪れ、党を挙げて井野氏を押し上げた。

 意外な“援護射撃”もあった。民主・桑原功氏の陣営が、離党した石関氏の批判に終始し、「追い風になった」(井野氏の選対幹部)のだ。さらに、維新旋風も下火となり、維新の会の浸透が思うほど進まなかったことも幸いした。

 井野氏の選対幹部は「『井野』ではなくて『自民党の井野』で応援をもらった」と振り返った。別の幹部も「今回は民主のオウンゴールと、自民の組織力の勝利だ」と総括した。

8401チバQ:2012/12/24(月) 12:22:19
■総裁外来 尾身氏支援 1区

 佐田玄一郎氏が他候補を圧倒した1区も事情は変わらなかった。



支援を表明した尾身氏(左)とがっちり握手をする佐田氏(11月23日、前橋市総社町で)  16日午後8時過ぎ、佐田氏の事務所では早々と万歳三唱が行われた。選対役員は一様に安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 「動きが遅い。大丈夫だろうか」

 今夏、1区の党関係者は佐田氏の選挙準備の遅れにやきもきしていた。佐田氏は前回選、尾身幸次元財務相との「コスタリカ方式」で比例単独に回った。個人名を投票する小選挙区選から7年間遠ざかっていて、後援会の再整備が不安視されていた。

 公示日の4日、前橋市内での出陣式。あいさつに立った同党県連の小川せつ子女性部長は「高齢化した後援会は刷新した方がいいと何回も言ったが、ちっとも動かない。危機感がない」と苦言を呈した。課題を解消しきれぬまま選挙戦に突入した。

 しかし、状況は佐田氏有利に動いていた。中選挙区時代にしのぎを削り、佐田氏との関係が必ずしも良好とは言えない尾身氏が、公示2週間前になって「政権奪還のため」と支援を表明した。安倍総裁が直接依頼し、尾身氏を動かしたのだ。

 無党派層の民主党政権への失望も味方した。前橋選対事務局長を務めた狩野浩志県議は「今回は反応がよかった。まるで与党での選挙のようだった」と話した。

 また、5人という立候補者の多さも有利に働いた。票が分散し、当選ラインが下がったからだ。ある自民党県連幹部は「基礎票がある自民に分があった」と振り返った。

■比例選得票数は微増にとどまる

 今回、自民は党組織を挙げての戦いが目立ち、候補者個人への支援の声は必ずしも高まらなかった。佐田氏の選対幹部は「尾身さんの支援は、佐田さん個人へではなく党へのものだ」と苦笑した。ある候補の選対幹部は「候補者がすげ替わってもかまわない。自民党だからやったんだ」と言ってはばからない。

 一方で、県内の比例選得票数を見ると、自民は今回29万6518票で、民主に敗れた前回(34万7040票)の方が多い。得票率を見ても今回は32・72%で、前回(31・73%)をわずか1ポイント上回ったにすぎない。組織戦の限界とも言える。

 当選者が1人の小選挙区制は、中選挙区制に比べ政党を選ぶ意味合いが強い。その中で、いかに「個人ファン」を増やし、党が逆風を受けても耐えられるよう、組織票に個人票を上積みできるか。当選者たちは、与えられた任期の中で政治家個人の真価を高めることが求められている。

(2012年12月18日 読売新聞)

8402チバQ:2012/12/24(月) 12:22:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1355844777299_02/news/20121219-OYT8T00083.htm?from=popin
2012衆院選 検証
【中】民主自壊 大敗の道

県連長期対立 自民票の半分以下


敗戦の弁を述べ、妻(左)とともに支持者らの前で頭を下げる柿沼氏(16日、太田市内の事務所で) 「ダブル以上の(差の)敗北。笑って負けましょう。こんな大差じゃ」

 衆院選投開票日の16日夜。落選した3区の民主党県連会長・柿沼正明氏は、自嘲気味に支援者と握手を交わしたが、目には悔しさで光るものがあった。

 2009年の前回衆院選では、「自民王国」と言われた県内でも小選挙区で3勝するなど、民主党の県関係国会議員は2人から7人に増え、自民党(5人)を一気に上回った。だが今回は一転、1998年の結党後、初めて県関係国会議員がゼロになった。

■機能不全

 今回の敗因を、「迷走を続けた民主党政権への大変な批判の結果」(落選した1区・宮崎岳志氏)と、全国レベルでの党への逆風に求める向きは多い。だが、小選挙区の民主の得票がすべて自民の半分以下という群馬の惨敗ぶりには、「県連が組織として体をなしていなかった」(後藤克己・同党県連幹事長)との指摘も出ている。

 そもそも同党県連は、2006年に政治資金収支報告書の記載漏れなどの不正経理問題で「石関貴史氏や中島政希氏と他のメンバーとの対立が深まり、機能不全の状態が続いた」(角倉邦良県議)経緯がある。


 09年衆院選では、全国的な追い風に乗って勝利を収めたものの、風がやんだ翌10年の参院選では、富岡由紀夫・県連会長(当時)が自民候補に惨敗。その後、意見対立が再び表面化し、会長が空席の事態が今年4月まで1年半以上続いた。

 追い打ちをかけたのが、八ッ場ダムの建設問題や消費税法改正案の採決を巡る混乱だった。県連所属の国会議員はくしの歯が欠けるように減り、解散時には最盛期の半分以下の3人となっていた。

 今年10月には、離党者が相次いだことや体調不良を理由に、桑原功氏が県連会長を辞職。7年ぶりに県連大会を開き、衆院選に向けた新体制をスタートさせた約2か月後には選挙に突入を余儀なくされた。

 柿沼氏の選対本部長を務めた黒沢孝行県議は16日夜、記者団に「県連として『民主党何やっているの』と見られていた」と振り返り、県連組織の自壊を大敗の要因に挙げた。

■2区の擁立公示6日前

 空白区の候補選定も、急場しのぎで行われた。

 党本部は、選挙協力する予定だった国民の生活が第一(当時)の三宅雪子氏の千葉4区への国替えが解散日に決まったことを受け、引退した自民の福田康夫元首相の長男・達夫氏に対抗する「脱世襲」の象徴として、群馬4区への擁立を強く求めた。

 だが人選は進まず、しびれを切らした党本部が4区への落下傘候補を用意している旨を伝えたという。県連は、三宅氏など過去の落下傘候補が離党したり、国替えしたりして地元に根付かなかったことへの「アレルギー」から固辞。三宅氏の秘書だった青木和也氏に白羽の矢を立てたが、もはや準備不足は誰の目にも明らかだった。

 また県連は、9月に民主を離党し、日本維新の会に移った2区の石関氏の対抗馬を擁立するのに躍起で、「かかしでも立てる」(角田義一県連顧問)と執念を見せた。だが、こちらも人選は難航。衆院解散後に引退の意向を示していた桑原氏を担ぎ出したのは公示のわずか6日前だった。

 来夏の参院選に向け、県連の立て直しは急務だ。全国的な逆風の中でも、地元に根を生やした活動で、小選挙区や比例復活で生き残った県連もあるだけに、群馬県連内では「群馬もそういう組織を学ぶ必要がある。逆風でも民主に入った票はある」(選対関係者)との声が出ている。後藤幹事長は、分裂含みだった県連運営を振り返りながら、「労組系と距離を置いていた石関氏らの離党で、連合との距離は近くなった」と、県連再生に向けた結束にわずかな希望を見いだした。

8403チバQ:2012/12/24(月) 12:23:09
■維新得票 民主超す

 県内3候補のうち、1区の上野宏史氏と2区の石関氏が比例で復活当選した日本維新の会。4区に立候補した宮原田綾香氏を含め、県内の小選挙区で計14万1211票を獲得し、民主4候補の10万9871票を上回った。比例北関東ブロックでは、県別の得票率が4県でトップ(20・12%)となるなど、一定の存在感も示した。

 ただ、肝心の政策で各氏の考えの温度差は大きく、今後の県連の運営には不安材料もある。



支持者におわびのあいさつする宮原田氏(16日、高崎市上中居町の事務所で) 維新の会は、原発再稼働について石原代表と橋下代表代行の意見が割れている。読売新聞が衆院選前に行った立候補予定者対象のアンケート調査によると、安全が確認された原発の再稼働について、県内の3氏は、「再開やや賛成」(石関氏)、「再開反対」(宮原田氏)と意見が割れ、上野氏は「どちらともいえず」と姿勢を明確にしなかった。

 八ッ場ダムの建設問題でも3者の姿勢はバラバラだ。

 宮原田氏は八ッ場ダム建設反対を掲げた著書がある。一方、今衆院選で県建設業協会の支持を受けた上野氏は「効果と費用を見れば間違いなくやるべきだ」と明言する。石関氏は民主党時代は八ッ場ダム建設反対の姿勢を示していたが、離党後は「これ以上混乱を長引かせることは良くない。早くやるべきだ」と主張している。

(2012年12月19日 読売新聞)

8404チバQ:2012/12/24(月) 12:24:04
埼玉>>8287-8289
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/feature/saitama1355754917403_02/news/20121217-OYT8T01861.htm
2012・衆院選 審判
上 民主 組織化不足響く

支持者らを前に敗戦の弁を述べる五十嵐文彦氏(16日午後11時1分、狭山市の事務所で) 「小選挙区で5議席、比例復活で3議席の獲得が目標だった。今となっては、願望に過ぎなかったが……」

 衆院選の開票から一夜明けた17日、民主党支援を掲げる労働団体、連合埼玉の幹部は肩を落とした。

 今回、小選挙区で民主が議席を獲得したのは5区の枝野幸男だけだ。1区の武正公一、6区の大島敦はかろうじて比例復活したが、連合埼玉の目標にはほど遠い結果となった。

 逆風と言われた2005年の郵政選挙でも、小選挙区3、比例4の計7議席を得ていただけに、県連内部では「予想以上の厳しさだ。解党的なダメージだ」と動揺が広がっている。

 「出てきたばかりの第3極に完全に票を奪われた」と、9区で落選した五十嵐文彦。だが、惨敗の予兆は、衆院解散・総選挙が現実味を帯びる前からあった。

 参院選では、07年には2議席獲得できたが、10年7月には、1議席しか確保できなかった。11年4月の県議選では、民主は候補25人を立て、現職12人のうち6人が落選。さいたま市議選などでも、現職が相次いで落選した。

 今年7月、消費増税に反対する小宮山泰子と松崎哲久が民主から「国民の生活が第一」(当時)に移った際は、こうした内部分裂を抑えられなかった党のありようへの反発などから、10人以上の地方議員が離党した。

 09年の衆院選では小選挙区で14勝した“民主王国”で起きた地殻変動。県連幹部は「選挙区ごとの支部長を務める衆院議員が、地方議員との信頼関係を十分築けていなかった」と分析する。

 地方議員は国政選挙の際に実働部隊となる重要な存在だが、民主に圧倒的に有利な風が吹いた09年衆院選で当選した同党議員たちには「自力で勝てたという慢心があり、地方議員との関係を軽視していた」(連合関係者)との見方もある。

 4区の神風英男に地盤を譲った知事の上田清司は17日、敗因について「新たな神風ファンを作っていない。(上田の)遺産だけで食っている。自分で態勢を作らなければいけない」と指摘した。

 比例復活した武正や大島は、後援会や地元での活動に力を入れていた。武正は、旅行やパーティーなど、支持者と触れ合う催しを積極的に展開。後援会幹部は「比例復活できたのは20年来築いてきた後援会の力のたまもの」と話す。

 県連代表の山根隆治は、悔しさをにじませた。「民主党への支持層はあるが、組織化されていなかった」

  (敬称略)

(2012年12月18日 読売新聞)

8405チバQ:2012/12/24(月) 12:24:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/feature/saitama1355754917403_02/news/20121218-OYT8T01679.htm
2012・衆院選 審判
中 圧勝自民「次が怖い」


当選後初の会合で、自民党県連幹部と握手を交わす豊田真由子氏(18日午後、さいたま市浦和区で) 「ありがとうございました。これから頑張ります」

 18日午後、さいたま市浦和区の自民党県連。埼玉4区で初当選した自民新人の豊田真由子は、幹部や同僚議員に笑顔で駆け寄り、握手を交わした。

 選挙戦で確かな手応えを感じた、という豊田。選挙カーに乗れば人々が手を振り、ウグイス嬢が「こんなに反応がいいってすごいですよ」と驚く。駅に立てば、「期日前投票で入れてきたよ」と声をかけられた。

 「でも、何でなのかわからない。何ででしょう」。豊田自身が、その余りの好感触の理由をはかりかね、戸惑いも覚えていた。

 2009年の前回選では15小選挙区すべてで議席を失った自民だが、今回は13議席を獲得。小選挙区で敗れた5区、11区も比例で復活当選を決めた。このうち7人が公募で擁立した新人だ。県連会長の新藤義孝は「新生自民の証しだ」と満足げに語る。

 新人の多くは当初、手探りの選挙準備を強いられた。県連幹部は「新人には『自民党の看板は貸すが、あとは自力でやれ』と言っている。15選挙区もあり、後援会作りまで面倒は見られない」と自助努力を求めた。

 「支援者回りをしろと言われても、どうやれば良いのか分からない。党は何も教えてくれない」。そんな新人を、選挙区の県議たちが支えた。選挙戦本番では新人候補に張り付き「ここで手を振って」「今、頭を下げて」と逐一指示したり、支援者へのあいさつ回りに同行したりした。前回の大敗の危機感から「県議団がフル活動した」(新藤)。

 公明の支援も勝因だった。6区で民主の大島敦を198票差で振り切った中根一幸の陣営は、自民県議の島田正一が公明県議の石渡豊に「公明の推薦がないと戦えない。頼む」と頭を下げ、推薦を取り付けた。前回選では公明の推薦なしで戦い、10万票余りの差で大島に負けた。自民関係者は「公明の支援がなければ負けていた」と振り返る。

 だが、決定的だったのは、民主への逆風と、第3極が民主票を奪う“漁夫の利”だったとも言える。自民の得票率は39%で、民主に大敗を喫した前回に比べ3ポイント増に過ぎない。次期衆院選に向け、議員自身が、盤石な後援会組織や地方議員との連携を構築できるかが焦点となる。

 維新や無所属から前自民県議3人が出馬した、分裂選挙区の問題も抱える。来夏の参院選に向け、安穏とはしていられない状況だ。

 新藤は投開票から一夜明けた17日、圧勝を喜ぶより先に、こう口にした。

 「次が怖い」(敬称略)

(2012年12月19日 読売新聞)

8406チバQ:2012/12/24(月) 12:24:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/feature/saitama1355754917403_02/news/20121220-OYT8T00068.htm
2012・衆院選 審判
下 第3極カギは県内組織

第46回衆院選の選挙戦最終日、駅前で支援を呼びかける坂本祐之輔氏。維新は県内では、坂本氏含め2人が比例選で復活当選した(15日、東松山市で)  「比例票が伸びている。復活当選するかもしれない」

 前東松山市長で日本維新の会の坂本祐之輔陣営では、開票日の16日深夜、東松山市の事務所で、スタッフがテレビの開票速報を見ながら、計算機をたたいていた。北関東ブロックの他の維新候補の惜敗率と比べ、復活の可能性を探った。埼玉10区では自民の山口泰明が早々に5選を決めたが、坂本の惜敗率は65・8%。当選への期待をつないだ。

 いったんは比例復活の望みもあきらめかけたが、17日午前1時すぎ、復活の連絡が入ると、事務所は沸き返った。坂本は「ありがとうございます」と礼を述べ、支援者らは抱き合って喜んだ。

 公示直前に結党した維新。小選挙区の議席は獲得できなかったが、北関東ブロックでは、民主より1多い4議席を獲得。うち2議席は埼玉勢が占めた。

 選挙期間中、坂本は毎朝、東武東上線の駅前に立ち、「維新の坂本です」と連呼した。「維新、がんばってください」と声をかける有権者も多く、副市長として坂本を支えた後援会長の御沢洋一は、ほぼ毎日、党本部に大物の応援演説を要請した。

 公示2日後の6日、橋下代表代行は、維新候補がいない12区の熊谷駅前で、街頭演説をぶった。橋下の傍らには、維新推薦を受けたみんなの永沼宏之がいた。「熊谷だけではなく、10区にも来てくれれば、流れは変わった」と御沢。関係者の間では、「小選挙区の候補者がいない熊谷などに来たのは、比例の得票を増やすためでは」との臆測も広がった。

 第3極が受け皿になるには、県組織も必要だ。維新の党本部で埼玉県を担当した大阪市議は、北海道の対応にも忙殺され、県内にあまり入れなかった。「比例で反映された得票を生かしたい」と話し、県組織設置の可能性を示唆する。

 みんなの党も課題は同じだ。衆院選の比例票は前回選より13万票も積み増したが、しっかりした県連組織がなく、県議や市議で作る地方議員団があるだけだ。県議の藤沢慎也は「県連の設置は本部の判断だが、組織を強化し、発信力を高めるべきだ」と話す。

 日本未来の党は、県内では、民主を離れた小宮山泰子1人が比例復活で当選した。小宮山は「国会が始まって党本部の態勢ができてから(県連の)検討をしたい」と言葉少なだ。同じ時期に民主を離れたある地方議員は「今は、政党の体をなしていない」とこぼす。

 明暗を分けた各党。来夏の参院選に向け、戦いは既に始まっている。(敬称略)

(衆院選取材班)

(2012年12月20日 読売新聞)

8407チバQ:2012/12/24(月) 12:25:53
千葉>>8290-8292
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20121219/CK2012121902000133.html
衆院選 ちばの民意(上) 民主なぜ負けた(5区の場合) 無党派票 維新、みんなへ
2012年12月19日

5区のJR新浦安駅前であった野田首相の街頭演説。人は集まったが熱気は、いまひとつだった=2日、浦安市で


 衆院解散直後の先月二十一日、民主党の岡田克也副総理が来県した。千葉5区(浦安市、市川市南部)の主要駅JR本八幡駅前の街頭演説は、多くの市民が足を止めた。だが「約束を守れ」などとヤジも飛んだ。民主前職の村越祐民氏の陣営幹部は「こんなことは初めて」とため息をついた。

 選挙結果も、村越氏は自民党元職の薗浦健太郎氏に三万票余りの差で敗れた。

 共同通信の出口調査でみると、村越氏は民主支持層の88%を固めた。4区の野田佳彦首相の97%には及ばないが、決して低いわけではない。だが、得票は前回の十二万七千五百八十八票から、七万六千票余りも減らした。投票率低下があったとはいえ、大量の目減りは頼みの無党派層をつかめなかったからだ。

 支持政党なしの無党派層で、村越氏に投票したのは出口調査で25%にとどまった。この数字は薗浦氏と全く同じだ。無党派票が同じならば、薗浦氏には推薦を受けた公明党票など一定の組織票が上乗せされ、得票差につながる。

 前回、村越氏の十二万票超を後押しした無党派層は、どこに流れたのか。出口調査では、日本維新の会とみんなの党にそれぞれ、16%ずつが投票したと答え、日本未来の党も8%だった。

 民主の比例代表で復活当選した生方幸夫(6区)、奥野総一郎(9区)、若井康彦(13区)の前職三氏は、無党派層の30〜38%を固めていた。いずれも無党派層の争奪でも、自民の相手候補を上回っていた。

 民主の中には無党派層の獲得が今回、二割を下回った候補もいる。2区の新人樋口博康氏もその一人で17%。民主支持層も72%しか固め切れず、維新新人に次ぐ三位に終わった。出馬が決まったのは十一月末だった。

 同様に、出馬決定が解散後になった7区の新人中沢健氏も、無党派層は11%にとどまり、民主支持層さえ54%しか固められなかった。結果は三位。二人をみると、出遅れも敗北の要因に挙げられそうだ。

      ◇    

 県内でも、小選挙区十一勝二敗の自民大勝で終わった衆院選。民主の十一勝二敗だった前回二〇〇九年とは、正反対の結果になった。県内の民意はどう動いたのだろうか。共同通信出口調査の結果などからひも解く。

◇開票結果(右端の数字は得票率) 5区(7) 
当 81,772 薗浦健太郎 自元<2>35.30
  51,206 村越祐民 民前 22.10
  39,653 木村長人 維新 17.12
  28,707 渡辺耕士 み新 12.39
  14,913 相原史乃 未<前>  6.43
  12,583 浅野史子 共新  5.43
  2,770 赤塚裕彦 無新  1.19

8408チバQ:2012/12/24(月) 12:26:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20121220/CK2012122002000125.html
衆院選 ちばの民意(中) 自民は勝ったのか(6区の場合) 得票率横ばい、敵失自認
2012年12月20日

当選者のポスターにバラを付けて祝う松野会長(左)ら自民県連幹部。笑みはこぼれるが…=千葉市で


 衆院選から一夜明けた十七日、自民党の松野博一県連会長は、県内小選挙区の圧勝について「前回(衆院選)から票は伸びておらず、与党側の自滅と第三極の乱立で票が分散した結果が大きい」と述べ、敵失が主因と自ら認めた。

 3区の議席を奪還した松野氏自身も前回より五千票減らした。6区で返り咲いた自民元職の渡辺博道氏も敗れた前回より二千七百票の減。目減りは投票率低下の影響とばかりいってはいられない。

 6区の出口調査では、自民支持層の85%、公明党の支持層の58%が、渡辺氏に投票したと答えた。渡辺氏が所属政党や推薦を受けた友党の支援を手堅く取り付けていたことがうかがえる。

 ただ、得票率でみると、渡辺氏は前回33%から今回35%にアップしたが、ほぼ横ばいといってもいい。勝利はしたものの、支持に広がりはみられなかったといえる。

 出口調査回答者の二割以上を占めた無党派層でも、渡辺氏に投票したのは24%。比例で復活当選した民主党前職の30%を下回った。

 年代別では、七十歳以上の42%を筆頭に、各世代がまんべんなく渡辺氏に投票した。ただ、四十代の投票先は渡辺氏(24%)と民主前職(24%)、日本維新の会元職(23%)が拮抗(きっこう)した。

 8区でやはり返り咲いた自民元職の桜田義孝氏も、敗れた前回よりも三千票ほど減らしながら、九万三千八百八十二票で議席を奪還した。自民支持層の87%、公明支持層の56%と、それぞれ支持基盤を固めたのも渡辺氏と同じだ。

 渡辺氏と違うのは、無党派層の投票先で、桜田氏が31%と他の候補のうちで、最も割合が高かった点だ。とはいえ、民主前職、日本未来の党とみんなの党の新人二人の計三人に入れたとする回答は合わせれば、倍の61%になる。

 得票率も桜田氏は今回41%で、前回37%からやや上積みしたにすぎない。

 出口調査の分析からみる限り、同じ圧勝でも自民に二〇〇五年の郵政選挙ほどの勢いはなかった。

◇開票結果(右端の数字は得票率)6区(6) 
当 69,689 渡辺博道 自元<5>35.37
《比》 46,331 生方幸夫 民前 23.52
  29,956 遠藤宣彦 維元 15.20
  24,350 鴈野聡 み新 12.36
  13,511 三輪由美 共新  6.85
  13,139 白石純子 未新  6.67

8409チバQ:2012/12/24(月) 12:27:10
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20121222/CK2012122202000097.html
衆院選 ちばの民意(下)埋没した未来(3区の場合) 民主と維新に支持分断
2012年12月22日

落選が決まり支持者にあいさつする岡島一正氏(中)=市原市で


 「第三極の主張が百家争鳴になり、自民党、民主党に対するアンチテーゼになりきれなかった」。日本未来の党前職で県連代表の岡島一正氏は十七日未明、千葉3区(千葉市緑区、市原市)で落選が決まると、支援者三十人を前に深々と頭を下げた。

 岡島氏は民主公認だった前回衆院選で、十一万二千三十五票を得て二期目の当選を果たした。だが、今回は八万票も減らし、得票率も55%から17%に大きく落ち込んだ。

 「卒原発」を掲げた未来の支持層は出口調査で、岡島氏に92%が投票したと答えた。ただ、同じ調査で3区の未来の支持率は7%。3%だった全国の支持率に比べれば高いが、3区では第二党の民主16%、日本維新の会13%の二分の一にとどまる。3区の未来の比例票も一万五千二百五十票で、維新の三万五千四百八十三票とも差がついた。

 無党派層の投票先も、自民前職の33%に対し、岡島氏は23%で、民主新人の20%、維新新人の16%と分け合った。岡島氏が以前所属した民主支持層の投票先は、民主新人に66%(岡島氏は19%)が流れ、得票の落ち込みにつながった。

 岡島氏の得票率17%に維新と民主の両新人の得票率を加えると、50%に達し、前回岡島氏が獲得した55%に近づく。当選した自民前職の得票率44%は前回とほぼ横ばいで、岡島氏の敗北は民主と維新に支持が分断し、埋没したといえそうだ。

 未来は県内小選挙区に十人を擁立したが、岡島氏ら前回も県内から出馬した五人以外の女性候補はいずれも、これまで群馬や近畿など県外で政治活動し、出馬が決まったのは衆院解散前後だった。

 比例代表で未来に投票した人に対し、出口調査で選挙区の投票先を聞いたところ、未来の五人の女性候補に投票した人は4区以外は八割を割り込み、最も低い9区は60%。地域に浸透しきれなかった様子も見て取れる。

 脱原発への意識が高まりながら、なぜ未来は比例復活も県内からできなかったのだろうか。党首力が投票の決め手になったかと尋ねたところ、比例で三人が復活当選した維新支持層の65%が「決め手になった」と答えたのに対し、未来支持層は52%にとどまった数字もある。

  (この企画は堀場達、小川直人、砂上麻子が担当しました)

◆開票結果(右端の数字は得票率) 3区(6)
当 80,710 松野博一 自<前><5>44.24
  31,161 岡島一正 未前 17.08
  30,565 小林隆 維新 16.75
  28,979 青山明日香 民新 15.88
  9,298 石川正 共新  5.09
  1,723 井上由紀子 無新  0.94

8410チバQ:2012/12/24(月) 12:28:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/feature/yokohama1355753132269_02/news/20121217-OYT8T01750.htm
[衆院選] 振り子の衝撃
<上> 実感ない大勝 自民不安


 「国民はわが自民党に最後のチャンスを与えてくれたと考えるべきだ」

 自民党県連幹事長の竹内英明は衆院選の投開票から一夜明けた17日、選挙結果を「最後のチャンス」と表現し、党組織の引き締めや地方組織との連携強化を求める要請文を安倍総裁と石破幹事長に対して送った。

 比例復活も含め、自民党が擁立した17小選挙区の候補者全員が当選という結果は竹内にとっても想定外だった。

 竹内は2007年から幹事長を務め、大敗した09年衆院選も経験した。17日の記者会見では手を大きく左右に揺り動かし、「(大きな振れ幅の)振り子が戻ったというだけのことだ。3年間、みんなで頑張ってきたが、実感と実体のない勝利だ」と語った。

 党本部で開票を見守った甘利明も17日、TBSの番組で感想を求められ、「ちょっと怖い。我々の責任は相当なものだ」と指摘。6区で当選した公明党県本部代表の上田勇は、有権者の反応について、「民主党はダメだという強い気持ちはあったが、自公政権を手放しで支持しているわけではなかった」と振り返った。

 自民党県連内には、巨大な与党の運営に早くも不安が出ている。政府や党のポストで当選回数の順送りや派閥尊重人事を行ったり、公共事業の予算配分を巡って族議員の横行を許したりすれば、「どこかで見た光景に対し、批判が殺到しかねない」(幹部)ためだ。



当選を決め、地元漁業者から届けられたタイを掲げる自民党の小泉進次郎さん(16日夜、横須賀市の事務所で) 小泉進次郎は選挙期間中、「この3年間、民主党はひどかったが、過去の自民党に戻すのは嫌だという人はいっぱいいる。自民党を若返らせなければならない」と繰り返し訴えてきた。

 来夏の参院選では県内の改選数は3から4に増える。各党間ではさや当ても始まっている。最大の焦点は自民党が衆院選の勢いに乗り、候補者を2人出すかどうかだ。竹内は「菅義偉県連会長と早々に相談したい」と検討する考えを示した。

 自民票が2人に分散すれば、当選ラインは下がる。参院選に出馬予定の日本維新の会の参院議員水戸将史は17日、記者会見で「自民党さんはこれだけ勝ったんだから、2議席取りにいきましょう」と求めた。

 自民党県連には、1998年の参院選で2人を擁立し、共倒れになった苦い経験もある。今回の衆院選で返り咲きを果たした候補者の一人は不安を隠さない。「世論の支持は移ろいやすい。これだけ勝っても、半年先の風向きも読めない」

(敬称略)

(2012年12月18日 読売新聞)

8411チバQ:2012/12/24(月) 12:28:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/feature/yokohama1355753132269_02/news/20121219-OYT8T00021.htm
[衆院選] 振り子の衝撃

<中> 民主惨敗、立て直し急務

振り子の衝撃 ?  「大変に厳しいということを通り越したような選挙結果だが、国民の審判を受け止めるしかない」

 民主党県連代表で財務相の城島光力は18日、財務省で開いた閣議後の記者会見で、自らの落選を含め、党が喫した惨敗を淡々とした表情でこう評した。

 金融相の中塚一宏は「政権運営のまずさ、党のガバナンスにあまりにも厳しい国民の判断を頂き、政策の話までなかなかいかなかった」と悔しさをにじませた。



一夜明けて駅頭で決意を話す笠さん(17日午前6時49分、小田急新百合ヶ丘駅で) 民主党県連は今回の衆院選に擁立した17人のうち、15人が落選し、体制立て直しが急務になっている。

 投開票から一夜明けた17日午前6時半過ぎ。川崎市麻生区の小田急新百合ヶ丘駅前に、小選挙区で唯一踏みとどまった笠浩史の姿があった。

 「私どもは少数野党として再出発することになりますが、巨大与党と対峙(たいじ)し、しっかりと政策論争をしていきます」

 凍えるような風が吹く中、笠は何度も頭を下げた。握手を求めてきた通行人の1人から「猛省してください」と声をかけられる場面もあった。

 来夏に迫る参院選は笠と、比例復活した若手の後藤祐一が中心になって乗り切らなければならない。22日に党の新代表が選出されるのに合わせ、県連も新体制の議論をスタートさせる予定だ。

 党内では、14議席を獲得し、大勝した前回とはあまりに対照的な選挙結果に、民意の揺り戻しを期待する向きもある。落選した若手の1人は「自民党はあまりにも勝ちすぎた。安倍新政権が批判を浴びるのは時間の問題で、次の追い風はうちに吹く可能性が高い」と予想する。

 ただ、衆院選の結果を見れば、その見方は楽観的過ぎるかもしれない。民主党候補は今回、計10小選挙区で第3極に競り負け、比例選の得票でも、県内では70万3165票と3位にとどまり、81万2282票の日本維新の会に及ばなかった。

 次の選挙では、振り子は自民党から民主党には向かわず、民主党は簡単には再浮上できない可能性もある。日本維新の会幹部からは「来夏の参院選で民主党候補を落とせば、我々は『第3極』からステップアップだ」との声が上がる。

 民主党県連幹事長の谷田部孝一は危機感を募らせる。「今度はどういう風が吹くかは分からない。次は大丈夫だという楽観的な立て直しはできない」

(敬称略)

(2012年12月19日 読売新聞)

8412チバQ:2012/12/24(月) 12:28:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/feature/yokohama1355753132269_02/news/20121221-OYT8T00083.htm?from=popin
[衆院選] 振り子の衝撃
<下> 雪辱期す第3極に警戒

振り子の衝撃 ?  「我が党はわずか18議席ですが、これまで訴えてきた政策を少しでも実現させるべく全力を挙げます」

 比例復活当選した、みんなの党の青柳陽一郎は17日以降も、毎日午前6時半から駅前で街頭演説を続けてきた。

 青柳は6区で公明党の上田勇と争い、支援する自民党の安倍総裁まで駆けつけるなど自公総力戦の前に最後は敗れた。しかし、第3極の新人候補として善戦、注目を浴びた。

 青柳は今回、自民党に大きく振れた「振り子」の次の動きに注目し、雪辱に燃えている。「業界団体丸抱えの自民党では改革に限界があり、安倍新政権はいずれ支持を失う。その時、我が党が政界再編の起爆剤になり、民意の受け皿になりたい」

 みんなの党は2009年8月の結党宣言に「非自民勢力の結集」「政界再編」を掲げた。今回の選挙でも他党との連携を模索したが、各地で日本維新の会、日本未来の党と競合したことで勢いをそがれた。



当選確実の一報が入り、支持者から花束を受け取る江田さん(右、16日、横浜市青葉区の事務所で)  幹事長の江田憲司は18日の記者会見で「当初は第3極乱立ということもあり、我が党は残念ながら埋没気味だった」と感想を述べた。渡辺代表は19日のテレビ朝日の番組で「(競合は)本当に愚かだった。(自民党にとって)完璧な漁夫の利だ」と嘆いた。

 実際、今回の比例選得票をみると、県内では、みんなの党と維新の会の合計は140万9750票で、自民党を27万票以上も上回った。自民党内では「第3極がもし一本化すれば、民主党以上に厄介だ」(参院幹部)との脅威論が出ている。無党派層への浸透を目指す第3極の票は読みにくい。票の切り崩しなどの選挙対策を立てにくく、結果として圧勝した自民党も対応に苦慮した。

 17区で初当選した自民党の牧島かれんは19日、県庁で当選証書を受け取り、「本当に重いものです」と改めて喜びをかみしめた。

 17区は自民と民主、共産に加え、みんなの党と日本未来の党が出馬する乱戦となり、みんなの党の井上義行が2位に入った。牧島は選挙戦を振り返り、第3極との戦いにくさを強調した。

 「与党で一定の応援団がいる民主党が強いのかなと思っていた。しかし、選挙では誰とどう戦っているのか、手応えがなかった。今後の選挙が、どういう展開になるかも分からない」

 (敬称略)

 (この連載は、黒見周平と藤亮平が担当しました)

(2012年12月20日 読売新聞)

8413チバQ:2012/12/24(月) 12:30:27
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20121222ddlk14070175000c.html
現場から:衆院選、振り返って 相次ぐ新党、直前の国替え…候補者や支援者、混乱 /神奈川
毎日新聞 2012年12月22日 地方版

 野田佳彦首相の唐突な解散表明で始まった衆院選は、県内18の小選挙区で15議席を得た自民・公明の圧勝で終わった。相次ぐ新党誕生に公示直前の候補擁立。異例ずくめの選挙戦を振り返った。【まとめ・高橋直純、山田麻未】

 ◇6人増え83人
 解散時点で県内では72人が出馬表明をしていた。4日の公示までに2人が取りやめ新たに13人が立候補。最終的な候補者数は前回比6人増の83人だった。

 4区は民主議員が11月21日に不出馬表明。急きょ後任候補に決まった荻原隆宏氏=落選=は横浜市議を辞職し、公示直前に鎌倉市に転居した。候補者は身分が不安定と見られたため、新居探しに苦労したという。前回は8区で比例復活当選した山崎誠氏=落選=は民主離党後、「みどりの風」から8区出馬を予定していたが、比例単独に変わり、未来合流で7区に国替えした。

 11区の民主、林公太郎氏=落選=も公認内定は11月13日。前回、比例復活当選した横粂勝仁氏=落選=は「菅直人元首相と戦う」と離党し国替え。林氏は「民主への逆風より前任者への不信がきつかった。後援会名簿もなく引き継げない」。

 横浜市内から出馬を模索していた旧太陽の党の松田学氏は、維新吸収後も処遇が決まらなかった。最終的に比例南関東の単独候補となり、名簿2位と厚遇され当選を果たした。

 地方議員も翻弄(ほんろう)された。川崎市では大阪維新の会の「維新政治塾」に参加した県議が民主を離党し、親しい市議も離党を表明した。18区の樋高剛氏=落選=も民主を離党。公示直前に鹿児島から18区に国替えした網屋信介氏=落選=の応援を巡って市議団内部で対応が割れ、しこりが残った。

 14区で出馬予定だった太田祐介氏=落選=は、みんなの公認を得られず維新候補として13区から出馬。みんなは14区に藤沢市出身の松本雅威氏=落選=を立てたが、「地元に相談なく上の判断で候補を変えた」と離党する相模原市議が出た。

 ◇厳しい有権者
 「日の丸持参で応援しましょう〜♪」。自民の安倍晋三総裁の演説日程は、個人ブログやツイッターで紹介され、11月29日の横浜駅前の演説は多数の日の丸が揺れた。

 外交、防衛の話題が出ると大きな拍手が起こり、「原発反対」のプラカードを持った女性に、複数の男性が「そんなもの掲げるなよ!」と詰め寄る一幕もあった。

 民主幹部には厳しい言葉がぶつけられた。県内主要駅で応援演説を行った野田首相には「ウソつき」「最低だ!」と怒号が飛んだ。長く要人警護を経験した警察官は「首相、総裁クラスの街頭演説で汚いヤジを聞いたのは初めて」と驚いた。

 民主で人気があったのは細野豪志政調会長。10区では横に並んでアピールする城島光力財務相=落選=を指さし「あの人が邪魔で写真撮れない」と言う若い女性がいた。

 一方、全国の投票率は戦後最低で、県内でも前回より8・39ポイント低い59・87%だった。有効投票数が前回の約487万票から約425万票に減る一方、白紙や候補者名以外などを書いた無効票は9万7629票から14万827票に増加した。

8414チバQ:2012/12/24(月) 12:30:46
 ◇個人と党の考え
 各候補者の考え方を読者に伝えるため、毎日新聞はアンケートを実施したが、回収は手間取った。当初スタッフがほとんどいなかった維新の候補は、携帯電話に電話すると「そこまで手が回らない」と悲痛な返事。

 回答内容を分析すると、自民、民主、維新、未来は比較的、候補者個人の考えが書かれていた。その分、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)やエネルギー政策などの主要課題で、党内の意見が一致していないことも浮き彫りになった。

 共産とみんなは、ほとんどの候補者の回答内容が同じだった。みんなのある候補は当初、自分の言葉で回答してきたが、しばらくして他候補と同内容に差し替えてきた。

 ◇低調な投票率、参院選「顔」見せて
 「こんなに政党があって候補者がいるのに投票したい人がいない。どうやって選んだらいいのか」。そんな声をあちこちで聞いた。低調な投票率が示すように、選挙戦が盛り上がったとは言えない。公示ぎりぎりまで構図が変化し続けるという点では躍動感があったとの見方もできるが、むなしさが募っていった。党利党略や候補者の保身が透けて見えたからだ。

 選挙直前にその地域にやってきて、街頭では自身の主張より党名や党首の名前を連呼する。アンケートには、判で押したように党内で同じ答えを載せたり、パンフレットの文言を写すだけだったり。有権者には、候補の顔が見えなかった。

 もちろん、各選挙区で1人しか当選しない小選挙区制では、政党が政権をかけて対決する形になる。国民全体の代表という視点から見れば、所属政党は重要な選択基準になる。

 しかし、直接会って話を聞くと、熱い思いが伝わってくる候補者も多かった。急で短期間だった今回の選挙戦には、候補者自身が歯がゆかっただろう。

 それでも自身の考えをもっと示してほしかった。有権者は政党や政策だけでなく、候補者の人柄、能力を見ている。考えを示した候補者は敗れたとしても次につながるであろう票を獲得していた。

 来夏は参院選がある。各候補者は時間をかけ、じっくり自分の考えを伝えてほしい。【高橋直純、山田麻未】

8415チバQ:2012/12/24(月) 12:31:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000100-mailo-l19
政権復帰:自民は変わったか/上 進んだ候補者若返り 比例票減、「厳しい期待感」 /山梨
毎日新聞 12月19日(水)12時54分配信

 衆院選は自民党が圧勝し、政権に返り咲いた。県内では山梨1区で宮川典子氏が12年ぶりに民主党から議席を奪還。2区の堀内詔子氏、3区の中谷真一氏も比例復活し、3新人が当選を果たして復調した。09年夏の衆院選で有権者から厳しい「ノー」を突き付けられて大敗し、下野した自民党。3年3カ月を経て生まれ変わったのか。山梨の現場から問う。【水脇友輔】
 「新しい自民党を望んだ皆さんの勝利」−−。当選の夜、中谷氏は、甲斐市の事務所で支持者を前に声を張り上げた。選挙区では民主前職の後藤斎氏にわずか172票差に肉薄した。
 09年衆院選で民主党に3議席を独占され、衆参議員ゼロの屈辱を味わった自民党。一挙に3人を国会に輩出した同党県連の皆川巌幹事長は「1勝2敗ではない。(比例も含めて)3勝だ」と手放しで喜んだ。
 派閥政治、族議員、世襲−−。前回の敗北を踏まえ、自民党本部は「党再生会議」を設置して改革を急いだ。県連も候補者の若返りを進めた。宮川氏は33歳、堀内氏は47歳、中谷氏は36歳。女性候補が2人。清新さで「新生自民党」を訴え、3候補とも当選した。
 だが、有権者の動向をみると甘くない現実が浮かび上がる。毎日新聞が投票前に行った世論調査では、「首相にふさわしい人物」は維新の石原慎太郎代表が最も多く、望ましい政権の枠組みも「民主、自民以外」が最多だった。県内投票率は63・67%(前回74・29%)と低迷。自民党の比例代表の得票は11万8000票余りで9党派では最多だが、大敗した09年よりも約1万8000票減らしている。
 「今あるのは厳しい期待感。二度と失敗はできない。よほど気を引き締めないと」。宮川氏は16日、初当選の喜び冷めやらぬ甲府市の事務所で険しい表情を見せた。維新前職の小沢鋭仁氏、民主前職の斎藤勁氏らに大差で勝利したが、得票は5万4930票と陣営目標の7万票には遠かった。山梨の衆院選挙区で初の女性議員となった宮川氏。「有権者は女性ということや年齢も考慮してくれたのでは」と振り返る。
 宮川氏は3年余りの野党生活がもたらした変化を二つ挙げる。1点目は「国民政党の軸を取り戻した」こと。同氏は10年参院選で落選し、地域での集会などを重ねた。「かつての自民党は足を運んで物事に触れることを怠っていた」と指摘する。2点目は若い候補者の台頭だ。自身も県連の公募に応じて候補者になった。「国や地域のために働きたい。そんな志を持つ若い候補を引き上げる態勢ができた」と語る。中谷氏は09年以前の自民党について「政権維持が目的となっていた」と分析。「原点に戻って政策を実現しなければならない。立党精神である日本人の価値観の入った憲法を作り直す」と言う。
 一方、09年衆院選の「政権交代」への熱気を肌で知る自民県議はこう自戒する。「大勝するとおごりが心配。フリーハンドで政権を任されたわけではない。来夏の参院選で民主の轍(てつ)を踏んではいけない」
12月19日朝刊

8416チバQ:2012/12/24(月) 12:32:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000125-mailo-l19
政権復帰:自民は変わったか/中 旧態依然の世襲頼み 2区に2人の自民系議員、内紛の火種残る /山梨
毎日新聞 12月20日(木)13時51分配信

 衆院選公示後の早朝、通勤途中の車が行き交う中央市の幹線道路。山梨2区の自民新人、堀内詔子氏(47)とおそろいのピンクのダウンジャケットに身を包み、手を振る夫光一郎氏(52)の姿があった。光一郎氏は富士急行社長。衆院議員を10期を務めた自民党の重鎮、堀内光雄・元通商産業相(82)の長男だ。
 2区は、無所属元職の長崎幸太郎氏(44)と「堀内家」の激しい争いとなった。
 因縁の対決だった。長崎氏は05年郵政選挙で、郵政造反組の堀内光雄氏への「刺客」として自民党公認で出馬(比例復活当選)。しかし、09年選挙は堀内光雄氏が公認され、長崎氏は無所属で出馬。民主の坂口岳洋氏に敗れ、両氏とも落選した。
 今回の衆院選で、自民党県連は当初、堀内光雄氏の元秘書の山下政樹県議の擁立を決定。しかし、山下氏が出馬を辞退し、急きょ堀内光雄氏の義理の娘である堀内詔子氏の擁立が解散直前に決まった。富士急の創業家である堀内家。堀内光雄氏の祖父、父も衆院議員で、詔子氏で4代目となる。
 自民党は前回09年衆院選の政権公約で引退議員の3親等以内の親族らを同じ選挙区で公認しないと明記。だが選挙後、公募などを条件に世襲容認に転じた。毎日新聞の調査では、今回の衆院選で、自民党の世襲当選者は90人に上り、前回の56人から大幅に増えた。
 堀内氏陣営は「公募も経たので批判は当たらない」と強調する。ただ「公募」への応募は堀内氏のみで事実上の信任手続き。不戦敗を懸念した県連側が「堀内家頼み」で説得し、堀内家側も「混乱の責任を取った」(県議)との見方が強い。
 長崎氏陣営は激しい「反堀内」キャンペーンを張った。選挙区内には「山梨2区は誰のもの?」「世襲政治にNO!」「企業支配にNO!」などと染め抜いたのぼりが林立。長崎氏は「世襲と大企業。強大な壁を崩さねば」と訴え、長崎氏の選対本部長に就いた中村正則県議は「世襲は政党の私物化」と批判した。これに対し、堀内氏陣営は「女性」や「家庭」を前面に出し、世襲批判を必死にかわした。
 結果は長崎氏6万2135票、堀内氏5万5012票。「激戦」の予測もあったが、7000票差が付いた。ある自民県議は、長崎氏が落選後に選挙区内を地道に回ったことなどに加えて「世襲批判が追い打ちをかけた」と指摘し、長崎氏の訴えが有権者に受け入れられたとみる。
 今回の結果は、自民党内に深刻な火種を残した。
 長崎氏は「出自は自民党」などと語り、復党への意欲を隠さない。「いかに仕事で成果を出すか。実績を積み上げれば、党も放っておかない」と長崎氏。「世襲より実力」を強調する。
 一方、選挙区で敗れた堀内氏も比例で復活当選。2区に「自民系議員」が2人いる状態になった。県連の清水武則会長は長崎氏の復党について「あり得ない。党本部からの話でも突っぱねる」と語気を強める。
 来夏の参院選、さらに次期衆院選が控える中、旧態依然の内紛が続けば有権者の信頼は揺らぐことになる。【水脇友輔、小田切敏雄、片平知宏】
12月20日朝刊

8417チバQ:2012/12/24(月) 12:33:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000147-mailo-l19

政権復帰:自民は変わったか/下 県議会2会派、反目続く 参院選へくすぶる懸念 /山梨
毎日新聞 12月21日(金)13時0分配信

 「議席奪還へ挙党一致で戦ってもらいたい」。衆院解散当日の11月16日午前、自民党県連の総合選対本部設置会合。出席者の一人が執行部に求めると、拍手がわいた。皆川巌・県連幹事長は「会派の壁を乗り越え、心を一つに戦うことをお誓いする」と神妙な表情で応じた。ある県議は「ああ答えるしかないよね」と苦笑した。
 衆院選勝利に沸く自民党だが、県連を構成する県議の間には深い亀裂が入ったままだ。県議会には自民系会派が二つある。最大会派「自民党・県民クラブ」と第2会派「創明会」。互いに反目しているが、議会の関係がそのまま県連内に持ち込まれている。
 県連執行部である清水武則会長、皆川幹事長、鈴木幹夫政調会長らは創明会に所属する県議。3氏らは議会運営などを巡って県民クラブを脱退し、今年7月に同会を結成した。議会内の確執は、衆院選候補者の選定作業にも影を落とした。
 県民クラブに所属し、県連副会長だった臼井成夫氏が11月21日、急きょ記者会見を開いた。山梨2区について、党公認の堀内詔子氏ではなく、対立候補の長崎幸太郎氏(無所属)を推すと表明したのだ。長崎氏は05年郵政選挙では党公認の「刺客」として出馬した経緯がある。
 8期のベテラン県議の「反旗」に、清水会長らは県連に臼井氏を呼んで「他候補を利すれば処分も辞さない」と通告。しかし、臼井氏は態度を変えず、小選挙区では長崎氏が当選した。「いつまでもこんな様ではだめだよね」。ある県議は顔を曇らせる。「文句を言うだけ言って、いざ選挙になっても結局協力しない県議もいる」と自嘲気味だ。
 自民党は変わったのか。清水会長は「民主政権の素人政治を見て反省した」と言う。では、県内で延々と続く政争は「玄人政治」なのか。
 12月定例県議会は26日に閉会する予定だ。分裂した会派が連携する動きは見られない。他方、県連は投開票から2日後の今月18日、長崎氏を支援した臼井氏を「党規則などに反した」として除名処分にした。
 自民圧勝で終わった今回の衆院選。来夏には参院選が控える。「県議がしっかり足元を固めないと、またすぐに痛い目に遭う」。選挙に携わった陣営スタッフは懸念する。
 今回選挙で県内では比例復活が相次ぎ、自民新人3氏を含む7氏が当選した。一方、次期衆院選では定数是正策「0増5減」が行われ、県内選挙区は3から2に減少する見通し。生き残りに向けたし烈な争いが予想される。今回は民主の「敵失」に助けられた自民党。足元はいまだ心もとない。【水脇友輔】
12月21日朝刊

8418名無しさん:2012/12/25(火) 16:53:03
寺田は地元でも親父の威光を傘に来た鼻つまみ者になってたから秋田での再起はもう無理だろ

8419えり:2012/12/25(火) 20:01:53
前代未聞

集スト被害者のデモ行進
http://www.youtube.com/watch?v=PlsDG7dTBVo&amp;feature=youtu.be

被害を認識出来なければ、被害にはなりえません。

単なる偶然で不幸の連鎖が起こっていると片付けられるでしょう。

潜在的な被害者が全国にたくさんいます。

8420名無しさん:2012/12/25(火) 21:54:08
http://www.google.com/gwt/x?gl=JP&amp;hl=ja-JP&amp;u=http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/senkyo.htm&amp;client=ms-nttr_docomo_gws_aw-jp&amp;source=sg&amp;q=%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A++%E4%BE%9B%E8%A8%97%E9%87%91%E6%B2%A1%E5%8F%8E

8421名無しさん:2012/12/25(火) 21:57:18

のデータ面白かったんで、チバさんに教えてあげます。無論他のみんなにも。知ってたらゴメン。

8422チバQ:2012/12/25(火) 22:26:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121219/elc12121902100014-n1.htm
風はどう吹いたか(1)極端な振り子、自民も不安
2012.12.19 02:04 (1/3ページ)[静岡県]

事務所外の特設ステージで万歳三唱をする城内実氏=16日、浜松市
 「川田のことをセンセイって呼ぶことになったりしてな」

 選挙戦中盤、自民のベテラン県議は冗談めかして笑ったが、その言葉は現実になった。

 「川田」とは、自民の比例単独候補で県連事務局長の川田隆氏(55)。党本部の指示で公示3日前に立候補を決め、名簿33位に登載。東海4県からの重複立候補者全員のさらに下位だった。

 しかし、開票が始まると、自民の重複立候補者が破竹の勢いで次々と選挙区で当選したため、最後の1議席に滑り込んだ。12日間全く選挙運動をしないまま、本人も周囲も予想しなかった、まさに“棚からぼた餅”の衆院議員の誕生だった。

 ■恵まれた選挙戦

 「こんなに恵まれた選挙は最初で最後。強い後援会組織と党のサポートがあり、関係団体からも数多くの推薦をいただいた」

 3回目ながら、自民党公認としては初めての当選を果たした7区の城内実氏(47)は、選挙戦最終日、しみじみとこう語っていた。

 事務所の壁に貼りめぐらされた推薦状は、前回のざっと3倍の74枚。無所属だった前回や前々回には大きく制限されていたチラシやポスター、政見放送の枠も、格段に増えた。「“選挙道具”が多く、使いこなすのが難しかった」とぜいたくな悩みを打ち明ける余裕さえあった。

 城内氏の後援会組織は、結束力では定評がある。その地盤の上に、自民公認という“ブランド”が加わり、民主候補に3倍以上の大差をつけた。

 ■逆風から一転

 前回は“民主の風”に吹き飛ばされた1区の上川陽子氏(59)にも、今回は順風が吹いた。

 公示日、週末、最終日と選挙期間中3回も静岡市内の公園で大規模集会を開き、そのたびに500人規模で動員。回を重ねるごとに集会は盛り上がり、前回選にはなかった勢いを感じさせた。

 しかし陣営の幹部は「うちは組織、組織、組織。風に乗った票をあてにするやり方はしない」と、自民ならではの組織力の勝利だとして、“風頼み”の戦いではなかったと胸を張った。

 新人も風を受けた。民主の牙城である県東部の6区で、民主のベテラン、渡辺周氏(51)を1万2千票差まで追い詰めた自民の勝俣孝明氏(36)。渡辺陣営は「候補者本人の強さは感じなかった」と、あくまでも自民への追い風と民主への逆風が苦戦の原因だと分析していた。

 ■勝者の戸惑い

 前回選で川田氏と同様にまったく選挙活動をしないまま議席を獲得した議員がいる。民主(当時)の比例単独候補として名簿登載された小林正枝氏(41)だ。今回は日本未来の党公認で選挙区から出馬、惜敗率15%の惨敗に終わった。

 自民県連の杉山盛雄幹事長は選挙結果が確定した17日朝、こう述べた。

 「今回は支持をいただいたが、一人一人がしっかりしないと、次回の選挙でまた自民党は駄目だということになる」

 小選挙区制の下であまりに極端に揺れ動く民意の振り子。その言葉からは、勝者のはずの自民が抱く、強い戸惑いと不安が伝わってきた。

                   ◇

 1選挙区から1人の議員を選ぶ小選挙区制には、得票数の差以上に結果が偏る特性があり、世相や時代の雰囲気に左右されやすいといわれる。前々回は自民への小泉旋風、前回は政権交代の風が吹いた衆院選。そして今回は、どんな風が吹いたのか。師走の寒風下に繰り広げられた、熱い戦いを振り返る。

8423チバQ:2012/12/25(火) 22:27:40
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121221/elc12122102010000-n1.htm
【衆院選2012 静岡】
風はどう吹いたか(2)
2012.12.21 02:01 [静岡県]
 ■民主、大惨敗に屋台骨失う

 「まさか、ここまで迫られるとは…」

 16日午後11時半過ぎ。6区から出馬した民主党前職、渡辺周氏(51)の事務所にようやく当確の一報が入ったとき、支持者たちは一様にこわばった表情を浮かべた。

 渡辺氏は衆院議員16年の大ベテランで、6区は“鉄壁の地盤”のはずだった。それが、自民党新人の勝俣孝明氏(36)に1万2千票まで肉薄された。まさに薄氷の勝利だった。

 結果判明後も渡辺氏に笑顔はなく、恒例の万歳三唱もなし。口から出たのは、「全国的にも歴史的な大敗。原因は、与党として成果を出せなかったことだ」と、まるで敗者のような弁明だった。

 民主県連では公示前に、選挙区で7勝1敗だった前回から一転して、「4勝4敗なら…」と弱気なそろばんをはじいていた。しかし、結果は2勝6敗の大惨敗に終わった。

 県連の岡本護・選挙対策委員長は、「逆風なんてものじゃない。台風だ」と、苦虫をかみつぶしたような顔でつぶやいた。

 ■予想以上の逆風

 渡辺氏を最後まで苦しめたのは、陣営の危機感の欠如と、民主への予想以上の逆風だった。

 解散直前まで防衛副大臣を務めていたため、地元入りの回数は減り、有権者と接する機会も減った。公示直後から準備不足を訴えて組織引き締めを図ったが、「いくら危機感を訴えても『周さんは大丈夫』と思い込んでいる人が多く、末端まで浸透しなかった」(選対幹部)。

 それでも陣営は、苦戦の原因は準備不足や渡辺氏への批判ではなく、「自民への追い風の強さと、民主への逆風。渡辺はいいが民主はダメという声が多く、風当たりは半端ではなかった」と分析。県連の岡本委員長も「党そのものを背負っていたので、逆風をもろに受けた」とかばった。

 ■ゼロから出直し

 「牧野氏がわずか数人の聴衆に向かって演説していた」

 選挙戦中盤。党の統括副幹事長や経済産業副大臣を務めたベテランで、県連会長でもある牧野聖修氏(67)について、そんな噂が何度もささやかれた。持ち前の「人なつっこい笑顔」を武器に街の隅々まで回る“どぶ板選挙”を展開した牧野氏だが、有権者の反応は予想以上に冷ややかで、自民党元職の上川陽子氏(59)に終始リードされたまま敗北した。

 選挙後、牧野氏は目を赤くして「3年前の大きな期待を裏切った。逆風に始まり逆風に終わる厳しい選挙だった」と、振り返った。

 惨敗ショックに茫然(ぼうぜん)自失の県連。岡本委員長は「全くゼロから出直しをしないと、支持は得られない」として、国会議員が県連会長に就任する慣例の見直しを含め、抜本的な党立て直しを行う考えを示した。

 民主党は今、“台風”に屋台骨まで吹き飛ばされ、大きな岐路に立たされている。

8424チバQ:2012/12/25(火) 22:28:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121222/elc12122202010002-n1.htm
【衆院選2012 静岡】
風はどう吹いたか(3)「維新」の名前生かせず
2012.12.22 02:00 [静岡県]
 選挙戦唯一の日曜日だった9日、静岡市葵区の青葉公園周辺で、「橋下徹 東国原」と大書された手作りのプラカードを掲げた若者が声を張り上げていた。

 「橋下さんと東国原さんの演説が始まりまーす」

 「橋下効果」はすさまじく、気温6度の寒空のもと、ざっと見て1500人、主催者側の発表では2千人以上が集まった。

 ■候補者名はなし

 日本維新の会の橋下徹代表代行と東国原英夫氏が来た目的は、1区の維新候補、尾崎剛司氏(36)らの応援だった。しかし、プラカードにも、呼び込みの声にも尾崎氏の名前はなかった。

 両氏の演説終了後、維新の関係者は「いやあ、思ったよりも人が集まった」とご満悦だったが、記者団に「この勢いをどうやって尾崎氏自身の得票につなげるのか」と突っ込まれると、絶句。「そう、それが大事ですよね」と口ごもった。

 橋下氏と東国原氏のネームバリューに寄りかかった戦術は、尾崎氏の存在を希薄にし、結果はあえなく落選に終わってしまう。

 静岡維新の会の柏木健代表も「あの勢いを尾崎氏の票につなげられなかった」と、敗因を分析した。

 ■「浜岡廃炉」一筋

 維新で県内ではただ一人、比例で復活当選を果たした鈴木望氏(63)は、元磐田市長で元原発県民投票運動の主導者という経歴の持ち主だ。

 浜岡原発を抱える3区で、主張を「原発廃炉」一本にしぼった鈴木氏の運動には、全国的に大きな注目が集まっていた。

 しかし、選挙戦に突入すると、「一部地域では浜岡廃炉は堂々と主張しにくい雰囲気だった」と鈴木氏はいう。

 原発のおひざ元では、立場によって原発への見解はまるで違う。廃炉の主張は、浜岡原発が立地する御前崎市では困惑されることが多く、むしろ、10キロ程度離れた掛川市や袋井市で受けいれられたという。

 ■党の主張と矛盾

 もう一つ鈴木陣営を悩ませたのは、鈴木氏の主張が維新のものと矛盾しているという点だった。

 元来、鈴木氏の主張と、原発への立場を明確にしていない維新の方針とは合致しない。それでも、「浜岡廃炉」一本では戦えないと感じた鈴木陣営は、東国原氏や橋下氏と合同演説を行い、維新の看板や橋下、石原(慎太郎前都知事)両氏のブランド力に頼る作戦に出た。

 鈴木氏自身も選挙戦中盤以降は、「浜岡原発があることによって他産業の工場が立地しにくくなり、産業振興に影響している」と、当初の浜岡廃炉の主張をアレンジして訴えるなど、軟着陸を図った。

 選挙前は注目を集めた第三極だが、ふたを開けてみれば選挙区での当選はゼロであり、比例復活を果たしたのはみんなの党の小池政就氏(38)と鈴木氏のみ。

 期待された第三極への追い風もなく、反原発の争点化も不発に終わった中、尾崎氏と鈴木氏の明暗を分けたのは、元々の知名度の差でしかなかった。

8425チバQ:2012/12/25(火) 22:29:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121225/elc12122502000001-n1.htm
【衆院選2012 静岡】
風はどう吹いたか(4)
2012.12.25 02:00 [静岡県]
 ■知事選・参院選への影響必至

 衆院選直後の19日、浜松市内のホテルで、盛大なパーティーが開かれた。

 パーティーの名は「川勝平太氏の出版を祝う会」。川勝平太知事が、初めて開いた政治資金パーティーだった。

 「4年、8年と言わず理想の県をつくるまで、370万県民を引っ張っていってほしい」。宴席ではスズキの鈴木修会長兼社長から、知事の再登板を期待するメッセージが代読された。この“ラブコール”にどう応えるか注目された川勝知事だが、結局この日も来夏の知事選への出馬宣言はなかった。

 もっとも鈴木会長のメッセージには、「(知事への評価は)100%ではなく50%くらい」とも記されており、破天荒な学者知事に対する財界人の複雑な心境の一端をうかがわせた。

 ■自・民ともに自信

 衆院選が終わり、県政界ではにわかに来夏の知事選に向けた各党の思惑が表面化している。

 「自民が誰を出そうとしているのか知らないが、川勝氏に勝てる人はそうそういない」。民主のベテラン県議は自身満々だった。3年半前の知事選で、公示直前に大学学長だった川勝氏を引っ張り出した一人だ。

 川勝氏擁立にあたって、当時の自民県議の一部を巻き込むことに成功したとあって、「川勝知事は自民の政策と相いれない人ではない。最終的には自民は乗ってくるだろう」と、「川勝知事への自・民相乗り」を予言した。

 秋波を送られた格好の自民だが、衆院選大勝を受けて自民県連の杉山盛雄幹事長は、「川勝知事は『民主党の知事』と認識している」とにべもない。「自民として候補者選定を急ぐ。党本部もそういう意向で、自民党を挙げて静岡の知事を取り戻す」と、対抗心をむき出しにして独自候補擁立を宣言した。

 別の自民のベテラン県議も「人材はいる。隠し球もある」と、こちらも自信たっぷりだった。

 ■2人擁立の誘惑

 当然ながら、衆院選の結果は、来夏の参院選にも大きな影響を与える。

 静岡選挙区は長年、自民と民主が議席を分け合っているが、勢いに乗る自民県連は「党本部からは、もう1人擁立を、という要望が来るだろう」(杉山幹事長)と、2議席独占を目指して動き出した。

 一方の民主には3年前の前回参院選での苦い経験がある。候補者を1人に絞って手堅い勝利を狙った民主県連に対し、政権交代直後で上げ潮ムードだった党本部が2人目擁立を強行。両者の間に深い溝ができた。

 結果は自民と民主がそれぞれ1議席のままで、民主の一人芝居に終わったのだが、直近の衆院選で大勝した余勢を駆って2議席独占を狙いたいのは、今の自民も全く同じ。前回の民主の二の舞を、今度は自民が演じないとはかぎらない。

 自民の大勝と民主の惨敗、それに伴う政権交代で、県内の政界地図は大きく塗り変わった。知事選は無風、参院選は自民と民主の指定席−師走の政権交代を受けた真夏の決戦が、そんな分かりやすい構図で収まりそうもないことは確かだ。=おわり

                   ◇

 (この企画は田中万紀、大坪玲央、広池慶一、飯田耕司が担当しました)

8426チバQ:2012/12/25(火) 23:21:50
>>6052更新
高齢代議士リスト
(1942年以上=2012年に70歳を記載)
石原慎太郎1932年09月30日東京比例
保利耕輔1934年09月23日佐賀県3区 当選回数12回
亀井静香1936年11月01日広島県6区 当選回数12回 
伊吹文明1938年01月09日京都府1区 
二階俊博1939年02月17日和歌山3区 
保岡興治1939年05月11日鹿児島1区 当選回数12回
平沼赳夫1939年08月03日岡山県3区 当選回数11回 
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数11回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区(比例復活)
宮路和明1940年11月29日鹿児島県3区(比例復活)
横路孝弘1941年01月3日北海道1区(比例復活)当選回数11回
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数11回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 14回
泉原保二1941年10月06日四国比例下位
土屋正忠1942年01月13日東京都18区
園田博之1942年02月19日熊本県4区
高村正彦1942年03月15日山口県1区 当選回数11回
上杉光弘1942年04月12日中国比例下位
小沢一郎1942年05月24日岩手県4区 当選15回
河村建夫1942年11月10日山口県3区
金子一義1942年12月20日岐阜県4区
西川公也1942年12月26日栃木県2区

参考)
中村喜四郎1949年4月10日当選回数12回
鳩山邦夫1948年9月13日当選回数 12回
菅直人 1946年10月10日当選回数 11回

8427名無しさん:2012/12/27(木) 17:57:05
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012122701001264.html
鳩山邦夫氏が自民党復党 党紀委員会了承

 自民党は27日の党紀委員会で、鳩山邦夫元総務相(衆院福岡6区)の復党を了承した。復党は28日付。

 鳩山氏は自民党が野党だった2010年3月、当時の執行部を批判して離党したが、昨年12月に復党願を提出。先の衆院選では自民党推薦の無所属で当選し、安倍晋三首相(党総裁)に早期復党を求めていた。

2012/12/27 17:09 【共同通信】

8428名無しさん:2012/12/28(金) 19:48:00
>>8427

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121228-OYT1T01101.htm?from=ylist
自民党、鳩山邦夫氏の衆院会派入会届を提出

 衆院の会派「日本未来の党」は28日、阿部知子、亀井静香両氏の会派離脱届を衆院事務局に提出した。

 会派「自民党」も、同日付で復党した鳩山邦夫氏の入会届を衆院事務局に提出した。衆院の新勢力分野は次の通り。

 自民党294▽民主党・無所属クラブ56▽日本維新の会54▽公明党31▽みんなの党18▽共産党8▽日本未来の党7▽社民党・市民連合2▽無所属10

(2012年12月28日19時27分 読売新聞)

8429チバQ:2012/12/28(金) 22:16:25
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012122890170655.html
関市「民意の縮図」また証明 
2012年12月28日 17時06分

 2009年までの過去3回の衆院選比例代表の政党別得票率で、本紙が中部6県の全111市を調べた結果、全国の数値に最も近かった岐阜県関市。政党乱立で対決構図が変わった今回の衆院選でも、全国に近い傾向を示した。「民意の縮図」ぶりをあらためて証明した関市内で、動きだした安倍政権への期待を聞いた。

 今回の比例代表の得票率は、自民党が全国27・6%、関市28・8%。民主党は全国16・0%に対し、関市は16・8%だった。過去三回に続き、いずれも0〜1ポイント台の小差で、二大政党の得票率は全国に極めて近かった。

 今回、全国で20・4%と二位に躍進した日本維新の会は、関市でも17・2%と民主を上回った。日本未来の党は全国5・7%に対し、関市は7・4%。全国より維新が低く、未来が高くなった背景には、関市の入る岐阜3区で未来が候補者を立て、比例票も流れたためとみられる。

 その他の中小政党でも、全国と関市の差は最大1・3ポイント。みんなの党と共産党ではほぼ一致した。

 尾関健治・関市長(40)は「今回、得票率がどうなるかと気になっていたが、やっぱり関市民はバランスが取れているんですね」と納得の様子。新政権に対して「公共事業を進めてもらうのはありがたいが、赤字が膨らむ国民健康保険など社会保障の議論も進めてほしい」と望む。

 関の刃物は欧米でも需要があり、岐阜県関刃物産業連合会の山藤茂事務局長(64)は「今の円安傾向を持続させてほしい」と期待。関青年会議所の宮部英門(ひでゆき)理事長(38)は「市内で自民への期待が高まっている雰囲気は特にないが、景気を良くしてもらえれば」と語った。

(中日新聞)

8430チバQ:2012/12/28(金) 22:33:13
http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW1212260700003.html
2012年12月26日06時29分

資質より擁立ありき 各党ドタバタ
 

 ●「空白区」回避へ


 今回の衆院選では、民主、自民両党に加え、第三極の新党も候補者擁立でドタバタ劇を繰り広げた。空白区をつくらないことを「公党の責任」と強調したが、国会議員になるにふさわしい資質を本当に見極めたのか――。選考過程を見る限り、不安になる。


本文)解散後の候補擁立、自民は「未知数」、民主は「身内」


 「もう、不戦敗だろ」


 解散の前日、自民党福島3区支部の有力市議が嘆いた。


 強固な支持基盤をもつ民主党の玄葉光一郎氏。自民は過去2回、選挙が迫ってから地元とは縁のない「落下傘候補」を立て、大敗を喫した。解散後、自民県連が期待した中島村出身の柏市議(千葉県)も結局、辞退を伝えてきた。


 「政権奪還を目指す党として、空白区は作れない」と焦る県連。そこに、「誰もいないのなら」と名乗りを上げたのが、菅野佐智子氏だった。


 「田村市で塾を経営し、政治のことを真剣に考えてきた人」。その程度の情報だけで県連は飛びついた。


 県連会長の岩城光英参院議員らが会見して擁立を発表したのは、11月20日。司会者が名前を間違える、あわただしい会見を終えると、県連幹部らは安堵(あんど)の表情を浮かべ、「民主は決まったんかい?」。


   ◇


 民主も空白区対策に苦しんだ。消費増税法案に反発して、1区の石原洋三郎、2区の太田和美両氏が離党したのが7月。選考を一任された県連代表の増子輝彦参院議員は「お盆明けには結論を出せる」と自信を示していた。


 1区は南相馬市の農業関係者、2区は郡山市の若手弁護士らに打診したが、民主への逆風もあってことごとく失敗。比例区選出の前職にも、固辞された。


 11月下旬になっても、1、2区の候補者が決まらない。「与党になってから若手を育ててこなかったから、こんなことになった」。支持団体の連合福島幹部はいらだちを隠さなかった。


 結局、1区は玄葉氏の元秘書、2区は増子氏の秘書と、「身内」を担ぎ出し、不戦敗だけはしのいだ。「最初から立てていれば、『身内』でも違ったかもしれないが、土壇場になってからでは……」。連合幹部は投票前から突き放していた。


   ◇


 菅野氏は3区で、4万8796票を獲得。当選した玄葉氏に対する惜敗率は45.3%だった。比例東北ブロックで自民党が5議席を勝ち取り、名簿に並ぶ他候補が小選挙区で次々と当選して勝ち抜け、議席が回ってきた。一方、大逆風を受けた民主党の2人は惨敗した。


 「不戦敗阻止」の党のメンツだけを印象づけた候補擁立劇。菅野氏の選挙を支えてきた先崎温容(よしなか)県議(田村市・田村郡)にいま、国会議員誕生の高揚感はない。


 「圧勝した党本部も県連も浮かれてなんかおれない。復興に尽くす、とは簡単なことではない。国会議員の資質が今、問われている」と引き締める。菅野氏には、こう注文をつけた。


 「地元選出議員として、批判や非難も受け止め、足でかせぎ、汗をかいて県民の声を国政に届けられるかが問われる」(西村隆次、小沢邦男)

8431名無しさん:2012/12/30(日) 14:56:26

【調査】「落選させたかった議員」1位は菅直人氏-J-CASTニュース

実は落選させたかった政治家は誰ですか?――先の衆院選後にJ-CASTニュースがネットアンケートを募ったところ、
3日も経たないうちに1万票超の参加があった。12月29日(2012年)朝現在、1位は28%の菅直人氏で、2位以下を引き離している。

 衆院選の投開票翌日の2012年12月17日、J-CASTニュースは、「1人1票のワンクリック投票」で、
「実は落選させたかった政治家は誰ですか?」のアンケートを始めた。

■3位は辻元氏
 選択肢には、当選した衆院議員の中から、菅直人元首相ら何かと注目を集めた14人を編集部の独断で選び、
「その他」を加えた計15項目(下記メモ参照)を並べた。

 ほかに、当時の首相、野田佳彦氏、選挙直前に「日本未来の党」結成に動いた
小沢一郎氏らを挙げた。「日本維新の会」の石原慎太郎代表や、
「小沢ガールズ」で唯一人当選(未来の党で比例復活)した青木愛氏の名前も入れた。

 アンケート開始から3日も経たない12月20日朝には参加が1万票を超えた。29日朝時点(2万100票超)で、
1位は菅氏(28.2%)で、2位の小沢氏(21.5%)を7ポイント近くリードしている。3位は辻元氏(10%)。
この順位傾向は、開始ほどなくから変わらず続いている。ほかには例えば、石原慎太郎氏7.1%(4位)、
東国原英夫氏が7.0%(5位)など。

 1位と2位を占める菅氏と小沢氏といえば、民主党から立候補断念に追い込まれた鳩山由紀夫氏とともに、
かつて「トロイカ体制」を組んだ顔ぶれだ。政権を託してみたものの「ダメだった民主党」のある意味象徴的な存在だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121229-00000006-jct-soci

8432名無しさん:2012/12/30(日) 15:00:28
>>8431
がんばったのに
ひどいなぁー
http://pbs.twimg.com/media/A9k2HIkCQAA9erA.jpg

8433名無しさん:2013/01/03(木) 22:13:20
.

8434名無しさん:2013/01/04(金) 08:41:59
未来世紀ジパング

8435名無しさん:2013/01/04(金) 11:26:10
‘可愛すぎる!!’と話題のSOD女子社員最新作!!
http://yorutomo1.blog77.fc2.com/blog-entry-2034.html

8436チバQ:2013/01/06(日) 21:32:08
日刊ゲンダイだけど
http://gendai.net/articles/view/syakai/140287
【2012年 あれからどうなった? 事件な現場と話題な人たち】12・16 落選者の凍える新年
【政治・経済】
2012年12月30日 掲載
<仙谷由人>

 うつろな目で完敗のおわびを繰り返した民主党の仙谷由人(66・徳島1区)。進退については「選挙結果を分析し、よく考えたい」と茫然自失だった。

 地元の秘書は「3カ月くらいは白紙です。年末年始はお世話になったところに挨拶回りをします」と言うが、年齢を考えても、このまま引退となる可能性が高い。自民は選挙前から「0増5減」の定数削減を主張していて、徳島は削減対象になっているからなおさらだ。

<田中美絵子>

 女刺客となった民主党の田中美絵子(37・東京15区)。落選後、AV出演を依頼されたとか、キャスター転身をTV関係者に打診したとかウワサされるが、次も同じ選挙区で出馬する気だ。
「選挙用ではない正式な事務所を探したいと言っていました。既に選挙区の江東区に住まいを移しています」(関係者)

<横粂勝仁>

 孤独な無所属で菅直人に挑んだ横粂勝仁(31・東京18区)も、再挑戦を決めたという。1000万円に膨らんだ借金の返済が当面の課題だが、弁護士資格を使うのではなく、文化人活動で稼ぐつもりだ。
「芸能事務所と契約を結びました。タレントではなく、政治を経験した『文化人』枠です。メディアから声を掛けていただけたら、いろいろと発言していきたい。現役時代に断っていたクイズ番組にも興味はあります」(横粂本人)

<福田衣里子>

 普通の女の子に戻った日本未来の党の福田衣里子(32・比例近畿)は、既に旦那のいる大阪に引っ越し、「次は白紙」とのこと。

 講演活動に力を入れるという。

<磯谷香代子>

 09年に比例でタナボタ当選し、「フリーター議員」「女・杉村タイゾー」と呼ばれた民主党の磯谷香代子(47・愛知14区)は引退宣言。
「愛知に戻って、仕事を探します。スーパーの『イオン』でレジ打ちのバイトでもやろうかなあ。岡田さん(克也)に雇ってくれないか頼もう!」(磯谷本人)

 無職で迎える新年は、寒さが一層こたえそうだ。

8437名無しさん:2013/01/11(金) 16:35:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130111/stt13011114560002-n1.htm
衆院選落選の民主・仲野博子氏が政界引退表明 北海道7区
2013.1.11 14:54

 衆院議員を3期務め、昨年の衆院選北海道7区で落選した民主党の仲野博子氏(53)が11日、釧路市で記者会見し、政界からの引退を表明した。

 仲野氏は青森県横浜町出身。北海道根室市で市議を務めた後、2003年の衆院選で初当選。11年には農水政務官に就いた。昨年の衆院選では自民党現職らと争い敗れた。

8438名無しさん:2013/01/12(土) 01:59:28
.

8439チバQ:2013/01/15(火) 01:13:17
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130114/stt13011418000004-n1.htm
【高木桂一の『ここだけ』の話】
たった24日で国会議員になった男
2013.1.14 18:00 (1/4ページ)[衆院選]

羽田孜元首相の後継として後援会「千曲会」の立候補要請を受け、記者団の取材に応じる寺島義幸氏=平成24年11月21日、長野県庁(太田浩信撮影)
 この世には、どれだけ国会議員になりたいと長年頑張っても、なれない人がいれば、もともと国会議員になりたい気持ちがなかったのに、あっさりなってしまう人もいる。自民党の圧勝に終わった昨年暮れの衆院選で、壊滅的敗北を喫した民主党で新人候補53人のうち唯一当選した寺島義幸衆院議員(59)=長野3区=は後者の方だ。まさに青天の霹靂(へきれき)で出馬が決まってから当選するまで24日間。人間万事塞翁(さいおう)が馬とはいえ、選挙とは時に“弾み”で人の運命をガラリと変えてしまうものなのだ。


超短期決戦


 寺島氏は衆院解散で政界を引退した羽田孜元首相(77)の後継者として出馬し、みんなの党新人の井出庸生氏、自民党新人の木内均氏らに競り勝った。寺島氏にとっては、息つく暇もないほどの「超短期決戦」だった。

 羽田元首相が平成22年9月、次期衆院選に出馬せず政界を引退する意向を表明した後、羽田氏の後援会「千曲会」は、元首相の後継者として、長男で民主党参院議員の雄一郎前国土交通相(45)=参院長野県区=を擁立することを既定路線として準備を進めた。雄一郎氏も参院からの鞍替え出馬する腹を固めていた。

 これは表向き、現職国会議員の親族が同一選挙区から立候補することを禁止する民主党の「世襲制限」の内規に抵触するものだった。しかし羽田氏サイドは、参院当選3回に加え、閣僚も経験した雄一郎氏は、自民党の世襲候補で定番となっている「国会議員としての経験、実績もなく、単に地盤を引き継いで出馬する世襲候補者」とは根本的に異なるとして鞍替え出馬の正当性を主張し、党側と綱引きを繰り広げてきた。


土壇場で「本命」撤退


 そこで野田佳彦前首相は昨年11月16日の衆院解散後、「『脱世襲』の方針を貫く」と宣言した。野田氏には自民党との違いを鮮明にする狙いがあった。

 それでも雄一郎氏は一時、無所属でも出馬する道を模索したが、最終的に苦渋の決断で「脱世襲」を受け入れた。雄一郎氏が参院からの鞍替え出馬「断念」の記者会見を参院議員会館で開いたのは、同月20日のことだった。

 長野3区をめぐる元首相の後継レースは、当初から地元で本命視されていた雄一郎氏が土壇場で撤退したため、振り出しに戻った。後継を確定すべき12月4日の公示まで残された時間は約2週間だった。

 すぐさま後継候補は元首相の後援会「千曲会」の主導で、元首相の公設秘書で首相秘書官も務めた北沢英男氏、長野県長和町長の羽田健一郎氏、元首相の秘書経験のある長野県議の寺島氏ーの3人に絞られた。だが決定までは電光石火だった。


「死ぬ気で頑張ってくれ!」


 関係者によると、羽田長和町長は町長を辞めれば町民に迷惑をかけるため固辞し、北沢氏も健康問題を理由に出馬を断った。このため瞬く間に寺島氏一本に絞られた。打ち明けるのは元首相周辺だ。

 「雄一郎氏の鞍替え断念の記者会見の最中、長野県佐久市内で北沢氏が羽田元首相の名代として寺島氏と会い『一緒に戦おう』と説得した。そこで寺島氏も腹を固めた」(元首相)

 これを受け「千曲会」の正副会長会は11月21日、寺島氏に出馬要請することを全会一致で決定した。寺島氏は翌22日に元首相を東京・成城の自宅にたずね、羽田元首相に出馬の報告し了解をとった。

 「死ぬ気で頑張ってくれ!」

 そう激励した羽田氏は、「お守り」として、かつて登院した際に国会で用いていた「羽田孜」の名札を寺島氏に手渡した。

8440チバQ:2013/01/15(火) 01:13:38
 寺島氏は23日に佐久市内のホテルで記者会見して正式に出馬を表明し、党本部からの公認も得た。雄一郎氏の鞍替え断念記者会見からわずか「中2日」で、「寺島候補」が名実ともに誕生したのだ。

 寺島氏は昭和28年、長野県立科町の農家に生まれた。54年、成城大学経済学部を卒業し、民間企業に9年間勤務。62年から平成3年にかけて羽田元首相の秘書を務めた後、同年4月、長野県議会議員選挙に無所属で立候補し、初当選。県議は6期目で、議長も歴任した。


「無欲」の男


 出馬表明の記者会見で寺島氏は、「薫陶を受けた孜先生の志を引き継ぐ」と決意を表明したが、その数日前まで自身がまさか国政選挙に出馬する日が来るとは思っていなかった。選挙戦で訴える政策についても「短期間で(出馬を)決断したので、細かな政策はできていない」と述べた。

 「無欲の男だからこそ元首相の後継者になれた」と語るのは、寺島氏に近い関係者だ。

 同関係者は、国政転身に一時揺れた寺島氏の背中をこう押したという。

 「あなたが自分から、いっちょう国会議員をやってやろうかと欲をもっていたら、俺たちは分不相応だとして相手にしなかった。今回は神様があなたの前に降りてきて『寺島、出番だよ』と声をかけてくれた。こういう機会だったんだ」

 しかし、寺島氏は衆院選出馬が決まるまで民主党歴もなく、入党手続きや選挙ポスター、ビラの作成…と突貫工事の連続だった。

 旧長野2区時代から元首相の父・武嗣郎氏、孜氏と半世紀も続いた「羽田王国」を死守しなければならないプレッシャーも大きかった。


「私も共に戦う」


 公示日の12月4日、羽田元首相は寺島氏の出陣式にこんなメッセージを寄せた。

 「私も彼の心に己の魂のすべてを宿し、この思い尽きるまで、ともに戦って参ります。力を尽くし、心を尽くし、最後まで全力で頑張りましょう」

 手探りのまま短時間で迎えた同月16日の投開票日。選挙戦の「出遅れ」は響いた。しかし得票数は前回選の羽田元首相の約13万8600票からほぼ半減させたものの、戦いが三つどもえとなったことで票が割れて大接戦となり、これを制することができた。

 初当選を受け、寺島氏は「時間がない中で千曲会、各種団体、仲間の県議、すべての皆様にスピーディーに取り組んでいただいたことが結果につながった」と喜びを語った。

 前回143人の新人を大量当選させた民主党にあって寺島氏は「たったひとりの1年生議員」となったが、同党への大逆風のなかで勝利できたのも、盤石だった「羽田王国」の後継者としてのアドバンテージも大きかっただろう。


「世襲議員」を超えられるか


 「羽田先生の長年培ってきた地盤と、歴史の重みを実感している。うれしいというより、よかったという思いだ」。寺島氏は元首相から受け継いだ国会議員バッジの“重み”をこう強調するが、いつまでも「よかった」と浮かれている余裕はないはずだ。

 緊急避難的”に代議士となった寺島氏の真価がこれから問われるが、荒波を乗り越えた民主党唯一の新人議員が、自民党の定番といえる「世襲議員」を凌駕する“実力”を発揮しなければ、同党の再建はおぼつかないだろう。まずはお手並みを拝見である。(政治部編集委員)

8441チバQ:2013/01/15(火) 01:14:38
むっちゃん激やせだなあ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121229/stt12122907010001-n1.htm
【高木桂一の『ここだけ』の話】
ひっそり43年の議員生活に幕 羽田元首相“現役”最後の「納会」
2012.12.29 07:00 (1/3ページ)[高木桂一の『ここだけ』の話]

「納会」で仲良むつまじいところを見せる羽田孜元首相と綏子夫人=28日、東京・平河町(高木桂一撮影)
 御用納めの28日、先の衆院選に出馬せず政界を引退した、民主党の羽田孜元首相(77)=前党最高顧問=を囲む「納会」が都内のレストランで開かれた。安倍晋三首相の再登板による自公連立政権発足から2日、故金丸信元自民党副総裁に「平時の羽田」と称された元首相はゆかりの永田町関係者らに見送られつつ、43年間の議員生活に名実ともに幕を下ろした。

 くしくも羽田氏が昭和44年12月27日投開票の総選挙で初当選し政界入りて丸43年。羽田氏が主宰する納会は毎年御用納めの恒例行事となっていたが、この日が“現役”として最後の納会となった。羽田氏の家族、親類のほか、元秘書や「羽田シンパ」の民主党関係者、ジャーナリストら総勢100人が出席した。

 羽田氏の長男、雄一郎前国土交通相は乾杯のあいさつで、父親への長年の支援に謝意を表明する一方、「大臣の引き継ぎを無事終えてホッとしている」と述べ、約半年間にわたり共に汗を流した約6万人の国交省職員の労をねぎった。

 羽田氏の長野3区の後継者として衆院選に出馬し、民主党新人候補で唯一当選した元長野県議会議長の寺島義幸衆院議員(59)は「羽田先生の長年培ってきた地盤と、歴史の重みを実感している。うれしいというより、よかったという思いだ」と語り、羽田氏から受け継いだ国会議員バッジの“重み”を強調した。

 次いで羽田氏の綏子(あやこ)夫人がこう述べ、出席者に深々と頭を下げると、出席者からは大きな拍手が送られた。

 「この43年間、本当にお世話になりました。あと年々元気でいられるか分かりませんが、(世田谷区)成城の自宅で夫婦で幸せに暮らしてます。これからは雄一郎と二男の次郎のことをよろしくお願いします」

 羽田氏の側近、北沢俊美元防衛相は「今年の納会はひときわ感慨深いものがある。憲政の神様のような人が国会を去られることは残念でならない」と語った上で、衆院選で惨敗した民主党について「捲土(けんど)重来(ちょうらい)を期して一致団結していけば、今回の自民党のように選挙で大勝できる」と訴えた。

 羽田氏自身は民主党の「未来」に関して筆者にこう述べ、傷心の後輩たちにハッパをかけた。

 「(衆院選惨敗は)天から与えられた機会と思って、じっくり時間をかけて立て直していけばいい。焦ることはない」

 首相経験者では羽田氏のみならず、自民党の森喜朗、福田康夫両氏も先の衆院選に出馬せず、議員バッジを外した。一方、政界での影響力が一気に陰った、かつての「盟友」小沢一郎元民主党代表は相も変わらず「党を創っては壊す」を繰り返している。

 羽田氏は長年苦楽をともにした小沢氏のドタバタ劇を横目にひっそり政界を後にするが、関係者によると、羽田氏自身は今後も国会近くに事務所を置き、日本の政治を“外野”から静かに見守り続けていくという。(政治部編集委員)

8442チバQ:2013/01/23(水) 23:30:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2013012301067
小宮山元厚労相が引退
 昨年12月の衆院選で落選した民主党の小宮山洋子元厚生労働相は、次期衆院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。関係者が23日明らかにした。当落にかかわらず先の衆院選を最後の選挙とするつもりだったという。
 小宮山氏はNHKアナウンサー出身で、1998年の参院選比例代表で初当選。2003年の衆院補選にくら替え出馬し当選して以降、4期務めた。 (2013/01/23-22:54)

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8443チバQ:2013/01/24(木) 22:53:37
http://www.news-postseven.com/archives/20130124_167410.html
衆院選落選の姫井由美子氏 司法書士しながら国会復帰目指す
2013.01.24 16:00
【司法書士として働きながら政治活動続ける姫井由美子氏】

 昨年の総選挙では、多くの女性候補者たちが話題をさらったが、落選した候補者たちは、いまどうしているのか?

 6年前の参院選では、「姫の虎退治」で名をあげた姫井由美子氏(53)は、昨年の総選挙では「姫の放射線退治」として、日本未来の党から千葉8区で出馬した(現在は生活の党)。

「選挙区の千葉8区(旧・沼南町を除く柏市と我孫子市)は放射線量が高く、よりいっそうの除染を訴えました。(岡山からの)国替えも突然だったので、もう少し時間があれば、という思いはあります」(姫井氏)

 現在は司法書士として働きながら「いつか国会に戻ってくる」と、政治活動も続けている。

撮影■渡辺利博

※週刊ポスト2013年2月1日号

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8444チバQ:2013/01/26(土) 07:31:39
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=27473
加藤学氏 政治活動を休止
更新:2013-1-26 6:00  昨年12月の衆院選に「日本未来の党」公認で立候補、落選した加藤学前衆院議員(44)=飯田市=は25日、同市内の事務所で会見し、「いったん、全ての政治活動を休止させていただく」と述べ、衆参両院を含め国政から退く意思を表明した。すでに後援会は解散し、伊那市内の事務所も引き払った。飯田市高羽町の事務所は今月末に閉じて上田市の実家に戻り、就職活動に専念する。

 加藤氏は落選後、支援を受けた中島衛元衆院議員や家族と相談し、大差で負けた選挙結果を踏まえて政治活動の休止を決めた。支援者には25日付であいさつ状を郵送し、意思を伝える。「機会があれば活動再開もあり得るが、現段階で将来は未定」と述べ、「引退」の表現は避けたものの次期衆院選への出馬は否定した。

 会見では「7年半にわたって支えていただいた地域の皆様に感謝申し上げる」と謝意を表し、民主党政権時代を振り返って「党自らがマニフェストを破り、国民の期待に応えられなかったことをおわびしたい」と述べた。

 議員生活では「リニア中央新幹線のルート問題では、県やJRと話をして決着にこぎつけ、歴史が決まる1ページを担えたことはうれしかった」と述べた。

 加藤氏は民主党の公募候補として2005年に5区から立候補。09年に初当選後1期を務めた。昨年7月に消費税増税に反対して離党し、「国民の生活が第一」に参加。昨年12月の選挙では合流した未来の党から立候補し、約3万票の得票で次点になった。

8445チバQ:2013/01/30(水) 23:24:29
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/39696.html
民主党の松宮勲氏が政界引退 昨年衆院選で落選、福井3区

(2013年1月30日午後6時10分)

 昨年12月の衆院選で福井3区から立候補して落選した民主党の松宮勲前経済産業副大臣(68)は政界から引退する意向を固めた。1月末で越前市内の事務所を引き払い、東京に生活、活動の拠点を移す。松宮氏は福井新聞の取材に対し「(衆院選が)これで最後の戦いのつもりだと言ってきた。それがすべて」と語った。

 松宮氏は、衆院選の結果について「厳しい有権者の審判だった。想定したよりももっと厳しい現実だった」と総括。今後福井県内から国政に出馬することはないとした。「福井のためにやるべきことはやった。長らく県政課題であったプロジェクトは、みんなと力を合わせて方向性を出すなり成就するなりした。悔いはない」とも述べた。

 松宮氏は鯖江市出身。東京大卒業後、通産省審議官を経て2000年に自民党から福井1区に出馬し初当選した。03年には第2次小泉内閣で外務政務官を務めたが、郵政民営化に反対して05年の総選挙で落選して離党。その後民主党入りし、09年に福井3区から出馬し落選、比例代表で復活当選した。

 民主党政権では衆院科学技術・イノベーション推進特別委員長などを務め、第3次野田内閣で経産副大臣に就任した。

8446チバQ:2013/01/31(木) 22:15:36
http://news24.jp/nnn/news8716177.html
衆院選で事前運動容疑 金沢市議を書類送検
(石川県)去年12月の衆議院選挙で、公示前に候補者への投票を呼び掛けたとして、県警は31日までに社民党の森一敏金沢市議を書類送検した。

公職選挙法違反の疑いで書類送検されたのは、社民党県連合副代表の森一敏金沢市議だ。森市議は12月の衆議院選挙で、石川2区から立候補した細野祐治氏(落選)を当選させる目的で、公示日より前に自らの後援会関係者や支持者、出身高校の同窓生らに投票を依頼する文書を送った疑いだ。県警は容疑が固まったとして1月28日に書類送検した。一方の森市議はテレビ金沢の取材に対し、「送った文書は、細野氏の後援会への入会案内で、投票を依頼する意図ではない」と認識の違いを示している。また、自らの進退については「これまでと変わらず取り組んでいく」としている。
[ 1/31 20:13 テレビ金沢]

8447名無しさん:2013/02/03(日) 10:07:12
小平、鉢呂、三井、鹿野、細川、城島、慶秋、筒井商店、真紀子、
川端、仙谷あたりは引退だな

8448チバQ:2013/02/05(火) 22:40:37
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20130205ddlk45040545000c.html
公職選挙法違反:衆院選で買収、容疑で5人書類送検−−県警 /宮崎
毎日新聞 2013年02月05日 地方版

 県警は4日までに、昨年12月の衆院選で宮崎1区から立候補し、比例九州ブロックで復活当選した日本維新の会の中山成彬氏の支援者の女2人=いずれも宮崎市=を公職選挙法違反(現金買収)容疑で宮崎地検に書類送検した。

 捜査関係者らによると、送検容疑は、衆院選が公示された昨年12月4日ごろ、支援者の80代の女が60代の女に中山氏への投票や票のとりまとめを依頼、報酬として複数回にわたって現金計数万円を受け渡ししたとしている。

 中山氏の後援会事務所は「後援会と直接関係のない支援者のことで、詳細はわからない」としている。

 また、県警は児湯郡の80代の男ら3人も公選法違反(物品買収、事前運動)の疑いで書類送検した。

 送検容疑は公示前の昨年11月、木城町で有権者数人に比例代表で公明党への投票を依頼し、報酬として野菜を渡したとしている。

8449名無しさん:2013/02/09(土) 03:59:16
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20130208-OYT1T01226.htm

敗因はトップの失敗の連鎖…民主が衆院選を分析

 民主党改革創生本部(本部長・海江田代表)は8日の総会で、衆院選惨敗を総括した中間報告の素案を提示した。

 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題などを挙げ、敗因は「トップによる失敗の連鎖」とし、党運営に関し「最大の問題はまとまりのなさ」と指摘した。落選者からのヒアリングでは「参院選で負けたら党はなくなる」などと再建を危ぶむ声も相次いだが、年明け以降の地方選の敗北続きで、明るい展望はない。

 2月3日投開票の横浜市議神奈川区補選(欠員1)では、共産党候補を1000票以上も下回って3位と惨敗。「屈辱的な敗北だ」との衝撃が広がった。

 1月27日投開票の北九州市議選(定数61)は、民主党執行部が「党再生へ向けた第一歩」(加藤敏幸選対委員長)と位置づけた。結果は、自民党が候補19人全員当選で現有議席を維持、初挑戦の日本維新の会とみんなの党も各3人が当選。民主党は3議席減の7議席で、その戦いぶりも苦しく、例えば、小倉南選挙区(定数12)では2人擁立し、最下位で1人が当選しただけで、2人擁立で2人当選の共産党を下回った。小倉北選挙区(同12)でも2人擁立して下位当選が1人と、擁立した2人とも当選した共産党の後じんを拝した。

(2013年2月8日23時13分 読売新聞)

8450チバQ:2013/02/11(月) 12:41:58
http://mainichi.jp/select/news/20130210k0000m010072000c.html
塩崎議員後援会:当選お礼の印刷文書 公選法抵触の可能性
毎日新聞 2013年02月09日 22時03分(最終更新 02月10日 09時07分)

 自民党政調会長代理で、愛媛1区選出の塩崎恭久衆院議員の後援会事務所が、9日に松山市内で開いた支援者らが参加する集会後に、新年の祝辞と、昨年12月の衆院選に当選したお礼の言葉が印刷された文書を参加者に配布していたことが分かった。

 公選法は、自筆の返礼以外での政治家の年賀状配布を禁止。自筆の信書などを除き、選挙後にあいさつ目的の文書を配ることも禁止しているため、集会で配布した文書が公選法に抵触している可能性がある。

 塩崎氏の事務所は、当選のお礼は「出席御礼にあくまで付随的に追記された表現で、公選法に違反するものではないと考えている」とするコメントを出した。(共同)

8451チバQ:2013/02/13(水) 22:56:43
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nationalelections/40304.html
若泉氏が民主党県連に離党届提出 前衆院議員、独自の活動へ

(2013年2月13日午後6時34分)
 前衆院議員で民主党県連顧問の若泉征三氏(67)=福井県越前市横住町=は13日、党県連に離党届を提出した。県庁で記者会見し「政党の政策にこだわらず、幅広い政治活動に向けて進んでいきたい」と説明。今夏の参院選をはじめとする国政選挙や知事選、首長選での出馬も選択肢として検討する考えを示した。

 若泉氏は、昨年12月の衆院選で比例代表北陸信越ブロックの単独候補として名簿登載されたが落選。直後に離党を決意したという。会見では「民主党に限らず、政党に属さずに独自の考えで活動したい」と述べた。

 今後は新たな政治団体を3月中をめどに発足させる予定で、政治に関心を持つ県民ら約70人の参加を見込んでいる。北陸新幹線の県内延伸に伴う並行在来線の維持、原発の廃炉に合わせた再生可能エネルギー導入などをテーマにするという。

 若泉氏は今立町長を4期務めた後、2003年と09年の衆院選で当選。野田第2次改造内閣で財務政務官兼復興政務官を務めた。

 党県連は参院選福井選挙区の候補者選定を進めており、若泉氏は有力候補の1人に挙げられていた。玉村和夫幹事長は「突然の話。県連の立て直しを一緒にやってもらえると思っていたので残念だ」と述べた。直接本人から事情を聴いた上で、離党届の取り扱いを決める。

8452チバQ:2013/02/21(木) 23:45:53
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=246109
玉置氏が民主離党 和歌山県連3区総支部長
 元民主党衆院議員の玉置公良氏(58)が党本部に離党届を提出していたことが分かった。19日にあった党県連常任幹事会で報告された。

 玉置氏は18日に党本部に離党届を提出した。県連は、近く協議する予定で「受理することになるだろう」という。

 玉置氏は昨年9月、離党の意向を固め、ほかの党への合流を模索したが、幹部らに慰留されて離党を思いとどまった。しかし12月にあった衆院解散後の選挙には出馬しなかった。県連第3区総支部長はそのまま続けていた。

 本紙の取材に対し玉置氏は、政界からの引退は否定し「今後の政治活動については地元支援者の声を聞いて決めたい」と話した。

 党県連常任幹事会では、岸本周平衆院議員を代表代行にすることも決めた。代表は、阪口直人衆院議員=日本維新の会=が離党したことで不在となっているが、代表を選ぶには県連大会での了承が必要なため、「代行」にとどめた。次回の大会で岸本衆院議員が代表になるとみられる。

8453clomiphene 25 mg:2013/02/28(木) 03:12:56
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8454clomiphene 25 mg:2013/02/28(木) 07:33:02
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8455名無しさん:2013/03/08(金) 19:14:05
秋田2区
川口前衆院議員、出馬へ 小坂町長選
ttp://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20130308b

8456チバQ:2013/03/08(金) 23:09:43
http://mainichi.jp/area/akita/news/20130308ddlk05010012000c.html
選挙:小坂町長選 川口前衆院議員、出馬へ きょう表明、民主離党を検討 /秋田
毎日新聞 2013年03月08日 地方版

 前民主党衆院議員で元小坂町長の川口博氏(65)が、4月2日告示・7日投開票の小坂町長選に立候補する意向を固めた。8日に正式表明する。関係者によると、無所属で立候補し、民主党は離党することを検討しているという。同町長選には再選を目指す現職の細越満氏(65)と、新人で会社役員の成田一君氏(62)の2人が出馬表明しており、返り咲きを目指す川口氏と三つどもえの争いとなる公算が大きい。

 川口氏の後援会関係者によると、現町政に飽きたらなさを抱く地元後援会が約1カ月前に、川口氏に町長選への出馬を要請。川口氏は当初、「若い世代が頑張ればいい」と固辞。一方で川口氏は、民主県連が擁立を断念した知事選(21日告示、4月7日投開票)の候補者と目されていたため、動向が注目されていた。

 地元後援会は川口氏に同町長選への立候補を再三要請。川口氏は「前向きに考えたいので、(返事を)待ってほしい」と意欲を示したという。

 川口氏は小坂町長5期目の任期途中で09年4月の前回知事選に立候補し、落選した。同年8月の衆院選に無所属で臨み、政権交代の波に乗って当選。その後民主党に入党した。川口氏の辞職に伴う前回の同町長選では川口氏の後継と目された新人候補が落選している。【田村彦志】

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20130308b
川口前衆院議員、出馬へ 小坂町長選
 前衆院議員の川口博氏(65)は7日、任期満了(4月11日)に伴い4月2日告示、同7日投開票の小坂町長選に無所属で立候補する意思を固めた。きょう8日、表明する。同町長選には再選を目指す現職の細越満氏(65)と、新人の会社役員成田一君氏(62)がともに昨年12月に無所属で出馬を表明。前町長の川口氏の出馬で三つどもえの選挙戦となる公算が高まった。

 川口氏には、町議を中心とするグループが昨年末、後援会が2月上旬にそれぞれ町長選への出馬を要請していた。

 川口氏は法政大卒。小坂町議を2期6年、町長を5期19年間務め、2009年4月の知事選に出馬し落選。同年8月の衆院選に秋田2区から無所属で出馬し初当選した。翌年6月に民主党へ入党。同党公認で出馬した昨年12月の衆院選で落選した。現在、党県第2区総支部長、党県連総務会長。小坂町小坂字野口1。

(2013/03/08 08:39 更新)

8457チバQ:2013/03/11(月) 21:10:36
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303110105.html
'13/3/11
空本氏が総支部長退任 民主

 民主党広島県連は10日、広島市南区で定期大会を開いた。昨年末の衆院選広島4区で落選した空本誠喜氏(49)が4区総支部長と副代表から外れる役員人事を報告した。

 柳田稔代表が空本氏の退任のほか、幹事長を中原好治県議(50)から宮原好男事務局長(63)に交代させる人事を報告した。大会終了後、柳田代表は「空本氏は東京で仕事をするため地元活動ができない」と説明。4区総支部長は自身が兼務するとした。

 空本氏は中国新聞の取材に「知人の会社を手伝い、財政面を含めた立て直しを図る。離党はしていない」と説明。次期衆院選も広島4区で立候補する考えを強調する一方、民主党から立候補するかどうかは「分からない」とした。

 大会には党員たち約120人が参加。夏の参院選広島選挙区(改選数2)での議席獲得を柱にした2013年度の活動方針を決めた。

8458チバQ:2013/03/12(火) 20:51:46
http://mainichi.jp/select/news/20130312k0000e040177000c.html
前衆院議員:政党ポスターはがした疑いで書類送検…群馬
毎日新聞 2013年03月12日 11時46分(最終更新 03月12日 12時32分)

 民家に掲示されていた政党のポスターをはがしたとして、群馬県警高崎署が中島政希前衆院議員(59)を器物損壊容疑で前橋地検に書類送検していたことが12日分かった。

 送検容疑は、衆院議員だった12年9月、高崎市内の自宅近くの民家に張ってあった政党ポスター数枚をはがしたとしている。捜査関係者によると、この政党関係者が同署に告訴状を提出し、県警が事情を聴いていた。

 中島前議員は09年の衆院選で民主党の比例北関東ブロックで初当選し、昨年1月に離党。昨年12月の衆院選には立候補しなかった。

 中島前議員は「(政党関係者からの)告訴はネガティブキャンペーンとしてなされた。(ポスターを)取り外した対応に法的な問題はない」などとコメントしている。【角田直哉】

8459b:2013/03/12(火) 22:35:29
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8460chaussuresisabelmar:2013/03/14(木) 13:26:39
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8461名無しさん:2013/03/14(木) 19:49:18
夏の参院選比例選に民主党公認で出馬することが内定していた福島県郡山市在住の山口和之・前衆院議員(56)は13日、
同市役所で記者会見し、民主党に離党届を提出したことを明らかにした。別の政党から同比例選に出馬することを目指して
いるという。

山口氏によると、12日に党本部に離党届を提出した。山口氏は「民主党には感謝しているが、医療・保健・福祉の専門家と
して政策実現のために総合的に判断した」と述べた。新たな所属政党については明言を避けたが、日本維新の会からの
出馬が取りざたされている。

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130314-OYT1T00309.htm

8462チバQ:2013/03/14(木) 22:23:40
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130314/crm13031412400006-n1.htm
石原宏高議員側に運動員 UE社が3人派遣 公選法違反の可能性も
2013.3.14 12:38

 自民党の石原宏高衆院議員(48)=東京3区=が昨年12月の選挙で、大手パチンコメーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(UE、東京)に選挙を手伝わせる目的で社員派遣を求め、UE社側が応じていたことが14日、同社関係者への取材で分かった。

 UE社などによると、石原議員側に派遣したのは3人で12月16日の投開票日までの約1カ月、選挙運動の手伝いをしたという。応援期間中、3人は有給休暇を取得していたとしている。

 石原議員は「UE社側から選挙の手伝いの申し出があった。3人には休職して運動員として働いてもらったという認識だ」としている。公選法は選挙運動の報酬を支払うことを禁じている。3人が選挙を手伝った見返りに、会社側から通常の給与とは性質が異なる何らかの報酬を受け取っていた場合、関係者が同法違反に問われる可能性もある。

 UE社は「社員が希望して選挙を手伝った。会社が強制した事実はない」とコメントした。

8463チバQ:2013/03/15(金) 21:22:34
http://mainichi.jp/select/news/20130315k0000m040096000c.html
選挙応援派遣:遊技機業者「石原議員側から打診」
毎日新聞 2013年03月14日 23時56分

 昨年12月の衆院選で、自民党の石原宏高衆院議員(48)=東京3区=が大手遊技機メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(UE社)から社員の派遣を受けていた問題で、UE社は14日、「石原議員から選挙応援で『いい人を紹介してくれないか』と役員に打診があり、社員が有給休暇を取得して手伝った」と釈明した。

 石原氏は「先方から『休職扱いで手伝わせましょうか』と話があった」としていた。

 UE社によると、石原氏は11月16日の衆院解散前に、以前から知り合いだった役員に応援を依頼。複数の社員に打診したところ、3人の社員が手を挙げた。11月中旬ごろから衆院選の投開票のあった12月16日まで有給休暇を取り、選挙を手伝ったという。

 UE社は「具体的活動は休暇中のことなので把握していない。宿泊代や交通費も会社は負担していない」と説明。一部報道で3人が石原氏と当選祝いで会食した

8464チバQ:2013/03/18(月) 21:33:21
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130318-OYT1T00145.htm?from=blist
「党での活動は白紙」と述べた生活の前衆院議員

 生活の党青森県連(代表=平山幸司参院議員)は17日、青森市内で常任幹事会を開き、幹事長に下山勝明・鶴田町議、代表代理に三上隆雄・元県議と山内正孝・元県議を起用する役員人事を了承した。

 幹事会では、夏の参院選の比例候補擁立に向け、県連内に選考委員会を設置することも決めた。平山代表が記者会見し、「自薦他薦を含め県内から複数の名前をいただいている。1か月以内に結論を出したい」と語った。

 また、昨年12月の衆院選で落選した前衆院議員の横山北斗氏は記者団の取材に「生活の党での今後の活動はまったく白紙。しばらくはそういう(政治)活動から離れることも含めて考えていきたい」と述べた。

(2013年3月18日17時32分 読売新聞)

8465チバQ:2013/03/20(水) 00:01:11
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201303180124.html
2013年3月19日11時13分
葬式代カンパするぜ 衆院選で供託金没収の94歳に共感

 【馬場由美子】「日本国憲法を守ろう」と94歳で衆院選埼玉12区から立候補するも、最下位で落選した川島良吉さん。「葬式代」だった供託金300万円は失ったが、その行動は共感を呼び、全国各地から葬式代カンパの申し込みが相次いでいる。札幌市のパンクロッカーは「オジイちゃんありがとう! 葬式代は俺たちがカンパするぜ!」基金を立ち上げた。

 汗と熱気が充満する東京・渋谷のライブハウス。今月9日、「SLANG(スラング)」のボーカルKO(コー)さん(42)が腹の底から絞り出すような声で歌い続ける。疾走する音の洪水。家族とともにライブに招かれた川島さんは、杖で体を支えながら舞台を凝視していた。

 「94歳のじいちゃんが、この間の選挙に出たって知ってっか?」。曲の合間、KOさんが観客に問いかけた。「こんな年のじいちゃんを選挙に駆り出させてしまった。俺たち恥ずかしいと思うよ」

8478旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/03/25(月) 16:51:20
ついに来たか。

昨年の衆院選は無効 一票の格差訴訟で初判断 広島高裁
http://www.asahi.com/national/update/0325/OSK201303250048.html
 「一票の格差」が最大で2・43倍となった昨年12月の衆院選をめぐり、弁護士グループが「法の下の平等を定めた憲法に違反する」として選挙の無効(やり直し)を求めた訴訟で、広島高裁(筏津〈いかだつ〉順子裁判長)は25日、広島1、2区について「違憲で無効」とする判決を言い渡した。弁護士らが1962年に始めた一票の格差訴訟で、無効判決が出たのは全国で初めて。
 広島1区の当選者は岸田文雄氏(自民)、2区は平口洋氏(同)。ただ、被告の広島県選挙管理委員会は上告するとみられ、最高裁で無効判決が確定しない限り失職はしない。高裁は選挙時の区割り規定そのものを違憲と判断したが、無効訴訟は選挙区ごとに起こす形式となっており、対象となった広島1、2区のみを無効とした。最も人口の少ない高知3区の有権者の1票に対し、広島1区の有権者は0・65票、2区は0・52票で、格差はそれぞれ1・54倍と1・92倍だった。
 一連の訴訟では、二つの弁護士グループが全国14の高裁・支部すべてで、計31選挙区を対象に提訴。6日の東京高裁を始め、5高裁・支部も違憲としたが、弊害が大きい場合はあえて無効としなくてもよい「事情判決」の考えを採り、違法の宣言だけをした。名古屋、福岡の両高裁は「違憲状態」と判断した。

8482チバQ:2013/03/31(日) 00:35:36
選挙直後の記事
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145517.shtml
県内の選挙 (2012年12月24日更新)
長崎新聞
政権漂流・1 民主全敗

「敵は民主党だった」

 16日投開票された第46回衆院選は自公両党が全議席の3分の2を確保する圧勝で政権を奪還した。自民は前回民主に独占された県内4小選挙区でも全勝。長崎1区では総選挙で初勝利した。注目された第三極勢力は存在感を示せなかった。振り幅が大きく、漂流する政治の現場を追った。(衆院選取材班)

 日付はとうに変わり、テレビの選挙速報の残り議席数は1桁になっていた。民主前職、高木義明(66)の事務所は自民元職、冨岡勉(64)の当確判明から3時間以上重苦しい雰囲気に包まれていた。「比例復活確実」。一報がもたらされると支持者は肩をたたき合って喜び、高木が姿を現すと、三菱重工労組長船支部委員長の峰義彦は何度も涙をぬぐった。「こんなに苦しいのは初めて。これだけ動いたのも初めてだ...」

 高木は国政に7期22年、文部科学相まで上り詰め、高校授業料無償化などの実績もあった。だが結果は生涯初の落選。重複立候補していた比例九州ブロックで、民主が得た最後の3議席目に滑り込んだ。惜敗率88・6%は4位と0・7ポイント差。まさに薄氷−。

 その強固な組織力で長船支部は43年にわたり組織内候補を国政に送り続けてきたが、体力は確実に落ちてきている。組合員数は団塊世代の退職で3年前より500人減って6千人を切った。加盟する連合長崎の組合員数は横ばいだが、高木は「労働環境が悪化し、非正規社員も増えた。組織頼みの選挙は駄目だと思う」と限界を認める。

 さらに組織内にも民主政権に対する失望が広がっていた。造船不況に苦しむ三菱協力企業のある社長は、消費税を上げないよう高木に求めたが、かなわなかった。脱原発路線は連合傘下の九電労組の動きを鈍らせた。「みんな『今まで協力してきたのに、何を考えているんだ』と憤った」。20代組合員の一人が職場の空気を明かす。

 「『高木は大丈夫』はうぬぼれ。危機感が末端の組合員まで広がらなかった」。長船支部幹部OBはこう悔やむが、弱体化しつつある組織では、初めて経験する与党への逆風には耐えられなかった。

 より自民支持傾向の強い保守地盤の4区。民主に追い風だった前回でさえ、民主前職の宮島大典(49)と比例復活した自民前職の北村誠吾(65)との差は約4500票にすぎなかった。風任せでは安定した戦いが望めない−宮島はそう考え、3年かけて佐世保市内を中心に後援会を拡充。保守票の侵食と固定票の上積みを図った。

 だが圧倒的な逆風は、そんな努力をあざわらうかのように2万8千票近い差の惨敗をもたらした。敗色濃厚になった16日夜、選挙事務所の隅で、後援会関係者の一人が力なくつぶやいた。「敵は民主党だった。どんなに頑張っても報われない。むなしいね」=敬称略=

8483チバQ:2013/03/31(日) 00:35:59
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145518.shtml
政権漂流・2 自民完勝

期待裏切れば「交代」

 衆院選投開票日の16日午後11時半すぎ、自民党県連幹事長室。当選確実となった小選挙区候補4人のポスターに、会長の金子原二郎がバラの造花を添えた。長崎1区の元職、冨岡勉(64)の花がはがれ落ちると「慣れていないからね」と冗談を飛ばした。ちょうどお祝いに訪れた県看護連盟名誉会長の山口ミユキは、比例九州ブロック(定数21)で当確となった末吉光徳(66)の姿を見つけ、遠慮なく言った。「あんた何もせんで上がったなあ」

 重複立候補する小選挙区候補が大量当選すれば、比例での獲得議席数が名簿登載人数を超え、他党に譲ることになりかねない−これを防ぐ自民の狙いは当たった。民主に独占されていた県内四つの小選挙区をすべて取り返しただけでなく、比例単独候補として名簿の下から5番目、37位に名を連ねた末吉にも議席が転がり込んだ。公明との選挙協力上、自らの選挙活動を控えたというのに。

 まるで3年3カ月前の裏返しだった。当時、民主の比例単独候補で29位だった川越孝洋(69)は小選挙区候補の応援に専念しながらも政権交代の風に乗り、初当選。今回は福田衣里子の離党で2区が空白区になるのを避け、くら替え出馬したが、敗れ去った。

 その2区を制したのは末吉と同じ"66歳の新人"、加藤寛治だった。元自民県議で雲仙市長を辞して挑んだ奥村慎太郎(58)との保守分裂選挙を、4万票以上の差をつけ圧倒した。奥村は自民の参院候補公募に応じながら、福田の不出馬を見て衆院選に名乗りを上げた。だが、これを「裏切り」とみた加藤陣営に火を付ける結果となった。

 冨岡は3度目の挑戦でようやく民主、高木義明(66)の壁を越えた。分厚い労組票の前に、自民は小選挙区比例代表並立制の導入以降5回の総選挙で勝ったことがなかった。自民圧勝だった2005年の郵政選挙で冨岡は8537票差まで迫り比例復活したが、09年は政権交代の風に4万票以上の大差で吹き飛ばされた。そして今回は民主への逆風に乗じ約1万票差で勝利。ただ高木の復活を防ぐことはできなかった。

 県議の一人は前職のいない1、2区の勝因をこう分析してみせる。「突然の解散からわずか4週間の超短期決戦。こっちの候補が地域全体に浸透していたわけじゃないが、民主とは逆に、個人より党を前面に出すことができた」

 ただ冨岡を支援した医師連盟幹部は冷めた視線を送る。「自民が野党で反省したか分からない。民主よりまし、ということ」。風が吹くたびオセロのようにひっくり返る結末。金子は"勝利者インタビュー"に顔を引き締めて挑んだ。「小選挙区制では任期中に国民の期待に応えられないと、こうなる。どの政党が政権を取ってもだ」=敬称略=

8484チバQ:2013/03/31(日) 00:36:23
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145519.shtml
政権漂流・3 離党騒動

県連 党の内紛に翻弄

 「プレーボールとともに暴投、エラーの連続。向こう(自民)はバッターボックスに立っただけ。試合にならんかった」

 17日午前0時半すぎ、諫早市内の民主前職、川越孝洋(69)の事務所で県議の山口初實は、一連の離党騒動による「自滅の構図」を野球に例えた。既にその4時間半前、それも投票終了とほぼ同時にテレビは自民新人、加藤寛治(66)の長崎2区での当選確実を報じていた。

 支持者は早々に引き揚げ、残ったスタッフ数人が疲れた表情でホワイトボードの開票速報を見て、うなだれた。川越が2区で獲得したのは3万6602票。かたや前回、元防衛相で自民の重鎮、久間章生を破り「政権交代の象徴」とされた福田衣里子は約12万票。福田は諫早市だけで約4万1千票を獲得しており、川越はその得票数にさえ届かず、2003年衆院選の社民新人と比べても約1万4千票少なかった。

 「自滅」の序章は7月だった。消費税増税法案の衆院採決に反対票を投じた小沢一郎ら約50人が一挙に離党。その後もくしの歯が欠けるように離党者が相次ぎ、先月16日の衆院解散後、同じ増税法案造反組の福田と3区の山田正彦(70)も飛び出した。

 公示約2週間前になって立候補者4人のうち半数を一気に失い、県連は慌てた。空白区になれば比例票も減りかねず、代表の川越が2区の後任探しに奔走。最有力だった諫早市出身の参院議員、大久保潔重の擁立は、参院議席数減を嫌う党幹事長、輿石東に拒まれた。前回、比例九州ブロックで当選した川越は引退表明をしていたが撤回、やむなく自ら責任を取る形で出馬を決意した。

 だがこの間、1区の高木義明(66)らが福田の慰留に努め、支援労組も活動を中断、出遅れの原因となった。3年3カ月前の「政権交代」の熱から冷めた有権者の行動は投票率となって表れた。2区は60・54%にとどまり、一挙に約12ポイントも落ち込んだ。

 ただ惨敗の中でも民主最大の支援組織、連合長崎の会長、森光一は半年後の参院選を見据えていた。「もし(川越の)決断がなければ次の戦いはゼロからのスタートになった。少なくとも足場は残してもらった」

 福田は県外に去ったが、山田は3区に残り、県連は「競合すれば自民を利するだけ」と自主投票を選んだ。連合長崎もこれに同調。新党に移った山田は貴重な組織票を失ったまま戦うことになった。

 14年前の県連結成時に高木1人だった所属国会議員は、前回の衆院選後8人にまで達したが、今は高木と大久保を残すだけ。「自民は党内でけんかしても決まったらまとまる。民主党にはそういう文化がない」。党の内紛に翻弄(ほんろう)された県連幹事長の高比良末男は、深いため息をついた。=敬称略=

8485チバQ:2013/03/31(日) 00:36:44
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145520.shtml
政権漂流・4 諫干問題

期待高める開門反対派

 ある大物政治家の小選挙区落選をテレビの開票速報が伝えると、暗い表情で腕組みしていた陣営幹部は思わず「よし!」と身を乗り出した。16日深夜、諫早市内の民主前職、川越孝洋(69)の事務所。しばらくして比例当選が決まると「復活しちゃうのか」とつぶやいた。

 大物政治家とは前首相の菅直人。国営諫早湾干拓事業の開門調査問題で、福岡高裁の開門判決を"政治判断"で確定させた。幹部は「諫干の混迷も、民主の凋落(ちょうらく)も、元はと言えばこの人が元凶だ」と吐き捨てた。

 菅が判決の上告を見送った2年前。開門を求める有明海沿岸の漁業者は「まさに政治主導」ともてはやした。だが開門に反対する民主県連は「英断ではなく言語道断」(諫早市議の一人)と一斉に反発。しかし地元と国の橋渡し役を担う肝心の2区民主前職は、農相来県時も知事らとの会談に秘書を代理出席させるなど、こと諫干問題に関しては関心を示さなかった。結局民主は地方と中央のねじれを抱えたまま選挙に突入した。

 川越は開門に反対の立場だったが、街頭演説や個人演説会では諫干問題をほぼ封印。自民新人、加藤寛治の陣営からは「いろいろ言っていると逆に突っ込まれるからだろう」と冷ややかな声も漏れた。

 民主県連関係者は言う。「菅の独断専行だったとはいえ、その後の地元との調整能力のなさは民主政権がまだ幼かったということ。『諍(いさか)いに終止符を打つ』と言葉だけが躍ってしまった...」

 開門期限までちょうど1年となる中、自民に政権が戻る。注目は民主政権がなし得なかった「地元の理解と協力」が得られるのか、または開門反対派が求める「開門しない」という選択ができるのかどうか−だ。

 加藤は選挙中、川越とは対照的に「開門絶対反対」を強調し続けた。「言ったことは石にかじりついてでもやるのが政治家」とも言った。自民県連幹事長の八江利春も総裁の安倍晋三が諫早入りした際「政権を取れば環境は大きく変わる」と聴衆に期待してみせた。 もともと農業者を中心とする開門反対派は自民支持層と重なる。諫早湾防災干拓事業推進連絡本部長の栗林英雄は「これまでは抗議だったが、もうそれも終わり。これからは要望だ」とスタンスの違いを語り、早速26日に上京し開門反対を国会議員に要請する。

 だが、逆に政権与党が"身内"なればこそ、これまでのように開門反対の旗を立て続けられるのか−との懸念も出ている。ある開門反対派幹部は「大きく立ちふさがる確定判決の前で、自民がどこまでやってくれるのか...。われわれも懐柔されておしまいじゃ何のための反対だったかということになる」と心配する。

 自民のこれからの出方を民主も注視する。「法治国家である以上、確定判決をほごにした例はない。お手並み拝見だ」と県連関係者の一人は言う。=敬称略=

8486チバQ:2013/03/31(日) 00:37:03
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145521.shtml
政権漂流・5 公共事業

"拡大路線"に熱い視線

 「民主党はうそつきです」「そうだ、そうだ」−。衆院選の投開票を2日後に控えた14日夜、長崎市中心部のアーケード。自民元職、冨岡勉(64)の選挙カーの上で県建設業協会長の谷村隆三が声を張り上げると、聴衆は沸いた。

 前回衆院選の直前、谷村らは「コンクリートから人へ」と公共工事削減をマニフェストに掲げる民主党政権誕生に危機感を強め、民主県連に公開質問状を突きつけた。「西九州自動車道は推進する」。そう回答されたが、唯一ルート未定の松浦−佐々で環境影響評価に着手したのは今年に入ってからだった。

 演説から3日後、当選あいさつに協会を訪れた冨岡を、谷村は興奮冷めやらぬ様子で迎えた。「ぜひ頑張っていただきたい」

 民主党は政権交代後間もなく長崎自動車道の4車線化や九州新幹線長崎ルートの長崎延伸も"凍結"。石木ダムを含む全国のダム事業を再検証した。もともと自民党政権下から減少傾向にあった県内の国直轄の道路予算は、さらに3分の1まで減った。

 だが全国の自治体や民主県連からインフラ整備を求める声はやまず、東日本大震災後はさらに強まった。これに押し切られるように4車線化も新幹線も容認にかじを切り、石木ダムも結局「継続」に。県連は「必要な整備だから進めた」と成果を強調したが、自民党はここぞとばかりに「選挙目当てだ」と攻撃した。

 その自民党は200兆円もの公共投資による「国土強靱(きょうじん)化」を打ち出した。地方が国に政策要望する際、民主政権では幹事長室に窓口が一本化されていたが、今後は各省庁に自由に出向き直談判できる−自治体関係者はこうも期待する。

 当の建設業界の動きはどうだったのか。「昔のように運動員を出せるほど体力のある業者はほとんどない」。倒産が相次ぎ、疲弊が進む業界の現状にある地方議員は同情してみせる。だが谷村は明かす。「演説会への動員など支援の仕方は以前と変わらない。ただ、冷めた目で見ていたこれまでとは、熱の入れ具合が違った」

 だが、こうした流れに不安を覚える向きもある。「古い自民党のように族議員がはびこらなければいいが...」。ある建設業者はこう話し"利権政治"の復活で有力議員の地元だけが潤うことを懸念する。長崎大経済学部准教授の山口純哉は公共投資拡大路線に懐疑的な見方を示す。「一時的な効果はあってもそれだけで持続的に経済を発展させるのは、費用対効果や財政的な裏付けの観点から難しい。起業促進など幅広い取り組みが必要だ」

 それでも関係者の期待は大きい。16日、「当確」の一報から1時間余りがたった自民前職、北村誠吾(65)の松浦市内の選挙事務所。勝利の余韻に浸る支援者がうずまく中、松浦市議が北村に近づき、右手を差し出した。「先生、1月に(西九州道の)陳情に行きますので」=敬称略=

8487チバQ:2013/03/31(日) 00:37:18
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145522.shtml
政権漂流・6 "右傾化"

戦争体験者 今こそ声を

 「皆さん、先ほど北朝鮮がミサイルを発射しました」「日本を射程に入れていることを示すため打ち上げたと言ってもいい」。衆院選投開票を4日後に控えた12日午前、長崎市の鉄橋。北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイル発射の一報を受け、自民党総裁の安倍晋三が声を張り上げた。

 「自公は日本の領海領土、国民の命を守る政権をつくる」「誇りを持てる日本を取り戻す」−。ナショナリズムを喚起する演説が続いた。だが自民党が公約に掲げる集団的自衛権行使の容認、憲法改正、自衛隊の国防軍化には一切触れなかった。

 被爆地長崎では、この公約に加え、日本維新の会代表の石原慎太郎が核兵器保有の研究を公言したこともあり、"右傾化"の懸念が強まった。長崎1区で当選した自民の冨岡勉(64)は「被爆地で国防軍について話すと不利になるという話は特になかった」とするが、選挙期間中、自民党候補者や長崎入りした同党幹部が言及することはほとんどなかった。民主党などは"右傾化"を攻撃材料としたが、憲法改正は争点とならず、自民圧勝の流れが加速した。

 衆院選後、安倍は早速、憲法を改正しやすくする「憲法96条の改正」について日本維新の会などと連携を模索する考えを表明。96条では、改憲には衆参各院の3分の2以上の賛成による発議と国民投票で過半数の賛成が必要と定めている。自民党は、発議要件を両院の過半数に緩和する憲法草案を掲げている。

 長崎原爆被災者協議会長の谷口稜曄は「憲法を『米国がつくった』と反発する人がいるが、被爆国日本が戦後の再出発に当たって軍隊を持たない、戦争をしないと決めたのだ。それは絶対に守る」。NGO核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員長の朝長万左男は「参院選も控え、安倍さんがすぐ改憲に突っ走るとは思えないが、厳重に監視しなければならない」と話す。

 経済の低迷、貧困層の増加、社会の閉塞(へいそく)感と、沖縄県・尖閣諸島などの領海領土問題は、国民の「強い日本」への希求を促し、これを背景にして戦争の放棄を定めた9条を含めた改憲の土壌は広がりつつあるようにも見える。

 さらに日本は、原発の使用済み核燃料の再処理で核物質プルトニウムを既に大量に蓄積し、ウラン濃縮技術、高度なロケット技術も保有。核兵器開発の潜在能力を「抑止力」として着目している政治家もいる。"右傾化"は核の取り扱いも含めて懸念を広げる可能性がある。

 元長崎大学長の土山秀夫は「自民の勝利は民主の自滅が要因。自民の改憲を有権者が支持したわけではない」と分析し、こう指摘した。「以前は自民党内でも改憲反対の議員は多かった。それは戦争体験者たちだった。今、平和と自由を享受してきた世代の議員が、勇ましいことを言ってたきつけている。戦争が人間性を根底から覆すものだと知る戦争体験者が、口を開くときなのだ」=敬称略=

8488チバQ:2013/03/31(日) 00:37:36
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2012/12/24145523.shtml
政権漂流・7 第三極

時間なく存在感示せず

 「こんなに解散が早くなるとは思わなかったな」。衆院選投開票日の16日夜、長崎3区で敗色濃厚となった日本未来前職、山田正彦(70)は低い声で悔しさをにじませた。 民主党政権で農相を務め、環太平洋連携協定(TPP)では交渉反対の急先鋒(せんぽう)としてメディアに注目され、知名度は"全国区"だった。自民前職の谷川弥一(71)とは前回まで1勝2敗。どちらが敗れても比例復活する接戦を繰り広げてきた。だが今回は約1万7千票の差をつけられ復活もできなかった。

 ちょうど1カ月前−。首相の野田佳彦は大阪市長、橋下徹率いる日本維新をはじめ第三極勢力の台頭を警戒、その選挙準備が整う前に解散に打って出た。山田と共に消費税増税法案採決で造反した小沢一郎は、既に民主を離れ「国民の生活が第一」を結党。4区に元秘書の末次精一(50)を擁立していた。

 後を追うように離党した山田は新党結成などを経て、小沢と合流。環境派で知られる滋賀県知事の嘉田由紀子を代表に担ぎ出した。

 12党が入り乱れる中、日本未来が獲得できたのは9議席、改選前の7分の1に後退した。末次がつぶやく。「民主は駄目、自民は嫌、第三極は乱立で違いが分からない−有権者はそう思ったんじゃないか」

 23日夜、東京で身辺整理を済ませ地元に戻った山田は「国政復帰は」と記者に問われると「考えてるよ」。ただ、それが半年後の参院選かそれとも衆院選かは「様子を見る」としか語らなかった。

 一方、橋下と石原慎太郎が組んだ日本維新は改選前の5倍、54議席に伸ばし第3党へ躍進した。ただ本県は小選挙区で候補を擁立できなかった全国8県の一つ。候補者を養成する「維新政治塾」の若手市議らは手を挙げず、元首長や県議らの個別交渉は破談した。 雲仙市長だった奥村慎太郎(58)も維新と接触したが、TPP推進が地元農業層に受け入れられないとみて無所属で2区に立候補。自民新人の加藤寛治(66)に敗れ、周辺はこう漏らした。「維新でやればもっと無党派層を取り込めたのに」

 それを裏付けるデータがある。県内の維新の比例得票率は候補者もいないのに公明を上回る16%に達した。その上、比例九州ブロックで4議席を得た日本維新の4人目の候補の惜敗率はわずか47%。つまり1位当選者の半分以下の得票で比例復活した。奥村は加藤の54%。もし、維新公認で重複立候補していれば、同じ票数でも復活できていた。

 次は参院選−。だが塾生の一人は冷静に見つめる。「数字を見て名乗りを上げる人はいるかもしれない。ただ風で通っても、いずれ"小沢ガールズ"のように全滅する。風任せにはなりたくない」

 熱気に乏しい中で自民が大勝し政権を奪還した衆院選。自公が安定した政権をつくるのか、政治がさらに漂流するのか、見通すのは難しい。=敬称略=(おわり)

8495チバQ:2013/04/06(土) 17:55:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130405/stt13040523320012-n1.htm
0増5減 自民がコスタリカ方式で調整へ 石破氏が意向 反発は必至
2013.4.5 23:29
 衆院の「一票の格差」是正のため、選挙区を「0増5減」する公職選挙法改正をにらみ、自民党の石破茂幹事長は5日、区割り変更で現職が競合する選挙区について「コスタリカ方式」での調整を検討する考えを示した。対象となる議員の反発は必至で、石破氏ら執行部は党内にまた1つ難題を抱え込むことになった。

 「議席が減る選挙区の同志が議席を確保できるよう万全の対応を取る。法案が通ったが、党の態勢ができていないという状況は避けなければいけない」

 石破氏は5日の記者会見で、公選法改正案の法案審議と合わせて5減対象県の現職に理解を求めていく考えを強調した。

 自民党は8日の選挙制度調査会総会から、改正案の党内手続きを本格化させる。政府は12日にも法案を閣議決定する。国会審議と同時並行で党内調整を進めることで「審議波乱の芽を摘み取りたい」(幹部)というわけだ。

 0増5減で減区となるのは山梨、福井、徳島、高知、佐賀の5県。昨年12月の衆院選では山梨2、3区を除く13選挙区で自民党が勝利した。その中でも高知、福井は自民党が下野した平成21年の衆院選でも全勝した自民党の金城湯池。選挙に強い議員が居並ぶ。

 自民党は野党時代、候補が競合する場合、都道府県連による「予備選」で決める方針を決めている。予備選導入を訴えてきた中堅からは「現職同士でも予備選で決めればいい」との声もあるが、執行部は「とても不可能」と判断。コスタリカ方式での調整を進める意向だ。とはいえ、後援会組織を抱える議員側がすんなり快諾するはずはなく、難航は確実だ。

 参院への「くら替え」で調整する手もあるが、そのハードルも高そうだ。

 今月に入って、5減対象県の議員が血相を変えて党本部に駆け込んだ。

 「党が私に対して参院へのくら替えを打診したという話が流されているが、本当なのか!」

 詰め寄られた選対幹部は「そんな事実はない、ない」と大慌てで首を振り、否定するしかなかった。

8505チバQ:2013/05/17(金) 20:11:05
http://mainichi.jp/select/news/20130517k0000m040111000c.html
石川知裕議員:辞職を表明 陸山会事件で有罪判決
毎日新聞 2013年05月17日 00時45分

 小沢一郎・生活の党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反(虚偽記載)事件で、有罪判決を受けて最高裁に上告した新党大地の衆院議員、石川知裕氏(39)=比例代表北海道ブロック=が16日、帯広市で開かれた連合後援会の拡大役員会で議員辞職の意向を表明した。記者会見で石川氏は「不当な判決を認めるわけにはいかず、上告を断念せず戦うという決断をした」と理由を説明、一方で「私は政治家が天職だと思っている」とも述べた。辞職願は17日に衆院議長宛てに提出する。

 石川氏の辞職が決まると、大地の鈴木宗男代表の長女貴子氏(27)が繰り上げ当選する。

 石川氏は3月13日の2審判決後、支持団体の地元民主党や各地の後援会に裁判の経緯を説明。4月8日の連合後援会拡大役員会で進退を自分で判断するとの了解を得ていた。16日の拡大役員会では、支持者に辞職を決めた経緯と裁判闘争の継続を説明した。会見後、鈴木代表は「重大な決断で言葉もない。裁判での無罪を信じており、石川さんの再起に向けて今後も連携していきたい」と話した。

 石川氏は09年の衆院選で北海道11区(十勝管内)から民主党公認で立候補し当選。事件後は離党し、大地に加わった。昨年12月の衆院選では大地から立候補し、比例道ブロックで復活当選した。【三沢邦彦】

8507seo service:2013/05/28(火) 17:47:34
y7dXIJ Really appreciate you sharing this article.

8508チバQ:2013/06/16(日) 19:07:23
>今回の都議選でも、山下氏ら現職2人が国政転身を目指し引退を決めている。

とりあえずここに張っておきます。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1101930771/3571

http://senkyo.mainichi.jp/news/20130605ddlk13010214000c.html
’13都議選:議員の仕事/中 国政への「踏み台」 都民との距離縮まらず /東京
毎日新聞 2013年06月05日 地方版

 <議員(センセイ)の仕事>

 自治会の会合や懇親会などの予定で埋め尽くされた手帳。鉛筆の走り書きが、慌ただしい日々を物語る。

 青梅市選挙区選出の山下容子都議(54)は4年前、自民党が半世紀守っていた議席を奪い「民主躍進」のシンボルになった。だが民主を離党し、次の都議選には出馬しない。「元々、国政志望だった」と理由を語る。

 出身は立川市で、落下傘候補だった。地域行事には市長、市議会議長らと一緒に必ず出席を求められ「休みはなかった」。小学校での救急救命教育やオフィスビルでの室内緑化など、こだわりのテーマを都政に反映させてきた自負はある。それでも内心は、農業や環境政策、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加交渉などに関わりたかった。「一生懸命やっても、都議の仕事は注目を浴びにくい」との思いをぬぐえなかったという。

     ■

 毎日新聞の集計では直近の国政選挙(2012年衆院選と7、10年参院選)に立候補した都議経験者は少なくとも延べ22人に上り、うち9人が当選した。今回の都議選でも、山下氏ら現職2人が国政転身を目指し引退を決めている。事情はそれぞれだが、結果的に都議会は国会への「踏み台」になっている面がある。

 大手ドラッグストアチェーン会長で前民主党衆院議員の樋口俊一氏(61)も、都議からの転身組の一人だ。93年、日本新党ブームに乗って中野区選挙区でトップ当選したが、任期中の96年に新進党に担がれて衆院東京7区から出馬した。

 樋口氏も大阪出身の落下傘候補。無党派層が多い東京では、地元で強く引き留める支持者もいなかった。「都議では結局、国のやることに手を突っ込めない」との不満もあった。ある現職都議は「都議選と衆院の小選挙区は、選挙区がほぼ重なる。他道府県のように地盤を広げる必要がなく、政党の側も擁立しやすい」と解説する。

     ■

 国会議員と肩を並べる厚遇でありながら、都議への都民の関心は高くない。都議選の過去5回の投票率は5割前後にとどまり、直後の国政選挙より3〜22ポイント低かった。「風頼みで簡単に都議になり、簡単にリクルート(転身)する」(ベテラン都議)風潮が、有権者との距離感を広げている面は否めない。

. 都幹部の一人は「国から交付税を受け取っていない都にとっては、都選出国会議員より都議が大切。ただ、その役割の重さを自覚していない若手都議が増え、深い議論ができるのはひと握りになった」と苦言を呈す。都議と衆院議員を経験している荒川区長の西川太一郎氏(71)は「活動に限界を感じれば、より大きな舞台を求めるはず」と転身に理解を示しつつ、こう指摘する。「上昇志向だけなら、必然性がない」

〔都内版〕

8509チバQ:2013/06/16(日) 20:12:54
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1101930771/3553
3553 :アーバン:2013/05/29(水) 18:08:37
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130529ddlk13010258000c.html

選挙:都議選 民主、葛飾区選挙区で公認取り消し 維新は渋谷区選挙区に擁立 /東京

毎日新聞 2013年05月29日 地方版


 民主党都連は28日、都議選で葛飾区選挙区の現職、佐藤由美氏(41)の公認を取り消すと発表した。佐藤氏は次期衆院選で東京16区(江戸川区)からの出馬を目指すとしている。葛飾区の民主候補は現職1人に一本化され、これで同党の公認予定は44人(現職39人、新人5人)になる。

 また、日本維新の会都総支部は同日、渋谷区選挙区で新人の小林崇央氏(42)の擁立を発表し、江戸川区選挙区の新人、中津川将照氏(27)の公認は本人から申し出があったとして取り消した。

 定数2の渋谷区は、選挙協力を解消したみんなの党も新人の擁立を決めている。維新の公認予定は35人(現職3人、元職3人、新人29人)。【竹内良和】

〔都内版〕


*2000年衆院選茨城1区民主党公認で同姓同名で出馬してるけど、
 年齢が合わないので別人の模様

8510チバQ:2013/06/18(火) 00:32:27
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm005070162000c.html
悼む:前民主党参院議員・前副復興相、今野東さん=4月24日死去・65歳
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 ◇政治、落語…多彩な活動−−今野東(こんの・あずま)さん=肺炎のため、4月24日死去・65歳
 自分が今あの世にいるなんて、おそらく本人が一番信じられない思いでいるだろう。

 政治家にして落語家。昨年末の衆院選で落選したが、活動は衰えなかった。3月末に地元・仙台から上京。間近に迫った参院山口補選の応援態勢を、仲間の議員と協議した。5月には「東北弁の語りの文化を確立したい」と、自ら家元として活動してきた「東方落語」の16周年記念公演も控えていた。

 だが4月初旬、体調不良で入院。そのまま集中治療室を出ることなく、わずか1カ月弱で旅立ってしまった。

 政治家としてのライフワークは難民問題。弱者の視点でものを考える、穏やかで実直な人という印象だった。だから、初めて彼の落語を聞いた時は驚いた。「東北弁は落語に合わない」という思い込みは完全に覆された。素朴で温かい語り口と確かな人物描写に、すっかり引き込まれた。

 当時、支持労組の選挙違反事件で公職選挙法の連座制の適用を受け、議席を一時的に失っていた。「もう落語一本で行けば」と軽口をたたきかけたが、彼の思いは違った。

 「議席があれば、法律や制度の改正にかかわり、弱い人たちを救えるのに」

 落語のお弟子さんによると、普段は全く笑わない、厳しい師匠だったそうだ。本番直前に「つまらない」と内容を変えさせたこともあるという。永田町では分からない多彩な顔が魅力の、希有(けう)な政治家だった。

 彼の東北弁の語りが今も、自身のブログ「平和の種」(http://blog.livedoor.jp/azumakonno/)に残っている。宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の朗読。録音自体は古いが、傷ついた故郷を残し世を去る無念や、再生への祈りが感じられる。ぜひ聴いてみてほしい。【尾中香尚里】

.

8511チバQ:2013/06/26(水) 20:41:46
3220 名前:チバQ 投稿日: 2013/06/26(水) 20:41:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130626/stt13062612180003-n1.htm
西野陽氏を除名、自民 衆院選で維新の長男応援 
2013.6.26 12:17 [国会]
 自民党は26日の党紀委員会で、昨年の衆院選の大阪13区で党公認を受けながら立候補せず、日本維新の会から同選挙区に出馬した長男を応援したとして、西野陽元衆院議員を除名処分とした。「党の規律を乱す行為」に当たるとした。

 谷川秀善委員長は記者会見で、「選挙を目の前に控えての立候補辞退で、その後の候補を選ぶのに難儀した。完全に選挙妨害された」と説明した。

 西野氏は政界を引退。長男の弘一氏は初当選し、自民党の新人候補は落選した。

8512チバQ:2013/08/18(日) 22:49:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130818/stt13081820570000-n1.htm
相次ぎ落選の小沢チルドレン 焼肉屋、政治活動停止などで雲散霧消
2013.8.18 20:51 (1/3ページ)[小沢一郎]
 民主党公認で平成21年の衆院選で初当選し、政権交代後は小沢一郎幹事長(当時、現生活の党代表)に手塩にかけて育てられた「小沢チルドレン」が昨年12月の衆院選で相次いで落選、「鉄の結束」を誇ったかつての「軍団」は雲散霧消した。政治への意欲や小沢氏への思いはどうなっているのか。(坂井広志、松本学)

 「メシを食っていかなあかんやろ…」

 小沢氏に従って昨年の衆院選で日本未来の党から出馬した大谷啓(けい)氏(42)=大阪15区=は7月末、大阪・北新地に焼き肉店を開業した。

 生活の糧を失うわけにはいかないという厳しい現実に直面している。落選すると企業顧問などの肩書を得て収入を得るケースが少なくないが、住友商事OBの大谷氏は「虚業でカネをもらいたくない。実業したいと思った」と語る。

 小沢一郎政治塾出身で、チルドレンの間では中心的存在だった。生活の党員は続けているし、政界復帰への意欲も衰えてはいない。ただ、「別な固まりができないと…。自民党が割れん限り再編は起きへんで」と漏らす。

 議員時代については「自分たちの思いは伝わるという過信はあった」と反省する。小沢氏については「恨みも何もない。彼がしてきたことは間違っているとは思わない」と擁護するが、「お年もお年だ。もう『首相に』とは思わない」。

 小沢氏とは今年3月の小沢塾以後、会っていないという。

 未来で落選した加藤学(がく)氏(44)=長野5区=は1月に政治活動停止を表明、後援会も解散した。ツイッターでは4月に「新しい仕事」を得て上京しているとし、「国民は完全に(生活の党を)見限っている。解党的出直しを望む」と古巣に注文をつけた。

 一方、木村剛司(たけつか)氏(42)=東京14区=は次期衆院選での再起を期し、生活の党の総支部長として活動する。生活が再浮上するには民主党との連携は欠かせないと判断、6月の東京都議選で民主党候補を小沢氏の了承を得た上で支援した。

 民主、生活両党の「橋渡し役」への意欲をみせる。もっとも、散り散りになった「軍団」への思いは「それぞれの人生なので…」。

 小沢氏はどうか。「去る者追わず、来る者拒まず」(元側近)を信条とするだけに、今月7日の記者会見では冷ややかだった。

 「『小沢チルドレン』といわれる人だけが落ちたわけではない。基盤の弱い人が落ちた。選挙民との信頼関係を不断の努力で作り上げること以外にない」

8513チバQ:2013/10/28(月) 21:49:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131028ddlk05040127000c.html
虚偽記載:民主候補陣営、衆院選3区収支報告書で疑い 県警が書類送検へ /秋田
毎日新聞 2013年10月28日 地方版

 昨年12月の衆院選秋田3区(横手市など)に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(65)が、選対事務局補佐を務めた女性を有印私文書偽造などの疑いで横手署に告発したことが分かった。女性は松浦大悟党県連代表(前参院議員)の秘書で、三井氏は「(自身が代表を務めた)党県第3区総支部の政党交付金の受け皿となる銀行口座を私に無断で開設するなど会計が不明朗で納得できない」としている。【小林洋子、松本紫帆】

 告発を受け、県警はこの女性らを任意で聴取。選挙運動費用収支報告書で虚偽記載の疑いがあるとして、出納責任者の男性らを公職選挙法違反容疑で近く書類送検する方針。

 県選管に提出した収支報告書によると、衆院選告示日の昨年12月4日に三井氏の選挙ポスター張りなどをした横手市などの有権者86人に労務の対価として報酬計81万9000円が支払われた。

 しかし、捜査関係者によると、86人の中には、実際はポスター張りをしていなかったり、ポスター張りをしたものの記載金額の一部しか受け取っていなかったりしたという。報酬は三井氏の党公認料で賄われた。県警はこうしたうその記載をした経緯とともに、浮いた金の使途を調べている。

 ◇三井氏が告発「政党交付金も不明朗」
 告発した三井氏は横手市出身で、東京都議などを務めた。衆院秋田3区の民主党現職の離党を受け、党県連から出馬を再三要請され、昨年10月に出馬を決意した。「落下傘候補」同然だったが、「松浦県連代表、松浦事務所が全面的に支援し、選挙準備を進める」と説得されたという。

 しかし、告発状によると、松浦氏秘書で選対事務局補佐の女性は党本部から配分される政党交付金の受け皿となる口座「民主党秋田県第3区総支部交付金受入口代表三井マリ子」を無断で開設。三井氏には他にも党公認料を受け入れる口座などがあったが、この口座については存在をいっさい知らされてなかったという。

 口座の記録によると、問題の口座には政党交付金計1300万円が振り込まれ、その後、三井氏の第3区総支部の口座に1200万円は移されたが、差額の100万円は入金されなかった。

 一連の問題について、民主党県連代表代行の虻川信一県議は「告発内容が分からない上、捜査中なので何かを言える段階にない」と話している。

8514チバQ:2013/10/31(木) 22:11:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131031ddlk05040187000c.html
民主候補陣営虚偽記載問題:衆院秋田3区 ポスター張り、取りまとめ役が手配 選対本部に領収書 /秋田
毎日新聞 2013年10月31日 地方版

 昨年12月の衆院選秋田3区で落選した民主党の三井マリ子氏陣営の選挙ポスター張りなどの費用を巡る収支報告書の虚偽記載問題で、ポスター張りは秋田3区内の取りまとめ役が三井氏の選挙対策本部から請け負い、それぞれ手配していたとみられることが捜査関係者への取材で分かった。県警はこの取りまとめ役も任意で聴取していて、全容の解明を目指す。【小林洋子、松本紫帆】

 県選管によると、候補者の選挙ポスターを張る掲示場は選挙区内の人口と面積を基準にしてその数を決めているという。面積が広大な秋田3区内のポスター掲示場数は昨年12月の衆院選で2512カ所に上り、1区(637カ所)の4倍近く。2区の2450カ所よりも多く、県内では最も多い。

 ポスター張りについて、複数の陣営関係者は取材に「ポスターをできる限り早く張るためにも、3区はそれなりの人数が必要だ」と語る。

 捜査関係者によると、今回、問題になっている三井氏陣営の選挙運動では、選対本部が地区のリーダー格である取りまとめ役に対し、ポスターを張る地区と人件費を割り振り。それを受け、取りまとめ役が必要な人員に声をかけていた。ポスター張りを終えると、報酬を支払い、領収書を受け取っていたとみられる。

 これまでの県警の調べで、ポスター張りをしたとされる人の中には実際にはポスターを張っていない人がいて、「勝手に名前を使われた」などと述べているという。県警は取りまとめ役が架空の領収書を作成した疑いもあるとみて調べている。

8515チバQ:2013/11/12(火) 23:09:05
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131112/crm13111222080023-n1.htm
【徳洲会事件】
空前規模の選挙違反 「病巣中枢に一気に網」の捜査
2013.11.12 22:07 (1/2ページ)
 過去に例がないほど大規模な組織的選挙違反を暴いた東京地検特捜部による今回の捜査は、従来の選挙違反事件のように組織の末端を切除するのではなく、組織の頂点にメスを入れた点で画期的な意義がある。

 「この捜査は病巣の中枢へ一気に網をかけなければまったく意味がない」。ある検事は内偵捜査初期の段階で、徳洲会幹部の一人にこう説いて捜査への協力を求めたという。

 公職選挙法違反は選挙の投票終了とともに警察が取り締まりに乗り出すのが通例だ。違反をした末端の運動員を逮捕して、誰に指示されたかを追及し、組織の上層へと向かう「突き上げ型」の捜査をする。

 だが、途中で壁に突き当たり、上層部まで手が届かないまま「選挙違反取締本部」の看板が下ろされることが多い。徳洲会元幹部は「これまで違反に手を染めた職員を逃亡させたり、中堅幹部が罪をかぶったりして、上への追及を食い止めてきた」と証言している。

 検察内部には当初、「特捜部が選挙違反を捜査する価値があるのか」という声もあったという。だが、公益を担うべき医療法人から大人数が駆り出された実態が捜査にゴーサインを出させたという。

 これまで国会議員の選挙違反をめぐっては、平成15年の衆院選で、運動員に現金を渡して票のとりまとめを依頼した自民党衆院議員の近藤浩氏=比例東海=や、新井正則氏=埼玉8区=が逮捕され議員を辞職している。21年の衆院選でも民主党の小林千代美氏陣営=北海道5区=の幹部が逮捕。北海道教職員組合による不正資金提供事件も発覚し、同事件の有罪判決が出た後に小林氏は辞職した。

 だが、検察関係者は同種事件と比べても今回の事件は「悪質」とする。「500人以上の動員は極めて大規模。しかも病院職員は広域から集結しており、警察単独では実態を把握しづらい事件だ」と指摘する。

 別の検察幹部はこう話した。「選挙違反事件は候補者の失職に直結するため関係者も口が堅いことが多い。『ストーリーに沿った供述を取る』と批判された特捜検察が本当に変わったのかが試されている」

8516チバQ:2013/11/12(火) 23:12:57
自由連合の復活か!?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131112/stt13111218580011-n1.htm
徳田毅議員、自民離党の意向伝える 石破幹事長了承
2013.11.12 18:57 [自民党]
 医療法人徳洲会グループの公職選挙法違反事件で、親族らが逮捕された自民党の徳田毅衆院議員=鹿児島2区=は12日、石破茂幹事長と国会内で面会し、「党に迷惑をかけたくない」として離党の意向を伝えた。石破氏は了承、13日の党紀委員会で離党手続きに入る。野党側からは徳田氏の説明責任を求める声が出ており、党は臨時国会での法案審議への影響を避けるため、対応を急いだ。

 徳田氏は面会後、記者団に対し、親族らの逮捕について「事実を重く受けとめている。国民や有権者に心からお詫び申しあげる」と陳謝した。一方、石破氏は面会後、記者団に徳田氏の議員辞職について「予断をもって言うべきではない。(昨年の衆院選で)公認した党の責任者として重大に受けとめなければならない」と述べた。

 これに先立ち、石破氏は12日、佐藤勉国対委員長、鹿児島県連会長の森山裕衆院議員と国会内で対応を協議した。党として徳田氏と連絡を取り、本人の意思を確認する方針を申し合わせた。

 自民党は徳田氏の離党で事態を沈静化させたい考え。ただ、みんなの党の浅尾慶一郎幹事長は12日の記者会見で「(徳田氏は)衆院政治倫理審査会(政倫審)に出席し、説明責任を果たす必要がある」と国会での説明を求める考えを表明。民主党の大畠章宏幹事長も記者団に「離党したからといって説明責任を果たしたことにはならない」と批判した。

8517チバQ:2013/11/12(火) 23:21:48
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131112/crm13111222030021-n1.htm
【徳洲会事件】
徳田議員の姉2人、グループ私物化 虎雄氏病後に深く関与
2013.11.12 22:01 (1/2ページ)[自民党]

越沢徳美容疑者=9月30日、東京都千代田区
 徳洲会グループの選挙違反事件では、鹿児島の選挙区で運動員の指揮を執った越沢徳美(なるみ)容疑者(50)とスターン美千代容疑者(46)が逮捕された。2人は父で医療法人徳洲会前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)に厳しく教育され、ともに成長して医者に。だが、虎雄氏が病で床に伏せると、厳格な父・虎雄氏が築いたグループ企業を私物化するようになったという。

 「(徳田毅衆院議員の)お姉さんとは知らなかった。大変美人のお姉さん。皆さんも目に問題が出たら赤坂のクリニックに」。昨年12月の衆院選翌日、都内のホテルで開かれた毅氏の政治資金パーティー。当時、自民党総裁だった安倍晋三首相(59)は、官房長官時代に美千代容疑者が運営する眼科クリニックで治療をうけたエピソードを紹介し、美千代容疑者を持ち上げた。

 徳田家の第1子、徳美容疑者と次女の美千代容疑者は、虎雄氏が大阪大学医学部在学中に結婚した妻(74)との間に生まれた。当時は虎雄氏の父が亡くなり、虎雄氏が鹿児島県・徳之島から一族を大阪に呼び寄せたばかり。その後生まれた毅氏らを合わせた2男5女の子供たちは2段ベッドのある一室で寝起きしていたという。

 そんな中、虎雄氏は帰宅時に子供たちに正座で出迎えさせるなど厳しいしつけを施し、四女と毅氏以外の5人を医業の道に進ませた。徳美容疑者も医者となりグループ病院に勤務。長じて外国人と結婚した美千代容疑者は眼科医として独立した。

 姉妹がグループ運営へ関与を深めたのは、虎雄氏が全身の筋力が低下する難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した平成14年ごろから。虎雄氏の病状が悪化するにつれ、徳美容疑者と美千代容疑者は関連会社の社長に就任した。

 姉妹は、医療機器納入会社「株式会社徳洲会」(通称・カブトク、東京都千代田区)から多額の役員報酬を受け取ったり、実体のない顧問契約を結んだりしたという。1億円以上する都心の高級マンションに住み、グループ企業が所有する国産車をグループ職員に運転させていた。

 グループ関係者は「虎雄氏は徳洲会を立ち上げた当初、病院に泊まり込んで運営にあたるなど苦労してきた。だが、姉妹は経営が安定してからの徳洲会しか知らない。虎雄氏の苦労が姉妹には伝わっていないようにみえた」と話した。

 鹿児島2区内の重要地区責任者を務めた石川一郎(58)、桶谷義一郎(69)、屋田正彦(69)の3容疑者はそれぞれ昭和50〜60年ごろに徳洲会に入った古参職員で、これまでの選挙でも現地で活動していた。

8518チバQ:2013/11/12(火) 23:22:25
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2013111200852
徳田議員、自民離党を表明=安倍政権に痛手

記者の質問に答える自民党の石破茂幹事長=12日午後、国会内 自民党の徳田毅衆院議員は12日、国会内で石破茂幹事長に会い、医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で姉らが逮捕されたことを受け、離党する意向を伝えた。同党は近く党紀委員会を開き、離党を認める方針。昨年12月の第2次安倍内閣発足後、自民党国会議員の離党者は初めて。順調な政権運営を続ける安倍晋三首相には痛手となる。




「相手を圧倒」と陣頭指揮=衆院選で徳田議員姉−徳洲会公選法違反・東京地検



 会談で、徳田氏は「党に迷惑を掛けるわけにはいかない」として、離党する考えを伝達。この後、記者団には「親族が逮捕されたことは大変重く受け止める。疑念を持たれていることは、国民や有権者らに心からおわびしたい」と陳謝した。議員辞職については「多くの方々によって当選し、仕事をさせていただいているので、推移を見守って考えたい」と述べるにとどめた。
 石破氏は記者団に「極めて残念だ。(衆院選で)公認した党の責任者として重大に受け止める」と語った。 
 公選法には、運動員買収などで候補者の親族が禁錮以上の刑を受けて確定すれば、候補者の当選は無効となる「連座制」の規定がある。これに関し、民主党の大畠章宏幹事長は12日、「そのこと(進退)についても、ご自分で判断されるべきだ」と記者団に述べ、連座制適用前の自発的な議員辞職を求めた。
 徳田議員は、2005年9月の衆院選に鹿児島2区から無所属で出馬し、初当選。同月、自由連合代表に就任した。06年12月に自民党に入り、昨年の衆院選で3回目の当選を果たした。今年2月には女性問題で国土交通・復興政務官を辞任した。(2013/11/12-20:07)

8519チバQ:2013/11/12(火) 23:24:26
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131112-OYT1T00707.htm
姉ら逮捕「徳田家」支配崩壊…病院側「刷新を」

.

公選法違反容疑で徳洲会グループ東京本部のあるビルへ捜索に入る係官ら(12日午前、東京都千代田区で) 日本最大級の医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で12日、徳田毅衆院議員(42)(鹿児島2区)の姉2人とグループ幹部4人が逮捕された。

 選挙運動に動員した職員は563人、違法な運動報酬は計約1億4750万円相当。異例の大規模な組織ぐるみの選挙違反で、「徳田ファミリー」によるグループ支配は崩れた。全国の系列病院関係者からは、グループの刷新を求める声が上がった。

 「選挙違反は徳田家の意向をくんで組織的に行われたことは間違いないのに、親族は『病院関係者が独自の判断でやっていた』と責任転嫁している。許せない」。東北地方の病院長はそう言って憤った。病院長は「親族は関連法人も自分たちの財布代わりにしていた。逮捕を機に全容を解明してもらいたい」と話す。

 昨年の選挙応援に行った北海道のグループ職員は「グループが患者のためではなく、(毅議員の父親の)徳田虎雄前理事長や幹部のためにあるという意識が強くなりすぎた結果だ。今後は、徳洲会の本来の理念に立ち戻り、患者のための病院経営を行っていくべきだ」と強調した。

(2013年11月12日18時10分 読売新聞)

8520チバQ:2013/11/12(火) 23:24:36
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131112-OYT1T00707.htm
姉ら逮捕「徳田家」支配崩壊…病院側「刷新を」

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公選法違反容疑で徳洲会グループ東京本部のあるビルへ捜索に入る係官ら(12日午前、東京都千代田区で) 日本最大級の医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で12日、徳田毅衆院議員(42)(鹿児島2区)の姉2人とグループ幹部4人が逮捕された。

 選挙運動に動員した職員は563人、違法な運動報酬は計約1億4750万円相当。異例の大規模な組織ぐるみの選挙違反で、「徳田ファミリー」によるグループ支配は崩れた。全国の系列病院関係者からは、グループの刷新を求める声が上がった。

 「選挙違反は徳田家の意向をくんで組織的に行われたことは間違いないのに、親族は『病院関係者が独自の判断でやっていた』と責任転嫁している。許せない」。東北地方の病院長はそう言って憤った。病院長は「親族は関連法人も自分たちの財布代わりにしていた。逮捕を機に全容を解明してもらいたい」と話す。

 昨年の選挙応援に行った北海道のグループ職員は「グループが患者のためではなく、(毅議員の父親の)徳田虎雄前理事長や幹部のためにあるという意識が強くなりすぎた結果だ。今後は、徳洲会の本来の理念に立ち戻り、患者のための病院経営を行っていくべきだ」と強調した。

(2013年11月12日18時10分 読売新聞)

8521チバQ:2013/11/12(火) 23:29:30
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013111290135455.html
公選法違反事件 徳田議員の姉ら逮捕 連座適用で失職も
2013年11月12日 13時54分


 昨年十二月の衆院選をめぐる医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件で、東京地検特捜部と警視庁捜査二課などは十二日、運動員約五百六十人に総額一億四千七百五十万円相当の現金や航空券を供与したとして、自民党の徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の姉二人と幹部四人を公職選挙法違反(運動員買収)の疑いで逮捕した。父でグループ創設者の虎雄前理事長(75)も共犯としたが、重度の病気のため逮捕せず、事情聴取する。

 逮捕されたのは姉でグループ幹部を務めていた越沢徳美(なるみ)(50)、スターン美千代(46)両容疑者のほか、東京西徳洲会病院(東京都昭島市)事務局長の石川一郎容疑者(58)ら四人。

 公選法には、候補者の父母や兄弟姉妹が買収などで禁錮以上の刑が確定した場合、候補者本人が関与しなくても当選無効となる連座制の規定があり、徳田議員の進退問題が浮上する可能性がある。

 特捜部などは、徳田議員本人の関与がなかったかについても引き続き調べる。

 逮捕容疑では昨年十一月十六日の衆院解散後から今年七月ごろまでの間、全国の系列病院の職員計五百六十三人を選挙区に派遣し、戸別訪問などの選挙運動をさせ、一億四千七百五十万円相当を供与したとされる。ボランティアを装うため欠勤扱いにして給与を減額する一方、一日三千円の日当や欠勤分の給与をボーナスに上乗せし、事実上の報酬としていた疑いがある。

 特捜部は九月、徳洲会東京本部や徳田前理事長が入院する神奈川県鎌倉市の系列病院を家宅捜索して強制捜査に着手。警視庁と協力し、派遣職員や幹部職員ら数百人の事情聴取を進め、指揮命令系統の解明を進めてきた。

 徳田議員の姉二人は特捜部の任意の事情聴取に「選挙実務は幹部職員に任せていた」と事件への関与を否定してきた。

 <連座制> 候補者以外の者による選挙違反により、候補者の当選が無効になったり、同じ選挙区での立候補が制限されたりする制度。公選法が定める手続きは、例えば候補者の親族が買収などで禁錮刑以上の有罪(執行猶予を含む)が確定すると、高検が30日以内に高裁に「連座訴訟」を起こす。連座訴訟は検察官が候補者を相手に「当選無効の確認」などを訴え、無効の判決が確定すれば、候補者本人が失職する。

(東京新聞)

8522チバQ:2013/11/12(火) 23:41:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131112ddlk05040124000c.html
民主候補陣営虚偽記載問題:三井氏が損賠求め提訴 県連代表ら3人に2758万円 /秋田
毎日新聞 2013年11月12日 地方版

 昨年12月の衆院選に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(65)は11日、無断で口座を開設するなどしたとして、民主党県連代表の松浦大悟前参院議員ら3人を相手取って慰謝料など損害賠償約2758万円を求める民事訴訟を秋田地裁横手支部に起こした。記者会見した三井氏は「重要な責任の一端は私にあると承知の上で、刑事の告発、民事の提訴をした。公の機関できちんと調べてほしい」と語った。

 訴状によると、松浦代表とその女性秘書(当時)2人は共謀し、無断で政党交付金の受け入れ口となる口座を開設するなどした上、選挙費用の使途についてうその説明をし、精神的苦痛などを三井氏に与えたとしている。秘書2人は当時、三井氏の選対本部の事務局補佐で、実質的に選挙費用の管理などを担当していた。三井氏は選挙後、松浦氏らに手紙やメールで選挙費用などの情報開示を求めたが、明確な説明はなかったという。訴状で三井氏は「(松浦氏ら3人は)7月の参院選の政治・選挙活動に使う資金を確保することを企図した」としている。

 一連の問題について、三井氏は横手署に告発。県警は今年5月に受理し、公職選挙法違反容疑で捜査している。会見に同席した近江直人弁護士は告発を公表しなかったことについて、「証拠隠滅などを避けるために対外的に明らかにすることができなかった」と説明した。

 松浦代表は「問題については党として事実確認し、県民にしかるべき時にしっかりと説明したい」とコメントした。【小林洋子、松本紫帆】

8523チバQ:2013/11/12(火) 23:45:28
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131112t41016.htm
松浦県連代表らを提訴 衆院選秋田3区で落選、三井氏
 昨年12月の衆院選秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(65)が11日、立候補を要請した同党県連代表の松浦大悟前参院議員(44)と選挙の実務を担った松浦氏の女性秘書2人の言動により精神的苦痛を受けたなどとして、3人に2758万円の損害賠償を求め、秋田地裁横手支部に提訴した。
 訴えによると、女性秘書らは選挙運動費用を管理する預金口座のほかに隠し口座を開設し、支出を控えて松浦氏の活動資金に流用しようとした。落選後、選挙事務所を置いた横手市で政治活動を続けようとした三井氏に対し、3人は転居を迫ったと主張している。
 衆院選前に住んでいた長野県に戻っている三井氏は同日、横手市で記者会見し、女性秘書が隠し口座を開設した行為に関して有印私文書偽造・同行使容疑などで横手署に告発状を提出し、ことし5月に受理されたと明らかにした。
 提訴について松浦氏は同日、「訴状を見ていないため、個人としてのコメントは差し控えるが、党として事実確認を行い、有権者にしっかり説明したい」とのコメントを出した。


2013年11月12日火曜日

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131112-OYT1T00191.htm
勝手に口座…三井マリ子氏が民主県連代表ら提訴

 昨年12月の衆院選秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(65)が11日、自分名義の口座を勝手に開設され、精神的苦痛を受けたなどとして、選挙の統括責任者だった同党秋田県連代表の松浦大悟氏(44)と、松浦氏の元秘書の女性2人を相手取り、慰謝料など総額2758万円の支払いを求める訴訟を秋田地裁横手支部に起こした。


 訴状によると、女性2人は昨年11月、三井氏に無断で口座を開設し、党が入金した1300万円などを管理、今年7月に行われた参院選の松浦氏の選挙資金にしたとしている。さらに、三井氏の落選直後、松浦氏らは三井氏にこれを知られないよう、「あなたがいると票が減る」などと言って県外退去を強要したとし、「人格を否定、侮辱し、肉体的、精神的、経済的損害を受けた」としている。

 三井氏は11日、記者会見し、「許せない思いでいっぱい。公の機関でちゃんと調べてほしい」と話した。

 一方、松浦氏は「訴状を見ていないのでコメントは差し控える。三井氏を巡る問題については、党として事実確認し、県民の皆様にしかるべき時に説明したい」との文書を出した。

 この問題を巡っては、三井氏が今年5月、松浦氏の秘書を有印私文書偽造・同行使などの容疑で横手署に告発。県警は、告発内容以外にも、県選管への提出書類に虚偽記載などの疑いがあるとして捜査している。

(2013年11月12日08時17分 読売新聞)

8524チバQ:2013/11/13(水) 21:40:59
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131113/dms1311131532017-n1.htm
「徳田」姉妹の素性…金庫番として裏金管理か 徳洲会公選法違反2013.11.13


越沢徳美容疑者【拡大】

 ボス姉2人に司直のメスが入った。徳洲会グループの選挙違反事件で、東京地検特捜部などは12日、徳田毅衆院議員(42)=自民、鹿児島2区=の姉で、グループ関連会社役員の越沢徳美(なるみ)容疑者(50)とスターン美千代容疑者(46)を公職選挙法違反(運動員買収)容疑で逮捕した。2人はいずれも医者で、日本最大級の医療グループのカネとヒトを牛耳り、私物化も目立っていたという。

 医療法人徳洲会前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)には、2男5女の子供がいる。虎雄氏は子供たちに「理事長」と呼ばせ、帰宅時には正座で出迎えさせるなど厳しいしつけを施し、毅氏と四女をのぞく5人が医業の道に進んだ。虎雄氏そっくりの徳美容疑者も医者となり、グループ病院に勤務。外国人と結婚した美千代容疑者は眼科医として独立した。

 厳しい親子関係に変化が見られたのは、2002年ごろ。虎雄氏が全身の筋力が低下する難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症すると、姉妹は虎雄氏に急接近。関連会社の役員に就任するなど、グループ運営の関与を深めた。関係者によると、虎雄氏は「徳美には人事、美千代には金をまかせる」と公言していたという。

 発言力を強めた姉妹に対し、周囲からは「私利私欲に走っている」との批判が噴出。医療機器納入会社から多額の役員報酬を受け取ったり、実体のない顧問契約を結んだりしたという。1億円以上する都心の高級マンションに住み、グループ企業が所有する国産車をグループ職員に運転させていた。

 とりわけ、存在感が際立っていたのが美千代容疑者。昨年12月の政治資金パーティーで、当時、自民党総裁だった安倍晋三首相(59)は美千代容疑者のクリニックで治療を受けたエピソードを紹介し、「大変美人のお姉さん。皆さんも目に問題が出たら赤坂のクリニックに」と持ち上げたことも。

 選挙期間中は運動員にげきを飛ばし、「ファミリーの中で最も激しい口調だった」(関係者)。グループの金庫番として裏金管理を担当していたとみられ、毅氏の関与や現金買収疑惑など、特捜部の今後の捜査を占う「キーパーソン」と位置づけられている。

8525チバQ:2013/11/13(水) 21:51:37
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/20131113-OYS1T00259.htm
地元で「残念」「当然」の声交錯、徳田議員自民離党へ

 医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で12日、衆院鹿児島2区選出の徳田毅議員の姉2人とグループ幹部4人が逮捕され、徳田議員が自民党に離党の意向を伝えたことを受け、県内では「残念」と「当然」の声が交錯した。

 同党県連の森山裕会長は「このような事態となり、県連としても国民の皆様をお騒がせしたことをおわびしたい。徳田議員が離党を決意したことは大変残念だが、本人の意思を尊重したい」との談話を発表。鶴田志郎幹事長は「突然で驚いている。一連の事件ではまだ、徳田議員からの説明がなく、推移を見守るしかない」と困惑していた。

 昨年12月の衆院選で徳田議員の選挙を支援した同党県議は「政府の来年度予算編成で(徳田議員の選挙区の)奄美への交付金などに影響が出ないか心配だ。徳田議員は有権者への説明責任を果たすべき」とし、別の同党県議は「厳しいが、親族が逮捕された以上、離党は当然だ」と語った。

 徳田毅奄美市後援会の叶隆典会長は「ただただ、びっくりしている」。徳田議員と親交がある同市の栄勝正市議は「非常に残念。議員には奄美のために頑張ってもらおうと応援し、期待していた。今後の捜査を見守りたい」と語った。

(2013年11月13日 読売新聞)

8526チバQ:2013/11/13(水) 21:53:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131113ddm001040082000c.html
徳洲会公選法違反:徳田前理事長、買収主導 病床から娘通じ指示か
毎日新聞 2013年11月13日 東京朝刊

 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、自民党の徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の父親の虎雄前理事長(75)が、系列病院の職員を衆院選に動員するよう病床から指示し、その直後に開かれた選挙対策会議で派遣人数が決まったことが、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、難病の前理事長が長女の越沢徳美(なるみ)(50)、次女のスターン美千代(46)両容疑者=同法違反容疑で逮捕=を通じ、違法な組織選挙を主導したとみている。

 関係者によると、前理事長の指示を受け、徳美、美千代両容疑者らは昨年11月の衆院解散直後、鹿児島市内で選挙対策会議を開き、全国の病院職員の派遣を正式に決定した。美千代容疑者は会議で「動員数を決めて、父に了解を得る」と発言したという。また、徳洲会東京本部は、欠勤扱いとなる職員の給与や交通費などの支払い方法を記載した文書を各病院に通知したが、美千代容疑者は通知前にグループ幹部から報告を受け、支払い方法について意見したとされる。

 こうした仕組みは2003年衆院選で原形ができ前理事長が筋萎縮性側索硬化症(ALS)で05年に政界を引退した後も続いていたという。【山下俊輔、吉住遊】

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8527チバQ:2013/11/14(木) 22:06:08
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131114/dms1311141533022-n1.htm
買収話、解体も浮上 徳洲会病院の今後の行く末「再出発するいい機会」 (1/2ページ)2013.11.14
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公選法違反で捜索を受けた徳洲会の湘南鎌倉総合病院。医療帝国はどうなるのか【拡大】

. 創業家出身の徳田毅衆院議員(42)の選挙にからむ公職選挙法違反事件が直撃している医療法人徳洲会グループ。事件とともに注目を集めるのが、組織の行く末だ。独自の理念を掲げ、日本の地域医療をリードしてきた同グループ。騒動に便乗した買収話が浮上し、離職者も出始めるなど事件の影響は計り知れない。その一方で「再出発するいい機会」と捉える関係者もいる。国内最大級の医療法人がたどる道は−。

 「生命だけは平等だ」

 この理念のもと、66病院を含む280あまりの医療施設を擁するまでに膨れあがった徳洲会グループ。徳田虎雄・元衆院議員(75)が一代で築き上げたマンモスグループが激震に見舞われている。

 「虎雄氏の次男、毅氏が出馬した昨年12月の衆院選で組織ぐるみの選挙違反が明らかになり、グループ関連会社の役員を務めた毅氏の実姉2人が逮捕された。捜査の進展次第では、組織の存続さえ危ぶまれる事態になっている」(司法関係者)

 大阪大医学部を卒業した虎雄氏が1973年、34歳で大阪府松原市に開いた徳田病院が、グループの出発点だった。

 「年中無休・24時間オープン」「患者からの贈り物は一切受け取らない」「(患者の)生活資金の立て替え・供与をする」−。

 旧来の医療界の常識、慣例を打ち破る斬新なサービスと「ブルドーザーのような」(徳洲会関係者)虎雄氏の求心力でグループは急拡大。民間信用調査会社によると、医療法人徳洲会の2013年3月期の売上高は1853億円、利益は94億円で、国内屈指の規模に成長した。

 急成長は、虎雄氏の経営者としての才に負う部分が大きかったようだ。

 『トラオ 徳田虎雄 不随の病院王』(小学館文庫)の著書があるジャーナリストの青木理氏は、「病院経営者としての才能はずば抜けていた。病院食に至るまできっちりコスト計算するなど、経営に対してはすごくシビア。一方で、思い切った事業拡大の決断ができる。選択と集中のバランスが見事だった」と話す。

 04年には全事業を証券化して英国の大手銀行から2000億円もの融資枠を引き出すことに成功した。事業の証券化を日本のビジネス界で最初に本格活用したのが徳洲会だったという。

 「金融界で注目を集め、世界的なビジネス誌から賞が贈られるほどだった」(青木氏)

 しかし、創業家一族の逮捕、スキャンダルに加え、徳洲会グループが全国の傘下病院に事実上のノルマを課して毅氏の政治資金パーティー券を関係先に販売させていた疑いも浮上。組織の存亡が危ぶまれる状況だ。

 「捜査のメスが徳田一家にとどまらず、現経営陣に及ぶといよいよ危ない。グループの解散という事態も起こりうる」(捜査関係者)

 すでにグループ崩壊を見据えた不穏な動きも出ている。

 「今回の事件に便乗して、他の医療法人が、都心部にある徳洲会の大型病院を買い取ろうという動きがある」とは医療関係者。

 「屋台骨である僻地・離島医療も問題を抱えている。こうした病院には、医者が1人しかいない所も多い。事件の影響で、来年度の新規採用が止まっているうえ、離職者も出て、運営が立ちゆかなくなる状態が生まれそうだ」(徳洲会関係者)

 もっとも、虎雄氏の出身地である鹿児島・徳之島をはじめ全国の僻地・離島の医療を徳洲会が支えてきたのは間違いない。その功績を評価し、医療界での再出発を望む声も上がっている。

 「都市部の患者が一時的に離れる可能性はあるが、地域医療で徳洲会が果たす役割はまだまだ大きく、まじめに医療に取り組む医師も多い。虎雄氏が先頭で走ってきた時代に区切りを付け、彼らが中心となって再スタートを切る時に来ているのかもしれない」(医療ジャーナリスト)

 大きな岐路に立つ徳洲会。信頼を取り戻し、医療機関として再生できる日はくるのか。

8528チバQ:2013/11/14(木) 22:13:03
http://www.asahi.com/articles/TKY201311130576.html
徳洲会、他党候補も選挙応援 虎雄氏、影響力拡大ねらう
2013年11月14日06時54分
 【福井悠介、杉浦幹治】公職選挙法違反容疑で、徳田毅(たけし)衆院議員(42)の姉ら計6人が逮捕された医療法人「徳洲会」グループが、毅氏のほかにも多くの政治家の選挙に、職員を派遣していたことがわかった。欠勤扱いとせず、賃金などを支払ったケースも。東京地検特捜部に不正の主導者と指摘された徳田虎雄・前理事長(75)が、政界での影響力拡大を狙い、応援先を決めたとされる。

 特捜部と警視庁などは12日、公選法違反(運動員買収)容疑で、毅氏の姉2人を含む6人を逮捕した。昨年の衆院選で全国の徳洲会グループの病院職員ら計563人を、毅氏が立候補した鹿児島2区に派遣。選挙運動に専従させながら、報酬や旅費計1億4750万円を払った疑いがある。

 毅氏と同様に、昨年12月の衆院選では神奈川12区から立候補した阿部知子衆院議員(65)の選挙事務所にも、職員が派遣された。神奈川県内の複数の病院の職員たちだったという。

8529チバQ:2013/11/15(金) 20:07:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131115-00000056-mai-soci
<徳洲会事件>自由連合 70億円返済せず 系列企業が融資
毎日新聞 11月15日(金)15時0分配信

 医療法人「徳洲会」の徳田虎雄前理事長(75)が代表を務めていた政党「自由連合」(2010年8月解散)が、70億円を超える負債を返済せず、清算手続きが中断している。貸し付けていたのは徳洲会の系列企業。医療活動を通じてグループが得た収益が政治活動に流用されたまま「塩漬け」になっている構図が浮かび上がった。【近松仁太郎】

 毎日新聞が入手した、自由連合清算人の弁護士作成の報告書(11年11月30日付)などによると、自由連合は01年にグループ傘下の医療機器リース会社「インターナショナル・メディカル・リース」(IML)から約70億円を借り入れた。その後、借入金は利息を含め約77億円に達した。

 前理事長は自身が保有する株式会社「徳洲会」(カブトク)の株式をIMLに代物弁済する意向を示していたとされる。しかし、カブトク社長を務めていた越沢徳美(なるみ)容疑者(50)=公職選挙法違反容疑で逮捕=ら前理事長の親族がこのスキーム(計画)に異議を唱え、10年12月に清算手続きは中断した。

 関係者によると、自由連合の会計責任者を務めていた徳洲会の元事務総長(57)=今年2月解雇=は、IMLからの借り入れに際して「前理事長が個人保証をしていた」と主張し、スキームを進めようとしたが、親族側は「保証はしていない」と反発し、対立が深まったという。

 政治資金規正法は、政党が一企業から受けられる寄付金について、資本金に応じて年間750万〜1億円に制限している。だが、借入金には制限がなく「法の抜け穴」とも指摘されている。

 親族に近い関係者の一人は「自由連合からの返済は見込めず、IMLに特別損失を計上するしかない」との見解を示すが、借入金を「棒引き」することになれば、脱法的な「企業献金」との批判が強まりそうだ。

 ◇自由連合

 1994年に政党として設立。衆院議員だった徳田虎雄前徳洲会理事長が代表を務めていた。2005年に病気で政界引退後は次男の徳田毅衆院議員が代表を引き継いだものの、06年に離党して所属国会議員がいなくなり、政党要件を失った。前理事長が再び代表に就き政治団体として存続していたが、10年に総務相に解散届を提出した。

8530チバQ:2013/11/15(金) 20:08:00
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131115/crm13111508540005-n1.htm
【徳洲会事件】
徳田虎雄氏、関連7社社長に 「一線退く」意向と矛盾、支配強化
2013.11.15 08:52 (1/2ページ)
 医療法人徳洲会グループの公職選挙法違反事件で、東京地検特捜部の家宅捜索後に医療法人理事長職を退いた徳田虎雄・元衆院議員(75)が、今月に入ってグループ企業のうち少なくとも7社の社長に一斉に就任したことが14日、分かった。虎雄氏はグループ全法人を統括する一般社団法人の代表理事職を退いていないことも判明。一線を退く意向を表明した虎雄氏はグループ内で影響力を保持する思惑があるとみられ、家族支配の構造が変わらない実態が浮かんだ。

 虎雄氏が社長に就任したのは、株式会社徳洲会(通称カブトク、東京都千代田区)▽徳洲会インフォメーションシステム(大阪市北区)▽インターナショナル・メディカル・リース(同)−など7社。登記簿によると、いずれも11月3日付で就任している。

 これらの企業はこれまで、越沢徳美(なるみ)容疑者(50)やスターン美千代容疑者(46)=ともに公選法違反容疑で逮捕=ら虎雄氏の親族やグループ幹部が社長を務めていた。

 各企業はグループ傘下の病院が使う医療器具の調達、医療機器のリースなどの取引を一手に扱って利益を上げており、取締役に名を連ねる虎雄氏の親族らが高額の役員報酬を得る構図だった。

 徳洲会グループによると、虎雄氏は10月に医療法人理事長職は退いたが、各法人の理事任免権などを持つ社員職は退いていないという。

 虎雄氏は10月20日、医療法人理事長の退任にあたって、「家族支配という批判を受けるに至った。私の家族についても責任を持って対処する」と説明。医療法人の鈴木隆夫新理事長は11月4日の会議で、別のグループ幹部がカブトク社長に就任すると発表していたが、これを覆して虎雄氏が就任してしまい、人事権は虎雄氏が握っている内実を垣間見せた。

 グループ病院幹部は「人事や事業整理などの決定では依然、虎雄前理事長に承認を仰いでいるのが実態」と指摘。虎雄氏の社長就任については「世間に唾するような行為で信じられない」と批判した。

8531チバQ:2013/11/17(日) 12:38:03
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131117/crm13111708150001-n1.htm
徳洲会 山田元農水相に職員派遣 昨年衆院選 阿部知、薗浦陣営も
2013.11.17 08:12 (1/2ページ)

 医療法人徳洲会グループの公職選挙法違反事件で、グループが昨年12月の衆院選で徳田毅(たけし)衆院議員(42)=自民離党、鹿児島2区=のほかにも、山田正彦元農林水産相(71)=日本未来の党から長崎3区に立候補、落選=ら少なくとも3陣営に選挙応援の職員を派遣していたことが16日、関係者への取材で分かった。毅氏の父、徳田虎雄・元衆院議員(75)は選挙期間中「(毅氏の)他にも5人を応援している」と周囲に伝えており、毅氏の政界での影響力を高める狙いがあったとみられる。

                   ◇

 山田氏のほかは、阿部知子衆院議員(65)=日本未来の党から神奈川12区に立候補し落選、比例南関東ブロックで復活当選=と、薗浦健太郎衆院議員(41)=自民、千葉5区=の各陣営。

 関係者によると、山田氏の陣営には期間中、長崎、福岡両県の2病院から職員計十数人が派遣されていた。派遣先では、はがきの宛名書きやポスター貼りなどの作業を行ったという。

 職員は毅氏陣営と同様、ローテーションを組んで常時数人が応援に入れるよう調整。給与も公示後は欠勤扱いにし、減額分を冬の賞与に上乗せして支給していたという。山田氏は長崎・五島出身で島嶼(とうしょ)議員連盟などを通じ虎雄氏と近い関係にあったという。山田氏は衆院選後、グループ病院を訪れ関係者に「おかげで選挙ができました」と話した様子が目撃されていた。山田氏の秘書は「徳洲会とは何も関わりがないので一切答えられない」と話した。

 阿部氏陣営にも神奈川県内の4病院・医療施設から職員が常時数人、派遣された。阿部氏は千葉徳洲会病院(千葉県船橋市)元院長。現在も虎雄氏が療養生活を送る湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)で非常勤医師として週1回勤務し、虎雄氏と頻繁に面会しているという。

 阿部氏の秘書は「私も議員本人もボランティアだと思っていた。選挙前に社民党を離党して人手が足りず、虎雄氏が心配して応援してくれた」と説明した。

 毅氏と初当選が同期の薗浦氏陣営にも、千葉県内の病院から職員を常時3人派遣。薗浦氏は「ボランティアとして応援を頂いていた。報酬が出ていたことは知らなかった」と答えた。

8532名無しさん:2013/11/19(火) 21:46:51
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131113/crm13111313440007-n1.htm
【父子の野望−徳田虎雄氏の「功」と「罪」上】
「選挙資金は医療改革の経費だ」大義のために法を犯す
2013.11.13 13:42 (1/4ページ)[汚職・政治家疑惑]

家宅捜索が入った徳洲会東京本部前には、多くの報道陣が集まった=12日、東京都千代田区(大西史朗撮影)
 徳田虎雄は昭和13年、兵庫県生まれ。2歳で鹿児島県の徳之島に移住したが、家は貧しく、病気の弟が医師に診てもらえずに亡くなった経験から、医師を志すようになったという。

 大阪大医学部を苦学で卒業し、48年、生命保険金を担保に借金をして最初の病院を大阪府松原市に開院。これを起点に「24時間診療」「年中無休」など、自らの理想をかなえる病院を全国に設けるという壮大な構想に向けて走り出す。

 「しかし、行く先々で地元医師会と対立するなど逆風に遭い続け、医療をよくするためには政治しかないと衆院選立候補を決意した」(元側近)

 58年、初めての選挙で奄美群島に帰った虎雄は、金権選挙の風土に直面し、人間不信に陥ったという。

 「金がいくらあっても足りなかった。島の人たちが次々と金をもらいに来た。理事長(虎雄)は日中外に出なくなった。太陽がまぶしいんだと、ノイローゼ気味の状態で夜、戸別訪問に出かけていった」(同)


自ら運んだ札束


 2度の落選を経た平成2年、虎雄は号令をかけた。「金を敷き詰めろ」。徹底した買収選挙で、「30億円近くの裏金」(同)を選挙区にばらまき、ついに念願の議席を獲得した。

 「理事長自らが札束を袋に詰めて奄美に運んだ。空港のX線検査で札束が見つかり、検査官がのけ反って驚いていた」(病院幹部)

 買収など裏の選挙運動の資金は、主に病院の経費から捻出したほか、高額医療機器の調達先、病院建設を請け負うゼネコンからのリベートもすべて注ぎ込んだという。

 選挙のたびに大阪国税局の税務調査を受け、病院から選挙資金を捻出していたことが問題になった。

 虎雄は国税の調査官に、国中に病院を造るという夢を延々と説いて聞かせたという。「自分にとって政治は医療改革を実現するための手段だ。選挙に勝たなくては病院を造れないのだから、選挙資金は医療改革の経費だ」と訴えた。

 実際に裏金は右から左で選挙に使われており、私的な蓄財が見られないため、脱税罪での刑事告発は見送られたという。

8533チバQ:2013/11/19(火) 21:47:28
 「大義のために必要なら、法を犯してでもやってしまう。やった後で考える。そういう男だから、あれほどの行動力があった」(野党衆院議員)

 病院職員を「兵隊」として駆り出す選挙運動のシステムも、落選を重ねる中で虎雄が編み出したという。

 「各地の病院にいる島出身の職員が、選挙になると皆帰ってきて組織づくりに走り回ったのが原形だった。全国に候補者を擁立した自由連合の選挙運動によって、全国の病院職員が選挙マシンとして鍛えられ、総動員選挙の仕組みが完成された」(病院元幹部)

 選挙区にある徳洲会病院の職員採用面接では、「あなたは政治活動をできますか」と必ず質問する決まりだったという。


「逃げろ」が口癖


 買収選挙は毎回のように多くの逮捕者を出した。買収を指示した虎雄を守るために、関わった職員らは逃亡を余儀なくされた。

 「病院職員たちは投票当日になると即刻、選挙区を離れるよう指示された。開票が進む頃にはもう誰もいない。理事長は『とにかく逃げろ』が口癖だった」(奄美出身の職員)

 指名手配され、長期間の逃亡中に妻を病気で亡くすという悲惨な体験をした職員もいたという。

 「すべては選挙のため、多くの職員が法を犯し、家族を犠牲にしてでも尽くした。これが将来、国民のためになるという理事長の理念を信じたからだった。彼らの力の上に巨大な徳洲会王国が築かれた」と元側近は語る。(敬称略)





 「医療革命」を志し、巨大医療グループ徳洲会を一代で築きながら、公選法違反事件を主導し、容疑者となった徳田虎雄氏。どこで道を誤ったのか。虎雄氏を支えてきた男たちの言葉でその軌跡をたどっていく。(徳洲会取材班)

8534チバQ:2013/11/19(火) 21:48:28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131114/crm13111412100006-n1.htm
【父子の野望−徳田虎雄氏の「功」と「罪」中】
変質した暴君 信念消え蓄財に傾斜「別人になった」
2013.11.14 12:02 (1/3ページ)[汚職・政治家疑惑]

難病を発症する前、参院選の街頭演説で有権者に訴える徳田虎雄氏=平成13年7月、京都市下京区
 「移動の足は電車が基本。昼飯は立ち食いの素うどんに卵を落とすかどうかで悩む。あの人は金銭に関しては極端な『ドケチ』だったけど、自分の財産にはまったく頓着せず、寸暇を惜しんで仕事だけに全精力を注いでいた」

 徳田虎雄を長く支えた元側近は語る。

 虎雄の赤信号嫌いは有名で、全国の病院職員が虎雄の運転手をするたび、赤信号で止まろうとすると、後ろから「行け」と頭を殴られたという。

 「私も何度も殴られたり、蹴られたりして、頭から血を流したこともあります」と地方病院幹部。

 「身内が死にそうなときはお前も信号を無視するだろう。俺を待っている人が全国にいる。だから止まっている暇はない」と虎雄は言ったという。

 医療を受けられず死んでいく人をなくすため、全国200の病院を造りたいと虎雄は語っていた。その大義のために必要なら、法を犯すことも辞すべきでないと説いていた。

 「法律やルールに自分を合わせるのではなく、自分に合うルールがあるはずだから探してこいと命じる人ですから」(元側近)


皆が徳田教の信者


 各地の徳洲会病院の事務部門には、選挙違反で有罪判決を受けた「前科持ち」の幹部が多い。指名手配され長期の逃亡生活を経験した職員は語る。

 「一言でいえば皆、徳田教の信者なんです。徳田虎雄が神格化されているからこそ、あの強力な選挙組織が機能したんです」

 虎雄の郷里、徳之島(鹿児島県)の病院ではかつて「うちの職員に盆と正月はない」といわれていた。

 「盆と正月には徳田家の人々が帰省するので、その世話に大勢駆り出された。空港までの送迎、食事の用意に掃除、洗濯、孫のお守りまで。徳洲会グループでは、医者以外の全職員が徳田家の使用人なんです」(地元病院の元幹部)

 なぜそこまで尽くしてきたのか。「やはり理念が言葉だけではない人でしたから。離島に次々と病院や診療所を造ってくれた。病院があるから過疎化に歯止めがかかった」(同)

 平成14年、虎雄は難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を発病し、四肢の自由を徐々に奪われていった。

 17年の衆院選を機に政界引退。選挙区は次男の徳田毅(42)に引き継がれた。毅は虎雄の反対を押し切り、父が結党した自由連合を捨てて自民党に移った。

 病院グループの運営には、公職選挙法違反容疑で逮捕された長女の越沢徳美(50)、次女のスターン美千代(46)両容疑者ら女性親族が乗り出し、かつて虎雄の後継者と目された長男(48)を退ける動きが目立つようになった。

8535チバQ:2013/11/19(火) 21:49:40
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131114/crm13111412100006-n3.htm
【父子の野望−徳田虎雄氏の「功」と「罪」中】
変質した暴君 信念消え蓄財に傾斜「別人になった」
2013.11.14 12:02 (3/3ページ)[汚職・政治家疑惑]

難病を発症する前、参院選の街頭演説で有権者に訴える徳田虎雄氏=平成13年7月、京都市下京区

裏金は親族名義に


 休みなく続けてきた病院の新設、買収のペースは徐々に鈍化。全国200病院の構想は頓挫した。

 「この頃から、それまで揺るぎなかった理事長(虎雄)の軸がブレてきたと感じることが多くなった」(元側近)

 虎雄が裏金を蓄えるようになったのも、この頃からだったという。

 「業者からリベートを受け取る窓口役の会社社長が理事長室に現金を運び、理事長の前で秘書に渡した。秘書は理事長のベッド横の棚に保管し、出納帳に記入して理事長に見せていた」と別の関係者は語る。

 「金を蓄えるのは将来の海外プロジェクトのためだ。海外に病院を造る場合は銀行が融資してくれない」。虎雄は周囲に対し、そのように説明していた。

 ところがその後、6億円を超す裏金は親族名義の口座に振り分けられ、株式投資に充てられた。

 元側近ら2人が口をそろえる。「すべては大義のためだと言い続けた昔の徳田虎雄とは別の人になってしまったと感じた」「子孫に美田を残さずと言い続けた人とは思えない姿だった」

(敬称略)

8536チバQ:2013/11/19(火) 21:50:43
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131115/crm13111512080007-n1.htm
【父子の野望−徳田虎雄氏の「功」と「罪」下】
噴き出した家族の欲 病が独裁者の威厳奪う 
2013.11.15 12:00 (1/4ページ)[汚職・政治家疑惑]

 「うちは普通の親子関係じゃないんです」

 徳田家を古くから知る人物は衆院議員の徳田毅(42)から、こう打ち明けられたことがある。

 毅の父の徳田虎雄は、2男5女の子供に厳しく接し、期待に背けば土下座をさせた上で鉄拳制裁を加える父親だった。

 虎雄は、グループでも強権を振るったが、家庭でも独裁者だった。家を出るときは全員が勢ぞろいして見送り、食事のメニューは子供と明確な差があった。

 家の中では幼少期から「お父さん」「パパ」とは呼ばせず、「理事長」で通した。「徳田虎雄の子供というよりも、徳洲会の一員という意識を植え付けていたように映った」。古くからの知人は振り返る。

 子供たちが成人しても、その厳しい姿勢は変わらず続いた。虎雄は医師免許を取得したばかりの次女、スターン美千代を、いきなり離島の系列病院に赴任させている。

 だが、新米医師に離島の医療を担う勤務は荷が重く、美千代はわずか1年で出身大学に戻り、独立して眼科医になる道を選んだ。「グループ全体に『子供を甘えさせない』という姿勢を示したのだろうが、耐え切れなかったようだ」と元側近は振り返った。

直接報告できず


 長女の越沢徳美も3年ほど本州の拠点病院で臨床研修を受けただけで離島病院に派遣され、美千代と同様、相当苦労したという。

 徳美はその後、平成11年に虎雄が設立した「株式会社徳洲会」の社長に就任するが、経営について最終決定するのはあくまでも父親だった。徳美も医療機器を購入する際に、事務方幹部に報告を任せて虎雄の決裁をもらうほど、虎雄との直接のやりとりを恐れた。

 「理事長(虎雄)がカブトクや関連会社の取締役に子供たちを据えるのは、努力しろという厳しさの表れだったのかもしれない」とグループ元関係者。一方で「いつも『子供に美田を残さない』と公言してきたが、実際は財産を残してやりたいとの思いを漏らすこともあった」と述懐する。

8537チバQ:2013/11/19(火) 21:51:23
「次の事務総長に」


 そんな親子関係の変化を複数の職員が感じ始めたのは、虎雄が17年に政界を引退した頃からだった。

 虎雄は14年に罹患(りかん)が判明した難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行とともに体の自由が奪われていった。強い口調で家族や職員を叱り飛ばした姿はもうなかった。

 それと時期を同じくして、虎雄が生涯をささげた病院運営が軌道に乗り始める。虎雄はグループの金融機関からの借入金のうち2千億円近くを個人保証していたが、取引金融機関の変更に伴って保証額が大幅に減少した。

 病院経営に距離を置いていた虎雄の親族が、急にグループの継承に意欲を見せるようになったという。「虎雄さんを敬遠してきた美千代さんでさえ、『次の事務総長(事務方最高幹部)になる』と公言するようになった」(元幹部)

 ある元側近は虎雄の怒りを買った徳美が、その後、孫を連れて、虎雄を懐柔する様子を目撃している。「それで理事長は矛を収めた。昔ではあり得なかった。家族は周囲に人がいなくなると、理事長ではなく『パパ』と呼ぶようになった。病気で恐れを感じなくなったんでしょうか」と話す。


側近を次々退ける


 近年の虎雄は、古くから仕えた側近を次々と退け、家族が脇を固めるようになった。そして娘たちに都合の悪い情報は遮断されるようになったという。

 別の元側近はこう語った。「もともと、理事長は聖人君子ではなかったが、噴き出す欲を抑えるため『生命だけは平等だ』などの理念を唱和して、己を律してきた。今、家族の意見を唯々諾々と聞き入れる様子は、かつてのグループを牽引(けんいん)した徳田虎雄ではない」

 病気に倒れて顕在化した家族の権力欲。病床の独裁者は、ファミリーの心の変遷をどう感じ取っているのだろうか。(敬称略)=おわり

8538チバQ:2013/11/19(火) 21:52:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131113ddm041040031000c.html

一族の支配:徳洲会事件/上 選対仕切る姉妹 「つじ立ちのあいさつ悪い」「なぜ椅子出さないの」
毎日新聞 2013年11月13日 東京朝刊

 日本最大級の医療グループ「徳洲会」による巨額の選挙違反事件で12日、徳田毅(たけし)衆院議員(42)の姉2人らが逮捕され、事件は徳田ファミリーが主導した疑いが強まった。「票」と「カネ」を巡る徳洲会グループの不透明な動きを追った。

 12日午後3時過ぎ、徳田議員の次姉、スターン美千代容疑者(46)を乗せた車が東京拘置所に入った。「ファミリーが徳洲会の財布を握って、直接口を出した選挙だった。捜査でその証拠を示してほしい」。東日本の徳洲会系列病院のある院長はいら立ちをぶつけた。「ファミリーが医療法人から完全に手を引き、本来の姿に戻るべきだ」

    ◇

 神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院。2010年に新築された15階建ての最上階に、徳洲会グループ創設者、徳田虎雄前理事長(75)の専用室がある。応接室や大会議室などフロアの半分が電子ロックで病棟と隔てられ、窓外に富士山も望む。「前回の票を超えるんだ」。昨年11月の衆院解散後、この病室から、鹿児島市に置かれた徳田議員の事務所に向かって連日、虎雄前理事長の指令が飛んだ。

 全身の運動神経が衰える筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した前理事長。体を動かせず、言葉も失った。だが、車椅子に体を預け、にらむような目で秘書が掲げる文字盤を追うことで意思を示し、秘書が通訳する。理事長室は全国の病院とテレビ会議でつながり、選挙中は選挙事務所にもカメラを置いた。

    ◇

 「つじ立ちのあいさつが悪い!」「集会で足の悪い人になぜ椅子を出さないの!」

 その事務所では連日、美千代容疑者が大きな声を上げていた。徳洲会職員が集うプレハブ事務所には親族の部屋も設けられ、美千代容疑者や長姉の越沢徳美(なるみ)容疑者(50)らが頻繁に出入りした。

 鹿児島2区は大きく3地区に分かれる。鹿児島地区は石川一郎(58)▽指宿地区は桶谷義一郎(69)▽奄美地区は屋田正彦(69)の各容疑者が責任者となった。だが「実質はファミリーが仕切っていた」と、派遣された職員は打ち明ける。

 職員派遣の注意事項を定めた「読後破棄」と記されたファクスが系列病院に届いたのは解散からわずか3日後の11月19日。その前には既に徳美、美千代両容疑者が鹿児島入りし、責任者らと対策会議を開いていた。これに沿ってグループ幹部が計563人、総額1億4750万円相当に上る運動員買収の構図を完成させた。

8539チバQ:2013/11/19(火) 21:53:30
 ファクスには、ボランティアを装う手口が明記されていた。派遣職員は欠勤扱い。給与の減額分は賞与に加算支給する。関係者は「文書作成に当たり、美千代容疑者も報告を受けていた」と指摘する。

    ◇

 今月9日、鹿児島県奄美市で開かれた奄美群島の日本復帰60周年を祝う式典。徳田議員の欠席は直前に伝えられ、壇上の来賓席は空席のまま。強制捜査後、国会にもほとんど姿を見せなかった徳田議員だが、12日夕、初めて事件について報道陣に口を開いた。「親族を含む関係者が逮捕された事実は大変重く受け止めています。疑念を持たせてしまい、心からおわびします」。自らの関与については何も述べず、「これからの推移を見守りたい」と厳しい表情で話した。

 ◇法人の税優遇取り消しも 地域医療へ影響懸念
 徳洲会グループは、66の病院を含む280以上の医療施設を擁する国内最大級の医療グループ。離島・へき地診療などに力を入れ、傘下には税制上優遇される特定医療法人と社会医療法人もある。事件を受けて優遇措置が取り消されれば、地域医療への影響も懸念される。

 社会医療法人は救急医療体制の確保などを条件に都道府県が認定し、法人税や固定資産税が非課税になる。グループでは千葉県の「木下(きおろし)会」(3病院)と鹿児島県の「鹿児島愛心会」(4病院)の2法人が認定されている。厚生労働省幹部は「公的な運営をしていなかったとして認定取り消しもあり得る。最終判断は都道府県だが、厚労省としても適切な助言をしたい」と語った。

 沖縄徳洲会(17病院)は国税庁から特定医療法人に承認され、法人税が軽減されている。「法人に法令に違反する事実がないこと」などが要件とされ、承認が取り消されれば過去にさかのぼって課税される可能性がある。

 徳洲会関係者は「多額の借入金もあり、経営悪化につながりかねない。離島やへき地医療の質の低下が心配だ」と語った。【桐野耕一、太田誠一、島田信幸】

 ◇系列企業に関与
 「徳田ファミリー」は長女の徳美、次女の美千代の両容疑者を中心に、2010年前後からグループ経営へ関与を強めた。

 徳美容疑者は、系列病院に医薬品や医療用品を納入する株式会社「徳洲会」の社長を1999年の設立時から務めた。美千代容疑者は東京・赤坂で眼科を開業する傍ら、2011年にはグループの医療機器リース会社などの代表に就任。2人とも数年前から、父・虎雄前理事長と行動を共にする姿が目立った。

 関係者によると、徳美容疑者ら親族は、10月末にグループ企業役員の辞表を提出した。

 一方、逮捕された幹部職員4人は、長年選挙運動を手伝うベテランが多い。中には、過去にも選挙違反で逮捕されたり、指名手配されても偽名を使って公訴時効まで逃げ続けたりした職員もいるという。「こうした人だけで『戦友会』と称して慰め合うこともあった」。ある徳洲会関係者は振り返った。【山田奈緒、近松仁太郎】

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 ■解説

 ◇カネの流れ解明が焦点
 東京地検特捜部が徳洲会グループ創設者の親族らの逮捕に踏み切ったのは、医療活動を通じて得た豊富な資金力と組織力を背景に著しく公平性を欠く選挙戦を展開し、悪質性が高いと判断したためだ。買収総額は1億5000万円近い。資力の差で当落が決まる「金権選挙」を防ぐ公選法の趣旨が骨抜きにされていた可能性がある。

 創設者の徳田虎雄前理事長はかつて、自由連合(2010年に解散)を率い、医師会が支援する自民党候補と「戦争」にも例えられる激しい選挙戦を繰り広げた。票の買収で多数の逮捕者も出したが、末端の運動員らが摘発されたケースはあっても、組織の中枢に捜査が及んだことはなかった。今後、不透明なカネの流れがどこまで解明されるかが大きな焦点になる。

 ある検察幹部は「医療理念は立派でも、徳洲会という組織の常識が社会の常識から外れている」と指摘する。05年の衆院選以降は次男の毅衆院議員が後継者となったが、金権体質まで引き継いでいなかったか。組織選挙の全容解明が待たれる。【島田信幸】

8540チバQ:2013/11/19(火) 21:58:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131114ddm041040147000c.html
一族の支配:徳洲会事件/中 世襲後も金権選挙 ベテラン病院職員「毅には大義がない」
毎日新聞 2013年11月14日 東京朝刊

 1983年の初冬。鹿児島・奄美大島の空港に「書籍」と書かれた段ボール箱が次々降ろされた。航空便で届いたのは札束。「カネは選挙事務所に運び込まれ、ばらまいた。やりたい放題だった」。徳洲会グループの元職員が打ち明けた。

 医師会と対立しながら各地に病院を開設した徳洲会の徳田虎雄前理事長(75)。「平等な医療の実現には政治力が必要だ」とこの年、当時の奄美群島区から初めて衆院選に立候補した。後に法相を務めた自民党の保岡興治氏との一騎打ちは壮絶な選挙戦となり、「保徳(やすとく)戦争」と呼ばれた。

 病院職員が大量動員され、名簿を手に、2万円渡したら黄色、5万円なら青色、と塗りつぶして歩いた。相手陣営の支持者から現金が飛べば、さらに上乗せした。地元建設会社の役員は「票イコール金。選挙は第4次産業」と振り返る。

 奄美群島・徳之島の貧しい家庭で育った前理事長は、急病の弟が医者にかかることもできずに亡くなったことをきっかけに医師を志したという。古くからの支持者は「訴えるのは医療改革と奄美の自立。離島に病院を作り、徐々に信頼を得た」と心酔する。90年、3度目の挑戦で念願の議席を手にした。

 次男の徳田毅(たけし)衆院議員(42)に世代交代しても、職員総動員の手法は引き継がれた。12日に逮捕された系列病院事務局長、石川一郎容疑者(58)らは、前理事長時代から選挙運動を担ってきた。

 だが、運動員として派遣されたベテラン病院職員は「前理事長の選挙は、地域医療を潰さないための活動だと思えた。毅の選挙には大義がない」と吐き捨てるように語った。

      ◇

 政治家の集金力を示す政治資金収支報告書。2011年、徳田議員は2億5185万円を集め、小沢一郎氏を抜き国会議員トップに躍り出た。収入の多くは親族や関連会社から。グループ資金が政治活動を支えていることを物語る。

 昨年の衆院選では、病院職員ら563人に約1億4750万円の買収資金がつぎ込まれた疑いが持たれている。自民党の政権奪還が予測され、徳田議員も安泰と見られた選挙でなぜ? 前理事長をよく知る関係者は断言する。「ファミリーが仕切った初めての選挙だから圧勝する必要があった。徳田虎雄のプライドだ」

8541チバQ:2013/11/19(火) 21:59:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131115ddm041040109000c.html
一族の支配:徳洲会事件/下 崩壊招いた私物化 高級マンション転売差額、次女に「寄付」
毎日新聞 2013年11月15日 東京朝刊

 「ご迷惑をかけている責任を取り、一日も早い徳洲会グループの信頼回復を願って、理事長職を退任する」

 10月7日夕、神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院15階の徳田虎雄前理事長(75)専用室。集まった理事ら10人の前で、秘書が退任表明の文書を読み上げた。筋萎縮性側索硬化症(ALS)で全身の筋肉が衰弱し、車椅子に座る前理事長の表情は変わらない。「結論を出したら振り返らない人」。理事の一人は、慰留は無意味だと察した。

 9月に公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の捜索を受けても、執行部は事件への説明を避けた。だが、選挙のたびに動員させられる病院職員らの不満を抑え続けることはできず系列病院長らが理事長退陣を迫っていた。

 翌8日、徳洲会は記者会見を開き、退任を発表した。

    ◇

 「子孫に美田を残さない」と公言していた前理事長。だが病状悪化に乗じて、親族によるグループ私物化が目立ち出した。

 長女の越沢徳美(なるみ)容疑者(50)=公選法違反容疑で逮捕=が社長を務める株式会社「徳洲会」が2010年4月、東京・元麻布のマンション1室を2億円で購入した。翌5月、次女のスターン美千代容疑者(46)=同=が代表の経営コンサルタント会社は本社をこの部屋に移し、8月に1億4000万円で取得した。

 監査法人は「実質的には購入間もなく低額で売却されたとみなされ、差額の6000万円は寄付とみなされるリスクがある」と税務上の問題を警告した。

 美千代容疑者は11年2月、元徳洲会事務総長(57)を降ろしグループの医療機器リース会社社長に就任。元事務総長は前理事長時代から選挙を取り仕切った側近中の側近だが、この頃から親族と対立を深めた。今年2月に解雇され特捜部に組織ぐるみ選挙の実態を詳細に供述したとされる。

 「徳田虎雄」という強烈なリーダーシップの下で一枚岩だった組織はほころび、中枢部に捜査のメスが入った。前理事長に近い関係者は「グループを家族で固めようとした結果、徳洲会は崩壊に向かって走り出した」と嘆いた。

    ◆

 山田奈緒、島田信幸、山下俊輔、吉住遊、近松仁太郎、石川淳一が担当しました。

8542とはずがたり:2013/11/23(土) 17:00:59

損賠訴訟:提訴受け、松浦県連代表が三井氏に反論 「事実誤認」争う構え /秋田
http://mainichi.jp/area/akita/news/20131123ddlk05040128000c.html
毎日新聞 2013年11月23日 地方版

 民主党県連代表の松浦大悟前参院議員は22日、県庁で、昨年12月の衆院選秋田3区に党公認で立候補し落選した三井マリ子氏が松浦代表らを相手取って損害賠償を求める民事訴訟を起こしたことなどを受け、記者会見した。松浦氏は「県連としてしっかりと受け止めて対応していきたい」と述べた上で、「訴状は届いていないが、事実誤認に基づくとんでもない内容と思う。整理して反論したい」と争う構えを見せた。

 三井氏が自身に無断で政党交付金の受け皿となる口座を開設されたなどとして松浦氏の元秘書を県警に告発していることに対しては、松浦氏は「党本部の指示を受けて五つの口座を作った」と説明。「三井氏から全口座について作ることを了承を得た」との認識を示した。供託金については県連で保管していて、三井氏と協議の上、公金として取り扱うべきだと主張した。

 また、三井氏が訴状で「松浦氏から『あなたがいると票が減る』と言われた」などと指摘している点について「そのような言葉は発していない。選挙戦で三井さんの言動があまりにもひどく、3区の支持者からは『これ以上、三井さんを応援できない』という声が上がっていたのは事実」と反論した。

 さらに党県連が法的措置を取るかについては「同じ土俵に乗るのるのがばかばかしいくらいの低レベルな話」と突き放した。

 三井氏陣営の選挙運動費用収支報告書を巡っては、ポスター張りの報酬の虚偽記載の疑いがあり、県警が公職選挙法違反容疑で捜査している。また、松浦氏の報告書でも同様の疑惑が出ていて、これについては「裁判の過程ではっきりわかると思う。法律に触れているのであれば本当に残念」とした。

 同席した民主党の五百蔵(いおろい)洋一顧問弁護士は架空の領収書の作成疑惑について「悪気があってやっているのではなく、私の感想だが、つじつま合わせしている」との見解を述べた。浮いた金については三井氏への差し入れやガソリン代への転用とみられるとした。【小林洋子】

8543チバQ:2013/11/24(日) 08:46:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131124/nar13112402030001-n1.htm
民主・吉川氏、次期衆院選に出馬せず 奈良

2013.11.24 02:03


 民主党県連代表などを務めた前衆院議員の吉川政重氏(50)が23日、次期衆院選には立候補しないことを明らかにした。吉川氏は昨年12月の衆院選で、再選をめざして奈良3区から立候補したが落選。吉川氏は「力不足で、限界を感じている。選挙結果に責任を取りたい」とし、「一党員にはとどまる。今後については白紙の状態だ」と語った。民主県連は吉川氏に奈良3区からの立候補を要請したが、拒否されたという。一方、民主県連は奈良4区に、前衆院議員の大西孝典氏(57)の擁立を決め、党本部に公認を申請している。

8544チバQ:2013/11/27(水) 21:14:35
http://www.asahi.com/articles/TKY201311270074.html
阿部議員、虎雄前理事長から300万円 昨年の衆院選前
2013年11月27日15時16分
 【太田泉生】阿部知子衆院議員(無所属、比例南関東)が代表を務める政治団体「フォーラム21世紀の発信」が昨年12月の衆院選前に、医療法人「徳洲会」グループの徳田虎雄前理事長(75)から、300万円を借り入れていたことがわかった。同グループではこの選挙を巡り、前理事長の娘ら6人が、公職選挙法違反(運動員買収)容疑で東京地検特捜部などに逮捕されている。

 神奈川県選管が27日に公表した政治資金収支報告書によると、借り入れは昨年11月16日付。阿部氏の事務所は「社民党を離党した直後の選挙で、資金繰りが厳しくなる恐れがあったため、長年親交があった徳田前理事長が入院中の神奈川県鎌倉市の病院を訪ねて、借り入れを申し入れた」と説明。前理事長から金銭を借りたのは初めてで、借用書はなく、1年以内に返す約束だったという。

 「選挙は自己資金や寄付でまかない、借りた資金は日常の政治活動に充てた。約束に従って、今年10月8日に年2%の利子付きで返済した」としている。

8545チバQ:2013/11/30(土) 00:37:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20131129ddm001040175000c.html
徳洲会公選法違反:徳田議員、連座制で失職の公算大 病院幹部、容疑認める
毎日新聞 2013年11月29日 東京朝刊


徳田毅衆院議員=国会内で藤井太郎撮影 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、逮捕された系列病院幹部の一部が捜査当局に「徳田虎雄前理事長の指示だった」と運動員買収容疑を認める供述をしていることが分かった。この幹部は、徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の選挙で地区責任者として活動しており、東京地検特捜部は連座制の適用対象となる「地域主宰者」に当たるとみている模様だ。このため供述が今後も維持されれば、徳田議員は当選無効で失職する公算が大きい。

 地域主宰者とみられるのは、系列病院の事務局長を務めている石川一郎(59)、桶谷義一郎(69)、屋田正彦(69)の3容疑者。昨年12月の衆院選で、石川容疑者は鹿児島市谷山地区、桶谷容疑者は指宿(いぶすき)地区、屋田容疑者は奄美地区を担当。職員らの戸別訪問などを指揮したとされる。徳洲会グループは、徳田議員の選挙区に派遣した病院職員ら計563人に対し、報酬として1億4750万円相当を供与した疑いが持たれている。

 関係者によると、3容疑者の一部は、徳田議員の父でグループ創設者の虎雄前理事長(75)の指示で病院職員らに報酬が支払われていたことを認めたという。

 特捜部は、虎雄前理事長が選挙運動全体を取り仕切る「総括主宰者」だったと判断している模様だ。総括主宰者や地域主宰者の有罪が確定すれば連座制が適用され、候補者の当選が無効となる。一方、虎雄前理事長と同容疑で逮捕された徳田議員の姉2人は否認の立場を崩していないとみられる。

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 ■ことば

 ◇連座制
 候補者以外の選挙違反によって当選が無効となる制度。(1)総括主宰者、地域主宰者、出納責任者の有罪(2)一定の親族、秘書などの禁錮刑以上−−が確定すると適用され、当該選挙区からの立候補も5年間制限される。(1)では候補者が不服訴訟を起こすことができ、(2)では当選無効を求めて検察官が起こす行政訴訟を経て効果が発生する。

8546チバQ:2013/12/03(火) 20:33:06
http://www.asahi.com/articles/TKY201312030113.html
虎雄氏支えた「金庫番」、選挙告発し対立 逮捕の元幹部
2013年12月3日17時47分
 業務上横領容疑で逮捕された能宗克行容疑者(57)は「徳洲会の金庫番」と呼ばれ、長年にわたって徳田虎雄前理事長(75)に側近として仕えた。近年は徳田前理事長の親族と対立を深め、能宗容疑者が徳洲会による選挙支援の実態をメディアなどに告発。こうした動きが東京地検特捜部の捜査につながった。徳洲会側は能宗容疑者を警視庁に刑事告訴していた。

 能宗容疑者は大学卒業後の1979年に徳洲会大阪本部に入り、東京本部総務課長や理事長室長など幹部ポストを歴任。徳田前理事長が代表だった「自由連合」の会計責任者も務め、2004年には徳洲会グループの事務総長の座についた。徳田前理事長が筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した後も、次男の徳田毅衆院議員(42)の選挙戦を取り仕切った。

 しかし、10年8月に解散した自由連合の借入金の処理をめぐって徳田前理事長の親族と対立。徳洲会側は昨年9月、元衆院議員が経営するコンサル会社への約2億4千万円の不明朗な支出や、病院建設に絡む業者からの裏金疑惑などがあるとして能宗容疑者を事務総長から解任した。

8547チバQ:2013/12/03(火) 20:44:03
http://mainichi.jp/select/news/20131203k0000e040249000c.html
徳洲会:逮捕の金庫番 確執で解雇、地検に情報提供
毎日新聞 2013年12月03日 13時12分(最終更新 12月03日 14時44分)

 医療法人「徳洲会」グループの関連会社から現金を着服したとして、警視庁捜査2課は3日、グループの元事務総長、能宗(のうそう)克行容疑者(57)=東京都世田谷区用賀2=を業務上横領容疑で逮捕し、自宅などを家宅捜索した。

 能宗克行容疑者は徳洲会グループの「金庫番」とされ、病院経営だけでなく、徳田虎雄前理事長や後継の徳田毅(たけし)衆院議員(42)の選挙運動も取り仕切っていた。逮捕前の毎日新聞の取材に「口座を調べてもらえれば、すぐに分かるはず。何のいわれもない」と容疑を否定し、「表に出せない金はグループのために使っていた」と主張していた。

 能宗容疑者は前理事長が率いた政党・自由連合時代から資金管理も担い、グループ職員を動員する選挙運動の中心人物だった。しかし近年は徳田家との確執を深め、今年2月に解雇されると、選挙違反の実態を東京地検特捜部に詳述し、親族逮捕のきっかけを作ったとされる。

 横領の舞台となったグループ会社の医療機器販売会社「インターナショナル・ホスピタル・サービス」の社長には1997年に就任。2009年の衆院選では同社から多額の裏金が捻出されて徳田議員陣営に提供されたことが判明している。11年に前理事長の次女スターン美千代容疑者(46)=公選法違反容疑で逮捕=が社長に就任し、昨年12月の衆院選でも同社から裏金が引き出されていた。

 特捜部に情報提供したことについて能宗容疑者は「前理事長は病気になって別人になってしまい、ファミリーを守ろうとしている。元気な頃の前理事長の姿が鮮明に残る。原点に返りましょうという思いだった」と振り返った。

8548チバQ:2013/12/04(水) 20:45:50
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20131204-OYS1T00749.htm
山田元農相300万円借りる、虎雄容疑者から無利子で

 昨年12月の衆院選で落選した山田正彦元農相(71)が選挙前の同年11月、徳洲会創業者の徳田虎雄・元衆院議員から現金300万円を借り入れていたことがわかった。山田氏の事務所は、借入金は徳洲会を巡る公職選挙法違反事件が発覚後の10月7日に返済したとしているが、11月27日に公表された政治資金収支報告書には当初、この借り入れを記載していなかった。

 事務所によると、徳洲会の事件発覚後、山田氏からの指示で300万円の事務処理を確認したところ、記載漏れが判明。11月30日付で政治団体「山田正彦後援会」の借入金の欄に、山田氏が300万円を貸す形で追加記載した。虎雄容疑者の名前を出さなかったことについては、「隠す意図はなかった」と釈明。「選挙には使っておらず、日常の政治活動費に充てた」としている。

 2人は10年以上前から親交があり、「1年で返す」との条件で、虎雄容疑者側から現金で受け取ったという。利子はなく、借用書も作成していないとしている。

(2013年12月4日 読売新聞)

8549名無しさん:2013/12/05(木) 07:57:22
徳洲会専用スレだなw

8550名無しさん:2013/12/05(木) 08:03:19

阿部知子議員、徳田虎雄氏から300万円借り入れ
ttp://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20131127-OHT1T00090.htm
阿部知子衆院議員=無所属、比例南関東=の資金管理団体「フォーラム21世紀の発信」が衆院選直前の昨年11月16日、徳洲会グループの徳田虎雄前理事長から300万円を借り入れていたことが
27日、神奈川県選挙管理委員会が公開した2012年分の政治資金収支報告書で分かった。
小児科医の阿部氏は千葉徳洲会病院の元院長で、現在は徳田氏が療養中の湘南鎌倉総合病院の非常勤医師。
阿部氏の事務所は「当時は社民党を離党して資金繰りが厳しくなると思い借りた。選挙運動には使っていない」と説明している。

事務所によると、阿部氏が徳田氏に面会し、選挙資金として借り入れを依頼。
借用書はなく1年以内に返済する約束で、今年10月に利子を付けて返済したという。
阿部氏は衆院選前に社民党を離党し、日本未来の党から神奈川12区で出馬。小選挙区で敗れたが比例で復活当選した。
同グループの病院職員らが選挙応援をしていたことも明らかになっている。

8551名無しさん:2013/12/05(木) 08:04:21

徳洲会:阿部知子議員が300万円借金 金利付けて返済

 無所属の阿部知子衆院議員(比例南関東)が昨年の衆院選直前、
徳洲会グループの徳田虎雄前理事長から300万円を借り入れていたことが、
神奈川県選挙管理委員会が27日公表した政治資金収支報告書で分かった。

 阿部氏の事務所によると、阿部氏は衆院解散当日の昨年11月16日、
徳洲会の湘南鎌倉総合病院(同県鎌倉市)で入院中の徳田氏に会い、
その場で現金で借りたという。
阿部氏の秘書は「前日に社民党を離党していて金が必要との認識もあり、
1年以内に返すつもりで選挙資金として借りた。
徳田氏とは長年の信頼関係があり、借用書は作っていない」と話した。
300万円は今年10月8日付で2%の金利を付けて徳田氏に返却したという。

 阿部氏は小児科医で現在、湘南鎌倉総合病院の非常勤医師を務める。
昨年の衆院選直前に社民党を離党し、日本未来の党から
神奈川12区で立候補して比例で復活当選した。

毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20131127k0000e010204000c.html

8552チバQ:2013/12/05(木) 21:15:49
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131205/crm13120514200015-n1.htm
昨年衆院選、圧勝期し結局“実弾”投入 裏資金は常態化
2013.12.5 16:00 (1/2ページ)[徳洲会事件]
 病院職員に報酬を支払って選挙運動をさせただけでなく、買収資金を交付していた事実が暴かれた徳洲会グループの公職選挙法違反事件。昨年の衆院選にあたりグループ創設者の徳田虎雄・元衆院議員は当初、「今回は買収をしなくても選挙に勝てることを示す」と指示していたという。だが、地方議員や地元有力者らによる票の取りまとめで圧勝を確実にするため“実弾”のばらまきに踏み切ったとみられる。

 「奄美群島では中選挙区制の時代から、徳田派と対立陣営派の色分けが鮮明で、地方議員も2派に分かれて支持者獲得にしのぎを削ってきた」。選挙区内の系列病院関係者は語る。

 虎雄氏が初当選した平成2年2月の衆院選以来、現金をばらまく買収攻勢はエスカレート。「草刈り場」となる中間層の有権者には、グループの病院幹部らが戸別訪問で現金攻勢をかけたほか、地方議員らにも「ガソリン代」「食事代」として現金を支給。議員らが選挙公示前から各地の民家などでミニ集会を連日開くなどし、現金買収や供応接待を繰り返したという。

 「奄美では選挙は祭りと同じ。勝った側の地方議員が公共事業への影響力を握り、負け馬に乗った建設業者は仕事を干されるから、皆が必死だった」(同)

 虎雄氏の次男、徳田毅衆院議員にとって2度目の選挙となった21年7月の衆院選でも、徳田陣営は大掛かりな現金買収を展開した。「21年は裏資金約2億円で1万票を買った計算だった」と関係者は証言する。

 約2億円の買収資金はグループ企業からの仮払金の形で捻出。選挙区内に配置された病院幹部らがそれぞれ買収の組織づくりをし、地元の取りまとめ役に現金を渡したという。

 毅氏の3度目の選挙となった昨年12月の衆院選にあたっては、病床から衛星回線で指揮を執った虎雄氏が当初は「買収せずに大勝する」と幹部らに指示していたという。

 「このため、前回のような大掛かりな買収はやらなかった」と関係者。だが、金庫番役を任されたスターン美千代容疑者や、母親の徳田秀子容疑者は一部地域の「対策費」として現金を交付していた。

 「買収を毎回繰り返してきた奄美や鹿児島の一部地域では、ガソリン代がなければ誰も動かない。そのため対策費を交付することになったのだろう」と関係者は話している。

8553チバQ:2013/12/05(木) 21:23:41
http://www.asahi.com/articles/SEB201312040050.html
疑惑の鹿児島政界、大揺れ 自民奄美支部から逮捕者
2013年12月5日13時26分
 医療法人「徳洲会」グループをめぐる公職選挙法違反容疑事件で逮捕された山田良一容疑者(58)は、自民党奄美支部事務局長を務める。かつては、徳田虎雄元衆院議員と激しく選挙で争った保岡興治(やすおかおきはる)衆院議員らの選挙に携わったが、徳田毅議員が自民党に移ってからは、徳洲会と自民党をつなぐ役割を果たした。毅氏の選挙や政治活動を地元・奄美大島で支えてきた。

 党奄美支部の青年部長になったのは1985年。旧名瀬市議を4期務めたが、3市町村合併による奄美市議選(2007年10月)には立候補せず引退。党支部の事務局長に就いた。

 現在の事務所は、毅議員の奄美事務所を兼ねている。支援者によると、昨年12月の選挙では、遊説日程などを調整。200メートルほど離れた毅議員の選挙用の事務所との間を行き来し、徳洲会の応援職員らが集う朝礼や終礼にも出ていた。今回の逮捕容疑は、選挙の公示直前の11月下旬、選挙運動する人に渡すための資金と知りながら240万円を受け取ったというものだ。

8554チバQ:2013/12/05(木) 21:25:31
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131205/crm13120508440004-n1.htm
【徳洲会事件】
「なぜ票をまとめない」 ゴッドマザー・秀子容疑者、陣頭で運動員鼓舞
2013.12.5 08:40 (1/2ページ)[徳洲会事件]

自宅があるマンションを出る徳田秀子容疑者=4日午前8時40分ごろ、東京都千代田区
 逮捕された徳田秀子容疑者は、夫の虎雄・元衆院議員と二人三脚で徳洲会を日本最大の医療法人に育てた。虎雄氏の時代から選挙にも積極的に関与。グループ内で「女帝」「ゴッドマザー」とも呼ばれ、グループ運営のみならず違法な選挙活動も差配していた。

 「昔みたいに期日前の票をまとめちゃえばいいのに。なぜやらないの」

 関係者によると、昨年12月の衆院選で秀子容疑者はいらだったようにこう繰り返したという。買収してでも有権者を期日前投票に連れ出した過去の選挙と比べ、選挙運動が“生ぬるい”と感じていたようだ。

 虎雄氏の選挙で参謀を務めたある男性は、かつて秀子容疑者が「選挙は(投開票日の)日曜朝から始まる」と話したことを覚えている。投開票日朝に現金を有権者に渡すことで、票が動くという趣旨の発言だ。

 虎雄氏と昭和34年に結婚した秀子氏は、徳田毅衆院議員ら7人の子供に恵まれた。虎雄氏が48年に徳洲会の前身、徳田病院(大阪府)を開設した際には、資金集めのため銀行回りを続け、開院後は子育てとともに経理、受付、薬剤師をフル回転でこなした。

 虎雄氏はかつて著書でこう語っている。「自分で走っているのか、家内に走らされているのか、自分でも分からない」

 その存在感は、特に虎雄氏の難病発症後に増していた。昨年の選挙では、娘のスターン美千代容疑者らと選挙事務所の陣頭に立って運動員を鼓舞。東京都の猪瀬直樹知事(67)が毅氏から個人的に借りたと主張する5千万円を返した相手も秀子容疑者だった。

 元幹部は秀子容疑者をこう評する。「陰に日向に虎雄氏を支え続けた女性。違法な選挙も、毅氏や徳洲会のためと思ったのかもしれない」

8555チバQ:2013/12/05(木) 21:30:21
http://mainichi.jp/select/news/20131205k0000e040222000c.html
徳洲会裏金:「お金もらうの当たり前」奄美今なお金権選挙
毎日新聞 2013年12月05日 16時00分(最終更新 12月05日 18時52分)


奄美群島日本復帰60周年記念式典でぽっかり空いたままの徳田毅議員の席(左は保岡興治衆院議員)=鹿児島県奄美市名瀬で2013年11月9日午後4時7分、神田和明撮影
拡大写真 昨年12月の衆院選を巡る医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件は、徳田虎雄前理事長(75)のお膝元の鹿児島・奄美群島で今なお金権選挙が続いている実態を浮き彫りにした。4日に逮捕された副理事長の徳田秀子容疑者(75)らは、次男の徳田毅(たけし)衆院議員(42)=鹿児島2区=の陣営に買収資金6000万円を交付したとされ、一部が地元政界関係者に渡った疑いが浮上している。

 「議員がお金をもらうのは当たり前。誰が一番多くもらったかが問題だ」。元市議は「議員時代に『誰かと酒でも飲んで』と10万円渡されたことがある。それで票を集めるのが仕事」と明かし、悪びれず言った。「問題意識? あるわけない。妙なこと聞くねえ」

 虎雄前理事長が衆院選に初めて出馬した1983年。定数1だった当時の奄美群島区に立ちはだかったのが自民党の保岡興治衆院議員だった。幾度もの一騎打ちは「保徳(やすとく)戦争」と呼ばれ、現金が飛び交う「第4次産業」とやゆされた。

 父の後を継いだ徳田議員は2006年に自民党入りし、保守勢力は統一されたが、現職市議の一人は「党内にあった『徳田アレルギー』を治療する必要があり、その後も買収が続いた」と指摘した。

 戦後米軍統治下に置かれた奄美は今年、日本復帰60周年。祝賀ムードに沸く島に、事件が影を落とす。11月9日の60周年記念式典への参加に意欲を見せていたという徳田議員は直前に欠席を伝えた。奄美市の自営業の男性は「徳田議員に島の未来を託してきたが、いつまでも姿を見せず、我慢も限界。自分の言葉で考えを語るべきだ」と非難した。【山田奈緒】

8556チバQ:2013/12/08(日) 23:54:06
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131208/crm13120812010001-n1.htm
【衝撃事件の核心】
「父子の野望」支え半世紀 「選挙は日曜朝からよ」逮捕された徳洲会「ゴッドマザー」の人生
2013.12.8 12:00 (1/5ページ)[衝撃事件の核心]

徳田秀子容疑者(徳洲会HPから)
 「ゴッドマザー」は、愛ゆえに違法選挙に手を染めたのか。日本最大級の医療法人グループ「徳洲会」による公職選挙法違反事件で、グループ創設者で前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)の妻、秀子容疑者(75)が逮捕された。グループ拡大に突き進んだ虎雄氏を半世紀にわたって陰で支えたが、虎雄氏の難病発症後には前面に立ってグループ全体を掌握。当初は夫のため、その後は次男の徳田毅衆院議員(42)のため、秀子容疑者は違法な選挙運動に手を染めていた。


幼なじみの虎雄氏と結婚


 「この人はすごい人だ、この人についていくためには、私はもっともっと自分を高めなければならない」

 秀子容疑者が虎雄氏と結婚したのは昭和34年。グループインタビューで、当時の心境をこう振り返っている。

 秀子容疑者は大阪市で生まれ、終戦後に両親の故郷、鹿児島県・徳之島に引っ越した。島内の小学校で1学年上級生だった虎雄氏とは、畑仕事を一緒に手伝う幼なじみだった。

 その後、2人は交際を始めたが、虎雄氏は医学部受験のため高校3年で大阪市内の高校に転校。秀子容疑者は高校卒業後、いったんは地元銀行に就職したが、その後、大阪大学医学部に合格した虎雄氏と大阪で新婚生活を始めた。

 秀子容疑者は事務仕事などをしながら私立大学に進学して薬剤師の資格を取得。虎雄氏は土木作業や家庭教師のアルバイトをしながら学費を稼ぎ、勉強の日々を送った。

 夫婦の半世紀に及ぶ二人三脚が始まった。


9年間で7人の子宝、病院でもフル回転


 当時、虎雄氏の父が亡くなり、虎雄氏は徳之島に残っていた家族を大阪に呼び寄せて生活の面倒を見たため、経済状況は非常に苦しかったという。

 第1子の越沢徳美被告(50)=公選法違反罪で起訴=が誕生したのはその頃だった。その後9年間で、次女のスターン美千代容疑者(46)=同法違反で起訴、再逮捕=や毅氏ら2男5女、計7人の子供に恵まれた。

 昭和48年、虎雄氏は「生命だけは平等だ」という理念を掲げ、徳洲会の前身となった徳田病院(大阪府)を設立する。

 虎雄氏は自分に掛けた生命保険を担保に借金をして運転資金を捻出したが、秀子容疑者も子育てをしながら資金を集めるため銀行回りを続け、開院後には経理や受付や薬剤師をこなしたという。

 虎雄氏は自身の著書で「自分で走っているのか、家内に走らされているのか、自分でも分からない」と評している。

8557チバQ:2013/12/08(日) 23:54:42
腰の低い「政治家の妻」


 虎雄氏は病院を全国に設けるという構想に向けて走り出したが、各地で地元医師会と対立し、「医療をよくするためには政治しかない」と、衆院選への出馬を決意した。

 秀子容疑者は大阪に子供たちを残し、虎雄氏とともに選挙区の奄美大島に入り、虎雄氏の母と戸別訪問を続け支持を呼びかけた。

 虎雄氏は平成2年に初当選し、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)発症後の平成15年まで、計7回の衆院選を戦った。

 秀子容疑者をよく知る元職員は「選挙運動でも粗暴な言い方が目立った虎雄氏の横で、頭を下げ続ける秀子容疑者は地元でも評判がよかった」と振り返る。

 後援会の古参幹部が「この奥さんがいるから、あんたは政治家になれるんだよ」と、虎雄氏にくぎを刺す場面もあったという。


「選挙は日曜日から始まる」…当日朝まで激励


 一方で、選挙活動にも深く関与した。

 虎雄氏が自民党の保岡興治衆院議員と何度も繰り広げた激しい選挙戦「保徳戦争」や、虎雄氏が代表を務めた政党「自由連合」が候補者を擁立した国政選、地元首長選などで、徳洲会は虎雄氏の指示で現金買収を繰り返したとされ、末端運動員だったグループ職員らの摘発が相次いだ。

 虎雄氏の選挙で参謀を務めたある男性は、当時秀子容疑者と交わしたやりとりを覚えている。

 秀子容疑者「選挙は日曜の朝から始まる」

 男性「選挙運動は土曜の夕方までじゃないですか」

 秀子容疑者「バカね、勝負は日曜日に決まるのよ。相手陣営はお金がないから一票5000円だけど、うちは2万円」。

 秀子容疑者は自慢げな様子だったといい、男性は「投開票日朝に現金を有権者に渡すことで、票が動くということを十分に分かっていた」と話した。

 男性によると、これまで買収選挙に秀子容疑者の名前が取り沙汰されたこともあったという。

 「ある病院職員が選挙違反で指名手配されたため、虎雄理事長の指示で時効まで逃亡させた。彼が捕まると秀子夫人に波及する危険性があったからだ」

 また、グループを古くから知る男性は、ある選挙で逮捕された現役幹部から「捜査員に『お前がしゃべらなかったら、その代わり、秀子夫人を呼ぶぞ。それでいいのか』といわれ、『全部私がやりました』で通した」と聞いたという。


虎雄氏病気後は「名代」として存在感


 虎雄氏がALSを発症し、政界引退を決めたころから、一歩引いた立ち位置にいた秀子容疑者の役割に変化が出始め、「虎雄氏の名代」としての存在感が増していったという。

 出馬を固辞した次男の毅氏に、「出馬しないなら、私が出る」と説得したのが秀子容疑者だった。

 昨年12月の衆院選では、病気療養中だった虎雄氏の「毅の選挙に全力で当たれ」という指示のもと、美千代容疑者らとともに陣頭指揮を執るなど前面に立って活動。地方議員や昔からの支持者に投票を呼び掛けるなど精力的な選挙運動を繰り広げた。

 「昔みたいに期日前の票をまとめちゃえばいいのに。なぜやらないの」。

 関係者によると、秀子容疑者はいらだったようにこう繰り返した。買収してでも有権者を期日前投票に連れ出した過去の選挙と比べ、選挙運動が生ぬるいと感じていたようだったという。

8558チバQ:2013/12/13(金) 19:54:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&amp;k=2013121300682
毅議員姉、容疑認める=「徳田家が違法選挙の中心」−勾留理由開示で謝罪・東京地裁
 昨年12月の衆院選をめぐる医療法人「徳洲会」グループの公選法違反事件で、徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区=の姉のスターン美千代容疑者(46)=同法違反容疑で再逮捕=の勾留理由開示が13日、東京地裁(溝渕章展裁判官)であった。同容疑者は「従前のやり方をそのまま受け継ぎ、法をないがしろにした。徳田家は違法な選挙の中心だった」と容疑を認め、謝罪した。同容疑者は逮捕直後は黙秘するなどしていた。(2013/12/13-19:14)

8559名無しさん:2013/12/17(火) 20:14:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013121702000237.html
亀井氏、徳洲会側から2000万円 政治資金報告せず
2013年12月17日 夕刊

 元金融担当相の亀井静香衆院議員(77)側が二〇〇八年、医療法人「徳洲会」グループから政治資金パーティー券の代金として二千万円を受け取ったのに政治資金収支報告書に記載していないことが、関係者への取材で分かった。亀井氏側は昨年後半、全額を返還した。政治資金規正法は、収入があった時点で政治資金収支報告書に記載する義務があると規定しており、違反の可能性がある。

 関係者によると、この金は、当時、徳洲会グループ事務総長だった能宗(のうそう)克行容疑者(57)=警視庁が業務上横領容疑で逮捕=が〇八年一月、自らが代表取締役の関連会社「インターナショナル・ホスピタル・サービス」(IHS、大阪市)から捻出し、亀井氏の秘書に手渡したという。

 その後、徳田虎雄前理事長(75)の次女、スターン美千代容疑者(46)=東京地検特捜部が公職選挙法違反容疑で再逮捕=が昨年秋、二千万円を含む多額の使途不明金をめぐり能宗容疑者を追及。

 能宗容疑者は二千万円について「亀井氏のパーティー券の代金」と説明したが領収書がなく、亀井氏の事務所から返還された二千万円を十二月にIHSに返還したという。

 亀井氏の事務所は、政治資金収支報告書の不記載について「徳洲会側から、領収書の宛名として(個人名や法人名の)リストの提出をしてもらえず、入金処理しないで預かっていた。その後、リストを提出できないと返事があった時点で返した」として、問題はないとの認識を示した。

 政治資金規正法によると、一回のパーティーで一団体が購入できるパーティー券は百五十万円まで。二十万円を超えると、収支報告書に氏名を記載する必要がある。

8560チバQ:2013/12/24(火) 22:04:00
http://mainichi.jp/select/news/20131224k0000e040216000c.html
徳洲会事件:徳田虎雄氏「総括主宰者」認定も「中止処分」
毎日新聞 2013年12月24日 13時48分(最終更新 12月24日 14時00分)

 ◇難病ALSで入院中 特捜部いったん判断見送り
 昨年12月の衆院選を巡る医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、東京地検特捜部は24日、徳洲会の徳田虎雄前理事長について、選挙運動全体を主導した「総括主宰者」と認定したが、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で入院中のため、24日、いったん判断を見送る「中止処分」とした。

 特捜部は「起訴相当と考えているが、状況によっては生命の危険がある。病状や他の被告の裁判の行方を見て、しかるべきタイミングで捜査を再開し、処分を決める」と説明した。

 ◇中止処分
 容疑者が病気や所在不明だったりして、起訴や不起訴といった最終的な判断ができるまで捜査が継続できない場合に、検察官が捜査を中断する処分。事情が変われば捜査を再開することもできる。

8561チバQ:2013/12/24(火) 22:05:35
http://mainichi.jp/select/news/20131225k0000m040097000c.html
徳洲会事件:「百日裁判」に…公選法違反、母と次姉起訴
毎日新聞 2013年12月24日 21時54分

 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で東京地検特捜部が24日、徳田毅衆院議員(42)の母秀子被告(75)や次姉スターン美千代被告(46)ら6人を同法違反(買収資金交付など)で起訴し、公判の準備が年明けから本格化する。東京地裁で開かれる公判は、100日以内の判決を目指す「百日裁判」で審理される見通し。起訴内容を認めている美千代被告の裁判は早期に終結し、連座制によって徳田議員の失職が確実視されている。

 百日裁判は、連座制適用が想定されるようなケースで、選挙の効力などを早期に確定させるのが目的。関係者によると、一部の被告については、来年2月に初公判を開く方向で調整しているという。

 一方、難病のためいったん捜査を打ち切る「中止処分」となった徳田虎雄前理事長(75)について、特捜部は「起訴相当と考えているが生命の危険がある。病状や他の被告の裁判の行方をみて、しかるべきタイミングで捜査を再開し、処分を決める」と説明した。

 また、東京都知事を辞職した猪瀬直樹氏(67)が徳洲会側から5000万円を提供された問題で特捜部は今後、市民団体から出された公選法違反容疑などの告発状を正式に受理し、捜査に乗り出すとみられる。

8562チバQ:2013/12/25(水) 22:18:20
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131225/crm13122510000004-n1.htm
【徳洲会事件】
東京地検、捜査継続し毅氏の関与慎重に判断 百日裁判、年度内にも判決
2013.12.25 09:55 (1/2ページ)

 徳田毅衆院議員の親族ら計10人がこれまでに起訴された徳洲会グループをめぐる公選法違反事件。毅氏の関与や、徳田虎雄・元衆院議員の刑事処分など、詰めるべき課題は残り、東京地検特捜部は捜査継続を決定した。大規模選挙違反に端を発した徳洲会事件は、まだ「第一章」が終わったにすぎない状況だ。

 特捜部は毅氏の関与についての捜査を継続し、今後、刑事処分を慎重に判断する見通しだ。

 毅氏は特捜部の任意の事情聴取に、系列病院から運動員が来ていた認識があったことは認めたが、日当支払いなどの違法行為があったことは「知らなかった」と説明。裏の選対費の提供も認めていない。

 毅氏は過去の虎雄氏の選挙で私設秘書として選挙区入りしており、病院からの人員供出の仕組みを知っていた可能性は高いが、昨年の選挙については「関与があったという明確な証拠はない」(検察幹部)。

 検察内部には「既に連座制適用での失職が視野に入っており、一定の制裁は受ける形となる」(別の幹部)との声もあり、刑事処分に慎重な意見もある。

 虎雄氏の処分は?

 特捜部は虎雄氏が違法な選挙を主導したと断定し、これまで6回取り調べたが、違法な選挙運動への関与を否定した。

 虎雄氏の刑事処分については「出廷できるか否か」という点が重視され、虎雄氏の主治医は「(病状から)裁判所に出向くのは困難」という意見書を特捜部に提出した。

 ただ、虎雄氏は昨年の選挙前、鹿児島県の系列病院を訪問しており、「出廷不可能というわけではない」(グループ関係者)との声もある。

 検察内部では、不起訴処分のほか、いったん起訴した後、起訴の執行停止を求める処分なども検討されている。

 連座制適用で失職も

 既に公選法違反(運動員買収)罪で起訴された越沢徳美(なるみ)被告(50)ら3被告の初公判は、公判前整理手続きで争点を明確化した後、来年2月中旬に開かれる見通しだ。

 地裁は100日以内での判決を目指しており、初公判後は集中的に公判日程が組まれ、判決は早ければ年度内にも出るもようだ。

 一方、24日に起訴されたスターン美千代被告は起訴内容を認める方針で、徳美被告らに先行して公判が開かれる可能性もある。

 徳美被告らの有罪が確定した場合、連座制が適用され、毅氏が失職する公算が大きい。

 首謀者の虎雄氏が出廷しない異例の公判廷となるが、検察幹部は「虎雄氏の指示を記録したパソコンも押収している。虎雄氏の出廷がなくとも有罪立証は可能だ」と話している。

8563穏健保守系無党派:2013/12/27(金) 09:26:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2013122600884
清水氏が維新会派入り=衆院


 日本維新の会は26日、衆院比例代表近畿ブロックで繰り上げ当選した清水鴻一郎氏の会派入りを衆院事務局に届け出た。 
 新たな勢力分野は次の通り。
 自民293▽民主・無所属クラブ56▽日本維新の会53▽公明31▽みんな16▽共産8▽生活7▽社民・市民連合2▽無所属14(2013/12/26-21:17)

8564穏健保守系無党派:2013/12/28(土) 08:24:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20131227-OYT8T01323.htm
繰り上げ当選、維新・清水衆院議員が意欲

 日本維新の会を離党した東国原英夫氏の衆院議員辞職に伴い、衆院比例近畿ブロックで繰り上げ当選した同党府総支部幹事長の清水鴻一郎氏(67)が27日、府庁で記者会見し、「ライフワークとしている医療・福祉の充実に取り組む」と抱負を語った。

 同党府総支部所属の国会議員が誕生するのは初めて。清水氏は「京都に維新の旗が立てられてうれしい。統一地方選に向けた足場ができた」と述べ、再来年の府議選と京都市議選の全選挙区に候補者を擁立する方針を示した。

 清水氏は、2005年に衆院京都3区で自民党から出馬。比例復活で初当選したが、09年の衆院選で落選。その後、みんなの党を経て、昨年、維新の会に移った。

 また同党府総支部は、空席だった代表に、元府議の田坂幾太代表代行が就くと発表した。幹事長は引き続き、清水氏が務める。

(2013年12月28日 読売新聞)

8565チバQ:2013/12/28(土) 22:42:43

6035 名前:チバQ 投稿日: 2013/12/28(土) 22:41:50 http://mainichi.jp/select/news/20131229k0000m010053000c.html

維新の会:京都と奈良の支部2氏を除名処分「反党行為」

毎日新聞 2013年12月28日 20時56分(最終更新 12月28日 21時08分)


 日本維新の会は28日、昨年の衆院選で落選した、京都3区の山内成介氏(48)と奈良1区の大野祐司氏(53)について、「反党行為があった」などとして除名処分にし、重複立候補した比例近畿ブロック名簿から削除した、と発表した。

 山内氏は7月の参院選京都選挙区でも落選し、京都府総支部が「選挙に非協力的だった」として処分を求めていた。大野氏は同月の奈良市長選に、党方針に反して無所属で立候補し、落選した。維新は23日の執行役員会で処分を決めた。

 比例近畿で当選した同党衆院議員、新原秀人氏が実質管理する歯科医院で診療報酬の過大請求が今月発覚し、松井一郎幹事長が「監督官庁の判断によっては本人がけじめをつけるのは当然」とコメント。仮に新原氏が議員辞職した場合には、山内氏が繰り上げ当選する立場だった。【熊谷豪】

8566穏健保守系無党派:2014/01/24(金) 20:54:06
http://www.news24.jp/nnn/news8616057.html
松浦氏「ことごとく事実と反する」
(秋田県)
おととしの衆議院選挙で、秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏が、民主党県連の松浦大悟代表に対し、2700万円あまりの損害賠償を求めている裁判が始まりました。第1回口頭弁論で松浦代表は「ことごとく事実と反する」と述べ、全面的に争う姿勢を示しました。訴状によりますと、三井氏は、民主党県連の松浦代表などに「なかば強引に立候補させられたうえ、無断で隠し口座を作られ、選挙費用を縮小された。選挙後、横手から出て行くよう責め立てられた」などとして、松浦代表と元秘書2人に対し、慰謝料など総額2700万円あまりの損害賠償を求めています。第1回口頭弁論で三井氏は「私に精神的苦痛をもたらした松浦代表らの嘘と隠ぺいをこの裁判で証明する」と自ら意見を述べました。これに対し、松浦代表は「選挙の支援体制についても選挙費用についてもことごとく事実と反する内容。我々の主張が真実であることが 明らかになるだろう」と全面的に争う方針を示しました。次回の口頭弁論は4月4日に開かれます。
[ 1/24 19:26 秋田放送]

8567穏健保守系無党派:2014/01/31(金) 17:36:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140131-00000028-asahi-soci

徳田議員の姉、起訴内容認める 連座制で失職、ほぼ確実

朝日新聞デジタル 1月31日(金)14時5分配信


 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反容疑事件をめぐり、徳田毅(たけし)衆院議員(42)=自民党を離党=の姉で、同法違反(運動員買収など)の罪で起訴されたスターン美千代被告(46)の初公判が31日、東京地裁(田辺三保子裁判長)であった。美千代被告は、起訴内容を全面的に認めた。

 美千代被告は昨年12月にあった勾留理由を開示する法廷でも「逮捕、起訴された事件に関して、全く異論はない。素直に認めたい」と話していた。親族に対して禁錮刑以上(執行猶予を含む)が確定すると、公選法の連座制が適用される。美千代被告が公判でも起訴内容を認めたことで、有罪判決が出され、連座制の適用によって毅氏が失職することはほぼ確実となった。

 起訴状によると、美千代被告は2012年12月の衆院選で、グループ創設者の徳田虎雄前理事長(75)らと共謀。全国のグループ病院の職員ら計594人を鹿児島2区で選挙運動に従事させ、報酬や旅費計約1億5560万円を支給。また、選挙区の事務所責任者らに選挙運動の報酬など計6千万円を支出したとされる。判決は3月5日に言い渡される予定。
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朝日新聞社

8568チバQ:2014/01/31(金) 22:04:16
http://mainichi.jp/select/news/20140201k0000m040115000c.html

徳洲会事件:姿見せない徳田議員…進退どう判断?

毎日新聞 2014年01月31日 20時45分(最終更新 01月31日 21時34分)



記者に囲まれる徳田毅衆院議員=国会内で2013年11月12日午後6時9分、藤井太郎撮影
記者に囲まれる徳田毅衆院議員=国会内で2013年11月12日午後6時9分、藤井太郎撮影

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 医療法人「徳洲会」グループの公職選挙法違反事件で、同法違反(運動員買収、買収資金交付など)に問われたスターン美千代被告(46)は31日、東京地裁(田辺三保子裁判長)の初公判で「間違いございません」と起訴内容を認めた。一方、検察側は徳田虎雄前理事長(75)が裏金2億円の支出を了承していたと指摘した。判決は3月5日の予定。禁錮以上が確定すれば、弟の徳田毅衆院議員(42)=鹿児島2区=は連座制により失職する。

 徳田議員は昨秋以降、国会にほとんど姿を見せず、本会議と委員会を欠席し続けている。美千代被告らが逮捕された昨年11月12日に離党の意向を自民党に伝え、記者団に「大変重く受け止めている。これからの推移を見守りたい」と語った以外は沈黙を貫く。

 表だった議員活動がない中、毎月103万5200円の歳費と100万円の文書通信交通滞在費が支給され、昨年12月の期末手当232万6612円も支払われた。取材に対し徳田議員の国会事務所は、欠席の理由や進退について「把握していない」と繰り返した。

 元私設秘書の男性は昨年末、徳田議員から「ご迷惑をかけたね」と謝罪を受けたといい、「連座(で失職する)までに(進退を)判断するでしょう」と語る。過去に連座制に問われた国会議員の大半は失職前に自ら辞職している。ただ、徳田議員が3月15日までに辞職すれば4月27日に鹿児島2区の補選が行われることになり、自民党内には「消費増税直後の選挙は避けたい」との空気がある。徳田議員も古巣の意向を考慮し、辞職するとしても3月16日以降になるとの見方が出ている。【青島顕】

8570穏健保守系無党派:2014/02/03(月) 10:16:56
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20140201-OYS1T00297.htm?from=ranking
徳田議員失職へ、美千代被告が罪状認める

 2012年の衆院選を巡る医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で、徳田毅たけし衆院議員(42)(鹿児島2区)の姉で団体役員・スターン美千代被告(46)の初公判が31日、東京地裁(田辺三保子裁判長)であった。美千代被告は罪状認否で「間違いございません」と述べ、運動員買収と買収資金交付の罪を全面的に認めた。判決は3月5日の予定。

 公選法の連座制の規定により、議員の親族に禁錮以上の刑が確定すれば、議員は検察側が起こす当選無効の訴訟を経て失職する。美千代被告が起訴事実を認めたことで、毅議員の失職がほぼ確実となった。

 検察側は冒頭陳述で、毅議員らの父親で徳洲会前理事長の徳田虎雄・元衆院議員(75)が、12年12月の衆院選前、「自分が選挙の指揮を執る」と宣言したと主張。虎雄前理事長の指示を受け、美千代被告が関連会社から2億円を調達し、地元議員らへの買収資金などとして6000万円を病院幹部らに交付した、と述べた。

(2014年2月1日 読売新聞)

8571チバQ:2014/02/07(金) 22:49:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140207ddlk05040081000c.html
公選法違反:民主2陣営、虚偽の収支報告 12年衆院選、昨年参院選 容疑で関係者数人を書類送検 /秋田
毎日新聞 2014年02月07日 地方版

 2012年12月の衆院選秋田3区で民主党公認で立候補して落選した三井マリコ氏、昨年7月の参院選秋田選挙区で同じく民主党公認で立候補して落選した松浦大悟党県連代表の両陣営が、それぞれの選挙運動費用収支報告書にうその記載をしたとして、県警は6日、両陣営の複数の関係者を公職選挙法違反(虚偽記載)容疑で書類送検した。【小林洋子、松本紫帆】

 送検容疑は、三井、松浦両氏の陣営関係者がそれぞれの収支報告書に、選挙ポスター張りをしていない有権者の名前などを記し、報酬を支払ったかのように記載したとしている。

 民主候補陣営関係者が書類送検されたことについて、民主党県連幹部は「中身がわからないので話せない」と話した。一方、三井氏は「責任の一端は私にある」とした上で「党県連には今回のことに真摯に向き合ってほしい」と話した。

 また、県警は三井氏に無断で政党交付金の受け皿となる口座を開設したとして、三井氏陣営の選対事務局補佐だった松浦氏の元秘書を有印私文書偽造などの容疑で書類送検した。

 一連の問題は、三井氏が横手署に告発したのがきっかけ。県警が昨年5月にこれを受理し、捜査を進めていた。

 また、三井氏は無断で口座を開設されたり、選挙費用の使途についてうその説明をされるなど精神的苦痛を受けたとして、松浦氏ら3人を相手取り慰謝料など損害賠償約2758万円を求める民事訴訟を秋田地裁に起こしている。

==============

 ■解説

 ◇県連に説明責任
 民主党公認候補者の2陣営関係者が選挙運動費用の収支報告書を虚偽記載していたとされる公選法違反事件。民主党県連には当然、説明責任が求められることになる。

 まして、県連代表の松浦大悟前参院議員にとっては自らが立候補した選挙での事件だ。松浦氏は問題が明らかになった昨年11月の記者会見の場で「法律に触れているのであれば本当に残念」と話していた。松浦氏は次期参院選秋田選挙区でも党公認候補に内定している。今こそ、自らの責任に向き合うべきではないか。

 また、今回、書類送検されたのは、選挙ポスター張りの取りまとめなど実務を長年担当していた有力関係者だ。直近の二つの国政選挙で同様の法律違反が繰り返されたとすれば、過去の国政選挙でも同様の違反がなされていたのではないか。

 問題について、党県連は独自に調査を進めているが、その背景や原因を早急に調べ、有権者に明らかにすべきだ。

 低迷が続く民主党。ここでうみを出し切らなければ、さらに厳しい選挙戦を迫られるだろう。【小林洋子】

8572チバQ:2014/02/08(土) 09:23:59
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20140208d
民主2陣営の3人を書類送検 公選法違反と横領容疑


 2012年12月の衆院選と昨年7月の参院選の選挙運動費用収支報告書にうその記載をしたとして、横手署は7日までに、公選法違反(虚偽記載)と横領の疑いで、各選挙の民主党候補陣営の関係者計3人を秋田地検に書類送致した。

 書類送検されたのはいずれも男性で、衆院選秋田3区に立候補し落選した三井マリ子氏(65)の陣営と、参院選本県選挙区に立候補し落選した前参院議員の松浦大悟民主党県連代表(44)の陣営の関係者。3人のうち2人が両陣営、1人は三井氏陣営の選挙に関わった。湯沢雄勝地区や大仙仙北地区の選挙ポスター張りのとりまとめを担当したとされる。

 送検容疑は、選挙ポスター張りの報酬をめぐり、うその領収書を作成。実際に支払った金額との差額を着服し、選挙運動費用収支報告書に虚偽の記載をした疑い。捜査関係者によると、着服額は1人数万〜10万円程度とみられる。

 三井氏は昨年5月、自身名義の政党交付金の受け皿となる口座を無断で開設されたなどとして、松浦代表の元女性秘書を刑事告発。捜査の過程で虚偽記載と横領の疑いが浮かんだ。横手署は3人とは別に、この元秘書を有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで、秋田地検に書類送致した。

(2014/02/08 08:51 更新)

8573チバQ:2014/03/16(日) 12:54:43
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140316ddlk05040164000c.html

民主候補陣営虚偽記載問題:選対幹部ら3人書類送検 松浦代表「捜査で初めて知った」 /秋田

毎日新聞 2014年03月16日 地方版


 2012年の衆院選秋田3区や昨年の参院選秋田選挙区で民主党公認候補者の選挙運動費用収支報告書にうその記載があった事件で、公職選挙法違反(虚偽記載)などの容疑で書類送検された陣営幹部運動員ら男3人について、同党県連の松浦大悟代表は15日、「警察の捜査で初めて知った。信頼していた人がそういうことをして大変ショックを受けている」と述べた。同日に開催された同党県連常任幹事会終了後、記者団の取材に応じたもので、松浦氏や事務所の関与は否定した。

 3人は、衆院選秋田3区で落選した三井マリ子氏陣営の選対本部副本部長ら。このうち2人は参院選秋田選挙区で落選した松浦代表陣営の運動員も兼ねていた。松浦氏は「(書類送検された)方には罪を償ってもらわなければならないし、県連としても対応したい」と述べ、捜査の進展を見守る考えを示した。

 常任幹事会では、三井氏が松浦氏らを相手取り損害賠償を求めている民事訴訟も含めたこれまでの経緯の報告のほか、党勢拡大や来年の統一地方選に向けた県連の活動方針が話し合われた。ピーク時より8割減の699人となった党員・サポーターの増員や、統一地方選での新人候補擁立を目指すとしている。【仲田力行】

8574KQvVa:2014/06/15(日) 10:01:27
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8575JJVMq:2014/06/15(日) 13:47:53
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8576チバQ:2014/10/15(水) 07:55:16
http://www.sankei.com/affairs/news/141014/afr1410140046-n1.html
2014.10.14 21:34

前参院議員秘書を不起訴処分 無断で口座開設容疑で書類送検 秋田





 秋田地検は14日までに、平成24年12月の衆院選で選挙資金管理用の口座を候補者に無断で開設したとして、有印私文書偽造などの疑いで書類送検された前参院議員の元秘書を、嫌疑不十分で不起訴処分とした。処分は9日付。地検は「選挙実務は元秘書に任されており、口座開設を含む包括的な委任があったと認められる」と説明している。

 不起訴となったのは、前参院議員で民主党秋田県連代表、松浦大悟氏(45)の秘書だった女性。衆院選秋田3区に民主党から立候補し落選した三井マリ子氏(66)が、この元秘書に自身名義の口座を勝手に開設されたとして、昨年5月に刑事告発し、秋田県警が今年2月に書類送検した。

8577とはずがたり:2014/11/28(金) 09:43:44
>>218>>414>>1535>>1549>1654>>6633>>6907
自民会派入りするものの2012年は復党せず自民党公認候補を撃破。連合は結局支援しなかったのか?
当選後は国土強靱化で二階を国政報告会に呼んだり,郵便局の新たな利活用を推進する議連の幹事やったりしている様だ。
独自の立ち位置だねぇ。。

2012年1月12日0時46分
連合埼玉、自民会派入りの小泉氏支援せず 衆院11区
http://www.asahi.com/senkyo/news/TKY201201110733.html

 連合埼玉は11日の執行委員会で、衆院埼玉11区選出で無所属の小泉龍司氏を次期衆院選では支援しないことを決めた。小泉氏が昨年12月に自民党会派に入り、自民党へ復党の意向を示しているため。11区の今後について、連合埼玉は「現段階では白紙」としている。

 小泉氏は2005年衆院選で郵政民営化に反対して無所属で立候補したが、自民党の公認候補に敗北。離党後、09年衆院選で「政権交代に向けて自民候補に勝つため」とする連合埼玉の支援を受け、自民現職を破って返り咲いていた。

2012年総選挙
埼玉11区 (選管確定)
当選 118,916(60.5%) 小泉 龍司 60 無所属 前4 (元)大蔵省職員
比当 55,288(28.1%) 今野 智博 37 自民 新1 弁護士 [比]
22,334(11.4%) 柴岡 祐真 28 共産 新 党地区副委員長

国政報告会を開催しました
http://ryuji.org/activity/20130708_hokokukai.php
text by小泉龍司2013.07.08

 7月2日(火)夕刻、深谷市民文化会館において、小泉龍司連合後援会主催による国政報告会を開催させて頂きました。
 当日は講師として、自民党総務会長代行 二階俊博先生と、政治解説者 篠原文也先生をお迎えし、主に国土強靭化に関するご講演を頂きました。会場には1300人を超す皆様にお集まり頂き、盛大に開催することができました。
 自民党国土強靭化総合調査会の会長である二階先生は、私が宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)とともに実現に向けて努力してきた「いのちを守る森の防潮堤」について非常に深いご理解をお持ち下さり、災害対策の局面からも力強いバックアップをして頂いています。

郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟の要請活動
http://ryuji.org/activity/20141118_yubin.php
text by小泉龍司2014.11.18

私が幹事を務めております「郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟」より、石破茂地方創生担当大臣に対し、郵便のユニバーサルサービス維持のため、また、国民の皆様が真の郵政民営化による利益を受けることができるように、①地方創生のための郵便局の利活用の推進、②ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険の限度額制度の撤廃、③新規業務の早期許可、など4項目を要請しました。

8578名無しさん:2015/01/10(土) 12:38:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121217/elc12121706330195-n1.htm
【衆院選2012 静岡】
7区 城内氏、組織力生かす
2012.12.17 06:32 [静岡県]
 「おおー」

 投票終了直後の午後8時すぎ、浜松市北区の自民党前職、城内実氏(47)の事務所に「当選確実」の一報が入ると、詰めかけた支持者の間からどよめきが起こり、大きな拍手がわき起こった。

 事務所に到着した城内氏は支持者の拍手を浴びながら、屋外のステージでラッパが鳴り響く中、万歳三唱。「安倍政権が成立した暁には、一兵卒として日本外交を建て直したい」と喜びを語った。

 城内氏は、前回選で無所属で当選を果たした後、今年5月に7年ぶりに自民に復党。スズキの鈴木修会長兼社長の支援や公明の推薦に加え、自民公認を得て盤石の態勢で臨んだ。

 選挙戦では終始優位に戦いを進めた。出陣式には約2千人の支援者が集まるなど、組織力で他候補を引き離し、3回目の当選を果たした。

 民主党の斉木武志氏(38)は、党への逆風を跳ね返せず選挙区で苦杯を喫した。みんなの党新人、河合純一氏(37)と日本未来の党新人、野末修治氏(57)は、支持の広がりを欠いた。共産党の新人、落合勝二氏(68)も「原発の即時廃炉」を訴えたが及ばなかった。

8579名無しさん:2015/01/17(土) 22:11:24
↓の元ソースの朝日新聞の記事は掲載期間を終えてしまっていますが、
ネットで拾えた記事の断片を貼り付けます。

吉川元 (政治家)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B7%9D%E5%85%83_%28%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%29#cite_note-SENTAKU6-6
社民党大分県連はこれを受け、参議院議員・吉田忠智(比例区)の衆議院への鞍替えを模索したが、社民党本部に反対を受け、断念[6]。

12衆院選おおいた:記者座談会/3 大分2区 反自民が分散 /大分

... 2012年12月21日

県連が当初、後継に挙げた吉田忠智参院議員を「党の中心を担っている」として、
本部 がはねつけたからね。

A しかし、吉川さんで一本化してからの動きは良かった。

C 目標 の6万票には遠く及ばない4万6786票だったけど、準備に1カ月も

>>8370
朝日新聞デジタル:社民出遅れ 自に緩み/検証衆院選2区 - 大分 - 地域
http://www.asahi.com/area/oita/articles/MTW1212204500002.html

... 2012年12月20日

元大分県議の吉田忠智参院議員の擁立は党本部に反対された。
県連合の内田淳一 代表らが上京して掛け合ったが、
「守りに入っていては党勢の拡大は 期待できない。本部の姿勢に失望した」。
幹部は嘆息した。 やむなく重野

朝日新聞デジタル:重野氏が出馬断念 社民後継擁立急ぐ/2区 - 大分

... 2012年11月20日

水面下で元県議の吉田忠智参院議員のくら替えを模索したが、
党本部が難色を示し、 断念。
吉田氏が党務を抱えており、比例選出でもあることから、
最後は折れざるを得 なかった。
重野氏の出身母体・自治労から後継者を選ぶのも、時間的に

>>7302
 吉川氏擁立の過程で県連と党本部のきしみも顕在化した。当初、重野氏と同じく臼杵市生まれで県職労出身の吉田忠智参院議員(比例)の転身を党本部に打診したが、吉田氏が党参院幹事長の要職であることを理由に、本部はOKを出さなかった。内田代表は「落選のリスクはあっても党の将来を見据えて行動した。なのに党本部は守り。あれじゃ党勢拡大は厳しい」と身内に“ダメ出し”する。

8580名無しさん:2015/01/17(土) 23:09:26
【政治】「社民の灯」守れるか 重野氏断念、後継候補探しは難航 村山元首相「厳しいな。議席を守ってほしいが、何たって時間がない」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1353518440/

1 :BaaaaaaaaQφ ★:2012/11/22(木) 02:20:40.00 ID:???0
社民党の牙城として衆議院の議席を守ってきた大分。ところが立候補を予定していた重野安正
党幹事長が体調不良で公示目前に出馬を断念し、後継の公認候補を立てられるかの瀬戸際
を迎えている。衆院選擁立を見送れば、前身となる1945年結成の社会党県連も含めて初めて
となる異常事態。関係者は、大分の「社民の灯」を守ろうと候補擁立に向けて奔走している。

 重野氏の出馬断念発表から3日目の20日、大分市の県連合本部で会合などが開かれるこ
とはなかった。新たな候補者を擁立しようと走り回っているためか、幹部などの姿は見られなかった。

 重野氏が脳梗塞に倒れたのは10月中旬。都内で入院中だったが、野田佳彦首相の衆院解散
表明を受けて、県連合の内田淳一代表らが15日に上京。重野氏に会い「擁立は難しい」と判断した。
すぐに後継候補選びに着手したが、意中の臼杵市出身、吉田忠智参院議員のくら替えには党本部
が難色を示した。その後、県議や市議、重野氏の出身母体でもある自治労関係者などの名前が浮
かんでは消えたが、候補者となるには至らなかった。

 重野氏は2000年の衆院選初当選以来、毎回票を増やし、09年には11万票超を獲得し、
小選挙区での議席を勝ち取った。内田代表は「何としても重野氏を支持してくれた有権者の受け
皿をつくりたい」と話すが、公示を目前にしたこの時期から戦える候補者は見当たらない。

 県連合は、週末にも結論を出す方針だが、18日の選挙区の選対会議に出席した村山富市元首
相も「非常に厳しいな。社民の議席を守ってほしいが、何たって時間がない」と言葉少なだった。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/335166

8581名無しさん:2015/06/25(木) 09:50:47
テストhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150625-00000009-asahi-soci

8582名無しさん:2015/06/25(木) 09:51:40
載せれた!
失敬(´・ω・`)

8583チバQ:2015/11/05(木) 22:18:40
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151105_43044.html
<衆院選民主秋田訴訟>県連側と三井氏側和解

 2012年12月の衆院選秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(67)が、同党秋田県連代表の松浦大悟元参院議員(46)らの言動で精神的苦痛を受けたとして、松浦氏らを相手に慰謝料など約2400万円を求めた訴訟は4日、秋田地裁で、三井氏側が「一部主張が認められた」として慰謝料請求を放棄し、和解した。
 三井氏は、松浦氏側から政党交付金は選挙に使えないと言われたのは、松浦氏が政党交付金を自らの選挙資金にするためだなどと主張。地裁は裏付ける証拠がないとした。一方で地裁は、松浦氏が選挙後、選挙運動収支報告書を三井氏に開示しないなど対応が不適切だったと指摘し、松浦氏がこれを認めた。


関連ページ:秋田社会
2015年11月05日木曜日

8584チバQ:2015/11/05(木) 22:30:21
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20151105e
三井氏と松浦氏が和解、秋田地裁 衆院選めぐる損害賠償請求訴訟
 2012年の衆院選で秋田3区に民主党公認で立候補し落選した三井マリ子氏(67)が、人格を否定され精神的苦痛を受けたなどとして同党県連の松浦大悟代表(46)らに約2428万円の損害賠償を求めた訴訟は4日、秋田地裁(斉藤顕裁判長)で和解が成立した。

 双方の弁護士によると、和解の条件は▽松浦氏側は、選挙後に三井氏側が求めた選挙運動収支報告書の開示をしなかったことなどが不適切だったと認める▽三井氏側は、松浦氏による立候補の要請が松浦氏自身の選挙運動資金を確保する目的だったとの主張について、証拠がないと認める▽三井氏側は損害賠償の請求を放棄する—など。

 三井氏と松浦氏は同日、和解成立後にそれぞれ会見。三井氏は「かなり譲歩した面はあるが、相手の対応が不適切だったと認められた」と話した。松浦氏は「裁判所の粘り強く丁寧な進め方によって和解できた。こちらの主張をしっかり受け止めてもらった」と述べた。

 三井氏は13年11月、松浦氏ら3人を相手取り、秋田地裁に提訴。訴状などによると、政党交付金を受け取る自身名義の口座を無断で開設され、収支を説明されないまま秋田を去るよう迫られたなどと主張していた。

8585チバQ:2016/11/09(水) 19:39:33
>>7786
http://www.hochi.co.jp/topics/20161107-OHT1T50064.html
「94歳の立候補者」川島良吉さん死去…98歳老衰で、2012年の衆院選に最高齢出馬
2016年11月7日5時0分 スポーツ報知
衆院選に立候補し、決意を語った当時94歳の川島良吉さん(2012年)
衆院選に立候補し、決意を語った当時94歳の川島良吉さん(2012年)

 2012年の衆院選埼玉12区に当時94歳で出馬して話題となった川島良吉さんが10月29日午前0時35分、老衰のため埼玉県羽生市の自宅で死去していたことが6日、分かった。98歳だった。太平洋戦争での出征経験を持つ川島さんは日本の将来を危惧し、蓄えた葬式代を選挙資金に充てて出馬。落選するも、英ロイター通信が全世界に打電するなど大きな話題を集めた。

 国の行く末を憂い、94歳にして衆院議員を目指して立ち上がったおじいちゃんが亡くなった。

 長女の敏江さん(66)によると、川島さんは今年5月、太平洋戦争の戦没者を追悼するため沖縄を訪問するなど精力的な活動を続けていたが、夏の猛暑で体調を崩した。その後、病院に行くことも薬を服用することも拒んで自宅療養を続けていたが、29日に静かに息を引き取った。

 直前まで自宅内を歩き回り、28日には筆談で「敏江の世話になって死んでいきたいと思う。大満足」と記すなど、意識もはっきりしたままだった。敏江さんは「自分の生き方を突き進んで生き抜いた人でした。父親ですが、誇りに感じます。今はただ、お疲れさまでしたと伝えてあげたいです」としのんだ。

 「94歳の立候補者」として話題になったのは12年12月。旧民主党・野田政権時に実施された衆院選の埼玉12区に無所属で出馬した。太平洋戦争時に7年間にわたって駐留した中国で多くの仲間を失った経験から、右傾化がキーワードになった選挙戦に危機感を覚え、挑戦した。供託金300万円は、葬儀費用のため、ためていた年金から捻出した。

 出馬を決意した直後、スポーツ報知の取材に「オレの出番だと思ってしまったんです。オレは戦争で死なず、散々いい思いをした。このままじゃ、死んでいった仲間に申し訳ない。男ってのはね、やるときゃやんないといかんのです。正直勝てるとは思ってない。でも訴えたいのです」と決意を語った。その後、多くのメディアが取り上げ、英ロイター通信も世界に打電。大きな話題となった。

 立候補者1504人のうち最高齢だった選挙戦ではポスターやチラシを製作し、街頭演説も行い、2169票を得ながらも落選。供託金も没収されたが、報道に触れた全国の若者たちから葬儀費用のカンパが寄せられた。今月2日に近親者のみで行われた葬儀の費用の一部には、集められたカンパが使われた。

 落選後も自宅で勉強会を開くなど、日本の未来を見据え続けた。敏江さんの夫・田中修さん(66)は「100歳まで生きると思っていましたし、本人も思っていたと思いますが、天寿を全うした人生だったと思います」と別れを告げた。

 ◆川島 良吉(かわしま・りょうきち)1918年(大正7年)8月1日、埼玉県羽生市生まれ。39年、徴兵され中国へ。駐留地で終戦を迎える。帰国後、カマド販売業、金融証券業などに従事。2012年、衆院選埼玉12区に出馬し落選した。90代になってからも一人暮らしで炊事、洗濯、掃除、車の運転をこなし、視力は両目とも1・2だった。

8586チバQ:2018/11/08(木) 10:39:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00000003-asahi-pol
「早く解散のつもりが」悔やむ野田元首相 12年の内幕
11/8(木) 0:46配信 朝日新聞デジタル
「早く解散のつもりが」悔やむ野田元首相 12年の内幕
当時の民進党幹事長として衆院本会議で代表質問に立つ野田佳彦氏。後ろは安倍晋三首相=2017年1月
 もっと早く解散するつもりが――。民主党政権で最後の首相となった野田佳彦衆院議員が7日に日本記者クラブで会見し、2012年に衆院解散の時期を悩んだ内幕を語った。当時野党だった自民党の総裁選よりも解散が後になり、衆院選で負けて安倍晋三新総裁に政権を渡すことになった無念さをにじませた。

【写真】当時野党だった自民党の総裁として衆院本会議で代表質問に立つ安倍晋三氏(手前)。後ろは民主党政権の野田佳彦首相=2012年10月

 当時の最大の政治課題は消費増税の判断だ。来年に10%へ引き上げる政府方針をめぐり今も議論がかまびすしいが、その起点となる与野党の攻防があった。

 民主党政権は社会保障財源と財政健全化のためとして、5%の消費税率を14年に8%に、15年に10%に上げる方針だった。12年8月、自公両党が同意する代わりに、野田首相が「近いうちに国民に信を問う」と約束。衆院解散の時期が一気に焦点になった。

 野田氏はこの日の会見で、「解散は本当に『近いうちに』と考えていた。(12年9月の)自民党総裁選の前というチャンスもあった」と振り返った。

 理由は二つ。まず、「ケミストリー(相性)が合う」という当時の自民党の谷垣禎一総裁のうちに解散をすれば、「(民自公で)消費増税の3党合意を苦労して作った共同責任があるので、衆院選でどっちが勝っても合意はちゃんとやっていくステップが見える」という期待があった。

 もう一つは、09年から鳩山内閣、菅内閣と混乱が続いた民主党政権への逆風を感じ、「解散が早いほど負け幅は小さい」と踏んだこと。「橋下徹さん率いる維新の選挙準備が全国で終わったら民主党は第三党に落ちる」「衆院選が翌年の参院選に近づけば衆参一緒にダメージを受ける」という追い込まれ感があった。

朝日新聞社

8587チバQ:2022/04/20(水) 19:21:33
懐かしい名前
https://news.goo.ne.jp/article/fukushimatv/region/fukushimatv-12781.html
福島テレビ・斎藤恭紀気象予報士・防災士が郡山市の気象防災アドバイザー就任<福島県>
2022/04/20 19:00福テレNEWS


福島テレビの気象予報士そして防災士の斎藤恭紀さんへ、郡山市の品川市長から気象防災アドバイザーの委嘱状が手渡された。

斎藤恭紀気象予報士:「今年は非常に海面水温が高いものですから、台風の北上、大雨災害というのは例年より早く、例年よりも多くなるのではないかと感じております。例年以上に、私も意識高く持って郡山市民の命と財産を守るというところに注力して頑張っていきたいと思っておりますので、今年もよろしくお願いします」

斎藤さんが郡山市の気象防災アドバイザーを務めるのは、2022年で4年目。
これまで大雨などの恐れがある時に、郡山市に防災・減災につながる情報を届けてきた。

郡山市・品川萬里市長:「斎藤気象予報士に、ますます鋭い感を磨いていただいて、色々ご指導いただければと思います」

斎藤さんはこれからも、郡山市の人たちと一緒に災害に強いまちづくりを目指していく。

8588チバQ:2022/04/21(木) 14:03:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c60234048dca4fc20bc4358c6a3eda5866be4dd
国民と維新の相互推薦…深まる立民との溝 野党共闘の行方は混沌
4/21(木) 10:55配信
西日本新聞
国会議事堂

 日本維新の会の馬場伸幸共同代表と国民民主党の前原誠司代表代行は国会内で20日会談し、夏の参院選の京都選挙区(改選数2)と静岡選挙区(同)で、支援する候補をそれぞれ「相互推薦」することで合意した。うち京都は、立憲民主党の福山哲郎前幹事長が5選を目指して立候補を予定する。今回の維新と国民の連携が、立民と国民の溝をさらに深めることは避けられず、野党共闘の行方は一層混沌(こんとん)としてきた。


 国政選挙における維新と国民の候補者相互推薦は初めて。具体的には、国民がこの日、京都選挙区に立候補する維新公認の新人の推薦を決定。静岡選挙区では、維新が参院会派「国民民主党・新緑風会」に所属する国民推薦の無所属現職を推薦する。

 合意文書にサインした後の記者会見で、前原氏は「中道保守の改革勢力をまとめないといけない。その主軸が維新だ。力を合わせて政権交代を目指す」と力を込めた。同席した馬場氏も、3年前から前原氏との間で国家像などを議論する勉強会を重ね、信頼関係を高めてきたと紹介し、「蜜月ぶり」をアピールした。

 旧民進党代表などを歴任した前原氏だが、地元の京都で維新をパートナーとして選び、同じ旧民主党出身の立民の福山氏とたもとを分かつ形となった。

 関係者によると、立民側は水面下で国民側に福山氏を支援するよう求めていたものの、「支援する義理も借りもない」(国民京都府連幹部)として受け入れられなかったという。立民の泉健太代表も京都を地盤としており、求心力に影を差す可能性もある。泉氏はこの日、記者団に「改選1人区で(国民と)協力できている地域がある。残念な結果となった」と述べた。

 片や維新は、東京、神奈川、大阪、兵庫と並んで京都を参院選の「最重点選挙区」と位置付ける。前哨戦とされた今月10日の京都府議補選は、維新公認の新人が自民党、共産党、立民の3候補を退けて初当選し、夏の政治決戦に向けて勢いを付けた。

 野党でありながら、岸田文雄政権の2022年度予算案に賛成した国民を批判してきた維新だが、巨大与党に対抗する非自民勢力の拡大を「錦の御旗」として、選挙協力に大きくかじを切った。「参院選で1議席でも多く獲得することが至上命令」(馬場氏)とし、相互推薦もてこに躍進した昨年の衆院選の再現を狙う。 (郷達也)

8589チバQ:2022/04/22(金) 08:27:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/514631294024746d582322954a97d03feaaf8808
知事の区割り意見全て黒塗り 衆院1減、うごめく自民王国・山口
4/22(金) 7:32配信
中国新聞デジタル
全て黒塗りで提示された山口県の区割りに関する知事意見

 衆院選挙区の新たな区割り案が示される6月の期限が迫り、自民党王国が騒がしくなってきた。総務省の試算通り「10増10減」となれば、全4議席を元首相や現役の閣僚ら自民党の有力者が独占する山口県は1減する見通し。人口を基準とする定数減に否定的な意見が強い一方、当事者の議員の周辺は定数3をやむなしとみて複雑な思惑が絡み合う。


 山口県内は4区の安倍晋三元首相をはじめ、1区に高村正彦自民党前副総裁の長男の正大財務政務官、2区に安倍氏の実弟の岸信夫防衛相、3区に林芳正外相が陣取る。大物が居並ぶ中で定数が1減となれば、中央政界を巻き込んだ激しい公認争いが予測される。

 6月25日までに区割りの改定案を岸田文雄首相に勧告する衆院選挙区画定審議会(区割り審)は、聴取した都道府県知事の意見を審議の参考にしている。山口県に村岡嗣政知事の意見を記した調査票を情報公開請求したところ「改定案の作成に著しい支障が生じる恐れがある」として全て黒塗りだった。同じく1減の岡山県はホームページで公開しており、山口県の過敏さが伝わる。

 村岡知事自身は現状維持を望む。今月6日の記者会見でも「都市部ばかり議員が増え、人口が減る地域はどんどん減るのでは地方の声が届きづらくなる。危機感を持っている」と主張した。同じく1減となる広島県の湯崎英彦知事も区割り審の意見照会に「今後さらなる人口減少が進むと、地方の実情が国政に反映されにくくなる状況が生じると懸念する」と回答。国民的な議論の下で検討する必要性を強調している。

 自民党内でも「地方の声」を旗印に10増10減には否定的な意見は根強い。細田博之衆院議長(島根1区)も異論を唱え物議を醸した。自民党山口県連の中にはこうした発言を冷ややかに見る幹部もいる。「定数減の流れは避けられない。地方の声を反映させているならここまで人口も落ち込んでないだろう」

 各国会議員の周辺も定数減を見据えた思惑が交錯する。林氏の有力な支援者の一人は、最大派閥の長でもある安倍氏を意識する。元秘書が夏の参院選山口選挙区に立憲民主党から立候補を表明したことで「元秘書が自民党の対立候補になるとは前代未聞だ」とあきれ顔でこき下ろす。

 安倍氏を支える県議は「動くのは実際に定数が決まってから」と表情に余裕がある。3区内の美祢市と山陽小野田市は、新たな区割りで下関市など4区と同じ選挙区になる可能性もある。両市には中選挙区時代に足場があり、直ちに事務所を構える準備も整っているとみられる。

 県政界では林氏と高村氏の公認争いとなる展開が有力視されている。ただ、ここにきて新たな見方も浮上してきた。岸氏は昨秋の衆院選で公務に専念して地元入りせず、代わって長男が支持を訴えた。その姿に後援会幹部は世代交代の流れが加速したとみる。高村、岸の両陣営をよく知る県議は「小選挙区と比例の候補者を選挙ごとに入れ替えるコスタリカ方式なら一番収まりがいい」とみる。

 参院議員を辞し、昨秋の衆院選で3区に転身した林氏は宇部市が拠点となった。本来の地盤は下関市で安倍氏と重なる。両氏の対決はあり得るのか。

 安倍氏に近い自民党関係者は「2人が争うことはない。3区で立候補する際、林さんの陣営は安倍さんには迷惑は掛けないということで了解を得た。林さんが打って出たら安倍さんは許さないよ」と明かす。ただ林氏の周辺ではこんな考えも漂う。「安倍さんとの戦いを避けては首相の座は見えてこない。一寸先が分からないのが政治だ」

中国新聞社


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