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第26回参議院議員選挙(2025年)

987OS5:2025/07/12(土) 17:27:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/63b941f6c057fbb1e22e65f150a33d7b368f1889参院選で万博は争点化せず 維新はピリピリ「ご法度」通知 会場熱気と裏腹に冷めた選挙戦
7/12(土) 16:28配信


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産経新聞
多くの来場者でにぎわう万博会場=12日、大阪市此花区(恵守乾撮影)

参院選は大阪・関西万博会期中の20日に投開票が行われる。ご当地の大阪選挙区(改選数4)の論戦をみると、来場者でにぎわう万博会場の熱気とは裏腹に、一部野党を除く各陣営は万博の争点化を避け、政局に持ち込まない冷めた選挙戦を展開している。

【ひと目でわかる】ハッシュタグ急増 万博はSNSをきっかけに急激に盛り上がりをみせている

13日に開幕から3カ月を迎える万博。入場券の販売枚数は1554万枚(4日時点)で、運営費の損益分岐点となる1800万枚が視野に入る。

日本維新の会の吉村洋文代表は公示の3日、大阪市内の第一声で「夢洲(ゆめしま)で万博を開催し、にぎわっている。皆さんに支えられ、何とか実現できた」と語りかけた。

万博は、維新創設者で大阪府知事を務めた松井一郎氏が、安倍晋三首相(当時)や菅義偉(すがよしひで)官房長官(同)に誘致するよう働きかけ、実現した経緯がある。

かねて吉村氏は「万博は国家事業」「政局ではない」とし、政権与党との連携の重要性を強調。大阪以外の演説でも、万博については来場を呼びかけるぐらいだ。

選挙戦で万博を維新の手柄とアピールすれば批判を招きかねず、維新陣営の関係者は「万博はまだ開催中。実績といえるようなものではない」とする。党内でも維新カラーの黄緑色の服装で万博会場に出入りしないことなどが通知されている。

公示日の3日は、万博においては開催国日本のナショナルデー(ジャパンデー)にあたり、石破茂首相(自民党総裁)が会場で挙行された式典に出席した。ただ会場付近などで演説することはなく、他の党幹部も万博開催を実績としてアピールする場面は見られない。

ある自民陣営の関係者は、万博を推進したのは維新のイメージが強いとして「万博をどう訴えるかは陣営で議論すらしていない」。開幕前に万博の課題を追及してきた公明党関係者も「政治利用は控えたい」と話す。

一方、選挙戦でも政府や維新に対する批判を展開するのが、共産党の陣営だ。万博の誘致は、会場隣接地で令和12年秋に開業を予定する、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)のインフラ整備が目的だと主張。ギャンブル依存症患者の増加などを懸念し「人の不幸の上に富を築くカジノを止めよう」と訴える。

れいわ新選組は元大阪府職員の大石晃子共同代表が万博開幕日の4月13日、会場周辺で中止を訴えるデモを敢行した。今月11日に大阪市内で演説した山本太郎代表は、大阪の景気に触れ「そんな(万博を楽しむ)余裕もないぐらい苦しんでいる」と声を張り上げた。

国民民主党は万博に触れない。府連幹部はこうつぶやいた。「風は維新にしか吹かない」

988OS5:2025/07/12(土) 19:38:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/34be231d17cd38a2405065a004eae9568b827e46
働く女性増加が少子化一因と主張 参政代表、「多様化に逆行」懸念
7/12(土) 15:59配信

共同通信
少子化を巡る参政党・神谷宗幣代表の主な発言

 参政党の神谷宗幣代表が参院選の街頭演説で、日本の少子化は働く女性が増えたことが一因だとする主張を展開している。世界的に少子化の流れは避けられないが、女性の社会進出が育児しやすい環境づくりを促した国もある。日本でも定着しつつある働き方の多様化に水を差しかねない主張だと懸念の声が上がる。

 神谷氏は3日、東京・銀座での演説で「女性の社会進出は良いことだけど、子どもを産めるのは若い女性しかない」と言及。働く若い女性が増えたことで少子化が進んだとし「男女共同参画は間違えていた」と言い切った。政府の男女共同参画基本計画が念頭にあるとみられ、群馬県高崎市での演説でも「やり方を変えよう」と訴えた。

 神谷氏が言うように、女性の社会進出が進むと少子化は加速するのか。

 家族社会学が専門の筒井淳也・立命館大教授は「少子化は世界的な流れだ」と認める。経済協力開発機構(OECD)の加盟国を対象にした調査では、確かに半世紀前は女性の労働参加率が上がるほど出生率が下がる国の方が多かった。

 ところが30年ほど前から米国や英国、北欧諸国でこうした関係に変化が見られるようになった。仕事と出産・子育てを両立できる環境を、政府や企業が整備したことが理由だった。

989OS5:2025/07/12(土) 19:40:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/46a01f060a8ae1a411b757030e3efa33fbcc45ef
維新、参院選埋没に焦り 社会保険料改革で独自色狙う
7/12(土) 16:08配信
共同通信
街頭演説する日本維新の会の吉村代表=12日午後、東京都武蔵野市

 日本維新の会が焦りを募らせている。昨年の衆院選で敗北。参院選を党勢回復への好機とする考えだったが、政党支持率が低迷を続けているためだ。党内からは「土俵際の厳しい段階」(岩谷良平幹事長)との声が上がる。選挙戦では埋没を回避しようと、社会保険料を引き下げる改革を訴え、独自色の発揮を狙う。

 「社会保険料はこれからも増えていく。皆さんの子どもや孫はもっとしんどい思いをする。僕は問題を先送りする政治が嫌いだ」。吉村洋文代表は12日、東京都内の街頭演説で強調した。幹部の一人は「高齢者層の支持離れを懸念し、党内に賛否両論はあった。ただ党勢が上向かないことへの危機感が勝った」と打ち出しの背景を解説する。

 維新は2023年4月の統一地方選で躍進。同月の衆院和歌山1区補欠選挙でも公認候補が勝利し、同年6月の共同通信世論調査では、支持率が全政党で2位の13.6%に上った。だが、その後は不祥事や大阪・関西万博への批判が「上げ潮ムード」に水を差し、昨年の衆院選では議席を減らした。今年6月の東京都議選では全員落選した。

990OS5:2025/07/12(土) 20:08:23
https://www.tokyo-np.co.jp/article/418171
「崖っぷち」の社民党 かつての最大野党が政党でなくなる危機 取材で聞こえた有権者の声は…
2025年7月6日 12時00分
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7月20日投開票の参院選で、社民党が「崖っぷち」に立たされている。55年体制下で自民党に対峙(たいじ)する野党第1党の流れをくみ、政権与党も担った老舗「護憲」政党だが、近年は厳しい選挙戦を強いられてきた。
なぜ、投票先として選ばれなくなってしまったのか。街頭で候補者、有権者を取材して探った。(松島京太)


◆「どういう政党か知らない」
参院選が公示された7月3日午前、新宿駅南口。れいわ新選組の第一声演説を聞き終わった聴衆は足早に散り始めた。
参院選が公示され、候補者らの街頭演説を聞く人たち=7月3日、東京都新宿区で(潟沼義樹撮影)

そのすぐ隣では、社民党の演説が始まろうとしていたにもかかわらずだ。社民党とれいわ新選組はリベラルな考え方としては近いように見える政党だが…。
れいわ新選組の山本太郎代表と写真を撮った後にその場を去ろうとしていた東京都多摩市のミュージシャン朝比真理さん(36)に声をかけると、こんな言葉が返ってきた。
「私はれいわさんの言っていることに異論がないから、もう他の政党の話はいいかなって」
朝比さんが政治に関心を持ち始めたのは半年ほど前から。経済アナリストの森永卓郎さん=今年1月に67歳で死去=が政府の財政均衡主義を批判した本「ザイム真理教」をきっかけに、ユーチューブで政治系の動画を見始めるようになった。
選挙戦初日に写真撮影に応じる社民党の福島瑞穂党首(中)とラサール石井氏(右)=7月3日、東京都新宿区で(松島京太撮影)

森永さんとインターネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき(西村博之)さんの対談動画で、れいわ新選組への興味が湧き、応援を始めたという。
「社民党はネット上で見かけないからどういう政党なのか知らない。討論会でも見ないし」と朝比さん。投票先として迷っていたのは参政党だったが、「演説を聞いたら排外主義の色が強すぎたからやめた」。
◆1989年の参院選では「山が動いた」
「今回の参院選、社民党は生き残りをかけた戦いだ」。社民党の福島瑞穂党首は、新宿駅南口で聴衆に訴えた。
現在、社民党は国会議員が3人(1人は参院選に立候補)。今回の参院選での得票率が2%を下回った場合、公職選挙法上の政党要件を失う。

991OS5:2025/07/12(土) 21:08:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5c9b5220aa79e8adc957b9ccc40ae1b3a9798f9
参院選、終盤戦へ 福岡、参政の急伸で構図に変化 他陣営は警戒
7/12(土) 20:14配信


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毎日新聞
参政党本部=東京都港区で2025年7月、春増翔太撮影

 参院選(20日投開票)は12日、公示後2度目の週末を迎えた。13日の最後の日曜日を経て選挙戦は終盤にさしかかるが、選挙区によっては存在感を高める参政党の影響で、構図に変化が起きている。既成政党の候補者らは情勢の行方に神経をとがらせながら、支持固めに躍起になっている。

 「陰謀論だ、差別だなどともう言われ慣れちゃった。我々はブレない。ぜひ皆さん協力してください」

 福岡市中央区の警固(けご)公園で12日夕、福岡選挙区(改選数3)の参政新人、中田優子氏(35)の応援に駆けつけた神谷宗幣代表が訴えた。公園には大勢の聴衆が集まり、大きな拍手が湧いた。北九州市の男性(24)は「日本人を大切にしてくれる政策を考えてくれている」と共感していた。

 参政は「日本人ファースト」を掲げ、外国人の流入や権利を制限するなど保守色の強い政策を打ち出す。2020年の結党だが、全国に287の支部があり組織的に活動を展開。6月の東京都議選前には、第二次世界大戦の特攻隊員らを描いたポスターを全国で張り、中田陣営の男性は「党の認知度を上げた」と胸を張る。中田氏も県内各地で街頭に立って支持を訴える。

 福岡選挙区は改選数が1増して3となった16年以降、自民党、公明党、立憲民主党(旧民進党)が議席を分け合ってきた。昨秋の衆院選で伸長した国民民主党が加わり「3議席目」を巡る争いは激化したが、さらに参政が急伸しているとの報道各社の序盤情勢が伝わり、各陣営は警戒を強める。

 やはり上昇気流に乗る国民民主は、新人の川元健一氏(45)を押し上げるため、公示後も玉木雄一郎代表、榛葉賀津也幹事長が立て続けに福岡入り。川元氏は、8日には玉木氏と動画投稿サイト「ユーチューブ」配信でコラボし、知名度アップを狙う。陣営幹部は「躍進した昨秋の衆院選の終盤の感覚が今回は序盤から続いている」と強気だ。

 一方、前回22年選挙で3位通過だった公明にとっては厳しい戦いだ。選挙区での得票数は、16年約47万票▽19年約40万票▽22年約35万票――と回を重ねるごとに減少している。

 支持母体・創価学会の学会員の高齢化などに伴う組織力低下も指摘され、現職の下野六太氏(61)陣営は焦りを隠さない。12日には、自民の小泉進次郎農相も駆けつけ、自公の実績を強調。党県本部所属の地方議員129人を総動員して、徹底した組織戦を展開する。

 「大逆風の選挙となりました。全国紙のある世論調査で熊本は拮抗(きっこう)している」

 10日、熊本県芦北町の道の駅であった熊本選挙区(改選数1)の自民現職、馬場成志氏(60)の街頭演説会。応援弁士の元総務相、金子恭之衆院議員が危機感をにじませ訴えた。

 熊本は自民が昨秋の衆院選で県内全4小選挙区を制し、他党の比例復活さえ許さなかった「保守王国」。数多くの地方議員や業界団体が結束する強固な組織は、党本部から「自民党再生のお手本」(小野寺五典政調会長)とも評された。しかし今回、立憲候補に肉薄を許す状況になっている。

 ここでも異変をもたらすのは参政だ。新人の山口誠太郎氏(36)が急速に支持を拡大。参政県連幹部は「保守王国だけに訴えが響いている」と手応えを語る。一方、自民の選対幹部は「特に夫婦別姓問題で党の煮え切らない態度に支援者の不満の声が強かった。どこまで参政に流れるのか」と苦々しい表情を浮かべる。

 自民と参政の保守票奪い合いは、立憲新人の鎌田聡氏(60)にとっては好都合だ。5月にまでずれ込んだ出馬表明の遅れから急浮上する形となり、陣営は「追いつき追い越せが現実になってきた」と勢いづく。ただ今後の影響は読み切れないのが本音だ。陣営幹部は「参政が自民票だけを削るならいいが、(県レベルで共闘する)国民民主の票なども奪われている。最後まで油断できない」と気を引き締めた。【宗岡敬介、池田真由香、井土映美、中村敦茂】

 ◇福岡選挙区=改選数3

冨永正博47 諸新

中田優子35 参新

村上成俊54 諸新

野田国義67 立現

川元健一45 国新

下野六太61 公現

伊藤博文56 維新

森健太郎47 保新

沖園理恵50 れ新

那須敬子65 社新

古川あおい34 諸新

松山政司66 自現

山口湧人35 共新

(届け出順)

 ◇熊本選挙区=改選数1

立花勝樹57 諸新

馬場成志60 自現

山口誠太郎36 参新

鎌田聡60 立新

(届け出順)

992OS5:2025/07/12(土) 22:12:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/157102a8739eaa49dcb2d545605d4a9f6fff81eb
合区から10年「急場しのぎの制度」定着か 徳島・高知でも候補者語らず、薄れる問題意識
7/12(土) 22:00配信

産経新聞
参院選(20日投開票)は12日、2度目の週末を迎えた。各党党首は全国各地で街頭演説などに臨み、選挙戦が残り1週間となる中、懸命に支持拡大を呼び掛けた。石破茂首相(自民党総裁)は高知県入りし、自民新人の集会で演説した。高知県は平成28年の参院選から徳島県と「合区」の選挙区となっている。東西に直線距離で約250キロも延びる広大な選挙区で熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられている。

参院選の「一票の格差」是正を目的に選挙区を統合する合区制度を盛り込んだ改正公職選挙法は10年前に成立した。鳥取・島根、徳島・高知での選挙戦は今回で4回目を数えるが、投票率低下や地域から候補者を送り出せない不公平感などが課題として指摘される。

■首相も「どんなに大変かわかっている」

「合区選挙がどんなに大変かは、私自身よくわかっている」

12日、首相は高知県南国市でマイクを握った。首相の地元・鳥取も合区の対象県で合区解消は思い入れのあるテーマだ。だが、この日は自民劣勢を巻き返すべく、対立軸にはならない合区問題そのものには触れず、選挙区で競り合う野党系無所属現職を意識した外交・安全保障の話題や得意の地元ネタに終始した。

今回の徳島・高知選挙区で立候補しているのは与野党や無所属の計4人だ。ただ、いずれも高知県出身者か高知県内を地盤とした候補者で、全員が徳島県とのゆかりは薄い。そのため、徳島では「盛り上がりに欠けている」(自民の地方議員)という。合区解消が地域の重要テーマにもかかわらず、12日に自民新人が徳島県内で行った演説でも合区解消は取り上げられなかった。

「『いつかはまた別の選挙区に移るのなら、応援しなくていい』と思われる」。自民関係者は選挙戦で合区解消を訴えない理由をこう解説する。合区解消は与野党の争点にならないため、「票にならない」(別の自民関係者)とされ、優先順位は低くなっている。実際に自民だけではなく対抗馬の無所属現職も街頭演説で合区解消への言及は控えめだ。参院選が公示された3日の各候補の第一声では4人とも合区解消には言及しなかった。

■人口減少で合区対象の可能性も

一つの選挙区で議員1人に対し有権者が投じる一票の重みに差が生じる「一票の格差」。人口が密集する都市では1票が持つ価値は薄まり、対して過疎の地域では1票の影響力が増す。これを今後も合区という方法で是正しようとすれば、地方の人口減少次第では近い将来、福井や山梨、佐賀の各県なども合区の対象となる可能性がある。現在の4県のように偶然隣接した自治体ばかりではない。

ただ徳島と高知を例にとっても、隣県とはいえ地理的には四国山地に隔てられ、両県の中心地の間を最短時間で移動するには自動車で一度、愛媛県を経由しなければならない。「机上の議論では分からない」(自民の地方議員)難しさがある。

自民は合区解消を憲法改正4項目の一つに挙げる。ただ、「憲法改正のハードルの高さを考えると、参院の合区解消は法改正で対応する方がいい」との意見もある。法改正の検討は国会の議論でも、自民や立憲民主党は選挙区選出議員には「地域代表」の役割があり、歴史や文化の観点からも選挙区は都道府県を単位とすることを重視する意見を主張している。

だが、合区制度見直しの議論は遅々として進んでいない。現状に、合区対象県選出の自民の国会議員はこうつぶやく。

「みんな自分に関係ないから議論にならないんだ。急場しのぎの制度が、何となく定着してしまう」(末崎慎太郎)

993OS5:2025/07/13(日) 21:29:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/217360f8f1c41507fca52a663e5ebee667b951fa
【参院選】みんなバラバラ『保守王国の混迷』 和歌山を見れば全国の課題が浮き彫りに
7/13(日) 8:00配信

読売テレビ
読売テレビニュース

 参院選和歌山選挙区は史上最多7人が立候補しています。『保守王国』といわれた地で与党・野党に起きる異変は、全国が抱える課題を浮き彫りにしています。有権者の多くが「悩む」であろう今回の選挙を『読売テレビ』髙橋克哉解説デスクが解説します。

【動画で見る】参院選2025〜1つのイスを7人で争う和歌山 衆院選につづく保守分裂の激戦! 野党の漁夫の利もあるか? 自民・鶴保参院議員の失言の影響は?

■1人区和歌山に新人7人 保守分裂で競り合う展開
読売テレビニュース

 和歌山選挙区は改選1で、1議席を新人7人が争う構図です。和歌山で今起きていることを見ていくと全国の課題が浮き彫りになってきます。

 読売テレビと読売新聞が7月3〜4日に行った情勢調査では、無所属新人の望月良男候補(53)と自民新人の二階伸康候補(47)が競り合っている状況です。ここに維新新人の浦平美博候補(53)と参政新人の林元政子候補(51)が追い上げている構図で、共産新人の前久候補(69)、N党新人の本間奈々候補(56)、無所属新人の末吉亜矢候補(54)がその後を追う展開になっています。

読売テレビニュース

 和歌山選挙区は2つ大きな特徴があります。1つ目が「自民党保守分裂の第2ラウンド」です。自民・二階候補は二階俊博元幹事長の息子で、望月候補は元々和歌山県有田市の市長をされていた方です。どちらかというと元自民の世耕氏との関係が深い方という風に言われています。

 今回の自民の候補者は和歌山県連が公募し、望月候補と二階候補の2人が応募した結果、二階候補に決まったんです。ただ、そこから漏れてしまった望月候補が自民党を離党して無所属で出馬し「保守分裂」という状況になりました。

■「保守分裂」の2候補 売りは"即戦力?"
読売テレビニュース

 二階候補は二階元幹事長の秘書を長年務めてきました。一方の望月候補は地方自治の立場で首長をやってきた経験があります。「即戦力?」と書きましたが、2人とも新人候補なので"本当に即戦力かどうか"は今後、有権者の方々が見ていくことになると思います。

 ただ、ここに来て8日にこんな発言がありました。今回は非改選の自民・鶴保参院議員が応援集会の中で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。本人は謝罪・撤回していますが、二階候補も望月候補も元々は自民党です。有利に展開している2人にどのような影響が出てくるのかで、また変わってくる要因かと思います。
■野党チャンスなのに"馬群"に沈むかも
読売テレビニュース

 次に野党です。野党は維新・共産・参政・N党・無所属の方が立候補しています。本来であれば自民系が流動化してくると、野党にもチャンスがあるんじゃないかという風に思いますが、どうもそうはなっていないという現状があります。その要因は「応援しづらい異色のタッグ」です。

 今回の和歌山選挙区の特徴2つ目は「立憲と維新で候補者調整を行った」ということです。これは他の選挙区、全国の1人区では大体立憲と共産で候補者調整を行っていて、一本化することによって事実上の与野党の“一騎打ち”という形になるんですが、和歌山は立憲と維新で候補者調整をやった結果、立憲が元々出馬要請していた方が下りて、維新に一本化されました。

 ただ、やっぱり維新となると、なかなか立憲や共産と国家観や外交・安全保障、憲法改正をどうするのかで合わないところがあるので、どうしても共産は出ざるを得ず、しかも一本化したはずの立憲の和歌山県連代表が会見の場で「協力を求められても支援者が納得できない」と話していて、なかなか維新に支援が行きにくい状況になっています。そうなると、元々和歌山で野党を支持していた票の行き場がどこに行っていいか分からず、漂流しているような状況になっているということなんです。

994名無しさん:2025/07/13(日) 21:29:58

■立憲と維新での候補者調整は珍しい?
読売テレビニュース

 和歌山以外ですと岐阜県で立憲と維新の候補者調整が行われました。岐阜は逆のパターンで、維新が候補者を取り下げて立憲が立てる形になりましたが、やはり与野党の一本化はできていないということなんです。ただ、共産候補が出てくると、やはり外交・安全保障、憲法などでどうしても違うところが出てくるので、本来ならば「非自公」という枠組みの中でここをきちんとまとめなければならないところなんですが、今回はそこまでいきませんでした。野党側が「大きな目標に向けた小さな一歩」とみるのかどうか、意見が分かれてくると思います。

読売テレビニュース

 最終的にこの構図は選挙後も同じ構図を抱えて野党側は迷ってくることになると思うので、全国的な課題が和歌山で浮き彫りになっているんだなと思うんです。

 今、選挙戦の情勢を見ていると、自公で過半数を取れるかどうかが大きな焦点になっていますが、仮に自公で過半数が取れなかった場合も「じゃあ非自公の政権の枠組みがどうなるのか?」というところが問題になってきます。やはり"一本化できずに馬群に沈む"という問題を野党側がどう整理をつけるかも問われているんじゃないかなと思います。

(読売テレビ「かんさい情報ネットten.」7月10日放送)

995OS5:2025/07/13(日) 21:41:35
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/647602
[参議院選挙2025]組織票か信者の意思か…県内宗教団体、スタンスに変化も
創価学会、立正佼成会、旧統一教会
2025/7/11 11:00

 20日投開票の参院選で、県内の宗教団体の支持動向にも注目が集まる。新潟選挙区(改選数1)でし烈な戦いを繰り広げる参政党新人の平井恵里子氏(46)、自民党新人の中村真衣氏(46)、立憲民主党現職の打越さく良(ら)氏(57)に対し、宗教団体はどのようなスタンスで臨むのか。創価学会、立正佼成会、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の動きを探った。

▽自民候補の支援に注力 創価学会

 公明党最大の支持母体・創価学会は、県内で約10万世帯の会員がいるとされる。新潟選挙区では、公明が推薦する自民の中村氏の支援に注力。会員が日々、会員以外の知人への電話や面会を通じ、支持拡大を図っている。

 選挙運動の主軸を担う創価学会女性部は、金銭問題などのスキャンダルに厳しいといわれる。自民の「政治とカネ」問題が批判された2024年の衆院選は「小選挙区で自民候補を推すことに疑問の声があった」(県内関係者)。今回の候補は女性の新人で若いことから、関係者は「女性部の評判は良い」と明かす。

 参院選の前哨戦に位置付けられた6月の都議選で公明は自民とともに惨敗。創価学会員の高齢化による運動量の低下が指摘されている。県内の学会幹部は「都議選の雪辱を果たす思いで踏ん張っていきたい」と話した。

▽選対加わらず会員判断 立正佼成会

 立正佼成会は県内にある全10教会で立民の打越氏を推薦する。4月中旬の幹部らによる委員会で打越氏とオンラインで面談し、平和主義などの観点から推薦を決めた。近年は野党系候補を推すことが多い佼成会だが特定政党ではなく、あくまで人物像や考え方を基準に判断しているという。

 佼成会の県内会員数は約4万世帯とされる。打越氏の推薦が決まった後は、教会ごとに打越氏を招いた国政報告会を開くなどした。

 ただ、打越氏に投票するか否かは会員の判断に委ねるスタンスだ。かつては候補者の選対に加わり支持を広げる運動を担ってきたが、今回は佼成会として街頭演説への動員がけなど積極的な活動はしないという。

 佼成会の山川貴代新潟支教区長は「組織票ではなく、今は信者一人一人がいろいろな意見を聞き、投票先を決める姿勢を徹底している」と話す。

▽保守系候補選択が原則 旧統一教会

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の県内の政治団体「国際勝共連合」は組織的な動きを見せていない。関係者によると、県内に2000〜3000人とされる信者は「自主投票」になる。ただ、投票先を選択する原則はある。(1)国家ビジョンが明確(2)スパイ防止法に反対(3)選択的夫婦別姓制度に反対-などの考えに基づき保守系候補を選ぶ。比例代表も同様という。

 県内信者には、参政の平井氏や政治団体「NHK党」の原田公成氏(68)のポスター貼りなどを自主的に手伝う人もいるという。

 旧統一教会と自民との密接な関係は安倍晋三元首相の銃撃事件後に一変。自民側から離れた形になった。今参院選でも、自民から応援要請はないとしている。

 県内の関係者は信者に対し「選挙には必ず行こう。でも投票は自由に」と呼びかけていると明かす。

996OS5:2025/07/14(月) 09:05:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3a50fe301a1b94fdf0684498e30d00ae68de3e5
<読む政治>自公過半数、深まる苦戦 1人区厳しさ増す 毎日新聞参院選中盤調査
7/14(月) 5:00配信
毎日新聞
参院選が公示され、候補者らの演説を聞く有権者ら=大阪市北区で2025年7月3日午前10時7分、中川祐一撮影

 毎日新聞は12、13両日、第27回参院選(20日投開票)の特別世論調査を行い、取材情報を加味して中盤情勢を探った。自民、公明両党は非改選を含む参院の過半数(125議席)の維持に必要な50議席確保に引き続き苦戦しており、選挙区によっては苦戦の度合いが大きくなっている。5、6両日の序盤情勢取材時と比較すると、全国に32ある改選数1の「1人区」で接戦の選挙区が7から8に、野党系が優位に立つ選挙区も16から18に増えており、自民の状況は厳しさを増している。自公の推定獲得議席は計31〜55。

【図解で見る】参院選序盤情勢からどう変わった?

 調査では選挙区で4割弱、比例代表で3割が「投票先を決めていない」と回答しており、投票日までに情勢が変わる可能性がある。

 自民の推定獲得議席は、序盤の32〜46から27〜43に減少した。1人区で優位に戦いを進めるのは福井、岐阜、奈良、鳥取・島根、山口、長崎の6選挙区に減り、序盤と比べると群馬、石川、滋賀が自民優勢から接戦に転じた。13ある改選数2以上の「複数区」では10選挙区でそれぞれ1議席を確保しそうだ。京都、大阪、兵庫は激戦で、北海道と東京の2議席目を巡っても激しく競り合っている。比例代表は11〜14議席の見通し。

 公明の推定獲得議席は4〜12。擁立した7選挙区のうち議席を確保するめどが立っているのは、序盤から引き続き東京だけで、残る6選挙区で激戦が続いている。

 野党系は1人区のうち16選挙区で優勢を保ち、序盤と比べると富山、山梨が接戦から野党優勢に転じた。

 立憲民主党は堅調さを維持している。推定獲得議席は23〜32で、改選22議席を上回るのは確実だ。複数区では序盤に引き続き、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、広島、福岡で1議席獲得を見込む。東京では2議席目を巡る激戦が続いている。

 日本維新の会は伸び悩みが続いている。目標議席の「6議席以上」に対し、推定獲得議席は5〜7。序盤に引き続き京都、大阪で1議席獲得が有力で、大阪の2議席目を巡り激戦が続いている。

 共産党の推定獲得議席は3〜5。東京で1議席を維持し、京都では接戦に持ち込んでいる。

 国民民主党は勢いを維持している。推定獲得議席は11〜19で、改選4議席から数倍増を視野に入れる。静岡、愛知、香川に加え、新たに千葉など3選挙区で議席獲得を見込む。東京や福岡など7選挙区で激しく競り合っている。

 れいわ新選組は比例代表で3〜4議席を見込む。参政党は勢いを維持しており、推定獲得議席は8〜17。茨城と東京では議席獲得が有力で、愛知や福岡など8選挙区で激しく競り合っている。社民党は比例代表で議席獲得の可能性がある。日本保守党は比例代表で2〜3議席を確保しそうだ。

 今回の参院選は改選124議席(選挙区74、比例代表50)と東京選挙区の非改選の欠員補充1議席の計125議席が争われる。【影山哲也】

 ◇調査の方法

 毎日新聞とTBSテレビ/JNNが12、13の両日、スマートフォンを対象としたインターネット調査「dサーベイ」で実施した。dサーベイは社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発した手法。ドコモが運営するdポイントクラブの会員を対象としたアンケートサービスを利用し、全国約7400万人(18歳以上)の母集団から調査対象を無作為に抽出。調査への協力を依頼するメールを配信し、8万980人から有効回答を得た。

997OS5:2025/07/14(月) 11:31:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae3513a946b56e5df06fba4c44602834d4a73c71
乗り合いタクシー、運転手確保…地域の足維持へ政策検討を
7/14(月) 11:20配信

読売新聞オンライン
問う参院選2025兵庫
路線バスがなくなった兵庫県三田市上青野地区で行われている予約制乗り合いタクシーの実証実験

 「路線バスが走らなくなると、まさに田舎になった感じ。若い人が駅前などへ移り、誰にも住んでもらえなくなる」


 兵庫県三田市上青野の男性(72)は青々とした田んぼが見渡せる自宅から、路線バスが通っていた県道を寂しそうに見つめる。

 上青野地区は、65歳以上の高齢者が人口の半数を占める。公共交通手段の確保が急務となるが、JR新三田駅などと地区を結んでいた神姫バス広野線は、今年3月末で休止された。

 広野線の代替交通として、7月に予約制乗り合いタクシー「チョイソコさんだ」の運行が始まった。まずは1か月の実証実験だ。男性は、住民の一人として乗り合いタクシー導入に主体的に関わり、学生の利用も考えて午前7時の運行開始なども提案した。「地域の足は何としても残しておかないといけない」。力を込める。

 買い物で利用した別の男性(73)は数年前に免許を返納した。「移動手段がないから助かる。ぜひ続けてほしい」と期待する。

三田市で路線バスを運行する神姫バスは、短時間や平日限定など、従業員の柔軟な働き方を取り入れてきた。将来の路線維持に向け、市と自動運転の実証実験も重ね、数年先の導入を目指す。それでも、高齢化や2024年からの残業規制の影響で、運転手不足が深刻だ。これらが路線撤退や減便の一因になっている。

 この現状を受けて、市は、従来の赤字路線への補助に加え、同社と連携協定「担い手共創プロジェクト」を締結し、運転手になってくれる賛同企業を募集する。協力を表明した女子硬式野球チーム「兵庫ブルーサンダーズ」の球団職員が5月下旬、第1号のバス運転手となった。市は今後、仕事とプレーを両立させたい女子選手にも、新たな就労先になることを期待している。

 兵庫県内で路線バスの走行距離や輸送人員の減少は、顕著だ。

 県北部の全但バス(養父市)は、昨年4月、運転手不足によって、1日あたり最大50便が減便となった。

 これらの事態を受けて、各地の行政も支援を強化する。尼崎市は市内の運行を担う阪神バスに対し、市営住宅を月6500円で提供する。これまでに奈良や四国などから4人が入居した。同社の担当者は「阪神間は住居費が高く、入社に二の足を踏む人が多い。支援はありがたい」と話す。

 バス業界に詳しい東京都市大の西山敏樹教授(公共交通)は「高齢者や子どもを育てる親、免許を持たない若者のことも考え、路線バスを維持する政策を検討すべきだ。運転手確保のため、給与水準の引き上げは急務で、女性や外国人らも働きやすい環境を整備することが重要だ」と指摘。「公共交通の分野でも、誰もが取り残されないように参院選での議論に期待する」としている。(渡部哲也)

998OS5:2025/07/14(月) 11:33:33
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250711125552
【ふくしま2025参院選】現地ルポ②県中・県南 参政の食い込み警戒 森陣営 地元議員支持票頼る 石原陣営 SNSでの広報強化
2025/07/11 09:36

 参院選の序盤情勢調査で報道各社が参政党の勢いを報じ、注目度が増している。県中・県南地方の中核を成す福島県郡山市は福島県選挙区(改選1議席)で最多の有権者26万5千人を抱え、参政党の新人大山里幸子(51)の地元でもある。自民党の現職森雅子(60)、立憲民主党の新人石原洋三郎(52)の両陣営はともに、参政による支持層の切り崩しに神経をとがらせている。4月の郡山市長選で初当選した椎根健雄の余勢を駆ろうにも、当人は与野党どちらにも加勢しない立場を貫く。無党派層が多い経済県都の支持動向は混沌[こんとん]としてきた。



 「予想以上に参政にやられている。自民でも立民でもない支持層の受け皿に参政がなりつつある」。森陣営を支える自民所属県議は情勢調査結果を基に、芳しくない戦況を努めて冷静に分析した。

 郡山市内で会社を経営する高齢男性は約60年にわたり自民を支持し、国会議員や県議の後援会幹部を務めてきたが今回初めて、参政に乗り換えた。「自民派閥裏金問題をはじめとする『政治とカネ』にうんざりした」という。こうした保守系の岩盤支持層の一部が参政になびいている。

 森は6年前の改選時、郡山で6万8千票を得て、野党統一候補に1万5千票差をつけて勝利した。ただ、今回は野党勢力だけでなく新興政党の動向も警戒しなければならない。3年前の参院選で初当選し地元郡山で7万7千票を集めた自民県連会長の星北斗、県南地方を地盤としてきた元衆院議員の上杉謙太郎らの支持基盤を頼りにする。

 4月の郡山市長選で、自民系市議や県議の一部は野党各党が支えた椎根陣営の支援に回った。ある自民関係者は「市長は与野党相乗りの構図で初当選した。どちらか一方だけに肩入れはしないはずだ」とみる。実際に公示後、椎根は森の決起集会、石原の街頭演説の双方に顔を出し中立の形を保っている。

 県中・県南地方全体で6年前に森が得た約15万5千票を上回る得票を目指す。郡山市安積町の事務所では10日、陣営スタッフが後援会の新規入会者に電話し、投票や交流サイト(SNS)での拡散を呼びかけるなどの作業に追われた。総合選対本部2区選対本部事務局長で県議の山口信雄は「足元の支持を固め、票の取りこぼしを防ぐ」と表情を引き締めた。

   ◇    ◇

 「郡山は風に左右されやすい。立民も参政に票を食われている」。JR郡山駅前での参政大山の決起集会では歩道にまで人垣があふれた。石原陣営幹部は「(参政の)熱は日に日に増している」と危機感を抱く。

 参政が食い込むのは保守系の自民だけではない。立民などの野党支持層にも触手を伸ばす。共同通信の序盤情勢調査では、石原を支援する5者協議会の一角を成す国民民主の支持層のうち3割強が大山を支持した。政権批判票の十分な受け皿になり得ていないと陣営関係者は気をもむ。

 政治とカネ問題の追い風を受けた昨秋の衆院選で立民は、県中の2区、県南を含む3区で勝利を収めた。この波に乗ろうと石原陣営は、県中・県南が地盤の衆院副議長玄葉光一郎、郡山市に軸足を置く衆院議員馬場雄基の支援者を頼る。知事などを歴任した祖父・幹市郎、衆参両院議員を務めた父・健太郎のつてもたどり支持拡大に躍起だ。

 ただ、石原の地盤は福島市を中心とした県北地方だ。全県的な知名度では森に水をあけられており、立民の党幹部にも改善を求められた。このため、若手県議を中心に交流サイト(SNS)を活用した広報戦略を強化し、演説動画の投稿回数を増やすなどの対策を講じた。都市部での浮動票の獲得を狙う。

 昨秋の衆院選で県中・県南地方の立民票約14万7千票を基に、これを上回る得票を掲げる。須賀川市本町にある石原陣営の事務所では10日、スタッフが郡山市で13日に開催される個人演説会の準備を進めていた。総合選対本部事務局次長で県議の三村博隆は「石原の主張は参政党支持者にも響く部分があるはずだ。一人でも多くの人に聞いてもらいたい」と意気込む。

999OS5:2025/07/14(月) 11:33:47

   ◇    ◇

 大山は郡山市桑野の国道49号沿いに事務所を構える。参政は県連を置いたが、県内に強固な組織があるわけではない。党の政策に賛同する有志や大山の知人らが自主的に選挙戦を支え、SNSを駆使しながら支持を訴えている。陣営の一人は政治と無縁だったが、動画投稿サイト「ユーチューブ」で党代表の神谷宗幣の主張に共感し陣営の活動に加わったという。

 党県連会長の郡剛志は「まずは党の政策を訴える。その上で大山が郡山市出身である強みも生かし、地道に浸透を図っていく」と言葉に力を込める。

   ◇    ◇

 政治団体「NHK党」の新人越智寛之候補(51)はSNSなどで支持拡大に努めている。無所属の新人遠藤雄大候補(40)は独自の選挙戦を繰り広げている。



■福島県選挙区立候補者(届け出順敬称略)

大山里幸子[おおやまりさこ] 51参 政新

越智寛之[おちひろゆき] 51諸 派新

森雅子[もりまさこ] 60自 民現

石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52立 民新

遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40無所属新

1000OS5:2025/07/14(月) 11:36:18
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250712125580
ふくしま2025参院選 現地ルポ(3) 浜通り 懸案解消 復興で舌戦
2025/07/12 09:30

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興は道半ばだ。福島県の浜通りでは生活環境の整備や産業再生への取り組みが進む。参院選福島県選挙区(改選1議席)に立候補した5人はそれぞれに復興施策を訴える。参院選を前に自民党は長年続いてきたいわき市長選での「保守分裂」を回避し、立憲民主党は昨秋の衆院選で浜通りを地盤とする党所属国会議員が誕生し「議員の空白域」を解消した。自民の現職森雅子(60)=いわき市出身=、立民の新人石原洋三郎(52)=福島市出身=は11日、互いをけん制するかのように浜通りに選挙カーを走らせ、舌戦を繰り広げた。



■森陣営 地元市議の分裂回避 石原陣営 国会議員指揮で団結

 森は11日、飯舘村などを遊説し、夜には南相馬市で南相馬・飯舘総決起大会を開いた。「震災当時から国会議員を続けている。復興を進めるには継続が必要」。2度の閣僚経験と3期18年の実績を強調した。

 森は6年前の改選時、野党統一候補との事実上の一騎打ちを制し3選を果たした。地元・いわき市で7万7275票を獲得し、3万2530票差をつけた。陣営は前回を上回る得票を目標に掲げ、他候補を圧倒する「勝ちパターン」の再現を狙う。

 陣営の屋台骨となるのは市議や県議だ。いわき市議会は保守系2会派が分裂し、2005(平成17)年の市長選から5度にわたり別々の候補者を推した。元衆院議員坂本剛二の死去と元復興相吉野正芳の引退を経て、9月の市長選では24年ぶりに候補者一本化を進める。6日に開かれた市長選立候補予定者の事務所開きでは一緒に気勢を上げ、「雪解け」を強調した。

 陣営の「壁」が取り払われたことで「円滑に回っている」(陣営幹部)。市議らで構成する「キャラバン隊」には両会派が名を連ね、票固めに協力し合っている。浜通りでの訴えの中心は当然、震災と原発事故からの復興だ。森は3月の参院予算委員会で復興予算の確保を明言する首相答弁を石破茂から引き出したとアピールする。

 ただ、ある自民系市議は市内で「顔が見えない地元候補だ」と森をなじる声を聞いた。復興が思うように進まない現状への鬱憤[うっぷん]がたまっているとも感じたという。政治資金収支報告書への不記載問題が重なり、古くからの支援者は「もう応援できない」と参政党支持に回った。陣営は相双地方を含め支援者らに電話などで攻勢をかける。南相馬市のある建設業関係者は「危機感だけは伝わってきた」と鼻で笑った。

 4区総合選対幹事長の県議鈴木智は「本人と接点が多い浜通りで、しっかりとした票差で勝ち切らなければならない」と拳を握る。

1001OS5:2025/07/14(月) 11:36:32
  ◇    ◇

 石原は11日、浜通りを重点的に回った。飯舘村での街頭演説で「被災地の復興はまだまだ。復興に力を尽くす」と訴えた。南相馬市での演説では、貧富の差の広がりなど政権与党の無策ぶりを批判した。

 陣営の拠点の一つは、いわき市にある立民の衆院議員斎藤裕喜の事務所。斎藤は昨秋の衆院選本県4区で惜敗したものの、比例東北で復活当選した。斎藤が市内で得た4万7363票を上回るのが陣営の目標だ。森に食らい付き勝機をうかがう。

 2017年の衆院選で吉田泉が落選して以降、いわき市と双葉郡を地盤とする旧民主系国会議員は長らく不在だった。震災と原発事故からの復興の加速化に向け、国に直接働きかける地元選出国会議員の誕生が立民にとっての悲願だった。各種選挙の差配も担う。「国会議員がいるのといないのとでは、浸透力も説得力も天と地の差だ」と地元県議は言う。

 斎藤は立民と国民民主、社民の各党県連、連合福島、県議会会派「県民連合」でつくる5者協議会を母体に野党系地方議員の陣頭指揮を執る。石原陣営は、森が復興に果たした役割を強調するのに対抗し、産業再生の遅れや除染土壌の県外最終処分の不透明さなどが復興の足かせになっていると課題を指摘。政府対応が不十分と批判を強める戦略だ。

 支持基盤である連合福島傘下の一部労組からは、共産党との距離感を巡り不満の声が漏れる。陣営関係者は「共産が選挙区で候補者を降ろしたことで、(石原に)入る票が大きいのは確か。ただ、離れる票が読めない」と表情は晴れない。震災と原発事故発生時、衆院議員だった石原は相馬地方も選挙区としていたが、「支持者からは『県北の人だろ』『あまり印象に残っていない』との声が聞こえてくる」と頭を抱える。

 4区選対事務局長のいわき市議坂本稔は「相手も浜通りが『天王山』と感じているだろう。どれだけ肉薄できるかだ」と意気込む。

   ◇    ◇ 

 参政党の新人大山里幸子(51)は11日、いわき市で個人演説会を開き、立候補のきっかけや参政党を支持する理由を力説した。

 政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)、無所属の新人遠藤雄大(40)も支持を訴えている。



■福島県選挙区立候補者(届け出順敬称略)

大山里幸子[おおやまりさこ] 51 参政新

越智寛之[おちひろゆき] 51 諸派新

森雅子[もりまさこ] 60 自民現

石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52 立民新

遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40 無所属新

1002OS5:2025/07/14(月) 11:37:21
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250713125611
ふくしま2025参院選 現地ルポ(4) 会津 地の利なき戦い熱く
2025/07/13 14:00
 参院選福島県選挙区(改選1議席)の現新5人のうち、会津地方を地盤とする候補者はいない。直近2回の参院選は会津出身者が野党統一候補として立ち、それ以前も会津ゆかりの現職や新人がたすきをかけてきた。今回、自民党の現職森雅子(60)=いわき市出身=、立憲民主党の新人石原洋三郎(52)=福島市出身=ともに地の利はない。それだけに、会津で顔の利く元衆院議員や元知事らが陰日なたとなって戦いを支える。森が雪害対応の実績を打ち出せば、石原は地方重視の政策を訴え、激しいつばぜり合いが続いている。



■森陣営 元議員献身的に支え 石原陣営 元知事加勢集票急ぐ

 17日間の選挙戦の後半戦に入った12日、会津若松市蚕養町の森事務所には陣営幹部らが集い、情勢を分析した。選対関係者は「いかに票を上積みできるか。危機感を持って後半戦に臨む」と気を引き締めた。

 今回の参院選は会津の自民勢力の立て直しをかけた戦いでもある。自民党派閥裏金問題が直撃した昨秋の衆院選で、会津と県南の3区では前職の菅家一郎が公認を得られずに立候補を断念。同じく立候補を一時取りやめた上杉謙太郎が自民県連の支援を受け無所属で3区に立ったが、立民現職の小熊慎司に約2万9千票差で敗れ辛酸をなめた。

 「国に顔が利く森を失えば会津の損失になる。そればかりか会津での負け癖が付く」。自民系市議は危機感をあらわにする。旧市町村単位に28ある支部組織やJAなどの支援友好団体の末端までフル稼働させる。6年前の改選時に森が会津地方17市町村全体で得た6万2千票余りを基礎票として、6万5千票への上積みを目指す。

 陣営は森の3期18年の実績、法相と少子化担当相を歴任した閣僚経験を強調する。訴えの軸は会津地方を中心に3億円以上の農業被害を出した2月の豪雪への対応だ。会津地方の市町村は人口減と少子高齢化が進み、財政は潤沢ではない。国の予算措置を引き出すため、政府や中央省庁とのパイプをアピールする。政権与党のベテランとしての存在感を示す狙いがある。

 次期衆院選で3区公認候補予定者となる上杉が会津で陣頭指揮を執り、菅家は最高顧問として森陣営を側面支援する。「(菅家は)自分の選挙より一生懸命かもしれない」。陣営関係者は雪辱に燃える上杉と菅家の献身ぶりに舌を巻く。ただ、選挙協力する公明党関係者からは「(裏金問題に関わった)二人が張り切っても…。後半戦に入ったのに士気が上がってこない」との嘆き節も聞こえる。

 3区選対幹事長の県議佐藤義憲は「自民への逆風の中で森個人としての実績をいかに評価してもらうか。相手よりも1票でも多く勝ち取る」と語気を強める。

   ◇    ◇

1003OS5:2025/07/14(月) 11:37:42
 石原陣営は12日、会津若松市館馬町にある事務所で、16日に市内で開く個人演説会に向け、支援者への周知などに追われた。選対関係者は「石原の政策や思いを地道に多くの人に訴えていく」と強調した。

 会津地方は野党候補にとっては参院選で相性が良い。過去3回いずれも与党候補に約4千〜7千票差で勝利している。石原の選対本部長を務める小熊慎司の地元だ。「絶対に負けられない理由がそれだ」(選対幹部)。昨秋の衆院選3区で、小熊が会津地方で獲得した7万2千票余りを目標に、支持固めを念入りに進めている。

 「(石原は)会津でまだまだ浸透しきれていない」。立民系市議は気をもむ。昨秋の衆院選で小熊の会合や集会で顔を売ってきたが、森の知名度には及ばないという。元知事の祖父、衆参両院議員を歴任した父を持つ石原。陣営は石原の母が金山町出身だと繰り返し訴える。会津とは浅からぬ縁があると強調し、会津人の懐に飛び込もうと躍起だ。

 石原陣営は、争点の物価高対策に照準を合わせる。「減税か給付かの政策を選択する選挙」と位置付け、消費税減税こそが暮らしを守ると前面に打ち出す戦略だ。加えて、会津は過疎と高齢化が他地域よりも進んでいるとして、大都市一極集中の是正などを声高に訴える。小熊の指揮で立民、国民民主、社民の各党県連、連合福島などの5者協議会の連携を一層強めている。

 16日の個人演説会には、下郷町出身で元知事の佐藤雄平を応援弁士に招く。2006(平成18)年の知事選で森と戦った佐藤は、会津地方の首長らに電話で石原への支援を呼びかける。「あうんの呼吸」(選対幹部)で、票の掘り起こしに奔走。国民県連幹部は元知事の加勢に歓喜する一方で、参政党の勢いに加え、共産党との距離感を巡る労組の反発を念頭に「一定の票は逃げる」と懸念する。

 3区選対統括本部長の県議宮下雅志は「接戦だ。(森陣営は)組織の締め付けが相当厳しくなってくる。相手を上回る運動量を確保していく」と意気込む。

   ◇    ◇ 

 参政党の新人大山里幸子(51)、政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)、無所属の新人遠藤雄大(40)も支持を呼びかけている。=おわり=



【福島県選挙区立候補者】(届け出順敬称略)

大山里幸子[おおやまりさこ] 51 参政新

越智寛之[おちひろゆき] 51 諸派新

森雅子[もりまさこ] 60 自民現

石原洋三郎[いしはらようざぶろう] 52 立民新

遠藤雄大[えんどうゆうだい] 40 無所属新

1004OS5:2025/07/14(月) 11:38:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8b42109569a860ada3a42677ef6351b6f234bde
オリラジ中田の弟・中田フィッシュ氏、選挙カーの事故を謝罪「深く反省しています」
7/14(月) 10:03配信

日刊スポーツ
参議院選挙7月20日投開票

 自民党から参院選比例代表に立候補したプロダンサーの中田フィッシュ氏(39)が14日までにSNSを更新。選挙カーの事故を謝罪した。


 中田氏は、12日の選挙活動中に選挙カーで都内を走行中に「高さ制限の確認不足により鉄道高架に選挙カー看板部分を接触させ、看板が落下する事故が発生しました」と報告。「通行中の方を含め、けがや負傷をされた方はおらず、スタッフにもけが等はありませんでした」とした上で、「しかしながら、現場付近を通行されていた皆さま、高架を所有・管理されている関係者の皆さま、そして地域の皆さまに、多大なご心配とご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫びします」と謝罪した。

 「事故発生後、ただちに警視庁碑文谷警察署へ連絡を行い、現場検証と必要な手続きを進めていただきました。あわせて、高架の管理者様ともご連絡を取り、今後の対応について協議を進めています」と事故後の対応について説明。「このような事故を二度と起こさないよう、私自身、今回の事態を重く受け止め、深く反省しています。今後は、選挙カーの運用のみならず、すべてのスタッフと共に安全管理と事故防止策の強化を徹底し、改めて気を引き締めて活動にあたります。改めまして、このたびの件によりご不安やご迷惑をおかけしたすべての皆さまに、心よりお詫びします。誠に申し訳ありませんでした」とつづった。

 中田氏は大阪府出身で、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦の弟。「FISHBOY(フィッシュボーイ)」の名称で活動しており、若い年代層の知名度は高い。ダンスのプロリーグ「Dリーグ」で活躍しており、兄らと結成したユニット「レディオフィッシュ」のメンバーとして、NHK紅白歌合戦に出場したこともある。

1005OS5:2025/07/14(月) 12:39:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/45039addaa52260a577d34d88ba19de5a0548891
【参院選・激戦区ルポ】参政党と公明党が“最後の枠”をめぐりデッドヒート 「参政を通さないために今回だけは公明に入れる」というリベラル層も
7/14(月) 12:32配信

AERA DIGITAL
神奈川選挙区から出馬する参政党の初鹿野裕樹氏(左)と公明党の佐々木さやか氏

「うわぁ……、これは」

 神奈川県在住の男性(37)は報道各社の序盤の情勢調査を取りまとめた表を見るなりそう唸った。

【写真】参政党と“トラブル”になった共産党の女性候補

「今回は、公明党かなぁ……」

 7月20日に投開票される参議院議員選挙の神奈川選挙区は、定数4に16人が立候補する激戦区だ。日本保守党を除く全ての国政政党が候補者を1人ずつ立てている。ある党の関係者は「神奈川を通せるかで全国の趨勢が決まる」として、最重点区に位置付けているという。

 報道各社の情勢調査やその他の取材を総合すると、現時点では、立憲民主党現職の牧山弘恵氏(60)、自民党新人の脇雅昭氏(43)がやや先行し、残る2枠を巡って国民民主党新人の籠島彰宏氏(36)、参政党新人の初鹿野裕樹氏(48)、公明党現職の佐々木さやか氏(44)が激しく争っているとみられる。また、日本共産党新人の浅香由香氏(45)らも「当落線上まであと一歩」(陣営関係者)と懸命に前を追っている。

 冒頭の男性は特定の支持政党はないが、「ガチガチの反自公」(本人)で、初めて投票した約15年前から現在まで、自民党・公明党に投票したことはないという。

「第二次安倍政権がすすめた安保法制(2015年)は許せなかったし、『平和の党』とか言いながらそれを止めもせずにくっついている公明党なんて自民党と同じか、それ以上に嫌いですよ。でも、終盤になってもこの情勢が続くなら仕方がない。今回だけは公明党に入れるかもしれません」

 彼が念頭に置くのは参政党の初鹿野(はじかの)裕樹氏だ。

「初鹿野氏本人のことはよく知りません。でも、差別と分断をあおり、科学を無視する発信を繰り返してきた参政党は、絶対に通したくない。初めて言いますよ。公明党に頑張れって」

 予想外のエールも受ける公明党の佐々木さやか氏だが、まだまだ「視界良好」とは言えないようだ。

「いやぁ、厳しい戦いですよ。今回は本当に厳しい」

 公明党神奈川県本部の幹部が大粒の汗を流しながら言う。

■参政党は「共産党」とトラブルも

 全国的な集票力の衰えが指摘される公明党だが、ここ神奈川も例外ではない。佐々木氏が初当選した2013年に得た票は約63万票。それが前回22年に別の候補が出馬した際は、3位で当選したものの約54万7千票にまで落ち込んだ。

 いま陣営は、佐々木氏は当選圏から外れた5番手につけているとみており、必死の訴えを続ける。党幹部も続々と応援に入った。7月4日と8日には元代表で今も支持者の間で抜群の人気を誇る山口那津男氏、10日には岡本三成政調会長が応援演説し、支持者が駅頭を埋めた。

 岡本氏はAERAの取材にこう話した。

「(自民党の裏金問題への対応などで)わが党への風当たりは当然ありますし、自民党に厳しいことを言っていくべきだというご期待もいただいています。(参政党など)他党の勢いがどうこうは私からは言えないですけれど、あと10日(取材時点)、佐々木さんはホープですし実績も満載で仕事もできるので、何とか逆転できるように情熱と実績を訴えていきます」

 対する参政党・初鹿野陣営。こちらも「いま、5番手」として支持者に投票を訴えるが、その表情は比較的明るい。陣営幹部は言う。

「我々は新しい党なので一生懸命やるだけですよ。反応はいいです。若い人もたくさん足を止めてくれて」

 初鹿野氏本人も手応えは感じているようだ。

「梅村みずほさんが5人目の国会議員になって、やっぱりうちの代表がメディアに出られるようになってからですかね。支持が急に広がって、私たちもびっくりしています。この勢いに乗って頑張っていきたいですね」

1006OS5:2025/07/14(月) 12:40:00
 だが、初鹿野氏は他党と“トラブル”も抱えている。

 初鹿野氏は7日、日本共産党についてSNS「X」に「沢山の仲間が共産党員により殺害され、殺害方法も残虐であり、今だに(原文ママ)恐怖心が拭えません」などと投稿、日本共産党神奈川県委員会は8日に撤回と謝罪を求めて抗議した。

 初鹿野氏は「白鳥事件」(1952年)などを根拠に問題ないとXに投稿し、陣営幹部も「党本部に任せているので我々としては特になにも」とどこ吹く風だが、日本共産党神奈川県委員会の藤原正明委員長は11日、AERAの取材に対し、参政党から抗議文への返答がないとして、「法的措置をとることも視野にいれている」と話した。

■立憲は候補者「一本化」で安定

 共産党支持者もおかんむりのようだ。60代の女性は、「ほんと、許せないわよね。『うそをつかない』とか、『差別はいけない』とか、いい大人になんでそんな当たり前のことを言わなきゃいけないのかしら」

 その共産党の浅香由香氏は、情勢調査では当落線上からやや遅れた6番手につけている。4回目の挑戦で、過去3度はいずれも次点に泣いた。11日には志位和夫議長が応援入り。今週も小池晃書記局長らの神奈川入りを予定しているという。

 国民民主党の籠島彰宏氏も当落線上で激しく争う。一時は野党第1党を伺う勢いもあった国民民主党だが、党全体の支持率は落ち込みが目立つ。それでも、「期待」の声も多く聞かれた。

「長く自民党に入れていたけれど、今回は籠島さんに入れます。私は高卒だったけど正社員でずっとやってきて子どもを育てて家も建てた。でも、今の若い人はなかなか将来が見えないでしょう。私はもう引退しているけれど、若い人のためにも、国民民主党に頑張ってほしいですよ」(60代男性)

 籠島氏本人は党の看板政策である手取り増のほか、農林水産省出身の経歴を生かしコメ問題などについても訴える。

「手応えはあります。でも、いまの手応えが最後どうなるかは本当に未知数。風の変化はいろいろ感じますけれど、自分のなかの変化はありません。他党がどうとかは全くないです。自分の政策を愚直に訴えていくだけです」

 一方、陣営関係者からはポロリと本音も漏れた。

「参政党は勢いあるし、立憲さんが一本化して、安定してるからなあ」

 立憲民主党は当初、現職の牧山氏のほか、前回22年参院選の欠員補充枠(任期3年)で当選した水野素子氏が出馬を予定していた。定数4に現職2人が立つ選挙戦は共倒れの危険もあったが、5月に週刊文春が水野氏のパワハラ疑惑を報道。直後に水野氏が出馬を取りやめて牧山氏に一本化した経緯がある。籠島陣営からすると、立憲が2人立てればその2人よりも上位に入れる皮算用があったのかもしれない。

 神奈川選挙区にはほかに、れいわ新選組新人の三好諒氏(40)、日本維新の会新人の千葉修平氏(53)らも立候補している。

 灼熱の選挙戦も、残り約1週間。激しいつばぜり合いが続く。

(AERA編集部・川口穣)

川口穣

1007OS5:2025/07/14(月) 22:17:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/a26a11b58626677a511b3eab4afd64e9b5848fd7
公明、厳しい戦いを 国民民主、参政の支持拡大であおりも「苦しいとき、一歩も引かず」 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:39配信
産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した参院選の中盤情勢調査では、公明党が複数の選挙区で厳しい戦いを強いられている現状が明らかとなった。国民民主、参政の両党が支持を拡大しているあおりを受けた格好で、党内には焦りもにじむ。

14日午後、大阪市内で大阪選挙区(改選数4)の公明現職と並んだ斉藤鉄夫代表は「他の陣営も厳しいが、私たちも苦しい」と厳しい情勢に言及し「苦しいときに一歩も引かず、走り抜いたほうが勝つ。この6日間走り抜く」と強調した。

大阪では、支持母体の創価学会が「常勝関西」と呼ばれる強固な支持基盤を築いてきたが、昨年の衆院選で日本維新の会と全面対決の末、候補を立てた4選挙区で全敗した。参院選では党勢回復に向けて落とせない選挙区だが、参政新人が台頭し、立憲民主党の新人と最後の1議席を争う展開となっている。

公明は参院選で、候補を立てた7選挙区と比例代表の改選7議席の計14議席以上の獲得を目指すが、今回の調査で選挙区で公明候補が戦いを有利に進めているのは東京選挙区(改選数6、欠員補充1)だけだった。

西田実仁幹事長が「最重点区」と位置付け斉藤氏が第一声を行った兵庫選挙区では、テレビ出演などで知名度が高い県内の首長経験者の無所属候補がリードしており、公明現職は参政新人などと当落線上で争う。

同じく最重点区の福岡のほか、重点区の埼玉、神奈川選挙区でも国民民主と参政の候補が支持を広げ、公明現職はいずれも後れをとっている。

公明関係者は急伸する参政について「基本的に公明と支持層は重ならないが、それだけ参政ブームが強いということだ」と危機感を募らせた。(長橋和之)

1008名無しさん:2025/07/14(月) 22:18:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b2cdaa45f6366762b21181034bd72a58379372a
「自民には勝たせたくない意識に」1人区で自民優位は32のうち7選挙区…中盤情勢 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:39配信


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産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した参院選の中盤情勢調査では、32ある「改選1人区」のうち自民党が優位に立ったのは7選挙区のみだった。選挙戦序盤の5、6両日の調査に比べ2減となった。一方、野党系は2増えて10選挙区で優位に。自民の状況は選挙戦が進むにつれ厳しさを増している。

自民は前回接戦だった秋田、新潟、徳島・高知、宮崎、沖縄の5選挙区で野党系に優勢に立たれた。宮崎で敗れれば18年ぶりとなる。

石破茂首相(自民総裁)は14日、秋田選挙区に応援入りし「国家、日本がどうなるのかが問われている。お一人お一人(票を)積み上げていただきたい」と声を張り上げた。帰京後の夜には党幹部らと情勢を分析し、重点的に応援に入る選挙区を決めたとみられる。

前回自民が優勢だった栃木、長崎、熊本の3選挙区では接戦に持ち込まれている。参院幹部は「栃木や熊本は勝てるだろうと思っていた。(有権者が)自民には勝たせたくないという意識になっているんだろうな」と焦りを募らせた。「運のいいことに能登で地震があった」という鶴保庸介参院議員の失言も影響した可能性がある。

自民有利に動いたのは接戦から自民優勢に変わった群馬と、野党系優勢から接戦に持ち込んだ長野、大分だけだ。

苦境の背景には自民の岩盤支持層の離反があるとみられる。旧安倍派などの「政治とカネ」の問題、岸田文雄前政権下でのLGBT理解増進法成立などリベラル色の強い政策、石破首相の明確なビジョンの欠如、13年続く自公政権の停滞感-などの要因が考えられる。

全国の自民候補の陣営からは「参政党に票を食われている」という声が相次いでいる。情勢調査で、前回は自民が大差をつけたのに立憲民主党に並ばれた栃木や、前回の接戦から一転して立民に後れを取った新潟では、自民と立民には及ばないものの参政候補が2割近い支持を集めた。

比例代表でも30代と40代の投票先は参政が自民を上回った。「自民支持」と答えた人に絞っても参政に投票するとの回答が6・9%に上った。参政は日本維新の会とれいわ新選組の支持層にも対自民と同程度食い込み、台風の目になっている。(田中一世)

1009OS5:2025/07/14(月) 22:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/03788254f7f5d1423383de25592ceeb0a6663f9d
立民、選挙区で優勢に 敵失と共産共闘が奏功 党勢のバロメーターの比例は勢い欠く 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:30配信
産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した参院選の中盤情勢調査では、立憲民主党が選挙区での戦いを優勢に進めていることが分かった。選挙戦を左右する「改選1人区」では共産党を含む他の野党との選挙協力が奏功し、参政党が自民党の支持層を切り崩す運にも恵まれた。ただ、党勢のバロメーターである比例代表は、選挙区での健闘がそのまま支持に結びついておらず、勢いはない。

立民の野田佳彦代表は14日、福岡選挙区(改選数3)で立民現職の応援演説を終えると、野党系無所属が戦う沖縄選挙区(同1)に飛んだ。12、13両日は立民候補の接戦が伝えられる青森、宮城、福島、岡山の各1人区、京都選挙区(同2)を重点的に回った。いずれも与野党伯仲の選挙区ばかりで、横一線の激戦を繰り広げている。

今回調査の結果、立民は改選22議席から20議席台後半に増やすとみられる。主に選挙区で議席を上積みする見通しだ。

特に1人区では、前回調査で野党系候補が優勢とみられる選挙区が8だったのに対し、今回は10選挙区でリードする。立民は共産が候補者を擁立しなかった1人区で優勢に戦い、これまで与党と議席を分け合う傾向が強かった改選複数区でも堅調だ。

選挙区での戦いぶりについて、立民幹部は「手堅く頑張っている」と満足げに語り、別の幹部は「与党に逆風が吹いている」と分析した。

もっとも与党が激しい逆風に見舞われているのに対し、立民を後押しするのはそよ風程度だ。今回の調査では参政が選挙区・比例の双方で議席を伸ばすとみられ、2桁議席も見えてきた。「手取りを増やす」と訴える国民民主も改選4議席から2倍以上伸ばしそうだ。

一方の立民は選挙区で先行するものの、比例では苦戦する。立民ベテランは「比例が全然、伸びない」と語り、勢いに乗り切れない状況にいらだちを見せた。(千田恒弥)

1010OS5:2025/07/14(月) 22:20:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/854e857f7d6cd7265f021fed59d511bd86b3fafc
参政攻勢で関西の構図一変 維新は牙城の大阪で2人目苦戦、自民は和歌山で劣勢 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:28配信

産経新聞
参院選情勢調査では、関西でも参政党が支持を広げている状況が明らかになった。改選数2以上の「複数区」で参政が議席争いに加わり、従来の構図が一変。自民、公明両党や日本維新の会など主要政党が苦戦を強いられている。

維新は本拠地の大阪選挙区(改選数4)で過去3回いずれも2議席を獲得し、今回も新人2人の当選が「至上命令」(ベテラン議員)とされる。1人は優勢だが、参政の攻勢などを受けて2人目が最後の議席を争う。

過去4回の選挙で議席を得ている兵庫選挙区(改選数3)でも新人が厳しい戦いを強いられ、吉村洋文代表ら党幹部が集中的にてこ入れ。京都選挙区(改選数2)では新人が自民や共産党の現職と競り合っている。

逆風下の自民は、失言した鶴保庸介参院議員の地元の和歌山選挙区(改選数1)で劣勢を余儀なくされている。滋賀選挙区(同)で新人が優位に立ち、京都や大阪で他党と激しく争う。

「常勝関西」復活を懸けた公明は、大阪と兵庫の議席死守が必達目標だが、いずれも参政などが加わった混戦を抜け出せず、予断を許さない。

関西6府県の比例代表の投票先をみると、京都と奈良を除く4府県で参政が2位となった。維新は大阪で1位、京都で2位だが他県で苦戦している。自民は大阪を除く5府県で1位だった。(清宮真一)

1011OS5:2025/07/14(月) 22:21:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6144c08e07dac72f983676069e02a769fbfc75f8
自公、参院過半数は困難か 自民は比例区でも苦戦 朝日終盤情勢調査
7/14(月) 21:30配信

朝日新聞
情勢調査に基づく議席推計

 7月20日投開票の参院選について、朝日新聞社は13、14の両日、全国の有権者を対象に電話とインターネットによる情勢調査を行った。取材で得た情報も加え、終盤情勢を探った。自民、公明の与党は序盤情勢より劣勢となり、非改選を含む定数の過半数(125議席)の維持は困難な情勢となっている。自民は比例区も苦戦し、選挙区とあわせて30議席台半ばとなる公算が大きい。国民民主は伸長、参政は勢いを強め、いずれも改選議席数を大きく上回る情勢だ。

 調査時点で投票態度を明らかにしていない人が選挙区と比例区でいずれも4割おり、情勢が今後変わる可能性がある。

朝日新聞社

1012OS5:2025/07/15(火) 13:13:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/51fb3061f420d77a3348a9f228cb1c331a8bfc3e
コメ騒動で揺れる農業票…東北6県はいずれもカギ握る「1人区」
7/10(木) 5:00配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<1>

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(写真:読売新聞)

 4日、水田地帯が広がる福島県白河市。地元産コシヒカリのコメ袋が置かれた農産品直売所に首相で自民党総裁の石破茂(68)が姿を見せた。待ち受けた農家が「農家が稼げるコメの単価でお願いします」と直訴すると、農相経験がある石破は「生産者と消費者どっちの前でも同じことを言う農政をやりたい。農業が次の時代に続くよう一生懸命努力する」と約束した。

 この懇談は、参院選の福島選挙区に出馬した自民の森雅子(60)の応援で来県した石破側が「生産者重視の姿勢を示す」(周辺)ために開催を要請した。

 高騰したコメ価格は、政府備蓄米の放出効果で下落に転じた。消費者は好感したが、福島などのコメどころでは、収入が減りかねないと懸念する農家も多い。自民と蜜月関係を築くJA(農業協同組合)でも不安の声が出ている。

 4日に同市で開かれた森の集会では、地元のJA組合長が「備蓄米の価格が新米の価格になれば、農家はコメづくりをやめてしまう」とクギを刺した。森は何度もうなずいたが、直後の演説でコメ問題に触れなかった。「農業者が働いたお金で家族で楽しく暮らせるようにしたい」と唱えたこともあるが、選挙戦での言及は少ない。「生産者と消費者双方への配慮を伝えきれない」(陣営幹部)ためだ。

 自民と農家に生じた微妙な距離に好機を見いだそうとしているのが、立憲民主党の石原洋三郎(52)だ。「農家が『やっていける』と思える農業を訴えている」と強調し、農業票の取り込みを図っている。

 「自民党に対する厳しい風が吹いている。深く反省し、出直していく」

 法相や少子化相を歴任し、福島選挙区で4選を目指す自民党の森雅子(60)は6日の福島県田村市での集会で危機感をあらわにした。党勢低迷に加え、所属した旧安倍派の政治資金パーティー収入の政治資金収支報告書への不記載問題で批判を浴びたためだ。公明党は推薦を出さず、「強力なる心情的支援」(県本部)にとどめた。

 そんな逆風下の森が気をもむのが、自民の支持基盤といえる農業票の行方だ。JA(農業協同組合)職員ら約7000人で構成する県農業者政治連盟(県農政連)から推薦は得た。ただ、JA内では、コメ価格引き下げの旗振り役となっている農相の小泉進次郎(44)が志向する農政改革への警戒感が根強い。森は「心配している農家が多い」と漏らす。

 東日本大震災後の風評被害に苦しんできた福島の生産者は、とりわけ価格動向に敏感だ。6月15日、当時、県農政連委員長だった管野啓二(72)は南相馬市に足を運んだ小泉と向き合い、「生産者、流通業者、消費者がそれぞれ納得できる価格」が必要だと迫った。

 コメ問題に向ける目線は、消費者と生産者で異なる。それゆえ、森は小泉農政の評価に踏み込むことに慎重だが、そろりと農家寄りの立場をアピールし始めた。9日にはインスタグラムに「私の祖父母も農家だ。農家が農業を続けられるような価格に落ち着くように頑張ります」と投稿した。

 福島を含む東北6県はいずれも改選定数1の「1人区」で、自民は情勢で守勢に回っている。自民執行部は「福島は死守したい」とし、最重点区に位置づける。首相で自民党総裁の石破茂(68)は7日、4日に訪れた白河市の市長、鈴木和夫(75)の電話を鳴らし、「首長さんが頼りなので力を貸してください」と頼み込んだ。

1013名無しさん:2025/07/15(火) 13:13:23
 対する立憲民主党の石原洋三郎(52)の陣営は、「消費者目線の改革だ」と小泉農政を攻撃する。立民幹事長の小川淳也(54)は4日、郡山市の街頭に立ち、政府備蓄米の放出を進めた小泉に矛先を向けた。「人気があるから悪口言うのは怖いけど、放出しているのは、あんたのコメじゃない。有事に備えた頼みの綱だ」

 5日、矢吹町の農産品直売所前。石原は農家ら約70人を前に、政府・自民の農政批判を繰り広げた。「コメ不足は今までの政治の結果だ。農業が盛んで地方が元気だったら、問題は出てこない」と断じ、今回の参院選が、コメ政策の「大きな分岐点になる」と呼びかけた。

 2009年から12年に民主党衆院議員を務めた石原はこの日の演説で、民主党政権が実施した「農業者戸別所得補償制度」にも触れた。立民は、この制度を拡充し、農地面積に応じて交付金を払う新制度を公約で掲げる。石原は周囲に「農家から制度導入を望む声が届く」と手応えを語る。

 農家が安定した収入を得られ、消費者が安心して購入できるコメ価格。その両立に必要な改革は何か。明快な答えは見つからないまま、「令和の米騒動」で揺れる農業票の争奪戦が熱を帯びている。(敬称略)(堀和彦、福島支局 山波愛)

1014OS5:2025/07/15(火) 13:13:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2b2b35df1d569adec251fe32207eb284bea8e88
自民幹事長お膝元、保守王国の鹿児島で「重鎮の娘」反乱…野党系が擁立
7/11(金) 5:00配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<2>
(写真:読売新聞)

 「我が胸の燃ゆる思いに比べれば 煙はうすし桜島山」

【図】一目でわかる…「政権交代」望む声、どれぐらいあるか(読売世論調査)

 公示日の3日、明治維新の立役者・大久保利通の銅像に臨む鹿児島市の広場。参院選の鹿児島選挙区に立候補した無所属の尾辻朋実(44)は、前参院議長の父・尾辻秀久(84)が2013年に比例選から同区に転じた時と同じ言葉で第一声を始めた。秀久は6期36年の任期を終えて引退する参院自民党の重鎮だ。

(写真:読売新聞)

 だが、この日、朋実と初陣を共にしたのは、自民でなく、立憲民主党や社民党県連の幹部らだ。立民は「秀久さんの娘が自民に砂をかけて出てきた」とアピールし、保守王国での「反乱」への支持拡大を狙う。

 〈秀久のむすめ〉。朋実は5日、背中側にこう大書したタスキをかけて繁華街の天文館交差点に立ち、「父が生まれ育った地区からスタートした」と切り出した。

 秀久の秘書を務めた朋実は昨年夏、秀久の後継を決める自民県連の候補者公募に挑むも、選外になった。選ばれたのは、自民の園田修光(68)。衆院と参院での議員経験や有権者への浸透ぶりで軍配が上がった。

 公募結果を受け、「引き抜き」に動いたのが、立民衆院議員の川内博史(63)だ。川内は昨年11月、野党系からの擁立の許しを得ようと秀久に直談判した。拒絶も覚悟したが、秀久は「娘は娘の人生がある。自分で決めるだろう」と応じた。

 秀久と長年戦った立民の支持団体には、朋実の支援に抵抗もあった。朋実を推薦した連合鹿児島の会長、下町和三(65)は「勝てば政治の地殻変動が起きる。劇薬だが、のみ込んだ」と振り返る。共産党も立候補予定者を取り下げ、野党は事実上、一本化した。

 鹿児島は自民幹事長、森山裕(80)のお膝元だ。鹿児島市議出身の森山は県連会長として県政界も取り仕切る。郵政民営化に反対した森山は05年衆院選は無所属で出馬し、自民の「刺客」を破った。盤石な支持基盤を誇り、保守王国は「森山王国」でもある。

 「森山幹事長に(候補者に)選んでいただき、また皆さんの声を国会に伝えられる」

 園田は10日、鹿児島市で支持を呼びかけた。全国を回る合間を縫って森山も駆けつけ、「本当に厳しい戦いだ。何としても勝ち抜かないといけない」と力を込めた。森山は公示日の朝には園田に電話し、「絶対に勝たないといけない。総力を挙げてやる」と激励した。

 鹿児島が改選定数1の「1人区」となった01年以降、負け知らずの自民は組織戦で迎え撃つ。ある県議は「薩摩隼人(はやと)は筋を通さないのが嫌いだ。団体を徹底的にまとめる」と意気込む。JA(農業協同組合)の政治団体「県農民政治連盟」や県遺族連合会など有力団体の推薦状が選挙事務所の壁を埋め尽くす。

 ただ、遺族連合会事務局長の朝広三雄(80)は「頭が痛い」とこぼす。秀久が1985年から会長を務めているためだ。「秀久が方々に電話で朋実支持を呼びかけているようだ」との臆測も飛び交う。

 2日には森山と党紀委員長の連名で「非公認・非推薦候補者への応援は絶対に許さない」との通達が出た。党内では、鹿児島も念頭にあると受け止められた。

 疑心暗鬼にさいなまれる自民の敵対心は、朋実の出馬を容認した秀久に向く。地元入りを控えてきた秀久が選挙中に朋実陣営の応援に入るかどうかに自民は神経をとがらす。自民県連幹部は「何十年と議員を務められたのは自民と森山会長の支えがあったからだ。二度と鹿児島の土は踏ませない」といきり立つ。

 「圧倒的に自民優位な土地柄」(立民衆院議員)ゆえ、朋実が当選後に自民入りするとの見方もくすぶる。朋実は支援者から「選挙後、どうせ自民に帰るんだが」と問われ、「森山幹事長にケンカ売ってるんです。ほんな復帰させるはずがない」と答えたこともあった。

 野党系陣営の結束を乱しかねない「復帰説」を打ち消すため、朋実はこう宣言している。「片道切符を握った人間だ。帰るところはない覚悟で戦っている」

(敬称略)(阿部雄太、鹿児島支局 小林未南)

1015名無しさん:2025/07/15(火) 13:14:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf3740025f7ffcf6589e7cc5c0f052423b964a1e
「風を読む小池が来ないのは、こちらに吹いてないからだ」…気をもむ「百合子票」の行方
7/12(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<3>
(写真:読売新聞)

 全国最多の7議席を争う東京選挙区。候補者32人の論戦は白熱している。

【写真】政見放送で胸元あらわに「お友だち登録してね」

 「自民党は逆風だが、今こそ立ち上がって前に進まなければいけない」

 スケートパークなどのスポーツ施設が立ち並ぶ東京・渋谷の宮下公園前で3日、競泳をイメージした水色シャツ姿の自民新人の鈴木大地(58)は汗だくになりながら声をからした。

 1988年ソウル五輪・競泳の金メダリスト。安倍内閣下で初代スポーツ庁長官を務めた知名度の高さから、自民の「2人目」として、旧安倍派衆院議員の萩生田光一(61)らが5月下旬に急きょ担ぎ出した。

 前哨戦となる都議選で過去最低議席の惨敗を喫した直後の6月24日、党本部で開いた鈴木の選対会議。都連所属の萩生田は「鈴木大地一本で行く。極めて偏った活動をしなければ勝てない」と強調した。都議選の「2人区」以上で複数当選はゼロだったとも強調し、「鈴木シフト」に理解を求めた。

 反発を強めるのが前厚生労働相で、党参院議員会長の武見敬三(73)だ。日本医師連盟など厚労系を中心とした約300団体の支援を受けて6選を目指すが、直近2回は最下位当選。選挙基盤は盤石とは言えず、「政治とカネ」を巡る党への逆風も重なる。

 武見は公示前、都連会長の井上信治(55)に「党の支援団体は平等に割ってほしい」と懇願したが、井上は鈴木の擁立を土壇場で決めた負い目から、いったん難色を示した。しかし、武見の情勢が厳しいことを踏まえ、井上は今月11日、自民系の業界団体に対し、武見を支援するよう要請した。

 都連は2013年から続く「2人当選」を目指し、都知事の小池百合子(72)が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が都議選で得た約104万票に狙いを定める。

 都議選では激突したものの、小池は国政との連携を重視し、参院選は自民、公明両党を応援すると表明しており、無党派層が多いとされる「都民ファ票」の取り込みに注力する。

 小池は11日夜、都内のホテルで開催された武見の演説会に駆けつけ、「国政と都政にとって必要だ」と持ち上げてみせた。これに対し、陣営は「街頭には来てくれないので、支持は広がりにくい」と冷淡で、自民内も「小池支持層が今更流れてくるとは思えない」と見る向きは多い。

 一方、強気の姿勢を見せるのは国民民主党だ。東京で一度も議席を得たことはないが、世論調査の政党支持率で野党1位だった勢いに乗り、4月に新人の牛田茉友(40)と奥村祥大(31)の2人擁立を決めた。

 アナウンサー出身の牛田が無党派層に浸透し、元会社員の奥村は党の支持母体である四つの民間産業別労働組合(産別)の組織票で引き上げる戦略を描いていた。

 もっとも、その戦略には狂いが生じている。一つ目の誤算は、小池が自公の支援に回ったことだ。代表の玉木雄一郎(56)は小池が17年に結党した希望の党に合流し、良好な関係を築いてきた。昨年の衆院東京15区補欠選挙などで小池が推す候補を「公認並み」に支援した経緯もあり、小池の応援を期待していた国民民主選対幹部は「風を読むのがうまい小池が来ないのは、こちらに風が吹いていないからだ」と嘆く。

 もう一つは、6月に比例選への擁立を見送った元衆院議員の山尾志桜里(50)が離党して無所属で出馬したことだ。山尾を巡る一連の騒動で党支持率は急落し、山尾は選挙戦で古巣を非難している。ただ、玉木は周囲に「2人当選のチャンスはある」と強気に語る。

 立憲民主党は再選を目指す塩村文夏(47)と、昨年比例選で繰り上げ当選した奥村政佳(47)の現職2人の当選を期す。「共倒れ」を避けるため、東京23区を東西に分け、保守系が強い東部は塩村、立民が比較的強い西部と多摩地域は奥村ですみ分けた。それでも、都連幹部は「1議席死守のため、票をどちらかに寄せる可能性もある」と明かす。

 その動向が全国に影響する首都決戦。公明新人の川村雄大(41)は党幹部らの支援を受けて街頭に立ち、3選を目指す共産の吉良佳子(42)は消費税減税を訴えている。

 日本維新の会は6年前に議席を得た前参院議員の音喜多駿(41)、れいわ新選組は元衆院議員の山本譲司(62)を立てた。躍進が見込まれる参政党は新人のさや(43)を公認し、日本保守党の小坂英二(52)ら多くの新人も立候補している。(敬称略)(谷口京子、薦田大和)

1016OS5:2025/07/15(火) 13:14:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca571f64f85504be06c7bb8a18886c7565a43f60
土俵際だった小沢王国、自民の「政治とカネ」で風向き変化…繰り広げられる因縁の決戦
7/13(日) 8:00配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<4>
 「小沢王国」で因縁の対決が繰り広げられている。

【ボートマッチ】20の質問であなたの考えに近い政党・候補者が分かる!

小沢一郎衆院議員と鈴木総務会長

 立憲民主党衆院議員の小沢一郎(83)が参院選の岩手選挙区で野党共闘体制を築き、そこに小沢の元側近で自民党の平野達男(71)が「どぶ板」戦術で挑む構図だ。

(写真:読売新聞)

 10日、すっかり日焼けした平野は滝沢市のスーパーの駐車場に立ち、「もう一度、国政に戻してください。とにかく、もう一回国政に戻してください。それが最も訴えたいことだ」とかれ気味の声で支持を求めた。

 衆院岩手2区選出で自民総務会長の鈴木俊一(72)も駆け付け、「物価高対策は、どの党よりも確実に責任を持って前に進めている」と強調した。

 2019年参院選で落選し、一度は引退を覚悟した平野は1月から広い県内をくまなく歩いてきた。

 公示が迫った7月1日、平野は二戸市の薬局前で車を降り、店に入ると「ごあいさつに歩かせてもらっています」と頭を下げた。この日は午前中だけで企業や店舗を14軒回った。2日には北上市で、中学の同級生と一緒に商業施設の前で買い物客に語りかけた。「新人議員じゃできない選挙だ。最後、蛮勇を振るって訴え、活路が開けるかもしれないという思いで立った」

 迎え撃つ小沢は今回、19年参院選では無所属の野党統一候補として勝利し、その後立民入りした横沢高徳(53)を立民公認で擁立した。さらに、共産党や連合などとのパイプを駆使し、横沢支持でまとめ上げた。

 3日、盛岡市での横沢の第一声には、立民、共産、社民各党や連合の地元幹部が顔をそろえた。

 小沢がマイクを握ると、約400人の聴衆から大きな拍手がわき起こった。小沢は「野党がまとまって政権を取って、働く決意がないといけない。野党共闘の原点は岩手から始まった。全国のモデルとなって、国会にもう一度送ってもらう」と自信を見せた。

 パラリンピック選手だった横沢は「健常者としての視点と車いすから見える視点、両方から社会を捉え、国民の生活が第一の政治を実現する」と誓った。「国民の生活が第一」は小沢が民主党離党後に作った政党名でもある。

 平野と小沢は、今回参院選で注目される消費税を巡っても確執が深い。

 小沢は12年、民主党政権が自公両党と合意した、消費税率を段階的に10%に引き上げる「社会保障と税の一体改革」に反対し、民主党を離れた。復興相だった平野は民主党に残り、自由党時代から政治行動を共にしてきた小沢とたもとをわかった。19年参院選では、小沢が支える横沢が消費税率10%への引き上げに反対し、平野は賛成した。

 今回も同様の論戦が続く。横沢は「生きていくために必要なのは食べ物だ。食料品にかかる消費税減税を進め、(税率)0%を実現する」と唱える。平野は「減税と言う野党に政権を任せるわけにはいかない」と与党の責任を前面に出し、財務相経験を持つ鈴木も野党の減税論は「無責任だ」と主張する。

 厳しい戦いを強いられる平野だが、一時は鈴木らと共に「王国」を崩壊寸前まで追い込んだこともあった。

 21年衆院選の岩手3区では自民候補が小沢を破った。1969年に初当選した小沢の選挙区での初の敗北だった。22年参院選の岩手選挙区でも自民候補が30年ぶりに勝利した。自民党離党後に2度の政権交代を主導した小沢の復権を恐れる自民党本部が岩手を重点的に支援し、その選挙体制を平野は裏方で支えた。

 小沢の政治力に陰りが見えるようになっていたにもかかわらず、昨年以降、自民への風向きは一変した。「政治とカネ」の問題が岩手の自民議員に相次いで発覚したためだ。昨年10月の衆院選の岩手3区は小沢が制し、威信を取り戻した。自民の順風時に復帰待望論が広がっても、世代交代をすべきだとの考えだった平野は自らが出馬するしかないと腹をくくり、今に至る。

 政党を作っては壊しながら非自民勢力の結集にかけてきた小沢と、小沢つぶしに心血を注ぐ自民の戦いは30年を超えてなお決着がついていない。(敬称略)(荒木香苗、盛岡支局 冨田駿)

1017OS5:2025/07/15(火) 13:15:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd41c5559203e83b3b2eeb50c94dbfb1c089a643
維新の会「大阪夏の陣」、発祥地で2議席死守に躍起…「家族で均等に票を割って」
7/15(火) 11:41配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<5>
(写真:読売新聞)

 日本維新の会が、発祥地の大阪で「夏の陣」に臨んでいる。

【一覧】参院選2025の大阪選挙区(改選4)の候補者

 大阪市有数の繁華街・難波。海外からの大阪・関西万博の来場者らも行き交う3日、選挙カーの上に立った維新代表で大阪府知事の吉村洋文(50)は「大阪から日本を変えていく」と声を張り上げた。

 昨年の衆院選敗北を受けて党再生を託された吉村。初めての国政選の第一声には、左胸に「次世代のために」とあしらった黒色のポロシャツ姿で臨んだ。党創設者の橋下徹(56)が掲げていたフレーズを引き継いだもので、結党の原点に回帰する意味を込めた。

 「大阪で負ければ、恐らく維新は崩壊する」。新人の岡崎太(57)は4日、河内長野市での集会でこう危機感をあおった。後に続いた新人の佐々木理江(42)も「大苦戦している。何とか2議席、守らせていただきたい」と頭を下げた。

 維新は2022年参院選比例選で改選野党第1党に躍進したが、その後は万博の会場建設費の上振れや相次ぐ不祥事が批判を招き、支持率は伸び悩んでいる。

 「結党から10年以上たち、大阪でも有権者に飽きられてきた」

 元代表の松井一郎(61)は最近、周囲にこう語った。実際、昨年の衆院選で維新が大阪で得た比例票は約115万票で、22年参院選から約30万票減っている。

 大阪選挙区では16年以降、3回連続で2議席を得る底力を見せてきたが、当選した2人の得票差が開くこともあった。今回は19人で4議席を争う構図となり、均等な票割りが「2人当選」のカギとなる。

 岡崎と佐々木は、6月まで大阪市議だったため、府全域での浸透は道半ばで、支持者から「どっちに投票したらええんか」との声が寄せられた。党は府内の議員約300人を両陣営に分けて支援し、「2人当選のため、家族で均等に票を割って」と呼びかけている。

 それでも、党は「佐々木が先行し、岡崎は当落線上」と分析し、週末の12、13日は岡崎を集中的に支援するよう求める内部通達を11日付で出した。「2名当選は至上命令」と記しており、幹部は「後から出来た国民民主党や参政党が追い上げてきている。佐々木に票が偏れば、1議席にとどまる可能性もある」と狙いを明かす。14日以降も「岡崎シフト」を続ける構えだ。

 一方、21年、24年の衆院選で、候補を擁立した府内15小選挙区で維新に全敗を喫した自民党は「反維新」の急先鋒(せんぽう)を立てた。

 「大阪を変えなきゃいけない。『ニュー柳本』になって新しくやり直す」

 3日昼、大阪市役所前で演説した府連会長の青山繁晴(72)がこう紹介すると、前衆院議員の柳本顕(51)は「今までの柳本とちゃいまっせ」と強調してみせた。

 柳本は大阪市議を5期務め、維新の看板政策だった大阪都構想を批判してきたイメージが強い。今回は、維新が3回目の挑戦を模索する都構想への反対論は封印している。

 柳本の擁立を巡っては、現職の太田房江(74)を推した党本部と公募を求めた府連が対立し、公認決定が6月中旬にずれ込んだ。政権与党でありながら、4枠を争う大阪は苦戦が予想される。維新に流れたかつての自民支持層を取り戻そうと、党を挙げた支援が続く。

 今月11日には幹事長の森山裕(80)が大阪入りした。府連の選対会議で「現状では重点選挙区にせざるを得ない」と厳しい情勢を説明した上で、「落とせない選挙区。今一度奮起してほしい」とげきを飛ばした。

 参政党は宮出千慧(40)が出馬した。代表の神谷宗幣(47)は「最初の本拠地は大阪。一番政党支持が高いのは近畿だ」とアピールする。神谷は大阪府吹田市議時代、知事だった橋下と連携を模索した時期もあり、大阪へのこだわりは強い。

 「常勝関西」と呼ばれる地盤を築いてきた公明党は杉久武(49)が3選を目指す。昨年の衆院選では府内4小選挙区で維新に全敗し、支持母体の創価学会の集票力の陰りも指摘される。府本部幹部は「これまででもっとも厳しい参院選だ」と焦りを募らせている。

 過去3回、議席を独占してきた自民、公明、維新が勢いに乗り切れない中、国民民主は医師の渡辺莉央(30)を公認した。代表の玉木雄一郎(56)は「新しい選択肢に1票を託していただきたい」と呼びかけ、初の議席獲得を期す。立憲民主党は橋口玲(56)、共産党は清水忠史(57)のいずれも新人を擁立。歌手の世良公則(69)らも立候補している。(敬称略)(山本貴広、大阪社会部 浅野友美)

1018OS5:2025/07/15(火) 13:22:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5ff22948d303562614ff12c03af4de738fd1ef6
参院選の投票率は? 初の連休中日、若干上昇の予想も…関係者「50%超えて」「自民候補に有利」 長崎
7/15(火) 10:30配信


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長崎新聞
参院選投票率の推移

 参院選は20日の投開票まで1週間を切った。戦後の国政選挙で3連休中日に投票日が設けられたのは初めて。行楽などで外出する人が増えるとして低投票率を懸念する声がある中、長崎選挙区では直近2回が5割を下回っており、行方が注目される。各陣営は勝敗に影響する投票率に気をもむが、希望的観測を含め、前回を若干上回るとの予想も聞かれる。

 2022年参院選の同選挙区の投票率は48・72%。台風の影響で激しい雨が降り、過去最低を記録した19年参院選(45・46%)を約3ポイント上回ったものの、全国(52・05%)を3ポイント超下回り、同選挙区で過去2番目の低さだった。

 同選挙区の期日前投票は今回、投開票日1週間前時点(累計10日間)で有権者(選挙人名簿登録者数)の8・82%が投票。前回の同時点(累計11日間)と比べ、1・88ポイント増加している。県選管は、仕事やレジャーなどで20日に投票できない有権者に、期日前投票の利用を呼びかけている。

 共産新人の筒井涼介候補(31)陣営は「物価高の中で、暮らしを守ってほしいという多くの願いを聞いている。県民にとって関心が高い選挙」として、前回と比べ投票率がアップすると期待。街頭でも「1票で政治が変わる」と訴え、有権者に投票を促している。

 自民現職の古賀友一郎候補(57)陣営。党県連の加藤竜祥会長は「50%は超えてほしい」とするが、「盛り上がりを感じない」とこぼす。投票日が連休中日であることも懸念し「与党の実績を訴え、有権者や団体の票を地道に積み上げていくしかない」と話す。

 参政新人の黒石隆太候補(33)陣営は、交流サイト(SNS)を活用した選挙活動を展開していることで、前回より20〜40代の投票率が上がると予想。「生活苦を抱く人が投票率を押し上げる可能性がある」として、前回より若干上昇との見方を示す。

 国民民主新人の深堀浩候補(59)陣営は、連休中日に「(投票率は)伸びにくい」とみており「組織票を持つ自民候補に有利」と危惧。「勝つためには投票率を上げることが必要」として「難しいと思うが、6割を目指すつもりで活動する」と追い込みをかける。

 投票率は天候にも左右されやすい。長崎地方気象台によると、20日の本県の天気は晴れ時々曇りの予報(14日午後5時時点)。

 長崎選挙区には他に、政治団体「日本誠真会」新人の高谷喜久雄候補(63)と政治団体「NHK党」新人の神谷幸太郎候補(49)も立候補している。

1019OS5:2025/07/15(火) 15:15:37
https://mainichi.jp/articles/20250715/k00/00m/010/106000c
無風選挙続いた和歌山に異変 保守分裂、野党乱立で7新人舌戦過熱
駒木智一

毎日新聞
2025/7/15 12:37(最終更新 7/15 12:37)

 厚い保守地盤に支えられて自民党が独占し、無風の選挙が続いてきた参院選和歌山選挙区(改選数1)に異変が起きている。「二階王国」を築き上げた自民党元幹事長の三男・二階伸康氏(47)と、派閥裏金事件で離党した旧安倍派の実力者、世耕弘成氏が支える望月良男氏(53)による激しい保守分裂に加え、野党候補も乱立。史上最多の7新人が立候補する混戦は20日の投開票に向けて舌戦が過熱している。


 9日夜、世耕氏は初めて望月氏と並んでマイクを握った。場所は二階氏の地元・御坊市だ。世耕氏は神妙な表情で聴衆に語りかけた。

 「冒頭、おわびから入らなければなりません。県選出の国会議員の一人が能登の地震に関してとんでもない発言をしました。県民の皆さんにも恥ずかしい思いをさせている」

 「県選出の国会議員」とは鶴保庸介参院議員のことで、「とんでもない発言」とは前日の「運のいいことに能登で地震があった」との発言を指す。鶴保氏は地方から都市部への人口流出に対する危機感を語り、地方の関係人口創出が必要と主張する流れで発言。失言と認め9日午前には発言を撤回する会見を開いたが「謝罪になっていない」との批判も起きたさなかだった。

 世耕氏のおわびに耳を傾けていた60代の男性は…

1020OS5:2025/07/15(火) 15:16:50
https://www.tokyo-np.co.jp/article/420858
ファーストネーム系通称候補「さや」「かずえちゃん」「蓮舫」…家族にこだわる国・日本の選挙は意外と自由?
2025年7月15日 06時00分
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 20日の投開票まで1週間を切った参院選。最近の傾向なのか、通称を使う候補者たちがいる。特徴的なケースの一つが、名字を出さないパターンだ。選択的夫婦別姓制度など、姓に関する議論もあるが、姓自体は日本社会に定着し、身元を表す材料となっている。目を引くためなのか、何なのか。(木原育子)
◆「少し軽い感じ」「インパクトあっていい」
 参院選で姓を出さない選挙区での主な候補者は、東京のさや氏(参政党)や福井のかずえちゃん氏(立憲民主党)だ。比例代表では元参院議員の蓮舫氏(同)がいる。
 参政党は選択的夫婦別姓に反対し、家族が一つの姓を名乗ることを重視しているが、選挙で姓を名乗らないことには寛容なようだ。
姓は出さず「通称」で参院選を戦う、参政党のさや氏(東京選挙区、写真左)と立憲民主党の蓮舫氏(比例代表)

 こうしたファーストネーム系候補を街の人はどう思っているのか。14日、東京・霞ケ関駅周辺で聞いた。
 元公務員の女性(62)は「何者かなとは思う。目を引くという意味では効果ありだが、少し軽い感じ」と否定的にみる。警備員の増渕敦さん(42)は「SNSのハンドルネームなどファーストネームだけで表現する機会は増えていて、あまり違和感がない」と話した。福岡から出張中という会社員の男性も「政治家の名前と顔が一致しない中でインパクトがあっていいのではないか」と意に介さぬ様子だ。
◆首都圏各地の「さや」候補陣営は
 歌手でもあるさや氏は、音楽活動の通称で立候補を届け出た。くしくも「さや」が名前にある候補者は、首都圏の選挙区で他にもいる。姓名で届け出ている彼女らはどのように感じているのか。
「姓名」で届け出ている、公明党の佐々木さやか氏(神奈川選挙区、左)と、国民民主党の小林さやか氏(千葉選挙区)

 神奈川選挙区の佐々木さやか氏(公明党)陣営の担当者は「『さや』はルールの範囲内ではある。その人のキャリアを生かした名で活動を続ける権利はあり、認めていくべきだ」と話す。
 一方、千葉選挙区の元NHK記者の小林さやか氏(国民民主党)陣営は「名前だけにする目的って何なのか。流行なのか、投票してもらうためなのか」と首をひねった上で「小林も通称名(旧姓)だが、記者時代からこの姓名で活動してきた。友人から『さや』と呼ばれることもあるだろうが…うーむ」と言葉が続かない。

1021OS5:2025/07/15(火) 15:38:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f7f83713b4e5f67c92b87135896bd5c34a04f4e
東京で2人当選目指す立憲、「戦略的投票」で大波紋 塩村氏は同僚議員に異論「私は落選してしまいますよね」
7/15(火) 14:00配信
J-CASTニュース
立憲民主党は東京選挙区で2人の当選を目指している(写真は党本部)

 参院選(2025年7月20日投開票)立憲民主党公認で出馬している塩村文夏参院議員が7月14日、同党の小西洋之参院議員によるX投稿に異論を唱えた。

【画像】塩村氏は「私は落選してしまいますよね」と反発、削除されたポストをみる

■「自民に二議席を渡さないため、立憲のおくむらまさよしに投票を」

 発端となったのは、小西氏による東京選挙区での「戦略的投票」を呼びかける投稿だった。立憲は、東京選挙区に現職の奥村政佳氏と塩村氏の2名を擁立している。

 こうした中、小西氏は、小西氏の元秘書で、同党の五十嵐衣里衆院議員による「終盤に向けての最重要ミッション。立憲2議席確保に向けてあと一歩のおっくんに戦略的投票を!」との投稿を引用し、「どの調査報道も東京選挙区の最後の第7枠は、立憲のおくむらまさよしと自民の二番手の争いで決まりとなっています」と説明。

 その上で、「自民に東京で二議席を与えれば、参院で自公政治が続くことになります。立憲民主の支持者ではない方も、自民に二議席を渡さないため、立憲のおくむらまさよしに投票をお願いします!」と呼びかけた。

「仲間の気持ちも考えられないのかな...」
 小西氏による投稿後、塩村氏は「さすがにそれは失礼すぎる。仲間の気持ちも考えられないのかな...と」とポスト。

 続く投稿では、小西氏のポストを引用しながら「小西さん どの報道調査もということはなく、まちまちです。本日午後のフジテレビの情勢調査は私が7番手、最新の朝日は5番手です」と反論した。

 さらに、「結果は投票箱が閉まるまで分かりませんが、それを踏まえると、小西さんがおすすめする方法ですと、私は落選してしまいますよね」と疑問を投げかけた。

 小西氏の呼びかけは奥村氏への集中的な投票を促す内容となっており、同じ選挙区から立候補している塩村氏にとっては不利になりかねないものだった。

 塩村氏は「情勢調査を踏まえて、◯投票を候補者が呼びかけることと、◯事実と異なる内容を併記して組織的に戦略投票を呼びかけることは違うと思います」とも訴え、小西氏の主張に対し懸念を示した。

小西氏は投稿削除も言及なし
 15日朝の投稿では、街頭演説中の写真を添え「おはようございます。今日もよろしくお願いします。粛々と頑張るのみ」とつづった塩村氏。

 一方の小西氏は15日までに問題となった投稿を削除。本件に関する釈明等は行っていないものの、東京都議会議員の銀川ゆい子氏による「塩村さんもおっくんも絶対二人当選だー!! お願い」との投稿をリポスト(拡散)している。

1022OS5:2025/07/15(火) 16:13:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/03788254f7f5d1423383de25592ceeb0a6663f9d
立民、選挙区で優勢に 敵失と共産共闘が奏功 党勢のバロメーターの比例は勢い欠く 産経・FNN情勢調査
7/14(月) 21:30配信
産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13両日に実施した参院選の中盤情勢調査では、立憲民主党が選挙区での戦いを優勢に進めていることが分かった。選挙戦を左右する「改選1人区」では共産党を含む他の野党との選挙協力が奏功し、参政党が自民党の支持層を切り崩す運にも恵まれた。ただ、党勢のバロメーターである比例代表は、選挙区での健闘がそのまま支持に結びついておらず、勢いはない。

立民の野田佳彦代表は14日、福岡選挙区(改選数3)で立民現職の応援演説を終えると、野党系無所属が戦う沖縄選挙区(同1)に飛んだ。12、13両日は立民候補の接戦が伝えられる青森、宮城、福島、岡山の各1人区、京都選挙区(同2)を重点的に回った。いずれも与野党伯仲の選挙区ばかりで、横一線の激戦を繰り広げている。

今回調査の結果、立民は改選22議席から20議席台後半に増やすとみられる。主に選挙区で議席を上積みする見通しだ。

特に1人区では、前回調査で野党系候補が優勢とみられる選挙区が8だったのに対し、今回は10選挙区でリードする。立民は共産が候補者を擁立しなかった1人区で優勢に戦い、これまで与党と議席を分け合う傾向が強かった改選複数区でも堅調だ。

選挙区での戦いぶりについて、立民幹部は「手堅く頑張っている」と満足げに語り、別の幹部は「与党に逆風が吹いている」と分析した。

もっとも与党が激しい逆風に見舞われているのに対し、立民を後押しするのはそよ風程度だ。今回の調査では参政が選挙区・比例の双方で議席を伸ばすとみられ、2桁議席も見えてきた。「手取りを増やす」と訴える国民民主も改選4議席から2倍以上伸ばしそうだ。

一方の立民は選挙区で先行するものの、比例では苦戦する。立民ベテランは「比例が全然、伸びない」と語り、勢いに乗り切れない状況にいらだちを見せた。(千田恒弥)

1023名無しさん:2025/07/15(火) 16:25:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/658f7db2ff1da01ac5d8ad5377db9243d826f2cd
【参院選・激戦区ルポ】「あんたのバラード」は大阪で響く? 世良公則候補が急浮上でさらに混沌の大阪選挙区
7/15(火) 14:02配信


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AERA DIGITAL
街頭演説をする世良公則氏

「今の大阪どうですか? 今の日本どうですか? なんか違うよな。このままでいいのかな。そんなふうに感じていませんか?」

【写真】大阪の構図を参政党と世良氏が崩している

 大阪市のJR京橋駅前で7月12日、参院選が始まってから街頭演説に初めて立ったのは、大阪選挙区から立候補しているミュージシャンの世良公則氏。ほとんど予告なしの「ゲリラ演説」だったにもかかわらず、200人以上の人々が集まった。ツーショット写真を撮ろうと長蛇の行列で、知名度の高さをうかがわせた。

 公示日直前の7月1日にいきなり記者会見を開催し、出馬を表明した世良氏。しかし、選挙戦が始まっても、街頭に姿を見せず、SNSで発信するばかりだった。

「いったん7月11日に街頭演説を決めたのですが、天気予報で大雨警報が出てしまったので延期になった」(世良氏の陣営スタッフ)

 世良氏はミュージシャンとして、70年代後半から80年代にかけて、「あんたのバラード」「燃えろいい女」など数々のヒット曲を生んできた。69歳の今も現役で、ライブを続けている。

「『あんたのバラード』、この『あんた』という言葉は、まさに大阪で暮らしたからこそ生まれた。……今、ふむふむと頷いた方、年代わかっちゃいますよ」

「皆さんが直接、話を聞きたい、声を聞きたいと言ってくれたから、こうやって皆さんの前で声をあげることができている」

 選挙カーも「たすき」も「のぼり」もないという世良氏は、黒Tシャツとジーンズ姿で路上に立ち、マイク1本でライブ感覚の演説を続けた。「外国語が飛び交い、大阪弁が聞こえなくなった」と大阪のオーバーツーリズムを嘆き、外国人の不動産取得に規制が必要だと訴える。

「かっこいいわ」
「言葉が胸に響きますね」

 と聴衆の反応も抜群だ。

■参政党と世良氏が崩した大阪の構図

 大阪選挙区は改選数4で、直近の3度の参院選ではいずれも日本維新の会が2議席を獲得、自民党、公明党が各1議席という構図が続いてきた。しかし、参政党の台頭と世良氏の出馬で、構図が崩れようとしている。

 参院選半ばのメディアの情勢調査を総合すると、維新の元大阪市議・佐々木理江氏が優勢で、自民の元衆院議員・柳本顕氏、維新の元大阪市議・岡崎太氏、参政の新人・宮出千慧氏、公明の現職・杉久武氏が続き、世良氏や共産党の清水忠史氏、立憲民主党の橋口玲氏、国民民主党の渡辺莉央氏らが追う大激戦の様相だ。

1024名無しさん:2025/07/15(火) 16:26:09
■熱気を失った維新、熱気を感じる参政

 大阪で2議席確保を続けてきた維新にとっては、1議席を失うおそれが出てきている。

「改革政党、日本維新の会、大阪でやってきた改革を、日本で、岡崎さん、佐々木さんにもやってもらう」

 維新代表の吉村洋文・大阪府知事は、佐々木、岡崎両候補の応援に立ち、2人当選を訴えている。しかし、周囲の反応はイマイチ。かつて吉村氏の演説に熱狂していたような空気感はなく、ビラをまいても受け取る人は多くない。

 一方、維新の牙城を崩そうとしている参政党の宮出氏。ツーショットで街頭演説に立つのは6年前の参院選では大阪選挙区から維新公認で出馬し、約73万票を獲得してトップ当選した梅村みずほ氏。今回は参政党に移籍し、比例区から出馬している。2人でスローガンの「日本人ファースト」を訴え、街頭に立つスタッフのオレンジTシャツも「日本奪還」の文字。宮出氏がマイクを握ると、大勢の人が立ち止まり、反応は抜群だ。

「参政党が(大阪選挙区で)大丈夫だという報道があり、わぁーってなってますが、全然、大丈夫じゃない。参政党とともに日本を守っていきましょう」

 宮出氏が語るたびに大きな拍手がわく。勢いがよかったころの維新の選挙とよく似た熱気を感じた。
与党の自民の柳本氏、公明の杉氏は、なんとか議席を守りたいところだが、自民府議は、つらそうにこう話した。

「これまで大阪では、無党派層の半分以上は維新にもっていかれて苦戦していた。しかし、今回は参政党が半分どころか6割、7割の無党派層をとりそうだ。大阪は改選数が4なので、自公で2議席は絶対なのですが……。正直、連立を組む公明党を気遣う余裕もない」

 公明党関係者も、こう話す。

「出口調査は組織があるうち(公明)が一番強くて当たり前なのに、ほとんど差がない。参政党にここまで肉薄されるとは、全く想定していなかった。展開によれば最後の4番目の議席をうちと自民党で争う、信じがたい選挙になりかねません」

 自公の与党同志で議席を奪い合う展開に、やりきれなさそうな表情だった。

(AERA編集部・今西憲之)

*  *  *

 大阪選挙区ではこのほか、れいわ新選組の椛田健吾氏、日本保守党の正木真希氏、NHK党の武内隆氏、諸派の稲垣秀哉氏、諸派の橋口和矢氏、諸派の上妻敬二氏、諸派の吉野純子氏、諸派の平理沙子氏、諸派の瀬戸弘幸氏、無所属の東修平氏が立候補している。

今西憲之

1025OS5:2025/07/16(水) 11:50:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071600277&g=pol
【参院選情勢】選挙区(1)(北海道〜神奈川)
2025年07月16日10時12分配信
◎勝部、高橋がリード=北海道【参院選情勢】

与野党過半数懸け攻防 自公苦戦、立民堅調―国民、参政に勢い・参院選情勢【25参院選】

 共に再選を目指す立民現職の勝部と自民現職の高橋がリード。残る1議席を自民現職の岩本と国民新人の鈴木、参政新人の田中が争う。

 2議席死守を掲げる自民は、高橋と岩本の「票割り」を徹底できるかが課題。地元知事を4期務めた高橋は道内をくまなく回り支持基盤の強化を図る。岩本は党幹部の応援を受けて知名度向上に懸命。推薦を得た公明と連携し、自公の支持層固めにも注力する。

 勝部は立民支持層をまとめ、トップ当選を目指す。政府の物価高対策を不十分だと断じ、批判票の取り込みも狙う。鈴木は札幌市など都市部を中心に支持を訴え、無党派層への浸透を図る。


◎福士がやや先行=青森【参院選情勢】

 立民新人の福士がやや先行し、自民現職の滝沢が懸命に追う。福士は連合や社民の支援も得て知名度向上に注力。「最重点区」と位置付ける立民の党幹部らがてこ入れし、無党派層へも浸透を図る。滝沢は環境副大臣などを務めた実績をアピール。公明の後押しも受けつつ、組織固めに奔走する。共産荻野、参政加藤らは厳しい。


◎横沢が優勢=岩手【参院選情勢】

 立民現職横沢がリードする。共産、社民の支援を受け、野党共闘を構築。県知事も応援に入るなど、無党派を含む幅広い支持の獲得を目指す。自民元職平野は、復興相など国政での経験をアピールして追い上げを図る。食料安全保障の強化や国土強靱(きょうじん)化を訴えるが、「政治とカネ」の問題で党への逆風が続く。参政及川、諸派吉田の新人2人は厳しい。


◎石垣に支持広がり=宮城【参院選情勢】

 先行する立民現職の石垣を、自民新人の石川が追う。石垣は大票田の仙台市を基盤に、郡部でも支持拡大に注力。党幹部が応援に入るなど無党派層への浸透も図る。石川は15年超務めた県議時代の実績を強調。公明や県内全市町村長の支援を受けて組織戦を展開するが、党の「政治とカネ」の問題を受けた逆風で伸び悩む。参政ローレンスらは厳しい。


◎寺田と中泉が伯仲=秋田【参院選情勢】

 無所属現職の寺田と自民元職の中泉が激しく競り合う。寺田は立民や共産などの県組織の支援を受けるが、党派色を極力抑えて無党派層への浸透を図る。義父が元知事、夫が衆院議員という知名度も武器だ。中泉は農業に従事していた経験をアピール。組織固めに全力を挙げる。参政佐藤、諸派本田の2新人は厳しい戦い。


◎芳賀、大内が競る=山形【参院選情勢】

 再選を目指す無所属の現職芳賀と、自民新人の大内が激しく競る。国民民主などの支援を受ける芳賀は野党支持層に浸透。物価高対策に全力を挙げる姿勢をアピールし、無党派層の取り込みを図る。大内は県議の経験を生かし、経済の振興など地域密着型の政策を強調。地元選出の国会議員らと連携して、組織票をまとめる。共産新人三井寺らは厳しい。


◎石原と森が接戦=福島【参院選情勢】

 立民新人の石原と4選を目指す自民現職の森が接戦。石原は共産の支援も受け、課題の知名度向上に躍起。党幹部らのてこ入れで自民批判票の取り込みも狙う。公明が推薦を見送るなど、自身も関与した党派閥の裏金事件が尾を引く森は、東日本大震災の復興事業など実績をアピール。組織固めを急ぐとともに、都市部を中心に無党派層への浸透を図る。参政大山らは厳しい。

1026OS5:2025/07/16(水) 11:51:07
◎上月優勢、小沼・桜井追う=茨城【参院選情勢】

 自民現職上月が優勢。残る1議席を巡り立民現職小沼がやや先行し、参政新人桜井が懸命に追い掛ける。

 上月は50万票の確保が目標。知名度と組織力を生かし、安定した戦いを進める。小沼は連合茨城の支援を受けて労組票を固め、無党派層の支持拡大も狙う。桜井は若年層を中心に支持を広げ、保守層の取り込みを図る。維新新人北崎と共産新人高橋は支持層への浸透を急ぐ。諸派新人の石井、酒井らは厳しい。


◎板津と高橋が横一線=栃木【参院選情勢】

 立民新人の板津と、3選を目指す自民現職の高橋が激しく競り合う。板津はSNSで支持を訴え、都市部を中心に浮動票の取り込みを狙う。維新、国民が擁立を見送ったことから、野党支持層への浸透を急ぐ。国土交通副大臣の高橋は、公明と業界団体からの推薦を生かし、組織票固めを図る。新人の共産福田、参政大森らは厳しい。


◎清水を河村ら追う=群馬【参院選情勢】

 再選を目指す自民現職清水を、立民新人河村、参政新人青木が懸命に追う。清水は地元国会議員の支援を受け、業界団体の票固めを急ぐ。河村は児童相談所にランドセルなどを寄付する「タイガーマスク運動」の知名度を生かし、無党派層に浸透を図る。青木はSNSでの発信に力を入れ、保守層の切り崩しを狙う。新人の共産高橋、諸派井田らは厳しい。


◎古川、熊谷が抜け出す=埼玉【参院選情勢】

 4議席を15人が争う乱戦。自民現職の古川と立民現職の熊谷が抜け出し、参政新人の大津と国民新人の江原が猛追。公明現職の矢倉、共産現職の伊藤も激しく追い上げる。

 4期目を目指す古川、2期目に挑む熊谷はそれぞれ組織票をまとめ、SNSを活用して無党派層の取り込みを図る。大津は地方議員の経験を訴え、保守層の切り崩しを狙う。江原は県議時代から地盤とする県北部を足場に、県南部への支持拡大を目指す。

 3期目を狙う矢倉は支持母体・創価学会を通じて支持を広げる戦略だが、昨年の衆院選での石井啓一前代表の落選を引きずる。再選を期す伊藤は政権批判票を糾合しようとSNSをフル活用する。

 維新新人の龍野やれいわ新人の桜井は苦しい。


◎長浜やや有利=千葉【参院選情勢】

 立民現職の長浜がやや先行し、国民新人小林と自民現職石井の2人が追う。参政新人中谷と自民現職豊田も追い掛ける。

 参院副議長の長浜は、地元選出の野田佳彦代表の支援を受けて立民支持層をまとめ、トップ当選を狙う。小林は都市部を中心に街頭演説を繰り返し、女性や子育て世代への浸透を図る。石井は集会を重ねるなど組織固めに注力。石破茂首相や熊谷俊人知事らが続々と応援に入る。

 中谷は保守票に照準を絞る。豊田はこれまでの実績を訴えるなど議席維持に懸命。いずれも新人の共産白石、維新石塚、れいわ山本らは厳しい。


◎自公立共参が優位=東京【参院選情勢】

 改選6議席に非改選の欠員分1議席を加えた7議席を32人で争う激戦。自民、公明、立民、共産、参政は1議席確保が視野に入っており、国民も議席獲得を狙う。自民、立民、国民は2人ずつ擁立した。

 自民新人鈴木はソウル五輪競泳金メダリストで、初代スポーツ庁長官を務めた知名度を生かして優位に戦いを進める。公明は新人川村が支持層を固める。

 再選の懸かる立民現職塩村は1期目の実績を訴え、支持を広げる。3選を狙う共産現職吉良も組織力を生かす。参政新人さやは無党派層や自民からこぼれ落ちた票の取り込みに懸命だ。

 国民新人牛田は、元アナウンサーの知名度を生かして幅広い層への浸透を目指す。一方、自民現職武見は13年参院選から続く自民2議席を死守するため、日本医師連盟などの業界団体から支援を受けて組織戦を展開する。立民現職奥村も当選圏入りへ追い上げを図る。

 維新元職音喜多、国民新人奥村、れいわ新人山本、保守新人小坂、地域政党「再生の道」新人吉田、社民新人西もそれぞれ支持を訴える。

 7議席のうち6番手までの任期は6年。残り1議席の任期は3年となる。


◎牧山、脇が一歩リード=神奈川【参院選情勢】

 改選4議席に16人が出馬した混戦から、立民現職牧山と自民新人脇が抜け出した。残る2議席を巡り、公明現職佐々木、参政新人初鹿野、国民新人籠島が激しく競り合う。

 立民は当初、2人を擁立する予定だったが、週刊誌のパワハラ報道を受け、もう一人の現職が出馬を断念。4選を狙う牧山は連合から推薦を得て有利に戦いを進める。脇は自民支持層をまとめる組織戦を展開する。

 3選の懸かる佐々木は公明支持層を固め、推薦を得る自民と連携して議席死守を目指す。党の勢いで当選争いに急浮上した初鹿野は、無党派層の取り込みを図る。元農林水産省職員の籠島も連合から推薦を受けるが、知名度不足が課題。前回次点だった共産新人浅賀は党支持層をまとめて懸命に追う。

1027OS5:2025/07/16(水) 11:51:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071600278&g=pol&ref=2025san&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb#goog_rewarded
【参院選情勢】選挙区(2)(新潟〜和歌山)
2025年07月16日10時13分配信
◎打越と中村が接戦=新潟【参院選情勢】

【参院選情勢】選挙区(1)(北海道〜神奈川)

 立民現職の打越と自民新人の中村が1議席を巡って接戦。昨年の衆院選で全5選挙区を制した立民は「必勝区」と位置付ける。打越は再選を目指し、政権批判票の取り込みに懸命だ。中村は五輪競泳銀メダリストの経歴をアピール。組織固めを図るほか、無党派層への浸透も目指す。ただ、陣営は参政新人の平井に保守票が流れる可能性を危惧している。


◎堂故、庭田が競る=富山【参院選情勢】

 3選を目指す自民現職堂故と国民新人庭田が激しく競り合う。堂故は元国土交通副大臣として能登半島地震に対応した実績を強調。首長や地方議員の後押しを受け、自公支持層を固める。庭田は連合富山の推薦と立民県連から支援を受ける。元アナウンサーの知名度を生かし、無党派層の取り込みを図る。共産新人坂本、参政新人田保らは厳しい戦い。


◎宮本に浜辺迫る=石川【参院選情勢】

 4選を狙う自民宮本を国民新人浜辺が追い上げる。宮本は派閥裏金事件で処分を受けたが、能登半島地震の復興や中小企業支援を訴える。公明から推薦を得た。浜辺は元教員の経歴を生かし、教育政策などをアピール。独自候補を擁立しなかった立民の支援も受ける。共産村田、参政牧野、諸派小沢の3新人はいずれも広がりを欠く。


◎滝波が先行=福井【参院選情勢】

 3選を目指す農林水産副大臣の自民現職滝波が先行する。県農政連など800を超える推薦団体に支えられ、北陸新幹線の県内開業などの実績をアピール。野党は候補が乱立し、国民新人山中、立民新人かずえちゃん、参政新人千田、共産新人山田が激しく競り合う。連合福井は国民、立民の推薦を見送った。保守大坂らは厳しい。


◎後藤、森屋が激戦=山梨【参院選情勢】

 国民新人の後藤と自民現職の森屋が激しく競り合う。元県知事の後藤は知名度を生かし、政権批判票の取り込みに注力。農林水産省職員の経験から農政改革などをアピールする。3選を狙う森屋は岸田内閣で官房副長官を務めた実績を強調。自民、公明の支持層固めを図る。参政新人の永田は党への追い風に期待。共産早田、諸派舟橋の2新人は厳しい。


◎羽田が優勢=長野【参院選情勢】

 再選を目指す立民現職の羽田が有利に戦いを進め、自民新人の藤田が追う。羽田は野党支持層に加え、無党派層にも支持を広げる。刷新感をアピールする藤田はSNSをフル活用。無党派層が多い女性や若者の取り込みを図るが、伸び悩む。参政新人の竹下は街頭演説の回数を増やすなど追い上げに懸命。諸派の山田、加藤は厳しい戦い。


◎若井ややリード=岐阜【参院選情勢】

 裏金事件で自民を離党した現職が立候補を見送り、新人6人が争う。自民若井がやや先行し、立民服部が猛追する。若井は県議時代の実績をアピール。組織戦を展開し、地盤を固める。服部は連合岐阜の推薦を得て、知名度向上に躍起。党幹部の相次ぐ応援を受け、政権批判票の取り込みを図る。参政新人の瀬尾が懸命に追う。共産新人三尾らは苦しい。

1028名無しさん:2025/07/16(水) 11:52:01
◎若井ややリード=岐阜【参院選情勢】

 裏金事件で自民を離党した現職が立候補を見送り、新人6人が争う。自民若井がやや先行し、立民服部が猛追する。若井は県議時代の実績をアピール。組織戦を展開し、地盤を固める。服部は連合岐阜の推薦を得て、知名度向上に躍起。党幹部の相次ぐ応援を受け、政権批判票の取り込みを図る。参政新人の瀬尾が懸命に追う。共産新人三尾らは苦しい。


◎榛葉、牧野が安定=静岡【参院選情勢】

 共に現職の国民榛葉は5選、自民牧野は4選を目指して安定した戦い。党幹事長として全国を回る榛葉は地元での活動が限られるものの、連合の支援を受け、独自候補の擁立を見送った立民支持層にも浸透。牧野は党所属の地方議員や、推薦を受ける公明と連携して地盤を固めつつ、無党派層の掘り起こしも図る。いずれも新人の参政松下、共産鈴木は懸命に追い掛ける。諸派新人の福原らもSNSを活用して政策を訴えるが、広がりを欠いている。


◎立自国が抜け出す=愛知【参院選情勢】

 立民、自民、国民が抜け出し、4議席目を参政と公明が激しく争う。立民現職の田島は連合の推薦を受け、組織票を手堅くまとめる。19年参院選でトップ当選した自民現職の酒井は知名度を生かして安定した戦い。国民新人の水野も連合の推薦を得て、50万票を目標とする。

 参政新人の杉本は外国人政策などに力点を置き、SNSを通じて若者世代を中心に支持を拡大。既成政党への批判の受け皿となることを狙う。公明安江は子育て政策での実績を訴え、議席維持に懸命。斉藤鉄夫代表ら党幹部が連日応援に入り、てこ入れを繰り返す。

 新人の共産須山、維新広田、れいわ辻は浸透を急ぐ。日本保守の推薦を受ける諸派田中らは苦戦している。


◎小島が引き離す=三重【参院選情勢】

 立民新人の小島が先行し、3選を目指す自民現職の吉川が懸命に追う。国民や連合の支援を受ける小島は、県内をくまなく回って教育・子育て政策の充実を訴え、支持拡大を図る。吉川は自身も関与した派閥裏金事件の逆風が響く。公明への推薦依頼も取り下げざるを得なかった。参政新人の難波も必死の追い上げ。諸派新人の橋本は厳しい。


◎宮本やや先行=滋賀【参院選情勢】

 自民新人で公明が推薦する宮本がやや先行する。守山市長時代の行政経験など「即戦力」をアピールし、支持固めに奔走する。立民と候補者を一本化し、連合滋賀の推薦を受けた国民新人の堀江が猛追。党幹部の応援を得て、浮動票を取り込む。参政新人の中田、維新新人の岡屋は保守票の切り崩しを狙い、共産新人の佐藤が続く。諸派新人菅原らは厳しい。


◎維自共立参が横一線=京都【参院選情勢】

 維新新人の新実、自民現職の西田、共産現職の倉林、立民新人の山本、参政新人の谷口が横一線で競り合う。新実は元アナウンサーの知名度を生かし、幅広い層を取り込む。西田は沖縄の「ひめゆりの塔」発言で批判を浴び、組織固めに懸命。倉林は共産支持層に加え、市民団体などと連携して無党派層への支持拡大を目指す。山本は知名度不足を補うため、党幹部が相次いで選挙区に入る。谷口は党の勢いを背に保守層に食い込む。出馬表明が遅れた国民新人の酒井は巻き返しに全力を挙げる。れいわ新人の西郷らは広がりを欠く。


◎佐々木リード、柳本ら追う=大阪【参院選情勢】

 改選4議席を巡る争い。維新新人の佐々木が一歩リードし、自民新人の柳本、参政新人の宮出、公明現職の杉、維新新人の岡崎が懸命に追う。維新は「本拠地」大阪での2議席確保が至上命令。地方議員が手分けして、これまでの改革の実績をアピールする。両新人の「票割り」が徹底できるかが課題だ。

 柳本は現職の立候補取りやめで出馬表明が6月にずれ込み、支援組織などへの浸透を急ぐ。宮出は先の東京都議選で参政が躍進したことを追い風に、支持を広げている。党は最重点区と位置付け、てこ入れを強化する。3選を目指す杉は支持母体を中心とした組織戦を展開するが、支援者の高齢化が影を落とす。

 共産新人の清水、立民新人の橋口、国民新人の渡辺は無党派層の取り込みに全力を挙げる。それぞれ党幹部らが相次ぎ現地に入る。

1029OS5:2025/07/16(水) 11:52:20

◎泉が抜け出す=兵庫【参院選情勢】

 改選3議席を13人が争う。元明石市長の無所属新人泉が知名度を生かして抜け出す。共に現職の自民加田と公明高橋が競り合い、新人の維新吉平、参政藤原、国民多田が激しく追う。

 泉は選挙前から県内を精力的に回り浸透。19年は最下位で当選した加田は派閥裏金事件もあり危機感が強い。石破茂首相が公示日の第一声で訪れた。公明は兵庫を最重点区と位置付け、斉藤鉄夫代表も第一声で高橋の応援に入った。

 維新はトップ当選を果たした19、22年と比べて失速気味。吉平は出馬表明が4月と遅れ、巻き返しに懸命だ。藤原と多田は党の勢いを背に無党派層への浸透を図る。元職の諸派立花も支持拡大を目指す。


◎堀井が優勢=奈良【参院選情勢】

 3選を目指す自民現職の堀井が先行。支援団体を精力的に回るほか、地元選出の国会議員らとの集会を重ねる。公明の推薦も得て、足元を固めつつある。いずれも新人の維新平、立民川戸、共産太田、国民杉本、参政黒川が追い掛ける。野党候補の乱立で政権批判票が分散。連合奈良は事実上の自主投票とした。諸派新人川崎は厳しい。


◎望月、二階が激戦=和歌山【参院選情勢】

 無所属望月と自民二階の両新人が激戦。元有田市長の望月は、自民を離党した世耕弘成前参院幹事長の支援を受ける。二階は政界を引退した父の俊博元幹事長の地盤を軸に徹底した組織戦を展開。政権幹部らも相次ぎ応援に入る。保守分裂選挙となる中、参政新人の林元、維新新人の浦平は追い上げを狙う。共産新人の前らは厳しい。

1030OS5:2025/07/16(水) 11:52:38
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071600279&g=pol
【参院選情勢】選挙区(3)(鳥取・島根〜沖縄)
2025年07月16日10時13分配信

◎【参院選情勢】(鳥取・島根)

【参院選情勢】選挙区(2)(新潟〜和歌山)

 自民新人の出川が安定した戦い。県議などを務めた地元島根で支持を固め、石破茂首相の地元である鳥取でも保守地盤を生かして有利な戦いを進める。陣営は前回22年と同水準の30万票の得票を目指す。いずれも新人の国民中山、共産亀谷、参政倉井は無党派層を含む非自民票を奪い合う構図で、大きく後れを取る。諸派新人谷口は厳しい。


◎小林、国友が互角=岡山【参院選情勢】

 いずれも新人の自民小林と立民国友が互角の戦い。現職の引退に伴い出馬した小林は、県内各地を回って個人演説会を開催。自民議席の死守を目指し、票の掘り起こしに懸命だ。国友は党幹部が相次ぎ応援に入り、連合の支援も受ける。岡山市や倉敷市など都市部を中心に無党派層の支持獲得を狙うほか、擁立を見送った国民民主、共産支持層の取り込みも図る。参政広森らは厳しい。


◎西田先行、森本追う=広島【参院選情勢】

 公明の推薦を得た自民新人西田が与党支持層をまとめて先行する。連合広島が推薦し3選を目指す立民現職森本が追う。自民と旧民主系が長らく改選定数2議席を分け合ってきたが、現職2人を抱えていた立民が共倒れを避けるため候補を一本化。森本は自民の「政治とカネ」の問題などを批判し、保守地盤の切り崩しを狙う。参政新人小石は教育改革や子育て支援を掲げて浸透を図る。いずれも新人のれいわ楾、共産高見は消費税の廃止や減税などを訴えるも苦戦している。


◎北村が盤石=山口【参院選情勢】


 自民現職北村が盤石。系列県議らと連携した組織戦を展開して与党支持層を固め、選挙区で2度目の当選を狙う。参政新人山崎は、保守層や子育て世代をターゲットに支持拡大を目指す。国民新人関谷は若さを生かし、若年層への訴えを強化。無所属新人戸倉は立民県連代表と共に活動を展開するが、伸び悩んでいる。


◎広田やや優勢=徳島・高知【参院選情勢】

 野党系無所属で4選を目指す広田がやや優勢。立民、共産、国民の支持層に加え、自民票の取り込みも狙う。自民新人の大石は組織固めを徹底して激しく追う。県議時代から地盤とする票田の高知市で無党派層の掘り起こしを図っている。参政新人の金城は知名度不足が課題。諸派新人の中島は苦しい。


◎原田ややリード=香川【参院選情勢】

 国民新人の原田が、玉木雄一郎代表のお膝元でややリード。国民支持層に加え、独自候補の擁立を見送った立民支持層に浸透し、無党派層の取り込みも図る。3選を目指す自民現職の三宅は、党幹部らが連日応援に入るなど組織を挙げた戦いで激しく追い上げる。参政新人の小林は保守票の切り崩しを狙う。いずれも新人の共産長尾、無所属町川、諸派野呂は苦しい。


◎永江が堅調=愛媛【参院選情勢】

 再選を目指す野党系無所属の永江が堅調。政党の推薦を求めず、県内各地に立ち上げた後援会主体で活動しており、立民など野党支持層にとどまらず幅広く浸透する。公募で選ばれた30歳の自民新人上野は組織固めを図るが苦戦。参政新人の原田は保守票の切り崩しを狙う。諸派新人の川端と斉藤は厳しい。

1031OS5:2025/07/16(水) 11:52:49
◎松山、野田が優位=福岡【参院選情勢】

 改選3議席を13人が争う。5選を目指す自民現職の松山と立民現職の野田が戦いを有利に進める。公明現職の下野、国民新人の川元、参政新人の中田が激しく追い上げる。

 松山は党参院幹事長のため選挙区を離れることもあるが、組織戦を展開。野田は党の支持層に浸透する。下野は組織を固めつつ、若者向け集会を開くなど無党派層の取り込みにも懸命。川元は福岡市や北九州市など都市部での訴えに重点を置き、中田はこれまで投票してこなかった有権者の掘り起こしを狙う。

 共産山口、れいわ沖園、保守森、社民那須らは伸び悩んでいる。


◎山下、富永が伯仲=佐賀【参院選情勢】

 3選を目指す自民現職の山下と立民新人の富永が激しく競り合う。19年に大差で勝利した山下は、県内で幅広く組織票を固める。元佐賀市議の富永は市内での知名度を生かしつつ、県選出の党所属国会議員の地盤を回り支持を呼び掛ける。参政下吹越、諸派松尾の2新人はSNSでの発信に注力するが厳しい戦い。


◎古賀、深堀が拮抗=長崎【参院選情勢】

 3選を目指す自民現職の古賀と国民新人の深堀が拮抗(きっこう)している。経済産業副大臣の古賀は地域振興の実績をアピール。公認決定を巡る争いで出馬表明が遅れたものの、石破茂首相らが応援に駆け付けて組織固めを図る。深堀も党幹部らが現地入りし、課題となっている長崎市以外での知名度向上に取り組む。参政新人黒石、共産新人筒井らは厳しい。


◎馬場先行、鎌田猛追=熊本【参院選情勢】

 自民現職の馬場が組織戦を展開して先行するが、都市部の無党派層の取り込みを図る立民新人の鎌田が激しく追い上げる。自民が衆院4小選挙区を独占する保守地盤。鎌田は郡部への浸透が課題で、党幹部が相次ぎ応援に駆け付けている。参政新人の山口は保守層や無党派層への食い込みを目指すが苦戦している。諸派新人の立花は知名度不足が響き厳しい。


◎吉田、白坂が激戦=大分【参院選情勢】

 立民元職の吉田と自民現職の白坂が激戦を展開する。吉田は共産、国民、社民の支援を受け、事実上の野党共闘が成立。2年前の補選で初当選した白坂は実績や知名度不足が否めず、支持集めに奔走する。票田である大分市の浮動票の動向が勝敗のカギを握る。新人の参政野中、諸派二宮、諸派安倍は広がりを欠く。


◎山内、長峯が横一線=宮崎【参院選情勢】

 立民新人山内と3選を目指す自民現職長峯が横一線で競り合う。立民の野田佳彦代表は第一声のため宮崎入りして山内をてこ入れ。政権批判票の取り込みを狙う。長峯は農業団体の推薦を得て議席死守に懸命だが、自身も関わった派閥裏金事件や、地元選出の江藤拓前農林水産相が失言で更迭された問題が尾を引く。いずれも新人の参政滋井と諸派北川は苦しい戦い。


◎尾辻やや先行=鹿児島【参院選情勢】

 立民の推薦を受ける無所属新人の尾辻がやや先行。共産が公示直前に候補者を取り下げ、野党の支援を幅広く受ける。引退する自民現職を父に持ち、自民票も一部取り込む。自民元職の園田は農協や医師会など業界団体と連携。組織戦を展開して懸命に追う。参政新人の牧野はSNSを通じた活動で浸透を図る。諸派新人の山本は伸び悩む。


◎高良、奥間が接戦=沖縄【参院選情勢】

 立民、共産、社民などで構成する「オール沖縄」勢力が推す無所属新人の高良と、自民新人の奥間が激しく競る。玉城デニー知事は高良を積極的に応援。街頭演説や集会参加などで知名度アップを後押しする。奥間は県内全11市長の支援を取り付けるなど組織戦を展開。党幹部も相次ぎ現地入りし、支持拡大を図る。参政新人の和田らは厳しい戦い。

1032OS5:2025/07/16(水) 11:53:10
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071600280&g=pol
自民、大幅減の公算 国民堅調、参政に勢い―比例代表【参院選情勢】
2025年07月16日10時13分配信
国会議事堂=東京都千代田区
国会議事堂=東京都千代田区

 【自民】前回2022年の18議席から大幅に減らす公算が大きい。1983年の比例代表制導入後最低だった12議席(10年)と同水準に落ち込む可能性がある。

【参院選情勢】選挙区(3)(鳥取・島根〜沖縄)

 【立民】改選8議席を維持する見通しで、最終盤の動向次第で積み増しが視野に入る。

 【公明】改選7議席を割り込む可能性が高い。前回と同じ6議席に届くか微妙な情勢で、5議席まで減らせば83年以降で最低となる。

 【維新】前回の8議席から大幅に減らし、3議席前後にとどまる見通し。

 【共産】改選4議席を維持できるか微妙な情勢。前回と同じ3議席が軸となる。

 【国民】改選3議席からの積み増しが確実。勢いを一定程度維持しており、7議席以上を視野に入れる。

 【れいわ】前回の2議席を上回り、3議席程度を確保すると見込まれる。

 【参政】前回の1議席から大幅に伸ばす勢い。5〜8議席を射程圏内に入れる。

 【社民】改選1議席を死守できるかどうか、際どい情勢だ。

 【保守】1議席は確保できそうで、2議席目をうかがう。

 【諸派】政治団体のNHK党が1議席を獲得する可能性がある。

1033OS5:2025/07/16(水) 16:37:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40215cce09a1831b54f5ee7b747c328b299d186
「2時間待ち」も 奈良市役所、期日前投票で「想定外」の事態
7/15(火) 16:28配信


毎日新聞
期日前投票に訪れた有権者=奈良市役所で2025年7月15日午前10時11分、木谷郁佳撮影

 20日に投開票される参院選の期日前投票で、ピーク時に200人ほどが並び、2時間待ちの列もできる珍事態が奈良市役所で起きている。同じ20日に投開票される奈良市長・市議選が13日に告示され、セットで期日前投票に訪れる有権者が急増しているためだ。市選管の担当者は「想定外」と話し、他の来庁者の妨げにならないようにコーンを並べて誘導し、職員を増やして対応している

 15日午前、市役所に投票に訪れた40代夫婦は「投開票日が3連休の中日だったため早めに来たが、さすがに1時間以上並ぶとは思わなかった」と驚いていた。市選管の小橋勇事務局長は、参院選奈良選挙区、比例代表、市長選、市議選の4枚の投票用紙を記入する必要があるため、1人当たりの滞在時間が長いことも影響していると指摘。「お待ちいただくかもしれないが、重要な機会なのでぜひ投票に来てほしい」と話した。【木谷郁佳】

1034OS5:2025/07/16(水) 16:40:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ac50d340bc4c3627970b40835f8d8811bf232e0
引退表明の自民重鎮の娘まさかの立民推薦立候補で台風の目に 揺れる参院鹿児島ドタバタ劇
7/16(水) 8:10配信

産経新聞
参院選鹿児島選挙区に出馬する候補者のポスター掲示板=鹿児島市鴨池新町

20日投開票の参院選で「保守王国」として知られる鹿児島選挙区(改選数1)が揺れている。自民党現職の重鎮、尾辻秀久氏(84)の三女、朋実氏(44)が立憲民主党の推薦を受け、無所属で立候補したからだ。秀久氏の今期限りでの政界引退に伴い、別の候補を擁立した自民からは恨み節が漏れる。新興政党の候補者も勢いを増しており、波乱の選挙戦となっている。

【写真】自民ポスターの石破首相の顔写真、候補者のビラで隠される

「相手候補をとやかく言いたくはないが、秀久氏にしっかり指導しておいてもらいたかった」

8日夕、鹿児島市内のホテルで開催された個人演説会。壇上に立った自民公認の元職、園田修光氏(68)はこう嘆いた。相手候補とはもちろん朋実氏のことだ。

自民は長く議席を維持してきた秀久氏の引退意向を受け、昨年7月に後継となる候補者を公募。園田氏や朋実氏ら計9人が応じ、昨年末に園田氏を担ぐことが決まった。

自民関係者にとって予想外だったのは、公募に漏れた朋実氏のその後の動きだ。朋実氏は今年1月に立民に入党、3月下旬には立民の推薦を受け、無所属での立候補を表明するに至る。

■党内に現職への憤り

「寝耳に水。信じられなかった」。自民県連の田畑隆治事務局長はこう振り返る。長年、秀久氏を支援してきた県医師会役員も「納得はしていない。釈然としない」と憤りを隠さない。

鹿児島は1人区となった平成13年から自民が議席を保持。地元選出で参院議長や厚生労働相を歴任した秀久氏の影響力は大きく、その身内である朋実氏のまさかの〝離反〟は衝撃をもって受け止められた。

県連所属議員らが秀久氏に経緯をただすと「娘を止めたが、言うことを聞かなかった。(朋実氏の)参院選には協力しない」と釈明。ところがその後、秀久氏の後援会関係者らに、秀久氏本人から「娘を頼む」との電話があったと自民県連に情報が寄せられ、混乱に拍車がかかった。ある自民県議は「老いて晩節を汚した」と秀久氏への怒りをあらわにする。

■連合は葛藤も「勝てる候補を」

朋実氏の擁立に動いたのは立民県連の選対委員長、川内博史衆院議員。「(朋実氏の)公募漏れを期待していた」と取材に率直に明かした。

秀久氏と党派を超えて親交が深い川内氏は昨年11月、朋実氏の引き抜きについて秀久氏に理解を求めた。その際、秀久氏は「私は自民に育ててもらったが、朋実は別人格」と応じたという。

ただ立民が自民重鎮の娘を推薦することに、連合鹿児島の下町和三会長は「葛藤はあった」と話す。それでも「『勝てる候補』の擁立が最重要課題」(川内氏)と3者の思惑が一致した。

さらに立民側は共産党にも掛け合い、6月には同党の立候補予定者が出馬意向を撤回、事実上の野党共闘に持ち込んだ。

■「秀久のむすめ」タスキで後継PR

朋実氏は無所属で出馬した理由を「党議拘束に縛られず、実現したい政策に集中できる」と説明。立民入りについては「公認は断った。推薦を受けるなら、せめて党員になってくれといわれただけ」と話す。

この点、野党系の地元議員は朋実氏が「秀久のむすめ」と書かれたタスキをつけている点に触れ、「立民幹部の応援を得ながら、父の後継もPRするのは虫が良すぎるのではないか」と苦い表情だ。

複数の情勢調査では朋実氏の優勢が伝えられる。園田氏は「今の日本には『一から勉強します』という候補者に託す余力はない。私であれば衆参で培った経験がある」と実績をアピールし、巻き返しを図る。

一方、参政党新人の牧野俊一氏(39)も勢いを伸ばす。現役の救急医として勤務しながら選挙戦に挑み、主に経済政策と農政改革をアピール。岩盤保守層を支える農業関係者の切り崩しを狙う。

またNHK党の新人、山本貴平氏(50)は交流サイト(SNS)で主張を発信。「ルールを守らない外国人には日本を去ってもらう法整備が必要」としている。

1035OS5:2025/07/16(水) 16:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/a280a2aed1455be879a28f4a52e21212fccaaca2
自民、複数区で取りこぼしも 参政食い込み、争い激化
7/16(水) 5:30配信
共同通信
街頭演説で支持を訴える自民党総裁の石破茂首相=2025年7月12日、名古屋市

 共同通信の参院選情勢調査によると、全国13の改選複数区で各党候補の争いが激化し、自民党が取りこぼす可能性が出てきた。京都(改選数2)では日本維新の会に先行を許し、共産党と2議席目を競う。静岡(同2)でも当選圏に食い込む参政党と争う。



 自民は2人を擁立した北海道(同3)、東京(改選数6、欠員補充1)で1議席を固めつつあるが2議席目は難しい情勢だ。千葉(改選数3)は1議席目も国民民主党や参政と激戦。茨城(同2)、埼玉(同4)、広島(同2)では先行するものの神奈川(同4)、愛知(同4)、大阪(同4)、兵庫(同3)、福岡(同3)では激しい戦い。

 立憲民主党は北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知で1議席が視野に入る。2人を擁立した東京では最終議席を自民、国民と争う。

 公明党は候補7人全員の当選を掲げるが、先行するのは東京のみ。維新は京都の他、大阪で2議席維持を狙う。

 共産は東京で議席を得る可能性があり、京都でも獲得を目指す。国民は静岡が盤石。東京と愛知で当選圏に入る。

 参政は東京と大阪で議席を確保する勢いだ。

1036OS5:2025/07/16(水) 16:45:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cb92b5b02e779a591584e7e2864c7e93d122629
参政党・神谷代表 あらためてTBS「報道特集」に抗議「特に選挙中はもっとフラットに」
7/16(水) 15:28配信
スポニチアネックス
参政党・神谷宗幣代表

 参政党の神谷宗幣代表(47)が、15日配信のTBS NEWS DIG公式YouTubeのインタビューに答え、同局「報道特集」の放送内容を巡って抗議したことに触れた。

 12日の同番組について同党は13日、「選挙報道として著しく公平性・中立性を欠く内容が放送されたことを受け、番組の構成・表現・登場人物の選定等が放送倫理に反するものであるとして、TBSに対して厳重に抗議し、訂正等を求める申入書を提出しました」と報告。番組内容について「偏向報道」と主張した。

 同党が公表した、申し入れに対する番組側からの回答では「今回の特集は、参政党が支持を伸ばす中、各党も次々と外国人を対象とした政策や公約を打ち出し、参院選の争点に急浮上していることを踏まえ、排外主義の高まりへの懸念が強まっていることを、客観的な統計も示しながら、様々な当事者や人権問題に取り組む団体や専門家などの声を中心に問題提起したものです」「この報道には、有権者に判断材料を示すという高い公共性、公益性があると考えております」としていた。

 インタビューは13日に行われた。日本人ファーストを訴える党や自身に対する理解について、神谷氏は「なかなか真意が伝わらない部分もありますし、やれ差別だ、ヘイトだと言われているのもあって」と打ち明けた。

 聞き手の「爆笑問題」太田光からは「TBSでもそういう話が出ましたけど…」と番組について振られ、「抗議文を送ったんですけど」と返答。「私は許せないですよ」とジョークまじりに話す太田に、神谷氏は「どんどん言って下さい」と訴えた。太田は「誰も笑わないよ」と、収録現場の雰囲気を評した。

 あらためて神谷氏は「私たちもメディアに出してもらえるのはありがたいし、持ち上げてくれとは思わないけど、一部を切り取られて流されるのは、特にこの選挙中はもっとフラットにやってもらいたいなと思って」と指摘。「言うべきことは言っていきます」と続けた。

1037OS5:2025/07/16(水) 16:49:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/16ae534fff989d37f73886beabe6719b892cbd2c
自民「ひめゆり」発言で逆風、京都選挙区は混戦に…有権者「今回は迷っている」
7/16(水) 10:38配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 京都選挙区は、盤石の強さを誇ってきた自民党のベテランが自身の発言で逆風にさらされている。同選挙区で初の議席を狙う日本維新の会は知名度の高い候補を立てて支持を伸ばし、共産党は関西唯一の選挙区の議席を死守するべく幹部が相次いで来援している。夏の古都の2議席を巡る争いは、接戦のまま終盤を迎えた。(岡田優香、京都総局 相間美菜子、岩崎祐也)



 「今回の選挙、非常に厳しい。党の支持率が下がっていることが一番大きいが、私の発言が切り取られ、言いたい趣旨が伝わらずご心配をおかけした」。自民の西田昌司候補は13日夜、京都府向日市で行った個人演説会で、集まった約100人にそう言って頭を下げた。

 昨年の京都市長選で当選した松井孝治市長の擁立を、伊吹文明・元衆院議長と共に主導した京都政界の重鎮。2019年参院選では2位に17万票以上の差をつけて圧勝したが、4選を目指す今回は様相が異なる。

 旧安倍派の「政治とカネ」の問題に加え、5月には沖縄戦で犠牲となった学徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」(沖縄県糸満市)の説明を「歴史の書き換え」などと発言し、批判を受けた。

 演説会に出席した長年の自民支持者という向日市の70歳代の男性は「今回はどこに入れるか迷っている。自民党も西田氏も、少し頭を冷やした方がいいのではないか」と顔をしかめた。

祇園祭が行われている市街地で街頭演説を聞く人たち(13日、京都市内で)

 発言は、連立を組む公明党にも波紋を広げた。党は4月に西田候補への推薦を決めたが、府内の地方議員の一人は「支持者には『あんな発言をする人には入れたくない』という声もある」と明かす。党の支持母体・創価学会の府組織の幹部は「自業自得だが、2人区で与党候補が負けるわけにはいかない。(学会員には)『我慢して』と言って、西田候補への投票を呼びかけている」と語った。

 全国的には党勢の低迷が続く維新だが、京都選挙区では状況が異なっている。

 擁立した新実彰平候補は昨年まで関西テレビのアナウンサーで、選挙戦では知名度や若さを前面に押し出している。13日には京都市内で行った街頭演説で、「情報を伝えるだけでは社会は変わらない。自身が立ち上がらなければいけないと思った」と声を上げた。

 維新は22年参院選で、大阪から地方議員や秘書が応援に入る「京都シフト」を敷いたが、議席を獲得できなかった。「京都の人が『維新アレルギー』を起こした」(党幹部)との反省から、今回は大阪からの手厚い応援を見送った。京都に強固な地盤を築く前原誠司共同代表や約40人の地元議員らが活動している。

 3選を目指す共産の倉林明子候補は14日、京田辺市での街頭演説で「大激戦、皆さんの力で押し上げてください。参院でも自公を少数に追い込もう」と呼びかけた。

 13年参院選で同選挙区では15年ぶりに勝利し、19年も政権批判票を幅広く取り込んで再選を果たした。共産支持層以外にも浸透しており、個人演説会に駆けつけた無所属の地方議員は、取材に「現場に足を運び市民の思いをじっくり聞いて、声を国会に届けてくれる人だ」と話した。

 ただ、昨年の市長選で同一候補を支援したれいわ新選組は今回、西郷南海子候補を擁立した。倉林候補の陣営関係者は「票が分散するかもしれないが、やれることをやる」と話す。選挙期間中に田村委員長が3回、志位和夫議長も2回京都入りする「異例の全党態勢」(陣営関係者)で臨んでいる。

 立憲民主党は福山哲郎・府連会長をはじめ、泉健太前代表や山井和則衆院議員ら地元選出議員の分厚い地盤で、山本和嘉子候補を支えている。福山氏は取材に「2馬力、3馬力で戦っており、他党に負けない活動量がある」と自信を見せる。

 党に勢いがある参政党の谷口青人候補、国民民主党の酒井常雄候補らも懸命に追っている。

1038OS5:2025/07/16(水) 16:50:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e85a41b6f84ea9de3c94c9c6da612c1eb707198
沖縄選挙区、自民に「ひめゆり」発言の逆風…「オール沖縄」攻勢
7/16(水) 8:33配信

読売新聞オンライン
【参院選2025】注目区を行く<6>
(写真:読売新聞)

 「戦争なんて絶対にやってはいかん。全ての国民が1年に1度はあそこに行くべきだ」

【グラフ】好感度の高い党首は誰?

(写真:読売新聞)

 4日、那覇市のホテルでの集会。かりゆしを着た首相の石破茂(68)(自民党総裁)は声をうわずらせながらこう語り、先の大戦の沖縄戦で犠牲となった学徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」(糸満市)に言及した。6月23日の「慰霊の日」には、自民党の現職首相として29年ぶりにひめゆりの塔に足を運んだ。

 石破の演説の直前には、那覇市議を経て、参院選の沖縄選挙区に挑む自民の奥間亮(38)が「沖縄の自民党はほかの自民党とは違う。県民感情をしっかりと伝えていく」と決意を口にした。

 総裁と候補者がそろって平和への思いを強調したのは、自民議員の問題発言が反自民感情を巻き起こしたからにほかならない。

 この発言は、5月の那覇市での会合で自民参院議員の西田昌司(66)から飛び出した。西田は、ひめゆりの塔の展示を巡り、「日本軍が入ってきて学徒隊が死に、米国が入ってきて解放されたという文脈で書いている。歴史の書き換えだ」と主張した。だが、そうした記述は確認されず、「体験者の思いを踏みにじるものだ」(ひめゆり平和祈念資料館長の普天間朝佳)といった批判が噴出した。

 県議会は自民を含む与野党の賛成多数で抗議決議を可決した。自民県連内でさえ、西田に議員辞職を求めるべきだとの意見が出るほど、衝撃は大きかった。石破は周囲に「ひどい発言だ」と憤りを示し、ひめゆり訪問が必要だと判断した。奥間は、離島振興や米軍基地の跡地利用促進を掲げるが、基本的な政治姿勢を問われかねない立場に追い込まれた。

 格好の攻撃材料を得たのが野党系の高良沙哉(46)だ。高良は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設反対を旗印に保守と革新勢力が結集した「オール沖縄」を支持基盤とする。選挙対策本部長を務めるのは、リーダー格で知事の玉城デニー(65)だ。玉城は、オール沖縄結成を主導して知事在任中の2018年に亡くなった翁長雄志の後を継ぎ、2期目を務める。

 ただ、オール沖縄は退潮傾向が鮮明になっている。昨年の県議選で少数派に転落。市長選でも連敗し、県内全11市でオール沖縄系の市長はゼロになった。結成の原動力となった県内の有力企業も複数が離れた。背景にあるのは、辺野古移設を巡る状況の変化だ。国と県の法廷闘争はほぼ決着して埋め立て工事が進み、移設問題は争点になりにくくなった。

 玉城は公示日の7月3日、高良と各地を回ったが、演説で辺野古移設を含む基地問題に触れなかった。

 県民の関心が高い経済振興策は政府・与党が強みを持つ。「反戦・平和」を前面に出すオール沖縄にとって、「ひめゆり」発言は象徴的なテーマになった。

 3日、高良は早朝にひめゆりの塔を訪れて手を合わせ、沖縄戦最後の激戦地の一つ、喜屋武(きゃん)岬(糸満市)で第一声を上げた。避難して追い詰められた県民が犠牲になった絶壁に立ち、「多くの県民が死に追いやられた場所だ。沖縄を再び戦場にしてはならない」と力を込めた。政府が注力する南西諸島の防衛力強化に反対する考えも表明した。

 玉城は、県民感情を揺さぶるように「選挙は、戦争で苦労された方々の無念な思いを改めて確認する時間となる」と提起する。立憲民主党代表の野田佳彦(68)も14日に那覇市で玉城らと並んでマイクを握り、「史実をねじ曲げて独自の解釈で歪曲(わいきょく)をする。県民感情を逆なでするとんでもない発言だ」と断じ、問題発言の争点化を後押しした。

 沖縄選挙区で自民は2010年を最後に白星から遠ざかっている。来年に控える県知事選では3連敗中だ。自民県連の重鎮は「経済重視の政策でオール沖縄の勢いを抑え込んできたのに、歴史を軽視した発言で台無しにされかねない」と嘆く。

 沖縄戦の惨禍から80年。県民が受けた甚大な被害と、安全保障の最前線ゆえに背負い続ける基地負担にどのように向き合うのか。この選挙戦でも、重い問いが政治に投げかけられている。(敬称略)

(栗山紘尚、那覇支局 横山潤)

1039OS5:2025/07/16(水) 16:52:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/452abb7f38222dbdedb93894e23f1467bc6b82a5
助けて、進次郎農相!自民の人気者が豊田氏の応援に来た〜 オールスター投入も千葉苦戦
7/16(水) 5:00配信


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スポニチアネックス
聴衆の声援に応える小泉進次郎(右)と豊田俊郎氏

 【酷暑の陣!参院選2025】千葉選挙区(改選3)は過去最多の16人が乱立する激戦区となっている。全国32の1人区で苦戦が伝えられる自民党は、複数区で現職2人の千葉の議席を死守したいところ。しかし、最新の共同通信の情勢調査によると、他党の有力候補が追い上げを見せている。自民は連日大物を送り込み、15日には小泉進次郎農相が2度目の千葉入りを果たすなど“自民オールスター”の総力戦でピンチを乗り切りたい構えだ。

 小泉氏は15日午後6時半過ぎ、3選を目指す豊田俊郎氏の応援に駆けつけた。土砂降りの雨が降るJR津田沼駅前で、傘を差した約2000人の聴衆に「豊田さんは厳しいという報道ばかりですが、そんなことないと信じている。落とすわけにはいかない」と熱弁。大きな拍手と歓声が送られた。

 19年の参院選では自民党の石井準一氏が約69万票でトップ当選し、立憲民主党の長浜博行氏は約66万票で2位。豊田氏は約43万票で3位だった。共同通信社の終盤情勢調査によると、長浜氏がやや先行。国民民主党新人の小林さやか氏と石井氏が続き、参政党新人の中谷めぐ氏が追う。豊田氏は5番手で落選危機となっている。

 自民現職2人の生き残りをかけた戦い。「政治とカネ」問題などで党に逆風が吹く中、無党派層や20〜30代の支持が小林氏に集中していることなどが豊田氏苦戦の要因とみられる。県連は「石井さんも3番手。“2議席確保は難しい”と党は頭を抱えていると聞く」と明かした。

 自民は躍起だ。令和の米騒動での迅速な対応で人気を回復させた小泉氏の千葉入りは9日に次いで2回目。公示日の3日に地元の神奈川で選挙戦をスタートさせて以来、1都3県で応援に入ったのは千葉だけ。豊田氏が国土交通副大臣を歴任したことから、小泉氏は「私がコメ担当大臣だとすれば、豊田さんは土地担当大臣になれる方」と持ち上げた。

 石破茂首相も9日に千葉入り。豊田氏の応援の際に「助けてください」と聴衆に訴えていたが、党関係者は「閣僚の中でも小泉さんの人気はピカイチ。今日(15日)も千葉に入るということは、それだけ小泉さんに助けてもらいたいということでしょう」と話した。

 自民はこれまで千葉に高市早苗前経済安全保障担当相、小林鷹之元経済安保担当相ら人気者を続々投入。知名度不足が課題の豊田氏のところには、元SPEEDの今井絵理子参院議員も送り込んできた。豊田氏の陣営によると、16日以降も連日、閣僚が応援に駆けつける。「応援に入れる大物は呼んで、なんとしても食らいつきたい」とわらにもすがる思いだ。自民オールスターが激戦区の千葉にどのような影響を及ぼすだろうか。

1040OS5:2025/07/16(水) 21:41:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dddc41907ecae34a2c18f54a4eff7e487e253a4
参政党候補がロシアメディアに出演 神谷代表「勝手に党職員が許可」
7/16(水) 18:30配信

朝日新聞
参政党の神谷宗幣代表=2025年7月3日午前10時34分、東京都中央区、西岡臣撮影

 参政党の神谷宗幣代表は15日夜のBS日テレの番組で、党公認の参院選候補がロシアの国営通信社「スプートニク」に出演することを無断で許可したとして、党職員に辞職勧告したと明らかにした。神谷氏は「勝手に党の職員が許可を出した」と述べた。

 出演していたのは、東京選挙区に立候補している新顔、さや氏。「スプートニク」(日本語版)は14日、さや氏のインタビュー動画をSNS上に配信した。さや氏は参政から参院選に立候補した理由などについて語った。

 「スプートニク」はロシアの政府系メディアで、プーチン政権がプロパガンダ(政治宣伝)に使用しているとの指摘がある。欧米ではウクライナ侵攻後、ロシアメディアがプーチン政権のプロパガンダを広めているとの警戒感が強まり、欧州連合(EU)が「スプートニク」への接続を禁止するなどの措置を導入している。

 神谷氏は番組で、「私はスプートニクさんの取材を受けていいとは一言も言っていない。勝手に党の職員が許可を出した。あり得ない」などと説明。16日には富山市内で記者団からさや氏の責任について問われたが、「(職員が、党の)ガイドラインに沿ってやっていなかったことに問題がある」として、問題視しない考えを示した。(安倍龍太郎、小木雄太)

朝日新聞社




https://news.yahoo.co.jp/articles/37dfd9d408a4c49c8f05078d87e93dc783009a97
参政党候補の動画で波紋 ロシアのスプートニク、どんなメディア?
7/16(水) 21:17配信

毎日新聞
スプートニク日本のXアカウント=スクリーンショットから

 参政党公認の参院選候補者が、ロシアの通信社「スプートニク」のインタビューに応じた動画が公開され、波紋を広げている。神谷宗幣代表は15日、党本部に無断で許可したとして、職員に辞職を勧告したと明らかにした。

 背景には、スプートニクが「プロパガンダ(対外宣伝)メディア」とみなされていることがある。いったい、どのような存在なのか。

 スプートニクの誕生は約10年前、2013年にさかのぼる。ロシア政府は当時、対外発信力の強化を目的に、国営通信社「ロシア通信(正式名・リアノーボスチ通信)」と外国向けラジオ局「ロシアの声」を解体・再編成した。

 その結果として設立されたのが、メディアグループ「ロシア・セボードニャ(ロシア語で『今日』)」だ。

 公式サイトによると、スプートニクは14年、このグループ傘下の外国向け通信社として発足。モスクワを主要拠点とし、欧州や中東、中国など世界各地に支局を構える。英語やフランス語、アラビア語、日本語、中国語など、多言語で情報を発信している。

 ロシアによるウクライナ侵攻直後の22年3月、欧州連合(EU)は、露国営メディアであるスプートニクと「RT」の配信や放送をEU域内で禁止した。

 EUは、両メディアがプーチン政権のコントロール下にあり、偽情報の拡散や影響工作の一部を担っていると指摘した。

 一方、日本では、スプートニク日本(日本語版)の配信は規制されておらず、サイトやX(ツイッター)で日々、多数の日本語記事が流されている。

 ロシアのウクライナ侵攻などについては、ロシアの主張を広めようという姿勢が明らかだ。今年1月には「ウクライナ支援、日本はいつまで散財を続けるか」と題し、石破政権の姿勢を批判する記事を掲載した。

 日本国内の報道では、米軍基地問題を抱える沖縄に関する記事が多く見られるのも特徴だ。

 スプートニク日本のX公式アカウントには、約16万のフォロワーがいる。英BBC放送・日本語アカウント(約88万)には及ばないが、中国国営新華社通信・日本語アカウント(約5万)よりは3倍以上多い。

 また、SNSでは、いわゆる「バズ動画」の多用も目立つ。動物のかわいさを伝える短い動画など、目を引く投稿で注目を集め、拡散や認知度の向上を図っている。

1041OS5:2025/07/16(水) 22:25:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb435c12f5e7b3b3fb40148f8d079ceb06396e44
参院選「無風」の複数区に異変 国民民主・参政が乱戦引き起こす 脅かされる「指定席」
7/16(水) 21:39配信


産経新聞
参院選改選複数区を巡る情勢

参院選(20日投開票)で、改選数2以上の「複数区」の情勢に異変が起きている。これまで同一政党が複数の議席を狙ったり、与野党で議席を分け合ったりすることが多かったが、国民民主、参政両党の参戦で無風だった選挙区に強風が吹き始めた。改選1人区だけでなく、複数区の勝敗も選挙戦全体を大きく左右しそうだ。

【写真】自民ポスターの石破首相の顔写真、候補者のビラで隠される

■接戦に駆けつけた代表

立憲民主党の野田佳彦代表は16日、茨城県神栖市の公共施設で開かれた立民現職の会合に駆け付けた。野田氏は「1人区を中心に応援してきたが、複数区でも心配な選挙区が出てきた。その一つが茨城だ。接戦を制して何とか議席を獲得できるよう支援をお願いしたい」と呼びかけた。

茨城選挙区(改選数2)は約30年間、自民党と野党系候補が議席を分け合ってきた全国屈指の「無風区」だった。だが、立民は今回、野田氏や小川淳也幹事長、大串博志選対委員長ら党幹部が連日のように現地入りする慌てぶりだ。

「台風の目」は参政だ。同選挙区は国民民主が独自候補の擁立を見送ったため、当初は自民現職と立民現職で決まるとみられていた。だが、「日本人ファースト」や攻めの農政を掲げる参政への支持が急拡大し、見通せなくなった。立民の県連幹部は「支援者から『今回は参政に入れる』と言われた」とおびえる。

茨城と同様の状況が他の複数区でも起きている。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の情勢調査では、13ある複数区のうち静岡(同2)以外の選挙区で、国民民主や参政の候補が自民や公明、立民などの「指定席」を奪おうと善戦していることが分かった。

■目まぐるしく入れ替わる各党順位

例えば、福岡選挙区(同3)は自民と立民、公明の「指定席」だったが、国民民主、参政の参戦で乱戦に陥っている。報道各社の情勢調査でも各党の順位は目まぐるしく入れ替わる。13日には石破茂首相(自民総裁)が劣勢が伝えられる公明現職の応援に入った。優勢とされる自民も「参政の勢いがすごい」(県連幹部)と警戒し、新人を立てた国民民主も「先行する政党の背中が見えてきた。最後の1議席に滑り込む」(労働組合幹部)と意気込む。

全45選挙区に候補者を立てた参政の存在は選挙戦の趨勢を左右しつつあり、立民幹部は「参政が選挙区で競ってくるとは思わなかった。結局、普段の活動量がないと現職でも議席を奪われてしまう」と不安を漏らした。(永井大輔)

1042OS5:2025/07/16(水) 22:27:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/c025b1bc241b1eed5a5ce8258c30403d99b57997
石破首相の演説に抗議の不参加 大阪入りに反発の青山府連会長「積み上げた票崩される」
7/16(水) 17:03配信
産経新聞
参院選大阪選挙区の自民党候補を応援するため、マイクを握る石破茂首相=16日午後、大阪市中央区(泰道光司撮影)

20日投開票の参院選で石破茂首相(自民党総裁)は16日、公示後初めて大阪選挙区の自民新人候補の応援に入った。経済政策や安全保障、災害対策などを訴えて支持を呼びかけたが、首相批判を強める党大阪府連の青山繁晴会長は同席しなかった。

【写真】自民ポスターの石破首相の顔写真、候補者のビラで隠される

「北朝鮮は日本全土を射程圏に収めるミサイルを持っている。どの党が安全保障に向き合っているか。この国の平和は誰が守るのか」

大阪市中央区の南海難波駅前でマイクを握った首相はこう訴えた。

この日、会場には府連幹部や大阪を地盤とする元衆院議員らがそろいぶみ。しかし青山氏の姿はなかった。陣営側によると、青山氏は、首相が応援に入ることに反発し、抗議の意思表示として参加を拒否。首相が演説した時間帯は府内の別の場所を遊説したという。

青山氏は15日配信のユーチューブ動画で「総理に来てもらったら引き締まるという意見もある」と話し、明言しないながらも「16日に私が反対していながら、あることが起きます」と首相の来阪を示唆した。

その上で「(票を)積み上げてきたのを16日に崩される」「党本部とか総理官邸とか権力のタテ社会になっていると、こういうごり押しも来る。でも私の姿勢は何も変わらない」と主張した。

青山氏はこれまでも街頭演説などで「首相と閣僚が回るたびに(票が)減っている」と首相批判を展開している。(木ノ下めぐみ)

1043OS5:2025/07/17(木) 10:47:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e5553f587a648e960eabbc6ba423ba68d083823
【参院選 長崎選挙区】国民民主候補の牙城 「接戦」に緊張 追い風はやんでいる
7/17(木) 10:10配信


長崎新聞
候補者の演説を聞く有権者=長崎市内

 参院選は終盤戦に入った。長崎選挙区のうち、県都・長崎市は、昨年秋の衆院選長崎1区で国民民主党が自民党に圧勝。参院選でも国民民主候補の「牙城」になるとみられたが、情勢調査では自民候補と「接戦」と報じられ、緊張が走っている。自民にとっては「狙い通りの展開」だが、組織の緩みを懸念する声もある。17日には両党の大物が入る予定で“最終決戦”の様相となる。

 13日午後の長崎市中心部。商店街を国民民主新人の深堀浩候補(59)と西岡秀子衆院議員が練り歩いた。支援者らが次々と近づき、握手を求める。陣営スタッフは「やはり地元は反応がいい」とうなずいた。

 深堀氏が同市に入ったのはほぼ1週間ぶり。この間、本人は離島を含む市外で知名度向上に集中し、同市は西岡氏らがPRに努めた。だが自民候補に肉薄され、陣営には焦りも広がった。

 昨年秋の衆院選で西岡氏は自民候補に圧勝し、党の躍進に貢献した。だが党所属のある議員は「(備蓄米を巡る発言などで)玉木雄一郎代表への有権者の反発が想像以上。追い風はやんでいる」と感じている。

 陣営幹部は新興勢力の参政も警戒。「無党派の若年層が流れている。『現職に勝てる候補は深堀だけ』と、いま一度訴えなくては」。選挙後半戦は県都での街頭活動をてこ入れ。17日の総決起集会には、党本部から榛葉賀津也幹事長を迎え、追い込みをかける。

 「長崎市の差が勝敗を左右する。まだあと一歩の状態だ」。15日夜、同市の演説会で自民県連の加藤竜祥会長は現職の古賀友一郎候補(57)への投票を呼びかけた。

 県連は衆院長崎1〜3区のエリアごとに所属国会議員を「責任者」として配置。長崎1区で接戦に持ち込み、古賀氏の地元諫早を含む長崎2区で突き放す勝算を描く。

 1区は山本啓介参院議員が責任者として県議らを引っ張る。公示前は、次期衆院選の1区公認候補予定者の選考で複数の県議が意欲をのぞかせ、足並みが乱れる可能性もあったが、選考手続きをいったん休止してまとまっている。

 ただ、国政選挙の長崎市の得票数で自民が西岡氏に勝った経験はない。「西岡票」がそのまま国民民主候補へ流れるかは不明だが、陣営は「相手の危機感は高まった」と上滑りを危惧する。17日には石破茂首相(党総裁)が再び長崎県入りして長崎市で演説する予定。党本部の「異例」の支援を受け、抜け出しを図る。

 他の候補も票の掘り起こしに躍起になっている。

 共産党新人の筒井涼介候補(31)は、情勢調査の長崎市で3番手につけた。被爆80年を意識し、護憲や核兵器禁止条約への参加などを訴える。

 参政党新人の黒石隆太候補(33)も長崎市に軸足を置いて運動し、街頭演説を重ねている。無党派層の子育て世代などに政策をアピールする。

 長崎選挙区には他に、政治団体「日本誠真会」新人の高谷喜久雄候補(63)と政治団体「NHK党」新人の神谷幸太郎候補(49)も立候補している。

1044OS5:2025/07/17(木) 10:48:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbee96d0a64cfdecba30740be132e9011c74e563
連合、存在感低下に危機感 組織内・著名候補が競り合い【25参院選】
7/17(木) 7:07配信
時事通信
参院選候補の集会であいさつする連合の芳野友子会長=13日、岡山市北区

 参院選比例代表では、立憲民主、国民民主両党の支持団体・連合が推す産業別労働組合(産別)の組織内候補の当落も焦点となる。

【ひと目でわかる】焦点の議席数

 両党が擁立した著名候補との競り合いになっており、産別候補が当選枠から押し出される形になれば連合の存在感は低下しかねず、関係者が危機感を募らせている。

 比例には、立民から6人、国民民主から4人の産別候補が出馬。連合の芳野友子会長は13日、岡山市の集会で「推薦候補全員の当選を目指して走り回っている。一人一人が行動を起こせば必ず願いはかなう」と訴えたが、情勢は予断を許さない。

 昨年の衆院選で国民民主が躍進した要因の一つに、保守層の支持を挙げる声は多い。参院選でも再現を狙い、保守派の論客として知られる東海大教授の山田吉彦氏を擁立。日本維新の会に所属していた元衆院議員の足立康史氏も「即戦力」として公認した。

 今春ごろまで国民民主の政党支持率は好調で、4人の産別候補も「当選は堅い」(連合関係者)との見方が大勢だった。しかし、候補擁立を巡る混乱などで人気が下降。山田、足立両氏らと限られた当選枠を奪い合う構図となり、連合幹部は「旧来の支持者を軽視している」と憤る。

 立民が前参院議員の蓮舫氏を立てたことも、連合にとっては懸念材料だ。高い知名度で得票順の上位に食い込む可能性があり、関係者は「産別候補が1人はじき出される」と危惧する。

 国民民主を支援する産別内では「組織内候補が落選したら、党の責任を問う声が出る」との見方が浮上。一方、連合にとっても「政治力」維持に向けた正念場で、関係者は「候補を落とせば政策実現に影響が出かねない」と不安を口にした。

1045OS5:2025/07/17(木) 16:52:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d21928d8ec3231a012641aaf2e34154c76d9ada
参院選1人区で幹部がテコ入れ…岡山・「姫の虎退治」再現か阻止か、香川・代表の地元国民が攻勢
7/17(木) 11:00配信

読売新聞オンライン
各党幹部

  参院選の勝敗を左右する全国32の「1人区」では、与野党が激しいつばぜり合いを繰り広げている。終盤戦に入り、接戦の選挙区には各党の幹部が相次いで応援に駆けつけ、テコ入れを図る。(岡山支局 中田敦子、高松総局 森克洋)

岡山
岡山選挙区の立候補者

  「岡山は激戦区の中の激戦区だ。ついこの間も来たけれど、心配で心配で」。立憲民主党の野田代表が13日、岡山市内のホテルで開かれた演説会でそう話すと、集まった数百人からは笑い声が漏れた。

 続いて登壇した国友彩葉候補は「衆院選で少数与党にした流れを止めたくない。一緒に政治を動かしてください」と訴えた。

 国友候補は岡山市議を2年務め、今回、党の最年少候補として国政に初挑戦する。野田代表は2月の国友候補の出馬会見に同席するなど目をかけ、6月に市内で開かれた連合岡山の集会では「長男と同い年。もう『千葉のおやじ』のつもりだ」と話した。17日にも岡山入りを予定している。

 岡山選挙区では2007年参院選で旧民主党新人の姫井由美子氏が、自民党のベテラン・片山虎之助氏を破り、「姫の虎退治」と呼ばれた。13年以降は自民が勝利してきたが、陣営幹部は「18年前と同じで女性候補。逆転劇への流れを引き寄せたい」と意気込む。

 自民は15日、石破首相が岡山県倉敷市の複合施設で開かれた演説会で「日本中、本当に厳しい選挙を戦っている。なんとしても負けられない」と力を込めた。

 会場は満員で立ち見の人もおり、石破首相の前に壇上に立った小林孝一郎候補は、旧民主党政権を念頭に「あの時代に時計の針を逆戻りさせるわけにはいかない。力を貸してください」と声を張り上げた。

 小林候補は不出馬を表明した現職の後継として、昨年11月に擁立が決まった。医師で県議としても10年以上のキャリアがあり、元同僚の県議や、推薦を受ける公明党の比例候補らとともに、県内27市町村をくまなく回る徹底した「どぶ板選挙」で足場を固めてきた。県医師会や医療福祉団体など、推薦状を得た企業・団体は約1400に上る。

 陣営関係者は「政権批判の風を受けやすい都市部を中心に、最後まで票の掘り起こしをする」と話す。最終盤に向け、SNSの投稿を強化するなど無党派層の取り込みを図っており、16日には知名度の高い小泉進次郎農相も応援に訪れた。

香川
香川選挙区の立候補者

 国民民主党の玉木代表の地元・香川県では、同党新人を相手に自民党現職が厳しい戦いを強いられている。

 「香川の未来を、日本の未来を託してください」

 3選を目指す自民の三宅伸吾候補は15日、高松市内の個人演説会で声を振り絞っていた。演説会には、石破首相も応援に駆けつけて激励。「あと5日。皆さまに伏してお願い申し上げます」と支援を訴えた。

 香川選挙区は2010年以降、自民が3年に1度の参院選ですべて勝利してきた。しかし、得票数は減少傾向で、前回22年選挙は立憲民主党と国民民主の双方が候補を立てたことに助けられた面もある。今回は立民が擁立を見送り、事実上、一本化された。

 衆院では県内3小選挙区のうち、玉木代表と立民の小川幹事長が、それぞれ1議席を占め、自民は1議席にとどまる。今回の参院選で敗れれば、県内での自民の存在感が大きく後退するとの危機感があり、三宅候補の選挙対策本部長を務める磯崎仁彦参院議員は「最後に1票でも上回り、議席を死守したい」と話す。

  対する国民民主の原田秀一候補は、18年ぶりの野党の勝利を狙う。

 16日には玉木代表が原田候補とともに高松市中心部で街頭演説に立ち、「ふるさと香川で負けるわけにはいかない」と声を上げた。

 ただし、立民との距離感は微妙だ。玉木代表は過去の選挙で「保守色」を打ち出し、自民の支持基盤を切り崩してきた。「立民との共闘色を出せば、支持層が離れる」(国民民主県連幹部)との危惧から、原田候補の陣営は立民からの支援は期待しつつも、推薦など組織決定は求めていない。

  同じ保守層への食い込みを狙う参政党が新人の小林直美候補を擁立した影響も見通せない。14日には神谷代表がJR高松駅前で「日本の暮らしと誇りを守る」と熱弁を振るった。

 高松市の40歳代の建築業男性は「今回は選択肢が多い一方で、訴えが重なる候補も多い。誰に投票するかは悩ましい」と話す。

1046OS5:2025/07/17(木) 16:53:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d18a2f4b597c64472fc10fbbcb0cbaaec5a2e89
〈2025参院選〉労組や業界団体の組織票パワー薄れる SNS台頭も影響、深刻な人手不足「選挙に割く余力もない」
7/17(木) 14:48配信


南日本新聞
応援する候補者のチラシを配る自治労鹿児島県本部=16日、霧島市役所前(画像の一部を加工しています)

 20日投開票の参院選は終盤戦に入り、候補者が声をからし支持を訴える日々が続く。そんな中、選挙の勝敗に大きな影響力を与えるとされた労働組合や業界団体の「組織票」の力が薄れてきている。背景には組合加入率の低下に加え、交流サイト(SNS)が浸透し個人で情報を得やすくなった社会情勢の変化があるようだ。

 7月上旬、鹿児島市にある県建設業協会の会議室は静かだった。「昔はここに電話を並べ投票を念押す電話をしたものだ。毎日5、6人が詰め1人1日200〜300件はかけた」と安藤司常任参与は懐かしむ。

 県内の建設会社約700社が加入する協会は、自民党の友好団体として選挙活動をバックアップしてきた。特に建設関係者が全国比例から立候補する職域代表の候補者支援は、業界の未来に直結するとして一段と熱を入れてきた。

 ただ、時代と共に勢いは弱まってきた。例えば、会員企業の従業員名簿を基に電話で投票を呼びかける“ローラー作戦”は10年ほど前に廃止した。個人情報の取り扱いが厳しくなった上、電話に出る家庭も減ったのがきっかけだ。

 建設業界で進む人手不足も要因とみる。働き方改革で工期が長くなり現場に張り付く機会が増え、「大半の企業は選挙応援に人員を割く余力が残っていないのが現状」と安藤常任参与。

 「当選させるためではなく、農家が安心して生活できる政策を実現するための活動だ」と強調するのは県農民政治連盟(農政連)の事務局幹部。農政連もJA出身の職域候補を比例で推すが、以前ほどの手応えはないという。農家の高齢化で投票に行く人が減少傾向にあるほか、SNSの浸透も影響していると考える。

 「若い人はSNSで情報収集をするので、分かりやすく耳当たりのよい政策が魅力的に映るのだろう」と事務局幹部。「勉強会をしたり、候補の政策をまとめたビデオを見たりし、なぜうちはこの人を支援するかという基本的な視点の共有に努めている」と話した。

 地方公務員らが加入し、立憲民主党を支持する自治労県本部でも同様の変化が起きている。豊田一彦書記長によると、候補者の支援を表明する応援カードの登録数はこの3年で15%減った。「公務員は政治活動をしてはいけない」との誤解があり、組合の加入率自体も低下している。「組織合理化に伴う人員削減に人手不足が重なり、現場は劇的に忙しくなった。選挙より業務優先はある意味当然だ」

 豊田書記長は「SNSで簡単に情報が手に入るようなり、個人の意思で投票先を決められる空気感が強まった」と指摘。「組合員だとしても職域代表以外の選択肢は与えられている。個人の自由なので強制はできない」と冷静に受け止めた。

南日本新聞 | 鹿児島

1047名無しさん:2025/07/17(木) 16:54:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/db5aa0139d27e197a35185bedafaf4418e9e9fb3
蓮舫氏の参院選「比例」出馬の背景に“女の戦い”か 東京選挙区・立民の塩村文夏氏は「お世話になっている。蓮舫さんに帰ってきてほしい」
7/17(木) 16:15配信

NEWSポストセブン
なぜ蓮舫氏は東京から再出馬しなかったのか

 参院選の比例代表は同じ党の候補が議席を奪い合う「椅子取りゲーム」だ。労組系候補の“椅子”を奪いかねないと反発を受けながら比例から出馬した立憲民主党の蓮舫氏。だが、東京選挙区の補選分の1議席は蓮舫氏が昨年7月の都知事選出馬で辞職したために空いた議席だ。なぜ、東京から再出馬しなかったのかを聞くと蓮舫氏はこう答えた。

【写真】顔の横でピース 笑顔で応援者たちと写真を撮る蓮舫氏

「だって(立候補を)決めた時には(立憲の)東京選挙区の候補はもう決まっていたじゃない」

 蓮舫氏が参院選出馬を正式表明したのは6月下旬のことだが、そこに至るまでに党内での“女の戦い”があったとの指摘もある。立憲民主党関係者が語る。

「蓮舫が都知事選であそこまで惨敗せずにせめて善戦していれば、野田佳彦・代表や手塚仁雄・都連幹事長は衆院に鞍替えさせるつもりだったが、それも叶わない結果だった。そうなると蓮舫は参院に戻るしかない。立憲民主党は政権交代を目指している以上、東京で2人候補を立てるのが前提だが、現職の塩村文夏が同じ選挙区に女性候補が立つことを猛烈に嫌がったという。もう一人は男性候補がいいと。だから連合の批判覚悟で比例に回るしかなかった」

 蓮舫氏は東京選挙区での塩村氏との“椅子取りゲーム”にすでに敗れていたというのだ。

 その塩村氏は蓮舫氏についてこう語る。

「蓮舫さんにはとてもお世話になっていて、広島で大変だった時(2017年総選挙で広島3区で落選)に政治の世界を辞めようかと思ったのですが、ある時、蓮舫さんに辞めないでと言われ、続けてこられた。蓮舫さんに帰ってきてほしいと思います」

蓮舫氏は「比例で100万票」を取れるか
 比例代表の候補は全国で個人票を集めるために各地を回るのが常だが、看板候補のはずの蓮舫氏はなぜか選挙戦では東京に張り付いている。他の選挙区候補の応援にもほとんど入らない。

 立憲民主党議員が事情をこう語る。

「労組系の比例代表候補は投票で自分の名前を書いてもらうために各地で労組の組織をフル稼動させている。蓮舫が来て無党派票が上乗せできるなら歓迎だが、今の人気では期待薄。応援に呼んでも、もともと立憲民主党に投票するつもりの支持者が比例の投票用紙に蓮舫と書くくらい。そうなると労組系候補はせっかく集めた票を奪われてしまう。だから地方組織は蓮舫を呼びたがらない」

 実際、東京でも街頭演説の集客力には明らかに翳りが見える。

「比例代表は約100万票で1議席増える。国政復帰は考えていないと言いながら参院選に出馬した蓮舫は比例で100万票獲得し、東京でも立憲候補を2人とも当選させるくらいの貢献度がないと党内で発言力を持てないのでは」(労組系議員)

 それに届かなければ、当選しても党内で“針のむしろ”かもしれない。

1048OS5:2025/07/17(木) 17:01:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a12c794d959e86a4c88d96e865debd6f4d3467eb
参院選比例区、当選圏内には誰が入る? 劣勢の自民で熾烈な党内争い
7/17(木) 7:00配信

朝日新聞
演説する自民党の比例区候補=2025年7月4日、神奈川県内、神野勇人撮影

 20日投開票の参院選では、都道府県の選挙区以外に比例区も勝敗のカギを握る。朝日新聞社が13、14両日に実施した終盤情勢調査で劣勢となっている自民は、限られた議席をめぐる戦いがこれまで以上に激しさを増している。

【写真】自民党の参院選比例区の獲得議席と候補者数

 参院選比例区は、改選50議席を各党の総得票に応じて「ドント式」で配分する仕組みだ。議席数が確定した後、個人の得票が多い順に当選者が決まる。ただし2019年の参院選から、得票数に関係なく優先的に当選できる「特定枠」が導入されている。

 12年に政権を奪還した後の4回の参院選で、自民は18〜19の比例区議席を得てきた。だが今回、終盤情勢調査の獲得議席の中心値は11議席にとどまり、過去最低だった10年の12議席を下回る可能性も出ている。

 自民は今回、「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区出身の2候補を特定枠に指定した。この2人を除いた29候補が、残る当選枠を懸けて戦うことになる。党関係者は「熾烈(しれつ)な争いになる」とみる。

朝日新聞社

1049OS5:2025/07/17(木) 17:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bf63d1ef5a5d60fff47837875600c8b11fed29f
支持層の引き留め徹底、浮動票の掘り起こしにも注力 参院選福島選挙区
7/12(土) 12:07配信


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福島民友新聞
福島選挙区立候補者

 20日投開票の参院選は11日、17日間の選挙戦の折り返しを迎えた。福島選挙区(改選数1)は自民党の現職森雅子候補(60)=3期=と立憲民主党の新人石原洋三郎候補(52)を中心とする論戦が激しさを増し、参政党の新人大山里幸子(りさこ)候補(51)は高まる党への注目度を追い風に勢いを上げる。政治団体「NHK党」の新人越智寛之(51)、無所属の新人遠藤雄大(40)の両候補を含む各陣営は後半戦、支持固めや浮動票の取り込みなどで票の上積みを狙う。

 森陣営は各地で街頭演説や決起大会を開催、組織戦で3期18年の実績を強調してきた。ただ報道各社の序盤の情勢調査で野党候補と接戦が報じられるなど、自民県連幹部は「非常に厳しい状況」との認識を強める。

 党本部も重点区と位置付け、大物を続々と投入しててこ入れを図る。10日には木原誠二選対委員長自らが選挙区入りし、県内支援団体に支持を訴えた。週末以降、小池百合子東京都知事や小泉進次郎農林水産相も応援を予定するなど、議席死守に全力だ。後半戦は街頭演説を中心に訴えを強める方針で、太田光秋総合選対本部長は「負けられない戦い。支持者にもう一度働きかけるとともに、県民の共感を得られる訴えを続けていく」と意気込む。

 石原陣営は、序盤の課題だった知名度の拡大に一定の手応えを感じている。後半戦も立民県連と「5者協議会」をつくる国民民主、社民両党県連、県議会会派の県民連合、連合福島と連携して支持固めを図る。さらに県内をくまなく巡り、物価高対策など県民生活の不安払拭に向けた政策を訴え、無党派層への浸透に力を入れる方針だ。

 陣営幹部は、地元福島市の得票と大票田の一つ郡山市でどれだけ浮動票を獲得できるかが勝負の鍵を握るとみる。12日には初めて立民の野田佳彦代表が応援に入り、福島市で街頭演説する。宮下雅志県連幹事長は「少しでも気を緩めたら負ける。後半戦に向け、勢いを加速させていきたい」と気を引き締める。

 大山陣営は、地元郡山市をはじめとした都市部を中心に、地道に遊説を展開してきた。福島市で8日開催した参政の神谷宗幣代表との街頭演説は予想を超える聴衆を集め、郡(こおり)剛志県連会長は「街頭で人が集まり、声をかけてもらえることが多くなった。今までにないほど支持を得られている」と自信を見せる。

 後半戦は遊説先を都市部から県内全域に広げ、若者や無党派層などへの働きかけを強化する方針だ。交流サイト(SNS)も有効活用し、浸透を図る。

 越智候補は、引き続きX(旧ツイッター)で政策を発信。遠藤候補もSNSを中心に支持を訴える。

福島民友新聞

1050OS5:2025/07/17(木) 21:46:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b5ae23a8b5e00b35caf0c35e598da05828c774c
【参院選】自民が恐れる「18年前の悪夢」再来…大激戦東京選挙区の2議席守れるか半端ない危機感
7/17(木) 19:17配信


日刊スポーツ
参院選 東京選挙区の候補者一覧

 参院選(20日投開票)で情勢の厳しさが伝えられる自民党が、東京選挙区(今回は改選7)での2議席死守に躍起になっている。現職の武見敬三氏(73)と新人鈴木大地氏(58)を擁立するが、武見氏は各社調査で他候補と激戦との見方も。17日、武見氏の会合には総理経験者2人に小池百合子都知事らがそろい踏みし、支持を訴えた。党内には、現職落選&新人当選が起きた「18年前の悪夢」への強い危機感がある。

    ◇  ◇  ◇

 この日、都内のホテルで開かれた武見氏の「最終総決起大会」。はとこに当たる麻生太郎元首相のほか、岸田文雄前首相や小池知事、木原誠二選対委員長らが顔をそろえた。小池氏は、11日に続いて2度目の応援。武見氏の情勢報道を念頭に「武見先生から先日、留守電が入っていた。『ギリギリだから助けてくれ』と。最近『ギリギリダンス』というのがはやったが(選挙は)ギリギリではだめ」と、ヒット曲の一節に触れながらげきを飛ばした。選挙の責任者の木原氏も「なんとか勝たせてほしい」と訴えた。

 武見氏の結果に周囲が気をもむのには理由がある。自民内で、「18年前の『悪夢』は避けたい」との声があるためだ。

 第1次安倍政権で自民が大敗した2007年参院選東京選挙区は、新人の丸川珠代氏が初当選した。しかし、3選を目指した現職の保坂三蔵氏が、次点で敗れる大波乱が起きた。今回、鈴木氏に比べ、武見氏には情勢の厳しさが指摘される。「現職は落とせない」(関係者)と危機感は強い。

 東京選挙区は、選挙区で最多の32人が立候補する最大の激戦区。立憲民主、国民民主両党も2人ずつを擁立し、公明、共産、維新、れいわなどの与野党も候補を擁立。また、「台風の目」とされる新興勢力の参政党は、東京で急速に支持を伸ばしていると伝えられる。昨年の衆院選で少数与党となり、有権者の不信が収まっていない中の参院選でもあり、自民党の危機感は半端ではない。

 この日、武見氏の会合には2000人超が出席したが、麻生氏は「人が集まれば勝てると思うほど、選挙は甘い商売じゃない」とクギを刺した。一方で、「自民党政権を倒すのはいいよ。でも、倒した後どうするの。スクラップしたらビルドしないといけないが、野党もバラバラ。それでは自由民主主義や議院内閣制は成り立たない」と訴えた。

 各党はこれまで党首が前面に立ち、東京で支持を訴えてきた。期間中の遊説は地方がメインだった石破茂首相(党総裁)は、関係者によると、最終日の19日に東京都内で街頭演説する方向で、最終調整が進んでいるという。

 自民党は2012年の政権復帰後、4度の参院選で東京の2議席を守ってきた。今回、それが続くのか、途絶えるのか。まさに正念場だ。【中山知子】

1051OS5:2025/07/18(金) 08:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/46b3cef623613ca8ddb61ce6f18261415c3631f8
社民、政党要件失えば活動制約 得票率2%が条件
7/18(金) 4:08配信
共同通信
社民党の福島瑞穂党首

 今回の参院選は、社民党が全国の得票率2%を獲得し、公選法上の政党要件を維持できるかどうかが注目されている。政党要件を失えば、衆院選の小選挙区と比例代表の重複立候補ができず、ポスターの枚数も制限される。福島瑞穂党首は支援を呼びかける。



 政党要件は、政治団体が政党として扱われるための法的の要件を指す。公選法上は(1)国会議員5人以上(2)直近の衆院選か参院選の得票率が全国を通じて2%以上―のいずれかの条件を満たす必要がある。

 社民の所属国会議員は3人でうち1人は今回改選の参院議員だ。現在の党勢を踏まえれば(1)の条件は現実的ではない。(2)に関しては2024年衆院選比例代表の得票率は1.71%にとどまったため、今回の参院選で2%を超える必要がある。

 政党要件を失った場合、次期衆院選で重複立候補が認められない上、ポスターの枚数や選挙カーの台数も減る。比例代表への候補擁立の際は条件を課される。衆院選は各ブロック定数の10分の2以上、参院選は選挙区と比例で計10人以上の候補者を立てなければならない。

1052OS5:2025/07/18(金) 08:16:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/bca1c6ac5dd1d1e485b34d71ddf1461504dff2de
参院東京、7位避けたい? 補欠選挙で任期半分
7/18(金) 3:43配信

共同通信
 今回の参院選東京選挙区は通常の改選6に加え、非改選の欠員1の補欠選挙を同時に実施する「合併選挙」となっている。当選者の枠が増え議席を得やすくなるが、7位の任期は2028年までの3年。非改選の議席を持つ政党の関係者は「7位では、3年後に改選を迎える現職との候補者調整が必要。6位以内を目指す」と話す。

 参院議員の任期は6年で、半数が3年ごとに改選される。東京選挙区では、22年に当選した蓮舫氏が昨年の都知事選に出馬。公選法の規定で自動失職したため欠員1が生じた。今回の選挙で7位当選した候補は蓮舫氏の残りの任期を引き継ぐ形となる。

 東京選挙区は立候補者が多く激戦の様相とあって、2人を擁立する政党の関係者は「欠員の分、チャンスは大きい」と歓迎する。

 一方で、28年参院選への影響を懸念する声も。蓮舫氏以外の22年の当選者は自民党が2人、公明党、共産党、れいわ新選組がそれぞれ1人。共産関係者は「7位だと3年後に2人が改選になり、どちらかが比例代表に回る可能性が高い。あくまで6位以内を確保したい」と意気込んだ。

1053OS5:2025/07/18(金) 11:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcdeac044eb9e88a21da131f9d4f463b979a72b8
【参院選】「勝敗の鍵を握る」第2の都市・佐世保…地盤とする候補が不在、地の利なき戦い続く
7/18(金) 11:00配信

長崎新聞
ガンバローコールをする集会参加者=佐世保市内(写真の一部を加工)

 参院選長崎選挙区で自民、国民民主両党の陣営が「勝敗の鍵を握る」と口をそろえるのは、長崎県内で2番目に有権者が多い佐世保市の票の行方だ。出馬した現新6人に同市を地盤とする候補者はおらず、地の利なき戦いが続く。過去の国政選挙では、主な与野党候補が“がっぷり四つ相撲”を続けており、今回は参政党の勢いも増す。情勢は混沌(こんとん)としたまま、最終盤に突入した。

 「実は佐世保が一番感触がいい」。投開票日まで残り4日となった16日夜。市中心部で個人演説会を開いた参政新人、黒石隆太候補(33)は自信をのぞかせた。会場には今月上旬に自民党員を辞めたという有権者の姿もあり、マイクを握って自民批判を展開した。

 情勢調査で伝えられる参政の伸長。長崎選挙区では劣勢とされる中、同市を中心とする衆院長崎3区エリアの調査では国民新人の深堀浩候補(59)に迫る勢いだ。自民、国民の同市選対は、もともと候補者と縁遠かったことも相まって「保守票が奪われている」「いや反自民票が流れている」と参政票への見方が交錯する。

 過去2回の参院選。同市の自民候補の得票と、非自民候補を合わせた得票を比べると、その差は10%未満に収まる。過去3回の衆院選(補選含む)を加えても、自民候補が投票者の半数を超えたのは1回のみ。選挙区全体で自民議員を輩出できてはいるが、非自民票の分散に救われる展開が続いている。

 自民現職、古賀友一郎候補(57)の陣営には今回、明確な獲得目標はない。ただ昨秋の衆院選で3区現職、金子容三衆院議員が得た約4万4千票が一定の目安となっており、この得票は過去2回の参院選の自民候補とも不思議と一致する。

 「組織的にここからの伸びしろはほぼない」と市議の一人は分析。古賀候補についても「任期中に佐世保にほぼ顔も見せず、選挙になると金子事務所や市議らに丸投げ。それで票が出てくるのか」と目標からの目減りすら覚悟する。

 一方、国民の深堀候補。昨秋の衆院選から佐世保入りし、顔見せ興行を重ねてきたが「知名度はまだ上がってこない」と陣営関係者は険しい表情を崩さない。

 過去2回の衆院選。出馬した立憲民主党元職との相性の悪さから「てこでも動かん」と距離を置いてきた国民市議らは、自前候補ゆえフル回転しているが「自民に比べて手数が足りず、集会の人集めも一苦労」と額の汗を拭う。自民同様、明確な目標はないというが、連合長崎関係者は県全体を俯瞰(ふかん)しながらこう強調した。「4万票は取らないと、かなり厳しい選挙になる」

 共産党新人の筒井涼介候補(31)は消費税減税などを主張。政治団体「日本誠真会」新人の高谷喜久雄候補(63)は食の安全安心の確保を訴え、政治団体「NHK党」新人の神谷幸太郎候補(49)はNHK受信料の問題点などを指摘する。

1054OS5:2025/07/18(金) 11:41:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/210e86dc068da46b606e02ea5606907bd94f11cc
夏の選挙「もう限界」 17日間の長期戦、体調不良の候補者続出 各陣営が熱中症対策
7/18(金) 10:40配信
産経新聞
候補者に声援を送る有権者ら=3日午後、大阪市西成区(彦野公太朗撮影)

都道府県知事選とならび、選挙期間が17日間と最も長い選挙戦となる参院選も、投開票まであと2日となった。記録的猛暑に見舞われつつの舌戦に、候補者や陣営は熱中症対策に追われながらも声をからすが、中には「夏場の選挙運動はもう限界」と話す声も聞かれる。

大阪選挙区(改選数4)で新人2人を擁立した日本維新の会の陣営ではスーツやシャツの着用を禁止し、ポロシャツなどの薄着で臨んでいる。「ポロシャツの方が市民にも親近感を持ってもらえる」(陣営関係者)との狙いもある。

街頭演説ではこまめに休憩をはさんでクールダウンを行うなどの熱中症対策も。陣営関係者は「夏場の選挙運動はもう限界。時期や運動方法を見直すべきだ」とぼやく。

一方、新人を擁立した自民党陣営もスタッフが着用するTシャツについて、「少しでも快適に過ごす」ため、吸湿速乾性に優れたスポーツウエアタイプを今回から導入。体調を崩した聴衆やスタッフのため、例年の倍近いペットボトルの水を用意しているという。

無所属新人の陣営では候補が日陰のない場所で練り歩きをしていた際、頭痛などを訴えたため急遽(きゅうきょ)、数時間の休憩をはさんだ。その後はなるべく日差しの少ないところを選び、休憩時間を確保しながら継続している。

陣営スタッフは「参院選のような長期戦では候補者やスタッフの体調管理が最優先。街頭演説などの会場は行ってみないと日差しの強さなどが分かりにくく、現場で臨機応変に対応したい」と話した。

京都選挙区(同2)でも陣営は暑さ対策に余念がない。

紺色のシャツに白色ズボンというラフな格好でマイクを握ったのは自民現職。陣営幹部は「夏の選挙はとにかく暑いから」と話す。個人演説会の会場もまずは空調設備のあるところを選び、学校などで設備が整っていない場所では、大型扇風機を運び込むという。

「街頭演説はできるだけ短時間で行うようにして、朝と夜に集中させている」と話すのは共産党現職の陣営幹部。候補者自身も帽子やアームカバーを着用し、首に保冷剤をくるんだスカーフも巻くなど、暑さ対策に余念がない。

維新新人も半袖のポロシャツ姿で選挙戦を貫く。京都市中心部であった街頭演説では、車上でペットボトルの水をごくり。「街宣車にクーラーボックスを積み、冷たい飲み物などを入れている。随時補給するようにはしつこく言っている」(陣営関係者)という。

1055OS5:2025/07/18(金) 13:36:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/57f347ac2b287832f9eb6f44a793f0c35d1ed4b1
石破首相の奈良市演説 動員かかるも100人拒否か 候補も不在「陣営の士気下げる」の声
7/18(金) 7:00配信

産経新聞
石破茂首相(中央)が訪れた奈良県の自民党政談演説会=8日午後、奈良市(南雲都撮影)

参院選(20日投開票)を巡って、石破茂首相(自民党総裁)が8日に奈良市内で演説した際、奈良県連による動員に対し、拒否する動きがあったことが分かった。出席を見送ったのは100人規模とみられ、地元の党関係者は「自民奈良は既に候補当選に向けて団結している」と強調する。最近、石破首相の応援入りに関しては、各地で敬遠する動きが相次いでおり、首相の求心力の低下が懸念されている。

【写真】自民ポスターの石破首相の顔写真、候補者のビラで隠される

■首相「心からお願い」

「常に安倍さんの頭にあったのは『和をもって貴しとなす』という言葉だ。改めて今日思った」

石破首相は8日、令和4年の参院選で凶弾に倒れた安倍晋三元首相の慰霊碑(奈良市)で献花した後、約5キロ離れたホテルの会場でこう演説した。

候補の当選を呼び掛けて、「心からのお願いだが、『候補を頼む』という声を、それぞれの業界、お知り合い、親戚(にかけてほしい)。選挙は候補者を支える人々の戦いだ」と語った。

■「首相のリーダーシップ発揮ない」

首相の来県を巡っては、県連を通じて党の職域団体や支部、応援団体などに動員がかったが、拒否を促す声が広がっており、関係者が試算すると計100人が不参加を決めたとみられるという。

県南部の地方議員は首相の来県について「迷惑だ。(各種情勢調査の)数字にも出ている。昨年10月の衆院選で議席を減らして、その後もふらふらしてリーダーシップを発揮できないでいる」と不快感を示した。

会場には候補者本人の姿もなかった。既に県内各地で遊説日程が組まれており、地方議員は「スポット演説をキャンセルしてまで、総裁(首相)演説に駆け付けることは、かえって陣営の士気を下げることになりかねないと(候補陣営は)判断したのではないか」と語った。

■「掲げたこと何一つやらない」

別の地方議員も、県連からファクスで首相の演説会場への出席を促されたが、訪れることはなかった。

「ボイコットというか、何しに来るのかという感じだ。トップとしての資質を疑っている。『総理大臣だから見てみたい』という人もいるだろうが、もはやエンタメに過ぎない」と述べ、昨年9月の総裁選に勝利した首相について、「総裁選で掲げたことを何一つやらない首相が何語っても何言うとんねん、だ」と述べた。

首相を巡っては、16日に大阪市のなんば広場で応援演説を行い、候補も同席して、聴衆の歓迎を受けたが、出席者は「安倍氏が首相時代の三分の一の数だったのではないか」と語る。府連会長を務める青山繁晴参院議員は岩盤保守層の離反を懸念し、首相の大阪入りに反対しており、不参加を決めていた。(奥原慎平)

1056OS5:2025/07/18(金) 16:39:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6ecc7b490c40355204ed66c835d5ef275fdb715
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
7/18(金) 16:15配信

NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か

 苦戦中の自民党に大打撃となったのが鶴保庸介・参院予算委員長(辞任)の「運がいいことに能登で地震があった」発言だ。

【写真】30代女性・A子さんと仲良く歩く…昨年報じられた二階伸康氏の「不倫旅行スキャンダル」

「あの発言で全国の1人区で当落線上にいる多くの自民候補が票を減らした。間違いなく戦犯だよ」(自民党選対スタッフ)

 そのあおりをまともに受けたのが同じ和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏だ。元幹事長の父・俊博氏の地盤を継いで出馬した昨年の総選挙では、裏金問題で離党した世耕弘成・前自民党参院幹事長に大差で敗れて落選。すぐに参院選に鞍替えして何がなんでも「二階王国」の復活を目指すが、その参院選でも世耕氏が推す無所属候補の望月良男・前有田市長と“保守分裂”の激戦を演じている。

「二階側近だった鶴保氏の発言は、地元・和歌山で伸康氏の票を大きく減らした。一方の望月氏は、いずれ自民入りするのは確実視されているとはいえ、今回、表向きは無所属として戦っているからダメージはない。

 それどころか、世耕氏は二階一族のお膝元、御坊市内でマイクを握って鶴保発言を激しく批判した。世耕氏にとっては、いわば『二階一族を全滅させる戦い』で一族郎党、根こそぎ潰す戦国時代のような構図になっている」(和歌山の地方議員)

 壮絶な内ゲバだが、苦戦の理由はそれだけではない。

石破首相が応援入りも会場はガラガラ
 本誌・週刊ポストは昨年の総選挙後、伸康氏の選挙演説現場に不倫相手である銀座の会員制バーのママ・A子さんが姿を現わし、和歌山市内に伸康氏が所有するマンションにA子さんを宿泊させていたことなどを報じた(2024年12月27日号)。

「伸康さんは高校時代バスケ部のキャプテンでインターハイにも出た人気者。だから総選挙は同級生たちがお揃いのTシャツを着て応援したのに、あの女性問題が発覚してから姿を見なくなった。“自分たちが一生懸命汗を流して応援してる間に不倫なんかしてたのか”と愛想を尽かされたようです」(元支援者)

 その後、伸康氏は離婚。本人は“ケジメをつけた”とA子さんとともに選挙を戦うつもりだったとの話もある。

「伸康さんは参院選前の後援会の集まりで、彼女と一緒に選挙を回りたいと言っていたそうです。しかし、後援会の面々から、支援者にまともなお詫びもしてないのに……と止められた。ボンボンなんですわ」(自民党和歌山県連関係者)

 そうして“二階ブランド”が地に堕ちつつあるなか、選挙中盤には伸康氏を応援するため石破茂・首相が和歌山入り。父・俊博氏も元二階派のコバホークこと小林鷹之・代議士を連れて地元で街頭演説するなど「父の人脈」をフル動員して追い上げに懸命だが、石破氏が壇上にあがった演説会でも席はガラガラだった。果たして二階家の再興となるのか。

1057OS5:2025/07/20(日) 15:39:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/cea3f2a66effcf4bf56ecb2926681d318dd0daea
「親中」の中傷拡散、参政党にもお株奪われ…焦る維新 現役世代に照準も支持伸び悩み
7/19(土) 18:38配信

産経新聞
支持を訴える日本維新の会の吉村洋文代表=3日、大阪市

「次世代のための党」を標榜(ひょうぼう)する日本維新の会は、20日に投開票される参院選で社会保険料引き下げを看板に現役世代への支持拡大を期す。ただ、躍進する参政党に保守層切り崩しのお株を奪われ、「埋没してしまっている」との危機感が強い。「維新は親中」との中傷にもさらされ、焦燥感を募らせている。

【写真】いらだつ維新元代表の松井一郎氏「橋下さんは外部の人間」

「皆さんの負担ばかりが増えている。一番大きな負担が社会保険料。下げる改革をしなきゃ。これは全世代の問題だ」

維新の吉村洋文代表は19日、神戸市でマイクを握り、こう訴えた。兵庫選挙区(改選数3)は新人候補が苦戦を強いられ、吉村氏ら党幹部が連日てこ入れする最重点区の一つだ。

全国での支持が伸び悩む中、社会保障改革の訴えについて党幹部は「現役世代へのアプローチが必要と判断した」と強調するが、ある大阪市議は「若者はあまりピンときていないようだ」と気をもむ。

焦りの背景には躍進する参政の存在もある。日本人重視の政策について維新関係者は「若い世代への訴求力がある」と危機感をにじませる。

一方、選挙期間中は交流サイト(SNS)でのデマ拡散への対応にも追われた。

ネット番組に出た吉村氏は、維新を「親中」とみなしたり、中国出身で日本に帰化した比例代表候補の石平氏を「中国共産党のスパイ」としたりする情報を全否定。「根拠のない誹謗(ひぼう)中傷はやめるべきだ」と批判した。X(旧ツイッター)の党公式アカウントでも番組のショート動画を発信するなどした。

逆風が強まる中、陣営関係者は「われわれには支持母体がなく、地道に政策を訴えるしかない」と歯噛みした。(石橋明日佳)

1058OS5:2025/07/20(日) 15:41:26

https://news.yahoo.co.jp/articles/2175e3d7ee823c2cd40eb21862e186b6687529e7?page=2
「オメー、警官なら手帳見せろよ、コスプレか?」2万人集結の参政党マイク納めは“アンチ”の乱入で大混乱 警察官の制止を聞かずあわや暴動に
7/20(日) 14:10配信


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デイリー新潮
暴れ続ける「アンチ」で会場は大混乱となった

「てめぇ、今押しただろ!」「何ヘラヘラ笑ってんだ、あーん!」。あちこちから聞こえてくるヤクザまがいの怒号。参院選で大躍進が予想されている参政党のマイク納めは、アンチたちの乱入で大混乱となった。

【緊迫の現場写真32枚】アンチの押し合い圧し合いでライブ会場の「モッシュ状態」となった現場。「殺すぞ」といったおどろおどろしい怒号も飛び交う中、警察官たちは暴動にならないよう必死だった

 ***

続々と集まってきた「オレンジTシャツ」の支持者たち
 選挙戦最終日の7月19日午後6時前。東京タワーが隣接する芝公園にオレンジ色のTシャツを纏った老若男女が続々と集まり出した。参政党のマイク納めに駆けつけた支持者たちである。トラック型の特設ステージ前にはすでに数百人以上の支持者がすし詰め状態で、後方に広がるスペースにどんどん人が増えていく。

 芝生にシートをしく子連れ家族もちらほら見受けられ、野外フェスのような雰囲気。フェスと似ていないのは、ところどころではためく日の丸である。

 そんな中、ステージから200メートルくらい離れたところで物々しい雰囲気を醸し出している小集団があった。プラカードを掲げ抗議活動をするアンチたちだ。

〈カルト〉〈わたしは差別に抗う〉〈ヘイト政治家はいらない〉

 ざっと数えたところ十数人。黙って立っているだけなのでおとなしい抗議活動になるかと思っていたが、開始直前となると様相はガラリと変わった。

 ステージから数十メートル離れたところに設けられた幅3〜4メートルの通路上に、過激な集団が集結し出したのである。

「押すな、殺すぞ!」
〈アホカス差別野郎〉〈レイシストに利用されるな〉〈人間にファーストもセカンドもない〉〈ヘイト集団〉〈参政党ナチス〉〈嘘つき〉〈これ以上日本を壊すな〉…。

 手に持つプラカードには挑発的な文言ばかり書き連ねてある。そんな彼らに移動を求めたのは、参政党の警備員たちと警視庁の私服警官たちだった。「通路なので危ないです」と丁重に頼んでいるのだが、彼らは一歩も引こうとしない。

「オメーら、警官なら手帳見せろよ。コスプレか?」
「危ないから移動をお願いしているだけです」
「法的根拠は?」
「あなたはどういう立場で何の権利があって言ってくるんですか」

 参政党の警備員たちもほとほと困り果てた様子で、「何かあってからだと遅いんですよ、なんとかなりませんか」と警察官にせがんでいる。

 どこから湧いてきたのか、気づけはあちこちでプラカードを掲げるアンチは200〜300人くらいに膨れ上がっていた。収拾がつかなくなり、警察側は制服警官を動員。私服警官も腕章を装着して交通整理を始めたのだが、アンチたちは構わず行ったりきたりで、あちこちで押し合いへし合いも発生。「押すなよ」「てめー、なにヘラヘラ笑ってんだよ、この野郎!」といったおどろおどろしい声まで聞こえてくるのである。

1059OS5:2025/07/20(日) 15:42:12
「皆さんのお母さんにしてください」と叫んださや氏
 参政党側は冷静な対応を取っていた。警備員が手に持つプラカードには〈支持者の皆様へ 妨害行為には冷静なご対応をお願いします〉。司会はマイクで繰り返し「皆様、事故を発生させないよう冷静に対応してくださいますようお願い申し上げます」とアナウンスしていた。

 やがて、応援弁士が登壇してイベントがスタート。「勝鬨をあげよう。エイ、エイ、エイ、オー!」の掛け声に聴衆は大盛り上がりだ。「ボー、ボー」と法螺貝の音も聞こえてくる。

 一方、アンチたちはますますヒートアップするばかりで、

「詐欺師―、カルトー」
「帰れー」
「黙れ、差別やろう!」

 やがて最後の訴えを終えて選挙カーで戻ってきたばかりの、東京選挙区の候補者・さや氏がかれた声でマイクを握り始めた。

「この東京中をオレンジ色に染めたい! 橙色に染めたーい! その思いで駆け回ってきました」

「私は日本が大好きです。日本人が大好き! だから心の底から日本人ファーストと心から言いたい!」

「明日、必ず勝利を手にして、私を皆さんの、皆さんの…お母さんにしてくださーい、日本人のために働くお母さんにしてください!」

神谷代表の登壇で会場のボルテージは絶頂に
 万雷の拍手と「さやコール」が鳴り止まない中、例の通路は大変なことになっていた。「帰れ、この野郎」「押すんじゃねーよ、殺してやるよテメー」。もはやフェスのモッシュ状態だ。
 
 7時半すぎ。代表の神谷宗幣代表が壇上に立つと会場のボルテージは絶頂に達した。聴衆は総立ちで「神谷コール」。一方のアンチは「帰れコール」の絶叫。

 そんな中、神谷氏はご満悦の表情でマイクを握った。

「差別反対とか書いてあるけど、我々も差別反対です。我々、そんなこと言ってませんよ。我々は皆さんの仲間ですよ。戦争反対だし、減税反対だし、外国人差別反対だし。参政党の解釈を間違えていますよ。私をヒトラーにして、独裁者にして」

「どんなにアンチから攻撃を受けようが、マスコミから叩かれようが、私は1ミリも引けない! 袋叩きに遭おうが、サンドバッグになろうが、神谷宗幣は戦います!」

「明日、我々20議席取りたい。20議席とって、単独でコロナ政策の見直し法案とか作りたくないですか! 自民党が作ろうとしている緊急事態条項、止めたいと思いませんか!」

 最後に神谷氏は余裕綽々でこう語るのだった。

「今日は2万人集まったそうですよ。アンチの皆さんもお気をつけてお帰りくださいね。皆さん、ぶつかったりヤジ飛ばしたりしなくていいですから、彼らも役割があってやっていますので。笑ってお疲れ様、と言って、優しい気持ちで帰れます」

 隣国・韓国の大統領選で見られるような激しいぶつかり合いが発生した参政党のマイク納め。神谷氏は駆けつけたアンチに対し「皆さんが叩いてくれたから支持が伸びた」と語っていたが、心の奥底では大混乱にほくそ笑んでいたのかもしれない。

 はたして今日、有権者は参政党にどのような審判を下すのか。

デイリー新潮編集部

新潮社

1060OS5:2025/07/20(日) 15:44:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a1d2cc437a4c4b13b852a74fc1a83fefb770a36
1998年から議席独占 〝自民王国〟に風穴は開くのか――勇退する尾辻氏の三女が立民推薦、急伸する参政党、自民元職が激しく競う展開 深夜にも当落判明〈参院選かごしま〉
7/20(日) 5:53配信


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南日本新聞
候補者と共に気勢を上げる支持者=19日午後7時59分、鹿児島市

 4人が争う参院選鹿児島選挙区(改選数1)の投票は20日午前7時から午後8時まで行われる。鹿児島市の一部と他の市町村は時間を繰り上げる。当落は20日深夜にも判明する見通し。

【写真】〈関連〉鹿児島選挙区の立候補者の経歴を顔写真と一緒に確認する

 立候補しているのは元参院議員秘書で無所属新人の尾辻朋実氏(44)=立憲民主党推薦、医師で参政党新人の牧野俊一氏(39)、自民党元職で国政復帰を目指す園田修光氏(68)=公明党推薦、自営業でNHK党新人の山本貴平氏(50)。選挙戦最終日の19日、山本氏以外の3候補が大票田・鹿児島市内で街宣や繁華街での練り歩きをし、17日間の激戦を締めくくった。

 鹿児島は全国32の1人区の一つで、2人区時代の1998年から自民が改選議席を独占している。物価高対策や消費税の在り方、自公政権への評価が焦点。自民重鎮で勇退が迫る尾辻秀久氏の三女である尾辻氏と、東京都議選などで急伸する参政の牧野氏、自民の森山裕幹事長のお膝元で組織戦を展開する園田氏が激しく競う展開となっている。

 前回2022年の投票率は過去2番目に低い48.63%だった。18日現在の期日前投票率は前回より大きく伸び2割を超えており、当日の動きも注目される。

 開票作業は市町村ごとに20日午後8時から順次始まり、最終確定は選挙区が21日午前1時20分、比例代表は同3時10分の予定。選挙人名簿登録者数は2日現在、130万6801人(男61万2493人、女69万4308人)。 

南日本新聞 | 鹿児島

1061OS5:2025/07/20(日) 15:46:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e8f94e9279ddff3096ca38df3a0ecc54ae1b255
岡山県選管が立民に口頭注意 「有料ネット広告」と指摘
7/18(金) 17:10配信

共同通信
 参院選岡山選挙区の立憲民主党新人国友彩葉氏(33)の陣営が、選挙期間中に公選法で禁止されている有料のインターネット広告を動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載した疑いがあることが18日、分かった。岡山県選挙管理委員会に外部から指摘があった。候補者名など有料なら公選法に抵触する恐れのある表示が確認されたとして、県選管が陣営に口頭で注意した。

 選管によると、17日に外部から指摘があり、その際に提出された資料で広告の静止画などを確認。「候補者名や候補者の顔が大きく表示されており、有料の場合は法に抵触する恐れがある」とした。

 立民県連は「対応を検討中でコメントできない」とした。

1062OS5:2025/07/20(日) 15:46:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b822e29326864d2a3355ce712269da424501a56
「思いもよらぬ新興勢力が…」“保守王国”群馬に異変 参政新人が自民現職を猛追 佐賀では自民・立憲が“横一線”【news23】【選挙の日、そのまえに】
7/18(金) 14:38配信
参院選の投票日が20日(日)に迫っています。JNNの情勢調査では、これまで自民党が圧倒的な強さを誇っていた群馬県で参政党の新人が自民現職を猛追しています。「保守王国」で一体、何が起きているのでしょうか?

【写真で見る】JNN インターネット調査では与党が厳しい情勢に

■自民・立憲が“横一線” 激戦の佐賀

九州有数の米どころ、佐賀県。参議院選挙で2010年から“負けなし”の自民党が危機感を強めています。

1議席を争う佐賀選挙区。JNNの情勢調査では、立憲民主党の新人と自民の現職が激しく競り合う展開となっています。

江藤拓 農林水産大臣(当時)
「私もコメは買ったことありません、正直。支援者の方々がたくさんコメをくださるんですね。まさに売るほどあります」

今年5月、佐賀市内の講演で江藤前農水大臣が失言。県内の農家からも不評を買っています。

コメ農家 古庄達治さん
「世間がコメがないと言いながら、あんな風に言うのはちょっとおかしいかなと。いくら農家でもコメはその年の自分たちの分しか持ってない」

3期目を目指す自民現職の山下雄平氏。逆風を感じながらの選挙戦です。

自民現職・山下雄平候補
「いま自民党というだけで、なかなか話を聞いてもらえないような状況です。しかし、この12年間、農村の声、地方の声を一番聞いてきたのは山下雄平だという自覚があります」

12年前に33歳の若さで初当選して以来、「最も厳しい戦いだ」と話します。

自民現職・山下雄平候補
「経済対策や物価高対策が十分でないことだったり、農業政策については生産者・消費者両側から違う立場での指摘をいただくことも多い。党と政府の“不人気”度合いと、自分が個人的に12年間築いてきた人間関係とのどっちを重視してくれるかの勝負なんじゃないかと」

激しく競り合うのは、立憲の新人、富永明美氏です。

立憲民主党 新人・富永明美候補
「何もかも値上がりして物価高と言われ、ずいぶん経ちました。それなのに給料も年金もほとんど上がらない。私は変えていけるんだということを訴えていきます」

国民民主党の県組織からも支持を受け、18年ぶりの野党系の議席獲得を狙います。

立憲民主党 新人・富永明美候補
「県民の怒りの積み重ねが今、来ているのかなと感じています。減税とコメは農業者への戸別所得補償制度の復活を願われる声が非常に多い。皆さんと一緒に変えていきましょうということを訴えていきたいです」

4人が立候補している佐賀選挙区。“接戦”の2人を参政党の新人が追いかけ、諸派の新人は厳しい情勢です。参政党の下吹越優也氏は…

参政党 新人・下吹越優也候補
「この失われた30年の中で我々の所得は全く上がっていない。まず優先的に日本人の生活を豊かにしてください」

佐賀選挙区では、このほかに諸派の松尾芳治氏が立候補しています。

争点となっている「物価高対策」。県内のスーパーでは切実な声が…

3人の子育て中(30代)
「子どもが大きくなるにつれ、食べる量も増える。1人当たりの量も多くなるから買うものも増える。安いものを探して割引とか狙って買ったりする」

年金で生活(70代)
「苦しい、年金生活者になると。コメは高い。なんとか食べていけるけど、やっぱり食べるだけじゃなくて他にも色々いるじゃないですか。もう少しみんなが楽しく暮らせるような世の中にしてほしい」

1063OS5:2025/07/20(日) 15:49:20
■「保守王国」群馬で…参政猛追

名物“湯もみ”で知られる草津温泉や、石段がシンボルの伊香保温泉など、日本有数の温泉街を有する群馬県。

こちらも1議席をめぐる争いですが、佐賀とは事情が異なっています。

群馬と言えば…

福田赳夫氏、中曽根康弘氏、小渕恵三氏、福田康夫氏と、戦後、4人の総理大臣を輩出してきた“保守王国”です。

自民党に逆風が吹いた2024年秋の衆院選でも県内5選挙区を独占しました。そんな“自民党一強”とも言える場所でいま、異変が起きています。

JNNの最新の情勢調査では、自民の現職・清水真人氏が一歩リードし、参政の新人・青木ひとみ氏が猛追。その後を立憲民主の新人・河村正剛氏が追う展開です。

自民党 現職・清水真人候補
「見えない何かが後ろから迫ってくる、そのような感じであります」

参政党 新人・青木ひとみ候補
「自民党王国その壁は分厚い、だけれども諦めないで、皆さんと一緒に新しい政治をここ群馬から一緒に作り上げていきたいんです」

「日本人ファースト」を掲げ、今回の参院選で“台風の目”になっている参政党。

群馬でも支持を拡大しています。青木氏がアピールするのは看護師として働いてきた経験です。

参政党 新人・青木ひとみ候補
「他の政治家には負けない思いがあります。それは看護師の道を選んだ時と変わらない、困っている人を一人でも多く救いたい。誰かの役に立ちたい、この思いは今も変わりません」

この選挙戦に手応えを感じているといいます。

参政党 新人・青木ひとみ候補
「参政党知らなかったんだけどテレビで観て『いいこと言ってるじゃん』と仰って来てくださる方も多いです」

ただ、中には参政党への“不信感”を口にする人も。

男性
「正直、参政党という党の考えにちょっと懐疑的な部分があるので、まずは青木さんとは思ってるんですけど」

参政党 新人・青木ひとみ候補
「減税、子育てをまず1本2本でやっていく」

その青木氏に猛追されているのが、自民の現職・清水氏です。情勢調査ではリードしていますが、演説では相手を意識した発言が目立ちました。

自民党 現職・清水真人候補
「今回、思いもよらぬ新興勢力が上がってきている。大変大変厳しい選挙戦ではあります。もうここまで来ると皆様方のお力にすがるより他ない。これくらい厳しい状況であります」

念頭にあるのはもちろん、参政党の追い上げです。

自民党 現職・清水真人候補
「同じ土俵である意味戦っているようで、戦っていないのではないかとも言える部分があるかな。(参政党は)ネット上の戦いが非常に優れているのではないか」

“相手の土俵に乗っても意味はない”と話す清水氏、戦略は「地道な声かけ」だといいます。

自民党 現職・清水真人候補
「今まで私どもを支持していただいた方々に、真摯に私たちの政策を訴えていく。その上で理解をしていただいて、一票を投じていただく」

児童養護施設などの支援に取り組んできた立憲民主党の河村氏。訴えたのは“現役世代への支援”です。

立憲民主党 新人・河村正剛候補
「子どもたちを支えるためには、親御さんの世代を支えていかなければいけないということに気づき、やはり働く人たちを支える政策を強く強く推し進めていかなければいけない」

演説を聞きに来た人
「一昔前だと“とりあえず自民”みたいなところだったが、いろんな情報を見て、そこに対して一歩立ち止まって考えて『どうしよう』と自分で(投票する)政党を考える人が増えてきた印象」

共産党の高橋保氏は消費税減税などを掲げています。

共産党 新人・高橋保候補
「当面緊急に(消費税を)5%に下げること。そして、インボイスを廃止すること。これを要求しています」

群馬選挙区ではこのほかに、諸派の井田雅彦氏と上楽宗之氏、無所属の辛嶋美紀氏が立候補しています。“保守王国”の議席を自民党が守るのか明け渡すのか。その行方が注目されます。

1064OS5:2025/07/20(日) 15:52:36
■「保守王国」群馬で…参政猛追

名物“湯もみ”で知られる草津温泉や、石段がシンボルの伊香保温泉など、日本有数の温泉街を有する群馬県。

こちらも1議席をめぐる争いですが、佐賀とは事情が異なっています。

群馬と言えば…

福田赳夫氏、中曽根康弘氏、小渕恵三氏、福田康夫氏と、戦後、4人の総理大臣を輩出してきた“保守王国”です。

自民党に逆風が吹いた2024年秋の衆院選でも県内5選挙区を独占しました。そんな“自民党一強”とも言える場所でいま、異変が起きています。

JNNの最新の情勢調査では、自民の現職・清水真人氏が一歩リードし、参政の新人・青木ひとみ氏が猛追。その後を立憲民主の新人・河村正剛氏が追う展開です。

自民党 現職・清水真人候補
「見えない何かが後ろから迫ってくる、そのような感じであります」

参政党 新人・青木ひとみ候補
「自民党王国その壁は分厚い、だけれども諦めないで、皆さんと一緒に新しい政治をここ群馬から一緒に作り上げていきたいんです」

「日本人ファースト」を掲げ、今回の参院選で“台風の目”になっている参政党。

群馬でも支持を拡大しています。青木氏がアピールするのは看護師として働いてきた経験です。

参政党 新人・青木ひとみ候補
「他の政治家には負けない思いがあります。それは看護師の道を選んだ時と変わらない、困っている人を一人でも多く救いたい。誰かの役に立ちたい、この思いは今も変わりません」

この選挙戦に手応えを感じているといいます。

参政党 新人・青木ひとみ候補
「参政党知らなかったんだけどテレビで観て『いいこと言ってるじゃん』と仰って来てくださる方も多いです」

ただ、中には参政党への“不信感”を口にする人も。

男性
「正直、参政党という党の考えにちょっと懐疑的な部分があるので、まずは青木さんとは思ってるんですけど」

参政党 新人・青木ひとみ候補
「減税、子育てをまず1本2本でやっていく」

その青木氏に猛追されているのが、自民の現職・清水氏です。情勢調査ではリードしていますが、演説では相手を意識した発言が目立ちました。

自民党 現職・清水真人候補
「今回、思いもよらぬ新興勢力が上がってきている。大変大変厳しい選挙戦ではあります。もうここまで来ると皆様方のお力にすがるより他ない。これくらい厳しい状況であります」

念頭にあるのはもちろん、参政党の追い上げです。

自民党 現職・清水真人候補
「同じ土俵である意味戦っているようで、戦っていないのではないかとも言える部分があるかな。(参政党は)ネット上の戦いが非常に優れているのではないか」

“相手の土俵に乗っても意味はない”と話す清水氏、戦略は「地道な声かけ」だといいます。

自民党 現職・清水真人候補
「今まで私どもを支持していただいた方々に、真摯に私たちの政策を訴えていく。その上で理解をしていただいて、一票を投じていただく」

児童養護施設などの支援に取り組んできた立憲民主党の河村氏。訴えたのは“現役世代への支援”です。

立憲民主党 新人・河村正剛候補
「子どもたちを支えるためには、親御さんの世代を支えていかなければいけないということに気づき、やはり働く人たちを支える政策を強く強く推し進めていかなければいけない」

演説を聞きに来た人
「一昔前だと“とりあえず自民”みたいなところだったが、いろんな情報を見て、そこに対して一歩立ち止まって考えて『どうしよう』と自分で(投票する)政党を考える人が増えてきた印象」

共産党の高橋保氏は消費税減税などを掲げています。

共産党 新人・高橋保候補
「当面緊急に(消費税を)5%に下げること。そして、インボイスを廃止すること。これを要求しています」

群馬選挙区ではこのほかに、諸派の井田雅彦氏と上楽宗之氏、無所属の辛嶋美紀氏が立候補しています。“保守王国”の議席を自民党が守るのか明け渡すのか。その行方が注目されます。

1065OS5:2025/07/20(日) 15:52:49

■JNN インターネット調査では与党が厳しい情勢に

藤森祥平キャスター:
終盤に差し掛かっている参議院選挙。勝敗の鍵を握ると言われているのが、32の「1人区」です。2022年の参院選では、与党が28選挙区、野党が3選挙区で議席を獲得しました。

しかし、JNNが土日にインターネット調査を行い、取材を加味して分析した最新の情勢では、与党の優勢が8選挙区、野党系の優勢が16選挙区、接戦が8つの選挙区と与党が厳しい情勢にあることがわかります。

ただ、今回の調査では約4割の人が「まだ投票先を決めていない」と答えています。この後、最終盤で情勢が大きく変わる可能性もあります。

小川彩佳キャスター:
与党がかなり苦戦しているという情勢です。

株式会社QuizKnock CEO 伊沢拓司さん:
高齢化が進んで、地盤や組織の力が弱まるということになると、与党に流れていた保守系の層が、保守風の政党が増えてきているので、そちらに流れているのが現状なのかなと思います。

ネットを通して、多様な選択肢が見えるのはいいことですが、一方でわかりやすさ・投票しやすさというのは、やはり警戒をした方がいい。分断やデマは、“わかりやすい”に直結しますが、それが本当に正しい選択なのかというのは難しいところですよね。

正しい情報を選ぶというのは、非常にわかりづらいことですから。今はまだ投票先を決めてない4割の方がいらっしゃるとすれば、じっくりと勉強して、時間もそんなにないのでジャンルを絞って、興味あるジャンルだけでも、様々なソースから学びながら苦しんで投票していただきたいと思います。

========
<プロフィール>
伊沢 拓司さん
株式会社 QuizKnock CEO
クイズプレーヤーとして活躍中

TBS NEWS DIG Powered by JNN

1066OS5:2025/07/20(日) 16:02:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/81cb74a84ef6ac082b064b14b011240f3476d2e9
「厚かましいことは自覚」 候補乱立の参院京都選挙区で野党のいまさらの一本化要望に反発
7/19(土) 12:56配信


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産経新聞
京都市内での演説に聞き入る有権者たち=13日、京都市下京区

20日に投開票される参院選の京都選挙区(改選数2)に候補者を擁立している野党や支援者が、選挙戦終盤になって、交流サイト(SNS)で、他の野党支援者に自党候補者への「戦略的投票」を呼びかける異例の事態となっている。反与党を結集させる狙いが背景にあるとみられるが、他の野党支援者からは「選挙前にすべきだ」「そちらが下りればいい」など批判が集まっている。

【ひと目でわかる】京都選挙区の戦いの構図

複数の情勢調査によれば、日本維新の会新人がリードし、自民党現職、共産党現職、立憲民主党新人らが追う展開。

これを受け、立民幹事長の小川淳也衆院議員は17日、「厚かましいことをよく自覚しつつ」としながらも、「比例は各支持政党。選挙区は対(自民現職)大同団結で(立民新人)への集中。この際大同団結の投票集中をお願い出来ないだろうか」とX(旧ツイッター)に投稿した。

また、これまで京都府知事選や京都市長選に共産党の推薦や支持を受けて立候補した経験のある福山和人弁護士も18日、立民、れいわ新選組、社会民主党の支援者に対して「(共産現職)への戦略的投票を心から呼びかけます」と投稿。「各候補や支援者の方々に対して大変失礼な事を申し上げているのは重々承知しています」とも書き込んだ。

いずれも、2位で自民現職が当選し、維新、自民で2議席となるよりは、1議席を野党で取りたいという背景が共通していると思われる。

だが、小川氏の投稿に対して、全国の一人区で野党一本化の過程で、共産の候補者が立候補を取りやめた経緯に触れ、「せめて現職のいる京都ぐらい譲りなさいよ」などとの批判が殺到。福山氏の投稿にも名指しされた野党支援者が反応し、「(共産現職)への撤退を呼びかけて下さい」といった投稿が相次ぐなど、野党支持者の間で反発が広がっている。



京都選挙区には、新実彰平(維新)、西郷南海子(れいわ)、酒井常雄(国民)、木村嘉孝(諸派)、谷口青人(参政)、山本和嘉子(立民)、倉林明子(共産)、西田昌司(自民)、二之湯真士(無所属)の9氏が立候補している。

1067OS5:2025/07/20(日) 17:59:25
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250714-OYT1T50044/
参院選の開票速報に登場する比例選の「特定枠」とは…自民党とれいわ新選組が利用
2025/07/20 14:00
#参議院選挙を知る

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 20日に投開票を迎えた参院選。人口減少や都市と地方の人口差の拡大を踏まえ、参院の選挙制度は改正が続いている。比例選で顕著な例が「特定枠」だ。

 2019年の参院選比例選から始まった特定枠は、選挙区で16年に始まった合区への不満を背景に編み出された。選挙区の合区は、「1票の格差」を是正するために導入された。有権者の少ない隣り合う2県で1選挙区を構成し、改選定数1の1人区で、現状では「鳥取・島根」「徳島・高知」の2選挙区が該当する。

参議院本会議
 選挙区が県境を越えて広がり、2県のうち1県にとっては縁もゆかりもない議員が誕生する可能性があり、有権者や政党支部から反発が出ていた。合区導入で政党支部が「2県で1人」しか候補を出せなくなったことから、自民が特定枠の導入を主導した。

 政党が指定した特定枠候補は、個人名の票数に関係なく、各政党に割り振られた議席の枠内で、ほかの候補に優先して上位当選することができる。選挙区で出られなかった候補を比例選に回し、ほぼ確実に当選できるようにすることで、「救済」する色合いが強い。

 比例選の候補者名簿に特定枠を設けるかどうかは各政党の判断にゆだねられている。党利党略への批判が根強い一方、知名度や組織票を持たない候補も当選できるため、幅広い人材にチャンスが生まれる面もある。

 3日の公示では、自民とれいわ新選組が特定枠の利用を届け出た。22年は自民2人、れいわ1人がそれぞれ特定枠で当選した。

1068OS5:2025/07/20(日) 18:01:25
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071900262&g=pol
石破政権「50」が分水嶺 参院選、焦点の議席数【25参院選】
時事通信 政治部2025年07月20日00時07分配信
【図解】参院選注目の数字
【図解】参院選注目の数字

参院選の街頭演説を聴く有権者ら=19日、東京都新宿区

 参院選(20日投開票)は、石破茂首相(自民党総裁)が必達目標とする「非改選を合わせた与党過半数維持」のため、自民、公明両党で計50議席に届くかが最大の焦点だ。成否は首相の進退論に発展する可能性が高く、政権の分水嶺(れい)となる。自公は苦戦が伝えられ、必死の巻き返しを図った。野党各党は改選過半数の63議席の獲得を目指しており、さらにどこまで勢力を伸ばせるかが注目される。

過半数焦点、政権に影響 野党の伸び注目、石破首相21日会見へ―参院選、20日投開票【25参院選】

 ◇自民過去最少36

 参院の総定数は248。今回は半数の124(選挙区74、比例代表50)に加え、非改選の東京選挙区の欠員1の補充を含めた計125議席が争われる。与党の非改選議席は75(自民62、公明13)のため、参院全体の過半数(125)を保つには計50議席を得る必要がある。

 改選される与党の議席は66(自民52、公明14)。首相の目標は16減らしても達成できるため「甘過ぎる」との見方があった。だが、選挙戦が進むにつれて苦境が鮮明になり、与党内でも「50議席取れるかどうか」(自民幹部)といった厳しい声が上がる。参院選で自民の最少獲得議席は1989年の36議席で、当時の宇野宗佑首相は大敗の責任を取って退陣した。仮に今回「36」を割り込めば石破政権の存続は極めて困難となる。

 連立政権を組む公明は昨年10月の衆院選、今年6月の東京都議選に続く「政治決戦」で議席減の流れを食い止めたいところだ。参院選での過去最低の9議席と同水準にまで落ち込んだ場合、自公「50」の確保は遠のく。

 ◇野党伸長も

 立憲民主党など野党は改選議席の過半数となる63議席を軸に、どこまで議席を伸ばせるかがポイントだ。参政党(改選1議席)は躍進すると伝えられ、目標を20議席に引き上げた。非改選1と合わせた21人の参院議員を抱えることになれば、参院に予算を伴う法案を提出できる。

 衆院は既に少数与党のため、今回の参院選は事実上の「政権選択選挙」と言われた。野党が参院で多数派を握った場合でも「非自民」で大同団結し連立政権をつくる機運は今のところ乏しい。ただ、各党の獲得議席は新たな政権の枠組みに影響を及ぼす可能性がある。

1069OS5:2025/07/20(日) 18:01:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/db0ec3537d13967bc9fdc4fa93b35e87cd55a54f
参院選和歌山選挙区の結果はどうなる 続く保守王国の分裂騒ぎ、激戦を制するのはだれか
7/19(土) 15:09配信


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産経新聞
立候補者の演説に聞き入る支持者ら=和歌山市

20日に投開票される参院選の和歌山選挙区(改選数1)は、過去最多の7人が立候補している。和歌山県は保守地盤の強い土地柄だが、二階俊博・自民党元幹事長と世耕弘成・自民党前参院幹事長の県政界重鎮2人の対立に起因する「保守分裂」を軸に、これに割って入ろうとする勢力もあり混戦となっている。

【写真】自民・森山幹事長「極めて異様な選挙」世耕弘成氏を批判

自民の公認候補は二階氏の三男で元秘書の二階伸康氏(47)。昨年10月の衆院選和歌山2区で無所属の世耕氏に敗れ、今度は参院での当選を目指している。公認を決める県連の役員投票で二階伸康氏に敗れた元有田市長の望月良男氏(53)は無所属で立候補し、世耕氏が全面支援。無所属新人で不動産会社役員の末吉亜矢氏(54)も自民党に近く、保守層などへの浸透を目指している。

野党側は、日本維新の会新人の元県議、浦平美博氏(53)が立憲民主党との候補者一本化を経て立候補している。共産党新人で党県副委員長の前久氏(69)は4度目の挑戦で「自主投票」とする立民支持層などにも支持をアピールしている。

参政党新人で訪問看護会社役員、林元政子氏(51)は「日本人ファースト」を掲げ、看護師や子育ての経験も踏まえたアピールを続けている。政治団体「NHK党」新人の元総務省職員、本間奈々氏(56)は「親中、媚中」への反発を強く訴えている。

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12、13日に実施した情勢調査では、リードする望月氏を二階氏が猛追し、それに林元氏が続く展開。終盤に情勢が変わる可能性もあり、候補者たちは懸命に支持を訴えている。

1070OS5:2025/07/20(日) 18:03:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9b26311ff5fdd1fc370b7420d8b81b20842d2d6
【乱戦比例 参院選くまもと㊤】公明 裏金の余波「みそぎは済んだ」
7/16(水) 9:15配信

熊本日日新聞
参院選での支持を訴える公明党の街頭演説=14日、熊本市中央区

 「今回は極めて厳しい選挙であります。われわれ自民党、公明党の皆さんとともに何とか勝ち抜かせていただいて、もう一度、日本を強い国にしていきたいと心から思っております」

 13日、菊池市のふるさと創生市民広場。参院選熊本選挙区に立候補した自民現職の馬場成志氏(60)の応援で駆け付けた石破茂首相は、物価高対策の給付金などの公約をアピールし、自公政権への支持を呼びかけた。会場には、建設業や商工会、農業といった自民の友好団体ののぼり旗がずらり。前列には「公明党」の旗もはためいていた。

 連立を組んで26年目に入った両党。今回も選挙区では複数区で自民が公明候補に推薦を出し、代わりに公明が、候補を出していない熊本など改選1人区で自民候補を支援する「相互推薦」で連携する。熊本選挙区でも馬場氏に対し「全国でもかなり早い段階」(県本部)で推薦を出した。しかし比例代表では、自民の友好団体が立てた組織内候補と公明が保守票を奪い合う構図だ。

(写真:熊本日日新聞)

 公明は今回、比例代表で全国700万票を目標に掲げる。熊本県内は10万票。ただ、簡単な目標ではないことは、過去の結果が物語っている。

 参院選で公明が獲得した県内の比例票は、2007年の14万2769票をピークに減少。直近では19年が9万6023票、22年が9万9181票と10万票を下回っている。

 14日午後、熊本市中央区の新市街アーケードに、比例代表で3選を目指す公明現職の河野義博氏(47)の姿があった。「猛烈な大逆風、新興勢力が猛威をふるっている。当選圏内ではない。なんとしても押し上げてください」と声をからした。

 昨秋の衆院選では、自民との近さが裏目に出た。自民派閥の裏金事件など「政治とカネ」の逆風にあおられ、公明は公示前の32議席を24に減らした。比例代表の得票数も初めて全国で600万票を割り込んだ。自民の裏金議員に公明が推薦を出したことで「自民と同じに見られてしまった」と県内の公明関係者は話す。

 ただ、今回は「ペナルティーを受け、みそぎは済んだ」との声も聞かれる。支持母体・創価学会の県内関係者は「政治とカネの逆風はあまり感じない。組織票は固まっている」と言う。一方で「参政党など新興勢力に票が流れている」と見立てており、「厳しい現状は変わらない」と表情を引き締めた。

 自公は衆院選後に少数与党となり、国会運営は厳しさを増した。法案や予算案を通すために野党の協力が必須となり、政府予算が成立したのは年度末ぎりぎりの3月31日午後だった。

 公明県本部の城下広作代表は言う。「まずは自公による政権の安定が必要だ。その中で、自民に言うべきことは言う。そのためにも、公明にある程度の議席が必要なんだ」

   ◇   ◇

 参院選も終盤戦を迎え、全国を舞台に50議席を争う比例代表の戦いが県内でも熱を帯びる。既存政党や勢いを増す新興政党が入り乱れて戦う現場を追った。(参院選取材班)

1071名無しさん:2025/07/20(日) 18:03:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/02ca7cc73f027028dd5d28bf2186a90af4ea445d
【乱戦比例 参院選くまもと㊥】「選挙区の票とは別物」…統一候補、党勢拡大つながらないジレンマも 立民、国民、社民、共産
7/17(木) 9:29配信
 「私たちは労働者、生活者。だからこそ分かることがある。企業・団体献金ばかりに頼るような自民党政権から変えていかなければならない」

 参院選中盤の11日朝、熊本市役所前。比例代表で再選を目指す立憲民主党現職の岸真紀子氏(49)が、雨の中を登庁する市職員に支持を呼びかけた。岸氏は自治体職員の労働組合「自治労」出身。熊本選挙区で立候補する立民新人の鎌田聡氏(60)も並んだ。

 比例代表での立民の県内得票は2019年は8万千票余り、22年は約6万6千票と低落する。今回は自民党と接戦を展開する選挙区と連動する戦略で10万票を期待する。

 集票の中心を担うのが、労働組合の中央組織・連合だ。比例代表では、傘下の産業別労組(産別)出身で立民と国民民主党の現職・新人計10人を推薦している。

 参院選の比例代表は候補者票の多い順に当選が決まる「非拘束名簿式」。同じ党でも議席を競い合うライバルとなる。12日には立民現職でNTT労組を中心とする情報労連出身の吉川沙織氏(48)も来熊し、同じ産別出身の鎌田氏と集会や街頭演説で支持を訴えた。

(写真:熊本日日新聞)

 鎌田氏は立民のほか国民、社民党、共産党といった県内の主要野党が統一候補として推す。しかし、立民以外の党は連携による比例票の上積み効果が見通せない。

 24年の衆院選で躍進した国民は、参院選の比例候補の擁立を巡る混乱もあったが、6月の東京都議選では議席をゼロから9に一気に伸ばした。熊本県連の島津哲也幹事長は「生活のために掲げた政策が響き、勢いが戻ってきた」と受け止める。

 国民県連は今回の比例代表の県内得票を、24年衆院選の約5万4千票を上回る水準に設定した。選挙区では鎌田氏の浸透を図りつつ、比例では4人の産別候補を売り込む。ただ、国民系の労組幹部は「鎌田さんと自分たちの候補の票の伸びは別物。立民系の産別とは違う」と悩みも明かす。

 「ミサイルよりもコメ、暮らし、平和を」。7日、熊本市。社民の福島瑞穂党首が推薦する鎌田氏と街頭演説した。県連合はこの様子をユーチューブでPRした。今泉克己代表は「推薦の効果だ」と胸を張る。

 社民は支持者の高齢化に直面し、政党要件維持の瀬戸際に立つ。県内の得票目標は3万票超を掲げるが、野党が総じて減税を掲げる中で、存在感を示せるかが党存続のカギとなる。

 共産は、距離を置く連合が立民を支援することに配慮し、今回も選挙区では鎌田氏の「自主的支援」にとどまる。

 共産の比例得票は県内で19年約3万9千票、22年約2万6千票と減少が続く。今回は5万7千票が目標だが、比例には県関係候補もなく、県委員会の松岡勝委員長は「こんなに厳しい条件は初めて」と語る。

 自民の「県内一強」打破を目指す連携が、野党全体の党勢拡大につながらないジレンマ。松岡氏は自らに言い聞かせるように力を込める。「選挙区で野党が1議席を取ることに意義がある。苦しいが、民主主義を守ることが見返りだ」(参院選取材班)

1072OS5:2025/07/20(日) 18:04:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/473b8b0ded08e9a2f4ecc7312a87c2b12aec42b1
【乱戦比例 参院選くまもと㊦】新興勢、無関心・保守層に照準 参政、維新、れいわ、NHK党
7/18(金) 9:15配信

熊本日日新聞
参政党の神谷宗幣代表(中央右)の演説に気勢を上げる人々=12日、熊本市の下通アーケード

 「日本の未来を考えてつくったのが参政党。お金もバックもない。ずっと訴えてきたのは国民の暮らしを守ること。日本の中間層を元気づけて経済的に豊かな国にしよう」

 12日、熊本市中央区の下通アーケード入り口。参政党の神谷宗幣代表が姿を現すと、詰めかけた聴衆から「日本を変えてくれ」と歓声と拍手が湧き起こった。党のユーチューブで配信された演説の動画には「この一体感すごいよ!」「熊本県民の皆様、共に応援していきましょう」といったコメントが並んだ。

 参政は今回、全選挙区に候補者を擁立し、非改選を含め単独で法案提出ができる10議席の獲得を目指す。改選数が2人以上の選挙区などを「重点区」と位置付けて当選を目指し、比例代表では選挙区の戦いを通じて票の掘り起こしを図る戦略で臨む。

 2022年の前回参院選では熊本選挙区で約7万8千票を獲得し、比例も3万票を超えた。神谷代表は今回の比例の目標を10万票と定め、「とにかく1人でも多くの人に候補者に会ってもらうことが必要」とハッパをかける。

(写真:熊本日日新聞)

 参政は消費税の段階的廃止や0〜15歳の子ども1人に毎月10万円を支給する公約を掲げ、今まで政治に関心のなかった層や子育て世代への浸透を図る。交流サイト(SNS)で参政を知ったという30代の男性会社員は「今までは政治に興味がなかったが、参政党は等身大で政治を身近に感じさせてくれる」と話す。

 「日本人ファースト」のキャッチコピーに加え、街頭演説で国旗を掲げるなど保守層にも照準を合わせる。党県連会長の高井千歳氏は「国旗や国歌を大切にするのは当たり前。日本の歴史や文化を大切にするのが党の方針」と話す。

 一方、熊本選挙区で候補者を擁立せず「自主投票」とした日本維新の会は比例票の獲得に苦戦する。

 「マラソンの松野明美です」。7日昼、維新の松野明美参院議員(非改選)は、ランニングウエアで熊本市の中心市街地を〝遊説〟した。行動を共にしたのは熊本選挙区に立候補する立憲民主党新人の鎌田聡氏(60)。ただ、松野氏がこの場で維新への支援を呼びかけることはなかった。

 熊本市議や県議を務めた松野氏が、22年の参院選の比例代表で初当選した時、県内で維新が獲得した約7万7千票は野党の中で最も多かった。しかし、維新は24年の衆院選で議席を減らし、今年6月の東京都議選ではゼロになるなど関西圏以外では伸び悩む。

 熊本選挙区で維新県総支部は、鎌田氏の自主支援をいったん決めたものの、政策の違いから党本部の意向で自主投票にトーンダウンした経緯がある。比例代表でも県内の獲得目標は立てず、県総支部の幹部は県外の選挙区での公認候補の支援に出向く。「県内で『維新』と声高に訴えれば、選挙区での野党連携に水を差しかねない」。幹部の言葉に中央と県内で異なる野党の距離感にジレンマがのぞく。

 れいわ新選組は、8日に山本太郎代表が熊本入りし、消費税廃止を訴えた。政治団体「NHK党」は、新人の立花勝樹氏(57)が比例票の掘り起こしを狙う。(参院選取材班)

1073OS5:2025/07/20(日) 18:05:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc43e0d3dca6996fc435590465a2206433941ceb
「二階VS世耕」第2ラウンド白熱…「思いを一番受け継いでいる」「和歌山の空気を入れ替えてくれ」
7/18(金) 5:01配信

読売新聞オンライン
 参院選の和歌山選挙区では「二階VS世耕」の第2ラウンドが白熱している。

【図】一目でわかる…候補者の「顔」が得票に影響するらしい

(左から)二階俊博氏、世耕弘成氏

 「地方の課題を引き受け、モデル的にチャレンジしていく和歌山を世耕先生と作っていく」

 9日夜、御坊市の商工会館で開いた集会。無所属で出馬した前有田市長の望月良男(53)はこう決意を語った。これに先立ち、前自民党参院幹事長で、衆院議員の世耕弘成(62)は「和歌山の政治の空気を入れ替えてくれ。これが県民の多くが感じている気持ちだ」と熱弁をふるった。

 御坊市は歴代最長の5年超にわたって自民幹事長を務めた二階俊博(86)の出身地。世耕はそこに乗り込み、選挙戦で初めて表立ってマイクを握った。

 自民派閥の政治資金問題で離党勧告処分を受け、昨年4月に離党。10月の衆院選では、参院からくら替えして同市を含む和歌山2区から無所属で出馬し、俊博の三男で、自民公認の伸康(47)を3万票差で下した。

 自民県連は今回、和歌山選挙区の候補者を公募した。世耕に近い望月と伸康が選考に残り、2月に地方議員らが投票した結果は、望月46票、伸康82票だった。

(写真:読売新聞)

 公認を得た伸康は、靴底がぼろぼろにすり切れるまで1人で大票田の和歌山市内で辻立ちを行った。父の「候補者はもがいている姿を見せるものや」という言葉を実践した。

 公示後は組織戦を展開しており、8日夕には御坊市内のJA(農業協同組合)の施設で「パンダの繁殖研究の再開を目指して、動きたい」と力説した。

 白浜町のテーマパークで飼育されていたジャイアントパンダ全4頭は6月に中国に返還されたばかりだ。中国と深いパイプを持つ父を見習って、パンダを呼び戻す決意を示した。

 応援に駆けつけた首相の石破茂(68)も「二階先生の思いを一番受け継いでいるのが伸康さんだ」と持ち上げてみせた。

 衆院選から続く保守分裂は、修復不可能な段階まで進んでいる。

 望月は公募の際、「選ばれた候補を応援する」とした誓約書を県連に提出しており、参院選には離党届を提出して臨んだ。同様の誓約をしている自民の地方議員は処分を恐れてか、表で望月を推す動きは見られない。

 代わりに世耕の秘書らが全面支援に回り、世耕は「比例は公明」と呼びかけ、自主投票を決めた公明党に秋波を送っている。

 伸康は農業や建設業などの支持固めを徹底する。連立を組む公明の推薦は得られず、伸康の演説会に参加した元県議は「石にかじりつき、はいつくばり、泣きながら、戦う以外ない」と訴える。

 選挙戦では別の不安要素も降ってわいた。地元選出で伸康を支える参院議員の鶴保庸介(58)が8日、和歌山市の演説会で「運のいいことに能登で地震があった」と失言したことだ。

 陣営の危機感がピークに達すると、俊博が動き出した。10日に世界遺産・熊野那智大社のある那智勝浦町、11日には田辺市を相次いで訪問し、「みんなで力を合わせてやりましょう」などと頭を下げた。

 幹事長の森山裕(80)は15日、みなべ町での会合で、世耕や望月陣営を念頭に、こうくぎを刺した。「弘法大師が真言宗をお開きになった和歌山にふさわしい政治行動が行われることを願う」

 一方、野党は立憲民主党と日本維新の会が候補者を一本化したものの、協力態勢までは築けなかった。

 維新新人の浦平美博(53)は9日、和歌山市の街頭で「社会保険料の問題にしっかりとメスを入れない限り、手取りが増えない」と声をからした。

 立民は、維新が野党候補を一本化するために提唱した「予備選」に応じ、公認候補予定者を取り下げた。全国でほかに実現したのは岐阜だけだ。世論調査の上位者を勝者とする仕組みで、敗者に応援義務はない。

 維新共同代表の前原誠司(63)は7日、同市に応援に入った際、こう強調した。「二階、世耕両氏の代理戦争はもう懲り懲りだ。政治の流れを変えよう」

 とはいえ、立民と維新の協力もうまくはいかなかった。維新内には立民の支援を期待する向きもあったが、浦平を応援する動きは見られない。自主投票を決めている立民の支持母体である連合和歌山の幹部も「維新は大阪で公務員労働組合とバチバチやった。票は行かないだろう」とみている。(敬称略)(太田晶久、和歌山支局 豆塚円香)

1074OS5:2025/07/20(日) 18:05:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/01cd5e127e9c9e4ab05dc4e7f2b7bfb97a32df43
【参院選・激戦区ルポ】二階陣営は「パンダは失敗だったかも…」 和歌山・二階氏vs.世耕氏の仁義なき「紀州戦争」 
7/17(木) 18:32配信


 参院選・和歌山選挙区(改選数1)の「紀州戦争」が激しさを増している。

 自民党は二階俊博元幹事長の三男、二階伸康氏を擁立。一方、安倍派の裏金事件で自民を離党した元経産相の世耕弘成衆院議員は、元有田市長の望月良男氏を“刺客”として送り出し、支援している。昨年10月の衆院選和歌山2区で、自民公認の二階伸康氏と無所属となった世耕氏が争い、世耕氏が圧勝した「紀州戦争」。その第2ラウンドが、参院選で繰り広げられているのだ。

【写真】追い込まれた二階陣営が出した「緊急通知」

 選挙戦も残すところ1週間ほどとなった7月中旬、二階氏陣営は支援者に、

〈緊急通知 情勢緊迫 一票一票の獲得に全力を!!〉

 という文書を発出した。記者はその文書を入手したが、そこには危機感があふれる文言が並ぶ。

〈戦いは最終局面、和歌山の命運を懸けた“正念場”です〉

〈いま動かなければ、すべてが失われる――その崖っぷちに、私たちは立っています〉

〈すべてはこの一週間にかかっています。これまでの努力を、ここで無にしてはなりません〉

 文書を出すきっかけになったのは、7月8日のあの“失言”だった。石破茂首相が二階氏の応援に和歌山に駆け付けたが、その到着前に演壇に立った鶴保庸介参院議員が、

「運のいいことに、能登で地震があったでしょ」

 と発言し、大炎上。鶴保氏は謝罪して発言を撤回し、参院予算委員長も辞任したが、沈静化する気配はない。16日には石川県町村議会議長会が自民党本部に「厳しい指導と適切な処分を要請する」という抗議文を出している。

 実は自民党の情勢調査では、“鶴保失言”の前まで、和歌山選挙区の二階氏と望月氏はほぼ横並びだった。だが、俊博氏の時代から二階氏陣営を支えてきたA氏は、「鶴保氏の失言があった後の調査では、5ポイント以上の差がついてしまった」と言って頭を抱える。

「競り合っている一番大事な時期に、あの発言は致命的。鶴保氏は俊博氏の“弟子”ともいえる存在ですからね。失言後、一気に支援がしぼんでしまい、まさに選挙戦をぶち壊したようなものです。ゆえに『緊急通知』を出すしかなかった。さらに言えば能登半島のある石川選挙区も、自民党候補が優勢だったのに、野党候補に差を詰められ大苦戦と聞いています」

■「和歌山の空気の入れ替えを」

 一方の望月氏陣営は、このタイミングを逃さなかった。鶴保氏の発言の翌9日、これまで望月氏のバックアップにとどめていた世耕氏が、御坊市であった集会で初めて前面に立ってマイクを持つと、

「自民党の議員がとんでもない発言をした」

 と言った後、

「和歌山の空気の入れ替えを実現しなければならない」

 と訴えた。また世耕氏は自身のXでも鶴保氏の発言をとりあげ、

〈これはあまりにも酷い発言です〉

〈あまりにも県民の気持ちから乖離した発言。こんなこと和歌山県民一人たりとも思っていません〉

 などと批判を展開した。

 望月氏陣営の地方議員B氏は、こう話す。

「世耕先生の風向きを読む感覚は抜群です。“鶴保失言”をチャンスだと読み、攻勢に転じたのでしょう。鶴保批判に、支援者は拍手喝采だった。世耕先生も、会場の盛り上がりに満足そうだった」

1075OS5:2025/07/20(日) 18:06:14
■「人間関係が大切ではないか」

 これに対して焦る自民党では、森山裕幹事長が7月15日に和歌山入り。これまで和歌山では二階俊博氏はじめ自民党が強固な保守基盤を築いてきたことを念頭に、

「和歌山らしくない、このような選挙。少しおかしな選挙でありまして、異例で、異様」

 と苦言を呈し、さらに「紀州戦争」を仕掛けている世耕氏をこう批判した。

「優秀で能力がある方だが、今回は理解できない」

「(世耕氏は)安倍晋三首相が期待して育てられた方。しかし安倍政権を支えていたのは、幹事長の二階(俊博)氏でした。その関係もわかっておられる。今は(世耕氏は)自民党ではないが、人間関係を大事にして生きていくのが大切ではないか」

 すると、世耕氏は森山氏に対抗するように、17日に和歌山市内であった集会に1000人ほどの支援者を集めてこう訴えた。

「(昨年の衆院選は)私の圧勝だった。皆様のもう一回がんばれという応援があってのこと。私は安倍さんのそばでずっと仕事をしてきました。真の保守政治とは何かということを教えてもらいました。望月さんこそ間違いなく真の保守政治を取り戻してくれる」

■町長が世耕氏の「脅し」を暴露

 両陣営の激しい攻防の中で、二階氏を支援する由良町の山名実町長は、自身のFacebookで、こんな“暴露”をした。

〈7月6日に世耕衆議院議員からこのような内容の電話がありました。いきなり、私に「動かないで下さい」「SNSの拡散はしないで下さい」「私らは必ず勝ちます」「これからの関係が大切でしょう」と、私はびびりました〉

〈望月候補との戦いの中で世耕議員からこのような電話が来ると言うのは脅しにあたると思います。動くなと言うことは選挙の自由の妨害にもあたると私は思います。このような事が許されるのでしょうか?〉

■パンダ外交をめぐっても応酬

 この激しい「戦争」に巻き込まれたのが、「パンダ」だ。

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)最大のセールスポイントだったパンダ4頭が6月末に中国に返還され、話題になった。日本と中国の「ジャイアントパンダ保護共同プロジェクト」の契約期間満了に伴うものだが、和歌山ではパンダの再貸与を求める機運が高まっている。かつてパンダ外交を後押ししてきたのが、日中友好議員連盟の会長も務めていた二階俊博氏。俊博氏と中国との親密な関係は知られるところで、伸康氏も秘書としてそれに接してきた。そのため二階氏は参院選の演説で、

「パンダを白浜に戻したい。中国と交渉したい。そのためには参議院議員のバッジが必要なのです。地域の経済効果は1300億円」

 などと何度も訴えた。するとこれを踏まえて世耕氏は自身のXで、こう切り返したのだ。

〈パンダは大きな観光資源であるし、帰ってきたらとても嬉しい話だが、一方で私はパンダに関して政治家は関与や中国に対する「お願い」をすべきでないと思っている〉

〈そうでないと相手のパンダ外交に乗せられてしまうことになる〉

 これについて二階氏陣営のA氏は、

「パンダは失敗だったかもな。受けていない」

 と暗い表情だ。

 対する世耕氏陣営のB氏は、笑みをこぼす。

「鶴保氏の失言にパンダと、二階氏側はこちらが反撃できるネタをよく提供してくれます。オウンゴール連発だ」

 パンダも取りざたされる「紀州戦争」の行方はいかに?

(AERA編集部・今西憲之)

*  *  *

 和歌山選挙区ではこのほか、日本維新の会の浦平美博氏、共産党の前久氏、参政党の林元政子氏、NHK党の本間奈々氏、無所属の末吉亜矢氏が立候補している。

今西憲之

1076OS5:2025/07/20(日) 18:09:27
https://mainichi.jp/articles/20250718/k00/00m/010/248000c
参院選東京選挙区 7位でいい?最後の1枠巡る各陣営の攻防

毎日新聞
2025/7/18 18:26(最終更新 7/18 19:50)
819文字
参院選東京選挙区の候補者とともに必勝コールをする街頭演説の聴衆ら=東京都立川市のJR立川駅前で2025年7月13日午後1時35分、柳澤一男撮影
 32人が立候補した参院選(20日投開票)の東京選挙区は、改選数6に加え、非改選の欠員補充1を合わせた計7議席を争う。当選枠が広がった一方、補選分に当たる7議席目の任期は3年となる。6位以内の当選を目指す陣営も多い中、「何としてでも議席を」と最後の1枠への滑り込みを狙う陣営もある。

 「ここまできたら、7位でいいからとにかく当選してほしい」

 終盤戦に入り、立憲民主党候補の陣営関係者はこうつぶやいた。報道機関の情勢調査では、立憲候補の2人は当落ライン上で激しく競り合っている、との情報もあるためだ。

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 参院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選される。今回の7議席目となる欠員補充は、2022年に当選した蓮舫氏が24年の都知事選に立候補して自動失職したことによる。このため、7位当選者は補選当選扱いとなり、3年後に再び改選となる。総務省によると、合併選挙が行われたのは1950年の北海道、62年の東京、92年の埼玉、2022年の神奈川の4回で、今回は5例目という。

 一方、「7位はダメ」な陣営はどんな事情なのか。「6位以内に入らなければ、3年後は大変なことになる。党として7位では厳しい」。自民党候補の陣営幹部はこう話す。公明党都本部幹部も「3年後は現職がいるので、7番目なんて考えない。6位までだと思っている」と言い切る。

 自公と共産党、れいわ新選組に共通するのは、3年前の参院選東京選挙区で当選した非改選の議員がいることだ。特に自民は2人いる。今回、7位当選になった場合、3年後の28年の参院選で改選組が1人増えてしまう。

 3年後の同選挙区に非改選議員がいない党派の間でも、6位以内に入りたいとの声は大きい。今回、立憲候補の別の陣営幹部も「7番手で当選しても任期は3年だから、当然、6番目までを目指す」と話し、日本保守党の候補者も「3年では短くて仕事ができない。やはり6年間、議員として活動したい」と話す。【遠藤龍、柿崎誠、柳澤一男】

1077OS5:2025/07/20(日) 18:12:28
https://www.asahi.com/articles/AST7L3FGTT7LUTFK00SM.html
参院選最終盤、遊説低調な石破首相 「回ると票が減る」透ける不人気
有料記事

鈴木峻 富永鈴香2025年7月18日 19時44分
 参院選が最終盤を迎える中、石破茂首相(自民党総裁)の応援演説が1日あたり1〜2カ所程度にとどまり、歴代首相と比べ極めて低調だ。地元陣営が首相に応援演説を要請していないのが原因で、支持率低迷の首相の党内での不人気ぶりがあらわになっている。

 投開票日まで2日に迫った18日、首相は激戦が続く滋賀、神奈川両県に入ったが、この日の遊説はそれぞれ1カ所ずつのみ。滋賀県の会場では首相の演説への反応は薄く、演説後は大多数の人たちが首相の去り際を見届けることなく会場を後にした。

 首相の応援演説をめぐっては前日17日は長崎県内の1カ所だけ。党関係者によると、この日調整していた佐賀県での遊説は候補者との日程が合わず、取りやめたという。ある激戦区の党県連関係者は、首相の応援演説を「要請していない」と明かす。参院現職は「首相が回れば回るほど票が減る」と突き放す。

1078OS5:2025/07/20(日) 18:15:09
https://www.sankei.com/article/20250719-ZOFCXFTO5JMS3PTSYGAHLFR7PE/?outputType=theme_election2025
参院選大阪選挙区、結果どうなる 4議席を19人が争う、2議席目指す維新は票分散がカギ
2025/7/19 18:00
20日に投開票される参院選で、全国で大阪選挙区の結果が注目されている。改選数4に19人が立候補し、このうち18人が新人の激戦区だ。

19候補のうち、昨年の衆院選で府内全19選挙区で全勝した日本維新の会から新人2人が立候補。過去3回の参院選に続く2議席維持を目指すが支持票の分散が課題となる。


全国的に支持を伸ばす参政党は、元大阪府吹田市議の神谷宗幣代表が選挙期間中に2度応援に入り大阪を党の「ルーツ」とアピールして初の議席獲得を狙う。

昨年の衆院選で候補を立てた15選挙区で維新に全敗した自民党は、前職が出馬を断念。選挙戦直前の緊急公募で6月に候補者を擁立し党勢回復を急ぐ。「常勝関西」を誇ってきた公明も、昨年の衆院選では維新に府内4小選挙区で全敗しており、現職の議席維持が至上命令だ。


立憲民主党は支持母体の連合大阪からの要請により、昨年の衆院選で支持を伸ばした国民民主党と候補者の一本化を模索したものの実現せず、それぞれ独自に新人を擁立して結党以来初の議席獲得を目指す。

新人を擁立した共産、れいわ新選組、日本保守党の野党各党はそれぞれ、政権や維新との対決姿勢を示して両者に対する批判票の取り込みを図り、諸派新人7人と無所属新人2人も支持を訴えている。

1079OS5:2025/07/20(日) 18:16:13
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025071700832&g=pol
石破首相遊説、長崎1カ所のみ 参院選応援「拒否」の陣営も【25参院選】
時事通信 政治部2025年07月17日20時31分配信
石破茂首相の演説に耳を傾ける聴衆=17日、長崎市
石破茂首相の演説に耳を傾ける聴衆=17日、長崎市

 石破茂首相(自民党総裁)は17日、長崎市内の会議場で参院選候補の応援演説を行った。同日の遊説はこの1カ所だけで、投開票日を3日後に控えた最終盤としては異例。党関係者によると、複数の陣営が首相の応援を断ったといい、「党の顔」として不人気ぶりが浮き彫りとなっている。

 「ぜひ力を貸してください。厳しい情勢だ」。首相は約600人の聴衆を前に支持を訴えた。長崎選挙区は1人区の一つで、自民現職と国民民主党新人が接戦を展開している。

 首相の演説は15日が4カ所、16日は2カ所だった。15〜17日の計7回のうち、屋内での演説会が5回を占めた。本来、首相は街頭で支持を訴えて無党派層や他党の支持者を取り込む役割が期待される。2022年の前回参院選で、当時の岸田文雄首相は同時期の3日間に14回演説し、屋内は1カ所のみだった。

 党大阪府連の青山繁晴会長(参院議員)は17日、青森市で記者団に「首相と閣僚が入るたびに票が減っている」と批判した。首相が16日に大阪で演説した際は「反対し、同行しなかった」という。

 青山氏はまた、「大分とか岐阜とか(応援演説を)断っている」と指摘。西日本のある県連関係者は、首相の応援を「断ったが、党本部に押し切られた」と明かした。

 首相周辺は街頭演説の回数が少ないことについて「選挙終盤は(情勢を)ひっくり返さないと意味がない。遊説は頼まなくても投票してくれる人しか来ていない」と説明。首相自らが電話で支持拡大を呼び掛けるという。

 首相は18日、大津、横浜両市の計2カ所で演説する。

1080OS5:2025/07/20(日) 18:21:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/70198a8585b3c935fbb96769de9cc038966ece09
四国最多6人立候補の参院選香川選挙区 与野党3党首ら駆けつけ熱戦
7/18(金) 16:03配信


毎日新聞
参院選終盤、党首の応援演説を聴いて必勝を期す支持者ら=高松市で2025年7月15日午後2時6分、佐々木雅彦撮影

 20日投開票が迫る参院選。香川選挙区では四国で最多の6人が激しく争う。2007年に野党系候補が自民党候補らを破ったのを最後に自民が5連勝中だが、今回は報道各社の情勢調査では自民が苦戦を強いられている。それだけに終盤戦には3党の党首が駆けつけ、熱を帯びる。

【図解まとめ】参院選 政党別の推定当選者数

 16日に高松市であった国民民主党新人、原田秀一氏(52)の総決起集会で玉木雄一郎党代表が「我々は具体的な提案、政策をいっぱい持っている。ないのは議席だけ」と訴え、原田氏も「玉木をしっかり支えながら香川を元気にしていきたい」と決意を表明した。

 国民民主は24年の衆院選で「対決より解決」をスローガンに全国的に躍進した。特に香川は玉木代表の地元で、もともと「玉木党」と呼ばれる支持層が強固だ。原田氏が25年2月に党の公募で候補に選ばれると、知名度の低さをカバーするため玉木代表が全面的にサポートしてきた。

 9日に榛葉賀津也党幹事長が香川入りした際にそれを象徴する場面があった。榛葉幹事長が聴衆に「この選挙は原田の選挙ではなく、玉木そのものの戦いです」と訴えると拍手が湧き、その脇で原田氏がうなずいていた。

 7日には立憲民主党の小川淳也幹事長が高松市で演説し、比例代表での投票を呼びかけた。香川は小川幹事長の地元でもあり、6月の立憲民主県連大会では支持者らに「野党一本化」にこだわり香川選挙区で候補を立てなかったことに「深くおわび申し上げ、全責任は私にある」と謝罪していた。しかし、この日の演説では共闘については「原田候補と緩やかに連携していきたい」と触れただけだった。

 立憲民主側は候補擁立を断念する代わりに、国民民主側に選挙協力を要請するよう打診した。しかし、国民民主側は最近の選挙で自民支持層を切り崩してきただけに、独自で参院選に臨む構図を選んだ。

 「緩やかに連携」について報道陣に問われた小川幹事長は「推薦とか明確な党議決定ができればシンプルだったが、見送った。それぞれが自主的に緩やかにできることをやる」と答えた。

1081名無しさん:2025/07/20(日) 18:21:39
 両党の微妙な関係は、ポスター貼りやビラ配りなど選挙の実働部隊になる労働組合の動きにも影響する。両党を支持する連合香川は3月に原田氏推薦を決めたものの、連合傘下のある労組(立憲民主系)幹部は公示の2週間前の段階でも「積極的に原田氏がいいとは思っていないが、与党の数を減らすために(不満を)飲み込む力がなかったらいかん」と漏らしていた。

 立憲民主県連大会では、来賓に招かれた連合香川の福家良一会長も原田氏推薦について「野党勢力を最大にするためには何がベターなのか。皆様には全てとは申しませんが、一定ご理解をいただきたい」と説明していた。

 「相手候補は国民民主党党首と立憲民主党幹事長と一緒になって戦っております。まさに与党と野党の戦いです」。高松市で7月15日にあった自民党現職、三宅伸吾氏(63)の演説会。党総裁の石破茂首相が応援演説を終えた後、司会が会場の支持者らにこう呼びかけた後、全員が「ガンバロー」コールを唱和。石破総裁と三宅氏が握手を求めて集まった支持者らの中に入っていった。

 演説では三宅氏が「やりたいことは、暮らしを守り、強い経済、強い日本をつくること」と力説。石破総裁も「選挙で誰が防災や安全保障のことをきちんと語ったか。語っているのは三宅であります」と強調した。

 参院財政金融委員長の三宅氏は現在2期目。防衛政務官などの要職も務めた。しかし今回は、裏金問題による自民への逆風が影響する。それをかわすために小泉進次郎農相、三原じゅん子こども政策担当相ら閣僚が続々応援に入った。

 三宅氏には今回、封印したかのように発言を控えているテーマがある。実現に向けて力を入れてきた「選択的夫婦別姓制度」だ。毎日新聞の参院選全候補者アンケートでも、制度の賛否を問う設問に「無回答」だった。

 「岩盤保守」と呼ばれる同党の強固な支持基盤の動向を意識しているためとみられる。党内でも制度推進派と、旧姓の通称使用拡大を求める保守派とが対立する。公示の約10日前に報道陣に「選挙で制度について訴えるか」と問われると、「政策課題にすることは山のようにある」と答えるにとどめていた。

 14日には、参政党の神谷宗幣代表も香川入りし、同党新人の小林直美氏(51)の応援演説に立った。また、選挙戦中盤の8日には共産党の田村智子委員長が同党新人の長尾真希氏(36)の応援に入った。

 香川選挙区ではこのほか、無所属新人の町川順子氏(66)、政治団体「NHK党」新人の野呂美和子氏(61)も支持を訴えている。【佐々木雅彦、広田正人】

1082OS5:2025/07/21(月) 20:06:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddd837c57717509b9926226e681738b89405ab3a
自民保守系 安倍政権下の6年前から得票47.5%減 岩盤支持層離反が鮮明 参院比例
7/21(月) 13:29配信
産経新聞
自民党開票センターで報道各社の取材に応じる石破茂首相=20日午後、党本部(春名中撮影)

20日投開票の参院選の全議席が確定し、比例代表では自民党の保守系候補の落選が相次いだ。単純比較はできないが、主な保守系候補7人の得票の合計を安倍晋三政権下で行われた6年前の参院選と比べると、47.5%の63万票が失われていた。自民の岩盤支持層とされる保守の離反が鮮明となった。

「ご支援やご声援を頂いた全ての方にお詫びとお礼を申し上げます。この敗北は全て私の責任です」

比例代表で落選した「ヒゲの隊長」の愛称で知られる佐藤正久幹事長代理は21日、自身のX(旧ツイッター)にこう記した。

保守系候補としては佐藤氏のほか、有村治子元女性活躍担当相、山東昭子元参院議長、保守系グループ「保守団結の会」で代表世話人の赤池誠章氏、和田政宗参院内閣委員長の5人が6年前の参院選に続き出馬し、有村氏のみが当選。旧安倍派に所属し、保守の論客として知られる杉田水脈、長尾敬両元衆院議員も落選した。7人の合計得票は開票率99%の段階で約69万票だった。

6年前の参院選では佐藤氏ら5人に旧安倍派で保守系の北村経夫、衛藤晟一両氏を加えた7人の得票が132万票を超えていた。産経新聞の集計では今回47.5%にあたる約63万票が減ったことになる。

LGBTなど性的少数者への理解増進法の成立などの影響で自民からの「岩盤保守層」の離反が指摘されてきたが、選挙結果にも現れた形だ。一方、自民内の保守の影響力低下により、選択的夫婦別姓などの政策が進んでいく可能性もささやかれている。

1083OS5:2025/07/21(月) 20:08:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/72e77f577336c7e9ab047c91cf7b9041891b9eac
比例得票率、自民が現行制度最低 野党首位は国民民主【25参院選】
7/21(月) 19:54配信


時事通信
 20日投開票の参院選比例代表の得票率を分析したところ、自民党は21.6%にとどまり、現行の非拘束名簿式が2001年に導入されて以来最低となった。

 野党では国民民主党が12.9%、参政党が12.6%で、それぞれ比例野党第1党と第2党となった。

 自民の比例得票数は1281万票。前回22年参院選は得票率34.4%、得票数1826万票だったが、昨年の衆院選比例で26.7%、1458万票に減らし、今回さらに落ち込んだ。

 公明党は8.8%、521万票。目標に掲げた700万票に遠く及ばず、近年の退潮傾向に歯止めをかけることはできなかった。

 国民民主は22年参院選に比べて得票率を6.9ポイント伸ばし、得票数も316万票から762万票に上積みした。参政の得票数は743万票だった。

 立憲民主党は得票率が22年からほぼ横ばいの12.5%で、得票数は740万票だった。

 22年に比例野党首位だった日本維新の会は7.4%、438万票にとどまった。以下、れいわ新選組6.6%、日本保守党5.0%、共産党4.8%、チームみらい2.6%、社民党2.1%と続いた。

1084OS5:2025/07/21(月) 20:09:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/9faef3f1264c95097851b64da821e3ee2f9d6a3a
共産、埼玉・京都の両選挙区で議席失う…比例選でも苦戦
7/21(月) 4:20配信

読売新聞オンライン
インタビューに応じる共産党の田村委員長(20日午後9時14分、東京都渋谷区の同党本部で)=伊藤紘二撮影

 共産党は、現有の3選挙区の議席維持を目指したが、埼玉、京都で敗れ、5議席の獲得を目標とした比例選でも苦戦が目立った。

【表】一目でわかる…共産党が抱える課題

 選挙戦では、物価高対策として、将来的な消費税廃止に向けた緊急措置として消費税率の5%への引き下げを公約に掲げた。

 また、「参院でも自民、公明両党を少数に追い込む」(田村委員長)として立憲民主党との連携を進め、全国15の「1人区」で候補擁立を見送った。両党は候補者調整を行うことでも合意し、共産が福島、鹿児島の2選挙区で候補の取り下げを決め、一本化を図った。

1085OS5:2025/07/21(月) 20:10:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddada2afa8fb02d971187114ee3ad7ce06585bef
大阪で広がる参政党支持、ホットスポットは「ミナミ」「泉州」だった 参院選投票分析
7/21(月) 17:07配信

産経新聞
参院選大阪選挙区で初当選した参政党の新人、宮出千慧氏の市区町村別得票率

20日投開票の参院選で大幅に議席を増やした参政党。大阪選挙区(改選数4)では新人の宮出千慧氏(40)が日本維新の会の2候補に次ぎ、3番手に入り初当選した。大阪、堺両政令市の行政区と市町村別に得票を見ると、大阪市浪速区や中央区などで得票率が高く、両区にまたがるミナミ一帯のほか、大阪府南部でも支持を集めたことがうかがえる。

市区町村別に宮出氏の得票率が最も高かったのは大阪市浪速区の19.68%で、これは全候補者の中で最多得票となった。また、中央区や西区でも15%台を記録。大阪選挙区でトップ当選を果たし、両区で最も得票が多かった維新新人の佐々木理江氏(42)に迫った。

宮出氏は「泉州」と呼ばれる大阪府南部でも票を集めた。得票率は岸和田市で14.29%、貝塚市で13.81%、泉大津市で13.58%など。一方、北部では得票が伸び悩んだ。人口の多い枚方市や高槻市では10%強で、島本町や能勢町などでは10%に届かなかった。党代表の神谷宗幣氏がかつて市議を務めた吹田市では11.40%に留まった。

1086OS5:2025/07/21(月) 20:13:00
群馬
◯288,284自:清水真人 現
✕260,524参:青木ひとみ
✕163,469立:河村正剛 新 社会運動家
✕049,347共:高橋保

https://news.yahoo.co.jp/articles/151377b2b23f87f59451c319cd4719cb827633c7
参政の猛追は「迫り来る影」 自民現職が薄氷の再選 参院選群馬
7/21(月) 10:39配信

毎日新聞
当選確実の報を受け、支援者に両手を掲げてみせた清水真人氏=群馬県高崎市で2025年7月20日午後10時10分、福田智沙撮影

 参院選は20日投開票され、群馬選挙区(改選数1)では自民党現職の清水真人氏(50)=公明党推薦=が再選を果たした。改選数が1となった2007年以降で過去最多の7人が立候補。新興勢力の参政党が猛烈な追い上げを見せた選挙戦だったが、県連組織や業界団体に支えられた清水氏が逃げ切り、保守王国の地盤を死守した。投票率は22年の48・49%を6・63ポイント上回る55・12%。当日有権者数は157万296人だった。【参院選取材班】


 高崎市日高町の事務所で当選確実の報を受けた清水氏は、小渕優子県連会長と固く握手を交わして「ご心配をおかけしました」と一言。2人の目には、ともに涙が光っていた。

 薄氷の戦いだった。支援者へのあいさつに立った清水氏は「正直、私のこれまでの活動が至らず、まさに日本をつくってきた群馬県の大切な議席を失うのではないか。そんな思いもありました」と危機感を吐露。「私1人の力ではつかむことのできなかった勝利」と振り返り、「選挙戦を通じてお約束をした一つ一つの事柄を丁寧に国に届けてまいりたい。いただいた票に恥じぬような活動をしてまいりたい」と2期目への決意を述べた。

 県連組織や業界団体に支えられて臨んだ選挙戦。ところが、公示2週間前に県議の1人が逮捕され、逆風に見舞われた。記者団の取材に応じた清水氏は参政の猛追について「ネットを駆使した新しい選挙」「まさに後ろに影が迫っていると強く感じた」と語った。

 小渕県連会長は「この勝利に甘えることなく、おごることなく、我々は県民の皆さま、国民の皆さまの声に応えているのか、しっかりと考えながら、謙虚に誠実に進んでまいります」とあいさつした。

 ◇青木氏 新しい政治の一歩

 現職に猛追した参政党の青木ひとみ氏(44)。前橋市大友町の事務所で開票を見守り、敗戦が確実になると、悔しさをにじませた。

 選挙戦を振り返り「参政党という存在を多くの有権者に知っていただき、思いに共感を示してもらった」とあいさつ。「自民党の組織を崩せなかった。残念ではあるが、予想よりも票をいただき、新しい政治の第一歩を踏み出せた」と語った。

 昨年12月にいち早く出馬表明。当初は3年前の参院選で参政候補が得た4万票の3倍にあたる12万票以上の獲得を目標に掲げていた。その勢いは予想を上回り、非自民の受け皿を求めた保守層や無党派層にも食い込んだ。

 知名度を高めるため、街頭演説や交流サイト(SNS)を通じての発信を重視。「政策を評価していただき、SNSを通じて共感をいただいた」と総括した。

 ◇河村氏 「思い」届かず

 立憲民主党の河村正剛氏(52)は全国の児童養護施設などに寄付を広げた「タイガーマスク運動」の創始者としてアピールし、この日も虎柄のネクタイを着用して高崎市小八木町の事務所に登場。敗色が濃厚になり、「各地で思いを訴えてきたが届かなかった。私の力不足の一言に尽きる」と頭を下げた。

 3年前の参院選では連合群馬の組織内候補が立憲と国民民主党に推されて、13万票を獲得。河村氏も連合群馬の推薦を受けたが、国民は比例代表の候補がいるため支援の一本化が難しいと推薦を見送り、実質的な自主投票だった。

 ◇高橋氏 「中間政党に票」

 前橋市古市町の共産党県委員会を事務所とした高橋保氏(67)。落選の見込みが伝えられると、支援者の前でマイクを握り「アメリカの言いなり、財界本位の政策を変えようと一貫して主張してきた」と語りかけた。

 選挙戦については「ネットの情報や居酒屋談議のような主張をする中間的な政党に票が行ってしまった」と評価。「自民は『勝った』と言えないような勝ち方で、復調はないだろう」とも述べた。

 3年前の参院選、昨年の衆院選に続き、3回目となった国政挑戦。だが、新たな支持層への浸透は難しかった。

1087OS5:2025/07/21(月) 20:16:11
千葉(自自立) 
◯531,580国:小林さやか 新 NHK記者
◯500,096立:長浜博行  現
◯431,330自:石井準一  現
✕405,400参:中谷めぐ
✕277,723自:豊田俊郎  現
✕186,851れ:山本なつみ
✕135,751共:白石ちよ  
✕123,104維:石塚貞通  



https://news.yahoo.co.jp/articles/61d5ab887872661598e2e1f4001132ab8aa4af3e
【千葉】自民逆風、現職の豊田俊郎氏沈む 「党への批判が全国覆った」 SNS発信不足、引退意向 【参院選ちば2025】
7/21(月) 12:00配信


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千葉日報オンライン
敗戦の弁で頭を下げる豊田氏=20日、千葉市中央区

 有権者は変化を求めたようだ。過去最多の16人で争った参院選千葉選挙区は20日、改選3議席を巡る競り合いの結果、自民党現職の豊田俊郎氏(72)が当選圏外に沈んだ。与党への逆風をはねのけられず、野党側の勢いに押し出された構図が鮮明に。2期12年の実績強調や党幹部らのてこ入れも届かず、議席を失う厳しい現実を突き付けられた陣営は、重苦しさに包まれた。

 自民党の豊田俊郎氏は、落選が確実な状況を受け、千葉市内の事務所に集まった同党県連幹部や支持者を前に「他の候補者に比べ、有権者のニーズに応えたSNSでの発信ができていなかった。選挙戦の途中で気付いたが、時すでに遅し。期待を裏切り申し訳ない」と述べ、深々と頭を下げた。

 国土交通副大臣を務めたベテランを同党の県議らが応援。石破茂首相をはじめ森山裕幹事長ら党本部からも重鎮がたびたび応援に入り、追い上げを図ったが、与党への逆風を受け、支持層をつなぎ止められなかった。

 参院選千葉選挙区で自民党候補が落選するのは、2010年以来となる。

 選挙戦では、国会唯一の土地家屋調査士として土地法制に携わってきた2期12年の実績を強調。八千代市長3期の経験も踏まえ「何を言うかではなく、何をやるか」との「現場主義」の政治信条を訴えた。

 豊田氏は選挙戦を振り返り「自民党への批判が全国を覆った。(公示前は手応えがあったが)SNSの発信がシャワーのように(他候補から)発信された。ここが潮目かと感じた」と述べた。自身の進退に関し「政治家として一つの区切りをつけたい」と政治活動から退く意向を示した。

1088OS5:2025/07/21(月) 20:19:14
富山
◯198,300国:庭田幸恵 新 アナウンサー
✕190,333自:堂故茂  現
✕060,173参:田保智世
✕028,176共:坂本洋史
✕006,253N:佐藤明


https://news.yahoo.co.jp/articles/b42311e81639e6ab57ae8ed3be9e94e016b3267c
わずか7967票差の大接戦、地域別投票から見えた明暗 自民王国「敗北」を分析
7/21(月) 17:49配信
参院選富山選挙区で国民の庭田氏と自民の堂故氏が繰り広げた接戦の行方は、地域ごとの投票傾向が明暗を分けた。

東西で明暗分かれた県内票の行方
選挙結果を市町村別に分析すると、庭田氏は県東部のほとんどと富山市、射水市で優勢を示した。対する堂故氏は地元の氷見市を含む県西部で強さを見せ、この地域では約1万3000票の差をつけて庭田氏を上回った。しかし県東部では両者の差はわずか207票と、まさに互角の戦いとなった。

大票田・富山市と自民地盤の変化
勝敗を決定づけたのは大票田の富山市だ。ここで庭田氏は無党派層の支持を集め、堂故氏に2万1000票以上の差をつけた。一方、自民党県連会長・橘慶一郎衆院議員の地盤である高岡市では、堂故氏が勝利したものの、その差はわずか627票だった。先月の高岡市長選でも自民推薦候補が敗れており、地盤の変化が見て取れる。

無党派層の動向が選挙の行方を左右
今回の選挙結果は、従来の政党支持層だけでなく、無党派層の動向が大きく影響した。特に富山市での庭田氏の圧倒的な強さは、無党派層からの支持獲得に成功したことを示している。自民党にとっては、特に高岡市での党勢立て直しが急務となりそうだ。

富山テレビ

1089OS5:2025/07/21(月) 20:20:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a775d6bd7b77e1320c63894fe6dac675077e8fe
「自民党何しとんがや」富山選挙区で18年ぶり野党勝利!保守王国を揺るがせた党費問題と能登地震発言の逆風
7/21(月) 19:16配信

チューリップテレビ

参院選富山選挙区では激戦の末、自民党公認候補の堂故茂さんが国民民主の新人、庭田幸恵さんに敗れ、自民党は18年ぶりに野党系候補の当選を許しました。強大な組織力と支持基盤に支えられてきた保守王国の異変。その背景を探りました。

【写真を見る】「自民党何しとんがや」富山選挙区で18年ぶり野党勝利!保守王国を揺るがせた党費問題と能登地震発言の逆風

「堂故さんの勝利を誓ってガンバロー、ガンバロー、ガンバロー」

7月3日の出陣式。自民党の国会議員や県議、市町村議員に新田知事をはじめ県内自治体のトップが顔をそろえ、堂故氏は盤石の体制で17日間の選挙戦に突入しました。

序盤の情勢調査では接戦ながらリードを保っていましたが、中盤に入ると戦況は悪化。

物価高対策を巡る石破政権への批判のほか、自民の鶴保庸介(つるほ・ようすけ)参院議員の「運のいいことに能登で地震があった」という発言から自民党への逆風が強まりました。

堂故茂氏
「自民党何しとんがや。もっとしっかりやれ。そんな声もいただきます」

選挙戦の最前線で活動する陣営スタッフも─。

堂故陣営の女性スタッフ
「序盤はリーフレットも半数の方ぐらいは取ってくださいました。ただ、中盤になるころには『いらないです』とか『自民党何やっとる』とか本当に厳しい言葉が投げつけられ、先生も本当に嫌な思いをされながらスーパーの中も回ってまいりました」

■逆風だけでない、噴出した「政治への不信」

大票田の富山市では、富山1区選出の田畑裕明衆議院議員の不適切な党員登録問題も尾を引き、自民離れを加速させる一因に…

さらに、氷見市支部の党費問題も選挙戦に影を落としました。

これは、氷見市支部の党員リストに記載されていた157人のうち、複数の人が党費を支払っていなかった問題で、氷見市支部は5月以降、堂故氏が支部長だった時期を含む2015年から22年分の党費の肩代わりの有無を調査していましたが、結果の公表は参院選後としていました。

氷見市で期日前投票した人は─

男性「また選挙前に発表を正式にすると思っとったんやけど、正式なのは選挙終わってからでしょう。それは納得いきませんね。(投票の理由として考慮しました?)しましたね」

男性「若い者にチェンジした方がいいんじゃないか。そうせんと目が覚めん。党費問題からいろんなのがあるけど、『正しい者に入れましょう』言うて。そういうことで入れたの。普通なら地元入れんなんけど」

■保守王国に激震、18年ぶりの厳しい審判

迎えた投開票日。午前0時ごろ、陣営に入った堂故氏、落選確実の一報。

深夜までもつれ込んだ激戦の末、堂故氏は7967票の僅差で涙を飲みました。

堂故茂氏
「結果が出なかったのは残念です。まだやり残したこともあります。それも残念です。自分のテーマであるふるさとに根っこがある人づくり。地域で。地域の片隅で一生懸命これからもやりたいと思っています」

自民党の公認候補が参院選で敗れたのは、2007年以来18年ぶりです。

氷見市支部の党費問題の影響について宮本選対本部長は次のように語ります。

宮本光明選対本部長
「有権者の皆さん方にするとすべてが『政治とカネ』みたいなところとか、自民党の腐敗みたいなところに意識としてやっぱりあったことは否めないと思っています」

総括責任者の橘慶一郎県連会長は県連の立て直しを図る考えを示しました。

自民党県連・橘慶一郎会長
「改めて原点に戻って。自民党の場合は政治は国民のものということを言ってるわけですから。そこの形にやっぱりどう県連の姿を近づけていくかっていうことをみんなで取り組まなきゃいけないということでしょうね」

チューリップテレビ

1090OS5:2025/07/21(月) 20:22:56
和歌山
107,390自:二階伸康 新 二階俊博の三男
141,604無:望月良男 新 前有田市長 世耕弘成二に近い
087,328参:林元政子
053,655維:浦平美博 新 県議
029,881共:前久
015,298無:末吉亜矢 鶴保庸介参院議員に近い 
007,000NHK:本間奈々 保守系


https://news.yahoo.co.jp/articles/414309871ccc41872e93be85100a79b76eee090c
初当選の望月氏、大票田の和歌山市などで優位 二階氏は市部で苦戦 参院選和歌山選挙区
7/21(月) 17:08配信
産経新聞
和歌山選挙区で初当選した無所属新人の望月良男氏(53)の得票は14万1604票。令和4年の前回に鶴保庸介氏(自民党現職)が得た28万3965票、元年の前々回に世耕弘成氏(同)が得た29万5608票と比較すると約半数だった。過去最多の7人が立候補したこと、激しい保守分裂選挙が展開されたことが影響したとみられる。望月氏の得票率(有効投票数に占める得票数の割合)は32・03%だった。

望月氏は郡部(21町村)の得票は自民党新人の二階伸康氏(47)を約800票下回ったものの、市部(9市)では大票田の和歌山市の約1万8800票差をはじめ、合計で約3万5千票の差をつけた。

二階氏の得票率は24・29%だった。日高郡、東牟婁郡など郡部では優位だったが、市部では9市のうち最多得票だったのが地元の御坊市のみで、和歌山市、岩出市、海南市などで苦戦。公示前から指摘されていた課題を克服できなかった。

参政党新人の林元政子氏(51)の得票率は19・75%。和歌山市や岩出市で望月氏に次ぐ2番目の得票だったことなど、市部での健闘が目立った。

他の4人の得票率は、日本維新の会新人の浦平美博氏(53)が12・13%▽共産党新人の前久氏(69)が6・76%▽無所属新人の末吉亜矢氏(54)が3・46%▽政治団体「NHK党」新人の本間奈々氏(56)が1・58%。いずれも法定得票数(有効投票数の6分の1)や供託物没収点(同8分の1)に届かなかった。

■比例代表得票数最多の自民、前回から大幅減 2位は参政党

和歌山県内の参院選比例代表の得票数は、自民党が10万6887票で全国と同様に最も多かったものの、令和4年の前回(14万4583票)からは大きく減らした。得票率は24・43%だった。

参政党は得票数6万5008票、得票率14・86%と和歌山選挙区と同様に躍進し、全国3位を上回る2位に入った。以下、日本維新の会(得票率13・18%)▽公明党(同11・52%)▽国民民主党(同8・86%)▽立憲民主党(同7・34%)▽れいわ新選組(同5・84%)▽共産党(同5・19%)▽日本保守党(同4・05%)-などが続いた。

1091OS5:2025/07/21(月) 20:23:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4f43f4bda4a1227a64d557620c9dd1504eb41a7
【参院選・激戦区速報】二階王国がついに崩壊…和歌山は望月氏当確で世耕氏が「完勝」
7/21(月) 0:02配信
AERA DIGITAL
二階俊博氏

 20日に投開票が行われた参議院議員選挙の和歌山選挙区では、無所属の望月良男氏が当選を確実にした。

* * *

 和歌山選挙区は、当選した元有田市長の望月氏のほか、二階俊博・元自民党幹事長の三男で元秘書の伸康氏(自民)、元県議の浦平美博氏(維新)など過去最多の7人が立候補していた。

 伸康氏は昨年10月の衆院選和歌山2区で、無所属の世耕弘成・前自民党参院幹事長に敗れ、今回の参院選でのリベンジを狙っていた。

和歌山は二階俊博元幹事長のお膝元として、強固な保守地盤を築いてきた。AERA(7月7日号)の情勢分析では、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は伸康氏の当選が固いと見ていた。

「二階氏が出ると決まった時、自民党本部の人は『あ、出るの?』と意外そうな顔をしていました(笑)。一方、対抗馬が党勢の落ちている維新の候補となると、二階氏で堅そうです」(角谷氏)

 当初、伸康氏の対抗馬が浦平氏と見られていたことには理由がある。立憲民主党と日本維新の会の間で候補者調整が成功し、野党候補が浦平氏に一本化されたのだ。政治ジャーナリストの青山和弘氏は、浦平氏の当選可能性すら指摘していた。

「立憲和歌山県連は、擁立取りやめについて『和歌山でリベラルな考えを持つ方の投票先はほぼなくなった』と、党本部への不満を漏らしていましたが、リベラル層にも『自民党でなければよい』という考えの人は一定数いるので、維新に票が流れるでしょう」(青山氏)

 しかし、ダークホースとして急浮上したのが望月氏だ。望月氏は2月に自民党県連の公認選挙に立候補するも、二階氏に敗れて落選。結果、世耕前参院幹事長の全面支援のもとで二階氏を追う、「保守分裂」の構図ができあがった。

 7月8日、伸康氏の応援演説に駆けつけた自民党の鶴保庸介参院議員が「運のいいことに能登で地震があった」と失言したこともあり、伸康氏は失速。望月氏が保守票をかっさらう形となった。

 昨年の衆院選に続き、参院選でも苦渋を飲むことになった伸康氏。二階王国の崩壊は決定的となった。(AERA編集部)

AERA編集部

1092OS5:2025/07/21(月) 20:29:43

福島   
327,951自:森雅子   現
309,184立:石原洋三郎 新 元代議士
184,286参:大山里幸子
以下省略

https://news.yahoo.co.jp/articles/d48aa15cdb3f81ed5043082306241febb0ab9bf1
現職の逆風・新人の追い風…風が吹いた福島選挙区 選挙結果を大解剖【参議院選挙2025】
7/21(月) 20:00配信

福島テレビ

7月20日に投開票が行われた参議院選挙。福島県選挙区は接戦の末、自民党の森雅子さんが議席を守った。一方、全国で躍進した参政党が県内でも支持を広げるなどこれまでにない選挙戦となった。

■4回目の当選 圧勝から一変…接戦に
当選から一夜明け、報道陣の取材に応じた自民党の森雅子さん。「福島県の皆様からの付託を受けた身として、しっかり公約を実現できるよう頑張ってまいりたい。本当に厳しい結果となりました、比例の皆様方の思いもしっかり私が代弁してまいる、そういった重い責任も感じている」と語った。

“圧勝”を重ねてきたこれまでの選挙から一変、今回は“接戦”を余儀なくされた。
7月20日午後11時前、歓喜に包まれた森陣営。森さん自らも不記載があったいわゆる“政治とカネ”の問題などで逆風を受けた選挙選を制し4選を果たした。

獲得した票は6年前の前回と比べて、11万7000票余り少ない32万7951票。立憲民主党の新人・石原洋三郎さんを1万8767票差で振り切り、東北の選挙区で唯一自民党の議席を守った。
森雅子さんは「厳しいご指摘も批判も真摯に受け止めて、謙虚に愚直に皆様方と約束してきたことをしっかり果たしていきたい」と語った。

一方、僅差で敗れた石原洋三郎さん。選挙選の最終日にも野田代表が駆け付ける“異例中の異例”の応援を受けたが…13年ぶりの“国政復帰”とはならなかった。「私が不徳の致すところでございまして、今回相手候補の対抗軸ということで決意をして取り組ませていただいたわけでございますが、そこが不十分であったと。私自身反省をするところでございます」と石原さんは語った。

■市町村ごとの勝敗に注目
得票率にすると約2ポイントの差になったが、その大きな背景のひとつが「市町村ごとの勝敗」。
51勝8敗となった森雅子さん。石原さんの地盤である福島市では2万票余りの差がつくなど、県北では石原さんがやはり強かったが、小さな市町村も含めて少しずつ勝利を積み重ねることで、県北分を補った。

注目すべきは会津と県南、衆院選での「福島3区」だ。
ここは2024年の衆院選で、いわゆる「政治とカネ」の問題で衆院議員2人が敗戦。立候補断念と議席を失っていて、石破総裁も白河市に入るなど票の掘り起こしに力を入れた。
逆に、立憲民主党から見れば、現職の国会議員の地盤で敗戦を喫してしまった、今後の選挙への影響も懸念されるダメージだ。

「3区」だけでなく県北を中心とする「1区」についても、自民党の国会議員に選挙活動の旗振り役がいないことが懸念されていたが、自民党県連が終盤になって各支部に1人1日100件の電話をかけて森さんへの支援を呼びかけていたということで、地域密着型の選挙戦が自民党への逆風を上回ったと見られている。

福島県選挙区では森さん勝利したが、東北では自民の議席は福島だけ。自民党県連は、今回の勝利を「自民党に対する県民の期待と失望が入り混じった選挙だった」「ここからが本当の勝負、正念場」と総括している。

森さんは復興に関する実績を中心に訴えを展開していたが、県連では「有権者が求めていたのは足元の経済対策に対する明確な訴えでそれが届かなかったかもしれない。そこが新たな政党への票の流れにつながった可能性もある」としている。

1093OS5:2025/07/21(月) 20:30:05

■参政党の躍進 風は福島でも
「新たな政党への票の流れ」という自民党も警戒する大きなうねりは、全国だけでなく福島県でも起きていた。
街頭で話を聞くと「僕の友達もみんないいねと言っていて。逆に親父なんかは新しい流れ過ぎてちょっと不安だって言っていた。そのあたり新旧交代の雰囲気なのかと感じている」「若い世代から周りからも支持を得ていたようなので、国民に寄り添った目線ではないが、そういったところが私たち世代とかと近いのかな。それで支持得たのかなと」「国民のための党みたいな感じで人気があったみたいですけど、ああいう方ならよくなるような気がします」との声が聞かれたのは参政党について。

今回、躍進した参政党は県内でも支持を拡大。“追い風”を背にした大山里幸子さんは敗れたものの、18万4286票を獲得した。
大山さんは「議席を得ることは叶いませんでしたが、多くの県民の皆様方がこの福島県を良くしたい、そして日本を良くしたいという熱い思いの方がたくさんいらっしゃったということがわかりまして、この福島県にも希望が見えたなと思いました」と語った。

■参政党 選挙の構図に影響
1議席から14議席と大躍進を遂げた参政党。福島県選挙区では議席獲得とはならなかったが、それでも選挙の構図に大きな影響を及ぼした。

出口調査で、特に特徴的なデータが2つある。
まずは「支持政党ごとの投票先」。自民党や立憲民主党の支持層からも票の流れはあるが、特に注目すべきは「支持政党なし」いわゆる無党派層の投票先だ。無党派層の28%が大山さんに投票している。
次に「年代別の投票先」。20代から40代までは、大山さんが森さんや石原さんを上回っている。

参政党が掲げる公約のうち、「減税」「子どもへの月10万円の給付」「行き過ぎた外国人受け入れに反対」この分かりやすい政策が刺さる層に刺さった、という結果だと思うが、実際に3年前の選挙から得票率にして7倍から8倍に伸びている。
自民党・立憲民主党の両県連は「参院選のように全県選挙区なら浸透に時間もかかるだろうが都市部なら分からない」「ブームが去ったとしてもコアな参政党支持層は残るだろうから県内でも選挙の形が大きく変わる可能性がある」と、参政党への警戒感を示している。
一方で、「耳障りの良い政策を訴えているだけで実現性に疑問があるものもある」ともしている。

衆参ともに与党過半数割れという混沌とした状況だが、逆に言えばそれぞれの党の主張や働きが見えやすくなるのかもしれない。私たちはこれから「投じた1票の行方」をしっかり見つめていく必要がある。


■期日前投票が増加 投票時間も短く
物価高や復興など私たちの生活や福島の将来に関わる対応が問われた選挙戦、投票率は58.39%だった。国政選挙としては初めて連休の中日が投票日だったということで、投票率の低下も懸念されていたが、前回3年前と比べて5ポイントほど上昇している。

一方で、「投票のありかた」をめぐっては考えるべき点もある。福島県内に設けられた1164の投票所今回すべてが閉鎖時刻を1時間以上繰り上げた。
私たちの思いを国政に反映させるための投票時間が短くなっているわけだが、一方で期日前投票は全体の52%あまりと半分を超え、投票日を待たずして1票を投じている有権者も増えている。

私たちも限られた時間で、政党や候補者の主張をしっかりと見極める目を持つ必要がありそうだ。

福島テレビ

1094OS5:2025/07/21(月) 20:31:05
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250721125827
分厚かった現職の壁 参院選福島県選挙区4人敗戦の弁
2025/07/21 08:37
■ 「不徳の致すところ」 石原洋三郎さん 支持者に頭下げる

 20日に投開票された参院選福島県選挙区で、立憲民主党の新人石原洋三郎さん(52)は閣僚経験者を追い詰めたが、現職の分厚い壁にはね返された。「幅広く県民一人一人にもっと訴えていくべきだったが不十分だった。私の不徳の致すところです」。落選の一報が入ると、福島市太田町の選挙事務所に集まった選対幹部や支持者らは静まりかえり、石原さんは約5秒間にわたって深々と頭を下げた。

 「手応えを毎日感じた選挙戦だった。善戦むなしく結果を出すことができなかった」。党県連幹部はつぶやき、唇をかんだ。党の野田佳彦代表は選挙戦最終日の19日、遊説打ち上げの地に福島市を選んだ。「最激戦の地が福島だ」。野田代表は集まった支持者に訴え、石原さんの勝利に向け結束を呼びかけた。党代表のメンツを懸けた演説だっただけに、陣営は敗戦のショックを隠しきれない。

 激戦区の一つとされた本県選挙区で、勝利できると期待する声は日増しに増えていった。石原さんは「相手候補の対抗軸として決意して取り組んだが不十分だった。私自身、反省している」と声を震わせながら語った。

 自治相や知事を歴任した祖父、衆参両院議員を務めた父を持つ政治家一家に育った。誰よりも生活者目線で、政治への憂いを抱いてきた。「値段が高くてスーパーで今まで通りの買い物ができない」。選挙期間中、県内のある有権者から悲痛な叫びを聞いた。福島市議を長く務めてきただけに、今の政治のふがいなさを自省しつつも「国民の暮らしに明かりをともすのが政治の役割だ」との思いを強くした。

 衆院議員の経験もあるが、全県を舞台にした選挙戦は初挑戦だった。交流サイト(SNS)も活用し、物価高対策や地方創生の政策を真っすぐに県民に訴えてきたが、ベテラン議員を前に県内全域への知名度の浸透には至らなかった。

 石原さんは今後について「県民の生活、暮らし向上は引き続き大きな課題だ。復旧復興も成し遂げていかなくてはならない。初心に立ち返って政治活動を続けていく」と述べた。



■「熱い思いの県民多く」 大山里幸子さん 得票数前向きに捉える

 参政党の新人大山里幸子さん(51)は福島県選挙区で落選の一報が入ると、郡山市桑野の選挙事務所に集まった支持者に頭を下げた。議席獲得に届かず悔しさをにじませた一方、18万以上の得票に「福島を良くしたいという熱い思いの県民が多くいると分かった」と前向きに捉えた。

 選挙戦では、誤った政策が30年にわたる不況や昨今の物価高を招いたと強調し、減税による豊かな暮らしの実現を訴えた。報道陣から今後の政治活動を問われると、現時点で立候補の考えはないとした上で「今まで通り、つじ立ちや集会で県民の皆さまと意見を交わし地域の問題を解決できる活動がしたい」と語った。



■県民に考えを伝えきれず 遠藤雄大さん

 無所属の新人遠藤雄大さん(40)は郡山市の自宅で「県民に考えを伝えきれなかった。ただ、私に投票していただいた人たちにとても感謝している。今後の政治活動については、ゆっくり考えたい」と語った。

 安全・安心な社会の実現などを訴えた。



■原発事故の議論十分あったか疑問 越智寛之さん

 政治団体「NHK党」の新人越智寛之さん(51)は「原発事故について議論する機会にしたかったが、十分な議論があったか疑問だ。争点として注目されなかったのではないか」と受け止めた。

 浜通り地域への原子力事業呼び込みなどを訴えた。

1095OS5:2025/07/21(月) 20:33:39

茨城
◯417,601自:上月良祐 現
◯308,772参:桜井祥子
✕280,716立:小沼巧  現
✕102,445維:北崎瀬里奈
✕66,866共:高橋誠一郎
以下略



https://news.yahoo.co.jp/articles/0bbbd32e5a3170b38b0bd50c591063a05dbe1e1c
参院選茨城選挙区 小沼氏 再選ならず 県政界の歴史的転換点
7/21(月) 8:00配信


茨城新聞クロスアイ
落選が決まり、支持者らに頭を下げる小沼巧氏=20日午後11時19分、水戸市城南

現新8人が争った参院選茨城選挙区(改選数2)は、自民党現職の上月良祐氏(62)=公明党推薦=がトップで3選を果たした。2議席目には参政党新人の桜井祥子氏(41)が党の勢いを背景に初当選、1995年以降続いてきた自民と旧民主系で分け合ってきた「指定席」の一つを奪取した。立憲民主党現職の小沼巧氏(39)を含め、6人は及ばなかった。

日付が変わる直前の午後11時15分ごろ、水戸市城南の立民現職の小沼氏の事務所。自民党に続き参政党候補の当選確実を知らせる速報がテレビに映し出されると、集まった支持者からの「うそだ」の声とともに静まりかえった。

立民と国民民主党、連合茨城の「2党1団体」が結束して臨んだ選挙戦だったが、全国的に台風の目となった参政の勢いにのまれ、再選を果たせなかった。

同時に、1995年以降から30年にわたり自民と旧民主系で分け合ってきた「指定席」を失い、県政界の歴史的転換点となった。

小沼氏は「多くの皆さまに支えていただき感謝。私の不徳のいたすところで、結果は全て私の責任だ」と頭を下げた。

これまで「無風」とも言われた茨城選挙区が、参政の登場で一変した。

公示直後に小沼氏と参政候補が2議席目を巡って「接戦」と報道各社が伝え、陣営に衝撃が走った。関係者は「参政の勢いが茨城にも来るとは」と驚いた。

危機的状況に党本部から小川淳也幹事長や大串博志選対委員長ら幹部が続々茨城県入り。16日には野田佳彦代表も駆け付け、支持を訴えた。連合茨城も各組織の引き締めを徹底し、票固めを図った。

国民は小沼氏を推薦しなかったが、所属県議や市町村議が、連合茨城の推薦を受ける議員で作る「懇談会」の一員として支援した。

陣営も支援者への呼びかけを徹底。巧みな交流サイト(SNS)戦略で無党派層や若年層に支持を広める参政を念頭に、SNSによる情報発信を強化したが、及ばなかった。

小沼氏を推薦した連合茨城の久保田利克会長は「当選させられず申し訳ない。原因を分析して今後の活動に生かす」、国民県連の浅野哲代表は「2党1団体の体制で6年前の選挙より得票数は伸ばしたが、自民の批判票や既存政党への批判票が新興政党に流れてしまったのでは」と語った。

茨城新聞社

1096OS5:2025/07/21(月) 20:41:09
北海道
◯546,118自:高橋はるみ 現
◯501,081立:勝部賢志  現
◯333,558自:岩本剛人  現
✕325,070参:田中義人
✕324,272国:鈴木雅貴  新 証券会社社員
✕147,880共:宮内史織  
✕139,301れ:野村パターソン和孝
✕112,076保:小野寺秀  元自民道議
✕056,253維:オカダ美輪子
以下略




https://news.yahoo.co.jp/articles/303fae5b968805f531bc04a72bbccf9db7509a07
大激戦の北海道選挙区 最後の1議席は自民岩本氏、新顔2人は惜敗
7/21(月) 20:30配信

朝日新聞
再選を決めた自民現職の岩本剛人氏=2025年7月21日午前2時45分、札幌市中央区、原知恵子撮影

 20日に投開票された参院選道選挙区は大激戦となった。最後の3議席目を、自民現職の岩本剛人氏(60)が死守し、再選を果たした。全国的に自民の退潮が伝えられるなか、地方に重点を置いた組織選挙を展開し、急伸した新興勢力を約8千票差で振り切った。

 21日午前2時半、岩本氏の再選が確実になると、陣営は歓喜にわいた。

 得票の確定が早い地方で票を取り、3位圏内につけていたが、都市部では野党候補に差を縮められた。「当確」が出た時の開票率は98%超。

 岩本氏は「この議席の重みを抱きしめて、これからも北海道のためにがんばっていく」と決意と感謝を語った。

 「地方重視」の選挙戦が実を結んだ。

 自他共に認める「知名度不足」。選挙対策本部の内部から「大票田の札幌での活動にもっと注力するべきでは」との意見もあったが、17日間の大半を地方遊説にあてた。

 「地方を大切にしなければ、北海道は成り立たない」。道内179市町村のうち163市町村をまわり、演説を200回以上重ね、自民・公明支持層を固めるべく奔走した。

 こうして薄氷を踏む思いで守りぬいた議席だ。岩本氏は「回れば回るほど、人口減少にあえぐ地方の疲弊を痛感した。責任ある与党として、しっかり守り、支えていく」と語った。

 参政新顔の田中義人氏(53)は、全国で吹き荒れた参政党旋風に乗って大躍進した。僅差(きんさ)での敗退に、目に涙を浮かべて唇をかんだ。

 田中氏は「日本人ファーストと外国資本から北海道を守ること、減税と積極財政を訴えてきたが、有権者の皆さんには残念ながら声が届かず、このような結果となってしまった」と述べた。

 敗因については「特に外国資本に対する法整備の必要性を訴えたが、全体的には経済対策や物価高対策の方がみなさまの関心事項だったのだと思う」と分析した。

 一方で「政治の地殻変動が起きたと感じた」とも話した。「既存政党に一石を投じたのが参政党。今回選挙を戦って、若い世代の人がたくさん聞きにきていて未来に希望を感じた」とも話した。

 今後の進退については「党と相談する」とした上で、「議員という形で取り組むのが一番効果的だとは思うが、個人的にも党と連携しても、北海道を守るための活動は続けていきたい」と語った。

 約9千票差で涙をのんだのが国民民主新顔の鈴木雅貴氏(33)だ。政治経験ゼロからの挑戦はあと一歩で実らなかった。「手取りを増やすと訴えて32万票の支持を頂けたのは、皆さんにも共感して頂けたということだと思う。ただ、最後の一歩のところで私の力が足りなかった」と声を絞り出した。

 敗因について問われると「道内をいろいろと回らせてもらったが、都市部以外のところでしっかり(票を)取れなかったこと」。目を赤くしながら、駆けつけた支援者一人一人と握手を交わし、感謝の言葉を伝えた。(原知恵子、鈴木優香、畑中謙一郎)

朝日新聞社

1097OS5:2025/07/21(月) 20:45:13

京都
◯332,523維:新実彰平  新 アナウンサー
◯190,104自:西田昌司  現
✕163,805共:倉林明子  現
✕142,371参:谷口青人  新
✕127,874立:山本和嘉子 新 元代議士 24年京都5区落選
✕101,319国:酒井常雄  新 府議     
✕060,733れ:西郷南海子 新 
✕055,235無:二之湯真士 新 自民府議
以下略



https://news.yahoo.co.jp/articles/94a5cd819db694fd524c4273cf183864d3cfac28
維新・新実氏は33万票獲得、他候補を圧倒…自民・西田氏は京都市内で苦戦 京都選挙区分析
7/21(月) 14:04配信


産経新聞
圧勝した日本維新の会・新実彰平氏=20日午後、京都市下京区(渡辺大樹撮影)

20日に投開票された参院選京都選挙区(改選数2)は、日本維新の会新人の新実彰平氏(36)と自民党現職の西田昌司氏(66)の2人が当選した。高い知名度を生かし政権批判票を取り込んだ新実氏は30万票以上を得て他候補を圧倒。一方、立候補者9人のうち6人が10万票を超えるなど、過去にない混戦となった。


投票率は令和4年の前回選を7・82ポイント上回る58・73%だった。投票率が55%を上回るのは平成19年(56・37%)以来18年ぶり。3連休の中日で投票率の低下が懸念されたが、主要政党が相次いで候補者を擁立し、注目度が増したことが影響したとみられる。

33万票を超える票を得てトップ当選を果たした新実氏は、大票田の京都市で約18万5千票を獲得。市内全区で最も多く票を獲得し、他候補に大差をつけた。伝統的に自民党が強い府北部の舞鶴市や福知山市のほか、府南部の宇治市や長岡京市でも最多得票となるなど、知名度を生かして圧倒的な強さを見せた。

4選を決めた西田氏は約19万票にとどまり、6年前の参院選(約42万票)から大きく減らした。特に京都市内での得票減が顕著だった。

3選を逃した共産党現職の倉林明子氏(64)は、西田氏に約2万6千票及ばず約16万3千票に終わった。京都市の得票数ではわずかに西田氏を上回ったものの、その他の地域で差をつけられた。(入沢亮輔)


https://www.sankei.com/article/20250721-J6RFSK3OJRLA3J76Q2SY3IXCXI/?outputType=theme_election2025
自民・西田昌司氏と競り合うも及ばず 共産・倉林明子氏議席失う 参院選京都選挙区
2025/7/21 00:44
20日に投開票が行われた参院選。京都選挙区の共産党現職、倉林明子氏(64)は候補者9人による激しい競り合いの末、落選が確実となった。

落選確実が判明すると、京都市中京区の選挙事務所に集まった支援者らから「えー」「どうしよう」などと落胆の声が漏れた。倉林氏は「残念。異常な暑さの中で支援者や党員、市民のみなさんに奮闘していただいて、私自身も候補者として戦い抜いた結果だ。勝てなかったが、この戦い通じ、ここまで追い上げることができた」と語った。

倉林氏は府議、京都市議を経て平成25年の参院選で初当選。今回の選挙戦では、消費税減税や北陸新幹線の延伸計画反対などを軸に、自公維が進める病床の削減を痛烈批判。「軍事費削って医療・介護・福祉・教育に回せ」と生活者目線での訴えを続けた。

党は2期12年を守ってきた倉林氏の議席を「宝の議席」と位置付け、志位和夫議長や田村智子委員長ら党幹部が繰り返し応援演説に入るなどして、「屈指の総力戦」(陣営幹部)を展開した。

党勢の低迷が指摘される中、支持層が重なるとされる、れいわ新選組の新人候補擁立もあり、政権批判票は分散した。これまでの実績を最後まで訴えたが、乱戦を制すことはできなかった。(塚脇亮太)

1098OS5:2025/07/21(月) 20:48:00
>>1090-1091
https://news.yahoo.co.jp/articles/d66fbfc2072a4b87f97f170353d500975c1af935
保守分裂選挙で敗北、自民・和歌山県連会長が辞表 無所属で出馬の望月良男氏の処分を検討
7/21(月) 19:48配信

産経新聞
落選が確実になり厳しい表情を浮かべる二階伸康氏=20日午後、和歌山市(泰道光司撮影)

自民党和歌山県連は21日、代表役員会を開いた。保守分裂選挙となった参院選和歌山選挙区で公認候補の二階伸康氏(47)が無所属の望月良男氏(53)に敗れたことを受け、県連の石田真敏会長(元総務相)が辞表を提出。望月氏が出した離党届の受理を保留していたが、党紀委員会で処分を検討することを決めた。

自民党県連は今年2月、役員投票で二階氏を公認候補に選出した。投票時には関係者が「結果にかかわらず、公認候補者の選挙に尽力する」との誓約書を提出したが、望月氏は4月に無所属での立候補を表明。選挙戦では、自民党を離党した世耕弘成元経済産業相の全面的な支援を受けた。

石田会長は辞表提出に至った理由を「党員や経済団体などから『保守分裂だけはやめてほしい』といわれ誓約書も取ったが、避けることができなかった。それが原因で負けた」と説明した。県連の中村裕一幹事長(県議)も辞任の意向を示している。石田会長の辞表の受理は26日に開く県連拡大役員会にはかられる。

望月氏の離党届については県連内で「受理の判断は選挙後まで待つべきだ」との意見があり、対応を保留していた。誓約書に反した立候補は党則違反に該当するとして、党紀委員会で処分を検討する。


https://www.iza.ne.jp/article/20250720-PN3IMUCBOJJNRJ2TW2GG7QEJCA/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

参院選和歌山選挙区 二階伸康氏は敗北 再び〝世耕陣営〟と対峙、鶴保議員失言で逆風に
2025/7/21 01:23
20日投開票の参院選の和歌山選挙区(改選数1)では、自民党新人の二階伸康氏(47)が敗れた。昨秋の衆院選で、自民を離党し参院からくら替えした世耕弘成元経済産業相との保守分裂選挙に敗北。今回は「ラストチャンス」と背水の陣で臨んだが、議席獲得はならなかった。

落選の報を受け、午後11時15分ごろ、市内の事務所に姿を見せた二階氏は「議席を守れなかったこと、深くおわびします」とした上で、「敗北の責任は私にある。これを糧とし、県民の皆さんから再び信託をいただけるようにしなければいけない。この度は、本当にありがとうございました」と支持者に頭を下げた。

二階氏の父で元自民党幹事長の俊博氏は長年、和歌山県内で世耕氏と主導権争いを繰り広げてきた。今年2月の自民党県連の役員投票では二階氏が公認候補に選ばれたが、敗れた元有田市長、望月良男氏(53)が世耕氏の全面的な支援を受けて無所属で出馬。衆院選に続いて〝世耕陣営〟と対峙(たいじ)することになった。

二階氏は党県連や俊博氏に近い県町村会など組織の支援を得て活動。石破茂首相ら党幹部も次々と応援に駆け付け支持を訴えたが、激しい逆風に見舞われた。地元選出の鶴保庸介参院議員が和歌山市で開かれた集会で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。選挙戦への影響は避けられず、県連関係者は「票を減らす大きな批判につながった」と苦い顔で語った。



和歌山選挙区には、前久(共産)、二階伸康(自民)、望月良男(無所属)、浦平美博(維新)、末吉亜矢(無所属)、本間奈々(諸派)、林元政子(参政)の7氏が立候補していた。

1099OS5:2025/07/21(月) 20:51:31
https://x.com/miraisyakai/status/1947234880427057170
三春充希(はる)⭐第27回参院選情報部
@miraisyakai
·
1時間
第27回参院選比例代表 開票終了

自民 1280万 8306票 (21.6%)
国民   762万 0489票 (12.9%)
参政  742万 5053票 (12.5%)
立憲  739万 7459票 (12.5%)
公明   521万 0569票 (8.8%)
維新   437万 5926票 (7.4%)
れいわ 387万 9914票 (6.6%)
保守  298万 2093票 (5.0%)
共産  286万 4738票 (4.8%)
みらい 151万 7890票 (2.6%)
社民  121万 7823票 (2.1%)
N党   68万 2626票 (1.2%)
再生   52万 4787票 (0.9%)
誠真   33万 3263票 (0.6%)
無連   28万 9222票 (0.5%)
改革     5万 5232票 (0.1%)

まだ若干の票の訂正がありえます。




://news.yahoo.co.jp/articles/ce88b03deea6354b005ba159e3ef462063e4659c
比例代表の得票、立民は参政を下回る 政治思想史家「左の大結集、戦後政治の夢ついえる」
7/21(月) 18:46配信
産経新聞
立憲民主党の野田佳彦代表(左)と参政党の神谷宗幣代表

参院選(20日投開票)比例代表を巡っては、「日本人ファースト」を掲げた参政党の得票数が立憲民主党をわずかながら上回り、自民、国民民主両党に次ぐ3位に躍進した。政治思想史家の河野有理(ゆうり)法政大教授は21日、X(旧ツイッター)で、「『自民党より左』の大結集で政治を変えるという戦後政治の<夢>がついに最終的についえた」との見方を示し、「極めて大きな地殻変動の現れ」を指摘した。

■参政支持のうねりの過小評価指摘

参政は、比例代表で742万5053票(得票率12・6%)を得て、立民の739万7456票(同12・5%)を、2万7597票差で上回った。国民民主は762万492票(12・9%)。野党3党が得票率13%弱でほぼ並ぶ結果となった。

河野氏はXで、参政党に対する評価を巡って、「『参政党支持している人は周りにはいない、いたら縁を切る』みたいな選挙前によくいた人たち、よほど世界が狭いか、相手が大人で話を合わせてもらっているのだろうなという感じ」と書き込んだ。

改選22議席の立民は、選挙区15議席、比例代表7議席の計22議席と横ばいの結果にとどまった。

■山口二郎氏も「これ、ほんと」

河野氏は、立民について、「今回で伸びないならいつ伸びるのかという話であり、相当に厳しい結果なのではないだろうか」との見方を示し、「執行部がこれを厳しい結果と思えていないなら本当に将来がなさそうである」と指摘した。

この投稿については、野党共闘の強化に尽力し続けた政治学者の山口二郎法政大教授も「これ、ほんと。私の政治学者人生も終わったということ」とXで賛意を表した。

山口氏は立民のベテラン勢はもはや後進の育成に注力すべきとの考えを示し、立民の現状について、「実質的な敗北と、厳しく総括すべき。私自身も、かつて民主党政権を担った政治家が最後にもう一花咲かせてほしいと思って応援したが、民意との乖離(かいり)が極めて大きいことを痛感する」と訴えた。(奥原慎平)

1100OS5:2025/07/21(月) 20:52:03
https://www.iza.ne.jp/article/20250721-P4JAIUFBJNBGLFDQGLWUTEOTQI/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
自民保守系落選相次ぐ 佐藤正久、山東昭子、赤池誠章、杉田水脈、和田政宗、長尾敬各氏ら
2025/7/21 10:13
20日投開票の参院選の全議席が確定し、自民党の保守系候補の落選が相次ぐ事態となった。自民の左傾化が懸念される一方、保守系の有村治子元女性活躍担当相は5回目の当選を果たした。

比例代表で落選した保守系候補は「ヒゲの隊長」の愛称で知られる佐藤正久幹事長代理、山東昭子元参院議長、保守系グループ「保守団結の会」で代表世話人の赤池誠章氏、杉田水脈元衆院議員、和田政宗参院内閣委員長、長尾敬元衆院議員ら。

長尾氏はX(旧ツイッター)で、「真の独立国家日本を取り戻す」と選挙戦に臨んだ決意を振り返った上で、「皆さまのあらゆるご支援を全て無駄にしてしまい、政治家として万死に値すると思っております」と苦渋の思いを書き込んだ。

杉田氏もXで、「素晴らしいスタッフに囲まれて悔いのない活動ができました。なにより、私のことを信じて応援してくださった皆さまに心より感謝申し上げます」と謝意を示した上で、「これからも日本のため、力を尽くして参る所存です」と誓いを新たにした。



今回、自民の比例代表の獲得議席は平成22年参院選と並ぶ過去最低の12議席に落ち込んだ上、令和元年の参院選から導入された特定枠で、舞立昇治、福山守両氏が優遇されたため、残る29人の候補で10議席を争う展開となった。(奥原慎平)

1101OS5:2025/07/21(月) 20:52:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/c65e1ea0fd1119d76a2b3b471fd9712c9ab6073e
参院選で過去最低8議席の公明 比例票も前回から約100万票減 強みの組織力に陰り
7/21(月) 19:14配信

産経新聞
取材を終え退室する公明党の斉藤鉄夫代表=20日夜、東京都新宿区の党本部(松井英幸撮影)

公明党は20日投開票の参院選で、改選14議席の維持を目標としたが、6議席減らし、党としては過去最低の8議席の獲得にとどまった。埼玉、神奈川、愛知の3選挙区でいずれも新興勢力の参政党候補と最後の1議席を争って敗れた上に、比例票も大幅に減少し、深刻な党勢の衰えが浮き彫りとなった。

「地域の意見を吸い上げ、われわれの考え方を浸透させていく党組織の差が少し出てきたと感じる」。公明の斉藤鉄夫代表は21日の記者会見で、3選挙区で敗れた要因をそう分析した。公明が参院選の選挙区で落選者を出すのは平成19年以来18年ぶりだ。公明は全国に約3000人の地方議員を抱え、地域に根差した組織力を強みとしてきたが、その組織力に陰りが見える。

700万票を目指した比例票も521万票と目標に遠く及ばなかった。令和4年参院選の618万票から約100万票減ったことは党に衝撃を与えている。今回躍進した参政党と公明の支持者は「基本的に重ならない」(公明関係者)だけに、地力の衰えが一層目立つ結果となった。

1102OS5:2025/07/21(月) 20:53:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/47026030d028da5e542f0fd1f3d5ef3fc19a3d1e
連合候補、立・国で明暗 電機連合が9年ぶり議席【25参院選】
7/21(月) 19:08配信

時事通信
 20日投開票の参院選比例代表で、労働組合や業界団体が擁立した「組織内候補」の成績は―。

 連合傘下の産業別労組(産別)の候補者を見ると、国民民主党から出馬した4人は、電機連合の候補が9年ぶりに議席を得るなど、全員が当選。一方、立憲民主党から立候補した6人は1人が落選し、いずれの党から立つかによって明暗を分けた。

 国民民主の4人のうち、UAゼンセンの候補は約20万5000票を獲得。電力総連候補は約19万4000票、自動車総連候補は約18万2000票、電機連合候補は約9万2000票を得た。いずれも集票力に陰りが見られたが、国民民主躍進の勢いに乗り、全員が当選圏に滑り込んだ。

 一方、立民から擁立した6産別のうち、自治労は約14万8000票、情報労連は約11万6000票、日教組は約11万6000票、JP労組は約10万票、JAM・基幹労連は約9万5000票、私鉄総連は約7万4000票を集めた。ただ、私鉄総連の候補は個人名投票で上位から10番目にとどまり、当選圏だった上位7人に入れなかった。

 自民党からは業界団体の組織内候補が上位で当選。全国郵便局長会は約48万票を獲得し、特定枠を除いて同党で首位だった。全国建設業協会、全国農政連、日本医師連盟、日本看護連盟なども議席を確保。一方、日本歯科医師連盟は約10万2000票を集めるにとどまり、現職が落選した。

1103OS5:2025/07/21(月) 20:53:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecf532bf44d6a16ab18913c6e90c7be819c50520
社民党の福島党首「政党要件を確保した」 参院選比例の得票率が2%超に 沖縄は9.55%「極めて高い」と評価
7/21(月) 13:37配信

沖縄タイムス
得票率が2%を超え、社民党が政党要件を満たしたと会見でアピールする福島瑞穂党首(中央)=21日午前、東京都中央区・社民党本部

 【東京】社民党の福島瑞穂党首は第27回参院選投開票から一夜明けた21日午前、東京・中央区の党本部で記者会見し、得票率が2%以上となり、公職選挙法上の政党要件を満たしたとアピールした。「厳しい中、政党要件を確保し、議席を獲得できたのは有権者が社民党に残ってくれと思ってくれたからで、心からお礼を申し上げる」と述べた。

 沖縄県内の比例代表の党派別得票率で社民は9・55%だった。福島氏は「沖縄は極めて高い」と評価した。

 比例代表の山城博治氏が落選したことには「沖縄平和運動センター元議長であり、党として立候補を頼んで戦ってもらったが、当選させられなかったのは痛恨の極みだ。申し訳ない」と語った。

 公選法上の政党要件を維持するには(1)所属議員5人以上(2)直近の衆院選か参院選で得票率2%以上―のどちらかを満たす必要がある。

 福島氏は3月の全国代表者会議で「得票率が2%に達しないと、政党要件を失う厳しい選挙だ。党を残すため、あらゆる力を結集し、頑張り抜く」と強調していた。

1104OS5:2025/07/21(月) 20:59:03


滋賀    
◯202,850自:宮本和宏 新 元守山市長
✕161,272国:堀江明  新 中小企業診断士
✕124,017維:岡屋京佑 新 新聞記者
✕119,207参:中田あい
✕050,097共:佐藤耕平
以下略


https://www.sankei.com/article/20250721-P3IPK2VCK5LS7JS7GVKTCZTP7A/?outputType=theme_election2025
自民・宮本氏、薄氷の勝利 野党乱立に助けられ 参院選滋賀選挙区 比例は国民、参政躍進
2025/7/21 20:20
20日に投開票された参院選。過去最多の7人が争った滋賀選挙区(改選数1)は自民党新人の宮本和宏氏(53)が初当選を果たした。逆風の中、自民は6年前の参院選で失った議席を奪還したが、宮本氏の得票数が約20万2千票だったのに対し、国民民主党新人の堀江明氏(38)は約16万1千票、日本維新の会新人の岡屋京佑氏(32)が約12万4千票、参政党新人の中田あい氏(46)が約11万9千票を獲得。野党候補乱立による政権批判票の分散に助けられた「薄氷の勝利」だった。

5人が立候補した3年前の前回参院選で再選を果たした自民の小鑓隆史氏の得票数は約31万5千票。宮本氏の約20万2千票はこれを10万票以上も下回った。

立憲民主党と国民の推薦を受けて無所属で出馬して小鑓氏に敗れた田島一成氏の得票数は約19万票で、今回両党の候補一本化で立民の支援を受けた堀江氏の約16万1千票よりも多い。

一方、前回参政から立候補した片岡真氏の得票数が約3万5千票だったのに対し、今回の参政候補の中田氏は3倍以上の約11万9千票を獲得。滋賀選挙区初の維新候補として出馬した岡屋氏も約12万4千票を集めた。政権批判票が参政や維新にも流れたことが、結果として宮本氏を利した。

滋賀県内の比例代表の党派別得票数をみても、自民の苦戦は顕著だ。自民の得票数は約13万5千票で、厳しい逆風にさらされた昨年の衆院選比例代表(県内)の得票数約16万2千票から3万票近くも減少。連立政権を組む公明党も約4万5千票から約4万4千票に後退した。

これに対し、国民と参政は大きな伸びをみせた。


国民は衆院選の約5万9千票から今回、約1・5倍の約9万1千票に増加。衆院選で新人が比例復活で初当選した参政は約2万3千票から、約3・7倍となる約8万7千票に増えた。

今回候補を取り下げて国民に候補を一本化した立民は約10万1千票から今回約5万9千票に減らした。衆院選の得票数が約11万2千票だった維新は今回は約10万6千票とほぼ横ばい。共産党は約4万4千票から今回約3万4千票に減った。

比例代表の得票率を党派別にみると、自民20・04%▽立民8・86%▽公明6・57%▽維新15・8%▽共産5・11%▽国民13・54%▽参政12・95%▽NHK党1・08%―だった。

1105名無しさん:2025/07/21(月) 21:09:07
>>1103
https://www.sankei.com/article/20250721-6SWVOPQFGZBQ7KHLQ5BSLSD44I/?outputType=theme_election2025
LGBT法採決で退席などの衆参自民議員5人中4人姿消す 残るは非改選の青山繁晴氏のみ
2025/7/21 13:38

自民党の青山繁晴参院議員

20日投開票の参院選で山東昭子、杉田水脈、和田政宗の各氏が落選したことで、LGBTなど性的少数者への理解増進法の採決で欠席・退席した衆参両院の自民党議員5人のうち4人が国会から姿を消すことになる。残るは非改選の青山繁晴参院議員だけだ。

令和5年6月のLGBT法の衆院採決では、杉田氏が欠席。高鳥修一氏は採決時に本会議場を退席して議場外のトイレに入り、採決後に戻った。高鳥氏は法案に反対していた。

記者団に退席の理由を問われ、「おなかが痛いということだ。生理現象だ」と説明。法案について「法案とは別に、公衆浴場やトイレなどで女性や子供たちを守るための法整備が必要だ」と事務所を通じてコメントした。参院では山東、青山、和田の3氏が採決時に退席した。

高鳥氏は昨年10月の衆院選で議席を失った。杉田氏は衆院選に出馬せず今回の参院選に出馬したものの、山東、和田両氏とともに議席に届かなかった。

山東氏は公約で「お風呂やトイレなど〈女性スペース〉は、生来の性別に基づく利用ルールで安心・安全を確保。なりすまし等の犯罪を未然に防ぐ視点から、LGBT関連法の改善にも取り組み、すべての家族が心から安心できる社会を実現します」と掲げていた。

1106OS5:2025/07/21(月) 21:09:58
リンク間違えた>>1100

1107名無しさん:2025/07/21(月) 21:10:52
>>1103
https://www.sankei.com/article/20250721-W5QVQKD4MNETVE24MDXQM3WHOQ/?outputType=theme_election2025
政党要件維持の社民、ラサール石井氏当選も落選の憂き目の大椿氏 福島党首「痛恨の極み」
2025/7/21 14:24
20日投開票された参院選比例代表で社民党は得票率2・1%を確保し、公選法上の政党要件を何とか維持した。比例代表に擁立したタレントで新人のラサール石井氏(69)が約21万票を獲得し初当選した一方、大椿裕子副党首(51)は約6万票。議席を守れなかった。近年の得票数を踏まえると2議席獲得が厳しい情勢の中、社民はラサール石井氏の知名度の高さに頼った形となる。

「社民は頑張っていく」
「目指した複数当選ができず痛恨の極みだ」

社民の福島瑞穂党首は21日、党本部で記者会見し、参院選についてこう振り返った。

政党要件を維持したことについては、「皆さんのおかげだ。何か一つ欠けても実現できなかった。これをしっかり受け止めて、皆さんとリブート(再起動)で頑張っていく」と語った。

党勢拡大に向けては「たくさんの人にどんどん入ってもらい、社民党を面白く、外に向かっても働きかけたい」と述べ、「立憲主義を掲げる政党や人々と力を合わせて、社民党は頑張っていく」と強調した。

同席したラサール石井氏も支援者らに謝意を述べた上で、「私の力不足もあるが、複数当選できなかった」と語り、「一緒に戦った候補者の票が1票足りなくても、2%の政党要件を得られなかった可能性がある。まさにワンチームで戦った」と語った。

大椿氏「2年3カ月の仕事見てくれた」
落選の憂き目を見た大椿氏は令和元年の参院選で社民の比例代表で敗れたが、5年4月に繰り上げ当選。有期雇用を理由に勤めていた大学から雇止めされた実体験から、選挙戦でも非正規雇用労働を最小化する法整備の必要性を訴えていた。

参院選終盤、党本部はラサール石井氏当選に力を集中させたとの見方を一部の党関係者は指摘する。


街頭で政策を訴える社民党の大椿裕子副党首=19日午後、東京都渋谷区(奥原慎平撮影)
街頭で政策を訴える社民党の大椿裕子副党首=19日午後、東京都渋谷区(奥原慎平撮影)
一方、ラサール氏は会見で、大椿氏に言及し「ここまで地盤を固め、支持者を増やし、やりかけの仕事がたくさんあると。悔しい思いに報いるためにも、小さくても声を出して、声が、大きな力になるように頑張りたい」と語った。

大椿氏も、産経新聞の取材に「票にならない仕事をしたといわれたが、2年3カ月の仕事を支援者に見てもらえた」と一定の手応えを口にした。

「泣けるが楽しかった」
「仕事」について、兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題で公益通報者保護法を巡り、政府から斎藤氏が示す解釈と異なる見解を引き出したり、長生炭鉱(山口県宇部市)で戦時中に起きた事故を巡り、朝鮮半島出身者を含む犠牲者の遺骨収容に向け、石破茂首相から現場視察に前向きな答弁を引き出したりしたことを挙げた。


大椿氏は21日早朝、X(旧ツイッター)で午前5時に秘書と2人で参院議員事務所の片づけを開始したことを明らかにし、「ご飯食べて、事務所&宿舎サッサと撤収」と書き込んだ。


自身が所属した参院厚生労働委員会を挙げて「厚労の質問スケジュール片付けながら泣けるー!質問楽しかったー!」と複雑な心境もにじませた。(奥原慎平)

1108OS5:2025/07/21(月) 21:11:39
https://www.sankei.com/article/20250721-VHJXLYXLLRDW3MK5DUFBNMY4IU/?outputType=theme_election2025

参院比例、個人別は北村晴男氏が97万票トップ 浜田聡氏は全体7位で蓮舫氏に迫るも落選
2025/7/21 13:48

20日投開票の参院選の比例代表は21日正午時点で、個人別の得票数は日本保守党の新人で弁護士の北村晴男氏(69)が約97万票でトップとなっている。2〜5位は自民、公明両党の候補で、6位は立憲民主党の元職、蓮舫氏(57)。

政治団体「NHK党」が擁立した現職の浜田聡氏(48)は個人で全体の7位となる33万票余りを獲得し蓮舫氏に迫るが、NHK党の総得票数が約68万票にとどまり議席の配分がなかったことから、涙をのんだ。

比例代表の個人別得票数の上位10位(選管最終)
(1)北村晴男(保守)97万5122

(2)犬童周作(自民)48万2058

(3)山田太郎(自民)38万1185

(4)平木大作(公明)37万7986

(5)司隆史(公明)34万1441

(6)蓮舫(立民)33万9311

(7)浜田聡(N党)33万5462(落選)

(8)佐々木雅文(公明)32万5345

(9)原田大二郎(公明)31万0047

(10)安野貴博(チみ)23万9349

1109OS5:2025/07/21(月) 21:12:10
https://www.sankei.com/article/20250721-N4YHN6UCKNDODOO6VRKHGVFYF4/?outputType=theme_election2025
「脅威のうっちゃり」鈴木宗男氏、政界引退宣言後の滑り込み当確は「3度目の奇跡」
2025/7/21 16:11
20日投開票の参院選で23年ぶりに復党した自民党から比例代表で出馬、最後の当選者として滑り込んだ鈴木宗男氏(77)が21日午後、札幌市内で記者会見し、約8時間前に表明した「政界引退」の意向を撤回した。劇的な結果に終わった選挙戦を改めて振り返り、「私にとっては3度目の奇跡」と手放しで喜んだ。

同市中央区にある事務所には、支援者ら約20人が集まった。正午すぎには正式に当選確実の一報がスタッフにも伝えられ、大きな歓声が沸き上がった。鈴木氏は約10分後、自民党衆院議員で長女の貴子氏とともに姿を現し、支援者らと喜びを分かち合った。

鈴木氏は「目に見えない力によって生かされ、また国政に戻ることができた」と表現。「1度目は昭和58年の初当選。2度目は(あっせん収賄事件で)逮捕から国政復帰を果たした平成17年。そして今回、奇跡はこれで3度目だ」と言葉を詰まらせた。

復党した自民党が大きく議席を減らす中、一度は政界引退の意向を公言し、議員活動に終止符を打つはずだった。だが、事務所に戻り、貴子氏からお守りをもらうと「そこから急に運気が上がった」との逸話を明かし、ワイシャツの胸ポケットにしまった娘のお守りに何度も手を当てた。

支援者からは「脅威のうっちゃり」と土壇場での議席獲得をたたえる声が上がり、鈴木氏も照れくさそうな表情を浮かべ、深々と頭を下げた。「選挙結果は与党にとって厳しい結果となったが、自民党を立て直すと言い放った以上、生涯政治家として、またしっかり働きたい」と力を込めた。

1110OS5:2025/07/21(月) 21:15:18
https://www.sankei.com/article/20250721-ZGVPSFH6HVFF3KBICV5YHX4KEI/?outputType=theme_election2025
旧統一教会、集票力の低さ示す 参院選で支援のNHK党・浜田聡氏が落選、千葉の信者も
2025/7/21 09:52
東京地裁の解散命令決定に対する即時抗告審が東京高裁で続いている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は、20日に投開票された参院選の比例代表でNHK党の現職、浜田聡氏(48)を支援したが、浜田氏は議席を維持することができなかった。現役信者で千葉選挙区の諸派新人、小笠原裕氏(62)も落選。「政界に影響力を行使してきた」という風評とは裏腹に、集票力の低さを示した。

浜田氏は、信教の自由を守る観点から旧統一教会への解散命令に反対し、国会質問で度々取り上げていた。NHK党の立花孝志党首は6月の記者会見で、旧統一教会の支援を受けていると明らかにした上で、安倍晋三元首相銃撃事件後の対応について「岸田文雄元首相はなぜか、犯人の思うつぼの解散命令請求に踏み切った。大問題だ」との認識を示していた。教団関係者によると、教団系の政治団体、国際勝共連合が組織的に支援した。

旧統一教会は1980年代を中心に自民党や旧民社党の候補者を支援してきたが、その後は組織力が低迷。安倍元首相銃撃事件後に自民党から関係を断絶されたため、国政選挙で候補者の支援を行うのは、事件があった令和4年の参院選以来3年ぶり。最近の集票力は全国で6万票前後とされており、約100万票が必要な参院選比例代表に単独で議員を送り出せない実態を改めて浮き彫りにした。

浜田氏は自らの動画チャンネルで「投票してくださった皆様、そして全国で多くのお手伝いをしてくださった皆様の期待に添えず、大変申し訳ありませんでした」と述べた。

また、40年来の信者である小笠原氏は政治団体「日本の家庭を守る会」の代表として、解散命令請求の不当性や、憲法改正による「家庭保護条項」追加などを訴えたものの、最下位となった

1111OS5:2025/07/21(月) 21:20:16
埼玉


◯573,114自:古川俊治  現
◯535,706国:江原久美子 新 県議
◯480,330立:熊谷裕人  現
◯465,278参:大津力
✕441,613公:矢倉克夫  現
✕227,488共:伊藤岳   現
✕198,936れ;桜井奈々絵
✕150,475維:龍野真由美
✕129,130諸:石濱哲信
✕083,957み:武藤かず子
✕050,335社:高井環
以下略

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250721-OYT1T50083/
「超重点区」で公明敗北…「埼玉方式」で協力の自民「票を分ける余裕が、これまでほどにはない」
2025/07/21 13:43
 参院選は20日に投開票が行われ、埼玉選挙区(改選定数4)では、自民党現職の古川俊治さん(62)が4選、立憲民主党現職の熊谷裕人さん(63)が再選をそれぞれ決めた。いずれも新人で、国民民主党の江原久美子さん(54)と参政党の大津力さん(53)は初当選を果たした。過去最多に並ぶ15人が立候補。長引く物価高を巡る消費税減税などが主な争点となった。街頭での訴えに加え、SNSを積極的に活用した候補者も目立った。埼玉選挙区の投票率は56・90%で、2022年の前回選(50・25%)を6・65ポイント上回った。

落選が確実となり、敗戦の弁を述べる矢倉さん(21日午前1時42分、さいたま市浦和区で)
 3選を目指した矢倉さんだったが、与党への逆風や参政党の急伸などを受け、当選を逃した。期間中には石破首相が応援演説に駆けつけるなど自民のサポートを受けたが、票を伸ばすことはできなかった。さいたま市浦和区の事務所に現れた矢倉さんは、支援者に何度も深々と頭を下げた。


 公明党は埼玉選挙区を「超重点区」に位置づけ、斉藤代表ら党幹部が次々と来県し、応援演説を行った。熱心な支持者が集まった街頭演説は盛り上がりを見せた。矢倉さんの顔写真をプリントした自作のうちわを振る姿も見られた。

 矢倉さんは、国際弁護士として関税交渉などに携わった経験をアピール。中小企業の賃上げや、減税と給付の両立の実現などを公約に掲げた。

 陣営では若い世代への浸透を狙い、インスタグラムやユーチューブなどのSNSを使った発信も強化した。演説の配信などを続けたが、支持拡大は限定的だった。

 公明と自民は「埼玉方式」と呼ばれる協力態勢を取り、今回も矢倉さんは自民の推薦を受けた。県内各地で衆院議員らが応援のマイクを握り、地方議員らの案内で企業訪問をするなど、自民の幅広いサポートを受けた。ただ与党への風当たりは強く、自民陣営からは「票を分けられる余裕が、これまでほどにはない」との声が漏れていた。

1112OS5:2025/07/21(月) 21:25:40

・自民・維新・参政の3位争いが苛烈ですね
・社民の泡沫っぷり


兵庫
822,407無:泉房穂   新 前明石市長 立憲推薦
339,822公:高橋光男  現
285,451自:加田裕之  現
275,301維:吉平敏孝  新 東京3区落選
273,844参:藤原誠也
225,402国:多田ひとみ 新 官僚
157,005NHK:立花孝志 元
087,748共:金田峰生  
085,452れ:米村明美  
046,703み:前田実咲
030,638無連:高橋秀彰
028,250社:来住文男 
以下略




https://www.sankei.com/article/20250721-F4YQHPIJ5JKF5LKKBXSYFLLXII/?outputType=theme_election2025
混戦の参院選兵庫 泉氏が圧勝 自公維の構図崩れる 維新は文書問題でのイメージ低下影響も
2025/7/21 16:33

20日夜に始まった参院選兵庫選挙区の開票作業=神戸市中央区港島中町、神戸国際展示場2号館(藤崎真生撮影)

参院選兵庫選挙区(改選数3)は20日の投開票の結果、元兵庫県明石市長で、無所属新人の泉房穂氏(61)が2位に大差をつける約82万2千票もの得票でトップ当選した。公明現職の高橋光男氏(48)、自民現職の加田裕之氏(55)も議席を死守。一方、前回、前々回と候補者がトップ当選していた維新は4位で当選ラインに届かない波乱の展開に。改選数が3となった平成28年以降、自民、公明、維新が議席を分け合ってきた構図は崩れた。投票率は令和4年の前回比8・85ポイント増の60・47%だった。

候補者別の得票数は、泉氏が約82万2千票で、2位以下を大きく引き離し、高橋氏が約34万票、加田氏が約28万5千票だった。当選ラインに届かなかった維新の吉平敏孝氏(44)は約27万5千票、参政の藤原誠也氏(37)は約27万3千票と続き、翌日未明まで大勢が判明しない接戦となった。

過去最多に並ぶ13人が立候補し、かつてない混戦となった同選挙区。自公は議席を維持したものの、高橋氏は6年前よりも約16万3千票、加田氏は約18万票減らした。得票数減少の要因について、公明党関係者は「複数の有力候補が出馬し選択肢が増え、今までの支持者が参政や国民に流れたのでは」と分析する。自民県連幹部も、元々自民を支持していた保守層の票が参政などに流れたとの見方を示し「自民党は保守政党ということをしっかりと訴え行動していかないといけない」と危機感を示した。

当選ラインに届かなかった維新関係者は「(候補者の)名前がそこまで浸透しなかった」とした上で、知名度の高い泉氏に票が流れたと推測。また斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題で当時の所属県議3人が情報漏洩に関与したことに伴う党のイメージ低下の影響について「維新は好きで、吉平さんも好きだけど、兵庫維新はだめだという人もいる。多くの人にそのようなジレンマを与えてしまったのではないか」と話す。


比例票は自民が約47万1千票、公明が約25万3千票、維新が約42万票で、いずれも昨年の衆院選と比べ票を減らす一方、昨年の衆院選で比例票が約9万6千票だった参政は今回約33万票と大幅に増やし、勢いを示した。

1113OS5:2025/07/21(月) 21:36:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/737078aac0227a1af5bbde1a02ae7ffad1c5f7e8
【参院選】全10人落選確実「再生の道」石丸伸二氏「どうしようもない」地上波の党首討論呼ばれず
7/21(月) 9:13配信
20日投開票の参院選で東京選挙区で1人、比例で9人の計10人の候補者を擁立していた、昨年7月の知事選で2位に入った石丸伸二氏(42)が代表を務める政治団体「再生の道」が選挙区、比例代表ともに議席を獲得できないことが確実になった。石丸氏は20日、都内で行った会見では、地上波で行われていた討論会について語る一幕があった。

【写真】全10人落選確実…苦虫を噛み潰したような表情の石丸伸二氏

 石丸氏は会見冒頭で「私を含めて、『再生の道』として、できることはしっかり全部できた、と感じます」と切り出した。一方で「できなかったことはありますか」との質問に対し「例えば党首討論。それこそ地上波で呼んでいただきたかった。本当にそう思います」と語った。

 そして「今回、(東京選挙区の)吉田あやもですが、討論会に呼ばれて出なかった候補者はいません。これは党是というか。方針できっちり定めていました」と語った。

 続けて「一方で既存の政党、現職の議員でも討論会に出ない。あるいは、それこそ事前の情勢調査で優位な候補者は欠席するというのが、東京だけではなくて全国で頻発しています。討論から逃げる人間を果たして本当に政治家にしていいんだろうか? というのが私の強い疑念であるので」と投げかけた。

 その上で「そういう意味では、我々ではどうしようもないところではあるんですが、もし出来ることならば、討論会を公明正大に開いていただきたいですし、そこに参加を認めて頂ければなと思った。ないものねだりの範囲です」と語った。

 石丸氏は1月に「再生の道」を立ち上げ、6月の都議選に向けて候補者を公募。受験者1128人に対して3回の試験を実施し、最終面接をYouTubeで公開した上で42人を擁立したが、全員が落選。今回、参院選に立候補した10人も公募した1128人から選ばれていた。石丸氏は昨年7月の都知事選で地道な街頭演説に加え、SNSを駆使した選挙戦術で165万票を獲得して2位と躍進。一躍「石丸旋風」と呼ばれたが、初の国政選挙でも結果が出なかった。



 石丸氏は参院選をめぐる今月1日の会見で「教育への投資を優先し、持続可能な社会を構築する」とし「教育を最優先」という1テーマ、シングルイシューで戦うことを発表。目標については「今年7月の参院選を経て国政政党の要件を満たす」としていた。

 石丸氏は3日の公示日以降、都内23区を中心に出身県の広島や福岡でも街頭演説を展開。16日の広島の演説では「拍手で余計に感情が…田舎に生まれ、とにかく田舎が嫌で。そこを脱したかったんです。なんでこんなに自分は恵まれてないんだって思ってた。結局、広島に生まれて、石丸の家に生まれてよかったなと今、本当に思います」などと語り、男泣きで群衆に訴えかけていた。

 19日のマイク納めとなるJR赤羽駅東口駅での街頭演説には約4000人以上の群衆が駆けつけた。石丸氏の他、候補者10人が演説する中、X(旧ツイッター)上で合流を呼びかけていた「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(48)が電撃合流。ひろゆき氏による地元赤羽トークを交えながら、投票を呼びかけていた。

1114OS5:2025/07/21(月) 21:40:11
>>1096
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1189013/
自民が底力 新興勢力かわす 参院選北海道選挙区
則定隆史 会員限定記事
2025年7月21日 4:05(7月21日 4:33更新)
 <解説>北海道選挙区(改選数3)は自民党が2議席をかろうじて死守し、前回参院選に続き野党に競り勝った。ただ、3議席目に滑り込んだ岩本剛人氏は参政党新人、国民民主党新人との三つどもえの接戦となり、再選が脅かされた。新興勢力の全国的な勢いは道内にも浸透。既存政党への不満を持つ有権者の受け皿となったとみられる。
 道選挙区は2016年に改選数が2から3に増え、当時の民進党が2議席、自民が1議席を獲得。19年と22年は自民が2議席、立憲民主党が1議席を占めた。今回も立憲は1議席を確保し、自民党と旧民主党系が議席を分け合う構図に変化は生まれなかった。
 自民は党員や企業、業界団体の組織票を中心に底力を見せつけた形だ。だが、石破政権への国民の不信感を拭えず、支持層の一部は国民民主や参政に流れたとみられる。道内でも最大の争点となった物価高対策では、北海道新聞の終盤情勢調査で野党各党が主張する消費税の減税・廃止に肯定的な意見が7割超。自民が訴えた、国民1人あたり2万円の給付への支持は広がりを欠いた。
 立憲は今回、国民民主との候補者調整の末、2人目の擁立を見送り、旧民主党の流れをくむ両党で2議席獲得を狙った。しかし、あと一歩及ばず、現職のトップ当選も逃した。
 参政、国民民主はともに道選挙区での得票を30万台に乗せ、前回参院選から3倍以上に増やした。道内に盤石な組織力こそないが、交流サイト(SNS)で発信力を補う選挙戦を展開。支持政党を持たない「無党派層」に加え、政治や選挙に関心の薄かった若者世代の支持を集めた可能性がある。

1115OS5:2025/07/21(月) 21:40:53
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1189012/?utm_source=doshin_digital&utm_medium=internal&utm_campaign=recommended_news
岩本氏、三つどもえ制す 全国的に躍進の国民民主、参政と激戦 参院選北海道選挙区
竹中達哉 金子文太郎 田辺優月 会員限定記事
2025年7月21日 4:02(7月21日 4:31更新)
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再選を決め、支持者と握手する岩本剛人さん=21日午前2時35分、札幌市中央区(藤井泰生撮影)
再選を決め、支持者と握手する岩本剛人さん=21日午前2時35分、札幌市中央区(藤井泰生撮影)

 参院選北海道選挙区(改選数3)は歴史的な大激戦の末、自民党が2議席を確保した。自民現職の高橋はるみ氏(71)と立憲民主党現職の勝部賢志氏(65)に早々と当確が出た後、残る1議席には日付が変わってから自民現職の岩本剛人氏(60)が滑り込んだ。岩本氏が当落線上にいるとみて支援を集中させた自民の戦略が功を奏し、全国的に躍進した国民民主党や参政党の新人とのデッドヒートを制した。
 21日午前2時半ごろ、岩本氏の当選確実が報じられると札幌市中央区の事務所は大歓声に包まれた。陣営幹部は「本当に厳しい戦いだった」と振り返った。
 自民は元知事の高橋氏に知名度で劣る岩本氏を重点候補とし、団体や地方支部の支援を傾ける徹底的な組織戦を展開した。公明党も高橋氏の旧安倍派の裏金不記載問題を踏まえ、岩本氏のみを推薦した。
 だが、物価高対策への不満などの自民への逆風は想定を上回り、岩本氏自身へもこの6年間の地方回りが乏しかったとの指摘があった。それでも報道各社の情勢調査で参政新人の田中義人氏(53)らとの接戦が伝えられると、岩本氏は街頭で初当選時に故安倍晋三元首相の応援を得たと繰り返し、保守票のつなぎ留めに腐心した。
落選が確実となり敗戦の弁を述べて頭を下げる田中義人氏(中央)=21日午前2時35分、札幌市豊平区(中本翔撮影)
落選が確実となり敗戦の弁を述べて頭を下げる田中義人氏(中央)=21日午前2時35分、札幌市豊平区(中本翔撮影)

落選が決まり支援者にねぎらわれる鈴木雅貴さん(中央左)=21日午前2時45分、札幌市中央区(西野正史撮影)
落選が決まり支援者にねぎらわれる鈴木雅貴さん(中央左)=21日午前2時45分、札幌市中央区(西野正史撮影)

 岩本氏と田中氏、鈴木氏との差はわずかで、文字通り薄氷の勝利。岩本氏は「厳しい経済情勢の中、基幹産業をしっかり守るというわれわれの思いを理解してもらえた」と記者団に語った。
 旧民主系は立憲、国民民主で2議席獲得を目指した。勝部氏の当選確実を受け、立憲道連の逢坂誠二代表は「『立憲民主党頑張れ』という道民の強い声があった」と強調。ただ、前回の2022年参院選は2人を擁立した経緯があり「候補者が勝部氏1人なら受かって当然」(道連関係者)との声も漏れた。目標とした70万票でのトップ当選にも及ばなかった。

 新人の鈴木雅貴氏(33)を擁立した国民民主は地方議員が3人のみで道内での基盤が弱く、手探りの戦いを続けた。選挙ポスターの掲示や集会の動員の一部は立憲道連や立憲を支援する官公庁などの労組を頼った。道内入りした党幹部は「昨秋の衆院選の勢いはない。参政などに支持が流れている」と漏らした。
 序盤情勢で勝部氏優勢の見方が広がると「立憲を支持する組合員が『旧民主系で2議席を』と自発的に鈴木氏に投票する現象が一部で起こった」(労組関係者)。だが、立憲との戦略的な票割りはなかったとみられ、議席に一歩届かなかった。
 報道各社の序盤の情勢調査で議席争いが報じられ、一躍「台風の目」となった田中氏。外国人による土地購入の規制など保守色の強い政策を交流サイト(SNS)などで発信し、街頭では後志管内倶知安町議出身の経歴も踏まえ、同町内での違法な森林伐採問題も取り上げた。党のスローガンの「日本人ファースト」にならい「北海道民ファースト」も訴えた。
 選挙戦17日間のうち、15日間は無党派層が多いとされる大票田の札幌市での活動に集中。神谷宗幣代表が9日に札幌で行った街頭演説には500人近い聴衆が集まり、田中氏は選挙戦終盤、「北海道の政治の景色が変わった」と手応えを語った。主要政党の一角は崩せなかったが、道内にも吹いた旋風に各党の関係者は「ここまでとは」と危機感をあらわにした。
( 竹中達哉 、金子文太郎 、田辺優月 )

1116OS5:2025/07/21(月) 21:49:30
鹿児島
◯301,026無:尾辻朋実 新 立憲推薦
✕234,893自:園田修光 元
✕170,989参:牧野俊一



https://news.yahoo.co.jp/articles/5761c73ac97e8844181d6d4fda008e93481f0446
【記者解説】参院選 鹿児島選挙区 「保守王国」鹿児島に激震走る
7/21(月) 19:48配信


鹿児島テレビ

参院選の取材にあたった安楽記者とお伝えします。

よろしくお願いします。

美川キャスター:自民党が強い保守王国・鹿児島に激震が走る結果でしたね。


はい、まずはこちらをご覧ください。
過去の鹿児島県の参院選の結果なんですが、改選議席が1になった2001年から全て自民党の候補が勝ってきました。しかし今回は初めて立憲推薦の尾辻さんが勝利を収めました。


美川キャスター:その要因はどこにあったんでしょうか?


まずは尾辻さんが事実上の野党統一候補となれたことが大きかったと思います。当初、立候補を表明していた共産党の女性が公示5日前に尾辻さんの支援に回ることを決めました。

これに加えて推薦する立憲民主党は、公認並みの態勢で続々と政党幹部を鹿児島に送り込み、尾辻さんを支えました。

出口調査の結果を見ると、立憲民主党を支持する人の9割近く、そして共産党を支持する人の8割近くが尾辻さんに投票しているため、野党支持層をしっかり固められたことが見て取れます。


坪内キャスター
こちらの調査でもう1つ注目したいのは、自民、公明、どちらも3割余りの人が尾辻さんに流れたと言っていいかもしれませんが、こうなりますと、なぜ保守王国とも呼ばれる鹿児島で園田さんが票を伸ばすことができなかったのか、ということになりますがいかがでしょうか。


まず一つ目は自民党の地盤固めが進まなかったことが挙げられると思います。こちらは衆院選の区割りを表したものです。

1区と3区は青の立憲民主党、2区と4区は赤の自民党がそれぞれ議席を持っています。今回、園田陣営としては議席を持っているこの2区と4区で差をつけたいところでした。

しかし今回、尾辻さんが勝った地域を青、園田さんが勝った地域を赤に色分けすると2区と4区のエリアでも尾辻さんが上回る地域が多くあります。そして森山幹事長のお膝元である鹿児島県霧島市や鹿屋市でも園田さんは勝つことができませんでした。

前回の参院選ではこの2つの自治体で、自民党候補がそれぞれ1万票近く差をつけて勝っていただけに、園田さんにとっては厳しい選挙となりました。


坪内キャスター
今回園田さんが及ばなかったもう一つの要因はなんでしょうか?

1117OS5:2025/07/21(月) 21:49:42


はい、参政党に吹いた追い風です。
今回、自民党が勝てなかった鹿児島県霧島市、鹿屋市の得票数を見てみます。

霧島市では2番手の園田さんと3番手の牧野さんはほぼ互角の1万5千票、鹿屋市でも牧野さんは1万票以上を獲得しています。

さらに県内一番の大票田である鹿児島市でも、園田さんと牧野さんの差はわずか2000票でした。

参政党は保守層からの支持を受けると言われているため、参政党が躍進したことで自民党が上積みできる可能性があった票が取れなかった可能性があります。


坪内キャスター
得票数を見ても参政党の躍進であったり、保守層が流れたということが見て取れますね。今回のこの参院選の鹿児島選挙区では、自民党が議席を取ることができずに、そして鹿児島選出では初の女性国会議員誕生ということになりました。

改めて今回の鹿児島選挙区を振り返ってどんなことを感じましたでしょうか?


はい、まずは今回の選挙、そして今後の政権について専門家の声を聞きました。

山口大学(鹿児島の政治に詳しい)・山本敬生准教授
「事実上の政権交代が起きたと考えている。自民党は野党の協力なしには政権運営できない。野党の政策を丸のみするくらいの気持ちで野党の意見に耳を傾けなければならない。一方の野党も自分たちが政権を担当しているんだという気持ちで自民党に対して積極的に政策提言をして自民党を動かしていくと、それくらいの覚悟と緊張感を持って政治に取り組んでほしい」

今回の参院選は物価高対策という私たちにとっても身近な話題を中心に論戦が繰り広げられ、投票率も上がり政治に関心を持った人も多かったと思います。

今後、与党も厳しい国会運営が予想される中で、鹿児島を代表して国政の舞台に立つ尾辻さんは、選挙戦で訴えたことをどう実現していくのか?尾辻さんには県民から厳しい目が向けられていることをしっかりと心に止めて、鹿児島のために働いてほしいと思います。


以上、安樂記者の解説でした。

鹿児島テレビ

1118OS5:2025/07/21(月) 21:54:37
大分(自)【野党一本化】  
◯207,250立:吉田忠智 元 23年補欠選落選
✕193,277自:白坂亜紀 現
✕106,687参:野中しんすけ 

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc1868a880aced1381fc325268c974fcf414b59b
参議院選挙大分 自民現職が敗北、背景に参政党…結果を分析【記者解説】
7/21(月) 19:24配信


OBS大分放送
大分放送

参院選大分選挙区は、立憲民主党元職の吉田忠智さんが国政への返り咲きを果たしました。選挙結果について、OBS県政キャップの糸永記者が解説します。

【写真を見る】参議院選挙大分 自民現職が敗北、背景に参政党…結果を分析【記者解説】

まずは有権者の4割を占める大分市の結果が勝敗を大きく分けたといえます。同じ2人が戦った2年前の補選と比べ、得票率は白坂さんに対し、吉田さんが広げたリードは0.6ポイントでしたが、投票率が大幅に上昇したことで、得票数は2万以上の差がつきました。

また、出身地の臼杵や日田市などでも上回り、別府市や中津市でも前回以上に吉田さんが票を伸ばして差を縮めたことも勝因のひとつです。

白坂さんは現職の強みがある一方、議員歴が2年あまりと浸透不足という課題がありました。そのため、県選出の国会議員や地方議員が前面にたって支持拡大に走ったほか、小泉農政大臣をはじめ、大物議員が相次いで応援に入り、終盤にかけて追い上げましたが、及びませんでした。

また、参政党の野中さんも10万票を超え、一定の支持を得ました。白坂さんの得票数が減少した今回の投票結果からは、自民党に不満を抱いた層の一部が野中さんに流れたとみられます。また、投票率が上昇したことから新たな支持層を掘り起こした側面や政権批判票の受け皿になった点もあげられます。

今後の政局については、自民・公明は衆議院に続き、参議院でも少数与党となりました。石破総理は一夜開けた21日の会見で正式に続投の意向を示しましたが、党内からは責任を問う声もあり、政権運営は一層厳しさを増すことになりそうです。

大分放送

1119OS5:2025/07/21(月) 21:57:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/218bc3ae3493db7e6da96ad8501162f92c70acf5
「参政は関東でも議席、維新は埋没」 “全国政党”へ 躍進と失速
7/21(月) 20:35配信

毎日新聞
当選から一夜明けて、通りかかった若者と言葉を交わす宮出千慧氏=大阪市北区で2025年7月21日午前8時18分、加古信志撮影

 20日投開票の参院選は、政権批判の受け皿となるべく、野党もしのぎを削った。参政党は関東や九州の選挙区を含む14議席を獲得し、「全国政党」として躍進した。

【写真まとめ】2025参院選 落選確実となった主な候補者

 一方、日本維新の会は大阪、京都選挙区と比例代表で7議席を獲得したにとどまった。比例票は前回から4割減らし、近畿以外での存在感の低下を印象づけた。

 大阪選挙区(改選数4)で初当選した参政新人の宮出千慧氏(40)は21日朝、大阪市北区のJR大阪駅前に立った。報道陣の取材に「責任の重さを感じる。大阪を元気にして、皆さんの声に応えられるように頑張りたい」と述べた。

 近畿2府4県で、参政が選挙区で議席を奪ったのは大阪だけだが、比例代表の得票数は軒並み、2022年の前回参院選から大幅に増えた。維新の約116万票に次ぐ約53万票を集めた大阪と、和歌山が2位。京都、兵庫、奈良でも自民党や維新に続く3位に浮上した。

 大阪は維新の本拠地で、宮出氏は「まだまだ維新は強いと感じた」と語った。しかし、外国人政策などで保守的な主張を展開し、石破政権に不満を抱く自民支持層に加え、維新支持層の一部も切り崩したとみられる。

 維新を離党し、参政の比例代表で再選を果たした梅村みずほ氏(46)は、参政の比例候補10人中最多の約3万票を大阪府内で獲得した。参政府連関係者は「今まで維新や梅村氏に投票してきた人の一部が今回、参政支持に回った」と語る。

 参政の神谷宗幣代表は20日夜のNHK番組で「自公政権とどう向き合うのかは政策ごとに賛否を決めていく」「(立憲民主党とも)是々非々だ」と語った。国民民主とともに「第三極」の新興政党として、維新を脅かす存在となりつつある。

 梅村氏は選挙期間中、毎日新聞の取材に「維新は大阪や関西では支持をいただいていたが、全国ではそうではなかった。でも、参政党への期待は東京、名古屋、福岡、どこも同じ。その反応に驚いた」と語った。

 一方の維新は、今回の参院選で吉村洋文代表(大阪府知事)が掲げた「(改選)現有議席(6議席)以上」という目標は、かろうじてクリアした。しかし、比例代表の得票数は伸びなかった。22年参院選では野党で最多の約785万票を獲得したが、今回は約438万票に激減した。

 党所属国会議員は「参政は関東でも議席を取ったが、維新は立ち位置を明確にできず、埋没した」と振り返る。

 ただ、大阪選挙区では地力をみせ、維新は1、2位で当選した。トップ当選した新人の佐々木理江氏(42)は21日朝、大阪市内で有権者らとあいさつした後、報道陣に「私たちには大阪で15年かけてやってきた実績、ロールモデルがある。関西圏から広げれば全国政党になれる」と語った。

 代表就任後の「初陣」を終えた吉村氏にとって、党勢回復が急務だが、その前に「審判」が待っている。

 党規約に基づき、特別党員(議員や首長ら)が代表選を実施するかどうか判断する。24年10月の衆院選で議席を減らした後は、代表選が実施され、馬場伸幸前代表は責任をとって立候補しなかった。

 吉村氏は20日の記者会見で「代表選をやるなら出ない。執行部にも入らない」と明言した。「内部で仲間割れしているような印象を与えるのは、僕は本当によくないと思う」とけん制した。

 吉村氏に近い地方議員も「この状況で代表選を望む特別党員はいないだろう。いるとしたら旧執行部のメンバーだ」と語気を強めた。【面川美栄、加藤明子、岡崎英遠】

1120OS5:2025/07/21(月) 21:58:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eb9132597fdb50c0728c9f5dea6aa02fd162e30
公明、選挙区落選は18年ぶり 背景に組織力低下と新興政党の台頭
7/21(月) 20:49配信


毎日新聞
参院選を終えて記者会見に臨む公明党の斉藤鉄夫代表=東京都新宿区で2025年7月21日午後4時6分、藤井達也撮影

 20日に投開票された参院選で、公明党は7選挙区に候補者を擁立したが、埼玉、神奈川、愛知の3選挙区でいずれも次点に終わり、改選14議席に届かない8議席にとどまった。公明が参院選の選挙区で全員当選できなかったのは2007年以来18年ぶり。支持母体・創価学会の高齢化に伴う組織力低下や、参政党など新興政党の台頭で、極めて厳しい選挙となった。

 公明は比例代表で700万票獲得を目標に掲げたが、結果は約521万票にとどまった。前回22年参院選の得票は約618万票、24年衆院選は約596万票と低下傾向が続いている。

 斉藤鉄夫代表は21日の記者会見で「議席を大幅に減らすことになったのは私の責任だと思っている。どういう責任の取り方が政治家としてふさわしいか考えている」と述べた。

 政策では減税と給付や、奨学金返済額の一部を所得控除できる「奨学金減税」などを訴えたが、消費税廃止や食料品の軽減税率ゼロを強く訴える野党の主張の前に埋没した。自民党派閥の裏金問題に関与した自民議員を推薦したことも響いたとみられる。【野間口陽】

1121OS5:2025/07/21(月) 22:04:43
香川
174,728国:原田秀一 新 証券界社社員
149,902自:三宅伸吾 現
062,789参:小林直美
021,404無:町川順子 元維新
019,083共:長尾真希



https://news.yahoo.co.jp/articles/a1892f20d2be56cf528e626dc5358916323f1324
「保守王国」崩れた・参議院選挙香川選挙区で国民民主党の原田秀一さんが初当選…玉木雄一郎代表の地元で初の参院議席
7/21(月) 11:22配信

読売新聞オンライン
万歳をする原田さん(20日午後8時16分、高松市で)=枡田直也撮影

 20日に投開票された参院選で、香川選挙区(改選定数1)では国民民主党新人の原田秀一さん(52)が、自民党現職の三宅伸吾さん(63)(公明党推薦)らを破り、初当選を果たした。国民民主は玉木雄一郎代表の地元で初の参院の議席を獲得。自民は2013年から独占してきた議席の一つを失った。

【画像】3選を果たせず支援者に頭を下げる自民・三宅さん(20日午後8時16分、高松市で)

国民・原田さん、玉木代表ら支援
 原田さんの当選確実の知らせが入ると、高松市内の祝勝会場に集まっていた支援者らから大きな拍手が湧き起こった。原田さんは万歳をして、喜びを分かち合った。

 香川県さぬき市出身で、東京の大手証券会社などに勤務。国民民主の公募に、「地方と都市部の格差を解消したい」と応じ、2月に立候補を表明した。

 県内で保守層を含めて幅広い支持を集める玉木代表(衆院香川2区選出)が全面的にサポート。玉木代表の支援企業や後援会を回るだけでなく、一緒に地域のイベントに顔を出して露出の機会を増やすなどして、玉木代表を支持する有権者らへの浸透を図ってきた。

 選挙戦では「車が生活に不可欠な地方ではガソリンが命綱。ガソリン税の暫定税率を廃止し、働く人の手取りを増やす」と党の政策を繰り返し主張。多くの有権者が集まる県都・高松市を中心に街頭演説をしたほか、自転車で各地を回ったり商店街を練り歩いたりして市民らに支持を求めてきた。陣営はSNSで活動の様子を投稿。「手取りを増やす夏」といった短いフレーズを多用してアピールした。

 9日に榛葉賀津也幹事長、16日には玉木代表が来援。玉木代表は高松市中心部での街頭演説で「ふるさと香川で負けるわけにはいかない」と強調。その後の総決起集会でも「原田さんを押し上げ、香川から日本を変えていこう」と語りかけた。

 国民民主の地方議員らが遊説で支え、連合香川も原田さんを推薦。電力や製造業、流通など産業別の労働組合も積極的に原田さんへの1票を周囲に促してきた。立憲民主党は独自候補の擁立を見送り、推薦や支持の決定をしなかったが、地方議員らが自主的に応援した。

 こうした支援が重なり、6人が立候補した戦いだったものの、原田さんが幅広い支持を得ることに成功した。

自民・三宅さん力及ばず
 高松市内の三宅さんの事務所では、敗れたとの一報が入ると、集まった支援者らから落胆の声が漏れた。

 3選を目指した選挙戦。自民派閥の政治資金問題を受けて有権者の厳しい目が自民に注がれていた。その中で、昨年秋の衆院選で躍進した国民民主の玉木代表が必勝を期して擁立した原田さんと対決。自民県連には「過去2回とは違い、本当に厳しい戦いになる」と危機感が漂っていた。

 三宅さんは日本経済新聞記者から政界に転じ、防衛政務官などを務めた実績を有権者にアピール。経済成長をすることによる税収増や安全保障政策の重要性を強調し、「強い日本をつくりたい」と主張してきた。

 自民と連立を組む公明のほか、750以上の企業や団体から推薦を受けた。連日、自民党員やその知人を集めた個人演説会を開き、企業を回るなどの徹底した組織戦を進めた。

 しかし、支持は十分に広がらなかった。選挙戦を通じて国民民主や参政党に支持が集まるようになり、情勢調査でも劣勢が伝わると、親族がマイクを握って「不器用だが、責任感が強い人だ」と訴える場面が見られた。

 小泉進次郎農相、三原じゅん子少子化相を始めとする知名度の高い閣僚らが来援し、てこ入れを図った。15日には石破首相も高松、三豊両市での個人演説会に駆けつけ、「政治家が調子の良い話をしたときに国は必ず滅ぶ」と自公政権の継続を呼びかけたが、幅広い層には浸透しなかった。

1122名無しさん:2025/07/21(月) 22:06:00

参政・小林さん伸びず
 参政党新人の小林直美さん(51)は、6月の東京都議選から続く党の躍進ムードに乗り、精力的に街頭演説を繰り返すなどし、無党派層や保守層からの支持を集めたが、議席を得ることはできなかった。

 国政選挙は3度目の挑戦だった。減税や国債発行による積極財政を訴え、「所得を増やせば、経済成長できる」と呼びかけた。有権者の多い高松市に重点を置くだけでなく、土日にはさぬき、東かがわ両市や西讃も回った。

 14日には神谷宗幣代表が駆けつけ、集まった多くの市民らに「一番やりたいことは教育だ。人づくりで日本を立て直したい」と演説。小林さんも「安心して子育てができる経済支援が必要だ」と主張した。


共産・長尾さん支持欠く
 共産党新人の長尾真希さん(36)は、街頭での訴えを中心に県内を回ったが、党員や支持者らが高齢化する中で、十分に支持を集められなかった。

 「しんぶん赤旗」記者として医療や福祉を取材してきた経験などを踏まえ、「消費税廃止を目指し、緊急の5%減税を求め、国民の命と暮らしを支えていく」と主張。県内各地を精力的に回った。

 8日には高松市内で来援した田村智子委員長と並んで立ち、「ぶれない、一貫した姿勢で人や命を軽んじる政治を終わらせ、新しい政治を作ろう」と唱えた。

無所属・町川さん「女性の声」遠く
 日本維新の会を離党して無所属で立候補した新人の町川順子さん(66)は「女性の立場から声を上げたい」と主張したが、支持の広がりを欠いた。

 国政選挙は7回目で、各地で街頭演説。「これまでの集大成」とし、長年主張しているベーシックインカム(最低生活保障)の導入に加え、男女の賃金格差の是正、消費税廃止や少子化対策、四国新幹線の早期実現を訴えた。

N党・野呂さん訴え響かず
 政治団体「NHK党」新人の野呂美和子さん(61)は、政策を十分に浸透させられなかった。

 公示された3日に高松市内で報道各社の取材に、「食料品の消費税減税などで声を上げたい」と強調。社会保険料の現役世代の負担軽減なども掲げた。

自民県連幹部「変われなかった」
 かつて「保守王国」と呼ばれた香川の政界を先導してきた自民党の退潮と、国民民主党の強さを印象づける結果となった。

 国民民主は参院選比例選での候補擁立を巡る迷走などで陰りも見えたが、県内での支持は厚かった。昨年からの躍進を象徴するかのように、選挙戦は原田さんに有利に展開した。

 立憲民主党の小川淳也幹事長(衆院香川1区選出)が「緩やかな支援」を呼びかけたこともあり、原田さんは政権批判票や現状に不満を持つ保守層などを幅広く取り込むことができた。

 消費税減税や所得税減税、ガソリン税の暫定税率の廃止などの政策は多くの人に魅力的に映り、原田さんが初当選する原動力になったはずだ。しかし、「具体的な代替財源に乏しい」といった指摘もある。人口減や産業衰退など県内の課題も尽きない。原田さんは今後、有権者の多様な声を受け止め、 真摯しんし な姿勢で国政に臨む必要がある。

 一方、自民は近年、得票数が減少傾向だった。三宅さんは2019年の参院選で再選したが、野党統一候補に4万5000票ほどの差まで迫られていた。自民県連幹部は語る。「19年で党組織や各種団体に頼る選挙の限界は見えた。でも、『勝ってしまった』から変われなかった」

 国民民主は次期衆院選で、玉木代表が地盤とする香川2区に加え、自民が議席を守る香川3区にも候補を擁立する方針だ。2年後には統一地方選も控える。今回の参院選で出た国民、県民の審判を受け、県内の政党や政治家がどのような行動に出るのか、注視したい。(森克洋)

1123OS5:2025/07/21(月) 22:08:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0003b22e82b0193ba6425881b73d093a4fc7f4f
オリンピアン、ダンサー、ホステス…参院選で明暗分かれた著名人
7/21(月) 18:11配信
毎日新聞
参院選で街頭演説する日本保守党の北村晴男氏=東京・銀座で2025年7月13日午後4時12分、川口峻撮影

 20日投開票された参院選で、立候補した著名人は明暗が分かれた。

 当選したのは鈴木大地氏(58)▽牛田茉友氏(40)▽ラサール石井氏(69)▽百田尚樹氏(69)▽北村晴男氏(69)――。

【著名人の当落一覧】参院選に立候補し、舌戦を繰り広げた著名人

 一方、落選したのは中村真衣氏(46)▽岸博幸氏(62)▽斉藤里恵氏(41)▽中田フィッシュ氏(39)▽久保優太氏(37)▽有本香氏(62)▽世良公則氏(69)――。

 著名人らは、それぞれの経歴をアピールして選挙戦を戦った。

 1988年ソウル・オリンピック競泳男子100メートル背泳ぎで、潜水泳法「バサロ」を武器に金メダルを獲得した自民新人の鈴木大地氏=東京選挙区=は「スポーツと健康を突破口に国政の場で全力を尽くします」と強調した。

 元NHKアナウンサーで国民民主新人の牛田茉友氏=東京選挙区=は「伝えるだけでなく、変えることに関わりたい」と話した。

 タレントの社民新人、ラサール石井氏=比例代表=は、主人公の声優を務めたアニメの舞台となった東京の下町などで「税も予算も暮らしを守るために」と声をからした。

 作家の百田尚樹氏=比例代表=は自ら立ち上げた日本保守の新人として出馬。「日本人は世界で一番勤勉な民族。給与が上がらないのは政治の無策」と持論を展開した。

 人気テレビ番組「行列のできる法律相談所」への出演などで知られる弁護士で、日本保守新人の北村晴男氏=比例代表=は「偽装難民や違法滞在者を厳しく取り締まる」などと呼びかけた。

 2000年シドニー五輪競泳女子100メートル背泳ぎ銀メダリストの自民新人、中村真衣氏=新潟選挙区=は、水泳指導の経験などから「教育格差、経験格差を是正していきたい」と主張した。

 元経済産業省官僚で経済評論家の自民新人、岸博幸氏=比例代表=は、官僚経験を生かした強い経済の復活や地方創生などを公約に掲げた。

 筆談での接客で話題となった東京・銀座の元ホステスで、その後に東京都議も務めた自民新人の斉藤里恵氏=比例代表=は、聴覚に障害があることから「誰ひとり取り残さない未来をつくりたい」と訴えた。

 プロダンサーの自民新人、中田フィッシュ氏=比例代表=は「人々の居場所と出番をつくる」として、ストリートカルチャーを通じた表現活動・文化の発展などを政策に押し出した。

 格闘家の維新新人、久保優太氏=比例代表=は「格闘技の力で日本を変える」とアピールした。

 ジャーナリストの有本香氏=比例代表=は党事務総長を務める日本保守の新人として立候補し、「日本の国体、伝統文化」を守ることを政策に掲げた。

 歌手の無所属新人、世良公則氏=大阪選挙区=は高い知名度を生かして街頭活動を展開。教育の重要性やオーバーツーリズム対策などを説いて回った。【木村敦彦】

1124OS5:2025/07/21(月) 22:13:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab14f871437bb4c6824ed27edbe6840d83b31f8e
既成政党を脅かす参政旋風 ルーツの大阪では比例で自民を追い抜き2位に
7/21(月) 11:57配信


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産経新聞
当選確実となった候補者に花をつける参政党の神谷宗幣代表=21日午前、東京都新宿区(相川直輝撮影)

参政党は令和2年に結党、国政選挙に初めて候補を擁立した前回の4年参院選比例代表の際は近畿2府4県でも得票率は3%台にとどまっていたが、今回の参院選では近畿でも軒並み得票率を2桁に乗せるなど、既成政党を脅かす存在となった。

元大阪府吹田市議だった神谷宗幣代表が党のルーツと称する大阪では52万7千票、得票率12・5%。115万5千票だった日本維新の会に続く2位だった。3位の自民党は48万3千票、4位の公明党は44万7千票で、参政党は既成政党を追い抜いて存在感を示した。

一方、和歌山でも参政党は6万5千票を得て得票率は14・9%。トップは10万6千票の自民に譲ったものの、ここでは5万7千票だった維新を押しのけての2位となった。得票率12%台だった京都や兵庫、奈良でも健闘し、自民、維新に続く3位に浮上した。

前回比例代表での獲得議席は神谷代表だけだったが、全国で大きく支持を浸透させ7議席を獲得。今回は全選挙区に候補を擁立したことも奏功したとみられる。

1125OS5:2025/07/21(月) 22:29:33
https://x.com/h_o_s_taro/status/1947156557017583939?t=22A0W7tbxJdgortGcHl3iQ&s=19
衆院選との比較
自民 1458万→1280万(-178万)
国民 617万→762万(+145万)
参政 187万→742万(+555万)
立民 1156万→739万(-417万)
公明 596万→521万(-75万)
維新 510万→437万(-73万)
れいわ 380万→388万(+8万)
保守 114万→298万(+184万)
共産 336万→286万(-50万)
社民 93万→121万(+28万)

1126OS5:2025/07/22(火) 12:47:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/31c42753aa971ea04ab13dd29bf7ab781f223d36
歴史的惨敗の公明党、学会員の高齢化などで集票力低下…参政党意識した外国人政策「手遅れだった」
7/21(月) 20:36配信

読売新聞オンライン
インタビューを終え、会場を出る公明党の斉藤代表(20日午後10時29分、東京都新宿区の同党本部で)=高橋美帆撮影

 公明党は1964年の結党以降、最低となる8議席に沈む歴史的惨敗を喫した。支持母体・創価学会の会員の高齢化などに伴う運動量や集票力の低下に歯止めがかかっていない。

 斉藤代表は21日の記者会見で「党の将来を担って立つ、非常に期待している議員が落選した。悔しいし、痛恨の極みだ」と声を落とした。昨年の衆院選、党が国政選並みに重視する今年6月の東京都議選に続く敗北だけに、党内にはショックが広がっている。

 7人を擁立した選挙区選では、埼玉、神奈川、愛知で現有議席を取りこぼし、18年ぶりの落選となった。いずれの選挙区でも参政党が初当選を果たしている。党は終盤戦で参政を念頭に、独自の外国人政策を打ち出す対策を講じていたものの、公明幹部は「手遅れだった」と嘆いた。

 700万票を目標にしていた比例票は約521万票にとどまった。学会関係者は、2023年に学会の池田大作名誉会長が死去した影響を挙げ、「最後の一押しが利かなくなっている」と明かす。長年、選挙協力を続ける自民党の幹部も20日、「驚くほど公明の組織が弱体化している」と指摘した。

 昨年11月、党再建に向け、代表に緊急登板した斉藤氏は21日、「どういう責任の取り方がふさわしいのかを考えている」と述べた。党内には斉藤氏の責任を問う声はあるが、辞任論までは広がっていない。衆目が一致するリーダーが育っていないためで、党関係者は「党の顔を替えて党勢が反転するような状況ではない」と語った。

1127OS5:2025/07/22(火) 12:50:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8caf4dc1ff297a8c93b7f6f4e63da7f3cb0069c1
参政党旋風が吹き荒れる中《参政党が最も支持されなかった都道府県》3位山形、2位鳥取、1位は?
7/22(火) 6:00配信


女性自身
参政党の公式SNSより

7月30日に投開票が行われた参院選は、改選124議席と、非改選の欠員1議席の補充を合わせた全125議席が確定した。自民党は改選前の52から39へと13議席を減らし、公明党も14から8へと6議席を減らし、非改選の議席と合わせて与党で過半数を割る結果となった。


いっぽう野党では、選挙前から躍進が予想されていた参政党は1から14へと議席を大きく伸ばし、“大躍進”といえる結果に。東京選挙区(定数7)をはじめ、神奈川(定数4)や埼玉(定数4)などの選挙区で7議席を獲得し、比例区でも立候補者10のうち7議席を獲得した。

そこで比例区での投票政党を各都道府県別に分析し、参政党が最も支持された都道府県ベスト3を紹介する。なお、データは総務省発表の「令和7年7月20日執行 参議院議員通常選挙 発表資料」内「開票結果(比例代表)」を参考とした。

第3位は福岡。比例投票先のうち14.94%を占めた。福岡は選挙区(定数3)でも参政党・中田優子氏(35)が第2位で当選するなど、こちらも“参政党旋風”が吹いている。

第2位は群馬で、得票率は15.33%だった。定数1の選挙区では、288,284票を獲得してトップ当選した自民党・清水真人氏(50)に及ばず、参政党・青木ひとみ氏(44)は260,524票を獲得して次点となった。

そして第1位となったのは石川。得票率は16.00%であった。定数1の選挙区では現職で4回の当選経験のある自民党・宮本周司氏(54)が当選し、2位の国民民主党・浜辺健太氏(31)に続く3位の得票数を参政党・牧野緑氏(40)が得た。

逆に“参政党旋風”が吹かなかった都道府県はどこだったのだろうか。得票率でワースト3位は山形の10.64%。比例区での得票率は1位自民党31.7%、2位立憲民主党13.2%、3位国民民主党12.9%に続く4番手の支持となった。

2位は鳥取で得票率は10.25%だった。鳥取・島根選挙区(定数1)でトップ当選した出川桃子氏(47)にくわえて、比例区でも多くの票を集めた自民党の支持が大きく、参政党が付け入る隙はなかったようだ。

そしてワースト1位となったのは秋田県で得票率は9.39%で、全国で唯一得票率が10%を切る結果になり、自民党、立憲民主党、国民民主党に次ぐ4位だった。

参政党が比例区で獲得した票数は7,425,052票で、政党得票率は12.5%と人気を集めた。とはいえ、同党の神谷宗幣代表(47)をはじめ、党員によるSNSや街頭演説での発言が問題視されることも多い。果たしてこの人気がいつまで続くのか――。

1128OS5:2025/07/22(火) 18:07:49
>>1116

https://news.yahoo.co.jp/articles/0db96c3897848f9b376fe8cf8380a3e6ba81848d
参院選鹿児島選挙区、自民党を破ったが…課題残る野党連携「強固な保守地盤」に対抗する自力を付けられるか
7/22(火) 15:02配信


読売新聞オンライン
 無所属新人候補の勝利で終わった参院選鹿児島選挙区。選挙戦を振り返る。

当選から一夜明け、笑顔で新聞に目を通す尾辻朋実さん

「36年間、参院議員をやってきた父(自民党の前参院議長・尾辻秀久氏)の背中を見てきた。責任の重さを痛感する」

 初当選から一夜明けた21日朝、無所属新人の尾辻朋実さん(44)は、鹿児島市の事務所で報道陣の取材にしっかりとした口調で答えた。

 自民党・森山幹事長のお膝元である鹿児島選挙区で、改選定数が1となった2001年以来、初めて同党公認候補を破った。

 選挙戦にはあえて無所属で挑み、幅広い層の支持を取り込む戦術に徹底した。「公認並み」の推薦をした立憲民主党のほか、社民党からも支援を取り付けた。公示直前に共産が擁立を取り下げ、候補者が一本化され、野党支持層の票を固めた。

 論戦の中心ともなった物価高対策では食料品の消費税率をゼロとすることや、最低賃金の引き上げなどを掲げた。その上で、父、秀久氏の政治信条である「虫の目に徹する」を持ち出し、弱い立場の人々に寄り添った政治を受け継ぐと訴えた。

 読売新聞社が20日に実施した出口調査では、選挙戦で「物価高対策・経済政策」を重視した層から4割半ばの支持を集め、無党派層の支持は5割、自民支持層は2割半ばだった。

 ただ、野党間の連携には課題を残した。立民は当初、独自候補の擁立を模索したが、難航した。立民の川内博史衆院議員(63)が自民党候補者選考に漏れた尾辻さんを、誘い入れた。

 保守票の取り込みを期待した一方で、連携を模索する野党間の一部で、「いずれ自民党に戻るのでは」との臆測もくすぶったほか、国民民主党が「支持しない」方針を示すなど共闘は広がりを欠いた。

 陣営幹部は今回の勝因について「長引く物価高を背景とした政権批判の高まりが、追い風となった」と分析。ただ、風向きが一定とは限らない。自民党が長年築いてきた強固な保守地盤に対抗する地力を付けることも不可欠だ。

 立民県連の柳誠子代表は「選挙を支える県内の地方議員はまだまだ足りない。自民党への不満が高まる今、仲間を増やして政権批判の受け皿につなげていきたい」。次の戦いを見据え、足腰の強化を誓う。

1129OS5:2025/07/22(火) 18:09:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/92b0463cef42ee5b550e407fc5e0a2eff275c656
〈参院選鹿児島〉「物価高支援して」「子育て対策充実を」初当選の無所属・尾辻氏に期待の声 自民〝常勝区〟崩壊に県民の反応は…
7/22(火) 6:00配信

南日本新聞

参院選鹿児島選挙区の候補者の訴えに耳を傾ける有権者=19日、鹿児島市中央町

 自民の議席独占が続いてきた参院選鹿児島選挙区で、立憲民主の推薦を受け無所属で立候補した尾辻朋実さん(44)が初当選した。投開票から一夜明けた21日、県内選挙区で初の女性国会議員となる尾辻さんに対し、県民は物価高対策や子育て支援の充実を期待した。議席を落とした自民には驚きや不信感が募った結果だと指摘する声が上がった。

【写真】事務所で自身の当選を報じる新聞記事を読む尾辻朋実さん=鹿児島市加治屋町

 県立短大1年の二宮煌芽(こうが)さん(18)は「女性が役職に就くのはまだ大企業が多い。女性が働きやすい環境を整備してほしい」と尾辻さんの当選を歓迎する。選択的夫婦別姓や同性婚を挙げ、「どんな生き方でも自由に選べる社会になればいい」と望む。

 高校生から小学生の息子3人を育てるいちき串木野市別府のパート永松里美さん(44)は物価高の中、食べ盛りの子どもたちの食事代など家計のやり繰りに苦心する。「現場を回り、女性、子育て世代の声をしっかり届けてほしい」

 霧島市霧島田口で自動車整備工場を営む土橋誠さん(46)も、5歳と3歳の子どもを持つ立場から「子育てにはお金がかかる。若い人が安心して産み育てられる社会にして」と託した。

 志布志市志布志町内之倉の無職片川律子さん(89)は「買い物に行っても何もかも高く、一度手にした品を手放すことが増えた」と明かす。「年金頼みの生活は厳しい」とし、物価高対策を優先するよう求めた。

 尾辻さんは、自民幹事長の森山裕さんの地元・鹿屋市で自民元職の票を上回ったのをはじめ、大隅地域の自治体で接戦に持ち込んだ。同市北田町の自営業井之上宏幸さん(58)は「想像しなかった」と驚きを隠さない。「森山さんになじみの薄い若年層の投票が影響したのでは」と推測する。

 「自民に任せていれば大丈夫だろうという安心感は少しずつ消えている印象がある」。鹿児島大学4年の川上香好翔(かいと)さん(22)は、学食の値上げなど苦しい生活が続く中、「どの党に入れたら不満が解決するのか、国民が主体的に考えるようになった。それもあって投票率が伸びたのでは」と分析した。

南日本新聞 | 鹿児島

1130OS5:2025/07/22(火) 18:15:29
>>1087
https://news.yahoo.co.jp/articles/261add6fe82ee6ed98cfdc50d181ec75c244b7e4
自民現職と参政新人、最後の1枠巡り激戦 千葉選挙区 【参院選ちば2025】
7/22(火) 11:51配信


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千葉日報オンライン

4選が確実となり、万歳三唱する石井氏(左)=21日、千葉市中央区

 20日投開票の参院選千葉選挙区は、最後の1枠を巡り、自民党現職の石井準一氏と参政党新人の中谷めぐ氏が接戦を繰り広げた。約2万6千票差で制した石井氏は、最後まで支えてくれた支持者を前に国政での決意を新たにした。初当選を逃した中谷氏は21日朝、駅頭に立ち、1票を託してくれた有権者に感謝した。

◆石井氏4選 「感激で言葉に詰まる」
 4選を目指した石井氏の「当確」が伝わったのは21日午前0時10分ごろ。当落判明まで日付をまたぐ“長期戦”となり、ホテルから事務所に移って吉報を待ちわびた支援者は喜びを爆発させた。

 万雷の拍手を浴びて表情を緩ませたベテランは「感激で言葉に詰まる」と激戦でかすれた声を絞り出し、「深夜まで支えてくれた気持ちにしっかり応えるとの思いでいっぱいだ」と感謝と決意を何度も口にした。

 選挙戦では、県議時代からの約40年の実績に加え、衆院が少数与党となり難航する国会運営を党参院国対委員長として着実に進めたとアピール。与党に逆風が吹く中、自身と近い首長や県議会派閥と連携してミニ集会や「電話作戦」で支持層を固め、最終盤には熊谷俊人知事らの応援も受けた。新興政党の猛追をしのいで3議席目に滑り込み、選挙での無敗記録を更新した。

◆参政・中谷氏支援に感謝 2万6000票差詰め寄る

柏駅東口で陣営関係者と有権者にあいさつする中谷氏(右)=21日、柏市

 中谷氏は投開票翌日の21日、柏駅前で有権者にあいさつした。報道陣の取材にも応じ「力及ばず申し訳ない。ただ、40万人を越える人から支援を頂いたのは本当にありがたい」と語った。

 午前7時から約30分にわたり、駅前を行き交う人たちに頭を下げた中谷氏。中には「惜しかったね」「お疲れさま」と声をかける有権者もいた。

 落選の一報は、陣営関係者と柏市内のレンタルルームで聞いた。涙を流しながら、関係者に「1人では無理だったと、お礼の言葉と感謝を伝えた」という。

 自民現職に約2万6000票差まで詰め寄る躍進だった。「有権者の『どこに投票しても変わらない』という不満と、参政党が訴えたところがマッチしたのでは」と振り返る。今後は「未定だが、今回得た知名度を生かし、何かしら政治家として志していければ」とした。

1131OS5:2025/07/22(火) 18:16:18
>>1118
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ece6831646e649c94e25ecef2c2834f6d387abf
参院選大分選挙区、立憲民主党の吉田忠智さん「341票差のリベンジ果たせた」が…参政党新人に10万票余
7/22(火) 13:11配信


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読売新聞オンライン

公示前のJR大分駅前で岡田常任顧問(左端)とビラを配る吉田さん(右端)(6月6日)

 5人が出馬した参院選大分選挙区(改選定数1)は、立憲民主党の前参院議員・吉田忠智さん(69)が次点の自民党現職・白坂亜紀さん(59)に1万3973票差をつけ、2年前の雪辱を果たした。参政党の新人・野中しんすけさん(38)も絡む混戦となった戦いを振り返る。

【表】大分選挙区確定票

 「341票差のリベンジを果たせた。県議や参院議員、公党の代表の経験をいかし、務め上げたい」。開票から一夜明けた21日朝、吉田さんは支持への感謝を示すため、大分市の事務所前で行き交う車に手を振った後、報道陣に力強く語った。

 今回の参院選は、2023年4月の補欠選挙で当時新人だった自民党の白坂さんにわずか341票届かなかった無念を晴らすべく、各組織が意地を見せた選挙だった。

 「吉田忠智をよろしく」。公示前の6月6日夕、多くの人が行き交う大分市のJR大分駅前で吉田さんと並んでビラを配る岡田克也・常任顧問の姿があった。

 補選当時、立民の幹事長を務めていた岡田氏は、記者会見で「最強の立候補者」とみえを切っていた。岡田氏は報道陣に「(2年前の)責任を感じている。絶対、永田町に戻ってもらいたい」と力を込めた。

 その言葉通り、岡田氏は公示後も中盤と終盤に2度、大分入り。党も野田代表を始め、枝野幸男・最高顧問や辻元清美代表代行と、知名度の高い議員を次々と送り込んだ。

 高い集票力のある連合大分(石本健二会長)も本気モードだった。補選で設けなかった得票目標を組合員1人あたり5票と設定。比例選で各産別の組織内候補に投票してもらうための活動も相まって、石本会長は最終盤の18日夜、「2年前の補選とは動きが違う」と自信をのぞかせていた。

 共産党は支持、社民党大分県党は支援、国民民主党大分県連も代表が集会で吉田さんの応援を呼びかけるなど、事実上の野党共闘態勢も構築した。

 一方で、大分県内でも野中さんが10万票余りを獲得し、政権批判票の受け皿になりきれなかった側面もある。

 読売新聞社がNHK、日本テレビ系列各局と共同で20日に行った出口調査では、石破内閣を「支持しない」とした層の36%は参政の野中さんに投票した。

 年代別でみると、「18〜29歳」は47%が野中さんで、27%の吉田さんを上回った。

 投票で最も重視したメディアに「SNS・動画投稿サイト」を選んだ有権者の投票先も、野中さんの55%に対し、21%と大きく水をあけられた。

 立民大分県連代表を務める吉田さんは21日、報道陣に「既成政党への忌避感の前提には、政治不信が根強くあると思う。地道な努力で政治への信頼を回復し、党への期待を高めていくことが必要だ」と語った。(関屋洋平)

1132OS5:2025/07/22(火) 18:17:35
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/adaaa7354d12e2e0ee4656e62e2e5e10a144d1aa
参院選・埼玉選挙区、国民民主・江原氏と参政・大津氏が初当選 自民・古川氏は4選、立民・熊谷氏は再選 3選を目指した公明・矢倉氏、再選を図った共産・伊藤氏は落選
7/22(火) 14:59配信

埼玉新聞

当選確実の速報を受け、万歳して喜ぶ江原久美子氏(中央)=20日午後8時5分ごろ、さいたま市中央区の選挙事務所

 第27回参議院議員選挙は20日、投開票が行われ、埼玉選挙区(改選数4)は国民民主新人の江原久美子氏(54)と参政新人の大津力氏(53)がそれぞれ初当選を果たした。自民現職の古川俊治氏(62)は4選、立民現職の熊谷裕人氏(63)は再選を決め、3選を目指した公明現職の矢倉克夫氏(50)と、再選を図った共産現職の伊藤岳氏(65)が議席を失った。県選挙管理委員会によると、埼玉選挙区の投票率は56・90%で、前回を6・65ポイント上回った。

 熊谷氏は既成政党へ支持離れが顕著だった今回、当選判明が21日未明まで分からない接戦を強いられたが、高齢者層の高い支持率に支えられて逃げ切った。

 大津氏は選挙戦で台風の目となり、交流サイト(SNS)で積極的に発信し、10代から50代まで幅広い支持を得て躍進した。無党派層や自民支持層にも食い込んだ。

 古川氏は逆風の中で、医師としての観点から「地域の医療提供と社会保障に自分の責任で道筋をつける」と訴え、60代以上の支持を集めた。

 江原氏は知名度不足が不安視されたものの、前県知事の上田清司参院議員や党幹部が連日応援に入り、政権批判票の受け皿となった。

 矢倉氏は2期12年の実績と経験を生かした政策提案で猛追したものの、大津氏の勢いに届かなかった。

 再選を目指した伊藤氏も消費税5%の緊急減税などを掲げて他陣営を追いかけたが、支持を広げられなかった。

1133名無しさん:2025/07/22(火) 18:18:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b9ec359052d5cc11d1cea44db775212b35908bd
「1人区」で野党勝ち越し、16選挙区で11勝…候補者調整「一定の効果」も福島・佐賀で取りこぼし
7/21(月) 22:08配信

読売新聞オンライン

開票センターに入る立憲民主党の野田代表(中央)(20日午後9時46分、東京都千代田区の同党本部で)=後藤嘉信撮影

 参院選では、全体の勝敗を左右する全国32の「1人区」(改選定数1)で、野党側が勝ち越した。主要野党による候補者の調整が一定の成果を上げた格好だ。

【検索出来る】当選者・落選者一覧

 立憲民主党の野田代表は21日未明の記者会見で、野党の候補者調整について、「野党議席の最大化が大きな目標だった。一定の効果があった」と強調した。

 立民は与党を過半数割れに追い込むため、日本維新の会、共産、国民民主の各党と個別に協議を進め、最終的に16選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込んだ。このうち11選挙区では、各党が公認、あるいは支援する無所属の候補が勝利し、与党の議席減につなげた。

 一方、取りこぼしも目立った。共産は福島と鹿児島で公認候補を取り下げた。このうち、鹿児島では立民が推薦する無所属新人が勝利したものの、福島の立民候補は自民候補に約2万票差で競り負けた。

 佐賀でも6月、国民民主が候補を擁立せず、県連が立民候補を支持する形で一本化したが、自民候補に惜敗した。立民幹部は「調整の動きだしが遅かったのは反省材料だ」と語る。実際、野田氏と共産の田村委員長が会談し、候補者調整を進めることを確認したのは通常国会閉会直前の6月19日だった。

1134OS5:2025/07/23(水) 10:43:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf8c6e0b48171646441e29c8cba7023b059b54a1
「旧民主党系は限界」国民・玉木代表、選挙区調整に見切り 「全国に立てた参政は立派」
7/23(水) 7:00配信

産経新聞

国民民主党の玉木雄一郎代表(酒井真大撮影)

国民民主党の玉木雄一郎代表は22日の記者会見で、参院選の結果を踏まえ、次期衆院選では選挙区に候補を積極的に擁立する姿勢を示した。立憲民主党などとの候補者調整については「自民党への不満を受け止めるには、旧民主党系はもう限界だ」と否定的な見解を示した。

玉木氏は参院選の群馬選挙区で、自民候補が当選し、約2万8000票差の次点に参政党候補、そこから10万票近く離れた3番手が立民候補だった例を持ち出した。「自民党王国といいながら立憲が立てたが、事前の調査だと参政が勝っていて、最後、自民が底力をみせて引っくり返された。野党をまとめたら勝てたかというと違う」としたうえで「自民への不満が高まっている。それを旧民主党系は受け止めきれないというか、限界だ。単に旧民主党系や共産党も入れてまとめたら勝てるというのは、もう幻想に終わった。数さえ合わせれば過半数を取れるだろうというのは、もう通用しない」と述べた。

参院選の比例代表では、国民が立民を得票で上回り、玉木氏は「ステージを次の段階に移行することができた」と胸を張った。次期衆院選について玉木氏は「積極的に候補者を擁立する。全国で受け皿を作らない限り、本当の意味での国政政党、全国政党にはなれない」と強調した。「参政が立派なのは、全国に候補者を立てたことだ。受け皿を作っていることは評価すべきだ。衆院選は次が勝負だ」と語った。

1135OS5:2025/07/23(水) 10:45:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca4be4be8124915d6d145048263109048265b04
比例選4位に沈んだ立民、泉前代表「現役世代は『立憲スルー』だった」…野党連携主導権に暗雲
7/23(水) 6:47配信

読売新聞オンライン

記者団の取材に応じる立憲民主党の野田代表(左)(22日、東京都千代田区で)=大石健登撮影

 立憲民主党は参院選比例選での得票数が政党別で4位に沈み、党内で危機感が強まっている。野党第1党として政権批判票の取り込みに失敗し、今後、野党連携の主導権を握れるか暗雲が立ち込めている。(伊福幸大、薦田大和)


 「比例選の伸び悩みは厳しく総括しなければならない」

 野田代表は22日、連合の芳野友子会長と連合本部で会談後、記者団にこう語った。

 同党の比例選の得票数は約740万票にとどまり、自民党(約1281万票)だけでなく、国民民主党(約762万票)、参政党(約743万票)の後塵(こうじん)を拝した。前回2022年参院選では自民、日本維新の会に次ぐ3位だったが、今回は4位に後退した。

 党内では、改選22議席の維持にとどまったことについて、「事実上の敗北だ」(参院幹部)との声が出ている。泉健太・前代表は21日、自身のX(旧ツイッター)で「最大野党が存在感を出せず、現役世代では『立憲スルー』状態だった」と投稿した。

 国民民主は「手取りを増やす夏。」、参政は「日本人ファースト」をそれぞれ掲げ、無党派層に浸透した。立民は「物価高から、あなたを守り抜く」を掲げて支持拡大を目指したが、野田氏は22日の党常任幹事会で「無党派に対する訴求力がなかった」と分析した。全国幹事長会議などを開催し、選挙結果を総括したうえ、次期国政選への準備を進める方針も示した。

 比例選の伸び悩みは、支援組織である連合傘下の「産業別労働組合」(産別)の組織内候補の当落にも表れた。6人が出馬した立民は1人が落選したのに対し、国民民主は2020年の結党以来初めて四つの産別の組織内候補4人が全員当選した。国民民主の玉木代表は22日、記者団に「比例選の票数が立民を上回ったのは感慨深い。次のステージに入った」と胸を張った。

 野田氏は、野党連携を進め、参院でも少数与党となった石破内閣への攻勢を強めたい考えだが、立民内では「勝利した他の野党に主導権を奪われるのではないか」(中堅)との懸念が出ている。

1136OS5:2025/07/23(水) 13:15:00
>>1102
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab99de8a4fbab0275f8fafdb1c83628e62ab36fb
立民・国民民主、労組出身候補の当落で明暗 衆院選へ連合が結束呼びかけも高いハードル
7/22(火) 21:31配信


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産経新聞

参院選では、連合が支援する立憲民主、国民民主両党の明暗が分かれた。特に連合傘下の各産業別労働組合(産別)が比例代表に送り出した組織内候補のうち、国民民主は立候補した4人全員を当選させたが、立民は6人のうち1人が落選した。連合は立民と国民民主の手を携えさせ、次期衆院選に臨む意向だが、勢いに乗る国民民主と、党勢が陰る立民の距離は一層開きそうだ。

【写真】牛田茉友氏から連絡を受け、笑顔を見せる国民民主党の玉木代表

■比例票の動向が当落に影響

「比例代表の伸び悩みは厳しく総括しなければならない」

立民の野田佳彦代表は22日午前、東京都内の連合本部で記者団に神妙な面持ちでこう述べた。この直前、連合の芳野友子会長と面会し、参院選での支援に謝意を伝えたばかりだった。

これに対し、野田氏と入れ違いで芳野氏と面会した国民民主の玉木雄一郎代表は、記者団の取材に「連合の組織内候補の4人を全員当選させることができてよかった」と語った。

立民と国民民主から出馬した組織内候補の明暗を分けたのは比例票の動向だ。国民民主は令和4年の前回の2倍以上の762万票を獲得し、野党のトップに立った。一方、立民は自民党が前回から500万票以上減らしたにもかかわらず、国民民主を下回る740万票にとどまり、自民から離反した層の受け皿になれていない実情が浮き彫りとなった。立民と国民民主の看板の違いが組織内候補の当落に影響したことは明白だ。

■参院選、福井と奈良で競合

石破茂首相(自民総裁)は21日に続投を表明したが、自民内では退陣論が強まっており、連合は新首相のもとでの衆院解散・総選挙の可能性も見込む。参院選で立民と国民民主は福井、奈良両選挙区で競合し、芳野氏は22日の記者会見で衆院選に向けて「立民と国民民主で連携し、候補者調整をやってもらいたい」と結束を呼びかけた。連合幹部も「国民民主がふらふらしないようにしっかりとピン留めしないといけない」と話す。

もっとも、上昇気流に乗る国民民主は今後さらに独自色を強めていくとみられる。玉木氏は22日の会見で「何を有権者にしっかりとアピールしていくのかがきちんと整理されないまま数さえそろえれば、というのは通用しなくなっている」と安易な選挙協力を疑問視した上で、衆院選では自前の候補者を積極的に擁立する考えを示した。

国民民主幹部は「参院選後も野田氏からの連絡はない」と語る。連合が目指す立民と国民民主の結束へのハードルは果てしなく高い。(永原慎吾、深津響)

1137OS5:2025/07/23(水) 16:50:29
>>1097
https://news.yahoo.co.jp/articles/d43f64e5af6c369f0d4c9d045129bd8e76f62e52
なぜ維新が激戦区・京都で圧勝? 裏側に見えた「三つの鍵」
7/23(水) 15:31配信


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毎日新聞

新実彰平氏(後列左から3人目)の当選確実を喜び、記念写真に納まる維新議員や支援者ら=京都市下京区で2025年7月20日午後9時6分、南陽子撮影

 「全国屈指の激戦区」とされた参院選京都選挙区(改選数2)は、日本維新の会新人の新実彰平氏(36)が約33万票を得て初当選した。2位の自民党現職に約14万票の大差をつけ、陣営も「想定外」と驚く圧勝。全国的に維新の党勢は足踏みだったが、なぜ京都では躍進となったのか。要因を探ると、三つの鍵がみえてきた――。

【写真で見る】写真撮影を求める支持者に囲まれる新実氏

 維新が同選挙区に公認候補を立てて初挑戦したのは2013年。16、19年は立てず、22年は擁立したが敗れた。議席を獲得したのは今回が初めてとなる。

 一つ目の鍵は、維新に昨秋合流して共同代表となった前原誠司衆院議員(京都2区選出)の存在だ。「全国政党化をけん引する地歩を築く。日本維新の会は大阪だけではない。関西の中核が京都になり、夢をつくっていこう」。参院選の公示を控えた6月21日、前原氏は事務所開きで地方議員らに呼び掛けた。

 決意は自ら汗をかくことでも示し、17日間の選挙戦では初日から最終日までほぼ連日応援入り。新実氏とマイクを握り、支持者を紹介して握手させた。衆院で所属政党を変えながら選挙区で連続9回当選を誇る前原氏は、「前原党」とも称される固い地盤を持つ。「新実さんのお母さんが私の二つ下と聞いてがっくり」と笑わせつつ、息子のように連れ回して支持を集めた。

 二つ目の鍵は、大阪への対抗心からかつて「維新ぎらい」とされた京都でも支持を広げてきた実績がある。府内の地方議員は現在36人。23年の統一地方選を経て、離党もあったが22年の参院選時の倍以上になっている。地方議員がそれぞれの地域に新実氏を連れ、大車輪となった。

 前回選で維新候補は選挙戦を有利に進めたが、最終盤に故安倍晋三元首相が銃弾に倒れる事件なども影響したとされ失速。陣営幹部の上倉淑敬(きよゆき)府議(京都市伏見区選出)は、前回選では開催できなかった個人演説会を、今回は10カ所以上で開いたことを「議員が各地域で頑張ってきた成果」と評価しつつ、苦杯をなめた教訓から引き締めも繰り返し図った。

 そして三つ目の鍵は「キャリアと人柄」(上倉氏)。関西テレビのアナウンサーだった新実氏は、知名度があっただけでなく、伝えることのプロ。訴えの柱とした社会保障制度改革を、少子高齢化で人口ピラミッドが様変わりした現状から説明し「分かりやすい」と聴衆を引きつけた。

 新実氏には「政策をロジカルに丁寧に伝え、理解いただいた上で選んでいただきたい」との信念があった。自身は「現政権やこれまでの政治に対する批判の受け皿になった」と総括するが、自民現職のいわゆる裏金問題や歴史認識はあえて非難しなかった。共同通信の出口調査で全世代から偏りなく票を得ていた。

 ◇知事選はどうなる?

 京都での維新の躍進は続くのか。来春に予定される知事選への対応が早くも注目される。知事選は長く、共産以外の与野党で組む「オール京都」で統一候補を擁立し、共産系候補と争う構図が続いてきた。非共産系に支えられ、参院選で自民現職の応援に立った西脇隆俊知事はまだ態度を明らかにしていない。

 投開票から一夜明けた21日、新実氏は取材に語った。「西脇知事以上に京都府を前に進められると判断すれば候補者を立てるし、西脇知事のほうが優れていると判断すれば静観ないしご支援する。シンプルにそういうことだと思います」【南陽子】

1138OS5:2025/07/23(水) 18:00:46
>>1087
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f1f3164b17a6e63a078fdbcf20a413479e40717
参政新人の猛追に自民ベテランも余裕消え…参院選千葉選挙区、3議席目の攻防
7/23(水) 16:55配信

産経新聞

参院選で自民、公明両党は衆参ともに少数与党に転落した。千葉選挙区(改選数3)も苦戦した自民は現有2議席の一角を失い、もう一人の自民現職が約2万6千票差で参政新人の猛追を振り切り、最後の3議席目に滑り込む「薄氷の4選」で面目を保った。組織戦の自民に対し、交流サイト(SNS)を駆使する参政。最終議席を巡る激しい攻防を振り返った。

【写真】当選証書を受け取る初当選の小林さやか氏「責任感でいっぱい」

11日夕のJR四街道駅前。自民現職の豊田俊郎氏の演説に耳を傾ける聴衆はまばらだった。サラリーマンらが帰宅を急ぐ中、初老の男性がビラを配る陣営スタッフに近寄り、怒気をはらむような口調で迫った。

「なぜ(昨年の)自民党総裁選で石破さんではなく、高市さんを選ばなかったのか。今回は参政党に入れる」。自民の岩盤支持層とされる保守の離反を印象づけた瞬間だった。

尾を引く「政治とカネ」の問題、繰り返される失言…。自民党への積年の不満から、既成政党に嫌気がさした若年層も他党に流れたとみられる。自民の臼井正一参院議員はX(旧ツイッター)で5日、街頭演説で破り捨てられたビラを目にし「風当たりは厳しい」と投稿した。

これまで県議選、参院選ともに連戦連勝の石井氏も厳しい情勢は実感していた。「トップ争いをしたい。目標は65万票」。公示前は余裕すらみせていたが、選挙戦中盤以降、参政新人の中谷めぐ氏が猛追。当初のシナリオは狂い、引き締めを図るとともに「3議席目で構わない」と訴え、目標の下方修正を迫られた。

■昨秋に続く国政挑戦

その中谷氏は昨秋の衆院選に続く国政挑戦だった。知名度はほぼゼロだが、参政カラーのオレンジの日傘を手に、県内各地で街頭に立った。意識したのは、政治への関心が薄れていた有権者の掘り起こしだ。

演説は「難しい言葉をあまり使わず、これまで投票していない人に刺さるよう意識した」。SNSも若年層向けに工夫し、「『今回初めて選挙に行きます』という連絡を数えきれないほどもらった」という。

「オレンジ旋風」といわれた猛追の原動力は「日本人ファースト」を掲げる神谷宗幣代表の「影響力が大きかった」(中谷氏)。選挙戦中盤以降は街頭の聴衆が増え、陣営幹部は「政治とカネの問題に不満を抱く自民党支持層も流れてきた」と推測する。

■票読みにたける陣営

忍び寄る中谷氏に対し、長年の選挙経験から「票読み」にたける石井陣営は「何票ほど負けているのか、それとも勝っているのか。情勢が全く見えなかった」とこぼす。頼みの綱は推薦を得ている公明党だった。同党関係者によると、選挙戦最終盤の18日ごろ、同党支持母体の創価学会関係者は、投票先が決まっていない党員票を石井氏に回す方針を伝えた。石井氏は同党関係者に電話で謝意を伝えたという。

「盤石な組織力があるところは強い」。中谷氏がこう振り返れば「選挙の怖さを身を持って経験した」と石井氏。3議席目を巡る攻防は、自民離れと新興政党の台頭を象徴し、県内政界の地殻変動に発展する「始まり」の可能性がある。



参院選千葉選挙区の59の市区町村別の得票数によると、石井氏が中谷氏を上回ったのは房総エリアを中心に45市区町村。中谷氏は県北西部を中心に14市区町で石井氏を上回った。最多得票は船橋市で松戸市、市川市と続いた。

1139OS5:2025/07/23(水) 18:01:50
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https://news.yahoo.co.jp/articles/a18e5812a5e2d4398ef772c9d5b788c720bc4668
参院選香川で国民民主が初議席、崩れた自民の「保守王国」…2党の「行く末左右する」戦い、明暗分けたのは?
7/23(水) 16:50配信

読売新聞オンライン

落選が確実となり、支援者に頭を下げる三宅(左)(20日、高松市で)

 20日に投開票され、18年ぶりに野党が勝利した参院選香川選挙区(改選定数1)。国民民主党は初の議席を獲得し、自民党主導の「保守王国」は崩れた。自民、国民民主のいずれも「党の行く末を左右する」と位置づけた戦いで、なぜ明暗が分かれたのか。取材や調査を踏まえ、検証する。

【写真】農相の小泉が来援した演説会。訪れた人は少なかった(7日、香川県丸亀市で)

 参院選の投票が終わった直後の20日午後8時過ぎ。国民民主新人の原田秀一(52)の当選確実が早々と伝えられた。3選を目指した自民現職・三宅伸吾(63)の高松市内の事務所に詰めかけた支援者から、「ああ……」と落胆の声が漏れた。

 「結果が出せなかったことをおわび申し上げる。逆風をはね返すことができず、悔しくてならない」。三宅は深々と頭を下げた。

 三宅は過去2回の参院選で、相手の足並みの乱れに助けられた面がある。2013年に破った無所属候補は選挙戦を前に民主党を離党。19年は統一候補を支える野党が一体感を欠いた。

 今回は事情が異なった。昨年秋の衆院選で躍進した国民民主の代表・玉木雄一郎が地元で原田を擁立。自民は派閥の政治資金問題で有権者の厳しい目が注がれていた。三宅は防衛政務官などを務め、公示前は地元での活動が不足気味だった。

 「初めての逆風下での選挙。党の地力が問われた」。自民県連幹部は語る。

 党の地域支部、推薦を受けた750以上の団体などに支えられた組織戦を展開。序盤に劣勢が報じられると、国会議員らが出席した8日の会議で、県連幹事長の大山一郎が「今後の選挙にも影響が出る。勝たねばならない」と強調。運動量を増やすよう号令した。

 三宅は連日、個人演説会を開催。「強い日本をつくりたい」と訴え、親族がマイクを握ることもあった。首相の石破茂ら閣僚も来援した。しかし、幅広い層には浸透しなかった。

 敗因の一端はデータに表れていた。

 読売新聞社が20日に実施した出口調査では、三宅は自民支持層の77%を固めていた。しかし、無党派層では、三宅はわずか17%。原田(46%)に引き離され、参政党新人の小林直美(51)(22%)を下回っていた。

 18歳から40歳代までの支持を見ても、三宅は14〜21%にとどまり、42〜48%の原田に水をあけられ、26〜30%の小林に2位を譲った。投開票当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。

 自民党員の高齢化も要因の一つとみられる。

 ある自民県議は「地元の党員は70〜80歳代が多い。演説会に動員をかけたり、地域住民らに支援を呼びかけたりするにも、運動量は落ちている。若い世代との接点も少なくなり、選挙戦略が古くなっているのは否めない」とする。

 無党派層や若い世代に浸透するには街頭での活動やSNSなどでのアピールが欠かせない。しかし、三宅は選挙戦中、街頭で演説をしたり商店街などを歩いて有権者と触れ合ったりする活動が少なかった。

 肝心の組織力も発揮できていない場面があった。7日に丸亀市内に来援した農相の小泉進次郎の演説会場を訪れた人は少なく、他の閣僚が来援した高松市内の会場でも空席があった。関係者の間での調整が不十分だったとの指摘が出ている。

 投開票前日の19日夜、高松市中心部の商店街に出向き、頭を下げたり手を振ったりした。「とことんやり抜き、後悔しないように」との思いだった。しかし、別の自民県議は残念がる。「選挙戦の最初から、もっと言えば任期中にもう少し、街頭に立つ機会が多ければ良かったが……」

 今後、次期衆院選や来年の知事選、27年の統一地方選も控える。選挙対策本部長を務めた地元選出の参院議員・磯崎仁彦はこう語った。「何が原因だったか分析し、これからの国政選挙、地方選挙に臨まねばならない」(敬称略)

1140OS5:2025/07/23(水) 18:03:47
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/57b7c1f225d3e832ea4214a193ec990e28d3e6cd
「自公で2議席」続いた埼玉選挙区、公明候補18年ぶりに落選…「参政対策できていなかった」
7/23(水) 13:30配信

読売新聞オンライン
 参院選の埼玉選挙区では改選を迎えた現職4人のうち2人が落選し、国民民主党と参政党が初めての議席を獲得した。「地殻変動」が起きた選挙で、自民党と公明党の協力関係は曲がり角を迎えている。(立原朱音、吉田恵実子)

「地殻変動」埼玉選挙区の開票結果


矢倉さん(右)の応援に駆けつけた石破首相(5日、川口市で)

 「私自身の力の不足」。3選を目指した公明の矢倉克夫(50)は、落選確実の一報を受けた21日未明、さいたま市浦和区の事務所でうなだれた。

 「自公で2議席」が続いてきた埼玉選挙区。公明候補の落選は、旧民主党が躍進して後の政権交代につなげた2007年参院選以来、18年ぶりの出来事だ。

 改選を迎えた現職は自民、公明、立憲民主党、共産党の4人。れいわ新選組などの候補者擁立で政権批判票が分散する共産に代わって、昨年の衆院選で伸長した国民民主が当選圏に入ってくる。公明陣営はこう情勢を分析し、「4着に滑り込む」ことは可能とみていた。

 だが、あては外れた。約46万票を獲得し、4位で当選した参政の大津力(53)に対して、矢倉は約44万票と2万票余りの差をつけられた。公明県本部副代表の宮崎勝は「油断があったかもしれない。参政対策ができていなかった」と肩を落とす。


街頭演説する大津さん(左)と参政党の神谷代表(19日、大宮駅周辺で)

 選挙戦最終日の19日、参政代表の神谷が大宮駅近くに降り立つと、1000人以上の支援者らが集まった。日本国旗を立て、マイクを握った神谷。「外国人総合政策庁を作ってルールを厳格化しようというのが参政党ですよ」とまくし立てると、聴衆からは「神谷、神谷」とコールがわき起こった。

 参政は全国的にも「台風の目」となった。保守層や政権批判票を幅広く取り込めたことが、躍進につながったとみられる。読売新聞社が12〜15日に行った終盤情勢調査では、重視する政策に「憲法改正」を挙げる層の2割弱を押さえた。

 選挙期間中に参政の演説を聞いていた所沢市の男性会社員は「長く自民を応援していたが、今回は大津さん。今の自民は保守勢力が弱くなった」と語った。

 参政は「足腰」の強化も進めてきた。23年夏頃には衆院選の県内16選挙区ごとに県連支部を作った。石賀忠宏県連会長によると昨秋の衆院選以降、県内の党員数は1・4倍に増え、SNSでの発信やポスター貼りなどに力を発揮したという。

 2人目の擁立を断念し、現職の古川俊治(62)のみで臨んだ自民陣営は「圧倒的な1位当選」を目標に掲げていた。1位の座こそ守ったものの、古川の得票は約57万票と、19年の参院選より約21万票も減らした。

 報道各社の情勢調査で矢倉の苦境が明らかになり、自民の木原誠二選挙対策委員長は選挙期間中に来県し、公明への協力を強めるよう指示した。だが、現場の動きは鈍かった。「埼玉方式」と呼ばれる自公の選挙協力は、「風前の灯火(ともしび)」だ。

 自民県連幹部は「参政にどれだけ票が削られるかわからない中、公明に票を分けることはできなかった」と振り返る。一方、公明関係者は「票をもっと分けてくれたら、矢倉は当選できた」と恨み節だ。

 参院でも与党が過半数割れしたことで、政権安定のため新たな連立の構築に向けた議論も加速する。自民県連幹部は吐き捨てる。「埼玉方式どころか、連立政権の枠組みすらどうなるかわからない」(敬称略)

1141OS5:2025/07/23(水) 18:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/56ce7e7aa173ba9416fc4dc435bd71fb8e5d4a6d
「政治は何をやっているのか」早くも闘志熱く…立憲民主元職の森裕子氏が国政に返り咲き 比例7人中7番目、夜明けに待ち望んだ吉報【参院選】
7/22(火) 12:12配信


新潟日報

当選確実の報道を受けて自宅に集まった支援者と喜ぶ森裕子さん=21日午前10時前、新潟市江南区

 20日に投開票された参院選の比例代表では、返り咲きを目指した立憲民主党元職の森裕子さん(69)=新潟市江南区=が、夜が明けた21日午前になって当選確実の知らせを聞き、支持者らと喜びを分かち合った。立民の比例当選者7人中7番目に滑り込んだ。

【表】比例候補者の新潟県内得票上位50人

 森さんは20日夕から、 自宅に集まった支援者約20人や、ビデオ会議システムでつながった全国の支援者とともに選挙報道を見守った。21日午前10時前、当選確実を報じた新潟日報の速報を伝え聞くと、森さんは「(この時間まで)寝かせてもらえないとは思っていなかった」と疲れをにじませながらも「皆さまのおかげです」と喜びの表情を見せた。

 参院議員を3期18年務め、前回の2022年は新潟選挙区で社民党など他の野党の支援を受けて4選を目指したが、自民党新人候補に敗れた。

 再起を懸け、今参院選では比例に初挑戦。知名度を生かして県内を集中的に回ったほか、県外では森氏と関係が深い立民の小沢一郎衆院議員が率いるグループの議員らが動いた。

 比例代表で候補者名による新潟県内の得票上位50人でも、森氏が4万135票を獲得しトップだった。

 比例は今回が初挑戦となった森さん。「勝利をつかむことができてよかった。草の根の選挙で苦しい戦いだった」と振り返り、「これだけの物価高となり格差が拡大する中、政治は何をやっているのか。急いでこの状況を変えないといけない。支援者から『がんがん戦ってほしい』と期待されている」と国政復帰の決意を示した。

1142OS5:2025/07/23(水) 18:17:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c31a25cf6f988d574edf3a995fe1867c6e709614
国民の元職、須藤元気氏が落選確実に 元格闘家 参院選比例代表
7/21(月) 17:50配信

毎日新聞


 参院選比例代表(改選議席数50)で、国民民主党の元職、須藤元気氏(47)の落選が確実となった。新型コロナウイルスに関し、「ワクチン不要」を訴えた過去の発信で注目を集めていた。

【図解で見る】参院選 主要政党が掲げる物価高対策など

 東京都江東区出身の元格闘家。2019年参院選に立憲民主党から出馬して初当選したが、「経済政策について党と意見の相違があった」と1年たたずに離党届を提出。比例代表による議席だったが、辞職せずに無所属で活動を続けた。

 24年4月には衆院東京15区補選に立候補し落選。半年後の衆院選にも無所属で臨んだが、立憲前職に敗れていた。

 一方、新型コロナウイルスの感染拡大以降、ワクチン接種に反対する意見を交流サイト(SNS)で発信。X(ツイッター)には「ワクチンが始まってから死者激増」(23年10月)、「もういい加減ワクチン接種を進め続ける理由はないでしょ」(23年11月)などと投稿していた。

 しかし、今参院選に向けて国民民主が擁立を公表した5月以降、こうした過去の発信が「科学的根拠に基づかない」「誤った情報を拡散している」などと批判を集め、ワクチン接種の促進を訴えてきた党の姿勢との違いも浮き彫りになった。

 須藤氏は公示直前の6月30日に記者団の取材に応じ、「言葉足らずであったり、事実に反したりすることがあった」と釈明した。一方、過去の発信については「なかったことにはしない」と撤回はしなかった。【春増翔太】

1143OS5:2025/07/23(水) 18:17:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5b2f0dbee85c6218dad264f98cf83ceed5c223b
チームみらいが政党要件満たす 社民は維持、みんなでつくる党は失う
7/21(月) 20:53配信
毎日新聞

比例での当選が確実となり、記者会見で社民党の福島瑞穂党首(右)と握手するラサール石井氏=東京都千代田区で2025年7月21日午前4時15分、西本勝撮影

 20日投開票の参院選で、人工知能(AI)エンジニアの安野貴博氏が率いる政治団体「チームみらい」が比例代表で得票率2%以上を確保し、公職選挙法などで定める政党要件を満たした。比例代表では1議席を獲得し、安野氏自身が当選。今後は衆院選で小選挙区と比例代表に重複立候補ができるほか、政党交付金を受け取ることができる。


 また、「党存亡を懸けた戦い」として臨んだ社民党も比例代表で得票率2%をクリアし、政党要件を維持した。公示直前には知名度のある俳優のラサール石井氏を「サプライズ擁立」して選挙戦を展開。改選1議席を死守し、ラサール氏が当選を果たした。

 一方、みんなでつくる党は政党要件を失った。

 公選法では政党要件を①所属国会議員5人以上②直近の衆院選か参院選で、比例代表か選挙区で2%以上を得票――のいずれかを満たす必要があるとしている。【小田中大】

1144OS5:2025/07/23(水) 18:19:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e01f57d06faead804aeaa2aa14d526d78e85625
<維新の本拠地・大阪>の参議院比例得票、参政党が52万票で2位浮上…自民党の48万票を上回る
7/22(火) 16:20配信
読売新聞オンライン

大阪府

 参院選の比例選で、大阪府内での党派別得票数が最も多かったのは約115万票(得票率約27%)を獲得した日本維新の会。前回より約29万票減らした。

府内の党派別の得票数はこちら

 全国的に躍進した参政党は、府内でも約52万票(同13%)を獲得。前回から大きく減らした自民党の約48万票(同11%)を上回った。公明党は約44万票(同11%)と前回から微減。国民民主党は約38万票(同9%)で府内でも一定の存在感を示した。れいわ新選組、立憲民主党、日本保守党、共産党はいずれも得票率は5%台だった。


 府内の個人票では、司隆史氏(公明)17万8368票がトップで、6万9093票の北村晴男氏(日本保守党)が続いた。

1145OS5:2025/07/23(水) 18:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5b4c4806e4e82df4e5f6b769533ddacee3e3ad
国民民主党 標旗混同使用し街頭演説した岡野衆議院議員を厳重注意処分
7/23(水) 14:01配信

チバテレ(千葉テレビ放送)

 参院選比例代表候補に交付された標旗を千葉選挙区のものと混同して使用したとして、国民民主党の岡野純子衆議院議員が、党から厳重注意処分を受けたことが分かりました。

 これは、7月22日の記者会見で玉木雄一郎代表が明らかにしたもので、厳重注意の処分を受けたのは、国民民主党県連の代表代行だった岡野純子衆議院議員と、県連幹事長だった天野行雄県議の2人で、いずれも22日付で役職を辞任しています。

 倫理委員会に諮るかどうかは、近く開かれる役員会で判断するとしています。

 岡野さんは、参議院千葉選挙区で初当選した小林さやかさんの氏名が記された比例代表用の標旗を使って街頭演説を行い、その様子を写真とともに自身のXに投稿していたということです。

 この問題について、小林さんの受け止めは…

国民民主党 小林 さやか氏
「今回のことに関しては全く知らないところ、自分がうかがい知れぬところで起きていた。錯誤と聞いているがあってはならないことなので、しっかりとルールを守った選挙活動を徹底すべきだと感じる。これから国民民主党、県連が関わる全ての選挙で法令を順守していける体制になるよう、自分自身も気を引き締めていきたい」

チバテレ(千葉テレビ放送)

1146OS5:2025/07/23(水) 18:35:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/1be01c99c759046dd1d0cbb8fbd64eaa64f4dcc1
クルド人問題の川口市、参政党大津氏の得票が突出して1位 投票率も9ポイント増 参院選 「移民」と日本人
7/23(水) 7:00配信


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産経新聞

だるまに目を入れる参政党の大津力氏=21日午前1時50分すぎ、埼玉県飯能市(昌林龍一撮影)

20日投開票の参院選・埼玉選挙区(定数4)で4位で初当選した参政党新人の大津力氏(53)の得票数が、トルコ国籍のクルド人が集住する埼玉県川口市で突出して多かったことが、県選管の資料からわかった。大津氏は全体では最下位当選だったが、川口市だけ全15候補でトップの約4万2千票を集めた。川口市は投票率も前回より9ポイント上昇、全県より約2・5ポイント高かった。

【画像】「地域住民の人権は無視ですか?」急拡散された地元女性が作成した画像

県選管の公表資料によると、埼玉選挙区では自民現職と国民新人、立民現職、大津氏の4人が当選。公明現職や共産現職らは落選した。

大津氏は全県で4位だったが、川口市では4万1923票を獲得し、自民現職の約3万9千票、国民新人の約3万8千票を上回った。

投票率も、前回令和4年の参院選と比べて全県では6・63ポイント増加したのに対し、川口市は9・11ポイント増えていた。

大津氏は選挙戦で川口の問題にも触れ、「日本の文化や風習がわからない人もおり、地域住民は本当に困っている。際限のない外国人労働者の受け入れに歯止めをかける」などと訴えていた。

参院選埼玉選挙区・川口市の得票数上位(選管最終)

当 大津力(参新)4万1923(全県46万5278)
当 古川俊治(自現)3万9218(全県57万3114)
当 江原久美子(国新)3万8120(全県53万5706)
落 矢倉克夫(公現)3万5343(全県44万1613)
当 熊谷裕人(立現)2万9232(全県48万0330)

1147OS5:2025/07/24(木) 15:07:51
>>1097
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2310c67bdc3799dad3c1bba8db232093f0ec75d
参院選京都選挙区・維新に危機感、走りきる…活動量奏功し新実が大差で初議席
7/24(木) 12:12配信


読売新聞オンライン

選挙戦に二人三脚で挑んだ新実(左)と前原(3日、京都市下京区で)

 9人が立候補し、全国有数の激戦となった参院選京都選挙区。2議席を巡る乱戦を振り返る。

【画像】京都市内での得票は2位当選の自民現職を上回った倉林(5日、京都府長岡京市の個人演説会で)

 投票が終わった20日午後8時、早々と当選確実の知らせが陣営に届くと、日本維新の会の新実彰平(36)は、同級生や地元議員に鳴りやまない拍手で迎えられた。

 祝福ムードとは裏腹に、壇上に立つ新実の表情は険しい。“定番”のバンザイもしなかった。「政治のあり方への漠然とした問題意識の受け皿という、ある種、消極的選択だ」と口元を緩めなかった。

 京都選挙区での維新の議席獲得は初めて。ただ、この大勝利は陣営にとって想定外だった。今回は野党の候補者調整が進まず、9人が立候補。新実は5月中旬、「ここまで乱立するとかなり厳しい。覆すためには新規開拓するしかない」と弱音をこぼしていた。

 だが、その活動量が他を圧倒した。今年に入り、朝の辻(つじ)立ちや街頭演説は毎日欠かさなかった。アナウンサー時代に培った話術や知識で、「日本の将来を考えてくれている」(70歳代男性)などと期待を生んだ。

前原代表も全面支援
 共同代表の前原誠司(63)(衆院京都2区)も「京都維新にとって天下分け目の戦い」と位置づけ、「寝ても覚めても新実彰平。支援の輪を広げて」と支持者に呼びかけ、全面的に支援。序盤から優位に立った。

 陣営によぎっていたのは3年前の参院選の苦い記憶。当初優勢とされた候補者が惜敗した。「突き抜けて走らなければ、気を抜いた瞬間に落選する」。公示直後、陣営はボランティアや所属地方議員らに通達。トップのまま走りきった。

 公示前の6月、前原はこうも言っていた。「選挙はどんな風が吹くか分からない。頑張った候補者、陣営が最後に勝利をつかむ」

共産、自民に迫る
 結果に厳しい表情を浮かべたのは新実だけではない。議席を奪われる形になった共産党の倉林明子(64)だ。

 倉林が「結果を見れば影響があった」とするのは、6万票を得たれいわ新選組の西郷南海子(37)の存在。支持層の重なる両党の共闘は今回決裂した。西郷は「(主義の)右、左ではなく、(党規模の)上、下で競合するというフェーズに入ってきた。私が出なければ別の戦いになっていただけだ」と分析する。

 しかし、倉林は2位当選の自民党現職に京都市内の得票では上回り、2万6000票差まで詰め寄った。陣営は地元住民を交えた街頭演説など、対話を重視する活動に注力。倉林も「今回ほど市民と一体となって戦えた選挙はなかった」と語る。

 各党が見据えるのは来年の知事選。「市民と厚い信頼関係を築き、これだけ踏ん張れる財産を作ることができた」。成果に胸を張る倉林の目に涙はなかった。(敬称略、相間美菜子)

1148OS5:2025/07/24(木) 15:08:33
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/693522126b3d65a04df89035f53e38f334b0450d
拭えなかった「漠然とした不安」 参政党の熱狂の裏に危うさ 埼玉
7/24(木) 8:45配信


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毎日新聞

当選が確実となり万歳三唱する大津力氏(右)=埼玉県飯能市で2025年7月21日午前1時54分、田原拓郎撮影

 街頭の熱狂とは対照的だった。参院選投開票日の20日夜、埼玉県飯能市内にある参政党新人、大津力氏の事務所は閑散としていた。当選確実が報じられた午前2時前に約10人で万歳三唱したが、それまでは報道陣を除いて支持者の姿はほとんどなかった。「ネットで投開票を見る支持者が多い」と陣営関係者。SNS(交流サイト)を駆使して無党派層に浸透した政党らしい議席獲得の瞬間だった。

【図解】参院選のファクトチェック、4割が外国人関連 発信元はSNS最多

 「勝因は外国人問題を全面的に押し出したこと」と大津氏は語る。多くの外国人が暮らす県南部での演説では「外国人がどんどん増えているじゃないですか。地域住民、本当に困ってるんですよ」と問題提起した。党のキャッチコピーは「日本人ファースト」。「外国人優遇」や「行き過ぎた移民受け入れ」の是正を訴えた。

 陣営は、外国人政策に関する訴えが有権者に「刺さった」ことが最大の勝因とみているという。確かに、大津氏は地元飯能市と、人口の約8%を外国人が占める川口市で得票数がトップだった。長年にわたって築き上げてきた自民の強固な地盤を突き崩した形だ。

 ◇街頭演説で聞こえた「危機感」

 街頭演説に訪れた30代女性に話を聞いた。「注目しているのは外国人問題。政治に無関心だったが、街に外国人が目立つようになって危機感がある。ネットでも事件などについて色々書かれていて……」

 外国人による犯罪で県南部の治安が急激に悪化したことを示すデータは乏しい。女性自身も外国人による被害に遭ったことはないという。一方、同市の外国人数は増加傾向にあり、自治体には文化の違いなどに基づく生活トラブルの相談が寄せられる。外国籍住民による事件が個別に報じられることもある。

 女性の言葉の背景には、国が進める外国人の受け入れ拡大などについて住民が感じている「漠然とした不安」があるように思えた。裏を返せば、そうした不安を払拭し共生を目指すための取り組みや説明を、国や既存政党は十分に尽くすことができてこなかったのではないか。

 今回の参院選では外国人受け入れなどに関して「共生」ではなく、強い言葉で「規制」を訴えかける公約や演説が相次いだ。ある川口市議は「地元で外国人住民との生活トラブルがあるのは事実。地道に解決を目指すしか無い問題だが、選挙で争点化されたことで地域の排外感情があおられるのではないか」と憂慮する。

 ◇「風」だけではない

 急浮上の新興勢力として扱われがちだが、参政の躍進を支えたのは「風」だけではなさそうだ。県内には11人の地方議員がいて、ポスターは都市部だけでなく郊外にも貼られていた。各地で歴史や食品添加物などをテーマにした数百人規模の講演会を開催するなどして、党勢拡大にも取り組んできた。

 「毎日、各界の専門家からのコラムや動画の提供」「気軽に学びたい方向けのコース」。ウェブサイト上で月額制サービスさながらの形態で党員やサポーターを募集し、都議選のあった6月には党員が急増したという。陣営関係者は「各地の党員の草の根的な活動が票につながった」と胸を張る。

 選挙戦が進むにつれて、街頭には比較的若い年齢層の聴衆が増えているように見えた。大津氏は演説で、日本に干渉して国益を損なうという「日本の背後にある勢力」「国際金融資本」などへの批判も訴えた。同党の神谷宗幣代表編著の出版物でもこうした世界観が展開され、専門家などからは「陰謀論」との指摘が相次ぐが、聴衆は拍手を送った。

 「何が起こっているのか。いつまで続くのか。どこまで拡大するのか。全く分からない」。参政の勢いを目の当たりにした他陣営の候補がぼうぜんと話したのが印象的だった。

 ◇見据える先に首長選

 選挙期間中、神谷代表の街頭演説は差別につながりかねない発言が度々問題視された。党が掲げる憲法草案には「国民主権」が明記されておらず批判を集める。党が掲げるビジョンと言葉には危うさも感じるが、大津氏は「自分の選挙に精いっぱいで神谷氏の発言はよく確認できていない」「憲法草案はあくまでもたたき台。これを機に議論が深まればいい」と話す。

 参政党の熱狂は埼玉に、国に、何をもたらすのか。神谷代表は投開票前日、群衆を前にこう語った。「(今後の)自治体の首長選挙、埼玉県を皮切りに始めていこうと思います」【板鼻歳也、田原拓郎】

1149OS5:2025/07/24(木) 15:13:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a82670edfbcbbf7f6e1e9283fda1db2cf8fcd51
安野貴博氏のチームみらい、都内無党派層の比例投票先2位 出口調査
7/24(木) 12:41配信

朝日新聞

チームみらいを立ち上げた安野貴博氏は第一声で「ぜひみなさんで新しい日本政治を、私たちの声が届く政治を一緒に始めましょう」と訴えた=2025年7月3日午前10時51分、東京都渋谷区道玄坂2丁目、小川聡仁撮影

 今回の参院選で、注目された政治団体の一つがAIエンジニア、安野貴博氏が立ち上げた「チームみらい」だ。比例区で初の1議席を得て、得票率も全体の2%を超え、目標としていた公職選挙法上の政党要件を満たした。朝日新聞の出口調査からは、新興の政治団体ながら無党派層に支持が広がっていたことがうかがえる。

 チームみらいは今年5月に設立され、選挙区と比例区に計15人を擁立。選挙戦では「分断をあおらない」などと訴える一方、AIで有権者らの意見を採り入れながら教育、医療などの政策を練り上げた。比例区に立候補した安野氏は、個人でも約24万票を得て当選した。

 出口調査は都内180カ所で実施。投票を終えた有権者に対し、性別、年代、投票した候補者と政党、ふだんの支持政党などを聞き、7840人から有効回答を得た。

 都内比例区の無党派層の投票先をみると、トップは国民民主(16%)だったが、チームみらいは14%で次点につけた。立憲民主(12%)、自民(9%)、今回躍進した参政(同)を上回った。

朝日新聞社

1150OS5:2025/07/24(木) 15:13:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb1e828485a6a22a5540490f410357d52e61808d
国民・岡野純子衆院議員を公選法違反罪で告発 「標旗」問題で自民千葉県連幹事長
7/24(木) 14:09配信

産経新聞

2021年、 国民民主党の玉木雄一郎代表(右)とともに衆院選の出馬会見をした岡野純子浦安市議(当時)=千葉県庁(小野晋史撮影)

国民民主党の岡野純子衆院議員(比例南関東)が、参院選で比例代表候補の「標旗」を千葉選挙区の党公認候補、小林さやか氏を応援する街頭演説で使用した問題を巡り、自民党千葉県連の阿部紘一幹事長は24日、公職選挙法違反の罪で県警に岡野氏の告発状を提出し、受理されたと明らかにした。


告発状は、岡野氏が正規の標旗を掲げず「参議院比例代表選出議員選挙 小林さやか」と記載した標旗を掲げ、選挙区候補者である小林氏の選挙運動のために街頭演説を行ったとしている。

阿部氏は取材に応じ、「2馬力選挙と言っても過言ではない。今後このようなことがないように、という意味合いで告発した」と述べた。

1151OS5:2025/07/24(木) 15:14:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8945e0da9e5705893fcc71a6b68fb4aeed0c5f23
参政党側の説明はうそ、神奈川新聞記者が反論 参政党が会見から排除
7/24(木) 9:50配信
カナロコ by 神奈川新聞

街頭演説する参政党の神谷代表=19日、新横浜駅前

 デマで外国人差別を扇動する極右政党の参政党が批判記事を報じる神奈川新聞記者を定例会見から排除した問題で、参政党が虚偽の説明を重ねている。事前申請が必要だったといううその理由で本紙記者の出席を拒んだが、共同通信の取材に党関係者は「これまで会見に出席してきた記者は事前申請不要だが、それ以外の記者は必要だった」と説明した。だが、初参加か否かのチェックは会見場で行われておらず、「初参加の記者は事前申請が必要」としていた事実はない。            


 神奈川新聞は、初めて参政党の会見に参加し、申請の有無を確かめられることなく出席した記者がいたことを確認している。そもそも排除された本紙記者と同様、事前申請を求められていない。共同通信の取材に虚偽の説明をしたことになり、公党としての責任がますます問われる。

 市民の知る権利を踏みにじり、気に入らない記事を書く本紙記者を会見から閉め出す暴挙を、あくまで手続き上の問題で参加させなかったように取り繕う意図がみて取れる。参院選では神奈川選挙区で当選した初鹿野裕樹氏をはじめ、票をだまし取ろうとデマや差別の扇動を繰り返しており、党利のためならうそをつくこともいとわぬ党の体質がここにも現れている。

 参政党は22日の定例会見に初めて参加しようとした本紙記者に「事前登録がないので駄目」と退室を命じた。

 神奈川新聞は党の広報担当者に事実確認の取材を申し入れ、党本部のスタッフに質問事項も伝えたが、23日午後10時現在、回答はない。(石橋 学)

神奈川新聞社

1152OS5:2025/07/24(木) 15:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc47318a5642199b033d241cd272240e44417789
参院選で自民の「組織力」に陰り コロナで注目の釜萢敏氏当選も想定下回る得票に日医衝撃
7/24(木) 7:00配信

産経新聞

自民党から比例代表で出馬し、出陣式で挨拶する釜萢敏氏(右)。左は日医の松本吉郎会長=4日、東京都文京区の日本医師会館(村上智博撮影)

20日に投開票のあった参院選では自民党が大敗した。このうち、日本医師会の政策実現のために活動する政治団体「日本医師連盟」(日医連)は、新型コロナウイルス対策で注目された釜萢敏・日医副会長を擁立し、自民党の比例代表で初当選したが、思った以上に得票数が伸び悩み、かつての強力な集票力に陰りも見えた。国政への影響力が衰退しないように今後、組織をどう立て直すかが問われそうだ。

「大変厳しかった。なかなか票が伸びなかった」

釜萢氏は23日、産経新聞の取材に、浮かない表情でこう語った。当初、同氏の後援会幹部は「全体で自民の比例は11か12席ほどだろう。そうだとすれば30万票は取らなければならない」と意気込んでいた。

8日に都内で開かれた同氏の「緊急総決起大会」には医療・介護・福祉の各種団体の代表者らが「相乗り」で顔をそろえ、「厚労族」の加藤勝信財務相の姿もあった。陣営は「医療界から20万票、介護と福祉業界で10万票の組織票を選挙中盤から固めきれれば必ず上位で勝てる」(日医幹部)と踏んでいた。

だが、ふたを開ければ「17万4434票」で比例で当選した12人中、上から8番目だった。釜萢氏は「たとえご支援はいただいても、実際の投票行動にまでは結び付いてはいなかったようだ」と振り返った。

前出の総決起大会で、日医の松本吉郎会長は「今回の選挙は医療・介護・福祉の将来が問われる。生きるか死ぬかの瀬戸際にある」と危機感をあらわにしていた。その思いは国政に届くことにはなったようだが、後援会幹部は納得がいかない様子で語った。

■「あれだけ運動量を増やしたのに」

「全国で日医が推した『組織内候補』の得票数を見ると、全国47都道府県のうち3年前の参院選よりも増えたのはわずかに7つ。逆に40で減らした。あれだけ運動量を増やしたのに…衝撃だ。それが、東京選挙区での武見敬三元厚生労働相の敗北にもつながった。2年に1度、医療機関にサービスの対価として支払われる診療報酬改定でこちらの言い分を確保しなければならず、これから3年後の参院選も大変だ」

日医の「組織内候補」は前回の2022年参院選で自見英子氏が21万3369票を集めた。13年参院選では羽生田俊氏が24万9818票を得ていた。日医によると、日医の会員は17万7383人(24年12月1日現在)で、開業医や勤務医で構成される。

1153OS5:2025/07/24(木) 21:29:20
山口
○225,617自:北村経夫  現   
×131,192参:山崎珠江
×126,425国:関谷拓馬  新 教員
×91,447無:戸倉多香子 新 元県議(立憲系)
以下略

参議院選挙、「保守王国」山口県でも自民党に逆風…「石破政権に希望が持てなかったということだろう」
7/22(火) 16:53配信

読売新聞オンライン

自民党の議席が減ったことを報じる新聞を読み、取材に応じる北村さん

 「自民党を支持していた方が他党に流れたという実感がある。全国的な逆風があるが、山口でも例外ではなかった」

【表】参院選山口選挙区確定票

 参院選の投開票から一夜明けた21日。山口選挙区で4選を果たした自民党現職の北村経夫さん(70)は、山口県田布施町の事務所で、参議院での与党過半数割れとなった選挙戦を硬い表情で振り返った。

 山口県は、岸信介氏や安倍晋三氏など多くの首相を輩出した「保守王国」だ。同党県連は今回、選挙区の得票率を70%と見込み、得票目標を40万票に設定。だが、石破政権に対する厳しい風に、結果はその半分程度の22万5617票にとどまった。党公認候補の得票率が4割を切るのは、補欠選挙も含めて1998年以来となった。

 友田有・党県連幹事長は「(参政党や国民民主党は)確かに驚異的な伸びがあったが、保守王国と言われる山口の本領を最後は発揮できたかなと思う」と一定の成果を強調。その一方で「石破政権に対して希望が持てなかったということだろう。県民の皆様方からご批判をいただいているのも事実だ」とも語った。

 北村さんは、派閥の政治資金パーティー券収入の還流問題があり、公明党からの推薦を得ていなかった。読売新聞社が20日に実施した出口調査では、自民、公明の各支持層の1割前後が参政党新人の山﨑珠江さん(47)や国民民主党新人の関谷拓馬さん(35)にそれぞれ流れていた。さらに2人は、維新支持層のほか、無党派層からもそれぞれ約3割の支持を集めた。自民党県連の関係者の一人は「参政党が保守層の受け皿になっていた」とみる。

 県内でも「自民党離れ」が起きた原因について、北村さんは政府の物価高対策への対応不足を挙げ、「足元の生活や将来への不安が皆さんにあったんだろう」と推測した。

 今回の参院選で、「日本人ファースト」を掲げた参政党は14議席を獲得し、躍進を果たした。山﨑さんは21日午前、岩国市の交差点で、さわやかな表情を浮かべながら行き交う車に手を振った。

 山口選挙区での議席獲得とはならなかったが、2番目に多い13万1192票を獲得。20日の出口調査では、18歳〜20歳代、30歳代、40歳代からそれぞれ3割半ばの支持を得ていた。

 また、山﨑さんや党県連は積極的にSNSでも情報を発信していた。投票先を決める際に最も参考としたメディアで「SNS・動画投稿サイト」と回答した人のうち、山﨑さんを支持した人は約5割に上り、北村さんの約1割を大幅に上回った。

 4人の子どもを育てる山﨑さんは、今回の結果について「子育て世代の目線で世の中を変えていきたい、主婦の目線で家計に優しい政治にしなければいけないとの訴えが、支持をいただけた理由と思う」と分析。党の躍進を踏まえ、「すごく喜んでいる。また力を得て頑張れる」と手応えを感じていた。

(投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した)

1154OS5:2025/07/24(木) 21:31:09
秋田    
○219,717無:寺田静  現 会派所属なし
×171,324自:中泉松司 元 19年落選     
×060,153参:佐藤美和子

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a3d49e2a4734d0f1335195ef560aa26ed646f4
事実上の一騎打ちとなった参院選秋田県選挙区 2人の候補者の対照的な選挙運動と舞台裏
7/22(火) 18:09配信
ABS秋田放送

参議院選挙の秋田県選挙区は、無所属で現職の寺田静氏が元職で自民党の中泉松司氏との事実上の一騎打ちを制し2度目の当選を果たしました。

両者が繰り広げた対照的な選挙戦、その舞台裏も交えてまとめました。

◇心の支えは家族
家事に勤しむ一人の女性として。

寺田静氏は物価の高騰を肌身で感じてきたといいます。

寺田氏
「普段だと時間があるときは安いものを買って献立を考えようってなるんですけど今、全部上がってるので考えようがない」

政治家としては消費者と生産者、双方の立場に立つ必要がありました。

寺田氏
「生産地選出の者としては悩ましいところで、ただ単にお米の価格を下げればいいというものではない」

物価高騰対策も争点のひとつになった選挙戦。心の支えは小学6年生の長男 しんぺいさんでした。

立憲民主党の衆議院議員で夫の学氏も育児などを一手に引き受けてサポートしました。

◇農業に携わる一人として
議席を争ったのは農家の長男に生まれた中泉松司氏。

6年前の参院選を次点で終えた後、集落営農組織の一員として農業に取り組んできました。

争点に据えたのは農業政策の在り方です。

農家
「多分今年から今年、ぎんさん(加工用米)最後だ」
中泉氏
「来年は?」
農家
「来年はほら主食(用米)やっぱり中心にして、まさかコメがこんな値段になると思わなかった」
中泉氏
「でもね、ちょと心ぱ…かじ取りしてちゃんとしないと逆にみんな主食につっこんだらやっぱり余る」

農業県秋田の声を国政に届けられるのは、現場を良く知る自分しかいない。

そう訴えた中泉氏に、農業の現場から厳しい声が浴びせられることもありました。

質問者
「彼(小泉農林水産大臣)は大規模化を進めると言ってね。まだ大規模化かと」
「うなずいておりますけれども(農業)やってる人が彼に言わないとだめだと思いますので」
中泉氏
「しっかりと小泉大臣に伝えられるようがんばります」

備蓄米の放出によるコメ価格の安定化などを推し進める小泉農林水産大臣と中泉氏は、20代のころからの盟友だといいます。

小泉農相
「コメ農家の皆さんの思いを背負って、私と激論をして最終的に言われたことは、思いはよくわかったからじゃあ秋田に来て直接農家さんにも伝えてくれと、それで私はきょう来ました」

中泉氏
「どんなに厳しい声でも結構です。皆さんの声を私に託してください。そして必ず目標を達成したのちに農政の現場で小泉大臣としっかり向き合って道筋をつける」

この日は、中泉氏から小泉大臣へ、生産者の立場からの強い批判の声はありませんでした。

◇あぜ道で農業談義
同じ日、寺田氏の姿は“農業の現場”にありました。

訪れたのは仙北市にある田んぼです。

寺田氏
「あれだけ赤字だ赤字だって農家の皆さんが言ってた時には何も、有効なことをしてくれなかったのに、価格が上がったからといって、じゃあその時だけなんかやるのかっていうのは、本当あんまりじゃないかと私も思ってて」
農家
「コメ多い多いって言って減反減反って言って、5年計画ね、減反させてでしょ、で、今コメつくれ?できるわけねえね、草ぼーぼーにした農地」
寺田氏
「それこそ小泉大臣が秋田に来てるんですけど、ちゃんとこういうとこに来てほしいなって。街中で演説して帰るんじゃなくてこういうところに来て話してほしいなって、話聞いてほしいなって」
農家
「我々のささやかな声届けてほしいんだやな」

◇政権トップとの意見交換
相対する中泉氏には、続々と中央から応援が駆けつけました。

しかし、ここでも農家から政権与党への逆風が吹いていました。

農家
「備蓄米の放出、店頭に2,000円のコメを並べるときに、なぜ生産者に緊急事態の対応であるから再生産可能なコメがつくれる環境を崩すわけではないんだとメッセージを発してくれなかったのか」
「今、農業者は特にコメ農家は、あすの未来あるコメ生産に向けて、本気で戦ってます。石破総理の言葉をあえて拝借するならば『なめられてたまるか』ということです。」
「政府だろうが大臣だろうが総理だろうが、やはり正々堂々と我々は自分の子どもや未来ある担い手に向けて誇れる農業をつくっていかなければいけません」

1155名無しさん:2025/07/24(木) 21:31:29
◇それぞれの選挙戦
選挙戦が進むにつれて、具体的な政策の訴えよりも、諦めない姿勢や国政への思いに特に熱がこもっていった中泉氏。

最終盤は中央からの“大物”議員などが再び秋田入りすることはありませんでした。

組織力の選挙戦を展開した中泉氏に対して、政党色を抑えた草の根運動に力を注いだ寺田氏。

地域の住民
「きれいになったね、おねえちゃん。がんばって、よかったよかった、こっち来るかなと思って待ってた、頼むよ!」

真夏のような17日間の選挙戦を終えました。

日増しに感じていたという支持の広がり。

選挙戦最終日には感極まる場面がありました。

視線の先には裏方に徹しながら見守り続けた夫の学氏の姿。

長男、しんぺいさんには翌朝、久しぶりに朝ごはんをつくることができたといいます。

寺田氏
「子どもを育てるにはもちろん経済的な余裕が必要です。そして、子どもの日々の成長の喜びを感じることができる時間の余裕も必要です。そして何より個人の選択を尊重する社会の在り方が必要です」

◇”山のように預かった課題”を改善につなげるために
誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指して。

県内唯一の現職の女性国会議員としての立場も強調して2度目の当選を果たしました。

寺田氏は政党の方針に捉われなくて済む点を重視して無所属での活動を続ける考えです。

政党に入らずに自らが掲げる政策を実現するには。

寺田氏
「私の発言の内容、主張したことも盛り込まれて、それが政府に届けられて、それがそのまま政府の骨太の方針などに盛り込まれるというところもあって、それで法改正なども実現をしてきたというところも何度もありましたので。決して無力ではないと」

国政への考え方が近い議員同士でつくる“会派”への所属については「柔軟に検討していきたい」と述べた寺田氏。

県民の負託にどう応えていくのか、その手腕が引き続き問われます。

1156名無しさん:2025/07/24(木) 21:32:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/47cc8d30626b6998b42351f6d27e319aca0d3aa6
【参院選】歴史的な大敗を喫した自民党…秋田県選挙区で自民党候補はなぜ敗れたのか 半年間におよぶ取材から読み解く背景
7/23(水) 17:45配信



今回の参議院選挙で歴史的な大敗を喫した自民党。焦点となった1人区で東北は1勝5敗と大きく負け越し秋田県選挙区でも議席の奪還はかないませんでした。

自民党といえば
①政権与党としての実績と信頼
②企業・団体などの盤石な組織票
③張り巡らされた後援会組織
などを背景にこれまでゆるぎない体制で選挙に臨んできました。

今回秋田県選挙区で自民党候補はなぜ敗れたのか。

半年間におよぶ取材からその背景を読み解きます。

■知事選のしこり 第一声でも
中泉松司氏
「もう一度私を育ててくれたふるさとのために働かせてください。そのためには皆さんの力が必要です」

参議院選挙が公示された今月3日。

中泉松司氏の第一声には、自民党の国会議員や県議会議員、それに自民党を支える企業や団体のトップが顔を揃えました。

候補者の熱意と覚悟を有権者に示す第一声。

選挙全体の空気を左右する、極めて重要な演説と位置付けられています。

その輪に加わらず遠くから演説を眺めていたのは自民党の原幸子県議会議員です。

原県議は今年4月の県知事選挙で敗れた猿田和三氏を支援していました。

■中泉氏の懸念 保守分裂
さかのぼること半年前の今年1月。

自民党秋田県連は、知事選の対応を巡って自主投票を決定しました。

御法川信英県連会長
「知事選挙は知事選挙として戦いますけれども、参議院は政党・国政選挙ですので、こっちはしっかりまとまっていこうということで」

県議団が真っ二つに割れる状況に中泉氏は強い危機感を示していました。

中泉松司氏
「(保守分裂選挙の)直後に選挙を控えているっていうのは、正直言っていろんな場面で言葉を選ばなきゃいけないですし、行動も制限される部分もあるので非常に厳しいなと率直に思いますが、こればっかりはどうしようもない話ですので、なんとかそれを乗り越えていくしかないなと思っています」

■自民党への逆風
加えて選挙期間中に浮き彫りになったのは、自民党への激しい逆風でした。

選挙戦2日目の今月4日、中泉氏と20年近い交流のある小泉農林水産大臣が応援に駆け付けました。

しかし人の集まりはいまひとつ。

小泉農水相
「消費者のことばかりしか考えていない 生産者・コメ農家いじめの小泉進次郎だと」「小さい農家を見捨てる小泉進次郎 そんなわけないじゃないですか」「これから仮に過半数割れをしたときに起きる政治の現実というものを考えた時に我々反省しなきゃいけないところもある。変わらなきゃいけないこともある。だけど謙虚になってこれだけ言えるのは少なくとも我々は一番ましだと思う」

JA秋田県青年部協議会 金子勝洋副委員長
「コメの値段・市場に介入してきているのはどうなのかなと思います。コメの安い時に誰も助けてくれなかったのになぜ高くなるとこんなにも私たち苦しい思いをしなければならないのかなと」

■参政党 旋風
一方、今回の参院選で台風の目となった参政党。

神谷宗幣代表の演説には小泉大臣を上回る約500人が集まりました。

参政党 神谷宗幣代表
「ぜひ皆さん気持ちを上げていきましょう。全体的に日本のそして政治に関わってください。政治は汚いですよ。潰しあいですよ。人の汚い部分いっぱい見えます。でも誰かがこの道に入って、理念立てて、まっすぐに方向性を立てて、みんなを引っ張っていかないと日本が沈む。だからその牽引役を、牽引役の1人にみなさんもなってください。一人ひとりの力は微力ですけども無力じゃないですから。みんなが集まれば自民党を脅かすこともできるんですよ!我々で!!」

「せーの 1・2・参政党!」

1157OS5:2025/07/24(木) 21:32:32
■東北苦戦の背景
今回の参院選で焦点となった全国32の1人区の勝敗。

自民党は半数以上で敗れ、東北で議席を獲得したのは福島だけでした。

自民党元青年局長 鈴木憲和衆議院議員
「この横手市、豪雪地域ですよね。少数派の豪雪地域の気持ちを私たちのこの国の政策を少しでも豪雪地域寄りに寄せていく」「自民党が苦しい時、逆風の時、それでも秋田からは中泉さんをあげていただける、そのことがこの地域の力に必ずなります」

中泉氏の応援に訪れた山形県選出の国会議員は、自民党への逆風について人口減少や過疎が急速に進む東北ならではの要因があるのではないかと分析します。

自民党元青年局長 鈴木憲和衆議院議員
「東北はいつも自民に対して、決して全面的に推してくれるという感じではないと思っているんですよ。それはやっぱりうちの地元(山形)もそうですけども東北からいろんなことが東京に吸い取られているっていうこともあるんじゃないかと思いますし」

■知事選のしこり
逆風が吹き荒れる中、中泉氏を積極的に支えたのは、4月の知事選で鈴木知事を応援した県議でした。

小野一彦県議
「いまこそ秋田の農村から日本を変えていきましょう」「よろしくお願いします!ありがとうござます!加藤先生も一言!」

県連副会長 加藤鉱一県議
「中泉松司、東由利の皆様に立候補のご挨拶に参りました」

県連副会長 加藤鉱一県議
「知事選の時は自民党が割れたんですけど」「(参院選は)一体となってやるということで、きちっと体制になってきましたので、私はそのあれ(心配)はないと思います・・・ほとんど」

しかし、この言葉とは裏腹な状況が垣間見えたのは選挙戦10日目。

予定されていた街頭演説を行わず、中泉氏の選挙カーは足早に横手市雄物川町と平鹿町を後にしました。

自民党の選挙では、地方議員が先導したり選挙カーに同乗したりするのが通例ですが、この日、横手市選出で猿田氏を支援した重鎮の柴田正敏県議の姿はありませんでした。

中泉松司氏
「横手なんで・・・頑張んなきゃいけないっすね・・・」

取材メモ (自民党県議)
「知事選の禍根が残っていない前提で勝負したつもりだったけど温度差は選挙前も最中も非常に感じる場面があった」

■農業票の離反
そして、陣営としてもっとも注力したのが1955年の結党以来自民党を支えてくれた農業票を固めることです。

しかし、コメの価格の下落を心配するJAからは小泉大臣への強い警戒感が示されていました。

JA秋田中央会 小松忠彦会長
「小泉農相がいままでやってきたのは価格を安くする安ければいいという感じの方で」「安ければいいという追求は、結局最後(生産者が)誰もいなくなるという現実を直視してほしいなと思います」

選挙期間前に開かれた秋田市での決起集会。

中泉氏が顧問を務めるJA青年部から横断幕が手渡されました。

青年部
「この旗に若手農家としての応援の気持ちを寄せ書きという形で集めました。私たちの農業へ未来への思いをこの旗とともに中泉さんに託します」

寄せ書きの中には「大臣のワンマンを許すな」というメッセージも。

中泉松司氏
「この方々は若くして県内で一生懸命農業をやっている方々なので、農業で言えば先輩と思っていますから、そういう方々の期待・不安というものを応えられるように、払しょくできるように頑張らないといけないと思います」

1158名無しさん:2025/07/24(木) 21:32:46
小泉大臣が秋田に入った翌日。

秋田市内のホテルで開かれたのは、JAの組合長らと自民党の農水族のドンと呼ばれる森山幹事長との意見交換会です。

取材メモ (自民党関係者)
「小泉大臣が来た翌日に森山幹事長と会うというタイミング・順番が大切」

森山幹事長
「農協は農村集落を維持するためにいろんな事業をしています」「農村集落の維持のために努力をしていることも正しく評価をされなければいけないのだと思います。そうすることが食料の安全保障を確かなものにしていく原点であることを忘れてはいけないのだと思います」「なんとしてもみなさんのお力で中泉さんを参議院に送って頂きたい」

JA秋田中央会 小松忠彦会長
「すごく農協のことを良くわかって頂いてありがたいという思いです」

■総理応援は失敗
選挙戦が終盤に差し掛かった今月14日。

中泉氏を応援するため大仙市を訪れた石破総理大臣。

演説会の前にセッティングされたのは地域農家との懇談でした。

コメ農家
「いま農業者は、特にコメ農家は、あすの未来あるコメ生産に向けて本気で戦っています。石破総理の言葉をあえて拝借するならば、『なめられてたまるか』ってことです」

参加者が意見を表明した後は、石破総理が延々と自身の考えを一方的にしゃべり続けるだけでした。

石破首相
「すいません感想めいたことで恐縮です」

その後の演説会では、場所や銘柄米の品種を言い間違えます。

石破首相
「最近この大館(会場は大仙)でもクマが出るらしい」
「そして秋田美人(正しくはあきたこまち)がそうですサキホコレがそうなのですが・・・」

取材メモ(意見交換会の参加者)
「総理は秋田まで言い訳しに来たんだなと思った」

取材メモ(中泉陣営関係者)
「農業団体のトップから『総理の応援は失敗だったね』と言われた」

■自民党は大きな岐路に
そして迎えた投票日。

中泉松司氏
「本当にみなさんの期待に応えられなかったことに、改めてただただ自分の力不足無力さを感じる次第です」

自民党が逆風のときでも基礎票・固定票だった「農業票」。

極めて重要視されながら今回の参院選で固めきることはできませんでした。

JA秋田中央会 小松忠彦会長
「小泉さんがやっぱりどうしても消費者サイドの目線しかなくて、生産側の目線が足りなかったなと思うので」「小泉さんに対抗できるのは中泉さんしかないよと話をしても『自民党だからね』って声が聞こえてくるのでそのあたりが難しかったんじゃないかな」

自民党を支えた世代が高齢化し、若い世代が主張の明確な野党に流れる中、自民党の選挙戦術は大きな岐路に立たされています。


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


今回の参院選、県内では保守分裂となった知事選の影響が色濃く残る中、自民党に対する逆風が吹き荒れました。

公示直前の今月1日、大仙市で開かれた中泉氏の決起集会では、収容人数約500人の会場にも関わらず、集まったのは100人程度で、県の南部での苦戦が特に予想されました。

このため、陣営は石破総理の応援演説を大仙市で行い、『テコ入れ』を目論見ましたが、農家との対話で総理が一方的に発言したり、「あきたこまち」を言い間違えたりするなどして支持者からは落胆の声が聞こえてきました。

続投を表明した石破総理に対し、党本部の役員・閣僚の一部、そして全国の地方組織から退陣を求める声が高まっています。

秋田県連の青年局も23日リモートで開かれた緊急の全国会議で「退陣」を要求したということです。

1159OS5:2025/07/24(木) 21:35:22
宮城 
○367,794立:石垣のりこ 現
×293,732自:石川光次郎 新 県議
×181,773参:ローレンス綾子
×087,720れ:石井義人
×056,242み:角野為耶

https://news.yahoo.co.jp/articles/12c23db46b511c2339239c72b426faa15d6858cc
自民党に吹き荒れた逆風「やっぱりおかしい」最後に“吹っ切れた”元ベテラン県議候補の「組織のジレンマ」
7/23(水) 18:02配信
盤石の「組織戦」“フルスロットル”でスタートも

FNNプライムオンライン

参院選宮城選挙区で自民党が擁立したのは、県議19年の実績を持つ新人・石川光次郎氏だった。
公示初日、石川氏が訴えたのは「政権交代の可能性なんてつくっちゃいけない」という強い危機感。政権与党の一角として、宮城の議席を奪還することが至上命題だった。

応援には村井知事と県内全ての市町村長が顔をそろえ、自民党が誇る組織力をフルに活用。小泉進次郎農水相、石破茂首相、小林鷹之元経済安保相といった党幹部も相次いで駆けつけ、陣営は「重厚な布陣」で一丸となって戦った。
石破首相は仙台駅前で「宮城のことを知り尽くした石川光次郎。新しい日本を、この宮城からつくっていく」と力を込めた。

組織への配慮「迷いがあった」
石川氏の政治スタンスは“現場主義”。19年間の県議としての経験を土台に、「地方から声を上げ、自民党を変えることが政治を変えることだ」と繰り返し訴えてきた。

公示前は自民党改革を訴える場面もあった石川氏。しかし、公示後は発言が控えめだった。
選挙戦を終えた本人に質問をぶつけると、まず答えたのは、続々と応援に入る党幹部や関係組織を前に、自分が自民党改革を強調していいのか、という迷い。
また、公示前には、「お前に何ができるんだ」と新人の弱みにつけこんだ野次を聴衆から飛ばされることもあり、そうした経緯が影響したと本人が打ち明けた。

真面目で勉強熱心で、県議会自民会派のエースとして慕われた石川氏は、今回の選挙戦でも有権者に対して実直であろうとするがゆえに、迷いが生まれ発するメッセージが弱まった。
SNSに代表される「短く、分かりやすく」で台頭した新興勢力と、石川氏のスタイルは対極にあったのかもしれない。

保守票の分裂、SNS発信の遅れ…重なった“想定外”
石川陣営の最大の誤算は、「保守票」の分裂だった。
当初は立憲民主党の現職・石垣のり子氏との一騎打ちが想定されたが、選挙戦が始まると参政党のローレンス綾子氏が急伸。若年層を中心に支持を広げ、石川氏と保守票を分け合う構図となった。

また、SNSの活用も後手に回った。選挙中盤から動画投稿や短尺の政策発信を強化したが、「スタートが遅すぎた」との声も陣営内からあがった。

従来型の組織戦に加え、SNS戦略や街頭での可視化が重視される中、「旧来型の戦い方では限界があった」とあるスタッフは話す。

吹き荒れた“逆風” 自民党離れの民意
「今回は追い風ではなく、引き波のような雰囲気だった」そう語ったのは、自民党の森下千里衆議院議員だ。
また、党政調会長の小野寺五典議員は「有権者がいろんな選択肢を見ていた」と話し、小林鷹之元経済安保相は「厳しい風が吹いていた」と危機感をにじませていた。

党内の「政治とカネ」問題や政権への不信感は根強く、石川氏がどれほど現場で尽力してきたとしても、その逆風を跳ね返すのは容易ではなかった。

極限の戦い、削られた体と声 そして最後の“吹っ切れ”
灼熱の選挙戦。石川氏は「体重が7キロ落ちた」と明かしていた。最終盤にはスタッフに「腹に力が入らねんだよ」と漏らす場面もあった。

それでもマイクを握り続け、迎えた最終日のラスト演説。石川氏は、それまでの慎重な言葉選びを振り払うかのように、本音を語り始めた。

石川光次郎氏:
今、我々が所属している自由民主党、国民の皆様と乖離をしている。それが政治に対する国民の不信につながっている。おかしいものをおかしいと言えなくなったら、世の中終わりなんです。誰かが言わなければ変わらない

熱気に包まれた演説会場。ようやく“吹っ切れた”候補者の声に、聴衆は耳を傾けた。
だが、その変化が有権者全体に届くには、時間が足りなかった。

「報いられなかった悔しさ」石川氏の言葉ににじむ想い
投開票日、石川氏は敗戦を静かに受け止めた。

石川光次郎氏:
皆さま方の大きな、大きなご厚情に対して報いることができなかったという悔しさはありますけれども、皆さんと一緒に一つになって、この戦いを進められたことは、私にとって大きな財産だと思っています

19年間積み上げた地方政治の経験、そして組織の力を背景にした正攻法の選挙戦。
それでも勝てなかった、「自民党への逆風」と「組織のジレンマ」が浮かび上がった選挙戦だった。

仙台放送

仙台放送

1160OS5:2025/07/24(木) 21:37:30
徳島高知
○264,891無:広田一  現 高知 立憲会派
×201,619自:大石宗  新 高知県議
×123,070参:金城幹泰
以下略


https://news.yahoo.co.jp/articles/2acc2c3b3bf138cc4740dbb6f6a13078664e36f9
参議院徳島・高知選挙区、無所属の広田一さんが合区制す…自民党の大石宗さん及ばず
7/21(月) 2:18配信
で喜ぶ広田さん(20日午後8時37分、高知市で)

 参院選が投開票された20日、徳島・高知選挙区(改選定数1)では、無所属現職の広田一さん(56)が自民党新人で前高知県議の大石宗さん(44)(公明党推薦)ら3人を破り、2023年の参院補欠選挙に続いて4度目の当選を果たした。ガソリン減税など物価高対策を掲げ、立憲民主、国民民主、共産など各党の地域組織の支援を受け、票を伸ばした。合区になって5度目(補選を含む)の選挙戦で、全体の当日有権者数は116万5487人(徳島59万6538人、高知56万8949人)。投票率は53・61%で前回補選(32・16%)を上回った。県別では徳島50・48%(前回補選23・92%)、高知56・89%(同40・75%)だった。

支持者を前に悔しさをにじませる大石さん(20日午後8時34分、高知市で)

 高知市桟橋通の広田さんの事務所では、支持者らがテレビや携帯電話の速報画面で開票の行方を見守り、「当選確実」が伝えられると拍手と歓声が起きた。まもなく姿を見せた広田さんは花束を受け取り、「党派を超えた幅広い支援のおかげです」と、バンザイを繰り返した。

 広田さんは、選挙戦で掲げてきた物価高対策について「高知、徳島のみなさんの暮らしを守るため、ガソリンの暫定税率を廃止してガソリン代を引き下げます」と決意表明。さらには「次の任期で徳島・高知の合区を解消できなければ政治家として責任をとる」と覚悟を示した。

 今回、広田さんは各政党の推薦は求めず、「保守から革新まで幅広い皆さんの受け皿になる」と23年の補欠選挙と同じ無所属で臨んだ。これに対し、立民、国民、共産など徳島、高知の両県組織は「参議院でも自公政権を過半数割れに追い込む」と、それぞれが広田さんを支援。事実上の野党統一候補が成立した。

 ただ、高知が地盤の広田さんにとっては「まだまだなじみが薄い」という徳島での浸透が課題だった。このため徳島県議や市町村議計約400人に会い、「初めての広田はじめです」のあいさつとともに地域の課題を聞いて回った。


 選挙戦でも出発式は徳島市で行い、後半9日間は徳島に腰をすえて街頭演説などで票の上積みを図った。「自民党という大きな組織に立ち向かう」と、現職でありながら、たすきには「挑戦者!!」と入れて草の根の選挙戦を展開。自公政権に不満を持つ保守層の票も集め、4度目の当選を果たした。

大石さん逆風のまれる
 大石さんは敗北が濃厚になると、高知市はりまや町の事務所に現れ、支持者を前に「みなさんの期待に応えることができなかったのは、私の責任です」と頭を下げた。

23年の補欠選挙の大敗を受けて、自民党の候補者探しは難航した。大石さんが出馬の打診を受け、立候補を表明したのは今年2月だった。

 知名度不足を補うため、自身の半生を描いた漫画をパンフレットとして作成した。選挙戦では、07年に高知県議に初当選以降、約20年間にわたって政治活動に取り組んだ経験など、現場主義をアピール。「地方が元気にならなければ、日本の将来はない。経済成長のエンジンは地方にある」などと訴えた。

 昨年の衆院選に続く与党過半数割れの危機に、両県の自民、公明両党組織が奮起して引き締めを図ったほか、ユーチューブなどで街頭演説の動画を配信するなど、SNSも積極的に活用して無党派層にも訴求。しかし、与党への逆風の中、支持は広がらなかった。

金城さん及ばず
 参政党新人の金城幹泰さん(43)は高知市介良乙の事務所で、敗戦の結果に「要因は私の力不足」としつつ、「街頭での活動を重ねるごとに参政党の認知度向上を実感した」と話した。

金城さん及ばず
 初出馬の金城さんは選挙期間中、交差点などでの街頭演説を中心に活動。消費税廃止や一次産業の保護などを主張した。徳島、高知両市中心部には神谷宗幣代表が応援に駆けつけたが、及ばなかった。

 政治団体「NHK党」新人の中島康治さん(46)も与党の過半数割れを訴えたが届かなかった。

1161名無しさん:2025/07/24(木) 21:37:42
厳しい生活,与党に不満
 物価高にどう歯止めをかけ、暮らしを守るのかが問われた参院選。徳島、高知両県の有権者は、消費減税などを訴えた広田さんに期待を込めた。先行きの見えない生活の厳しさから、与党への不満が結果に表れたと受け取れる。

 物価高対策として、自民がアピールした現金給付に対し、広田さんは「現金のばらまき、露骨な選挙対策」と批判。ガソリンの暫定税率廃止などで対抗した。

 与党が過半数割れした昨秋の衆院選で、徳島、高知では自民が議席を守ったものの「政治不信がなくなったわけでない」(大石陣営)。広田さんは、有効な手立てを示せない自民への批判票を取り込んだ。

 ただ、消費税は社会保障とともに地方の財源で、高知県の浜田省司知事は17日の記者会見で「代わる財源の議論がなければ公共サービスに影響が出る」と地方への財源措置を求めた。

 今回、候補4人は高知が地盤とあって徳島での関心度が懸念された。合区解消を求める声が高まるなか、両県代表に選ばれた広田さんはその道筋をつけてほしい。政治を身近にして信頼を取り戻すためにも急がれる。(古谷禎一)

1162OS5:2025/07/24(木) 21:44:50
福岡
419,082自:松山政司 現
380,592参:中田優子
320,391公:下野六太 現
306,409国:川元健一 新 元ソニー社員
303,624立:野田国義 現
138,374れ:沖園理恵
111,196保:森健太郎
102,557維:伊藤博文 
075,596共:山口湧人 
052,862み:古川あおい
045,207社:那須敬子

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250722-OYT1T50018/
福岡選挙区「指定席」、「わかりやすさ」武器に参政が奪取…立民・国民は「共倒れ」
2025/07/22 07:07
自公は死守
 これまで自民、立憲民主、公明各党で議席を分け合ってきた福岡選挙区(改選定数3)は、自公が「指定席」を死守し、参政党が初の議席を獲得した。参政が「わかりやすさ」を武器に自民支持層や無党派層に支持を広げた。一方、同じ支持母体を持つ立民、国民民主両党は与野党逆転を狙ったが「共倒れ」となった。

当選から一夜明け、街頭で手を振る中田優子さん(21日午前8時2分、福岡市中央区で)=秋月正樹撮影
 「生活者目線で訴えてきた政策が多くの人に支持していただけた」。初当選から一夜明けた21日、福岡市で街頭に立った後、報道陣の取材に応じた参政新人の中田優子さん(35)はこう振り返った。


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 躍進の原動力となったのは「日本人ファースト」という党のスローガンだ。インパクトのある言葉は有権者を引きつけた。以前は自民支持だった同市の会社員の男性(54)は「『何で生活が苦しいのか』と考えていた時、心に刺さった。外国への投資より国民の生活を大切にするという主張を聞いて参政党への投票を決めた」と話す。

 読売新聞社が20日に実施した出口調査では、13人の候補者のうち、中田さんは無党派層で最も多い2割の支持を集めた。自民支持層の1割弱にも食い込み、自民候補に次いで多かった。争点として最も重視した政策では、「外国人に関する政策」を挙げた5割強が中田さんを選んだ。

敗戦の弁を述べる野田国義さん(21日午前1時9分、福岡市中央区で)
 一方、3選を狙った立民現職の野田国義さん(67)は、40人超の所属議員を抱える県連を挙げて選挙戦に臨み、各地で集会や街頭活動を行ったが、5番手に沈んだ。21日未明、福岡市内で支持者を前に深々と頭を下げた。県連の城井崇代表は「無党派層を引きつけるには力不足だった。戦略も戦術も大きく変えざるを得ない」とうなだれる。

 「手取りを増やす」と訴えた国民民主新人の川元健一さん(45)は、玉木代表が何度も応援に入るなどテコ入れを図った。3年前の参院選で別の候補が獲得した13万票から30万票まで積み増したが、当選に届かなかった。

 立民と国民民主の支持母体で、「2議席獲得」を掲げた連合福岡の幹部は「ショックだ。私たちの訴えよりも参政党の訴えが魅力的だったということだ」と悔しさをにじませた。

 参政に票を奪われた自民の危機感も強い。自民現職の松山政司さん(66)は6年前の58万票から42万票まで減らし、大票田・福岡市の得票数は中田さんに及ばなかった。農業が盛んな地域でも「コメを巡る小泉農相の一連の対応への反発から『今回は参政に入れる』という若手農家もいた」(地方議員)という。

 自民県連の松本国寛会長は「衆院選は遠くない。 真摯しんし に受け止めなければならない」と話した。


 投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。

1163OS5:2025/07/24(木) 21:51:42
奈良
175,450自:堀井巌  現
143,740国:杉本葵  新 大和郡山市議
127,173維:平将生  新 医師
088,988参:黒川洋司
068,689立:川戸康嗣 新 奈良3区落選
046,787共:太田敦
以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/8eea34bab8b8c85ebf1962e830aadde3fbc13504
参議院奈良選挙区、自民の堀井巌さん3選果たす…国民の杉本葵さんら及ばず
7/21(月) 12:28配信


読売新聞オンライン

万歳を繰り返す堀井さん(中央)(21日午前0時31分、奈良市で)

 20日投開票された参院選で、過去最多の7人が立候補した奈良選挙区(改選定数1)では、自民党現職の堀井巌さん(59)(公明党推薦)が、国民民主党新人の杉本葵さん(34)、日本維新の会新人の平将生さん(49)らを退け、3選を果たした。堀井さんは、地方創生や外交など2期12年の実績をアピールし、組織票を手堅くまとめて議席を守った。杉本さんは、納税者目線の政治実現を訴え、若い年代を中心に一定の支持を得たが及ばなかった。投票率は61・52%(前回55・90%)。

【画像】支援者に謝りながら涙をこらえる杉本さん(右)(21日午前0時27分、奈良市で)

 堀井さんが奈良市三条大路に構える事務所には支援者約200人が集まり、「当選確実」の一報を受けて堀井さんが姿を現すと、事務所内は大きな拍手で包まれた。堀井さんは「ふるさと奈良を元気にするために全力を尽くす」と力強く語った。

 自民党派閥の政治資金問題への逆風もあった。問題を受けて外務副大臣を辞任し、自身の政治資金収支報告書では、5年間で計876万円の不記載が判明した。

 参院選前には、国会の合間をぬって県北部から南部までくまなく足を運んだ。住民の声を聞き、「39市町村の声を国政に届ける」と初心に立ちかえり、選挙戦に臨むことを決意。医療や農業関係など300以上の業界団体から推薦を受けた。

 選挙戦では個人演説会を連日開催。2期12年の実績をアピールしつつ、「京奈和自動車道などインフラ整備や治水対策を進める。県内の農林業など地場産業を振興させ、力強い奈良をつくる」と訴えた。

 当選確実とした後、事務所で花束を受け取ると、堀井さんは「県民のみなさまのさまざまな声に耳を傾け、3期目にのぞんでいきたい」と日焼けした顔で笑顔を見せた。

杉本さん「申し訳ない」
 堀井さんの当選確実が知らされると、奈良市内のホテルで吉報を待った杉本さんの陣営関係者や支援者らは落胆の表情を浮かべた。

 人材情報会社などを経て、2023年、地元の大和郡山市議選に出馬してトップ当選した。その後、暮らしの負担軽減を目指して「国の制度から根本的に解決したい」と国政への挑戦を決意。22年に発足した国民民主党県連にとって、国政選挙で独自候補を擁立するのは初めてとなった。

 ただ、立憲民主党との候補者一本化が進まず、連合奈良がいずれの候補者に対しても推薦を見送るなど、厳しい戦いを強いられた。SNSを駆使して政策を訴え、玉木雄一郎代表ら党幹部も応援に駆けつけたが、3選を目指す自民現職には及ばなかった。

 会場に姿を見せた杉本さんは「みなさんの声を国に届けられず申し訳ありません」と頭を下げた。

1164OS5:2025/07/24(木) 21:51:59

平さん、広がり欠く
 奈良市四条大路にある平さんの事務所では、落選が確実になると、集まった支援者からため息が漏れた。平さんは「支持を広げきれなかった」と述べ、頭を下げた。

 医師として20年間、医療現場の最前線に立つ中で医療制度の問題点を肌で感じてきた。「政治家として社会の根本を変え、多くの人を救いたい」と国政への挑戦を決断。「医療費の増大は社会保険料の増加につながる」と、党が掲げる社会保障制度の改革を強調し、「次世代のための政治を」と訴えた。

 県内各地をくまなく回り、街頭での演説を重ねた。通勤時間帯に駅前に立つなど、維新の地盤である大阪に通う会社員らにもアピールし、吉村洋文代表ら党幹部もたびたび応援に駆けつけた。

 しかし、野党候補が乱立する中、自民支持層を崩しきれず、無党派層への浸透も十分に図れなかった。

川戸さん浸透せず
 奈良県大和郡山市のJR大和小泉駅近くにある立憲民主党新人の川戸康嗣さん(49)の事務所では、支援者らがため息をついた。川戸さんは「私の力不足でした。引き続き頑張るので、応援よろしくお願いします」と支援者らに深々と頭を下げた。

 昨秋の衆院選奈良3区で立民公認で立候補し落選。翌日から朝の駅立ちを欠かさず続け、地道に知名度向上に努めてきた。参院選候補として打診されたのは2月初旬。選挙戦でも「愚直なスタイル」を貫き、朝夕の駅立ちのほか、街頭に短時間立って支持を訴える「スポット」を連日数十か所で繰り返し、物価高対策を訴えてきたが、浸透しきれなかった。

 国民民主党が1月、公認候補の擁立を発表し、支持団体の連合奈良は候補者推薦を見送った。立民の選挙運動を支えてきた戦力が半減し、埋没が避けられなかった。

太田さん 「頑張り切れた」
 共産党新人の太田敦さん(53)は奈良市四条大路の事務所で支援者らを前に、「みなさんのご支援を受け、最後まで頑張り切れた」と語った。

 地盤の大和高田市を含む中南和地域を中心に回り、消費税を一律5%に引き下げるほか、農家に対する所得補償の必要性などを訴えた。

1165OS5:2025/07/24(木) 21:52:54
>>1116
https://news.yahoo.co.jp/articles/4081f94190ed7d6da466fed25b35469c60aea05d
〈参院選鹿児島〉自民・森山幹事長が繰り返した「消費税を守り抜く」が逆風に――“牙城”崩落に水面下の動き 初の女性議員「歴史的勝利」した背景
7/21(月) 11:25配信

南日本新聞

敗戦の弁を述べ、支持者に頭を下げる園田修光さん=20日午後8時18分、鹿児島市郡元2丁目

 「保守王国」と呼ばれる鹿児島で、1998年から改選議席を独占し続けてきた自民党の牙城が崩れ去った。前参院議長の尾辻秀久氏の勇退に伴う現職不在の鹿児島選挙区を制したのは、秀久氏の三女である尾辻朋実氏だった。物価高対策や政治とカネ問題による自民への不満が渦巻く中、「政治を変えよう」とのメッセージで批判票を取り込み、強固な地盤に風穴を開けた。衆参通じ県内選挙区では初の女性国会議員となり、歴史的勝利だ。

 尾辻氏は秀久氏の後継を狙い名乗りを上げた自民公認候補の選に漏れ、立憲民主党の誘いを受けて無所属で立候補した。この経緯から野党や連合鹿児島の支援に温度差がみられたものの公示5日前、「自民に戻らない」と宣言。共産党の候補擁立取り下げが実現したことが転換点となった。

 選挙戦突入後は父譲りの演説で「地方の衰退は自民政治のせいだ」と真っ向批判。「秀久氏の娘」を前面アピールしても世襲批判が高まることはなかった。秀久氏の支持者らが水面下で自民票を切り崩し、無党派層まで支持を広げ突き放しに成功した。

 衆参10年の経験がある自民元職の園田修光氏は党副総裁の菅義偉元首相との縁が深く、党本部が公認を決めた。当初は県連内にわだかまりが残ったが、6月以降は「森山裕幹事長のお膝元で負けられない」と県議や国会議員らが総力を挙げ組織戦を展開。幹事長自ら何度も地元入りし引き締めたが浸透しきれなかった。

 派閥裏金事件以降、自民への不信感は払拭できないままだ。森山氏が矢面に立ち繰り返した「責任政党として消費税を守り抜く」との主張は野党の減税論にかき消され、自民批判を一層あおった側面もある。県内3選挙区で敗北した昨年の衆院選に続き、自民の求心力低下を浮き彫りにした。

 尾辻氏に加え、自民票を奪ったのが参政党だ。新人の牧野俊一氏が訴えた「減税と積極財政の両立」は保守層に響き、大勢が集まる演説会場もあった。地方議員や党員らの支援に加え、交流サイト(SNS)を積極活用し支持を拡大。組織や動員に頼らない新たな運動の形を示したと言える。

 投票率は前回より大きく伸び56.46%となった。コメやガソリンなど物価高にあえぐ有権者が暮らしに直結する政治と向き合い、自公議席の大幅減を突きつけた意味は極めて重い。

南日本新聞 | 鹿児島

1166OS5:2025/07/24(木) 21:53:33
https://373news.com/lineup/senkyo/sanin/25/news/217594/
比例代表得票2位は参政党、自民王国・鹿児島に吹き荒れた〝オレンジ旋風〟――10〜40代はトップ、自公が初の50%割れ
2025/07/22 11:07



参院選 2025参院選
街頭演説する参政党の神谷宗幣代表=12日、鹿児島市
街頭演説する参政党の神谷宗幣代表=12日、鹿児島市
詳しく
 20日投開票の参院選鹿児島選挙区(改選数1)は、立憲民主党が推薦する無所属新人の尾辻朋実氏(44)が初当選を果たした。自民が2人区時代の1998年から独占した参院改選議席を失い、県内選挙区で衆参を通じて初の女性国会議員が誕生した。比例代表では参政党が得票率2位に入るなど躍進を見せた。

 鹿児島県内の比例代表の得票総数は71万468票だった。政権与党の自民党(31.9%)と公明党(9.2%)を合わせた得票率は41.1%で、改選1人区になった2001年以降、初めて50%を割り込んだ。得票数2位は参政党の10万949票(14.2%)で、政治団体として初めて選挙戦に臨んだ前回22年の3.8%から躍進した。

 自民党が22万6583票を獲得して最多だったものの、事実上の政権選択選挙とされた中、派閥裏金事件などによる与党への県民の厳しい評価が浮き彫りになった。

 3位は立憲民主党の8万8081票(12.4%)、4位は公明6万5341票、5位は国民民主党5万5394票(7.8%)、6位はれいわ新選組5万2722票(7.4%)だった。

 前回との比較では、自民が11.0ポイント、立民1.4ポイント、公明3.0ポイントとそれぞれ減少。国民は3.3ポイント、れいわは4.0ポイント増えた。

 共同通信の出口調査によると、自民は50、60代、70歳以上の投票先で最多。70歳以上では47.2%と約半数を占めた。参政は10代から40代で1位となり、50代、60代でも2位につけて幅広い世代の支持を集めた。無党派層はれいわが17.2%で最多。自民15.2%、立民12.1%と続いた。

 争点となった物価高対策では、現金給付が良いと答えた人の投票先は自民の49.0%、消費税減税と回答した人は参政の22.4%が最も高かった。

1167OS5:2025/07/24(木) 23:28:12
>>1088
https://news.ntv.co.jp/n/knb/category/politics/kna875ced762df487d8919d3f064bb515c
【参院選・富山】逆風のもと…3選への思い届かず 自民・堂故さんの選挙戦振り返る
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2025年7月22日 20:34
【参院選・富山】逆風のもと…3選への思い届かず 自民・堂故さんの選挙戦振り返る

堂故茂さん(自民・現)
「自分が歩んできた政治の経験を全て使い切る、その思いでここに立たせていただいております」

参議院選挙富山選挙区で3期目の当選を目指した自民党の堂故茂さん。
実績とともに強く訴えたのは地元・氷見市など能登半島地震で大きな被害を受けた、地域の復旧・復興への思いでした。

堂故さん
「できるだけ 課題をクリアして、被災者のためにできるだけ早く復旧復興を進めないといけない」

吹き荒れた自民党への逆風。
物価高対策で与党は現金の給付を打ち出しましたが…

堂故さん
「ちょっと評判悪いですね ばらまきかって」

演説会では、給付金の方が食料品の消費税をゼロにした場合の税額より多いと説明に時間を割きました。

堂故さん
「これがベストだとまったく思っていません。もうちょっと国民に届くような物価高対策をすべき」

庭田さんを公認した国民民主党を意識してか、ガソリン暫定税率の廃止に触れる場面も。

堂故さん
「公党間で約束したんですから、ガソリン 1リットルあたり25円の暫定税率を廃止すべきだと思います。速やかに」

選挙期間中にも、自民党の議員による「運よく能登で地震があった」という発言で、逆風はいっそう強まりました。

堂故さん
「皆さんから聞かれるのは『自民党何しとんがよ、エラーばっかりで、しっかりしろ!』そんなことを言われます、お気持ちはわかります。しかし、堂故茂 にですね、その声を託してください」

自民王国・富山の議席を死守しようと、知名度のある議員が次々と応援に入りました。

小渕優子組織運動本部長(自民)
「買い物するとき消費税がない、ありがたい。でもこれゼロにしちゃったら、年金医療介護子育て、これのお金どこから持ってくるんですかね。こんな危なっかしい危険なことは、我々責任与党はとてもじゃないけど申し上げることはできない」

小林鷹之衆議院議員(自民)
「堂故さんパフォーマンスしないじゃないですか、パフォーマンスで政治できないですよ」

さらに苦戦が伝えられる中、富山入りしたのは

石破首相
「世界がいま一番厳しい安全保障環境にあるときに、この参議院選挙で、きちんとした防衛を語っている党がどこにある、きちんとした防災を語っている党がどこにある」

選挙戦最終盤に迎えた地元・氷見市での総決起大会。堂故さんの口からはこんな言葉が。

堂故さん
「こんなに厳しい選挙初めてです。相手がいるようないないような本当に厳しい風との戦いです」

演説の最後に先月亡くなった氷見市の林前市長に触れた際には…

堂故さん
「林前市長が亡くなる前に、電話いただきまして『堂故さんごめんね、選挙手伝えん』って言ってくれました…皆さんお願いです、堂故最後のお願いです、もう頼むことはないかもしれません。今度の選挙勝たせてください、絶対に勝ち抜いて氷見のために、富山のために本気で死ぬ気でやりますから、どうかお願いします」

投開票が行われたおととい。堂故さんの得票は、地元・氷見市など7つの市と町で、庭田さんを上回りました。しかし富山市で大きく差をつけられ、県全体ではわずか8000票差で敗れました。

自民以外の候補に18年ぶりに奪われた参議院富山選挙区の議席。
敗因はどこにあったのか。

自民党富山県連 宮本光明幹事長
「街頭でいろいろされていても、毛嫌いされるような雰囲気感があったり、そういうことが『自民は支持できないよ』と言う声を浴びせられて、私どもも現実にあったわけなんですけど、それぐらい有権者の皆さんは、減税の事や物価高の事やいろんなことで自分の生活も含めて大変厳しい環境に置かれながら、それを政治に求めておられた」

激戦の末、3期目への思いは届かなかった堂故さん。

堂故さん
「結果が出なかったのは残念です。私は自分のテーマである『ふるさとに根っこのある人づくり』、地域の片隅で一生懸命これからもやりたいと思っています。本当にありがとうございました、ありがとうございました」

最終更新日:2025年7月22日 20:34

1168OS5:2025/07/24(木) 23:35:11
岡山 
◯307,556自:小林孝一郎 新 県議 21年衆院選比例下位落選
✕283,799立:国友彩葉  新 岡山市議
✕192,606参:広森志穂
以下略


https://www.asahi.com/articles/AST7P3K6VT7PPPZB00JM.html
激戦で自民がみせた底力 「大接戦」のはずが、立憲の誤算はあの政党
有料記事

北村浩貴 小沢邦男2025年7月23日 8時30分
 20日投開票された参院選岡山選挙区(改選数1)は新顔4人が争い、自民党の小林孝一郎氏(47)=公明党推薦=が、立憲民主党の国友彩葉(さよ)(33)、参政党の広森志穂(34)、NHK党の岩田好明(57)の3氏を破って初当選を果たした。自民は、今期で引退する現職の石井正弘氏が2013年に議席を獲得してから岡山選挙区での全勝が続く。投票率が前回より6.95ポイント増え54.18%を記録した激戦を振り返る。

自民重鎮「こんな選挙は初めて」
 「小林孝一郎の勝利というよりは県連の総力をあげた勝利」。21日未明、当選確実の一報を受けた小林氏はこう語った。

 選挙戦最終日の19日。小林氏は日中、岡山市中心部で街頭演説を重ねながら訴えて歩いた。奉還町商店街からJR岡山駅を経由し、駅前商店街へ。その流れで表町商店街に入った。

写真・図版
自民党の小林孝一郎氏が街頭演説をする間、道路に向かって手を振る岡山県選出の国会議員逢沢一郎氏(右)、石井正弘氏(左から2人目)、山下貴司氏(左)=2025年7月19日午後1時32分、岡山市北区、北村浩貴撮影
 県選出の重鎮、逢沢一郎氏(衆院1区)や山下貴司県連会長(同2区)ら国会議員も張り付き、商店主や歩行者らに言葉をかけて握手を繰り返した。

 逢沢氏は今回、県外からの応援依頼をすべて断ったと話す。「岡山から一歩も出なかった。こんな選挙は初めて。毎日、電話か外でしゃべったり、企業を回ったりしていた」

 選挙戦は、2016年以来となる新顔同士の争い。小林氏は自民現職の石井正弘氏の後継として立候補した。物価高を上回る賃金上昇など物価高対策、医師や県議の経験をアピールして地域医療の充実などを含めた地方創生を訴え続けた。

 選挙カーで県内を回り、スポット演説を繰り返す。県選出国会議員や地元議員らも同行した。陣営には医療、介護関係だけでなく「自民党らしい幅広な」(陣営関係者)団体や企業から推薦状が集まり、その数は1400を超えた。前回選挙で自主投票だった公明党からは早々と推薦を得た。自公協力は順調で、県連関係者も「だいぶ浸透している」と手応えを口にしていた。

加藤財務相、選挙カーから声を張り上げ

1169OS5:2025/07/24(木) 23:39:51
>>1096
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250721-OYTNT50257/
当落分けた「8000票」 激戦の北海道参院選一夜明け、再選3人気持ち新たに
2025/07/22 05:00
 約8000票の差が当落を分けた参院選道選挙区(改選定数3)の投開票から一夜明けた21日、再選を果たした3人は札幌市中央区にある、それぞれの事務所で報道陣の取材に応じ、次の任期に向けて気持ちを新たにした。


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■自民・岩本氏
 自民党の岩本剛人氏(60)は午前、「大変厳しい選挙だった。議席をいただいた責任はとても重たい」と激戦を振り返った。

 当確の一報を受けて以降、取材対応に加えて自民道連や公明党道本部へのあいさつに追われ、帰宅したのは午前5時頃。2時間ほどの仮眠で目を覚ますと、冷たい水で顔を洗ったという。「物価高対策のため、しっかり補正予算や政策などを議論していきたい」と気を引き締めた。

■自民・高橋氏
 トップ当選だった自民の高橋はるみ氏(71)は午後、事務所で参院選の結果を伝える新聞に目を通し、「北海道のためにできることを実現していきたい」と抱負を述べた。

 選挙戦では離島を除く175市町村を回り、地域医療の維持などを訴えて回った。当初は午後からの活動を予定していたが、支援者らからの祝福メールが気になり、朝から一つひとつ丁寧に返事をして過ごしたという。「道の課題をしっかり解決する。各党間の政治情勢にも向き合っていきたい」と語った。

■立民・勝部氏
 2位で当選した立憲民主党の勝部賢志氏(65)も午前、事務所で新聞各紙に目を通し、「本当に多くの皆さんに応援をいただいた。選挙戦で訴えたことを実現できるようにしたい」と誓った。



 公示からの17日間は午前5時半頃に起床する日々を過ごした。21日は少しゆっくりした朝を過ごそうかと思っていたが、午前6時半頃からお祝いの電話やメールが届き始め、目が覚めたという。当面の課題と定めるのは物価高対策。「課題は山積しており、どれも猶予はない」と力を込めた。

1170OS5:2025/07/24(木) 23:46:13
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250722-OYTNT50238/
【検証・参院選】国民候補、一部立民が支援 参政と票分散で3位取れず…「旧民主系」、次期衆院選に懸念材料
2025/07/23 05:00

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 自民党と野党のどちらが2議席を取るのかが注目された第27回参院選道選挙区(改選定数3)は、自民に軍配が上がった。3議席目を巡り、約9000票差に3候補がひしめき合った、まれに見る接戦を検証する。

■衆院選の「貸し」
 「皆様の思いに応えることができず、誠に申し訳なかったと思う」。投開票から一夜明けた21日午前10時頃、国民民主党の鈴木雅貴はJR札幌駅近くで街頭に立った。3位当選した自民党の岩本剛人と9286票差の5位に終わった鈴木。時折言葉を詰まらせ、「引き続き国民民主党をよろしくお願いいたします」と締めくくった。

投開票から一夜明け、厳しい表情で街頭に立つ鈴木雅貴氏(21日午前、札幌市中央区で)
 自民の逆風で野党有利とされた参院選。立憲民主党と国民民主は候補者調整に成功し、万全の態勢を整えた。調整には両党を支援する連合北海道が大きな役割を果たした。


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 衆院選が迫った昨年10月、ある連合幹部は東京都内で、党の顔である国民民主幹事長の榛葉賀津也と向き合い、こう直談判した。「既に連合は立民の候補に推薦を出した。今回、国民民主は擁立を控えてくれないか」

 両党と連合北海道などは昨年夏、次の参院選で「両党で候補者2人」を確認したが、参院選の前に衆院選の実施が決まった。連合幹部は参院選における両党の関係を見据え、榛葉との面会に臨んだ形だ。

 衆院選で、立民は比例復活を含め小選挙区の12人全員が当選した。一方、国民民主は小選挙区の擁立を見送ったが、全国で伸長し、発言力を強めた。そして参院選が近づくと、衆院選での“貸し”もあり、立民との候補者調整で強気な姿勢が取れるようになった。4月、先だって連合が鈴木への推薦決定を発表したこともあり、国民民主は鈴木の出馬記者会見にこぎ着けた。

■思わぬ伏兵登場
 鈴木は党勢に乗り、急速に支持を広げていったが、参院選が公示されると、予想外の展開が待っていた。参政党の田中義人の躍進だ。

激戦を終え、支援者と握手を交わす田中義人氏(21日午前、札幌市中央区で)
 当初は当選圏外とみられていた田中だが、公示後に報道各社が実施した調査では、鈴木と岩本に並ぶ情勢が次々と報じられた。田中陣営によると、道内の党員申し込み数は1日100人単位で増えていったという。

戦いを振り返る勝部賢志氏(21日、札幌市中央区で)
 思わぬ伏兵の登場で三つどもえの戦いとなった3位争い。田中の勢いを受け、動いたのは立民の関係者だった。「国民民主がやばい。鈴木を頼むぞ」。立民のある国会議員は選挙戦終盤、自身の後援会を集め、号令をかけた。序盤から立民の勝部賢志は安定した戦いを続けた状況を踏まえ、自身の後援会が持つ票を鈴木に回すことを決めたのだ。ほかにも一部の立民議員が勝手連的に鈴木への支援を呼びかけるなど、援護射撃を行った。

■立・国関係に懸念
 そして投開票日。道選挙区は3議席目の当落判明が全国で2番目に遅い大激戦となった。結局、鈴木と田中は岩本に僅差で敗れた。国民民主道連幹部は「大票田の札幌では鈴木と田中は岩本を上回ったが2人で票を分け合い、地方に強い岩本を利することになってしまった」と敗因を語った。



 参政の躍進に、「旧民主系」の関係者は、今後の両党の協力関係に影響を与えるのではと懸念する。特に関係者が頭を悩ませているのが、次の衆院選での対応だ。

 国民民主は参院選でも道内の比例票を29万票超獲得し、存在感を示した一方、現在、衆院全12小選挙区には立民の現職議員がいる。国民民主道連幹部は、こう心境を吐露する。「勢いに乗る参政はきっと複数の小選挙区で候補擁立を考えるはずだ。そんな中で、うちが立てるのは比例だけというのは許されないだろう」(敬称略)

1171名無しさん:2025/07/24(木) 23:48:07
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250723-OYTNT50278/
【検証・参院選】自民2議席薄氷勝利 4区調整案、公明衆院選への協力懸念 参政の躍進背景に
2025/07/24 05:00

当選が決まり、公明党道本部の幹部らとともに万歳をして喜ぶ岩本剛人氏(中央)(21日未明、札幌市中央区で)

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■辛勝笑顔なく
 「本当に厳しい選挙だった」。21日未明、当確が伝えられると、自民党の岩本剛人は深く頭を下げた。笑顔はなく、「勝者」とは思えない面持ちだった。

 逆風が続く自民。道連が注力したのは公明党との関係整備だった。昨年の衆院選では「自公連携の象徴」の道10区(岩見沢市など)で公明候補が落選。両党が新たな協力区探しを進める中、「すっきりとした状態で戦いたい」との公明側の意向を踏まえ、自民は参院選前の5月、道連前会長の中村裕之が自身の道4区(小樽市など)を差し出して軟着陸させた。

 一方で、最大の課題は岩本の知名度不足。そこで党は前回2019年と同様、岩本の支援に傾注した。選挙中は人気弁士が続々と駆けつけたほか、森山幹事長も来道し、「2議席のため岩本に支援を」と業界団体の幹部らを札幌市内のホテルに集め、発破をかけた。

 最終的に4位と8488票差で辛勝した岩本。札幌市では参政党の田中義人に2万635票、5位の鈴木雅貴に2万5703票差をつけられたが、日本保守党を含む保守票の受け皿が分裂したこともあり、地方での“貯金”で逃げ切った。岩本は当選が決まると、真っ先に公明道本部に足を運び、佐藤英道代表とともに万歳した。

当選から一夜明け、報道各社の取材に応じる高橋はるみ氏(21日午後、札幌市中央区で)
 

■「一番うれしい勝利」
 前回80万票超を得た高橋はるみも、かつてない厳しい選挙となった。高橋は派閥による政治資金パーティー収入不記載問題の当事者の一人。知事退任から6年が過ぎ、当初から「今回は票を減らす」との観測が広まった。

 「岩本一辺倒」な支援態勢に、周りから「岩本氏に寄せすぎだ」と不満も漏れる中、各地をきめ細かに遊説。前回よりも約30万票減らしたものの、堂々の1位当選だった。「何回も選挙をしているが一番うれしい勝利だ」。20日夜、高橋は満面の笑みを見せた。



 今回、岩本と高橋で得たのは計87万9676票。2議席は維持できたが目安とした100万票に届かず、自民の退潮を示した結果となった。2年後に迫る統一地方選へ向け、「(逆風で)企業団体は末端まで自民候補に投票とはいかない。道議会で自民が議席を減らすかもしれない」(自民中堅道議)と警戒の声が広がる。

 自民道連会長の武部新は21日未明、報道陣の取材に「(得票減を)しっかりと受け止めなければならない。信頼は回復しておらず、今後しっかり取り組んでいく必要がある」と語った。

■衆院選「前向きに」
 

 「チャンスがあればしっかり前向きに検討したい」。投開票日から一夜明けた21日午前、田中はJR札幌駅近くで演説を終え、報道陣に次期衆院選への対応を聞かれると、こう力を込めた。



 元倶知安町議の田中は以前から外資による町内の違法な開発行為を問題視。5月にSNSで現場の空撮写真などを投稿すると閲覧数は約450万回に上り、その後工事は停止した。参院選で田中は外国人対策に訴えの軸足を置き、工事停止を「実績」に躍進した。

 次期衆院選での田中の動向について、複数の公明道幹部は「4区(に立つ)でしょう」と口をそろえる。

 道4区は自公協力の新たな「象徴区」である一方、田中の地元で、躍進の一因となった違法開発の現場の倶知安町も含む。4区には立憲民主党の大築紅葉という「強敵」がいる。4区の禅譲は他の小選挙区で自民候補の支援と引き換えとされ、公明関係者は「4区で公明が『頑張れば勝てそうだ』という情勢にならなければ、相互支援の効果は出ない」と全道への影響を懸念し、自民の奮起にも期待を寄せる。

 読売新聞の取材に、田中は「党本部と相談し、全小選挙区で勝てそうなところを冷静に判断する」とし、4区についてはこう分析する。「自民の地方議員は『次は公明を支援しろ』と言われても、まっすぐには流れないだろう」(敬称略)

(この連載は、高橋広大、平井翔子、高田悠介、森近正が担当しました)


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