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欧州情勢・西洋事情

4398OS5:2023/07/23(日) 05:04:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e0635806e9d886694cfb923169e07ca3982e6ce
「フランコだ」「当たり前」 スペイン総選挙、極右台頭に賛否交錯
7/22(土) 20:05配信

毎日新聞
選挙ポスターの前を歩く男性=スペイン南部ロンダで2023年7月7日、ロイター

 23日に投開票されるスペイン総選挙は、最新の世論調査でも右派陣営がリードを保ったまま最終盤を迎えた。首都マドリードでは政権入りの可能性が出てきた極右への警戒と期待が交錯する中、物価高による生活苦への不満も聞かれた。大勢判明は24日未明(日本時間24日朝)の見通し。

 「日本の記者? ぜひ書いてほしい。スペインをフランコ時代に戻すな、と」。乗車したタクシーの運転手、フアン・カルロスさん(62)に選挙について聞くと、真っ先に名を出した人物は現在の候補者ではなく、1939〜75年に長期の軍事独裁体制を敷いたフランコ総統だった。

 選挙結果次第では、世論調査で支持率3位の勢いの極右政党ボックス(VOX)が1位の中道右派・国民党と連立政権を組む可能性も浮上している。極右が政権に入ればフランコ時代以来となる。

 カルロスさんは、「私が10代の時はまだフランコ独裁政権で、子供すら自由に発言できなかった。スペイン人はあの雰囲気を忘れたのか」と話す。ボックスのアバスカル党首の選挙ポスターが運転席の外に見えた時は、「あの男を信じるな」と語気を強めた。

 一方、市内では極右への支持も聞かれた。サンチェス首相が率いる穏健左派・社会労働党を中心とした左派連立政権は今年2月、16歳以上は自己申告で性別を変更できると定めた法律を成立させた。だがアバスカル氏はこうしたLGBTQなど性的少数者の権利保護に否定的で、法の廃止を訴える。飲食店従業員の男性(30)は、「アバスカル氏は極右と言われるが、単に当たり前のことを言っているだけ。男は男、女は女だ。性別を簡単に変える方が異常だ」と話した。

 英調査会社ユーガブの17日発表の世論調査によると、支持率は国民党が32%、社会労働党が28%で、ボックスとスマール(旧ポデモスなどを含む左派連合)がともに14%と続く。ボックスが仮に小差で4位になっても、国民党と組めば過半数の議席を獲得する可能性がある。その場合、次期首相には国民党のフェイホー党首が有力視されている。

 18年から続くサンチェス政権は、新型コロナウイルス流行期を除けば比較的経済運営も安定。欧州債務危機が深刻化した2010年代前半に20%台だった失業率は、22〜23年は12〜13%台に落ち着いた。だが物価高への国民の不満は根強く、市内の公園にいた無職の男性ペドロさん(40)は「生活がよくなるなら、(政権は)右でも左でもいい」と話した。

 スペインは立憲君主制。選挙後は各党による連立交渉を経て、国王フェリペ6世が首相候補を指名し、下院の投票を経て正式に新首相が選出される。連立交渉が難航した場合、再選挙になる可能性もある。【マドリード篠田航一】


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