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第26回参議院議員選挙(2025年)
951
:
OS5
:2025/07/10(木) 08:45:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebfe97c2e726b309644e4ea48fed84809612d6e0
共産「メロンパン」で参政攻撃 過去の「食べたら死ぬ」発言巡り、実物片手に
7/9(水) 18:36配信
産経新聞
JR池袋駅前で第一声を上げる共産党の田村智子委員長=3日午前、東京都豊島区(酒巻俊介撮影)
共産党が参政党を「メロンパン」で攻撃している。元参政幹部の「メロンパンを食べたら死ぬ」という発言がSNS上で炎上し、参政の街頭演説にメロンパンを片手に抗議する人たちが表れた。一部では参政批判の「入り口」として評価する一方、左翼活動家からは「理論的ではない」との指摘もある。
【写真】石破首相、外交での所作また物議 G7サミットで促される前に着席、1人ポツンと座る姿も
■発端は元幹部発言
子供や女性、甘党から人気があり、見た目もかわいらしいメロンパンが、なぜ政治利用されているのか。
発端は元参政幹部が過去の選挙演説の際、「メロンパン1個食べて翌日死んだ人はたくさん見ています」と発言する動画にあった。参院選(20日投開票)で全選挙区に候補者を立てた参政が急伸するとの見方が広がると、参政の「怪しさ」を裏付ける材料として「メロンパン」発言が拡散した。
火付け役は共産の田村智子委員長とみられる。田村氏が4日、大阪市内で街頭演説した際に、共産新人が当日、誕生日だった田村氏にメロンパンをプレゼント。共産新人は「メロンパン食べたら、次の日死ぬ人が多いそうですが、これはでたらめです、陰謀論です。信用しないでくださいね〜」と訴えると、聴衆からは「キャー」という喚声が起こった。
その後、マイクを握った田村氏は「日本人ファースト」を掲げる参政を踏まえ、「排外主義、外国人に対する差別をあおる潮流が出てきている。断固として立ち向かっていく。排外主義と闘い、この台頭を許さない」などと訴えた。最後はメロンパンを片手にジョン・レノンの名曲「パワー・トゥ・ザ・ピープル」を聴衆と合唱し、「頑張りましょう」と締めくくった。
■批判の象徴に
田村氏の4日の演説以降、メロンパンを片手に参政に抗議する左派勢力が急増したようだ。SNS上ではメロンパンを片手に持ちつつ、参政を批判するコメントの投稿が増えた。袋のまま口にくわえ、自身の主張を書いたプラカードを掲げるパターンもある。SNS上では「『排外主義』『差別』『ナチズム』でも参政党の異常さは中々届かなかった。でも『メロンパン』なら届く」として参政批判の象徴となった。
共産は参政を「分断・排除」の政党と位置付ける。党機関紙「しんぶん赤旗」では「個人の尊厳を傷つけるだけでなく、社会に分断と排除を持ち込むことで、批判の矛先を自民党政治の害悪からそらす役割がある」と論評し、連日のように神谷宗幣代表の発言を取り上げて批判している。
6日には赤旗でコラムを連載していた行動する俳人・家登みろく氏が、メロンパンを両手で天高く掲げながら抗議する様子を自身のSNSに投稿。「参政党にはメロンパンで抗議。意味を聞いてくれて、対話になる人もいました」とつづった。
■筋金入りからは不評も
東京都内で8日、開かれた参政新人の街頭演説には「人間にファーストもセカンドもない」などと書かれたプラカードを持った男性がやって来て、単独で参政に抗議していた。
男性は40代で、共産支持者ではないというが、メロンパンを使った参政批判の評価を聞くと、「俺もメロンパンを1週間ぐらい食べたけど、全然平気。身体に何の異変もない。メロンパンはわかる人には響く」と熱っぽく話した。なぜ1人で抗議に来たのかを尋ねると、「差別はダメ! 『日本人ファースト』という言葉にどれだけの差別思想が入っているのか、全然、理解していない。恐ろしい」からだという。
ただ、筋金入りの左翼活動家からは不評だ。元過激派幹部は「左翼の行動には理論があるが、どういう理論に基づいた行動なのか理解できない。メロンパンと参政を結びつける大衆はそこまで多くはないのではないか。運動としてわかりにくい」と寸評した。
952
:
OS5
:2025/07/10(木) 08:46:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/62c3895188fa591883955d2cfdc2db9d1a822132
「能登」失言、石破首相に打撃 自民鶴保氏、公明・野党が批判【25参院選】
7/10(木) 7:12配信
時事通信
取材に応じる自民党の森山裕幹事長=9日午後、鹿児島市
自民党の鶴保庸介参院予算委員長(58)が石川県・能登半島地震に関し「運がいいことに能登で地震があった」と述べ、与野党の批判を浴びた。
石破政権が重視する防災と地方創生に関連した失言で、被災地の感情を逆なでしている。参院選で苦戦が伝えられる石破茂首相(自民総裁)にとって、難航する日米関税交渉に続く打撃となった。
鶴保氏は8日に和歌山市で開かれた自民候補の演説会に出席。地震を契機に「二地域居住」が進展することに期待する文脈で発言した。二地域居住は、都市と地方の双方に生活拠点を持つ暮らし方で、人口減少下の地方活性化策として政府が推進している。
鶴保氏は9日に記者会見し「被災地への配慮が足りなかった」と陳謝し、発言を撤回。離党や議員辞職は否定した。森山裕幹事長は同日、鶴保氏に電話で厳重注意した。森山氏は鹿児島市で記者会見し、「極めて不適切だ」と指摘。参院選への影響について「決してプラスにはならない」と述べた。
参院選の投開票が20日に迫る中、トランプ米大統領は日本に8月1日から25%の相互関税を課すと一方的に通告。石破内閣の支持率も低迷したままで、自民は苦しい戦いを強いられている。ある参院議員は鶴保氏の失言について「もともと厳しかったのに党全体がさらに沈みかねない」と懸念。党幹部は「相当な打撃になる」と認めた。
立憲民主党の野田佳彦代表は青森市で記者団に対し「信じられない。失言というレベルではない」と批判。共産党の田村智子委員長は岡山市で記者団に「被災者は本当に苦しんでいる」として、議員辞職を要求した。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は高松市で記者団に「能登に行って謝罪した方がいい」と促した。
公明党の斉藤鉄夫代表は札幌市で記者団に「甚だ不適切だ。被災者のことが常に心にあればあのような発言は出ない」と不快感を示した。
鶴保氏は参院和歌山選挙区選出で当選5回。3年後に改選を迎えるため、今回の参院選には立候補していない。
953
:
OS5
:2025/07/10(木) 11:09:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f77b131e3cbab8f68112838e6954c7e48d89ef8
参院千葉選挙区 苦戦自民、「2議席死守」へ首相や小泉農水相がてこ入れ
7/9(水) 23:26配信
産経新聞
過去最多16人が出馬する参院選千葉選挙区(改選数3)は9日、石破茂首相(自民党総裁)と小泉進次郎農林水産相が相次いで自民現職2人の応援に入った。報道各社の序盤情勢調査で「自民苦戦」が伝えられる中、千葉の自民2議席を死守するために無党派層の多い都市部に照準を絞り、てこ入れを図った。ただ、内閣支持率は低迷し、集票効果は見通せない。
9日夕、昼間のうだるような暑さが残るJR船橋駅前。自民現職の豊田俊郎氏の街頭演説に駆け付けた首相は聴衆に語り始めた。
「これほど厳しい参院選は初めてだ。当落線上の候補者がたくさんいる」との見方を示し、苦戦を強いられているとされる豊田氏について、繰り返し支持を呼びかけた。
「豊田氏は身を粉にし、声をからし、足を棒にして(支持を)お願いしているが、まだ足りない。皆さん、助けてください」
首相は約23分の応援演説を終えると、次の演説が予定されている千葉市に向かった。4選を目指す自民現職、石井準一氏の応援のためだ。
会場は千葉市民会館(千葉市中央区)。首相は約1600人(主催者発表)の聴衆を前に、参院国会対策委員長として政権を支えてきた石井氏の実績を強調し、「歴代首相が参院で最も頼りにしてきたのは石井氏だ」と持ち上げた。
石井氏への応援にはこの日、人気の高い小泉氏もJR船橋駅前でマイクを握った。「選挙が始まる前から自民は『負ける、負ける』の一色だ。逆風の選挙だが、最後は勝つと信じている」と、与党の政権担当能力の高さを力説した。
石井氏については「縁の下の力持ちのような先輩。国会にいなくなれば日本の損失だ。皆さんの力で勝たせてほしい」と声をからした。
千葉選挙区はこのほか、れいわ新選組新人の山本なつみ氏、参政新人の中谷めぐ氏、諸派新人の小林修平氏、無所属新人の大薄裕也氏、諸派新人の中野智彰氏、共産新人の白石ちよ氏、日本維新の会新人の石塚貞通氏、立憲民主現職の長浜博行氏、国民民主新人の小林さやか氏、諸派新人の小笠原裕氏、諸派新人の玉元弘次氏、諸派新人の橋本直久氏、諸派新人の江田良将氏、無所属新人の大塚京子氏-も出馬している。
954
:
OS5
:2025/07/10(木) 11:10:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d890f69aa8fb04af89c61ca1eebdd83735e2bb73
鶴保氏の薄ら笑いに元自民議員「駄目だ、火に油を注ぐ!」 参院選過半数微妙な情勢で打撃
7/9(水) 21:12配信
産経新聞
8日に和歌山市内で演説した自民党の鶴保庸介参院予算委員長 (柿平博文撮影)
自民党の鶴保庸介参院予算委員長が8日の参院選(20日投開票)の応援演説で2拠点居住推進の必要性を訴えた際、「運のいいことに能登で地震があった」と発言し、与野党に衝撃が広がっている。鶴保氏は翌9日、「被災地への配慮が足りなかった」と陳謝し、発言を撤回したが、政権の存亡がかかる参院選の真っただ中の失言で与党にもたらすダメージは大きい。与党内でも「言語道断」(小泉進次郎農林水産相)と厳しい非難が続出し、野党からは議員辞職を求める声が上がった。
【ひと目で分かる】参院選の攻防ライン 最大の焦点は自公が過半数を維持できるか
鶴保氏は9日に和歌山市で行った記者会見で「言葉足らずであったと同時に、例示として出すにも適当であったかどうかも深く考えなければならない」と釈明し、議員辞職や離党は否定した。時々薄ら笑いを浮かべる場面があり、中継を見ていた元自民議員は「駄目だ、火に油を注ぐ!」と叫んだ。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が5、6両日に実施した情勢調査では、与党が非改選議席を含む参院の過半数(125議席)を維持できるか微妙な状況だ。数議席の差で明暗が分かれる可能性がある。
危機感を募らせる公明党の斉藤鉄夫代表は自身のX(旧ツイッター)で「到底容認できない。本人が謝罪・撤回したとはいえ、発言を看過できない」と強く非難した。自民ベテランは、特に能登の被災地で反感を買うとして「長年勝ってきた石川選挙区でも負けるかもしれない」と語った。鶴保氏の失言は石破茂首相の看板政策「防災」の訴えが説得力を欠く結果も招く。
野党の立憲民主党の野田佳彦代表は千葉県浦安市の街頭演説で「到底許せない。被災地の思いを何も分かっていないことがよく分かった」と批判し、「能登の皆さんに寄り添う気持ちもない自民からは政権を取りにいくしかない」と語った。共産党の田村智子委員長は岡山市で「議員辞職すべきだ。自民党政治の本音が出た」と言及した。
選挙期間中の失言は致命傷となりかねない。森喜朗首相(当時)は平成12年6月の衆院選中、無党派層について「関心がないといって(投票に行かずに)寝てしまってくれればいいが」と発言して批判を浴び、自民は38議席減らした。
今回、自民内にも鶴保氏の離党を求める声がある。ただ、自民の森山裕幹事長は9日、鶴保氏に電話で厳重注意し、重い処分は科さなかった。記者会見で「党則違反ではなく、それが(規則上)できる最大のことだ」と説明した。
「離党勧告」は直近では昨年4月、派閥パーティー収入不記載事件に関わった旧安倍派幹部2人に科した例がある。過去には郵政民営化法案への反対や、新型コロナウイルス緊急事態宣言下で銀座のクラブを訪れたことなどで離党を勧告した。
党幹部の一人は、速やかに離党させるべきだと周囲から進言され「大問題だ。厳しく対応しなければいけない」と語る一方、本人が自発的に離党するほかないとの認識を示した。(田中一世、大島悠亮)
955
:
OS5
:2025/07/10(木) 11:15:30
https://mainichi.jp/articles/20250709/k00/00m/010/238000c
「元維新」が「牙城」切り崩し狙う参院選大阪選挙区 情勢混沌
図解あり
面川美栄
鈴木拓也
毎日新聞
2025/7/9 18:43(最終更新 7/10 10:06)
有料記事
2023文字
参院選が公示され、日本維新の会の候補者の演説に耳を傾ける有権者たち=大阪市中央区で2025年7月3日午前9時58分、長澤凜太郎撮影
参院選大阪選挙区(改選数4)は、日本維新の会の本拠地だ。過去3回は維新が2議席を獲得し、自民党や公明党と議席を分け合ってきたが、勢いに乗る参政党や国民民主党が「牙城」の切り崩しにかかる。
その急先鋒(せんぽう)にいる人物には共通点がある。その2人はくしくも3日の公示日の朝、大阪市北区のJR大阪駅の北と南にいた。
「捨てる神あれば……」
駅の南側では、参政の比例代表で立候補した現職の梅村みずほ氏(46)が、大阪選挙区の新人、宮出千慧氏(40)と「ハグ」をしていた。
梅村氏はオレンジ色のポロシャツを着て、選挙カーの上に立った。「私、参政党の梅村みずほと申します」とあいさつし、党の主張に合わせつつ、オーバーツーリズム対策や外国資本による土地や企業の買収の規制などを訴えた。
梅村氏は直前まで、維新の現職だった。6年前に初当選した参院選では、緑色のたすきをかけ「大学までの授業料無償化をやりたい。財源をどこから持ってくるかというと、維新の身を切る改革と行財政改革だ」と力説していた。
2022年には党代表選に立候補し、馬場伸幸衆院議員(前代表)に敗れた。23年には、入管施設に収容されていたスリランカ人女性が死亡した問題を巡る不適切発言を理由に、党員資格停止6カ月の処分を受けた。
改選を前に、大阪選挙区の候補を決める維新内部の予備選に立候補したが4月に落選。その後に離党した。
参政からの出馬を発表したのは、公示3日前の6月30日。「何としてでも『梅村みずほ』という選択肢を(大阪)府民に提示したい」と決意を語った。
…
956
:
OS5
:2025/07/10(木) 11:16:59
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250710125525
【ふくしま2025参院選】現地ルポ①県北 票流出どこまで抑制 森陣営 「司令塔」不在が痛手 石原陣営 共産との距離に苦心
2025/07/10 10:58
福島県選挙区(改選1議席)に現新5人が立候補した参院選は、中盤に入った。自民党の現職森雅子(60)と立憲民主党の新人石原洋三郎(52)が激しく競り合い、参政党の新人大山里幸子(51)が追う展開となっている。コメの価格高騰をはじめとした物価高対策、企業・団体献金の在り方など「政治とカネ」の問題、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興、少子化・人口減少への対応などを争点に論戦は熱を帯びる。1議席を巡る各地の最新情勢をルポする。
自民党派閥裏金問題の影響が色濃く残るのが県北地方だ。昨秋の衆院選福島県1区で、党幹事長注意を受けた自民前職が立憲民主党現職に敗れて以降、後任となる1区支部長が決まっていない。県北地方での選挙戦を差配する「司令塔」の不在を意味する。
「力のある衆院議員を失ったのは痛手だが、危機感から逆に組織の結束が強まったとも言える」。森雅子(60)の陣営幹部は強調する。今週末には、都知事の小池百合子や元法相の上川陽子ら大物応援弁士を県北地方に招く。福島市鎌田の国道4号沿いにある選挙事務所で9日、準備が慌ただしく進められていた。
県北地方8市町村の有権者数は約38万人。6年前の改選時に森は約10万6千票を獲得し、野党統一候補に約1万7千票の差をつけた。今回は県北地方で11万票を目指す。3期18年で旧市町村単位に張り巡らせた支援組織を軸に、県議や市議の後援会、党支援・友好団体と一体となった組織戦を展開している。
ただ、法相や少子化担当相を歴任した森とはいえ、今回の戦いばかりは容易ではない。政治資金収支報告書の不記載で党の処分こそ受けなかったが、釈明に追われた経緯がある。「(昨秋の)衆院選後、自民から離れた支持者は少なくない」と選対関係者は明かす。逆風での苦戦を見越し、街頭活動を増やす戦略を取ってきた。
中央で連立政権を組む公明党の県本部は森への選挙協力を巡り、これまでのように推薦ではなく「強力なる心情的支援」にとどめた。政治とカネ問題を受け党支持母体でくすぶる不満、反発に配慮した格好だ。選挙協力関係は「これまでと変わらない」(公明関係者)と繰り返すが、自民県議の一人は「(森を)応援できない公明支持層は一定程度いる」と織り込む。
ただ、各種序盤情勢調査で森は、立民の新人石原洋三郎(52)の地元である県北地方でほぼ横一線。自民県連総務会長で福島市総支部長の佐藤雅裕は「県北地方でいかにして互角以上の戦いに持ち込むか。そこが勝敗を分ける」とみる。
◇ ◇
福島市議を5期目途中で辞した元衆院議員の石原にとって県北地方が地盤。昨秋の衆院選福島県1区では立民現職が約12万票を得て、自民前職を破った。政治とカネ問題を追い風に、地元で他候補に水をあけたいところだが、悩ましいのが共産党との距離感という。
「あくまで5者協議会の枠組みで戦っている。共産党関係者が出入りしているわけではない」。石原陣営の幹部は話す。福島市太田町にある選挙事務所に9日、立民重鎮の小沢一郎が激励に訪れた。福島県選挙区を重点選挙区に位置付ける立民が、党を挙げて攻勢をかける姿勢を前面に打ち出してみせた格好だ。
石原陣営は、昨秋の衆院選で立民現職が獲得した12万票を基礎票にしている。立民と国民民主、社民の各党県連、連合福島、県議会会派「県民連合」でつくる5者協議会の枠組みで支援を受ける。これに加え、党独自候補の擁立を見送った共産党県委員会は、石原への投票を党員らに呼びかけている。
立民県連の幹部は「野党候補者の一本化ではない」と否定するが、県北地方での得票目標は共産票の一部を当て込んだ14万票だ。昨秋の衆院選比例で立民、国民民主、共産が得た得票を足すと自公を上回る。ただ、共産が石原陣営に近すぎると、原発政策などを巡って反りが合わない国民民主などが離反する。その距離感に苦心している。
各種序盤情勢調査の結果を分析した陣営幹部は「国民民主支持層の一部が参政党や自民党などに回っている。地元(県北地方)で上滑りするわけにはいかない」と危機感をあらわにする。5者協の屋台骨で反自民・非共産を掲げる連合福島の幹部は「国民民主が離れないように共産とは一線を画したつもりだが、一定の票の流出は避けられない」と受け止める。
政治とカネ問題に端を発した追い風はやんでいないと陣営はみる。1区選対幹事長で県議の大場秀樹は「政権批判票を十分に取り込み、票の流出を抑える。(石原の)地元で大きく票を伸ばさないと勝てない」と表情を引き締めた。
957
:
OS5
:2025/07/10(木) 11:17:20
◇ ◇
全国で急伸が伝えられている参政党は、県内の都市部を中心に党員、サポーターの数を伸ばしている。8日には党代表の神谷宗幣が福島市内でマイクを握り、新人の大山里幸子(51)にエールを送った。党県連会長の郡剛志は「4日に福島市で行った前回の演説より、聴衆は倍以上に増えている」と手応えを口にした。
政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)と無所属の新人遠藤雄大(40)は交流サイト(SNS)を軸に、支持を呼びかけている。
■福島県選挙区立候補者(届け出順 敬称略)
大山里幸子[おおやまりさこ] 51 参 政 新
越智寛之[おちひろゆき] 51 諸 派 新
森雅子[もりまさこ] 60 自 民 現
石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52 立 民 新
遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40 無所属 新
958
:
名無しさん
:2025/07/10(木) 11:17:53
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250709-OYT1T50231/
[ドキュメント 25参院選]旧岸田派 「仲間」応援に注力
2025/07/10 05:00
ガンバロー三唱をする岸田前首相(9日夜、山梨県中央市で)
昨年解散した自民党の旧岸田派(宏池会)が、改選定数1の「1人区」で接戦を繰り広げる仲間の当選に力を注いでいる。
「私の最も信頼できる腹心として活躍してくれた。必ず皆さんの期待を形にしてくれる人材だ」
9日夜、山梨県中央市で開かれた自民現職の演説会で、岸田文雄・前首相は約200人の支援者を前に、こう太鼓判を押した。
旧岸田派に所属した議員の1人で、岸田内閣では官房副長官を務めた。国民民主党から出馬した前山梨県知事と横一線の戦いを強いられており、公示前には、旧岸田派だった林官房長官や村井英樹・前官房副長官が入ったほか、11日には小野寺政調会長もてこ入れに駆けつける予定だ。
旧岸田派は6月19日には、参院選に向けた激励会を開き、岸田氏が「かつての仲間をみんなで応援しよう」と発破をかけた。岸田氏は公示後には、熊本や秋田など、旧岸田派メンバーを中心に応援演説で全国を駆け回っている。旧岸田派の現職が国民民主の新人とデッドヒートを展開する長崎には、公示前から旧岸田派の「秘書軍団」を泊まり込みで投入した。
率先して派閥の解散を打ち出した岸田氏が派閥の枠組みでの活動を続けていることに冷ややかな声もあるが、自民関係者は「旧岸田派の候補が参院選で勝ち残れば、岸田氏の力につながる」と解説する。岸田氏が首相への再登板を見据えているとの見方もあり、旧岸田派候補の勝敗は、岸田氏の今後を占う試金石ともなりそうだ。
959
:
OS5
:2025/07/10(木) 11:19:13
https://www.sankei.com/article/20250709-X24MBQ3VKNLOZAMXGHEEHC56RM/?outputType=theme_election2025
「聞け、国民!」石丸伸二氏が大阪・ミナミで絶叫 参院選候補の前四條畷市長を応援で絶賛
2025/7/9 20:55
山本 考志
演説する「再生の道」の石丸伸二代表=9日午後、大阪市中央区(恵守乾撮影)
政治団体「再生の道」の石丸伸二代表が9日、参院選大阪選挙区(改選数4)から立候補した無所属新人で、前大阪府四條畷市長の東修平氏の応援演説に駆け付け、前広島県安芸高田市長の立場で「聞け、国民! それだけの人物が訴えていることを」と絶叫し、現職時代から親交のある東氏への支持を呼びかけた。
この日夕方、大阪市中央区の南海難波駅前に立った石丸氏は、東氏が到着するまでの間、今回の参院選で候補者を擁立する「再生の道」の代表として「前説」(石丸氏)を担当した。多くの聴衆が集まる中、選挙カーに上り、「再生の道」が公約で重視する教育の人材育成や内容の充実、環境整備の重要性を主張。「次の世代のため、今の世代にしかできないことがある。全ての世代の力を合わせて国の豊かさを守りましょう」と訴えると、聴衆から拍手が起きた。
その後、会場に到着した東氏、高嶋崚輔・兵庫県芦屋市長と3人で登壇。「市長仲間の東修平を応援したくて駆け付けた」とし、東、高嶋両氏がそれぞれ史上最年少市長となった当時を「日本でそんなことが起きる時代になったのかとうれしくなった」と振り返った。
さらに「2人はまさに教育のたまもの。若いだけで市長ができるほど甘くない。中身が詰まってないと何事もうまくいかない。2人が選挙に出て市民が負託した事実がすごい」と絶賛。「聞け、国民!」と声を張り上げ、「この2人が日本の未来をつくる政治家だ。東修平に大いに期待してください」と締めくくった。
大阪選挙区には、東氏の他に杉久武(公明)、稲垣秀哉(諸派)、佐々木理江(維新)、橋口和矢(諸派)、上妻敬二(諸派)、岡崎太(維新)、吉野純子(諸派)、平理沙子(諸派)、柳本顕(自民)、武内隆(諸派)、橋口玲(立民)、正木真希(保守)、椛田健吾(れいわ)、宮出千慧(参政)、渡辺莉央(国民)、清水忠史(共産)、瀬戸弘幸(諸派)、世良公則(無所属)の18氏が立候補している。
960
:
OS5
:2025/07/10(木) 11:37:37
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1184449/
3議席目競う岩本 すがる選挙、拭えぬ悪夢 「影の本部長」活発な動き<インサイド参院選>
参院選取材班 会員限定記事
2025年7月9日 23:45(7月9日 23:50更新)
函館市のスーパーの駐車場が聴衆で沸き立っていた。「自民党を立て直す。岩本さんに力を貸してください」。6日午前、参院選北海道選挙区(改選数3)に立った自民党現職の岩本剛人(60)の街頭演説で、農林水産相の小泉進次郎(44)が気勢を上げた。
岩本は現職ながら知名度不足で「危機感が足りない」(選対幹部)とも指摘される。小泉が応援に入るのは農水相就任間もない5月に続き2回目。予断を許さない情勢で、陣営幹部は「進次郎人気にすがる選挙だ」と打ち明ける。
■豪腕の元農水相
その選挙戦略に影響を及ぼし、「影の選対本部長」とささやかれるのが元農水相の吉川貴盛(74)だ。6年前、今回と同様に岩本と前知事の高橋はるみ(71)が自民公認で立った選挙を、道連会長として取り仕切った。党の地方支部や関連団体の支援を「10対0」で岩本に寄せる豪腕ぶりを見せ、2人の当選を果たした。
しかし、鶏卵事業を巡る贈収賄疑惑が浮上し、2021年に議員辞職し、22年に有罪判決を受けた。現在も公民権停止中のため表立った選挙運動ができず、選対事務所に顔を出すこともない。
それでも吉川は今回、今でも自身を「会長」と慕う岩本のため、水面下の動きを活発化させる。自民への逆風や国民民主党などの躍進で情勢が厳しいと見越し、岩本本人や選対スタッフへの助言を繰り返す。
3月には党本部で現役時代に近かった副総裁(元首相)の菅義偉と面会し、岩本を党の重点候補とするよう要請。6月30日に札幌市内で行った岩本の総決起大会に菅を招いたのも吉川で、会場には約1700人(主催者発表)が押し寄せた。
岩本や吉川らが小泉のほかに「すがる」もう一人は高い支持率を誇る知事の鈴木直道(44)だ。吉川自らが鈴木に電話で「剛人を頼むよ」などと要請。鈴木は3日の第一声のほか、5日の函館市の個人演説会にも出向き、「岩本さんは戦友。引き続き国政に」などと訴えた。
吉川とかつてから関係が深く、全道選挙を指揮した経験もある元北海道議会議長の遠藤連(71)は岩本陣営に送り込まれた。選対統括本部長となり、政策ビラの細部まで赤字を入れて修正。企業の回り方も入念に指示を出している。
■動けば動くほど
しかし、そうした2人の活動ぶりに道連内からも「吉川らが動けば動くほど票が離れる」(関係者)と不安が漏れる。
念頭にあるのが16年の参院選だ。岩本と道議の当選同期で、党の公認候補を争った柿木克弘が、3位の候補と約8500票差で落選。その陣頭指揮を執ったのが、道連会長代行の吉川や側近の遠藤だった。2人が表裏一体となって絡む今回の選挙に「悲劇の再来にならなければいいが」(道連関係者)と危ぶむ声は少なくない。
特に陣営が警戒を強めているのが参政党候補の急伸だ。今月上旬の報道各社の調査でも国民民主の候補と3人で3議席目を競っており、「票が奪われている」などと衝撃が走った。
大物政治家の権威に頼りながら企業団体を動員する、従来型の選挙を行う岩本陣営。交流サイト(SNS)や草の根活動で支持を広げてきた参政に、「なんであんなのが強いのか」と戸惑うスタッフもいる。
再選への審判まで残された日数は少ない。陣営に9年前の悪夢への焦燥感が募る中、岩本は周囲に言った。「厳しい情勢だと思って、やれることをやるしかない」(敬称略)
◇
20日投開票の参院選。各党や道選挙区陣営の戦いの断面に迫る。
( 参院選取材班 )
北海道新聞社、選挙報道指針を策定 SNS時代に対応 公平・中立に縛られず 真偽検証にも力
961
:
OS5
:2025/07/10(木) 15:04:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/139e6147945066c68f9b49c6d944d9650f2f91df
自民党「岩盤支持層」に異変……閉塞感打ち破れるか「現役世代の声を形に」【 #政党フカボリ ①】
7/1(火) 13:09配信
日テレNEWS NNN
参議院選挙の公示が、あさって3日に迫っています。日本テレビでは投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう、各政党の現状や課題についてシリーズでお伝えしていきます。初日のきょう1日は自民党をフカボリします。政権の座を長く守り続けてきた自民党の支持基盤に今、異変が起きています。
◇ ◇ ◇
参院選の「顔」として全国を飛び回る小泉農水相。
小泉農水相「勝つぞ、勝つぞ、勝つぞ」
日テレNEWS NNN
この日、会場に集まった人の多くは自民党の支持者、いわゆる「岩盤支持層」です。
集会に参加した自民党支持者「親の代からだから、ずっと自民党です。それ以外というのは、ちょっと考えられない」
集会に参加した自民党支持者(20年以上支持)「政権を担えるのは、やっぱり自民党かなと」
自民党の力の源泉は、いわゆる保守層を中心とする岩盤支持層の強い支持でした。
しかし、こうした「自民党支持層」にいま、異変が起きています。
先月の東京都議選で「大敗」した自民党。敗因の一つが「支持離れ」だとみられています。
自民党支持者で、自民党の候補者に投票したと答えた人は54.2%で、半数近くが他党に流れました。
自民党の候補が選挙で勝つために必要とされる支持層の最低7割を固めきれなかったといえます。
日テレNEWS NNN
なぜ、「支持離れ」が起きているのか。50年以上、支持をしながら、支持をやめたという男性は――。
80代の元支持者「もう自民党やめた! 自民党は参議院もボロ負けして、過半数を割って、日本の政治を立て直さないと。(自民党は)本当に、根本的に体質を変えないと」
10年前まで自民を支持していたが、支持をやめたという男性は。
40代の元支持者「(自民は)一回、組織をリフレッシュしてもらわないと。組織としての、こう着かな。(他党には)凝り固まった考え方を転換してもらうことを期待」
自民党政治への「閉塞感(へいそくかん)」や新たな政党への「期待感」を指摘する声が出ています。
週末、自民党の全国の選挙責任者が集まった会議でも――。
石破首相「(都議選は)やはり、なぜあのようなことになったのか、新しい政党が支持を集めているのは、なぜかと」
会議では、都議選の大敗の要因に「保守層などの支持離れ」があるのではとの指摘も挙がりました。
この流れを、どうにか食い止めようという動きもあります。
中曽根康隆青年局長「現役世代の声を形に変えていくことが役割なので」
自民党青年局のトップ、中曽根康隆議員です。若い世代が今の閉塞感を打ち破れると動いています。
中曽根青年局長「内側から確実に行動を起こして、この自民という組織を変えていく」
しかし、街頭に立つと感じる逆風は強いといいます。
中曽根青年局長「『自民党は、もういいよ』と『役目を終えたよ』と、新しい政党が新しい時代を作っていくみたいな雰囲気を正直、感じるところもあります」
青年局の会合では――。
中曽根議員は他の政党との差別化こそが、逆風を食い止めるカギだと指摘しました。
中曽根青年局長「自民党らしい、責任政党らしい、中長期のことを含めた政策を打ち出していかないと。野党との競争ばかりに目が行ってしまうと、切り崩しが起きるかもしれない」
政治部与党キャップ・江口友起「『支持離れ』は今に始まったことではなく、政治と金の問題や総裁の求心力の欠如など、多くの要因が絡まっています。長年のツケが都議選で如実に現れた形ですが、従来の支持層をどこまで固められるかが、結果に大きく影響しそうです」
962
:
OS5
:2025/07/10(木) 15:04:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bd7745d20e96b7f1e0a2f81c37fba10cdc4ec3d
公明党 組織力に“かげり”「若い世代からの支持が少ない」...SNS強化 新たな対話の入り口に【 #政党フカボリ ②】
7/2(水) 14:39配信
日テレNEWS NNN
参議院選挙の公示が3日に迫っています。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしていきます。2日は公明党をフカボリします。国政選挙で得票数が減少し、組織力に陰りが見える中、若い世代からの支持を増やそうともがいています。
◇ ◇ ◇
先週末。街頭演説会に登場した公明党の斉藤代表。
公明党・斉藤代表
「物価高を乗り越える、経済と社会保障の構築」
日テレNEWS NNN
これまで、全国に広がる強固な組織の力で支持層を固め、選挙を勝ち抜いてきた公明党。
しかし近年、その組織力に“かげり”が見えています。
20年前のピーク時には900万票に迫った国政選挙の比例得票数は、去年の衆院選で600万票を割り込み、先月の東京都議選では、36年ぶりに落選者を出しました。
演説が始まる前の会場を見てみると――
記者
「すでに熱心な支持者が集まり始めています。ただ、少し若い人の数が少ないような印象も」
演説の最中も、若い世代の姿は見えるものの、年齢の高い支持者の姿が目立ちました。
公明党支持者(70代)
「やっぱり(支持層が)高齢化しているのは事実。若者の心をひきつける政策をやっていくべきだと思う」
日テレNEWS NNN
公明党支持者(40代)
「(支持を広げるべきは)若い人たちですね」
公明党支持者(40代)
「もっと下の世代に」
若い世代への支持拡大。斉藤代表も、これが課題だと感じていました。
公明党・斉藤代表
「現役世代、特に若い世代からの支持が少ない。また無党派層に我々の声が届いていない」
日テレNEWS NNN
公明党の強みである、支持者が1対1で知り合いと話し、支持を広げていく選挙スタイル。公明党関係者からは、マンションに住む世帯が多く、共働きの家庭も多い“現役世代”には、この手法が通用しづらくなっているとの声も。
公明党・斉藤代表
「届かない所にどう(党の政策・活動の情報を)届け、興味を持っていただいて、1対1の対話ができる環境を作っていくか」
そこで、若い世代や無党派層へのアプローチのために力を入れるのがSNS戦略。
公明党・斉藤代表
「そのひとつの例が『公明党サブチャンネル』。党のチャンネルであるようでないような、少しはみ出たことも発言できる」
党内の政策議論の様子や、他党の議員との対談、幹部に対し、党への批判の声を直接ぶつける動画など、党の“公式見解”にこだわらない、政治の“裏側”を見せる試みです。
公明党・斉藤代表
「できるだけ若い人たちに興味を持ってもらって入ってきてもらおうと、まず知ってもらうことが1対1の対話のまさにスタートですので。今まで届かなかったところにどんどん広がってきているという実感はある」
公明党を取材してきた記者は――
政治部与党担当・渡邊翔記者
「公明党はこれまでの“地上戦”の選挙にSNSの“空中戦”を組み合わせて、現役世代・無党派層の支持拡大を目指す。ただ各党がすでにSNSでの発信に力を入れている中、どこまで実際の票に結びつくか、集票力低下に歯止めをかけられるか、公明党にとって正念場の選挙となります」
963
:
OS5
:2025/07/10(木) 15:05:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/88e8655d953b3e0f8ad0fc58d7ec6d534b50a4dd
国民民主党“守り”と“攻め”の戦略 支持率急落の中…「現役世代」固める【 #政党フカボリ ③】
7/3(木) 12:55配信
日テレNEWS NNN
参議院選挙が3日、公示されました。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしていきます。3日は国民民主党をフカボリします。現役世代を中心に急上昇した人気が参院選の直前で急落しています。どう支持を挽回するのか? 国民民主党の「守り」と「攻め」の戦略とは。
◇ ◇ ◇
国民民主党・玉木代表
「日本の政治を変える夏にしていきたい」
「手取りを増やす」をスローガンに、政治を変えると訴える玉木代表。しかしいま、変化を求められているのは、その国民民主党です。
NNNと読売新聞の世論調査で、今年1月と4月に過去最高の13%あった支持率が先月下旬、5%に急落。このピンチをどう打開するのか。玉木代表は――
国民民主党・玉木代表
「原点回帰で。原則はやっぱり、現役世代から豊かになろうということ」
反転攻勢のターゲットに挙げたのは「現役世代」からの支持。去年、国民民主党が衆院選で躍進する原動力となったのが、この20代、30代を中心とする「現役世代」でした。
まず、従来の支持という「守り」を固める戦略を選んだ玉木氏。密着取材で具体策が見えてきました。
日テレNEWS NNN
演説を終えると、写真撮影に応じます。
会社員(42)
「撮ってもらいました! 一緒に2ショット。みんなに自慢します」
その場で写真をSNSにアップする人も。
――写真撮影の狙いは?
国民民主党・玉木代表
「政治に関心がない方でも、(友達から)送られてくるのが一番身近に政治を感じてもらえるきっかけになるかなと」
玉木氏が支持拡大に効果があると重視するのが、こうしたユーザーからユーザーへのSNS上での写真や動画の拡散です。
さらに、いま力を入れるもう1つのSNS戦略が。
国民民主党・玉木代表
「いまXをチェックして…」
フォロワー数およそ74万人という“拡散力”を使って始めたのが――
国民民主党・玉木代表
「1万3000人の方に同接いただいておりますけども」
一度に多くの人が視聴できるライブ配信です。
国民民主党・玉木代表
「就職氷河期世代対策、国民民主党だけが期待です、希望ですと言ってくれた人もいましたよ」
移動の車の中でも、SNS上での有権者との接触機会を増やす“ネットどぶ板選挙”を展開しています。
国民民主党・玉木代表
「リアルとネットをうまく組み合わせて、シナジー効果を出していくことが非常に重要だなと」
さらに、国民民主党は新たな支持層を獲得する「攻め」の戦略にも取り組んでいます。
広報戦略を担う、伊藤孝恵議員が明かしたターゲットとは――
日テレNEWS NNN
国民民主党・伊藤広報委員長
「女性ですよね。いままで、男性が興味のあるといわれる分野に強い政党だったんですけど」
男性の支持が強かった一方で、弱点とされてきた女性の支持拡大を狙うというものです。
国民民主党・伊藤広報委員長
「政策・効果実感を重ねていく先にしか改善は見込めない」
国民民主党を取材する記者は――
国民民主党担当記者・中田早紀
「刺さる言葉・映える映像など、SNS上での拡散で支持拡大に成功してきた国民民主党。ただ、ネット上の支持は移ろいやすく、離れるのも早いと危機感を持っています。具体的で責任ある政策を打ち出し、リアルとネットの支持をどう固めていくか、戦略が問われています」
964
:
OS5
:2025/07/10(木) 15:08:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dc82cfad849f307e7bf20e666160c4efb4ee4cc
立憲民主 “農業票”切り崩し戦略で「一泡ふかせる」 政権交代への道筋は・・・裏には不安も【 #政党フカボリ ④】
7/7(月) 13:52配信
日テレNEWS NNN
7日は立憲民主党をフカボリします。事実上の政権選択選挙と位置づけ、戦う立憲民主党。政権打倒を狙う「農業票」の切り崩し戦略と、その裏側にある不安とは。
選挙戦、初日。立憲民主党の野田代表が選んだ場所は、田んぼに囲まれた農村地域でした。
立憲民主党・野田代表「日本を変えよう、石破政権を倒しにいこう」
ここを選んだ狙いは――。
立憲民主党・野田代表「保守の岩盤が強い宮崎で、一泡吹かせるということは、全国各地に飛び火していくだろう」
地方の農村地域は主に自民党の岩盤支持層が多い地域。立憲は今回、この相手の「牙城」を切り崩し、勝利を狙う戦略です。
日テレNEWS NNN
中でも、力を入れるのが「農業票」の切り崩し。
日本有数のコメどころ、新潟県でも――。
立憲民主党・黒岩議員「いまのコメの価格だけじゃなくて、中長期的に(農業)やっていけるには、稼げないといけないし」
黒岩議員を支援するコメ農家「後継者が、あんまり安いコメだと、ついてこねえ。収入がねえから」
立憲の黒岩議員は、自身を支援するコメ生産者の元を訪れました。黒岩議員は、生産者が小泉農水相のコメ政策に対し、「消費者重視」だとして、不満を持っていると感じています。
コメ農家「農林大臣なったばっかで、農業なんて知らねんだ」「んだ、知らねえ」「コメ高くなったから、それいかに安くするか。そればっか」「それしかねえ」
立憲は、こうした不満の受け皿になることで、「農業票」を切り崩す狙いです。
日テレNEWS NNN
立憲民主党・野田代表「去年の総選挙で、ホップは大きく前進した。今回のステップ(参院選)でも大きく前進して、ジャンプを確実に決めて、政権交代を実現したいと思っています」
「政権交代」への道筋をつけたい野田代表。
立憲の支持者「普通の感覚がある大事な政党の一つだと強く思っているので、ぜひ政権を取ってほしい」「(政権交代への)期待は大きくかかっていると思います」
野田代表を支える小川幹事長も、演説で強調するのは「政権選択」です。
立憲民主党・小川幹事長「政権の選択をいただくのが、今回の参議院選挙である」
しかし、その演説に足を止める人の姿は、ほとんどありません。いま、党内に、かつてのような「手応え」がないのも現実です。
民主党・鳩山代表(当時)「政権選択の選挙でございます」
16年前、政権交代を実現した時。「期待」と「熱気」で、あふれていました。しかし、支持者でさえ、当時のマイナスの印象が、いまだに、頭に残っています。
黒岩議員を支援するコメ農家「(野党に)結局、政権代わっても(足を)引っ張るから。あれを見ていると、誰がトップになっても結局、引きずり落とそう、落とそうと。協力するんじゃなくて、引きずり落とそうとする」「(当時の民主党政権は)口とあれ(行動)にギャップがありすぎた。それで、国民が離れたんだよな。まだ、どっか頭の中にあるんだねえ」
2009年の政権交代直前。当時の民主党の支持率は自民党を上回りました。いま、自民党の支持率も下がる中、立憲の支持率も6%にとどまっています。この状況に、小川幹事長は――。
日テレNEWS NNN
立憲民主党・小川幹事長「あのとき(政権交代直前)は積極的な支持と熱意があった。(いまは)正直そこまででは、ないかもしれません。ただ、やっぱり与党に対する信任が失墜しているのは同じなので。積極的にであれ、消極的にであれ、野党第一党が受け皿にならなきゃいけない」
立憲民主党を取材する記者は――。
政治部野党キャップ・黒島秀佳「自民党への逆風をチャンスと捉え、立憲民主党は政権交代への道筋をつけたい考えです。しかし、自民党の批判票の受け皿となる野党が分散していることや、立憲自体への期待が思うように高まっていない現実に直面しています。野党第一党として、参院選を通じて、消極的支持を積極的支持に変える姿を見せられるのかが問われています」
先週、公示された参議院選挙。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう、各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしています。
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OS5
:2025/07/10(木) 15:08:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8f34ea1885226685c32563db5781dc02aaa0402
日本維新の会 「我々今『土俵際』ですよ」脱大阪・全国政党を目指すも…その苦悩とは【 #政党フカボリ ⑤】
7/8(火) 15:44配信
日テレNEWS NNN
参議院選挙の投票日を前に、日本テレビでは「政党フカボリ」と題して、各政党の現状や課題についてシリーズでお伝えしています。8日は日本維新の会をフカボリします。
地元・大阪など関西では強さを誇る一方、全国への支持拡大が課題の日本維新の会。脱大阪・全国政党を目指してもがく、維新の苦悩を取材しました。
◇ ◇ ◇
並び立つ維新のツートップ。
日テレNEWS NNN
日本維新の会 吉村代表
「僕たちはまず、政治家のおかしな政治姿勢を正してやってきました」
維新の牙城である関西では、さすがの熱気。多くの人が吉村代表に握手や写真撮影を求めていました。
本拠地・大阪では。
岩谷幹事長「私、幹事長をしている岩谷と申しまして」
党の幹部、岩谷幹事長が炎天下で、自らビラを配ります。
日本維新の会・岩谷幹事長
「この実行力で国を変えたいんです!」
大阪で現有の“2議席”確保を目指し、絶対に負けられない維新。
ただ、演説に耳を傾ける人は、まばら。“ホームグラウンド”にもかかわらず、盛り上がりに欠けていました。
日テレNEWS NNN
日本維新の会・岩谷幹事長
「なかなか全国的には苦戦をしている状況ではあります」
「我々今『土俵際』ですよ、正直に申し上げて。大変厳しい戦いしてます。しかし必ずこの『土俵際』で踏みとどまることが大事だと思ってます」
日テレNEWS NNN
維新はナゼ、土俵際に追い込まれているのでしょうか。
4年前。
維新は、衆院選で11議席から41議席に躍進しましたが、去年の衆院選では比例票がおよそ300万票減少。
先月の東京都議選でも議席を獲得できず、最新の世論調査でも支持率はわずか2%と、かつての勢いは失われています。
維新誕生の地、大阪で聞いてみると。
大阪の有権者
「ちょっとね、しっかりしたリーダーがいてないわね。吉村さんは芯がないというか」
日テレNEWS NNN
大阪の有権者
「万博の問題が表沙汰になるまでは、かなり人気あったと思うんです」
「僕自身も応援して期待してたんですけども」
大阪・関西万博の費用がふくらんだことや、政府の予算の採決で賛成にまわり、与党に協力したことなどに批判的な声が上がっていました。
さらに。
関西以外で支持が定着しないことは、以前から指摘される課題です。
維新の金村議員。
記者
「沢山の人が行きかっていますが足を止める人はなかなかいません」
日本維新の会・金村議員
「まだ維新だからとか、この候補者だからっていう声までには神奈川においては至ってないですね」
金村議員の選挙区がある神奈川県では、維新という政党はまだ浸透していないといいます。
支持者からも。
神奈川の維新支持者
「せっかく応援してるのに、維新は大阪でしょって言われちゃうから」
神奈川の維新支持者
「維新だからじゃない、はっきり言って。金村龍那だから応援する」
維新を全国に広げるために今、何が必要なのでしょうか。
日本維新の会・金村議員
「維新は改革政党であって、その土地、その土地、その時々にあった改革をしっかりと提示する」
「維新が何のために存在し、そして『何をしたくて今、全国政党であるべきなのかをもう一度問い直す』そして必要な政策を提示するべきだと思います」
維新を取材する記者は。
日本テレビ 日本維新の会担当 増澤詩乃
「今回の取材でも、有権者から『自民に寄りすぎた』との声や、『新しい政党が出てきて野党で埋没している』との声が聞かれました。国政政党として大阪にとどまらず、どこまで全国的な支持を得られるかが結果を左右しそうです」
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:
OS5
:2025/07/10(木) 15:10:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c8829df44763ad92f2884c184fe141535eb4a3
共産党「若い層に届いていない」支持者高齢化…“老舗政党”の課題は? れいわ新選組 相次ぐ“新興政党”で埋没の危機…流れ取り戻せるか?【 #政党フカボリ ⑥】
7/9(水) 16:09配信
日テレNEWS NNN
3日に公示された参議院選挙。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題についてシリーズでお伝えしています。9日は共産党とれいわ新選組についてです。
支持層の高齢化に苦悩する共産党。一方、れいわ新選組は新たな政党の登場により埋没の危機に。両党の「今」をフカボリしました。
◇ ◇ ◇
共産党・田村委員長
「消費税(減税)をやらない理由の口実として、現金給付を選挙前にまた持ち出す。そんなの税金を使った選挙買収そのものではないのか」
日テレNEWS NNN
初の女性トップに去年就任した、共産党・田村委員長。
結党から103年を迎える「老舗政党」が抱える課題は…
記者
「熱心な支持者の方々が集まっていますが、若い方の姿は少ない印象です」
支持者の高齢化です。
記者
「集まっているのは?」
80代女性(共産党を支持)
「やっぱり高齢者やな。高齢者が多くて若い人はなかなかね」
日テレNEWS NNN
高齢化により党全体のパワーも低下しています。
比例代表の得票数は2014年の衆院選ではおよそ606万票でしたが、その後は右肩下がりに。去年の衆院選ではおよそ336万票と10年間で半分近くに激減しています。
田村委員長
「やっぱり若い層に届いてなくて。共産党が全く知られてない」
こうした危機的状況を受け始めたのが...
田村委員長
「毎日夫のいれたコーヒーを飲むのがモーニングルーティーンです」
若者向けの発信強化です。
新たにショート動画での発信に力を入れています。
日テレNEWS NNN
田村委員長
「SNSで我が党らしいものを開拓できるんじゃないかという手応えを感じ始めているところではありますね」
一方、共産党が「主張が似ていて若者の支持が流れている」と警戒しているのが、れいわ新選組です。
結党6年のれいわ新選組。街頭演説の取材に行くと、共産党とは違う空間が広がっていました。
記者
「バンドの生演奏が始まり、多くの人々が集まっています」
山本代表の演説の直前、始まったのはバンドの生演奏。
れいわ新選組・山本代表
「国民の6人に1人が貧困。ここに給付金も必要がない。そこに減税も必要がないなんて。いますぐ救済しなくてどうするんだ」
日テレNEWS NNN
その熱気に、足を止めた若者は。
20代男性
「すぐそこのお店から出てきたんですけど、楽しそうだなって。音がお祭り感があって」
さらに。こちらの男性はもともと共産党を支持していたといいますが…。
50代男性(れいわを支持)
「(れいわは)ユーチューブを見て本気度が違うなと思った」
「(共産党は)堅いというか難しいというイメージがあるんじゃないかな」
他党に先駆けてSNS発信に力を入れることで、比例代表の得票数を伸ばしてきたれいわ。去年の衆院選ではおよそ380万票を獲得し、共産党を追い越しました。
日テレNEWS NNN
しかし、れいわにはれいわの課題が。
いわゆる新興政党が次から次へと出現したことで、れいわが埋没してしまっているという危機感です。先月の都議選でも獲得議席はゼロでした。
日テレNEWS NNN
山本代表
「今やもう自民党以外すべての党が消費税減税に政策を寄せてきています。数が少なくても風穴はあくし、その穴は確実に大きくしてきた」
取材に当たった記者は。
日本テレビ政治部 鈴木しおり
「創業100年を超える『共産党』は若者獲得という課題。結党6年の『れいわ』も一度は引き寄せた若者の支持が新興政党に流れるという課題を抱えています。特に「消費減税」は両党が早くから訴えてきた政策だけに「他にマネをされた」という恨み節も聞こえますが実現する実行力、道筋をどこまで示せるかが支持を取り戻すカギを握りそうです。」
967
:
OS5
:2025/07/10(木) 15:13:31
参政党“台風の目”支持率急増のワケは? “保守”打ち出す日本保守党 差別化は? 社民党“生き残りをかける”老舗政党の今【 #政党フカボリ ⑦】
7/10(木) 14:07配信
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コメント314件
日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN
参議院選挙の公示から1週間。日本テレビでは、投票前に考える「政党フカボリ」と題して、投票の参考になるよう各政党の現状や課題について、シリーズでお伝えしています。10日は、参政党、日本保守党、社民党です。
勢いのある新興政党と、生き残りをかける老舗政党。それぞれの「今」を、フカボリします。
◇◇◇
参院選で“台風の目”となっている、参政党の神谷代表。
参政党・神谷代表
「日本人が貧しくなって外国人に来てもらわないと経済が回らないということになっているわけですよ。アンポンタンですよ」
「日本人ファースト」を掲げ、“保守的”な政策などを訴えています。
日テレNEWS NNN
参政党は結党からわずか5年で、全国に“150人の地方議員”を有し、参院選でも“全選挙区”に候補者を擁立。今、急速に支持を伸ばしています。
各政党のYouTubeを分析すると、参政党の「新規登録者数」が、この1か月で急増していました。
演説会場には──。
参政党支持者
「ワクチンもおかしいのに誰も言ってくれない、外国人のこともおかしい」
「ずっと自分が思っていたことを、参政党さんだけが言ってくれたから」
「(これまで)支持政党というか、その時その時の、これ(政党)はちょっといいかなという感じで、ここという感じではなかったです」
熱烈な支持者や、いわゆる“無党派層”から参政党支持に変わった人も多く見られました。
参政党・神谷代表
「3年前は安倍さんがこの地で亡くなられましたよね」
またこの日、演説を行ったのは、安倍元総理大臣が銃撃された場所。
ここ奈良県は、自民党の“岩盤支持層”が多い地域でもあります。
参政党・神谷代表
「(Q:自民支持層や保守層を狙っている?)我々は保守票も取りますけれども、無党派層も取るし」
「右からも左からも取るという全方位でやってますので」
参政党・神谷代表
「1・2・参政党!」
“全方位の支持”を狙い勢いを増す参政党。幅広い年齢層の人が足を止めていました。
しかし、その一方で…。
反対派
「“日本人ファースト”は外国人差別です」
“外国人の受け入れ規制”などを掲げる参政党の政策や考えに対し、批判の声も上がっています。
参政党・神谷代表
「『ルール設定が大事だよ』って言っているだけなのに、なんでそれが排外主義になるのかよく分からない」
同じく“保守的な政策”を打ち出すのは…。
日本保守党・百田代表
「日本人は世界で最高の民族です。この世界で最高の民族がもっと幸福にならなければいけません」
日本保守党の百田代表。2023年に結党し、日本の伝統的な価値観や国益重視などを掲げています。
衆議院で3議席を持ち、参議院でも初の議席を狙う日本保守党。
ただ、他の保守的な政党との“差別化”が課題という指摘も──。
日本保守党・百田代表
「私たちは今の日本にとって一番ベストの方法は何か、それを考えてますので、その政策において他の党とどう違うか、そういうことはあまり考えてません」
日テレNEWS NNN
一方、前身の旧社会党から数え、80年の歴史を持つ社民党。
社民党・福島党首
「ミサイルよりコメを!ミサイルより暮らしを!ミサイルより平和を!」
福島党首が聴衆に向けて必死に訴えかけます。
かつて総理大臣も輩出した“老舗政党”の社民党。
ただ、参院選の結果次第では、公職選挙法上の政党要件を失い、「国政政党」ではなくなる“危機”に直面しています。
社民党・福島党首
「こんなぶれない政党は、国会の中に何としても必要」
「社民党を残してくださいというのを訴えています」
968
:
OS5
:2025/07/10(木) 20:50:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/526923732c0c8c94c9febd7b534eb7f1965b39a9
【参院選・激戦区ルポ】「運のいいことに能登で地震」発言で和歌山・紀州戦争は自民・二階氏に逆風
7/10(木) 19:02配信
AERA DIGITAL
7月8日、和歌山市内の応援演説で失言した鶴保氏
石破茂首相が到着する直前のことだった。
「運のいいことに、能登で地震があったでしょ」
【一覧】2025参院選「全選挙区当落予測」はこちら(6月26日時点)
こんな失言どころか「暴言」を発したのは、和歌山選出の自民党・鶴保庸介参議院予算委員長だ。
7月8日、石破首相は安倍晋三元首相の3回忌のため奈良市内で追悼の花をたむけ、和歌山に向かっていた。参院選・和歌山選挙区の自民候補、二階伸康氏の応援のためだ。
その“前座”として和歌山市内の会場でスピーチに立ったのが鶴保氏。石破首相の取材のために多くのメディアが集まっている場所での失言だったため、たちどころにニュースになった。
「とんでもないことをやらかした。これで二階氏の当選はかなり厳しくなった」
そう言って、自民党の和歌山県議A氏は天を仰いだ。
■「なんだっけ、能登半島の北のほう」
鶴保氏はこの日、都市と地方に拠点を置く「二地域居住」を促進する話のなかで、「運のいいこと」と発言した。
「金沢にいても輪島の住民票が取れるようになっていったんですよ。やればできるんじゃないかと私は思いました。チャンスです」
などと続けている。ただ、鶴保氏はほかにも、被災地への関心の薄さを示す発言を繰り返していた。
「能登で地震があった時、地震の上のほうであったのは、あの輪島だとか、あの…たま…なんだっけ、上のほうね、能登半島の北のほう……」
おそらく石川県輪島市の北東にあり、甚大な被害があった珠洲(すず)市のことを言おうとしたとみられるが、地名が出てこない。現場にいたA氏は、こう話す。
「珠洲市のことを言おうとしているのは明らかでした。『鶴保、珠洲市のことも知らんのか』『能登半島の地名も勉強せずに石破首相の前で話そうとするんか』と小声で苦言を呈する自民党支援者もいました」
鶴保氏はこうも発言した。
「被災者は、金沢に(避難して)住んで、いちいち自分の被災した家をですね、点検しにいくような作業をずっとしておられた。輪島市の市役所もないのに、金沢市に住んで、新しい被災事業の補助金もらうのに自分の住民票をいちいち、市役所がまともに動いてもいないところにですね、3時間かけていくのはおかしいじゃないか」
避難した住民に不便な面はあったかもしれない。だが、この発言を聞いて、輪島市役所近くで店を構えていた自営業者の男性は憤る。
「輪島市役所はありました。きちんと動いていた。電気も水も十分じゃない中で、職員は懸命にやっていた。そりゃすぐに住民票はとれなかったかもしれないが、輪島市の職員を冒涜する発言は看過できない」
■「まあ、そこまで考えてません」
さらに騒動を大きくしたのが、翌9日の鶴保氏の謝罪会見だ。
「言葉足らずであった。陳謝の上、撤回させていただきたい」
と頭を下げた鶴保氏だったが、記者から、
「議員辞職や離党される方もいるが」
と責任の取り方を問われると、薄ら笑いをしながら、こう答えた。
「まあ、そこまで考えてません。現状ですよ」
この映像がテレビやネットで流れると、「反省がない」「謝罪になってない」とさらに炎上したのだ。
969
:
名無しさん
:2025/07/10(木) 20:51:14
■次の「ドン」と有力視されていた鶴保氏
和歌山県では二階俊博・元自民党幹事長の存在感が大きく、長く「保守王国」「二階王国」と呼ばれていた。しかし、昨年の裏金事件の責任を取る形で二階俊博氏は政界引退。二階派も解散に追い込まれた。参院選候補の伸康氏は俊博氏の三男だが、昨年の衆院選では落選し議員経験はない。また、自民党安倍派の実力者だった世耕弘成衆院議員も、裏金事件の責任を追及され、離党した。
「ドン不在となっていた和歌山県政で、有力視されていたのが大臣経験もある鶴保氏でした。ただ、鶴保氏自身もそれを意識していたのか、『次は俺だ』と言わんばかりの偉ぶる態度が出ていましたね」(前出・A氏)
また、鶴保氏を古くから知る石川知裕元衆院議員はこう話す。
「彼なら、ああいう半笑いをするでしょうね。『何を聞いているんだ』って記者を小馬鹿にしたような感じに見えました」
石川氏は1996年から小沢一郎衆院議員の自宅に書生として住み込んだが、2カ月ほど遅れてやってきたのが、鶴保氏だったという。
「私は学生で、鶴保氏は東京大学法学部卒業。当時、小沢さんと同じ党だった二階俊博さんの紹介で書生になったと記憶しています。東大卒業なので、まわりがみんなバカに見えてしまうタイプ。何かあっても、真正面から物事を見ない、皮肉屋さん。なぜ書生をしていたかといえば、『小沢一郎秘書』の肩書が次の選挙にほしかったからという政治的理由ですよ。小沢氏の政治などを勉強しようなんて気持ちは、さらさらありませんでした。だから、1カ月ほどしかいなかった。反省がなさそうな半笑いは、鶴保氏の性格がそのまま出たんじゃないですか」
■鶴保氏の失言後、表に出てきた世耕氏
昨年10月の衆院選和歌山2区では、無所属となった世耕氏と二階俊博氏の後継として出馬した伸康氏が争い、世耕氏が圧勝した。今回の参院選和歌山選挙区でも、自民党が伸康氏を公認すると、世耕氏は自民党の公認争いに敗れて無所属で出た元有田市長の望月良男氏を支援し、「紀州戦争」が再燃している。
メディア各社の情勢調査では、望月氏と伸康氏はほぼ互角のデッドヒート。望月氏の支援者はこう語る。
「鶴保氏の失言は和歌山県人としては最低で、恥ずかしい。ただ、選挙戦では大歓迎。これで波に乗れそうだ」
これまで世耕氏は望月氏を裏で応援しつつも、参院選が始まってからオープンな場には出ていなかった。しかし、鶴保氏の失言直後に行われた7月9日の望月氏の演説会に世耕氏が登壇。陣営は盛り上がったという。
「なぜ世耕氏が来たのか? そりゃ鶴保氏の失言で、勝負の時だと判断したんでしょう」(望月氏の支援者)
一方、自民党幹部は苦々しげに言う。
「参院選では1人区で苦戦している。和歌山は絶対とるぞと石破首相の遊説予定が組まれた。その時に鶴保氏がとんでもない暴言をして、二階氏は苦しいところに追い込まれた。和歌山だけじゃない、鶴保氏の失言は参院選全体にも大きな影響を与えている。『コメ買ったことない』発言の江藤拓農林水産相が大臣を更迭されたように、鶴保氏もすぐに処分すべきではないかとの声しきりだ。このままなら、自民党は参院選に大敗して政権を失いかねない」
鶴保氏の失言が、政権交代のダメ押しとなるかもしれない。
(AERA編集部・今西憲之)
* * *
和歌山選挙区(改選数1)ではほかに、日本維新の会の浦平美博氏、共産党の前久氏、参政党の林元政子氏、NHK党の本間奈々氏、無所属の末吉亜矢氏が立候補している。
今西憲之
970
:
OS5
:2025/07/11(金) 08:02:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6f8060c8d7a35a0fddf61073843b4a7f0a6af18
自民候補、参院選後の連携相手に野党選ばず…野党間では「片思い」目立つ
7/11(金) 5:00配信
読売新聞オンライン
連携したい政党の相関図
読売新聞社は20日投開票の参院選に合わせ、立候補者へのアンケート調査を行った。選挙後に連携したい政党を複数回答で尋ねたところ、自民党候補のほとんどが野党を相手に選ばなかった。与党内では選挙後の連立枠組みの拡大なども取りざたされているが、具体的に連携のあり方を見定められていない現状がうかがえる。
【図】一目でわかる…「政権交代」望む声、どれぐらいあるか(読売世論調査)
自民候補が挙げた連携先として一番多かったのは、連立を組んでいる公明党の81%で、野党は国民民主党の7%、日本維新の会3%にとどまった。立憲民主党を挙げた人はゼロだった。
自公両党は衆院で過半数割れしたため、国民民主などとの政策協議に臨んだ。野党側からの高い要求に苦しむ場面も多く、「少数与党では限界がある」(自民幹部)として、自民内で連立拡大を求める声もある。ただ、党内でも相手先を巡っては意見が割れている。
野党側も、与党を追い詰められる好機のため、自民を連携先に挙げたのは、維新で4%、立民では2%にとどまった。国民民主では30%に上ったが、玉木代表は政策ごとに与野党と連携を進める考えも示していて、必ずしも自民と国民民主の思惑が一致しているわけではない。
野党間では、連携を巡る「片思い」も目立つ。立民の67%は国民民主を選んだが、国民民主からは28%にとどまる。共産党では87%が立民を選んだものの、立民で共産を選んだのは4%にとどまった。立民内に「立憲共産党との批判を招く」(執行部)との懸念が根強いためとみられる。
971
:
OS5
:2025/07/11(金) 08:02:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/17457e1f72859aefec434577ae6a1897f415df12
公明・共産、曲がり角 組織型、支持層高齢化で試練【25参院選】
7/11(金) 7:12配信
時事通信
記者団の質問に答える公明党の斉藤鉄夫代表=10日、大阪市
強固な支持組織や熱心な党員に支えられてきた公明、共産両党が参院選で試練を迎えている。
【写真】支援者にあいさつする共産党の田村智子委員長
支持層の高齢化に加え、新興政党の台頭や多党化により民意をつかみ切れず、6月の東京都議選では議席が減少。国政選の比例代表の得票数も減り続ける。両党とも改選議席の維持へ必死の訴えを続ける。
「票読みができない大激戦になっている。全力を挙げたい」。公明党の斉藤鉄夫代表は10日、大阪市内での街頭演説後、大阪選挙区の情勢について記者団にこう語った。
公明は大阪で「常勝関西」と言われたほど堅い支持基盤を誇ったが、昨年10月の衆院選では4選挙区で全敗。かつて900万票に迫った比例得票数は600万票を割り、過去最低に沈んだ。
斉藤体制の下で仕切り直しを図った都議選では9回連続の全員当選を逃した。背景には支持母体・創価学会の高齢化が指摘されている。党関係者は「支持母体以外の支援者も他界するケースが増えている」と話し、世代交代が進まない現状を明らかにした。
党創立103年を迎える共産も、支持者の高齢化に悩む点では同様だ。比例票は22年参院選で361万票、昨年衆院選では336万票と減少に歯止めがかからない。自民党派閥裏金問題などを相次ぎ特報した機関紙「しんぶん赤旗」も購読者減で10億円の募金を呼び掛ける事態に陥った。持論だった消費税減税の訴えは野党各党が軒並み掲げ、多極化の中で埋没気味だ。
曲がり角を迎える今回の参院選で、公明は改選14議席の死守と比例700万票獲得を目指す。共産は改選7を上回る8議席以上、比例650万票と高い目標を設定した。共産の田村智子委員長は10日、群馬県高崎市で街頭演説し、「まだかなり距離がある。本当に伸ばしてもらいたい」と訴えた。
両党とも従来の組織票固めに加え、新たな支持層開拓へSNS戦略にも力を入れる。公明はユーチューブの「サブチャンネル」で有名ネット論客との対談などを積極展開するほか、共産も「政権を取ったら共産主義国になる?」といった質問に党幹部が答えるショート動画を次々配信。斉藤氏は「試行錯誤を繰り返している」と語った。
972
:
OS5
:2025/07/11(金) 08:03:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a86b699ecf089df53c3551ee8898daba22ee21f
32人出馬の参院選東京選挙区「7位じゃダメ」な事情 6位と7位で任期に違い
7/10(木) 22:23配信
産経新聞
合併選挙となった参院選の東京選挙区では、7つの議席を争い全国最多の32人が出馬した=東京都新宿区(成田隼撮影)
20日に投開票が行われる参院選で、全国の選挙区の中で最多の32人が出馬した東京選挙区は、改選数6と非改選の欠員分1の補欠選挙を同時に実施する「合併選挙」となる。当選者は1人増えることになるが、補欠選挙分の「7位」だと任期に違いが出るため、一部の党は、複雑な事情が生じることから「6位以内」を合言葉にしている。
【ひと目で分かる】参院選の攻防ライン 最大の焦点は自公が過半数を維持できるか
■空前の大激戦
「空前の大激戦だ。どうかあなたの一票で、あと6年、皆さんとご一緒に政治を前に動かす仕事をやらせてほしい」
3選を目指す共産党の現職、吉良佳子氏は街頭演説でこう訴える。「あと6年」が言外に含むのは、同じ当選でも7位では駄目だという意味だ。
東京選挙区で6位以内で当選すると任期は通常の6年。だが、7位は補選の当選者として扱われるため、任期が3年になる。
共産は令和4年の参院選東京選挙区で当選した山添拓氏が10年に改選を迎える。吉良氏が7位で当選すると、3年後に現職2人の改選が重なってしまう。そのまま2人が立つことになると、共産支持票が分散し、共倒れとなる可能性が高く「とても2人は出せない」(共産幹部)のが本音だ。一方で、現職2人から候補者を1人に絞る作業が難航を極めるのは必至だ。
■7位じゃ駄目
このため、今回の参院選で共産の都議や区議らは交流サイト(SNS)で、しきりに«6位以内で勝たなければなりません!»などと呼びかけている。
この«7位じゃ駄目»の状況をつくりだしたのは、旧民主党政権の事業仕分けでスーパーコンビューター開発を巡って「2位じゃ駄目なんでしょうか」の言葉を残した蓮舫氏だ。蓮舫氏は、4年の参院選で立憲民主党の公認で当選したが、任期途中の昨年、都知事選に立候補し自動失職した。この欠員を補うため、今回合併選挙が行われている。
«7位じゃ駄目»な事情は公明党も同じだ。党代表代行の竹谷とし子氏が3年後に改選を迎えるため、新人の川村雄大氏は6位以内の当選を狙う。ただ、公明関係者は「前任の山口那津男元代表の知名度が圧倒的だったので、(川村氏)有権者への浸透はまだまだだ。当選順位を気にする余裕は正直ない」と語る。
■7位でも御の字
現職で前厚生労働相の武見敬三氏、新人で初代スポーツ庁長官の鈴木大地氏の2人を擁立した自民党も、東京選挙区選出の現職2人が3年後、改選を迎える。
自民も2人の6位以内での当選を目指すが、前哨戦となった先月の都議選で自民は獲得議席が過去最低の21議席に沈み、参院選も厳しい戦いになる可能性がある。自民内には2人目の当選について「7位でも御の字だ」(閣僚経験者)との見方が出ている。(原川貴郎)
◇
東京選挙区には、吉良佳子(共産)、山本譲司(れいわ)、吉永藍(無所属)、土居賢真(無所属)、藤川広明(諸派)、西美友加(社民)、小坂英二(保守)、さや(参政)、峰島侑也(諸派)、武見敬三(自民)、奥村政佳(立民)、牛田茉友(国民)、酒井智浩(みんな)、福村康広(諸派)、桑島康文(諸派)、渋谷莉孔(諸派)、奥村祥大(国民)、吉田綾(諸派)、鈴木大地(自民)、塩村文夏(立民)、吉沢恵理(無所属)、市川たけしま(諸派)、川村雄大(公明)、音喜多駿(維新)、平野雨龍(無所属)、山尾志桜里(無所属)、千葉均(諸派)、増田昇(無所属)、辻健太郎(諸派)、早川幹夫(諸派)、石丸幸人(諸派)、高橋健司(無所属)の32氏が立候補している。
973
:
OS5
:2025/07/11(金) 08:04:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f9671709c1b90227805dd8a442e23d03438abcd
「小泉劇場」農村から不信感 立民、自民離反票に照準 参院新潟選挙区ルポ【注目区を行く】
7/11(金) 7:15配信
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コメント13件
時事通信
参院選候補者の演説を聴く有権者ら=5日、新潟県長岡市
「令和の米騒動」の余波は米どころ新潟県にも広がる。
農林水産相の小泉進次郎は価格抑制へ矢継ぎ早に「改革」を打ち出すが、消費者偏重だと映る生産現場には「劇場型農政」への不信が広がる。参院選を戦う立憲民主党は20日の投開票に向けて農村票の取り込みを狙い、自民党は警戒を強める。(敬称略)
◇切り札
「話題づくりの政治では新潟の農業は成り立たない」。立民現職の打越さく良は8日夜、三条市で開いた決起集会で石破政権批判のボルテージを上げた。
訴えの中心は、農家に交付金を直接支給する「食農支払」制度の創設。自民支持が多いとされる生産者側に寄り添う姿勢を示すため、党公約に切り札として明記された。
小泉は「コメ担当相」を自任。参院選もにらんで随意契約による政府備蓄米放出に踏み切り、「5キロ2000円」を実現させた。インターネット通販での購入を可能にし、増産にも意欲を示す。
新潟選挙区は2016年選挙から改選数1の1人区になった。自民と野党系による事実上の一騎打ちが3回続き、自民の1勝2敗。野党共闘が定着し、今回も両者の激戦が展開されている。
弁護士出身の打越は選択的夫婦別姓などに力を入れ、農政とは縁が薄い。陣営は打越が備蓄米放出を「付け焼き刃」と断じる動画をSNSに流し、浸透に懸命となっている。
◇一揆
農村では地殻変動も起きつつある。自らも長年の自民党員だという新潟県農業協同組合中央会の幹部は「自民に投票すべきか、多くの農家が揺れている」と打ち明ける。政権の取り組みに対し、「生産者にも目を向けてほしい」と不満顔だ。
6月、県内各地から約200人が長岡市に集結。「百姓一揆」と銘打ち、のぼりを立ててトラクターや軽トラックを走らせるデモを行った。決議文は「この30年、農産物の値段は安くされ続けてきた」と長い窮状を訴えた。
国の23年統計調査によると、水田農家の年間所得は平均10万円弱。新潟市の兼業農家の男性は「コメ作りだけでは生活できない」と吐露する。
デモの中心メンバー天明伸浩(56)は上越市の中心部から約30キロ離れた川谷地区の4ヘクタールでコシヒカリなどを作る。周辺農家の平均年齢は80歳超。冬は3メートル近い雪が積もる。小泉の手法に「見栄えはいいかもしれないが、それで農村を維持できるのか」と疑問を呈した。
これまで無党派だった。参院選を前にして「農家を大事にしているのは野党系の政策だ」との結論に至り、打越に応援メッセージを送った。
◇引き締め
自民は新人中村真衣を立てた。00年シドニー五輪競泳銀メダリストで県民栄誉賞第1号。新潟市民の1人は「地元のヒロイン」と目を細める。
陣営は農協系から推薦を取り付けた。だが、与党への逆風の強さも踏まえ、関係者は「従来通り票につながるか読み切れない」と不安を漏らす。
「農家が安心して生産できる環境をつくる」。中村は長岡市で5日に開いた集会でこう強調。所得補償の拡大を表明した。
切り崩しに遭う側の危機感が背景にある。集会には自民、公明両党の県議や新潟知事、長岡市長が参加。600人ほどがホールを埋め、立ち見も出た。応援に駆け付けた首相の石破茂が中村の次にマイクを握り、「厳しい環境で歯を食いしばってコメを作っている人に報いる」と呼応した。
◇参院新潟選挙区立候補者
原田公成 68 会社員 諸新
平井恵里子 46 会社員 参新
中村真衣 46 元五輪競泳選手 自新
推(公)
打越さく良 57 弁護士 立現(1)
推(社)
(注)敬称略、届け出順。年齢は投開票日(20日)時点。諸=諸派、参=参政党、自=自民党、公=公明党、立=立憲民主党、社=社民党、新=新人、現=現職、推=推薦。丸数字は参院当選回数。
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OS5
:2025/07/11(金) 08:04:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9459a3ee24268e9d85222032673c1a5baddb436
二階VS世耕、再び 参院選和歌山選挙区“保守分裂”代理戦争 二階氏三男・伸康氏VS前有田市長・望月氏
7/11(金) 4:40配信
スポニチアネックス
二階俊博元幹事長
【酷暑の陣!参院選2025】和歌山選挙区(改選1)では過去最多の7人が立候補した。自民党は二階俊博元幹事長の三男・伸康氏を擁立。一方で、裏金問題で自民党を離党した世耕弘成衆院議員に近い前有田市長の望月良男氏が無所属で出馬。2024年の衆院選に続き“保守分裂”の泥沼戦争を繰り広げている。
【図表】和歌山選挙区立候補者
昨秋の衆院選で世耕氏に約3万票差をつけられ比例復活もできなかった伸康氏。参院選への立候補を2月に表明して以来、県内各地の街頭に立っている。4月に急逝した前知事の岸本周平さんから「初心に返れ。街角や交差点、駅前に立て。肌で感じろ」と言われたことを実践。公示日の3日は和歌山市から紀の川市、岩出市、かつらぎ町と県北部を回り、「手応えありました」。真っ黒に日焼けした顔でそう語った。
自民の勝敗の鍵を握る1人区。8日には石破茂首相(党総裁)も応援に入った。支援者の一人は「衆院選の二の舞いはNG。絶対に勝たなければならない。和歌山から“二階”の名前を消すわけにはいかない」と鼻息も荒い。陣営は「知名度では望月氏より分がある」と分析する。ただ、石破政権への強い風当たりが影響する可能性も否定しない。
さらに、身内の失言でも大打撃。俊博氏の側近で前回参院選和歌山選挙区で5選を果たした自民・鶴保庸介参院議員が、8日の演説で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。謝罪会見を開いたものの、全国的に批判を浴びている。
この“敵失”を見逃さなかったのが世耕氏。同日にSNSで即座に反応し、「あまりにもひどい発言。故岸本知事が被災後の能登を真っ先に訪問され、災害に脆弱(ぜいじゃく)な半島県としての思いを共有されたことを分かっていないのでしょうか」とした上で、「こんなこと、和歌山県民一人たりとも思っていません」と真っ向から批判した。
世耕氏は自身の自民党復党を見据え、伸康氏と自民公認を争った望月氏を表立って支援してこなかったが、9日に初めて応援演説に駆け付けた。「和歌山の空気の入れ替えを、望月さんを当選させることで実現しなきゃいけない」と、長年続く「二階VS世耕」の紀州戦争に決着をつけるとも言わんばかりに、「空気の入れ替え」を訴えた。バックアップを受ける望月氏は県内各地で「和歌山、日本のために命を懸ける覚悟。未来へ希望を持てる政治をつくるために、一生懸命走り回ります」と訴えている。
望月陣営は「まだまだ追いかける立場」という姿勢だが、序盤の情勢調査では伸康氏は自民支持層の4割しか固められておらず、2割は望月氏に流れる見込み。投票先を決めていない半数超の無党派層に浸透できるかが焦点となりそうだ。
975
:
OS5
:2025/07/11(金) 09:02:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0063079b21459ff8f680d68e817c4da46d8e2ac
岸田氏、麻生氏、菅氏…首相経験者も参院選応援に奔走 次なる政局の主導権を握る狙いも
7/10(木) 20:50配信
産経新聞
自民党候補の応援演説に駆けつけた岸田文雄前首相=9日夜、山梨県中央市(永原慎吾撮影)
自民党の岸田文雄前首相や麻生太郎最高顧問ら首相経験者が参院選(20日投開票)の応援に奔走している。報道各社の情勢調査で自民の苦戦が伝えられており、非改選議席と合わせて参院の過半数を維持できる50議席割れも現実味を帯び始めた。結果次第では石破茂首相(自民総裁)の退陣も含めて政局が一気に流動化する可能性があり、来る政局で主導権を握る狙いが透ける。
■「勝ってもらわなければ困る」
「衆院は与党の数が足りず、なかなか物事が決められない。参院選でも自民が負ければ間違いなく日本の政治は漂流する」
岸田氏は9日夜、山梨県中央市の公共施設で開かれた自民現職の会合で訴えた。
山梨選挙区(改選数1)は自民現職と、国民民主党が擁立した前山梨県知事の新人が接戦を繰り広げる。岸田氏は「ある政党は消費税をはじめ、減税で『手取りを増やす』と言っているが、経済を大きくすることなく来年、再来年と続けられるのか。最大の物価高対策は賃上げだ」と語り、名指しは避けつつ国民民主を牽制した。
自民現職は岸田氏の首相時代に官房副長官を務めた側近で、解散した旧岸田派(宏池会)に所属していた。当落は岸田氏の影響力に直結するだけに、本人も周囲に「勝ってもらわなければ困る」と漏らす。
麻生氏も10日、宮城選挙区(同1)で戦う自民新人の応援演説に駆けつけ、候補者を激励した。菅義偉副総裁も企業や団体の支持固めなどに注力する。
■苦戦を肌身で感じる
首相経験者が精力的に活動しているのは、改選1人区を中心に与党候補の苦戦を肌身で感じているからだ。昨年10月の衆院選に続き、参院選でも与党が過半数割れする事態になれば、経済政策や外交の停滞は避けられない。国家のかじ取りを担った岸田氏らにとって看過できない。
さらに参院選後の党内政局を見据えたものでもある。与党で50議席の目標を下回れば、党内で石破首相に対する退陣圧力が高まることは必至だ。首相経験者の一人は「総裁選の可能性もある。解散総選挙になるかもしれない」と身構える。
岸田、麻生両氏は選挙戦終盤も全国各地で応援に入る予定だ。政治では数が力を持つだけに、当落線上の〝仲間〟を多く救うことができれば、次なる政局を左右する影の主役として浮上しそうだ。(永原慎吾)
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OS5
:2025/07/12(土) 10:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/11975b7fc8bbc564176134476c0c13947287ca5a
難敵参戦、もがく既存政党 「指定席」一変、知事選余韻濃く 参院兵庫選挙区ルポ【注目区を行く】
7/12(土) 8:14配信
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時事通信
参院選兵庫選挙区候補の演説に耳を傾ける聴衆=4日、兵庫県姫路市のJR姫路駅前
参院選兵庫選挙区では直近の3回、自民党、公明党、日本維新の会が三つの議席を分け合った。
【ひと目でわかる】政党支持率の推移
しかし、地元の市長やコメンテーターとして知名度を高めた新人が無所属で参入し、情勢は一変。既存政党への不信やSNSを通じたうねりが目立った昨秋の県知事選の余韻を残す中、乱戦模様となっている。(敬称略)
◇「個人戦」
「政治は永田町や霞が関でやるものじゃない。地域の暮らしが政治そのものだ」。元兵庫県明石市長の泉房穂は公示後最初の日曜日となった6日、神戸市中心部の商店街でマイクを握った。
市長在任中、独自の子育て施策と市議や職員への暴言がたびたび話題に上った。選挙事務所には自身の等身大パネルや著書を並べ、「個人」を前面に出す。
2003〜05年の衆院議員時代は旧民主党所属だったが、3月に参院選出馬を表明した際、「魅力的な政党がない」と断言。各党と一線を画した。
選挙戦をスタートしたのは瀬戸内海に浮かぶ人口20人程度の男鹿島。「光の当たりにくいところにこそ光を当てる」姿勢を示す狙いだ。「SNS選挙」を意識し、動画発信にも余念がない。
◇奪い合い
自民は現職加田裕之を擁立した。旧安倍派裏金事件の関係議員。政権への逆風はやまず、街頭に立つ国会議員らは一様に険しい表情で「厳しいどころではない」などと訴え、支持を呼び掛ける。
公示日に首相の石破茂が駆け付け、その後も農林水産相の小泉進次郎が入った。「泉さえいなければ…」。陣営関係者はやり場のない気持ちをぶちまけた。
再選を目指す高橋光男を抱える公明も危機感が強い。代表の斉藤鉄夫は第一声の地に神戸市を選び、「全国一の激戦区だ」と声をからした。
県東部の尼崎市は公明の「牙城」として知られるが、先月の市議選で党候補の得票総数は4年前から15%ほど減った。陣営は自民の推薦を得たこともあり、その支持層に食い込みを図る。
「今回は公明に入れる」。自民関係者が地元企業に支援を求めたところ、こんな答えが返ってきた。既に公明サイドの手が回っていたといい、自民県議は「公明との争いだ」と顔をしかめた。
維新は、知事の斎藤元彦が内部告発された問題を巡り情報を漏えいしたとして県議が除名や離党勧告の処分を受け、打撃となった。新人の吉平敏孝は当初、ビラ配りにも苦戦。関係者は「きつい戦い」と話す。
立憲民主党は独自候補擁立を見送り、県連が泉を推薦した。
◇新興勢力
苦しむ既存政党を尻目に勢いを見せるのが参政党と国民民主党。参政は尼崎市議選でトップ当選を果たした。参院選に立候補した新人藤原誠也も自民や維新の票を相当程度奪うとみられている。
国民民主は泉の支援を検討していたが、「魅力的な政党がない」発言に代表玉木雄一郎らが反発。元経済産業省職員の多田ひとみを立てた。参政も国民もSNSでの拡散を武器とする。自民関係者は「どこまで伸びるか読めない」と漏らす。
政治団体「NHK党」党首の立花孝志も参戦した。昨年11月の知事選では立花が火を付ける形で、真偽不明の情報や中傷がSNS上に飛び交い、斎藤再選を後押しした。参院選では泉にも照準を合わせ、立民の県連推薦に触れて「無所属じゃない。実質上は立民だ」と語っている。
◇参院兵庫選挙区立候補者
来住文男 65 元会社員 社新
浦木健吾 42 法律事務所職員 諸新
藤原誠也 37 建築事務所代表 参新
加田裕之 55 元法務政務官 自現(1)
高橋秀彰 42 農家 諸新
多田ひとみ 45 元経産省職員 国新
前田実咲 33 会社役員 諸新
米村明美 66 元大学教授 れ新
高橋光男 48 元農水政務官 公現(1)
推(自)
立花孝志 57 元葛飾区議 諸元(1)
吉平敏孝 44 元会社員 維新
泉房穂 61 元明石市長 無新
金田峰生 59 元兵庫県議 共新
(注)敬称略、届け出順。年齢は投開票日(20日)時点。社=社民党、諸=諸派、参=参政党、自=自民党、国=国民民主党、れ=れいわ新選組、公=公明党、維=日本維新の会、無=無所属、共=共産党、新=新人、現=現職、元=元職、推=推薦。丸数字は参院当選回数。
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OS5
:2025/07/12(土) 10:13:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf24dfbf3d24f593de4d8457fc39d332fcfa5e6e
複数区、野党が攻防 国民・参政台頭で構図複雑【25参院選】
7/12(土) 8:12配信
時事通信
参院選の13ある改選数2以上の「複数区」で、野党各党がしのぎを削っている。
国民民主、参政両党の台頭で構図は複雑化し、立憲民主や日本維新の会、共産の各党などと攻防を展開。政権批判票を奪い合う野党同士の戦いが激しさを増している。
「この党が大きくなれば日本は変わる」。国民の榛葉賀津也幹事長は11日、千葉市での街頭演説で支持を訴えた。改選数3の千葉選挙区では、国民、参政などが自民党2人と立民の「指定席」に割って入ろうと懸命だ。自民、公明両党と立民が議席をつかんできた埼玉選挙区でも、7野党が争う。
国民は党立ち上げ以降の2019年、22年の参院選でも複数区に挑んだが、苦戦してきた。今回は新たに京都、兵庫両選挙区などに挑戦。旧民主党系の地盤を生かせず議席に届いていない北海道選挙区や、維新が2回連続で当選した神奈川選挙区でも議席獲得を目指す。
2議席を巡り野党がぶつかり合うのが京都選挙区だ。共産は19年に獲得した議席の維持に懸命で、立民、国民も擁立。維新は前原誠司共同代表=衆院京都2区=が頻繁にてこ入れしており、11日も京都市で街頭演説に立った。
維新が死守を狙うのが大阪、兵庫両選挙区だ。大阪では議席を落としたことがなく、16年以降は2議席を獲得してきた。与党と議席を分け合ってきた兵庫でも議席堅持が懸かっており、岩谷良平幹事長は11日、尼崎市で支持を呼び掛けた。
改選数6と欠員補充の計7議席を争う東京でも、野党は激しい選挙戦を続ける。それぞれ2人を立てた立民、国民を含め、全野党が擁立。立民の大串博志代表代行は11日、杉並区で「2人勝ち上がれば政治が変わる」と強調した。改選数が6に増えた16年以降、当選政党の構成は毎回変わっており、19年に議席を得た維新、22年に山本太郎代表が当選したれいわ新選組も再現を狙う。
参政は全ての複数区に候補者を擁立した。支持率は急伸しており、他の野党は選挙区での議席獲得に警戒を強める。自民関係者も「複数区の顔触れが変わる可能性がある」と指摘する。
複数区での勝敗は国会での存在感や発言力にも影響しそうで、各野党の訴えは熱を帯びている。
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OS5
:2025/07/12(土) 10:15:49
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07120556/?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&ui_medium=http&ui_source=yahoo&ui_campaign=link_back
「田母神ガールズだった」 参政党「謎の新人」さや氏の正体 参院選注目候補らの当落予測
国内 政治
2025年07月12日
【全2回(前編/後編)の前編】
永田町はすっかり参議院議員選挙モードである。台風の目になるのは都議選で躍進した参政党。選挙区でも議席を獲得する勢いだという。一方、自民党に対する逆風は日に日に強さを増しており、自公過半数割れを危ぶむ声も。選挙後には嵐が吹き荒れそうである。
***
【写真を見る】ジャズシンガーでもある、さや氏(42)
7月20日に投開票を迎える参院選。7月3日の公示が差し迫る中、自民党は6月28日、東京・永田町の党本部に各都道府県連の幹事長を集めて全国幹事長会議を開催した。
冒頭のあいさつでマイクを握った石破茂首相(68)の表情は、いつにもまして険しかった。都議選で自民党が過去最低の議席数となった一方、新興勢力の参政党などが議席を増やしたのを念頭に、
「厳しい結果を頂戴した。新しい政党が支持を集めているのはなぜかを党として分析し、参院選を戦う」
と、語ったのである。
石破首相はこの前日、読売新聞の取材に応じ、
「非改選と合わせて与党過半数は必達目標だ」
とも発言している。今回の参院選は定数248のうち、半数に当たる改選組の124に、東京選挙区の欠員1を加えた計125議席が争われる。自公で非改選は75議席あるので、与党は50議席を獲得できれば過半数の維持が可能だ。自公の改選組は66議席。16議席減らしても達成できる目標といえる。
さや2
参政党のさや氏(他の写真を見る)
官邸は重苦しい雰囲気に
「石破首相は国会閉会までは機嫌が良かったんです」
とは、政治ジャーナリストの青山和弘氏だ。
「首相は立憲民主党が日米関税協議などを理由に内閣不信任案を出さなかったことに安堵したのか、“野田さんは立派なご判断をされた”と周囲にご機嫌な様子で語っていたくらいです。ところが今は、都議選の惨敗を受けて、官邸は重苦しい雰囲気に変わっています」(同)
実際、自民党は全45選挙区のうち、「鳥取・島根」と「徳島・高知」の合区を含め、比較的人口の少ない32ある1人区と、残り13の複数区のいずれでも苦戦が伝えられている。
18年前の悲劇
複数区の中で最も注目を集めているのが東京選挙区だ。改選の6議席に蓮舫前参議院議員(57)が抜けた非改選の欠員1議席を加え、7議席を争う「合併選挙」となる。
「自民も立民も国民も2名の候補者を立てていますが、各党、当選が確実なのは1議席だけという情勢です」
そう語るのは政治部デスクである。
「自民は前厚労相の武見敬三参議院議員(73)と鈴木大地スポーツ庁初代長官(58)を擁立しましたが、現職の武見氏の落選危機がささやかれています」(同)
武見氏の父親は日本医師会の会長に25年間、君臨した“けんか太郎”こと故・武見太郎氏だ。当然、選挙では日本医師会のバックアップを受けるわけだが、
「医師会の一部が、骨太の方針に“OTC類似薬の保険給付の在り方の見直し検討”と明記されたことに強く反発しています。そのため、武見氏は医師会から十分な支援を得られないのではとの見方があります」(同)
思い出されるのが、18年前の悲劇だという。
「2007年の参院選で、自民は当時、現職だった保坂三蔵氏を本命と位置付けて組織型選挙を展開したのですが、知名度に勝る元テレ朝アナの丸川珠代氏に票を奪われて落選する憂き目に遭いました。鈴木氏は腐ってもソウル五輪の金メダリストですから、やはり知名度で武見氏を凌駕(りょうが)します。18年前と同様に、自民の候補者同士で票を食い合うも、最終的に鈴木氏がどうにか議席を得る見込みです」(同)
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:
OS5
:2025/07/12(土) 10:16:12
復調傾向の国民民主
立民からは塩村文夏(あやか)参議院議員(47)とアカペラボーカルグループ「RAG FAIR」の元メンバー・奥村政佳参議院議員(47)が立つが、発信力の面で塩村氏が選挙戦を優位に進めている。
「国民は山尾志桜里元衆議院議員(50)の擁立騒動で一時期、党勢が低迷したものの、都議選で新たに9議席を獲得して復調傾向にあり、1議席は固い。元NHKアナの牛田茉友氏(40)と会社員の2名が候補者ですが、牛田氏は『日曜討論』の司会などで顔が売れていますからね。牛田氏が優勢です」(前出のデスク)
さらに、公明党は外科医の川村雄大党青年局次長(41)が山口那津男元代表から地盤を受け継いだ1議席を死守する見込み。共産党の吉良佳子参議院議員(42)も手堅い。一方、維新前政調会長の音喜多駿前参議院議員(41)は党の退潮傾向のあおりをもろに受け、落選がほぼ確実とみられている。
台風の目は参政党
また、7月1日に突如、山尾氏が東京選挙区から無所属での出馬を表明したのはサプライズだった。
「本人は国民の玉木雄一郎代表(56)から封印された“女系天皇検討”などを訴えたいようですが、組織を持たず、空中戦頼みの選挙戦では泡沫の域を出ません」(前出のデスク)
しかし、なんといっても台風の目は参政党である。謎の新人さや氏(43)の議席獲得が有力視されているというのだ。
「“反ワクチン”などを政策に掲げる参政党は有識者から“非科学的だ”などの批判を受けていますが、SNSを武器に有権者の支持を集めています。都議選でも3議席を獲得し、今、完全に勢いに乗っている。さや氏は無名ですが、当選圏で最下位の7位よりも、上位の順位で議席を得るとさえいわれています」
この点、JX通信社代表取締役の米重克洋氏は、
「参政党は、山尾氏擁立問題などで国民民主党に失望した“右派の新しい受け皿”として保守層を取り込んでいます。“減税”に加えて“外国人問題”といったテーマを掲げており、安倍政権支持層だった右寄りの無党派層を、国民民主党から奪っていると見ています」
と、分析する。
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OS5
:2025/07/12(土) 10:16:59
「田母神ガールズだった」
さや氏本人に聞くと、
「ジャズシンガーとして、保守系CS放送で歌っていた縁で、さまざまな論客のお話を聞くようになりました。特に政治に興味を持ったのは、(元航空幕僚長の)田母神俊雄さんの『田母神塾』という番組に出たのがきっかけです。田母神さんが14年の東京都知事選に出た際は人柄や政策にすごく共感し、応援させていただきました。田母神ガールズだったんです」
こう来歴を明かす。また党の伸長ぶりについては、
「都議選の結果には驚きましたし、希望を持てる結果でした。参政党が有権者に受け入れられている一番の理由は、“日本人ファースト”と“消費税廃止”だと考えています。街宣でも外免切替や経営管理ビザ、外国人の生活保護受給、インバウンドなどの問題について訴えています」
こうした参政党の主張には外国人差別を助長するとの批判もあるが、彼女は以下のように反論する。
「日本人は税金をたくさん取られているにもかかわらず、大学院の博士課程の留学生に最大で年間290万円もの生活費が支出されている。“外国人排斥”ではなく、これ以上外国人を増やす政策をやめるべきだと参政党は主張しているんです」
判断は有権者に委ねられているが、「比例区でも4議席以上を狙える」(前出のデスク)との予測もあり、欧州と同様の政治状況のうねりが予感されているのだ。
二階王国から世耕王国に?
一方、1人区の和歌山選挙区は保守分裂選挙の様相を呈している。自民の二階俊博元幹事長(86)の三男、二階伸康氏(47)と無所属の望月良男元有田市長(53)がしのぎを削るが、
「望月氏は今年2月、自民党県連の公募に関する投票で伸康氏に敗れ、自民党の公認候補になれなかった。その望月氏が自民党を離党し、無所属での出馬を強行したのは、世耕弘成衆議院議員(62)が全面的に支援しているからです。昨年の総選挙同様、二階元幹事長と世耕氏の“紀州戦争”が勃発しています」(前出のデスク)
望月氏に世耕衆議院議員との関係について尋ねると、
「それ(世耕氏の後押し)がなかったら、私は出馬していません」
と、明言。さらに、
「当選すれば参議院と衆議院で連携しながら和歌山のため、お国のため、世耕先生と一緒にやっていこうという思いです」
当選の暁には、和歌山を二階王国から世耕王国に変えるとの宣言とも受け取れるが、ことはそう簡単には進まなそうだ。
「6月に入り、立民と維新が和歌山で選挙区調整を進めて、立民側が立候補予定者を取り下げました。二階・望月両名が共倒れとなり、維新の新人が漁夫の利を得る可能性が浮上しています」(前出のデスク)
失言について「既存マスコミの切り取り」
保守分裂に野党共闘という要素が加わり、野党に議席が移りそうだというのだ。
片や、野党共闘が進まず、混戦模様なのが2議席を争う京都選挙区である。自民の西田昌司参議院議員(66)と共産の倉林明子参議院議員(64)という二人の現職に、立民新人や維新新人らが挑む。
「西田氏は裏金問題に加えて沖縄のひめゆりの塔を巡る失言問題もあり、厳しい展開です。自民党調査でもかなりの接戦で、他候補者から5ポイント差まで迫られています」(前出のデスク)
西田氏に話を聞いた。氏は失言問題直後の記者会見では、「発言は訂正、削除したい」と語っていたが、
「事実関係は自分のユーチューブなどでお話ししていますけど、既存マスコミのいわゆる切り取りというか、決め付けですよ」
と述べ、今は反省の色が薄いようだ。返す刀で語るのは首相批判で、
「石破さんは、参院選を戦う自民党のトップである資格がないと言い続けてきました。昨年の衆院選で大負けをしたんですから、新しい総裁を選んで今回の参院選は戦うべきでした。そしたら、もっといい戦いになったと思いますよ」
なんだか、敗者の弁めいてさえいるが、存外、西田氏にも勝機はある。
「れいわ新選組が選挙区調整を行わなかったので、今回は共産の倉林氏とれいわ新人が票を奪い合うなど、野党候補も厳しい戦いです。僅差で西田氏が逃げ切るのでは」(前出のデスク)
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OS5
:2025/07/12(土) 10:19:37
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07120557/
持論の反ワクで須藤元気は苦しい弁明、維新をクビになった鈴木宗男を拾った大物議員の名前は… 参院選比例区の注目候補たち
国内 政治
2025年07月12日
【前後編の後編/前編からの続き】
永田町はすっかり参議院議員選挙モードである。台風の目になるのは都議選で躍進した参政党。選挙区でも議席を獲得する勢いだという。一方、自民党に対する逆風は日に日に強さを増しており、自公過半数割れを危ぶむ声も。選挙後には嵐が吹き荒れそうである。
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前編【「田母神ガールズだった」 参政党「謎の新人」さや氏の正体 参院選注目候補らの当落予測】では、選挙区の注目候補について当落予測と共に紹介した。
ここで比例区の注目候補者に目を転じてみよう。まずは、立民から出馬する蓮舫氏(57)である。彼女は昨年、参議院議員のバッジを捨て、都知事選に挑んだものの、165万票で次点となった石丸伸二前広島県安芸高田市長の後塵を拝し、獲得票数は128万票と3位に沈んだ。敗戦後、彼女はSNSに〈国政選挙はもう考えていない〉〈120万を超える人が「蓮舫」と書いてくれた。これで国政に戻ったら渡り鳥みたいだ〉と書き込み、国政復帰を否定していた。その舌の根の乾かぬうちの出馬である。
立民関係者が言う。
「立民内の一部には“蓮舫アレルギー”があり、復帰を歓迎するムードはありません。最終的に野田佳彦代表(68)が押し切りましたが、反対の声は党内に依然としてくすぶっている。立民の支援組織である連合傘下の産業別労働組合(産別)の関係者らは“蓮舫氏が比例に回ったことで、産別の候補者が落選する”と危機感を募らせています」
これには少々、解説が必要だろう。立民は前回2022年の参院選では比例当選は7議席だった。今回は6名の産別の組織内候補と立正佼成会の組織内候補1名で計7名を擁立している。参院の比例当選が今回も7議席にとどまり、蓮舫氏がその比例枠で通ると産別の候補者が当選圏外にはじき出されるというのである。
「特に19年の参院選で10万票余りしか獲得できなかった、私鉄総連の森屋隆参議院議員(58)の議席が危ぶまれています」(同)
松山千春、八角理事長の姿も
森山裕
森山裕自民党幹事長(他の写真を見る)
蓮舫氏が東京選挙区で連続トップ当選していたのは9年以上も昔だ。都知事選では「仕分けの女王」の神通力も消え、もはや彼女が無党派層に支持されていないのが明らかになった。
「さすがに当選はするでしょうけど、下から数えた方が早い順位になると考えるのが妥当です」(前出の立民関係者)
“曇り”に近い“晴れ”といったところか。
同じく復帰に自民党内の一部から戸惑いの声が上がっているのが、鈴木宗男前参議院議員(77)だ。
政治部デスクが言う。
「鈴木氏は維新に所属していた23年10月、ロシアによるウクライナ侵攻で渡航中止勧告が出されているにもかかわらず、党への届け出なしにロシアを訪問したことで維新を除名処分されていた。北海道で地盤があるとはいえ、無所属で戦えば落選必至でしたが、かねて近しい関係だった森山裕自民党幹事長(80)が助け舟を出して復党と相成りました。自民の比例枠での獲得議席数次第ですが、当選は十分可能です」
6月30日、都内ホテルで「鈴木宗男を𠮟咤激励する会」が開催された。盟友として知られる歌手の松山千春(69)や日本相撲協会の八角理事長(62)らと共に、森山幹事長もあいさつに立ち、両者の関係の深さをうかがわせたのである。
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名無しさん
:2025/07/12(土) 10:19:53
反ワク騒動について須藤氏本人に聞くと……
同じ自民党の比例候補でも前回選挙もギリギリの当選で、今回は非常に厳しいとされているのが、当選8回という参院選史上最多当選回数を誇る、御年83歳の山東昭子元参議院議長だ。当のご本人は意気軒昂で、
「私は、他の議員の方々よりも健康には気を使っておりますから。この年で、どこも悪いところがないのは珍しいと思います。政治には“これをやったからもういいんだ”ということはありません。終点はないんです」
元総合格闘家の須藤元気前参議院議員(47)は当落線上である。山尾氏と共に国民民主の比例候補に選ばれた須藤氏だったが、「反ワクチン」を標榜した過去がSNSで問題視されて炎上。須藤氏は6月30日、記者団に「私の発言で医療従事者に大きな負担をかけた。心からおわびする」と陳謝したが、前日、本誌(「週刊新潮」)の取材に応じた際の態度はいささか異なるものだった。
「高校時代からの友達がワクチン接種後に職場で倒れて亡くなって。ワクチンの副反応のリスクについて慎重だったのは確か。反ワクとワクチン推進という二元論で語られると難しい部分があります。事実として、ワクチン接種後の健康被害が9000件あった、といいうのは(厚労省も)認めていますよね。そういったことについても、僕はちゃんと耳を傾けるスタンスでいます。僕自身は党の一員として、国民の健康を守っていきたいというスタンスなんです」(須藤氏)
これこそ、偽らざる気持ちだろう。一方、本音とも冗談ともつかない、
「今日、笑いはあえて封印している。笑いを取ろうとしたら失言が起きる」
という発言で出馬会見に参加した記者たちを煙に巻いたのが、社民党の比例区から突如、立候補を表明したタレントのラサール石井氏(69)である。
参院選当落予測
参院選当落予測(他の写真を見る)
「“石平はスパイ”という根拠のない誹謗中傷が」
「社民党は参院選で3人以上の当選か、全国で得票率2%を達成できないと公選法上の政党要件を失う崖っぷちの状況です。そんな中、現職の当選が危ぶまれていたため、“救世主”を求めて、著名タレントである石井氏に白羽の矢を立てた。もっとも、失言で炎上でもしようものなら、議席獲得など夢のまた夢でしょう」(前出のデスク)
炎上といえば、評論家の石平(せきへい)氏(63)だ。2月に維新からの出馬を表明したものの、中国出身の帰化1世という出自がSNSで攻撃されて出馬を一度、断念したのである。出馬再表明に至るまでの経緯を石平氏本人はこう語る。
「当時、ネット上では“石平はスパイだ”など根拠のない、すさまじい誹謗中傷が起きました。一時、家族もパニック状態に陥ってしまって……。あれから4カ月がたち、だいぶ落ち着いたところです」
続けて、出馬の意義をこう強調する。
「誹謗中傷に負けて出馬を取りやめることは、民主主義の敗北につながります。それに、古代から多数の渡来人が来日して日本人になっています。日本の朝廷は渡来人を差別せず、寛容に快く受け入れてきました。彼らは政治や外交にも深くかかわり、国家に大きく貢献しています。そうした歴史を踏まえて、帰化人1世の私も日本のためにできることがあると確信できた。熟考した結果、やはり出馬しようともう一度、決意したのです」
「自公で過半数を維持できない恐れはかなりある」
最後に元自民党本部事務局長で選挙・政治アドバイザーの久米晃氏に全体の見通しを聞いた。
「過去の例を見ても、都議選の結果は参院選にそのまま反映されるでしょう。自民党は32ある1人区で取れるのは、今のままではせいぜい10議席がいいところ。全体で35議席前後しか取れないでしょう。一方、公明党も都議選で4年前より10万票も落としています。自公で過半数を維持できない恐れはかなりあります」
少数政権ながら存続してきた、石破政権の命脈が尽きる日も近いか。
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OS5
:2025/07/12(土) 10:21:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2753237b4c2b9b53f68a7640aec54f5b7ccf354
立民と国民激しく競合で連合神奈川が正念場 野党結集は「ダブル当選」が鍵 連合芳野会長は街頭演説はしごで激励
7/11(金) 22:21配信
カナロコ by 神奈川新聞
県内入りし、立憲民主党と国民民主党の推薦候補をそれぞれ応援する連合の芳野会長=11日、JR川崎駅西口
20日投開票の参院選に向け、県内最大の労働団体「連合神奈川」が正念場を迎えている。神奈川選挙区では、源流を同じくする立憲民主党と国民民主党の公認候補をそれぞれ推薦したが、両候補は激しく競合。連合は与党の過半数割れを目指して政権交代を担う野党勢力の結集を呼びかけており、全国屈指の大票田である神奈川で“ダブル当選”できるかどうかが今後の鍵を握る。
「昨年の衆院選で与党が過半数割れし、国会の景色が変わった。参院選でも野党が議席を取れば与野党は逆転できる。とってもとっても大事な選挙だ」
選挙期間の折り返しを迎えた11日夕。連合の芳野友子会長はJR川崎駅の東口と西口でそれぞれ行われた立民と国民の街頭演説にはしごをして激励し、各候補の必勝を誓った。
連合は1989年、民間と官公の労組が大同団結して発足。支持政党としていた民主党の分裂後、参院選では2回前の2019年から立民は官公系、国民は民間系の労組が主に支援する「股裂き」状態が続く。
立民現職は6月に「支持」から「推薦」に格上げされたばかりで「労組による支援の動きがその分だけ遅れている」(連合神奈川幹部)。一方、昨年11月に推薦を決めた国民新人は「知名度がいまひとつ」(同)で、後半戦に向けて交流サイト(SNS)活用を強化するなど、さらなる浸透を図る。
神奈川新聞社
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OS5
:2025/07/12(土) 10:22:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/e67b50df7fb64fc51276bc2ac4a3e2796e39de3a
父は自民重鎮、政治信条は継ぐが「自民には戻らない」――大物投入し「自民ドミノ」を狙う立民に、幹事長のお膝元で負けられない自民は「保守王国死守」へ必死〈参院選かごしま〉
7/11(金) 11:13配信
南日本新聞
参院選が公示され、出陣式で気勢を上げる支持者ら=3日、鹿児島市
20日の参院選投開票まで残り9日に迫った。鹿児島選挙区(改選数1)は、立憲民主党が推薦する無所属新人尾辻朋実氏(44)と、自民党公認の元職園田修光氏(68)の事実上の与野党対決を軸に展開している。尾辻陣営は自民現職の父秀久氏の知名度を生かし、幅広く票を得ようと奔走。序盤情勢で「追う立場」とされた園田陣営は組織の引き締めを急いでいる。両陣営とも党幹部らの応援が相次ぎ、論戦は激しさを増している。
「鹿児島から自民を倒すドミノ倒しを起こしたい」。4日、鹿児島市入りした立民の野田佳彦代表が声を張った。公約に掲げる時限的な食料品消費税0%について「われわれは財源をしっかり示している。責任ある減税だ」と主張した。
共同通信が3、4の両日実施した電話情勢調査で尾辻氏は「やや先行」と伝えられた。公示5日前に共産党が候補擁立を取り下げ「一本化」が実現。物価高や政治とカネ問題による自民への不満が高まる中、幅広く浸透していることをうかがわせる。ただ陣営関係者は「自民の組織力は並大抵ではない」と手綱を緩めない。立民も海江田万里氏や枝野幸男氏ら大物弁士を次々送り込み援護する。
自民公認候補の公募に漏れた後、立民に入党した尾辻氏は「自民に戻る気持ちはない」と明言。自民重鎮の父を前面に出し、「秀久のむすめ」と書いたたすきも使う。政治信条は「虫の目」を引き継いだ。野田氏に続いてマイクを握り、こう訴えた。「私を信じ、育てて使ってください。6年間必死で働くと約束します」
□ ■ □
「保守王国」の鹿児島で1998年から議席を守る自民は、必死の様相だ。
7日、県内3カ所で演説した党総裁の石破茂首相は、野党の消費税減税政策に「政治家が人が喜ぶことばかり言えば国は滅びる。防災や社会保障、子育てを支えるお金をどこから出すのか」と語気を強めた。
9、10日は森山裕幹事長も地元入り。自民県連は選対会議や友好団体を集めた会合を相次ぎ開き、比例候補との連携強化や期日前投票の徹底を図ることを確認した。一方、出席した複数の関係者からは「組織の末端まで浸透し切れていない」との声も漏れる。
ここに来て、園田氏や支援者らが尾辻氏を批判する場面も目立つ。出陣式で塩田康一知事は「こっちがだめならあっちとか、猫の目のようにコロコロ変わる」と尾辻氏を念頭にしたとみられる発言をした。園田氏は8日の演説で「秀久氏は自民党で社会保障を一緒にやってきた仲間だ」とし「相手がどうこうとは言いたくないが、党の政策が間違っていたのだろうか」と尾辻氏の姿勢に疑問を呈した。
□ ■ □
医師で新人の牧野俊一氏(39)を擁立した参政党も、全国から注目される鹿児島選挙区に幹部らを送る。6日は吉川里奈衆院議員が鹿児島市で演説。「自民は消費税減税しないからだめ。自民の公認をもらえず立民から応援してもらうのもおかしい」と園田、尾辻両氏を断じ、「牧野氏という選択肢がある。選択的夫婦別姓は絶対止めないといけない」とした。12日は神谷宗幣代表も来鹿予定。
NHK党新人の山本貴平氏(50)は、過度な外国人材の受け入れ反対を主張している。
南日本新聞 | 鹿児島
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OS5
:2025/07/12(土) 10:25:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/40fe7c53430d88bc6595b8cae4e15d8820e11ce8
自民「ポスト石破」候補が応援奔走 票掘り起こし目指す 今後を見据え支持固めの狙いも?
7/11(金) 17:50配信
産経新聞
20日投開票の参院選では、昨年の自民党総裁選で石破茂首相(党総裁)に敗れた「ポスト石破」候補も応援に駆け巡っている。1人区を中心に自民の苦戦が伝えられる中、知名度を生かして票の掘り起こしを目指す。ただ、目標である非改選を含む与党過半数議席を割れば首相の責任論が噴出する可能性もあり、今後を見据えて党内の支持固めにつなげたい狙いもありそうだ。
■危機感あらわ
9日、千葉市内で自民現職の応援に駆け付けた小林鷹之元経済安全保障担当相は「衆院が過半数を割っている中、今回の参院選は政権選択選挙と言っても過言ではない」と危機感をあらわにした。
小林氏は選挙期間中、ほぼ毎日、全国各地の自民公認候補の応援に飛び回っている。党内保守派として、たびたび首相の政権運営に苦言を呈するなど首相と距離を置いており、内閣支持率が低迷する現状では「首相よりも応援に来てほしい」(自民関係者)との声もある。
高い知名度を誇る小泉進次郎農林水産相も各地で引っ張りだこだ。総裁選で自身を支援しなかった候補の応援にも駆けつけ、党勢回復に汗をかく。6日には青森県内で自民現職の応援に入り、「この混迷した時代に、野党に任せるわけにはいかない」と訴えた。
決選投票の末、首相に敗れた高市早苗前経済安保担当相も、勝敗を左右する1人区や旧安倍派の現職を中心に全国を回る。小林氏同様、保守層から人気があり、集客力もある高市氏の下には多数の応援依頼が寄せられている。
■都内にとどまる官房長官
一方、林芳正官房長官は東京都内での応援にとどまる。官邸では首相か官房長官のいずれかが都内に滞在するのが慣例で、全国で応援演説を行う首相に代わり危機管理を担うためだ。3日に鹿児島・悪石島で震度6弱を観測する地震が発生した際は官邸に入り、情報収集などの指揮に当たった。
茂木敏充前幹事長は地元・栃木選挙区の自民現職の選対本部長として陣頭指揮をとり、序盤は地元を中心に街頭演説を重ねている。加藤勝信財務相や上川陽子前外相も応援に奔走している。河野太郎前デジタル相は天皇、皇后両陛下のモンゴルご訪問に首席随員として同行している。参院選はこれまでのところ自民、公明両党が目標を達成できるか微妙な状況だ。首相に批判的な中堅は「過半数を割れば当然アウト。首相の責任という話になる」との見方を示した。(永井大輔、今仲信博)
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OS5
:2025/07/12(土) 10:32:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f5edd8ad7893befbea235be62a9328773fa9a48
「第三極の雄」はどっちだ 維新VS国民民主、かつては連携模索も深まる確執 参政も猛追
7/11(金) 21:25配信
産経新聞
街頭演説に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表=11日午後、東京都渋谷区のJR渋谷駅前(永原慎吾撮影)
参院選(20日投開票)は、「第三極の雄」の座をめぐり、しのぎを削ってきた日本維新の会と国民民主党の決戦でもある。政策が似通い、連携を模索したこともあったが、国民民主から離党した前原誠司氏(現維新共同代表)が維新に合流したことや、昨年の衆院選で維新が議席を減らす一方、国民民主が躍進して明暗を分けたことで亀裂が生じた。参院選で無党派層や現役世代の支持を奪い合う両党だが、参政党の猛追を受ける点も共通する。
■現役世代の負担軽減を重視
「私たちがやりたいのは現役世代や若い人を徹底的に応援することだ。所得税を払っている人の努力にきちんと報いるような制度に変えていきたい」
11日午後、国民民主の玉木雄一郎代表は大勢の若者が行き交う東京・渋谷のスクランブル交差点前でこう声を張り上げた。
これに先立つ10日夕、維新の吉村洋文代表(大阪府知事)の姿は東京・丸の内のJR東京駅前にあった。往来が絶えないサラリーマンに向け、「社会保険料は下げられないと思っているだろうが、これは制度なので下げられる。おかしいところを変えていかないと負担はどんどん増えていく」と呼びかけた。
参院選で維新は社会保険料改革、国民民主は所得税が発生する「年収の壁」の178万円までの引き上げをそれぞれ看板政策に掲げる。いずれも現役世代の負担軽減を重視した取り組みだ。両党は他にも憲法改正や現実的な安全保障を訴えるなど政策の共通点が少なくない。かつては国会議員に月額100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革に向けて歩調を合わせたこともあった。
■前原氏の維新合流で亀裂
維新と国民民主の関係に亀裂が生じたのは、与党との距離感で玉木氏らと確執を深めた末、国民民主を離党した前原氏が昨年10月に維新に合流したことが大きい。さらに、衆院選後、躍進した国民民主が参院選で維新が求める予備選などに応じず、独自路線を強めたことで決定的となった。
維新と国民民主の不協和音に、与党もつけこんだ。先の通常国会では与党が令和7年度予算成立に向け、維新の高校授業料無償化と国民民主の年収の壁の引き上げを「両てんびん」にかけ、お互いの疑心暗鬼は一層増幅した。
「中途半端な案で自民と握る(妥結する)のであれば、(年収の壁引き上げの)邪魔をした責任は維新にもある」
国民民主の榛葉賀津也幹事長がこう牽制(けんせい)したのに対し、吉村氏は「他党のせいにするのはやめた方が良い」と反論した。
参院選は維新と国民民主が無党派層や現役世代の票を奪い合うが、割って入るように急伸しているのが参政だ。東京選挙区(改選数6、欠員補充1)や大阪選挙区(改選数4)では両党が参政と議席を激しく奪い合う構図となってきた。選挙前、参政が重視する外国人問題に関し維新と国民民主が相次いで公約を打ち出したのも参政への危機感の表れに他ならない。
玉木氏が「若い世代は自分たちに期待してくれている」と周囲に力を込めれば、吉村氏も「本当に大切だと思うことを信じて頑張る」と周辺に強調する。
キャスチングボートをかけた第三極の決戦は選挙戦最終盤に向けて一層熱を帯びる。(永原慎吾)
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OS5
:2025/07/12(土) 17:27:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/63b941f6c057fbb1e22e65f150a33d7b368f1889
参院選で万博は争点化せず 維新はピリピリ「ご法度」通知 会場熱気と裏腹に冷めた選挙戦
7/12(土) 16:28配信
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産経新聞
多くの来場者でにぎわう万博会場=12日、大阪市此花区(恵守乾撮影)
参院選は大阪・関西万博会期中の20日に投開票が行われる。ご当地の大阪選挙区(改選数4)の論戦をみると、来場者でにぎわう万博会場の熱気とは裏腹に、一部野党を除く各陣営は万博の争点化を避け、政局に持ち込まない冷めた選挙戦を展開している。
【ひと目でわかる】ハッシュタグ急増 万博はSNSをきっかけに急激に盛り上がりをみせている
13日に開幕から3カ月を迎える万博。入場券の販売枚数は1554万枚(4日時点)で、運営費の損益分岐点となる1800万枚が視野に入る。
日本維新の会の吉村洋文代表は公示の3日、大阪市内の第一声で「夢洲(ゆめしま)で万博を開催し、にぎわっている。皆さんに支えられ、何とか実現できた」と語りかけた。
万博は、維新創設者で大阪府知事を務めた松井一郎氏が、安倍晋三首相(当時)や菅義偉(すがよしひで)官房長官(同)に誘致するよう働きかけ、実現した経緯がある。
かねて吉村氏は「万博は国家事業」「政局ではない」とし、政権与党との連携の重要性を強調。大阪以外の演説でも、万博については来場を呼びかけるぐらいだ。
選挙戦で万博を維新の手柄とアピールすれば批判を招きかねず、維新陣営の関係者は「万博はまだ開催中。実績といえるようなものではない」とする。党内でも維新カラーの黄緑色の服装で万博会場に出入りしないことなどが通知されている。
公示日の3日は、万博においては開催国日本のナショナルデー(ジャパンデー)にあたり、石破茂首相(自民党総裁)が会場で挙行された式典に出席した。ただ会場付近などで演説することはなく、他の党幹部も万博開催を実績としてアピールする場面は見られない。
ある自民陣営の関係者は、万博を推進したのは維新のイメージが強いとして「万博をどう訴えるかは陣営で議論すらしていない」。開幕前に万博の課題を追及してきた公明党関係者も「政治利用は控えたい」と話す。
一方、選挙戦でも政府や維新に対する批判を展開するのが、共産党の陣営だ。万博の誘致は、会場隣接地で令和12年秋に開業を予定する、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)のインフラ整備が目的だと主張。ギャンブル依存症患者の増加などを懸念し「人の不幸の上に富を築くカジノを止めよう」と訴える。
れいわ新選組は元大阪府職員の大石晃子共同代表が万博開幕日の4月13日、会場周辺で中止を訴えるデモを敢行した。今月11日に大阪市内で演説した山本太郎代表は、大阪の景気に触れ「そんな(万博を楽しむ)余裕もないぐらい苦しんでいる」と声を張り上げた。
国民民主党は万博に触れない。府連幹部はこうつぶやいた。「風は維新にしか吹かない」
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OS5
:2025/07/12(土) 19:38:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/34be231d17cd38a2405065a004eae9568b827e46
働く女性増加が少子化一因と主張 参政代表、「多様化に逆行」懸念
7/12(土) 15:59配信
共同通信
少子化を巡る参政党・神谷宗幣代表の主な発言
参政党の神谷宗幣代表が参院選の街頭演説で、日本の少子化は働く女性が増えたことが一因だとする主張を展開している。世界的に少子化の流れは避けられないが、女性の社会進出が育児しやすい環境づくりを促した国もある。日本でも定着しつつある働き方の多様化に水を差しかねない主張だと懸念の声が上がる。
神谷氏は3日、東京・銀座での演説で「女性の社会進出は良いことだけど、子どもを産めるのは若い女性しかない」と言及。働く若い女性が増えたことで少子化が進んだとし「男女共同参画は間違えていた」と言い切った。政府の男女共同参画基本計画が念頭にあるとみられ、群馬県高崎市での演説でも「やり方を変えよう」と訴えた。
神谷氏が言うように、女性の社会進出が進むと少子化は加速するのか。
家族社会学が専門の筒井淳也・立命館大教授は「少子化は世界的な流れだ」と認める。経済協力開発機構(OECD)の加盟国を対象にした調査では、確かに半世紀前は女性の労働参加率が上がるほど出生率が下がる国の方が多かった。
ところが30年ほど前から米国や英国、北欧諸国でこうした関係に変化が見られるようになった。仕事と出産・子育てを両立できる環境を、政府や企業が整備したことが理由だった。
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OS5
:2025/07/12(土) 19:40:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/46a01f060a8ae1a411b757030e3efa33fbcc45ef
維新、参院選埋没に焦り 社会保険料改革で独自色狙う
7/12(土) 16:08配信
共同通信
街頭演説する日本維新の会の吉村代表=12日午後、東京都武蔵野市
日本維新の会が焦りを募らせている。昨年の衆院選で敗北。参院選を党勢回復への好機とする考えだったが、政党支持率が低迷を続けているためだ。党内からは「土俵際の厳しい段階」(岩谷良平幹事長)との声が上がる。選挙戦では埋没を回避しようと、社会保険料を引き下げる改革を訴え、独自色の発揮を狙う。
「社会保険料はこれからも増えていく。皆さんの子どもや孫はもっとしんどい思いをする。僕は問題を先送りする政治が嫌いだ」。吉村洋文代表は12日、東京都内の街頭演説で強調した。幹部の一人は「高齢者層の支持離れを懸念し、党内に賛否両論はあった。ただ党勢が上向かないことへの危機感が勝った」と打ち出しの背景を解説する。
維新は2023年4月の統一地方選で躍進。同月の衆院和歌山1区補欠選挙でも公認候補が勝利し、同年6月の共同通信世論調査では、支持率が全政党で2位の13.6%に上った。だが、その後は不祥事や大阪・関西万博への批判が「上げ潮ムード」に水を差し、昨年の衆院選では議席を減らした。今年6月の東京都議選では全員落選した。
990
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OS5
:2025/07/12(土) 20:08:23
https://www.tokyo-np.co.jp/article/418171
「崖っぷち」の社民党 かつての最大野党が政党でなくなる危機 取材で聞こえた有権者の声は…
2025年7月6日 12時00分
会員限定記事
1
7月20日投開票の参院選で、社民党が「崖っぷち」に立たされている。55年体制下で自民党に対峙(たいじ)する野党第1党の流れをくみ、政権与党も担った老舗「護憲」政党だが、近年は厳しい選挙戦を強いられてきた。
なぜ、投票先として選ばれなくなってしまったのか。街頭で候補者、有権者を取材して探った。(松島京太)
◆「どういう政党か知らない」
参院選が公示された7月3日午前、新宿駅南口。れいわ新選組の第一声演説を聞き終わった聴衆は足早に散り始めた。
参院選が公示され、候補者らの街頭演説を聞く人たち=7月3日、東京都新宿区で(潟沼義樹撮影)
そのすぐ隣では、社民党の演説が始まろうとしていたにもかかわらずだ。社民党とれいわ新選組はリベラルな考え方としては近いように見える政党だが…。
れいわ新選組の山本太郎代表と写真を撮った後にその場を去ろうとしていた東京都多摩市のミュージシャン朝比真理さん(36)に声をかけると、こんな言葉が返ってきた。
「私はれいわさんの言っていることに異論がないから、もう他の政党の話はいいかなって」
朝比さんが政治に関心を持ち始めたのは半年ほど前から。経済アナリストの森永卓郎さん=今年1月に67歳で死去=が政府の財政均衡主義を批判した本「ザイム真理教」をきっかけに、ユーチューブで政治系の動画を見始めるようになった。
選挙戦初日に写真撮影に応じる社民党の福島瑞穂党首(中)とラサール石井氏(右)=7月3日、東京都新宿区で(松島京太撮影)
森永さんとインターネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき(西村博之)さんの対談動画で、れいわ新選組への興味が湧き、応援を始めたという。
「社民党はネット上で見かけないからどういう政党なのか知らない。討論会でも見ないし」と朝比さん。投票先として迷っていたのは参政党だったが、「演説を聞いたら排外主義の色が強すぎたからやめた」。
◆1989年の参院選では「山が動いた」
「今回の参院選、社民党は生き残りをかけた戦いだ」。社民党の福島瑞穂党首は、新宿駅南口で聴衆に訴えた。
現在、社民党は国会議員が3人(1人は参院選に立候補)。今回の参院選での得票率が2%を下回った場合、公職選挙法上の政党要件を失う。
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OS5
:2025/07/12(土) 21:08:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5c9b5220aa79e8adc957b9ccc40ae1b3a9798f9
参院選、終盤戦へ 福岡、参政の急伸で構図に変化 他陣営は警戒
7/12(土) 20:14配信
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コメント97件
毎日新聞
参政党本部=東京都港区で2025年7月、春増翔太撮影
参院選(20日投開票)は12日、公示後2度目の週末を迎えた。13日の最後の日曜日を経て選挙戦は終盤にさしかかるが、選挙区によっては存在感を高める参政党の影響で、構図に変化が起きている。既成政党の候補者らは情勢の行方に神経をとがらせながら、支持固めに躍起になっている。
「陰謀論だ、差別だなどともう言われ慣れちゃった。我々はブレない。ぜひ皆さん協力してください」
福岡市中央区の警固(けご)公園で12日夕、福岡選挙区(改選数3)の参政新人、中田優子氏(35)の応援に駆けつけた神谷宗幣代表が訴えた。公園には大勢の聴衆が集まり、大きな拍手が湧いた。北九州市の男性(24)は「日本人を大切にしてくれる政策を考えてくれている」と共感していた。
参政は「日本人ファースト」を掲げ、外国人の流入や権利を制限するなど保守色の強い政策を打ち出す。2020年の結党だが、全国に287の支部があり組織的に活動を展開。6月の東京都議選前には、第二次世界大戦の特攻隊員らを描いたポスターを全国で張り、中田陣営の男性は「党の認知度を上げた」と胸を張る。中田氏も県内各地で街頭に立って支持を訴える。
福岡選挙区は改選数が1増して3となった16年以降、自民党、公明党、立憲民主党(旧民進党)が議席を分け合ってきた。昨秋の衆院選で伸長した国民民主党が加わり「3議席目」を巡る争いは激化したが、さらに参政が急伸しているとの報道各社の序盤情勢が伝わり、各陣営は警戒を強める。
やはり上昇気流に乗る国民民主は、新人の川元健一氏(45)を押し上げるため、公示後も玉木雄一郎代表、榛葉賀津也幹事長が立て続けに福岡入り。川元氏は、8日には玉木氏と動画投稿サイト「ユーチューブ」配信でコラボし、知名度アップを狙う。陣営幹部は「躍進した昨秋の衆院選の終盤の感覚が今回は序盤から続いている」と強気だ。
一方、前回22年選挙で3位通過だった公明にとっては厳しい戦いだ。選挙区での得票数は、16年約47万票▽19年約40万票▽22年約35万票――と回を重ねるごとに減少している。
支持母体・創価学会の学会員の高齢化などに伴う組織力低下も指摘され、現職の下野六太氏(61)陣営は焦りを隠さない。12日には、自民の小泉進次郎農相も駆けつけ、自公の実績を強調。党県本部所属の地方議員129人を総動員して、徹底した組織戦を展開する。
「大逆風の選挙となりました。全国紙のある世論調査で熊本は拮抗(きっこう)している」
10日、熊本県芦北町の道の駅であった熊本選挙区(改選数1)の自民現職、馬場成志氏(60)の街頭演説会。応援弁士の元総務相、金子恭之衆院議員が危機感をにじませ訴えた。
熊本は自民が昨秋の衆院選で県内全4小選挙区を制し、他党の比例復活さえ許さなかった「保守王国」。数多くの地方議員や業界団体が結束する強固な組織は、党本部から「自民党再生のお手本」(小野寺五典政調会長)とも評された。しかし今回、立憲候補に肉薄を許す状況になっている。
ここでも異変をもたらすのは参政だ。新人の山口誠太郎氏(36)が急速に支持を拡大。参政県連幹部は「保守王国だけに訴えが響いている」と手応えを語る。一方、自民の選対幹部は「特に夫婦別姓問題で党の煮え切らない態度に支援者の不満の声が強かった。どこまで参政に流れるのか」と苦々しい表情を浮かべる。
自民と参政の保守票奪い合いは、立憲新人の鎌田聡氏(60)にとっては好都合だ。5月にまでずれ込んだ出馬表明の遅れから急浮上する形となり、陣営は「追いつき追い越せが現実になってきた」と勢いづく。ただ今後の影響は読み切れないのが本音だ。陣営幹部は「参政が自民票だけを削るならいいが、(県レベルで共闘する)国民民主の票なども奪われている。最後まで油断できない」と気を引き締めた。【宗岡敬介、池田真由香、井土映美、中村敦茂】
◇福岡選挙区=改選数3
冨永正博47 諸新
中田優子35 参新
村上成俊54 諸新
野田国義67 立現
川元健一45 国新
下野六太61 公現
伊藤博文56 維新
森健太郎47 保新
沖園理恵50 れ新
那須敬子65 社新
古川あおい34 諸新
松山政司66 自現
山口湧人35 共新
(届け出順)
◇熊本選挙区=改選数1
立花勝樹57 諸新
馬場成志60 自現
山口誠太郎36 参新
鎌田聡60 立新
(届け出順)
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