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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)

7907チバQ:2012/12/12(水) 00:14:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121102000269.html
脱原発なんて言えない 日立製作所「城下町」の茨城5区
雨の中、街頭から支持を訴える候補者=茨城県高萩市で


 衆院選で争点の一つとなっている脱原発か原発推進か、有権者が表立って話題にしにくい選挙区がある。茨城県日立市を中心とする茨城5区。日立市は日立製作所の発祥の地で、市内の工場では原子炉やタービンなど原発設備が製造されている。人口十九万人の半数が同社の関係者ともいわれる企業城下町だけに、いろいろな思いを胸の中で押し殺している。 (永山陽平)

 茨城5区からは共産新人の福田明氏(56)、自民新人の石川昭政氏(40)、民主前職で元国土交通相の大畠章宏氏(65)の三人が立候補した。そのうち街頭で明快に全原発の廃炉を主張するのは福田氏のみ。「原発は重要エネルギー」と位置付ける石川氏も街頭では民主批判に時間を割く。党エネルギープロジェクトチーム座長も務める大畠氏は、個人的主張は控え「二〇三〇年代に稼働ゼロを決めた党の方針に従う」と繰り返す。

 原発をめぐる票の奪い合いがかすんで見える背景には、地元で「日製(にっせい)」と呼ばれる日立製作所の存在が大きい。無職男性(72)は「この街は日製関係者ばかりで、原発は争点にならない。だから、民主も自民も踏み込もうとしない」と説明する。

 日製は福島第一の1、4号機や建設工事を再開した大間(青森県)、日立市と隣り合う東海村の東海第二など、国内二十三基の商用原発を手掛けている。日製はこれら原発の主要設備である原子炉や発電用タービンを、市内五カ所の工場で製造している。

 日製によると、五工場で働く人は約六千人。日立電線などのグループ企業も周辺に多く立地し、下請けや孫請けの中小企業は「把握できない」(日立製作所工業協同組合)ほど裾野が広い。日立青年会議所の関係者は「家族まで含めれば、市民の二、三人に一人は日製と関係しているのではないか」と話す。

 衆院選の候補者も日製と縁がある。日立市出身の石川氏は父親が日製の元社員。実現したい政策の一つに「日製が十分に稼げる経済環境づくり」を挙げる。四日の出陣式では日製の田中幸二副社長(電力システム事業担当)から直々に激励を受けた。

 対する大畠氏は政治家になる前まで日製で原発開発に携わっていた技術者。日製労組の支援を受けて八期目を目指す。

 街の至る所に日製が入り込んでいるだけに、市民も原発のあり方には触れたがらない。雑貨店を営む男性(63)は言う。「誰がどこで日製とつながっているか分からない。軽々しく『脱原発』なんて言えない」

 日製は原発の輸出を拡大していく方針で、二〇年度に原子力事業の売上高を一一年度比で二・三倍の約三千六百億円とする目標を掲げている。

 <茨城5区> 人口は日立市19万人、高萩市3万人、北茨城市4万5000人で、日立市が勝敗を分ける票田となる。「保守王国」の茨城県にあって、日製労組を支持基盤とする候補が各種選挙で強みを見せている。


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