したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

第26回参議院議員選挙(2025年)

906名無しさん:2025/07/06(日) 20:16:34
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50262/
新潟選挙区の序盤情勢…打越と中村の接戦【参院選2025】
2025/07/05 10:20
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 新潟選挙区では、打越と中村の接戦となっている。打越は立民支持層の8割弱を固めたほか、共産支持層の7割弱に食い込んだ。立民は昨秋の衆院選で県内全5選挙区で勝利しており、国会議員らと集会を開いて支持を固める。
 中村は自民支持層の7割、公明支持層の6割半ばに浸透している。サラリーマンや商工自営業者からの支持で打越を上回っている。シドニー五輪銀メダリストの知名度を武器に浮動票の取り込みを狙う。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50236/
富山選挙区の序盤情勢…堂故と庭田が激しく競る【参院選2025】
2025/07/05 10:10
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 富山選挙区では、堂故と庭田が激しく競り合っている。国土交通副大臣だった堂故は、能登半島地震対応に取り組んだ実績を訴える。自民県連もパンフレットの全戸配布を実施するなど、徹底した組織固めを進めており、自民支持層の7割の支持を集めている。
 庭田は立民県連や連合富山の支援を受ける。支援労組を回り、手取り収入の増加などを訴える。国民民主支持層の7割強に加え、立民支持層の5割強を固めている。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50253/
山梨選挙区の序盤情勢…後藤と森屋が横一線【参院選2025】
2025/07/05 09:40
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 山梨選挙区では、後藤と森屋が横一線の戦い。後藤は、前知事の知名度を生かしつつ、農林水産省に勤めていた経験から農政改革を訴える。国民民主支持層の7割強、立民支持層の6割弱をまとめた。無党派層にも浸透している。
 森屋は、岸田内閣で官房副長官を務めた実績をアピールする。自民支持層の7割強、公明支持層の7割弱をそれぞれ固めたが、無党派層に浸透していない。年代別では、60歳代以下で後藤にリードを許している。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50279/
滋賀選挙区の序盤情勢…宮本と堀江が横一線の戦い【参院選2025】
2025/07/05 08:40
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 滋賀選挙区では、宮本と堀江が横一線の戦いとなっている。
 党員らの予備選挙で候補者となった宮本は前守山市長としての08実績を訴え、自民支持層の6割半ばを固めた。公明支持層からも6割弱の支持を得て、組織固めに注力する。
 堀江は国民民主支持層の7割弱をまとめた。連合滋賀の仲介で立民が公示約2週間前に候補予定者を取り下げたことで、立民支持層からも3割の支持を得た一方、政権批判票をまとめきれていない。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50259/
和歌山選挙区の序盤情勢…望月と二階の接戦【参院選2025】
2025/07/05 07:50
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 和歌山選挙区では、望月と二階の接戦となっている。
 有田市長を務めた望月は衆院にくら替えした世耕弘成・元経済産業相のバックアップを受ける。自民支持層の2割強、公明支持層の2割半ばに浸透している。
 自民の公認争いで望月を破った二階は、二階俊博・元自民幹事長を父に持ち、企業や業界団体の支持取り付けに奔走する。自民支持層の支持は5割弱にとどまり、無党派層の支持も望月に後れを取っている。

907OS5:2025/07/06(日) 20:18:03
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50245/
岡山選挙区の序盤情勢…小林と国友、激しく競る【参院選2025】
2025/07/05 07:30
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 岡山選挙区では、小林と国友が激しく競り合っている。
 小林は不出馬を表明した自民現職の石井正弘の後継を強調し、自民支持層の6割半ばを固めた。自公連携を訴えて公明比例候補の集会にも参加しており、公明支持層の5割弱をまとめている。
 国友はSNSを駆使して、中学校教諭や2児の母の経歴を前面に押し出しており、立民支持層の7割半ばの支持を得た。他党支持層への浸透が課題となっている。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50231/
徳島・高知選挙区の序盤情勢…広田先行、大石が猛追【参院選2025】
2025/07/05 07:00
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 徳島・高知選挙区では、先行する広田を大石が猛追している。
 広田は衆参両議員を務めた実績をアピールしている。無所属での出馬だが、立民や共産などの地元組織の支援を受けており、両党支持層の6割半ばをまとめた。徳島、高知両県の連合から推薦を受け、支持固めを図る。
 大石は両県選出の自民国会議員、地方議員とともにあいさつ回りや集会を重ね、自民、公明両党支持層の6割強を固めた。無党派層の支持拡大を急いでいる。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50228/
香川選挙区の序盤情勢…原田ややリード、組織票積む【参院選2025】
2025/07/05 06:50
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 香川選挙区では、原田がややリードし、三宅が追い上げる。
 原田は地元出身の国民民主の玉木代表の強力な支援に加え、連合香川の推薦を得て組織票を積み上げる。国民民主支持層の7割強をまとめ、幅広い世代に浸透している。
 500以上の団体から推薦を受ける三宅は防衛政務官などを務めた実績をアピールする。自民支持層の7割、公明支持層の5割半ばに浸透したものの、出遅れている若年層の支持獲得が課題となっている。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50218/
佐賀選挙区の序盤情勢…山下と富永、横一線【参院選2025】
2025/07/05 06:20
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 佐賀選挙区では、山下と富永が横一線の戦い。山下は、県農政協議会など各種団体からの推薦をもとに組織戦を展開。自民支持層の7割半ば、公明支持層の5割半ばを固めたほか、農林水産業者の4割強の支持も得た。70歳以上の高齢者の支持も厚い。
 富永は、連合佐賀の推薦のほか国民民主県連からも支持を受ける。立民支持層の8割弱を固め、無党派層の2割弱に浸透。政権批判票の取り込みに躍起だ。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50216/
長崎選挙区の序盤情勢…古賀・深堀がデッドヒート【参院選2025】
2025/07/05 06:10
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 長崎選挙区では、古賀と深堀がデッドヒートを展開している。古賀は、自民県連内の調整が難航し、出馬表明が2月と出遅れたが、岸田文雄前首相らが応援に駆けつけ、自民支持層の7割をまとめた。
 深堀は、「手取りを増やす」政策を訴え、18〜59歳の支持では古賀を上回る。国民民主支持層の7割強を固めたほか、立民支持層の5割弱から支持を集め、政権批判票の受け皿を狙う。

908OS5:2025/07/06(日) 20:18:43
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50208/
熊本選挙区の序盤情勢…馬場と鎌田が互角の戦い【参院選2025】
2025/07/05 06:00
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 熊本選挙区では、馬場と鎌田が互角の戦いを展開している。
 自民は24年衆院選で県内4小選挙区を独占し、馬場は、強固な支持基盤を背景に組織戦を展開。自民支持層の7割強、公明支持層の5割強をまとめた。
 鎌田は、出馬表明が5月と出遅れたが、立民支持層の8割弱を固めた。内閣不支持層の2割半ばから支持を集めるが、山口も2割半ばから支持を得ており、政権批判票の取り込みが課題だ。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50204/
大分選挙区の序盤情勢…吉田は組織戦、白坂が追う【参院選2025】
2025/07/05 05:50
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 大分選挙区では、吉田を白坂が激しく追う。吉田は、23年補欠選挙では341票差で惜敗した。連合大分を中心とした組織戦を展開しており、立民支持層の8割半ばを固め、幅広い年代で白坂の支持を上回るほか、政権批判票の取り込みも図っている。
 白坂は、県議や市議らと地域の企業や団体回りに奔走し、支持固めを急ぐ。自民支持層の7割弱、公明支持層の6割半ばまで固めたが、無党派層に浸透できていない。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50200/
宮崎選挙区の序盤情勢…山内・長峯が横一線の戦い【参院選2025】
2025/07/05 05:40
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 宮崎選挙区では、山内と長峯が横一線の戦い。山内は、立民支持層の8割強を固めた。23年県議選宮崎市選挙区でトップ当選しており、無党派層の2割強に浸透。政権批判票の取り込みを着実に図っている。
 長峯は、JAグループ宮崎の政治団体「県農民連盟」などから推薦を得て組織戦を展開。自民支持層の7割強を固め、農林水産業者の支持も5割に上る。推薦を得られていない公明支持層への浸透が課題だ。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50196/
鹿児島選挙区の序盤情勢…尾辻先行、園田が猛追【参院選2025】
2025/07/05 05:30
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 鹿児島選挙区では、先行する尾辻を園田が猛追する展開となっている。
 尾辻は、今期で引退する前参院議長・尾辻秀久(自民)の三女。立民の推薦を得ており、立民支持層の7割半ばを固めた。内閣不支持層の3割から支持を得ている。
 園田は、自民支持層の6割、公明支持層の4割半ばを固めた。農林水産業者の支持では尾辻を上回るものの、多くの年代で尾辻にリードを許し、無党派層にも浸透していない。


https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50190/
沖縄選挙区の序盤情勢…高良と奥間が激しく競る【参院選2025】
2025/07/05 05:20
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 沖縄選挙区では、高良と奥間が激しく競り合っている。
 高良は、暮らしの改善や県政との連携を掲げ、玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力を後ろ盾に、街頭演説や集会で知名度向上と支持拡大を図る。無党派層の2割強から支持を集め、政権批判票の取り込みを進める。
 奥間は、県内全11市長の支援を取り付けた。離島振興や経済活性化を前面に打ち出して組織戦を展開。自民支持層、公明支持層のそれぞれ7割から支持を得る。

909名無しさん:2025/07/06(日) 20:19:04

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50278/
京都選挙区の序盤情勢…新実・西田、競り合う【参院選2025】
2025/07/05 08:30
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 京都選挙区では、新実と西田が競り合い、倉林、山本が追い上げる展開となっている。
 元アナウンサーの新実は知名度を武器に幅広い年代に浸透。前原誠司共同代表の支援を受け、維新支持層の6割半ばをまとめた。
 西田は自民支持層の4割半ば、公明支持層の4割弱の支持にとどまる。政治資金収支報告書の不記載問題や、沖縄県の「ひめゆりの塔」を巡る発言の影響が懸念される。
 倉林は共産支持層の9割弱、山本は立民支持層の6割半ばを固めたものの、他党支持層への浸透が課題となっている。



https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50191/
北海道選挙区の序盤情勢…勝部・高橋が一歩リード【参院選2025】
2025/07/05 12:40
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 北海道選挙区では勝部、高橋が一歩リードし、鈴木、岩本、田中が3位を争う。2022年参院選は立民と国民民主で計3人を擁立したが、今回は両党で調整して2人の擁立にとどめており、与野党どちらが2議席を獲得するかが焦点だ。
 勝部は連合北海道の組織内候補として、立民支持層の7割半ばを固める。高橋は派閥の政治資金パーティー収入不記載問題が懸念材料だが、前知事の知名度を生かし、自民支持層の5割弱を固め、無党派層にも食い込む。
 鈴木は連合北海道の支援を受け、国民民主支持層の7割弱を固めた。岩本は党から「重点候補」に指定されるも、自民支持層の2割強しか固めきれていない。田中は参政支持層の8割強をまとめた。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50246/
千葉選挙区の序盤情勢…長浜がややリード【参院選2025】
2025/07/05 10:50
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 千葉選挙区では、長浜がややリードし、小林さと石井が激しく競り合っている。中谷と豊田、山本は予断を許さない展開だ。
 長浜は、野田代表の強力な後押しを受け、立民支持層の7割半ばを固めた。無党派層の取り込みも図る。
 小林さは、国民民主支持層の7割から支持を集める。子育て中の母親をアピールし、若年層に浸透している。石井は組織固めを進めるが、自民支持層の支持は4割、公明支持層の支持は3割にとどまる。
 中谷は、参政支持層の8割半ばをまとめた。豊田は、自民、公明支持層の支持が約2割にとどまり、伸び悩んでいる。山本は、れいわ支持層の7割弱から支持を集めている。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50269/
兵庫選挙区の序盤情勢…泉抜け出す、加田と高橋光が競る【参院選2025】
2025/07/05 08:10
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 兵庫選挙区は、泉が一歩抜け出している。続いて加田と高橋光が競り合い、吉平、立花、藤原、多田が追い上げる展開となり、自民、公明、維新で議席を分け合ってきた16年参院選以降の構図が崩れる可能性もある。
 泉は前明石市長としての知名度を生かし、幅広い層に浸透している。立民から県連推薦を受けており、立民支持層の4割半ばをまとめ、無党派層からは2割半ばの支持を得た。
 政治資金収支報告書の不記載問題を抱える加田は自民支持層の支持が5割弱にとどまる。高橋光は公明支持層の9割弱をまとめた。
 4月下旬に擁立が決まった吉平は維新支持層を4割半ばしか固め切れていない。立花、藤原、多田は支持の上積みを目指す。

910名無しさん:2025/07/06(日) 20:19:33

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50221/
福岡選挙区の序盤情勢…松山リード、野田と下野が競る【参院選2025】
2025/07/05 06:30
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 福岡選挙区では、松山が一歩リードし、続いて野田と下野が競り合い、川元と中田が追い上げる展開となっている。
 松山はトップ当選を狙い、組織戦を展開。県農政連や県医師連盟などの推薦を受け、自民支持層の6割を固めた。農林水産業者の5割弱が支持する。
 野田は官公労系労働組合の支援を受け、立民支持層の7割半ばをまとめた。下野は公明支持層の9割を固め、19年参院選に続き、自民系議員とも連携する。
 川元は民間労組の支援を受け、国民民主支持層の6割半ばを固めた。中田は参政支持層の8割半ばを固めているほか、18〜59歳に浸透している。


https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50241/
埼玉選挙区の序盤情勢…古川と熊谷が一歩先行【参院選2025】
2025/07/05 11:00
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 埼玉選挙区では、古川と熊谷が一歩リードし、残る2議席を巡り、江原、矢倉、大津、伊藤、桜井の5人がしのぎを削る。10人以上が立候補する乱立状態で、政権批判票が分散している。
 4選を目指す古川は、組織戦を展開し、自民支持層の5割半ばを固めた。幅広い職種、年齢層に浸透している。
 熊谷は立民支持層の6割半ばを取り込み、無党派層の一部にも食い込む。60歳以上からは最も支持を集めている。
 江原は国民民主支持層の6割半ばを固めたほか、学生や若年層からの支持が高い。
 矢倉は公明支持層の9割を固めたが、推薦を受ける自民支持層への広がりに欠ける。
 大津は参政支持層の8割半ばを固めたほか、40〜50歳代の支持を集めている。
 伊藤は共産支持層の8割を固め、政権批判票の取り込みを目指す。
 桜井はれいわ支持層の6割半ばをまとめた。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50255/
神奈川選挙区の序盤情勢…牧山と脇が先行【参院選2025】
2025/07/05 10:30
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 神奈川選挙区では、牧山と脇が先行し、続いて籠島と佐々木が競り合い、初鹿野と浅賀が追い上げる展開となっている。
 牧山は、立民支持層の7割強を固め、無党派層でもトップの支持を得る。支持母体の連合神奈川は公示直前、支持から推薦に格上げしており、牧山は3期18年の実績を強調する。
 脇は、地元選出の小泉農相らの応援を受け、安定した組織戦を展開。自民支持層の5割半ばを固めており、専業主婦の支持が厚い。
 籠島は、牧山と同様、連合神奈川の推薦を受け、国民民主支持層の約7割を固めたほか、若年層に浸透している。佐々木は、公明支持層の約9割をまとめ、無党派層への支持拡大を図っているが、広がりを欠く。
 初鹿野は、参政支持層の8割半ばをまとめ、商工自営業者や学生から比較的高い支持を得ており、内閣不支持層の支持も集まる。浅賀は、共産支持層の7割半ばを固めたが、政権批判票の取り込みが課題だ。
 ◎神奈川選挙区の改選定数は4だが、22年参院選は「合併選挙」で5人が当選した。

911名無しさん:2025/07/06(日) 20:19:54
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50271/
愛知選挙区の序盤情勢…水野先行、3氏が続く【参院選2025】
2025/07/05 09:00
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 愛知選挙区では、水野が一歩リードしている。田島、酒井、安江が続き、杉本、辻が追い上げる展開となっている。
 水野は国民民主支持層の6割半ばを固めた。若年層から全候補でトップの2割の支持を集めており、政権批判票の取り込みも図っている。
 田島は立民支持層の7割強をまとめ、無党派層の支持は最も高かった。13、19年参院選でいずれもトップ当選だった酒井は自民支持層の5割半ばに浸透するものの、政治資金収支報告書の不記載問題を抱えるだけに、無党派層の支持は伸び悩んでいる。安江は最年少参院議員として、文部科学政務官などを務めた実績をアピールし、公明支持層の8割半ばをまとめた。
 杉本は街頭活動を動画配信するなどして若年層と中年層に浸透し、参政支持層の8割半ばを固めた。れいわ支持層の6割強をまとめた辻は他党支持層への浸透を目指している。

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50275/
大阪選挙区の序盤情勢…岡崎リード、3氏が横一線で続く【参院選2025】
2025/07/05 08:20
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 大阪選挙区では、岡崎が一歩リードしている。杉、佐々木、柳本が横一線で続き、宮出、渡辺、橋口玲、清水、世良が追い上げる展開となっている。
 維新は2議席確保に向け、支持者の票割りを徹底する戦略だ。岡崎は府議や市町議員の支援を受け、府内全体での票固めを進め、維新支持層の3割半ばをまとめた。
 杉は「減税と給付」を訴えており、山口那津男元代表の応援も受け、公明支持層の9割弱を固めた。佐々木は国会議員や大阪、堺両市議から応援を受けているが、維新支持層の支持は2割半ばにとどまるだけに、無党派層への浸透が課題となる。6月に擁立が決まった柳本は自民支持層の支持は5割強にとどまる。知名度の高い青山繁晴府連会長(参院議員)と街頭に立ち、出遅れの挽回を図る。
 宮出と渡辺は現役世代に浸透する一方、高齢層の支持に広がりを欠いている。橋口玲、清水、世良はいずれも無党派層の取り込みを進め、支持の上積みを目指す。

912OS5:2025/07/06(日) 20:20:06

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50249/
東京選挙区の序盤情勢…鈴木・川村・塩村、やや優位【参院選2025】
2025/07/05 10:40
 読売新聞社は20日投開票の参院選について、3、4の両日、電話とインターネットによる調査を実施し、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。(敬称略)
 東京選挙区では、鈴木、川村、塩村がややリードする展開。残る4議席を巡って、さや、武見、吉良、牛田、奥村政、山本、音喜多、奥村祥、小坂が激しく競り合っている。
 鈴木は自民支持層の3割を固めたほか、五輪金メダリストの経歴を生かして浮動票の上積みを狙う。川村は山口那津男・元党代表の後継で公明支持層の8割半ばを固めた。立民支持層の3割半ばに浸透した塩村は悪質ホスト対策などの実績をアピールする。
 さやは東京都議選で躍進した党の勢いに乗って、自民支持層を含めた保守層の取り込みを図る。武見は医師会などの業界団体票の底上げに躍起で、自民支持層は2割半ばをまとめた。政権批判を強める吉良は、組織の引き締めにも余念がなく、共産支持層の7割半ばを固めた。国民民主支持層の3割半ばをまとめた元NHKアナウンサーの牛田は、無党派層への働きかけを強める。
 奥村政は立民支持層の2割半ば、山本はれいわ支持層の6割弱を固めた。国政復帰を目指す音喜多は維新支持層の4割強、若者の起業支援を掲げる奥村祥は国民民主支持層の2割半ばに浸透する。小坂は日本保守党支持層の7割半ばをまとめた。
 ◎東京選挙区は非改選の欠員1を補う「合併選挙」のため、当選者は7人となる。得票数上位6人の任期は通常の6年だが、7位の当選者の任期は非改選議員と同じ2028年までの3年間となる。



■読売新聞情勢調査
調査の方法
 7月3〜4日、電話とインターネットによる調査を実施し、計14万537人の回答を得た。電話調査は調査員による調査と自動音声による調査を行い、それぞれ2074人、5万782人が回答した。インターネット調査は、LINEヤフー社と協力して実施。「Yahoo!JAPAN」のIDを持つユーザーと「Yahoo!ニュース」のLINE公式アカウントの登録者から対象者を抽出して協力を依頼し、8万7681人が回答した。自動音声の電話調査は日本経済新聞社と協力して実施し、データのみ同社と共有した。集計、分析、記事作成は独自に行った。
議席予測方法
 選挙区選は、過去の選挙での調査結果と実際の得票率との関係から予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値を当てはめた。
 比例選は、選挙区選と同様に過去の選挙での調査結果と実際の選挙結果の関係などから予測式を作成し、予測得票数を算出。ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。
 これらに全国の総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

913OS5:2025/07/06(日) 20:21:01
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250704-OYT1T50184/
比例選の序盤情勢…自民大幅減の見通し、国民・参政に勢い【参院選2025】
2025/07/05 05:10
 読売新聞社が実施した参院選の序盤情勢調査によると、比例選(改選定数50)では、自民党が前回2022年の18議席から大幅に減らす可能性がある。野党では、立憲民主党が前回選並みの議席を確保する見通しで、国民民主、参政両党は躍進する勢いだ。(傍田光路、三沢大樹)

参院選2025 比例選の序盤情勢
 「拍手喝采してもらえなくても、最後までこの国の将来に責任を持って全身全霊で選挙を戦い抜く」。石破首相(自民総裁)は4日、石川県輪島市の街頭演説で選挙情勢の厳しさをにじませつつ、支持を訴えた。


[PR]
 自民は比例選での第1党は維持する見通しだが、過去最低だった10年の12議席と同程度に落ち込む可能性がある。自民支持層の7割強を固めたものの、内閣支持層の5割弱しか固められていない。

 公明党は前回選で獲得した6議席目に届くかどうかは微妙な情勢だ。選挙区選と比例選による選挙制度になった1983年以降、公明は6議席を下回ったことがなく、5議席に落ち込めば過去最低となる。

 自公両党は、衆院に続いて参院でも少数与党に追い込まれれば、政権運営はさらに困難さを増す恐れがある。自民幹部は「首相の発信が不十分で保守票が逃げている」と頭を抱える。

【グラフ】比例選での主な党派の予想獲得議席
 野党各党は、比例選でも政権批判票の受け皿になろうと、政権の政治姿勢を徹底追及する構えだ。

 立民は6〜9議席の見通しで、前回選の7議席に並ぶ水準だ。もっとも、内閣不支持層の取り込みは1割強にとどまっている。野田代表は4日、熊本市での街頭演説でガソリン税の暫定税率に関し「課税の根拠を失っており廃止が当たり前だ。ところが自民が邪魔をしている」と攻撃した。

 一方、存在感を増しているのが参政だ。4〜9議席が見込まれ、前回選の1議席から大幅増となる。重視する政策に「外交や安全保障」「憲法改正」を挙げた人からの支持は、いずれも自民に次いで多く、保守票の受け皿となっている可能性がある。

 昨年の衆院選で躍進した国民民主は、前回参院選の3議席から倍増させる勢いで、さらに積み増す可能性がある。若年層からの支持がトップで、18〜39歳で2割強に上った。

 れいわ新選組は2〜4議席の見込みで、前回選(2議席)からの積み増しが視野に入る。日本維新の会は前回選から半減して2〜4議席になりそうだ。

 共産党は前回選(3議席)と同水準の2〜4議席が見込まれる。日本保守党は複数議席をうかがう。社民党は1議席を死守できるかどうかが焦点で、諸派では再生の道が議席獲得の可能性がある。

914OS5:2025/07/06(日) 20:39:49
https://www.asahi.com/rensai/list.html?id=921&iref=pc_rensai_article_long_921_below_bn
立憲・福士氏やや優勢、自民・滝沢氏が激しく追う 青森・序盤情勢
立憲・横沢氏が引き離す 自民元職と参政新顔は苦戦 岩手・序盤情勢
立憲現職・石垣氏と自民新顔・石川氏が激戦 宮城・序盤情勢
無所属現職・寺田氏と自民元職・中泉氏が激しい戦い 秋田・序盤情勢
無所属現職・芳賀氏が安定、支持基盤固める 山形・序盤情勢
立憲の石原氏と自民の森氏、互角の激しい戦い 福島・序盤情勢

立憲・板津氏と自民・高橋氏が互角の激しい戦い 栃木・序盤情勢
自民・清水氏やや先行、参政新顔と立憲新顔が追う 群馬・序盤情勢

立憲・打越氏と自民・中村氏、互角の激しい戦い 新潟・序盤情勢
国民新顔・庭田氏と自民現職・堂故氏が接戦 富山・序盤情勢
自民・宮本氏がリード、国民・浜辺氏やや苦戦 石川・序盤情勢
自民・滝波氏が優位 国民・参政・立憲は厳しい戦い 福井・序盤情勢
国民・後藤氏と自民・森屋氏が激しく競り合う 山梨・序盤情勢
立憲・羽田氏やや優勢 自民・藤田氏が激しく追う 長野・序盤情勢
自民新顔・若井氏やや有利 立憲、参政が懸命に追う 岐阜・序盤情勢
立憲新顔が一歩リード 自民、参政の2氏懸命に追う 三重・序盤情勢

自民・宮本氏が優勢、国民・堀江氏が懸命に追う 滋賀・序盤情勢
自民現職の堀井氏が引き離す 他候補は厳しい戦い 奈良・序盤情勢
無所属・望月氏と自民・二階氏が接戦を繰り広げる 和歌山・序盤情勢

自民新顔の出川氏が堅調 他候補は苦しい戦い 鳥取・島根序盤情勢
自民・小林氏やや優勢、立憲・国友氏は激しく追う 岡山・序盤情勢
自民現職の北村氏が引き離す 他候補は苦しい戦い 山口・序盤情勢

無所属・広田氏やや先行 自民新顔が激しく追う 徳島・高知序盤情勢
国民・原田氏やや先行、自民・三宅氏が激しく追う 香川・序盤情勢
永江氏が安定 自民新顔、参政新顔らは厳しい戦い 愛媛・序盤情勢

自民現職・山下氏やや有利、立憲新顔・富永氏が追う 佐賀・序盤情勢
自民現職の古賀氏有利 国民新顔・深堀氏追う 長崎・序盤情勢
自民現職・馬場氏やや優勢、立憲新顔・鎌田氏が追う 熊本・序盤情勢
立憲・吉田氏やや先行、自民・白坂氏が激しく追う 大分・序盤情勢
立憲・山内氏と自民・長峯氏、互角の戦い繰り広げる 宮崎・序盤情勢
無所属新顔・尾辻氏と自民前職・園田氏が接戦 鹿児島・序盤情勢
立憲・社民が推す高良氏と自民・奥間氏、激しく競る 沖縄・序盤情勢

■2人区
自民・上月氏が安定した戦い 立憲・小沼氏やや優位 茨城・序盤情勢
国民・榛葉氏と自民・牧野氏、他候補を引き離す 静岡・序盤情勢
維新新顔、自民現職、共産現職、立憲新顔が混戦模様 京都・序盤情勢
自民新顔・西田氏と立憲現職・森本氏が堅調 広島・序盤情勢

■3人区
立憲・勝部氏リード、自民・高橋氏やや優位 北海道・序盤情勢
立憲・長浜氏有利 国参自自の4候補は横一線 千葉・序盤情勢
無所属・泉氏が有利、自民・加田氏は一歩リード 兵庫・序盤情勢
自民現職が引き離し、立憲も優位 国民と公明競る 福岡・序盤情勢

■4人区
自民先行、立憲やや有利 国参共公4候補が当落線上 埼玉・序盤情勢
立憲・牧山氏が堅調、自民・脇氏も他候補引き離す 神奈川・序盤情勢
立憲現職・田島氏が優位、自民現職・酒井氏も先行 愛知・序盤情勢
自・維・維・公・参の5氏が激しい戦い繰り広げる 大阪・序盤情勢

■6+1人区
自民新顔先行、公明・共産・参政・立憲4氏やや有利 東京・序盤情勢

915OS5:2025/07/06(日) 20:43:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/131a5991da0a8e07c12c97b90905e1db30bcb251
参院千葉選挙区・初の週末 立民、国民代表、非自民系2議席確保に向け攻勢
7/6(日) 10:10配信


55
コメント55件


産経新聞
参院選公示後初の週末を迎えた5日、過去最多の16人が出馬し、しのぎを削る千葉選挙区(改選数3)には立憲民主党の野田佳彦代表、国民民主党の玉木雄一郎代表が公認候補の応援に入り、攻勢をかけた。これまで自民2議席、立民1議席の「指定席」に国民が新人を擁立。一気に「激戦区」に様変わりした情勢の中、保守王国の牙城を崩そうと、非自民系で2議席奪取を目指している。

「心配で心配で仕方ない千葉に応援に入ることにした。なぜならば今回は(候補者が)16人もいる。何が起こるか分からない。緊張感を欠いたら負ける」

野田氏は千葉県松戸市のJR松戸駅前でマイクを握り、現職で4選を目指す長浜博行氏への支持拡大を呼びかけた。

野田、長浜両氏はともに松下政経塾出身。国政では平成5年の衆院選で日本新党で初当選を果たした同期組だ。野田氏は長浜氏を「同志中の同志だ」と表現し、盟友ぶりをアピールする。

一方の国民民主は、自民現職2人の現有議席を切り崩そうと、元NHK記者で新人の小林さやか氏を擁立した。5日、公示後初めて県内入りした玉木氏は小林氏の地元、千葉県市川市のJR市川駅前で声をからした。

「地元の市川の皆さんには、厳しい選挙戦を戦い抜く力を与えてほしい。気を抜かないで最後まで走り抜ければ必ず勝てる。何よりも頑張る皆さんの手取りを増やす夏にしたい」

迎え撃つ自民現職の石井準一氏と豊田俊郎氏は、推薦する公明と連携しながら各地を奔走する。3日の公示日は森山裕幹事長が県内入り。報道各社の序盤情勢調査で自民の苦戦が伝えられるが、今後も党幹部らが続々と入り、てこ入れを図る。

このほか、千葉選挙区に出馬しているのは届け出順に、れいわ新選組新人の山本なつみ氏、参政新人の中谷めぐ氏、諸派新人の小林修平氏、無所属新人の大薄裕也氏、諸派新人の中野智彰氏、共産新人の白石ちよ氏、日本維新の会新人の石塚貞通氏、諸派新人の小笠原裕氏、諸派新人の玉元弘次氏、諸派新人の橋本直久氏、諸派新人の江田良将氏、無所属新人の大塚京子氏。

916OS5:2025/07/06(日) 22:26:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fd5269bacba10460946d87be87fa0a2e73aa7a8
【参院選・激戦区ルポ】自公がつぶし合う大激戦の兵庫 知名度抜群の泉房穂氏の人気に他陣営は「改選数3だが2議席の奪い合い」
7/4(金) 15:02配信


362
コメント362件


AERA DIGITAL
第一声を神戸市で挙げた石破首相

 参院選が7月3日、スタートした。石破茂首相が第一声を上げたのは、東京でも大阪でもなく、兵庫県神戸市の東遊園地。厳重な警備態勢の中でマイクを握り、

【一覧】2025参院選「全選挙区当落予測」はこちら(6月26日時点)

「困った方々に重点的にお払いをする、それが給付金。決してバラマキでもなんでもありません」

 と給付金を強調した。

 兵庫選挙区は改選数3のところに自民党、公明党、日本維新の会、共産党、国民民主党、れいわ新選組、参政党、社民党、NHK党などの候補が出馬し、3年前の参院選と同じ過去最多となる13人が争う大激戦区だ。

 石破首相が第一声の地に兵庫県を選んだことについて、自民幹部はこう話す。

「表向きは阪神大震災、防災を訴えたいという格好です。しかし、あまりに激戦で、改選数3なのに自民が議席をとれないなんてことは絶対にダメ。公明もきつい状況で、自公ともに議席を落としかねない。そこで石破首相がマイクを握った」

 公明の斉藤鉄夫代表も神戸市西区で第一声を上げた。兵庫選挙区で現職議員がいる自公両党にとって、議席を失いかねない厳しい選挙戦となっているのだ。

■「とんでもない大量得票の可能性」

 公明県議は、改選数3だが「2議席を各党で奪い合う構図だ」と言い、こう話す。

「春に参院選出馬を表明した泉さんは、兵庫県内をくまなくまわって十分に態勢を整えて選挙に臨んでいる。抜群の知名度でトップ当選は堅い。80万票とか90万票とか、とんでもない大量得票になるかもしれない」

 無所属(立憲民主党県連推薦)で立候補した前明石市長の泉房穂氏が圧倒的だというのだ。

 テレビのコメンテーターもしていた泉氏の知名度は高く、確かに泉氏が繁華街に繰り出すと、すさまじい人波にのみ込まれそうになるほどの人気ぶりだ。

 そこで泉氏を直撃すると、

「圧勝だ、トップ当選だと言ってくださる方はいますが、まだ始まったばかり。選挙は何が起こるかわかりません」

 と慎重な口ぶりだった。

 兵庫選挙区は改選数3になった2016年以降、自民、公明、維新が議席を分け合ってきた。16年は自民候補がトップ当選で約64万票、19年は維新候補がトップで約57万票、前回22年は維新候補がトップで約65万票を獲得している。知名度の高い泉氏は、それを上回る大量得票をするのでは、という見立てが多く聞かれる。

■6年前は安倍氏が自公を“はしご応援”

 今回改選となる19年に当選した現職の候補は、自民の加田裕之氏、公明の高橋光男氏の2人。6年前は維新の勢いが強く、維新候補の当選は確実視され、実質的に加田氏、高橋氏と立憲民主の女性候補の3人が2議席をめぐって激しく争った。安倍晋三首相(当時)が三宮の繁華街で加田氏を応援した後、100メートルほど離れて待機していた高橋氏のためにもマイクを握るという異例の応援を繰り広げ、高橋氏が約50万票で2位、加田氏が約47万票で3位となり、立憲民主候補の猛追をかわして当選している。

 前出の公明県議がこう話す。

「兵庫県内で公明の基礎票は30万票に届かない程度でしょう。兵庫選挙区が改選数3になり、うちが立てるようになってからは、自民からも票が回ってきていた。その段取りをしてくれたのが、元自民幹事長の二階俊博氏。その采配で、高橋氏のために二階氏とその親族が骨を折って業界を集めて講演会を開催してくれ、その票があったから当選できていた。しかし、二階氏は政界引退し、公明党が頼りにしていた二階氏の親族もお亡くなりなった。今回は自民も苦しく、公明独自でやらねばならない。うちにとってある意味、自民党がライバルで、与党同士のつぶしあいという展開にもなりかねない」

917OS5:2025/07/06(日) 22:27:18
 では、自民はどうかというと、自民県議がこんな話をする。

「加田氏は裏金で名前が出た旧安倍派議員。昨年の衆院選では裏金で名前が出た大物議員が続々と落選したものの、そろそろ影響は少なくなったかと思っていたが、都議選でも『裏金議員』に対して厳しい結果が出た。活動していても、自民や裏金に対しての有権者の目はまだ非常に冷たいものが感じられる。正直、公明の支援をする余裕はありません」

 19年の選挙でトップ当選したのは維新の清水貴之氏。清水氏は昨年11月の兵庫知事選に出馬したため失職し、その後、今回の参院選に出馬の意向を示したが、結局辞退。急きょ新人の吉平敏孝氏が擁立された。維新の県議は、険しい表情で話す。

「現場で活動していると、維新のこれまでのトレンドが、国民民主や参政に変わってしまったように感じます。維新のおひざ元の大阪でも苦戦のようで、兵庫県でもなかなか流れに乗れていない。苦戦です」

■斎藤知事は「どの候補の応援もしない」

 昨年の衆院選から勢いづいた国民民主は新人の多田ひとみ氏を擁立。党勢には陰りも見られるが、労働組合の支援が強固だ。

 参政は都議選で議席ゼロから3議席を獲得と急伸し、メディアの世論調査でも支持率を急上昇させている。兵庫では新人の藤原誠也氏を擁立。6月15日の兵庫県尼崎市議選では女性候補がトップ当選を果たし、兵庫県でも波に乗っている。

 昨年の兵庫県知事選で斎藤元彦氏(現知事)を応援するために知事選に出馬し、「2馬力選挙」だと問題視されたNHK党の立花孝志氏も立候補した。

 いまだに、斎藤知事の一連の問題が大きな影響を及ぼし、県政の混乱が続く兵庫県。

「公務優先で、参院選挙はどの候補者にも応援などはしない」

 と、斎藤知事自身は「静観」するという。

*  *  *

 兵庫選挙区ではこのほか、共産新人の金田峰生氏、れいわ新人の米村明美氏、社民新人の来住文男氏、諸派新人の浦木健吾氏、諸派新人の高橋秀彰氏、諸派新人の前田実咲氏が立候補している。

(AERA編集部・今西憲之)

今西憲之

918名無しさん:2025/07/07(月) 08:12:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/9263149ca22f26c3e4d104e2233a857fa9a0126c
自公苦戦、過半数の攻防 国民、参政に勢い 毎日新聞参院選序盤調査
7/7(月) 5:00配信
 毎日新聞は5、6両日、第27回参院選(20日投開票)の特別世論調査を実施し、取材を加味して序盤情勢を探った。自民、公明両党は非改選を含む過半数(125議席)の維持に必要な50議席確保に苦戦しており、与野党の攻防が激しくなっている。自民は単独で40議席台に届くか微妙で、議席を減らしそうだ。立憲民主党は堅調で、改選22議席を上回る公算が大きい。国民民主党と参政党は勢いを見せている。

【写真で見る】10政党の主な主張 争点は物価高対策など

 調査では選挙区で5割弱、比例代表で4割弱が投票先を決めていないと回答しており、投開票日までに情勢が変わる可能性がある。

 自民は、全国に32ある改選数1の「1人区」で優位に戦いを進めるのは石川、岐阜、奈良、鳥取・島根、山口など9選挙区にとどまる。13ある改選数2以上の「複数区」では11選挙区でそれぞれ1議席を確保しそうだ。比例代表は12〜15議席で、前回2022年の18議席から減る見通し。全体では32〜46議席が見込まれる。

 公明は擁立した7選挙区のうち議席を確保するめどが立っているのは東京だけで、接戦となっている選挙区が目立つ。比例代表と合わせて最大でも10議席にとどまる見通しで、改選14議席を下回りそうだ。

 一方、候補者一本化が一定程度進んだ立憲などの野党は選挙戦を優位に進める。1人区では無所属や野党系が優勢なのは秋田、宮城、長野、三重、愛媛、宮崎など16選挙区に上る。福島、栃木、富山、山梨、岡山、佐賀、熊本の7選挙区では自民と接戦を演じている。

 立憲は複数区のうち北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、広島、福岡で1議席獲得が見込まれる。比例代表では7〜10議席を確保しそうだ。

 前回12議席を獲得した日本維新の会は伸び悩む。京都、大阪で1議席獲得が有力で、大阪の2議席目と東京と兵庫の議席獲得を目指す。比例代表の獲得予想は3〜4議席。改選7議席の共産党は東京で1議席、比例代表で2〜3議席を獲得しそうだ。

 国民民主は静岡、愛知、香川で議席獲得が見込まれ、千葉、東京、神奈川などで接戦となっている。比例代表では6〜7議席を確保する勢いで、改選4議席から大きく伸ばしそうだ。

 れいわ新選組は比例代表で3〜4議席の獲得が予想され、東京でも議席獲得の可能性がある。東京都議選で躍進した参政は東京に加え、愛知、福岡で議席を確保しそうだ。埼玉、千葉、神奈川、大阪などでは接戦を繰り広げている。比例代表では6〜7議席を獲得する勢いだ。社民党は比例代表での議席獲得の可能性がある。日本保守党は比例代表で1〜2議席を確保しそうだ。

 今回の参院選は改選124議席(選挙区74、比例代表50)と東京選挙区の非改選の欠員補充1の計125議席が争われる。【影山哲也】

 ◇調査の方法

 毎日新聞とTBSテレビ/JNNは5、6の両日、スマートフォンを対象としたインターネット調査「dサーベイ」で実施した。dサーベイは社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発した手法。ドコモが運営するdポイントクラブの会員を対象としたアンケートサービスを利用し、全国約7400万人(18歳以上)の母集団から調査対象を無作為に抽出。調査への協力を依頼するメールを配信し、5万5430人から有効回答を得た。

919OS5:2025/07/07(月) 09:04:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f57b4a3baadfb2bd271f31f96820b3e30549681
退潮維新、創業の地で正念場 新勢力伸長、公明も危機感 参院大阪選挙区ルポ【注目区を行く】
7/7(月) 7:03配信

時事通信
参院選候補者の演説を聴く有権者ら=4日、大阪市

 直近3回の参院選で定数4を日本維新の会、自民、公明の3党が分け合った大阪選挙区。


 全国的に退潮傾向にある中、ここを創業の地とする維新は党の命運が懸かる。新興勢力の伸長に直面し、20日の投開票へ強い危機感を募らせるのは公明も同様だ。(敬称略)
 ◇至上命令
 「どの政党も本部は東京。本当に地方のことを考えているのは維新だけだ」。代表の吉村洋文(大阪府知事)は3日、大阪市内有数の繁華街なんば駅前で第一声を上げ、府・市の行財政改革など旗揚げ以来の「実績」を強調し、支持を訴えた。

 聴衆にひと頃の盛り上がりはない。ある維新地方議員は「集まる人が少ない」と率直に認めた。

 参院選にはともに大阪市議だった佐々木理江、岡崎太の2新人を立てた。「おおさか維新の会」の名で臨んだ2016年以降、2議席を得てきた。

 だが、党支持率は下降。昨秋の衆院選は大阪の19小選挙区で全勝したが、府内の比例代表の得票は約56万票減った。今回の候補者選定に漏れた現職参院議員と大阪市議が離党するなど、内輪のごたごたも目立つ。

 「皆さんの中で(票を)きれいに分けてほしい」。今月3日夜、佐々木と岡崎は堺市のホールで開かれた集会にそろって参加。200人以上の支持者にこう呼び掛けた。得票が偏れば2議席確保は難しいとの判断がある。

 活動を支えるのは府内に約300人いる地方議員や首長ら。2チームに分け、両陣営の実動部隊とした。佐々木と岡崎は、日中は各所に散らばり、夜は小選挙区単位で開く演説会に一緒に出席。地方議員らが集めた支持者に家族や知人内の票の振り分けを求めることを欠かさない。

 吉村は「6議席以上」を目標に据えた。各地で伸び悩む現状を踏まえ、幹部は「大阪で二つ取れないと達成できない」と予測。別の関係者は「一つ落とせば代表の進退に発展する」と指摘した。

 ◇「原点」の議席
 公明にとり大阪は特別な地だ。結党前の1956年参院選で支持母体・創価学会が立てた候補が勝ち、国政進出を果たした。後に会長となる故池田大作が陣頭指揮。その後も議席を守ってきた。

 ただ、衆院選で府内4選挙区の候補が全敗。学会員の高齢化による集票力低下も顕著だ。ある大阪市議は「今は何が起こるか分からない」と語る。

 「公認会計士、税理士の経験を生かし、消費税軽減税率導入に道筋をつけた」。3選を目指す杉久武は3日、大阪市内の大型商業施設前で声をからした。連日街頭に立ち、露出を増やす。「空中戦」も重視する作戦だ。

 自民新人の柳本顕を含め「指定席」3党の陣営が「脅威」とみるのが、勢いを示す参政党。大阪を最重点区に決め、代表の神谷宗幣が4、5両日にてこ入れした。神谷は元大阪府吹田市議。維新の吉村が第一声を上げた同じ場所に立ち、「参政党のルーツは大阪だ」と声を張り上げた。

 国民民主党も代表の玉木雄一郎らが序盤から連日遊説。SNSを通じた選挙戦を得意とするため、参政新人宮出千慧や国民新人渡辺莉央の浸透度は見えにくい。2回連続で6番手だった立憲民主党も新人橋口玲が政権批判票の受け皿になることを目指す。公明関係者は「圏外にいた勢力との4位争いだ」と語る。

 「うちも既存政党と見られている。実績で差別化しないとまずい」。維新幹部は顔を引き締めた。

 大阪選挙区には共産新人の清水忠史らも立候補している。

920OS5:2025/07/07(月) 09:05:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1266414350feb0cfa3db7f7cbbc1b1dac4fb632e
長浜氏・石井氏が先行 3議席目めぐり小林氏・中谷氏・豊田氏が横一線 千葉序盤情勢【参議院選挙2025】
7/7(月) 5:01配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
7月20日投開票の参院選について、JNNでは今月5日と6日、インターネット調査を行い、取材を加味して序盤の情勢を分析しました。3議席を争う千葉選挙区の情勢です。

立憲現職・長浜氏、自民現職・石井氏が知名度を活かし先行しています。選挙区で誰に投票するかを明らかにした人を分析すると、長浜氏は立憲支持層の8割以上、石井氏は自民支持層の約5割をまとめました。

3議席目をめぐり、国民新人・小林氏、参政新人・中谷氏、自民現職・豊田氏が横一線で激しく競り合っています。小林氏、中谷氏はいずれも、それぞれの政党支持層のほか、無党派層の約2割の支持を得ています。豊田氏の支持は自民支持層の約2割にとどまり、無党派層への浸透にも課題があります。

れいわ新人・山本氏、共産新人・白石氏、維新新人・石塚氏やその他の候補は、支持が広がらず厳しい情勢です。

ただ今回の調査では、4割あまりの人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

■千葉選挙区 立候補者一覧

山本なつみ れいわ 新
中谷めぐ  参政  新
小林修平  諸派  新
大薄裕也  無所属 新
中野智彰  諸派  新
白石ちよ  共産  新
石井準一  自民  現
石塚貞通  維新  新
長浜博行  立憲  現
小林さやか 国民  新
小笠原裕  諸派  新
玉元弘次  諸派  新
橋本直久  諸派  新
豊田俊郎  自民  現
江田良将  諸派  新
大塚京子  無所属 新

TBSテレビ

921OS5:2025/07/07(月) 09:05:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4de357d6d45b125cf9851f95405b42c4cf6386e8
古川氏・熊谷氏が先行 残る2議席めぐり江原氏・矢倉氏・大津氏・伊藤氏が横一線 埼玉序盤情勢【参議院選挙2025】
7/7(月) 5:01配信

TBS NEWS DIG Powered by JNN
7月20日投開票の参院選について、JNNでは今月5日と6日、インターネット調査を行い、取材を加味して序盤の情勢を分析しました。4議席を争う埼玉選挙区では、自民現職・古川氏と立憲現職・熊谷氏が知名度を活かし先行しています。

選挙区で誰に投票するかを明らかにした人を分析すると、古川氏は自民支持層の約7割、熊谷氏は立憲支持層の約8割を固めました。

残る2議席をめぐり、国民新人・江原氏、公明現職・矢倉氏、参政新人・大津氏、共産現職・伊藤氏が激しく競り合っています。江原氏は国民支持層の約7割のほか、無党派層の約2割からも支持を得ています。矢倉氏は公明支持層の9割以上を固めました。大津氏は参政支持層のほか、無党派層の約2割からも支持を得ています。伊藤氏は共産支持層の約8割を固めたものの、無党派層への浸透に課題があります。

れいわ新人・桜井氏、維新新人・龍野氏、社民新人・高井氏やその他の候補は、支持を広げられず厳しい情勢となっています。

ただ今回の調査では、4割あまりの人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

■埼玉選挙区 立候補者一覧

江原久美子 国民  新
津村大作  諸派  新
伊藤岳   共産  現
矢倉克夫  公明  現
武藤かず子 諸派  新
増山優花  諸派  新
高井環   社民  新
山田信一  諸派  新
桜井奈々絵 れいわ 新
熊谷裕人  立憲  現
龍野真由美 維新  新
古川俊治  自民  現
大津力   参政  新
斉藤嘉英  無所属 新
石浜哲信  諸派  新

TBSテレビ

922OS5:2025/07/07(月) 09:06:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf92340bee01abaf53d9ed615ace9e5a7bcde527
栃木で自・立が横一線、茨城・群馬は自民が優勢【参議院選挙2025】
7/7(月) 5:03配信


TBS NEWS DIG Powered by JNN
7月20日投開票の参院選について、JNNでは今月5日と6日、インターネット調査を行い、取材を加味して序盤の情勢を分析しました。

■茨城 自民現職・上月氏が抜け出す
改選2議席をめぐり、8人が立候補。3期目の当選を目指す、自民現職・上月氏が大きくリードしています。

選挙区で誰に投票するかを明らかにした人を分析すると、上月氏は自民支持層の約8割を固めました。連立を組む公明党の推薦を受け、トップ当選を目指します。残る1議席をめぐっては、立憲現職・小沼氏と参政新人・桜井氏がしのぎを削ります。両者ともに、支持基盤の9割以上を固めており、無党派層の取り込みによるさらなる支持拡大を狙います。

維新新人・北崎氏、共産新人・高橋氏やその他の候補は、支持を広げられず厳しい戦いとなっています。

▽茨城選挙区 立候補者一覧

桜井祥子  参政  新
牧山康志  無所属 新
石井憲一郎 諸派  新
北崎瀬里奈 維新  新
小沼巧   立憲  現
上月良祐  自民  現
高橋誠一郎 共産  新
酒井明男  諸派  新

■栃木 立憲・自民が激戦
改選1議席をめぐり、6人が立候補。自民現職・高橋氏と立憲新人・板津氏が横一線の戦いです。

参政新人・大森氏、共産新人・福田氏やその他の候補は、支持の広がりに欠けています。

▽栃木選挙区 立候補者一覧

大森紀明  参政  新
板津由華  立憲  新
高橋克法  自民  現
福田道夫  共産  新
高橋真佐子 諸派  新
笠間慎一郎 無所属 新

■群馬 自民現職が盤石
改選1議席をめぐり、7人が立候補。自民現職・清水氏が優位に立ち、参政新人・青木氏と立憲新人・河村氏が続きます。

清水氏は、自民支持層と公明支持層ともに、約8割をまとめました。一方、立憲・河村氏も支持層の約9割をまとめましたが、無党派層への浸透が課題です。

▽群馬選挙区 立候補者一覧

青木ひとみ 参政  新
清水真人  自民  現
井田雅彦  諸派  新
高橋保   共産  新
河村正剛  立憲  新
上楽宗之  諸派  新
辛嶋美紀  無所属 新

ただ今回の調査では、4割あまりの人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

TBSテレビ

923OS5:2025/07/07(月) 09:13:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d745545738b8258a02418448a8fa655b0891856b
鈴木氏・川村氏安定した戦い 塩村氏・吉良氏先行、さや氏やや優勢 武見氏・牛田氏・奥村政佳氏・山本氏は混戦 奥村祥大氏猛追 東京序盤情勢【参議院選挙2025】
7/7(月) 5:00配信

TBS NEWS DIG Powered by JNN
7月20日投開票の参院選について、JNNでは今月5日と6日、インターネット調査を行い、取材を加味して序盤の情勢を分析しました。東京選挙区は総勢32人が立候補。通常選挙(改選数6)と補欠選挙(欠員1)の合併選挙で、7議席を争っています。

自民新人の鈴木氏、公明新人の川村氏が安定した戦いを見せています。選挙区で誰に投票するかを明らかにした人を分析すると、鈴木氏は自民支持層の約4割、川村氏は公明支持層の9割以上をまとめました。

これに続き、立憲現職・塩村氏、共産現職・吉良氏も先行しています。塩村氏は立憲支持層の約6割、吉良氏は共産支持層の約9割を固めました。

さらに、参政新人・さや氏がやや優勢です。

残る2議席めぐり、自民現職・武見氏、国民新人・牛田氏、立憲現職・奥村政佳氏、れいわ新人・山本氏が激しく競り合っていて、国民新人・奥村祥大氏が激しく追い上げています。

維新元職・音喜多氏、保守新人・小坂氏やその他の候補は支持が広がらず厳しい情勢です。

ただ今回の調査では、4割あまりの人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

■東京選挙区 立候補者一覧

吉良佳子   共産  現
山本譲司   れいわ 新
吉永藍    無所属 新
土居賢真   無所属 新
藤川広明   諸派  新
西美友加   社民  新
小坂英二   保守  新
さや     参政  新
峰島侑也   諸派  新
武見敬三   自民  現
奥村政佳   立憲  現
牛田茉友   国民  新
酒井智浩   諸派  新
福村康広   諸派  新
桑島康文   諸派  新
渋谷莉孔   諸派  新
奥村祥大   国民  新
吉田綾    諸派  新
鈴木大地   自民  新
塩村文夏   立憲  現
吉沢恵理   無所属 新
市川たけしま 諸派  新
川村雄大   公明  新
音喜多駿   維新  元
平野雨龍   無所属 新
山尾志桜里  無所属 新
千葉均    諸派  新
増田昇    無所属 新
辻󠄀健太郎   諸派  新
早川幹夫   諸派  新
石丸幸人   諸派  新
高橋健司   無所属 新

TBSテレビ

924OS5:2025/07/07(月) 09:16:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/37585c5e7a405cb52cc14326a755d885a57eac53
牧山氏・脇氏が先行 佐々木氏もやや優勢 4議席目めぐり籠島氏・浅賀氏・初鹿野氏が横一線 神奈川序盤情勢【参議院選挙2025】
7/7(月) 5:02配信


TBS NEWS DIG Powered by JNN
7月20日投開票の参院選について、JNNでは今月5日と6日、インターネット調査を行い、取材を加味して序盤の情勢を分析しました。4議席を争う神奈川選挙区の情勢です。

立憲現職の牧山氏、自民新人の脇氏が先行。これに続いて、公明現職の佐々木氏もやや優勢です。4議席目を、国民新人の籠島氏、共産新人の浅賀氏、参政新人の初鹿野氏が横一線で激しく競る展開となっています。

選挙区で誰に投票するかを明らかにした人を分析すると、牧山氏は立憲支持層の8割以上を固めたほか、無党派層からも約3割の支持を得ています。一方の脇氏は自民党支持層の約6割をまとめていますが、無党派層への浸透には課題があります。

佐々木氏は公明支持層の9割以上を固めました。

参院議員・松沢成文氏の秘書を務めていた維新新人の千葉氏は、松沢氏とともに県内各地を回り知名度拡大を急いでいますが、浸透に課題があります。れいわ新人・三好氏、社民新人・金子氏やその他の候補も、支持が広がらず厳しい情勢となっています。

ただ今回の調査では、4割あまりの人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

■神奈川選挙区 立候補者一覧

綾久     諸派  新
三好諒    れいわ 新
初鹿野裕樹  参政  新
浅賀由香   共産  新
河合道雄   諸派  新
籠島彰宏   国民  新
みしまりえ  無所属 新
脇雅昭    自民  新
内海聡    諸派  新
千葉修平   維新  新
金子豊貴男  社民  新
佐々木さやか 公明  現
牧山弘恵   立憲  現
堀川圭輔   諸派  新
畠山貴弘   諸派  新
佐久間吾一  諸派  新

TBSテレビ

925OS5:2025/07/07(月) 09:17:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/9263149ca22f26c3e4d104e2233a857fa9a0126c
自公苦戦、過半数の攻防 国民、参政に勢い 毎日新聞参院選序盤調査
7/7(月) 5:00配信

毎日新聞
候補者らの演説を聞く有権者たち=東京都江東区で2025年7月6日午後3時47分、新宮巳美撮影

 毎日新聞は5、6両日、第27回参院選(20日投開票)の特別世論調査を実施し、取材を加味して序盤情勢を探った。自民、公明両党は非改選を含む過半数(125議席)の維持に必要な50議席確保に苦戦しており、与野党の攻防が激しくなっている。自民は単独で40議席台に届くか微妙で、議席を減らしそうだ。立憲民主党は堅調で、改選22議席を上回る公算が大きい。国民民主党と参政党は勢いを見せている。


 調査では選挙区で5割弱、比例代表で4割弱が投票先を決めていないと回答しており、投開票日までに情勢が変わる可能性がある。

 自民は、全国に32ある改選数1の「1人区」で優位に戦いを進めるのは石川、岐阜、奈良、鳥取・島根、山口など9選挙区にとどまる。13ある改選数2以上の「複数区」では11選挙区でそれぞれ1議席を確保しそうだ。比例代表は12〜15議席で、前回2022年の18議席から減る見通し。全体では32〜46議席が見込まれる。

 公明は擁立した7選挙区のうち議席を確保するめどが立っているのは東京だけで、接戦となっている選挙区が目立つ。比例代表と合わせて最大でも10議席にとどまる見通しで、改選14議席を下回りそうだ。

 一方、候補者一本化が一定程度進んだ立憲などの野党は選挙戦を優位に進める。1人区では無所属や野党系が優勢なのは秋田、宮城、長野、三重、愛媛、宮崎など16選挙区に上る。福島、栃木、富山、山梨、岡山、佐賀、熊本の7選挙区では自民と接戦を演じている。

 立憲は複数区のうち北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、広島、福岡で1議席獲得が見込まれる。比例代表では7〜10議席を確保しそうだ。

 前回12議席を獲得した日本維新の会は伸び悩む。京都、大阪で1議席獲得が有力で、大阪の2議席目と東京と兵庫の議席獲得を目指す。比例代表の獲得予想は3〜4議席。改選7議席の共産党は東京で1議席、比例代表で2〜3議席を獲得しそうだ。

 国民民主は静岡、愛知、香川で議席獲得が見込まれ、千葉、東京、神奈川などで接戦となっている。比例代表では6〜7議席を確保する勢いで、改選4議席から大きく伸ばしそうだ。

 れいわ新選組は比例代表で3〜4議席の獲得が予想され、東京でも議席獲得の可能性がある。東京都議選で躍進した参政は東京に加え、愛知、福岡で議席を確保しそうだ。埼玉、千葉、神奈川、大阪などでは接戦を繰り広げている。比例代表では6〜7議席を獲得する勢いだ。社民党は比例代表での議席獲得の可能性がある。日本保守党は比例代表で1〜2議席を確保しそうだ。

 今回の参院選は改選124議席(選挙区74、比例代表50)と東京選挙区の非改選の欠員補充1の計125議席が争われる。【影山哲也】

 ◇調査の方法

 毎日新聞とTBSテレビ/JNNは5、6の両日、スマートフォンを対象としたインターネット調査「dサーベイ」で実施した。dサーベイは社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発した手法。ドコモが運営するdポイントクラブの会員を対象としたアンケートサービスを利用し、全国約7400万人(18歳以上)の母集団から調査対象を無作為に抽出。調査への協力を依頼するメールを配信し、5万5430人から有効回答を得た。

926OS5:2025/07/07(月) 12:31:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ec825cefff8eb7dae73a4c127d9af4fbed85213
「誰の票を奪うのか…」東京選挙区の“キーマン”山尾志桜里氏 “玉砕出馬”に見え隠れする「思惑」
7/7(月) 11:00配信

FRIDAY
国民民主党からハシゴを外されたことによる“同情票”
東京選挙区から無所属で出馬した山尾志桜里氏。“玉砕”と言われながらも立候補したワケは……

参院選(7月20日投開票)が7月3日公示され、連日の猛暑のなか候補者たちが声を上げている。

【写真あり】「W不倫騒動」の質問で涙目…山尾志桜里が国民民主の公認取り消しの「裏事情」

「今の国会では、政党の壁で一人ひとりの意見が遮断されている。これをちゃんと訴えていきたい。無所属の私だからできます!」

そう声を張り上げたのは、国民民主党から公認を取り消されて無所属として東京選挙区から立候補した山尾志桜里氏(50)だ。同氏は参院選公示2日前の7月1日に立候補を表明し、驚きをもって伝えられた。

衆院議員時代の彼女の選挙区は愛知7区。東京選挙区からの出馬は文字どおり「地盤・看板・かばん」ナシの戦いとなる。山尾氏を知る人物が立候補の裏側について語る。

「国民民主から公認内定が出た時点で、完全に戦闘モードに入っていたからね。一度ついてしまった“火”を消すのは不可能だったということじゃないかな。国民民主に切られて不出馬を予想する人もいたけど、彼女は出馬辞退を考えていなかった。むしろどうすればアピールできるか考えていたよ」

山尾氏の公認内定が取り消されたのは、6月10日に行った記者会見が不調に終わったから。’17年の不倫報道に対し

「お話しすることは控えさせてください」

と繰り返し、世間の反感を買った。一連の騒動で不倫相手の妻が亡くなっているが、それについての言及も避けた。

会見後、国民民主には全国の支持者から批判が殺到。事態を重く見た玉木雄一郎代表は一転して“山尾斬り”に走ったわけだが、山尾氏は党の意思決定に疑問を呈し、ガバナンス不全を糾弾した。

「山尾氏のスキャンダル対応はともかく、いきなりハシゴを外された彼女には一定数の同情も集まっている。結果的にそれが過去の疑惑を薄めることにもなった」

とは政界関係者。と同時に、山尾氏の“玉砕出馬”で東京選挙区は戦況がわからなくなった。そればかりか、山尾氏を「キーマン」に挙げる声もあるほどだ。

東京選挙区の改選数は6で、そこへ補選分の1議席が加わり、7つのイスを巡る戦いとなる。同選挙区からは総勢32人が立候補。2人擁立しているのは、自民党と立憲民主党、国民民主党で、戦前の予想では7つのイスのうち5つは

「自民、公明、立憲、共産、国民民主で決まり」(同・政界関係者)

だとか。残り2議席のうち1議席は、先月の東京都知事選で躍進した参政党のさや氏が先行しているという。

そして最後の1議席については、自民、立憲、国民民主、さらに石丸伸二氏の『再生の道』から立候補している吉田あや氏が絡む異例の大激戦となりそうだ。

こうなると、土壇場で出てきた山尾氏がどの党から票を“奪う”のかで勝敗が左右されることになる。

927OS5:2025/07/07(月) 12:31:41
◆数万票は獲る山尾氏の出馬により、食い合う候補者

山尾氏は「中道政治」を標榜する憲法改正論者。「女性・女系天皇の容認」や「個別的自衛権」についての持論を展開する。山尾氏は街頭演説でこう叫んでいた。

「憲法改正なんて言ったら左派の人が離れていって、女性天皇なんて言葉を発しただけで右派の人が離れていく。どこに票があるんだと言われる。でもそれは“永田町の論理”だ。私はこの吉祥寺の皆さんと対話し、政党に限らず、左にも右にもとらわれない、この国の未来だけを思うど真ん中の中道の政策を、私の選挙で“見える化”する戦いにしていきたい」

つまり右も左もない中道。ある政党の選対関係者は

「だから読めない。山尾氏自身の当選は厳しいものがあるが、それでも数万票は獲るだろう。その分、食い合う候補者が出てくるわけで、東京選挙区最後の1議席のカギを握る存在だ。焦っているのは2人当選を目指す国民民主。公認取り消しの対立軸もあって、票を奪われるのではないかと警戒している」

と話す。

山尾氏は参院選で“爪痕”を残すことで、自身の価値を再確認し、次につなげたい考えだ。

政治評論家の有馬晴海氏によれば、

「今回、国民民主党から立候補するということで大いに叩かれ、公認内定を取り消された。このまま出馬しなければ、“悪い評判”のまま終わり、次の選挙への展望が無くなってしまう。今回、無所属でも立候補したことにより、当選すれば当然、禊を果たしたことになるし、たとえ落ちたとしても、次の選挙では今回ほど叩かれることはないはず。しかも10万票近くも獲ろうものなら、メディアとしてもなかなか批判しにくくなるわけです。これだけバッシングされたということは、逆にいえばそれだけ知名度があるということですからね」

と山尾氏の立候補の思惑を分析する。

山尾氏陣営によると、選挙スタッフのボランティア募集の応募者は日に日に増えているという。いずれ国会に戻る日がくるのだろうか――。

FRIDAYデジタル

928OS5:2025/07/07(月) 20:45:34
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/502179















2024.7.27
twitter
ライブだけじゃない「広島飛ばし」 アパレルやコスメも出店「後回し」?
記者:
石井千枝里

イケてない?広島
 「広島飛ばし」はライブだけではない。出店してほしいのに広島にないアパレルやコスメのブランドってありませんか。どうやらブランドにも「進出の順番」があるようで…。(石井千枝里)

「若者向けブランド少ない」
 「友達とよく『広島で服を買うのは難しいよね』と話す。ファストファッションじゃない若者向けのブランドが少ない気が…」。広島市の20代女性がぼやく。確かに、今季のトレンドの透け感やシャーベットカラーを取り入れたくても、周囲とかぶらず手頃に買えるブランドは限られる。この女性は通販だとサイズ感が不安で、出張や旅行で関東や関西に行く際に買っているという。

 出店に優先順位はあるのか。「東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台。次にようやく広島って感じですね」。パルコ広島店(広島市中区)の賃貸支援担当の沖田拡樹さん(41)は話す。気になるブランドはホームページの店舗一覧で確認するが「福岡にすらなかったら『まだだな』ってなります」。新型コロナウイルス禍を経て「実店舗は東京や大阪だけ」のブランドも増え、誘致のハードルは上がっているという。

パルコ広島店
「仙台より商圏小さい」

 ブランドがそろわない理由の一つは、広島の商圏規模にもあるようだ。「東北全体から人が集まる仙台より小さい」。広島修道大の川瀬正樹教授(都市地理学)は指摘する。県外から広島に来るのは、島根と山口の東部ぐらい。岡山は大阪、山口の西部は福岡志向が強い。

 中国新聞社が4月に広島県内の社会人109人に尋ねたアンケートでは、広島の街で「イケてない」と思う点として、5人に1人が「好きなアパレルブランドや飲食店が少ない」を選んだ。コスメの「SHIRO」やアパレル「UNITED TOKYO」、時計の「Swatch」などを待ち望む声があった。

 とはいえ、中四国地方に出店する際は、やはり広島が選ばれる。今春リニューアルしたパルコ広島店には、中四国初出店のスマートフォン関連グッズ専門店「ケースティファイ」、スポーツ用品の「ニューバランス」などがオープン。同店では、約150あるテナントの半数近くが中四国唯一だ。

 来春の新しい広島駅ビル(広島市南区)の開業も追い風になる。新駅ビルは地上20階地下1階建て。うち2〜6階と地下の一部を商業施設「ミナモア」が占め、約200店が入る予定だ。東広島市の大学3年伏屋歩華さん(20)は「好きな服のブランドが駅に入れば充実した時間を過ごせそう」と期待する。

完成に近づき、徐々に姿を現した新しいJR広島駅ビル(撮影・高橋洋史)
 ミナモアを運営する中国SC開発の担当者は「日常使いできる食品のほか、贈り物や自分へのご褒美などとして使える店を誘致している」と新たな空間の創出に知恵を絞る。新幹線に乗って近くの県からも訪れてもらう施設が目標という。

 広島駅直結の「エキエ」も、今秋リニューアルする。中四国初出店のスキンケアブランド「BAUM」、フレグランスの「MUCHA」などが入る。沖縄発のスキンケアブランド「SuiSavon」は、仙台に先駆けて広島に出店する。運営するコーカス(那覇市)の緒方教介社長(52)は「駅リニューアルの勢いを借りたい。駅を使う外国人観光客への接点にもなれば」と力を込める。

 広島市内では、紙屋町・八丁堀エリアでも再開発による新たな商業ビルの計画がめじろ押しだ。「欲しいブランド」が集まる街になるポテンシャルはありそうだ。

929OS5:2025/07/07(月) 20:46:14
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/469838
024.5.25
twitter
ライブやコンサートの「広島飛ばし」、なぜ起きる?
記者:
余村泰樹

イケてない?広島
 アイドルや音楽のファンの間で話題に上る、コンサートやライブの「広島飛ばし」。2023年でみると、広島県でのコンサートなどの公演回数は福岡県の半分以下、宮城県の6割にとどまる。なぜ広島での公演は際立って少ないのか。イベント企画の現場で実態を探った。


 「広島飛ばし、実感してます。私の推すアイドルグループもそう」。広島市の会社員女性(25)は残念がる。宿泊、交通費を払ってでも福岡や大阪、東京に「遠征」するが、「『推し』が来ないなら、広島から引っ越そうと考える人もいるのでは」と推し量る。

福岡の半分以下、宮城の6割弱
 他の地方中枢都市と比べても、広島公演は少ない。76社でつくる一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(東京)によると、広島県は23年に721回で、福岡県1575回の半分以下。北海道1271回、宮城県1243回の6割弱だ。

 広島市に受け皿がないわけではない。収容人数千人以上は6施設ある。広島グリーンアリーナ(中区、約1万人)が最大で、広島サンプラザホール(西区、約6千人)、広島文化学園HBGホール(中区、約2千人)が続く。

 中でも、中四国地方で唯一、アリーナツアーをできる広島グリーンアリーナの存在は大きい。ただ、23年度の公演回数は18アーティストの計31回にとどまった。

グリーンアリーナは「日本一取れないアリーナ」
 「業界では日本一取れないアリーナと呼ばれています」。夢番地広島オフィス(中区)制作部の大山高志部長(46)が明かす。同社の枠は年間8公演、計16日だけ。23年はK―POPの人気グループの2公演を含む複数の打診をやむなく断った。

 公演回数が伸びない理由の一つは、同アリーナを所管する広島県が有料興行の日数を「10%以内」と定めているためだ。23年度のコンサートを含む有料興業は20件(計36日)。設営や撤去を含めても計74日で、開館日の約2割に収めている。

 県スポーツ推進課の田口新也課長は「本来は県民スポーツのための施設なので」と説明する。「コンサートによる広域からの集客は地域活性化につながり、施設利用料は貴重な収入源になる。ただ、県民スポーツが制約を受けるのも困る」と理解を求める。


 では、市内で次に大きい広島サンプラザホールはどうか。夢番地広島オフィスの大山部長によると、同ホールはアリーナツアーに使う舞台セットが入らず、採算が取れないという。結果的に、アーティスト側の広島開催の希望は多くても施設の空きが少なく、「早い者順でパズルのように公演を組んでいる」という。

 不満の声は、中国新聞社が4月に実施した広島県内の社会人109人を対象としたアンケートでも浮き彫りになった。広島の「イケてない」と思う点について、40人(36・7%)が「行きたいライブやコンサートが少ない」を挙げた。

ドラフラの新アリーナ構想に注目
 そんな中、関係者の注目を集めるのがバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の広島ドラゴンフライズが掲げる新アリーナ構想だ。浦伸嘉社長(43)はバスケの試合は年間40試合程度のため、黒字運営にはそれ以外の活用が欠かせないとし「音楽も含め、世界的なコンテンツを呼び込めるハイブリッド型を目指したい」と思い描く。

 コンサートプロモーターズ協会理事でキャンディープロモーション(中区)の袴田和弘社長(48)は「グリーンアリーナ並みの大きさで、音楽イベントにも使いやすい新たなハコが広島にできれば、取りこぼしていたアーティストのライブも開ける」と強調する。

930名無しさん:2025/07/07(月) 20:47:17
https://www.chunichi.co.jp/article/1052613
『名古屋飛ばし』がSNSでトレンド入り 「箱がない」「東京も大阪も行きやすい場所だから」人気ミュージカル公演除外にさまざまな声
2025年4月13日 21時29分

 X(旧ツイッター)で13日、「名古屋飛ばし」がトレンド入りした。人気ミュージカル「エリザベート」が10月から東京、北海道、大阪、福岡の4都市で上演されることが発表されたことを受けてのものとみられ、SNS上で話題となった。

 ネットなどでたびたび注目を集め、トレンドの常連ともいえる「名古屋飛ばし」のワード。大都市ながらコンサートなどの公演日程から外される現象を意味する。
 Xでは「箱がないんですよ。箱が」「名古屋にちょうどいい劇場がなさすぎるので名古屋飛ばしはもう仕方ないんですよ」と上演するホールの少なさを指摘する声のほかに、「東京も大阪も行きやすい場所だから飛ばしたところで問題ないって思われてるのかな」「日本の真ん中辺りだから何処へでも行きやすいでしょ?だからそちらから出向いて来てねって事だと信じよう」と地理的な要因を挙げるコメントも見られた。
 ほかにも「やっぱり嘆く人が多いんですよー」「逆に言えば『どっちも選べる』という中間地点ならではのメリットがある」「どこになろうが毎回新幹線に課金しなきゃならねー辛さがよぉ〜」「笑い事じゃないよ!」「東北民は毎度毎度飛ばされてるんだぞ」など、さまざまな意見が上がっている。

931OS5:2025/07/07(月) 20:49:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/386b403b11a6398f84b5920cef9337ce86b04b62
「自民票を食われている」 参院選改選1人区で苦戦の自民、参政党急伸に危機感
7/7(月) 20:01配信

産経新聞
自民党

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の情勢調査では、32ある参院選「改選1人区」で自民党が優位に立つのが9選挙区にとどまり、苦戦が目立った。背景として読み取れるのが全選挙区に候補を擁立した参政党の急伸だ。従来の自民支持層の一定数が参政党に流れ、自民は長年議席を守ってきた金城湯池でも追い込まれている。

【写真】石破首相、外交での所作また物議 G7サミットで促される前に着席、1人ポツンと座る姿も

■鹿児島でもリード奪われ

石破茂首相(自民総裁)は7日、鹿児島選挙区に入り「私たちは責任政党だ。10年、20年、30年先の日本に責任を持つ」と支持を訴えた。鹿児島は保守地盤が強く、1人区となった平成13年から途切れることなく自民が議席を獲得してきた。だが情勢調査では、野党系無所属新人の尾辻朋実氏が自民元職の園田修光氏をリードしている。

調査結果で目を引くのが、参政党の新人、牧野俊一氏が2割程度の支持を集めて園田氏に迫る勢いとなり、NHK党の新人、山本貴平氏には大きく先行している現状だ。

「参政党に自民票を食われている。自民に勝たせたくないという保守層に支持されている。どういう勢力が背後にいるのかよくわからず、不気味だが明らかに野党にプラスだ」。自民の参院幹部は危機感を募らせる。

■都議選で露わになった実態

参院幹部は1カ月余り前、内閣支持率の低迷は底を打ったとして「衆参同日選もアリだ」と強気な見方を示していた。今は「衆参過半数割れで政権交代にならないか」と気をもんでいる。

潮目が変わったのは参政党が3議席を獲得した6月の東京都議選。複数の報道機関の出口調査は、参政党が自民支持層の一部に食い込んだ実態を示した。神谷宗幣代表は今月7日、新潟選挙区での街頭演説で、20年前の自公政権下での郵政民営化に関し「何もよいことがなかった。まじめに止めた(自民の)人たちは党を追い出された。あの時、自民は半分死んでいたのかもしれない」と語った。

主張の具体性やインパクトに欠ける首相に対し、神谷氏は「日本人ファースト」という分かりやすい理念と、外国人による土地購入規制、農業の保護、新しい憲法の「創憲」といった保守色の強い政策を掲げる。(田中一世)

932OS5:2025/07/07(月) 21:55:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/61fcfa17360d52dac1a3f59204d3f534198b7bfe
参院選、立共共闘に効果 共産不在17選挙区中7区で野党優勢 与党優勢は山口・熊本のみ
7/7(月) 20:22配信

産経新聞
㊧水田を背に第一声を行う立憲民主党の野田佳彦代表=3日午前、宮崎県国富町(深津響撮影)㊨JR池袋駅前で第一声を上げる共産党の田村智子委員長=3日午前、東京都豊島区(酒巻俊介撮影)

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が5、6両日に参院選(20日投開票)で改選数1の32選挙区を対象に実施した情勢調査では、立憲民主党と共産党を中心とする選挙協力の効果が鮮明に表れた。

【ひと目で分かる】参院選の攻防ライン 最大の焦点は自公が過半数を維持できるか

立民や野党系無所属が立候補し、共産が擁立しなかった17選挙区のうち、7選挙区で野党が与党との戦いを優勢に進めている。与野党が伯仲する接戦区も8選挙区で、自民党が戦いを優位に進めるのは山口、熊本の2選挙区に限られた。

共産の小池晃書記局長は7日、新潟県長岡市内で街頭演説に臨んだ。演説前、共産の街宣車からは比例代表では共産、新潟選挙区では立民現職への支持を呼びかけるアナウンスが流れていた。

新潟選挙区は野党系候補が共闘を積み重ねてきた選挙区であり、平成28年に定数1になって以降、野党系が2勝1敗と勝ち越してきた。小池氏は共産と立民の選挙協力の意義について触れ「共産は本気だ。新潟の1議席を絶対に自民には渡さない」と述べた。

1人区の勝敗は選挙全体を左右する。立民の野田佳彦代表は、公示日の3日は宮崎、大分、翌4日は熊本、佐賀、鹿児島の各選挙区を重点的に回った。いずれも共産が候補者を立てておらず、自民の牙城ともいえる選挙区だった。自民農政への批判が高まる中、あえて自民が強いといわれる九州から選挙戦を始めた。

1人区について野田氏は5日、横浜市内の街頭演説で「大接戦の選挙区がたくさんあり、まずは九州からドミノ倒しで勝ち、全国を席巻したい」と意気込んだ。

共産も含めて政権批判の受け皿を一つにすれば与党に勝てる-。立民のもくろみが当たった形で、ベテランは「手応えを感じている」と喜んだ。

ただ、共闘の成果については言葉を濁す。令和3年衆院選の際、与党から「立憲共産党」との批判が起こり、選挙戦で失速したためだ。共産関係者は「一本化すればうちの票が入る。そういうことだ」と話した。(千田恒弥)

933OS5:2025/07/07(月) 21:58:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bea6d786753719cb3292dd6b650780a6bf4b340
候補者の生殺与奪握る「都民ファ票」小池百合子氏の動向に各党ピリピリ 参院選東京選挙区
7/7(月) 21:15配信


57
コメント57件


産経新聞
小池百合子都知事(松井英幸撮影)

参院選(20日投開票)屈指の激戦区である東京選挙区(改選数6、欠員補充1)では、地域政党・都民ファーストの会の特別顧問を務める東京都の小池百合子知事の動向に注目が集まる。6月の都議選で都民ファの得票は計約104万票に上り、その行き先が各候補の生殺与奪を握るとみられるからだ。小池氏は与党を支援する意向だが、国民民主党とも近く、各党とも「都民ファ票」の行方を固唾をのんで注視している。

【写真】若者の出会いを応援する「都民のグランマ」

■小池氏、早々に与党支援を明言

7日夕、小池氏は都内のホテルで開かれた東京選挙区の自民新人の決起集会に駆けつけた。「国政にも都政にも欠くことができない方だと思い、本日応援に来た。期待に必ず応えてくれる人だと私は信じている」と持ち上げた。同席した自民の森山裕幹事長は小池氏に謝意を示した。

都議選で小池氏は都民ファの候補者を全面的に支援し、31議席を獲得して自民から都議会第1党を奪還した。参院選を前に改めて「小池人気」を見せつけた。小池氏は6月27日の記者会見で「自民、公明との連携が都にとってもプラスだ」と述べ、参院選での与党支援を早々に明言した。

与党が打ち出す農政対策に農業従事者の警戒感が高まり、改選1人区で接戦が続く中、小池氏の応援は心強い。自民関係者は「小池氏の言動は自らの都政運営を意識してのものだろうが、小池氏の支援は自民にとって非常に大きい」と表情をほころばせる。一方、都民ファは今月1日、参院選では特定の政党を応援しない方針を決めた。

■国民・玉木氏「個別の話」に望み

小池氏や都民ファの動きに対し、国民民主の玉木雄一郎代表は複雑な表情を浮かべる。かねて玉木、小池両氏の関係は近いとされてきた。玉木氏は小池氏がかつて率いた希望の党で小池氏の後任の代表を務めたほか、国民民主が躍進した昨年10月の衆院選では都民ファが国民民主の支援に回ったこともある。

こうした経緯があるだけに、玉木氏は3日、都内で記者団の取材に「都民ファの決定なので受け止める」と肩を落とした。だが、自民は都民ファと国民民主の結びつきは強いとみる。玉木氏も「あとは個別の話だ」と望みをつなぐ。

もっとも、報道各社の情勢調査では東京選挙区で都民ファと同様、無党派層に浸透する参政党の勢いが急伸している。自民、国民民主に加え、参政党なども絡んだ「都民ファ票」の争奪戦は20日の投開票に向けてますます過熱しそうだ。(永原慎吾)

934OS5:2025/07/08(火) 07:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/96d7e5280add6bdf63705bebe6b33ee5888efede
「複数回、身の危険感じ」日程公表取り止め 元NHKアナで国民新人の牛田氏 参院選東京
7/8(火) 7:00配信

産経新聞
参院選公示日、第一声を上げる国民民主党の牛田茉友氏=3日午前、東京都港区の新橋駅前(相川直輝撮影)

20日投開票の参院選で東京選挙区(改選数6、補欠1)に立候補した国民民主党の新人、牛田茉友氏の選挙対策本部は7日、牛田氏の安全確保のため、当面の間、活動日程の事前公表を取りやめることを明らかにした。

牛田氏は元NHKアナウンサー。選対本部によると、6日の街頭演説終了後、牛田氏が乗った送迎車が長時間にわたり、追尾された。これまでにも牛田氏が身の危険を感じる事案が複数回あったとしている。

牛田氏の選対本部は党本部発表文を除き、日程の発表を差し控えるとし、有権者へ理解を求めた。



東京選挙区には、吉良佳子(共産)、山本譲司(れいわ)、吉永藍(無所属)、土居賢真(無所属)、藤川広明(諸派)、西美友加(社民)、小坂英二(保守)、さや(参政)、峰島侑也(諸派)、武見敬三(自民)、奥村政佳(立民)、牛田茉友(国民)、酒井智浩(みんつく)、福村康広(諸派)、桑島康文(諸派)、渋谷莉孔(諸派)、奥村祥大(国民)、吉田綾(諸派)、鈴木大地(自民)、塩村文夏(立民)、吉沢恵理(無所属)、市川たけしま(諸派)、川村雄大(公明)、音喜多駿(維新)、平野雨龍(無所属)、山尾志桜里(無所属)、千葉均(諸派)、増田昇(無所属)、辻健太郎(諸派)、早川幹夫(諸派)、石丸幸人(諸派)、高橋健司(無所属)の32氏が立候補している。

935OS5:2025/07/08(火) 08:32:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/db1e819e0625b06350cde1a01332dda96b5300c2
酷暑続く山梨選挙区、熱中症対策にあの手この手…屋内での出陣式や給水所設置・冷却グッズ活用
7/8(火) 8:04配信

読売新聞オンライン
ある陣営では遊説の際、飲み物などを冷やすためのクーラーボックスを活用している

 20日に投開票となる参院選。山梨選挙区(改選定数1)でも、候補者たちが日々、各地へ赴き、自らの主張を訴えているが、そんな候補者らを容赦なく襲うのが、連日の酷暑。炎天下の街頭演説や遊説……。各陣営では、あの手この手の熱中症対策を講じながら「夏の陣」にのぞんでいる。

 「暑い中、本当にお出かけをいただいてありがとうございます」。6日昼のJR甲府駅前には、多くの聴衆が集まっていた。お目当ては、候補者の応援に訪れる大物弁士。今や遅しと登場を見守るが、この日の甲府は35度超の猛暑日だ。陣営は人々が体調を崩さぬよう、周囲にテントを設営し、日陰を作ったほか、給水所や救護所まで設けた。

演説会場に設けられた給水所

 演説中は厳しい日差しが注がれたが、一部の人はテントの日陰から耳を傾け、終了後には、給水所で水を何度も飲む姿も見られた。

 毎年のように猛暑となる山梨の夏だが、今年は6月から日差しの強い日が続くなどしており、各陣営が対応に追われている。

 3日の公示日には、通常屋外で行う出陣式を屋内に切り替えた陣営もあった。

 「屋内の出陣式はあまりなかった」(陣営関係者)といい、選挙カーでの遊説では、首に巻く冷却タオルや冷却スプレーを活用しているほか、冷えた飲み物を常備するためのクーラーボックスも用意するなどの徹底ぶりだ。

 別の新人候補も冷却シートや冷却スプレーを活用するほか、いつでも汗をぬぐえるよう、両腕に党のカラーのリストバンドを着用、街頭演説を終えた後などに、リストバンドを使って汗をぬぐっている。

 他の陣営では、候補者だけでなく、遊説隊員や車上運動員(ウグイス嬢)にも対策グッズを配付しているほか、街頭演説もなるべく短くし、10分程度で終わるように心がけているという。陣営の関係者は「演説を行う側だけでなく、聴く側の体調が一番大事」と話した。

936名無しさん:2025/07/08(火) 17:40:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac9a519aec3f02d2727fafe09f4620a64b33b172
【参院選・激戦区ルポ】「西風」が政変を巻き起こす? 九州・四国の一人区、自民惨敗の2007年の再来も
7/8(火) 12:31配信
「西風の勢いがすさまじい。日々、過半数が遠のいている」

 厳しい表情で自民党幹部のA氏がつぶやいた。手にするのは自民党が実施した参議院選挙の最新の情勢調査。A氏によると、自民党、公明党を合わせても参議院で過半数を維持するために必要な50議席獲得が厳しいという調査結果だという。

【一覧】2025参院選「全選挙区当落予測」はこちら(6月26日時点)

 石破茂首相は参院選の目標に「与党で過半数」獲得を掲げている。参院選で争う議席数は、東京の欠員補充を合わせて125。与党は非改選の75議席を有しているので、50議席獲得で参議院(議席数248)の過半数に達する。改選前の66議席を16減らしても達成できる低めの目標だ。だが、A氏はこう言う。

「125議席のうち過半数もいかない50議席が目標というのは、最初から自公政権が半分白旗を上げている状態ですよ。だが、今やそれすら危うくなってきた」

 A氏が言う「西風の勢い」とはなんのことか。

 自民党は過去の参院選で西日本の1人区で圧倒的な強さを示してきた。2022年の参院選では、西日本(近畿・中国・四国・九州)の17の1人区のうち、自民党は16選挙区で勝利し、野党系(無所属含む)が自民党に勝利したのは沖縄選挙区1つだけ。19年の参院選でも4つ、16年は3つだけだ。

 一方、東日本の15ある1人区では、野党系は一定の議席を獲得してきた。22年参院選でこそ野党系が獲得した選挙区は3つだけだが、19年の参院選は6つ、16年参院選では過半数の8つの選挙区で勝利している。

「参議院の1人区は、関東から北は野党系が強く、自民党内でも『かなわない』という意識がある。だが、西日本の1人区は、安倍晋三元首相、二階俊博元幹事長、麻生太郎最高顧問ら大物が地盤を持ち、長くにらみをきかせてきた」(前出のA氏)

 だが、今回の参院選では西から野党の勢いを示す風が吹いているという。

「自民党の重鎮たちの看板が揺らぎつつあるのが、西風の理由。世代交代がうまく進んでいない証拠だ」(A氏)

■鹿児島は前参院議長の娘が野党推薦で立候補

 象徴的なのが、森山裕幹事長の地元、鹿児島選挙区。前参院議長で自民党の尾辻秀久氏の引退に伴う議席を争うが、自民党は元衆院議員の園田修光氏を擁立。尾辻秀久氏の三女の尾辻朋実氏が、無所属で出馬し、競り合っている。尾辻朋実氏は自民党の公募に応じたが、園田氏に敗れると一転して立憲民主党に入り、同党の推薦を得て立候補。共産党が直前で候補を取り下げて一本化した。情勢調査では尾辻氏がわずかに優勢と見られている。

「鹿児島県全体で自民党の支持が低迷している。森山氏が幹事長となって何か地元で大きなプラスがあるのかと期待したが、実感できるものはない。それどころか、いまだに裏金事件をうまく収拾できない森山氏の手腕に疑問を呈する県民も多くいる」(地元の自民党県議)

 鹿児島選挙区ではほかに、参政党の牧野俊一氏、NHK党の山本貴平氏が立候補している。

■「コメ買ったことない」の逆風が続く宮崎

「コメ買ったことない」発言で農林水産大臣を「更迭」された江藤拓衆院議員の地元、宮崎県でも自民党は厳しい戦いだ。自民党の現職で当選2回の長峯誠氏に対して、立憲民主党が元地元紙記者、県議の山内佳菜子氏を擁立し、激突している。

「キャリア、組織などから見れば長峯氏が圧勝して、参院からの閣僚候補に躍り出なければいけない選挙。しかし江藤氏の『コメ買ったことない』発言で自民党の評判は悪い。おまけに、江藤氏の後任の小泉進次郎氏が大車輪の活躍で『小泉米』を放出して、コメの価格はかなり安くなった。支持母体のJAや農家からも冷たい視線を感じる。また長峯氏は旧安倍派で、裏金問題で名前が出たのもマイナスだ」(地元の自民党県議)

 宮崎選挙区ではほかに、参政党の滋井邦晃氏、NHK党の北川哲平氏が立候補している。

937OS5:2025/07/08(火) 17:40:59
■立憲民主が衆院小選挙区を独占した佐賀

 佐賀選挙区では、自民党の現職で当選2回の山下雄平氏と立憲民主党の新人で元佐賀市議の富永明美氏が争う。情勢調査でも、一騎打ちの様相だ。富永氏は21年の佐賀市議選で2位に大差をつけてトップ当選。また、佐賀県では直近2回の衆院選で、佐賀1区、2区ともに立憲民主党が勝利しており、“野党優勢”の地盤だ。

「選挙の最前線でも、自民党の急落ぶりが手に取るようにわかる。野党としては、富永氏は切り札のような存在。今回は議席を奪う絶好のチャンスです」(地元の野党県議)

 佐賀選挙区ではほかに、参政党の下吹越優也氏、NHK党の松尾芳治氏が立候補している。

■玉木代表の地元・香川で国民民主候補が優勢

 四国では、徳島・高知、愛媛の両選挙区で、野党系の無所属がかなり優勢と見られている。野党全勝のカギを握るのが、香川選挙区。国民民主党の玉木雄一郎代表の地元であり、国民民主が新人の原田秀一氏を立てて、自民党現職で当選2回の三宅伸吾氏にぶつけた。香川は立憲民主党の小川淳也幹事長の地元でもあるが、立憲民主は候補を出していない。

「メディアや政党の情勢調査では、原田氏がやや優勢という数字だ。国民民主党は山尾ショックも落ち着き、玉木氏の地元とあって人気がある。立民が候補者調整で出さなかったので、与党vs.野党という明確な構図になっていることもプラスになっている」(玉木氏の後援会幹部)

 香川選挙区ではほかに、共産党の長尾真希氏、参政党の小林直美氏、NHK党の野呂美和子氏、無所属の町川順子氏が立候補している。

■「西風が吹くと、政権が吹っ飛ぶ」

 自民党で長く政務調査会調査役を務めた政治評論家の田村重信氏がこう話す。

「西風が吹くと、政権が吹っ飛ぶ。政権交代の危険性が増す。これは昔から自民党の中でよく言われることです。歴史を見てもわかる」

 大きな「西風」が吹いたことで知られるのは、07年の参院選だ。第1次安倍晋三政権での選挙で、西日本の19の1人区のうち、自民党が勝利した選挙区は4つだけ。四国の4つの1人区はすべて野党系が勝利し、九州でも7つの1人区のうち、5つを野党系が奪った。

 この参院選で自公は改選前の76議席を46議席に減らす大敗。民主党が60議席を獲得して第1党となり、参議院で与野党が逆転。これが09年の民主党への政権交代につながった。

 そして今、すでに衆院では少数与党の石破政権。今回の参院選でも07年と同じような「西風」が吹けば、政権交代にもつながりかねない。

 田村氏はこう話す。

「裏金事件がまだ尾を引いており、そこにコメ不足が追い打ちをかけた。とりわけ九州、四国といった西日本はコメには敏感な地域。石破首相は挽回しようと2万円給付を打ち出したが、これが不評で、反対に票を減らしている。打つ手すべてがマイナスのベクトルとなって完全に守り一辺倒の選挙となっている。西風が吹き荒れ、参議院で過半数を割ってしまったら、もう石破首相は自ら辞めるか、野党を取り込んで連立を図るか、解散・総選挙くらいしか手がない。まさに政権の瀬戸際だ」

(AERA編集部・今西憲之)

今西憲之

938とはずがたり:2025/07/08(火) 20:15:02

>生中継での出演・記者会見は、一律で行いません。『生出演が不可であるならば、開票日特番用の事前収録』といった対応も行いませんので、予めご了承ください。本方針は、いかなる場合であっても変更はいたしません」と発表した。
最近どうもやる気が感じられないと思ったけど,開票特番もでないそうな。何この頑ななやつ。
ずっと露出過多で飽きられてるの感じて出演控えて稀少性だそうとしてる??
まあ開票開始から深夜迄選挙区取りそうにないし山本の見せ場はあんまなさそうではある。


【参院選】れいわ山本太郎代表 投票日の選挙特番に生出演なし 開票センター設置せず
2025年7月8日 15:12 東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/351300#goog_rewarded

 れいわ新選組は、20日の参院選開票時に山本太郎代表や他の議員の生中継での出演、記者会見は行わないことを8日、発表した。

 各党は参院選で開票が始まる午後8時以降に開票センターからテレビ、ラジオ、ネットなどの選挙特番で、応じるのが恒例となっている。

 れいわは「開票センターは、今回設置をいたしません。したがって、山本太郎代表および他の党所属構成員による生中継での出演・記者会見は、一律で行いません。『生出演が不可であるならば、開票日特番用の事前収録』といった対応も行いませんので、予めご了承ください。本方針は、いかなる場合であっても変更はいたしません」と発表した。

 開票結果が出揃う翌日には会見を開く予定で、開票日は同党の公式YouTubeチャンネルの生配信で、山本氏出演の番組を放送する予定とした。

東スポWEB

939OS5:2025/07/08(火) 21:58:00
>>823-824
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce21d223ea350c37db6b862ce7b53eb34a31dc46
パチンコ業界はなぜ、団体のトップを担ぎ出したのか 自民党が欲しい「10万の組織票」
7/8(火) 11:15配信
 近年、衰退傾向のパチンコ業界がついに決起だ。20日に投開票される第27回参院選に業界団体のトップを送り出した。パチンコ・パチスロホールの全国組織「全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)」の阿部恭久(あべ・やすひさ)理事長(66)のことだ。ギャンブル依存症との関連で批判が出るなど“パチンコ悪玉論”が取りざたされる中、自民党が全国比例代表候補にパチンコ業界の現役トップを新人として公認するのは極めて異例だ。

【写真】パチンコ業界のトップ、実際の姿

 ***

 業界団体幹部がこう話す。

「2019年、自民党の『時代に適した風営法を求める議員連盟』の全面的支援で『全日本遊技産業政治連盟』という業界団体が発足したのがきっかけです。近年、警察庁は射幸性が高いとされるパチンコ、パチスロの機種の撤去を遊技業界に強く求めており、人気の機種はどんどん減って出玉が少ないつまらない機種ばかりになってしまいました。

 そのせいでお客さんは減るばかり。パチンコ店は、人口減少が顕著な市町村で著しく衰退しています。人口が多い地域でも、商圏内上位1位から3位くらいまでしか生き残れない状況です。そのため私たちは警察庁への働き掛けに対して、強力な後ろ楯となる『全日本遊技産業政治連盟』を立ち上げたのです。連盟のモットーは『遊びの力で 心を元気に』です」

 警察庁によると、パチンコ店舗数は1995年の1万8244店をピークに減少傾向が続いている。コロナ禍の2021年4月末に8000店を、今年2月にはついに6000店を割り込んだ。22年にメダルを使用せず既存台(6号機)より出玉性能が高い「スマートパチスロ(スマスロ)」をリリースしたことで、業績が一時回復したものの隆盛を誇ったかつての勢いはない。

「パチンコの営業店舗数は毎年10%ずつ減っている勘定で、このまま衰退していく様子をじっと見ているわけにはいきません。2019年の参院選で自民党元参議院議員の尾立源幸氏、22年の参院選では同じく自民党元参議院議員の木村義雄氏を業界ぐるみで支援しましたが、いずれも落選。後がない私たちは業界団体の現役理事長を組織内候補として担ぎ出すことにしたわけです。その最適任者がトップ・オブ・ザ・トップの阿部理事長なのです」(前出の業界団体幹部)

940名無しさん:2025/07/08(火) 21:58:27
出玉規制の緩和を
 阿部理事長は1959年生まれで埼玉・川口市出身。成蹊大学法学部を卒業後、竹中工務店に入社。92年8月にパチンコ・スロット、ボウリングなどを併設した総合アミューズメント企業のサンキョーに入社し、2001年代表取締役社長に就任した。2014年6月に全日遊連の理事長に就任し現在まで6期11年を務めている。

 パチンコ業界に目を付けた自民党の思惑は何なのか。ベテラン政治部記者の見方はこうだ。

「阿部氏は首都圏で13店舗を展開しているアミューズメント企業の社長で、全日遊連の理事長を6期にわたって務める業界のトップです。そんな業界の“顔”を担ぎ出したからにはパチンコ業界も引くに引けません。一方、物価高や消費税問題で苦境下にある自民党としてはパチンコ業界が持つ約10万の組織票は喉から手が出るほど欲しい。前回と前々回の参院選では自民候補に7万から9万ほどの組織票が入ったようで、今回のような組織内候補となるとパチンコ業界は一致団結して、票の掘り起こしに動き出すでしょう」

 選挙戦について前出の業界幹部は「5分5分」と気を引き締める。

「仮に当選したら出玉規制の緩和が望めます。現行規制では1回の大当たりで出玉がわずか1600発に抑えられており客離れが深刻です。これを90年半ばの2400発ほどに戻せるかもしれません。また第2、第3の族議員を出せる可能性も出てくるので何とか当選ラインに滑り込んでほしいですね」

 一方、ギャンブル依存症への批判についてはこう話した。

「依存症問題については今後も向き合う必要があると考えていますが、今回の選挙はそれとは別の文脈にあります。我々は合法的に営業しているという事実や、遊技機器の分野で半導体や液晶など日本の高度ハイテク産業とも連携して日本の主要産業を支えている現実も見てほしい。能登半島地震の際には約3億2000万円の義援金を拠出するなど社会貢献にも熱心です。倒産したパチンコ店の敷地にドラッグストアが次々と建ち並び、高齢のパチンコファンが行き場を失っているという事情も考えてほしいものです」(業界幹部)

 さらに、「報道されているような優遇税制を勝ち取ろうという意図はなく、業界内でもそうした発言は確認されていない」とも語っている。

 今回の参院選はパチンコ業界にとってまさに背水の陣なのである。

デイリー新潮編集部

941OS5:2025/07/08(火) 22:37:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/6718c11dde9355c2d6fc2741d38948029d9f7410
新幹線に舌禍…「大きな嵐」が呼ぶ自民包囲網 京都選挙区、野党側も候補乱立し票分散か
7/3(木) 19:28配信


63
コメント63件


産経新聞
有権者に政策を訴える京都選挙区の候補者=3日午前、京都市内(渡辺大樹撮影、一部画像処理しています)

9人が2つの椅子を争う激戦の京都選挙区。自民現職、西田昌司氏(66)の陣営は、圧勝した6年前の選挙から一変し、「政治とカネ」の問題に北陸新幹線延伸を巡る反発、さらに舌禍と逆風に見舞われる。ただ野党も好機を前に乱立状態で、「包囲網」の行方は混沌(こんとん)としている。

「非常に厳しい情勢だ。私一人の力では、何ともし難い大きな嵐が立ちはだかっている」。3日、西田氏は京都市内で出陣式に臨み、険しい表情でこう訴えた。

4選を目指す西田氏は、令和元年の参院選で2位当選に17万票以上の差で圧勝した。しかし、党派閥のパーティー収入不記載問題で名を連ね、参院政治倫理審査会に出席。今年5月のシンポジウムでは、「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」などと発言し、批判を招いた。

与党整備委員会の委員長として進める北陸新幹線の延伸も、京都市の大深度地下にトンネルを通す計画が反発を呼ぶ。西田氏は「住民が反対する中、工事が勝手に進むことは絶対にありえない」と火消しに追われる。

これに対し、野党側は対決姿勢を強める。

共産現職の倉林明子氏(64)は第一声で「今度の選挙できっぱり中止に一緒に追い込もう」と気勢を上げ、元民放アナウンサーの維新新人、新実彰平氏(36)も「デメリットばかりが目立つ計画を一旦止めたい」と強調。立民新人の山本和嘉子氏(57)は、現行計画を巡る不安を払拭する必要があると言及する。

ただ包囲網も一枚岩ではない。国民が元府議の新人、酒井常雄氏(63)を擁立し、支持母体の連合京都が求めた立民との候補者一本化は実現しなかった。共産と支持層の重なるれいわ新選組も新人の西郷南海子氏(37)を擁立、票の分散は避けられない状況だ。



京都選挙区には、新実彰平(維新)、西郷南海子(れいわ)、酒井常雄(国民)、木村嘉孝(諸派)、谷口青人(参政)、山本和嘉子(立民)、倉林明子(共産)、西田昌司(自民)、二之湯真士(無所属)の9氏が立候補している。

942OS5:2025/07/08(火) 22:53:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd8d90f43f5727e9aa753220b1cb9f755a4129eb
自民・鶴保氏「運良く能登地震あった」 「不適切発言」批判も【25参院選】
7/8(火) 22:24配信

時事通信
鶴保庸介参院議員

 自民党の鶴保庸介参院予算委員長は8日、和歌山市で開かれた同党参院選候補の演説会で、2024年1月の能登半島地震に関し「運がいいことに能登で地震があった」と述べた。

 自身が推進する「二地域居住」の取り組みが地震をきっかけに進展したと説明しようとしたとみられるが、不適切な発言として批判を招きそうだ。

 演説会には石破茂首相も出席した。首相の会場入りは鶴保氏の発言の後だった。首相は演説で、能登半島地震に触れ、「日本国を世界一の防災大国にする」と語った。

943OS5:2025/07/09(水) 09:01:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/25c293afe5e9c93d85d738e4e1712cf1a104c868
旧民主「共闘」に隙間風 国民本部へ不満渦巻く 参院滋賀選挙区ルポ【注目区を行く】
7/9(水) 7:08配信
 参院滋賀選挙区では源流を同じくする立憲民主、国民民主両党が「共闘」し、自民党などと改選1議席を巡る争いを繰り広げる。

【ひと目でわかる】政党支持率の推移

 だが、候補者を国民民主の新人に一本化する過程で同党本部への不満が拡大。双方の間には隙間風が吹く。自民はこれをチャンスと捉える。(敬称略)
 ◇兄弟政党
 「民主党にルーツを持つ『兄弟政党』が与党に戦いを挑む。新しい政党にできない変革を起こす」。参院選が公示された3日朝のJR大津駅前。出馬を取りやめた立民県議の佐口佳恵は、国民民主が擁立した中小企業診断士堀江明の街頭演説に駆け付け、こう訴えた。しかし、集まった人はまばら。立民関係者の姿も、佐口を除けばほとんど見られなかった。

 堀江の選対本部は国民民主県連と連合滋賀で構成され、立民のメンバーはいない。陣営によると、立民側にも参加を呼び掛けたが、誰も応じなかった。国民民主関係者は「候補を降ろしてもらって申し訳ない気持ちもあり、強く頼みづらかった」と言葉少なに語る。

 今回、立民県連は堀江「支持」を組織として決めたが、事は単純ではない。「国民民主に譲るなら、自民に入れさせてもらう」。立民の自治体議員の一人は支援者からこう通告された。

 民主党の後継の民進党から枝分かれした立民と国民民主が今の形に落ち着いたのは2020年秋。5年たち、相互に不信感もある。この議員は「支援者の気持ちは分かる。謝って回るしかない」とため息をついた。

 ◇高飛車
 参院選に向け、立民は昨年12月に佐口を、国民民主は今年2月に堀江を擁立するとそれぞれ発表した。ただ、複数の関係筋によれば、堀江に一本化する方針は3月ごろまでに両党と連合の地元組織の中で共有されていた。

 連合サイドは早くから両党の本部に調整を働き掛けたが、具体的な動きは見えなかった。連合滋賀の幹部は、国民民主代表の玉木雄一郎らが昨秋の衆院選での躍進を背景に、立民に頭を下げに行くのを嫌ったためだと指摘。「高飛車な対応だった」と振り返る。

 結局、立民が「大人の対応」(連合関係者)をしたことで6月17日に佐口の出馬見送りが決まったが、この時点で参院選公示まで2週間余り。堀江選対は「滋賀の有権者は『与党かそれ以外か』の戦いに慣れている。もう少し早ければ」と悔やむことになった。

 「股裂きを避けるため今回は1人に絞ったが、共闘はもう難しいかもしれない」。連合滋賀幹部はこう嘆息した。

 ◇ほくそ笑む自民
 一方の自民は元守山市長の新人宮本和宏を立て、公明党の推薦を得た。陣営幹部は、立・国の足並みの乱れや一本化の遅れを「元気の出る話」と正直に話す。街頭演説より支援者を集めた屋内の集会を重視し、組織固めを急ぐ。

 選挙の構図は6年前の19年から一変した。この時は知事経験者の嘉田由紀子が無所属の野党統一候補となり、事実上の与野党一騎打ちを制した。

 今回は、日本維新の会にその後合流した嘉田が比例代表に回り、維新は選挙区に新人を擁立した。新たに候補を立てた参政党は全国規模で存在感を高める。共産党も独自候補を出し、乱戦模様となっている。

 「立・国に維新まで一枚になったら、うちは厳しかった」。自民県連関係者はこう語る。

 
 ◇参院滋賀選挙区立候補者
佐藤耕平 43 党県委員    共新
中田あい 46 自営業     参新
宮本和宏 53 元守山市長   自新
                推(公)
堀江明  38 中小企業診断士 国新
岡屋京佑 32 元中日新聞記者 維新
菅原良雄 47 警備員     諸新
藤井隆一 60 元教員     諸新
(注)敬称略、届け出順。年齢は投開票日(20日)時点。共=共産党、参=参政党、自=自民党、公=公明党、国=国民民主党、維=日本維新の会、諸=諸派、新=新人、推=推薦。

944OS5:2025/07/09(水) 09:07:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8aa7e45ecc3772ccb8009629b3278e0dcfd074a
「競馬新聞のほうがまだ当たる」参院選、読売・朝日・日経が正反対予測の致命的実態
7/9(水) 6:10配信
 読売新聞、朝日新聞、日経新聞。大手3紙の情勢予測がまったく噛み合っていない。日経の楽観的な自公勝利論、朝日の与党過半数割れ予測、そして読売の曖昧な情勢分析は、まるで別々の国の選挙を報じているかのようだ。日本を代表する新聞社が同じ選挙を対象に、ほぼ同時期に大規模な調査を実施した結果が、なぜこれほどまでに食い違うのか。また、次の参院選を占ううえで「精度の高い調査」とは。プレジデント元編集長が解説する。

党の調査も新聞の調査も「まともに機能していない」
 筆者の元には、職業柄、毎回の選挙が近づくにつれ、自民党の情勢調査とされる文書、文書を分析したという報告書が関係者から送られてくる。

 しかし、ここ数年、事前調査は党の調査も新聞の調査も、まともに機能していないと実感する。有権者の投票行動を事前に把握しようとする試みは、その精度を著しく低下させている。

 政治状況の流動性、社会の分断、メディア接触態様の多様化が、従来の調査手法の前提を崩壊させた。特定の組織や媒体が発信する情報だけでは、もはや世論の全体像を捉えることは不可能になった。

 この混乱を象徴するのが、7月3日から4日にかけて実施された参議院選挙の序盤情勢調査である。

 朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞はいずれも全国規模の世論調査と独自取材を通じて、参院選の構図を分析し、それぞれの見解を提示した。

 参院選は自民党と公明党による連立与党が、非改選を含めて参議院の過半数125議席を維持できるかが最大の争点となっており、3紙とも与党の獲得議席と構図の見通しに主眼を置いた報道を行った。


 朝日新聞は電話とインターネットを併用し、合計9万件を超える有効回答を得た。調査方法について詳細を公開している。「過去の参院選データから予測式を作り、調査支持率から得票率を推計。誤差幅を見込んでドント式のシミュレーションを行い、獲得議席を求めた」という。こうした方法論の公開は、報道姿勢として誠実であり、非常に好感を持った。

 自民党は選挙区27、比例区12で合わせて中央値を39議席とし、過半数には6議席届かないとの構図を描いた。公明党は10議席とされ、自公合計で49議席、非改選75と合わせてちょうど124議席とされた。

 見出しでは「自公、過半数微妙な情勢 自民、1人区不振」と評された。朝日は野党のうち、立憲民主党が22から26議席に増加、国民民主党が改選4から10に、参政党が改選1から10へと急伸すると見積もっている。

 日本経済新聞は日経リサーチによるRDD方式の電話調査で5万人超の有効回答を得たという。調査手法は固定と携帯に対する自動音声調査のみで構成され、ネット調査を一切含まない。

 同調査によれば、自民党は前回63議席から「15前後減」と明記されており、推定値は約48議席と解釈される。公明党は選挙区で有力な候補が見当たらず、比例とあわせて「10議席ほど」と明記された。自公の合計は58議席で、非改選75と合わせて133。与党過半数は確実とされ、日経は見出しで「参議院選挙、自公で過半数うかがう」と表現した。実態上は、石破政権の勝利を予測したものだ。

 読売新聞は、見通しを思いっきり間違えてしまった前回の衆院選に続き、今回も調査の内訳を明示しなかった。紙面には「調査は電話とインターネットで実施し、計14万537人から回答を得た」とだけあり、14万人という調査規模の大きさを強調する一方で、その数字がどのように議席予測に結びついたのか、読者にはまったく見えない。

 「自民党は選挙区選で苦戦を強いられ、獲得議席が40程度にとどまる可能性がある。公明党との合計でも50議席前後」として、見出しでは「自公の過半数微妙」と評した。

945OS5:2025/07/09(水) 09:07:55
2024年の衆院選で「大外し」した新聞社とは?
 この3紙の食い違いは、なぜに起きているのだろうか。

 実は、このような混乱は今回に始まったことではない。過去の失敗は教訓とならず、報道機関の調査手法は依然として混迷を極めているということだ。

 直近の2024年10月に実施された第50回衆議院総選挙において、全国紙が発表した情勢調査の精度が問われる結果となった。選挙結果は自民党が191議席、公明党が24議席を獲得し、与党合計は215議席にとどまった。過半数である233議席には18議席不足しており、自民党の単独過半数はおろか、与党全体での過半数維持すら実現しなかった。選挙前の主要新聞による情勢報道の多くは、この現実と乖離していた。

 読売新聞は10月16日時点での情勢調査結果に基づき、見出しで「与党が過半数の見通し」と報じた。過半数割れした結果から見れば、信用問題になりうる「大外し」をしてしまったわけだ。

 報道本文では、自民党の小選挙区候補のうち100人前後が優位、120人近くが接戦とした。実際の結果との乖離は大きく、読売の報道は誤認を助長する内容であったと評価される。

 読売新聞は、調査手法について「調査は電話とインターネットで実施し、計26万3027人から回答を得た」として詳細を明らかにしなかった。電話とインターネットを併用したと述べるだけでは、回答者の内訳や議席の推定方法は開示されず、報道の根拠が極めて不透明だ。

 朝日新聞は10月21日に情勢を報じている。見出しでは「自公、過半数微妙な情勢 自民、単独過半数割れの公算」としたので結果と齟齬はない。記事の図版に示された予測中央値は自民党が200議席、公明党が25議席と見込まれ、合計225議席としていた。この予測は結果と比較して自民党で6議席、公明党で4議席の過大推計であり、方向性としては概ね的中といえる。

 日経新聞は同じく10月16日付で序盤情勢を掲載し、見出しでは「自民、単独過半数割れの可能性」と明記した。構造判断としては最も実態に近い内容であった。

 この一連の情勢記事を丹念に読んだ結果わかるのは、よほど差がついているような選挙区以外はまったくあてにはならないということである。競馬新聞の予想の方がまだ当たっていそうだ。

946OS5:2025/07/09(水) 09:08:11
はっきり結果に直結するとわかる調査とは
 情勢調査の目的は、選挙戦の構図や接戦区の傾向、有権者の動向を客観的に示すことにある。

 調査手法の違いや集計過程の不透明さ、またメディア側の構図解釈の先入観が重なった場合、報道は容易に現実と乖離する。

 衆議院総選挙では、読売新聞が「与党過半数の見通し」と断定的に報じたことで、最も重大な予測ミスを犯したことになる。情勢報道は単なる予測ではない。有権者の判断形成に影響を与えるという意味で、社会的責任が重くのしかかる。調査手法の開示、モデルの説明責任、予測に対する不確実性の提示がなければ、報道は信頼を損なうだけである。

 これら事前調査の信頼性が揺らぐ中で、はっきり結果に直結するとわかる調査が存在する。各メディアが、投票直後に投票所前で有権者にどこへ入れたかを聞く出口調査といわれるものである。

 選挙でどこに入れるかを聞く出口調査は、投票を済ませた有権者の行動そのものを尋ねる。未来の意向ではなく確定した過去の行動を問うため、原理的に精度は高くなる。

 もちろんサンプリングの偏りや回答拒否による誤差は存在する。それでも、投票先の意向が固まっていない有権者や、その場の雰囲気で回答を変える可能性のある事前調査とは、情報の質が根本的に違う。報道関係者にしか出回らない調査であるのが残念だが、それ以外は信用できないのが実情だ。

事前調査に頼らない「独自の予測方法」とは?
 実は、事前調査に頼らない別の予測方法もある。今回、都議選の投票日と参院選の投票日が非常に近い。都議選で出た傾向がそのまま参院選に持ち込まれる可能性は高いと筆者は考える。

 12年に一度、都議選と参院選は投票日が極めて近接するが、平成以降で調べた結果、相関関係は非常に強いものだった。

 首都東京の直近の政治動向は、国政全体の空気を反映し、また先行する指標となりやすい。有権者層の構成、メディアの注目度、争点の性質が国政選挙と類似するため、都民の審判は国政選挙の結果を占う上で重要な意味を持つ。

 新聞各紙の情勢調査が手法の違いからまったく異なる予測を示す現状を考えれば、過去の選挙結果が示す歴史的な相関関係のほうが、よほど信頼に足る指標かもしれない。都議選の結果を踏まえるなら、自民党は惨敗することになる。果たしてどうなるだろう。

執筆:ITOMOS研究所所長 小倉 健一

947OS5:2025/07/09(水) 16:45:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce3f0022045fc2b96b839cc8c832fac74218fc4c
参院選埼玉 自民、立民優勢、残る2議席を公明、共産、国民民主、参政が争う構図に
7/9(水) 14:38配信

産経新聞
街頭演説会で候補者らの訴えに耳を傾ける聴衆=さいたま市浦和区(飯田耕司撮影)

参院選(20日投開票)の埼玉選挙区(改選数4)は中盤戦に差し掛かり、参政党が勢いを増すなど、情勢に変化が出てきた。自民、立憲民主の2党の優勢に変化はないが、残る2議席を公明、共産、国民民主、参政の4党が争う構図となっているようだ。日本維新の会、社民党は苦しい戦いを強いられているもようで、各党の票獲得に向けた動きはますます激しくなりそうだ。

【画像】「地域住民の人権は無視ですか?」急拡散された地元女性が作成した画像

各党党首がこぞって埼玉県内を訪れている。石破茂首相(自民党総裁)は5日、自民の古川俊治氏(62)、推薦する公明党の矢倉克夫氏(50)の応援にさいたま市と川口市に駆け付け、給付の必要性などを訴えた。立民の野田佳彦代表は「食料品消費税を0%」の狙いを主張したほか、熊谷裕人氏(63)を当選させてほしいと呼び掛けた。維新の前原誠司共同代表が龍野真由美氏(52)、国民の玉木雄一郎代表も江原久美子氏(54)の応援に駆け付けた。

こうした動きは、4議席を争う埼玉選挙区が激戦区になっていることに加え、比例票の獲得にもつながるとみているからだ。有権者の約4割が「まだ投票先を決めていない」(立民関係者)とされており、今後の選挙運動次第で、情勢が大きく変わる可能性があることも大きい。

議席獲得が優勢な自民、立民は票固め、国民、維新などは票の掘り起こしに躍起となっている。参政党は、比例候補8人がそれぞれ県内で街頭演説するなどして、党への支持者を増やしていきたい考えだ。

今回の選挙戦について、県内金融機関の幹部は、「無党派層が一票を投じて投票率を上げないと、支持基盤が大きいところが勝つ構図は変わらない」とみている。また、大野元裕知事は8日の定例記者会見で、令和4年に50・2%、元年に46・48%だった全国平均を下回る投票率について、「通勤、通学が県外の若者の選挙への関心が薄い。(投票率の上昇には)政治家が投票したくなるようなビジョンを示すべきだ」などと話している。

948OS5:2025/07/09(水) 16:46:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/769f0f200b4db381f5339a49c1d028b927562645
【参院選】自民議員“失言”は「あまりにも酷い」元自民・世耕弘成氏が批判 和歌山で主導権争い
7/9(水) 12:28配


日刊スポーツ
世耕弘成氏(24年10月27日撮影)

 元自民党で、現在は無所属で活動する世耕弘成衆院議員(衆院和歌山2区)は9日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党参院議員の鶴保庸介・参院予算委員長が8日、和歌山市で行われた参院選(20日投開票)の自民党候補者の応援演説で「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことを、厳しく批判した。

【写真】“失言”を陳謝する自民党議員

 世耕氏は8日の投稿で、鶴保氏の発言を報じたネットニュースを引用しながら「これはあまりにも酷い発言です」と指摘。「あまりにも県民の気持ちから乖離した発言。故岸本知事が被災後の能登を真っ先に訪問され、災害に脆弱な半島県としての思いを共有されたことをわかっていないのでしょうか。こんなこと、和歌山県民一人たりとも思っていません」と、強い調子で批判した。

 鶴保氏は8日の会合で、地震発生後、被災者が住む地域以外でも住民票の写しを取得できるようになるなど、政府が進める「2拠点地域居住」の取り組みに言及する中で「運のいいことに能登で地震があったでしょう」と発言。「金沢にいても輪島の住民票が取れるようになった」「やればできるじゃないか、という話をした」などと述べた。深夜になって、「能登地方が被災したことを運よく、などと思った発言ではないことはもちろんだ」とした上で「被災者への配慮が足りず、言葉足らずだった。深く反省し、陳謝の上、撤回する」などとするコメントを出し、発言を撤回した。

 世耕氏は旧安倍派派閥パーティーの裏金事件をめぐり昨年、自民党から離党勧告受け、離党。その後、参院議員からくら替えする形で昨年の衆院選で和歌山2区に立候補し、衆院初当選した。

 和歌山は、元自民党幹事長の二階敏博氏が長年、力を振るってきた「二階王国」。一方、かねて二階氏との間で、和歌山での「主導権争い」が指摘されてきた世耕氏が昨年、二階氏の地盤だった和歌山2区で勝利した相手が、今回の参院選和歌山選挙区に自民党公認で立候補している二階氏の三男、二階伸康氏(47)だ。世耕氏は、参院選に無所属で立候補している望月良男氏(53)を支援しており、昨年の衆院選に続き、参院選は「二階VS世耕」の保守分裂選挙となっている。

 参院選和歌山選挙区には、共産の前久氏(69)、日本維新の会の浦平美博氏(53)、無所属の末吉亜矢氏(54)、諸派の本間奈々氏(56)、参政党の林元政子氏(51)も立候補している。

949OS5:2025/07/10(木) 08:20:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/579ae0ad5b18ec52c01449609f4c1d59354d4a57
馬場前代表に離党観測も…ボロボロ「維新」の行く末は? 「参院選の結果次第では党が分裂する」
7/10(木) 5:50配信

デイリー新潮
参院選の結果次第では「東京撤退」も
馬場伸幸前代表

 6月に行われた東京都議会議員選挙で、日本維新の会は現職1人を含む6人の候補が全滅した。“改革保守”を標榜して全国政党化を目指してきたものの、党勢の凋落は明らかだ。

【写真を見る】維新から参政党に乗り換えた「美人議員」とは?

「早くも党内からは、20日投開票の参議院議員選挙を念頭に“結果次第では党が分裂する”との声すら出始めています」

 と言うのは政治部デスク。

「今回の参院選における東京選挙区は補欠を含めて7議席を争います。維新はここに前々回の参院選で52万6575票を得て当選した音喜多駿元参院議員(昨年の衆院選で落選)を擁立しました。ですが、音喜多氏が6年前と同程度の票を集めるのはかなり難しい状況です」(同)

 令和4年に行われた前回の参院選で東京選挙区に立った維新の候補は、先の音喜多氏より4000票ほど多い53万361票を得ながら次点に泣いている。

「都議選に続いて参院東京選挙区でも議席を得られなければ、党内に東京撤退論が浮上します。小池百合子都知事は自身が結党した旧希望の党とのつながりで、国民民主党の玉木雄一郎代表と近い。ただでさえ、都政に影響力を持たない維新が、都民に存在感をアピールする手立てはありません」(同)

参政党の議席獲得に衝撃
 その維新は、後発の参政党が都議選で3議席を獲得した事実に衝撃を受けているとも。実際、複数の世論調査で、参政党の政党支持率が維新のそれを上回るケースが散見されている。

 維新幹部が肩をすくめる。

「参政党は“日本人ファースト”という分かりやすい言葉で、20〜40代の保守層を中心に支持を広げている。全国で顕在化している外国人トラブルに無為無策の石破政権に対する批判の受け皿となり、われわれや国民民主に回るはずだった支持者を得ていると感じる」

 去る4月に離党した、お膝元・大阪選挙区選出の梅村みずほ参院議員は、目前の参院選に参政党から比例代表で出馬することを表明した。維新は党内のグリップに課題を抱えるが、積年の路線対立も懸念材料だ。


「参院選後に党を飛び出すつもりかも」
 再び先の政治部デスクの解説。

「先月下旬、馬場伸幸前代表が自身のYouTube番組で藤田文武前幹事長と対談しました。“裏でグチグチ言うのは性に合わない”と付言しましたが、参院選の岐阜と和歌山の両選挙区で立憲民主党と候補者を一本化した執行部の選挙対策を公然と批判したのです」

 馬場氏の狙いは、代表への返り咲きなのか。

「昨年の衆院選後、馬場氏は維新創立者の橋下徹氏から人脈重視の政治スタイルを“飲み食い政治”と批判された。馬場氏はショックを受けており、参院選後に一派を引き連れて党を飛び出すつもりかもしれません」

 維新はかつて、安倍晋三首相や菅義偉官房長官(いずれも当時)との良好な関係を背景に全国への拡大戦略を進めてきた。

「安倍氏は死去し、いまや菅氏に以前ほどの影響力はない。与党に大阪・関西万博を“人質”に取られ、令和7年度当初予算への賛成を余儀なくされるなど、いいように利用されています」

 あまたの例を引くまでもなく、第三極を標榜する国政政党の賞味期限は短い――。

「週刊新潮」2025年7月10日号 掲載

新潮社

950OS5:2025/07/10(木) 08:37:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/054b44442296cda220db3466ffbb4c2b9f16c0ad
自民、終わらない裏金 東北「天王山」に立民攻勢 参院福島選挙区ルポ【注目区を行く】
7/10(木) 7:14配信


36
コメント36件


時事通信
参院選福島選挙区立候補者の街頭演説を聴く有権者ら=3日、福島市

 改選数1の福島選挙区は、4選を目指す自民党現職の森雅子に立憲民主党の新人石原洋三郎が挑む事実上の一騎打ちの構図だ。

 所属していた安倍派の裏金事件に関係した森は、依然として厳しい視線にさらされる。立民は東北地方の「天王山」とみて、党を挙げて攻勢をかける。(敬称略)
 ◇封印
 「福島の復興こそ日本を再生させる」。森は公示日の3日、福島市で第一声を上げ、2026年度から5年間の東日本大震災復興費の福島県分として1兆6000億円程度を確保したことをアピールした。

 裏金事件にはじかに触れない。選挙戦のスタートに合わせ、「過去の話をしても票は増えない」(選対幹部)と封印した。

 当選1回だった12年、第2次安倍内閣に少子化担当相として初入閣。その後、法相も務めた。6年前の改選時は10万票差をつけた。

 だが、安倍派パーティー券収入の政治資金収支報告書不記載が発覚すると、取り巻く環境は一変。支援者にも追及を受け、「政治家として隙があった」「政倫審で弁明した」と釈明に追われた。地元事務所では今も非難の電話が鳴る。苦戦を見越し、街頭活動や企業回りを増やしてきた。

 森が出身地のいわき市で公示日に開催した決起集会。上司に参加を指示された建設業の若手社員は「親から裏金議員だと聞いた。カネのことはきれいにしてほしい」と話し、足早に立ち去った。700人超が会場を埋めたものの、頼みの組織も盤石ではない。

 ◇四重苦
 公明党は推薦を出さず、「心情的支援」にとどめた。森が票田の福島、郡山、いわき3市で3日に立て続けに開いた演説会に、公明とその支持母体・創価学会は組織的な動員をかけなかった。

 公示直前、共産党が独自候補の擁立を見送り、石原を推すと発表した。国民民主党は当初から立てておらず、森陣営は「衝撃だ」と語る。昨秋の衆院選比例代表で立民、国民、共産3党が得た票を足すと、自公を上回る。

 都市部では参政党新人の大山里幸子が自民票に一定程度食い込むとの見方が強い。「三重苦、四重苦だ」。自民県連幹部は悲壮感を漂わせた。

 ◇総力戦
 「私よりピュアだった。(自民で無理して)どんどん違う方向に行ってしまった」。7日、いわき市に乗り込んだ立民元代表の枝野幸男は街頭に立ち、森と裏金事件に言及した。2人は東北大の同級生。皮肉を込め、「友人として(落選させて)楽にしてあげてほしい」と呼び掛けた。

 立民は元財務相の安住淳や代表代行の大串博志らも連日現地入り。「裏金議員を落として」「反省ゼロ」などと強調した。

 石原は福島知事だった祖父以来の政治家一家の生まれ。自身も衆院議員を務めたが、地盤は福島市に限られる。応援に入った幹事長小川淳也は「SNSの発信が不十分」と改善を命じた。

 東北6県のうち自民が直近2回の参院選で連勝できたのは福島だけ。全敗に追い込みたい野党側としては最重点区となる。

 共産書記局長の小池晃は4日、福島駅前で演説。「自民の議席を減らすための1票だ」と石原への投票を訴えた。ただ、石原本人とは並ばない。県政では立・国などが「非自民・非共産」の枠組みを保つ。「『立憲共産党』と攻撃される材料はつくりたくない」との立民の意向に配慮した。

 

 ◇参院福島選挙区立候補者
大山里幸子 51 会社役員   参新
越智寛之  51 会社役員   諸新
森雅子   60 元法相    自現(3)
石原洋三郎 52 元衆院議員  立新
遠藤雄大  40 元福島県職員 無新
(注)敬称略、届け出順。年齢は投開票日(20日)時点。参=参政党、諸=諸派、自=自民党、立=立憲民主党、無=無所属、新=新人、現=現職。丸数字は参院当選回数。

951OS5:2025/07/10(木) 08:45:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebfe97c2e726b309644e4ea48fed84809612d6e0
共産「メロンパン」で参政攻撃 過去の「食べたら死ぬ」発言巡り、実物片手に
7/9(水) 18:36配信
産経新聞
JR池袋駅前で第一声を上げる共産党の田村智子委員長=3日午前、東京都豊島区(酒巻俊介撮影)

共産党が参政党を「メロンパン」で攻撃している。元参政幹部の「メロンパンを食べたら死ぬ」という発言がSNS上で炎上し、参政の街頭演説にメロンパンを片手に抗議する人たちが表れた。一部では参政批判の「入り口」として評価する一方、左翼活動家からは「理論的ではない」との指摘もある。

【写真】石破首相、外交での所作また物議 G7サミットで促される前に着席、1人ポツンと座る姿も

■発端は元幹部発言

子供や女性、甘党から人気があり、見た目もかわいらしいメロンパンが、なぜ政治利用されているのか。

発端は元参政幹部が過去の選挙演説の際、「メロンパン1個食べて翌日死んだ人はたくさん見ています」と発言する動画にあった。参院選(20日投開票)で全選挙区に候補者を立てた参政が急伸するとの見方が広がると、参政の「怪しさ」を裏付ける材料として「メロンパン」発言が拡散した。

火付け役は共産の田村智子委員長とみられる。田村氏が4日、大阪市内で街頭演説した際に、共産新人が当日、誕生日だった田村氏にメロンパンをプレゼント。共産新人は「メロンパン食べたら、次の日死ぬ人が多いそうですが、これはでたらめです、陰謀論です。信用しないでくださいね〜」と訴えると、聴衆からは「キャー」という喚声が起こった。

その後、マイクを握った田村氏は「日本人ファースト」を掲げる参政を踏まえ、「排外主義、外国人に対する差別をあおる潮流が出てきている。断固として立ち向かっていく。排外主義と闘い、この台頭を許さない」などと訴えた。最後はメロンパンを片手にジョン・レノンの名曲「パワー・トゥ・ザ・ピープル」を聴衆と合唱し、「頑張りましょう」と締めくくった。

■批判の象徴に

田村氏の4日の演説以降、メロンパンを片手に参政に抗議する左派勢力が急増したようだ。SNS上ではメロンパンを片手に持ちつつ、参政を批判するコメントの投稿が増えた。袋のまま口にくわえ、自身の主張を書いたプラカードを掲げるパターンもある。SNS上では「『排外主義』『差別』『ナチズム』でも参政党の異常さは中々届かなかった。でも『メロンパン』なら届く」として参政批判の象徴となった。

共産は参政を「分断・排除」の政党と位置付ける。党機関紙「しんぶん赤旗」では「個人の尊厳を傷つけるだけでなく、社会に分断と排除を持ち込むことで、批判の矛先を自民党政治の害悪からそらす役割がある」と論評し、連日のように神谷宗幣代表の発言を取り上げて批判している。

6日には赤旗でコラムを連載していた行動する俳人・家登みろく氏が、メロンパンを両手で天高く掲げながら抗議する様子を自身のSNSに投稿。「参政党にはメロンパンで抗議。意味を聞いてくれて、対話になる人もいました」とつづった。

■筋金入りからは不評も

東京都内で8日、開かれた参政新人の街頭演説には「人間にファーストもセカンドもない」などと書かれたプラカードを持った男性がやって来て、単独で参政に抗議していた。

男性は40代で、共産支持者ではないというが、メロンパンを使った参政批判の評価を聞くと、「俺もメロンパンを1週間ぐらい食べたけど、全然平気。身体に何の異変もない。メロンパンはわかる人には響く」と熱っぽく話した。なぜ1人で抗議に来たのかを尋ねると、「差別はダメ! 『日本人ファースト』という言葉にどれだけの差別思想が入っているのか、全然、理解していない。恐ろしい」からだという。

ただ、筋金入りの左翼活動家からは不評だ。元過激派幹部は「左翼の行動には理論があるが、どういう理論に基づいた行動なのか理解できない。メロンパンと参政を結びつける大衆はそこまで多くはないのではないか。運動としてわかりにくい」と寸評した。

952OS5:2025/07/10(木) 08:46:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/62c3895188fa591883955d2cfdc2db9d1a822132
「能登」失言、石破首相に打撃 自民鶴保氏、公明・野党が批判【25参院選】
7/10(木) 7:12配信


時事通信
取材に応じる自民党の森山裕幹事長=9日午後、鹿児島市

 自民党の鶴保庸介参院予算委員長(58)が石川県・能登半島地震に関し「運がいいことに能登で地震があった」と述べ、与野党の批判を浴びた。

 石破政権が重視する防災と地方創生に関連した失言で、被災地の感情を逆なでしている。参院選で苦戦が伝えられる石破茂首相(自民総裁)にとって、難航する日米関税交渉に続く打撃となった。

 鶴保氏は8日に和歌山市で開かれた自民候補の演説会に出席。地震を契機に「二地域居住」が進展することに期待する文脈で発言した。二地域居住は、都市と地方の双方に生活拠点を持つ暮らし方で、人口減少下の地方活性化策として政府が推進している。

 鶴保氏は9日に記者会見し「被災地への配慮が足りなかった」と陳謝し、発言を撤回。離党や議員辞職は否定した。森山裕幹事長は同日、鶴保氏に電話で厳重注意した。森山氏は鹿児島市で記者会見し、「極めて不適切だ」と指摘。参院選への影響について「決してプラスにはならない」と述べた。

 参院選の投開票が20日に迫る中、トランプ米大統領は日本に8月1日から25%の相互関税を課すと一方的に通告。石破内閣の支持率も低迷したままで、自民は苦しい戦いを強いられている。ある参院議員は鶴保氏の失言について「もともと厳しかったのに党全体がさらに沈みかねない」と懸念。党幹部は「相当な打撃になる」と認めた。

 立憲民主党の野田佳彦代表は青森市で記者団に対し「信じられない。失言というレベルではない」と批判。共産党の田村智子委員長は岡山市で記者団に「被災者は本当に苦しんでいる」として、議員辞職を要求した。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は高松市で記者団に「能登に行って謝罪した方がいい」と促した。

 公明党の斉藤鉄夫代表は札幌市で記者団に「甚だ不適切だ。被災者のことが常に心にあればあのような発言は出ない」と不快感を示した。

 鶴保氏は参院和歌山選挙区選出で当選5回。3年後に改選を迎えるため、今回の参院選には立候補していない。

953OS5:2025/07/10(木) 11:09:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f77b131e3cbab8f68112838e6954c7e48d89ef8
参院千葉選挙区 苦戦自民、「2議席死守」へ首相や小泉農水相がてこ入れ
7/9(水) 23:26配信


産経新聞
過去最多16人が出馬する参院選千葉選挙区(改選数3)は9日、石破茂首相(自民党総裁)と小泉進次郎農林水産相が相次いで自民現職2人の応援に入った。報道各社の序盤情勢調査で「自民苦戦」が伝えられる中、千葉の自民2議席を死守するために無党派層の多い都市部に照準を絞り、てこ入れを図った。ただ、内閣支持率は低迷し、集票効果は見通せない。

9日夕、昼間のうだるような暑さが残るJR船橋駅前。自民現職の豊田俊郎氏の街頭演説に駆け付けた首相は聴衆に語り始めた。

「これほど厳しい参院選は初めてだ。当落線上の候補者がたくさんいる」との見方を示し、苦戦を強いられているとされる豊田氏について、繰り返し支持を呼びかけた。

「豊田氏は身を粉にし、声をからし、足を棒にして(支持を)お願いしているが、まだ足りない。皆さん、助けてください」

首相は約23分の応援演説を終えると、次の演説が予定されている千葉市に向かった。4選を目指す自民現職、石井準一氏の応援のためだ。

会場は千葉市民会館(千葉市中央区)。首相は約1600人(主催者発表)の聴衆を前に、参院国会対策委員長として政権を支えてきた石井氏の実績を強調し、「歴代首相が参院で最も頼りにしてきたのは石井氏だ」と持ち上げた。

石井氏への応援にはこの日、人気の高い小泉氏もJR船橋駅前でマイクを握った。「選挙が始まる前から自民は『負ける、負ける』の一色だ。逆風の選挙だが、最後は勝つと信じている」と、与党の政権担当能力の高さを力説した。

石井氏については「縁の下の力持ちのような先輩。国会にいなくなれば日本の損失だ。皆さんの力で勝たせてほしい」と声をからした。

千葉選挙区はこのほか、れいわ新選組新人の山本なつみ氏、参政新人の中谷めぐ氏、諸派新人の小林修平氏、無所属新人の大薄裕也氏、諸派新人の中野智彰氏、共産新人の白石ちよ氏、日本維新の会新人の石塚貞通氏、立憲民主現職の長浜博行氏、国民民主新人の小林さやか氏、諸派新人の小笠原裕氏、諸派新人の玉元弘次氏、諸派新人の橋本直久氏、諸派新人の江田良将氏、無所属新人の大塚京子氏-も出馬している。

954OS5:2025/07/10(木) 11:10:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d890f69aa8fb04af89c61ca1eebdd83735e2bb73
鶴保氏の薄ら笑いに元自民議員「駄目だ、火に油を注ぐ!」 参院選過半数微妙な情勢で打撃
7/9(水) 21:12配信

産経新聞
8日に和歌山市内で演説した自民党の鶴保庸介参院予算委員長 (柿平博文撮影)

自民党の鶴保庸介参院予算委員長が8日の参院選(20日投開票)の応援演説で2拠点居住推進の必要性を訴えた際、「運のいいことに能登で地震があった」と発言し、与野党に衝撃が広がっている。鶴保氏は翌9日、「被災地への配慮が足りなかった」と陳謝し、発言を撤回したが、政権の存亡がかかる参院選の真っただ中の失言で与党にもたらすダメージは大きい。与党内でも「言語道断」(小泉進次郎農林水産相)と厳しい非難が続出し、野党からは議員辞職を求める声が上がった。

【ひと目で分かる】参院選の攻防ライン 最大の焦点は自公が過半数を維持できるか

鶴保氏は9日に和歌山市で行った記者会見で「言葉足らずであったと同時に、例示として出すにも適当であったかどうかも深く考えなければならない」と釈明し、議員辞職や離党は否定した。時々薄ら笑いを浮かべる場面があり、中継を見ていた元自民議員は「駄目だ、火に油を注ぐ!」と叫んだ。

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が5、6両日に実施した情勢調査では、与党が非改選議席を含む参院の過半数(125議席)を維持できるか微妙な状況だ。数議席の差で明暗が分かれる可能性がある。

危機感を募らせる公明党の斉藤鉄夫代表は自身のX(旧ツイッター)で「到底容認できない。本人が謝罪・撤回したとはいえ、発言を看過できない」と強く非難した。自民ベテランは、特に能登の被災地で反感を買うとして「長年勝ってきた石川選挙区でも負けるかもしれない」と語った。鶴保氏の失言は石破茂首相の看板政策「防災」の訴えが説得力を欠く結果も招く。

野党の立憲民主党の野田佳彦代表は千葉県浦安市の街頭演説で「到底許せない。被災地の思いを何も分かっていないことがよく分かった」と批判し、「能登の皆さんに寄り添う気持ちもない自民からは政権を取りにいくしかない」と語った。共産党の田村智子委員長は岡山市で「議員辞職すべきだ。自民党政治の本音が出た」と言及した。

選挙期間中の失言は致命傷となりかねない。森喜朗首相(当時)は平成12年6月の衆院選中、無党派層について「関心がないといって(投票に行かずに)寝てしまってくれればいいが」と発言して批判を浴び、自民は38議席減らした。

今回、自民内にも鶴保氏の離党を求める声がある。ただ、自民の森山裕幹事長は9日、鶴保氏に電話で厳重注意し、重い処分は科さなかった。記者会見で「党則違反ではなく、それが(規則上)できる最大のことだ」と説明した。

「離党勧告」は直近では昨年4月、派閥パーティー収入不記載事件に関わった旧安倍派幹部2人に科した例がある。過去には郵政民営化法案への反対や、新型コロナウイルス緊急事態宣言下で銀座のクラブを訪れたことなどで離党を勧告した。

党幹部の一人は、速やかに離党させるべきだと周囲から進言され「大問題だ。厳しく対応しなければいけない」と語る一方、本人が自発的に離党するほかないとの認識を示した。(田中一世、大島悠亮)

955OS5:2025/07/10(木) 11:15:30
https://mainichi.jp/articles/20250709/k00/00m/010/238000c
「元維新」が「牙城」切り崩し狙う参院選大阪選挙区 情勢混沌
図解あり
面川美栄
鈴木拓也
毎日新聞
2025/7/9 18:43(最終更新 7/10 10:06)
有料記事
2023文字
参院選が公示され、日本維新の会の候補者の演説に耳を傾ける有権者たち=大阪市中央区で2025年7月3日午前9時58分、長澤凜太郎撮影
 参院選大阪選挙区(改選数4)は、日本維新の会の本拠地だ。過去3回は維新が2議席を獲得し、自民党や公明党と議席を分け合ってきたが、勢いに乗る参政党や国民民主党が「牙城」の切り崩しにかかる。


 その急先鋒(せんぽう)にいる人物には共通点がある。その2人はくしくも3日の公示日の朝、大阪市北区のJR大阪駅の北と南にいた。

「捨てる神あれば……」
 駅の南側では、参政の比例代表で立候補した現職の梅村みずほ氏(46)が、大阪選挙区の新人、宮出千慧氏(40)と「ハグ」をしていた。

 梅村氏はオレンジ色のポロシャツを着て、選挙カーの上に立った。「私、参政党の梅村みずほと申します」とあいさつし、党の主張に合わせつつ、オーバーツーリズム対策や外国資本による土地や企業の買収の規制などを訴えた。

 梅村氏は直前まで、維新の現職だった。6年前に初当選した参院選では、緑色のたすきをかけ「大学までの授業料無償化をやりたい。財源をどこから持ってくるかというと、維新の身を切る改革と行財政改革だ」と力説していた。

 2022年には党代表選に立候補し、馬場伸幸衆院議員(前代表)に敗れた。23年には、入管施設に収容されていたスリランカ人女性が死亡した問題を巡る不適切発言を理由に、党員資格停止6カ月の処分を受けた。

 改選を前に、大阪選挙区の候補を決める維新内部の予備選に立候補したが4月に落選。その後に離党した。

 参政からの出馬を発表したのは、公示3日前の6月30日。「何としてでも『梅村みずほ』という選択肢を(大阪)府民に提示したい」と決意を語った。

 …

956OS5:2025/07/10(木) 11:16:59
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250710125525
【ふくしま2025参院選】現地ルポ①県北 票流出どこまで抑制 森陣営 「司令塔」不在が痛手 石原陣営 共産との距離に苦心
2025/07/10 10:58

 福島県選挙区(改選1議席)に現新5人が立候補した参院選は、中盤に入った。自民党の現職森雅子(60)と立憲民主党の新人石原洋三郎(52)が激しく競り合い、参政党の新人大山里幸子(51)が追う展開となっている。コメの価格高騰をはじめとした物価高対策、企業・団体献金の在り方など「政治とカネ」の問題、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興、少子化・人口減少への対応などを争点に論戦は熱を帯びる。1議席を巡る各地の最新情勢をルポする。



 自民党派閥裏金問題の影響が色濃く残るのが県北地方だ。昨秋の衆院選福島県1区で、党幹事長注意を受けた自民前職が立憲民主党現職に敗れて以降、後任となる1区支部長が決まっていない。県北地方での選挙戦を差配する「司令塔」の不在を意味する。

 「力のある衆院議員を失ったのは痛手だが、危機感から逆に組織の結束が強まったとも言える」。森雅子(60)の陣営幹部は強調する。今週末には、都知事の小池百合子や元法相の上川陽子ら大物応援弁士を県北地方に招く。福島市鎌田の国道4号沿いにある選挙事務所で9日、準備が慌ただしく進められていた。

 県北地方8市町村の有権者数は約38万人。6年前の改選時に森は約10万6千票を獲得し、野党統一候補に約1万7千票の差をつけた。今回は県北地方で11万票を目指す。3期18年で旧市町村単位に張り巡らせた支援組織を軸に、県議や市議の後援会、党支援・友好団体と一体となった組織戦を展開している。

 ただ、法相や少子化担当相を歴任した森とはいえ、今回の戦いばかりは容易ではない。政治資金収支報告書の不記載で党の処分こそ受けなかったが、釈明に追われた経緯がある。「(昨秋の)衆院選後、自民から離れた支持者は少なくない」と選対関係者は明かす。逆風での苦戦を見越し、街頭活動を増やす戦略を取ってきた。

 中央で連立政権を組む公明党の県本部は森への選挙協力を巡り、これまでのように推薦ではなく「強力なる心情的支援」にとどめた。政治とカネ問題を受け党支持母体でくすぶる不満、反発に配慮した格好だ。選挙協力関係は「これまでと変わらない」(公明関係者)と繰り返すが、自民県議の一人は「(森を)応援できない公明支持層は一定程度いる」と織り込む。

 ただ、各種序盤情勢調査で森は、立民の新人石原洋三郎(52)の地元である県北地方でほぼ横一線。自民県連総務会長で福島市総支部長の佐藤雅裕は「県北地方でいかにして互角以上の戦いに持ち込むか。そこが勝敗を分ける」とみる。

   ◇    ◇

 福島市議を5期目途中で辞した元衆院議員の石原にとって県北地方が地盤。昨秋の衆院選福島県1区では立民現職が約12万票を得て、自民前職を破った。政治とカネ問題を追い風に、地元で他候補に水をあけたいところだが、悩ましいのが共産党との距離感という。

 「あくまで5者協議会の枠組みで戦っている。共産党関係者が出入りしているわけではない」。石原陣営の幹部は話す。福島市太田町にある選挙事務所に9日、立民重鎮の小沢一郎が激励に訪れた。福島県選挙区を重点選挙区に位置付ける立民が、党を挙げて攻勢をかける姿勢を前面に打ち出してみせた格好だ。

 石原陣営は、昨秋の衆院選で立民現職が獲得した12万票を基礎票にしている。立民と国民民主、社民の各党県連、連合福島、県議会会派「県民連合」でつくる5者協議会の枠組みで支援を受ける。これに加え、党独自候補の擁立を見送った共産党県委員会は、石原への投票を党員らに呼びかけている。

 立民県連の幹部は「野党候補者の一本化ではない」と否定するが、県北地方での得票目標は共産票の一部を当て込んだ14万票だ。昨秋の衆院選比例で立民、国民民主、共産が得た得票を足すと自公を上回る。ただ、共産が石原陣営に近すぎると、原発政策などを巡って反りが合わない国民民主などが離反する。その距離感に苦心している。

 各種序盤情勢調査の結果を分析した陣営幹部は「国民民主支持層の一部が参政党や自民党などに回っている。地元(県北地方)で上滑りするわけにはいかない」と危機感をあらわにする。5者協の屋台骨で反自民・非共産を掲げる連合福島の幹部は「国民民主が離れないように共産とは一線を画したつもりだが、一定の票の流出は避けられない」と受け止める。

 政治とカネ問題に端を発した追い風はやんでいないと陣営はみる。1区選対幹事長で県議の大場秀樹は「政権批判票を十分に取り込み、票の流出を抑える。(石原の)地元で大きく票を伸ばさないと勝てない」と表情を引き締めた。

957OS5:2025/07/10(木) 11:17:20
   ◇    ◇

 全国で急伸が伝えられている参政党は、県内の都市部を中心に党員、サポーターの数を伸ばしている。8日には党代表の神谷宗幣が福島市内でマイクを握り、新人の大山里幸子(51)にエールを送った。党県連会長の郡剛志は「4日に福島市で行った前回の演説より、聴衆は倍以上に増えている」と手応えを口にした。

 政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)と無所属の新人遠藤雄大(40)は交流サイト(SNS)を軸に、支持を呼びかけている。



■福島県選挙区立候補者(届け出順 敬称略)
大山里幸子[おおやまりさこ]    51 参 政 新
越智寛之[おちひろゆき]      51 諸 派 新
森雅子[もりまさこ]        60 自 民 現
石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52 立 民 新
遠藤雄大[えんどうゆうだい]    40 無所属 新

958名無しさん:2025/07/10(木) 11:17:53
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250709-OYT1T50231/
[ドキュメント 25参院選]旧岸田派 「仲間」応援に注力
2025/07/10 05:00
ガンバロー三唱をする岸田前首相(9日夜、山梨県中央市で)
 昨年解散した自民党の旧岸田派(宏池会)が、改選定数1の「1人区」で接戦を繰り広げる仲間の当選に力を注いでいる。

 「私の最も信頼できる腹心として活躍してくれた。必ず皆さんの期待を形にしてくれる人材だ」

 9日夜、山梨県中央市で開かれた自民現職の演説会で、岸田文雄・前首相は約200人の支援者を前に、こう太鼓判を押した。

 旧岸田派に所属した議員の1人で、岸田内閣では官房副長官を務めた。国民民主党から出馬した前山梨県知事と横一線の戦いを強いられており、公示前には、旧岸田派だった林官房長官や村井英樹・前官房副長官が入ったほか、11日には小野寺政調会長もてこ入れに駆けつける予定だ。

 旧岸田派は6月19日には、参院選に向けた激励会を開き、岸田氏が「かつての仲間をみんなで応援しよう」と発破をかけた。岸田氏は公示後には、熊本や秋田など、旧岸田派メンバーを中心に応援演説で全国を駆け回っている。旧岸田派の現職が国民民主の新人とデッドヒートを展開する長崎には、公示前から旧岸田派の「秘書軍団」を泊まり込みで投入した。

 率先して派閥の解散を打ち出した岸田氏が派閥の枠組みでの活動を続けていることに冷ややかな声もあるが、自民関係者は「旧岸田派の候補が参院選で勝ち残れば、岸田氏の力につながる」と解説する。岸田氏が首相への再登板を見据えているとの見方もあり、旧岸田派候補の勝敗は、岸田氏の今後を占う試金石ともなりそうだ。

959OS5:2025/07/10(木) 11:19:13
https://www.sankei.com/article/20250709-X24MBQ3VKNLOZAMXGHEEHC56RM/?outputType=theme_election2025
「聞け、国民!」石丸伸二氏が大阪・ミナミで絶叫 参院選候補の前四條畷市長を応援で絶賛
2025/7/9 20:55
山本 考志

演説する「再生の道」の石丸伸二代表=9日午後、大阪市中央区(恵守乾撮影)

政治団体「再生の道」の石丸伸二代表が9日、参院選大阪選挙区(改選数4)から立候補した無所属新人で、前大阪府四條畷市長の東修平氏の応援演説に駆け付け、前広島県安芸高田市長の立場で「聞け、国民! それだけの人物が訴えていることを」と絶叫し、現職時代から親交のある東氏への支持を呼びかけた。

この日夕方、大阪市中央区の南海難波駅前に立った石丸氏は、東氏が到着するまでの間、今回の参院選で候補者を擁立する「再生の道」の代表として「前説」(石丸氏)を担当した。多くの聴衆が集まる中、選挙カーに上り、「再生の道」が公約で重視する教育の人材育成や内容の充実、環境整備の重要性を主張。「次の世代のため、今の世代にしかできないことがある。全ての世代の力を合わせて国の豊かさを守りましょう」と訴えると、聴衆から拍手が起きた。


その後、会場に到着した東氏、高嶋崚輔・兵庫県芦屋市長と3人で登壇。「市長仲間の東修平を応援したくて駆け付けた」とし、東、高嶋両氏がそれぞれ史上最年少市長となった当時を「日本でそんなことが起きる時代になったのかとうれしくなった」と振り返った。

さらに「2人はまさに教育のたまもの。若いだけで市長ができるほど甘くない。中身が詰まってないと何事もうまくいかない。2人が選挙に出て市民が負託した事実がすごい」と絶賛。「聞け、国民!」と声を張り上げ、「この2人が日本の未来をつくる政治家だ。東修平に大いに期待してください」と締めくくった。


大阪選挙区には、東氏の他に杉久武(公明)、稲垣秀哉(諸派)、佐々木理江(維新)、橋口和矢(諸派)、上妻敬二(諸派)、岡崎太(維新)、吉野純子(諸派)、平理沙子(諸派)、柳本顕(自民)、武内隆(諸派)、橋口玲(立民)、正木真希(保守)、椛田健吾(れいわ)、宮出千慧(参政)、渡辺莉央(国民)、清水忠史(共産)、瀬戸弘幸(諸派)、世良公則(無所属)の18氏が立候補している。

960OS5:2025/07/10(木) 11:37:37
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1184449/
3議席目競う岩本 すがる選挙、拭えぬ悪夢 「影の本部長」活発な動き<インサイド参院選>
参院選取材班 会員限定記事
2025年7月9日 23:45(7月9日 23:50更新)
 函館市のスーパーの駐車場が聴衆で沸き立っていた。「自民党を立て直す。岩本さんに力を貸してください」。6日午前、参院選北海道選挙区(改選数3)に立った自民党現職の岩本剛人(60)の街頭演説で、農林水産相の小泉進次郎(44)が気勢を上げた。
 岩本は現職ながら知名度不足で「危機感が足りない」(選対幹部)とも指摘される。小泉が応援に入るのは農水相就任間もない5月に続き2回目。予断を許さない情勢で、陣営幹部は「進次郎人気にすがる選挙だ」と打ち明ける。
■豪腕の元農水相
 その選挙戦略に影響を及ぼし、「影の選対本部長」とささやかれるのが元農水相の吉川貴盛(74)だ。6年前、今回と同様に岩本と前知事の高橋はるみ(71)が自民公認で立った選挙を、道連会長として取り仕切った。党の地方支部や関連団体の支援を「10対0」で岩本に寄せる豪腕ぶりを見せ、2人の当選を果たした。
 しかし、鶏卵事業を巡る贈収賄疑惑が浮上し、2021年に議員辞職し、22年に有罪判決を受けた。現在も公民権停止中のため表立った選挙運動ができず、選対事務所に顔を出すこともない。
 それでも吉川は今回、今でも自身を「会長」と慕う岩本のため、水面下の動きを活発化させる。自民への逆風や国民民主党などの躍進で情勢が厳しいと見越し、岩本本人や選対スタッフへの助言を繰り返す。
 3月には党本部で現役時代に近かった副総裁(元首相)の菅義偉と面会し、岩本を党の重点候補とするよう要請。6月30日に札幌市内で行った岩本の総決起大会に菅を招いたのも吉川で、会場には約1700人(主催者発表)が押し寄せた。
 岩本や吉川らが小泉のほかに「すがる」もう一人は高い支持率を誇る知事の鈴木直道(44)だ。吉川自らが鈴木に電話で「剛人を頼むよ」などと要請。鈴木は3日の第一声のほか、5日の函館市の個人演説会にも出向き、「岩本さんは戦友。引き続き国政に」などと訴えた。
 吉川とかつてから関係が深く、全道選挙を指揮した経験もある元北海道議会議長の遠藤連(71)は岩本陣営に送り込まれた。選対統括本部長となり、政策ビラの細部まで赤字を入れて修正。企業の回り方も入念に指示を出している。
■動けば動くほど
 しかし、そうした2人の活動ぶりに道連内からも「吉川らが動けば動くほど票が離れる」(関係者)と不安が漏れる。
 念頭にあるのが16年の参院選だ。岩本と道議の当選同期で、党の公認候補を争った柿木克弘が、3位の候補と約8500票差で落選。その陣頭指揮を執ったのが、道連会長代行の吉川や側近の遠藤だった。2人が表裏一体となって絡む今回の選挙に「悲劇の再来にならなければいいが」(道連関係者)と危ぶむ声は少なくない。
 特に陣営が警戒を強めているのが参政党候補の急伸だ。今月上旬の報道各社の調査でも国民民主の候補と3人で3議席目を競っており、「票が奪われている」などと衝撃が走った。
 大物政治家の権威に頼りながら企業団体を動員する、従来型の選挙を行う岩本陣営。交流サイト(SNS)や草の根活動で支持を広げてきた参政に、「なんであんなのが強いのか」と戸惑うスタッフもいる。
 再選への審判まで残された日数は少ない。陣営に9年前の悪夢への焦燥感が募る中、岩本は周囲に言った。「厳しい情勢だと思って、やれることをやるしかない」(敬称略)

 20日投開票の参院選。各党や道選挙区陣営の戦いの断面に迫る。
( 参院選取材班 )
北海道新聞社、選挙報道指針を策定 SNS時代に対応 公平・中立に縛られず 真偽検証にも力

961OS5:2025/07/10(木) 15:04:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/139e6147945066c68f9b49c6d944d9650f2f91df
自民党「岩盤支持層」に異変……閉塞感打ち破れるか「現役世代の声を形に」【 #政党フカボリ ①】
7/1(火) 13:09配信
日テレNEWS NNN

参議院選挙の公示が、あさって3日に迫っています。日本テレビでは投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう、各政党の現状や課題についてシリーズでお伝えしていきます。初日のきょう1日は自民党をフカボリします。政権の座を長く守り続けてきた自民党の支持基盤に今、異変が起きています。

◇ ◇ ◇

参院選の「顔」として全国を飛び回る小泉農水相。

小泉農水相「勝つぞ、勝つぞ、勝つぞ」

日テレNEWS NNN

この日、会場に集まった人の多くは自民党の支持者、いわゆる「岩盤支持層」です。

集会に参加した自民党支持者「親の代からだから、ずっと自民党です。それ以外というのは、ちょっと考えられない」

集会に参加した自民党支持者(20年以上支持)「政権を担えるのは、やっぱり自民党かなと」

自民党の力の源泉は、いわゆる保守層を中心とする岩盤支持層の強い支持でした。

しかし、こうした「自民党支持層」にいま、異変が起きています。

先月の東京都議選で「大敗」した自民党。敗因の一つが「支持離れ」だとみられています。

自民党支持者で、自民党の候補者に投票したと答えた人は54.2%で、半数近くが他党に流れました。

自民党の候補が選挙で勝つために必要とされる支持層の最低7割を固めきれなかったといえます。

日テレNEWS NNN

なぜ、「支持離れ」が起きているのか。50年以上、支持をしながら、支持をやめたという男性は――。

80代の元支持者「もう自民党やめた! 自民党は参議院もボロ負けして、過半数を割って、日本の政治を立て直さないと。(自民党は)本当に、根本的に体質を変えないと」

10年前まで自民を支持していたが、支持をやめたという男性は。

40代の元支持者「(自民は)一回、組織をリフレッシュしてもらわないと。組織としての、こう着かな。(他党には)凝り固まった考え方を転換してもらうことを期待」

自民党政治への「閉塞感(へいそくかん)」や新たな政党への「期待感」を指摘する声が出ています。

週末、自民党の全国の選挙責任者が集まった会議でも――。

石破首相「(都議選は)やはり、なぜあのようなことになったのか、新しい政党が支持を集めているのは、なぜかと」

会議では、都議選の大敗の要因に「保守層などの支持離れ」があるのではとの指摘も挙がりました。

この流れを、どうにか食い止めようという動きもあります。

中曽根康隆青年局長「現役世代の声を形に変えていくことが役割なので」

自民党青年局のトップ、中曽根康隆議員です。若い世代が今の閉塞感を打ち破れると動いています。

中曽根青年局長「内側から確実に行動を起こして、この自民という組織を変えていく」

しかし、街頭に立つと感じる逆風は強いといいます。

中曽根青年局長「『自民党は、もういいよ』と『役目を終えたよ』と、新しい政党が新しい時代を作っていくみたいな雰囲気を正直、感じるところもあります」

青年局の会合では――。

中曽根議員は他の政党との差別化こそが、逆風を食い止めるカギだと指摘しました。

中曽根青年局長「自民党らしい、責任政党らしい、中長期のことを含めた政策を打ち出していかないと。野党との競争ばかりに目が行ってしまうと、切り崩しが起きるかもしれない」

政治部与党キャップ・江口友起「『支持離れ』は今に始まったことではなく、政治と金の問題や総裁の求心力の欠如など、多くの要因が絡まっています。長年のツケが都議選で如実に現れた形ですが、従来の支持層をどこまで固められるかが、結果に大きく影響しそうです」

962OS5:2025/07/10(木) 15:04:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bd7745d20e96b7f1e0a2f81c37fba10cdc4ec3d
公明党 組織力に“かげり”「若い世代からの支持が少ない」...SNS強化 新たな対話の入り口に【 #政党フカボリ ②】
7/2(水) 14:39配信



日テレNEWS NNN

参議院選挙の公示が3日に迫っています。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしていきます。2日は公明党をフカボリします。国政選挙で得票数が減少し、組織力に陰りが見える中、若い世代からの支持を増やそうともがいています。

◇ ◇ ◇

先週末。街頭演説会に登場した公明党の斉藤代表。

公明党・斉藤代表
「物価高を乗り越える、経済と社会保障の構築」

日テレNEWS NNN

これまで、全国に広がる強固な組織の力で支持層を固め、選挙を勝ち抜いてきた公明党。

しかし近年、その組織力に“かげり”が見えています。

20年前のピーク時には900万票に迫った国政選挙の比例得票数は、去年の衆院選で600万票を割り込み、先月の東京都議選では、36年ぶりに落選者を出しました。

演説が始まる前の会場を見てみると――

記者
「すでに熱心な支持者が集まり始めています。ただ、少し若い人の数が少ないような印象も」

演説の最中も、若い世代の姿は見えるものの、年齢の高い支持者の姿が目立ちました。

公明党支持者(70代)
「やっぱり(支持層が)高齢化しているのは事実。若者の心をひきつける政策をやっていくべきだと思う」

日テレNEWS NNN

公明党支持者(40代)
「(支持を広げるべきは)若い人たちですね」

公明党支持者(40代)
「もっと下の世代に」

若い世代への支持拡大。斉藤代表も、これが課題だと感じていました。

公明党・斉藤代表
「現役世代、特に若い世代からの支持が少ない。また無党派層に我々の声が届いていない」

日テレNEWS NNN

公明党の強みである、支持者が1対1で知り合いと話し、支持を広げていく選挙スタイル。公明党関係者からは、マンションに住む世帯が多く、共働きの家庭も多い“現役世代”には、この手法が通用しづらくなっているとの声も。

公明党・斉藤代表
「届かない所にどう(党の政策・活動の情報を)届け、興味を持っていただいて、1対1の対話ができる環境を作っていくか」

そこで、若い世代や無党派層へのアプローチのために力を入れるのがSNS戦略。

公明党・斉藤代表
「そのひとつの例が『公明党サブチャンネル』。党のチャンネルであるようでないような、少しはみ出たことも発言できる」

党内の政策議論の様子や、他党の議員との対談、幹部に対し、党への批判の声を直接ぶつける動画など、党の“公式見解”にこだわらない、政治の“裏側”を見せる試みです。

公明党・斉藤代表
「できるだけ若い人たちに興味を持ってもらって入ってきてもらおうと、まず知ってもらうことが1対1の対話のまさにスタートですので。今まで届かなかったところにどんどん広がってきているという実感はある」

公明党を取材してきた記者は――

政治部与党担当・渡邊翔記者
「公明党はこれまでの“地上戦”の選挙にSNSの“空中戦”を組み合わせて、現役世代・無党派層の支持拡大を目指す。ただ各党がすでにSNSでの発信に力を入れている中、どこまで実際の票に結びつくか、集票力低下に歯止めをかけられるか、公明党にとって正念場の選挙となります」

963OS5:2025/07/10(木) 15:05:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/88e8655d953b3e0f8ad0fc58d7ec6d534b50a4dd
国民民主党“守り”と“攻め”の戦略 支持率急落の中…「現役世代」固める【 #政党フカボリ ③】
7/3(木) 12:55配信
日テレNEWS NNN

参議院選挙が3日、公示されました。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしていきます。3日は国民民主党をフカボリします。現役世代を中心に急上昇した人気が参院選の直前で急落しています。どう支持を挽回するのか? 国民民主党の「守り」と「攻め」の戦略とは。

◇ ◇ ◇

国民民主党・玉木代表
「日本の政治を変える夏にしていきたい」

「手取りを増やす」をスローガンに、政治を変えると訴える玉木代表。しかしいま、変化を求められているのは、その国民民主党です。

NNNと読売新聞の世論調査で、今年1月と4月に過去最高の13%あった支持率が先月下旬、5%に急落。このピンチをどう打開するのか。玉木代表は――

国民民主党・玉木代表
「原点回帰で。原則はやっぱり、現役世代から豊かになろうということ」

反転攻勢のターゲットに挙げたのは「現役世代」からの支持。去年、国民民主党が衆院選で躍進する原動力となったのが、この20代、30代を中心とする「現役世代」でした。

まず、従来の支持という「守り」を固める戦略を選んだ玉木氏。密着取材で具体策が見えてきました。

日テレNEWS NNN

演説を終えると、写真撮影に応じます。

会社員(42)
「撮ってもらいました! 一緒に2ショット。みんなに自慢します」

その場で写真をSNSにアップする人も。

――写真撮影の狙いは?

国民民主党・玉木代表
「政治に関心がない方でも、(友達から)送られてくるのが一番身近に政治を感じてもらえるきっかけになるかなと」

玉木氏が支持拡大に効果があると重視するのが、こうしたユーザーからユーザーへのSNS上での写真や動画の拡散です。

さらに、いま力を入れるもう1つのSNS戦略が。

国民民主党・玉木代表
「いまXをチェックして…」

フォロワー数およそ74万人という“拡散力”を使って始めたのが――

国民民主党・玉木代表
「1万3000人の方に同接いただいておりますけども」

一度に多くの人が視聴できるライブ配信です。

国民民主党・玉木代表
「就職氷河期世代対策、国民民主党だけが期待です、希望ですと言ってくれた人もいましたよ」

移動の車の中でも、SNS上での有権者との接触機会を増やす“ネットどぶ板選挙”を展開しています。

国民民主党・玉木代表
「リアルとネットをうまく組み合わせて、シナジー効果を出していくことが非常に重要だなと」

さらに、国民民主党は新たな支持層を獲得する「攻め」の戦略にも取り組んでいます。

広報戦略を担う、伊藤孝恵議員が明かしたターゲットとは――

日テレNEWS NNN

国民民主党・伊藤広報委員長
「女性ですよね。いままで、男性が興味のあるといわれる分野に強い政党だったんですけど」

男性の支持が強かった一方で、弱点とされてきた女性の支持拡大を狙うというものです。

国民民主党・伊藤広報委員長
「政策・効果実感を重ねていく先にしか改善は見込めない」

国民民主党を取材する記者は――

国民民主党担当記者・中田早紀
「刺さる言葉・映える映像など、SNS上での拡散で支持拡大に成功してきた国民民主党。ただ、ネット上の支持は移ろいやすく、離れるのも早いと危機感を持っています。具体的で責任ある政策を打ち出し、リアルとネットの支持をどう固めていくか、戦略が問われています」

964OS5:2025/07/10(木) 15:08:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dc82cfad849f307e7bf20e666160c4efb4ee4cc
立憲民主 “農業票”切り崩し戦略で「一泡ふかせる」 政権交代への道筋は・・・裏には不安も【 #政党フカボリ ④】
7/7(月) 13:52配信


日テレNEWS NNN

7日は立憲民主党をフカボリします。事実上の政権選択選挙と位置づけ、戦う立憲民主党。政権打倒を狙う「農業票」の切り崩し戦略と、その裏側にある不安とは。

選挙戦、初日。立憲民主党の野田代表が選んだ場所は、田んぼに囲まれた農村地域でした。

立憲民主党・野田代表「日本を変えよう、石破政権を倒しにいこう」

ここを選んだ狙いは――。

立憲民主党・野田代表「保守の岩盤が強い宮崎で、一泡吹かせるということは、全国各地に飛び火していくだろう」

地方の農村地域は主に自民党の岩盤支持層が多い地域。立憲は今回、この相手の「牙城」を切り崩し、勝利を狙う戦略です。

日テレNEWS NNN

中でも、力を入れるのが「農業票」の切り崩し。

日本有数のコメどころ、新潟県でも――。

立憲民主党・黒岩議員「いまのコメの価格だけじゃなくて、中長期的に(農業)やっていけるには、稼げないといけないし」

黒岩議員を支援するコメ農家「後継者が、あんまり安いコメだと、ついてこねえ。収入がねえから」

立憲の黒岩議員は、自身を支援するコメ生産者の元を訪れました。黒岩議員は、生産者が小泉農水相のコメ政策に対し、「消費者重視」だとして、不満を持っていると感じています。

コメ農家「農林大臣なったばっかで、農業なんて知らねんだ」「んだ、知らねえ」「コメ高くなったから、それいかに安くするか。そればっか」「それしかねえ」

立憲は、こうした不満の受け皿になることで、「農業票」を切り崩す狙いです。

日テレNEWS NNN

立憲民主党・野田代表「去年の総選挙で、ホップは大きく前進した。今回のステップ(参院選)でも大きく前進して、ジャンプを確実に決めて、政権交代を実現したいと思っています」

「政権交代」への道筋をつけたい野田代表。

立憲の支持者「普通の感覚がある大事な政党の一つだと強く思っているので、ぜひ政権を取ってほしい」「(政権交代への)期待は大きくかかっていると思います」

野田代表を支える小川幹事長も、演説で強調するのは「政権選択」です。

立憲民主党・小川幹事長「政権の選択をいただくのが、今回の参議院選挙である」

しかし、その演説に足を止める人の姿は、ほとんどありません。いま、党内に、かつてのような「手応え」がないのも現実です。

民主党・鳩山代表(当時)「政権選択の選挙でございます」

16年前、政権交代を実現した時。「期待」と「熱気」で、あふれていました。しかし、支持者でさえ、当時のマイナスの印象が、いまだに、頭に残っています。

黒岩議員を支援するコメ農家「(野党に)結局、政権代わっても(足を)引っ張るから。あれを見ていると、誰がトップになっても結局、引きずり落とそう、落とそうと。協力するんじゃなくて、引きずり落とそうとする」「(当時の民主党政権は)口とあれ(行動)にギャップがありすぎた。それで、国民が離れたんだよな。まだ、どっか頭の中にあるんだねえ」

2009年の政権交代直前。当時の民主党の支持率は自民党を上回りました。いま、自民党の支持率も下がる中、立憲の支持率も6%にとどまっています。この状況に、小川幹事長は――。

日テレNEWS NNN

立憲民主党・小川幹事長「あのとき(政権交代直前)は積極的な支持と熱意があった。(いまは)正直そこまででは、ないかもしれません。ただ、やっぱり与党に対する信任が失墜しているのは同じなので。積極的にであれ、消極的にであれ、野党第一党が受け皿にならなきゃいけない」

立憲民主党を取材する記者は――。

政治部野党キャップ・黒島秀佳「自民党への逆風をチャンスと捉え、立憲民主党は政権交代への道筋をつけたい考えです。しかし、自民党の批判票の受け皿となる野党が分散していることや、立憲自体への期待が思うように高まっていない現実に直面しています。野党第一党として、参院選を通じて、消極的支持を積極的支持に変える姿を見せられるのかが問われています」
先週、公示された参議院選挙。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう、各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしています。

965OS5:2025/07/10(木) 15:08:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8f34ea1885226685c32563db5781dc02aaa0402
日本維新の会 「我々今『土俵際』ですよ」脱大阪・全国政党を目指すも…その苦悩とは【 #政党フカボリ ⑤】
7/8(火) 15:44配信
日テレNEWS NNN

参議院選挙の投票日を前に、日本テレビでは「政党フカボリ」と題して、各政党の現状や課題についてシリーズでお伝えしています。8日は日本維新の会をフカボリします。

地元・大阪など関西では強さを誇る一方、全国への支持拡大が課題の日本維新の会。脱大阪・全国政党を目指してもがく、維新の苦悩を取材しました。

◇ ◇ ◇ 

並び立つ維新のツートップ。

日テレNEWS NNN

日本維新の会 吉村代表
「僕たちはまず、政治家のおかしな政治姿勢を正してやってきました」

維新の牙城である関西では、さすがの熱気。多くの人が吉村代表に握手や写真撮影を求めていました。

本拠地・大阪では。

岩谷幹事長「私、幹事長をしている岩谷と申しまして」

党の幹部、岩谷幹事長が炎天下で、自らビラを配ります。

日本維新の会・岩谷幹事長
「この実行力で国を変えたいんです!」

大阪で現有の“2議席”確保を目指し、絶対に負けられない維新。
ただ、演説に耳を傾ける人は、まばら。“ホームグラウンド”にもかかわらず、盛り上がりに欠けていました。

日テレNEWS NNN

日本維新の会・岩谷幹事長
「なかなか全国的には苦戦をしている状況ではあります」
「我々今『土俵際』ですよ、正直に申し上げて。大変厳しい戦いしてます。しかし必ずこの『土俵際』で踏みとどまることが大事だと思ってます」

日テレNEWS NNN

維新はナゼ、土俵際に追い込まれているのでしょうか。

4年前。

維新は、衆院選で11議席から41議席に躍進しましたが、去年の衆院選では比例票がおよそ300万票減少。
先月の東京都議選でも議席を獲得できず、最新の世論調査でも支持率はわずか2%と、かつての勢いは失われています。

維新誕生の地、大阪で聞いてみると。

大阪の有権者
「ちょっとね、しっかりしたリーダーがいてないわね。吉村さんは芯がないというか」

日テレNEWS NNN

大阪の有権者
「万博の問題が表沙汰になるまでは、かなり人気あったと思うんです」
「僕自身も応援して期待してたんですけども」

大阪・関西万博の費用がふくらんだことや、政府の予算の採決で賛成にまわり、与党に協力したことなどに批判的な声が上がっていました。

さらに。

関西以外で支持が定着しないことは、以前から指摘される課題です。

維新の金村議員。

記者
「沢山の人が行きかっていますが足を止める人はなかなかいません」

日本維新の会・金村議員
「まだ維新だからとか、この候補者だからっていう声までには神奈川においては至ってないですね」
金村議員の選挙区がある神奈川県では、維新という政党はまだ浸透していないといいます。

支持者からも。

神奈川の維新支持者
「せっかく応援してるのに、維新は大阪でしょって言われちゃうから」

神奈川の維新支持者
「維新だからじゃない、はっきり言って。金村龍那だから応援する」

維新を全国に広げるために今、何が必要なのでしょうか。

日本維新の会・金村議員
「維新は改革政党であって、その土地、その土地、その時々にあった改革をしっかりと提示する」
「維新が何のために存在し、そして『何をしたくて今、全国政党であるべきなのかをもう一度問い直す』そして必要な政策を提示するべきだと思います」

維新を取材する記者は。

日本テレビ 日本維新の会担当 増澤詩乃
「今回の取材でも、有権者から『自民に寄りすぎた』との声や、『新しい政党が出てきて野党で埋没している』との声が聞かれました。国政政党として大阪にとどまらず、どこまで全国的な支持を得られるかが結果を左右しそうです」

966OS5:2025/07/10(木) 15:10:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c8829df44763ad92f2884c184fe141535eb4a3
共産党「若い層に届いていない」支持者高齢化…“老舗政党”の課題は? れいわ新選組 相次ぐ“新興政党”で埋没の危機…流れ取り戻せるか?【 #政党フカボリ ⑥】
7/9(水) 16:09配信
日テレNEWS NNN

3日に公示された参議院選挙。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題についてシリーズでお伝えしています。9日は共産党とれいわ新選組についてです。

支持層の高齢化に苦悩する共産党。一方、れいわ新選組は新たな政党の登場により埋没の危機に。両党の「今」をフカボリしました。

◇ ◇ ◇

共産党・田村委員長
「消費税(減税)をやらない理由の口実として、現金給付を選挙前にまた持ち出す。そんなの税金を使った選挙買収そのものではないのか」

日テレNEWS NNN

初の女性トップに去年就任した、共産党・田村委員長。

結党から103年を迎える「老舗政党」が抱える課題は…

記者
「熱心な支持者の方々が集まっていますが、若い方の姿は少ない印象です」

支持者の高齢化です。

記者
「集まっているのは?」

80代女性(共産党を支持)
「やっぱり高齢者やな。高齢者が多くて若い人はなかなかね」

日テレNEWS NNN

高齢化により党全体のパワーも低下しています。

比例代表の得票数は2014年の衆院選ではおよそ606万票でしたが、その後は右肩下がりに。去年の衆院選ではおよそ336万票と10年間で半分近くに激減しています。

田村委員長
「やっぱり若い層に届いてなくて。共産党が全く知られてない」

こうした危機的状況を受け始めたのが...

田村委員長
「毎日夫のいれたコーヒーを飲むのがモーニングルーティーンです」

若者向けの発信強化です。

新たにショート動画での発信に力を入れています。

日テレNEWS NNN

田村委員長
「SNSで我が党らしいものを開拓できるんじゃないかという手応えを感じ始めているところではありますね」

一方、共産党が「主張が似ていて若者の支持が流れている」と警戒しているのが、れいわ新選組です。

結党6年のれいわ新選組。街頭演説の取材に行くと、共産党とは違う空間が広がっていました。

記者
「バンドの生演奏が始まり、多くの人々が集まっています」

山本代表の演説の直前、始まったのはバンドの生演奏。

れいわ新選組・山本代表
「国民の6人に1人が貧困。ここに給付金も必要がない。そこに減税も必要がないなんて。いますぐ救済しなくてどうするんだ」

日テレNEWS NNN

その熱気に、足を止めた若者は。

20代男性
「すぐそこのお店から出てきたんですけど、楽しそうだなって。音がお祭り感があって」

さらに。こちらの男性はもともと共産党を支持していたといいますが…。

50代男性(れいわを支持)
「(れいわは)ユーチューブを見て本気度が違うなと思った」
「(共産党は)堅いというか難しいというイメージがあるんじゃないかな」

他党に先駆けてSNS発信に力を入れることで、比例代表の得票数を伸ばしてきたれいわ。去年の衆院選ではおよそ380万票を獲得し、共産党を追い越しました。

日テレNEWS NNN

しかし、れいわにはれいわの課題が。

いわゆる新興政党が次から次へと出現したことで、れいわが埋没してしまっているという危機感です。先月の都議選でも獲得議席はゼロでした。

日テレNEWS NNN

山本代表
「今やもう自民党以外すべての党が消費税減税に政策を寄せてきています。数が少なくても風穴はあくし、その穴は確実に大きくしてきた」

取材に当たった記者は。

日本テレビ政治部 鈴木しおり
「創業100年を超える『共産党』は若者獲得という課題。結党6年の『れいわ』も一度は引き寄せた若者の支持が新興政党に流れるという課題を抱えています。特に「消費減税」は両党が早くから訴えてきた政策だけに「他にマネをされた」という恨み節も聞こえますが実現する実行力、道筋をどこまで示せるかが支持を取り戻すカギを握りそうです。」

967OS5:2025/07/10(木) 15:13:31
参政党“台風の目”支持率急増のワケは? “保守”打ち出す日本保守党 差別化は? 社民党“生き残りをかける”老舗政党の今【 #政党フカボリ ⑦】
7/10(木) 14:07配信


314
コメント314件


日テレNEWS NNN

日テレNEWS NNN

参議院選挙の公示から1週間。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしています。10日は、参政党、日本保守党、社民党です。

勢いのある新興政党と、生き残りをかける老舗政党。それぞれの「今」を、フカボリします。

◇◇◇

参院選で“台風の目”となっている、参政党の神谷代表。

参政党・神谷代表
「日本人が貧しくなって外国人に来てもらわないと経済が回らないということになっているわけですよ。アンポンタンですよ」

「日本人ファースト」を掲げ、“保守的”な政策などを訴えています。

日テレNEWS NNN

参政党は結党からわずか5年で、全国に“150人の地方議員”を有し、参院選でも“全選挙区”に候補者を擁立。今、急速に支持を伸ばしています。

各政党のYouTubeを分析すると、参政党の「新規登録者数」が、この1か月で急増していました。

演説会場には──。

参政党支持者
「ワクチンもおかしいのに誰も言ってくれない、外国人のこともおかしい」
「ずっと自分が思っていたことを、参政党さんだけが言ってくれたから」
「(これまで)支持政党というか、その時その時の、これ(政党)はちょっといいかなという感じで、ここという感じではなかったです」

熱烈な支持者や、いわゆる“無党派層”から参政党支持に変わった人も多く見られました。

参政党・神谷代表
「3年前は安倍さんがこの地で亡くなられましたよね」

またこの日、演説を行ったのは、安倍元総理大臣が銃撃された場所。

ここ奈良県は、自民党の“岩盤支持層”が多い地域でもあります。

参政党・神谷代表
「(Q:自民支持層や保守層を狙っている?)我々は保守票も取りますけれども、無党派層も取るし」
「右からも左からも取るという全方位でやってますので」

参政党・神谷代表
「1・2・参政党!」

“全方位の支持”を狙い勢いを増す参政党。幅広い年齢層の人が足を止めていました。

しかし、その一方で…。

反対派
「“日本人ファースト”は外国人差別です」

“外国人の受け入れ規制”などを掲げる参政党の政策や考えに対し、批判の声も上がっています。

参政党・神谷代表
「『ルール設定が大事だよ』って言っているだけなのに、なんでそれが排外主義になるのかよく分からない」

同じく“保守的な政策”を打ち出すのは…。

日本保守党・百田代表
「日本人は世界で最高の民族です。この世界で最高の民族がもっと幸福にならなければいけません」

日本保守党の百田代表。2023年に結党し、日本の伝統的な価値観や国益重視などを掲げています。

衆議院で3議席を持ち、参議院でも初の議席を狙う日本保守党。

ただ、他の保守的な政党との“差別化”が課題という指摘も──。

日本保守党・百田代表
「私たちは今の日本にとって一番ベストの方法は何か、それを考えてますので、その政策において他の党とどう違うか、そういうことはあまり考えてません」

日テレNEWS NNN

一方、前身の旧社会党から数え、80年の歴史を持つ社民党。

社民党・福島党首
「ミサイルよりコメを!ミサイルより暮らしを!ミサイルより平和を!」

福島党首が聴衆に向けて必死に訴えかけます。

かつて総理大臣も輩出した“老舗政党”の社民党。

ただ、参院選の結果次第では、公職選挙法上の政党要件を失い、「国政政党」ではなくなる“危機”に直面しています。

社民党・福島党首
「こんなぶれない政党は、国会の中に何としても必要」
「社民党を残してくださいというのを訴えています」

968OS5:2025/07/10(木) 20:50:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/526923732c0c8c94c9febd7b534eb7f1965b39a9
【参院選・激戦区ルポ】「運のいいことに能登で地震」発言で和歌山・紀州戦争は自民・二階氏に逆風
7/10(木) 19:02配信

AERA DIGITAL
7月8日、和歌山市内の応援演説で失言した鶴保氏

 石破茂首相が到着する直前のことだった。

「運のいいことに、能登で地震があったでしょ」

【一覧】2025参院選「全選挙区当落予測」はこちら(6月26日時点)

 こんな失言どころか「暴言」を発したのは、和歌山選出の自民党・鶴保庸介参議院予算委員長だ。

 7月8日、石破首相は安倍晋三元首相の3回忌のため奈良市内で追悼の花をたむけ、和歌山に向かっていた。参院選・和歌山選挙区の自民候補、二階伸康氏の応援のためだ。

 その“前座”として和歌山市内の会場でスピーチに立ったのが鶴保氏。石破首相の取材のために多くのメディアが集まっている場所での失言だったため、たちどころにニュースになった。

「とんでもないことをやらかした。これで二階氏の当選はかなり厳しくなった」

 そう言って、自民党の和歌山県議A氏は天を仰いだ。

■「なんだっけ、能登半島の北のほう」

 鶴保氏はこの日、都市と地方に拠点を置く「二地域居住」を促進する話のなかで、「運のいいこと」と発言した。

「金沢にいても輪島の住民票が取れるようになっていったんですよ。やればできるんじゃないかと私は思いました。チャンスです」

 などと続けている。ただ、鶴保氏はほかにも、被災地への関心の薄さを示す発言を繰り返していた。

「能登で地震があった時、地震の上のほうであったのは、あの輪島だとか、あの…たま…なんだっけ、上のほうね、能登半島の北のほう……」

 おそらく石川県輪島市の北東にあり、甚大な被害があった珠洲(すず)市のことを言おうとしたとみられるが、地名が出てこない。現場にいたA氏は、こう話す。

「珠洲市のことを言おうとしているのは明らかでした。『鶴保、珠洲市のことも知らんのか』『能登半島の地名も勉強せずに石破首相の前で話そうとするんか』と小声で苦言を呈する自民党支援者もいました」

 鶴保氏はこうも発言した。

「被災者は、金沢に(避難して)住んで、いちいち自分の被災した家をですね、点検しにいくような作業をずっとしておられた。輪島市の市役所もないのに、金沢市に住んで、新しい被災事業の補助金もらうのに自分の住民票をいちいち、市役所がまともに動いてもいないところにですね、3時間かけていくのはおかしいじゃないか」

 避難した住民に不便な面はあったかもしれない。だが、この発言を聞いて、輪島市役所近くで店を構えていた自営業者の男性は憤る。

「輪島市役所はありました。きちんと動いていた。電気も水も十分じゃない中で、職員は懸命にやっていた。そりゃすぐに住民票はとれなかったかもしれないが、輪島市の職員を冒涜する発言は看過できない」

■「まあ、そこまで考えてません」

 さらに騒動を大きくしたのが、翌9日の鶴保氏の謝罪会見だ。

「言葉足らずであった。陳謝の上、撤回させていただきたい」

 と頭を下げた鶴保氏だったが、記者から、

「議員辞職や離党される方もいるが」

 と責任の取り方を問われると、薄ら笑いをしながら、こう答えた。

「まあ、そこまで考えてません。現状ですよ」

 この映像がテレビやネットで流れると、「反省がない」「謝罪になってない」とさらに炎上したのだ。

969名無しさん:2025/07/10(木) 20:51:14
■次の「ドン」と有力視されていた鶴保氏

 和歌山県では二階俊博・元自民党幹事長の存在感が大きく、長く「保守王国」「二階王国」と呼ばれていた。しかし、昨年の裏金事件の責任を取る形で二階俊博氏は政界引退。二階派も解散に追い込まれた。参院選候補の伸康氏は俊博氏の三男だが、昨年の衆院選では落選し議員経験はない。また、自民党安倍派の実力者だった世耕弘成衆院議員も、裏金事件の責任を追及され、離党した。

「ドン不在となっていた和歌山県政で、有力視されていたのが大臣経験もある鶴保氏でした。ただ、鶴保氏自身もそれを意識していたのか、『次は俺だ』と言わんばかりの偉ぶる態度が出ていましたね」(前出・A氏)

 また、鶴保氏を古くから知る石川知裕元衆院議員はこう話す。

「彼なら、ああいう半笑いをするでしょうね。『何を聞いているんだ』って記者を小馬鹿にしたような感じに見えました」

 石川氏は1996年から小沢一郎衆院議員の自宅に書生として住み込んだが、2カ月ほど遅れてやってきたのが、鶴保氏だったという。

「私は学生で、鶴保氏は東京大学法学部卒業。当時、小沢さんと同じ党だった二階俊博さんの紹介で書生になったと記憶しています。東大卒業なので、まわりがみんなバカに見えてしまうタイプ。何かあっても、真正面から物事を見ない、皮肉屋さん。なぜ書生をしていたかといえば、『小沢一郎秘書』の肩書が次の選挙にほしかったからという政治的理由ですよ。小沢氏の政治などを勉強しようなんて気持ちは、さらさらありませんでした。だから、1カ月ほどしかいなかった。反省がなさそうな半笑いは、鶴保氏の性格がそのまま出たんじゃないですか」
■鶴保氏の失言後、表に出てきた世耕氏

 昨年10月の衆院選和歌山2区では、無所属となった世耕氏と二階俊博氏の後継として出馬した伸康氏が争い、世耕氏が圧勝した。今回の参院選和歌山選挙区でも、自民党が伸康氏を公認すると、世耕氏は自民党の公認争いに敗れて無所属で出た元有田市長の望月良男氏を支援し、「紀州戦争」が再燃している。

 メディア各社の情勢調査では、望月氏と伸康氏はほぼ互角のデッドヒート。望月氏の支援者はこう語る。

「鶴保氏の失言は和歌山県人としては最低で、恥ずかしい。ただ、選挙戦では大歓迎。これで波に乗れそうだ」

 これまで世耕氏は望月氏を裏で応援しつつも、参院選が始まってからオープンな場には出ていなかった。しかし、鶴保氏の失言直後に行われた7月9日の望月氏の演説会に世耕氏が登壇。陣営は盛り上がったという。

「なぜ世耕氏が来たのか? そりゃ鶴保氏の失言で、勝負の時だと判断したんでしょう」(望月氏の支援者)

 一方、自民党幹部は苦々しげに言う。

「参院選では1人区で苦戦している。和歌山は絶対とるぞと石破首相の遊説予定が組まれた。その時に鶴保氏がとんでもない暴言をして、二階氏は苦しいところに追い込まれた。和歌山だけじゃない、鶴保氏の失言は参院選全体にも大きな影響を与えている。『コメ買ったことない』発言の江藤拓農林水産相が大臣を更迭されたように、鶴保氏もすぐに処分すべきではないかとの声しきりだ。このままなら、自民党は参院選に大敗して政権を失いかねない」

 鶴保氏の失言が、政権交代のダメ押しとなるかもしれない。

(AERA編集部・今西憲之)

*  *  *

 和歌山選挙区(改選数1)ではほかに、日本維新の会の浦平美博氏、共産党の前久氏、参政党の林元政子氏、NHK党の本間奈々氏、無所属の末吉亜矢氏が立候補している。

今西憲之

970OS5:2025/07/11(金) 08:02:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6f8060c8d7a35a0fddf61073843b4a7f0a6af18
自民候補、参院選後の連携相手に野党選ばず…野党間では「片思い」目立つ
7/11(金) 5:00配信

読売新聞オンライン
連携したい政党の相関図

 読売新聞社は20日投開票の参院選に合わせ、立候補者へのアンケート調査を行った。選挙後に連携したい政党を複数回答で尋ねたところ、自民党候補のほとんどが野党を相手に選ばなかった。与党内では選挙後の連立枠組みの拡大なども取りざたされているが、具体的に連携のあり方を見定められていない現状がうかがえる。

【図】一目でわかる…「政権交代」望む声、どれぐらいあるか(読売世論調査)

 自民候補が挙げた連携先として一番多かったのは、連立を組んでいる公明党の81%で、野党は国民民主党の7%、日本維新の会3%にとどまった。立憲民主党を挙げた人はゼロだった。

 自公両党は衆院で過半数割れしたため、国民民主などとの政策協議に臨んだ。野党側からの高い要求に苦しむ場面も多く、「少数与党では限界がある」(自民幹部)として、自民内で連立拡大を求める声もある。ただ、党内でも相手先を巡っては意見が割れている。

 野党側も、与党を追い詰められる好機のため、自民を連携先に挙げたのは、維新で4%、立民では2%にとどまった。国民民主では30%に上ったが、玉木代表は政策ごとに与野党と連携を進める考えも示していて、必ずしも自民と国民民主の思惑が一致しているわけではない。

 野党間では、連携を巡る「片思い」も目立つ。立民の67%は国民民主を選んだが、国民民主からは28%にとどまる。共産党では87%が立民を選んだものの、立民で共産を選んだのは4%にとどまった。立民内に「立憲共産党との批判を招く」(執行部)との懸念が根強いためとみられる。

971OS5:2025/07/11(金) 08:02:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/17457e1f72859aefec434577ae6a1897f415df12
公明・共産、曲がり角 組織型、支持層高齢化で試練【25参院選】
7/11(金) 7:12配信

時事通信
記者団の質問に答える公明党の斉藤鉄夫代表=10日、大阪市

 強固な支持組織や熱心な党員に支えられてきた公明、共産両党が参院選で試練を迎えている。

【写真】支援者にあいさつする共産党の田村智子委員長

 支持層の高齢化に加え、新興政党の台頭や多党化により民意をつかみ切れず、6月の東京都議選では議席が減少。国政選の比例代表の得票数も減り続ける。両党とも改選議席の維持へ必死の訴えを続ける。

 「票読みができない大激戦になっている。全力を挙げたい」。公明党の斉藤鉄夫代表は10日、大阪市内での街頭演説後、大阪選挙区の情勢について記者団にこう語った。

 公明は大阪で「常勝関西」と言われたほど堅い支持基盤を誇ったが、昨年10月の衆院選では4選挙区で全敗。かつて900万票に迫った比例得票数は600万票を割り、過去最低に沈んだ。

 斉藤体制の下で仕切り直しを図った都議選では9回連続の全員当選を逃した。背景には支持母体・創価学会の高齢化が指摘されている。党関係者は「支持母体以外の支援者も他界するケースが増えている」と話し、世代交代が進まない現状を明らかにした。

 党創立103年を迎える共産も、支持者の高齢化に悩む点では同様だ。比例票は22年参院選で361万票、昨年衆院選では336万票と減少に歯止めがかからない。自民党派閥裏金問題などを相次ぎ特報した機関紙「しんぶん赤旗」も購読者減で10億円の募金を呼び掛ける事態に陥った。持論だった消費税減税の訴えは野党各党が軒並み掲げ、多極化の中で埋没気味だ。

 曲がり角を迎える今回の参院選で、公明は改選14議席の死守と比例700万票獲得を目指す。共産は改選7を上回る8議席以上、比例650万票と高い目標を設定した。共産の田村智子委員長は10日、群馬県高崎市で街頭演説し、「まだかなり距離がある。本当に伸ばしてもらいたい」と訴えた。

 両党とも従来の組織票固めに加え、新たな支持層開拓へSNS戦略にも力を入れる。公明はユーチューブの「サブチャンネル」で有名ネット論客との対談などを積極展開するほか、共産も「政権を取ったら共産主義国になる?」といった質問に党幹部が答えるショート動画を次々配信。斉藤氏は「試行錯誤を繰り返している」と語った。

972OS5:2025/07/11(金) 08:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a86b699ecf089df53c3551ee8898daba22ee21f
32人出馬の参院選東京選挙区「7位じゃダメ」な事情 6位と7位で任期に違い
7/10(木) 22:23配信

産経新聞
合併選挙となった参院選の東京選挙区では、7つの議席を争い全国最多の32人が出馬した=東京都新宿区(成田隼撮影)

20日に投開票が行われる参院選で、全国の選挙区の中で最多の32人が出馬した東京選挙区は、改選数6と非改選の欠員分1の補欠選挙を同時に実施する「合併選挙」となる。当選者は1人増えることになるが、補欠選挙分の「7位」だと任期に違いが出るため、一部の党は、複雑な事情が生じることから「6位以内」を合言葉にしている。

【ひと目で分かる】参院選の攻防ライン 最大の焦点は自公が過半数を維持できるか

■空前の大激戦

「空前の大激戦だ。どうかあなたの一票で、あと6年、皆さんとご一緒に政治を前に動かす仕事をやらせてほしい」

3選を目指す共産党の現職、吉良佳子氏は街頭演説でこう訴える。「あと6年」が言外に含むのは、同じ当選でも7位では駄目だという意味だ。

東京選挙区で6位以内で当選すると任期は通常の6年。だが、7位は補選の当選者として扱われるため、任期が3年になる。

共産は令和4年の参院選東京選挙区で当選した山添拓氏が10年に改選を迎える。吉良氏が7位で当選すると、3年後に現職2人の改選が重なってしまう。そのまま2人が立つことになると、共産支持票が分散し、共倒れとなる可能性が高く「とても2人は出せない」(共産幹部)のが本音だ。一方で、現職2人から候補者を1人に絞る作業が難航を極めるのは必至だ。

■7位じゃ駄目

このため、今回の参院選で共産の都議や区議らは交流サイト(SNS)で、しきりに«6位以内で勝たなければなりません!»などと呼びかけている。

この«7位じゃ駄目»の状況をつくりだしたのは、旧民主党政権の事業仕分けでスーパーコンビューター開発を巡って「2位じゃ駄目なんでしょうか」の言葉を残した蓮舫氏だ。蓮舫氏は、4年の参院選で立憲民主党の公認で当選したが、任期途中の昨年、都知事選に立候補し自動失職した。この欠員を補うため、今回合併選挙が行われている。

«7位じゃ駄目»な事情は公明党も同じだ。党代表代行の竹谷とし子氏が3年後に改選を迎えるため、新人の川村雄大氏は6位以内の当選を狙う。ただ、公明関係者は「前任の山口那津男元代表の知名度が圧倒的だったので、(川村氏)有権者への浸透はまだまだだ。当選順位を気にする余裕は正直ない」と語る。

■7位でも御の字

現職で前厚生労働相の武見敬三氏、新人で初代スポーツ庁長官の鈴木大地氏の2人を擁立した自民党も、東京選挙区選出の現職2人が3年後、改選を迎える。

自民も2人の6位以内での当選を目指すが、前哨戦となった先月の都議選で自民は獲得議席が過去最低の21議席に沈み、参院選も厳しい戦いになる可能性がある。自民内には2人目の当選について「7位でも御の字だ」(閣僚経験者)との見方が出ている。(原川貴郎)



東京選挙区には、吉良佳子(共産)、山本譲司(れいわ)、吉永藍(無所属)、土居賢真(無所属)、藤川広明(諸派)、西美友加(社民)、小坂英二(保守)、さや(参政)、峰島侑也(諸派)、武見敬三(自民)、奥村政佳(立民)、牛田茉友(国民)、酒井智浩(みんな)、福村康広(諸派)、桑島康文(諸派)、渋谷莉孔(諸派)、奥村祥大(国民)、吉田綾(諸派)、鈴木大地(自民)、塩村文夏(立民)、吉沢恵理(無所属)、市川たけしま(諸派)、川村雄大(公明)、音喜多駿(維新)、平野雨龍(無所属)、山尾志桜里(無所属)、千葉均(諸派)、増田昇(無所属)、辻健太郎(諸派)、早川幹夫(諸派)、石丸幸人(諸派)、高橋健司(無所属)の32氏が立候補している。

973OS5:2025/07/11(金) 08:04:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f9671709c1b90227805dd8a442e23d03438abcd
「小泉劇場」農村から不信感 立民、自民離反票に照準 参院新潟選挙区ルポ【注目区を行く】
7/11(金) 7:15配信


13
コメント13件


時事通信
参院選候補者の演説を聴く有権者ら=5日、新潟県長岡市

 「令和の米騒動」の余波は米どころ新潟県にも広がる。

 農林水産相の小泉進次郎は価格抑制へ矢継ぎ早に「改革」を打ち出すが、消費者偏重だと映る生産現場には「劇場型農政」への不信が広がる。参院選を戦う立憲民主党は20日の投開票に向けて農村票の取り込みを狙い、自民党は警戒を強める。(敬称略)
 ◇切り札
 「話題づくりの政治では新潟の農業は成り立たない」。立民現職の打越さく良は8日夜、三条市で開いた決起集会で石破政権批判のボルテージを上げた。

 訴えの中心は、農家に交付金を直接支給する「食農支払」制度の創設。自民支持が多いとされる生産者側に寄り添う姿勢を示すため、党公約に切り札として明記された。

 小泉は「コメ担当相」を自任。参院選もにらんで随意契約による政府備蓄米放出に踏み切り、「5キロ2000円」を実現させた。インターネット通販での購入を可能にし、増産にも意欲を示す。

 新潟選挙区は2016年選挙から改選数1の1人区になった。自民と野党系による事実上の一騎打ちが3回続き、自民の1勝2敗。野党共闘が定着し、今回も両者の激戦が展開されている。

 弁護士出身の打越は選択的夫婦別姓などに力を入れ、農政とは縁が薄い。陣営は打越が備蓄米放出を「付け焼き刃」と断じる動画をSNSに流し、浸透に懸命となっている。

 ◇一揆
 農村では地殻変動も起きつつある。自らも長年の自民党員だという新潟県農業協同組合中央会の幹部は「自民に投票すべきか、多くの農家が揺れている」と打ち明ける。政権の取り組みに対し、「生産者にも目を向けてほしい」と不満顔だ。

 6月、県内各地から約200人が長岡市に集結。「百姓一揆」と銘打ち、のぼりを立ててトラクターや軽トラックを走らせるデモを行った。決議文は「この30年、農産物の値段は安くされ続けてきた」と長い窮状を訴えた。

 国の23年統計調査によると、水田農家の年間所得は平均10万円弱。新潟市の兼業農家の男性は「コメ作りだけでは生活できない」と吐露する。

 デモの中心メンバー天明伸浩(56)は上越市の中心部から約30キロ離れた川谷地区の4ヘクタールでコシヒカリなどを作る。周辺農家の平均年齢は80歳超。冬は3メートル近い雪が積もる。小泉の手法に「見栄えはいいかもしれないが、それで農村を維持できるのか」と疑問を呈した。

 これまで無党派だった。参院選を前にして「農家を大事にしているのは野党系の政策だ」との結論に至り、打越に応援メッセージを送った。

 ◇引き締め
 自民は新人中村真衣を立てた。00年シドニー五輪競泳銀メダリストで県民栄誉賞第1号。新潟市民の1人は「地元のヒロイン」と目を細める。

 陣営は農協系から推薦を取り付けた。だが、与党への逆風の強さも踏まえ、関係者は「従来通り票につながるか読み切れない」と不安を漏らす。

 「農家が安心して生産できる環境をつくる」。中村は長岡市で5日に開いた集会でこう強調。所得補償の拡大を表明した。

 切り崩しに遭う側の危機感が背景にある。集会には自民、公明両党の県議や新潟知事、長岡市長が参加。600人ほどがホールを埋め、立ち見も出た。応援に駆け付けた首相の石破茂が中村の次にマイクを握り、「厳しい環境で歯を食いしばってコメを作っている人に報いる」と呼応した。

 

 ◇参院新潟選挙区立候補者
原田公成  68 会社員     諸新 
平井恵里子 46 会社員     参新 
中村真衣  46 元五輪競泳選手 自新 
               推(公)
打越さく良 57 弁護士     立現(1)
               推(社)
(注)敬称略、届け出順。年齢は投開票日(20日)時点。諸=諸派、参=参政党、自=自民党、公=公明党、立=立憲民主党、社=社民党、新=新人、現=現職、推=推薦。丸数字は参院当選回数。

974OS5:2025/07/11(金) 08:04:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9459a3ee24268e9d85222032673c1a5baddb436
二階VS世耕、再び 参院選和歌山選挙区“保守分裂”代理戦争 二階氏三男・伸康氏VS前有田市長・望月氏
7/11(金) 4:40配信

スポニチアネックス
二階俊博元幹事長

 【酷暑の陣!参院選2025】和歌山選挙区(改選1)では過去最多の7人が立候補した。自民党は二階俊博元幹事長の三男・伸康氏を擁立。一方で、裏金問題で自民党を離党した世耕弘成衆院議員に近い前有田市長の望月良男氏が無所属で出馬。2024年の衆院選に続き“保守分裂”の泥沼戦争を繰り広げている。

【図表】和歌山選挙区立候補者

 昨秋の衆院選で世耕氏に約3万票差をつけられ比例復活もできなかった伸康氏。参院選への立候補を2月に表明して以来、県内各地の街頭に立っている。4月に急逝した前知事の岸本周平さんから「初心に返れ。街角や交差点、駅前に立て。肌で感じろ」と言われたことを実践。公示日の3日は和歌山市から紀の川市、岩出市、かつらぎ町と県北部を回り、「手応えありました」。真っ黒に日焼けした顔でそう語った。

 自民の勝敗の鍵を握る1人区。8日には石破茂首相(党総裁)も応援に入った。支援者の一人は「衆院選の二の舞いはNG。絶対に勝たなければならない。和歌山から“二階”の名前を消すわけにはいかない」と鼻息も荒い。陣営は「知名度では望月氏より分がある」と分析する。ただ、石破政権への強い風当たりが影響する可能性も否定しない。

 さらに、身内の失言でも大打撃。俊博氏の側近で前回参院選和歌山選挙区で5選を果たした自民・鶴保庸介参院議員が、8日の演説で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。謝罪会見を開いたものの、全国的に批判を浴びている。

 この“敵失”を見逃さなかったのが世耕氏。同日にSNSで即座に反応し、「あまりにもひどい発言。故岸本知事が被災後の能登を真っ先に訪問され、災害に脆弱(ぜいじゃく)な半島県としての思いを共有されたことを分かっていないのでしょうか」とした上で、「こんなこと、和歌山県民一人たりとも思っていません」と真っ向から批判した。

 世耕氏は自身の自民党復党を見据え、伸康氏と自民公認を争った望月氏を表立って支援してこなかったが、9日に初めて応援演説に駆け付けた。「和歌山の空気の入れ替えを、望月さんを当選させることで実現しなきゃいけない」と、長年続く「二階VS世耕」の紀州戦争に決着をつけるとも言わんばかりに、「空気の入れ替え」を訴えた。バックアップを受ける望月氏は県内各地で「和歌山、日本のために命を懸ける覚悟。未来へ希望を持てる政治をつくるために、一生懸命走り回ります」と訴えている。

 望月陣営は「まだまだ追いかける立場」という姿勢だが、序盤の情勢調査では伸康氏は自民支持層の4割しか固められておらず、2割は望月氏に流れる見込み。投票先を決めていない半数超の無党派層に浸透できるかが焦点となりそうだ。

975OS5:2025/07/11(金) 09:02:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0063079b21459ff8f680d68e817c4da46d8e2ac
岸田氏、麻生氏、菅氏…首相経験者も参院選応援に奔走 次なる政局の主導権を握る狙いも
7/10(木) 20:50配信


産経新聞
自民党候補の応援演説に駆けつけた岸田文雄前首相=9日夜、山梨県中央市(永原慎吾撮影)

自民党の岸田文雄前首相や麻生太郎最高顧問ら首相経験者が参院選(20日投開票)の応援に奔走している。報道各社の情勢調査で自民の苦戦が伝えられており、非改選議席と合わせて参院の過半数を維持できる50議席割れも現実味を帯び始めた。結果次第では石破茂首相(自民総裁)の退陣も含めて政局が一気に流動化する可能性があり、来る政局で主導権を握る狙いが透ける。


■「勝ってもらわなければ困る」

「衆院は与党の数が足りず、なかなか物事が決められない。参院選でも自民が負ければ間違いなく日本の政治は漂流する」

岸田氏は9日夜、山梨県中央市の公共施設で開かれた自民現職の会合で訴えた。

山梨選挙区(改選数1)は自民現職と、国民民主党が擁立した前山梨県知事の新人が接戦を繰り広げる。岸田氏は「ある政党は消費税をはじめ、減税で『手取りを増やす』と言っているが、経済を大きくすることなく来年、再来年と続けられるのか。最大の物価高対策は賃上げだ」と語り、名指しは避けつつ国民民主を牽制した。

自民現職は岸田氏の首相時代に官房副長官を務めた側近で、解散した旧岸田派(宏池会)に所属していた。当落は岸田氏の影響力に直結するだけに、本人も周囲に「勝ってもらわなければ困る」と漏らす。

麻生氏も10日、宮城選挙区(同1)で戦う自民新人の応援演説に駆けつけ、候補者を激励した。菅義偉副総裁も企業や団体の支持固めなどに注力する。

■苦戦を肌身で感じる

首相経験者が精力的に活動しているのは、改選1人区を中心に与党候補の苦戦を肌身で感じているからだ。昨年10月の衆院選に続き、参院選でも与党が過半数割れする事態になれば、経済政策や外交の停滞は避けられない。国家のかじ取りを担った岸田氏らにとって看過できない。

さらに参院選後の党内政局を見据えたものでもある。与党で50議席の目標を下回れば、党内で石破首相に対する退陣圧力が高まることは必至だ。首相経験者の一人は「総裁選の可能性もある。解散総選挙になるかもしれない」と身構える。

岸田、麻生両氏は選挙戦終盤も全国各地で応援に入る予定だ。政治では数が力を持つだけに、当落線上の〝仲間〟を多く救うことができれば、次なる政局を左右する影の主役として浮上しそうだ。(永原慎吾)

976OS5:2025/07/12(土) 10:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/11975b7fc8bbc564176134476c0c13947287ca5a
難敵参戦、もがく既存政党 「指定席」一変、知事選余韻濃く 参院兵庫選挙区ルポ【注目区を行く】
7/12(土) 8:14配信


69
コメント69件


時事通信
参院選兵庫選挙区候補の演説に耳を傾ける聴衆=4日、兵庫県姫路市のJR姫路駅前

 参院選兵庫選挙区では直近の3回、自民党、公明党、日本維新の会が三つの議席を分け合った。

【ひと目でわかる】政党支持率の推移

 しかし、地元の市長やコメンテーターとして知名度を高めた新人が無所属で参入し、情勢は一変。既存政党への不信やSNSを通じたうねりが目立った昨秋の県知事選の余韻を残す中、乱戦模様となっている。(敬称略)
 ◇「個人戦」
 「政治は永田町や霞が関でやるものじゃない。地域の暮らしが政治そのものだ」。元兵庫県明石市長の泉房穂は公示後最初の日曜日となった6日、神戸市中心部の商店街でマイクを握った。

 市長在任中、独自の子育て施策と市議や職員への暴言がたびたび話題に上った。選挙事務所には自身の等身大パネルや著書を並べ、「個人」を前面に出す。

 2003〜05年の衆院議員時代は旧民主党所属だったが、3月に参院選出馬を表明した際、「魅力的な政党がない」と断言。各党と一線を画した。

 選挙戦をスタートしたのは瀬戸内海に浮かぶ人口20人程度の男鹿島。「光の当たりにくいところにこそ光を当てる」姿勢を示す狙いだ。「SNS選挙」を意識し、動画発信にも余念がない。

 ◇奪い合い
 自民は現職加田裕之を擁立した。旧安倍派裏金事件の関係議員。政権への逆風はやまず、街頭に立つ国会議員らは一様に険しい表情で「厳しいどころではない」などと訴え、支持を呼び掛ける。

 公示日に首相の石破茂が駆け付け、その後も農林水産相の小泉進次郎が入った。「泉さえいなければ…」。陣営関係者はやり場のない気持ちをぶちまけた。

 再選を目指す高橋光男を抱える公明も危機感が強い。代表の斉藤鉄夫は第一声の地に神戸市を選び、「全国一の激戦区だ」と声をからした。

 県東部の尼崎市は公明の「牙城」として知られるが、先月の市議選で党候補の得票総数は4年前から15%ほど減った。陣営は自民の推薦を得たこともあり、その支持層に食い込みを図る。

 「今回は公明に入れる」。自民関係者が地元企業に支援を求めたところ、こんな答えが返ってきた。既に公明サイドの手が回っていたといい、自民県議は「公明との争いだ」と顔をしかめた。

 維新は、知事の斎藤元彦が内部告発された問題を巡り情報を漏えいしたとして県議が除名や離党勧告の処分を受け、打撃となった。新人の吉平敏孝は当初、ビラ配りにも苦戦。関係者は「きつい戦い」と話す。

 立憲民主党は独自候補擁立を見送り、県連が泉を推薦した。

 ◇新興勢力
 苦しむ既存政党を尻目に勢いを見せるのが参政党と国民民主党。参政は尼崎市議選でトップ当選を果たした。参院選に立候補した新人藤原誠也も自民や維新の票を相当程度奪うとみられている。

 国民民主は泉の支援を検討していたが、「魅力的な政党がない」発言に代表玉木雄一郎らが反発。元経済産業省職員の多田ひとみを立てた。参政も国民もSNSでの拡散を武器とする。自民関係者は「どこまで伸びるか読めない」と漏らす。

 政治団体「NHK党」党首の立花孝志も参戦した。昨年11月の知事選では立花が火を付ける形で、真偽不明の情報や中傷がSNS上に飛び交い、斎藤再選を後押しした。参院選では泉にも照準を合わせ、立民の県連推薦に触れて「無所属じゃない。実質上は立民だ」と語っている。

 

 ◇参院兵庫選挙区立候補者
来住文男 65 元会社員    社新
浦木健吾 42 法律事務所職員 諸新
藤原誠也 37 建築事務所代表 参新
加田裕之 55 元法務政務官  自現(1)
高橋秀彰 42 農家      諸新
多田ひとみ 45 元経産省職員  国新
前田実咲 33 会社役員    諸新
米村明美 66 元大学教授   れ新
高橋光男 48 元農水政務官  公現(1)
               推(自)
立花孝志 57 元葛飾区議   諸元(1)
吉平敏孝 44 元会社員    維新
泉房穂  61 元明石市長   無新
金田峰生 59 元兵庫県議   共新
(注)敬称略、届け出順。年齢は投開票日(20日)時点。社=社民党、諸=諸派、参=参政党、自=自民党、国=国民民主党、れ=れいわ新選組、公=公明党、維=日本維新の会、無=無所属、共=共産党、新=新人、現=現職、元=元職、推=推薦。丸数字は参院当選回数。

977OS5:2025/07/12(土) 10:13:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf24dfbf3d24f593de4d8457fc39d332fcfa5e6e
複数区、野党が攻防 国民・参政台頭で構図複雑【25参院選】
7/12(土) 8:12配信

時事通信
 参院選の13ある改選数2以上の「複数区」で、野党各党がしのぎを削っている。

 国民民主、参政両党の台頭で構図は複雑化し、立憲民主や日本維新の会、共産の各党などと攻防を展開。政権批判票を奪い合う野党同士の戦いが激しさを増している。

 「この党が大きくなれば日本は変わる」。国民の榛葉賀津也幹事長は11日、千葉市での街頭演説で支持を訴えた。改選数3の千葉選挙区では、国民、参政などが自民党2人と立民の「指定席」に割って入ろうと懸命だ。自民、公明両党と立民が議席をつかんできた埼玉選挙区でも、7野党が争う。

 国民は党立ち上げ以降の2019年、22年の参院選でも複数区に挑んだが、苦戦してきた。今回は新たに京都、兵庫両選挙区などに挑戦。旧民主党系の地盤を生かせず議席に届いていない北海道選挙区や、維新が2回連続で当選した神奈川選挙区でも議席獲得を目指す。

 2議席を巡り野党がぶつかり合うのが京都選挙区だ。共産は19年に獲得した議席の維持に懸命で、立民、国民も擁立。維新は前原誠司共同代表=衆院京都2区=が頻繁にてこ入れしており、11日も京都市で街頭演説に立った。

 維新が死守を狙うのが大阪、兵庫両選挙区だ。大阪では議席を落としたことがなく、16年以降は2議席を獲得してきた。与党と議席を分け合ってきた兵庫でも議席堅持が懸かっており、岩谷良平幹事長は11日、尼崎市で支持を呼び掛けた。

 改選数6と欠員補充の計7議席を争う東京でも、野党は激しい選挙戦を続ける。それぞれ2人を立てた立民、国民を含め、全野党が擁立。立民の大串博志代表代行は11日、杉並区で「2人勝ち上がれば政治が変わる」と強調した。改選数が6に増えた16年以降、当選政党の構成は毎回変わっており、19年に議席を得た維新、22年に山本太郎代表が当選したれいわ新選組も再現を狙う。

 参政は全ての複数区に候補者を擁立した。支持率は急伸しており、他の野党は選挙区での議席獲得に警戒を強める。自民関係者も「複数区の顔触れが変わる可能性がある」と指摘する。

 複数区での勝敗は国会での存在感や発言力にも影響しそうで、各野党の訴えは熱を帯びている。

978OS5:2025/07/12(土) 10:15:49
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07120556/?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&ui_medium=http&ui_source=yahoo&ui_campaign=link_back
「田母神ガールズだった」 参政党「謎の新人」さや氏の正体 参院選注目候補らの当落予測
国内 政治

2025年07月12日

【全2回(前編/後編)の前編】

 永田町はすっかり参議院議員選挙モードである。台風の目になるのは都議選で躍進した参政党。選挙区でも議席を獲得する勢いだという。一方、自民党に対する逆風は日に日に強さを増しており、自公過半数割れを危ぶむ声も。選挙後には嵐が吹き荒れそうである。

 ***

【写真を見る】ジャズシンガーでもある、さや氏(42)

 7月20日に投開票を迎える参院選。7月3日の公示が差し迫る中、自民党は6月28日、東京・永田町の党本部に各都道府県連の幹事長を集めて全国幹事長会議を開催した。

 冒頭のあいさつでマイクを握った石破茂首相(68)の表情は、いつにもまして険しかった。都議選で自民党が過去最低の議席数となった一方、新興勢力の参政党などが議席を増やしたのを念頭に、

「厳しい結果を頂戴した。新しい政党が支持を集めているのはなぜかを党として分析し、参院選を戦う」

 と、語ったのである。

 石破首相はこの前日、読売新聞の取材に応じ、

「非改選と合わせて与党過半数は必達目標だ」

 とも発言している。今回の参院選は定数248のうち、半数に当たる改選組の124に、東京選挙区の欠員1を加えた計125議席が争われる。自公で非改選は75議席あるので、与党は50議席を獲得できれば過半数の維持が可能だ。自公の改選組は66議席。16議席減らしても達成できる目標といえる。

さや2
参政党のさや氏(他の写真を見る)

官邸は重苦しい雰囲気に
 「石破首相は国会閉会までは機嫌が良かったんです」

 とは、政治ジャーナリストの青山和弘氏だ。

「首相は立憲民主党が日米関税協議などを理由に内閣不信任案を出さなかったことに安堵したのか、“野田さんは立派なご判断をされた”と周囲にご機嫌な様子で語っていたくらいです。ところが今は、都議選の惨敗を受けて、官邸は重苦しい雰囲気に変わっています」(同)

 実際、自民党は全45選挙区のうち、「鳥取・島根」と「徳島・高知」の合区を含め、比較的人口の少ない32ある1人区と、残り13の複数区のいずれでも苦戦が伝えられている。

18年前の悲劇
 複数区の中で最も注目を集めているのが東京選挙区だ。改選の6議席に蓮舫前参議院議員(57)が抜けた非改選の欠員1議席を加え、7議席を争う「合併選挙」となる。

「自民も立民も国民も2名の候補者を立てていますが、各党、当選が確実なのは1議席だけという情勢です」

 そう語るのは政治部デスクである。

「自民は前厚労相の武見敬三参議院議員(73)と鈴木大地スポーツ庁初代長官(58)を擁立しましたが、現職の武見氏の落選危機がささやかれています」(同)

 武見氏の父親は日本医師会の会長に25年間、君臨した“けんか太郎”こと故・武見太郎氏だ。当然、選挙では日本医師会のバックアップを受けるわけだが、

「医師会の一部が、骨太の方針に“OTC類似薬の保険給付の在り方の見直し検討”と明記されたことに強く反発しています。そのため、武見氏は医師会から十分な支援を得られないのではとの見方があります」(同)

 思い出されるのが、18年前の悲劇だという。

「2007年の参院選で、自民は当時、現職だった保坂三蔵氏を本命と位置付けて組織型選挙を展開したのですが、知名度に勝る元テレ朝アナの丸川珠代氏に票を奪われて落選する憂き目に遭いました。鈴木氏は腐ってもソウル五輪の金メダリストですから、やはり知名度で武見氏を凌駕(りょうが)します。18年前と同様に、自民の候補者同士で票を食い合うも、最終的に鈴木氏がどうにか議席を得る見込みです」(同)

979OS5:2025/07/12(土) 10:16:12
復調傾向の国民民主
 立民からは塩村文夏(あやか)参議院議員(47)とアカペラボーカルグループ「RAG FAIR」の元メンバー・奥村政佳参議院議員(47)が立つが、発信力の面で塩村氏が選挙戦を優位に進めている。

「国民は山尾志桜里元衆議院議員(50)の擁立騒動で一時期、党勢が低迷したものの、都議選で新たに9議席を獲得して復調傾向にあり、1議席は固い。元NHKアナの牛田茉友氏(40)と会社員の2名が候補者ですが、牛田氏は『日曜討論』の司会などで顔が売れていますからね。牛田氏が優勢です」(前出のデスク)

 さらに、公明党は外科医の川村雄大党青年局次長(41)が山口那津男元代表から地盤を受け継いだ1議席を死守する見込み。共産党の吉良佳子参議院議員(42)も手堅い。一方、維新前政調会長の音喜多駿前参議院議員(41)は党の退潮傾向のあおりをもろに受け、落選がほぼ確実とみられている。

台風の目は参政党
 また、7月1日に突如、山尾氏が東京選挙区から無所属での出馬を表明したのはサプライズだった。

「本人は国民の玉木雄一郎代表(56)から封印された“女系天皇検討”などを訴えたいようですが、組織を持たず、空中戦頼みの選挙戦では泡沫の域を出ません」(前出のデスク)

 しかし、なんといっても台風の目は参政党である。謎の新人さや氏(43)の議席獲得が有力視されているというのだ。

「“反ワクチン”などを政策に掲げる参政党は有識者から“非科学的だ”などの批判を受けていますが、SNSを武器に有権者の支持を集めています。都議選でも3議席を獲得し、今、完全に勢いに乗っている。さや氏は無名ですが、当選圏で最下位の7位よりも、上位の順位で議席を得るとさえいわれています」

 この点、JX通信社代表取締役の米重克洋氏は、

「参政党は、山尾氏擁立問題などで国民民主党に失望した“右派の新しい受け皿”として保守層を取り込んでいます。“減税”に加えて“外国人問題”といったテーマを掲げており、安倍政権支持層だった右寄りの無党派層を、国民民主党から奪っていると見ています」

 と、分析する。

980OS5:2025/07/12(土) 10:16:59
「田母神ガールズだった」
 さや氏本人に聞くと、

「ジャズシンガーとして、保守系CS放送で歌っていた縁で、さまざまな論客のお話を聞くようになりました。特に政治に興味を持ったのは、(元航空幕僚長の)田母神俊雄さんの『田母神塾』という番組に出たのがきっかけです。田母神さんが14年の東京都知事選に出た際は人柄や政策にすごく共感し、応援させていただきました。田母神ガールズだったんです」

 こう来歴を明かす。また党の伸長ぶりについては、

「都議選の結果には驚きましたし、希望を持てる結果でした。参政党が有権者に受け入れられている一番の理由は、“日本人ファースト”と“消費税廃止”だと考えています。街宣でも外免切替や経営管理ビザ、外国人の生活保護受給、インバウンドなどの問題について訴えています」

 こうした参政党の主張には外国人差別を助長するとの批判もあるが、彼女は以下のように反論する。

「日本人は税金をたくさん取られているにもかかわらず、大学院の博士課程の留学生に最大で年間290万円もの生活費が支出されている。“外国人排斥”ではなく、これ以上外国人を増やす政策をやめるべきだと参政党は主張しているんです」

 判断は有権者に委ねられているが、「比例区でも4議席以上を狙える」(前出のデスク)との予測もあり、欧州と同様の政治状況のうねりが予感されているのだ。

二階王国から世耕王国に?
 一方、1人区の和歌山選挙区は保守分裂選挙の様相を呈している。自民の二階俊博元幹事長(86)の三男、二階伸康氏(47)と無所属の望月良男元有田市長(53)がしのぎを削るが、

「望月氏は今年2月、自民党県連の公募に関する投票で伸康氏に敗れ、自民党の公認候補になれなかった。その望月氏が自民党を離党し、無所属での出馬を強行したのは、世耕弘成衆議院議員(62)が全面的に支援しているからです。昨年の総選挙同様、二階元幹事長と世耕氏の“紀州戦争”が勃発しています」(前出のデスク)

 望月氏に世耕衆議院議員との関係について尋ねると、

「それ(世耕氏の後押し)がなかったら、私は出馬していません」

 と、明言。さらに、

「当選すれば参議院と衆議院で連携しながら和歌山のため、お国のため、世耕先生と一緒にやっていこうという思いです」

 当選の暁には、和歌山を二階王国から世耕王国に変えるとの宣言とも受け取れるが、ことはそう簡単には進まなそうだ。

「6月に入り、立民と維新が和歌山で選挙区調整を進めて、立民側が立候補予定者を取り下げました。二階・望月両名が共倒れとなり、維新の新人が漁夫の利を得る可能性が浮上しています」(前出のデスク)

失言について「既存マスコミの切り取り」
 保守分裂に野党共闘という要素が加わり、野党に議席が移りそうだというのだ。

 片や、野党共闘が進まず、混戦模様なのが2議席を争う京都選挙区である。自民の西田昌司参議院議員(66)と共産の倉林明子参議院議員(64)という二人の現職に、立民新人や維新新人らが挑む。

「西田氏は裏金問題に加えて沖縄のひめゆりの塔を巡る失言問題もあり、厳しい展開です。自民党調査でもかなりの接戦で、他候補者から5ポイント差まで迫られています」(前出のデスク)

 西田氏に話を聞いた。氏は失言問題直後の記者会見では、「発言は訂正、削除したい」と語っていたが、

「事実関係は自分のユーチューブなどでお話ししていますけど、既存マスコミのいわゆる切り取りというか、決め付けですよ」

 と述べ、今は反省の色が薄いようだ。返す刀で語るのは首相批判で、

「石破さんは、参院選を戦う自民党のトップである資格がないと言い続けてきました。昨年の衆院選で大負けをしたんですから、新しい総裁を選んで今回の参院選は戦うべきでした。そしたら、もっといい戦いになったと思いますよ」

 なんだか、敗者の弁めいてさえいるが、存外、西田氏にも勝機はある。

「れいわ新選組が選挙区調整を行わなかったので、今回は共産の倉林氏とれいわ新人が票を奪い合うなど、野党候補も厳しい戦いです。僅差で西田氏が逃げ切るのでは」(前出のデスク)

981OS5:2025/07/12(土) 10:19:37
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07120557/
持論の反ワクで須藤元気は苦しい弁明、維新をクビになった鈴木宗男を拾った大物議員の名前は… 参院選比例区の注目候補たち
国内 政治

2025年07月12日

【前後編の後編/前編からの続き】

 永田町はすっかり参議院議員選挙モードである。台風の目になるのは都議選で躍進した参政党。選挙区でも議席を獲得する勢いだという。一方、自民党に対する逆風は日に日に強さを増しており、自公過半数割れを危ぶむ声も。選挙後には嵐が吹き荒れそうである。

 ***

 前編【「田母神ガールズだった」 参政党「謎の新人」さや氏の正体 参院選注目候補らの当落予測】では、選挙区の注目候補について当落予測と共に紹介した。

 ここで比例区の注目候補者に目を転じてみよう。まずは、立民から出馬する蓮舫氏(57)である。彼女は昨年、参議院議員のバッジを捨て、都知事選に挑んだものの、165万票で次点となった石丸伸二前広島県安芸高田市長の後塵を拝し、獲得票数は128万票と3位に沈んだ。敗戦後、彼女はSNSに〈国政選挙はもう考えていない〉〈120万を超える人が「蓮舫」と書いてくれた。これで国政に戻ったら渡り鳥みたいだ〉と書き込み、国政復帰を否定していた。その舌の根の乾かぬうちの出馬である。

 立民関係者が言う。

「立民内の一部には“蓮舫アレルギー”があり、復帰を歓迎するムードはありません。最終的に野田佳彦代表(68)が押し切りましたが、反対の声は党内に依然としてくすぶっている。立民の支援組織である連合傘下の産業別労働組合(産別)の関係者らは“蓮舫氏が比例に回ったことで、産別の候補者が落選する”と危機感を募らせています」

 これには少々、解説が必要だろう。立民は前回2022年の参院選では比例当選は7議席だった。今回は6名の産別の組織内候補と立正佼成会の組織内候補1名で計7名を擁立している。参院の比例当選が今回も7議席にとどまり、蓮舫氏がその比例枠で通ると産別の候補者が当選圏外にはじき出されるというのである。

「特に19年の参院選で10万票余りしか獲得できなかった、私鉄総連の森屋隆参議院議員(58)の議席が危ぶまれています」(同)

松山千春、八角理事長の姿も
森山裕
森山裕自民党幹事長(他の写真を見る)

 蓮舫氏が東京選挙区で連続トップ当選していたのは9年以上も昔だ。都知事選では「仕分けの女王」の神通力も消え、もはや彼女が無党派層に支持されていないのが明らかになった。

「さすがに当選はするでしょうけど、下から数えた方が早い順位になると考えるのが妥当です」(前出の立民関係者)

“曇り”に近い“晴れ”といったところか。

 同じく復帰に自民党内の一部から戸惑いの声が上がっているのが、鈴木宗男前参議院議員(77)だ。

 政治部デスクが言う。

「鈴木氏は維新に所属していた23年10月、ロシアによるウクライナ侵攻で渡航中止勧告が出されているにもかかわらず、党への届け出なしにロシアを訪問したことで維新を除名処分されていた。北海道で地盤があるとはいえ、無所属で戦えば落選必至でしたが、かねて近しい関係だった森山裕自民党幹事長(80)が助け舟を出して復党と相成りました。自民の比例枠での獲得議席数次第ですが、当選は十分可能です」

 6月30日、都内ホテルで「鈴木宗男を𠮟咤激励する会」が開催された。盟友として知られる歌手の松山千春(69)や日本相撲協会の八角理事長(62)らと共に、森山幹事長もあいさつに立ち、両者の関係の深さをうかがわせたのである。

982名無しさん:2025/07/12(土) 10:19:53
反ワク騒動について須藤氏本人に聞くと……
 同じ自民党の比例候補でも前回選挙もギリギリの当選で、今回は非常に厳しいとされているのが、当選8回という参院選史上最多当選回数を誇る、御年83歳の山東昭子元参議院議長だ。当のご本人は意気軒昂で、

「私は、他の議員の方々よりも健康には気を使っておりますから。この年で、どこも悪いところがないのは珍しいと思います。政治には“これをやったからもういいんだ”ということはありません。終点はないんです」

 元総合格闘家の須藤元気前参議院議員(47)は当落線上である。山尾氏と共に国民民主の比例候補に選ばれた須藤氏だったが、「反ワクチン」を標榜した過去がSNSで問題視されて炎上。須藤氏は6月30日、記者団に「私の発言で医療従事者に大きな負担をかけた。心からおわびする」と陳謝したが、前日、本誌(「週刊新潮」)の取材に応じた際の態度はいささか異なるものだった。

「高校時代からの友達がワクチン接種後に職場で倒れて亡くなって。ワクチンの副反応のリスクについて慎重だったのは確か。反ワクとワクチン推進という二元論で語られると難しい部分があります。事実として、ワクチン接種後の健康被害が9000件あった、といいうのは(厚労省も)認めていますよね。そういったことについても、僕はちゃんと耳を傾けるスタンスでいます。僕自身は党の一員として、国民の健康を守っていきたいというスタンスなんです」(須藤氏)

 これこそ、偽らざる気持ちだろう。一方、本音とも冗談ともつかない、

「今日、笑いはあえて封印している。笑いを取ろうとしたら失言が起きる」

 という発言で出馬会見に参加した記者たちを煙に巻いたのが、社民党の比例区から突如、立候補を表明したタレントのラサール石井氏(69)である。

参院選当落予測
参院選当落予測(他の写真を見る)

「“石平はスパイ”という根拠のない誹謗中傷が」
「社民党は参院選で3人以上の当選か、全国で得票率2%を達成できないと公選法上の政党要件を失う崖っぷちの状況です。そんな中、現職の当選が危ぶまれていたため、“救世主”を求めて、著名タレントである石井氏に白羽の矢を立てた。もっとも、失言で炎上でもしようものなら、議席獲得など夢のまた夢でしょう」(前出のデスク)

 炎上といえば、評論家の石平(せきへい)氏(63)だ。2月に維新からの出馬を表明したものの、中国出身の帰化1世という出自がSNSで攻撃されて出馬を一度、断念したのである。出馬再表明に至るまでの経緯を石平氏本人はこう語る。

「当時、ネット上では“石平はスパイだ”など根拠のない、すさまじい誹謗中傷が起きました。一時、家族もパニック状態に陥ってしまって……。あれから4カ月がたち、だいぶ落ち着いたところです」

 続けて、出馬の意義をこう強調する。

「誹謗中傷に負けて出馬を取りやめることは、民主主義の敗北につながります。それに、古代から多数の渡来人が来日して日本人になっています。日本の朝廷は渡来人を差別せず、寛容に快く受け入れてきました。彼らは政治や外交にも深くかかわり、国家に大きく貢献しています。そうした歴史を踏まえて、帰化人1世の私も日本のためにできることがあると確信できた。熟考した結果、やはり出馬しようともう一度、決意したのです」

「自公で過半数を維持できない恐れはかなりある」
 最後に元自民党本部事務局長で選挙・政治アドバイザーの久米晃氏に全体の見通しを聞いた。

「過去の例を見ても、都議選の結果は参院選にそのまま反映されるでしょう。自民党は32ある1人区で取れるのは、今のままではせいぜい10議席がいいところ。全体で35議席前後しか取れないでしょう。一方、公明党も都議選で4年前より10万票も落としています。自公で過半数を維持できない恐れはかなりあります」

 少数政権ながら存続してきた、石破政権の命脈が尽きる日も近いか。

983OS5:2025/07/12(土) 10:21:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2753237b4c2b9b53f68a7640aec54f5b7ccf354
立民と国民激しく競合で連合神奈川が正念場 野党結集は「ダブル当選」が鍵 連合芳野会長は街頭演説はしごで激励
7/11(金) 22:21配信
カナロコ by 神奈川新聞
県内入りし、立憲民主党と国民民主党の推薦候補をそれぞれ応援する連合の芳野会長=11日、JR川崎駅西口

 20日投開票の参院選に向け、県内最大の労働団体「連合神奈川」が正念場を迎えている。神奈川選挙区では、源流を同じくする立憲民主党と国民民主党の公認候補をそれぞれ推薦したが、両候補は激しく競合。連合は与党の過半数割れを目指して政権交代を担う野党勢力の結集を呼びかけており、全国屈指の大票田である神奈川で“ダブル当選”できるかどうかが今後の鍵を握る。

 「昨年の衆院選で与党が過半数割れし、国会の景色が変わった。参院選でも野党が議席を取れば与野党は逆転できる。とってもとっても大事な選挙だ」

 選挙期間の折り返しを迎えた11日夕。連合の芳野友子会長はJR川崎駅の東口と西口でそれぞれ行われた立民と国民の街頭演説にはしごをして激励し、各候補の必勝を誓った。

 連合は1989年、民間と官公の労組が大同団結して発足。支持政党としていた民主党の分裂後、参院選では2回前の2019年から立民は官公系、国民は民間系の労組が主に支援する「股裂き」状態が続く。

 立民現職は6月に「支持」から「推薦」に格上げされたばかりで「労組による支援の動きがその分だけ遅れている」(連合神奈川幹部)。一方、昨年11月に推薦を決めた国民新人は「知名度がいまひとつ」(同)で、後半戦に向けて交流サイト(SNS)活用を強化するなど、さらなる浸透を図る。

神奈川新聞社

984OS5:2025/07/12(土) 10:22:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e67b50df7fb64fc51276bc2ac4a3e2796e39de3a
父は自民重鎮、政治信条は継ぐが「自民には戻らない」――大物投入し「自民ドミノ」を狙う立民に、幹事長のお膝元で負けられない自民は「保守王国死守」へ必死〈参院選かごしま〉
7/11(金) 11:13配信
南日本新聞
参院選が公示され、出陣式で気勢を上げる支持者ら=3日、鹿児島市

 20日の参院選投開票まで残り9日に迫った。鹿児島選挙区(改選数1)は、立憲民主党が推薦する無所属新人尾辻朋実氏(44)と、自民党公認の元職園田修光氏(68)の事実上の与野党対決を軸に展開している。尾辻陣営は自民現職の父秀久氏の知名度を生かし、幅広く票を得ようと奔走。序盤情勢で「追う立場」とされた園田陣営は組織の引き締めを急いでいる。両陣営とも党幹部らの応援が相次ぎ、論戦は激しさを増している。

 「鹿児島から自民を倒すドミノ倒しを起こしたい」。4日、鹿児島市入りした立民の野田佳彦代表が声を張った。公約に掲げる時限的な食料品消費税0%について「われわれは財源をしっかり示している。責任ある減税だ」と主張した。

 共同通信が3、4の両日実施した電話情勢調査で尾辻氏は「やや先行」と伝えられた。公示5日前に共産党が候補擁立を取り下げ「一本化」が実現。物価高や政治とカネ問題による自民への不満が高まる中、幅広く浸透していることをうかがわせる。ただ陣営関係者は「自民の組織力は並大抵ではない」と手綱を緩めない。立民も海江田万里氏や枝野幸男氏ら大物弁士を次々送り込み援護する。

 自民公認候補の公募に漏れた後、立民に入党した尾辻氏は「自民に戻る気持ちはない」と明言。自民重鎮の父を前面に出し、「秀久のむすめ」と書いたたすきも使う。政治信条は「虫の目」を引き継いだ。野田氏に続いてマイクを握り、こう訴えた。「私を信じ、育てて使ってください。6年間必死で働くと約束します」

□ ■ □

 「保守王国」の鹿児島で1998年から議席を守る自民は、必死の様相だ。

 7日、県内3カ所で演説した党総裁の石破茂首相は、野党の消費税減税政策に「政治家が人が喜ぶことばかり言えば国は滅びる。防災や社会保障、子育てを支えるお金をどこから出すのか」と語気を強めた。

 9、10日は森山裕幹事長も地元入り。自民県連は選対会議や友好団体を集めた会合を相次ぎ開き、比例候補との連携強化や期日前投票の徹底を図ることを確認した。一方、出席した複数の関係者からは「組織の末端まで浸透し切れていない」との声も漏れる。

 ここに来て、園田氏や支援者らが尾辻氏を批判する場面も目立つ。出陣式で塩田康一知事は「こっちがだめならあっちとか、猫の目のようにコロコロ変わる」と尾辻氏を念頭にしたとみられる発言をした。園田氏は8日の演説で「秀久氏は自民党で社会保障を一緒にやってきた仲間だ」とし「相手がどうこうとは言いたくないが、党の政策が間違っていたのだろうか」と尾辻氏の姿勢に疑問を呈した。

□ ■ □

 医師で新人の牧野俊一氏(39)を擁立した参政党も、全国から注目される鹿児島選挙区に幹部らを送る。6日は吉川里奈衆院議員が鹿児島市で演説。「自民は消費税減税しないからだめ。自民の公認をもらえず立民から応援してもらうのもおかしい」と園田、尾辻両氏を断じ、「牧野氏という選択肢がある。選択的夫婦別姓は絶対止めないといけない」とした。12日は神谷宗幣代表も来鹿予定。

 NHK党新人の山本貴平氏(50)は、過度な外国人材の受け入れ反対を主張している。

南日本新聞 | 鹿児島

985OS5:2025/07/12(土) 10:25:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/40fe7c53430d88bc6595b8cae4e15d8820e11ce8
自民「ポスト石破」候補が応援奔走 票掘り起こし目指す 今後を見据え支持固めの狙いも?
7/11(金) 17:50配信

産経新聞
20日投開票の参院選では、昨年の自民党総裁選で石破茂首相(党総裁)に敗れた「ポスト石破」候補も応援に駆け巡っている。1人区を中心に自民の苦戦が伝えられる中、知名度を生かして票の掘り起こしを目指す。ただ、目標である非改選を含む与党過半数議席を割れば首相の責任論が噴出する可能性もあり、今後を見据えて党内の支持固めにつなげたい狙いもありそうだ。

■危機感あらわ

9日、千葉市内で自民現職の応援に駆け付けた小林鷹之元経済安全保障担当相は「衆院が過半数を割っている中、今回の参院選は政権選択選挙と言っても過言ではない」と危機感をあらわにした。

小林氏は選挙期間中、ほぼ毎日、全国各地の自民公認候補の応援に飛び回っている。党内保守派として、たびたび首相の政権運営に苦言を呈するなど首相と距離を置いており、内閣支持率が低迷する現状では「首相よりも応援に来てほしい」(自民関係者)との声もある。

高い知名度を誇る小泉進次郎農林水産相も各地で引っ張りだこだ。総裁選で自身を支援しなかった候補の応援にも駆けつけ、党勢回復に汗をかく。6日には青森県内で自民現職の応援に入り、「この混迷した時代に、野党に任せるわけにはいかない」と訴えた。

決選投票の末、首相に敗れた高市早苗前経済安保担当相も、勝敗を左右する1人区や旧安倍派の現職を中心に全国を回る。小林氏同様、保守層から人気があり、集客力もある高市氏の下には多数の応援依頼が寄せられている。

■都内にとどまる官房長官

一方、林芳正官房長官は東京都内での応援にとどまる。官邸では首相か官房長官のいずれかが都内に滞在するのが慣例で、全国で応援演説を行う首相に代わり危機管理を担うためだ。3日に鹿児島・悪石島で震度6弱を観測する地震が発生した際は官邸に入り、情報収集などの指揮に当たった。

茂木敏充前幹事長は地元・栃木選挙区の自民現職の選対本部長として陣頭指揮をとり、序盤は地元を中心に街頭演説を重ねている。加藤勝信財務相や上川陽子前外相も応援に奔走している。河野太郎前デジタル相は天皇、皇后両陛下のモンゴルご訪問に首席随員として同行している。参院選はこれまでのところ自民、公明両党が目標を達成できるか微妙な状況だ。首相に批判的な中堅は「過半数を割れば当然アウト。首相の責任という話になる」との見方を示した。(永井大輔、今仲信博)

986OS5:2025/07/12(土) 10:32:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f5edd8ad7893befbea235be62a9328773fa9a48
「第三極の雄」はどっちだ 維新VS国民民主、かつては連携模索も深まる確執 参政も猛追
7/11(金) 21:25配信


産経新聞
街頭演説に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表=11日午後、東京都渋谷区のJR渋谷駅前(永原慎吾撮影)

参院選(20日投開票)は、「第三極の雄」の座をめぐり、しのぎを削ってきた日本維新の会と国民民主党の決戦でもある。政策が似通い、連携を模索したこともあったが、国民民主から離党した前原誠司氏(現維新共同代表)が維新に合流したことや、昨年の衆院選で維新が議席を減らす一方、国民民主が躍進して明暗を分けたことで亀裂が生じた。参院選で無党派層や現役世代の支持を奪い合う両党だが、参政党の猛追を受ける点も共通する。


■現役世代の負担軽減を重視

「私たちがやりたいのは現役世代や若い人を徹底的に応援することだ。所得税を払っている人の努力にきちんと報いるような制度に変えていきたい」

11日午後、国民民主の玉木雄一郎代表は大勢の若者が行き交う東京・渋谷のスクランブル交差点前でこう声を張り上げた。

これに先立つ10日夕、維新の吉村洋文代表(大阪府知事)の姿は東京・丸の内のJR東京駅前にあった。往来が絶えないサラリーマンに向け、「社会保険料は下げられないと思っているだろうが、これは制度なので下げられる。おかしいところを変えていかないと負担はどんどん増えていく」と呼びかけた。

参院選で維新は社会保険料改革、国民民主は所得税が発生する「年収の壁」の178万円までの引き上げをそれぞれ看板政策に掲げる。いずれも現役世代の負担軽減を重視した取り組みだ。両党は他にも憲法改正や現実的な安全保障を訴えるなど政策の共通点が少なくない。かつては国会議員に月額100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革に向けて歩調を合わせたこともあった。

■前原氏の維新合流で亀裂

維新と国民民主の関係に亀裂が生じたのは、与党との距離感で玉木氏らと確執を深めた末、国民民主を離党した前原氏が昨年10月に維新に合流したことが大きい。さらに、衆院選後、躍進した国民民主が参院選で維新が求める予備選などに応じず、独自路線を強めたことで決定的となった。

維新と国民民主の不協和音に、与党もつけこんだ。先の通常国会では与党が令和7年度予算成立に向け、維新の高校授業料無償化と国民民主の年収の壁の引き上げを「両てんびん」にかけ、お互いの疑心暗鬼は一層増幅した。

「中途半端な案で自民と握る(妥結する)のであれば、(年収の壁引き上げの)邪魔をした責任は維新にもある」

国民民主の榛葉賀津也幹事長がこう牽制(けんせい)したのに対し、吉村氏は「他党のせいにするのはやめた方が良い」と反論した。

参院選は維新と国民民主が無党派層や現役世代の票を奪い合うが、割って入るように急伸しているのが参政だ。東京選挙区(改選数6、欠員補充1)や大阪選挙区(改選数4)では両党が参政と議席を激しく奪い合う構図となってきた。選挙前、参政が重視する外国人問題に関し維新と国民民主が相次いで公約を打ち出したのも参政への危機感の表れに他ならない。

玉木氏が「若い世代は自分たちに期待してくれている」と周囲に力を込めれば、吉村氏も「本当に大切だと思うことを信じて頑張る」と周辺に強調する。

キャスチングボートをかけた第三極の決戦は選挙戦最終盤に向けて一層熱を帯びる。(永原慎吾)

987OS5:2025/07/12(土) 17:27:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/63b941f6c057fbb1e22e65f150a33d7b368f1889参院選で万博は争点化せず 維新はピリピリ「ご法度」通知 会場熱気と裏腹に冷めた選挙戦
7/12(土) 16:28配信


36
コメント36件


産経新聞
多くの来場者でにぎわう万博会場=12日、大阪市此花区(恵守乾撮影)

参院選は大阪・関西万博会期中の20日に投開票が行われる。ご当地の大阪選挙区(改選数4)の論戦をみると、来場者でにぎわう万博会場の熱気とは裏腹に、一部野党を除く各陣営は万博の争点化を避け、政局に持ち込まない冷めた選挙戦を展開している。

【ひと目でわかる】ハッシュタグ急増 万博はSNSをきっかけに急激に盛り上がりをみせている

13日に開幕から3カ月を迎える万博。入場券の販売枚数は1554万枚(4日時点)で、運営費の損益分岐点となる1800万枚が視野に入る。

日本維新の会の吉村洋文代表は公示の3日、大阪市内の第一声で「夢洲(ゆめしま)で万博を開催し、にぎわっている。皆さんに支えられ、何とか実現できた」と語りかけた。

万博は、維新創設者で大阪府知事を務めた松井一郎氏が、安倍晋三首相(当時)や菅義偉(すがよしひで)官房長官(同)に誘致するよう働きかけ、実現した経緯がある。

かねて吉村氏は「万博は国家事業」「政局ではない」とし、政権与党との連携の重要性を強調。大阪以外の演説でも、万博については来場を呼びかけるぐらいだ。

選挙戦で万博を維新の手柄とアピールすれば批判を招きかねず、維新陣営の関係者は「万博はまだ開催中。実績といえるようなものではない」とする。党内でも維新カラーの黄緑色の服装で万博会場に出入りしないことなどが通知されている。

公示日の3日は、万博においては開催国日本のナショナルデー(ジャパンデー)にあたり、石破茂首相(自民党総裁)が会場で挙行された式典に出席した。ただ会場付近などで演説することはなく、他の党幹部も万博開催を実績としてアピールする場面は見られない。

ある自民陣営の関係者は、万博を推進したのは維新のイメージが強いとして「万博をどう訴えるかは陣営で議論すらしていない」。開幕前に万博の課題を追及してきた公明党関係者も「政治利用は控えたい」と話す。

一方、選挙戦でも政府や維新に対する批判を展開するのが、共産党の陣営だ。万博の誘致は、会場隣接地で令和12年秋に開業を予定する、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)のインフラ整備が目的だと主張。ギャンブル依存症患者の増加などを懸念し「人の不幸の上に富を築くカジノを止めよう」と訴える。

れいわ新選組は元大阪府職員の大石晃子共同代表が万博開幕日の4月13日、会場周辺で中止を訴えるデモを敢行した。今月11日に大阪市内で演説した山本太郎代表は、大阪の景気に触れ「そんな(万博を楽しむ)余裕もないぐらい苦しんでいる」と声を張り上げた。

国民民主党は万博に触れない。府連幹部はこうつぶやいた。「風は維新にしか吹かない」

988OS5:2025/07/12(土) 19:38:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/34be231d17cd38a2405065a004eae9568b827e46
働く女性増加が少子化一因と主張 参政代表、「多様化に逆行」懸念
7/12(土) 15:59配信

共同通信
少子化を巡る参政党・神谷宗幣代表の主な発言

 参政党の神谷宗幣代表が参院選の街頭演説で、日本の少子化は働く女性が増えたことが一因だとする主張を展開している。世界的に少子化の流れは避けられないが、女性の社会進出が育児しやすい環境づくりを促した国もある。日本でも定着しつつある働き方の多様化に水を差しかねない主張だと懸念の声が上がる。

 神谷氏は3日、東京・銀座での演説で「女性の社会進出は良いことだけど、子どもを産めるのは若い女性しかない」と言及。働く若い女性が増えたことで少子化が進んだとし「男女共同参画は間違えていた」と言い切った。政府の男女共同参画基本計画が念頭にあるとみられ、群馬県高崎市での演説でも「やり方を変えよう」と訴えた。

 神谷氏が言うように、女性の社会進出が進むと少子化は加速するのか。

 家族社会学が専門の筒井淳也・立命館大教授は「少子化は世界的な流れだ」と認める。経済協力開発機構(OECD)の加盟国を対象にした調査では、確かに半世紀前は女性の労働参加率が上がるほど出生率が下がる国の方が多かった。

 ところが30年ほど前から米国や英国、北欧諸国でこうした関係に変化が見られるようになった。仕事と出産・子育てを両立できる環境を、政府や企業が整備したことが理由だった。

989OS5:2025/07/12(土) 19:40:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/46a01f060a8ae1a411b757030e3efa33fbcc45ef
維新、参院選埋没に焦り 社会保険料改革で独自色狙う
7/12(土) 16:08配信
共同通信
街頭演説する日本維新の会の吉村代表=12日午後、東京都武蔵野市

 日本維新の会が焦りを募らせている。昨年の衆院選で敗北。参院選を党勢回復への好機とする考えだったが、政党支持率が低迷を続けているためだ。党内からは「土俵際の厳しい段階」(岩谷良平幹事長)との声が上がる。選挙戦では埋没を回避しようと、社会保険料を引き下げる改革を訴え、独自色の発揮を狙う。

 「社会保険料はこれからも増えていく。皆さんの子どもや孫はもっとしんどい思いをする。僕は問題を先送りする政治が嫌いだ」。吉村洋文代表は12日、東京都内の街頭演説で強調した。幹部の一人は「高齢者層の支持離れを懸念し、党内に賛否両論はあった。ただ党勢が上向かないことへの危機感が勝った」と打ち出しの背景を解説する。

 維新は2023年4月の統一地方選で躍進。同月の衆院和歌山1区補欠選挙でも公認候補が勝利し、同年6月の共同通信世論調査では、支持率が全政党で2位の13.6%に上った。だが、その後は不祥事や大阪・関西万博への批判が「上げ潮ムード」に水を差し、昨年の衆院選では議席を減らした。今年6月の東京都議選では全員落選した。

990OS5:2025/07/12(土) 20:08:23
https://www.tokyo-np.co.jp/article/418171
「崖っぷち」の社民党 かつての最大野党が政党でなくなる危機 取材で聞こえた有権者の声は…
2025年7月6日 12時00分
会員限定記事
1



7月20日投開票の参院選で、社民党が「崖っぷち」に立たされている。55年体制下で自民党に対峙(たいじ)する野党第1党の流れをくみ、政権与党も担った老舗「護憲」政党だが、近年は厳しい選挙戦を強いられてきた。
なぜ、投票先として選ばれなくなってしまったのか。街頭で候補者、有権者を取材して探った。(松島京太)


◆「どういう政党か知らない」
参院選が公示された7月3日午前、新宿駅南口。れいわ新選組の第一声演説を聞き終わった聴衆は足早に散り始めた。
参院選が公示され、候補者らの街頭演説を聞く人たち=7月3日、東京都新宿区で(潟沼義樹撮影)

そのすぐ隣では、社民党の演説が始まろうとしていたにもかかわらずだ。社民党とれいわ新選組はリベラルな考え方としては近いように見える政党だが…。
れいわ新選組の山本太郎代表と写真を撮った後にその場を去ろうとしていた東京都多摩市のミュージシャン朝比真理さん(36)に声をかけると、こんな言葉が返ってきた。
「私はれいわさんの言っていることに異論がないから、もう他の政党の話はいいかなって」
朝比さんが政治に関心を持ち始めたのは半年ほど前から。経済アナリストの森永卓郎さん=今年1月に67歳で死去=が政府の財政均衡主義を批判した本「ザイム真理教」をきっかけに、ユーチューブで政治系の動画を見始めるようになった。
選挙戦初日に写真撮影に応じる社民党の福島瑞穂党首(中)とラサール石井氏(右)=7月3日、東京都新宿区で(松島京太撮影)

森永さんとインターネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき(西村博之)さんの対談動画で、れいわ新選組への興味が湧き、応援を始めたという。
「社民党はネット上で見かけないからどういう政党なのか知らない。討論会でも見ないし」と朝比さん。投票先として迷っていたのは参政党だったが、「演説を聞いたら排外主義の色が強すぎたからやめた」。
◆1989年の参院選では「山が動いた」
「今回の参院選、社民党は生き残りをかけた戦いだ」。社民党の福島瑞穂党首は、新宿駅南口で聴衆に訴えた。
現在、社民党は国会議員が3人(1人は参院選に立候補)。今回の参院選での得票率が2%を下回った場合、公職選挙法上の政党要件を失う。

991OS5:2025/07/12(土) 21:08:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5c9b5220aa79e8adc957b9ccc40ae1b3a9798f9
参院選、終盤戦へ 福岡、参政の急伸で構図に変化 他陣営は警戒
7/12(土) 20:14配信


97
コメント97件


毎日新聞
参政党本部=東京都港区で2025年7月、春増翔太撮影

 参院選(20日投開票)は12日、公示後2度目の週末を迎えた。13日の最後の日曜日を経て選挙戦は終盤にさしかかるが、選挙区によっては存在感を高める参政党の影響で、構図に変化が起きている。既成政党の候補者らは情勢の行方に神経をとがらせながら、支持固めに躍起になっている。

 「陰謀論だ、差別だなどともう言われ慣れちゃった。我々はブレない。ぜひ皆さん協力してください」

 福岡市中央区の警固(けご)公園で12日夕、福岡選挙区(改選数3)の参政新人、中田優子氏(35)の応援に駆けつけた神谷宗幣代表が訴えた。公園には大勢の聴衆が集まり、大きな拍手が湧いた。北九州市の男性(24)は「日本人を大切にしてくれる政策を考えてくれている」と共感していた。

 参政は「日本人ファースト」を掲げ、外国人の流入や権利を制限するなど保守色の強い政策を打ち出す。2020年の結党だが、全国に287の支部があり組織的に活動を展開。6月の東京都議選前には、第二次世界大戦の特攻隊員らを描いたポスターを全国で張り、中田陣営の男性は「党の認知度を上げた」と胸を張る。中田氏も県内各地で街頭に立って支持を訴える。

 福岡選挙区は改選数が1増して3となった16年以降、自民党、公明党、立憲民主党(旧民進党)が議席を分け合ってきた。昨秋の衆院選で伸長した国民民主党が加わり「3議席目」を巡る争いは激化したが、さらに参政が急伸しているとの報道各社の序盤情勢が伝わり、各陣営は警戒を強める。

 やはり上昇気流に乗る国民民主は、新人の川元健一氏(45)を押し上げるため、公示後も玉木雄一郎代表、榛葉賀津也幹事長が立て続けに福岡入り。川元氏は、8日には玉木氏と動画投稿サイト「ユーチューブ」配信でコラボし、知名度アップを狙う。陣営幹部は「躍進した昨秋の衆院選の終盤の感覚が今回は序盤から続いている」と強気だ。

 一方、前回22年選挙で3位通過だった公明にとっては厳しい戦いだ。選挙区での得票数は、16年約47万票▽19年約40万票▽22年約35万票――と回を重ねるごとに減少している。

 支持母体・創価学会の学会員の高齢化などに伴う組織力低下も指摘され、現職の下野六太氏(61)陣営は焦りを隠さない。12日には、自民の小泉進次郎農相も駆けつけ、自公の実績を強調。党県本部所属の地方議員129人を総動員して、徹底した組織戦を展開する。

 「大逆風の選挙となりました。全国紙のある世論調査で熊本は拮抗(きっこう)している」

 10日、熊本県芦北町の道の駅であった熊本選挙区(改選数1)の自民現職、馬場成志氏(60)の街頭演説会。応援弁士の元総務相、金子恭之衆院議員が危機感をにじませ訴えた。

 熊本は自民が昨秋の衆院選で県内全4小選挙区を制し、他党の比例復活さえ許さなかった「保守王国」。数多くの地方議員や業界団体が結束する強固な組織は、党本部から「自民党再生のお手本」(小野寺五典政調会長)とも評された。しかし今回、立憲候補に肉薄を許す状況になっている。

 ここでも異変をもたらすのは参政だ。新人の山口誠太郎氏(36)が急速に支持を拡大。参政県連幹部は「保守王国だけに訴えが響いている」と手応えを語る。一方、自民の選対幹部は「特に夫婦別姓問題で党の煮え切らない態度に支援者の不満の声が強かった。どこまで参政に流れるのか」と苦々しい表情を浮かべる。

 自民と参政の保守票奪い合いは、立憲新人の鎌田聡氏(60)にとっては好都合だ。5月にまでずれ込んだ出馬表明の遅れから急浮上する形となり、陣営は「追いつき追い越せが現実になってきた」と勢いづく。ただ今後の影響は読み切れないのが本音だ。陣営幹部は「参政が自民票だけを削るならいいが、(県レベルで共闘する)国民民主の票なども奪われている。最後まで油断できない」と気を引き締めた。【宗岡敬介、池田真由香、井土映美、中村敦茂】

 ◇福岡選挙区=改選数3

冨永正博47 諸新

中田優子35 参新

村上成俊54 諸新

野田国義67 立現

川元健一45 国新

下野六太61 公現

伊藤博文56 維新

森健太郎47 保新

沖園理恵50 れ新

那須敬子65 社新

古川あおい34 諸新

松山政司66 自現

山口湧人35 共新

(届け出順)

 ◇熊本選挙区=改選数1

立花勝樹57 諸新

馬場成志60 自現

山口誠太郎36 参新

鎌田聡60 立新

(届け出順)

992OS5:2025/07/12(土) 22:12:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/157102a8739eaa49dcb2d545605d4a9f6fff81eb
合区から10年「急場しのぎの制度」定着か 徳島・高知でも候補者語らず、薄れる問題意識
7/12(土) 22:00配信

産経新聞
参院選(20日投開票)は12日、2度目の週末を迎えた。各党党首は全国各地で街頭演説などに臨み、選挙戦が残り1週間となる中、懸命に支持拡大を呼び掛けた。石破茂首相(自民党総裁)は高知県入りし、自民新人の集会で演説した。高知県は平成28年の参院選から徳島県と「合区」の選挙区となっている。東西に直線距離で約250キロも延びる広大な選挙区で熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられている。

参院選の「一票の格差」是正を目的に選挙区を統合する合区制度を盛り込んだ改正公職選挙法は10年前に成立した。鳥取・島根、徳島・高知での選挙戦は今回で4回目を数えるが、投票率低下や地域から候補者を送り出せない不公平感などが課題として指摘される。

■首相も「どんなに大変かわかっている」

「合区選挙がどんなに大変かは、私自身よくわかっている」

12日、首相は高知県南国市でマイクを握った。首相の地元・鳥取も合区の対象県で合区解消は思い入れのあるテーマだ。だが、この日は自民劣勢を巻き返すべく、対立軸にはならない合区問題そのものには触れず、選挙区で競り合う野党系無所属現職を意識した外交・安全保障の話題や得意の地元ネタに終始した。

今回の徳島・高知選挙区で立候補しているのは与野党や無所属の計4人だ。ただ、いずれも高知県出身者か高知県内を地盤とした候補者で、全員が徳島県とのゆかりは薄い。そのため、徳島では「盛り上がりに欠けている」(自民の地方議員)という。合区解消が地域の重要テーマにもかかわらず、12日に自民新人が徳島県内で行った演説でも合区解消は取り上げられなかった。

「『いつかはまた別の選挙区に移るのなら、応援しなくていい』と思われる」。自民関係者は選挙戦で合区解消を訴えない理由をこう解説する。合区解消は与野党の争点にならないため、「票にならない」(別の自民関係者)とされ、優先順位は低くなっている。実際に自民だけではなく対抗馬の無所属現職も街頭演説で合区解消への言及は控えめだ。参院選が公示された3日の各候補の第一声では4人とも合区解消には言及しなかった。

■人口減少で合区対象の可能性も

一つの選挙区で議員1人に対し有権者が投じる一票の重みに差が生じる「一票の格差」。人口が密集する都市では1票が持つ価値は薄まり、対して過疎の地域では1票の影響力が増す。これを今後も合区という方法で是正しようとすれば、地方の人口減少次第では近い将来、福井や山梨、佐賀の各県なども合区の対象となる可能性がある。現在の4県のように偶然隣接した自治体ばかりではない。

ただ徳島と高知を例にとっても、隣県とはいえ地理的には四国山地に隔てられ、両県の中心地の間を最短時間で移動するには自動車で一度、愛媛県を経由しなければならない。「机上の議論では分からない」(自民の地方議員)難しさがある。

自民は合区解消を憲法改正4項目の一つに挙げる。ただ、「憲法改正のハードルの高さを考えると、参院の合区解消は法改正で対応する方がいい」との意見もある。法改正の検討は国会の議論でも、自民や立憲民主党は選挙区選出議員には「地域代表」の役割があり、歴史や文化の観点からも選挙区は都道府県を単位とすることを重視する意見を主張している。

だが、合区制度見直しの議論は遅々として進んでいない。現状に、合区対象県選出の自民の国会議員はこうつぶやく。

「みんな自分に関係ないから議論にならないんだ。急場しのぎの制度が、何となく定着してしまう」(末崎慎太郎)

993OS5:2025/07/13(日) 21:29:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/217360f8f1c41507fca52a663e5ebee667b951fa
【参院選】みんなバラバラ『保守王国の混迷』 和歌山を見れば全国の課題が浮き彫りに
7/13(日) 8:00配信

読売テレビ
読売テレビニュース

 参院選和歌山選挙区は史上最多7人が立候補しています。『保守王国』といわれた地で与党・野党に起きる異変は、全国が抱える課題を浮き彫りにしています。有権者の多くが「悩む」であろう今回の選挙を『読売テレビ』髙橋克哉解説デスクが解説します。

【動画で見る】参院選2025〜1つのイスを7人で争う和歌山 衆院選につづく保守分裂の激戦! 野党の漁夫の利もあるか? 自民・鶴保参院議員の失言の影響は?

■1人区和歌山に新人7人 保守分裂で競り合う展開
読売テレビニュース

 和歌山選挙区は改選1で、1議席を新人7人が争う構図です。和歌山で今起きていることを見ていくと全国の課題が浮き彫りになってきます。

 読売テレビと読売新聞が7月3〜4日に行った情勢調査では、無所属新人の望月良男候補(53)と自民新人の二階伸康候補(47)が競り合っている状況です。ここに維新新人の浦平美博候補(53)と参政新人の林元政子候補(51)が追い上げている構図で、共産新人の前久候補(69)、N党新人の本間奈々候補(56)、無所属新人の末吉亜矢候補(54)がその後を追う展開になっています。

読売テレビニュース

 和歌山選挙区は2つ大きな特徴があります。1つ目が「自民党保守分裂の第2ラウンド」です。自民・二階候補は二階俊博元幹事長の息子で、望月候補は元々和歌山県有田市の市長をされていた方です。どちらかというと元自民の世耕氏との関係が深い方という風に言われています。

 今回の自民の候補者は和歌山県連が公募し、望月候補と二階候補の2人が応募した結果、二階候補に決まったんです。ただ、そこから漏れてしまった望月候補が自民党を離党して無所属で出馬し「保守分裂」という状況になりました。

■「保守分裂」の2候補 売りは"即戦力?"
読売テレビニュース

 二階候補は二階元幹事長の秘書を長年務めてきました。一方の望月候補は地方自治の立場で首長をやってきた経験があります。「即戦力?」と書きましたが、2人とも新人候補なので"本当に即戦力かどうか"は今後、有権者の方々が見ていくことになると思います。

 ただ、ここに来て8日にこんな発言がありました。今回は非改選の自民・鶴保参院議員が応援集会の中で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。本人は謝罪・撤回していますが、二階候補も望月候補も元々は自民党です。有利に展開している2人にどのような影響が出てくるのかで、また変わってくる要因かと思います。
■野党チャンスなのに"馬群"に沈むかも
読売テレビニュース

 次に野党です。野党は維新・共産・参政・N党・無所属の方が立候補しています。本来であれば自民系が流動化してくると、野党にもチャンスがあるんじゃないかという風に思いますが、どうもそうはなっていないという現状があります。その要因は「応援しづらい異色のタッグ」です。

 今回の和歌山選挙区の特徴2つ目は「立憲と維新で候補者調整を行った」ということです。これは他の選挙区、全国の1人区では大体立憲と共産で候補者調整を行っていて、一本化することによって事実上の与野党の“一騎打ち”という形になるんですが、和歌山は立憲と維新で候補者調整をやった結果、立憲が元々出馬要請していた方が下りて、維新に一本化されました。

 ただ、やっぱり維新となると、なかなか立憲や共産と国家観や外交・安全保障、憲法改正をどうするのかで合わないところがあるので、どうしても共産は出ざるを得ず、しかも一本化したはずの立憲の和歌山県連代表が会見の場で「協力を求められても支援者が納得できない」と話していて、なかなか維新に支援が行きにくい状況になっています。そうなると、元々和歌山で野党を支持していた票の行き場がどこに行っていいか分からず、漂流しているような状況になっているということなんです。

994名無しさん:2025/07/13(日) 21:29:58

■立憲と維新での候補者調整は珍しい?
読売テレビニュース

 和歌山以外ですと岐阜県で立憲と維新の候補者調整が行われました。岐阜は逆のパターンで、維新が候補者を取り下げて立憲が立てる形になりましたが、やはり与野党の一本化はできていないということなんです。ただ、共産候補が出てくると、やはり外交・安全保障、憲法などでどうしても違うところが出てくるので、本来ならば「非自公」という枠組みの中でここをきちんとまとめなければならないところなんですが、今回はそこまでいきませんでした。野党側が「大きな目標に向けた小さな一歩」とみるのかどうか、意見が分かれてくると思います。

読売テレビニュース

 最終的にこの構図は選挙後も同じ構図を抱えて野党側は迷ってくることになると思うので、全国的な課題が和歌山で浮き彫りになっているんだなと思うんです。

 今、選挙戦の情勢を見ていると、自公で過半数を取れるかどうかが大きな焦点になっていますが、仮に自公で過半数が取れなかった場合も「じゃあ非自公の政権の枠組みがどうなるのか?」というところが問題になってきます。やはり"一本化できずに馬群に沈む"という問題を野党側がどう整理をつけるかも問われているんじゃないかなと思います。

(読売テレビ「かんさい情報ネットten.」7月10日放送)

995OS5:2025/07/13(日) 21:41:35
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/647602
[参議院選挙2025]組織票か信者の意思か…県内宗教団体、スタンスに変化も
創価学会、立正佼成会、旧統一教会
2025/7/11 11:00

 20日投開票の参院選で、県内の宗教団体の支持動向にも注目が集まる。新潟選挙区(改選数1)でし烈な戦いを繰り広げる参政党新人の平井恵里子氏(46)、自民党新人の中村真衣氏(46)、立憲民主党現職の打越さく良(ら)氏(57)に対し、宗教団体はどのようなスタンスで臨むのか。創価学会、立正佼成会、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の動きを探った。

▽自民候補の支援に注力 創価学会

 公明党最大の支持母体・創価学会は、県内で約10万世帯の会員がいるとされる。新潟選挙区では、公明が推薦する自民の中村氏の支援に注力。会員が日々、会員以外の知人への電話や面会を通じ、支持拡大を図っている。

 選挙運動の主軸を担う創価学会女性部は、金銭問題などのスキャンダルに厳しいといわれる。自民の「政治とカネ」問題が批判された2024年の衆院選は「小選挙区で自民候補を推すことに疑問の声があった」(県内関係者)。今回の候補は女性の新人で若いことから、関係者は「女性部の評判は良い」と明かす。

 参院選の前哨戦に位置付けられた6月の都議選で公明は自民とともに惨敗。創価学会員の高齢化による運動量の低下が指摘されている。県内の学会幹部は「都議選の雪辱を果たす思いで踏ん張っていきたい」と話した。

▽選対加わらず会員判断 立正佼成会

 立正佼成会は県内にある全10教会で立民の打越氏を推薦する。4月中旬の幹部らによる委員会で打越氏とオンラインで面談し、平和主義などの観点から推薦を決めた。近年は野党系候補を推すことが多い佼成会だが特定政党ではなく、あくまで人物像や考え方を基準に判断しているという。

 佼成会の県内会員数は約4万世帯とされる。打越氏の推薦が決まった後は、教会ごとに打越氏を招いた国政報告会を開くなどした。

 ただ、打越氏に投票するか否かは会員の判断に委ねるスタンスだ。かつては候補者の選対に加わり支持を広げる運動を担ってきたが、今回は佼成会として街頭演説への動員がけなど積極的な活動はしないという。

 佼成会の山川貴代新潟支教区長は「組織票ではなく、今は信者一人一人がいろいろな意見を聞き、投票先を決める姿勢を徹底している」と話す。

▽保守系候補選択が原則 旧統一教会

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の県内の政治団体「国際勝共連合」は組織的な動きを見せていない。関係者によると、県内に2000〜3000人とされる信者は「自主投票」になる。ただ、投票先を選択する原則はある。(1)国家ビジョンが明確(2)スパイ防止法に反対(3)選択的夫婦別姓制度に反対-などの考えに基づき保守系候補を選ぶ。比例代表も同様という。

 県内信者には、参政の平井氏や政治団体「NHK党」の原田公成氏(68)のポスター貼りなどを自主的に手伝う人もいるという。

 旧統一教会と自民との密接な関係は安倍晋三元首相の銃撃事件後に一変。自民側から離れた形になった。今参院選でも、自民から応援要請はないとしている。

 県内の関係者は信者に対し「選挙には必ず行こう。でも投票は自由に」と呼びかけていると明かす。

996OS5:2025/07/14(月) 09:05:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3a50fe301a1b94fdf0684498e30d00ae68de3e5
<読む政治>自公過半数、深まる苦戦 1人区厳しさ増す 毎日新聞参院選中盤調査
7/14(月) 5:00配信
毎日新聞
参院選が公示され、候補者らの演説を聞く有権者ら=大阪市北区で2025年7月3日午前10時7分、中川祐一撮影

 毎日新聞は12、13両日、第27回参院選(20日投開票)の特別世論調査を行い、取材情報を加味して中盤情勢を探った。自民、公明両党は非改選を含む参院の過半数(125議席)の維持に必要な50議席確保に引き続き苦戦しており、選挙区によっては苦戦の度合いが大きくなっている。5、6両日の序盤情勢取材時と比較すると、全国に32ある改選数1の「1人区」で接戦の選挙区が7から8に、野党系が優位に立つ選挙区も16から18に増えており、自民の状況は厳しさを増している。自公の推定獲得議席は計31〜55。

【図解で見る】参院選序盤情勢からどう変わった?

 調査では選挙区で4割弱、比例代表で3割が「投票先を決めていない」と回答しており、投票日までに情勢が変わる可能性がある。

 自民の推定獲得議席は、序盤の32〜46から27〜43に減少した。1人区で優位に戦いを進めるのは福井、岐阜、奈良、鳥取・島根、山口、長崎の6選挙区に減り、序盤と比べると群馬、石川、滋賀が自民優勢から接戦に転じた。13ある改選数2以上の「複数区」では10選挙区でそれぞれ1議席を確保しそうだ。京都、大阪、兵庫は激戦で、北海道と東京の2議席目を巡っても激しく競り合っている。比例代表は11〜14議席の見通し。

 公明の推定獲得議席は4〜12。擁立した7選挙区のうち議席を確保するめどが立っているのは、序盤から引き続き東京だけで、残る6選挙区で激戦が続いている。

 野党系は1人区のうち16選挙区で優勢を保ち、序盤と比べると富山、山梨が接戦から野党優勢に転じた。

 立憲民主党は堅調さを維持している。推定獲得議席は23〜32で、改選22議席を上回るのは確実だ。複数区では序盤に引き続き、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、広島、福岡で1議席獲得を見込む。東京では2議席目を巡る激戦が続いている。

 日本維新の会は伸び悩みが続いている。目標議席の「6議席以上」に対し、推定獲得議席は5〜7。序盤に引き続き京都、大阪で1議席獲得が有力で、大阪の2議席目を巡り激戦が続いている。

 共産党の推定獲得議席は3〜5。東京で1議席を維持し、京都では接戦に持ち込んでいる。

 国民民主党は勢いを維持している。推定獲得議席は11〜19で、改選4議席から数倍増を視野に入れる。静岡、愛知、香川に加え、新たに千葉など3選挙区で議席獲得を見込む。東京や福岡など7選挙区で激しく競り合っている。

 れいわ新選組は比例代表で3〜4議席を見込む。参政党は勢いを維持しており、推定獲得議席は8〜17。茨城と東京では議席獲得が有力で、愛知や福岡など8選挙区で激しく競り合っている。社民党は比例代表で議席獲得の可能性がある。日本保守党は比例代表で2〜3議席を確保しそうだ。

 今回の参院選は改選124議席(選挙区74、比例代表50)と東京選挙区の非改選の欠員補充1議席の計125議席が争われる。【影山哲也】

 ◇調査の方法

 毎日新聞とTBSテレビ/JNNが12、13の両日、スマートフォンを対象としたインターネット調査「dサーベイ」で実施した。dサーベイは社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発した手法。ドコモが運営するdポイントクラブの会員を対象としたアンケートサービスを利用し、全国約7400万人(18歳以上)の母集団から調査対象を無作為に抽出。調査への協力を依頼するメールを配信し、8万980人から有効回答を得た。

997OS5:2025/07/14(月) 11:31:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae3513a946b56e5df06fba4c44602834d4a73c71
乗り合いタクシー、運転手確保…地域の足維持へ政策検討を
7/14(月) 11:20配信

読売新聞オンライン
問う参院選2025兵庫
路線バスがなくなった兵庫県三田市上青野地区で行われている予約制乗り合いタクシーの実証実験

 「路線バスが走らなくなると、まさに田舎になった感じ。若い人が駅前などへ移り、誰にも住んでもらえなくなる」


 兵庫県三田市上青野の男性(72)は青々とした田んぼが見渡せる自宅から、路線バスが通っていた県道を寂しそうに見つめる。

 上青野地区は、65歳以上の高齢者が人口の半数を占める。公共交通手段の確保が急務となるが、JR新三田駅などと地区を結んでいた神姫バス広野線は、今年3月末で休止された。

 広野線の代替交通として、7月に予約制乗り合いタクシー「チョイソコさんだ」の運行が始まった。まずは1か月の実証実験だ。男性は、住民の一人として乗り合いタクシー導入に主体的に関わり、学生の利用も考えて午前7時の運行開始なども提案した。「地域の足は何としても残しておかないといけない」。力を込める。

 買い物で利用した別の男性(73)は数年前に免許を返納した。「移動手段がないから助かる。ぜひ続けてほしい」と期待する。

三田市で路線バスを運行する神姫バスは、短時間や平日限定など、従業員の柔軟な働き方を取り入れてきた。将来の路線維持に向け、市と自動運転の実証実験も重ね、数年先の導入を目指す。それでも、高齢化や2024年からの残業規制の影響で、運転手不足が深刻だ。これらが路線撤退や減便の一因になっている。

 この現状を受けて、市は、従来の赤字路線への補助に加え、同社と連携協定「担い手共創プロジェクト」を締結し、運転手になってくれる賛同企業を募集する。協力を表明した女子硬式野球チーム「兵庫ブルーサンダーズ」の球団職員が5月下旬、第1号のバス運転手となった。市は今後、仕事とプレーを両立させたい女子選手にも、新たな就労先になることを期待している。

 兵庫県内で路線バスの走行距離や輸送人員の減少は、顕著だ。

 県北部の全但バス(養父市)は、昨年4月、運転手不足によって、1日あたり最大50便が減便となった。

 これらの事態を受けて、各地の行政も支援を強化する。尼崎市は市内の運行を担う阪神バスに対し、市営住宅を月6500円で提供する。これまでに奈良や四国などから4人が入居した。同社の担当者は「阪神間は住居費が高く、入社に二の足を踏む人が多い。支援はありがたい」と話す。

 バス業界に詳しい東京都市大の西山敏樹教授(公共交通)は「高齢者や子どもを育てる親、免許を持たない若者のことも考え、路線バスを維持する政策を検討すべきだ。運転手確保のため、給与水準の引き上げは急務で、女性や外国人らも働きやすい環境を整備することが重要だ」と指摘。「公共交通の分野でも、誰もが取り残されないように参院選での議論に期待する」としている。(渡部哲也)

998OS5:2025/07/14(月) 11:33:33
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250711125552
【ふくしま2025参院選】現地ルポ②県中・県南 参政の食い込み警戒 森陣営 地元議員支持票頼る 石原陣営 SNSでの広報強化
2025/07/11 09:36

 参院選の序盤情勢調査で報道各社が参政党の勢いを報じ、注目度が増している。県中・県南地方の中核を成す福島県郡山市は福島県選挙区(改選1議席)で最多の有権者26万5千人を抱え、参政党の新人大山里幸子(51)の地元でもある。自民党の現職森雅子(60)、立憲民主党の新人石原洋三郎(52)の両陣営はともに、参政による支持層の切り崩しに神経をとがらせている。4月の郡山市長選で初当選した椎根健雄の余勢を駆ろうにも、当人は与野党どちらにも加勢しない立場を貫く。無党派層が多い経済県都の支持動向は混沌[こんとん]としてきた。



 「予想以上に参政にやられている。自民でも立民でもない支持層の受け皿に参政がなりつつある」。森陣営を支える自民所属県議は情勢調査結果を基に、芳しくない戦況を努めて冷静に分析した。

 郡山市内で会社を経営する高齢男性は約60年にわたり自民を支持し、国会議員や県議の後援会幹部を務めてきたが今回初めて、参政に乗り換えた。「自民派閥裏金問題をはじめとする『政治とカネ』にうんざりした」という。こうした保守系の岩盤支持層の一部が参政になびいている。

 森は6年前の改選時、郡山で6万8千票を得て、野党統一候補に1万5千票差をつけて勝利した。ただ、今回は野党勢力だけでなく新興政党の動向も警戒しなければならない。3年前の参院選で初当選し地元郡山で7万7千票を集めた自民県連会長の星北斗、県南地方を地盤としてきた元衆院議員の上杉謙太郎らの支持基盤を頼りにする。

 4月の郡山市長選で、自民系市議や県議の一部は野党各党が支えた椎根陣営の支援に回った。ある自民関係者は「市長は与野党相乗りの構図で初当選した。どちらか一方だけに肩入れはしないはずだ」とみる。実際に公示後、椎根は森の決起集会、石原の街頭演説の双方に顔を出し中立の形を保っている。

 県中・県南地方全体で6年前に森が得た約15万5千票を上回る得票を目指す。郡山市安積町の事務所では10日、陣営スタッフが後援会の新規入会者に電話し、投票や交流サイト(SNS)での拡散を呼びかけるなどの作業に追われた。総合選対本部2区選対本部事務局長で県議の山口信雄は「足元の支持を固め、票の取りこぼしを防ぐ」と表情を引き締めた。

   ◇    ◇

 「郡山は風に左右されやすい。立民も参政に票を食われている」。JR郡山駅前での参政大山の決起集会では歩道にまで人垣があふれた。石原陣営幹部は「(参政の)熱は日に日に増している」と危機感を抱く。

 参政が食い込むのは保守系の自民だけではない。立民などの野党支持層にも触手を伸ばす。共同通信の序盤情勢調査では、石原を支援する5者協議会の一角を成す国民民主の支持層のうち3割強が大山を支持した。政権批判票の十分な受け皿になり得ていないと陣営関係者は気をもむ。

 政治とカネ問題の追い風を受けた昨秋の衆院選で立民は、県中の2区、県南を含む3区で勝利を収めた。この波に乗ろうと石原陣営は、県中・県南が地盤の衆院副議長玄葉光一郎、郡山市に軸足を置く衆院議員馬場雄基の支援者を頼る。知事などを歴任した祖父・幹市郎、衆参両院議員を務めた父・健太郎のつてもたどり支持拡大に躍起だ。

 ただ、石原の地盤は福島市を中心とした県北地方だ。全県的な知名度では森に水をあけられており、立民の党幹部にも改善を求められた。このため、若手県議を中心に交流サイト(SNS)を活用した広報戦略を強化し、演説動画の投稿回数を増やすなどの対策を講じた。都市部での浮動票の獲得を狙う。

 昨秋の衆院選で県中・県南地方の立民票約14万7千票を基に、これを上回る得票を掲げる。須賀川市本町にある石原陣営の事務所では10日、スタッフが郡山市で13日に開催される個人演説会の準備を進めていた。総合選対本部事務局次長で県議の三村博隆は「石原の主張は参政党支持者にも響く部分があるはずだ。一人でも多くの人に聞いてもらいたい」と意気込む。

999OS5:2025/07/14(月) 11:33:47

   ◇    ◇

 大山は郡山市桑野の国道49号沿いに事務所を構える。参政は県連を置いたが、県内に強固な組織があるわけではない。党の政策に賛同する有志や大山の知人らが自主的に選挙戦を支え、SNSを駆使しながら支持を訴えている。陣営の一人は政治と無縁だったが、動画投稿サイト「ユーチューブ」で党代表の神谷宗幣の主張に共感し陣営の活動に加わったという。

 党県連会長の郡剛志は「まずは党の政策を訴える。その上で大山が郡山市出身である強みも生かし、地道に浸透を図っていく」と言葉に力を込める。

   ◇    ◇

 政治団体「NHK党」の新人越智寛之候補(51)はSNSなどで支持拡大に努めている。無所属の新人遠藤雄大候補(40)は独自の選挙戦を繰り広げている。



■福島県選挙区立候補者(届け出順敬称略)

大山里幸子[おおやまりさこ] 51参 政新

越智寛之[おちひろゆき] 51諸 派新

森雅子[もりまさこ] 60自 民現

石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52立 民新

遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40無所属新

1000OS5:2025/07/14(月) 11:36:18
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250712125580
ふくしま2025参院選 現地ルポ(3) 浜通り 懸案解消 復興で舌戦
2025/07/12 09:30

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興は道半ばだ。福島県の浜通りでは生活環境の整備や産業再生への取り組みが進む。参院選福島県選挙区(改選1議席)に立候補した5人はそれぞれに復興施策を訴える。参院選を前に自民党は長年続いてきたいわき市長選での「保守分裂」を回避し、立憲民主党は昨秋の衆院選で浜通りを地盤とする党所属国会議員が誕生し「議員の空白域」を解消した。自民の現職森雅子(60)=いわき市出身=、立民の新人石原洋三郎(52)=福島市出身=は11日、互いをけん制するかのように浜通りに選挙カーを走らせ、舌戦を繰り広げた。



■森陣営 地元市議の分裂回避 石原陣営 国会議員指揮で団結

 森は11日、飯舘村などを遊説し、夜には南相馬市で南相馬・飯舘総決起大会を開いた。「震災当時から国会議員を続けている。復興を進めるには継続が必要」。2度の閣僚経験と3期18年の実績を強調した。

 森は6年前の改選時、野党統一候補との事実上の一騎打ちを制し3選を果たした。地元・いわき市で7万7275票を獲得し、3万2530票差をつけた。陣営は前回を上回る得票を目標に掲げ、他候補を圧倒する「勝ちパターン」の再現を狙う。

 陣営の屋台骨となるのは市議や県議だ。いわき市議会は保守系2会派が分裂し、2005(平成17)年の市長選から5度にわたり別々の候補者を推した。元衆院議員坂本剛二の死去と元復興相吉野正芳の引退を経て、9月の市長選では24年ぶりに候補者一本化を進める。6日に開かれた市長選立候補予定者の事務所開きでは一緒に気勢を上げ、「雪解け」を強調した。

 陣営の「壁」が取り払われたことで「円滑に回っている」(陣営幹部)。市議らで構成する「キャラバン隊」には両会派が名を連ね、票固めに協力し合っている。浜通りでの訴えの中心は当然、震災と原発事故からの復興だ。森は3月の参院予算委員会で復興予算の確保を明言する首相答弁を石破茂から引き出したとアピールする。

 ただ、ある自民系市議は市内で「顔が見えない地元候補だ」と森をなじる声を聞いた。復興が思うように進まない現状への鬱憤[うっぷん]がたまっているとも感じたという。政治資金収支報告書への不記載問題が重なり、古くからの支援者は「もう応援できない」と参政党支持に回った。陣営は相双地方を含め支援者らに電話などで攻勢をかける。南相馬市のある建設業関係者は「危機感だけは伝わってきた」と鼻で笑った。

 4区総合選対幹事長の県議鈴木智は「本人と接点が多い浜通りで、しっかりとした票差で勝ち切らなければならない」と拳を握る。

1001OS5:2025/07/14(月) 11:36:32
  ◇    ◇

 石原は11日、浜通りを重点的に回った。飯舘村での街頭演説で「被災地の復興はまだまだ。復興に力を尽くす」と訴えた。南相馬市での演説では、貧富の差の広がりなど政権与党の無策ぶりを批判した。

 陣営の拠点の一つは、いわき市にある立民の衆院議員斎藤裕喜の事務所。斎藤は昨秋の衆院選本県4区で惜敗したものの、比例東北で復活当選した。斎藤が市内で得た4万7363票を上回るのが陣営の目標だ。森に食らい付き勝機をうかがう。

 2017年の衆院選で吉田泉が落選して以降、いわき市と双葉郡を地盤とする旧民主系国会議員は長らく不在だった。震災と原発事故からの復興の加速化に向け、国に直接働きかける地元選出国会議員の誕生が立民にとっての悲願だった。各種選挙の差配も担う。「国会議員がいるのといないのとでは、浸透力も説得力も天と地の差だ」と地元県議は言う。

 斎藤は立民と国民民主、社民の各党県連、連合福島、県議会会派「県民連合」でつくる5者協議会を母体に野党系地方議員の陣頭指揮を執る。石原陣営は、森が復興に果たした役割を強調するのに対抗し、産業再生の遅れや除染土壌の県外最終処分の不透明さなどが復興の足かせになっていると課題を指摘。政府対応が不十分と批判を強める戦略だ。

 支持基盤である連合福島傘下の一部労組からは、共産党との距離感を巡り不満の声が漏れる。陣営関係者は「共産が選挙区で候補者を降ろしたことで、(石原に)入る票が大きいのは確か。ただ、離れる票が読めない」と表情は晴れない。震災と原発事故発生時、衆院議員だった石原は相馬地方も選挙区としていたが、「支持者からは『県北の人だろ』『あまり印象に残っていない』との声が聞こえてくる」と頭を抱える。

 4区選対事務局長のいわき市議坂本稔は「相手も浜通りが『天王山』と感じているだろう。どれだけ肉薄できるかだ」と意気込む。

   ◇    ◇ 

 参政党の新人大山里幸子(51)は11日、いわき市で個人演説会を開き、立候補のきっかけや参政党を支持する理由を力説した。

 政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)、無所属の新人遠藤雄大(40)も支持を訴えている。



■福島県選挙区立候補者(届け出順敬称略)

大山里幸子[おおやまりさこ] 51 参政新

越智寛之[おちひろゆき] 51 諸派新

森雅子[もりまさこ] 60 自民現

石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52 立民新

遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40 無所属新

1002OS5:2025/07/14(月) 11:37:21
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250713125611
ふくしま2025参院選 現地ルポ(4) 会津 地の利なき戦い熱く
2025/07/13 14:00
 参院選福島県選挙区(改選1議席)の現新5人のうち、会津地方を地盤とする候補者はいない。直近2回の参院選は会津出身者が野党統一候補として立ち、それ以前も会津ゆかりの現職や新人がたすきをかけてきた。今回、自民党の現職森雅子(60)=いわき市出身=、立憲民主党の新人石原洋三郎(52)=福島市出身=ともに地の利はない。それだけに、会津で顔の利く元衆院議員や元知事らが陰日なたとなって戦いを支える。森が雪害対応の実績を打ち出せば、石原は地方重視の政策を訴え、激しいつばぜり合いが続いている。



■森陣営 元議員献身的に支え 石原陣営 元知事加勢集票急ぐ

 17日間の選挙戦の後半戦に入った12日、会津若松市蚕養町の森事務所には陣営幹部らが集い、情勢を分析した。選対関係者は「いかに票を上積みできるか。危機感を持って後半戦に臨む」と気を引き締めた。

 今回の参院選は会津の自民勢力の立て直しをかけた戦いでもある。自民党派閥裏金問題が直撃した昨秋の衆院選で、会津と県南の3区では前職の菅家一郎が公認を得られずに立候補を断念。同じく立候補を一時取りやめた上杉謙太郎が自民県連の支援を受け無所属で3区に立ったが、立民現職の小熊慎司に約2万9千票差で敗れ辛酸をなめた。

 「国に顔が利く森を失えば会津の損失になる。そればかりか会津での負け癖が付く」。自民系市議は危機感をあらわにする。旧市町村単位に28ある支部組織やJAなどの支援友好団体の末端までフル稼働させる。6年前の改選時に森が会津地方17市町村全体で得た6万2千票余りを基礎票として、6万5千票への上積みを目指す。

 陣営は森の3期18年の実績、法相と少子化担当相を歴任した閣僚経験を強調する。訴えの軸は会津地方を中心に3億円以上の農業被害を出した2月の豪雪への対応だ。会津地方の市町村は人口減と少子高齢化が進み、財政は潤沢ではない。国の予算措置を引き出すため、政府や中央省庁とのパイプをアピールする。政権与党のベテランとしての存在感を示す狙いがある。

 次期衆院選で3区公認候補予定者となる上杉が会津で陣頭指揮を執り、菅家は最高顧問として森陣営を側面支援する。「(菅家は)自分の選挙より一生懸命かもしれない」。陣営関係者は雪辱に燃える上杉と菅家の献身ぶりに舌を巻く。ただ、選挙協力する公明党関係者からは「(裏金問題に関わった)二人が張り切っても…。後半戦に入ったのに士気が上がってこない」との嘆き節も聞こえる。

 3区選対幹事長の県議佐藤義憲は「自民への逆風の中で森個人としての実績をいかに評価してもらうか。相手よりも1票でも多く勝ち取る」と語気を強める。

   ◇    ◇

1003OS5:2025/07/14(月) 11:37:42
 石原陣営は12日、会津若松市館馬町にある事務所で、16日に市内で開く個人演説会に向け、支援者への周知などに追われた。選対関係者は「石原の政策や思いを地道に多くの人に訴えていく」と強調した。

 会津地方は野党候補にとっては参院選で相性が良い。過去3回いずれも与党候補に約4千〜7千票差で勝利している。石原の選対本部長を務める小熊慎司の地元だ。「絶対に負けられない理由がそれだ」(選対幹部)。昨秋の衆院選3区で、小熊が会津地方で獲得した7万2千票余りを目標に、支持固めを念入りに進めている。

 「(石原は)会津でまだまだ浸透しきれていない」。立民系市議は気をもむ。昨秋の衆院選で小熊の会合や集会で顔を売ってきたが、森の知名度には及ばないという。元知事の祖父、衆参両院議員を歴任した父を持つ石原。陣営は石原の母が金山町出身だと繰り返し訴える。会津とは浅からぬ縁があると強調し、会津人の懐に飛び込もうと躍起だ。

 石原陣営は、争点の物価高対策に照準を合わせる。「減税か給付かの政策を選択する選挙」と位置付け、消費税減税こそが暮らしを守ると前面に打ち出す戦略だ。加えて、会津は過疎と高齢化が他地域よりも進んでいるとして、大都市一極集中の是正などを声高に訴える。小熊の指揮で立民、国民民主、社民の各党県連、連合福島などの5者協議会の連携を一層強めている。

 16日の個人演説会には、下郷町出身で元知事の佐藤雄平を応援弁士に招く。2006(平成18)年の知事選で森と戦った佐藤は、会津地方の首長らに電話で石原への支援を呼びかける。「あうんの呼吸」(選対幹部)で、票の掘り起こしに奔走。国民県連幹部は元知事の加勢に歓喜する一方で、参政党の勢いに加え、共産党との距離感を巡る労組の反発を念頭に「一定の票は逃げる」と懸念する。

 3区選対統括本部長の県議宮下雅志は「接戦だ。(森陣営は)組織の締め付けが相当厳しくなってくる。相手を上回る運動量を確保していく」と意気込む。

   ◇    ◇ 

 参政党の新人大山里幸子(51)、政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)、無所属の新人遠藤雄大(40)も支持を呼びかけている。=おわり=



【福島県選挙区立候補者】(届け出順敬称略)

大山里幸子[おおやまりさこ] 51 参政新

越智寛之[おちひろゆき] 51 諸派新

森雅子[もりまさこ] 60 自民現

石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52 立民新

遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40 無所属新

1004OS5:2025/07/14(月) 11:38:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8b42109569a860ada3a42677ef6351b6f234bde
オリラジ中田の弟・中田フィッシュ氏、選挙カーの事故を謝罪「深く反省しています」
7/14(月) 10:03配信

日刊スポーツ
参議院選挙7月20日投開票

 自民党から参院選比例代表に立候補したプロダンサーの中田フィッシュ氏(39)が14日までにSNSを更新。選挙カーの事故を謝罪した。


 中田氏は、12日の選挙活動中に選挙カーで都内を走行中に「高さ制限の確認不足により鉄道高架に選挙カー看板部分を接触させ、看板が落下する事故が発生しました」と報告。「通行中の方を含め、けがや負傷をされた方はおらず、スタッフにもけが等はありませんでした」とした上で、「しかしながら、現場付近を通行されていた皆さま、高架を所有・管理されている関係者の皆さま、そして地域の皆さまに、多大なご心配とご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫びします」と謝罪した。

 「事故発生後、ただちに警視庁碑文谷警察署へ連絡を行い、現場検証と必要な手続きを進めていただきました。あわせて、高架の管理者様ともご連絡を取り、今後の対応について協議を進めています」と事故後の対応について説明。「このような事故を二度と起こさないよう、私自身、今回の事態を重く受け止め、深く反省しています。今後は、選挙カーの運用のみならず、すべてのスタッフと共に安全管理と事故防止策の強化を徹底し、改めて気を引き締めて活動にあたります。改めまして、このたびの件によりご不安やご迷惑をおかけしたすべての皆さまに、心よりお詫びします。誠に申し訳ありませんでした」とつづった。

 中田氏は大阪府出身で、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦の弟。「FISHBOY(フィッシュボーイ)」の名称で活動しており、若い年代層の知名度は高い。ダンスのプロリーグ「Dリーグ」で活躍しており、兄らと結成したユニット「レディオフィッシュ」のメンバーとして、NHK紅白歌合戦に出場したこともある。

1005OS5:2025/07/14(月) 12:39:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/45039addaa52260a577d34d88ba19de5a0548891
【参院選・激戦区ルポ】参政党と公明党が“最後の枠”をめぐりデッドヒート 「参政を通さないために今回だけは公明に入れる」というリベラル層も
7/14(月) 12:32配信

AERA DIGITAL
神奈川選挙区から出馬する参政党の初鹿野裕樹氏(左)と公明党の佐々木さやか氏

「うわぁ……、これは」

 神奈川県在住の男性(37)は報道各社の序盤の情勢調査を取りまとめた表を見るなりそう唸った。

【写真】参政党と“トラブル”になった共産党の女性候補

「今回は、公明党かなぁ……」

 7月20日に投開票される参議院議員選挙の神奈川選挙区は、定数4に16人が立候補する激戦区だ。日本保守党を除く全ての国政政党が候補者を1人ずつ立てている。ある党の関係者は「神奈川を通せるかで全国の趨勢が決まる」として、最重点区に位置付けているという。

 報道各社の情勢調査やその他の取材を総合すると、現時点では、立憲民主党現職の牧山弘恵氏(60)、自民党新人の脇雅昭氏(43)がやや先行し、残る2枠を巡って国民民主党新人の籠島彰宏氏(36)、参政党新人の初鹿野裕樹氏(48)、公明党現職の佐々木さやか氏(44)が激しく争っているとみられる。また、日本共産党新人の浅香由香氏(45)らも「当落線上まであと一歩」(陣営関係者)と懸命に前を追っている。

 冒頭の男性は特定の支持政党はないが、「ガチガチの反自公」(本人)で、初めて投票した約15年前から現在まで、自民党・公明党に投票したことはないという。

「第二次安倍政権がすすめた安保法制(2015年)は許せなかったし、『平和の党』とか言いながらそれを止めもせずにくっついている公明党なんて自民党と同じか、それ以上に嫌いですよ。でも、終盤になってもこの情勢が続くなら仕方がない。今回だけは公明党に入れるかもしれません」

 彼が念頭に置くのは参政党の初鹿野(はじかの)裕樹氏だ。

「初鹿野氏本人のことはよく知りません。でも、差別と分断をあおり、科学を無視する発信を繰り返してきた参政党は、絶対に通したくない。初めて言いますよ。公明党に頑張れって」

 予想外のエールも受ける公明党の佐々木さやか氏だが、まだまだ「視界良好」とは言えないようだ。

「いやぁ、厳しい戦いですよ。今回は本当に厳しい」

 公明党神奈川県本部の幹部が大粒の汗を流しながら言う。

■参政党は「共産党」とトラブルも

 全国的な集票力の衰えが指摘される公明党だが、ここ神奈川も例外ではない。佐々木氏が初当選した2013年に得た票は約63万票。それが前回22年に別の候補が出馬した際は、3位で当選したものの約54万7千票にまで落ち込んだ。

 いま陣営は、佐々木氏は当選圏から外れた5番手につけているとみており、必死の訴えを続ける。党幹部も続々と応援に入った。7月4日と8日には元代表で今も支持者の間で抜群の人気を誇る山口那津男氏、10日には岡本三成政調会長が応援演説し、支持者が駅頭を埋めた。

 岡本氏はAERAの取材にこう話した。

「(自民党の裏金問題への対応などで)わが党への風当たりは当然ありますし、自民党に厳しいことを言っていくべきだというご期待もいただいています。(参政党など)他党の勢いがどうこうは私からは言えないですけれど、あと10日(取材時点)、佐々木さんはホープですし実績も満載で仕事もできるので、何とか逆転できるように情熱と実績を訴えていきます」

 対する参政党・初鹿野陣営。こちらも「いま、5番手」として支持者に投票を訴えるが、その表情は比較的明るい。陣営幹部は言う。

「我々は新しい党なので一生懸命やるだけですよ。反応はいいです。若い人もたくさん足を止めてくれて」

 初鹿野氏本人も手応えは感じているようだ。

「梅村みずほさんが5人目の国会議員になって、やっぱりうちの代表がメディアに出られるようになってからですかね。支持が急に広がって、私たちもびっくりしています。この勢いに乗って頑張っていきたいですね」

1006OS5:2025/07/14(月) 12:40:00
 だが、初鹿野氏は他党と“トラブル”も抱えている。

 初鹿野氏は7日、日本共産党についてSNS「X」に「沢山の仲間が共産党員により殺害され、殺害方法も残虐であり、今だに(原文ママ)恐怖心が拭えません」などと投稿、日本共産党神奈川県委員会は8日に撤回と謝罪を求めて抗議した。

 初鹿野氏は「白鳥事件」(1952年)などを根拠に問題ないとXに投稿し、陣営幹部も「党本部に任せているので我々としては特になにも」とどこ吹く風だが、日本共産党神奈川県委員会の藤原正明委員長は11日、AERAの取材に対し、参政党から抗議文への返答がないとして、「法的措置をとることも視野にいれている」と話した。

■立憲は候補者「一本化」で安定

 共産党支持者もおかんむりのようだ。60代の女性は、「ほんと、許せないわよね。『うそをつかない』とか、『差別はいけない』とか、いい大人になんでそんな当たり前のことを言わなきゃいけないのかしら」

 その共産党の浅香由香氏は、情勢調査では当落線上からやや遅れた6番手につけている。4回目の挑戦で、過去3度はいずれも次点に泣いた。11日には志位和夫議長が応援入り。今週も小池晃書記局長らの神奈川入りを予定しているという。

 国民民主党の籠島彰宏氏も当落線上で激しく争う。一時は野党第1党を伺う勢いもあった国民民主党だが、党全体の支持率は落ち込みが目立つ。それでも、「期待」の声も多く聞かれた。

「長く自民党に入れていたけれど、今回は籠島さんに入れます。私は高卒だったけど正社員でずっとやってきて子どもを育てて家も建てた。でも、今の若い人はなかなか将来が見えないでしょう。私はもう引退しているけれど、若い人のためにも、国民民主党に頑張ってほしいですよ」(60代男性)

 籠島氏本人は党の看板政策である手取り増のほか、農林水産省出身の経歴を生かしコメ問題などについても訴える。

「手応えはあります。でも、いまの手応えが最後どうなるかは本当に未知数。風の変化はいろいろ感じますけれど、自分のなかの変化はありません。他党がどうとかは全くないです。自分の政策を愚直に訴えていくだけです」

 一方、陣営関係者からはポロリと本音も漏れた。

「参政党は勢いあるし、立憲さんが一本化して、安定してるからなあ」

 立憲民主党は当初、現職の牧山氏のほか、前回22年参院選の欠員補充枠(任期3年)で当選した水野素子氏が出馬を予定していた。定数4に現職2人が立つ選挙戦は共倒れの危険もあったが、5月に週刊文春が水野氏のパワハラ疑惑を報道。直後に水野氏が出馬を取りやめて牧山氏に一本化した経緯がある。籠島陣営からすると、立憲が2人立てればその2人よりも上位に入れる皮算用があったのかもしれない。

 神奈川選挙区にはほかに、れいわ新選組新人の三好諒氏(40)、日本維新の会新人の千葉修平氏(53)らも立候補している。

 灼熱の選挙戦も、残り約1週間。激しいつばぜり合いが続く。

(AERA編集部・川口穣)

川口穣

1007OS5:2025/07/14(月) 22:17:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/a26a11b58626677a511b3eab4afd64e9b5848fd7
公明、厳しい戦いを 国民民主、参政の支持拡大であおりも「苦しいとき、一歩も引かず」 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:39配信
産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した参院選の中盤情勢調査では、公明党が複数の選挙区で厳しい戦いを強いられている現状が明らかとなった。国民民主、参政の両党が支持を拡大しているあおりを受けた格好で、党内には焦りもにじむ。

14日午後、大阪市内で大阪選挙区(改選数4)の公明現職と並んだ斉藤鉄夫代表は「他の陣営も厳しいが、私たちも苦しい」と厳しい情勢に言及し「苦しいときに一歩も引かず、走り抜いたほうが勝つ。この6日間走り抜く」と強調した。

大阪では、支持母体の創価学会が「常勝関西」と呼ばれる強固な支持基盤を築いてきたが、昨年の衆院選で日本維新の会と全面対決の末、候補を立てた4選挙区で全敗した。参院選では党勢回復に向けて落とせない選挙区だが、参政新人が台頭し、立憲民主党の新人と最後の1議席を争う展開となっている。

公明は参院選で、候補を立てた7選挙区と比例代表の改選7議席の計14議席以上の獲得を目指すが、今回の調査で選挙区で公明候補が戦いを有利に進めているのは東京選挙区(改選数6、欠員補充1)だけだった。

西田実仁幹事長が「最重点区」と位置付け斉藤氏が第一声を行った兵庫選挙区では、テレビ出演などで知名度が高い県内の首長経験者の無所属候補がリードしており、公明現職は参政新人などと当落線上で争う。

同じく最重点区の福岡のほか、重点区の埼玉、神奈川選挙区でも国民民主と参政の候補が支持を広げ、公明現職はいずれも後れをとっている。

公明関係者は急伸する参政について「基本的に公明と支持層は重ならないが、それだけ参政ブームが強いということだ」と危機感を募らせた。(長橋和之)

1008名無しさん:2025/07/14(月) 22:18:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b2cdaa45f6366762b21181034bd72a58379372a
「自民には勝たせたくない意識に」1人区で自民優位は32のうち7選挙区…中盤情勢 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:39配信


62
コメント62件


産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した参院選の中盤情勢調査では、32ある「改選1人区」のうち自民党が優位に立ったのは7選挙区のみだった。選挙戦序盤の5、6両日の調査に比べ2減となった。一方、野党系は2増えて10選挙区で優位に。自民の状況は選挙戦が進むにつれ厳しさを増している。

自民は前回接戦だった秋田、新潟、徳島・高知、宮崎、沖縄の5選挙区で野党系に優勢に立たれた。宮崎で敗れれば18年ぶりとなる。

石破茂首相(自民総裁)は14日、秋田選挙区に応援入りし「国家、日本がどうなるのかが問われている。お一人お一人(票を)積み上げていただきたい」と声を張り上げた。帰京後の夜には党幹部らと情勢を分析し、重点的に応援に入る選挙区を決めたとみられる。

前回自民が優勢だった栃木、長崎、熊本の3選挙区では接戦に持ち込まれている。参院幹部は「栃木や熊本は勝てるだろうと思っていた。(有権者が)自民には勝たせたくないという意識になっているんだろうな」と焦りを募らせた。「運のいいことに能登で地震があった」という鶴保庸介参院議員の失言も影響した可能性がある。

自民有利に動いたのは接戦から自民優勢に変わった群馬と、野党系優勢から接戦に持ち込んだ長野、大分だけだ。

苦境の背景には自民の岩盤支持層の離反があるとみられる。旧安倍派などの「政治とカネ」の問題、岸田文雄前政権下でのLGBT理解増進法成立などリベラル色の強い政策、石破首相の明確なビジョンの欠如、13年続く自公政権の停滞感-などの要因が考えられる。

全国の自民候補の陣営からは「参政党に票を食われている」という声が相次いでいる。情勢調査で、前回は自民が大差をつけたのに立憲民主党に並ばれた栃木や、前回の接戦から一転して立民に後れを取った新潟では、自民と立民には及ばないものの参政候補が2割近い支持を集めた。

比例代表でも30代と40代の投票先は参政が自民を上回った。「自民支持」と答えた人に絞っても参政に投票するとの回答が6・9%に上った。参政は日本維新の会とれいわ新選組の支持層にも対自民と同程度食い込み、台風の目になっている。(田中一世)

1009OS5:2025/07/14(月) 22:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/03788254f7f5d1423383de25592ceeb0a6663f9d
立民、選挙区で優勢に 敵失と共産共闘が奏功 党勢のバロメーターの比例は勢い欠く 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:30配信
産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した参院選の中盤情勢調査では、立憲民主党が選挙区での戦いを優勢に進めていることが分かった。選挙戦を左右する「改選1人区」では共産党を含む他の野党との選挙協力が奏功し、参政党が自民党の支持層を切り崩す運にも恵まれた。ただ、党勢のバロメーターである比例代表は、選挙区での健闘がそのまま支持に結びついておらず、勢いはない。

立民の野田佳彦代表は14日、福岡選挙区(改選数3)で立民現職の応援演説を終えると、野党系無所属が戦う沖縄選挙区(同1)に飛んだ。12、13両日は立民候補の接戦が伝えられる青森、宮城、福島、岡山の各1人区、京都選挙区(同2)を重点的に回った。いずれも与野党伯仲の選挙区ばかりで、横一線の激戦を繰り広げている。

今回調査の結果、立民は改選22議席から20議席台後半に増やすとみられる。主に選挙区で議席を上積みする見通しだ。

特に1人区では、前回調査で野党系候補が優勢とみられる選挙区が8だったのに対し、今回は10選挙区でリードする。立民は共産が候補者を擁立しなかった1人区で優勢に戦い、これまで与党と議席を分け合う傾向が強かった改選複数区でも堅調だ。

選挙区での戦いぶりについて、立民幹部は「手堅く頑張っている」と満足げに語り、別の幹部は「与党に逆風が吹いている」と分析した。

もっとも与党が激しい逆風に見舞われているのに対し、立民を後押しするのはそよ風程度だ。今回の調査では参政が選挙区・比例の双方で議席を伸ばすとみられ、2桁議席も見えてきた。「手取りを増やす」と訴える国民民主も改選4議席から2倍以上伸ばしそうだ。

一方の立民は選挙区で先行するものの、比例では苦戦する。立民ベテランは「比例が全然、伸びない」と語り、勢いに乗り切れない状況にいらだちを見せた。(千田恒弥)

1010OS5:2025/07/14(月) 22:20:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/854e857f7d6cd7265f021fed59d511bd86b3fafc
参政攻勢で関西の構図一変 維新は牙城の大阪で2人目苦戦、自民は和歌山で劣勢 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:28配信

産経新聞
参院選情勢調査では、関西でも参政党が支持を広げている状況が明らかになった。改選数2以上の「複数区」で参政が議席争いに加わり、従来の構図が一変。自民、公明両党や日本維新の会など主要政党が苦戦を強いられている。

維新は本拠地の大阪選挙区(改選数4)で過去3回いずれも2議席を獲得し、今回も新人2人の当選が「至上命令」(ベテラン議員)とされる。1人は優勢だが、参政の攻勢などを受けて2人目が最後の議席を争う。

過去4回の選挙で議席を得ている兵庫選挙区(改選数3)でも新人が厳しい戦いを強いられ、吉村洋文代表ら党幹部が集中的にてこ入れ。京都選挙区(改選数2)では新人が自民や共産党の現職と競り合っている。

逆風下の自民は、失言した鶴保庸介参院議員の地元の和歌山選挙区(改選数1)で劣勢を余儀なくされている。滋賀選挙区(同)で新人が優位に立ち、京都や大阪で他党と激しく争う。

「常勝関西」復活を懸けた公明は、大阪と兵庫の議席死守が必達目標だが、いずれも参政などが加わった混戦を抜け出せず、予断を許さない。

関西6府県の比例代表の投票先をみると、京都と奈良を除く4府県で参政が2位となった。維新は大阪で1位、京都で2位だが他県で苦戦している。自民は大阪を除く5府県で1位だった。(清宮真一)

1011OS5:2025/07/14(月) 22:21:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6144c08e07dac72f983676069e02a769fbfc75f8
自公、参院過半数は困難か 自民は比例区でも苦戦 朝日終盤情勢調査
7/14(月) 21:30配信

朝日新聞
情勢調査に基づく議席推計

 7月20日投開票の参院選について、朝日新聞社は13、14の両日、全国の有権者を対象に電話とインターネットによる情勢調査を行った。取材で得た情報も加え、終盤情勢を探った。自民、公明の与党は序盤情勢より劣勢となり、非改選を含む定数の過半数(125議席)の維持は困難な情勢となっている。自民は比例区も苦戦し、選挙区とあわせて30議席台半ばとなる公算が大きい。国民民主は伸長、参政は勢いを強め、いずれも改選議席数を大きく上回る情勢だ。

 調査時点で投票態度を明らかにしていない人が選挙区と比例区でいずれも4割おり、情勢が今後変わる可能性がある。

朝日新聞社

1012OS5:2025/07/15(火) 13:13:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/51fb3061f420d77a3348a9f228cb1c331a8bfc3e
コメ騒動で揺れる農業票…東北6県はいずれもカギ握る「1人区」
7/10(木) 5:00配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<1>

1
/
2

(写真:読売新聞)

 4日、水田地帯が広がる福島県白河市。地元産コシヒカリのコメ袋が置かれた農産品直売所に首相で自民党総裁の石破茂(68)が姿を見せた。待ち受けた農家が「農家が稼げるコメの単価でお願いします」と直訴すると、農相経験がある石破は「生産者と消費者どっちの前でも同じことを言う農政をやりたい。農業が次の時代に続くよう一生懸命努力する」と約束した。

 この懇談は、参院選の福島選挙区に出馬した自民の森雅子(60)の応援で来県した石破側が「生産者重視の姿勢を示す」(周辺)ために開催を要請した。

 高騰したコメ価格は、政府備蓄米の放出効果で下落に転じた。消費者は好感したが、福島などのコメどころでは、収入が減りかねないと懸念する農家も多い。自民と蜜月関係を築くJA(農業協同組合)でも不安の声が出ている。

 4日に同市で開かれた森の集会では、地元のJA組合長が「備蓄米の価格が新米の価格になれば、農家はコメづくりをやめてしまう」とクギを刺した。森は何度もうなずいたが、直後の演説でコメ問題に触れなかった。「農業者が働いたお金で家族で楽しく暮らせるようにしたい」と唱えたこともあるが、選挙戦での言及は少ない。「生産者と消費者双方への配慮を伝えきれない」(陣営幹部)ためだ。

 自民と農家に生じた微妙な距離に好機を見いだそうとしているのが、立憲民主党の石原洋三郎(52)だ。「農家が『やっていける』と思える農業を訴えている」と強調し、農業票の取り込みを図っている。

 「自民党に対する厳しい風が吹いている。深く反省し、出直していく」

 法相や少子化相を歴任し、福島選挙区で4選を目指す自民党の森雅子(60)は6日の福島県田村市での集会で危機感をあらわにした。党勢低迷に加え、所属した旧安倍派の政治資金パーティー収入の政治資金収支報告書への不記載問題で批判を浴びたためだ。公明党は推薦を出さず、「強力なる心情的支援」(県本部)にとどめた。

 そんな逆風下の森が気をもむのが、自民の支持基盤といえる農業票の行方だ。JA(農業協同組合)職員ら約7000人で構成する県農業者政治連盟(県農政連)から推薦は得た。ただ、JA内では、コメ価格引き下げの旗振り役となっている農相の小泉進次郎(44)が志向する農政改革への警戒感が根強い。森は「心配している農家が多い」と漏らす。

 東日本大震災後の風評被害に苦しんできた福島の生産者は、とりわけ価格動向に敏感だ。6月15日、当時、県農政連委員長だった管野啓二(72)は南相馬市に足を運んだ小泉と向き合い、「生産者、流通業者、消費者がそれぞれ納得できる価格」が必要だと迫った。

 コメ問題に向ける目線は、消費者と生産者で異なる。それゆえ、森は小泉農政の評価に踏み込むことに慎重だが、そろりと農家寄りの立場をアピールし始めた。9日にはインスタグラムに「私の祖父母も農家だ。農家が農業を続けられるような価格に落ち着くように頑張ります」と投稿した。

 福島を含む東北6県はいずれも改選定数1の「1人区」で、自民は情勢で守勢に回っている。自民執行部は「福島は死守したい」とし、最重点区に位置づける。首相で自民党総裁の石破茂(68)は7日、4日に訪れた白河市の市長、鈴木和夫(75)の電話を鳴らし、「首長さんが頼りなので力を貸してください」と頼み込んだ。

1013名無しさん:2025/07/15(火) 13:13:23
 対する立憲民主党の石原洋三郎(52)の陣営は、「消費者目線の改革だ」と小泉農政を攻撃する。立民幹事長の小川淳也(54)は4日、郡山市の街頭に立ち、政府備蓄米の放出を進めた小泉に矛先を向けた。「人気があるから悪口言うのは怖いけど、放出しているのは、あんたのコメじゃない。有事に備えた頼みの綱だ」

 5日、矢吹町の農産品直売所前。石原は農家ら約70人を前に、政府・自民の農政批判を繰り広げた。「コメ不足は今までの政治の結果だ。農業が盛んで地方が元気だったら、問題は出てこない」と断じ、今回の参院選が、コメ政策の「大きな分岐点になる」と呼びかけた。

 2009年から12年に民主党衆院議員を務めた石原はこの日の演説で、民主党政権が実施した「農業者戸別所得補償制度」にも触れた。立民は、この制度を拡充し、農地面積に応じて交付金を払う新制度を公約で掲げる。石原は周囲に「農家から制度導入を望む声が届く」と手応えを語る。

 農家が安定した収入を得られ、消費者が安心して購入できるコメ価格。その両立に必要な改革は何か。明快な答えは見つからないまま、「令和の米騒動」で揺れる農業票の争奪戦が熱を帯びている。(敬称略)(堀和彦、福島支局 山波愛)

1014OS5:2025/07/15(火) 13:13:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2b2b35df1d569adec251fe32207eb284bea8e88
自民幹事長お膝元、保守王国の鹿児島で「重鎮の娘」反乱…野党系が擁立
7/11(金) 5:00配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<2>
(写真:読売新聞)

 「我が胸の燃ゆる思いに比べれば 煙はうすし桜島山」

【図】一目でわかる…「政権交代」望む声、どれぐらいあるか(読売世論調査)

 公示日の3日、明治維新の立役者・大久保利通の銅像に臨む鹿児島市の広場。参院選の鹿児島選挙区に立候補した無所属の尾辻朋実(44)は、前参院議長の父・尾辻秀久(84)が2013年に比例選から同区に転じた時と同じ言葉で第一声を始めた。秀久は6期36年の任期を終えて引退する参院自民党の重鎮だ。

(写真:読売新聞)

 だが、この日、朋実と初陣を共にしたのは、自民でなく、立憲民主党や社民党県連の幹部らだ。立民は「秀久さんの娘が自民に砂をかけて出てきた」とアピールし、保守王国での「反乱」への支持拡大を狙う。

 〈秀久のむすめ〉。朋実は5日、背中側にこう大書したタスキをかけて繁華街の天文館交差点に立ち、「父が生まれ育った地区からスタートした」と切り出した。

 秀久の秘書を務めた朋実は昨年夏、秀久の後継を決める自民県連の候補者公募に挑むも、選外になった。選ばれたのは、自民の園田修光(68)。衆院と参院での議員経験や有権者への浸透ぶりで軍配が上がった。

 公募結果を受け、「引き抜き」に動いたのが、立民衆院議員の川内博史(63)だ。川内は昨年11月、野党系からの擁立の許しを得ようと秀久に直談判した。拒絶も覚悟したが、秀久は「娘は娘の人生がある。自分で決めるだろう」と応じた。

 秀久と長年戦った立民の支持団体には、朋実の支援に抵抗もあった。朋実を推薦した連合鹿児島の会長、下町和三(65)は「勝てば政治の地殻変動が起きる。劇薬だが、のみ込んだ」と振り返る。共産党も立候補予定者を取り下げ、野党は事実上、一本化した。

 鹿児島は自民幹事長、森山裕(80)のお膝元だ。鹿児島市議出身の森山は県連会長として県政界も取り仕切る。郵政民営化に反対した森山は05年衆院選は無所属で出馬し、自民の「刺客」を破った。盤石な支持基盤を誇り、保守王国は「森山王国」でもある。

 「森山幹事長に(候補者に)選んでいただき、また皆さんの声を国会に伝えられる」

 園田は10日、鹿児島市で支持を呼びかけた。全国を回る合間を縫って森山も駆けつけ、「本当に厳しい戦いだ。何としても勝ち抜かないといけない」と力を込めた。森山は公示日の朝には園田に電話し、「絶対に勝たないといけない。総力を挙げてやる」と激励した。

 鹿児島が改選定数1の「1人区」となった01年以降、負け知らずの自民は組織戦で迎え撃つ。ある県議は「薩摩隼人(はやと)は筋を通さないのが嫌いだ。団体を徹底的にまとめる」と意気込む。JA(農業協同組合)の政治団体「県農民政治連盟」や県遺族連合会など有力団体の推薦状が選挙事務所の壁を埋め尽くす。

 ただ、遺族連合会事務局長の朝広三雄(80)は「頭が痛い」とこぼす。秀久が1985年から会長を務めているためだ。「秀久が方々に電話で朋実支持を呼びかけているようだ」との臆測も飛び交う。

 2日には森山と党紀委員長の連名で「非公認・非推薦候補者への応援は絶対に許さない」との通達が出た。党内では、鹿児島も念頭にあると受け止められた。

 疑心暗鬼にさいなまれる自民の敵対心は、朋実の出馬を容認した秀久に向く。地元入りを控えてきた秀久が選挙中に朋実陣営の応援に入るかどうかに自民は神経をとがらす。自民県連幹部は「何十年と議員を務められたのは自民と森山会長の支えがあったからだ。二度と鹿児島の土は踏ませない」といきり立つ。

 「圧倒的に自民優位な土地柄」(立民衆院議員)ゆえ、朋実が当選後に自民入りするとの見方もくすぶる。朋実は支援者から「選挙後、どうせ自民に帰るんだが」と問われ、「森山幹事長にケンカ売ってるんです。ほんな復帰させるはずがない」と答えたこともあった。

 野党系陣営の結束を乱しかねない「復帰説」を打ち消すため、朋実はこう宣言している。「片道切符を握った人間だ。帰るところはない覚悟で戦っている」

(敬称略)(阿部雄太、鹿児島支局 小林未南)

1015名無しさん:2025/07/15(火) 13:14:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf3740025f7ffcf6589e7cc5c0f052423b964a1e
「風を読む小池が来ないのは、こちらに吹いてないからだ」…気をもむ「百合子票」の行方
7/12(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<3>
(写真:読売新聞)

 全国最多の7議席を争う東京選挙区。候補者32人の論戦は白熱している。

【写真】政見放送で胸元あらわに「お友だち登録してね」

 「自民党は逆風だが、今こそ立ち上がって前に進まなければいけない」

 スケートパークなどのスポーツ施設が立ち並ぶ東京・渋谷の宮下公園前で3日、競泳をイメージした水色シャツ姿の自民新人の鈴木大地(58)は汗だくになりながら声をからした。

 1988年ソウル五輪・競泳の金メダリスト。安倍内閣下で初代スポーツ庁長官を務めた知名度の高さから、自民の「2人目」として、旧安倍派衆院議員の萩生田光一(61)らが5月下旬に急きょ担ぎ出した。

 前哨戦となる都議選で過去最低議席の惨敗を喫した直後の6月24日、党本部で開いた鈴木の選対会議。都連所属の萩生田は「鈴木大地一本で行く。極めて偏った活動をしなければ勝てない」と強調した。都議選の「2人区」以上で複数当選はゼロだったとも強調し、「鈴木シフト」に理解を求めた。

 反発を強めるのが前厚生労働相で、党参院議員会長の武見敬三(73)だ。日本医師連盟など厚労系を中心とした約300団体の支援を受けて6選を目指すが、直近2回は最下位当選。選挙基盤は盤石とは言えず、「政治とカネ」を巡る党への逆風も重なる。

 武見は公示前、都連会長の井上信治(55)に「党の支援団体は平等に割ってほしい」と懇願したが、井上は鈴木の擁立を土壇場で決めた負い目から、いったん難色を示した。しかし、武見の情勢が厳しいことを踏まえ、井上は今月11日、自民系の業界団体に対し、武見を支援するよう要請した。

 都連は2013年から続く「2人当選」を目指し、都知事の小池百合子(72)が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が都議選で得た約104万票に狙いを定める。

 都議選では激突したものの、小池は国政との連携を重視し、参院選は自民、公明両党を応援すると表明しており、無党派層が多いとされる「都民ファ票」の取り込みに注力する。

 小池は11日夜、都内のホテルで開催された武見の演説会に駆けつけ、「国政と都政にとって必要だ」と持ち上げてみせた。これに対し、陣営は「街頭には来てくれないので、支持は広がりにくい」と冷淡で、自民内も「小池支持層が今更流れてくるとは思えない」と見る向きは多い。

 一方、強気の姿勢を見せるのは国民民主党だ。東京で一度も議席を得たことはないが、世論調査の政党支持率で野党1位だった勢いに乗り、4月に新人の牛田茉友(40)と奥村祥大(31)の2人擁立を決めた。

 アナウンサー出身の牛田が無党派層に浸透し、元会社員の奥村は党の支持母体である四つの民間産業別労働組合(産別)の組織票で引き上げる戦略を描いていた。

 もっとも、その戦略には狂いが生じている。一つ目の誤算は、小池が自公の支援に回ったことだ。代表の玉木雄一郎(56)は小池が17年に結党した希望の党に合流し、良好な関係を築いてきた。昨年の衆院東京15区補欠選挙などで小池が推す候補を「公認並み」に支援した経緯もあり、小池の応援を期待していた国民民主選対幹部は「風を読むのがうまい小池が来ないのは、こちらに風が吹いていないからだ」と嘆く。

 もう一つは、6月に比例選への擁立を見送った元衆院議員の山尾志桜里(50)が離党して無所属で出馬したことだ。山尾を巡る一連の騒動で党支持率は急落し、山尾は選挙戦で古巣を非難している。ただ、玉木は周囲に「2人当選のチャンスはある」と強気に語る。

 立憲民主党は再選を目指す塩村文夏(47)と、昨年比例選で繰り上げ当選した奥村政佳(47)の現職2人の当選を期す。「共倒れ」を避けるため、東京23区を東西に分け、保守系が強い東部は塩村、立民が比較的強い西部と多摩地域は奥村ですみ分けた。それでも、都連幹部は「1議席死守のため、票をどちらかに寄せる可能性もある」と明かす。

 その動向が全国に影響する首都決戦。公明新人の川村雄大(41)は党幹部らの支援を受けて街頭に立ち、3選を目指す共産の吉良佳子(42)は消費税減税を訴えている。

 日本維新の会は6年前に議席を得た前参院議員の音喜多駿(41)、れいわ新選組は元衆院議員の山本譲司(62)を立てた。躍進が見込まれる参政党は新人のさや(43)を公認し、日本保守党の小坂英二(52)ら多くの新人も立候補している。(敬称略)(谷口京子、薦田大和)

1016OS5:2025/07/15(火) 13:14:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca571f64f85504be06c7bb8a18886c7565a43f60
土俵際だった小沢王国、自民の「政治とカネ」で風向き変化…繰り広げられる因縁の決戦
7/13(日) 8:00配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<4>
 「小沢王国」で因縁の対決が繰り広げられている。

【ボートマッチ】20の質問であなたの考えに近い政党・候補者が分かる!

小沢一郎衆院議員と鈴木総務会長

 立憲民主党衆院議員の小沢一郎(83)が参院選の岩手選挙区で野党共闘体制を築き、そこに小沢の元側近で自民党の平野達男(71)が「どぶ板」戦術で挑む構図だ。

(写真:読売新聞)

 10日、すっかり日焼けした平野は滝沢市のスーパーの駐車場に立ち、「もう一度、国政に戻してください。とにかく、もう一回国政に戻してください。それが最も訴えたいことだ」とかれ気味の声で支持を求めた。

 衆院岩手2区選出で自民総務会長の鈴木俊一(72)も駆け付け、「物価高対策は、どの党よりも確実に責任を持って前に進めている」と強調した。

 2019年参院選で落選し、一度は引退を覚悟した平野は1月から広い県内をくまなく歩いてきた。

 公示が迫った7月1日、平野は二戸市の薬局前で車を降り、店に入ると「ごあいさつに歩かせてもらっています」と頭を下げた。この日は午前中だけで企業や店舗を14軒回った。2日には北上市で、中学の同級生と一緒に商業施設の前で買い物客に語りかけた。「新人議員じゃできない選挙だ。最後、蛮勇を振るって訴え、活路が開けるかもしれないという思いで立った」

 迎え撃つ小沢は今回、19年参院選では無所属の野党統一候補として勝利し、その後立民入りした横沢高徳(53)を立民公認で擁立した。さらに、共産党や連合などとのパイプを駆使し、横沢支持でまとめ上げた。

 3日、盛岡市での横沢の第一声には、立民、共産、社民各党や連合の地元幹部が顔をそろえた。

 小沢がマイクを握ると、約400人の聴衆から大きな拍手がわき起こった。小沢は「野党がまとまって政権を取って、働く決意がないといけない。野党共闘の原点は岩手から始まった。全国のモデルとなって、国会にもう一度送ってもらう」と自信を見せた。

 パラリンピック選手だった横沢は「健常者としての視点と車いすから見える視点、両方から社会を捉え、国民の生活が第一の政治を実現する」と誓った。「国民の生活が第一」は小沢が民主党離党後に作った政党名でもある。

 平野と小沢は、今回参院選で注目される消費税を巡っても確執が深い。

 小沢は12年、民主党政権が自公両党と合意した、消費税率を段階的に10%に引き上げる「社会保障と税の一体改革」に反対し、民主党を離れた。復興相だった平野は民主党に残り、自由党時代から政治行動を共にしてきた小沢とたもとをわかった。19年参院選では、小沢が支える横沢が消費税率10%への引き上げに反対し、平野は賛成した。

 今回も同様の論戦が続く。横沢は「生きていくために必要なのは食べ物だ。食料品にかかる消費税減税を進め、(税率)0%を実現する」と唱える。平野は「減税と言う野党に政権を任せるわけにはいかない」と与党の責任を前面に出し、財務相経験を持つ鈴木も野党の減税論は「無責任だ」と主張する。

 厳しい戦いを強いられる平野だが、一時は鈴木らと共に「王国」を崩壊寸前まで追い込んだこともあった。

 21年衆院選の岩手3区では自民候補が小沢を破った。1969年に初当選した小沢の選挙区での初の敗北だった。22年参院選の岩手選挙区でも自民候補が30年ぶりに勝利した。自民党離党後に2度の政権交代を主導した小沢の復権を恐れる自民党本部が岩手を重点的に支援し、その選挙体制を平野は裏方で支えた。

 小沢の政治力に陰りが見えるようになっていたにもかかわらず、昨年以降、自民への風向きは一変した。「政治とカネ」の問題が岩手の自民議員に相次いで発覚したためだ。昨年10月の衆院選の岩手3区は小沢が制し、威信を取り戻した。自民の順風時に復帰待望論が広がっても、世代交代をすべきだとの考えだった平野は自らが出馬するしかないと腹をくくり、今に至る。

 政党を作っては壊しながら非自民勢力の結集にかけてきた小沢と、小沢つぶしに心血を注ぐ自民の戦いは30年を超えてなお決着がついていない。(敬称略)(荒木香苗、盛岡支局 冨田駿)

1017OS5:2025/07/15(火) 13:15:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd41c5559203e83b3b2eeb50c94dbfb1c089a643
維新の会「大阪夏の陣」、発祥地で2議席死守に躍起…「家族で均等に票を割って」
7/15(火) 11:41配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<5>
(写真:読売新聞)

 日本維新の会が、発祥地の大阪で「夏の陣」に臨んでいる。

【一覧】参院選2025の大阪選挙区(改選4)の候補者

 大阪市有数の繁華街・難波。海外からの大阪・関西万博の来場者らも行き交う3日、選挙カーの上に立った維新代表で大阪府知事の吉村洋文(50)は「大阪から日本を変えていく」と声を張り上げた。

 昨年の衆院選敗北を受けて党再生を託された吉村。初めての国政選の第一声には、左胸に「次世代のために」とあしらった黒色のポロシャツ姿で臨んだ。党創設者の橋下徹(56)が掲げていたフレーズを引き継いだもので、結党の原点に回帰する意味を込めた。

 「大阪で負ければ、恐らく維新は崩壊する」。新人の岡崎太(57)は4日、河内長野市での集会でこう危機感をあおった。後に続いた新人の佐々木理江(42)も「大苦戦している。何とか2議席、守らせていただきたい」と頭を下げた。

 維新は2022年参院選比例選で改選野党第1党に躍進したが、その後は万博の会場建設費の上振れや相次ぐ不祥事が批判を招き、支持率は伸び悩んでいる。

 「結党から10年以上たち、大阪でも有権者に飽きられてきた」

 元代表の松井一郎(61)は最近、周囲にこう語った。実際、昨年の衆院選で維新が大阪で得た比例票は約115万票で、22年参院選から約30万票減っている。

 大阪選挙区では16年以降、3回連続で2議席を得る底力を見せてきたが、当選した2人の得票差が開くこともあった。今回は19人で4議席を争う構図となり、均等な票割りが「2人当選」のカギとなる。

 岡崎と佐々木は、6月まで大阪市議だったため、府全域での浸透は道半ばで、支持者から「どっちに投票したらええんか」との声が寄せられた。党は府内の議員約300人を両陣営に分けて支援し、「2人当選のため、家族で均等に票を割って」と呼びかけている。

 それでも、党は「佐々木が先行し、岡崎は当落線上」と分析し、週末の12、13日は岡崎を集中的に支援するよう求める内部通達を11日付で出した。「2名当選は至上命令」と記しており、幹部は「後から出来た国民民主党や参政党が追い上げてきている。佐々木に票が偏れば、1議席にとどまる可能性もある」と狙いを明かす。14日以降も「岡崎シフト」を続ける構えだ。

 一方、21年、24年の衆院選で、候補を擁立した府内15小選挙区で維新に全敗を喫した自民党は「反維新」の急先鋒(せんぽう)を立てた。

 「大阪を変えなきゃいけない。『ニュー柳本』になって新しくやり直す」

 3日昼、大阪市役所前で演説した府連会長の青山繁晴(72)がこう紹介すると、前衆院議員の柳本顕(51)は「今までの柳本とちゃいまっせ」と強調してみせた。

 柳本は大阪市議を5期務め、維新の看板政策だった大阪都構想を批判してきたイメージが強い。今回は、維新が3回目の挑戦を模索する都構想への反対論は封印している。

 柳本の擁立を巡っては、現職の太田房江(74)を推した党本部と公募を求めた府連が対立し、公認決定が6月中旬にずれ込んだ。政権与党でありながら、4枠を争う大阪は苦戦が予想される。維新に流れたかつての自民支持層を取り戻そうと、党を挙げた支援が続く。

 今月11日には幹事長の森山裕(80)が大阪入りした。府連の選対会議で「現状では重点選挙区にせざるを得ない」と厳しい情勢を説明した上で、「落とせない選挙区。今一度奮起してほしい」とげきを飛ばした。

 参政党は宮出千慧(40)が出馬した。代表の神谷宗幣(47)は「最初の本拠地は大阪。一番政党支持が高いのは近畿だ」とアピールする。神谷は大阪府吹田市議時代、知事だった橋下と連携を模索した時期もあり、大阪へのこだわりは強い。

 「常勝関西」と呼ばれる地盤を築いてきた公明党は杉久武(49)が3選を目指す。昨年の衆院選では府内4小選挙区で維新に全敗し、支持母体の創価学会の集票力の陰りも指摘される。府本部幹部は「これまででもっとも厳しい参院選だ」と焦りを募らせている。

 過去3回、議席を独占してきた自民、公明、維新が勢いに乗り切れない中、国民民主は医師の渡辺莉央(30)を公認した。代表の玉木雄一郎(56)は「新しい選択肢に1票を託していただきたい」と呼びかけ、初の議席獲得を期す。立憲民主党は橋口玲(56)、共産党は清水忠史(57)のいずれも新人を擁立。歌手の世良公則(69)らも立候補している。(敬称略)(山本貴広、大阪社会部 浅野友美)

1018OS5:2025/07/15(火) 13:22:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5ff22948d303562614ff12c03af4de738fd1ef6
参院選の投票率は? 初の連休中日、若干上昇の予想も…関係者「50%超えて」「自民候補に有利」 長崎
7/15(火) 10:30配信


34
コメント34件


長崎新聞
参院選投票率の推移

 参院選は20日の投開票まで1週間を切った。戦後の国政選挙で3連休中日に投票日が設けられたのは初めて。行楽などで外出する人が増えるとして低投票率を懸念する声がある中、長崎選挙区では直近2回が5割を下回っており、行方が注目される。各陣営は勝敗に影響する投票率に気をもむが、希望的観測を含め、前回を若干上回るとの予想も聞かれる。

 2022年参院選の同選挙区の投票率は48・72%。台風の影響で激しい雨が降り、過去最低を記録した19年参院選(45・46%)を約3ポイント上回ったものの、全国(52・05%)を3ポイント超下回り、同選挙区で過去2番目の低さだった。

 同選挙区の期日前投票は今回、投開票日1週間前時点(累計10日間)で有権者(選挙人名簿登録者数)の8・82%が投票。前回の同時点(累計11日間)と比べ、1・88ポイント増加している。県選管は、仕事やレジャーなどで20日に投票できない有権者に、期日前投票の利用を呼びかけている。

 共産新人の筒井涼介候補(31)陣営は「物価高の中で、暮らしを守ってほしいという多くの願いを聞いている。県民にとって関心が高い選挙」として、前回と比べ投票率がアップすると期待。街頭でも「1票で政治が変わる」と訴え、有権者に投票を促している。

 自民現職の古賀友一郎候補(57)陣営。党県連の加藤竜祥会長は「50%は超えてほしい」とするが、「盛り上がりを感じない」とこぼす。投票日が連休中日であることも懸念し「与党の実績を訴え、有権者や団体の票を地道に積み上げていくしかない」と話す。

 参政新人の黒石隆太候補(33)陣営は、交流サイト(SNS)を活用した選挙活動を展開していることで、前回より20〜40代の投票率が上がると予想。「生活苦を抱く人が投票率を押し上げる可能性がある」として、前回より若干上昇との見方を示す。

 国民民主新人の深堀浩候補(59)陣営は、連休中日に「(投票率は)伸びにくい」とみており「組織票を持つ自民候補に有利」と危惧。「勝つためには投票率を上げることが必要」として「難しいと思うが、6割を目指すつもりで活動する」と追い込みをかける。

 投票率は天候にも左右されやすい。長崎地方気象台によると、20日の本県の天気は晴れ時々曇りの予報(14日午後5時時点)。

 長崎選挙区には他に、政治団体「日本誠真会」新人の高谷喜久雄候補(63)と政治団体「NHK党」新人の神谷幸太郎候補(49)も立候補している。

1019OS5:2025/07/15(火) 15:15:37
https://mainichi.jp/articles/20250715/k00/00m/010/106000c
無風選挙続いた和歌山に異変 保守分裂、野党乱立で7新人舌戦過熱
駒木智一

毎日新聞
2025/7/15 12:37(最終更新 7/15 12:37)

 厚い保守地盤に支えられて自民党が独占し、無風の選挙が続いてきた参院選和歌山選挙区(改選数1)に異変が起きている。「二階王国」を築き上げた自民党元幹事長の三男・二階伸康氏(47)と、派閥裏金事件で離党した旧安倍派の実力者、世耕弘成氏が支える望月良男氏(53)による激しい保守分裂に加え、野党候補も乱立。史上最多の7新人が立候補する混戦は20日の投開票に向けて舌戦が過熱している。


 9日夜、世耕氏は初めて望月氏と並んでマイクを握った。場所は二階氏の地元・御坊市だ。世耕氏は神妙な表情で聴衆に語りかけた。

 「冒頭、おわびから入らなければなりません。県選出の国会議員の一人が能登の地震に関してとんでもない発言をしました。県民の皆さんにも恥ずかしい思いをさせている」

 「県選出の国会議員」とは鶴保庸介参院議員のことで、「とんでもない発言」とは前日の「運のいいことに能登で地震があった」との発言を指す。鶴保氏は地方から都市部への人口流出に対する危機感を語り、地方の関係人口創出が必要と主張する流れで発言。失言と認め9日午前には発言を撤回する会見を開いたが「謝罪になっていない」との批判も起きたさなかだった。

 世耕氏のおわびに耳を傾けていた60代の男性は…

1020OS5:2025/07/15(火) 15:16:50
https://www.tokyo-np.co.jp/article/420858
ファーストネーム系通称候補「さや」「かずえちゃん」「蓮舫」…家族にこだわる国・日本の選挙は意外と自由?
2025年7月15日 06時00分
会員限定記事
0



 20日の投開票まで1週間を切った参院選。最近の傾向なのか、通称を使う候補者たちがいる。特徴的なケースの一つが、名字を出さないパターンだ。選択的夫婦別姓制度など、姓に関する議論もあるが、姓自体は日本社会に定着し、身元を表す材料となっている。目を引くためなのか、何なのか。(木原育子)
◆「少し軽い感じ」「インパクトあっていい」
 参院選で姓を出さない選挙区での主な候補者は、東京のさや氏(参政党)や福井のかずえちゃん氏(立憲民主党)だ。比例代表では元参院議員の蓮舫氏(同)がいる。
 参政党は選択的夫婦別姓に反対し、家族が一つの姓を名乗ることを重視しているが、選挙で姓を名乗らないことには寛容なようだ。
姓は出さず「通称」で参院選を戦う、参政党のさや氏(東京選挙区、写真左)と立憲民主党の蓮舫氏(比例代表)

 こうしたファーストネーム系候補を街の人はどう思っているのか。14日、東京・霞ケ関駅周辺で聞いた。
 元公務員の女性(62)は「何者かなとは思う。目を引くという意味では効果ありだが、少し軽い感じ」と否定的にみる。警備員の増渕敦さん(42)は「SNSのハンドルネームなどファーストネームだけで表現する機会は増えていて、あまり違和感がない」と話した。福岡から出張中という会社員の男性も「政治家の名前と顔が一致しない中でインパクトがあっていいのではないか」と意に介さぬ様子だ。
◆首都圏各地の「さや」候補陣営は
 歌手でもあるさや氏は、音楽活動の通称で立候補を届け出た。くしくも「さや」が名前にある候補者は、首都圏の選挙区で他にもいる。姓名で届け出ている彼女らはどのように感じているのか。
「姓名」で届け出ている、公明党の佐々木さやか氏(神奈川選挙区、左)と、国民民主党の小林さやか氏(千葉選挙区)

 神奈川選挙区の佐々木さやか氏(公明党)陣営の担当者は「『さや』はルールの範囲内ではある。その人のキャリアを生かした名で活動を続ける権利はあり、認めていくべきだ」と話す。
 一方、千葉選挙区の元NHK記者の小林さやか氏(国民民主党)陣営は「名前だけにする目的って何なのか。流行なのか、投票してもらうためなのか」と首をひねった上で「小林も通称名(旧姓)だが、記者時代からこの姓名で活動してきた。友人から『さや』と呼ばれることもあるだろうが…うーむ」と言葉が続かない。

1021OS5:2025/07/15(火) 15:38:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f7f83713b4e5f67c92b87135896bd5c34a04f4e
東京で2人当選目指す立憲、「戦略的投票」で大波紋 塩村氏は同僚議員に異論「私は落選してしまいますよね」
7/15(火) 14:00配信
J-CASTニュース
立憲民主党は東京選挙区で2人の当選を目指している(写真は党本部)

 参院選(2025年7月20日投開票)立憲民主党公認で出馬している塩村文夏参院議員が7月14日、同党の小西洋之参院議員によるX投稿に異論を唱えた。

【画像】塩村氏は「私は落選してしまいますよね」と反発、削除されたポストをみる

■「自民に二議席を渡さないため、立憲のおくむらまさよしに投票を」

 発端となったのは、小西氏による東京選挙区での「戦略的投票」を呼びかける投稿だった。立憲は、東京選挙区に現職の奥村政佳氏と塩村氏の2名を擁立している。

 こうした中、小西氏は、小西氏の元秘書で、同党の五十嵐衣里衆院議員による「終盤に向けての最重要ミッション。立憲2議席確保に向けてあと一歩のおっくんに戦略的投票を!」との投稿を引用し、「どの調査報道も東京選挙区の最後の第7枠は、立憲のおくむらまさよしと自民の二番手の争いで決まりとなっています」と説明。

 その上で、「自民に東京で二議席を与えれば、参院で自公政治が続くことになります。立憲民主の支持者ではない方も、自民に二議席を渡さないため、立憲のおくむらまさよしに投票をお願いします!」と呼びかけた。

「仲間の気持ちも考えられないのかな...」
 小西氏による投稿後、塩村氏は「さすがにそれは失礼すぎる。仲間の気持ちも考えられないのかな...と」とポスト。

 続く投稿では、小西氏のポストを引用しながら「小西さん どの報道調査もということはなく、まちまちです。本日午後のフジテレビの情勢調査は私が7番手、最新の朝日は5番手です」と反論した。

 さらに、「結果は投票箱が閉まるまで分かりませんが、それを踏まえると、小西さんがおすすめする方法ですと、私は落選してしまいますよね」と疑問を投げかけた。

 小西氏の呼びかけは奥村氏への集中的な投票を促す内容となっており、同じ選挙区から立候補している塩村氏にとっては不利になりかねないものだった。

 塩村氏は「情勢調査を踏まえて、◯投票を候補者が呼びかけることと、◯事実と異なる内容を併記して組織的に戦略投票を呼びかけることは違うと思います」とも訴え、小西氏の主張に対し懸念を示した。

小西氏は投稿削除も言及なし
 15日朝の投稿では、街頭演説中の写真を添え「おはようございます。今日もよろしくお願いします。粛々と頑張るのみ」とつづった塩村氏。

 一方の小西氏は15日までに問題となった投稿を削除。本件に関する釈明等は行っていないものの、東京都議会議員の銀川ゆい子氏による「塩村さんもおっくんも絶対二人当選だー!! お願い」との投稿をリポスト(拡散)している。

1022OS5:2025/07/15(火) 16:13:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/03788254f7f5d1423383de25592ceeb0a6663f9d
立民、選挙区で優勢に 敵失と共産共闘が奏功 党勢のバロメーターの比例は勢い欠く 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:30配信
産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した参院選の中盤情勢調査では、立憲民主党が選挙区での戦いを優勢に進めていることが分かった。選挙戦を左右する「改選1人区」では共産党を含む他の野党との選挙協力が奏功し、参政党が自民党の支持層を切り崩す運にも恵まれた。ただ、党勢のバロメーターである比例代表は、選挙区での健闘がそのまま支持に結びついておらず、勢いはない。

立民の野田佳彦代表は14日、福岡選挙区(改選数3)で立民現職の応援演説を終えると、野党系無所属が戦う沖縄選挙区(同1)に飛んだ。12、13両日は立民候補の接戦が伝えられる青森、宮城、福島、岡山の各1人区、京都選挙区(同2)を重点的に回った。いずれも与野党伯仲の選挙区ばかりで、横一線の激戦を繰り広げている。

今回調査の結果、立民は改選22議席から20議席台後半に増やすとみられる。主に選挙区で議席を上積みする見通しだ。

特に1人区では、前回調査で野党系候補が優勢とみられる選挙区が8だったのに対し、今回は10選挙区でリードする。立民は共産が候補者を擁立しなかった1人区で優勢に戦い、これまで与党と議席を分け合う傾向が強かった改選複数区でも堅調だ。

選挙区での戦いぶりについて、立民幹部は「手堅く頑張っている」と満足げに語り、別の幹部は「与党に逆風が吹いている」と分析した。

もっとも与党が激しい逆風に見舞われているのに対し、立民を後押しするのはそよ風程度だ。今回の調査では参政が選挙区・比例の双方で議席を伸ばすとみられ、2桁議席も見えてきた。「手取りを増やす」と訴える国民民主も改選4議席から2倍以上伸ばしそうだ。

一方の立民は選挙区で先行するものの、比例では苦戦する。立民ベテランは「比例が全然、伸びない」と語り、勢いに乗り切れない状況にいらだちを見せた。(千田恒弥)

1023名無しさん:2025/07/15(火) 16:25:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/658f7db2ff1da01ac5d8ad5377db9243d826f2cd
【参院選・激戦区ルポ】「あんたのバラード」は大阪で響く? 世良公則候補が急浮上でさらに混沌の大阪選挙区
7/15(火) 14:02配信


172
コメント172件


AERA DIGITAL
街頭演説をする世良公則氏

「今の大阪どうですか? 今の日本どうですか? なんか違うよな。このままでいいのかな。そんなふうに感じていませんか?」

【写真】大阪の構図を参政党と世良氏が崩している

 大阪市のJR京橋駅前で7月12日、参院選が始まってから街頭演説に初めて立ったのは、大阪選挙区から立候補しているミュージシャンの世良公則氏。ほとんど予告なしの「ゲリラ演説」だったにもかかわらず、200人以上の人々が集まった。ツーショット写真を撮ろうと長蛇の行列で、知名度の高さをうかがわせた。

 公示日直前の7月1日にいきなり記者会見を開催し、出馬を表明した世良氏。しかし、選挙戦が始まっても、街頭に姿を見せず、SNSで発信するばかりだった。

「いったん7月11日に街頭演説を決めたのですが、天気予報で大雨警報が出てしまったので延期になった」(世良氏の陣営スタッフ)

 世良氏はミュージシャンとして、70年代後半から80年代にかけて、「あんたのバラード」「燃えろいい女」など数々のヒット曲を生んできた。69歳の今も現役で、ライブを続けている。

「『あんたのバラード』、この『あんた』という言葉は、まさに大阪で暮らしたからこそ生まれた。……今、ふむふむと頷いた方、年代わかっちゃいますよ」

「皆さんが直接、話を聞きたい、声を聞きたいと言ってくれたから、こうやって皆さんの前で声をあげることができている」

 選挙カーも「たすき」も「のぼり」もないという世良氏は、黒Tシャツとジーンズ姿で路上に立ち、マイク1本でライブ感覚の演説を続けた。「外国語が飛び交い、大阪弁が聞こえなくなった」と大阪のオーバーツーリズムを嘆き、外国人の不動産取得に規制が必要だと訴える。

「かっこいいわ」
「言葉が胸に響きますね」

 と聴衆の反応も抜群だ。

■参政党と世良氏が崩した大阪の構図

 大阪選挙区は改選数4で、直近の3度の参院選ではいずれも日本維新の会が2議席を獲得、自民党、公明党が各1議席という構図が続いてきた。しかし、参政党の台頭と世良氏の出馬で、構図が崩れようとしている。

 参院選半ばのメディアの情勢調査を総合すると、維新の元大阪市議・佐々木理江氏が優勢で、自民の元衆院議員・柳本顕氏、維新の元大阪市議・岡崎太氏、参政の新人・宮出千慧氏、公明の現職・杉久武氏が続き、世良氏や共産党の清水忠史氏、立憲民主党の橋口玲氏、国民民主党の渡辺莉央氏らが追う大激戦の様相だ。

1024名無しさん:2025/07/15(火) 16:26:09
■熱気を失った維新、熱気を感じる参政

 大阪で2議席確保を続けてきた維新にとっては、1議席を失うおそれが出てきている。

「改革政党、日本維新の会、大阪でやってきた改革を、日本で、岡崎さん、佐々木さんにもやってもらう」

 維新代表の吉村洋文・大阪府知事は、佐々木、岡崎両候補の応援に立ち、2人当選を訴えている。しかし、周囲の反応はイマイチ。かつて吉村氏の演説に熱狂していたような空気感はなく、ビラをまいても受け取る人は多くない。

 一方、維新の牙城を崩そうとしている参政党の宮出氏。ツーショットで街頭演説に立つのは6年前の参院選では大阪選挙区から維新公認で出馬し、約73万票を獲得してトップ当選した梅村みずほ氏。今回は参政党に移籍し、比例区から出馬している。2人でスローガンの「日本人ファースト」を訴え、街頭に立つスタッフのオレンジTシャツも「日本奪還」の文字。宮出氏がマイクを握ると、大勢の人が立ち止まり、反応は抜群だ。

「参政党が(大阪選挙区で)大丈夫だという報道があり、わぁーってなってますが、全然、大丈夫じゃない。参政党とともに日本を守っていきましょう」

 宮出氏が語るたびに大きな拍手がわく。勢いがよかったころの維新の選挙とよく似た熱気を感じた。
与党の自民の柳本氏、公明の杉氏は、なんとか議席を守りたいところだが、自民府議は、つらそうにこう話した。

「これまで大阪では、無党派層の半分以上は維新にもっていかれて苦戦していた。しかし、今回は参政党が半分どころか6割、7割の無党派層をとりそうだ。大阪は改選数が4なので、自公で2議席は絶対なのですが……。正直、連立を組む公明党を気遣う余裕もない」

 公明党関係者も、こう話す。

「出口調査は組織があるうち(公明)が一番強くて当たり前なのに、ほとんど差がない。参政党にここまで肉薄されるとは、全く想定していなかった。展開によれば最後の4番目の議席をうちと自民党で争う、信じがたい選挙になりかねません」

 自公の与党同志で議席を奪い合う展開に、やりきれなさそうな表情だった。

(AERA編集部・今西憲之)

*  *  *

 大阪選挙区ではこのほか、れいわ新選組の椛田健吾氏、日本保守党の正木真希氏、NHK党の武内隆氏、諸派の稲垣秀哉氏、諸派の橋口和矢氏、諸派の上妻敬二氏、諸派の吉野純子氏、諸派の平理沙子氏、諸派の瀬戸弘幸氏、無所属の東修平氏が立候補している。

今西憲之

1025OS5:2025/07/16(水) 11:50:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071600277&g=pol
【参院選情勢】選挙区(1)(北海道〜神奈川)
2025年07月16日10時12分配信
◎勝部、高橋がリード=北海道【参院選情勢】

与野党過半数懸け攻防 自公苦戦、立民堅調―国民、参政に勢い・参院選情勢【25参院選】

 共に再選を目指す立民現職の勝部と自民現職の高橋がリード。残る1議席を自民現職の岩本と国民新人の鈴木、参政新人の田中が争う。

 2議席死守を掲げる自民は、高橋と岩本の「票割り」を徹底できるかが課題。地元知事を4期務めた高橋は道内をくまなく回り支持基盤の強化を図る。岩本は党幹部の応援を受けて知名度向上に懸命。推薦を得た公明と連携し、自公の支持層固めにも注力する。

 勝部は立民支持層をまとめ、トップ当選を目指す。政府の物価高対策を不十分だと断じ、批判票の取り込みも狙う。鈴木は札幌市など都市部を中心に支持を訴え、無党派層への浸透を図る。


◎福士がやや先行=青森【参院選情勢】

 立民新人の福士がやや先行し、自民現職の滝沢が懸命に追う。福士は連合や社民の支援も得て知名度向上に注力。「最重点区」と位置付ける立民の党幹部らがてこ入れし、無党派層へも浸透を図る。滝沢は環境副大臣などを務めた実績をアピール。公明の後押しも受けつつ、組織固めに奔走する。共産荻野、参政加藤らは厳しい。


◎横沢が優勢=岩手【参院選情勢】

 立民現職横沢がリードする。共産、社民の支援を受け、野党共闘を構築。県知事も応援に入るなど、無党派を含む幅広い支持の獲得を目指す。自民元職平野は、復興相など国政での経験をアピールして追い上げを図る。食料安全保障の強化や国土強靱(きょうじん)化を訴えるが、「政治とカネ」の問題で党への逆風が続く。参政及川、諸派吉田の新人2人は厳しい。


◎石垣に支持広がり=宮城【参院選情勢】

 先行する立民現職の石垣を、自民新人の石川が追う。石垣は大票田の仙台市を基盤に、郡部でも支持拡大に注力。党幹部が応援に入るなど無党派層への浸透も図る。石川は15年超務めた県議時代の実績を強調。公明や県内全市町村長の支援を受けて組織戦を展開するが、党の「政治とカネ」の問題を受けた逆風で伸び悩む。参政ローレンスらは厳しい。


◎寺田と中泉が伯仲=秋田【参院選情勢】

 無所属現職の寺田と自民元職の中泉が激しく競り合う。寺田は立民や共産などの県組織の支援を受けるが、党派色を極力抑えて無党派層への浸透を図る。義父が元知事、夫が衆院議員という知名度も武器だ。中泉は農業に従事していた経験をアピール。組織固めに全力を挙げる。参政佐藤、諸派本田の2新人は厳しい戦い。


◎芳賀、大内が競る=山形【参院選情勢】

 再選を目指す無所属の現職芳賀と、自民新人の大内が激しく競る。国民民主などの支援を受ける芳賀は野党支持層に浸透。物価高対策に全力を挙げる姿勢をアピールし、無党派層の取り込みを図る。大内は県議の経験を生かし、経済の振興など地域密着型の政策を強調。地元選出の国会議員らと連携して、組織票をまとめる。共産新人三井寺らは厳しい。


◎石原と森が接戦=福島【参院選情勢】

 立民新人の石原と4選を目指す自民現職の森が接戦。石原は共産の支援も受け、課題の知名度向上に躍起。党幹部らのてこ入れで自民批判票の取り込みも狙う。公明が推薦を見送るなど、自身も関与した党派閥の裏金事件が尾を引く森は、東日本大震災の復興事業など実績をアピール。組織固めを急ぐとともに、都市部を中心に無党派層への浸透を図る。参政大山らは厳しい。

1026OS5:2025/07/16(水) 11:51:07
◎上月優勢、小沼・桜井追う=茨城【参院選情勢】

 自民現職上月が優勢。残る1議席を巡り立民現職小沼がやや先行し、参政新人桜井が懸命に追い掛ける。

 上月は50万票の確保が目標。知名度と組織力を生かし、安定した戦いを進める。小沼は連合茨城の支援を受けて労組票を固め、無党派層の支持拡大も狙う。桜井は若年層を中心に支持を広げ、保守層の取り込みを図る。維新新人北崎と共産新人高橋は支持層への浸透を急ぐ。諸派新人の石井、酒井らは厳しい。


◎板津と高橋が横一線=栃木【参院選情勢】

 立民新人の板津と、3選を目指す自民現職の高橋が激しく競り合う。板津はSNSで支持を訴え、都市部を中心に浮動票の取り込みを狙う。維新、国民が擁立を見送ったことから、野党支持層への浸透を急ぐ。国土交通副大臣の高橋は、公明と業界団体からの推薦を生かし、組織票固めを図る。新人の共産福田、参政大森らは厳しい。


◎清水を河村ら追う=群馬【参院選情勢】

 再選を目指す自民現職清水を、立民新人河村、参政新人青木が懸命に追う。清水は地元国会議員の支援を受け、業界団体の票固めを急ぐ。河村は児童相談所にランドセルなどを寄付する「タイガーマスク運動」の知名度を生かし、無党派層に浸透を図る。青木はSNSでの発信に力を入れ、保守層の切り崩しを狙う。新人の共産高橋、諸派井田らは厳しい。


◎古川、熊谷が抜け出す=埼玉【参院選情勢】

 4議席を15人が争う乱戦。自民現職の古川と立民現職の熊谷が抜け出し、参政新人の大津と国民新人の江原が猛追。公明現職の矢倉、共産現職の伊藤も激しく追い上げる。

 4期目を目指す古川、2期目に挑む熊谷はそれぞれ組織票をまとめ、SNSを活用して無党派層の取り込みを図る。大津は地方議員の経験を訴え、保守層の切り崩しを狙う。江原は県議時代から地盤とする県北部を足場に、県南部への支持拡大を目指す。

 3期目を狙う矢倉は支持母体・創価学会を通じて支持を広げる戦略だが、昨年の衆院選での石井啓一前代表の落選を引きずる。再選を期す伊藤は政権批判票を糾合しようとSNSをフル活用する。

 維新新人の龍野やれいわ新人の桜井は苦しい。


◎長浜やや有利=千葉【参院選情勢】

 立民現職の長浜がやや先行し、国民新人小林と自民現職石井の2人が追う。参政新人中谷と自民現職豊田も追い掛ける。

 参院副議長の長浜は、地元選出の野田佳彦代表の支援を受けて立民支持層をまとめ、トップ当選を狙う。小林は都市部を中心に街頭演説を繰り返し、女性や子育て世代への浸透を図る。石井は集会を重ねるなど組織固めに注力。石破茂首相や熊谷俊人知事らが続々と応援に入る。

 中谷は保守票に照準を絞る。豊田はこれまでの実績を訴えるなど議席維持に懸命。いずれも新人の共産白石、維新石塚、れいわ山本らは厳しい。


◎自公立共参が優位=東京【参院選情勢】

 改選6議席に非改選の欠員分1議席を加えた7議席を32人で争う激戦。自民、公明、立民、共産、参政は1議席確保が視野に入っており、国民も議席獲得を狙う。自民、立民、国民は2人ずつ擁立した。

 自民新人鈴木はソウル五輪競泳金メダリストで、初代スポーツ庁長官を務めた知名度を生かして優位に戦いを進める。公明は新人川村が支持層を固める。

 再選の懸かる立民現職塩村は1期目の実績を訴え、支持を広げる。3選を狙う共産現職吉良も組織力を生かす。参政新人さやは無党派層や自民からこぼれ落ちた票の取り込みに懸命だ。

 国民新人牛田は、元アナウンサーの知名度を生かして幅広い層への浸透を目指す。一方、自民現職武見は13年参院選から続く自民2議席を死守するため、日本医師連盟などの業界団体から支援を受けて組織戦を展開する。立民現職奥村も当選圏入りへ追い上げを図る。

 維新元職音喜多、国民新人奥村、れいわ新人山本、保守新人小坂、地域政党「再生の道」新人吉田、社民新人西もそれぞれ支持を訴える。

 7議席のうち6番手までの任期は6年。残り1議席の任期は3年となる。


◎牧山、脇が一歩リード=神奈川【参院選情勢】

 改選4議席に16人が出馬した混戦から、立民現職牧山と自民新人脇が抜け出した。残る2議席を巡り、公明現職佐々木、参政新人初鹿野、国民新人籠島が激しく競り合う。

 立民は当初、2人を擁立する予定だったが、週刊誌のパワハラ報道を受け、もう一人の現職が出馬を断念。4選を狙う牧山は連合から推薦を得て有利に戦いを進める。脇は自民支持層をまとめる組織戦を展開する。

 3選の懸かる佐々木は公明支持層を固め、推薦を得る自民と連携して議席死守を目指す。党の勢いで当選争いに急浮上した初鹿野は、無党派層の取り込みを図る。元農林水産省職員の籠島も連合から推薦を受けるが、知名度不足が課題。前回次点だった共産新人浅賀は党支持層をまとめて懸命に追う。

1027OS5:2025/07/16(水) 11:51:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071600278&g=pol&ref=2025san&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb#goog_rewarded
【参院選情勢】選挙区(2)(新潟〜和歌山)
2025年07月16日10時13分配信
◎打越と中村が接戦=新潟【参院選情勢】

【参院選情勢】選挙区(1)(北海道〜神奈川)

 立民現職の打越と自民新人の中村が1議席を巡って接戦。昨年の衆院選で全5選挙区を制した立民は「必勝区」と位置付ける。打越は再選を目指し、政権批判票の取り込みに懸命だ。中村は五輪競泳銀メダリストの経歴をアピール。組織固めを図るほか、無党派層への浸透も目指す。ただ、陣営は参政新人の平井に保守票が流れる可能性を危惧している。


◎堂故、庭田が競る=富山【参院選情勢】

 3選を目指す自民現職堂故と国民新人庭田が激しく競り合う。堂故は元国土交通副大臣として能登半島地震に対応した実績を強調。首長や地方議員の後押しを受け、自公支持層を固める。庭田は連合富山の推薦と立民県連から支援を受ける。元アナウンサーの知名度を生かし、無党派層の取り込みを図る。共産新人坂本、参政新人田保らは厳しい戦い。


◎宮本に浜辺迫る=石川【参院選情勢】

 4選を狙う自民宮本を国民新人浜辺が追い上げる。宮本は派閥裏金事件で処分を受けたが、能登半島地震の復興や中小企業支援を訴える。公明から推薦を得た。浜辺は元教員の経歴を生かし、教育政策などをアピール。独自候補を擁立しなかった立民の支援も受ける。共産村田、参政牧野、諸派小沢の3新人はいずれも広がりを欠く。


◎滝波が先行=福井【参院選情勢】

 3選を目指す農林水産副大臣の自民現職滝波が先行する。県農政連など800を超える推薦団体に支えられ、北陸新幹線の県内開業などの実績をアピール。野党は候補が乱立し、国民新人山中、立民新人かずえちゃん、参政新人千田、共産新人山田が激しく競り合う。連合福井は国民、立民の推薦を見送った。保守大坂らは厳しい。


◎後藤、森屋が激戦=山梨【参院選情勢】

 国民新人の後藤と自民現職の森屋が激しく競り合う。元県知事の後藤は知名度を生かし、政権批判票の取り込みに注力。農林水産省職員の経験から農政改革などをアピールする。3選を狙う森屋は岸田内閣で官房副長官を務めた実績を強調。自民、公明の支持層固めを図る。参政新人の永田は党への追い風に期待。共産早田、諸派舟橋の2新人は厳しい。


◎羽田が優勢=長野【参院選情勢】

 再選を目指す立民現職の羽田が有利に戦いを進め、自民新人の藤田が追う。羽田は野党支持層に加え、無党派層にも支持を広げる。刷新感をアピールする藤田はSNSをフル活用。無党派層が多い女性や若者の取り込みを図るが、伸び悩む。参政新人の竹下は街頭演説の回数を増やすなど追い上げに懸命。諸派の山田、加藤は厳しい戦い。


◎若井ややリード=岐阜【参院選情勢】

 裏金事件で自民を離党した現職が立候補を見送り、新人6人が争う。自民若井がやや先行し、立民服部が猛追する。若井は県議時代の実績をアピール。組織戦を展開し、地盤を固める。服部は連合岐阜の推薦を得て、知名度向上に躍起。党幹部の相次ぐ応援を受け、政権批判票の取り込みを図る。参政新人の瀬尾が懸命に追う。共産新人三尾らは苦しい。

1028名無しさん:2025/07/16(水) 11:52:01
◎若井ややリード=岐阜【参院選情勢】

 裏金事件で自民を離党した現職が立候補を見送り、新人6人が争う。自民若井がやや先行し、立民服部が猛追する。若井は県議時代の実績をアピール。組織戦を展開し、地盤を固める。服部は連合岐阜の推薦を得て、知名度向上に躍起。党幹部の相次ぐ応援を受け、政権批判票の取り込みを図る。参政新人の瀬尾が懸命に追う。共産新人三尾らは苦しい。


◎榛葉、牧野が安定=静岡【参院選情勢】

 共に現職の国民榛葉は5選、自民牧野は4選を目指して安定した戦い。党幹事長として全国を回る榛葉は地元での活動が限られるものの、連合の支援を受け、独自候補の擁立を見送った立民支持層にも浸透。牧野は党所属の地方議員や、推薦を受ける公明と連携して地盤を固めつつ、無党派層の掘り起こしも図る。いずれも新人の参政松下、共産鈴木は懸命に追い掛ける。諸派新人の福原らもSNSを活用して政策を訴えるが、広がりを欠いている。


◎立自国が抜け出す=愛知【参院選情勢】

 立民、自民、国民が抜け出し、4議席目を参政と公明が激しく争う。立民現職の田島は連合の推薦を受け、組織票を手堅くまとめる。19年参院選でトップ当選した自民現職の酒井は知名度を生かして安定した戦い。国民新人の水野も連合の推薦を得て、50万票を目標とする。

 参政新人の杉本は外国人政策などに力点を置き、SNSを通じて若者世代を中心に支持を拡大。既成政党への批判の受け皿となることを狙う。公明安江は子育て政策での実績を訴え、議席維持に懸命。斉藤鉄夫代表ら党幹部が連日応援に入り、てこ入れを繰り返す。

 新人の共産須山、維新広田、れいわ辻は浸透を急ぐ。日本保守の推薦を受ける諸派田中らは苦戦している。


◎小島が引き離す=三重【参院選情勢】

 立民新人の小島が先行し、3選を目指す自民現職の吉川が懸命に追う。国民や連合の支援を受ける小島は、県内をくまなく回って教育・子育て政策の充実を訴え、支持拡大を図る。吉川は自身も関与した派閥裏金事件の逆風が響く。公明への推薦依頼も取り下げざるを得なかった。参政新人の難波も必死の追い上げ。諸派新人の橋本は厳しい。


◎宮本やや先行=滋賀【参院選情勢】

 自民新人で公明が推薦する宮本がやや先行する。守山市長時代の行政経験など「即戦力」をアピールし、支持固めに奔走する。立民と候補者を一本化し、連合滋賀の推薦を受けた国民新人の堀江が猛追。党幹部の応援を得て、浮動票を取り込む。参政新人の中田、維新新人の岡屋は保守票の切り崩しを狙い、共産新人の佐藤が続く。諸派新人菅原らは厳しい。


◎維自共立参が横一線=京都【参院選情勢】

 維新新人の新実、自民現職の西田、共産現職の倉林、立民新人の山本、参政新人の谷口が横一線で競り合う。新実は元アナウンサーの知名度を生かし、幅広い層を取り込む。西田は沖縄の「ひめゆりの塔」発言で批判を浴び、組織固めに懸命。倉林は共産支持層に加え、市民団体などと連携して無党派層への支持拡大を目指す。山本は知名度不足を補うため、党幹部が相次いで選挙区に入る。谷口は党の勢いを背に保守層に食い込む。出馬表明が遅れた国民新人の酒井は巻き返しに全力を挙げる。れいわ新人の西郷らは広がりを欠く。


◎佐々木リード、柳本ら追う=大阪【参院選情勢】

 改選4議席を巡る争い。維新新人の佐々木が一歩リードし、自民新人の柳本、参政新人の宮出、公明現職の杉、維新新人の岡崎が懸命に追う。維新は「本拠地」大阪での2議席確保が至上命令。地方議員が手分けして、これまでの改革の実績をアピールする。両新人の「票割り」が徹底できるかが課題だ。

 柳本は現職の立候補取りやめで出馬表明が6月にずれ込み、支援組織などへの浸透を急ぐ。宮出は先の東京都議選で参政が躍進したことを追い風に、支持を広げている。党は最重点区と位置付け、てこ入れを強化する。3選を目指す杉は支持母体を中心とした組織戦を展開するが、支援者の高齢化が影を落とす。

 共産新人の清水、立民新人の橋口、国民新人の渡辺は無党派層の取り込みに全力を挙げる。それぞれ党幹部らが相次ぎ現地に入る。

1029OS5:2025/07/16(水) 11:52:20

◎泉が抜け出す=兵庫【参院選情勢】

 改選3議席を13人が争う。元明石市長の無所属新人泉が知名度を生かして抜け出す。共に現職の自民加田と公明高橋が競り合い、新人の維新吉平、参政藤原、国民多田が激しく追う。

 泉は選挙前から県内を精力的に回り浸透。19年は最下位で当選した加田は派閥裏金事件もあり危機感が強い。石破茂首相が公示日の第一声で訪れた。公明は兵庫を最重点区と位置付け、斉藤鉄夫代表も第一声で高橋の応援に入った。

 維新はトップ当選を果たした19、22年と比べて失速気味。吉平は出馬表明が4月と遅れ、巻き返しに懸命だ。藤原と多田は党の勢いを背に無党派層への浸透を図る。元職の諸派立花も支持拡大を目指す。


◎堀井が優勢=奈良【参院選情勢】

 3選を目指す自民現職の堀井が先行。支援団体を精力的に回るほか、地元選出の国会議員らとの集会を重ねる。公明の推薦も得て、足元を固めつつある。いずれも新人の維新平、立民川戸、共産太田、国民杉本、参政黒川が追い掛ける。野党候補の乱立で政権批判票が分散。連合奈良は事実上の自主投票とした。諸派新人川崎は厳しい。


◎望月、二階が激戦=和歌山【参院選情勢】

 無所属望月と自民二階の両新人が激戦。元有田市長の望月は、自民を離党した世耕弘成前参院幹事長の支援を受ける。二階は政界を引退した父の俊博元幹事長の地盤を軸に徹底した組織戦を展開。政権幹部らも相次ぎ応援に入る。保守分裂選挙となる中、参政新人の林元、維新新人の浦平は追い上げを狙う。共産新人の前らは厳しい。

1030OS5:2025/07/16(水) 11:52:38
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071600279&g=pol
【参院選情勢】選挙区(3)(鳥取・島根〜沖縄)
2025年07月16日10時13分配信

◎【参院選情勢】(鳥取・島根)

【参院選情勢】選挙区(2)(新潟〜和歌山)

 自民新人の出川が安定した戦い。県議などを務めた地元島根で支持を固め、石破茂首相の地元である鳥取でも保守地盤を生かして有利な戦いを進める。陣営は前回22年と同水準の30万票の得票を目指す。いずれも新人の国民中山、共産亀谷、参政倉井は無党派層を含む非自民票を奪い合う構図で、大きく後れを取る。諸派新人谷口は厳しい。


◎小林、国友が互角=岡山【参院選情勢】

 いずれも新人の自民小林と立民国友が互角の戦い。現職の引退に伴い出馬した小林は、県内各地を回って個人演説会を開催。自民議席の死守を目指し、票の掘り起こしに懸命だ。国友は党幹部が相次ぎ応援に入り、連合の支援も受ける。岡山市や倉敷市など都市部を中心に無党派層の支持獲得を狙うほか、擁立を見送った国民民主、共産支持層の取り込みも図る。参政広森らは厳しい。


◎西田先行、森本追う=広島【参院選情勢】

 公明の推薦を得た自民新人西田が与党支持層をまとめて先行する。連合広島が推薦し3選を目指す立民現職森本が追う。自民と旧民主系が長らく改選定数2議席を分け合ってきたが、現職2人を抱えていた立民が共倒れを避けるため候補を一本化。森本は自民の「政治とカネ」の問題などを批判し、保守地盤の切り崩しを狙う。参政新人小石は教育改革や子育て支援を掲げて浸透を図る。いずれも新人のれいわ楾、共産高見は消費税の廃止や減税などを訴えるも苦戦している。


◎北村が盤石=山口【参院選情勢】


 自民現職北村が盤石。系列県議らと連携した組織戦を展開して与党支持層を固め、選挙区で2度目の当選を狙う。参政新人山崎は、保守層や子育て世代をターゲットに支持拡大を目指す。国民新人関谷は若さを生かし、若年層への訴えを強化。無所属新人戸倉は立民県連代表と共に活動を展開するが、伸び悩んでいる。


◎広田やや優勢=徳島・高知【参院選情勢】

 野党系無所属で4選を目指す広田がやや優勢。立民、共産、国民の支持層に加え、自民票の取り込みも狙う。自民新人の大石は組織固めを徹底して激しく追う。県議時代から地盤とする票田の高知市で無党派層の掘り起こしを図っている。参政新人の金城は知名度不足が課題。諸派新人の中島は苦しい。


◎原田ややリード=香川【参院選情勢】

 国民新人の原田が、玉木雄一郎代表のお膝元でややリード。国民支持層に加え、独自候補の擁立を見送った立民支持層に浸透し、無党派層の取り込みも図る。3選を目指す自民現職の三宅は、党幹部らが連日応援に入るなど組織を挙げた戦いで激しく追い上げる。参政新人の小林は保守票の切り崩しを狙う。いずれも新人の共産長尾、無所属町川、諸派野呂は苦しい。


◎永江が堅調=愛媛【参院選情勢】

 再選を目指す野党系無所属の永江が堅調。政党の推薦を求めず、県内各地に立ち上げた後援会主体で活動しており、立民など野党支持層にとどまらず幅広く浸透する。公募で選ばれた30歳の自民新人上野は組織固めを図るが苦戦。参政新人の原田は保守票の切り崩しを狙う。諸派新人の川端と斉藤は厳しい。

1031OS5:2025/07/16(水) 11:52:49
◎松山、野田が優位=福岡【参院選情勢】

 改選3議席を13人が争う。5選を目指す自民現職の松山と立民現職の野田が戦いを有利に進める。公明現職の下野、国民新人の川元、参政新人の中田が激しく追い上げる。

 松山は党参院幹事長のため選挙区を離れることもあるが、組織戦を展開。野田は党の支持層に浸透する。下野は組織を固めつつ、若者向け集会を開くなど無党派層の取り込みにも懸命。川元は福岡市や北九州市など都市部での訴えに重点を置き、中田はこれまで投票してこなかった有権者の掘り起こしを狙う。

 共産山口、れいわ沖園、保守森、社民那須らは伸び悩んでいる。


◎山下、富永が伯仲=佐賀【参院選情勢】

 3選を目指す自民現職の山下と立民新人の富永が激しく競り合う。19年に大差で勝利した山下は、県内で幅広く組織票を固める。元佐賀市議の富永は市内での知名度を生かしつつ、県選出の党所属国会議員の地盤を回り支持を呼び掛ける。参政下吹越、諸派松尾の2新人はSNSでの発信に注力するが厳しい戦い。


◎古賀、深堀が拮抗=長崎【参院選情勢】

 3選を目指す自民現職の古賀と国民新人の深堀が拮抗(きっこう)している。経済産業副大臣の古賀は地域振興の実績をアピール。公認決定を巡る争いで出馬表明が遅れたものの、石破茂首相らが応援に駆け付けて組織固めを図る。深堀も党幹部らが現地入りし、課題となっている長崎市以外での知名度向上に取り組む。参政新人黒石、共産新人筒井らは厳しい。


◎馬場先行、鎌田猛追=熊本【参院選情勢】

 自民現職の馬場が組織戦を展開して先行するが、都市部の無党派層の取り込みを図る立民新人の鎌田が激しく追い上げる。自民が衆院4小選挙区を独占する保守地盤。鎌田は郡部への浸透が課題で、党幹部が相次ぎ応援に駆け付けている。参政新人の山口は保守層や無党派層への食い込みを目指すが苦戦している。諸派新人の立花は知名度不足が響き厳しい。


◎吉田、白坂が激戦=大分【参院選情勢】

 立民元職の吉田と自民現職の白坂が激戦を展開する。吉田は共産、国民、社民の支援を受け、事実上の野党共闘が成立。2年前の補選で初当選した白坂は実績や知名度不足が否めず、支持集めに奔走する。票田である大分市の浮動票の動向が勝敗のカギを握る。新人の参政野中、諸派二宮、諸派安倍は広がりを欠く。


◎山内、長峯が横一線=宮崎【参院選情勢】

 立民新人山内と3選を目指す自民現職長峯が横一線で競り合う。立民の野田佳彦代表は第一声のため宮崎入りして山内をてこ入れ。政権批判票の取り込みを狙う。長峯は農業団体の推薦を得て議席死守に懸命だが、自身も関わった派閥裏金事件や、地元選出の江藤拓前農林水産相が失言で更迭された問題が尾を引く。いずれも新人の参政滋井と諸派北川は苦しい戦い。


◎尾辻やや先行=鹿児島【参院選情勢】

 立民の推薦を受ける無所属新人の尾辻がやや先行。共産が公示直前に候補者を取り下げ、野党の支援を幅広く受ける。引退する自民現職を父に持ち、自民票も一部取り込む。自民元職の園田は農協や医師会など業界団体と連携。組織戦を展開して懸命に追う。参政新人の牧野はSNSを通じた活動で浸透を図る。諸派新人の山本は伸び悩む。


◎高良、奥間が接戦=沖縄【参院選情勢】

 立民、共産、社民などで構成する「オール沖縄」勢力が推す無所属新人の高良と、自民新人の奥間が激しく競る。玉城デニー知事は高良を積極的に応援。街頭演説や集会参加などで知名度アップを後押しする。奥間は県内全11市長の支援を取り付けるなど組織戦を展開。党幹部も相次ぎ現地入りし、支持拡大を図る。参政新人の和田らは厳しい戦い。

1032OS5:2025/07/16(水) 11:53:10
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071600280&g=pol
自民、大幅減の公算 国民堅調、参政に勢い―比例代表【参院選情勢】
2025年07月16日10時13分配信
国会議事堂=東京都千代田区
国会議事堂=東京都千代田区

 【自民】前回2022年の18議席から大幅に減らす公算が大きい。1983年の比例代表制導入後最低だった12議席(10年)と同水準に落ち込む可能性がある。

【参院選情勢】選挙区(3)(鳥取・島根〜沖縄)

 【立民】改選8議席を維持する見通しで、最終盤の動向次第で積み増しが視野に入る。

 【公明】改選7議席を割り込む可能性が高い。前回と同じ6議席に届くか微妙な情勢で、5議席まで減らせば83年以降で最低となる。

 【維新】前回の8議席から大幅に減らし、3議席前後にとどまる見通し。

 【共産】改選4議席を維持できるか微妙な情勢。前回と同じ3議席が軸となる。

 【国民】改選3議席からの積み増しが確実。勢いを一定程度維持しており、7議席以上を視野に入れる。

 【れいわ】前回の2議席を上回り、3議席程度を確保すると見込まれる。

 【参政】前回の1議席から大幅に伸ばす勢い。5〜8議席を射程圏内に入れる。

 【社民】改選1議席を死守できるかどうか、際どい情勢だ。

 【保守】1議席は確保できそうで、2議席目をうかがう。

 【諸派】政治団体のNHK党が1議席を獲得する可能性がある。

1033OS5:2025/07/16(水) 16:37:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40215cce09a1831b54f5ee7b747c328b299d186
「2時間待ち」も 奈良市役所、期日前投票で「想定外」の事態
7/15(火) 16:28配信


毎日新聞
期日前投票に訪れた有権者=奈良市役所で2025年7月15日午前10時11分、木谷郁佳撮影

 20日に投開票される参院選の期日前投票で、ピーク時に200人ほどが並び、2時間待ちの列もできる珍事態が奈良市役所で起きている。同じ20日に投開票される奈良市長・市議選が13日に告示され、セットで期日前投票に訪れる有権者が急増しているためだ。市選管の担当者は「想定外」と話し、他の来庁者の妨げにならないようにコーンを並べて誘導し、職員を増やして対応している

 15日午前、市役所に投票に訪れた40代夫婦は「投開票日が3連休の中日だったため早めに来たが、さすがに1時間以上並ぶとは思わなかった」と驚いていた。市選管の小橋勇事務局長は、参院選奈良選挙区、比例代表、市長選、市議選の4枚の投票用紙を記入する必要があるため、1人当たりの滞在時間が長いことも影響していると指摘。「お待ちいただくかもしれないが、重要な機会なのでぜひ投票に来てほしい」と話した。【木谷郁佳】

1034OS5:2025/07/16(水) 16:40:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ac50d340bc4c3627970b40835f8d8811bf232e0
引退表明の自民重鎮の娘まさかの立民推薦立候補で台風の目に 揺れる参院鹿児島ドタバタ劇
7/16(水) 8:10配信

産経新聞
参院選鹿児島選挙区に出馬する候補者のポスター掲示板=鹿児島市鴨池新町

20日投開票の参院選で「保守王国」として知られる鹿児島選挙区(改選数1)が揺れている。自民党現職の重鎮、尾辻秀久氏(84)の三女、朋実氏(44)が立憲民主党の推薦を受け、無所属で立候補したからだ。秀久氏の今期限りでの政界引退に伴い、別の候補を擁立した自民からは恨み節が漏れる。新興政党の候補者も勢いを増しており、波乱の選挙戦となっている。

【写真】自民ポスターの石破首相の顔写真、候補者のビラで隠される

「相手候補をとやかく言いたくはないが、秀久氏にしっかり指導しておいてもらいたかった」

8日夕、鹿児島市内のホテルで開催された個人演説会。壇上に立った自民公認の元職、園田修光氏(68)はこう嘆いた。相手候補とはもちろん朋実氏のことだ。

自民は長く議席を維持してきた秀久氏の引退意向を受け、昨年7月に後継となる候補者を公募。園田氏や朋実氏ら計9人が応じ、昨年末に園田氏を担ぐことが決まった。

自民関係者にとって予想外だったのは、公募に漏れた朋実氏のその後の動きだ。朋実氏は今年1月に立民に入党、3月下旬には立民の推薦を受け、無所属での立候補を表明するに至る。

■党内に現職への憤り

「寝耳に水。信じられなかった」。自民県連の田畑隆治事務局長はこう振り返る。長年、秀久氏を支援してきた県医師会役員も「納得はしていない。釈然としない」と憤りを隠さない。

鹿児島は1人区となった平成13年から自民が議席を保持。地元選出で参院議長や厚生労働相を歴任した秀久氏の影響力は大きく、その身内である朋実氏のまさかの〝離反〟は衝撃をもって受け止められた。

県連所属議員らが秀久氏に経緯をただすと「娘を止めたが、言うことを聞かなかった。(朋実氏の)参院選には協力しない」と釈明。ところがその後、秀久氏の後援会関係者らに、秀久氏本人から「娘を頼む」との電話があったと自民県連に情報が寄せられ、混乱に拍車がかかった。ある自民県議は「老いて晩節を汚した」と秀久氏への怒りをあらわにする。

■連合は葛藤も「勝てる候補を」

朋実氏の擁立に動いたのは立民県連の選対委員長、川内博史衆院議員。「(朋実氏の)公募漏れを期待していた」と取材に率直に明かした。

秀久氏と党派を超えて親交が深い川内氏は昨年11月、朋実氏の引き抜きについて秀久氏に理解を求めた。その際、秀久氏は「私は自民に育ててもらったが、朋実は別人格」と応じたという。

ただ立民が自民重鎮の娘を推薦することに、連合鹿児島の下町和三会長は「葛藤はあった」と話す。それでも「『勝てる候補』の擁立が最重要課題」(川内氏)と3者の思惑が一致した。

さらに立民側は共産党にも掛け合い、6月には同党の立候補予定者が出馬意向を撤回、事実上の野党共闘に持ち込んだ。

■「秀久のむすめ」タスキで後継PR

朋実氏は無所属で出馬した理由を「党議拘束に縛られず、実現したい政策に集中できる」と説明。立民入りについては「公認は断った。推薦を受けるなら、せめて党員になってくれといわれただけ」と話す。

この点、野党系の地元議員は朋実氏が「秀久のむすめ」と書かれたタスキをつけている点に触れ、「立民幹部の応援を得ながら、父の後継もPRするのは虫が良すぎるのではないか」と苦い表情だ。

複数の情勢調査では朋実氏の優勢が伝えられる。園田氏は「今の日本には『一から勉強します』という候補者に託す余力はない。私であれば衆参で培った経験がある」と実績をアピールし、巻き返しを図る。

一方、参政党新人の牧野俊一氏(39)も勢いを伸ばす。現役の救急医として勤務しながら選挙戦に挑み、主に経済政策と農政改革をアピール。岩盤保守層を支える農業関係者の切り崩しを狙う。

またNHK党の新人、山本貴平氏(50)は交流サイト(SNS)で主張を発信。「ルールを守らない外国人には日本を去ってもらう法整備が必要」としている。

1035OS5:2025/07/16(水) 16:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/a280a2aed1455be879a28f4a52e21212fccaaca2
自民、複数区で取りこぼしも 参政食い込み、争い激化
7/16(水) 5:30配信
共同通信
街頭演説で支持を訴える自民党総裁の石破茂首相=2025年7月12日、名古屋市

 共同通信の参院選情勢調査によると、全国13の改選複数区で各党候補の争いが激化し、自民党が取りこぼす可能性が出てきた。京都(改選数2)では日本維新の会に先行を許し、共産党と2議席目を競う。静岡(同2)でも当選圏に食い込む参政党と争う。



 自民は2人を擁立した北海道(同3)、東京(改選数6、欠員補充1)で1議席を固めつつあるが2議席目は難しい情勢だ。千葉(改選数3)は1議席目も国民民主党や参政と激戦。茨城(同2)、埼玉(同4)、広島(同2)では先行するものの神奈川(同4)、愛知(同4)、大阪(同4)、兵庫(同3)、福岡(同3)では激しい戦い。

 立憲民主党は北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知で1議席が視野に入る。2人を擁立した東京では最終議席を自民、国民と争う。

 公明党は候補7人全員の当選を掲げるが、先行するのは東京のみ。維新は京都の他、大阪で2議席維持を狙う。

 共産は東京で議席を得る可能性があり、京都でも獲得を目指す。国民は静岡が盤石。東京と愛知で当選圏に入る。

 参政は東京と大阪で議席を確保する勢いだ。

1036OS5:2025/07/16(水) 16:45:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cb92b5b02e779a591584e7e2864c7e93d122629
参政党・神谷代表 あらためてTBS「報道特集」に抗議「特に選挙中はもっとフラットに」
7/16(水) 15:28配信
スポニチアネックス
参政党・神谷宗幣代表

 参政党の神谷宗幣代表(47)が、15日配信のTBS NEWS DIG公式YouTubeのインタビューに答え、同局「報道特集」の放送内容を巡って抗議したことに触れた。

 12日の同番組について同党は13日、「選挙報道として著しく公平性・中立性を欠く内容が放送されたことを受け、番組の構成・表現・登場人物の選定等が放送倫理に反するものであるとして、TBSに対して厳重に抗議し、訂正等を求める申入書を提出しました」と報告。番組内容について「偏向報道」と主張した。

 同党が公表した、申し入れに対する番組側からの回答では「今回の特集は、参政党が支持を伸ばす中、各党も次々と外国人を対象とした政策や公約を打ち出し、参院選の争点に急浮上していることを踏まえ、排外主義の高まりへの懸念が強まっていることを、客観的な統計も示しながら、様々な当事者や人権問題に取り組む団体や専門家などの声を中心に問題提起したものです」「この報道には、有権者に判断材料を示すという高い公共性、公益性があると考えております」としていた。

 インタビューは13日に行われた。日本人ファーストを訴える党や自身に対する理解について、神谷氏は「なかなか真意が伝わらない部分もありますし、やれ差別だ、ヘイトだと言われているのもあって」と打ち明けた。

 聞き手の「爆笑問題」太田光からは「TBSでもそういう話が出ましたけど…」と番組について振られ、「抗議文を送ったんですけど」と返答。「私は許せないですよ」とジョークまじりに話す太田に、神谷氏は「どんどん言って下さい」と訴えた。太田は「誰も笑わないよ」と、収録現場の雰囲気を評した。

 あらためて神谷氏は「私たちもメディアに出してもらえるのはありがたいし、持ち上げてくれとは思わないけど、一部を切り取られて流されるのは、特にこの選挙中はもっとフラットにやってもらいたいなと思って」と指摘。「言うべきことは言っていきます」と続けた。

1037OS5:2025/07/16(水) 16:49:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/16ae534fff989d37f73886beabe6719b892cbd2c
自民「ひめゆり」発言で逆風、京都選挙区は混戦に…有権者「今回は迷っている」
7/16(水) 10:38配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 京都選挙区は、盤石の強さを誇ってきた自民党のベテランが自身の発言で逆風にさらされている。同選挙区で初の議席を狙う日本維新の会は知名度の高い候補を立てて支持を伸ばし、共産党は関西唯一の選挙区の議席を死守するべく幹部が相次いで来援している。夏の古都の2議席を巡る争いは、接戦のまま終盤を迎えた。(岡田優香、京都総局 相間美菜子、岩崎祐也)



 「今回の選挙、非常に厳しい。党の支持率が下がっていることが一番大きいが、私の発言が切り取られ、言いたい趣旨が伝わらずご心配をおかけした」。自民の西田昌司候補は13日夜、京都府向日市で行った個人演説会で、集まった約100人にそう言って頭を下げた。

 昨年の京都市長選で当選した松井孝治市長の擁立を、伊吹文明・元衆院議長と共に主導した京都政界の重鎮。2019年参院選では2位に17万票以上の差をつけて圧勝したが、4選を目指す今回は様相が異なる。

 旧安倍派の「政治とカネ」の問題に加え、5月には沖縄戦で犠牲となった学徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」(沖縄県糸満市)の説明を「歴史の書き換え」などと発言し、批判を受けた。

 演説会に出席した長年の自民支持者という向日市の70歳代の男性は「今回はどこに入れるか迷っている。自民党も西田氏も、少し頭を冷やした方がいいのではないか」と顔をしかめた。

祇園祭が行われている市街地で街頭演説を聞く人たち(13日、京都市内で)

 発言は、連立を組む公明党にも波紋を広げた。党は4月に西田候補への推薦を決めたが、府内の地方議員の一人は「支持者には『あんな発言をする人には入れたくない』という声もある」と明かす。党の支持母体・創価学会の府組織の幹部は「自業自得だが、2人区で与党候補が負けるわけにはいかない。(学会員には)『我慢して』と言って、西田候補への投票を呼びかけている」と語った。

 全国的には党勢の低迷が続く維新だが、京都選挙区では状況が異なっている。

 擁立した新実彰平候補は昨年まで関西テレビのアナウンサーで、選挙戦では知名度や若さを前面に押し出している。13日には京都市内で行った街頭演説で、「情報を伝えるだけでは社会は変わらない。自身が立ち上がらなければいけないと思った」と声を上げた。

 維新は22年参院選で、大阪から地方議員や秘書が応援に入る「京都シフト」を敷いたが、議席を獲得できなかった。「京都の人が『維新アレルギー』を起こした」(党幹部)との反省から、今回は大阪からの手厚い応援を見送った。京都に強固な地盤を築く前原誠司共同代表や約40人の地元議員らが活動している。

 3選を目指す共産の倉林明子候補は14日、京田辺市での街頭演説で「大激戦、皆さんの力で押し上げてください。参院でも自公を少数に追い込もう」と呼びかけた。

 13年参院選で同選挙区では15年ぶりに勝利し、19年も政権批判票を幅広く取り込んで再選を果たした。共産支持層以外にも浸透しており、個人演説会に駆けつけた無所属の地方議員は、取材に「現場に足を運び市民の思いをじっくり聞いて、声を国会に届けてくれる人だ」と話した。

 ただ、昨年の市長選で同一候補を支援したれいわ新選組は今回、西郷南海子候補を擁立した。倉林候補の陣営関係者は「票が分散するかもしれないが、やれることをやる」と話す。選挙期間中に田村委員長が3回、志位和夫議長も2回京都入りする「異例の全党態勢」(陣営関係者)で臨んでいる。

 立憲民主党は福山哲郎・府連会長をはじめ、泉健太前代表や山井和則衆院議員ら地元選出議員の分厚い地盤で、山本和嘉子候補を支えている。福山氏は取材に「2馬力、3馬力で戦っており、他党に負けない活動量がある」と自信を見せる。

 党に勢いがある参政党の谷口青人候補、国民民主党の酒井常雄候補らも懸命に追っている。

1038OS5:2025/07/16(水) 16:50:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e85a41b6f84ea9de3c94c9c6da612c1eb707198
沖縄選挙区、自民に「ひめゆり」発言の逆風…「オール沖縄」攻勢
7/16(水) 8:33配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<6>
(写真:読売新聞)

 「戦争なんて絶対にやってはいかん。全ての国民が1年に1度はあそこに行くべきだ」

【グラフ】好感度の高い党首は誰?

(写真:読売新聞)

 4日、那覇市のホテルでの集会。かりゆしを着た首相の石破茂(68)(自民党総裁)は声をうわずらせながらこう語り、先の大戦の沖縄戦で犠牲となった学徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」(糸満市)に言及した。6月23日の「慰霊の日」には、自民党の現職首相として29年ぶりにひめゆりの塔に足を運んだ。

 石破の演説の直前には、那覇市議を経て、参院選の沖縄選挙区に挑む自民の奥間亮(38)が「沖縄の自民党はほかの自民党とは違う。県民感情をしっかりと伝えていく」と決意を口にした。

 総裁と候補者がそろって平和への思いを強調したのは、自民議員の問題発言が反自民感情を巻き起こしたからにほかならない。

 この発言は、5月の那覇市での会合で自民参院議員の西田昌司(66)から飛び出した。西田は、ひめゆりの塔の展示を巡り、「日本軍が入ってきて学徒隊が死に、米国が入ってきて解放されたという文脈で書いている。歴史の書き換えだ」と主張した。だが、そうした記述は確認されず、「体験者の思いを踏みにじるものだ」(ひめゆり平和祈念資料館長の普天間朝佳)といった批判が噴出した。

 県議会は自民を含む与野党の賛成多数で抗議決議を可決した。自民県連内でさえ、西田に議員辞職を求めるべきだとの意見が出るほど、衝撃は大きかった。石破は周囲に「ひどい発言だ」と憤りを示し、ひめゆり訪問が必要だと判断した。奥間は、離島振興や米軍基地の跡地利用促進を掲げるが、基本的な政治姿勢を問われかねない立場に追い込まれた。

 格好の攻撃材料を得たのが野党系の高良沙哉(46)だ。高良は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設反対を旗印に保守と革新勢力が結集した「オール沖縄」を支持基盤とする。選挙対策本部長を務めるのは、リーダー格で知事の玉城デニー(65)だ。玉城は、オール沖縄結成を主導して知事在任中の2018年に亡くなった翁長雄志の後を継ぎ、2期目を務める。

 ただ、オール沖縄は退潮傾向が鮮明になっている。昨年の県議選で少数派に転落。市長選でも連敗し、県内全11市でオール沖縄系の市長はゼロになった。結成の原動力となった県内の有力企業も複数が離れた。背景にあるのは、辺野古移設を巡る状況の変化だ。国と県の法廷闘争はほぼ決着して埋め立て工事が進み、移設問題は争点になりにくくなった。

 玉城は公示日の7月3日、高良と各地を回ったが、演説で辺野古移設を含む基地問題に触れなかった。

 県民の関心が高い経済振興策は政府・与党が強みを持つ。「反戦・平和」を前面に出すオール沖縄にとって、「ひめゆり」発言は象徴的なテーマになった。

 3日、高良は早朝にひめゆりの塔を訪れて手を合わせ、沖縄戦最後の激戦地の一つ、喜屋武(きゃん)岬(糸満市)で第一声を上げた。避難して追い詰められた県民が犠牲になった絶壁に立ち、「多くの県民が死に追いやられた場所だ。沖縄を再び戦場にしてはならない」と力を込めた。政府が注力する南西諸島の防衛力強化に反対する考えも表明した。

 玉城は、県民感情を揺さぶるように「選挙は、戦争で苦労された方々の無念な思いを改めて確認する時間となる」と提起する。立憲民主党代表の野田佳彦(68)も14日に那覇市で玉城らと並んでマイクを握り、「史実をねじ曲げて独自の解釈で歪曲(わいきょく)をする。県民感情を逆なでするとんでもない発言だ」と断じ、問題発言の争点化を後押しした。

 沖縄選挙区で自民は2010年を最後に白星から遠ざかっている。来年に控える県知事選では3連敗中だ。自民県連の重鎮は「経済重視の政策でオール沖縄の勢いを抑え込んできたのに、歴史を軽視した発言で台無しにされかねない」と嘆く。

 沖縄戦の惨禍から80年。県民が受けた甚大な被害と、安全保障の最前線ゆえに背負い続ける基地負担にどのように向き合うのか。この選挙戦でも、重い問いが政治に投げかけられている。(敬称略)

(栗山紘尚、那覇支局 横山潤)

1039OS5:2025/07/16(水) 16:52:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/452abb7f38222dbdedb93894e23f1467bc6b82a5
助けて、進次郎農相!自民の人気者が豊田氏の応援に来た〜 オールスター投入も千葉苦戦
7/16(水) 5:00配信


61
コメント61件


スポニチアネックス
聴衆の声援に応える小泉進次郎(右)と豊田俊郎氏

 【酷暑の陣!参院選2025】千葉選挙区(改選3)は過去最多の16人が乱立する激戦区となっている。全国32の1人区で苦戦が伝えられる自民党は、複数区で現職2人の千葉の議席を死守したいところ。しかし、最新の共同通信の情勢調査によると、他党の有力候補が追い上げを見せている。自民は連日大物を送り込み、15日には小泉進次郎農相が2度目の千葉入りを果たすなど“自民オールスター”の総力戦でピンチを乗り切りたい構えだ。

 小泉氏は15日午後6時半過ぎ、3選を目指す豊田俊郎氏の応援に駆けつけた。土砂降りの雨が降るJR津田沼駅前で、傘を差した約2000人の聴衆に「豊田さんは厳しいという報道ばかりですが、そんなことないと信じている。落とすわけにはいかない」と熱弁。大きな拍手と歓声が送られた。

 19年の参院選では自民党の石井準一氏が約69万票でトップ当選し、立憲民主党の長浜博行氏は約66万票で2位。豊田氏は約43万票で3位だった。共同通信社の終盤情勢調査によると、長浜氏がやや先行。国民民主党新人の小林さやか氏と石井氏が続き、参政党新人の中谷めぐ氏が追う。豊田氏は5番手で落選危機となっている。

 自民現職2人の生き残りをかけた戦い。「政治とカネ」問題などで党に逆風が吹く中、無党派層や20〜30代の支持が小林氏に集中していることなどが豊田氏苦戦の要因とみられる。県連は「石井さんも3番手。“2議席確保は難しい”と党は頭を抱えていると聞く」と明かした。

 自民は躍起だ。令和の米騒動での迅速な対応で人気を回復させた小泉氏の千葉入りは9日に次いで2回目。公示日の3日に地元の神奈川で選挙戦をスタートさせて以来、1都3県で応援に入ったのは千葉だけ。豊田氏が国土交通副大臣を歴任したことから、小泉氏は「私がコメ担当大臣だとすれば、豊田さんは土地担当大臣になれる方」と持ち上げた。

 石破茂首相も9日に千葉入り。豊田氏の応援の際に「助けてください」と聴衆に訴えていたが、党関係者は「閣僚の中でも小泉さんの人気はピカイチ。今日(15日)も千葉に入るということは、それだけ小泉さんに助けてもらいたいということでしょう」と話した。

 自民はこれまで千葉に高市早苗前経済安全保障担当相、小林鷹之元経済安保担当相ら人気者を続々投入。知名度不足が課題の豊田氏のところには、元SPEEDの今井絵理子参院議員も送り込んできた。豊田氏の陣営によると、16日以降も連日、閣僚が応援に駆けつける。「応援に入れる大物は呼んで、なんとしても食らいつきたい」とわらにもすがる思いだ。自民オールスターが激戦区の千葉にどのような影響を及ぼすだろうか。

1040OS5:2025/07/16(水) 21:41:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dddc41907ecae34a2c18f54a4eff7e487e253a4
参政党候補がロシアメディアに出演 神谷代表「勝手に党職員が許可」
7/16(水) 18:30配信

朝日新聞
参政党の神谷宗幣代表=2025年7月3日午前10時34分、東京都中央区、西岡臣撮影

 参政党の神谷宗幣代表は15日夜のBS日テレの番組で、党公認の参院選候補がロシアの国営通信社「スプートニク」に出演することを無断で許可したとして、党職員に辞職勧告したと明らかにした。神谷氏は「勝手に党の職員が許可を出した」と述べた。

 出演していたのは、東京選挙区に立候補している新顔、さや氏。「スプートニク」(日本語版)は14日、さや氏のインタビュー動画をSNS上に配信した。さや氏は参政から参院選に立候補した理由などについて語った。

 「スプートニク」はロシアの政府系メディアで、プーチン政権がプロパガンダ(政治宣伝)に使用しているとの指摘がある。欧米ではウクライナ侵攻後、ロシアメディアがプーチン政権のプロパガンダを広めているとの警戒感が強まり、欧州連合(EU)が「スプートニク」への接続を禁止するなどの措置を導入している。

 神谷氏は番組で、「私はスプートニクさんの取材を受けていいとは一言も言っていない。勝手に党の職員が許可を出した。あり得ない」などと説明。16日には富山市内で記者団からさや氏の責任について問われたが、「(職員が、党の)ガイドラインに沿ってやっていなかったことに問題がある」として、問題視しない考えを示した。(安倍龍太郎、小木雄太)

朝日新聞社




https://news.yahoo.co.jp/articles/37dfd9d408a4c49c8f05078d87e93dc783009a97
参政党候補の動画で波紋 ロシアのスプートニク、どんなメディア?
7/16(水) 21:17配信

毎日新聞
スプートニク日本のXアカウント=スクリーンショットから

 参政党公認の参院選候補者が、ロシアの通信社「スプートニク」のインタビューに応じた動画が公開され、波紋を広げている。神谷宗幣代表は15日、党本部に無断で許可したとして、職員に辞職を勧告したと明らかにした。

 背景には、スプートニクが「プロパガンダ(対外宣伝)メディア」とみなされていることがある。いったい、どのような存在なのか。

 スプートニクの誕生は約10年前、2013年にさかのぼる。ロシア政府は当時、対外発信力の強化を目的に、国営通信社「ロシア通信(正式名・リアノーボスチ通信)」と外国向けラジオ局「ロシアの声」を解体・再編成した。

 その結果として設立されたのが、メディアグループ「ロシア・セボードニャ(ロシア語で『今日』)」だ。

 公式サイトによると、スプートニクは14年、このグループ傘下の外国向け通信社として発足。モスクワを主要拠点とし、欧州や中東、中国など世界各地に支局を構える。英語やフランス語、アラビア語、日本語、中国語など、多言語で情報を発信している。

 ロシアによるウクライナ侵攻直後の22年3月、欧州連合(EU)は、露国営メディアであるスプートニクと「RT」の配信や放送をEU域内で禁止した。

 EUは、両メディアがプーチン政権のコントロール下にあり、偽情報の拡散や影響工作の一部を担っていると指摘した。

 一方、日本では、スプートニク日本(日本語版)の配信は規制されておらず、サイトやX(ツイッター)で日々、多数の日本語記事が流されている。

 ロシアのウクライナ侵攻などについては、ロシアの主張を広めようという姿勢が明らかだ。今年1月には「ウクライナ支援、日本はいつまで散財を続けるか」と題し、石破政権の姿勢を批判する記事を掲載した。

 日本国内の報道では、米軍基地問題を抱える沖縄に関する記事が多く見られるのも特徴だ。

 スプートニク日本のX公式アカウントには、約16万のフォロワーがいる。英BBC放送・日本語アカウント(約88万)には及ばないが、中国国営新華社通信・日本語アカウント(約5万)よりは3倍以上多い。

 また、SNSでは、いわゆる「バズ動画」の多用も目立つ。動物のかわいさを伝える短い動画など、目を引く投稿で注目を集め、拡散や認知度の向上を図っている。

1041OS5:2025/07/16(水) 22:25:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb435c12f5e7b3b3fb40148f8d079ceb06396e44
参院選「無風」の複数区に異変 国民民主・参政が乱戦引き起こす 脅かされる「指定席」
7/16(水) 21:39配信


産経新聞
参院選改選複数区を巡る情勢

参院選(20日投開票)で、改選数2以上の「複数区」の情勢に異変が起きている。これまで同一政党が複数の議席を狙ったり、与野党で議席を分け合ったりすることが多かったが、国民民主、参政両党の参戦で無風だった選挙区に強風が吹き始めた。改選1人区だけでなく、複数区の勝敗も選挙戦全体を大きく左右しそうだ。

【写真】自民ポスターの石破首相の顔写真、候補者のビラで隠される

■接戦に駆けつけた代表

立憲民主党の野田佳彦代表は16日、茨城県神栖市の公共施設で開かれた立民現職の会合に駆け付けた。野田氏は「1人区を中心に応援してきたが、複数区でも心配な選挙区が出てきた。その一つが茨城だ。接戦を制して何とか議席を獲得できるよう支援をお願いしたい」と呼びかけた。

茨城選挙区(改選数2)は約30年間、自民党と野党系候補が議席を分け合ってきた全国屈指の「無風区」だった。だが、立民は今回、野田氏や小川淳也幹事長、大串博志選対委員長ら党幹部が連日のように現地入りする慌てぶりだ。

「台風の目」は参政だ。同選挙区は国民民主が独自候補の擁立を見送ったため、当初は自民現職と立民現職で決まるとみられていた。だが、「日本人ファースト」や攻めの農政を掲げる参政への支持が急拡大し、見通せなくなった。立民の県連幹部は「支援者から『今回は参政に入れる』と言われた」とおびえる。

茨城と同様の状況が他の複数区でも起きている。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の情勢調査では、13ある複数区のうち静岡(同2)以外の選挙区で、国民民主や参政の候補が自民や公明、立民などの「指定席」を奪おうと善戦していることが分かった。

■目まぐるしく入れ替わる各党順位

例えば、福岡選挙区(同3)は自民と立民、公明の「指定席」だったが、国民民主、参政の参戦で乱戦に陥っている。報道各社の情勢調査でも各党の順位は目まぐるしく入れ替わる。13日には石破茂首相(自民総裁)が劣勢が伝えられる公明現職の応援に入った。優勢とされる自民も「参政の勢いがすごい」(県連幹部)と警戒し、新人を立てた国民民主も「先行する政党の背中が見えてきた。最後の1議席に滑り込む」(労働組合幹部)と意気込む。

全45選挙区に候補者を立てた参政の存在は選挙戦の趨勢を左右しつつあり、立民幹部は「参政が選挙区で競ってくるとは思わなかった。結局、普段の活動量がないと現職でも議席を奪われてしまう」と不安を漏らした。(永井大輔)

1042OS5:2025/07/16(水) 22:27:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/c025b1bc241b1eed5a5ce8258c30403d99b57997
石破首相の演説に抗議の不参加 大阪入りに反発の青山府連会長「積み上げた票崩される」
7/16(水) 17:03配信
産経新聞
参院選大阪選挙区の自民党候補を応援するため、マイクを握る石破茂首相=16日午後、大阪市中央区(泰道光司撮影)

20日投開票の参院選で石破茂首相(自民党総裁)は16日、公示後初めて大阪選挙区の自民新人候補の応援に入った。経済政策や安全保障、災害対策などを訴えて支持を呼びかけたが、首相批判を強める党大阪府連の青山繁晴会長は同席しなかった。

【写真】自民ポスターの石破首相の顔写真、候補者のビラで隠される

「北朝鮮は日本全土を射程圏に収めるミサイルを持っている。どの党が安全保障に向き合っているか。この国の平和は誰が守るのか」

大阪市中央区の南海難波駅前でマイクを握った首相はこう訴えた。

この日、会場には府連幹部や大阪を地盤とする元衆院議員らがそろいぶみ。しかし青山氏の姿はなかった。陣営側によると、青山氏は、首相が応援に入ることに反発し、抗議の意思表示として参加を拒否。首相が演説した時間帯は府内の別の場所を遊説したという。

青山氏は15日配信のユーチューブ動画で「総理に来てもらったら引き締まるという意見もある」と話し、明言しないながらも「16日に私が反対していながら、あることが起きます」と首相の来阪を示唆した。

その上で「(票を)積み上げてきたのを16日に崩される」「党本部とか総理官邸とか権力のタテ社会になっていると、こういうごり押しも来る。でも私の姿勢は何も変わらない」と主張した。

青山氏はこれまでも街頭演説などで「首相と閣僚が回るたびに(票が)減っている」と首相批判を展開している。(木ノ下めぐみ)

1043OS5:2025/07/17(木) 10:47:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e5553f587a648e960eabbc6ba423ba68d083823
【参院選 長崎選挙区】国民民主候補の牙城 「接戦」に緊張 追い風はやんでいる
7/17(木) 10:10配信


長崎新聞
候補者の演説を聞く有権者=長崎市内

 参院選は終盤戦に入った。長崎選挙区のうち、県都・長崎市は、昨年秋の衆院選長崎1区で国民民主党が自民党に圧勝。参院選でも国民民主候補の「牙城」になるとみられたが、情勢調査では自民候補と「接戦」と報じられ、緊張が走っている。自民にとっては「狙い通りの展開」だが、組織の緩みを懸念する声もある。17日には両党の大物が入る予定で“最終決戦”の様相となる。

 13日午後の長崎市中心部。商店街を国民民主新人の深堀浩候補(59)と西岡秀子衆院議員が練り歩いた。支援者らが次々と近づき、握手を求める。陣営スタッフは「やはり地元は反応がいい」とうなずいた。

 深堀氏が同市に入ったのはほぼ1週間ぶり。この間、本人は離島を含む市外で知名度向上に集中し、同市は西岡氏らがPRに努めた。だが自民候補に肉薄され、陣営には焦りも広がった。

 昨年秋の衆院選で西岡氏は自民候補に圧勝し、党の躍進に貢献した。だが党所属のある議員は「(備蓄米を巡る発言などで)玉木雄一郎代表への有権者の反発が想像以上。追い風はやんでいる」と感じている。

 陣営幹部は新興勢力の参政も警戒。「無党派の若年層が流れている。『現職に勝てる候補は深堀だけ』と、いま一度訴えなくては」。選挙後半戦は県都での街頭活動をてこ入れ。17日の総決起集会には、党本部から榛葉賀津也幹事長を迎え、追い込みをかける。

 「長崎市の差が勝敗を左右する。まだあと一歩の状態だ」。15日夜、同市の演説会で自民県連の加藤竜祥会長は現職の古賀友一郎候補(57)への投票を呼びかけた。

 県連は衆院長崎1〜3区のエリアごとに所属国会議員を「責任者」として配置。長崎1区で接戦に持ち込み、古賀氏の地元諫早を含む長崎2区で突き放す勝算を描く。

 1区は山本啓介参院議員が責任者として県議らを引っ張る。公示前は、次期衆院選の1区公認候補予定者の選考で複数の県議が意欲をのぞかせ、足並みが乱れる可能性もあったが、選考手続きをいったん休止してまとまっている。

 ただ、国政選挙の長崎市の得票数で自民が西岡氏に勝った経験はない。「西岡票」がそのまま国民民主候補へ流れるかは不明だが、陣営は「相手の危機感は高まった」と上滑りを危惧する。17日には石破茂首相(党総裁)が再び長崎県入りして長崎市で演説する予定。党本部の「異例」の支援を受け、抜け出しを図る。

 他の候補も票の掘り起こしに躍起になっている。

 共産党新人の筒井涼介候補(31)は、情勢調査の長崎市で3番手につけた。被爆80年を意識し、護憲や核兵器禁止条約への参加などを訴える。

 参政党新人の黒石隆太候補(33)も長崎市に軸足を置いて運動し、街頭演説を重ねている。無党派層の子育て世代などに政策をアピールする。

 長崎選挙区には他に、政治団体「日本誠真会」新人の高谷喜久雄候補(63)と政治団体「NHK党」新人の神谷幸太郎候補(49)も立候補している。

1044OS5:2025/07/17(木) 10:48:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbee96d0a64cfdecba30740be132e9011c74e563
連合、存在感低下に危機感 組織内・著名候補が競り合い【25参院選】
7/17(木) 7:07配信
時事通信
参院選候補の集会であいさつする連合の芳野友子会長=13日、岡山市北区

 参院選比例代表では、立憲民主、国民民主両党の支持団体・連合が推す産業別労働組合(産別)の組織内候補の当落も焦点となる。

【ひと目でわかる】焦点の議席数

 両党が擁立した著名候補との競り合いになっており、産別候補が当選枠から押し出される形になれば連合の存在感は低下しかねず、関係者が危機感を募らせている。

 比例には、立民から6人、国民民主から4人の産別候補が出馬。連合の芳野友子会長は13日、岡山市の集会で「推薦候補全員の当選を目指して走り回っている。一人一人が行動を起こせば必ず願いはかなう」と訴えたが、情勢は予断を許さない。

 昨年の衆院選で国民民主が躍進した要因の一つに、保守層の支持を挙げる声は多い。参院選でも再現を狙い、保守派の論客として知られる東海大教授の山田吉彦氏を擁立。日本維新の会に所属していた元衆院議員の足立康史氏も「即戦力」として公認した。

 今春ごろまで国民民主の政党支持率は好調で、4人の産別候補も「当選は堅い」(連合関係者)との見方が大勢だった。しかし、候補擁立を巡る混乱などで人気が下降。山田、足立両氏らと限られた当選枠を奪い合う構図となり、連合幹部は「旧来の支持者を軽視している」と憤る。

 立民が前参院議員の蓮舫氏を立てたことも、連合にとっては懸念材料だ。高い知名度で得票順の上位に食い込む可能性があり、関係者は「産別候補が1人はじき出される」と危惧する。

 国民民主を支援する産別内では「組織内候補が落選したら、党の責任を問う声が出る」との見方が浮上。一方、連合にとっても「政治力」維持に向けた正念場で、関係者は「候補を落とせば政策実現に影響が出かねない」と不安を口にした。

1045OS5:2025/07/17(木) 16:52:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d21928d8ec3231a012641aaf2e34154c76d9ada
参院選1人区で幹部がテコ入れ…岡山・「姫の虎退治」再現か阻止か、香川・代表の地元国民が攻勢
7/17(木) 11:00配信

読売新聞オンライン
各党幹部

  参院選の勝敗を左右する全国32の「1人区」では、与野党が激しいつばぜり合いを繰り広げている。終盤戦に入り、接戦の選挙区には各党の幹部が相次いで応援に駆けつけ、テコ入れを図る。(岡山支局 中田敦子、高松総局 森克洋)

岡山
岡山選挙区の立候補者

  「岡山は激戦区の中の激戦区だ。ついこの間も来たけれど、心配で心配で」。立憲民主党の野田代表が13日、岡山市内のホテルで開かれた演説会でそう話すと、集まった数百人からは笑い声が漏れた。

 続いて登壇した国友彩葉候補は「衆院選で少数与党にした流れを止めたくない。一緒に政治を動かしてください」と訴えた。

 国友候補は岡山市議を2年務め、今回、党の最年少候補として国政に初挑戦する。野田代表は2月の国友候補の出馬会見に同席するなど目をかけ、6月に市内で開かれた連合岡山の集会では「長男と同い年。もう『千葉のおやじ』のつもりだ」と話した。17日にも岡山入りを予定している。

 岡山選挙区では2007年参院選で旧民主党新人の姫井由美子氏が、自民党のベテラン・片山虎之助氏を破り、「姫の虎退治」と呼ばれた。13年以降は自民が勝利してきたが、陣営幹部は「18年前と同じで女性候補。逆転劇への流れを引き寄せたい」と意気込む。

 自民は15日、石破首相が岡山県倉敷市の複合施設で開かれた演説会で「日本中、本当に厳しい選挙を戦っている。なんとしても負けられない」と力を込めた。

 会場は満員で立ち見の人もおり、石破首相の前に壇上に立った小林孝一郎候補は、旧民主党政権を念頭に「あの時代に時計の針を逆戻りさせるわけにはいかない。力を貸してください」と声を張り上げた。

 小林候補は不出馬を表明した現職の後継として、昨年11月に擁立が決まった。医師で県議としても10年以上のキャリアがあり、元同僚の県議や、推薦を受ける公明党の比例候補らとともに、県内27市町村をくまなく回る徹底した「どぶ板選挙」で足場を固めてきた。県医師会や医療福祉団体など、推薦状を得た企業・団体は約1400に上る。

 陣営関係者は「政権批判の風を受けやすい都市部を中心に、最後まで票の掘り起こしをする」と話す。最終盤に向け、SNSの投稿を強化するなど無党派層の取り込みを図っており、16日には知名度の高い小泉進次郎農相も応援に訪れた。

香川
香川選挙区の立候補者

 国民民主党の玉木代表の地元・香川県では、同党新人を相手に自民党現職が厳しい戦いを強いられている。

 「香川の未来を、日本の未来を託してください」

 3選を目指す自民の三宅伸吾候補は15日、高松市内の個人演説会で声を振り絞っていた。演説会には、石破首相も応援に駆けつけて激励。「あと5日。皆さまに伏してお願い申し上げます」と支援を訴えた。

 香川選挙区は2010年以降、自民が3年に1度の参院選ですべて勝利してきた。しかし、得票数は減少傾向で、前回22年選挙は立憲民主党と国民民主の双方が候補を立てたことに助けられた面もある。今回は立民が擁立を見送り、事実上、一本化された。

 衆院では県内3小選挙区のうち、玉木代表と立民の小川幹事長が、それぞれ1議席を占め、自民は1議席にとどまる。今回の参院選で敗れれば、県内での自民の存在感が大きく後退するとの危機感があり、三宅候補の選挙対策本部長を務める磯崎仁彦参院議員は「最後に1票でも上回り、議席を死守したい」と話す。

  対する国民民主の原田秀一候補は、18年ぶりの野党の勝利を狙う。

 16日には玉木代表が原田候補とともに高松市中心部で街頭演説に立ち、「ふるさと香川で負けるわけにはいかない」と声を上げた。

 ただし、立民との距離感は微妙だ。玉木代表は過去の選挙で「保守色」を打ち出し、自民の支持基盤を切り崩してきた。「立民との共闘色を出せば、支持層が離れる」(国民民主県連幹部)との危惧から、原田候補の陣営は立民からの支援は期待しつつも、推薦など組織決定は求めていない。

  同じ保守層への食い込みを狙う参政党が新人の小林直美候補を擁立した影響も見通せない。14日には神谷代表がJR高松駅前で「日本の暮らしと誇りを守る」と熱弁を振るった。

 高松市の40歳代の建築業男性は「今回は選択肢が多い一方で、訴えが重なる候補も多い。誰に投票するかは悩ましい」と話す。

1046OS5:2025/07/17(木) 16:53:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d18a2f4b597c64472fc10fbbcb0cbaaec5a2e89
〈2025参院選〉労組や業界団体の組織票パワー薄れる SNS台頭も影響、深刻な人手不足「選挙に割く余力もない」
7/17(木) 14:48配信


南日本新聞
応援する候補者のチラシを配る自治労鹿児島県本部=16日、霧島市役所前(画像の一部を加工しています)

 20日投開票の参院選は終盤戦に入り、候補者が声をからし支持を訴える日々が続く。そんな中、選挙の勝敗に大きな影響力を与えるとされた労働組合や業界団体の「組織票」の力が薄れてきている。背景には組合加入率の低下に加え、交流サイト(SNS)が浸透し個人で情報を得やすくなった社会情勢の変化があるようだ。

 7月上旬、鹿児島市にある県建設業協会の会議室は静かだった。「昔はここに電話を並べ投票を念押す電話をしたものだ。毎日5、6人が詰め1人1日200〜300件はかけた」と安藤司常任参与は懐かしむ。

 県内の建設会社約700社が加入する協会は、自民党の友好団体として選挙活動をバックアップしてきた。特に建設関係者が全国比例から立候補する職域代表の候補者支援は、業界の未来に直結するとして一段と熱を入れてきた。

 ただ、時代と共に勢いは弱まってきた。例えば、会員企業の従業員名簿を基に電話で投票を呼びかける“ローラー作戦”は10年ほど前に廃止した。個人情報の取り扱いが厳しくなった上、電話に出る家庭も減ったのがきっかけだ。

 建設業界で進む人手不足も要因とみる。働き方改革で工期が長くなり現場に張り付く機会が増え、「大半の企業は選挙応援に人員を割く余力が残っていないのが現状」と安藤常任参与。

 「当選させるためではなく、農家が安心して生活できる政策を実現するための活動だ」と強調するのは県農民政治連盟(農政連)の事務局幹部。農政連もJA出身の職域候補を比例で推すが、以前ほどの手応えはないという。農家の高齢化で投票に行く人が減少傾向にあるほか、SNSの浸透も影響していると考える。

 「若い人はSNSで情報収集をするので、分かりやすく耳当たりのよい政策が魅力的に映るのだろう」と事務局幹部。「勉強会をしたり、候補の政策をまとめたビデオを見たりし、なぜうちはこの人を支援するかという基本的な視点の共有に努めている」と話した。

 地方公務員らが加入し、立憲民主党を支持する自治労県本部でも同様の変化が起きている。豊田一彦書記長によると、候補者の支援を表明する応援カードの登録数はこの3年で15%減った。「公務員は政治活動をしてはいけない」との誤解があり、組合の加入率自体も低下している。「組織合理化に伴う人員削減に人手不足が重なり、現場は劇的に忙しくなった。選挙より業務優先はある意味当然だ」

 豊田書記長は「SNSで簡単に情報が手に入るようなり、個人の意思で投票先を決められる空気感が強まった」と指摘。「組合員だとしても職域代表以外の選択肢は与えられている。個人の自由なので強制はできない」と冷静に受け止めた。

南日本新聞 | 鹿児島

1047名無しさん:2025/07/17(木) 16:54:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/db5aa0139d27e197a35185bedafaf4418e9e9fb3
蓮舫氏の参院選「比例」出馬の背景に“女の戦い”か 東京選挙区・立民の塩村文夏氏は「お世話になっている。蓮舫さんに帰ってきてほしい」
7/17(木) 16:15配信

NEWSポストセブン
なぜ蓮舫氏は東京から再出馬しなかったのか

 参院選の比例代表は同じ党の候補が議席を奪い合う「椅子取りゲーム」だ。労組系候補の“椅子”を奪いかねないと反発を受けながら比例から出馬した立憲民主党の蓮舫氏。だが、東京選挙区の補選分の1議席は蓮舫氏が昨年7月の都知事選出馬で辞職したために空いた議席だ。なぜ、東京から再出馬しなかったのかを聞くと蓮舫氏はこう答えた。

【写真】顔の横でピース 笑顔で応援者たちと写真を撮る蓮舫氏

「だって(立候補を)決めた時には(立憲の)東京選挙区の候補はもう決まっていたじゃない」

 蓮舫氏が参院選出馬を正式表明したのは6月下旬のことだが、そこに至るまでに党内での“女の戦い”があったとの指摘もある。立憲民主党関係者が語る。

「蓮舫が都知事選であそこまで惨敗せずにせめて善戦していれば、野田佳彦・代表や手塚仁雄・都連幹事長は衆院に鞍替えさせるつもりだったが、それも叶わない結果だった。そうなると蓮舫は参院に戻るしかない。立憲民主党は政権交代を目指している以上、東京で2人候補を立てるのが前提だが、現職の塩村文夏が同じ選挙区に女性候補が立つことを猛烈に嫌がったという。もう一人は男性候補がいいと。だから連合の批判覚悟で比例に回るしかなかった」

 蓮舫氏は東京選挙区での塩村氏との“椅子取りゲーム”にすでに敗れていたというのだ。

 その塩村氏は蓮舫氏についてこう語る。

「蓮舫さんにはとてもお世話になっていて、広島で大変だった時(2017年総選挙で広島3区で落選)に政治の世界を辞めようかと思ったのですが、ある時、蓮舫さんに辞めないでと言われ、続けてこられた。蓮舫さんに帰ってきてほしいと思います」

蓮舫氏は「比例で100万票」を取れるか
 比例代表の候補は全国で個人票を集めるために各地を回るのが常だが、看板候補のはずの蓮舫氏はなぜか選挙戦では東京に張り付いている。他の選挙区候補の応援にもほとんど入らない。

 立憲民主党議員が事情をこう語る。

「労組系の比例代表候補は投票で自分の名前を書いてもらうために各地で労組の組織をフル稼動させている。蓮舫が来て無党派票が上乗せできるなら歓迎だが、今の人気では期待薄。応援に呼んでも、もともと立憲民主党に投票するつもりの支持者が比例の投票用紙に蓮舫と書くくらい。そうなると労組系候補はせっかく集めた票を奪われてしまう。だから地方組織は蓮舫を呼びたがらない」

 実際、東京でも街頭演説の集客力には明らかに翳りが見える。

「比例代表は約100万票で1議席増える。国政復帰は考えていないと言いながら参院選に出馬した蓮舫は比例で100万票獲得し、東京でも立憲候補を2人とも当選させるくらいの貢献度がないと党内で発言力を持てないのでは」(労組系議員)

 それに届かなければ、当選しても党内で“針のむしろ”かもしれない。

1048OS5:2025/07/17(木) 17:01:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a12c794d959e86a4c88d96e865debd6f4d3467eb
参院選比例区、当選圏内には誰が入る? 劣勢の自民で熾烈な党内争い
7/17(木) 7:00配信

朝日新聞
演説する自民党の比例区候補=2025年7月4日、神奈川県内、神野勇人撮影

 20日投開票の参院選では、都道府県の選挙区以外に比例区も勝敗のカギを握る。朝日新聞社が13、14両日に実施した終盤情勢調査で劣勢となっている自民は、限られた議席をめぐる戦いがこれまで以上に激しさを増している。

【写真】自民党の参院選比例区の獲得議席と候補者数

 参院選比例区は、改選50議席を各党の総得票に応じて「ドント式」で配分する仕組みだ。議席数が確定した後、個人の得票が多い順に当選者が決まる。ただし2019年の参院選から、得票数に関係なく優先的に当選できる「特定枠」が導入されている。

 12年に政権を奪還した後の4回の参院選で、自民は18〜19の比例区議席を得てきた。だが今回、終盤情勢調査の獲得議席の中心値は11議席にとどまり、過去最低だった10年の12議席を下回る可能性も出ている。

 自民は今回、「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区出身の2候補を特定枠に指定した。この2人を除いた29候補が、残る当選枠を懸けて戦うことになる。党関係者は「熾烈(しれつ)な争いになる」とみる。

朝日新聞社

1049OS5:2025/07/17(木) 17:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bf63d1ef5a5d60fff47837875600c8b11fed29f
支持層の引き留め徹底、浮動票の掘り起こしにも注力 参院選福島選挙区
7/12(土) 12:07配信


18
コメント18件


福島民友新聞
福島選挙区立候補者

 20日投開票の参院選は11日、17日間の選挙戦の折り返しを迎えた。福島選挙区(改選数1)は自民党の現職森雅子候補(60)=3期=と立憲民主党の新人石原洋三郎候補(52)を中心とする論戦が激しさを増し、参政党の新人大山里幸子(りさこ)候補(51)は高まる党への注目度を追い風に勢いを上げる。政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)、無所属の新人遠藤雄大(40)の両候補を含む各陣営は後半戦、支持固めや浮動票の取り込みなどで票の上積みを狙う。

 森陣営は各地で街頭演説や決起大会を開催、組織戦で3期18年の実績を強調してきた。ただ報道各社の序盤の情勢調査で野党候補と接戦が報じられるなど、自民県連幹部は「非常に厳しい状況」との認識を強める。

 党本部も重点区と位置付け、大物を続々と投入しててこ入れを図る。10日には木原誠二選対委員長自らが選挙区入りし、県内支援団体に支持を訴えた。週末以降、小池百合子東京都知事や小泉進次郎農林水産相も応援を予定するなど、議席死守に全力だ。後半戦は街頭演説を中心に訴えを強める方針で、太田光秋総合選対本部長は「負けられない戦い。支持者にもう一度働きかけるとともに、県民の共感を得られる訴えを続けていく」と意気込む。

 石原陣営は、序盤の課題だった知名度の拡大に一定の手応えを感じている。後半戦も立民県連と「5者協議会」をつくる国民民主、社民両党県連、県議会会派の県民連合、連合福島と連携して支持固めを図る。さらに県内をくまなく巡り、物価高対策など県民生活の不安払拭に向けた政策を訴え、無党派層への浸透に力を入れる方針だ。

 陣営幹部は、地元福島市の得票と大票田の一つ郡山市でどれだけ浮動票を獲得できるかが勝負の鍵を握るとみる。12日には初めて立民の野田佳彦代表が応援に入り、福島市で街頭演説する。宮下雅志県連幹事長は「少しでも気を緩めたら負ける。後半戦に向け、勢いを加速させていきたい」と気を引き締める。

 大山陣営は、地元郡山市をはじめとした都市部を中心に、地道に遊説を展開してきた。福島市で8日開催した参政の神谷宗幣代表との街頭演説は予想を超える聴衆を集め、郡(こおり)剛志県連会長は「街頭で人が集まり、声をかけてもらえることが多くなった。今までにないほど支持を得られている」と自信を見せる。

 後半戦は遊説先を都市部から県内全域に広げ、若者や無党派層などへの働きかけを強化する方針だ。交流サイト(SNS)も有効活用し、浸透を図る。

 越智候補は、引き続きX(旧ツイッター)で政策を発信。遠藤候補もSNSを中心に支持を訴える。

福島民友新聞

1050OS5:2025/07/17(木) 21:46:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b5ae23a8b5e00b35caf0c35e598da05828c774c
【参院選】自民が恐れる「18年前の悪夢」再来…大激戦東京選挙区の2議席守れるか半端ない危機感
7/17(木) 19:17配信


日刊スポーツ
参院選 東京選挙区の候補者一覧

 参院選(20日投開票)で情勢の厳しさが伝えられる自民党が、東京選挙区(今回は改選7)での2議席死守に躍起になっている。現職の武見敬三氏(73)と新人鈴木大地氏(58)を擁立するが、武見氏は各社調査で他候補と激戦との見方も。17日、武見氏の会合には総理経験者2人に小池百合子都知事らがそろい踏みし、支持を訴えた。党内には、現職落選&新人当選が起きた「18年前の悪夢」への強い危機感がある。

    ◇  ◇  ◇

 この日、都内のホテルで開かれた武見氏の「最終総決起大会」。はとこに当たる麻生太郎元首相のほか、岸田文雄前首相や小池知事、木原誠二選対委員長らが顔をそろえた。小池氏は、11日に続いて2度目の応援。武見氏の情勢報道を念頭に「武見先生から先日、留守電が入っていた。『ギリギリだから助けてくれ』と。最近『ギリギリダンス』というのがはやったが(選挙は)ギリギリではだめ」と、ヒット曲の一節に触れながらげきを飛ばした。選挙の責任者の木原氏も「なんとか勝たせてほしい」と訴えた。

 武見氏の結果に周囲が気をもむのには理由がある。自民内で、「18年前の『悪夢』は避けたい」との声があるためだ。

 第1次安倍政権で自民が大敗した2007年参院選東京選挙区は、新人の丸川珠代氏が初当選した。しかし、3選を目指した現職の保坂三蔵氏が、次点で敗れる大波乱が起きた。今回、鈴木氏に比べ、武見氏には情勢の厳しさが指摘される。「現職は落とせない」(関係者)と危機感は強い。

 東京選挙区は、選挙区で最多の32人が立候補する最大の激戦区。立憲民主、国民民主両党も2人ずつを擁立し、公明、共産、維新、れいわなどの与野党も候補を擁立。また、「台風の目」とされる新興勢力の参政党は、東京で急速に支持を伸ばしていると伝えられる。昨年の衆院選で少数与党となり、有権者の不信が収まっていない中の参院選でもあり、自民党の危機感は半端ではない。

 この日、武見氏の会合には2000人超が出席したが、麻生氏は「人が集まれば勝てると思うほど、選挙は甘い商売じゃない」とクギを刺した。一方で、「自民党政権を倒すのはいいよ。でも、倒した後どうするの。スクラップしたらビルドしないといけないが、野党もバラバラ。それでは自由民主主義や議院内閣制は成り立たない」と訴えた。

 各党はこれまで党首が前面に立ち、東京で支持を訴えてきた。期間中の遊説は地方がメインだった石破茂首相(党総裁)は、関係者によると、最終日の19日に東京都内で街頭演説する方向で、最終調整が進んでいるという。

 自民党は2012年の政権復帰後、4度の参院選で東京の2議席を守ってきた。今回、それが続くのか、途絶えるのか。まさに正念場だ。【中山知子】

1051OS5:2025/07/18(金) 08:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/46b3cef623613ca8ddb61ce6f18261415c3631f8
社民、政党要件失えば活動制約 得票率2%が条件
7/18(金) 4:08配信
共同通信
社民党の福島瑞穂党首

 今回の参院選は、社民党が全国の得票率2%を獲得し、公選法上の政党要件を維持できるかどうかが注目されている。政党要件を失えば、衆院選の小選挙区と比例代表の重複立候補ができず、ポスターの枚数も制限される。福島瑞穂党首は支援を呼びかける。



 政党要件は、政治団体が政党として扱われるための法的の要件を指す。公選法上は(1)国会議員5人以上(2)直近の衆院選か参院選の得票率が全国を通じて2%以上―のいずれかの条件を満たす必要がある。

 社民の所属国会議員は3人でうち1人は今回改選の参院議員だ。現在の党勢を踏まえれば(1)の条件は現実的ではない。(2)に関しては2024年衆院選比例代表の得票率は1.71%にとどまったため、今回の参院選で2%を超える必要がある。

 政党要件を失った場合、次期衆院選で重複立候補が認められない上、ポスターの枚数や選挙カーの台数も減る。比例代表への候補擁立の際は条件を課される。衆院選は各ブロック定数の10分の2以上、参院選は選挙区と比例で計10人以上の候補者を立てなければならない。

1052OS5:2025/07/18(金) 08:16:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/bca1c6ac5dd1d1e485b34d71ddf1461504dff2de
参院東京、7位避けたい? 補欠選挙で任期半分
7/18(金) 3:43配信

共同通信
 今回の参院選東京選挙区は通常の改選6に加え、非改選の欠員1の補欠選挙を同時に実施する「合併選挙」となっている。当選者の枠が増え議席を得やすくなるが、7位の任期は2028年までの3年。非改選の議席を持つ政党の関係者は「7位では、3年後に改選を迎える現職との候補者調整が必要。6位以内を目指す」と話す。

 参院議員の任期は6年で、半数が3年ごとに改選される。東京選挙区では、22年に当選した蓮舫氏が昨年の都知事選に出馬。公選法の規定で自動失職したため欠員1が生じた。今回の選挙で7位当選した候補は蓮舫氏の残りの任期を引き継ぐ形となる。

 東京選挙区は立候補者が多く激戦の様相とあって、2人を擁立する政党の関係者は「欠員の分、チャンスは大きい」と歓迎する。

 一方で、28年参院選への影響を懸念する声も。蓮舫氏以外の22年の当選者は自民党が2人、公明党、共産党、れいわ新選組がそれぞれ1人。共産関係者は「7位だと3年後に2人が改選になり、どちらかが比例代表に回る可能性が高い。あくまで6位以内を確保したい」と意気込んだ。

1053OS5:2025/07/18(金) 11:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcdeac044eb9e88a21da131f9d4f463b979a72b8
【参院選】「勝敗の鍵を握る」第2の都市・佐世保…地盤とする候補が不在、地の利なき戦い続く
7/18(金) 11:00配信

長崎新聞
ガンバローコールをする集会参加者=佐世保市内(写真の一部を加工)

 参院選長崎選挙区で自民、国民民主両党の陣営が「勝敗の鍵を握る」と口をそろえるのは、長崎県内で2番目に有権者が多い佐世保市の票の行方だ。出馬した現新6人に同市を地盤とする候補者はおらず、地の利なき戦いが続く。過去の国政選挙では、主な与野党候補が“がっぷり四つ相撲”を続けており、今回は参政党の勢いも増す。情勢は混沌(こんとん)としたまま、最終盤に突入した。

 「実は佐世保が一番感触がいい」。投開票日まで残り4日となった16日夜。市中心部で個人演説会を開いた参政新人、黒石隆太候補(33)は自信をのぞかせた。会場には今月上旬に自民党員を辞めたという有権者の姿もあり、マイクを握って自民批判を展開した。

 情勢調査で伝えられる参政の伸長。長崎選挙区では劣勢とされる中、同市を中心とする衆院長崎3区エリアの調査では国民新人の深堀浩候補(59)に迫る勢いだ。自民、国民の同市選対は、もともと候補者と縁遠かったことも相まって「保守票が奪われている」「いや反自民票が流れている」と参政票への見方が交錯する。

 過去2回の参院選。同市の自民候補の得票と、非自民候補を合わせた得票を比べると、その差は10%未満に収まる。過去3回の衆院選(補選含む)を加えても、自民候補が投票者の半数を超えたのは1回のみ。選挙区全体で自民議員を輩出できてはいるが、非自民票の分散に救われる展開が続いている。

 自民現職、古賀友一郎候補(57)の陣営には今回、明確な獲得目標はない。ただ昨秋の衆院選で3区現職、金子容三衆院議員が得た約4万4千票が一定の目安となっており、この得票は過去2回の参院選の自民候補とも不思議と一致する。

 「組織的にここからの伸びしろはほぼない」と市議の一人は分析。古賀候補についても「任期中に佐世保にほぼ顔も見せず、選挙になると金子事務所や市議らに丸投げ。それで票が出てくるのか」と目標からの目減りすら覚悟する。

 一方、国民の深堀候補。昨秋の衆院選から佐世保入りし、顔見せ興行を重ねてきたが「知名度はまだ上がってこない」と陣営関係者は険しい表情を崩さない。

 過去2回の衆院選。出馬した立憲民主党元職との相性の悪さから「てこでも動かん」と距離を置いてきた国民市議らは、自前候補ゆえフル回転しているが「自民に比べて手数が足りず、集会の人集めも一苦労」と額の汗を拭う。自民同様、明確な目標はないというが、連合長崎関係者は県全体を俯瞰(ふかん)しながらこう強調した。「4万票は取らないと、かなり厳しい選挙になる」

 共産党新人の筒井涼介候補(31)は消費税減税などを主張。政治団体「日本誠真会」新人の高谷喜久雄候補(63)は食の安全安心の確保を訴え、政治団体「NHK党」新人の神谷幸太郎候補(49)はNHK受信料の問題点などを指摘する。

1054OS5:2025/07/18(金) 11:41:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/210e86dc068da46b606e02ea5606907bd94f11cc
夏の選挙「もう限界」 17日間の長期戦、体調不良の候補者続出 各陣営が熱中症対策
7/18(金) 10:40配信
産経新聞
候補者に声援を送る有権者ら=3日午後、大阪市西成区(彦野公太朗撮影)

都道府県知事選とならび、選挙期間が17日間と最も長い選挙戦となる参院選も、投開票まであと2日となった。記録的猛暑に見舞われつつの舌戦に、候補者や陣営は熱中症対策に追われながらも声をからすが、中には「夏場の選挙運動はもう限界」と話す声も聞かれる。

大阪選挙区(改選数4)で新人2人を擁立した日本維新の会の陣営ではスーツやシャツの着用を禁止し、ポロシャツなどの薄着で臨んでいる。「ポロシャツの方が市民にも親近感を持ってもらえる」(陣営関係者)との狙いもある。

街頭演説ではこまめに休憩をはさんでクールダウンを行うなどの熱中症対策も。陣営関係者は「夏場の選挙運動はもう限界。時期や運動方法を見直すべきだ」とぼやく。

一方、新人を擁立した自民党陣営もスタッフが着用するTシャツについて、「少しでも快適に過ごす」ため、吸湿速乾性に優れたスポーツウエアタイプを今回から導入。体調を崩した聴衆やスタッフのため、例年の倍近いペットボトルの水を用意しているという。

無所属新人の陣営では候補が日陰のない場所で練り歩きをしていた際、頭痛などを訴えたため急遽(きゅうきょ)、数時間の休憩をはさんだ。その後はなるべく日差しの少ないところを選び、休憩時間を確保しながら継続している。

陣営スタッフは「参院選のような長期戦では候補者やスタッフの体調管理が最優先。街頭演説などの会場は行ってみないと日差しの強さなどが分かりにくく、現場で臨機応変に対応したい」と話した。

京都選挙区(同2)でも陣営は暑さ対策に余念がない。

紺色のシャツに白色ズボンというラフな格好でマイクを握ったのは自民現職。陣営幹部は「夏の選挙はとにかく暑いから」と話す。個人演説会の会場もまずは空調設備のあるところを選び、学校などで設備が整っていない場所では、大型扇風機を運び込むという。

「街頭演説はできるだけ短時間で行うようにして、朝と夜に集中させている」と話すのは共産党現職の陣営幹部。候補者自身も帽子やアームカバーを着用し、首に保冷剤をくるんだスカーフも巻くなど、暑さ対策に余念がない。

維新新人も半袖のポロシャツ姿で選挙戦を貫く。京都市中心部であった街頭演説では、車上でペットボトルの水をごくり。「街宣車にクーラーボックスを積み、冷たい飲み物などを入れている。随時補給するようにはしつこく言っている」(陣営関係者)という。

1055OS5:2025/07/18(金) 13:36:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/57f347ac2b287832f9eb6f44a793f0c35d1ed4b1
石破首相の奈良市演説 動員かかるも100人拒否か 候補も不在「陣営の士気下げる」の声
7/18(金) 7:00配信

産経新聞
石破茂首相(中央)が訪れた奈良県の自民党政談演説会=8日午後、奈良市(南雲都撮影)

参院選(20日投開票)を巡って、石破茂首相(自民党総裁)が8日に奈良市内で演説した際、奈良県連による動員に対し、拒否する動きがあったことが分かった。出席を見送ったのは100人規模とみられ、地元の党関係者は「自民奈良は既に候補当選に向けて団結している」と強調する。最近、石破首相の応援入りに関しては、各地で敬遠する動きが相次いでおり、首相の求心力の低下が懸念されている。

【写真】自民ポスターの石破首相の顔写真、候補者のビラで隠される

■首相「心からお願い」

「常に安倍さんの頭にあったのは『和をもって貴しとなす』という言葉だ。改めて今日思った」

石破首相は8日、令和4年の参院選で凶弾に倒れた安倍晋三元首相の慰霊碑(奈良市)で献花した後、約5キロ離れたホテルの会場でこう演説した。

候補の当選を呼び掛けて、「心からのお願いだが、『候補を頼む』という声を、それぞれの業界、お知り合い、親戚(にかけてほしい)。選挙は候補者を支える人々の戦いだ」と語った。

■「首相のリーダーシップ発揮ない」

首相の来県を巡っては、県連を通じて党の職域団体や支部、応援団体などに動員がかったが、拒否を促す声が広がっており、関係者が試算すると計100人が不参加を決めたとみられるという。

県南部の地方議員は首相の来県について「迷惑だ。(各種情勢調査の)数字にも出ている。昨年10月の衆院選で議席を減らして、その後もふらふらしてリーダーシップを発揮できないでいる」と不快感を示した。

会場には候補者本人の姿もなかった。既に県内各地で遊説日程が組まれており、地方議員は「スポット演説をキャンセルしてまで、総裁(首相)演説に駆け付けることは、かえって陣営の士気を下げることになりかねないと(候補陣営は)判断したのではないか」と語った。

■「掲げたこと何一つやらない」

別の地方議員も、県連からファクスで首相の演説会場への出席を促されたが、訪れることはなかった。

「ボイコットというか、何しに来るのかという感じだ。トップとしての資質を疑っている。『総理大臣だから見てみたい』という人もいるだろうが、もはやエンタメに過ぎない」と述べ、昨年9月の総裁選に勝利した首相について、「総裁選で掲げたことを何一つやらない首相が何語っても何言うとんねん、だ」と述べた。

首相を巡っては、16日に大阪市のなんば広場で応援演説を行い、候補も同席して、聴衆の歓迎を受けたが、出席者は「安倍氏が首相時代の三分の一の数だったのではないか」と語る。府連会長を務める青山繁晴参院議員は岩盤保守層の離反を懸念し、首相の大阪入りに反対しており、不参加を決めていた。(奥原慎平)

1056OS5:2025/07/18(金) 16:39:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6ecc7b490c40355204ed66c835d5ef275fdb715
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
7/18(金) 16:15配信

NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か

 苦戦中の自民党に大打撃となったのが鶴保庸介・参院予算委員長(辞任)の「運がいいことに能登で地震があった」発言だ。

【写真】30代女性・A子さんと仲良く歩く…昨年報じられた二階伸康氏の「不倫旅行スキャンダル」

「あの発言で全国の1人区で当落線上にいる多くの自民候補が票を減らした。間違いなく戦犯だよ」(自民党選対スタッフ)

 そのあおりをまともに受けたのが同じ和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏だ。元幹事長の父・俊博氏の地盤を継いで出馬した昨年の総選挙では、裏金問題で離党した世耕弘成・前自民党参院幹事長に大差で敗れて落選。すぐに参院選に鞍替えして何がなんでも「二階王国」の復活を目指すが、その参院選でも世耕氏が推す無所属候補の望月良男・前有田市長と“保守分裂”の激戦を演じている。

「二階側近だった鶴保氏の発言は、地元・和歌山で伸康氏の票を大きく減らした。一方の望月氏は、いずれ自民入りするのは確実視されているとはいえ、今回、表向きは無所属として戦っているからダメージはない。

 それどころか、世耕氏は二階一族のお膝元、御坊市内でマイクを握って鶴保発言を激しく批判した。世耕氏にとっては、いわば『二階一族を全滅させる戦い』で一族郎党、根こそぎ潰す戦国時代のような構図になっている」(和歌山の地方議員)

 壮絶な内ゲバだが、苦戦の理由はそれだけではない。

石破首相が応援入りも会場はガラガラ
 本誌・週刊ポストは昨年の総選挙後、伸康氏の選挙演説現場に不倫相手である銀座の会員制バーのママ・A子さんが姿を現わし、和歌山市内に伸康氏が所有するマンションにA子さんを宿泊させていたことなどを報じた(2024年12月27日号)。

「伸康さんは高校時代バスケ部のキャプテンでインターハイにも出た人気者。だから総選挙は同級生たちがお揃いのTシャツを着て応援したのに、あの女性問題が発覚してから姿を見なくなった。“自分たちが一生懸命汗を流して応援してる間に不倫なんかしてたのか”と愛想を尽かされたようです」(元支援者)

 その後、伸康氏は離婚。本人は“ケジメをつけた”とA子さんとともに選挙を戦うつもりだったとの話もある。

「伸康さんは参院選前の後援会の集まりで、彼女と一緒に選挙を回りたいと言っていたそうです。しかし、後援会の面々から、支援者にまともなお詫びもしてないのに……と止められた。ボンボンなんですわ」(自民党和歌山県連関係者)

 そうして“二階ブランド”が地に堕ちつつあるなか、選挙中盤には伸康氏を応援するため石破茂・首相が和歌山入り。父・俊博氏も元二階派のコバホークこと小林鷹之・代議士を連れて地元で街頭演説するなど「父の人脈」をフル動員して追い上げに懸命だが、石破氏が壇上にあがった演説会でも席はガラガラだった。果たして二階家の再興となるのか。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板