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欧州情勢・西洋事情

4393OS5:2023/07/21(金) 17:35:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e867e2fd5277116c48f03c2689135a57c7fddfa
スペイン総選挙「LGBT法」が争点 優勢の右派、左派政権に攻勢
7/21(金) 15:44配信


産経新聞
【パリ=三井美奈】スペインで23日、上下両院の総選挙が行われる。中道右派の野党「国民党」が支持率で首位に立ち、サンチェス首相の中道左派与党「社会労働党」が追う展開。選挙戦では、LGBT(性的少数者)政策が大きな争点になっている。

国民党のフェイホー党首は6月、サンチェス政権の看板である通称「トランスジェンダー法」の改正を公約とし、「この法は性別の変更を運転免許の取得より簡単にした」と批判した。

同法は2月、左派連立与党が国会で成立させた。16歳以上なら自己申告で性別変更できると定める。従来はホルモン治療証明の提出などが必要だった。LGBTの人たちの差別禁止を明記。親が子供の性的指向を変えさせるため「セラピー(転向療法)」を受けさせることも禁じた。違反者には最高15万ユーロ(約2300万円)の罰金を科す。欧州でも「性の自己決定権」を強く打ち出した法となった。

この法に注目が集まるのは、右派が勝利濃厚となり、サンチェス政権が進めたリベラルな社会政策を標的にしたためだ。特に極右野党「VOX」は「法が犯罪に使われる恐れがある。親の役割も軽視した」と目の敵にし、法の廃止を公約にしてきた。東部バレンシア州ではVOXの町長が国民党と協力し、LGBTの権利擁護運動の象徴「虹色の旗」を役所で掲揚することを禁じたケースもある。

国民党はこれまでの総選挙で減税や財政再建など経済政策を主に訴えてきた。次期政権の樹立には、VOXの協力がカギを握るとみられるため、配慮せざるを得ない。17日の支持率調査で、国民党は34%。2位の社会労働党は28%、3位のVOXが14%と続く。国民党は首位に立っても、単独政権の樹立は難しい。

スペイン経済は新型コロナウイルス流行後、安定成長が続く。インフレも収束しつつあり、おのずと社会政策に関心が集まる。財政危機にあえいだ10年前は失業率が26%に達したが、今は12%台になった。

スペインの社会労働党は西欧カトリック圏で特にリベラル志向が強い。背景には1975年まで約40年間、右派のフランコ独裁政権下で弾圧された歴史がある。フランコの死後、政界に復帰すると、右派独裁の象徴だった中央集権、家父長制に対抗することが旗印となった。

サンチェス政権は性暴力廃絶を目指し、「同意のない性交」をすべてレイプと定める刑法改正を実現。上場企業の女性役員比率を「最低4割」と定める方針も決めた。トランス法への支持は29歳以下で7割に上る一方、60歳以上では4割にとどまり、世代で差がある。今回の総選挙は5月の地方選で社会労働党が敗北したのを受け、サンチェス氏が前倒し実施を決めた。


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