野党・労働党のナディア・ウィットム(Nadia Whittome)議員はツイッター(Twitter)に、「スナク夫妻は7億3000万ポンドの財産の上に腰を据えている。これはチャールズ国王(King Charles III)の推定資産の約2倍だ」と投稿。「スナク氏が、労働者階級が代償を払うことになる『厳しい決断』を下すと言うときには、このことを思い出そう」と呼び掛けた。
アフリカ出身のインド系移民の両親のもとに生まれたスナク氏は、恵まれた環境で育ち、名門ウィンチェスター・カレッジ(Winchester College)などの私立校を経て、オックスフォード大学(University of Oxford)に進学。卒業後は、米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)やヘッジファンド2社に勤務した。
マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏が実質的に率いるRNの前身は、同氏の父ジャンマリ(Jean-Marie Le Pen)氏とナチス武装親衛隊(Waffen-SS)出身者が共同で創設した国民戦線(FN)で、ジャンマリ氏はホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)を否定したことで有罪判決も受けた。このためルペン氏は、RNのイメージ一新に努めている。
【AFP=時事】ハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相らが創設した欧州議会(European Parliament)の極右新会派、「欧州の愛国者」が8日、マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏が実質的に率いるフランスの極右政党「国民連合(RN)」が合流した上で正式に発足した。
マリーヌ・ルペン氏=13日、仏パリ/Geoffroy van der Hasselt/AFP/Getty Images
マリーヌ・ルペン氏=13日、仏パリ/Geoffroy van der Hasselt/AFP/Getty Images
検察はRNに200万ユーロ(約3億3000万円)、ルペン氏に30万ユーロの罰金を科すことも求めている。