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欧州情勢・西洋事情

4381OS5:2023/06/28(水) 11:12:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/74a33eb4c906dd5766b912f8d0ce0cd5b8627912
「貴族の国」リヒテンシュタインと初外相会談 27年越し実現の事情
6/28(水) 8:58配信


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毎日新聞
訪問先のロンドンで、リヒテンシュタインのハスラー外務・教育・スポーツ相(右)と初の外相会談に臨む林芳正外相=外務省提供

 林芳正外相は21日、訪問先のロンドンで中欧の公国、リヒテンシュタインのハスラー外務・教育・スポーツ相と会談した。同国は日本の皇室との関係も深く、外務省は「伝統的に友好な関係」としているが、外相会談の開催は1996年6月に日本が同国と外交関係を樹立して以来、初めて。27年もの歳月をかけた初会談の実施には、ここ数年の日本外交の変化も影響しているようだ。

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 「基本的価値を共有するパートナーであるリヒテンシュタインとの間で、今後の2国間協力の基礎となる有意義な意見交換ができた」

 林氏は27日の記者会見で、会談の意義についてこう強調した。

 スイスとオーストリアに囲まれたリヒテンシュタインは、面積が東京23区の約4分の1程度の160平方キロで、人口は約4万人。小国ながら非武装中立で独立を保ってきた公爵を元首とする「貴族」の国だ。このため皇室との交流も活発で、90年と2019年には、アロイス皇太子が即位の礼に参列するため訪日。天皇陛下も英国留学中の1984、85年と2度にわたり同国を訪問された。

 皇室外交は継続されていた一方、政府間外交は低調だった。首脳間では民主党政権下の12年、来日したチュチャー首相と野田佳彦首相が東京で会談したが、外相会談はゼロだ。同国の外交はスイスが代行しており、大使館機能は在日スイス大使館、在スイス日本大使館がそれぞれ兼務している。

 政府間の接触の少なさの背景には、国際会議への参加が国連総会など一部に限られていたことがあった。一方日本側とすれば、外相が交代した際には主要7カ国(G7)メンバー国などとの会談が優先される。特段の懸案のなかったリヒテンシュタインとの会談は後回しにせざるをえない事情があった。

 転機となったのが、22年のロシアによるウクライナ侵攻だ。日本と欧州との緊密さが増し、林氏は侵攻開始から1カ月半ほど経過した4月初旬、日本の外相として初めて北大西洋条約機構(NATO)外相会合に出席。今年4月にも同会合に参加し、この時はNATOや欧州連合(EU)以外に、10カ国の外相と会談や懇談をこなしている。

 リヒテンシュタインとの会談が開催できたのは、こうした欧州諸国との接触機会の増加で、これまでは手の回らなかった小国にもアプローチが可能になったためだ。同国はNATO、EUの加盟国ではないが、今回はロンドンで開催されたウクライナ復興会議に合わせて外相会談の実施に至った。

 日本の外相がようやく接触できたリヒテンシュタインだが、実は国際社会では意外な存在感を発揮している。

 22年4月、国連総会は安全保障理事会で常任理事国(5カ国)が拒否権を行使した場合、理由の説明を求める国連総会を開催するという決議を採択。5大国に対してけん制する形となった決議だが、これを主導したのが小国のリヒテンシュタインだった。こうした立ち振る舞いは「貴族国ならでは」でもあるようで、外務省幹部は「リヒテンシュタインはヨーロッパでは敬意を集めている。ノーブル(高貴)な中立国だから、大所高所からの物言いも自然だ」と分析する。

 安保理改革を含む国連の機能強化は日本も目指していることであり、今回の外相会談でも国連改革について協力・連携していくことで両者は一致している。大国同士のやりとりに注目が集まる外交の世界だが、小さな国といかにきめ細かな関係を築くかが、外交力を表すバロメーターかもしれない。【川口峻】


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