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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)
8345
:
チバQ
:2012/12/24(月) 11:09:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20121220-OYT8T01332.htm?from=popin
[衆院選]公共投資で自、支持拡大・・・記者座談会 3区
◆組織戦
A 3区は自民党の二階俊博が圧勝したが、民主党の不出馬や、日本維新の会の出遅れなど、2区同様、「敵失」も大きかった。
B 支持・推薦団体が約400に達していた。二階は「全市町村で目にものをみせてやる」と意気込み、支援する首長や地方議員も地元での票の上積みを気にしていた。
A 10年で200兆円の公共投資をするという党の「国土強靱(きょうじん)化」を連呼していた。相手候補の「公共事業のばらまき」批判が掲載された新聞紙面を支持者に紹介し、「景気低迷に苦しみ、防災対策の必要性を切実に感じている地元の事情を何も分かっていない」と逆に利用したくらい。
B 演説会では、国土強靱化の中でも高速道路延伸の話が出た時の拍手は大きかったね。
◆維新・山下の健闘
A 維新の会の山下大輔は当初、出身地の2区で出馬するのではと言われていた。県議として活動した地盤の1区は、前回応援した民主の議員と支持基盤が重なるからね。
C 和歌山市の後援会の知人のつてを頼りながら、細々と輪を広げていく選挙戦だった。だが、擁立から1か月で5万票をたたき出したのは、潜在的な「反二階票」の存在を示している。
A 山下は「あと1か月あれば」と悔しがっていた。
C ある県議や陣営幹部は「水面下で支援している町村議が複数いる」と話していた。今後の3区の地方選で、維新の会の公認候補が出現するかもしれない。
◆民主空白区の事情
B 前回、二階に1万5000票差まで詰め寄った民主・玉置公良の票が宙に浮いた形になっていた。
C 玉置は2区の阪口直人同様、維新の会への移籍がささやかれていた。解散日の夜になって、支援する労組幹部らから「それだけはやめてくれ」と、厳しく迫られていた。
A 実は民主は急きょ、3区の落下傘候補を用意していた。県連幹部は「支持者の不信感が募っていて、候補者を送り出せる状況ではなかった」と残念がっていた。
◆共産の誤算
D 共産党の原矢寸久は町村部でも山下に大差をつけられ、「選挙区は党より個人の勝負と思ったが、やはりムードに負けたのか」と陣営はショックを受けていた。
E 党全体に言えることだが、消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)の問題を巡り、票を上積みする余地はあったはず。だが、支持者の高齢化などが目立ち、幅広い層への広がりに欠けた。
A 選挙戦を左右する無党派層を取り込むには、思い切った戦略が必要だろう。(敬称略)
(おわり)
(2012年12月21日 読売新聞)
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