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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)

1とはずがたり:2009/09/04(金) 12:51:24
そろそろ建てます。

第22回参院選挙(2010年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

8265チバQ:2012/12/20(木) 23:59:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121218-00000014-mailo-l04
自民“圧勝”の背景:12年衆院選/上 漁夫の利 消極的な選択肢 /宮城
毎日新聞 12月18日(火)11時31分配信

 ◇「追い風なかった」 「復興」で真価問われる
 衆院選の県内小選挙区の大勢が判明した16日午後10時。宮城1区で返り咲いた自民の土井亨氏(54)が、仙台市青葉区の事務所に現れた。詰めかけた支持者の「万歳」の声が響く中、壇上の土井氏は深々と頭を下げた。万歳はしなかった。
 前回選(09年)は民主の郡氏に約6万2000票差をつけられて完敗。今回は約2万6000票上回っての勝利となった。だが、当選のセレモニー後、土井氏は「期待は感じたが、(自分への支持という)手応えはなかった」とかすれた声で選挙戦を振り返った。
 「追い風があるわけではなかった。『民主も第三極も選べない』と消極的な選択肢として自民が浮上した」。ある自民県連幹部は、今回の“圧勝”を、「漁夫の利」と認める。
    ◇
 「既存の2大政党を信頼しきれないということが第三極を生み出した。自民党が下野して何か変わったのかを訴えることが、最大の第三極対策」
 11月下旬、小野寺五典・県連会長はそう話した。「新しい自民党」を訴えることを、今回の選挙戦で自民は自らに課したはずだ。
 だが、選挙戦を通じ、候補者らが自民の変革を示すエピソードとして訴えたのは、主に「若さ」と「候補者の公募制」だけ。
 自ら「漁夫の利」を認めることを示すかのように、共同通信の出口調査では、支持政党で自民と答えた層は3割弱にとどまった。小選挙区別にみても、1、2区は無党派層の支持は自民候補と民主、第三極候補が約2〜3割で拮抗(きっこう)している。
 土井氏は「無党派層にもっと支持してもらわなければ。自分自身を反省し、変えていく必要がある」と語る。
    ◇
 一方、東日本大震災からの復興に関し、被災地で自民への期待は確かに高まっている。
 公示日の4日、JR仙台駅前。街頭演説を終えた安倍晋三総裁に、津波被害を受けた仙台市若林区・荒浜の住民らが駆け寄った。
 「集団移転に向けた支援を拡大してほしい」。移転に向けて住民の思いをまとめてきた末永薫・荒浜移転まちづくり協議会長は、安倍総裁に移転が進まない荒浜の現状と、被災者支援への要望書を手渡した。「特に自民党がいいからというわけではないが、少しでも現状を分かってほしいから」と心情を語る。
 また、集団移転に向けた合意形成が進まない石巻市・雄勝地区。阿部晃成さん(24)は産業が伴わない家屋だけの移転に反対していたが、自宅跡地に建築制限がかり移転を余儀なくされた。ただ「政権交代すれば何か変わるかもしれない」と、かすかな期待はある。
    ◇
 「前に進める」「スピードを上げる」−−。自民の候補者らは、民主党政権下での復旧・復興を「遅い」と批判し、自民系の地方議員や自治体首長の多さを挙げ、繰り返し「実行力」を訴えた。
 被災地は今、さまざまな価値観がぶつかり合い、事業の進捗(しんちょく)だけで復興のスピードを測れない段階にきている。何を被災地にとっての「復興」と考え、どこで政治の責任を果たすのか。「復興」を叫んだ自民の真価が問われる。【宇多川はるか、近藤綾加】
12月18日朝刊

8266チバQ:2012/12/20(木) 23:59:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121219-00000042-mailo-l04
自民“圧勝”の背景:12年衆院選/中 逆風 組織力不足が露呈 /宮城
毎日新聞 12月19日(水)11時58分配信

 ◇政策浸透せず 求められる信頼回復
 消費増税など前回選の“マニフェスト違反”や政権運営の未熟さ。民主党にとって、最初から最後まで謝り続けた選挙戦だった。県内でも5議席を獲得し政権交代を実現した前回から一転、小選挙区と比例復活で計2議席のみだった。岡崎トミ子・県連選対本部長は「選挙では政策中心に訴えたが、残念ながら聞く耳を持ってもらえなかった」と敗因を語った。3年半前の追い風は、向きを変えてそのまま逆風となって民主に吹き付けた。
 「私は泣きびっちょ(泣き虫)だから、応援してもらうとすぐ涙が出てしまう」。4区で落選した石山敬貴氏は投開票前の14日夜、多賀城市での決起集会で感極まった。150用意した椅子はすぐ満席、壁際に立つ支持者も多く、絶叫に近い声援が何度も飛んだ。
 しかし、前座を務めた桜井充・参院議員は「本人が到着する前に聞いてほしい」と前置きし、「小選挙区で負けても惜敗率で上がる可能性がある。最後の一押しを」と檄(げき)を飛ばした。会場外でビラ配りしていた陣営スタッフは「なかなか受け取ってくれない」とぼやき、会場の熱気とは異なる世間の「逆風」を、身をもって感じていた。
 石山氏は在任中、選挙区でのミニ集会を300回も開き、復興に尽力する姿勢に被災地の首長からも「同志のよう」と評価する声もあった。しかし、その支持は限定的で無党派層に浸透せず、逆風下にこそ必要な後援会や支援団体などの組織力の弱さが露呈される選挙の結果となった。1区で比例復活した郡和子氏も「国会議員が地方議員より多いという『ねじれ』があった。足腰を強くしていきたい」と、民主候補に共通の課題である組織力不足を認める。
 一方、選挙戦で民主候補は「復旧・復興には全力で取り組んだ」と繰り返し強調し、副復興相の今野東氏は落選決定後、「自民はラッキーだ。復興はこれから順調に進む。下地は民主が作ったんだから」と恨み節まで漏らす。だが、自民に投票したという愛島東部仮設住宅(名取市)の遠藤一雄自治会長(66)は「求めているのは復興のスピードアップ。自民の政策が良いわけじゃないが、民主は政策がすぐに変わる。この先の復興も信頼できない」と、被災者からは厳しい声が上がる。岡崎氏も選挙後、「(民主の復興施策は)不十分だった、という有権者の判断だ」と認めざるを得なかった。
 民主候補は、高校授業料無償化や子育て支援の実績を強調し「生活者に目線を置いた政治を」とも訴え続けた。毎日新聞が選挙期間中に実施した世論調査によると、比例投票先を尋ねた質問では、社会保障に関心のある層の2割強が自民に投票すると答えたのに対し、民主は2割弱にとどまっていた。訴えている政策が有権者の投票行動に結び付いていないことがうかがえる。
 惨敗だったとはいえ、民主候補は県内6小選挙区で計28万人以上から得票した。名取市で被災した男性(58)は「負けるのは分かってたけどさ、震災の時、足しげく通って頑張ってくれたから」と、民主の前職・橋本清仁氏に1票を投じたという。5区で当選した安住淳氏は「復興をどうやって加速していくかは、与野党を挙げて前向きな提言をするべきだ」と訴えてきた。復興は、政局にも政権にも関係なく進めなければならない。野党となる見込みの民主党は、落選した候補者も含め、これから何をするのか。「風」に左右されない政治家としての信頼を手に入れる行動が求められている。【金森崇之、渡辺豊、山越峰一郎】
12月19日朝刊

8267チバQ:2012/12/21(金) 00:00:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121220-00000007-mailo-l04
自民“圧勝”の背景:12年衆院選/下 第三極 最後までちぐはぐ /宮城
毎日新聞 12月20日(木)10時59分配信

 ◇「離合集散」を象徴 比例には期待の表れも
 維新の石原慎太郎代表と橋下徹代表代行という“二枚看板”は、総選挙で仙台市入りした。しかし、その口からは、東日本大震災からの「復興」を任せるに足る言葉は聞こえてこなかった。
 11月下旬のJR仙台駅前。橋下代表代行は「役所組織を動かせないから震災復興が進まない。一体何年たったんですか」と数百人の聴衆に呼び掛けた。震災発生からまだ2年もたっていない。そんなことも意識のうちになかったかのよう。また、選挙戦最終盤に青葉区の繁華街で演説した石原代表に至っては「自民も民主もバカ」「有色人種で近代国家を造ったのは日本だけ」など過激な発言で聴衆をあおるものの、復興については口にすることもなかった。
    ◇
 その橋下、石原両氏の名前を街頭で連呼した維新の候補者たち。選挙戦を通じ、ちぐはぐな動きを続けた。
 「復興」を掲げてみんなの候補者がいる1区で出馬表明した榎秀隆・新宿区議は、公示当日になって「家族、支持者の理解が得られなかった」と出馬を断念した。みんなの党との競合関係がなくなると、維新はみんなの林宙紀氏に推薦を出して連携。4区の維新、畠山昌樹氏は選挙戦終盤、仙台市で林氏と街頭で肩を組んで「実行力があるのは橋下徹と林宙紀」と叫んだ。
 太陽の党から維新に合流した2区の中野正志氏。選挙戦では、自民時代からの地盤固めに注力したうえで維新の浮動票に期待したが、及ばなかった。
 中野氏は「東北では維新のイメージは遠かった」。落選が決まると敗因をそう語り「落下傘はダメ。有権者をなめてる」と1区で出馬断念した榎氏を非難。批判の矛先を維新そのものにも向けた。
 4位だった自身の比例順位については「自民ですら比例重複の候補者はオール1位(で平等だった)。『維新さん』が既存政党をいろいろ言うけど、比例順位のつけ方については既存政党以下だ」。維新を「さん」付けして呼ぶ様子はまるで他党批判。一枚岩になれない党内事情を象徴していた。
 民主を離党して2区で未来から出馬し、惨敗した斎藤恭紀氏は「政党が離合集散することに対し、(有権者に)嫌悪感が強くあったのではないか」と語る。民主で政権交代の風に乗った前回選は約6万票もの大差をつけて自民候補に圧勝した斎藤氏。今回の選挙戦を「多党化で票が分散した。逆風ではなかったが、無風状態だった」と振り返る。
    ◇
 一方、有権者が「第三極」に一定の期待を寄せたことは確かだ。比例代表の県内での得票率は、維新(17%)、みんな(8・8%)、未来(7・1%)。3党合計で3割を超え、2大政党と言われた自民(28・3%)や民主(18・1%)を上回った。
 みんなは比例東北ブロックで議席も得た。ただ、県内の「第三極」で唯一当選(比例復活)した同党の林氏は「小選挙区では確実に負けた。それも3番で、トップには大差をつけられた。有権者は、私ではダメ、という判断を下した」と、笑顔は見せなかった。
 県内で有権者の選択肢としての浸透力は弱く、結果として自民圧勝の一因となった「第三極」。林氏は気を引き締める。「少数では壁にぶつかることを避けられないだろうが、自分たちの政策を曲げず、少しずつでも人々の心に届くことを信じたい」【宇多川はるか、金森崇之、三浦研吾、近藤綾加】
12月20日朝刊

8268チバQ:2012/12/21(金) 00:00:39
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121218_02.htm
反転の衝撃 師走攻防(上)1勝5敗の民主、深層崩壊

落選が決まり、支持者に頭を下げる今野。2区での得票は自民、維新に次ぐ3番目に甘んじた=16日夜、仙台市泉区の選挙事務所


 16日投開票された衆院選で、県内の6小選挙区は自民党5勝、民主党1勝の結果となった。政権交代劇が起きた前回(2009年)から反転。「民主王国」は強烈な政権批判を浴びて崩壊した。東日本大震災の後、初の総選挙に挑んだ各党の戦いの軌跡を振り返った。(衆院選取材班)

◎未熟さ「風」で露呈

 熱気に包まれた3年前の夏とは正反対の、冷え冷えとした光景だった。
 「マニフェスト(政権公約)を達成できない民主党への怒りだろう」
 16日深夜。宮城2区で落選が決まった民主党元議員の今野東(65)は、支持者が帰り始めた仙台市泉区の事務所で、静かに敗因を語った。
 選挙戦では達成できなかったマニフェストの釈明に追われた。個人演説会でも、街頭演説でも謝罪の言葉が入り交じり、有権者の支持離れを加速する悪循環を生んだ。
 自民前議員に4万票差をつけられる惨敗。比例復活の可能性も早々に消えた。
 「結果を謙虚に受け止める」。支持者に深々と頭を下げた今野。政権党のプライドを懸けて挑んだ戦いは、怒りの民意の前に沈んだ。

<不信感と諦め充満>
 「民主党議員だった時期も含め、活動や訴えに審判が下った」
 昨年12月の民主離党後、新党きづな、国民の生活が第一を経て日本未来の党に合流した前議員斎藤恭紀(43)は16日、今野の事務所から約2キロ離れた泉区内の事務所で、がっくり肩を落とした。
 「脱原発」「反消費増税」。選挙戦では未来の看板政策を訴えたが、事務所には「民主党から2人が立候補したのか」との声が寄せられた。民主批判の火の粉からは、逃げようがなかった。
 「政治に対する不信感と諦めが充満していた。逆風というより無風の選挙だった」。前回、2区で過去最多となる15万8000票を得た票は4分の1以下に激減した。かつて同僚だった今野との悲しい相打ちだった。

<支持基盤強化怠る>
 民主党元議員の郡和子(55)は、1区で自民党元議員に敗れたが、かろうじて比例で復活した。
 「政権運営に未熟な部分があった。慢心やおごりもあったのだろう」
 民主王国の発祥の地である仙台での惨敗。比例の市内の得票は自民だけではなく、日本維新の会にもリードを許す結果となった。
 政権にいる間、逆風にも揺るがない強固な支持基盤づくりを怠ってきたことも、拍車を掛けた。
 3区の前議員の橋本清仁(41)は、前回退けた自民党元議員に4万票以上の大差で完敗した。国土交通、復興両政務官など与党議員としての活動を充実させたが、地域単位の後援会は、前回衆院選からの3年余りで一つも増えなかった。
 選挙戦では、辻立ちや自転車での街頭活動に力を入れ、無党派層の取り込みを重視した。作戦は裏目に出た。陣営幹部は「目先の大票田に飛びついた。焦りが出た」と、空中戦頼みの民主の「悪癖」を悔やんだ。
 6区では、2区で当選経験がある元議員鎌田さゆり(47)が、自民前議員に大敗を喫した。結果に立ちすくむ選対本部長で党県議の内海太は、自虐的に語った。
 「民主党はかつての自民党議員のように議席を守る執念がない。与党から野党に落ちる怖さ、惨めさを知らない。未熟な政党だ。逆風が吹けば飛んでしまう」(敬称略)


2012年12月18日火曜日

8269チバQ:2012/12/21(金) 00:01:04
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121219_05.htm
反転の衝撃 師走攻防(中)自民、実感なき勝利

当選が確実となり、乾杯する土井(中央)。徹底した自民党型選挙で再選を果たした=16日夜、仙台市青葉区の選挙事務所


◎振り子「次」に警戒

 「いつも通りの地上戦を展開しただけだ。これだけの票差がついた実感がない」
 16日夜。宮城1区で再選を決めた自民党元議員土井亨(54)の選対幹部は、議席奪還に沸く仙台市青葉区の事務所で、しきりに首をかしげた。
 得票数は8万7482票。政権交代の風になぎ倒された前回2009年の得票数を81票上回ったにすぎない。一方、争った民主党前議員の郡和子(55)は投票率が約10ポイント下がったことも相まって、9万票近くを失った。
 「追い風は感じなかった」と土井は言う。選挙運動は郡部から都市部に向かって票を固める基本を徹底した。郡の地盤の太白区では3度目の対決で初めて勝利した。
 「県議や市議の議員団が引き回しや個人演説会を設定した。古い選挙手法だが『古いから駄目』ではない」
 選対本部長を務めた県議の相沢光哉(74)は久しぶりに奏功した「自民党型選挙」の威力に満足しつつ、「第三極勢力が東北で大きな風にならなかったことが幸いしたことも否めないが…」と付け加えた。

<下野の代償 得票減>
 4区は党の「看板」に物を言わせ、食らい付く民主党候補を退けた。
 「政治への信頼を取り戻す」。4選した元議員の伊藤信太郎(59)は16日夜、塩釜市の選挙事務所で党のフレーズと絡めて勝ちどきを上げた。
 前回大敗した民主党前議員の石山敬貴(42)に2万6000票の差をつけての快勝だったが、野に下った3年3カ月の代償は小さくなかった。
 得票は前回から1万2360票減らした。元衆院議長で父の故宗一郎の地盤だった加美地区では石山の後塵(こうじん)を拝した。熱気のない不思議な勝利に、自民党県議の一人は「候補者がどうこうではない。有権者は最初から『自民』と決めていた」と分析する。
 選挙のたびに左右に揺れる民意の振り子。民主の自壊と、第三極勢力の票の分散で、自民は地滑り的勝利を手に入れた。
 5区では、5月の公募で支部長に就いた大久保三代(36)が比例東北で復活当選した。1996年の小選挙区比例代表並立制導入後、5区の候補が初めて議席を獲得。結果、6選挙区に擁立した全員が当選を果たした。

<真の勝負は参院選>
 実感の伴わない圧勝。県連内には先を見据えた警戒感が漂い始める。2区の混戦を制した前議員の秋葉賢也(50)は当選後、「全国でこんなに勝つとは思わなかった。次の衆院選を考えると思いやられる」と語った。
 17日に仙台市内であった党県連の三役会議で、県連選対本部長の参院議員愛知治郎(43)は「返り血を浴びる覚悟で政権を批判した。わが党にも有権者の厳しい目が向けられている」と選挙戦を総括した。
 愛知は来年夏の参院選で改選を迎える。「揺り戻しは必至」(党関係者)と言われる情勢に、県連幹部は「真の勝負は夏の参院選になる」と表情を引き締めた。
(敬称略)


2012年12月19日水曜日

8270チバQ:2012/12/21(金) 00:01:28
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121220_03.htm
反転の衝撃 師走攻防(下)離合集散、第三極の拙攻

比例復活を果たし、気勢を上げる林(右から2人目)。1区では自民党の後塵(こうじん)を拝した=17日午前0時30分ごろ、仙台市青葉区の選挙事務所


◎「身内」つぶし合う

 二大政党への攻勢、第三極勢力内の競合を経て、たどり着いた最後の敵は「身内」だった。
 17日午前0時すぎ。宮城1区のみんなの党新人林宙紀(35)は、半信半疑のまま仙台市青葉区の事務所に入った。歓喜に沸く支持者。開票速報は、林の比例復活当選を告げていた。
 小選挙区では、自民党元議員に5万票近い大差をつけられて落選。一方、みんなは東北で約30万票を獲得し、悲願の比例1議席を確保した。
 林と、その議席を争ったのは2区の新人菊地文博(52)。林陣営は電卓を片手に開票速報を見守った。「菊地の惜敗率が予想以上に良さそうだ」「薄氷だな…」
 惜敗率は林が43.79%、菊地は30.20%。軍配は林に上がった。

<維新、ちぐはぐ対応>
 1、2区でみんなの戦い方はねじれていた。原因は日本維新の会のちぐはぐな対応にあった。
 維新は当初、両選挙区に独自候補の擁立を予定していたが、1区の新人が公示日にまさかの撤退。維新は林を推薦した。維新元議員が立つ2区で、菊地は対決を余儀なくされた。
 16日夜、菊地は泉区の事務所で「第三極が競合したことで二大政党に対する批判票の受け皿になりきれなかった」と恨めしそうに語った。
 維新の2候補は、党内事情も相まって、風を起こせなかった。
 公示日前日の3日夜。2区の維新元議員中野正志(64)の陣営に激しい動揺が走った。党が発表した比例名簿で中野は4位。復活は厳しい順位だった。自民党時代、衆院議員を3期務めた実績は無視され、新人と同列の扱い。不満を抱えたまま、戦いは始まった。
 選挙戦では「自民の中野」が、維新の追い風を阻んだ。「自分の支持者は自民支持層が多い。何度も離党理由の説明を求められ、つらかった」と中野。強固な支持基盤が逆に足かせとなり、維新効果を相殺した。

<わだかまり抱えて>
 4区に立った維新政治塾出身の新人畠山昌樹(38)もわだかまりを抱えたままの選挙戦だった。
 「有権者には、党の政策がぶれたように映ったのかもしれない」
 畠山は16日夜、多賀城市内の事務所で党への不満をのぞかせた。脳裏にあったのは中野も所属し、石原慎太郎が率いる太陽の党との合流だった。
 「日本を変えるのは橋下の突破力だ」。街頭演説で、畠山は代表代行の大阪市長橋下徹の名前のみを連発。14日に石原が仙台入りし、中野と中心商店街を回った際も、合流を断った。
 畠山が省みる。「第三極は有権者の信頼を勝ち取るまでに至らなかった。『(他党に比べれば)信用できる』と自民に票が流れたのではないか」
 第三極では日本未来の党も1、2、5区に候補者を立てた。結党は公示日の1週間前。名刺やポスターを間に合わせるのが精いっぱいだった。政党の浸透すらままならないまま、沈んでいった。
 有権者不在の離合集散を繰り返した第三極勢力。風狙いの戦いは低投票率の前に屈し、拙攻は自民を大勝へと導いた。(敬称略)
(衆院選取材班)


2012年12月20日木曜日


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