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欧州情勢・西洋事情

4451OS5:2023/11/20(月) 22:03:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b46d06a37341b40d356f8e4aa8bc6fbf9e57278
スペイン首相、続投も波乱含み カタルーニャ独立派に譲歩
11/18(土) 7:18配信

時事通信
スペインのサンチェス首相=16日、マドリード(AFP時事)

 【パリ時事】スペインのサンチェス首相(51)が16日の下院で続投を決め、フェリペ国王に正式に再任された。

 与党の中道左派・社会労働党が5月の地方選で大敗した直後に解散・総選挙を表明。劣勢が続き、一時は下野が不可避とみられたが、最後まで諦めず、「最も危険な賭け」(ロイター通信)に逆転勝利した。ただ、政権維持のため北東部カタルーニャ自治州の独立派に譲歩したことの代償は大きく、今後の展開は波乱含みだ。

 「不和から繁栄は生まれない。和解と調和の未来を信じ、共存しなければならない」。サンチェス氏は15日の下院で、カタルーニャの自治権停止を招いた2017年の独立運動などに絡み罪に問われた人々の恩赦を正当化した。独立派政党の信任票を得るため、「政治犯の無罪放免を」という要求をほぼ丸のみしたのが実態だ。

 独立住民投票を主導し、公金不正使用と不服従の罪に問われたプチデモン元州首相(60)は、逃亡先のベルギーで悲願の帰国を待ちわびる。社労党がスペイン議会に提出した法案は、逃亡者が恩赦の対象となった場合、「逮捕状・収監状は効力を失う」と明記した。

 強権でカタルーニャを抑え込もうとしたラホイ前首相と対照的に、サンチェス氏は以前から融和政策に熱心だった。21年、反乱罪などで服役中の独立派9人を恩赦。22年の刑法改正では反乱罪を廃止し、刑罰の軽い「加重騒乱罪」を創設した。それでも、犯罪歴まで抹消する今回の恩赦を巡っては「憲法違反だ」との意見が根強く、導入に否定的だった。

 姿勢が変化したのは7月の総選挙後だ。社労党は選挙戦終盤の粘りで大番狂わせの議席増を達成。共産党出身のディアス第2副首相(52)が束ねる連立パートナーの急進左派連合スマールも健闘し、サンチェス氏に続投のチャンスが生まれた。政権樹立のキャスチングボートを握ったのは、プチデモン氏の小政党。恩赦が交換条件となり、サンチェス氏の信任票は下院の過半数に達した。

 もっとも、蜜月が続く保証はない。プチデモン氏の目標は、あくまでカタルーニャがスペインから独立を果たすことだ。今後、独立の是非を問う国民投票の実施を求める見込みだが、サンチェス氏は断固反対で、議論を始めた途端、両者の間にひびが入る恐れもある。

 プチデモン氏は協議の行方次第で協力関係を見直す可能性を示唆している。独立派が離反すれば、サンチェス氏が進退窮まるまでに時間はかからない。中道右派の国民党を第1党に躍進させながら、首相の座を射止め損ねたフェイホー党首(62)が「恩赦反対」の世論をバックに、手ぐすね引いて待ち構える。


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