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欧州情勢・西洋事情
4857
:
OS5
:2025/05/07(水) 22:20:43
ピエトロ・パロリン枢機卿(イタリア)
パロリン枢機卿
パロリンさんはフランシスコ教皇のナンバー2です。過去の歴史においては、ナンバー2の国務長官が次のローマ教皇になるというパターンもありましたが、ここ最近は国務長官になった方は次の教皇にならない、第二次世界大戦後はそういう状況が続いています。
ナンバー2ということはフランシスコ教皇に非常に近かった、一番近いぐらいの人なので、むしろ中和することが求められる中では可能性はあまりないと思います。
それから中国との関係が近すぎる。フランシスコ教皇の意向で中国に何度も足を運んで共産党政権と交渉してきた、その中でちょっと妥協とかしているとなると、カトリック教会内ではやはり中国共産主義に妥協しすぎなんじゃないかという理由で彼はそんなに上位ではない。5位から6位という声を聞きます。
中国との関係は?
なぜフランシスコ教皇が中国との関係を重視したかというと、やはり地下信者の数ですよね。信者さんの数が非常に多いということで、やはり教会や宗教組織というのは信者さんを増やすことが大事ですので、そういう意味では魅力があるんですね。
ただ、中国は共産主義の国で、バチカン、カトリック教会というのは冷戦時代から冷戦後も、共産主義とは対立する関係でした。
ヨハネ・パウロ2世もまさに共産主義と闘ったという実績を持っているローマ教皇ですので、そういう意味では共産主義政権に妥協しすぎることはカトリック教会の権威という観点からあまりよくないのではないか、もう少し中国とは距離をとった方がよいのではないかという考え方が恐らくバチカン内には強い。
いまの共産党政権は宗教に対する弾圧があったり信仰の自由がなかったりと、そういう問題があるのでそこが非常に難しいところかなと思います。
新教皇の課題は?
カトリック教会は特に先進国では少子化で信者の数が減っています。宗教的な組織は信者の数を増やすことが非常に重視されますので、やはり若い信者をいかに取り込んでいくのかがいまのバチカン、カトリック教会に求められています。
そういう意味でフランシスコ教皇はやはり、貧しい人とか弱い立場の人、場合によっては若い人たちに寄り添うということをかなり明確に出されましたので、これでけっこう若い信者さんが増えたとされています。
ですからそういう点においては、年齢の若い人たちにアピールできるような、要するにあまり堅物ではないタイプの教皇の方が若者にアピールできるというメリットがあると思います。やはりアフリカとかアジアとか、途上国である必要はないですが、新興国も含めて、G7ではなくG20のイメージ。
アフリカ出身の枢機卿の名前があがるということは、そこで信者さんの数が増えている、人口が増えているから信者が増えているという理由なので、やはりそういうところにアピール力がある人が求められるんじゃないかなと思います。
コンクラーベ なぜここまで注目?
カトリックやキリスト教の国だけではなく、例えばメディアに関してもアルジャジーラなど、中東の地域でも非常に力を入れて報道しています。
イスラム教とキリスト教の関係が今後どうあるべきか、より対立しない、よりよい関係を築くということが非常に重視されていて、フランシスコ教皇がイラクを訪問したりアラブ首長国連邦に行ったりすることでそれを行動によって示してきました。
そういう経緯があるので、やはり中東地域においても、次のローマ教皇が仮に非常に保守的で、イスラム教徒とはなかなか仲良くするのは難しいという方がローマ教皇になるとあまり望ましくないということになりますので、そういう意味で中東地域も非常に注目しています。
イラクを訪問したフランシスコ教皇(2021年)
教皇発言 今後も注目される?影響力は?
それを維持できるような方にローマ教皇になっていただきたいと思います。
特にトランプ大統領の昨今の関税だったり、安全保障についても同盟国に対して厳しい条件を突きつけたり、いま、世界がだんだんとげとげしくなり、国際情勢が不安定になりかねないという状況です。
やはり安定、理性といったものを代表できるようなローマ教皇、フランシスコ教皇がそういう教皇でしたが、それを引き継げるような方になって頂くことでバランスをとるというようなことが求められるかなと思います。
ヨーロッパ総局記者
向井 麻里
1998年入局 国際部やシドニー支局、ロンドン支局長を経て現所属
フランスやスペインなどを中心にヨーロッパを取材
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