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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)
8354
:
チバQ
:2012/12/24(月) 11:34:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20121220-OYT8T01515.htm
[よどむ県政]<上>維新推す知事 自民困惑
支持者らが詰めかけた塩崎の出陣式。陣営幹部が「厳しい選挙になる」と危機感をあおった(12月4日、松山市で) 衆院選投票から一夜明けた17日早朝、雨のJR松山駅前。6選を決めた塩崎恭久(62)(1区、自民党)はあいさつに立った。表情は、晴れ晴れとしていた。
「難しい選挙と思われたが、有権者に大きな期待をいただいた」。得票率52%の大勝は、開戦前に漂った「危機感」をみじんも感じさせない。
◇
3週間ほど前の11月24日午前、松山市内での塩崎の事務所開きで、参加者は塩崎を激励しながら、知事の中村時広(52)をけん制した。
「維新の風に加えて、大きな権力の風が吹いている」と陣営幹部がまゆをひそめた。前知事の加戸守行(78)は「かなうなら、私が現職の知事として応援したいくらいだ」と声を張り上げた。
中村はその3日前、日本維新の会新人の池本俊英(54)を「友人として」支援すると記者会見で明言していた。中村は、維新の橋下代表代行の〈盟友〉だ。池本は中村が松山市長時代に市議として「松山維新の会」を中心になって設立し、中村を支えてきた。
維新が参入し、県のトップが池本を支援したことで、自民支持層が揺れた。
集票を担ってきた業界団体の一部が自主投票とした。「知事との関係を重視したい」と池本支持を決めた建設業界団体もあった。塩崎の陣営幹部は「知事に遠慮して動けない人がいる。これまで人を出していた企業から音沙汰がない」と戸惑った。
塩崎陣営の選対責任者を務めた自民県議の戒能潤之介(50)は、集会の度に「維新に票を食われるのは我々だ」と危機感をあおった。
◇
「厳しい戦い」というアピールは支持者らを引き締めた。ふたを開ければ、自民への追い風以上に、順風だった。
塩崎は、特に経済対策に重点を置いた訴えの「反応の良さ」に、手応えを感じた。自民前議員としての安定感からか、商店街では店主らが「景気をどうにかして」と両手を差し出した。公明党は協力を約束し、塩崎は「1区は塩崎、比例は公明」と訴えて回った。
塩崎の別の陣営幹部は「知事のあからさまな池本への応援が、逆に反発を招いた」との見方を示した。
◇
中村は勝敗が決して一夜明けた17日、臨時の記者会見を開いた。池本の敗因を問われ、少し考え込み、「確かに現職のほうが日々運動しているわけで、(池本の)1か月足らずの運動とでは当然、差はでる」と答えた。そして「投票率が10ポイント低下しており、前向きな高揚感が今ひとつ感じられなかった」と振り返った。
一方の塩崎。万歳後の熱気に包まれた会場で、中村の行動について触れ、「自民を応援してくれた方々が今後、不利な扱いを受けないようにしてもらいたい」と、皮肉ともとれる要望をした。
自民は県議会の最大会派だ。中村との関係は緊張したものとなるだろう。県議の一人は「ノーサイドというわけにはいかない。感情論は残る」と推し量った。(敬称略)
■ ■
衆院選は、自民が県内4小選挙区を独占し、面目を保った。維新は比例復活して2議席を獲得し、民主は全議席を失った。「自民王国」は揺るがなかったが、県の政界に変調の兆しも見え隠れする。選挙戦を振り返る。
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衆院選は、自民が県内4小選挙区を独占し、面目を保った。維新は比例復活して2議席を獲得し、民主は全議席を失った。「自民王国」は揺るがなかったが、県の政界に変調の兆しも見え隠れする。選挙戦を振り返る。
(2012年12月21日 読売新聞)
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