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第26回参議院議員選挙(2025年)

969名無しさん:2025/07/10(木) 20:51:14
■次の「ドン」と有力視されていた鶴保氏

 和歌山県では二階俊博・元自民党幹事長の存在感が大きく、長く「保守王国」「二階王国」と呼ばれていた。しかし、昨年の裏金事件の責任を取る形で二階俊博氏は政界引退。二階派も解散に追い込まれた。参院選候補の伸康氏は俊博氏の三男だが、昨年の衆院選では落選し議員経験はない。また、自民党安倍派の実力者だった世耕弘成衆院議員も、裏金事件の責任を追及され、離党した。

「ドン不在となっていた和歌山県政で、有力視されていたのが大臣経験もある鶴保氏でした。ただ、鶴保氏自身もそれを意識していたのか、『次は俺だ』と言わんばかりの偉ぶる態度が出ていましたね」(前出・A氏)

 また、鶴保氏を古くから知る石川知裕元衆院議員はこう話す。

「彼なら、ああいう半笑いをするでしょうね。『何を聞いているんだ』って記者を小馬鹿にしたような感じに見えました」

 石川氏は1996年から小沢一郎衆院議員の自宅に書生として住み込んだが、2カ月ほど遅れてやってきたのが、鶴保氏だったという。

「私は学生で、鶴保氏は東京大学法学部卒業。当時、小沢さんと同じ党だった二階俊博さんの紹介で書生になったと記憶しています。東大卒業なので、まわりがみんなバカに見えてしまうタイプ。何かあっても、真正面から物事を見ない、皮肉屋さん。なぜ書生をしていたかといえば、『小沢一郎秘書』の肩書が次の選挙にほしかったからという政治的理由ですよ。小沢氏の政治などを勉強しようなんて気持ちは、さらさらありませんでした。だから、1カ月ほどしかいなかった。反省がなさそうな半笑いは、鶴保氏の性格がそのまま出たんじゃないですか」
■鶴保氏の失言後、表に出てきた世耕氏

 昨年10月の衆院選和歌山2区では、無所属となった世耕氏と二階俊博氏の後継として出馬した伸康氏が争い、世耕氏が圧勝した。今回の参院選和歌山選挙区でも、自民党が伸康氏を公認すると、世耕氏は自民党の公認争いに敗れて無所属で出た元有田市長の望月良男氏を支援し、「紀州戦争」が再燃している。

 メディア各社の情勢調査では、望月氏と伸康氏はほぼ互角のデッドヒート。望月氏の支援者はこう語る。

「鶴保氏の失言は和歌山県人としては最低で、恥ずかしい。ただ、選挙戦では大歓迎。これで波に乗れそうだ」

 これまで世耕氏は望月氏を裏で応援しつつも、参院選が始まってからオープンな場には出ていなかった。しかし、鶴保氏の失言直後に行われた7月9日の望月氏の演説会に世耕氏が登壇。陣営は盛り上がったという。

「なぜ世耕氏が来たのか? そりゃ鶴保氏の失言で、勝負の時だと判断したんでしょう」(望月氏の支援者)

 一方、自民党幹部は苦々しげに言う。

「参院選では1人区で苦戦している。和歌山は絶対とるぞと石破首相の遊説予定が組まれた。その時に鶴保氏がとんでもない暴言をして、二階氏は苦しいところに追い込まれた。和歌山だけじゃない、鶴保氏の失言は参院選全体にも大きな影響を与えている。『コメ買ったことない』発言の江藤拓農林水産相が大臣を更迭されたように、鶴保氏もすぐに処分すべきではないかとの声しきりだ。このままなら、自民党は参院選に大敗して政権を失いかねない」

 鶴保氏の失言が、政権交代のダメ押しとなるかもしれない。

(AERA編集部・今西憲之)

*  *  *

 和歌山選挙区(改選数1)ではほかに、日本維新の会の浦平美博氏、共産党の前久氏、参政党の林元政子氏、NHK党の本間奈々氏、無所属の末吉亜矢氏が立候補している。

今西憲之


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