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第48回衆議院議員総選挙(任期満了2018年)スレ

4804さきたま:2017/10/22(日) 11:16:22
>>4792
一番乗りで零票確認とは羨ましいですね。空の投票箱確認は一度してみたいです。
鹿児島の方は朝から風雨が強いんですね。被害が出ませんように。
鹿児島県も期日前投票率は結構高かったようですが、当日は低く出そうですね。


https://twitter.com/miraisyakai/status/921920940144869376
はる@みらい選挙プロジェクト‏
@miraisyakai
第48回衆院選 期日前投票の投票率の分布(県別)
#みらい選挙プロジェクト

10月20日までの集計を地図上に表示しました。秋田県が突出しています。沖縄県も高い水準にありますね。

19:07 - 2017年10月21日

4805名無しさん:2017/10/22(日) 12:05:40
https://this.kiji.is/294665007692973153/amp?c=39550187727945729

投票出足、前回から1.47ポイント増
2017/10/22 11:52
総務省によると、衆院選の午前10時現在の投票率は全国平均7.15%で、前回を1.47ポイント上回った。

4806名無しさん:2017/10/22(日) 12:09:26
第48回衆議院選挙投票速報
       今回 前回 前回差
10時現在 *7.15% *5.68% +1.47P
11時現在
14時現在



期日前投票 14.71% 9.79% +4.92P  20日まで

最終投票率     52.66%

http://www.soumu.go.jp/senkyo/48sansokuhou/index.html

4807名無しさん:2017/10/22(日) 15:09:17
延岡市、唐津市、萩市が翌日開票確定

4808名無しさん:2017/10/22(日) 15:25:37
第48回衆議院選挙投票速報
       今回  前回 前回差
10時現在 *7.15% *5.68% +1.47P
11時現在 12.24% 11.08% +1.16P
14時現在 21.83% 22.66% ▼0.83P
16時現在
18時現在


期日前投票 14.71% 9.79% +4.92P  20日まで

最終投票率     52.66%

http://www.soumu.go.jp/senkyo/48sansokuhou/index.html

4809チバQ:2017/10/22(日) 17:13:36
メモです
>>1411 政党要件
>>3395 自希対決区で共産が擁立しない
>>3770 保守分裂区
>>3841 維新・希望の比例単独
>>3918 連合に推薦されていない民進系議員
>>3925 両院議員総会時点で87人いた民進衆院議員の行方
>>3926 解散時→公示前勢力 
>>4044-4047 希望の党:結党11人+民進離党組以外で当選できそうな候補
>>4060 一家で複数の国会議員・国会議員候補
>>4116 高齢代議士リスト
>>4117 野党系、前回当選回数順
>>4142 公明党情勢
>>4398 希望前職57名の内訳
>>4458-4460 自民重点区
>>4630 公明推薦のない自民候補選挙区
>>4641 社民党擁立区の構図

4810名無しさん:2017/10/22(日) 17:27:07
東京都衆議院選挙投票速報
       今回  前回 前回差
*9時現在 *2.48% *1.89% +0.59P
10時現在 *5.45% *4.42% +1.03P
11時現在 *9.50% *8.87% +0.63P
12時現在 13.86% 14.21% ▼0.35P
12時現在 13.91% 14.40% ▼0.49P 確定値
14時現在 20.18% 22.25% ▼2.07P
15時現在 22.68% 26.12% ▼3.44P
15時現在 23.11% 26.05% ▼2.94P 確定値
16時現在 25.03% 29.82% ▼4.79P
17時現在 27.40% 33.45% ▼6.05P


期日前投票 19.90% 12.68% +7.22P

最終投票率     54.36%
http://www.h29syuugiinsen.metro.tokyo.jp/

4811名無しさん:2017/10/22(日) 17:43:40
第48回衆議院選挙投票速報
       今回  前回 前回差
10時現在 *7.15% *5.68% +1.47P
11時現在 12.24% 11.08% +1.16P
14時現在 21.83% 22.66% ▼0.83P
16時現在 26.30% 29.11% ▼2.81P


期日前投票 14.71% 9.79% +4.92P  20日まで

最終投票率     52.66%

http://www.soumu.go.jp/senkyo/48sansokuhou/index.html

4812名無しさん:2017/10/22(日) 17:51:49
第48回衆議院選挙投票速報
       今回  前回 前回差
10時現在 *7.15% *5.68% +1.47P
11時現在 12.24% 11.08% +1.16P
14時現在 21.83% 22.66% ▼0.83P
16時現在 26.30% 29.11% ▼2.81P


期日前投票 20.10% 12.65% +7.45P  確定値

最終投票率     52.66%

http://www.soumu.go.jp/senkyo/48sansokuhou/index.html

4813とはずがたり:2017/10/22(日) 18:08:56
>>4809
あざーす,参考に成ります。

>>4630で思い出したんですがなんで北川は公明推薦受けなかったんですかね。
あの辺だと学会票ないと即死なのに。まあ実際は投票してくれるからいいのかもしれませんが。

4814旧ホントは社民支持@鹿児島2区に転居:2017/10/22(日) 18:11:16
>>4812
全投票者の4割弱が期日前投票なのか。
当日出口調査じゃ結果がよく分からないなあ。

4815チバQ:2017/10/22(日) 18:12:30
>>4807
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20171022-567-OYT1T50039.html
台風で投票箱運べず開票23日に…愛知・西尾市  (愛知12区)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASKBQ5DCRKBQTTHB002.html
離島7島の投票箱運べず、開票延期 佐賀・唐津市  (佐賀2区)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASKBQ4F7XKBQTZNB00K.html
台風で離島の投票箱運べず、開票を延期 山口・萩  (山口3区)
http://www.sankei.com/west/news/171022/wst1710220035-n1.html
宮崎・延岡も開票厳しく 台風影響 (宮崎2区)

4816チバQ:2017/10/22(日) 18:13:57
http://www.sankei.com/west/news/171022/wst1710220033-n1.html
2017.10.22 16:56
【衆院選】
台風影響で即日開票できず 山口、佐賀、高知、愛知…各地の離島 投票終了繰り上げも
 台風21号の影響で全国的に荒天となった22日、各地の離島で衆院選と最高裁裁判官国民審査の投票箱が回収できず、即日開票ができなくなった。土砂崩れなどがあった地域の選挙管理委員会は、投票開始時間を遅らせたり、終了時間を繰り上げたりした。

 山口県萩市と約44キロ離れた同市の見島を結ぶ定期航路が終日欠航となり、県選管は23日以降に投票箱を移送し、その後、萩市の開票をする。

 山口3区を選挙区とする萩市の有権者数は約4万3千人。県選管は「比例の中国ブロックの開票にも影響する可能性がある」としている。

 佐賀県唐津市でも七つの離島のうち五つと本土を結ぶ船が航行できなくなった。県選管は22日午後8時までに開票を繰り延べするかどうか最終判断する。佐賀2区を選挙区とする唐津市の有権者数は約10万人。宮崎県延岡市でも島野浦島から投票箱を運べなくなり、県選管は22日夕に開票期日の変更が必要か判断する。

 愛知県西尾市選管は離島の佐久島の投票箱を回収できないとして、愛知12区などの開票を23日午後2時に延期すると発表した。西尾市の有権者数は約13万5千人で、うち佐久島は約200人。

 高知県いの町の町道が土砂崩れで通行不能となり、職員の到着が間に合わなかった投票所では投票開始が19分遅れた。一方、岐阜県大垣市選管は台風の影響を考慮し、市内の投票所1カ所で投票終了時刻を3時間繰り上げると発表した。

4817旧ホントは社民支持@鹿児島2区に転居:2017/10/22(日) 18:33:37
愛媛1区、あす開票に 2区一部も 台風で投票箱運べず
http://www.asahi.com/articles/ASKBQ5VT4KBQPFIB001.html?iref=comtop_8_02
 松山市選挙管理委員会は22日、台風21号で定期船が欠航して離島の衆院選投票箱を開票所まで運べなくなったため、愛媛1区の全域(当日有権者数38万6883人)、同2区の松山市域分(同4万3407人)の開票作業を23日に延期することを決めた。
 愛媛1区は松山市の旧市域のみで構成される。愛媛2区には愛媛県今治市、東温市などが含まれ、松山市域が占める割合は約17%。

 市選管によると、1区域にある興居島(同1151人)、2区域にある中島諸島(同3703人)は投票時間を午後4時までに繰り上げていたが、定期便が欠航となり、投票箱を開票所まで運べなくなったという。23日に船の運航が再開すれば投票箱を開票所まで運び、午前中には開票作業を始めたいとしている。

4818チバQ:2017/10/22(日) 18:47:55
佐賀二区は当確打つのに勇気いるかもしれませんね

4819片言丸:2017/10/22(日) 19:02:58
東京は投票率前回以下確定かな?
期日前の前回との差が7.22ポイントみたいだし

https://twitter.com/tocho_senkyo/status/922032565132726272

【衆議院議員選挙 推定投票率】
18時00分現在の東京都内の推定投票率をお知らせします
男 31.35% 女 27.71% 平均 29.49%
前回投票率 平均36.52%
※期日前投票の数字は含んでいません

4820チバQ:2017/10/22(日) 19:10:51
>愛媛4区の八幡浜市の離島、大島でも船が運航できず、投票箱を開票所に運び込むことができない状態で、選挙管理委員会は開票を23日に延期することを決めました。
八幡浜も延期とな
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171022/k10011188001000.html
愛媛1区 離島の投票箱運べず 開票作業は23日に
10月22日 18時59分
衆議院選挙の投票が行われた松山市の離島の一部で、台風の影響で船が欠航したため、投票箱を開票所に運び込むことができなくなり、選挙管理委員会は、愛媛1区について、22日は開票作業を行わず、23日午前に延期することになりました。
松山市選挙管理委員会によりますと、松山市の沖合にある離島、愛媛1区の興居島と2区の中島では22日に投票が行われていましたが、台風21号の影響で船が欠航することになり、投票箱を開票所に運ぶことができない状態です。

松山市選挙管理委員会によりますと、公職選挙法ではすべての投票箱がそろわないと開票できないことになっていて、およそ43万人の有権者がいる松山市では22日に開票作業ができなくなりました。このため、小選挙区の愛媛1区については、22日は開票作業を行わず、23日午前に延期することになりました。

また、松山市の一部が含まれる愛媛2区や、比例代表四国ブロックについては開票の結果が確定するのは23日以降にずれ込むことになりました。

愛媛県内では、このほか愛媛4区の八幡浜市の離島、大島でも船が運航できず、投票箱を開票所に運び込むことができない状態で、選挙管理委員会は開票を23日に延期することを決めました。

4821名無しさん:2017/10/22(日) 19:34:55
第48回衆議院選挙投票速報
       今回  前回 前回差
10時現在 *7.15% *5.68% +1.47P
11時現在 12.24% 11.08% +1.16P
14時現在 21.83% 22.66% ▼0.83P
16時現在 26.30% 29.11% ▼2.81P
18時現在 29.99% 34.98% ▼4.99P

期日前投票 20.10% 12.65% +7.45P  確定値

最終投票率     52.66%

http://www.soumu.go.jp/senkyo/48sansokuhou/index.html

4822チバQ:2017/10/22(日) 19:44:24
沖縄1(座間味村),3(うまる市),4(南城市)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/159408
衆院選2017:うるま市と南城市、座間味村は開票延期 沖縄選挙区 台風影響で投票箱届かず

2017年10月22日 19:10衆院選2017選挙うるま市南城市座間味村

 衆議院選挙を巡ってうるま市と南城市、座間味村の沖縄県内2市1村で、22日に予定された開票を翌日以降に延期することが決まった。うるま市は津堅島、南城市は久高島、座間味村は阿嘉島と慶留間島の投票箱が、台風21号の影響で開票所に運べないため。

 南城市選挙管理委員会は、開票を翌23日午後1時以降に延期すると決めた。

4823チバQ:2017/10/22(日) 19:50:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171022-00000055-jij-pol
日前投票、2138万人=前回比6割増、過去最多更新【17衆院選】
10/22(日) 17:59配信 時事通信
 総務省は22日、衆院選の公示翌日の11日から21日まで11日間の期日前投票者数が2137万8400人だったと発表した。全有権者数の20.1%に当たる。2014年の前回衆院選の同時期と比べ62.5%増。17日間の投票期間があった昨年参院選と比べても約539万人多く、国政選挙での過去最多を大幅に更新した。 
 台風21号の接近を見据え、多くの人が期日前に投票を済ませたとみられる。安倍晋三首相(自民党総裁)や希望の党の小池百合子代表ら各党党首が、街頭演説で期日前投票を呼び掛けたことも効果があったもようだ。
 全ての都道府県で前回を上回り、2倍超に増えた三重県をトップに、37都府県で前回の5割超の伸びを記録した。最も低かった秋田県でも28.4%増となった。

4824チバQ:2017/10/22(日) 19:59:04
ワクワク

4825チバQ:2017/10/22(日) 20:01:08
テレビ東京
自民280
公明31
希望51
維新9
立憲56
共産12
社民2
無所属24

自公2/3超え 野党一党立憲

4826チバQ:2017/10/22(日) 20:02:06
自公2/3ならず 野党一党立憲
848:名無しさん 2017/10/22(日) 20:01:06 jiAEuUGY0 (4/4) NG
テレ朝
自民269
公明33
希望55
維新12
立憲56
共産13
社民2
無所属25

4827とはずがたり:2017/10/22(日) 20:03:22
広田当確NHK

4828チバQ:2017/10/22(日) 20:03:25
自公2/3超えならず 野党一党立憲希望で同じ

日本テレビ
自民266
公明33
希望55
維新16
立憲55
共産12
社民2
無所属26

4829とはずがたり:2017/10/22(日) 20:04:56
ふるげんも当確@NHK

4830とはずがたり:2017/10/22(日) 20:06:28
枝野・菊田当確@NHK

4831さきたま:2017/10/22(日) 20:07:47
NHKのゼロ打ちがものすごく多いですね。
ANNも。
もう残りが150議席ぐらいか。

4832とはずがたり:2017/10/22(日) 20:07:58
玉木・立憲四国1・階・金子当確@NHK

4833とはずがたり:2017/10/22(日) 20:11:07
海江田激戦,2区は自民か。手塚は僅差先行。NHK

4834とはずがたり:2017/10/22(日) 20:12:11
落合一寸遅れ,NHK

佐藤ゆかり>平野 JNN

4835とはずがたり:2017/10/22(日) 20:13:39
細野厳しい顔だなあ。。@NHK

谷畑一歩リード @JNN

4836さきたま:2017/10/22(日) 20:14:59
高知2広田も当確ですね@NHK

4837とはずがたり:2017/10/22(日) 20:18:12
菅僅差前

4838とはずがたり:2017/10/22(日) 20:18:34
長島ちょいリード

4839チバQ:2017/10/22(日) 20:19:18
朝日新聞のホームページベース
北海道4【当】自:中村裕之  立:本多平直
北海道5【当】自:和田義明  立:池田真紀
北海道6自:今津寛   【当】立:佐々木隆博
北海道11自:中川郁子  【当】立:石川香織

岩手県1自:高橋比奈子 【当】希:階猛
山形県3自:加藤鮎子  【当】無:阿部寿一
茨城県7自:永岡桂子  【当】無:中村喜四郎
栃木県3【当】自:簗和生   希:渡辺美由紀
埼玉県11無:今野智博  【当】無:小泉龍司  希:三角創太
東京県7自:松本文明  【当】立:長妻昭

4840とはずがたり:2017/10/22(日) 20:19:19
山形3加藤

4841チバQ:2017/10/22(日) 20:22:04
引き続き朝日新聞のホームページベース

新潟県4自:金子恵美  【当】無:菊田真紀子
愛知県5自:神田憲次  【当】立:赤松広隆
愛知県11自:八木哲也  【当】希:古本伸一郎
滋賀県4【当】自:小寺裕雄  希:徳永久志
大阪県10自:大隈和英  維:松浪健太  【当】立:辻元清美
大阪県11自:佐藤ゆかり 維:伊東信久  【当】無:平野博文
大阪県17自:岡下昌平  【当】維:馬場伸幸
和歌山1自:門博文   【当】希:岸本周平
広島県6自:小島敏文  【当】希:佐藤公治
愛媛県3自:白石寛樹  【当】希:白石洋一
高知県2自:山本有二  【当】無:広田一
佐賀県1自:岩田和親  【当】無:原口一博

4842とはずがたり:2017/10/22(日) 20:22:12
枝野圧勝。テレ玉もう誰も信用せえへんでw

4843とはずがたり:2017/10/22(日) 20:22:27
山尾有利@NHK

4844とはずがたり:2017/10/22(日) 20:24:01
武部当選@nhk

4845とはずがたり:2017/10/22(日) 20:24:46
篠原当確@NHK

4846さきたま:2017/10/22(日) 20:26:42
>>4839
今朝日新聞のHP見たら、北海道5区は当確出てないですね。取り消した?
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/kaihyo/A01.html

4847とはずがたり:2017/10/22(日) 20:27:59
宗男厳しい表情。テレ東

4848とはずがたり:2017/10/22(日) 20:30:09
太田当確@NHK

4849チバQ:2017/10/22(日) 20:30:57
>>4846
私が間違えただけかもしれません

4850とはずがたり:2017/10/22(日) 20:31:50
伊佐公明@当選

4851とはずがたり:2017/10/22(日) 20:32:48
朝日 堀井当確,山岡落選ですね

4852とはずがたり:2017/10/22(日) 20:33:56
中山,美延にちょいリード

4853とはずがたり:2017/10/22(日) 20:34:29
朝日,白石洋当確

4854チバQ:2017/10/22(日) 20:34:32
テレ朝
神奈川4区
35% 早稲田
28% 山本
24% 浅尾

4855とはずがたり:2017/10/22(日) 20:34:53
大阪11NHKは平野だいぶ有利

4856とはずがたり:2017/10/22(日) 20:35:27
北川に大して維新がちょいリード,谷畑はちょい後塵 @NHK

4857チバQ:2017/10/22(日) 20:36:07
神奈川12区 同じくテレ朝
42.4% 阿部
42.0% 星野
15.6% 希望の人

4858チバQ:2017/10/22(日) 20:37:16
埼玉6区同じくテレ朝
47% 大島
39% 中根

4859とはずがたり:2017/10/22(日) 20:38:13
>>4857
際どい,,

4860チバQ:2017/10/22(日) 20:38:42
千葉1区同じくテレ朝
41.1% 田嶋
40.6% 門山

千葉6区
40.4渡辺
39.4生方
13.4希望の人

4861チバQ:2017/10/22(日) 20:39:12
栃木2区
51.2 福田
48.8 西川

4862さきたま:2017/10/22(日) 20:39:23
NHKとANNの出口調査は結構食い違ってますね。東京6区とか。
どうなるか。

4863チバQ:2017/10/22(日) 20:39:53
新潟5
52 泉田
43 大平
秋田2
46.7 緑川
45.7 金田

4864とはずがたり:2017/10/22(日) 20:40:00
>>4860
ここも希望が邪魔だなあ

4865チバQ:2017/10/22(日) 20:40:53
奈良1
40.8 馬淵
40.1 小林

愛知7
50.5 山尾
49.5 鈴木

4866チバQ:2017/10/22(日) 20:41:09
奈良1
40.8 馬淵
40.1 小林

愛知7
50.5 山尾
49.5 鈴木

4867とはずがたり:2017/10/22(日) 20:43:00
兵庫6 大串やや優勢@NHK

4868とはずがたり:2017/10/22(日) 20:43:34
維新の会幹部

10議席割れば与党入り @テレ東

4869チバQ:2017/10/22(日) 20:43:46
千葉6区で立憲が勝ったら大金星だな
ほとんどだれも注目してなかったところ

4870チバQ:2017/10/22(日) 20:44:28
奈良1 日テレ
42.7 小林
38.7 馬淵

4871とはずがたり:2017/10/22(日) 20:46:15
山井ちょい先行 嘉田激戦先 馬渕超激戦先 @NHK

4872チバQ:2017/10/22(日) 20:47:01
東京18  日テレ
菅45
土屋38

まさか!?菅小選挙区当選?

4873とはずがたり:2017/10/22(日) 20:47:13
泉田 当選@MBS

4874片言丸:2017/10/22(日) 20:48:08
>>4868
10議席割れれば与党入りの意味がわからないし、割れる可能性十分あるし。。

4875チバQ:2017/10/22(日) 20:52:03
北海道11自:中川郁子  【当】立:石川香織

ここ、こんなに早く結果でるとは思わなかったですね
不倫問題が大きかったんですかね

4876とはずがたり:2017/10/22(日) 20:53:03
自民と維新の選挙協力は恐らく不可能
そもそも自公から拒絶されそう。閣外協力で抱きつき?

4877チバQ:2017/10/22(日) 20:53:06
>>4839
山形県3【当】自:加藤鮎子  無:阿部寿一


間違えました・・・
鮎子が当確です

4878チバQ:2017/10/22(日) 20:54:00
>>4857
NHKは阿部が少し前ですね

4879片言丸:2017/10/22(日) 20:55:03
>>4875
妻としてのイメージが天と地ですし、昭一も晩年弱かったですしね。

4880とはずがたり:2017/10/22(日) 20:55:18
>>4875
石川が良玉(>>1836>>1839)だったのが大きいような。

4881とはずがたり:2017/10/22(日) 20:57:05
MBS 西岡ちょっと先行

4882とはずがたり:2017/10/22(日) 20:58:48
森山 40 井坂 35 @MBS

4883チバQ:2017/10/22(日) 20:59:55
愛媛県3自:白石寛樹  【当】希:白石洋一

ここも早かったなあ
ドラ息子イメージが強すぎた?

4884片言丸:2017/10/22(日) 21:02:33
>>4883
NHKの動画で2人の話聞きましたけど、段違いでした。
自民だとくそみたいなのでも通ったりしますし、そんななかで、白石洋一はかなりいい玉だと思いました。
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2017/movie/

4885とはずがたり:2017/10/22(日) 21:04:07
簗 当確 渡辺本人が出ないと駄目か。本人でも苦しかったかな,もう

4886名無しさん:2017/10/22(日) 21:05:03
現職完全落選


希望→中根
無所属(自民系)→豊田 今野

4887とはずがたり:2017/10/22(日) 21:07:54
佐賀2等確定明日以降

4888とはずがたり:2017/10/22(日) 21:10:32
岩屋当選@NHK

4889チバQ:2017/10/22(日) 21:10:43
>>4885

>>4321>>4474とかでも離されてましたからね

4890片言丸:2017/10/22(日) 21:13:21
>>4887
愛知12は出口でわかったからいいですけど、佐賀2はそうなっちゃうんですね。

4891とはずがたり:2017/10/22(日) 21:13:53
樽床登場@NHK

4892チバQ:2017/10/22(日) 21:13:59
希望の党でマスコミ対応してるのは
やはり樽床だけ?

4893とはずがたり:2017/10/22(日) 21:14:25
田村・松田激戦@NHK

4894チバQ:2017/10/22(日) 21:17:45
>>4887>>4890
唐津が中心地ですからねエ・・・

4895チバQ:2017/10/22(日) 21:19:28
テレ朝
東京5区

手塚42%
若宮39%?

4896チバQ:2017/10/22(日) 21:20:27
テレ朝に細野が出てた

4897片言丸:2017/10/22(日) 21:20:51
東京10区 朝日出口
NHK鈴木34.0
アルゼ鈴木33.8

4898チバQ:2017/10/22(日) 21:21:20
1939 :チバQ :2017/10/22(日) 21:16:30
北海道5区
ANN
池田48.7
和田48.6

4899片言丸:2017/10/22(日) 21:21:59
>>4895
その数字です
福田19.0

>>4897
若狭22.2

4900チバQ:2017/10/22(日) 21:22:55
東京19 ANN
末松44.9%
松本37%?

4901名無しさん:2017/10/22(日) 21:26:04
立民取りすぎだよなあ

4902チバQ:2017/10/22(日) 21:30:21
998:名無しさん[sage] 2017/10/22(日) 20:41:14 1Chcz4Jo0 (17/17) NG
福島1区金子に当確@NHK

4903片言丸:2017/10/22(日) 21:31:33
>>4902
NHKゼロ打ちでした

4904とはずがたり:2017/10/22(日) 21:33:32
>>4892
細野テレビに出てましたよ

4905チバQ:2017/10/22(日) 21:40:12
東京16 日テレ
大西39.8%
初鹿38.3%
田村21.9%

4906チバQ:2017/10/22(日) 21:41:38
長野2
下条37.1
務台31.6

4907とはずがたり:2017/10/22(日) 21:42:02
>>4906
意外な差?!

4908チバQ:2017/10/22(日) 21:43:46
フジテレビ
荒井聡
当確

4909とはずがたり:2017/10/22(日) 21:44:07
香川1区平井かあ,,>朝日

4910片言丸:2017/10/22(日) 21:46:30
>>4909
当確?出口情報?

4911とはずがたり:2017/10/22(日) 21:46:38
朝日
愛知1 立民
大阪11 平野

4912チバQ:2017/10/22(日) 21:47:28
>>4902-4903
福島1区 ゼロ打ちですか!?ちょいちょい野党が取ってるんですよね

4913チバQ:2017/10/22(日) 21:48:13
>>4911
当確ですか!?

4914とはずがたり:2017/10/22(日) 21:48:33
>>4910
朝日新聞のウェブ

4915とはずがたり:2017/10/22(日) 21:48:59
>>4913
吉田(愛知)は確実

4916チバQ:2017/10/22(日) 21:49:18
>>4906-4907
長野2
下条当確

4917とはずがたり:2017/10/22(日) 21:49:32
小川・平井見間違えでした

4918とはずがたり:2017/10/22(日) 21:50:26
>>4913
平野は当選となってました

4919チバQ:2017/10/22(日) 21:50:30
>>4914
更新されてなかったから見てなかった 笑

4920片言丸:2017/10/22(日) 21:50:40
朝日では愛知1は自民熊田

4921チバQ:2017/10/22(日) 21:51:22
http://www.asahi.com/articles/ASKB34K3RKB3UEHF00Y.html
赤嶺政賢氏が当選 共産の小選挙区議席守る 沖縄1区
2017年10月22日21時38分
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赤嶺政賢氏

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 共産前職の赤嶺政賢氏が沖縄1区で当選確実。前回衆院選で獲得した共産唯一の小選挙区議席を守る。

最新の当落情報はこち

4922さきたま:2017/10/22(日) 21:52:50
>>4911
愛知1は朝日新聞のWEBでは自民ですね。
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/kaihyo/A23.html

4923とはずがたり:2017/10/22(日) 21:54:54
ほんとだ。比例当選を見間違えたのか??

4924名無しさん:2017/10/22(日) 21:55:57
出口調査はかなりバラバラなのは台風や雨の影響や期日前の影響かな

TV各局の出口調査<まとめ>
http://gazo.shitao.info/r/i/20171022203115_000.jpg

4925片言丸:2017/10/22(日) 21:58:25
>>4924
私はそんなにもバラバラ感は感じないですね。
こんなもんといえばこんなもんかと思います。

4926チバQ:2017/10/22(日) 22:01:30

朝日新聞ベースで新しく当確でてるのはこのあたりかな

茨城県5【当】自:石川昭政  希:浅野哲
新潟県2自:細田健一  【当】無:鷲尾英一郎
愛知県4【当】自:工藤彰三  希:牧義夫
三重県1【当】自:田村憲久  無:松田直久
大分県【当】3自:岩屋毅 立:横光克彦
沖縄県1自:国場幸之助 【当】共:赤嶺政賢  維:下地幹郎

4927とはずがたり:2017/10/22(日) 22:11:33
>>4924
個人的には維新>>4868>>4874>>4876の獲得議席に注目です。

>>4926
茨城5,残念だ,,

4928名無しさん:2017/10/22(日) 22:12:54
>>4926

チバさん朝日新聞見るなら、テレビ朝日のdボタンでチェックが一番わかりやすいですよ

4929チバQ:2017/10/22(日) 22:13:27

155:名無しさん 2017/10/22(日) 21:58:27 W/oKkVuI0 (17/18) NG
希望の党弱いなあ。
立憲民主党公認だったら、普通に選挙区当選出来ただろう
という人が結構負けている。
馬淵、山井も落選かな。

茨城5区の日立労組も陥落か。

164:名無しさん[sage] 2017/10/22(日) 22:04:22 1Chcz4Jo0 (7/9) NG
神奈川16区の後藤、静岡6区の渡辺あたりも苦戦しているようだし、非自民から保守政党を目指すという
アプローチがそもそも悪筋であることが明確になりつつある

175:名無しさん[sage] 2017/10/22(日) 22:08:54 mnnOQw5g0 (13/13) NG
秋田2 金田当確

4930とはずがたり:2017/10/22(日) 22:16:55
金田か,,緑川残念

4931チバQ:2017/10/22(日) 22:18:21
鹿児島3 小里当確
テレビ朝日

4932とはずがたり:2017/10/22(日) 22:18:48
前原!@テレ東

4933とはずがたり:2017/10/22(日) 22:25:48

衆院選 自公勝利、立憲民主党が野党第一党へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171022-00000524-san-pol
10/22(日) 20:00配信 産経新聞

 第48回衆院選は22日、投票が行われ、一部地域を除き開票された。自民、公明両党で定数465の過半数(233議席)を制し大勝した。最終的に憲法改正の国会発議が可能となる3分の2(310議席)が確実な情勢だ。安倍晋三首相(自民党総裁)の約5年間の政権運営が信任され、来年秋の総裁選3選に向けて道が開けた。一方、小池百合子代表(東京都知事)の希望の党は公示前勢力を下回り、躍進確実の立憲民主党が野党第一党になる見通しだ。

 自民党は首相が設定していた勝敗ラインの自公両党で過半数をクリアした。公示前の290議席を下回るが、党単独でも過半数を確保する勢いだ。二階俊博幹事長は22日のネット番組で「内閣に信任をいただいたことはありがたい。これにおごらず対応していく」と語った。公明党は30議席台をやや上回る程度で、前回衆院選の35議席以上の目標には届きそうにない。自公で過半数を獲得したことで北朝鮮対応や幼児教育無償化を含めた少子化対策など重要政策が前進する。

 希望の党は伸び悩み、小池氏は22日、出張先のパリで記者団の取材に「私の言動で不快な思いを抱かせてしまい、厳しい結果につながった。私自身もおごりがあったのではないかと反省している」と語った。細野豪志元環境相はテレビ番組で「25日に両院議員懇談会を開き、党人事について判断する」と述べた。

 公示直前に旗揚げした枝野幸男代表の立憲民主党は、比例代表で大幅に得票を伸ばし、公示前の16議席から倍増以上に躍進する見通しだ。

 総務省が発表した午後6時現在の投票率は全国平均で29・99%と、戦後最低だった前回を4・99ポイント下回る。総務省は同日、期日前投票は2137万8400人で、前回衆院選に比べ62・54%増えたと発表した。 また、台風21号の影響で愛知、愛媛、宮崎各県などの離島で投票箱を回収できず、22日中の開票ができなくなった。

4934チバQ:2017/10/22(日) 22:27:17
207:名無しさん 2017/10/22(日) 22:24:50 XHLX4/is0 (7/7) NG
フジで岡山3 阿部当確
208:名無しさん[sage] 2017/10/22(日) 22:25:06 mnnOQw5g0 (15/15) NG
NHK
愛知6 自民丹羽
鹿児島3 自民小里
岡山3 無所属(自民追加公認)阿部

4935チバQ:2017/10/22(日) 22:27:40
平沼息子落選か

4936チバQ:2017/10/22(日) 22:28:52
岐阜4
金子ジュニア当選
テレ朝

4937とはずがたり:2017/10/22(日) 22:30:02
すげえ。岡山情勢複雑怪奇だw

日立のとこや白石など新人結構落ちますね。

金子と保岡も落としたかったがとおっちまうかな

4938とはずがたり:2017/10/22(日) 22:30:17
云ってる傍から残念w

4939とはずがたり:2017/10/22(日) 22:32:53
愛知10江崎残念 @選挙ステーション

4940チバQ:2017/10/22(日) 22:33:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171022-00000178-mai-pol.view-000
<衆院選>国光文乃氏に当確 青山大人氏ら破る 茨城6区
10/22(日) 22:24配信 毎日新聞
<衆院選>国光文乃氏に当確 青山大人氏ら破る 茨城6区
国光文乃氏
 茨城6区で自民新人の国光文乃氏が希望新人の青山大人氏らを破り当確、初当選を決めた。国光氏は12期を務めて引退した丹羽雄哉前衆院議員の後継者として立候補し、与党支持票を集めた。

4941片言丸:2017/10/22(日) 22:34:55
福田昭夫当確 朝日

4942チバQ:2017/10/22(日) 22:36:56
山形2
鈴木憲和

当選
日テレ

4943とはずがたり:2017/10/22(日) 22:39:20
兵庫6区桜井残念
静岡3区小山残念
群馬2区石関残念
北海道3区荒井おめ
大阪11区平野おめ
山形2区近藤残念

@選挙ステーション

4944とはずがたり:2017/10/22(日) 22:43:26
新潟1西村@朝日
渡辺周@朝日

4945チバQ:2017/10/22(日) 22:43:33
北陸信越 立憲比例下位
(2)松平浩一(新)(3)山本和嘉子(新)
の当確
NHK

4946チバQ:2017/10/22(日) 22:47:18
北関東比例下位
中曽根ジュニア当確

日テレ

4947チバQ:2017/10/22(日) 22:54:56
朝日新聞ベース
新潟全部当確出た

3区黒岩が負けるなよ
新潟県1自:石崎徹   【当】立:西村智奈美
新潟県2自:細田健一  【当】無:鷲尾英一郎
新潟県3【当】自:斎藤洋明  無:黒岩宇洋
新潟県4自:金子恵美  【当】無:菊田真紀子
新潟県5【当】自:泉田裕彦  無:大平悦子
新潟県6【当】自:高鳥修一  無:梅谷守

4948とはずがたり:2017/10/22(日) 22:56:14
北側当確 @ 選挙STA

4949チバQ:2017/10/22(日) 22:56:45
大阪16
公明:北側一雄
に当確

朝日新聞

4950チバQ:2017/10/22(日) 22:59:36
福岡県10【当】自:山本幸三  希:城井崇
福岡2と9はまだ 朝日新聞

4951とはずがたり:2017/10/22(日) 22:59:49
山井負けた

4952とはずがたり:2017/10/22(日) 23:01:11
>>4951
朝日

4953チバQ:2017/10/22(日) 23:02:10
282:名無しさん[sage] 2017/10/22(日) 22:58:24 mnnOQw5g0 (26/28) NG
NHK
長崎4 自民北村
新潟2 無所属鷲尾
岐阜4 自民金子
宮城1 自民土井

290:名無しさん[sage] 2017/10/22(日) 23:00:39 mnnOQw5g0 (28/28) NG
NHK 大阪7 自民渡嘉敷

4954チバQ:2017/10/22(日) 23:02:52
>>4953
宮島大逆転ならずか・・・

4955さきたま:2017/10/22(日) 23:04:08
稲津にも負けたか…
立憲民主が躍進しただけで、トータルとしては野党は惨敗ですね。

4956とはずがたり:2017/10/22(日) 23:04:28
千葉9 自民 @NHK

4957チバQ:2017/10/22(日) 23:05:28
>>4951-4952
希望の党公認候補弱いなあ・・・

4958チバQ:2017/10/22(日) 23:06:22
292:名無しさん 2017/10/22(日) 23:01:06 jiAEuUGY0 (33/35) NG
山梨堀内当確
295:名無しさん 2017/10/22(日) 23:02:20 jiAEuUGY0 (35/35) NG
いなつ当確でたANN
302:名無しさん[sage] 2017/10/22(日) 23:05:17 mnnOQw5g0 (29/29) NG
NHK
静岡3 自民宮沢
愛知1 自民熊田
千葉9 自民秋本

4959とはずがたり:2017/10/22(日) 23:09:24
朝日 泉@京都

4960とはずがたり:2017/10/22(日) 23:10:28
大阪1 自民 京都4 自民  @NHK

4961とはずがたり:2017/10/22(日) 23:12:33
兵庫1 井坂 残念だ @NHK 既出?

4962チバQ:2017/10/22(日) 23:13:06
大阪府1【当】自:大西宏幸  維:井上英孝  立:村上賀厚

京都4も自民
NHK

4963チバQ:2017/10/22(日) 23:14:00
菅直人当選!?
NHK

4964さきたま:2017/10/22(日) 23:14:23
ANNも菅当選きました

4965とはずがたり:2017/10/22(日) 23:14:43
しぶといw>菅

4966チバQ:2017/10/22(日) 23:15:52
3区
石原62千
松原55千
5区
若宮42千
手塚42千
6区
越智55千
落合55千

4967チバQ:2017/10/22(日) 23:16:58
東京21
小田原45.5
長島44.5

4968チバQ:2017/10/22(日) 23:17:32
東京10が
自:鈴木隼人  希:若狭勝  立:鈴木庸介の順だった

4969チバQ:2017/10/22(日) 23:18:28
神奈川4
早稲田27千
山本22千
浅尾21千

4970とはずがたり:2017/10/22(日) 23:19:48
丸山維新 当選

4971チバQ:2017/10/22(日) 23:19:56
埼玉6
大島当確

4972チバQ:2017/10/22(日) 23:20:24
神奈川4
早稲田当選!

4973チバQ:2017/10/22(日) 23:21:21
山梨1
中島当確

4974さきたま:2017/10/22(日) 23:25:47
NHKは新潟3黒岩に当確
朝日は自民当確取り消し

4975とはずがたり:2017/10/22(日) 23:26:30
NHK 黒岩当確

4976とはずがたり:2017/10/22(日) 23:27:17
神奈4 すげ!! 浅尾ここでも与党入りならずw

4977チバQ:2017/10/22(日) 23:28:21
宮城県1自:土井亨   【当】立:岡本章子
千葉県6【当】自:渡辺博道  立:生方幸夫
山梨県1自:中谷真一  【当】無:中島克仁
山梨県2【当】無:堀内詔子  無:長崎幸太郎

愛知県13自:大見正   【当】希:大西健介
京都府6【当】自:安藤裕   希:山井和則
大阪府1【当】自:大西宏幸  維:井上英孝  立:村上賀厚
大阪府4【当】自:中山泰秀  維:美延映夫
大阪府8【当】自:大塚高司  維:木下智彦  立:松井博史
大阪府19自:谷川とむ  【当】維:丸山穂高
大分県1【当】自:穴見陽一  希:吉良州司

朝日新聞より

4978さきたま:2017/10/22(日) 23:32:01
>>4977
宮城1区は自民土井ですね。
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/kaihyo/A04.html

4979チバQ:2017/10/22(日) 23:32:27
>>4974-4975
まじか!!!
>>4976
伝説は続いたかwww

4980とはずがたり:2017/10/22(日) 23:35:26
松井会見 厳しい表情

今後も内閣には是々非々で行く。

希望の党との関係は党の運営がどうなるか注視。希望の党とも是々非々で行く

4981片言丸:2017/10/22(日) 23:38:12
福島4菅家当確 希望の比例はきついな

4982とはずがたり:2017/10/22(日) 23:38:52
NHKは山梨1まだ当確だしてないっすね。。

4983名無しさん:2017/10/22(日) 23:38:57
北海道10区開票率99%

公明稲津9万6693票
民主神谷9万6240票

まさに死闘だったね

4984とはずがたり:2017/10/22(日) 23:39:06
埼玉大島当選@NHK

4985チバQ:2017/10/22(日) 23:39:16
408(1):名無しさん[sage] 2017/10/22(日) 23:33:01 1Chcz4Jo0 (20/20) NG
[ 小選挙区・北海道10区 ]    
定数:1 残:0 開票率:99.7%    
当確/当選 氏名  政党名 得票数
 [新]=新人,?[前]=前職,?[比前]=前職・比例,?[元]=元職   
確 稲津  久 [前] 公明党 96,721
   神谷  裕 [新] 立憲民主党 96,249

あともう少しだったなあ

4986さきたま:2017/10/22(日) 23:39:53
朝日新聞大阪11区の平野の当確取り消し
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/kaihyo/A27.html
適当すぎるだろ朝日
いくら速さのANN、正確さのNHKと言っても

4987とはずがたり:2017/10/22(日) 23:42:57
朝日は神奈川6で青柳に当選確実だしてますね。消すかな?

4988とはずがたり:2017/10/22(日) 23:43:58
大阪
自自公自公公自自?立?自自?自公維?維

自8<x<12
公4
維2<y<5
立1
無0<z<1

維新一桁もありうるな。。

4989チバQ:2017/10/22(日) 23:44:57
>>4978失礼しました!!
宮城県1【当】自:土井亨   立:岡本章子

北海道5【当】自:和田義明  立:池田真紀
福島県4【当】自:菅家一郎  希:小熊慎司

4990チバQ:2017/10/22(日) 23:46:15
この辺がまだ出てなさそう

宮城 2

埼玉 12

千葉 1
神奈川 6
神奈川 7
神奈川 9
神奈川 12
神奈川 14
神奈川 16

東京 1
東京 3
東京 5
東京 6
東京 10
東京 15
東京 19
東京 21
東京 22

新潟 3
石川 3

愛知 7
愛知 8
三重 2

滋賀 1
大阪 9
大阪 12
大阪 14
大阪 18
奈良 1


香川 1

福岡 2
福岡 9
佐賀 2
長崎 1
鹿児島 1
沖縄 4

4991チバQ:2017/10/22(日) 23:47:18
あ 大阪11も当確取り消しか

4992チバQ:2017/10/22(日) 23:47:56
山尾当確か
テレ朝

4993片言丸:2017/10/22(日) 23:48:00
朝日山尾当確

4994チバQ:2017/10/22(日) 23:49:08
神奈川6!!!
青柳当確

公明落選!!!

4995とはずがたり:2017/10/22(日) 23:49:22
NHK 早稲田と菅

4996とはずがたり:2017/10/22(日) 23:49:58
朝日では一寸なあw

4997チバQ:2017/10/22(日) 23:50:22
東京10
鈴木隼人(自民)当選

4998片言丸:2017/10/22(日) 23:51:34
中川正春当確朝日

4999チバQ:2017/10/22(日) 23:51:38
三重2
中川当確!

5000とはずがたり:2017/10/22(日) 23:52:01
おお!

5001とはずがたり:2017/10/22(日) 23:52:14
合ってて欲しい

5002片言丸:2017/10/22(日) 23:52:25
>>4996
今回朝日信頼かなり落としましたね
新聞社お金なくてどこもガタ来てるな

5003さきたま:2017/10/22(日) 23:52:53
NHK青柳当確!

5004とはずがたり:2017/10/22(日) 23:54:07
来た!公明落選ですね!?

5005片言丸:2017/10/22(日) 23:57:46
千葉1門山当確朝日

5006とはずがたり:2017/10/22(日) 23:59:17
NHK 平野きた

5007さきたま:2017/10/23(月) 00:01:38
NHK残り小選挙区
http://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2017/#!
宮城2
埼玉12
東京3
東京5
東京6
東京19
東京21
神奈川7
神奈川9
神奈川14
神奈川16
静岡6
愛知7
三重2
滋賀1
大阪9
大阪14
大阪18
奈良1
香川1
福岡2
佐賀2
鹿児島1
沖縄4

5008とはずがたり:2017/10/23(月) 00:05:15
志位…立憲に埋没した印象はない。当選に貢献出来た。比例が伸びなかったのは自分らのせい @NHK

5009片言丸:2017/10/23(月) 00:07:23
森夏枝、近畿比例維新、選挙区での得票率10.0%ってすごいっすね。

5010片言丸:2017/10/23(月) 00:08:36
渡辺周当確nhk

5011とはずがたり:2017/10/23(月) 00:12:42
奈良1 開票率78%で3000票差。。馬淵とどかんな。。生駒でも小林先行とは。。

5012とはずがたり:2017/10/23(月) 00:13:28
長尾当確,維新谷畑落選

5013とはずがたり:2017/10/23(月) 00:13:41
いずれもNHK

5014さきたま:2017/10/23(月) 00:13:46
三重2中川勝った!

5015とはずがたり:2017/10/23(月) 00:14:20
柚木 比例当選 @NHK

5016とはずがたり:2017/10/23(月) 00:15:29
来た〜・゚・(ノД`)・゚・。
中川良かった。伊賀の川崎強かっただろうが

5017とはずがたり:2017/10/23(月) 00:15:57
小熊 比例 @NHK

5018チバQ:2017/10/23(月) 00:17:00
金星っぽい選挙区
立民 北海道 11
無民進 福島 1
立民 神奈川 6
立民 神奈川 12
無民進 新潟 3
無民進 大阪 11
希望 広島 6
希望 愛媛 3
無民進 高知 2
希望 長崎 1

自民 福島 4
自民 茨城 5
自民 東京 10
自民 京都 6
自民 大阪 1

無自系 山梨 2
無自系 岡山 3

5019とはずがたり:2017/10/23(月) 00:18:58
遠藤 維新 @NHK

5020コピペ脳:2017/10/23(月) 00:19:00
石川3区
自民・西田昭二当選
希望・近藤和也比例復活

5021チバQ:2017/10/23(月) 00:23:50
東京3区
石原3なん

仁は小選挙区落選

5022とはずがたり:2017/10/23(月) 00:27:21
滋賀1大岡 @NHK くそ

5023片言丸:2017/10/23(月) 00:29:42
畑浩治完全落選ですね
これなら、黄川田さんが無所属で出たほうがずっとよかったなあ

5024片言丸:2017/10/23(月) 00:35:04
川内当確

5025さきたま:2017/10/23(月) 00:35:26
鹿児島1川内当選!
九州で立憲民主が勝った!

5026チバQ:2017/10/23(月) 00:35:45
鹿児島1く川内博史!NHK

5027チバQ:2017/10/23(月) 00:39:25
埼玉12
野中前≪当確≫ 森田後

東京19
松本前≪当確≫ 末松後

東京21
長島前 小田原後

神奈川9
笠前 中山後

神奈川16
義家前 後藤後

大阪9
原田前 足立後

5028とはずがたり:2017/10/23(月) 00:41:07
すげー>川内

5029とはずがたり:2017/10/23(月) 00:42:32
足立も先行を許してるしこのまま行くと小選挙区維新3ですね

5030チバQ:2017/10/23(月) 00:45:24
維新壊滅ですね
小選挙区3
比例近畿4
比例南関東でいけるかどうか

7〜8議席ですね

5031とはずがたり:2017/10/23(月) 00:45:52
香川1残念無念

5032さきたま:2017/10/23(月) 00:46:22
山尾当確!

5033チバQ:2017/10/23(月) 00:46:43
東北ブロックの
希望の死屍累々っぷりと
立憲の下位当選
という落差・・・

5034チバQ:2017/10/23(月) 00:48:37
横光克彦に比例復活でてますね NHK

5035さきたま:2017/10/23(月) 00:50:08
NHK残り9小選挙区
http://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2017/#!
宮城2
東京5
東京6
東京21
大阪9
奈良1
福岡2
佐賀2
沖縄4

5036片言丸:2017/10/23(月) 00:52:16
>>5033
阿久津幸彦復活とか、笑いますわ…

5037チバQ:2017/10/23(月) 00:52:44
長島昭久
当確 NHK

東京で唯一か

5038とはずがたり:2017/10/23(月) 00:55:46
比例中国津村 NHK

5039とはずがたり:2017/10/23(月) 01:01:19
希望と維新が死亡した事で,次は余分な立候補者余り出ずに希望・岡田・立憲で候補者調整出来ると期待。。

5040チバQ:2017/10/23(月) 01:03:04
>>4658を更新
比例復活できない候補者

■自民 落選可能性あるのは西川と竹本くらいかな?
 →栃木2西川と東京18土屋が落選
73歳以上)
茨城2区:額賀福志郎
栃木2区:西川公也
東京18:土屋正忠
愛知10:江崎鉄磨
京都1区:伊吹文明
大阪15:竹本直一
和歌山3:二階俊博
島根1区:細田博之
山口3区:河村建夫
福岡8区:麻生太郎
長崎3区:谷川弥一
熊本2区:野田毅
大分2区:衛藤征士郎

辞退) 全員当選
神奈川11小泉進次郎
三重4区:三ツ矢憲生
山口4区:安倍晋三
熊本3区:坂本哲志
熊本4区:金子恭之
鹿児島1:保岡宏武

■立憲民主 当選
北海道6:佐々木隆博

■希望 当選
静岡5区:細野豪志

■維新
なし

■主な無所属(自民系)
茨城7区:中村喜四郎
埼玉4区:豊田真由子 →落選
埼玉11:今野智博  →落選
埼玉11:小泉龍司
神奈川4:浅尾慶一郎 →落選
山梨2区:長崎幸太郎 →落選
山梨2区:堀内詔子
京都5区:中山泰   →落選
大阪13:西野弘一  →落選
岡山3区:平沼正二郎 →落選
岡山3区:阿部俊子
熊本2区:西野太亮  →落選
鹿児島2:林健二   →落選 

■主な無所属(野党系)現職落選は三重1の松田、愛知8の伴野だけかな?
北海道8:逢坂誠二
岩手3区:小沢一郎(自由党)
宮城2区:鎌田さゆり 【未】
宮城5区:安住淳
福島1区:金子恵美
福島3区:玄葉光一郎 共
栃木1区:渡辺典喜 共 →落選
栃木2区:福田昭夫
千葉4区:野田佳彦 共
神奈川3:伊藤久美子 共→落選
神奈川8:江田憲司 共
山梨1区:中島克仁 共
新潟2区:鷲尾英一郎 共
新潟3区:黒岩宇洋
新潟4区:菊田真紀子
新潟5区:大平悦子   →落選
新潟6区:梅谷守    →落選
長野1区:篠原孝
岐阜1区:吉田里江   →落選
静岡3区:小山展弘   →落選
三重1区:松田直久   →落選
三重2区:中川正春
三重3区:岡田克也 共
愛知7区:山尾志桜里
愛知8区:伴野豊 共  →落選
愛知12:重徳和彦 共
滋賀1区:嘉田由紀子  →落選
京都2区:前原誠司 共
京都5区:鈴木麻理子 共 (自由党)  →落選
大阪11:平野博文
兵庫2区:船川治郎 共 →落選
兵庫4区:佐藤泰樹 共 →落選
広島3区:塩村文夏   →落選
広島4区:恵飛須圭二
高知2区:広田一
福岡6区:新井富美子 共 →落選
佐賀1区:原口一博
沖縄3区:玉城デニー (自由党)
沖縄4区:仲里利信 (オール沖縄) 【未】

■共産、公明、社民は省略


神奈川6区:上田勇 →落選

5041名無しさん:2017/10/23(月) 01:07:33
選挙開票速報ほど改めて面白いものはないですね

5042チバQ:2017/10/23(月) 01:08:20
読売
神奈川14赤間
福岡2鬼木
に当確

5043さきたま:2017/10/23(月) 01:12:07
落合やった!!!!

5044とはずがたり:2017/10/23(月) 01:13:24
まじっすか〜!

5045とはずがたり:2017/10/23(月) 01:14:14
因みにもうテレビ消して布団に入ってます、、

5046チバQ:2017/10/23(月) 01:14:38
>>4641
社民党擁立区の構図  
福島4と滋賀1は社民が擁立してなければ・・・

≪野党統一≫
【自民】富山2区 自・社 
【自民】香川3区 自・社 
【自民】熊本2区 自・無(保守系西野)・社・幸福
【自民】大分2区 自・社・幸福
【自民】鹿児島4区自・社 
<社民>沖縄2区自・社 

≪護憲統一≫
【自民】埼玉13区 自・希(直系)・社 
【自民】神奈川15区 自・希(旧民進:国替・乃木)・社 
【自民】滋賀1区 自・無(嘉田)・社 
未決  大阪9区 自・維・社 
【自民】福岡11区 自・希(直系;保守系村上)・社

【護憲分裂】
【自民】福島4区 自・希(旧民進)・共・社 
【自民】福島5区 自・希(旧民進)・共・社  
【自民】群馬5区 自・希(直系)・共・社 
【自民】千葉12区 自・希(直系:国替・自由党樋高)・共・社 
<希望>東京21区 自・希(早期離党組・長島)・社・無所属(天木)
<希望>【自民】長野2区 自・希(旧民進)・維・社≪護憲統一≫
【自民】愛知6区 自・希(旧民進)・共・社 
【自民】島根2区 自・社・共

5047片言丸:2017/10/23(月) 01:14:58
>>5043
さきたまさんおめでとうございます。
私は落合推し初めは信じられなかったけれど、とても慧眼だったと思います。

5048チバQ:2017/10/23(月) 01:17:58
神奈川9自:中山展宏  【当】希:笠浩史
神奈川14【当】自:星野剛士  希:本村賢太郎
神奈川16【当】自:義家弘介  希:後藤祐一
東京都6自:越智隆雄  【当】立:落合貴之

5049チバQ:2017/10/23(月) 01:18:55
奈良1区 小林とうかく
馬淵負け

5050チバQ:2017/10/23(月) 01:20:07
福岡県2【当】自:鬼木誠   希:稲富修二
奈良県1【当】自:小林茂樹  希:馬淵澄夫

5051チバQ:2017/10/23(月) 01:22:33
NHK当確でてないとこ
宮城2:自民秋葉が前
東京5:若宮・手塚差がつかず
大阪9:自民原田が前
佐賀2:希望大串が前。唐津市開票できず。
沖縄4:自民西銘が前。南城市開票できず

5052さきたま:2017/10/23(月) 01:23:53
>>5047
ありがとうございます。
片言丸さんにそう言っていただけると、大変嬉しいです。

あとは、枝野の右腕・本多平直の比例復活=立憲民主党比例北海道3議席を夢見て寝ます。

5053チバQ:2017/10/23(月) 01:26:42
さきたまさんおめでとうございますですね、本当。

5054片言丸:2017/10/23(月) 01:32:17
比例東京
立民4 手塚、初鹿、末松、山花当確

松尾、吉田晴美、鈴木庸介、前田は落選ですか

都市部の競り敗けは天候の影響大だろうな
党の将来には悪影響かな

5055チバQ:2017/10/23(月) 01:43:08
大阪府9【当】自:原田憲治  維:足立康史
東京都5【当】:若宮健嗣   立:手塚仁雄
奈良県1【当】自:小林茂樹  希:馬淵澄夫

台風で開票が遅れている 佐賀2沖縄4を除くと
決まってないのは宮城2だけ

5056チバQ:2017/10/23(月) 01:44:32
千葉9区奥野総一郎
ふてぶてしく比例復活か・・・

人生ではじめて自民党候補に投票したんだけどな
(それだけ希望への嫌悪感が強かったです、個人的には)

5057チバQ:2017/10/23(月) 01:46:55
東海で維新議席獲得
杉本和巳が復活です

5058名無しさん:2017/10/23(月) 01:55:31
あとは、沖縄4と佐賀2だけ

5059片言丸:2017/10/23(月) 01:58:11
沖縄4は、南城市が全然開かないのは、翌日開票? なら決着つかないかも

5060チバQ:2017/10/23(月) 02:01:12
781 名無しさん sage 2017/10/23(月) 01:54:41 ID:aPqHZjrM0
確定投票ではないので途中経過
台風来なければ3議席上積み出来たかもなあ

小 海江田万里?(68)?立憲?東京1区 ?元?
小 落合貴之  ?(38)?立憲?東京6区 ?前?
小 長妻昭    ?(57)?立憲?東京7区 ?前?
小 菅直人    ?(71)?立憲?東京18区?前?
比 手塚仁雄  ?(51)?立憲?東京5区  元?97.895%
比 末松義規  ?(60)?立憲?東京19区?元?94.019%
比 初鹿明博  ?(48)?立憲?東京16区?前?84.523%
比 山花郁夫  ?(50)?立憲?東京22区?元?82.424%
   松尾明弘  ?(42)?立憲?東京2区  新?80.739%
   鈴木庸介  ?(41)?立憲?東京10区?新 76.982%
   吉田晴美  ?(45)?立憲?東京8区 ? 新 75.897%
   前田順一郎?(42)?立憲?東京11区?新?57.632%
   北条智彦  ?(34)?立憲?東京13区?新?55.547%
   高橋斉久  ?(44)?立憲?東京24区?新?50.225%
   井戸正枝  ?(51)?立憲?東京4区  元?46.407%
   山下容子  ?(58)?立憲?東京25区?新 40.071%

5061片言丸:2017/10/23(月) 02:05:50
>>5059
翌日開票みたいですね。
でも、前回は南城市で18480票あって1000票程度しか仲里リードしてないので、実質的に西銘当確だろう

5062片言丸:2017/10/23(月) 02:14:38
立憲民主と希望の比例票を都道府県別に比較すると興味深いですよ。NHKのサイトで見れます。
都市部の都道府県で立憲民主が強いです。
で、特に東京と京都で立憲民主が強いのが面白いです。

5063チバQ:2017/10/23(月) 02:19:28
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102201007&g=pol
前原氏、希望会派入りの意向【17衆院選】


 民進党の前原誠司代表は22日の民放番組で、衆院選後の自身の政治行動について「希望の党と活動をともにしていく。(国会での)会派は希望と組むと思う」と述べた。将来は希望に合流する考えを示したが、その時期は明確にしなかった。
 前原氏は「立憲民主党が飛躍したことには心から敬意を表したい。(同党と)これからも協力できるところはある」と述べた。(2017/10/22-23:59)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102200860&g=pol
政権批判票まとまらず=立憲、希望で明暗-前原民進代表辞任へ【17衆院選】


テレビ中継に出演する希望の党の小池百合子代表(右)と細野豪志元環境相=22日夜、東京都港区
 22日投開票の衆院選では、野党が候補を乱立させて政権批判票が分散、「安倍1強」を崩せなかった。一方、立憲民主党は野党第1党の座を確保しそうなのに対し、希望の党は伸び悩み、明暗が分かれた。今後は自民党に対抗する野党再々編の動きが具体化する可能性もあるが、混乱も予想される。
 希望の小池百合子代表(東京都知事)は22日、出張先のパリで、「完敗」と宣言。「私自身にもおごりがあったのではないかと反省している」と述べた。その上で、「今後も党運営を責任を持って進めていきたい」と辞任を否定しつつ、国会議員に実務を任せる考えを示した。同党は25日に両院議員懇談会を開き、役員人事や首相指名選挙への対応を協議する。
 希望は衆院解散直前に結党。当初は7月の東京都議選で自民党を惨敗に追い込んだ小池氏の動きが「台風の目」になるとみられた。

当選確実となった候補者名に花を付ける立憲民主党の枝野幸男代表=22日夜、東京都港区
 だが、合流を決めた民進党に安全保障関連法や憲法改正への容認を迫り、一部を「排除する」と述べ潮目が変化。小池氏が衆院選に立候補せず党の「首相候補」が不明瞭な上、一時は自民党との連立の可能性をにじませたこともあり、一転して逆風にさらされた。「排除」発言について小池氏は22日、「政策の根幹部分の一致が必要だった」と釈明した。
 こうした中、希望への合流を拒むなどした民進党メンバーでつくる立憲民主党が政権批判票の一定の受け皿として急浮上。共産党や社民党と候補を一本化した上、政権との対決姿勢を鮮明にし、支持を広げた。立憲の枝野幸男代表はインターネット番組で「これまで政治から遠くにいた皆さんが私たちの訴えに反応していただけた」と手応えを語った。
 民進党の前原誠司代表は23日未明に記者会見し、参院議員を含めた希望への合流を「見直さなければならない」と表明。自身の進退については、参院議員と地方組織の扱いを決着させた段階で代表を辞任する意向を示した。
 一方、無所属で出馬した民進党前職らは野党再結集を目指し、立憲や希望の一部との連携に前向きだ。新会派結成も検討する。野田佳彦前首相は「強い野党をどうつくるか考えながら行動していきたい」と記者団に語った。
 今後は立憲を軸に野党再々編が進むかが焦点。希望が分裂含みとなれば、野党の流動化が進む可能性もある。 (2017/10/23-01:15)

5064チバQ:2017/10/23(月) 02:20:12
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102300374&g=pol
こころ、党存続厳しく【17衆院選】


厳しい表情を見せる日本のこころの中野正志代表=22日夜、東京都千代田区
 日本のこころは議席獲得の見通しが立っていない。政党要件の「得票率2%」を満たすことも難しく、党の存続は厳しい情勢だ。
 選挙直前に中山恭子前代表が希望の党に移り、中野正志氏が急きょ、代表に就任。比例代表に2人の候補を立てたが、準備不足は否めなかった。中野氏は22日、記者団に「力不足だ」と述べた。 
 参院で統一会派を組む自民党への入党に関しては「今は考えていない」と語った。(2017/10/23-01:25)

5065チバQ:2017/10/23(月) 02:21:19
社民九州とりそうですね

5066チバQ:2017/10/23(月) 02:22:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102200991&g=pol
無党派、立憲が取り込む=未成年は保守志向-出口調査【17衆院選】



 時事通信が22日に実施した衆院選の出口調査によると、無党派層の比例代表での投票先で、最も支持を集めたのは立憲民主党の28.0%だった。無党派層を受け止めたことが躍進の背景にあることが裏付けられた。希望の党は19.6%で3位。民進党から分裂した2新党が無党派層の半分近くの受け皿となった。ただ、両党に票が分散したことで、与党が選挙戦を優位に進める要因となった。
 出口調査で「支持する政党はない」と答えた無党派層は、全体の30.5%を占めた。自民党は立憲に次ぐ2位で22.7%。前回2014年衆院選の23.0%からほぼ横ばいだった。公明党も前回並みの6.5%だった。
 安倍政権に対する批判票が立憲と希望に集まったことで、日本維新の会は8.8%で4位、共産党は7.9%で5位と、いずれも一桁台の支持にとどまった。

 一方、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ初めての政権選択選挙となった今回、「18、19歳」の比例代表での投票先は、自民が46.1%でトップ。公明が8.4%で4位になった。昨年の参院選に続き、与党で過半数を占める結果となり、未成年の保守的傾向が改めて示された。
 希望は16.6%で2位、立憲は12.7%で3位だった。 (2017/10/22-23:31)

5067とはずがたり:2017/10/23(月) 02:56:04
警報メールで起こされた、、鎌さゆ落選無念、、

惜敗した鎌田、山井、馬淵、嘉田、井坂、神谷、小川、吉良、稲富辺りの少なくとも小選挙区落選は悔しいなぁ、、

希望の党ははよお潰れやがれ。

5068名無しさん:2017/10/23(月) 07:14:13
素直に凄いとしか言い様ないですね

2012年総選挙  3分の2超圧勝  安倍総裁 石破幹事長
2013年通常選挙 3分の2超圧勝  安倍総裁 石破幹事長
2014年総選挙  3分の2超圧勝  安倍総裁 谷垣幹事長
2016年通常選挙 大勝参院3分の2 安倍総裁 谷垣幹事長
2017年総選挙  3分の2超圧勝  安倍総裁 二階幹事長

5069さきたま:2017/10/23(月) 07:23:40
>>5053
ありがとうございます。
公示前の予想をこんなに上回るとは思いませんでした。

5070チバQ:2017/10/23(月) 07:52:40
読売新聞とNHKベース
未決
・佐賀2区 (自民or希望)
・沖縄2区 (自民or無所属)
・九州2議席(維新、社民かな?もしかしたら自民)

自民283  -1(追加公認含む) *最大+3
公明029  -5
 自公計:312

希望049  -8  最大+1
維新010  -4  最大+1
 希維計:059

立憲054  +39
共産012  -9
社民001  -1  最大+1
 護憲計:067

無所属23 小沢一郎と玉城デニー、中村喜四郎以外は民進系


無所属当選23名
■自民系:中村喜四郎
■自由党:小沢一郎 玉城デニー
■希望入?:玄葉光一郎 前原誠司
■民進系:逢坂誠二 安住淳 金子恵美 福田昭夫
野田佳彦 江田憲司 中島克仁 鷲尾英一郎
黒岩宇洋 菊田真紀子 篠原孝 山尾志桜里
重徳和彦 中川正春 岡田克也 平野博文
広田一 原口一博

5071名無しさん:2017/10/23(月) 08:15:58
>>5070
チバさん沖縄タイムスだと自民当確みたいです、佐賀はわからないですねまだ

第48回衆院選は22日に投開票され、自民党が単独で定数465議席の過半数233を上回り、安倍政権の継続が決まった。

一方、県内4選挙区は2区の社民前職の照屋寛徳氏(72)が当選を果たした。
台風21号の接近に伴い、座間味村の開票が23日にずれ込んだ1区では共産前職の赤嶺政賢氏(69)が、
うるま市の開票がずれ込んだ3区では無所属前職の玉城デニー氏(58)が、南城市の開票がずれ込んだ4区では自民前職の西銘恒三郎氏(63)がそれぞれ当選を確実にしている。

県内4選挙区のうち3選挙区で辺野古新基地建設に反対するオール沖縄陣営の候補が当選したことになり、「辺野古反対」の民意が根強いことが示されたが、オール沖縄の議席独占が崩れた形となった。

小選挙区での敗戦が確実となった自民前職の国場幸之助氏(44)は比例での復活が確実な見通し。
台風21号の沖縄や本州接近に伴い、22日に開票作業できない市町村が九州ブロック内にあることから、比例九州の結果全容は23日に判明する。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-599268.html

5072チバQ:2017/10/23(月) 08:39:03
たぶん票差が少ないとこベスト9
新潟3 斎藤洋明 50票差で比例復活
埼玉12森田俊和 492票差で比例復活
北海道10 神谷裕 513票差で比例復活
静岡6 勝俣孝明 631票差で比例復活
山梨1 中谷真一 1131票差で比例復活
福島4 小熊慎司 1209票差で比例復活
大阪1 井上英孝 1242票差で比例復活
宮城2 鎌田さゆり 1316票差で落選
千葉1 田嶋要 1357票差で比例復活

5073チバQ:2017/10/23(月) 08:46:18
>>4044
民主系以外で当選したのは
・比例単独/優遇
寺田学   東北単独1位 (元民主)
樽床伸二  近畿単独1位 (元民主)
井上一徳  近畿単独2位 (他の重複候補は3位)
中山成彬  九州単独1位 (元こころ)

と自由党系
広島6区:佐藤公治
だけかな?

■早期離党組の皆様
小選挙区当選
細野豪志 笠浩史 長島昭久
比例復活
後藤祐一 松原仁
完全落選
若狭勝 野間健 福田峰之 木内孝胤 鈴木義弘 横山博幸



予想通りとはいえ・・・民進党に中山成彬が入っただけじゃん・・・

5074チバQ:2017/10/23(月) 08:50:16
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20171023-567-OYT1T50097.html
朝日のネット「当確」速報誤る…新潟3区
08:11読売新聞

 新潟3区の当選者について、朝日新聞は22日夜、衆院選のインターネット速報で、自民党前議員の斎藤洋明さん(40)を「当選確実」と誤って報じた。

 その後、無所属前議員の黒岩宇洋さん(51)に訂正した。斎藤さんは比例選で復活当選した。

 テレビ朝日とTBSも衆院選開票速報番組で、斎藤さんが「当選確実」と誤って報道。両局とも番組内で訂正した。

5075チバQ:2017/10/23(月) 09:01:00
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230142-n1.html
2017.10.23 02:30
【衆院選】
希望前職、若狭勝氏は比例復活もならず 落選確実
 第48回衆院選の東京10区で敗退が確実になった希望前職の若狭勝氏(60)は、比例東京ブロックで復活できず、落選が確実となった。

 若狭氏は、もともとは東京都の小池百合子知事の地盤での立候補。小池知事が代表を務める希望の党は、都内の各区で苦戦を強いられ、おひざ元である10区でも厳しい戦いとなった。

 若狭氏が主宰する政治塾「輝照塾」からは、多くの塾生が希望の党から立候補していた。

 若狭氏は今回の選挙戦について、「新たに立憲民主党が立ち上がり、自民党の受け皿が分散された」と分析。立憲民主の出現が逆風になったとの見解を示した。
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230149-n1.html
2017.10.23 02:53
【衆院選】
東京8区 落選の希望・木内孝胤氏「バラバラの野党を一つにできなかった」
 いち早く民進党に離党届を提出して小池百合子都知事率いる希望に合流し、選挙区も東京9区から東京8区に変更して選挙に臨んだ希望前職の木内孝胤氏(51)。小選挙区、比例代表ともに劣勢が報じられると、午後10時50分ごろ、東京都杉並区内の事務所に集まった支援者らを前に「バラバラだった野党を一つにすることができなかった」と述べた。

 木内氏は希望を立ち上げた際の結党メンバーの1人で当時の情勢について「思い描いていた政界再編がいい形でできた」と話す。一方、希望から「排除」された議員らが立民という形で集まったことは「大きな誤算だった」と敗因を分析した。

 自民前職で都連会長も務めた石原伸晃氏(60)に対抗するため、過去3回の衆院選で立候補した東京9区を離れた木内氏だったが、選挙戦は苦しい戦いが続いた。

 陣営幹部は「急な選挙区の変更で態勢が整わない中、できる限りの活動はできた。風が吹かなかったのが残念だ」と話した。

 木内氏は選挙戦で「消費税増税の凍結」「原発ゼロ」「議員定数、議員報酬削減」などを訴えた。

http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230151-n1.html
2017.10.23 02:57
【衆院選】
東京3区・松原仁氏 未明までもつれこむ大接戦
 東京3区は希望前職の松原仁氏(61)が、自民前職の石原宏高氏(53)に惜敗したものの、比例で復活当選を果たした。

 2人は長年しのぎを削ってきたライバル同士。今回も未明までもつれこむ大接戦となり、松原氏は「大変厳しい結果となった」。議席は死守したが、「格差是正への思いを有権者の方に十分ご理解いただけなかった」と厳しい表情を崩さなかった。

 選挙戦では、都議選で対立した小池百合子氏との合流について「選挙目当て」と批判を浴びた。松原氏は「消費増税凍結を唱えた点に賛同した。正しい行動を選択したと今でも思っている」と主張。今後の政治課題については「格差是正」「党として団結をすること」と語り、気持ちを新たにした。

http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230219-n1.html
2017.10.23 07:42
【衆院選】
東京15区=柿沢未途氏、「党勢しぼみ誤算」 比例で復活
 前職、新人の計4人の争いとなった東京15区で、希望前職の柿沢未途氏(46)は選挙区で自民前職に敗れ、比例で復活当選した。

 22日午後11時過ぎには、江東区の選挙事務所で集まった支持者を前に「皆さんの期待に応えられず、心からおわび申し上げる。無念です」と深々と頭を下げた。陣営幹部からは「希望の党勢がしぼんでしまったのは誤算だった」と嘆き節も聞かれた。

 柿沢氏は「逆風を肌で感じた選挙だった」と振り返り、希望から出馬したことについて「私は保守の立場でやってきた人間。この選択しかなかったと今も思っている」と述べた。選対本部長の鈴木清人江東区議は「逆風の厳しい選挙だった。浮動票が頼みだが、投票率が思うように伸びなかったのも痛い」と話した。しかし、23日午前2時過ぎに比例復活の一報が入ると事務所は一気に華やいだ。

 柿沢氏は今回、民進党を離党し、「希望」の看板を頼りに政権批判票の取り込みを狙った。父親の故柿沢弘治元外相の地盤で、過去2回連続で守ってきた選挙区の議席死守を掲げ、自転車で選挙区内を走り回るなどして支持を訴えた。議員定数削減や原発ゼロ、自然エネルギー立国を公約の柱に据えた。

5076チバQ:2017/10/23(月) 09:01:59
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230145-n1.html
2017.10.23 02:35
【衆院選】
豊田真由子氏は最下位 得票数は前回の4分の1の2万票 支援者らと涙流し抱き合う
 元政策秘書の男性への暴行・暴言問題で自民を離党し、無所属での出馬となった前職の豊田真由子氏(43)=埼玉4区=は22日の投開票の結果、5人の候補者中最下位の5位だった。得票数は2万1614票で、前回の8万8730票と比べ約4分の1に減った。新座市内の事務所に支援者の姿はまばらで、組織を離れた“草の根選挙”ぶりをのぞかせた。豊田氏は「私の力不足」と涙ながらに敗戦の弁を述べた。

支援者は女性7人

 組織戦だった前回衆院選とは対照的に、スタッフのほかに訪れた支持者はわずか7人で、いずれも女性ばかりだった。午後10時50分ごろ、NHKが自民新人で元志木市議の穂坂泰氏(43)の当選確実を伝えると、支持者からため息が漏れた。

 約10分後、豊田氏が事務所の奥から姿を見せた。選挙期間中に自ら「みそぎの白」と説明して着用した全身真っ白の姿とは違い、上下グレーのスーツ。冒頭、「私の力不足。支えてくださった皆様、支えてくださったスタッフやボランティアに申し訳ない」と頭を下げた。選挙期間中の張りのある語り口とはうって変わり、聞き取ることすら困難な消え入るような声だった。

 記者から出馬の理由を改めて問われると、「地元と国のため役に立ちたいという強い思いで、もう一度やらせていただきたかった」と話した。

「天と地ほども違う選挙」

 連日街頭に立って騒動について謝罪し、社会保障の充実などを訴えたが、再出発はかなわなかった。無所属となったことについて「厳しい戦いでした。政党も団体もバックアップのない状況。ボランティアとスタッフの草の根の手作りの選挙戦で、私を支えてくださって」と語ったところで言葉に詰まると、涙を流し始めた。

 「今までの2回とは全く違う選挙で、天と地ほども違う」と選挙戦を振り返る豊田氏。「その中でいろんな状況で身を粉にして応援してくださったスタッフやボランティア、こんな私に投票してくださった有権者の方に、力及ばず申し訳ないという気持ちしかない」

暴行・暴言問題の影響「あった」

 力不足の具体的な要因を問われると、「いろいろな意味を込めての力不足。まず無所属で、何ら党や組織の応援もないこと自体ももちろん原因。スタートがまず、大変だった」と答えた。さらに「この5年間やってきたことや、これからやっていきたいことはいろんな場面でお話しさせていただいたつもり。けれども有権者の方が、これまでのことも含め判断されたことで、私の力が足りなかったことだと思う」と説明した。

 暴行・暴言問題の報道の影響については「あったのではないかとは思います」と認めた。

「主婦が味方だよ」

 今後については「この選挙戦をどう乗り切るかを考えてきた。白紙です。この結果も含めて考えて参りたい」と述べるにとどめた。

 言葉に詰まると、支援者から「若いんだから頑張って」「優秀な人を落とせない。主婦が味方だよ」と励ましの声があがった。

 豊田氏は「ごめんなさい。ありがとう、こんな私を支えてくださってありがとうございました」と静かに返した。取材対応を終えると支援者の席に歩み寄り、互いに涙を流して抱き合っていた。

5077チバQ:2017/10/23(月) 09:02:31
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230203-n1.html
2017.10.23 05:56
【衆院選】
妻同士の戦いに敗北 自民中川郁子氏、不祥事響く
「申し訳なかったです」。衆院選北海道11区で出馬した自民党前職の中川郁子元農林水産政務官(58)は22日、立憲民主党新人の石川香織氏(33)との一騎打ちに敗れ、選挙事務所で支援者らに深々と頭を下げた。週刊誌で同僚議員との不適切な交際を報じられ、イメージを損なったことが選挙戦にも影響。比例復活もできなかった。

 郁子氏と香織氏は、かつてこの選挙区で相対した故中川昭一元財務相と石川知裕元衆院議員(44)の妻同士の関係。昭一氏は09年衆院選で知裕氏に敗北後、56歳で急死した。後を継いだ郁子氏は12年衆院選で知裕氏を下し、今回3選を目指していた。

 一方香織氏は、14年に政治資金規正法違反で有罪が確定した知裕氏が今月下旬まで公民権停止中のため、急きょ出馬を決め、初当選を果たした。

 午後8時すぎに当選確実が伝えられ、香織氏は「時間のない中で支援してくれた方々に感謝している」。知裕氏は「香織は私の身代わりではなく、皆さんに堂々と選ばれた」とほっとした様子だった。

5078チバQ:2017/10/23(月) 09:03:14
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230191-n1.html
2017.10.23 04:46
【衆院選】
鈴木父娘、明暗分ける 宗男氏落選、貴子氏は当選
 自民党の比例代表北海道ブロックで名簿2位の前職、鈴木貴子氏が当選を果たした。父親で政治団体「新党大地」代表の鈴木宗男氏は、同じ比例代表北海道ブロックで落選した。今年4月末に公民権が回復し国政復帰に挑戦したが及ばず、親子で明暗を分けた。

 貴子氏は前回衆院選で旧民主党から北海道7区に出馬し、比例で復活当選。昨年の衆院北海道5区補欠選挙で、共産党と野党統一候補を擁立したことに反発して離党届を提出し、除籍(除名)処分となった。

 今年7月、自身のブログ上で妊娠を公表。激励を受けた一方で「職務放棄ではないか」などの批判もあったと明らかにしていた。9月に女児を出産した。

 一方、宗男氏は23日、「有権者の判断を厳粛に受け止めたい。立候補の表明が遅れるという判断ミスがあった」と振り返った。「(貴子氏と)一緒に政治活動できず申し訳ない。娘には早く父を超えてほしい」と涙ぐんだ。

 宗男氏は平成22年9月に受託収賄罪などで実刑判決が確定し、衆院議員を失職。24年4月に刑期満了し、5年間の公民権停止になっていた。

5079チバQ:2017/10/23(月) 09:04:04
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230147-n1.html
2017.10.23 02:41
【衆院選】
「私の力不足。全ては有権者の判断」金子恵美氏、女の戦いに敗戦の弁
 22日投票の衆院選で、新潟4区で落選し、比例復活もならなかった自民前職の金子恵美氏。選挙区での敗北が確実になると、支援者らが待つ同市横町の結婚式場に姿を現した。

 夫の宮崎謙介氏が不倫で衆院議員を辞職して以来、初の選挙となったこともあり、苦しい戦いとなった。「私の力不足、実力不足以上の何ものでもない。大変申し訳ありません」と深々と頭を下げた。

 金子氏は、野党共闘を「イデオロギーも何もない野合に打ち勝つことが真の民主主義、正義と良識を示すことができると考えたが、全ては有権者の判断」と悔しさを隠さなかった。涙はみせず、きっぱりとした表情で淡々と語った。

 対立候補の菊田真紀子氏は無所属で、比例復活の可能性がなく「今回で決着をつける」と金子氏は必勝の構えで臨んだ。

 だが、菊田氏が野党共闘態勢の下で共産の支援も得たことから形勢は逆転。必死の形相で訴えた願いは実らなかった。

5080チバQ:2017/10/23(月) 09:04:57
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230101-n1.html
2017.10.23 01:36
【衆院選】
「不倫疑惑」の山尾志桜里氏、当確理由は「首相にとっての厄介な声になれたから」
22日に投開票が行われた第48回衆院選で、無所属前職の山尾志桜里氏(43)は同日夜、愛知7区で当選が確実となったことについて「前回の選挙(衆院選)の約束が、(安倍晋三)首相にとって厄介な声になる、首相の道には子供たちは並ばせない(だった)。この2つの約束について、2期目の国会で一定程度実績を出させていただいた。この点が、一定の評価をいただいたのではないか」と述べた。愛知県長久手市の選挙事務所で記者団に語った。

 山尾氏は週刊誌で既婚男性との交際疑惑が報じられ、9月に民進党を離党した。序盤は無党派層の取り込みに苦労したが、住宅街での街宣活動に重点を置くなどして終盤に追い上げた。

 今回の選挙戦について山尾氏は、「公の政治家として、消費増税についても、あるいは(憲法)9条についても、自分の信念を明確に示させていただきました。そういった姿勢も含めて、一定の信託をいただいたと感じています」とあいさつした。

 不倫疑惑については一貫して否定。街頭演説では、子育て政策や女性の活躍推進に取り組んできた実績を強調していた。

5081チバQ:2017/10/23(月) 09:06:10
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230083-n1.html
2017.10.23 01:28
【衆院選】
菅直人氏に敗れ、落選が決まった東京18区・土屋正忠氏 「途中で風、変わった」「勝負勘が鈍った」
 「土菅戦争」で知られる東京18区。小選挙区を制したのは菅直人氏(71)だった。敗れた自民党の土屋正忠氏(75)は自民が比例区では公認時73歳を超えている候補は名簿に登載しない「定年制」を取っていることから、落選が決まった。

 23日午前0時45分ごろ、東京都武蔵野市の事務所に姿を見せた土屋氏は運動に従事した市議や支援者らと握手をして、選挙戦をねぎらった後、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなしというが、私自身に判断ミスがあった。(22年)市長を務めた武蔵野で負けたのが残念」と悔しさを隠しきれない様子で切り出した。

 武蔵野では都議選、市長選と保守が連敗しており、「勝負勘が鈍っていた。途中から風が変わったなという気がした。与党は攻められる側、野党は攻める側だから鮮やかに見えるが、与党はそうはいかない。力不足だったということ」と最後まで悔しそうに語った。

 去就については言及せず「皆で落ち着いたら考えましょう」と述べた。

  (WEB編集チーム)

http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230089-n1.html
2017.10.23 01:30
【衆院選】
東京21区「都知事には都政に専念してもらう」長島昭久氏、逆風はねのけ当選

 希望前職の長島昭久氏(55)と自民現職の小田原潔氏(53)が激戦を繰り広げた東京21区。立川市の長島氏の事務所では深夜遅くまで多くの支持者らが集まり、テレビの選挙番組を見守った。日付が変わり、当選確実と報じられると事務所からは大歓声が上がった。

 23日午前0時半ごろ、事務所に姿を現した長島氏は支持者らへの感謝の言葉を述べ、深々と頭を下げた。長島氏は前回の選挙戦では僅差で小田原氏に敗れ、比例で復活当選。2年10カ月ぶりの雪辱を果たした。

 その後、報道陣の取材に応じた長島氏は今後の抱負に“希望の党の立て直し”を掲げた。長島氏自身はいち早く民進を離党し、小池百合子都知事率いる希望の結党に加わったが、小池都知事の擁立候補選定に関する「排除」発言などで求心力が低下。長島氏は「代表に残るのかは知らないが、都知事には都政に専念してもらう。国政は我々に任せてもらう」と力を込めた。

http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230095-n1.html
2017.10.23 01:31
【衆院選】
東京1区 立民・海江田万里氏、雪辱果たし国政復帰「成果が必ず現れると思っていた」

 旧民主党の代表でありながら前回選で敗北し、約3年間の“浪人”生活を送っていた東京1区の立民元職、海江田万里氏(68)。前回、前々回と選挙区で2連敗した自民前職の山田美樹氏(43)を僅差で下し、悲願の国政復帰を果たした。

 23日午前0時、当確の報を受け、東京都新宿区の選挙事務所に姿を現した海江田氏は「日本の中心、東京1区で安倍自民党に勝った意義は大きい」と語り、支持者に向けて大きくガッツポーズ。万歳三唱では深々とお辞儀をし、頭を上げることはなかった。

 落選中は地元の祭りやイベントに積極的に参加して顔を売り込み、「その成果が必ず現れると思っていた」と振り返った海江田氏。選挙戦では共産・社民と野党共闘し、安倍政権やアベノミクス批判を徹底して支持を広げた。

 選挙事務所には22日夕から数十人の支持者が集まり、固唾をのんで行方を見守った。

5082チバQ:2017/10/23(月) 09:07:11
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230188-n1.html
2017.10.23 04:39
【衆院選】
「排除、強すぎた」「ひきょう者とののしられた」希望結成メンバーが次々落選
 小池百合子東京都知事が率いる希望の党は、小池氏のお膝元・東京で立候補した結成メンバーですら次々に落選した。

 「『排除』は強すぎる言葉だった。これで有権者が希望ではなく立憲民主党に流れた面は否めないと思う」。小池氏の側近で、東京10区で落選した前職若狭勝氏は22日深夜、事務所で会見。淡々とした表情で、民進党議員の希望入りを巡る小池氏の発言が自身を含む希望候補の苦戦につながったとの見方を示した。

 「都議選のときは3倍の人数がいたのに。かなり厳しい」。東京5区で落選した前職、福田峰之氏の選対関係者は選挙戦中盤、小池氏が駆け付けた街頭演説で聴衆がまばらなことを嘆いた。

 福田氏は選挙直前、自民党を離党して希望入りした。過去3回の当選は、いずれも小選挙区(神奈川8区)で敗れ比例復活。離党の際、選挙目当てではと問われると「政策の実現には議員になることが重要だ」と答えた。しかし今回の選挙戦では、街頭でビラを配っても「いらねーよ」と声を荒らげられ「ひきょう者」とののしられた。

5083チバQ:2017/10/23(月) 09:08:59
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171023/k00/00m/010/356000c
衆院選

神奈川6区 公明の上田勇氏、議席を失う

毎日新聞2017年10月23日 01時45分(最終更新 10月23日 01時53分)
 神奈川6区では当選7回を重ねていた公明前職の上田勇氏(59)が立憲前職の青柳陽一郎氏(48)に敗れ、議席を失った。政権交代した2012年の衆院選以来の公明候補の小選挙区全勝がストップしただけに、落選の一報を受けると、横浜市旭区内の事務所は重苦しい空気に包まれた。

 22日深夜、事務所に姿を見せた上田氏は、集まった支持者に対して10秒ほど深々と一礼。「こうした結果になってしまったのは私の力不足。みなさまの期待に応えられずに深くおわび申し上げる」と厳しい表情で話し、「今後については白紙」と述べた。【木下翔太郎】

5084チバQ:2017/10/23(月) 09:09:33
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171023/k00/00m/010/346000c
衆院選

馬淵澄夫氏落選 比例復活もならず

毎日新聞2017年10月23日 01時09分(最終更新 10月23日 03時02分)
 奈良1区では、旧民主党政権で国土交通相を務め、6選を目指した希望前職の馬淵澄夫氏(57)が、自民元職の小林茂樹氏(53)に議席を奪われた。比例復活もならなかった。馬淵氏は奈良市の事務所で「全て私の不徳の致すところ。申し訳ない」と頭を下げた。

 旧民主に逆風が吹いた2014年の前回選でも、「馬淵党」と称される個人中心の支援などで議席を守った。しかし、陣営によると、今回は希望からの出馬を疑問視する電話が多い日で数十件も寄せられたという。チラシやタスキから希望の党名を外すなど政党色を極力抑えたものの、守勢を強いられた。

 逆に自民は終盤の19日に安倍晋三首相が応援に入るなど攻勢を強め、連立を組む公明も積極的に支援し、14年ぶりに議席を奪還した。【塩路佳子】

5085チバQ:2017/10/23(月) 09:11:31
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/politics/nhknews-10011192681_20171023.html
希望 福田氏 落選確実 比例惜敗率で及ばず
02:52NHKニュース&スポーツ

安倍政権で内閣府副大臣を務め、今回の選挙で自民党を離党して希望の党から立候補した福田峰之氏は、小選挙区の東京5区で敗れ、重複立候補した比例代表の東京ブロックでも惜敗率で及ばず、落選が確実になりました。

福田氏は53歳。横浜市議会議員などを経て、平成17年の衆議院選挙で自民党から立候補して初当選し、これまでに3回、当選しています。ことし8月に発足した第3次安倍第3次改造内閣では、内閣府副大臣を務めました。

今回の選挙で、福田氏は「新党で新しい日本の社会の枠組みづくりにチャレンジしていきたい」などとして、自民党を離党して希望の党に参加し、これまでの神奈川8区ではなく、東京5区から立候補しました。

選挙戦で、福田氏は、政権交代可能な政党をつくり、しがらみのない政治を目指すなどと訴え、4回目の当選を目指しましたが、小選挙区の東京5区では自民党の前議員の若宮健嗣氏に敗れ、重複立候補した比例代表の東京ブロックでも惜敗率で及ばず、落選が確実になりました。

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20171022-567-OYT1T50109.html
維新から希望へ、9選目指した小沢鋭仁氏が落選
02:53読売新聞

 東京25区で、9選を目指した希望の党の小沢鋭仁・元環境相は敗北し、比例選でも復活できず、落選が決まった。

 前回は比例近畿で当選。今回は日本維新の会から希望に移り、希望と維新が東京と大阪ですみ分けしたことにより、出身地の山梨に近い東京25区から出馬した。

5086片言丸:2017/10/23(月) 09:12:10
佐賀2は、

前回は唐津市で22000古川がリードしている。
今回もそうなら古川勝ち。
しかし、前回古川が大きく勝っていた旧3区の伊万里市や武雄市で、今回互角近くなっている。むしろ武雄市では逆転しているほど。
なので、前回のような保利の号令が効かなくなり、大串が唐津市でも前回比でかなりの浸透をしているはず。
おそらく大串が勝つだろう。
ということで、希望の比例では城井崇が復活当選。

5087チバQ:2017/10/23(月) 09:13:34
https://news.goo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-104890101.html
広島6区 希望・佐藤さん返り咲き
00:41山陽新聞

広島6区 希望・佐藤さん返り咲き
山陽新聞
(山陽新聞)
 22日投開票の衆院選で、広島6区は希望の党元職の佐藤公治氏(58)が、自民党比例前職の小島敏文氏(67)らを破って3選。2013年の参院選広島選挙区で落選して以来、4年ぶりの国政復帰を決めた。 当確の一報は午後10時45分ごろ。尾道市新浜のホテルで佐藤氏は支持者と握手し「党派を超えて結集いただいた。地元、地方、国のために全力で取り組みたい」と述べた。 国政選挙で共闘してきた亀井静香元金融担当相(80)が引退を決断し、「亀井先生の志を継ぐ」との思いで選挙戦に臨み、小島氏と激戦を展開。過去4度果たせなかった小選挙区での勝利(00年と03年は比例復活)をつかんだ。 選挙戦では、政党色を消して幅広く浸透を図る戦術を展開。亀井氏の後援会や連合広島の支援も受け、県内唯一となる非自民議席を死守した。

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710230034.html
【衆院選】元みんな代表の浅尾慶一郎氏、新人相手に落選確実 神奈川4区
00:29産経新聞

【衆院選】元みんな代表の浅尾慶一郎氏、新人相手に落選確実 神奈川4区
落選確実となった浅尾慶一郎氏=2014年11月28日午後、国会内(酒巻俊介撮影)
(産経新聞)
 第48回衆院選は22日、投開票され、神奈川4区で立憲民主新人、早稲田夕季氏(58)の当選が確実となった。みんなの党元代表で無所属前職の浅尾慶一郎氏(53)は落選する見通し。

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1710230029.html
衆院選】落選の嘉田由紀子氏「短期間で厳しい選挙。私の力不足」と支持者に頭下げる 滋賀1区
02:29産経新聞

 滋賀1区(大津市など)では、無所属で出馬した元滋賀県知事の嘉田由紀子氏(67)が、自民前職の大岡敏孝氏(45)に敗北。初の国政進出はならなかった。

 22日夜、大岡氏の当選確実の一報が流れると、嘉田氏は大津市内の選挙事務所で「短期間で非常に厳しい選挙だった。候補者に力があれば無所属でも勝ち上がれるが、私の力不足」などと支援者らに頭を下げた。

 公示直前に引退を表明した民進の川端達夫氏の後継として急遽、立候補。2期8年の知事時代の実績と知名度を武器に、子育て支援策の充実や打倒安倍政権を訴えた。

 ただ、当初希望の党公認を検討したことに反発した社民が新人候補を擁立するなど、非自民票が分裂。無党派層への浸透を図ったが勢いを欠いた。

5088名無しさん:2017/10/23(月) 10:17:23
海江田と落合は幸福が擁立してなければ危なかったな

5089チバQ:2017/10/23(月) 12:03:23
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20171022_11076.html
<衆院選宮城>仙台決戦、野党共闘 「1強」に肉薄も届かず
10:55河北新報

<衆院選宮城>仙台決戦、野党共闘 「1強」に肉薄も届かず
比例代表で当選確実とし、支持者に迎えられる岡本さん=22日午後8時10分ごろ、仙台市青葉区の事務所
(河北新報)
 「奇襲解散」対「奇襲新党」の戦いは、先に仕掛けた安倍晋三首相(自民党総裁)の圧勝に終わった。希望の党は「政権選択選挙」に首相候補不在のまま挑み、公示早々に失速。理念も政策も棚上げした「当選ファースト」が見透かされ、軒並み惨敗した。希望への抱き付き作戦に失敗した野党第1党の民進党は事実上「解党」へ。東日本大震災から6年7カ月。被災地を抱える東北各地で「多弱」野党が次々に自滅する中、リベラル勢力を巧みに結集した都市部仙台の宮城1、2区は「安倍1強」に肉薄した。

 想定外の「風」に乗って議員バッジをつかんだ。
 「誠実に生きる人たちが報われる政治を実現したい」。宮城1区の立憲民主党新人で元仙台市議の岡本章子さん(53)は、比例東北で初の議席獲得を決めた22日午後8時10分、仙台市青葉区の事務所で支持者らと喜びをかみしめた。
 希望の党の公認を得られず、公示6日前に立民からの立候補を決意した。失意は拭えなかったが、立民の支持率上昇に合わせて、個人名より党名の連呼に力を入れた。
 追い風を感じたのは17日。2度目に仙台入りした枝野幸男代表と並んだJR仙台駅前には1500人が集まり、背中を押された。「あと一歩のところまで来た」と声を振り絞った。
 市議会では子育て、教育に力を注いだ。「子どもの将来に投資する政治に変える」と夢を膨らませた。
 「力及ばず、申し訳ない思いだ」。宮城2区で13年ぶりの国政復帰を目指した無所属元議員の鎌田さゆりさん(52)は議席に届かなかった。23日午前1時半、泉区の事務所に集まった支持者と涙を拭った。
 共闘を組んだ民進、共産、社民の宮城県議や仙台市議が住宅街をきめ細かく回った。「国難は安倍首相の存在」「大企業優遇、庶民いじめだ」。演説は政権批判で突き通した。
 沿道に人を見付ければ、一目散に握手を求めて走り寄るスタイルを貫き、無党派層に浸透。自民候補と一進一退を繰り広げたが、日増しに相手の組織力と物量に圧倒され、無所属の厳しさをかみしめた。最終盤は「比例救済の道はない」と危機感を全開にした。
 不発に終わった野党共闘。事務所に集まった各党県議、市議と何度も握手を交わした。「子どもたちに武器を持たせることのない平和な社会をつくりたい」と前を向いた。

5090チバQ:2017/10/23(月) 12:05:33
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20171022_71079.html
<衆院選東北>仙台決戦、自民底力で突き放す 薄氷の勝利
10:16河北新報

<衆院選東北>仙台決戦、自民底力で突き放す 薄氷の勝利
当選を決め、支持者と握手する秋葉さん=23日午前1時30分、仙台市泉区の事務所
(河北新報)
 「大義なき解散」の結末は、「敵失」に助けられての勝利だった。自民党は東北でも安定した支持層を守り切り、閣僚経験者らベテランを中心に続々と勝ち名乗りを上げた。森友・加計(かけ)学園問題の逆風を浴び、希望の党の誕生に一時は「解散判断を誤った」との危機感が拡大。しかし、その後は野党の離合集散を尻目に、着実に票を積み上げた。空虚な戦いに勝利し、維持された「安倍1強」。東日本大震災からの復興、経済再生といった多くの課題は道半ばだ。「国難突破」の看板を掲げた与党に課された責任は重い。

 スタート前から波乱含みで、薄氷の勝利だった。
 「本当に厳しい選挙だった。皆さんに感謝です」。宮城2区の自民前議員秋葉賢也さん(55)は23日午前1時半、泉区の事務所で支持者と何度も抱き合った。
 初の与野党一騎打ち。危機感は強かったが、足場はもろいままだった。
 9月下旬、仙台市議会の一室で容赦ない罵声が飛んだ。「フィニッシュだ。もう駄目」「先生が管理する党の通帳を出してください」。連携不足を理由に候補者交代を求めた2区内の自民市議団との亀裂を深めたまま、選挙戦に突入した。
 困惑した首相官邸サイドが直接、市議らを電話で説得。市議らは矛を収め、巨大組織の歯車が一気に回転しだした。「仙台の議席を『赤旗』にして良いのか」。終盤、秋葉さんは共産党批判に熱を入れ、保守層の結束にも奏功した。
 「政権批判を謙虚に受け止め、活動していく」。秋葉さんは誓いを新たにした。
 「厳しい戦いだった。しっかり働いて恩返しする」。宮城1区で4選を決めた自民党前議員の土井亨さん(59)は午後11時、青葉区の事務所で汗を拭った。
 野党分裂による東北一の混戦で、急伸する立憲民主党の影に追い詰められた。支持率上昇が続く情勢に戦術練り直しを迫られた。
 「間もなく追い抜かれる。どうか助けてほしい」。19日夜、青葉区であった個人演説会。支持者約200人の両手を力強く握り、苦しい懇願を重ねた。
 選挙カーのアナウンスも急きょ切り替えた。「逆転されてしまう。何とか押し上げてほしい。力を貸してください」と大接戦を前面に打ち出した。
 相手を振り切ったが、比例復活を許した。「リベラル層の厚さを突き付けられた」。相沢光哉選対本部長は渋っ面が解けなかった。

5091チバQ:2017/10/23(月) 12:06:00
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1710230064.html
【衆院選】阿部俊子氏5選、平沼氏との激戦を制す 岡山3区
10:14産経新聞

【衆院選】阿部俊子氏5選、平沼氏との激戦を制す 岡山3区
「当確」の報道を受け、花束を受け取る阿部俊子氏=津山市
(産経新聞)
 自民公認候補がなく、当選後の追加公認をかけての無所属同士の戦いが焦点となった3区では、無所属前職の阿部俊子氏=自民推薦=が、無所属新人の平沼正二郎氏との激戦を制し、5選を果たした。両者に割って入った共産新人の尾崎宏子氏と、希望元職の内山晃氏は厳しい戦いとなり、及ばなかった。

 22日夜、津山市川崎の選挙事務所には、台風21号の影響で雨が降る悪天候にもかかわらず、大勢の支持者が詰めかけ、開票結果を伝えるテレビ中継に見入り、票の行方を固唾をのんで見守った。午後10時すぎに「当選確実」の報が出ると、事務所内は歓声と拍手に包まれた。その後、姿を見せた阿部氏は支持者らと喜びの握手を交わし、陣営幹部らと万歳三唱。花束が贈られるなどした。

 阿部氏は「ここからの声をしっかり国会に届けたい」「人を出さず、人を戻し、人をひきつけるような少子高齢社会への対策を行い、産業の振興に努めたい」などと決意を語った。

 阿部氏は、平成17年の“郵政選挙”で、郵政民営化に反発した平沼赳夫氏の刺客として自民公認で初出馬。以来赳夫氏に4回敗れるが、いずれも比例中国で復活当選を果たしてきた。

 「今回は比例復活のない選挙。背水の陣で臨む」と切迫感を募らせ、女性が活躍できる社会整備など、4期12年の実績を強調。看護連盟の支援や保育協議会などからも応援を得て、女性を中心に幅広い年齢層から支持を集めた。

5092チバQ:2017/10/23(月) 12:06:45
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20171022_71080.html
<衆院選>東北の23小選挙区 自民「18」大勝、希望「1」惨敗
10:12河北新報

<衆院選>東北の23小選挙区 自民「18」大勝、希望「1」惨敗
<衆院選>東北の23小選挙区 自民「18」大勝、希望「1」惨敗
(河北新報)
 東北6県の23小選挙区は自民党が18議席を獲得し、大勝した。希望の党は1議席にとどまり、惨敗した。希望に合流しなかった民進党系無所属などが4議席を確保し、非自民票の一定の受け皿となった。
 自民は選挙戦序盤からの勢いを維持し、青森、秋田、山形でそれぞれ3議席を独占した。宮城で5議席を獲得したほか、接戦区も競り勝って議席数を堅調に伸ばした。岩手2区と福島5区で現職閣僚が当選。秋田2区でも前法相が議席を守った。
 希望は民進から転じた前議員らを中心に17選挙区で候補者を立てたが、非自民勢力の受け皿になりきれず、苦戦を強いられる選挙区が相次いだ。獲得議席は岩手1区にとどまり、伸び悩んだ。
 17選挙区で候補者を立てた共産党は政権批判票の分散が影響し、比例の1議席にとどまった。立憲民主党は宮城1区の新人が小選挙区で敗れたが、比例で復活し初の議席を確保した。
 日本維新の会、社民党はそれぞれ2選挙区に候補者を立てたが、議席には届かない見込み。
 無所属は4議席となり、一定の存在感を示した。宮城5区と福島1区では非自民勢力が事実上一本化され、民進系無所属が自民前議員との一騎打ちを制した。岩手3区では自由党代表が自民前議員を破り、17選を決めた。福島3区も自民新人らを退けた。
 比例東北ブロック(定数13)は全13議席が確定し、自民5(公示前比増減なし)、希望3、立民3、公明1(1減)、共産1(増減なし)となった。
 選挙区に候補者を立てなかった公明党は比例で1議席を確保し、前議員の当選が決まった。日本のこころは議席が獲得できなかった。

https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20171023_71021.html
<衆院選東北>希望は失望に、そして絶望へ 輝き消え失速
10:13河北新報

<衆院選東北>希望は失望に、そして絶望へ 輝き消え失速
<衆院選東北>希望は失望に、そして絶望へ 輝き消え失速
(河北新報)
 「小池劇場」への希望は失望に変わり、絶望で幕を閉じた。
 宮城1区の希望新人伊藤優太さん(32)は民進仙台市議を辞して挑み、小選挙区、比例ともに涙をのんだ。当初、民進県連が擁立した公認候補は希望の公認を得られず、立民から出馬。民進分裂後、共産、立民、社民3党の共闘関係を築かれた。
 党代表の小池百合子東京都知事が2度、応援に駆け付け、党を前面に押し出す戦いを展開。「自民か希望の二択だ」と政権選択を迫ったが、民進左派の「排除」や安保法制を巡る「踏み絵」などで追い風はやみ、野党乱立の前に沈んだ。
 伊藤さんは仙台市青葉区の事務所で「私の力不足。選挙戦が進むにつれ、厳しさを感じた」とうなだれた。
 岩手2区で敗れた希望元議員畑浩治さん(54)は比例でも届かなかった。野党統一候補として立候補する予定だったが、民進が希望への合流を決めて共闘態勢は崩壊した。
 後継指名を受けた民進前議員黄川田徹さんと「安倍政権打倒」を訴えながら本州最大の選挙区を駆け巡ったが、時間が足りなかった。
 山形2区で敗れた希望前議員の近藤洋介さん(52)も、比例復活へ一歩及ばなかった。同じ自民前議員との小選挙区対決は3連敗となり、米沢市の事務所は静まり返った。
 昨夏の参院選は民進県連会長として野党共闘を主導し、自民候補を大差で破った。今回、希望から立候補したことで野党共闘は崩壊。劣勢をはね返せず、5回連続維持した議席を失った。

5093チバQ:2017/10/23(月) 12:14:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20171023k0000e010435000c.html
<衆院選>三つどもえ、野党苦戦
11:33毎日新聞

<衆院選>三つどもえ、野党苦戦
(毎日新聞)
 今回の衆院選は「自民、公明両党」「希望の党、日本維新の会」「立憲民主、共産、社民3党」の3極が全国で入り乱れる混戦となった。このため、野党が与党と事実上の一騎打ちに持ち込めたのは全289小選挙区のわずか5分の1の56選挙区。多くで野党が分裂・競合し、選挙結果からは与党が「漁夫の利」を得たことが鮮明に表れた。【村尾哲】

 ◇批判票分散 勝率22%

 小選挙区の対決構図を与野党の一騎打ち▽3極が対決した三つどもえ▽与党1人と野党3人以上による野党乱立型▽自民系が分裂--に分類。与野党の勝敗を集計した。

 一騎打ちの56選挙区は、23日に開票作業がずれ込んだ沖縄4区を除けば与党が37勝。野党は18勝(勝率32%)で、うち立憲や民進・自由両党出身の無所属候補が17人と健闘した。残り1人は社民で、希望の当選者はゼロだった。

 三つどもえになった177選挙区をみると、開票がずれ込んだ佐賀2区を除いて与党137勝に対し、野党は39勝。野党の勝率は22%と一騎打ちよりも10ポイント低く、政権批判票が分散した影響が出た。内訳は希望・維新両党と希望に近い無所属が20勝、立憲・共産と民進系無所属が19勝。

 野党が3人以上出馬した51選挙区では、与党が48勝と圧倒。3勝の野党は勝率も6%と極めて低い。勝ち残ったのはいずれも地盤の強い民進出身者で、無所属の野田佳彦前首相(千葉4区)、希望の泉健太氏(京都3区)と下条みつ氏(長野2区)だけだった。

 2003年から5期続けて小選挙区で当選していた希望の馬淵澄夫元国土交通相(奈良1区)と、小池百合子東京都知事の側近・若狭勝氏(東京10区)は落選に追い込まれた。

 自民系が分裂した5選挙区はいずれも保守地盤が強いが、神奈川4区は立憲の新人が、逆に「漁夫の利」を得て勝利した。

 全体に立憲が善戦したのは、多くの選挙区で共産、社民との協力が奏功したことが大きい。無所属を含む立憲系の候補などが出馬した67選挙区で、共産は候補を取り下げた。実際に立憲系が制した37選挙区のうち、31選挙区には共産、社民の候補がいなかった。

 一方、希望は香川1区など3選挙区を除いて他の野党と競合。共産、社民は希望を「自民の補完勢力」と位置づけて対抗馬を下ろさず、逆に希望も、民進が公認予定だった立憲や無所属の候補がいる選挙区にあえて「刺客」を立てたことで勝率を落とした。希望が公認候補を立てた198選挙区のうち、勝ったのは17選挙区にとどまる。また共産、社民は沖縄の2選挙区でそれぞれ1議席を獲得した。

 ◇新潟一本化効果 6選挙区中4勝

 全国的に自民党が大勝する中、北海道と新潟、沖縄両県では野党が善戦した。もともと野党の強い地盤があったり、選挙協力が成功したりしたためだ。

 旧民主党、民進党の「牙城」だった北海道は、希望の党に合流せず、立憲民主党や無所属での出馬を選んだ候補が、道内12選挙区のうち5選挙区で自民に競り勝った。立憲は2014年の前回衆院選で自民が勝った3、11区の議席を奪い、比例でも自民に並ぶ3議席を獲得。共産党は3、11区を含む7選挙区で候補を取り下げており、共闘の効果が鮮明だ。希望は小選挙区で全敗した。

 新潟は、希望が小選挙区に候補を擁立できなかったこともあり、県内6選挙区のうち5選挙区で立憲、共産、自由などの野党が一本化に成功。複数の野党が無所属候補に相乗りする「新潟方式」が02年から続いており、16年参院選と知事選も自民系候補に勝つなど、野党共闘の下地がもともと整っていた。今回は4選挙区で自民を破り、特に前回自民が勝った1、2、4区は、民進系の無所属候補や立憲が接戦の末、議席をもぎ取った。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反発が強い沖縄は、県内の全4小選挙区で、移設反対を掲げる翁長雄志知事を支援する野党系の「オール沖縄」勢力と、移設容認の自民が対決。前回全勝した野党は今回も1〜3区で議席を確保した。4区は台風の影響で開票が23日にずれ込んだ。【田口雅士】

5094チバQ:2017/10/23(月) 12:14:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20171023k0000e040437000c.html
<衆院選>風乱れ…明暗分かれる
11:45毎日新聞

 ◇大分3区 横光氏、5年ぶりの復帰、議員専念を表明

 大分3区では、俳優で立憲民主元職の横光克彦氏(73)が復活当選し、23日未明、出身地の大分県宇佐市のホテルで一人一人と抱き合い、握手を交わした。「ありがとう、ありがとう」と満面の笑みで、あいさつして回った横光氏。2012年衆院選に落選して政界を引退して以来、5年ぶりの政界復帰となる。

 テレビドラマ「特捜最前線」などの俳優を経て1993年に旧大分2区で初当選し、社民党の副党首などを務めた。落選後は東京で俳優業に復帰し、約2600人加盟の日本俳優連合の副理事長として、俳優の出演条件や安全対策の向上に取り組み、最近も映画「シン・ゴジラ」に環境相役で出演するなど活躍していた。

 報道陣に俳優と議員の「二足のわらじ」を履くのか問われた横光氏は「一足でいきます」と議員活動に専念する意向を表明。「立憲民主党の政策を着実に実行し、ぶれずに安倍政権の暴走を止める」と意気込んだ。

 公示直前、同区の構図は目まぐるしく変わった。自民前職、岩屋毅氏(60)対共産の構図へ希望新人が参戦を表明したが、横光氏出馬の情報が伝わると「自民の一角を崩すため」と共産と希望が降りた。結局、岩屋氏と横光氏の一騎打ちとなり、岩屋氏が勝利した。【大漉実知朗】

 ◇北海道比例 鈴木宗男氏落選 国政復帰ならず

 受託収賄罪などの有罪確定で停止されていた公民権を4月に回復した北海道の地域政党・新党大地代表の鈴木宗男元衆院議員(69)は、比例道ブロックから立候補し国政復帰を目指したが、議席獲得はならなかった。

 鈴木氏は2010年9月に実刑判決が確定し、衆院議員を失職。「ムネオ復活」を旗印にした選挙戦では、歌手の松山千春さんとともに街頭演説し、私設秘書だったムウェテ・ムルアカさんも応援に駆けつけたが、7年ぶりの国政復帰は果たせなかった。

 鈴木氏の長女貴子氏(31)は、同じ比例道ブロックから自民党公認で出馬し、早々に当選を決めた。自民は大地の選挙協力に期待して比例名簿2位に処遇しており、親子で明暗が分かれた。

 鈴木氏は「(自身の)立候補表明が遅れる判断ミスがあった。これからいかなる立場にあろうとも、生涯政治家だ」と述べ、引退を否定した。【田所柳子】

 ◇東京11区 下村氏、都連会長辞任も逆風乗り切る

 東京11区では自民前職の下村博文氏(63)が8選。板橋区の事務所で支援者と笑顔で握手を交わし、万歳の中、深々と頭を下げた。

 支援団体が2013〜14年、加計学園の秘書室長(当時)が取りまとめたとされるパーティー券の購入代金計200万円を受けていたことが、6月末に発覚。下村氏は違法性を否定したが、受領時期に文部科学相を務めていたこともあり、学園との関係が疑問視された。発覚後の都議選では自民党が惨敗し、党都連会長を引責辞任した。

 選挙期間中、加計問題に言及することはほとんどなく、公開討論会で他の候補者から指摘されると「脇の甘いところは謙虚に反省する」と述べるにとどめた。逆風の選挙を乗り切り、下村氏は「大変厳しい選挙だった。生まれ変わって(自らが目指す)政治を成し遂げなければいけないことを改めて誓いたい」と強調した。【巽賢司】

5095チバQ:2017/10/23(月) 12:16:53
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20171023k0000e040422000c.html
<衆院選>希望失速 落選恨み節
11:15毎日新聞

<衆院選>希望失速 落選恨み節
(毎日新聞)
 ◇「小池さん、待てど来ず」

 発足当初の勢いを失い、公示前の勢力を大幅に減らす結果となった希望の党。落選した候補者の陣営からは、小池百合子代表への恨み節も聞こえた。

 「小池さんはいつ来るんだろうと思っていたら、一緒に街頭に立つことはなかった。落下傘候補の本人がかわいそう」。元熊本県議で東京7区から立候補した希望の荒木章博氏の陣営関係者が、小池代表の選挙応援のあり方に不満を述べた。

 「(選挙期間中の)12日間で党勢の失速というのがね……」。9月に民進党に離党届を出して除籍され、希望の公認候補として出馬した栃木1区の柏倉祐司氏の陣営幹部が振り返った。ただ幹部は「希望の党を信じて戦ったわけですから」と語り、結果を受け止めていた。

 一方、千葉1区で落選し、比例代表で復活した田嶋要氏は「小池さんの看板で入ってくる票が1とすると、希望に移ったことで出ていく票は10」と厳しい選挙戦を振り返った。

 また、青森1区の升田世喜男氏の陣営は希望の失速が伝えられると、事務所の外壁などに並べて張っていた小池代表のポスターを減らすなどして「小池カラー」からの脱却を図った。升田氏も「政権交代のために希望を選んだ。希望が自民の補完勢力と分かったらすぐに離党する」と度々訴えたが、影響は避けられなかった。升田氏は「希望の党は急にできたので有権者に浸透しなかったのではないか」と、悔しさをにじませた。【李舜、信田真由美、一宮俊介】

 ◇都議選、指標にならず

 東京都議選から約3カ月半後の投開票となった衆院選は、自民党が圧勝した。過去の都議選は直後の国政選挙の結果を先取りする「先行指標」とされることが多かったが、小池百合子知事が結成した希望の党は、今夏の都議選で第1党に躍進した都民ファーストの会の再現とはならなかった。都議会関係者は「一部の民進党議員に対する小池氏の『排除』発言が追い風を止めた」と、改めて政治家の失言の怖さを指摘した。

 東京は無党派層が多く、都議選の投票行動は、その時々の「風」に大きく左右される傾向がある。都議選で吹いた風は、直後の国政選挙にも影響を与えることが少なくなかった。

 例えば1993年は、結成1年の日本新党が20議席を獲得。翌月の衆院選では日本新党、さきがけ、新生党が躍進して自民党は下野した。2009年は民主党が結党以来初めて都議会第1党の座を奪い、翌月の衆院選でも民主が300議席超と圧勝し、政権交代が実現した。

 こうした事例から、自民関係者には「希望に追い風が吹くのでは」との臆測が広がっていた。だが、ふたを開けてみれば公示前勢力すら維持できない惨敗。ある自民都議は「都議選と同様の結果も覚悟して引き締めていただけに、意外だった」と首をかしげる。

 異なる結果が出た背景として都議会の与野党関係者が口をそろえるのは、小池氏の排除発言だ。毎日新聞が9月26、27日に実施した世論調査では、比例代表の投票先に希望を選ぶと答えた人は自民党の29%に次ぐ18%だったが、小池氏が排除発言をした9月29日の記者会見を機に、支持率は急落。選挙戦序盤には9%まで下がった。

 希望を支援した民進都連幹部は「希望も都民ファーストも小池人気頼みで、風以外に勝てる要因は何もない。発言がなければ都議選の勢いで3桁の議席獲得はあり得た」と失言が敗北に直結したと指摘した。一方、都民ファーストのベテラン都議は、希望のガバナンス(統治)が整わなかったことも要因と見る。「予定された都議選に向け準備できた都民ファーストに比べ、希望は急きょ結成されたため、組織として固まっていなかった。小池氏個人の力に頼る形だったため、風向きが変わっただけで大きく影響を受けた」と分析した。【柳澤一男、樋岡徹也】

5096名無しさん:2017/10/23(月) 12:49:56
TBS
安倍首相はこんなに勝てるとは思わなかった

田崎「昨日の午前中の段階で自民党内の読みは260だった」

5097とはずがたり:2017/10/23(月) 13:25:15
3週間の独自調査データで分析する、小池知事・希望の党「戦略の不在」
https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20171023-00077257/
米重克洋 | 報道研究者/JX通信社 代表取締役
10/23(月) 7:30

衆院選は、自民・公明が引き続き3分の2の多数を占める一方、立憲民主党が躍進し、希望の党が伸び悩む結果となった。とりわけ、東京では立憲民主党候補の「終盤の強さ」が目立つ反面、小池百合子知事率いる希望の党が小選挙区1議席、比例3議席と第3党に甘んじたことは注目に値する。

筆者は、代表を務める報道ベンチャー・JX通信社の調査をもとにこうした情勢を分析しつつ、都内での各党の獲得議席数を事前に公開し(10月18日記事参照)、結果は全政党で的中した。

そこで、本稿ではこの衆院選前の3週間分の東京都内情勢調査で生まれたデータをもとに、なぜ小池知事と希望の党がお膝元たる東京で急失速したのか、その「戦略の不在」ぶりを明らかにしていきたい。

支持層も一緒に「排除」「選別」?

小池百合子東京都知事の支持率は、希望の党立ち上げの表明以降に大きく下がった。左図はその推移だが、9月下旬に58%だった支持率は10月中旬には34%まで下がった。3週間で実に24ポイントもの大幅下落ということになる。

では、この時、小池知事から離れた支持層は一旦どんな人たちだったのか。9月下旬以降のJX通信社都内情勢調査で「支持政党別」の小池知事への支持・不支持の内訳を見てみると、特に無党派と与党である自民・公明支持層で大きく減らしていることが分かる。

先に都議選の結果を受けた記事で指摘したとおり、都民ファーストの会は無党派層の大部分を獲得しただけでなく、自民党支持層をも切り崩し、更に公明党は「都政与党」化して取り込むことで大勝を収めた。小池知事自身も各党支持層から幅広く支持を集めることで高支持率を保っていた。それだけに、民進党との「合流」プロセスで与党内の支持層離反が決定的になったことは強い打撃になったように見える。

更には不用意な「排除」発言に代表される強い保守色の打ち出しや、自民との大連立を否定しない曖昧戦術(後に修正)も、政権不支持層の受け皿になりきれないまま立憲民主党にお株を奪われる結果につながったようだ。加えて、最も大きな無党派層の離反を招いたのが、希望の党立ち上げから公示日に至るまでのプロセスの混乱ではないだろうか。

希望の党の混乱ぶりは、公示日前日までテレビや新聞を通じて徹底的に報道された。だが、同党の混乱ぶりはそうした報道では取り上げられない部分でもはっきりとみてとれる。そのひとつが、目玉候補不在のまま「過半数」の擁立だけにこだわった無理筋な擁立戦略だ。その歪みが最も目立ったのが、小池知事のお膝元とも言える東京なのだ。

比例で「数学的にあり得ない数」の候補を擁立

希望の党が今回の総選挙に擁立した候補は、小選挙区・比例合わせて234人だ。過半数の233人をわずか1人とはいえ上回る数擁立したことで「政権選択選挙」の体裁を整えたように見えるが、その歪みが同党の比例東京ブロックの候補者名簿によく表れている。

比例東京ブロックは、現在の小選挙区比例代表並立制となって以来、単一政党での当選者数は「8人」が最高記録だ。今回最多だった自民も、6議席の獲得に留まっている。それにも関わらず、希望の党はこの比例東京ブロックに10名もの「比例単独候補」を擁立した。詳細な説明は省くが、比例代表の議席数を決めるドント式の計算方法を理解していれば、この10人という人数だけも強気すぎることは容易に分かる。しかし、実際には更にその上位に、小選挙区との「重複立候補者」23人が登載されていたのだ。

5098とはずがたり:2017/10/23(月) 13:25:37
>>5097-5098
実は、小池知事のもと大勝した「都民ファーストの会」の7月都議選での得票をそのまま当てはめても、小選挙区で23人全員が当選することは難しい。このことを踏まえると、希望の党は定数17の比例東京ブロックで十数名という数学的にほぼあり得ない人数の当選を見込んでいたか、「数合わせ」だけで東京に候補を寄せたかのどちらかだということになる。いずれにしても無謀というほかない。

数学的にまず当選不可能な人数を擁立してまで「政権選択選挙」の体裁を整えたことで、希望の党は一体何を得たのだろうか。政権の「顔」たる首相候補を示せないだけでなく、公示日まで延々と小池知事の国政転身への憶測やそれを仮定した「都政投げ出し」への批判を最後まで打ち消せなかった原因にすらなった。致命的な戦略ミスだったと言える。

こうした失敗により、東京都議選での勝利による勢いは完全に打ち消された。都民ファーストの会は都議会では単独過半数を有しておらず、キャスティング・ボートを握る公明党の影響力がより強くなる可能性が高い。更には、その都民ファーストの会が基礎自治体の議会選挙で初めて候補を擁立する来月の葛飾区議選などへの影響も注目される。

実は、戦後に都知事が公選制になって以降、現職知事が出馬して落選したことは1度もない。逆に言えば、何らかの理由で1期目の間に政治的なエネルギーを失った知事は、例外なく2期目の選挙に出られないまま退いている。小池知事は1期目を無事に終えて2期目に臨むのか、自らの前向きな意思で国政に転身するのか、そのいずれを選択するにしても「都政」で足元を固める防戦的な取り組みにエネルギーが割かれることは確実だ。

前原氏の「やりたかったこと」と「致命的ミス」

こうした「野党敗北」の原因を作った人物として、強く指弾されているのが民進党と希望の党の合流を決断した前原誠司氏だ。では、その前原氏の決断は間違っていたのか。実はそうとばかりも言えないデータがある。自民・公明の合計支持率が、野党の合計支持率を下回ったのだ。

JX通信社情勢調査によると、9月下旬の自民党の都内での支持率は36%だったが、希望の党の結成が表明されてから初めての調査となった翌週(9月30日・10月1日)には支持率は9ポイント急落し、27%となった。以後は選挙戦終盤までほぼ横ばいになっている。一方、野党の合計支持率は、9月下旬には24%と自民党単独の支持率を大きく下回っていたが、希望の党設立後の2回目の調査で29%、そして立憲民主党設立後の10月上旬には35%、そして中旬には38%と急増している。小選挙区で候補を一本化している自民・公明両党の支持率を合計しても、10月上旬以降は野党の合計が上回る状態だ(左図参照)。

「どんな手を使ってでも政権を倒す」と言い切った前原氏がやりたかったことは、恐らくこれだろう。そのために、政権不支持層の「受け皿」になりきれないままの民進党を解体するという着眼点は、少なくとも数字から言えば正しかったとも言える。しかし、小池氏共々戦略の詰めが甘かったがために、彼がこだわった「1:1の構図」が作れなかった。更には、希望の党側が立憲民主党の候補に「刺客」を送るなどの無謀を止めることもできなかった。希望の党からの刺客はほぼ例外なく返り討ちに会い、立憲民主党は健闘した。最初から最後まで希望の党の戦略不在が際立った選挙結果だと言える。

今後は野党再編の行方が注目されるだろう。参議院議員が残る民進党の分党・解党や、希望の党の空中分解、立憲民主党の勢力拡大などが既に予想されている。事実上、来年秋の総裁選再選を経て2021年までの政権継続に道を拓いた安倍政権に、野党がどう対峙していくのかが注目される。

5099とはずがたり:2017/10/23(月) 15:27:50
http://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2017/movie/

群馬1
宮崎 希望=民県

香川1
小川 希望=民県
外交も憲法も議論して時代に(合うように)作り替える。
前原来援。
香川2
玉木 希望=民県
安保に関する姿勢を変えるつもりは全く無い。
香川3
藤田 社民=民県・[共産]

5100名無しさん:2017/10/23(月) 15:27:51
オーバーフロー

立民の獲得議席、自民に 比例東海で候補者不足
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201710/CK2017102302000338.html

【政治】

立民の獲得議席、自民に 比例東海で候補者不足

2017年10月23日 夕刊


 衆院選の比例代表東海ブロックでは、立憲民主党の獲得議席が立候補者数を上回り、一議席が自民党に移った。
 立憲民主は同ブロックで六人を擁立。小選挙区で重複立候補した五人が名簿一位で並び、比例単独の候補が六位だった。
 立憲民主は比例で五議席分の得票があったが、重複立候補者のうち二人が小選挙区で当選したため、比例で当選できるのは四人となり、候補者不足が生じた。
 比例の当選順を決める「ドント式」により、立憲民主の議席分は自民に回った。
 自民は、この一議席を含めて全体の獲得議席を二百八十議席に乗せ、自公両党と自民の追加公認を含めると改憲発議が可能な三分の二を確保した。
 二〇〇五年の衆院選でも、比例東京ブロックで自民の獲得議席が立候補者数を上回ったため、社民党に移ったことがある。〇九年衆院選でも比例で獲得した議席が他党に振り替わった。

5101名無しさん:2017/10/23(月) 15:41:10

衆院選2017:下地幹郎氏(維新)が比例復活

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171023-00159163-okinawat-oki

衆院選2017:下地幹郎氏(維新)が比例復活
10/23(月) 15:30配信

沖縄タイムス
衆院選2017:下地幹郎氏(維新)が比例復活
下地幹郎氏
 開票が続いている第48回衆院総選挙で23日、沖縄1区で落選した維新前職の下地幹郎氏(56)=希望推薦=が九州比例代表で復活し、6期目当選が確実となった。

5102とはずがたり:2017/10/23(月) 15:48:40
>>5100
くそー,小山@静岡3とか吉田@岐阜1とか立憲から出とけよなぁ。。腹立たしい。

5103チバQ:2017/10/23(月) 16:25:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171023-00000100-asahi-pol
沖縄4区は自民西銘氏が当選 「オール沖縄」の独占崩す


10/23(月) 14:29配信

 台風の影響で沖縄県南城市の開票が23日の日中にずれ込んだ沖縄4区は、自民前職の西銘(にしめ)恒三郎氏(63)が、翁長雄志(おながたけし)知事らが支援した無所属前職の仲里利信氏(80)らを破って5選を果たした。

【写真】離島から投票箱が届かず、23日午後1時に始まった沖縄県南城市の開票作業

 前回2014年の衆院選では、米軍普天間飛行場の県内移設に反対する翁長氏を支える「オール沖縄」が推す候補が県内4選挙区で全勝。今回も1〜3区はオール沖縄側が当選したが、残る1議席を自民が奪還した。

 南城市では、離島の久高(くだか)島の投票箱が悪天候で開票所に運べず、開票作業を23日午後1時に延期した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171023-00000019-ryu-oki
4区の仲里利信氏、敗戦の弁と政界引退を表明


10/23(月) 14:49配信


 沖縄4区で当選を果たせなかった仲里利信さん(80)は23日午後1時ごろ、南風原町照屋の選挙事務所に姿を見せ、敗戦の弁を述べた。支持者らの拍手で出迎えられると、笑顔で深く頭を下げ「厳しい選挙だった。(結果は)私の不徳のいたすところで、能力のなさであった」と述べた。また「今回は落選したので、次はありません。わが人生に悔いはない」と述べ、政界からの引退を表明した。

 仲里さんは14年の衆院選と比較し「前回は相当盛り上がったが、今回は何か静かだった」と述べ、前回ほどの勢いがなかったと振り返った。

 さらに「自分がやることは毛頭頭になかった。その意味で完全に出遅れた」と述べ、出馬表明が首相の解散表明2日前にずれこんだことも敗因として挙げた。
 一方で「玉城デニーさんは無所属で当選し、オール沖縄はまだ生きていると感じている」と期待を寄せた。

 仲里さんは、オール沖縄への思いについて「僕は保守だが、沖縄の保守、自民党はあまりにも右に寄りすぎて、沖縄に対する思いやりが一切ない。それに対しては断固として反対せざるを得ない。戦争体験者として、二度と戦争につながるものはさせないという気持ちでやってきた」と述べた。【琉球新報電子版】
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琉球新報社

5104チバQ:2017/10/23(月) 16:25:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171023-00005264-gifuweb-l21

藤井元運輸相が国政復帰断念
10/23(月) 12:49配信

岐阜新聞Web
藤井元運輸相が国政復帰断念


 第48回衆院選比例代表東海ブロック単独で立候補し、落選した自民元職の藤井孝男元運輸相(74)は23日、岐阜新聞の取材に対し「今回の選挙を機に第一線から身を引きたい」とし、今後、国政選挙に出馬しない意向を明らかにした。事実上の“引退表明”となるが、藤井氏は「政治家として32年間支援してもらった恩返しに、国と県をつなぐ政治活動は続ける」と語った。
 今回の衆院選で、藤井氏は比例名簿33位に登載された。自身の選挙地盤である岐阜4区に小選挙区で出馬し初当選した自民新人金子俊平氏(39)の支援に注力したほか、全国の応援演説で党をアピールし、自民圧勝に貢献。22日は東京の事務所などで開票状況を見守った。
 一夜明けた23日、藤井氏は本紙の取材に答え、今後について「国政復帰を目指すことはない」とする一方、「これまでの人脈や経験を基に、県や地域が元気になるさまざまな要望などに携わる政治活動は続ける」と語り、現在の自民党県連顧問を続ける意向を示した。
 藤井氏は衆院5回、参院4回当選。2005年の「郵政選挙」で自民公認を得られず岐阜4区で落選。07年の参院選で無所属で当選し、その後復党。10年に再び離党し、たちあがれ日本や日本維新の会などを経て、前回衆院選では次世代の党から同ブロック比例単独で立候補したが落選した。16年に自民に復党した。
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岐阜新聞社

5105チバQ:2017/10/23(月) 16:30:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171023-00000099-asahi-pol

民進、3分裂で明暗 立憲から立候補の前職は全員当選


10/23(月) 13:55配信

朝日新聞デジタル



 今回の衆院選で民進党が公認予定だった候補者らは、希望の党、立憲民主党、無所属の3分裂の状態で選挙戦に臨んだ。朝日新聞の集計によると、前職のうち7割余りが当選。立憲から立候補した前職は全員当選した。

 民進が公認予定だった前職は、朝日新聞の取材で解散までに離党届を提出した人を除いて80人。元職と新顔を加えると計204人いた。

 23日午前11時現在、希望から立候補した116人のうち、当選は38人。そのうち前職は立候補した44人中25人にとどまった。民進で国会対策委員長だった松野頼久氏(熊本1区)は、選挙区で落選した。馬淵澄夫・元国土交通相(奈良1区)も選挙区で落選し、比例復活もできなかった。

5106チバQ:2017/10/23(月) 16:31:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171023-00000061-dal-ent

東国原、玉砕・豊田候補を評価「上西小百合さんは負けるから出ないと…」


10/23(月) 13:10配信

デイリースポーツ







東国原、玉砕・豊田候補を評価「上西小百合さんは負けるから出ないと…」


東国原英夫


 元宮崎県知事でタレントの東国原英夫が23日、フジテレビ系「バイキング」で、22日に行われた衆院選で落選した豊田真由子候補と、衆院選に立候補しなかった上西小百合氏を比較し、豊田候補を「政治家として堂々としていた」と評価した。

【写真】豊田真由子氏、敗戦の弁 「私の力不足でございました」

 番組では22日に行われた衆院選について議論。その中で選挙の話題の中心となった豊田候補、山尾志桜里候補、稲田朋美候補の女性候補について取り上げた。

 豊田候補は埼玉4区で最下位で落選となったが、東国原は「豊田さん、逃げもせずきちっと皆さんに民意を問うために選挙に出た」と、敗戦を覚悟で出馬したことを評価。そして「上西小百合さんは負けるから出ないと仰った。豊田さんは負けてもいいから、やったことに対して皆さんに審判を仰ぎたいと。政治家として堂々としていた」と、今回不出馬だった上西氏の名前を挙げ、豊田候補の“玉砕”に理解を見せた。

 これにMCの坂上忍は苦笑い「そこで上西さん持ってくる…。どうして持ってくる?」と質問。東国原は「なんかねえ、この辺にトゲが刺さってるのよ」と首の周りをさすりながらこちらも苦笑い。坂上は「上西さん、喜んじゃう。名前出してもらって…」と語っていた。

5107チバQ:2017/10/23(月) 16:39:00
NHKで大串に当確でたみたいですね

5108とはずがたり:2017/10/23(月) 17:01:33
やっとか!

5109名無しさん:2017/10/23(月) 17:11:01

衆院の新勢力 全465議席が確定

衆院新勢力、自民284、立憲55、希望50、公明29、共産12、維新11、社民2、こころ0、諸派0、無所属22
http://www.asahi.com/articles/ASKBR55LPKBRUEHF00F.html

5110チバQ:2017/10/23(月) 17:15:38
九州の残り2議席は維新と、社民ですか

5111チバQ:2017/10/23(月) 17:23:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171023-00000102-jij-pol

立憲、安倍政権へ攻勢=「総括」問われる希望―新党に明暗【17衆院選】


10/23(月) 17:13配信

時事通信



 衆院選で公示前勢力を3倍超に増やし野党第1党となった立憲民主党は、無所属当選者や民進党参院議員らとの連携を探り、安倍政権への攻勢を強める構えだ。一方、議席を減らした希望の党は「一枚看板」の小池百合子代表の求心力低下が深刻。敗北の「総括」の在り方によっては混迷に陥る可能性もある。民進党分裂で生まれた二つの新党は明暗が分かれている。
 立憲は23日の党役員会で、来月1日召集予定の特別国会での首相指名選挙で枝野幸男代表に投票することを確認した。24日には衆院選の当選者らを集めた両院議員総会を開き、残る役員人事などを協議。野党第1党から出すことが慣例の衆院副議長の人選は枝野氏に一任した。
 枝野氏としては、早期に執行部体制を固め、存在感を高めていきたい考え。衆院選で受けた追い風を生かせるかが課題となる。
 一方、パリ出張中の希望の小池氏は、落選した若狭勝氏に「いろいろと努力したが、残念な結果になった。申し訳ない」とのメールを送った。若狭氏は「私の力不足だ」と返した。
 希望は25日、小池氏も出席して両院議員懇談会を開き、敗北した衆院選を総括する。樽床伸二代表代行は23日、記者団に「厳しい選挙を乗り越えてきた方々と意見を擦り合わせることが全てのスタートだ」と述べた。ただ、党関係者は「小池氏への不満が出る」との見方を示した。
 民進党の前原誠司代表は23日、連合本部で神津里季生会長と会い、自民党の圧勝を許したことを陳謝した。前原氏は党代表を辞任する意向だが、時期は明示していない。
 無所属で当選した江田憲司元民進党代表代行は23日、横浜市内で記者会見し、前原氏が決めた民進党の希望への合流方針に関し「選挙前に野党が分断され、自民党を利した。極めて政治的責任は重い」と批判した。民進内からは前原氏に「万死に値する。一両日中に辞任すべきだ」(ベテラン)と迫る声も出ている。

5112チバQ:2017/10/23(月) 17:24:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171022-00000592-san-pol

希望の党、若狭勝氏陣営、一回目の開票で敗色濃厚 異例の「解散」本人姿見せず
10/22(日) 23:15配信

産経新聞


希望の党、若狭勝氏陣営、一回目の開票で敗色濃厚 異例の「解散」本人姿見せず


希望の党の若狭勝氏選挙事務所では台風接近に伴い、開票結果を待たず一度解散宣言をする選対関係者=22日夜、東京都豊島区(宮川浩和撮影)(写真:産経新聞)


 東京10区で希望の党から出馬した前職の若狭勝氏(60)の事務所では午後10時半ごろ、開票率13パーセントの段階で、早くも票差が他候補より大きく開いていることが分かると、事務所からアナウンスがあり、詰めかけた支援者に解散を呼びかける異例の展開となった。

 高野之夫豊島区長(79)は午後10時45分ごろ、マイクを握り「まだ結果は出ておりませんが、第一回の開票で厳しい状況のようです。逆境の中の選挙でした。豊島区の将来のためにがんばって参りました」と述べた上で「雨が激しくなると言うことで、万全の態勢で人的被害を最小限にするためにも、すぐ対策本部に戻りたいと思いますんで、厳しい選挙でした」と総括すると、災害対応のため、早々と退席した。

 豊島区商店街連合会会長で選対本部長を務める足立勲氏が「どうぞ、皆さん。遅くまで申し訳ありません。非常に厳しいということで、残念です。台風が非常に強いので、ここで解散をしながら朝まで待っていただいて、自宅で待っていただこうと思っております。本当にありがとうございました」と述べると、報道陣を除いて、ほぼすべての支援者が事務所を後にした。

 選対委員長の本橋弘隆都議が「希望の光はまだ失っていない」と述べたが、むなしく響いた。

 比例復活も厳しい状況で、自民党を離党して小池知事の誕生に尽力し、希望の党の「顔」だった若狭氏の苦戦に関係者は重苦しいムードだった。(WEB編集チーム 三枝玄太郎)

5113名無しさん:2017/10/23(月) 17:27:44
あとは、比例東海の自民惜敗率争いで最後の議席ですね

5114チバQ:2017/10/23(月) 19:13:48
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102301254&g=pol
衆院選、全議席が確定

 第48回衆院選の全議席が23日午後、確定した。自民党284、立憲民主党55、希望の党50、公明党29、共産党12、日本維新の会11、社民党2、無所属22だった。(2017/10/23-17:59)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102300573&g=pol
【時事通信社調べ】(23日17時50分現在)
党派名   合計 選挙区  比例  重複 公示前勢力
自 民  284 218  66  42   290
希 望   50  18  32  29    57
公 明   29   8  21   0    34
共 産   12   1  11   4    21
立 憲   55  18  37  28    15
維 新   11   3   8   8    14
社 民    2   1   1   1     2
日 こ    0   0   0   0     0
諸 派    0   0   0   0     0
無所属   22  22   -   0    39
合 計  465 289 176 112   472
                      (欠員3)
(2017/10/23-18:07)

5115チバQ:2017/10/23(月) 19:16:52
>>5113
まだだったんですね
田畑毅 愛知2区 71.9%
or
青山周平 愛知12区 ???
の争いか

5116チバQ:2017/10/23(月) 19:19:14
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1710230012.html
重かった「路チュー」の代償…自民・中川氏が敗退 お相手の門氏は比例で救済
17:05夕刊フジ

重かった「路チュー」の代償…自民・中川氏が敗退 お相手の門氏は比例で救済
中川郁子氏
(夕刊フジ)
 やはり、「路チュー」の代償は重かったようだ。同僚議員との不適切な交際が報じられ、批判にさらされた自民党の中川郁子氏(58)=北海道11区=は落選し、「結果が伴わず、皆さんにご迷惑をお掛けした。申し訳ない」と支持者に頭を下げた。

 中川氏は夫の故昭一元財務相の後を継いで2012、14年と連続当選を果たした。だが、路上キス報道を受け、有権者の心は中川氏から離れていった。

 今回一騎打ちの相手となった立憲民主党の石川香織氏(33)は、09年に昭一氏の9選を阻んだ石川知裕元衆院議員の妻。いわば因縁の対決となったが、亡き夫の“敵討ち”もならなかった。

 郁子氏との交際が報じられた自民党の門博文氏(52)=和歌山1区=も選挙区で敗退したが、比例で復活当選した。

5117チバQ:2017/10/23(月) 19:19:47
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1710230016.html
大物議員届かず…自民・西川氏「定年制」に泣く 馬淵氏「希望出馬」仇、松野氏「政界渡り鳥」嫌われ
17:05夕刊フジ

大物議員届かず…自民・西川氏「定年制」に泣く 馬淵氏「希望出馬」仇、松野氏「政界渡り鳥」嫌われ
開票速報を見る目も虚ろの西川氏=22日、栃木県さくら市
(夕刊フジ)
 今回の衆院選では、与野党の大物が落選した。

 自民党では、西川公也元農水相(栃木2区)が、野党統一候補として戦った無所属の福田昭夫元総務政務官に敗れた。自民党は比例公認に原則「73歳定年制」を設けており、74歳の西川氏は重複立候補できなかった。

 西川氏は一昨年2月に政治資金問題が発覚し、孫に叱られて農水相を辞任した。農水族の大物で、小泉進次郎氏が進めた農協改革を支えた。

 希望の党でも、夕刊フジのコラムニストである馬淵澄夫元民進党選挙対策委員長と、松野頼久前民進党国対委員長が小選挙区で敗れ、比例復活もできず、議席を失った。

 馬淵氏は03年以来、奈良1区で連続5回当選し、旧民主党に猛烈な逆風が吹いた12年12月、14年12月衆院選でも選挙区で勝ち抜いていた。

 希望の党からの出馬があだとなり、無党派層の支持離れを食い止められなかった。惜敗率は97・3%だったが、比例復活もかなわなかった。

 馬淵氏は23日未明、奈良市内の選挙事務所で「18年間の私の歩みのステージに1つの区切りが付いた。これまで支えていただいた方の期待に応えられなかったことにおわび申し上げる」と語った。

 一方、熊本1区から出馬した松野氏は、自民党の木原稔財務副大臣に2万7000票差を付けられ、落選した。

 松野氏は選挙の度に違う政党から出馬する「政界渡り鳥」として知られる。これまでに「民主党→日本維新の会→維新の党→民進党→希望の党」と遍歴しており、正義感が強く、曲がったことが大嫌いな熊本の有権者に受け入れられなかった。

 無所属の著名候補も涙をのんだ。

 神奈川4区に無所属で出馬した元みんなの党代表、浅尾慶一郎氏は無党派層の支持を固めきれず、4期目の当選を果たせなかった。

 浅尾氏は当初、自民党からの出馬を目指したが、同党は山本朋広防衛副大臣を公認し、保守分裂選挙となった。

 これに対し、枝野幸男代表の立憲民主党から元県議の早稲田夕季氏が立候補し、反自民、浮動票を固めて、山本、浅尾両氏を打ち破り、初当選を果たした。

5118チバQ:2017/10/23(月) 19:26:13
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-194265.html
前代未聞の奇妙な選挙、これこそが「国難」だ 主役2人の明暗くっきり、次の離合集散始まる
15:00東洋経済オンライン

前代未聞の奇妙な選挙、これこそが「国難」だ 主役2人の明暗くっきり、次の離合集散始まる
前代未聞の奇妙な選挙、これこそが「国難」だ
(東洋経済オンライン)
政界の長老達が「こんな奇妙な選挙は初めて」と口を揃えた第48回衆院選が終わった。

投開票日の22日は超大型台風が列島を直撃したが、解散前の「追い風」を自ら「逆風」に変えて「完敗」した小池百合子東京都知事率いる希望の党に象徴されるように、各選挙区でのどんでん返しも目立った。そんな「乱気流選挙戦」で、最後に笑ったのは「強運」の安倍晋三首相(自民党総裁)だった。

解散直前の結党・党首就任宣言で政権交代への大勝負を仕掛けた小池氏は、自らの"舌禍"で有権者の「希望」が「失望」に変わると、「狐につままれたような選挙」との捨て台詞を残して無念そうに永田町の表舞台から去った。

首相と小池氏という明暗くっきりの「2人の主役」。これに、それぞれの立場で絡み合った各党党首達は、想定外の野党第1党に躍り出た立憲民主党の代表・枝野幸男氏が喜びに困惑が混じる複雑な笑顔を見せる一方、強固な組織で応戦した山口那津男公明党代表と志位和夫共産党委員長はどちらも「比例の頭打ち」などでの議席減に肩を落とした。発足時の「大阪の地域政党」への逆戻りを余儀なくされた日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は、選挙戦で結んだ小池氏との連携も含め、「一から出直しだ」と嘆息した。

「革新勢力」の片隅で生き残りにかけた社民党の吉田忠智党首は、かつての剛腕・小沢一郎氏率いる自由党とともに党存続のための「政党要件」クリアでほっと一息。しかし、参戦8政党の中で「自民党より右」とされる小政党・日本のこころは、中野正志代表(参院議員)の選挙戦での舌鋒鋭い革新勢力攻撃が話題になったものの集票にはつながらず、中央政党としての命脈が尽きた。

「判官びいき」で勝ち上がった無所属組
党首の戦いとは別に、あえて無所属での「孤独な闘い」を選んだのが、元党首の野田佳彦元首相、岡田克也元外相ら「筋を通したサムライたち」。野党第1党として巨大与党と対峙してきた民進党の解散直前の希望の党への「身売り」と、同党合流をめぐる「排除の論理」にはじき出された格好だ。しかし、選挙の七つ道具にも不自由する「無所属」を水戸黄門の印籠に変え、有権者の判官びいきを追い風に、そろって勝ち名乗りをあげた。

対照的に、民進党の希望合流を独断で押し進めた前原誠司民進党代表(無所属で出馬)には、行く先々の仲間の応援演説で「帰れコール」が飛び出し、「この道しかなかった」との弁明も次第に力を失った。公示直後に小川敏夫・民進党参院議員会長が口にした選挙後の民進党再結集論には「政治不信の極み」と怒り心頭だった前原氏。だが、希望が失速する中での有権者の視線の厳しさに、同氏の地元事務所は「お通夜のような雰囲気」(関係者)となり、早々と決めた当選にも歓喜はなく、失意の前原氏は選挙後の代表辞任と希望の党への入党を力なく語った。

各党各候補のせめぎ合いの中で、不倫、暴言などで顰蹙(ひんしゅく)を買った自民党「魔の2回生」を中心とする「お騒がせ候補」たちも、厳正な国民の審判の結果、「笑った人」と「泣いた人」に分かれた。

これまで通り、22日午後8時からテレビ各局は一斉に出口調査に基づく各党議席獲得予測を報じた。「まだ票は開いていないのに…」という視聴者の疑問・不信を無視した速報合戦で、事前調査で圧倒的優位とされたいわゆる"鉄板候補"に次々と当確がつけられ、各選挙事務所でのバンザイも始まった。

その喧騒が一段落したところで、開票作業の進行とともに、テレビ報道の重点は「注目候補」の当落に移った。視聴率を競い合うテレビ各局は、当選が当然視される各党党首や有力議員よりも、さまざまなスキャンダルで世間を騒がせた候補者の開票情報を優先し、なかでも「不倫」や「暴言」で当落が注目されたお騒がせ女性候補たちにスポットを当てた。

5119チバQ:2017/10/23(月) 19:26:42
自民党系の「不倫がらみ」女性候補は全滅
各局がこぞって大きく報じたのは、いわゆる"文春砲"の「ダブル不倫疑惑」報道で民進党離党に追い込まれた山尾志桜里氏(愛知7区)の当落だ。国会論戦で首相の天敵として名を挙げ、「民進党のジャンヌダルク」と呼ばれて9月1日の同党代表選後に幹事長就任が内定したが、直後のスキャンダル報道に、「密会写真」への説明もないまま離党し、無所属での戦いを余儀なくされたのが山尾氏。しかし、選挙戦では一貫して「不倫はしていない」と訴え続け、23日未明までもつれた自民公認候補との大接戦を勝ち抜き、目を潤ませてバンザイした後、支援者に深々と頭を下げる様子が全国中継された。

一方、山尾氏以上に注目を集めたのが元秘書への「このハゲ〜!」などの暴言でこちらは"新潮砲"の餌食となった豊田真由子氏(埼玉4区)。自民党を離党し、無所属で家族の応援もないたった1人のなりふり構わぬ選挙活動が話題となった。公示前から地元の子供たちには「ハゲのおばちゃんだ」と大人気で、行きかう有権者の格好の「写メの標的」ともなったが、対立候補を圧倒する「知名度の高さ」に得票はまったく連動せず、あえなく最下位で落選。おびただしいフラッシュの中で「申し訳ない」と泣き崩れた。

この2人以外で全国的に注目されたお騒がせ候補は、"不倫がらみ"でかつ「女の戦い」を演じた自民公認の中川郁子氏(北海道11区)と金子恵美氏(新潟4区)だった。それぞれ選挙区でのライバルの石川香織氏(立憲民主党公認)、菊田真紀子氏(民進系無所属)と、涙はもちろん中傷合戦を繰り出す「なんでもありの選挙戦」で必死の形相で生き残りをかけた。

故中川昭一元財務相の未亡人という立場なのに、妻子持ちの同僚議員との「路チュー」を激写され、病院に逃げ込んで批判された中川氏は、「聖心女子大OG」対決で後輩の石川氏に圧倒され、比例区復活もならずに悔し涙を流した。

また、当選同期が縁で結婚した夫(宮崎謙介元衆院議員、不出馬)が「育メン宣言」しながらの女性タレントとの不倫で議員辞職に追い込まれるという不運を跳ね返すべく、初出馬以来の「宿命のライバル」とされる菊田氏と「泣き合戦」を演じた金子氏は、小選挙区で競り負け、比例も次点で議席を失った。

「ダブル不倫」疑惑でも無所属で勝ち上がった山尾氏と比べ、「不倫の被害者」のはずの自民公認の金子氏が落選というあたりには、"スキャンダル女性"に対する有権者の「複雑な反応」もにじみ出た。

この4人のお騒がせ女性候補はいずれも3回目の当選を目指した戦いで、山尾氏を除く自民組の豊田、中川、金子3氏はいずれも「自民党魔の2回生」の一員でもあった。それぞれの奮闘ぶりには、有権者からの好奇の目をものともしない「メンタルの強さ」がテレビ桟敷でも話題になったが、山尾氏以外の3氏は逆風を跳ね返せず、涙にくれた。

5120チバQ:2017/10/23(月) 19:26:59
「壮大な選挙詐欺」という後味の悪さも
首相は「女性活躍」を叫び続けるが、今回の選挙戦でも女性当選者は依然少数で、欧米の先進各国との落差は一向に埋まらない。そもそも、お騒がせ議員や女の戦いばかりが話題になる辺りに、「所詮、女性議員は政界のあだ花」との永田町の差別意識がにじむ。"勝負師"と呼ばれながら「排除」などの発言ミスで「希望」を「絶望」に変え、小池氏を頼った多くの民進系前職を「死亡(落選)」させた小池氏の落胆ぶりと、お騒がせ女性候補たちの大仰な泣き笑いは、「男社会」から抜け出られない永田町政治の歪みも浮き彫りにした格好だ。

こうした候補者の泣き笑いは「相変わらずの選挙風景」(自民幹部)との見方もあるが、今回ばかりは解散に至る経過や、その後の野党陣営での離合集散のドタバタ劇で、「過去にも例のない異常な選挙」(首相経験者)だったことは否定できない。

小選挙区で敗れた候補が比例復活する奇妙な選挙制度も相まって、1億人を超える有権者にとって「開けてびっくり」というより「壮大な選挙詐欺」に引っかかったような選挙結果は、「後味の悪い国民の審判」として政治不信を拡大させかねない。

政府与党は選挙結果を受けての特別国会を、11月1日に召集する方針だ。首相の「盟友」とされるトランプ米大統領の同5日の初来日をにらんだ日程で、1日の首相指名後の組閣では、首相が仕事人と名付けた全閣僚が再任される段取りだという。自民圧勝を受けて株価も23日の寄り付きから上昇している。何もかもが首相の強運を際立たせている。

小池氏最側近で希望の党の公認調整を仕切った若狭勝氏は、小池氏から引き継いだ東京10区であえなく落選した。解散前から他党の批判を浴びた小池氏の「選挙結果をみて決める」とする首相指名だが、候補を誰にするのかは選挙戦最終日(22日)の深夜にパリに飛び立った小池氏が帰国する25日午前にも、当選議員たちの「議員総会」で決めるという。

パリの空の下で「今回は完敗です」「おごりがあったと反省している」と憮然とした表情で取材に答えた小池氏は、代表続投を前提に「国会のことは当選された国会議員の方々にお任せします」とも語った。しかし当選議員の間では、「小池氏と前原氏が敗北の原因、どちらも責任は免れない」(民進系中堅議員)との声もあり、選挙後のゴタゴタは避けられそうもない。

異様な選挙戦そのものが「国難」との声も
一方、希望を押しのけて「反自民の受け皿」として野党第1党に躍進した立憲民主党の枝野幸男代表にも、新たな野党勢力再構築への重圧がのしかかる。希望の党に合流せず、立憲民主にも駆け込まずに無所属で勝ち抜いた「一騎当千の侍」たちとどう連携するのか、さらには、希望の党も含めての野党再編論にどう対応するのか…。次の国政選挙となるはずの2019年夏の参院選をにらんだ離合集散劇は早くも始まっているようにもみえる。

開票速報を受けて、自民党本部で当選者へのバラの花をつける首相の表情は終始こわ張っていた。「こみ上げる笑いをあえて隠した」と周辺が語るように、「ここで、おごりや傲慢さをみせれば、圧勝ムードなどすぐ消える」(自民長老)ことを自覚しているからだろう。

首相は9月25日夕の解散表明会見で今回衆院選を「国難突破」と名付けた。自民圧勝とは裏腹に、選挙期間中の調査や投開票日の出口調査などの内閣支持率を見ると、ほとんどで「支持」を「不支持」が上回っている。選挙後の野党の離合集散騒動や、お騒がせ女性議員の当落騒ぎも含め、有識者の間では「選挙戦で露呈した永田町政治の異様な実態そのものが国難」(政治学者)との声も広がる。

5121チバQ:2017/10/23(月) 19:34:09

31(1):名無しさん[sage] 2017/10/23(月) 08:57:01 YSykcOdk0 (2/5) NG
公明比例
2012衆 711万
2013参 756万
2014衆 731万
2016参 757万
2017衆 687万※暫定 NHKデータ放送

開票延期の所が開いたら700万にギリギリ届くかな?
仮に比例700万票割れになったら92年参院選以来、衆院選では初

5122チバQ:2017/10/23(月) 19:35:53
65(1):名無しさん[sage] 2017/10/23(月) 15:44:53 MDALhq4k0 (2/4) NG
昨晩書いた民進有力者の明暗(訂正版)

前原:何もしないほうが勝てた上に、詐欺師に騙される。政界引退レベルの失態。(しかも二度目)
細野:友達いなくなっちゃった、、、無役のはずなのにA級戦犯という、割の合わない事態に。
玄葉:東北組からの信頼回復ってできるの?誰かに襲われても、文句言えないレベル。
馬渕:完全死亡。区割り変更も効いたが、民進への不満ばっか言ってたのが地味に効いた気も。
松野:希望なのに共産の支持も得るという寝業師ぶりを発揮。しかし、逃げきれずに完全死亡。

安住:玄葉との闘争で負けたっぽいが、塞翁が馬状態か。東北民進の再建はこの人がやることになりそう。
岡田:無所属候補のネットワークを作り、影響力残す。
野田:過去の失政のために嫌がられて合流できなかったことが幸いし、影響力残す。なんじゃそりゃ。
江田:松野との格の違いを見せつける。神奈川での立憲の大健闘に貢献した感あり。

長妻:筋を通して、立憲の押しも押されぬ幹部に。
赤松:東海地方の立憲勢をまとめた手腕は、組織人として優秀。
辻元:逆境から這い上がり、大阪での立憲勢の復活を後押し。一皮むけた感あり。
枝野:野党では最有力のリーダーへと駒を進めた。


番外編
海江田:まさかの復活。すごいっちゃすごい。
菅直人:ある意味で運のいい人だが、地力を見せた。影響力があるかは?副議長就任か。
樽床:うまいことやって国政復帰。希望は負けたけど、本人はニッコリ。でも、この後どうすんの。

5123チバQ:2017/10/23(月) 19:38:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102300938&g=pol
逢坂氏を追加公認=立憲【17衆院選】


 立憲民主党は23日の役員会で、衆院選の北海道8区で無所属で当選した逢坂誠二氏を22日付で追加公認することを決めた。(2017/10/23-13:36)

5124チバQ:2017/10/23(月) 19:42:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102300416&g=pol
投票率、53.68%=戦後2番目の低水準に-総務省発表【17衆院選】

 総務省は23日、第48回衆院選の小選挙区の投票率が53.68%だったと発表した。前回2014年の52.66%を1.02ポイント上回り、戦後2番目の低水準だった。

 台風接近に伴う悪天候に加え、選挙戦序盤から与党優位が伝えられたことで有権者の関心が高まらなかったことが原因とみられる。
 投票率が最も高いのは山形県の64.07%で、最も低いのは徳島県の46.47%。男女別では男性54.08%、女性53.31%だった。
 近年の衆院選投票率は、「郵政解散」が話題を呼んだ05年が67.51%、政権交代への関心が高まった09年が69.28%と高水準で推移した後、12年、14年と2回連続で戦後最低を更新していた。 (2017/10/23-12:22) 関連ニュース

5125チバQ:2017/10/23(月) 19:54:42
>>5073
伊藤俊輔@東京23区が比例復活してるか

5126名無しさん:2017/10/23(月) 19:54:45
>>5115

愛知12区開票率70%ですね、明日の新聞紙に選挙区の得票数掲載されるので今日中に開票確定してほしいものです

5127チバQ:2017/10/23(月) 20:41:05
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/805258/
院選「希望」大敗で終演した小池劇場を待ち受けるドツボ
2017年10月23日 17時00分

小池百合子氏

 衆院選で安倍政権打倒を掲げ、公示前には台風の目となった小池百合子東京都知事(65)率いる希望の党(公示前議席57)は235人を擁立したが、49人しか当選者が出ない惨敗を喫した(23日午前4時現在)。野党第1党にもなれず。戦犯となった小池代表は滞在先のフランス・パリで頭を下げたが“小池劇場”は終演し、政治生命すらも風前のともしびとなりそうだ。

「安倍政権の対立軸として、立憲民主党の方に受け皿を奪われた」とうなだれたのは小池氏側近の若狭勝氏(60)。小池氏の地盤を引き継いだ東京10区で、自民党はおろか立民の候補の後塵を拝し、比例復活もできずに“リセット”され、希望惨敗の象徴となった。

 小池氏は希望を立ち上げ、民進党を事実上解党させることで、同党を支援する労組・連合の組織と100億円以上と言われる党資金を奪い取る作戦は絶妙かに見えたが「排除」のワードが反感を買い、失速。挽回のチャンスとして残された小池氏自身の出馬もなく、周囲を失望させた。

 小池氏はこの日「出馬については当初からノーと言っていた」と繰り返したが、希望関係者は「小池氏は最後まで東京1区、もしくは東京比例ブロックから出馬の可能性を探っていたが、公示直前の情勢調査でお膝元の東京でほぼ全敗に近い数字が出て、選挙自体に“絶望”した」と話す。政権交代を掲げる党代表が不出馬では批判の逆風しか吹かなかった。

 選挙中、一部候補者が小池カラーである緑色のタスキを赤色に変えたり、希望の党名を口に出さないなど希望・小池隠しに走れば、公然と小池氏を批判し“疫病神”呼ばわりする者まで出た。

 分裂は不可避で「当選した候補者のほとんどは民進党出身者で、小池氏に近い議員は数えるほど。小池氏の求心力がゼロとなった今、半数近くは離党するとみられています」(永田町関係者)。

 また国替えを余儀なくされた新人候補者は「ハッキリ言って小池氏にだまされた。国替えするに当たって、比例上位で優遇すると言われたのにほごにされた。どうしてくれるのか」と吐き捨てた。党に“上納金”を支払いながらも公認を直前に取り消された者も。カネを巡ってのいざこざも既に起きており、訴訟ざたにもなりかねない。

 投開票日の前日、小池氏は台風が首都に迫る中、地球温暖化対策の会合出席のため、フランスへ旅立った。自民党の川松真一朗都議(36)はツイッターで「台風接近が分かっていながら小池知事のパリ出張強行は妥当か」と批判した。都政関係者は「もし出張をドタキャンしていれば、今度は選挙のためと批判されたでしょう。もう“小池”どころかドツボにはまっている」と話す。

 都議会では小池与党・都民ファーストの会が第1党だが、盤石ではなくなっている。衆院選の惨敗で、音喜多駿都議(34)らの離反に続く動きも出てくる。公明党との関係も既に亀裂が入っている。

 前出の希望関係者はこう嘆く。「2年後の参院選でまた国政とでも言いだせばプレ五輪の真っ最中で、『いい加減にしろ』とサジを投げられるだけ。小池氏や都民ファの都議のスキャンダル探しも始まっていて、熱狂から覚めた都民が署名を集め、リコールの住民投票になってもおかしくない。もはや知事職を1期務め上げられれば御の字でしょう」

 都知事選で小池氏は「ジャンヌ・ダルクになってくださいと言われる。ただ、あれは最後、火あぶりになる」と話していたが、その通りの現実が待ち受けることになりそうだ。(本紙取材班)

5128チバQ:2017/10/23(月) 20:41:46
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/805090/
このハゲ〜!」暴言だけじゃなかった豊田真由子離れの理由
2017年10月23日 16時40分

もみくちゃにされ事務所から引き揚げる豊田氏

 第48回衆院選は22日に投票、即日開票され、元秘書への暴言・暴行問題が付いて回る豊田真由子氏(43)は埼玉4区で2万1614票にとどまり、前回から約6万7000票も減らした。5候補の最下位で落選。新座市内の選挙事務所には約50人の報道陣が集まったが、埼玉県政記者クラブと、NHKのみが入室を認められ、他の報道陣は「狭い事務所でスペースがない」(秘書)との理由で屋外に追い出された。

 午後9時15分ごろ、グレーのスーツで現れた豊田氏は、報道陣にもみくちゃにされながら事務所内へ。入室者によると、10時47分に自民党新人の穂坂泰氏(43)の当確が出ると、「応援してくださった皆さま、支えてくれたスタッフ、ボランティアをはじめ、皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と泣き顔で敗北を宣言した。

 会見を終えて午後11時18分、秘書とボランティアに両脇を支えられながら事務所の外へ。外に閉め出された報道陣から再びもみくちゃに。「外で待っていたんだから話してください」「今後はどうするか」などと矢継ぎ早に声が飛んだが、無言でうつむいたまま。憔悴しきった顔で、なんとか軽自動車に乗り込んだ。

 6月、元秘書の男性に「この、ハゲ〜!」「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか」などと罵詈雑言を浴びせ、暴行したと週刊誌に報じられ、自民党に離党届を提出し、約3か月の入院生活を送った。病室で過ごしている間も、選挙区では「街宣車が騒ぎながら近所を走っていた」(近隣住民)という。「駅でおわびしているようだが、まずは騒音迷惑を謝罪しに来るべき。あんな常識のない人を応援する支援者はいない」(同)と支持が離れた。

 一方、東大、米ハーバード大大学院卒、厚労省という超エリートの経歴を持つ豊田氏には熱烈ファンがいたのも事実。豊田氏を「先生」と呼び、ビラ配りなどをしたボランティアを名乗る人物らは、この日もマスク姿で警備に当たった。

「僕らは(豊田)先生のファンみたいなもの。僕たちは、皆さんの目にはどのように映っているのでしょうか…?」と30代男性はポツリと話した。

5129チバQ:2017/10/23(月) 20:44:24
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/252281
自民福井2人「みそぎ」これから
稲田朋美氏、高木毅氏に支援団体

2017年10月23日 午前11時00分

稲田朋美氏(右)と高木毅氏 拡大する
稲田朋美氏(右)と高木毅氏


 自民、希望、共産の「3極」対決となった福井県内2小選挙区は、1区稲田朋美氏と2区高木毅氏の自民前職2人が勝利を収めた。だが、防衛相辞任騒動や週刊誌報道で逆風が吹き、さらに希望候補の戦略がつかみきれず、陣営から「手応えが感じられない」との声が聞かれた選挙戦だった。最後は、各地に張り巡らせた後援会や地方議員らを手足にローラー作戦を展開し、“保守王国”の組織力で切り抜けた。

    ×    ×    ×

 稲田氏は防衛相在任時、東京都議選の応援演説で失言する問題を起こし、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)日報隠蔽(いんぺい)問題を巡る責任を取って今夏に辞任した。高木氏は復興相を務めていた2015年、公選法が禁じる選挙区内での香典代支出問題が表面化。さらに週刊誌報道で野党の厳しい追及を受けた。

 さらに解散風が強まった9月中旬、山本拓県連会長が比例代表から2区へのくら替えを表明し、党員投票の実施で県内党員の結束が乱れた。公示直前には新党の希望が誕生し、劇場型の選挙手法に戦々恐々の雰囲気が漂った。
 「問題があると、逆に自民は組織が固まる」とベテラン県議。だが実際は違った。

 稲田氏は、遊説で辞任騒動のおわびに多くの時間を割いた。序盤は「長年応援してくれた人でさえ完全に冷めている」と、陣営幹部が頭を抱えるほど熱気がなかった。それでも粘り強くおわびを続け、徐々に理解を得ていった。

 中盤以降は政策の訴えにも重点を置いた。農村部では18年度に主食用米の「直接支払交付金」が廃止される問題への反発を取り除こうと、農業者の声を政策に反映させるよう取り組むと約束した。女性支援者には消費増税後の税収で子育て支援を充実させると力を込めた。福井市で20日夜に開いた総決起大会には約2千人(陣営発表)が参加し、陣営幹部は「ようやく熱気が戻った」。最終盤で組織力の強さを見せつけた。

 一方の高木氏。鯖江市出身の山本氏との対立が表面化したが、逆に嶺南の自民県議は「地元の衆院議員を失うわけにはいかない」と結束。各種世論調査で優勢が伝わった。

 だが、中盤から陣営に緩みが生じた。高木氏は引き締めを呼び掛けたものの、一部の地方議員には15日に告示された越前市長選の運動にシフトする動きもみられた。

 「週刊誌報道について一切触れることがなかったことも影響した」とみる陣営関係者もいる。原子力政策の明確化や北陸新幹線敦賀以西早期着工など選挙区が抱える課題解決に決意を訴え続けたが、「有権者の多くから週刊誌報道が心に引っ掛かるという声を聞いた。政策を語る前に、あの報道は事実ではないと面と向かって説明責任を果たすべきだった」とこぼした。

 山本氏のお膝元、丹南の個人演説会は空席が目立った。県連の党員投票で生じた選挙区内の分断が運動量の差に出た。希望候補の丹南を重視した戦術も読み切れなかった。結果は「予想以上に詰められた。勝てたのは自民の組織力と希望を支援する連合福井の力の差だけだった」(陣営関係者)。

 数字以上に厳しい戦いを強いられた2人に対し、自民を支援する業界団体幹部はくぎを刺す。「みそぎはまだ済んでいない。有権者に約束したことをどれだけ守れるか。できないなら、もう後はない」。真の意味で信頼を回復するには、国会で福井県民、国民のためにこれまで以上に力を発揮していくしかない。

5130チバQ:2017/10/23(月) 20:46:05
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/139993
無所属原口氏、底力 「決断」に支持広がる
佐賀1区
7:53
当選が確実となり、支援者と喜びを分かち合う原口一博さん(中央)=22日午後9時7分、佐賀市神野東の事務所(撮影・米倉義房) 拡大する
当選が確実となり、支援者と喜びを分かち合う原口一博さん(中央)=22日午後9時7分、佐賀市神野東の事務所(撮影・米倉義房)


 県内の「対自民」の象徴的存在は無所属になっても強かった。前職・原口一博さん(58)が比例復活のない背水の陣で挑んだ佐賀1区。前回、病に伏していた自分を国会に送ってくれた支援者への「恩返し選挙」として戦った。有言実行で初めて小選挙区で連勝を飾り、「草の根で支持を広げていただいた。その分、責任が重い。頑張ります」と活躍を誓った。

 選挙戦は終始、原口さんのペースで進んだ。解散当日の民進党から希望の党への合流。陣営も驚いた公示3日前の希望の公認辞退。「打倒安倍政権」の大義と「誰一人排除しない社会」という自らの政治理念を貫くための苦渋の決断だった。

 結果、共産は候補を取り下げ、自身が訴えてきた「国会を国民の手に取り返す」「命を守る」という旗印の下、自民候補と事実上の1対1の構図を作った。「将棋に例えるならこの時点で詰んでいた」(陣営幹部)。

 無所属になり、ポスターやビラの枚数を制限されたが、得意のネット選挙で対抗した。フォロワー(読者)数27万人を誇るSNS(会員制交流サイト)で演説をライブ中継した。

 有権者の反応は温かかった。「おとこ気をみせた」「希望は似合わん。応援しやすくなった」。県議時代から31年にわたり培ってきた草の根の「原口党」の士気は日に日に高まった。

 安倍1強が続く中、8期目への期待は大きい。「希望、立憲民主、無所属の三つに分かれた民進党の仲間と話し合い、首相候補を示して今度こそ政権交代可能な選択肢をつくる」と野党再編への意欲を示した。

5131チバQ:2017/10/23(月) 20:47:13
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/140019
唐津市選管が謝罪 大票田、対応追われ
荒天で離島の投票箱届かず
8:18
定期船の行く手を阻んだ台風による荒波。唐津市の離島・神集島から湊地区(右奥)を望む=22日午後1時半(唐津汽船提供) 拡大する
定期船の行く手を阻んだ台風による荒波。唐津市の離島・神集島から湊地区(右奥)を望む=22日午後1時半(唐津汽船提供)


 離島の投票箱の回収ができず、異例の翌日開票を決めた唐津市選挙管理委員会。衆院選佐賀2区で最大の有権者を抱えるだけに、県選管との協議や関係機関への対応に追われた。

 当日有権者数は10万2540人で、うち7島は計1424人(約1・4%)。投票者数は5万9349票(投票率57・93%)。公職選挙法に開票は「すべての投票箱の送致を受けた日またはその翌日」との規定があり、投票箱がそろわないことから翌日に延期した。23日に投票箱が市文化体育館に到着次第、午後2時をめどに開票に入る。

 唐津地区の沿岸海域には午前中から暴風と波浪の警報が出ていた。定期船を使った臨時便や海上タクシーで運搬する予定が、朝から定期便の欠航が相次いだ。民間船が難しい場合の備えだった唐津海上保安部や県を通じて要請した自衛隊も困難で、市選管は「ほかの手段がない」として午後1時ごろに延期を判断した。

 荒天を見越して市選管は20日に島の投票時間を午後4時までに2時間繰り上げていた。ただ、神集島と湊港を運航する唐津汽船の小松正徳社長は「20日午後には選管に『22日の出航は難しい。繰り上げ投票できないか』と伝えていた」と選管の判断に疑念を寄せる。

 離島の投票箱は投票事務に従事した各島4、5人の市職員が公民館などで管理し、市文化体育館に集まった投票箱も同様に厳重に保管する。市選管の白津健二事務局長は「天候や船舶の運航で情報収集していたが、結果的に1日繰り上げがよかったかもしれない。開票が遅れ、申し訳ない」と謝罪した。

5132チバQ:2017/10/23(月) 20:47:51
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/140383
サガテレビが「当確」打ち間違い
衆院選のインターネット速報
15:18

 STSサガテレビは衆院選開票インターネット速報で、22日午後8時から8分間、佐賀2区で自民党前職の古川康氏(59)を誤って小選挙区での「当選確実」と報じた。

 候補者氏名の前に、当選確実を示す赤文字の「当」をつけ表示した。同日夜、古川陣営から問い合わせがあり、謝罪した。テストデータの消し忘れが原因という。

5133チバQ:2017/10/23(月) 21:05:51
https://www.agrinews.co.jp/p42255.html
[2017衆院選] 西川元農相が落選 党農政トップ不在に
2017年10月23日
農政 2017衆院選

 22日投開票の衆院選栃木2区で、西川公也元農相(74、党農林・食料戦略調査会長)が落選した。西川氏は党内規の年齢制限で比例に重複立候補しておらず、議席を失うことが確定。無所属で立憲民主党などの推薦を受けた前職・福田昭夫氏(69)との一騎打ちに敗れた。自民党は農政のトップを失い、混乱は避けられない。

 今回の衆院選では、山本有二前農相、中川郁子元農水政務官、細田健一前農水政務官も選挙区で破れた。与党は大勝したものの、安倍農政に対する農村部での根強い不信感を裏付けた。

 西川氏は通算で衆院当選6回。党農林部会長やTPP対策委員長など農林関係の要職を歴任し、2014年9月には第2次安倍改造内閣で農相に就任した。現在は、党農政トップの農林・食料戦略調査会長やTPP・日EU(欧州連合)等経済協定対策本部長を務める。

 栃木2区は14年の前回衆院選でも、福田氏が現職農相だった西川氏に199票差で勝利しており、今回も全国屈指の激戦区となった。西川氏は“背水の陣”で臨み、自民党は安倍首相(同党総裁)や二階俊博幹事長、小泉進次郎前農林部会長らが応援に入るなど挙党体制で支援したが、及ばなかった。西川氏は今後について「後援会と相談して、自分でどういう道を行くか決めたい」と述べるにとどめた。

5134チバQ:2017/10/23(月) 21:18:03
>>5072山尾のところがあった
たぶん票差が少ないとこベスト10
新潟3 斎藤洋明 50票差で比例復活
埼玉12森田俊和 492票差で比例復活
北海道10 神谷裕 513票差で比例復活
静岡6 勝俣孝明 631票差で比例復活
愛知7 鈴木淳司 834票差で比例復活
山梨1 中谷真一 1131票差で比例復活
福島4 小熊慎司 1209票差で比例復活
大阪1 井上英孝 1242票差で比例復活
宮城2 鎌田さゆり 1316票差で落選
千葉1 田嶋要 1357票差で比例復活

5135チバQ:2017/10/24(火) 02:57:54
>>1042>>1402
若狭辞職による繰り上げ当選→空白区に国替え
→立憲の議席オーバーフローにより自民1議席増→最後の議席ゲット
なかなかの強運ですね

田畑毅 愛知2区 71.9%
or
青山周平 愛知12区 70.0%
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASKBR6F5VKBRUTIL051.html
最後の議席は自民・田畑毅氏の復活当選 衆院選確定
10月23日 21:10朝日新聞

 衆院選は23日夕、台風21号の影響で開票作業が遅れていた愛知県西尾市で開票が行われた結果、自民党の田畑毅氏(愛知2区)が復活当選を果たした。これにより、衆院選で争われた465議席が確定した。

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASKBQ66MXKBQUTIL015.html
立憲の候補者足りず…自民に1議席「譲渡」 比例東海
10月23日 15:58朝日新聞

 比例区の東海ブロックで立憲民主党の比例名簿の候補が足りなくなり、本来獲得できた議席を自民党に譲る結果となった。

 比例区の議席は各党の得票数を1、2、3と順に整数で割り、商が大きい順に議席を割り振る「ドント式」で配分される。立憲は本来、東海ブロックで5議席を獲得するはずだったが、比例名簿に載っていた6人の候補のうち2人が小選挙区で当選したため、名簿に4人の名前しか残らなくなった。候補を追加することはできず、議席の権利を放棄して「譲渡」することになった。失った議席は次に商が大きかった、自民党の8議席目に割り当てられ、この結果、愛知2区で落選していた田畑毅氏が復活当選した。

 同じような「議席譲渡」は2005年、09年の衆院選でも起きている。

5136チバQ:2017/10/24(火) 02:59:22
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20171024k0000m010146000c.html
<衆院選>「オール沖縄」全勝ならず 4区で自民が議席
10月23日 23:50毎日新聞

<衆院選>「オール沖縄」全勝ならず 4区で自民が議席
沖縄4区での敗北が確実となり、事務所で支援者へのあいさつに臨む仲里利信氏=沖縄県南風原町で2017年10月23日午後1時5分、津村豊和撮影
(毎日新聞)
 沖縄では3年前の前回衆院選に続き四つの小選挙区全てで、辺野古移設に反対する翁長雄志(おなが・たけし)知事を支える「オール沖縄」勢力と、移設を容認する自民が対決した。開票が遅れた沖縄4区で23日、無所属前職の仲里利信氏(80)が自民前職の西銘恒三郎氏(63)に敗れると、知事の求心力低下を危惧する声も漏れた。

 この日落選が決まった仲里氏は「米軍ヘリの炎上事故もあったが、(選挙区の)沖縄本島南部に風は吹かなかった」と選挙戦を振り返った。仲里氏は元自民党県議で、保守と革新が共闘する「オール沖縄」の保守重鎮だ。期間中に翁長知事も4区に最も足を運ぶなど精力的に支援したが、約6300票差を西銘氏につけられた。

 3勝1敗という結果について、翁長知事は記者団に「『オール沖縄』の思いが県民に届き、(全勝した前回衆院選の)3年前の流れは維持できた」と総括してみせた。だが、それでも1敗の衝撃は小さくない。

 関係者は「選挙結果を民意として政府に対抗してきた。それだけにこの1敗は痛い。知事の求心力にも影響するのでは」と懸念した。【佐藤敬一、川上珠実】

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5137チバQ:2017/10/24(火) 03:08:12
議席占有率
>>4802
2012年衆院選後
議席占有率
自民 294/480 61.25%
自公 325/480 67.71%

2014年衆院選後
議席占有率
自民 291/475 61.26%
自公 326/475 68.63%

2017年衆院選後 >>5114
自民 284/465 61.08%
自公 313/465 67.31%


なんのために選挙やったんだ!?ってレベルで変わってないですね。

5138チバQ:2017/10/24(火) 03:08:52
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1710230097.html
【衆院選】維新、近畿で苦戦 「来秋住民投票」都構想に暗雲
10月23日 15:34産経新聞

【衆院選】維新、近畿で苦戦 「来秋住民投票」都構想に暗雲
「日本維新の会」の松井一郎代表=22日夜、大阪市北区(渡辺恭晃撮影)
(産経新聞)
 衆院選で公示前から議席を減らした日本維新の会。小池百合子東京都知事率いる希望の党との連携効果が生まれず、希望や立憲民主党という直前に誕生した新党の間に埋没した格好だ。本拠地の大阪でも比例第一党から転落し、来秋の住民投票を目指す看板政策「大阪都構想」の行方にも暗雲が垂れ込める。

 維新は大阪の比例代表で約93万5千票を獲得。国政初挑戦となった平成24年の前々回は約146万票、前回は約114万票でいずれも府内の比例第一党だった。

 だが、今回は初めて100万票を切る結果となり、第一党の座も僅差ながら約94万4千票の自民党に明け渡した。

 希望は約20万9千票を獲得。前回の維新の票が希望に流れた計算になる。近畿ブロックでは希望が3議席を得て、前回から3減の5にとどまった維新の議席を奪った形となった。

 候補者すみ分けで希望が候補者を擁立しなかった府内の選挙区でも、維新は3勝12敗と大きく負け越した。維新関係者からは「選挙区で希望との連携効果がなかったうえに、比例では票を食われてしまった」と恨み節が漏れた。

 維新は挙党態勢で臨んだ9月の堺市長選で、反都構想を訴える現職に敗れたばかり。都構想の制度設計を担う「法定協議会」などでの議論が本格化していく中、衆院選で結果を残し、大阪での勢力を保つ必要があった。

 現在、維新は法定協や大阪府市両議会で過半数を割り込んでおり、住民投票の実施には他会派の協力が不可欠な状況だ。本拠地で伸び悩んだことで、これまで歩調を合わせてきた公明党の態度の変化を懸念する声が維新内にはある。

 維新代表の松井一郎府知事は22日深夜の会見で、「都構想は総選挙とイコールではない。来年、住民投票ができれば2度目なので大阪市民は(制度の)中身を判断してくれると思う」と強調。だが、公明関係者は「空気感は変わるかもしれない。これから開票結果を詳しく分析する」と話した。

5139チバQ:2017/10/24(火) 03:11:33
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710230305.html
【衆院選】馬淵澄夫氏、浅尾慶一郎氏…落選“大物”候補が一夜明けてあいさつ回り 「今後について考えたい」
10月23日 21:24産経新聞

【衆院選】馬淵澄夫氏、浅尾慶一郎氏…落選“大物”候補が一夜明けてあいさつ回り 「今後について考えたい」
落選が決まった翌朝、奈良市の近鉄富雄駅前で支持者と握手を交わす馬淵澄夫氏=23日、奈良市(神田啓晴撮影)
(産経新聞)
 政界地図が激変する中で行われた衆院選。落選した大物候補らは23日、支持者らへのあいさつ回りなどに追われた。

 希望の党への逆風のあおりを受けたのは、民主党政権時代に国土交通相などを務めた希望前職の馬淵澄夫氏(57)だ。奈良1区で平成15年以来守り続けてきた議席を喪失。23日は早朝から奈良市の私鉄駅前に立ち、「申し訳ありませんでした」と何度も頭を下げた。

 神奈川4区の元みんなの党代表、浅尾慶一郎氏(53)も4期目の議席獲得はならなかった。衆院解散直前に自民党へ入党したものの、4区では自民前職が公認を得ており、比例復活のない無所属で出馬。保守分裂の混戦に加えて支持層が「リベラル結集」を掲げた立憲民主新人に流れた。

 23日夜に選挙報告会を開き、終了後、報道陣に「今後のことは、支持者らの反応もみながら考えていきたい」と述べるにとどめた。

5140チバQ:2017/10/24(火) 03:18:12
セクハラですね
https://news.goo.ne.jp/article/dailychushisportsgeinou/entertainment/dailychushisportsgeinou-20171023077.html
宮根誠司、進次郎氏に「結婚はどうします?」 緊張と緩和で笑い
10月23日 13:54デイリースポーツ 中国/四国スポーツ・芸能ニュース

宮根誠司、進次郎氏に「結婚はどうします?」 緊張と緩和で笑い
フリーアナウンサーの宮根誠司
(デイリースポーツ 中国/四国スポーツ・芸能ニュース)
 宮根誠司キャスターが22日、メーンキャスターを担当したフジテレビの選挙特番で、自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長との中継の最後に、「結婚はどうします?」と切り出した。それまでは次に取り組む分野はなど、緊迫感のあるやり取りを反町理キャスターらとしていただけに、笑いの基本である“緊張と緩和”を絵に描いたようなやりとりに。思わず、進次郎氏も笑みを見せた。

 番組では「進次郎の野望」というタイトルもつけて、将来の総理大臣を目指しているのでは、という視点で密着取材を敢行した。数々の自民党候補を応援し、当選請負人と呼ばれている姿を追うことで、着実に党内で地固めを行っている様子を伝えた。

 「議席の数というよりも信頼回復の度合いがどこまでできたかということですね。その観点で言えば、議席の数ほど信頼回復ができたと思っていません」と今回の選挙を通じた課題を語った進次郎氏。反町キャスターから「次に取り組むテリトリーは」とぶつけられると、「自民党の筆頭副幹事長という立場ですけど、自民党を変えるために、幹事長室という、自民党の組織の中でも背骨にあたるところにいますから、ここから変えることができることはいくつもあるなと選挙の中でも結構、感じますね」と党務に力を注ぐことを示唆するなど、スタジオ内がうなる言葉もあった。

 ここで口を挟んだのが宮根キャスター。「中心として動いていかれるのは進次郎さんだと思うんですけど…」としばらくためた後で、「結婚はどうします?」と質問し、思わず進次郎氏も表情を崩して笑ってしまった。

 「宮根さんと、去年のフェリーの中でもその話しましたよね」と切り返された宮根氏は、「それまたプライベートでゆっくりしましょうか」とまとめていた。

5141チバQ:2017/10/24(火) 03:21:45
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102301518&g=pol
小選挙区高得票落選・低得票当選の上位5人


【高得票落選者】
13万5948票 池田真紀 (立憲民主、北海道5区)
12万7329票 鈴木淳司 (自民、愛知7区)
12万 987票 船橋利実 (自民、北海道1区)
11万8961票 高木宏寿 (自民、北海道3区)
11万3851票 今津寛  (自民、北海道6区)
【低得票当選者(比例復活除く)】
 5万9488票 阿部俊子 (自民、岡山3区)
 6万 277票 本田太郎 (自民、京都5区)
 6万 605票 赤嶺政賢 (共産、沖縄1区)
 6万1450票 石川昭政 (自民、茨城5区)
 6万2516票 村上誠一郎(自民、愛媛2区)
(敬称略)(2017/10/23-23:03)

5142チバQ:2017/10/24(火) 03:22:24
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102301522&g=pol
小選挙区、最少得票は6万票=最多得票は河野外相【17衆院選】


 衆院選の小選挙区当選者のうち、最も得票が少なかったのは、無所属で出馬し当選後、自民党に追加公認された阿部俊子氏(岡山3区)の5万9488票だった。一方、立憲民主党の池田真紀氏(北海道5区)は、阿部氏の2倍を超える13万5948票を獲得しながら自民党候補に敗れた。池田氏は惜敗率95.3%で比例復活した。
自公313に到達=無所属当選が最多-衆院選、全議席確定

 小選挙区当選者の中で最多得票は、自民党の河野太郎外相(神奈川15区)の15万9647票。同党の小泉進次郎筆頭副幹事長(神奈川11区)が15万4761票で続いた。前回の2014年衆院選では、小泉氏が1位、河野氏が2位だった。
 比例復活の最小得票は、日本維新の会の森夏枝氏(京都3区)の1万6511票。惜敗率26.2%だったが、同党の比例代表近畿ブロックで単独1位に処遇されていたため復活当選した。

◇小選挙区高得票落選・低得票当選の上位5人
【高得票落選者】
13万5948票 池田真紀 (立憲民主、北海道5区)
12万7329票 鈴木淳司 (自民、愛知7区)
12万 987票 船橋利実 (自民、北海道1区)
11万8961票 高木宏寿 (自民、北海道3区)
11万3851票 今津寛  (自民、北海道6区)
【低得票当選者(比例復活除く)】
 5万9488票 阿部俊子 (自民、岡山3区)
 6万 277票 本田太郎 (自民、京都5区)
 6万 605票 赤嶺政賢 (共産、沖縄1区)
 6万1450票 石川昭政 (自民、茨城5区)
 6万2516票 村上誠一郎(自民、愛媛2区)
(敬称略)(2017/10/23-22:45)

5143チバQ:2017/10/24(火) 03:27:28
http://www.sankei.com/politics/news/171023/plt1710230300-n1.html
2017.10.23 21:09
【衆院選】
山教組の電話作戦に敗れた自民候補が土下座を始めるが…「ほめてやってください」とコスタリカの女性候補が介抱 

 山梨1区は22日深夜、それまでの開票でリードしていた自民党前職、中谷真一氏(41)=公明推薦=を、地元の教職員組合などの支援を受ける無所属前職、中島克仁氏(50)が逆転した。開票開始から3時間足らずで、明暗が入れ替わった。

 中島氏は22日夜、甲斐市下今井の選挙事務所で開票を見守った。当初は劣勢が伝えられたが、中谷氏との差を徐々に詰め、午後11時45分すぎ、同氏に1千票余の僅差で競り勝った。

 前回に続く逆転劇。支援者の拍手と歓声に包まれ、「皆さんと一緒に自分らしく戦った。社会保障への不安の払拭がまず一番にやるべきこと。終始一貫、そのことを訴えたのが良かった」と振り返った。

 医師として診療所の院長を務める北杜市で中谷氏に5千票の差を付けるなど、自力を見せた。中島氏は今後の政党所属の有無について「各党が示す政策をしっかり判断して決めたい」と明言を避けた。

 今回は、希望の党公認を避け、無所属で選挙戦に臨んだ。同党の「憲法」「安保法制」などの“踏み絵”を避けた形で、前参院副議長の輿石東氏が「心を一つにした勝利」と振り返るように、連合山梨や山梨県教職員組合(山教組)などの支援につながった。

 逆転劇の背景には、今回も「三日選挙」といわれる山教組の電話作戦があったとみられる。



 「ただただ不徳の致すところ」「力不足です」。

 選挙区での敗退が固まった22日午後11時45分過ぎ、中谷氏は昭和町西条新田の選挙事務所で支援者らに深々と頭を下げた。

 支援者からは健闘をたたえる声も飛ぶ。同氏は「たくさんのご支援と票をいただいた。必ずこの地域をよくしていく力になると思っている。今後も一緒に日本、山梨を良くしていきたい」と敗戦の弁。

 その直後、膝を付いて土下座を始める中谷氏を、宮川典子選対本部長が抱き抱えて制止する一幕も。

 「『よくがんばった』とほめてやってください。前回私が獲得した以上の票を積み重ねてくれた。票を上乗せできなかったのは私の責任。責めはすべて私が受け止める。これからも中谷さんと力を合わせて山梨のために働きます」と涙声で訴えた

 中谷氏は甲府、南アルプス、甲斐市などで最多票を得るなど力を見せたが、無党派層にも支持を広げた中島氏を覆せなかった。

 選挙区と比例代表で交互に立候補する「コスタリカ方式」。今回は比例代表南関東ブロックで単独1位の宮川氏は、開票直後に当選を決めた。中谷氏も23日未明に復活当選が決まった。

5144とはずがたり:2017/10/24(火) 08:54:21
>>5103>>5136
もう80か。。
とはいえヘリ事故あるなか1区でも自民が取れた意味はデカいな。。

5145名無しさん:2017/10/24(火) 09:04:40
かなり保守派が残ってる印象

■希望の党 当選者と派閥
<前原グループ・凌雲会>…7人
泉健太**** 43歳 当選7回 京都3 民進党(前原G)
渡辺周**** 55歳 当選8回 静岡6 民進党(前原G)
小川淳也** 46歳 当選5回 比例四国 民進党(前原G)
田嶋要**** 56歳 当選6回 比例南関東 民進党(菅G・前原G)
山井和則** 55歳 当選7回 比例近畿 民進党(菅G・前原G)
大串博志** 52歳 当選5回 佐賀2区/比例九州 民進党(前原G・玄葉G)
斉木武志** 43歳 当選2回 比例北陸信越 民進党(野田G・前原G)

<細野グループ・自誓会>…6人
細野豪志** 46歳 当選7回 静岡5 民進党(細野G)
階猛****** 51歳 当選5回 岩手1 民進党(細野G)
笠浩史**** 52歳 当選6回 神奈川9 民進党(細野G)
柚木道義** 45歳 当選5回 比例中国 民進党(細野G)
津村啓介** 45歳 当選6回 比例中国 民進党(細野G)
後藤祐一** 48歳 当選4回 比例南関東 民進党(細野G)

<野田グループ・花斉会>…4人(3人+斉木武志)
小熊慎司** 49歳 当選3回 比例東北 民進党(野田G)
古本伸一郎 52歳 当選6回 愛知11 民進党(野田G・高木G)
奥野総一郎 53歳 当選4回 比例南関東 民進党(野田G・赤松G)

<江田グループ>…3人
井出庸生** 39歳 当選3回 長野3 民進党(江田G)
柿沢未途** 46歳 当選4回 比例東京 民進党(江田G)
牧義夫**** 59歳 当選6回 比例東海 民進党(江田G・松野G)

<長島グループ・国軸の会>…2人
長島昭久** 55歳 当選6回 東京21 民進党(長島G)
吉良州司** 59歳 当選5回 比例九州 民進党(長島G)

<樽床グループ・青山会>…2人
樽床伸二** 58歳 当選6回 比例近畿 民進党(樽床G)
本村賢太郎 47歳 当選3回 比例南関東 民進党(樽床G)

<その他>
大島敦**** 60歳 当選7回 埼玉6 民進党(大畠G)
岸本周平** 61歳 当選4回 和歌山1 民進党(玄葉G)
松原仁**** 61歳 当選7回 比例東京 民進党(高木G)
岡本充功** 46歳 当選5回 比例東海 民進党(菅G)
今井雅人** 55歳 当選4回 比例東海 民進党(松野G)

5146チバQ:2017/10/24(火) 10:48:58
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240027-n1.html
2017.10.24 07:52
【衆院選】
自民「魔の2回生」に明暗 党勢維持の中…落選15人 同士争い、比例で惜敗率競う
 数々の問題行動・発言が話題となった自民党のいわゆる「魔の2回生」は衆院選で明暗が分かれた。

 平成24年の衆院選で初当選し、前回26年に再選して今回に臨んだ自民党2回生は、参院議員経験者を除き96人だった。このうち15人の落選が決まり、3選したのは81人となった。初当選時に116人いた同期は2回の衆院選を経て約7割に減ったことになる。

 自民党は今回、ほぼ現状維持の結果だったが、「3回生」の地力は落ちている。「魔の2回生」96人のうち24年の選挙区当選は69人、26年は57人で、今回は56人とさらに下がった。

 「魔の2回生」同士の激しい争いも繰り広げられた。自民党が5議席を獲得した比例北陸信越では、名簿単独1位のベテラン、山本拓氏を除き、残り4枠を選挙区で落選した「魔の2回生」7人がそれぞれの惜敗率の高低で奪い合う構図となった。

 その結果、被災地視察で役人におんぶされ、その後「長靴業界はだいぶもうかった」発言で内閣府政務官を辞任した務台俊介氏(長野2区)らが滑り込み、自身の妊娠中に不倫が発覚して衆院議員を辞職した宮崎謙介氏の妻、金子恵美氏(新潟4区)らが辛酸をなめた。

 路上でのキスが週刊誌に報じられた中川郁子氏(北海道11区)は落選した一方、相手の門博文氏(和歌山1区)は3回連続で比例近畿で比例復活当選を果たした。「巫女(みこ)さんのくせに」発言や、がん患者について「働かなくていい」と述べた大西英男氏は東京16区で3回連続の当選を果たした。

 保守分裂で無所属として戦った2回生も明暗が分かれた。山梨2区の堀内詔子氏は無所属の長崎幸太郎氏に初めて勝利し、追加公認された。埼玉11区の今野智博氏は無所属の小泉龍司氏に3連敗し、比例との重複もなかったため落選した。

 元自民党では、秘書への暴行や「ハゲー」などの暴言で離党し、無所属で臨んだ豊田真由子氏は5人が出馬した埼玉4区で最下位だった。金銭トラブルで離党した武藤貴也氏、不倫や重婚・ストーカー疑惑で離党した中川俊直氏はいずれも出馬を断念したが、それぞれの地元の滋賀4区、広島4区で自民党公認候補が当選。再起を期すという両氏には厳しい結果となった。

 今回当選した81人が「魔の3回生」と呼ばれるかは、今後の活動次第となる。

5147チバQ:2017/10/24(火) 10:49:37
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240046-n1.html
2017.10.24 09:16
【衆院選】
「元民進」105人当選 分裂前上回る 勝率は立憲民主70%超、希望35%
 衆院選では、事実上解党した民進党の出身候補者が希望の党、立憲民主党、無所属の3つに分裂し、選挙戦に臨んだ。民進党出身者計215人のうち5割近い105人が当選を決めた。民進党の前衆院議員は9月の代表選時点で90人台にとどまっていたため、結果的に「元民進党」は伸長したことになった。

 民進に所属していた前職、衆院解散時に党の公認候補予想者だった元職、新人を民進出身候補者と分類すると、当選者は希望の党が最多の45人で、立憲民主党40人、無所属20人となった。

 希望の党からは最も多い126人が出馬したが、馬淵澄夫元国土交通相(奈良1区)や松野頼久元官房副長官(熊本1区)らが落選し、勝率は35%にとどまった。一方、野党第一党に躍進した立憲民主党は、民進党出身者の勝率も70%を超え、明暗が分かれた。

 立憲民主党は、民進党の前原誠司代表が決断した希望の党との合流をめぐり、希望の小池百合子代表(東京都知事)の「排除の論理」に反発して枝野幸男氏が設立。民進党出身者57人が立候補し、海江田万里元経済産業相(東京1区)や菅直人元首相(東京18区)らが当選した。

 希望、立憲民主両党のいずれにも参加せずに無所属で出馬した民進党出身者は32人。野田佳彦前首相(千葉4区)、民進党元代表の岡田克也氏(三重3区)、安住淳元財務相(宮城5区)らベテランが多く、勝率は62%だった。

5148とはずがたり:2017/10/24(火) 10:56:56
>>5147
広義の民進ブロックが公明や維新や共産から議席奪っただけっすね。自民からもう20ぐらい奪えよなあ。。・゚・(ノД`)・゚・。

5149チバQ:2017/10/24(火) 11:37:05
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240036-n1.html
2017.10.24 08:49
【衆院選】
明暗分けた引退議員の後継者

 引退議員の後継候補は明暗が分かれた。自民党系は世襲が多く、高村正彦副総裁の長男、正大(まさひろ)氏(山口1区)や金子一義元国土交通相の長男、俊平氏(岐阜4区)が当選し、保岡興治元法相の長男、宏武氏(鹿児島1区)と平沼赳夫元経済産業相の次男、正二郎氏(岡山3区)は苦杯をなめ、重複立候補でないため比例代表での復活もならなかった。

 世襲以外では、谷垣禎一前幹事長の後継、本田太郎氏(京都5区)や、丹羽雄哉元厚相の地盤を受け継いだ国光文乃氏(茨城6区)が初当選を果たした。

 民進党系では、横路孝弘元衆院議長の元秘書、道下大樹(だいき)氏(北海道1区)が立憲民主党で、高木義明元文部科学相の後継である西岡秀子氏(長崎1区)が希望の党で、それぞれ初当選。大畠章宏元国土交通相の後を受けた希望の浅野哲氏(茨城5区)は比例復活した。

 川端達夫前衆院副議長が後継指名した元滋賀県知事の嘉田由紀子氏(滋賀1区)は、無所属で立候補し落選した。

5150名無しさん:2017/10/24(火) 11:37:28
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240034-n1.html
2017.10.24 08:48
【衆院選】
比例復活、課題浮き彫り 12万票で落選⇔1.6万票で当選


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 今回の衆院選でも、選挙区で12万近く得票した与党の前職候補が落選した一方、1万6千票余りだった野党の新人候補が当選する現象が起きた。選挙区で落選しても重複立候補した比例代表で復活当選できる「小選挙区比例代表並立制」の課題が改めて浮き彫りになったといえる。

 北海道3区で立候補した自民党前職、高木宏寿氏は11万8961票を得たが、立憲民主党前職の荒井聡氏に敗退。重複立候補した比例代表北海道ブロックでの復活当選も、党最下位で当選した元職と惜敗率3・01の差でかなわなかった。

 一方、京都3区から立候補した日本維新の会新人の森夏枝氏は1万6511票しか獲得できず落選。しかし、比例近畿ブロックで名簿1位に登載されたことから初当選を果たした。

 前回の衆院選で立候補者全員が当選した沖縄では、4区で自民党前職の西銘恒三郎氏が勝利し、無所属前職の仲里利信氏らは落選。無所属候補には比例復活の道はないため、候補者全員の当選とはならなかった。

5151チバQ:2017/10/24(火) 11:38:26
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240062-n1.html
2017.10.24 11:28
【衆院選】
栃木2区で落選の西川公也元農水相「次期衆院選は後援会のみなさんと相談して決めたい」今後の明言避ける

 自民党圧勝の中、栃木2区で落選した元農林水産相の自民前職、西川公也氏(74)は23日、あいさつ回りをして、支持者に敗戦をわびた。

 現職閣僚として臨んだ前回は199票差で敗戦、比例復活で議席を維持したが今回は党内規の「73歳定年制」で比例代表に重複立候補せず、無所属前職、福田昭夫氏(69)との一騎打ちで涙をのんだ。

 「自公対野党統一の構図で審判される形になり、不利だった。残念ながら自公は及ばなかった。悔いはない」と淡々と述べ、次期衆院選に向けては「後援会のみなさんと相談して決めたい」と明言を避けた。

 西川氏は農水族の大物議員として環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の大筋合意や農協改革に尽力する一方、平成27年2月には政治資金問題で農水相を辞任するなど批判されることも多く、無党派層への支持が浸透しなかった。

5152チバQ:2017/10/24(火) 12:31:00
>>5149
そうか
保岡ジュニアは重複辞退してるから、完全落選なのか

5153とはずがたり:2017/10/24(火) 16:08:13
民進・維新連携論者だった俺だが足立は積極的に潰していきたい。上げ潮の立憲から優秀で機動力もある若手の擁立を期待。今回の10・11区的な三つ巴を先ずはリベラルな北摂から拡げていきたい。対象選挙区は7・8・9・10だ。

https://twitter.com/haradaryo_net/status/922294323202236417
原田りょう【大阪府議会議員】←自民党公認
@haradaryo_net
背水の陣で戦う足立候補をすごいと思っていたが、実際は議員の身分にしがみつく典型的な政治屋だった。
足立候補は選挙の演説会や公開討論会など至る所で「小選挙区で落選したら引退。だから一票入れて」と散々宣伝してたが、結局嘘をついて票を集めていただけ。きっぱり政界引退した橋下さんと大違い。

https://twitter.com/adachiyasushi/status/922262251729334273
足立康史?認証済みアカウント
@adachiyasushi
フォローする @adachiyasushiをフォローします
その他
私は、公示日に前後して「連続落選なら比例枠を返上する」「相手陣営と正々堂々と戦った上でなら二言なし」「背水の陣で戦い抜く」とツイートしましたが、大阪9区以外の皆様からも比例票を通じて「足立支持」の票を多数いただいたことを知り、そうした有権者のお気持ちに応えていく決意を固めました。
17:43 - 2017年10月22日

5154チバQ:2017/10/24(火) 18:30:56
>>5143の続き
     ◇

 ◇2区、堀内氏、公認通らず結束 長崎氏、立民候補に労組票

 公認を得られず無所属で出馬。負ければ比例復活なし。厳しい選挙を勝ち抜いた堀内詔子氏は、全身で喜びをアピールした。

 22日午後11時すぎ、富士吉田市中曽根の選対事務所では、当選確実の一報に約300人の支援者らから大きな歓声と拍手がわき起こった。

 堀内氏は「皆様方、お一人お一人の力で勝利でき、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。「大変なプレッシャーの中での戦いだった」と振り返る堀内氏。

 壇上には平成17年の郵政選挙で刺客の長崎幸太郎氏と戦った義父・光雄氏の遺影も。12年間に及ぶ因縁の戦い。堀内氏は3度目の直接対決で初勝利した。「天国の父に報告したい」と感慨深げに語った。

 勝因を「今まで十分でなかった後援会組織を一から作り直していただいた」と分析。選挙戦では自前の組織をフル回転させ、きめ細かく集会などを行った。

 さらに、「県連の公認申請が通らず、県議の皆さまに『それならおれたちが頑張って当選させる』と結束力が高まったことが大きかった」とも。ピンチをチャンスに変えて勝ち抜いた達成感を満喫していた。

 一方、同市松山の選対事務所で落選を知った長崎氏は、落ち込んだ表情で「結果はすべて私の責任。おわび申し上げます」と支援者にわびた。「まだ先があるよ」。励ましの声を背に、会場を後にした。

 長崎氏は公示直前、自民への復党を果たしたが、前回に旧民主党が候補者を出さず、“非自民”だった長崎氏に流れたとされる労組票が、今回期待できなくなった。

 さらに新人の小林弘幸氏が立憲民主党から立候補したことが「大きかった」と陣営幹部は振り返る。労組票に加え、地盤が重なる大月の票も一部が流れた可能性があるという。

 選挙戦では一貫して堀内氏と一族の企業グループとの関係を批判してきたが、敗戦後は「有権者の判断を天の声と受け止める」と静かに語った。

 「山梨に骨を埋める」と繰り返してきた長崎氏。周辺は「逃げ出すことはないだろう」と次なる一手を注目する。

5155チバQ:2017/10/24(火) 18:31:34
http://www.asahi.com/articles/ASKBS24F0KBRUJHB009.html
「裏方」の自民県連事務局長、比例当選「とにかく驚き」
2017年10月24日06時51分

 小選挙区での自民の大勝は、思わぬ当選者まで生み出した。比例北関東ブロックに単独で立候補していた茨城県連事務局長の神田裕氏は、名簿順位は下から3番目だったが小選挙区で堅調に議席を伸ばしたことで、同ブロックで自民の最終議席に滑り込んだ。

注目の当落情報はこちら
特集:2017衆院選
 神田氏は23日、梶山弘志県連会長とともに県庁に大井川和彦知事を訪問、当選のあいさつをした。県議会の自民会派の控室に顔を出すと、ベテラン県議らから「神田代議士」「神田先生」などと声を掛けられ、照れた表情を見せた。

 自民の比例名簿の下位は各県の事務局長が並ぶことが多く、「穴埋め」の意味合いが強い。神田氏は小選挙区当選者の対応のため水戸市の県連事務所にいた23日未明、テレビで当選を知った。報道陣に感想を求められると「とにかく驚いたのは確か」と繰り返した。

 選挙期間中は開会中の県議会の対応のため、事務所と会派控室を行き来する毎日。候補者の立候補手続きや党のビラの手配などの手伝いはしたが、自身がマイクを持つこともなく、「これ(裏方)が私の選挙活動」と話していた。

5156チバQ:2017/10/24(火) 19:21:17
http://www.sankei.com/west/news/171024/wst1710240012-n1.html
2017.10.24 07:50
【衆院選】
希望にフラれた上、小池氏秘書立てられ立憲民主へ…桜井氏、比例復活当選 「信念貫くことの重要性を学んだ」 兵庫

 6区に立候補していた立憲民主新人の桜井周氏(47)は選挙区で敗れたものの、比例代表で復活当選した。23日午前0時過ぎに「当選確実」が報じられると、伊丹市の事務所に残っていた支援者らは歓喜に包まれた。桜井氏は「信念を貫くことの重要性を学んだ。今後、信頼できる政治をつくっていきたい」と述べ、満面の笑みで万歳三唱した。

 民進公認での出馬準備を進めていた桜井氏は当初、希望の党からの立候補を模索したが、希望が小池百合子代表の元秘書を擁立したため県内唯一の立憲民主候補として出馬した。選挙戦では地元の民進系議員の多くが桜井氏への支援を継続。立憲民主の枝野幸男代表が選挙区入りするなど無党派層の支持も集めた。

5157チバQ:2017/10/24(火) 19:22:49
http://www.sankei.com/west/news/171024/wst1710240022-n1.html
2017.10.24 10:17
【衆院選】
比例復活の佐藤ゆかり氏、自公票の一部が平野氏に?「しがらみのない政治作るのは地域の課題」
 22日に投開票された衆院選で、大阪府内では13人が比例で復活当選した。

 大阪11区(枚方市など)の自民前職の佐藤ゆかり氏(56)は、3選が決まると同市内の選挙事務所で支援者らにあいさつ。「引き続き保守の受け皿になりたい」と語った。

 自公政権による政治の安定を訴え、自公支持層を中心に票を集めたが、共産が候補者を無所属の平野博文氏(68)に一本化した影響もあり、選挙区で敗戦。佐藤氏は「厳しい選挙だったが、自民党の地元支部は一致団結できた」と強調。一方で、過去のしがらみから自公票の一部が平野氏側に流れたと分析し、「しがらみのない政治を作るのは地域の課題」と力を込めた。

 大阪16区(堺市堺区など)の立民元職、森山浩行氏(46)は23日、「現政権に対するインパクトを示すためにも、選挙区で勝ちたかった」としつつも、「議論を重ね、国民のみなさんに恥ずかしくない国会を作っていきたい」と意気込みを語った。

 野党第一党となった立憲民主党の躍進に、「民主党のときは政策の中身を見てくれなかったが、今回は有権者が違った気がする」と分析。「国会で議論を重ねて、国民に見えやすい選択肢を示していきたい」と抱負を述べた。

  ◇

 大阪17区(同市中区など)の自民前職、岡下昌平氏(42)は、支援者を前に、「この悔しさをバネに次に向かって頑張ります」とあいさつ。選挙戦では、9月の堺市長選で、日本維新の会の母体である「大阪維新の会」の公認候補を破った竹山修身氏も応援に駆けつけたが、維新前職の馬場伸幸氏(52)に及ばず、「私の不徳の致すところ」と頭を下げた。「それでも頑張れという声もいただいたと思う。愚直にしっかりと活動させていただきます」と力を込めた。

5158チバQ:2017/10/24(火) 19:24:41
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240065-n1.html
2017.10.24 11:49
【衆院選】
「希望の党の党首になるぐらいの気持ちで頑張る」静岡6区 631票差で渡辺周氏が勝利
 過去2回の衆院選と同じ前職同士の対決となった静岡6区は、民進党から希望の党に合流した渡辺周氏が自民党の勝俣孝明氏を631票差で振り切り、8回目の当選を果たした。

 同区は小選挙区制導入以来、21年間にわたって渡辺氏が議席を守ってきた民主党(現民進党)の牙城。

 平成24年の前々回衆院選は約1万2千票差、26年の前回衆院選は約1万1千票差でいずれも渡辺氏が勝俣氏に勝利し、勝俣氏は重複立候補した比例代表東海ブロックで議席を獲得している。

 当選確実の一報を受け、22日午後11時40分過ぎに沼津市内の選挙事務所に姿を現した渡辺氏は支援者を前に「99%の開票率でも当確が出ず正直生きた心地がしなかった」とあいさつ。その後、報道陣の取材にも応じ「希望の党を東京目線の『排除の論理』の政党ではなく、温かみのある政党にするために、私が党首になるぐらいの気持ちで頑張っていきたい」と述べた。

 一方、渡辺氏に敗れ、比例復活での当選となった勝俣氏も同時刻に沼津市内の選挙事務所で「選挙は結果が全て。本当に悔しいが、皆さんのおかげでここまで差を縮めることができた」と集まった支援者らに頭を下げた。

5159チバQ:2017/10/24(火) 19:25:04
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240063-n1.html
2017.10.24 11:32
【衆院選】
千葉1区「憲法改悪なら離党も辞さない」とアピールの希望前職の田嶋要氏 比例復活も複雑
 千葉1区で出馬した希望前職、田嶋要氏の選挙事務所では23日午前0時すぎ、「比例復活」の一報が集まった支持者らに伝えられた。田嶋氏は約30分後に姿を現し、「厳しい選挙戦だったが、何とか引き続き6期目の仕事をさせていただけることになった」とあいさつ。選挙区では自民前職、門山宏哲氏に議席を譲り、万歳はなかった。

 民進県連代表から希望に合流。支持者の中から反発の声も上がった。「『選挙に有利だから希望から出た』と誤解された部分があり残念。安保も憲法も、民進時代と主張を変えないのは当然だが、そう思っていただけなかった。説得力不足だった」と複雑な心境を明かした。

 選挙戦で「憲法改悪など、小池百合子代表の党運営次第では離党も辞さない」とアピールしたことについては、「そこまで言わないと分かってもらえない有権者が相当いた。自分の政治姿勢は変わらないという言葉だけでは、思いの強さが十分に伝わらないと思いそう訴えた」と話した。

5160チバQ:2017/10/24(火) 19:26:47
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240094-n1.html
2017.10.24 18:12
【衆院選】
希望合流3人惨敗…「突き放すつもりはないが、復党はない」 民進青森県連代表「連携は密に」
 衆院選で民進党から希望の党に移った青森1〜3区の3人が惨敗したことを受け、民進党青森県連の田名部定男代表は24日、記者会見し、「3人と連携を密にしていきたい」としながらも、離党したことによる処遇の難しさをにじませた。県連は来月初めにも常任幹事会を開き、今後の対応を協議する方針だ。

 会見で田名部氏は、惨敗の要因として、希望の小池百合子代表が民進党出身者を選別した排除の論理や政策をめぐる“踏み絵”などによって、野党共闘が頓挫したことを挙げた。

 その上で、1区の升田世喜男氏、2区の工藤武司氏、3区の山内崇氏から近く意向を確認する考えを示しながら、「3人を突き放すつもりはないが、党が違うので距離感は難しい。復党はないと思う」と語った。

 田名部代表は今後の統一地方選、参院選に向け「与党に対抗するため、これから野党がどのように結集していくのかが課題」と述べ民進、希望両党本部の選挙総括と対応策を見守る姿勢を示した。

5161チバQ:2017/10/24(火) 19:27:24
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240091-n1.html
2017.10.24 17:35
【衆院選】
自民、1選挙区奪還で「オール沖縄」に風穴 「辺野古反対=県民の総意」崩す 来秋知事選へ戦略立て直しも急務
 平成26年前回衆院選の沖縄4選挙区で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止を掲げる「オール沖縄」に全敗を喫した自民党は今回、4区の前職、西銘恒三郎氏が接戦を制し選挙区の議席を奪還した。前回衆院選直前に翁長雄志知事を誕生させた「オール沖縄」勢力は国政選挙で初めて敗北し、「辺野古反対は県民の総意」と主張してきた同勢力の牙城に風穴が開いた。

 「全勝」を狙った「オール沖縄」勢力と翁長知事にとっては今年の県内3市長選と那覇市議選に続く「重い1敗」となった。そもそも3年前の知事選と衆院選当時の勢いに陰りが見え始めていただけに、その退潮ぶりをより印象づけた。公示翌日に起きた米軍ヘリコプター炎上事故の影響も限定的だったようだ。

 翁長知事は23日、「勝敗は3対1で、流れは維持できている」と述べ、辺野古移設反対の民意が示されたとの認識を強調したが、その牽強付会の言葉が焦りをにじませた。共産党が全国で唯一議席を守った1区も「非共産」候補の得票合計が前回同様上回り、「オール沖縄」勢力は事実上2敗したのだ。

 辺野古移設をめぐっては、埋め立て承認を取り消した翁長知事の処分に関する訴訟で沖縄県側が敗訴した。県は工事差し止めを求める訴訟を改めて起こし、政府と争っている。

 安倍晋三政権は今回の衆院選での「沖縄の民意の変化」を背に移設工事を加速させる方針。対する翁長知事は、埋め立て承認の「撤回」などのカードで阻止行動を続ける構えだが、その不毛な時間稼ぎと公費投入が、辺野古移設の円滑な進行への障害になることは言うまでもない。

 ゆえに自民党にとって不可欠なのは、約1年後に迫る知事選で、斜陽の「オール沖縄」勢力から県政奪還を果たすことだ。しかし課題も多い。

 今回の衆院選について自民党県連幹部は「本来なら選挙区で2勝し、オール沖縄にトドメを刺せたはずだが、1区を取りこぼしたのが大きな反省材料だ」と打ち明ける。

 その一つが党内の“分裂”だ。菅義偉官房長官が「必勝」を命じた1区では国場幸之助氏が前回同様、比例で復活当選したが、党関係者によると、大票田の那覇市内の自民党票の一部を別の選挙区の党候補が“裏取引”で日本維新の会の下地幹郎氏=比例復活当選=に流したという。

 自民党県連幹部は「今回の衆院選は党内にしこりを残した。無党派層対策も十分でない。比例で県内3位に入った立憲民主党の動向も注視する必要がある。知事選に向けて態勢と戦略の立て直しが待ったなしだ」と語った。(高木桂一)

5162チバQ:2017/10/24(火) 20:18:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20171025k0000m010074000c.html
<衆院選>なぜ炎上しているのか 山尾氏辛勝と無効票1万超
19:45毎日新聞

<衆院選>なぜ炎上しているのか 山尾氏辛勝と無効票1万超
当選確実となり、笑顔の山尾氏=愛知県長久手市で23日午前0時55分、木葉健二撮影
(毎日新聞)
 ◇愛知県選管に抗議殺到 「オッサン社会のいやらしさ」指摘も

 愛知県選挙管理委員会に23日早朝から抗議や問い合わせが殺到し、24日夕も電話が鳴りやまない異常事態となっている。無所属の山尾志桜里氏が自民党候補に辛勝した衆院選愛知7区の開票結果を巡り「1万票を超える無効票は異常」「陰謀では」「警察に通報した」とネット上で炎上しているのだ。「当選は不正」と見出しで断じるウェブメディアも現れた。騒動の背景に何があるのか。【小国綾子】

 山尾氏は自民党の鈴木淳司氏(比例復活)に834票の小差で勝利。無効票は1万1291票だった。愛知県選管は23日午前1時半ごろ、確定結果を公表した。疑問の声は直後に出始め、確認できた範囲では午前1時56分、ネット掲示板に上がった。ツイッターなどでも同2時ごろから「怪しい」「対立候補の有効票を不当に無効化したのでは」など再集計を求める意見が次々に登場。「開票作業のバイト、国籍条項ないんでしょ?」と無関係な外国人差別をあおる内容もあった。

 愛知県選管には午前6時ごろから真偽の確認や「やり直せ!」という抗議の電話が殺到。24日も続く。選管は「各陣営の立会人の監視の下で開票した。不正はありえない」としている。

 そもそも、無効票は「異常に多かった」と言えるのか。愛知7区の投票総数に無効票が占める率は4.42%で、前回2014年衆院選小選挙区の全国平均3.29%より高い(今回の全国平均は集計中)。だが、今回の小選挙区選挙で東京12区は9.71%。東京14、16、17区も5%を超えた。14年衆院選の大阪3区では、実に15.25%が無効票だった。小選挙区で支持する候補がいないと白紙投票が増える傾向にあるとされる。総務省選挙部によると14年衆院選で小選挙区選挙の無効票は全国で約180万票あり、その半分強の約100万票が白紙だった。

 なぜ炎上しているのか。「全日本おばちゃん党」を主宰する大阪国際大准教授の谷口真由美さん(国際人権法)は二つの理由を挙げる。「最近、右派や左派に限らず不正選挙と騒ぎがちです。自分と似た考えの意見ばかり目に入るソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)時代。自分に見える世界がすべてと思い込み、『あんなに嫌われてる候補が当選するのは不正に違いない』と短絡的に考える人が増えました」

 さらに、ほかならぬ山尾氏だったことが炎上理由とみる。「安倍晋三首相と真っ向から対決した、しかも女性。不倫疑惑報道もあった。でもそれは本来、他人には関係ない。議員は公務の中身で評価すべきで、男性なら同じ激しさでたたかれないはず。男と対等にやり合う女を引きずり降ろしたい『オッサン社会』のいやらしさが垣間見えます」

5163チバQ:2017/10/24(火) 20:19:03
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/806242/
【衆院選の舞台裏】山尾志桜里氏の“無涙”の演技力とツラの皮の厚さはある意味、化け物
2017年10月24日 17時00分

800票差で勝ち、ミソギを済ませた山尾氏

 公示直前に希望の党と立憲民主党が結党されるドタバタとなった衆院選は、フタを開けてみれば自民党の圧勝劇に終わった。お騒がせ候補者らが明暗を分けた総選挙の舞台裏を本紙取材班が振り返った。

 デスク:結局、総選挙が盛り上がったのは公示前と投開票日だけだったなあ。どっちらけの原因はなんといっても小池百合子都知事(65)だ。出馬もしなかったから希望の候補者に「ペテン師」呼ばわりまでされてたな。

 中堅記者A:公示前後の情勢調査で希望が振るわないと判明し、小池氏はあからさまにヤル気をなくしていました。池袋での最終演説も時間が残っていたのに雨に濡れるのを気にしたのか、さっさと切り上げてしまった。

 ベテラン記者B:投開票日の選挙特番で、日テレ系「ZERO」が「小池都知事に期待するか?」のアンケート結果を表示する際、タイミングよく「ゼロ〜」の番組サウンドが入り込んでしまった。開票センターに詰めていた小池番記者は「意図的だろ」と笑っていたが、これが小池人気が絶頂の都議選の時だったら、番組プロデューサーの首が飛んでいたでしょうね。

 若手記者C:小池氏側近の若狭勝氏(60)も痛々しかったです。小池氏から「しゃべりすぎ」「ヒゲ面で人相が悪い」とダメ出しされて、自慢のヒゲも剃りあげたのに落選ですからね。「リセットされた私」の衆院選回顧録を出すんじゃないかとささやかれていますね。

 デスク:驚いたのは不倫疑惑があった山尾志桜里氏(43)の当選だな。12万8163票で、相手の鈴木淳司氏(59)が12万7329票。わずか834票差とはいえ、勝ちは勝ち。無効票が1万1291票というのは、他の選挙区の倍レベル。やゆするネーミングを書いたりのイタズラ投票が多かったんだろう? まじめに投票していれば、結果が違ったかもな。

 A:でも、やはりアニーで主役を張っていただけありますよ。支援者に泣いているように見せながら涙は全く流していない。報道陣から不倫疑惑を問われれば、途端に仏頂面ですからね。またネットを駆使し、インスタグラムや動画を配信するユーチューバーにもなって、“デキる女”を演じていた。あの演技力とツラの皮の厚さはある意味、化け物。安倍首相はまた手を焼くことになりますよ。

 デスク:もう一人のお騒がせの「このハゲーーッ!」の豊田真由子氏(43)は当選するハズもないのによく出馬したよな。

 B:情報番組や某スポーツ紙はわざと“ハゲ”の記者を派遣し、豊田氏の反応をうかがうなど悪ノリし過ぎだよ。

 C:そのせいですかね。投開票日は県政記者クラブの加盟社だけが取材を許されて、民放各局やスポーツ紙、週刊誌は事務所にも入れませんでした。「(取材可の)リストをつくりました」とドヤ顔で“排除”を通告してきたのは、豊田氏の秘書を辞職したハズの松森俊逸青森県板柳町議(61)です。

 デスク:それで報道陣は雨の中を外で待たされ、帰り際の豊田氏はもみくちゃとなっていたのか。あの混乱の中で、松森氏は大丈夫だったのか?

 C:それが危機を察したのか、姿がありませんでした。裏口から出て行ったようで、逃げられてしまいました。

 A:あと全くメディアに取り上げられませんでしたが、元フジテレビアナの長谷川豊氏(42)が千葉1区から維新で出馬したものの有効投票総数の10%に満たない得票で、300万円の供託金没収となります。昨年9月の舌禍騒動で番組降板後、再起を期しての衆院選でしたが、本人いわく「手も足も出なかった」と。それでもめげることなく、「議員を志す」と政治活動は続行するようです。

 デスク:豊田氏もあきらめきれていないようだし、2年後の参院選はにぎやかになりそうだな。

5164チバQ:2017/10/24(火) 20:19:42
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/10/24/0010671258.shtml
当選の山尾志桜里氏に“文春砲”直撃 支持者らが記者を一斉砲撃

 当選が決まり、笑顔の山尾志桜里氏=愛知県長久手市 1枚
拡大
 今年9月に男性弁護士との不倫疑惑を報じられ、民進党を離党、無所属で愛知7区から出馬した山尾志桜里氏(43)は自民党の鈴木淳司氏(59)との一騎打ちにわずか834票差で勝利し、当選した。
 当確後の記者会見には、窮地に陥った原因を招いた週刊文春の記者も訪れた。山尾氏に結婚指輪を外していることを質問。一瞬顔を引きつらせた山尾氏だったが「答える必要がないと思います」と“文春砲”を一蹴した。支援者は「そんなこと聞く意味あるのか」と文春記者にブーイングで一斉砲撃。山尾氏が「みなさん、親切にね」と諭す場面もあった。
 山尾氏はまた、週刊誌報道について有権者に説明を果たしたかについて別の記者から問われると「必要な説明をさせていただいた上で、公私のラインを引かせていただく。その代わり、公の政治家として消費増税、9条について自分の信念を明確に示した。そういった姿勢を含めて一定の信託をいただいた」とした。

5165チバQ:2017/10/24(火) 20:24:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710240055.html
【衆院選】神奈川県の選挙区 自民「託す先」で存在感 公明が議席失う 立民「リベラル受け皿に」
10:59産経新聞

【衆院選】神奈川県の選挙区 自民「託す先」で存在感 公明が議席失う 立民「リベラル受け皿に」
自民勝利について会見で語る党県連幹事長の竹内英明氏(左)ら=いずれも23日、県庁(王美慧撮影)
(産経新聞)
 22日に投開票された衆院選は神奈川県内18選挙区のうち、自民党が13選挙区を制し、大勝した。一方、連立政権を組む公明党は唯一の議席を失い、立憲民主党は3議席を獲得し躍進。希望の党は1議席にとどまった。一夜明けた23日、各党県幹部らが選挙戦を振り返った。

 比例復活も含め、候補者17人全員が当選した自民党。「積極的に支持されたとの体感はないが、(国のかじ取りを)託す先は自民しかないと思ったのではないか」。党県連の竹内英明幹事長は淡々と語った。

 解散直前の9月下旬に、東京都の小池百合子知事が希望立ち上げを表明した際には「政権交代が起きた平成21年の衆院選を思い出した。怖い流れだった」(竹内幹事長)。選挙最終盤に立民への追い風が吹いたことについては「投票日があと3日先だったら、相当の痛手をこうむっていたかもしれない」とした。

 公明党は三浦信祐参院議員が会見に出席。「(前職の上田勇氏が出馬した)6区では前回より投票率が下がったが、票数は伸びた」と一定の評価をしたものの「(立民前職の)青柳陽一郎氏が無党派層をつかんでいた」と敗因を分析した。

 野党では、6選挙区で候補者を擁立し、比例を含め5人が当選した立民の前職、阿部知子氏が「党発足からわずか3週間だが、急速に支持が拡大した」と手応えを語り、「県内はリベラルな風土があり、その受け皿になった。神奈川ネットや共産党からの支援を受け、野党共闘が実現できた」とした。

 また、今後の地方組織立ち上げに向けて「他のリベラル勢力と幅広く手を結びたい」と意欲を示した。一方、希望に対しては「小池ブランドにすがりたかったのだろうが、都議選の二番煎じで国政を戦うのには無理がある」と切り捨てた。

 「完敗」としたのは希望の松沢成文参院議員。希望は16選挙区に候補者を擁立したが、比例を含め3人の当選と伸び悩んだ。「準備不足の中で選挙を迎えた。政治経験のない人を擁立せざるを得なかった」と吐露。その上で「支援組織・団体がなく、(小池氏の)党首人気で戦うしかなかったが、なかなかうまくいかなかった」と唇をかんだ。

 共産党は立民などとの野党共闘の結果、3選挙区で与党候補を破ったが、党県委員会の田母神悟委員長は「(候補者取り下げで)影が薄くなってしまった」と語った。

5166チバQ:2017/10/24(火) 20:27:03
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2017102402000080.html
復活当選「近藤党」底力 石川3区 党派の枠超え支持浸透
05:00中日新聞プラス

復活当選「近藤党」底力 石川3区 党派の枠超え支持浸透
復活当選「近藤党」底力 石川3区 党派の枠超え支持浸透
(中日新聞プラス)
 衆院選で自民新人の西田昭二さん(48)と希望元職の近藤和也さん(43)が激戦を繰り広げた石川3区。本紙が投開票日の二十二日に実施した出口調査によると、初当選した西田さんが自民支持層を固めきれなかった一方で、比例復活した近藤さんは支持政党がない層をはじめ、自民支持層にもある程度食い込むなど、政党の枠を超えて支持を集めた。所属政党の看板ではなく、自ら標榜(ひょうぼう)した「近藤党」が浸透している実態が浮かび上がった。(太田理英子)
 支持政党別に投票先をみると、自民支持層の七割強が西田さんに投票したが、二割強は近藤さんを選んだ。公明支持層は五割強が西田さん、四割近くは近藤さんと分かれた。自公からも一定の支持を集めた近藤さんが支持政党のない層の六割強の支持を受け、三割にとどまった西田さんに迫ったようだ。
 近藤さんを選んだ回答者の内訳は、支持政党がない層が三割余と最多。自民支持層は二割に上り、希望支持層の一割を上回った。西田さんの内訳は、自民支持層が六割強、支持政党のない層が一割強と続いた。
 一方、得票数でみると、近藤さんは二〇一四年の前回選で当選した北村茂男元環境副大臣(自民)との約六千四百票の差を約二千百票まで縮めた。3区内の自治体別で西田さんと近藤さんの得票率をみると、勢力図にも変化が見られた。
 前回、近藤さんが北村さんに13・6ポイント差をつけて54・9%だった七尾市は、西田さんの地元。西田さんは近藤さんを4・9ポイント引き離し、51・4%まで伸ばして勢いをつけた。
 しかし、北村さんが支持基盤としていた輪島、珠洲、穴水、能登の奥能登二市二町では、いずれも西田さんが優勢だったが、近藤さんは前回より差を縮めた。前回、北村さんの得票率が最も高かった輪島市では、西田さんが北村さんの得票率より10・4ポイント減らした一方、近藤さんは11・7ポイント増。近藤さんは奥能登を中心に自民支持層にも食い込んだことが接戦の要因の一つだったと言えそうだ。

5167チバQ:2017/10/24(火) 21:00:55
http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240030-n1.html
2017.10.24 08:45
【衆院選】
新党に埋没、議席減 公明、高揚なき勝利
 公明党は、衆院選で連立を組む自民党と合わせて3分の2以上の議席を確保したが、与党大勝の高揚感とはほど遠い沈痛な空気が漂っている。選挙区で擁立した9人のうち1人が落選、比例代表も5議席減らし公示前の35議席を維持できず、党としては決して「勝利」とは言い切れない結果に終わったからだ。公示直前に発足した立憲民主党など新党ブームのあおりで埋没したようだ。(清宮真一)

 「もう少し協力ができればよかった。申し訳ない」

 安倍晋三首相(自民党総裁)は23日、国会内で与党党首会談に臨み、公明党の山口那津男代表にこう伝えた。

 280超の議席を獲得した自民党に対し、30議席を割った公明党。山口氏率いる執行部体制は平成24年以降の国政選挙で「負けなし」だっただけに、党内の衝撃は大きい。

 公明党は選挙戦で、立憲民主党と対決した北海道10区と神奈川6区のほか、定数が各1減となった比例代表の東北、北関東、九州の3ブロックを重点対象と位置づけ、党幹部を集中投入した。

 これに対し、共産党の支援を受けた立憲民主党は「反安倍政権」の受け皿を狙って攻勢を強めた。山口氏は選挙戦最終日の21日を含め計3回も神奈川6区に入ったが、議席を確保できなかった。山口氏は23日未明、「立憲民主党に支持が集約され、これをはね返せなかった」と語った。
 比例代表でも、立憲民主党や、小池百合子代表(東京都知事)率いる希望の党の誕生が響いた。得票数が多い大政党に有利なドント方式による比例票の議席配分方法に従うと、公明党は得票順位で自民、立憲民主、希望に次ぐ第4位に後退した。

 衆院選が短期決戦だったことも影響した。党の支持母体の創価学会が集票活動に動き出すには時間を要する。公明党の斉藤鉄夫選対委員長は23日のNHK番組で「正直、準備期間が短かった」と明かした。党幹部は自民党側に「解散から投票まで短すぎた」と不満を漏らし、学会幹部も「短期間で全国の人脈を生かし切れなかった」と悔やむが、「これが実力だ」と冷ややかな声もある。

5168チバQ:2017/10/24(火) 21:06:43
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171023/soc1710230032-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsList
路チュー議員・門博文氏 選挙戦中に後援会幹部逮捕の騒動 (1/2ページ)
2017.10.23
 同じ自民党代議士だった中川郁子氏との“路上チュー”で、“魔の2回生”の1人に数えられた門博文氏。所属派閥のボス、二階俊博・幹事長のお膝元で自民王国の和歌山(1区)が選挙区にもかかわらず、スキャンダルが影響してか、厳しい選挙戦を強いられた。

 9月28日、衆議院が解散した直後から、地元和歌山の県議会議員や県議OBらの元に、差出人の名前がない封筒で“意味深”な文書が届き始めた。B4サイズの用紙の表には2015年2月に発覚した門氏の“路チュー”スキャンダルの記事が印刷されている。

 裏には、カラー写真が2点印刷されており、「週刊誌が狙っている!」という見出しがついている。写真のうちの1枚は、自民党幹事長室で二階幹事長と門氏が座って並び、その間に初老の男性が立っているもの。もう1枚はカジノ招致のために門氏がマカオを視察した際のものだ。ここにも門氏と一緒に前出の初老の男性が写っている。これだけでは何を意味する文書なのか不明だが、ある和歌山県議がこう明かす。

 「初老の男性は門氏の後援会幹部のA氏。9月22日に和歌山県警に逮捕され、10日間ほどで釈放されましたが、10月17日に再逮捕された。警察は発表しませんが、短期間に2度逮捕されたことから重い容疑ではないかと取り沙汰されています」

 A氏は地元企業の代表だったが、逮捕当日の22日に辞任している。門氏が支部長を務める自民党和歌山県第一選挙区支部へ2012年に10万円、2014年に100万円を寄附している。


 「怪文書の写真の1枚は、昨年9月、門氏がマカオを訪れた際にA氏と一緒に撮ったもの。この写真は自民党和歌山県第一選挙区支部が月1回発行している『まち門(かど)新聞』(2016年11月号)にも大きく掲載されており、2人の関係の近さがわかります」(前出の県議)

 結果的に、選挙を支えるはずの後援会幹部が足を引っ張る事態になってしまったようだ。和歌山東警察署は「発表していない事件については、あったかなかったかを含めて答えていません」(副署長)というのみで、A氏の会社の幹部社員はこう話す。

 「Aが代表を退任したのは一身上の都合です。他のことは聞いていないので知りません」

 門氏の事務所は次のように答えた。

 「選挙戦の最中なのでお答えを差し控えさせていただきます」

 ※週刊ポスト2017年11月3日号

5169チバQ:2017/10/24(火) 21:09:18
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/216127
馬淵澄夫氏は希望からの出馬が裏目…落選した「大物7人」
2017年10月23日
■都合よすぎる渡り鳥にノー

 選挙のたびに有利な居場所を物色する常習犯。元環境相の小沢鋭仁氏(63・東京25区=希望)は、2012年衆院選では直前に民主党を離党、維新に移って南関東で比例復活した。前回14年も公示直前に地元山梨1区を見切って、比例近畿単独1位で当選。今回も直前に維新から希望に移ったが、さすがに3度目はなかった。

■引退して何を暴露するのか

 国会には黒塗りのTPP資料しか提出しないのに、農相時代のTPP交渉の暴露本を出版し、地元では「カネもってこーや(公也)」の異名を取る元農相の西川公也氏(74・栃木2区=自民)。選挙に弱いと言われてきたが、やっぱり弱かった。年齢制限で比例復活もナシ。

■「希望から」が裏目に

 6選を目指した元国交相の馬淵澄夫氏(57・奈良1区=希望)が苦杯。過去2回の逆風選挙でも小選挙区で勝ったが、今回、希望からの出馬に疑問の声が続出した。民進党国対委員長に就任したばかりだった松野頼久氏(57・熊本1区=希望)も落選。やはり希望から出たのが失敗だった。

■公明の全勝神話崩壊

 当選7回、元財務副大臣の上田勇氏(59・神奈川6区=公明)が、公明の全勝神話にミソをつけた。全9選挙区で唯一の落選だ。小泉進次郎氏も応援に駆けつけるなど、自民も必死にテコ入れに協力したが及ばず。

■娘当選で影響力は健在か

 公民権停止が解けて、8年ぶりに新党大地の比例北海道単独1位で出馬した鈴木宗男氏(69・比例北海道=大地)は議席獲得ならず。もっとも、娘の貴子氏を自民に押し込み、ちゃっかり比例単独2位で当選させている。

■自民の内ゲバに立憲の伏兵が差す

 解散前日に自民に入党するも公認は得られず無所属で挑んだ浅尾慶一郎氏(53・神奈川4区=無)。自民公認との内ゲバを横目に、立憲民主の新人女性が当選。後ろ盾のはずの二階幹事長を恨むしかない。

5170チバQ:2017/10/24(火) 21:10:49
https://www.nikkansports.com/general/news/201710240000003.html
最後の当選者、田畑毅氏涙「台風影響にはらはら」
[2017年10月24日0時38分]
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 日本で最後の当選者-。「一つの特徴だが、議席を預かるのは1番で当選しても最後でも同じ」。台風21号の影響で23日夜に持ち越された愛知県西尾市の開票の結果、比例東海ブロックで復活当選を決めた自民党前職、田畑毅氏(45=愛知2区)は、名古屋市千種区の事務所で支持者や支援を受けた地元市議らと抱き合い、こらえ切れずに涙した。

 22日の開票開始から丸1日。選挙区では敗れたものの、比例代表で自民党最終議席の惜敗率争いを制し「一番、最後の男」と紹介されて壇上に。「(結果判明まで)もやもやしていた。昨日の晩は残念と思ったが、一夜明けてうれしさでいっぱい。台風の影響にもはらはらした」と話した。

 比例東京ブロックから自民党の公募を経て愛知2区に初挑戦。日本銀行名古屋支店に勤務経験があったが「同僚は既に転勤、友達は一人もいない」状態からの選挙で、市議らの支援を受け「どうか助けてやってください」と懸命に訴えた。(共同)

5171チバQ:2017/10/24(火) 21:11:18
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201710240000133.html
小池氏と都議会で対立の自民高木啓氏が国政初当選
[2017年10月24日9時17分 紙面から]
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第48回衆院選 党派別当選者数
第48回衆院選 党派別当選者数


 第48回衆院選は23日、全465議席が確定した。

 今夏の都議選で落選しながら、今回、自民党の比例東京ブロック25位に登載されていた高木啓・元東京都議(52)が、国政初当選を果たした。高木氏は、7月まで都議会自民党の幹事長を務め、小池百合子都知事と対立。定数減となった北区選挙区で議席を守れず落選していたが、小池氏率いる希望の党が惨敗する中で国政初当選という、対照的な結果となった。一方、同ブロック27位に登載され、不倫疑惑で衆院選不出馬となった中川俊直前議員との交際報道があった前川恵氏(42)は、落選した。

5172名無しさん:2017/10/24(火) 21:47:52
次期衆院選は希望と立憲がすっきり棲み分けするのをのぞみますがね

5173チバQ:2017/10/24(火) 21:56:46
>>1411を修正

地味に社民党が2%党得票できなかったんですね。

○:満たす、×:満たさない、-:政党が存在しないor選挙不参加

政党名、2013年参院選、2016参院選、2017衆院選、所属議員5名
立憲:-、-、○、56
希望:-、-、○、50
民進:○、○、-、47
維新:-、○、○ 22
自由:×、×、-、6
社民:○、○、×、4
=↑満たす、↓満たさない========
ココロ :-、×、×、1

立憲:衆:55人  参:福山哲郎
希望:衆:50人  参:中山恭子、松沢成文、行田邦子
民進:参:47人  かな?(会派49人-福山哲郎、13年みんな党改選:川田龍平)
維新:衆:11人  参:11人
自由:衆:小沢一郎・玉城デニー 19改選:山本太郎、22改選:森裕子・木戸口英司・青木愛
社民:衆:照屋寛徳・吉川元 19改選:又市征治、22改選:福島瑞穂
日本のこころは2017衆院選で要件満たさず


https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102400215&g=pol
衆院党派別得票数・率(比例代表)

 【時事通信社調べ】(選管確定)
党派名    得  票  数   得票率
自民 18,555,717  33.2
希望  9,677,524  17.3
公明  6,977,712  12.5
共産  4,404,081   7.8
立憲 11,084,890  19.8
維新  3,387,097   6.0
社民    941,324   1.6
日こ     85,552   0.1
大地    226,552   0.4
幸福    292,084   0.5
支持    125,019   0.2
諸派          -     -
無所          -     -
合計 55,757,552 100.0
(2017/10/24-06:57)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102400437&g=pol
衆院党派別当選者数(合計)

 【時事通信社調べ】(選管確定)
党派名  合計 女性   重複 公示前勢力
自民 284(22)  44  290
立憲  55(12)  28   15
希望  50( 2)  29   57
公明  29( 4)   0   34
共産  12( 3)   4   21
維新  11( 1)   8   14
社民   2( 0)   1    2
日こ   0( 0)   0    0
諸派   0( 0)   0    0
無所  22( 3)   0   39
合計 465(47) 114  472※
※公示前勢力合計は欠員3(定数475)
(2017/10/23-22:40)

5174チバQ:2017/10/24(火) 21:59:37
自希対決区で共産が擁立しなかった選挙区
・岩手2区 畑浩治  →完全落選
・香川1区 小川淳也 →比例復活
・熊本1区 松野頼久 →完全落選

せっかくアドバンテージ貰ったのに・・・

5175チバQ:2017/10/24(火) 22:03:27
>>3770 保守分裂区
公認を破ったのは中村喜四郎だけですね。

■茨城7区
【復活】公認  永岡桂子
【当選】非公認 中村喜四郎

■埼玉4区
【当選】公認  穂坂泰    (市議)
≪落選≫非公認 豊田真由子  (不祥事)

■埼玉11区
≪落選≫推薦  今野智博
【当選】    小泉龍司

■神奈川4区
【復活】公認  山本朋広
≪落選≫    浅尾慶一郎   (みんなから流れ着いた結果)

■山梨2区
【当選】推薦  堀内詔子
≪落選≫    長崎幸太郎

■京都5区
【当選】公認  本田太郎    (府議)
≪落選≫    中山泰     (元京丹後市長 野中系)

■大阪13区 >>3566
【当選】公認  宗清皇一
≪落選≫    西野弘一    (次世代系)

■岡山3区
【当選】    阿部俊子
≪落選≫     平沼正二郎   (平沼次男)

■熊本2区
【当選】公認  野田毅
 ≪落選≫   西野大亮     林田彪が支援>>3477

■鹿児島2区 >>2301>>2507など
【当選】公認  金子万寿夫
≪落選≫    林健二


>>2814
福島 5 坂本竜太郎 吉野正芳
新潟 4 栗原洋志 金子恵美
滋賀 4 武藤貴也 小寺裕雄
は出馬断念
愛媛 4 桜内文城 山本公一
は桜内が希望から出馬

5176チバQ:2017/10/24(火) 22:05:16
>>3841維新と希望の比例名簿の特徴
■希望の党
□東北
【当選】寺田学   単独1位
□東海
≪落選≫中根康浩  比例下位
□近畿
【当選】樽床伸二  単独1位
【復活】井上一徳  京都5区 単独2位 (他の重複候補は3位)
□九州
【当選】中山成彬  単独1位

■維新
□北関東
≪落選≫青柳仁士 埼玉4区 単独1位 (他の重複候補は2位)
□近畿
【復活】森夏枝 京都3区  単独1位 (他の重複候補は2位)
□中国
≪落選≫灰岡香奈 広島2区 単独1位 (他の重複候補は2位)

5177チバQ:2017/10/24(火) 22:24:12
>>3925間違ってたな
逢坂が無所属、西村が立憲って扱いになるんですね


両院議員総会時点で87人いた民進衆院議員

・希望(45)
【当選】
大島敦、
井出庸生
渡辺周、古川元久、古本伸一郎、大西健介
泉健太、岸本周平
玉木雄一郎
大串博志
【復活】
小熊慎司
小宮山泰子
田嶋要、奥野総一郎、本村賢太郎
牧義夫、岡本充功
山井和則
津村啓介、柚木道義
小川淳也
吉良州司
【落選】
松木謙公、升田世喜男、階猛、村岡敏英、近藤洋介、吉田泉
福島伸享、宮崎岳志、石関貴史、武正公一坂本祐之輔
太田和美、神山洋介
今井雅人、
田島一成、北神圭朗、井坂信彦、馬淵澄夫
緒方林太郎、松野頼久
【比例単独当選】
寺田学
【比例単独落選】
中根康浩

・立憲民主(15) 
【当選】
荒井聰、佐々木隆博
枝野幸男
青柳陽一郎、阿部知子
落合貴之、長妻昭、菅直人
西村智奈美
近藤昭一、赤松広隆
辻元清美
【復活】
篠原豪
初鹿明博
高井崇志
【落選】

・残留無所属(21)
【当選】
逢坂誠二
安住淳、金子恵美、玄葉光一郎
福田昭夫
野田佳彦、江田憲司、中島克仁
鷲尾英一郎、黒岩宇洋、菊田真紀子
篠原孝、重徳和彦
中川正春、岡田克也
前原誠司、平野博文
原口一博
【落選】
小山展弘、伴野豊、松田直久

・引退(7)
横路孝弘、黄川田徹、大畠章宏、水戸将史、
鈴木克昌、川端達夫、高木義明

5178チバQ:2017/10/24(火) 22:53:55
>>5177  階猛が漏れてたので修正
両院議員総会時点で87人いた民進衆院議員

・希望(45)
【当選】
階猛
大島敦、
井出庸生
渡辺周、古川元久、古本伸一郎、大西健介
泉健太、岸本周平
玉木雄一郎
大串博志
【復活】
小熊慎司
小宮山泰子
田嶋要、奥野総一郎、本村賢太郎
牧義夫、岡本充功
山井和則
津村啓介、柚木道義
小川淳也
吉良州司
【落選】
松木謙公、升田世喜男、階猛、村岡敏英、近藤洋介、吉田泉
福島伸享、宮崎岳志、石関貴史、武正公一坂本祐之輔
太田和美、神山洋介
今井雅人、
田島一成、北神圭朗、井坂信彦、馬淵澄夫
緒方林太郎、松野頼久
【比例単独当選】
寺田学
【比例単独落選】
中根康浩

・立憲民主(15) 
【当選】
荒井聰、佐々木隆博
枝野幸男
青柳陽一郎、阿部知子
落合貴之、長妻昭、菅直人
西村智奈美
近藤昭一、赤松広隆
辻元清美
【復活】
篠原豪
初鹿明博
高井崇志
【落選】

・残留無所属(21)
【当選】
逢坂誠二
安住淳、金子恵美、玄葉光一郎
福田昭夫
野田佳彦、江田憲司、中島克仁
鷲尾英一郎、黒岩宇洋、菊田真紀子
篠原孝、重徳和彦
中川正春、岡田克也
前原誠司、平野博文
原口一博
【落選】
小山展弘、伴野豊、松田直久

・引退(7)
横路孝弘、黄川田徹、大畠章宏、水戸将史、
鈴木克昌、川端達夫、高木義明

5179チバQ:2017/10/24(火) 22:54:22
■チャーターメンバー 5人
【当選】 
細野豪志 笠浩史 長島昭久
【復活】
後藤祐一 松原仁


■民進党合流組(前職) 26人
【当選】12人
階猛
大島敦、
井出庸生
渡辺周、古川元久、古本伸一郎、大西健介
泉健太、岸本周平
玉木雄一郎 白石洋一
大串博志
【復活】13人
小熊慎司
小宮山泰子
田嶋要、奥野総一郎、本村賢太郎
今井正人 牧義夫、岡本充功
山井和則
津村啓介、柚木道義
小川淳也
吉良州司
【比例単独当選】1人
寺田学

■民進党合流組(元職・新人) 13人
【当選】 2人
下条みつ 
西岡秀子
【復活】 11人
山岡達丸
緑川貴士
浅野哲 青山大人 森田俊和 
近藤和也 斉木武志
源馬謙太郎 関健一郎
稲富修二 城井崇

■その他 6人
樽床伸二  近畿単独1位 (民主離党)
井上一徳  近畿単独2位 (他の重複候補は3位)
中山成彬  九州単独1位 (元こころ)
柿沢未途  中途半端な立場 民進合流組でもチャーターでもない
佐藤公治  自由党  広島6区当選
伊藤俊輔  維新新人 東京比例復活

5180チバQ:2017/10/24(火) 22:58:37
>>5040比例復活できない候補者修正

■自民 落選可能性あるのは西川と竹本くらいかな?
 →栃木2西川と東京18土屋が落選
73歳以上)
茨城2区:額賀福志郎
栃木2区:西川公也
東京18:土屋正忠
愛知10:江崎鉄磨
京都1区:伊吹文明
大阪15:竹本直一
和歌山3:二階俊博
島根1区:細田博之
山口3区:河村建夫
福岡8区:麻生太郎
長崎3区:谷川弥一
熊本2区:野田毅
大分2区:衛藤征士郎

辞退) 保岡が落選
神奈川11小泉進次郎
三重4区:三ツ矢憲生
山口4区:安倍晋三
熊本3区:坂本哲志
熊本4区:金子恭之
鹿児島1:保岡宏武 →落選

■立憲民主 当選
北海道6:佐々木隆博

■希望 当選
静岡5区:細野豪志

■維新
なし

■主な無所属(自民系)
茨城7区:中村喜四郎
埼玉4区:豊田真由子 →落選
埼玉11:今野智博  →落選
埼玉11:小泉龍司
神奈川4:浅尾慶一郎 →落選
山梨2区:長崎幸太郎 →落選
山梨2区:堀内詔子
京都5区:中山泰   →落選
大阪13:西野弘一  →落選
岡山3区:平沼正二郎 →落選
岡山3区:阿部俊子
熊本2区:西野太亮  →落選
鹿児島2:林健二   →落選 

■主な無所属(野党系)現職落選は三重1の松田、愛知8の伴野だけかな?
北海道8:逢坂誠二
岩手3区:小沢一郎(自由党)
宮城2区:鎌田さゆり  →落選
宮城5区:安住淳
福島1区:金子恵美
福島3区:玄葉光一郎 共
栃木1区:渡辺典喜 共 →落選
栃木2区:福田昭夫
千葉4区:野田佳彦 共
神奈川3:伊藤久美子 共→落選
神奈川8:江田憲司 共
山梨1区:中島克仁 共
新潟2区:鷲尾英一郎 共
新潟3区:黒岩宇洋
新潟4区:菊田真紀子
新潟5区:大平悦子   →落選
新潟6区:梅谷守    →落選
長野1区:篠原孝
岐阜1区:吉田里江   →落選
静岡3区:小山展弘   →落選【民進前職】
三重1区:松田直久   →落選【民進前職】
三重2区:中川正春
三重3区:岡田克也 共
愛知7区:山尾志桜里
愛知8区:伴野豊 共  →落選【民進前職】
愛知12:重徳和彦 共
滋賀1区:嘉田由紀子  →落選
京都2区:前原誠司 共
京都5区:鈴木麻理子 共 (自由党)  →落選
大阪11:平野博文
兵庫2区:船川治郎 共 →落選
兵庫4区:佐藤泰樹 共 →落選
広島3区:塩村文夏   →落選
広島4区:恵飛須圭二   →落選
高知2区:広田一
福岡6区:新井富美子 共 →落選
佐賀1区:原口一博
沖縄3区:玉城デニー (自由党)
沖縄4区:仲里利信 (オール沖縄) →落選

■共産、公明、社民は省略


神奈川6区:上田勇 →落選

5181チバQ:2017/10/24(火) 23:35:01
■自民系 当選回数10回以上
【石原】野田毅 16
【麻生】麻生太郎 13  総理
【細田】衛藤征士郎 12 副議長
【麻生】甘利明 12
【額賀】額賀福志郎 12
【額賀】船田元 12
【二階】伊吹文明 12 議長
【二階】二階俊博 12
【谷垣】川崎二郎 12
【麻生】大島理森 12 議長
【石破】石破茂 11
【谷垣】逢沢一郎 11
【谷垣】園田博之 11
【無派】村上誠一郎 11
【細田】細田博之 10
【麻生】森英介 10
【麻生】山口俊一 10
【二階】河村健夫 10
【石破】山本有二 10
【石原】石原伸晃 10
【谷垣】中谷元 10
【無派】古屋圭司10

*中村喜四郎 14

■野党系 当選回数7回以上
【自由】小沢一郎17  民主代表ほか
【立憲】菅直人 13  総理
【立憲】赤松広隆 10 副議長
【無所】岡田克也 10 民進代表
【立憲】枝野幸男 9  立憲代表
【無所】玄葉光一郎 9
【無所】前原誠司  9 民進代表
【無所】安住淳 8
【立憲】荒井聡 8
【立憲】近藤昭一 8
【無所】中川正春 8
【無所】野田佳彦 8  総理
【無所】原口一博 8
【希望】古川元久 8
【希望】渡辺周 8
【立憲】阿部知子 7
【希望】大島敦 7
【立憲】辻元清美 7
【立憲】長妻昭 7
【無所】平野博文 7
【希望】細野豪志 7
【希望】松原仁 7
【希望】山井和則 7
【立憲】海江田万里 7 民主代表

5182チバQ:2017/10/24(火) 23:57:22
>>5134再度修正
たぶん票差が少ないとこベスト11
東京18実は凄いギリギリだったんですね
ということで追加
前が当選 後が落選

票差が少ないとこベスト11
新潟3 黒岩宇洋vs斎藤洋明 50票差で比例復活
埼玉12野中厚vs森田俊和 492票差で比例復活
北海道10 稲津久vs神谷裕 513票差で比例復活
静岡6 渡辺周vs勝俣孝明 631票差で比例復活
愛知7 山尾志桜里vs鈴木淳司 834票差で比例復活
東京18 菅直人vs土屋正忠 1046票差で落選
山梨1 中島克仁vs中谷真一 1131票差で比例復活
福島4 菅家一郎vs小熊慎司 1209票差で比例復活
大阪1 大西宏幸vs井上英孝 1242票差で比例復活
宮城2 秋葉賢也vs鎌田さゆり 1316票差で落選
千葉1 門山宏哲vs田嶋要 1357票差で比例復活

5183チバQ:2017/10/25(水) 01:20:51
■共産>希望だった選挙区
○共産が強いから仕方ないか
東京20(共産得票率:26.7%)  維新から移籍:鹿野晃 1年前から公認されてたのになにしてたんだか
長野4(共産得票率:27.2%)  最後の奉公とはいえ寺島義幸大変でした>>3411
長野5(共産得票率:26.5%)  民進合流組:中嶋康介
京都1(共産得票率:33.3%)  希望擁立組:嶋村聖子 >>3879

○それ以外
神奈川11 希望擁立組:真白リョウ>>4801小泉進次郎のところなので特殊? 本人が特殊過ぎた? 
京都5  希望擁立組:井上一徳  それで比例上位で復活かよ。保守分裂、自由党系無所属も
           擁立という保守票が割れやすい要因はあるが

■共産>立憲だった選挙区
大阪13 姜英紀 保守3分裂という保守票が割れやすい要因はあるが。立憲で唯一の供託金没収

■希望で供託金没収 (意外と没収選挙区が少なかった)
埼玉5  高木秀文  :枝野の選挙区 >>3934
神奈川11 真白リョウ 小泉進次郎の選挙区
山梨2  井桁亮 保守分裂・立憲擁立、落下傘、こころ系と票が集まらない要因はあったか

■京都3
当63,013泉健太(希望)
復56,534木村弥生(自民)
 26,420金森亨(共産)
復16,511森夏枝(維新)
  2,059小田切新一郎

有効総数16,4537なので57票少ないと森夏枝は10%足きりラインを下回ってた
1小選挙区で3人当選したのはここと沖縄1区だけ

■インディーズ候補
東京12
中村勝 政治団体「議員報酬ゼロを実現する会」 21,892票 10.0%の得票率。ギリ供託金返還。
(有効得票数:218,033票)
公明太田、共産池内の選挙区ということもあり・・・大量得票

東京15
猪野隆 14年衆院選、15年江東区長選などに出馬。14年衆院選から倍増し15,667千票を得る

東京21 
天木直人 >>3557 6,655票  社民も擁立したことあり撃沈(社民は38,159票)

大阪3
中条栄太郎
公明佐藤vs共産渡部ということもあり・・・大量得票16,231票 10.5%の得票率
中条栄太郎【百田尚樹そっくりさん保守】だそうな
https://www.youtube.com/watch?v=Irh9Fq0eQJ0

広島4
落合洋司>>1780>>1802 「自由民主党の公認、推薦も視野」だった
テレビにも出てるコメンテーターらしいが無事玉砕 7,210票

山口4
黒川敦彦>>4096「10月10日のボランティア急募 初日一人でも
多く山口4区に来て、安倍あきえを取り囲みましょう!」
6,687票

宮崎2
河野一郎 幸福実現党最多得票 唯一の1万票超え:12,757票(けど供託金没収)
自共対決区 かつ 名前のおかげか?
辞典は大阪5区の9,522票 公・立・共選挙区なので保守票が流れたか?

5184チバQ:2017/10/25(水) 01:36:54
https://www.agrinews.co.jp/p42270.html
[2017衆院選] [注目の選挙区 結果編] 農林候補に“明暗” 
2017年10月24日
農政 2017衆院選


 22日投開票の衆院選では、与野党の農林系候補の明暗も分かれた。特に、自民党前職の4人の農相経験者は“四者四様”。現職の斎藤健氏と森山裕氏は早々と当選を決めたが、山本有二氏は比例での復活当選、西川公也氏は議席を失った。

 「いい感覚できていたが、甘かった。深くおわびを申し上げます」

 22日午後10時45分。栃木県さくら市の特設集会所で、西川氏が頭を下げた。当初から接戦が伝えられ、険しい表情で開票速報を見守っていた約120人の支持者に吉報は届かなかった。栃木2区で、立憲民主党などの推薦や共産党の支持を受けた無所属前職に敗北。党の「73歳定年」内規で比例には重複立候補しておらず、議席を失った。

 現職農相だった前回は同じ候補に199票差で敗れ、比例で復活当選。党農政のトップ、農林・食料戦略調査会長として臨んだ今回も農政での実績を強調したが「米の直接支払交付金(廃止)の影響が相当出た」「環太平洋連携協定(TPP)や経済連携協定(EPA)の説明が足りなかった」などと振り返った。

 安倍晋三首相や二階俊博幹事長、小泉進次郎前農林部会長らが応援演説に入ったが、無党派層の支持を欠いた。今後については「支持者や後援会と相談して決めたい」と述べるにとどめた。

 前農相の山本氏は10選を果たしたが、高知2区では敗れ、自民党が比例四国で得た3議席の3番目に辛くも滑り込んだ。

 開票直後に選挙区での落選が報じられたため比例復活を諦め、政界引退も考えていたという山本氏。帰宅後、テレビで復活当選を知り、23日午前1時すぎに高知市の事務所に戻ると、残っていた支持者の前で「奇跡だ。再び仕事をしろということなので、頑張っていきたい」と誓った。

 在任時にはTPP国会承認の“強行採決”発言で批判されたが「(選挙への)影響はなかった」と記者団には強調。「(地元に多い)中山間地の農業の可能性を探っていきたい」と話した。

 対照的に盤石だったのは斎藤、森山の両氏。午後8時の開票と同時に当選確実と報じられた。

 千葉7区で4回目の当選を決めた斎藤氏は、流山市の事務所で「(農相就任で)地元に入る機会が減ったが、それ以上に皆さんが汗をかいてくれた」と150人の支持者を前にあいさつ。山積する農政課題に対し「農家やJAなど現場と協力しながら成果を出していきたい」と述べた。

 党国対委員長の森山氏(鹿児島4区)は東京・永田町の党本部で当選確実の一報を受けた。今回から区割り変更で選挙区が広がったが、7割を超える得票率で圧勝し、6回目の当選。地元事務所とテレビ電話でつなぎ、「1次産業をどう発展させていくのかが大事な課題だ」と語った。

 与党が定数の3分の2超の議席を得た中、自民前職の中川郁子元農水政務官(北海道)や今津寛氏(同)は選挙区で落選し、比例復活もかなわなかった。公明党前職の上田勇元農林水産部会長(神奈川)も落選した。

5185チバQ:2017/10/25(水) 01:38:02
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20171023/Gendai_422401.html
立憲民主党が大躍進 比例の“タナボタ”で4人が議員バッジ 日刊ゲンダイDIGITAL 2017年10月23日 15時02分 (2017年10月24日 15時00分 更新)

 大躍進の立憲民主党は、予想された通り比例で自民に次ぐ得票。北関東や東海など全員当選のブロックまで出た。

 それでラッキーだったのは比例単独で名簿に名前を連ねた面々。希望に“排除”されながらの選挙区出馬の前職や元職がほとんどの中、タナボタで再び議員バッジを手にした4人がいた。

 山崎誠氏(54・東北)は、2009年の政権交代選挙で神奈川8区から民主党候補として出馬。選挙区では当時みんなの党だった江田憲司氏に敗れたものの比例復活し、衆院議員を1期務めた。今回は「原発ゼロ」を掲げて福島から仙台まで12日間の“東北1周ツアー”をしながら選挙戦を終えた。

 阿久津幸彦氏(61・東北)は民主党などで衆院議員を3期務め、菅内閣の首相補佐官、内閣府政務官を歴任。前回、前々回の衆院選で安倍首相側近の自民党・萩生田光一氏に敗れて政界引退を宣言し、最近はNGOで東日本大震災の被災者支援に携わっていたが、政界復帰を果たした。

 大河原雅子氏(64・北関東)は、都議を3期務めた後、07年の参院選で民主党ブームの追い風に乗って東京選挙区でトップ当選。13年の参院選では民主党から出馬辞退を打診されたが、無所属で出馬して落選。昨年の参院選は民進党から出馬し、3年ぶりに返り咲きを目指すも落選した。今回の選挙戦ではこれといった目立った活動はしなかったが、ようやく執念が実った格好。

 一方、選挙区でのタナボタも。静岡1区で無所属で出馬を模索していた青山雅幸氏(55)は、当初は泡沫扱いだったが、小池知事の「希望の党」設立で選挙区事情が変わったことで幸運を手にした。維新の候補だった人物が希望に移り、民進公認は静岡7区に国替え。青山氏は立憲民主の公認を得たことで選挙区は落選も比例復活した。

5186チバQ:2017/10/25(水) 02:33:42
>>5161
>その一つが党内の“分裂”だ。菅義偉官房長官が「必勝」を命じた1区では国場幸之助氏が前回同様、比例で復活当選したが、党関係者によると、大票田の那覇市内の自民党票の一部を別の選挙区の党候補が“裏取引”で日本維新の会の下地幹郎氏=比例復活当選=に流したという。


これ、誰なんですかね?

5187さきたま:2017/10/25(水) 02:44:12
>>5183
維新から移籍:鹿野晃は、希望公認時に22区から20区に飛ばされたので仕方ないかと>>3150

5188チバQ:2017/10/25(水) 04:34:48
>>5187
ああ 国替えでしたね。
失礼しました。

5189チバQ:2017/10/25(水) 04:38:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171024-00000039-san-l10
自民山梨県連会長「コスタリカ実施は今回限りとする」
10/24(火) 7:55配信 産経新聞
 自民党県連の森屋宏会長は23日、甲府市内で会見し、山梨1区で続けてきた「コスタリカ方式」の実施を「今回限りとする」と明言した。比例代表南関東ブロックで当選した宮川典子氏について、公示前に名簿の単独1位を要請した際、党本部に県連の意思として伝えたという。

 次の衆院選では、1区で惜敗して比例復活した中谷真一氏と宮川氏の公認調整が焦点なるが、「今はまだどうするか考えていない」としている。

 2区で県連方針に反して長崎幸太郎氏の選対本部長を務めた中村正則県議らへの対応に関しては、「自民党で無所属の出馬なので党規上、問題にならない。話を聞いて県連再生に協力を求めていく」と処罰対象にしない考えを示した。

5190チバQ:2017/10/25(水) 05:00:15
>>5183訂正>>5187-5188のアドバイスと希望供託金没収は神奈川4区もでした


■共産>希望だった選挙区
○共産が強いから仕方ないか
東京20(共産得票率:26.7%)  維新から移籍:鹿野晃 1年前から公認されてたのになにしてたんだか
               訂正:国替え 22区→20区
長野4(共産得票率:27.2%)  最後の奉公とはいえ寺島義幸大変でした>>3411
長野5(共産得票率:26.5%)  民進合流組:中嶋康介
京都1(共産得票率:33.3%)  希望擁立組:嶋村聖子 >>3879

○それ以外
神奈川11 希望擁立組:真白リョウ>>4801小泉進次郎のところなので特殊? 本人が特殊過ぎた? 
京都5  希望擁立組:井上一徳  それで比例上位で復活かよ。保守分裂、自由党系無所属も
           擁立という保守票が割れやすい要因はあるが

■希望で供託金没収 (意外と没収選挙区が少なかった)
埼玉5  高木秀文  :枝野の選挙区 >>3934
神奈川4 風間法子 保守分裂・立憲擁立、落下傘と票が集まらない要因
神奈川11 真白リョウ 小泉進次郎の選挙区
山梨2  井桁亮 保守分裂・立憲擁立、落下傘、こころ系と票が集まらない要因はあったか

5191パリ行最終便:2017/10/25(水) 05:22:09
>>5166
ちばさん、近藤和也さんの戦いぶりを貼っておいてくれてありがとう。
これで近藤候補(民進系、保守系)の奮闘ぶりが、とは総研に保存された。

開票結果は惜しかったなー。あと一息で小選挙区当選だった。

地元テレビ局の出口調査では
自民支持層の34%(1/3超)が近藤候補に投票。
公明支持層に関しては出口調査で触れていなかった。

自民と自民が2派に分かれて自民候補と希望候補をそれぞれ推すという田舎選挙が終わって
平和が訪れました。

5192チバQ:2017/10/25(水) 10:44:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171025-00000035-san-l10
「模範」の公募生、たたき上げの流儀 NHK速報「当確一番乗り」群馬2区・井野俊郎氏
10/25(水) 7:55配信 産経新聞
 小渕、福田、笹川に中曽根。名字を聞くだけで政治の名家とわかる2世、3世議員がひしめく群馬にあって、公募からはい上がった2区の井野俊郎氏は異彩を放つ。今回の衆院選でNHKが22日午後8時と同時に速報した「当確」の一番手は、5区の小渕優子氏でも神奈川11区の小泉進次郎氏でもなく、井野氏だった。 (吉原実)

 問題児だらけといわれた自民党2期生の中で、党関係者に「模範」と称えられた強さとは何なのか。

 「頑固で真面目な二児のパパ」。陣営幹部の井野氏評は派手さはないが、物腰柔らかく“人たらし”のような外見と、頑固で真面目な内面が織りなした5年間の代議士活動を言い表している。出発点は平成22年7月11日の参院選投開票日、県議らが駆けつけ中曽根弘文氏の当選を見届けた伊勢崎市の選挙事務所だった。

 「公募ってどうなってますか、出られますか?」。ラフな格好で現れた当時市議の井野氏は、ベテラン市議に質問した。「これが始まりだった」と支え続ける陣営幹部は振り返る。選挙に必要とされる“3バン”、組織力の地盤、知名度の看板、資金力のカバン、いずれもなかった。だが民主党政権を誕生させた21年衆院選で2区の笹川堯氏が石関貴史氏(当時民主党)に敗れ、自民県連は公募を実施、23年3月、井野氏に内定する。ただ公認候補への道のりは険しかった。

 情勢不利と判断した党は一時、差し替えも検討、もつれにもつれた。「党や県議に強く出られたら普通は折れる。でも彼は折れなかった。いや、もう、とても頑固だ。そこに、ひきつけられた」(陣営幹部)。

 24年9月に何とか擁立が決まり、12月の衆院選で難敵の石関氏を破り当選を果たす。自民党の政権復帰の勢いにも乗ったが、井野氏は初当選から5年間、毎日欠かさず辻立ちを繰り返している。「誰もやらなかったこと。(今回衆院選の)公示日もやっていた。すごいことだ」(同)。

 地道な姿勢は今回も変えず、前半は後援会中心に個人演説会を繰り返し後半は企業回りに重点を置いた。外交、安保論は控えめにして子育てをアピール。親しみやすさを前面に、ひたすら歩いた。終盤の17日時点で「車の移動は4回だけ」(陣営幹部)。同じ目線で有権者に声をかけるのも井野流で「本人のやりたいことを優先した」(選対)。井野氏の顔に手応えの色が浮かんだのは「1日1000人以上の手を握った」という公示後初の週末。難しいといわれた2区で石関氏(希望の党)もドブ板選挙を展開したが、親しみやすさで先を行っていた。

 井野氏が師と仰ぐ伊勢崎市議会の長老議員・原田和行氏は「覚悟が違う」とたたえる。当選という「実を取る」(前原誠司・民進党代表)ために始まった希望への合流が混乱を呼ぶ中、実直そのものの戦いぶりで「当確一番手」へとつないだ。

 ◇5氏に当選証書

 衆院選の当選証書付与式が24日、県庁昭和庁舎で行われ、選挙区当選を果たした尾身朝子、井野俊郎両氏のほか、笹川博義、福田達夫、小渕優子の3氏の代理人が出席した。県選挙管理委員会の松本修平委員長は「一票の重みを受け止め、群馬の発展のために活躍してください」と祝福した。

 尾身氏は「群馬1区の代表としてしっかり仕事をしていく」、井野氏は「改めて当選の実感がわき気を引き締めてやっていきたい。経済の果実を地方の中小企業に届けたい」と語った。

5193チバQ:2017/10/25(水) 10:46:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171025-00000017-mai-pol
<衆院選>山梨2区、保守分裂で大激戦 なおもくすぶる火種
10/25(水) 10:19配信 毎日新聞
<衆院選>山梨2区、保守分裂で大激戦 なおもくすぶる火種
山梨1区の中島克仁氏(左)とともに、当選証書を受け取る山梨2区の堀内詔子氏=甲府市内で2017年10月24日午後1時31分、田中理知撮影
 自民党系の有力2候補が激しい選挙戦を繰り広げた山梨2区。投開票日の22日も、開票作業が終了する間際まで決着がつかなかった。

 深夜になって「当選確実」の知らせを受け取ったのは、堀内詔子氏だった。詰め掛けた支援者から「詔子コール」が湧き起こる中、堀内氏は「保守分裂選挙で勝たせてもらった。天国の父に報告したい」と語った。そばに立った次男の手には、ほほ笑む義父・光雄氏の遺影があった。

 同じ頃、敗れた長崎幸太郎氏の選対事務所では、あちこちでため息が漏れた。うつむきがちに現れた長崎氏は「有権者の判断と受け止める」とうなだれ、「私の努力不足」と繰り返した。関係者は「前回約1万7000票離しただけに緩みもあった。甘かった」と言葉少なだった。

 いずれも無所属で立候補し、比例復活のない戦いとなった今回の選挙戦。堀内氏が「崖っぷちの戦い。1票も負けられない」と表現すれば、長崎氏は「最終決戦。ガチンコ対決だ」と応じた。両陣営とも「五分五分」と語り、最終盤になっても勝敗の行方が見通せない大激戦となった。

 2区で堀内氏と長崎氏による保守分裂選挙が始まったのは2005年の郵政選挙からだ。自民を離党した光雄氏の「刺客」として送り込まれた長崎氏が、公認の看板を掲げて戦った。12年選挙からは地盤を継いだ堀内氏が公認を得たが、長崎氏が無所属ながら勝利し、堀内氏は比例復活してきた。

 今回も県連は堀内氏を公認候補として党本部に申請した。堀内氏自身も「公認は当然得られる」と自信を見せていた。だが公示直前、党本部は堀内氏を公認ではなく推薦とし、長崎氏の復党も了承。両者とも無所属とする裁定を下し「勝った候補が公認」と同じ土俵で戦うよう求めた。

 長崎氏は、地域のための政治に変える「世直し」を訴え「全県民に参加してもらうには、むしろ無所属がふさわしい」と前向きだった。一方の堀内氏は「真っ暗闇だった」と対照的に捉えていたことを後に明かしている。

 この受け止め方の違いが、勝敗に影響した。危機感を募らせた堀内陣営は富士急グループを中心とした組織に加え、後援会、支部の再構築にも取り組んだ。「こんな形で決められてかわいそう、横暴だ、という同情票を集める」(陣営幹部)としたたかな戦略も描いた。

 終盤は、前回選挙で長崎氏に票差を付けられた峡東地域を回り、岸田文雄政調会長をはじめ、自身が所属する岸田派の幹部らも次々と応援に駆け付けた。地盤の富士吉田市で、長崎氏に3000票以上の差を付けたのは偶然ではなかった。

 民進党の2区総支部長だった小林弘幸氏が立憲民主党から出馬したことも追い風となった。前回総選挙では、旧民主党が候補擁立を見送り、民主支持層の約8割を長崎氏が取り込んだ。だが今回は小林氏が立憲支持層の約6割を固め、票が分散した。堀内氏の選対幹部は「小林氏も功労者」と口をそろえ、長崎氏の選対関係者は「小林氏が出馬していなければ」と悔しがった。

 12年続いてきた保守分裂は、今回の選挙で一つの区切りを迎えた。ただ、長崎氏の支援者からは早くも「山梨のためにこれからも働いてほしい」との声が上がっており、2区の火種はなおくすぶっている。【衆院選取材班】

5194とはずがたり:2017/10/25(水) 12:09:28
>>5189
次回は中谷の造反無所属出馬で共倒れですね〜。

>>5193
長崎は次は岡田新党からどうぞ♪

>>5192
強い石関にはこういうの立てる。自民党の強かさ,候補者掘り出し能力は野党も見倣わなくては。

>>5191
この板でもちょくちょく話題になりましたね,近藤氏。比例復活は先ずは目出度い,飛躍を期待してます。
近藤氏が引導を渡す形になった北村の地盤の奥能登で票を伸ばすとは。

5195名無しさん:2017/10/25(水) 12:25:51
>>5183

有効総数16,4537なので57票少ないと森夏枝は10%足きりラインを下回ってた

ある意味運がありますね、仮に10%ラインきってた場合は単に近畿比例維新の惜敗率の多い議員に議席が移るんでしたっけか?

5196とはずがたり:2017/10/25(水) 12:52:37
>>5915
このツイートでも泣き言http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1474100634/1886吐いてましたけど,泣き言が効いたのかな・・

その場合は名簿順に繰り上がって,惜敗率で府下の美延辺りが復活したんだと思います。

5197名無しさん:2017/10/25(水) 13:08:04
>>5196

ありがとうございます単純に繰り上がりですか、南関東比例維新で串田が比例復活したのですが、仮に惜敗率が比例復活基準に満たさなければ他党に議席が移動する可能性があったとか、いろいろ複雑な仕組みがありますね、オーバーフローとかは単純にわかりやすいですけどね

5198とはずがたり:2017/10/25(水) 13:15:55
>>5197

惜敗率には制限は無くて,小選挙区での得票が法定得票(その選挙区の有効投票の10%だったかな)に達してないと飛ばされて同じ党の下位に廻る仕組みです。

オーバーフローはそうやって名簿下位まで使い切って当選者が居ない場合にやっと他党へ議席が廻る仕組みですね。

5199名無しさん:2017/10/25(水) 20:16:50
文春動画予告編

ttps://www.youtube.com/watch?v=L2Nkfprqb4M


立憲民主党・青山雅幸議員の“セクハラ”を秘書が告発
http://bunshun.jp/articles/-/4677


立憲民主党・青山雅幸議員の“セクハラ”を秘書が告発

「週刊文春」編集部4時間前
 先の衆院選において静岡1区から出馬し、比例当選した立憲民主党の新人、青山雅幸氏のセクハラ疑惑が「週刊文春」の取材で明らかになった。B型肝炎訴訟や浜岡原発訴訟に携わるなど人権派弁護士として活動する青山氏は、同じ東北大出身の枝野幸男・立憲民主党代表の盟友としても知られる。


比例当選した青山雅幸氏 ©文藝春秋
 セクハラの被害にあったとされるのは今年夏まで秘書を務めていた20代半ばの山田麻美さん(仮名)。麻美さんに取材を申し込むと、「記憶だけでお話しするのは控えたい」とB5のキャンパスノートを持参し、青山氏から抱きしめられたり、キスを迫られたりするなど、数々の「セクハラ被害」を受けたと証言した。ノートには、日付、場所、感想など、青山氏からの「セクハラ被害」の詳細が約40ページにわたって綴られていた。


取材に応じた麻美さん ©文藝春秋
 昨年4月、青山氏が代表を務める「ライトハウス法律事務所」に入所した彼女は、同年6月より食事に誘われるようになったという。

「最初は上司に誘ってもらえて嬉しかったのですが、タクシー移動の際などに、手を握られるようになりました。さりげなく避けていたのですが、どんどん行動はエスカレートしていった」(麻美さん)

 青山氏は本誌の直撃取材に対し、「抱きついたり、キスを迫ったりしたことはない」とセクハラを否定した。枝野代表は「事実関係を詳細に承知していませんので、コメントできません」と回答した。


青山氏が送ったメッセージ 禁無断転載/文藝春秋
 週刊文春10月26日発売号では、「セクハラ被害日記」の詳細、青山氏が彼女に送ったメールの中身などを写真付きで詳報している。また「セクハラ被害日記」の詳細と直撃の様子を収めた動画は「週刊文春デジタル」にて配信する。

5200チバQ:2017/10/25(水) 20:27:13
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-CK2017102502000152.html
立民躍進「まさか当選とは」 3人子育て「主夫」高木さん 
08:10東京新聞

立民躍進「まさか当選とは」 3人子育て「主夫」高木さん 
県議を務める妻の事務所で支持者から祝福される高木錬太郎さん=さいたま市北区で
(東京新聞)
 二十二日投開票の衆院選で野党第一党に躍進した立憲民主党は、比例北関東ブロックでも五議席を得て、名簿に載せた全員が当選した。最後の五人目に滑り込んだのが、比例単独で立候補した高木錬太郎さん(45)=さいたま市。公示直前に万が一に備えて名前を貸したつもりが、想像以上の党の躍進で国会議員になった。(井上峻輔)

 「比例単独でどう?」。党代表の枝野幸男さんから電話があったのは、十月六日の午後だった。

 高木さんは枝野さんの元秘書。現在は妻で民進党県議の真理さんの秘書であり、家庭では三人の子育てをする「主夫」だ。今回の衆院選は、3区で党から出馬する新人山川百合子さんを手伝うことになっていた。

 「ああ、いいですよ」と軽い気持ちで応じた高木さん。名簿の下位に名前は載るが当選はしない-。そんな候補を秘書時代から何人も見てきたからだ。枝野さん自身も事前に真理さんに連絡し、「名簿が足りなくなるのは避けたい。でも、そこまではいかないから」と伝えていた。

 その日のうちに提出書類をそろえ、顔写真は自宅マンションの入り口で撮影。正式に党公認が出て記者会見したのは、公示前日の夜だった。

 選挙期間は山川さんの事務所で裏方に専念し、マイクは一度も握らなかった。開票日は午後十一時ごろに枝野さんの事務所を後にして自宅へ。テレビを見ていたが当確は出ず、午前二時ごろに「これはないだろう」と寝てしまった。

 枝野さんの陣営からの電話が鳴ったのは一時間後。「いきそうだよ」。テレビをつけると、数分後に自身の当選の速報が流れた。

 「まさか当選するとは」。喜びはあまりなく、国会議員の重責に身が引き締まる思いが強い。「選挙区で何年も準備をして必死に戦い、何万票も得た議員の中に自分が入っていいのかと思う」と戸惑いも明かす。

 かつて枝野事務所の門をたたいたのは、枝野さんの著書を読んで政治家を志したからだった。あれから十九年。「党への大きな期待で議席を得られた立場を片時も忘れず、党発展のために尽くしたい」と話す。

 自民が県内十五選挙区中十二選挙区で勝利した衆院選は、野党候補の競合によって政権批判票が分散し、自民を利する形になった。上田清司知事は二十四日の定例会見で「野党側のオウンゴール。元々弱いのにばらばらで戦って勝てるわけない」と分析した。

 県内でも「自民」「希望」「共産、立憲民主、社民」の三極争いが軸になり、自民と野党の一騎打ちの選挙区はゼロ。開票結果を見ると自民が勝利した十二選挙区のうち、希望、立憲民主、共産、社民が候補を一本化すれば七選挙区で自民を上回った可能性がある。

 公示前は県内でも一本化が検討されていた。しかし、民進党が希望への合流を決めたことで「希望は自民の補完勢力」と見なす共産党との連携が困難に。結果的に共産が候補者を降ろしたのは、立憲民主と社民が候補を擁立した三選挙区だけだった。 (井上峻輔)

 <立憲民主党と比例名簿> 立憲民主党は比例北関東ブロック(定数19)の名簿に小選挙区との重複3人、比例単独3人の計6人を載せ、5議席を獲得。重複立候補した党代表の枝野幸男さんは小選挙区で当選したため、残りの5人が全員当選した。一方で、東海ブロック(定数21)では5議席分の票を集めたが、名簿の6人のうち重複候補の2人が小選挙区で当選。候補者数が足りなくなり、得られるはずの1議席を逃し、代わりに次点だった自民が獲得することになってしまった。

5201チバQ:2017/10/25(水) 20:33:28
次回保守分裂しそうなトコロ
■宮城2区
秋葉賢也 小選挙区当選
石川光次郎県議 出馬断念

>>2140
>「秋葉氏と連携が取れない」などと不満を募らせて造反、県連幹事長の石川光次郎県議(50)に
>立候補を促す異常事態となった。県議、市議に頼らず自前のネットワークを築く秋葉氏の強みが、反作用を招いた。
>「秋葉氏の応援が不十分だった」と中野氏に近い県議、市議らに遺恨が生じた。12年衆院選2区は
>自民を離れた中野氏本人が挑み、14年は新人をぶつけたが、秋葉氏の前に屈した。
>かつて中野氏の秘書を務めた石川氏は24日、立候補の意思はないと明言した
>>5090
>9月下旬、仙台市議会の一室で容赦ない罵声が飛んだ。「フィニッシュだ。もう駄目」
>「先生が管理する党の通帳を出してください」。連携不足を理由に候補者交代を求めた2区内の
>自民市議団との亀裂を深めたまま、選挙戦に突入した。


■福島5区
吉野正芳 小選挙区当選

坂本竜太郎 出馬断念。
>>3439
>元衆院議員坂本剛二氏の長男 「国政をゆくゆくは担っていくことを意識し
>研さんを積みたい」と語り、将来の立候補には意欲を示した。

■群馬1区
尾身朝子 1961年生まれ 群馬1区小選挙区当選

佐田玄一郎 出馬断念
>>3768 政界引退は否定し、「次のチャンスを探りたい」と説明した。

中曽根康隆 北関東比例下位当選

上野宏史 南関東比例下位当選

>>3697
> 一方、衆院選への対応が注目されていた元衆院議員の上野宏史氏(46)は解散前日の27日、
>尾身氏の支援に回る方針を表明。自民側の働き掛けがあったとみられ、自民には
>前回衆院選で次点となった上野氏の支援を取り付け、尾身氏を優位に立たせるだけでなく、
>「選挙区への出馬を狙う中曽根氏をけん制する狙いもあったのではないか」と指摘する関係者もいる。
>最終的に自民側が比例北関東ブロックでの立候補の条件を出した。外堀を埋め、最後に出した
>“アメ”で中曽根氏の1区出馬が回避された。


■埼玉7区 >>4204
神山佐市 小選挙区当選  地盤は富士見市とふじみ野市
中野英幸県議 出馬断念  地盤は川越市 中野清の息子

■山梨1区 >>5143>>5189
「コスタリカ実施は今回限りとする」
中谷真一 今回は比例復活 前回は比例上位当選
宮川典子 今回は比例上位当選 前回は比例復活

■福岡11区
武田良太 小選挙区当選 二階派
村上智信 希望出馬落選 >>3236 麻生太郎副総理兼財務相に近いとされ

■熊本2区 
野田毅 1941年生まれ 小選挙区当選
西野大亮 無所属出馬落選
>>3477
>元自民衆院議員林田彪が無所属新人西野太亮の集会に福岡県から駆け付け
>前回は野田が党内の比例代表「73歳定年制」に該当。林田が2回続けて比例に回り、
>2014年は落選の憂き目を見た。支持者は「野田に協力したのに悔しい。今もわだかまりは残っている」と明かす。
*2014年林田 比例下位で落選

■鹿児島2区 >>2507同じ奄美出身
金子万寿夫 小選挙区当選 保岡興治氏(78)の秘書を務めた経歴
林健二 無所属出馬落選 元衆院議員徳田毅氏(46)が全面支援

5202チバQ:2017/10/25(水) 20:33:53
■高齢代議士リスト 1943年生まれ以降を記載
伊吹文明1938年01月09日京都府1区 当選回数12回
二階俊博1939年02月17日和歌山3区 当選回数12回
麻生太郎1940年09月20日福岡県8区 当選回数13回
竹本直一1940年11月23日大阪府15区
衛藤征士郎1941年04月29日大分県2区 当選回数13回
谷川弥一1941年08月12日長崎県3区
野田毅_1941年10月03日熊本県2区 当選回数 16回
園田博之1942年02月19日熊本県4区 当選回数11回
小沢一郎1942年05月24日岩手県4区 当選回数17回 【自由党】
河村建夫1942年11月10日山口県3区 当選回数10回
中山成彬 1943年6月7日九州比例単独【希望の党】
江崎鐵磨1943年09月17日愛知県10区
横光克彦 1943年11月4日大分3区【立憲民主党】
額賀福志郎 1944年1月11日茨城2区 当選回数12回
奥野信亮 1944年3月5日近畿比例単独
細田博之 1944年4月5日島根1区  当選回数10回
原田義昭 1944年10月1日福岡5区
森山裕  1945年4月8日鹿児島4区
照屋寛徳 1945年7月24日沖縄2区【社民党】
平沢勝栄 1945年9月4日東京17区
太田昭宏 1945年10月6日東京12区【公明党】
加藤寛治 1946年4月24日長崎2区
荒井聡  1946年5月27日北海道3区【立憲民主党】
大西英男 1946年8月28日東京16区
大島理森 1946年9月6日青森2区 当選回数12回
菅直人  1946年10月10日東京18区 当選回数13回【立憲民主党】

■当選回数順
17回:小沢一郎
16回:野田毅
15回:
14回:中村喜四郎、
13回:麻生太郎、衛藤征士郎、菅直人
12回:伊吹文明、二階俊博、額賀福志郎、大島理森、川崎二郎、甘利明、船田元
11回:園田博之、村上誠一郎、逢沢一郎、石破茂

参考)当選回数の割に若い議員
中村喜四郎1949年4月10日当選回数14回
菅直人 1946年10月10日当選回数 13回
船田元 1953年11月22日当選回数 12回
石破茂 1957年02月04日当選回数 11回
石原伸晃 1957年4月19日当選回数 10回
中谷元 1957年10月14日当選回数 10回

5203チバQ:2017/10/25(水) 20:37:36
1946年以降でした

5204チバQ:2017/10/25(水) 20:41:45
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710250036.html
【衆院選】公選法違反指摘され「私だけじゃない。沖縄では慣例的にやっている」 共産・赤嶺政賢氏、テレビ番組で開き直り
17:19産経新聞

【衆院選】公選法違反指摘され「私だけじゃない。沖縄では慣例的にやっている」 共産・赤嶺政賢氏、テレビ番組で開き直り
衆院選公示前に赤嶺政賢氏の名前を連呼して支援を呼びかける共産党の街宣車=9月28日午後5時45分ごろ、那覇市(高木桂一撮影)
(産経新聞)
 22日に投開票された衆院選で、共産党が全国の選挙区で唯一議席を守った沖縄1区の赤嶺政賢氏(69)が、民放テレビの取材に対して自らの公職選挙法違反行為を認め、開き直る発言をしたことが波紋を呼んでいる。選挙となれば無法地帯の如く違反がまかり通るなど「公選法特区」と呼ばれる沖縄にあって、先の衆院選でわけても赤嶺陣営は“やりたい放題”のようだった。もはや赤嶺氏は「選良」にあたらず。腰が重い沖縄県警もさすがに動かざるを得ないと期待するのだが…。(那覇支局長 高木桂一)

 選挙のときに限らず常日頃から「憲法を守れ」と叫んでいる政党が「法律」を守れないのだから、まさに“お笑い共産党”である。

 赤嶺氏の問題発言は、テレビ東京系列が22日夜から23日未明にかけて放送した衆院選特番「池上彰の総選挙ライブ」のなかで暴露された。

 公示前に選挙活動をすることは公選法が禁じる「事前運動」にあたる。番組では、公示前に赤嶺陣営が街中で当人の名前入りの幟(のぼり)旗を掲げたり、街宣車で赤嶺氏を連呼して支持を呼びかけたりする事前運動の“証拠映像”を流したうえで、赤嶺氏に直撃した。

 番組スタッフが「事前運動にあたるのではないか」とただすと、赤嶺氏は臆面もなく、こう答えたのである。

 「沖縄では慣例的に、私だけでなく他党の候補もやっている」

 つまり選挙違反をやっているのは自分だけではない。ほかもやっているから問題ないだろう、という言い草だ。赤嶺氏は「確信犯」なのである。

 むろん、番組にコメンテーターとして生出演していたタレントたちもこの映像を見るや、あきれ果てていた。

 「みんなで渡れば怖くないというのか…」(東貴博さん)

 「(違反は)沖縄だけいいいんだぁ〜」(峰竜太さん)

 後日、赤嶺氏の問題発言をネットなどを通じて知った他党の関係者の間で「みんなやっているなんて、われわれを共産党と一緒にするな」「車のスピード違反で警察に捕まったとき『周りもみんな違反してる』と言えば許してもらえるのか」などと批判が噴出していることは言うまでもない。

 現に記者も、赤嶺陣営による事前運動の数々を目撃していた。

 衆院が解散された9月28日以降、公示前だというのに、那覇市内で共産党の街宣車が赤嶺氏の名を連呼して市民らに支持を呼びかける光景は何度も目に入った。記者が同党沖縄県委員会に電話をかけて指摘したら、「担当者」なる人物は「違反していない」と言い張る始末だった。

 また、同市内の選挙事務所の窓ガラスには、志位和夫委員長や小池晃書記局長が公示後に応援弁士として選挙区入りする日程を告知するチラシを外に見えるよう貼り付け、PRしていた。これも公選法に触れるが、違反の疑いは事前運動にとどまらなかった。

 公示後も那覇市選挙管理委員会が市内の方々に設置した公営ポスター掲示板の傍らには、応援団たる翁長雄志(おながたけし)知事と城間幹子那覇市長に赤嶺氏が囲まれた「3連ポスター」が、施設や道路の管理者に許可をとらず立て掛けられていた。ポスターの違法掲示である。

5205チバQ:2017/10/25(水) 20:41:59
 記者が赤嶺氏の選挙事務所に電話で抗議したところ、「担当者」は「ポスターを掲示する人が事情をよく知らずにやってしまった」と、公党とは思えぬ無責任な言い訳をしていた。

 さらに「結局、選挙が終わるまで放置して逃げ切る考えなのか」と問い詰めると、「担当者」は「違反と分かったものから順次撤去する」と約束した。しかし共産党の違法掲示ポスターが乱立する県都のいまわしい風景はほとんど変わらなかった。

 赤嶺氏が自ら公選法違反を認めたことについて、元共産党員で文筆活動に勤しむ篠原常一郎氏はこう言い放った。

 「共産党はもともと『悪法も法である』という立場をとってきた。気に入らない法律でも守るということだが、赤嶺氏はこれを否定した。国会議員という立法府の人間として、あるまじき発言だ」

 法律を公然と破る赤嶺氏は、国会議員としての資質も資格もないと言わざるを得ないだろう。記者は、赤嶺氏が自ら議席を“返上”すべき由々しき事態だと考える。しかし、同党広報部は記者の取材に対し「赤嶺氏の発言内容は確認していなし、どういう経緯で話したかも分からない。わが党の候補者は公選法に基づき、それぞれの地方の選挙管理委員会の指摘の範囲内で活動している」と回答した。つまり「問題はない」というが、党の見解のようだ。

 くだんのテレビ東京系列の衆院選特番で、メインキャスターの池上氏は「警察庁幹部がこの番組を見ていたら、沖縄県警に対し『(捜査を)ちゃんとやれ』と指示を出すことになるだろう」と話していたが、その言葉を“淡い期待”にしてはならない。

 テレビ番組の中とはいえ「容疑者」が「犯行」を“自供”したら、警察がこれを放置するわけにはいかないはずだ。何もしなければ「正義はどこに?」ということになる。

 警視庁関係者は「事前運動は警告にとどめるのが慣例で、公選法違反で告発した例はほとんどない」と語る。まじめに摘発にあたったらキリがないということらしいが、それでは正直者がバカをみるだけだ。日本はいつから「法治国家」の看板を下ろしたのか。

 沖縄県警も多分にもれず、買収以外は動かざること山の如しの“寛大”な対応をとってきた。記者は、警察の真摯(しんし)な取り組みをしっかりと見守りたい。

5206チバQ:2017/10/25(水) 20:42:19
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710250034.html
【衆院選】愛知7区無効票問題で関係者「白票多かった。抗議の意思表示では? 」 選挙区で落選の自民側、山尾志桜里氏側の対応は…
19:04産経新聞

【衆院選】愛知7区無効票問題で関係者「白票多かった。抗議の意思表示では? 」 選挙区で落選の自民側、山尾志桜里氏側の対応は…
壇上で手を叩く山尾志桜里候補=23日午前1時29分、愛知県長久手市(安元雄太撮影)
(産経新聞)
 民進党を離党し、無所属で出馬し当選した山尾志桜里氏(43)と自民党から出馬し、比例で復活当選を果たした鈴木淳司氏(59)の一騎打ちとなった愛知7区で話題となっている無効票の問題。

 愛知県の他の選挙区と比べて突出して多く、ネット上では「陰謀ではないか」と山尾氏の当選に疑問を呈する書き込みが殺到している。実際に「陰謀」があったのか。

 愛知県選挙管理委員会が発表した開票結果によると、投票総数26万6783票。無効票は1万1291票だ。

 ところが、愛知県内の他の選挙区では軒並み無効票が3千〜6千票台にとどまっているため、「候補者が2人しかいないのに、無効票が多すぎる」と疑問視するネット上の書き込みが殺到した。

 愛知県選管によると、当選証書の授与式を終えてから集計を取り始めたというが、問い合わせの電話が24日、約35件あり、25日には午後3時半現在で40件に達し、騒ぎが収まる気配はない。

 「うちの選管が山尾さんに有利な票操作をしたのではないか、と電話をしてくる方がほとんどです」と担当者は話す。開票作業は、山尾、鈴木両陣営の関係者が立ち会い、了承の印鑑も押しているので、この結果が覆る可能性は低いとみられる。無論、県選管は「票操作のような不正は一切ありません」と疲れ切った様子で話す。

 電話口ではかなり激しい口調で抗議する人が多く、一人で1時間以上粘る人もしばしばだという。

 無効投票率が4・23%と、平成26年の前回衆院選の全国平均(3・29%)より高くなっている理由を探ってみた。愛知県選管は無効票の内容については「一切公表できません」としている。

 だが、立会人から話を聞いた関係者はこう明かす。

 「無効票の中には明らかに抗議の意思を示したものが多かったそうです。例えば高田淳司(タレントの高田純次さんをもじったものか)、とか山尾不倫女、とかですね。白票もかなりあったそうです。こうなると無効票が増えますよね。県選管が不正をしたのが原因というよりは、山尾陣営を支援する労組などが行った締め付けに対し、例えば棄権するつもりだったのに、投票所に足を運んだ人が、反発してわざと無効票になることを書いた可能性が高いのでは、と思います」

 鈴木陣営としては、無所属で手負いの山尾氏を落選させる千載一遇のチャンスだったのに、逆に選挙区で山尾氏に敗れてしまったことで、支持者の中には不満がたまっていたようだ。

 鈴木氏の選挙事務所は「今後、法的にどういった措置がとれるのか協議しています。異議申し立てになるのか、ほかの手段がとれるのか、検討中です」と話す。

 一方、山尾氏の事務所は「対応は考えておりません」と話している。

 わずか834票差で山尾氏が当選した選挙結果のほか、山尾氏の不倫問題が報じられたこと、また過大なガソリン代を計上した政治資金問題を説明しないまま幕引きを図った過去があることに釈然としない思いを持つ人が多いということだろうか。

 ちなみに、公明党の太田昭宏氏、共産党の池内沙織氏ら3人が出馬した東京12区は無効票が9・71%に達した。ただ、この選挙区は自民候補が出ていないという特殊な事情がある。(WEB編集チーム 三枝玄太郎)

5207チバQ:2017/10/25(水) 21:52:03
自民党 比例の状況
○北海道
1位:渡辺孝一 道10区 公明党稲津久との調整
2位:鈴木貴子 道 7区 伊東良孝との調整
重複:4人落選=3(渡辺孝一)6(今津寛)8(前田一男)11(中川郁子)

○東北
1位:江渡聡徳 青森1区 津島淳とのコスタリカ。次回は津島が小選挙区出馬
重複:1人=宮城5(勝沼栄明)落選

○北関東
重複:全員当選
30位:中曽根康隆 群馬1区 尾身朝子との調整>>3449>>3513など
31位:佐藤明男 党栃木県職員
32位:百武公親 党埼玉県職員
33位:神田裕  党茨城県職員 >>5115

○東京
重複:全員当選
24位:安藤高夫 2010年参院選民主党比例落選(医師連盟推薦)
25位:高木啓 元都議・都議選落選(北区・東京12区)>>5171

○南関東
重複:全員当選
32位:上野宏史 12維新14無所属群馬1出馬落選 >>3697

○北陸信越
重複:3人落選=新潟4(金子恵美)長野1(小松裕)長野3(木内均)

○東海
重複:3人落選=愛知12区(青山修平)静岡5(吉川赳)三重3(島田佳和)落選

○近畿
1位:奥野信亮 奈良調整(減員区)
重複:全員当選

○中国
重複:全員当選
17位:杉田水脈 12年維新比例復活 114年次世代落選 >>4706
18位:池田道孝 岡山県議(井原市・小田郡)1947年生まれ 12年以降比例下位当選
19位:古田圭一 学校法人理事長 14年以降比例下位当選 山口
20位:三浦靖  元大田市議 島根

○四国
1位:福井照 高知調整(減員区)
2位:福山守 徳島調整(減員区)
重複:2人落選=愛媛3(白石寛樹)香川2(瀬戸隆一)

○九州
1位:園田博之 熊本調整(減員区)
2位:宮路拓馬 鹿児島調整(減員区)
3位:今村雅弘 佐賀調整(減員区)
重複:2人落選=沖縄2(宮崎政久)沖縄3(比嘉奈津美)



■自民党現職がいない選挙区
北海道3(渡辺孝一)
北海道6(今津寛)
北海道8(前田一男)
北海道11(中川郁子)
宮城5(勝沼栄明)
栃木2(西川公也) *73歳定年重複できず
東京18(土屋正忠)*73歳定年重複できず
新潟4(金子恵美)
長野1(小松裕)
長野3(木内均)
愛知12区(青山修平)
静岡5(吉川赳)
三重3(島田佳和)
愛媛3(白石寛樹)
鹿児島1(保岡宏武)*重複辞退
香川2(瀬戸隆一)
沖縄2(宮崎政久)
沖縄3(比嘉奈津美)

*神奈川6(上田勇)  公明落選

5208チバQ:2017/10/25(水) 22:14:07
立憲民主党 比例の状況
○北海道
重複:全員当選

○東北
重複:全員当選
2位:山崎誠   09比例南関東(神奈川8)当選、12神奈川7落選 *神奈川8は江田憲司 7は中谷一馬
3位:阿久津幸彦 09東京24当選 12.14東京24落選 *立憲(民進)は高橋斉久擁立落選

○北関東
重複:全員当選
4位:堀越啓仁  16参院選群馬落選
5位:大河原雅子 07参院選東京当選、13参院選東京落選、16参院選比例落選
6位:高木錬太郎 07埼玉県議選落選、元枝野秘書>>5200

○東京
重複:8人落選=2.4.8.10.11.13.24.25区落選

○南関東
重複:5人落選=千葉2(樋口博康)千葉5(山田厚史)千葉7(石塚貞通)神奈川2(高橋野枝)山梨2(小林弘幸)


○北陸信越
重複:(該当なし)
2位:松平浩一 参院議員秘書
3位:山本和嘉子 参院議員秘書

○東海
重複:全員当選
6位:松田功  北名古屋市議
>>5100 オーバーフローあり

○近畿
重複:3人落選 大阪1(村上賀厚)大阪8(松井博史)大阪13(姜英紀)

○中国
重複:1人落選 山口3(坂本史子)

○四国
1位:武内則男 07参院選高知当選、13参院選高知落選、14高知2落選

○九州
重複:1人落選 福岡1(山本剛正)

5209チバQ:2017/10/25(水) 22:27:36
>>5173時事通信記載:無所属当選22名の内訳
■自民系:中村喜四郎
■自由党:小沢一郎 玉城デニー
■希望入?:玄葉光一郎 前原誠司

■会派「無所属の会」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1348989696/3845
岡田克也 野田佳彦 江田憲司 安住淳  原口一博
平野博文 中川正春 篠原孝  福田昭夫 広田一

■不明
金子恵美 中島克仁 鷲尾英一郎
黒岩宇洋 菊田真紀子 山尾志桜里 重徳和彦   
 

*無所属23名と記載がある場合 逢坂誠二を含んでいる

5210パリ行最終便:2017/10/26(木) 02:51:42
9区 緒方さん引退の意向 「希望選択の責任負う」 /福岡
https://mainichi.jp/articles/20171024/ddl/k40/010/404000c

5211名無しさん:2017/10/26(木) 20:20:09
仮に辞任の場合は議席どうなるのか

野党クラブ情報。青山雅幸の会見調整進むも、離党か辞職かで纏まらず開けない。本人は完全否定。
nonkisaburo(のんき@ラジオウォッチ) 12:36

5212名無しさん:2017/10/26(木) 20:44:22
26日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・前8時)でこの日発売の「週刊文春」が報じた立憲民主党の新人議員のセクハラ疑惑について特集した。

番組によると、文春が報じたセクハラ疑惑の議員は、今回の総選挙で静岡1区立憲民主党から出馬し、比例で復活当選した青山雅幸氏(55)。
記事によると、弁護士の青山氏の法律事務所に勤めていた20代半ばの元秘書へセクハラ行為を働いていたという。

女性は、事務所で働き始めてから2か月後ぐらいから青山氏に食事に誘われ、異変を感じ、セクハラ行為をノートに書き記していた。
中でも去年8月の出張。
旅館でお酒を飲んでいる時、青山氏がハイハイをしながら寄ってきて、頭をなでられたり、「あとで一緒に風呂行く?」などのメールが送られてきたことをなどをノートに書き記していたという。

番組では週刊文春デジタルが公開した青山氏を直撃した映像を放送。
記者のセクハラ疑惑への質問に「それはないと思いますけど。ないです」と否定。
お風呂メールについても「お風呂に行こうなんて絶対にない」と繰り返し否定していた。

その上で青山氏は、疑惑を告白した女性が誰かは分かるとし「その人とはあることでもめたんですね。その子は辞めたんで、そういうことを言うと思うんですけど、それはないです」と指摘。
さらに記者が「好き」などのメールを送った事実を問うと「信頼感がないとできないでしょ。信頼感の中でそういうことを言った可能性はあると思いますよ。一部の事実とそれを膨らませている。事実は違う」などと釈明していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171026-00000090-sph-soci

5213名無しさん:2017/10/26(木) 20:45:56
立憲民主党 セクハラ報道の青山議員に無期限党員停止処分
https://mainichi.jp/articles/20171027/k00/00m/010/099000c

立憲民主党は26日の執行役員会で、26日発売の週刊文春でセクハラが報じられた青山雅幸衆院議員(比例東海ブロック)を無期限の党員停止処分とする方針を決めた。
衆院の会派にも参加させない方針。

青山氏が代表を務める弁護士事務所の元女性秘書が青山氏からセクハラを受けたとの記事で、
青山氏は「私の認識とは異なる部分があるものの、傷つけたとすれば申し訳なかった」との声明文を出した。
青山氏は衆院静岡1区で敗れ、比例復活で初当選した。

5214チバQ:2017/10/26(木) 21:08:17
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-171026X500.html
公明、議席減で自民としこり=「自業自得」の声も
19:21時事通信

 衆院選で自民党が大勝する一方、公明党は議席を減らし、党内に重苦しいムードが漂っている。安倍晋三首相は山口那津男代表に「協力不足」を認めて謝罪したが、独り勝ちした自民党への不満がくすぶっており、今後の連携に不安を残す形となった。

 「ひとえに執行部、特に代表の責任を深く自覚している」。山口氏は26日の記者会見で、議席を大きく減らした選挙結果について、厳しい表情でこう語った。

 公明党は、衆院解散時の「35議席維持」を目標に掲げたが結果は6減。小選挙区では2012年と14年に続く全勝記録が止まり、比例代表は2000年以降の衆参両院選を通じて初めて得票が700万票を割った。

 26日の中央幹事会では、井上義久幹事長が「ざんきの念に堪えない」と発言。来月10日に全国県代表協議会を開催し、選挙の総括をすることを決めたが、地方から執行部批判が出ることも予想される。

 党内には敗因の一つに自民党の努力不足を挙げる声が多い。中堅議員は「『比例は公明党に』と訴えない自民党議員が結構いた。うちの票で生き残った人もかなりいるのに」と指摘。公明党の支持母体である創価学会幹部も自民党関係者に「われわれは増えなかった」と恨めしげに語った。

 ただ、自民党側には7月の東京都議選で、公明党が小池百合子都知事率いる地域政党「都民ファーストの会」と手を組んだことへの不満から「自業自得」(中堅)と突き放す向きもある。公明党内でも「コウモリのような、主張ではなく強い者に擦り寄るという本音が見透かされた気がする」(党関係者)との声が漏れる。

5215とはずがたり:2017/10/26(木) 21:10:37
議席は比例定数減で説明付くけど票が700万切ったのはでかいっすね。

5216チバQ:2017/10/26(木) 21:40:57
https://news.goo.ne.jp/article/abc/region/abc-20171026013.html
【大阪】自民・竹本氏陣営の運動員を逮捕
19:05ABC NEWS 関西ニュース

【大阪】自民・竹本氏陣営の運動員を逮捕
【大阪】自民・竹本氏陣営の運動員を逮捕
(ABC NEWS 関西ニュース)
衆院選の大阪選挙区で当選した自民党の候補者の運動員が、選挙運動の見返りに報酬を渡す約束をしていたとして逮捕されました。

公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、衆議院選挙大阪15区で当選した自民党・竹本直一氏の運動員で、兵庫県宝塚市の会社役員・小久保弘一容疑者(56)です。小久保容疑者は公示前の今月初めごろ、20代の男性にビラ配りなどの選挙運動をする見返りに報酬を渡す約束をした疑いがもたれています。小久保容疑者は、無料通信アプリ・ラインを通じ、知人の男性に「選挙を手伝わないか。日当は7000円」などとメッセージを送り、選挙運動を依頼していたということです。警察は、小久保容疑者が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。竹本事務所は、「捜査を見守り、当局から説明を求められた場合、真摯に対応するよう指示した」とコメントしています。

5217名無しさん:2017/10/26(木) 21:41:10

落選の希望・若狭氏、政界引退を表明
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171026-00000089-asahi-pol


落選の希望・若狭氏、政界引退を表明 「年齢もある」
10/26(木) 21:27配信
朝日新聞デジタル
 希望の党の小池百合子代表の側近で、今回の衆院選で落選した同党の若狭勝前衆院議員(60)は26日、BSフジの番組で「政治活動はいったんここで退く」と述べ、政界引退を表明した。

 若狭氏は、小池氏が地盤としていた衆院東京10区を引き継いだが、衆院選では自民党新顔に敗れ、比例復活も逃した。若狭氏は「希望の党の後方支援をしていくが、年齢もある。元気でも65歳を過ぎたら若い人や女性に譲るべきだと考えてきた。(選挙がすぐにないことを考えると)自分は例外ですよとは、なかなか言いづらい」と述べた。

 若狭氏は検事出身。2014年の衆院選で自民から立候補して当選。2期目の途中の今年6月、東京都議選で小池氏が率いる地域政党「都民ファーストの会」を支援することを理由に自民を離党した。(別宮潤一)

朝日新聞社

5218名無しさん:2017/10/26(木) 21:41:40

落選の希望・若狭氏、政界引退を表明
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171026-00000089-asahi-pol


落選の希望・若狭氏、政界引退を表明 「年齢もある」
10/26(木) 21:27配信
朝日新聞デジタル
 希望の党の小池百合子代表の側近で、今回の衆院選で落選した同党の若狭勝前衆院議員(60)は26日、BSフジの番組で「政治活動はいったんここで退く」と述べ、政界引退を表明した。

 若狭氏は、小池氏が地盤としていた衆院東京10区を引き継いだが、衆院選では自民党新顔に敗れ、比例復活も逃した。若狭氏は「希望の党の後方支援をしていくが、年齢もある。元気でも65歳を過ぎたら若い人や女性に譲るべきだと考えてきた。(選挙がすぐにないことを考えると)自分は例外ですよとは、なかなか言いづらい」と述べた。

 若狭氏は検事出身。2014年の衆院選で自民から立候補して当選。2期目の途中の今年6月、東京都議選で小池氏が率いる地域政党「都民ファーストの会」を支援することを理由に自民を離党した。(別宮潤一)

朝日新聞社

5219チバQ:2017/10/26(木) 21:41:49
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710260022.html
【衆院選】「小池さんの『排除』の言葉、有権者には強すぎた」千葉の希望落下傘・女性新人はそう振り返った
16:29産経新聞

【衆院選】「小池さんの『排除』の言葉、有権者には強すぎた」千葉の希望落下傘・女性新人はそう振り返った
縁起物の「勝ち虫」トンボの飾りをつけた希望のたすきを掲げる千葉3区の櫛渕万里氏=22日、千葉県市原市の選挙事務所(橘川玲奈撮影)
(産経新聞)
 「野党が一丸にならなければいけなかった。小池(百合子)さんの『排除』という言葉も有権者には強すぎた」。投開票から一夜明けた23日、後片付けに追われる千葉県市原市の事務所で、千葉3区の希望元職、櫛渕万里(くしぶち・まり)氏は苦しい選挙戦をそう振り返った。

 一夜城のごとく結成された希望。小池代表の発言や、民進合流者の“踏み絵”と揶揄(やゆ)された政策転換などで期待は急速にしぼんだ。政権批判票は立民に拾われ、県内の選挙区は全敗に終わった。

 希望で比例復活したのはいずれも、元民進で選挙区に地盤のあった前職。一方、櫛渕氏のような、いわゆる「落下傘候補」らは、党勢の退潮に加え知名度や準備の不足から得票は伸び悩んだ。

 櫛渕氏は「落下傘から出馬し、まさにしがらみのない立場で戦えた。だが、地盤もなく大型の組織体制が作れなかった」と悔やむ。

 2区の竹ケ原裕美子氏も同じ悩みを抱えた。竹ケ原氏は静岡県で産婦人科医をしているが、出身地の本県で出馬。比例復活もかなわず、「地盤と実績を誇る自民候補に歯が立たなかった」。

 県組織がない希望は民進県連がサポートしたが、選挙後の政治活動については「民進県連で協力する方針にはなっていない」という。櫛渕、竹ケ原両氏も今後の政治活動については、拠点を本県に置くのかも含め「これから考えたい」としている。

■  ■

 「与党への対抗が本来の野党の役割だったのに、野党同士で軋轢(あつれき)が生まれ、自公が楽な選挙になってしまった」。民進千葉県連代表の長浜博行参院議員は苦言を呈した。野党分裂が結果的に自公の“漁夫の利”を招いた。「自公の政策が受け入れられた結果ではない」と述べるのがやっとだった。

 小池氏の“舌禍”はもとより、希望合流を決め野党分裂を招いた民進代表の前原誠司氏の判断について、「判断から選挙までの時間が短く、説明が不十分だったため、さまざまな問題が起きたのではないかと思う」と振り返った。

■  ■

 民進の混乱は県連の存続にも暗い影を落とす。衆院議員がいなくなり事実上解党し、県組織の機能は宙に浮く形となった。ある市議は「どんな道が残されているのか分からない。党本部の判断を待つ以外ないが、希望への合流を決めたときのように、地方議員への説明はないのではないか」といぶかる。

 長浜代表は県連の今後について、「常識的に考えれば存続は難しいが、政治の最前線を形作っているのは地方議員。地方議員に方針を説明する場は必ず設けたい」とした。2年後には統一地方選があるし、参院選もやってくる。地方組織を早急に再構築しなければ、致命傷となりかねない。

 また、分散した野党勢力について、「選挙戦を終えて冷静になれば、野党同士で争う意味がない。戦う相手が与党であると見えてくるはずだ」と、旧民進を軸に再編されるとの見方を示した。

 ただ、こうした展望を有権者が受け入れるかは未知数だ。安易な野党再編は反感を招きかねず、「選挙のためだけの集合離散ではないか」との印象を与える。地方議員に対して以上に、有権者に対して丁寧な説明が求められる。

5220チバQ:2017/10/26(木) 21:48:34

民主スレに間違えた・・・

>>5209を更新すると
■自民系:中村喜四郎
■自由党:小沢一郎 玉城デニー
■希望 :前原誠司
■会派「無所属の会」
岡田克也 野田佳彦 江田憲司 安住淳  原口一博
平野博文 中川正春 篠原孝  福田昭夫 広田一 
金子恵美 黒岩宇洋 菊田真紀子
■立憲民主党へ
山尾志桜里
■無所属?
玄葉光一郎 中島克仁 鷲尾英一郎 重徳和彦
+立憲会派入りできず:青山雅幸

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171025-00001428-tokaiv-pol
山尾志桜里氏 立憲民主党に入党で調整 25日枝野代表と会談 近く支援者らに説明へ 愛知
10/25(水) 17:18配信 東海テレビ

東海テレビ
 衆院選で愛知7区で当選した無所属の山尾志桜里衆議院議員が、立憲民主党に入党する方向で調整していることがわかりました。

 山尾議員は25日午前、立憲民主党の枝野代表と国会内で会談し、立憲民主党への入党について意見を交わしました。山尾議員は「リベラルで活動していく」と決意を示しており、来月1日の特別国会までに最終判断する考えです。

 週刊誌での不倫疑惑報道を受け山尾議員は民進党を離党。無所属で出馬した衆議院選挙では「再び国会で安倍総理に立ち向かわせてほしい」と訴え、僅差で自民党候補を破り勝利しました。

 関係者によりますと、山尾議員は今週末にも、支援を受けた地元の地方議員や支援者らにこの方針を説明するということです。

3856 :とはずがたり :2017/10/26(木) 18:43:41

今日からここ支持。

無所属の会
岡田・野田・江田・福田・安住・篠原・中川・広田・原口←準備会メンバー
金子・黒岩・菊田←合流組み

不参加組み
玄葉→希望はいらず
中島
鷲尾
山尾→立憲
重徳→準備会には出てたが不参加。早くも二階に目えつけられたんちゃうやろねえ
前原→希望

2017.10.26 13:47
岡田克也元副総理ら13人が新会派 民進系無所属、野田佳彦前首相も
http://www.sankei.com/politics/news/171026/plt1710260016-n1.html

 衆院選に無所属で当選した岡田克也元副総理ら民進党系の衆院議員13人が26日、衆院の新会派「無所属の会」を衆院事務局に届け出た。岡田氏や野田佳彦前首相、江田憲司元民進党代表代行らが25日に国会内で会合を開き、新会派を結成することで一致していた。

 届け出に当たった福田昭夫氏は記者団に「(会派をつくらず)無所属のままでは、きちんとした国会活動ができず、政府をチェックする役目を果たせない」と説明。立憲民主党や希望の党との統一会派については「特別国会は無理だが、いずれ検討せざるを得ない」と述べた。

 新会派の衆院議員13人は次の通り(敬称略)。

 岡田克也(当選10回、三重3区)▽安住淳(8回、宮城5区)▽中川正春(8回、三重2区)▽野田佳彦(8回、千葉4区)▽原口一博(8回、佐賀1区)▽平野博文(7回、大阪11区)▽江田憲司(6回、神奈川8区)▽篠原孝(6回、長野1区)▽菊田真紀子(6回、新潟4区)▽福田昭夫(5回、栃木2区)▽黒岩宇洋(3回、新潟3区)▽金子恵美(2回、福島1区)▽広田一(1回、高知2区)


3859 :名無しさん :2017/10/26(木) 20:59:50
>>3856

鷲尾と重徳と中島は無所属なのに共産が候補擁立してますね

3860 :名無しさん :2017/10/26(木) 21:22:51

https://www.nikkansports.com/general/news/201710260000792.html

青山雅幸衆院議員を無期限の党員資格停止処分へ
[2017年10月26日21時9分]
小中大
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 立憲民主党は26日の執行役員会で、青山雅幸衆院議員(比例東海)の法律事務所の秘書が今週発売の「週刊文春」でセクハラを告発したことに関連し、青山氏を無期限の党員資格停止処分と特別国会で会派入りを認めない方針を固めた。弁解を聞いた上で、31日の役員会で正式処分を決める。福山哲郎幹事長が、国会内で記者団に明らかにした。

 福山氏は「性暴力の根絶を求めているわが党で、セクハラで女性を傷つけるような状況が発生していることは、甚だ遺憾だ」と語った。

 青山氏は「私の認識とは異なる部分もあるが、傷つけたとすれば、本当に申し訳なかった。おわび申し上げたい」とのコメントを出した。(共同)

5221チバQ:2017/10/26(木) 21:52:14
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASKBV64W1KBVUTFK00Y.html
<衆院選2017>振り返る/上 野党共闘が威力 /北海道
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票の衆院選で、立憲民主党が道内で小選挙区と比例道ブロックを合わせた20議席の半数近い8議席(小選挙区5、比例3)を手に入れた。全国的に自民1強が続く中、立憲が小選挙区で獲得した18議席の3割を占める北海道は「立憲王国」といえる。その要因としては、全12選挙区で初めて共産との候補者一本化を成立させたことが大きい。一方で選挙戦を通じて、両党の共闘や与党、希望の党など第三極をめぐるさまざまな課題も浮かび上がっている。【衆院選取材班】

 ◇立憲民主党 4選挙区、共産票なければ暗転

 「安倍1強体制を倒そうという皆さんの思いが大きな力になった」。22日午後8時過ぎ、道11区の「女性対決」を制した立憲新人の石川香織氏は、当選確実の知らせに沸く帯広市の事務所で、感極まった様子であいさつした。

 会場には、出馬を取りやめた共産の佐々木とし子氏の姿があった。石川氏は勝因について「野党共闘が実現したこと。私一人では、ここ十勝で現職相手に勝利することはできなかった」と語り、佐々木氏や共闘した共産党、社民党、市民団体に感謝した。

     ■  ■

 立憲は候補を擁立した8選挙区(追加公認の逢坂誠二氏を含む)のうち5選挙区で勝利したが、前回2014年に共産候補が各選挙区で獲得した2万〜3万票を上回る票差となったのは8区の逢坂氏のみ。4選挙区では計算上、共産票がなければ自民に逆転された。11区でも前回の共産の1万8303票に対し、石川氏と自民の中川郁子氏の票差は1万6118票だった。

 民進党道連代表として解散後の混乱の責任を取り、立憲の比例名簿登載を断った6区前職の佐々木隆博氏も22日夜、同区からの立候補を取りやめた共産の荻生和敏氏と手を取り合って万歳。「市民が勝ちました」と喜びを爆発させた。

     ■  ■

 候補者一本化を後押しした1人が、市民団体の「戦争させない市民の風・北海道」の共同代表を務める上田文雄・前札幌市長だ。

 自らが初当選した03年の札幌市長選再選挙では、共産候補の出馬取りやめにより革新票の受け皿になった。今回の衆院選公示直前の5日、立憲、共産、社民、市民の風が初の全道的な候補者一本化協定に調印した時、上田氏と共に壇上に並んだ共産の青山慶二道委員長は、市長選の際に出馬を取りやめた当事者だ。

 上田氏は15年秋から、昨年の5区補選に向けた共闘の準備をする中で青山氏と旧交を温め、共闘の意義を確認し合ってきた。「選挙で『死に票』を作らないことがとても大事だ。まだ出発点に立ったばかりで、小選挙区制度が続く限り野党共闘を追求すべきだ」と語る。

 一方で、立憲の福山哲郎幹事長は道内での躍進の原因は「単純ではない」とも強調する。安倍政権下での地方の疲弊や農業問題への不満、希望の党との決別で政権への対決姿勢が際立ったこと、道内の多くの候補が早々に立憲への参加を表明したことなども総合的に評価されたと分析する。

 ◇共産側はジレンマ 議席失い支持者に動揺

 「野党共闘も必要かと思いますが、森さんが1区から出馬してください。このままだと、私が心から信頼して投票する人がいないのです」。共産の1区候補予定者だった森英士(つねと)氏は5日に立候補を取りやめる直前、支援者から寄せられたメッセージに「胸が張り裂けそうだった」と自らのブログで明かした。

 共産にとって、全国唯一の小選挙区議席である沖縄1区を除き、選挙区候補はもともと比例票上積みの役割が大きい。それでも今回、道内では擁立した11選挙区中7選挙区の候補を取り下げる決断をした。

5222チバQ:2017/10/26(木) 21:52:47
     ■  ■

 選挙区と連動した集票はできなくても、自民との対決構図を明確にすれば無党派層の取り込みにつながるのではないか--。こうした共産の期待とは裏腹に、比例票は前回を7万1935票下回る23万316票にとどまり、前回14年ぶりに復活した1議席を失った。その結果に、共産党内や共闘を推進する市民団体には動揺が広がっている。

 全国でも大枠で共闘が実現したのは、北海道以外では新潟や熊本、沖縄など一部にとどまり、道内での成否は、今後の共産の戦略にも影響する。比例票の結果は、共闘で新たに得た票より立憲民主に流れた政権批判票の方が多かったことを示していた。

     ■  ■

 共産が自民との一騎打ちになった7区では、自民候補が約2万3000票、共産候補が約3万4500票それぞれ前回を上回り、前回旧民主だった鈴木貴子氏が得た票を分け合った形となった。無効票や棄権者も、前回より1万2000人以上増えた。

 選挙協力や相互支援は、選挙区ごとのばらつきも大きい。8区は、もともと立憲を支援する連合と共産系の全労連の地域幹部が共同で集会などを開くことも多い。共産党函館地区委員会には「小選挙区は逢坂さんに」との張り紙が貼られた。

 昨年の補選でも共闘した5区では、遊説計画など各党の情報交換が進んだ。

 3区でも立憲の荒井聡氏が共産の志位和夫委員長や小池晃書記局長の来道に合わせて街宣車で並び、荒井氏の演説に合わせて共産陣営の後援会のメンバーが荒井氏のチラシを配る協力などをした。

     ■  ■

 一方、1996年の小選挙区制度導入以降、毎回共産と対決してきた1区や6区の民進党関係者によると、共産との協力は少なかったという。6区の佐々木隆博氏の陣営関係者は「連携しなかったというより、連携する時間がなかった」と明かした。立憲側が街頭演説で野党共闘に触れず共産が抗議した選挙区がある一方で、立憲陣営が支持者から「共産と協力するならポスターを貼らせない」と反発されたという。

 市民の風の関係者は「具体的な協力について話し合おうにも、立憲は党組織がなく、各候補の陣営で選挙を仕切る連合関係者は市民との協力に慣れていなかった」と指摘する。上田共同代表は「合同選対もなく、情報交換や協力が不十分だった。共闘自体を問題視すべきではない」と強調した。

 ただ、今後は立憲と共産の候補者一本化協議が難航する可能性もある。立憲が空白区で候補を増やした場合などは、今回のような一本化ができるか、不透明だ。

5223チバQ:2017/10/26(木) 21:52:59

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171025ddlk01010166000c.html
<衆院選2017>振り返る/中 誤算続きの選挙戦 自民党、立憲に追い風、大地票は分散 /北海道
10月25日 00:00毎日新聞

 「自民党が国民から見た時におごり、緩みがある印象も否定できなかった。私にも厳しい意見がずいぶんたくさんありました」

 選挙戦真っ最中の15日、札幌市中央区の大通公園。安倍晋三首相と並んだ街頭演説にもかかわらず、自民1区元職の船橋利実氏は反省姿勢を示しながら支持を訴えた。

 自公候補は、無所属を含む立憲民主党の候補と戦った8選挙区で3勝5敗と負け越し、勝った3選挙区でも比例復活を許した。負けた5人のうち船橋氏は比例で復活できたが、当選7回の今津寛氏ら4人はいずれも前職ながら議席を失った。自民に最も有利な時期を綿密に計算した解散のはずが、道内の多くの自民候補には誤算続きの選挙戦となった。

   ■  ■

 最大の誤算は、立憲への追い風だ。

 公示直後の12日にあった公明党演説会では「『筋を通す』という言葉を勘違いして使っている政党がある」など立憲への批判が相次いだ。

 道内では、希望の党合流の条件とされた改憲や安全保障法制容認に反発した民進党の立候補予定者が相次いで立憲入り。道内の全選挙区で共産党と候補を一本化し、与党有利の流れは大きく変わった。

 「どこを回っても、『安倍さんが嫌い』という声が多い」(自民陣営)。首相の来道効果に懐疑的な陣営も多い中、首相は接戦区を中心に札幌市で1〜5区の候補、岩見沢市で10区の公明稲津久氏と並んだが、情勢調査で苦戦していた6区や8区は応援にも入らなかった。

 演説場所には厳重な警備が敷かれ、首相演説後には「安倍辞めろ」というヤジと「うるさい」と制する支持者で殺伐とした雰囲気になる場面もあった。

 一方、人気の高い小泉進次郎筆頭副幹事長には多くの陣営から要請があり、12日だけで札幌市の5選挙区と8、9、10の計8選挙区をはしご。高橋はるみ知事への要請も相次ぎ、高橋氏は自公候補への支援で「道内でも経済は少しずつ良くなっているのは事実だ」などと訴えて全選挙区を回ったほか、繰り返し入った選挙区もあった。

   ■  ■

 16日、9区の堀井学氏の合同選対本部事務所で応援に入った河野太郎外相が伊達忠一参院議長に「自民は比例で三つか四つ取れそうですか」と尋ねた。伊達氏は肯定した後に思わず、ぼやいた。「ただ、大地がねえ……」。

 安倍首相が道内へのてこ入れ策として繰り返し協力を求めた新党大地票は、実際には与野党に分散した。共同通信が22日に実施した出口調査では、比例で大地に投票したうち、選挙区で与党候補に入れた人が過半数だったのは12選挙区のうち3、6、7、8、9、10、12の7選挙区だけ。それも大地代表代行だった鈴木貴子氏=自民比例道ブロックで当選=と候補者調整をした7区以外は、5割程度にとどまった。

 首相は来道した15日、大地の鈴木宗男代表に電話し、盟友だった故中川昭一元財務相の妻で11区前職の郁子氏への支援を求めたが、出口調査では6割以上が立憲新人の石川香織氏に入れたと答えた。

 焦る自民陣営では、共産と組んだ立憲と緑色がイメージカラーの希望・小池百合子代表を皮肉り、「赤いキツネと緑のタヌキ」と歌い出す応援演説も飛び出したが、流れは止まらなかった。

5224チバQ:2017/10/26(木) 21:54:37
https://mainichi.jp/articles/20171026/ddl/k01/010/024000c

衆院選2017
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振り返る/下 行き詰まった「第三極」 希望の党、結局は野党票分散 /北海道



毎日新聞2017年10月26日 地方版
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「希望の党でやろうと皆で決めたことだから、後悔しようがない。何かおかしいですか、私の意見は」。衆院選の開票が進む22日夜、道内で唯一、前職で希望の党から立候補した松木謙公氏は語気を強めた。


 松木氏の出た2区で自民前職の吉川貴盛氏が当選確実となった後、テレビのインタビューで「2区で野党共闘が実現しなかったことを後悔していないか」と問われたことへの反論だった。

   ■   ■

 与野党議員らが参加し、幅広い勢力を結集して政権交代が可能な野党である「第二極」を目指した希望。小池百合子都知事が9月25日の記者会見で設立を発表し、代表に就任した。関係者は昨年の都知事選や都議選で巻き起こった「小池ブーム」の再来を期待し、与党側は警戒を強めた。

 だが立憲民主党との事実上の分裂で、野党と与党の中間に当たる「第三極」と位置づけられ、共産党からは与党の補完勢力と強く批判された。

 結果は公示前の57議席を下回る50議席で、野党第2党にとどまった。道内でも比例で1議席を獲得しただけだった。落選した松木氏は25日、取材に「政党には右から左までいていいんだから、前原(誠司民進党代表)さんには幅広く行け、とアドバイスしたいと思う」とさばさばした表情で語り、あいさつ回りのため東京に向かった。

   ■   ■

 「豊かな北海道、クリーンな北海道を作ります」。衆院選が公示された10日、4区に立候補した希望元職、高橋美穂氏はJR倶知安駅前で第一声の演説をしたが、足を止める聴衆や支持者の姿はなかった。

 道内でこの選挙区だけに希望と立憲の双方の候補が出馬し、自民前職と三つどもえの選挙戦が展開された。

 第三極候補は自公両党に流れる保守中道票を獲得するより、政権批判票を奪い合う野党票分散の面が大きい。

 2012年の衆院選では、1〜3区で野党候補が4人ずつ出るなど、旧民主、共産、旧維新、みんな、日本未来の党、新党大地の候補が道内に乱立。選挙区では野党は一人も当選できず、比例で民主2人、大地1人、維新1人の3人が議席を得るだけに終わった。

 今回、高橋氏の得票は約3万2000票。選挙区で当選した自民前職、中村裕之氏と次点の立憲元職、本多平直氏(比例で復活当選)の差は1万3000票あまりだった。中村氏の陣営関係者は「高橋氏がいなければ、結果がどうなったかわからない」とつぶやいた。

 「第三極路線」の行き詰まりは全国でも明確になり、日本維新の会は公示前の14議席から11議席に後退した。

   ■   ■

 希望への逆風が続く選挙戦中盤、松木氏の陣営は掲示板のポスターに「希望の党 リベラル派」の文言を入れた。憲法9条改正について「変えるつもりはありません」とも明記。右でも左でもない中道姿勢を示すのに苦心した。「コインの裏表で、リベラルが強いと保守が逃げ、逆もしかり。両方とも得るのは厳しかった」(陣営関係者)と振り返った。

 12年、14年と比例道ブロックで1議席を得た維新は今回、議席を失った。道内では一時、比例議席維持を目指して小選挙区候補を5人以上擁立する計画も立てたが、大阪府にある党執行部は「北海道についてはそこまで考えていない」と拒んだという。

 新人の小和田康文氏は最多の4人の候補が争う2区で「大変厳しい情勢だ。このままでは北海道から維新の灯が消える」と訴えたが、共産候補を下回る最下位の4位に終わった。

5225チバQ:2017/10/26(木) 21:55:30
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/140501?rct=n_shuuinsen_hokkaido
<選択の後に 揺らぐ道内政治>上 立憲民主 善戦、共闘に重い宿題
10/24 05:00
野党共闘の協定書に調印後、手を携える立憲民主党北海道の荒井聡代表代行(左)、市民の風・北海道の上田文雄共同代表(左から2番目)、共産党道委員会の青山慶二委員長(同3番目)ら
野党共闘の協定書に調印後、手を携える立憲民主党北海道の荒井聡代表代行(左)、市民の風・北海道の上田文雄共同代表(左から2番目)、共産党道委員会の青山慶二委員長(同3番目)ら
 まだ与党大勝の余韻が残る23日午前2時50分ごろ、小樽市内の選挙事務所に、比例復活当選が決まった元職で立憲民主党の本多平直氏(52)の姿はなかった。道4区で落選し、3時間前に敗戦の弁を述べて帰宅。陣営幹部から電話で待望の国政復帰を知らされると、感極まった。「立憲民主と書いた全道の人に感謝したい」

 本多氏は立憲民主党の枝野幸男代表の政策担当秘書を10年務めた。保守寄りの希望の党か、リベラル勢力の受け皿の立憲民主か。民進党の候補者が揺れ動く中、迷うことなく「師匠」が結成した新党を選んだ。

 道内の民進党出身候補者11人のうち、希望の党に進んだ3人の中で当選者は元職の1人だけ。立憲民主の党籍を持つ小選挙区候補8人は、本多氏を含め全員が当選を果たした。

■地域政党構想も

 善戦を支えたのは、安全保障関連法反対などで筋を通した立憲民主への追い風だ。それは最初から想定された筋書きではない。野党再編の行方が視界不良に陥った9月末、道内では幻の「ローカルパーティー(地域政党)」という別のシナリオが浮上していた。

 「代表は鉢呂(吉雄参院議員)がいいんじゃないか」。希望の党への合流を巡る民進党内の「分裂劇」に危機感を抱き、連絡を取り合ったのは、引退した横路孝弘元衆院議長(76)と民進党出身の道内ベテラン議員。最大の支持母体で、選挙戦の実動部隊となる連合北海道幹部も、こうした動きを歓迎した。

 連合北海道はもともと野党共闘や脱原発を巡り、構成労組が一枚岩とは言えなない。推薦候補が主義主張の異なる政党に分かれず、同じ地域政党からこぞって出馬すれば連合組織の分裂も回避できる。そんな思惑が込められていた。

 地域政党構想は「資金のめどが立たなかった」(立憲民主党関係者)ため日の目を見ずに終わるが、その精神は選挙戦へ生かされる。連合北海道の出村良平会長は公示後、希望の党から道2区に出馬した前職松木謙公氏(58)の事務所をたびたび訪問。連合は他の希望の党の元職や新人の応援にも回り、立憲民主と希望を分け隔てなく支えるメッセージを発信し続けた。

 連合北海道のある幹部は「われわれの最大の戦いは再来年4月の知事選だ。衆院選で連合が分裂するわけにはいかない」。4期目の高橋はるみ知事からの道政奪還に照準を合わせることで、バラバラになりそうな組織の引き締めを図る。

■共産党は恨み節

 立憲民主党は6日、自らが候補を立てない4選挙区で共産党候補を支援する協定を結び、全12選挙区での統一候補を実現させた。にもかかわらず、共産党の議席は比例を含めゼロ。共産党候補からは「民進党の道議は一度も応援に来なかった。協定に反し、ずるい」「今後の共闘に禍根を残す」と恨み節が聞こえる。

 一方、立憲民主内には「支持拡大にはウイングを広げる必要があるのに、共産党との関係をPRすれば保守票が逃げる」(ある陣営幹部)との警戒感も根強い。衆院選で一定の勢力を確保した立憲民主は、知事選やその後の参院選に向け、共産との共闘の在り方に重い宿題を抱えた。(報道センター 中村征太郎)


 与野党が激戦を繰り広げた衆院選を通し、地殻変動が起きつつある道内政治の行方を展望する。

5226チバQ:2017/10/26(木) 21:56:04
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/140800?rct=n_shuuinsen_hokkaido
<選択の後に 揺らぐ道内政治>下 自民・公明 保守勢力 混迷の時代
10/25 09:38
札幌市厚別区の商業施設前で、聴衆の声援に応える安倍晋三首相(前列右)=15日
札幌市厚別区の商業施設前で、聴衆の声援に応える安倍晋三首相(前列右)=15日
 「上出来でしょ。(議席を)減らすのを最低限にとどめたんだから」。投開票日翌日の23日朝、自民党道連の吉川貴盛会長(67)の表情はさばさばしていた。22日深夜には、安倍晋三首相と菅義偉官房長官から電話で「良かった、良かった」と労をねぎらわれていた。

■前回比2議席減

 全国では自民、公明両党が定数の3分の2(310議席)を超えて大勝する一方、道内の自公は12小選挙区で7勝5敗、比例代表で4議席。過半数を確保したものの前回2014年から2議席減らし、リベラル勢力の伸長を許した。

 道内で唯一、公明候補が立った道10区では、山口那津男代表が2度も応援に入るが、立憲民主党新人にわずか513票差の薄氷の勝利。それでも「上出来」なのは、報道各社の世論調査で、自公と立憲民主・共産が拮抗(きっこう)する厳しい情勢が伝えられていたからだ。与党の苦戦は護憲派が強い土地柄や、野党候補一本化だけが理由ではない。

 「自民党は支持するが、安倍さんは替えた方がいい」。自民の中堅道議は支援者を回る度に、こんな言葉を聞いた。森友、加計(かけ)学園問題に加え、首相は7月の都議選の演説中に「辞めろ」コールをした聴衆に「こんな人たち」と言い返し、内閣支持率が急落した。

 「来ても効果は薄い」(道連幹部)とされる中、首相は15日、公示後初めて道内に入った。道2区の吉川氏の応援では、首相を批判し、来秋の自民党総裁選に意欲を見せる野田聖子総務相と選挙カーの上に立った。「野田大臣と一緒に来るのは初めて。それくらい、この選挙は厳しいんです」

 その裏で、野田氏は「今回の選挙は自民党じゃなく、安倍さんが嫌われているのよね」と周囲に漏らした。「安倍批判」が根を下ろし、足元の保守票を固めきれなかった影響は大きい。

 道内では旧社会党出身の横路孝弘元衆院議長(76)が引退。ベテランの自民党前職今津寛氏(71)、新党大地の鈴木宗男代表(69)が共に落選し、保守派の自民党、革新派の社会党による「55年体制」を知る世代の退潮を印象づけた。

■実力出せぬ若手

 「一緒にやっていく相棒が見つからない」として今回引退した亀井静香元金融担当相(80)は、かつて政調会長など自民党要職を歴任。立憲民主候補の応援で来道した19日、「今の自民党(議員)はサラリーマンみたいだ。総理総裁に何も言えない」とこき下ろした。

 道内では政権中枢とのパイプがある吉川氏が空港民営化などで存在感を高めるが、当選2、3回の若手は、まだ実力を十分発揮できていない。吉川氏も入閣は見通せず、安倍政権の体力次第で発言力が左右される。道内の保守勢力は混迷の時代を迎えている。

 昨年の参院選は、道選挙区3議席のうち民進党に2議席を奪われた。19年夏の参院選は2議席確保が最優先課題。現職の伊達忠一参院議長(78)の去就に注目が集まるとともに、今回の落選組、意欲を示す道議ら党内での候補者選びが難航する可能性があり、吉川氏の調整力が問われる。

 道連幹部は「衆院選の取りこぼしをしっかり分析しなければ、次の選挙どころでない」という。「上出来」の結果から得た教訓は、生かされるのか。(報道センター 竹中達哉)

5227チバQ:2017/10/26(木) 21:57:45
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/140707?rct=n_shuuinsen_hokkaido
<道12区> 武部氏3選 船橋派と共闘一定の成果 水上氏リベラル系労組が離反
10/25 05:00
衆院選道12区での3選を確実にし、報道陣の取材を受ける武部新氏=22日、北見市内の選挙事務所(大石祐希撮影)
衆院選道12区での3選を確実にし、報道陣の取材を受ける武部新氏=22日、北見市内の選挙事務所(大石祐希撮影)
 22日投開票された衆院選道12区(オホーツク、宗谷管内)は、前回2014年衆院選と同じ3氏による争いとなり、自民党前職の武部新氏(47)が3選を果たした。武部氏は、亀裂の入っていた北見市選出の船橋賢二道議や新党大地の支持者との関係を一定程度修復。野党候補の一本化頓挫という「敵失」も重なり、前回を上回る圧勝劇となった。

 「武部親子に抵抗が少ない若手メンバーに新の応援を頼んだ」。船橋氏の後援会幹部は、「船橋派」の一部が武部氏の支持に回ったと明かす。

 船橋氏は15年の道議選で自民党の公認を得られず、無所属で出馬した。武部氏は北見市副市長だった塚本敏一氏を党公認候補として擁立。両氏とも当選したが保守分裂状態となった。

 武部陣営は今回、道1区(札幌市中央区、南区、西区と北区の一部)に出馬した船橋氏の兄・利実氏への支援も持ち出し、船橋派に協力を繰り返し要請。船橋氏側も「次の道議選や来春の北見市議選に悪影響が出るのは好ましくない」と判断し、「共闘」に傾いた。

 一方、武部氏の父・勤氏が中選挙区時代に同じ自民党候補として争った鈴木宗男氏が代表を務める新党大地からは今回、推薦を受けた。武部氏は選挙中、「鈴木代表は声をからしながら『小選挙区は武部新を頼む』とおっしゃってくれている」と連携を強調。北海道新聞社の投票所の出口調査では、比例代表で新党大地に投票した人の6割が武部氏に一票を投じた。

 武部氏の得票率は前回を0・7ポイント上回る54・1%。自民党幹事長も務めた父・勤氏が道12区で戦った5回の選挙で、最も高かった03年の54・3%に匹敵する結果を残した。

 対する野党は、前回は旧民主党から出馬した水上美華氏(35)が保守的な政策を掲げる希望の党から出馬したことで、共産党新人の菅原誠氏(44)との候補一本化の道が絶たれた。

 道内では、民進党から小選挙区に出馬する予定だった11人のうち、立憲民主党や無所属で出馬し、共産党と候補者を一本化した8人が全員当選したのに対し、希望の党を選んだ3人は一本化が実現せず、1人が比例復活するにとどまった。

 水上氏の得票率は、公示9日前に出馬表明した前回を3・3ポイント下回る32・6%。前回は全面支援を受けたリベラル系労働組合の「大半が離反した」(陣営幹部)のが要因で、日本一広い選挙区で支持母体なしに戦うことの難しさがあらためて浮き彫りとなった。

 水上氏は衆院選で落選した場合、19年道議選の民進党系候補に回ると目されていた。だが今回、周囲の反対を押し切って希望の党を選んだことで「本人が望んでも、周りが許さない」との見方が広がっている。(衆院選取材班)

5228チバQ:2017/10/26(木) 21:58:32
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/140706?rct=n_shuuinsen_hokkaido
<道6区> 「共闘」佐々木氏快勝導く 今津氏、無党派層浸透は不発 西川市長巡り綱引きも
10/25 05:00

 与野党一騎打ちの激しい戦いを終えた衆院選道6区(上川管内)。立憲民主党の佐々木隆博氏(68)の最大の勝因は「野党共闘の成功」だった。敗れた自民党の今津寛氏(71)は距離を置いていた保守系道議や前旭川市長の応援を演出するなど票の掘り起こしを狙いながらも不発。両陣営は市民人気の高い西川将人市長(48)を巡って「綱引き」も繰り広げた。12日間の選挙戦で何が起きていたのか―。

 「市民が勝ちました」。当選が決まった22日夜、佐々木氏は支持者を前にこう切り出した。「市民」。それは佐々木氏がかねて念願し、今回実現した「野党共闘」を象徴する表現だ。

 佐々木氏の得票は13万6312票。投票率が前回より4・39ポイント上がったことを考慮して比べると、前回の自身の約10万5千票に、共産党の候補だった荻生和敏氏(67)の約2万5千票を乗せた分と「まことにぴったり」(佐々木氏)。全国的に与党が大勝する中、接戦も予想された戦いを“快勝”に導いたのが「野党共闘」だったことを裏付ける。

 連携には危うさもあった。地元連合の一部にある共産アレルギーから「保守寄りの層が逃げる」との懸念だ。しかし、ふたを開けると「ハレーションはなかった」(佐々木陣営)。佐々木氏が強調した「安倍1強打破」で一丸となり「小異を捨て大同につく」共闘の意義が浸透した結果だ。

 ただ選挙戦を終え、共闘継続に含みをもたせる声が共産側に出ている。共産党は比例代表道ブロックで1議席も得られず、道内当選者はゼロ。同党旭川地区委員会は「候補がいない選挙で比例票を積み上げられなかった」とし、戦い方の練り直しの必要性を話す。

■前市長にも要請

 「『どうして安住が』と思われる方もいるかもしれませんが、旭川の経済のため、暮らしを守るためです」。選挙戦中盤の15日、旭川市内の今津氏の街頭演説で、道議の安住太伸氏(47)が応援に立った。

 安住氏は今津氏が当選した2012年の衆院選にみんなの党(当時)から出馬し、約4万8千票を獲得した経緯がある。現在は道議会第3会派の北海道結志会に属し、自民党と一定の距離を置くが、今津氏陣営は「保守層に近い無党派層の掘り起こし」を狙い、応援を依頼した。

 今津氏側は同様にかつてあつれきのあった菅原功一前旭川市長にも声を掛け、応援演説を得た。「2人にアレルギーを感じる人はいる」との声もあるが「なりふりかまわぬ」(陣営関係者)態勢を敷いたのは、野党共闘に対抗するには「無党派層への浸透が不可欠」という危機感からだった。

 だが、結果は地元旭川で1万4千票以上の差で完敗し、市町村別でも7勝16敗。北海道新聞の22日の出口調査では無党派層の3分の2が佐々木氏に流れていた。今津氏の得票は前回比で約1万2千票増。保守票は固めたが、広がりに課題を残した形ともいえる。

■握手ビラに抗議

 西川将人旭川市長を巡る「綱引き」も加熱した。11日、旭川商工会議所主催の今津氏の個人演説会に西川市長が初めて登場。市長と距離のあった今津氏だが、経済界が応援要請して実現した。陣営には「歴史的瞬間」との声まで出た。さらに演説会で今津氏らと西川市長が握手した写真を掲載した選挙ビラを作製し、市内の一部に配布。市長の市民人気を自陣営に引き寄せようとの策だった。

 ところが、この写真が市長の許可なく使われたとして、後日、市長から抗議を受ける一幕があった。

 旧民主党の推薦を得て市長選を戦った西川市長は、衆院選で「等距離外交」の姿勢を示し、両陣営での街頭演説をしていなかったが、ビラの一件を契機に、佐々木氏の最後の訴えの際、今回初めて街頭での応援に立った。ビラの経緯に触れ「佐々木さんを応援していると皆さんに伝える必要があった」と誤解をただすためと報道陣に語った。

 西川市長の動きが票にどう影響したかは定かではない。だが、こう指摘する声がある。「与野党とも次の市長選で有利な形で西川氏『相乗り』の形をつくるための駆け引きが始まった」(市内の経済関係者)

 市長は4選への態度を明らかにしていないが、衆院選の結果は、来年11月の旭川市長選へさざ波を起こしつつある。(衆院選取材班)

5229チバQ:2017/10/26(木) 21:59:07
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/140470?rct=n_shuuinsen_hokkaido
<道10区>稲津氏薄氷513票差 市町村別19勝13敗 神谷氏、無党派の6割取り込む
10/24 05:00



 22日に投開票された衆院選道10区(空知、留萌管内)は、公明党の稲津久氏(59)がわずか513票差で立憲民主党の神谷裕氏(49)を振り切って4選を果たし、神谷氏も比例代表で復活して初当選した。各候補の支持層や有権者はどう動いたのか。北海道新聞が各投票所で行った出口調査や取材を基に分析した。

 空知管内24市町は稲津氏が11勝、神谷氏が13勝。留萌管内8市町村は稲津氏が全勝―。32市町村別の得票は、稲津氏から見て19勝13敗だった。2014年の前回衆院選は、岩見沢と深川の2市を除き稲津氏が全勝していた。

 稲津氏の陣営幹部は「共産党の票が神谷氏に乗った割には負けが少なかった」と話す。地元の芦別市で約2千票、保守の地盤が強い留萌市で約1100票、それぞれ神谷氏を上回り、薄氷の勝利につなげた。

 神谷氏は革新系が強い大票田の岩見沢市で約3700票、深川市で約1200票、稲津氏を上回ったうえ、砂川市や奈井江町でもリード。勝利まであとわずかまで迫った。陣営幹部は「留萌管内でも前回より差を縮められた。(有権者が多い)美唄では、もう少し詰めたかった」と振り返る。

 両者の得票率は稲津氏50・1%、神谷氏49・9%で、その差はわずか0・2ポイント。激戦の背景には、両陣営が進めた選挙協力があった。
■自民票が流出

 元岩見沢市長で自民党の渡辺孝一氏(59)は三たび、自公協力として比例代表に回った。これに対し渡辺氏の後援会の一部が反発。出口調査によると、自民支持層のうち一定数は神谷氏に投票した。

 共産党との共闘が成立した神谷氏は、立憲民主党と希望の党に分裂する前の民進党支持層と、共産党支持層のそれぞれ9割から票を得た。社民党支持層からは8割、無党派層からも6割以上を取り込み、幅広く支持を集めた。

 比例代表の投票先を「希望の党」とした人は、小選挙区で3分の2が神谷氏に入れた。同じく「新党大地」とした人は6割弱が稲津氏に、4割強が神谷氏に投票し、2分された。新党大地は前回衆院選では神谷氏に、今回は稲津氏に、それぞれ推薦を出していた。
■動きも対照的

 選挙戦での両者の訴えや動き方は対照的だった。

 稲津氏陣営のキーワードは「継続」。3期8年の実績や自公政権の維持をあげ「安倍政権で有効求人倍率や株価が上向いた」と強調し、安全保障では「北朝鮮問題は選挙目当ての野党には対応できない」と指摘した。企業回りで支持を掘り起こすとともに、個人演説会を重ね、40代以下の層や民間企業従事者、自営業の支持を固めた。

 神谷氏陣営のキーワードは「変化」。街頭演説を重視し、安倍晋三首相への批判や安保法制への反対を訴え続けた。暮らしの問題について「地域から病院やJRといった大事なインフラがなくなろうとしている。弱者に寄り添わない上から目線の政治を止める」と主張。60代以上の高齢層や無職、公務員・団体職員に浸透した。(衆院選取材班)

5230チバQ:2017/10/26(木) 22:00:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk02010039000c.html
<岐路・2017衆院選青森>参院選共闘生かせず 升田氏、中央に振り回され希望合流 /青森
10月24日 00:00毎日新聞

 「リーダーたるもの、あらゆることを想定して対処しなければならない。力不足だった」。投開票から一夜明けた23日朝、青森1区で落選した希望の升田世喜男氏(60)は街頭でマイクを握り、行き交う人々にわびた。

 突然の解散や野党第1党の分裂、新党の誕生と、情勢が目まぐるしく変わる中で行われた衆院選。県内では自民が組織力で圧倒して3議席を独占した。一方、完敗した野党からは、中央に振り回されて共闘協議をまとめきれなかった「地方の力不足」が垣間見えた。

   ◆   ◆

 民進党の前原誠司代表が希望への合流方針を明言した9月28日夜、青森市の升田氏の事務所には陣営幹部ら十数人が集合した。党本部での両院議員総会を終えて帰青した升田氏はこれまでの経緯を説明。「皆さんの正直な気持ちを聞かせてほしい」と願い出た。

 「共産との関係も大事だ」「希望から出れば共産が候補者を立てるのではないか」「希望も嫌だが(比例がない)無所属よりかはましだ」。コの字形に着席した一人一人が思いをぶつけた。共産などとの共闘を求める声もあった。だが、「希望の党に入った方がいいとの意見が圧倒的に多かった」(升田氏)という。

 「民進党を残してもらいたいという思いが一番。もろ手を挙げて賛成しているわけではない」と複雑な心境を見せていた升田氏だったが今月1日、希望へ公認申請することを公言した。升田氏陣営にとっても、無所属で落選を重ねた過去の経験が重くのしかかり、比例復活の可能性を捨てきれなかった。

 だが、行き先に選んだ希望は小池百合子代表の「排除」発言で失速。今回選で与野党一騎打ちを期待していた県内の有権者から「升田さんが希望に行ってしまって残念」「これまで民進に入れてきたが今回は希望には投票しない」などの声が相次いだ。

 昨年の参院選で野党共闘を成功させた民進、共産、社民の3党は、今回の衆院選に向けて協議を進めていた。8月から9月にかけては護憲派の市民団体と連携し、野党が共通して合意できる政策項目の作成に取り組むなど進展も見せていた。だが、民進系の3人全員が希望へ合流したことで、共闘に向けた各党の努力は全て水の泡となった。

   ◆   ◆

 共闘の土壌がありながらも、中央の事情に振り回されて野党がまとまれなかった青森。ただ、他県ではこれまでの共闘の経緯から、統一候補を立てて勝利したケースもある。市民団体が共闘の仲介役を果たしてきた新潟などの一部の選挙区では、民進系の候補者が野党の統一候補として無所属で出馬し、自民の候補者を破った。

 立憲主義を掲げる野党と市民の共闘を目指すために結成された「市民連合あおもり」の成田博之さんは自戒も込めてこう言った。「市民の力不足もある。(分裂の状況でも)市民の力で『あなたを受からせるから』と言えば大きく変わったはずだ」

   ◆   ◆

 「選挙区は?」「津島淳!」。10月7日、むつ市で開かれた自民党支部の大会。「コスタリカ方式」で比例に回った県連会長の江渡聡徳氏は、約600人の支持者たちに、1区で立候補した前職の津島淳氏(51)を売り込んだ。区割り変更で1区に組み込まれた下北半島では、むつ市の宮下宗一郎市長を中心にした津島氏支援の市町村長連合が結成され、自民は組織戦を展開。津島氏は升田氏に下北半島で約1万4000票差をつけて勝利した。江渡氏は「自民党は一致結束できた。チーム力の差だ」とコメント。首長の応援も「仕掛けました」と笑った。

 党組織をフル稼働させた自民だが、希望の失速も攻勢に転じる格好の材料だった。各候補者は「主張を二転三転させる候補が良いか、一貫している候補が良いか。答えは明らかだ」(津島氏)などと批判した。

 今回選で野党第1党に躍り出た立憲が結党されたのは、升田氏が希望への公認申請を表明した翌日だった。津島陣営幹部からはこんな声が漏れた。「これまで風を読んできた升田さんが、判断の時期を1日読み違えてくれて助かった」【一宮俊介、佐藤裕太】

5231チバQ:2017/10/26(木) 22:01:56
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171024_21048.html
<衆院選青森>自民組織力で圧倒 1区区割り改定も利に

【解説】自民党が強固な組織力をフルに発揮し、2012、14年の衆院選に続き県内3議席を独占。対立候補に比例復活を許さず完勝した。野党は民進党と希望の党の合流により、数少ない勝機とみられた共闘戦略が破綻し、昨年の参院選で果たした野党統一候補の勝利は再現できなかった。
 区割り改定で選挙区は1減の3になった。自民は前回、野党候補に迫られた1区を最重点化。前議員津島淳氏の議席死守に向け、三村申吾知事をはじめ、小野寺晃彦青森市長ら選挙区内の首長、地方議員の厚い支持を取り付けた。
 津島氏は有権者の7割を占める青森市で安定した戦いを展開し、相手候補に約2万2600票の差をつけた。新たに編入された下北地方でも、各地域の組織をほぼ固めきった。
 希望前議員の升田世喜男氏は、前回の得票が津島氏を上回った地盤の五所川原市などを区割り改定で失った。希望発足を受け、同党公認を獲得。期待した追い風は公示後、急激に失速し、全市町村で津島氏に敗れた。
 編入された下北半島は原子力関連施設が立地し、自民支持層が多いとされる。選挙区事情の変容は野党にとって高い壁となった。升田氏は街頭活動を繰り返したが、自民の地盤を切り崩すには至らなかった。
 2区は前衆院議長で前議員の大島理森氏が東北最多得票で12選。地盤の八戸市で希望新人の工藤武司氏に2倍以上の大差をつけた。
 3区は現職で死去した元衆院議員木村太郎氏の地盤を、弟の木村次郎氏が引き継ぎ、希望新人の山内崇氏を寄せ付けなかった。
 希望の3人はいずれも民進党の公認候補だった。升田、山内両氏は共産、社民両党と候補者一本化に向けた協議を続けていたが、無所属になれば比例復活の可能性を失うことになり、結果的に共闘路線を排除する形になった。
 3選挙区は自民、希望、共産の三つどもえの構図となり、野党票は分散。安倍政権への批判票を吸収する受け皿になり得ず、自民の独走を許した。
(青森総局・横川琴実)

5232チバQ:2017/10/26(木) 22:04:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk03010038000c.html
<衆院選2017>検証 1区 希望合流、説明に苦心 階氏、選挙結果は「失敗」 /岩手
10月24日 00:00毎日新聞

 「政治を変えるためにまず自分たちが変わるという覚悟で臨んだが、思った通りにいかなかった。チャレンジ自体は間違いではなかったと思うので、この失敗を教訓に変えて歩んでいきたい」。1区での当選から一夜明けた23日、盛岡市の事務所で記者会見に応じた階猛氏だが、自身が所属する希望の党が公示前勢力の57議席すら維持できなかった選挙結果については「失敗」と表現せざるを得なかった。

 希望の公約づくりにも関わった階氏は、民進党と希望との合流を「最善にして唯一の方策」と評価し、選挙期間中、有権者に理解を求め続けた。しかし、小池百合子代表の「排除」発言などで党勢は失速。政権交代どころか、野党第1党の座も得られなかった。

 今回、階氏の得票率は前回並みの52%だったが、共産新人の得票率が2・5ポイントほど伸びた。共同通信社が22日に実施した出口調査によると、1区では立憲支持層の2割弱、社民支持層の2割強が共産新人に投票。希望は安全保障政策や憲法改正などで保守的傾向が強く、共産関係者は「希望に幻滅した層が共産候補に流れたのだろう」と分析する。

 階氏も民進時代の支持層離れを懸念したのか、小池氏が応援に駆け付けた11日の街頭演説では「希望が憲法9条を変えるんじゃないか、といううわさも飛び交っているが、決してそんなことはない」と強調。「9条を含め憲法改正論議を進める」とした公約との整合性の説明に苦心する様子がうかがえた。

 立憲と希望の関係も焦点の一つとなった。比例代表で立憲は、県内で選挙区の候補がいないにもかかわらず、約12万票を獲得し、得票率は約20%に上った。選挙戦終盤、階氏からは「立憲と希望を合わせると、岩手では自民を上回る支持率だ。もう一段、深化して安倍政権を打倒する勢力が一本化できれば必ず政治は変われる」と、再結集を示唆するかのような発言も飛び出した。

 今回の希望の失速と、立憲の躍進は民進党県連にも波紋を広げており、一部からは「希望公認では自分の選挙は戦えない」との声も上がる。民進の前原誠司代表は23日、参院議員や地方組織の扱いを決着させたうえで代表を辞任する意向を表明し、希望への合流方針を見直す考えも示した。場合によっては、先に希望へ合流した階氏と、地方議員との間に「分断」を生じさせかねない危険性もはらんでおり、関係者は指摘する。「これからが彼にとって、まさにいばらの道になるだろう」【佐藤慶】

    ◇

 新党結成や野党再編などにより、対決の枠組みが急変した今回の衆院選。県内の選挙戦を振り返り、票の行方を検証する。

5233チバQ:2017/10/26(木) 22:06:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171025ddlk03010147000c.html
<衆院選2017>検証 2区 「活動の質」票差に 畑氏、希望で出馬「プラスにならず」 /岩手
10月25日 00:00毎日新聞

 「想像していた以上に得票をいただいた。期待感だと思う」。衆院選の投開票から一夜明けた23日朝、9選を果たした自民の鈴木俊一氏(64)は盛岡市の自宅で笑顔を見せた。沿岸南部を中心とした旧3区の7市町が加わり、本州一広い選挙区となった2区。引退した民進・黄川田徹氏(64)の票の行方が注目される中、その後継者をアピールした希望元職の畑浩治氏(54)に約3万1000票差をつけて快勝した。

 鈴木氏は「時間との戦いで、準備不足だった」と語るが、陣営の動きは早かった。解散後、新区域の大船渡市では後援会が発足。前回選で黄川田氏を支持した水産業者が会長に就任するなど組織的な動きと連動し、自民党の市町村支部も機敏に動いた。

 対する畑氏陣営も、前県議会議長を中心とする後援会ができたが、9月議会と重なり、県議たちが十分に動けなかった。民進県連の幹部は「活動の質の差が票差になって出た」と敗因を分析する。

 8月の内閣改造で五輪担当相に就任した鈴木氏に、選挙区内の自治体首長も「国政とのパイプ」を期待して次々と支持を表明した。前回選で「中立」だった柳村典秀滝沢市長や元民主党県議の野田武則釜石市長らが隣でマイクを握った。

 陸前高田市で20日あった個人演説会では、戸羽太市長が「被災地の声を政府中枢にストレートに届けてもらうチャンス」と支持を呼びかけた。鈴木氏も「黄川田さんの復興にかける熱意は十分に知っている。政党の後継者はいるのかもしれないが、仕事の後継者は私です」と強調した。

 同市は黄川田氏の出身地。畑氏は街頭演説で「第二のふるさと」と呼び、陣営関係者は「票を取り込める場所」と読んだが、同市の得票は約200票差とほぼ互角に持ち込むのが精いっぱいだった。他の沿岸南部の被災市町ではいずれも2000票以上の差がついた。

 2014年前回選の旧2区で、当選した鈴木氏の7万3661票に対し、畑氏は共産候補の得票を合わせると7万3298票。当初予定した民進、共産、自由、社民の野党統一候補として出馬すれば、互角に勝負できる計算だった。今回リベラル系の政党が対立候補を立てなかったため、畑氏は安倍政権の批判票の受け皿として、無党派層や反自民層の支持獲得を狙った。

 だが、共同通信社が22日に実施した出口調査によると、畑氏に投票と答えた人は、希望と立憲支持層の約7割、共産支持層の約6割にとどまった。政権批判票を固め切れなかったことがうかがえる。

 陣営にとっての大きな誤算は、小池百合子代表の「排除」発言などによる希望の失速だった。10日の公示後、小池代表や民進の前原誠司代表が相次いで県内入りしたが、畑氏は両氏と並ぶことはなかった。陣営幹部は「一緒に並ぶとイメージが悪い。こちらから断った」と明かした。

 畑氏は小選挙区の敗戦の弁で、希望からの出馬に「プラスになったことはない」と無念さをにじませた。惜敗率は76・1%。陣営関係者は「『まっとうな政治』を訴えるなら正直、立憲民主から出てほしかった」と悔やんだ。【藤井朋子】

5234チバQ:2017/10/26(木) 22:11:42
https://mainichi.jp/articles/20171026/ddl/k03/010/257000c

衆院選2017
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検証 3区 無所属出馬、功奏す 中選挙区時代の地盤でも優位に /岩手



毎日新聞2017年10月26日 地方版
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 衆院選から一夜明けた23日朝、共産党県委員会幹部のもとを自由党のベテラン県議が訪れた。「選挙戦ではいろいろとありがとうございました。今後も共闘の流れを大事にしていきましょう」。県議は、3区で17選を果たした同党共同代表、小沢一郎氏(75)への支援に対する感謝の言葉を述べ、両者は固い握手を交わした。


 今回、希望の党を軸とした再編を受け、民進党や自由党の一部が希望に合流するなか、小沢氏は無所属での出馬を表明。これを受け、共産は対抗馬擁立を見送り、小沢氏の自主的支援を決定した。前回選の旧4区で約2万4000票を獲得した共産の擁立見送りにより、小沢氏は幅広い層からの支持獲得に成功。得票率を前回から10ポイント近く伸ばし、自民の藤原崇氏(34)に約3万4000票差をつけて勝利した。

 一方、共産が擁立見送りの代わりに期待した比例票の大幅な上積みは実現せず、他の市町村と同様に3区内の多くの市町で票を減らす結果となった。ただ、県委員会幹部は「小沢氏の後援会役員や系列の県議、市議らは共産の比例票上積みのため、努力してくれた。末端の支持者に比例で共産と書いてもらうのはそもそもハードルが高い」と理解を見せ、両者にわだかまりはない。

 今回、区割り改定により新たに選挙区に加わった一関市の票の動向も焦点となった。「私も本当にご無沙汰ばかりしていたが、どうか以前と同様、それ以上の支援をお願いする」。20日、一関市でマイクを握った小沢氏が聴衆に向かって支持を訴えた。演説を聴いていた70代男性は「前回は(民進前職の)黄川田徹氏に入れたが、今回は小沢氏に入れる。野党統一候補みたいな存在だしね」。

 結果は、小沢氏が約3万5000票を獲得し、一関市だけで1万票余りの差をつけた。得票率も6割近くに達し、3区内の7市町のうち3番目に高い数字となった。同市は小沢氏にとって中選挙区時代の地盤で、小選挙区制への移行後も、後援会は定期的に会報を送り続けるなど支持者とのつながりを保ち続けた。陣営幹部は「このくらいの数字が出ることは予想していた」と明かす。

 一方、後援会の高齢化はいや応なしに進んでおり、目標の動員数に「全然足りない」との声も各所で上がった。21日、北上市での街頭演説に姿を現した小沢氏を横目に見ながら70代の男性がつぶやいた。「後援会も古くからの人ばかりで、つながりのない若い人たちを呼べない。本当は代替わりしなければならないのだが、もう無理だろう」【佐藤慶】

5235チバQ:2017/10/26(木) 22:12:18
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171024_31047.html
<衆院選岩手>野党攻勢に陰りも 沿岸部自民支持広がる

 【解説】区割り改定に伴い選挙区が4から3に減少し、1区は希望の党、2区は自民党、3区は野党系無所属の自由党代表が議席を獲得した。議席を得た3人の顔触れは前回(2014年)、前々回(12年)と変わらない。しかし戦いの内幕からは、野党攻勢、与党防戦が長く続いた岩手県政界に訪れつつあるかすかな変化が読み取れた。
 希望の「排除の論理」を支持者が嫌悪。1区と2区で明暗が分かれた。
 1区は前議員階猛氏が東北の小選挙区で唯一の党議席を死守した。選挙戦では二大政党制を目指す希望への合流の意義を強調。自民前議員高橋比奈子氏を地力で引き離し、5選をもぎ取った。
 2区の元議員畑浩治氏には逆風をはね返すだけの地力がなかった。元々は、野党4党の統一候補であることが国政復帰の最低条件だった。希望から立候補すれば共産、社民両党の離反は自明と分かっていながら、民進党県連の合流方針に従わざるを得なかった。
 1、2区とも中央政界の駆け引きに岩手の野党勢力が翻弄(ほんろう)された結果、15年知事選、16年参院選と時間をかけて築き上げた共闘態勢が一夜にして崩壊。全国に先駆けて野党共闘を進めてきた岩手だが、今後の再構築は予断を許さない。
 自民は2区で五輪相の前議員鈴木俊一氏が先代の故善幸氏から続く地盤を守り通算9選を決めた。現職閣僚の知名度に加え、震災で疲弊する水産業界や被災自治体の政権与党への期待を巧みに追い風へと変えた。
 鈴木氏は2回連続で野党の挑戦を退け、比例復活も阻止。沿岸部を中心に、自民が徐々に支持を広げている実態を印象付けた。
 3区の前議員小沢一郎氏は無所属の選択によって実質的に野党共闘を維持。選挙巧者ぶりを見せつけ自民前議員藤原崇氏を突き放した。ただ、後援会組織の弱体化は顕著。自民からは「票差ほど地力は負けていない」と声が上がった。
 岩手は19年に参院選と知事選が控えている。連続する大型選挙と中央政界の動きを両にらみで、与野党の駆け引きが今後も続く。
(盛岡総局・山形聡子)

5236チバQ:2017/10/26(木) 22:14:14
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171024_31012.html
<衆院選岩手>「小沢流選挙」ほころび 後援会高齢化 共産票に救われ


熱烈な支持者に握手して支援を呼び掛ける小沢氏(中央)=20日、岩手県一関市
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 衆院選岩手3区で自由党代表の小沢一郎氏(75)が連続17回目の当選を飾った。自民党候補との得票差は3万4000と、結果だけを見れば「完勝」だ。しかし鉄壁を誇った後援会組織は高齢化が著しい。あちらこちらで小沢流選挙のほころびが見え隠れする選挙戦だった。

 奥州市胆沢区であった17日夜の個人演説会は、小沢氏系列の県議や市議ら7人が応援弁士を務めた。だが集まった聴衆はわずか5人。並べられた座布団28枚はほとんどが空席となり、弁士たちの顔が引きつった。
 昔から小沢氏の支持者が多い胆沢区にあって「ここまで少ない演説会は過去になかった」。選対幹事長の関根敏伸県議が嘆息する。
 奥州市江刺区後援会は突然の衆院解散に対応が遅れ、2地区で後援組織を設置できなかった。過去の選挙では考えられない事態に地元支持者は「どの程度浸透しているか。気掛かりだ」と不安を口にした。
 選挙戦最終盤の20、21の両日には小沢氏自身が街頭演説に立ち、引き締めを図った。候補本人が不在でも動じなかったはずの後援会が「本人が来れば大丈夫」と胸をなで下ろした。
 随所に緩みが生じた小沢陣営。その主因が後援会の高齢化にあるのは明らかだ。結束を誇示する動員は困難となり、選対幹部は「ポイントを押さえた省エネ選挙をせざるを得ない」と明かす。
 選対幹部には区割り改定で編入された一関市の動向も不安の種だった。小沢氏が同市に足を踏み入れるのは中選挙区時代以来、24年ぶり。「正直、票が読めなかった」(陣営関係者)。
 それでも今回、小沢氏は13万票を獲得し、自民党候補に3万4000票の差をつけた。小沢氏は無所属から立候補することで野党共闘の枠組みを維持し、共産党の支援取り付けに成功。その共産党が前回、3区の市町で獲得したのが3万3000票だった。
 得票差3万4000。共産党票3万3000。「共産党の支援がなかったらどうなっていたか」。後援会幹部は、弱気な勝因分析を吐露した。


関連ページ:岩手政治・行政2017衆院選東北
2017年10月24日火曜日

5237チバQ:2017/10/26(木) 22:14:24
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171024_11017.html
<衆院選宮城>浮沈(上)野党の誤算 立民の風 読み切れず


競り合いに敗れ、支持者に頭を下げる鎌田氏。共闘を組んだ野党幹部も見守った=23日午前1時30分ごろ、仙台市泉区の事務所
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 22日投開票の衆院選は、県内6選挙区のうち自民党が5議席を維持し、野党は民進党系無所属の1議席にとどまった。政界再編に翻弄(ほんろう)され、足場を固めきれなかった野党。分厚い組織戦を展開し、逃げ切った自民。政党の浮沈を懸けた戦いの結末を追った。(衆院選取材班)

<岡本に譲れ>
 希望の党が直面した失速と、日増しに強まる立憲民主党への追い風は、誰も読み切れなかった。
 「解散直前に野党の混乱ぶりを露呈したのが敗因。力及ばず申し訳ない」
 23日午前1時半、宮城2区に無所属で立候補した元議員鎌田さゆり(52)は唇をかんだ。自民党前議員秋葉賢也(55)に、わずか1316票届かなかった。
 「鎌ちゃん、本当にごめん」。民進党県連代表の桜井充が駆け寄った。1区では22日午後8時、立民新人岡本章子(53)が早々と比例東北ブロックでの当選を決めていた。
 「知名度があるお前の方が有利だ。立民は岡本に譲れ」。公示1週間前、岡本と2人で立民入りを模索した鎌田に対し、県連幹部が電話で怒鳴りつけた。
 当初、立民は比例東北で1議席獲得が限界と見られていた。「岡本の比例救済を優先させる」と何度も説得を受けた鎌田は、無所属での立候補を受け入れた。
 無所属は政見放送や政党ポスターがなく、露出が制限される。共闘する共産、社民両党の地方議員はフル回転したが、自民の圧倒的な運動量に押し込まれた。
 選挙戦最終日の21日夜。市地下鉄南北線泉中央駅の改札口で、鎌田、秋葉の両陣営が数メートルの距離で互いに上り旗を立て、にらみ合った。後援会のメンバーは「1票でも取りに行く」と鎌田の名前を連呼した。
 一進一退を繰り返し、疲弊する鎌田を横目に、岡本は立民の上昇気流に乗った。ふたを開ければ立民は比例で3議席を取った。

<後悔はない>
 「許せない」「ふびんだ」。陣営からは風を見誤った民進県連に恨み節が漏れた。鎌田は「最終決断したのは私。一点の曇りも後悔もない」と話し、毅然(きぜん)とした態度を崩さなかった。
 5区は無所属前議員の安住淳(55)が8選を決めたが、笑顔は乏しかった。「野党が組めば政権交代になった。情けない選挙をした」と怒気をにじませた。
 希望から立候補し、共産との候補者調整が不調に終わった3区の新人一條芳弘(44)、4区の新人坂東毅彦(58)は惨敗し、見せ場すらつくれなかった。
 民進から飛び出した1区の希望新人伊藤優太(32)は22日深夜、閑散とした事務所で「立民が伸びた理由が分からない」と首をかしげるしかなかった。
 共産は3、4、6区に独自候補を擁立したが野党の混戦に埋没した。3区の新人吉田剛(35)は「民進の重大な背信行為さえなければ…」とつぶやいた。
 昨年の参院選、今年7月の仙台市長選に続く野党共闘での3連勝は不発に終わった。鎌田の事務所で、民進の桜井は「東京に戻り、前原誠司代表に言いたいことが山のようにある」と険しい表情を見せた。
(敬称略)


関連ページ:宮城政治・行政2017衆院選東北
2017年10月24日火曜日

5238チバQ:2017/10/26(木) 22:15:19
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171025_11013.html
<衆院選宮城>浮沈(下)自民の底力/組織戦徹底 逃げ切り


立民新人の猛追を振り切って当選を決め、支援者の拍手に笑顔を見せる土井氏=22日午後11時ごろ、仙台市青葉区の事務所
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 22日投開票の衆院選は、宮城県内6選挙区のうち自民党が5議席を維持し、野党は民進党系無所属の1議席にとどまった。政界再編に翻弄(ほんろう)され、足場を固めきれなかった野党。分厚い組織戦を展開し、逃げ切った自民。政党の浮沈を懸けた戦いの結末を追った。(衆院選取材班)

<危機感あらわ>
 数秒間の沈黙が、猛追をしのいだ激闘を物語っていた。
 22日午後11時ごろ、仙台市青葉区の事務所。4選確実の知らせを受け、報道各社のインタビューに臨んだ宮城1区の自民党前議員土井亨(59)は一呼吸置き、「支えていただいた方々に感謝したい。それだけです」と言葉をつないだ。
 立憲民主党への追い風を背に受けた党新人岡本章子(53)の巻き返しに、土井は終盤、防戦を余儀なくされた。22日の投開票まで残り3日の19日、自民県連幹部に「情勢が厳しい」と危機感をあらわにした。
 陣営は基本戦術の徹底と軌道修正を図った。支援者への電話かけを強化し、重ねた個人演説会は30回以上。「追い抜かれそうだ」と選挙カーの呼び掛け内容を切り替え、速度を5キロまで落とし、住宅街を縫うように隅々まで声を届けた。
 焦りが陣営の緩みを引き締め、「歯車がかみ合った」(自民市議)。追いすがる岡本を2万1419票差で突き放し、郵政民営化選挙で自民が大勝した2005年以来となる、10万票の大台に乗せた。
 「郵政選挙はあれよあれよの風があった。今回は風がなく、1票ずつ積み重ねた結果」と分析する土井。陣営幹部は「実績や日頃の活動の成果だ」と現職の地力を勝因に挙げた。

<大物送り込む>
 一騎打ちの2区では、自民の底力が僅差の大接戦を制した。
 6選を決めた自民前議員の秋葉賢也(55)と、民進系無所属元議員の鎌田さゆり(52)の票差はわずか1316。終盤、党本部は重点区に指定し、大物の応援弁士を送り込む重厚な戦いにシフトした。秋葉と不和だった党支部の地元議員も支援に入り、押し上げた。
 秋葉は当確直後の取材に「今回ほど後援会の力を感じた選挙はなかった」と強がったが、県連幹部は「党組織の応援がなかったら、議席に届かなかったことを分かってもらいたい」と、忠告した。
 いずれも自民前議員で3区の西村明宏(57)、4区の伊藤信太郎(64)、6区の小野寺五典(57)は早々と当選を決めた。5区で自民前議員(比例東北)の勝沼栄明(42)が及ばなかったが、自民は県内で5議席を保った。
 6区の防衛相小野寺は北朝鮮情勢の対応に専念するため、選挙戦中に一度も地元に入れなかった。本人の不在を守った陣営は、全国の小選挙区で最高の得票率を下支えした。
 選対本部長の県議畠山和純は「有権者の小野寺に寄せる信頼の強さを感じた。素晴らしい結果に感激している」と喜びに浸った。
(敬称略)


関連ページ:宮城政治・行政2017衆院選東北
2017年10月25日水曜日

5239チバQ:2017/10/26(木) 22:16:16
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171026_11020.html
<衆院選宮城>最大被災地から与党議員消える 復興遅れに懸念の声

 22日に投開票が行われた衆院選で、東日本大震災の最大被災地・石巻市を中心とする宮城5区の自民党前議員が議席を失った。2020年度末の復興期間終了まで残り約3年5カ月。政権与党の議員がいなくなった5区の首長や経済関係者からは、復興計画の実現を不安視する声が漏れる。
 「与党の議員として力になりたかった。断腸の思いだ」。5区で落選し、比例復活も逃した自民前議員の勝沼栄明氏(42)が23日未明、事務所で頭を下げた。
 選挙期間中、「復興のアクセルを踏めるのは与党だけだ」と声をからした。しかし、無所属前議員の安住淳氏(55)に約3万9000票差で敗れた。
 震災以降、5区には常に与党議員がいた。震災発生時は、当時の与党の旧民主党で国対委員長を務めた安住氏が存在感を発揮した。
 12年衆院選で自民は民主から政権を奪還し、安住氏と争った自民新人が比例東北で復活当選。14年は勝沼氏が安住氏に挑み、比例東北の最後の一枠に滑り込んで与党議席を守った。
 「パイプ役になる窓口がなくなるのは要望活動に影響が出る」と気をもむのは石巻市の亀山紘市長。勝沼氏が所属する派閥の領袖(りょうしゅう)の二階俊博党幹事長に、復興補助事業の延期などを7月に要望したばかりだった。
 石巻商工会議所の浅野亨会頭も「困った」と頭を抱える。石巻-酒田間を高規格化道路でつなぐ「みちのくウエストライン」構想の促進など、地域課題の解決には「時の政権につながる議員の方が実現可能性は高い」と言う。
 復興の完遂に向け、地元選出議員は与野党の別なく活躍が求められる。石巻魚市場の須能邦雄社長は「安住氏には今までと同様、地域の代表として被災地の声を国政に届ける役割を担ってほしい」と期待する。


関連ページ:宮城政治・行政
2017年10月26日木曜日

5240チバQ:2017/10/26(木) 22:20:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk05010087000c.html
<激闘・衆院選2017>/上 1区 自民、手綱緩めず完勝 希望「しこり」解消せず /秋田
10月24日 00:00毎日新聞

 衆院選は前々回(2012年)、前回(14年)に続き、自民党が県内3小選挙区の議席を独占し、希望の党は辛うじて比例の議席をもぎ取った。各陣営の勝敗を分けたものは何だったのか。激闘を振り返る。【松本紫帆】

 「すべての皆さんに心から感謝申し上げる」「秋田のために頑張らせてほしい」

 22日午後8時過ぎ。当確が知らされた自民の冨樫博之氏(62)は、秋田市内の事務所に駆け付けた支持者に何度も謝意を述べ、深々と頭を下げた。早々に3選を決める圧勝にも、最後まで謙虚さを崩さなかった。

 「相手が見えない」。希望の党の結党により、ブームは起きるのか、公認は誰か……と陣営は気をもんだ。

 3日夕、松浦大悟氏(48)が希望の公認候補に決まり、前回比例復活を許した寺田学氏(41)はコスタリカ方式を受け入れ、希望の比例東北ブロックに回った。共産新人の斉藤大悟氏(38)を交えた構図が固まった。

 当初から陣営は後援会や支持者を含めた組織の引き締めに躍起。途中「優位か」との情報が流れたが、相手候補との「接戦」と記された情勢報道の新聞記事を事務所の壁や柱に何枚も張り出し、緊張感を演出した。中盤には所属派閥の“ボス”、石破茂元幹事長が街頭演説に1日中同行した。

 陣営関係者はこう語る。「相手側(希望)のバタバタぶりもプラス材料になったが、次回の相手は寺田さんかもしれない。『油断できない選挙になるね』と話している」

 陣営は目標得票数を初当選時(12年)と同じ約7万3000票に設定。結果はそれを6000票上積みしての完勝だった。

    ◇

 松浦氏は事務所を構えたのが希望の公認に決まった直後。出遅れが目立った。遊説では「新党だからこそ大胆な改革ができる」と訴え、有権者に駆け寄り握手を繰り返した。元参院議員だったことなど一定の知名度はあったものの、希望の失速なども影響した。

 また比例に回った寺田氏との連携もカギだった。公示当日などにともに街頭演説。だが寺田氏が「私自身がタスキをかけて訴えるつもりだったが、願いはかなわなかった」と悔しさをあらわにするなど、2人の「しこり」は解消されないままだった。

 松浦氏は23日、取材に対し「希望の党への逆風が強く、公認発表が公示直前で十分に支持者回りができなかった。今後は応援してくれる方がいる限り政治活動を続けたい」と打ち明けた。

5241チバQ:2017/10/26(木) 22:21:11
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171025ddlk05010009000c.html
<激闘・衆院選2017>/中 2区 自民、逆風紙一重でかわす 希望「個人の主張」訴え続け /秋田
10月25日 00:00毎日新聞

 22日夜、元法相の自民、金田勝年氏(68)の能代市内の事務所は静まり返っていた。午後10時10分ごろ「当選確実」の一報が入ると、どっと歓声が起きた。だが想定より1時間以上遅いバンザイ。金田氏は「こんなにハラハラする選挙は初めて」と語り、安どの表情を浮かべた。

 次点に1672票差の「薄氷の勝利」で、希望の緑川貴士氏(32)は比例復活で初当選をつかんだ。

 「逆風」。陣営は当初からこの2文字を気にしていた。法相として「共謀罪法」の新設を担当したが、国会答弁が不安定だとして野党に詰め寄られた。答弁に窮する場面が何度もニュース番組などで報じられたからだ。

 しかし選挙戦中盤までは新聞報道などで「優勢」との情報がもたらされていた。だが中盤以降には「向こう(緑川陣営)は組織力がないはずなのに……」と焦りに似た空気が広がり、80以上の後援会を引き締めた。

 党本部がテコ入れした。17日には安倍晋三首相、19日には小泉進次郎筆頭副幹事長が応援に入り、盛り上がりを見せた。一方で陣営関係者は応援弁士の連投を「『金田は(当選が)危ないんじゃないか』というイメージを(有権者に)逆に植え付けてしまったのでは」と振り返る。さらに「今回は自滅に近かった」と吐露した。

    ◇

 緑川氏は民進の公認予定だったが、公示直前に希望へ合流。連合秋田の推薦を得たが、系列の地方議員が少なく、後援会はほとんどなかった。

 前回の落選以降、選挙区内をくまなく回る「草の根」の活動を続けていた。街頭演説などで金田氏の国会答弁などへの批判はせず、地方(秋田)の地域振興を柱に自らの政策を訴え続けた。

 小池百合子代表の「排除」発言以降、党の勢いが失速。緑川氏は当初から「希望色」をほとんど出さなかった。党側から応援弁士の打診があったが、見送った。緑川氏は当選後、「待機児童ゼロなど都市部の政策を主張されても困る。公認をもらったのに複雑な気持ちだが、『自分で何とかしなければ』という思いで戦った」と明かした。

 希望との合流に、かねてからの支援者に「裏切り者」と批判されたこともあったという。だが票を伸ばし、共同通信の22日の出口調査では無党派層の約6割の支持を得た。“失速”の影響を最小限にくいとめ、滑り込んだ。【田村彦志、山本康介】

5242チバQ:2017/10/26(木) 22:21:33
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171026ddlk05010297000c.html
<激闘・衆院選2017>/下 3区 自民得票伸ばす 希望「風」吹かず /秋田
00:00毎日新聞

 自民、御法川信英氏(53)は希望、村岡敏英氏(57)との5回目の戦いを制した。

 大仙市が地元の御法川氏と、由利本荘市が地盤の村岡氏による選挙戦は親の代から続く因縁の保守対決。これまでは御法川氏の得票数が上回ったが、前回(2014年)は5600票差まで詰め寄られ、比例復活当選を許した。

 御法川陣営の幹部は「希望結党の当初はどんな風が吹くか分からず、警戒感が高まった」と打ち明ける。

 御法川、村岡両氏は互いに強固な基礎票が一定程度ある。「寛容な保守」を掲げた希望に保守派の浮動票が流れると、ひっくり返る恐れがあった。陣営は地盤固めを目指し、地方議員との連携を強化させるなど、引き締めを徹底した。

 選挙戦後半、党本部は秋田3区を重点選挙区に指定。安倍晋三首相や小泉進次郎筆頭副幹事長が相次いで応援に入った。

 これらが奏功し、終わってみれば10万票の大台を突破し、村岡氏との得票差は前回の2倍以上になった。

 陣営幹部は「希望は結局“無風”だった。希望に失望した保守層の受け皿になれたのではないか」と振り返る。

    ◇

 22日午後10時過ぎ、村岡氏の事務所は重苦しい空気が立ち込めた。用意したパイプ椅子は空席が目立った。敗北が判明すると、村岡氏は「私の力不足」と敗戦の弁を述べた。

 保守派を明言する村岡氏側は当初「合流は追い風」と期待を膨らませた。加えて3区に約1万6000人の組合員がいるとされる連合秋田の推薦を初めて受けるなど、プラス材料がそろった。

 しかし「小池百合子代表の『排除』と『(民進党全員受け入れは)さらさらない』の発言で雰囲気が変わった」(村岡陣営幹部)。序盤に小池代表が応援に入ったが、陣営側は有権者の反応が徐々に冷めていくのを感じた。

 陣営幹部は「保守の立場が明確になった意味では(希望に合流した)選択は間違っていなかった」と強調するが、「党自体が即席で、何を目指すか明確でなかった」と悔しさをにじませた。【川村咲平】

5243チバQ:2017/10/26(木) 22:22:17
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171024_41051.html
<衆院選秋田>自民てこ入れ奏功 2区批判票で希望復活

 【解説】自民党前議員が2012年、14年に続き全3選挙区を独占した。組織力と党本部のてこ入れで「自民1強」を維持した格好だが、安定した戦いを見せたのは1区のみ。特に2区は、希望の党新人が自民前議員への批判票を集めて肉薄、比例東北で復活した。二大政党制の実現を掲げた希望は序盤で失速。政党選択より地域や個人の戦いが押し出された。
 1区は自民前議員の冨樫博之氏が自民・公明支持層を手堅くまとめて3選。経済界からの支持も得て終始優勢に戦いを進めた。
 希望新人で元参院議員の松浦大悟氏は立候補表明が遅れた。自民陣営は、党内調整で地盤の1区から比例東北に転出した希望前議員寺田学氏との連携を警戒したが、両者の相乗効果は不発。野党の足並みの乱れが自民優勢を加速させた。
 2区は前法相で自民前議員の金田勝年氏が希望新人の緑川貴士氏を振り切り4選をつかんだ。
 金田氏は前回、緑川氏に全15市町村で完勝した。今回は、法相時代の「共謀罪」法案を巡る不安定な国会答弁に有権者が反発。地盤が大きく揺らいだ。
 自民は公示前から党幹部や閣僚を相次いで投入して引き締めを徹底したが、緑川氏が批判票の受け皿となって躍進。1672票差に詰め寄られ、比例復活を許した。
 3区は自民前議員の御法川信英氏が希望前議員の村岡敏英氏との5度目の対決を制し5選。党本部は終盤、3区を重点区に指定し、安倍晋三首相らが来援。地盤の大仙、仙北両市を固め、勝負どころと言われた横手市でも競り勝った。
 村岡氏は保守色が強く、希望入りは当初後援会に歓迎されたが、党の失速は想定を超えた。
 投票率は3選挙区とも前回を上回った。希望は全選挙区で自民との事実上の一騎打ちに持ち込んだものの、突然の野党再編や急ごしらえの政策が有権者に敬遠された。追い風が吹かないまま地力の戦いを強いられた上、共産党に政権批判票を一部さらわれ、結果的に自民の議席独占を許した。
(秋田総局・渡辺晋輔)

5244チバQ:2017/10/26(木) 22:25:00
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171025ddlk06010072000c.html
<戦いの後先>衆院選2017/上 自民が3選挙区独占 異例の選挙態勢 1区・遠藤氏、3市2町トップ頼みに /山形
10月25日 00:00毎日新聞

 山形市長・佐藤孝弘の携帯電話が突然に鳴った。9月24日朝、翌日には安倍晋三首相が衆院解散を正式表明するとみられていた。相手の遠藤利明の頼みは簡潔だ。佐藤の後援会幹部に衆院選の選対本部長を引き受けてもらえないか。「分かりました」。佐藤の返答もまた、簡潔だった。

 遠藤は国会議員7期を務め、閣僚も経験。現在は国家的イベントである2020年の東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長代行だ。「勝つのは当たり前」(陣営幹部)と当然視された今回選挙だが、本人は気を抜いていなかった。

 その懸念の一つは長年のライバルであった鹿野道彦=元民主党衆院議員・農相=にあった。小選挙区制となった1996年以降の対決では3勝3敗の五分。鹿野自身は2013年に引退したが、1区の野党系候補者は後継者と目されている。前回14年選挙では5万2000票余りもの差をつけたが、鹿野の影は常につきまとってきた。

 「今回選挙の敵手である荒井寛はPTAや青年会議所などの活動実績がある。未知数だった」と陣営幹部は解説する。さらに昨年夏の「参院選ショック」があった。勝利した舟山康江と荒井のツーショットのポスターを見かけ、遠藤が「こっちももっともっと張ってくれ」とせかした逸話が伝わる。選挙期間中は県外への応援はキャンセル。県内でも3区の加藤鮎子を除き、1区に張り付いた。

 頼みとしたのが、佐藤をはじめとする3市2町のトップたちだ。選対本部長には自身の後援会幹部を選ばず、従来とは異なる「異例の選挙態勢」(陣営幹部)をとった。特に「佐藤は県都で、遠藤とは異なる層を取り込んでいる」(同)と期待は大きかった。

 その効果は目標とする10万票の大台突破という結果に表れた。自民党は全選挙区を制し、野党候補に1区では約4万票差、2区では約1万7000票差、3区では約2万2000票の差をつけた。「想定よりも多く、名誉な数字で満足している」。当選後の記者会見で、遠藤は満足げに話した。

 しかし、「世代交代」を訴えてきた荒井陣営に流れたのは敗北感だけではなかった。幹部は「希望の党への合流をめぐる混乱の中で、6万票を獲得できた。リベラル支持層の離反も、思ったほどに深刻ではない」と再戦を誓う。昨年参院選のような共闘が実現していればと、野党関係者は声をそろえる。【二村祐士朗、野間口陽】(敬称略)

5245チバQ:2017/10/26(木) 22:26:35
https://mainichi.jp/articles/20171026/ddl/k06/010/008000c

戦いの後先
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衆院選2017/下 全3区での野党共闘 希望合流で幻に 近藤氏、判断に後悔なし /山形



毎日新聞2017年10月26日 地方版
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 鹿野道彦(元民主党衆院議員、農相)は反論する言葉を失ったという。衆議院が解散される前日の9月27日昼ごろ、東京・永田町の国会議事堂近く。内密に会合した相手は民進党代表の前原誠司だった。共産党を含めた野党共闘を求める鹿野に対し、前原は首を縦に振らなかった。


 「小池(百合子・希望の党代表)さんと一緒になることを決めました」。その翌日の臨時国会直後の両院議員総会で、民進は希望への合流方針を了承した。鹿野の描いていた県内全3区での野党共闘戦略は幻となった。

 その運命の日、2区立候補予定の近藤洋介は選挙区へのとんぼ返りをせず、都内某所での内輪の会合に参加していた。集まったのは東北選出の同僚議員たち。「中身はこれから作らなければならない。仲間とともに実現する」と決意した近藤は翌29日、希望への合流方針を正式表明することになる。

 党内は揺れていた。所属するグループの長であり、前首相の野田佳彦は「(民進を捨てて)離党した人の股はくぐれない」とし、無所属での立候補を良しとした。近藤を副経済産業相に取り立ててくれた「尊敬する兄貴」(近藤談)。そうした近藤の元に党重鎮から、重要なアドバイスが届く。「バッジをつけることを一番に考えるべきだ」。無所属では比例復活ができない、との意味だった。

 当時は会長として、民進党県連を率いていた近藤の即断。1区立候補予定の荒井寛はもとより、前回2014年衆院選は3区を無所属で戦った阿部寿一も悩み抜いた末、その後を追う。「3人が一つになれば発信力が違う。大きな風を起こせる」。希望の1次公認が発表された10月3日の新庄市での共同記者会見で、阿部は決意を述べた。

 「安倍晋三首相と小池だけが脚光を浴びて、民進は埋没する」。選挙期間中、鹿野は周囲に漏らしていたという。その予言が当たった。立候補した3人は全滅。比例復活さえかなわず、県内の野党系衆院議員はいなくなった。

 当選した自民の3候補が記者会見に応じていた23日朝、米沢市役所前の交差点。台風21号の影響による雨の中で、近藤はずぶぬれになりながら、マイクを握っていた。選挙を終えた朝には必ず立つ「原点の場所」。下した判断に悔いはないという。【深尾昭寛、佐藤良一】(敬称略)

5246チバQ:2017/10/26(木) 22:27:00
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171024_51050.html
<衆院選山形>票上積み自民盤石 共闘崩れて希望しぼむ

 【解説】小池百合子東京都知事率いる希望の党の各陣営が旋風と失速に翻弄(ほんろう)される中、手堅く組織戦を展開した自民党が2014年の前回に続き全3議席を独占した。民進党の公認や推薦で立候補する予定だった3人が希望の公認を得たため、2、3区で進んでいた野党共闘は頓挫。新党による政権交代への期待感もしぼみ、希望陣営は打開策を見いだせなかった。
 昨年7月の参院選で野党統一候補が自民新人に大勝した県内には共闘の下地が十分にあった。2、3区の場合、前回の非自民候補の得票数を足し合わせると自民候補を上回るという目算もあった。しかし民進系候補が希望にくら替えしたことで、状況は一変した。
 1区の自民前議員遠藤利明氏は、希望新人の荒井寛氏に4万票以上の差をつけて大勝した。
 2区は自民前議員の鈴木憲和氏が、希望前議員の近藤洋介氏を下した。票差は前回の7495票から1万7914票に広がり、近藤氏は比例での復活もかなわなかった。
 3区は前回1488票差で勝利をつかんだ自民前議員の加藤鮎子氏が、票差を2万票以上に広げ再選を決めた。希望元議員の阿部寿一氏は地盤の酒田市でも加藤氏に票の上積みを許した。
 自民は、県農協政治連盟の推薦や首長の支援も得て手堅い選挙戦を展開。安倍晋三首相、小泉進次郎筆頭副幹事長ら党幹部の応援も追い風に全3選挙区で前回を上回る得票数を上げた。
 対する希望はあえて政党色を出さず個人を前面に出す戦い方を選んだが、入党の理由や党の政策に関して説明を避ける姿勢は有権者の不信を招いた。
 片や自民、公明両党の比例得票率は前回を約3ポイント下回った。1区で圧勝した元五輪相の遠藤氏も「自民政権に対する批判は根強かった」と振り返った。選挙結果を政権の信任と受け取るのは早計だ。有権者の厳しい視線は、森友・加計(かけ)学園問題などで支持率を下げた解散前と変わっていない。
 与野党を問わず、有権者が求めたのは自身の行動への丁寧な説明だったのではないか。
(山形総局・阿部萌)

5247チバQ:2017/10/26(木) 22:29:11
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk07010209000c.html
<衆院選2017>共闘、野党に風 8年ぶりに1区奪還 /福島
10月24日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された衆院選では、野党共闘が県内で唯一成立した福島1区で民進系無所属の金子恵美氏(52)が、自民の亀岡偉民氏(62)が守る小選挙区の議席を奪った。自民が1区の議席を確保できなかったのは、旧民主党が政権を取った2009年衆院選以来8年ぶり。野党共闘は16年の参院選でも、民進候補を勝利に導いており、巨大与党を相手に互角以上の戦いに持ち込めることを印象づけた。【曽根田和久、尾崎修二、高井瞳】

 16年参院選では、民進、共産、社民の3党が安全保障関連法の廃止などを軸に、民進現職の増子輝彦氏に候補者を一本化。現職の法相、岩城光英氏を3万票近い差で破った。

 今回は1区だけで参院選に続く共闘が成立した。衆院解散直後に民進が事実上の解党方針を決め、金子氏は当初、希望入りに傾いていた。だが、改憲や安保関連法へのスタンスの違いから無所属を選択したことで、共産、社民との共闘が成立。共産が1区の公認候補の擁立を取り下げて「自民・亀岡」対「非自民・金子」の一騎打ちの構図を作り上げた。

 公示後は、各地であった金子氏の街頭演説に共産支持者が駆けつけた。志位和夫委員長が公認候補らの応援演説で来県した際は、選対幹部が志位氏とともにマイクを握って金子氏支持を呼びかけた。

 金子陣営は今回の得票結果からも共闘の手応えを実感している。14年に亀岡氏に約690票リードされた南相馬市は約1800票差で逆転。約2400票引き離された相馬市では約670票差に縮めた。さらに地盤とする伊達市では亀岡氏との差を広げており「共産票の上積みは大きかった」(金子陣営幹部)という。

 「できる限りの復興を進め、国政の場で頑張ってきた。それがなかなか理解してもらえなかった」。亀岡氏は小選挙区での落選が決まった22日夜、支持者に敗因をこう説明した。比例代表での復活当選が分かったのは23日になってからで「大事な県庁所在地のある1区で万が一議席を失ったら、どうしようかと思っていた」とほっとした表情を浮かべた。

 亀岡氏は、公示日の第一声で安倍晋三首相が応援演説に入り、人気の高い小泉進次郎・党筆頭副幹事長ら幹部も応援に駆けつけた。

 だが、亀岡氏は遊説先で「安倍さんは嫌い」と有権者に告げられるなど“反安倍”の空気を感じていた。投票日前日の最終演説でも「どこの遊説に行っても、安倍政権の悪口を言う人がいた。沖縄みたいな状況が生まれている。とんでもない話だ」と、米軍基地問題などで政権と対立する野党勢力が強い沖縄を引き合いに出した。

 亀岡陣営の選対関係者は「昨年の参院選同様に、無党派層が取り込めなかった。反安倍、反原発、反安保の声は根強い」と漏らす。

 劣勢を受け、亀岡陣営は連立を組む公明との選挙協力をより強化する作戦に出た。しかし、22日に共同通信社が実施した出口調査では、公明支持層の3割強が金子氏に投票したと答えており、公明票を固めきれなかった。

 「金子が掲げた政策は『平和』を掲げる公明とも近い」と金子陣営の幹部は分析し、無所属という立場も「票を投じやすい環境につながった」とみる。

 中央政界の野党再編の動きは流動的で共闘の行方も未知数だ。自民県連幹部は「野党候補を1本化されれば、やはり強い。(一騎打ちでも勝てるよう)力をつける必要がある」と話した。

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 ◆開票結果

 =一部地域既報、比は重複立候補者の復活当選

 ◇1区=選管最終発表

当 126,664 金子恵美 52 無前

比 113,514 亀岡偉民 62 自前W

 ◇2区=選管最終発表

当  96,892 根本匠 66 自前W

   59,377 岡部光規 49 希新W

   18,279 平善彦 65 共新

    9,685 西村恵美 54 維新W

 ◇3区=選管最終発表

当  92,930 玄葉光一郎 53 無前

比  60,006 上杉謙太郎 42 自新W

   11,196 橋本健二 69 共新

 ◇4区=選管最終発表

当  68,282 菅家一郎 62 自前W

比  67,073 小熊慎司 49 希前W

    9,492 古川芳憲 66 共新

    8,063 渡辺敏雄 68 社新W

 ◇5区=選管最終発表

当  86,461 吉野正芳 69 自前W

   51,478 吉田泉 68 希前W

   16,154 熊谷智 37 共新

    7,186 遠藤陽子 67 社新W

5248チバQ:2017/10/26(木) 22:29:58
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171024_61049.html
<衆院選福島>反自民完勝許さず 民進系無所属受け皿に

 【解説】自民党が県内5選挙区のうち3選挙区で勝利を収め、残る2選挙区も比例復活し5人全員が議席を得た。希望の党は3人が全敗し、1人が比例で救われた。非自民勢力を結集した民進党系無所属が自民前議員から議席を奪い返し、県民の与党への不信感もにじむ結果となった。
 1区は民進系の前議員金子恵美氏が無所属で立候補し、自民前議員亀岡偉民氏との一騎打ちを制した。安保法制反対を貫き、希望入りを拒否。共産党が候補を取り下げ、与党批判票の取り込みに成功した。
 対照的だったのが同様に接戦となった4区。前回約400票差で辛勝した希望前議員小熊慎司氏が、自民前議員菅家一郎氏に約1200票差で敗れた。渡部恒三元衆院副議長らと共に二大政党制の実現を訴えたものの、共産、社民も独自候補を立てた野党分裂が最後まで響いた。
 希望は「原発ゼロ」なども訴えたが、急ごしらえの政策は有権者に響かなかった。東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域を抱える5区では希望前議員吉田泉氏に追い風は吹かず、復興相の自民前議員吉野正芳氏が前回の3倍以上の差をつけて完勝した。
 2区は、知名度の高い元復興相の自民前議員根本匠氏が3新人を寄せ付けず圧勝。3区は無所属を選んだ民進系前議員玄葉光一郎氏が強固な後援会組織に支えられ議席を守ったが、前回落選後に地域をこまめに回った自民新人上杉謙太郎氏に比例復活を許した。
 比例代表の得票では、希望と県内に候補者を擁立しなかった立憲民主が合わせて41.33%を獲得し自民を10ポイント近く上回った。希望の自滅が選挙区で自民を利した格好で、県民が安倍政権を全面的に信任したとは言いがたい。
 安倍晋三首相は第一声に福島市を選び、東京五輪野球・ソフトボール競技の福島市開催決定などの実績をアピールした。県内の選挙結果は復興の「光」だけを強調する与党への違和感の表れとも言える。
 与野党を問わず、当選した8人は復興完遂へ改めて本気度が問われる。
(福島総局・高橋一樹)

5249名無しさん:2017/10/26(木) 22:30:41
【東京】
<衆院選 担当記者が振り返る>(上)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201710/CK2017102502000136.html
衆院選取材で都内を駆け回った記者たちが、選挙戦を振り返った。
 記者A 今回の衆院選は混乱したね。希望の党の公認候補発表は公示の一週間前。出馬会見が公示日前日の夜になった候補もいた。急ごしらえの陣営ゆえに、選挙が始まっても遊説日程さえ行き当たりばったりだった。
 記者B 静岡4区から東京16区に「国替え」した希望の田村謙治さん(49)は事務所を確保できたのは公認発表前日の今月二日。机などが整うまでは床に座っての作業だった。17区の希望西田主税さん(55)も事務所を探したが結局、連携する都民ファーストの会の都議の事務所を使った。
 記者C 希望の落下傘候補を支える選挙区の関係者も戸惑っていたよ。都民ファーストのある都議は「公認が決まった翌日に初めて会ったのに、数日後にビラや荷物が急にうちの事務所に届いた。必然的にうちの後援会で抱えざるを得ないが、人手も限られる」と頭を抱えていた。選挙直前、二人の都議が都民ファーストを離党したこともあり「希望の党の選挙を手伝いたくない、という支援者もいる」と困っていた。
 記者D 民進から出馬予定だった新人には公示前、希望の関係者からアプローチがすごかったみたい。ある候補者には、民進から希望に移った国会議員から電話があり「希望に来ないなら刺客を立てる」と具体名まで出されたという。別の候補も、この国会議員から何度も電話で説得されたとか。二人とも結局、理念が違うと立憲民主からの出馬を選んだ。希望の候補者擁立は相当難航した様子がうかがえるね。
 記者E 元職の櫛渕万里さん(50)にはやきもきした。解散が迫っても連絡が付かず、出馬会見を何度もキャンセルした。結局、民進を離党して希望から千葉3区で立つとファクスが届いた。無所属でも地元の23区で出ていれば、ノーベル平和賞で注目を集めたNPO「ピースボート」元事務局長という肩書をアピールできたのに。
 記者D 希望と立憲民主のどちらで出馬するかを巡り、選対に亀裂が入った候補者も。小池新党から出馬するよう候補者を説得するも失敗し、たもとを分かった元国会議員は「当選より理念を大事にするなんて政治を分かっていない。議席をもらってから何ができるか考えたら良いんだ」と恨み節をこぼしていた。ある意味、核心を突いているのだろうけど違和感も覚えた。理念より当選を大事にし過ぎる結果が、政治不信を招いている点も忘れてはならないと思う。
 記者F 選挙区の区割り変更の影響もあったね。十万人以上の有権者が入れ替わった7区は、立憲民主の長妻昭さん(57)より自民の松本文明さん(68)にとって不利だったと思う。新たに加わった目黒区の地区の商店街を、区議らの先導で練り歩いたが「若宮さん(5区の自民候補)じゃないの」と戸惑う住民もいた。逆に、7区から10区に移った中野区北部は、松本さんの自宅もあり、これまで票田だった地区だった。
 記者G 三軒茶屋駅前は区割り変更で5、6区の境界線が複雑になった場所。公示日の夕方、ここで5、6区の自民候補二人が続けて演説をした。二人の街宣車が並んだのは、両区の境界線となる駅前通り。掛け持ちする応援弁士もいて、合わせて一時間以上の演説の間、自民の支援者が集結した。選挙戦終盤に安倍晋三首相が応援に来た時も、ここで両候補と並んだ。区割りで混乱した有権者もいただろうが、陣営側は共演の相乗効果も狙えたのかも。

5250名無しさん:2017/10/26(木) 22:31:12
【東京】
<衆院選 担当記者が振り返る>(下)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201710/CK2017102602000120.html
記者H 19区の末松義規さん(60)は、野党再編のドタバタに巻き込まれていた。結局、立憲民主党から立候補して比例代表で復活当選したが、公示のころは「ひどく疲れている様子だ」と心配する声も聞かれたよ。選挙戦後半からは立憲民主の勢いを感じた。街頭でも「(期日前投票で)もう投票したよ」と握手する人が急増したね。
 記者F 7区では、立憲民主の長妻昭さん(57)に握手を求める有権者が多いのに驚いたよ。いくら「ミスター年金」として知名度抜群でも二、三分に一回とは。陣営も「前回の五倍以上」と言っていた。ある陣営幹部は、希望の党の小池百合子代表の「排除」発言で「立憲民主の候補者が『弱者』のイメージになり、応援したいと思われたのでは」と分析していたよ。
 記者I 18区は希望の失速で事実上、五度目の「土菅(どかん)戦争」に。序盤は自民の土屋正忠さん(75)が優勢だったが、立憲民主の菅直人さん(71)が巻き返した。立憲民主への追い風が大きいが、直前の武蔵野市長選で四野党の支持を得た元民主都議が自民推薦候補に大勝していた。菅さんは「市長選の勝利は大きかったね」と話していたよ。
 記者J 比例代表で復活当選した3区の松原仁さん(61)は「希望の看板はマイナスだったな」と本音をもらしていた。「立憲民主から出たら小選挙区でトップだったかもね」とも。選挙戦の途中から、たすきの色を民進時代の赤に戻すなど、必死に希望カラーを打ち消していた。
 記者K 21区で勝った希望の長島昭久さん(55)は、四月に民進に離党届を出して除名され、希望の結党に参加した。「排除」発言後、陣営は「支持者から長島さんは好きだけど小池さんは嫌いと言われる。個人の力だけで戦っている状態」とぼやいていたね。
 記者J 希望の失速を実感したのは、小池代表と民進の前原誠司代表が並んだJR大井町駅前。約三百人に熱っぽく訴えたが、反応は冷ややか。七月の都議選の熱狂がうそのようだった。去り際に「都政に専念しろ」とやじも飛んでいたよ。
 記者L 都議選といえば、公明が自民ではなく都民ファーストと協力し、12区に属する北区では自民が都民ファーストに敗れた。衆院選では自公の結束を強調し、公明の太田昭宏さん(72)の出陣式で、自民の北区議が太田さんの手を二分半も掲げて演説していたのが印象的だった。
 記者M 名字が同じ候補者も話題に上っていた。10区は「鈴木」さんが二人いた。うち身長一九〇センチの候補者は「背の高い方です」と強調していた。勝ったのはもう一人の鈴木さん。百四十六票が「鈴木」とだけ書かれ、案分された。1区と25区も名前や名字が同じ候補者がいて、判別できない票があったそう。
 記者G 希望の5区と6区の候補者が、7区の渋谷駅前にいたのは奇異だった。雨の中、街宣車の上でひたすら手を振るだけ。小池代表の到着後、やっとマイクで安倍政権批判や「しがらみのない政治」を訴えたが、自身の政策はさっぱり。集まっていたのは小池代表見たさのやじ馬で、5、6区の有権者はほとんどいなかったのでは。二人とも落下傘候補で小池代表頼みのようだった。
 記者I 確かに。希望の候補者は、小池代表のコピーのような演説が目についた。終盤、オリジナリティーが出てきたが、付け焼き刃の印象が残ったね。
 記者M 台風による荒天の投票日というのも強烈だった。10区の希望若狭勝さん(60)の事務所は、開票率13%で当落判明前なのに、安全のため支援者を帰宅させた。残った区議ら約十人の沈痛な表情が並ぶ事務所は、いたたまれない雰囲気に。比例復活もなく、落選が決まった翌日、若狭さんは「無党派層の人は天候にも多少影響される。もっと投票率が上がれば…」と嘆いていたよ。

5251チバQ:2017/10/26(木) 22:32:49
http://www.minyu-net.com/news/election2017/FM20171024-214622.php
【衆院選・激流の余波(自民)】県政界主導へ攻勢 復興策問われる姿勢
2017年10月24日    

衆院選の結果を分析する自民党県連役員たち=23日午後、福島市の自民党県連


 自民党が大勝し「安倍1強」は当面続く。県内では自民が5議席に増え、民進系の野党勢力は後退した。県内各党は結果をどう受け止めたか。今後の本県の政治への影響を探った。(敬称略)

              ◇

 「ブームや風に流されず、愚直に復興政策を訴え続けてきたことが県民に受け入れられた」

 投開票から一夜明けた23日昼すぎ、自民党県連幹事長の吉田栄光は、県庁に近接する県連会館で選挙結果を「勝利」と総括した。掲示板には、県内5小選挙区の公認候補者の名前の上にバラの花が咲いた。

 県内の5小選挙区は野党に対し3勝2敗。2014(平成26)年の前回衆院選と同じ結果だ。ただ、1、3区で敗れた前職と新人が比例復活を決め、政権を奪還した12年以来の全選挙区での当選を果たした。

 「自公政権で多くの復興施策を進め、復興の形を示してきた」。双葉郡選出県議の吉田は、悲願の5議席確保に、県民の復興施策への信頼を感じ取った。

 現職閣僚だった党公認候補が野党共闘に屈した昨夏の参院選の後、県連は組織強化と「政策本位の政治」の実現に向け、腐心した。
 参院選前に設立した約140の友好団体による政策フォーラムの会合を重ね、政策の浸透と人脈の形成に努めた。昨秋には震災で中断していた移動政調会を再開。国会議員や県議らが全59市町村を巡った。市町村長との意見交換では地域の課題を聞き、与党の政策実行力をアピールした。

 県連は24日に県議による全員協議会を開き、吉田に代わる新たな幹事長ら幹部人事を決める。衆院選の勝利を背景に、新たな執行部が県議会正副議長など主要ポストを独占し、県政界の主導権を握るための攻勢に出る構えだ。来年秋には知事選が予定されている。現在は自民と民進系で拮抗(きっこう)している県政界の勢力図に変化を及ぼす可能性もある。

 また、2年後には県議選が控える。県議会最大会派・自民党県議団の所属議員は27人。定数58の過半数に満たない。希望の党代表・小池百合子の発言や再編を巡るゴタゴタなど「敵失」の面も大きかった自民大勝。これが県内での党勢回復の契機となるのか。吉田は言葉を選びながら言った。「5議席をいただいた責任は重い。われわれの政治姿勢がさらに問われる」

5252チバQ:2017/10/26(木) 22:33:07
http://www.minyu-net.com/news/election2017/FM20171025-214994.php
【衆院選・激流の余波(民進)】地方不在再編嘆く 希望の追い風失速し苦悩
2017年10月25日    

衆院選の総括に臨む民進党県連の役員たち=24日午後、福島市


 「民進党がどのような政党、党名になっても、私たちは同志だと言えるよう、前進したい」。

 党福島県連代表代行で、衆院選福島1区に無所属で挑んだ金子恵美は24日、福島市で開かれた常任幹事会で、県連の結束の維持を強く訴えた。

 民進党県連にとっては予期せぬ衆院解散・総選挙だった。新党「希望の党」への民進合流に対し、県連所属の県議の中にも高揚感はあった。ただ、希望の党代表・小池百合子の「排除の論理」発言で希望への追い風は失速し、県連もまた、期待した「風」が吹かない中での選挙戦を強いられた。

 希望の候補者の選対幹部を務めたある県議は「希望が絶望に変わった」と恨み節をこぼした。県内小選挙区に立候補した希望公認の3人のうち、4区の小熊慎司が辛うじて比例復活したが、小選挙区の議席を獲得することはできなかった。

 衆院選を経て、県内の民進系国会議員は、希望、無所属、参院・民進に分裂した。同じ無所属でも、県連代表で3区の玄葉光一郎は希望への合流に深く携わり、金子は希望へ公認申請しないことを自ら決断するなど異なる判断の結果として選挙後の立ち位置は変わった。

 24日に県連幹事長に再任の亀岡義尚は「民進系の国会議員を支援していく方針に変わりはない」とするが、「希望への合流」「立憲民主党への参加」「無所属議員との連携」「民進再結集」など民進系国会議員の動きが複雑化し、県連は難しい判断を迫られている。

 県議団内部にも希望系、立憲民主系と支援労組、政治信条などに関わる分裂の可能性は否定できず、県連幹部は難しいかじ取りが続く。

 県連の苦悩とは裏腹に、中央主導で進められた公示前の合流劇同様、県連には中央政界の動向が伝わってこない。来年の知事選や再来年の参院選、県議選と選挙が続く中、県連組織は一枚岩を維持できるのか。

 ある県連幹部は「党勢が苦しい中でも民進党を支えてくれた地方の党員・サポーターの声に党本部はいつ耳を傾けるのか。これでは人心は離れていくばかりだ」と地方不在の野党再編を嘆く。(敬称略)

5253チバQ:2017/10/26(木) 22:33:35
http://www.minyu-net.com/news/election2017/FM20171024-214627.php
【衆院選・記者座談会】自民が参院選の雪辱 民進系は「王国」意地示す
2017年10月24日    

有権者の審判が下った衆院選。県民の声は候補者に届いたのか=22日、福島市のパルセいいざか


 自民党が圧勝し、安倍政権の継続が決まった第48回衆院選。県内5小選挙区では自民が3議席を確保、小選挙区で敗れた2候補も比例で復活当選し、念願の5議席獲得を達成した。取材を担当した記者が選挙戦を振り返った。(敬称略)

 A 全国的には「自民大勝」「希望惨敗」「立憲躍進」という三つの言葉に象徴される衆院選となった。県内小選挙区は、自民が野党勢力に3勝2敗と勝ち越した。昨夏の参院選で、党公認の現職閣僚が野党共闘候補に敗れた雪辱を果たした形となった。

 B 自民は2区で根本匠、5区で吉野正芳が圧勝し、閣僚経験者の貫禄を示した。8選を果たした根本は経済政策「アベノミクス」の成果や元復興相としての実績などを前面に出し、経済県都・郡山市の有権者の信任を得た。強固な後援会組織をフル稼働し、序盤から安定した戦いだった。復興相の吉野は、9月のいわき市長選で党いわき総支部が分裂した影響も危惧されたが、自民支持層が最後まで崩れなかった。公示直前、長年党公認争いを続けた元衆院議員の坂本剛二が、引退の意向を示したことも自民支持層がまとまった要因ではないか。

 A 最終盤までもつれた4区は、菅家一郎が大接戦を制した。菅家が議席を奪ったことが結果として、3区で敗れた上杉謙太郎が比例東北で自民5議席目を得て比例復活することにつながった。自民は、菅家の勝利と上杉の議席獲得で党勢拡大に向けた自信を深めたように思える。

 B 4区は会津地域と、編入された西郷村が選挙区となった。3度目の対決となった菅家と希望の小熊慎司は、いずれの市町村でも激しい「票取り合戦」を繰り広げ、最終的には大票田・会津若松市の票差が勝敗を分けた。前回、小熊に僅差で敗れた菅家は「どぶ板選挙」で票の上積みを図った。最終盤に人気弁士の小泉進次郎が会津若松市に入り、菅家支持を訴えたことも効果的だった。

 A 希望の党代表の小池百合子(東京都知事)の「排除の論理」への批判から同党が急激に失速する中、県内小選挙区では民進系無所属が2議席を死守したほか、4区で競り負けた小熊も比例復活を果たし、かつての「民主王国」の意地を示した。

 C 選挙で勝つためには「地盤」「看板」「鞄(かばん)」の「3バン」が必要だといわれるが、自民候補と互角、または互角以上に戦うだけの「地盤」があったということではないか。9選した3区の玄葉光一郎は、初当選から24年間で築き上げた集票組織が今回の選挙も堅固だった。4月の田村市長選で支援した現職が落選したことの危機感が組織の引き締めにつながった。

 A 1区では、無所属の金子恵美が自民の亀岡偉民に競り勝った。希望と民進の合流の動きの中でも無所属を選択したことで、選対組織が固まったように見えた。

 D 民進、共産、社民各県組織の支援を受けた野党共闘の枠組みが最後まで効力を発揮した。1区で共産が公示直前に公認候補の擁立を取り下げたことで、金子陣営に勢いがついた。元首相の野田佳彦や立憲民主党代表の枝野幸男らが勝手連的に、街頭演説で金子の支持を訴えた姿が印象に残った。

 A 今回の衆院選を踏まえ、今後の県政界の勢力図は変わるのだろうか。自民が県議会などでこれまで以上に主導権を握ることになれば、来年の県知事選にも一定の影響が出る可能性がある。

 D 県議会(定数58)で最大会派の自民党県議団は所属議員が27人と過半数を割っており、県内5小選挙区の勢力図を含めても自民と野党勢力とが拮抗(きっこう)した情勢は続くとみられる。復興施策の論争など互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、県民生活の向上へ尽力してほしい。(取材班)

5254チバQ:2017/10/26(木) 22:35:05
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171024_71006.html
<衆院選東北>自民「信任」手応えなく 政権批判拭えぬまま


3選を決め、花束を受け取る津島さん(右)=22日午後8時35分ごろ、青森市の事務所
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 第48回衆院選は自民、公明の与党が改憲発議に必要な3分の2を超える圧勝を収め、幕を下ろした。東北23選挙区は、政権批判をかわした自民が18議席を獲得。共闘のもやいがほどけた野党系は5議席に沈んだ。各地で繰り広げられた短期決戦の軌跡をたどる。(衆院選取材班)

◎激流劇流(上)熱狂なき圧勝

 風の行方が見えず、高揚感なき圧勝劇だった。
 投票箱が閉まった22日午後8時。「多くの皆さまのおかげだ」。青森1区の自民党前議員津島淳(51)は青森市の事務所で、3選を万歳三唱で祝った。
 2012、14年の衆院選に続き、青森県内の小選挙区は自民が全議席を独占。「市町村長の支援と合わせ、各地の支部に指示が浸透した」と県連幹事長神山久志は話し、地道に定石を打った効果を強調した。
 自民は東北各地で堅実な戦いぶりを見せつけた。投票率は東北6県とも50%を超えたが、戦後2番目の低さ。60%台後半を越えた05年の郵政民営化選挙、09年の政権交代選挙のような熱狂はなかった。
 「決して自民が優れているわけではない」。福島5区で7選をされた自民前議員の復興相吉野正芳(69)は23日午前、いわき市の自宅で自らに言い聞かせた。

<落選の瀬戸際>
 安倍政権の重要法案を通した立役者は、落選の瀬戸際に追い込まれた。
 「もう駄目かな、と思うシーンが何回もあった」。能代市のホテルで開票速報を見守った秋田2区の自民前議員金田勝年(68)は、冷や汗が止まらなかった。
 8月まで務めた法相時代、「監視社会を招く」と批判された「共謀罪」法案を巡る国会答弁が集中砲火を浴びた。地元でも不満はくすぶり続け、希望の党新人に1600票、得票率1.04ポイント差に詰められた。
 政権に殉じた功績がマイナスに働いた。「いやあ、ほっとした。ワイドショーの影響だ。女性票が厳しかった」。鈴木洋一県連副会長は胸をなで下ろした。
 「信頼していない 51.0%」。共同通信社が22日行った出口調査で、首相安倍晋三への有権者の厳しい視線が浮かび上がった。
 共謀罪法に加え、安全保障法制、森友・加計(かけ)学園問題…。安倍の強引、おごりとも映る政権運営への不満を、東北の自民候補者は敏感に嗅ぎ取っていた。

<封印した笑顔>
 「みんなの声、地方の声を聞けという厳しい声を頂いた。批判を受け止め、国民のために働く自民党にしなければならない」
 福島1区で民進党系の無所属前議員に敗れた自民前議員亀岡偉民(62)は、福島市の事務所でうなだれた。比例で復活して4選を果たすも、笑顔は封印した。
 安倍不信は各地でさざ波を起こしたが、与党はほぼ前回並みの勢力を維持した。希望、立憲民主党が公示直前に誕生し、野党が政権批判票を食い合う構図が与党圧勝劇を演出した。
 山形1区で8選を決めた自民前議員遠藤利明(67)は言う。「民進や希望の混乱がひどかったので、根強い政権批判が帳消しにされた結果だった。敵のエラーで勝った選挙かな」。盤石ではない「1強」の行く末を案じる。
(敬称略)


関連ページ:広域政治・行政2017衆院選東北
2017年10月24日火曜日

5255チバQ:2017/10/26(木) 22:35:32
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171025_11020.html
<衆院選東北>1強批判、立民押し上げ「ここまで伸びるとは」動き出す野党再々編


当選確実の報を受け、支持者と握手する金子氏(右)。無所属の選択が功を奏した=22日午後8時40分ごろ、福島市の事務所
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 第48回衆院選は自民、公明の与党が改憲発議に必要な3分の2を超える圧勝を収め、幕を下ろした。東北23選挙区は、政権批判をかわした自民が18議席を獲得。共闘のもやいがほどけた野党系は5議席に沈んだ。各地で繰り広げられた短期決戦の軌跡をたどる。(衆院選取材班)

◎激流劇流(中)民意の受け皿

 結党1カ月に満たない新党の新人が、投票終了直後に当確の花を手にした。
 22日午後8時10分。衆院選宮城1区に立憲民主党から出馬した岡本章子(53)の事務所は歓喜に包まれた。比例代表東北ブロックで党の議席獲得が決まり、単独1位で名簿登載された岡本は議員バッジを早々に確定させた。
 「ここまで伸びるとは誰も思っていなかった」。社民党宮城県連代表の岸田清実は驚きを隠さない。共産党と共に岡本を支援し、自民党と相対した。選挙区では及ばなかったが、追い上げは自民陣営を震え上がらせた。
 民進党代表代行だった枝野幸男が今月2日に旗揚げしたばかりの立民。「排除の論理」で勢いを失った希望の党を尻目に上昇気流をつかんだ。比例東北で3議席に届き、衆院の野党第1党に躍り出た。

<希望入り拒む>
 立民を押し上げたのは特定の支持政党がない「無党派層」だった。投開票日の出口調査で無党派層の3割が比例東北の投票先に立民を挙げ、自民、希望を上回った。政権批判票の一定数が、リベラルを掲げた小政党に流れ込んだ。
 非自民勢力が事実上一本化され、自民との一騎打ちになった福島1区。「政治信条を変えないという決断を理解していただいたことが勝利につながった」。接戦を制した民進系無所属前議員金子恵美(52)は目を赤く腫らした。
 安全保障政策や憲法改正を巡る考え方の違いから希望入りを拒み、無所属の戦いを選んだ。組織力を前面に押し出す自民と対照をなし、金子の選択は結果的に当選を呼び込んだ。
 「無所属で立った姿勢への共感、政党の枠組みを超えた支援、安倍1強への批判の受け皿になったことが勝因。終盤ほど手応えがあった」。選対幹部の口は滑らかだった。

<風向き見定め>
 東北の小選挙区に挑んだ野党系無所属は5人のうち4人が議席を勝ち取り、存在感を示した。23日、立民は民進系無所属の当選者らとの統一会派結成を視野に国会での対応を確認。選挙期間中から民進の再結集がささやかれるなど、駆け引きが既に始まっている。
 福島3区で9選を果たした前議員玄葉光一郎(53)は当面、無所属を続ける考えだ。自らが担った候補者調整の相手だった希望には「党運営を見極める」と距離を置き、「政治構造や野党再編の在り方、果たすべき役割を考えて行動する」と風向きを見定める。
 自公圧勝の現実を前に、宮城5区で8選を決めた無所属前議員安住淳(55)は野党再々編への思いを口にした。
 「穏健保守とリベラルを中心にした塊ができたらいい。希望と立民のやじろべえの真ん中に岡田(克也)さんや自分がいる。もう一度つなぎ合わせないと、自公に対抗できない」
 永田町の急流は、早くも次なるステージに向かう。(敬称略)


関連ページ:宮城政治・行政2017衆院選東北
2017年10月25日水曜日

5256チバQ:2017/10/26(木) 22:35:51
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171026_71010.html
<衆院選東北>希望「自滅」渦巻く怨嗟 議席岩手1区のみ


山形2区での落選が決まり、支持者に頭を下げる近藤氏=22日午後11時40分ごろ、米沢市の事務所
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 第48回衆院選は自民、公明の与党が改憲発議に必要な3分の2を超える圧勝を収め、幕を下ろした。東北23選挙区は、政権批判をかわした自民が18議席を獲得。共闘のもやいがほどけた野党系は5議席に沈んだ。各地で繰り広げられた短期決戦の軌跡をたどる。(衆院選取材班)

◎激流劇流(下)混迷の果てに

 希望は打ち砕かれた。参戦を見送り都庁にとどまった「敗軍の将」に、各地で怨嗟(えんさ)が渦巻く。
 「一度、解党した方がよろしいかと思う」
 22日未明、衆院選山形2区で敗れた希望の党前議員近藤洋介(52)は比例復活の望みも絶たれ、米沢市の事務所で解党論をぶちまけた。
 昨夏の参院選で民進党県連会長として野党共闘を主導した近藤。民進と希望の合流で今回は希望から立ち、5回連続で堅持した議席を失った。
 「排除すれば巨大与党に立ち向かう力を結集できない。あの発想では党首の資格がない」。近藤は、代表の東京都知事小池百合子を痛烈に批判した。
 憲法9条改正と安全保障関連法容認で民進出身者に踏み絵を迫った小池。「排除の論理」は立憲民主党を誕生させ、党勢失速の引き金となった。

<悔しさにじむ>
 青森1区の希望前議員升田世喜男(60)は22日夜、青森市の事務所で一人、テレビに視線を向けた。画面にはパリ滞在中の小池。小首をかしげる升田のしぐさに悔しさがにじんだ。
 民進公認だった升田は「政権交代を起こせる」と希望からの出馬を決めた。小池の「失策」で旋風は一気にやみ、逆風に変わる。選挙中、升田は釈明に追われた。「希望は自民党の補完勢力ではない。そのようなことがあれば離党する」とまで言い切った。
 希望は衆院定数465の過半数を上回る235人を擁立した。東北は23小選挙区に17人を立てたが、議席は岩手1区のみ。政権奪取の「野望」はついえ、野党第1党の座すら立民に奪われた。
 升田も議席を失った。「政権を取る気がないなら身を置くつもりはない」。党へ最後通告した。

<「票奪い合う」>
 新党乱立に巻き込まれた既存政党も、混戦のあおりを受けた。東北で初の比例2議席を狙った共産党。参院選で成功した野党共闘の実績を踏まえ、前議員高橋千鶴子(58)に加え、仙台市議を辞した新人舩山由美(49)も立てた。
 皮肉にも東北最後の議席は、共闘した立民の3議席目に。共産が得た虎の子の1議席を担う高橋は「分断された野党が票を奪い合う形になった」と嘆いた。
 公明党は前回、悲願の比例東北2議席を獲得した。今回は定数1減の東北を重点区と位置付け、代表山口那津男が2度東北入り。前回より約3万票増やしたが、2議席は維持できなかった。
 党宮城県本部代表の庄子賢一は「風やムードで票が集まる党ではない。1票を取るのに時間と手間がかかる」と短期決戦の難しさをかみしめた。
 投開票から一夜明けた23日、大勝の余勢を駆る首相安倍晋三は憲法改正への意欲を示した。安倍を軸にじわりと動きだした改憲勢力、リベラル勢力の双方に再編の予兆が漂う。決戦の残像は流動化の様相をはらみ、新たな局面に突入した。
(敬称略)


関連ページ:広域政治・行政
2017年10月26日木曜日

5257チバQ:2017/10/26(木) 22:38:57
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15087631218133
2017年10月24日(火)

2017衆院選・戦いの軌跡 (上)
自民 結束強め組織力で圧倒

次々と当確のバラを付ける自民党県連幹部=22日午後10時10分ごろ、水戸市笠原町の党県連本部、菊地克仁撮影次々と当確のバラを付ける自民党県連幹部=22日午後10時10分ごろ、水戸市笠原町の党県連本部、菊地克仁撮影
自民党県連が選対本部を立ち上げた3日、県連の幹部は戸惑っていた。解散後に急きょ結成された希望の党に対してである。海野透県連会長代行は「雲に向かって、霧に向かっていく感じ。民進、希望の彼ら自身もどうやっていくの? という感じではないか」と話した。

公示後の序盤情勢で、早くも希望の失速や与党の優勢が伝えられる中、自民各候補の陣営は「引き締めを図るのが大変」と楽勝ムードの広がりを警戒した。

「新聞、テレビは自民が過半数と伝えるが厳しい戦い。解散時は過半数割れもあると書かれた。相手(希望)の失速もあるが、そんなに簡単じゃない」。県連会長の梶山弘志氏は17日、常陸大宮市内の演説会で、初入閣した地方創生担当相として全国の激戦区を応援して回った感想を伝えた。

そして投開票から一夜明けた23日。県連幹部は「厳しいと思った茨城5区に勝ち、(比例単独名簿下位の)県連事務局長まで当選し、晴天のへきれき。民進の前原(誠司代表)さんのオウンゴールと言えるのでは」と振り返った。
■    ■
保守分裂の激しい選挙戦となった知事選の余韻が残る中での衆院選。知事選は、自民、公明が推薦する新人候補と現職候補の支持で分断し、選挙後に党県連が6県議を処分する事態にもなっていたことから、県内自民勢力の関係修復を図る場ともなった。

戒告処分を受けた1人、白田信夫県議は茨城1区候補の選対本部長を務め、「保守が割れた知事選のしこりはある。融和を図らなければ」と、当選に向けて結束を誓った。

知事選で現職候補を推薦した農協の政治団体・県農政連も関係修復に奔走。衆院選では、加倉井豊邦委員長が各区の自民候補の応援に駆け付け、党の主要な支持母体の一つであることをアピールした。

また、水戸市の高橋靖市長は、知事選で現職候補を支援したことについて「知事選と衆院選は別。本籍は自民」と自民候補を支援し、解散から投開票までの期間が短かったことから「もっと時間があれば融和が図れた」と話した。
■    ■
公明党との選挙協力の強まりも、政権与党の枠組みで臨んだ知事選での結束が大きく影響したとみられる。同党の推薦が得られなかった茨城5区の候補者の陣営は「比例は友党・公明党へ」と訴え続け、1996年以来となる小選挙区での勝利をもぎ取った。

一方で、自民党県連は前回2014年には設けなかった公明対策会議を設置。比例北関東の定数が1減となったことから「公明党の(現職)3人、有能な人材を北関東から当選させる」(梶山氏)と“恩返し”に全力。議員会でも「比例は公明」とげきを飛ばした。

結果は2議席にとどまったが、公明県本部の幹部は「選挙協力がなかったらと思うとぞっとする」と協力に感謝した。

分断した保守勢力の関係修復を図り、公明との協力関係を強化しながら、新人初当選や小選挙区初当選を含めて茨城7区を除く6選挙区を制し、「自民王国」の組織力を見せつけた。(黒崎哲夫)
◇    ◇
第48回衆院選は安倍政権の信任投票の色合いが強まり、政権与党が大勝した。県内小選挙区(比例復活含む)は自民が解散前勢力を維持し、希望(民進系)も比例復活で2議席を死守した。短期決戦となった各党の戦いを振り返る。

5258チバQ:2017/10/26(木) 22:39:20
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15088444701050
2017年10月25日(水)

2017衆院選・戦いの軌跡 (中)
希望 2議席死守も視界不良

比例復活で初当選を果たした希望の党の浅野哲氏(左)と青山大人氏=23日午前比例復活で初当選を果たした希望の党の浅野哲氏(左)と青山大人氏=23日午前
「完敗と申し上げるしかない」。22日夜、希望の党代表の小池百合子東京都知事が敗北を宣言した。水戸市内の民進党県連の事務所では、県連幹部の一人が、次々にテレビに映し出される同党の落選候補の姿を見つめていた。

解散直後、希望は二大政党制による政権選択選挙を掲げて立ち上がり、注目の的となった。しかし、小池氏の「排除の論理」をきっかけに、公示前には失速した。希望とたもとを分けた立憲民主党が第三極化して政権を批判する層の受け皿となり、野党第1党の座を譲る結果となった。

「一人の人気に頼るのは選挙では危険な賭け。新党のもろさが出た」と、県連幹部は声を落とした。県内は茨城7区を除く6選挙区の公認候補が小選挙区でいずれも落選。民進系4候補のうち2新人が比例復活で初当選し、民進の公示前勢力を何とか死守した。
■    ■
希望との合流方針を掲げたのは9月28日の衆院解散当日。県内の民進系候補が希望の公認を受けたのは、公示日(10日)の数日前だった。希望との折衝は民進本部の限られた幹部で進められ、“地方不在”のまま選挙戦に突入した。

公示後も小池氏が応援演説で来県した以外、「希望関係者との接触はほぼ皆無」(民進県連幹部)だった。なぜ希望なのか-。「情報が乏しいまま、希望の党の説明をしなければならないもどかしさがあった」(同)。新党への戸惑いや、合流の混乱などによるスタートダッシュの遅れが各選挙区の情勢に現れた。

肝心かなめの党の政策も「練りが足りない」などと非難を浴びた。原子力や憲法といった政策の一致しない党との合流も疑問視され、民進系の各陣営は対応に苦慮した。「こんなことなら民進党のままで良かったのではないか」との声が聞かれ“希望の看板”を前面にして戦えない中で、「とにかくやるしかない」と腹をくくるしかなかった。

それでも、前回2014年に続いて立候補した民進系2人の結果を見ると、茨城1区の福島伸享氏(47)は落選し、6区の青山大人氏(38)は比例で復活当選して当落が分かれたものの、投票率が前回を3ポイント以上下回る中で、福島氏が約5千票、青山氏は1万票以上、前回を上回る票を獲得した。
■    ■
一方、民進党の参院議員や地方組織の行方については今後の課題だ。「全くの白紙状態」(県連幹部)といい、希望の惨敗で今後の調整が難航することも予想される。民進再結党論がくすぶるなど、今後が見通せない状況もある。来年末に県議選を控え、「早期決着を望む」(県連幹部)と気をもむ。

県内に候補者がいなかった立民は、県内比例で自民、希望に次ぐ第3勢力となり、今後の県内での動きが注目される。連合茨城も「各政党の方向性を見極めたい」(幹部)とし民進、希望のほか、立民を含めた野党再編の動きを注視する。(朝倉洋、写真は村田知宏、嘉成隆行)

5259チバQ:2017/10/26(木) 22:39:38
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15089300328662
2017年10月26日(木)

2017衆院選・戦いの軌跡 (下)
公明/共産 政権批判票分散し苦戦

公明党の集会で与党の結束をアピールする(左から)井手義弘公明県本部代表、梶山弘志自民県連会長、石井啓一国交相、田所嘉徳氏、大井川和彦知事=9日、水戸市千波町公明党の集会で与党の結束をアピールする(左から)井手義弘公明県本部代表、梶山弘志自民県連会長、石井啓一国交相、田所嘉徳氏、大井川和彦知事=9日、水戸市千波町
「敵の姿が見えない。これじゃ守れないし、攻めることもできない」

選挙戦終盤、公明党県本部幹部は頭を抱えた。情勢調査で立憲民主党の躍進が予想される中、県内に独自候補がいない同党相手の舌戦は盛り上がらず、攻めあぐねていた。

「主戦場」となる比例北関東ブロックで掲げた目標は改選前3議席の確保。これまで同ブロックで「最後の議席」を競り合ってきた経緯があり、定数1減の今回は「ぎりぎりの戦い」(石井啓一・県本部顧問)と背水の陣で臨んだ。

自民との選挙協力を一層強め臨んだが、与党の枠組みで「公明の独自性を出し切れていない」(県本部幹部)との不安は的中。結果、県内比例票は前回から約2万1千票減らし約16万9千票に。同ブロック最終19議席目は立民に奪われ、2議席獲得にとどまった。

井手義弘県本部代表は「これまで安倍政権の『ブレーキ役』として一定の受け皿になってきたが、公明にとどまっていた政権批判票の一部が今回は立憲民主まで流れた」と悔やんだ。
■    ■
一方、小選挙区では存在感を示し、激戦区では公明が自民候補らの「カンフル剤」(県議)になった。象徴が自民と希望の党の事実上の一騎打ちとなった6区だ。

公明の推薦作業は連立パートナーの自民候補とはいえ、選挙協力の態勢を加味し、候補者ごとに推薦を出す時期をずらして濃淡を付けるのが慣例だった。

だが今回は6区の自民新人・国光文乃氏を第1次候補として推薦する異例の対応に踏み切った。国光氏擁立を巡る地元の混乱などから一枚岩とはいえない陣営に対し「手遅れになる」(県本部幹部)というメッセージだった。

各地で開いた公明の集会や街頭演説には、推薦した自民候補らを招いて相乗効果につなげ、推薦候補6人全員の選挙区での当選を支えた。井手代表は今回の自公協力で得た手応えをこう振り返った。「国政選挙だけでなく、立ち位置の違いを互いに認めた上で役割分担を図る。そういう成熟した連携に向けた一歩を踏み出せた」
■    ■
共産党も政権批判票の分散によって、比例票が伸び悩む厳しい戦いとなった。

県内比例票は前回2014年の約12万2千票から4万6千票以上減らして約7万5千票にとどまった。立民は県内に小選挙区立候補者がいないにも関わらず23万票台を獲得し、希望の党の25万票台に追いつく勢いを見せ、政権批判票が割れた。共産党県委員会の田谷武夫委員長は「共闘の相手である立憲民主党が伸びたのは良かった。ただ、その強い風に耐える、私たちの地力が不足していた」と話した。

共産党は立民と共闘したが、県内の民進系は全員希望の党から立候補するなどしたため、野党共闘はかなわなかった。田谷委員長は小選挙区の野党全体の得票数を踏まえ「統一候補で戦えば勝利できた区もあった」とし、「結果を受けて市民と野党の共闘を進めたい」と見据えた。(戸島大樹、成田愛)

5260チバQ:2017/10/26(木) 22:40:59
https://news.goo.ne.jp/article/ibaraki/region/ibaraki-104892181.html
茨城7区 中村喜四郎(なかむらきしろう)氏 後援会の底力発揮
10月23日 06:41茨城新聞

茨城7区 中村喜四郎(なかむらきしろう)氏 後援会の底力発揮
茨城新聞
(茨城新聞)
無所属前職の中村喜四郎氏がこれまでにない激しい選挙戦を制し14期目の当選を果たした。
 中村氏は、安保政策や経済政策などを巡り、これまでにない強い政権批判を展開。後援会「喜友会」を軸にした「草の根」的な強いネットワークをフルに生かして票を固め、逃げ切った。日常的な遊説やボランティア活動、勉強会などを通して構築した有権者との「顔の見える関係」が勝利の決め手になった。
 自民前職の永岡桂子氏は、昨年から選挙区内の3市長選で支援した候補が次々と当選し陣営の士気は高かったが、小選挙区初当選には届かなかった。3大臣を応援弁士に招き党中央とのパイプをアピールしたが、票固めのきめ細かさで及ばなかった。
 共産新人の石嶋巌氏は、憲法9条改正反対などを軸に政権批判を主導したが広がりを欠いた。
 ■真っ向勝負挑んだ 境町の中村喜四郎氏の選挙事務所では、午後10時25分ごろ中村氏が祝勝会に現れ、「皆さんのおかげで当選でき、ありがとうございます。厳しい戦いに勝てたのは後援会、女性組織『県西なでしこ会』、公明党の力を結集してもらったおかげ。初めて立候補したときは後援会の力だけで戦った。もう一回原点に戻り後援会の力を結集し自民党に真っ向から勝負を挑みたかった」と喜びを語った。
 【略歴】岩井自動車学校社長。当選14回。元建設相、科学技術庁長官、自民党総務局長、同党道路調査会長、衆院建設常任委員長。日本大卒。境町

5261とはずがたり:2017/10/26(木) 22:42:08
>>5210区 

東筑から東大、外交官と有能な緒方をやめさせてはいかん。
弱い野党暮らしではやってられないだろうが、、

緒方さん引退の意向 「希望選択の責任負う」 /福岡
毎日新聞2017年10月24日 地方版

衆院選
福岡県
選挙・福岡
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 22日に投開票された衆院選で福岡9区に希望の党から立候補し、落選した前職の緒方林太郎さん(44)が、政界を引退する意向を示していることが複数の関係者への取材で分かった。緒方さんは23日、毎日新聞の取材に「しかるべきタイミングで(引退の)意思決定について説明責任を果たす機会を設けたい」と語った。

 緒方さんは八幡西区出身で東筑高校卒。外交官試験に合格して東京大を中退し、外務省に入省した。中東や条約の課長補佐を務め、2009年衆院選で当時の民主党から立候補し初当選。12年に落選後、14年に比例で再選し、今年9月の衆院選公示直前まで民進党県連代表を務めていた。緒方さんは引退の理由について明言を避けたが「あれだけ頑張ったのに及ばなかった。希望の党を選択した結果の責任を負いたい」と語った。【比嘉洋、井上卓也】

〔北九州版〕

5262チバQ:2017/10/26(木) 22:42:19
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15086746309032
2017年10月23日(月)

茨城5区 石川昭政(いしかわあきまさ)氏 子育て世代に訴え

勝利を祝った後、会場に訪れた支持者らを握手しながら見送る石川昭政氏=日立市旭町のホテル勝利を祝った後、会場に訪れた支持者らを握手しながら見送る石川昭政氏=日立市旭町のホテル
2回連続で比例復活当選だった自民前職の石川昭政氏が「5区はまだ政権交代を果たせていない」と訴え、民進系の希望新人、浅野哲氏、共産新人の川崎篤子氏を退け、悲願の小選挙区での当選を果たした。

住民一人一人と意見交換しながら築いてきた独自の後援会組織と、自民支援の企業や団体を回り、結束を呼び掛けた。女性の後援会組織を立ち上げ、「幼児教育の無償化」などを訴え、子育て世代への浸透を図った。各地の街頭演説には公明の市議が駆け付け、自公による政治の安定、政策継続の必要性を印象付けた。

9期務めた大畠章宏氏の後継の浅野氏は電機連合の全面的な支援を受けたものの、知名度不足を補いきれず、労組以外への広がりをつくれなかった。

川崎氏は森友・加計問題や東海第2原発の再稼働反対などを訴えたが、支持を拡大しきれなかった。

■県北の時代つくる
支援者らが集まった日立市旭町のホテルでは、午後9時55分ごろに石川昭政氏の「当確」の速報が流れると、「ついにやった」と悲願達成の喜びに沸き返った。石川氏は「21年ぶりに歴史の歯車が回った。急な選挙だったが、皆さんの支援で結果を出せた。今日はゴールではなく、新しい県北の時代をつくる、国政に新たな風を送るスタート。精いっぱい頑張ることを誓う」と感謝の言葉を繰り返した。

【略歴】党衆院茨城5区支部長、党青年局次長。当選3回。元党本部職員、同幹事長室、同選挙対策本部。国学院大大学院修了。日立市十王町友部

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15086746483564
2017年10月23日(月)

茨城6区 国光文乃(くにみつあやの)氏 手厚い支援追い風

初当選を決め支持者らに出迎えられる国光文乃氏=つくば市吉瀬の選挙事務所初当選を決め支持者らに出迎えられる国光文乃氏=つくば市吉瀬の選挙事務所
自民新人の国光文乃氏が、元県議で希望新人の青山大人氏、共産新人の古沢喜幸氏を退け、初当選を飾った。

国光氏は、12期務めて引退した丹羽雄哉氏の地盤を引き継ぎ、選挙区内の市議らの手厚い支援のほか、公明の推薦を受け選挙戦を展開。県外出身で出馬表明が2月と遅かったこともあり知名度で劣ったものの、丹羽氏や市議らと共に地道に支持者回りやミニ集会を重ね、浸透を図った。安倍晋三首相らも応援に駆け付け、組織を引き締め。浮動票も取り込み、勝利した。

2度目の挑戦の青山氏は、連合茨城の支援をバックに各地で善戦したが及ばず。地元出身、地域密着をアピールし幅広く訴えたが、浸透し切れず、またしても自民の高い壁に阻まれた。

古沢氏は政権批判票の受け皿となれず、共産支持層以外の支持も十分広がらなかった。

■今からがスタート
つくば市吉瀬の国光文乃氏の選挙事務所には、午後7時ごろから支持者らが集まりだし、同10時すぎに「当確」の速報が流れると、拍手が湧き起こった。陣営幹部や支持者と握手を交わした国光氏は「厳しい選挙の中、(当選は)応援してくれた皆さん一人一人のおかげ。感謝の言葉がありません」と喜びを語った。「今からがスタート。地域の課題を私にぶつけてほしい」と笑顔を見せた。

【略歴】筑波メディカルセンター医師。当選1回。元国立災害医療センター医師、厚生労働省医系技官。東京医科歯科大大学院博士課程修了。つくば市研究学園

5263チバQ:2017/10/26(木) 22:43:03
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15086713128480
2017年10月23日(月)

衆院選・茨城県内解説 組織力の差が鮮明



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衆院選は、公示直前の野党再編による希望の党の結成で一時は2大政党による政権選択選挙が強調され注目を集めたが、立憲民主党の結成による3極化などで、実質的に安倍政権の信任投票の色合いが強まった。この中で、長期にわたる安定した実績を強調した自民党が茨城県内でも盤石の力を見せつけ、5区で悲願の選挙区勝利を果たすなど7小選挙区のうち6選挙区を制して前回を上回り、「自民王国」をより強固にする結果となった。

公示前、自民県連幹部は、希望結成の動きについて「都会と地方は違う」とし、「風は吹かない。微風だ」と分析し、地盤固めに専念していた。

党県連にとって衆院選は、直前の8月にあった知事選で亀裂が入った支持団体との修復の場でもあった。県農政連や県建設業協会などは、選挙区ごとに濃淡はあったものの、単位農協や協会支部を中心に各区の自民候補を支援。激しいつばぜり合いとなった知事選での「選挙疲れ」も懸念されたが、対希望候補の激しい選挙戦が一体感を生み、各候補を勝利に導くとともに関係修復につながった。

一方で、希望に合流した民進系の4候補は、公示前の公認決定の遅れなどで、組織的な動きに遅れが目立った。さらに、選挙戦の3極化によって希望が結党時の勢いを失ったことなどが大きく影響し、各区で予想以上の苦戦を強いられた。

選挙戦終盤の17日には小池代表が県内入りし、1、6両区内で応援演説したが、序盤戦の自民候補との大きな差は埋まらなかった。このうち5区は、固い労組票を背景に大畠章宏元国交相が6回連続で小選挙区を勝ち抜いてきた金城湯池を譲り渡す結果となった。

選挙後は、民進党の参院議員の動きとともに、党の地方組織をどうしていくか、民進党の再結党の動きなどの有無も含めて注目される。

衆院選を巡る野党再編の一連の動きは、自民にとって「組織を伸ばすチャンス」(党県連幹部)と受け止められている。希望と立憲民主の二つの新党が組織され、自民に対抗する2大政党への結集の動きが遠のいたことは、有権者の関心低下につながったとみられる。

「大義なき解散」と批判された選挙戦は、改憲に関して自民が公約に掲げ、希望も改憲勢力を名乗ったが議論は深まらなかった。選挙結果は「改憲派」が多数を占めることになったが、論議は煮詰まっていない。

本紙が実施した衆院選終盤の世論調査によると、憲法9条に関しては、県内有権者(2800人に調査)の48・6%が改正に反対しており、今後は国民を巻き込んだ議論が求められそうだ。

来年末には県議選が予定される。知事選と衆院選を経て県内政界の勢力図がどのように変化していくのか、動向が注目される。 (報道部・黒崎哲夫)

5264チバQ:2017/10/26(木) 22:44:27
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171025ddlk09010094000c.html
<激変・衆院選2017>検証/上 相次いだ新党結成 自民、危機感がプラスに 「追い風」より「漁夫の利」 /栃木
10月25日 00:00毎日新聞

 衆院選は県内でも自民党が支持を集め、小選挙区で4議席を維持した。公示前は新党が相次いで結成されるなど、混沌(こんとん)とした様相を呈した選挙戦。自民大勝の裏にあった関係者の思惑、誤算とは? 「激変」の跡を振り返った。【野口麗子、萩原桂菜】

 「対立候補が見えなくなった」「民進党が事実上の解党だって?」。衆院解散を翌日に控えた先月27日。結成間もない希望の党と民進党が連携する方針が報じられた。当時、県庁議会議事堂にいた自民党県連関係者に動揺が広がった。県連幹部は立候補予定者や関係者に慌ただしく連絡。対応に追われていた。

 希望の党の小池百合子代表は東京都知事選、その後の都議選と無党派層を取り込み、「小池旋風」を巻き起こした。世論を動かす「劇場型選挙」を展開されることに危機感を抱いても無理はない。

 ただ、この危機感がプラスに働いた。3区で3選を果たした自民の簗和生氏(38)は公示前、地元県議との関係がぎくしゃくしていると伝えられた。しかし、「見えない敵」への警戒心から関係者が一致団結。県連はすぐに選対本部の緊急会議を招集し、危機感を共有していった。さらに選対本部は支持者に期日前投票をするように徹底的に呼びかけた。先手、先手で組織固めを図ったという。

 ふたを開ければ、1区で12選を果たした船田元氏(63)が「潮目が変わった」と評した小池代表の「排除発言」などもあり、公示前の段階で希望の党は急失速。ある自民の陣営幹部が「公示後からは(組織が)緩んできた」と漏らすほどだった。

 3区では、渡辺喜美参院議員(65)の出馬断念を受けて急きょ立候補した妹の渡辺美由紀氏(58)が「渡辺家」の後援会回りに追われるのをよそに、簗氏には、新たな票の掘り起こしを行う余裕すら感じた。結果は前回選より1万票あまりを上積みして約7万4000票の快勝だ。

 1区は、民進を離れた柏倉祐司氏(48)と、代わりに民進公認で出馬予定となった無所属の渡辺典喜氏(34)が、希望の公認争いを余儀なくされた。結局、柏倉氏が希望公認、渡辺氏は無所属に。野党分裂による「漁夫の利」もあり、船田氏の優位は揺るがなかった。4区の佐藤勉氏(65)、5区の茂木敏充氏(62)も希望の候補らを圧倒した。

 比例でも安定した得票を見せた自民だが、「自民対非自民」の構図が鮮明だった2区は、元農相の西川公也氏(74)が無所属の福田昭夫氏(69)に敗れた。西川氏は199票差で惜敗した前回より約3000票を上積みしたものの、無党派層からも支持されたとみられる福田氏は1万票以上も伸ばしていた。

    ◇

 投開票から一夜明けた23日朝。宇都宮市内でラジオ番組の収録を終えた船田氏は、冷静に口を開いた。「今回の選挙は野党が乱れた影響が大きかった。必ずしも全面的に信頼されたわけではない」

 次点候補に5万票以上の大差をつけたダブルスコアの勝利でも、「追い風」を感じなかったのだろう。「慎重な政権運営をしていかなければ」。当選議員の思いを代弁し、口元を引き締めた。

5265チバQ:2017/10/26(木) 22:44:53
https://mainichi.jp/articles/20171026/ddl/k09/010/055000c

激変・衆院選2017
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検証/下 希望の党が失速 「非自民票」受け皿ならず 「激変」から「再編」か、針路注目 /栃木



毎日新聞2017年10月26日 地方版
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「4区をリセット、 日本をリセット!」


 希望の党が第1次公認を発表した今月3日。JR小山駅前で声を上げたのは、3回連続の出馬を控えた藤岡隆雄氏(40)だった。

 民進系では県内唯一の希望公認を得た。張り切って街頭に立ち、小池百合子代表が口にしたフレーズ「リセット」を連呼した。「晴れやかな気持ち。追い風になりますよ」

 ところが、風向きは刻々と変化した。公認直後は「チャンスだね」「期待しているよ」と周囲から声をかけられたが、小池氏の「排除発言」が波紋を呼び、反応は一変。「え、希望なの?」とけげんな顔をされることもあったという。公示直前の集会後には「風は感じない。無風です」と漏らし、落選直後は「完全に逆風でした」。

 前回選より1万4000票ほど上積みしたのは地道な活動の成果ともいえ、無党派層や立憲民主党支持層から一定の評価を受けたとみられる。一方で、希望の「風」に翻弄(ほんろう)された感は否めなかった。

     ◇

 衆院解散直前に結成された希望の党。県内では全5小選挙区のうち、野党共闘で候補者を一本化した2区を除く4選挙区に公認候補を擁立した。自民、共産などと争う構図となったが、候補者はすべて落選した。

 出馬したのは、藤岡氏のほか、1区の柏倉祐司氏(48)、3区の渡辺美由紀氏(58)、5区の大豆生田実氏(51)。各候補者は「打倒・安倍政権」では一致したものの、その他は「4者4様」。党として一貫性を欠いた。

 1区の柏倉氏は、民進公認だったが政策の不一致などを理由に9月下旬に民進へ離党届を提出し、除籍された。これを受け、民進党県連は1区に渡辺典喜氏(34)を公認候補として擁立。しかし、民進と希望は事実上合流し、両氏による公認争いの末、柏倉氏が希望公認、渡辺氏は無所属での立候補となった。

 公示までのドタバタで候補者は乱立。柏倉氏は民主党公認で出馬した前回選より1万票以上も減らした。「党の失速が痛かった」(陣営幹部)という。医師である柏倉氏は、当初から在宅医療の充実などを訴えていたが、選挙戦終盤はさらに医療政策を重視し、党の看板に頼らず戦った。

 3区の渡辺氏は、衆院へのくら替えを断念した参院議員の兄喜美氏の地盤を引き継ぎ、「風」による上積みを狙っていた。選挙戦序盤には小池氏が応援に駆けつけたが効果は薄かった。5区で出馬した前足利市長の大豆生田氏は、小池氏主宰の政治塾「希望の塾」に参加した経緯もあり、衆院選に向け準備を進め、終盤に小池氏の応援を得たが、足利市以外では伸び悩んだ。

 希望の候補者は「反安倍政権」を掲げ、「非自民票」の受け皿になることで2大政党制を目指したが、民進系の無所属候補や共産候補らと野党票が分散してしまった。

 無所属で選挙戦に臨み、非自民で唯一議席を守った民進党県連代表の福田昭夫氏(69)を中心とした民進系や希望候補ら野党の枠組みは「激変」から「再編」へと向かうのか。針路が注目される。【野口麗子、野田樹、萩原桂菜、李舜】

5266チバQ:2017/10/26(木) 22:47:13
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk09010028000c.html
<激変・衆院選2017>小選挙区 自民、4議席維持 希望に風吹かず(その1) /栃木
10月23日 00:00毎日新聞

 自民が4議席を維持し、「保守王国」の健在ぶりを印象づけた。22日に投開票された第48回衆院選で、1区は自民前職の船田元氏が安定した強さを見せて12回目の当選。前職同士の一騎打ちとなった2区は無所属の福田昭夫氏が自民の西川公也氏に競り勝った。3区は自民前職の簗和生氏が支持を集め、「渡辺家」の代表として臨んだ希望新人の渡辺美由紀氏らを寄せ付けなかった。4、5区はいずれも自民前職の佐藤勉氏と茂木敏充氏が組織票を固める盤石の戦いを見せて勝利した。4人の公認候補を擁立した希望は「風」を吹かせることができなかった。投票率(小選挙区)は51・65%で、前回(50・10%)を1・55ポイント上回った。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇船田氏圧勝12選

 船田氏が強固な地盤と知名度を生かした組織力で圧勝した。希望の党が結成され、民進党が事実上分裂するなど「非自民票」の受け皿が分散したことも大きくプラスに働いた。

 午後8時過ぎ、宇都宮市駒生町の事務所に当選確実の一報が入ると、支持者から拍手と歓声が湧き起こった。船田氏は「(12期目の)重みをずっしりと感じます。アベノミクスを地方に持ってくることなどを政策の軸とし、国会で全力を尽くす覚悟です」などと意気込みを語った。

 当初は希望への「風」を警戒した陣営は支持団体へのあいさつ回りなどを重ね、足元を固めた。街頭演説には福田富一知事らも駆けつけ、地元とのパイプをアピール。ライフワークの憲法改正問題に加え、全世代型の社会保障の実現などを訴え、支持を広げた。

 一方、9月下旬に民進を離れた希望元職の柏倉祐司氏、当初は民進公認で立候補予定だった無所属新人の渡辺典喜氏は、希望の公認争いを余儀なくされ、無党派層の支持も集め切れなかった。

 柏倉氏は「2大政党制の重要性」を訴えたが及ばず、渡辺氏は若さを前面に出したものの、知名度不足が響いた。共産新人の青木弘氏は安倍政権への批判が、浸透しなかった。

 ◆3区

 ◇簗氏3選、選挙区連勝

 簗氏は「渡辺家」との3度目の戦いで、組織力の違いを見せて快勝した。大田原市末広2の事務所で、当選確実の報を受けた簗氏は「皆様のご付託の重みを受けとめ、職責を全うすべく全力で仕事をしてまいる所存です」などと決意を語った。

 公募による「落下傘の新人」として臨んだ2012年は、現参院議員の渡辺喜美氏に大敗し、比例復活で当選した。前回選の14年は喜美氏を破り、半世紀にわたる「渡辺王国」の牙城を切り崩した。

 選挙を重ねるたびに得票数を伸ばした簗氏について、後援会関係者は「国会議員になってもこんなに地元に来てくれる人はいない」と評する。地元のイベントに積極的に参加するなど「徹底した現場主義」を貫いた。公示前は県議らとの連携不足が指摘されたが、野党の新党結成などへの危機感から結束した。

 兄喜美氏の出馬断念により地盤を引き継いだ渡辺美由紀氏は「父のやり残したことをやらせてください」と、父で元副総理の故渡辺美智雄氏との関係をアピール。後援会関係者へのあいさつ回りに時間を割き、幅広い支持を得られなかった。

 共産新人の槙昌三氏は党支持層以外の票を集めきれず、幸福新人の石渡剛氏も浸透しなかった。

 ◇渡辺家、奪還ならず

 前回選に続き、「渡辺家」の3区での議席獲得はならなかった。大田原市内で、支持者を前に渡辺美由紀氏は「期待に応えられず申し訳ない。私の力不足」と謝罪。今後については、「人々の思いを政治の中で実現させたい」と語った。

 参院議員の兄喜美氏の出馬断念を受け、急きょ国政への挑戦が決定。立候補の表明は公示日のわずか8日前で、渡辺氏は「時間が足りなかった」という。

 渡辺氏は後援会の組織票固めに時間を割き、新たな票を十分に掘り起こせなかった。喜美氏は「圧倒的に時間が足りなかった。小池旋風に期待したが当てが外れた。この地を不戦敗にするわけにはいかなかったが、よく頑張ってくれた」とねぎらった。

5267チバQ:2017/10/26(木) 22:47:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk09010060000c.html
<激変・衆院選2017>小選挙区 自民、4議席維持 希望に風吹かず(その2止) 非自民の受け皿分散 /栃木
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆2区

 ◇福田氏、激戦制し5選 野党共闘で西川氏降す

 ともに比例復活のない前職同士の一騎打ちは、野党共闘を成立させ、政権への逆風を追い風にした福田氏に軍配が上がった。西川氏は「背水の陣」を強調し、安倍晋三首相や小泉進次郎・自民党筆頭副幹事長らの応援を受けたが、非自民票を巧みにまとめた福田氏に及ばなかった。

 日光市森友の福田氏の事務所は当選確実の知らせが入ると、歓喜の渦に包まれた。福田氏は「日本の未来を立て直すという訴えが届いた。『昭夫党』が日光だけでなく、選挙区に広がった」。前回選の199票差の勝利に続き、議席を守った。

 福田氏は森友・加計学園問題の追及や、金融政策の出口戦略がないことなど「アベノミクス」の問題を指摘。「自民対非自民」の構図づくりに成功し、前回9000票を集めた共産票の取り込みを図った。一方で共産の支援を「推薦」ではなく「支持」にとどめ、非共産票の流出も最小限にとどめた。終盤には立憲の推薦も得た。

 74歳の西川氏は党の内規により比例との重複立候補をせず、「厳しい選挙」と繰り返し訴えた。公示前に安倍首相が選挙区内2カ所で応援に立ち、小泉副幹事長がアピール度の高い公示日に駆けつけるなど党本部もバックアップしたが、十分に浸透しなかった。

 ◆4区

 ◇佐藤氏、盤石の8選

 前回と同じ3氏による争いとなった4区は、佐藤氏が8選を決めた。小山市喜沢の佐藤氏の事務所では、当選確実の吉報を受けた佐藤氏は「地方創生を享受できていない方にも目に見える形で分かってもらえるように(地域を)支えたい。初心を忘れず頑張っていきたい」と力を込めた。

 佐藤氏は7期21年にわたって国と地方のパイプ役を務めてきた実績を強調。「市や町の意向を国にくみ上げていく」と訴え、組織的な選挙戦を展開した。衆院議院運営委員長を務めるなど存在感を高め、選挙区内の全市町の首長の支持も取り付け、盤石の態勢で臨んだ。個人演説会を重視し、地元に貢献してきたインフラ整備の実績なども訴え、支持層を固めていった。

 一方、民進から希望に移り、3度目の挑戦となった新人の藤岡隆雄氏は、街頭演説では当初、「4区をリセット」などのフレーズを口にし、希望色を前面に出した戦略で臨んだ。しかし、希望の「追い風」は期待通りには吹かず、無党派層の関心を十分に集めることはできなかった。

 共産新人の山崎寿彦氏は、日本の核兵器禁止条約への署名などの政策を掲げて共産支持層は固めたものの、党を超えた支持に結びつかなかった。

 ◆5区

 ◇茂木氏、早々に9選

 足利市通3の足利商工会議所友愛ホールには、茂木氏の支持者が大勢詰めかけ、テレビの開票速報を見守った。午後8時5分に「当確」が伝えられ、直後に茂木氏が会場入りすると、大きな歓声が沸き起こった。

 陣営幹部や市議らと万歳し、9回目の当選を喜んだ茂木氏は「明日から日本を前に進める仕事に取りかかる。一人ひとりの人材の質を高める人づくり革命、企業の収益を上げ、個人所得を上げる生産性革命。二つの政策の責任者として成果を出し、政権への国民の信頼を高めたい」と抱負を語った。

 現職大臣として臨んだ選挙戦。期間中は公務や自民候補の応援で選挙区を空けることも多かったが、これまでに築き上げた強固な後援組織が機能し、不在を感じさせない強さを見せた。

 前足利市長で希望新人の大豆生田実氏は「しがらみのない政治」を掲げて草の根選挙を展開。足利市では一定の支持を集めたものの、佐野、栃木市では苦戦した。終盤の小池百合子代表による応援も劣勢を盛り返す追い風にはならなかった。

 5区で5回目の挑戦となった共産新人の川上均氏は、安倍政権の安全保障政策などを厳しく批判したが、支持層の広がりを欠いた。

5268チバQ:2017/10/26(木) 22:48:05
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 ■解説

 ◇消極的選択を反映

 自民は小選挙区で4議席を維持したが、投票先が限られた有権者の「消極的な選択」を反映した結果とも言える。衆院解散直前に希望の党が結成され、県内でも与野党の「対決の構図」は激変した。新党への期待感を抱いた有権者は多かったはずだが、非自民票の受け皿にはなりきれなかった。結果的に自民の安定感が優先された。

 森友、加計学園問題の「疑惑隠し」が衆院解散の要因の一つと指摘された「大義なき解散」。そして、民進党の事実上の解党、分裂による立憲民主党の設立……。かつてないほど混とんとした様相を呈していた。

 民進は当初、1、2、4区に公認候補の擁立を予定していた。党本部の方針に沿って3人は希望の党公認での出馬を目指したものの、結局公認は4区の藤岡氏のみ。1区は、9月下旬に民進を離れた柏倉氏が公認を勝ち取り、民進公認候補だった渡辺氏は無所属に。野党勢力の分裂をよそに、自民の組織力が改めて際立った。

 希望は2区を除いて公認候補を擁立したが、「打倒安倍」の共通項があるものの政策の一貫性を欠いた感は否めない。

 毎日新聞が選挙期間中に実施した世論調査で、安倍首相の続投を望まないと答えた人の支持政党は「なし」が最も多かった。県内で小選挙区に立候補した16人のうち、憲法改正に反対したのは共産候補4人のみ。こうした事実も選択肢の少なさを証明している。低調な投票率は有権者の不満の表れでもある。【野口麗子】

………………………………………………………………………………………………………

 ◇投票率51.65% 低調変わらず

 県選管がまとめた衆院選小選挙区の投票率は51・65%(男52・63%、女50・69%)だった。過去最低だった前回を1・55ポイント上回った。しかし、過去2番目の低さで、低調な傾向は変わらなかった。

 先月下旬の衆院解散直後は新党結成への期待感から関心を集めたが、野党分裂などによる自民優勢が報じられ、有権者の関心は薄れたとみられる。22日は台風21号接近による悪天候なども影響し、投票率上昇にはつながらなかった。

 前職同士の戦いとなった2区は、前回の投票率をわずかに上回ったが、無党派層の関心を集めきれなかった。大票田の宇都宮市を抱える1区は前回選の投票率から微増にとどまり、県全体の投票率上昇には影響しなかった。

 当日の有権者数は164万6562人(男81万6885人、女82万9677人)。

 一方、期日前投票者数は30万736人で、前回衆院選(17万6686人)より70・21%増となり、期日前投票者数は2003年の制度開始以降最多となった。【萩原桂菜】

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5269チバQ:2017/10/26(木) 22:48:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171025ddlk10010486000c.html
<混迷・2017衆院選>選挙戦を振り返る/上 民進分裂、明暗分かれる 「筋通した」立憲支持拡大 /群馬
10月25日 00:00毎日新聞

 ◇希望が「裏切り者」扱いに

 衆院選公示直前の民進党の分裂で、希望の党と立憲民主党に分かれて出馬した元民進系候補の明暗ははっきりと分かれた。

   ◇  ◇

 開票が始まって1時間がたった22日午後9時ごろ、太田市にある群馬3区の立憲新人、長谷川嘉一氏の事務所は歓喜に包まれていた。長谷川氏の比例復活と、比例単独の新人、堀越啓仁(けいにん)氏の「ダブル当選」確実の一報が伝えられたからだ。

 「私は江戸に行くのに8年かかった。啓仁は12日!」。マイクを握った元参院副議長の角田義一選対顧問は初当選までに8年かかった自分の経歴をネタに笑いを誘いつつ、「大勝利」と締めくくった。堀越氏が出馬を決めたのは公示5日前。実質、選挙戦の12日間での当選は立憲への追い風を物語っていた。

 当初、県内の小選挙区では、民進公認で長谷川氏ら4人が出馬する予定だった。希望への合流に伴い、全員が希望からの出馬を決めた。しかし、希望の小池百合子代表が憲法改正や安全保障関連法を「踏み絵」に「排除の論理」を打ち出したため、2日、民進の枝野幸男代表代行(当時)が「排除組」の受け皿として、立憲の結成を表明。その夜、長谷川氏は立憲からの出馬を表明した。

 「希望から出た方が票は増えるだろうが……」。公示前、長谷川陣営からはこんな声も聞かれたが、中盤になると「筋を通した」と立憲支持が広がった。勝因を角田氏は振り返る。「民進は右か左か分からないと言われていた。希望の『選別』で枝野氏の考えに納得できる人が立憲に集まった。(結果的に)立場がしっかりした」

   ◇  ◇

 希望候補は逆風に見舞われた。

 「行く先々で『自民党とどこが違うんだ』『民進党で今まで言ってきたことは全部ウソか』と評判は散々だった」。5選に挑んだ2区の石関貴史氏の選対幹部は選挙戦を振り返り、うなだれた。

 以前から前原誠司・民進党代表と近い石関氏は、ためらうことなく希望からの出馬を選択。「希望が『反安倍政権』の受け皿になる」と選対幹部の期待は高まった。

 しかし、突然、潮目が変わる。原因は、追い風になるはずの小池氏の言動だった。危機感を募らせた陣営は選挙戦終盤、1100カ所を超す公設掲示板のポスターを、「地域色」を前面に出す内容に全て張り替える異例の戦術をとった。しかし、時すでに遅く、自民候補に4万票を超える大差で敗れ、比例復活もならなかった。

   ◇  ◇

 3選を目指した1区の宮崎岳志氏も議席を失った。選挙期間中は民進から希望への合流の経緯の説明に追われた。「立憲が本拠で、希望側が裏切り者みたいになっている」。思わず、記者に本音をもらす場面もあった。

 それでも、得票数は前回より2万票以上増やした。「希望への逆風を考えると、票を減らしてもおかしくなかった。宮崎さんを支持する無党派層が増えた結果」(陣営幹部)。宮崎氏と共産候補の票を合わせると、当選した自民候補を上回った。開票日の22日午後11時過ぎ、静まりかえった選挙事務所。宮崎氏は悔しさをにじませた。「歯を食いしばって基盤を作り、ここまで戦えるように持ってきたという自負はある。希望との合流劇がなければ……」

   ◇  ◇

 12日間の戦いは終わったが、民進の方向性は決まっていない。「立憲を中心に結集して安倍政権の対抗軸になるべきだ」「希望も立憲も嫌だ。民進がいい」--。県総支部内にはさまざまな意見がくすぶる。黒沢孝行代表は「党本部の動きを注視する」としつつ、1年半後には統一地方選が控える。「時間もない。急がなければいけない」と戸惑いの表情を浮かべた。【山本有紀、高橋努、阿相久志】

    ◇

 今回も前回(14年)、前々回(12年)に続き、自民が五つの小選挙区を独占して幕を閉じた衆院選だったが、選挙戦は異例の展開をたどった。公示前に野党が分裂し、1区では公示直前まで「保守分裂」の様相を呈した。「混迷」の選挙戦を振り返る。

5270チバQ:2017/10/26(木) 22:54:34
https://mainichi.jp/articles/20171026/ddl/k10/010/137000c
混迷・2017衆院選

選挙戦を振り返る/下 1区・自民、くすぶる火種 次期衆院選の公認争い /群馬

毎日新聞��2017年10月26日 地方版

前の回連載一覧

衆院選で、地区の集会にそろって出席した中曽根氏(左)、尾身氏(左から2人目)、上野氏(右端)。尾身氏の次男(右から2人目)もマイクを握り、選挙と無関係の話題で笑いを誘った=前橋市内尾身、中曽根、上野氏入り乱れ

 「群馬1区で長く頑張っていきたい。群馬1区の代表が尾身朝子だと、引き続きご支持いただけるよう、精進してまいります」

 衆院選の投開票日の22日午後9時すぎ、群馬1区で当選確実の報を受けた自民の尾身朝子氏(56)は前橋市内の事務所で、正面を見据えてこう述べた。穏やかな口ぶりながらも「群馬1区の議席は誰にも譲らない」との強い決意がにじんだ。

 1区は、尾身氏が公認候補に決まった後も新人の中曽根康隆氏(35)と、前職の佐田玄一郎氏(64)=9期=が出馬の意欲をのぞかせ、「保守分裂」の可能性があったが、公示直前で中曽根氏が比例単独に回り、佐田氏も出馬を断念し、一本化に成功。9万2641票を獲得して再選を果たした。

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 「保守分裂」となった前回衆院選(2014年)での自民公認の佐田氏と、無所属の上野宏史氏(46)の保守系候補2人の票を足した約11万6000票には及ばなかったが、山本一太県連会長(参院議員)は「野党の比例復活を許さなかった。完全勝利だ」と振り返った。

 だが、次期衆院選に向け、自民の1区には「火種」がくすぶる。その一つが中曽根氏の存在だ。

   ◇  ◇

 「中曽根康隆代議士誕生 バンザーイ!」。尾身氏の当選セレモニーから約2時間後の22日午後11時ごろ。約500メートル離れた中曽根氏の選挙事務所は、比例北関東ブロックでの当選確実の知らせに沸いた。後援会幹部は安堵(あんど)の表情を見せながら、次期衆院選への意欲を口にした。「これで(尾身氏と)『自民現職』という同じ立場になった。次は実力勝負ができる」

 --昨年5月。県連は、1区の佐田氏の後継候補選びのため、選考委員会を開き、名乗りを上げた尾身、中曽根両氏のうち多数決で尾身氏に決定した。しかし、中曽根氏は、自身の支援団体を設立するなど活動を活発化。今回の衆院選で尾身氏に党公認が出た後もつじ立ちや集会を重ねた。

 結局、公示6日前の今月4日夜、都内で党本部の幹部と面会した際、「比例単独で名簿の『上位』に」などの条件を提示され、1区からの出馬を断念したという。しかし、小選挙区へのこだわりは消えてはいない。親しい関係者によると、5日午後、「比例単独での出馬」を表明する記者会見に向かう車の中で、こうもらしたという。「『やっぱり1区で出る』と言ってもいいですかね」

 祖父が康弘元首相、父が弘文元外相という圧倒的な知名度と、県内の若手経営者からの高い支持。そんな中曽根氏だが、不利な要素もある。まず身内の問題だ。次期衆院選は確実に4年以内に実施される。昨夏の参院選で6選を果たした父弘文氏(71)は在職中の期間になる。県内の2議席を親子が占めることへの批判は自民関係者の中で根強い。さらに、比例単独で出馬したことで、公明関係者の中には「県内の公明の比例票が減ったのは、中曽根氏の出馬で『小選挙区は自民、比例は公明』の自公連携が崩れたからだ」という声も聞かれる。

   ◇  ◇

 火種は他にもある。今回、自民の比例南関東ブロック(千葉、神奈川、山梨)に単独で立候補し当選した上野氏も名乗りを上げる可能性がある。今回の衆院選での尾身氏の「選対特別顧問」としての実績や、能力や人柄を高く評価する声がある一方、これまでみんなの党や日本維新の会を渡り歩いた経歴から「打算が過ぎる」との見方もある。

 衆院選の選挙戦中、尾身氏が長男や次男を同行する姿もみられた。「自分の後継に息子を考えているのか」というささやきももれる。

 元財務相を父に持つ尾身氏、中曽根氏、義父が元官房副長官という上野氏--。3人の“世襲議員”を巡る1区の自民公認候補争いは既に始まっている。【鈴木敦子】

5271チバQ:2017/10/26(木) 22:55:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2017/gun/CK2017102402100031.html
群馬
立民健闘、野党再編で明暗 記者座談会
2017年10月24日
 衆院選は自民党が3回連続で県内の小選挙区5議席を独占し、地力の強さを見せつけた。一方、選挙直前に結成された希望の党が伸び悩み、野党の追い上げは及ばなかった。ただ立憲民主党は野党共闘がなった3区で自民と一騎打ちして健闘、比例復活を果たした。選挙戦を取材した記者が振り返った。
 -県内は保守分裂の可能性があったり、新党結成などで候補者が決まるまで慌ただしかったね。
  A  自民は1区の公認調整が今回の選挙の最大の課題だったと感じる。公認を得て当選した尾身朝子さんのほか、前職の佐田玄一郎さん、新人の中曽根康隆さんの三分裂の可能性があった。康隆さんは中曽根元首相の孫で弘文元外相の長男。知名度は抜群で有力支援者もいた。県連幹部は「康隆さんが本当に出たら厳しい」と漏らしていた。
  B  当選確実となってあいさつした尾身さんは「1区は私の地元」と強調。二人の息子や父の尾身幸次元財務相も顔をそろえ、家族ぐるみで1区継承の意欲をアピールしていたようにも見えた。次期衆院選に向け、中曽根さん、佐田さんとも1区公認を諦める様子はなく、この問題は今後も尾を引きそうだ。
  A  解散前後の急な野党再編で県内でも大激震だった。民進が事実上解党して希望へ「合流」する方針が決まると県総支部幹部は「想定外のこと。困惑している」とショックを隠さなかった。候補者当人はさらに当惑したと思う。
  C  希望の公認を巡り、最後まで揺れていた候補もいた。公示日になっても準備が整わず、ポスターの「民進党」の表記をテープで隠すなどバタバタ感は否めなかった。
  D  3区の長谷川嘉一さんは希望と安保法制などで考えが違い、陣営幹部によると「解散時からずっともやもやしていた」。「踏み絵」とも指摘された希望の政策協定書が明らかになると、無所属での出馬も模索していた。直後の立憲民主党の結党は渡りに船だったようで幹部は「枝野(幸男=党代表=)さんがあそこでよくぞ結党してくれた」と繰り返していた。
  B  5区で希望から出馬した猪口幸子さんは初めての選挙戦。県内にゆかりもなく大変そうだった。
 -各候補の訴えや訴え方はどうだった。
  A  自民と希望について言えば、自民は民進から希望へ合流した候補を念頭に「政治家は信条と信頼が最も大切。これまでの主張とまったく逆のことを掲げる党へ移るようなことは有権者に理解を得られない」などと批判を繰り返した。一方、希望は「安倍政権を倒すには野党がまとまるしかない」と主張。森友・加計(かけ)学園疑惑を追及し、併せて世襲議員を批判した。
  C  消費税増税やアベノミクスの評価などについて各候補とも訴えに力を入れていたが、政見の違いを鮮明にするためインターネットなどを活用し、公の場での論戦がもっとあってもよかった。
  D  3区ではインターネットを利用した候補者の公開討論会があった。選挙区内の高校生から募集した「東京23区内の私立大の定数増禁止方針をどう考えるか」「安倍政権を倒した後のビジョンは」といった質問がぶつけられたが双方とも歯切れのいい答えではなかった。
 -投票率は51・97%。戦後最低だった前回の51・72%から微増したが。
  C  政権選択の選挙という割には、希望が政権交代を担える受け皿としての期待がしぼみ、関心が急速に薄れた印象がある。投票率がそれほど上向かなかったのもそうした影響があるのかも。
  A  「安倍一強」と言われる自民への不満、不信感はあっても、その思いを託す党が見つからない。そんなあきらめに近い失望が有権者に広がったように感じた。そうした意味でも野党の責任は重い。立憲民主の健闘もこうした有権者が「筋を通した」と評価した結果なのかもしれない。
  D  若者を取材すると、一般的に投票率は低いが政治に興味がないわけではなく、就職内定率や給付型奨学金など自分に直接関係のあることには興味を持っていると感じた。投票日前に高校で主権者教育を担当した教諭は「白票でもいいから投票をして若者の投票率を上げることが政治家へのアピールになる。そうすれば若者向けの政策も増える」と話していた。無効票が増えること自体は望ましいことではないが、そういう呼び掛け方も「あり」かもしれないと感じた。

5272チバQ:2017/10/26(木) 22:56:31
http://www.jomo-news.co.jp/ns/series/5815087729515261/shuin2017_detail.html
衆院選 1強の続き 自民に火種 分裂回避も票伸ばせず

 「安倍政権への批判が予想以上に強かったということか」。衆院選の投票から一夜明けた23日、自民党群馬県連幹部は思いの外、伸び悩んだ得票を悔しがった。

◎県議や市議 中心に「かき集めた票」
 2012、14年に続いて県内5小選挙区を自民が独占。業界や地域単位の支援団体をフル回転させる組織戦で、「1強」を維持した。だが、希望の党の失速がなければ、安泰としてはいられない状況だった。

 公認問題を契機に、自民勢力3分裂の可能性があった1区。前職の佐田玄一郎氏(64)が直前で出馬を見送り、無所属での立候補も辞さない構えをみせた中曽根康隆氏(35)が比例に回ることで、分裂は回避に向かった。尾身朝子氏(56)の陣営は、前回衆院選1区に無所属で出馬し、次点となった元職、上野宏史氏(46)が選対特別顧問となり「盤石の体制」(選対幹部)で選挙戦に突入した。

 ただ、分裂危機で生じたしこりの解消が十分でないことが開票結果で露呈した。尾身氏の得票は9万2641票。前回の佐田、上野両氏の合計を約2万4000票下回った。当選確実となった22日夜、前橋市の尾身氏の事務所は歓喜に包まれたが、ある自民県議は23日、「県議や市議が中心となってかき集めた票だ。中曽根氏が出ていれば確実に負けていた」と吐き捨てた。

 比例代表の県内票の不振も、自民関係者の不満要因となった。党派別で自民は36.3%と最多だが、前回より約2ポイント低く、実数は7000票以上の減少。公示直前、民進党勢力が分散した立憲民主党と希望を加えると、自民を上回る38.8%となった。

 比例北関東単独で立候補した中曽根氏は22日深夜、当選確実の報が伝えられると、市内の選挙事務所で支援者と共に喜びを分かち合った。祖父は康弘元首相、父は弘文元外相の政治一家に育ったサラブレッドが国政進出の夢を実現させた。

 次期衆院選への対応について、中曽根氏は記者団に「先のことは白紙状態」と語ったが、「次は小選挙区で」(支援団体幹部)と期待する声は根強い。尾身氏陣営の特別顧問だった上野氏も比例南関東単独で当選し、再び「バッジ」を手にした。勢力一本化によって1区を制した自民。一方で新たな“火種”をともした。

5273チバQ:2017/10/26(木) 22:59:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2017/kan/CK2017102402000266.html
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自民全員当選、立民躍進 公明落選 希望、共産は苦戦
2017年10月24日
 二十二日投開票の衆院選は、二十三日朝までに比例南関東ブロックの復活当選も含め、全ての当選者が決まった。自民は十七人の全候補者が当選し、立憲民主は六人のうち五人が議席を得る躍進を見せた。公明は県内唯一の議席を失い、希望や共産は苦戦した。小選挙区の投票率は51・97%と、前回(53・88%)に比べて1・91ポイント下がり、二回連続で過去最低を更新した。(衆院選取材班)
 十七人の候補のうち十六人が前職、一人が元職という手堅い布陣で臨んだ自民は十三の小選挙区で勝利。負けた4、8、9、12区でも全員が比例復活した。8区は前職が公示前に離党し、急きょ擁立した元職候補が善戦した。
 前職四人を含む十六人が立候補した希望は全選挙区で苦戦し、当選者は前職の三人にとどまった。小選挙区で勝ったのは9区のみで、14、16区は比例復活。17区の前職は議席を失った。
 公明は6区の前職が立民の前職に惜敗。県内唯一の小選挙区の議席を失った。自公協力の象徴として二〇〇〇年から6区で候補者を立て、負けたのは政権交代が実現した〇九年以来。
 前職一人を含む十二人を擁立した共産は、野党共闘の中で立ち位置が曖昧になり、伸び悩んだ。10区の前職が比例復活して公示前の勢力を維持した。
 リベラルの受け皿を目指した立民は躍進し、六人のうち小選挙区で三人が当選した。前回(一四年)も接戦だった6、12区の前職に加え、新人が前職二人に挑んだ4区で小選挙区をものにした。1区の前職、7区の新人も比例復活した。
 維新は6区で新人が立候補。組織力や地盤のない苦しい戦いを強いられ大差で敗れたが、比例復活で辛くも議席を確保した。8区では無所属前職が強固な地盤を生かして当選した。

5274チバQ:2017/10/26(木) 22:59:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2017/kan/CK2017102402100040.html
神奈川
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その時、議席動く 自民「全員」 立民「躍進」 公明「落選」 共産「死守」
2017年10月24日
 二十二日投開票の衆院選は、二十三日朝までに比例南関東ブロックの復活当選も含め、全ての当選者が決まった。自民は十七人の全候補者が当選し、立憲民主は六人のうち五人が議席を得る躍進を見せた。公明は県内唯一の議席を失い、希望や共産は苦戦した。小選挙区の投票率は51・97%と、前回(53・88%)に比べて1・91ポイント下がり、二回連続で過去最低を更新した。 (衆院選取材班)
 十七人の候補のうち十六人が前職、一人が元職という手堅い布陣で臨んだ自民は十三の小選挙区で勝利。負けた4、8、9、12区でも全員が比例復活した。8区は前職が公示前に離党し、急きょ擁立した元職候補が善戦した。
 前職四人を含む十六人が立候補した希望は全選挙区で苦戦し、当選者は前職の三人にとどまった。小選挙区で勝ったのは9区のみで、14、16区は比例復活。17区の前職は議席を失った。
 公明は6区の前職が立民の前職に惜敗。県内唯一の小選挙区の議席を失った。自公協力の象徴として二〇〇〇年から6区で候補者を立て、負けたのは政権交代が実現した〇九年以来。
 前職一人を含む十二人を擁立した共産は、野党共闘の中で立ち位置が曖昧になり、伸び悩んだ。10区の前職が比例復活して公示前の勢力を維持した。
 リベラルの受け皿を目指した立民は躍進し、六人のうち小選挙区で三人が当選した。前回(一四年)も接戦だった6、12区の前職に加え、新人が前職二人に挑んだ4区で小選挙区をものにした。1区の前職、7区の新人も比例復活した。
 維新は6区で新人が立候補。組織力や地盤のない苦しい戦いを強いられ大差で敗れたが、比例復活で辛くも議席を確保した。8区では無所属前職が強固な地盤を生かして当選した。
◆4区

 三つどもえの激戦を制した立民新人の早稲田夕季さん(58)は二十二日午後十一時半ごろ、鎌倉市の事務所に姿を見せた。「激戦区で勝たせていただきました」と笑顔で感謝を伝えると、拍手と歓声に包まれ「日を重ねるごとに(立民への)期待感が高まるのを感じた。その期待を政策で実現できるよう、全力で頑張りたい」と話した。
 一方の自民は前職山本朋広さん(42)と、党員ながら無所属で出馬した前職浅尾慶一郎さん(53)に事実上、分裂。山本さんは比例で復活したものの票が割れ、共倒れの結果になった。
 浅尾さんは一九九八年以来、参院二期、衆院三期務めた国会議員の職を失った。陣営幹部は「(立民に吹いた)風には勝てなかった」と分析。浅尾さんは「私の力不足」と語った。
◆7区

 7区では立民新人の中谷一馬さん(34)が比例で復活。二十三日未明、横浜市港北区の事務所で支援者と抱き合い、喜びを爆発させた。「毎日、情勢が変わる難しい選挙戦だった」と振り返り「私に思いを託してくれた有権者一人一人の勝利。頂いた議席を日本のために役立てていきたい」と力強く語った。
◆9区

 9区は希望結党メンバーの一人の前職、笠浩史さん(52)が自民前職らを振り切った。笠さんは二十三日未明、川崎市多摩区の事務所で「先が見えない選挙だった」と振り返り、「もう一度、政権交代への期待を寄せてもらえる政党にしていく」と述べた。
 希望は、首都圏で伸び悩んだ。笠さんは報道陣に「小池百合子代表の『排除』発言や野党の内部分裂のようなイメージもあり、厳しい面があった。小池代表への批判がそのまま党への批判になった」と分析した。
 三つどもえの激戦を制した立民新人の早稲田夕季さん(58)は二十二日午後十一時半ごろ、鎌倉市の事務所に姿を見せた。「激戦区で勝たせていただきました」と笑顔で感謝を伝えると、拍手と歓声に包まれ「日を重ねるごとに(立民への)期待感が高まるのを感じた。その期待を政策で実現できるよう、全力で頑張りたい」と話した。
 一方の自民は前職山本朋広さん(42)と、党員ながら無所属で出馬した前職浅尾慶一郎さん(53)に事実上、分裂。山本さんは比例で復活したものの票が割れ、共倒れの結果になった。
 浅尾さんは一九九八年以来、参院二期、衆院三期務めた国会議員の職を失った。陣営幹部は「(立民に吹いた)風には勝てなかった」と分析。浅尾さんは「私の力不足」と語った。

5275チバQ:2017/10/26(木) 22:59:54
◆12区

 12区は立民前職の阿部知子さん(69)が七回目の挑戦で初の小選挙区当選を果たした。当初、希望との連携も模索したが、いち早く見切りを付けて新党に参加。二十三日未明、藤沢市の事務所で「(立民が)野党第一党になりそう。民主主義を守るため、国会で存在感を示します」と決意を述べた。
 自民前職の星野剛士さん(54)の事務所は、小選挙区での敗北に重い雰囲気。間もなく比例復活が決まったものの、星野さんは「すべてを見直し、次の選挙で何としても雪辱を果たしたい」と支持者に誓った。
◆16区

 激戦の16区で勝った自民前職の義家弘介(ひろゆき)さん(46)は二十三日未明、万雷の拍手に迎えられ厚木市の事務所へ。「本当にありがとうございました」と深々と頭を下げ、「地に足を着け、汗の臭い、土の臭い、水の香り、森の香りがする代議士となるよう成長していきたい」と笑顔で話した。
 希望前職の後藤祐一さん(48)は比例で復活。民進離党や新党結成など、この間の激動を「一年分ぐらいに感じた」と振り返り「今回当選させて頂いた意味は今まで以上に大きい。現場の声を反映した、自民と違う提案を分かりやすい形でしていきたい」と述べた。
◆6区

 6区は「打倒自公」を訴えた立民前職の青柳陽一郎さん(48)が公明前職の上田勇さん(59)に競り勝ち、初の小選挙区当選を決めた。
 二十二日深夜、横浜市保土ケ谷区の事務所に当確が伝えられると、青柳さんは支援者とハイタッチや握手を繰り返した。長期政権の弊害を訴えて、左派層や無党派層への浸透を図り「国民の声から生まれた立憲民主への期待が広がった」と喜びを爆発させた。
 落選した上田さんは同市旭区の事務所で、支援者に深々と頭を下げた。菅義偉官房長官ら自民幹部が来援して自公の結束を強調したが、支持を広げられなかった。比例に重複立候補していないため議席を失うこととなり「全国的に与党が支持された中で、及ばなかったのは私の力不足」と厳しい表情で語った。
 その一方、維新新人の串田誠一さん(59)が比例で復活した。テレビで開票速報を夜通し見たが朗報は届かず、妻久子さん(52)に「一生懸命やったよ」と慰められた。落選を覚悟して寝ようとした二十三日午前六時ごろ、友人から「おめでとう」のメールを受け、当選を知った。「支えてくれた仲間のためにも国会の改革を進めたい」と語った。

5276チバQ:2017/10/26(木) 23:01:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/shuin2017/chi/CK2017102402100030.html
千葉
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自民1増、12議 席県内13小選挙区
2017年10月24日
写真
 衆院選は二十三日未明に開票作業が終わり、県内十三の選挙区のうち、自民が前回の衆院選を一つ上回る十二選挙区で勝利した。民進から合流するなどした希望と立民は、1区の田嶋要さんが敗れるなど、選挙区では議席を得られなかった。4区では、民進出身で無所属で出馬した前首相の野田佳彦さんが議席を死守し、八選を果たした。
 自民は4区を除く選挙区で議席を獲得。1区では過去二回比例復活だった前職の門山宏哲さんが接戦を制した。4区で比例復活した新人の木村哲也さんを含め、候補者全員が当選した。
 連携協定を結んだ公明に選挙区で自民候補を応援してもらい、比例では公明に投票する「票のバーター」が奏功したとみられる。民進から希望、立民に分裂するなどして、野党候補が複数の選挙区で競合。票が分散したことも有利に働いた。
 希望は、民進出身の五人、東京から国替えなどの独自候補の七人の計十二人が出馬したが、当初見込んだ追い風が吹かず、無党派層などを取り込めなかった。
 立民は民進出身の四人を含め六人が立候補。リベラル層から一定の支持を得て、6区では元職の生方幸夫さんが自民候補に迫り、比例復活した。三つの選挙区では共産が出馬を取り下げ、候補者を一本化したことが立民の比例での議席獲得につながった。
 十人の候補を立てた共産のほか、維新や社民は新党の注目度に埋没してしまい、政権批判票などを集められなかった。 (衆院選取材班)

5277チバQ:2017/10/26(木) 23:01:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710250022.html
【衆院選】千葉での自民大勝 想定外の「野党分裂勝因」自民関係者「信任されたとは言い切れない」
10月25日 13:09産経新聞

【衆院選】千葉での自民大勝 想定外の「野党分裂勝因」自民関係者「信任されたとは言い切れない」
当選証書を受け取る自民の渡辺博道氏=24日、県庁(中辻健太郎撮影)
(産経新聞)
 24日に千葉県庁で行われた衆院選の当選証書付与式。選挙区を制した議員や陣営関係者に、県選挙管理委員会の長谷川康博委員長から証書が手渡された。当選者のために並べられた13脚の椅子のうち、千葉4区の無所属、野田佳彦氏陣営を除く12“議席”に、自民の議員や関係者が腰掛けた。

 自民の12選挙区での大勝は、平成17年の「郵政選挙」以来。残る1選挙区でも、4区で新人の木村哲也氏が比例復活を果たし、13候補全員が当選する圧勝となった。

 「全選挙区で国会議員を送り出せ、大変うれしい。価値ある勝利だ」。自身も6区で7選した県連選挙対策委員長の渡辺博道氏は、満足そうに話した。その上で「野党の分裂が大きかった。われわれも想定していなかったが、一寸先は闇だと肌で感じた」と分析した。

 一寸先の闇は、自民が下野した21年8月の衆院選で経験している。“敵失”に乗じて勢いづいた結果に、当選証書を受け取る自民各陣営におごりたかぶった高揚感はなく、気を引き締めているようだった。

■  ■

 千葉県内では民進の候補者10人が公示直前に希望、立民、無所属に3分裂。民進から希望入りした5人は、小池百合子代表の運営方針への不信感や、民進時代からの政策の転換で有権者の反発を招いたとみられ、苦戦を強いられた。

 分裂する野党への不信感が「自民に流れた部分がある」(渡辺氏)といい、結果的に自民への追い風になったようだ。地方議員からは「『自民が勝った』というより、『分裂した野党が負けた』選挙戦だった」と評する声が上がる。

 だが、中にはその野党分裂により苦戦を強いられた選挙区もあった。渡辺氏の6区では、希望の路線に反対した生方幸夫氏が立民に合流。改憲反対などを掲げる立民は安倍政権批判票の受け皿となり、6区を含む3選挙区では共産が候補者を下ろす野党共闘も実現した。生方氏は終盤にかけて支持を伸ばし、出口調査でも渡辺氏に迫る勢いを見せた。

 自民県連幹事長の河上茂県議は「後半、『勝てるかもしれない』と踏んだ共産の動きが激しく、地方議員にかなりげきを飛ばした。手ごわかった」と振り返る。渡辺氏も「共産の運動量が驚異的で、かなり追い上げられた実感があった」と話し、選挙区では勝利したものの、1万1千票差と僅差で、生方氏は比例で復活当選。「立民の結成がもう少し早ければ、結果が変わった可能性もある」(渡辺氏)

■  ■

 自民大勝の裏で、投票率は戦後最低だった前回選の51・24%をさらに1・35ポイント下回る49・89%となった。初めて50%を切り、県民の国政への期待度の低さが浮き彫りになった。

 自民関係者は「選挙期間中に悪天候が続いた影響もあるだろうが、それを差し引いても49・89%は低い。数字通り“四苦八苦”の投票率になってしまった。自民が信頼されたとは言い切れない」とため息をつく。

 県連会長の桜田義孝氏は、「政権選択選挙で、自民への投票は安倍内閣是認を前提としたもの。選挙戦の勝利は内閣への一定の信任が得られたものと受け止めている」とした。その一方、自民の当選者の中でも「候補者は好きだけど、安倍首相には苦手意識があるという支持者もいた」との声もある。

 自民関係者が一致して「信任された」と胸を張れないのは、低投票率が影響していまいか。“敵失”はそう何度も続くものではないだろう。圧倒的な支持を得られれば、訴えてきた政策の強力な推進力となる。選挙をするたびに投票率が下がる現実に向き合う必要があるといえそうだ。

5278チバQ:2017/10/26(木) 23:03:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk19010150000c.html
<衆院選2017>小選挙区 自民、1議席確保 /山梨
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選が22日、投開票され、山梨2区は自民系無所属前職の堀内詔子が当選を決めた。今回の衆院選では公示前に民進党が分裂。新党からの立候補が相次ぎ、県内では野党共闘の調整が不調に終わっていた。堀内氏が勝利を収めたことで、山梨では少なくとも1議席を与党が確保した。1区は23日未明も開票作業が続いた。投票率は前回(59・18%)を1・52ポイント上回る60・70%だった。【衆院選取材班】

 ◆2区

 ◇保守対決は堀内氏 長崎氏、支持広がらず

 今回も保守分裂選挙となった山梨2区。これまでの構図とは異なり、いずれも自民党系前職の堀内詔子氏と長崎幸太郎氏の有力2候補が、無所属で立候補した。比例復活のない「背水の陣」となったが、堀内氏が再選を果たした。

 堀内氏は、地域支部を各地に作るなど地道な支援の輪を広げたことが奏功した。党公認は得られなかったが、県議団からは「県連公認候補」として支援を取り付けた。

 選挙戦では「後がない戦い」と有権者に訴えた。推薦を受けた公明の支持層にも食い込み、組織票に上積みした。堀内氏は「山梨県人の誇りをかけて戦ってきた。山梨のために働く」と述べた。

 2区では2005年郵政選挙を境に保守が分裂。郵政民営化法案に反対した故堀内光雄元通産相が自民を離党し、「刺客」として送り込まれたのが長崎氏だった。09年は復党した光雄氏が公認を得て、長崎氏は離党。12年からは光雄氏の後継として義理の娘、詔子氏が立候補し、長崎・堀内両氏による激しい争いが続いてきた。

 公示直前に自民復党が決まった長崎氏は「世直し」を掲げて選挙戦を戦った。復党効果を生かして保守層を手堅くまとめ、希望の党や立憲民主党の支持層にも一部食い込んだが、及ばなかった。

 立憲新人の小林弘幸氏、希望新人の井桁亮氏、共産党新人の大久保令子氏らは「しがらみ政治」の打破や「安倍1強政治」からの転換を訴えたが、支持は広がらなかった。

 ◆1区

 ◇中谷・中島両氏、譲らず 開票作業深夜まで

 山梨1区は、自民党前職の中谷真一氏と、無所属前職で民進党県連代表の中島克仁氏による「一騎打ち」となった。

 中谷氏は、今回の選挙で比例代表に回った宮川典子氏を選対本部長に据えた。両氏が地域ごとに役割分担して、きめ細かな選挙戦を展開。地域支部の立て直しを図り、後援会組織も充実させた。昨夏の参院選で敗北した反省を踏まえ、団結した県連の県議団から支援も受けた。

 選挙戦では株価の上昇をはじめ、改善傾向にある経済指標を列挙し、政権の実績をアピール。その上で、地域経済の活性化を主に訴えてきた。「国の支援を引き出し、古里を守り抜く」などとし、政権継続の必要性を強調した。

 中島氏は、前回総選挙で旧民主党の公認として出馬したが、今回は希望の党への合流を巡り民進が分裂。無所属で選挙戦に挑んだ。

 連合山梨や山梨教職員組合の推薦を受け、輿石東元参院副議長も個人演説会に駆け付けるなど、組織力をフル活用して支持拡大を狙った。リベラル層を意識し、社会保障や医療福祉の充実を強調。希望、立憲民主党の両支持層に加え、無党派層への浸透も目指した。街頭では「国民の心の叫びに向き合わない政権に立ち向かいたい」などと繰り返し、政権批判の「受け皿」となることを目指した。

 共産党新人の宮内現氏は憲法改正や消費増税の反対、幸福実現党新人の西脇愛氏も国防強化を掲げて選挙戦を戦った。

 ◇宮川氏、比例で3選 南関東 「コスタリカ」単独1位

 比例代表で立候補した県出身者では、南関東ブロックで自民党の宮川典子氏(38)が3回目の当選を果たした。宮川氏は同ブロックの党単独1位だった。

 宮川氏は2012年の総選挙で、旧山梨1区から出馬して初当選した。しかし前回衆院選の14年から区割り変更に伴って選挙区数が3から2に減った。山梨では1区と比例代表の候補者を選挙ごとに交代させる「コスタリカ方式」が取られ、今回は宮川氏が比例に、中谷真一氏が小選挙区に回っていた。

 この他、南関東ブロックでは公明党山梨事務長、井川泰雄氏(43)が比例単独5位で立候補している。

 小選挙区も1区は共産党新人の宮内現氏、2区は希望の党新人の井桁亮氏、立憲民主党新人の小林弘幸氏がいずれも重複立候補している。名簿登載順位は他候補と同列で、宮内氏が5位、井桁氏と小林氏は1位。党の獲得議席数や小選挙区の当選者にどれぐらい得票が迫ったかを示す「惜敗率」で当選が決まる。

5279チバQ:2017/10/26(木) 23:04:03
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk19010063000c.html
<衆院選2017>12日間を振り返る 1区 「個」訴え戦略奏功 中島氏3選、退路断ち陣営一体感 /山梨
10月24日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された衆院選は自民、公明両党が衆院の3分の2を超える議席を確保した。山梨では1区は民進党県連代表で無所属前職の中島克仁氏が他候補を振り切り、保守分裂選挙となった2区は、当選を果たした堀内詔子氏が自民から追加公認された。事実上、与野党が議席を分け合う形となった山梨の衆院選。各選挙区では何が起きていたのか。各選挙区の12日間を振り返る。【衆院選取材班】

 「信じた仲間と自分らしくやれば必ず結果は出ると考えてきた」。当選確実となった22日深夜、前回に続く小差の末の勝利に中島氏は目を赤く染め、深々と頭を下げた。

 中島氏と自民前職の中谷真一氏が「一騎打ち」を繰り広げた1区。民進県連幹部は「国会で何がしたいのか明確に訴え、それが有権者に届いた」と勝因を語る。自民県連を中心に組織力をフル回転させた中谷氏とは異なり、「個」を訴える戦略が奏功した。

 中島氏は2012年に旧民主党、14年には旧みんなの党から出馬。今回は、所属する民進が希望の党への合流を巡って分裂した。中島氏は態度を保留し、公示まで1週間を切った今月5日に無所属での出馬を決めた。選挙戦に向け、本格的に動き出したのはここからで「東京の動きに巻き込まれ、大きく出遅れた。追いつけるか分からない」と関係者は焦りを隠さなかった。

 自民は1区で、選挙ごとに小選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」を採用している。中谷陣営は前回総選挙で中島氏に惜敗した宮川典子氏と役割分担し、きめ細かに地域を回った。終盤まで「中谷氏優勢」との報道も続いた。

 無所属は比例復活がなく、ポスターの枚数が限られるなどデメリットもあるが、退路を断ったことで中島陣営には一体感が生まれたという。医師でもある中島氏は地元の診療所で地域医療に携わる活動を続けており、医療政策や社会保障分野の課題を丁寧に語り掛けた。選挙戦では地盤の北杜市を重点的に回り、中谷氏に5000票以上の差を付けた。自民県連幹部は「一番の敗因は日ごろ地域を回っているかどうかだった」と漏らす。

 中島氏は前回選挙に続き、輿石東元参院副議長の選挙母体だった山梨教職員組合と連合山梨からも推薦を受けた。希望へ合流しなかったことで従来の支持層を離さず、無党派層や他党にも支援を働き掛けた。中谷氏優勢の報道を尻目に、最終盤にかけて猛烈な追い上げをみせ、他候補を抜き去った。

 しかし、いばらの道は始まったばかりだ。このまま無所属で議員活動を続けるのか、それとも帰属する政党を新たに選ぶのか。中島氏が下す決断に注目が集まっている。

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 ◆開票結果

 ◇1区=選管最終発表

当107,007 中島克仁 50 無前

比105,876 中谷真一 41 自前W

  21,320 宮内現 35 共新W

   7,119 西脇愛 32 諸新

 ◇2区=選管最終発表

当 70,532 堀内詔子 51 自前

  67,434 長崎幸太郎 49 無前

  22,684 小林弘幸 45 立新W

   9,719 井桁亮 48 希新W

   5,414 大久保令子 67 共新

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 ◆喜びの当選者

 ◇1区

中島克仁(なかじま・かつひと) 50 無(民)前(3)

 医師[歴]旧みんなの党政調副会長▽帝京大

5280チバQ:2017/10/26(木) 23:05:12
>>5193 2区
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171026ddlk19010066000c.html
<衆院選2017>12日間を振り返る 自民分裂の「溝」深く 最終決戦幕引きの一方で /山梨
00:00毎日新聞

 「前回総選挙では全国で沖縄と山梨だけが小選挙区で自民の議席を一つも獲得できなかった」。公示を直前に控えた8日、甲府市で開かれた自民党県連の会合後、記者の取材に森屋宏会長はそう力を込めた。

 故金丸信氏らが輩出し、保守王国と称された山梨。しかし、2005年の郵政選挙をきっかけに発生した保守分裂の争いは、県連の地盤沈下を引き起こした。昨夏の参院選でも民進党新人に議席を譲り、県連は10年以上続いた「内輪もめ」に終止符を打とうと、統一会派を作って組織の一本化を図った。

 県連は山梨2区では堀内詔子氏を推すと決めた。しかし組織のまとまりを欠き、一部の県議は公然と長崎幸太郎氏を支援した。森屋県連会長は選挙後に、長崎派の議員と協議の場を設ける意向を示したが、ある県議は毎日新聞の取材に「話し合うつもりはない」と強く反発している。

 党本部は今回の総選挙を「保守分裂の最終決戦」と位置づけ、長く続いてきた混乱の幕引きを図る。一方で、「山梨に骨をうずめる」と活動を続けてきた長崎氏の支持基盤は厚く、一部の首長や市議の間にも浸透。深まった溝は簡単に埋まりそうにはない。当の長崎氏は取材に「(今後のことは)これから考える」と述べるにとどめた。

 ◇1区でも難題が

 一方の1区でも、新たな難題が持ち上がりつつある。

 区割り変更に伴って、自民は前回総選挙から小選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」を採用している。今回は中谷真一氏が小選挙区で戦い、宮川典子氏が比例代表に回った。

 「ここまで組織として支援できた選挙はなかった」。中谷陣営の選対本部長を務めた宮川氏は12日間の戦いを前向きに総括したが、前回は宮川氏、今回は中谷氏が、小選挙区で中島克仁氏に議席を奪われ、県連は大きな衝撃を受けている。

 県連は2人の候補が選挙区内を駆け巡る「1+1=2」の相乗効果を期待した。しかし、ある自民関係者は「同じ小選挙区に2人の自民候補がいるという難しさを乗り越えられなかった」と指摘する。

 コスタリカ方式では、比例に回る候補は名簿上位が約束される。宮川氏は早々に当選を決め、さらに小選挙区で敗北した中谷氏が比例で復活。同じ南関東ブロックの他県連から「山梨は優遇されすぎている」などと批判が高まるのは必至だ。

 選挙後、記者会見を開いた森屋会長は、次期衆院選ではコスタリカ方式を採らないことを明言した。事実上の公認候補となる1区支部長をどうするかは未定で、「党本部が決める」としているが、調整に失敗すれば、2区同様に保守が分裂するリスクもはらむ。地方選挙にも影響が出かねず、県連は厳しいかじ取りを迫られている。【衆院選取材班】

5281チバQ:2017/10/26(木) 23:08:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201710/CK2017102502000136.html
【東京】

<衆院選 担当記者が振り返る>(上)

2017年10月25日


小選挙区の区割り変更があった選挙区では、期日前投票所で混乱しないよう張り紙も=港区役所で
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 衆院選取材で都内を駆け回った記者たちが、選挙戦を振り返った。
 記者A 今回の衆院選は混乱したね。希望の党の公認候補発表は公示の一週間前。出馬会見が公示日前日の夜になった候補もいた。急ごしらえの陣営ゆえに、選挙が始まっても遊説日程さえ行き当たりばったりだった。
 記者B 静岡4区から東京16区に「国替え」した希望の田村謙治さん(49)は事務所を確保できたのは公認発表前日の今月二日。机などが整うまでは床に座っての作業だった。17区の希望西田主税さん(55)も事務所を探したが結局、連携する都民ファーストの会の都議の事務所を使った。
 記者C 希望の落下傘候補を支える選挙区の関係者も戸惑っていたよ。都民ファーストのある都議は「公認が決まった翌日に初めて会ったのに、数日後にビラや荷物が急にうちの事務所に届いた。必然的にうちの後援会で抱えざるを得ないが、人手も限られる」と頭を抱えていた。選挙直前、二人の都議が都民ファーストを離党したこともあり「希望の党の選挙を手伝いたくない、という支援者もいる」と困っていた。
 記者D 民進から出馬予定だった新人には公示前、希望の関係者からアプローチがすごかったみたい。ある候補者には、民進から希望に移った国会議員から電話があり「希望に来ないなら刺客を立てる」と具体名まで出されたという。別の候補も、この国会議員から何度も電話で説得されたとか。二人とも結局、理念が違うと立憲民主からの出馬を選んだ。希望の候補者擁立は相当難航した様子がうかがえるね。
 記者E 元職の櫛渕万里さん(50)にはやきもきした。解散が迫っても連絡が付かず、出馬会見を何度もキャンセルした。結局、民進を離党して希望から千葉3区で立つとファクスが届いた。無所属でも地元の23区で出ていれば、ノーベル平和賞で注目を集めたNPO「ピースボート」元事務局長という肩書をアピールできたのに。
 記者D 希望と立憲民主のどちらで出馬するかを巡り、選対に亀裂が入った候補者も。小池新党から出馬するよう候補者を説得するも失敗し、たもとを分かった元国会議員は「当選より理念を大事にするなんて政治を分かっていない。議席をもらってから何ができるか考えたら良いんだ」と恨み節をこぼしていた。ある意味、核心を突いているのだろうけど違和感も覚えた。理念より当選を大事にし過ぎる結果が、政治不信を招いている点も忘れてはならないと思う。
 記者F 選挙区の区割り変更の影響もあったね。十万人以上の有権者が入れ替わった7区は、立憲民主の長妻昭さん(57)より自民の松本文明さん(68)にとって不利だったと思う。新たに加わった目黒区の地区の商店街を、区議らの先導で練り歩いたが「若宮さん(5区の自民候補)じゃないの」と戸惑う住民もいた。逆に、7区から10区に移った中野区北部は、松本さんの自宅もあり、これまで票田だった地区だった。
 記者G 三軒茶屋駅前は区割り変更で5、6区の境界線が複雑になった場所。公示日の夕方、ここで5、6区の自民候補二人が続けて演説をした。二人の街宣車が並んだのは、両区の境界線となる駅前通り。掛け持ちする応援弁士もいて、合わせて一時間以上の演説の間、自民の支援者が集結した。選挙戦終盤に安倍晋三首相が応援に来た時も、ここで両候補と並んだ。区割りで混乱した有権者もいただろうが、陣営側は共演の相乗効果も狙えたのかも。

5282チバQ:2017/10/26(木) 23:08:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201710/CK2017102602000120.html
<衆院選 担当記者が振り返る>(下)

2017年10月26日


雨の中、候補者らの最後の訴えを聞く有権者ら=21日夜、千代田区で
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 記者H 19区の末松義規さん(60)は、野党再編のドタバタに巻き込まれていた。結局、立憲民主党から立候補して比例代表で復活当選したが、公示のころは「ひどく疲れている様子だ」と心配する声も聞かれたよ。選挙戦後半からは立憲民主の勢いを感じた。街頭でも「(期日前投票で)もう投票したよ」と握手する人が急増したね。
 記者F 7区では、立憲民主の長妻昭さん(57)に握手を求める有権者が多いのに驚いたよ。いくら「ミスター年金」として知名度抜群でも二、三分に一回とは。陣営も「前回の五倍以上」と言っていた。ある陣営幹部は、希望の党の小池百合子代表の「排除」発言で「立憲民主の候補者が『弱者』のイメージになり、応援したいと思われたのでは」と分析していたよ。
 記者I 18区は希望の失速で事実上、五度目の「土菅(どかん)戦争」に。序盤は自民の土屋正忠さん(75)が優勢だったが、立憲民主の菅直人さん(71)が巻き返した。立憲民主への追い風が大きいが、直前の武蔵野市長選で四野党の支持を得た元民主都議が自民推薦候補に大勝していた。菅さんは「市長選の勝利は大きかったね」と話していたよ。
 記者J 比例代表で復活当選した3区の松原仁さん(61)は「希望の看板はマイナスだったな」と本音をもらしていた。「立憲民主から出たら小選挙区でトップだったかもね」とも。選挙戦の途中から、たすきの色を民進時代の赤に戻すなど、必死に希望カラーを打ち消していた。
 記者K 21区で勝った希望の長島昭久さん(55)は、四月に民進に離党届を出して除名され、希望の結党に参加した。「排除」発言後、陣営は「支持者から長島さんは好きだけど小池さんは嫌いと言われる。個人の力だけで戦っている状態」とぼやいていたね。
 記者J 希望の失速を実感したのは、小池代表と民進の前原誠司代表が並んだJR大井町駅前。約三百人に熱っぽく訴えたが、反応は冷ややか。七月の都議選の熱狂がうそのようだった。去り際に「都政に専念しろ」とやじも飛んでいたよ。
 記者L 都議選といえば、公明が自民ではなく都民ファーストと協力し、12区に属する北区では自民が都民ファーストに敗れた。衆院選では自公の結束を強調し、公明の太田昭宏さん(72)の出陣式で、自民の北区議が太田さんの手を二分半も掲げて演説していたのが印象的だった。
 記者M 名字が同じ候補者も話題に上っていた。10区は「鈴木」さんが二人いた。うち身長一九〇センチの候補者は「背の高い方です」と強調していた。勝ったのはもう一人の鈴木さん。百四十六票が「鈴木」とだけ書かれ、案分された。1区と25区も名前や名字が同じ候補者がいて、判別できない票があったそう。
 記者G 希望の5区と6区の候補者が、7区の渋谷駅前にいたのは奇異だった。雨の中、街宣車の上でひたすら手を振るだけ。小池代表の到着後、やっとマイクで安倍政権批判や「しがらみのない政治」を訴えたが、自身の政策はさっぱり。集まっていたのは小池代表見たさのやじ馬で、5、6区の有権者はほとんどいなかったのでは。二人とも落下傘候補で小池代表頼みのようだった。
 記者I 確かに。希望の候補者は、小池代表のコピーのような演説が目についた。終盤、オリジナリティーが出てきたが、付け焼き刃の印象が残ったね。
 記者M 台風による荒天の投票日というのも強烈だった。10区の希望若狭勝さん(60)の事務所は、開票率13%で当落判明前なのに、安全のため支援者を帰宅させた。残った区議ら約十人の沈痛な表情が並ぶ事務所は、いたたまれない雰囲気に。比例復活もなく、落選が決まった翌日、若狭さんは「無党派層の人は天候にも多少影響される。もっと投票率が上がれば…」と嘆いていたよ。

5283チバQ:2017/10/27(金) 00:14:00
12年→14年→17年の比例議席数

○公明党
北海道:1→1→1    
東北 :1→2→1
北関東:3→3→2
南関東:2→3→2
東京 :2→2→2
北信越:1→1→1
東海 :2→3→2
近畿 :4→4→4
中国 :2→2→2
四国 :1→1→1
九州 :3→4→3
比例小計22→26→21
小選挙区 9→ 9→ 8
  合計31→35→29

○共産
北海道:0→1→0
東北 :1→1→1
北関東:1→2→1
南関東:1→3→2
東京 :1→3→2
北信越:0→1→1
東海 :1→2→1
近畿 :2→4→2
中国 :0→1→0
四国 :0→0→0
九州 :1→2→1
比例小計 8→20→11
小選挙区 0→ 1→ 1
  合計 8→29→12

5284チバQ:2017/10/27(金) 00:14:32
http://gooddays.hateblo.jp/entry/2017/10/25/231015
各党の得票数(単位:万人)
自民1766→1856 比例得票33% 全議席61%
公明731→698  比例得票13% 全議席6%
民主978     前回比例得票18% 前回全議席15%
→立憲民主1108  比例得票20% 全議席12%
→希望968     比例得票17% 全議席11%
共産606→440   比例得票8%  全議席3%
維新838→339   比例得票6%  全議席2%
社民131→94   比例得票2%  全議席0.4%
幸福実現26→29
支持政党なし10→13


https://togetter.com/li/1164558
にゃかがわりょうじ @nyakagawa_r2017-10-25 11:47:20
自民党の比例得票率
2005(衆)38.18%
2007(参)28.08%
2009(衆)26.73%
2010(参)24.07%
2012(衆)27.79%
2013(参)34.68%
2014(衆)33.11%
2016(参)35.91%
2017(衆)33.28%

にゃかがわりょうじ @nyakagawa_r2017-10-24 20:34:32
公明党の比例得票数
2005(衆)898万
2007(参)776万
2009(衆)805万
2010(参)763万
2012(衆)711万
2013(参)756万
2014(衆)731万
2016(参)757万
2017(衆)697万
700万を割ったのは現公明党になって初めて

にゃかがわりょうじ @nyakagawa_r2017-10-24 22:35:52
主要野党の比例得票推移(単位は万)。こうやって見ると、選挙の度に与野党間でダイナミックな
票移動があるわけではなくて、あくまでも野党間での票移動が主なんじゃないかと思う。
今回は若干野党側が積み増したと思うけど。 twitter.com/nyakagawa_r/st…


にゃかがわりょうじ @nyakagawa_r
H25 民713+維635+共515+み475+社125+生94=2557
H26 民977+維838+共606+社131+生102=2654
H28 進1175+共601+維515+社153+生106=2550
H29 立1108+希967+共404+維338+社94=2911
22:32 - 2017年10月24日

5285チバQ:2017/10/27(金) 19:40:23
https://news.goo.ne.jp/article/gifu/region/gifu-20171027094252.html
阿知波氏が政界引退へ 岐阜5区から出馬
09:42岐阜新聞

 衆院選で岐阜5区から希望の党の公認候補として立候補し、落選した元職阿知波吉信氏(54)が、政界を引退する意向を決めた。27日の民進党県連の会合で報告する見通し。

 阿知波氏は、総務省情報流通高度化推進室長などを経て、2009年の衆院選で旧民主党から立候補し、初当選。12、14年での衆院選では落選し、5年ぶりの国政復帰を目指していた。

 取材に「最後の戦いという覚悟だった。私が挑戦し続けることで、若い力が出てくるのを邪魔してはいけないとも考えた」と理由を述べた。

5286チバQ:2017/10/27(金) 19:44:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710270021.html
【衆院選】希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
17:14産経新聞

【衆院選】希望の党・松浦大悟氏「LGBTカミングアウト阻止された」「LGBT左派から横やり」とツイート
昨年の参院選を前に取材に応じる松浦大悟氏=平成28年6月17日、秋田市山王中島町の選挙事務所(渡辺浩撮影)
(産経新聞)
 先の衆院選の秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参院議員、松浦大悟氏(48)がツイッターで、自らが性的少数者(LGBT)であることをカミングアウトして選挙戦を戦おうとしたが阻止された-と明らかにした。

 松浦氏は26日夜、「今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。理由は選挙前に特定の候補者をピックアップできないとの事だった。だが全政党の当事者を紹介するなどの工夫は出来たのではないか。(希望の党の候補者には2人いた)」とツイート。

 「小池百合子さん率いる保守政党の候補者がカミングアウトする事を阻止しようとするLGBT左派からの横槍(よこやり)も入った」「小池百合子氏、細野豪志氏にはカミングアウトして選挙を戦う事の了解を取っていた」「しかしそれは叶わなかった」などとした。

 松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選。民進党秋田県連代表も務めた。今月22日投開票の衆院選では秋田1区で希望の党から出馬し、落選した。

 参院議員時代にLGBT問題に取り組み、22年10月18日の参院決算委員会で、国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだと質問。片山善博総務相から「今後検討していきたい」との答弁を引き出していた。

 希望の党は衆院選の公約で「LGBTの差別禁止法の制定」を掲げていた。

5287チバQ:2017/10/27(金) 19:57:24
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20171027000019.html
公認反発組、自民が対応に苦慮 保守分裂の京都5区
08:32京都新聞

公認反発組、自民が対応に苦慮 保守分裂の京都5区
公認反発組、自民が対応に苦慮 保守分裂の京都5区
(京都新聞)
 自民党京都府連が、22日に投開票された衆院選京都5区で、党公認候補ではなく別の無所属候補を支援した党員への対応に頭を悩ませている。府連は公示前後に処分を示唆する文書を該当する党員に送付したが、無所属候補を支援した党員は地方議員だけで20人近くに上る。処分を強行すれば、来年の府知事選や再来年の統一地方選、参院選に影響が出かねず、府連は対応を慎重に検討している。

 府連は、衆院議員を12期務めた谷垣禎一自民前幹事長が引退する意向を表明したの受け、先月24日に公募に伴う投票を実施し、当時府議だった本田太郎氏=宮津市・与謝郡=を5区の候補に選んだ。

 この結果に、同じく公募に応じていた四方源太郎府議=綾部市=を推していた地方議員らが「選考委員の人選や票配分の根拠が不透明」などと反発。綾部市の自民市議全員と京丹後市の自民市議の約半数、福知山市議らが、党員で前京丹後市長の中山泰氏の支援に回った。

 府連は公示前後に京丹後市の各党支部や党綾部支部長の綾部市議会議長の安藤和明氏らに「反党行為が継続される場合は除名処分など厳正に対処する」などと警告する文書を送った。中山氏の演説会に出席するなどした与謝野町議会の勢籏毅議長らに対しては、宮津市にある本田氏の事務所に出入り禁止の張り紙を掲示した。

 こうした府連の締め付けに、「処分は甘んじて受け入れる」と一定容認する声がある一方、「やり過ぎだ」と反発する意見もくすぶる。ある地方議員は「処分すれば、党員の大量離党を招き、府北部で自民党の力が衰退する」と警鐘を鳴らす。

 中山氏は本田氏に2倍近い票差で敗北したものの、地元の京丹後市では本田氏の2倍を超える票を獲得し、綾部市でも168票差まで迫った。府北部では、2014年4月の与謝野町長選や昨年6月の福知山市長選で自民推薦候補が無所属候補に敗れている。11月には本田氏の自動失職に伴う府議補欠選挙も予定されており、混乱が続くことを懸念する声もある。

 府連内では「無罪放免では組織として示しがつかない」との強硬論がある一方、「今後の選挙を考えると、これ以上波風を立てるのは得策ではない」との見方も根強くある。二之湯智府連会長は「(中山氏を支援した)党員の具体的な動きを調査し、処分するかどうかも含めて慎重に検討したい」と話している。

5288チバQ:2017/10/27(金) 20:03:08
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo/syuin2017/kennai/news/20171024353549.html
民進系の苦境、共産が救う
新潟ショック再び(上) 共闘効果

 22日投開票の第48回衆院選は県全域で「自民対野党共闘」の図式となり、県内6小選挙区で野党側が4勝2敗と勝ち越した。昨年の参院選、知事選に続き、共闘態勢を敷いて票を積み上げた野党陣営。自民党は2期生が支持基盤の弱さを露呈し、小選挙区で五つあった議席を半分以下に減らした。与党が3分の2の議席を得た全国情勢と正反対の結果は、関係者に衝撃を与えた。なぜ県内では与野党勢力が逆転したのか-。激戦を総括し、今後の県内政界地図を展望する。(敬称略)

 開票率99%、黒岩宇洋9万5644票、斎藤洋明9万5594票-。テレビに開票速報が映し出された瞬間、新発田市の選挙事務所は沸き立った。

 一部報道でいったんは斎藤に打たれた当確が取り消された後の、わずか50票差の“大逆転劇”。黒岩はぼうぜんとし、夫人の美春は泣きじゃくった。具合が悪くなり救急車で運ばれる支持者も出るなど騒然とした雰囲気の中、黒岩は目を赤くし、声を振り絞った。

 「新潟の力を示すことができた」

   ■   ■

 黒岩は新潟3区の「野党統一候補」として無所属で戦ったが、解散直後は希望の党への合流を表明していた。これに待ったをかけたのが、憲法改正に反対し野党共闘を重視する支持者たちだ。共闘候補が与党候補を破った2016年の参院選と知事選に続く“新潟ショック”を期待する声が強かった。

 全6区に候補を擁立していた共産党県委員会は当初、黒岩との連携には消極的な姿勢だった。しかし、黒岩は今月5日、社民党県連幹部と共に共産党県委員会を訪れ、協力を要請。参院議員森裕子や市民団体も連携を要望し、県委員会は翌6日、3区での擁立取り下げを発表した。10日の公示のわずか4日前だった。

 野党共闘の動きは短時間に広がった。希望への合流を主導した民進党代表前原誠司のグループだった4区の菊田真紀子も、無所属を選択。民進系候補5人のうち2区をのぞく4人が「オール野党態勢」で臨み、「自民対野党共闘」の図式を鮮明化させた。

   ■   ■

 野党系を4勝2敗に押し上げた大きな要因が、前回各小選挙区で1〜2万票を獲得した共産党の組織力だった。3区を統括する党下越地区委員会は、「小選挙区は黒岩」「比例は共産党」と書いたビラを約5万枚配った。

 1区で立憲民主党の西村智奈美を支援した、共産県議の渋谷明治(新潟市東区選出)は「自分の選挙以上に動いた」。個人事務所に10台の臨時電話を置いて電話作戦を展開したほか、毎朝夕、街頭などで西村への支持を訴えた。

 本県民進系候補の後援会も高齢化してきている。頼みの綱である連合新潟の動員力も低下し、選挙戦序盤、「人が集まらない」と焦る候補もいた。支持基盤の弱体化を補ったのは、結果として共産党だった。

 元連合新潟会長で立憲民主党1区選対本部長代行の小嶋栄吉は「かなりの運動量で、票の上積みに貢献してくれた」とうなった。

 5、6区でも野党共闘の無所属新人が自民候補に善戦。6区の梅谷守は自民得票の約98%に当たる9万票余りを獲得し、5区の大平悦子も自民の約87%の票を得た。政党候補なら復活当選も可能な水準だった。

 次なる政治決戦は19年の統一地方選と参院選。共産党県委員長の樋渡士自夫は「互いを尊重することができれば、今後も共闘路線は続ける」とする。野党共闘の支援で沖縄など全国を奔走した森は、力を込める。「安倍1強を打ち破るヒントは、新潟にある」

【県関連ニュース】 2017/10/24 10:51

5289チバQ:2017/10/27(金) 20:03:32
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo/syuin2017/kennai/news/20171025353759.html
「魔の2期生」基盤弱く
新潟ショック再び(中) 自民敗北

 「安倍晋三です」-。選挙戦中盤、新潟4区で会社を経営する男性の携帯電話が鳴った。見知らぬ番号からの着信。自民党総裁で首相の安倍からだった。

 「金子恵美さんをよろしくお願いします」

 報道各社の世論調査で全国では与党勝利と予想されたが、本県は安倍自らが公認候補の支持拡大に奔走するほど情勢が厳しかった。

 党本部の調査の結果は本県6小選挙区で「全敗」。「新潟は壊滅的だ。野党共闘にやられる」。党中枢は危機感を募らせていた。

 本県小選挙区は結局、2勝にとどまり、3分の2を野党側に押さえられるという全国と対照的な結果に終わった。選挙後、党県連幹事長の県議柄沢正三は過去に述べ続けてきた懸念を、敗因に挙げた。「後援会組織をつくっていない」

   ■    ■

 「選挙に強い」といわれた自民党の力の源泉は、地域に根のように張り巡らせた後援会にある。しかし本県1〜4区の2期生候補が設立した後援会は、「形だけ」の面もあった。

 2012年に大量に初当選した前職は不祥事続きで「魔の2期生」と呼ばれ、本県の一部前職も週刊誌をにぎわせた。県連内には「政治家としての資質を疑う」との声も渦巻いている。

 業界団体をフル動員して組織票を積む「自民党型選挙」も、影を潜めた。長く自民党を支え、組合員らを動員してきた農協は静観し、選挙活動の一翼を担ってきた建設業者の動きも鈍かった。

 農協関係者は「自民党は農協改革を進め、TPPも推進した。選挙の時だけ聞き心地の良い政策を言っても信用できない」と憤る。

 選挙戦終盤に入った18日。連立政権を組む公明党の支持母体・創価学会の女性が集まった新潟市内の会合で、4区の金子は「大変厳しい戦いです」と訴えた。2区の細田健一、3区の斎藤洋明も集会などで「比例は公明党に」と呼び掛けた。

 しかし出口調査によると、県内全6区で公明票は野党系候補に2割〜4割強が流れた。東京電力柏崎刈羽原発が立地する2区では4割以上が離れた。一方、野党側は共闘した各党支持層を固め上げた。

 公明党関係者は「公明支持層には原発や安全保障へのアレルギーがある。保守層にも一定程度、反発はあるだろう」と分析する。

   ■    ■

 投票翌日の23日。比例復活を含めた当選者4人が党県議団の会議に出席し、選挙協力への謝意を述べた。そこに5区で勝った新人泉田裕彦の姿はなかった。

 党県連と対立して知事選4選出馬を断念した泉田の擁立を巡り、県連内には深刻なしこりが生じた。5区以外でも党員や有権者から「泉田問題」の説明を求められ、「選挙戦はマイナスからの始動だった」との見方は強い。

 副議長で県議の沢野修は「泉田氏と自民党の考え方は違う。泉田氏の擁立は筋に合わなかった」とする。選挙後も、泉田を県連所属の衆院議員として認めないとの姿勢を示す県議が少なくない。今後も摩擦が生じるのは必至だ。

 昨年の参院選、知事選に続き、衆院選でも野党共闘の前に苦戦を強いられた自民党県連。泉田問題という火種も抱える。

 23日に党県議団を訪れた4人の当選者に笑顔はなく、県連が直面する危機を物語っているようだった。(敬称略)

【県関連ニュース】 2017/10/25 11:49

5290チバQ:2017/10/27(金) 20:03:55
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo/syuin2017/kennai/news/20171026353919.html
波紋呼ぶ知事の肩入れ
新潟ショック再び(下) 県政地図

 投開票から一夜明けた23日。自民党県議団の会議で、党県連幹事長の県議柄沢正三は小選挙区で2勝4敗と苦杯をなめた戦いを総括した後、切り出した。「指摘しておかなければならないことがある。選挙戦での米山知事の対応だ」
 県連幹部らは知事米山隆一が全6小選挙区で野党系候補を応援したことを問題視した。会議は非公開で出席者によると、柄沢は「今後の対応を考えたい」と県政運営への非協力もにおわせ、けん制したという。
■   ■
 ちょうど1年前の知事就任以来、米山は県議会で6割超の議席を握る自民党を念頭に「与野党とは等距離」と繰り返していた。しかし、今回の衆院選では野党系候補への肩入れを隠そうとはしなかった。
 「400億円かかる計画を知事に決断しろと言う前に、国の補助金を自ら取ってくるのが先ではないか」。米山は9月30日、1区で立憲民主党から出馬した西村智奈美の事務所開きに参加。上越新幹線の新潟空港への延伸を公約に掲げた自民石崎徹を暗に批判した。
 公示後の今月13日は2区の無所属鷲尾英一郎、4区の同菊田真紀子の集会で、支持を訴えた。菊田の選挙ビラには米山と握手を交わす写真が載った。
 また選挙戦終盤の19日には出張先のデンマークから、自身のブログで「リベラルの旗を高く掲げよう」と呼び掛けた。
 自民党候補の応援に入らなかったことについて、米山は25日の記者会見で「要請があれば考えた」と述べ、「等距離」は変化していないとの姿勢を示してみせた。
 だが、知事に「政治的中立性」を求めていた柄沢は「言語道断」と、一連の対応を批判する。「知事の行動は県益を損ないかねない」。3分の2議席を占める大勝を収めた自公政権との関係悪化を危惧した。
■   ■
 今衆院選で、官邸中枢と直結していた公明党中央幹事会会長で燕市出身の漆原良夫(比例北陸信越)が政界を引退。「大物」と呼ばれる本県関係の代議士が、また一人姿を消した。
 新潟1〜4区を制した無所属や立憲民主党の民進系議員らが今後、県の“代弁者”をどう務めるかが焦点になっている。
 25日に県庁で開かれた当選証書付与式には、その4人が出席。激戦の疲れをにじませつつも、晴れやかな表情を見せた。
 「野党議員だからといって、国とのパイプが無いと言うのは思い込みだ」。旧民主党政権で厚労副大臣を務めた西村は、報道陣に強調した。農水政務官を経験した鷲尾は「予算の箇所付けなどは要望自体がまっとうかどうかが重要で、誰が持っていくかの話ではない」と指摘した。
 本県小選挙区は民主党政権が誕生した2009年は、民主党が6小選挙区を独占。自民党が政権に返り咲いた12年には、自民党が全6議席を奪い返した。14年は自民党の5勝1敗で、今回は野党側が4勝2敗。勢力図は「オセロゲーム」のように変わり続けている。
 「これでは長い目で見て力のある政治家は育たない」「誰が中央につないでくれるのか」。県幹部からは戸惑いの声も漏れる。
 知事米山を囲んで版図を広げる野党共闘勢力と自公との新たなパワーバランス、先行きが見えない国との関係-。第48回衆院選は新たな県政地図を生み、幕を閉じた。(敬称略)

(付加情報)
・県政地図

(政治)

【県関連ニュース】 2017/10/26 08:47

5291チバQ:2017/10/27(金) 20:04:40
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo/syuin2017/kennai/news/20171025353751.html
5区の無効6169票 県内最多
衆院選 候補者以外の記名も

 22日に投開票された衆院選で、新潟5区の無効票が県内6小選挙区で最多の6169票に上った。要因として「入れたい候補がいないという意思表示をしたい」といった有権者心理がありそうだ。

 無効票が2番目に多かったのは1区の5268票。1区は有権者数、投票者数が県内最多であるのに対し5区は県内最少で、5区の無効票の多さが際立つ。

 5区の大票田・長岡市では2516票の無効票が出た。内訳は白紙が1576票で、残りの千票近くは「候補者でない者」の名前などが書かれていた。市関係者によると、旧新潟3区時代の盟主・田中角栄元首相のほか、8月に死去した元衆院議員・長島忠美さん、前長岡市長・森民夫さんらの名前があったという。

 長島さんの死去に伴う補欠選挙の予定が総選挙に統合された5区。自民党から出馬し初当選した泉田裕彦さん(55)については、知事時代の政治手法や不透明な候補選定過程などを巡って党内で批判が出ていた。選挙が始まっても一部から「野党に入れるわけにはいかないが『泉田ノー』の意思は示したい」といった声が出ており、無効票に流れた可能性がある。

 また市議選とのダブル選だった南魚沼市では、無効票が過去4回の衆院選で最も多い2443票に上った。「市議選の投票用紙に衆院選の候補が書かれていたケースがあった」(市選管)という。「×」と記された票もあり、市関係者は「意中の人がいなかったということでは」と推察した。

【県関連ニュース】 2017/10/25 11:31

5292チバQ:2017/10/27(金) 20:05:40
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk15010032000c.html
<衆院選2017>検証/1 野党躍進 政策すりあわせ課題に 希望合流拒否、無党派層が支持 /新潟
10月24日 00:00毎日新聞

 「野党の力添え、さまざまな団体の支援で多くの信頼を力にした。こんなにうれしいことはない」

 22日投開票の衆院選で、県内全6小選挙区のうち4選挙区で勝利した野党勢。1勝だった2014年の前回選から大躍進した。県内の小選挙区で最初に当選を確実にした4区の無所属前職、菊田真紀子氏(48)が当選の弁で、躍進の原動力だと指摘したのは「野党共闘」だった。

 菊田氏を含む民進系の候補者たちは、解散直前の民進解党騒ぎで小池新党「希望の党」入りを迫られた。しかし全員がそれを拒絶し、無所属などでの出馬を決意。その理由について、民進系候補者たちは口々に「筋を通すため」と説明したが、実態は共産など他の既成野党の支援を期待してのことだった。

 14年の前回選で、野党候補は3区以外で自民候補に競り負けた。しかし野党候補が複数立ち、政権批判票が分散したのが一因で、候補者を一本化できていれば1、2、4区でも逆転できていた計算だった。現に野党共闘が成立した昨年7月の参院選、10月の知事選では野党候補が勝利。今衆院選でも憲法改正などタカ派色のある希望入りを蹴ることで、県内6選挙区中5選挙区で共闘態勢を構築した。

 無党派層への支持拡大にも成功した。各候補は自身の実績や政策ビジョンはそこそこに、多くの時間を政権批判に割いた。「森友・加計問題の再検証」や「原発再稼働反対」などをスローガン的に掲げ、反自民票を前回以上に着実に集めた。自由党県連の森裕子代表は「安倍一強政治に越後人の反骨精神が働いた」と分析する。

 もっとも、一度希望入りを表明した「ぶれた」候補には県民は厳しい審判を下した。6区の梅谷守氏(43)は約2200票差にまで詰め寄るも惜敗。3区の黒岩宇洋氏(51)も共産支持層の多くから「反感を買った」(樋渡士自夫・共産県委員長)とみられ、黒岩氏は前回の8300票差から50票差まで肉薄されての薄氷の勝利。一貫性のない不義理に容赦なくノーを突きつけられた格好だ。黒岩氏は当選後「立ち位置をぶれずに判断したい」と神妙に語った。

 当選した民進系4人のうち3人は無所属だ。無所属議員は国会での質問機会が政党所属議員と比べて大幅に減るだけに、今後政党に所属する人も出そうだが、保守思想の持ち主も多く、支援を受けた共産や社民などといかに政策面ですりあわせるかという課題を残している。【堀祐馬】

5293チバQ:2017/10/27(金) 20:11:11
https://mainichi.jp/articles/20171025/ddl/k15/010/025000c
衆院選2017

検証/2 自民後退2勝4敗 地元活動の弱さを反省 泉田氏巡る混乱も後引く /新潟

毎日新聞��2017年10月25日 地方版

自民県連の党議であいさつする比例復活候補たちの顔に笑顔はなかった=新潟市中央区新光町の県議会庁舎で

 衆院選の投開票から一夜明けた23日。県議会庁舎で開かれた自民県連の党議には、比例で復活当選した1区の石崎徹氏、2区の細田健一氏、3区の斎藤洋明氏の姿があった。だが3氏とも足取りは重く、表情も硬い。冒頭あいさつした細田氏は「ふがいない戦いだった」と頭を下げた。

 自民は県内6小選挙区で2勝4敗。解散前から2議席後退し「敗北」と受け止めざるを得ない結果となった。最大の敗因は野党共闘。仮に共闘が成立せず、共産が独自候補を降ろさずにいたら、野党票が分散し自民が競り勝てていたとみられる選挙区が複数あった。

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 実際、石崎氏は選挙戦で「相手は共産というものすごい組織だ。民進より共産の方が怖い」と共産脅威論を訴え続けた。斎藤陣営の幹部も開票後「共産に負けた。敵ながらあっぱれ」と言い切った。

 もっとも、競り負けは身から出たさびでもあった。「東京にばかりいてこっちに戻ってこない」「年上の県議や市議をぞんざいに扱う」。取材の過程で陣営関係者や自民支持者から度々、候補者の愚痴を耳にした。

 小選挙区で敗れた1〜4区の候補者は、全員が12年の政権奪還時に初当選した2期生(当時)で、実績や知名度は限られる。それを補うだけの地元活動と、後援会の実動部隊となる地元議員との意思疎通が不十分だったのでは、との指摘は県連内でも多い。柄沢正三県連幹事長(県議)も23日の党議後、記者団に「候補者の一部は日ごろの政治活動や後援会が脆弱(ぜいじゃく)だった」と述べた。

 投票率の大幅上昇も逆風になった。今回の県内小選挙区投票率は62・56%で2014年の前回選より9・85ポイント上昇。全国的な小池新党「希望の党」騒動に加え、県内で野党共闘が成立したことで有権者の関心が高まったためとみられるが、共同通信の出口調査では1〜4区と6区で無党派層の6〜7割が野党候補に投票していた。多くの無党派層が自民票を投じた12年のような熱狂は、もはやない。

 自民は今回の選挙で多くの課題を露呈させたが、5区で初当選した泉田裕彦前知事の擁立で刻まれた禍根をどう解消していくかという問題も残している。

 「独善的」との指摘もある泉田氏の擁立を巡っては、一部県議が反発し、県連としての公認申請を断念。党本部判断で公認したが、県連は泉田氏に「関与しない」方針を文書で党本部に伝えていた。

 ある県議は「しこりがないと言ったらうそになる。泉田氏とは付かず離れずで接する」と漏らした。2年後には県議選を含む統一地方選や参院選を控える。泉田氏への「拒絶反応」を制御し、どれほど県連が一枚岩となれるかも鍵となる。【柳沢亮】

5294チバQ:2017/10/27(金) 20:14:19
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/fuk/CK2017102302000042.html
福井
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<1区得票分析> 稲田さん引き離す
2017年10月23日 紙面から
 前回衆院選と同じ顔触れの戦いとなった1区は、自民前職の稲田朋美さんが約十一万七千票を獲得して圧勝。他の二人を大きく引き離したが、得票率は57・3%で、前回の64・8%を下回った。
 稲田さんは大票田の福井市で55・9%(前回63・4%)、大野市で60・5%(同67・8%)、勝山市で63・3%(同71・7%)となるなど六市町すべてで他の二人を上回った。次点の希望新人の鈴木宏治さんと、共産新人の金元幸枝さんを寄せ付けなかった。
 候補者の一本化を巡って民進党とのあつれきが生まれる一幕もあった鈴木さんの得票率は31・4%。維新から立候補した前回の26・5%と比べ4・9ポイント増加した。福井市で32・8%(前回28・3%)、大野市で29・0%(同23・3%)、勝山市で26・5%(同20・5%)と全市町で増えたが、出遅れもあって届かなかった。
 十度目の挑戦となった金元さんは、安倍政権を強く批判し、憲法九条を守り抜くことを力強く訴えた。前回の約一・五倍となる二万二千票余りを獲得。得票率は11・2%で前回の8・6%を上回ったが、及ばなかった。
 (清兼千鶴)
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/fuk/CK2017102302000055.html
<2区得票分析> 高木さん、堅調勝利
2017年10月23日 紙面から
 自民前職の高木毅さんが選挙区内の四市七町すべてで手堅く票をまとめて勝利した。希望元職の斉木武志さんに二万五千票差、共産新人の猿橋巧さんには大差をつけたが、得票率は前回(61・5%)を大きく下回る54・2%にとどまった。
 高木さんは、アベノミクスや原子力政策の推進などを訴え、これまでの六期十七年で築き上げた組織票に支えられて八万票を獲得した。
 ただ、大票田の市部の得票率は、敦賀市で55・2%(前回63・7%)、越前市47・7%(同54・4%)、鯖江市50・7%(同59・2%)と苦戦を強いられた。
 斉木さんは、昨年五月末から準備を進めてきたことが奏功し、得票率は37・2%と善戦。特に丹南地区では強さを見せ、越前市では44・6%、鯖江市では41・8%と競り合った。高木さんの地元である敦賀市でも34・8%、小浜市でも35・1%と健闘した。
 しかし、嶺南地方の町部は若狭町で28・9%、美浜町で24・5%、おおい町で20・1%と得票が伸びなかった。
 猿橋さんは、原発再稼働反対などを訴えたが、支持を拡大できず、得票率は二桁に届かなかった。 
 (谷出知謙)

5295チバQ:2017/10/27(金) 20:14:37
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/fuk/CK2017102302100016.html
福井
 県内の二選挙区では、1区は自民前職で元防衛相の稲田朋美さん(58)が五選、2区は自民前職で元復興相の高木毅さん(61)が七選を果たし、自民が七回連続で議席を独占した。2区で次点だった希望元職の斉木武志さん(43)も、比例で復活当選を果たした。
 県内小選挙区の投票率は55・92%で、二〇一四年十二月の前回を5・92ポイント上回ったが、戦後二番目の低さだった。当日有権者数は六十五万三千二百三十四人。
 稲田さんは約十一万七千票を獲得。得票率は57・3%で、次点の希望新人で元県議の鈴木宏治さん(43)に五万三千票差をつけた。七月末に防衛相辞任に追い込まれイメージが深く傷ついた中、こまめに有権者と接して支持回復を図った。鈴木さんは準備不足に加え、過去に旧民主党を離党した経緯も尾を引き、反自民勢力の受け皿になれなかった。
 2区の高木さんは八万票余りを得た。得票率は54・2%。復興相時代に政治資金問題や過去の疑惑が報じられたが、北陸新幹線や原発などの地域課題に取り組むと訴え、支持を集めた。
 昨年六月に出馬表明した斉木さんは民進党県連の支援を受けて善戦したものの、選挙区では及ばなかったが、高木さんとの惜敗率が68・6%となり、希望の比例代表枠に滑り込んだ。
 共産党は、新人で党県書記長の金元幸枝さん(59)が1区で前回より上積み。新人で元おおい町議の猿橋巧さん(63)は2区で支持を広げられなかった。
◆比例北信越ブロック 当選者続々決まる

 八党派から五十六人が立候補した比例代表北陸信越ブロック(定数一一)で、比例単独で出馬した自民前職で党県連会長の山本拓さん(65)が八選を決めたほか、2区と重複立候補していた希望元職の斉木武志さん(43)が二回目の当選を果たした。山本さんのほかに、自民前職で元県連事務局長の助田重義さん(57)も比例単独で立候補している。
 二〇一四年の前回衆院選での獲得議席数は、自民が五、民主が三、維新の党、公明、共産がそれぞれ一だった。
 (松尾博史)
◆説明責任、終わっていない

<解説>
 県内の二小選挙区は自民党の議席独占となった。1区の稲田朋美さんは自衛隊の日報隠蔽(いんぺい)問題による防衛相辞任、2区の高木毅さんは政治資金問題や過去の疑惑報道など懸念材料を抱えていた。対抗する野党が一つにまとまりきれなかった「敵失」も自民が圧勝した一因といえる。
 自民のライバルとなった新党「希望の党」は、1区に“一本釣り”した鈴木宏治さんを擁立。希望への合流に伴い、県議の野田富久さんを公認申請していた民進党県連の意向は無視された。
 鈴木さんは、旧民主党を飛び出した過去もある人物。民進党県連の全面支援は2区の斉木武志さんだけに向けられた。二人の希望候補の得票率に差が出た理由の一つだろう。
 また希望の党は安保関連法を容認するなど、自民に近い「保守」。共産、社民は希望を軸にした野党共闘には否定的で、昨夏の参院選のように自民対野党統一候補の構図に持ち込めなかった。全国屈指の強さを誇る自民に、野党が勝てる要素はなかった。
 稲田さん、高木さんには再び県民の期待を託された形だが、選挙前の失言や疑惑に対する有権者の不信が完全に解消したとは言い切れない。世論調査では安倍政権への不支持率は、支持率を上回る。国会での行動と民意にねじれが生じないためにも、選挙戦と同様に多くの県民と接し、声を集めることが欠かせない。
 (尾嶋隆宏)

5296チバQ:2017/10/27(金) 20:15:35
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/252393
自民批判の受け皿なく消極的選択に
民意漂流、衆院選福井1、2区

2017年10月23日 午後5時10分
 衆院選福井1、2区の戦いは、自民に希望、共産が挑む「3極」の対決構図となったが、最後まで盛り上がりに欠けた。希望が公示前に失速したことや、防衛相辞任騒動と週刊誌報道で耳目を集めた自民前職を逆転する地力が野党候補になかったことが要因だ。「自民にお灸(きゅう)を据えたいけど、選挙互助会のような希望も信頼できない」。選挙戦中、戸惑いの声を連日のように聞いた。有権者は消極的に選択するしかなく、民意が漂流した。

 公示前、福井県内の自民関係者は危機感を強めていた。1区の稲田朋美氏は防衛相辞任騒動で集中砲火を浴びた。2区の高木毅氏も週刊誌報道を巡って野党から追及を受け、党員投票のお家騒動もあった。「希望が批判票の受け皿になると吹っ飛ばされる」。厳しい選挙戦を予想していた。

 だが、希望は自民批判を十分に受け止められなかった。逆に「当選だけが目的の選挙互助会」との風当たりが強かった。1区の鈴木宏治氏は、国政挑戦が4回目で旧民主から維新、希望へと渡り歩いた「政界渡り鳥」との厳しい声を浴びた。2区の斉木武志氏も、「戦争法」と批判してきた安保関連法に容認の立場となり「一夜にして姿勢が180度変わった。裏切られた」との冷めた空気が流れた。選挙後に自公政権の補完勢力になりかねないとの疑念も拭い去ることはできなかった。

 共産も支持が広がらなかった。1区の金元幸枝氏と2区の猿橋巧氏は、社民の支援を受けたものの独自の戦いとなった。「福井県は保守的な政治風土で共産アレルギーが根強い。衆院選は政権選択選挙だからなおさらだ」と県内の与党関係者が指摘するように、自民批判の受け皿としては一定レベルにとどまった。

 投票先を探して漂流する民意を裏付けるように、共同通信社が序盤に行った世論調査で意中の候補を決めていない県内有権者が6割もいた。2014年前回衆院選の2倍だ。終盤になっても福井新聞社の世論調査で4割がまだ決めていなかった。別の自民関係者は「立憲民主の候補者が県内にいなかったため、リベラル系の有権者が沈黙したのが幸いした」と胸をなで下ろした。

 「おごりや緩みが指摘される政治に緊張感を取り戻すには、自民が襟を正さなければならない。さらに有権者のさまざまな声を受け止められる対立軸が必要だ」と県会自民党のベテラン議員。県内野党は真正面から論陣の張れる態勢づくりに腰を据えて取り組むべきだ。このままでは議会制民主主義の土台が揺らぎかねない。

5297チバQ:2017/10/27(金) 20:16:15
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/252389
斉木武志氏、野党混乱も踏ん張る
「敵失」にも助けられ復活当選

2017年10月23日 午後5時00分
 希望公認の福井県内野党2候補。「排除の論理」に振り回されながらも、2区から出馬した斉木武志氏は基礎票を逃がさなかった。1年半前から活動を続けてきたことで、野党再編の混乱を最小限に抑えた。選挙区では敗退したものの、自民候補の週刊誌報道や公認争いといった「敵失」にも助けられ、比例復活を遂げた。

 斉木氏の出陣式には、1区の福井市を地盤とする2人を含む4人の民進県連の県議全員が顔をそろえた。鈴木宏治氏との公認争いで県議の野田富久氏が「排除」された1区との「支援の濃淡」(山本正雄県連代表)が如実に出た格好で、2区では民進支持者が結束を強める結果になった。

 頼みだった希望旋風は序盤から無風となり、斉木陣営幹部は終盤まで「何のために民進は解党したのか」と恨み節を語っていた。地域後援会を年末までに三つ立ち上げる予定をしていたが、急な解散で設立は一つにとどまっていた。お世辞にも準備万端とはいえない状況だった。

 しかし、約4万人の組合員を抱え、野党勢力の屋台骨である連合福井が底力を見せた。2区では地方の機微を無視した、希望本部の「原発排除」の大方針に苦しめられたが、「組合員の矜持(きょうじ)がある。自民に票を入れることはない」(民進県議)。旧総評、旧同盟の違いを乗り越えてきた組織は大崩れせず、きっちりと基礎票を稼ぎ出した。特に丹南では、連合福井系が開いた越前市長選候補者の決起集会に参加した約500人がそのまま斉木氏の集会になだれ込み、結束の強さを知らしめた。

 連合福井は、「支援」という微妙な表現にとどめた1区の鈴木宏治氏の陣営でも一定の組織力の強さを示した。しかし公認が決まったのが公示6日前と、斉木氏に比べて圧倒的に時間がなかった上、本人が昨年7月の参院選比例区で議席に届かず「しばらく政治の舞台からは身を引く」と、その後1年間、自身の政治活動を休止していたのが明暗を分けた。民主から日本維新の会、希望に移ったことへの批判もあった。

 民進県連、連合福井の結束力が斉木氏復活当選の原動力となったのは事実だが、「選挙区で自民と競り合う長野、石川両県の候補次第だった」(陣営幹部)。加えて選挙後には組織内外の「いろんな意思合わせ」(連合福井の山岸克司会長)が待ち受ける。低投票率が象徴する、浮動票対策不足という課題も残したままだ。8年ぶりに勝ち取った1枠を県内野党勢力拡大の橋頭堡(きょうとうほ)にし、「反自民」以外の明確な対立軸を有権者に示せるか。各組織の今後の行動にかかっている。

5298チバQ:2017/10/27(金) 20:20:14
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171024/KT171023ATI090029000.php
自民「襟正さねば」旧民進「苦渋の決断評価」 衆院選県関係 

 自民、公明両党で3分の2超の議席を確保した22日の衆院選。県内は5小選挙区、比例代表北陸信越ブロック(定数11)合わせ、自民党3人、希望の党2人、公明党と無所属各1人の計7人が議席を獲得した。県内各党の代表者らは選挙結果を通じて今後の課題を感じるとともに、目指す方向なども見据えた。

 前職5人のうち2人が議席を失った自民党。党県連の後藤茂之会長(衆院4区)は「誠に残念な結果。県内では安倍政権に対する厳しい空気があった」と受け止めた。全国的には自民党が大勝したが「議席数が党の現状への評価だと思わないよう、襟を正さなければならない」とした。

 民進党出身候補は4人が希望の党公認、1人が無所属で出馬。前職2人、元職1人が当選した。民進党県連の羽田雄一郎代表(参院県区)は「全員が当選できず残念だが、安倍1強打破のため、希望からの出馬など、苦渋の決断を有権者に評価してもらえたのではないか」と分析した。

 公明党県本部の近藤晴彦幹事長(松本市議)は、県内の比例得票を前回選より約6千票上積みし、比例単独候補の当選につなげたことに、「しっかりとした戦いができた」と振り返った。自公連立政権に、消費税増税時の軽減税率の導入など「公約の確実な実現を望みたい」と話した。

 共産党は、県内の比例得票を前回選より約2万5千票減らした。県委員会の鮎沢聡委員長は「1議席は維持できたが、党への共感を広げきれなかった」。ただ、憲法9条改正に反対する立憲民主党が野党第1党に躍進し、「自公政権を倒すため、今後も共闘を発展させていきたい」とした。

 日本維新の会県総支部の日詰祐輔事務局長は「力は及ばなかったが国政選挙に県内で2候補を擁立し、県内にも維新ありと知ってもらえたのではないか」とした。選挙戦で党の実績や候補の主張を訴えきれなかったとし、「県議選や市町村議選を通じて仲間を増やしていきたい」。

 社民党県連の竹内久幸代表(県議)は、2区の新人が4万票余を得た点を「野党共闘、護憲に一定の支持があった」。立憲民主党の躍進は「政治や改憲への不安の表れ」と見つつ、社民があおりを食った面もあると分析。今後は、リベラル勢力による野党再編を注視するとした。

(10月24日)

5299チバQ:2017/10/27(金) 20:23:29
上が見つからず
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171026ddlk21010138000c.html
<衆院選2017>戦い終えて/下 希望合流巡り民進分裂騒動 自民への対抗勢力遠く ボタンかけ違いバラバラ /岐阜
10月26日 00:00毎日新聞

 衆院が解散した9月28日に希望の党との合流方針を決めた野党第1党の民進党。当時は政権交代への期待・高揚感があったが、その後の分裂騒動を経て結果は全く違うものとなった。県内の民進系候補4人も小選挙区で全敗し、4区の希望前職、今井雅人氏(55)が比例復活で議席を守るのがやっとだった。民進県連前代表でもある今井氏は「自民に対抗できる勢力を作ろうとしたが、ボタンのかけ違いでバラバラになった」と話す。

 民進の合流により、希望は自民に対抗する一大勢力になるはずだった。しかし、小池百合子代表(東京都知事)による「排除」発言をきっかけに、立憲、無所属に分裂。希望への期待が失望に変わる中、今井氏は「無所属で出ようかとも一瞬思ったが、私は(9月の民進党代表選で)前原誠司氏を代表にした一人。その代表が決めたことにダメというのも筋が通らなかった」と打ち明ける。

   ■  ■

 「排除」は県内にも波及した。希望は県都の岐阜1区で吉田里江氏(51)を公認せず、候補者も立てなかった。自民前職の野田聖子氏(57)の地元選挙区でもあり、近しい関係の小池氏が「忖度(そんたく)した」との臆測を呼んだが、選挙中、県内入りした前原氏は1区を素通りした。無所属での出馬を余儀なくされて大敗した吉田氏は「(合流を)決めたのならやってもらわないと。幼稚園の会じゃないんだから。政党として成り立っているのか」と民進、希望に対する怒りをあらわにした。

 民進分裂により最大支援組織「連合岐阜」も対応に苦慮した。公示後、一部の産別労組は選挙はがきに記された「比例代表は希望に」の文字を「立憲民主に」へと切り替えた。選挙区での民進系候補者への支援を求めた党県連の幹部も「許容せざるを得なかった」と顔をゆがめる。

 共産党は、希望を「自民の補完勢力」と断じ、1区を除き候補者4人を擁立。県内各選挙区でほぼ整っていた「野党共闘」は崩壊した。候補者4人は敗れ、共産が目標としていた「比例での躍進」も達成できなかった。投票率が前回2014年の衆院選に比べ、わずかながら上がったものの、共産の県内比例得票はほぼ2万減の6万4899に終わった。

   ■  ■

 野党の一人芝居で目まぐるしく情勢が変化した今回の衆院選。参院で残る民進党を含め、今後も野党再編は避けられない情勢だ。

 4区の今井氏の応援で18日に下呂市に駆け付けた前原氏は「また新たな政党を作る中核になってもらわないといけない」と今井氏にエールを送った。その今井氏の受け止めは厳しい。「強固な自民党政権に対峙(たいじ)するのはそう簡単ではない。もう一度ゼロからどのような形で勢力を作れるか考え直していく」【岡正勝】

5300チバQ:2017/10/27(金) 20:24:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1710240074.html
【衆院選】静岡は8選挙区すべてで前職が当選 細野豪志氏「自民の基盤の強さと組織力を乗り越えるだけの活動ができなかった」 
10月24日 12:39産経新聞

【衆院選】静岡は8選挙区すべてで前職が当選 細野豪志氏「自民の基盤の強さと組織力を乗り越えるだけの活動ができなかった」 
衆院選の結果を受け、県庁で記者会見する自民党県連の中沢公彦幹事長=23日(田中万紀撮影)
(産経新聞)
 第48回衆院選は22日に投開票が行われ、静岡県内の8選挙区では自民党が前回と同じ1〜4区と7、8区の6選挙区で勝利した。

 希望の党は5区と6区の2議席を維持し、選挙区当選者の顔触れは平成26年12月の前回選と変わらなかった。

 比例代表では自民党の6区候補と希望の党の8区候補が復活当選したほか、立憲民主党の1、7区候補も議席を獲得した。県内選挙区の投票率は56・32%で、過去最低だった前回選(55・61%)をわずかに上回った。

 衆院選の投開票から一夜明け、静岡県内の各党は選挙結果の分析などに追われた。

 自民党県連の中沢公彦幹事長は23日、県庁で記者会見を開き、「全選挙区での当選を目指したが、東部でもう一頑張りのところが出た。選挙区の結果は前回と同じなので、今一歩の力が足りなかった」と、三島市などからなる5区や沼津市や伊豆半島を含む6区で希望の党の公認候補に競り負けたことを悔やんだ。

 全8選挙区の候補のうち比例復活を含めれば7人が当選したことには及第点を付けつつも、市町村合併などによる地方議員の組織力の低下が尾を引いていることなどを問題点に挙げ、「自民党はもう一度、地元密着・地域連携という原点に立ち返らなければならない」と今後の課題を口にした。

 希望の党は結党メンバーの細野豪志元環境相が三島市の選挙事務所で記者会見し、選挙区での勝利が2勝にとどまったことについて「時間的な制約の中で、自民党の基盤の強さと組織力を乗り越えるだけの活動ができなかった」と反省の弁を述べた。

 ただ、組織力を養う上でカギとなる県連組織については「民進党(の県連組織)も存在しており、あまり慌てず時間をかけたい」と述べるにとどめ、衆院選の候補者調整などをめぐって表面化した民進党県連との対立の根深さも垣間見せた。

 公明党は目標に掲げた比例代表東海ブロックでの3議席死守がかなわず、獲得議席が2議席にとどまった。同党県本部の高田好浩幹事長は、「『自公で大勝するだろう』と事前に報じられ、立憲民主党が受け皿になって(公明党が)はじき飛ばされたことも一つの要因」と敗因を分析した。

 同じく比例東海ブロックでの獲得議席が2から1に減った共産党も「支持層などと一緒になって戦う形になるまでの時間がなく、活動量が追いつかなかった」(同党県委員会の山村糸子委員長)と急な衆院解散による準備不足を伸び悩みの理由に挙げた。

 一方、結党間もない立憲民主党は選挙区での当選こそならなかったものの、県内で擁立した2候補が比例復活でいずれも議席を獲得した。同党候補を支援した小長井由雄県議は「立党から20日でこれほどの支持を得られるとは思わなかった。理念や政策をぶれずに主張する大切さを感じた」と選挙戦を振り返った。

5301チバQ:2017/10/27(金) 20:25:14
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/siz/CK2017102402000210.html
静岡
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検証総選挙<上> 分裂野党に連合も揺れ
2017年10月24日 紙面から
 二十二日投開票の衆院選で、静岡県内八小選挙区は自民党が前回選と同じ六議席を獲得し勝利した。公示前に誕生した希望の党は、県内全小選挙区に候補者を擁立するも、比例復活を含めて三議席にとどまった。県内の与野党対決の舞台裏を探り、選挙戦を振り返る。
 「3区は勝てた選挙。なぜ刺客を立てたのか。今も分からない」。投開票日から一夜明けた二十三日昼、民進党系の男性県議はこうこぼした。民進県連と連合静岡が支援する無所属前職の小山展弘さん(41)と、5区の細野豪志さん(46)が擁立を主導した希望元職の鈴木望さん(68)が激突した3区は、県内でも野党分裂の象徴区となった。
 共産党が擁立を見送った3区は、非自民の小山、鈴木両候補の合計得票が小選挙区で当選した自民前職の宮沢博行さん(42)の得票を二万四千票以上も上回った。県西部の民進党員は選挙結果を受け「(3区の分裂は)民進県連や地方議員に大きなしこりを残した。細野さんは道を大きく踏み外した」と嘆いた。
 小池百合子代表の「排除・選別」発言から、党勢が失速した希望。応援する地方議員や陣営関係者も風当たりの強さを感じた。細野さんに近い男性県議は「希望に向ける有権者の目は冷ややかで、罵声も浴びた」と振り返る。8区で落選し、比例復活した希望新人の源馬(げんま)謙太郎さん(44)は「最初に吹いていた風はやみ、最後は逆風を感じる選挙戦だった」と語った。
 野党が分裂して選挙戦に臨んだ結果、民進県連最大の支持母体である連合静岡も揺れた。中でも自治労県本部が、1区で落選し比例復活した立憲民主党新人の青山雅幸さん(55)の推薦を三月に決めたことで、連合静岡内部の足並みの乱れが顕在化した。
 青山さんの推薦について、自治労県本部の渡辺敏明執行委員長(連合静岡副会長)は「元県職員であることと、弱者救済を前面に出す姿勢に共感した」と話す。ただ推薦を出した三月、連合静岡は1区で民進公認(当時)の福村隆さん(54)の推薦を決定済み。渡辺委員長は「連合静岡としてはよろしくないのは承知の上。反旗を翻したイメージはあるだろう」と説明した。
 自治労県本部の決定に、連合静岡の中西清文会長は「1区は結果的に自主投票になったが、青山さんを応援したことは非常に遺憾。反組織行為と言える」と不快感をあらわにした。
 連合静岡は元々、企業の労組が中心の旧同盟系と、自治労などの旧総評系が一緒になった組織。今回の足並みの乱れに、民進系の男性県議は「組織が割れてほしくない。旧同盟系と旧総評系が分かれたら力が出しにくくなる」。
(衆院選取材班)

5302チバQ:2017/10/27(金) 20:25:33
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/siz/CK2017102502000085.html
検証総選挙<下> 敵失勝利に自民は複雑
2017年10月25日 紙面から
 「野党の混乱のおかげと言うのも変だが、敵失によって自公は勝った」。次点に十万票近い大差で五選を果たした静岡7区の自民前職城内実さん(52)は、当選確定の報を受けた後のインタビューで、勝因についてそう分析した。
 自民は県内八小選挙区で前回選と同じ六議席を獲得した。公示直前の野党第一党の民進党の分裂で、県内でも民進が希望の党と立憲民主党、無所属と分散して戦い、自民関係者も「漁夫の利」の形の勝利であることを認識している。城内さん陣営の幹部は「公示後もポスターを張っていないところがいくつもあった。相手が民進候補なら考えられないことだ」と語る。
 選挙期間中に党三役らを相次いで投入するなど、自民が「最重点区」と位置付けた6区では、比例前職の勝俣孝明さん(41)が希望前職の渡辺周さん(55)に迫るも、三たび敗れた。
 6区で選対副委員長を務めた多家(たが)一彦県議は選挙戦を通じ「追い風もなければ、逆風もなかった」と振り返る。六百三十一票まで迫った要因については「連合静岡の力は弱まっている。一時の連合の力はない」と分析した。
 希望が失速する中、渡辺さんに負けた要因は何か。勝俣さんの別の選対幹部は「森友・加計(かけ)問題は終わっていないという声はよく聞いた。安倍政権への批判はあった」と説明した。
 8区の自民前職塩谷立さん(67)は前回選より票を伸ばしての勝利だったが、希望新人源馬(げんま)謙太郎さん(44)の比例復活を許した。選対幹部は「争点もなく難しかった選挙。希望の失速がなければもっと追い込まれるという危機感があった」と振り返る。会合に出席する公明党関係者の数は前回選よりも多かったという。
 全小選挙区で自民前職を支援した公明。県内関連では比例単独の前職大口善徳さん(62)が比例東海ブロックで八選を決めたが、ブロック全体では議席を三から二に減らした。党県本部の高田好浩幹事長は「与党大勝の情勢も報じられ、新党に票が流れてしまったのは残念」と語った。
 衆院選で勝利した自民だが、六月の知事選では候補者の擁立すらままならず、盤石と言える状況ではない。投開票翌日の二十三日に会見した自民県連の中沢公彦幹事長は言う。「(一九九六年の)小選挙区導入後、組織力が低下して今も影響がある。地域密着・地域連携の自民党であることに立ち返らないといけない」 
(衆院選取材班)

5303チバQ:2017/10/27(金) 20:28:51
http://www.at-s.com/news/article/featured/politics_economy/shugiin/419078.html
検証・衆院選しずおか(上)敵失 自民利した野党分裂
(2017/10/24 11:30)
 選挙戦中盤の10月中旬、静岡県西部で開かれた自民党候補の決起集会。ガンバロー三唱で会場が盛り上がる中、陣営関係者の男性は「働き盛りの年齢層の支援者が少ない。昔はもっと熱気があった」と眉をひそめた。
 自民党は今回、2、4、7区こそ野党候補を圧倒したが、5区では差を縮めながらも比例復活に届かず、6区は僅差に持ち込んだものの詰め切れなかった。1区、3区は勝利したとはいえ、対立候補の得票を合わせると逆転される数になり、8区では希望の党候補の比例復活を許した。
 野党の候補者調整を巡る混乱や失速をついて党勢を保った面が否めず、自民党関係者からは、県内で希望の党の候補者擁立を主導した細野豪志氏(衆院静岡5区)が結果的に自民党に有利な選挙区の構図をもたらしたとして、同氏を半ば本気で持ち上げる声も漏れる。
 中選挙区制度の下、候補者同士が競い合って後援会組織を強化し、多彩な人材を輩出しながら各地で地盤を固めてきた自民党。しかし、1996年の小選挙区制度導入以降、党の組織力は低下の一途をたどる。県内の自民党員は2003年時点で4万8175人いたが、高齢化に伴って減少が続き、16年度は半数近くの2万5945人まで落ち込んだ。

 中沢公彦県連幹事長は23日の記者会見で、「保守とリベラルの対立構図が見えた」と今回の選挙戦の意義を挙げる一方、「もう一度、原点に立ち返って地元密着、地域連携でやっていかねばならない」と組織力強化の必要性を強調した。
 各業界団体にも実動部隊として自民党を支えたかつての機動力はない。県医師会の政治団体・県医師連盟の篠原彰委員長は「地元の診療医を一軒ずつ回って投票を呼び掛けたことがあるが、全く効果がなかった」と明かし、動員力の低下を認める。「自民党候補だからと誰でも応援するわけにはいかない」と距離感も微妙に変化させ、課題解決力など個々の資質を厳しく見極めようとしている。
 本県の政治情勢に詳しい白鳥浩法政大大学院教授(現代政治分析)は「自民党の体力が次第に低下しているのは間違いない」と指摘。創価学会という強固な支持母体を持つ公明党への依存を今後さらに深めていくとの見方を示した。
 ◇--◇--◇ 
 22日投開票の衆院選は静岡県内8選挙区のうち前回選までと同様に自民党が6選挙区を確保し、希望の党は選挙区2勝にとどまった。比例単独で公明党1氏、比例復活では自民党と希望の党の各1氏、立憲民主党2氏が議席を獲得。安倍晋三首相による唐突な衆院解散の意向表明で始まった与野党の攻防を振り返った。

5304チバQ:2017/10/27(金) 20:29:14
http://www.at-s.com/news/article/featured/politics_economy/shugiin/419417.html
検証・衆院選しずおか(中)混迷 希望、掲げた旗どこへ
(2017/10/25 11:30)
 選挙戦最終日の21日。希望の党結党メンバーの細野豪志氏(衆院静岡5区)は降りしきる雨の中、JR掛川駅前で声を張り上げた。「希望の党を一過性で終わらせるつもりはない」。3区の同党候補、鈴木望氏の街頭演説会。細野氏の訴えに耳を傾けた聴衆はわずか20人余り。同党の苦戦は明らかだった。
 自民党前職宮沢博行氏を含め3人が立候補した3区。非自民候補は鈴木氏と、民進党籍を持つ前職小山展弘氏。小山氏はかつて細野氏が率いた民進党内グループ「自誓会」のメンバーだったが、希望の党の公認からは外された。この処遇に民進党県連会長の榛葉賀津也参院議員は「勝てる候補をなぜ代えたのか」と憤り、連合静岡は独自に小山氏を推薦した。
 小山氏は約8万1千票を獲得したものの、宮沢氏に約1万6千票差で敗れた。最下位の鈴木氏は約4万票。一本化していれば、優に宮沢氏を上回る得票が見込めた。
 「寛容な改革保守政党を目指す」と綱領にうたった希望の党は、後に党代表に就く小池百合子東京都知事の側近と細野氏らが衆院解散直前に設立し、全国で候補者擁立を進めた。「政権交代可能な勢力を目指す」という党に期待が集まった。

 本県で候補者選定に関わったのは細野氏だけ。その選定作業が迷走した。静岡1区は6月の知事選に出馬した溝口紀子氏、静岡市出身の元プロ野球選手に声を掛けた末、日本維新の会として1区で活動を続けてきた小池政就氏に“着地”した。1区で希望の党公認を目指した民進党出身の福村隆氏は、空白の7区にくら替えを余儀なくされた。政権与党への戦いの準備をすべき時期なのに、猫の目のように状況は変わり、候補者も支援団体も翻弄(ほんろう)された。「擁立劇は細野氏の個人的な好き嫌いだけ」(民進党県連幹部)といった恨み節が増幅した。
 22日夜、細野氏の姿は都内の開票センターにあった。パリ渡航直前の小池都知事から“代表代行”に指名された樽床伸二氏の横で、無役のままテレビ各社の問い掛けに答えた。党内の立ち位置は選挙が終わった今も不透明なままだ。
 一夜明けた23日朝の静岡市。台風一過の空の下、敗れた小池政就氏は選挙前と同様に街頭に立った。「本来この国に必要な中道改革の意義を伝えきれなかった」。そこに、選挙戦で掲げていた希望の党の旗はなかった。

5305チバQ:2017/10/27(金) 20:29:42
http://www.at-s.com/news/article/featured/politics_economy/shugiin/419936.html
検証・衆院選しずおか(下)模索 民進分裂、地方は放置
(2017/10/26 11:30)
 選挙戦が終盤に入った19日、静岡3区から無所属出馬した民進党籍の小山展弘氏の陣営に県東部の民進党県議の姿があった。街頭でマイクを握り「5区から応援に来ました」。3区の選挙応援は初めて。これまで細野豪志氏の選対本部の中心を担ってきたが、今回、希望の党設立に関わった細野氏の選挙を手伝うのはやめた。
 民進党は希望の党を全力で支援する―。解散直後、前原誠司代表が配布した文書に沿い、民進党静岡県連は希望の党の支援を決めた。急ごしらえで地方組織のない希望の党に代わり、候補者の供託金の扱いや政見放送の段取りなど裏方作業を担った。だが、各選挙区の戦いぶりには「濃淡があった」(岡本護県連幹事長)。
 希望の党の結党に始まる解散前後の急展開。民進党の衆院選候補予定者だった各選挙区総支部長の行動は「新党設立の動きにいち早く同調して離党」「前原代表の方針に沿って希望の党に合流」「希望公認を得られず無所属出馬」と分かれた。民進党県連に残った参院議員と地方議員は、代表の方針にそのまま従うのではなく、各候補者と民進党との距離感を基準に個別の対応を取った。希望公認候補の擁立を巡って不信感が募っていた。選挙後の23日、岡本幹事長は記者会見で「われわれが口を挟む余地はなかった。県連は常に被害を受けている」と改めて不満を表した。
 一枚岩の対応が取れなかったのは民進党県連の最大の支持団体、連合静岡も同じ。リベラルを掲げる立憲民主党の誕生後、中央の連合の支援先は希望、立憲民主、無所属と割れた。県内では地元事情も加わって、推薦は無所属の3区と希望の6区にとどまった。
 中央の事情に振り回された中での選挙戦。希望の党は県内全選挙区に候補を立てながら選挙区で2議席、比例東海で復活当選1にとどまった。
 一方、立憲民主党の2候補は選挙区で敗れたものの、そろって比例の議席を得た。ただ、県内にはいまだ政党としての実体がない。選挙戦を通して党本部から人員や資金の援助はなく、1区の青山雅幸氏は自身が代表を務める政策集団、7区の日吉雄太氏は直前まで所属した自由党を頼って活動した。
 離党、合流、排除、分裂と、短期間のうちに目まぐるしく動いた民進党周辺。振り回された県内地方議員や支援者は、それでも「中央の動きをみていくしかない」と今後を見定めていく思いを口にした。

5306チバQ:2017/10/27(金) 20:30:19
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election_shugiin/419084.html
希望の党、見えぬ先行き 静岡県内関係者、中央の動向注視
(2017/10/24 08:03)
 22日開票の衆院選で議席を伸ばせなかった希望の党の静岡県内関係者らは明けて23日、支援者へのあいさつ回りや街頭演説を行い当選、落選を問わず今後の政治活動への意欲をにじませた。ただ、党の先行きが見えず、不安や党立て直しへの思いなどそれぞれの心情は複雑。今回は候補者を擁立せず希望の党を支援した民進党県連も、野党連携の枠組みを見極めようと中央の動向を気に懸ける。
 希望の党の今後については「自民党に代わる勢力をつくる。今の党が完成形ではなく、あくまでスタート」(静岡8区源馬謙太郎氏)とする意見の一方、「全く分からない」「走りながら考えたい」の声もあった。民進党を離党した新人は落選を受け止めた上で、希望の党設立メンバーの細野豪志氏と「今後も歩調を合わせていきたい」と話した。
 8期連続当選の6区渡辺周氏は「党の中枢に立って考えていきたい」とベテランとして党をけん引する構え。希望の党公認を得られず無所属で出馬、落選した3区小山展弘氏は「中央の動き、野党再編の可能性を注視する」と話した。
 渡辺氏は民進党に依然として参院議員や地方議員が所属している点を指摘。「希望の党に合流した際、県連をどうするかは選挙が終わってから考えようという感じだった」と明かし、立て直しについて県連会長の榛葉賀津也参院議員と協議していく意向を示した。岡本護県連幹事長は24日の民進党参院議員総会に注目するとし、野党連携の枠組みが固まる目安として特別国会が開かれる予定の11月1日を挙げた。

5307チバQ:2017/10/27(金) 20:30:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk23010331000c.html
<衆院選2017>比例東海ブロック 名簿最下位、松田氏当選 立憲への期待、応えたい /愛知
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選で、比例東海ブロック(定数21)でも23日にかけて次々に当選者が決まった。西尾市の開票が台風21号の影響で23日にずれ込んだため、全ての議席が決まるのが遅れるという異例の展開となった。

 比例単独で立候補した前北名古屋市議の立憲新人、松田功氏(49)は同党の名簿順位最下位の6位だったが、初当選した。松田氏は22日夜に名古屋市中村区の赤松広隆事務所で当選確実を知り、深夜に北名古屋市の事務所に戻った。その後、事務所に駆け付けた支援者と笑顔で握手をし、喜びを分かち合った。

 松田氏は「名簿順位から自分は当選しないと思っていた。期待を持って党に投票してくれたので、皆さんの声を聞き、皆さんのためになることをやっていきたい。これまでの経験を100%生かしたい」と意気込みを語った。

 一方、小選挙区の15区(豊橋市など)で自民前職に敗れたものの、比例東海ブロックで復活初当選した希望新人の関健一郎氏(39)は23日早朝から、同市の豊橋駅前に立ち「選挙期間中は大変お騒がせをいたしました」と通勤客らに声を掛けた。

 関氏は「国民一人一人の尊厳ある生活を保障する枠組みを作っていく。消費増税や年金切り下げの前に、政治家自身が身を切る改革をすべきだ」と話した。

 2度目の衆院選挑戦で勝ち取った初当選。「小選挙区で勝てる足腰をつくっていきたい」と早くも今後を見据えていた。【三浦研吾、石塚誠】

5308チバQ:2017/10/27(金) 20:31:34
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/chu/CK2017102302000364.html
開票遅れでやきもき 比例自民の青山さん(愛知12区)田畑さん(愛知2区)争う
2017年10月23日 紙面から
 列島が台風21号に巻き込まれる中で行われた異例の衆院選。愛知県西尾市や三重県鳥羽、伊勢市では海が荒れて投票箱が運搬できないなどの影響があり、開票結果は二十三日午前になっても確定しなかった。当落線上の候補は「信じるしかない」とやきもき。比例東海ブロックでは、自民党の残り一枠をめぐり、愛知の二陣営がかたずをのんで結果を待っている。
 台風による荒天で離島から投票箱が回収できず、開票を見合わせている愛知県西尾市。投票から一夜明けた二十三日、市選管は県を通じて、自衛隊にヘリコプターの派遣要請をした。
 島の周辺は台風の影響で波が高いため、市選管は船での搬送は難しいと判断。ただ、強風のため正午時点でヘリの飛行にめどが立たず、選管は高波に対応できる民間の船で同県南知多町の師崎港に投票箱を運び、陸路で西尾市へ運ぶ案の検討を始めた。
 開票は当初、午後二時からを予定していたが、搬送の遅れで午後六時十五分開始に延期。選管の担当者は「比例復活を待つ候補者もいる。できるだけ早く結果を報告したい」と話した。
 その西尾市を含む愛知12区では二十二日、岡崎市の投票分だけが開票された。選挙区では重徳和彦さん(無前)の当選が確実だが、比例復活を決める惜敗率は青山周平さん(自前)が約69%。比例東海では愛知2区(名古屋市千種区など)の田畑毅さん(自前)が惜敗率71・9%と拮抗(きっこう)し、西尾市の票数が自民の最後の一枠を決める。
 青山さんは二十二日夜、岡崎市の事務所に姿を見せず、支持者らと結果を待った。二十三日午前も「西尾市での結果を信じるしかない」と自宅で待機。開票に合わせて支援者らが事務所に集まり、結果が出次第、本人も駆け付ける予定だ。
 一方、田畑さんは二十三日午前、選挙戦を支えた支援団体へのあいさつ回りに追われた。二十二日夜は帰宅後も比例復活が頭をよぎり、眠れなかったという。
 比例東京で議席を持っていたが、党愛知県連の公募に応募し、三月に愛知2区の公認候補が決定。選挙区では、古川元久さん(希前)に約二万八千票の差で敗れた。二日越しで当落結果を待つこととなったが、比例東京でも一度落選した後に繰り上げ当選しており、「珍しいケースには慣れてます」。睡眠不足ながら「当選できればぐっすり眠れるでしょう」と期待して開票を待つ。
 台風は三重県内の開票作業にも影響。道路や開票所の周辺が冠水し、二十二日に開票できなかった鳥羽、伊勢両市では、二十三日午前八時半から開票が始まった。鳥羽市では答志島など四つの離島から投票箱を運び込めない心配から、投票日を一日早めていた。

5309チバQ:2017/10/27(金) 20:32:50
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk24010342000c.html
<政々動々>衆院選2017・三重 自民「区割りが影響」 希望合流「混乱を反省」(その1) /三重
10月24日 00:00毎日新聞

 ◇「県選出・出身」 各党議員減る

 衆院選の結果が23日出そろった。全国的には自民が多数の勢力を維持し、衆院解散後に結党された立憲民主党が躍進。ただ県内4小選挙区の勝敗は、自民と民進系無所属が2議席ずつ分け合い、自民が区割り変更に伴う定数減の割を食った。比例東海を含め、民進系、公明、共産ともに議席を減らし、県選出・出身の議員は解散前の8人から5人に減った。各党の県組織の幹部が県庁で記者会見し、選挙戦を振り返った。【田中功一】

 自民県連の中森博文幹事長は「党の政策を訴えることに徹したが、議論がかみ合わなかった」と、無所属で出馬した民進系候補を批判した。区割り変更については「(候補者調整で)ステージを変えての取り組みとなったが、2、3区で(候補者が新たなに選挙区に浸透しきれないなどの)大きな影響が出た」と残念がった。

 前回の小選挙区の獲得議席は自民3、民主(当時)が2。自民は今回、比例復活を含む前職4人が出馬し、民進系候補と対決した。民進系は、希望の党との合流問題で前職3人が無所属、元職1人が希望から出馬した。自民は2、3区でともに無所属候補に敗れ、3区では比例復活もならなかった。民進系は1区、4区を落とした。この結果、自民、民進系それぞれ県選出の議員は1減となった。

 自民と連立政権を組む公明も比例東海で3から2議席に減らした。比例名簿3位で再選できなかった同党県本部の中川康洋代表は「私自身の力が足りなかった。しっかり分析し、また一から戦いを進めたい」と話した。自民との連携については「会合などでは前回より確実に(「比例は公明へ」と)呼び掛けてもらった」と強調した。

 野党側は共闘が成立し、1、2区で無所属候補が野党統一候補となった。民進党県連の芝博一代表は「安倍政権打倒のための2大政党をつくるという思いで、前原誠司代表が希望との合流を選択したが、反省すべき点があった」と合流を巡る混乱を指摘。野党再編について「まず民進党の参院議員が一丸となり、その後、無所属で戦った議員と一緒に塊となり、将来の形を考えていくことになる」と述べ、将来的な立憲民主や希望の議員との連携も示唆した。

 共産党県委員会の大嶽隆司委員長も「かつてない難しい選挙だった。昨年の参院選の枠で野党共闘して戦えば勝てるとの確信を持ってやってきたが、解散前後に激変があった」と合流問題の影響を強調した。野党共闘について「2区で勝利し、1区も大健闘した。全国で1対1の構図ができていれば自公3分の2にはならなかった。三重の結果を財産にして、さらに市民と野党の共闘を強めていく必要がある」と語った。

 社民党県連の佐藤正明代表は野党共闘の成果を評価した上で、社民党の比例得票が伸びなかったことについて「党の訴えに共鳴いただいた分はあったが得票に結びつかなかった。立憲に共産や社民の票が流れたのではないか」と推測した。

 ◇市民連合みえ「反応、参院選以上」 共闘橋渡し、立憲とも

 野党共闘を橋渡しした市民連合みえは、支援する候補の街宣活動に連日同行するなど、民進候補の当選に貢献した昨年の参院選以上の運動を展開した。

 立憲にも働きかけ、20日には枝野幸男代表による異例の無所属候補の応援も実現させた。呼び掛け人の岡歩美さんは「1区の結果は残念だけれど、昨年の参院選以上の良い反応があった。次につなげたい」と手応えを語った。事務局を務める大学教員の森原康仁さんも「枝野さんの津駅前の街頭演説は、動員もしていないのに多くの人が集まった。津では初めての光景で手応えを感じた。敗北した感じはしない」と語った。

 ◇知事がコメント「地方にも目を」

 鈴木英敬知事は、選挙結果について「与党で3分の2を超えることになったので、安定的な政権の下、これまで以上に地方にも目を向けていただきたい」と期待した。一方で県内選出・出身の衆院議員が減ったことを「県の声が届きにくくなる可能性があり残念だ」と話した。

 安倍政権については「大勝したが、内閣支持率は高まっていない。信頼回復を進めてほしい」と注文を付けた。選挙区の区割り変更や台風21号の影響もあったが、「投票率も前回より上がり、選挙実務でも大きなミスはなかった」と総括した。

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5310チバQ:2017/10/27(金) 20:33:32
■解説

 ◇共闘の行方に注目

 全国的に自民党が大勝した衆院選で、県内の4小選挙区では、自民と民進系が2勝2敗で議席を分けた。自民は比例代表で全自治体で最多票を獲得するなど、底力を示した。分裂した民進党は、前職3人が無所属で出馬する異例の展開をたどったものの、野党共闘を成立させて与野党対決に持ち込んだ。

 岡田克也氏の動きが目立った選挙戦だった。希望の党への合流に異議を唱え、自ら無所属での立候補を選んだ。無所属ネットワークをつくり、三重1区、2区の民進系無所属らを全面的に支援。野党勢力の「塊」「接着剤」という言葉を繰り返して使った。

 森友・加計問題への安倍晋三首相の説明不足や唐突な衆院解散に対して国民の不満は高まっていた。だが、民進分裂に伴う混乱が騒がれ、政権批判はかすんだ。民進の初代代表の岡田氏はじくじたる思いを抱き、再結集を呼び掛けたのだろう。

 昨年の参院選三重選挙区に続き「市民連合みえ」の橋渡しで、民進、共産、社民の「野党共闘」が実現した。野党勢力再結集の種火となりうるが、共産、社民は比例票を減らすなど埋没した。野党共闘が今後の選挙でも定着するのか注目したい。

 一方、1区で8選を遂げた自民の田村憲久氏は公示前の演説で、森友・加計問題への安倍首相の説明不足を批判した。4区で6選した自民の三ツ矢憲生氏は23日「国民が自民党におごりを感じている」と語った。自民から冷静な意見が出ているのは、与野党勢力による激戦の収穫だ。【井口慎太郎】

5311チバQ:2017/10/27(金) 20:33:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk24010208000c.html
<政々動々>衆院選2017・三重 自民「区割りが影響」 希望合流「混乱を反省」(その2止) /三重
10月24日 00:00毎日新聞

 ◇当選者ら喜びの朝

 県内の小選挙区を勝ち抜いた当選者らは一夜明けた23日、喜びの表情を見せ、改めて抱負を語った。【小沢由紀、森田采花、井口慎太郎】

 ◇4区三ツ矢氏「謙虚に対応」

 4区で6選した自民前職の三ツ矢憲生氏は午前9時から伊勢市竹ケ鼻町の事務所で、台風接近に伴い前夜中止していた当選報告会を開いた。

 三ツ矢氏は「台風の影響を心配し、被害状況の把握を第一に指示した。選挙中も訴えてきた防災対策が重要であることを実感した。6選目としてその責任を感じている」と抱負を語った。

 自民の大勝には「自公への支持というより、野党の分裂が大きい。国会運営ももう少し丁寧にすべきだし、森友・加計学園問題も丁寧に説明すべきだ。国民が自民党のおごりを感じていると思うし、中にいてもどうかと思うこともある。自民党として反省して、謙虚に対応していくことが重要だ」と語った。

 ◇1区の田村氏「課題すぐに」

 1区で与野党一騎打ちを制した自民前職の田村憲久氏は津市博多町5の事務所で記者会見を開いた。「短期戦の中でも伝えたいことが伝わった結果。目の前の山積みの課題にすぐ取りかかる」と気持ちを新たにした。

 田村氏は「接戦が予想され厳しい戦いになると思っていた。津市長の経験がある松田さんは脅威だったが、津市民の支援をより多くいただけたのが勝因だった」と分析した。

 ◇2区の中川氏「大きな塊に」

 同じく2区で与野党一騎打ちを制して8選を果たした民進前職で無所属の中川正春氏は鈴鹿市の事務所で記者会見した。民進の分裂に伴い無所属での戦いとなったが「新しい仲間と糾合(きゅうごう)することをあきらめず、頑張っていく。『大きな塊』をつくっていく」と決意を語った。

 ◇3区の岡田氏、夜のうち帰京

 3区の民進前職で無所属の岡田克也氏は10選を決めた22日夜のうちに東京に戻った。

 ◇比例復活川崎氏「鈴鹿に根を」

 三重2区で敗れ、比例復活した自民前職の川崎二郎氏は23日午前0時15分ごろ、鈴鹿市の事務所で支持者の前に立った。「鈴鹿、四日市、亀山に旗を立てられなかった。私の力不足でご迷惑を掛けたことを心よりおわびします」と小選挙区での敗北に頭を下げた。

 その後、復活当選で12期目に臨むことに「この鈴鹿にしっかり根を下ろしながら頑張っていきたい。与党の政治家として、課題をしっかり国政につなげる」と抱負を語った。

 祖父の代から旧1区の伊賀市を地盤としてきたが、区割り変更で2区のうち旧1区の地域の有権者は約3分の1にとどまることもあり、苦戦を強いられた。小選挙区での敗北は2009年以来となった。【大西康裕】

 ◇無所属での落選、松田氏「力不足」

 民進の分裂で三重1区から無所属で出馬し、与野党一騎打ちに敗れた前職、松田直久氏は22日深夜、津市内の事務所で支持者に対し「不徳のいたすところ。100%、私の力不足です」と話した。

 前回は旧1区で維新から出馬し、3万票以上の差で敗れ比例復活した。今回は前津市長の知名度で津市内では互角だったが、区割り見直しで加わった松阪市で及ばず、約1万5000票差で敗れた。

 松田氏は無所属での出馬を「後悔していない。1票でも少なければ負けるという覚悟をもってやってきた。めげていません」と懸命に笑顔を作った。【森田采花】

 ◇希望選んで出馬、藤田氏悔いない

 三重4区で落選した希望元職の藤田大助氏は23日午前、後片付けが進む伊勢市内の事務所で「皆さんには全力で応援していただいた。僕自身も精いっぱいやった。でも力のなさをおわびしなければいけない」と語った。

 台風接近に伴う大雨による道路事情から4区の大票田、伊勢、鳥羽両市の開票作業は23日に延期された。その開票が進む中での敗戦の弁。民進時代からの支援者の一部には「無所属か立憲民主で出馬してほしかった」との声も漏れた。藤田氏は「希望の選択に悔いはなく、自身はぶれていないつもりだったが、十分に理解されていなかったかもしれない」と述べた。【尾崎稔裕】

 ◇3区転戦島田氏、復活もかなわず

 区割りの変更で旧2区から3区に転戦した自民前職の島田佳和氏は岡田克也氏に敗れ、比例復活もかなわなかった。22日夜、四日市市生桑町の事務所で「力が及ばず、申し訳ない」と支援者らに頭を下げた。3区で活動し始めてから約1カ月で解散を迎え、準備期間が足りなかったうえ、大半が未開の地で知名度不足が響いた。【松本宣良】

〔三重版〕

5312チバQ:2017/10/27(金) 20:38:08
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171023000077
1区は嘉田氏の出遅れ響く 滋賀4選挙区の開票分析印刷用画面を開く
滋賀の選挙区別当選者
滋賀の選挙区別当選者
 22日投開票された衆院選で、滋賀県内の4選挙区では当選者がどう支持を広げ、次点者らがどう絡んだのか。開票結果や出口調査、取材を基に分析した。

■1区

 自民党前職の大岡敏孝氏が、前滋賀県知事で無所属新人嘉田由紀子氏との接戦を5200票差で制して3選を果たした。

 大岡氏は個人演説会を増やして企業や団体回りを徹底し、自民、公明支持層をまとめた。無党派層の一部も取り込んだ。大票田の大津市、保守地盤の高島市でともに嘉田氏を上回り、前回から6400票伸ばした。

 嘉田氏は民進党の川端達夫氏の後継となり、知名度の高さを生かして、街頭演説で無党派層への訴えに力を入れた。前回の川端氏の得票を1万票上回ったが、立候補表明が公示のわずか8日前で出遅れが響いた。

 社民党新人の小坂淑子氏は知名度の低さを挽回できず、大差をつけられた。

■2区

 自民党前職の上野賢一郎氏が、選挙区当選を目指した希望の党前職の田島一成氏を約1万5千票引き離して通算4選を果たした。田島氏は地元彦根市を制したが及ばなかった。

 上野氏は2区内で最も有権者が多い出身地の長浜市で2万9千票を獲得。彦根市で競り負けたものの、前回の同市での得票より約1600票増やし、米原市でも1万票台に乗せた。

 田島氏は2区内すべての市や郡で前回より票を伸ばし、総得票は前回を約4600票上回ったが、彦根市で上野氏に約500票差に迫られた。

 無所属新人の対月慈照氏は1万票台に乗せたが、広がりを欠いた。諸派新人で幸福実現党の荒川雅司氏は支持を得られなかった。

■3区

 自民党前職の武村展英氏が、2度目の対決となった希望の党新人の小川泰江氏に前回を上回る3万票余りの大差をつけ、3回連続当選を果たした。

 武村氏は地方議員と連携して自民、公明各支持層を手堅くまとめた。企業回りにも力を入れ、4市すべてで前回得票数を上回りトップに立った。特に地元草津市では小川氏を1万2千票以上引き離した。

 無党派層の取り込みを狙った小川氏は、JR駅周辺での街頭活動に力を入れた。守山市を除く3市で前回より票を上積みしたが、民進党合流時の混乱で出遅れ、浸透し切れなかった。

 共産党新人の石堂淳士氏は社民党や市民団体の支援を受け、共産候補の最多得票を1千票以上更新した。

■4区

 自民党新人の小寺裕雄氏が、希望の党新人の徳永久志氏を振り切り、初当選した。

 県市議や首長らの支援を受けた小寺氏は、県議を10年務めた地元東近江市で他候補を9千票引き離し、近江八幡市を除く5市町でトップを確保した。今回、擁立を見送った維新票も取り込み、前回の自民候補より2万票増やした。

 徳永氏は、地元の近江八幡市で小寺氏を上回った。湖南市でも互角に競り合って前回よりも票を上積みし、自民候補との差を縮めたが、政権批判票をまとめきれなかった。

 共産党新人の西沢耕一氏は社民党などの支援を受けて、前回より1万票近く伸ばしたが、選挙区全体で広がりを欠いた。

【 2017年10月23日 10時55分 】

5313チバQ:2017/10/27(金) 20:39:00
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171023000073
5区は保守分裂も大勝 衆院選京都6選挙区の開票分析印刷用画面を開く
京都の選挙区別当選者
京都の選挙区別当選者
 京都の6小選挙区は、自民、希望、共産の3党を軸に争った。当選者が支持をどう広げ、次点者らがどう絡んだか、開票結果や出口調査、取材を基に分析した。

■1区

 自民前職の伊吹文明氏が全5行政区でトップに立ち、圧勝した。共産前職の穀田恵二氏は比例近畿1位で復活当選した。伊吹氏は自民や公明の支持層を固め、前回から1万4千票を上積みした。穀田氏は野党共闘の推進役を強調して立憲民主支持層も取り込み、前回より8500票伸ばした。

■2区

 無所属前職の前原誠司氏が、自民新人の繁本護氏に2万5千票差を付けた。繁本氏は比例で復活当選した。前原氏は民進党代表として選挙期間中、不在がちだったが、強固な後援会組織がフル稼働し、前回から微減にとどめた。繁本氏は自公の支持層を固めて迫った。

■3区

 希望前職の泉健太氏が、追い上げる自民前職の木村弥生氏をかわし、6400票差で制した。泉氏は、立憲民主を含め、従来の民進系支持層を固めた上に、維新の支持層や無党派層も取り込んだ。有権者の多い伏見区で木村氏より3千票上回り、乙訓の3市町でも抑えた。比例北関東から移った木村は、党や医療系をはじめ団体・組織を軸に選挙を展開。公明支持層には広く浸透したが、自民の元議員が昨春、不倫問題で辞職した影響も残って伸び悩み、伏見区では前回から1千票近く減らした。維新新人の森が比例復活した。

■4区

 自民前職の田中英之氏が、希望前職の北神圭朗氏との激戦を制した。田中氏は、地方議員や後援会など団体・組織を中心に活動を展開。自民と公明の支持層を手堅くまとめ、無党派層にも一定食い込んだ。西京区、亀岡市、南丹市で勝ち、右京区でも5千票差を付けて、北神氏を全体で1万2千票上回った。北神氏は、希望や立憲民主の支持層を固めた上、候補を擁立しなかった維新の支持層にも広く浸透し、無党派層の支持では田中氏を上回った。京丹波町では田中氏より多く得票したものの、他地域で競り負けた。

■5区

 自民新人の本田太郎氏が、自民党員で無所属新人の中山泰氏の2倍近い票を得て、「保守分裂」選挙を制した。本田氏は、谷垣禎一自民前幹事長の後継をアピールして序盤から優位に立ち、自民と公明の支持層を固め、無党派層や幅広い年齢層にも浸透した。中山氏は自民支持層の一部を切り崩し、昨年まで市長を務めた京丹後市でトップに立ち、前市長が支援に回った綾部市で本田氏に僅差に迫ったが、他は広がりを欠いた。希望新人の井上一徳氏は党支持層にも浸透しきれなかったが、比例名簿の上位で、復活当選した。

■6区

 自民前職の安藤裕氏が、希望前職の山井和則氏との接戦を1600票差で制した。山井氏は比例で復活当選した。

 安藤氏は自民と公明の支持層を手堅くまとめ、維新の支持層にも食い込んだ。町村部の多くで優位に立ち、八幡市や京田辺市のほか、前回は山井氏に後れを取った宇治市でも競り勝ち、前回から7千票を上積みした。山井氏は、希望や立憲民主の支持層を固めた上、無党派層や維新の支持層を多く取り込んだ。保守色の強い希望から立候補した影響で民進系支持層の一部が共産などに流れ、前回より1600票減らした。

【 2017年10月23日 10時35分 】

5314チバQ:2017/10/27(金) 20:42:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk27010223000c.html
<衆院選2017>自民、着実10議席 維新、後退3議席(その1) 公明4議席を維持 /大阪
10月23日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選で、府内の19小選挙区でも新しい顔ぶれが決まった。自民党は着実に支持を広げて、前回選(2014年)を1議席上回る計10人が当選した。公明党は擁立した4選挙区すべてで議席を獲得し、与党の自公で計14議席に及んだ。日本維新の会は希望の党とのすみ分けに合意して挑んだが、前回から2減の3議席にとどまった。一方、公示直前に結成された立憲民主党は、野党共闘するなどし、政権に批判的な層に支持を広げて1議席を獲得。民進党から転じて無所属で立候補した平野博文さん(68)は、自民と維新との接戦を制した。前職1人を含む13人を擁立した共産党や、社民党は議席を獲得できなかった。【衆院選取材班】

 ◇宗清さん、手堅く再選

 ◆13区

 5人の争いとなった13区では、自民前職の宗清皇一さん(47)が再選を果たした。

 東大阪市内の事務所で、宗清さんは拍手と歓声で迎えた支持者らと握手を交わし、万歳を三唱した。「皆さんから受けた恩を返し、応援してよかったと思える政治家になる。東大阪は中小企業のまち。経済政策に力を入れます」と感謝の言葉を述べ、支持者から花束を受け取った。

 宗清さんは、アベノミクスの実績を強調し、「自公政権の継続」を訴えた。手堅く支持層をまとめ、終始優位に戦いを進めた。

 無所属元職の西野弘一さん(48)、共産新人の長岡嘉一さん(48)、維新新人の青野剛暁さん(43)、立憲新人の姜英紀さん(45)は及ばなかった。

 ◇左藤さん、実績の5選

 ◆2区

 2区では、自民前職の左藤章さん(66)が盤石の戦いで、立憲新人の尾辻かな子さん(42)、維新前職の椎木保さん(51)との三つどもえの戦いを制し、5選を果たした。

 大阪市阿倍野区の事務所に「当選確実」が伝わると、左藤さんは、待ち受ける支持者らの前に現れた。万歳を繰り返した後、左藤さんは「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。「大阪万博の誘致を契機に世界に発信できる大阪をつくっていきたい」と誓った。

 区割りの変更によって生野区が選挙区に加わり、周知期間は十分でなかったが、強固な地盤を生かして4期の実績をアピール。現役閣僚らの応援も受けて、自民、公明支持層をがっちりと固めた。

 ◇国重さん、安定の3選

 ◆5区

 5区では、公明前職の国重徹さん(42)が、幸福新人の数森圭吾さん(38)、立憲新人の長尾秀樹さん(65)、共産新人の北山良三さん(65)に大きく差をつけて、3選を果たした。

 国重さんは大阪市淀川区の事務所で支持者らに囲まれ「皆様への感謝の思いに尽きます」と喜びを分かち合った。「少子高齢化に立ち向かうため、教育支援、高齢者への支援に党を挙げて着実に取り組みたい」と述べた。

 国重さんは、経済の安定や安保政策を挙げて自公政権の継続を訴えた。ヘイトスピーチ対策や「夜間中学」の門戸拡大への取り組みを2期約5年間の実績だと訴え、自身を「働く政治家」と強調して、安定した選挙戦を展開した。

 ◇野党、準備不足否めず 維新、発信力弱まる

 今回の選挙では、維新とすみ分けに合意した希望が候補者を立てず、共産も一部の選挙区で候補者の擁立を見送り、野党共闘の動きが目立った。「自民」「維新」「立憲など」の三つどもえの戦いが府内19小選挙区のうち12選挙区で繰り広げられ、少数激戦の様相となった。

 前回から2議席減らした維新は、橋下徹前大阪市長が選挙戦に姿を見せずに発信力が弱まり、前回選ほどの勢いがみられなかった。保守の自民と政策で共通する部分も多く、有権者に存在感を示せなかった面もある。松井一郎代表ら党幹部は終盤以降、本拠地・大阪での活動に専念。議席を自民に奪われた1、14区では、いずれもわずかな差で維新の底力も見せた。

 強固な地盤から「常勝関西」と称される公明は山口那津男代表が2度も来阪。与党の自民の二階俊博幹事長らも駆けつけ、支持層固めに腐心した。

 一方、安倍政権に対する批判票の行方も注目された。「受け皿」として支持拡大を図った立憲は、民進からの転身組を中心に8人を擁立したが、1議席にとどまった。急な解散で、野党にとっては準備不足の感は否めず、その後の新党結成などの動きも有権者にとって分かりにくかった。

5315チバQ:2017/10/27(金) 20:42:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk27010232000c.html
<衆院選2017>自民、着実10議席 維新、後退3議席(その2止) 立憲1議席を獲得 /大阪
10月23日 00:00毎日新聞

 ◇丸山さん、激戦を制す

 ◆19区

 19区では維新前職の丸山穂高さん(33)が3選を果たした。財政改革や地域活性化を訴え、自民前職の谷川とむさん(41)、共産新人の北村みきさん(51)を制した。

 丸山さんは泉佐野市内の事務所で、支持者らとともに万歳して祝福し合った。丸山さんは「消費増税よりもまずは身を切る改革が必要。泉州地域のため関空をさらに発展させるように、これからも全力で頑張りたい」と喜びを述べた。

 選挙戦では、自転車で選挙区を回るなどして実績や維新の政策を熱く訴えた。維新支持層に加え、無党派層にも支持を広げた。

 谷川さんは、安倍晋三首相が応援に入るなどして、自民、公明の支持層を固めたものの及ばなかった。

 ◇馬場さん、感謝の3選

 ◆17区

 17区では、維新幹事長を務める前職の馬場伸幸さん(52)が、自民前職の岡下昌平さん(42)と共産新人の藤本幸子さん(42)を破り、3選を決めた。

 堺市西区の事務所で、馬場さんは万歳をして「ありがとうございます」と喜びを伝えた。「消費増税の凍結という訴えが多くの有権者に伝わった。今後、与党に対して是々非々でやっていく。皆様の役に立てるように頑張っていきたい」とあいさつした。

 馬場さんは公示直後、幹事長として全国遊説を繰り返したが、終盤は地元に張り付き、消費増税の凍結や教育無償化の実現、議員報酬・議員定数の削減などを訴え続けた。地元の府議や市議に支えられ、街頭では無党派層にもアピールした。

 ◇辻元さん、盤石の7選

 ◆10区

 10区は、立憲前職の辻元清美さん(57)が、自民前職の大隈和英さん(48)と維新前職の松浪健太さん(46)を退け、7回目の当選を果たした。

 小選挙区制が導入された1996年以降、10区は連続当選した候補者がいない激戦区。民主公認で制した前回選に続く当選で、辻元さんは名実ともに10区の顔となった。

 当選確実の知らせが高槻市の事務所に伝わると、「清美とゴー」の掛け声に迎えられた辻元さんが「うれしさとともに責任の重さを感じる」と気持ちを引き締めていた。

 民進の希望合流に伴い、無所属での出馬も検討したが、政策理念を共有できる立憲から立候補。アベノミクス批判などで保守層の一部にも支持された。

5316チバQ:2017/10/27(金) 20:43:58
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk28010321000c.html
<衆院選2017>自民10選挙区で勝利 公明、2議席死守(その1) 共産、維新、支持広がらず /兵庫
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選が22日、台風21号が接近する中で投開票された。県内12小選挙区では自民、公明の与党候補が議席を独占した。自民は10選挙区で勝利し、公明は2、8区の議席を守った。一方、希望は民進候補者の合流などによって10人を立てたが、議席は獲得できなかった。共産、立憲、維新も支持を得られなかった。県内の当日有権者数は462万2417人。投票率は48・62%(前回50・86%)だった。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇盛山さん、接戦制し4選

 自民前職の盛山さんが、希望前職の井坂さんとの接戦を制して4選を果たした。前回は井坂さんに惜敗し、比例で復活当選。今回は「小選挙区で連敗すれば次はない」と背水の陣で臨み、自民系の神戸市議・県議もフル活動した。選挙期間中は安倍晋三首相や党幹部も続々と応援に駆け付けた。神戸市中央区の事務所で当選の知らせを受けた盛山さんは支持者を前に「県や市と連携し、元気な神戸作りに力を入れたい」などと語った。

 ◆3区

 ◇野党挑戦退け、関さん4選

 野党3党の候補者の挑戦を退け、自民前職の関さんが4選を果たした。選挙期間中は、神戸市の国家戦略特区を生かした医療産業都市の推進や神戸港の発展など、経済政策を中心に訴えた。また、経済成長で増えた税収で社会保障を充実させると主張し、幅広い世代に支持を広げた。当選の知らせに沸く神戸市須磨区の事務所で、関さんは「神戸から日本の経済を復興させる。皆さんが安心して暮らせる社会を目指す」などと語った。

 ◆6区

 ◇大串さんが3選 桜井さん比例復活

 自民前職の大串さんが、立憲新人の桜井さんとの接戦を制して3選を決めた。大串さんはあえてマイクを持たず有権者の自民党批判にも耳を傾け、支援者から「コツコツと政策を訴える姿に性格が出ている」と評された。伊丹市の事務所で当選確実を知らされ、「皆さんのお役に立てるよう頑張りたい」と語った。桜井さんは伊丹市の事務所で比例での復活当選を知らされ、「なんとか当選できた。皆さんの声を国会に届けられる」と喜んだ。

 ◆7区

 ◇終始優位で山田さん3選

 自民前職の山田さんが、希望元職、共産新人、維新元職の挑戦を退けて3選を果たした。アベノミクスで景気が回復基調にあると強調。北朝鮮情勢にも触れ、「危機的状況にあるからこそ安定政権が必要」と訴えた。希望や維新支持層のほか幅広い年代からも支持を集め、終始優位に選挙戦を進めた。西宮市内の事務所で当選確実の知らせを受けると、支持者らと喜び合い、「実績と経験を生かし、やるべきことをやっていく」などと語った。

5317チバQ:2017/10/27(金) 20:45:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk28010334000c.html
<衆院選2017>自民10選挙区で勝利 公明、2議席死守(その2止) 希望、立憲、与党の壁阻まれ /兵庫
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆2区

 ◇赤羽さんが実績の8選

 公明前職の赤羽さんが、無所属新人の船川さんらを破って8選を果たした。選挙戦では、自公連立政権による経済政策などの実績をアピールした。安倍晋三首相も応援に駆けつけ、自民、公明の支持層をまとめた。また、幼児教育の無償化や私立高校の授業料減免など子育て施策も掲げ、無党派層にも広く浸透した。神戸市兵庫区の事務所で赤羽さんは「格差社会を是正し、若者が希望を持てる未来を作り出す」などと今後の抱負を語った。

 ◆4区

 ◇地元貢献、藤井さん3選

 国政2期の実績を掲げた自民前職の藤井さんが、新人3人を退けて3選を果たした。農業・教育分野での地元貢献も示し、南北高速道路の必要性を強調。「責任政党」「責任政権」としての支持を求め、後援会が中心になって組織力を発揮した。自民支持層に加え、推薦を受けた公明の支持層も取り込んだ。西脇市内の事務所に当選確実の知らせが届くと、藤井さんは集まった支持者らと笑顔で握手を繰り返し、感謝の言葉を述べた。

 ◆5区

 ◇広大な選挙区全域で強さ 谷さんが6選

 自民前職の谷さんが6選を果たした。前々回、前回に続く小選挙区での当選となった。選挙戦では県北部を中心とした自民支持層に加え、公明支持層にも浸透。新たに5区に編入された川西市北部での知名度が課題とみられたが、これまでの国政での実績をアピールし、広大な選挙区全域で強さを見せた。谷さんは豊岡市内の事務所で支持者らに「ありがとうございます」などとお礼を述べ、地方創生などに向けた決意を語った。

 ◆8区

 ◇中野さん激戦制し3選

 公明前職の中野さんが、共産前職の堀内さんとの対決を制して3選を決めた。選挙戦で中野さんは「政治は結果。皆さんの声を政策にして実現することだ」として、給付型奨学金制度の実現など実績を強調。目の前の課題として少子高齢化を挙げ、「難局を乗り越えるのは自公政権しかない」と訴えた。当選の知らせを尼崎市内の事務所で受けると、「皆さんの声を国に届け、大きな政策へとつなげていきたい」などと抱負を語った。

5318チバQ:2017/10/27(金) 20:45:29
 ◆9区

 ◇西村さん6選 無党派層へも浸透

 自民前職の西村さんが6選を果たした。開票当日、西村さんは東京での公務のため不在だったが、明石市内の事務所では支持者らが当選確実の知らせに歓声を上げた。公示後は他の自民候補の応援で県外に出ることが多かった西村さん。地元では後援会が組織力を発揮し、国政5期の豊富な実績をアピールした。官房副長官としての高い知名度を生かし、推薦を受けた公明の支持層だけでなく無党派層へも浸透。選挙戦を終始リードした。

 ◆10区

 ◇渡海さん思い届き9選

 自民前職の渡海さんが希望、共産の新人を破って9選を決めた。選挙戦の前から新党による「風」を警戒。「誰と戦っているのか、よく見えない」と危機感をにじませ、組織の引き締めを図った。自公政権への評価や教育無償化の実現、播磨臨海地域道路の整備促進など、一貫して訴えてきた思いが有権者に届いた格好だ。当選確実の知らせが加古川市内の事務所に届くと、渡海さんは支持者らと握手を繰り返して喜び合った。

 ◆11区

 ◇強固な基盤、松本さん7選

 旧民主を離党し、自民候補として初の選挙となった前職の松本さんが、希望元職や共産の新人をはねのけて7選を果たした。姫路市内の事務所では支持者らが集まり喜んだ。松本さんは今回選挙を「自民で仕事をすることへの信任を問う選挙」と位置づけ、集会などで「共に政策を作り実現できる場が自民」と繰り返し説明。「松本党」とも言われる強固な支持基盤に加え、自公の県議や市議の応援も受け、終始優位に選挙を戦った。

 ◆12区

 ◇山口さん知名度で6選

 自民前職の山口さんが、希望新人、共産新人の2人を破って6選を果たした。相生市那波大浜町の事務所に「当確」の一報が入ると、支持者らに囲まれて喜び合った。選挙戦では「国の難題だけでなく、地域のことにも精いっぱい取り組んできた」と実績を強調。選挙カーで区内をくまなく回り、個人演説会では政治にかける思いを熱く語った。衆院で安全保障委員長を務めた知名度の高さもあり、終始優位に戦いを進めた。

 ◇「トリプル選」有権者続々

 衆院選の投票は22日午前7時から午後8時まで行われた。台風21号の影響で終日強い雨が降る中、県内各地の投票所には有権者が次々に訪れ、意中の候補や政党に貴重な一票を投じていた。

 神戸市長・市議補選との「トリプル選」となった神戸市中央区の港島学園投票所でも、開場と同時に大勢の有権者が来場。混雑を避けるために入場制限が行われ、会場の体育館から校門まで行列が続く場面もあった。開票所に詰めていた市職員は、朝の段階での感触について「前回参院選(昨年7月・投票率53・74%)よりも出足は好調」と話していた。

 ◇期日前投票、用紙残数1枚足りず 篠山市選管が発表

 篠山市選挙管理委員会は22日、衆院選小選挙区(5区)の期日前投票で、投票者数より投票用紙の残票が1枚少なかったと発表した。投票用紙の紛失や、用紙を1人に2枚交付したことなどが考えられるという。

 丹南支所での21日の集計で判明した。20日までは問題なかったといい、市選管で詳しい原因を調べている。【丸井康充】

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 ■視点

 ◇未来の有権者に望みを

 衆院選公示から約1週間後。神戸市内で街頭活動する希望の候補者に、一人の市民が真剣な表情で話しかけていた。何を話していたのかを聞くと、その50代の男性は「選ぶ材料がまだそろった気がしないんですよ」と宙を見上げた。一方の候補者は「自分の考えを広く伝える機会がほしい」とこぼす。改憲問題への民進と希望の考えの違いを問われることが多いというのだ。

 臨時国会冒頭の突然の解散総選挙と野党の離合集散。投票日までに有権者と候補者の相互理解は十分には深まらなかったというのが、12日間の選挙戦を取材した実感だ。政党が本来の機能や役割を果たしていないもどかしさを感じた。

 政党は共通の理念を持ち、政策を実現する集団のはずだ。そのために与野党に分かれ、国会や選挙区の活動を通じて有権者に説明と説得を繰り返す。選挙直前に野党が“再編”されては、その余裕はない。選挙はただ勝てばいいのではない。勝つ手順が大切だと思う。

 選挙期間中のある日、神戸市内の駅前で候補者に駆け寄り、政策のチラシを受け取る女子高生(1年)に出会った。「2年後に選挙権を持つから準備したいと思って」とはにかんだ。未来の有権者を失望させないための準備が、今回選ばれた衆院議員と政党に求められている。【井上元宏】

5319チバQ:2017/10/27(金) 20:46:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk29010626000c.html
<衆院選2017>「自民1強時代」到来か 県選出、参院含め6議員全員 /奈良
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票の衆院選で、奈良1区では自民元職の小林茂樹氏(53)が希望前職の馬淵澄夫氏(57)との激戦を制し、自民は14年ぶりに県内小選挙区の議席独占に成功した。参議院議員を合わせ、県選出の国会議員6人全てが自民所属となる。元々、保守傾向の強い土地柄で、県政界にこのまま「自民1強時代」が到来するのか。野党各党は早急な戦略見直しを迫られる。【衆院選取材班】

 ◇当選者、国政へ意気込み

 小林氏は一夜明けた23日、県庁で記者会見し、約3年ぶりとなる国政復帰に「教育が奈良の活性化につながる。教育分野に携わりたい」と抱負を語った。

 区割りの変更で新1区に加わった生駒市で、馬淵氏を上回る票を獲得できた点を勝因に挙げ、「党の基盤を生かせたことが大きかった」と振り返った。

 党関係者によると、党の政策パンフレットなどを重点的に駅前で配り、小林氏を党の候補者と印象付ける作戦が奏功したという。党県連の奥山博康幹事長は「推薦は受けられなかったが、公明党が相当力を入れてくれ、野党の離合集散で票が分散した敵失も勝因だ」と分析。「独善的な政治にならないよう、おごることなく臨む」と気を引き締める。

 3区で当選した田野瀬太道氏(43)はこの日、橿原市の事務所で取材に応じ、選挙戦で訴えた教育の充実や地方創生などの実現に向けて努力する考えを示した。また、与党で憲法改正の発議に必要な3分の2以上の議席を占めたことについては、「議論はじっくり丁寧にすべきだ」との考えを示した。

 2区で8選を果たした高市早苗氏(56)は、支援者へのあいさつ回りに時間を割いた。

 ◇「失策」野党、立て直しへ

 一方、3選挙区全てに候補を立てながら議席を得られなかった希望。5期14年守った選挙区議席を失い、比例復活も果たせなかった馬淵氏の陣営関係者は「満足な訴えができなかった」と漏らした。

 支持者らから「なぜ無所属で出なかったのか」と言われることも少なくなく、出馬の経緯説明に追われたという。馬淵氏は23日早朝、奈良市内の駅前でマイクを握り、「今回の選挙で一定の区切りができた。改めて自らの判断、考えを見つめ直したい」と語った。

 元民進参院議員で、公示前の急な国替えで3区に回った前川清成氏(54)は敗戦を受け、「(民進)党の判断に従って希望に行った。後悔はしていない」と述べた。

 民進を支持してきた連合奈良の小山淳二会長は「小池百合子代表の『排除』発言で分裂し、有権者の支持が離れたのが痛かった。もう分裂選挙はしたくない。早急に立て直しを」と注文した。

 維新も1区の公認候補が惨敗し、県全体の比例票が前回(2014年)を下回った。維新県総支部の川田裕代表代行は「希望とすみ分けを図ったことで、違いが有権者に分かりにくく、埋没してしまった」と分析した上で、「地方行政でも既得権に切り込むといった原点に戻る必要がある」と話した。

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 ◆開票結果

 ◇1区(奈良市<旧都祁村除く>、生駒市)=選管最終発表

当 90,558 小林茂樹 53 自元W

  88,082 馬淵澄夫 57 希前W

  21,782 井上良子 53 共新W

  21,484 吉野忠男 58 維新W

 ◇2区(奈良<旧都祁村>、大和郡山、天理、香芝市、山辺、生駒、磯城、北葛城郡)=選管最終発表

当 124,508 高市早苗 56 自前W

   52,384 松本昌之 34 希新W

   30,356 霜鳥純一 56 共新

 ◇3区(大和高田、御所、葛城、橿原、桜井、五條、宇陀市、宇陀、高市、吉野郡)=選管最終発表

当 122,341 田野瀬太道 43 自前W

   55,721 前川清成 54 希新W

   20,469 所進 38 共新

5320チバQ:2017/10/27(金) 20:49:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk29010432000c.html
<衆院選2017>自民圧勝、3選挙区制す 1区、激しい争い(その1) /奈良
10月23日 00:00毎日新聞

 ◇1区奪還、独占は14年ぶり

 22日に投開票された衆院選で、県内3小選挙区を自民が制した。区割り見直しで定数が4から1減となって初の選挙で、自民の選挙区議席独占は4選挙区時代の2003年以来、14年ぶり。奈良1区では自民元職の小林茂樹氏が知名度のある希望前職の馬淵澄夫氏を破り、念願の県都での議席奪還に成功した。2区と3区では、いずれも公明の推薦を受けた自民前職の高市早苗氏と同じく田野瀬太道氏が他の候補を圧倒した。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の衆院選で、県全体の当日有権者数は115万6747人(前回比1万4693人増)だった。投票率(選挙区)は55・66%で戦後最低だった2014年の前回(55・60%)を若干上回った。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇小林氏、僅差で勝利

 自民元職の小林茂樹氏が接戦の末、旧奈良1区の議席を守り続けてきた希望前職の馬淵澄夫氏に勝利し、選挙区議席を奪った。

 奈良市西大寺南町の小林氏の事務所では支持者らが緊張した面持ちで開票速報を見守り、当選確実が伝えられると大きな歓声が上がった。小林氏は笑顔で喜びを分かち合い、「厳しい戦いだったが、皆さんのお陰。もう一度、国のために働きたい」と語った。

 急な選挙に当初、出遅れ感もあったが、推薦を受けていない公明も積極的に支援し、中盤以降は盛り返した。終盤には安倍晋三首相も応援に駆け付け、組織力を背景に悲願の国政復帰を果たした。

 民進から希望合流組に加わった馬淵氏は党に厳しい目が注がれる中、失速。選挙戦では政党色を薄めたが、理解は得られなかった。

 教育無償化などを訴えた維新新人の吉野忠男氏は知名度不足に泣き、護憲派の取り込みを狙った共産新人の井上良子氏も広い層に浸透できなかった。

 ◆2区

 ◇高市氏、盤石の8選

 自民前職の高市早苗氏が、抜群の知名度も生かして盤石の戦いで8選を果たした。高市氏は台風接近に伴う安全面への配慮から、22日は当選を受けての取材対応は控えた。コメントを発表し、「特に急激な気候変動による水害・土砂災害対策の強化とサイバー攻撃対策の強化を公約としたので、実現に向けて全力で働く」とした。

 旧奈良2区で長く慣れ親しんだ生駒市が新1区に移り、事務所も公示直前に大和郡山市に移転。新たな地域での準備不足も懸念されたが、「新人のつもりで戦う」と選挙期間中はほぼ県内に残り、丁寧に選挙区を回った。政権や党で要職を重ねた実績もあり、幅広い層の支持を集めた。

 希望新人の松本昌之氏は二大政党制の礎を築く必要性を強調するなどし、若さもアピールしたが、出馬表明が公示直前となり、知名度不足に泣いた。

 共産新人の霜鳥純一氏も政権批判に力を入れたが、広がりを欠いた。

5321チバQ:2017/10/27(金) 20:49:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk29010438000c.html
<衆院選2017>自民圧勝、3選挙区制す 1区、激しい争い(その2止) /奈良
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆3区

 ◇田野瀬氏、大差で3選

 自民前職の田野瀬太道氏が、希望新人の前川清成氏、共産新人の所進氏に大差をつけて3選を果たした。橿原市久米町の事務所で、田野瀬氏は「皆さんのお陰。景気回復を成し遂げ、地方創生を確実に前進させたい」と抱負を語った。

 減区で一層広大になった選挙区内にくまなく顔を出し、京奈和自動車道の整備などを実績として強調、教育充実などを訴えた。自民党総務会長も務めた父・良太郎氏の代から続く強固な後援組織も機能し、支持を広げた。

 前川氏は、希望の公認に絡んで公示直前に当初出馬予定の奈良2区から国替えを迫られ、準備不足も尾を引いた。2期務めた参院議員時代の実績を訴え、「自民に代わる受け皿を」と政権批判票の取り込みを図ったが、浸透しなかった。

 所氏は護憲などで政権との対立軸を明確にしたが及ばなかった。

 ◆比例

 ◇自民調整で比例、奥野氏が5選目 小選挙区減区で

 前回選(14年)で旧奈良3区で当選し、今回は小選挙区の減区に伴う自民党の候補者調整で比例代表に回った奥野信亮氏が5選を果たした。

 法相などを歴任した父の故誠亮氏が初当選した1963年以来の地盤を譲った形だが、党の近畿ブロック単独1位に記載され、早々と当選確実となった。

 大和高田市に設けた会場に現れた奥野氏は支持者らから祝福を受け、「県内小選挙区の議員と党をこれからも支える」と語った。

 ◇「雨でも投票」有権者次々と

 ○…台風の接近で雨となった22日、県内各地の投票所には次々と有権者が訪れ、票を投じた。奈良市大宮町4の市立大宮小で投票した主婦(34)は2児の母で、「雨でも投票は義務。待機児童が多いのが心配で、子育て政策にも力を入れてほしい」と話していた。

5322チバQ:2017/10/27(金) 20:50:32
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk30010251000c.html
<衆院選2017>希望、一矢報いる 2区・3区、自民圧勝(その1) /和歌山
10月23日 00:00毎日新聞

 ◇3人、前回選と同じ顔ぶれ

 衆院選は22日投開票され、1区は民進党出身で希望の党前職の岸本周平さんが激戦を制し、小選挙区での4回連続当選を決めた。2区は石田真敏さん、3区は二階俊博さんの自民党前職2氏が圧勝した。県内3選挙区の当選者は2014年前回選と同じ顔ぶれとなった。県内の3選挙区通じた投票率は52・96%で、過去最低だった前回選の51・05%を1・91ポイント上回った。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇岸本さん、4選笑顔

 和歌山市久右衛門丁の岸本さんの事務所では、当選確実が伝えられると、集まった支援者らから大きな拍手と歓声が湧いた。

 岸本さんは「新しいドラマを始めることができる。政界再編はこれからだ。皆さんの票が無駄にならないよう体当たりで行動していく」と決意を語った。

 衆院解散前から、民進党からの離党がいったん取りざたされ、公示直前には希望の党に移るなど状況がめまぐるしく変化。陣営が「マイナスからのスタート」と言うほど厳しい戦いを強いられた。

 しかし、北朝鮮問題への対応など安倍政権の強引な政治手法を批判し、強い野党の必要性を強調。政党色を抑えて候補者個人を前面に出し、無党派層にも支持を広げた。

 ◇支援者から拍手、門さん比例で復活当選

 門さんは1区で敗れたが、比例での復活当選を果たした。和歌山市黒田の事務所に姿を見せ、支援者とともに開票の行方を見守った。

 選挙区では2012年、14年に続いて3回連続での敗北となり、事務所は一時静まり返ったが、議席自体は守り、陣営関係者もほっとした様子を見せた。

 選挙戦では企業や青年など分野ごとに今春設立した後援組織をフル活用。組織固めに力を入れたが、無党派層の獲得で岸本さんにリードを許した。最終盤には所属派閥の領袖(りょうしゅう)、二階俊博幹事長の応援も受けたが、初の選挙区勝利はならなかった。

 ◆2区

 ◇石田さん、新人圧倒

 石田さんは当選確実の報を受け、岩出市宮の事務所に姿を見せ、支援者から大きな拍手で出迎えられた。台風21号が接近していることを考慮して事務所での万歳を見送り、記者団の取材に応じた。

 7選を果たし、「ほっとした。選挙期間は短かったが、やることをきっちりやりきった」と述べた。その上で「安心できる社会をつくるため、防災や減災に取り組んでいきたい」と抱負を語った。

 選挙戦では、県議、海南市長、衆院議員の通算34年に及ぶ豊富な政治経験を強調。希望の党を念頭に「劇場型政治からきっちりした施策は生まれない」と批判し、政権与党の堅実さをアピールした。自身も含めて4氏による争いだったが、他の3新人を圧倒した。

 ◇遅い公認決定響く 坂田さん、浸透しきれず

 坂田隆徳さんは岩出市荊本の事務所で落選の知らせを受け「全力で闘ったが力及ばず申し訳ない」と敗戦の弁を述べた。

 当初は民進党での立候補を予定していたが、野党再編に伴い、希望の党からの出馬を選択した。解散・総選挙に打って出た安倍晋三首相について「仕事人内閣と命名しながら、仕事らしい仕事をしていない」と批判。政権交代を訴え、住宅地が多い橋本市や岩出市などの紀北地域を重点的に回った。ただ、希望の党の公認決定が公示1週間前の10月3日と遅く、その後の希望の党の全国的な失速にも苦しめられた。

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 ■解説

 ◇信任と監視にバランス

 森友・加計問題で安倍政権が批判を浴び、野党乱立のまま突入した衆院選。県内3選挙区の勝敗は、自民2勝・希望1勝で、与党に信任を与えながらも、野党のチェック機能にも一定の期待を寄せた結果と言えそうだ。有権者のバランス感覚とも受け取れる。

 接戦となった1区は、勝利した希望前職の岸本周平さんが、公示直前に民進党から移ったことにより、相手陣営から批判を浴びたが、影響を最小限にとどめた。

 日ごろの地道な活動で名前を浸透させていたことに加え、民進時代の支援組織の連合和歌山とも協力関係を維持したことが奏功した。希望の党への期待よりも、候補者や陣営の豊富な活動量でつかんだ勝利と言える。

 また1、2区は、ともに改憲志向の自民と希望の候補者が並び立ち、護憲の共産は存在感を発揮できなかった。改憲の是非が必ずしも論戦の中心にはならず、今後予想される改憲論議の加速を控え、消化不良の感も残した。【稲生陽】

5323チバQ:2017/10/27(金) 20:51:07
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk30010264000c.html
<衆院選2017>希望、一矢報いる 2区・3区、自民圧勝(その2止) /和歌山
10月23日 00:00毎日新聞

 ◇二階さん、余裕12選

 ◆3区

 二階さんは自民党幹事長としての職務のため地元に不在だったが、御坊市島にある事務所では、集まった支援者らが投票終了の午後8時を過ぎて早々に当選確実を祝福した。

 選挙戦では、全国遊説に回っていた二階さん本人に代わり、陣営や地元の首長、地方議員らが活動を支えた。

 事務所では支援者を前に、秘書で長男の俊樹さん(52)が「多くの皆さんが危機感を持ち、我がことのように戦ってくださり、感謝します」とあいさつした。

 二階さんは知名度の高さを強みに、自民、公明支持者ばかりでなく、希望の党や日本維新の会、無党派層からも幅広く支持を集め、優位に戦いを進めた。選挙戦最終盤に地元に入り、組織を固めた。

5324チバQ:2017/10/27(金) 20:53:23
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk16010322000c.html
<衆院選2017>北陸信越ブロック 1区の吉田さん、比例復活ならず 「希望連携、時間に厳しさ」 /富山
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選の富山1区で落選し、比例代表の北陸信越ブロックでの復活当選もかなわなかった維新前職の吉田豊史さん(47)は、富山市西長江3の事務所で「私の力足らずで本当に申し訳ない」と敗戦の弁を述べた。事務所では23日未明まで陣営幹部や支援者らが復活を信じて開票の行方を見守った。

 希望の推薦を受けた吉田さんは、選挙戦で「消費増税の凍結」や「増税なき教育無償化」などを訴え、松井一郎党代表ら幹部も応援に駆け付けたが、支持は広がらなかった。

 吉田さんは、敗因を「是々非々という姿勢や政権との距離感が有権者に分かりにくかったのかもしれない。希望との連携も時間的に厳しいところがあった」と分析。一方で、「維新が改革の旗を掲げていることは富山でもきちっと認知されている。今後も改革の仲間を増やし、選挙区で戦える態勢を作っていきたい」と笑顔で締めくくった。【林由紀子】

 ◇希望・柴田さんも 3区

 「私の力不足を心からおわびします。ただ、改革保守という新たな政治の基礎は皆様の力で作っていただけたと思う」。希望新人で元参院議員の柴田巧さん(56)は22日深夜、小矢部市岩武の事務所で支援者に頭を下げた。自民の厚い地盤を切り崩せず、比例代表での復活当選もならなかった。

 立候補の決断は先月30日と出遅れたが、参院時代から培った支持者を核に反安倍政権票の受け皿を目指した。得票は6万票を超え、「希望の党への風が吹かない中、想像以上に支援をいただいた。改革保守への期待を実感した」と振り返る。

 今後については「私が表舞台に立つのはこれでおしまいにし、後進育成に力を注ぎたい」と一線を退く考えを語った。陣営は希望の地元組織作りに着手するという。【真野森作】

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 ■視点

 ◇野党迷走に救われた自民

 衆院選富山1〜3区は前々回、前回に続き自民前職が3議席を独占した。自民は前回比例代表で復活当選した維新前職の再選も阻む「完全勝利」で、改めて保守地盤の固さを見せつけた。だが、今回見逃せないのは、離合集散した野党側の迷走に救われた点だろう。

 維新を除く4野党は当初、野党統一候補を目指した。単純に小選挙区の開票結果を踏まえると、それでも自民候補には及ばない。一方で比例代表では、野党5党は計22万票余りで自民を2万票近く上回り、自公の約24万5000票に迫る。小選挙区で投票先を失ったリベラル層や自民の批判票をうかがわせ、共闘がうまく機能すれば、復活当選の可能性もなかったとはいえないだろう。

 だが、実際には共闘は崩壊。多くの候補者は準備不足のまま選挙戦に臨んだ。共産と社民の連携もままならなかった。維新と希望は「改革保守」を打ち出したものの、例えば主要な争点だった改憲で、有権者をつかむ自民との明確な違いを打ち出せただろうか。

 選挙戦で維新は国会議員を失い、民進県連は政党交付金の不正問題を抱え再建のめどすら立っていない。力を失った県内野党は気骨ある基軸や戦略を打ち出さない限り、「自民王国」で存在意義を示すことは厳しい。【古川宗】

5325チバQ:2017/10/27(金) 20:54:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk20010152000c.html
<衆院選2017>自民大勝 県内は下火 /長野
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選で、県内5小選挙区は自民が3議席から2議席に後退した一方、新党の希望候補2人が当選した。自民は比例で1人が復活当選を遂げたものの、全国的に大勝した情勢を踏まえると、県内では厳しい結果となった。県内の比例得票率をみると、自民は27・6%で1位を死守。次いで立憲民主=21・9%、希望=20・4%、共産=11・0%の順だった。その他の政党は10%以下だった。【衆院選取材班】

 ◇1区 無所属でも大差

 希望の党の公認を蹴って出馬した篠原孝氏が、前回から約3万5000票伸ばして6選を果たした。ポスターの枚数など無所属の制約はあったが、小集会を重ねて支持基盤を固める従前のスタイルを貫き「ハンディは感じなかった」と振り返る。選挙区内の全10市町村でトップ得票で、6市町村で次点と20ポイント以上の大差。「羽田孜さんの遺志を継ぎ、野党再編に力を注ぐ」と気を引き締めた。

 自民の小松裕氏は前回から約1万1300票を伸ばしたが、前々回から守ってきた比例復活の議席を失うことになった。維新の橋本将之氏は無党派層を取り込みきれなかった。

 ◇2区 無党派層も支持

 希望の下条みつ氏が自民の務台俊介氏に約1万1000票差をつけた。下条氏は公認後も「憲法改正反対」など従来の基本姿勢を変えずに主張。政権に批判的な層から一定の支持を得た。共同通信の出口調査によると、下条氏は希望支持者の8割、立憲民主支持者の5割の支持を集めたほか、支持政党を持たない「無党派層」からも3割を超える支持を集めた。今後も「信義を変えるつもりはない」と強調した。

 務台氏は自民、公明支持者の7割の支持を取り付けたが、失言などで失った信頼を回復できなかった。

 社民の中川博司氏、維新の手塚大輔氏は、広がりを欠いた。

 ◇3区 「逆風」の中、完勝

 希望の井出庸生氏が、次点の自民・木内均氏に5万2820票差をつけ、圧勝した。「逆風の選挙」としていたが、全17市町村でトップの完勝。4区へ転出した希望元職の後援会の推薦を得て、その多くを取り込んだとみられ、「票の重みに身も心も引き締める。物言う政治家として政府与党に対抗していく」と話した。

 木内氏は前回から1万8357票増やしたが、比例復活もなかった。「申し訳ない。この地域は現政権を厳しく監視する方を選んだ」と語った。市民運動と共闘した共産新人の小金沢由佳氏は前回、出馬した新人の票を約6500票伸ばすにとどまった。

 ◇4区 自民に風感じず

 6選した自民・後藤茂之氏は23日の記者会見で「自民に風が吹いている感じはなかった」と語った。それでも前回得票に約5500票上乗せし、次点に約2万7800票差をつけたことに「日常的な政治活動が深まっていることを多くの皆さんに認識してもらっている」と説明する。

 共産の毛利栄子氏は「安倍政治を止める」としたが及ばず、3区から4区に転身した寺島義幸氏は時間のなさと準備不足で広がりを欠いた。

 ◇5区 野党共闘なら…

 中川村以外の市町村でトップ得票で、前回を上回る得票で圧勝したように見える自民・宮下一郎氏は「盤石なんてとんでもない」と選挙戦を振り返る。

 他候補に4万票以上の差をつけたが、次点の無所属・曽我逸郎・前中川村長と希望の中嶋康介氏の得票を合わせると宮下氏の得票を500票近く上回った。「野党共闘が実現していたら……」という思いが宮下氏陣営にはあるからだ。

 非自民勢力は統一候補の擁立を模索してきた。しかし、中嶋氏が改憲も掲げる希望から出馬することになり、構図は一変。曽我氏が出馬することになり、野党票の分散を招いた。

5326チバQ:2017/10/27(金) 20:54:59
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 ■解説

 ◇「安倍批判」根強く

 「安倍首相のポスターは外してくれませんか」。ある自民陣営のベテラン秘書は支持者に請われ、候補者ポスターの隣にあった首相ポスターを家の壁から外した。秘書は「選挙中、『自民は良いが、安倍さんはダメ』という声を何度も聞いた」と顔をしかめた。

 全国的にみれば、自公が3分の2以上の議席を確保し、大勝した。希望は結党当初の勢いを失い沈んだ。だが、県内の結果は逆だ。自民は5小選挙区で3議席から2議席に後退し、希望は2人が当選。小選挙区で複数の希望候補が当選した都道府県は数える程で、希望はむしろ善戦だ。

 県内で自民が振るわなかった理由は「大義なき衆院解散」や「森友・加計問題」への批判だけではない。先のベテラン秘書は「地方は安倍政権の恩恵を受けていない」と語る。安倍首相は最低賃金の引き上げに力を入れるが、支援なき賃金上昇は中小企業には苦しい。実態を考慮せず、農協改革を進めれば、小規模農家は生計維持が難しい。都市に比べ、地方の「安倍批判」は根強いのだという。

 自民候補が当選した長野4区と5区は、非自民候補の得票を合計すると、当選候補の得票を上回る。両区で野党候補の一本化が実現していれば、さらに厳しい戦いになっただろう。自民には全国的な大勝に慢心せず、地方を大事にしたかじ取りを心がけてほしい。【鈴木健太】

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 ◆開票結果=一部地域既報 「比」は重複候補の比例代表での当選

 ◇1区=選管最終発表

当131,883 篠原孝 69 無前

  85,460 小松裕 55 自前W

  22,817 橋本将之 37 維新W

   3,784 駒村幸成 61 諸新

 ◇2区=選管最終発表

当 78,343 下条みつ 61 希元W

比 67,210 務台俊介 61 自前W

  41,274 中川博司 59 社新W

  34,073 手塚大輔 34 維新W

 ◇3区=選管最終発表

当127,542 井出庸生 39 希前W

  74,722 木内均 53 自前W

  34,462 小金沢由佳 34 共新

   3,687 及川幸久 57 諸新

 ◇4区=選管最終発表

当 68,673 後藤茂之 61 自前W

  40,898 毛利栄子 66 共新

  40,863 寺島義幸 64 希元W

 ◇5区=選管最終発表

当 91,542 宮下一郎 59 自前W

  48,588 曽我逸郎 61 無新

  43,425 中嶋康介 40 希新W

5327チバQ:2017/10/27(金) 20:56:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk25010564000c.html
<衆院選2017>自民「一強」野党「共倒れ」 来夏の知事選にも影響か /滋賀
10月24日 00:00毎日新聞

 衆院選の県内4小選挙区は自民が2012年、14年に続き3回連続で全勝し、参院議員も含めて県内選出の国会議員全員(6人)を自民が初めて独占することになった。【大原一城】

 自民4人の合計得票率はほぼ半数の50・07%で、前回から約3・54ポイント上昇し「一強」に磨きをかけた。一方、1区と4区では自民は半数に届かず、合算すると自民に匹敵する得票があった野党側は「共闘」が破綻したことで共倒れとなった側面が否めない。

 自民候補と次点候補の得票率は▽1区=大岡氏47・70%、嘉田氏44・74%▽2区=上野氏50・45%、田島氏40・20%▽3区=武村氏55・34%、小川氏33・76%▽4区小寺氏47・79%、徳永氏38・55%。1〜3区の自民の前職3人は得票率を前回より伸ばした。一方で1区では社民候補、4区では共産候補と次点候補の得票を足すと自民の当選者を上回る。

 また全国的な傾向と同じく、県内でも自民候補に投票した人は有権者全体のうち27・58%と3割に満たないが、4議席を独占する結果になった。

 今回は野党側は比例復活もない完全な敗北で、非自民の象徴的な存在だった前知事の嘉田氏も敗れたことで、衝撃は計り知れない。嘉田氏の後継で旧民主党衆院議員から転身した三日月大造知事は再選出馬を明言してはいないが、来年夏に知事選を控える。自民は対抗馬を擁立するか決めていないが、衆院選の結果を受けて主戦論が高まる可能性があるなど、自民の影響力がさらに増しそうだ。

 ◇比例得票率 トップは自民35・61% 立憲、希望は計34・47%

 比例代表の得票率はトップが自民党の35・61%(前回2014年34・23%)で、2位は立憲民主党の17・51%、3位は希望の党の16・95%だった。立憲と希望の合計は34・47%で、前回の旧民主党の22・89%を大きく上回って自民に迫った。

 4位は日本維新の会の11・18%で、前回の旧維新の党の18・39%より減らしたものの一定の存在感を示した。

 5位は公明党の8・64%(前回8・77%)、6位は共産党の8・29%(同11・34%)。共産は小選挙区の1、2区で候補者を取り下げたことが低下に影響した可能性がある。

 7位は今回初めて小選挙区で公認候補者を立てた社民党の1・26%(同1・30%)。最下位は幸福実現党の0・52%(同0・50%)だった。

 なお、前回は他に旧次世代の党が1・58%、旧生活の党が0・95%を得た。【太田裕之】

 ◇「身引き締まる」小寺氏が抱負 4区で初当選

 自民党新人として滋賀4区で初当選した元県議の小寺裕雄氏(57)は23日、県庁で報道陣の取材に応じ「喜んでばかりもいられない。職責の重さに身が引き締まる思いだ」と語った=写真。

 この日は台風の被害に配慮して朝の駅立ちは取りやめ、訪問や電話、メールで支援者に感謝を伝えた。「国会議員になるのは本当に名誉で幸せなことだ。商売(コンビニ店経営)や地方議員の経験を生かしたい」と抱負を語った。【大原一城】

5328チバQ:2017/10/27(金) 21:22:48
http://www.hochi.co.jp/topics/column/20171027-OHT1T50129.html
落選した豊田真由子氏の選挙戦で感じた空気…これでは勝てる訳ない
2017年10月27日16時0分 スポーツ報知
落選が確定し会見を終えて事務所から出てきた豊田真由子氏
落選が確定し会見を終えて事務所から出てきた豊田真由子氏

 22日に投開票が行われた衆院選。秘書に対する暴言・暴行が報じられて自民党を離党し、埼玉4区から無所属で出馬した豊田真由子氏(43)は、大方の予想通り、落選した。「このハゲーッ!」などといった暴言が、あれだけテレビのニュースなどで報じられれば、むべなるかな、である。

 投開票当日は、落選が決まってから3時間ほどが経過した午後11時過ぎに会見。スタッフをねぎらった後には大粒の涙をこぼした。思えば9月の“復帰会見”、今月10日の公示日でも、この人は涙を流していた。女性が涙を見せれば同情もありそうなものだが、取材をしている中では、そんな声は後援者以外からはみじんもなかった。演説などを聞けば、それも納得できた。

 9月の会見、公示日でも一応は「謝罪」を口にし、「自分が招いたものなので…」と反省の弁を述べているようでもあったが、その後に続くのは「自分は現職時代にこれだけのことをしてきた」「小さなお祭りにも、誰よりも足を運んで来た」といった「頑張ってきた自慢」。そんなものは自分で評価するものではなく、周囲が認めることで、初めて「実績」となるものである。

 しかも、無所属で戦う自分の立ち位置を「みすぼらしい選挙」と自嘲し、その言葉を何度も繰り返した。「これまでは街の中にポスターが何千枚も貼ってありましたが、現在は一枚もありません」とも話していたが、本当に地元の人たちに認識され、愛されているのならポスターなんて貼られていなくてもみんな彼女のことを知ってるはず。そんな言葉からも、常に「自分は間違っていない。評価をする周囲が間違っているんだ」と考えているような空気が伝わって来た。これでは、選挙に勝てる訳などないだろう。

 ただ、誰と名前を挙げるつもりはないが、今回の選挙で当選した中にも与野党にかかわらず同じような考え方を持っている人は多々いる。「人の振り見て我が振り直せ」ではないが、今回の彼女の惨敗を見て、暴言・暴行報道以外の部分で何か感じる国会議員が一人でも多くいることを願っている。(記者コラム・高柳 哲人)

5329チバQ:2017/10/27(金) 21:24:50
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/807760/
【衆院選】落選した希望・若狭氏と当選した自民・鈴木氏との差はどこか
2017年10月25日 17時00分

当選した鈴木隼人氏

 小池百合子東京都知事(65)が率いる希望の党は、小池氏のお膝元・東京で立候補した結成メンバーですら次々に落選した。小池氏の側近で前職、若狭勝氏(60)は、選挙前に楽勝ムードが漂っていたのに、小池氏の地盤だった東京10区で落選。自民党の鈴木隼人氏(40)が当選した。

 選挙コンサルタントや「カラス(ウグイス嬢の男版)」を務める選挙事情通は東京10区をこう分析した。

「若狭氏は希望の党の看板にもたれかかり、有権者目線の努力が足りなかったのでしょう。若狭氏を筆頭に落選を風向きや小池氏のせいにする落選者は少なくありません。希望の党候補は小池氏の応援に依存した人ばかりでした」

 一般的な知名度では劣る鈴木氏はどのような選挙活動を行ったのか。

 同事情通は「市民にPRする姿勢を分かりやすく表現。都議選の時に鈴木氏は、昼休みにも寸暇を惜しんで、都議候補のために1人で事務所前でビラ配りをして、『あのビラ配りのイケメンのお兄さんは国会議員さんなの?』と近所の噂になっていました。自民党のポストにおごらず、草の根的な努力が当選の要因でしょう」と指摘する。

 そして、SNS利用の巧みさも挙げる。

「『北朝鮮からミサイル来るの?』と心配する小学生に話しかけられて真摯に対応した鈴木氏は、一般人から話しかけられやすいように1人で立ち、多くの一般人との対話を写真付きでフェイスブックで拡散した。子供、女性、老人を喜ばせると、周囲にテープレコーダーのように語りまくるから、副次的な拡散力は絶大です」(同)

 通常、タレントや有名政治家が応援に訪れたシーンをツーショット等でSNSに載せる候補が大半だ。もしくは、大雨でずぶ濡れの中、演説するプロモーション映像のような画像をアップし、有権者が主人公ではなく、候補者が主人公のような書き込みを行う。しかし、鈴木氏は一般人との対話を写真入りで、しかも相手のプライバシーに考慮したモザイク入りでSNSにアップしたのだという。

5330チバQ:2017/10/27(金) 21:49:46
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171026ddlk04010044000c.html
<風雲・衆院選2017>/上 分裂の民進、明暗分かれる 鎌田氏無所属、県連の誤算 立憲に風、「復活」岡本氏 /宮城
10月26日 00:00毎日新聞

 「この12日間、日に日に声をかけてくれる人が増え、着実に期待が高まっていると感じた。本当にうれしい」

 衆院選の投票が締め切られた直後の22日午後8時過ぎ。1区で立憲民主党から立候補した岡本章子(53)は、早々と比例東北ブロックでの初当選を確実にし、支持者らと喜びを分かち合った。一時は出馬断念寸前までに追い込まれた岡本を当選に導いたのは「想定外の追い風」(選対幹部)だった。

 岡本当選から約5時間半後。「私の力が及ばず、申し訳ありませんでした」。大接戦の末に敗れた2区の無所属、鎌田さゆり(52)は支持者らを前に10秒間、深々と頭を下げた。自民の秋葉賢也(55)との差はわずか約1300票。岡本と鎌田の2人を分けたものは何だったのか。

    ◇

 当初、2人は民進公認で出馬予定だった。ところが、予想もしていなかった事態が巻き起こる。それは、民進の希望の党への事実上の「合流」だった。さらに、同じ民進の伊藤優太(32)が希望公認で1区からの出馬を表明し、岡本の心中は揺れに揺れた。無所属で出るか、それとも不出馬か。岡本は「眠れないほど悩んだ」と振り返る。

 転機は立憲を組織した枝野幸男からの電話だった。「一緒に戦ってくれないか」。東北大同期生の枝野の誘いに腹を決めた。出馬を表明したのは4日。公示まで1週間を切っていた。

 翌5日、鎌田は希望の公認を断り無所属での出馬を表明。立憲からの立候補も検討したが、民進県連は国会議員の経験があり知名度も高い鎌田が無所属に転じることで、岡本が立憲の比例議席を取れる可能性を考慮した。昨夏の参院選、今夏の仙台市長選で民進系候補が勝利した野党共闘の枠組みで戦うため、希望に対立候補を立てさせたくないとの思惑もあった。しかしこの判断が、後に思わぬ結果を招くことになる。

    ◇

 「(民進出身者を)排除する」。希望代表の小池百合子の「排除」発言以降、希望に向けられていた期待の風は急速に弱まっていった。その一方で、リベラルを旗印にする立憲への支持が広がっていく。「これだけ立憲が支持を伸ばし、希望が失速するとは思わなかった」。民進県連選対本部長の桜井充が読み誤るほど、両党を取り巻く環境が激変した。結局、立憲は比例東北ブロックで3議席を獲得した。

 それだけに選挙後、鎌田も立憲から出ていれば--と、鎌田の判断を惜しむ声も上がった。鎌田は「自分で決めたことなので正面から受け止める」と気丈に語るが、桜井は「当初は『立憲を応援するな』という号令があり、無所属で出てもらった。民進のままで出れば勝てたのに、本当に申し訳ない」と声を落とす。

 立憲と希望、無所属に割れた民進県連は29日に常任幹事会を開き、幹部人事を決めて体制の立て直しに取りかかる。代表に正式就任する桜井は「立憲に行きたい議員がいれば認める。野党がバラバラでは勝てないので、絶えず選挙は協力していく体制をつくりたい」と立憲との連携を視野に入れる。

    ◇

 野党再編で目まぐるしく構図が変わった衆院選。「風雲」の中でもがいた候補者の姿を追った。(敬称略)

5331チバQ:2017/10/27(金) 21:50:13
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171027ddlk04010046000c.html
<風雲・衆院選2017>/上 2年後の参院選、風向きどちらに 因縁乗り越え自民底力 野党共闘も共産伸びず /宮城
00:00毎日新聞

 「奇跡。単純に計算すると勝てない選挙だった。底力を発揮してくれた後援会の勝利で、僕の実力じゃない」

 23日午前1時半。大激戦となった2区を制した自民党の秋葉賢也(55)は興奮した様子で語った。一騎打ちの相手となった無所属の鎌田さゆり(52)との差は1316票。野党側の混乱などもあり有利な展開になると思われたが、劣勢だったのはむしろ秋葉の方だった。

    ◇

 「地方議員とのコミュニケーション能力に欠けている」。衆院解散直前の9月、自民の仙台市議らが秋葉の政治姿勢を痛烈に批判。公認候補の差し替えを求める異常事態に発展した。秋葉は地方議員とのわだかまりを抱えたまま選挙戦に突入。団体回りなどで協力を得られず、苦戦を強いられた。

 公示日の10日。反秋葉急先鋒(せんぽう)の市議、佐藤正昭のもとに、首相の安倍晋三が駆け寄ってきた。「秋葉さんをよろしく頼む」。仙台市での街頭演説を終えたばかりの安倍が、佐藤の手を強く握った。その3日後、官房長官の菅義偉から一本の電話が入った。「何とか曲げて頼む」。秋葉への支援を懇願する菅の言葉に、佐藤は心を決めた。

 「全てを乗り越え、大義の下に立ち上がらなければならない」。佐藤は16日の集会でこうぶち上げ、秋葉支援を正式に表明。個人演説会の開催や電話・はがきでの投票呼びかけなど、地方議員が結束して秋葉の応援を始めると、情勢に変化が表れた。終盤、鎌田を猛烈に追い上げ、最後は逆転した。「いろんなことがあっても最後はまとまってくる。さすが自民党だ」。鎌田の選対幹部は、自民の組織力の強さに舌を巻いた。

    ◇

 野党共闘で候補者の一本化を模索していた共産党。しかし、民進党の希望の党への事実上の「合流」で戦略見直しを余儀なくされた。「安全保障関連法に賛成する希望とは協力できない」。党県委員長の中島康博はこう繰り返す一方、無所属など希望以外から出馬した候補の支援も模索した。その結果、1、2区は候補者を取り下げ、3、4、6区は候補者を擁立するという複雑な構図となった。

 「苦労して統一候補の話を詰めてきたのに、いきなり合流。野党共闘を望む人たちはカンカンに怒っている」。民進から希望に移った候補者と戦った3区の選対幹部は、地方を振り回す中央の動きを批判した。1、2区では党委員長の志位和夫が応援演説に入り、5区では党の選挙カーで無所属の安住淳(55)の名前を流すなど野党系候補を全面支援した。だが、自民との一騎打ちとなった6区には、立憲民主党など野党の影は見えず、県委員会幹部は「誰もマイクを握らない。貢献しても報われない」と嘆いた。

 結局、共産は小選挙区で全敗。2議席獲得を狙った比例は約7万4000票と、前回2014年衆院選から約2万3000票減らし、1議席を確保するのがやっとだった。県委員会幹部は「野党共闘は発展途上。今回うまくいかなかった部分を教訓にしなければならない」と話す。県内で築き上げてきた野党共闘が、政局一つで吹き飛ばされる「もろさ」も露呈した今回の衆院選。次に主導権を握るのはどの政党か。2年後の参院選に向け、関係者は風の行方に神経をとがらせる。(敬称略)

    ◇

 鈴木一也、本橋敦子、真田祐里、山田研が担当しました。

5332チバQ:2017/10/27(金) 21:51:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201710/CK2017102502000155.html
<衆院選>取材記者 座談会 中央に翻弄された候補者ら

2017年10月25日


 衆院選は小選挙区で、自民党が六選挙区を制し大勝で終わった。安倍晋三首相による突然の解散表明に始まり、希望の党の設立や、民進党の事実上の解体など混乱が続き、そんな中央政界の動きに、候補者たちも翻弄(ほんろう)されていた。慌ただしく過ぎ去った選挙戦を取材した記者が振り返った。
 記者A 慌ただしさを象徴するのが4区。希望元職の大熊利昭さんは東京で立候補予定だったが、党の調整で縁がほとんどない土地で選挙を戦うことになった。時間がないため、事務所を借りることすら難しく、ビジネスホテルを拠点に活動していた。負けはしたが、三万票近くを獲得し安倍政権の批判票の受け皿にはなったようだ。
 記者B 3区は、民進から新人の安部一真さんが出馬予定だったが、希望が新人の樋口舞さんを擁立した。地元関係者によると、民進党本部から「無所属や立憲民主党からの出馬は、駄目だ」と伝達があったという。最後は、すっきりとした表情で、出馬の断念を表明していた。
 記者C 民進県連の幹部は、早々と敗戦が決まった3、4区の希望候補者について「立候補するレベルと思えないくらい準備不足だった」と話していた。両区とも、希望サイドが送り込んできた候補者で、応援には、他区とだいぶ温度差があった印象だ。
 記者D 準備の大変さは、自民も同じ。6区で初当選を決めた国光文乃さんは医師で、「解散前日の夜は病院で当直勤務をした」と漏らしていた。自民には組織力があり、手堅く勝ったが、引退した元厚相の丹羽雄哉さんの後継選びのしこりが尾を引いていた。自民関係者も、いったん後継に決まった県議や、有力候補だった別の県議に同情していた。国光さんは「来てから、だんだん分かってきた。会合などでも、針のむしろになる場所がある」と認めている。
 記者C 民進の候補者が希望に移り、共産と共闘できなかったことも、自民の大勝につながった。1区では、希望の福島伸享さんが一月、野党共闘を呼び掛ける集会で「立憲主義を破壊する安倍政権を倒さなければいけない。新しい政治文化をつくるなら、先頭に立たせていただく」と共闘に前向きだったが、実現しなかった。希望と共産の得票を足すと、自民を上回っていることを考えると、共闘ができれば、結果は変わっていたかもしれない。
 記者D 6区も、共産が七十一歳の元市議を擁立したのは、野党共闘で候補者を降ろす可能性も考えていたため。青山大人さんの希望公認が決まると「共闘なら小選挙区で勝てたのに。彼は選択を間違えた」とぼやいていた。
 記者E 7区では常総、古河、坂東市の三つの市長選で自民系の新しい首長が誕生し、自民前職の永岡桂子さんの陣営では、「今度こそ」と小選挙区当選に力が入っていた。ふたを開けてみれば、無所属前職の中村喜四郎さんが圧勝。その中村さんを後押しする後援会「喜友会」の威力を見せつけたのが初日で、選挙事務所は三千五百人の支持者が詰め掛け、通路にまで人があふれていた。結束力の強さにあらためて驚かされた。
 記者F 4区の梶山弘志さんは、地方創生担当相として初入閣して二カ月たたないうちに解散になった。本人も街頭演説で「まだ国会答弁をしていない」と笑いを誘っていた。知事選、衆院選と勝ったとたんに、「お役御免」なんて展開はないと思うが。
 記者G 少し気になったのは、大井川和彦知事が、梶山さんの当選を決めた祝辞で「茨城から総理大臣を」と持ち上げていたことだ。知事は今後、東海第二原発の再稼働の是非などを判断することになるが、自民の言いなりばかりにならないか心配になる。

5333チバQ:2017/10/27(金) 21:52:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171026ddlk11010101000c.html
<大山鳴動のあと>2017衆院選/3 自民「県連主導」の4区 地元で決め、落とせない 希望失速、一部陣営に緩み /埼玉
10月26日 00:00毎日新聞

 「首相、冒頭解散で調整」--。安倍晋三首相が衆院解散の意向を固めたとの報道が相次いだ9月中旬、自民党本部の関係者から県連側に電話があった。「埼玉4区に地元から候補者を立てないという選択肢はあるか」

 4区(和光、志木、朝霞、新座市)は元政策秘書への暴言・暴行問題で前職の豊田真由子氏(43)が離党し、公認候補が決まっていなかった。連絡を受けた県連幹部は党本部主導で候補者選びが進むことを懸念し「地元で決める」と伝えた。

 その後、間もなく、元志木市長を父に持つ同市議の穂坂泰氏(43)の名前が浮上。県連は急いで調整を進め、穂坂氏擁立の方針を党本部に報告した。

 衆院選公示日の10日、穂坂氏は新座市で出陣式を開いた。第一声で穂坂氏は3回ほど言葉に詰まり、スーツの胸ポケットにしまっていた原稿を確認した。「しっかり!」。支援者から声が飛び、この場面は「注目候補」となった豊田氏とともにテレビのワイドショーでも報じられた。「初々しいという思いと、大丈夫かという不安が交錯した」。参加者の一人が打ち明ける。

 しかし、選挙戦では地元4市長の支援を取りつけ、市長らが街頭演説などで先頭に立った。次点だった希望の党の新人に、2万票以上の大差をつけて初当選した。「地元主導で決めた候補をしっかり支える選挙ができてうれしい」。県連幹部は胸をなでおろした。



 選挙戦中盤。自民の有力支持団体幹部が、県西部の選挙区から立候補した公認候補の事務所を訪ねた。秘書や選対関係者は不在で、残ったスタッフに候補の予定を聞いても把握すらしていなかった。

 報道各社の情勢調査では、小池百合子代表の「排除発言」などで希望が失速し、「自民優勢」との結果が盛んに報じられていた。

 「緩みが出ている」。他候補の事務所でも同じ雰囲気を感じたこの幹部は、県連幹部に懸念を伝えた。県連の選対本部も選挙戦終盤、各陣営に文書を出し引き締めを徹底した。

 結局、自民は当選後の追加公認も含め、15小選挙区で2014年の前回選挙を超える13議席を獲得した。ただ、自民の地方議員の中には、有権者の熱気を感じないままの圧勝劇に首をかしげる人もいた。

 「政策の中身と実行力をおはかりいただいた結果だ」。開票翌日の23日、新藤義孝県連会長が総括した。しかし、前出の有力支持団体幹部は「今回は希望が自滅しただけ」と語り、続けた。「これで良しとしたら、次は必ず苦戦する選挙区が出る」=つづく

5334チバQ:2017/10/27(金) 21:52:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171027ddlk11010133000c.html
<大山鳴動のあと>2017衆院選/4止 出口調査にみる民意 首相不信も自民圧勝 立憲支持は比例に反映 /埼玉
00:00毎日新聞

 衆院選は、自民が県内15小選挙区のうち追加公認を含む13選挙区で勝利する圧勝だった。全国的に躍進した立憲民主は、県内で擁立した2人が小選挙区と比例代表でそれぞれ当選。15小選挙区全てに候補を立てた希望は小選挙区で1議席、比例復活で2議席を確保するにとどまった。共同通信が22日に実施した出口調査結果から有権者の意識を探った。

 年代別に支持政党をみると、自民は10代(18、19歳)の支持が39・1%で最も高かった。50代以外の全ての年代で支持が30%を超え、全世代から幅広く支持を集めた。

 立憲は年代が上がるにつれ支持が高くなる傾向があり、最も高い60代で22・2%、70代以上も20・8%。逆に10代と20代は8〜9%にとどまった。希望はどの年代も10〜14%の範囲内で、年代別に大きな差はみられない。

 支持政党別に比例代表での投票先をみると、支持政党を持たないいわゆる無党派層は立憲が34・9%で最も多く、自民22・9%、希望17・6%、共産10・1%--の順。自民支持者は80・2%が自民に投票し、連立を組む公明に投票した人も7・9%いた。立憲支持者は91・4%が立憲に投票。共産支持者は88・0%が共産に投票したが、立憲に流れた人も6・8%いた。

 安倍晋三首相を信頼するかについては、全体では「信頼していない」が54・0%で、「信頼している」の41・4%を上回った。支持政党別にみると、自民支持者は81・5%が「信頼している」と答えたが、「信頼していない」も14・4%いた。同じ与党の公明支持者で38・2%が「信頼していない」と回答したのが目立った。

 安倍首相の信頼が回復していないにもかかわらず自民が大勝した理由について、埼玉大社会調査研究センター長の松本正生教授(政治意識)は「安倍首相には問題を感じているが、政権運営を考えれば自民しか投票先はないと有権者が判断した表れではないか」と分析。比例北関東ブロックで立憲が伸びたことについては「これまでは小選挙区と比例は同じ投票行動をすることが多かったが、県内の小選挙区で立憲の候補者が少なかったこともあり、小選挙区と別の意思を示した人も多かったのでは」と指摘した。

   ◇

 この企画は森有正、鈴木拓也、山寺香、内田幸一、清藤天、橋本政明が担当しました。=おわり

5335チバQ:2017/10/27(金) 21:54:57
http://www.sankei.com/region/news/171025/rgn1710250055-n1.html
2017.10.25 07:09
【衆院選】
激戦を振り返る(上)意外だった新潟4区の大差決着
 22日投開票された衆院選で、15人が立候補した県内の6選挙区では野党候補が4勝、自民党候補が2勝となり、自民が大勝した全国的な状況とは異なる結果となった。いずれも激戦となった各選挙区で与野党の各陣営がいかに戦ったのか。担当記者が座談会形式で振り返り、検証する。(敬称略)

                   ◇

 --勝敗を分けたポイントは

 A「野党共闘が最大の要因。中でも共産党が奮闘していた。新潟1区で当選した立憲民主党の西村智奈美(50)の陣営幹部の話だと、電話作戦を展開したら『もう共産党から電話があった』という返事がたくさんあったそうだ。4敗の自民候補は、共産党に負けたといっていいね」

 B「4区で当選した民進党系無所属の菊田真紀子(47)は連合新潟や共産、立正佼成会、市民団体など幅広い支援を受けた。落選した自民の金子恵美(39)が展開した組織戦には限界があった」

 C「共産候補が立った2区で、民進系無所属の鷲尾英一郎(40)が勝ったのは個人の人気も要因。前回選の選挙区で102票差で負けた悔しさをバネに精力的に地元で活動し、有権者の心をつかんだ。選挙区で敗れた自民の細田健一(53)は自公政権の成果を強調するばかりで、個人の魅力が浸透しなかった」

 --6区で民進系無所属の梅谷守(43)が健闘した

 D「落選したものの、前回選の2万票差を約2200票差に縮めた。共産の支援を受けたのが大きい。陣営のある幹部は『民進が事実上の解党をせず、民進から出馬していれば比例で復活していたのに』と残念がっていた」

 --意外だった選挙区は

 B「4区だな。金子は比例で復活できるとみていたが、思った以上に差が開いて落選した。菊田と3度目の対決となった金子は『今回こそ決着をつける』と息巻いていたが、決着をつけられたのは金子の方だった」

 A「やはり4区。金子の人気がいま一つと聞いてはいたが、大差の結果には驚いた。3区は黒岩宇洋(51)に勢いを感じていたが、まさか50票差で決着がつくとは…。比例で復活した自民の斎藤洋明(40)が選挙最終日に集会で『これからの声掛けが勝負を決める』と必死に呼び掛けていたが、その通りになった」

 C「5区は知名度で圧倒的に勝る自民の元知事、泉田裕彦(55)の圧勝と思ったが、無所属で元魚沼市長の大平悦子(61)の追い上げぶりには驚いた」

 --開票時の様子で印象に残ったことは

 D「選挙区の当落を待たずに1区の西村が早々と比例での当選を確保し、本人が驚いていたのが新鮮だった。立憲の勢いを感じた」

 A「5区では民放が当選確実を早々と報じ、泉田も午後8時20分に支援者が待つ会場に入った。そこからが長く、泉田から『どんな質問をするの』と聞かれ、不思議なひとときだった。台風の影響で紙面の締め切り時間が早まったから、早く万歳をしてほしかった」

5336チバQ:2017/10/27(金) 21:55:25
http://www.sankei.com/region/news/171026/rgn1710260056-n1.html
2017.10.26 07:07
【衆院選】
激戦を振り返る(下) 争点あやふや、論戦深まらず 新潟
 --野党の共闘ぶりは

 A「基本的には機能したと思う。ただ、野党結集の象徴だった新潟5区では敗れた。勝敗の行方は最終的には候補者次第という印象が残った」

 B「県内では共産党が反発する希望の党からの立候補が結果的になく、野党のスムーズな連携につながった。自民党の4区の金子恵美(39)や1区の石崎徹(33)は、共産に支えられた野党系候補に敗れた」

 D「5区では『当初予定の補選だったら、野党共闘の力を集中して注ぎ、もっと関心を得られた』と衆院解散を恨む野党陣営の幹部もいた」

 --有権者の反応は

 A「解散に疑問の声が多かった。北朝鮮の脅威や消費税増税分の使途変更というのは、後付けの理由。本当の意味の盛り上がりには欠けた」

 B「『若者が演説を聞いてくれました』とアピールする候補者もいたが、演説会の参加者は9割が高齢者。街頭演説ではサラリーマンや主婦も見かけたが、若者の政治参加が進んでいるとはいえない」

 C「期日前投票をする人が多く、関心は高いと感じた」

 --投票率は62・56%で全国2位の高さだった

 A「投開票日は雨風が強かったので、驚いた。接戦が予想され、関心を集めたのではないか。実は政党関係者は投票率は伸びないとみていた。しっかりとした政策論争がなく、候補者も前回選とほぼ同じだったからね。期日前投票制度が浸透した効果もある」

 B「昨年の参院選や知事選が接戦となり『自分の一票が結果を左右するかも』との思いが芽生えたのではないか」

 C「対決の構図が明確だったから、投票先を決めやすかったのではないか」

 --争点は何だったのか

 D「5区では原発再稼働の是非がテーマになったと思う。ただ、無所属新人で元魚沼市長の大平悦子(61)が明確に廃止を訴えたのに対し、自民新人で元知事の泉田裕彦(55)も再稼働に否定的な姿勢をみせ、両候補の違いが際立たなかった。結局、争点がよく分からない選挙だった」

 B「『背水の陣』『退路を断った』というフレーズは選挙戦初日で聞き飽きた。野党系候補の多くは安倍晋三政権の批判と『原発ゼロ』を口にするだけ。共産の支援を受けると、具体性のある政策が語られることはほぼないと再認識した。『無所属で何ができるのか』と、上から目線で与党の強みを強調するだけの自民候補にもがっかりした」

 C「『反自民』『反原発』だけの野党共闘では、有権者はいずれ離れる。『政権交代のためなら、どことでも手を組む』という数合わせには政党政治の理念のかけらもなく、無節操極まりない」

 --大物の応援は

 A「自民は首相の安倍や副総理の麻生太郎、幹事長の二階俊博、総務相の野田聖子、石破茂、人気者の小泉進次郎と役者がそろい、野党勢も前首相の野田佳彦や蓮舫、枝野幸男ら大物が続々と来た」

 C「自民は力が入っていると感じた。それでも2勝4敗。大物は票の積み上げにあまり影響がなかったようだ」

 D「共産の委員長、志位和夫の演説はピカイチだから聞きたかった。自由の共同代表、小沢一郎も姿をみせなかった。安倍が公示前後に3回も来県した昨年の参院選に比べ自民も迫力不足に思えた」

 --演説妨害もあった

 C「新潟市中央区の商店街で安倍が演説していたところ、聴衆の前列にいた女性が『72年間、平和を守ってきた憲法9条をどうして変えるんですか!』と大声で叫び、一時騒然となった。安倍が『選挙は民主主義の原点。しっかりと法律を守っていこうではありませんか』と笑顔であしらったのは、さすがだった」

(敬称略)

5338チバQ:2017/10/27(金) 21:59:40
http://digital.asahi.com/articles/ASKBV5KCNKBVUOOB00V.html?_requesturl=articles/ASKBV5KCNKBVUOOB00V.html
長野)衆院選振り返って 苦悩の後援会「千曲会」が底力
鈴木基顕、藤田さつき2017年10月27日03時00分
 衆院選で3区は希望公認の井出庸生氏(39)が、自民前職に5万票超の大差をつけて当選を果たした。鍵を握ったのが、3区で故・羽田孜元首相や、元首相の後継の寺島義幸氏(64)を支えてきた後援会「千曲会」。寺島氏が公示のわずか1週間前に地盤の3区を離れ、4区に転出した中、戸惑いながらも、培ってきた底力をみせた。

 「私の不徳のいたすところ、力不足で本当に申し訳ございません」。衆院選投開票日の22日午後9時過ぎ、寺島氏は、岡谷市の選挙事務所で、4区での敗戦を受けて深々と頭を下げた。比例復活も逃した。

 千曲会は、羽田元首相の父、武嗣郎氏の時代から、元首相の長男で羽田雄一郎参院議員の現在まで、羽田氏の3代と寺島氏を支えてきた。かつて会員は約10万人にのぼり、今は高齢化で減ったとはいえ、約5万人ともいわれる。

 寺島氏の4区転出は、公示前の今月3日、千曲会と、寺島氏の地元後援会「愛郷会」の合同拡大役員会で承認された。だが閉会後、役員からは「理解できない」「面白くないが、しょうがない」「苦渋の決断だ」など、苦悩の声が次々と聞かれた。

 前々回の2012年衆院選で、千曲会は、羽田元首相の秘書も務めた寺島氏を後継として3区で支援し、当時対立候補だった井出氏を破って初当選に導いた。前回14年の衆院選では、支援した寺島氏が、当時、維新の井出氏に敗れ、落選。そして今回は、寺島氏の4区転出によって、前回「宿敵」だった井出氏を3区で推すことになった。

 4区に転出した寺島氏は、希望の失速や「国替え」による知名度の低さから苦戦。千曲会は、小選挙区での厳しさをにらみ、寺島氏の比例復活を狙った。そのためには井出氏を3区で当選させ、比例で希望の票を積み上げる必要があった。千曲会の北沢寛和幹事長は「3区だけでなく、4区への電話作戦や働きかけなどを一生懸命にやった」と振り返る。

 千曲会の推薦を受け、井出氏は3区で12万7千票超を得票し当選。前回選挙で寺島氏が得た6万票余の8割にあたる約5万票が井出氏の得票に上積みされた計算だ。比例でも、県内5選挙区で、希望の得票が自民を上回ったのは3区だけだった。

 3区で当選した井出氏は22日夜、「寺島さんに重い決断をしていただいた。千曲会や愛郷会の皆さん、複雑な気持ちだったと思いますが、そういう中でまとまって応援いただいた。感謝に尽くせない思いです」と語った。

 寺島氏の落選について、北沢幹事長は「(比例で)いけると思った。あと6、7千票取っていれば」と悔しがる。希望の登場による政界再編の波にさらされ、いわゆる「自前候補」を持たずに戦った選挙だった。北沢幹事長は「悩みはある。しかし、皆で答えを出し、頑張っていきたい」と話した。(鈴木基顕、藤田さつき)

5339チバQ:2017/10/27(金) 22:04:18
http://www.asahi.com/articles/CMTW1710251300004.html
東京)担当記者は振り返る(上) 衆院選
2017年10月25日12時09分
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 ◇候補者追いかけ1カ月

 9月下旬の突然の解散劇の前後からの1カ月余り。衆院の議席を目指す人たちを追いかけ続けた記者たちが、記憶に残った場面を切り取った。

 ■自ら演説中、マイクを小池氏へ 24区・吉羽美華氏

 まさか本当に、演説を途中で止めて、マイクを譲るとは思わなかった。「落下傘」は、それほど党首の人気に期待したのだろう。

 24区の希望新顔、吉羽美華氏(37)は公示日、熱弁を振るう小池百合子知事の横で手を振り続けた。

 過去にも衆院選に立ち、関西の市議時代には自らの写真集を出した。対立候補で自民前職の萩生田光一氏(54)は知事選や都議選で小池氏と相対した自民都連幹部。加計学園問題でも名前が出た。その「刺客」として白羽の矢が立った。

 マイクを渡す約6時間前、吉羽氏は第一声を前にスタッフに確かめた。「小池さん出てない?」。頼る党首だが、その行動は予測不能。立候補が気になった。党首が先頭に立っていれば、風向きは変わったかもしれない。「排除」から失速。選挙戦最終日、期待した小池氏の姿はなく、風は消えていた。

 (山浦正敬)

 □大勝の裏に「一強」への嫌気か 23区・小倉将信氏

 これで本当に優勢なのだろうか? 選挙戦も終盤にさしかかった17日夕、23区の自民前職、小倉将信氏(36)の街頭演説を取材し、首をかしげた。

 再開発が進む南町田駅北口。小倉氏の到着を待つ間、応援のアナウンスが響き、運動員が政策ビラを配っていた。だが、改札を抜け、家路を急ぐ人のほとんどは見向きもしない。数えると1時間に約1200人が行き交い、ビラを手にしたのは65人ほど。硬い表情や厳しい視線が気になった。

 小倉氏に挑んだのは希望と共産の30代の新顔。街頭では小倉氏以外の候補者の方がビラを受け取る割合は高く、人々の表情も柔らかく見えた。「安倍1強」への嫌気か? 野党のドタバタ劇にあきれたのか? もやもやが残ったまま小倉氏は次点に3万4千票の大差で3選した。盤石の勝利の傍らで、違った一面をのぞかせながら。

 (武井宏之)

 ■「激戦区」政策論争は深まらず 3区・石原宏高氏

 冷たい雨の中、菅義偉官房長官は自民前職の石原宏高氏(53)の握った手をしばらく離さなかった。選挙戦中盤の16日、品川区の武蔵小山駅前。応援に訪れた菅氏は約19分間にわたってマイクを握り、「東京3区は全国で一番の激戦区。(希望の)候補者には負けられない」と声を張り上げた。石原氏は少し涙ぐんでいるようにも見えた。

 石原氏は過去5回、民主の松原仁氏(61)と激しく争い3勝2敗。今回、松原氏は民進から転じて小池百合子知事率いる希望の結党メンバーに。石原氏は強烈な危機感を抱いていた。

 菅、石原両氏の隣には今夏の都議選で激突した自民の前都議と公明の現都議が並んだ。公示前から石原氏は「空前絶後の自公連携」を呼びかけ、組織戦を展開した。

 大義が見えず、政策論争も深まらない選挙戦を象徴する場面だった。

 (河井健)

5340チバQ:2017/10/27(金) 22:04:45
 □渡り歩いた政党、今回は裏目に 15区・柿沢未途氏

 投票まであと3日。江東区の砂町銀座商店街。15区の希望前職、柿沢未途氏(46)は傘もささず雨がっぱ姿で歩きながら遊説していた。店員に声をかけ、買い物客らを走って追いかけて手を握る。「江東区はえぬきの柿沢を!」。亡き父・弘治氏から引き継いだ強い地盤で3選。「1人も逃すまい」という気迫だった。

 折しも反対側から来た自民前職の秋元司氏(46)と鉢合わせ。狭い通りで握手を交わし、すれ違った。過去2回は比例復活だった秋元氏は、「ここおもしろいでしょ」と応援の議員と笑顔を交わす。立場逆転を予感させるような一瞬だった。

 柿沢氏は早々と希望入りを宣言し注目を集めたが、選挙戦に入ると「希望」と口にせず「我が党は逆風」と訴えた。みんなの党から結いの党、維新、民進、希望へ。政党を変えて挑んだ選挙はこれまで「吉」と出たが、今回は裏目に。比例復活で議席は守った。

 (中山由美)

 ■「女性」強調、違い打ち出す狙い 6区・植松恵美子氏

 「まずは女性の国会議員を増やしましょうよ」。選挙戦終盤の18日、三軒茶屋での街頭演説で、6区の希望新顔、植松恵美子氏(49)は真っ先にそう声を上げた。憲法改正論議にも触れ、「9条は変えません、守ります」と表明。さらに「私も母親。子どもを戦争に行かせるなんてもってのほか」と繰り返した。

 おや、と思った。4日、立候補会見後に街頭で植松氏が強調したのは、「しがらみの無い落下傘候補」だったからだ。元は香川県選出の民主参院議員だった。

 演説の合間に「なぜ最初に『女性を国会に』と訴えるのか」と尋ねると、「何党だとかいう話よりも、わかりやすいから」。6区に立った主要政党の候補者としては唯一の女性。「女性」で違いを打ち出そう、という意図だと受け止めた。しかし準備不足は否めず、党への追い風は消えた。議席争いに食い込むことは難しかった。

 (中田絢子)

 ◆候補者の訴え、どう知るの? 政見放送、視聴率低く

 候補者を追いかけていると気になることがあった。知名度のある人の応援がない限り、街行く有権者はちっとも立ち止まらない。差し出されたチラシを避けるように通り抜ける人、手元のスマホに目が釘付けのまま通り過ぎる人……。どのように候補者たちの訴えを知り、比較したのだろうか。NHKで朝ドラの直後に放送された政見放送は全8回。ビデオリサーチの関東地区の視聴率データを基に独自に集計したところ、平均視聴率は2・75%で朝ドラの同19・08%から一気に下がる。昼過ぎの放送は1%にも満たない。

 板橋区であった公開討論会。赤ちゃんを連れた女性は泣き声を気にして開始早々に会場を出てしまった。選挙に関心のある人にもない人にも、候補者の訴えが届くようにするにはどうすればいいのか。同じような選挙戦の繰り返しでいいのだろうか。

 (斉藤寛子)

5341チバQ:2017/10/27(金) 22:05:46
http://www.asahi.com/articles/CMTW1710261300005.html
東京)担当記者は振り返る(下) 衆院選
2017年10月26日11時51分
 ◇候補者追いかけ1カ月

 ■重い決断「希望には行かない」 6区・落合貴之氏

 迷いはないように見えた。6区で自民前職を僅差(きんさ)で破った立憲の落合貴之氏(38)。「希望には行かない」。1日、都内の民進前職で最初に合流しない考えを表明した。まだ立憲はなく、事実上の無所属出馬宣言。前回、比例復活の落合氏には重い決断だった。

 落合氏は、元はみんなの党の国会議員秘書で「保守政党出身」を自認。こまめに小さな行事や冠婚葬祭にも顔を出し、「自民党のような選挙をする」と地元の自民区議らにも警戒されてきた。

 一方で、特定秘密保護法や安保法制、「共謀罪」には「反対だ」との立場。「信念を曲げない。1人でも戦っていく」と訴える落合氏の街頭演説は日に日に聴衆を集めるように。19日、土砂降りの経堂駅前には数百人の聴衆が集まった。近くの商店主は「選挙でこんなに人が集まっているのは見たことが無い」と驚いていた。

 得票率1%に満たない1978票差。都内の小選挙区候補者で最後の当選になった。

 (中田絢子、青木美希)

 □永田町に不在の「議論」、町の片隅で 11区

 解散から4日後。板橋区内の集会所は熱気に満ちていた。11区で野党共闘を求めていた市民団体「チェンジ国政!板橋の会」。メンバー約70人が、民進から立候補を予定していた新顔の前田順一郎氏(42)と共産新顔の小堤東氏(28)の2人を交えて話し合った。

 「安保法廃止に一貫した態度が必要だ」「北朝鮮情勢への考えは」。半数近くがマイクを握り、自分が政治に求めるものを訴えた。

 昨年11月にできた「板橋の会」は、1年かけ「政策」をつくった。憲法9条改正の阻止や立憲主義の回復を掲げ、地元の野党事務所などとも話し合い、共有し合える形に練り上げた。

 結局、前田氏は立憲から、小堤氏は共産から立ち、11区で共闘は実現しなかった。メンバーは選挙期間中、各自の判断で候補者を応援した。「政策」は有権者の判断材料になるようチラシにして配った。解散までの数カ月間、永田町には不在だった「議論」が、まちの片隅でちゃんと続いていた。

 (清水大輔)

 ■「排除」の対極、多様性訴え 12区・池内沙織氏

 「みんなちがって、みんないい」。12区の取材をしていて、金子みすゞの詩を何度も思い返した。

 雨の池袋駅東口。共産が選挙戦最後の演説を終えた直後だった。「サオリ! サーオリ!」。トランペットやドラムの音も響く。前職の池内沙織氏(35)は、押し寄せる老若男女の聴衆に握手や自撮りで応えた。

 池内氏は、LGBT(性的少数者)などの人権問題を国会で取り上げてきた。ダイバーシティー(多様性)の推進に呼応するように、応援演説や支援する人も多彩だった。勝手連に加わった北区のNGO職員、前川史郎さん(38)は「来るもの拒まずというスタンスが期待感につながったと思う」

 公明前職らと争った選挙戦。池内氏は「誰もがかけがえのない『今』を生きている。政治は、声を上げたくても上げられない人に寄り添うべきだ」と訴え続けた。その姿は「排除の論理」とは対極にあった。

 (辻健治)

5342チバQ:2017/10/27(金) 22:06:06
□置き去りにされた候補者の「心」 2・14区

 「この地で衆院選を戦う。その思いでおりました」。14区の希望新顔、矢作麻子氏(39)の事務所で10日、同じ14区で民進から立候補を準備していた清水啓史氏(42)があいさつの口を開くと、公示日の浮き立つ空気がぴんと張り詰めた。

 清水氏は希望の公認を得られず、5日に出馬を断念したばかり。「撤退がこんなに重い判断と、初めて痛感した」。他人の出陣式で語り続ける後ろ姿を、まだ瞳の入らぬ必勝ダルマが白い眼(まなこ)で見つめていた。

 2区から立つはずだった維新元職、大熊利昭氏(54)は連日数百軒のあいさつ回りを続けてきた。だが希望との調整で党は東京での擁立を取りやめに。希望から立ち茨城4区で落選した。

 希望結党の渦中で置き去りにされた候補者の「心」。そこには、はなから絶望しかなかったのではないか。矢作氏も涙をのんだ結果を振り返り、そう思う。

 (西本ゆか)

 ■立候補断念の共産と並び 16区・初鹿明博氏

 「まさか共産党の車上で演説する日が来るとは思っていなかった」。選挙戦最終日、16区の立憲前職、初鹿明博氏(48)が新小岩駅前でマイクを握っていた。

 隣で手を振るのは、立候補を断念した共産の沢田俊史氏(66)。「初鹿さんが当選できなかったら、なんで私が立候補を取り下げたのか意味が無くなる」。

 ここまでの「野党共闘」が実現するとは予想していなかった。というのも当初、地元の共産党員を取材すると、希望からの出馬も取りざたされた初鹿氏への不信感が強かったからだ。すでに街頭演説を始めていた沢田氏が党中央の方針で出馬を断念することへの同情も強かった。

 だが中盤になって「分裂して自民候補を勝たせるわけにはいかない」と市民グループなどが仲介。「安倍政権打倒」で一致した。一歩及ばなかったが、初鹿氏は比例復活した。

 (有吉由香)

5343チバQ:2017/10/27(金) 22:13:00
http://www.asahi.com/articles/ASKBS3GJJKBSUBUB003.html
秋田)「排除、使うべきではなかった」嘆く陣営
2017年10月25日03時00分
 「『排除の論理』など(という言葉を)使うべきではなかった」。秋田3区で落選した希望前職の村岡敏英氏(57)の陣営幹部は嘆いた。自民前職の御法川信英氏(53)に約1万4千票差で敗れた。県内の3小選挙区で唯一、希望の小池百合子代表が応援に駆けつけたが、党勢の失速も響き、村岡氏は3回連続の比例復活もならなかった。

特集:2017衆院選
 衆議院の解散前日に結成された希望。県内では、3区を含めて全小選挙区に候補を立てた。しかし、いずれも自民候補に及ばず、比例東北ブロックの2議席にとどまった。一時は政権奪取も予想されたが、結果は野党第2党に低迷し、党の先行きも不透明な情勢だ。

 転機は、小池代表自身の発言だった。民進の事実上の合流について「全員を受け入れることはさらさらない」と明言し、「排除の論理」と反発を招いた。

 秋田2区で、前法相の自民前職、金田勝年氏(68)に1672票差まで迫り、比例復活で初当選した希望新顔の緑川貴士氏(32)は「『排除』の言葉が躍ってしまった。前向きに『希望がいい』という声は非常に少なかった」と振り返る。

 いずれも自民、希望、共産の三つどもえだった県内の3小選挙区。自公の選挙協力に対抗するには野党の一本化が欠かせないが、憲法改正や安全保障法制の容認を掲げる希望の登場は、野党間の溝を深めた。

 昨年7月の参院選秋田選挙区に続く野党共闘をめざした社民党県連合の石田寛代表は、民進から希望に合流した前職らについて、「参院選で安保法制廃止を訴えながら理念はないのか。希望とは一緒に戦えない」と憤った。

 共産党県委員会の米田吉正委員長も「県内の比例区では立憲、共産、社民3党の得票が全体の約2割を占めた。市民との共闘を進めていきたい」と希望との共闘を否定する。

 一方、昨年の参院選で野党統一候補になり、今回は秋田1区で希望から立った新顔の松浦大悟氏(48)も「社会像が大きく違う政党同士が選挙のために組むやり方が、本当に国民にとって良いことなのか」と野党共闘に懐疑的だ。

 希望は県内の組織づくりもこれからだ。民進党県連の小原正晃幹事長は「県内の民進支持者には希望より立憲民主を支持する人が多い。民進党本部の決定を受けて、議員ら個々人が行き先を判断することになるだろう」と言う。

 秋田1区の公認を松浦氏に譲ったものの、希望の比例単独候補として5選を決めた寺田学氏(41)は、投開票があった22日夜、事務所で報道陣の取材にこう話した。「自民と対抗する勢力をつくる。その大義はぶれることなく行動しないといけない」

5344チバQ:2017/10/27(金) 22:14:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk31010690000c.html
<衆院選2017>一夜明け 1区 「ポスト安倍」へ票積む/2区 自民、希望の「風」見極め /鳥取
10月24日 00:00毎日新聞

 北朝鮮への対応や消費税率引き上げに伴う使途変更などが争点になった衆院選。県内小選挙区では1区で石破茂氏(60)、2区で赤沢亮正氏(56)が当選し、自民が2議席を守る結果となった。投票率は戦後最低だった前回選を2ポイントあまり上回ったものの、新党に公認を替えた候補が出た2区では前回を下回るなど、有権者の関心は低調だった。各陣営や政党は結果をどう受け止めているのか。選挙戦を振り返る。

 ◆1区

 ◇「ポスト安倍」へ票積む

 前回と同じ構図となった1区では、自民の石破氏が危なげなく11選を果たした。陣営は今回を「ポスト安倍」を狙う選挙ととらえ、「勝ち方」にこだわった。

 指標にしたのは得票率。石破氏も公示日以来の地元入りとなった21日の街頭演説で「『どうせ決まっている』と言わず、一人でも多くの支持をいただきたい。『石破の言う通り』という人がどれだけ増えるかだ」と訴え、票の上積みを図った。

 目標としていた2012年の前々回選(84・50%)には届かなかったものの、83・63%と前回から3ポイント以上伸ばした。選対本部長の山口享県議は、来秋の総裁選への弾みとするべく「もう少し支持を得たかった」。ただ、得票率の上昇は「将来に対する期待の表れだ」と強調した。

 一方、共産の塚田成幸氏(53)は政権批判票の取り込みを図ったが、民進の「不戦敗」や党の分裂で野党共闘が思うようにいかず伸び悩んだ。塚田氏は「市民との共闘」をアピールしたが、「本当に受け皿になるのかが見えにくかったのでは。(有権者は)物足りなさを感じたかもしれない」と振り返った。【小野まなみ】

5345チバQ:2017/10/27(金) 22:14:43

 ◆2区

 ◇自民希望の「風」見極め

 希望の湯原俊二氏(54)が新党「希望の党」の公認で臨んだことで接戦になるとの見方もあった鳥取2区。自民の赤沢氏が約2万票の差をつけて当選したが、希望の小池百合子代表の発言で起きる「風」の強さを各陣営が見極めながらの戦いになった。

 赤沢氏が警戒したのは政権を批判する層や、新党へ期待する層が雪崩を打って湯原氏の支持に回ることだった。そのため、希望の党を「都市型保守政党」と位置付け、地方の有権者が恩恵を受ける政策は望めないと強調。自身は地方創生を掲げ、双方の線引きを明確にした。前回1万5000票以上の差を付けていた市部は1万票近くまで迫られたが、地方を重視して従来の組織を固めることに徹した「守りの戦い」が奏功した。

 湯原氏が狙ったのは、情勢や政策によっては他候補を選ぶ「緩やかな保守層」の取り込みだ。陣営は当初、赤沢氏から1万5000票を奪い逆転する戦略を描いていた。だが、小池代表の「排除」発言で党そのものへの批判が強まった。政策は農家への戸別所得補償など、自身がこれまで掲げてきたものを主張してきたが、知名度を高めるためには「希望」を名乗らざるを得ず、「板挟み」に陥った。連合鳥取内でも希望への支援に消極的な産別労組があり、陣営の足並みの乱れが響いた。

 共産の福住英行氏(41)は、湯原氏と政権批判票を分け合う形になり、苦しい戦いを強いられ、共産支持層以外をまとめきれなかった。【李英浩】

 ◇希望・湯原氏、復活ならず

 鳥取2区で落選した希望の湯原氏は比例代表でも惜敗率で及ばず、復活当選はならなかった。希望は中国ブロックで2人が復活当選したが、湯原氏は3番目で、惜しくも届かなかった。【村松洋】

 ◇「期待票と認識」石破氏

 鳥取1区で11選を決めた石破氏は23日、県庁で報道各社の取材に応じ、「多くの信任をいただき、責任の重さを痛感している」と述べた。一方、与党が大勝したのは野党再編で批判票が割れたからだとして「信任されたという見方もあるが、他に選択肢がなかったのではないか。期待票と認識する必要がある」と、表情を引き締めた。

 会長を務める派閥「水月会」全員が当選確実になるまで開票を見守った。同志の応援で不在がちだったため、「次は地元で考えを直接話したい」。次期総裁選までを「政治家として一番重要な時期」と位置付け、「党員に選択肢を示せるよう一層努力したい」と語った。【小野まなみ】

 ◇「誠実な自民に」赤沢氏

 鳥取2区で連続5選を果たした赤沢氏は一夜明けた23日、米子市内で報道各社の取材に応じ、「誠実な自民党を取り戻すという訴えが有権者の共感を得た」と選挙戦の勝因について語った。

 小池百合子・東京都知事が代表を務める希望の党から湯原氏が出馬したが、「2区では希望の風は吹かなかった」と振り返った。その上で、自身が掲げる地方創生の実現にまい進すると誓った。

 この日は同市角盤町2の市公会堂前でさっそく街頭演説。通勤などで行き交う車に手を振り、当選のお礼と今後の決意表明をした。【小松原弘人】

5346チバQ:2017/10/27(金) 22:16:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk32010515000c.html
<衆院選2017>自民2人、高得票率 亀井氏も躍進40.60% /島根
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選で島根1、2区では細田博之氏と竹下亘氏の自民前職2人が当選した。得票率で比較すると、細田氏が59・39%、竹下氏が67・82%と保守地盤を生かして安定した支持を集めた。一方、比例復活した亀井亜紀子氏は、過去5回の衆院選で島根1区に出馬した野党候補で最も高い得票率40・60%を獲得した。

 細田氏は1区の9市町村全てで、過半数の得票を得ており、得票率の最高は海士町の68・51%だった。一方で細田氏は第43回衆院選(2003年)から5回連続で得票数が10万票を上回っていたが、今回は、9万5513票と割り込んだ。

 亀井氏は、1区の9市町村で41・90%から31・48%の得票率だった。過去5回の衆院選では、細田氏の対抗馬として複数の野党候補が出馬。今回は共産が1区の候補者擁立を見送ったため、与野党一騎打ちが実現。野党共闘で、与党の批判票が分散しなかったことも比例復活の要因の一つになった。

 竹下氏も2区の12市町全てで過半数の得票を得た。最低の益田市でも59・46%、最高の雲南市(2区部)では75・35%の得票率を得た。敗れた社民新人の福原宗男氏は2区の合計得票率が19・56%、共産新人の向瀬慎一氏は12・61%だった。社民、共産候補の得票率は前回選とほぼ同様だった。

 一方、共同通信社の出口調査によると、1区では細田氏が自民支持層の9割以上、公明支持層の8割近くをまとめ、幅広い年齢層からも支持を得た。亀井氏は立憲支持層の9割以上を固め、共産や希望にも支持を広げた。また、無党派層からは6割の支持を得た。

 2区では竹下氏が自民支持層の9割以上、、公明支持層の9割近くを固め、希望支持層の支持も得た。また10代から70代以上の各年代でそれぞれ7割前後から支持された。福原氏と向瀬氏は、自党以外の支持層への広がりを欠いた。【長宗拓弥】

5347チバQ:2017/10/27(金) 22:17:22
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk32010505000c.html
<衆院選2017>「自民圧勝」一夜明け 立憲・亀井氏、比例復活当選 自民・三浦氏、比例単独で当選 /島根
10月24日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選で、島根1区で落選した立憲民主新人の亀井亜紀子氏(52)が比例復活を決め、比例代表中国ブロックに単独立候補していた自民新人で元大田市議の三浦靖氏(44)も初当選した。2人は報道陣の取材に新人議員としての抱負を語った。島根1区は自民前職の細田博之氏(73)が10回目の当選を決め、同2区は自民前職の竹下亘氏(70)が7回目の当選をしている。一方、島根は衆院選の投票率が16回連続で全国1位だったが、今回は60・64%で全国4位になった。【長宗拓弥、前田葵】

 ◇立憲・亀井氏、比例復活当選 「島根の政治変える一歩に」

 島根1区で細田氏に敗れた亀井氏の事務所には23日未明に、比例復活の一報が伝えられた。亀井氏は支持者に「貴重な野党の議席を獲得することができた。皆さんと島根の政治の流れを変える一歩にする」と述べた。

 事務所で支持者の歓声に包まれた亀井氏は選挙戦を支えた父、久興元衆院議員らとバンザイをして喜んだ。久興氏は「厚い自民の壁に一緒に戦ってくれた皆さんに感謝したい。これが出発点。これからも支えていただきたい」とあいさつした。

 また、亀井氏は23日朝に松江市内で改めて報道陣の取材に応じた。比例復活の要因について「本人(細田氏)もほとんど地元に帰らず勝利は見えていて、という中で、選挙が繰り返されると有権者が冷めてしまう」と指摘。「今回は何か起こるかなという雰囲気があったかもしれない」と話した。

 公示直前まで民進県連副代表だった亀井氏。県連との関係について「どういう立場で関わればいいか分からない。1人だけ看板が違って戦ったので、この後の処理は大変だ」と話した。

 また、原発政策を問われた亀井氏は「私は脱原発。スローガンとしてでなく、工程表を作って考えて行く」とし、島根原発2号機については「電力は足りている。安全が第一で、再稼働はすべきでない」と答えた。

 ◇自民・三浦氏、比例単独で当選 「真の地方創生を」

 比例単独で当選した三浦氏は23日、報道陣の取材に応じて「島根県の自民5人目の国会議員として地域発展にしっかり頑張りたい。真の地方創生を島根から作り上げたい」と抱負を述べた。

 三浦氏は大田市出身。神奈川大卒業後、衆院議員秘書となり、大田市議を3期経験。現在は党県連の青年局長も務めている。1男2女の父。高校1年の長男が野球部で中学2年の長女がバレー部に所属しているといい、「試合に応援に行くのが楽しみ」という。

 突然の衆院解散で、中国ブロックへの出馬の打診を受けたのは公示1週間前。翌日が回答の期限だったという。福田正明党県連幹事長は「現職の市議で当選するか不透明な中、覚悟を決めてくれた」とし、「党活動の経験も豊富で、フットワークの良さは県民のために生きてくる」と期待した。

 三浦氏は今回の当選について「想像もしていなかった。心の準備ができておらず、今も戸惑っている」と苦笑いを見せたが「住民に最も近い基礎自治体の議員をやってきた。今後もその目線で物事を考えていきたい」と力を込めた。

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 ◆開票結果

 ◇1区(松江市、安来市、出雲市<旧平田市>、雲南市<旧大原郡>、奥出雲町、隠岐郡)=選管最終発表

当 95,513 細田博之 73 自前

比 65,285 亀井亜紀子 52 立新W

 ◇2区(浜田市、出雲市<旧平田市除く>、益田市、大田市、江津市、雲南市<旧飯石郡>、飯南町、邑智郡、鹿足郡)=選管最終発表

当 123,332 竹下亘 70 自前W

   35,576 福原宗男 70 社新W

   22,938 向瀬慎一 46 共新

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 当は小選挙区の当選者

 比は比例代表の当選者

5348チバQ:2017/10/27(金) 22:18:42
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk33010666000c.html
<衆院選2017>県内出口調査 自民、盤石の戦い 3区は公明票が左右 /岡山
10月24日 00:00毎日新聞

 自民が県内の小選挙区全ての議席を独占した衆院選。共同通信社が投票日の22日に実施した出口調査を分析すると、戦後最低の投票率の中、自民候補は支持層をしっかり固め、野党候補を退けたとの結果が浮かんだ。接戦となった3区は、公明票の行方が結果を左右する一因になったことがうかがえた。

 1・2・4・5区では、自民候補が自民支持層の9割を固め、推薦を受けた公明の支持層についても7〜8割をまとめた。政権与党である自公の盤石ぶりを見せつけた形だ。年代別でもほとんどで他候補を上回る支持を獲得し、年代に関わらず浸透していることを示した。

 自民系の無所属が争った3区は3500票差の激戦になった。当選した阿部俊子氏、落選した平沼正二郎氏ともに自民支持層からの支持は互角。無党派層からの支持もほぼ同じだった。差が出たのは公明支持層だ。過去4回の衆院選で公明から推薦を受けていた阿部氏は今回、公明の推薦を得られなかったものの、選挙期間中は「比例代表には自民か公明を」と呼び掛け、公明に配慮。出口調査でも半数の支持を獲得した。一方、父赳夫氏の後援会を中心に戦った平沼氏は、公明支持層への浸透は一定程度にとどまった。

 一方、公示直前に新党を結成するなどした野党側は小選挙区で議席を獲得できなかった。ただ、支持政党がないと答えた人からの支持では、1区の立憲候補、2・4区の希望候補の3人がそれぞれトップを占めた。こうした無党派層の支持も受け、3人は惜敗率の高さで比例復活当選した。

 最終的に、県内の小選挙区に立候補した17人のうち、比例を含めて8人が議席を得た。2014年の前回選で当選したのは9人。平沼赳夫氏が政界を引退しただけで、8人は今回と同じ顔ぶれだった。【竹田迅岐】

5349チバQ:2017/10/27(金) 22:20:38
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk34010574000c.html
<衆院選2017>一夜明け 6区・佐藤さん 「希望仲間、増やしたい」/3区・塩村さん 早朝の街頭、支援に感謝 /広島
10月24日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選は23日未明に県内の開票結果がすべて出そろった。戦いを終えた小選挙区の当選者や落選者は早朝から街頭などに立ち、それぞれの思いを胸に有権者にあいさつをした。【渕脇直樹、竹下理子】

 ◇「希望仲間、増やしたい」 亀井氏と連携継続 6区・佐藤さん

 6区で自民前職との事実上の一騎打ちを制し、4年ぶりの国政復帰を決めた希望の佐藤公治氏(58)は午前7時、地元の尾道市向東町で街頭に立った。その後、取材に「(選挙区で)中国地方唯一の非自民議席を確保できたのはとてもありがたい。責任の重さも痛感している」と語った。

 亀井静香・元金融担当相(80)が引退した6区で、佐藤氏は「現政権のリセットへ、党派を超え結集」と訴え、自民前職の小島敏文氏(67)と激戦を展開。連合広島などの支援を得て、1万6407票差で衆院選の選挙区では初の当選を果たした。

 選挙戦中、亀井氏は3度にわたり応援演説し、元ライバルの佐藤氏を支援。佐藤氏は当確直後に亀井氏から祝福を受けたといい、「これからも(亀井氏と)連携していきたい」と笑顔をみせた。一方、希望が全国的に伸び悩んだことについて「未完成な党。批判は真摯(しんし)に受け止め、直す努力をする」と述べた。その上で「政策実現のため仲間を増やしたい」と意気込んだ。

 ◇早朝の街頭、支援に感謝 「野党共闘」一定の成果 3区・塩村さん

 県内で唯一「野党共闘」が実現した3区。無所属で立候補し、連合広島のほか、共産や立憲民主、社民の支援も受けたものの自民前職の河井克行氏(54)に敗れた塩村文夏氏(39)は午前7時から安佐南区の祇園大橋に立った。すっきりした表情で車で通勤する人たちに「ありがとうございます」と言いながら頭を下げた。

 出遅れが懸念されたが、選挙終盤は無党派層を中心に追い上げを見せ、河井氏に約2万票差まで迫った。塩村氏は「今の政権の一強に対峙(たいじ)する存在として支持してもらえた」と結果を分析。自民の議席が単独で過半数を超えたことについて、「投票に行かない人が半数いる中で、議席の数ほど国民の信任があるとは思えない」と述べ、「次は国政に声を届けたい」と次期衆院選へ意欲を示した。

5350チバQ:2017/10/27(金) 22:21:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk35010446000c.html
<2017衆院選やまぐち>4選挙区結果分析 自民、分厚き支持地盤 野党は再編あおりで埋没 /山口
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選で、自民は前々回2012年、前回14年に続いて県内4小選挙区の議席を独占し、安倍晋三首相のお膝元として保守地盤の分厚さを見せつけた。一方、野党側は民進が擁立予定だった3人が再編のあおりで立憲と希望に分かれ、支援態勢の足並みも乱れて埋没。共産も3区で公認候補を取り下げ実質的な野党共闘を目指したが、存在感を示せなかった。得票状況や共同通信の出口調査結果を踏まえて各区の結果を振り返った。【松田栄二郎、祝部幹雄】

 ■1区

 自民新人の高村正大さん(46)は、引退した自民副総裁の父正彦氏の後援会や系列地方議員がフル稼働。「最近の(正彦氏の)選挙ではなかった手応え」(陣営)で自公支持層を固めた他、無党派の半数以上が支持。1区全域に支持を広げ、前回の父を1万票以上も上回る約13万票で勝利した。一方、希望新人の大内一也さん(44)は、希望支持層の約8割をまとめ、立憲支持層のほぼ半数の支持を固めたが、無党派層に浸透できず、得票は伸びなかった。

 ■2区

 自民前職の岸信夫さん(58)が強固な組織力で自民、公明支持層を固め、希望支持層の半数以上からも支持されて共産新人の松田一志さん(60)を寄せ付けなかった。かつて自民と旧民主が議席を奪い合った2区。しかし、今回は民進が候補擁立を断念し、民進の支持母体・連合山口も目立った動きはなかった。松田さんは共産、立憲支持層を固めたが、2区の投票率が前回比3・39ポイント下回るなど有権者の関心が薄く、広がりに欠けた。

 ■3区

 自民前職の河村建夫さん(74)は他県候補の応援で地元不在が多かったが、自公支持層を固め、大票田の宇部市では7割近くの票を集めた。性別や年代を超え広く支持され、陣営目標の10万票を突破した。立憲新人の坂本史子さん(62)は、立憲支持層や独自候補を取り下げた共産支持層を固め、希望支持層の大半も支持した。しかし、民進分裂などによる出遅れが響き、前回衆院選の3区で旧民主、共産候補の合計得票数約4万3000票に届かなかった。

 ■4区

 自民前職の安倍晋三さん(63)が目標とした10万票余りを獲得して他候補を圧倒した。支持は幅広く、20、30代で8割以上の支持を集めた。希望新人の藤田時雄さん(63)は希望支持層の約7割を固めたが、立憲支持層や無党派層をまとめきれなかった。共産新人の西岡広伸さん(54)や、森友・加計学園問題の解明を訴えた無所属新人、黒川敦彦さん(39)も一定の支持にとどまった。

〔山口版〕

5351チバQ:2017/10/27(金) 22:21:41
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/news/20171024-OYT1T50023.html
自民圧勝も波乱予感「鍋の様子ふたで見えない」
2017年10月24日 16時45分
決起大会後、父・高村正彦氏(左)と並んで写真撮影に応じる正大氏
決起大会後、父・高村正彦氏(左)と並んで写真撮影に応じる正大氏

 「皆さまのために、しっかり働き、恩返しをしたいと思います」

 衆院選投開票日の22日夜、早々に当選確実を決めた山口1区の自民新人・高村正大氏(46)は、事務所近くの特設会場に詰めかけた支援者らにそう誓い、万歳三唱で初陣を締めた。

 選挙戦では、党副総裁で父の正彦氏(75)から後援会組織をほぼ引き継ぎ、県議、市議らがフル回転。正彦氏はマイクを握ることはなかったが、後援会関係者に自ら長男への支援を求めた。結果、次点の希望新人候補を9万6000票以上引き離す圧勝を収め、正彦氏の前回の得票をも約1万3000票上回った。

 正大氏は「父がしっかり仕事をしてきたから、安心できるという思いが有権者にあったと思う。今回はあくまでも期待の票だ」と気を引き締めた。

 他の三つの選挙区でも自民候補が7割前後の得票率で完勝し、3回連続の4議席独占。ただ、その水面下では、火種もくすぶ。

 「首相にも了解を取って決めたので、頼みます」。安倍首相が解散表明した9月25日夕、首相と会談し、引退意向を伝えた正彦氏は、後継を長男とすることを県議らに電話で伝えた。

 党では新人候補は公募で選考するケースが多い。だが、公募には短くても1か月かかることなどから、県連は同27日に正大氏の公認を党本部に申請。翌28日に公認を得た。

 県連内部からは、通常の手順を経ずに「世襲」のレールが敷かれたことへの不満の声も聞かれる。あるベテラン県議は「首相のおひざ元の県連。一声があれば、『わかりました』としか言えない」と話す一方で、こう続けた。「こんな手は何度もは使えない」

 発言の念頭にあるのは、元官房長官の河村建夫氏(74)が10選を果たした3区。次期衆院選では代替わりもささやかれ、後継には父不在の選挙戦で代役を務めた長男で秘書の建一氏(41)も取り沙汰される。

 ただ、県連内には参院議員の林芳正・文部科学相(56)の3区でのくら替え出馬を推す声があり、県連は当初、候補者を一本化できず、公認申請を党本部に白紙で提出する一幕があった。結局は党本部が河村氏の公認を内定し、林氏も「党の決定に従う」としたが、一部の地元経済界関係者や県議らの林氏のくら替え待望論は根強い。

 また、県選管によると、小選挙区の区割りの見直しが2022年以降に行われる見通しだ。15年の国勢調査に基づき、県も定数削減の対象となるとの試算もあり、次々回の衆院選では山口の小選挙区は3に減る可能性がある。その場合、難しい候補者調整が迫られる。

 圧勝続きの「1強」体制で、一枚岩のように見える自民。だが、ある県議は波乱を予感する。「ぐつぐつ煮えたぎる鍋の様子が、ふたをして見えない。それが現状だ」

2017年10月24日 16時45分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

5352チバQ:2017/10/27(金) 22:22:25
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk37010235000c.html
<衆院選2017>自民が1、3区で勝利 大野氏「完勝」3選(その1) /香川
10月23日 00:00毎日新聞

 衆院選は22日投開票され、1区は自民前職の平井卓也氏(59)、2区は希望前職の玉木雄一郎氏(48)、3区は自民前職の大野敬太郎氏(48)がそれぞれ小選挙区を制した。全国的には当初の予想より新党の希望が失速する中、自民は堅調に選挙戦を進めた。県内の小選挙区では2014年12月の前回選と同様、1区と3区で自民が議席を獲得し、2区は民進から希望に移った玉木氏が野党の議席をかろうじて守った。投票率は53・08%となり、過去最低だった前回の50・56%を上回った。選挙区別では、▽1区52・85%(前回50・06%)▽2区56・32%(同53・86%)▽3区49・87%(同47・61%)。県内の当日有権者数は82万9665人だった。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇平井氏、接戦制し7選

 自民前職の平井氏が実績を強調して支持を集め、7選を果たした。平井氏は23日未明、高松市紙町の事務所で「きつい選挙だった。支えていただき本当にありがとうございました」と支援者に伝えた。大接戦となったことに「民意に謙虚になり、自民党は丁寧な政策をしていかなければならない」と述べた。

 共産が候補者を立てず、自身初の一騎打ちという構図になった。かつてない危機感で選挙戦に臨み、公明支持票の掘り起こしにも努めた。政策では、有効求人倍率の上昇などをアベノミクスの成果として挙げ、今後は地方が経済成長の主役になる「地方のアベノミクス」で景気回復感を実現させると訴えた。

 一方、希望前職の小川淳也氏(46)は選挙戦に入る直前、民進から新党に移った。小池百合子代表の「排除発言」に批判が出る中、釈明に追われ、今後の政治信条について不安視する見方も広がった。持続可能な未来の実現などを訴え猛追したが、一歩及ばなかった。

 ◆2区

 ◇希望・玉木氏は4選

 希望は全国的に厳しい戦いの中、前職の玉木氏が4選を果たし、小選挙区での議席を死守した。玉木氏は、さぬき市寒川町石田東の事務所で「大逆風の選挙だった。どの党に属そうが、これまでの理念や政策を理解していただいた。党のあり方を明日から仲間と話し合いたい」と述べた。

 玉木氏は森友、加計学園問題を引き合いに安倍政権に隠蔽(いんぺい)体質があると批判。生活に身近な分野に税金を使う政治に変えると訴え、無党派層や他党支持者も取り込んだ。2009年から小選挙区で3連勝中だったが、民進から移った希望への逆風が強まるにつれ、支援者への説明に時間を割いた。「皆さんと作り上げてきた政策は変わらない」と訴え、与野党が伯仲する2大政党制のために野党再編が必要と強調した。

 一方、玉木氏と3度目の戦いとなった自民前職の瀬戸隆一氏(52)は、悲願の小選挙区での初勝利を目指して組織戦を展開。安倍首相ら大物が次々と応援に入ったが無党派層などに広がりを欠いた。

 県内の小選挙区で唯一の共産候補となった新人の河村整氏(58)は安保法制廃止や憲法改正反対、消費増税の中止を訴えた。他候補との違いを強調しリベラル層の受け皿を狙ったが、浸透しなかった。

 ◇小川氏が復活当選

 1区で平井氏に敗れた希望前職の小川氏が、比例代表四国ブロックで前回選に続いて復活当選を決めた。高松市上天神町の事務所で「選挙区当選に至らず、深くおわび申し上げます。混乱のために心配と不安の声ばかり届く中、戦ってこられたのは皆さまのおかげです」と語った。

 小選挙区と比例復活を合わせて5回目の当選となった小川氏は、選挙戦に入る直前、民進から新党に移った。希望は小池百合子代表の「排除発言」で党勢が失速する中、「憲法9条の改悪には反対」と訴え、「政治信条や姿勢は全く変わらない」として有権者の不安解消に努めた。この結果、安倍政権と対立しながらも候補擁立を見送った共産や、社民などの野党勢力に加え、安倍政権に批判的な浮動票も集めて平井氏と終盤まで競り合った。

5353チバQ:2017/10/27(金) 22:22:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk37010250000c.html
<衆院選2017>自民が1、3区で勝利 大野氏「完勝」3選(その2止) /香川 /香川
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆3区

 ◇「新しい挑戦」にも意欲

 3区は自民前職の大野氏が大差で勝利し、3選を決めた。22日も防衛政務官としての公務があり、観音寺市本大町の事務所ではテレビ電話を通して「初心を忘れず、謙虚な気持ちで地方創生、外交、防衛問題を引き続きやらせていただきたい。新しい挑戦もしていきたい」と意欲を語った。

 地元入りが制限される中での選挙戦となった。支援者回りが十分にできない不安もあったというが、安倍政権による地方創生の実績と継続をアピール。「子育て世代の将来不安を取り除きたい」と訴えた。衆院解散の意義については「北朝鮮情勢への対応として重要」と強調し、集会では小野寺五典防衛相の応援メッセージのビデオも積極的に流した。希望の党に合流した民進党に対しては「筋が通っていない」と批判。陣営は「完勝」を掛け声に引き締めを図った。

 一方、野党統一候補となった社民新人、藤田伸二氏(62)は一貫して「安倍政権の国政、行政の私物化をただす」と主張。平和憲法の堅持や原発廃止を訴え、リベラル層への浸透を図ったが及ばなかった。

………………………………………………………………………………………………………

 ■解説

 ◇政権は丁寧な説明を

 安倍政権の評価が問われた衆院選が終わり、自公政権が今後も継続する見通しとなった。だが、安倍首相が圧倒的な支持で信任されたとは言い難いのではないだろうか。

 昨夏の参院選後、県内では野党共闘が進み、共産党が候補者の擁立を見送った1、3区では、与野党一騎打ちの構図となった。

 共闘のきっかけは、野党退席の中で可決した安全保障関連法(2015年)や、委員会採決を省略して可決した共謀罪法(17年)など、与党側の荒っぽい国会運営にあった。それは市民や学生が国会前で連日、反対デモを開く事態を招いた。

 毎日新聞が選挙期間中に実施した世論調査では衆院選後の安倍首相続投について、賛否が38%で拮抗(きっこう)した。県民は、安倍首相を手放しで支持しているのではなく、政権運営の手腕におごりを感じた人も少なくなかったに違いない。

 今後、与党側が衆院選の争点とした消費増税だけでなく、憲法や安保法のあり方など国の今後を左右する議論も国会で始まるだろう。自公政権は意見の異なる国民の理解も得られるよう、丁寧な説明を心がけてほしい。安倍首相の続投を望まなかった人の声にも耳を傾けるべきだ。

 選挙戦では、与野党を問わず国の財政立て直しは後回しとされた。国債は一度発行すると、完済するのは60年後だ。子孫に多大なツケを回してはならない。増税見送りは、なお必要なのか。国民も一緒に見極めていく責任がある。【植松晃一】

5354チバQ:2017/10/27(金) 22:23:19
https://www.shikoku-np.co.jp/feature/election/article/20171026_1.htm
2017衆院選香川記者座談会 有権者「選挙目当て」見抜く

2017/10/26



 第48回衆院選は22日投開票され、県内の3選挙区は自民党2勝、希望の党1勝、比例復活で希望1人が当選した。自民は比例の1議席を失ったが、他はここ3回と同じ顔ぶれ。公示直前の野党再編のごたごたは選挙目当てなどとも指摘され、深まらない政策論と合わせ、政治家への不信感も浮き彫りにした。「反安倍」「反小池」そして「政治不信」の中、行われた12日間の「秋の陣」を担当記者たちが振り返った。(文中敬称略)

希望の功罪 野党混乱で政治家不信に 「安倍批判」は根強く
■自分ファースト
 S 小池百合子東京都知事が希望の党を立ち上げ、民進党が合流・分裂し、戦いの構図ががらりと変わった。

 A 民進党は支持率が低迷し、9月に前原誠司体制になっても世論は「期待しない」との声が多かった。小池人気に乗ろうという思惑が働いた。

 S 香川からも民進前職の小川淳也、玉木雄一郎が希望入りした。選挙戦にどう影響したのだろうか。

 H 結果的に自民を利することになった。全国的に野党票が分散したことがあるが、大きいのは自民に相当な危機感が広がったことだ。一枚岩になれたから、小選挙区で議席を積み上げられた。香川1区で自民が接戦を制したのも同じ理由だと思う。

 A 自民党筆頭副幹事長・小泉進次郎の演説が秀逸だった。野党再編劇の中心・小池に贈った「三つのありがとう」。▽野党時代を思い返す、緊張感を与えてくれた▽「真の希望とは何か」を考えるきっかけをくれた▽(野党が)選挙目当てでいろいろとやっても、有権者の皆さんは見抜くことを教えてもらった―だ。

 S そう。今回の選挙、当初は「反安倍」があり、その後「反小池」に変わった。でも、野党再編の醜さが政治家不信を起こし、「政治不信」が根っこに横たわっていた。

 A 政治不信+反小池が反安倍を上回ったということか。

 D 過去、新党ができれば大きなブームになっていた。

 H 野党再編、安倍政権を倒すとは聞こえは良いが、実際は「バッジファースト」「自分ファースト」。自分が当選したいがための方便だと、有権者が見抜いたんだと思う。

■白票が過去最多
 S 香川の場合、小川の希望入りで、1区の野党共闘に影響はなかったのか。

 E 共産党県委員会は本部の強硬姿勢とは一線を画し、昨年の参院選の経緯などを踏まえて擁立を見送り、実質の野党一本化は成立した。ただ、前回選挙通りの票数が出れば、小川+共産で平井を逆転できたはずだが、届かなかった。

 A 出口調査からは、小川が共産や社民、立憲民主支持層からの支援を受けたことは分かるが、やはり保守の希望に移ったことでリベラル層の受け皿がなくなり、"棄権"した人も多かったのでは。そういう意味で成果が出たとは言い切れない。

 E 確かに、1区の高松市では今回、白票が過去最多の2642票もあった。政治不信を感じた人が多かった証拠だ。

 B 昨年の参院選では、異例とも言える共産党の選挙カーにも上った。望んだ1対1の構図で負けたので、敗戦後の事務所の空気は重かった。

 S 2区の玉木はどう。希望の影響はあったのか。

 C 玉木は「玉木党」と呼ばれる確固たる支持者がいるので、選挙に強い。保守、公明層に食い込む展開はこれまで通りだし、国会質疑や民進党代表選への出馬で知名度を上げたことも大きい。得票を伸ばしたことをみてもマイナスの影響はあまりなかった。

 S 公示前に県外の選挙区に応援に行っていた。投票日前日も選挙区外の高松市中央商店街に出向き、小川と一緒にマイクを握った。余裕の選挙だった。

 H 今回の選挙は自民が勝ったというより、信念にブレをみせた政治家に有権者がしらけた。国民に安倍批判は根強くあったのに。

5355名無しさん:2017/10/27(金) 22:23:36
矛盾の連鎖 とどまらない批判 希望の首班指名に注目
■比例復活に望み
 S 希望入りした2人はともに安保法制や憲法改正に反対の立場だったはず。なぜ希望に移ったのか。

 C 2人は組織の決定に従ったと説明したが、支持者は簡単に納得できない。

 B 小川の集会では、希望ではなく、無所属か立憲民主を選んだ方が良かったとの質問が出ていた。

 S どう説明したの。

 B ▽無所属だと選挙活動や国会質問が制限される▽前原誠司代表の最側近だから―などだ。

 D 他の選挙区では、退路を断って、無所属で出馬した人もいた。

 H 小川は今回を含めた5選中、4回は小選挙区で敗れての比例復活。無所属は比例復活がない。

 A ここ3回、四国比例の民主、希望の獲得議席は各1で、すべて小川。他の小選挙区重複候補の惜敗率が小川より低いためだ。

 B 首班指名を誰にするかを聞かれて、立憲民主代表の枝野幸男の名前を挙げていた。周囲も驚いていた。

 H 比例での議席は政党への信任票で、党公約に反する行動は問題。今後、自身の姿勢との整合性が問われる。

 C 玉木は、公示前、無所属でも良かったと話していたし、頼まれたら党首やりますけど、と自信を示していた。

 B 野党の混乱を小川は「私は変わらない」を前面に、手紙でも冒頭に謝罪の言葉を並べるなど、自身の行動の説明に苦慮していた。集会では来場者から質問を受け付けるスタイルを踏襲し、丁寧な説明をしていた。

■周囲から注意も
 S 選挙中の様子は。

 B 小川の場合、安倍政権打破が軸だったが、中盤以降は、小池代表への批判を始めた。自身のホームページでは「9条改悪には反対」もアピールし、マスコミに「造反」と取り上げられるなど話題になった。

 H 左から右、そしてまた左。

 B 世論調査で希望の失速が明らかになり、小池には「調子こきすぎ、図に乗りすぎ」とぴしゃり。個人演説会では、民進代表の前原を「危なっかしい」、希望の先輩の細野豪志を「日本を託せる政治家ではない」など。対立候補に対しても「北朝鮮の金家、イラクのフセインとか」と辛らつな言葉を並べ、周囲からさすがに注意された。

 H 候補見送りで実質的な支援を受けた共産党にも、「もはや共産主義を言うのはどうかと思う」「ヨーロッパではどんどん党名を変えており、30年前に既に共産主義の時代は終わっている」。

 A 全国紙やテレビが伝えた「9条改悪反対」の主張に対する批判報道には、「ああいう思惑報道をすれば視聴率が取れたり新聞が売れたりするのだろうか」とマスコミも批判した。

 H 批判票取り込みが狙いなのだろうか。

 S そういえば、前原は来県時に予定していた街頭演説を急きょキャンセルしたのはなぜ。

 A 前原は元々、「天皇制反対、日米安保破棄」の共産党との共闘に否定的だった。「良質な保守が逃げる」と。野党一本化の1区ではアピールしにくい。

 B 希望への合流を進めた「戦犯」と言われていたし。

5356名無しさん:2017/10/27(金) 22:24:01
■法定ビラで反発
 S 小川が選挙用法定ビラで「香川の仕事」の一つとして「高速道4車線化を決定」と掲載したことに、県建設業協会が異例の抗議文を出した。

 A 自民政権時代に決めていた4車線化を凍結したのは旧民主党政権。事業が遅れたことで県民には大きな損失を与えた、と言っていた。

 H 同じビラにあった「丸亀町商店街の再開発予算の確保」にも同商店街の幹部が怒っていた。汗をかいてくれたのは自民なのに、と。

 S 候補者宛てに抗議文が出るのは極めてまれ。それくらい怒りが収まらなかったのだろう。

逆風の自民 保守層掘り起こしが奏功
■中央も強力支援
 S 自民は2区の瀬戸隆一が落選し、3議席維持というベストシナリオは崩れたが、1区と3区は勝利し、堅調だったといえる。

 A 1区はまれに見る大激戦となった。自民前職の平井卓也と希望前職の小川淳也は6度目の顔合わせだが、今回は共産を含む野党一本化で初めて一騎打ち。これまでにない危機感を持って選挙戦に臨み、職域や地域支部もフル稼働した。

 D 激戦の1区は終盤、党本部から重点区の指定を受けた。安倍晋三首相をはじめ、岸田文雄政調会長ら「大物」も続々と応援に駆け付け、挙党態勢で支援した。首相は選挙期間中の週末最初の地方遊説先に香川を選んだ。党の本気度がうかがえた。

 S でも実際は、森友・加計問題への不信感があり、安倍政権への逆風は吹いていた。安倍内閣の支持率より不支持率の方が高かったし。加えて、県議会、市議会ともに自民会派が分裂状態にあった。

 H 県議会自民党議員会の海外視察があるテレビで「観光目的」などと報じられ、この風当たりもあった。

 A 本当にその意味では、自民には厳しい条件がそろっていた。が、1区は絶対に落とせないという思いは強かった。県議、市議の動きは活発だったし、いつもなら、終盤に組織が緩んでしまい、息切れがささやかれていたが、最後まで手綱が緩むことはなかった。

■7千票を上積み
 A 1区の投票率は前回並みながら、平井は得票を前回から7451票伸ばしている。活発な運動の成果だろう。

 D 安倍批判が続く中、平井は集会のたびに「国民皆さんがおごりを感じている。そこは率直に反省しなければならない」と話していた。「打倒安倍」を繰り返す野党に対し、政策を愚直に訴える姿が印象的だった。

 S ただ、平井は「相手は希望公認なのに希望が嫌だと言っている。批判ばかりで、どこに政策があるか分からない」と政策論争を深めてこないことに困惑していた。

 A 自民は自公政権の安定力を訴えていた。北朝鮮問題が緊迫する中、外交などでの実績をアピールし、「国を守る」与党の力を強調していた。ちなみに党のキャッチフレーズ「この国を、守り抜く。」は広報本部長の平井が考案したという。

 H 希望が保守を標榜していたこともあり、保守層の掘り起こしにも努めたことは大きい。

■議席奪取ならず
 S 2区、3区の自民前職の戦いぶりはどうだったのだろう。

 D 初出馬から2回連続で比例復活に甘んじていた瀬戸は今回を「背水の陣」と位置付け、選挙区での勝利を目指した。結局、比例復活もならず、議席を失ったが、必死さは伝わった。

 S 具体的には。

 D 瀬戸はこの3年間、地域を歩いた。ほとんどなかったという後援会は40まで増え、組織力は高まっていたはずだ。陣営は前回以上の手応えを感じ、終盤の集会では陣営幹部が土下座する力の入れようだった。実際、得票は前回から2600票伸びている。

 S 3区の大野敬太郎は異例の選挙戦だったみたいだが。

 F 防衛政務官の公務をこなしながらの選挙戦だった。地元を空けることも多かったが、陣営が総力戦を展開、結果はこれまでと同様に圧勝だった。共産と社民の共闘で、「自社一騎打ち」となったが、寄せ付けなかった。投開票日には当選を祝う事務所に在京の大野がテレビ電話で登場、感謝の言葉を重ねていた。

5357チバQ:2017/10/27(金) 22:24:12
他野党の明暗 立民が躍進 共産は後退
 S 希望以外の野党勢では、全国と同様に、民進の分裂を受けて立ち上がった立憲民主が一気に台頭してきた が目を引いた。

 G 立憲民主は県内に候補者を立てていないにもかかわらず、比例得票で5万2870票を獲得した。希望代表の小池による「排除」に屈せず、筋を通したことが好感を呼び、香川でも、リベラル層を中心に得票を伸ばしたことがうかがえる。

 H その一方で、共産は一歩後退した。

 E 県内の比例得票数をみると、共産は2014年の前回から4002票落とした。現在の選挙制度になってからは過去2番目に低い数字だ。上げ潮が続いていたが、今回は減速感があった。野党共闘を優先し、小選挙区で2区にしか候補を立てなかった。

 D これまでは基本的に1〜3区の全てで候補者を立てて戦ってきただけに、熱心な支持者には戸惑いもあった。

 E 県内共産議員の象徴的存在ともいえる白川容子県議を比例単独候補として立てたが、悲願の議席獲得はならなかった。選挙戦終盤には志位和夫委員長が高松に入り、白川と一緒に街頭に立つなど、追い込みを図ったが届かなかった。安保や護憲でスタンスが重なり、新党効果もあった立憲民主に一定の票が流れたのかもしれない。

 S 社民はどうだったのか。

 G 2区と3区で共産と候補者を一本化し、3区では「自・社対決」に持ち込んだ。得票率は微減にとどめ、踏みとどまった。

5358チバQ:2017/10/27(金) 22:25:18
https://www.shikoku-np.co.jp/feature/election/article/20171023_4.htm
激戦1区、自民に軍配 平井さん歓喜7選 「謙虚、丁寧な政治続ける」

2017/10/23



 相次ぐ新党誕生で揺れた第48回衆院選だったが、県民は自公の安定政権を選んだ。大激戦を繰り広げた1区は、平井卓也さんが県都の議席を死守。3区は、大野敬太郎さんが新人を大差で退け3選を果たした。2区は、瀬戸隆一さんが比例復活もならず、2期守った議席を失った。一方、希望は2区で玉木雄一郎さんが幅広い支持を集め余裕の勝利。1区の小川淳也さんは比例復活した。

 ひた向きに訴え続けた地域振興への熱意が、最高の形で実を結んだ。「反自民」票を結集した相手候補との一騎打ち。かつてない危機感が陣営に漂う中、政策を語り、信念を貫き、勝利をたぐり寄せた平井さん。「香川を、高松を、必ずさらに元気にしてみせます」。大激戦を制し歓喜に沸く支援者を前に、7期目の歩みを力強く踏み出した。

 「これまでで最も厳しく、絶対に勝たなければならない選挙」だった。香川1区で共産党が候補擁立を見送り、民進党から希望の党入りした相手候補との一騎打ちになった。全国でも異例の構図。「相手の政策が見えない」不安を抱えつつ、街頭に立つ回数を増やし、政策と実績の発信に努めた。県議や市議、地元組織も、これまで以上の緊張感を持ってフル回転した。

 選挙戦は自身の原点を思い起こす機会にもなった。「最近の安倍政権はおごっている」「自民党は緩んでいないか」。寄せられた厳しい指摘。その一言一言を真摯(しんし)に受け止め、丁寧に説明を繰り返した。「地域貢献が私の存在意義。地域と共に歩む自民党に変えてみせる」。まっすぐな姿勢に共感が広がった。

 開票速報は文字通り「横一線」。高松市紙町の選挙事務所に当選の報が入ったのは、日付が変わった23日午前0時40分ごろ。「うぉー」「おめでとう」。勝利を信じる支援者から拍手と大歓声がわき起こる。「本当に、本当に、ありがとうございます。皆さんの支えがあってこそ」。平井さんは何度も頭を下げ、お礼の言葉を重ねるとともに、二人三脚で支えた夫人の理枝さんを気遣った。

 「私1人の力で仕事はできない。皆さんの声を聞きながら、謙虚で丁寧な政治をし続けます」。花束を手に、選挙期間中、何度も繰り返した言葉を強調した。

 党要職の一つ、広報本部長として活躍する。選挙期間中に応援に駆け付けた安倍首相や岸田文雄党政調会長からは「次の自民党を支える人材」と評された。迎えた7期目。さらに大きな仕事への期待が高まる。平井さんは「皆さんに大きな力をいただいた。必ず恩返しする」とかみしめるように言い添えた。

5359チバQ:2017/10/27(金) 22:25:41
https://www.shikoku-np.co.jp/feature/election/article/20171023_3.htm
解説 大激戦の1区、自民が底力

2017/10/23



 衆院選の県内3小選挙区は、自民党が1、3区を制し、希望の党が2区で当選した。自民2勝、希望1勝(当時民主)は2012年、14年に続き3回連続となる。1区はまれに見る大激戦となり、惜敗した希望前職も、四国比例での復活当選を手中に収めた。

 野党の再編劇で幕を開けた今選挙。県内では自民が1議席減らしたが、2前職が議席を堅持した。全国と同様、県民は自公安定政権の継続を望んだといえる。希望も民進時代からの2議席を死守した。

 特筆すべきは、もつれにもつれた1区の大激戦だ。昨年の参院選で共産候補への野党一本化に尽くした小川氏に配慮し、共産が候補の擁立を見送ったため、実質的な野党一本化が成った。小川氏の希望入り後も足並みは乱れず、全国でも珍しい「自民対希望」の与野党一騎打ちとなった。

 公示後の電話世論調査や期日前投票の結果をみると、小川氏は共産、立憲民主、社民などの各支持層から幅広く支持を集めた。

 小川氏は、安保法の適切運用や改憲支持を求める希望の「踏み絵」をのんだが、選挙戦では一転、小池代表を「図に乗りすぎだ」などと批判し、自身のホームページで「憲法9条の改悪には明確に反対」と記載するなど、「造反」で話題を呼んだ。比例での議席は政党への信任票だけに、今後、党公約との整合性が問われることになろう。

 自民は自公政権の「安定力」を訴えた。北朝鮮問題が緊迫する中、外交分野での実績を強調し、「国を守る」力をアピール。経済政策・アベノミクスの継続による地域活性化も訴えた。「1強のおごり」との批判に対しては「謙虚さ」を前面に打ち出し、政策を愚直に訴える姿勢に徹した。

 1、2区には安倍晋三首相ら党幹部が次々と来援、挙党態勢で支えた。野党一本化で大激戦に持ち込まれた1区の平井氏は、党幹部の後押しに応えて職域や地域支部がフル稼働。攻勢をかける希望前職を僅差で振り切り、6期で培った後援組織の底力をみせた。

 防衛政務官のため、公示後も地元を空けることが多かった3区の大野氏は、陣営が総力戦を展開してまたも圧勝を飾り、組織力・地力の差をうかがわせた。

 2区で4選を果たした希望前職の玉木氏も、強さを見せた。国会答弁や民進代表選への出馬で知名度を着実に上げ、希望や立憲民主の支持層だけでなく、保守層にも食い込み、他候補を寄せ付けなかった。

 選挙後を展望すると、北朝鮮による軍事挑発が続き、11月5日にはトランプ米大統領が来日する。信任を得た安倍政権には、休む間もなく、外交を中心に難局が待ち受けている。

 景気の着実な回復、地方創生に向けた取り組みも急がれよう。議席を獲得した平井、大野の両氏は、引き続きかじ取りを託された自公政権の一員として、この難局に挑むことになる。

(報道部・福原健二)

5360チバQ:2017/10/27(金) 22:29:00
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk36010603000c.html
<衆院選2017>当選の2人、一夜明け /徳島
10月24日 00:00毎日新聞

 衆院選の投開票から一夜が明けた23日、県内の小選挙区で当選した自民前職の後藤田正純さん(48)、山口俊一さん(67)は早速朝から支援者へのあいさつ回りをして忙しい一日を過ごした。取材に応じた2人は晴れやかな表情を見せつつ、地方活性化策や県内で兆しが見えづらい経済再生などの課題に触れ、政権を担う責任に気を引き締めていた。【蒲原明佳、大坂和也】

 ◇快勝の1区・後藤田さん「緊張感ある提言する」

 1区の後藤田さんは、徳島の産業を県外に発信する地方創生を訴え、希望元職に2万票以上の差を付ける快勝だった。「信念を貫く姿勢に支援をいただき幸せ。ぶれない政策や政治姿勢を期待していただいた結果だ」と手応えを口にした。

 安倍首相の森友・加計問題を「説明が不十分」と指摘。党執行部とは距離を置き、自公両党で310議席を超える大勝にも「与党への積極的支持とは思えない。与党内の緊張感を保つ提言を重ねる」と表情を引き締める。

 ただ、当選後、妻で女優の水野真紀さんからは電話で「『しっかり気を引き締めて頑張りなさい』と叱咤(しった)激励をいただいた」と明かし、「家族が一丸となって支えてくれている」とほほ笑んだ。

 ◇10期目、2区の山口さん「謙虚に」と気引き締め

 「節目とは思っていないんです」。2区の山口さんは10期目の当選にも穏やかな笑顔で喜びを語った。「一期一期、よく覚えている。いろいろな経験をさせてもらい、ちょっとずつ成長できた。積み重ねです」

 この日は地元・三好市から選挙区内の自治体を回り、22日夜は台風接近に備えて会えていない市長や町長にあいさつした。他県の応援に飛んだ間、留守を支えた運動員にも握手して感謝を伝えた。

 「地方創生を時代のはやり言葉で終わらせない。声高に叫んでいく」と次の任期に臨む。県内の投票率は戦後最低を更新し、自民の過半数を大きく上回る議席確保は「野党の混乱という敵失の結果」と思っている。「過去の二の舞にならないよう、謙虚に」と気を引き締めた。

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 ■視点

 ◇地方輝かせ、信頼回復を

 県内の選挙区は、自民が2議席を独占した。1区は、後藤田さんの知名度、安定感が支持された形になったが、野党の敵失に救われた面も大きい。県民の求める候補者の不在が有権者の関心を低下させ、投票率を全国最低に押し下げた。

 今回は、民進から希望へ転身して出馬した仁木さんの得票が伸びるかが注目された。従来の主張と、新党公認としての政策の整合性という課題を抱えたままだったが、主張を変えるリスクより希望の“風”にかけた。安保関連法では「北朝鮮情勢を考慮すると、すぐに廃止もどうかと思う」と歩調を合わせた。

 だが、希望の選択は、仁木さんの最大支援組織「連合徳島」の支援体制にひずみを生んだ。連合は仁木さんの推薦を決めたが、最大の産別労組で護憲派の多い自治労県本部は自主投票とした。連合徳島の幹部は「各組合員に仁木さんの応援を十分理解してもらう時間もなかった」とこぼした。

 当初は後藤田さんの陣営も希望の風への警戒感を強めていた。だが終盤、希望の失速とともに新党人気に依存していた仁木さんの政策のぶれが有権者に見極められ、支持に広がりを欠いた。無風になった希望と自民、共産の戦いの構図はもはや目新しさはなくなった。一方、台風の影響があった他の四国3県は投票率50%を超えた。

 3期連続、与党の同じ顔ぶれが並んだが、共同通信の出口調査では、県内で安倍首相を信頼していないと答えた人は51・8%に対し、信頼していると答えた人は44・7%。当選者には、数字を重く受け止め、地方が輝く実効性のある政策を求めたい。【松山文音】

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 ◆開票結果

 ◇1区=選管最終発表

当 90,281 後藤田正純 48 自前W

  69,442 仁木博文 51 希元W

  15,622 山本千代子 68 共新

 ◇2区=選管最終発表

当 81,616 山口俊一 67 自前W

  25,726 久保孝之 54 共新

   7,671 福山正敏 46 諸新

5361チバQ:2017/10/27(金) 22:30:29
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk36010409000c.html
<衆院選2017>自民がっちり2議席(その1) 後藤田さん盤石の7選 /徳島
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選は22日投開票された。内閣支持率が低下する中で野党再編が注目されたが、県内の2選挙区では自民候補がそろって勝利した。1区は前職の後藤田正純さん(48)が、今回は希望の公認候補として出馬した元職、仁木博文さん(51)、共産新人の山本千代子さん(68)を退け、7期連続の当選。2区は前職の山口俊一さん(67)が、共産新人の久保孝之さん(54)、幸福新人の福山正敏さん(46)を破り、10選を果たした。比例代表の自民前職、福山守さん(64)も3期目の当選を決め、2014年の前回衆院選に続いて自民3人が議席を獲得した。当日有権者数は64万4670人。小選挙区の投票率は46・47%(前回47・22%)だった。【衆院選取材班】

 ◇1区

 徳島市内の後藤田さんの事務所に当選確実の一報が伝わると、近くの会場に集まった支援者から拍手と歓声が湧いた。後援会関係者らが後藤田さんを囲み、万歳三唱。後藤田さんは「党を改革していく姿勢が評価された。地方創生で他県と戦える強い徳島にしていく」と決意を語り、花束を手に喜びを分かち合った。

 内閣支持率が低下する中、突然の衆院解散に野党再編。6度目の対決となった仁木さんは、新たに希望の公認候補として出馬することが決まった。衆院解散直後は後援会幹部も「相手候補の勢いは未知数」と恐れた。

 選挙戦では、小池百合子東京都知事が代表の希望の党を意識して地方活性化策に焦点をあて「地方に必要な政策は都市とは違う。選挙戦は地方VS大都市の構図」と強調。国政6期の成果に加え、スポーツを生かしたまちづくりなどを訴えた。

 仁木さんが政権への批判票を集める一方、後藤田さんは森友・加計問題を「説明不十分」と断じた。「安倍1強」と言われる党の改革を約束し、保守層の支持をつなぎとめた。

 山本さんは、憲法9条改正反対や「筋を通した野党と市民との共闘」を訴えて一定の支持を得たが、及ばなかった。

 ◇仁木さん訴え届かず「思いは負けておらず」

 小選挙区落選の知らせに、仁木さんは徳島市の事務所で取材に応じ、「不徳の致すところ。徳島と日本を良くしたいという思いは相手に負けていなかった」と述べた。6度目の国政選挙に臨んだ仁木さんは、比例復活当選に望みをつないだ。

 民進党から希望の党へ転身しての出馬となった。社会保障の充実などを訴え、支持を求めた。新党を追い風にしたい陣営だったが、選挙終盤の「小池新党」に対する風当たりは想像以上に厳しかった。

 ◇福山さん3選 自民・比例単独

 比例代表の自民前職、福山さんも3選を確実にし、徳島市八万町の事務所で万歳をして喜んだ。「1票の格差」是正のため県内の小選挙区が減り、前回選から比例代表に転出。福山さんは支援者らを前に「自民党でなければ駄目だという期待を感じた。国と県のパイプ役として、これまで以上に邁進(まいしん)していきたい。古里と国を守る礎となりたい」と語った。

 党副幹事長として、接戦の高知や愛媛へ小選挙区候補の応援に回った。地元小選挙区候補の応援演説にも立ち、自民党への支持を求めた。今回も自民四国ブロック単独2位に登載され、安定した戦いとなったことから、県内小選挙区では比例代表に候補を立てる公明党との選挙協力が進んだ。

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後藤田正純(ごとうだ・まさずみ) 48 自[破]前(7)

 [元]党副幹事長[歴]三菱商事社員▽内閣政務官▽副内閣相▽慶大=[公]W

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 ◆開票結果

 ◇1区(徳島市、小松島市、阿南市、勝浦郡、名東郡、名西郡、那賀郡、海部郡)=開票率97%

当 90,228 後藤田正純 48 自前W

  69,366 仁木博文 51 希元W

  15,535 山本千代子 68 共新

 ◇2区(鳴門市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、板野郡、美馬郡、三好郡)=開票率95%

当 81,613 山口俊一 67 自前W

  25,723 久保孝之 54 共新

   7,671 福山正敏 46 諸新

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 当は小選挙区の当選者

 比は23日午前0時5分現在の比例代表当選者

5362チバQ:2017/10/27(金) 22:30:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk36010389000c.html
<衆院選2017>自民がっちり2議席(その2) 山口さん軸ぶれず10選 /徳島
10月23日 00:00毎日新聞

 ◇2区

 強固な地盤を築いてきた山口さんが、国政10期目の当選を決めた。松茂町の事務所に早々の吉報が届くと、集まった支援者に笑顔が広がった。野党再編の動きに「政治家は軸がぶれてはいけない」と強調してきた山口さん。支援者から花束を贈られると「地方創生を進める。謙虚に、真摯(しんし)に頑張りたい」と約束した。

 党県連会長と党本部の要職を務めながらの選挙戦。期間の半分は接戦となった京都や北海道へ応援に向かったが、地元の議員や運動員が留守を支えた。

 郵政解散選挙で主張を貫いて無所属立候補した経験から、小池新党を巡る野党再編を批判。「堂々と政策を訴える」と選挙戦に臨んだ。閣僚経験から先端技術を活用した地方活性化策や、効果が偏る経済政策「アベノミクス」の修正などを主張。保守層を固め、推薦する公明党も全面的に選挙協力した。

 久保さんは、森友・加計問題など疑惑を呼んだ与党を追及。政権批判の票の取り込みを狙った。10%の消費増税反対などを主張したが、及ばなかった。

 福山さんは、北朝鮮の脅威の中で衆院解散した安倍政権を批判。国防強化や減税による消費拡大などを訴えたが、支持は広がらなかった。

5363チバQ:2017/10/27(金) 22:31:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk38010401000c.html
<衆院選2017>自民、全勝は成らず 希望、白石氏が雪辱(その1) /愛媛
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選は22日に投開票され、愛媛3区で希望の党元職が当選し、2009年の第45回選以来、3回ぶりに自民党の4議席独占を阻止した。台風21号の影響で、松山市と八幡浜市の離島で船が出せず投票箱が運べないとして、両市の開票が23日に延期されたが、1、2、4区では組織力を生かして終始優位に戦いを進めた自民前職が当選を確実にした。野党は政権批判票が分散したことが影響したとみられる。当日有権者数は117万7269人、小選挙区の投票率は初めて5割を割り込んだ前回を0・94ポイント上回る50・74%だった。

 ◆3区

 ◇激戦制し返り咲き

 希望元職の白石洋一氏が自民新人の白石寛樹氏との激戦を制し、返り咲きを果たした。当選が確実になると、西条市内の事務所は大歓声と拍手に包まれた。洋一氏は喜びを分かち合い、「国のあり方、未来の子どもたちのために働いていきたい」と抱負を語った。

 党の合流で、急きょ希望の党からの出馬となったが、「信念は変えず、必要ならば、中から党を変える」と選挙戦に臨んだ。集会には元衆議院議員の永江孝子氏も駆けつけ、年金改革などを訴えた。

 寛樹氏は、「地域に利益が入ってくるような波を起こしたい」と強調。亡くなった白石徹氏の次男として、「父の遺志を継ぐ」と選挙区を走り回って政策を訴えたが、わずかに及ばなかった。小選挙区での敗戦が決まると、新居浜市内の事務所では集まった支持者からため息が漏れた。

 共産新人の国田氏は消費増税中止などを訴えたが、浸透できなかった。幸福実現の新人、森田氏も伸び悩んだ。【木島諒子】

 ◆4区

 ◇山本氏、組織力で9選

 自民前職の山本氏が9回目の当選を決めた。宇和島市のJAえひめ南のホールは拍手に包まれ、支援者らとともに勝利を祝った山本氏は「今まで積み上げてきた政治的財産を皆さんにお返ししたい」と語った。

 前回選では自民の基盤に陰りも見え、「気を引き締めないと負ける」と危機感を持って臨んだ今回の選挙。連日支援者を回り、農協や漁協など100を超える団体の推薦を受けた。14日の決起集会には中村時広県知事も駆け付け、激励した。

 環境相の経験を強調し、「培った政治力で地元に恩返しをしたい」と高速道路の整備などによる1次産業の発展を訴えた。自公連立政権の維持を呼びかけ、自民、公明両党の組織票も固めた。

 公示の1週間前に希望へのくら替えを決めた元職の桜内氏は投資による南予地域の振興などを強調して懸命に巻き返しを図ったが、及ばなかった。共産新人の西井氏は浸透しきれなかった。【中川祐一】

5364チバQ:2017/10/27(金) 22:32:26
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 ◆開票結果

 ◇1区(松山市<旧北条市など除く>)=開票率0%

当 0 塩崎恭久 66 自前W

  0 石本憲一 70 共新

  0 富永喜代 50 希新W

 ◇2区(松山<旧北条市など>、今治、東温市、越智、伊予郡)=開票率82%

当 51,929 村上誠一郎 65 自前W

  30,321 西岡新 44 維元W

  16,989 横山博幸 66 希前W

   8,898 一色一正 67 共新

 ◇3区(新居浜、西条、四国中央市)=選管最終発表

当 70,978 白石洋一 54 希元W

  53,910 白石寛樹 29 自新W

   6,226 国田睦 65 共新

   2,641 森田浩二 57 諸新

 ◇4区(宇和島、八幡浜、大洲、伊予、西予市、上浮穴、喜多、西宇和、北宇和、南宇和郡)=開票率88%

当 72,449 山本公一 70 自前W

  50,006 桜内文城 52 希元W

   9,535 西井直人 60 共新

当は小選挙区の当選者 比は23日午前0時40分現在の比例代表当選者

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk38010404000c.html
<衆院選2017>自民、全勝は成らず 希望、白石氏が雪辱(その2止) /愛媛
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆1区

 ◇塩崎氏、8選確実

 自民前職の塩崎氏が他候補を寄せ付けず8選を確実にした。当選が確実になると、松山市のホテルに設けられた会場に駆け付けた支援者らから、大きな拍手が沸いた。姿を見せた塩崎氏は支援者らと喜びを分かち合い、「安倍政権の経済政策が確実に成果を上げていることが浸透し、途中から追い風を感じた」と述べた。

 ほぼ毎週末、選挙区に戻り、地域行事や会合に出席して地元の声を聴いてきた。選挙戦では、年金受給資格を短縮する法改正や児童福祉法改正など厚労相時代の実績をアピール。多くの業界団体の推薦を受けて組織票を固め、公明党との協力も機能した。

 希望新人の富永氏は12月に出馬を表明。自らの選挙戦を「前厚労相に医師が挑む戦い」と意義付け、「つじ立ち」や座談会で、医療制度改革やしがらみのない政治の実現などを訴えたが、及ばなかった。共産新人の石本氏は改憲阻止などを訴えたが浸透しなかった。【成松秋穂、玉木達也】

 ◆2区

 ◇村上氏、安定11選

 自民前職の村上氏が終始安定した戦いを進め、11選を果たした。「当選確実」の知らせを受け、今治市の事務所は大きな拍手と歓声に包まれた。村上氏は集まった支持者らと喜びを分かち合い、「本当の日本の課題は財政再建、金融緩和の出口戦略、社会保障と税の一体改革にある」と抱負を述べた。

 選挙戦では財政再建や税と社会保障の一体改革、外交安全保障の強化などを掲げ、「より良い日本を次の世代に渡すことが責務」と訴えてきた。自民、公明支持層を固めたほか、無党派層も取り込み、幅広い世代からの支持を集め序盤から優位に立った。

 維新元職の西岡氏は、加計学園が今治市で進める獣医学部新設計画の必要性を強調。「市民の本当の声は開学支持。民意を日本中に示す」とアピールしたが、届かなかった。

 希望前職の横山氏と共産新人の一色氏は、政権批判を展開するなど支持拡大を図ったが、及ばなかった。【花澤葵、松倉展人】

5365チバQ:2017/10/27(金) 22:34:05
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk39010394000c.html
<衆院選2017>自民、議席独占崩れる /高知
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選は22日投開票され、高知1区は自民前職の中谷元さん(60)が議席を守ったが、2区は無所属新人の広田一さん(49)が初当選した。自民は3選挙区だった2000年から小選挙区で6回連続だった議席の独占が崩れた。

 2区は野党の合流騒動で出遅れもあったものの、自民前職と無所属新人の一騎打ちとなり、事実上の野党共闘が功を奏した。1区では自民前職に加え、希望、共産が新人を擁立して三つどもえになったが、厚い地盤を持つ前職が安定した戦いを展開した。

 小選挙区の投票率は51・87%で、戦後最低だった前回14年の50・98%を上回った。当日有権者数は62万580人(男28万8330人、女33万2250人)。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇中谷さん、安定の10選

 中谷さんの支持者が集まった高知サンライズホテル(高知市本町2)では、「当選確実」の一報が伝わると喜びの声が上がり拍手が巻き起こった。

 還暦を迎え、10期目を目指して臨んだ選挙戦。「愛すべき国に 強く優しく誇り高く」をキャッチフレーズに、県外での応援要請に応えながらも可能な限り走り回った12日間だった。自衛隊の根拠規定の追加や合区制度解消に向けた憲法改正、経済政策ではアベノミクスの総仕上げや地域の発展を訴え、自公のみならず幅広い層から支持を集め、安定した戦いを繰り広げた。

 歓声に迎えられた中谷さんは、支持者と笑顔で握手を交わして喜びを分かち合い、「原点に返った気持ちで取り組みたい」と話した。

 ◇大石さん、一報にため息

 民進から希望に移って挑んだ新人・大石宗さん(37)の事務所(高知市山ノ端町)では、中谷さんの「当選確実」の報にため息が漏れた。大石さんは「全ては私自身の力不足、それ以外にありません」と頭を下げた。

 ◆2区

 ◇広田さんが初当選

 高知市潮新町2の事務所には広田さんの支持者が詰めかけ、食い入るようにテレビの開票速報を見つめた。午後8時に「当選確実」の速報が流れると大きな歓声に包まれた。

 2期12年務めた参院議員からのくら替え。県連代表を務めていた民進が希望と合流する中、退路を断って無所属での立候補を選び、事実上の野党共闘候補として自民前職との激戦を制した。

 選挙戦では「世代交代」を強調し、「与党の強引な政治を変え、しがらみのない政治を」と訴えた。

 当確の一報を受け、事務所に姿を見せた広田さんは「正直、びっくりした」と喜び、「参院議員の経験を生かし、即戦力として国会論戦にも臨みたい」と話した。

 ◇山本さん、支持固めきれず

 山本有二さん(65)は連続9期の実績を訴えたが、支持を固めきれず小選挙区で敗れた。高知市萩町1の事務所で、山本さんは「心からお詫び申し上げます」と支持者に頭を下げ、比例代表での復活当選に望みを託した。

 ◇投票所でミス相次ぐ 県内各地、用紙の二重交付など

 22日投開票された衆院選では、県内各地の投票所や開票所でトラブルが相次いだ。

 越知町では、比例代表の投票用紙と間違えて小選挙区の投票用紙を有権者に渡し、小選挙区の投票用紙を2回交付。有権者は小選挙区用の投票用紙で比例代表に投票したとみられ、無効になるという。

 室戸市では、1人の有権者に対し、比例代表と国民審査の投票用紙を交付しないミスがあった。小選挙区の投票が終わった有権者1人に対し、他の投票も既に終えたと職員が誤り、投票用紙を交付しなかった。

 高知市では、期日前投票で18〜21日、1区の有権者に対し、2区の識別札を渡して職員が案内して投票させるなどのミスがあった。

 いの町でも、期日前投票で二重交付のミスがあった。16日に期日前投票をした80代男性が、21日に2回目の投票に訪れ、投票所が誤って許可した。男性は1回目の投票を忘れていたとみられ、2回目の投票の際、職員も確認を誤ったとみられる。票は有効になる。

 さらに、台風21号による倒木で、高知1区の高知市鏡地区の投票所の投票箱が県立県民体育館(高知市桟橋通2)に到着するのが遅れ、1区全体の開票開始が1時間遅れた。塞がれた道を職員が徒歩で乗り越えて届けた。【岩間理紀】

5366チバQ:2017/10/27(金) 22:34:22
 ■視点

 ◇有権者が望む政策を

 1区、2区で結果が割れた。1区では自民前職が10選を決めた一方、2区では連続9期の自民ベテランを無所属新人が接戦で破り、初当選した。

 安倍晋三首相が「国難突破解散」と名付けた今回の総選挙だったが、この結果は、現政権に対し、一定の「ノー」を突き付けたとも言える。

 毎日新聞が実施した世論調査では、年金・医療を最も重視すると答えた県内有権者が多かった。一方で半数以上が財源となる消費増税に反対している。受益と負担のバランスについて、県民に丁寧に理解を求め、合意形成を目指してほしい。

 また、前述の世論調査でも、安倍首相の続投を望む県民は約3割だったのに対して、望まない県民が半数近くいた。

 当選者には、有権者が望む政策を通してこのギャップをいかに埋めていくのか、あるいは解消していくのかが求められる。

 気掛かりなことがある。前回に続いて県民の約半数が棄権し、投票率は低調に終わった。台風21号の接近による悪天候の影響もあるだろう。しかし、ここまで無関心が広がると、参院選での「合区反対」という声も、絵空事に聞こえはしないだろうか?【柴山雄太】

………………………………………………………………………………………………………

 ◆開票結果

 ◇1区(高知市北東部、室戸、安芸、南国、香南、香美市、安芸、長岡、土佐郡)=開票率48%

当 40,804 中谷元 60 自前W

  21,888 大石宗 37 希新W

  11,333 松本顕治 33 共新

 ◇2区(高知市南西部、土佐、須崎、宿毛、土佐清水、四万十市、吾川、高岡、幡多郡)=開票率99%

当 91,951 広田一 49 無新

  70,998 山本有二 65 自前W

 当は小選挙区の当選者 比は23日午前0時現在の比例代表当選者

………………………………………………………………………………………………………

中谷元(なかたに・げん) 60 自前(10)

 [元]防衛相[歴]陸上自衛官▽安保法制担当相▽憲法審査会筆頭幹事▽防衛大 =[公]W

広田一(ひろた・はじめ) 49 無(民)新(1)

 [元]参院議員▽幡多上島珈琲役員[歴]会社員▽県議▽民進党県代表▽早大

5367チバQ:2017/10/27(金) 22:35:04
https://www.kochinews.co.jp/article/134966/
2017.10.27 08:00
[2017衆院選] 検証与野激突(下)「1強」民意どう反映
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改憲論議の加速も予想される中、一票を託された選良には民意をくみとった熟議が求められる(22日午後、南国市内の投票所)
改憲論議の加速も予想される中、一票を託された選良には民意をくみとった熟議が求められる(22日午後、南国市内の投票所)
 22日に投開票された衆院選は、与党が3分の2の議席を得る大勝で、安倍政権の継続が決まった。高知県では、10選を目指した自民党のベテラン前職2人が明暗を分け、2000年から続いた小選挙区の独占が崩れた。県内与野党の激突を検証する。

 人口減少による地域の疲弊にあらがう高知県。衆院の小選挙区が3から2に減り、さらに参院選挙区の合区で国会議員枠が減っていく中、今回の衆院選では、結果的に本県関係の衆院議員は4人から6人に増えた。衆参で計9人。中央に届ける「声」は厚みを増すことになった。

    ■  ■

 高知2区を制した無所属新人の広田一氏と、比例四国で復活した自民党前職の山本有二氏。2人は、高速道路延伸や南海トラフ地震対策など、地域の衰退を押しとどめる基盤整備をそれぞれ訴えたが、中央に対する“発言力”の評価は特に郡部で交錯した。

 「公共事業の確保には、与党重鎮の山本氏の力が必要だ」(幡多の建設業者)

 「地道に地域を回り、県民の問題をくみ取れるのは広田氏」(中西部の市議)

 2区のある首長は「これから政府の来年度予算編成をにらみ、要望活動に力を入れる時期。与野党を問わず支援を求めていく」。高知市の岡﨑誠也市長も「野党も含めてチャンネルが多いことは地方にメリットがある」と受け止める。

 利益誘導的な発想は、地方分権からは程遠いとも言えるが、「アベノミクスの恩恵が十分に地方に波及していない」という認識は県内の全候補でおおむね一致していた。県や市町村と連携した地域の再生へ、国会議員たちの力量が問われる。

    ■  ■

 安倍晋三首相が「国難突破」とぶち上げた解散総選挙は、憲法への自衛隊明記や合区解消など、憲法改正を公約の柱に据えた自民党が大勝した。

 「各党と議論を活発にしていきたい。実現できるよう謙虚にやっていく」

 投開票日の22日夜、高知市内のホテル。早々に当確を決めた高知1区の自民前職、中谷元氏が取材にそう答えた。自民の憲法改正草案の起草委員長も務めた元防衛相の目線は、既に改憲実現に向けられていた。

 希望の党、公明党、日本維新の会を合わせた改憲勢力は国会発議に必要な3分の2(310)を優に超える370議席余りに達した。野党第1党となった立憲民主党は「安全保障法制を前提とした9条改悪には反対」としつつ、首相の解散権制約の議論には前向きだ。

 「これから安定政権が続いていくことになる。憲法論議が一斉に加速していく」。投開票の翌日、尾﨑正直知事はそう見通した上で、注文を付けた。

 「野党も力を発揮し、合区解消や地方分権の強化など、全体としてバランスの取れた議論が大事だ」

 高知新聞社などが公示後に行った県民世論調査では、「9条を含めて改正すべきだ」「9条を除けば改正してもよい」が計50・4%となり、近年4回の調査で改憲容認派が初めて過半数になった。一方で、公示前の調査で「安倍政権下の改憲」に賛否を問うと、反対が57・6%で、30・8%だった賛成の2倍近くに上った。

 「安倍1強」下で、この複雑な民意を憲法論議にどう反映させていくか。今回当選した与野党6人には、それぞれの立場で熟議の先頭に立つ気構えが必要となる。

5368チバQ:2017/10/27(金) 22:38:38
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk34010446000c.html
<衆院選2017>自民、県内6議席 野党共闘、及ばず(その1) /広島
10月23日 00:00毎日新聞

 ◇ポスト亀井氏、6区希望

 第48回衆院選は22日投開票され、自民が県内7選挙区のうち6選挙区で議席を獲得し、「保守王国」の強さを見せた。当選13回を誇った、無所属の亀井静香氏(80)が政界引退した6区は、希望の佐藤公治氏(58)が自民の小島敏文氏(67)との接戦を制した。一方、民進出身の候補者らは票を伸ばせず、県内で唯一「野党共闘」となった3区も自民の牙城を崩せなかった。投票率は50・17%、当日有権者数は235万5504人だった。【衆院選取材班】

 ◆6区

 ◇佐藤さん、返り咲き

 小選挙区制導入の1996年選挙から7期連続で議席を保持した亀井静香・元金融担当相(80)の引退で激戦となった6区。野党結集を訴えた希望元職の佐藤公治氏(58)が県内7選挙区唯一の非自民議席を守り、4年ぶりの国政復帰を果たした。

 当選確実が伝わり、支持者が詰めかけた尾道市のホテルに拍手と歓声で迎えられた佐藤氏は感無量の表情。花束を受け取り「皆さんに、党派を超えて結集していただいた。地方のため、国のため全力で頑張る」と感謝の言葉を繰り返した。

 「家庭、地域、国家の安心・安全の推進」を訴え、「大義なき解散」と安倍晋三首相を批判。選挙戦では亀井氏から実質的に後継指名され、組織的な後押しを受けた。連合広島の推薦や、民進、社民、新社会系の地方議員の支援も受けた。

 選挙区での初当選を目指した自民前職の小島敏文氏(67)は宿願かなわず、世羅町の事務所は重苦しい雰囲気に包まれた。それでも比例中国での当選を確実とし、「私の力不足に尽きる。農林水産業や中小企業の振興に責任を持って取り組む」と深々と頭を下げた。小島氏は2期の実績を強調、公明からも初めて推薦を得て亀井支持者にも「保守票の一本化」をアピールしていた。

 共産新人の寺田明充氏(66)は安倍政権打倒を訴えたが、支持は広がらなかった。

 ◆2区

 ◇平口さん、組織票で4選

 自民前職の平口洋氏(69)が希望元職の松本大輔氏(46)との6回目の対決を制し、4選を果たした。当選確実の一報が入ると、西区の事務所に駆けつけた平口氏は拍手に包まれ、集まった支持者に頭を下げた。

 09年は松本氏に敗れたが、自公の組織票を固め、12年の前々回から3回連続の当選。平口氏は「消費税引き上げなど自民の訴えが全て理解されているわけではない。心を引き締めて国政にまい進していきたい」と述べた。

 松本氏は古巣・民進の前原誠司代表や希望の小池百合子代表の来援を受け、こまめに地域を回ったが及ばなかった。維新新人の灰岡香奈氏(34)や共産新人の藤本聡志氏(63)らも支持が広がらなかった。

 ◆3区

 ◇河井さん、実績訴え7選

 自民前職の河井克行氏(54)が7選を果たした。安佐南区の事務所では河井氏が「勝てたのは皆さんのおかげ。国民のためにより良い仕事をさせていただきたい」と述べ、支持者と万歳を繰り返した。

 今年8月に自民党総裁外交特別補佐に任命され、首脳外交の地ならしをしてきたと実績をアピール。安倍首相との近さを強調し、着実に組織票を固めた。

 無所属新人の塩村文夏氏(39)は共産、立憲民主、社民のほか、連合広島から支援を受けた。フェイスブックでこまめに情報発信するなど無党派層の取り込みに腐心したが、「風」は吹かなかった。維新新人の今枝仁氏(47)らも選挙カーなどで幅広く支持を訴えたが、届かなかった。

 ◆4区

 ◇くら替え、新谷さん3選

 比例代表から移った自民前職の新谷正義氏(42)が小選挙区で初めて当選を決めた。東広島市の事務所では、当選確実の一報に支持者が歓声を上げた。新谷氏は「皆さんの声を国政に届ける決意を新たにした」と力を込めた。

 強い地盤を持つ前職の中川俊直氏が出馬を断念。新谷氏は蔵田義雄・東広島市長や複数の県議・市議の支援を得て、地域医療の再生などを訴えて浸透した。維新元職の空本誠喜氏(53)は議員時代の実績を訴えたが、及ばなかった。民進の公認候補だった無所属新人の恵飛須圭二氏(34)▽希望新人、上野寛治氏(35)▽共産新人、中石仁氏(54)▽無所属新人、落合洋司氏(53)も届かなかった。

5369チバQ:2017/10/27(金) 22:39:06
 ◆7区

 ◇小林さん、支持広げ3選

 自民前職の小林史明氏(34)が、前回に続く大差で3選を果たした。台風21号の風雨の中、福山市の事務所には早々と当選確実の知らせが届き、小林氏は「皆さんの思いに向き合って、緊張感を失わず政治に取り組んでいきたい」と力を込めた。名物の「鯛(たい)ちくわ」をつなげたレイも贈られた。支持者が喜び合う会場に市の避難準備情報発令を知らせる警報音が鳴り響く一幕もあり、陣営は早めの帰宅を呼び掛けた。

 希望新人の佐藤広典氏(41)は支持が伸び悩んだ。共産新人の重村幸司氏(66)もリベラル票の受け皿になりきれなかった。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk34010452000c.html
<衆院選2017>自民、県内6議席 野党共闘、及ばず(その2止) /広島
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆1区

 ◇岸田さんが手堅く9選

 自民前職の岸田文雄氏(60)が一騎打ちを制し、9選を果たした。当選確実が報じられると、南区の事務所に詰めかけた支持者らは歓声を上げた。党政調会長のため党本部からネット中継した岸田氏は「広島の皆様の思いを胸に全力で努力を続けたい」と語った。

 派閥「宏池会」会長も務め、「次期首相候補」とも言われる岸田氏。選挙期間中は仲間の応援のため全国各地を応援に飛び回り、選挙区での活動は2日間だけだった。留守を守る地元議員や後援会組織が「(首相候補に)恥じない選挙」を合言葉に票を固め、優位に戦いを進めた。

 共産新人の大西理氏(51)は反自民層の受け皿を狙ったが、支持が広がらなかった。

 ◆5区

 ◇寺田さん、3極対決制す

 自民前職の寺田稔氏(59)が、三つどもえの戦いを制して5選を果たした。

 寺田氏は「安全保障体制の構築・強化」と「地方創生・地域再生の実現」を訴えの柱に据えた。防衛政務官や党国防部会長を務めた実績もアピールし、自民、公明支持層を固めた。

 希望新人の橋本琴絵氏(28)は、若さと、子育て中の母親という立場を強調。街頭で若者が都心から移住したくなる地域づくりや子育て支援の充実などを訴えて支持拡大を目指したが、出遅れも響いて及ばなかった。

 共産新人の尾崎光氏(64)は「安倍政権の退陣」のほか、憲法9条を守ることや消費増税の凍結を訴えたが届かなかった。

………………………………………………………………………………………………………

 ■視点

 ◇有権者「消去法」で選択

 過去2回と同様に自民の圧勝で終わった今回の衆院選。希望の出現で民進公認候補が希望と無所属に分かれ、希望独自候補が名乗りを上げるなど公示(10日)直前まで構図は固まらなかった。県内の「野党共闘」も崩れ、結果的に強固な地盤を持つ自民を利する形になった。

 今回、共産は民進と候補者が競合する4選挙区で候補を取り下げる意向で、水面下では野党共闘の形ができあがっていた。多くの区で前回次点だった候補者に共産候補者の票を足すと自民候補と小差になり、実現すれば勝機もあったはずだった。

 ところが、衆院解散直前に「野党共闘への逆風が起きた」(共産幹部)。民進の前原誠司代表が希望への「合流」を表明し、改憲や現在の安全保障関連法を容認する希望に共産は反発。民進出身の希望公認候補がいる区には、対立候補を出す方針に変わった。

 その結果、県内で野党共闘が実現したのは3区のみ。民進公認から無所属での出馬となった塩村文夏氏は民進の支持母体の連合広島が引き続き支援した。共産は候補を取り下げ「塩村さんの当選に全力を尽くす」と選挙カーで塩村氏への投票を呼びかけた。危機感を抱いた自民の河井克行氏の陣営は組織の引き締めに懸命だった。

 ただ、共産候補の取り下げは公示の4日前。出遅れは否めず、「野党統一候補」として十分に浸透しきれなかった。その他の区でも、野党や無所属などが乱立して票を奪い合う結果となり、自民の圧勝を許した。

 めまぐるしく変わる野党の構図や候補者の「肩書」に、有権者からは戸惑いの声も聞かれた。選挙戦中盤に実施した毎日新聞の世論調査でも投票先を決めていないとする回答者が4割に上り、自民県連幹部は「有権者の多くはどこに投票していいか分からず、消去法で自民を選んでいる」と分析する。新議員は「強い信任を受けたわけではない」という謙虚な姿勢で国政の課題に取り組むべきだろう。【寺岡俊】

5370チバQ:2017/10/27(金) 22:59:11
この怒鳴りつけたってのは誰なんですかね?
県連の構成から考えると桜井なのかな?

顧問 内海太
代表 安住淳
代表代行桜井充
幹事長 岡本あき子
幹事長代理県民運動委員長 鎌田さゆり
副幹事長(組織・党勢拡大担当) 伊藤優太



>>5237
「鎌ちゃん、本当にごめん」。民進党県連代表の桜井充が駆け寄った。1区では22日午後8時、立民新人岡本章子(53)が早々と比例東北ブロックでの当選を決めていた。
「知名度があるお前の方が有利だ。立民は岡本に譲れ」。公示1週間前、岡本と2人で立民入りを模索した鎌田に対し、県連幹部が電話で怒鳴りつけた。

>>5330
「これだけ立憲が支持を伸ばし、希望が失速するとは思わなかった」。民進県連選対本部長の桜井充が読み誤るほど、両党を取り巻く環境が激変した。
桜井は「当初は『立憲を応援するな』という号令があり、無所属で出てもらった。民進のままで出れば勝てたのに、本当に申し訳ない」と声を落とす。





=========================

>>2863
希望との事実上の合流が決まった28日夕、民進公認で立候補予定だった1区の岡本章子氏、2区の鎌田さゆり氏、3区の一條芳弘氏は、東京から帰った県連選対本部長の桜井充参院議員と仙台市で会談。1〜5区の候補予定者全員が29日に民進を離党し、希望に公認申請する方針を確認した。

>>2989
安住氏、無所属出馬表明 党入り予定候補ら戸惑い
>>3014
希望、または新党「立憲民主党」からの立候補を模索。一両日中に判断する。
>>3015
宮城2区の元議員鎌田さゆり氏は希望と立憲民主の両新党のはざまに立つ。「リベラルの信念を持っている。タカ派とは違う」と述べつつ「勝てる選択をしたい」とも話した。

>>3181
 公示が10日に迫った衆院選(22日投開票)で、民進党公認で立候補する予定だった宮城1区の新人岡本章子氏(53)、2区の元議員鎌田さゆり氏(52)は3日、新党「希望の党」入りを諦め、別の道で立候補を目指す考えを明らかにした。新党「立憲民主党」か、無所属か。小池新党の再編劇にほんろうされた2人は、出身労組や支持者との間で苦悩の渦中にある。

>>3346
1区の新人岡本章子氏(53)が立憲民主党、2区の元議員鎌田さゆり氏(52)が無所属で挑む方針
鎌田氏は4日午後、「一緒に立憲民主から出たいが、比例で2議席獲得は難しい。私が無所属に回り、岡本さんが比例復活できる可能性を残したい」と民進県議に伝えた。
鎌田氏が立憲民主で立てば、2区に希望が候補を擁立する懸念もある。陣営関係者は「票が分散し、自民党候補を利する恐れがある。一騎打ちに持ち込んだ方が得策」と分析する。

5371チバQ:2017/10/27(金) 23:02:44
http://news.livedoor.com/article/detail/13810509/
山尾志桜里選挙区の「無効票」騒動 相手陣営の鈴木淳司「不正ではない」表明で決着か

7
21
2017年10月27日 20時12分 J-CASTニュース
愛知7区で当選した山尾志桜里氏(2016年4月撮影)
写真拡大
山尾志桜里氏が僅差で当選した衆院選・愛知7区の「無効票1万票」をめぐり、不正に票が操作されたのではないかとの声がインターネット上にくすぶり続けている。

しかし、山尾氏に敗れた「当事者」である自民党候補の鈴木淳司氏側も、無効票の数について「巷間(こうかん)囁かれるような『開票時の不正』によるものではないと思います」とフェイスブックで見解をつづった。

834票差で勝利、無効票は1万1291票
山尾氏は9月に週刊文春が報じた不倫疑惑の影響で強烈な逆風が吹いたが、鈴木氏との一騎打ちを834票差で制した。

ネット上では開票結果の発表直後から「不正」を疑う向きが続出。県選挙管理委員会の発表によると、愛知7区の無効票は1万1291票、無効投票率(投票総数に占める無効票数の割合)は4.2%だった。同県の他の14選挙区は無効票4000〜7000票ほどで、無効投票率は2.1〜3.2%。7区はいずれの数値も県内では高かった。ツイッターには

「不正開票の匂いがする」
「コレは大至急調査するべき」
「この無効票の数、尋常じゃないですよね。不正?なんでしょうか」
「この愛知7区の無効票問題は明確にするべき」
と疑う声が相次いでいる。

「大掛かりな操作をすることはまず間違いなく不可能」
騒ぎが止まない中、東京都議の音喜多駿氏までが議論に参入。26日のブログで「当選者を擁護するものではないですが、中立的な視点から見ても言いがかり以上の何物でもないと思います」(原文ママ。以下同)と見解を披露した。

愛知7区は候補者が2人のみだったことから、「選択肢が限られていてれば無効票が増えるのは当然のことです」とした。

音喜多氏は投開票のプロセスからも言及。「開票所には候補者陣営から一人ずつ立会人が出ている」などの点から、「大掛かりな操作をすることはまず間違いなく不可能でしょう。関係者全員を買収でもするのでしょうか...?」と、恣意的な集計や票の書き換えはできないとした。

こうした点から、「数千票単位の票を動かす『不正』については、我が国の選挙においてはまず間違いなく行われていないと断言して良いと思います」としている。

鈴木氏「私の事務所にも問い合わせや疑惑を指摘する声が殺到」
山尾氏に敗れた鈴木氏(比例代表で当選)も27日未明、事務所フェイスブックを通じて無効票と不正選挙の指摘について言及。「私の事務所にも問い合わせや疑惑を指摘する声が殺到し、さらには再確認を求める趣旨の電話やメールが」相次いでいるという。これを受け、鈴木氏は「私どもの陣営から開票所に派遣し、開票作業にあたって各市町で立会人を務めていただいた皆さんから聞き取りを進めた」と実態調査を進めた。

また、自身も過去に開票立会人を務めたことがあるといい、その経験から「陣営を代表して丁寧に確認作業を進め、疑問票や無効票についても双方納得の上、その束ごとに一つ一つ押印していく為に、その段階での不審な行為は不可能であろうと思われます」と指摘。こうしたことから、「今回の選挙結果について、巷間囁かれるような『開票時の不正』によるものではないと思います」と見解を述べた。

ただ、寄せられた問い合わせについては、「私どもだけでの軽々な判断ではなく、党本部や総務省等、関係各所に連絡を取りながら慎重に対応させていただいております」とし、「近く選対会議を開く中で、一連の経過と対応について報告・相談しながら結論を出していきたいと思います」と見通しを示している。

愛知県選管事務局は27日、J-CASTニュースの取材に対し、「開票やり直しを求める電話は連日届いています」と明かした。また「開票作業は他の選挙区と同様の手続きで、立会人のチェックの中で適正に行われました」と話している。

5372チバQ:2017/10/28(土) 06:47:17
http://digital.asahi.com/articles/ASKBR5SFQKBRPJLB00R.html?rm=414
石川)衆院選振り返る 組織の自民、一矢報いた近藤氏
2017年10月24日03時00分
 県内の3小選挙区の議席を自民が独占する一方、3区で希望の近藤和也氏が比例復活当選を果たした今回の衆院選を振り返る。

特集:2017衆院選
 自民は23日、衆院選を総括した。大接戦を強いられた3区について福村章・自民県連会長代行は「小差とはいえ、小選挙区で勝ち抜けた。これは大きな成果」と胸を張った。4期務めた北村茂男氏が引退を表明し、西田昭二氏が立候補を表明したのは衆院解散2日前の9月26日。それでも公示日の出陣式には谷本正憲知事が駆けつけ、地元首長らも競うようにあいさつ回りや総決起大会に姿を見せた。岸田文雄政調会長や世耕弘成経済産業相も3区に入り、まさに組織をフル回転させた選挙戦だった。

 これに対して、近藤氏は組織に頼らない活動で支持を広げた。「国会に戻ることができました。野党の国会議員として再スタートを切っていく」。復活当選を決め、涙を流して深々と頭を下げた。衆院解散の日の夜、所属政党が変わることについて記者団に問われてこう答えた。

 ログイン前の続き「いいときも悪いときも、政党名ではなく個人として戦ってきた」。能登の全集落を訪れるなど地域をこまめに回って住民と言葉を交わし、月150回の街頭演説をこなした。後援会長の武元文平・前七尾市長は「個人の力、人間性を訴えた」と分析しつつ、組織力向上を課題に挙げた。

 1、2区は自民が圧勝した。1区で当選した馳浩氏は自民県連会長として来年の知事選対応を抱えての選挙戦。今月6日に谷本知事推薦の方針を県連の協議会で決めたが、「現職寄りだ」と一部に不満も残った。出陣式では選対本部長を務めた中村勲県議が「今回の選挙は内なる戦い。県議や市議は手足になって働くんです」と引き締め、組織戦を展開。22日午後8時ごろには事務所に谷本知事が姿を見せ、当選確実を受けて馳氏と一緒に万歳した。2区で大勝した佐々木紀氏も「自民党、公明党、後援会が総力をあげてつかんだ勝利」と、組織による勝利を強調した。

 希望は党自体の失速が響いた。23日午前8時すぎ、1区で落選した田中美絵子氏は金沢市の片町スクランブル交差点で「引き続き、非自民の受け皿づくりをしたい」と訴えた。選挙戦を「突然、希望からの立候補になり、有権者の戸惑いを感じた」と振り返った。選対本部長を務めた石坂修一県議は「(希望の小池百合子代表の)『排除』という言葉でイメージが良くなくなったうえ、二大政党になるべき野党が割れてしまった」と嘆いた。

 前回衆院選、民主は2区で候補者を立てられなかった。今回は柴田未来氏が解散直前に民進からの立候補を決めたが、民進が希望に合流をはかったため、希望公認で戦うドタバタ劇。民進県連会長として柴田氏の選対事務局長を務めた一川政之県議は「とにかく時間がなかった。党本部が一つにまとまりきれなかった影響もあると思う」。

 共産は小選挙区で議席を獲得できなかったが、比例区北陸信越ブロックの1議席を死守した。公明も同ブロックで1議席を守った。一方、立憲への県内の比例区票は7万3806票。これは自民、希望に次ぐ数字だ。立憲の県内支部設立の準備会で代表を務める桑原豊・元衆院議員は「希望が野党の結集軸になれず期待がしぼみ、その分、比例票は立憲に流れたのでは」。立憲と主張が近い部分がある社民は大きく比例票を減らした。

5373チバQ:2017/10/29(日) 13:56:15
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20171029_11017.html
<衆院選宮城>自民・秋葉氏と地元仙台市議 理念擦れ違い なお溝
10:07河北新報

<衆院選宮城>自民・秋葉氏と地元仙台市議 理念擦れ違い なお溝
「期待に応えられるように頑張る」と話す秋葉氏(中央)=25日、県議会の自民党会派控室
(河北新報)
 22日投開票の衆院選宮城2区で、自民党の秋葉賢也氏(55)が党支部との不和を抱えながら6選を飾った。公示前に候補者交代を党に求めつつ、「野党には負けられない」と選挙中に矛を収めた地元の仙台市議には、なお不満がくすぶる。個人的なネットワークづくりを優先させる秋葉氏と、党地方組織の強化を重視する市議の溝は埋まっていない。

 秋葉氏は25日正午、県議会の自民会派控室を訪ねた。「県議団、市議団の結束とご尽力のおかげで激戦を乗り越えられた」とこうべを垂れ、謝辞を述べた。
 自民会派の控室を退出後、秋葉氏は「今まで以上に県議、市議と連携を強めていく」と話した。
 「『喉元過ぎれば熱さを忘れる』じゃないの」。2区内のベテラン市議の1人は、今も秋葉氏に冷ややかな視線を向け続ける。

<強い自負と誇り>
 あつれきが生じた背景には、自分自身と後援会を中心に支持者を広げてきたという秋葉氏の強い自負と誇りがある。
 当選確実を受け、23日未明に報道各社のインタビューに臨んだ秋葉氏は県議、市議らに礼を述べつつ「自民党がどうかではなく、一政治家として個人の立場で訴えるスタイルでずっとやってきた」と胸を張った。
 県連幹部は秋葉氏の姿勢が我慢ならない。「政権を担う国民政党として地方議会にも多くの議員を輩出している。党を支える地盤づくりなど党人としての自覚があるのだろうか」
 幹部は、党衆院議員の役割の一つに党組織の強化を挙げる。各種の国政選や地方選では地方議員や地域、職域の各党支部と連携し、資金や人脈を駆使して候補の当選に全力を尽くす関係の構築を求める。
 国と地方の課題を情報交換し、政務に反映させる関係が重要だと強調し、「自分の選挙の時だけ党に頼んでくるようでは信頼は得られない」と苦言を呈する。

<小選挙区の弊害>
 ある元県議は「小選挙区制の弊害」も指摘する。党公認候補は各区1人で、地元の地方議員や党員が候補者に付き従うよう求められるシステムだからだ。
 1993年衆院選以前の中選挙区時代は同じ区に党内の複数候補が立ったため、地方議員を囲い、かつ大切にする関係があったという。元県議は「現行制度は、党が好調なら党名だけで勝ててしまう仕組みだ。地方組織の活性化にならない」と制度改革を求める。

5374チバQ:2017/10/29(日) 13:58:18
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2017102902000044.html
山尾さん、したたか戦略で劣勢覆す 高齢層逃さず政権批判票確保
05:00中日新聞プラス

山尾さん、したたか戦略で劣勢覆す 高齢層逃さず政権批判票確保
16日、農産物直売所に立ち寄り、支持を訴える山尾さん=大府市で
(中日新聞プラス)
 衆院選で全国的注目を集めた瀬戸市や日進市などの愛知7区。週刊誌に既婚男性との交際疑惑を報道されて民進を離党し、無所属となった山尾志桜里さん(43)が劣勢の予想を覆し、自民前職の鈴木淳司さん(59)との一騎打ちを八百三十四票差で制した。背景には自分の親世代の高齢層をつなぎとめる地道な活動と政権批判票を取り込むしたたかな戦略があった。
 「総理に立ち向かう議員として、引き続き役割を任せていただきたい」。山尾さんが街頭演説で好んで使った言葉だ。チラシや看板には「立ち向かう。」の文字が躍る。
 無所属で比例復活のない背水の陣。陣営は山尾さんに批判的な人にも「これで政治生命を絶つのはもったいない」と思ってもらう作戦を取った。小規模な集会を重ね、有権者とじっくり話せる時間も取り、疑惑には「やましいことはない」と言い続けた。
 周りを女性スタッフで固めて笑顔をふりまく姿に、相手の鈴木陣営を手伝う七十代の男性ですら「不倫なんかしてないと思う。たくさん回ってるし」と話すほど。
 投開票日に実施した本紙の出口調査によると、得票率で山尾さんは鈴木さんより六十代で17・8ポイント、七十代で22・8ポイント多く得た。後援会関係者は「この世代は自分の娘のようにみてくれているのでは」と話す。
 「オール野党対自民」の構図に持ち込めたのも勝因。山尾さんが無所属出馬を決めたことで、共産が候補擁立を見送った。別選挙区が地盤の民進前職が希望の党候補として出馬する話も浮上したが、調整の末に公認リストから消えた。
 非自民の労組票が多い選挙区で政権批判票の受け皿をつくった。待機児童問題や「共謀罪」の審議で政権に切り込んだ実績を強調。改憲問題も「総理の九条が成立すれば、この国の平和に対する姿勢が変わる」と共産票の取り込みを狙った。
 「重要なのはストーリー」。選挙戦の終盤、陣営スタッフが言った。出口調査で「加計(かけ)問題など首相の政治姿勢を重視する」と答えた人の八割は山尾さんに投票。「バッシングに負けず無所属で立ち、総理と戦う議員」というストーリーに野党支持層が反応し、支持政党のない層も六割以上を取り込んだ。
 誤算は、山尾さんがセールスポイントとする「教育、子育ての充実策」を重視する世代の半数を逃したこと。当選確実となった二十三日未明、山尾さんは「これほどお父さんお母さんの手を握った選挙は初めて」と語ったが、出口調査の得票率では鈴木さんに二十代で22・8ポイント、三十代で16・6ポイントの差をつけられた。
 どちらかに決められなかったとみられる白票も前回の二倍近い六千九百票。前回は山尾さんが約五千票差で勝っており、選対幹部は「山尾に失望した分が白票だったと思う。これから国会で自分の主張を出していけば離れた人も戻ってくるはず」と話す。
 (森若奈)

5375チバQ:2017/10/29(日) 13:59:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171029ddlk43040187000c.html
<公選法違反>衆院選 容疑で松野氏事務所を家宅捜索 県警 /熊本
00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選の熊本1区で落選した松野頼久氏陣営の運動員が逮捕された公職選挙法違反事件で、県警捜査2課は28日、熊本市中央区の松野頼久事務所を家宅捜索した。捜査員約20人が同日午前、事務所に入り、関係書類などが入ったとみられる段ボール5箱を押収した。この事件では、松野陣営の運動員の同区帯山6、会社役員、太田文則容疑者(71)が公選法違反(買収の約束)容疑で27日に逮捕されている。【野呂賢治】

5376チバQ:2017/10/29(日) 14:19:02
>>5282
比例代表で復活当選した3区の松原仁さん(61)は「希望の看板はマイナスだったな」と本音をもらしていた。「立憲民主から出たら小選挙区でトップだったかもね」とも。


チャーターメンバーのお前が言うか!!!

5377チバQ:2017/10/29(日) 17:46:06
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171029-00000011-pseven-soci
希望の党落選者「代表に会ったのは10秒」「本部電話番号不明」
10/29(日) 7:00配信 NEWS ポストセブン
希望の党落選者「代表に会ったのは10秒」「本部電話番号不明」
希望の党の落選者が”敗戦の弁”を語る(左から多ケ谷氏、櫛渕氏、宮崎氏、田村氏)
 衆議院選挙における希望の党惨敗までの過程を最も知る立場にあるのが、当の落選者たちだ。民進党から希望の党に移り小選挙区で敗退した、宮崎岳志氏(群馬1区、前職)、田村謙治氏(東京16区、元職)、櫛渕万里氏(千葉3区、元職)、多ケ谷亮氏(千葉11区、新人)の4人が、知られざる選挙戦の内幕を明かす。

田村:私は希望の党の本部を見に行ったことすらなくて。聞くと落選した若狭(勝)さんの事務所をそのまま使っていたと。事務局の体制すら整っていなかった。

宮崎:若狭さんの政治塾(輝照塾)出身のある候補者は、選挙事務所を間違えて選挙区外に借りちゃったそうですからね(笑い)。街宣車で回りながらポスターを貼っていた候補者もいた。そもそも党本部の電話番号すらよくわからず、民進党経由でしか連絡できなかった。選挙後も「選挙会計はちゃんと期限内にしてください」という事務的なメールが一通来た程度です。

田村:選挙戦の組み立て方について、経験者の有無は大きい。私も最初に静岡から出た時は素人集団でしたから、連合の方に選挙戦のやり方を教えてもらった。

宮崎:地方議員は連合から推薦を受けていたりするから、連合が動かないと議員も動かない。そうなると選挙運動の手足がなくなって新人にはツラい。希望の党独自の選挙部隊はほぼ皆無でしたから。

櫛渕:私も急きょ千葉3区から出ることになったんですが、千葉の場合、連合は「候補者別に今まで支援していた人だけをやりますよ」ということで、支援は何もありませんでした。

宮崎:選挙期間中、希望の党からもたまにメールは来ていたようですが、指示は「SNSで希望の党をフォローしろ」とか、そういうレベル。担当者の名前もなく『希望の党本部』って書いてあるだけ……(笑い)。小池さんとも希望の党の結党以降、まともに言葉を交わしたことがないんです。私の選挙区の隣の高崎市に来られたときに、「ああ、どうも」って握手して、「元気? 頑張ってますか」「はい」で、10秒ほど。そのやりとりだけでした。

田村:あれは本部ではなくて、ただの事務局です。

宮崎:若狭事務所と細野事務所の人がいたくらいなんでしょ? 希望の党の本部って。

櫛渕:資金面についても、結党したばかりだから、広報費は候補者が自己資金で捻出しました。

多ケ谷:供託金も比例で300万円、小選挙区で300万円、党への広報費として100万円で、計700万円。

櫛渕:みな全部で1000万円以上は自己負担しているはず。私も借金しましたし。

多ケ谷:追い風を吹かせるからこれぐらいは、という話なんでしょうけどね。それも含めて候補者の結果責任だと思う。

田村:でも党経由で納めた供託金は返ってくるんですよね?

多ケ谷:いや、比例の供託金は返ってこないと思いますよ。党内でどう分配されるかは約束されてないから、戻ってこないと思ったほうがいいですよ。私はアテにしていません。

宮崎:まだわからないんですよ。そういうことを決める余裕もないんでしょう。

5378チバQ:2017/10/29(日) 20:21:22
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk40010371000c.html
<2017衆院選ふくおか>批判票割れ、自民に利 立憲、希望、一定の存在感 /福岡
10月24日 00:00毎日新聞

 全国で自民が大勝した衆院選は、県内でも全11選挙区の議席を前職が独占し、選挙前と同じ勢力を維持した。野党は二つの新党が誕生し、野党票は4選挙区で自民を上回ったが、結果的には安倍政権への批判票を食い合う形となって自民を利する結果となった。ただ、希望2人、立憲と共産が各1人、比例復活で議席を確保した。【西嶋正法】

 ◇4選挙区、野党票が上回る

 過去2回に続き「全勝」を目標に掲げた自民は、急激な野党再編の流れの中で希望が誕生したことで、衆院解散前の楽観ムードも吹き飛び、逆に各陣営が引き締まった。

 野党は激戦区などで共闘を模索する動きもあったが、希望の誕生で状況が一変。民進から前職らが移った希望は当初の期待感が小池百合子代表の「排除」発言などで失速。さらに立憲の誕生で「自民・公明」「希望・維新」「共産・立憲・社民」の3極を軸とした争いとなったため、大半の選挙区で自民と野党の一騎打ちの構図が描けなくなった。それでも1、2、9、10区では野党票が自民票を上回り、共闘が実現すれば野党が有利になった可能性もあった。

 県全体で前回より約24万5000票増えた比例票をみると、自民は前回より約7万6000票増やし、公明もほぼ前回並みとそれぞれ底力を見せた。野党は今回誕生した立憲と希望が約37万〜39万票と、前回の民主(約31万4000票)を上回るなど一定の存在感を示したのに対し、維新が前回より約16万5000票、共産も約4万3000票それぞれ減らし、明暗が分かれた。

 ◇6区で集計ミス 新井氏得票県選管訂正

 県選挙管理委員会は23日、衆院選の6区に立候補した無所属新人、新井富実子氏の得票数を当初の発表より1票少ない4万3175票に訂正したと発表した。久留米市の開票所で誤って1票多くカウントしていたため。

 久留米市選管によると、23日未明、投票者数と票数が合わないことが判明。集計し直したところ、100票ごとにまとめた票の束の一つに99票しかない束が見つかった。原因は不明という。市選管の報告を受け、県選管は同日午前5時半ごろ訂正した。

 一方、大牟田市選管によると、同日未明、市内の開票所で比例代表の投票者数5万3424人に対し、投票数が1票多いことが判明した。「その他」扱いにして得票には加えなかったという。【西嶋正法】

5379チバQ:2017/10/29(日) 20:22:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk40010395000c.html

<2017衆院選ふくおか>担当記者が振り返る /福岡
10月24日 00:00毎日新聞

 ◆1区

 ◇1票に思いはせ

 「民進が割れて希望の党ができたり。何のための政治なのかという意見が多かった。保守側からするとね」。22日夜、当選確実の速報が伝えられ、事務所に現れた自民の井上貴博さん(55)は記者にこう語った。

 野党勢力は選挙前にめまぐるしく動いた。それを象徴するように1区で希望、立憲に共産が候補を擁立。共闘の雰囲気もなかった。

 そんな乱立を尻目に、井上さんは福岡市の人口や地価の伸び率を挙げながら「アベノミクスの効果」を訴える戦略に徹した。次点より倍近い票を集め、自公政権に「ご理解をいただいた」と喜ぶ。

 ただ井上さんが、国の在り方を示す憲法改正や衆院解散の理由となった消費増税の使い道といったテーマを語る場面には出くわさなかった。これらを争点として訴えた他候補による安倍政権の「批判票」を合わせれば、井上さんの得票を超える。有権者が投じたそれぞれの1票に思いをはせ、国会に臨んでほしい。【蓬田正志】

 ◆2区

 ◇夫唱婦随か…

 夫婦だからある程度は理解できるが、大都市福岡を代表する選挙区で今どき、夫の選挙にここまで妻を駆り出すかと思った。「妻です」のたすきをかけて並んだり、候補者に続いて登壇したりする姿をたびたび目にした。

 約1500人を前に希望の稲富修二さん(47)の妻(42)が「家内でございます。子どもが6人おりますが主人はほとんど家にはおりません。主人がどんな気持ちで駅に立ってきたか。どうか国政に」と涙ながらに訴えると、自民の鬼木誠さん(45)の妻(47)は約3000人に「家内でございます。皆様の期待に応えるために全力で頑張ってまいります。皆様が頼りでございます。どうか主人を助けてください」と熱弁。

 「今回は特別。それだけし烈な戦いだったということ」。両陣営の関係者は「自発的な行動だった」と口をそろえたが、ならばそれを求める地盤があるのか。1人でマイクを握る共産の松尾律子さん(45)が一番頼もしく見えた。【合田月美】

 ◆3区

 ◇政治家としての背骨

 3選を飾った自民の古賀篤さん(45)は、街頭演説などで「常に反省し、謙虚に政策を進めたい」と切り出し、子育て支援などを訴えていた。出陣式や決起大会で数百人規模で支持者を集めるなど組織力を誇示した選挙戦とは対照的に、自身は謙虚な姿勢が目立った。

 そして、演説などでいつも触れていたのが更生保護制度の充実化だ。地味なテーマだが「保護司の人たちがいて地域社会が成り立っている」とライフワークにしているといい、政治家としての背骨を見る思いがした。

 一方、比例代表で復活当選した立憲民主の山内康一さん(44)は「政治を私物化している」と安倍政治批判を展開したが、その演説の分かりやすさが印象に残った。平易な言葉を用いて政策を分かりやすく訴える。この「伝える力」が共感を広げたのではと思う。

 古賀さんは3期目、山内さん4期目で共に40代半ば。国会での活躍を期待したい。【柴田種明】

 ◆4区

 ◇第2ステージへ意欲

 3選を果たした自民の宮内秀樹さん(55)は、キャッチフレーズ「もっと即戦力」を掲げて、盤石の支援組織を誇る選挙区内をくまなく駆け回った。

 魔の2回生と呼ばれた同期が不祥事を引き起こす中、週末は祭りやイベントに参加、学校現場や漁船での漁場視察などこまめに回った。世界遺産では復活登録に向け政府要人や外務省との橋渡しに奔走。地元の意を受けた「即戦力」の実績を示してきた。

 愛媛出身だが、集会では時に九州弁を交え、農林漁業の振興も熱く訴えた。長い秘書経験で会得した腰の軽さでどこにでも顔を出し、地元になじむ姿勢が好感された。

 今回の選挙で「政治の安定こそ国づくりの土台。合従連衡のような野党に国は任せられない」との意を改めて強くしたという。

 第2ステージの中堅政治家として「地域の振興や国の課題、党の中核的な運営にも関わりたい」と意欲を新たにする。【前田敏郎】

5380チバQ:2017/10/29(日) 20:23:10
 ◆5区

 ◇希望、失わず

 「立候補していることを地元でも5人に4人は知らなかった」。希望の比例九州の単独候補として最後に名前を連ねた元那珂川町議の森田俊文さん(54)の弁だ。

 こころの元代表、中山恭子さんが希望に入党、さらに希望の公約が原発ゼロ、消費税凍結と知って党にコンタクトした。すると9月末、若狭勝氏から電話で「福岡1区でどうですか」。細野豪志氏から「福岡1区で腹を決めて。3日後に面接です」と連絡があった。が、翌日夜に「他の方になりました」。

 これで終わりではなかった。公示3日前に、再び若狭氏から「比例に出ませんか」との電話。「逆風。供託金は返ってこない。当選しないことは分かっていたが、党の今後に期待した」と承諾する。

 森田さんは言う。「希望はもう一波乱あって志の同じ人が残るのでは。しがらみのない新しい保守は必要だ」。有権者にもその期待が多いと感じられた選挙だった。【勝野昭龍】

 ◆6区

 ◇問われる真価

 「若者は都会に出ていき、地区では空き家が多い。農家の跡取りもいない。でも、鳩山さんなら変えてくれると期待している」。再選した自民の鳩山二郎さん(38)の演説を聴いていた女性の言葉だ。

 保守が分裂した昨秋の補選から2万4000票以上増やし、13万1000票余りを獲得する圧勝だった。補選が父邦夫さんの弔い選挙だったとすれば、今回の結果は鳩山さんへの率直な期待の大きさの表れといえる。ただそれは、アベノミクスの恩恵が届かない地方が置かれた厳しい状況の裏返しでもある。

 大川市長時代、地方都市の苦しい財政を目の当たりにしてきた鳩山さん。選挙中「市民目線を大事にしながら、時には厳しいことも言わないといけない」との信念を訴え、当選後も「大都市部の独り勝ちの流れを断ち切り、市町村と連携して地方都市を元気にしたい」と地方創生に懸ける思いを語った。真価が問われる2期目が始まる。【高芝菜穂子】

 ◆7区

 ◇再出発のつじ立ち

 敗戦が決まった翌日の23日朝、希望の原圭助さん(39)は交通量の多い大牟田市の交差点に立っていた。選挙戦と同じ通勤や通学の時間帯。車の中から手を振る人や「お疲れ様でした」と近寄る市民に何度も頭を下げていた。

 3選を果たした自民の藤丸敏さん(57)とは約4万3000票差。「力及ばず申し訳ない気持ち」と話した後「言い訳したくはないですが」と前置きした上で「でも正直、まさかの10・22でした」と振り返った。

 民進党熊本県連事務局長から7区候補予定者として大牟田市に移り住んだのが6月下旬。出馬会見でも「民進党愛」を熱く語り「人への投資」と強く訴えていた直後、「希望の党」の公認で選挙戦に突入した。

 あれよあれよの約4カ月。初挑戦で敗れ、党の行方や自らの立場など不安が多い中での再出発が、つじ立ちだった。「人生に関わる話ですから」。来年1月には、1児の父親になる。【井上和也】

 ◆8区

 ◇目標達成、次回は?

 「13万票突破」の目標をクリアした自民の麻生太郎さん(77)の陣営には、安堵(あんど)の表情が広がった。

 初めて共産新人との対決となった前回、投票率は52%台にとどまった。低投票率の背景は、楽勝ムードに加え「保守分裂の激戦だった1区へのてこ入れに力を割くあまり地元の動きが鈍った」(選対幹部)ため。事実、事務所には当時「1区にお知り合いはいませんか」という張り紙が掲示されていた。

 今回は共産の宮嶋つや子さん(66)との一騎打ち。構図は前回と変わらなかったが、麻生選対は投票率55%を目標に掲げ「前回の投票率を下回れば負けと同じ」と檄(げき)を飛ばした。その結果、3年前は町議選とダブルだった小竹町を除く全市町で投票率、得票ともに順調に上乗せした。

 8回目の小選挙区選挙を危なげなく乗り切った麻生さんは3年後に八十路(やそじ)を迎える。「今は引退は考えていない」と言うが、次回の選挙は、代替わりが話題になるのだろうか。【平山千里】

5381名無しさん:2017/10/29(日) 20:23:28
 ◆9区

 ◇政治と有権者との距離

 選挙戦で印象的だったのは、民進から希望に合流した緒方林太郎さん(44)の「票を伸ばす魔法のステッキはない」という言葉だった。「だから有権者一人一人と向き合うつもりだ」とも。

 三つどもえの構図、そして顔ぶれ。緒方さんと共産の真島省三さん(54)野党2人の得票の合計が、8選を果たした自民の三原朝彦さん(70)の票を上回った点も2014年の前回選と同じだが、結果は大きく異なった。野党の2人が議席を失ったのだ。

 政権への反対の意思表示として2人に投票した有権者にとっては、やるせない結果だったと言える。「たられば」の話だが、野党共闘の実現は構図と結果を変えていた可能性がある。

 緒方さんが向き合おうとした有権者の方はどうだろう。1度の選挙で社会や暮らしが劇的に変わるかは分からない。しかし、投票を通じて政治と向き合わなければ、政治との距離は詰まらないままだ。【井上卓也】

 ◆10区

 ◇自民の多様性

 「僕は9条改正は反対。戦後日本の平和の象徴を簡単に壊すことはない」。当選から一夜明けた23日朝、事務所で取材に応じた自民の山本幸三さん(69)はそう語った。意外で、正直驚いた。

 安倍晋三首相は来年の通常国会で憲法改正の発議を目指す考えを示している。その流れとは必ずしも一致しない護憲論だが「僕ら宏池会(岸田派)は基本的にそういう考え。党内の大勢ではないけれども保守本流だ」とよどみがなかった。

 自民が選挙に強い理由が分かった気がした。安倍1強の下で党内議論が失われているとはいえ、やはり多様性がある。希望の党で憲法改正などに同意するよう求められた元民進の候補者が「ジレンマはある」と話していたのとは対照的だ。

 「9条は守るべきだ」。山本さんに投票した8万7674人の中にはそう考える人もいるだろう。多様な負託に応えるために、まずは失われた党内議論の火付け役になってほしい。【取違剛】

 ◆11区

 ◇本人不在のもどかしさ

 「風が吹けば上がり、やめば落ちる。地道な選挙をやらない人が多い」。自民の武田良太さん(49)は公示前、新党頼みの選挙を批判し「選挙は人間関係の積み重ね」と強調した。党幹事長特別補佐を務めるが、多忙でも週末には地元で催しや会合に顔を出す。

 厚い地盤は、現在10区の山本幸三さんと中選挙区時代から10年超、競り合い築いてきた。前回の得票率65・6%は他を圧倒。新人の村上智信さん(48)が公示直前に希望公認を得ても、陣営は「ウチの活動をするだけ」と冷静だった。

 「恥ずかしくない得票率で国会へ」。陣営は他候補との争いというより得票率との戦いに終始。後援会はフル稼働し、あらゆるルートを使った他陣営の切り崩しも激しかった。

 社、共と争った前回より厳しい構図だったが、与党候補応援で本人不在の中、得票率55・5%と安定した地盤を見せつけた。一方で、数の力にかすんだ政策論争にはもどかしさも残った。【斎藤毅】

〔福岡都市圏版〕

5382チバQ:2017/10/29(日) 20:31:07
福岡
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/representatives_election_2017_fukuoka/article/367981/
自民揺るがず全勝、野党「1強」に惨敗 2区激戦、猛追実らず
2017年10月23日 06時00分
 22日に投開票された衆院選の県内11小選挙区は、全区に前職を立てた自民党が解散前と同様に議席を独占した。

 自民は、激戦区だった2区で競り勝ったほか、4党が競った1区、共産の擁立取り下げで与野党一騎打ちとなった3区、昨年秋の補欠選挙で保守分裂した6区などでも、手堅く票をまとめた。

 野党は、8選挙区で「希望の党、日本維新の会」、「共産党、立憲民主党、社民党」の2極で競合。「反自民」の受け皿になれず、またしても「1強」に惨敗した形となった。

 選挙戦で、自民はアベノミクスの実績や対北朝鮮政策を強調。希望は「安倍1強政治」の批判や女性活躍の推進を唱え、維新は統治機構改革などを掲げた。

 共産、立民、社民は安保法制反対で一致し、森友、加計(かけ)学園問題に絡め、政権批判にも重点を置いた。

=2017/10/23付 西日本新聞朝刊=

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/representatives_election_2017_fukuoka/article/368236/
6区 野党票が分散 7区 希望受け皿に 「3極」投票動向に影響
2017年10月24日 06時00分
 22日投開票の衆院選で、西日本新聞社は筑後地区の福岡6、7区で期日前と投票日当日に投票を終えた有権者を対象に出口調査を実施した。昨年10月の6区補選や2014年の前回衆院選と投票動向を分析したところ、6区では野党票が分散し、7区では反自民票の受け皿が広がった傾向がみられた。

 6区補選で、共産は野党共闘を優先して候補者を取り下げ、民進公認(当時)の新井富美子氏を支援したが、今回は小林解子氏を擁立。新井氏は希望公認から漏れ、無所属で出馬した。

 調査によると、補選で新井氏に投票した人のうち、8割は今回も新井氏に投票したが、一部は小林氏に流れた。ただ、投票率は14年比6・89ポイント増、補選比8・36ポイント増の53・82%と上昇したこともあり、新井氏の得票数は補選から約3千票上積みした。

 2期目の当選を果たした自民の鳩山二郎氏。補選では蔵内謙氏と激しく公認を争い無所属で挑んだ。今回、9割近くがそのまま鳩山氏に投票。蔵内氏に投票した人の多くも鳩山氏を支持した。鳩山氏の父邦夫氏の死去に伴って実施された補選は弔いの色合いが濃く、一部は新井氏や小林氏に流れた。鳩山氏の得票率は補選比約4ポイント増の66・3%。

 7区は前回、当時の民主党が候補を立てず「自共対決」となったが、今回は希望を交えた三つどもえの戦いになった。共産の江口学氏に前回投票した人の4割、3選を決めた自民の藤丸敏氏に投票した人の3割弱が希望新人の原圭助氏に流れた。投票率は6・36ポイント増の54・83%に上がったが、藤丸氏の得票数は約4千票減、江口氏は半減させた。また、前回投票に「行ってない・分からない」と回答した人の半数が原氏に投票した。

 調査は6、7区計351人から回答を得た。

=2017/10/24付 西日本新聞朝刊=

5383チバQ:2017/10/29(日) 20:32:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk41010236000c.html
<2017衆院選・さが>希望・大串さん、2区を制覇  保守地盤切り崩し 自民、初の小選挙区全敗 /佐賀
10月24日 00:00毎日新聞

 衆院選は23日、台風21号の影響で離島7島から投票箱が届かず開票を延期していた唐津市で開票。当選者が決まっていなかった2区で、希望前職の大串博志さん(52)が接戦の末、前回2014年衆院選の雪辱を果たし、自民前職の古川康さん(59)=公明推薦=と共産新人の大森斉さん(62)を破り、5回目の当選を決めた。1区でも自民前職、岩田和親さん(44)=公明推薦=が無所属前職、原口一博さん(58)に敗れたため、小選挙区で全敗した。1996年の小選挙区制導入以降、小選挙区での自民全敗は初。比例九州に重複立候補していた古川さんと岩田さんは復活当選。県内に関係する前職5人は全員当選した。比例代表までの得票数が確定したのは23日午後6時13分だった。

 一夜越しの当選確実の一報を受けた大串さんは23日午後4時過ぎ、武雄市の事務所で万歳した。「皆様の支え無しにはここまでの声の広がりはあり得なかった」と感謝を述べ、2009年以来となる小選挙区での勝利の喜びを味わった。

 古川さんが元自治相の保利耕輔氏から引き継いだ唐津市を中心とする強固な地盤を切り崩し、投開票日の翌日にもつれ込んだ接戦を約6800票差で制した。開票の遅れには「待つのはいつものことなので、昨日はぐっすり寝た」と笑みを浮かべた。演説を見守った武雄市の主婦、諸岡静代さん(63)は「前回負けた地域に電話すると『この前は古川さんに入れたけど、今回は大串さん』という人が何人もいた」と支持拡大を振り返った。

 今後について「リーダーとして野党の動きを作り、自民に対抗する勢力を前に進めていく」と誓うと大きな拍手が湧いた。選挙戦を通じては「自民党に対応する大きな塊を作っていくことがいかに大事か分かった」とし、排除の論理で希望が失速した反省を踏まえ、野党間の連携を模索する考えを示した。【池田美欧、関東晋慈】

 ◇比例復活 古川さん再選「小選挙区敗因は自身に」

 比例九州に重複立候補していた古川さんは23日、復活当選で2回目の当選を果たした。小選挙区で敗れた古川さんは「力不足で期待に応えられず、申し訳ない」と謝罪し、「今一度、議員の原点に帰る」と誓った。

 敗因に関しては「日ごろの活動の仕方や物の考え方ではないか。正に自分自身の中に原因がある」と唇をかみ締めた。JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」が自民推薦ではなく自主投票となった点を「今の政権に対する不満もあって自主投票になった。推薦か自主投票かは大きな違い」とし、得票を減らした要因だとした。【松尾雅也】

………………………………………………………………………………………………………

 ◇確定得票

当105,921 大串博志 52 希前W

比 99,103 古川康 59 自前W

   7,920 大森斉 62 共新

………………………………………………………………………………………………………

大串博志(おおぐし・ひろし) 52 希(民)前(5)

 [元]首相補佐官[歴]内閣政務官▽民進党政調会長▽東大 W

5384チバQ:2017/10/29(日) 20:32:38
https://news.goo.ne.jp/article/saga_s/politics/saga_s-20171025161502930.html
自民全敗 保守王国に「地殻変動」 佐賀
10月25日 16:13佐賀新聞

自民全敗 保守王国に「地殻変動」 佐賀
小選挙区で敗れ、集まった支持者に頭を下げる古川康さん(右)=23日午後、佐賀県武雄市武雄町の事務所
(佐賀新聞)
 「1万7966」。22日夜、地元唐津市の票が台風の影響で開かない中で、希望の党の大串博志(52)に大差をつけられた自民・古川康(59)の事務所。「予想より1万票多い。かなり食われている」。開票速報を見守っていた選対本部長の大場芳博の表情はこわばっていた。翌23日、唐津市も前回より差が半減し、逆転はかなわなかった。

◆浸透

 1区も岩田和親(44)が連敗を喫し、中選挙区制の時代も含めて、自民は初めて選挙区の議席を失った。とりわけ前回から区割り変更になった旧3区を含む2区は、古川にバトンを渡した保利耕輔が圧勝を続けてきた自民の金城湯池。切り崩された2区のある県議は声を落とした。「保利の神通力は、もうなくなった」

 報道各社の世論調査でも一進一退の攻防だった選挙戦終盤、唐津市の自民関係者は公明側にさらなる引き締めを頼んだ。「念押しはしてある。でも、大串と手を握ったことのある人の気持ちにまで、組織は入り込めない」。連立与党の協力関係をも跳ね返す。「隠れ大串党」が浸透していた。

 民主党から政権奪還後も、組織選挙のほころびは散見されてきた。陣営関係者は「地殻変動が起きている」と漏らす。規制緩和を進める安倍農政への反発や、15年の知事選のしこりも引きずった県農政協議会は、自主投票を決めた。建設業界も「従業員は減り、以前ほどは人を出せない」という状況だ。

◆信者

 毎回激戦になる1区の岩田陣営は、その影響をまともに受けた。県農政協の対応に加え佐賀市議選が重なったことに苦慮。後援会も広がっておらず、原口一博(58)のような熱烈な「信者」も少ない。ふたを開けると前回より4千票以上減らし、原口に約2万6千票も水をあけられ、全7市町で敗れる完敗だった。

 自民の強力な要請で、これまでにない支援に動いた公明も、比例の目標に1万票近く届かず惨敗。自民両候補の敗北との因果関係は「分析しないと何とも言えない」(地方議員)と話すが、「組織が高齢化する中で今回の選挙協力はかなり負荷が大きかった」と振り返る。

 全国的には自民大勝の中で唯一「全敗」だった佐賀県連。ある県議は予算獲得や政策実現への影響を挙げ「0勝の非は認め、きちんと反省する。後は国に土下座してでも、今まで以上に汗をかかなければ、本当に存在感がなくなる」と危機感をあらわにした。

 「保守王国はもう昔の話だ」。比例復活に胸をなで下ろした23日の岩田の事務所。県連会長の留守茂幸は報道陣を前に険しい表情のまま続けた。「責任はいつでも取る気持ちはあるが、県連を挙げた立て直しが先だ」。ダメージ回復への道のりは険しい。=敬称略

    ◇   ◇

 電撃解散から野党再編と激動の衆院選は、佐賀県内では自民が歴史的敗北を喫し、勝利した野党2人も別々の政党となり、先行きは波乱含み。県政界の地図を塗り替えた選挙戦を振り返り、今後の課題を探る。(衆院選取材班)

5385チバQ:2017/10/29(日) 20:34:24
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/141496
民進の行方 野党再結集へ正念場
衆院選さが2017<乱 選択の先に(下)>
10/26 9:01
笑顔で言葉を交わす(右から)原口一博氏と大串博志氏。左は園田泰郎代表代行=24日午後、佐賀市の民進党県連事務所 拡大する
笑顔で言葉を交わす(右から)原口一博氏と大串博志氏。左は園田泰郎代表代行=24日午後、佐賀市の民進党県連事務所


 昨年10月20日。東京・永田町の会席料理店にJAグループ佐賀の傘下団体の代表者ら約20人が顔をそろえた。大串博志(52)の民進党政調会長就任祝賀会。主催した中央会会長の中野吉實が「われわれも決める時には決める」と含みのある祝辞を述べた。自民の集票マシンともいわれた農協の変容。「古川陣営がこの光景を見たらおののくだろうな」。参加者の予感は1年後、現実のものとなる。

◆歴史的勝利

 自公政権が大勝した全国情勢とは反対に、佐賀県では非自民が選挙区を独占した。県内で自民両候補が獲得した票は、比例で自公が集めた票より2万票以上少なかった。自民関係者はため息をつく。「大串は怒鳴られ、追い返されても笑顔で自民の地盤に顔を出し続け、最後は味方に変えてしまう」。大串と原口一博(58)。風に左右されない候補個人の人気が保守王国をぐらつかせた。

 県内政界図を塗り替える歴史的勝利。それでも民進党県連には緊張感が漂う。「本当の正念場はここからだ」。当選の歓喜に沸く大串事務所で県連関係者は真顔でつぶやいた。

 希望の党合流を巡り最終的に判断が分かれた原口、大串。2人の政治カラーと、希望がなじまないのは誰の目にも明らか。有権者は無所属で出馬した原口の行動を「勇気ある決断」と評価し、残った大串に批判が集中した。大串が逆風を跳ね返し、県連は「最高の結果」を手に入れたが、民進党籍を残す原口と、希望の大串という所属の違う衆院議員を抱えることになった。

 「全員で希望に合流する」という党の決定に従った大串が県連に残れず、独自の判断を貫いた原口が残るというねじれが起きかねない。県連関係者は最善の道筋として「希望と立憲民主、無所属、民進の参院が再結集し安倍政権に対抗する勢力となる。そうれば県連も団結できる」と語る。

◆静観

 しかし、地方議員の一人が語る最悪のパターンもあり得る。「大串が希望、原口が別の党で固定化すると地方議員も『どっちにつくのか』と迫られる。政党政治の渦にのみ込まれ、県連がばらばらになる」。民主党に維新の党が合流し、民進党が生まれた際、佐賀以外の県では地方組織が紛糾した。「一度、離れると再結集は簡単ではない」

 民進県連は1日遅れで大串当選が決まった翌日、常任幹事会を開いた。永田町でさまざまな動きが出る前に、原口、大串、県連メンバーが顔を合わせる機会をつくる狙いがあった。県連は成り行きを静観する。

 前原誠司代表は25日、選挙後に参院議員も希望に合流する計画を見直し「参院も地方組織も割れずに残っていただきたい」と民進存続を容認した。地方組織にも事情を説明するとしているが、先行きは見えない。

 元副総理の岡田克也らと衆院で新会派「無所属の会」を結成した原口は「穏健保守から社民リベラルまで連携し、政権交代可能な選択肢をつくる」と意欲を見せ、希望で始動した大串も「政策が違うと排除していると野党議員の責任が果たせない。ウイングを広げる方向に野党全体で持っていく」。思いは重なる。次の参院選まで2年足らず。野党の矜恃(きょうじ)が問われている。=敬称略

5386チバQ:2017/10/29(日) 20:35:01
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/141146
衆院選さが 担当記者座談会・1区
1区 「無所属」に有権者好感、原口 組織力生かせず、岩田
10/25 9:33
 衆院選は自民、公明両党が定数の3分の2を確保して大勝したが、佐賀県は全国で唯一、小選挙区で自民候補が勝てない逆転現象を起こした。自民3人、野党2人という衆院議員の政党構成と顔ぶれに変化はなかった。解散直後の野党再編に加え、台風で離島の投票箱が運べず唐津市が翌日開票するなど異例ずくめ。佐賀1、2区を取材した担当記者が全国注目の激戦となった選挙戦を振り返る。(敬称略)





 A 1区は無所属の原口一博が全市町の得票数で自民の岩田和親を上回り、2万6千票の大差をつけた。序盤情勢では岩田先行との見方もあったが、何が勝負を分けたのだろう。

 B 解散から公示までの話題をさらったのは原口だった。解散同日、民進党から希望の党合流参加を表明したものの、公示3日前に突然公認を辞退。それも記者会見を開いて無所属での出馬を発表した。どうしてもメディアへの露出が増える。終始、原口にペースを握られ、岩田陣営はいら立ちを隠せないでいた。「何で原口ばかり載せるんだ」って。

 A 原口が揺れているといううわさは聞いていたが、事実上の選挙戦さなかに公認を辞退するとは、陣営も取材陣も驚いた。

 C 当初、民進で用意していたポスターを希望に作り替えたばかりのタイミングだった。そこからさらに慌ててシールを貼って党名を消していた。陣営や推薦した民進県連は相当苦労していた。立候補届け出が間に合わず、公示日の朝に出陣式ができないかもしれないと頭を抱えていたよ。

 B 原口は陣営スタッフにも「すまない」と頭を下げていた。政治家は身内に対してなかなか素直に謝罪や感謝を言えないもの。こういうところが原口の求心力なんだと思うよ。

 A 岩田陣営はスタッフの数や組織力では原口陣営を圧倒していた。敗因は何だろう。

 D 原口を意識し過ぎてしまったのも一因だ。東部の集会で壇上の弁士が原口の難病を理由に差別的な言葉で中傷する場面があり、後日、陣営幹部が謝罪に出向いた。原口が民進から希望、無所属へ変わったことを「風見鶏」と批判し、共産党が候補を取り下げて共闘したことを挙げ「共産と手を組んだ」とビラまで作っていた。

 C 原口陣営は「差別をする悲しい人も包み込む温かいを社会をつくる」と一枚上の対応をした。「批判ばかりは嫌われる」と途中から岩田陣営も方針を転換したけどね。

 A 知事選から続く農協と自民のしこりや、佐賀市議選が重なったことで組織力をフルに生かせなかったことも不利に働いた。

 B それもだが、前回選挙から3年余りの本人の活動が問われた「通信簿」とも言える。県農政協は自主投票だったが、地域個別の推薦は認めていた。末端の農家と日頃の関係ができていれば、対応は変わったはずだ。課題の後援会組織づくりも進まず、本人が「地域を回った」といっても呼ばれた会合に顔を出すことが多く、新規開拓にはつながっていなかった。

 A 一方、原口の強さはどこにあったのかな。

 D 政党に頼らない草の根の「原口党」で勝負してきたが、希望を飛び出し、比例復活の命綱を断ったことで「信念を貫いた」と有権者の反応も良かった。昨年末に難病を公表したこともマイナスではなく、痛みを知る者が強大な力に立ち向かうイメージと選挙戦がぴったり合った。笑顔の絶えない、余裕すら感じさせる戦いぶりだったよ。

5387名無しさん:2017/10/29(日) 20:35:27
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/141155
衆院選さが 記者座談会・2区
地道な「地域回り」成果、大串 目立った落ち度なし、古川
10/25 9:48
 衆院選は自民、公明両党が定数の3分の2を確保して大勝したが、佐賀県は全国で唯一、小選挙区で自民候補が勝てない逆転現象を起こした。自民3人、野党2人という衆院議員の政党構成と顔ぶれに変化はなかった。解散直後の野党再編に加え、台風で離島の投票箱が運べず唐津市が翌日開票するなど異例ずくめ。佐賀1、2区を取材した担当記者が全国注目の激戦となった選挙戦を振り返る。(敬称略)



 A 1区はもともと自民候補と原口が星を分け合ってきたが、保守王国の2区で大串博志が勝利したのは県内政界図を描き換えたような衝撃があるね。特に保利茂、耕輔2代にわたる「保利王国」を堅守してきた唐津の自民は相当なショックだろう。

 C 大串にとっては逆風の選挙だった。原口が公示直前に希望を飛び出したことも、逆風を強めた。事務所には「なぜ希望に残るのか」と批判の電話が殺到し、困り果てていた。そんな中、前回の3万2千票差をひっくり返したのは驚きだ。風に左右されない足腰の強さがあったということだから。

 D 解散直前、まだ民進から出馬する予定だったころ、選対会議で大串が「選挙区で勝つ。比例復活はない」と檄げきを飛ばした。スタッフはその気迫にしびれ、一気に士気が高まった。本当に勝てるかもしれない。そんな思いが日に日に支援者にまで広がっていった。

 B 勝因は一つ。「電話1本」で参上するという、なじみのコピーに象徴される地域回りだね。旧3区の元自治相保利耕輔がそれほど細かに地域に顔を出していなかったから、集落の寄り合いで酒を飲む大串に触れ、「国会議員像を変えてしまった」と評する人もいた。古川陣営も「全国有数の身の軽さ。ああはできん」と舌を巻いていたよ。

 D 街宣車で走っても沿道に人が飛び出してきて途絶えない。大串が乗らない2号車のスタッフはがっかりされるから「心が痛い」と苦笑していた。

 A 古川康は知事時代から選挙で初めて敗北を喫した。何があったのか。

 B 古川に目立った落ち度はないと思う。むしろ、熱心に地域を回り、与党らしく要望にも対応していた。ただ、行政を知る人には理解できる話だが、一般受けしにくい。口コミで広がる大串人気にはかなわなかった。

 C 共に選挙を戦った3女のゆりえさんが落選後、「選挙のためではなく、政治のための政治活動をしている。佐賀のためなら父は日本一」と語っていたのが印象的だったよ。

 A 前回は自民推薦だった県農政協議会が自主投票になったのも古川には痛かった。唐津は支部として推薦したが、陣営の一人は知事選を通じて農協と距離を縮めた大串に「1万票近く流れたのではないか」と嘆いていたな。

 B 事務所を出身地の唐津から武雄に移したのをマイナスとみる向きもある。大串陣営は「殿様が出てきて城が空になった」と唐津街宣を徹底した。ただ、古川もいつまでも唐津頼みでは先がない。この対決構図は続くだろうから、大串の浸透作戦への対応は不可欠だ。各地に後援会をつくるなど組織選挙を補完する古川カラーの選挙スタイルを固めることが必要だろう。

 A 今回、台風で離島の投票箱が運べず、唐津市が開票を翌日に延期した。経験のない事態だった。

 C 22日の開票当日に事務所へ来ていた支援者は「こんなじれったさが明日まで続くなんて」とやきもきしていた。開票済みの市町で得票が上回っていた大串の事務所は勝ったように大きな拍手が起こっていた。急きょ本人が姿を現したけど、スタッフが「バンザイはしません」と大声で説明していたね。

 B 決着が開票翌日になり、通常は夜中まで続く候補者の当落の取材を明るい時間帯にしたのも珍しい。全国の小選挙区で最後まで当選の結果を待たされた大串は「天気によるものでいかんともしがたい。ドキドキ、ハラハラがちょっと長くなっただけ」と平静を保ってたよ。

5388チバQ:2017/10/29(日) 20:36:14
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/141158
衆院選さが 記者座談会・比例
名簿上位で優遇、今村 公明は票減らす
10/25 10:03
比例代表九州ブロックで当選が確実となり、集まった支持者や県連幹部の前であいさつする今村雅弘さん=22日午後8時10分、佐賀市の自民党県連事務所 拡大する
比例代表九州ブロックで当選が確実となり、集まった支持者や県連幹部の前であいさつする今村雅弘さん=22日午後8時10分、佐賀市の自民党県連事務所


 衆院選は自民、公明両党が定数の3分の2を確保して大勝したが、佐賀県は全国で唯一、小選挙区で自民候補が勝てない逆転現象を起こした。自民3人、野党2人という衆院議員の政党構成と顔ぶれに変化はなかった。解散直後の野党再編に加え、台風で離島の投票箱が運べず唐津市が翌日開票するなど異例ずくめ。佐賀1、2区を取材した担当記者が全国注目の激戦となった選挙戦を振り返る。(敬称略)



A 自民の両候補は接戦で、これまでになく「比例は公明」と訴えていたね。

 B 集会にも公明の動員が多く、候補本人と公明のポスターが交互に貼ってあってどっちの選挙か分からなかった。ちょっとかわいそうになるくらい、すがりついていたよ。

 D 比例単独で出馬した今村雅弘が前回の31位から今回は3位に優遇され、公示前にほぼ当確が決まっていたことも、公明との選挙協力をスムーズにしたね。

 C 公明関係者も自民のヨイショぶりに驚いていたよ。ただ、結果的に公明は前回から2千票以上減らした。自民支持者から「あそこまであからさまに公明と言われると反発する」との声も聞いた。

 A 民進票の行方も焦点だったが。

 D 前回、旧民主は10万5千票獲得した。今回、希望だけで9万5千、立憲民主が5万7千票集め、一定の新党効果は出た。ただ、分裂して与党を利してしまったのは間違いない。

 C 希望は原口が公認を辞退した1区の19・81%に比べ、大串が立ち、小池百合子代表も応援に駆け付けた2区は27・51%と得票率が高い。やはり候補を立てると比例票も伸びる。

 B そうだね。共産は1区で候補を下ろし、県内全体でみると前回から3千票以上減らした。野党再編劇に埋没した面もあるね。

5389チバQ:2017/10/29(日) 20:38:03
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk42010261000c.html
<2017衆院選・ながさき>希望、県都で議席奪取 自民は3選挙区堅守(その1) /長崎
10月23日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された第48回衆院選では、長崎1区で希望新人が自民前職を破った。自民は2〜4区で前職が勝利したが、政権を奪還した2012年の前々回選以降、独占してきた県内の小選挙区の議席を一つ失った。民進が希望に合流したことに伴い、4選挙区とも事実上、自民前職と希望新人の一騎打ちとなった。希望は党勢の失速が報じられたが、県内では一矢を報いた。投票率は57・29%で、戦後最低だった前回を6・16ポイント上回った。

 ◆1区

 ◇西岡さんが初当選 冨岡さんとの激戦制す

 希望新人の西岡秀子さん(53)が自民前職の冨岡勉さん(69)との激戦を制し、初当選した。午後11時半すぎ、長崎市元船町の事務所に姿を現した西岡さんは「支援者の皆様が一丸となって戦ってくれたことに感謝申し上げる。国民の声が届く政治を実践していきたい」と決意を述べた。

 昨夏の参院選に続いての国政挑戦となった西岡さん。出馬表明は公示の約2週間前と出遅れたが、参院議長を務めた父武夫氏(2011年に死去)から後援会を受け継ぎ、「西岡」の知名度を生かした選挙戦を展開。西岡さんに後を託した高木義明元文科相(71)も、支持固めに奔走した。

 西岡さんは安倍政権の国会運営を批判し、「長崎から新しい風を」と訴えた。希望から出馬したことを受け、「自主投票」としていた一部の労組も終盤には支援に回った。「政治には女性の視点が必要」と強調し、女性票の取り込みも図った。

 一方、長崎大医学部出身の冨岡さんは、医師連盟や看護連盟からの支援に加え、企業回りに力を入れた。自民と連立政権を組む公明との協力も強化。初めて選挙ビラに「比例は公明に」と刷ったほか、街頭演説でも公明党議員と共に訴え、票の取り込みを図った。安倍晋三首相らが相次いで応援に入ったが、無党派層に支持が広がらず、競り負けた。

 共産新人の牧山隆さん(60)は「憲法9条の改悪は許さない」などと訴えたが、及ばなかった。【加藤小夜、浅野翔太郎、浅野孝仁】

 ◆4区

 ◇北村さん、着実7選 組織戦で宮島さん破る

 「個人、企業、団体のフル活動が得票に結びついた。地元のために課題を解決できるよう頑張る」。組織戦で7選を果たした自民前職の北村誠吾さん(70)は佐世保市本島町の事務所で、支持者を前に頭を下げた。

 九州電力玄海原発の30キロ圏に入る4区。政府が推進する再稼働については「漁協が反対するのは当然だが、賛成とか反対とか今は言うべきではない」と争点化を避けた。玄海原発に最も近い松浦市鷹島では、大きな被害が出た赤潮への対策を約束。中央とのパイプ役として地域振興に尽力することを訴え、原発再稼働に反対する漁協や同市議からの支援も取り付けた。

 陣営では、保守票が希望に流れることを警戒。「小池百合子代表の眼中に地方はない。西九州道の4車線化はなくなる」と公共事業削減の恐れを強調し、支持固めを図った。

 元職の宮島大典さん(54)は民進から希望に合流して出馬したが、党勢の失速に苦戦を強いられた。選挙戦序盤は「自民か希望かの政権選択選挙だ」と訴えたが、中盤からは候補者個人を前面に出す戦術にシフト。無党派層を意識して「若さと行動力」を強調し、世代交代を呼びかけた。大票田の佐世保市では「佐世保出身の国会議員がいないと、佐世保の将来は良くならない」と唯一の地元っ子候補であることをアピールしたが、逆転には至らなかった。

 共産新人の石川悟さん(65)は護憲と安保法制廃止を中心に訴えたが、浸透しなかった。【峰下喜之】

 ◇小選挙区の投票用紙を二重交付 大村市

 大村市選挙管理委員会は22日、衆院選小選挙区の投票用紙を誤って二重交付したとみられると発表した。

 同日午前7時10分ごろ、市内の上久原公民館の投票所で、投票用紙の枚数を職員が確認したところ、小選挙区の投票用紙の残数が1枚少ないことに気付いた。午前7時に投票の受け付けを開始。直後に6人が投票したが、50枚ずつ束ねている用紙の残数を確認したところ、小選挙区のみが本来より1枚少ない43枚になっていた。【浅野孝仁】

5390チバQ:2017/10/29(日) 20:38:20
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 ■解説

 ◇野党一矢、政権不信の証左

 県内の小選挙区で2012、14年と続いてきた自民による議席独占が崩れた。4選挙区のうちの一つとはいえ、県都での野党の議席奪取は安倍政権の強引な国会運営に対する有権者の厳しい目の表れだと言える。

 与野党ともプラス材料に乏しい選挙戦だった。与党にとっては、森友・加計問題で内閣支持率が低下する中で打って出た“一か八か”の解散総選挙。自民候補や応援弁士は街頭で「おごりがあったかも」「反省すべきところは反省して」などと、批判を意識した言葉を口にした。

 野党側は、突然の解散に混乱を極めた。長崎1、2区では公示の約2週間前にようやく民進の擁立候補が決まったが、直後に民進と希望が合流。民進と自由が擁立予定だった県内の4候補は希望の公認を得たが、小池百合子代表の「排除」発言は不評を買い、党勢は失速した。

 そんな中でも、希望が1議席を確保したのは、政権への不信感の強さを示す証左だろう。公示後の毎日新聞の特別世論調査では、県内で、安倍晋三首相の続投を「よいとは思わない」と答えた人が半数近い46%。安倍政権に「ノー」を突きつける現実的な選択として希望候補に1票を投じた人も少なくなかった。

 自民候補が選挙戦中、与野党で意見の大きな違いはない北朝鮮の脅威を「国難だ」と強調し、好調な経済指標の数字だけを並べてアベノミクスの成果と誇る姿には違和感を覚えた。自民の新議員は、国民の厳しい視線を肝に銘じ、真摯(しんし)に議論を尽くして国政運営にあたってほしい。一方、初当選を果たした希望の西岡さんは安倍政権が今後進める憲法改正などにどのような姿勢で臨むのか。有権者は注視している。【加藤小夜】

5391チバQ:2017/10/29(日) 20:39:18
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk42010298000c.html
<衆院選>4選挙区 衆院選振り返って /長崎
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選は、県内の小選挙区で自民が3議席、希望が1議席を得る結果となった。突然の解散に加え、野党第1党だった民進が希望に合流するなど混乱の中で進んだ選挙戦。各選挙区での戦いを担当記者が振り返った。

 ◇1区 組織戦の勢いに差

 希望新人の西岡秀子さん(53)と自民前職の冨岡勉さん(69)の接戦が報じられたが、ふたを開けてみれば、1万票差をつけての西岡さんの勝利だった。冨岡さん陣営では自民県議や長崎市議の動きが鈍かったのに比べ、西岡さんの陣営は特に選挙戦中盤以降、「なんとしても勝たせたい」と一丸になっていた。その勢いがそのまま結果に表れた。

 西岡さん陣営は、引退した高木義明元文科相(71)の出身母体の三菱重工労組や参院議長を務めた父武夫氏(2011年に死去)から引き継いだ後援会、支援に回った民進党の所属議員らがフル回転。共同通信が22日に実施した出口調査によると、希望支持層の大半を固め、安倍政権の国政運営に不満を持つ立憲支持層や無党派層も取り込んだ。自民、公明支持層にも一定程度食い込んだ。

 冨岡さんの陣営では、精力的に支援に回った党所属議員がほとんどいなかった。冨岡さんは街頭や個人演説会で、科学技術や医療分野での実績を強調したが、有権者には伝わりづらく、本人も「訴える力が足りなかった」と悔やんだ。

 一方、選挙戦を通して、候補者が被爆地ならではの争点に考えを語る場面は少なかった。共産新人の牧山隆さん(60)は「核兵器禁止条約に署名する政府をつくろう」と訴えたが、西岡さんは「被爆者の思いを国政に届ける」と述べるにとどまった。憲法9条の改正についても、西岡さんは「国民の声を広く聞きながら議論を始める」と語っただけで、賛否については明確にしなかった。選挙戦自体は激戦となったが、主張はかみ合わず、論戦は深まらなかった。【加藤小夜】

 ◇2区 訴え「地域振興」一辺倒

 自民前職の加藤寛治さん(71)が地盤の島原半島3市で他候補を圧倒。2014年の前回選では民進候補に敗れた大票田の諫早市でも希望新人の山口初實さん(69)に約6400票差をつけて勝った。

 諫早市での得票は前回より約6000票増。投票率がアップした影響もあったが、加藤さんは「実績が評価され、今後への期待が得票につながった」と振り返った。

 選挙戦中は、第1次産業の振興や道路整備を重点に訴え、農業や建設業界の支持を集めた。ただ、毎日新聞が長崎新聞社とNBC長崎放送と合同で実施した出口調査によると、加藤さんに投票した人の4割が憲法9条改正の賛否については「分からない」と回答。地域振興策の他にも争点を示し、考えを語ってほしかった。【近藤聡司】

5392チバQ:2017/10/29(日) 20:39:31
 ◇3区 安全保障政策に一定支持

 「国防強化や憲法改正の話は嫌がられることがあったが、今回は反応がいい」。自民前職の谷川弥一さん(76)は選挙戦中、安全保障への有権者の関心の高まりを語っていた。

 安倍晋三首相は北朝鮮の脅威を「国難」と位置づけ、解散総選挙に打って出た。離島の五島市出身で、内陸部での支持獲得に不安も感じていた谷川さんだったが、結果的には、自衛隊施設を抱える大票田の大村市などでも得票を伸ばし、選挙区内の全10市町でトップ。3区では、自民の安全保障政策が一定の支持を得たと言える。

 ただ、北朝鮮への対応を巡っては、自民の支持者からも「攻撃目標にされるのでは?」「難民が押し寄せる」などと不安の声が聞かれた。政権は、有権者が強硬手段への「白紙委任状」を与えたわけではないことを自覚してほしい。【中尾祐児】

 ◇4区 「野党票割れ」に助けられ

 「野党が一本化していたら、結果は大いに違っていただろう」。7選を果たした自民前職の北村誠吾さん(70)は投開票から一夜明けた23日、佐世保市三浦町の事務所で率直な気持ちを語った。

 落選した希望元職の宮島大典さん(54)と共産新人の石川悟さん(65)の得票を合計すれば7万1596票で、北村さん(7万3899票)に2303票差まで迫る。「一本化で運動体が大きくなれば、足し算以上に勢いが出て、浸透する」と北村さん。宮島さんが改憲と安保法容認の希望から出馬したため野党共闘が実現せず、社民や支持労組の一部も「自主投票」としたことにも助けられた形となった。

 共同通信社が22日実施した出口調査によると、宮島さんは社民支持層の約60%を取り込んだが、約20%は石川さんへ、約15%は北村さんに流れた。離反票以上の保守票奪取を目指していたが、一夜明けての朝立ち演説後、「希望という保守政党に入って、自分を見る目が変わったのは間違いない。短期決戦で、企業に説明して安心感を持ってもらう時間がなかった」と振り返った。

 小値賀島出身の北村さんは選挙戦中、離島の夢も訴えていた。「産業を興して、長崎を引っ張る島へ」。約束した地域振興策の行方を注目したい。【峰下喜之】

〔長崎版〕

5393チバQ:2017/10/29(日) 20:40:29
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/24105133.shtml
県内の選挙 (2017年10月24日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・1
衆院選長崎1区の議席を自民から奪還し、喜ぶ民進県連の高木義明代表(左から3人目)と希望新人の西岡秀子氏(同4人目)=22日、長崎市内の選挙事務所
衆院選長崎1区の議席を自民から奪還し、喜ぶ民進県連の高木義明代表(左から3人目)と希望新人の西岡秀子氏(同4人目)=22日、長崎市内の選挙事務所

 自民、公明両党が三たび大勝した第48回衆院選。安倍政権は継続するが、県内小選挙区では過去2回続いた「自民独占」が崩れた。「自民1強」ではなく「伯仲」を望む有権者のバランス感覚も示される格好となった。微妙に揺らぐ民意と政治の断面を見つめた。

 22日の投票日から日付が変わった午前1時。激戦の長崎1区を制した希望新人の西岡秀子氏(53)は選挙事務所を後にし、残った関係者は党の政策パンフレットに目を落とした。ほとんど配られず2千枚ほど余っている。「捨てるしかないね」とつぶやいた。

 希望の"風"に乗るはずが、実際は立ち向かう羽目になった。それも急転直下で。

 民進県連の出馬要請を西岡氏が受け入れたのは9月24日。その翌日、首相の解散表明に合わせて小池百合子東京都知事が希望を旗揚げした。解散当日の28日、民進が希望への合流を決めたが、西岡氏が希望に公認申請する意向を示した29日には小池氏の失言が飛び出した。政策や理念の合わない民進候補者を選別する「排除」通告だった。

 「がっくりきた」。そんな民進県連幹部の言葉は、地方議員の数で自民に圧倒され、風に頼らざるを得ない現実を物語る。

 地方組織のない希望に成り代わって、民進県連が選挙事務を担った。しかし都会に生まれた新党との間には、よそよそしさも漂った。立候補手続きに必要な公認の印鑑が届くと「押印したらすぐ返せ」と要求された。「別の党に印鑑を置いておきたくなかったのだろう」。陣営幹部はぶ然とした表情を見せる。

 ただ選挙戦序盤、自民の全県的なリードが報じられると、県内で最も浮動票の多い長崎市には別の"風"が緩やかながら吹き始めた。強引な政権運営や森友、加計学園問題に批判の目を向ける"反安倍"。それが西岡氏を押し上げた-この点は自民、希望両陣営の見方は一致する。

 当選後、「後半追い上げたか」と記者に問われた西岡氏は首を横に振った。「分析する余裕はなかった」

 参院議長を務めた亡父・武夫氏の知名度を生かし、保守層への浸透で強みを見せた西岡氏。改憲に前向きで、安全保障関連法を容認する希望との相性は悪くない。選挙戦では県内に候補者を立てなかった立憲民主支持層をある程度取り込めたが、被爆地に一定存在するリベラル層の受け皿になりきれるかは未知数だ。

 これから希望が党勢拡大できるか、民進の組織がスムーズに移行できるのかも見通せない。民進の国会議員はこの1カ月足らずで希望、立民、無所属、参院の民進に分かれ、西岡氏は希望の党色を出すのを控えて戦った。「民進がどうなるのか...」。県連幹部や地方議員は不安をぬぐえずにいる。

5394チバQ:2017/10/29(日) 20:40:42
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/25105459.shtml
県内の選挙 (2017年10月25日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・2
落選が確実となり、敗戦の弁を述べる冨岡勉氏(右)=22日、長崎市茂里町の県医師会館
落選が確実となり、敗戦の弁を述べる冨岡勉氏(右)=22日、長崎市茂里町の県医師会館

 22日午後11時すぎ、テレビが衆院選長崎1区の希望新人、西岡秀子氏(53)の「当確」を伝えていた。歓喜に沸く様子を画面越しにじっと見詰めていた自民前職、冨岡勉氏(69)の陣営幹部は、つぶやいた。「完敗だ」

 序盤は一歩リードとも報じられ、党の調査結果も陣営の感触もそう変わらなかった。党総裁の安倍晋三首相の応援も得て支持を固めたはずが、接戦に持ち込まれ、党は全国49重点区の一つに指定した。だが結局、1万票の差をつけられ敗れた。

 「(西岡氏陣営の)底力が出た選挙だった」。23日、比例復活した冨岡氏は敗因をこう振り返った。

 近年、民主(現民進)の高木義明元文科相としのぎを削ってきた。ただ、労組が支える相手に比べ、組織力で劣る冨岡氏は"風"に左右されやすい。2005年の初挑戦は小泉旋風に救われ比例復活したが、自民が下野した09年は落選。政権を奪還した12年に雪辱し、14年の前回も勝ったが、高木氏の比例復活を許し続けた。

 相手は後継の西岡氏に代わっても、自民県連の坂本智徳幹事長は「西岡家代々の支持者がいる」。その上、地元の意見を聞いて回るより、自らの発想で動く冨岡氏の政治スタイルがいまだ浸透せず、ある党県議は「自分の支援者に(冨岡氏の)個人演説会へ参加を求めても、なじみがないと断られる」とぼやく。

 長崎新聞の投票日の出口調査によると、連立を組む公明支持層の5割強しか取り込めなかった。別の党県議はこう断じる。「現状では冨岡氏が票を積み増す要素はない」

 他の自民前職は議席を維持したものの、4区の北村誠吾氏(70)は希望元職、宮島大典氏(54)に終盤追い上げられ、前回より差を詰められた。2区の加藤寛治氏(71)と3区の谷川弥一氏(76)は後援会や地方議員団による組織力で圧勝した。ただ、2区で出馬表明が遅れ知名度不足の希望新人に5万票以上を献上。谷川氏の上積みは1千票強にとどまった。

 県内投票率は6・16ポイント上昇した。北村氏の陣営幹部は、森友、加計問題を引き合いに「長期政権の"おごり"に嫌気がさした有権者の票が野党に流れた」とみる。冨岡氏の陣営関係者の視点は少し違う。「自民は辛勝や敗戦を候補者個人の理由にして、組織として分析し手を打ってこなかった。このままではいずれしっぺ返しに遭う」

5395チバQ:2017/10/29(日) 20:41:03
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/26102857.shtml
県内の選挙 (2017年10月26日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・3
長崎4区で敗れ、肩を落とす宮島氏(中央)=22日午後11時13分、佐世保市潮見町の選挙事務所
長崎4区で敗れ、肩を落とす宮島氏(中央)=22日午後11時13分、佐世保市潮見町の選挙事務所

 23日未明、佐世保市内の希望元職、宮島大典氏(54)の事務所。比例復活を信じ、ほかの衆院選挙区の状況を見守っていた関係者が表情を曇らせ、次々と帰路に就く。「まったく可能性がない」。台風による強い風が、陣営幹部の顔に容赦なく吹き付けた。

 自民前職の北村誠吾氏(70)との年齢差は16歳。若さと行動力を押し出し「世代交代」を訴えたが、強固な基礎票を持つ自民の壁をまたも打ち破れなかった。「本人の努力も足りない」。関係者らの口ぶりも年々厳しさを増す。22日深夜、長崎4区の開票状況を自民県連幹事長室のテレビで眺めた幹部がつぶやいた。「宮島も若いと思っていたが、もう54か...」

 国政選挙"8敗目"にして「政治活動は続けるが白紙」という。だが、ある陣営幹部は冷静にみる。「衆院選は今回が最後。それは本人も分かっているはず」。もはや宮島氏自身が世代交代を迫られている。

 逆に1区は希望と民進に「吉」と出た。9期27年務めた高木義明元文科相(71)から18歳年下の西岡秀子氏(53)へ。西岡氏は選挙戦でこう訴えた。「国会議員の平均年齢が高く、国民生活と懸け離れている。若い視点が必要だ」。22日、初当選を決めた後継者の横で、高木氏は「世代交代の必要性を肌で感じていた。バトンタッチできて良かった」と胸をなで下ろした。

 経験か、新たな感覚か-。政治家にどちらを求めるかは判断が分かれる。自民県議の一人は"迷走"する九州新幹線長崎ルートなど長年の懸案を挙げ「期数を重ねて要職に就いてもらった方が解決につながる」と主張。経験に裏打ちされた中央での影響力や発言力を重視する。

 3区の自民前職、谷川弥一氏(76)は公示日の出陣式で5期の実績をこう表現した。「3億6千万円の予算を10分で取りましたよ。それくらい力を付けたんです。10年かかって」。圧勝で6選を達成し、一夜明けた23日、後継を考えているかと記者に問われると「それはしなければ」と言いつつ、「(後継者が)選挙に勝てると思わない限り、辞めない。俺には責任がある」と語った。

 「80歳まで現役」と北村氏も熱意は衰えない。ただ当選後こう付け加えた。「自分よりも有権者のため国家のためになる、党への貢献度もある人が出てくれば交代しなければならない。いつまでも居座っては駄目だ」

5396チバQ:2017/10/29(日) 20:41:41
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/27105156.shtml
県内の選挙 (2017年10月27日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・4
新たに4区になった西海市の有権者に支持を求める北村誠吾氏=19日、同市西彼町
新たに4区になった西海市の有権者に支持を求める北村誠吾氏=19日、同市西彼町

 「意外に投票率は伸びましたね」。23日午前1時すぎ、西海市の開票所。台風の影響で衆院選の開票時間が予定より1時間45分遅れながらも、なんとか作業を終えた市選管担当者の表情がほころんだ。

 「1票の格差」是正のため選挙区割りが変更され、わずか3カ月。長崎2区から4区へ移った西海市民は、初めて向き合う候補者の中から選択を迫られた。当初は戸惑いや「棄権が増えないか」との懸念も聞かれたが、ふたを開ければ60・3%。2014年の前回から6・15ポイントも上昇した。

 橋でつながる佐世保市に通勤、通院、買い物に行く市民は多い。車も佐世保ナンバー。同市西海町の漁業男性(40)は「同じ経済圏の4区の方がしっくりきた」。同市大瀬戸町の主婦(40)は「新聞やテレビで取り上げられ、意識した」と話す。

 自民前職の北村誠吾氏(70)は衆院解散後5回入り、市議18人中15人が支持拡大に動いた。「"新入り"は結果を残してアピールしなければならない」。ある市議はこう自分に言い聞かせ投票を呼び掛けた。

 その北村氏の生まれ故郷、北松小値賀町も今回4区から3区に変わったが、投票率78・6%と前回を0・71ポイント上回った。30代団体職員男性は「もともと投票する意識が強い土地」と話す。

 13年の区割り改定で4区の佐世保市から切り離され、3区に編入された同市早岐、三川内、宮の3地区は49・39%。前回より伸びたものの、同市(4区)の54・50%、3区全体の59・96%と比べかなり低い。

 同市宮地区自治協議会の川口淳会長(69)は「候補者にも3区自体にもまだなじみがない。一つの経済圏や生活圏を切り刻み、帳面だけの数合わせをされた」と住民にくすぶる不満を代弁する。

 長崎市の大半を占める1区は54・86%。2区に分けられている同市琴海、外海両地区は52・04%にとどまった。地元市議が漏らす。「合併したのに仲間入りさせてもらっていないような違和感がいまだにある」

 次回改定で県内定数が4から3に減る可能性が取りざたされ、有権者が比較的少ない3、4区が再び俎上(そじょう)に載る可能性もある。市域分断を経験した川口会長は「市や郡は分けるべきではない」と主張。西海市の杉澤泰彦市長はこう危惧する。「今回はうまくいったかもしれないが、もし統合でさらに区域が広がれば、国会議員との"距離"は遠くなり、市民の関心が薄れかねない」

5397チバQ:2017/10/29(日) 20:41:57
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/27105156.shtml
県内の選挙 (2017年10月27日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・4
新たに4区になった西海市の有権者に支持を求める北村誠吾氏=19日、同市西彼町
新たに4区になった西海市の有権者に支持を求める北村誠吾氏=19日、同市西彼町

 「意外に投票率は伸びましたね」。23日午前1時すぎ、西海市の開票所。台風の影響で衆院選の開票時間が予定より1時間45分遅れながらも、なんとか作業を終えた市選管担当者の表情がほころんだ。

 「1票の格差」是正のため選挙区割りが変更され、わずか3カ月。長崎2区から4区へ移った西海市民は、初めて向き合う候補者の中から選択を迫られた。当初は戸惑いや「棄権が増えないか」との懸念も聞かれたが、ふたを開ければ60・3%。2014年の前回から6・15ポイントも上昇した。

 橋でつながる佐世保市に通勤、通院、買い物に行く市民は多い。車も佐世保ナンバー。同市西海町の漁業男性(40)は「同じ経済圏の4区の方がしっくりきた」。同市大瀬戸町の主婦(40)は「新聞やテレビで取り上げられ、意識した」と話す。

 自民前職の北村誠吾氏(70)は衆院解散後5回入り、市議18人中15人が支持拡大に動いた。「"新入り"は結果を残してアピールしなければならない」。ある市議はこう自分に言い聞かせ投票を呼び掛けた。

 その北村氏の生まれ故郷、北松小値賀町も今回4区から3区に変わったが、投票率78・6%と前回を0・71ポイント上回った。30代団体職員男性は「もともと投票する意識が強い土地」と話す。

 13年の区割り改定で4区の佐世保市から切り離され、3区に編入された同市早岐、三川内、宮の3地区は49・39%。前回より伸びたものの、同市(4区)の54・50%、3区全体の59・96%と比べかなり低い。

 同市宮地区自治協議会の川口淳会長(69)は「候補者にも3区自体にもまだなじみがない。一つの経済圏や生活圏を切り刻み、帳面だけの数合わせをされた」と住民にくすぶる不満を代弁する。

 長崎市の大半を占める1区は54・86%。2区に分けられている同市琴海、外海両地区は52・04%にとどまった。地元市議が漏らす。「合併したのに仲間入りさせてもらっていないような違和感がいまだにある」

 次回改定で県内定数が4から3に減る可能性が取りざたされ、有権者が比較的少ない3、4区が再び俎上(そじょう)に載る可能性もある。市域分断を経験した川口会長は「市や郡は分けるべきではない」と主張。西海市の杉澤泰彦市長はこう危惧する。「今回はうまくいったかもしれないが、もし統合でさらに区域が広がれば、国会議員との"距離"は遠くなり、市民の関心が薄れかねない」

5398チバQ:2017/10/29(日) 20:42:25
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/28102012.shtml
県内の選挙 (2017年10月28日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・5
当選後のあいさつで「憲法改正を首尾一貫言い続けた」と語る谷川氏=22日午後8時5分、大村市松並2丁目の選挙事務所
当選後のあいさつで「憲法改正を首尾一貫言い続けた」と語る谷川氏=22日午後8時5分、大村市松並2丁目の選挙事務所

 長崎3区の自民前職、谷川弥一氏(76)は22日夜、「6選」のあいさつで「憲法改正を訴え当選できたことは誇り」と胸を張った。衆院選で自民は改憲を「初めて公約の柱に位置付けた」(安倍晋三首相)。谷川氏は個人演説会などで、北朝鮮の核、ミサイル開発や中国の軍備増強を理由に9条の改正を説いた。「自民が公約に掲げたのに触れないとの批判があったが、僕は首尾一貫、言い続けてきた」

 一方、他の自民候補が積極的に改憲に言及した様子はない。4区の北村誠吾氏(70)は当選した後、「選挙戦では控えていたが、これからはもっと改憲を語る」と切り出した。「へたな言い方をすると誤解を与えかねなかった」のがその理由という。谷川氏も「改憲を訴えても票は増えない。言うのは勇気が要る」と認める。

 民進から希望に移った候補も論戦には消極的だった。党公約で「9条を含めた改憲論議を進める」としたが、民進を支援する連合長崎傘下の護憲派が反発。民進県連代表の高木義明元文科相が「候補者は当選後、自民や維新にはくみしない」と約束し収める一幕もあった。

 1区の希望新人、西岡秀子氏(53)は当選後、改憲について問われると「実情と合わない面もある。国民の声を聞きながら議論すべきだ」と語った。選挙事務所で支持者と喜ぶ西岡氏を横目に、護憲派労組の幹部は「しっかりブレーキはかけているつもりだ」と自らに言い聞かせた。

 首相は自衛隊の存在を明記する9条改正に意欲を示すが、長崎新聞の投票日の出口調査では、9条改憲に賛成は31%、反対は36%と割れた。「分からない」と答えた人も33%。まだ議論が成熟しておらず、揺れる県民心情が垣間見える。

 こうした中で、自民や希望など改憲勢力の議席数は国会発議に必要な3分の2を軽く超えた。改憲派の市民団体、日本会議長崎の渡邊正光理事はこれを歓迎する。「公に議論する雰囲気ができた。今まで改憲を訴えると『戦争をしたいのか』と文句を言われてばかりだったが、北朝鮮の現実的な脅威を前に真剣に考える人が増えたのではないか」

 護憲派も黙ってはいない。県平和運動センターの平野忠司事務局長は「自衛隊明記という国民にとって受け入れやすい提案を首相がしたからにすぎない」とけん制。県内比例票の15%を立憲民主が取ったのを踏まえ、こう奮起する。「人々の護憲意識が低くなったわけではない」

5399チバQ:2017/10/29(日) 20:42:41
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/29101644.shtml
県内の選挙 (2017年10月29日更新)
長崎新聞


揺らぐ民意 2017衆院選ながさき・6
出馬要請した山中委員長と言葉を交わす中村知事(右)=24日、県庁
出馬要請した山中委員長と言葉を交わす中村知事(右)=24日、県庁

 衆院選公示前の5日。長崎1区の自民前職、冨岡勉氏(69)の事務所に中村法道知事(66)がふらっと一人で姿を現した。知事の後援会幹部も兼ねる冨岡陣営幹部が冗談めかしてこう言った。「知事選に向けウオーミングアップしときますよ」。知事は言葉を発しないまま、破顔した。

 中村知事は自民前職4人全員の事務所開きに合わせ"陣中見舞い"をしたが、目立った選挙支援はしなかった。それでも衆院選が終わったタイミングを見計らい、周囲は年明けの「3選実現」に向け動き始めた。

 衆院選投開票日の2日後。島原半島3市長らや、県農政連幹部が県庁を相次ぎ訪ね、出馬を直接求めた。「知事は『勇気が出ました』と。11月の(定例)県議会で(出馬表明を)やるんじゃないかな」。非公開で懇談した山中勝義・県農政連委員長は帰り際、記者にこう予測してみせた。

 農政連とのつながりが濃く、2区で圧勝した自民県連会長の加藤寛治氏(71)も「まじめな人。しっかりやっている。私は非常に評価している」。2010年、中村知事の初当選を支えた自民は、その余勢を駆って民主(現民進)から政権を奪還。加藤氏は今年5月、県連大会あいさつでこの経緯をあえて強調した。

 ただ、7月に分裂した県議会自民の2会派では、知事の評価に温度差も漂う。加藤会長に近い会派「自民・県民会議」のある議員は「失点はなく、悪く言う人もほとんど聞かない」とみるが、会派「自民」の議員からは「人口減少や県民所得の低迷など仕事ぶりは物足りない」との苦言も聞こえる。

 次期知事選にはまだ誰も名乗りを上げていない。中村知事が出馬する方向で調整中とみられるが、本人は出馬要請を受けても、記者団からの再三の問いにも「最終的な結論を出すに至っていない」と明言を避け続けている。27日、県町村会から出馬要請を受けた直後は、逡巡(しゅんじゅん)する様子もにじませた。「行政は継続して課題に対応するのが常。私自らがそれに当たるべきか否かが最大の考えるべきこと」

 人口維持や県財政の立て直しなど難題は多く、石木ダムを巡る知事の政治判断もまだはっきりしない。期待と不満が渦巻く中で刻一刻と知事選が迫り、孤独のうちに決断するのだろうか。

 希望や立憲民主などに分裂した民進は「知事選どころじゃない」(県連幹部)。一方、共産県委員会は「対立候補は出す」と擁立の準備を急ぐ。

 =おわり=

5400チバQ:2017/10/29(日) 20:43:18
公示前の記事
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/02103136.shtml
県内の選挙 (2017年10月2日更新)
長崎新聞


激変 秋の陣 17衆院選・長崎1区 いまだ組織固めきらず
 首相の安倍晋三が衆院解散を表明した9月25日、長崎市議会の控室に珍しく、自民前職の冨岡勉が姿を見せた。党市議らを前に、自らの医療政策を長々とまくしたてた冨岡は笑顔で衆院選への協力を求めたが、「早く他の会派を回っては」とある市議。しらけた空気が漂っていた。

 この3期で政務官、党部会長、副大臣-と文部科学分野において地歩を固めてきた冨岡。だが、中央で着実に積み上げた評価や実績とは裏腹に、地元の組織基盤はいまだ弱い。

 「選挙の時以外、議員団との会合の場もない」(党県議)。こうした日ごろの関係性の希薄さを挙げる議員は少なくない。ある古参市議はつながりを薪(まき)にたとえ、「薪がなければ火もつかない。『さあ、かまどで米を炊け』と言われても無理」とつれない。

 当の冨岡は、そんな周囲のぼやきもさほど気に留めるそぶりを見せず、1日20〜30社の企業回りを精力的にこなす。「会った人からどのくらい支持を広げていけるかが大事だ」と前を向く。ただ「1区は特に厳しい」との見方は陣営内で広がり、冨岡も自覚している。過去2回連続して元文科相の高木義明を破ったが、今回の相手は西岡秀子だ。

 西岡は昨夏の参院選長崎選挙区に民進から出馬。選挙初挑戦で落選したものの、長崎1区とほぼエリアが重なる長崎市に限れば、自民の金子原二郎を約2万2千票上回った。"野党共闘"の輪にいた共産の比例票約1万5千票を引いても、その差は埋まらない。「フル稼働しなければ西岡には勝てない」。自民県議の一人は危機感を隠さない。

 1日、買い物客らが行き交う休日の長崎市街地で西岡は久々に演説に立った。「相変わらずの独善的な政権運営」と安倍政権を批判したが、参院選公約で「廃止」を掲げた安全保障関連法には触れなかった。

 今回、民進の出馬要請に応じたが、直後に民進が東京都知事の小池百合子率いる希望の党に事実上合流。それに伴い西岡も希望に公認を申請した。「安保法が問題を抱えているとの主張に変わりはない」とするが、同法容認が公認を得る"踏み絵"と目される中、かつてのように切り込めない苦しい立場がうかがえる。

 冨岡が解散前から街頭に立ち政策を訴えているのとは対照的に、西岡は新党の具体的な施策や公約が分からず、そもそも公認が得られるかも不透明。

 それでも陣営幹部は「本人は保守意識が強い。共産との距離感に苦慮した参院選よりやりやすい」とみる。高木から引き継ぐ労組票、参院議長を務めた父武夫が生前築いた名声と地盤。「そこに希望の"風"が吹けば良い勝負に持ち込める」。意図せず、党の支持率低迷から抜け出し、ほくそ笑む。

 しかし民進支持母体の連合長崎には、希望の憲法観や安保政策と相いれないリベラル層が一定数いる。護憲派が多い旧総評系労組の幹部は「一緒に戦った労組をそぎ落とし、希望の勢いに乗るのか」と不快感を隠さず、中央の決定次第では自主投票の可能性も示唆する。別の労組幹部は陣営の楽観をこういさめる。「1区の戦い方は今も地道な組織固めが基本。風任せでは足元をすくわれる」

 共産新人の牧山隆は安保法廃止や護憲を訴え、連日街頭で支持拡大を図っている。=敬称略=

      ◆

 衆院選公示(10日)が迫った。自民が独占する県内4小選挙区には計12人が出馬を予定するが、野党再編で情勢は激変。今なお流動する各選挙区をリポートする。

冨岡勉 69 自民前(3)
牧山隆 60 共産新
西岡秀子 53 無 新

((1)衆院解散前の各党勢力(2)前元新(3)五十音-の順)

5401チバQ:2017/10/29(日) 20:43:36
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/03103019.shtml
県内の選挙 (2017年10月3日更新)
長崎新聞


激変 秋の陣 17衆院選・長崎2区 諫早でも勝利期す自民
 衆院解散後、初の日曜となった1日午前、諫早市内でペーロン大会が始まろうとしていた。周囲と談笑する自民前職の加藤寛治ら来賓の列に、会場に着いた無所属新人の山口初實が加わった。民進公認から一転、新党「希望の党」から出馬を目指す山口は、旧知の自民系市議に「こんなことになりました」と冗談めかす。その様子に加藤は一瞬視線を向けたが、2人が直接言葉を交わすことはなかった。

 県議8期の後、2012年に国政へ転じた加藤。諫早市議を経て07年から県議を2期務めた山口。一時期、県議会で机を並べた2人の変転は、2区の自民対民主(民進)の軌跡と大きくかかわっている。

 民主が政権交代を果たした09年は、自民重鎮の久間章生が民主新人の福田衣里子に敗北。自民が政権を奪還した12年は加藤が混戦を制し、14年も民主の大久保潔重を退けた。この間、山口は民主陣営幹部として裏方を支え、勝利の美酒も、連敗の苦杯も味わった。

 そして今回。加藤は、出身の島原半島を中心とした後援会組織を背景に3期目を目指す。一方、15年の県議選諫早市区に大久保が無所属で当選。そのあおりで県議のバッジを失った山口は、民進候補不在の2区で「不戦敗を避ける」と自ら手を挙げた。

 14年は加藤が大久保に2万票超の差をつけた。4区に区割り変更となった西海市を除いても、差は1万8千票余り。加藤はこの3年間で、前回競り負けた大票田の諫早市や西彼長与町などを回り、浸透を図ってきた。

 一方の山口は、解散直前の出馬決定から巻き返しを図る。ただ、元参院議員の大久保に知名度は及ばず、諫早市を地盤とする大久保が県議会自民会派入りしたことで、同市でも山口の苦戦は必至とみられた。

 ところがそこに、民進と希望の「合流」という予期せぬ激変が巻き起こった。

 2区のある自民系市議は、久間が福田に敗れた悪夢が頭をよぎる。「『民進』相手なら楽勝だと思っていたが、『希望』の看板に流れるかもしれない。あの時ほど風当たりは強くないが、気を引き締めないと」

 山口陣営も思いは複雑だ。当初「光が見えてきた」と歓迎する向きが広がったが、希望は民進系候補を「選別」中で公認はまだ決まらない。支援労組などには合流に関する説明を求める声もある。「希望の党と意見が合わないからといって、もう後戻りはできない」。公示が迫る中、陣営幹部の表情に焦りと不安が入り交じる。

 こうした流動的な情勢を「相手は相手。私は私の活動をしていく」と冷静に受け止める加藤。山口は「三役に平幕が勝つこともある」と、相撲になぞらえて秘めた闘志をのぞかせる。

 共産新人の近藤一宇は昨年11月の立候補表明以降、小学教諭の勤務経験が長かった島原半島を中心に、「憲法改正反対」を訴え、支持拡大を図っている。

=敬称略=

加藤寛治 71 自民前(2)
近藤一宇 68 共産新
山口初實 69 無 新

((1)衆院解散前の各党勢力(2)前元新(3)五十音-順)

5402チバQ:2017/10/29(日) 20:44:15
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/04101551.shtml
県内の選挙 (2017年10月4日更新)
長崎新聞


激変 秋の陣 17衆院選・長崎3区 「反自民」一本化ならず
 「想定の範囲だ」。東京都知事の小池百合子率いる希望の党が第1次公認を発表した3日夜、大村市議の集会に顔を出した自民前職、谷川弥一は落ち着いた口調だった。

 希望のリストには長崎3区候補として、自由から移る末次精一の名前があった。これで共産の石丸完治を交えた三つどもえの戦いがほぼ確定。最近まで谷川は野党共闘の行方に神経をとがらせていたが、この日は「1引く1はゼロ」との表現を使い、末次の希望入りで反自民票が割れ「自分に影響はない」と分析した。

 谷川は小池と浅からぬ縁がある。かつて同じ派閥に属し、2008年総裁選は麻生太郎ではなく小池を支持。政権交代の逆風にさらされた09年衆院選では、五島に小池が駆け付けた。

 「大事なのは国防と財政再建、雇用創出。自分の信じる道を行く」。反自民の急先鋒(せんぽう)となり、脱原発や消費税増税凍結にかじを切った小池に対し、谷川は複雑な思いを抱く。だが、首相の安倍晋三の存在感を打ち消すほどの再編劇に「票が欲しいだけのポピュリズム。解決策を示さない空理空論だ」といら立ちを隠さない。

 3区で長年熾烈(しれつ)な議席争いを繰り広げてきた元農相の山田正彦が一線を退き、前回は石丸との一騎打ちを大差で谷川が制した。今回は、民進との選挙協力で4区から転じた末次の挑戦を受ける。

 国境離島新法制定を主導した谷川。4月の施行後、県内離島各地で開かれた「感謝の集い」は実績をアピールする格好の舞台となった。陣営では当初「3区に縁もゆかりもない末次では勝負にならない」(自民関係者)との楽観論さえ漂った。

 幹部は「前回の衆院選、参院選ともに(自民候補の)票が伸びなかった大村市、五島市、東彼3町で、てこ入れが必要」と上滑りを警戒する。ただ、ここにきて「改革保守」を掲げる希望が登場。新たな受け皿を得た保守層がどこまで流れるかを警戒する自民市議らは「前回より票を出さないと責められる」と焦りを見せる。

 希望の公認発表から約1時間後、末次は"小池カラー"の緑のネクタイを締めてJR大村駅前に立ち、「消費税増税凍結」「脱しがらみ」「打倒安倍政権」を訴えた。

 5期の谷川との知名度の差は圧倒的。これまで地道に街頭演説を重ね浸透を図ってきたが、9月29日に自由党本部から連絡を受け、急きょ業者に選挙カーの看板を「希望」で発注。その後、数日間は準備もできなかった。

 末次は民進に続き、共産との共闘も一時期模索したが、一本化は果たせなかった。「野党共闘の中でも政策は完全には一致していなかった」。希望入りで仕切り直し、"小池旋風"に期待を掛ける。「一歩下がって二歩前進したい」

 石丸は自民、希望との対抗軸として護憲や消費税増税反対を中心に訴え、支持拡大を図る。=敬称略=

谷川弥一 76 自民前(5)
石丸完治 68 共産新 
末次精一 54 希望新 

 ((1)衆院解散前の各党勢力(2)前元新(3)五十音-順)

5403チバQ:2017/10/29(日) 20:44:59
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/senkyo/2017/10/05103139.shtml
県内の選挙 (2017年10月5日更新)
長崎新聞


激変 秋の陣 17衆院選・長崎4区 「小池旋風」ほころびも
 「一緒に闘ってきた労組と協力できなくなったら残念だし、痛手だ」。4日夜。西海市内で開かれた宮島大典の選対会議。会議を終えた大島造船所労組の幹部は表情を曇らせた。

 宮島には好材料がそろっているはずだった。自由との選挙協力に成功。末次精一は長崎3区に移ることになった。末次は2012年(未来)、14年(生活)の過去2回の衆院選で4区から出馬。「反自民」票は分散した。

 「野党共闘による共産の候補者取り下げにも期待していた」(長年の支援者)。さらに人気が高い小池百合子が設立した希望からの出馬で、自民出身の宮島は保守層を切り崩す「青写真」を描いていた。

 しかしここにきてほころびばかりが目立つ。

 「今までのような協力は厳しいだろう」。宮島の選挙を支えてきた社民県連代表で佐世保市が地盤の県議、吉村庄二は改憲や安全保障関連法賛成といった希望の政策に触れ、"距離感の変化"をにおわせる。共産も候補者を擁立。小池の「排除」発言が追い打ちを掛けた。陣営幹部は「小池旋風は勢いがなくなっている」と感じている。

 1998年に自民公認で初当選した宮島だが、自民前職の北村誠吾の前に幾度も屈してきた。2000年は当時無所属の北村に破れ、民主にくら替えした05年も北村に苦杯をなめた。自民に逆風が吹き荒れ政権交代を果たした09年こそ返り咲いたが12年、14年とも破れた。

 「最終的な対応はまだ決めていない」とする吉村。宮島の後援会幹部は「護憲を掲げる労組や社民の動向を注視するしかない」と気をもむ。

 衆院解散後初の週末となった9月末、北村は西海市内のイベントに顔を出した。報道陣に囲まれ、希望の党を巡る質問が向けられると厳しい表情を浮かべた。「私にはアゲンスト(向かい風)。逆らっても大変だから、うまく乗れるようしないといけない」

 北村は解散が迫った9月下旬にも厳しい戦いになると周囲に漏らした。北村にとっても末次の3区転出は大きな変化だった。14年の北村と宮島の得票差は約1万9千票。単純に末次の9千票余りを上積みすれば、その差は1万票にまで縮まる。「少しでも風が吹けば分からなくなる」(自民県議)。

 さらに突然の解散に伴う実動部隊の"機能不全"が不安を増幅させる。大票田の佐世保市では、北村支援を公言する市長の朝長則男や、選対本部長を務める市議らが選挙期間中、米国の姉妹都市訪問で8日間不在となる。春の市議会議長選を巡る保守系3会派のしこりも残り、足並みは乱れたままだ。

 平戸市議選が同日選となる「不運」も重なった。自民系のある市議は、こうこぼす。「急転直下の解散がまさか市議選と重なるとは。自分の選挙で手いっぱいだ」

 共産新人の石川悟は街頭演説などで「希望の党は自民の路線となんら変わりはしない」と批判を強める。=敬称略=

北村誠吾 70 自民前(6)
石川悟 64 共産新 
宮島大典 54 希望元(2)

((1)衆院解散前の各党勢力(2)前元新(3)五十音-順)

  =おわり=

5404チバQ:2017/10/29(日) 20:46:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk43010268000c.html
<2017衆院選・くまもと>自民「保守王国」の力示す 希望と立憲に分裂 野党候補「一本化」機能せず /熊本
10月24日 00:00毎日新聞

 22日投開票された衆院選は、自民が県内4小選挙区で全勝し、比例代表に回った立候補者も含め前職全5人が議席を守って「保守王国」の力を見せた。一方、民進党県連の鎌田聡代表は小選挙区での敗戦について「厳しく受け止めている」と険しい表情を浮かべた。

 ◆与党

 自民は熊本地震からの復興を前面に出し、接戦とみられた1区でも競り勝った。県連の前川收幹事長は23日、記者会見で「地震対応に迅速に取り組んできたことが評価された。政局で漁夫の利を得たということではない」と話した。

 今回衆院選では選挙区数が5から4に減り、県連は候補者調整を迫られた。旧4区の園田博之さんは比例九州ブロックに回ったが、比例名簿1位になり「しこりを残すことなくスムーズに選挙戦に入ることができた」(県連幹部)。地震で大きな被害を受けた熊本市東区を抱える1区は木原稔さんが「復興仕事人」のキャッチフレーズを掲げるなど、各候補が地域の課題に応じた選挙戦を展開した。ただ2区は16回目の当選を決めた野田毅さんが、無所属新人の西野太亮さんに約2万3000票差に迫られる状況となった。

 公明は比例代表の県内分で14万5000票を目指したが、前回2014年の12万7653票にも及ばない12万1907票だった。県本部の城下広作代表は23日、記者会見で「投票率が上がり、全体の票が増えた中で厳しい結果。保守層の票を取れず、リベラル層は立憲などが取った。私たちは埋没したような形になってしまったのではないか」と述べた。【中里顕】

 ◆野党

 民進、共産、社民の3党は「安倍政権打倒」を旗印に野党候補を一本化して衆院選に臨む予定だったが、民進が事実上解党し、希望と立憲に分裂したことでもくろみは大きく崩れた。

 その象徴が自民と希望の前職による一騎打ちだった1区だった。自民の木原稔さんが得た12万3431票は、自民、公明の1区の比例(計11万5204票)を上回っており、無党派層にも浸透したとみられる。しかし、希望の松野頼久さんが得た9万6374票は、希望、立憲、共産、社民の野党4党の比例票(計10万97票)を下回っており、野党候補一本化が十分に機能したとは言い難い。加えて松野さんの希望入りで、護憲派のリベラル票が行き場を失った。民進党県連の鎌田聡代表は「希望だったことで松野頼久と名前を書きづらい状況をつくってしまった」と振り返った。

 ただ、4区の立憲元職の矢上雅義さんが比例復活で当選を果たし、県内野党の1議席を辛うじて維持した。鎌田代表は「野党共闘の芽を完全に摘まれることなく、踏ん張れた」と述べながらも、希望の小池百合子代表と前原誠司民進代表を批判。「希望の考え方はすっきりいかない部分もあり、訴えにくかった」と打ち明け、今後は立憲と連携しながら活動を進める方針だ。【城島勇人】

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 ◇1区確定得票

当 123,431 木原稔 48 自前W

   96,374 松野頼久 57 希前W

5405チバQ:2017/10/29(日) 20:47:33
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk43010274000c.html
<2017衆院選・くまもと>矢上さん比例復活 17年ぶり当選に晴れやか /熊本
10月24日 00:00毎日新聞

 熊本4区の立憲元職、矢上雅義さんは、小選挙区では自民前職の金子恭之さんに敗れたものの、比例代表で復活して約17年ぶりの当選を果たした。八代市の事務所で「県民のために自分がやらなければいけないという思いが、17年間を支えてくれた。安保法制の見直しなどしっかりした活動を続ければ『安倍1強』を変えることができる」と晴れやかな表情を見せた。

 矢上さんは中選挙区時代の1993年、小池百合子・希望の党代表や枝野幸男・立憲民主党代表らとともに日本新党から立候補して初当選。小選挙区制となり、3期目を目指していた2000年衆院選(旧5区)は自民公認だったが、保守系を割って無所属で立候補した金子さんに敗れて落選した。

 01〜08年は相良村長を2期務め、国が同村で計画し、巨大公共工事の象徴だった川辺川ダムに反対する姿勢を取った。08年知事選や12年衆院選の熊本旧4区から無所属で立候補したが、落選した。

 今回、当初は民進から立候補予定だったが、党分裂を経て最終的には立憲から出馬。野党一本化によって金子さんとの一騎打ちとなる中、安倍晋三首相に対する批判票を幅広く掘り起こし、比例復活当選につなげた。【笠井光俊】

5406チバQ:2017/10/29(日) 20:49:58
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk44010291000c.html
<2017衆院選・おおいた>野党候補が復活当選 県内選出衆院議員6人 全3小選挙区で /大分
10月24日 00:00毎日新聞

 ◇天が命じてくださった 1区・吉良氏

 ◇「社民の灯消すな」感謝 2区・吉川氏

 ◇安倍政権の暴走止める 3区・横光氏

 県内の3小選挙区全てで、野党候補が比例復活当選を果たした。

 1区では、希望前職の吉良州司氏(59)が比例復活当選。23日午後に記者会見し、「天が皆さんの声を国会に届けろと命じてくださった。大分の方々に感謝したい」と述べた。自民大勝の原因について「野党を一本化しようとした結果、分裂してしまったこと」と指摘。希望の党については「方向性をめぐり相当な議論があると思う。リーダーは小池百合子代表でない方がいい」と述べ、党運営の方向や人事を巡り混乱する可能性も示唆した。

 2区に出馬した社民前職の吉川元氏(51)は、定数20の九州ブロックの19議席目に滑り込んで比例復活当選を果たした。台風の影響で開票が大幅に遅れ、23日夕になってからの一報に臼杵市内の事務所は大きな拍手に包まれた。吉川氏は「伝統ある大分の社民党の議席を失うのではとの考えが頭をよぎったが、最後まで信じていた。社民党の灯を消すなと尽力してくれた皆さんに感謝したい」とあいさつ。「今回の選挙は自民党の圧勝だったが、精いっぱい頑張り、安倍政治を止めたい」と意気込んだ。

 3区で比例復活当選した立憲民主党の元職の横光克彦氏(73)は23日未明、宇佐市の会場で支援者一人一人と握手した。2012年衆院選に落選して政界を引退して以来、5年ぶりの復帰。「ぶれずに安倍政権の暴走を止める」と意気込み、「過疎化や少子高齢化問題などにも取り組む覚悟」と語った。【池内敬芳、田畠広景、大漉実知朗】

 ◇「与党政策評価、謙虚な姿勢を」衆院選結果で知事

 広瀬勝貞知事は23日、衆院選結果について「野党の混乱という面はあったが、政権与党の政策が評価されたと思う」とのコメントを発表した。与党に対し災害復興や景気回復、地方創生の着実な推進に期待を寄せ、「謙虚で慎重な政治姿勢を忘れずに取り組んでいただきたい」と注文した。【池内敬芳】

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吉良司州(きら・しゅうじ) 59 希(民)前(5)

 [元]副外相[歴]日商岩井社員▽県商工振興課出向▽民進党県代表代行▽東大W

吉川元(よしかわ・はじめ) 51 社 前(3)

 党政審会長・副幹事長[歴]党機関紙記者▽衆院議員秘書▽神戸大中退=[立]W

横光克彦(よこみつ・かつひこ) 73 立 元(7)

 [元]副環境相▽俳優[歴]社民党副党首▽旧民主党県副代表▽北九州大W

5407チバQ:2017/10/29(日) 20:50:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk44010289000c.html
<2017衆院選・おおいた>結果分析 与党底堅く全区独占 /大分
10月24日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された第48回衆院選は、県内では各小選挙区で自民前職が野党候補に競り勝ち、全3議席を独占した。全国的な傾向と同様に与党の底堅さを見せつける結果となる一方で、3区とも次点になった野党候補が比例代表で復活当選。県内選出の衆院議員が事実上6人いる状態となった。共同通信社が同日に実施した出口調査で判明した各候補や各政党の得票状況などを基に、今回の衆院選を分析した。

 ◇1区 穴見氏、無党派にも 吉良氏、低投票率響く

 1区は前回6386票差で希望前職の吉良州司氏(59)=当時は旧民主=が勝ったが、今回は一層の大激戦となり、3030票差で自民前職の穴見陽一氏(48)が雪辱を果たした。

 共同通信社の出口調査で政党支持率を質問したところ、自民がトップで3割台半ば、希望1割台半ば、立憲と社民が1割弱で、公明、共産と続いた。「支持政党なし」は1割台半ばだった。

 当選した穴見氏へは、自民、公明各支持層の8割前後が投票。支持基盤をしっかり固めていた。「支持政党なし」の約3割も投票先に挙げており、無党派層への支持拡大にある程度、成功していた。

 吉良氏には、希望支持層の9割近く、社民支持層の8割台半ば、立憲支持層の7割台半ばが投票していた。無党派層の5割台半ばも吉良氏だった。もともと無党派層の支持が比較的多いことから陣営は投票率アップを目指したが、台風接近で前回比2・16ポイント減になったことが響いた。

 共産新人の小手川恵氏(61)へは共産支持層の7割台半ば、立憲支持層と無党派層のそれぞれ1割台半ばが投票した。【池内敬芳】

 ◇2区 衛藤氏、ほぼ全域に 吉川氏、共産票こぼれ

 2区では、自民前職の衛藤征士郎氏(76)が臼杵市以外の9市町で勝利、ほぼ全域に浸透した。社民前職の吉川元氏(51)は事実上の「野党統一候補」として追い上げたが、共産の票を固めきれないなど野党共闘がうまく機能しなかった側面もあるようだ。

 出口調査によると、衛藤さんは自民支持層9割を固め、無党派層に前回より微増の4割の支持を得た。陣営は追われる危機感から引き締めを図り、「比例は公明」と訴えるなど組織票固めに全力。佐伯市は約760票、津久見市で約420票落とすなど、9月の台風18号の被災直後で回りにくかったところを除いて堅調な戦いを見せ、これまで4回連続で減少していた得票数を今回は約3600票伸ばした。

 一方、吉川氏は前回候補擁立した共産が出馬を見送り、支援に回った。社民支持層を9割固め、無党派増は前回の4割から5割に増やしたが、共産支持層の2割が衛藤氏に流れ、「野党共闘」の足並みがそろわなかった。【柳瀬成一郎】

5408チバQ:2017/10/29(日) 20:50:41

 ◇3区 岩屋氏、10万票割る 猛追・横光氏、準備不足

 3区は自民前職の岩屋毅氏(60)が、立憲民主元職の横光克彦氏(73)の追い上げを受けたものの、振り切った。前回衆院選では選挙区内の全8市町村で他候補を圧倒し、次点候補に約5万8000票差で圧勝したが、横光氏の地盤の宇佐市で敗れるなど、知名度を生かしたライバルの猛追を受けた形だ。

 出口調査によると、岩屋氏は前回と同様に自民支持層の9割を固めた。横光氏の公示直前の出馬表明により、組織を一層引き締めたが、維持してきた10万票台を割った。

 横光氏には宇佐市を中心に追い上げを許した。同市では、前回約8000票差を次点候補につけていたが、横光氏には逆に約1300票差で敗れた。約2万票差と圧倒した自身の地盤の別府市でも約8000票差まで接近された。

 出口調査では、横光氏は立憲民主、社民支持層をほぼ固め、候補擁立を取り下げた共産支持層にも浸透した。ただ、無党派層は約半数と岩屋氏とほぼ互角と勝ちきれず、選挙戦の準備不足が影響した形だ。【柳瀬成一郎】

 ◇首相へ不信感、過半数 それでも自民圧勝 野党まとまり欠き敵失

 22日の共同通信社の出口調査で安倍首相への信頼感を尋ねたところ、県内では「信頼している」は4割台にとどまり、「信頼していない」が5割台に上った。首相への不信感を過半数の人が抱いている中で自民が圧勝を収めたことになる。小選挙区制度の下、野党のまとまりのなさが与党に有利に働いたという分析に説得力を与えている。

 県内3小選挙区でもそれぞれ「信頼」より「していない」が上回った。「していない」は1、2区で過半数、3区でも半数弱に上った。「信頼」は、1、2区では3割台、3区でも4割台だった。

 「信頼」と答えた人は各区とも7、8割台の人が自民候補に投票。「していない」人のうち、1区では6割台が吉良氏、1割台が小手川氏、2区では6割台が吉川氏、1割弱が上田氏、3区では約7割の人が横光氏に投票していた。【池内敬芳】

5409チバQ:2017/10/29(日) 20:51:02
https://news.goo.ne.jp/article/oita/politics/oita-618FD42B-7762-4537-8149-DE5C79E4FC17.html
社民 徳俵で残る 党勢拡大へ多くの課題
10月24日 03:00大分合同新聞

社民 徳俵で残る 党勢拡大へ多くの課題
社民 徳俵で残る 党勢拡大へ多くの課題
(大分合同新聞)
 衆院選大分2区に出馬した社民党前職の吉川元氏(51)は、社民党が比例九州ブロックで確保した1議席に滑り込んだ。台風接近の影響で開票結果が日をまたぐ異例の事態となり、党県連合や支持者は薄氷を踏む思いで待ち続けた。大分社民が長く維持した衆院の議席を辛くも守ったが、全国的な退潮傾向は続き、野党再編で生まれた新党の影響も受けた。党勢の維持・拡大には課題が多そうだ。

 開票日の22日午後8時すぎ。早々と相手候補の当確が伝わると、臼杵市の選挙事務所にはため息があふれた。比例九州に望みをつないで吉報を待ち続ける支持者。午前3時15分ごろ、選対幹部が「結論は持ち越しだ」と撤収を告げた。
 23日午後1時ごろ、再び関係者が集まり始めた。吉川氏の秘書が当確の一報を伝えたのは午後3時すぎ。大きな拍手と歓声が吉川氏を迎えた。
 初代党首の村山富市元首相は「社民党には大変厳しい選挙だったが、皆さんの頑張りで当選できた。選挙戦を総括して今後も前進できる態勢をつくってほしい」とコメントした。
 2012年の初出馬を含め過去2回の衆院選を比例で復活した吉川氏。小選挙区での勝利を目指し、労組や後援会を軸に組織選を展開した。共産党は野党共闘の立場から候補擁立を見送り、事実上の一騎打ちの構図も固まった。
 しかし、小選挙区では与党候補に約1万9千票の差をつけられ、比例九州ブロックの比例票も減らした。陣営関係者は「支持者の高齢化で運動量が減り、護憲の意識が強い有権者を立憲民主党に奪われた」と分析する。党県連合の久原和弘代表は「労組以外への広がりを欠いている。現状をはねのける手だてを考えなければ」と話した。

5410チバQ:2017/10/29(日) 20:51:25
https://news.goo.ne.jp/article/oita/politics/oita-225D0FC9-C227-42DB-A31B-FED867233340.html
与党優勢に焦り 「自民全勝」の表裏
10月26日 03:00大分合同新聞

 「60年以上続いた大分社民の伝統を途絶えさせなくてよかった」。23日午後、支援者の歓喜に沸く臼杵市の事務所で、社民党から出馬した大分2区の吉川元氏(51)が心情を吐露した。
 3度目の選挙を過去2回と同じ比例九州の復活当選で乗り切った社民。今回は共産党と「すみ分け」の確約を早くから取り付け、吉川氏は野党統一候補として選挙戦に臨んだ。
 事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込んだが、各報道機関による世論調査は序盤から「与党候補優勢」。陣営に焦りが広がった。
 社民系支持労組は投開票日まで1週間となった16日夜遅く、緊急に県内各地の代表者を集め票の上積みを徹底させた。しかし、伸び悩んだ。共産党支持層に浸透せず、無党派層への広がりも欠いた。
 ある労組関係者は「協力者カードの集約が遅く後手に回った。解散後から選挙中盤までの動きが鈍かったのではないか」と首をかしげる。選対幹部は「候補者や地方議員が保守層に食い込む日頃の努力も足りなかった」。
 社民が県内で獲得した比例票は6万4284票。2014年衆院選から5千票近く減らした。一方、同じ護憲・リベラル勢力とされた新党「立憲民主党」は、県組織や党所属の地方議員がいない中で、9万4620票をたたき出した。
 社民支持の労組幹部は「近年の選挙でこれほど護憲・リベラル勢力への県民の期待を感じたことはなかった」と振り返る。にもかかわらず、社民への支持にはつながらなかった結果を深刻に受け止めた。

「候補がいないと」
 共産党は大分2、3区で候補を擁立せず、県内での野党共闘に貢献。野党候補の得票を上積みし、比例復活を後押しした。
 林田澄孝党県委員長は「今後の野党共闘の展望が開けた選挙だった」と総括。一方で、「私たちは力不足もあって後退した。立て直しが必要だ」。
 他党候補の支援と比例票増加の両立を狙ったが、県内の得票数は約2万8千票。前回よりも約1万2千票減らした。党県委員会幹部は「候補がいないと選挙運動が限られ、比例票に不利になることが明らかになった。ただ、共闘は進めていきたい」と頭を悩ませる。
 全国的な立民の躍進に埋没し、党は公示前の21議席から12議席に後退。与党に対抗するため、今後も県内で立民、社民両党を交えた野党共闘を進展させる方針だ。林田委員長は「共闘の前進と、党の勢力拡大。二つの課題に挑戦していく」と力を込めた。

5411チバQ:2017/10/29(日) 20:52:34
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/24/JD0056272864
経済界も前面で支援 「自民全勝」の表裏㊤
 野党再編で激動の展開となった衆院選。大分県内は自民党が3選挙区の議席を独占した一方、野党3党の候補が比例復活を果たした。「自民全勝」となった選挙区と、比例代表を巡る各党の戦いや選挙結果を検証する。

初めて9万票台に
 「感謝の気持ちでいっぱいだ。少子高齢化、人口減少などの重要課題に全力で取り組みたい」。悲願の「1区奪還」から一夜明けた23日朝、自民党の穴見陽一氏(48)は大分市のJR大分駅前に立ち、通勤者や国道を行き交う車に手を振り続けた。
 非自民勢力が根を張る大分1区でライバルの吉良州司氏(59)に競り勝ち、3選を果たした穴見氏。党県連・市連や後援会、業界団体・企業が総力戦を展開し、公明党との選挙協力も強化。2014年の前回選挙から得票数を上積みし、初めて9万票台に乗せた。
 陣営幹部は選挙戦を振り返り、「市長の存在が大きかった」と語る。苦杯をなめた前回選挙では前市長の後援会が吉良氏を全面支援。業界に影響力を持つ首長の強みを見せつけられただけに、陣営は今回、自民系の佐藤樹一郎市長との共闘を戦略の柱の一つに据えた。
 公示日の出陣式に「必勝」の鉢巻き姿で登壇した佐藤市長は選挙期間中、決起集会などに出席。党県連幹部は「行政との連携が“形”になり、経済界に前面に出てきてもらえた」と共闘の成果を実感する。
(公明比例は伸びず)
 党県連は今秋の解散総選挙を想定し、態勢を整えてきた。9月半ばに衆院解散が報じられると、直ちに業界団体・企業への働き掛けを強め、支持固めを重ねて要請。保守地盤の2、3区ではベテラン2氏が手堅い選挙戦で地力を見せ、3選挙区独占を果たした。
 ただ県内の比例得票数を見ると、自民、公明両党で約25万票(46・2%)に対して、野党5党の合計は約29万票(52・9%)。「自民全勝」の裏で、野党が与党を上回る得票を集めた。
 自民党県連と公明党県本部は今回の衆院選で、小選挙区と比例区で双方が連携して集票する「相互推薦」を締結。自民側は「比例は公明」と重ねて訴えたが、公明党の比例得票数は前回を下回る結果に。同党は比例九州ブロックで大目標だった4議席確保を逃した。
 党県本部のある幹部は「自民党と『反政権』を掲げる野党との対決構図となり、存在感を発揮しにくかった」と振り返り、「選挙協力が票に結び付いていない。どんな原因があるのか、地域ごとに検証しないといけない」と語った。

5412チバQ:2017/10/29(日) 20:52:58
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/10/25/JD0056276366
一本化で一騎打ち 「自民全勝」の表裏㊥
 「期間からするとあり得ない得票で、奇跡的な選挙だった。安倍政権に対する怒りが私に託されたという気がしてならない」
 投開票から一夜明けた23日の宇佐市内。立憲民主党から出馬し、比例復活で政界復帰を果たした大分3区の横光克彦氏(73)は明るい表情で報道陣に語った。
 党は解散後に結成されたばかりで、横光氏の出馬表明は公示の3日前。準備もないまま突入した選挙戦で、野党共闘や支持労組の手厚い支援を受け約8万4千票を積み上げた。小選挙区で敗れたものの、5年ぶりに3区を地盤とする野党の国会議員が生まれた。
 民進党の“解体”から野党のドタバタ劇は始まった。全衆院議員が希望の党に合流する方針だったが、「排除の論理」で立民が誕生して分裂した。
 当初、3区には希望の党も公認候補を擁立。水面下で横光氏への一本化が進み、与野党一騎打ちの構図になった。陣営幹部は「一本化で共闘にも大きな効果が出た。比例で躍進した立民の勢いもあり議員に返り咲けた」。

反政権結集ならず
 一方の希望は大逆風にさらされて失速した。希望から出馬し、比例復活した1区の吉良州司氏(59)は「希望では支援できないという人もいた。反安倍政権の結集にならず自民党の圧勝を許した」と振り返る。
 民進と希望の合流方針が示されると、反自民の受け皿として期待感が高まった。吉良氏を推薦する連合大分の幹部も「支持率の低い民進党の看板で戦うよりプラス」と歓迎していた。しかし、「排除の論理」や保守色の強い公約が出ると、風向きは一変した。
 吉良氏陣営は政党色を薄める戦略をとったが、抵抗感を持つリベラル層の票が共産新人に流出。自民候補に競り負け、小選挙区の議席を奪われた。吉良氏は「小池百合子氏の東京人気が全国に拡散すると勘違いし、排除の論理も出た。希望は反省からスタートすべきだ」。

地方組織の構築を
 立民、希望両党の国会議員が誕生した県政界。今後は「前身」の民進を含めた野党再編や、県内の地方組織の構築が注視される。ある労組幹部は「民進は県内の党組織・支部強化が課題のままだった。中央の再編次第だが、県内で強固な党組織をつくれるかが重要」と話す。
 民進は24日、東京・永田町で参院議員総会を開き、今後の方向性を話し合った。出席した足立信也党県連代表は「立民や希望との関係は今後の議論。一つの政党にするか、統一会派にするかも分からない」と説明。地方組織の形が定まるまでには、時間がかかるとの認識を示した。

5413チバQ:2017/10/29(日) 20:53:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk45010237000c.html
<2017衆院選みやざき>選挙区の結果分析 自民、組織力みせる /宮崎
10月24日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された衆院選は、自民が全3選挙区で他候補を寄せ付けない得票で議席を守り、組織の強さをみせつけた。注目を集めた希望は1、3区に候補を擁立したが支持は浸透しなかった。全区に立候補した共産も及ばなかった。選挙区の投票率は県内全体で50・48%。前回の2014年衆院選より0・62ポイント増加したが、過去2番目の低さとなり、有権者の関心の低さも浮き彫りとなった。得票状況や取材の結果を交え、各区の選挙を振り返る。【衆院選取材班】

 ◇1区

 自民前職、武井俊輔さん(42)が次点候補に得票率で20ポイント以上の差をつけて勝利した。前回の衆院選より約5600票伸ばしており「前回を上回りたい」(武井さん)と掲げていた目標も達成した。

 武井さんは公明の推薦のほか、JA組織など各種団体からの支援も受けた。また、2期5年で選挙区内の各地に根付かせた後援会もフル稼働させた。

 共同通信社が22日実施した出口調査によると、武井さんは自民、公明支持層を着実にまとめ、無党派層にも浸透した。年代別でも各世代から得票した。過去には保守分裂が起きた選挙区だが、武井さんは「(選挙を)積み重ねる中で徐々にまとまってきた」と手応えを語った。

 次点となった希望新人の外山斎さん(41)は希望支持層をまとめたが、無党派層などからの得票が伸びなかった。さらに、共産新人の内田静雄さん(68)と立憲や社民の支持層を分け合っており、反自民票をまとめきれずに武井さんと差が開く結果となった。

 ◇2区

 自民前職、江藤拓さん(57)が次点候補に50ポイント近くの差をつけ、貫禄勝ちした。

 江藤さんは自民、公明支持層を手堅くまとめた。候補が出馬しなかった希望支持層にも食い込み、無党派層も取り込んだ。延岡市などで着実に票を得たほか、郡部では得票率が8割を超える地域もあり、選挙区全域で支持基盤の厚さをみせた。

 共産新人、黒木万治さんは(69)は日向市議を辞して臨んだ選挙だったが、反自民票をまとめきれなかった。

 ◇3区

 自民前職の古川禎久さん(52)が7割近い得票率で圧勝した。石破派の要職を務める古川さんは全国への応援で本人が選挙区を不在にすることが多かったが、陣営が精力的に選挙活動を展開。安定した戦いを見せた。

 希望新人、花輪智史さん(51)は、地元に縁のない落下傘候補ながら希望の支持層をまとめたが、及ばなかった。共産新人の井福美年さん(68)は反自民の受け皿が分散したことで、前回の共産候補を約1万4600票下回る結果となった。

 ◇一夜を明け当選者「責任の重さ感じる」

 衆院選から一夜明けた23日、県内の当選者は改めて喜びをかみしめながら選挙戦を振り返った。また、早速あいさつ回りなどに奔走する姿もあった。

 3選を果たした1区の自民前職、武井俊輔さん(42)は宮崎市内の選挙事務所で報道各社の取材に応じ「晴れがましい気持ちと、責任の重さから身の引き締まる思いだ」と心境を語った。前回に比べ得票率、得票数ともに上回った結果について「目標を達成できてよかった。台風が近づく中、多くの方に足を運んでいただき感謝している」と述べた。

 一方、選挙期間中、有権者から党の政権運営に対する批判も多く受けたとし「そうした声を謙虚に受け止め、党内でどう伝えていくか、永田町に戻ってから仲間や政調会長に相談したい」と話した。

 6選の2区の自民前職、江藤拓さん(57)は2区の投票率が51・69%と前回よりも低調だったことに対し「自民党に対する積極的な信任ではない側面もある」と振り返った。

 江藤さんは憲法9条について「9条が果たした歴史的役割は大きい。改正は性急に進めずに党内で議論を尽くし、国民的合意を醸成する努力が必要だと考えている」と語った。

 3区で同じく6選した自民前職、古川禎久さん(52)は23日、石破派事務総長の職務に当たるため、朝から空路で上京し、同日再び宮崎に戻る慌ただしい日程をこなした。

 比例九州ブロックに希望から出馬し当選した元職の中山成彬さん(74)は23日、宮崎市内で報道各社の取材に応じた。衆院選の希望の結果について「反自民層の票を集めきることができなかった。残念だ」と話した。

 今後の活動については「希望の宮崎県連をできるだけ早く作り、自民に代わる勢力作りをしたい」と話し「宮崎には観光の促進や農業の後継者作りなど課題がある。宮崎のためになる仕事をしたい」と抱負を語った。

5414チバQ:2017/10/29(日) 20:54:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk45010337000c.html
<2017衆院選みやざき>自民が全区独占 希望など野党伸び悩む(その1) /宮崎
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選は22日、投開票された。安倍政権への評価や消費増税、憲法改正などを巡って与野党が選挙戦を繰り広げた結果、県内の小選挙区では、1区の自民前職、武井俊輔さん(42)=公明推薦=と、3区の同、古川禎久さん(52)=同=が当選。2区の自民前職、江藤拓さん(57)=同=も当選を確実とした。2012年、14年の衆院選に続いて自民が議席を独占。武井さんは3選、江藤さんと古川さんは6選を果たした。県内の当日有権者数は92万6262人(男43万1373人、女49万4889人)。台風21号の影響で2区の延岡市の開票作業が23日に延期されたことにより、県全体の投票率も23日に発表される見通しだ。【衆院選取材班】

 ◆1区

 ◇武井さん、3選果たす 地道に地盤づくり進め

 自民前職の武井俊輔さん(42)が、希望新人、外山斎さん(41)と共産新人、内田静雄さん(68)の追い上げを許さず、3選を果たした。

 支援者が詰めかけた宮崎市内のホテルの会場では、設置されたテレビから「当選確実」の速報が流れると大きな歓声が上がった。武井さんは支援者に「大きな輪を広げていただき、当選を果たすことができました」と感謝を述べ、3期目へ向けて「人口減少、地方の疲弊は待ったなし。一丸となって、痛みや苦しみを分かち合い、地方の現状を伝えていきたい」と語った。

 2012年の初当選から2期目までの約5年間、後援会を選挙区内の各地で組織するなど、地道に地盤づくりを進めてきた。集会での演説では2期目に外務政務官を務めた経験から、北朝鮮情勢について解説するなどして、実績をアピールした。

 またJAグループ宮崎の政治団体「県農民連盟」や県医師会などからの推薦も受け、武井さんが所属する自民の派閥「宏池会」(岸田派)から会長の岸田文雄政調会長や林芳正文部科学相が宮崎入りして応援。集会には公明県議らも駆けつけるなど、政権与党としての強みを生かした。

 外山さんは、日本維新の会を離党し今月5日に希望からの出馬を正式表明。「しがらみ政治から脱却する」と訴え消費税増税の凍結などを主張したが、与党の“厚い壁”を崩すことができなかった。

 内田さんは消費増税の中止、「1区の候補者で憲法を守ることを主張しているのは私だけ」と改憲反対などを訴えたが、支持を広げられなかった。【黒澤敬太郎】

 ◆2区

 ◇江藤さん、盤石の6選 幅広い層から支持を得る

 自民前職の江藤拓さん(57)が、支持基盤の強さを見せた。台風21号の影響で離島の投票箱が届かず、延岡市の開票は23日に持ち越されたが、日向市や西都市などでの他候補を寄せつけない得票で当選を確実にした。

 江藤さんは衆院議員を10期務めた父の故隆美さんから引き継いだ後援会の集票力と分厚い地盤を生かし、幅広い層からまんべんなく支持を得た。当初民進党県連が擁立した立候補予定者が出馬を取りやめたため、無党派層などにも食い込み、手堅く票を積み重ねた。

 日向市日知屋の事務所に「当選確実」の連絡が入ると、支援者から大きな歓声が上がった。江藤さんは笑顔で大勢の支援者の前に現れ「解散から短い時間だったが、素晴らしい選挙態勢で戦っていただいた」などと感謝を述べた。そして「6期目は具体的に何ができるのかが問われる。皆さんの期待を胸に刻んで、仕事を重ねる」とあいさつした。

 共産新人、黒木万治さん(69)は、消費増税反対や改憲反対などを訴え、民進支持層や無党派層への食い込みを狙ったが、得票は伸びなかった。

 諸派新人の河野一郎さん(57)は、通算5度目の国政挑戦だったが、及ばなかった。【荒木勲】

 ◇中山さん、比例返り咲く 外山さんは“厚い壁”崩せず 希望

 希望の党は県内小選挙区で新人2人が全敗する一方、比例九州ブロックの単独1位で出馬した、元職の中山成彬さん(74)が議席を獲得し、8回目の当選で政界に返り咲いた。

 希望は1区に外山斎さん(41)、3区に花輪智史さん(51)を立てたがいずれも落選。外山さんは22日夜、宮崎市内で支援者を前に「急な解散で党の主張を浸透させることができず、自分の政策も弱かった」と述べた。

 中山さんは22日夜、宮崎市内で当選集会を予定していたが、希望の結果が全国的に低調だったのを理由に姿を見せなかった。毎日新聞の取材に対し、中山さんは「全国的に苦戦しているので喜べず、出席しなかった。希望を自民に代わる党に育てたい」と語った。【塩月由香】

5415チバQ:2017/10/29(日) 20:55:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk45010343000c.html
<2017衆院選みやざき>自民が全区独占 希望など野党伸び悩む(その2止) /宮崎
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆3区

 ◇古川さん、貫禄6選 固い地盤に公明の推薦受け

 自民前職の古川禎久さん(52)が、強固な支持基盤を生かし、6選を果たした。「国難」の本質は人口減少と主張し「所得再分配による少子化対策や格差是正を進め、地域連携による経済振興を図る」と訴え、これまでに培った固い地盤に加え、各種団体や公明などの推薦も受け、多くの支持を獲得した。

 「当選確実」の一報が入ると、都城市姫城町の事務所では詰めかけた支援者から歓声が上がった。古川さんは深々と頭を下げ、支援者と固く握手。「国難を乗り越えるため身を引き締めて臨みたい。6期目は中堅だ。発言力、政治力を正しく行使して、古里や日本のために尽くしていきたい」と決意を語った。

 党青年局長や副財務相を歴任。党政策集団「水月会」(石破派)の事務総長を務め、公示後は全国の候補者支援にも奔走し、地元選挙区入りは数日だった。だが、留守を預かる陣営は「さらなる立場で力を発揮してもらうため、全国一の得票率で再び国会へ送ろう」と票固めに躍起だった。選挙戦は序盤から優位に戦いを進め、リードを広げた。

 一方、希望新人の花輪智史さん(51)は「自民は大企業中心だが、希望は弱い者を助ける」と、消費増税凍結や大企業の内部留保課税を訴えたが、出遅れもあり浸透を欠いた。

 共産新人の井福美年さん(68)は、安倍政権の打倒、消費増税中止や憲法9条の自衛隊明記反対を訴え、反自民票の受け皿を目指したが及ばなかった。【重春次男】

 ◇新燃岳活動が影響 高原町、投票所の変更も

 新燃岳の活動に警戒を強めるふもとの高原町では22日、町内17投票所のうち、大規模噴火時に熱風到達地に近い投票所1カ所の場所を変更し、衆院選の投票が実施された。

 町選管は、町民の安全確保のために1投票所と、自主避難者の受け入れ先確保のために開票所の場所変更を19日に急きょ決めた。

 変更先の投票所となった同町蒲牟田の町立狭野小体育館には有権者が次々に訪れた。

 投票を無事に済ませた自営業、鴨健一さん(62)は「就寝後の夜に噴火したらと思うと落ち着かず怖い。新燃岳の活動が早く沈静化してほしい。行政には防災対策や噴火時の避難誘導などをしっかりしてほしい」と不安そうな面持ちで語っていた。【重春次男】

 ◇期日前投票最終結果 19万3251人、過去最多 前回衆院選より39%増

 県選管は22日、衆院選の期日前投票の最終結果を発表した。11〜21日の11日間の投票者数は計19万3251人で、前回2014年の衆院選と比べ39%増となり、国政選挙や知事選、県議選を通じて過去最多となった。

 選挙区別では、1区6万4975人(前回比42%増)▽2区6万3498人(同38%増)▽3区6万4778人(同36%増)。

 台風21号により期日前に投票する有権者が増えたことや、商業施設などでの投票所開設により利便性が高まったことなどが要因とみられる。【黒澤敬太郎】

………………………………………………………………………………………………………

古川禎久(ふるかわ・よしひさ) 52 自[破]前(6)

 [元]副財務相[歴]建設省職員▽法務政務官▽環境政務官▽党青年局長▽東大 =[公]W

5416チバQ:2017/10/29(日) 20:56:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk46010348000c.html
<2017衆院選かごしま>自民3議席、立憲1議席奪う(その1) /鹿児島
10月23日 00:00毎日新聞

 第48回衆院選は22日投開票され、県内の小選挙区は自民が2、3、4区で当選を決め、立憲が1区で議席を獲得した。区割りの見直しで県内の小選挙区が4に減り初の衆院選は、野党再編などで戦いの構図が目まぐるしく変化する中での短期決戦。組織力で勝り優位に戦いを進めた自民に、野党が一矢報いる結果となった。県全体の当日有権者数は137万8842人、投票率は56・09%(2014年衆院選50・47%)だった。

 ◆1区

 ◇川内さん、激戦制し6選 自民・保岡さん出遅れ響く

 4人が乱立した1区は、立憲元職の川内博史さんが、自民の議席を奪い6回目の当選を果たした。2009年の衆院選以来となる小選挙区での勝利に、事務所に集まった支援者たちは喜びに沸いた。

 川内さんは、民進が希望に合流したことを受け、立憲から出馬を決意。連合鹿児島の推薦を受け、独自候補を取り下げた共産や、社民の支援も受けた。選挙戦では、安倍政権を批判しながら「分け合う社会が民主主義を前進させる」と主張。政権批判票の受け皿として、無党派層などに支持を広げた。

 自民新人の保岡宏武さんは、父興治さん(78)に代わり、公示2日前に出馬が決まった。「父の志を引き継げるのは私」などと、秘書経験や若さをアピール。安倍晋三首相らも来援したが、出遅れを取り戻せなかった。突然の候補差し替えに世襲批判も重なり、支持を固めきれなかった。

 維新元職の山之内毅さんは身を切る改革を主張したが、無党派層に浸透しなかった。無所属新人の宮崎一博さんは税理士の経験をアピールしたが、知名度不足で伸び悩んだ。【杣谷健太】

 ◆3区

 ◇小里さん、組織力で5選 新区割り、支持者獲得に成功

 自民前職の小里泰弘さんが与党の組織力を見せつけ5回目の当選を果たした。希望前職、野間健さんと共産新人、山口勇太さんは及ばなかった。

 小里さんは、区割り変更に伴い旧4区から3区に転じ、父の故貞利・元労相以来の最大地盤だった霧島市を失った。新3区の最大票田・薩摩川内市は野間さんの地盤で当初は浸透に苦しんだが、かつて野間さんを支援していた同市の岩切秀雄市長が小里さんの後援会長として顔を見せると流れは変化。野間さん側から小里さん側に流れる支援者が続いた。市内で報告会、つじ立ちを繰り返し、農政連など自民の支持団体を固めていった。

 前回は無所属で当選した野間さんは、希望から立候補し3回目の当選を目指した。しかし、党の支持自体が伸び悩んで、波に乗り切れなかった。地盤とする薩摩川内市が切り崩される一方で、小里さんが知名度で勝る旧4区の自治体で、浸透にてこずった。

 山口さんは原発の即時停止や護憲を訴えたが出馬表明が9月末と遅く、支持が広がらなかった。【降旗英峰】

 ◆2区

 ◇金子さん、盤石3選 新人3人及ばず

 自民の支持団体や、自身の後援会など固い支持基盤に支えられた自民前職の金子万寿夫さんが3選を果たした。無所属の林健二さん、共産の祝迫光治さん、希望の斎藤佳代さん--の新人3人は及ばなかった。

 長く県議を務めた金子さんは、自身のライフワークでもある「地方創生」を選挙戦で訴えながら、自公政権が進めてきた経済政策の成果を強調。区割り見直しで南薩地区が加わり、南北540キロに広がった新選挙区を精力的に回り浸透した。農政連や医師連盟など多くの団体の支援も受け、序盤から優位に選挙戦を進めた。

 自民を離党して臨んだ林さんは、離島の医療環境整備などを柱に世代交代をアピールしたが、知名度不足が響いた。共産の祝迫さんは消費税増税反対などを主張したが及ばなかった。斎藤さんは子育て支援や格差是正などを訴えたが、希望からの立候補が公示直前に決まるなど、準備不足を立て直せなかった。【田中韻】

5417チバQ:2017/10/29(日) 20:57:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk46010363000c.html
<2017衆院選かごしま>自民3議席、立憲1議席奪う(その2止) /鹿児島
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆4区

 ◇森山さん、安定6選 野呂さん追い上げ及ばず

 厚い保守地盤に支えられた自民前職の森山裕さんが終始安定した戦いで、社民新人の野呂正和さんを破り6回目の当選を果たした。

 区割り見直しで旧5区に霧島市が加わった選挙区。大票田・霧島市での知名度が心配されたが、3区に回った自民前職の小里泰弘さんの支持票を手堅くまとめ、無党派層の取り込みを図った野呂さんの追い上げをかわした。

 党国会対策委員長や県連会長として選挙区を空ける日が多かった森山さん。留守を預かった陣営は党支部組織や地方議員をフル稼働し、支持団体などの引き締めを徹底した。

 野呂さんは共産党などの支援を受け、護憲や年金問題、格差と貧困解消などを中心に訴えたが、支持は広がらなかった。【新開良一】

 ◇宮路さんが当選 比例九州、定数減で転出

 比例代表九州ブロックに単独立候補した自民前職の宮路拓馬さんが、2回目の当選を果たした。

 宮路さんは2014年の前回衆院選で旧鹿児島3区で落選したが、比例復活し初当選した。区割り変更に伴って県内小選挙区が1減したため、衆院議員が5人いた党内で候補者調整をした結果、宮路さんが比例に回ることが7月に決まった。

 自民県連は、党本部に宮路さんを比例名簿上位で処遇するよう求めた結果、九州ブロックで単独2位とされた。

 選挙期間中、宮路さんは他の自民候補の応援で、県内を回っていた。

 県内では小選挙区立候補者13人のうち、8人が比例と重複立候補していた。【小畑英介】

 ◇投票用紙、1人に2枚 霧島市選管が交付ミス 期日前

 県選管は22日、霧島市役所で21日に期日前投票をした有権者1人に、誤って小選挙区の投票用紙を2枚交付したと発表した。

 県選管と霧島市選管によると、21日午前11時ごろ、本人と家族の2人分の名前が書かれた宣誓書を提出した有権者1人に、小選挙区の投票用紙を2枚交付した。有権者は家族分も投票できると思い、そのまま2票投じたという。投票所が混雑していたため、本人確認がおろそかになったのが原因という。いずれも有効票として扱われる。

 比例代表と最高裁裁判官国民審査の投票用紙交付の際、担当者が家族がいないことに気づき、比例と国民審査は1枚ずつ交付した。【杣谷健太】

 ◇期日前投票、過去最高 前回比14万754人増

 県選管は22日、衆院選の期日前投票者数(小選挙区)を発表した。11〜21日に32万8886人が投票し、2014年の前回衆院選と比べ、14万754人増えた。選挙人名簿登録者数に占める割合(期日前投票率)は23.81%で初めて20%を超え、過去最高となった。

 小選挙区別の投票者数は、1区=6万1641人(期日前投票率17.07%)▽2区=8万4938人(同24.35%)▽3区=9万3828人(同28.38%)▽4区=8万8479人(同25.98%)--だった。

 これまでの衆院選の期日前投票率は、2009年の16.59%が最高だった。【小畑英介】

………………………………………………………………………………………………………

森山裕(もりやま・ひろし) 72 自[石]前(6)

 党国対委員長[歴]鹿児島市議長▽参院議員▽副財務相▽農相▽日新高=[公]W

5418チバQ:2017/10/29(日) 20:58:01
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/representatives_election_2017_kagoshima/article/368244/
立民川内氏返り咲き 鹿児島1区 自民は火種残す
2017年10月24日 06時00分
6選を決め、支持者とともに万歳する川内博史氏(中央)=23日未明
6選を決め、支持者とともに万歳する川内博史氏(中央)=23日未明
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 22日投開票された衆院選で、鹿児島県の4小選挙区の2〜4区で自民前職が当選、1区で立憲民主元職が議席を獲得し、自民独占を阻んだ。区割り変更に伴う定数1減で行われた初の選挙で、激戦が展開された。

 前職同士がしのぎを削った3区は、自民の小里泰弘氏(59)が希望の野間健氏(59)に競り勝ち5選。野間氏は比例復活もかなわず「敗因は私の力不足。今後も地域に根を下ろしていく」と再起を誓った。希望の九州唯一の結党メンバーだったが、全国的な希望の失速に苦戦を強いられた。選挙カーの希望の看板を外し、草の根で戦ったが及ばなかった。野間氏は「希望への民進合流を巡って分裂し非自民の受け皿にならなかった」と肩を落とした。

 4区は自民前職の森山裕氏(72)が盤石の強さで6選。森山氏は「第1次産業を発展させる政策を具体的に進めていく」と語った。2区は自民前職の金子万寿夫氏(70)が全市町村で差をつけ、3選を果たした。

 1区は立憲民主元職の川内博史氏(55)が自民新人の保岡宏武氏(44)との激戦を制し、3期ぶりに返り咲いた。保岡氏は公示直前に引退した元法相の父、興治氏(78)の地盤を継いだが、世襲批判も響いた。宏武氏は今後も「1区から挑戦したい」と述べた。比例九州ブロック単独候補で当選した自民前職の宮路拓馬氏(37)も「次は1区で出馬したい」と意欲を示しており、火種を残した形だ。

=2017/10/24付 西日本新聞朝刊=

5419チバQ:2017/10/29(日) 20:58:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171024ddlk46010251000c.html
<2017衆院選かごしま>選挙を振り返る /鹿児島
10月24日 00:00毎日新聞

 22日に投開票された第48回衆院選で、県内の小選挙区は2〜4区で自民が勝利し、1区で立憲が議席を獲得した。選挙戦を制した候補者たちは支持者らと当選を喜び合い、今後の国会活動に向け思いを新たにした。共同通信社の出口調査結果などとともに選挙戦を振り返った。

 ◇1区 「みんなの生活向上を」政権批判層受け皿に 立憲川内・博史氏

 「県民の、草の根の民主主義を求める強い思いが結集した」。自民新人の保岡宏武氏を1868票差で破り、2009年以来6回目の当選を決めた川内博史氏は強調した。

 23日午前0時40分過ぎ、当選確実の知らせを受けた川内氏が鹿児島市内の事務所に姿を現すと、「ひろし」コールがわき起こった。涙する支援者一人一人と抱き合い握手を交わした川内さんは、報道陣の取材に「再分配政策をしっかりすることが、みんなの生活向上につながる」と述べ、格差是正や労働環境の充実などに意気込んだ。

 川内氏は、「独断的政治」などと安倍政権を批判し、政権批判票の獲得に努めた。出口調査によると、「安倍首相を信頼していない」と答えた有権者の約7割から支持を得て政権批判層の受け皿となった。支持政党別でも立憲、社民の約9割、共産、民進の約8割、無党派層の約6割の支持を得たほか、公明の約4割にも食い込んだ。

 保岡氏は23日、「現有5議席を守る責任を果たせず、おわびしようもありません」と集まった支持者に頭を下げた。今後については「頂いたご支援に報いる」と国政に再挑戦する意向を明らかにした。【杣谷健太、田中韻】

 ◇2区 「郷土に景気と成長」自民支持層が8割以上 自民・金子万寿夫氏

 3回目の当選を果たした自民前職の金子万寿夫氏は22日夜、鹿児島市の事務所で支援者らと当選を喜び、「奄美の世界自然遺産登録を控えるなど、今が勝負の時。郷土のすみずみに景気回復と持続的成長をもたらす」と決意を新たにした。

 区割り見直しで広がった新選挙区をくまなく回って浸透を図り、自公政権の実績を強調。新人3人を引き離しての勝利となった。

 出口調査結果によると、金子氏は自民支持層の8割以上に支えられ、公明支持層の6割以上を固めた。20〜70代以上の各年代から他の3候補を上回る支持を得た他、女性票の約半数をつかんだ。【田中韻、神田和明】

 ◇3区 「約束したことはやる」自民層9割、公明層7割が支持 自民・小里泰弘氏

 自民前職の小里泰弘氏が、与党の友好組織を基盤に支持を広げ5回目の当選を果たした。小里氏は「選挙戦で約束したことを、しっかりと東京で身を入れてやっていきたい」と抱負を述べた。

 区割り変更で地盤の霧島市を失った小里氏。3区の最大票田で、2014年の前回衆院選で自民候補が野間健氏に約1万7000票差をつけられた薩摩川内市での戦いが課題だった。

 小里氏は、かつて野間氏を支援した岩切秀雄市長や県議らを味方につけた。選挙戦は商工政治連盟など支持組織伝いに企業も回り、得票は同市で約6000票差まで野間氏に迫るなど旧3区で競り、旧4区で圧倒した。

 「岩に生爪たててはい上がる」。集会で悲壮感を訴え続けた小里氏は、当選を決めると「霧島を離れて戦うのは不安だったが、新地域で同志に導きをいただいた」と感謝を口にした。【降旗英峰、林壮一郎】

 ◇4区 「引き続き責任果たす」野党、無党派層も一定支持 自民・森山裕氏

 6回目の当選を果たした自民前職の森山裕氏は22日夜、党本部で当選の報を受けた。多くの支援者が集まった鹿屋市の事務所とネット回線で結んだテレビを通じて「引き続き政権与党の国会対策委員長として責任を果たしていきたい」と喜びと決意を語った。

 森山氏は、旧5区と区割り見直しで新たに加わった霧島市の保守票を手堅く守り、共産との候補一本化で臨んだ社民新人を寄せ付けず大勝した。

 出口調査結果によると、森山氏は自民支持層の9割以上をまとめる一方、野党支持層や無党派層にも一定の支持を広げた。10代から70代以上の各年代でもすべて社民新人を上回った。【新開良一】

5420チバQ:2017/10/29(日) 21:02:12
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk40010219000c.html
<2017衆院選ふくおか>自民、全選挙区で勝利 希望・立憲、及ばず(その1) /福岡
10月23日 00:00毎日新聞

 県内11選挙区に6党と諸派、無所属の計33人が立候補した衆院選は22日投票され、自民の前職11人全員が勝利し、前回、前々回に続き県内の全小選挙区を自民が独占した。希望元職と共産前職は比例九州ブロックで復活当選し、立憲も元職が比例復活を確実にした。

 野党再編で「自民・公明」「希望・維新」「共産・立憲・社民」の3極を軸に展開された今回の選挙戦。県内では7選挙区で三つどもえの戦いとなった。このうち2、9、10区は自民と希望による激戦となったが、安倍政権への批判票が分散した形となり、最後は組織力に勝る自民が突き放した。

 民進出身の5人を含む新人と元職、前職計7人を擁立した希望、前職・新人計9人を立てた共産は、ともに選挙区では当選圏に届かなかった。立憲は自民と一騎打ちとなった3区で善戦した。希望の推薦を受けた4区の維新前職と、前回に続き共産と共闘した11区の社民新人は伸び悩んだ。【西嶋正法】

 ◆2区

 ◇鬼木さん、薄氷3選 稲富さん、保守地盤崩せず

 自民前職の鬼木誠さん(45)が、3度目の対決となった希望元職の稲富修二さん(47)らとの激戦を制して3選を決めた。組織的な選挙戦を展開し、順調に票を伸ばした。稲富さんは比例で復活当選した。

 当初劣勢が伝えられていた鬼木さんは、地盤を引き継いだ山崎拓・元党副総裁を選挙対策本部長に迎え、全面支援を受けた自公の地方議員の後援会組織をフル稼働させ、全45校区で演説会を開催。「PM2・5の抜本対策に取り組んだ」と環境政務官としての実績を強調する一方、自公政権の継続を訴えた。

 2012、14年と苦杯をなめた稲富さんは背水の陣で挑んだ。浪人中はほぼ毎日、早朝から夜遅くまで街頭に立ち、2大政党の必要性を訴える一方、自民支持の企業や団体を回り、票の掘り起こしを図った。教育の充実を掲げ「どんな家庭環境でもすべての子どもが教育を受けられる国にしたい」と唱えるなど「希望色」を出さずに個人への支持を訴え続けた。終盤は小池百合子代表の応援を受けるなどテコ入れを試みたが、希望への期待の失速が大きかった。

 共産新人の松尾律子さん(45)は「安倍1強政治」を批判したが、伸び悩んだ。【合田月美】

 ◆1区

 ◇井上さん、結束3選 保守票まとめ、乱立追い風

 自民前職の井上貴博さん(55)が着実に票を積み上げ、立憲元職の山本剛正さん(45)らを破り、3選を決めた。井上さんは保守票をまとめ、政権批判もかわした。山本さんは野党乱立も影響した。

 井上さんは、大胆な規制緩和で民間投資を呼び込む国家戦略特区に福岡市が指定されたことで「経済効果が生まれている」などと訴えた。地盤の博多区に加えて東区にも足しげく通い、前回2014年の自民分裂で割れた保守票をまとめた。

 民進の希望の党への合流が決まると、陣営からは野党候補の一本化が加速すると危惧の声も漏れたが、希望による「選別と排除」の混乱などで野党候補が乱立。安倍政権への批判票が分散したのも好材料となった。

 希望の1区での公認を得られず、公示直前に立憲から出馬を決めた山本さんは「人口減少に歯止めをかける若年世代への支援」や「将来不安のない社会保障」を重点的に訴え、無党派層にも浸透したが、及ばなかった。

 支持母体を持たない希望新人の石井英俊さん(41)は争点を「消費増税の凍結」に絞って街頭演説を繰り返したが、伸び悩んだ。共産新人の立川孝彦さん(66)は憲法9条改正反対などで比例票の上積みも目指して戦った。【蓬田正志】

 ◆3区

 ◇古賀さん、着実3選 山内さん、支持拡大できず

 自民と立憲の一騎打ちは自民前職の古賀篤さん(45)が立憲元職の山内康一さん(44)を退け、3選を確実にした。古賀さんは分厚い支持基盤を背景に終始優位に戦いを進めた。山内さんは比例での復活当選を確実にした。

 古賀さんは2期5年の実績を強調する一方で、幼児教育の無償化や「地域社会を持続可能にするために必要」と民生委員や保護司制度などの拡充を訴えた。2年後の消費税率アップについては「野党も介護、教育の充実化を言っているが、財源を示さないのは無責任」と主張。推薦団体の支援を受けて幅広い層から支持を集めた。

 希望に「排除」され立憲から立候補した山内さんは草の根選挙を展開。「政治を私物化し、子供の貧困を生んだ安倍政治を止めよう」と訴え、連合福岡や共産の支援を受けて支持拡大を図ったが、及ばなかった。【柴田種明】

5421チバQ:2017/10/29(日) 21:02:34
 ◆4区

 ◇宮内さん、安定3選 河野さん、改革訴えるも埋没

 自民前職の宮内秀樹さん(55)が幅広い支持を集め、維新前職の河野正美さん(56)らを破って3選を果たした。宮内さんは公明のほか農政連や商工会などの推薦を受け、終始優位な戦いで議席を守った。河野さんは支持に広がりを欠いた。

 宮内さんは、安倍政権を信任するかどうかが争点と位置づけて選挙戦を展開。熊本地震の復旧活動や無電柱化の立法化、世界遺産登録実現などの実績を強調。「日本を元気に明るく」とアベノミクス継続による経済活性化や「即戦力」を訴え支持を得た。

 河野さんは希望の推薦を受け、消費税を凍結し議員報酬削減など身を切る改革を訴えたが、自公の補完勢力とみられて埋没し伸び悩んだ。

 共産新人の新留清隆さん(62)は安倍政権を打倒し、消費増税阻止や原発ゼロなどを訴えたが及ばなかった。【前田敏郎】

 ◆5区

 ◇原田さん、貫禄8選 楠田さん、浸透しきれず

 自民前職の原田義昭さん(73)が、希望元職、楠田大蔵さん(42)らを降し、8選を果たした。原田さんは希望の登場に危機感を強め、農政連など厚い保守地盤を引き締めた。楠田さんは無党派層へ浸透しきれなかった。

 原田さんは企業朝礼などをこまめに回り、市町ごとの決起大会も組んで「誇りある国家、活力ある経済の推進」などを訴えた。新たに編入された福岡市南区では県議、市議の後援会員にはがきで区割り変更を知らせ投票を呼びかけた。

 楠田さんは、軽ワゴン車で豪雨災害の被災地に入りボランティアをしたことなど若さと行動力を強調。労働組合や古賀之士参院議員らの応援で「緊張感のある、政権交代可能な政治の実現」を訴えたが、伸び悩んだ。

 3回目の共産新人、田中陽二さん(61)は立憲、社民の支持層へも食い込んだが及ばなかった。【勝野昭龍】

 ◆8区

 ◇麻生さん大差 知名度、組織力で13選

 副総理兼財務相の自民前職、麻生太郎さん(77)が高い知名度に支えられ、国政初挑戦の共産新人、宮嶋つや子さん(66)に大差をつけて13回目の当選を果たした。

 安倍内閣の重要閣僚で派閥のトップでもある麻生さんは、公示の10日に選挙区をくまなく回った後は地元を離れ、経済対話のための訪米を挟んで全国を遊説。不在の本人に代わって選挙カーには家族が乗り支持を訴えた。

 選挙戦は前回に続いて共産新人との一騎打ち。一部に楽観ムードも漂ったが、陣営は「立派な得票で当選を」と、投票率アップの呼びかけに最後まで力を注いだ。

 直前まで飯塚市議だった宮嶋さんは、市外での知名度が課題となった。改憲反対や消費増税の阻止、森友・加計問題の徹底解明などを柱に、政権批判を繰り返したが及ばなかった。【平山千里】

 ◆11区

 ◇武田さん盤石6選 組織戦で票を積み上げ

 自民前職の武田良太さん(49)が安定した戦いで、希望新人の村上智信さん(48)、社民新人の竹内信昭さん(64)を破り、6選を果たした。武田さんは組織戦で票を積み上げた。草の根選挙の村上さんは支持を伸ばせなかった。

 党幹事長特別補佐を務める武田さんは、他候補の応援で飛び回り、公示後の地元入りは2日間のみ。だが、11区内全15市町村の世話人会を開いて地盤を固め、地元の田川市郡では各自治体の首長を選対本部長に迎えて盤石の態勢で臨んだ。多くの企業・団体の推薦に加え、後援会がフル活動して差を広げた。

 村上さんは公示直前に希望公認を得て国政に初挑戦した。経産省での経験などを訴えたが、知名度不足や党の失速が響いた。

 県内唯一の社民候補の竹内さんは野党共闘を掲げ、共産の支援を得たが、支持に広がりを欠いた。【斎藤毅】

5422チバQ:2017/10/29(日) 21:04:17
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171023ddlk40010228000c.html
<2017衆院選ふくおか>自民、全選挙区で勝利 希望・立憲、及ばず(その2止) /福岡
10月23日 00:00毎日新聞

 ◆6区

 ◇鳩山さん、一丸再選 県連と和解、組織固める

 自民前職の鳩山二郎さん(38)が固い組織力で再選を果たした。

 鳩山さんは、保守分裂選挙となった昨秋の補選で対立した自民県連と解散直前に和解。党一丸となって戦う態勢を整えた。地域に張り巡らせた後援会組織を基盤に、企業や団体を精力的に回った。

 個人演説会などでは大川市長時代の経験を交え「地方創生を確実なものにし、農林業を守る」と訴えた。補選で対立した地元県議も選対に加わり、鳩山さんを推薦した県農政連の強力な後押しを受け戦いを優位に進めた。

 無所属新人の新井富美子さん(50)は、民進の方針に従い希望から出馬しようとしたが公認を得られなかった。社会保障の充実や憲法9条の維持を訴え、党派を超えた支持獲得を目指した。しかし元々強固な後援会組織がなく、選挙態勢を整えるのも遅れ、浸透しきれなかった。

 共産新人の小林解子さん(37)は安保法制廃止などを訴えたが及ばず、幸福新人の西原忠弘さん(62)は支持が広がらなかった。【高芝菜穂子】

 ◆10区

 ◇接戦、山本幸さん8選 城井さん・田村さん降す

 昨年8月に初入閣し、国家戦略特区を担う地方創生担当相を1年間務めた自民前職、山本幸三さん(69)が8選。希望元職の城井崇さん(44)は及ばなかった。共産前職の田村貴昭さん(56)は比例で復活当選した。

 山本さんは山口県下関市と北九州市を結ぶ「下関北九州道路」の9年ぶりの事業復活や、3月発表の公示地価で北九州市の商業地が24年ぶりに上昇に転じたことなどを訴え、自公政権により地元経済が回復基調にあると印象づけ支持を集めた。

 選挙戦序盤は、内閣支持率の急降下を招いた特区を巡る加計学園の獣医学部新設問題について当時の担当相として「何ら問題はない」と強気の演説をしたが、報道各社の情勢調査で接戦が伝えられると、経済政策に訴えの軸足を移した。

 一方、城井さんは、希望の小池百合子代表の「排除」発言以降は逆風にさらされ、陣営幹部からは「無所属で出馬した方が票を集められた」と公認を悔やむ声も漏れた。中盤以降は、3人の子育てをしながら精力的に地域を回り、住民の声を拾い上げてきた「個人」の地道な政治活動を強調し、政党色を薄めることに腐心した。

 田村さんは北九州市内に加え、九州各地でも比例票の上積みを図った。【比嘉洋】

 ◆9区

 ◇激戦、三原さん8選 緒方さん・真島さん実らず

 自民前職の三原朝彦さん(70)が8選を決めた。希望前職の緒方林太郎さん(44)は党への失望感が響き、共産前職の真島省三さん(54)は支持を拡大できなかった。

 三原さんは「地方にある特色ある企業を伸ばす」などと訴え、多くの企業・団体の推薦を受けた。地元の自民系市議・県議の協力を得たほか、後援会も活発な活動を繰り広げ、堅実に票を固めた。選挙戦中盤には陣営に楽観ムードも流れたが、選対幹部は「相手候補はすぐ後ろだ」と引き締めを図り、公明との連携も強化。「比例は公明」と強くアピールし、公明支持層も手堅くまとめた。

 民進党の県連代表を務めていた緒方さんは「組織の決定だ」として希望に合流し、「公平・公正でクリーンな政治を実現する」と訴えた。国会質問などによる知名度の高さを生かしつつ、徹底的な地域回りを重ねて前回選の約1万6000票差の逆転を狙った。ただ、有権者の希望の党への失望感を最後までぬぐえず、共産などとの野党共闘が実らなかったのも響き、及ばなかった。

 真島さんは消費増税への反対や、森友・加計学園の問題への追及を訴えたが、十分に票を伸ばすことができなかった。【井上卓也】

5423チバQ:2017/10/29(日) 21:04:29
 ◆7区

 ◇藤丸さん圧倒3選 強固な保守地盤生かし

 自民前職の藤丸敏さん(57)は強固な地盤と圧倒的な知名度を生かして3選を果たした。元自民党幹事長の古賀誠氏から受け継いだ後援会などによって、組織票を早い段階からしっかりまとめた。

 選挙戦では防衛政務官など2期4年10カ月の実績を強調。道路や港をさらに充実させていくことを訴え、無党派層にも支持を広げた。希望の動きをけん制しながらも、序盤から「自分の戦い」を貫いた。

 希望新人の原圭助さん(39)は、選挙区の大牟田市に移って約3カ月での選挙戦。民進時代から掲げた「格差是正」を強く訴えたが、有権者の新党への戸惑いとともに大幅な出遅れによる知名度の低さが響いた。

 共産新人の江口学さん(43)は、安倍政権の退陣を強く求めたが、与党への批判票を十分に取り込めなかった。【井上和也】

 ◇県平均投票率53.31% 96年以降2番目の低さ

 小選挙区の県平均の投票率は53・31%だった。前回2014年を4・5ポイント上回ったものの、小選挙区制となった1996年以降で2番目の低さとなった。選挙区別で最高は11区の56・66%、最低は1区の47・92%だった。

 安倍政権の継続の是非が最大の争点となった今回の選挙戦。新党の誕生もあり有権者の関心は一定程度高まったが、野党の分散で「政権選択」の色合いが薄れたこともあり、50%台前半にとどまったとみられる。一方、期日前投票者数は81万3515人と前回を30万人強上回り、過去最高だった。

 県内の衆院選投票率は72年以降、7回続けて70%台だったが、93年に66・71%に低下。その後、96年58・65%▽2000年61・18%▽03年58・34%--と60%前後で推移し、郵政選挙の05年は66・63%、政権選択選挙の09年は68・77%と盛り返した。

 しかし「第三極」が台頭した12年は57・34%にとどまり、14年は戦後最低の48・81%と低迷した。【西嶋正法】

5424チバQ:2017/10/29(日) 21:05:24
http://yamagata-np.jp/news/201710/24/kj_2017102400542.php
決戦の軌跡(1)議席独占の自民 批判分散敵失での大勝
2017年10月24日 10:57
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 突然の解散で幕を開けた衆院選。安倍政権の継続の是非などが問われた総選挙は、民進党と希望の党の合流・分裂を巡る混乱で野党共闘が崩れ、県内3小選挙区で自民が全議席を独占した。本県の非自民候補は選挙区と比例東北で議席を獲得できなかった。決戦の足跡を検証する。(文中敬称略)

 万歳が繰り返され、拍手がやまない。激戦となった県2区の鈴木憲和は、その歓喜の中で声を張った。「1区から3区まで、ぶれずに地域の将来を考え、今後やるべきことを真っすぐに訴えた。勝利はその結果だ」。党県連会長として臨む初の国政選挙を最高の形で終えた充実感がにじんだ。

 県内各小選挙区では、当初、民進で出馬予定だった候補が相次いで希望の公認を獲た。鈴木を含め、1区遠藤利明、3区加藤鮎子の3人は得体の知れない「希望の風」を意識しながら、選挙戦に突入した。2区では2003年以降、比例復活を含め議席を守ってきた近藤洋介が希望公認候補として出馬。競り合う展開から1万7千票余りの差を付けて振り切り、復活も許さなかった。戦いを制した鈴木の横顔からは、その高揚感も見て取れた。

 鈴木は各候補が自らの訴えを貫くことを「一致団結」と表現した。3人が10万以上の得票で小選挙区の議席を独占した結果を踏まえ、「(だからこそ)党への批判をしっかり受け止め、より謙虚な気持ちで多様な意見を聞くべきだ。山形のため3人でスクラムを組んで頑張る」と強調した。

 ベテランの遠藤は当選回数がまだ浅い鈴木と加藤を気に掛けていた。「自分の所はいい。とにかく2区と3区を頼む」。解散直後、遠藤は後輩たちへの支援を党総裁の首相安倍晋三や党選対委員長塩谷立に願い出た。希望を率いる都知事小池百合子とは、当選同期で旧知の仲。終盤の失速はうれしい誤算だったが「小池はまだ何か仕掛けてくる」と警戒してのことだった。

 遠藤は五輪組織委員会の用務で地元を空けることが多く、新人とはいえ、着々と準備を進める希望候補の動きに不安を抱いていたが、積極的に2人の支援に動いた。中選挙区時代の縁で、遠藤の支援者も多い2区で側面支援に徹し、鶴岡市長選で自民系の現職が敗れ、心配の種が増えた3区には何度も足を運んだ。

 党は全国で閣僚級などを投入する“空中戦”を展開。重点区とした2、3区には、首相安倍や抜群の人気を誇る党筆頭副幹事長小泉進次郎が入った。小泉は同世代で、個人的にも親しい鈴木、加藤のため終盤で複数回来県し、共に街頭に立ってマイクを握った。加藤は来援による効果もあり、リードを広げて父・故紘一から受け継いだ地盤の堅さを示した。加藤は「父が残してくれたものの根本は、地元の皆さんの長く堅い支援。今後も信頼関係を築いていく」と語った。

 自民は昨夏の参院選で野党連合に大敗を喫し、1月の知事選は不戦敗に終わった。遠藤は今回の完勝に「参院選での汚名返上はできたと思う。しかし、敵のエラーでの大勝」と指摘した。自民への批判票の受け皿が、希望や立憲民主に分散したことも勝因の一つと言える。野党再編の動きは今後も予想される。高い組織力と厚い地盤を誇った自民だが、常に盤石な状況ではない。再来年に統一地方選や参院選を控える中、今後、敵失の有無にかかわらず、県民からの真の信任を得られるかが試される。

5425チバQ:2017/10/29(日) 21:06:11
http://yamagata-np.jp/news/201710/25/kj_2017102500570.php?keyword=%E6%B1%BA%E6%88%A6%E3%81%AE%E8%BB%8C%E8%B7%A1
決戦の軌跡(2)翻弄された民進系 「希望」裏目、連携に狂い
2017年10月25日 13:57
衆院選へ結束を確認した民進党県連、社民党県連、連合山形による三者協議。この直後に起きた「合流劇」に野党連携の枠組みは大きく揺らいだ=9月、山形市
衆院選へ結束を確認した民進党県連、社民党県連、連合山形による三者協議。この直後に起きた「合流劇」に野党連携の枠組みは大きく揺らいだ=9月、山形市
 県内3小選挙区で、最も当落の判定がもつれた県2区。希望前職・近藤洋介の選挙事務所は、伝わる劣勢に、重苦しさと同時にむなしさにも似た空気に包まれた。「(希望代表の)小池(百合子)のせいだ。それに尽きる」。陣営関係者の恨み節が漏れる中、22日午後10時半すぎに相手候補の当選確実の一報が流れた。近藤は関係者の思いを代弁するように頭を下げた。「想像を超える混乱があった。有権者の思いをつかめなかった」

 民進と希望の合流は、本県にとって、野党連携の「完成形」を目指して臨戦態勢に入った矢先の衝撃だった。見据えていたのは、昨夏の参院選県選挙区で党派を超えて支えた野党統一候補の舟山康江が自民に快勝した成功体験だ。この形を再現すれば、少なくとも県2区、県3区は自民前職を上回る、との計算もあった。突然の合流で社民県連、連合山形傘下の自治労系の動きは鈍化した。関係者が「山形方式」とする枠組みは、時間の経過とともに歯車が狂い、最後までかみ合うことはなかった。

 近藤と県1区の新人・荒井寛、県3区の元職・阿部寿一には、野党勢力の結集が可能な無所属での出馬という選択肢もあった。支援者の根強い勧めがありながら、悩んだ末に3人が決断したのは希望への公認申請。民進代表前原誠司の「政権交代可能な二大政党制をつくる」との言葉を信じた。3人が一体となることで「山形から希望の風を起こす」という戦略も描いた。

 希望に向けられた目は想像以上に厳しかった。小池の言動や希望の公約を巡り、釈明に時間を費やさざるを得なくなった。希望入りを疑問視する支持者に近藤は「確かに(希望は)一夜城かもしれない。その城に自分たち経験者が乗り込み、しっかりとかじ取りをする」と理解を求めた。県1区の陣営関係者は選挙戦終盤に入っても好感触をつかめず「こんなに“冷たい風”は初めてだ。運動をすればするほど票が逃げる感覚」と嘆いた。

 これまでのように草の根運動をしても熱気は高まらない。県1〜3区の総合選対本部長を務めた舟山は、力不足を認めた上で「中央政界の動きにのみ込まれた。政策論争が話題にならず、小池さんの評価が先行して私たちの訴えがかき消された」と悔やんだ。小池が持ち出した「排除の論理」は足かせとなった。野党連携はあらゆる支援者を巻き込まなければ成立しない。「排除をしていたら力は結集できない」(近藤)との悪循環に陥った。

 民進県連は3年前の前回選以降、地方議員を増やし組織力強化に努めてきた。合流を巡る混乱に翻弄(ほんろう)された末に待っていたのは、近藤が2003年から守ってきた議席をも失う惨敗だった。所属議員は、中央レベルの協議を見守って自身の対応を決める考えだが、立ち直ろうにも先行きは全く見通せない。

 台風の中、投開票日の翌朝につじ立ちをした近藤は、非自民の地方組織に関し「舟山参院議員がいるし、私も一定の役割はあると思う。応援してくれた地方議員と相談し、連携を取りたい」。再起への思いを口にした。(敬称略)

5426チバQ:2017/10/29(日) 21:06:28
http://yamagata-np.jp/news/201710/26/kj_2017102600581.php
決戦の軌跡(3)崩れた野党共闘 反発の共産、当惑の社民
2017年10月26日 09:49
共産、社民両党の県組織などと市民連合やまがたによる懇談会。希望と民進の合流で野党共闘は崩れた=5日、山形市
共産、社民両党の県組織などと市民連合やまがたによる懇談会。希望と民進の合流で野党共闘は崩れた=5日、山形市
 民進、希望の合流で野党共闘が崩壊し、共産、社民は戦略の転換を迫られた。共産は、県内3小選挙区に出馬した民進系3候補が希望入りしたことに強く反発し、独自候補擁立にかじを切った。社民は当惑の末に自主投票を選択した。安倍政権打倒を掲げながらも違う道を歩み、県内3小選挙区議席の自民独占、比例東北での苦戦に行き着いた。

 衆院選公示が迫る5日夜、山形市内で共産、社民、新社会各党県組織の代表者が顔をそろえた。野党共闘の実現を求める「市民連合やまがた」との懇談会に臨んだ。共産県委員長本間和也は、安全保障関連法を容認する希望との協力を否定し「希望を選んだことが間違いだったと結果で示す」と力を込めた。

 共産は、前回選で激戦だった県2区、県3区の候補者取り下げが視野にあった。共産候補が両選挙区で獲得した1万票余りを加えれば自民に逆転可能―との認識だった。共同戦線は目前だったが、民進系候補がそろって希望公認を得たことで破綻した。

 共産、社民は比例票で支持拡大を狙った。合流を巡る民進の分裂で立憲民主が登場し、政権批判票が分散した。県内で立憲民主、希望、共産、社民の比例票は計約29万票。自民、公明を上回った。立民というリベラル系受け皿の登場で共産は前回より1万票以上減らし、比例東北で獲得したのは1議席。社民は議席圏内からはじきだされた。

 「希望からの出馬は完全な判断ミスだった」。厳しい結果を前に、本間は民進系候補の決断に苦言を呈した。「野党共闘が実現していれば、自民の3議席独占を許すことはなかったはずだ」と悔しがった。

 社民の苦悩は共産よりも深刻だった。昨秋に県1区で候補者擁立を模索したが、民進との連携を重視し見送った。民進系3候補への「支持」を決め、培ってきた民進、社民、連合山形の枠組みの維持・発展で衆院選に臨もうとした。

 野党連携で比例票を伸ばす―。社民の目算は一変した。改憲、安保法制容認を掲げる希望とは、理念の違いが明らかだった。民進系候補が希望入りを決めると、自主投票を選んだ。社民県連代表高橋啓介は、昨夏の参院選で結んだ民進、連合山形との協力が「難しくなった」と吐露した。

 民進系候補と政策協定を結んだ社民系の県平和センター、自治労県本部が自主投票としたのは必然だった。これまでの歩みを重視して独自に支援した関係者もいたが、「自主投票が組織力低下につながるのではないか」(県平和センター幹部)「安倍政権打倒で民進系候補者を支援する」(米沢市職労幹部)との不協和音が組織内に響いた。

 選挙期間中の15日、山形市内で開いた社民の会合で、高橋は希望の3候補の名前を出すことなく「選挙区は配慮してほしい」と述べるにとどめた。会場内では安倍政権批判とともに希望批判も噴き出した。厳しい結果に、党内では「結果論だが、独自候補を出しておけば良かった」との声もささやかれた。

 県内野党が「山形方式」と称する協力関係はどこに向かうのか。本間は「今回の判断を反省し、市民と野党の共闘の側に帰ってくれば、(民進系候補と)共に戦う余地はある」と含みを持たせる。高橋も「友好関係にある民進県連、連合山形と話し合いたい」とするが、自主投票の判断で生まれたしこりを解消できるかは、これからだ。(敬称略)

5427チバQ:2017/10/29(日) 21:06:43
http://yamagata-np.jp/news/201710/27/kj_2017102700614.php
決戦の軌跡(4)加藤王国、再興へ 一騎打ち回避、保守結集
2017年10月27日 11:15
だるまに目を書き入れる加藤鮎子氏(中央)。加藤王国の再興を予感させた=22日、鶴岡市
だるまに目を書き入れる加藤鮎子氏(中央)。加藤王国の再興を予感させた=22日、鶴岡市
 県3区に出馬した自民・加藤鮎子の当選確実は22日午後8時すぎ、投票終了直後に報じられた。鶴岡市大東町の事務所には陣営幹部が十数人ほど。接戦を予想し、万歳はそう早い時間帯ではないとみていた。不意を突かれた格好の吉報に沸く支援者の後方で、鮎子の父・故紘一から支え続ける秘書がこうつぶやいた。「紘一先生のときと同じだ。それ以上かもしれない」。当選13回を重ね、「加藤王国」を築いた紘一の選挙速報と変わらぬスピードに手応えを口にした。

 総選挙に流れが一気に傾いた9月中旬、加藤鮎陣営は焦っていた。返り咲きを期す民進系の阿部寿一は、昨夏の参院選で野党統一候補として自民候補に圧勝した舟山康江の余勢を駆って戦いを挑んでくるからだ。

 加藤鮎が1488票差で辛勝した2014年の前回衆院選の民主(当時)と共産候補の得票を単純に足せば、分が悪い。保守分裂の前回と違い、阿部に共産が付くことを踏まえ「保守対革新」の訴えを強める構えだったが、選対の焦りを弱めるほどのインパクトはなく「1対1になれば危ない」との声が大勢を占めた。

 だが、中央からの風で構図に変化が生じた。推薦を得た民進をはじめ野党共闘で連携強化を進めてきた阿部が、希望の党公認を選択。結果的に共産候補が名乗りを上げ、一騎打ちは回避された。希望が浸透できるかどうか見極められない状況だったが、加藤鮎の選対に自信を取り戻させる契機になった。

 お膝元の鶴岡市で市長選・市議選(8日告示、15日投開票)が行われた特殊事情も重なった。3選を目指した前市長榎本政規と連携を強めた運動を展開。市政の転換を訴えた新人皆川治に1万1千票の大差で敗れた。加藤鮎、榎本双方の後援会組織が重なる選対は、市長選の敗北について、新文化会館を巡る一連の流れに批判が集中するとともに、市町村合併から12年が経過し地域の活力を見いだせない現状への不満が票差につながったと分析する。

 一方、定数32に対し34人が挑んだ市議選で当選した保守系議員20人の総得票は4万5千以上。選対は市長選を落とした痛手をばねに組織の締め付けを強めた結果、地元鶴岡で4万6321票を積み上げた。

 元酒田市長の阿部に対し、加藤鮎選対が序盤から当落の鍵とみていたのが新庄・最上の票だが、ふたを開ければ、8市町村全てで阿部を上回った。前回衆院選で阿部を後押しした元参院議員の岸宏一が16日に死去。阿部にとって大きな後ろ盾を欠いたことは少なからず影響したとみられる。

 保守の結集を訴え、再選を果たした加藤鮎。悩み抜いた末に希望入りを決断し敗れた阿部。快勝に沸いた加藤鮎の選対は、知名度のある阿部を下したことで「比例復活を許さなかったことが大きい。当面、(非自民の)有力な対抗馬を出すのは難しいのではないか」とする。加藤王国の再興へ、大きな勝利を手中に収めた。(敬称略)

5428チバQ:2017/10/29(日) 21:07:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201710/CK2017102602000130.html
【千葉】

<衆院選 民意はどこへ>(上) 自公連携「票バーター」も

2017年10月26日


21日の演説会で聴衆に支援を訴える自民前職の門山宏哲さん(右)と公明党県本部の富田茂之代表=千葉市のJR千葉駅前で
写真
 衆院選最終盤の二十一日、JR千葉駅前(千葉市中央区)では、自民、公明の支持者らで人だかりができた。1区に立候補した自民前職の門山宏哲さんは「公明党の皆さんに十二日間、大変お世話になった」と声を張り上げた。
 この直前、門山さんは、比例南関東ブロックの候補で公明党県本部代表の富田茂之さんらとの合同演説会に参加し、手を取り合って結束の強さをアピール。公明支持者らを握手攻めし、支援を訴えた。
 1区では、門山さんが、過去二回、選挙区で敗れてきた希望前職の田嶋要さんに千三百五十七票差で辛くも勝利した。田嶋さんの選対幹部は「公明は、自民に回す票の締め付けを非常に厳しくやっていると感じた」と悔しげに話した。
 自民党県連と公明党県本部は衆院解散前の九月二十三日、衆院選で連携する協定を結んだ。自民が十三小選挙区で計十三万票を公明の比例票に回し、公明は各選挙区の自民候補に計二十六万票を回す「票のバーター」で一致した。
 協定をもとに、各選挙区で両党の協力が強まった。公明幹部が、自民候補の支援集会だけでなく、選対会議に出席することも。比例復活を含め、自民候補十三人の全員当選を強力に後押しした。自民党県連の桜田義孝会長は「公明との連携が功を奏した」と満足げに語った。
 共同通信の出口調査結果からも、自公連携の効果がうかがえる。1区で公明支持者の八割弱が、門山さんに投票。2〜13区も、公明支持者の六割強〜九割弱が、自民候補に投票した。
 一方、無党派層の選挙区の投票先を分析すると、四割弱が自民候補に投票し、二割強が希望、二割が立民の候補にそれぞれ投票。野党候補が競合し、票が分散したこともうかがえる。
 自民圧勝の陰で注目されるのが、比例南関東ブロックの公明の県内得票の減少だ。同ブロックでの公明の県内得票は、二〇一四年の前回より四万五千八百七十五票減の三十一万六百二票。前回から一議席を減らし二議席にとどまった。
 公明党県本部の幹部は「自民との連携はうまくいったが、公明の得票に結び付かなかった。なぜここまで減ったのか。ちゃんと分析したい」と語った。
 衆院選で、自公は改憲の国会発議に必要な「三分の二超」を維持し、改憲論議が進む可能性がある。だが自公の間でも、改憲に対する意欲では、かなりの温度差がある。
 自民党県連の桜田会長は選挙後、県内の有権者から改憲に理解を得られたかについて「そう思う」と発言。一方、公明幹部は「選挙戦で改憲の論戦は深まっていない。たとえ国会で発議しても、国民の理解を得られないだろう」と述べ、自民の拙速な動きにクギを刺した。 (中山岳)

5429チバQ:2017/10/29(日) 21:07:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201710/CK2017102502000149.html
【千葉】

<衆院選 民意はどこへ>(上) 野党競合 自民に利

2017年10月25日


立憲民主党代表の枝野幸男さん(右)の応援を受け支持を呼び掛ける生方幸夫さん=松戸市で
写真
 今回の衆院選では、県内の十三小選挙区のうち、自民党が十二選挙区を制した。4区の比例復活を含めると、十三人の候補全員が当選する圧勝だった。政権批判票の受け皿となるはずの野党が分裂し、無所属を含め野党候補が競合したことが、自民に有利に働いた形だ。勝敗の分かれ目は何だったのかを振り返る。
 「憲法改正を『踏み絵』に使うなんて、個人の思想信条を犯している。憲法違反だ」
 衆院解散の九月二十八日、松戸市内の後援会事務所で6区元職の生方幸夫さんは気色ばんだ。民進党から出馬の予定だったが、希望の党への合流が決定。参加の条件として改憲への前向きな姿勢が重視されたからだ。
 翌二十九日、党代表の小池百合子東京都知事が民進から希望への合流を巡り、安全保障、憲法観で一致していない場合は「排除します」と発言した。
 生方さんは、リベラルな政治信条を排除するやり方は自分にはなじまないと考え、枝野幸男さんらが結党した立憲民主党から出馬することを決めた。
 公示翌日の十月十一日、生方さんは松戸駅西口で、党代表の枝野さんと街頭演説に臨んだ。近くで自民党筆頭副幹事長の小泉進次郎さんが笑顔で、鈴なりの聴衆に手を振っていた。
 予期せぬバッティング。だが枝野さんが政権批判を繰り広げると、人気者の小泉さんに負けない熱気に包まれた。「話をきちんと聞いてもらえる」。手応えを感じたという。
 立民がリベラル層に支持を浸透させていく一方で、希望に追い風は吹かなかった。希望候補の陣営からは「小池さんの排除発言からは完全に逆風ですよ」との声が漏れた。
 投票日が近づき、民進から希望に移った1区前職の田嶋要さんは駅頭で「みなさんが入れていただく一票は小池さんではなく、田嶋です」と、党よりも自分への支持を呼びかけるようになった。
 三回連続で選挙区で勝利してきた田嶋さんは今回、選挙区で敗北。比例復活を果たしたものの、改憲や安全保障などの希望の政策に拒絶反応は強く、「お怒りの有権者がたくさんいた」と肩を落とした。
 生方さんは選挙区で自民前職の渡辺博道さんに迫り、比例で返り咲いた。6区では、立民と共産の選挙協力が実現。共産は候補を取り下げ、選挙活動でも生方さんを支援した。選挙前に県内で民進、共産の候補者調整は進まなかったが、民進の分裂がリベラル勢力の接着剤になった。
 立民は追い風を受け、比例南関東ブロックで五議席を獲得。重複立候補していた神奈川県の複数候補が選挙区で勝利したため、生方さんら千葉県の候補が三議席を手にした。
 立民が躍進したとはいえ、自民に対し、複数の野党が競合している現状では政権交代への道のりは険しい。県内選挙区では今回、民進から立民に移った四候補の選挙区に、希望が独自に対立候補を擁立。野党の競合で票が分散し、結果として自民に有利に働いた。
 比例南関東ブロックの得票では、自民・公明の与党を、立民、希望、共産、社民の四野党の合計が上回っている。有権者に政権選択を提示するには、野党が分散するのではなく、いかに協力や結集をして与党と対決する候補を立てられるかが今後の課題となる。(林容史、小沢伸介、中山岳、村上豊)

5430チバQ:2017/10/29(日) 21:08:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201710/CK2017102502000146.html
【神奈川】

<衆院選 激戦の後>(上)立憲民主 5人当選も見方慎重

2017年10月25日


雨の中、聴衆に支持を呼び掛ける立憲民主の枝野代表(左)=16日、鎌倉市で
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 「安倍総理に代わる新しい独裁者はいりません」。九月三十日、藤沢市の藤沢駅南口。後に12区で激戦を勝ち抜く阿部知子(69)は、候補者を「選別する」と口にした希望の党代表の小池百合子を街頭演説で痛烈に批判した。
 これ以降、新党設立の動きが急になり、今月三日に立憲民主党が発足。阿部も民進党から転じて参加した。陣営幹部は「リベラル層の受け皿が消えたところに立憲民主が出てきた。ここで風が大きく変わった」と振り返る。
 新党の波は県内にも波及する。一人、また一人と手を挙げ、最終的に六人が小選挙区候補になった。その一人、6区の青柳陽一郎(48)は従来の保守系支持層に加え、リベラル層の取り込みに成功。厚い支持基盤を持つ公明前職の上田勇(59)を破る大金星を手にした。
 この間、立民代表の枝野幸男が来県するたび、有権者の関心は高まっていった。十六日、鎌倉市の大船駅前で「まっとうな政治を取り戻そう」と得意のフレーズを使って支援を呼び掛けると、冷たい雨が降る中、大勢の聴衆が拍手と声援を送った。枝野の応援は各陣営を勢いづかせ、比例復活の二人を含め県内で五人の当選者を出す結果につながった。
 とはいえ、それが党の実力と一致しているとは言い難い。4区の早稲田夕季(58)は六万七千票余りを獲得し、自民山本朋広(42)と、自民党員ながら無所属で出馬した浅尾慶一郎(53)の前職二人を退けた。ただ、二人の票を合わせると十万を超える。次の選挙で保守が一本化したら、結果は見通せない。
 次の大型選挙は、二〇一九年春の統一地方選と夏の参院選。立民は本当にリベラル層の受け皿になれるのか。今回、阿部を支援した藤沢市議はこんな見方を示した。「労組の言いなりの旧民主党と同じ構造になるのか。それとも、草の根の声を吸い上げる政党になるのか。よく見極めてから参加するかどうか判断したい」 (敬称略)
 (布施谷航)
    ◇
 二十二日投開票の衆院選で、県内十八選挙区では自民が十三選挙区で当選する一方、立民が三選挙区で自公前職を破るなど躍進した。今回の選挙で見えたものとは何だったのか。三回にわたり検証する。

5431チバQ:2017/10/29(日) 21:08:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201710/CK2017102602000124.html
【神奈川】

<衆院選 激戦の後>(中)野党共闘 3勝3敗 手応え

2017年10月26日


公示前の集会で気勢を上げる野党の統一候補予定者ら=8日、西区で
写真
 公示を二日後に控えた八日、横浜市西区で開かれた市民団体の集会で、1区で立憲民主から立候補を予定していた前職篠原豪(42)がマイクを握った。「安倍さんのめちゃくちゃな政治を許さない。みんなで倒そう」。共産や社民の候補予定者らと一緒に「憲法九条を守れ」と拳を突き上げた。
 安保法制廃止と立憲主義回復を旗印にした県内の野党統一候補は、共産公認を除くと篠原ら六人。もともと民進、共産、社民、自由の野党四党で調整していたところ、希望の党の発足で混乱。共産が六選挙区で候補者を取り下げ、立民と社民の支援に回ったのは公示五日前だった。
 急ごしらえにもかかわらず、六選挙区で三勝三敗と健闘した。負けた三人のうち篠原ら二人も比例で復活当選。4区で前職二人を破った立民新人の早稲田夕季(58)は、共産の支援を「勝因の一つ」と分析する。
 共同通信の出口調査によると、この六選挙区で、比例で共産に投票した有権者のうち、小選挙区で立民か社民に入れた割合は79%。共産の比例得票数を基に推計すると、各選挙区で一万票前後が共闘候補に流れたことになる。いずれも立民前職で、与党前職を破った6区青柳陽一郎(48)と12区阿部知子(69)は、次点と三千票前後の差だった。
 一方で3区は候補者調整に失敗した。統一候補と目された民進元職が解散直前、希望にくら替え。共産新人が出馬の動きを見せる中、勢いを増した立民支持者から独自候補擁立を望む声が上がり、最終的に希望元職のほか共産と立民推薦の無所属が立候補し、共倒れに終わった。
 統一候補を望んでいた「市民連合横浜☆ミナカナ」事務局の伊藤新(69)は「ごたごたがなければ、いい勝負だった」と悔しさをかみしめる。三人の合計得票は九万六千票。勝った自民前職の小此木八郎(52)の十万一千票に迫っていた。
 共闘の広がりに懸念もある。4区早稲田を支援した「安保法廃止オール栄区の会」の竹岡健治(71)は「立民の躍進にあやかろうと、主張の違う人が参加すれば筋が通らない」と警戒。「排除は避けるべきだが、やたらと拡大するのも…」と付け加えた。
 今回は巨大与党を揺るがすまでには至らなかったが、共産県委員長の田母神悟(69)は手応えを感じている。「野党共闘は県内の国政選挙で初の取り組みだった。街頭演説での応援など具体的な協力ができ、結果も出た。今後も連携を深めたい」 (敬称略)(梅野光春)

5432チバQ:2017/10/29(日) 21:08:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201710/CK2017102802000128.html
【神奈川】

<衆院選 激戦の後>(下)地方政界 中央の決定でねじれ

2017年10月28日


 投開票前日の二十一日、立憲民主代表の枝野幸男(53)は横浜市港北区の日吉駅前にいた。7区で立民から立候補した新人中谷一馬(34)の応援演説。雨の中、枝野の「まっとうな政治を取り戻そう」との呼び掛けに、大勢の聴衆は熱狂した。
 しかし、その中に7区の港北、都筑両区の民進系地方議員は一人もいなかった。「皆、希望を応援してるよ」。中谷の選対幹部が声を潜めた。中谷は二〇一一年に民主(当時)の県議になってから、民進系地方議員と共に活動してきた。にもかかわらず、両区の民進系市議、県議計七人は全員、希望新人の川野案(35)についた。
 「党本部が希望を応援すると決めたから」「立民とは政治信条が違う」ことなどが理由だったが、関係者は「一年半後の統一地方選で、希望から刺客を送り込まれるのが怖いんだろう」と話した。
 希望は当初、破竹の勢いを見せていたとはいえ、統一選は一年以上も先。民進の支持母体で、中谷を推薦した連合神奈川会長の柏木教一(62)は「普段は天下国家を語りながら、結局はわが身しか考えない行動。人としてどうなのか」と憤った。
 党本部が強引に希望への合流を決めた結果、地方にねじれが生じた民進同様、自民も党本部の意向に大きく左右された。
 4区は保守が分裂し、公認の山本朋広(42)と、公示直前に自民に入党した浅尾慶一郎(53)の前職二人が対峙(たいじ)する形になった。一人しか当選しない小選挙区に同じ党が二人の候補者を立てるのはあり得ない。「冗談じゃない。後ろから鉄砲を撃つ行為だ」。県連幹事長の竹内英明(66)は顔を真っ赤にして怒った。
 旧みんなの党代表まで務めた浅尾の入党は、自民幹事長の二階俊博(78)が主導した。自民が推薦を出すとの話まで出たのを官房長官の菅義偉(68)ら県連が押し返し、浅尾は完全無所属で出馬。それでも票が割れ、立民に議席を奪われた。
 自民のある地方議員は「二階さんと菅さんの権力争いみたいに見えた。有権者に申し訳ない」とため息をつく。県連は「組織の分裂を招くやり方は筋が通らない」(竹内)と党本部に抗議する方針を示している。
 民進県連にも波乱要因は残る。立民と希望が県内に組織をつくり地方議員が移籍すれば、県連の基盤は揺らぐ。「もう国政の事情に翻弄(ほんろう)されるのはごめんだ。『かながわ民進党』という地域政党をつくって国政から独立する話も出ている」。県連幹部は、これから起こるであろう再編劇を思い、疲れた顔を見せた。 (敬称略)
 =(志村彰太)

5433チバQ:2017/10/29(日) 21:09:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171025ddlk14010168000c.html
<大義迷分>2017衆院選 問われたもの/上 失速の希望 「甘くはなかった」 「排除」発言、逆風厳しく /神奈川
10月25日 00:00毎日新聞

 「一騎打ちですから。この選挙、どっちが政権をとるか、政権選択選挙という構図になっている」。9月29日、厚木市内のホテル。衆院解散と共に民進が希望との合流を決めて事実上解党したその翌日、いち早く民進を離党した後藤祐一氏(48)=神奈川16区=は自身の集会で、会場を埋めた支援者や地方議員に熱っぽく語った。

 「一騎打ち」が意味するのは、与党の自民・公明と、後藤氏が結党メンバーとなった希望のことだ。後藤氏と同時に民進を飛び出した笠浩史氏(52)=9区=も壇上に並び、「政権交代するかもしれない」と呼びかけた。この時、希望は、民進の多くの議員を抱え込みつつあった。熱気は確かに、政権交代の現実味を感じさせた。

 ところが、党代表の小池百合子・東京都知事の「排除」発言を潮目に、追い風はピタリとやんでしまう。一転、後藤氏はじめ希望の候補者は、苦戦を強いられることになった。

 「小池代表が『この国に希望を』とおっしゃっていたのに感激しました」「『しがらみのない政治をやってみろ』と小池代表から背中を押されました」

 公示後の10月12日夜、桜木町駅前で小池代表と街宣車の上に立った希望の新人たちが、懸命に小池代表の存在感を強調した。落下傘として地盤もないまま出馬し、逆風の短期決戦を迫られた新人たちには、その知名度が頼みの綱だった。

 結局、新人は軒並み埋没。選挙戦直前に出馬を取り下げた民進前職、水戸将史氏を陣営に迎え、善戦した吉岡憲史氏(39)=5区=も声を落とす。「知名度がない中で戦うのは厳しかった。そんなに甘くはなかった」

     ◇

 「排除」発言は、小池代表の失言だとの見方がある。ただ、後藤氏も、安全保障や改憲に向けた考え方が希望と合致しているか、民進からの合流組には「踏み絵を踏ませる」と語っていた。護憲派に近い民進出身者を拒もうとする本音がのぞいたとも見受けられる。野党共闘を模索し、立憲支援に回った市民団体メンバーは「排除発言で、希望の『正体』が分かった」と話す。

 23日午前1時過ぎ、小選挙区での敗戦後に比例復活の報を受けた後藤氏はしばらくの沈黙の後、感無量といった表情で語った。「より謙虚に、多くの方の思いをきちんと国会で伝え、地元にも理解していただける活動をしなくてはいけない」

 一時は小池首相の誕生もささやかれた希望だが、ふたを開ければ野党第1党の座も立憲に奪われ、50議席に党勢を縮小させる結果となった。

 県内の希望の選挙戦の中核となった松沢成文参院議員は「保守改革の理念を打ち立てて選挙に臨んだのは良かったが、完敗、大敗。第3極として再スタートしないといけない」と認めつつ、「与党と一緒にやることもあるし、おかしいときは徹底的に改めさせる。政権交代できる第2極にもっていきたい」と強気に語った。立ち位置は改めない考えだ。【宇多川はるか、堀和彦、長真一】

     ◇

 自民大勝、立憲躍進、希望失速--。全国の縮図のような結果となった神奈川の衆院選。勝敗を分けた背景や今後の課題を探る。

5434チバQ:2017/10/29(日) 21:09:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171026ddlk14010090000c.html
<大義迷分>2017衆院選 問われたもの/中 躍進の立憲 「重責いただいた」 野党第1党、真価これから /神奈川
10月26日 00:00毎日新聞

 衆院選投開票日の22日午後11時半、鎌倉市内。当選確実の報を受けた立憲の新人、早稲田夕季氏(58)=4区=が、支援者が待機する会場に到着すると、会場は歓喜に包まれた。「万歳」「おめでとう」--。拍手はしばらく鳴りやまなかった。

 4区は選挙戦当初、解散直前に自民入りしながら無所属での出馬となった浅尾慶一郎氏(53)の優勢が伝えられた。ただ、自民の公認を得た山本朋広氏(42)との対決に加え、希望からも新人の風間法子氏(47)が出馬し、保守票が分裂した。

 浅尾氏は、かつては「第三極」として一定の存在感を示した、みんなの党の代表。自民でない極を求める地域性も、4区にはあるのかもしれない。

 こうした背景の中、うなぎ登りの立憲の支持拡大に合わせ、早稲田氏はぐんぐん浮上。自身も「終盤になるにつれて、立憲への期待感が高まっていくのを感じた」と「追い風」の感触を振り返る。

 結果は、次点の山本氏に1万票以上、浅尾氏には1万5000票以上の差をつけての勝利。県内の新人候補で唯一の小選挙区での当選だった。立憲は、他選挙区でも2議席を獲得。比例復活を含めて県勢は擁立した6人のうち5人が当選する躍進ぶりだった。

     ◇

 立憲勝利の一因となったのは、共産の候補者取り下げだ。与党批判票の立憲と共産への分裂を回避したことで、立憲の票の上積みにつながった。ただ、共闘のあり方には、課題も残した。

 選挙戦最終日の夜、横浜市内の駅頭で「最後の訴え」をする篠原豪氏(42)=1区=とは逆の改札口で、共産からの立候補を取りやめた明石行夫氏(58)は「小選挙区は篠原豪。比例は日本共産党!」と支持者とメガホンを握った。

 両者が合同の街頭演説をすれば、それぞれの党への比例票の訴えで相反してしまう。「共闘」と言いつつ、土壇場での候補者取り下げでもある。共産が重視する「相互支援」の実現にまでは至らず、共産への見返りは薄かったといえる。

 共産の田母神悟・県委員長は「『比例は共産』が徹底できず、(票が)立憲にいく部分もあった。共産の影が薄いとの指摘もある。いい点、悪い点を再検討したい」と振り返る。

     ◇

 「国民置き去りの政治が行われる中で、『立憲』という、古くて新しい言葉が多くの有権者に響いた。今までにない若い層も参加してくれた」。小選挙区で念願の当選を果たした阿部知子氏(69)=12区=は顔をほころばせる一方で、「野党第1党として非常に重い責任をいただいた」と気を引き締める。

 希望への合流を回避すると、スパッと立憲の結成に加わり、与党批判層の受け皿となった。半面、「実は政策などを話している暇はないし、とにかく打って出なければならなかった」(阿部氏)と政策論議が棚上げされた側面もある。

 追い風に込められた期待に応えることができるか。真価が問われるのは、これからだ。【杉山雄飛、堀和彦、宇多川はるか】

5435チバQ:2017/10/29(日) 21:09:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171028ddlk14010030000c.html
<大義迷分>2017衆院選 問われたもの/下 大勝の自民 「猛追逃げ切った」 政権批判の逆風「体感」 /神奈川
10月28日 00:00毎日新聞

 選挙戦最終日の21日夜。自民の星野剛士氏(54)=12区=は雨空の下、藤沢駅前に立ち続けていた。演説でからした声で「最後までやり切らなければ」と話したが、不安は消えなかっただろう。結果は、立憲の阿部知子氏(69)に約2600票差。比例で復活はしたものの、小選挙区で初の敗北を喫した。

 「星野対阿部」の事実上の一騎打ちが続いてきた12区。前回辛勝した星野氏は早くから準備を進め、当初は民進の混乱もあって優位に展開した。だが、希望の失速で立憲に勢いがつくと、潮目は変わった。選対関係者は明かす。「選挙戦の序盤と終盤では空気がまるで違った。立憲のムードにのみ込まれた」

 公明が県内の小選挙区で唯一擁立した「与党統一候補」の上田勇氏(59)=6区=も、立憲の青柳陽一郎氏(48)との事実上の一騎打ちに敗れた。

 前回は、野党候補が票を奪い合って上田氏が辛勝した。翻って今回、共産が候補者を取り下げて青柳氏の支援に回り、前回は対立した陣営関係者も青柳氏に結集。「公明包囲網」が張り巡らされた。

 自公は閣僚級を連日のように投入したが、戦況は上向かない。選挙戦終盤、横浜市内。「あいさつの前にお願いがあります」。地元の2区に珍しく戻った菅義偉官房長官は、自身の決起集会の会場で開口一番、上田氏の妻を呼んだ。妻は「相手は若い候補。予想以上の伸びで大変厳しい」と他区の有権者にも支持を呼びかけた。

 だが、及ばなかった。敗戦に上田氏は「見えない中でも逆風があった」とうつむいた。

    ◇

 小選挙区で13議席獲得という自民の結果は、数だけ見れば大勝といえる。それでも漂う重苦しさは、事実上の選挙戦が始まってから、序盤は希望、終盤は立憲という新党の風に圧倒された実感があるからだ。風をかわしきれなかったのが、12区など「取りこぼした」(県連幹部)選挙区だった。

 「最後の3日間で、立憲が完全に反自民の受け皿になって風が吹いた。あと2日でも投票日が延びていたら、結果が違った」「選挙が延びていた場合の痛手を考えると、ぞっとする」。投開票から一夜明けた23日、自民の県連選対幹部は、そう吐露してはばからなかった。序盤に野党再編の混乱という「敵失」があり、立憲の猛追からぎりぎりで逃げ切れた。そんな見方だ。

 県連の竹内英明幹事長は「街頭に立っていても、自民党が良いなんていう体感は、何もなかった。批判の方が多かった」と振り返り、その「体感」の要因に、森友・加計学園問題や政治家の質の問題を挙げる。

 安倍晋三首相は今回の解散を、北朝鮮情勢と少子高齢化という「国難突破」のためとした。だが、実際の選挙戦で県内陣営が実感した批判的な「体感」は、身勝手とも映る「大義」を掲げる政権への不信感の表れでもあるだろう。

 竹内幹事長は言う。「自民が『この国を守る』と言ったからには、責任をどう果たすか、しっかり見せていかないと、政治に対する信頼はどんどん損なわれる」。重い言葉だ。【宇多川はるか、鈴木篤志、堀和彦】

5436チバQ:2017/10/29(日) 21:11:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171028ddlk37010339000c.html
<衆院選2017>記者座談会 選挙戦を振り返る 乏しかった政策論議 政局に振り回され /香川
10月28日 00:00毎日新聞

 衆院選は22日投開票され、県内の3小選挙区ではいずれも前職が制した。公示直前には複数の新党が結成されて注目を集めたが、結果的には自民が大勝、安倍政権が続く見通しとなった。民進前職が希望の党に移るなど、これまでと勝手が違う戦いでもあった。担当記者が激しい選挙戦を振り返った。【衆院選取材班】

 ◇新党逆風激しく

 A 突然の選挙戦となったが、与野党ともに新党、県内では特に希望の党に振り回された。街頭演説などで移籍組は移籍の説明、相手候補はその批判に時間を割いた。民進から希望に移った小川淳也氏(46)は、突然の解散という安倍晋三首相の“奇襲”に対抗するための尋常ならざる手段と説明した。

 B 同じく希望に移った玉木雄一郎氏(48)は選挙戦前半、「仲間も全員当選させる。中心に立って新しい政治を切り開いていきたい」と意欲も語っていた。でも逆風となり、投票前日の街頭演説では高齢男性から「安保法制に反対していたくせに」とやじが飛んだ。玉木氏は安保法制について「10本の法律を個別にばらせば、我々でも賛成できる内容があった」と説明したが、説得力に欠けたのではないか。

 C 希望前職と戦った相手陣営は攻めどころだった。1区の平井卓也氏(59)は「(選挙運動を)やってもやっても勝てるという確信を持てない」と個人演説会で嘆いたが、希望への移籍には「国会議員だけが党を移るなんて信じられない。腹も立つ」と批判した。

 D 小川氏は2183票差で敗れたが、無所属候補として背水の陣で戦えば、更にもつれたかもしれない。平井陣営の幹部も「無所属ならもっと戦いにくかった」と認めていた。小池百合子東京都知事による「排除発言」が、あれほど逆風になるとは予想できなかった面もある。

 B 2区は玉木氏が自民の瀬戸隆一氏(52)に2万2396票差をつけ、比例復活を許さない圧勝だった。でも、希望の失速に危機感はあったと思う。坂出市で19日にあった総決起大会では、大平正芳元首相の長女が初めて応援弁士に立った。保守票の取り込みを狙ったものだった。対する瀬戸陣営は希望批判に終始し、「大都会の政党」「首班指名候補を決めていない無責任政党」とこき下ろした。そのせいか、玉木氏は出身でもある東讃地区での得票率を前回より若干落とした。

 A 選挙中、民進の前原誠司氏が小川氏の応援に来県した。党本部は当初、高松市内で街頭演説すると発表したが、急きょ中止になった。前原氏は代表として民進分裂を招いた“戦犯”という見方が強く、内部で強い反対があったらしい。平井氏の応援に訪れた安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相といった大物が街頭で演説したのとは対照的だった。

 ◇野党共闘の成否

 D 野党共闘では、改憲などを掲げる希望にためらう有権者が少なくなかった。共産支持者に1区の街頭で聞くと、小選挙区で「小川」と書くか白紙で出すか迷う人もいた。小川氏は、昨夏の参院選で野党統一候補の実現に尽力した。それを評価する声も多かったが、希望へのアレルギーも強かった。ある人は「手が震えるかもしれないが、『小川』と書く」と話した。共産は1区で候補者を毎回擁立しており、「こんなに悩む衆院選は初めて」と嘆く女性もいた。

 B 安倍首相の続投に反対するため、小川氏に「戦略的投票」をした人も多かっただろうが、納得できない人も相当いたと思う。1区では無効票が前回より2000票以上増えた。

 C 共闘がうまくいったのは3区だ。自民の大野敬太郎氏(48)に挑んだ社民の藤田伸二氏(62)は出馬表明が公示直前だったが3万6735票を得た。陣営幹部は「善戦」と話していた。大野氏の分厚い地盤を崩すことはできなかったが、社民、共産の共闘にとどまらないプラスアルファの効果があったという認識だ。大野氏は防衛政務官の公務で地元入りが制限された上、1対1の構図と経験のない戦いだった。決起大会には父で元防衛庁長官の功統氏が姿を見せるなど、引き締めを図っていた。

5437チバQ:2017/10/29(日) 21:12:11
 ◇“情報戦”も

 B 2区では議員としての「実績」を巡って論戦もあった。四国側への出入りもできるようになる瀬戸中央道・坂出北インターチェンジのフル化について、玉木陣営は「2013年4月に国会で初めて提案し、国土交通相から前向きな答弁を引き出した」と主張。これに対し、瀬戸陣営は「予算を付けるのは与党」など実績として強調していた。手柄の奪い合いは有権者にどう映っただろうか。

 A 新党効果が捉えにくく、報道各社の情勢調査では各社でややばらつきがあった。ある候補者は記事を引き合いにして陣営引き締めを図ったり、対する候補者は一部の新聞社の報道姿勢に疑問を投げかけたりするなど、“情報戦”の様相もあった。

 C 選挙戦では、新党のあり方や移籍の是非などに多くの時間が費やされ、改憲や消費増税といった争点がぼやけてしまった。小川氏は「政策が争点にならなかった」と語っていたが、政策論議をもっと活発にしてほしかった。比例復活を含め県関係の衆院議員は改選前の5人から4人に減った。その責任はより重くなったとぜひ自覚してほしい。

………………………………………………………………………………………………………

 ■選挙結果

【1区】

 当 平井卓也(自民(7))

 比 小川淳也(希望(5))

【2区】

 当 玉木雄一郎(希望(4))

   瀬戸隆一(自民(2))

   河村整(共産)

【3区】

 当 大野敬太郎(自民(3))

   藤田伸二(社民)

 *当は小選挙区の当選者、比は比例代表の当選者。数字は当選回数

5438チバQ:2017/10/29(日) 21:18:11
http://www.sankei.com/politics/news/171029/plt1710290010-n1.html
2017.10.29 21:07

安倍首相のおひざ元・衆院山口4区で起きたこと…これが選挙戦なのか 民主主義が揺らいでいる

 今回の衆院選、安倍晋三首相のおひざ元である山口4区では、「権力批判のためなら何をやっても許される」とでもいうような候補者の言動が目立った。選挙活動や言論の自由は最大限尊重されるべきだが、妨害行為を許すような風潮が広がれば、日本の法治主義、民主主義が揺らぎかねない。

 選挙戦終盤の10月17日夜。山口県下関市の公民館で、首相夫人、昭恵氏の個人演説会が開かれた。公民館前に、立候補していた政治団体代表の黒川敦彦氏(39)=落選=が現れ、森友・加計学園問題を追及する演説を始めた。

 演説は、安倍陣営の個人演説会が始まった後も続いた。出席した男性会社員(32)は「外の演説が大きくて、会場の中でも声を張り上げないと聞こえないくらいだった」と語った。

 同19日に開かれた安倍陣営の総決起大会でも、同様の行為が繰り返された。黒川氏は会場入り口に選挙カーを止め、「安倍首相のお友達を優遇する政治が許せない!」と演説した。

 他にも演説会場周辺を選挙カーでぐるぐる回るなど、黒川氏が、安倍陣営の個人演説会の付近に姿を見せたのは、少なくとも4カ所に上った。

 安倍陣営によると、選挙カーがすれ違う度に「モリカケの証人喚問はどうするのか!」など、マイクで大声を浴びせられたという。

 公職選挙法225条は、選挙の自由妨害罪として「交通もしくは集会の便を妨げ(中略)選挙の自由を妨害したとき」には、4年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金と定めている。

 これに対し、黒川氏は「どこが選挙妨害なんですか。街頭で選挙運動をするのに問題はなく、安倍氏の支持者に訴えたかっただけだ」と主張した。

 こうした過激な選挙運動は、初日から始まった。

 黒川氏はツイッターに「安倍あきえを取り囲みましょう!」と書き込んだ上で、10日の公示日、参院議員の山本太郎氏とともに、安倍陣営の出陣式に訪れた。その様子をインターネットで動画中継したほか、安倍首相との合同演説会を求める手紙を昭恵氏に手渡した。

 14日には、黒川氏とともに森友・加計問題を追及する市民団体代表の田中正道氏(61)が安倍氏の選挙事務所を訪れた。40分間に渡り、モリカケ問題や憲法改正についてスタッフに詰め寄り、その動画をインターネットで公開した。

 動画の撮影とインターネットへのアップについて、田中氏は「許可を得たものだ」と述べた。だが、応対した安倍事務所のスタッフは「撮影しているとは、本人から知らされなかったし、アップされたことは知人から『あんたネットに載っているぞ』と連絡を受けて知った」と訴えた。

 一連の行為は、肖像権の侵害のみならず、脅迫や業務妨害などの刑法に抵触する可能性もある。山口県警下関署の担当者は「違反行為があれば粛々と捜査する」と述べた。

 黒川氏は「陣中見舞いに来た田中氏が、個人で行ったのだと思う」と述べ、自身の選挙運動との関連を否定した。その上で「選挙の戦い方に『普通』はない。そもそも普通の選挙戦なんて数字などの論理的な根拠はないし、法律に違反しなければ何をやっても良いんじゃないですか。私に投票してくれた6600票には、反安倍のモチベーションの高い声が反映された。産経さんはこういうことは書かないと思いますけど」と語った。

5439チバQ:2017/10/29(日) 21:18:32
 では、メディアはどう報じたのか。

 毎日新聞は10月26日のオピニオン面に「森本・加計学園問題終わっていない」「取材拒否に批判の声首相夫人の地元回り」との見出しで、選挙期間中の安倍陣営の対応を批判する記事を掲載した。

 確かに安倍陣営は、「昭恵氏に危害を加えかねない動きがある」として、個人演説会などの取材を拒否した。

 毎日の記事は、この対応について「地元での『森友・加計学園問題隠し』に批判が出ている」と断じた。識者の「有権者に候補者の姿勢を説明する機会をなくしている」とする意見も掲載した。

 19日の総決起大会の様子について「ロビーに報道関係者の会場への立ち入りを禁じる紙が張られ、警察官が警備にあたる『厳戒態勢』が敷かれた。記者はロビーに漏れてくる演説の音を聞くしかなかった」と記した。

 半面、会場入り口で黒川氏が演説をしていたことは書かなかった。

 ツイッターでの「取り囲みましょう」にも触れたが、黒川氏が書き込んだとは、明示しなかった。

 もし自民党以外の候補者や団体を対象に、「○○を取り囲みましょう!」というネットの書き込みや、妨害するかのような会場前での演説が行われていたら、毎日新聞や朝日新聞はどう報じただろうか。

 法律違反は論外だし、違反スレスレの妨害行為も許されない。だが、多くのメディアは山口4区で起きたことを詳細に報じることはなかった。

 「報道しない自由」によって、その行為に加担したとさえいえる。それは「反安倍」を旗印に掲げれば、法律違反すれすれであっても、問題視しないと宣言したに等しい。

 公正な選挙と法治主義は、民主主義国家の根幹だ。それをなし崩しにするか、日本社会は岐路に立っている。(山口支局 大森貴弘)

5440チバQ:2017/10/29(日) 21:31:34
http://digital.asahi.com/articles/ASKBS5227KBSTPJB00M.html?rm=207
大分)吉良氏 野党共闘 希望合流でご破算
女屋泰之、大畠正吾2017年10月25日03時00分
 「野党を何とか一本化しようという試みが、残念ながら崩れてしまった」。投開票日の夜、大分1区で自民前職の穴見陽一氏(48)に敗れた希望前職の吉良州司氏(59)は、そうこぼした。

特集:2017衆院選
 穴見氏の得票9万422票に対し、吉良氏は8万7392票。わずか3030票差の激戦だった。比例で復活当選はしたものの、共産新顔の1万7082票を上乗せできれば、勝てたはずだった――。吉良氏の言葉にはそんな悔しさがにじんだ。

     ◇

 ログイン前の続き民進所属だった吉良氏は大分1区の議席を守ってきた。民主は連合大分を仲介役に社民と候補をすみ分けるなど協力を重ねてきた。

 負けたのは、民主が全国で大惨敗した12年だけだったが、14年に奪還。原動力の一つが非自民系の大分市長だった。だが、市長は15年、自民が推す佐藤樹一郎氏に交代。影響力のある市長の座を奪われ、党勢も回復しない中、吉良氏が自身の選挙をみすえ、打った布石が野党共闘だった。

 昨年の参院選大分選挙区で、民進は、社民、共産と候補を民進現職に一本化。自民に1090票差で競り勝っていた。

 連合大分や身内の民進が共産に抵抗感を残す中、共産との関係に腐心したのが吉良氏だった。昨年12月には、共産県委員会を訪ね、参院選の礼を重ねて伝えた。事務所に足を運んでくる対応ぶりに、共産県幹部が驚くほどだった。

 今回の衆院選に際し、民進県連、共産県委員会、社民県連合は、参院選と同様に野党候補の共倒れを防ぐため、一本化をめざしてはいた。共産県委員会の幹部も「吉良氏なら一本化を検討してもいいと思っていた」と打ち明ける。共産が1区の擁立を取りやめる可能性は十分あった。

     ◇

 状況を一変させたのが、9月の民進と希望の合流決定だった。

 共産は「自民の補完勢力の希望とは共闘できない」と態度を硬化。吉良氏は希望の勢いが失速する前から「心の中では民進公認」と公言し、希望と距離を置く姿勢を強調したが、共産の態度は変わらなかった。

 10月の公示が迫る中、民進と選挙協力を続けてきた社民は、1区の野党候補を吉良氏に一本化できないか共産に呼びかけた。だが、取りつく島もなかった。

 それでも、吉良氏は公示日の10日の出陣式で、「社民の支持者、立憲民主の支持者、共産の支持者」と名指しし、「安倍政権を倒すため総力の結集を」と呼びかけた。共産にも触れた発言に、民進県連幹部は「異例だ」と驚きを隠さなかった。

     ◇

 一方、民進、社民、連合大分が共闘する従来の枠組みに、今回は共産が事実上加わったことが、1区の状況をより複雑にした。

 大分2区は野党候補が社民前職に一本化。共産が擁立を見送っていた。2区内の共産の事務所に社民候補のポスターを貼ったり、共産の比例候補が小選挙区は社民前職への投票を呼びかけたりするなど、社民は強い支援をうけていた。

 1区で吉良氏と共産新顔が競合する選挙中、社民県連合幹部は「共産候補を無視して、吉良氏への投票を呼びかけるわけにはいかない。1区は実質、自主投票のようなものだ」と漏らしていた。

 1区の共産新顔が獲得した票は、共産がこれまで1区に擁立してきた候補の中で過去最多。前回14年から上乗せしていた。穴見氏も前回と比べて、増やしていた。吉良氏だけが減らしていた。(女屋泰之、大畠正吾)

5441チバQ:2017/10/29(日) 21:33:01
http://www.asahi.com/articles/ASKBS4FW6KBSUOOB00F.html
長野)希望選択、予期せぬ失速で逆風に 衆院選
岡林佐和、山田雄一、三浦亘2017年10月25日03時00分
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希望の党ののぼり旗を脇に立て、通行する車に手を振る寺島義幸氏=15日、岡谷市
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 今回の衆院選では、選挙直前に「希望の党」と「立憲民主党」の二つの新党ができた。民進党県連は昨夏の参院選で勝利した「野党共闘」の枠組みを捨て、「希望の党」にかける選択をした。だが、希望は急激に失速し、むしろ「逆風」の中での選挙戦になった。

特集:2017衆院選
 衆院が解散した直後の9月末ごろ。民進党がまるごと合流を決め、「希望の党」の人気は絶頂だった。県内でも、民進党を支援する連合長野のもとに「希望の候補に入れるにはどうしたらいいのか」などと市民から電話が相次ぎ、「ちょっとしたブームだった」(連合幹部)。県連幹部も「(民進が候補者を擁立できず、空白になっていた)4区に誰が出ても当選できる、という雰囲気だった」と話す。

 県内では昨夏の参院選で、民進、共産、社民の「野党共闘」を成功させた市民の熱気がまだ続いていた。民進、共産の幹部らによると、衆院選でも、共産が重点区とする4区で民進が擁立を断念し、2区、5区は共産が候補者をおろす形で野党候補の一本化がほぼまとまっていた。前職の井出庸生氏がいる3区で、落選中だった元職の寺島義幸氏を比例北陸信越ブロックの候補とすることもほぼ決まり、立候補する5人全員の当選を狙っていた。

 だが民進党県連はこのシナリオを捨て、できたばかりの希望の党へ走った。県連代表の羽田雄一郎氏は「民進党からの立候補ができなくなった以上、比例も含めて全員を当選させるには、希望の党しか選択肢がなかった」と説明する。

■「排除」発言、風変わる

 だが「希望」の人気は数日で一気にしぼんだ。小池百合子代表の「排除」発言などで急速にイメージが悪化したからだ。「希望」の看板が、選挙が始まるころには逆風になっていた。選挙期間中、民進党県連には小池代表が大写しになったポスターが山積みのまま残されていた。「誰も張りたがらない」と職員は明かした。

 公示1週間前に4区に転出して戦った寺島氏は、比例北陸信越ブロックで復活当選する道を目指したが、かなわなかった。当選するには「希望の党」をアピールして比例票を積み上げなければいけないが、強調することもできなかった。寺島陣営の津田弥太郎・選挙対策本部長は「痛しかゆしだった」と悔しがった。

 「希望」入りするかどうか最後まで悩んだという5区の中嶋康介氏は選挙期間中、「これまで支持してもらった人たちを裏切った」という感覚に苦しんだ。「理解できない」というメールや電話が相次いだが、「返す言葉がなかった」。落選後も「すっきりしない気持ちはある」と明かす。

 13万票近い大量得票で当選した3区の井出氏ですら「当選めあてで急ごしらえの政党に入ったなどの批判が多かった。本当に精神的にきつい選挙だった」と逆風を語った。

■野党共闘だったら…

 結果はどうだったか。逆風のなかでも激戦となった2区で下条氏が勝利し、小選挙区で希望は2勝。無所属でたたかった篠原孝氏も当選し、民進系で公示前を1議席上回る3議席をとった。

 だが、もし「野党共闘」が実現していたら――。単純計算では、4区で寺島氏と共産の毛利栄子氏の票を足すと、当選した自民候補を約1万3千票上回る。また5区でも中嶋氏と、無所属で出た曽我逸郎氏の票を合わせると、自民候補をわずかに471票上回る。

 勝利した2区の下条氏は、共闘は実現しなかったものの、自らの勝因の一つとして「市民団体と共産、社民と野党共闘をめざして活動してきた蓄積があった」と語った。公示直前まで一緒にやってきた仲間だけに「一生懸命に説明すると納得して、応援してくれる人も増えた」という。

 羽田代表は結果を受けて「(公示前の)現有議席を超えることはできたが、1区から5区まで全員の当選を目指していたので、とうてい受け入れられない状況だ。残念だと言わなければならない」と総括した。

 県連幹部は「希望の党のこれほどの失速は当初は予測できなかった」とため息をつく。「立憲民主党があと5日、早くできていたら。立憲民主党にみんなで乗ったのに」ともらした。(岡林佐和、山田雄一、三浦亘)

5442チバQ:2017/10/29(日) 21:45:24
http://www.sankei.com/region/news/171025/rgn1710250027-n1.html
2017.10.25 07:09
【衆院選検証】
(上)自民編 想定外の「野党分裂」勝因 千葉
 ■「信任された」と胸を張れず

 24日に県庁で行われた衆院選の当選証書付与式。選挙区を制した議員や陣営関係者に、県選挙管理委員会の長谷川康博委員長から証書が手渡された。当選者のために並べられた13脚の椅子のうち、4区の無所属、野田佳彦氏陣営を除く12“議席”に、自民の議員や関係者が腰掛けた。

 自民の12選挙区での大勝は、平成17年の「郵政選挙」以来。残る1選挙区でも、4区で新人の木村哲也氏が比例復活を果たし、13候補全員が当選する圧勝となった。

 「全選挙区で国会議員を送り出せ、大変うれしい。価値ある勝利だ」。自身も6区で7選した県連選挙対策委員長の渡辺博道氏は、満足そうに話した。その上で「野党の分裂が大きかった。われわれも想定していなかったが、一寸先は闇だと肌で感じた」と分析した。

 一寸先の闇は、自民が下野した21年8月の衆院選で経験している。“敵失”に乗じて勢いづいた結果に、当選証書を受け取る自民各陣営におごりたかぶった高揚感はなく、気を引き締めているようだった。

                 ■  ■

 県内では民進の候補者10人が公示直前に希望、立民、無所属に3分裂。民進から希望入りした5人は、小池百合子代表の運営方針への不信感や、民進時代からの政策の転換で有権者の反発を招いたとみられ、苦戦を強いられた。

 分裂する野党への不信感が「自民に流れた部分がある」(渡辺氏)といい、結果的に自民への追い風になったようだ。地方議員からは「『自民が勝った』というより、『分裂した野党が負けた』選挙戦だった」と評する声が上がる。

 だが、中にはその野党分裂により苦戦を強いられた選挙区もあった。渡辺氏の6区では、希望の路線に反対した生方幸夫氏が立民に合流。改憲反対などを掲げる立民は安倍政権批判票の受け皿となり、6区を含む3選挙区では共産が候補者を下ろす野党共闘も実現した。生方氏は終盤にかけて支持を伸ばし、出口調査でも渡辺氏に迫る勢いを見せた。

 自民県連幹事長の河上茂県議は「後半、『勝てるかもしれない』と踏んだ共産の動きが激しく、地方議員にかなりげきを飛ばした。手ごわかった」と振り返る。渡辺氏も「共産の運動量が驚異的で、かなり追い上げられた実感があった」と話し、選挙区では勝利したものの、1万1千票差と僅差で、生方氏は比例で復活当選。「立民の結成がもう少し早ければ、結果が変わった可能性もある」(渡辺氏)

                 ■  ■

 自民大勝の裏で、投票率は戦後最低だった前回選の51・24%をさらに1・35ポイント下回る49・89%となった。初めて50%を切り、県民の国政への期待度の低さが浮き彫りになった。

 自民関係者は「選挙期間中に悪天候が続いた影響もあるだろうが、それを差し引いても49・89%は低い。数字通り“四苦八苦”の投票率になってしまった。自民が信頼されたとは言い切れない」とため息をつく。

 県連会長の桜田義孝氏は、「政権選択選挙で、自民への投票は安倍内閣是認を前提としたもの。選挙戦の勝利は内閣への一定の信任が得られたものと受け止めている」とした。その一方、自民の当選者の中でも「候補者は好きだけど、安倍首相には苦手意識があるという支持者もいた」との声もある。

 自民関係者が一致して「信任された」と胸を張れないのは、低投票率が影響していまいか。“敵失”はそう何度も続くものではないだろう。圧倒的な支持を得られれば、訴えてきた政策の強力な推進力となる。選挙をするたびに投票率が下がる現実に向き合う必要があるといえそうだ。

                   ◇

 突然の解散から野党分裂、合流と、県内でも混乱が続いた衆院選。激動の選挙戦を振り返り、与野党各県組織の課題を探る。

5443チバQ:2017/10/29(日) 21:45:45
http://www.sankei.com/region/news/171026/rgn1710260013-n1.html
2017.10.26 07:01
【衆院選検証】
(下)野党編 宙に浮いた民進県連、事実上分裂 千葉
 「野党が一丸にならなければいけなかった。小池(百合子)さんの『排除』という言葉も有権者には強すぎた」。投開票から一夜明けた23日、後片付けに追われる市原市の事務所で、3区の希望元職、櫛渕万里氏は苦しい選挙戦をそう振り返った。

 一夜城のごとく結成された希望。小池代表の発言や、民進合流者の“踏み絵”と揶揄(やゆ)された政策転換などで期待は急速にしぼんだ。政権批判票は立民に拾われ、県内の選挙区は全敗に終わった。

 希望で比例復活したのはいずれも、元民進で選挙区に地盤のあった前職。一方、櫛渕氏のような、いわゆる「落下傘候補」らは、党勢の退潮に加え知名度や準備の不足から得票は伸び悩んだ。

 櫛渕氏は「落下傘から出馬し、まさにしがらみのない立場で戦えた。だが、地盤もなく大型の組織態勢が作れなかった」と悔やむ。

 2区の竹ケ原裕美子氏も同じ悩みを抱えた。竹ケ原氏は静岡県で産婦人科医をしているが、出身地の本県で出馬。比例復活もかなわず、「地盤と実績を誇る自民候補に歯が立たなかった」。

 県組織がない希望は民進県連がサポートしたが、選挙後の政治活動については「民進県連で協力する方針にはなっていない」という。櫛渕、竹ケ原両氏も今後の政治活動については、拠点を本県に置くのかも含め「これから考えたい」としている。

                 ■  ■ 

 「与党への対抗が本来の野党の役割だったのに、野党同士で軋轢(あつれき)が生まれ、自公が楽な選挙になってしまった」。民進県連代表の長浜博行参院議員は苦言を呈した。野党分裂が結果的に自公の“漁夫の利”を招いた。「自公の政策が受け入れられた結果ではない」と述べるのがやっとだった。

 小池氏の“舌禍”はもとより、希望合流を決め野党分裂を招いた民進代表の前原誠司氏の判断について、「判断から選挙までの時間が短く、説明が不十分だったため、さまざまな問題が起きたのではないかと思う」と振り返った。

                 ■  ■ 

 民進の混乱は県連の存続にも暗い影を落とす。衆院議員がいなくなり事実上解党し、県組織の機能は宙に浮く形となった。ある市議は「どんな道が残されているのか分からない。党本部の判断を待つ以外ないが、希望への合流を決めたときのように、地方議員への説明はないのではないか」といぶかる。

 長浜代表は県連の今後について、「常識的に考えれば存続は難しいが、政治の最前線を形作っているのは地方議員。地方議員に方針を説明する場は必ず設けたい」とした。2年後には統一地方選があるし、参院選もやってくる。地方組織を早急に再構築しなければ、致命傷となりかねない。

 また、分散した野党勢力について、「選挙戦を終えて冷静になれば、野党同士で争う意味がない。戦う相手が与党であると見えてくるはずだ」と、旧民進を軸に再編されるとの見方を示した。

 ただ、こうした展望を有権者が受け入れるかは未知数だ。安易な野党再編は反感を招きかねず、「選挙のためだけの集合離散ではないか」との印象を与える。地方議員に対して以上に、有権者に対して丁寧な説明が求められる。

                   ◇

 この連載は中辻健太郎、橘川玲奈が担当しました。

5444チバQ:2017/10/29(日) 21:48:55
山口
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20171024-OYTNT50119.html
希望への合流「失敗」 衆院選・戦いの後
2017年10月25日
 「大変厳しい選挙だった。希望の党との合流は、失敗と言わざるを得ない」

 衆院選投開票翌日の23日、山口市の民進党県連本部で記者会見した西嶋裕作・県連代表は、険しい表情で振り返った。「党本部が決めた合流を、県組織からノーとは言えない」。県連本部の窓には選挙期間中、小池百合子代表のポスターが並んでいたが、22日深夜にすべてはがした。のぼりも希望から民進党のものに戻した。

 県連にとって、そもそも苦しい戦いだった。元法相の平岡秀夫氏(63)が長年議席を守った2区で、早々に候補擁立を断念。他の三つの区ではなんとか公認候補をそろえたが、そこに突然降って湧いたのが党本部の希望への合流方針だった。

 前原誠司代表が合流を表明した9月28日時点でも、県連に詳しい情報は届かなかった。報道各社の取材に県連幹部らは「まだ何も聞いていない」と口をそろえ、混乱を極めた。

 結局、公認候補の3人は2人が希望、1人が立憲民主党から出馬。希望の2人は当初、新党の勢いに乗ろうと、党名を連呼して選挙区を回った。だが、小池代表の「排除の論理」発言で希望は失速。憲法改正への姿勢や安保法制の容認という党の公約も、民進の従来の主張とは大きな隔たりがあり、陣営は難しい選挙を強いられた。

 「排除発言で、多くの仲間を失った。これでいいのか」。投開票2日前の20日、4区の希望新人・藤田時雄氏(63)の総決起集会で、選対責任者の加藤寿彦・元県議は思わず語気を強めた。1区の大内一也氏(44)の陣営幹部も「自民1強打破という大義は良かったが、思惑通りにはいかなかった」と明かす。

 1、4区ともに2割に満たない得票率で、自民党候補の圧勝を許した。立憲民主から3区に出馬した坂本史子氏(62)も社民党の推薦や共産党の支援を受け、与野党一騎打ちの構図に持ち込んだが、自民候補に2倍以上の票差をつけられた。

 野党共闘を模索した共産党も民進の希望合流に翻弄ほんろうされた。佐藤文明・県委員長は「希望は自民の補完勢力。共闘はあり得ない」と主張し、3区以外で候補を擁立。だが、1、4区では得票率1割以下の惨敗を喫した。

 野党が反自民の受け皿としての存在感すら示せないまま、終戦を迎えた。再来年の春には統一地方選も控える中、民進党県連は、今後どの党の県組織となるのか、その方向性も定まっていない。西嶋代表も「党本部が決めないと動けない」と口ごもる。

 県内には党所属の県議が3人、市議5人がいるが、議員の1人は「混乱はしばらく続くだろう。支持者へどう説明したらいいか」と頭を抱える。支持母体の連合山口の幹部も「今後の支援方針は本部の決定を待つしかない」と困惑する。

 強固な保守地盤を突き崩すどころか、自身の足元がぐらついた衆院選。有権者の選択肢を確保するためにも、いち早い立て直しが求められている。

2017年10月25日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

5445チバQ:2017/10/29(日) 21:50:14
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20171023-OYTNT50215.html
自民圧勝、水面下で火種 衆院選・戦いの後
2017年10月24日
決起大会後、父・高村正彦氏(左)と並んで写真撮影に応じる正大氏
決起大会後、父・高村正彦氏(左)と並んで写真撮影に応じる正大氏
 「皆さまのために、しっかり働き、恩返しをしたいと思います」

 衆院選投開票日の22日夜、早々に当選確実を決めた1区の自民新人・高村正大氏(46)は、事務所近くの特設会場に詰めかけた支援者らにそう誓い、万歳三唱で初陣を締めた。

 選挙戦では、党副総裁で父の正彦氏(75)から後援会組織をほぼ引き継ぎ、県議、市議らがフル回転。正彦氏はマイクを握ることはなかったが、後援会関係者に自ら長男への支援を求めた。結果、次点の希望新人候補を9万6000票以上引き離す圧勝を収め、正彦氏の前回の得票をも約1万3000票上回った。

 正大氏は「父がしっかり仕事をしてきたから、安心できるという思いが有権者にあったと思う。今回はあくまでも期待の票だ」と気を引き締めた。

 他の三つの選挙区でも自民候補が7割前後の得票率で完勝し、3回連続の4議席独占。ただ、その水面下では、火種もくすぶる。

 「首相にも了解を取って決めたので、頼みます」。安倍首相が解散表明した9月25日夕、首相と会談し、引退意向を伝えた正彦氏は、後継を長男とすることを県議らに電話で伝えた。

 党では新人候補は公募で選考するケースが多い。だが、公募には短くても1か月かかることなどから、県連は同27日に正大氏の公認を党本部に申請。翌28日に公認を得た。

 県連内部からは、通常の手順を経ずに「世襲」のレールが敷かれたことへの不満の声も聞かれる。あるベテラン県議は「首相のおひざ元の県連。一声があれば、『わかりました』としか言えない」と話す一方で、こう続けた。「こんな手は何度もは使えない」

 発言の念頭にあるのは、元官房長官の河村建夫氏(74)が10選を果たした3区。次期衆院選では代替わりもささやかれ、後継には父不在の選挙戦で代役を務めた長男で秘書の建一氏(41)も取り沙汰される。

 ただ、県連内には参院議員の林芳正・文部科学相(56)の3区でのくら替え出馬を推す声があり、県連は当初、候補者を一本化できず、公認申請を党本部に白紙で提出する一幕があった。結局は党本部が河村氏の公認を内定し、林氏も「党の決定に従う」としたが、一部の地元経済界関係者や県議らの林氏のくら替え待望論は根強い。

 また、県選管によると、小選挙区の区割りの見直しが2022年以降に行われる見通しだ。15年の国勢調査に基づき、県も定数削減の対象となるとの試算もあり、次々回の衆院選では山口の小選挙区は3に減る可能性がある。その場合、難しい候補者調整が迫られる。

 圧勝続きの「1強」体制で、一枚岩のように見える自民。だが、ある県議は波乱を予感する。「ぐつぐつ煮えたぎる鍋の様子が、ふたをして見えない。それが現状だ」



 衆院選は今回も自民の圧勝で幕を閉じた。選挙戦を振り返り、今後を展望する。

2017年10月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

5446チバQ:2017/10/29(日) 21:50:50
http://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20171024-OYTNT50020.html
希望失速で畑氏「誤算」
2017年10月24日
野党共闘は白紙 再連携焦点

畑氏の選挙区で応援演説を行う民進党の前原代表(右)。1区の階氏が駆けつけたが、畑氏の姿はなかった(12日、雫石町で)
畑氏の選挙区で応援演説を行う民進党の前原代表(右)。1区の階氏が駆けつけたが、畑氏の姿はなかった(12日、雫石町で)

 安倍首相による突然の解散と、民進党の希望の党への合流に始まった野党再編。政界が目まぐるしく動いた衆院選は与党圧勝で幕を閉じた。解散前と同じ顔ぶれが当選した県内の小選挙区はどんな戦いだったのか。その舞台裏を検証する。

 「野党共闘が崩れ、希望の党はプラスにならなかった」。民進を離党して希望公認で出馬した2区の畑浩治氏は22日、久慈市の事務所で敗戦の弁を述べた。

 畑氏は当初、民進、共産、自由、社民の野党統一候補として出馬予定だったが、安倍政権に対抗する勢力を目指して小池百合子・東京都知事が結成した希望に合流した。しかし、憲法改正に前向きな希望への合流は共産、社民の反発を招き、共闘態勢は崩れた。その希望も、リベラル勢力を拒む「排除の論理」が批判されて失速した。

 希望の苦戦が報じられると、陣営に危機感が広がった。12日、希望への合流を進めた民進の前原誠司代表が選挙区入りし、雫石町の商業施設前で「畑さんにもう一度国会に戻ってもらおう」と訴えたが、畑氏の姿はなかった。陣営幹部は「沿岸部を回る方が先」と説明した。

 共産、社民は「畑さんに個人的に親近感を抱く支援者もいる」(社民党県連幹部)として、対立候補の擁立は見送った。しかし、読売新聞社と日本テレビ系列各局が22日に実施した出口調査で、比例選で共産、社民両党を支持した人のうち、畑氏に投票したと答えたのは6割にとどまった。一方、野党結集のために無所属で出馬した3区の小沢一郎氏は、両党支持層の8割から票を集めていた。

 希望に合流しなかった民進出身者で設立した立憲民主党は躍進した。「立憲民主や無所属で出れば良かったと思った候補者もいるのではないか」。畑氏の陣営幹部は「誤算」を嘆いた。


 危機感は、同様に希望公認で出馬した1区の階猛氏の陣営にも広がっていた。11日、希望の小池代表は盛岡駅前での応援演説で、階氏を「永田町の希望の星」と持ち上げた。しかし、報道機関による序盤情勢では、自民候補と接戦と伝えられた。

 陣営にも「階さんはいいが、希望の党は……」という有権者の反応が寄せられていた。急きょ選対役員を集め、党名より階氏の名前を前面に出す“個人戦”への転換を決定。党名とセットで訴えるようになったのは、情勢の好転が報じられた終盤からだった。

 階氏は組織を固め、自民候補を約3万票差で破った。東北地方の小選挙区で、希望公認で当選したのは階氏だけだった。一夜明けた23日、「野党共闘ありきという考え方に立つと、他党の思惑に引っ張られる」と党の立て直しを優先させる考えを示し、「党勢回復に貢献したい」と意気込んだ。

 共産党県委員会の菅原則勝委員長は23日、「野党共闘の意思があっても、政策的に合意できる人でなければ共闘できない」と改めて述べた。今後の野党連携について、国政レベルでは「立憲民主、社民、無所属などとの共闘は、さらに強くなる」と予測し、リベラル勢力結集に意欲を示した。

 昨年の参院選で統一候補を立てて自民候補を破り、「理想的な形」と賞された岩手の野党共闘は白紙に戻った形だ。共闘の再現はあるか。連携の再構築が今後の県政界の焦点となる。

2017年10月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

5447とはずがたり:2017/10/29(日) 22:03:05
>>5445
山口の減員楽しみだなあ。。

1…高村
2…岸
3…山口
で,河村と林が不満となると大波乱。

まあ林は決断出来ず,河村が比例下位で自民圧勝当選狙いかな。。

減員になる可能性はどんくらいあるんやろか・。。

5448チバQ:2017/10/29(日) 23:42:31
http://www.sankei.com/west/news/171024/wst1710240016-n1.html
2017.10.24 08:38
【衆院選】
希望・維新「全滅」の兵庫、「候補乱立、与党を利しただけ」野党陣営に深い傷跡
 自民と公明の与党が兵庫県内全12選挙区で議席を獲得した衆院選で、野党は希望をはじめ、維新、立憲民主、共産と候補が乱立した。さらに民進から無所属に転じた候補者もいて、県内でも政権批判票が分裂する結果に終わった。野党関係者からは「候補の乱立は与党を利しただけだった」と憤る声も上がっており、県内の野党陣営に深い傷痕を残した。(岡本祐大)

 4区では、希望の小池百合子代表の元秘書、野口威光氏(43)が解散直前まで秘書として仕えた自民前職に挑み、希望からの「刺客」として話題を集めたが、組織力の前に大敗した。

 野口氏は22日夜、神戸市西区の事務所で「希望の政策を有権者に分かってもらうには、党としても個人としても時間が足りなかった」と敗戦の弁。民進公認での出馬を予定していた新人が無所属で立候補したこともあり、民進県連から運動員の協力も得られなかった。ポスターはりやビラ配りはボランティアに頼ったが、「組織の支援がない限界はあった」と悔やむ。

 野口氏と同様に小池氏の秘書だった6区の希望新人、幾村奈応子氏(37)も「地元の課題について理解する時間がなかった」と認める。1区の希望前職、井坂信彦氏(43)は「党への逆風が全国的な流れで厳しかった」と淡々と振り返った。民進県連幹部は「希望の党ができたことで、野党が結束して戦う方針と真逆の結果になった」と不満げに話した。

 悲願の県内での衆院議席獲得をねらった維新は4人全員が落選。東京や大阪では希望と候補者調整ができたものの、県内は全員が希望と対決。政権批判票を奪い合った。ある県議は「兵庫では候補者調整ができるだけの実力がなかった」と反省しつつも、「維新の国政政党としての存在感が薄かった」と分析した。

 また、野党共闘により選挙区で2人の候補者を取り下げた共産も、比例での議席獲得もかなわなかった。村上亮三・県委員会書記長は「期待ほど得票につながらなかったのは今後の課題」とした。

5449とはずがたり:2017/10/30(月) 10:42:30

日本維新の会
初の代表選か 衆院選惨敗混迷 来月の党大会で可否
https://mainichi.jp/articles/20171029/ddn/041/010/012000c
毎日新聞2017年10月29日 大阪朝刊

 衆院選の惨敗を受け、日本維新の会(代表・松井一郎大阪府知事)が代表選の実施を巡って揺れている。党を引っ張ってきた松井氏の続投を求める声が強いが、敗北の責任に対するけじめが必要だとの声もある。28日の常任役員会では、代表選を実施するかどうかを決める臨時党大会が、11月25日を軸に開催されることが決まった。結党から5年、一度も代表選を実施していない維新の不協和音は、どう収束するのか。

 「個人としては党員の皆さんの意見を聞きたい」。28日に大阪市内で開かれた常任役員会後、松井氏は党大会を開く意図について記者団に説明した。自身の代表選への立候補には「(代表選を)やるかやらないかは党員の声で決まる。党員の声を聞いて判断する」と述べるにとどまった。

 党規約によると、衆院選など大型選挙から45日以内に臨時党大会を開き、代表選を実施するかを決める。党所属国会議員と地方議員、首長らで構成する「特別党員」約400人による投票で過半数の賛成が必要だ。ただ、他党との合流や分裂を繰り返す中で党勢を拡大してきた経緯もあり、代表選を経ずにトップが交代してきた。

http://tohazugatali.soragoto.net/politics/2017-10-30.jpg
維新を巡る党名と代表の推移

 結党時の代表は橋下徹大阪市長(当時)で、太陽の党(共同代表・石原慎太郎元東京都知事)との合流で石原氏に交代。国政に初挑戦した2012年衆院選は54議席を獲得し、うち大阪府内19小選挙区で12議席を得た。その後の離合集散で生まれた維新の党は、橋下氏と江田憲司衆院議員が共同代表に就いた。14年衆院選で41議席と減らしたが、責任問題には発展しなかった。日本維新の会に党名を戻した今回衆院選は、全国で11議席、大阪府内小選挙区で3議席と惨敗した。

 松井氏は「特別党員の声を尊重したい」と言うが、代表選になれば立候補しない、との見方がある。「代表は松井氏以外に考えられない」(維新府議)という立場からは実施に慎重な意見が多い。看板政策の「大阪都構想」の実現に向けた議論が進む中、一連の経緯が「仲間割れ」と有権者に映ればマイナスにしかならないからだ。

 維新の混迷に、自民党府連幹部は「選挙結果を受け代表選の話が上がるのは当たり前。それができないのは民主的な政党とは言えない」と冷ややか。公明党府本部関係者は「『都構想なんてやっている場合か』と自分たちの支援者からも言われる」と話す。【念佛明奈、藤顕一郎、椋田佳代】

5450チバQ:2017/10/30(月) 19:38:06
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/politics/nhknews-10011204221_20171030.html
立民 山尾氏加えた55人で新会派届け出
16:25NHKニュース&スポーツ

立憲民主党は、今回の衆議院選挙で当選した55人から、みずからの元秘書に性的な嫌がらせをしたなどと週刊誌で報じられた青山雅幸氏を除いたうえで、無所属で当選した山尾志桜里氏を加えた55人で、新たな会派「立憲民主党・市民クラブ」を結成し、30日に衆議院の事務局に届け出ました。

https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/politics/nhknews-10011204231_20171030.html
希望 民進の前原代表加えた51人で新会派届け出
16:26NHKニュース&スポーツ

希望の党は、今回の衆議院選挙で当選した50人に、民進党の前原代表を加えた51人で、新たな会派「希望の党・無所属クラブ」を結成し、30日に衆議院の事務局に届け出ました。

5451チバQ:2017/10/30(月) 20:10:59
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/141670?rct=n_representatives
くすぶる火種 自民道連・長谷川氏「選挙協力効果なかった」/新党大地・鈴木氏「こちらの票役に立った」
10/29 05:00
 自民党道連の長谷川岳会長代行は28日、札幌市内で開かれた道連役員会で、衆院選小選挙区での新党大地との選挙協力について「効果は見られなかった」と指摘した。持論である大地との連携解消をあらためて求めた形だ。大地の鈴木宗男代表は「こちらの票が自民党の役に立った」との立場から、選挙後も長谷川氏批判を続けており、なお火種がくすぶる。

 道連役員会は非公開。出席者によると、長谷川氏はメディアが報じた出口調査の結果を示し、「大地支持層は事実上、自主投票に近いものだった。多くの小選挙区で自民候補以外に票が流出した」と説明。27日、こうした内容をまとめた文書を二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長ら党幹部に提出した。

 一方、鈴木氏は26日、安倍晋三首相と官邸で会談後、「鈴木氏が役割を果たした」との発言があったと明らかにした。記者団には長谷川氏を念頭に「排除の論理をする人がいた。大きなマイナスになった」と批判した。

 北海道新聞の出口調査によると、大地支持層の小選挙区での投票先は全道平均で、自民42%、立憲民主党30%、共産党11%、希望の党10%。立憲民主が5割を超える選挙区もあった。

5452名無しさん:2017/10/30(月) 20:57:58
>>5451

北海道新聞の出口調査参考にするなら選挙協力の効果薄そうだけど、元が野党が強い地域だからねどうなのかな

5453名無しさん:2017/10/30(月) 21:03:40
前原氏が希望会派入り=衆参の勢力確定
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171030-00000132-jij-pol

時事通信
 11月1日召集の特別国会を前に、衆参両院の各会派の勢力が30日、確定した。

 希望の党が届け出た衆院会派「希望・無所属クラブ」には、民進党代表を辞任した前原誠司氏が加わった。また、参院では民進党を離党した無所属の藤末健三、平山佐知子両参院議員が新会派「国民の声」の結成を届け出た。

 衆参の新たな勢力分野は次の通り。

 【衆院】自民284▽立憲民主・市民クラブ55▽希望・無所属クラブ51▽公明29▽無所属の会13▽共産12▽維新11▽自由2▽社民・市民連合2▽無所属6
 【参院】自民・こころ125▽民進・新緑風会47▽公明25▽共産14▽維新11▽希望の会(自由・社民)6▽希望の党3▽無所属クラブ2▽沖縄の風2▽国民の声2▽無所属5。

5454チバQ:2017/10/30(月) 21:20:04
こうかな?

■衆議院
自民284: 公認281+追加公認3(小泉龍司、堀内詔子、阿部俊子)
立憲民主・市民クラブ55:公認55+青山雅幸(無期限の党員資格停止処分)-山尾志桜里(入党はせず)
希望・無所属クラブ51:公認50+前原誠司(今のところ民進党は離党してなさそう)
公明29
無所属の会:民進党系13人
    岡田克也 野田佳彦 江田憲司 安住淳  原口一博
    平野博文 中川正春 篠原孝  福田昭夫 広田一 
    金子恵美 黒岩宇洋 菊田真紀子
共産12
維新11
自由 2:小沢一郎 玉城デニー
社民・市民連合2:照屋寛徳 吉川元
無所属6:玄葉光一郎 中島克仁 鷲尾英一郎 重徳和彦 青山雅幸(立憲無期限の党員資格停止処分) 中村喜四郎

■参議院
自民・こころ125 党員125+中野正志+伊達忠一
民進・新緑風会47 党員47+川田龍平-郡司彰
公明25
共産14
維新11
希望の会(自由・社民)6
  自由:青木愛 木戸口英司 森ゆうこ 山本太郎
  社民:福島瑞穂 又市征治
希望の党3 行田邦子 松沢成文 中山恭子
無所属クラブ2 アントニオ猪木 薬師寺道代
沖縄の風2 伊波洋一 糸数慶子
国民の声2 平山佐知子 藤末健三
無所属5 山口和之 渡辺喜美 福山哲郎(立憲民主党)伊達忠一(議長・自民) 郡司彰(副議長・民進)


https://www.jiji.com/jc/article?k=2017103001069&g=pol
前原氏が希望会派入り=衆参の勢力確定
 11月1日召集の特別国会を前に、衆参両院の各会派の勢力が30日、確定した。希望の党が届け出た衆院会派「希望・無所属クラブ」には、民進党代表を辞任した前原誠司氏が加わった。また、参院では民進党を離党した無所属の藤末健三、平山佐知子両参院議員が新会派「国民の声」の結成を届け出た。
 衆参の新たな勢力分野は次の通り。
 【衆院】自民284▽立憲民主・市民クラブ55▽希望・無所属クラブ51▽公明29▽無所属の会13▽共産12▽維新11▽自由2▽社民・市民連合2▽無所属6
 【参院】自民・こころ125▽民進・新緑風会47▽公明25▽共産14▽維新11▽希望の会(自由・社民)6▽希望の党3▽無所属クラブ2▽沖縄の風2▽国民の声2▽無所属5。 (2017/10/30-19:46)

5455チバQ:2017/10/30(月) 21:58:07
参議院訂正
舟山康江も無所属だった
■参議院
自民・こころ125 党員125+中野正志+伊達忠一
民進・新緑風会47 党員46+川田龍平+舟山康江-郡司彰
公明25
共産14
維新11
希望の会(自由・社民)6
  自由:青木愛 木戸口英司 森ゆうこ 山本太郎
  社民:福島瑞穂 又市征治
希望の党3 行田邦子 松沢成文 中山恭子
無所属クラブ2 アントニオ猪木 薬師寺道代
沖縄の風2 伊波洋一 糸数慶子
国民の声2 平山佐知子 藤末健三
無所属5 山口和之 渡辺喜美 福山哲郎(立憲民主党)伊達忠一(議長・自民) 郡司彰(副議長・民進)

5456チバQ:2017/10/31(火) 20:01:04
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1710310003.html
【関西の議論】「日本初の女性総理は彼女」辻元清美氏の応援に駆けつけた〝保守〟の手放し礼賛…陣営を支えた「左派」組織戦 
06:34産経新聞

【関西の議論】「日本初の女性総理は彼女」辻元清美氏の応援に駆けつけた〝保守〟の手放し礼賛…陣営を支えた「左派」組織戦 
辻元清美氏の応援のため選挙事務所を訪れた亀井静香氏。「日本で女性総理が生まれるなら彼女」と持ち上げた=10月17日、大阪府高槻市
(産経新聞)
 10月22日に投開票された衆院選で野党第1党に躍進した立憲民主党の辻元清美氏(57)。かつて「ソーリ! ソーリ!」と小泉純一郎元首相(75)を追及した手腕を買われ、国対委員長に就任した。今後、国会で安倍晋三政権批判の先頭に立つ。実は今回、辻元氏の選挙には立民の枝野幸男代表だけでなく、元金融相の亀井静香氏、改憲派の論客として知られる漫画家、小林よしのり氏も応援に駆けつけた。開票後早々と当選確実となり、7選を果たした辻元氏は「保守の人にも広がった」と満足げに語ったが、実態は安倍政権打倒・改憲反対の旗の下に共産党まで結集した左派の組織戦だった。

険しい表情から一転の笑顔

 「安倍さん、悪いけどもう終わったんちゃいますか?」。辻元氏の舌鋒(ぜっぽう)は、衆院選公示(10月10日)前から絶好調だった。

 幹事長代行を務めていた民進党が、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党への合流を目指すことになり、いったんは無所属で出馬する意向を明らかにしたが、枝野氏の要請を受けて立民入りした辻元氏。民進から大阪府内の選挙区に出馬を予定していた他の候補者6人の入党届をとりまとめ、公示3日前の7日に枝野代表が来阪して大阪市都島区のJR京橋駅前で行われた街頭演説会で安倍政権批判を炸裂させた。

 数百人もの聴衆が詰めかける中、辻元氏が「市民が主役の政治で、暗い霧をみんなと一緒に吹き飛ばしたい」と威勢よく拳を突き上げると、聴衆からは「そうだ」との声が上がった。

 演説会に参加していたのは立民からの立候補予定者のほか、連合大阪会長、部落解放同盟大阪府連代表など。「だれの子どももころさせない」をスローガンに安保法制への反対運動などを行ってきた「子どもの未来を考えるママの会」の関係者らの姿もあった。

 演説会の後に行われた枝野代表との写真撮影会。立候補予定者との写真撮影に応じた枝野代表は、「ツーショットのポスター撮影は3万円」と報じられた小池氏をあてこすり、「私は3万円もらえないのかな」と軽口までたたいてみせた。辻元氏も「あれほどの人が集まったのは初めて」と振り返り、「安倍政権や、今の社会への危機感がたまっていたんだなと思った」と語った。

 衆院が解散した9月28日、民進の両院議員総会で希望の党への合流提案が満場一致で了承された後、記者団に「私は執行部なので発言はしていません」とだけ語って足早に去ったときに見せた険しい表情はそこにはなく、当選を確信したかのような笑顔も見せていた。

5457チバQ:2017/10/31(火) 20:01:15
立憲民主の方が保守!?

 辻元氏が出馬した大阪10区(高槻市、島本町)は、日本維新の会と自民党の前職も出馬し、前職3人が激突する激戦区。特に維新の松浪健太氏(46)とは、これで5度目という〝因縁の対決〟だ。

 故・土井たか子氏に誘われて政界入りし、社民党から民進に移った辻元氏は9条改憲反対の急先鋒(きゅうせんぽう)だが、選挙戦では意外な人物が続々と応援に駆けつけた。

 「わしと辻元清美は本当に敵同士だった。それが、今は手を組むことになってしまった」

 15日午後。雨空の下、JR高槻駅前で辻元、枝野両氏とともにマイクを握ったのは、保守で改憲派の論客とされる漫画家の小林よしのり氏。自らを「今の自民党議員よりもっとタカ派」と評した小林氏は「自分の国の力で自国を守るのが保守。自民党や希望の党はアメリカとともに戦う従米保守で、これはわしの感覚では保守ではない。むしろ立憲民主の方が保守の考え方に近い」と主張。「安倍政権の暴走を止められる政治家は辻元清美。安倍総理に向かって『ソーリ! ソーリ!』となんべんでも言ってほしい」と持ち上げた。

 かつてはテレビの討論番組でも激しく対立。主義、主張が大きく異なり「憎たらしい」「大嫌い」と罵(ののし)りあった間柄だ。だが数年前、故・加藤紘一氏が取り持った縁から意気投合したといい、辻元氏のチラシには小林氏のメッセージ、ポスターにもイラストがあしらわれていた。

 小林氏の応援を受けた辻元氏は「私と小林よしのりは意見が違うことが多いが、議論をしっかりして物事を進めるのが本当の民主主義」と主張。「官僚は森友問題や加計(かけ)学園問題で情報を出さず、忘れましたと言い続けた。皆さんと一緒に議論ができるまっとうな政治に変えさせて」と訴えた。

亀井氏「全体の女王蜂になる」

 その後も、辻元氏のもとには、元民進代表の岡田克也氏や前代表の蓮舫氏などさまざまな大物が続々と来援した。17日夜には、公示直前に引退宣言をした元金融相、亀井静香氏(80)が辻元氏の事務所を訪問した。

 辻元氏が「亀井先生が自民党の政調会長をされていたころ、私は社民党の政審会長で。初めて日曜討論に出たときに亀井先生との対決になって、『美女と野獣』と言ってしまった」と振り返ると、亀井氏は「今は一つの巣の女王蜂だけど、そのうち全体の女王蜂になる。日本で女性総理が生まれるなら彼女」と持ち上げ、集まった支持者から喝采を浴びた。

共産党が候補擁立見送り

 7選を果たした辻元氏の地元・高槻市は、昔から社民や共産の支持層が厚い地域として知られる。今回の選挙では「野党共闘」として共産が候補者の擁立を見送り、辻元氏に一本化した。

 地元関係者によると、「辻元氏のビラは、これまでの選挙で一番ではないかと思うほどまかれていた。ほかの(前職)2人よりも圧倒的な組織戦だった」といい、いわゆる左派・リベラル支持層が重厚な組織戦を展開したとみられる。

 「私はずっと共産党員です。でも憲法といえば、辻元さんですよね」。事務所には、こんな風に熱く語る学生らしき若い女性の姿もあった。「右でも左でもなく前へ」をキャッチフレーズに選挙戦を進めた枝野代表とタッグを組んだ辻元氏を支えていたのは、こうした団体や組織だったのだ。

 22日の投開票では早々に当選確実が決まる圧勝に満面の笑みを見せ、「時代に呼ばれた」とまで語った辻元氏。選挙中には「今の『二項対立』はリベラルか保守かではなく、『立憲主義や民主主義を大切にしようと思う人たち』と、『それをないがしろにしても平気な人たち』で分かれているんじゃないか」と語り、安倍政権への対抗姿勢を強くにじませた。

 立憲民主党は26日、執行役員会を開き、政調会長だった辻元氏を国対委員長とする人事を了承した。今後、国会でどんな活動を進めていくのだろうか。

5458パリ行最終便:2017/11/01(水) 06:58:17
http://www.jrt.co.jp/nnn/news88811654.html
小沢鋭仁元環境大臣が政界を事実上引退へ
(山梨県)

 小沢鋭仁元環境大臣が事実上の政界引退を決断したことが分かった。既に後援会関係者らには、今後政治活動を行う考えがないことを伝えたという。
 小沢氏は甲府市出身で、1993年の衆院選で日本新党から立候補して初当選。この後民主党に移り、民主党政権時代には、環境大臣を務めた。2012年以降は、日本維新の会に入党して活動を続け、衆議院の議席を8期連続で守ったが今月行われた衆院選で、希望の党公認で東京25区から立候補して落選した。
 小沢氏は取材に対し、今後は自ら政治活動を行わないことを明らかにし、県内に置いている自身の事務所や日本維新の会県総支部の事務所も年内には閉鎖することを明らかにした。先週末には後援会や日本維新の会県総支部の幹部らが集まった会合で決断を伝えたという。
 小沢氏は理由について「もともと早期引退へのあこがれがあった。63歳まで活動し、潮時と考えた」と話している。選挙戦への出馬は、「よほどの条件が整わなければない」とし、当面は政策研究大学院大学の客員教授を務めるという。
[ 10/31 18:25 山梨放送]

5459チバQ:2017/11/01(水) 11:18:06
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171101-00532080-shincho-pol
山梨「憎しみの2区」を制した“堀内王国の女城主” 薄氷勝利の後始末
11/1(水) 5:58配信 デイリー新潮
山梨「憎しみの2区」を制した“堀内王国の女城主” 薄氷勝利の後始末
戦いすんでも日は暮れず
 希望の党の野望は潰えた。だが人間、というか政治家は似たり寄ったりと評すべきか、自民党のそこかしこでも、希望の党の内紛を笑えない内ゲバが起きていた。以下はその象徴である山梨「憎しみの2区」の顛末だ。

 ***

 堀内詔子(のりこ)氏(52)と長崎幸太郎氏(49)。山梨2区はふたりの「自民系」前職が、ともに無所属で出馬する事態となった。長崎氏は長らく離党していたものの二階派の「特別会員」の地位を確保。そのため、同区が堀内家の家業である富士急グループが支配する「堀内王国」であるにも拘(かかわ)らず、二階俊博幹事長のゴリ押しによって「勝ったほうが追加公認」と相成ったのである。

 無論、両陣営の間では激しい憎悪が渦巻き、怪文書が乱れ飛び、堀内氏を支援したある市議は、選挙戦最終盤にこう言い放っていた。

「万が一、堀内が負けたら、自民党山梨県連は崩壊だ。県内に1万8000人くらいいる党員のうち、堀内が集めた8500人は全員離党させる。私も離党するし、堀内系県議も離党する」

 さらに、

「堀内陣営の市議や県議が集まると、焼酎の『二階堂』を飲むことにしている。『二階』を飲んでやるんですよ。二階さんは78歳。もう次の選挙には出られないでしょ? だったら、仮に長崎が勝っても、奴に頭を下げる必要はない」(同)

 と、二階氏の「政治的死」を待ち望む物騒な状況にまでなっていたのだ。

 この声が届いていたのか、長崎陣営の幹部曰く、

「選挙中、長崎さんは周囲に『俺は殺される。政治的にじゃなくて肉体的に』とこぼすほど、追い詰められていました。事実、実在する暴走族が長崎さんを襲撃するという噂が広まっていて、支援者から『長崎先生にボディーガードをつけたほうがいい』と勧められました」

 こんな漫画チックな話が真面目に語られるほど、山梨2区には殺伐とした空気が漂っていたのである。

刑事告訴
 結局、堀内氏側の「執念」が奏功したのか、彼女が3000票差で辛勝した。ところが逆に長崎氏は、

「堀内陣営の公選法違反の刑事告訴手続きを進めていきたいと思います」

 と語り、戦いが終わっても「ノーサイド」にするつもりはないと宣言。こうして地元には確実に禍根が残った上に、

「堀内さんは岸田派所属。岸田さんと二階さんの間の遺恨も消えないでしょう。なにしろ選挙直前、岸田さんは二階さんのもとに『堀内公認』を直談判しに行ったのに蹴られるという赤っ恥をかかされていますからね」(大手紙政治部デスク)

 希望の党よろしく自民党も一枚岩ではなく……。

 関ヶ原を経て磐石な幕藩体制とはいきそうもない。

「週刊新潮」2017年11月2日号 掲載

5460チバQ:2017/11/01(水) 11:19:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171031-00050132-yom-pol
若狭氏「時間不足が敗因。1回も選挙区入れず」
10/31(火) 23:20配信 読売新聞
 浅尾慶一郎・前衆院議員、土屋正忠・前衆院議員、若狭勝・前衆院議員は31日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、衆院選の結果などについて議論した。

 浅尾氏は「選挙直前に自民党に入党した。(自民党の)中から改革するというメッセージが有権者に伝わらなかった」と悔しさをにじませた。土屋氏は、立憲民主党の躍進を念頭に「『枝野(代表)台風』に流され負けた」と敗因を分析した。希望の党の結党メンバーの若狭氏は「時間の不足が敗因だ。公示前日まで1回も選挙区に入れなかった」と振り返った。

5461チバQ:2017/11/01(水) 20:26:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000058-asahi-pol
「最後の当選者」自民・田畑氏、登院で決意語る
11/1(水) 13:48配信 朝日新聞デジタル
 開票作業の遅れで、衆院選で最後となる465番目の当選者となった自民党の田畑毅氏(45)は午前10時半ごろ、緊張した面持ちで単身、登院した。朝日新聞などの取材に「最初でも最後でも議席を預かっている重みは変わりない。しっかりと頑張っていくことに尽きる」と話した。

 愛知2区では希望の党の前職に敗れたが、比例東海ブロックで復活当選。台風21号の影響で愛知県西尾市の開票作業が1日遅れ、全国で最後に議席を獲得した。

 前回の衆院選で得た議席も比例東京ブロックで繰り上げ当選。今回は国替えして臨んだ選挙だった。「難しい選挙だったが、こういう結果が出た。改めて身が引き締まる思いだ」と登院の思いを語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000056-asahi-pol
同性愛者公表の立憲・尾辻氏、「初心忘れず」白いスーツ
11/1(水) 13:44配信 朝日新聞デジタル
同性愛者公表の立憲・尾辻氏、「初心忘れず」白いスーツ
初登院し、登院表示盤を押す立憲民主党の尾辻かな子氏=1日午前9時53分、岩下毅撮影
 同性愛者であることを公表している立憲民主党の尾辻かな子氏(42)は1日午前9時半、立憲民主党の同僚5人とともに国会の正門をくぐった。
 元参院議員。衆院選には新顔として大阪2区から立候補し、復活での初当選を果たした。「初心を忘れない」という気持ちで真っ白なスーツで登院。「実の引き締まる思いでいっぱい。有権者の思いを胸に仕事をしていきたい」とし、「私は性的マイノリティーの当事者であるということもあり、国会に届かない多様な声や届けたくても届けられない声を拾っていきたい」と抱負を語った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000033-asahi-pol
「5年間浪人したので…」国会一番乗り議員、未明に並ぶ
11/1(水) 10:25配信 朝日新聞デジタル
「5年間浪人したので…」国会一番乗り議員、未明に並ぶ
国会の正門前に「一番乗り」し、開門を待つ希望の党の近藤和也氏(左)=1日午前7時45分、東京・永田町、葛谷晋吾撮影
 衆院選で当選を果たした国会議員が1日、初登院した。国会の正門付近は、午前8時の開門前から議員が並んだ。

 「一番乗り」にこだわったのは石川3区で落選し、比例北陸信越ブロックで復活当選した希望の党の近藤和也氏(43)。前日夕方に飛行機で羽田に着いて仮眠を取った後、1日午前1時から国会の正門前でコートも着ず、スーツ姿で立って待ち続けた。午前5時ごろまでは1人きりだったという。

 午前8時の開門と同時に国会に入り、最初にバッジを付けた近藤氏。2009年の衆院選で初当選し、12、14年は落選したものの、今回、2選を果たした。「5年間浪人をしてきたので、国会に戻りたいという思いは誰よりも強い。その気持ちを一番最初に来ることで表したかった」と述べた。

5462チバQ:2017/11/01(水) 20:27:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000099-jij-pol
民進、国会控室も分裂=立憲、希望が折半
11/1(水) 18:27配信 時事通信
 1日に特別国会が召集され、10月の衆院選結果を反映した国会内の各会派衆院控室の割り当てが決まった。

 選挙に候補を擁立せず、会派が存在しない民進党がこれまで使用していたスペースは、立憲民主党と希望の党がほぼ折半。民進党の分裂騒動は部屋割りにも影響した形だ。

 国会の控室は原則として、各会派の所属議員数に応じた面積が配分される。これまで国会議事堂正面側の2階と3階に陣取る自民党に対し、民進党は主に中庭を挟んで反対側の2階部分を使用していた。

 衆院選の結果、立憲が野党第1党になったものの勢力では希望と伯仲。また、両勢力の合計が選挙前の民進党をやや上回る程度だったため、同党の場所が分割されて立憲と希望に割り振られた。

5463チバQ:2017/11/01(水) 21:05:43
872: 旧ホントは社民支持@鹿児島2区に転居 :2017/11/01(水) 20:34:01
キシローは何でなのか,そして玄葉は渡辺ではないのか。

震災特委員長に那谷屋氏=参院
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110101084&g=pol
 参院東日本大震災復興特別委員会は1日、民進党の那谷屋正義氏を委員長に互選した。前任の福山哲郎氏が民進党を離れ、立憲民主党に加わったことに伴う。その他の常任・特別委員会は、9月28日に選出・互選された各委員長が引き続き務める。
 那谷屋 正義氏(なたにや・まさよし)横浜国大教育卒。党参院幹事長代理、党参院国対委員長。比例代表、当選3回。60歳。(2017/11/01-18:26)

枝野氏に社民、自由も投票=無所属の会は大塚氏-首相指名
 1日に衆参両院で行われた首相指名選挙では、立憲民主党の枝野幸男代表に、同党に加え社民、自由両党も投票した。希望の党は同党の渡辺周元防衛副大臣に、衆院会派「無所属の会」は民進党の大塚耕平代表に投じた。共産党は志位和夫委員長、日本維新の会は片山虎之助共同代表だった。
 衆院でどの会派にも属さない無所属の投票先を見ると、玄葉光一郎、重徳和彦、中村喜四郎各氏が大塚氏、中島克仁氏が前民進党代表の前原誠司氏を選んだ。記名投票のルールに反し、自民党の渡辺孝一氏が自身の氏名を記さなかったため無効票となった。
 参院では、自民党の鴻池祥肇氏が体調不良のため、公明党の高瀬弘美氏が産休で欠席した。渡辺喜美氏ら無所属の3人は安倍晋三首相に投票し、参院会派「沖縄の風」の2人は枝野氏を選んだ。 
 一方、大島理森氏が選出された衆院議長選挙で赤松広隆氏に1票、赤松氏が選ばれた副議長選挙で大島氏に1票が入った。(2017/11/01-19:41)

5464チバQ:2017/11/01(水) 21:20:07
参院の白票が確実じゃないけど、薬師寺道代っぽいかな?阿部には投票しない気がするんだが


衆参の首相指名選挙結果
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110100920&g=pol
【衆院】
安倍晋三氏:312, 自民284+公明29-自民党の渡辺孝一氏が自身の氏名を記さなかったため無効票
枝野幸男氏:60,  立憲55+自民2+社民2+青山雅幸
渡辺周 氏:51,  希望51
大塚耕平氏:16,  無所属の会13+玄葉光一郎、重徳和彦、中村喜四郎各氏
志位和夫氏:12   共産12
片山虎之助氏:11, 維新11
前原誠司氏:1,   中島克仁
鷲尾英一郎氏:1,  鷲尾英一郎
無効:1       自民党の渡辺孝一氏
【参院】
安倍晋三氏:151, 自民125+公明25-欠席2(自民党の鴻池祥肇氏が体調不良のため、公明党の高瀬弘美氏が産休)+渡辺喜美+アントニオ猪木+山口和之 
大塚耕平氏:48,  民進47+副議長
志位和夫氏:14,  共産14
片山虎之助氏:11, 維新11
枝野幸男氏:9,   社民自由6+沖縄の風2+福山哲郎
渡辺周 氏:3,   希望3
藤末健三氏:2,   国民の声2
白票:1       薬師寺道代かな?
(2017/11/01-16:30)

 

>>5454-5455に追記
■衆議院
自民284: 公認281+追加公認3(小泉龍司、堀内詔子、阿部俊子)
立憲民主・市民クラブ55:公認55+青山雅幸(無期限の党員資格停止処分)-山尾志桜里(入党はせず)
希望・無所属クラブ51:公認50+前原誠司(今のところ民進党は離党してなさそう)
公明29
無所属の会:民進党系13人
    岡田克也 野田佳彦 江田憲司 安住淳  原口一博
    平野博文 中川正春 篠原孝  福田昭夫 広田一 
    金子恵美 黒岩宇洋 菊田真紀子
共産12
維新11
自由 2:小沢一郎 玉城デニー
社民・市民連合2:照屋寛徳 吉川元
無所属6:玄葉光一郎 中島克仁 鷲尾英一郎 重徳和彦 青山雅幸(立憲無期限の党員資格停止処分) 中村喜四郎

■参議院
自民・こころ125 党員125+中野正志-伊達忠一
民進・新緑風会47 党員46+川田龍平+舟山康江-郡司彰
公明25
共産14
維新11
希望の会(自由・社民)6
  自由:青木愛 木戸口英司 森ゆうこ 山本太郎
  社民:福島瑞穂 又市征治
希望の党3 行田邦子 松沢成文 中山恭子
無所属クラブ2 アントニオ猪木 薬師寺道代
沖縄の風2 伊波洋一 糸数慶子
国民の声2 平山佐知子 藤末健三
無所属5 山口和之 渡辺喜美 福山哲郎(立憲民主党)伊達忠一(議長・自民) 郡司彰(副議長・民進)

5465チバQ:2017/11/01(水) 22:19:00
>自公両党以外にアントニオ猪木、薬師寺道代、渡辺喜美の3氏が首相に投票した。
薬師寺も安倍に投票したのか
https://mainichi.jp/articles/20171102/k00/00m/010/108000c
割れる 立憲など枝野氏、希望は渡辺氏

毎日新聞2017年11月1日 21時25分(最終更新 11月1日 21時46分)


衆院本会議で首相に指名され一礼する安倍晋三首相(右端)=国会内で2017年11月1日午後2時47分、川田雅浩撮影

 1日の衆院本会議での首相指名選挙で、野党各会派の対応が分かれた。巨大与党に対抗するために野党の結集が必要との総論では一致するが、分裂のしこりがにじんだ。

 立憲民主党の枝野幸男代表には、立憲会派の55人と社民党2人、自由党2人、立憲の党員資格停止中の青山雅幸氏の計60人が投票。希望の党の渡辺周元副防衛相には、希望会派の51人が漏れなく投票した。民進党の大塚耕平代表は16票で、うち民進系の「無所属の会」13人、会派入りしていない重徳和彦氏に加え、希望と民進合流組の選挙区調整を担った玄葉光一郎氏が投票。自民党政権で建設相を務めた中村喜四郎氏も大塚氏に入れた。

 共産党の志位和夫委員長、日本維新の会の片山虎之助共同代表には、それぞれの所属議員が投票。前原誠司氏に投票したのは民進系無所属の中島克仁氏。鷲尾英一郎氏は自身に投票した。無効の1票は「投票者の氏名不記載」によるもので、自民党の渡辺孝一氏とみられる。

 枝野氏は本会議後、自身に投票した自由、社民両党に対し「光栄に思う」と謝意を示した。

 一方、希望には「誰に投票するかはそれぞれの党の判断だ」と距離感をにじませた。枝野氏に投票しようとした共産党とは事前の協議を断り、衆院選で躍進した世論を背景に独自色を強める。

 国会議員の共同代表を決められなかった希望の党は、当選回数が最多8回の渡辺氏に投票。しかし、衆院選後に民進出身者が「野党第1党に投票すべきだ」と発言するなど亀裂が懸念されており、大島敦幹事長が本会議前の党会合で「遺漏なく投票されることを望む。重い投票行動だと踏まえて投票を」と呼びかける場面もあった。

 参院では自民党の鴻池祥肇、公明党の高瀬弘美両氏が欠席。自公両党以外にアントニオ猪木、薬師寺道代、渡辺喜美の3氏が首相に投票した。枝野氏の9票は、自由、社民両党の会派「希望の会」6人と、「沖縄の風」2人、立憲幹事長の福山哲郎氏の計9人。【影山哲也、光田宗義】

5466名無しさん:2017/11/02(木) 07:01:44
>>5464

参議院投票結果
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/195/195-1101-v001.pdf

山口和之が白票ですね

5467チバQ:2017/11/02(木) 18:07:24
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171102-00094023-playboyz-pol
有権者を罠にハメたのか!? 身銭を切る「支持政党なし」の意外な懐事情
11/2(木) 11:00配信 週プレNEWS
有権者を罠にハメたのか!? 身銭を切る「支持政党なし」の意外な懐事情
「支持政党なし」の佐野代表は、この名前で行なった選挙活動を「大まじめだ」と語る。確かに悪意は見えない
10月22日投開票の今回の衆院選で、議席は獲得できなかったものの、注目を集めた勢力がある。比例東京ブロックに4人の候補を擁立した政治団体「支持政党なし(略称:支持なし)」だ。同団体は12万5019票を獲得。その数は議席を持つ「社会民主党」や「日本のこころ」の2倍以上である。

しかし、一部からはこんな批判の声も上がっている。

「選挙公報には候補者の名前も顔写真もなく、『支持政党のない方は【支持なし】とお書きください』とだけ。横に小さく『比例代表は』とありますが、これを選挙の公的なガイダンスだと勘違いした人もいるのでは?」(30代男性)

有権者を罠にハメたのか? 「支持なし」の佐野秀光(ひでみつ)代表に直撃した。同団体の本部は、佐野氏が経営する会社の自社ビル(東京都大田区)内にあり、入り口には「支持政党なし」の看板やのぼりが立つ。「日本維新の会(19万8127票)より票を取れるかな、と思っていたので、少し残念です」(佐野代表、以下同)

さっそく核心に迫ろう。「支持なし」は固有名詞なのか一般名詞なのか、わかりにくい。これは“ズル”では?

「その批判は正しくないと思います。まず、わざわざ投票所まで足を運ぶ人たちが『支持なし』を記入方法だと間違えるでしょうか? そもそも、間違い票を狙うなら、(選挙期間中)一日に15ヵ所以上も街頭演説なんてしませんよ。私たちの考えがマスコミに報道されないから、一部が『ズルだ』と言っているのです」

その“考え”とは?

「実現できない公約を並べる無責任な政党が多いですが、私たちは議席を取らなくても公約は果たした。それは、『今の政治家にダメ出しをするため、支持政党がない人の数を示す』というものです」

ところで、「支持なし」は2014年衆院選(比例北海道ブロック2名)、16年参院選(比例区2名、選挙区8名)に続いて今回が3回目の選挙となった。しかし、これまでひとりも当選していない。相当な出費なのでは…?

「供託金だけでも、1回目は1200万円、2回目は3600万円、今回は2400万円かかりました。残念ながら、すべて没収されましたね。私は不動産登記情報を法務局より安く提供する会社を営んでいます。年商は36億円。ただ、政治活動に会社の金は使えないので、自分の役員報酬を選挙費用に回しています」

そこまで身銭を切って何がしたいのか?

「直接民主制の実現です。私たちが議席を獲得できたなら、すべての法案についてネット上で意見を募り、その結果に忠実に従って国会での議決権を行使します。これを実現するため、次の国政選挙も議席獲得を目指します!」

次は2年後の参院選。「支持なし」は支持を得られるか。

(取材・文・撮影/畠山理仁)

5468名無しさん:2017/11/02(木) 18:55:57
内閣支持率は5ポイント増の49%

共同通信社の世論調査によると、内閣支持率は49.5%で、前回調査に比べて5.0ポイント増加した。
https://this.kiji.is/298752570851017825?c=39546741839462401

5469とはずがたり:2017/11/04(土) 19:41:38
2017/10/20 18:00
合流経緯巡って希望の党・細野豪志氏と立憲民主党・福山哲郎幹事長が「しこり」感じさせる言い争い
http://www.buzznews.jp/?p=2112185

10月19日のBSフジ「プライムニュース」において、希望の党・細野豪志氏と立憲民主党・福山哲郎議員が民進党議員の希望の党への合流を巡って言い争う場面がありました。

「しこり」感じさせた細野・福山のやり取り
細野氏が選挙戦についての発言の中で多くの選挙区において自民党と希望の党が争っている、との見方を示したところ、福山議員は「我々が枝野原則の中で対立候補を立てていないから構造としてそういうことになっている」と不快感を露わにしていました。

その後細野氏が我々も棲み分け出来るよう努力し元々予定していた希望の党としての独自候補の選挙区を民進党から合流してきた候補者に譲ったケースも有る、と理解を求めると福山議員は話を遮って「元々全員なんですよ。全員という前提をですね、6割だからいい半分だからいい努力したからいいという話にはならない」と怒気を含んだ口調で反論。

「全員という前提は承知していない」とそもそも希望の党としては民進党全員を受け入れる予定ではなかった、と理解を求めた細野議員でしたが、ここで反町キャスターが「全員希望に行ける」という意味での全員ですよね?と確認すると、福山議員はこれにも噛みつきます。

「希望に行けるという言い方は止めて下さい。希望に行く前提だったんですから」と述べ、現在の状況に至った原因について小池都知事の「排除だと、さらさらないという発言がスタートラインなわけですから。そのことだけは事実関係として申し上げたい」と希望の党側に非があるという部分については譲れない一線であるとの姿勢を示していました。

細野氏は「今それを言っても何の生産性もない」と収めようとしましたが、福山議員は納得せず「枝野原則で我々が立てなかったことに対して希望と与党の対立構造になってるような言い方をするから違うんじゃないかと」と結局、不満は収まらないようでした。

細野豪志氏と福山哲郎議員の発言
細野「説明させて下さい。先程ね、福山さんがおっしゃった、枝野さんが原則を作って配慮したのはよく理解出来ます。それは我々にとってもすごく有難かった。ただ我々もね、出来るだけいろんな、そりゃ棲み分けできるようにしようっていうんで相当絞り込んで、正直、志を持って立って仕事辞めた人でも、のいてもらってですよ?それで、民進党から来てもらったりしたりした分が相当ある。ただ、・・・・」

福山「(話を遮って)そりゃ元々全員なんですよ。(強い声で)全員という前提をですね、6割だからいい半分だからいい努力したからいいという話にはならないわけです。」

細野「全員という前提は我々の方は承知してないんです。その中でギリギリの・・・」

反町「民進党が全員希望に行けるという、全員てその全員ですよね?」

福山「希望に行けるという言い方は止めて下さい。希望に行く前提だったんですから。現実の問題として言えば、その中で6割だ5割だと、そして希望の党の代表者の方が排除だと、さらさらないという発言がスタートラインなわけですから。そのことだけは事実関係として申し上げたい」

細野「その議論はいろいろあったけれども、ことここに及んで、今それを言ってもね、何の生産性もない」

福山「だから私はそんなこと言わないけれども、言わなかったじゃないですか。だけど、さもですね、対立構造がないのを枝野原則で我々が立てなかったことに対して、何も言わないで何か希望と与党との対立構造になってるような言い方を細野さんがされたから、ちょっと違うんじゃないかと」

細野「そういうことは言ってません。それは言ってません。出来るだけいろんな棲み分けが出来るよう努力したのは間違いない。そろそろ野党の話をやめて、与党と野党どう違うのかという議論にしたほうがわかりやすい」

反町「はい共産党」

5470パリ行最終便:2017/11/05(日) 14:39:57
http://www.asahi.com/articles/ASKBV4FLZKBVUTIL014.html
希望の新顔、小選挙区当選は「1」 ほど遠い政権選択

2017年11月5日08時33分

緑色の車から支持を訴えた佐々木里加氏。運動員を確保できず、自らマイクを握る日もあった=10月14日、東京都国分寺市


 衆院選で50議席にとどまった希望の党(代表・小池百合子東京都知事)。小選挙区で新顔98人を擁立したが、当選は1人。比例での「復活当選」も8人だった。選挙経験がないうえ、十分な党の支援がなかった新顔もおり、掲げた「政権選択選挙」にほど遠い戦いぶりだった。落選者の不満は強く、党は近く話を聞く場を設ける予定だ。

 「大変な決意で戦ったみなさんに感謝する。応えられる態勢を築けず、おわびしたい」

 全国で185人の落選者を出した選挙結果について、10月下旬、小池氏は記者団に語った。希望の新顔は、民進党などからの移籍組と、小池氏らが開いた政治塾の受講者らが中心。7月の都議選で、小池氏は政治塾の受講者を地域政党・都民ファーストの会の候補者として多数擁立し、圧勝したが、衆院選でその手法は通じなかった。

 「突然の選挙でどうしたらいいのかわからず、選挙期間中は『体力と声がもつだろうか』ということしか考えられなかった」。若狭勝前衆院議員が9月16日に開いた初回の輝照塾を受講した後、1週間ほどで東京19区での出馬が内定した美術短大非常勤講師、佐々木里加氏(50)は言う。

 立候補は地方選も含め初体験。内定後は睡眠時間を削ってポスターやチラシのデザインを作成。内定者は10月1日に集められ、小池氏と並んだポスター用写真を撮った。佐々木氏は現金で3万円を支払うことを知らず、慌ててATMに駆け込んだ。

 東京19区(西東京市など)に地縁がない佐々木氏は、都民ファースト都議の事務所の一角に電話を引いて選挙事務所に。事務所を設けることなど基本情報は自分でインターネットで調べた。

 初めての街頭演説では、「原発…

残り:672文字/全文:1356文字

5471パリ行最終便:2017/11/05(日) 15:08:26
http://www.hochi.co.jp/topics/20171104-OHT1T50300.html
若狭勝氏、衆院選総括「時間がなかった」「政界は引退します」…小池氏側近も落選
2017年11月5日10時0分 スポーツ報知

 東京都の小池百合子知事(65)の側近、若狭勝元衆院議員(60)が10月の衆院選の総括をし、今後の活動について語った。昨年7月の都知事選で小池知事を応援し、落選するまでの466日間。自民党に対抗するとして結党した新党「希望の党」はどこに向かうのか、そして自身の今後は…。(久保 阿礼)

 若狭氏はどこか吹っ切れた表情だった。

 「時間がなかった。この一言に尽きます」

 急激な野党再編が起こる中、党運営については、さまざまな批判や臆測もあった。

 「選挙中、落選後もいろいろ言われました。『落選後はハーレーで一人旅』とか。昔はハーレーに乗ってましたが、10年前くらいに盗まれて、ちょうど保険も切れててローンだけ払ってました。今はバイクに乗っていません(笑い)」

 高い支持率を維持してきた小池知事が率いた新党「希望の党」。9月25日に結党が決まり「150議席を取る」とも言われたが、若狭氏は東京10区で出馬し3位となり落選。全体でも50議席と惨敗した。同時期に結党した立憲民主党の54議席にも及ばなかった。小池知事が出馬するのか、しないのか。これが選挙前最大の注目点だった。だが、若狭氏は不出馬を確信していた。都知事就任から約1年2か月で辞任することへの批判、後継候補を選ぶ時間もなかった。

 「東京だけに候補者を絞る戦略もあったでしょうが、大勝は難しい。早めに小池さんの不出馬を前提に戦略を構築すべきでした。10月1日に『次の次の選挙で政権交代を目指す』と言ったのは戦略的な意味があった。ただ、実際は『出る』という期待感が高まって不出馬が確定したのは公示日。党への期待感は次第に弱まっていきました」

 自民党に対抗する二大政党制は持論でもある。

 「希望の党は『補完勢力』とか『第2自民党』と言われますが、これには反論したい。自民党が良い政策を打ち出しても、既得権、利権、省庁の思惑や族議員が批判を始める。結果、良い政策も最後は骨抜きにされる。それを『しがらみ』と呼んでいます。そういう部分を一掃しないと政治は前に進まない。今後は保守と改革保守の二大政党制でいくべきですね」

 今後は自身が設立した政治塾「輝照塾」を月内に都内で開き、来年2月まで予定通り行うが、政界からは身を引くという。

 「政界は引退します。小池さんと意見交換したりすることはあるでしょうが、行政側に入ることもないでしょう。外側から客観的に、自由に発信していきます。弁護士として活動していきたいと思いますね」

◆若狭 勝(わかさ・まさる)1956年12月6日、東京都生まれ。60歳。中大法学部卒業後、東京地検特捜部副部長などを経てテレビで識者として活動。14年12月の衆院選で自民党から出馬し、初当選。16年7月の都知事選で小池氏を単独で支援し、同10月には小池氏の地盤だった東京10区で当選。17年5月、都議会「都民ファーストの会」を支援するため、離党。同10月の衆院選は希望の党から東京10区で立候補も落選。

5472チバQ:2017/11/06(月) 08:49:58
>>5470
小選挙区の新人当選は長崎1だけか?

5473チバQ:2017/11/06(月) 09:24:34
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/20171104-134-OHT1T50300.html
若狭勝氏、衆院選総括「時間がなかった」「政界は引退します」…小池氏側近も落選
11月05日 10:00スポーツ報知

若狭勝氏、衆院選総括「時間がなかった」「政界は引退します」…小池氏側近も落選
「小池知事にはパワーがある。このままでは終わらないはず」と語った若狭勝氏 【報知新聞社】
(スポーツ報知)
 東京都の小池百合子知事(65)の側近、若狭勝元衆院議員(60)が10月の衆院選の総括をし、今後の活動について語った。昨年7月の都知事選で小池知事を応援し、落選するまでの466日間。自民党に対抗するとして結党した新党「希望の党」はどこに向かうのか、そして自身の今後は…。(久保 阿礼)

 若狭氏はどこか吹っ切れた表情だった。

 「時間がなかった。この一言に尽きます」

 急激な野党再編が起こる中、党運営については、さまざまな批判や臆測もあった。

 「選挙中、落選後もいろいろ言われました。『落選後はハーレーで一人旅』とか。昔はハーレーに乗ってましたが、10年前くらいに盗まれて、ちょうど保険も切れててローンだけ払ってました。今はバイクに乗っていません(笑い)」

 高い支持率を維持してきた小池知事が率いた新党「希望の党」。9月25日に結党が決まり「150議席を取る」とも言われたが、若狭氏は東京10区で出馬し3位となり落選。全体でも50議席と惨敗した。同時期に結党した立憲民主党の54議席にも及ばなかった。小池知事が出馬するのか、しないのか。これが選挙前最大の注目点だった。だが、若狭氏は不出馬を確信していた。都知事就任から約1年2か月で辞任することへの批判、後継候補を選ぶ時間もなかった。

 「東京だけに候補者を絞る戦略もあったでしょうが、大勝は難しい。早めに小池さんの不出馬を前提に戦略を構築すべきでした。10月1日に『次の次の選挙で政権交代を目指す』と言ったのは戦略的な意味があった。ただ、実際は『出る』という期待感が高まって不出馬が確定したのは公示日。党への期待感は次第に弱まっていきました」

 自民党に対抗する二大政党制は持論でもある。

 「希望の党は『補完勢力』とか『第2自民党』と言われますが、これには反論したい。自民党が良い政策を打ち出しても、既得権、利権、省庁の思惑や族議員が批判を始める。結果、良い政策も最後は骨抜きにされる。それを『しがらみ』と呼んでいます。そういう部分を一掃しないと政治は前に進まない。今後は保守と改革保守の二大政党制でいくべきですね」

 今後は自身が設立した政治塾「輝照塾」を月内に都内で開き、来年2月まで予定通り行うが、政界からは身を引くという。

 「政界は引退します。小池さんと意見交換したりすることはあるでしょうが、行政側に入ることもないでしょう。外側から客観的に、自由に発信していきます。弁護士として活動していきたいと思いますね」

 ◆若狭 勝(わかさ・まさる)1956年12月6日、東京都生まれ。60歳。中大法学部卒業後、東京地検特捜部副部長などを経てテレビで識者として活動。14年12月の衆院選で自民党から出馬し、初当選。16年7月の都知事選で小池氏を単独で支援し、同10月には小池氏の地盤だった東京10区で当選。17年5月、都議会「都民ファーストの会」を支援するため、離党。同10月の衆院選は希望の党から東京10区で立候補も落選。

5474チバQ:2017/11/06(月) 10:45:10
http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060002-n1.html
2017.11.6 08:00
【政界徒然草】
新聞各社の衆院選情勢調査を点検した!一番読みが近かったのは… 各紙泣かせは山尾志桜里氏?

 突然の解散に始まり、選挙直前の希望、立憲民主両党の結成、投開票日の台風接近と異例ずくめとなった10月の衆院選。結果は自民党の大勝と立民の躍進という結果に終わったが、主要新聞各社は選挙期間中、情勢をどう分析して報道したのか。各社の情勢報道を“採点”すると、改めて今回の選挙の傾向や激戦だった選挙区が浮かび上がってくる。

 まず、各紙の情勢報道を紹介する前に、今回の選挙のおおまかな展開を振り返っておこう。安倍晋三首相(63)が北朝鮮対応などをめぐって国民の信を問うとして、臨時国会召集日の9月28日に冒頭で衆院を解散した。これにより10月10日公示、同22日投開票の選挙戦に突入すると、一部メディアや野党が「大義のない選挙だ」などと一斉に批判した。

 また、公示直前には昨年の東京都知事選と今夏の都議選で旋風を巻き起こした小池百合子東京都知事(65)が希望の党を立ち上げ、自公政権に対して政権選択選挙の勝負に打って出た。だが、民進党の前衆院議員らが希望から出馬する方向で調整を続けている中で、小池氏が一部の民進党出身者を「排除する」との発言が波紋を呼ぶ。一転して小池氏は批判を浴びることになり、この発言に反発した前民進党代表代行の枝野幸男氏(53)が立憲民主党を立ち上げる-といった流れのまま選挙戦に入った。

 選挙期間中は各紙が序盤からそれぞれ独自の調査などで情勢を細かく伝えた。10月14日付朝日の情勢調査(調査日10〜13日)では、自民286▽希望56▽公明29▽共産15▽立民41▽維新12▽社民1▽諸派1▽無所属24(いずれも中心の数値)-と予測した。

 毎日は10月12日に序盤、16日に中盤の情勢調査を掲載。中盤情勢調査(調査日13〜15日)では、自民281〜303▽希望42〜54▽公明30〜33▽共産11〜18▽立民45〜49▽維新10〜13▽社民1▽無所属18〜23-と報じ、「自民 最大300超も」の見出しが躍った。

 東京は10月18日、独自取材に同紙や共同通信が行なった電話世論調査(調査日15〜17日)を加味したとする終盤情勢を掲載した。自民281▽希望47▽公明34▽共産14▽立民46▽維新15▽社民2▽諸派1▽無所属25(いずれも振れ幅の推定値を除く)-と予測した。

 情勢調査を序盤と終盤に報じた日経は、10月20日付掲載の終盤調査で各党の優勢な議席数について、自民262▽希望55▽公明35▽共産18▽立民54▽維新10▽社民1▽無所属30-と分析した。見出しでは与党の議席数の計3分の2(310議席)獲得について「微妙」とした。

 読売も情勢を2回報道した。10月12日付の序盤情勢では各党の議席獲得予測数を数値ではなく棒グラフで示し「自民 単独過半数の勢い」と分析した。棒グラフでは希望が50議席を超えているが、立民は「計40議席を超える公算が大きい」とした。また、20日付の終盤情勢(調査日17〜19日)では「接戦区を中心に114選挙区を対象」とし、終盤に入っても自民の勢いが衰えていないこととともに、立民について「希望と匹敵する議席数になる可能性もある」と躍進ぶりを伝えた。

5475チバQ:2017/11/06(月) 10:46:01
 一方、産経はFNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した電話調査(調査日12〜15日)に各総支局の取材内容を加味し、自民286▽希望44▽公明33▽共産15▽立民52▽維新10▽社民1▽諸派1▽無所属23(いずれも中央値)-と報じた。

 結果は野党の混乱や準備不足をよそに、与党が着実に支持を拡大した。また、希望が失速していく一方で立民が躍進し、自民284▽立民55▽希望50▽公明29▽共産12▽維新11▽社民2▽無所属22-との結果に終わった。自公連立政権の議席数は3分の2を上回った。

 この選挙結果と各社の情勢調査を比較すると、自民の280議席前後の獲得は各社ともおおよそ的中する一方で、立民が野党第一党になる勢いだと明確に示したのは産経のみだった。希望の議席数が野党第一党となると予測する傾向が強く、こうした予測が外れたことは、希望の失速と立民の勢いが終盤まで継続していたことをうかがわせる。朝日は立民の議席数が実際の結果よりも大きく下回っていたものの、他紙が微減と読んでいた公明の議席数をズバリ的中させた。

 選挙区の情勢を紙面で詳報した新聞社も多かった。中盤から終盤にかけて全289選挙区の情勢の詳細を掲載した産経、朝日、毎日、東京の各分析と、実際の当選結果を比較すると当選者の「的中率」は次のようになった。

 産経約91%▽毎日約89・9%▽東京同▽朝日約89・6%(産経調べ。情勢で「横一線」「互角の戦い」などの表記となっていた選挙区は記事の文脈などを考慮して計算)。

 読売と日経は終盤に協力して調査し、注目区114選挙区に絞って情勢の詳細を掲載していた。

 選挙区ごとに見ると、各紙の「正答率」が特に低かったのは、沖縄4区の西銘恒三郎氏(自民)と神奈川6区の青柳陽一郎氏(立民)。弁護士との不倫疑惑報道があった愛知7区の山尾志桜里氏(無所属)も、対立候補の優勢を伝える報道が多かった。

 各紙の情勢を振り返ると、改めて希望の失速と立民の躍進の顕著さが浮かぶ。同時に、いくら左派系メディアが今回の解散について「大義がない」などと安倍首相を批判しても、選挙期間中は一貫して与党に大きな支持が寄せられていたことは各紙の調査でも明白だ。自公政権はこの民意を重く受け止め、緊張感をもった政権運営を継続していくことが求められる。 
(政治部 大島悠亮)

5476チバQ:2017/11/06(月) 22:23:14
メモです
>>5046 社民党擁立区の構図
>>5121 公明比例票
>>5135 強運:田畑毅
>>5137 議席占有率
>>5173 政党要件
>>5174 自希対決区で共産が擁立しない
>>5175 保守分裂区
>>5176 維新・希望の比例単独
>>5178 両院議員総会時点で87人いた民進衆院議員の行方
>>5179 希望の党の出身
  >>4044-4047 希望の党:結党11人+民進離党組以外で当選できそうな候補
>>5180 比例重複してない候補
>>5181 当選回数多い議員
>>5182 たぶん票差が少ないとこベスト11
>>5183 共産>立憲だった選挙区、京都3、インディーズ候補 
>>5190 共産>希望だった選挙区、希望で供託金没収
>>5202 高齢代議士リスト

>>5201 次回保守分裂しそうなところ
    宮城2区 福島5区 群馬1区 埼玉7区
    山梨1区 福岡11区 熊本2区 鹿児島2区
    山口3区>>5351>>5445 鹿児島1>>5418
>>5207 自民比例の状況
>>5208 立憲民主比例の状況

>>3918 連合に推薦されていない民進系議員
>>3926 解散時→公示前勢力 
>>4060 一家で複数の国会議員・国会議員候補
>>4117 野党系、前回当選回数順
>>4142 公明党情勢
>>4398 希望前職57名の内訳
>>4458-4460 自民重点区
>>4630 公明推薦のない自民候補選挙区


引退
>>5217東京10若狭勝
>>5458山梨1東京25 小沢鋭仁
>>5104岐阜4藤井孝男
>>5285岐阜5阿知波吉信
>>5261福岡9緒方林太郎
>>5103沖縄4仲里利信

5477チバQ:2017/11/07(火) 20:20:55
>>5161
>>5186
これか
二区 宮崎政久  ※落選
2650 チバQ 2017/11/07(火) 11:59:23
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171106-00000006-pseven-soci

 選挙最終盤の10月19日、沖縄・那覇市随一の歓楽街にある高級おでん屋の奥の個室で、秘密の会合が開かれた。上座に座ったのは二階氏最側近の武田良太・自民党副幹事長。「幹事長特別補佐」の肩書きを持ち、党内では「二階氏の政界裏工作担当」と呼ばれる。
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 同席したのは沖縄2区の自民党候補の選対幹部たちだが、その中に、敵陣営の最高幹部がいた。
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 沖縄1区で自民・國場幸之助氏と争っていた日本維新の会の下地幹郎氏の実兄で、地場大手建設会社の社長を務める下地米蔵氏と、やはり下地陣営の選対幹部を務める元県議の2人だ。自民党関係者がこの“呉越同舟会合”の中身を明かす。
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「会合では沖縄の選挙情勢分析が行なわれ、武田副幹事長は“下地(幹郎)さんは沖縄のために必要な人。国会に残ってもらわないと”と心配し、米蔵社長は“幹郎をよろしく”と頭をさげたと出席者から聞いています」
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 その下地氏は小選挙区では落選したが、九州ブロックの比例代表で復活当選した。
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 自民党副幹事長が選挙中に対立候補の選対幹部と会合を持つのは異例だろう。本誌の直撃に米蔵氏は、「選挙情勢の話をしただけ」、武田氏も「下地社長には沖縄2区で自民党が建設業界の票をもらっているからお礼を言った」と説明する。


 だが、地元では、「下地氏はもともと自民党橋本派の出身で、二階幹事長はその手腕を高く評価し、二階派にスカウトしたいと考えている。武田氏はそうした意を受けて会談を持ったのではないか」(前出・自民党関係者)という見方がなされている。

5478チバQ:2017/11/08(水) 20:30:25
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171108-00148544-diamond-soci
衆院選で政権に高齢者が批判的、若年層が肯定的になった理由
11/8(水) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン
衆院選で政権に高齢者が批判的、若年層が肯定的になった理由
総選挙の結果は与党の圧勝だったが、その中身を詳しく見てみると様相は違って見える Photo:日刊現代/アフロ
● 希望の党と立憲民主党の 比例票の合計が自民を上回る

 これまでの政権運営の信を問うとともに、消費税の一部を財政赤字解消から教育費の無償化に回すことに国民の理解を得る(裏返せば、予定通り消費税の引き上げは実施することに国民の賛同を得る)ためとして、安倍晋三首相が行った衆議院解散を受け、衆議院選挙が実施された。当初は、解散の根拠薄弱、森友・加計問題隠し、政権の自己都合と批判が多い中での選挙戦となった。

 「国難突破」を訴える政権与党に対して、野党は民進党が希望の党に合流する判断を示し、希望の党からの「排除」を嫌って一部が立憲民主党を立ち上げるに至ったため、“保守”対“中道”対“リベラル”といった3極構造の選挙戦となり、結果としては、小選挙区制の特色が発揮されて、第1党となった自民党の圧倒的勝利に終わったことは記憶に新しい。

 今回は、こうした経緯を含めて、種々に論評される政治情勢からやや距離をおいて、結果のデータに即して衆院選を振り返ってみよう。

 野党が分裂し、小選挙区で自民党が圧勝したので見えにくくなっているのが、有権者が示した政党支持の動向である。この点をうかがうため、民主党結党時までさかのぼって、衆参の国政選挙における自民党と民主党(およびその後継党)の比例獲得票の推移を図1にあらわした。

 これを見ると自民党の比例獲得票は、2005年の郵政選挙を除くと、1500万〜2000万票でかなり安定していることが分かる。むしろ、大きく増減しているのは民主党(およびその後継党)である。政権交代を実現した09年の3000万票と、その後政権を失って最低まで落ち込んだ13年の700万票との間では、4倍以上の差があるのである。

 実は、13年以降は民主党、および民進党の比例獲得票は回復傾向にあり、今回の衆院選でも、獲得議席とは正反対に、民進党から分かれた希望の党と立憲民主党の比例獲得票の合計は、自民党を上回ってさえいるのである。

 こうして見ると、なぜ民進党は生まれたばかりの希望の党に合流しようという考えになったのかが、むしろ不思議なくらいである。これは、野党側の単なる見込み違い、自民党から見れば敵失として片付けられる現象だったのだろうか。ここでは、こうした結果に至った必然的な流れについて考えてみよう。

● 若年層と老年層とで 分裂した比例票

 今回の衆院選の投票行動で目立っていたのは、若年層と老年層の投票先が異なる方向へ動いた点である。

 図2には、今回の比例投票先を年代別に見たものである。データはNHKの出口調査の結果を用いた。主要新聞の出口調査の結果でも同様の傾向が出ている。

 比例票における自民党への投票は20代の50%が最も多く、60代の32%が最も少なくなっている。逆に、立憲民主党への投票は、最低は20代の12%であり、最高は60代の25%となっている。希望の党は立憲民主党と似ているが、世代ごとの差はずっと小さい。立憲民主党と希望の党を比べると、若い世代では後者が上回り、老年層では前者が大きく上回っているのも特徴的である。

 これは、新しい現象である。12年衆院選以降の自民党への比例獲得票の割合について、世代別データを図3に示したが、50代以上の高年層では自民党票は減少の一途をたどり、逆に、30代以下では、増加の一途をたどるという世代別に正反対の動きが認められる。この結果、この5年ぐらいで、自民党への投票率は、いわば、「若低老高」から「若高老低」へ大きく変化したのである。

 ちなみに、今回の立憲民主党に対する草の根支持の拡大を「09年の政権交代選挙の時のような盛り上がりだ」と評する向きもあるが、当時の自民党投票率では30〜40代の大きな落ち込みが目立っていたのと比較すると全く異なる投票パターンとなっており、類似したところはない。

● 事実上の最大争点は 対立が目立たなかった社会保障

 こうした動きは、一般には、若年層の保守化傾向ととらえられることが多い。また、若年層の保守化傾向ではなく、逆に、定年後を迎えて余暇が増え、若い頃経験した学生運動などへのノスタルジードライブがかかるようになった老年層の左派回帰現象とみなすことも可能である。

 しかし、政治的な構図の重大な変化を、こうした世代的な精神傾向の問題として片付けてしまってよいものなのだろうか。

5479チバQ:2017/11/08(水) 20:30:52
 マスコミで報道される野党の与党批判を聞いていると、森友学園と加計学園の問題や憲法改正の是非が争点になっているように見えるが、有権者の立場から見ると今回の衆議院選の争点は果たして何だったのだろうか。この点に関する世論調査の結果を図4に掲げた。

 有権者が重視する争点としては、「年金・医療」が圧倒的に第1位であり、「子育て支援」、「北朝鮮の核・ミサイル問題」、「憲法改正」が同率で2位となっている。「年金・医療」と「子育て支援」はどちらも社会保障の問題であるので、何よりも社会保障が争点だったと有権者は見ているようだ。

 わが国では高齢化が人類史上かってないレベルにまで達し、拡大する社会保障給付と、それに対して不十分な税収・保険料というアンバランスが直面する最大の課題となっていることが誰の目にも明らかになっている以上、有権者の関心がそこに向かうのは当然だろう。

 だが、政策を巡る与党と野党のテレビ討論や、街頭演説を聴いていても、目指すべき社会保障の姿は何かという点が争点になっているようには思えなかった。与野党を問わず、有権者のますます大きな割合を占めるようになった高齢者に嫌われるようなことを言う政治家はいないので、主張に大きな差は生じないのである。そこで、有権者は、各政党が公約として明言している社会保障以外の政策を社会保障政策の方向性に読み替えて、投票先を決めるほかないことになる。

● 老年層が政権に批判的で若年層が肯定的 その理由は社会保障への立場の違い

 社会保障政策の現状の方向は、大きな部分を占める年金、医療、介護などで高齢者優遇を是正していく動き、また、高齢者福祉と比べて手薄だった若い世代向けの教育や子育ての強化、および貧困対策の三つだろう。本当に正しく使われるということが信じられないこともあって、社会保障給付の増大に十分見合った税収・保険料増を国民に納得させることは難しい。

 そこで、社会保障給付の抑制を基調としたこのような政策方向に行きつかざるを得ないのである。こうした政策は、貧困対策は除いて、高年層の既得権を侵すことであるので高齢者は反発し、若年層は、むしろ、もっと進めよと言う立場であろう。

 だとすると、高齢者は、こうした社会保障の方向性を結果として“是”としている与党に反対の立場、若年層は賛成の立場ということになる。つまり、憲法改正や安保法制などに反対する野党勢力は、社会保障でも同じように与党に反対してくれると期待できるので、高齢者にとって頼もしい存在ということになる。

 かつて、高齢者の感情的な反発を招いた後期高齢者医療制度の創設(2008年)に当たって、これに対する代替案もないのに廃止法案まで提出して反対した野党が“たなぼた”式の国民支持を獲得したことが、悪しき先例となったことは否めまい。

 高齢化と平行して、有権者に占める高齢者の割合がますます拡大している中、何でもかんでも与党の政策に反対する立場を打ち出していさえすれば、与党が推進しようとしている社会保障改革に対しても、「高齢者の味方」と見なされることになるので選挙では有利なのである。

 社会保障政策以外の政策は、今や高齢者に不利な社会保障改革への“アンチ”を示すシンボルにすぎないという側面が強まっている。与党自民党への比例票が若年層で多く、高年層で少なくなってきているという上で示した状況変化は、こうした動きを反映しているものと見なさざるを得ないのである。

 つまり野党は、政策の違いには目をつぶって大同団結し、与党への何でも反対政党になっていれば、黙っていても選挙に勝てる状況になっている。しかし、こんな実態と看板が矛盾するような不健全な政党の立場には耐えられず、また以前の政権獲得後の失政がそうした不健全な政治スタンスによるものだと反省して、そんな野党から飛び出そうとする政治家が現れる。

5480チバQ:2017/11/08(水) 20:31:09
一方、人口規模の小さな北欧諸国で社会保障が比較的円滑に機能していることから、社会保障改革の王道は、有権者の目に見える政治活動と国民との信頼回復によって、政治家と有権者が痛みを分かち合える状況を作り出すことが前提となるという考え方がある。

 国民は、社会保障の受益に応じた負担をむやみに嫌がっているわけではない。負担した税・保険料がどう使われるかについて不信を感じているから、受益の合理化や負担増に対して何でも反対せざるを得ないのであり、もし、中央ではなく地方に権限が移り、政治家と有権者の関係が密接になれば、そういう不幸もなくなるという考え方である。

 当人たちは意識していないかもしれないが、地方分権を旗印にした大阪、名古屋、東京におけるローカルパーティーの動きは、究極的にはそうした目標を実現しようとしているものだと考えられる。この点については、連載第20回の「日本国民の政治家への信頼度はなぜ世界最低レベルなのか」でも触れたので参照されたい。

 さまざまに物議を醸す政治家のパフォーマンスからいったん離れて、大局的に政治情勢を観望すると、左派ノスタルジーの色彩の濃い何でも反対政党からの脱却志向と、地方分権改革を目指した地方発の政治勢力づくりという、この二つの流れが合流し、健全な中道政党を作ろういうのが、希望の党の結成なのだろう。政策の違いを無視した野党の大同団結という路線は、いくらなんでも乱暴だったのである。

 もし、今後も野党が余計なことはせず、何でも与党に反対の大同団結政党を形成すれば、高齢者票が集中して、政権移行が行われる可能性が高い。しかし、そうなれば、与党も人気取りのため社会保障改革の手を緩め、高齢者の既得権益不可侵にギアチェンジし、社会保障の“袋小路状態”はさらに強まるであろう。これは超高齢化社会に突入したわが国の根本的な政治的ジレンマだといえる。

 だとすると、正面からの問題解決には程遠いとはいえ、従来通りの社会保障を望む高齢者票が死票となる結果になった今回の野党分裂は、かえってよかったのかもしれない。

 社会保障政策を政治対立から切り離す仕組みが整わない限り、憲法改正、安保政策、原発・エネルギー政策、経済活性化策、地方分権政策など、その他の分野の政策選択を国民に用意するための与野党対立がほとんど無意味となってしまう。こうした状態が、わが国の進路にとって決して好ましいとは言えないことだけは確かである。

 (統計データ分析家 本川 裕)

本川 裕

5481チバQ:2017/11/08(水) 20:43:37
http://www.sankei.com/politics/news/171108/plt1711080001-n1.html
2017.11.8 01:00
【政界徒然草】
最終決戦はまだ続く? 保守分裂、激戦の衆院選山梨2区の因縁対決
 先の衆院選で負ければ最後、比例復活はないという自民党系無所属同士が争った山梨2区は堀内詔子衆院議員(52)に軍配が上がった。3098票差で破れた長崎幸太郎前衆院議員(49)は二階俊博幹事長(78)率いる二階派所属、一方の堀内氏は岸田派に所属し、「派閥代理戦争」に勝利した岸田文雄政調会長(60)は領袖として面目を保った。12年にわたる因縁の対決は今回が最終決戦という位置づけだが、本当に終止符を打つのか見通せない。

 10月22日午後11時すぎ、山梨県富士吉田市の堀内氏の選挙事務所に「当確」の一報が届いた。歓声と拍手の中、堀内氏は「皆さま一人ひとりの力で勝利でき、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。「保守分裂選挙で勝たせてもらった。天国の父に報告したい」とも語る堀内氏。寄り添う次男の手には昨年5月に亡くなった義父・光雄氏の遺影があり、堀内家としては弔い合戦の意味合いもあった。

 堀内家と長崎氏の因縁対決は平成17年の郵政選挙までさかのぼる。当時、自民党重鎮の光雄氏は郵政民営化に反対、無所属で出馬した。その「刺客」として自民党が送り込んだのが長崎氏だった。長崎氏は光雄氏の引退後、後継の堀内氏を直近2回の衆院選で退け、堀内氏は比例代表で復活した。

自民党山梨県連は今回も堀内氏を公認申請したが、二階氏は長崎、堀内両氏を無所属で出馬させた上で、当選者を追加公認する異例の裁定を下した。21年衆院選の公認争いに反発、離党した長崎の復党も認めた。

 岸田氏は「二階裁定」に反発したが、覆らなかった。「党の力のある人によって県連の公認申請は無視された。こんなことが許されるのか」(堀内氏支持の自民党県議の白壁賢一氏)と地元も反発したが、結果的に怒りをバネに勝利をつかんだ。

 その「当確」は甲府市の自民党県連会館にいた参院議員の森屋宏県連会長(60)にも届いた。「勝ちました、勝ちました」。岸田派の古賀誠名誉会長(77)に続き、岸田氏にも電話をかけ、涙ながらに喜びを分かち合った。

 今回、古賀氏は堀内氏勝利の立役者の一人といえる。関係者によると、昨年秋、長崎氏の自民党復党を審査する党紀委員会開催をめぐり、堀内氏周辺は古賀氏に相談したが、「選挙に勝たないと駄目だ。選挙に勝つためならば何でもやってやる」と古賀氏は伝えたという。要は、党紀委員会の多数派工作といった小細工はせず、直接対決で勝利することが最も大事だという趣旨だった。

5482チバQ:2017/11/08(水) 20:44:01
 堀内氏も古賀氏のアドバイスを受け、早い段階から無所属同士のガチンコ対決に臨む覚悟を決めていた。古賀氏も選挙中、各種団体を中心にテコ入れを図るとともに、選対幹部に連日電話で戦況を聞いた。派閥領袖の岸田氏も選挙終盤、応援に駆け付けた。

 「勝因? 堀内本人も支援者も比例復活がない崖っぷちという危機感が強く、目つきが違った。裏を返せば、過去2回の選挙は比例復活があるから…甘かった」。選対幹部はこう振り返る。

 一方、長崎氏は10月22日、山梨県内の選挙事務所で「結果はすべて私の責任。おわび申し上げます」と支援者に頭を下げた。 選挙戦は岸田派に負けず劣らず、二階派メンバーが続々と応援に入った。その一人は街頭演説で「どんなことをしてでも、長崎を勝たせてくれ」との二階氏の伝言を紹介し、支持を呼びかけたが、及ばなかった。

 敗因の一つに挙げられるのが、期待していた旧民主党票の流出だ。前回衆院選で候補者を出さなかった旧民主党の組織票は長崎氏に上積みされたが、今回は立憲民主党の新人候補に流れたのだ。その旧民主党支持者の一部は堀内陣営の遊説隊に加わっていた。

 こんな分析もある。昨年8月、二階氏が金丸信・元自民党副総裁(1914〜96年)の墓参りのため、山梨県南アルプス市を訪問した際、長崎氏の自民党復党問題について「党のために役立っていただける人材。みんなの意見を聞いて私なりの判断をする」と復党をにじませた。

 二階氏にしてみれば、墓参を通じて金丸氏の後援会「久親会」メンバーの支援を取り込む狙いがあったのかもしれないが、逆効果だった。「オヤジを復党に利用しやがった」との声が続出し、長崎氏から離れていったという。

 さまざまな分析はあるものの、勝敗は紙一重。「崖っぷちの堀内氏の危機感に比べて、長崎氏は相手を甘く見ていた」(党関係者)との声が少なくない。

 「まだ先がある」と励ます支援者の声を背に、長崎氏は捲土重来を期すのか。「最終決戦の第2幕」が開くのかは見通せないが、因縁対決を終えた堀内、長崎両陣営の禍根は消えない。

5483チバQ:2017/11/08(水) 22:05:24
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1711060002.html
【関西の議論】「顔も知らない」「裏切り者」 希望の党・小池氏「地元」で大惨敗 批判にさらされたチルドレン
11:39産経新聞

【関西の議論】「顔も知らない」「裏切り者」 希望の党・小池氏「地元」で大惨敗 批判にさらされたチルドレン
衆院選兵庫6区で敗戦が確実となり、涙ぐみながら質問に答える希望の党の小池百合子代表の元秘書、幾村奈応子氏。希望は失速し、「小池旋風」は吹かなかった=10月22日、兵庫県宝塚市
(産経新聞)
 10月22日に投開票された衆院選で、民進党を事実上、吸収合併するなど話題の中心となった小池百合子都知事率いる希望の党。小池氏の出身地で、衆院議員時代に一時地盤とした兵庫県では「小池チルドレン」の元秘書2人を含む10人が立候補した。他陣営は7月の都知事選で吹き荒れた「小池旋風」への警戒感を強めたが、人気にあやかろうとした民進議員の無節操な合流と小池氏の「(左派リベラル)排除」発言、さらには政策のあいまいさに加え、ついに小池氏自身が立候補しなかったことで失速。民進県連から支援要請された地元議員らも新人の候補者に「顔も知らない」と猛反発し、追い風は吹かなかった。希望の候補者は孤立無援の中、選挙区で全敗という結果に終わり、比例代表での復活もかなわなかった。大惨敗の裏で何が起きていたのか。(岡本祐大)

「あいさつにも来ない」

 「私のもとで政治の道を歩んでくれた彼女を(小池氏がかつて地盤とした)兵庫6区(宝塚市、伊丹市など)の代表として国政へ送り届けてもらえませんか」

 公示後初の土曜日となった10月14日、小池氏は阪急宝塚駅前(宝塚市)で、イメージカラーの緑色のスカーフを巻くなどして集まった約700人を前にこう訴えた。その横で頭を下げ続けたのが小池氏の「後継者」として出馬した幾村奈応子氏(37)だった。

 幾村氏は小池氏の秘書を9年間務めた経歴を買われて立候補が決まった。だが、鹿児島出身の彼女にとって6区は完全にアウェー(敵地)。民進県連から幾村氏を支援するよう要請された地元の民進系議員の多くは、民進の公認候補に予定していた元伊丹市議の桜井周氏(47)が立憲民主党から出馬することが決まると、「(幾村氏の)顔も見たことがないし、あいさつにも来ない。そんな候補は応援できない」として、桜井氏のもとに集まった。

 組織のサポートが受けられなかった幾村氏は小池氏頼みの選挙戦を展開。小池氏から託されたかつての支援者リストを手にあいさつ回りに専念した。選挙事務所には小池氏のポスターがずらりと貼られ、「誰が選挙に出ているのか分からない」と対立陣営関係者から揶揄(やゆ)された。

 準備不足も深刻だった。出馬表明直後は地元の課題について「これから勉強していく」としていたが、公示後も小池都政の実績アピールを繰り返すばかり。応援に来ていた地元議員から「もっと地元の課題について話さないと」と苦言を呈されると、「勉強します」と答えるのがやっとだった。

 結局、小池氏の応援演説も追い風に変えることはできず、4人の候補者が立った選挙区で最下位に終わり、「小池氏の地元で勝てなかったのが残念」と涙ぐんだ。陣営によると、年内にも選挙区内に事務所を構え、引き続き国政を目指して活動を続ける方針という。

5484チバQ:2017/11/08(水) 22:05:37
出回った怪文書

 兵庫4区(神戸市西区、西脇市など)では公示当日、自民党前職の藤井比早之氏(46)が西脇市で行った出陣式で、支援者らを前に「藤井を助けてください。よろしくお願いします」と土下座した。

 藤井氏を支援した地元市議の一人は「土下座は最後の手段。初日からするとは」とあきれた様子で話したが、藤井氏にとってはそれだけの事情があった。衆院解散直前まで藤井氏の政策秘書を務めていた野口威光(たけみつ)氏(43)が希望公認で4区から出馬したからだ。

 野口氏は藤井氏の秘書になる前に、学生時代から13年間、小池氏の秘書を務めた。出馬の打診があったのは衆院が解散した9月28日。もともと藤井氏の秘書を辞めることは決まっていたが、事務所の鍵を返して間もないというタイミングで、小池氏から「一緒にやりましょう」と請われ決断した。

 3期連続当選を目指す自民前職と、その元秘書による直接対決は注目を集めたが、当人同士は表だって相手を非難することは避けた。藤井氏は取材に「誰が出てきても自分の戦いをするだけ」と繰り返した。支援者へのあいさつ回りでも野口氏が秘書だったことは説明しなかった。野口氏も演説などで藤井氏について直接言及することはほとんどなかった。

 ただ、藤井氏を支援する自民関係者からは野口氏に対し、「裏切り者」「仁義が通っていない」と批判が殺到。両氏を中傷する出所不明の怪文書が出回るなど泥仕合の様相も呈した。

 野口氏はさらなる逆風も受けた。人手不足を理由に民進県連から運動員の派遣を受けることができず、民進系の地元議員らは「直前まで自民にいた人物を応援できるわけがない」と突き放した。

 ボランティアの運動員とともに無党派層の多い神戸市内を中心に回ったが、知名度不足に苦しみ、組織を固めた藤井氏にはかなわなかった。比例復活もできず、「全国的に風が吹かない中、政策論争を深めるには党としても個人としても時間が足りなかった」と悔しさをにじませた。今後については幾村氏同様、事務所を構えて引き続き国政を目指すとした。

民進地方組織に残った傷痕

 小池チルドレンらが惨敗するなど、失速が目立った希望。小池氏は10月25日の両院議員懇談会で「自分の言動で多くの人を傷つけた」と謝罪。出席者からは代表辞任を要求する声も噴出した。

 民進兵庫県連でも10月28日に拡大常任幹事会を開き、議員ら約40人が出席。「民進が希望と一緒になろうとしたのが間違いだった」と執行部の判断を非難する意見が出た一方、「民進のままの方がいい結果だったと思うのか」との声もあり、議論は紛糾した。結局、党本部の指針通り、当面は民進の地方組織として県連が存続することが確認された。

 県連幹部は「『ばらばらになってはいけない』『議員の取り合いをすべきではない』などの意見が出た」と安堵(あんど)の表情を見せたが、今後の見通しについては「党本部の方針が固まらないうちはどうにもならない」とあきらめた様子で話した。

 一方で、希望から出馬し落選した候補者は「旧民主党へのノスタルジーは理解できるが、10年先も民進の看板で戦えるとは思えない」と指摘する。

 民進所属のある県議は選挙期間中に「野党共闘がぶちこわされ、小池氏は『自民の差し金』じゃないかとすら思う」と恨み節をこぼした。その言葉通り、「小池旋風」は地方でも民進に深い傷痕を残している。

5485片言丸:2017/11/09(木) 07:48:30
>>5478-5480
この議論は面白い目の付け所だが、逆に、ノスタルジックドライブを否定して、高齢者の相当部分が深層心理で高齢者などへの手厚い福祉や財政支援の充実を求めて立憲民主党に入れたとまで見てしまっていいのか疑問もある。

5486チバQ:2017/11/11(土) 21:33:55
http://news.livedoor.com/article/detail/13869644/
【野党ウオッチ】橋下徹氏が駆除できなかった「チョロネズミ」たちのとんでもない生命力!?

2017年11月10日 1時1分 産経新聞
9月25日、政党を次々と変える議員を「チョロネズミ」と揶揄した橋下徹氏のツイッター
写真拡大 (全3枚)
 「政党を行ったり来たりするチョロネズミが駆除され、憲法改正論議や安全保障論議が現実的なものになるという結果を生み出したことは日本にとって良かった」。

 第48回衆院選の全議席が確定した10月23日、橋下徹前大阪市長(48)はツイッターへの投稿で選挙戦をこう総括した。しかし、橋下氏の期待に反し、とてつもない「生命力」を発揮して生き残ったネズミたちもいるようで…。

 「チョロネズミ」という言葉は、衆院解散が濃厚になったころから橋下氏が発信するようになったワードだ。小池百合子東京都知事(65)が希望の党の設立と代表就任を表明した9月25日には、首長として国政政党を発足させた“先輩”として、ツイッターで次のような助言を送った。

 「政治家として生き延びたいために維新に一度足をかけ、その後どこかに行き、そして今度は小池新党に入ろうとするチョロネズミは新党に害。小選挙区で負けて比例復活しただけの議員も党内主導権を獲ろうとうるさいだけ。それでも(政党要件の)5人(の国会議員を)揃えなければならないので辛いが。経験者より」

 橋下氏が率いた地域政党「大阪維新の会」は、平成24年9月に「日本維新の会」として国政進出し、同年末の衆院選で54議席を獲得した。結いの党との合流などを経て「維新の党」へと姿を変えた後、27年に分裂し、橋下氏らは新党「おおさか維新の会」を結成した。同年末に橋下氏は政界引退し、おおさか維新の会は28年8月に「日本維新の会」へと改称、現在に至る。

 橋下氏が批判する「小選挙区で負けて比例復活しただけの議員」とは、維新の党分裂の際に決別した民主党出身の比例復活当選者らを指す。党の看板に救われて当選しておきながら「維新スピリッツ」に唾するかのような言動を繰り返す議員たちに対して、橋下氏は強い不快感を抱いていた。

 先の衆院選では、橋下氏がツイッターで言及した通り、これに該当する者の多くが落選の憂き目を見た。しかし、わずかではあるが、ちゃっかり生き残った政治家もいる。

 希望の党の今井雅人衆院議員(55)はその一人だ。

 読者の中には「チョロネズミという表現はさすがにひどいだろう」と思う向きもあるかもしれないが、この今井氏、なんと過去4回の衆院選全てに違う政党から立候補し、いずれも比例復活当選というものすごい遍歴の持ち主なのだ。党の看板「だけ」に頼り続けて、いまや立派な中堅議員の期数に達してしまったのだから、そのしぶとさには恐れ入るばかりである。

 今井氏は旧民主党が政権奪取を果たした21年の衆院選で同党の公認を受けて初当選した。24年の衆院選は日本維新の会、26年は維新の党、そして先の衆院選では希望の党から出馬して「選挙区敗退→比例当選」のゾンビ復活劇を繰り返している。

 そもそも、旧民主党に三くだり半を突きつけて日本維新の会に参加したはずの今井氏だが、橋下氏らと決別した後は、民進党結成に参加する形で古巣への実質的な「復党」をあっさり果たした。たもとを分かった橋下氏から「野田(佳彦)政権がもうダメだとなったとき、自分だけはとにかく当選するために、まさに保身のために、僕に助けを求めてきた」と無節操ぶりを批判されたのもむべなるかな、である。

 さて、希望の党は先の衆院選の公約で「現行の安全保障法制は憲法に則(のっと)り適切に運用します」とうたっている。「踏み絵」と呼ばれた政策協定書にも同様の文言がある。ごく普通の日本語読解能力がある者にとっては、同党の政策が「現行の安全保障法制」を前提としていることは疑いようがない。

 しかし、今井氏は10月25日、国会内で記者団に次のような持論を披露している。

 「民進党から(希望の党に)行った人たちは『変節した』『筋を曲げた』といわれるが、協定書をよく読むとそんなことはない。『合憲の範囲での運用』『あとは見直しをしていく』と書いてある。今までわれわれが主張していたことと違わない」

 民進党は安保法制を憲法違反だと主張し白紙化を唱えてきた。その主張を前提にするなら「現行の安全保障法制は憲法に則り適切に運用」という書きぶりには決してならない。希望の党の政策に賛同した有権者のみならず、民進党の主張を支持する国民をも愚弄する姿勢だ。

 …と、まじめに突っ込むのはヤボなのかもしれない。変節を都合よく正当化し、臆面もなく「今までの主張と違わない」と断言する図太さこそが、4回連続ゾンビ復活の「生命力」の源泉なのだろう。凡俗の身にはとてもマネできない、と敬意を表しておきたい。

5487チバQ:2017/11/11(土) 21:34:16
 「チョロネズミ」の中には、枝野幸男代表(53)率いる立憲民主党に逃げ込んで生き残った者もいる。もはや小欄ではおなじみの初鹿明博衆院議員(48)である。

 初鹿氏は、今井氏と同じく21年の衆院選に旧民主党から出馬し初当選した。初陣では選挙区(東京16区)を制したが、24年の衆院選では日本未来の党から立候補し落選、26年と29年はそれぞれ維新の党と立憲民主党の公認候補として比例復活当選している。

 24年の衆院選の際に私が取材した初鹿氏の街頭演説会では、次のように記されたビラが配布されていた。

 「私の考えは全て民主党の方針と正反対になってしまいました。自分の信念を曲げてまで大きな組織に依存し続けることはできないと考え、信念を貫くために民主党を離れる決断をしました」

 だが、威勢のいい主張もどこへやら。今井氏と同様、初鹿氏もその後の民進党結党に参加し、「全て正反対」「信念を貫くために離れる」と公言した政党に堂々と復帰した。

 それだけではない。先のビラにはこんな文言も踊っている。

 「民主党は自民党と変わらない新自由主義の政策を取るようになっています。第3極と言われる(日本)維新の会も基本的には民主、自民と同じ新自由主義。そして、外交面ではどこもタカ派」

 「第三極とはまやかしで一極化が進んでおり、どこが政権を担うことになっても、進みゆく方向は全く同じであります」

 もはや主張の不整合を指摘するのもむなしくなる。「民主、自民と同じ新自由主義」「まやかし」とこき下ろしている旧日本維新の会は、26年の衆院選で公認を得た維新の党の前身だ。わずか2年前に猛批判を浴びせた政党から平然と出馬する厚顔無恥ぶりには言葉を失うが、比例復活当選が決まった直後には、さらなる仰天の持論をツイッターに投稿している。

 「維新の党に入ったことに対するご批判もいただきましたが、無所属や他の野党では当選出来なかったので、結果オーライと思って下さい」

 今回の衆院選でも「結果オーライ」で立憲民主党への追い風に乗ることができた初鹿氏だが、タクシー車内で知人女性に強引にわいせつ行為をした疑惑を週刊文春に報じられ、当選早々に6カ月間の役職停止処分を受けたことはご承知の通りである。

 衆院選期間中、石原慎太郎元東京都知事(85)はツイッターにこんな感慨をつづった。

 「今度の選挙では候補者達の卑しい人格が透けて見える。戦の前に敵前逃亡、相手への逃げ込み、裏切り。まるで関ヶ原の合戦の時のようだ。その中で節を通した枝野は本物の男に見える」

 選挙のたびに違う政党から立候補し、批判していたはずの勢力といつのまにか手を組んでいる-。節操なき「チョロネズミ」たちが永田町から一掃される日は訪れるのか。 (政治部 松本学)

5488チバQ:2017/11/11(土) 22:37:10
チョロネズミの見方をするわけではないが
論理の一貫性がないひどい文章だ
>「民主、自民と同じ新自由主義」「まやかし」とこき下ろしている旧日本維新の会は、26年の衆院選で公認を得た維新の党の前身だ。
として、2012年:日本維新の会と 2014年:維新の党を同一視している
(まぁ、法的にも同一ですしね)

に対し
>この今井氏、なんと過去4回の衆院選全てに違う政党から立候補し、いずれも比例復活当選
>旧民主党が政権奪取を果たした21年の衆院選で同党の公認を受けて初当選した。24年の衆院選は日本維新の会、26年は維新の党、そして先の衆院選では希望の党から出馬
として、日本維新の会と維新の党を別の党として判断してる。


一つの文章の中で、整合性のないこと言っておいて
>主張の不整合を指摘するのもむなしくなる。
ってのは、これこそむなしくなるわ

5489とはずがたり:2017/11/12(日) 09:38:03

すっかり忘れてたけど2区椎木は江田維新を裏切っておおさか入りした議員でその論功に吉村後継の大阪2区貰えたんだな。で,改発は落下傘が気に喰わず熱心に動いてなかったようだ。

落下傘では地元に根を張る左藤落とすのは難しいし矢鱈威張ってる維新の地方議員も面白くなかろうって事で次は(維新があるのかそもそもわからんが)地方議員をおっ立てる感じになるのかな?

https://twitter.com/sastai/status/929324246920151040
水有 照善?
@sastai
フォローする @sastaiをフォローします
その他
返信先: @matsumotosensyuさん
いやー、まさか2区の椎木さんの選挙の時に勧められてもマイクを一度も持たなかった改発先生がマイクを使って喋ってる写真が出て来るとは思いもしませんでしたわーwww
4:25 - 2017年11月11日

https://twitter.com/osakapolitics/status/917725875499524097
大阪政治ナイト?
@osakapolitics
フォローする @osakapoliticsをフォローします
その他 大阪政治ナイトさんがみなたか@日本一のワンダホー\(^^)/をリツイートしました
この #しいき保 という維新の衆議は、
前回関東か落下傘で出馬も落選、吉村の市長選出馬に伴い繰り上げ当選になった人物だが、
維新の分裂騒ぎのときに、維新の党側へ行くと誓約書書いて、即騙しておおさか維新に移籍したクズです。落としましょう!

あたご?
@h_ishi_0825
10月10日
その他
返信先: @osakapoliticsさん
ここ落とすには公明党の力と改発市議の支持層を崩す必要がある。左藤さんの露出拡大も必須。改発市議は住民投票以後維新という単語を使っていない。地域は維新、国政は自民地域で維新に流さない戦術が必要。いわき府議に暗躍させてはいけません。改発市議は維新無くても市議選に当選するんだけど。

5490チバQ:2017/11/12(日) 10:11:18
>>5489
とはさん。大阪2区への公認をもらったのは、橋下江田時代(14年選挙前)ですので、『裏切りの論功勲章で大阪二区公認もらった』は間違ってるかと

5491チバQ:2017/11/12(日) 11:02:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171111-00010000-kachimai-hok
支部長は当面空席 衆院選敗戦、年内めどに総括 自民党道11区
11/11(土) 14:09配信 十勝毎日新聞 電子版
支部長は当面空席 衆院選敗戦、年内めどに総括 自民党道11区
冒頭のあいさつで陳謝する中川氏(11日午前10時15分ごろ)
 自民党道11区支部の支部長会議が11日午前10時から帯広市内のとかち館で開かれ、10月の衆院選に中川郁子氏(58)が出馬した後に空席となっている支部長人事について、当面は空席のままとすることを確認した。喜多龍一支部長代行ら3道議を中心に、遅くとも年内に同人事に関する方針と、中川氏が落選した衆院選の総括などをまとめる考え。

 この日は市町村の支部長や執行部など36人が出席。会議は冒頭のあいさつのみ公開され、議事は非公開で行われた。終了後、大谷亨幹事長が取材に応じた。

 党の「選挙区支部長・衆議院比例区支部長選任に関する基本方針」によると、「支部長の任期は総選挙から総選挙の間」とされ、10月の衆院選で中川氏が出馬した時点から11区支部長は不在の状態だった。

 喜多支部長代行のあいさつの後、中川氏は「繁忙期の中、懸命に支援していただいたが、結果を出すことができなかった」と頭を下げた。その上で「自民党11支部を立て直すため、今後も汗をかいていきたい」と述べ、退席した。

 会議では出席者から「農繁期で思うように動けなかった」「過去の(中川氏の)スキャンダルで女性票が取り込めなかった」などの声が出たという。

 大谷幹事長は「出された意見を基に執行部で今回の検証結果を取りまとめたい。支部長に関しては、党本部から支部長選任に関する新たな基本方針が示されるのを待ち、選考方法を含め早い段階で支部長会議を開き方向性を示す」と話した。(佐藤いづみ、小縣大輝)

5492チバQ:2017/11/12(日) 11:28:47
>>5490
吉村は4区なので後継とゆー表現もおかしいですね

5493パリ行最終便:2017/11/12(日) 19:24:56
https://news.goo.ne.jp/article/joetsutj/region/joetsutj-5a06bfbb4c0db103fa20c52b.html
梅谷守氏が次回衆院選出馬の決意固める 政党公認候補を希望

08:27上越タウンジャーナル

先の衆院選新潟6区にオール野党の統一候補として無所属で出馬し、落選した梅谷守氏(43)が2017年11月11日、新潟県上越市内で記者会見を開き、次回の衆院選に新潟6区から再挑戦する決意を固めたと発表した。梅谷氏は無所属で出馬したことに「何ら後悔はない」としたが、「次回は願わくば政党に所属して臨みたい」と語り、政党公認候補としての出馬を希望する意向を表明した。

梅谷氏は「先回の選挙で破れてから、今日に至るまで、(支持者からの)強い熱い思いをいただいている」とし、支持者や関係者からの再挑戦を望む声などを受け、家族と相談し、次回への再挑戦を決めたという。 今回の選挙戦では市民連合と社民党、共産党などオール野党の統一候補無所属で出馬。自民党の高鳥修一氏に約2000票の僅差で敗れた。敗因を「私自身にある。歩き足りなかった」と振り返る一方、「歩いた所はてきめんに効果があった。ただ、1人で歩くのは限界がある。(次回も)野党連携の構図がもう一度なされることを望む」と語った。

一方、無所属での出馬については比例復活がないなど「不利な条件」の大きさを実感したといい、次期衆院選では政党公認での出馬を強く望んでいる。現時点での候補となる政党については「特にない」と話したが、「『希望の党』にだけは行かないと言うことははっきりしている。立憲民主党は視野にはいれているが、今後の状況を見極め、最終判断したい」。 今後については政策の基本は今後も変えないものの、情勢次第で対応し、「落選中の身だが、上越ではたくさん期待をいただいている。知事や市長らと連携し、自分なりに民意を届ける活動をしたい」と締めくくった。

5494とはずがたり:2017/11/12(日) 20:05:25
>>5490
吉村の市長選転出で繰り上げ当選その他を色々勘違いしてました。ヌルい書き込み失敬しました。ご指摘感謝っす

5495名無しさん:2017/11/13(月) 13:46:57
「日本一選挙に強い」政治家・中村喜四郎という生き方
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53375


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「日本一選挙に強い」政治家・中村喜四郎という生き方
マスコミ嫌いの本人が重い口を開いた 
週刊現代 プロフィール
国会議員も政治記者も「今、どうしてるんだろうね」と口を揃えるのがこの元建設大臣。今回の総選挙でも楽々当選した中村喜四郎が、「無所属」で孤塁を守り続けるのは、彼なりの信念があるようだ。

議員会館で見たことがない

「国会で発言しなければ、議員としての責任を果たせないかといったら、そうではない。群れると感性が鈍る」

本誌にこう語るのは、元建設大臣の中村喜四郎代議士(68歳)だ。

ゼネコン汚職で逮捕され、自民党離党から23年が経った。連続当選を重ね、今も無所属で衆議院議員を続ける中村は、大のメディア嫌いで知られ、実像を知る者は少ない。

「廊下で見かけたことすら何年もないよ。会期中以外は永田町に出てくることはない」(議員会館で同フロアの代議士)

全国紙のベテラン政治部記者も続ける。

「謎の存在です。20年間、本会議での発言はゼロ、質問主意書もゼロ、委員会では一度発言しただけ。何も発信をしていない以上、政治家としては無価値のように思えます」


中村喜四郎は、かつて自民党旧竹下派のホープだった。山崎拓・小泉純一郎・加藤紘一による「YKK」に加わり、「NYKK」と称したグループを作っていたこともある。山崎拓が回想する。

「加藤紘一さんが(経世会の)中村さんも仲間に入れたいと言いましてね。中村さんは政治センスもよかった。細川政権の成立でも、最初に細川擁立案を言い出したのは中村さんだったはずです」

'49年生まれの中村は、日大卒業後、田中角栄の秘書を経て'76年に衆議院議員に初当選。43歳の若さで建設大臣も務めた。

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同じ竹下派にいた鈴木宗男が当時を回想する。

「一途な政治家でした。国対副委員長時代、暴れん坊・浜田幸一さんが国会運営の問題で迫ると『党の方針はこうだ!何を言うか』と毅然とした態度だった。まだ68歳の若さですか。あの事件さえなければね……」

総理候補の呼び声さえあった中村の人生を暗転させたのが、'94年のゼネコン汚職事件だった。斡旋収賄容疑で逮捕され、懲役1年6ヵ月の実刑判決を受けた。

「YKKにいた頃は明るくて開放的な人だったんですが、逆境を経て性格が変わったんじゃないか。殻に閉じこもってしまってね。自分を摘発した検察当局や、政界への反発がものすごくあったと思う」(前出・山崎)

5496チバQ:2017/11/13(月) 18:41:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171113-00000048-spnannex-soci
山尾氏ショック…後援会長辞任 衆院選勝利の恩人「一線」退く
11/13(月) 6:01配信 スポニチアネックス
山尾氏ショック…後援会長辞任 衆院選勝利の恩人「一線」退く
山尾志桜里
 無所属の山尾志桜里衆院議員(43)の地元後援会会長が12日、辞任したことが分かった。週刊誌で不倫疑惑を報じられた倉持麟太郎弁護士(34)を事務所の政策顧問とする意向を固めたことが物議を醸している最中に、苦しい選挙戦を支えた恩人が「一線」から退くことになった。

【写真】民進党時代に両院議員総会に出席した山尾志桜里衆院議員

 辞任したのは愛知県、愛知7区の東郷町後援会会長の野々山利博氏(78)。本紙の取材に「12日の役員会で辞任を申し出て了承された」と明かした。「選挙前から高齢のことなどがあり、辞任を考えていた。選挙が始まってしまったもんだから何とか頑張った。票を集める力が弱くなったことも実感した」と説明。「山尾氏の行動や言動とは関係ない。前から決めていたことだ」と強調した。会合の出席者には「今後も応援してほしい」と伝えたという。

 7日に山尾氏が倉持氏を政策顧問に起用することが明らかになったことを受け、野々山氏はメディアを通じて「はっきり言ってノー。タイミングとしてノーだ」と難色を示していた。9月に倉持氏との不倫が報じられた際にも「脇が甘い」と苦言を呈していた。

 山尾氏は不倫報道を受けて無所属で衆院選に出馬。自民党候補との一騎打ちに834票という僅差で勝利。野々山氏は、山尾氏から安倍政権と向き合う決意を直接聞いて支援を決めていた。国会に再び送り出してくれた恩人が身を引くことは、山尾氏の今後にとって痛手となりそうだ。

【関連記事】

5497チバQ:2017/11/13(月) 18:41:58
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171113-00532497-shincho-pol
明暗分けた「金子恵美」と「山尾志桜里」 秋波を送るお相手は
11/13(月) 5:58配信 デイリー新潮
明暗分けた「金子恵美」と「山尾志桜里」 秋波を送るお相手は
明暗分けた「金子恵美」と「山尾志桜里」
 目を細める「魔の2回生」は、それぞれスキャンダルを抱えながら、先の選挙で明暗を分けた。新潟4区の自民前職・金子恵美(めぐみ)氏(39)は落選の憂き目に遭い、愛知7区の無所属・山尾志桜里(しおり)氏(43)は歓喜の声をあげた。特別国会が召集される中、彼女たちは蠱惑的な色目を使い、意中のお相手に秋波を送っているというのだ。

 初当選以来、「美人過ぎる政治家」として持て囃された金子氏も、落選すれば“ただの人”。総務政務官時代、本誌(「週刊新潮」)が報じた公用車の私的利用などでその「特権意識」を問われたが、議員会館や都心一等地に建つ瀟洒な宿舎からの引越しを命じられてしまったのである。

「投開票日から3日後までに引越しをしないといけないらしくてね。選挙が終わって金子さんから“東京を引き払ったら挨拶に上がります”なんて言われたけど、1週間経つのに音沙汰ない。きっと所属する派閥のドンである二階俊博幹事長に頼み事でもしてるんじゃないかな」

 と呆れ顔なのは、彼女の地元後援会幹部である。

「自民党のルールでは、落選が2回までならそのまま選挙区の支部長を続けられる。次の選挙のためにも、すぐ地元に声をかけ支部長会議を開かないといけないんだけどね。金子さんはまだ落選1回目だから、本来はそのまま支部長を続けることができる。けれど、県連や地元議員からの評判が悪く、今回の選挙でさらに評判を落とした。会議を開いても、金子さんが続けることに反対する声が出て、会議は紛糾するでしょう」 

 選挙戦を振り返れば、金子氏には安倍総理をはじめ野田聖子総務相が応援に駆けつけ、二階幹事長や、河村建夫元官房長官が地元有力企業を回り頭を下げた。2回生議員としては手厚い“特権”を享受していたのだが、

「相手に2万5000票も差をつけられ惨敗しました。実のところ、6月の事前調査でも、当選は危ういとの結果が地元には上がっていたのです」(同)

「禊は済んでない」
 そこで、公認候補を替えて欲しいとの要望が党本部にも伝わっていたと明かすのは自民党の県連関係者で、

「結局は二階幹事長の子飼いである鶴保庸介前沖縄・北方相が新潟までやって来て“二階さんは公認を金子にするから、応援するように”と伝えられた。それで、地元は泣く泣く従ったんです」

 そんな前例があるゆえ、支部長人事でもどんでん返しの可能性があると続ける。

「いくら地元が金子を拒否しても、最後は彼女が二階さんに泣きつけば決まってしまう。選挙中も“助けてください”と涙目で演説しましたが、普段でも自分が都合悪くなったり何か咎められると泣くことがある。それをやられたら、男は何も言えなくなりますよ。また今回も二階さんのゴリ押しで彼女の続投が決まったら、次の選挙は誰も手伝わなくなりますね」(同)

 先の後援会幹部が言う。

「支部長には、次の選挙まで党本部から何百万円もの活動費が支給される。金子さんの夫で不倫スキャンダルにより議員を辞めた宮崎謙介さんは、自ら立ち上げた会社の住所を議員会館に置いたほどなので、定期収入のアテがある支部長の地位は、喉から手が出るほど欲しいでしょう」

 そんな宮崎氏が渦中の人となった昨年、舌鋒鋭く批判したのが山尾議員だった。

5498チバQ:2017/11/13(月) 18:42:18
政治部デスクによれば、

「宮崎氏の不貞を咎め、“悪いことをしておきながら涙目で潔くすれば男の美学みたいなところに違和感がある”とTBSの番組で発言しましたが、ブーメランとして返ってきてしまいましたね」

 民進党の代表選後、前原誠司代表から幹事長を打診された彼女は、内定した日に弁護士と密会していた様子が「週刊文春」で報じられた。不貞を認めない姿勢を貫いた彼女が、民進党を離党して無所属でまさかの当選を果たしてしまったのはご存じの通り。そんな彼女はさっそく意中のお相手の下へと走っていた。

「10月25日に、彼女は国会内で立憲民主党の枝野代表と会い、入党する内諾を得ていたのです」(同)

 だが、地元愛知の東郷町で後援会長を務める野々山利博氏(78)はこうも言う。

「選挙後の集会では、山尾さんへ“拙速では”という声が支援者から出ました。不倫疑惑で離党したんだから、その立場をしばらく貫かないと禊が済んだとは言えない。焦らなくていいと私も伝えたんですけどね」

 この選挙も約800票差と薄氷の勝利で、共産党が自主投票に回らなければ、危なかったと明かす。

「無効票が多かったのは、共産支持者の気持ちが表れたんだと思います。もともと見栄えがよくて出来る女性だから、民進でも看板に担がれ、妬みで足を引っ張られた可能性もある。もちろん、本人の脇が甘かったんですし、スキャンダルが出た事実をもっと重く受け止めて欲しい。完全に禊が済んだと言えるのは、次の選挙で勝ってからでしょう」(同)

 浮かれ再び担がれる有様では、至極真っ当な地元の声も聞こえまい。

「週刊新潮」2017年11月9日神帰月増大号 掲載

新潮社

5499チバQ:2017/11/13(月) 20:38:13
https://news.goo.ne.jp/article/uty/region/uty-201711133374-2017.html
コスタリカ方式、存続の認識にズレ
18:50UTYニュース

コスタリカ方式、存続の認識にズレ
コスタリカ方式、存続の認識にズレ
(UTYニュース)
自民党県連はきょう、先月行われた衆院選の総括案をまとめました。
候補者が入れ替わる1区のコスタリカ方式を巡っては、存続について県連内部で認識に違いもみられ、今後の課題となりそうです。
自民党県連はきょう国会議員と県議による合同会議を開き、先月行われた衆院選について総括案をまとめました。
この中で中谷真一さんが敗れた山梨1区については、北杜市で大差をつけられ運動量の不足を認めざるを得ないと敗因を分析しました。
また堀内詔子さんが当選した2区では自民党系候補の分裂選挙となり、党公認を受けれなかったものの県連が危機感を持って対応ができたことや他党から3人の候補が乱立したことで自民党への批判票が分散したことなどを勝因としてあげています。
一方、1区では小選挙区と比例代表で候補者を選挙ごとに入れ替えるコスタリカ方式を採用していて、県連の森屋会長は選挙直後に今回が最後との認識を示していました。
しかし臼井県連幹事長は「党本部としても県連としても決まっていない」と述べ、認識の違いがみられました。
「決して県連として正式にコスタリカを返上しますと決めたことは一つもない」(臼井成夫幹事長)。
今後コスタリカ方式の存続を含め、1区では候補者調整が課題となりそうです。

5500チバQ:2017/11/15(水) 22:25:36
■2017自民で小選挙区小選挙区当選できなかったところ
*埼玉11、山梨2、岡山3は追加公認されたので含まず

北海道1.3.6.8.11
岩手1.3
宮城5
福島1.3
茨城7
栃木2
埼玉5.6
東京1.6.7.18.21
千葉4
神奈川4.8.9.12
山梨1
新潟1.2.3.4
長野1.2.3
静岡5.6
愛知2.3.5.7.11.12.13
三重2.3
京都2.3
大阪10.11.17.18.19
和歌山1
広島6
愛媛3
香川2
高知2
佐賀1.2
長崎1
鹿児島1
沖縄1.2.3


■この中で2014年も小選挙区当選できなかったところ

北海道1.6.8
岩手1.3
宮城5
福島3
茨城7
栃木2
埼玉5.6
東京7
千葉4
神奈川4.8.9
山梨1
新潟3
長野1.3
静岡5.6
愛知2.3.5.7.11.12.13
三重2.3
京都2
大阪10. 17.18.19
和歌山1
広島6
香川2
佐賀1.
沖縄1.2.3
*栃木は高齢のため強制引退でしょう

■野党側候補者名
北海道1(横路後継-道下).6(佐々木).8(逢坂)
岩手1(階).3(小沢)
宮城5(安住)
福島3(玄葉)
茨城7(中村喜四郎)
埼玉5(枝野).6(大島)
東京7(長妻)
千葉4(野田)
神奈川4(浅尾-早稲田).8(江田).9(笠)
山梨1(中島  山教組)
新潟3(黒岩)
長野1(篠原).3(井出  羽田後援会)
静岡5(細野).6(渡辺周)
愛知2(古川).3(近藤昭一).5(赤松).7(山尾).11(古本 豊田労組).12(重徳).13(大西)
三重2(中川正春).3(岡田)
京都2(前原)
大阪10(辻元・維新松浪)17(維新馬場).18(維新遠藤).19(維新丸山)
和歌山1(岸本)
広島6(亀井-佐藤)
香川2(玉木)
佐賀1.(原口)
沖縄1(共産赤嶺、維新下地).2(社民照屋).3(自由玉城)

5501チバQ:2017/11/15(水) 22:26:06
上記から
■俺が自民選対委員長なら交代させるかなって候補
北海道6今津寛   12年は小選挙区当選 6生まれだし、そのまま引退を
北海道8前田一男  12年は小選挙区当選
埼玉6中根一幸   12年は小選挙区当選
神奈川4山本朋広  浅尾慶一郎に交代? 山本は国替えで12年から神奈川4区 小選挙区当選実績なし
新潟3斉藤洋明   12年は小選挙区当選
愛知13大見正   12年は小選挙区当選
大阪10大隈和英  辻元・維新松浪都の三つ巴 小選挙区当選実績なし
大阪17岡下昌平  05年以降小選挙区当選実績なし 堺市 決して維新の地盤ではないが・・・
大阪18神谷昇   小選挙区当選実績なし 決して維新の地盤ではないが・・・中山太郎の地盤を生かせず
大阪19谷川とむ  小選挙区当選実績なし 野党が強い地域ではあるか
沖縄1国場幸之助  12年は小選挙区当選

5502チバQ:2017/11/15(水) 22:27:02
補足

■野党系岩盤選挙区
96年小選挙区制度導入以降
自公が当選したことない小選挙区
岩手1(階).3(小沢)
宮城5(安住)
茨城7(中村喜四郎)  特殊 03年選には中村喜四郎出馬せず自民が当選
神奈川8区(中田宏 江田憲司 岩國哲人)
静岡6区(渡辺周)
愛知2区(青木宏之 古川元久)
愛知11区(伊藤英成 古本伸一郎)
大阪19区(保守党:松浪健四郎 民主党:長安豊 維新:丸山穂高) 00年保守党は自公系とカウントするべきか・・・
広島6区(亀井静香 佐藤公治)03年まで自民党所属


00年以降自公が当選したことない小選挙区
福島3(玄葉)
埼玉5(枝野)
千葉4(野田)
長野3(羽田孜 寺島義幸 井出庸生)

5503チバQ:2017/11/15(水) 22:36:05
>>5502
長野3は96年から自公当選なしでした

5504名無しさん:2017/11/16(木) 01:30:53
>>5501
突っ込みで恐縮ですが、大阪18は中山太郎地盤を生かせずというか、もともと中山系だった遠藤が自民から維新に移籍して立候補してるので・・・
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7981

5505名無しさん:2017/11/16(木) 10:11:02
>>5502
茨城7区の中村喜四郎ですが、ガチガチの自民ですよ。贈収賄事件で有罪になり自民党を離党しただけ。
むしろ、自民公認は元新自由クラブの傍流でその夫人が現議員。
岩手の小沢系はもともと自民党竹下派、安住のオヤジは自民系の町長だし、神奈川8区の面々もほとんどは自民からの離党組。
静岡2区、愛知2区は民社党の地盤、愛知11区はトヨタ労組の牙城、大阪11区と広島6区は郵政選挙の怨念がからむが実態は自民離党組。

5506とはずがたり:2017/11/16(木) 13:08:55
>>5505
そういうイメージだったんですが今回,首班指名に民進大塚に投票して,調べると民進の藤田や希望の青山と選挙で協力しあってたりしてて,藤田なんかも可成り喜四郎を持ち上げてて,野党に正式に入ったらその瞬間に落選するとは思いますが,がりがりの自民では既になくなってますね。

5507チバQ:2017/11/16(木) 15:39:45
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171116-00004959-bunshun-pol
公明党、比例区700万票割れの衝撃 敗因は女性スキャンダル!?
11/16(木) 7:00配信 文春オンライン
公明党、比例区700万票割れの衝撃 敗因は女性スキャンダル!?
清潔政治を掲げていた ©共同通信社
 公明党が11月10日、衆院選を総括する会議を開き、山口那津男代表は「執行部の責任」と陳謝した。

「前回衆院選で獲得し目標とした35議席から6議席も減らし29議席にとどまった。与党の大勝、希望の党の『完敗』が大きく報じられていますが、実は公明も惨敗と言っていい」(政治部記者)

 斉藤鉄夫選対委員長は、敗因を次のように総括した。

 電撃解散による準備時間の不足、野党の再編劇に注目が集まり公明党が埋没した、相次いだスキャンダル……。

 スキャンダルとは、小誌が報じた長沢広明復興副大臣、樋口尚也前文科政務官の女性問題だ。小誌取材を受け、長沢氏は参院議員、副大臣を辞職し、樋口氏は衆院選の公認を辞退。幕引きを図ったが、支持者の反発は大きかった。

「出席者から出た『大衆と共に、という原点をもう一度見つめ直す必要がある』という発言は、このスキャンダルを意識したものです。特に長沢氏は、創価学会で選挙を仕切る佐藤浩副会長と近く、前回の参院選比例区でもトップ当選していただけに、敗北とあわせて佐藤氏の責任を問う声も内部では出ています」(公明党関係者)

 ある党幹部は「これまでの選挙結果とは意味が違う」と明かす。公明党は、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年衆院選こそ新進党で戦ったが、2000年以降は、公明党として前回まで6回の衆院選を戦ってきた。

「比例区では700万票を死守してきた。それが今回、組織票に有利とされる低投票率にもかかわらず議席を減らし、比例区では700万票を割り、前回から30万票以上も減った。これは衝撃的だ」(同前)

 この結果は、学会内部で囁かれてきた「組織力のピークはとうに過ぎている」ことを露にしてしまったというのだ。

「常勝関西の本拠地である大阪でも、自民党だけでなく維新とも組むことで議席を維持しているのが実態です。今回、神奈川の小選挙区を落とし、北海道も大接戦。東京も定年延長している太田昭宏前代表が引退すれば、次はどうなるかわからない」(同前)

 当面の課題となるのは憲法改正だ。北側一雄中央幹事会長は「与党間で何か行うことは絶対しない」と自民党との事前協議を否定。憲法改正にアレルギーのある支持母体への配慮を示した。

 悩める公明党に安倍晋三首相は救いの手を差し伸べるのか、それとも――。

「週刊文春」編集部

5508パリ行最終便:2017/11/16(木) 16:55:44
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00376462.html
「重複立候補」認めず 自民が検討

11/15 07:48

自民党は、次の解散・総選挙に向け、2回以上連続で選挙区で敗北し、比例区で復活当選した議員について、次の総選挙での重複立候補を認めないなどとする基本方針を検討していることが明らかになった。
自民党が調整している次の総選挙に向けた基本方針では、選挙で公認候補となる選挙区の支部長について、「選挙における活動状況」や、「党員獲得状況」を勘案して見直すことが示されている。
また、「2回以上続けて、比例区で復活当選した支部長」については、「原則として重複立候補を認めない」とする文言も盛り込まれた。
落選中の議員を含めると、30人程度が対象になるとみられる。

5509名無しさん:2017/11/16(木) 17:48:29
>>5508
おにぎり本部長こと松本文明も年貢の納め時か
自民支持層しか固められず無党派層には嫌われてるからなぁ
残当だわ

5510チバQ:2017/11/16(木) 18:41:59
http://news.livedoor.com/article/detail/13893862/
今井絵理子のせいで……立ち消えになった藤原紀香、高橋みなみらの“衆院選自民候補”

2017年11月15日 12時0分 日刊サイゾー
元AKB48の高橋みなみ
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 10月の衆議院選挙で自民党の「タレント候補者」として事前に数名がリストアップされていたという話があるのだが、その中に女優の藤原紀香や、元AKB48の高橋みなみの名前が挙がっていたという。衆院解散のウワサが流れだした6月ごろ、ある選挙対策関係者の書類に、ハッキリ記されていたというのだ。

 信頼できる自民党関係者からこの話を聞いたというフリーの政治記者によると「出馬の交渉があったわけではなく、こういった方々に交渉をしてみてはどうかという案の段階だったようだけど、このような提案から実際に出馬となったのが昨年の参院選に出た今井絵理子だから、あながち可能性がゼロではない話だったと思う」という。

 リストが作成された6月には、官邸とパイプのある日本維新の会の代表、松井一郎・大阪府知事が、自民大阪府連との対立から衆院選を強く意識、同市内で開かれた維新衆院議員のパーティーでハッキリ「年内に解散がある」と予言していた。

 7月になると、民進党の幹事長だった野田佳彦が解散に備え、党代表選の日程を前倒しする考えを示すなど、次第に騒がしくなっていた。当然、この頃には自民党の選対関係者がタレント議員の擁立に動いていてもおかしくはなかっただろう。

「いつも名前が挙がる、おなじみタレントのDAIGOの名前もあったそうだよ」と記者。

 DAIGOといえば、昨年の参院選でも出馬のウワサが立った政界の血筋。祖父が竹下登元首相とあって、かねてから竹下派の流れをくむ額賀派が目を付けていた“隠し玉”といわれる。“参議院のドン”と呼ばれる青木幹雄が、そのサポートに全力で動くという話もあった。ただ、芸能関係者によると「当のDAIGOにその気がなく、所属事務所も乗り気じゃない」という。

「逆に、政界に出る可能性が何度か持ち上がったのが、藤原紀香。DAIGOは大手バーニング系の事務所所属だけど、そのバーニングのボス、周防郁雄社長が、かつて紀香を政界に進出させようと狙っていたなんてウワサもあったほど。最近はその周防社長との関係に足並みがそろっていないともいわれる紀香だけど、一時は『ポスト扇千景(元女優の元国交大臣)に』なんて声もあった。ただ、政界の連中は芸能界の事情をわかってないから、DAIGOや紀香の名前を出すのは恒例行事みたいなものでもある」(同)

 一方、リストに名前があった中でも意外なのが、元AKB48の高橋みなみだ。

「ある国会議員の私設秘書になる仰天プランを、AKB側が提案したというウワサがあった。AKB総選挙に出たタレントを本物の選挙に――っていうのは、いかにも運営が考えそうなこと。グループ脱退後の活動がパッとしないので、本人がやる気になったら実現すると思う」(同)

 一方、メディア関係者の間では、女優・菊川怜の出馬説もささやかれていたのだが、こちらは関係者が入手にしたリストには名前がなかったという。結局は前述のタレントたちは誰も出馬することはなかったわけだが、記者によると「その原因は今井絵理子にもある」という。

「参院選ではタレント出身議員の山東昭子が後見人として今井を全面バックアップしたんだけど、応援演説で『平和な日本を作っていく担い手として今井絵理子がいる!』とまで叫んでいた。副総裁の高村正彦も、今井を『ヤングデモクラシーの旗手。頭脳明晰で、100人に1人の政治家』なんて持ち上げていた。でも、今井当人はろくに勉強もせず無知丸出しのまま、あげく不倫騒動をやらかして自民党の支持を下げるありさまだったから、党内でも大ヒンシュクを買った。当然、持ち上げた連中は、みんな後で恥をかいた形。その影響で、タレント候補を立てようとした連中も、すっかり声を上げられなくなっていた」(同)

 近年、タレントの政治家転身は、高給など待遇だけが目当ての“就職先”とも揶揄されているだけに、結果としては無駄なタレント議員が生まれなくてよかったかもしれない。そこは今井が成し遂げた唯一の仕事と言えなくもない。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

5511チバQ:2017/11/16(木) 21:19:09
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171109/ddm/005/010/045000c
小池劇場の役者たち
落選を語る/上 「なんで希望に行くんや」 「排除」後、馬淵氏に逆風

毎日新聞2017年11月9日 東京朝刊
 衆院解散から間もない9月30日、奈良市内に開設されたばかりの馬淵澄夫元国土交通相(57)の事務所では、抗議の電話が鳴りやまなかった。「なんで希望の党に行くんや」「馬淵さんは無所属やないんか」

 その前日、希望の党の小池百合子代表は記者会見で、民進党からの合流問題について「排除いたします。というか取捨……絞らせていただくということであります」と笑みを浮かべながら表明。「排除」発言は瞬く間に広まった。衆院奈良1区で5期14年、議席を守り続けた馬淵氏は、このときを境にかつてない逆風にさらされる。

 公示を翌日に控えた10月9日、馬淵氏は、2000年に衆院選に初挑戦(落選)したとき以来の後援者、綿谷稔さん(81)の自宅を訪ね、希望の党を選んだ理由を「民進党として決めたことに従います」と弁明した。綿谷さんには「分かった」と理解してもらったが、同様に支援者を説得して回るには時間が少なすぎた。

 抗議は電話だけではない。馬淵氏を応援した民進党奈良県連幹事長(現代表)の藤野良次県議(54)は選挙中、街頭で女性支持者から「なんで馬淵さん、小池さんの希望の党やねん」と詰め寄られた。馬淵氏の選対事務局長を務めた藤澤唯史さん(56)は「前半戦は釈明ばかりだった」と悔やむ。

 落選後、馬淵氏は「希望の党から出たからだ」という声を何度も聞いた。無所属での立候補を促す意見は陣営内にもあったのに、「政権交代を果たすには塊で勝負するしかない」とこだわったのはほかならぬ馬淵氏だった。綿谷さんは「選挙区内で広く理解してもらうのは難しかっただろう」と振り返る。

 それでも馬淵氏は、当選した自民党の小林茂樹衆院議員に2476票差まで迫る8万8082票を得た。惜敗率97・2%は落選した希望の党候補の中で最も高い。ところが、もう一つ壁があった。

 希望の党は比例代表近畿ブロックで、小池氏に近い樽床伸二元総務相を比例単独で名簿順位の1位に据えた。第1次安倍内閣時代、首相補佐官だった小池氏に仕えた元防衛官僚の井上一徳氏(京都5区)が2位。井上氏以外の小選挙区との重複立候補者22人は全員3位で競わされた。希望の党は近畿で振るわず、比例はわずか3議席。馬淵氏は次点で涙をのんだ。

 比例復活した井上氏の惜敗率は32・4%。「身内優遇」と小池氏に不満が出るのは当然だった。同氏側近の若狭勝元衆院議員は選挙後、フジテレビの番組で「(小池氏が)総合的に考えて井上氏を2位にしたのではないか」と述べつつ、「(惜敗率が)そんなに伸びないのは分かっているので、そういう意味では優遇だとは思う」と認めた。

 馬淵氏の陣営幹部は「ふに落ちない」と今も憤る。一方、馬淵氏は選挙後、取材に一切応じていないが、支援者に宛てた10月30日のメールで思いの一端を吐露した。「真に国政に必要とされているのかを改めて自問してまいります」【松倉佑輔】

     ◇

 一時は衆院選で政権交代を目指した希望の党だが、結果は50議席の第3党にとどまった。同党の選挙とは何だったのか。落選者の視点で考える。

惜敗率が高かった希望の党の落選者(敬称略)
(1)馬淵澄夫(奈良1区)  97.2%

(2)野間健(鹿児島3区)  88.0%

(3)村岡敏英(秋田3区)  87.2%

(4)緒方林太郎(福岡9区) 86.3%

(5)近藤洋介(山形2区)  83.7%

5512チバQ:2017/11/16(木) 21:20:00
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171110/ddm/005/010/133000c
小池劇場の役者たち 落選を語る/中 「国替え」票伸びず 福田氏、自民離党裏目に

毎日新聞2017年11月10日 東京朝刊
 福田峰之元副内閣相(53)は思案した末、自民党を離れる決意を固め、新党を準備していた若狭勝元衆院議員(60)に「一緒にやりましょう」と電話で告げた。9月23日。永田町は迫る衆院解散へと慌ただしさを増していた。

 翌朝、横浜市緑区の事務所に秘書を集め、「いろいろ考えた結果、新党に行く」と宣言。そのまま東京に向かい、若狭氏と一緒に記者会見した。所属する麻生派の麻生太郎副総理兼財務相にも地元後援会にも離党を報告していなかった。

 福田氏は20歳で自民党に入党。横浜市議を経て2005年衆院選から連続4回、神奈川8区から立候補したが、いずれも江田憲司衆院議員(現在は無所属)に敗れた。09年を除く3回の当選は比例代表での復活。自民党の大勝に救われた議員バッジともいえた。

 その自民党を飛び出したのには理由がある。同党は15年、小選挙区で連続して落選した議員に次の選挙で比例代表との重複立候補を認めない方針を決定。14年衆院選から2年になる昨年暮れごろから対象者はそわそわし始め、福田氏も例外ではなかった。若狭氏から新党に誘われたのは8月半ば。まさに渡りに船だった。

 ただ、自民党の見方はやや違う。党神奈川県連は今回も福田氏を党本部に公認申請する予定だった。重複立候補禁止のルールについて、党幹部は「相手は強い。福田氏への適用は考えていなかった」と明かす。

 福田氏が会見した翌9月25日、小池百合子東京都知事は希望の党の結成と代表就任を表明し、一躍、衆院選の台風の目になった。

 小池氏の地元・東京での候補者擁立を最優先する同党の戦略で、福田氏には小学3年まで住んでいた東京5区が割り当てられた。同様に、もともと山梨県が地盤の小沢鋭仁元環境相は東京25区に「国替え」した。

 公示日には小池氏が福田氏の応援に駆けつけ、「改革の旗を揚げるために離党してくれた。私の一番の右腕だ」と持ち上げた。しかし、自民党のような組織選挙は望むべくもない。連合は立憲民主党の候補についた。街頭演説中、高齢の男性から「ずっと横浜で票を入れてきたのに裏切った」とののしられたこともある。

 結果は4万5737票。当選した自民党の若宮健嗣衆院議員の半分にも届かなかった。東京10区の若狭氏も、小沢氏も落選。都内の小選挙区で希望の党候補は「1勝22敗」に終わった。

 一方、神奈川8区では自民党が福田氏の代わりに立てた元職の三谷英弘氏が比例復活で返り咲いた。皮肉なことに、12年と14年の衆院選では東京5区が三谷氏の選挙区だった。

 10月31日、福田氏は横浜市の事務所を黙々と片付けていた。今後は東京5区に拠点を移し、再起を期す。「結果論だから」と小池氏への恨み節や後悔は口にしないが、手伝いにきた支援者の女性から「やる気は十分なのにね」と励まされたときには、少しだけ表情が緩んだ。【竹内望】

「国替え」で落選した主な希望の党候補
        前回    今回

小沢鋭仁(前) 比例近畿 →東京25区

大熊利昭(元) 東京2区 →茨城4区

櫛渕万里(元) 東京23区→千葉3区

長安豊(元)  大阪19区→兵庫11区

 ※敬称略。前=前職、元=元職。前回は2014年衆院選

5513チバQ:2017/11/16(木) 21:22:00
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171114/ddm/005/010/125000c
小池劇場の役者たち 落選を語る/下 民進の応援なく 官房長官地元、落下傘散る

毎日新聞2017年11月14日 東京朝刊
 衆院選公示の10月10日夜、神奈川2区で初日を終えた希望の党の新人、橋本久美氏(48)は民進党神奈川県連職員に電話で怒りをぶつけた。「全面的に支援してくれるはずじゃなかったんですか」

 数日前、横浜市の県連事務所をあいさつに訪れた橋本氏は快く迎えられた。ところが、公示第一声に駆けつけたのは浦道健一県議(48)だけ。2区に地盤のある別の県議と市議は立憲民主党候補についた。県連からの支援といえば、橋本氏が用意した供託金300万円を代わりに納めてもらった程度だった。

 「どの候補を応援するか議員それぞれが判断することになったんです」。電話口の職員の釈明に、はしごを外されたことに気づいた。

 橋本氏は9月16日、若狭勝元衆院議員(60)が主宰する「輝照塾(きしょうじゅく)」に参加。このとき小池百合子東京都知事はまだ新党結成を表明していなかったが、昨年の東京都知事選でポスター張りを手伝い、「小池旋風」を肌で感じていた。豊島区議を経て、日本未来の党(当時)から出た2012年衆院選では東京11区で惨敗。今回、若狭氏に立候補を打診されると、すぐに応じた。

 ただ、希望の党から提示されたのは東京11区ではなく、神奈川17区。千代田区在住の橋本氏が育児を理由に「自宅から1時間半の範囲で」と難色を示すと、公示1週間前、神奈川2区をあてがわれた。自民党の菅義偉官房長官と同じ選挙区だ。

 そこからは苦労の連続。地元の不動産会社には「菅さんとの付き合いがあるから」と選挙事務所用の物件紹介を何度も断られた。

 民進党県連に支持者名簿の提供を頼んでものれんに腕押しで、はがきを出すことすらままならない。それもそのはず。同党が9月28日の常任幹事会で決めた「衆院選に候補者を擁立せず、希望の党を全力で支援する」という方針は、希望の党への合流を巡る混乱ですでに有名無実化していた。2万8635票での落選は当然の結果といえた。

 同じ輝照塾出身で千葉7区から立候補した新人の波多野里奈氏(44)も公示前から不満を募らせていた。

 希望の党は比例代表南関東ブロックで、小選挙区との重複立候補者29人を全員、名簿1位に並べた。波多野氏はほかの新人候補らと「本来の希望の党のメンバーを上位にしてもらえませんか」と若狭氏に掛け合ったが、応じてもらえなかった。

 過去に青森県で旧民主党などから国政選挙に3回挑戦した波多野氏。小池氏への期待は「民進党とくっついたのは間違いだった」という落胆に変わった。

 希望の党の124人の新人候補のうち、小選挙区で勝ったのは長崎1区の西岡秀子氏のみ。落選した若狭氏は政界を引退するが、輝照塾生には「引き続き勉強したい」という声がある。橋本、波多野両氏もそうだ。

 「小池劇場」が終わり、希望の党では玉木雄一郎衆院議員が共同代表に就任した。小池氏は「基本的に国政はお任せしていきたい」と語っている。【遠藤修平】

輝照塾出身の主な落選者
北海道4区 高橋美穂 (52) 30.6

茨城3区  樋口舞  (44) 45.1

千葉7区  波多野里奈(44) 25.6

神奈川2区 橋本久美 (48) 23.2

奈良2区  松本昌之 (34) 42.0

広島4区  上野寛治 (35) 25.8

 ※敬称略。数字は小選挙区での惜敗率

5514チバQ:2017/11/16(木) 21:24:35
https://mainichi.jp/articles/20171115/ddl/k01/010/065000c
衆院選 落選の前職 敗因を語る /北海道

毎日新聞2017年11月15日 地方版
 10月22日に投開票された衆院選で、道内では第1党の自民党は全国での圧勝とは裏腹に前職4人が落選し、後退した。民進党が分裂して立憲民主党は躍進したが、希望の党は当初の期待感を維持できず、道内では唯一の前職が落選した。今回落選した自民前職で当選回数が最多の7回のベテラン、今津寛氏(71)=6区=と希望の党前職の松木謙公氏(58)=2区=に、敗因と今後への展望を聞いた。

野党共闘の壁破れず 今津寛氏 自民・6区
 --今回の選挙の敗因は。

 ◆街頭演説やあいさつ回りで強い声援を受け、集会に人が集まるなど前回より手応えがあり、勝つ確信はなかったが、最後まで負けると思わなかった。負けたことは真摯(しんし)に受け止めたい。今は毎日数十軒歩き、おわびしながら意見を聞いている。

 敗因は立憲民主、共産両党の野党共闘の壁を破れなかったことに尽きる。政策の違う両党が組むことへの批判がほとんどなかったのは誤算だった。昨夏の台風被害復興に力を入れただけに勝てると期待した被災地でも有権者に届かず、選挙戦が進むにつれ、相手に風が吹いた。

 --過去に比べ安倍政権への支持の違いはありましたか。

 ◆大票田の旭川市を中心に、高齢者や女性は安倍さんに厳しかった。高齢者が多い後援会の中には、個人演説会をなかなか開けなかった所もあった。防衛族だから北朝鮮情勢や憲法改正問題に触れないわけにはいかないが、それよりも消費税引き上げへの関心が高かったのだろう。

 --選挙戦を振り返ると。

 ◆一騎打ちでも政治的立場が違い、白黒はっきり付くので戦いにくさはなかった。個人的には立憲民主と戦っているより共産と戦っている感覚だった。立憲民主と共産の共闘は今も間違っていると思うし、有権者も今後気づくはずだ。(首相らの応援がなかったこと自体は)受け入れや動員が大変で良いかどうか分からないので、気にしないようにした。ただ、重点区の指定を途中で外したのは酷だ。終盤に追い上げている手応えがあっただけに、現場の士気が上がらなくなる。

 --「閣僚候補」と繰り返し言われて落選。今後の進退はどうしますか。

 閣僚はやりたかったが、やはり選挙区で勝たないといけなかった。党安全保障調査会長として取り組んできた北朝鮮など安全保障問題が焦点になる中で議論に参画できないのは残念で、落選を思い知らされている。進退は自分の中で考えは固まっているので、今月中には明らかにしたい。【聞き手・横田信行】

5515チバQ:2017/11/16(木) 21:24:57

小池氏の発言が響く 松木謙公氏 希望・2区
 --選挙戦を振り返ってください。

 ◆(落選後に)「立憲民主党に行けば良かった」と言われたし、道内では共産党と手を組んだ方がプラスなのは誰でも分かる。当選だけを考えればその通りだが、生活改善運動に過ぎない野党活動にどれだけの意味や価値があるのか。

 民進党のままなら道内や東北以外で大幅に負け、全国で40議席程度になっただろう。権力は腐敗するから、政権交代可能な2大勢力が必要だと考え、希望の党に入った。ただ、小池百合子代表(当時)の「排除する」との発言は良くなかったし、民進側も落ち着いてその真意を見極めたら良かった。

 --道内では民進から希望に移った松木氏ら3人の選挙区で共産が候補を擁立し、立憲と共産のすみ分けも可能になりました。

 ◆民進党の時に、道内の候補者すみ分けについて共産の穀田恵二選対委員長と話した。共産が候補を擁立したい選挙区のうち、1区も3区も降りる考えはなく、2区しかないから皆の当選のために僕が降りることでほぼ決まっていたが、希望の党合流で変わった。

 道内の立憲民主の選挙区に希望候補が立たないよう僕なりに努力したが、立憲民主側は共産党に対し我々を「売った」ような形で残念だった。

 --自民党の藤波孝生元官房長官秘書から始まり、自由、民主、新党大地、維新、民進各党を経験しました。

 ◆秘書時代、政治家として全員は幸せにできなくても、その土台作りはできると知った。小沢一郎も本気で政権を作ろうとする本当の政治家だ。政党を渡り歩かざるを得なかったが、極端な右や左でなく中道を歩んできたつもりだ。民進内でも選挙がなければ自民のように党内でうまく物事を決める仕組みを導入したかったし、JR北海道の路線維持もこれからが重要だ。

 --今後、国政選挙に再挑戦しますか。

 ◆選挙のたびに「落ちたら終わりだ」と思うが、半年か1年の冷却期間を置いて幅広く物事を見つめ直したい。自分なりの生意気な理想がある。国民ファーストの国会議員が必要だ。【聞き手・日下部元美】

 ■人物略歴

いまず・ひろし
旭川市議、道議を経て、「旭川の一心太助」をキャッチフレーズに1990年、旧2区で初当選。防衛庁副長官や党安保調査会長、額賀派事務総長を歴任。中大卒。

 ■人物略歴

まつき・けんこう
2003年に12区で民主党から立候補し、比例復活で初当選。小沢一郎氏の側近で、9月の民進党代表選では前原誠司前代表を支援し、希望の党入りした。当選4回。

5516チバQ:2017/11/17(金) 16:34:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00000516-san-pol

候補氏名も連絡先も間違いだらけ…事務能力もお粗末だった「希望の党」 この政党も急造→雲散霧消か


11/17(金) 9:49配信

産経新聞







候補氏名も連絡先も間違いだらけ…事務能力もお粗末だった「希望の党」 この政党も急造→雲散霧消か


希望の党の両院議員総会で代表辞任を表明した後、取材に応じる小池百合子東京都知事=11月14日、東京・永田町の衆院第1議員会館(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)


 「希望の党」創設者の小池百合子東京都知事(65)が党代表を退いた。電撃的な結党、急失速と衆院選惨敗、選挙後の内紛など、何かと常識破りの出来事が続く政党だ。筆者は衆院選の期間中、候補者の経歴を記した名鑑の作成や情勢調査など、もっぱら事務的な作業を担当しながら選挙戦の取材にかかわったが、バックヤードの視点からも希望の党は常識外れだったことは記しておきたい。

 「選挙区と比例代表をあわせて(過半数の)233を目指す」。小池氏らがそう宣言し、希望の党に対する世間の期待感もまだまだ高かったころ、政界やメディアの関心は「誰が希望の党から出馬するのか」に集中していた。そんな9月末、第1次公認候補の「原案」という名簿が、関係者の間を駆けめぐった。

 名簿には候補者の氏名と選挙区が記されていたが、あちこちに伏せ字の「●」が入った不完全な代物だった。「岡野●」のように、氏名にまで伏せ字があり、前職だった長島昭久氏(55)の氏名は「長島明久」と誤記されていた。

 およそ表に出すクオリティの名簿ではなく、メモ書きのような資料が流出したことは容易に推察がつく。伏せ字が多数の中途半端なリストが出回るのは、公党として。いかにもみっともない。「撹乱(かくらん)作戦じゃないのか」という見方も出たほどだ。ほどなく正式な1次公認名簿が発表されたが、その際も正式発表されたリストとは別に、同じ書式でごく一部の内容が異なるバージョンが関係者の間で出回っており、混乱の種となった。

 極めつけは公示当日の10月10日に発表された、比例代表の単独立候補者を記した5次公認名簿だ。公示当日に名簿を発表すること自体、メディアにとっては迷惑千万。早ければ当日の夕刊から経歴を掲載するため、全く出馬経験がなく素性の分からない新人を含む候補者側と急いで連絡をとり、経歴を確認したり写真を入手したりしなければいけないからだ。比例代表の登載順位を公示当日に発表することはあるが、候補者を当日に発表した政党は他に思い当たらない。

 この名簿にも致命的なミスがあった。候補者の連絡先として掲載されていた携帯電話の番号が間違っており、無関係の一般人にメディアの問い合わせが殺到した。電話番号の確認を徹底するのは基本中の基本であり、いかに事務方の態勢が脆弱だとしても、言い訳のできない失態というほかない。

 にわか仕立ての政党をめぐるドタバタには既視感がある。平成24年11月末、衆院解散の1週間前に嘉田由紀子・滋賀県知事(当時)を代表として立ち上がった「日本未来の党」だ。

 日本未来の党は衆院選の公示当日、総務省への比例代表候補者名簿の届け出が大幅に遅れ、総務省が深夜まで審査に追われるという異例の事態になった。書類に不備がないかを調べる事前審査を受けていなかったことや、審査が始まった後にも内容を変更したことが原因だった。そんな体たらくでまともに選挙が戦えるわけはなく、擁立した候補者121人のうち、当選者はわずか9人という大惨敗を喫した。

 日本未来の党は選挙後に内紛が勃発。所属議員の多数を占めた小沢一郎・現自由党代表(75)に連なるグループにより嘉田氏は事実上、党から追い出される格好になり、党名も「生活の党」に改められた。希望の党が同じような経過をたどっているのには苦笑を禁じ得ない。 (政治部 千葉倫之)

5517チバQ:2017/11/17(金) 17:31:44

5771 :チバQ :2017/11/17(金) 17:13:53 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00000036-kyt-l25

小西元衆院議員が出馬表明 滋賀・近江八幡市長選


11/16(木) 23:00配信

京都新聞







小西元衆院議員が出馬表明 滋賀・近江八幡市長選


小西理氏


 任期満了に伴う滋賀県近江八幡市長選(来年4月8日告示、15日投開票)に、元衆院議員で住民グループ「市民が考える庁舎の会」代表の小西理氏(59)が16日、無所属で立候補すると表明した。
 同市内で会見した小西氏は、同市が建設費91億円をかけて2020年度完成を目指す市庁舎整備計画について「建設資金に回すため福祉や産業振興の金額が削られている。市民が巨大豪華庁舎を望むのかを問うことなしに市政は前に進まない」と述べた。
 市が点在する庁舎を一本化し、にぎわい交流機能も想定しているのに対し、「庁舎は行政機能に特化、既存のものも利用して50億円程度に押さえ込む」と主張。同整備計画の白紙化や医療・介護の充実など8項目の政策協定を、労働組合や共産党でつくる政治団体「住みよい近江八幡市をつくる会」と結んだ。
 小西氏は同市出身。東京大卒。実兄の小西哲衆院議員の死去に伴う2001年の衆院滋賀2区補選では自民党公認で初当選、05年まで2期務めた。近江八幡市武佐町。
 同市長選で立候補を表明したのは小西氏が初めて。


6442: チバQ :2017/11/16(木) 15:38:37 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00005395-gifuweb-l21
民進県連「寝耳に水」 吉田氏が岐阜市長選出馬表明
11/16(木) 8:33配信 岐阜新聞Web
 先月の衆院選で岐阜1区から無所属で立候補し落選した前民進党県連副代表の吉田里江氏(51)が突如岐阜市長選への出馬を表明した15日、民進県連や、衆院選で吉田氏を推薦した連合岐阜の関係者に衝撃が走った。民進県連幹部からは「全く何も聞いていない」と憤りの声が上がった。立候補を表明したのは5人目で、市長選に向けて状況は混沌(こんとん)としてきた。
 この日の出馬会見で吉田氏は「党籍は残っているが無所属。民進県連には相談していない」と説明。国政挑戦からの急転換に「岐阜市を良くするという意味で何のぶれもない」と強調した。
 民進県連の幹部は「デマだと思った。党員ならば党に相談するもの」と驚き、別の幹部は「寝耳に水」と憤った。連合岐阜にも事前に連絡や相談はなく、幹部は「憤りさえ感じるというのが偽らざる心境」と語った。
 一方、連合岐阜は先月、元民主党衆院議員の柴橋正直氏(38)の推薦を決めた。幹部の一人は「柴橋氏の選挙が大変になる。一気に情勢が変わる」と票が分散することを懸念した。
 衆院選で吉田氏との選挙協力のため候補者擁立を取りやめた共産党の議員の一人は「無節操。政治家ならなんでもいいのか。せっかく衆院選で支持したのに」とあきれた。
 菓子メーカー社長の中西謙司氏(56)を推薦している自民党の市支部幹部は「乱立となれば党の組織力がより生かせる。歓迎だ」と受け止め、民進県連幹部は「自民を利するだけ」と吉田氏を批判した。

岐阜新聞社

5518チバQ:2017/11/17(金) 19:28:13
http://www.sankei.com/region/news/171114/rgn1711140026-n1.html
2017.11.14 07:03

「福岡維新の会」河野代表が辞任へ
 日本維新の会の福岡県総支部にあたる「福岡維新の会」の河野正美元衆院議員(56)が、同会代表を近く、辞任する。河野氏は10月の衆院選で落選し、馬場伸幸幹事長に先週、辞意を伝えた。

 新しい代表は、沖縄県総支部顧問の下地幹郎衆院議員(56)=比例九州・沖縄ブロック=が兼務し、福岡市議の富永周行(ひろゆき)氏(43)が代表代行に就く見通し。

https://mainichi.jp/articles/20171116/ddl/k40/010/361000c
維新・河野前衆院議員
政界引退を表明 地域医療に専念 /福岡

会員限定有料記事 毎日新聞2017年11月16日 地方版
 日本維新の会の前衆院議員、河野正美氏(56)が15日、県庁で記者会見し、政界を引退すると表明した。3カ月後をめどに離党し、精神科医として地域医療に専念するという。

 河野氏は2012年に福岡4区から立候補し、比例復活で初当選後、2期務めた。先月の衆院選で落選した。務めていた福岡、大分、宮崎の3県の各…

5519チバQ:2017/11/17(金) 22:11:43
橋本久美って12年に未来から出馬してたのか!!!
話題にさえなってなかったような、、、
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/profile/ya13011012.htm

5520パリ行最終便:2017/11/17(金) 22:14:06
>>5508
>>5509
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00000162-jij-pol
比例復活連続で重複認めず=自民
11/17(金) 21:24配信

時事通信

 自民党は17日、衆院小選挙区で敗北し比例代表での復活当選が2回以上続いている現職議員について、次期衆院選では小選挙区と比例の重複立候補を原則として認めない方針を固めた。

 安倍晋三首相(党総裁)と塩谷立選対委員長が同日、首相官邸で会い、大筋合意した。22日の総務会で決定する見通しだ。

 比例復活が連続2回以上の同党衆院議員は20人余り。党内には「はなから比例を当てにして小選挙区での活動をおろそかにしている人がいる」との指摘があり、重複を認めないことで退路を断つ形にする。日常活動や党員獲得などで著しい実績が認められる場合には重複を可能とする例外規定も設ける方向だ。

5521チバQ:2017/11/17(金) 22:22:39
>>5516
わたしはもっと前から、希望の党=未来の党説を唱えてました!!!笑

5522名無しさん:2017/11/17(金) 22:38:11
>>5502

チバさんいつもありがとうございます
(´・ω・`)

年齢的に小沢氏引退後の岩手の情勢も気になるところですね

5523チバQ:2017/11/17(金) 23:19:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171117-00000162-jij-pol
比例復活連続で重複認めず=自民
11/17(金) 21:24配信 時事通信
 自民党は17日、衆院小選挙区で敗北し比例代表での復活当選が2回以上続いている現職議員について、次期衆院選では小選挙区と比例の重複立候補を原則として認めない方針を固めた。

 安倍晋三首相(党総裁)と塩谷立選対委員長が同日、首相官邸で会い、大筋合意した。22日の総務会で決定する見通しだ。

 比例復活が連続2回以上の同党衆院議員は20人余り。党内には「はなから比例を当てにして小選挙区での活動をおろそかにしている人がいる」との指摘があり、重複を認めないことで退路を断つ形にする。日常活動や党員獲得などで著しい実績が認められる場合には重複を可能とする例外規定も設ける方向だ。

5524チバQ:2017/11/18(土) 01:10:29
>>1286
無茶 古新聞ですが・・・
自由党:衆院選京都5区を差し替え - 毎日新聞
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170531/k00/00m/010/159000c
2017/05/30 - 自由党は30日、次期衆院選京都5区で公認候補に内定していた河上満栄氏(46)が辞退したため、新人で経営コンサルタントの鈴木麻理子氏(32)に差し替えたと発表した。(共同)

5525チバQ:2017/11/18(土) 01:50:01
ふと思ったので2012年に未来の党から出馬した皆さんの状況
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7199
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/7328
■2017年
◎希望から出馬・当選
埼玉7区☆小宮山泰子(比例復活)
愛知4区 牧義夫  (比例復活)

◎希望から出馬・落選
岩手2区☆畑浩治   14年は生活比例復活
秋田1区 高松和夫  17年は比例下位
福島2区 太田和美  14年は千葉8区維新比例復活 17年は千葉8区
茨城3区 小泉俊明  17年は比例東京下位
千葉6区 白石純子  17年は比例下位 
千葉7区 内山晃   17年は岡山3区
東京9区 木内孝胤  14年は維新比例復活 17年は8区  チャーターメンバー
東京10 多ケ谷亮  17年は千葉11区
東京11 橋本久美  17年は神奈川2区
神奈川18樋高剛   17年は千葉12区
愛知1区 佐藤夕子
愛知6区 水野智彦  17年は千葉13区
愛知9区 井桁亮   17年は山梨2区
長崎4区 末次精一  17年は長崎3区
宮崎1区 外山斎

◎立憲から出馬・当選
群馬3区 長谷川嘉一 比例復活
千葉3区 岡島一正  比例復活
東京16 初鹿明博  比例復活
神奈川7 山崎誠   東北比例下位
神奈川12☆阿部知子 
静岡6区 日吉雄太  17年は静岡6区 比例復活
大阪6区☆村上史好 

◎他から出馬
岩手4区☆小沢一郎  当選:無所属-自由党(17年は新3区)
東京14 木村剛司  落選:維新東京比例単独
沖縄3区☆玉城デニー 当選:無所属-自由党

◎引退 出馬断念
神奈川3 岡本英子  民進公認得る(神奈川2区) 「一身上の都合」で断念 
静岡7区 野末修治  自由党出馬模索も断念
愛知14☆鈴木克昌  民進公認だったが引退
千葉9区 河上満栄  自由党公認辞退(京都5区)
広島6区☆亀井静香  引退

■2016年参院選
◎当選
東京12区☆青木愛  生活比例
比北関東  石井章  維新比例
 
◎落選
北海道8 北出美翔  生活比例
茨城1区 武藤優子  維新茨城
千葉8区 姫井由美子 生活比例
岐阜2区 橋本勉   国民の怒り比例
愛知13 小林興起  国民の怒り比例
奈良2区 中村哲治  民進佐賀

■地方選
◎当選
福島1区 石原洋三郎 15年福島市議選当選
東京18 杉村康之  15年府中市議選当選
新潟1区 内山航   15年新潟市議選当選
石川1区 熊野盛夫  15年金沢市議選当選
愛知10 高橋一   15年一宮市議選当選

◎落選
青森1区 横山北斗  16青森市長選落選
青森2区 中野渡詔子 14年衆院選(維新)落選 15年県議選落選
千葉11 金子健一  14年衆院選(生活)落選 16年一宮町長選落選
長野4区 三浦茂樹  15年県議選落選
岐阜1区 笠原多見子 15年県議選落選
愛知12 都築譲   13年西尾市長選落選
兵庫6区 松崎克彦  15年伊丹市議選落選

■2014年出馬・落選(2017年出馬せず)
埼玉10 松崎哲久  14年は生活比例単独
神奈川5 河野敏久  14年は次世代
東京7区 岡本幸三  14年は生活・神奈川2区
静岡8区 太田真平  14年は生活比例単独
愛知8区 増田成美  14年は減税愛知3区
京都4区 豊田潤多郎 14年は生活比例単独
大阪7区 渡辺義彦  14年は生活比例単独(東海)
大阪17 辻恵    14年は無所属・大阪9区
比例東京 川島智太郎 14年は生活比例単独 16年都知事選鳥越の事務総長

5526チバQ:2017/11/18(土) 01:50:27
2012年に未来の党から出馬した皆さんの状況 続き

■2013年参院選
栃木4区 山岡賢次  生活比例落選
埼玉5区 藤島利久  無所属大阪落選
千葉4区 三宅雪子  生活比例落選
東京5区 丸子安子  みどりの風東京落選
東京15 東祥三   生活比例落選
神奈川17露木順一  みどりの風神奈川落選
大阪2区 萩原仁   大地比例落選

■行方知れず
青森3区 山内卓
岩手1区 達増陽子   達増拓也知事の妻
岩手3区 佐藤奈保美
宮城1区 横田匡人
宮城2区 斎藤恭紀
宮城5区 阿部信子
秋田3区 京野公子
福島5区 松本喜一
茨城6区 栗山天心
群馬1区 後藤新
埼玉8区 西川浩
埼玉9区 松浦武志
埼玉15 小高真由美
千葉2区 黒田雄   自由党所属
千葉5区 相原史乃
千葉12 中後淳
東京1区 野沢哲夫  自由党所属
東京3区 池田剛久
東京13 本田正樹
東京19 渡辺浩一郎 自由党所属
東京21 藤田祐司
東京23 石井貴士
東京25 真砂太郎
長野5区 加藤学
静岡4区 小林正枝
岐阜3区 木村周二
愛知2区 真野哲
愛知3区 磯浦東
愛知5区 前田雄吉
愛知7区 正木裕美
京都5区 沼田憲男
大阪1区 熊田篤嗣
大阪15 大谷啓
大阪18 中川治
兵庫3区 三橋真記
広島1区 菅川洋
山口1区 飯田哲也
愛媛2区 友近聡朗
福岡2区 小谷学
福岡4区 古賀敬章
福岡5区 浜武振一
長崎3区 山田正彦
熊本2区 福嶋健一郎
大分1区 小手川裕市
鹿児島1 渡辺信一郎
比例東北 菊池長右エ門  
比例東北 川口民一
比北関東 駒井実
比南関東 大山昌
比例東海 三輪信昭
比例近畿 熊谷貞俊
比例近畿 福田衣里
比例四国 鷲野陽子

5527とはずがたり:2017/11/18(土) 02:00:00
懐かしいっす。

数年後にチバさんがあん時の希望の党出馬者の身の振り特集するのかもw

5528パリ行最終便:2017/11/18(土) 08:45:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171118-00005405-gifuweb-l21

民進、吉田氏除名へ 1区総支部「相談なし、裏切り」
11/18(土) 8:23配信
岐阜新聞Web

 民進党岐阜1区総支部は17日、緊急常任幹事会を開き、岐阜市長選(来年1月21日告示、28日投開票)に無所属で立候補することを党に無断で表明した前民進党県連副代表の吉田里江氏(51)を除名処分とする方針を決めた。18日に開く県連幹事会で正式に決まる。
 1区総支部の幹部は除名の理由を「総支部長でありながら党に相談しないのは党への裏切りで、反党行為。党として、早急にけじめをつけるのが良い」と説明した。18日の県連幹事会に吉田氏が出席した場合は、立候補を取りやめるよう説得するという。
 吉田氏は県連への事前連絡や相談をせず、15日に急きょ立候補を表明した。除名の方針に「既に離党届を出しているのに除名とは、よく分からない。問題はない」と話している。
 吉田氏は2013年参院選岐阜選挙区、14年衆院選岐阜1区にいずれも旧民主党公認で立候補し、落選した。先月の衆院選では岐阜1区で希望の党の公認が得られず民進系無所属として立候補し、落選した。
.
岐阜新聞社

5529パリ行最終便:2017/11/18(土) 08:55:02
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171118-00010008-agora-pol
「無所属の会」は決して無所属ではない。民進党と名乗るべきだ --- 鷲尾 英一郎
11/18(土) 7:32配信

先般行われた総選挙で、私は公示日に離党届けにサインし、無所属で戦った。その私が奇妙と感じざるを得ない国会の会派「無所属の会」について申し上げたい。

私も、選挙後に無所属で塊をつくる、としてお誘いを受けたが即座にお断り申し上げた。理由としては、「無所属の会」は無所属で出馬したけれども民進党に籍のある議員の会派であり、色々な思惑が隠されていると感じたからだ。ちなみに岡田氏は他の野党との結節点となることを明言している。私は事前にそういう説明は受けていない。

しかも、無所属の会の中には、民進党の役職を受けたメンバーもいる。今後も民進党から政党交付金を受け取って政治活動をされると聞いた。

選挙に際して退路を断つと主張し、無所属で出馬した者が、実は民進党の党籍を持ったまま民進党からお金を受け取って活動することを、どれだけの有権者が正しく理解できるであろうか。

確かに民進党員であるから、論理的には政党交付金をもらって活動してもよいのかもしれない。しかし、民進党の政党交付金で政治活動し、民進党の役職を受けているメンバーが会派をつくっているのであれば、会派の名称は「無所属の会」ではなく、まさに「民進党」がふさわしいではないか。

私は完全に無所属である。無所属の会と誤認されるのは正直嫌だ。もし無所属と敢えて名乗っているとしたら、それは有権者に対して説明が必要だ。説明を敢えてしないとしたら騙しになりかねない。もちろん、無所属で出馬しても民進党に戻って構わないという民意もあるだろう。ただ私は、退路を断って無所属で戦うと訴えた以上、民進党員のまま民進党のお金で政治活動をしながら、表面上無所属と取り繕うのは、余りにも無理がある。

ここで、私が離党した経緯についても触れたい。総選挙に無所属で出馬したのは、もちろん希望の党から「排除」されたのではなく、新潟5区の補欠選挙で候補者擁立の責任者であったからだ。

(詳しくはこちらをお読みください。「無所属での立候補。-鷲尾英一郎の日記」(http://washioeiichirou.hatenadiary.jp/entry/2017/10/08/002158))

解散当日、民進党両院議員総会で前原提案は熱狂的な拍手をもって迎えられていた。その後の記者会見でも総選挙後に議論という留保はあったにせよ、参議院、地方組織を希望の党へ合流させることを多分に含んでいた。そのような前原提案に対して、熱狂の中、私は憮然としたまま腕組みをして拍手承認することを拒否したひとりだ。党の決定に敢えて従わない以上、離党届けを出す以外の選択肢はなかった。巷間言われていることと異なり、前原提案は決して満場一致ではなかったのだ。その後、無所属で立候補する公示日までの間に、様々な圧力を受けたことも指摘しておきたい。それに屈さなかったことも。だからこそ今、完全無所属でいる。

私は寡聞にして無所属の会の方々が離党届を出したことを聞かない(菊田真紀子議員を除く)。無所属の会のメンバーが、なぜ敢えて誤解を与えかねない「無所属の会」という名称を使うのか?隠された意図は何なのか?

無所属の会などと名乗らず、会派の名称を堂々と「民進党」に変更し、有権者と向き合うことが誠実な態度であると考える。


編集部より:この記事は、衆議院議員の鷲尾英一郎氏(無所属、新潟2区)の公式ブログ 2017年11月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は鷲尾英一郎の日記(http://washioeiichirou.hatenadiary.jp/)をご覧ください。
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鷲尾 英一郎

5530チバQ:2017/11/18(土) 09:46:25
>>5527
235人もいるので大変ですね、、、

5531チバQ:2017/11/18(土) 11:45:13
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171103-00532094-shincho-pol
盟友「前原」地獄に落ちて「辻元清美」が昇った天国への階段
11/3(金) 5:57配信 デイリー新潮
盟友「前原」地獄に落ちて「辻元清美」が昇った天国への階段
蓮舫氏も応援に来た
 民進党の「死」で、閻魔さまの裁きを受けた2人のその後は対照的だ。代表辞任の意向を明らかにした前原誠司氏(55)は、地獄に落ちた心持ち。そんな蜘蛛の糸を待つ盟友を他所に、天国への階段を昇ったのは立憲民主党の辻元清美政調会長(57)。彼女の地元・大阪10区を訪ねれば、その身の処し方が見えてくるのだ。

 ***

 この土地ではこんなジンクスがあるという。勝った候補は次の選挙で負けて比例になる――事実、1996年以降、連続当選した候補者はゼロ。約17年もの間、投票率は府下1位で無党派層が多く、その時々の「風」に左右される。そのため、夜8時に当確を打てるメディアはない激戦区で、辻元氏は2005年以降、現在は維新の松浪健太氏(46)と争ってきた。

 ところが、である。

「今回は開票直後に当確が出て、松浪氏に勝った。これで初めて連続当選を達成。ジンクスを打ち破りました」(在阪記者)

 勝因は、彼女が前原氏の誘いを断り、筋を通したこと。そう盛んに報じられてはいるが、地元・高槻のベテラン市議はこんな意見だ。

「確かに、判官贔屓の同情票が集まったけど、選挙中に彼女が胸を張る実績といえば、国交副大臣時代の話。尖閣警備のため、海保最大級のドデカい巡視艇を導入したとか、関空・伊丹の黒字化を達成したとかね」

 言うまでもなく、この時の彼女のボスは、国交相だった前原氏その人である。

 政治部デスクによれば、

「当時、前原氏の下でコンビを組んだ辻元氏は、後に民主入りを果たすきっかけを得た。先の代表選後は前原氏体制の下で執行部入りも果たしますが、希望との合流で盟友関係は破綻したのです」

 つまりは、小池氏の「排除」の論理で地獄に落ちかけた辻元氏に、前原氏は救いの手を差し伸べることはできなかった。その後、枝野氏の新党にいち早く合流して天と地が逆転したのだ。

「前原さんもツライ」
 彼女の“変わり身”の早さを知る別の市議が言う。

「最近だと、山尾志桜里さんが人気の時にはツーショットのポスターを貼り、前原さんが代表になったら2人で写っているモノに貼り替えた。風がどこに吹いているか、機を見るに敏な部分を持ち合わせていますね」

 で、当確後に事務所にいた彼女を直撃すると、

「前原さんもツライと思う。苦労を共にしてきた仲間やから、私自身もツライ。勝ち馬に乗ったなんてつもりはありません。早く当確決まったけど、嬉しい反面、責任も重いですよ」

 と、殊勝な言葉でかつての盟友を慮る余裕も見せる。“エダノン”もポスターを貼り替えられたらご注意あれ! 

「週刊新潮」2017年11月2日号 掲載

5532パリ行最終便:2017/11/19(日) 19:29:31
https://news.goo.ne.jp/article/uty/region/uty-201711193400-2017.html
維新、県総支部の解散決める

18:00UTYニュース

衆院選の結果を受けた政治の動きです。
日本維新の会の山梨県総支部は組織を解散する事を決めました。
日本維新の会山梨県総支部はきょう役員会を開き、代表を務めていた小沢鋭仁さんが先月の衆院選、希望の党から出馬して落選した事などから、支部を解散する事を決めました。
選挙管理委員会への手続きを経て今月末で解散し、所属する4人の市議会議員は離党して無所属で活動します。
また、小沢さんは自らの事務所を今月閉鎖し、今後については「しばらくは充電期間にあてて進路を考えたい」としています。
なお、4人の市議は来月、勉強会などを行う任意団体を立ち上げ、小沢さんが政治活動を続ける場合は受け皿になりたいとしています。

5533パリ行最終便:2017/11/20(月) 13:57:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000003-khks-pol
民進東北、中ぶらりん 野党再編見通し立たず各県連に焦燥感
11/20(月) 10:44配信


 民進党を取り巻く野党再編の見通しが立たず、東北の各県連に焦燥感が漂っている。地方組織の存続は決まったが、希望の党や立憲民主党、無所属議員との連携は宙に浮いたまま。2019年の統一地方選や今後の国政選挙に向けた足場固めに不安を募らせる。
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 「希望が現れ、戦いは混迷を深めた。小池百合子代表でなければ勝てた」。13日、山形市であった非自民系の無所属参院議員の政治資金パーティー。民進山形県連の吉村和武幹事長は小池氏を痛烈に批判した。
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 10月の衆院選で、希望から立候補した山形2区の前議員近藤洋介氏が議席を失い、県内は民進系衆院議員が不在となった。近藤氏の処遇は党本部の決定待ち。吉村氏は「既存の組織を強化するしかない」と話す。
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 青森は1〜3区に希望から立った全員が落選した。民進県連内には復党を促す声があるものの、奈良祥孝幹事長は「希望で戦った候補がすぐ民進に戻るのは有権者に説明がつかない」と苦しい胸の内を明かす。
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 田名部定男代表は総支部長の擁立を探るが、「今の民進に新たな候補が来る保障はない。希望との合流でイメージは悪化し、人材が奪われた」と漏らす。
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 秋田県連は10月末、沼谷純代表が離党する意向を表明。「選挙結果が思わしくないから党を存続すると言っても理解は得られない。筋を通したい」と言う。
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 希望で比例復活した緑川貴士氏は、月内にも地盤の大館市に支部を設置する構えだ。民進の秋田市議は「希望との対立は避けたい」と戸惑いを見せる。
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 「どのような形で総支部を立て直せばいいか分からない」と吐露するのは、岩手県連の佐々木朋和幹事長。3日の常任幹事会は岩手1区から希望で5選した前県連副代表階猛氏の穴埋め人事を先送りした。希望、立民との連携の在り方を示すガイドラインの策定を党本部に求める。
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 福島県連は今月上旬、無所属で9選した玄葉光一郎氏(福島3区)が代表辞任を表明。県連は24日の会合で後任人事を協議する。亀岡義尚幹事長は「地方議員を中心とした体制の在り方を含め、話し合いを進める」と述べ、希望、無所属議員との連携も模索する。
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 宮城は東北で唯一、立民から立候補した岡本章子氏が比例復活した。地方組織発足の見通しが立たず、民進仙台市議の事務所を間借りする状態が続く。
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 民進県連の地方議員は共同歩調を取る考えを確認しているが、立民への合流を探る動きもある。村上一彦幹事長は「一人でも飛び出すと組織が崩壊する。行動を共にすることを優先したい」とけん制する。

5534パリ行最終便:2017/11/20(月) 14:35:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171120-00000504-san-pol

世論調査によると、18〜29歳の支持層の占める割合が高いのは希望の党(17・9%)、自民党(15・6%)、公明党(12・2%)、立憲民主党(10・5%)の順だった。

 18〜29歳に限定した政党支持率を見ると、立憲民主党支持層の高齢化はさらに明瞭となる。自民党は43・4%で、同党全体の支持率38・5%を上回ったのに対し、立憲民主党は全体の支持率15・3%を下回る11・5%にとどまった。

 自民党が若者層に支持されていることがうかがえるが、60歳以上の支持率では全体の支持率以下の36・0%だった。これに対し、立憲民主党は20・4%と同党の全体の支持率を上回っており、やはり高齢層に支えられていると言えそうだ。(千田恒弥)

5535パリ行最終便:2017/11/20(月) 15:07:49
>>5508 >>5509>>5520
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171118/k10011227611000.html

自民 支部長の差し替え毎年検討も 衆院選へ新基本方針案

11月18日 4時43分

自民党は、衆議院選挙の公認候補予定者となる支部長について、毎年、差し替えも検討するほか、2回以上続けて比例代表で復活当選した議員は、次の選挙では原則として比例代表への重複立候補を認めない方向とするなどとした、新たな基本方針案をまとめました。

自民党は安定した政権運営を継続していくためには、衆議院選挙で当選できる力のある候補者を擁立する必要があるとして、次の選挙の公認候補予定者となる支部長の選任の在り方を見直す新たな基本方針案をまとめました。

それによりますと、まず、各選挙区の支部長について、毎年、選挙区内の党員の獲得状況などを踏まえて差し替えも検討するとしています。また、2回以上続けて小選挙区で議席を得られず、比例代表で復活当選した議員は、次の選挙では原則として比例代表への重複立候補を認めない方向とするとしています。

さらに、先月の衆議院選挙で落選した候補者は、これまでの選挙結果などを踏まえて、次の選挙で比例代表への重複立候補を認めるかどうかや、名簿の順位などを検討するとしています。一方で、すべての措置について「特別の事情がある場合は、党本部で戦略的な判断に基づいて選任できる」として、例外を認める余地も残しています。自民党は来週の総務会で、新たな基本方針案を正式に了承することにしています。

5536チバQ:2017/11/23(木) 20:24:24
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-171122X825.html
比例復活連続で重複禁止=小選挙区勝利へ発奮促す―自民

11月22日 19:43

 自民党は22日の臨時総務会で、次期衆院選の公認に関し、小選挙区で敗北し比例代表での復活当選が2回以上続いている現職議員の重複立候補を原則として認めない方針を決めた。小選挙区での勝利に向け発奮を促す狙いがある。

 新方針の対象者は20人余り。党員獲得や日常活動で顕著な実績が認められる場合には、例外的に重複立候補に道を開くことにしており、公認決定時に最終判断する。塩谷立選対委員長は席上、「選挙区事情を十分に考えた上で判断する」と説明した。

5537チバQ:2017/11/24(金) 08:35:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000001-asahik-soci
自民議員側、14市議へ現金 衆院選前、大阪の選挙区内


11/24(金) 5:30配信
自民党の神谷(かみたに)昇衆院議員(68)=比例近畿ブロック=側が、衆院の解散が決まった直後の9月末ごろ、自らの選挙区内にある大阪府和泉(いずみ)市と岸和田市の市議計14人に、現金計約200万円を配っていたことがわかった。神谷氏は朝日新聞の取材に、趣旨は「政治活動費」で、自民党の市議へ20万円、その他の市議に10万円を渡したと認めた。公職選挙法違反(買収申し込み)の恐れもある。▼27面=議会で手渡し

 ■神谷氏「問題ない」
 神谷氏は10月22日投開票の衆院選で、和泉市と岸和田市を含む大阪18区から立候補。……



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000010-asahi-soci
現金封筒「なんやこれ」 自民議員側、議会で堂々手渡し


11/24(金) 8:04配信

「なんやこれ」。衆院の解散総選挙が決まった直後の9月下旬、自民党の神谷(かみたに)昇衆院議員(68)側から地元市議に、現金が配られていた。大阪府和泉市では、市役所4階にある市議会の会派控室が現場に。「選挙前に堂々と議会で現金を配るとは」。ある市議はあきれたように、振り返る。

【写真】衆院選の期間中、有権者を前に演説する神谷昇氏。参加者の動員には地元市議が関わった。この市議にも神谷氏側から現金が渡されたが、後に返したという=10月20日夜、大阪府岸和田市


 神谷氏と秘書が和泉市議会を訪れた時、市議会では会議があり、会派の控室で多くの市議が慌ただしくしていた。そのさなか、神谷氏が控室に突然現れ、立ったまま一人ひとりに、現金入り封筒を短時間で配り、去っていったという。

 複数の市議によると、現金を渡される際、神谷氏や秘書は「(神谷氏が話す)演説会も、各先生方のところで開いて下さい」と話したという。市議11人が手にした封筒には、1万円札の束と、「自民党大阪府第18選挙区支部」の宛名が記された領収書が入っていた。

 「まさか、そんなものを持ってくるとは思わなかったので、なんやこれと」

 市議会の最大会派「明政会」(7人)の自民系市議は、公職選挙法の買収にあたらないかという、当時の不審の念を語る。控室では「『20万円や』『わしは10万円や』と声が上がった」。自民系市議4人には各20万円、他の市議には各10万円が配られていた。

 この市議は「これまで、神谷氏側から寄付を受けたことはない。選挙前に『お願いします』と言われたら、選挙で一生懸命応援してください、と受け止めるしかない」と話した。

 神谷氏や秘書からは「政治団体への寄付なので、受け取っても大丈夫。領収書を書いて下さい」などと説明があったという。しかし、別の市議は「選挙の時は神経質になるはずなのに、みんなの前でわざわざ大丈夫だと説明されると、グレーだと言われているようで、危険だと思った」。

 現金は、自民系市議がいない「五月(さつき)会」(4人)にも渡った。この会派の市議の一人は「応援するわけがないのに、現金を配られても迷惑」「もらう理由がなく、こんな時にもらうとどうなるかわからない」と、口々に当時の戸惑いを語った。和泉市議11人は数日内に現金を返したという。
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朝日新聞社

5538チバQ:2017/11/24(金) 19:43:15

辞職したら湯峯理之@自民和歌山県連職員が繰上げ


https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112400942&g=pol
自民・神谷氏が現金配布=与野党から説明求める声

 自民党の神谷昇衆院議員(比例代表近畿ブロック)が衆院解散前後の9月下旬、自身が支部長を務めていた選挙区内の同党市議ら計14人に、現金を渡していたことが24日分かった。神谷氏は法律違反に当たらないと主張。これに対し与野党からは、「買収の疑いがある」などとして説明を求める声が相次いだ。


 神谷氏によると、現金を渡したのは、大阪府和泉、岸和田両市の市議。このうち、自民党や同党系の7人には20万円ずつ、それ以外の7人には10万円ずつ配布した。総額は210万円で全員が返還したという。
 神谷氏は、自らの選挙区支部から各市議の後援会への政治活動費の提供だったとして「政治団体から政治団体への寄付行為は政治資金規正法で認められている」と説明。「何らやましいことはない」と強調した。
 一方、自民系会派の市議は24日、神谷氏の行動について「時期が時期だけに選挙目的と感じた」と語った。
 自民党の二階俊博幹事長は記者会見で「疑惑を持たれたらしっかり説明することが大事だ」と述べた。共産党の笠井亮政策委員長は会見で「事実なら選挙前に票の取りまとめを依頼する買収の疑いになる」と指摘した。(2017/11/24-18:37) 関連ニュース

5539パリ行最終便:2017/11/25(土) 13:23:31
4214 :パリ行最終便 :2017/11/25(土) 13:20:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171125-00000013-khks-pol
鎌田さゆり氏、年内民進離党 立憲民主党入り検討

11/25(土) 12:10配信


 民進党宮城2区総支部長の元県議鎌田さゆり氏(52)は24日、12月16日の民進県連大会後に離党届を提出し、来年1月にも立憲民主党への入党手続きをする意向を明らかにした。後援会幹部への説明は既に終えているという。
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 鎌田氏は河北新報社の取材に「弱者の視点に立ち、暮らしと憲法を守る信念を貫くため決断した。軸足を明確にし、政治活動を充実させたい」と話した。
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 鎌田氏は10月の衆院選で2区から立候補し、自民党公認の秋葉賢也氏(55)に1316票差で惜敗した。選挙前に民進が分裂して結党した立民への合流を模索したが、無所属で戦った。
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 県内では民進県議の一部でも立民入りを目指す動きがあり、25日に東京で県議ら中心の「立憲民主党を話し合う自治体議員の会」が設立される。

5540チバQ:2017/11/27(月) 00:16:56
4224 :チバQ :2017/11/27(月) 00:16:22
http://www.sankei.com/region/news/171126/rgn1711260029-n1.html
2017.11.26 07:04

立民の群馬地方組織 年明けにも設立

 10月の衆院選比例で初当選を果たした立憲民主党の堀越啓仁氏が25日、政治活動報告会を行い、招かれた長妻昭代表代行が講演した。長妻氏は民進党県総支部とは別に、立民の地方組織を年明けに設立する見通しを明らかにした。

 長妻氏は取材に対し、「おそらく群馬においては年明けに県連(の設立)という形になるのではないか」とし、時期については来年4月までに「めどをつける」とした。

 また、衆院選2区内の玉村町に住む堀越氏について長妻氏は「検討事項の段階だが、比例単独で次もやっていこうとは思っていない」とし、2区からの出馬については「当然有力」とした。堀越氏は、「地元でしっかりやれという声もいただいている」とし、党本部と調整しながら12月上旬には本格的な検討を始めると前向きな姿勢を示した。

5541チバQ:2017/11/28(火) 18:57:26
http://www.sankei.com/politics/news/171128/plt1711280035-n1.html
2017.11.28 18:04
【衆院予算委員会】
「選挙で落ちそうで落ちない」… 維新・下地幹郎氏が比例復活の“自虐ネタ”披露


 「いつも落ちそうで落ちない」-。日本維新の会の下地幹郎国会議員団政調会長は28日午後の衆院予算委員会で、先の衆院選での比例復活当選確定が投票日翌日の夕方までずれ込んだ“自虐ネタ”を披露し、与野党議員の笑いを誘った。

 下地氏は衆院沖縄1区で共産党の赤嶺政賢氏に敗れた。投票日から一夜明けた10月23日の午後5時前、重複立候補していた比例九州ブロックで維新が議席を獲得することが確定し、「首の皮0.0001ミリで」(下地氏)復活当選が決まった。

 下地氏は予算委で、当選決定後に高校生が地元の事務所を訪ねてきたことを明かした。

 「事務所に来て『下地さん、握手しよう』って言うんですよ。『どうして?』って言ったら、『来年受験なんだ。下地さん、いつも選挙で落ちそうで落ちない。縁起がいいから握手しよう』って…」

 続く言葉で下地氏は「最下位ではあるけど、自分に与えられた意味みたいなものはあるなと思いましたよ」と語り、エピソードを締めくくった。

5542チバQ:2017/11/28(火) 19:34:14
北海道1区 船橋利実
(12年完全落選 14年比例復活)
北海道8区  前田一男
(12年比例復活 14年完全落選)
みたいなパターンは対象外なのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00010000-senkyocom-pol&p=1
自民党の厳しい掟!選挙区で2連敗したら重複禁止へ。現職では23名ががけっぷち!
11/28(火) 7:00配信 選挙ドットコム
自民党の厳しい掟!選挙区で2連敗したら重複禁止へ。現職では23名ががけっぷち!
自民党は次期衆院選の公認について、小選挙区で敗退し比例での復活当選が2回以上続いている現職議員の重複立候補を原則認めない方針を決めました。

今回の第48回衆議院議員総選挙は解散が急だったため、適用が見送られましたが、小選挙区で勝てる議員を増やすため、若手議員の奮起を促すことを目的として、次回の総選挙から導入される予定です。ただし、一部候補者については「党員確保状況などを総合的に勘案し、対象から除外する」という例外措置を検討しています。

今回(2017年)と前回(2014年)の衆議院議員総選挙で、小選挙区で敗退し、比例復活した自民党の現職議員は23人存在します。この23人が、「重複立候補禁止」となる可能性の高い政治家です。

あなたのお住いの地域の方はいるでしょうか? 対象となる23人の選挙区は自民党以外の政党が強い地域であったり、当選回数を重ねている大物議員がいる地域などということでもあります。地域ごとに見ていきましょう。

岩手1区 高橋比奈子氏(59歳)当選3回
岩手1区
2017年57,381票(選挙区当選は階猛氏(希望の党) 惜敗率65.55%)
2014年46,409票(選挙区当選は階猛氏(民主党) 惜敗率60.43%)

岩手3区 藤原崇氏(34歳)当選3回
※2014年 岩手4区 2017年岩手3区
2017年96,571票(選挙区当選は小沢一郎氏(無所属) 惜敗率74.15%)
2014年57,824票(選挙区当選は小沢一郎氏(生活の党) 惜敗率76.79%)

茨城7区 永岡桂子氏(63歳)当選5回
茨城7区
2017年62,617票(選挙区当選は中村喜四郎氏(無所属) 惜敗率80.56%)
2014年65,638票(選挙区当選は中村喜四郎氏(無所属) 惜敗率74.25%)

埼玉5区 牧原秀樹氏(46歳)当選4回
埼玉5区
2017年 77,023票(選挙区当選は枝野幸男氏(立憲民主党) 惜敗率64.67%)
2014年 86,636票(選挙区当選は枝野幸男氏(民主党) 惜敗率96.23%)

埼玉6区 中根一幸氏(48歳)当選4回
埼玉6区
2017年92,222票(選挙区当選は大島敦氏(希望の党) 惜敗率86.63%)
2014年94,303票(選挙区当選は大島敦氏(民主党) 惜敗率90.74%)

5543チバQ:2017/11/28(火) 19:36:25
東京都7区 松本文明氏(68歳)当選4回
東京都7区
2017年 85,305票(選挙区当選は長妻昭氏(立憲民主党) 惜敗率72.83%)
2014年 83,476票(選挙区当選は長妻昭氏(民主党) 惜敗率79.94%)


神奈川4区 山本朋広氏(42歳)当選4回
神奈川4区
2017年 55,700票(選挙区当選は早稲田夕季氏(立憲民主党) 惜敗率83.10%)
2014年 61,479票(選挙区当選は浅尾慶一郎氏(無所属) 惜敗率67.51%)


神奈川9区 中山展宏氏(49歳)当選3回
神奈川9区
2017年 70,819票(選挙区当選は笠浩史氏(希望の党) 惜敗率97.63%)
2014年 59,991票(選挙区当選は笠浩史氏(民主党) 惜敗率92.96%)


新潟3区 斎藤洋明氏(40歳)当選3回
新潟3区
2017年 95,594票(選挙区当選は黒岩宇洋氏(無所属) 惜敗率99.94%)
2014年 74,319票(選挙区当選は黒岩宇洋氏(民主党) 惜敗率89.95%)


静岡6区 勝俣孝明氏(41歳)当選3回
静岡6区
2017年 108,157票(選挙区当選は渡辺周氏(希望の党) 惜敗率99.41%)
2014年 102,714票(選挙区当選は渡辺周氏(民主党) 惜敗率89.97%)


愛知3区 池田佳隆氏(51歳)当選3回
愛知3区
2017年 76,220票(選挙区当選は近藤昭一氏(立憲民主党) 惜敗率77.30%)
2014年 72,353票(選挙区当選は近藤昭一氏(民主党) 惜敗率87.78%)


愛知5区 神田憲次氏(54歳)当選3回
愛知5区
2017年 72,651票(選挙区当選は赤松広隆氏(立憲民主党) 惜敗率79.76%)
2014年 71,616票(選挙区当選は赤松広隆氏(民主党) 惜敗率85.02%)


愛知7区 鈴木淳司氏(59歳)当選5回
愛知7区
2017年 127,329票(選挙区当選は山尾志桜里氏(無所属) 惜敗率99.34%)
2014年 108,151票(選挙区当選は山尾志桜里氏(民主党) 惜敗率95.30%)

愛知11区 八木哲也氏(70歳)当選3回
愛知11区
2017年 96,978票(選挙区当選は古本伸一郎氏(希望の党) 惜敗率71.99%)
2014年 97,167票(選挙区当選は古本伸一郎氏(民主党) 惜敗率76.81%)


愛知13区 大見正氏(59歳)当選3回
愛知13区
2017年 109,581票(選挙区当選は大西健介氏(希望の党) 惜敗率94.08%)
2014年 101,144票(選挙区当選は大西健介氏(民主党) 惜敗率86.70%)

5544チバQ:2017/11/28(火) 19:38:18
大阪10区 大隈和英氏(48歳)当選2回
大阪10区
2017年 56,483票(選挙区当選は辻元清美氏(立憲民主党) 惜敗率74.52%)
2014年 53,160票(選挙区当選は辻元清美氏(民主党) 惜敗率86.12%)


大阪17区 岡下昌平氏(42歳)当選2回
大阪17区
2017年 58,534票(選挙区当選は馬場伸幸氏(日本維新の会) 惜敗率89.46%)
2014年 63,219票(選挙区当選は馬場伸幸氏(維新の党) 惜敗率90.06%)


大阪18区 神谷昇氏(68歳)当選2回
大阪18区
2017年 80,198票(選挙区当選は遠藤敬氏(日本維新の会) 惜敗率92.10%)
2014年 82,460票(選挙区当選は遠藤敬氏(維新の党) 惜敗率93.03%)


大阪19区 谷川とむ氏(41歳)当選2回
大阪19区
2017年 57,833票(選挙区当選は丸山穂高氏(日本維新の会) 惜敗率86.69%)
2014年 51,223票(選挙区当選は丸山穂高氏(維新の党) 惜敗率91.27%)


和歌山1区 門博文氏(52歳)当選3回
和歌山1区
2017年 57,111票(選挙区当選は岸本周平氏(希望の党) 惜敗率78.75%)
2014年 59,937票(選挙区当選は岸本周平氏(民主党) 惜敗率88.48%)


小島敏文氏(67歳)当選3回
広島6区
2017年 69,209票(選挙区当選は佐藤公治氏(希望の党) 惜敗率80.83%)
2014年 65,494票(選挙区当選は亀井静香氏(無所属) 惜敗率72.96%)


佐賀1区 岩田和親氏(44歳)当選3回
佐賀1区
2017年 78,972票(選挙区当選は原口一博氏(無所属) 惜敗率74.86%)
2014年 83,421票(選挙区当選は原口一博氏(民主党) 惜敗率97.11%)


沖縄1区 國場幸之助氏(44歳)当選3回
沖縄1区
2017年 54,468票(選挙区当選は赤嶺政賢氏(日本共産党) 惜敗率89.87%)
2014年 53,241票(選挙区当選は赤嶺政賢氏(日本共産党) 惜敗率91.89%)

5545とはずがたり:2017/12/01(金) 08:28:39
>>515>>3228>>3867
>今井氏は昨夏の参院選富山選挙区で擁立される予定だったが、民進が野党共闘に合意したため衆院選にくら替え。衆院選では野党4党の政党間協議の末、自由の元職が出馬を取り下げたため、一度は今井氏を野党統一候補とすることが決まったが、直後に民進が希望の党に合流することに。今井氏も希望の党に公認申請していた。
2019年の参院選候補は今井氏かねえ。寧ろ富山1区の野党統一候補か。

連合富山的には希望は可成り連合の顔に泥を塗ってるね〜。
社民・自由の希望ブロック(希望の会の方w)が富山では強固の様だが,民進から立民が出てこの力関係がどう変わるかな?

立民現職が誰か居れば中央の枝野の渋面尻目に社民自由寄りに動けそう(愛知の赤松みたいに)だが,当事者不在では動きにくいかな。

2017衆院選
富山1区 今井氏が立候補断念 希望の公認から外れ決断 /富山
https://mainichi.jp/articles/20171006/ddl/k16/010/248000c
毎日新聞2017年10月6日 地方版

 衆院選(10日公示、22日投開票)の富山1区に立候補を表明し、民進を離党して希望の党からの出馬を目指していた今井基之氏(49)は5日、立候補断念を表明した。希望の党の第1〜3次の公認から外れ、「これ以上多くの人を待たせ、混乱させるべきはないと思い決断した」と説明した。維新を除く4党の野党共闘が崩れ、混迷していた1区の構図がようやく固まった。【古川宗、鶴見泰寿】

 今井氏は民進県連の寺崎孝洋幹事長とともに富山市内で記者会見。断念の理由について寺崎幹事長は「民進党の方針に沿ってがんばってきたが、希望の党の公認リストに名前がなく、残り時間などを総合的に判断した」と険しい表情で説明した。

 今井氏は「断腸の思い。(公認されなかったのは)私の思いが届かなかった。全ては私の責任」と沈痛な表情で述べた。国替えや立憲民主党からの出馬については「1区からの出馬にこだわってきた。政権交代を成し遂げるため(希望の党からの出馬を)決断したわけだから今更信念をぶれさせるわけにはいかない」と否定した。

 希望の党と維新の会の間では、東京と大阪で候補者をすみ分ける選挙協力を発表しているが、今井氏は1区で出馬予定の維新前職の吉田豊史氏(47)を「支援するつもりはない」と断言した。

 今井氏は昨夏の参院選富山選挙区で擁立される予定だったが、民進が野党共闘に合意したため衆院選にくら替え。衆院選では野党4党の政党間協議の末、自由の元職(>>1264>>1277)が出馬を取り下げた(>>2398)ため、一度は今井氏を野党統一候補(>>1298だと民進はまず協議を拒否。自由は社民と連携して広野擁立を決めたっぽい。>>1494 >>3865)とすることが決まったが、直後に民進が希望の党に合流することに。今井氏も希望の党に公認申請していた。

 一方、民進県連の支持母体、連合富山の尾谷康弘会長は、希望の党が富山3区の擁立する立候補予定者について「推薦はありえない」と明言。「今回の衆院選では連合富山として推薦候補者がいなくなり、非常に残念だ。選挙区も比例代表も個別労組の対応に委ねる」と述べた。

5546チバQ:2017/12/01(金) 17:46:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171201-00000552-san-pol

元国会議員がLGBT告白「小池百合子代表の了解は得たが…」選挙でカミングアウトできなかったワケ


12/1(金) 15:30配信

産経新聞







元国会議員がLGBT告白「小池百合子代表の了解は得たが…」選挙でカミングアウトできなかったワケ


インタビューに応じる松浦大悟氏=11月8日、秋田市(写真:産経新聞)


 10月の衆院選で、秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参議院議員の松浦大悟氏(48)。性的少数者(LGBT)である松浦氏が産経新聞のインタビューに応じ、自身が同性愛者であるとして、衆院選では「カミングアウト(LGBTを公表)して戦いたいと小池百合子代表(当時)の了解も得たが、秋田(の選挙区)ではできなかった」と打ち明けた。

 ■集票狙いを牽制(けんせい)

 松浦氏はもとは秋田放送のアナウンサーで、参院議員を1期務めた後、2回落選している。衆院選にくら替えして出馬した動機について、「LGBTにとって住みやすい地域作りを政治の立場からしていきたい。当事者として当選できたら、強力に政策を推進できる」と説明する。

 「新聞や雑誌でじっくりインタビューしてもらえれば(LGBT問題が)伝わると考えた」とも語り、衆院選の直前には、LGBTに好意的とされる雑誌や、インターネットサイトなど複数のメディアにインタビューを打診したという。

 だが、反応は良くなかった。衆院選の公示前に、特定の候補者を取り上げにくいという事情もあったとみられるが、松浦氏は「LGBTに関心を持つのはリベラル系のメディアが多く、『保守政党(希望の党)にLGBT問題を利用される』と思った(のを嫌った)のでは」と分析する。

 LGBTと政治では、こんなこともあった。5月の大型連休中に東京・渋谷で開かれている日本最大のLGBTイベント「東京レインボープライド」のパレードに昨年、自民党政調会長だった稲田朋美氏が参加した。その際、「リベラル系の票田とみて『保守派がLGBTを(政治)利用しようとしている』との声が出た」。平成26年に、安倍晋三首相夫人の昭恵さんがパレードに参加した際にも、同じ批判が出たという。

「保守VSリベラル」の構図だが、松浦氏は「保守層を取り込まなければ、LGBT運動は前に一歩も進めない。保守層にも共感を持ってもらうことが大事」と強調する。

 ■秋田では難しく?

 松浦氏がそう考えるようになったきっかけは25年、LGBTをテーマに、米国務省が日本から参加者数人を選抜して主催した「インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)」で、米国の現場を視察したことだった。

 「米国では共和党も民主党も、地方を含め、LGBTを支援する議員をいかに増やすか努力している。当選後のLGBT支援を条件とした選挙資金援助も、寄付を原資に行われていた。研修も充実しており、日本でも党派に関係なく進めるべきだと思う」

 しかし、衆院選では、LGBTは武器にはできなかった。

 「車社会の秋田での街頭演説は、走っている車に向かって一方的にしゃべるようなもの。車中の人に伝わるのは名前くらいで、演説の中身までは聞こえない。『松浦はLGBT』とだけ伝わると、変に解釈されて反発されてしまう。SNSで広めようにも、高齢者は使っていない人が多く、小池代表のOKは出たもののカミングアウトしようにも伝える方法がなかった」という。

 秋田ではLGBTへの理解を得るのは難しいと判断し、希望の党の風に乗ってとにかく議席を得ることを優先したが、同党の失速で果たせなかった。

5547名無しさん:2017/12/01(金) 17:46:52
 ■19年には時期尚早

 松浦氏は広島県出身。ゲイであることは小学生の頃から自覚していた。「自我の芽生えた頃から、『なよなよしている』といじめにあっていた。女子の友達が多く、球技などスポーツ全般が苦手で、一般の男子とは違うと」。神戸学院大卒業後に秋田放送にアナウンサーとして入社。同社では、LGBT問題を取り上げる番組も制作するなどしてきた。

 19年の参院選で、秋田選挙区から無所属で立候補し、初当選。その後、民主党入りした。当時の小沢一郎・党代表にカミングアウトを打診するが、「地方では時期尚早」との判断で止められたという。

 国会でLGBT問題に取り組み、22年10月の参院決算委員会では、「国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだ」と質問し、当時の片山善博総務相から、「今後検討していきたい」との答弁を引き出した。

 「東日本大震災では、LGBTが『気持ち悪い』といわれて避難所で排除されたり、ホルモン注射を処方してもらえなかったりといった問題が表面化した。秋田市内では、悩んで自殺した人もいる。人口減少に歯止めをかけるためにも、東北地方と秋田をLGBTが住みやすい地域にしたい」。思いは募るが、25年の参院選で民主党、28年の参院選も、民進党の秋田県支部代表で野党統一候補として出馬しながら落選。今回は、希望の党の衆院議員だった若狭勝氏の政治塾に参加し、「ダイバーシティ社会をうたい、LGBTの法的保証に取り組む政策を掲げていて、私の取り組みと合致した」と希望の党からのリベンジを決断。細野豪志衆院議員を介し、小池代表から、秋田1区の公認でLGBTをカミングアウトして出馬する内諾まで得たが、実らなかった。

 ■都市と地方の“格差”

 LGBTの理解を広げる運動を続ける認定NPO法人「グッド・エイジング・エールズ」(東京)の専任代表、松中権氏は、地方におけるLGBTの「生き辛さ」を指摘する。松中氏は、松浦氏と一緒に米国のIVLPに参加したメンバーだ。

 松中氏は「外国人を含め、多様な人が混在する首都圏では、大手企業によるダイバーシティの取り組みも功を奏し、LGBTが『隣に普通にいる人』として理解度が高まりつつある。しかし、保守層の多い地方ではまだ難しい。選挙戦におけるカミングアウトは、偏見を持たれるリスクと隣り合わせで、首都圏以上に地方の状況は厳しいはず」と説明。その上で、「7月に東京で発足したLGBT自治体議員連盟も、50代の文京区議が当選5回目にして初めてカミングアウトした」と明かす。

 松中氏は、日本では「保守層とリベラル層の対立という以前に、LGBT支援の議論が正に始まったばかり。存在すらないものとされていたLGBTに対し、理解を示す人が保守層へも少しずつ広がり始めている」と、政治の立場を超えた議論の高まりに期待する。(秋田支局長 藤沢志穂子)

5548名無しさん:2017/12/02(土) 09:03:47
新潟4区支部長に金子氏充てず
https://www.ohbsn.com/news/detail/kennai20171201_9056375.php

衆院選小選挙区の自民党支部長選任で、党本部が新潟4区について、10月の衆院選で落選した金子恵美元衆院議員を充てずに「白紙」と党県連に打診したことが、分かった。
県連は対応を留保した。通例、支部長は公認候補を兼ねることから再任されなければ金子氏は今後、4区からの出馬が難しくなる

5550名無しさん:2017/12/03(日) 22:15:58
自民・今津氏 政界引退へ
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/148589?rct=n_hokkaido

5551とはずがたり:2017/12/03(日) 22:40:32
>>5550
リンク先めっちゃでかフォントでびびったw

5552名無しさん:2017/12/03(日) 23:00:54
>>5551

((((;゜Д゜))))

5553パリ行最終便:2017/12/04(月) 05:07:41
http://www.todaishimbun.org/election20171108/
衆院選×東大生 5割以上が自民党に

5554チバQ:2017/12/04(月) 14:47:34
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21567.html
2017.12.03
連載
永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報
実は永田町で評判最悪の国会議員…「棚ぼた当選」なのに党への忠誠心や感謝ゼロ
文=神澤志万/国会議員秘書

ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/12/post_21567.html
Copyright © Business Journal All Rights Reserved.
 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 11月25日、希望の党と共同会派を組むと噂されている日本維新の会の臨時党大会の開催が報じられました。松井一郎・大阪府知事の代表続投が再確認されたようです。
 維新といえば、橋下徹さんがツイッターで丸山穂高議員を「口のきき方も知らない」「ボケ」「金で公認を得ている」と攻撃して炎上したことは記憶に新しいですが、これについて、こんな声があがっています。
「橋下さんが攻撃しないといけないのは、別の議員だろう」
 維新議員の秘書をしている先輩が嘆いていました。丸山議員は若いので確かに未熟な部分もあるかもしれませんが、東京大学経済学部卒業後に経済産業省入省、松下政経塾を経て維新から立候補し、当選3回(大阪19区)という、なかなかの経歴です。
 先輩秘書によれば、丸山議員の政策立案能力は非常に高く、維新の政務調査会になくてはならない存在だそうです。「熱心に政策立案や法案づくりに取り組んでいた」とも聞いています。
 そもそも、維新にはお金で公認を与えるような制度なんてありません。それは、創設者である橋下さん自身が一番よくわかっているはずで、先輩秘書は「橋下さんの真意がわからない」とも言っていました。
“お友達”で固めた公設秘書の評判が最悪?


 先輩秘書によれば、丸山議員よりも問題なのは、南関東比例ブロックで当選した串田誠一議員(神奈川6区)のほうです。なぜなら、串田議員は“棚ぼた”で当選したにもかかわらず、党への忠誠心や感謝の気持ちが表れていないからだそうです。
 串田議員は選挙区では2万4424票と惨敗(当選した青柳陽一郎議員は8万6291票)で、惜敗率もたったの28.3%でした。ちなみに、総理大臣補佐官や国土交通大臣を歴任した馬淵澄夫さん(希望の党/近畿ブロック)が落選したことが話題になりましたが、馬渕さんは8万8082票で惜敗率は97.2%です。
 つまり、串田議員が実力で衆議院議員になれたわけでないことは明らかなのですが、さらに維新が推薦したベテラン秘書の受け入れを拒否し、自分の“お友達関係”で3人の公設秘書を決めてしまったそうです。
 しかも、そもそも約2万票しか獲れていないのですから、本来であれば地元の活動に力を入れるべきにもかかわらず、公設秘書の3人はすべて議員会館勤務なのだとか。
 さらにさらに、その公設秘書たちも“珍獣”ぞろいで、党職員も「話が通じない」と頭を悩ませているそうです。維新議員の秘書たちからの評判も「謙虚さがなく不愉快」と最悪です。
大阪では評価されている維新の「身を切る改革」


 なぜ橋下さんは、こういう議員のことは攻撃しないのでしょうか。丸山議員ほど知名度がないからでしょうか。いやむしろ、橋下さんは丸山議員に対して「お前の知名度を上げてやったぞ!」とでも思っているのでしょうか。
 総選挙で議席を14から11に減らしてしまった日本維新の会ですが、実は大阪では、実現してきた数々の「身を切る改革」が高く評価されています。その舵を最初に切ったのは、ほかならぬ橋下さんです。

 神澤は、個人的には「『おおさか維新の会』という名称のままのほうがよかったのでは?」と思っています。維新の改革は、まだ大阪でしか実現できていませんからね。
 でも、大阪の改革を見習って東京都も高校の無償化を進めていますし、追随する自治体が増えているのも事実です。「所属議員の数は少なくても存在意義は高い」のが日本維新の会という政党であり、やはり“党の顔”は橋下さんしかいないような気がします。
 政界復帰を求める待望論があるのも確かですし、ぜひ復帰して、串田議員のような“間違って当選した議員”を叱ってほしいと思います。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/12/post_21567_2.html
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5555チバQ:2017/12/06(水) 00:37:06
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/845650/
落選者から悲鳴「正月の餠代も出ない」野党の厳しい懐事情
2017年12月01日 17時00分

 野党(立憲民主党、希望の党、民進党、無所属の会)が「正月の餠代も出ない…」と厳しい懐事情に青ざめている。

 小池百合子都知事(65)が顧問に就任した希望の党(玉木雄一郎代表)は30日、永田町で衆院選で落選した惜敗者と意見交換会を開いた。参加したのは29、30日の2日間で76人。“小池旋風”に期待し、政治家転身を目指したが、公示前に小池氏の「排除の論理」など、野党分裂のドタバタ劇の影響をもろに受けた。

「もう一度、次の衆院選で政治家を目指したい」と再チャレンジの意向を持つ惜敗者が多いが、厳しい現実が突きつけられている。「落選して食べていけない。希望の党は生活面をどこまで面倒をみてくれるのか」(官僚出身のある惜敗者)と悲惨な意見が出たという。

 会見した同党選対委員長の大西健介衆院議員(46)は「惜敗者は次の選挙に向け、希望の総支部長になれるかは難しい状況だ。希望はまだできたばかりの党。これからの党運営のためには、新たな職員を採用しないといけない。惜敗者にどれぐらいお金が使えるか、まだ決まってない」と頭を抱えている。

 永田町では「希望の党は年末に向け、立憲民主党と合流すれば、国会議員が増え、来年1月に支給される政党助成金(交付金)が増える」と合流の可能性がささやかれてもいる。

 野党再編に向けた動きに大西氏は「相手(立憲)があってのこと。選挙区の調整は難しい。相手が我々と一緒にやる気がないのに、こちらから行く気はない。(合流するには)時間がかかる」と話した。

 この日、総務省は2016年分の政治資金収支報告書を公開。野党で参院議員が最も多い民進党(大塚耕平代表)は「一連の選挙の結果等により、党の財政はさらに厳しい状況を迎えており、経費節減に努める一方、財政基盤の拡充を進めることが引き続き課題になっている」との談話を出した。

 同党の参院議員からは「財政面は、正月の餠代が出ないほど厳しい。国会では迫力不足が指摘され、埋没している」と不安の声が上がっている。

5556名無しさん:2017/12/06(水) 13:08:06
長いのでリンクのみ

http://blogos.com/article/259228/
2017年11月20日 10:08
中村喜四郎という男―オレと選挙と中村喜四郎と“選挙の鬼”との12年戦争(1)

http://blogos.com/article/259257/
2017年11月21日 09:54
“報道陣立入禁止”の個人演説会の中身は?―オレと選挙と中村喜四郎と “選挙の鬼”との12年戦争(2

http://blogos.com/article/259433/
2017年11月22日 10:16
自公連立の”番外地”茨城7区の現状―オレと選挙と中村喜四郎と “選挙の鬼”との12年戦争(3)

5557チバQ:2017/12/06(水) 19:10:42
http://www.sankei.com/politics/news/171206/plt1712060022-n1.html
2017.12.6 17:18

共産・赤嶺政賢衆院議員を公選法違反罪で告発へ 沖縄県民有志 「沖縄では慣例的」の開き直り発言が波紋

 沖縄県民有志でつくる民間団体「沖縄県選挙監視委員会」の小木(こぎ)貴之委員長(38)=沖縄市=は6日、県庁で記者会見し、先の衆院選で公職選挙法が禁止する事前運動などを行ったとして、沖縄1区で当選した共産党の赤嶺政賢衆院議員(69)を公選法違反の罪で那覇地検に告発すると発表した。赤嶺氏をめぐっては民放テレビの取材に対し自ら公選法違反行為を認め、開き直る発言をした映像が全国に放送され、波紋を呼んだ経緯がある。同監視委のメンバー、5人が12日に告発する予定で、那覇地検の対応が注目される。(那覇支局 高木桂一)

 提出予定の告発状などによると、赤嶺氏は衆院選公示前の10月8日午前9時〜午後5時ごろまでの間、選挙区内で自動車に乗って拡声器で投票を呼びかけたほか、「あかみね」と記されたのぼり旗を掲げるなど事前運動を行ったとしている。

 また、投開票日の22日夜から23日未明にかけてテレビ東京系列が放送した特別番組「池上彰の総選挙ライブ」で事前運動を行っている映像が流され、番組スタッフの指摘に対し「沖縄では慣例的に私だけでなく他党の候補もやっている」と発言したことを指摘。「本人も事前運動を認めている。これを野放しにすることは沖縄の恥だ」として那覇地検に対して立件を求めるとしている。

 記者会見で小木委員長は「沖縄2、3、4区でも違法なポスターやのぼり旗が確認されたが、1区の赤嶺氏の違法行為は地上波で全国に放送された。県民として看過できない」と強調。「今回の告発をきっかけに『公選法特区』と言われる沖縄県の異常な選挙の正常化に向けて公選法が県民に広く周知され、全候補者のコンプライアンスの向上につなげたい」と述べた。

 先の衆院選で赤嶺氏は、共産党全国唯一の選挙区の議席を守ったが、公選法違反は“やりたい放題”だったようだ。

 現に記者も、赤嶺陣営による事前運動の数々を目撃していた。衆院が解散された9月28日以降、公示前であるのに、那覇市内で共産党の街宣車が赤嶺氏の名を連呼して市民らに支持を呼びかける光景は何度も目に入った。

 また、同市内の選挙事務所の窓ガラスには、志位和夫委員長や小池晃書記局長が公示後に応援弁士として選挙区入りする日程を告知するチラシを外に見えるよう貼り付けPRしていた。これも公選法に触れる。

 公示後も那覇市選挙管理委員会が市内の方々に設置した公営ポスター掲示板の傍らには、応援団たる翁長雄志(おながたけし)知事と城間幹子那覇市長に赤嶺氏が囲まれた「3連ポスター」が、施設や道路の管理者に許可をとらず立て掛けられていた。ポスターの違法掲示だ。

 しかし案の定、沖縄県警が公選法違反の立件に腰が重いため、県内で違反行為を監視してきた沖縄県選挙監視委員会のメンバーが那覇地検に告発することになった。

5558チバQ:2017/12/23(土) 11:12:21
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1712220004.html
【関西の議論】投票箱が届かない 衆院選・市長選を台風が直撃…混乱の中で当日開票実施した和歌山・新宮市の決断
12月22日 06:34産経新聞

【関西の議論】投票箱が届かない 衆院選・市長選を台風が直撃…混乱の中で当日開票実施した和歌山・新宮市の決断

三重県経由でようやく開票所に届けられた投票箱。到着は午後11時を過ぎていた=和歌山県新宮市

(産経新聞)

 衆院選の投開票日となった10月22日はおりしも台風21号が猛威をふるい、開票作業が遅れたり、即日開票ができず翌日に開票作業を持ち越した自治体も多かった。市長選と同日選となった和歌山県新宮市も開票作業が大幅に遅れる事態に。激しい雨によって幹線道路の国道168号が通行止めとなり、投票箱が開票所に届けられなくなったためだ。そうしたなかでも、何とか当日の開票にこぎつけた裏には市の“決断”があった。混乱の舞台裏を振り返る。(中村宏二)

投票箱届かず

 同市では投開票日まで長らく悪天候が続いていた。台風21号は22日夜には本州に接近。市内も強い雨が降り続き、道路冠水なども至る所で発生した。新宮の降水量は48時間で888・5ミリと観測史上1位の値を更新するなど、平成23年の紀伊半島豪雨を上回る猛烈な雨となっていた。

 市立総合体育館での開票作業は午後8時20分から予定されていた。しかし、市選管から「国道168号で道路の冠水があり、(同市)熊野川町の投票所の投票箱が運べない」と説明があり、集まった報道関係者からも驚きの声が上がった。「いずれにしろ、全ての投票箱がそろわないと開票は始められない。見通しもまったく立っていない」と市選管。まもなく開票開始時刻が過ぎた。

ほかの自治体では翌日開票も

 台風21号による選挙への影響は各地に及び、翌日開票を行う自治体も相次いだ。三重県鳥羽市では市内数カ所の道路冠水によって、投票箱が開票所へ届けられない状況が続いた。兵庫県篠山市では開票所が停電するというトラブルに見舞われた。「午後7時すぎに停電し、復旧したのは翌朝。まさか、こんなことになるとは夢にも思っていなかった」と同市選管の担当者は振り返る。

 総務省によると、翌日開票となったのは、ほかに松山市や山口県萩市、沖縄県うるま市などで、計8県の12自治体。「国政選挙で即日開票が見送られるのは異例」(総務省担当者)という。

三重経由で

 刻一刻と時間が進むなか、新宮市ではなお投票箱を届けるルートを模索。当初は田辺方面経由も検討されたが、通行止めの情報が早くから入っていた三重県内は土砂崩れなどによる通行止めではなく、大雨に備えてのもので、走行は可能であることが判明した。

 投票箱を載せ、市熊野川行政局を出発した車は激しい雨の中、国道311号から三重県道などを開票所目指して走行した。午後11時すぎに投票箱は開票所に無事到着。会場では早速、開票作業に取りかかり、雨の後の暴風も吹きすさぶなか、未明に開票は終了した。

 開票を翌日に回した自治体もあるなか、新宮市が当日の開票を決断したのは、翌日の台風被害への対応を考えた結果でもあった。市選管は「翌日開票とし、職員を開票作業に回すことは市民に迷惑をかけることになると判断した」と説明する。

 台風21号は紀伊半島の熊野地方でも多くの被害をもたらし、新宮市では11月29日時点で、家屋の床上浸水が617棟、床下浸水が506棟など計1222棟が被災。浸水した店舗などを含めると計1494棟の被害が判明している。

 開票当日に一時的に運ぶことができなくなった投票箱は、いずれも投票終了時刻が午後6時の投票所のもので、同じ熊野川町でも午後4時が投票終了だった投票所の投票箱は届いていた。市選管は「今回の台風では、当日に投票時間の繰り上げを決めた自治体もあった。そうした対応も今後の課題だ」としている。

5559チバQ:2017/12/23(土) 11:41:35
http://www.sankei.com/region/news/171222/rgn1712220059-n1.html
2017.12.22 07:06
【記者ノート】
自民大勝の衆院選 風に翻弄された与野党 神奈川
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 県内18選挙区のうち自民党が13議席を獲得して圧勝した衆院選(10月10日公示、22日投開票)。予期せぬ解散に伴う野党第一党「民進党」の分裂、小池百合子東京都知事の人気を背景に膨らんだ新党「希望の党」への期待と失速、終盤に息を吹き返したリベラル新党「立憲民主党」の躍進と、めまぐるしく変化する政局の行方に翻弄された選挙戦だったが、最終的に笑ったのは“主役”の座を奪われたはずの自民だった。

 「自民党がいいといった体感は全くなかった」。投開票から一夜明けた同23日、自民県連の選対幹部はこう心境を吐露した。最終盤に立民への追い風が吹き、「投票日があと3日先だったら、相当の痛手をこうむっていたかもしれない」と厳しい表情を崩さなかった。

 ■ぎりぎりで逃げ切り

 どうやら「ぎりぎりで逃げ切った」というのが実情のようだ。「いつかは景気の下降局面が訪れる」(自民県議)と、すでに逆風が吹くことも想定に入れ、「野党の声にも耳を傾けなければいけない」(小泉進次郎・自民党筆頭副幹事長)、「積極的に支持された体感はないが、(国のかじ取りを)託す先は自民しかないと思ったのではないか。“風”が吹いても戦える力をつけないといけない」(自民県連の竹内英明幹事長)との慎重な発言も相次いだ。

 自民の分析によると、逆風が吹いた場合、選挙区で敗れた4人に加えて数人が落選する危険性をはらみ、野党候補が一本化した場合には約半数が落選する可能性を指摘している。政権維持に向けては、さらなる足腰の強化は必須だ。

 “託す先”として存在感を示した与党と終盤の追い風に込められた野党への期待。次なる戦いは1年半後の統一地方選だ。

 ■新党ブームに危機感

 「政権交代の再現かもしれない」。自民の危機感が最高潮に達したのが、小池氏らが9月27日に開いた希望の党の結党記者会見だった。

 民進党県連代表を務めていた後藤祐一氏(比例南関東ブロック)▽元文部科学副大臣の笠浩史氏(9区)▽8区で自民から出馬を予定しながらも、内閣府副大臣を辞任して希望に合流した福田峰之氏-という3人が希望の立ち上げメンバーとして小池氏とともに会見に臨んでいた。その様子を「自宅でテレビの画面を食い入るように見つめていた」という保守系のベテラン市議はこう振り返る。

 「県内有権者は新党が大好き。ここで踏ん張らないと、ブームが全国に飛び火してしまう。これは本当にまずいと思った」

 市議が指摘する県内有権者の「新党好き」。その発言を裏付けるように、昭和50年代に保守政治の刷新を掲げて新党ブームを巻き起こした「新自由クラブ」や、脱官僚を訴え、政界の第三局として存在感を発揮しながらも3年前に解党した「みんなの党」は、いずれも政界再編を目指した新党で県内発祥とされる。

 市議の脳裏には、自民と新党勢力が激闘を繰り広げ、保守層を分断された苦い記憶が蘇ったのだ。小池氏の「排除」発言をきっかけに有権者の期待は急速にしぼみ、市議の懸念は杞憂(きゆう)に終わった。

 希望は政治経験の少ない“素人”を次々と擁立し、支持団体ですら候補者との連絡がとれない状況になるなど、その様子は政党が“安売り”されたようでもあった。

5560チバQ:2017/12/23(土) 11:41:48
 ■保守を共産が応援

 「排除の論理」に反発して立ち上げた立民が、共産党の協力を得ながら支持を伸ばしたのは「全くの想定外だった」(自民県議)。リベラル勢力が一定の地盤を築く県内では、3選挙区で議席を獲得した。

 立民の“風”をもろに受けたのが8選を目指した公明の上田勇氏が地盤とする6区だ。

 自公連立政権の「象徴的な選挙区」で小泉氏や菅義偉官房長官らが連日応援に駆けつけたものの、約3500票差で立民現職の青柳陽一郎氏に競り負けた。公明党の小選挙区候補が落選するのは民主党から政権を奪還した平成24年以降初で、衝撃が走った。

 青柳氏が立民入りを決めたのは公示2日前の10月8日。政治スタンスは「明らかな保守系」(民進党県連関係者)である青柳氏を共産党が応援する構図に対し、上田氏も「政策や基本的スタンスがバラバラ。責任ある政党として評価できるのか」と疑問を呈したが、予測ができない組み合わせから、「敵がなかなか見えにくかった」(公明関係者)のも事実。不意を突いた選挙戦略に翻弄された結果だった。

 選挙から2カ月、自民大勝の熱気はすでに薄れた。一方、民進党県連は、党分裂のダメージから代表が不在のままで、地方組織の存在意義すら問われる事態だ。「党本部の方向性が定まっていないから」と説明するが、このままでは有権者に向けて政策を語ることすらできないだろう。政策を置き去りにすることがないよう、各党には覚悟が求められている。(川上朝栄)

                   ◇

 ■県内の衆院選結果 今年10月実施の衆院選では全18選挙区のうち、13選挙区を自民党が獲得。4、6、12区は立憲民主党が、8区は無所属、9区は希望の党が議席を獲得した。自民は選挙区で敗れた候補者も比例復活しており、3回連続で全候補者が当選を果たした。

5561チバQ:2017/12/24(日) 20:49:07
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2017122100023.html
元AERA記者でジャーナリスト 「金ナシ、準備ナシ、経験ナシ」それでも総選挙に出た理由

12月23日 11:30

街頭演説はボランティアがツイッターで実況中継。ツイキャス数は安倍首相に次ぐ候補者4位。5位の河野太郎氏を上回った(撮影/今村拓馬)

(AERA dot.)

 イタリア政治に新風を吹き込んだ五つ星運動。指導者は「強みはカネがないこと」という。 元AERA記者で、ジャーナリストの山田厚史氏も10月の総選挙に出て、そう感じた。 

*  *  *
 五つ星運動は2013年の総選挙で第2党に躍進、ローマやトリノで市長を当選させ、いまやイタリアで支持率トップの政党になった。政治をプロの政治家に任せてきた結果、イタリアは汚職と腐敗が蔓延(まんえん)した。未熟でも真っ当な市民が参加することで政治を健全なものにする運動だ。守り抜く価値として発展、水資源、環境主義、持続可能な交通、インターネット社会の五つを挙げる。��

「反移民・反EU」を主張したことで、ポピュリストと見られがちだが、来日したリカルド・フラカーロ・伊下院議員は「市民の声を反映する政治を恐れる者が我々をポピュリストと呼ぶ」と言う。��

「市民は間違えることもあるが、間違いを自らの責任で引き受け、修正する力もある」��

 そう語るフラカーロ氏は政治とカネについてこう述べた。��
「政治を育むのは市民の思いがこもった小さなおカネです。誰がカネを出すかで、政策の方向が決まる」��

 米国のトランプ大統領は、エルサレムをイスラエルの首都と認定した。中東紛争の火に油を注ぐこの決定を支持したのは、ユダヤ人の大富豪アデルソン氏だと新聞は伝えた。カジノ王のアデルソン氏はトランプ氏の選挙戦に億ドル単位の寄付をし、選挙対策委員長を務めた。��

 13年の総選挙で70万ユーロの寄付が五つ星に集まったが、使ったのは40万ユーロ。残り30万ユーロは地震で壊れた学校の再建に充てたという。��

 10月の総選挙で私は衆院千葉5区から立候補した。スローガンは「政治を市民の手に」。今の政権は誰のために仕事をしているのか。与党は首相官邸に気遣い、安倍晋三首相はアメリカ大統領にべったり。こんな政治を子や孫に残すのでは残念と思ったからだ。��

 立憲民主党から推され、「市民と立憲野党の共同候補」として戦った。6万2894票集めたが落選。比例区では党の名簿で次点となった。��

「カネは大丈夫か」。心配する友人からよく聞かれる。落選すると借金だらけ、という話はよく聞く。私も心配だった。

 直前まで、選挙に出るなど考えたこともなかった。残りの人生をジャーナリストとして燃焼させるつもりでいたからだ。

 9月30日、千葉県浦安市の自宅を市民連合の関係者が訪れた。希望の党の小池百合子代表(当時)が「排除します」と発言した翌日のことだ。��

「千葉5区(浦安市・市川市中南部)から立候補してほしい」

 市民連合は、小選挙区で野党が候補者を一本化して自公連立に対抗しようとする市民運動。政治学者の山口二郎法政大学教授を中心に全国で展開している。

「選挙に私が? 冗談でしょ」��

 そう受け流したが、民進党の瓦解(がかい)は気になっていた。自民、公明、維新、希望の改憲大連合ができそう。対峙するのは共産党だけ。絶望的状況の中で枝野幸男氏ら6人が旗揚げした。「彼らを見殺しにはできない」とその時思った。��
 金ナシ、準備ナシ、経験ナシ。断る理由はいくらでもある。だが、ここで逃げたら後で悔やむことになるかもしれない。5日間考え、決心した。

「資金はどうするのですか」��

 と新聞記者に聞かれ、「それを考えたら出ていないよ」と答えるしかなかった。立候補の表明は公示5日前。「どれくらいかかるの?」と市民連合の人に聞いたのはその後だ。��

「1千万円くらいですかね」。みな選挙の素人。カネのことは後で考えることにした。

 真っ先に必要となったのが600万円(選挙区300万円、比例区で300万円)の供託金だ。立憲民主党本部に掛け合い、比例区は党が負担することになった。選挙区はこちら持ち。預金を取り崩した。得票が有効投票数の10%を超えないと戻ってこない。供託金は挑戦する市民に立ちはだかる高い壁だと感じた。��

 市民連合の仲介で5党(共産、社民、みどり、新社会、市民ネットワークちば)共同候補となった。共産党は予定した候補を下ろし、民進党は県議、市議が応援に駆け付けた。(ジャーナリスト・山田厚史)��

※AERA 2017年12月25日号より抜粋

5562チバQ:2017/12/24(日) 20:50:47
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2017122100022.html
「敵は安倍政権ではない」山田厚史氏が選挙で感じた「最大の障害」とは?

12月23日 11:30

街頭演説はボランティアがツイッターで実況中継。ツイキャス数は安倍首相に次ぐ候補者4位。5位の河野太郎氏を上回った(撮影/今村拓馬)

(AERA dot.)

 草の根民主主義によってイタリア政界で影響力を持つようになった五つ星運動。所属するリカルド・フラカーロ下院議員が来日するなど、日本でも注目度が高まっている。元AERA記者でジャーナリストの山田厚史氏は、10月の総選挙に出馬することで身をもって体験。その実態や課題などをレポートする。

*  *  *
 選挙に出るためにまず、山のような種類の書類作りに4日間忙殺され、やっと動き始めたのは公示の前日。政策協定の調印式を兼ねた決起集会を新浦安駅前のホテルで開いた。会場費は18万円。資金集めが狙いだったが、「カンパを集めても会場費にもならないのでは」と心配だった。ところが会場費の倍の寄付が集まった。有権者の意識に変化が起きていると感じた。

 選挙事務所は決まっていなかった。目抜き通りにドンと出したいが、賃料が高い。手ごろな物件を探しているうちに公示日を迎えた。自宅を事務所にしたが、団地なので看板さえ出せない。訪れる支援者は玄関の靴を見て帰ってしまう。思い切って駅近くのビルの部屋を借りた。公示から3日後、選挙事務所が店開き、エンジンがやっとかかったのは残り1週間ほどになってから。インターネットでカンパを募り、選挙ボランティアを呼びかけた。予想以上の反応だった。��

 政治を放っておけない──。私と同じ思いを抱く人がこんなにいるのか、とうれしかった。選挙事務所を訪れ、ビラやポスターの証紙貼り、電話掛けなどを黙々とこなす。固定電話の架設は間に合わなかったが、スマホの「かけ放題」が威力を発揮した。ボランティアは自分のスマホで「でんわ勝手連」のシステムにログインする。データ化した電話帳が共有され、掛けた有権者に網目がかかる。反応やコメントを書き込み、再度お願いする相手がわかる優れモノだ。市民ボランティアが開発したもので、在宅でも参加できる。��

 候補者は選挙カーで動き、人の集まる場所で街頭演説する。選挙ビラを配れるのはスピーカーの声が届く範囲だけ。法が定める選挙運動は「点と線」でしかない。その限界を破ったのが「ツイキャス部隊」。候補者の動きをネットで中継する。応援弁士が来たら椅子を並べ、即席の青空座談会を配信する。リアルの演説に接することができるのは一握りの人だが、選挙区を超えて全国に流れた。カナダやミャンマーからも応援メッセージが来た。選挙権はなくても千葉5区の知人を探し、1票を頼んでくれる。��

「参加して社会を変えることの面白さを市民が感じることが変化を促す」(フラカーロ氏)��

 自由参加、ネット活用、安上がり。これが私の選挙戦だった。組織の縛りや義務はない。面白くなければ来ない。手ごたえがあるから次の日も来る。

 政党や後援会組織に頼る従来型の選挙は、組織力と資金力で勝負する。選挙通によると、事前運動を含め、選挙でカネがかかるのは人件費だという。戦術指導や書類作り、ポスター貼りも業者がやるケースが少なくない。人を雇えば誰かがカネを払う。カネを当てにせず集まる人でやる選挙は安くて強い。今回はあまりにも時間がなかったが、公示日にほぼ無名だった私が6万票を超える票を得たことは「市民選挙」の強さの証明だと思う。��

 人件費ゼロの選挙で、かかった費用は供託金を除いて200万円ほど。うち120万円は、本来は公費で負担してもらえるポスターなどの印刷代と選挙はがきの郵送費。制度を知らず、届け出が間に合わなくて自己負担になった。差し引けば、100万円足らずで済む。集まった寄付は約300万円。残金をどうするか、五つ星同様の課題が残った。��

 選挙を通じて感じたことは敵は安倍政権ではない、ということ。有権者の無関心、政治不信こそ市民選挙が戦う最大の障害だと思った。駅頭で呼びかけても、目に入っていないかのように通り過ぎる人の群れ。政治を必要としない幸せな日々を送っている人なのか。いや世の中の歪(ひず)みを一身に受ける人たちが、そもそも政治に期待していないのだ。��

 千葉5区の投票率は49%。残り半分から「社会を変える面白さ」に気がつく人をどれだけ集められるか。市民選挙の課題はここにある、と思った。(ジャーナリスト・山田厚史)��

※AERA 2017年12月25日号より抜粋

5563チバQ:2017/12/24(日) 20:54:13
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2017122402000019.html
<2017みえ回顧>(3) 衆院選の新区割り

05:00

自民党は新区割りの候補者調整が難航し7月下旬に決着。8月1日に党本部で(左から)島田佳和、田村憲久、三ツ矢憲生、川崎二郎各氏がどの選挙区から出馬するか二階俊博幹事長(右)と確認書を取り交わした=東京・永田町で

(中日新聞プラス)

 衆議院の一票の格差是正のため、県内の選挙区を五から四に減らす新区割りが四月に明らかになった。七月に新区割りが施行され、九月には衆院が解散。長年の選挙区を分断された候補者らは、新選挙区で十分な政治活動ができないまま、選挙に突入した。
 「津と松阪だ」。四月十九日午後五時半すぎ、東京・永田町の衆院議員会館の松田直久氏の事務所で秘書が叫んだ。この日、衆院選挙区画定審議会が、安倍晋三首相に新区割りを勧告し、新選挙区の線引きが事実上決まった。松田氏の地盤の津市は、松阪市と共に新1区となった。
 二〇一五年国勢調査の結果から三重など六県で選挙区一減が決まり、新区割りについて県政界では二つの可能性がささやかれていた。実際の新区割りとなった多気郡以南を4区、津市、松阪市を1区とする案のほか、松阪市以南全体を4区、津、伊賀、名張市を新1区とする「大4区」案も有力視されていた。
 各議員はどこに線が引かれるかで、地盤がどれだけ守れるか状況が大きく変わる。事前に大4区案が有力と報じられたこともあり、決定直前は各議員事務所にもこの見方が広がっていた。
 だがこの場合、過疎地が多い4区が県の面積の半分を超える。地域の声が国政に届きにくくなるとの懸念から、南部の県議は「防災などで国の援助が必要な地域なのに地方の切り捨てだ」と批判。昨年十一月に審議会に意見を求められた鈴木英敬知事も、南部の首長の多くが多気郡以南を新4区にすることを求めていると回答した。
 こうした声が反映され大4区は回避された。この結果が自民党に大きな影響を与えた。大4区の場合、松阪市が地盤の田村憲久氏と伊勢市などが地盤の三ツ矢憲生氏が新4区を奪い合うことになる。勧告直前、三ツ矢氏の事務所は「一切取材には応じられない」とピリピリした空気だったが、旧5区がほぼそのまま新4区になると分かった勧告後は、秘書が「これからも南部のために仕事ができる」とほっとした表情に変わった。
 一方、旧1区の川崎二郎氏は、大4区なら津市と伊賀地区からなる新1区で、ほぼ従来の地盤のまま戦えるはずだったが、現実は旧1区は真っ二つに裂かれ、出身の伊賀地区と鈴鹿市などの新2区に。秘書は「ひどい区割りだ」と憤った。
 対する民進党側はどの区割りでも現職三人の選挙区は区割り発表時点でほぼ決まっていた。
 新区割り施行から三カ月後の十月二十二日に衆院選が投開票に。三ツ矢氏は新4区で無難に勝利したが、2区に回った川崎氏は鈴鹿市などに十分浸透できず敗北。線引きが当落に直結した結果となった。
 (森耕一)

5564チバQ:2017/12/24(日) 20:58:48
長崎
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/region/nagasaki-105506070.html
衆院選 野党、自民の独占阻む

10:15

長崎新聞

(長崎新聞)

 激動の衆院選だった。9月25日、「国難突破」を大義名分に安倍晋三首相が唐突に解散を表明すると、小池百合子東京都知事が狙い澄ましたように新党「希望の党」を設立。野党第1党だった民進党は公認候補全員を希望に移す“捨て身戦法”で挑んだ。当初躍進が予想されたが、候補者を選別する小池氏の「排除」発言などで失速。民進は立憲民主党や無所属にも分裂し、結果として自民党が圧勝した。
 長崎県内も自民が3議席を守ったが、長崎1区だけは、民進から希望に移った新人、西岡秀子氏(53)に敗北。自民の4小選挙区独占状態は崩れた。
 その冨岡勉氏(69)は比例復活したものの、1万票以上、西岡氏に水をあけられた投票結果が陣営に少なからず衝撃を与えた。長崎市内で4日あった反省会。医師不足解消や藻場再生への奔走ぶりが評価されながらも、支持団体幹部は「いまだ実績がよく知られていない」と問題視。当の冨岡氏は次回に雪辱を期すが、地元での活動の少なさや県市議を含めた組織力の弱さという課題は残ったままだ。
 西岡氏も結果を楽観していない。開票日の夜、「当選確実」に沸く選挙事務所で、周囲に促されても万歳をしなかった。支援者から「クール過ぎる」との苦言もあったが、西岡氏は「そんな気持ちにはなれなかった」と打ち明ける。
 当選後、同じく万歳を拒んだ国会議員に2人会ったという。共通点は野党、新人、そして女性��。与党の強引な政権運営に対し、野党も存在感を発揮しきれない状況で、これらの要素が有権者の共感を得たと考えている。「1強政治」に歯止めをかけ、少数者や弱者の声を国政に届ける議席。「責任を重く受け止めなくてはならない」。長崎県で初めて三権の長まで上り詰め、亡くなった父武夫氏の背中を追い掛ける。
 西岡氏を支えた民進も、手放しで喜ぶ余裕はなかった。結果を残せず、前原誠司氏が党代表を引責辞任。後を大塚耕平氏が継いだが再生議論はまとまらず、解党含みの混乱が続いている。
 西岡氏にバトンタッチし国会を離れた高木義明元文科相(72)は今も県連代表を続け、「野党が政局に明け暮れている現状に、じくじたる思いがある」と嘆く。ある党市議は「2019年には統一地方選があるのに、自分たちはどうなるのか」と焦りを隠さない。
 地方組織を持たない希望と、長崎県内の所属国会議員がいなくなった民進にとって、互いの連携は必要不可欠。西岡氏は「民進県連とは一体の気持ちでいる」、県連の渡辺敏勝幹事長も「希望とは“兄弟党”としてやっていく」としている。だが、中央の政局は流動的で先行きは見通せず、間近に迫った知事選でも存在感を示せずにいる。

5565チバQ:2017/12/25(月) 14:12:08
http://www.sankei.com/politics/news/171225/plt1712250010-n1.html
2017.12.25 10:35
【年の瀬記者ノート】
群馬・衆院選で火種残した自民1区 “地元”自任の候補者3氏が当選…争いは始まっている

 短期決戦となった10月の衆院選は「自民大勝」という形で幕を下ろした。それを象徴するのが、1区を取り巻く候補者3氏の当選だった。

 野党の比例復活も許さず、自民県連幹部が「予想以上だった」と胸をなで下ろすほどの完勝。だが同時に、1区を“地元”とする現職国会議員が3人になるという大きな火種を残した。

 「この地が私の地元でございます。末永く頑張っていきたい」

 投開票当日の10月22日午後9時ごろ、尾身朝子氏の事務所で行われた当選式。集まった支持者に尾身氏はこう声を張り上げた。

 他候補者が出馬をにおわせても「やることをやるだけ」と淡々と準備をし、選挙戦に臨んだ尾身氏だったが、2期目のスタートとなったこの日ばかりは、1区は譲らないとの決意がにじんでいた。

 一方、同日午後11時ごろ。比例代表の中曽根康隆氏の事務所は、35歳の若き「サラブレッド議員」の誕生を祝し、熱気に包まれていた。

 今年の衆院選は、集会を開けば2千人超の支持者が集まる中曽根氏が、どんな形で出馬するか次第で候補者の勝敗が左右される構図だったのは間違いない。

 もともと争いが激しかった1区。尾身氏の公認が出た後も、中曽根氏や前職の佐田玄一郎氏は出馬意向を強く示した。

 中でも、「康弘大勲位の孫」「小泉進次郎氏の同期」という華やかな経歴の中曽根氏は世間からの注目度も高く、公示前に前橋市内で辻立ちをするたび、記者も「無所属で出るのか」と内心思いながら、ついて回る日々が続いた。

 結局、本部の再三の説得で比例に回ったが、中曽根氏は自民関係者にあいさつを済ませて出馬表明の会見会場に向かう途中、こうも漏らしたという。

 「やっぱり、1区で出ますって言っていいですかね」

 それほど選挙区にこだわり、「中曽根康隆に票を入れたいと思われるようになりたい」と訴える姿からは取材を通しても強い意志を感じた。特に、嘆かれている若者の政治離れに「誰がなっても同じといわれる政治を変えたい」と繰り返していたのが印象に残る。

 本人は次の衆院選について「白紙状態」としているが、周辺では「次は小選挙区で」と期待する声も根強い。

 そして、前回衆院選で次点だった上野宏史氏は、尾身氏の選対に入って比例南関東にノミネート。8議席中8番目で滑り込み、再び国会議員の座を手にした。

 こうして1区を中心に活動してきた3人の現職国会議員が誕生した。選挙という“祭り”は終わったが、自民県連幹部は「これからが大変だ」と喜びもつかの間。次期公認候補の戦いは既に始まっている。気が抜けない取材が続きそうだ。(久保まりな)

5566名無しさん:2017/12/25(月) 19:41:37
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171222-00010000-jisin-pol

豊田真由子前議員「間違っていた…」実父明かした悔恨の胸中
12/22(金) 6:04配信

女性自身
豊田真由子前議員「間違っていた…」実父明かした悔恨の胸中
(写真:アフロ)
「このハゲ〜!」「ちーがーうーだーろー!」

'17年、はたしてどれほどの日本人が豊田真由子前衆議院議員(43)の真似をしたことだろうか。

政策秘書だった男性への暴言や暴行が報じられた豊田氏。10月の衆議院議員選挙では無所属で立候補したもの、5人中最下位で落選。その後、公の場から姿を消した。豊田氏の実家は千葉県内にある。彼女と同じく東京大学卒業の父に取材を申し込むと、言葉を選びながら語ってくれた。

「私は進学塾を経営していました。一時は教師を40人近く雇って、300人ほどの生徒を抱えていたこともあります。生徒たちの面倒を見るのに忙しかったこともあり、真由子の子育てや教育については放任主義になっていたというか。ほとんど気にかけていなかったことは確かです」

父の言葉からは、娘の教育に失敗したという悔恨がにじみ出ていた。

「しかし娘が衆議院議員になったとき、一度だけアドバイスしたこともあります。『これから10年くらいは先輩議員を見習って、修行をしなさい』と……。自民党の公募で当選したわけですが、秘書などもみんな党が用意してくれて。政治家としてのスタートは、ある意味恵まれ過ぎていたのかもしれません。大きな権限を持ったことで、本人もいつの間にか勘違いするようになっていたのだと思います」

娘の過ちを認めるのはつらいところだろうが、贖罪のように父は語り続けた。

「上に立つものとして秘書やスタッフ、さらにその家族にもっと気遣うようにと私やほかの誰かが教えてやらねばならなかったのです。(真由子が持っていた)自分が休みなく働いているのだから、秘書も同じように働くべきという考え方も間違っていたと思います」

豊田氏が療養中、2人の子供の世話は実家でみていたという。

「孫たちはしばらくこの家に滞在していましたが、いまは(真由子と)いっしょに生活しています。実は最近、真由子に会ったのですが、相当に落ち込んでいて、憔悴していて、心配になるほどでした。今後娘がどうするかですか?それは本人にもまだめどがたっていないと思います。でも彼女はまだ40代。再スタートは可能だと思いますし、父親として応援し続けたいと思います……」

父の願いが叶い、豊田氏が再起する日は、はたしていつのことだろうか。

5567チバQ:2017/12/27(水) 17:53:54
埼玉
http://www.sankei.com/region/news/171227/rgn1712270060-n1.html
2017.12.27 07:04
【年の瀬記者ノート】
民進候補者のドタバタ劇 衆院選、問われた政治家の一貫性

 野党候補者が乱立し、自民の圧勝で終わった衆院選。今回初めて県政担当記者として取材したが、政治の世界が「一寸先は闇」ということをいやと言うほど思い知らされた。特に民進党候補者のドタバタぶりを目の当たりにして、政治家とはどうあるべきなのか深く考えさせられた。

 ◆踏み絵

 「一時は政権交代の可能性もあったのに、選挙で逆風にさらされ、分裂の憂き目に遭うとは」。民進から希望に合流した候補者の1人は、衆院選を振り返りこう嘆いた。

 公示日の約2週間前に希望への合流を決めた民進。その候補者たちは希望から公認を受けるか、無所属で出馬するかの二者択一を迫られた。政権交代の機運が高まる中、県内では代表代行の枝野幸男氏と幹事長の大島敦氏を除く9人が希望の公認を求めた。だが、希望は憲法改正支持など10項目からなる「政策協定書」を踏み絵とし、署名を求めた。

 「選挙までの時間がなく、協定書にサインするしかなかった」とある候補者は明かす。自らの政策や理念を曲げ、サインした候補者は少なくなかった。

 裏で希望とつながり、希望の1次公認リストに名前があった民進候補者もいた。出所不明のブラックリストが出回り、多くの候補者が公認を得られるか不安を募らせていた。

 そんな中、希望の“排除”のターゲットとなった議員らに合流を拒否する動きが生まれ、枝野氏が公示日の1週間前に立憲民主党を設立。「仲間が無所属、理念の異なる(希望の)党から出馬させないと言われている」とたった1人で記者会見に臨んだ。その鬼気迫る表情は忘れられない。

 県内の民進候補者12人は最終的に10人が希望の公認を受け、5区の枝野氏と3区の新人、山川百合子氏が立民から出馬した。

 ◆逆風

 当初勢いがあった希望は、小池百合子代表(当時)の排除発言で失速。合流組は逆風にさらされる。逆に、理念を曲げなかった立民はツイッターなどを活用し支持を広げた。

 結局、希望は県内全15選挙区で候補者を擁立したものの、12人が落選。6期務めた1区の武正公一氏をはじめ前職3人が敗れた。武正氏は希望からの出馬により、長年の支持者が離れていった。

 立民は枝野氏が選挙区で勝利。「信念に従って(入党を)決断した」という山川氏も比例で当選した。

 選挙終盤に有権者を裏切るような行為もあった。10区の前職、坂本祐之輔氏は投開票日2日前に地元市民グループと「憲法改悪の阻止」や「安保法制の白紙化」を盛り込んだ政策協定を締結した。党綱領に“造反”してリベラル票を取り込もうとしたが落選した。

 一方、12区の希望新人、森田俊和氏は自民候補に約500票差の接戦で敗れたが、比例代表で当選。2度の落選を経験していた森田氏が「5年間の浪人生活で地域を細かく歩いてきた」と話すように、地道な活動が実を結んだ格好だ。

 ◆信念

 民進出身で当選した顔ぶれを見ると、自らの理念や政策を曲げず、地元で積極的に活動してきた候補者ばかりだ。立民の躍進が好例で、自らの理念や信念を曲げない姿勢が共感を呼んだ。逆に、自らの信念を曲げ、小池氏にすり寄った合流組には厳しい目が向けられた。

 風に頼らず、どんなに厳しい状況でも、自らの信念を貫く姿勢が政治家としての器を示す。信念を曲げた候補者たちが有権者の信頼をどうやって取り戻していくのか注目している。(黄金崎元)

5568チバQ:2017/12/28(木) 18:09:57
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201712/20171228_11013.html
<回顧17みやぎ>(13)衆院選で民進分裂/一時代の終わり痛感


8選を果たし、花束を手にする安住氏。野党共闘路線の立役者は、無所属からの出直しを模索する=10月22日、石巻市

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 「まさに『政治の一寸先は闇』。年の瀬の国会に無所属で臨むとは」。民進党県連代表だった安住淳衆院議員(宮城5区)は東日本大震災で被災した地元を歩きながら、冷たい海風に独り、身を置いていた。
 衆院選(10月10日公示、22日投開票)は自民党が1強の足元を固めた一方で、多弱とされた野党の勢力図を一気に書き換えた。
 突然の解散風を受け、慌てて安住氏の携帯電話を鳴らしたのは9月18日。「仙台の2議席を必ず取る。野党が共闘できれば間違いない」。空白だった1、2区の候補擁立を明かした安住氏の自信に満ちた声に、身震いしたのを思い出す。
 昨年の参院選で共産、社民両党から選挙協力を取り付け、全国初の野党共闘路線をけん引した安住氏。衆院選で共闘を再現し、2009年の政権交代以来となる「仙台2議席独占」のシナリオを描いた。
 「先行きが見えない」。強気一辺倒の安住氏が言葉を濁したのは、1週間後だった。民進の前原誠司・前代表が、小池百合子東京都知事が旗揚げした希望の党への合流を表明。共産、社民は憲法改正を容認する希望を「自民の補完勢力」と批判し、共闘は破綻した。
 直後に安住氏は県連代表を辞し、地元の石巻市に戻って無所属での立候補を表明した。「バラバラで戦って勝てるほど自公政権は甘くない」と警鐘を鳴らした通り、県内では5区を除いて自民候補に敗れた。
 「淡い小池ブームに乗っかって共闘を壊し、党は四分五裂となった。自民に感謝されるような選挙をした野党は後にも先にもない」。安住氏が漏らした悔恨の言葉が、今も重く響く。
 選挙後、民進の混乱は落ち着くどころか、収束の兆しが全く見えない。新党結成や党名変更による「解党的出直し」も浮上。県内では立憲民主党入りを模索する動きも出始め、崩壊に向けた足音が聞こえる。
 12月16日の県連大会。冒頭、3月に死去した元参院議員岡崎トミ子さんに全員で黙とうをささげた。会場には、県内で「民主王国」の礎を共に築いた安住氏の姿もなかった。岡崎さんの死は、一時代が終わる予兆だったのかもしれない。
(報道部・桐生薫子)

[メモ]衆院選は民進が希望と立民、無所属に分裂。政権批判票の分散で、自民と公明の与党が310議席を獲得する地滑り的な圧勝を収めた。県内6小選挙区では自民が5議席を維持し、野党は民進系無所属として戦った安住氏の1議席にとどまった。


関連ページ: 宮城 政治・行政.

2017年12月28日木曜日

5569チバQ:2017/12/29(金) 10:20:16
千葉
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171229-00000029-san-l12
【年の瀬記者ノート】衆院選 3週間の人間ドラマに感慨
12/29(金) 7:55配信 産経新聞
 10月23日未明。千葉市中央区にある産経新聞千葉総局で、22日に投票が行われた衆院選の開票結果を見守っていると、会社すぐそばの自民党・門山宏哲氏の事務所から当選を祝う万歳の声が聞こえてきた。過去2回、対抗馬の希望の党・田嶋要氏に辛酸をなめた末の悲願の勝利の祝砲が、台風の強風をかき消す歓声として響いてきた。

 安倍晋三首相が記者会見で衆院解散を宣言した9月25日から各陣営が急ピッチで準備を進め、28日の解散から実質約3週間の秋の選挙戦に突入。小池百合子都知事による新党・希望の党の設立と民進党の公認候補擁立見送り、小池氏に反発した新党・立憲民主党の設立と激動が続いた。県内でも、民進の候補者らが希望、立民に分かれたり、希望の落下傘候補が相次いで登場したりと予想外の事態が続き、秋の空のように激しく移り変わる情勢を必死で追いかけた。

 結果的には候補者全員が議席を得る自民の大勝に終わった。だが、有権者にとっては自民の勝利というより、小池氏の選別路線や、当選のために民進から従来の主張とは違う政策を掲げる希望に合流する候補者らに対する不信感などが募った結果、野党が敗北したという印象が強かったのではないかと思う。

 くら替えをする候補者が相次ぐ中、印象に残ったのは、4区の前首相・野田佳彦氏の無所属出馬だった。

 9月下旬、報道陣に囲まれ無所属での出馬について質問された際には、「それはそうですよ。一人で自民党に挑みます」と笑みを浮かべ、10月上旬の出馬会見で「新党に合流するつもりはない。希望とは一線を画したい。岩肌に爪を立てて、血を流してでもはい上がる気持ちで臨む」と断言し裸一貫での立候補を宣言。政党名のないたすきをかけて駅頭に立ち支持を訴える背中に、3年前の衆院選での姿が重なった。

 入社1年目で初めて迎えた平成26年の衆院選。12月の寒空の夜、船橋市の駅前に立ち有権者に支持を訴える野田氏を取材した。前首相といえど選挙では一候補者として、白い息を吐きながら有権者に握手を求める姿は、新人記者の目に新鮮に映った。当時から政治情勢が大きく変わり、めまぐるしく候補者が主張や政党を変える中、信念を貫くために無所属の出馬を選ぶ姿は当時から一切ぶれていないようだった。野田氏はその後、県内で唯一、自民以外で選挙区での当選を果たした。

 門山氏のように悲願を果たした候補者もいれば、反安倍政権への受け皿として台頭した立民との接戦を強いられた自民陣営もあった。党のごたつきに振り回された希望の候補者が支持獲得のために駆け回ったり、惨敗の選挙結果に涙を流したりと、悲喜こもごもの人間ドラマが交錯した約3週間だった。

 選挙が終わると、連日の辻立ちや選挙カーでの街宣もなくなり、当時の慌ただしさが嘘のように思える。だが、議員が本当に忙しくなるのは選挙後のはずだ。

 「先生、千葉のためによろしくお願い致します」。選挙後の町中では、当選した議員らに県民からそんな声が頻繁に向けられた。先生たちは“師走”の今、県民のために走り回る年の瀬を過ごしているだろうか。(中辻健太郎)

5570チバQ:2017/12/29(金) 10:26:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171228-00000002-kyt-l26
衆院選出馬の中山前市長を除名方針 自民京都府連
12/28(木) 6:00配信 京都新聞
 自民党京都府連の党紀委員会が27日までに、10月の衆院選京都5区に党公認候補がいたにもかかわらず、無所属で立候補し落選した前京丹後市長の中山泰氏を除名処分に、中山氏を支援した綾部市議ら2人を離党勧告処分にする方針を決めた。中山氏を支援した地方議員はほかにも複数おり、府連は年明けにも処分を検討する。来年1月に綾部市長選、4月に知事選を控える中、党内に混乱を招く可能性がある。
 関係者によると、処分されるのは中山氏のほか、前党綾部支部長で綾部市議会議長の安藤和明氏と同支部前幹事長の梅原哲史氏。
 京都5区では、谷垣禎一前党幹事長の政界引退を受け、府連が候補者を公募し、宮津市・与謝郡選挙区の府議だった本田太郎氏を選んだ。これに対し、同じく公募に応じていた綾部市の四方源太郎府議を推した地方議員らが「選考過程が不透明で、本田氏ありきだった」などと反発。綾部市の自民市議全員と京丹後市の自民市議の約半数が中山氏を支援した。中山氏も選挙期間中、候補者の選考について疑問を呈し、府連を批判していた。
 関係者によると、府連は26日に党紀委員会を開き、3人から面談や文書で聴取した上で処分を決めた。安藤氏と梅原氏は今月初旬、府連に離党届を提出したが、府連は受理していなかったという。処分決定を受け、受理するとみられる。府連関係者は「離党届を出したからといって処分を甘くすることはできない。適正な処分だ」と話した。
 一方、離党勧告処分を受けることになった安藤氏は「処分は甘んじて受け入れるが、5区の候補者の選考過程には今も納得していない」としている。

5571チバQ:2018/01/04(木) 03:27:49
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14099067/
希望の党落選者の現在 家庭教師をして月収5万円「ほんとにきつい」

29日放送の「バイキング・ザ・ゴールデン」(フジテレビ系)で、先の衆議院議員選挙で希望の党から出馬し落選した井桁亮氏が、現在の暮らしぶりを明かした。

この日は、10月の第48回衆議院議員総選挙で落選した人物をゲストに呼び、落選の理由や近況に関するトークを展開した。

井桁氏は、希望の党から公認を受けて山梨2区に擁立されるも落選。番組では、落選後の様子をVTRで紹介した。井桁氏は「家庭教師。プロ家庭教師やってる」と現在の仕事を明かした。

スマートフォンを使って家庭教師の募集情報を探し「週に2回、3回、生徒に教えて」と事情を説明する。また、その中には元旦と2日に入る依頼もあるようで、井桁氏は「喜んでやらせてもらいます!」と笑顔で承諾していた。

そういったわけで、年始も仕事だという井桁氏の月収は約5万円とのことで、ワイプ越しにスタジオから「えー!」という驚きの声が上がる。井桁氏は「きついですよね、もうほんとにきつい、大変ですよ」と心境を吐露したのだった。

なお、スタジオにいる井桁氏によると、選挙の際に公認料400万円を希望の党に振り込んだが、そのお金も「車(を)売って現金作ってます」と選挙前から金策に奔走していたと告白していた。

5572チバQ:2018/01/12(金) 09:12:49
日々是決戦!そりゃ準備が必要でしょう
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-180111X415.html
もう衆院選?支部長選任急ぐ=山梨、福岡などで調整難航―自民
01月11日 19:53時事通信

 自民党は今月下旬から、これまで未定の衆院小選挙区支部長の選任を急ぐ。衆院選は当面ないとみられているが、来年予定される統一地方選や参院選をにらみ、早期に態勢固めを図るのが狙いだ。ただ、昨年の衆院選で勝ちきれなかったり、しこりが残ったりした選挙区では、調整が難航しそうだ。

 自民党は全289選挙区のうち258で既に支部長を置いた。公明党に譲っている9選挙区を除くと、残りは22選挙区。この中には、比例代表での復活当選を含め現職がいるにもかかわらず、支部長が空席の選挙区も存在する。

 山梨1区は宮川典子、中谷真一両氏が選挙区と比例で選挙ごとに入れ替わる「コスタリカ方式」を採用してきたが、導入後の過去2回の選挙ではいずれも比例復活にとどまった。比例の当選枠が奪われることに南関東ブロックの他県連の反発は大きく、同方式の解消論も出ている。

 福岡6区は、鳩山二郎氏が2016年10月の補選で県連が公認申請した候補を破って初当選。しかし、その経緯から県連内の一部に反発が根強く、支部長に就任できていない。最近は鳩山氏の秘書による国税庁への説明要求問題も発覚。党関係者は「なかなか進展しない」とため息をつく。

 保岡興治元法相の長男宏武氏が落選した鹿児島1区も、比例単独で当選した宮路拓馬氏が意欲を見せており、調整は容易ではなさそうだ。

 ◇魔よけに妙手なし

 新人登用も課題となる。自民党では昨年の衆院選前、「魔の2回生」という呼称も出るほど若手による問題発言や不祥事が相次いだ。このため、党内では「公募制に批判が向いている」(関係者)という。地域支部の推薦状を要件とするなどの対策も講じられているが、有効な手だては見当たらず、選考に慎重を期すほど選任手続きは長引きそうだ。

 ◇自民党の主な衆院支部長調整区

 【埼玉11区】

 昨年の衆院選で党推薦候補を破り、追加公認された小泉龍司氏の就任に県連内で不満

 【山梨1区】

 宮川典子、中谷真一両氏の「コスタリカ方式」に解消論、導入後いずれも小選挙区敗北の経緯

 【愛知5区】

 地元活動不足を指摘される神田憲次氏(比例復活)の就任を県連が拒否

 【福岡6区】

 16年秋の補選で県連が公認申請した候補を破り、追加公認された鳩山二郎氏の就任に県連内で不満

 【鹿児島1区】

 昨年の衆院選で保岡興治元法相の長男宏武氏が落選、比例単独で当選の宮路拓馬氏が就任に意欲。

5573チバQ:2018/01/21(日) 21:58:52
三重3区
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-CK2018011902000011.html
自民・島田氏が3区支部長退任へ 「選挙戦える環境ない」
01月19日 05:00中日新聞プラス

自民・島田氏が3区支部長退任へ 「選挙戦える環境ない」

島田佳和氏

(中日新聞プラス)

 昨年の衆院選に3区で立候補し落選した自民党元職の島田佳和氏(47)が、党の3区支部長を辞任する意向を固めたことが十八日分かった。3区は民進党の岡田克也氏の強固な地盤で、島田氏は本紙取材に「人材面、資金面を考え選挙を戦える環境にない」と述べた。次期衆院選の自民の3区候補は事実上白紙となる。
 島田氏は神奈川県出身で、みんなの党から同県議選に出馬し落選後、自民党三重県連の公募で鈴鹿、亀山市と四日市市南部の旧2区候補者に。二度出馬し、いずれも比例復活した。だが、県内選挙区が一減で四となり、従来の選挙区の大半を含む新2区は元厚労相の川崎二郎氏に譲り、新3区に移らざるを得なかった。
 昨年の選挙では自民の候補者調整が遅れ、島田氏が3区で活動を始めたのは解散直前。八万票の大差で岡田氏に敗北し、比例復活もできなかった。
 支部長退任は今月初旬に決断し、現在はすでに関東で個人事業主として生活しているという。一方で「政治家を引退するとまでは言えない。チャンスがあれば政治の道も考えたい」と説明する。
 県連幹部の県議は「本人が決断したのだから仕方ない。3区は岡田さんが強く、誰が出ても厳しい」と決断に理解を示す。県連は二十日の役員会で島田氏の支部長退任を承認する見通し。
 現3区とほぼ同じ区域の旧3区で自民は、二〇一四年の衆院選で嶋田幸司氏(43)が出馬して落選し、区割りが変わるまで支部長を務めていた。
 嶋田氏は現在も県内で政治活動を続けるが、県連幹部は「3区支部長は当分空席。すぐ嶋田氏に交代というほど単純ではない」と話している。

5574チバQ:2018/02/05(月) 21:09:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00050062-yom-soci
衆院選の白票、市選管職員が数百票水増し
2/5(月) 21:06配信 読売新聞
 滋賀県甲賀市選挙管理委員会は5日、昨年10月の衆院選滋賀4区の開票作業で、開票事務に従事した市選管書記ら3人の職員が白票を不正に数百票増やしていたと発表した。

 投票総数よりも開票所で数えた票数が少なかったため、無効票となる白票を水増しし、つじつまを合わせたという。県選管は「選挙結果に影響はないものの、公職選挙法に抵触する恐れがある」としている。

 県選管によると、昨年10月22〜23日の開票作業中、投票数が数百票足らないことに気付き、未使用の投票用紙を無効票に紛れ込ませて水増しし、23日午前2時5分に確定処理した。その後、投票箱を片づける際、未開封の投票箱を発見したが、作業が終了していたため、投票箱の投票用紙をそのまま廃棄したという。

5575チバQ:2018/02/06(火) 20:26:04
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20180206-567-OYT1T50011.html
発見の投票用紙、幹部ら焼却…困惑と怒りの声
08:45読売新聞

発見の投票用紙、幹部ら焼却…困惑と怒りの声

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 民主主義の根幹をなす選挙で、自治体による投票の不正処理が行われた。

 5日、滋賀県甲賀市で明らかになった昨年の衆院選での白票水増し問題。見つかった投票用紙を焼却するなど、不正には選挙事務のトップらが関わっていたことも判明し、関係者からは困惑と怒りの声が上がった。

 「一報を聞いた時は、がくぜんとし、頭が整理できなかった。まだ分からないことばかりで、説明できない」。甲賀市役所で、説明にあたった呉竹弘一・市長公室長は苦渋の表情を浮かべた。

 呉竹市長公室長らによると、開票作業は昨年10月22日午後9時30分から、市内の甲南情報交流センターで始まった。その後、票の不足が判明。職員らは、投票所などに未開封の投票箱が残されている可能性があると考え、捜し回った。

 しかし、投票箱は見つからず、不正が行われることに。関わったとされるのは、選挙管理委員会事務局長を兼務する市総務部長、同部次長、同部の課長級職員の計3人。さらに開票結果が確定した後には、職員がセンター内で未開封の投票箱を発見したが、課長級職員が箱の中の票を自宅に持ち帰って焼却したという。

5576チバQ:2018/02/06(火) 20:30:34
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASL256HPGL25PTIL01Z.html
足りない数百票、勝手に白票扱い 甲賀市、衆院選で不正
01:08朝日新聞

 滋賀県選挙管理委員会は5日、昨年10月の衆院選滋賀4区の甲賀市の開票作業で不正があったと発表した。投票総数に対して開票数が数百票足りないことが分かり、市選挙管理委員会の事務局職員が白票扱いで処理。その後に未開封の投票箱が見つかり、投票済み用紙を処分したという。当落への影響はないとしている。

 県選管などによると、投票総数と開票数の不一致が判明した際、市選管職員が未開封の投票箱を捜したが見つからなかった。そこで、開票の遅れを避けようと数百票を白票として処理したという。同市の小選挙区の確定は23日午前2時5分で県内で最も遅かった。

 同日、投票箱を片付けている際に未開封の投票箱が見つかったが、開票が終了していたため、市選管職員は箱内の投票済み用紙を処分したという。

 今月1日に同市長あてに情報提供があり、市が調べて発覚。市選挙管理委員長は、関与したとみられる職員3人は公職選挙法などに抵触する恐れがあるとみている。職員3人は5日に滋賀県警甲賀署に経緯を届け出たという。

 甲賀市の投票総数は4万7851票で、うち無効投票は県内で最多だった大津市の2490票に次ぐ2063票。白票は1236票だったという。県選管は「残念でならない。あってはならないことだ」としている。(真田嶺)

5577チバQ:2018/02/12(月) 18:22:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180212-00000040-kyt-l25
職員「大量の票失い動揺」 白票水増し、開票遅れで重圧
2/12(月) 8:01配信 京都新聞
職員「大量の票失い動揺」 白票水増し、開票遅れで重圧
昨年10月に衆院選と市議選の開票作業が行われた甲南情報交流センター(甲賀市甲南町竜法師)
 滋賀県甲賀市選挙管理委員会の幹部3人が、昨年10月の衆院選滋賀4区の開票作業で白票を不正に水増しした問題は、12日で発覚から1週間。市選管の調査に、3人は動機を「開票の遅延を防ぐため」と語った。不正の背景には、未経験だった市議選とのダブル選に加え、台風接近で開票作業の人員が削られる中、時間通りに開票を終わらせようとするプレッシャーがあったとみられる。
 「大量の票が失われて動揺した。あせった」。市選管の聴取に、選管事務局長だった前市総務部長(57)、前総務部次長(56)、前総務課長(55)の3人は動機を語り、関与を認めたという。
 開票作業中、投票数より開票数が数百票少なくなったことが不正の発端だった。3人は未開封の投票箱を探すよう指示したが見つからなかったため、未使用の投票用紙を白票の中に混ぜ込んで帳尻を合わせた。だが翌日、開票済みの投票箱を保管する部屋で未開封の投票箱を別の職員が発見。報告を受けた3人のうちの1人が、中身を自宅に持ち帰り焼却したという。
 甲賀市の小選挙区の結了時間は、投開票日から日付が変わった23日午前2時5分。前回よりも2時間半以上遅れ、県内19市町でも最も遅かった。松山仁市選管委員長は「(早期開票に)かなりプレッシャーがあったと思う」と推し量る。
 他自治体の選管でも、開票作業には常に重圧があるという。甲賀市と同じくダブル選となった野洲市選管は「市議選も一緒だと、観覧する有権者が増える。早く結果を知りたいというプレッシャーはより感じる」と話す。
 甲賀市では、合併後、初めて国政選挙と市議選の投開票日が重なった。使った投票箱は過去最多の400箱。投票箱を開票場所に保管することができず、別室を使うなど従来とレイアウトを変更したため、職員の動線も大きく変わった。開票は市議選と平行して進めたため作業量も増えていた。
 台風の接近も重なった。22日午後9時半の開票開始時点で、市内の一部に避難勧告が発令されていた。防災対応もあり、開票所の人員は当初より12人少ない160人に変更された。
 会場の立会人(78)は「台風が近づき焦っているようには思えたが、不審な動きは全く確認できなかった」と語る。これまで何度も立会人を務めた男性も「開票作業はいつも通りで、投票箱を捜索していたのも全然気づかなかった」とし、「全員できちんと探していれば絶対に見つかったはず。公正な選挙のために立会人制度がある。自分も共犯者のような気分」と不快感を表した。
 甲賀市の投票総数は4万7851、白票は1236票だった。市選管は、水増しされた白票の数は「数百票」とする。滋賀4区の当選者と次点の差は1万5497票。市選管は「惜敗率も含め、選挙の結果に影響はない」とする。だが市内の60代男性は「結果が変わらなければいいのか。数百人の有権者の意思が無視されたということに変わりはない」と憤る。
 滋賀県警は公選法違反の疑いがあるとみて、前市総務部長ら3人のほか関係職員を任意で聴取するなど捜査を続けている。

5578名無しさん:2018/03/17(土) 14:51:07
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180313000185

滋賀県甲賀市選挙管理委員会の幹部らが昨年10月の衆院選滋賀4区の開票作業で白票を水増しした問題で、滋賀県警は公選法違反(投票増減)の疑いで、不正に関与した当時の市選管事務局長の前総務部長(57)ら4人を書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 他に書類送検するのは、いずれも市選管書記だった前総務部次長(56)と前総務課長(55)、前総務課長補佐(50)。

 捜査関係者や市選管によると、昨年10月22〜23日、甲賀市の甲南情報交流センターであった開票作業中、投票総数よりも開票数が約400票少なかったため、未使用の投票用紙を白票として加えて集計。結了後に見つかった未開封の投票箱の投票用紙を集計しなかった疑いがある。

 市選管などによると、未集計の投票用紙は前総務課長が自宅に持ち帰って焼却処分したという。4人は不正を認めた上で、動機について「開票の遅延を防ごうと思った」「大量の票が見つからず気が動転した」などと話しているという。市選管は、選挙の結果には影響ないとしている。

 一連の問題は今年2月、甲賀市の岩永裕貴市長への内部通報で発覚。市は今月9日、県警に公選法違反容疑で刑事告発していた。

【 2018年03月13日 23時11分 】

5579名無しさん:2018/03/18(日) 08:06:57
http://www.sankei.com/west/news/180317/wst1803170047-n1.html

甲賀市開票不正、公選法違反容疑で4人書類送検 滋賀県警
2018.3.17 12:57

衆院選で投票所の1つとなった滋賀県甲賀市の「神山ふれあい会館」。約400票が開票されず、焼却された=同市信楽町神山1/1枚
 昨年10月の衆院滋賀4区の開票作業で、滋賀県甲賀(こうか)市選挙管理委員会の幹部らが未使用の投票用紙を使い無効票を水増しするなどした問題で、滋賀県警は公選法違反(投票増減)容疑で、選管事務局長を兼ねていた保井達也・元総務部長(57)ら4人を書類送検した。

 他に書類送検されたのは、いずれも選管書記を兼ねていた、杉田洋典・元総務部次長(56)、沢田邦広・元総務課長(55)、谷口敬・元総務課長補佐(50)の3人。

 捜査関係者などによると、4人は昨年10月22日夜〜23日未明の開票作業中、投票総数(4万7851票)より開票数が約400票不足していることに気づき、未使用の投票用紙を無効票として集計、つじつまを合わせたという。

 開票作業終了後の23日朝、行方が分からなくなっていた投票済みの投票用紙約400枚が見つかったが、不正の発覚を防ぐためすべて持ち帰って焼却処分していた。

 2月1日、岩永裕貴市長に通報があり不正が発覚。選管が保井元総務部長、杉田元総務部次長、沢田元総務課長に事情を聴いたところ、不正を認めたという。

 3人はその後、県警に不正について説明。県警は開票作業を行った職員らから任意で事情聴取し、その過程で谷口元総務課長補佐の関与も明らかになった。市は4人を総務部付などに異動させるとともに、今月9日に同法違反の罪で県警に刑事告発していた。

5580チバQ:2018/03/22(木) 02:00:14
>立憲民主から比例立候補を打診されたが辞退した。

https://mainichi.jp/articles/20180303/ddl/k18/010/184000c
野田県議
民進に離党届 立憲民主の県内組織設立へ /福井
毎日新聞2018年3月3日 地方版
 民進党県連副代表の野田富久氏(70)が2日、県庁で記者会見し、県連に離党届を提出したと述べた。政治信条が近い立憲民主党の県内組織を今月中にも設立する意向も明らかにした。県内で立憲民主への合流の動きが表面化するのは初めて。

 野田氏は福井市選出の県議で現在6期目。民進党県連(民主党県連も含む)では幹事長や選挙対策委員長を務めた。昨年10月の衆院選では福井1区に立候補表明したが、希望の党公認への候補一本化を求める意見を受け入れる形で断念。立憲民主から比例立候補を打診されたが辞退した。

 野田氏は離党届を1日夕に提出した。支持母体の自治労県本部にも自身の考えを伝えており、県内の一部市議らにも同調する動きがあるという。

 野田氏は会見で、民進党本部に対して「目指すのは立憲民主党と一緒なのに、基本政策が乖離(かいり)する希望の党と連携しようとしている」と不満を吐露。「県内でリベラル勢力の潮流を作るため最大限努力したい」と述べた。その一方で、今後も民進党県連とは連携し、県議会の会派「民進・みらい」には残るという。

 民進党県連の山本正雄代表は「非常に残念。野田氏を慰留し、離党届は受理していない。県連の幹事会で対応を話し合う」と述べた。【岸川弘明】

5581チバQ:2018/04/03(火) 11:53:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180403-00000012-jij-soci

安倍首相第一声でおにぎり配布=福島市議聴取、公選法違反容疑―福島県警


4/3(火) 7:03配信

時事通信



 昨年10月の衆院選公示日に安倍晋三首相が福島市で第一声となる演説をした際、福島市議が集まった有権者らにおにぎりを配布したとして、福島県警が公職選挙法違反の疑いで市議から任意で事情聴取したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 公選法はお茶や菓子などを除き、陣営などが飲食物を提供することを禁止しており、県警は書類送検を視野に関係者の聴取を進めている。

 事情聴取を受けたのは宍戸一照市議。

 首相は昨年10月10日の衆院選公示日、自民党の亀岡偉民衆院議員(比例代表東北ブロック)の応援に駆け付け、福島市の田園地帯で演説した。その場で、福島県産米で作られたおにぎりを試食した。

 宍戸氏は演説後、集まった聴衆に「皆さまにおにぎりを準備しときましたから、もらってってください。安倍総理と食べたおにぎりを。好きなようにどうぞ」と呼び掛けた。少なくともおにぎり数十個を配ったとみられる。

 宍戸氏は取材に対し、「陣営関係者に配って余ったものを配布しただけだ。悪気はなかった」と説明している。

5582チバQ:2018/04/17(火) 23:02:38
今更見つけた記事
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=167
’17衆院選 青森 底流
2017/10/24 火曜日


 自民党が小選挙区の議席を独占した今回の衆院選。希望、共産の野党各党は議席獲得を果たせなかった。各党が選挙戦をどのように戦ったのか振り返る。

自民=上




自民候補の当確が報じられるたび喜びに沸いた自民陣営=22日夜、弘前市
 「みんながスクラムを組んで協力し合い、努力した結果だろう。候補者が一番汗を流したでしょうし、それ以上に県議、市議、党の各支部、県連役員が努力した。そういうチーム力の差だと思う」。自民党県連の江渡聡徳会長は衆院選を振り返り総合力を強調した。
 比例も含めた県内の同党候補者4人が当選確実と報道されたのは、投票が終了した午後8時とほぼ同時。対立候補を寄せ付けない圧勝に、陣営内には想定通りに戦い抜いたという充実感が漂った。
 県内で最も厳しいとされたのは公選法改正に伴う区割り改定の影響を強く受けた1区。津軽半島から下北半島までの広いエリアとなったほか、小選挙区の定数1減に伴う候補者調整が確定するまでの間、1区に出馬した津島淳氏は本格的な活動を控え、陣営からは「2周3周遅れだ」と焦りの声も上がった。
 しかし確定後は旧67市町村の時代から残る自民党支部が始動し、今回は比例に回った江渡氏とも連携。首長や議員の支援も大きく、むつ地区の後援会長を引き受けた宮下宗一郎むつ市長を中心に上北・下北地域で津島氏を支援する市町村連合が結成されたほか、小野寺晃彦青森市長も選挙戦最終日の21日に青森市内22カ所の演説すべてに同行するなど選挙期間中を通じて街頭演説の先頭に立った。
 神山久志県連幹事長は特に党支部の動きを勝因に挙げ「これが自民党の組織力最後には血管の隅々まで血が通った」と胸を張った
 2、3区は県連幹部が「不安なく(戦えた)」と太鼓判を押す盤石ぶり。2区はベテラン大島理森氏が長年築いてきた組織力で圧倒し、3区は故木村太郎衆院議員の地盤を引き継いだ実弟次郎氏が新人ながら序盤戦からのリードを保った。3区の陣営関係者は「次郎さんは木村のサラブレッド。“木村流”の足を使う厳しい選挙が教えられずともできた。仮に野党共闘の状態で選挙戦に突入しても、負けなかったと考えている」と満足げに“初陣”を振り返った。
 ただ今回の勝利は昨年の参院選で脅威となった野党共闘が実現せず、希望の党に逆風が吹いたことも大きい。加えて極めて短期決戦だったこともあり、組織の総合力で乗り切ったが、選挙区が変わった地域からは「1回や2回の選挙では名前は浸透しない」という声も。今後の活動で、いかに地域に根を張っていくかが問われる。
 また候補者調整が決着するまでは各国会議員の後援会や支持団体の思いが交錯し、不協和音も少なからずあった。最終的に小選挙区と比例の候補を選挙のたびに入れ替える「コスタリカ方式」を1区に導入することで決着したが、コスタリカ方式で2人の国会議員をともに押し上げ、4人の当選を維持していくには県内の各組織が連携し、状況に応じて柔軟に対応できる態勢が必要。当事者でもある江渡氏は「これからじっくり皆さんと話し合う。共にスクラムを組んで頑張りたい」とし、ある県議は「常勝自民党、日々是(これ)決戦の態勢でいかないと」と今後を見据えた。

5583チバQ:2018/04/17(火) 23:02:57
野党=下・完
2017/10/25 水曜日





自民候補の当確が早々と報じられ、厳しい表情を見せる希望と民進県連の関係者ら=22日夜、青森市
 「全国的に希望の党がこれほど低調な雰囲気になるとは予想もしなかった」。22日夜、八戸市。民進党県連の田名部定男代表は、自民党の議席が積み上がる様子を報じるテレビ画面へ視線を移した。
 同党県連と希望にとって、今回の衆院選は厳しい戦いだった。希望への“追い風”を期待した民進と希望の合流だったが、希望の小池百合子代表が安全保障関連法や改憲の政策で「踏み絵」を迫ったことなどから“逆風”に。共産、社民との野党連携が破綻したことも痛手となった。
 升田世喜男(1区)、工藤武司(2区)山内崇(3区)の3氏が民進から希望へ足並みをそろえた10月2日は、立憲民主党の結成日。比例復活の可能性を残すために希望を選択したが、山内氏は政策が完全に一致しない状態に。升田氏の支持者からは立憲民主から出馬して野党連携すべき―との不満も上がった。
 ただ結果をみると、希望、共産の票を足しても自民の得票には届かず。野党の合計得票率が最も高い1区でも45・07%で自民に9・86%及ばず、野党連携が実現しても小選挙区での勝利は難しい。
 「区割り変更で新たな市町村が組み込まれた。組織力の差も出たのだろう」と民進党県連選対本部長を務めた田名部匡代参院議員。希望への逆風を認めつつ、民主党時代から課題のぜい弱な組織体制が今回の大敗の要因だったと分析した。
 衆院選は常在戦場でその時の“風”に動じない強固な組織づくりが必要―と匡代氏。「選挙で(野党が)何か一緒にできれば国民の期待も高まる。旧民主党のように1党でも有権者の大きな期待を受ければ政権交代が可能だった。まずは組織力をつけることが大事なのではないか」
 安倍政権への審判を焦点に選挙戦に臨んだ共産党。憲法観から自民と希望を同一視、対決軸を鮮明にした。比例票を念頭に「空前の躍進ができるのでは」(陣営幹部)との声も漏れたが、有権者の期待や激励を支持票として集め切れなかった。
 「力不足を直視しなければいけない」と畑中孝之党県委員長。野党が苦戦する中、立憲民主党が本県でも躍進しており、共産が無党派層から獲得した票は「前回選の半分ぐらいでは」と分析する。
 目標の東北2議席獲得はならなかったが、県内の比例得票率は2000年以降2番目に高い8・31%で「踏ん張れた」。今後は県内自治体の4割にしかいない地方議員の増加に力を注ぐとし「それが国政選挙を戦う力となる」と語った。
 小選挙区は反自民への自主投票とし、候補擁立で比例票の上積みを図った社民党。獲得した比例票は1万1755票と前回選比92票減にとどまり、齋藤憲雄幹事長は「選挙まで短期間だったが支持団体や党員らが頑張り、前回選とほぼ変わらない。(リベラル派中心に)立憲民主党が票を伸ばしたことを考慮してもある程度評価できる」と分析した。「今回は(県内得票数全体の)約2%だったが、4%が当落ラインと思う。そこまで増やすことが課題」と語った。

5584チバQ:2018/04/19(木) 22:55:24
自民新潟って候補者選考でなんか揉めたんでしたっけ?
6691 チバQ 2018/04/19(木) 10:24:11
https://www.asahi.com/articles/ASL4L5CTSL4LUTFK01K.html

 候補者擁立をめぐっては、与党内でさっそく現役官僚や元国会議員らの名前が挙がっている。ただ、昨年秋の衆院選候補者選びで自民党本部と新潟県連が対立し、しこりも残っており、候補者の選定に手間取る可能性もある。

5585片言丸:2018/04/21(土) 00:49:43
>>5584
>>1644-1677
あと、金子恵美の件。

5586チバQ:2018/04/23(月) 21:06:26
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201804/0011190837.shtml
2018/4/23 18:15神戸新聞NEXT

川西市選管事務局長を書類送検 衆院選で過労運転命じた疑い
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兵庫県警川西警察署=川西市丸の内町1
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兵庫県警川西警察署=川西市丸の内町1
 昨年10月の衆院選投開票日の前日、兵庫県川西市選挙管理委員会の男性職員(52)=休職中=が運転する公用車が軽乗用車と衝突し女性2人が死傷した事故で、この職員に過労運転をさせたとして、兵庫県警交通捜査課と川西署は23日、道路交通法違反(過労運転下命)の疑いで、上司だった同市選管の当時の男性事務局長(55)を書類送検した。

 当時の事務局長の送検容疑は、昨年10月21日午後4時〜4時半ごろ、同市選管事務局内で、男性職員が過労状態にあると知りながら運転を命じた疑い。

 事故は同日夕、川西市大和西1の国道173号で発生。軽乗用車を運転していた大阪市東淀川区の無職女性=当時(66)=が死亡し、同乗の女性(59)も骨盤骨折などの重傷を負った。職員にけがはなかった。

 川西市や捜査関係者によると、同市は昨秋の衆院選で小選挙区の区割りが変更され、市選管の業務が増加。この職員は事故までの約1カ月間に休みが1日もなく、残業が200時間を超えていたことが判明した。

 県警は23日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、事故を起こした職員も書類送検した。

 同市選管の宮路尊士委員長は「再発防止に向けて事務の見直しなどに取り組んでいきたい」とのコメントを出した。

5587チバQ:2018/04/26(木) 22:41:08
こっちだ
8115 チバQ sage 2018/04/26(木) 22:40:00
長崎幸太郎の名前もあるのか
77 チバQ 2018/04/26(木) 19:50:05
8114 :チバQ :2018/04/26(木) 19:49:42
2013年当選
http://www.news24.jp/nnn/news88812879.html
県知事選に向け森屋宏参院議員の擁立求める
(山梨県)
 年明けに予定される県知事選に向け、自民党山梨県連の25の地域支部が森屋宏参院議員の擁立を求める要請書を26日、県連に提出した。
 自民党県連都留支部の杉山肇支部長ら県議3人が自民党県連を訪れ、皆川巌会長代行に要請書を手渡した。
 要請書は森屋氏に対し出馬を求めると同時に県連に対して森屋氏の擁立を求める内容で衆院山梨2区の地域支部29支部のうちの25支部が合同で提出した。
 要請に対し皆川県連会長代行は「現在、行っている検証作業が終了した後、検討したい」と述べた。
 一方、杉山県議は取材に対し「地元の要請が強くこの時期の提出に至った」と説明した。
 森屋氏は「県連が現県政の検証を進めている重要な時期なのでコメントは控えたい」としている。
 知事選を巡っては、前回衆議院選挙の山梨2区で、堀内詔子氏と自民党の分裂選挙を展開して敗れた長崎幸太郎氏の名前も挙がっている。
 今回の要請では、山梨2区の地域支部が一斉に動いたことから、自民党県議の1人は、「長崎氏を支援することはないという意思表示や、けん制の意味合いが強い」との見方を示している。
[ 4/26 18:37 山梨放送]

5588名無しさん:2018/05/07(月) 20:13:39
https://mainichi.jp/articles/20180508/k00/00m/010/059000c

国民民主党62人参加 「野党第1党」に届かず
毎日新聞 2018年5月7日 19時49分(最終更新 5月7日 19時55分)

国民民主党参加者

(衆院39人、参院23人)

▽希望の党(36人)

<衆院>青山大人、浅野哲、泉健太、伊藤俊輔、稲富修二、今井雅人、大島敦、大西健介、岡本充功、奥野総一郎、小熊慎司、城井崇、岸本周平、吉良州司、源馬謙太郎、後藤祐一、小宮山泰子、近藤和也、斉木武志、階猛、下条みつ、白石洋一、関健一郎、玉木雄一郎、津村啓介、西岡秀子、古川元久、古本伸一郎、前原誠司、牧義夫、緑川貴士、森田俊和、山岡達丸、山井和則、柚木道義、渡辺周

▽民進党(26人)

<衆院>篠原孝、原口一博、平野博文

<参院>足立信也、石上俊雄、礒崎哲史、伊藤孝恵、大島九州男、大塚耕平、大野元裕、川合孝典、古賀之士、小林正夫、桜井充、榛葉賀津也、田名部匡代、徳永エリ、長浜博行、羽田雄一郎、浜口誠、浜野喜史、藤田幸久、増子輝彦、森本真治、矢田稚子、柳田稔

■不参加者(衆院24人、参院21人)

▽希望の党(13人)

<衆院>大串博志、小川淳也、井出庸生、柿沢未途、佐藤公治、田嶋要、樽床伸二、寺田学、長島昭久、細野豪志、松原仁、本村賢太郎、笠浩史

▽民進党(27人)

<衆院>安住淳、江田憲司、岡田克也、金子恵美、玄葉光一郎、重徳和彦、中川正春、野田佳彦、○福田昭夫

<参院>○相原久美子、○石橋通宏、小川勝也、○小川敏夫、○神本美恵子、郡司彰、小西洋之、斎藤嘉隆、△芝博一、○那谷屋正義、○難波奨二、野田国義、白真勲、○鉢呂吉雄、○牧山ひろえ、真山勇一、宮沢由佳、○吉川沙織

▽分党「希望の党」を結成へ(5人)

<衆院>井上一徳、中山成彬

<参院>行田邦子、中山恭子、松沢成文

(敬称略。名前の前に「○」が付く10人は立憲民主党に入党希望。「△」は立憲との統一会派を検討)

5589チバQ:2018/06/01(金) 00:03:39
>嘉田由紀子氏は、枝野氏からの新党参加の要請を断ったことを明らかにした。
しらんかった
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171003000049
嘉田前知事は「立憲民主党」参加拒否 民進分裂に関係者「残念」印刷用画面を開く
 民進党の枝野幸男代表代行が2日、リベラル系の新党「立憲民主党」を設立する方針を明らかにし、民進の分裂が決まった。京都と滋賀の民進関係者からは「残念」「やむを得ない」といった反応が聞かれた。

 京都府内では民進の前原誠司代表(衆院京都2区)以外の前職3人がいずれも希望の党に公認を申請している。

 京都3区前職の泉健太民進府連会長は、「行動を共にできない仲間がいるのは残念だが、安倍政権打倒に向け連携はしていきたい」と述べた。4区前職の北神圭朗氏は新党設立について「やむを得ないと思う。むしろ、右と左がはっきり分かれた方が国民のためにもなると思う」と淡々と話した。6区前職の山井和則氏は自身の対応について「支持者からさまざまな声が寄せられており、検討中」とした。

 枝野氏と近い関係にある民進選対委員長代理の福山哲郎参院議員(京都選挙区)は、新党に参加するかどうかを「熟慮する」とした。衆院選では「京都の仲間を応援したい」と話した。

 民進滋賀県連の今江政彦幹事長は「これまで一緒に活動してきた仲間が別の道を選ぶのは残念だ」とした上で、「県内から希望への公認を申請している3人は、枝野さんの新党に移ることはない」と述べた。滋賀1区から無所属での立候補を表明した前滋賀県知事の嘉田由紀子氏は、枝野氏からの新党参加の要請を断ったことを明らかにした。

【 2017年10月03日 12時11分

5590とはずがたり:2018/06/01(金) 14:57:28
>>5589
前原主導で擁立して(けど小池に断られて無所属だけど・・)枝野の誘いには乗らなかったイメージがあります

5591チバQ:2018/06/12(火) 21:28:46
http://www.sanyonews.jp/article/608690
岡山3区 分裂保守「背水の陣」 希望、共産交え激戦必至の衆院選


朝の通勤時間帯に街頭に立ち、政策を訴える立候補予定者(右)=津山市

 自民党の候補者調整が難航していた衆院選岡山3区で6日、同党に公認申請していた前職と新人の2人は無所属で出馬することが正式に決まり、10年余りにわたって保守層がねじれてきた地盤で生き残りを懸けて対決することになった。両陣営とも比例復活がなく、背水の陣で選挙準備を一気に加速。これに対し、公示直前になって参戦した希望の党元職、共産党新人も保守の分裂選挙に割って入る構えで、激戦の度合いが高まっている。

 6日朝、前職の阿部俊子氏(58)=比例中国=は津山市内の街頭で党の政策をアピール。昼前の党本部決定を受け、記者団の取材に「4期の実績が認められなかったのは残念だが、支援者としっかり前に進む」と力を込めた。

 新人で平沼赳夫元経済産業相の次男正二郎氏(37)は同日午後、赤磐市内の企業などであいさつ回りをこなした。無所属での戦いを踏まえて「厳しい戦いとなるが、父の志を引き継ぐ」と一人一人と握手を交わして支援を求めた。

■比例復活なし

 2005年の「郵政選挙」で、郵政民営化関連法案に反対した赳夫氏が自民の公認を得られず、対立候補として阿部氏が立って以来、保守分裂選挙が続く岡山3区。過去4度と大きく異なるのは、両者がともに比例では復活できない無所属同士で相まみえる点だ。当選すれば同党は追加公認する方針で、名実ともに自民が一本化される。

 過去4度、いずれも赳夫氏に小選挙区で敗れ、比例復活した阿部氏。次点となった14年の前回は1万6千票差まで迫り、陣営幹部は「選挙を重ねるごとに平沼氏との差は縮まっており、4期の実績を強調して支持を広げる」と説明。党推薦も味方に形勢逆転を狙う。

 05、09年と2度の選挙で赳夫氏が無所属で戦った経験を持つ平沼氏の陣営。世代交代したとはいえ、旧41市町村単位の後援会組織を引き継ぐ。幹部は「後援会組織をフル活用するとともに、正二郎氏の若さを武器に新たな票の上積みを図りたい」と戦略を描く。

 保守層のねじれ解消に向け対決姿勢を強める両陣営。ただ、候補者調整で一本化されなかったことに、足元を支える自民党県議は難しい判断を迫られる。

 同区内を地盤とする大半の県議は支持層に阿部氏、平沼氏の支援者が混在する。ある県議は「両陣営から支援要請が強まるだろうが、自分の選挙を考えるとどう対応するか態度を決めにくい」と打ち明ける。

 同区内の県議は近く会合を持ち、衆院選の対応を協議する予定にしているが、既に「統一した動きはできないだろう」との声も漏れている。

■“未知の戦い”

 保守が票を激しく奪い合う展開が見込まれる選挙戦。野党陣営はそれぞれの立場から、支持を取り付ける考えだ。

 前日に希望の党の公認が決まった内山晃氏(63)は6日に地元の千葉県から岡山入りして記者会見し「日本も政権交代が可能な二大政党制にしなければならない」と述べ、非自民の受け皿になることを強調した。街頭演説中心の活動を展開する予定。

 一方、共産の尾崎宏子氏(61)の陣営幹部は、希望の党が憲法改正や安全保障関連法を容認する立場を念頭に「憲法改正反対や安保法廃止などをしっかりと訴えて、他の3候補との違いを明確にしたい」とし、対立軸を鮮明にして戦う方針だ。

 自民党にとって結党以来、岡山県内で行われた衆院選で公認候補を立てないのは今回が初のケース。“未知の戦い”は間もなく幕を開ける。
(2017年10月07日 00時28分 更新)

5592チバQ:2018/06/12(火) 21:29:41
http://www.sanyonews.jp/article/616128/1/?rct=shuin2017
衆院選岡山3区で平沼さん敗れる 「力不足」父の議席引き継げず


厳しい表情で敗戦の弁を述べる平沼氏

 22日投開票された衆院選で、岡山3区に立候補した無所属新人の平沼正二郎氏(37)は、知名度で勝る前職に敗れた。公示直前の出馬表明という出遅れが響き、政界を引退する父の赳夫氏(78)が長年守った議席を引き継げなかった。

 平沼氏は午後10時半ごろ、津山市大田の事務所に姿を見せ、支持者を前に「完全に私の力不足。申し訳なさでいっぱいです」と述べて深々と一礼。「心から感謝申し上げる。心機一転、自分を見詰め直し、今後について考えたい」と話した。

 衆院議員を12期務めた父の志を継ぎ、立候補。自民党の公認が得られず比例復活のない中、憲法改正や子育て支援充実などを訴えたが、及ばなかった。
(2017年10月23日 02時11分 更新)

5593名無しさん:2018/06/20(水) 20:15:02
8194 :チバQ :2018/06/20(水) 20:14:00
中村喜四郎

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/3713
衆院選挙中
中村氏は、後援会「喜友会」の強力なネットワークを維持する。無所属で保守層から政権批判層まで幅広い集票を狙う。

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1474100634/2508
衆院会派「無所属の会」は10日、無所属の中村喜四郎元建設相(68)の入会を衆院事務局に届け出た。


https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1225003015/6792-6796
小泉純一郎と野党の脱原発連合を演出した「角栄の愛弟子」
>「新潟県知事選で野党が勝てば、現政権はもたなくなる」


https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224160558/8189
自民県政クは、自民県連に対抗する中村喜四郎衆院議員(茨城7区、無所属)を応援したとして、2002年に同党を除名された県議らで発足。中村氏系として長年活動するが、昨年の衆院選で中村氏から応援を拒まれるなど関係が微妙になっている。自民県政クの関係者は「中村氏が親族を県議選に出す動きもある。全員復党できるなら自民と連携する可能性はある」としている。

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1224160558/8191
県議会で中村喜四郎衆院議員系とされてきた「自民県政クラブ」(5人)が揺れている。年末の県議選に向け、中村氏の親族が会派の現職がいる選挙区から立候補の動きを見せているためだ。

5594チバQ:2018/06/27(水) 21:02:47
>>6修正


○:満たす、×:満たさない、-:政党が存在しないor選挙不参加

政党名、2013年参院選、2016参院選、2017衆院選、所属議員5名
立憲:-、-、○、74 (wikiによる)
国民:○、○、-、62 (wikiによる)13参は民主党、16参は民進党 17衆は多くの議員が希望の党に離党して出馬
維新:-、○、○ 22
自由:×、×、-、6
希望:-、-、-、5
社民:○、○、×、4
=↑満たす、↓満たさない========
ココロ :-、×、×、1

維新:衆:11人  参:11人
希望:衆:中山成彬・井上一徳 19改選:行田邦子、中山恭子、松沢成文
自由:衆:小沢一郎・玉城デニー 19改選:山本太郎、22改選:森裕子・木戸口英司・青木愛
社民:衆:照屋寛徳・吉川元 19改選:又市征治、22改選:福島瑞穂

日本のこころは2017衆院選で要件満たさず(中野正志 のみ)

5595チバQ:2018/06/27(水) 21:03:56
いいスレが浮かばないので・・・
https://www.sankei.com/politics/news/180616/plt1806160010-n1.html
2018.6.16 13:00
【平成30年史 政界再編(1)】
黒い「利権トライアングル」 全ての始まりはリクルートだった
 昭和の終焉(しゅうえん)が近づいていた60年代のある日、記者は東京・歌舞伎町のスナックにいた。待ち合わせていた相手は東京地検特捜部が内偵中の贈収賄事件の参考人で、特捜検事の事情聴取を終えて自宅に帰る途中だった。カウンター席が8席の小さな店内ではサラリーマン風の男性客が2人、マイクを片手に声をからしていた。

 壁際の席に腰を下ろした男は、グラスのビールをのどに流し込む。そして背中を丸めながら、周囲を気にするようにつぶやいた。

 「今度の事件は捜査次第で日本は潰れるかもしれないよ」

 聞き耳を立てる記者に、記憶を確認するように金銭授受の一部始終を再現してみせた。大物政治家の名前も口にした。

 「検事は何と…」

 「メモをとっていたが、別れ際、誰にも言うなとクギを刺された」

 結局、この事件は表面化しなかったが、特捜部は昭和60年代から平成にかけ、旧平和相互銀行事件やリクルート事件、東京佐川急便事件など、矢継ぎ早に政界汚職に切り込んだ。特にリクルート事件は、利権体質を支え合う「鉄のトライアングル(三角関係)」と称された政界、官界、財界の3者をのみ込む大型疑獄事件へと拡大した。

                
■ ■ ■

 リクルート社の創業者、江副浩正は昭和59年12月から60年4月にかけ、リクルートコスモス社の未公開株を政治家や関係官庁幹部、産業界の有力者らに低廉な価格で譲渡していた。

 未公開株は店頭公開後の株価高騰が確実視されており、売却益を見越した「裏献金」ともいえるものだった。この未公開株問題は63年6月、川崎市助役への譲渡が発覚したことで一気に表面化する。

 前首相の中曽根康弘や自民党幹事長の安倍晋太郎、蔵相の宮沢喜一らが秘書名義で譲渡を受けていたと報じられると、マスコミ各社の取材合戦も激しくなり、有力政治家の名前が続々と白日の下にさらされた。自民党だけでなく野党も、そして官界も財界も「リクルート汚染」一色に包まれていった。

 特捜部は年号が平成に変わった2月、江副を贈賄容疑で逮捕する。対象者の多さから、捜査は株や現金の流れによって、政界ルート▽文部省(現文部科学省)ルート▽労働省(現厚生労働省)ルート▽NTTルート-の4つに分かれて展開された。

 延べ1万9321人の捜査員を260日にわたり動員。事情聴取した参考人は610人に達し、家宅捜索は80カ所、押収物は約7900点に上った。その結果、19人を逮捕し、21人を起訴した。

 当時の検察関係者によると、政界ルートでは、特捜部は「江副と中曽根の関係はかなり濃密」と判断していた。中曽根の秘書ら3人に計2万9千株の未公開株が渡り、およそ6千万円の利益を得ていたことをつかんでいた。検察でいう「射程圏内にあった」とされるが、職務権限と結びつかず立件は見送られたという。

 公明党衆院議員、池田克也と自民党の元官房長官、藤波孝生が未公開株と現金供与を受けたとして在宅起訴されたほか、議員秘書ら4人が略式起訴されただけだった。事件の真相はやぶの中ということか。

                
■ ■ ■

 人事権を握る政治家は官僚に強く、許認可権をもつ官僚は業者に強い。そして金と票をもつ業者は政治家に強い-。この「トライアングル」は補完し合うことで力を増していた。業者は政治家を通して官僚への食い込みを図る。リクルート事件も同じ構図だった。

 政界の腐敗摘発を使命とする特捜検察は、常に「政・官・業(財界)」の三角関係に睨(にら)みをきかせてきた。それだけに、自民党と緊張関係にあった。捜査を牽制(けんせい)するようなさまざまな「雑音」が直接、あるいは間接的に入ってきたという。

 捜査関係者は「自民党の有力議員から『検察も国家の機関なら予算の成立を優先に考えて捜査をやるべきだ』『特捜部は関東軍だ』と横やりが入ったこともある」と振り返る。別の検察関係者も「(NTT初代社長の)真藤恒を逮捕した際には、検察OBの弁護士が『なぜ逮捕する。検察は経済取引を犯罪だとねじ曲げている』と怒鳴り込んできた」と話した。

5596チバQ:2018/06/27(水) 21:04:31
 当時の検察幹部はこう語った。「国政を考えると立件するのは氷山の一角にならざるを得ないこともある。だが、政治家が暴走すると一罰百戒でお灸(きゅう)を据える材料はある。立件は見送ったが、尻尾をつかんでいるというメッセージは伝わっている」

 ■「権力闘争」の行き着いた先は

 リクルート事件は、特捜部が過去に摘発した造船疑獄事件やロッキード事件と肩を並べる政界、官界、財界を巻き込んだ大疑獄事件となったが、その背景には当時が「金権政治」の全盛期だったことがある。

 「マージャンをやっていたら過熱してレートが高くなりすぎた。ゼロをひとつ取ったが、それでも100万円単位だった」

 「(大物政治家の)自宅に行ったら金庫が2つ置いてあり、3千万円ずつ現金が入っていた」

 永田町ではそんな話がゴロゴロしていた。膨らんだカネの出どころは不確かなことが多かった。

 昭和36年7月、自民党の政治資金団体「国民政治協会」が発足し、財界が自民党の大スポンサーになった。当時を知る財界関係者によると、財界大物がカネの力にものをいわせ自民党総裁選の裏で動いたこともあったという。


 51年に発覚したロッキード事件など「政治とカネ」の問題が起きるたびに政治資金規正法が改正され、政治家は自力で資金を集めなければならなくなった。

 その一方で、選挙にかけるカネは増え続けた。中選挙区制で、政策に違いがない自民党議員同士が激しい選挙戦を繰り広げるため、資金力や利益誘導などで競うようになったからだ。その結果、金銭感覚はさらにまひした。

 産業界も官僚主導の政策決定や中央官庁の許認可に関与するには自民党の有力な「族議員」を押さえておけばよかったが、幅広く手を打たなければ政策決定などをコントロールできなくなっていった。実際、リクルート社も職務権限がない国会議員にまで未公開株をばらまく“じゅうたん爆撃”を仕掛けていた。

 政・官・業の「癒着」が微妙に変化していく中で起きたリクルート事件。特捜部の検事は多かれ少なかれ、ベテラン議員や大企業トップら「大物を挙げてこそ」という意気込みがあるというが、事件は当初の広がりからすれば首をかしげるような結末に着地した。ただ、検察は捜査力と存在意義を世に知らしめ、「政治とカネ」の問題を国民に強く問いかけた。

                
■ ■ ■

 特捜部がリクルート事件に続いて手がけたのが、東京佐川急便事件だった。平成4年8月、東京佐川急便の元社長から自民党副総裁、金丸信への5億円献金問題が表面化した。元幹事長の小沢一郎は首相、宮沢喜一に「恣意(しい)的な権力の執行はよろしくない」と訴えたが、約1カ月後、金丸は政治資金規正法違反の罪で略式起訴される。

 金丸が率いる自民党最大派閥の竹下派(経世会)は当時、全国に張り巡らした支持組織や地方議員のネットワークを武器に、政・官・業のトライアングルの中心に君臨していた。その「本丸」に特捜部は切り込んだ。

 小沢は、これまで国会議員が政治団体のことで直接刑事責任を問われることはなかったのに今回はなぜ刑事責任を問うのか、と釈然としないでいた。

 リクルート事件で大物政治家たちは軒並み立件をまぬがれ、国民の「政治不信」は高まっていた。それだけに、特捜部は東京佐川急便事件では、捜査を牽制(けんせい)する永田町からの「雑音」を避けるため、国民世論を味方につけようと動いていた。

 小沢は徹底抗戦の戦略を描いたが、党国対委員長の梶山静六ら反小沢系の竹下派有力議員はさっさとけりをつけた方がよいと考え、特捜部の動きを黙認した。派内の主導権争い、権力闘争に検察捜査を利用したという構図だった。

 小沢は後年、「権力闘争的な面もあった」と周囲に語っている。行き着いた先は竹下派分裂だった。それは自民党下野、55年体制崩壊の引き金となり、今も続く政界流動化につながっていく。(敬称略、肩書は当時)

5597チバQ:2018/06/27(水) 21:05:19
https://www.sankei.com/politics/news/180617/plt1806170012-n1.html
2018.6.17 10:50
【平成30年史 政界再編(2)】
金丸氏跡目争いで「小沢氏VS反小沢氏」で鉄の結束瓦解 参院平成研「鉄の岩盤」は健在
 青天(せいてん)の霹靂(へきれき)-。誰もがそう思った。

 平成4年8月27日、東京・永田町の自民党本部。記者会見した党副総裁、金丸信は、東京佐川急便の元社長からの5億円の献金受領をあっさり認めた。「私の不徳の点が多々あった。責任をとるべきだと思う」。そう語ると、副総裁と竹下派(経世会)会長の辞任を表明した。

 当時の経世会は「鉄の結束」を誇る自民党最大派閥。党内だけでなく、政・官・業に圧倒的な影響力を持ち「経世会支配」と言われていた。トップに立つ金丸は「政界のドン」と呼ばれ、時の首相、宮沢喜一も金丸の“ツルの一声”で誕生したとされるほどだった。

 その金丸が多額献金を認めた。「同志への陣中見舞いと認識した」。何か意図があるのか、権力者の慢心か-。さまざまな観測が広がったが、この会見こそが、今も続く政界再編の動きが始まった瞬間だった。

■ ■ ■

 その4日後、神奈川県箱根町で行われた経世会の議員研修会。自民党総務局長、野中広務が挙手し、発言を求めた。派閥事務局長の船田元が許可すると、野中はおもむろにこう訴えた。

 「わが派のなかで不穏な動きがある。経世会として一致団結してきた流れから見て由々しき問題だ」

 会場は騒然とし、出席議員の表情はこわばった。金丸の寵愛(ちょうあい)を受けた会長代行、小沢一郎を公然と批判したと受け止めたからだ。小沢系と反小沢系の対立は決定的となった。

 この時、野中は、金丸の辞任情報を小沢の側近、熊谷弘が外部に流していたとの確信していた。だが、実際は反小沢系の議員が流していた。野中は後年、人を介して熊谷に「あれは間違えていた。訂正しようか」と謝罪したという。

 とはいえ、誤情報に基づく発言がなくても、経世会は分裂が避けられない運命にあった。「権力闘争、政治手法、選挙制度…。そういう考え方で全部、対立していた」(当時の経世会議員)からだ。

 いったんは「金丸-小沢」態勢を維持することでまとまったものの、金丸が10月14日、議員辞職願を衆院議長に提出。経世会オーナーの元首相、竹下登はリクルート事件の影響で表舞台から身を引いていたため、小沢系と反小沢系による「跡目争い」が本格化する。

■ ■ ■

 迎えた10月21日。この日は竹下派の後継会長選びの決着期限だった。

 これに先立つ20日の最高幹部会。反小沢系の橋本龍太郎は「小渕恵三を推薦したい」と発言した。船田は小沢を推したが、小沢は「時期尚早だ」として拒み、「羽田孜を推薦したい」と語った。

 事前の打ち合わせで「小沢推薦」のシナリオができていたため、船田は目を丸くし、小沢系の佐藤守良と顔を見合わせた。だが、小沢の発言は「絶対」。羽田VS小渕の構図が固まった。

 小沢系は多数派工作を進めており、経世会の衆院議員67人のうち36人の署名を集めていた。

 小沢「羽田を推薦する」

 橋本「羽田は閣僚(蔵相)だ。国事優先だ」

 21日の午前10時に始まった最高幹部会は双方がつばぜり合いを演じ、決着にはほど遠いまま。日付が変わった頃、幹部会座長の派閥顧問、原田憲が突如、幹部会を中座し、記者団に「会長は小渕君が適任と考える」と見解を表明した。

 小沢は「座長としての職務放棄だ」と反発。幹部会を飛び出すと午前2時45分過ぎ、小沢系議員らと記者会見を開き、座長見解の白紙撤回を要求した。だが、中立を装っていた参院議員42人が「座長見解」支持で結束。22日の最高幹部会は小沢らが欠席する中で「小渕会長」が決まる。

 船田はその時のことを、こう振り返る。「わが派は昔から参院が強い。『参院の岩盤』という力を竹下さんが利用しないはずはない」。文字通り、小沢も認める権力争いだった。

 今国会が召集された3日後のことだった。1月25日昼、自民党額賀派(平成研究会)の党本部近くにある派閥事務所は異様な雰囲気に包まれていた。定例会合に、派閥所属の参院議員で構成する「参院平成研」メンバーの21人が一人も現れていなかったからだった。あちらこちらに目立つ空席。幹部は出席者に前方に詰めて座るよう促した。

5598チバQ:2018/06/27(水) 21:05:56
 欠席した21人は定例会合の直前に、国会内の一室に集まっていた。参院自民党幹事長で参院平成研会長の吉田博美が「ケンカは勝たなければ意味がない」と声を張り上げ、定例会合を集団ボイコットすることを決めていた。

 ケンカとは額賀福志郎の平成研会長辞任を求める「額賀おろし」を意味していた。吉田は1月11日、額賀に直接、「月内に辞任を決断してほしい」と迫った。吉田の念頭にあったのは党総務会長、竹下亘(わたる)への会長交代だが、額賀は「私には失うものはない」などと反論し、会長にとどまろうとしていた。

 平成研の前身は竹下の兄、竹下登が立ち上げた竹下派(経世会)。毎週木曜の昼に定例会合を開き、所属議員が弁当を食べて結束を固めたことから「一致団結・箱弁当」という言葉も生まれた。力の源泉はカネと組織力。なかでも参院平成研の結束は平成研副会長、船田元が「鉄の岩盤」と評するほどだったが、さらに吉田らを強気にさせたのは「連判状」の存在もあった。

■ ■ ■

 昨年12月。平成研の参院議員は、議員会館の事務所に届いた巻紙に驚いた。くるくると紙を広げると、一言、こう書かれていた。

 「今後の対応は吉田博美会長に一任します」

 言葉の横には、参院平成研の所属議員の名前が手書きで並び、それぞれ母印も押してあった。この参院議員は即座に理解した。

 「吉田が額賀の辞任を求め、応じないなら集団離脱も辞さない気だ」

 連判状は、吉田の意向をくんだ参院議員、石井準一と青木一彦が集めた代物だった。「額賀おろし」の準備は1カ月以上前から進められていたわけだ。 

 竹下登の秘書を長く務め、参院議員会長経験者の青木幹雄も背後で動いていた。青木は28年10月頃から額賀に派閥の会長職を退くよう水面下で打診したが、額賀は参院のドンといわれた青木に対しても「そのうち」とかわし続けた。

 「党総裁になろうという欲のない竹下亘に円満にバトンタッチし、派として、ちゃんとした総裁候補を育てられるかどうかだ」。そう周辺に語っていた青木が思い描いていたのは、強い「竹下派」の復活だった。

 衆参の力関係を知る衆院議員も「経世会時代を考えれば、『竹下派』に戻っていくのは自然」と考える者は多く、吉田ら参院側の意向に従い、会長交代の声を次々と上げ始めた。

 船田は2月上旬、平成研の衆院幹部が集まった会合で「参院側の要求を受け入れ、会長を竹下亘に譲るべきだ」と訴えた。経世会分裂を経験した船田が、分裂回避を主張しただけに反論する幹部はいなかった。

 そして、4月19日の派閥臨時総会で正式に「竹下派」が復活する。仲間の結束力を武器に政敵を力ずくで動かし、闘争心と行動力で派内を統率する-。その行動様式を、田中派、旧竹下派の系譜を受け継ぐ平成研が忘れているはずはなかった。

■ ■ ■

 用意周到に会長辞任を画策され、なすすべがなかった額賀。分裂しても党内で影響力が下がるだけという事情もあった。吉田は派閥の定例会合で末席に座り、にらみをきかせている。しかし、かつての「竹下派七奉行」と呼ばれるようなリーダーも育っていない。

 もっとも、強いリーダーの不在は竹下派だけではなく、党最大派閥の清和政策研究会(細田派)にも見当たらない。それだけに引退した元首相、森喜朗の発言力はいまだ健在だ。宏池会(岸田派)も政界を引退した元党幹事長、古賀誠が影響力を保っており、それを党政調会長、岸田文雄の弱さととらえる見方もある。

 竹下派の新会長、竹下亘は「七奉行」の存在の大きさを実感している。

 兄の竹下登が首相として消費税導入を進めた際も「七奉行といわれる人たちが、党内で反乱が起きないように十何人ずつ抑えてくれた」と述懐している。

 七奉行の一人、橋本龍太郎は晩年、周囲にこう語っていたという。

 「小選挙区制に変わったことで、派閥の時代は終わったんだ。議員は一国一城の主(あるじ)なんだから…」(敬称略、肩書は当時)

5599チバQ:2018/06/27(水) 21:06:56
https://www.sankei.com/politics/news/180618/plt1806180002-n1.html
2018.6.18 05:00
【平成30年史 政界再編(3)】
細川政権263日で退陣…「小沢一郎氏VS武村正義氏」今なお残る怨念 税率7%の腰だめ発言、細川護煕氏「これはまずい」
 芝生の緑が映える首相官邸中庭に、モーニングやドレス姿の閣僚たちがさんざめきながら姿を現した。手には日本酒の注がれたシャンパングラス。平成5年8月9日午後に発足した細川護煕内閣の閣僚たちの表情は晴れやかだった。

 官邸内の階段ではなく、中庭での記念撮影という慣例を破る演出も、政権交代を盛り上げていた。非自民8党会派の連立をまとめ上げた新生党代表幹事の小沢一郎はこの日、国会内で「自民党はまだ信じられなくてぼうっとしているんじゃないか」と記者団に軽口をたたいた。だが、細川政権はこの時の高揚感とは異なり、順風満帆な政権運営とはいかなかった。

■ ■ ■
 

 暮れも押し詰まった同年12月16日夜、小沢はひそかに首相公邸を訪れた。呼び出した細川が用件を切り出すより先に、小沢が口にしたのは官房長官、武村正義の更迭だった。

 「自民党に通じている武村が政権内にいては政治改革はできない。そんな人物をそばに置いて、やっていけるのか。返事があるまで自分は休ませてもらう」

 細川は翻意を促したが、小沢は不機嫌に席を立ち、その後1週間ちかく連絡を絶った。

 この時期、小沢と武村は6年度予算案を年内編成するか、越年させるかで対立していた。国民生活への影響を懸念し、年内編成を主張する武村。小沢は細川政権が「政治改革政権」を標榜する以上、政治改革を優先すべきだと考えた。

 細川と小沢は5年12月26日の再会談で、政治改革の優先を確認し、その後に内閣改造と武村更迭、与党会派の合流などの段取りも話し合われたとされる。しかし、政権内は合流どころか、それぞれが好きな方向に駆ける「八頭立ての馬車」などと揶揄されるほど結束とは程遠い状態に陥っていた。

 産経新聞は6年2月14日付の朝刊1面で「首相 予算編成後に内閣改造を決意」と報じた。武村は記者団に否定してみせたが、細川は翌15日の閣僚懇談会で改造検討を表明。武村には「外相に回っていただくのはどうか」と打診した。武村の率いるさきがけは猛反発。即座に「改造すれば閣外離脱」の方針を決定した。改造問題は3月に入って細川が断念を表明するまで尾をひいた。このとき武村は「細川さんとの関係が決定的におかしくなった」と感じた。

■ ■ ■
 

 高い内閣支持率を誇った細川政権がわずか263日で退陣することになったのは、政府と与党との連携不足によるところが大きい。「小沢VS武村」の対立劇はその象徴だった。

 細川の首相特別補佐を務めた田中秀征は細川政権を「2つの点(焦点)がある楕円形だった」と評している。楕円形のボールは転がすと、どこへ行くのか予測しにくい。

 首相という中心点1つにまとまらず、内部抗争がやまなかったのは21〜24年の民主党政権も同様だった。鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の3人が首相を務めたが、民主党に合流していた小沢は官邸に入ることはなく、消費税増税などの課題で対立を深めて分裂、下野した。

■ ■ ■
 

 小沢は周辺にこう漏らしているという。

 「民主党政権もそうだったが、幹部連中がそれぞれの役割と責任を理解していなかった。武村君も筋違いだった。官房長官は各省庁の政策的な調整をすべきであって、国会運営に顔を出してヘラヘラする仕事じゃない。これは筋論なんだ」

 一方の武村も当時の不快感を今もありありとよみがえらせた。

 「小沢さんたちから『自民党と内通している』という批判は受けましたわ。僕は自民党を飛び出した後も首相経験者の竹下登さんや(自民党元幹事長の)梶山静六さんのところに出入りしてましたからね。それに小沢さんは違和感を抱いたのでしょう」

 細川政権樹立のきっかけとなった宮沢喜一内閣不信任決議案の採決で、小沢らのグループは賛成票を投じて自民党に決別したのに対し、武村らは反対票を投じた。「スリッパを脱ぎ散らかして出ていくようなまねはしなかった」(鳩山)というさきがけと、竹下派内の権力闘争の末に反旗を翻し離党した小沢とは自民党に対する距離感、敵愾心の強さは違っていた。

 24年に民主党が下野した後、小沢が政局を主導する場面はなく、野党勢力の再編もまた縮小再生産の一途だ。武村は「野党は糾合せざるをえない」と言いつつも、小沢に対しては痛烈な言葉を放った。

 「長い間ご苦労さんでした、よく頑張られました。もうおやめになったほうがいいんじゃないですか」

5600チバQ:2018/06/27(水) 21:07:53
■ ■ ■
 

 細川護煕政権はそれほど長く持たないかもしれないと予感させた出来事が国民福祉税をめぐる迷走劇だった。細川にとって首相在任中で「最も悔いが残る」という案件だ。

 国民福祉税の発表は平成6年2月3日午前0時50分から行われた。準備不足が否めず、7%の税率の根拠を問われて細川は「腰だめの数字」と口走ってしまったのだ。

 細川は振り返る。「直後にリアクションは大きいと思いましたよ。これは、まずいとね」

 細川は税制改革の検討は与党や大蔵省幹部に任せていたが、国民福祉税という名称や税率7%という大蔵案の詳細な説明を受けたのは記者会見の数時間前。しかも新年度予算編成や日米首脳会談などの日程を逆算し、即日発表するという慌ただしいものだった。

 細川政権の官房長官、武村正義は当時について「唐突に浮上した。細川さんがまさかOKするとは思っていなかった。夜11時ごろ記者会見することになったと連絡があり、『えーっ』となった」と話す。

 ただ、首相ら政権中枢が発表直前まで税制改革の詳細を知らないということがあるのだろうか。官房副長官を務めていた石原信雄は大蔵省は税制改革について経過報告に来ていたことを覚えている。「官房長官が聞きたくないと言っても内閣の大番頭にはしっかり理解してもらえ、と大蔵省に言っていたんですが」と語る。

 新生党代表幹事だった小沢一郎もその後、側近らに「首相に内緒ではやらないさ。うまくいかなかったから『直前に聞いた』というし、うまくいってたら『最初から賛成していた』と話すよ。それが世の中の常だ」と解説した。

 結局、国民福祉税構想は撤回を余儀なくされた。政治改革関連法を成立させたことで、次の目標を設定できずにまとまりを欠く政権に対し、自民党は佐川急便グループからの資金提供問題をテコに細川を連日責め立てた。

 細川は当時の心境についてこう語る。

 「辞めたいという気持ちに拍車がかかった。権力に対する欲がないので、やることをやったら辞めたいという気持ちは一貫して持っていましたし」

 その後、羽田孜政権が成立したが、新統一会派「改新」問題で社会党は連立を離脱。自民党は政権奪取に向け本腰を入れた。

■ ■ ■
 

 「決選投票の結果、村山富市さんを内閣総理大臣に指名することが決まりました」

 6年6月29日の衆院本会議。女性初の衆院議長、土井たか子の声が朗々と響き、村山は「大変なことになった」と思いながら周囲に促されて立ち上がり、一礼した。

 55年体制で対峙した自民党と社会党が連立を組む-。しかも首班は、閣僚経験のない社会党の委員長。社会党は日米安全保障条約や自衛隊を認めず、消費税や国連平和維持活動(PKO)協力法にも反対していた。その衝撃は細川連立政権の比ではなかった。

 さきがけを率いた武村は述懐する。「自民党は自社さを足せば過半数を取れる。村山だろうが、だれだろうが担いで政権に戻ろうという意欲が強かった。自民党は非常に柔軟、大胆な発想でした」

 自民党で政調会長も務めていた亀井静香も自社さ連立の立役者の一人だ。亀井は都内の小料理屋で、旧知の社会党国対委員長の野坂浩賢をけしかけた。

 「お前のような社会党左派の大物が、小沢の子分になって満足なのか。新しい政権で手を握らないか」

 「やろうじゃないか」

 野坂は即座に頷いた。非自民で結束したという興奮状態が冷め、野坂や村山ら社会党議員は政権内で異質な存在となっていたことも背中を押した。

 孤立する社会党と、連立主流派から外れたさきがけ。ともに、政権奪還を急ぐ自民党と手を握る素地は生まれていたのだ。

 とはいえ、自民党でも議員総会で異論が噴き出すなど悶着は起きた。

 衆院本会議で村山首班が決まり、後に村山の後継首相となる橋本龍太郎が村山にささやきかけた。

 「だいぶもめたよ。最後は(村山と同じ選挙区だった)衛藤晟一が『村山さんが首相になって一番困るのは私だ。その私が了解しているんだからいいじゃないか』と発言した。これが効いたよ」

■ ■ ■
 

 1年で覆された小沢主導の政権交代。新党請負人の異名を持つ政治アナリスト、伊藤惇夫は「自民党は分裂したら政権を失うという教訓を強烈に抱いた」と分析し、野党の再編はあっても「今後は大きな政界再編は起きない」とみている。だが、小沢は今もなお鼻息が荒い。

 「絶対、政権を取る。来年夏の参院選で勝つのさ」

(敬称略、肩書は当時)

5601チバQ:2018/06/27(水) 21:09:21
https://www.sankei.com/politics/news/180621/plt1806210005-n1.html
2018.6.21 04:59
【平成30年史 政界再編(4)】
「密室」は破壊され「劇場」へ 小渕氏後継「森さんでいい」
 平成12年4月2日朝-。東京・麹町の参議院宿舎で、自民党参院議員会長、村上正邦の部屋の内線電話が鳴った。電話の主は小渕恵三政権の官房長官、青木幹雄だった。

 同じ宿舎内から慌ただしくやってきた青木は顔色を変えており、パジャマ姿の村上に言った。

 「大変なことが起きた。小渕が倒れた」

 すぐさま自民党政調会長の亀井静香、党幹事長代理の野中広務と連絡を取り合い、対応を協議することになった。

 同日午後1時すぎに国会近くの旧赤坂プリンスホテルのスイートルームに顔をそろえたのは村上、青木、亀井、野中に、党幹事長の森喜朗。のちに「5人組」と指弾されるメンバーだった。青木の報告を受け、野中が言った。

 「公表のタイミングが大事ですよ」

 村上は即座に事務方に「記者会見まで入院の事実は伏せるように」と命じた。5人の念頭にあったのは元幹事長、加藤紘一の存在だった。加藤はその前年の9月の総裁選で小渕に戦いを挑んだだけに、不穏な動きをさせないように「情報統制」を敷いたのだった。

 その後、入院した小渕の容体が厳しいと分かると、村上が口火を切った。

 「次は森さん、あなたしかいないんじゃないか」

 指名された森は野党時代の総裁、河野洋平を推した。重ねて村上が「森さんでいい」と繰り返すと、森は神妙な表情で「私で良ければ、お役に立たせてもらいます」と応じた。小渕後継が森に決まったのはこのときだった。

 小渕が倒れた原因は脳梗塞だった。持病も持っていたが、自由党党首、小沢一郎らと会談し、自由党との連立解消を決断した直後に体調を崩したことから、心労がたたったとみられている。

 このころ小沢は自民、自由両党を再結集させるべきだと小渕に主張し、この意見に村上は共感していた。一方で、小沢と同じ自民党経世会出身の野中や青木は、小沢ら自由党と組む以前から公明党と水面下で手を握り、「小沢斬り」もやむなしと進言していた。小渕は党内で板挟みになっていた。

 4月1日の自民、自由、公明の3党首会談は物別れに終わり、小渕の「小沢さんと2人だけで」という希望で、約20分間別室で行われたサシの協議も決裂した。席を外した公明党代表の神崎武法は「どんなやりとりだったか、翌朝にでも小渕さんにたずねようと思っていた」と悔やむが、その詳細は今も不明だ。

 ただ、村上は「当時私が事前に連絡を取った限りでは、小渕さんは必ずしも自自合流に後ろ向きではなかった。だから小沢にも好感触だと伝えていた」と明かす。

 連立解消の報を聞き自由党本部に駆けつけた村上は、激怒する小沢に「話が違うじゃないか」と怒鳴りつけられたという。村上は今「経世会が分裂したしこりが残っていたんだろうな。だから野中、青木は合流に否定的だったんだよ」と振り返る。
 小渕後継を森と定めた5人組は「密室政治」の象徴として批判され、森内閣は発足直後からつまづいた。だが、それまで自民党では次のトップが水面下で決まるのは珍しいことではなかった。

 古くは昭和49年の党副総裁、椎名悦三郎による「椎名裁定」。田中角栄の首相退陣表明を受け、福田赳夫、大平正芳、中曽根康弘らを前に三木武夫の名を挙げた。

 7人の首相に官房副長官として仕えた石原信雄も、退陣表明後の竹下登から「きみは引き続き宇野(宗佑)君を手伝うようにと言われた」と証言する。宇野は約2カ月で首相を辞め、次の海部俊樹政権の流れを作ったのも竹下の意向だった。

5602チバQ:2018/06/27(水) 21:10:39
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 派閥領袖らの協議で流れが決まっていたリーダー選びが変質するのは小泉純一郎を選出した平成13年4月24日の党総裁選からだ。総裁選のしくみも変わり、派閥の力だけでは通用しなくなった。小泉は「自民党をぶっこわす」とほえ、脱派閥政治を掲げて無党派層を引きつけた。常に話題を作り、世論を味方に政権運営する姿は「劇場型政治」の始まりだ。このスタイルをもっとも濃く引き継いだのが東京都知事、小池百合子だった。

 「健康ファーストを実現したい」

 小池は6月8日の定例記者会見で、都の政策を熱っぽく語った。質問が東京都目黒区のアパートで女児が死亡した事件に及ぶと、沈痛な表情で「何とかならなかったのかという思いでいっぱいだ。児童相談体制の強化を図りたい」とも語った。

 都知事としてほぼ毎週のように記者会見し、ネットでの発信もかかさないが、昨年11月に希望の党の代表を退いてからは政局がらみのやりとりは少なく、小池の発言が政治ニュースのトップを飾ることもなくなっている。

 しかし、平成28年7月の都知事選からの1年間は、小池は一身にスポットライトを集め、時に首相の安倍晋三をもはるかにしのぐ台風の目であり続けた。

 知事当選から3カ月後の28年10月、小池はJR池袋駅近くの帝京平成大のホールの演壇に上がった。小池の表情は高揚していた。

 自身が立ち上げた政治塾「希望の塾」の開講セレモニーに参加した塾生は1・6倍の応募から選抜された約2900人。ハワイから駆けつけた参加者もおり、ホールに収容できず4回に分けて参加させた。小池は「不公平があってはいけないので同じジョークを4度、繰り返さないといけません」と上機嫌だった。

 希望の塾は新党を興し、政界再編を興す足がかりにする仕掛けと喧伝(けんでん)された。小池自身は当時、「新党結成がいかに大変なことか、よく知っている」といなしたが、その手法は小池の出自である日本新党に似ていた。若く、弁が立ち、政治経験が少ない候補を公募し、既成勢力と対峙(たいじ)して議席を確保し、それを足がかりに政界再編をめざす-。

 小池は29年2月の千代田区長選で、自民党都連と対決して圧勝。同年7月の都議選では、地域政党「都民ファーストの会」を率い、6議席から49議席と躍進し、都議会第一党の座を占めた。小池の勢いは止まらず、安倍が衆院解散を決断した後、「希望の党」結党でピークを迎えた。

 「リセット」「しがらみのない政治」

 小池は、郵政選挙で大勝した小泉を彷彿させるワンスレーズを連呼した。小池にとって郵政選挙は刺客を志願して勝利し、自民党内での存在感を印象づけた成功体験だ。このまま小池の快進撃は続くかと思われた。

5603チバQ:2018/06/27(水) 21:11:00

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 昨年9月28日の衆院解散から十数分後の国会内では、奇妙な現象が起きていた。抜き打ち解散で先手を打ったはずの安倍や自民党幹部の表情は厳しく、後手の民進党内は、希望への合流という見通しに沸き返り、楽観的な雰囲気に包まれていたのだ。

 このころの心境を東京選出の自民党幹事長代行、萩生田光一は「緑の台風のようで勢いがあって、止めきれないという危機感があった」と振り返る。

 一方の国民民主党の元厚生労働副大臣、牧義夫は「小池さんには勢いと突破力があり、安倍1強態勢を崩す起爆剤になると思った。首相指名選挙で(自民党の反安倍勢力と連携することで)自民党を分裂させることができるという思いもあった」と話す。

 事実、希望が自民党元幹事長、石破茂らと連携して政界再編を狙うとの臆測がささやかれたり、小池の国政転出も取り沙汰されたりもしていた。

 だが、解散翌日の小池自身の「排除」発言で減速する。この時からの小池は誤算続きとなった。

 安全保障法制などの政策面で、民進党と希望との違いも浮き彫りとなり、政策そっちのけとの印象を与えた。「排除」発言をてこに元官房長官、枝野幸男らの立憲民主党が同情と支持を集めた。原発政策で政権に批判的な小泉や元首相の細川護煕からの支援も得られず、自民党から連携する動きもなかった。

 牧は語る。「選挙期間中、有権者の反応が変わった。自分の選挙目当てで小池にひれ伏したと…。毎日毎日、票が減るのを肌で感じた。とにかく早く投票日が来ないかなという気持ちだった」。結果、牧は比例で議席を得たが、衆院愛知4区では落選した。

 小池旋風を失速させた「排除の論理」。元首相の鳩山由紀夫が旧民主党立ち上げの際に、新党さきがけ代表だった武村正義らの参加を拒んだキーワードだった。このため鳩山は小池の「排除」にやや同情的だ。

 「まず何をやりたいのかを掲げて、この指止まれ方式で1人ずつ集まるべきだ。でなければ政策の見えない集団になり、国民の期待は得られない」

■ ■ ■

 衆院選後、希望の党は民進党と合流し、国民民主党を結成した。元民主党代表の岡田克也や「排除」対象とされた元首相の野田佳彦らは民進党を離党し、無所属のままだ。立民、国民、無所属の3分裂状態は続く。

 ただ、政策がバラバラな野党が選挙前に結集しても、党内でいさかいの絶えなかった「選挙互助会」と揶揄(やゆ)された民主党の二の舞になるのは目に見ている。(敬称略、肩書は当時)

5604チバQ:2018/06/27(水) 21:12:11
https://www.sankei.com/politics/news/180622/plt1806220004-n1.html
2018.6.22 09:00
【平成30年史 政界再編(5)】
野党の枠組みに与さぬ異端の存在…共産党 綱領改定で現実政治に接近
 日本国憲法施行から71年となった5月3日、憲法改正に反対する市民団体が都内で開いた集会。共産党委員長の志位和夫は、立憲民主党代表の枝野幸男ら野党党首と同じ壇上に並んでいた。

 「安倍晋三政権による9条改憲は許さない。この1点で力を合わせ、市民と野党の共闘を発展させて安倍政権もろとも9条改憲のたくらみを葬り去ろうじゃございませんか!」

 こう呼び掛けた志位は枝野らとがっちり握手を交わした。他の野党とともに志位が政権批判を叫ぶ光景は今では日常となっている。しかし平成に改元した頃は違った。政界再編がめまぐるしかった平成において共産党は唯一、分裂も合流とも無縁だった。独立独歩といえば聞こえはいいが、他の野党も距離を置く異端の存在だった。

 
■ ■ ■
 

 約30年前、「共産党をのぞく野党」は常套句だった。自民党と社会党などの野党が敵対する構図は今も昔も同じだが、共産党はその「野党」の枠組みからも外れていた。平成5年発足の非自民の細川護煕連立政権しかり、21年誕生の民主党政権も「非共産」だった。

 党綱領で自衛隊の解散と日米安全保障条約の廃棄を要求し、16年まで「天皇制」の廃止を意味する「君主制の廃止」をうたっていた共産党は、左派系の他の野党さえ敬遠する存在だった。

 転機は安全保障関連法の制定だった。同法が未明に成立した27年9月19日午後、共産党は緊急の第4回中央委員会総会(4中総)を開き、「国民連合政府」構想を提唱。志位らは「一緒に清水の舞台から飛び降りましょう」と他の野党に選挙協力を呼び掛けた。以後、市民団体も交えた街頭での活動が定着している。

 昭和57年以降、党委員長、議長を長く務め、現在も党に多大な影響力を誇る党社会科学研究所所長の不破哲三は昨年7月19日の党創立95年記念講演会で、感慨深そうにこう語った。
 「安保法制反対の闘争は『共産党を除く』(という)壁を全国的な規模で一挙に打ち砕きました。こうして生まれた市民と野党の共闘は、まさに戦後政治の歴史を画する壮挙だと言わなければなりません」

 
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 平成28年夏の参院選で共産党は国政選挙で初めて他党の候補を全国的に推薦した。国対委員長を20年以上務める穀田恵二は「私たち自身も変わらなければと思ってやった。従来では考えられない方向転換だった。うちは常に除かれる方で…」と感慨深そうに振り返る。

 不破も山梨で共産党公認ではない野党統一候補の応援のため街頭演説に立った。32の1人区全てで実現した野党統一候補は自民党公認候補の当選を21にとどめた。共産党が擁立した統一候補は香川のみで敗れはしたが、25年の参院選で自民党が31の1人区(当時)で29勝したことと比べれば野党の大健闘だった。

 勢いをそのままに29年1月の第27回共産党大会には、自由党代表の小沢一郎ら初めて他の野党幹部が勢ぞろいした。かつて自民党幹事長を務めた小沢の登場に歓喜する古参党員もいた。「時代は変わった」と。

 しかし、旧民進党幹事長として共産党と安保法制で共闘し、現在は野党第一党の代表を務める枝野は一貫して「共産党と連立政権をともにすることはない」と強調する。共産党には、30年たっても変わらない大きな壁が依然立ちはだかっている。

5605チバQ:2018/06/27(水) 21:13:32
 「人権抑圧と侵略戦争を推進 天皇が死去」

 「新元号『平成』の使用を国民に強制するな」

 1989年1月8日、すなわち昭和天皇が崩御された翌日の共産党機関紙「赤旗」(現しんぶん赤旗)の1面には、こんな見出しと記事が並んだ。戦後においても「対米従属の国家体制の『象徴』」とし、読者投稿欄やテレビ・ラジオ欄も含め16ページ全てに昭和天皇批判の記事を満載した。

 非難は連日続き、10日付では議長の宮本顕治がインタビュー形式で登場。「日本歴史上最大の惨禍もたらした人物」と罵り、「民主主義日本のためには、天皇制という合理的でない制度をなくさなければなりません」と明確に訴えた。

 
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 27年後の平成28年1月、共産党は天皇陛下ご臨席の国会の開会式に事実上初めて出席した。赤旗は昨年4月、昭和から平成への改元を機にやめていた元号の併記を復活させた。

 開会式出席について、党中央委員で広報部長の植木俊雄は天皇陛下のお言葉について「政治的な面」がなくなったからと説明する。昭和26年10月11日の開会式で、昭和天皇は「全国民とともに熱望してきた平和条約の調印がようやく終わったことは、諸君とともに誠に喜びに堪えない」と述べられた。ソ連などを除いたサンフランシスコ平和条約の調印(26年9月8日)に共産党は反発していた。

 しかし少なくとも平成以降は、類似のお言葉はなく、共産党が2年前から開会式に出席したことの合理的な説明にはならない。赤旗の元号併記も植木は「読者の要望があった」と説明するが、この時期に要望が急増した形跡もうかがえない。むしろ野党共闘の障害を取り除くためと解釈するのが自然だが、共産党は決して認めようとしない。

 
■ ■ ■

 安全保障法制をめぐる野党共闘や開会式出席といった共産党の転換の理由を探ると、平成16年1月の第23回党大会で決定した綱領の改定に行き当たる。昭和36年以来の全面的な改定だった。

 綱領にはそれまで「君主制を廃止」や「人民革命」などといったおどろおどろしい言葉が躍っていた。しかし、宮本もこだわっていた「君主制を廃止」が削除されたことで皇室の容認に転じ、「革命」についても抑制的な表現となった。植木は「現状に則し、一般の国民にも分かるようにいかに具体化するかということで、より現実政治に近づけて提示した」と説明する。

 しかし、かつて共産党政策委員長を務め、平成17年に離党した筆坂秀世は、綱領改定で皇室の容認に転じたことについて「国民への迎合路線だ」と切り捨てる。開会式出席についても「野党共闘の話が進み始めた。非常にタイミングがよかった」とし、こう続けた。

 「立憲民主党などの他の野党がみんな小さくなり、自分たちだけでは何もできない。だから共産党も仲間に入れてもらえるようになったというだけだ」

 共産党は現在の綱領でも自衛隊の解消や日米安全保障条約の廃棄を明記している。自衛隊への党見解は「憲法違反」とする一方で、将来国民の合意で自衛隊がなくても安全だという環境ができるまでは存続を認めるという立場で、実に分かりにくい。

 立憲民主党など他の野党でこれに同調する動きはない。共産党提唱の「国民連合政府」による連立政権が仮に誕生した際、共産党綱領にどう対応するかという協議は野党間で一向に行われないまま、ひたすら「安倍晋三政権打倒」を叫んでいる。

 
■ ■ ■

 共産党国対委員長の穀田恵二によると、最近は雇用や長時間労働の問題などを理由に「共産党の主張に賛同する若者が増えている」という。しかし、党員は確実に減少している。

 2年の党員数は約50万人、赤旗の部数は日刊紙、日曜版合わせ約300万部だった。それが29年は党員約30万人、赤旗は113万部に激減した。共産党は政党助成金制度に頼らず赤旗などの発行が収入の85%を占めるだけに、台所事情は苦しい。

 筆坂は「昔はロシア革命に続け、と具体的な課題が目の前にあったから若者が命がけで党に入った。しかし、それが今はない。若者を引きつける力もないということだ」と語る。

 綱領に現在も「共産主義への前進」を明記する共産党は党名変更を検討の俎上に載せていない。委員長の志位和夫は「私たちは資本主義という社会で人類は終わりではないという根本的な考えを持っている。党の名前に理想を隠さないで堂々と書いている」と説明する。次の30年、共産党はどう変わるのか、それとも変わらないのか。(敬称略)

 =第10部おわり

 

 

 この企画は宮本雅史、坂井広志、酒井充、大谷次郎、水内茂幸、大島悠亮が担当しました。

5606 チバQ:2018/09/13(木) 23:30:36
>>4481
774 とはずがたり 2018/09/13(木) 17:12:29
>>773
 ここで言う「中核派・全学連」とは、中核派の傘下団体として全学連という意味である。 

 中核派・全学連委員長は最近まで元法政大の斎藤郁真氏(30歳)が7年ほどつとめていた。昨年、衆議院議員選挙で東京8区から立候補しており、社会運動の関係者のあいだでは知られた存在ではある。その斎藤氏に代わって、高原氏が就任する。

 これまで、中核派の全学連委員長といえば退学処分を受けた、何回も逮捕歴があるなど、「歴戦の強者」感があったが、高原氏は東大にまじめに通い、逮捕されたことはない。
 
 中核派はこれまでの活動から反社会的集団と見なされてきた。そのとおりだろう。彼らはむかしと変わらず、暴力革命を起こそうとしているのだろうか。中核派・全学連の新しいリーダー、高原氏に話を聞いてみた。

――中核派に入ったきっかけは何ですか。
 
 2015年に東大入学後、すぐに駒場の自治会活動をはじめます。そのころから学生運動を再建しなければならない、運動をもっと盛り上げていこうと思っていました。翌年、中核派・全学連メンバーから話を聞くようになり、中核派のこれまでのバカ正直な闘い方に魅力を感じるようになりました。彼らが運営する「前進チャンネル」や駒場で撒かれたビラのクオリティーの向上をみて、中核派が「本気でやっている」と感じたことが大きい。わたし自身、革命をめざしており、党派として原理原則を貫く中核派の姿は正しいと思ったからです。自分にとって中核派の活動がしっくりきました。

――東大ではどのような活動を起こしていたのですか。
 
 たとえば、16年、駒場キャンパスでスポーツ先端科学研究拠点をつくることになり、これは大学のオリンピック協力につながるとして反対し、自分1人でビラを撒き、ポスターを作るなどの運動をしていました。政府による大学支配、大学自治解体の反対を訴えるためです。大学は学問の自由を守るべきであり、産学連携を進めるべきではないという立場です。教養学部自治会でやりたかったのですが、それはできなかった。文部科学省と闘うためには、自分1人の活動ではむずかしい、そんなとき、中核派と出会い、昨年、全学連に結集したわけです。

――暴力革命、武装闘争を否定しない中核派に反発する声が多くあります。
 
 国家権力は暴力である。わたしは、中核派に入る前から、カール・シュミット、マックス・ウェーバーなどを読んで、国家権力のあり方を考えてきました。国家権力に対抗するためには暴力しかない、ということです。その上で、中核派が大学や街頭で火炎ビンを投げたような闘争を、いますべきかといえば、そんな時期ではない。このような武装蜂起は、幅広い労働者階級の支援がなければやれるものではない。広範に支持されない闘争はすべきではない。一方、国会での議論はペテンである。そこで、わたしたちはゼネストを打って革命をめざす。そういう理解のされ方でいいと思います。ただ、いまの安倍政権を見て、むかし中核派がやっていたヤバイことをしなければ体制は変えられない、という声も出ている。それは一理あるでしょうね。

(以下略)

5607名無しさん:2018/09/17(月) 07:44:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180915-00000002-utyv-l19

自民党・長崎元衆院議員が山梨知事選出馬の意向
9/15(土) 19:00配信

UTYテレビ山梨
自民党・長崎元衆院議員が山梨知事選出馬の意向
写真:UTYテレビ山梨
年明けの知事選に長崎幸太郎元衆院議員が立候補する意向を周囲に伝えていたことが分かりました。
関係者によりますと、自民党の長崎幸太郎元衆院議員はきょうまでに一部の支援者に対し来年の知事選に出馬する意向を伝えたということです。
自民党県連の委員会は県連会長の森屋宏参院議員に立候補を要請していますが、固辞する意向とされ、一部の地域支部が長崎さんの擁立を求めていました。
長崎さんを巡っては、過去の衆院選で対立した経緯から党内で反発もあり、県連は分裂が避けられない状況となっています。




[UTYテレビ山梨]

5608 チバQ:2018/10/04(木) 11:15:12
いちおー
8332 チバQ 2018/10/03(水) 18:21:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000658-san-pol
山梨県知事選、自民・宮川典子衆院議員「出馬しない」
10/2(火) 20:39配信 産経新聞
 年明けの知事選に向け、自民党の県議18人から出馬要請を受けていた宮川典子衆院議員(比例南関東)は2日、取材に対し「知事選には出ない」と述べた。すでに18人に文書で伝えたという。

 宮川氏は「後援会の幹部全員から『受けるべきでない。国政に邁進すべき』といわれた。私も国政で頑張るつもりだ」と理由を説明した。

 出馬を求めてきた県連の皆川巌会長代行は「勝てる候補は宮川さんしかいなかった。残念の極み」と述べた。3日に県連で今後の対応を協議する。

 皆川氏に出馬を望む声があることについては、「自分一人では決められない。みなさんと協議する」と述べるにとどめた。

 県連内では、臼井成夫幹事長らが長崎幸太郎・元衆院議員を推す動きもあり、宮川氏の擁立を期待していた複数の県議は「長崎氏では今のところ県連として挙党態勢では臨めない」としている。

5609チバQ:2018/10/21(日) 21:06:30
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASLBM4WDTLBMUTIL02G.html
衆院選応援に勤務中の職員を度々派遣 名古屋の医療法人
19:37朝日新聞

衆院選応援に勤務中の職員を度々派遣 名古屋の医療法人

選挙支援の構図

(朝日新聞)

 東海・関東地域で20の医療機関を展開する医療法人「偕行会(かいこうかい)」グループ(本部・名古屋市)が、2014年の総選挙の際、工藤彰三・国土交通政務官(自民、衆院愛知4区)と、岡本充功・元厚生労働政務官(国民民主、衆院比例東海ブロック)の選挙運動に、勤務中の複数の職員を派遣していたことがわかった。

 給与などの報酬を支払ったうえで選挙運動をさせていれば、選挙運動と勤務の実態によっては、選挙運動者への利益供与を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。

 同グループの内部資料などによると、14年12月の総選挙の際、グループの法人本部の担当者が病院などの現場責任者にメールで、公示日の集まりや演説会への職員の派遣を依頼。公示日には、工藤氏と岡本氏の両陣営に計30人超の職員が派遣された。この日や選挙期間中に街頭や事務所で投票の呼びかけなどをしたという。公示日とは別の日にあった工藤氏の個人演説会には、手伝いとして30人超の職員が駆けつけた。

 元幹部や元職員によると、この間、休暇はとっておらず、出勤扱いだったという。

 偕行会グループの川原弘久会長は当時、工藤氏が代表の政治団体「彰友会(しょうゆうかい)」の会長を務めていた。

 医療法人による選挙支援では、「徳洲会」グループが創設者の親族の選挙応援に病院職員らを多数派遣し、報酬などを支払っていたとして、公選法違反(運動員買収など)の罪で14年に幹部らが有罪判決を受けた。

 偕行会グループの14年の選挙支援は公選法違反の公訴期限(3年)が過ぎている。

 同グループをめぐっては、彰友会が15年に開いた会費制の「国政報告会」の出席を、総務部の担当者が取引先に依頼する支援もしていた。この国政報告会を含め、工藤氏側が13〜15年に開いた計5回の会費制の集会の収支を政治資金収支報告書に一切記載していなかったことが分かっている。(沢伸也、竹井周平)

5611 チバQ:2019/01/14(月) 17:40:58
こちらにも貼らせて
2906 とはずがたり 2019/01/14(月) 10:15:20
まあ予期はしていたが遂に記事に出る。もうこうなったら仕方が無い。
二階派に逝って貰った方がすっきりするが民主系保守派を応援してきた身から云うと残念と云うしか無いが熊さんで免疫は付いている。やむを得ん。

細野豪志氏、自民入り探る 無所属の展望見えず二階派接触、地元は反発
https://www.sankei.com/politics/news/190113/plt1901130007-n1.html
2019.1.13 21:05政治政局

 旧民主党政権で環境相を務め、現在は無所属の細野豪志衆院議員(静岡5区)が自民党入りを模索している。“野党のホープ”として将来を期待され、小池百合子東京都知事らと旧希望の党を結党して政権奪取を目指したが失敗に終わり、展望が開けないためだ。二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、44人)の関係者らと水面下で接触し、機会をうかがうが、地元の反発は強く、ハードルは高い。(奥原慎平)

 「早々に細野氏を二階派に迎え入れてもいい」


 昨年12月17日、二階氏は自身に近い静岡県連幹部らと党本部で地方選情勢について意見を交わした際、こう述べた。細野氏は旧民主党などで一貫して自民党と対峙(たいじ)してきた。それだけに、二階氏の発言を聞いた関係者は驚きを隠せない。

 細野氏は当選7回を数え、旧民主党政権で原発事故担当相や環境相、党幹事長を歴任。旧民進党で代表代行も務めた。しかし、憲法改正に関する見解の相違などから平成29年8月に離党。旧希望の党を結成したが、野田佳彦前首相らの入党を拒んで反発を招き、昨年5月以降は無所属を続ける。

 政治活動は活発とはいえず、八方ふさがりの細野氏は二階派議員らと会食を重ね、地元の自民党県議にも入党への感触を確かめているという。細野氏は自民党入りを否定せず、「いろいろな人が努力してくれている。自分の口からは話すことはできない」と含みを持たせる。

 二階派は平成研究会(現竹下派、56人)に在籍経験のある今村雅弘元復興相や桜田義孝五輪相ら他派閥からの移籍組を積極的に受け入れ、勢力を拡大してきた。二階派幹部は細野氏について「政治キャリアを考えれば自民党で仕事をしてもらいたい議員だ」と前向きだ。二階派の関係者は「特別会員として二階派に加入させ、次期衆院選で勝利したら追加公認する可能性がある」と道筋を描く。

 ただ、細野氏と長年敵対してきた地元の反発は強い。自民党県議らが昨年12月初旬に行った意見交換では反対意見が大勢を占めた。参加した県議は「選挙のたびに辛酸をなめた相手だ。党本部が決めても自分たちには意地がある。『はい、そうですか』と認められない」と率直に語る。

 政党を渡り歩く細野氏には「節操がない」との声も上がる。そんな細野氏に二階派側は「踏み絵」を用意。今年の統一地方選と参院選の自民党候補支援といった貢献を内外に示すことだ。ただ、静岡5区は岸田派(宏池会、48人)所属の吉川赳・元衆院議員が党支部長を務め、再起に意欲を示す。岸田派の中堅は「細野氏が5区から出るなら新たな党内対立を招きかねない」と警戒している。

5612 チバQ:2019/04/21(日) 21:13:49
弔い戦で負ける例も珍しい
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190421-00000042-jnn-pol
衆院大阪12区補選、藤田文武氏が当選確実

4/21(日) 20:18
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Copyright(C) Japan News Network. All rights reserved.

 衆院選大阪12区の補欠選挙は日本維新の会の新人、藤田文武さんが当選を確実にしました。

 衆議院大阪12区の補欠選挙で当選を確実にしたのは、日本維新の会公認の新人の藤田文武さん(38)です。

 今回の補欠選挙は自民党の北川知克衆院議員の死去に伴い行われたもので、自民党は北川さんの甥の北川晋平さん(32)を擁立し、公明の推薦も得て、議席の確保を図りましたが、及びませんでした。JNNなどが行った出口調査では、藤田さんが北川さんをリード、早々と当選を確実にしました。

 夏の参議院選挙の前哨戦となる今回の補欠選挙ですが、維新の会が大阪府知事、市長のダブル選に続き、衆議院の補選でも議席を獲得しました。(21日20:01)

最終更新:4/21(日) 21:09

5613 チバQ:2019/04/21(日) 21:15:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190421-00000546-san-pol
衆院補選 大阪は維新、沖縄は野党が勝利 完敗の自民は参院選に打撃

4/21(日) 20:24配信��
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20日午後、京阪寝屋川市駅前で支持を訴える藤田文武氏と日本維新の会の松井一郎代表(左)=大阪府寝屋川市(沢野貴信撮影)

 衆院大阪12区と沖縄3区の両補欠選挙は21日投開票され、大阪12区は日本維新の会新人の藤田文武氏(38)、沖縄3区は社民、共産両党など「オール沖縄」が支援した無所属新人、屋良(やら)朝博(ともひろ)氏(56)がそれぞれ初当選を確実にした。自民党が衆参両院の補選で公認候補を立てて敗れたのは、平成24年の第2次安倍晋三内閣発足以降初めて。与党は夏の参院選に向け戦略の見直しを迫られる。

 大阪12区補選は、自民党の北川知克元環境副大臣の死去に伴って行われた。維新が大阪府知事・大阪市長のダブル選を制した勢いに乗り、藤田氏が優位に選挙戦を展開した。

 一方、北川氏のおいで自民新人の北川晋平氏(32)=公明推薦=は「弔い合戦」をアピールした。安倍首相や党幹部が相次ぎ応援に入ったが、自民は議席を失った。自民支持層の一部が藤田氏や無所属元職の樽床伸二氏(59)に流れたことも響いた。

 共産党は野党共闘を目指すため、元衆院議員の宮本岳志氏(59)を無所属で擁立した。共産、自由両党は推薦したが、立憲民主、国民民主両党は自主投票とした。主要野党は夏の参院選に向け、共闘態勢の構築に課題を残した。

 樽床氏は大物議員の応援を頼らず独自のスタイルを貫いたが、議席の復活はならなかった。 

 玉城(たまき)デニー氏の沖縄県知事への転身に伴う沖縄3区補選は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設に反対する屋良氏が、野党支持層を中心に支持を広げた。

 移設を容認する自民新人で元沖縄北方担当相の島尻安伊子(あいこ)氏(54)=公明推薦=は、沖縄の経済振興などを訴え、組織戦を展開したが及ばなかった。与党は昨年の県知事選に続く連敗となった。

5614チバQ:2019/04/22(月) 00:09:29
>>3664>>3739とか
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190420-00000028-mai-pol
自民の改憲議論を主導 保岡興治元法相が死去 79歳
4/20(土) 13:15配信
元法相で元自民党衆院議員の保岡興治(やすおか・おきはる)さんが19日夜、膵臓(すいぞう)がんのため東京都内の病院で死去した。79歳だった。葬儀の日程は未定。

裁判官、弁護士を経て1972年に衆院初当選し、当選13回。衆院旧奄美群島区で徳田虎雄元衆院議員と「保徳戦争」と呼ばれた激しい選挙を繰り広げたことでも知られる。

 2000年に森内閣、08年に福田内閣で、2度法相を務めた。自民党憲法調査会会長、憲法改正推進本部本部長などを歴任し、自民党の改憲議論を主導した。2017年衆院選に出馬せず引退した。

5615 チバQ:2019/06/14(金) 19:06:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190614-00010008-ksbv-l33
次期衆院選 国民民主党が岡山4区に三宅和広さんを擁立

6/14(金) 18:32配信��


 国民民主党は、次の衆議院選挙の岡山4区に柚木道義議員の元政策秘書三宅和広さんを擁立することになりました。

 次の衆院選で国民民主党から岡山4区に立候補を表明したのは、元岡山県議会議員の三宅和広さん44歳です。産業の振興や教育の再生に取り組みたいとしています。

 三宅さんはこれまで、柚木さんなど国会議員の政策秘書を務め、2011年4月からは岡山県議を2期8年務めました。今年4月の県議選では倉敷市・都窪郡選挙区から無所属で出馬し、落選しています。柚木議員は去年、国民民主党を除籍処分になっています。

(国民民主党/津村啓介 議員)
「(岡山4区は)空白区という扱い、野党共闘の対象と見なされていないということが今回の擁立の出発点」

最終更新:��6/14(金) 18:32

5616チバQ:2019/06/18(火) 23:39:29
https://www.asahi.com/articles/ASM6L663FM6CTIPE03W.html?iref=comtop_8_05
現金「もらってもらえんば困る」 谷川陣営選挙違反疑惑
有料会員限定記事

2019年6月18日20時07分
 2017年10月の衆院選を巡り、自民党の谷川弥一衆院議員(長崎3区)の選挙運動員が、朝日新聞の取材に対し、報酬として現金を受け取っていたことを認めた。運動員らは「事務所関係者から、(現金入りの)茶封筒を渡された」などと証言した。

 谷川氏の東京事務所は「適正に選挙運動を行っていると認識している。念のため、事実関係を確認しているが、相応の時間を要する」と書面で回答した。

 長崎県大村市の女性は17年10月の衆院選期間中、市内にある谷川氏の選挙事務所で、支持を訴える電話をかけたと証言した。

 選挙後のある日、谷川氏の事務所関係者が自宅に来て、茶封筒を差し出したという。ほかの議員の選挙をボランティアで手伝った経験がある女性は、不審に思って「もらっていいと?」と聞くと、この関係者は「もらってもらえんば困る」「これは自分も預かって来ているから」と答えたという。

 受け取った金額は時給740円…

https://www.asahi.com/articles/ASM6C5GTLM6CTIPE02V.html?iref=pc_extlink
自民・谷川氏側、選挙運動員に現金 公選法違反の可能性
2019年6月18日19時58分
 長崎3区選出の自民党・谷川弥一衆院議員(77)の選挙事務所が、2017年10月の衆院選の後、複数の選挙運動員に報酬として現金を渡していたことが、朝日新聞の取材でわかった。公職選挙法は原則、運動員への報酬を禁じている。

 谷川氏はこの衆院選で、新顔3人を破って6選を果たした。これまでに文部科学副大臣などを歴任している。谷川氏の東京事務所は「適正に選挙運動を行っていると認識している。念のため、事実関係を確認しているが、相応の時間を要する」と書面で回答した。

 公選法は、電話や街頭で候補者への支持を有権者に働きかける選挙運動員について、無報酬を原則とする。上限付きで報酬を支払えるのは、選挙カーのアナウンス担当や選挙事務所の事務員などに限られる。運動員に報酬を支払ったり、アナウンス担当らに上限を超えて支払ったりすると公選法違反(日当買収)にあたる可能性がある。

 朝日新聞は、いずれも宛名が「谷川やいち選挙事務所」、ただし書きが「報酬、謝礼として」と記載された延べ22人分の領収証の存在を確認した。このうち日当買収が疑われた13人の領収証の日付は17年12月22〜29日。いずれも受取人欄に手書きの署名と押印がある。領収額は1人につき2220〜24万円で、合計は117万3880円だった。

 別の内部資料には、領収証と同じ13人の名前と金額の記載がある。うち7人には「電話」、4人には「ウグイス嬢」などとそれぞれ選挙中の役割とみられる記述もあった。

 13人のうち「電話」の3人が、支持を訴える電話がけの報酬として、領収証に記載された現金を受け取ったことを認めた。別の「電話」「ウグイス嬢」と事務員の計5人は、領収証の署名が自分の字と認めたが、現金受領は「覚えていない」と答えた。

 谷川氏側が選挙後に長崎県選挙管理委員会に提出した「選挙運動費用収支報告書」には、「ウグイス嬢」と事務員へ法定内の報酬を支払ったことが記載されているが、いずれも領収証とは日付と金額が異なる。

5617とはずがたり:2019/06/23(日) 19:49:32
2017年の記事
>同党はこれまで選挙区総支部長に原則として次期衆院選の立候補予定者を充ててきたが、同党から分かれた希望の党や立憲民主党の国会議員との再結集の余地を残すため、3、7区を除きあえて地方議員を総支部長に充てることにした。

2017.12.12 07:07
民進静岡県連、総支部長に地方議員 空席の6選挙区で
https://www.sankei.com/region/news/171212/rgn1712120026-n1.html

 民進党県連は、空席になっていた衆院6選挙区の総支部長を決定し、11日から各総支部ごとに県選挙管理委員会への届け出を始めた。

 新たに総支部長に決まったのは、1区が鈴木智県議(静岡市駿河区)、2区が八木伸雄・島田市議、4区が林芳久仁県議(静岡市清水区)、5区が桜町宏毅県議(富士市)、6区が曳田卓県議(沼津市)、8区が田形誠県議(浜松市南区)。3区は10月の衆院選に無所属で出馬し落選した小山展弘元衆院議員、7区は県連会長の榛葉賀津也参院議員が引き続き務める。

 同党はこれまで選挙区総支部長に原則として次期衆院選の立候補予定者を充ててきたが、同党から分かれた希望の党や立憲民主党の国会議員との再結集の余地を残すため、3、7区を除きあえて地方議員を総支部長に充てることにした。

5618とはずがたり:2019/06/23(日) 19:53:15
>国民民主党。衆院静岡1、2区に新人の公認候補を内定し、5区でも月内に新人を擁立する方向だったが「保留」にした。

>国民県連は5月末、連合静岡に1、2区の新人2氏の推薦願を出そうとしたが、野党間の候補者調整を求められ、受け取りを拒否された。

>1区は近く、立民が元県議の擁立を決める見込み。
>立憲民主党県連の杉山淳幹事長は、衆院選の候補者擁立について「一度リセットする」と述べた。静岡4区の候補者として名前が浮上していた旧民進党4区総支部長の擁立には慎重な見方を示した。

4区は林芳久仁県議の名が挙がっていた?

1区の元県議って誰だ?鈴木智では今年落選したので元職ではないな。。2014年にもめぼしい落選者居ないし静岡市外の元職??

静岡県内各党 参院選の態勢固めにかじ (2019/6/21 07:55)
https://www.at-s.com/sp/news/article/politics/shizuoka/648351.html
参院選しずおか 2019

 衆参同日選が見送られる見通しになったことを受け、静岡県内各党は20日、参院選単独の態勢固めにかじを切った。組織を引き締め、攻勢に出る自民。候補者調整が成らなかった野党は、衆院選空白区への擁立作業を棚上げし、支援組織固めに躍起だ。
 参院選静岡選挙区(改選数2)に、3選を目指す現職牧野京夫氏(60)を立てる自民党県連の竹内良訓幹事長。取材に対し「参院選1本に態勢を明確化して走りだす」と力を込めた。既に、東中西の各地区ごと県議を選対委員長に据える組織体制を構築し、前回選以上の得票を目指す。
 新人徳川家広氏(54)を擁立する立憲民主党県連の杉山淳幹事長は、衆院選の候補者擁立について「一度リセットする」と述べた。静岡4区の候補者として名前が浮上していた旧民進党4区総支部長の擁立には慎重な見方を示した。
 現職榛葉賀津也氏(52)の4選を目指す国民民主党。衆院静岡1、2区に新人の公認候補を内定し、5区でも月内に新人を擁立する方向だったが「保留」にした。岡本護県連幹事長は「参院選をしっかり戦う。それが次の衆院選につながる」と戦略を描く。
 国民県連は5月末、連合静岡に1、2区の新人2氏の推薦願を出そうとしたが、野党間の候補者調整を求められ、受け取りを拒否された。1区は近く、立民が元県議の擁立を決める見込み。国民県連の関係者は「衆院選までに態勢を整える時間的余裕ができた」と本音をのぞかせる。
 新人鈴木千佳氏(48)が出馬する共産党県委員会も参院選に注力する。諸派新人の畑山浩一氏(49)も出馬を予定する。

5619名無しさん:2019/06/23(日) 21:30:53
>>5618
1区の元県議は一応、小田巻進(駿河区・2007年初当選、2011年引退)もいますね
今は66歳なんで新人としては年がいってる感じがしますが、選挙区内だと他に該当しそうなのがいない・・・

5620和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY:2019/06/24(月) 22:54:03
1区・5区立憲
2区・4区国民
3区 立憲 国民バッティング
あれ柚木は?

衆院岡山5区に鎌田氏擁立へ 立民県連、26日正式決定見通し

2019/6/24 20:56 (JST)
©株式会社山陽新聞社





 立憲民主党県連は24日、次期衆院選岡山5区の公認候補予定者として、新人で元沖縄県職員の鎌田桂輔氏(32)=岡山市中区東山=の擁立を決め、党本部に上申したと発表した。26日の党本部常任幹事会で正式決定する見通し。

 鎌田氏は大阪市出身で大阪大法学部卒。沖縄県職員や衆院議員秘書、岡山市議の事務所職員を経て、今年5月からは同県連職員を務めている。

 岡山5区では、共産党が新人の美見芳明氏(62)の擁立を決めている。同選挙区の現職は、自民党の加藤勝信総務会長(63)。

5621チバQ:2019/06/26(水) 10:37:21
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/521674/
公選法違反疑い谷川陣営告発へ 自民長崎、関係者が会見
2019/6/26 6:00
西日本新聞 社会面
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記者会見で、捜査機関への告発の準備をしていると明らかにした元会計担当の男性=26日午後1時半、長崎県庁


 自民党の谷川弥一衆院議員(長崎3区)の事務所が2017年衆院選後、選挙運動員らに報酬として現金を渡したと報道された問題で、西日本新聞の取材に応じた当時の事務所会計担当の男性が25日、記者会見し、公職選挙法違反(日当買収)の疑いで捜査機関への告発を準備していることを明らかにした。

 公選法は、電話で候補者の支持を訴える運動員について無報酬と定め、選挙カーのアナウンス担当者に支払う報酬の上限額を規定している。男性は長崎県庁での会見で領収書などを示し、電話担当者に報酬を支払い、アナウンス担当者らには上限を超える報酬を渡したとあらためて証言。「私だけが罪から逃れられるとは思わない。(不正を)ただしてほしい」と語り、捜査機関の任意聴取に応じる考えも示した。

 同席した代理人弁護士は「男性は出納責任者ではないが、実質的な会計責任者なので(谷川氏は)連座制の対象になる」と話した。

 谷川氏の事務所の代理人弁護士は取材に「調査中で事実を確認できていないので、言えることは何もない」と述べた。

5622 チバQ:2019/07/07(日) 23:53:59
村岡敏英は自民中泉を支援
1444 チバQ 2019/07/07(日) 08:43:07

https://sp.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190706_07.html
<参院選>秋田選挙区序盤情勢/中泉氏に寺田氏迫る
2019年07月06日 土曜日
 再選を目指す中泉(自現)が先行し、野党統一候補の寺田(無新)が激しく追い上げている。
 中泉は強固な党組織に支えられ、地盤の秋田市を中心に保守票を固めつつある。党の県選出国会議員や地方議員がフル回転。佐竹敬久知事や県南を地盤とする村岡敏英元衆院議員の支援を得た。公明支持層にも浸透する。

5623 チバQ:2019/07/23(火) 14:58:20
1904 チバQ 2019/07/23(火) 00:46:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000666-san-l22
参院選・静岡 自民は“票回し”疑惑の真偽解明へ


 今回の野党分裂が次期衆院選での野党共闘に与える影響については「競合するところは現職優先の原則で(候補者)統一がなされるべき」と同党の従来の見解を述べた。その上で静岡市葵区では徳川氏の得票が榛葉氏を上回り、比例の得票も立民が国民より多いと指摘して「衆院静岡1区(の統一候補)は当然、立民の候補になる」と、すでに同区での候補擁立を発表した国民にくぎを刺した。

5624チバQ:2020/05/18(月) 23:31:57
すげえなあ
こんなのが衆院選に野党第1党の候補者として出馬してたのか・・・
https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1251393924339359744
橋本琴絵
@HashimotoKotoe
現在、1万人近くの感染者がいますが、日本人は4226人です。

半分もいません。外国人を私たち日本人の税金で治療し、外国人が病床に寝ているため、日本人が治療を受けることができません。

#治療は日本人優先

https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1253713976157802496

橋本琴絵
@HashimotoKotoe
お腹の赤ちゃんは人間じゃないの。
だから殺していいし、10万円も受け取れないの。

日本は法律で「お腹の赤ちゃんに人権はありません」って定めてるの。

この事実を踏まえた上で胎児に人権を認めるか否かの議論をすべき。

https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1253598151887302659
橋本琴絵
@HashimotoKotoe
現在11772人の感染者がいますが、日本人は5329人です。

外国人が病床に寝ているため、日本人が入院拒否されて2人も死にました。
殺されたも同じです。

外国人の治療費は日本人の税金です。

こんな不正が許されていいのでしょうか? いや、良いはずがありません。
#治療は日本人優先

https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1256465291107696640
橋本琴絵
@HashimotoKotoe
電子掲示板でトラブルを起こした相手へ心理的攻撃を加えるために無差別殺人をした加藤智大死刑囚が、Twitterをしていたらどうなっていたことだろう。

Twitter歴13年の私のように煽り職人として人間国宝となっていたか、結局無差別殺人するのか。

5625チバQ:2020/05/21(木) 11:30:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00000005-akt-l05

次期衆院選「秋田3区」野党候補者は? 各党連携も候補者はいずれかの党で「公認」の方針


5/20(水) 19:33配信

秋田テレビ






秋田テレビ

 秋田県内の野党3党などで組織する政治団体は20日、次の衆院選の秋田3区の候補者をいずれかの党の公認として擁立する方針を固めた。

 立憲民主・国民民主・社民の野党3党の秋田県組織と連合秋田などで組織する政治団体「あきたの笑顔をつくる会」は20日オンラインで会合を開き、次期衆院選の秋田3区の候補者について意見を交わした。その結果、国会の野党第一党である「立憲民主」を念頭に、いずれかの党の公認として候補者の擁立を目指す方針を固めた。具体的な候補者は決まっておらず、会は引き続き選定を進めていくことにしている。

 現職の衆院議員の任期は2021年10月まで。任期満了による選挙は戦後は1976年の1回のみで、このほかはすべて解散によるもの。
.
秋田テレビ

5626チバQ:2020/06/18(木) 13:40:40
>>5616
https://news.yahoo.co.jp/articles/80e3664321cae47f0e3ab6d8edb90af4ab5e9137

谷川議員の事務所関係者 違法報酬で書類送検へ 公選法違反疑い 2017年衆院選




6/18(木) 9:51配信


長崎新聞


 自民党の谷川弥一衆院議員(78)=長崎3区=の選挙事務所が、2017年の衆院選後に運動員に違法な報酬を支払ったとして、長崎県警は複数の陣営関係者を公選法違反(買収)容疑で近く書類送検する見込みであることが17日、関係者への取材で分かった。
 複数の関係者によると、摘発されるのは選挙事務所の会計担当者や、車上運動員(うぐいす嬢)など複数の陣営関係者に上るとみられる。送検容疑はいずれも17年10月22日の衆院選投開票後、法定を超える違法な報酬を支払い、または受け取った疑い。県警は公選法違反容疑を軸に捜査を進めており、17日までに捜査をほぼ終結。近く長崎地検へ書類送検する見込みという。
 同議員の選挙事務所の違法報酬疑惑を巡っては昨年7月、選挙運動に携わっていた60代男性が、選挙運動を取りまとめる「総括主宰者」2人が運動員に違法な報酬を支払っていたとして、公選法違反容疑の告発状を県警に提出し、受理されていた。
 告発状などによると、事務所はうぐいす嬢に対し、法律で定められた「1日1万5千円」の上限を超える報酬を支払ったり、電話番などの運動員にも法定以上の金額を支払ったりしたなどとしている。
 当時、同陣営でうぐいす嬢を務めた女性は17日までに長崎新聞社の取材に応じ、違法な報酬を受け取っていたことを認め、「違法だと知らず、渡された分をただもらっただけ」と話している。

5627チバQ:2020/06/25(木) 22:39:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASN6T7336N6TTOLB00S.html
自民・谷川議員の関連会社、運動員への違法報酬を負担
2020/06/25 21:46朝日新聞

自民・谷川議員の関連会社、運動員への違法報酬を負担

谷川弥一衆院議員

(朝日新聞)

 自民党・谷川弥一衆院議員(78)=長崎3区=の陣営関係者7人が公職選挙法違反(日当買収)の疑いで書類送検された事件で、運動員に違法に支払われた報酬を、谷川氏が会長を務める谷川建設(長崎市)の関連会社の建築資材販売会社が負担していたことが、捜査関係者への取材でわかった。近く7人の処分を判断する。

 長崎県警捜査2課によると、7人は県内に住む40〜80代の男女で、2017年10月の衆院選後、運動員に対し公選法が定める上限の1万5千円を上回る報酬を支払い、または受け取った疑いがある。捜査関係者によると、違法に支払われた報酬は計約80万円にのぼるという。

 捜査関係者によると、7人には、この建築資材販売会社の元監査役も含まれている。元監査役は、陣営の会計担当者から運動員の報酬総額を聞き、現金を用意。その後建築資材販売会社が補てんしたという。元監査役は谷川建設の取締役も兼ねていたが、5月下旬に監査役、取締役ともに辞任した。「法定外の報酬支払いは常態化していた」と話す陣営関係者もおり、捜査関係者は「長年にわたり、慣習的に違法報酬を工面してきた」とみている。

 建築資材販売会社は朝日新聞の取材に対し「ノーコメント」としている。

 事件を巡っては、会計担当者が昨年7月、陣営幹部2人を公選法違反容疑で刑事告発。2人とともに、この会計担当者も書類送検された。(横山輝)

公職選挙法
書類送検
谷川弥一

5628チバQ:2020/06/25(木) 22:43:06
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-200625X857.html
菅原前経産相を起訴猶予=選挙区で香典―東京地検
2020/06/25 15:54時事通信

 自民党衆院議員の菅原一秀前経済産業相(58)=東京9区=の秘書が選挙区内で香典を配ったなどとされる公選法違反疑惑で、東京地検特捜部は25日、菅原氏を起訴猶予とした。事実を認め、謝罪したことなどを考慮した。

 特捜部によると、菅原氏は2017年7月〜19年10月、秘書を通じ、選挙区内の延べ27人に対し、親族の死去に伴う枕花や香典の名目で計約30万円を寄付した。

 公選法は、政治家本人が出席した葬式や通夜で香典を出す場合などを除き、選挙区内の有権者への寄付を原則禁止している。特捜部などによると、菅原氏が香典を出した葬儀はほかにも多数あり、大半は菅原氏本人が出席していたという。

 菅原氏は「心から反省している。ご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げる」などとするコメントを出した。

5629OS5(旧チバQ):2023/01/13(金) 18:37:10
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/101706447CLUB スローフードジャパン燗酒コンテスト2014金賞受賞セット検索 文字サイズ小中大
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【速報】トイレ盗撮疑い、共産党県幹部を逮捕 17年衆院選に出馬 JR西千葉駅
2023年1月12日 18:57 | 無料公開
大西航容疑者
大西航容疑者
 駅の女子トイレで盗撮したとして、千葉中央署は12日、建造物侵入と千葉県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで市川市大野町1、共産党県委員会書記長、大西航容疑者(42)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年10月23日午後8時5分ごろ、千葉市中央区春日2のJR西千葉駅構内の女子トイレに侵入し、個室内の女子高校生=県内=をスマートフォンで動画撮影した疑い。容疑者は個室のドアの上からスマホを差し入れた。

 同署によると、同11月21日にJR千葉駅構内で「女性の後ろ姿を撮影した」と110番通報があり、同署員が容疑者のスマホを調べたところ今回の動画を発見。被害者を特定するなど捜査を続けていた。

 共産党県委員会によると、容疑者は元木更津市職員で、2017年の衆院選で千葉12区から立候補し落選した。同委員会の小倉忠平委員長は「党幹部としてあるまじき行為。県民に深くおわびする」とコメントした。

5630OS5(旧チバQ):2023/01/13(金) 18:38:12
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/162120
次期衆議院選挙・新潟1区、自民支部長選び混迷…塚田一郎氏か佐藤純氏か
「なぜ役員会に“部外者”が」「もっと丁寧に議論を」
2023/1/13 11:57
新1区の支部長選考について議論した自民党新潟支部役員会。他支部とは意見の相違があり、新1区支部長選びは難航が予想される=昨年12月、新潟市中央区

 新区割りで行われる次期衆院選の新・新潟1区で、自民党の公認候補予定者となる選挙区支部長選びが混とんとしている。旧新潟市がエリアの党新潟支部は、旧1区が地盤の塚田一郎衆院議員(比例北陸信越)の推薦を14日に正式決定する方針。一方、新潟市江南区選出の佐藤純県議も名乗りを上げており、新1区に入る江南区の地域支部は佐藤氏推薦を決めた。同じく新1区となる佐渡市の各支部も意向調査を実施予定で、新1区内での一本化は難しい情勢だ。県連内からは早くも「党本部に任せるしかない」との声が漏れる。

 「現支部長の塚田氏を推薦するということで一応、決めさせてもらった」

 新潟支部が昨年12月下旬、新1区支部長の選考を議題に開いた非公開の役員会後、新潟支部幹事長の皆川英二新潟市議はこう話した。

 「現支部長」とは旧1区の選挙区支部長を指す。旧1区支部長は新潟支部長を兼任することが多く、塚田氏も両方を務める。役員会では「議論に時間をかけるべきだ」との意見も出たが、最終的に塚田氏推薦が決まった。

 これに対し、江南区内の亀田、横越両支部は昨年末、佐藤氏の推薦を県連に伝えた。

塚田一郎氏(左)と佐藤純氏

×    ×

 新1区は新潟市の中央区、東区、江南区と佐渡市で構成する。旧1区は旧新潟市とエリアが重なっていたが、新区割りに伴い西区は新2区、北区は全て新3区へ移った。

 ただ、新潟支部は依然として北区の一部や西区を含む旧新潟市の党員らでつくる。

 亀田支部のある幹部は、塚田氏の推薦方針を決めた新潟支部の役員会に、“部外者”の北区や西区の関係者も加わっていたことを疑問視。その上で「なぜか分からないが、新潟支部が現職優位の流れをつくろうとしているように見える。亀田は、それでかえって佐藤県議でまとまった」と内実を明かす。

 佐渡市も「当初は知名度で現職が勝っていた」(県連関係者)が、塚田氏が支部長を務める新潟支部の動きに懐疑的な見方があり、10支部で意向調査を実施することになった。

×    ×

 新潟支部と県連の間では認識の違いも明らかになっている。

 同支部の皆川幹事長は役員会後の取材に、県連幹事長の桜井甚一県議から「あくまでも新潟支部で方向性を決めてくれという話だった」と強調した。

 一方、桜井幹事長は新1区から西区、北区が外れるため、新潟支部内できちんと意見を整理することを求めていたと説明。その上で「もっと丁寧に進めてほしかった」と苦言を呈す。

 新潟支部内にも塚田氏推薦の決定過程をいぶかる向きがあり、一枚岩とはいえない状況だ。こうした現状を踏まえ、県連幹部は「県連では調整が難しいということを(支部長の決定権がある)党本部に上申し、任せるしかないのではないか」と語った。

 新1区ではほかに、立憲民主党県連代表の西村智奈美衆院議員(旧新潟1区)、日本維新の会の石崎徹元衆院議員も立候補の意向を示している。

5631OS5(旧チバQ):2023/01/13(金) 18:38:34
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/162076
自民新潟県連、衆議院選挙・新4区支部長に鷲尾英一郎氏を上申
2023/1/13 12:00
鷲尾英一郎氏

 新しい選挙区割りで行われる次期衆院選に向け、自民党新潟県連が12日、新4区の候補予定者となる選挙区支部長に鷲尾英一郎衆院議員(比例北陸信越)を選任するよう求める地元の意向を党本部に上申したことが分かった。

 新4区は、長岡市、柏崎市などを含む。自民では鷲尾氏のほか、泉田裕彦氏(同)が名乗りを上げている。県連によると、新4区内の18地域支部への意向調査で、鷲尾氏を推す声が大勢を占めた。これを受けて同日、書面で上申した。

 関係者によると、意向調査では鷲尾氏を推す支部が15、「県連一任」が3支部で、泉田氏を推す支部はなかった。

 党本部は春の統一地方選を見据え、早期に支部長を選任する方針。今後、地元の意向を踏まえて決定する見通しだ。

 鷲尾氏は旧2区を地盤にしていたが、2019年に自民入りし、21年の前回衆院選では比例に転じた。昨年から長岡市に拠点を移している。

 泉田氏は前回選では長岡市を含む旧5区の公認候補だったが、小選挙区で敗れ、比例復活した。選挙戦や「裏金」問題を巡って旧5区の各支部と溝が生じ、旧5区支部長は務めていない。

 県連の上申について、鷲尾氏は12日、新潟日報社の取材に「大変ありがたい。不退転の決意で徹底して活動し、春の統一地方選や衆院選での勝利を目指す」と話した。泉田氏の事務所は「今この段階で話すのは難しい」とした。

5632OS5:2023/04/25(火) 19:47:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb76bdaec993dcc7c91eea80607547c25d45420
【独自】元衆議院議員の武藤貴也容疑者、路上で知人を車に押し込み監禁の現行犯で逮捕 被害者待ち伏せの男ら5人も
4/25(火) 15:03配信
元衆議院議員の武藤貴也(むとう・たかや)容疑者(43)が東京・千代田区の路上で知人男性を車に押し込み監禁した現行犯で警視庁に逮捕されていたことがわかった。

被害者男性と金銭トラブルがあったものとみられる。

捜査関係者によると、元衆院議員の武藤貴也容疑者はおととい23日、千代田区の路上で、30代の知人男性を車に押し込み数百メートルほど走らせたとして監禁の現行犯で逮捕された。

また被害男性を待ち伏せし、車に連れ込んだウズベキスタン国籍の20代の男ら5人も逮捕されている。

犯行に使われたのはレンタカーで、武藤容疑者自身が運転していたものとみられています。

武藤容疑者は被害男性と金銭トラブルがあったとみられ調べに対し、「押し込んでもいないし、押し込めと指示もしていない」と容疑を否認している。

社会部


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