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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)
7232
:
チバQ
:2012/12/03(月) 00:16:42
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2012syuin/rensai/rensai1/20121202/20121202_0001.shtml
九州民主の重鎮に逆風 福岡1区 松本龍氏
2012年12月02日 20:23
祖父・治一郎元参院副議長の写真が掲げられた公民館であいさつする松本龍氏=1日午後1時半ごろ、福岡市東区 九州民主の「重鎮」から笑みが消えた。8選を狙う福岡1区の前職松本龍氏(61)。失言による復興対策担当相の辞任に加え、支持基盤が重なる元自民県議との対決構図となり「今までで一番厳しい」。解散翌朝から、支持者と直接触れ合う徹底した“地上戦”で走り回る。
「前から、横から、斜めから、いっぱい逆風を浴びている」。1日、福岡市東区の公民館。支持者らを前に、松本氏は険しい表情を見せた。
労組、部落解放同盟、実弟が経営する企業を中心とした建設業界…。初代参院副議長の祖父、治一郎氏から3代にわたり、鉄壁のピラミッドを築きあげた。「保守層にも広がる松本党」(陣営)は、自民が大勝した2005年衆院選でも、県内の11小選挙区で唯一、民主の議席を守った。
その松本党が揺れている。昨年7月、東日本大震災の復興担当相だった松本氏は、被災地の知事に「知恵を出さないやつは助けない」などと発言、大臣を辞した。
もともと公共事業が減り、建設業界への締め付けは効かなくなっていた。「あんな恥ずかしい辞め方はない」。長年応援してきた地場業者の男性は、事務所に松本氏の看板を掲げるのをやめた。
党への不信とダブルの逆風。過去の選挙で全国を飛び回っていた部落解放同盟幹部も、解散直後から地元に張り付く。
松本氏は公約の1番目に「東北の復興」を掲げた。被災地の市議会議長や病院関係者からの謝辞を集めたDVDを作成。政見放送の収録でも多くの時間を割いた。「復興」の文字は失言問題を思い出させるが、「隠す方がマイナス。もろ刃の剣でも、説明するしかない」と陣営関係者はいう。
一方の自民。チャンスとみて、失言相手である東北の知事を応援弁士に呼び、松本氏を攻撃する案も出た。ところが、候補者の公認作業は遅れに遅れた。
福岡1区で、自民が松本氏に有力な対立候補を立てない代わりに、1区以外では松本氏側の建設業者が自民を支援する−。長年ささやかれてきた「うわさ」がさらなる臆測を呼ぶ。自民が1区公認を決めないのは松本氏への「助け舟」では−。
結局、安倍晋三党総裁の裁定で決まった自民公認は元県議の井上貴博氏(50)。松本氏と地盤が重なり、党派を超えて「弟分」とも呼ばれる。「支持層が分裂しかねない」。松本氏の陣営幹部は表情を曇らせる。
大臣就任前から体重は5キロ減った。それでも松本氏は強調する。「体調は万全。投票日まで真っすぐ走り抜くだけだ」
=2012/12/02付 西日本新聞朝刊=
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