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仙台・宮城・陸奥

3364荷主研究者:2019/02/11(月) 11:05:44
立体化の用地は以前より確保済みなので、やっと着手かーという感もあるが、まずは目出度い。次は箱堤の南側にある後は卸町、六丁目交差点の立体化が課題。

箱堤交差点
https://www.mapion.co.jp/m2/38.26113138534476,140.9379279417308,17

卸町交差点
https://www.mapion.co.jp/m2/38.25695283916469,140.93583581869944,17

六丁目
https://www.mapion.co.jp/m2/38.25113954258203,140.92829344695062,17


http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=22761
2019/1/12 日刊建設新聞 宮城版

 東北地方整備局は、国道4号仙台バイパス(BP)の拡幅事業で、新たに箱堤交差点の立体化を進める。立体化区間の延長は約1.4kmで、事業費に120億円を試算。これに伴い、仙台拡幅は全体延長をこれまでの4.6kmから6km、事業費を243億円から363億円に変更するとともに、事業期限を1年延長し2024年度までとする。

 道路事業の変更内容は、11日に同局で開かれた本年度第2回事業評価監視委員会(委員長・遠藤孝夫東北学院大学工学部特別教授)で報告され、審議の結果、事業継続として了承された。

 箱堤交差点は、仙台市若林区卸町で国道4号仙台BPと、仙台市道の元寺小路福室線が交わる場所。産業集積地に位置しており、物流を担う大型車の混入率が高い。ピーク時間帯の交通量は仙台BPの近隣交差点の中で最も多く、ボトルネック箇所となっている。

 計画では、元寺小路福室線の上に仙台BPの跨道橋を架設する。跨道橋は延長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁を想定。その前後に盛土を含む取り付け道路を整備するため、立体化区間の延長が約1.4kmになる。

 立体化の事業費は、橋梁に66億円、道路改良に24億円、構造物に13億円、舗装に17億円の計120億円を見積もっている。

 コスト縮減への取り組みでは、法面の防草板を従来のコンクリートブロックから「軽量素材のポリプロピレン製中空積層版」(新技術)に変更する。

 仙台拡幅はこれまで、4車線で整備されている仙台BPのうち、同市宮城野区苦竹の苦竹インターチェンジ(IC)から、同市宮城野区鶴ケ谷の鶴ケ谷交差点までに至る延長2.8km区間を6車線化する計画だった。箱堤交差点の立体化に伴い、事業区間を苦竹ICから南側に延長約1.4km延ばす。

 1989年に事業着手しており、これまでに苦竹ICから北側の山崎交差点までに至る延長2.8kmが6車線化を終え、供用済みとなっている。現在は山崎交差点から北側の延長1.8km区間で6車線化工事を進めている。昨年3月末時点の事業進捗率は約78%で、執行済み額が189億円。

 第2回目の事業評価監視委では、委員から箱堤交差点の立体化が承認される一方で、同交差点より南側にある卸町交差点への影響を懸念する声が挙がった。このほか、鶴ケ谷交差点より北側も混雑度が大きいため、事業区間外ではあるが、事業化の必要性の検討を求める意見も出された。

3365荷主研究者:2019/02/11(月) 11:08:44

東洋機械(株)
本社:仙台市青葉区木町通1丁目5番30号
資本金:1,152万円
http://www.toyo-kikai.co.jp/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40026570V10C19A1L01000/
2019/1/15 22:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
東洋機械、ハイブリッドの保線車両開発

3366荷主研究者:2019/02/11(月) 11:15:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190116_11006.html
2019年01月16日水曜日 河北新報
仙台市役所建て替え計画、「黒ビル」に注目 移転望む声じわり 活気を定禅寺通にも

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190116kahoku01.JPG
勾当台公園市民広場や定禅寺通に面した仙台第一生命ビル。市役所本庁舎の建て替えなどを巡り市民が関心を寄せている

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190116kahoku02.JPG

 市役所本庁舎の建て替え議論が進む仙台市で、青葉区の勾当台公園市民広場に面する黒いビルに市民の注目が集まっている。定禅寺通と一体的ににぎわいを創出する上で、本庁舎との間に位置するビルの移転を求める声が上がる。ビルは企業が所有し、現時点で移転の計画はないが、建設から約50年になるため市民らは成り行きを見守っている。

 青葉区で昨年11月にあった市役所建て替えを市民が語り合うイベントで、参加した男性が「ビルがあることがつくづく残念だなと思う」と指摘した。

 ビルとは1970年完成の仙台第一生命ビル。当時は勾当台通と東二番丁通がクランク状で、ビルは勾当台通と定禅寺通角にあった。86年に勾当台通と東二番丁通が直線化。市民広場が整備され、ビルは勾当台公園に面するようになった。

 男性は「その時に移転し、定禅寺通と市民広場がつながっていたら空間の在り方は大きく変わっていただろう」と持論を展開した。

 市議会でも話題に上る。昨年11月の常任委員会では、ベテラン議員が「議会の場で人の財産をとやかく言うのはどうかと思うが」と前置きし「視界を遮っている。色といい、大きさといい何とかならないか」と発言。市の担当者は「人様のものなので解決できるものではない」と答えるのが精いっぱいだった。

 ビルは敷地約1420平方メートル、地上10階、地下1階。所有する第一生命保険(東京)の仙台総合支社など12社がテナント入居する。

 市は都市ブランドの柱と位置付ける定禅寺通周辺の活性化を図っている。年間を通して各種イベントがある市民広場から、にぎわいを商業エリアの定禅寺通に広げる方法が課題の一つになっている。

 老朽化で建て替える市役所本庁舎は最短で2026年度に使用が始まる。昨年10月に官民組織の「定禅寺通活性化検討会」が発足し、通りの魅力向上や周辺のにぎわいづくりを話し合っている。市の担当者は「第一生命は周辺の活性化に向けた機運づくりに前向きだ。一緒に考えたい」と話す。

 第一生命は「現時点で移転の予定はない」と回答。管理する第一ビルディング(東京)も「築年数から移転や建て替えは検討事項だが、具体の計画はない」(東北事業所)と言う。

3367荷主研究者:2019/02/19(火) 22:15:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190117_12008.html
2019年01月17日木曜日 河北新報
<仙台国際空港>ニーズ見極め貨物拡大「民営」生かし営業強化

国際貨物を保管する仙台空港の保税蔵置場

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が、貨物取扱量拡大に向けた取り組みを強化している。民営空港ならではの営業戦略で荷主のニーズに応じた条件を提案。農産品や工業製品など新たな荷物を誘致し、国際線の貨物輸送再開も実現した。東日本大震災で落ち込んだ取扱量の回復にはまだ遠いが、2018年度下期は前年に比べ倍増する見込みだ。

<成田より早い>
 農業生産法人GRA(宮城県山元町)は18年12月、栽培する「ミガキイチゴ」の台湾向け輸出を仙台空港からの便に切り替えた。現在は台湾・エバー航空の仙台-台北線で週1回、130〜150キロほどを運ぶ。

 栽培施設から仙台空港までは車で約30分。収穫翌日に持ち込み、2日後の午前には台北の店頭に並ぶ。成田空港経由の17年収穫期よりも店着が1日早い。

 GRAの担当者は「イチゴは日持ちが短く、収穫から店着までの時間は重要。今は成田や羽田を使っているタイや香港、シンガポール向けも仙台空港から輸出できればありがたい」と路線拡大を期待する。

 仙台空港の貨物取扱量はピーク時に2万トンを超えたが、貨物専用機の撤退や08年のリーマンショックなどで減った。震災では国際貨物棟が被災し、機能が一時停止した。

 この間、多くの貨物が成田空港などに流出し、11年度の取扱量は前年の3割の3037トンに激減。12年度以降も6000トン前後にとどまっている。

 16年の仙台空港民営化以前は、宮城県の第三セクターが貨物事業を担当。需要開拓は物流会社への要請などが中心だったが、仙台国際空港は荷主や航空会社と直接交渉する。それぞれのニーズや課題を把握した上で条件を提示し、貨物の誘致を図る。

<検品請け負う>
 航空機部品製造のエアロエッジ(栃木県足利市)は18年9月、仙台空港での製品輸出入を始めた。エンジン用部品が仙台空港と台湾を経由し、北米との間を行き来する。

 決め手は仙台国際空港の提案だった。同社は、生産工程の人員が不足していたエアロエッジから輸出する製品の検品作業を請け負った。空港運営会社が荷主業務を受託する事例は「知っている範囲ではない」(仙台国際空港)という。

 荷物を誘致することで貨物輸送の路線も広がる。エバー航空は仙台-台北線で安定的な需要が見込めないとして輸送を中断していたが、GRAとエアロエッジとの交渉が進んだことで再開を決めた。

 仙台国際空港は44年度の貨物取扱量2万5000トンを目標に掲げる。営業推進部貨物営業グループの伊良波長治チーム長は「荷主にとって付加価値がなければ大きな空港には対抗できない。今後もニーズを見極めた提案したい」と話した。

3368荷主研究者:2019/02/19(火) 22:19:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190117_11020.html
2019年01月17日木曜日 河北新報
<新市新時代へ 富谷市長選20日告示>公共交通の改善が急務

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190117kahoku01.JPG
富谷市との境に近い国道4号を行き交う車。朝夕の渋滞が慢性化している=仙台市泉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190117kahoku02.JPG

(上)脱マイカー依存

 任期満了に伴う富谷市長選(20日告示、27日投開票)が目前に迫った。旧富谷町の人口増に伴い、単独で市制施行して2年3カ月。成長著しい自治体と注目される一方、都市基盤の確立はこれからだ。市が目指す「住みたくなるまち日本一」には、何が求められるのか。新時代に臨む新市の課題を探った。(富谷支局・藤田和彦)

 「泉中央(仙台市泉区)とのアクセス改善を急いでほしい」

 「高齢化に備え、公共交通の充実を」

 富谷市が2018年10月、市内4地区で開いた市政懇談会。複数の地区で、住民から交通の利便性向上を求める声が上がった。

<鉄道網がない>
 富谷市は同じ仙台都市圏の塩釜、多賀城、名取、岩沼各市と異なり、鉄道網がない。バスで生活の足を担うが、主体はマイカー。朝夕のラッシュ時は国道4号など幹線道路で渋滞が慢性化し「いつまで車を運転できるのか」と高齢者の間に不安が広がる。

 「本格的な高齢化が訪れた際には、住みづらいまちへと変貌してしまう懸念がある」。市が18年12月に示した公共交通グランドデザイン案は、現状への危機感をこう率直に示した。

 案は打開策として12項目の施策メニューを提示。筆頭に明記したのが、泉中央-明石台-成田-大清水の4地区を結ぶ新基幹公共交通の導入だ。

 図の通り、人口が多く商業施設や医療機関などが集積する4地区を「都市拠点」と位置付けた。公共交通の背骨を通して補完する手段を組み合わせ、交通網を構築する青写真を描く。

 ただ、基幹公共交通の具体案には、踏み込んでいない。

 現状は白紙で、仙台市地下鉄の延長やモノレール、ライトレール(次世代型路面電車、LRT)、バス高速輸送システム(BRT)などが考えられる。

 市企画部の種市優部長は「持続的な運営のためにも需要や収支の精査が不可欠。本年度内に策定するグランドデザインで公共交通の全体構想を固め、具体論に入りたい」と言う。

<バス減便 困惑>
 富谷市は1970年代以降、市を縦断する国道4号の東西に住宅団地が整備され、隣接する仙台のベッドタウンとして発展した。近年は、マイカー通勤を前提とした交通体系の在り方に、限界が見え始めている。

 市の高齢化率19%(18年3月現在)を大きく上回り、33%に上る富ケ丘南部地区。住民の大草俊夫さん(67)は「運転免許を返納する人が増え、泉中央と市内を結ぶ路線バスの減便に困っている人も多い」と指摘する。

 18年9月に地域で初めての街バルを企画、開催した大草さん。街の活力維持に公共交通の改善が欠かせないと考え「例えば、泉中央から市内各団地に向かう乗り合いタクシーを走らせたらどうか。できることから実行していく姿勢が必要だ」と、対策のスピードアップを求める。

3369荷主研究者:2019/02/19(火) 22:19:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190118_11054.html
2019年01月18日金曜日 河北新報
<新市新時代へ 富谷市長選20日告示>愛着持てるまち目指す 

市民協働セミナーで富谷のまちづくりを語り合う市民たち

(下)脱ベッドタウン

 任期満了に伴う宮城県富谷市長選(20日告示、27日投開票)が目前に迫った。旧富谷町の人口増に伴い、単独で市制施行して2年3カ月。成長著しい自治体と注目される一方、都市基盤の確立はこれからだ。市が目指す「住みたくなるまち日本一」には、何が求められるのか。新時代に臨む新市の課題を探った。(富谷支局・藤田和彦)


 急成長から低成長へ。

 若生裕俊富谷市長は今年の年頭訓示で、時代の転換期に入ったことを意識するよう職員に促した。平成の30年間で市の人口が約2万1000から約5万2500に倍増したことに言及。「今後これまでのような急激な発展は難しい」との認識を示した。

<人口増に陰り>
 富谷市は2045年の人口が国立社会保障・人口問題研究所の推計で5万6822とされ、東北の市町村で唯一、15年の国勢調査時よりも増えると見込まれる。

 しかし、市長の年頭訓示と同じ4日。18年12月31日現在の人口が5万2569と前年を71人下回り、52年ぶりに減少したことが分かった。

 計画人口計約4500の新たな宅地開発を控えており、一時的な減少との見方があるものの、年1000人規模で増え続けてきた勢いの鈍化は避けられない。

 低成長時代に求められるのは、住民が富谷に愛着を持って住み続けるかどうか。「仙台市富谷区」とやゆされることもあるベッドタウンからの脱却を目指し、地元意識の醸成を図る市の取り組みが、16年の市制施行後に次々と動き始めた。

 特産のブルーベリーを生かそうと始まった国際スイーツ博覧会、全国でも例がない市役所屋上での養蜂、江戸時代以来の復活を目指す富谷茶プロジェクト。20年に迎える宿場町「富谷宿」の開宿400年を記念した事業も始動した。

<「自分たちで」>
 併せて重視するのが子育てと教育環境の充実だ。

 富谷市は人口に占める0〜6歳児の割合が7.72%(15年国勢調査)と、東北の市町村で最も多い。市は懸案だった待機児童を18年度に解消。18年8月には、市立全小中学校と幼稚園にエアコンを整備する方針をいち早く表明した。

 「住みやすいまちは自分たちで」と住民の地域活動も多彩に行われている。高齢者らを対象にした「街かどカフェ」や子どもたちが集まる「まかない付き寺子屋」、障害者向けのフットサル教室など5団体の活動が、13日にあった市民協働セミナーで紹介された。

 「街かどカフェには毎週25人ほどが集まり、入れたてのコーヒーを思い思いに楽しんでいる」と報告した鷹乃杜町内会会長の門間とも子さん。地域に活力をもたらすには「住民と住民の助け合い、地域と行政の連携が大切」と考えている。

 市の誕生と共に本格化した新たなまちづくり。「富谷カラー」の発揮に向け、着手した取り組みをどう育んでいくかが問われる。

3370荷主研究者:2019/02/19(火) 22:23:18

https://www.nttud.co.jp/news/pdf/190118_002.pdf
2019年1月18日
東北支店の開設について

 NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中川 裕)は、街づくり推進の新たな拠点 として、東北エリアに支店を開設することを決定いたしましたのでお知らせいたします。

 記

1.組織名称 東北支店 (Tohoku Branch)

2.設置日 2019年2月1日

3.目的等 当社は2018年10月15日に発表いたしましたNTTグループにおける街づくり事業の推進に向け、宮城県仙台市に「東北支店」を設置することにいたしました。
「東北支店」は、地域の皆さまのご要望をおうかがいしながら、NTTグループが有するICT・不動産・エネルギー等のリソースやノウハウの活用により、地域に根ざした『個性豊かな活力ある街づくり』に取り組んでまいります。
当社は各エリアの支店を通じて、地域の皆さまのパートナーとして、社会的課題の解決に貢献してまいります。

4.設置場所 宮城県仙台市若林区卸町三丁目8番地103 アーバンネット卸町ビルN館6階
電話:022-782-5141

2019年1月18日

3371荷主研究者:2019/02/19(火) 22:32:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190119_12031.html
2019年01月19日土曜日 河北新報
<仙台港>コンテナ取扱量が最多 輸入衣料品や家具好調 18年

 仙台港の2018年のコンテナ貨物取扱量が約27万8000個となり、4年連続で過去最多を更新したことが18日、分かった。17年を約2万個(20フィートコンテナ換算)上回る見通しだ。

 宮城県によると、17年(25万8235個)比では約6%の増加。東日本大震災前で最多だった10年(21万6142個)を30%近く上回った。

 貨物量は輸出入ともに堅調に伸びた。品目別では、輸入で衣料品や家具が好調。輸出では冷凍サバなどの水産加工品のほか、自動車用タイヤなどのゴム製品が増えた。

 18年12月には上海など中国沿岸部の4港を直接結ぶ国際コンテナ定期航路が開設され、衣料品や日用雑貨品などの輸入増が見込まれる。取扱量はさらに伸びることが期待され、30万個の大台も迫る。

 県の担当者は「新しい定期航路が通年で運航されれば、取扱量の上積み効果がある。一層のポートセールスに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は、震災があった11年に前年比55%減の9万6528個まで落ち込んだが、復旧復興事業に伴う建材需要などに伴い、12年は17万2665個と急回復した。

3372荷主研究者:2019/02/19(火) 22:32:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190119_12032.html
2019年01月19日土曜日 河北新報
<次世代型放射光施設>青葉山新キャンパスの敷地造成 3月に着手

 次世代型放射光施設を建設する東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)の敷地造成工事の入札で、発注者の産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は18日、建設業の橋本店(同)を落札者に決めたと発表した。造成工事は3月ごろに着手し、工期は2020年6月まで。

 総合評価落札方式による条件付き一般競争入札の結果、橋本店が落札した。面積は5万4600平方メートル。センターは落札額を明らかにしていない。

 造成費は宮城県が放射光施設への支援金総額30億円の中から全額負担し、残額で基本建屋整備の一部を支援する。国によると、造成費は当初22億円と見込まれていた。

 施設は国側と共同で整備・運営し、19年度に着工、23年度の稼働を目指す。

 放射光施設の総事業費は約360億円。このうち地域や企業が負担する最大170億円を確保するため、センターは1口5000万円の施設利用権付き出資を募集した。これまでに60社余りが応じ、約45社が出資を検討中という。

3373荷主研究者:2019/02/19(火) 22:33:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190119_12016.html
2019年01月19日土曜日 河北新報
<松島水族館跡地>新商業施設「松島離宮」3月の着工 飲食店や博物館、交流拠点に

松島湾をイメージした庭園などを構える新施設の完成予想図

 2015年に閉館したマリンピア松島水族館(宮城県松島町)の跡地に商業施設を計画する総合商社の丸山(蔵王町)は18日、施設名を「宮城県 松島離宮」に決めたと発表した。3月に着工し、2020年春の開業を目指す。

 同社によると、名称は日本有数の庭園で知られる桂離宮(京都市)にちなんだ。施設は木造2階建てで、延べ床面積2450平方メートル。地元産品を生かした飲食店や松島ゆかりの文化財などを展示する博物館などが入る。

 通訳が常駐する観光案内所を設置し、増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)の受け入れ態勢を強化、松島湾周辺の観光、交流拠点を目指す。松島湾をイメージした庭園兼イベントスペースも設ける。

 宮城大の学生らが考案した新施設のロゴマークの最終候補4案も公表した。18〜31日に新施設のホームページで投票を受け付け、結果を踏まえた審査を経て2月末に決定する予定。

 同社の担当者は「体験型講座などを開催し、観光客と地元住民が触れ合えるような施設を目指したい」と話した。

3374荷主研究者:2019/02/19(火) 22:37:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190120_13024.html
2019年01月20日日曜日 河北新報
<仙台セントラル>小劇場で「復活」 映画館の名残を残しながら改装、4月1日開業

照明や音響設備を備え、4月にオープンする小劇場=仙台市青葉区中央2丁目

新しい劇場名を表記した入り口

 仙台市のライブホール運営会社「身の丈イノベーション」は4月1日、市中心部で154席の小劇場を開設する。2018年6月末で閉館した映画館・仙台セントラルホールを改装し、コンサートやお笑いイベント、映画上映会などの主催者に貸し出す。

 劇場名は「誰も知らない劇場」。菊池将司支配人は「40年間にわたって地域文化に貢献した場を受け継ぎ、地域の人たちに親しまれて将来は誰もが知っている劇場に育てたい」と語る。

 同社は音楽ユニット「MONKEY MAJIK(モンキーマジック)」「GReeeeN(グリーン)」を輩出したエドワード・エンターテインメント・グループ(金野誠社長)の関連企業で、青葉区一番町のライブホール「darwin(ダーウィン)」を運営する。

 青葉区中央2丁目の桜井薬局ビルにあった映画館跡を借り、音響や照明設備、映像設備を整備した。壁や天井を改装する一方、映画館時代の赤い椅子を残し、昭和期のムードを漂わせた。ロビーにはアルコール類などを提供するバーカウンターを設けた。

 4月1日には、グループ企業に所属する歌手ティーナ・カリーナさんによるこけら落とし公演を開く。同月下旬からの大型連休に合わせ、連続公演も計画している。

 仙台市内ではライブホールの新設が相次ぐ。16年に太白区あすと長町で「仙台PIT(ピット)」(1451人)、17年には若林区荒井東地区に「仙台GIGS(ギグス)」(1560人)が誕生。市内には20軒以上の施設があり、漫才、プロレスなどの興業にも使われている。

 東京都内では東京五輪をにらんで大型ホールの改装が進み、コンサート会場が不足しているとされる。仙台のライブホール関係者は「市内の音楽イベントには関東などから客が集まり、活況を呈している」と話す。

3375荷主研究者:2019/02/19(火) 22:42:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190121_13006.html
2019年01月21日月曜日 河北新報
子育て世代に人気の仙台・上杉地区、マンション建設ラッシュで児童急増 上杉山通小に影響は?

児童数急増が懸念される仙台市上杉山通小。手前が5階建ての増築校舎で、屋上にプールを設けた。校庭は4階建ての本校舎の奥にある

 文教地区として子育て世代に人気が高い仙台市青葉区上杉地区でマンションが相次いで建設され、市立の上杉山通小の児童数急増が懸念されている。2020年には東北大雨宮キャンパス跡地に大規模マンション2棟が完成し、計約400世帯が入居する見込み。地区の子どもの数が増えるのは必至で、保護者からは学習環境への影響や通学区域の変更を心配する声が出ている。

 宮城県庁や市役所に近い上杉地区は市地下鉄南北線やバスの便に恵まれる。上杉山通小や上杉山中、宮城教育大付属小中や県視覚支援学校など教育施設が集まり、子育てしやすい環境として知られる。

 雨宮キャンパス跡地には大型の商業施設も整備される。不動産関係者は「住環境の評判を聞き付けた30代後半から40代の子育て世代がマンション購入を検討している。新年度からの転校を見据え、年末から相談が増えている」と証言する。

 上杉山通小には現在、特別支援学級を含め29学級に969人が通う。周辺のマンション建設を受けた増築工事が16年2月に完了。教室数を22から33に増やしたため不足はないという。

 校舎が広がった一方で校庭は狭まり、子どもたちが遊ぶスペースは十分とは言えない。昼休みはあらかじめ決められた2学年が校庭を交代で使い、他の学年は体育館などを利用する。

 保護者が多く訪れる運動会は校内開催を断念。09年度以降は近くの上杉山中の校庭を借りている状況だ。

 学校関係者は「体を存分に動かせず、不満な児童がいるかもしれない」と気をもむ。保護者には「子どもがさらに増えると教室も手狭になる」「児童数の調整に伴い学区が変わり、別の学校に行かされるのではないか」との懸念があるという。

 市教委は15年度、小中学校の適正規模に関する対応方針を策定。31学級以上の状態が一定期間続く場合、学区の変更や学校の分離新設を検討することにした。

 人口増が著しい青葉区愛子地区では15年度、市教委は市内有数の大規模校である愛子小から分離して錦ケ丘小を開校させた。学区変更では12年度、住宅建設が進む太白区富沢地区で富沢中学区の一部を長町中学区に移した例がある。

 上杉山通小に関し、市教委は「マンション建設を見込んで増築しており、現段階で学区変更や増築の予定はない」と現状維持の方針を示しつつ「今後、児童数が大幅に増えるようであれば何らかの措置を行う可能性はある」と話す。

3376荷主研究者:2019/03/03(日) 21:39:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190123_12001.html
2019年01月23日水曜日 河北新報
<仙台国際ホテル>老舗料亭「なだ万」東北再進出 飲食フロア3月改装

 仙台国際ホテル(仙台市青葉区)は3月1日、開業30周年に合わせて5階のレストランフロアをリニューアルする。和食とフレンチの2店舗を入れ替え、老舗料亭「なだ万」(東京)が10年ぶりに東北に再進出する。

 なだ万は1830年に創業され、国内外で店舗を展開。国際ホテルの新店は個室6室を含む72席で、懐石料理などを提供する。

 なだ万は1980〜2009年、旧仙台エクセルホテル東急内で営業していた。担当者は「東北の拠点の仙台には再び出店したいと考えていた。地元の皆さまに愛される店にしたい」と話した。

 フレンチの新店は「ロジェドール」。フレンチが専門のホテル総料理長が陣頭指揮を執り、ホテルの伝統とフレンチの技法に自由な発想を加えた料理を手掛ける。個室1室を含む40席。

 既存店は、いずれも89年のホテル開業時から営業してきた和食「迎賓室 貴仙」が20日に閉店。フレンチ「セラン」も2月20日に営業を終える(2月4〜9日も休業)。中国料理「翠林」は3月以降も営業する。

 ホテルの担当者は「和洋中を選ぶ楽しさがある。当館に行けばおいしいものを食べられる、と思ってもらえる場所にしたい」と語った。

3377荷主研究者:2019/03/03(日) 21:40:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190122_13022.html
2019年01月22日火曜日 河北新報
<三陸道>宮城2区間、来月16日開通 仙台と気仙沼直結

 国土交通省は21日、三陸沿岸道路の歌津インターチェンジ(IC、宮城県南三陸町)-小泉海岸IC(気仙沼市)間10.0キロと、いずれも気仙沼市の本吉津谷-大谷海岸IC間4.0キロが2月16日に開通すると発表した。仙台市と気仙沼市が高速道路で直接結ばれることになる。

 両区間はそれぞれ2012年10月、14年9月に着工。20年度開通予定の小泉海岸-本吉津谷IC間2.0キロを含む開通区間の総事業費は約967億円で、歌津IC-小泉海岸IC間には歌津北IC(南三陸町)を設けた。仙台-気仙沼間の所要時間は約10分短縮されて約2時間20分となる見込み。

 気仙沼から仙台・関東方面への水産加工品輸送ルートは東北自動車道から三陸道への切り替えが進み、今回の直結によって水産関連など産業振興の加速が期待される。

 昨年10月に気仙沼市唐桑にコースが開設された韓国版トレッキング「宮城オルレ」への誘客拡大も見込まれる。村井嘉浩知事は「南三陸・気仙沼地域の産業経済の活性化や観光振興に大きく寄与すると期待している」との談話を出した。

 菅原茂気仙沼市長は「仙台と気仙沼がいよいよつながり、本格的な高速道路時代の幕開けとなる。市の発展に大きな力を与えてくれる」と期待を寄せた。

 国は三陸道の仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を東日本大震災の復興道路として位置付け、20年度までの全線開通を目指す。今回の開通で約7割の238キロが利用できるようになる。

3378荷主研究者:2019/03/03(日) 21:40:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190122_11048.html
2019年01月22日火曜日 河北新報
<市長施政方針>仙台市、都心機能強化へ 回遊性と魅力の向上図る

仙台市役所

 郡和子仙台市長が市議会2月定例会で表明する新年度施政方針の骨子が22日、分かった。経済、観光の活性化の中心となる都心の機能強化を目指す「(仮称)都心再構築プロジェクト」が始動する。市役所本庁舎建て替えや定禅寺通活性化を進め、都心の回遊性向上と魅力ある都市空間の創出を図る。

 施政方針のテーマは「躍動する杜の都 新たなステージへ」。郡市長が重視する「人」と「まち」の施策のうち、新年度はまちの活力向上に特に注力する。

 策定を進める経済成長戦略などに基づく事業を始める。高成長が見込まれる中小企業を集中的に支援する。奨学金返還支援制度を開始するほか、転職や起業で東京から仙台に移住した場合の支援制度を導入する。

 都市空間形成の指針となる都市計画マスタープランと都市交通プランの改定を本格的に進める。経済活性化と連動させた都心機能の更新、利便性の高い都心交通環境の整備に取り組む。

 教育・福祉分野では、発達に不安を抱える未就学児や保護者への支援を強化し、啓発や相談などをモデル事業として実施する。

 宮城野区燕沢地区で昨年始まった乗り合い交通事業は、実証運行に引き上げる。他地域への拡大も図る。

 東日本大震災からの復興や防災の関連事業は、心のケアなど被災者支援に引き続き取り組むほか、小学生の校外学習で震災遺構・旧荒浜小(若林区)を活用する。沿岸部のかさ上げ道路の完成を目指す。

3379荷主研究者:2019/03/03(日) 21:41:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190123_11047.html
2019年01月23日水曜日 河北新報
仙台市長「都心再構築で魅力向上を」 経済・観光の活性化目指す

 郡和子仙台市長が市議会2月定例会で表明する新年度施政方針の骨子が22日、分かった。経済、観光の活性化の中心となる都心の機能強化を目指す「(仮称)都心再構築プロジェクト」が始動する。市役所本庁舎建て替えや定禅寺通活性化、音楽ホール整備検討を進め、都心の回遊性向上と魅力ある都市空間の創出を図る。

 新年度のテーマは「躍動する杜の都 新たなステージへ」。郡市長が重視する「人」と「まち」の施策のうち、新年度はまちの活力向上に特に注力する。都心再構築プロジェクトは、担当が異なる本庁舎建て替えなどの各事業を各部局が連携して取り組む。オフィスビルの空室率の低さが企業誘致の障壁となっていることから、市中心部の老朽化した建物の更新を誘導する。

 経済成長戦略などに基づく各事業をスタートさせる。高成長が見込まれる中小企業を集中的に支援。奨学金返還支援制度を開始するほか、転職や起業で東京から仙台に移住した場合の支援制度を導入する。

 経済・観光分野では、東北全体を持続的に活性化させる視点を軸に、起業家の育成や、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた6県庁所在市共同の観光情報の発信などを進める。

 教育・福祉では発達に不安を抱える未就学児や保護者の支援体制を強化。知識や適切な対応法を身に付ける「ペアレントプログラム」を活用した啓発、児童発達支援センターと幼稚園の並行通園をモデル事業として実施する。35人以下学級は中学3年生に拡充する。

 防災や東日本大震災からの復興の関連では、沿岸部での津波広報態勢強化を狙い、小型無人機「ドローン」の実証実験を行うほか、心のケアなど被災者支援に継続的に取り組む。

◎高層階に議会機能/新庁舎建設で特別委

 仙台市役所本庁舎の建て替えを巡り、市議会の新たな本庁舎・議会棟の整備調査特別委員会は22日、新庁舎の議会機能は高層階に配置することで一致した。2月中旬までに斎藤範夫議長が郡和子市長に答申する。

 特別委は主要6会派の委員10人で構成する。各委員は「市民に開かれた議会とするため、低層階への配置を求める意見もあったが、建設コストを考えると高層階にせざるを得ない」と会派の検討結果を報告した。

 市によると、新庁舎は地上13〜19階の高層棟を想定する。1、2階に現在と同規模の本会議場を置く場合、建物の強度を維持するには柱の太さを1.5〜1.8倍、はりの厚さを3〜5倍にする必要があり、材料費や建設費が増大する。

 市は新庁舎を2棟整備する案も検討するが、市議会は昨年4月、「議会と行政の一体棟が望ましい」と郡市長に答申した。現在のような議会棟の単独整備は想定していないという。

 市議会が「高層階」の結論に達したことで、建て替え基本計画の検討委員会は今後、低層階を念頭に置く市民利用・情報発信機能の検討、勾当台公園市民広場との一体整備などの議論を前進させるとみられる。

3380荷主研究者:2019/03/03(日) 21:41:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190123_11016.html
2019年01月23日水曜日 河北新報
<仙台市音楽ホール>西公園、錦町公園が有力か 候補7ヵ所公表

 仙台市が整備検討中の音楽ホールの在り方を検討する有識者懇話会(会長・本杉省三日大特任教授)は22日、青葉区で会合を開き、立地候補地9カ所のうち、民有地を除く7カ所を明らかにした。立地候補地を検討した専門部会では、青葉区の「西公園(市民図書館跡)」と「錦町公園」を評価する意見が多く、有力な候補地になるとみられる。懇話会が3月末に市に提出する報告書を踏まえ、市が新年度、立地場所を決定する見通し。

 候補地は地図の通り。ほかの5カ所はいずれも青葉区で、せんだい青葉山交流広場、青葉山公園、西公園(市民プール跡)、西公園(お花見広場)、勾当台公園(東側)。

 会合であった専門部会の報告では表のように、候補地の優劣や順位は付けず、長短を併記した。市民図書館跡は「設計自由度が高い」「西公園の景観と融合すれば、新しいランドマークとなる」と評価する一方、「にぎわいのある場所から若干距離がある」と指摘した。

 錦町公園は「にぎわい創出など都心部の厚みが増す」「公演前後の過ごし方、まち回遊の点で優れている」と好意的に捉える半面、「都市計画公園の廃止が前提で広く市民の合意を形成する必要がある」と実現への課題を挙げた。

 せんだい青葉山交流広場は「都心部西側の将来像によっては可能性がある」とした。民有地を含む残り6カ所は、建築上の制約やコストなど不確定要素のほか、他目的での利用が既に定着しているなど難点を指摘する意見が多かった。

 会合では、委員からは「(人口減少など)縮小社会を迎える中、利便性は非常に重要」「歩道橋を使うなど具体的な動線の検証が必要だ」などの意見が出た。

 懇話会は2月4日の最終会合で報告書をまとめる。市は音楽ホールについて2000席程度、建築面積9000〜1万1000平方メートルを想定する。

3381荷主研究者:2019/03/03(日) 21:42:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190124_12042.html
2019年01月24日木曜日 河北新報
<アイベックス>仙台-成田線7月再開 全日空含め1日3往復に

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズ(東京)は23日、運航休止していた仙台-成田線を7月1日に再開すると発表した。1日1往復で全日空と共同運航する。同路線は既存の全日空便と合わせると1日3往復に増える。人気が高い成田-ホノルル線への乗り継ぎ時間などを短縮し、東北と海外のアクセスを向上させる。

 全日空の仙台-成田線は現在、機材を小型化したこともあり、高い搭乗率を維持している。特に全日空の成田-ホノルル線に乗り換える需要が高く、仙台を午後に出発する便の乗客の7割近くが利用する。

 ホノルル線への乗り継ぎの利便性を重視した新設便は仙台発が午後5時半、成田発が午後4時で、片道約1時間。成田空港での最短の乗り継ぎ時間は往路が1時間50分、復路が1時間15分となり、既存便よりも大幅に短縮される。70人乗りで搭乗率は75%を見込む。

 アイベックスは、全日空が5月24日から成田-ホノルル線に欧州エアバス社製で世界最大級の旅客機「A380」(520人乗り)を導入することもあり、2013年以来の運航再開を決めた。

 アイベックスの浅井孝男社長は「ハワイだけでなく、成田には全日空の豊富なネットワークがある。日本人客、訪日客の利便性を高め、東北の交流人口拡大に貢献したい」と話した。

3382荷主研究者:2019/03/03(日) 21:42:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40385110T20C19A1L01000/
2019/1/24 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台の泉パークタウン、50年の街づくり最終局面に

3383荷主研究者:2019/03/03(日) 21:42:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190125_12023.html
2019年01月25日金曜日 河北新報
<仙台駅東口>ゼップ仙台跡地のオフィスビル 駅に直結、イベント会場も

仙台駅東口に建設されるオフィスビルのイメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は24日、仙台駅東口のライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」の跡地で建設を計画しているオフィスビルの概要を発表した。地上13階、地下1階で、1、2階に商業施設が入る。2月に着工し、2020年12月〜21年2月ごろの開業を見込む。

 ビルは延べ床面積約2万5600平方メートル。3〜13階にはオフィスのテナントが入る。1階に吹き抜けのエントランスホールを設け、イベント会場などに活用する。商業施設はカフェや飲食店などを想定する。事業費は約100億円。

 2階部分は隣接する駅ビル「エスパル仙台東館」と接続し、仙台駅東口改札から直接アクセスできるようにする。

 坂井究支社長は「駅から雨にぬれずに行けるのが最大のポイント。1階でイベントを開くなどして地域の活性化に力を尽くしたい」と話した。

 建設地で17年11月から暫定的に運営している商業施設「EKITUZI(エキツジ)」は3月24日に営業を終える予定。

3384荷主研究者:2019/03/03(日) 21:43:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190126_13009.html
2019年01月26日土曜日 河北新報
<東北福祉大>仙台駅東口キャンパス整備完了、グランドオープン 芹沢美術工芸館が移転、学食も開業

芹沢〓介の文様の魅力に迫る特別展

 東北福祉大が2015年から整備を進めてきた仙台市宮城野区の仙台駅東口キャンパスが25日、グランドオープンした。目玉は国見キャンパス(青葉区)から移転した「芹沢〓介美術工芸館」。新たに学食「オリーブ」もオープンさせた。

 地上7階、地下1階の2階部分に入った美術工芸館は広さ約300平方メートル。企画展を年数回開き、所蔵する染織家芹沢〓介(1895〜1984)の作品から約30〜50点を出品する。制作風景を流す映像コーナーもある。

 国見キャンパスに1989年開館した旧美術工芸館は学内向けの教育施設として利用する。

 仙台駅東口キャンパスは福祉大が大手予備校だったビルを取得して設けた。通信教育学部や東北福祉看護学校、予防福祉健康増進推進室「仙台元気塾」、生涯学習支援室などが入る。

 学食は障害者の就労や自立を支援するNPO法人ほっぷの森(仙台市)が、大学やNPOの農園などで収穫された食材を使って運営する。一般利用もできる。

 仙台駅東口キャンパスはグランドオープンに合わせて、美術工芸館と河北新報社が1、2階で企画運営するギャラリーミニモリを会場に特別展「人間国宝・芹沢〓介『文様万華』」を3月25日まで開催。独創的な作品やスケッチ、型紙など約150点を展示する。

 同キャンパスを巡っては福祉大と仙台市、河北新報社が16年2月、文化発信と人材育成事業の展開を目的に包括連携協定を締結。ギャラリーミニモリは同年7月に開館した。美術工芸館と調整しながら、年間を通じてより魅力ある企画展を開催する方針だという。

(注)〓は金へんに圭

3385荷主研究者:2019/03/03(日) 22:00:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190129_13038.html
2019年01月29日火曜日 河北新報
仙台「東七番丁踏切」安全対策 カラー舗装で歩車分離 大崎では拡幅工事へ

宮城県内の踏切の安全対策を話し合った会合

 交通事故や渋滞が発生している宮城県内の踏切の改善策を話し合う会合が28日、県庁であり、JR東北線東七番丁踏切(仙台市若林区)でカラー舗装による安全対策を実施することを決めた。新年度に工事を始める。

 同踏切で車道部分の幅5.5メートルをえんじ色、両端の歩道部分の幅各0.75メートルを緑色に塗装し、視覚的な歩車分離策を施す。踏切南北の市道約40メートルの路側帯も緑色にする。

 同踏切では2010年以降、歩行者と車の接触事故が2件発生し、改善が急がれていた。工事費は約500万円。道路管理者の仙台市とJR東日本が費用負担などを協議する。

 JR陸羽東線志田踏切(大崎市)では、幅5メートルの踏切を拡幅する方針が示された。接続する市道の改良工事の実施を見据え、道路を管理する大崎市とJR東日本が今後、幅や工事実施時期などを検討する。

 16年の踏切道改良促進法改正に基づき、県内では踏切3カ所で安全対策が必要とされた。会合では、JR陸羽東線彫堂(えりどう)踏切(美里町)で拡幅や歩道新設が完了したことが報告された。会合には東北地方整備局と東北運輸局、地元自治体の関係者ら9人が出席した。

3386荷主研究者:2019/03/03(日) 22:07:11

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00504384?isReadConfirmed=true
2019/1/30 05:00 日刊工業新聞
CKD、東北に初の拠点 宮城に新工場、流体制御機器など生産

 CKDは29日、宮城県大衡村で流体制御機器や空気圧機器などを生産する「東北工場=写真」の竣工(しゅんこう)式を開いた。投資額は82億円。半導体や自動車の製造設備向けの需要増に対応し、2023年度には従業員100人で100億円の売り上げを目指す。

 東北工場は敷地面積3万6251平方メートル、3階建てで延べ床面積は1万8500平方メートル。「人にやさしい工場」を目指し、自動倉庫を同社で初めて採用。組み立てや検査の自動化・省力化の関連設備も多数導入した。同社の既存の国内4工場は愛知と三重の2県に集中しており、事業継続計画(BCP)も強化する。(名古屋)

(2019/1/30 05:00)

3387荷主研究者:2019/03/03(日) 22:08:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190130_11016.html
2019年01月30日水曜日 河北新報
<仙台市>新年度からの経済成長戦略案、地元企業を集中支援

 仙台市は29日、新年度から5年間の政策指針「経済成長戦略案」を正式に発表した。地域経済の持続的発展のため、成長が見込まれる地元企業への集中的な支援、農業の高付加価値化、情報通信技術(ICT)と防災分野の融合など特色ある事業を打ち出した。

 上場を目指す市内の事業者を「仙台未来創造企業」と位置付けてサポートし、上場企業や国内シェアトップ企業を生み出す。新年度は実績や成長が期待される数社を公募し、選定。証券取引所OBら専門家が具体的な助言を行う。

 市は2017年の東京圏への転出超過が約3500人で、全国の市町村でトップだった。市経済企画課は「人材流出を食い止め、仙台が魅力ある雇用の場となる上で上場企業誕生は起爆剤になる」と期待する。

 市内に本社を置く企業の99.6%を占める中小企業の支援も重視する。域内で消費されるモノやサービスを域内で生み出す「地消地産」を掲げ、商店街活性化や事業承継、農業と食に関するビジネスを支援。民間による6次産業化の拠点施設整備を進める。仙台あおば餃子(ギョーザ)、仙台枝豆に続く食のブランド化も図る。

 ICTとの融合で新事業を創出する「X-TECH(クロステック)イノベーション都市」構想の推進では、新たに防災分野に着目した。東日本大震災で津波被害に遭った市沿岸部30平方キロメートルにドローン専用の高速通信規格「LTE」網を構築。災害直後に不安定になる携帯電話通信を経ずに、情報収集や避難の呼び掛けを行う。平常時は実証実験場として活用する。

 「仙台・東北で暮らす人々が豊かさを実感できる未来」を目指し、5年間で黒字企業の割合を17年度の47%から50%超にすることを掲げた。七つの重点プロジェクトに「集中支援対象50社」「女性就業率55%」などの評価指標を設定した。

3388荷主研究者:2019/03/03(日) 22:08:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190130_13043.html
2019年01月30日水曜日 河北新報
<仙台市>経済戦略 地域けん引企業を創出

 郡和子市長が新年度当初予算案で最重要政策と位置付ける経済成長戦略には、総額192億1840万円を計上した。

 七つの重点プロジェクトのうち、地域のけん引企業をつくる集中支援事業に1億7546万円。このうち、中小企業の中核人材育成には550万円を充てた。首都圏のベンチャー企業に半年間、社員を週数回ペースで派遣し、経営者を支える人材を育てる。

 地域内の経済循環を拡大させるため、中小企業の課題解決事業に1100万円を確保した。大企業と地元企業が参加するプラットフォームを構築し、販路拡大や商品開発に課題を抱える地元企業をサポートする。

 最先端技術と他の産業分野を融合する「X-TECH(クロステック)イノベーション都市」には、6億8092万円を投じる。このうち、健康分野のヘルステックには1000万円を計上。東北大病院などと連携し、医療関連の知見を持つIT技術者を養成する。

 東北大青葉山新キャンパス(青葉区)に建設される次世代放射光施設の関連事業には計5億6090万円を配分し、利活用促進に向けた連携体制構築や普及啓発などを進める。

3389荷主研究者:2019/03/03(日) 22:09:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190130_11021.html
2019年01月30日水曜日 河北新報
<仙台市>新年度予算案、中心部活性化の視点を色濃く 問われる市長の実行力

 仙台市の郡和子市長にとって2回目となる新年度当初予算案は、市中心部活性化の視点を色濃く反映させた。前面に打ち出したのは、経済活性化の舞台となる都心の機能強化。東日本大震災からのポスト復興を見据え、地場中小企業の成長促進や首都圏への人口流出対策などに掛ける意気込みがにじむ。

 教育・福祉など人づくりに重点を置いた2018年度予算から、新年度は「復興の次のステージに力強く前進していく」(郡市長)ため、経済活性化や交流人口拡大などまちの活力向上に力点を移した。

 経済波及効果が大きく、企業の利用が多いと見込まれる次世代型放射光施設の整備を控え、オフィスビルのニーズ調査を始める。市中心部はオフィス空室率が低いのが現状で、企業誘致の障害になっているからだ。

 市役所本庁舎建て替えを契機に定禅寺通活性化などを進め、周遊性や都市ブランドの向上も図る。郡市長が「投資が入りやすい仕組みを考えたい」と言うように、仙台の都心を投資の受け皿にする発想だ。

 震災で都市再生を後回しにせざるを得なかった焦りもうかがえる。

 今秋にはかさ上げ道路が完成し、ソフト事業を除き、復興事業がほぼ完成する。全国では多くの都市が中心部の空洞化対策や再開発を進めてきた。追い付くのは容易ではない。企業や人材の誘致などで激しい都市間競争が待っている。

 都心再構築を掲げるが、エリアの将来像はまだ見えない。市の次期総合計画(21〜30年度)の議論が始まった。経済界や市民と危機感を共有し、実効性ある青写真を描けるか。郡市長の実行力が問われる。(解説=報道部・横川琴実)

3390荷主研究者:2019/03/03(日) 22:10:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190130_13039.html
2019年01月30日水曜日 河北新報
高機能医療 地域に提供 東北医科薬科大に新病院棟

東北医科薬科大福室キャンパスに整備された新病院棟

 東北医科薬科大(仙台市青葉区)が仙台市宮城野区福室1丁目の福室キャンパスに整備してきた新大学病院棟(148床)の完成式典が29日、現地であった。開院は4月1日の予定。

 新病院棟は鉄骨8階、延べ床面積約1万5000平方メートル。放射線治療のリニアック室や集中治療室(ICU)、最新鋭の血管撮影装置によるハイブリッド手術室など高度医療機能を備える。

 地震など大規模災害が発生しても医療機能を継続できるよう、免震構造とし、コンクリートの外壁を設けて浸水対策も施した。

 1期生が4年後期となる今年9月から、臨床実習の場として活用される。学生らの研修室も併設する。

 式典には大学の関係者ら約40人が出席し、施設内の見学会も行われた。東北医科薬科大の高柳元明理事長は「高機能の医療機器を導入し、最先端の医療を提供できる。地域医療を支える拠点として貢献していきたい」と話した。

3391荷主研究者:2019/03/03(日) 22:19:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190202_11027.html
2019年02月02日土曜日 河北新報
<ナノテク>宮城県、日欧産業協力センターと覚書

日欧産業協力センターと交わす覚書に署名する村井知事(左)

 宮城県はナノテクノロジー分野の産業振興を図るため、日欧産業協力センター(東京)と覚書を交わした。同センターと自治体がナノテク分野で覚書を交わすのは全国初。

 商談会や展示会などを通して、双方のナノテクを活用するIT企業や製造業などの企業間、産学間の連携を推進する。企業の個別商談にも対応し、取引拡大を目指す。県は東北大の研究技術などをアピールしながら、企業誘致につなげていく考え。

 仙台市内のホテルで1月29日、覚書に調印した村井嘉浩知事は「宮城には国内外から評価を受ける企業がたくさんある。双方のビジネスチャンスになるよう力を入れる」と述べた。

 同センターのフィリップ・ドゥ・タクシー・デュ・ポエット局長は「中小企業に情報を発信していくことが大事だ。グローバルな競争力が育つことを期待する」と強調した。

 同ホテルでは、県が主催した商談会が初めて開かれた。県内外の15社、フランスやドイツなど欧州9カ国の19社が参加し、個別に商談を重ねた。

3392荷主研究者:2019/03/03(日) 22:20:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190202_11004.html
2019年02月02日土曜日 河北新報
<宮城県広域防災拠点>利用開始23年度以降にずれ込み 関係機関との協議遅れ

 宮城県が仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅の敷地(約17.5ヘクタール)に整備予定の広域防災拠点の利用開始時期が、予定していた2020年度から早くても23年度以降にずれ込む見通しであることが1日、分かった。

 広域防災拠点整備事業は、村井嘉浩知事が掲げる東日本大震災からの「創造的復興」を象徴する事業の一つ。総事業費は約300億円。県震災復興計画の最終年度となる20年度の利用開始を目指していた。

 県の整備構想に伴い、JR貨物はターミナル駅機能を宮城野区岩切地区に移転する。関係者によると、国や仙台市、JR東日本など関係機関との移転に関する協議や手続きに時間を要しており、当初計画の20年度までの移転が不可能になった。

 県による跡地での工事は移転が完了した後にしか着手できず、現状では本格的な工事ができないという。

 県は、17年度中を見込んでいたJR貨物との線路など鉄道施設の移転補償契約を新年度に結ぶ意向。県議会2月定例会に提案する19年度一般会計当初予算案に関連費用約22億円を盛り込む方針。

 補償費用を確保するために、18〜20年度に設定していた債務負担行為は、20〜22年度に再設定する方向で調整を進めている。

 広域防災拠点は救助隊の集結場所や臨時ヘリポート、災害医療活動場所になることを想定。宮城野原公園総合運動場の一角に移転、新築する仙台医療センターなどと連携し、大規模災害への対応拠点となる。

 県は15年10月、整備に関する基本設計を策定。16年10月にJR貨物と貨物ターミナル駅敷地について、約138億円の売買契約を結んだ。

3393荷主研究者:2019/03/03(日) 22:41:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190205_13052.html
2019年02月05日火曜日 河北新報
<われら平成元年組>(2)宮城県庁舎/機能性上がった3代目

宮城県行政の司令塔となる庁舎=仙台市青葉区

 31年にわたった「平成」が間もなく幕を下ろす。この間、社会は大きな変革を遂げ、5月には新たな元号を迎える。1989(平成元)年という節目に誕生し、時代の荒波を乗り越えてきた仙台圏の施設、団体などにスポットを当て、それぞれの歩みを振り返る。

 地上18階、地下2階。高さは89.8メートル。宮城県政の司令塔となる県行政庁舎は1989(平成元)年5月、3代目の庁舎として完成した。現在は県教委事務局などを含めて2582人の職員が働いている。

 31(昭和6)年完成の旧庁舎は老朽化が進み、78年の宮城県沖地震で打撃を受けた。耐震性確保と情報化社会への備えとして84年に建て替えが始まった。

 総工費は約253億円。全国の自治体に先駆けてインターネット回線などを整備した。電源にも気を配り、全室でパソコン業務が可能になった。

 県北部土木事務所の佐藤広喜技術副所長(58)は、82年発足の県庁舎建設室で建設に携わった職員の一人。「時代を先取りした構造にした」と振り返る。

 機能性は向上したが、失ったものもあった。赤れんが造りで、モダンさと温かみを兼ね備えた旧庁舎に比べ、ベージュ色のビルはどこか無表情に映る。村井嘉浩知事(58)も「無機質に見えて仕方なかった」と語ったことがある。

 庁舎を身近に感じてもらおうと、完成の年から1階ロビーで月1回の県民コンサートが行われている。開催は350回を数えた。親子で足を運べるよう1階にはキッズルームもある。最上階には障害者施設運営のレストラン。県産食材を使った料理が売りだ。

 「誰でも立ち寄れる、開かれた県庁であり続けたい」と県管財課の戸引崇課長(57)。間もなく迎える新時代に、庁舎はどんな表情を見せるのだろうか。(報道部・近藤遼裕)

[メモ]宮城県庁舎は延べ床面積約6万5000平方メートルで、知事部局の7部1局や県教委事務局などが入る。完成当初の知事部局は8部1局だった。隣接する県議会棟は1986(昭和61)年5月、警察庁舎は92(平成4)年3月にそれぞれ完成した。

3394荷主研究者:2019/03/17(日) 10:54:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190207_13021.html
2019年02月07日木曜日 河北新報
<仙台東西線>19年度は需要予測に届きそう?1日8.2万人予測 東部の住宅開発追い風に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190207kahoku01.JPG

 仙台市交通局が2019年度の高速鉄道事業会計当初予算案で、市地下鉄東西線の1日平均輸送人員を8万2000人に設定したことが6日、分かった。開業時の需要予測8万人を超える利用を見込むのは、15年12月の開業以来初めて。市東部の活発な住宅開発などを背景に輸送人員は堅調に伸びており、「大台」をクリアできると予想する。

 1日平均輸送人員の見込みと実績の年度別推移は表の通り。

 開業初年度は需要予測の8万人を当初予算で見込んだが、実績は遠く及ばず、16年度は5万7000人に下方修正した。17年度は5000人増を見通し、18年度は一気に1万5000人の伸びを見込んだ。

 若林区の荒井、六丁の目両駅周辺で住宅開発が進み、人口が急増しているほか、同区の卸町駅近くに昨年、大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」がオープンしており、19年度はさらに強気の予想を立てた。

 東西線の輸送人員は年々伸びている。決算ベースでは初年度の1日平均5万4000人が、17年度には7万1000人に到達。速報値でも初年度の4万6300人が、18年度(4〜12月)は6万2900人に増加した。

 輸送人員の計算法は2種類あり、当初予算と決算は「輸送統計」と呼ばれる国が定めた手法で算出する。1カ月定期券の販売1件を60人分(30日、往復)とカウントする。

 速報値は、南北線との乗り換えを含め、東西線各駅の自動改札を通過した人数を集計する。実態に近いが、市交通局は決算ベースの輸送人員を重視している。

 市は03年の東西線事業許可申請で開業時の需要予測を11万9000人とし、12年に8万人へと下方修正した。だが、開業から3年が経過した現在も実績は決算、速報値ベースともに8万人には届いていない。

 市交通局の担当者は「沿線開発の状況や過去の実績を踏まえれば、19年度の8万人超は現実的な数字だと思うが、需要予測に届くよう利用促進にこれまで以上に取り組みたい」と話す。

3395荷主研究者:2019/03/17(日) 11:14:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190208_12045.html
2019年02月08日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率、1月は4.58% 駅東の大型物件影響で8ヵ月ぶり上昇

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた1月の仙台市内のオフィスビル空き室率は、前月比0.18ポイント上がり、4.58%となった。仙台駅東で大型物件(約3300平方メートル)の募集開始があったためで、2018年5月以来、8カ月ぶりの上昇となった。

 調査5地点のうち2地点で改善した。仙台駅前は0.06ポイント低下の3.04%で、IT系企業の進出や拡張移転があった。県庁・市役所は0.19ポイント低下の7.15%。成約は小規模だったが、解約の動きが少なかった。

 仙台駅東は1.42ポイント上昇の7.54%。一番町は他地区への移転や統合に伴う中小規模の解約があり、0.05ポイント上昇の3.24%。周辺オフィスは0.22ポイント上昇の8.33%。全地点の1桁台は19カ月連続。

 仙台支店の担当者は「仙台駅東の大型物件は入居のめどが立ってきており、空き室率の上昇は一時的だろう。改善傾向が続く見通しだが、広い空き室が少なく、改善幅は狭まるかもしれない」と説明した。調査対象は延べ床面積が990平方メートル以上の349棟。

3396荷主研究者:2019/03/17(日) 11:14:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190208_13050.html
2019年02月08日金曜日 河北新報
<われら平成元年組>(5)仙台フィルハーモニー管弦楽団/都市名冠し地域と歩む

昨年4月に創立45周年を迎えた仙台フィル(楽団事務局提供)

 31年にわたった「平成」が間もなく幕を下ろす。この間、社会は大きな変革を遂げ、5月には新たな元号を迎える。1989(平成元)年という節目に誕生し、時代の荒波を乗り越えてきた仙台圏の施設、団体などにスポットを当て、それぞれの歩みを振り返る。
             ◇
 「楽都」の称号が仙台市民の耳になじんできたのは、平成になってから。立役者となったのは仙台フィルハーモニー管弦楽団だ。1989(平成元)年4月に宮城フィルハーモニー管弦楽団から改称した。

 宮フィルは73年4月に誕生。83年から音楽総監督に作曲家で指揮者の故芥川也寸志さんを迎え、演奏、運営ともにプロ楽団として基盤を固めた。

 楽団事務局によると、芥川さんは「真のローカリティーこそが世界に通用する」と語っていたという。ウィーンフィル、ベルリンフィル、シカゴ交響楽団…。名のある楽団は都市名を冠し音楽ファンはもとより市民に愛されている。仙台も地域に根差したオーケストラを目指して改称を決めた。

 89年1月、改称を見届けず、芥川さんが急逝した。後任の音楽監督に指揮者の外山雄三さんが就任。遺志を継いだ外山さんや関係者らが奮闘し、市民に支持される楽団に育てた。

 東日本大震災の被災者を慰めようと、2011年6月に始めた復興支援コンサートは800回を超えた。親子や小中学生を招いた音楽会も人気で「温かい雰囲気」と好評という。

 楽団の松川真也事務局長(48)は「楽団員は芥川さんらの目指した姿を共有している。市の文化振興の一翼を担い、これからも多くの世代に愛される存在でありたい」と話す。

(報道部・熊谷優海香)

[メモ]仙台フィルハーモニー管弦楽団の本拠地は仙台市青葉区の市青年文化センター(802席)。市内で1000人以上収容できる施設は宮城県民会館、東北大川内萩ホール、イズミティ21などがある。市は、充実した音楽環境と公演の収益性を確保できるとされる2000席規模の音楽ホールについて、整備の在り方を検討している。

3397荷主研究者:2019/03/17(日) 11:39:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190212_13001.html
2019年02月12日火曜日 河北新報
<われら平成元年組>(6)東北学院大教養学部/新時代創る若い力育成

教養学部が入る東北学院大泉キャンパス。1988年に整備された=仙台市泉区

 31年にわたった「平成」が間もなく幕を下ろす。この間、社会は大きな変革を遂げ、5月には新たな元号を迎える。1989(平成元)年という節目に誕生し、時代の荒波を乗り越えてきた仙台圏の施設、団体などにスポットを当て、それぞれの歩みを振り返る。

 自然に囲まれた坂の上の学びやに、学生らの活気があふれる。1989(平成元)年に誕生した東北学院大教養学部。1〜4年の学生約1800人が学問分野の垣根を越え、知識を深めている。

 拠点は仙台市泉区の泉キャンパス(約27.6ヘクタール)。大学創立100周年を記念して88年に整備された。学部には人間科学、言語文化、情報科学、地域構想の4学科があり、卒業生は既に約8300人を数える。

 泉キャンパスの整備は、18歳人口と進学率が急上昇した時期と重なる。国はキャンパスの郊外移転を推進、大学の設置基準も緩和した。地方に大学が増え、それぞれの方向性が問われた時代だった。

 元学部長の佐々木俊三名誉教授(71)は「総合的な教養を積む学部を持つことで、特色ある教育の実現を目指した」と明かす。

 学部は2023年度、若林区の市立病院跡地に新設する五橋キャンパスに拠点を移す。学院大総務部の二階堂哲次長(65)は「地域と共に過ごした思い出もある。寂しさはあるが、新たな展開を希望を持って迎えたい」と話す。

 東日本大震災時、学院大はボランティアの受け入れ窓口も担った。地域との結び付きを強め、社会的責任を果たすことは今や大学の使命の一つとなっている。

 学部の理念は「現場に出て地域と向き合い、再構想できる人材を育てる」。新時代を支え、創造する。若い力を送り出す取り組みは、これからも続く。(報道部・松本果奈)

[メモ]東北学院大には教養のほか文、経営など5学部がある。2018年5月現在の学生数は1万1239人。仙台圏では東北福祉大が06年に健康科学部、08年に総合マネジメント学部、東北医科薬科大は16年に医学部を設置した。宮城大は1997年の開学時から看護、事業構想学部を置いている。

3398荷主研究者:2019/03/17(日) 11:43:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190214_13057.html
2019年02月14日木曜日 河北新報
<われら平成元年組>(8)仙台銀行/相次ぐ試練に行員奔走

東北の金融街と呼ばれる青葉通に立つ仙台銀行本店ビル

 仙台市の振興相互銀行が1989(平成元)年2月1日、普通銀行に転換し「仙台銀行」が誕生した。宮城の第二地銀としての幕がここに開いた。

 「初日の朝、勤務していた国分町支店のシャッターを開けると東北大の学生が待っていた。『仙台の名が入った預金口座をつくりたい』との言葉は忘れられない」。佐藤彰常務(63)は振り返る。

 都市名を冠し、明るい未来を感じさせた船出だったが、間もなく金融危機が訪れる。仙台では97年、もう一つの第二地銀だった徳陽シティ銀行が経営破綻。宮城県内19店舗を譲り受けることになり、行員は取引先や顧客の引き継ぎに奔走した。

 地銀再編の波が押し寄せる中で、きらやか銀行(山形市)との県境をまたいだ経営統合を断行した。持ち株会社設立を予定していた2011年には東日本大震災が発生し、沿岸部の5支店が津波で全壊した。

 太田順一経営企画部長(59)は当時、利府支店長として沿岸部の対応に当たった。同行はカードや通帳を失った被災者に最低限の本人確認で約5億円払い出した。現在、不正と判明した取り扱いはない。非常事態が、顧客との信頼関係を再確認する機会にもなった。

 低金利に人口減少、情報技術の進化。金融業界にとって厳しい経営環境が続く。太田部長は「お客さんの相談に応える銀行であり続けたい」と力を込めた。(報道部・高橋一樹)

<メモ>仙台銀行前身の振興相互銀行は1951年、中小企業支援を目的に宮城県などが出資し設立。2012年、仙台銀はきらやか銀と持ち株会社じもとホールディングス(仙台市)の傘下に入った。昨年12月末時点で県内に56店舗、従業員約750人を抱える。

3399荷主研究者:2019/03/17(日) 11:48:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_11018.html
2019年02月15日金曜日 河北新報
<名取市>新鉄軌道導入へ調査 仙台市地下鉄の南進を念頭

 宮城県名取市は2019年度、仙台市地下鉄南北線の南進を含めた新たな都市交通システムの導入可能性を探る調査事業に乗り出す方針を固めた。地下鉄南進は16年の市長選で初当選した山田司郎市長が掲げた公約の一つで、新しい鉄軌道のモデルルートや乗降客数、整備費などを検討し、19年度内に結果を公表する。

 モデルルートなどに加え、(1)地下鉄か地上路線か、高架化かといった構造(2)実現に向けたまちづくりの在り方(3)輸送力-など多岐にわたって調べ、運行事業が成り立つのかどうかを検討する。19年度の早い段階でコンサルタントに調査を委託する。

 山田市長は当選直後、地下鉄南進を巡って「名取市の西北部団地は生活圏が仙台市に入り込んでいる。交通の利便性を確保しなければならない」などと発言。地下鉄富沢駅からゆりが丘や那智が丘地区などへのルートを念頭に置いた考えを示している。調査事業では西北部団地へのルートも含め、さまざまな可能性を洗い出す。

 名取市は仙台市と意見交換した上で、今回の調査事業に着手することを決めた。調査期間は半年程度を見込む。結果を踏まえ、地下鉄の事業主体である仙台市に働き掛けるのか、名取市単独でできることがあるのかを判断するとみられる。

 山田市長は16年7月の市長選で地下鉄南進や仙台空港アクセス鉄道のJR常磐線接続を訴え初当選した。

3400荷主研究者:2019/03/17(日) 11:49:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_13025.html
2019年02月15日金曜日 河北新報
<県民会館建て替え>「移転の可能性高い」 有識者会議

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の老朽化に伴う建て替えを巡り、県環境生活部の後藤康宏部長は14日、需要調査に基づく2000席規模の新施設について、現在地から「移転の可能性が高い」との見方を示した。候補地は仙台市内が軸となる見通しも明らかにした。

 県庁であった新施設整備の有識者会議の初会合後、報道陣の取材に答えた。候補地に関しては「具体的なものはない」と明言。移転後の土地の活用策を探るよう会合で求められたことを踏まえ、今後検討を進める考えも示した。

 有識者会議は、大学教授や音楽イベントの運営者、劇場関係者など7人で構成。仙台市が検討する同規模の音楽ホール整備を踏まえ、新しい県民会館に求められる機能や規模、立地条件などを議論する。8月にも方向性を取りまとめる。

 初会合では、委員から「現在地での建て替えは厳しい」「県内自治体の文化施設などとの連携も考慮する必要がある」「舞台設備の技術革新のスピードを考慮しながら、施設の役割などを議論するべきだ」などの意見が出た。

3401荷主研究者:2019/03/17(日) 11:49:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_12012.html
2019年02月15日金曜日 河北新報
仙台で中古住宅リノベ活況 解体・新築より低費用、立地も良く需要伸びる

エヌズクリエイトがリノベーションを手掛けたビル=仙台市青葉区宮町2丁目

リノベーションが施されたビルの室内

 中古住宅を大規模改修して価値を高め、販売するリノベーション事業が仙台市内で盛んだ。建物を解体して新築するより費用が抑えられるため、事業を手掛ける業者が増え、需要も伸びた。東日本大震災後、価格が上昇している市内の不動産市場の流動性を高める役割も担う。

 不動産会社「N’s Create.」(エヌズクリエイト、仙台市)はリノベーションを主力事業に据える。2014年6月の設立後、市内の中古分譲マンションなど既に約100件の実績がある。

 現在、手掛けているのは青葉区宮町2丁目にある築約40年のビル。敷地面積約70平方メートル、建物面積約130平方メートルの鉄筋コンクリート3階で、以前は1階が美容院、2、3階が住居として利用されていた。

 中心部に近い宮町商店街に立地し、住居と事業向け双方の需要が高い。同社はリノベーションによって店舗付きの自宅、テナントと自宅など幅広い再活用を見込む。

 同社は17年冬に物件を取得した後、改修を施してコンクリート躯体(くたい)のみの状態とした。専門家による耐久性診断などを行って信頼性を高め、今年3月にも土地と建物1棟を計3000万円台後半で販売する予定。

 購入者は不動産業者のほか、一般の顧客を想定。市内の建築家やデザイナーが協力し、料理研究家や建築家らのアトリエ兼住居、パン屋とメゾネット住居といった活用案も提案する。活用案に伴う費用は購入者の負担となり、1500万〜2600万円を目安としている。

 市内では震災後の移転需要などでマンションの価格高騰が続く一方、安価なリノベーション物件の人気が高まり、首都圏の住宅販売会社などが中古物件を大規模改修して売り出す事業を展開。増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)の需要を見込み、空き家を改修した民泊物件も誕生している。

 丹野伸哉社長は「中古不動産の再活用が街の活性化にもつながるといい。物件の歴史を引き継ぎ、時代に沿った新しい価値を生み出したい」と語る。連絡先は同社022(721)7550。

3402荷主研究者:2019/03/17(日) 11:50:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_13033.html
2019年02月15日金曜日 河北新報
<われら平成元年組>(9)明石台団地/震災時新住民支え合う

整然とした街並みの明石台団地=富谷市

 富谷市南部の明石台団地は1989(平成元)年に分譲が始まった。仙台市泉区に接するという立地もあり、2018年12月現在で8774人が暮らす。市内では成田(9506人)に次ぐ大規模住宅団地だ。

 中心部のショッピングセンターにはスーパーや飲食店、雑貨店などが並ぶ。目抜き通りにはケヤキ並木。15年に明石台小、17年には富谷市の子育て支援拠点施設ができた。

 「住み始めた頃は何もなく家の周りに道路が1本あっただけ。ここまで発展するとは思わなかった」。1990年に仙台市から移り住んだ元行政区長の岩田士郎さん(77)が振り返る。「教育環境が良く、子どもを育てやすい」と団地の魅力を語る。

 市行政区長会会長の平岡政子さん(62)は96年に多賀城市から移住した。各地から新住民が集まるニュータウン。人のつながりは希薄になりがちだが、東日本大震災時に地域の結束力を実感した。

 互いに声を掛け合い、地元の集会所に住民70〜80人が身を寄せた。炊き出しや食料の配布に協力して取り組んだ。「一緒に過ごして安心感を得た。今でも『あの時はありがとうね』と話題になる」と言う。

 平成と共に歩んで31年。団地は成熟期に入り、集会所では70代前後の男性らが将棋やマージャンを楽しむ姿が見られるようになった。「子どもが多い地域だが高齢者も増えていく。みんなで支え合う町にしていきたい」。平岡さんが願いを込めた。

(富谷支局・藤田和彦)

<メモ>富谷市の大規模な住宅団地開発は1971年分譲開始の東向陽台で始まり、鷹乃杜、富ケ丘、あけの平、日吉台などと続いた。明石台の後も成田、杜乃橋、大清水などがあり、今年は明石台東、成田2期東、同西の3地区(計画人口計約4500)で開発が始まる。

3403荷主研究者:2019/03/17(日) 11:52:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190216_13016.html
2019年02月16日土曜日 河北新報
<仙台市>杜の都景観重要建造物に「庄子屋醤油店」指定 戦災免れ門前町の面影伝える

杜の都景観重要建造物に指定された庄子屋醤油店(仙台市提供)

 仙台市は15日、杜の都景観重要建造物に青葉区八幡4丁目の「庄子屋醤油(しょうゆ)店」を指定したと発表した。昭和初期に建てられ、戦争による焼失を免れた代表的な商家の建築物で、門前町の面影を今に伝える。指定は2017年12月以来、計8件目。

 庄子屋醤油店は江戸時代末期、大崎八幡宮の門前町だった八幡地区で創業し、みそとしょうゆの醸造業を営む。旧国道48号沿いに立地する現在の店舗兼住宅は、1936(昭和11)年に建設された。

 木造2階一部平屋で、延べ床面積は165平方メートル。焦げ茶色の板壁が特徴で、1階が飛び出た「せがい造り」の軒先、馬をつなぐ「駒つなぎ」などが当時の姿のまま残っている。2000年、文化庁の登録有形文化財に登録された。

 市は所有者に指定を働き掛け、昨年10月に同意が得られた。指定されると、現状変更の際に市長への届け出が必要になるが、外観の修繕工事に補助が受けられる。市は建物の概要を記したプレートを設置したほか、パンフレットなどに載せて価値を紹介する。

 市都市景観課の担当者は「門前町の風情を感じさせる数少ない建物。戦災を免れ、今も残ること自体に価値がある」と強調する。

 景観重要建造物には02年に石橋屋(若林区舟丁)など3件、04年に旧仙南堂薬店(同区河原町)など2件、17年に佐大商店登り窯(青葉区堤町)など2件が指定されている。

3404荷主研究者:2019/03/17(日) 11:52:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190216_11043.html
2019年02月16日土曜日 河北新報
<仙台市>仙石線福田町駅、バリアフリー化へ移設を含め検討

 仙台市議会は15日、2月定例会代表質疑を終えた。高橋新悦副市長はJR仙石線福田町駅(宮城野区)のバリアフリー化に向け、周辺への駅移設を含めて検討していることを明らかにした。今後JR東日本は移設の可能性、市は移設に伴う駅周辺の施設整備をそれぞれ調べる。

 同駅にはエレベーターがない上、ホームと電車の間に隙間ができるため、住民から改善を望む声が上がっていた。ホームが狭く、エレベーター設置が難しいため、市とJRは1月末、現地での改築に加え、移設も検討することを確認した。

 高橋副市長は「JRと協議しながら、住民の長年の思いを実現できるよう取り組む」と述べた。

 国内で相次ぐスポーツの国際大会に向け、市は新年度以降、会員制交流サイト(SNS)などを活用し、欧米への観光プロモーションを強化する。天野元・文化観光局長は「国内他地域の大会に着目し、仙台や東北への誘客を促進する」と述べた。

 ラグビーのワールドカップ(W杯)に向け、2試合予定される釜石市で、仙台市が東北の約30市町にある観光案内所職員の合同研修会を開く方針も示した。

 石川建治(社民党市議団)田村稔(アメニティー仙台)木村勝好(市民ファースト仙台)の3氏が質問した。

3405荷主研究者:2019/03/31(日) 10:04:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190218_13025.html
2019年02月18日月曜日 河北新報
仙台市の人口、自然減拡大 出生数が死亡数を506人下回る 減少幅前年の5.3倍に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190218kahoku01.JPG

 仙台市の2018年の人口動態で出生数が死亡数を506人下回り、2年連続で自然減となったことが分かった。戦後の一時期を除き、初めて自然減に転じた17年の96人と比べ減少幅は5.3倍に拡大した。転入数が転出数を上回る社会増のため市の人口は辛うじて伸びているが、今後、数年以内に減少局面に突入する可能性がある。

 市によると、出生数と死亡数の推移はグラフの通り。18年は出生が8495人、死亡が9001人だった。17年に比べ出生が234人少なく、死亡が176人増え、自然減は410人増加した。出生は14年から減少傾向、死亡は13年から増加傾向が続いている。

 各区の自然増減は青葉469人減(17年224人減)、宮城野333人増(408人増)、若林95人増(79人増)、太白144人減(132人減)、泉321人減(227人減)だった。青葉、太白、泉はいずれも減少幅が17年より拡大し、青葉が泉を上回った。

 県内の他市町村への転出が減ったため、社会増は16年が1630人、17年が2124人、18年は2546人と推移する。自然減をカバーし、市の人口は毎年2000超ずつ増えている。ただ社会減が続いた時期もあり、増減は経済情勢などに左右される。

 仮に今後、自然減が18年と同様に毎年410人ずつ拡大し、社会増が2500人のまま推移したとすると23年には社会増が自然減をカバーできなくなり、人口減少に転じる。社会増の縮小や社会減に転じれば、人口減少局面の到来はさらに早まる可能性がある。

 市政策企画課の松田智子課長は「人口が自然減の局面に入ったことは間違いなく、今後も続くだろう。若者の雇用を確保するなど地域経済の活力を創出することにより、どれだけ社会増を維持できるかが重要になる」と語った。

3406荷主研究者:2019/03/31(日) 10:04:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190218_13047.html
2019年02月18日月曜日 河北新報
<われら平成元年組>(10完)仙台国際ホテル/街の「顔」時代の波越え

東北有数の規模のホテルとして開業した仙台国際ホテル

 31年にわたった「平成」が間もなく幕を下ろす。この間、社会は大きな変革を遂げ、5月には新たな元号を迎える。1989(平成元)年という節目に誕生し、時代の荒波を乗り越えてきた仙台圏の施設、団体などにスポットを当て、それぞれの歩みを振り返る。

 内装の大理石が高級感を醸し出す。東洋一の高さとうたわれた1枚ガラスが1階ロビーの吹き抜けを囲む。1989(平成元)年10月開業の仙台国際ホテル(仙台市青葉区)。当時、東北一の高層ビルだったSS30のホテル棟として開発された。

 中国料理部門を担当する羽田満調理部長(62)は開業記念パーティーを今でも鮮明に覚えている。「すごい人の数だった。建物も東京の一流ホテルのよう。ここで働けて幸せだと思った」と懐かしむ。

 開業時、レストランやバー、ラウンジなど10店の飲食施設は全て直営。「料理のホテル」のイメージを定着させた。昼夜ともビジネス客らでにぎわい、仙台の新しい顔になった。

 やがて、景気悪化や競争激化で仙台のシティーホテルは苦境に立たされる。仙台国際ホテルも例外ではなかった。2007年には債務超過で運営会社が変わる事態となったが、従業員は「集客が減っている感覚はなく、現場の士気は落ちなかった」と声をそろえる。

 平成が終わりに近づき、ホテルは再び転換期を迎えている。昨年4月に全客室をリニューアルした。今年3月には和洋中の3店舗があるレストランフロアの2店舗を入れ替える。

 営業を継続するのは中国料理店「翠林(すいりん)」だけ。料理長も兼務する羽田さんは「評価を維持するのは大変。手を抜かない大事さを伝え、先輩が築いてきたものを引き継いでいきたい」と前を見据えた。(報道部・保科暁史)

[メモ]仙台国際ホテルは地上13階、地下2階で客室数234。当時の常磐交通自動車(いわき市)と仙台市の有力企業が出資して開業した。1990年から東武鉄道が筆頭株主となっており、同社の100%子会社として2007年2月に新設された「仙台国際ホテル株式会社」が運営会社になっている。

3407荷主研究者:2019/03/31(日) 10:14:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190219_11016.html
2019年02月19日火曜日 河北新報
<仙台市地下鉄・バス>10月増税時に値上げ方針 初乗り10円増

 仙台市交通局は、10月に予定される消費税の増税に合わせ、市地下鉄と市バスの運賃を引き上げる方針を固めた。初乗りは地下鉄が200円から210円、バスは150円から160円になる。市議会2月定例会に関連する条例改正案を提出した。可決されれば10月1日に値上げする。

 市地下鉄の運賃改定は消費税率が8%になった2014年以来。市バスは昨年10月、経営改善の一環で、運賃を引き上げたばかり。

 地下鉄の運賃は、乗車距離に応じて5段階に分かれる。初乗り区間と300円、330円、360円の3区間は10円ずつ引き上げるが、250円の区間は据え置く。定期券は初乗り区間の通勤定期の場合、1カ月8180円を40円増額する。

 バス運賃は、初乗りから180円の区間までは10円ずつ引き上げる。200円以上の区間は据え置きを含めて最大20円を増額。定期券は180円区間の通勤定期の場合、1カ月7930円を8080円に上げる。

 地下鉄やバスが乗り放題となる通学定期券「学都仙台フリーパス」も料金を引き上げる。市バスのみの利用で、中学生以上1カ月5940円を30円増額する。

 青葉区中心部をエリアとする「120円パッ区」の均一運賃、同エリアの「都心バス共通定期券」の値上げは、共同実施する宮城交通などと協議する。

 市交通局経営企画課の担当者は「消費税率の引き上げ分を運賃に転嫁せざるを得ず、何とかご負担をお願いしたい」と説明する。

3408荷主研究者:2019/03/31(日) 10:39:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190221_11043.html
2019年02月21日木曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(1)立地/現庁舎の敷地内 現実的

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190221kahoku01.JPG
老朽化が著しい現在の本庁舎。約10年後に建物の耐用限界が迫る=仙台市青葉区国分町3丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190221kahoku02.JPG

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 現本庁舎は1965年10月に建設され、築53年を超える。1889年の市制施行後、3代目の本庁舎で、事務室として使用する市内各地の市庁舎の中で最も古い。

<耐用年数が限界>
 1996年の耐震診断で「震度6強の地震で倒壊する危険性がある」と判定され、市は2004年、10年後の建て替えを表明した。しかし、財政難のため06年に方針を凍結し、耐震補強による「延命」を図った。

 東日本大震災では倒壊こそ免れたが、設備などが損傷し、修繕費は約2億円に上った。復興事業に対応する事務室が不足、周辺の民間ビルを賃借してしのいだ。現在、市役所機能は本庁舎を含め11カ所に分散する。

 市は17年1月、改めて建て替えを表明した。決定打は鉄筋コンクリートの耐用年数。本来アルカリ性のコンクリートの中性化が進行し、29〜30年には限界を迎え、強度が著しく低下するとの試験結果が出た。

 残された時間はあと10年余り。市は17年10月、建て替え基本構想の策定に着手し、建設地の検討に入った。候補には「県庁南側の勾当台公園(A)」「市役所南側の市民広場(B)」「現庁舎の敷地内(C)」-の3案が挙がった。

<短い工期を重視>
 有識者の検討委員会は18年5月、「現庁舎敷地内の建設を基本」とするよう市に提言した。工事期間が比較的短く、市民広場のイベント開催への影響が小さいなどの利点が重視された。

 勾当台公園と市民広場の2案は、定禅寺通との相乗効果でにぎわい創出を期待できるが、保存樹林の移植や都市計画変更に時間を要することが課題とされた。

 市は最短で20年度に新庁舎の設計を始め、23年度に着工するスケジュールを描く。工事期間は約2年8カ月を見込み、引っ越しを経て27年度に利用を開始する。

 市本庁舎建替準備室の菅原大助室長は「現庁舎が使えるタイムリミットを考えれば、現在地以外で建て替えするという選択肢は現実的でない」と話す。

3409荷主研究者:2019/03/31(日) 10:41:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190222_11017.html
2019年02月22日金曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(2)配置/1棟で整備 周辺に余裕

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190222kahoku01.JPG

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市役所本庁舎の建て替えに向けた基本計画検討委員会は5日の第3回会合で、新庁舎を1棟で整備する方針を決めた。建設や維持管理のコストと、周辺空間の有効利用の点で、2棟より優位と判断した。

 1棟では、工事が順調に進んだ場合、新庁舎は2027年度の利用開始、28年度の工事完了を見込む。

<コスト抑制長所>
 長所はコスト面。初期投資、維持管理を共に抑えられる。工期も2棟より短く済む。外壁面積が相対的に小さいため、太陽光や外気の影響が少なく、空調の費用を抑制できる。

 庁舎周辺の空間に余裕が生まれ、隣接する勾当台公園市民広場と面的に連続する利点もある。大規模イベントの開催スペースを広く確保できるほか、災害時の対応にも活用できる。

 高さの想定は55〜80メートル(13〜19階)。市民広場に圧迫感を与えたり、庁舎内の上下移動が不便になったりすることが懸念され、配慮が必要になる。

 2棟では、庁舎の高さを抑えられ、周辺への圧迫感を軽減できるメリットがあった。検討委では、部署の配置次第で機能分散化を図れるメリットが挙げられた。ただ、両棟の行き来は、利用者と職員にとって負担になるとの指摘もあった。

<正面の向き焦点>
 市役所の「顔」となる本庁舎の正面玄関を、どこに向けるのかも焦点になる。

 棟数を問わず、正面を現在と同じ南側に据えるべきだとの意見が根強くある。初代、2代目の本庁舎も正面は南側を向いていた。一番町の商店街を歩く市民にとって、本庁舎の正面上部に見える電光時計は市役所の象徴になっている。

 検討委では、メンバーが「商店街からの見え方を踏まえ、市役所を身近に感じられるようにしてほしい」と工夫を求めた。

3410荷主研究者:2019/03/31(日) 10:42:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190223_11027.html
2019年02月23日土曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(3)規模/機能を集約 床面積1.2倍

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 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市役所の本庁舎機能は現在、本庁舎を含め11カ所に分散している。配置は地図の通り。

 市が保有する庁舎は6カ所あり、2015年完成の上杉分庁舎を除き、築年数は軒並み半世紀近い。本庁舎は1965年完成で最も古く、二日町、国分町の両分庁舎も老朽化が著しい。残る五つの仮庁舎は民間のビルを間借りし、賃借料は年間約2億5000万円に上る。

<賃借料も負担に>
 市の担当者は「機能分散が来庁者の利便性を損ね、業務効率の低下や職員連携の障壁の一因となっている」と説明する。賃借料も財政上の負担となっており、集約の必要性を訴える。

 市は、継続して使う上杉分庁舎を除き、新庁舎に10の庁舎を集約する方針を示している。新庁舎の職員は現在の本庁舎にいる約1500人を上回る2600〜3000人を想定する。

<市民協働を充実>
 規模も拡大する。新庁舎の延べ床面積は最大7万8000平方メートルと積算。上杉分庁舎(延べ床面積約9500平方メートル)を含む現11庁舎の合計約6万4800平方メートルの1.2倍に広がる。

 事務室や会議室など行政機能に約4万8000平方メートル、議会機能に約3000平方メートル、にぎわい創出に向けたイベントや情報発信など市民協働機能に最大約3000平方メートルと見積もる。

 基本計画検討委員会で、石井敏東北工業大教授が「人口減少時代を迎え、面積を減らすのが通常ではないか」と指摘した。市側は「市民協働機能の充実が規模拡大の要因の一つ。面積は最大値で適正化に向け精査する」と理解を求めた。

 本庁舎への機能集約を巡り、姥浦道生東北大大学院准教授から「一部の庁舎を残すなど柔軟に考えてもいいのではないか」との意見も出た。多様化する行政課題に応じた業務の増減、部署新設に備えるためのアイデアだ。

3411荷主研究者:2019/03/31(日) 10:43:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190224_11011.html
2019年02月24日日曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(4)機能/市民利用スペース拡充

市役所1階のギャラリーホール。新庁舎は情報発信などのスペースを広げる方針だ

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市役所本庁舎建て替えの基本構想は「まちづくり」を重要コンセプトの一つに掲げた。市民が親しみやすい庁舎を目的に、基本計画検討委員会は、総合案内や一時避難所といった必要な機能に加え、市民の利用や情報発信機能を低層階に配置する方向で議論を進める。

<「協働」望む声も>
 現庁舎の市民利用機能には待合室として利用される「市民のへや」や、市事業のPRイベントなどを開くギャラリーホール計約500平方メートルがある。

 市は新庁舎に、市民利用機能などのスペースを最大で約3000平方メートル確保する考え。検討委や市民からはカフェや食堂、県内や東北の観光PRコーナー、東日本大震災のメモリアルギャラリーと多岐にわたるアイデアが出ている。

 中でも市民協働の機能を望む声は多い。単なる会議室の開放による会場提供だけでなく「さまざまな組織が集まる地域交流拠点『フューチャーセンター』のような機能もあったらいい」との意見が上がる。

<重複解消が課題>
 市民が気軽に利用できる庁舎として注目を集めるのが、新潟県長岡市の複合施設「アオーレ長岡」だ。市役所にホールや市民協働センターを合わせ、年間35万人が利用する。富山県氷見市は庁舎内にフューチャーセンターを設置したが、交流・対話のコーディネーターの配置が途切れ、当初の想定のようには使われていないという。

 仙台市内には市民活動サポートセンター(青葉区)や「せんだい3.11メモリアル交流館」(若林区)があり、重複する機能の整理も必要になる。検討委の青木ユカリ委員は「既存の施設との関係付けやバランスを考える必要がある」と指摘する。

 市は需要を検討し、必要性の高いものを整備する方針。ただ、市職員の事務スペースのみとし、建設コストを抑えたシンプルな庁舎を求める意見もある。

3412荷主研究者:2019/03/31(日) 10:44:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190225_11012.html
2019年02月25日月曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(5)広場/屋外屋内どちらも利点

連日イベントが絶えない市民広場(手前)と市役所本庁舎

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市青葉区の勾当台公園市民広場。都心に広がる約3000平方メートルの憩いの場は平日、週末を問わず、さまざまな催事が開かれる。年間の利用日数は約270日。定禅寺ストリートジャズフェスティバルなど、杜の都を代表する数々のイベントの舞台になる。

<新たな憩いの場>
 市役所本庁舎は市道を挟んで北側の現在地に建て替えられる。新庁舎の配置により、2300〜2700平方メートルの広場が敷地内に生まれる。にぎわい創出のため、市は市民広場との一体的な活用方針を打ち出す。

 焦点は敷地内の広場を市民広場と同じ屋外空間にするか、建物の一部に取り込んで屋内空間にするかだ。

 屋外の場合、市民広場と合わせてイベントスペースは倍増する。現状は露店がひしめき、来場者で混雑する催事もあり、余裕が生まれる。露店の数が増えれば収益の向上にもつながる。

 屋内にすると、荒天時に市民広場の代わりになり、冬季は寒さを気にせずイベントが開催できる。東日本大震災直後、多くの市民が本庁舎に身を寄せた経験から、災害時には一時避難場所の役割も果たせる。

<「半屋外」選択肢>
 新潟県新発田市は2016年に新庁舎を建設し、1〜3階の一角を「半屋外」の広場にした。冬季は、航空機の格納庫に使われる大型シャッターを閉め、屋内空間として利用。シャッターを上げれば、開放的な屋根付きの広場に変わる。

 仙台市では半屋外の選択肢も含め、広場の検討は緒に就いたばかり。市は新年度、市民広場との一体利用を考えるワークショップを開催し、議論を喚起する。

 建て替えを考える市民イベントを主催してきたNPO法人都市デザインワークス(仙台市)の佐藤芳治事務局長は「仙台は市民協働の精神が根付く街。市役所敷地内の広場ではあるが、市民に運営を委ねるという手法も議論してほしい」と提案する。

3413荷主研究者:2019/03/31(日) 10:44:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190226_11016.html
2019年02月26日火曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(6)議会/市民が訪れやすい場に

市議会に設置された調査特別委員会。市民に開かれた議会を目指し、議会機能の在り方などを話し合っている

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市の議会棟は1965年、市職員が業務をする行政棟とは別に独立して建設された。老朽化が激しく、政令市20市の中で7番目に古い。「エレベーターがなく、バリアフリーが進んでいない」「市民や市職員との打ち合わせスペースが少ない」などの課題が指摘されている。

 市議会は2017年9月、本庁舎建て替えに伴い、議会機能の在り方などを調査する「新たな本庁舎・議会棟の整備調査特別委員会」を設置した。特別委の議論を踏まえ、議会側は「議会機能は行政機能との一体整備が望ましい」との答申をまとめ、18年4月、市に提出した。

<本会議場も広く>
 議会側は、傍聴者ロビーや控室を新設するほか、会議室などを拡充したい考えだ。本会議場や各委員会室などは、現在の3580平方メートルより広い4200〜4900平方メートルと見込み、市民が訪れやすい「開かれた議会」を目指す。

 13〜19階と見込まれる新庁舎で、低層階に議場を設けると建設コストが膨らむため、議会機能は高層階に配置せざるを得ない。高層階は傍聴者にとってアクセスが良くないため、専用エレベーター設置の必要性が指摘されている。

 特別委は今後、議場や面談室のレイアウト、議場の市民利用の在り方などを話し合う。他都市には議席が可動式で多目的に使える議場もあるが、有効利用ができていないケースが少なくないという。

<開かれた議論を>
 建て替え後の議会機能は、これまでほぼ現職議員だけで議論してきた。

 市は新庁舎整備に関してパブリックコメントや市民アンケートなどを行ったが、議会機能に限って意見を聞いたことはない。昨年11月のシンポジウムでは、市民から、特別委の議論を公開し、市民と共有するよう求める声が上がった。

 現在の特別委の委員の任期は8月まで。渡辺博委員長は「市民の考えを聞く場は必要だと考えている。しっかり新しい委員に引き継ぎたい」と話す。

3414荷主研究者:2019/03/31(日) 10:45:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190227_11012.html
2019年02月27日水曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(7)資金/初期費用は400億円規模

(左下から時計回りに)試算額を示した文書、基本計画検討委員会の会合、建て替え予定の泉区役所のコラージュ

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市が昨年8月にまとめた市役所本庁舎建て替えの基本構想は、新庁舎が1棟の場合、初期費用を395億〜415億円と試算した。

 内訳は設計・建設費用が330億〜340億円、付帯・備品等費用が25億〜30億円、民間ビルへの仮移転の費用を含め、その他が40億〜45億円となっている。

<市債で大半工面>
 2棟整備は400億〜425億円と見込んだが、いずれも積算根拠は「想定面積に単価を掛け合わせた。実際と異なる可能性がある」(市の担当者)という。

 市は一部費用を賄うため、基金を造成する。市議会2月定例会には市庁舎整備基金条例案を提出した。新年度は公共施設の長寿命化に向けた既存の基金から約123億円を移す。

 新基金は本庁舎建て替えに加え、区役所や総合支所の大規模修繕に備える原資でもあり、全てを新庁舎建設に充てるわけではない。基金取り崩し分を含む一般財源のほか、大半は新たな借金である市債発行で事業費を工面する方針だ。

<積算根拠 明示を>
 市は今後、音楽ホール整備や泉区役所庁舎建て替えなども予定する。市公共施設総合マネジメントプランに基づき、コスト削減を図るが、「ハコモノ」事業が相次ぐ中、本庁舎建て替えの財源は青天井ではない。

 東北大大学院経済学研究科の吉田浩教授(財政学)は「新庁舎の必要性、求められる機能、費用などの視点から見た詳細な検討が重要。費用では積算の根拠を示すことが透明性の観点から大事だ」と指摘する。

 市は新庁舎整備で、市有の分庁舎、ビルに間借りする仮庁舎の集約も視野に入れる。吉田教授は「旧庁舎の跡地活用による資金捻出を考えるなど、(市債発行を抑えるための)多角的な財源の検討が必要だ」と述べた。

3415荷主研究者:2019/03/31(日) 10:46:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190228_11014.html
2019年02月28日木曜日 河北新報
<仙台市役所建て替え・論点>(8完)議論/市民の意見 計画に反映

仙台市役所本庁舎建て替えを巡る幅広い論点を話し合ったラウンドテーブル=2018年11月

 仙台市は老朽化した市役所本庁舎(青葉区)を建て替える。昨年8月に基本構想を策定し、新庁舎の建設地を現庁舎の敷地内と決定。12月には有識者の基本計画検討委員会を設置し、規模、配置、機能などを検討している。市民が使いやすく、仙台の新たなシンボルとなる本庁舎はどうあるべきか。基本構想や検討委の議論などから主な論点を整理する。(報道部・長谷美龍蔵、田柳暁、横川琴実)

 仙台市青葉区のせんだいメディアテークで昨年11月と今年1月、市役所本庁舎の建て替えを語り合う大規模なイベントがあった。

 市と県建築士会など3団体が開いた「仙台ラウンドテーブル」。建築やまちづくりの専門家、大学教授ら延べ約130人が参加し、傍聴の市民を巻き込み、グループ討議した。

<2日で計11時間>
 「開かれた市役所とは市民が土足で入れる空間だ」「新庁舎建設を契機にエリア全体の価値を上げたい」

 白熱した議論は2日間で計11時間に及び、建て替えを巡る多様な視点、課題、アイデアが提起された。

 市本庁舎建替準備室の菅原大助室長は「参加者の間で一定の共通理解が生まれた」と成果を強調する。市は新年度、3回目のラウンドテーブルを予定する。

 新本庁舎の検討は、有識者14人の委員会が急ピッチで進める。市は10月までに中間案を公表し、意見公募を経て、年内に最終案を固めるスケジュールを描く。

<序盤から声募る>
 ただ、論点は幅広く「14人だけで考えるのは無理」(菅原室長)。検討委の議論を補完するため、一般的な行政計画の検討プロセスを脱し、序盤から積極的に市民の意見を募る。

 ラウンドテーブルのほか、昨年3月にはワークショップを開催した。市民2000人や団体などへのアンケートも実施し、6月の基本構想中間案に関する説明会で市民の声を集めた。

 懸念されるのは、せっかくの意見や提案が言いっ放しで終わることだ。第1回ラウンドテーブルの議事要旨はA4判の用紙37枚にまとめられた。昨年末の検討委の初会合で委員に配られ話題に上ったが、内容を吟味する場面はなかった。

 菅原室長は「一つ一つの意見をじっくり検討する時間的余裕はないが、最終的に計画にどう反映したのかは明らかにしたい」と話し、市民と一緒に作り上げるプロセスを強く意識する。

3416荷主研究者:2019/03/31(日) 11:09:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190221_13020.html
2019年02月21日木曜日 河北新報
<仙台市中央卸売市場>築45年経過し再整備へ調査着手 新年度に報告書

 仙台市は20日、築45年が経過し、老朽化が目立つ市中央卸売市場(若林区)について、現地での再整備や移転を含めた調査研究に着手すると明らかにした。市場の現状と将来像、事業費などを分析。新年度内に報告書をまとめ、再整備計画策定の材料にする。

 市は、新年度当初予算案に調査研究費650万円を計上した。遠藤和夫経済局長は20日の市議会2月定例会一般質問で「将来必要と見込まれる市場施設の規模や配置、現地再整備の適否を含めた整備の手法を調査研究する」と答弁した。

 再整備の対象は、水産物と青果の2部門から成る本場。別の場所にある食肉と花きの両市場は含まない。流通経路ごとの取扱量を調べ、将来にわたる適正な規模、機能を探る。他市場の状況から、入荷から出荷まで閉鎖型施設で低温管理するコールドチェーンの導入も必要になるとみられる。

 2020年6月施行の改正卸売市場法も影響する。改正では原則、卸売業者が小売業者に販売したり、仲卸業者が生産者から仕入れることも可能になり、市場の在り方を見極める。

 調査研究では、現地再整備と移転でそれぞれ総事業費、工期などを算出する。

 現地パターンは市場を開設したまま工事するため工期は10年程度、移転では約5年と見込まれる。具体的な移転先は想定しない。市場の周囲には関連業者が張り付いており、移転はハードルが高いとみられる。

 手続き面では検討会設置、業者との意見交換、意見公募などを整理する。現地再整備を進める京都市や、昨年豊洲に移転した東京都などの事例も参考にする。調査研究は新年度、コンサルタント業者に委託する。

 仙台市中央卸売市場は1960年、宮城野区宮城野原旧練兵場跡に開設。73年に現在地へ移転し、全国で最も古い市場の一つとなった。新年度、トイレや火災報知機、東日本大震災の影響で傾斜が出たとみられる青果棟床の改修を行う。

 本場は敷地面積約18万平方メートル。17年の取扱量と取扱額は水産物が8万トン、808億円。青果は18万トン、447億円。取扱量はともに減少傾向にある。

3417荷主研究者:2019/03/31(日) 11:11:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190221_11015.html
2019年02月21日木曜日 河北新報
<仙台都市圏パーソントリップ調査>「移動は自動車」若年層が減少、高齢層で増加 世代間で差くっきり

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190221kahoku04.JPG

 仙台市は2017年に県と共同実施した仙台都市圏パーソントリップ調査の結果概要をまとめた。通勤や買い物などの移動に自動車を使う割合は、02年の前回調査より若年層が減少し、高齢層で増えた。若者のライフスタイルの変化を印象付ける一方、公共交通機関に頼らない高齢者の生活実態をうかがわせた。

 仙台市の15〜24歳、65〜74歳の移動交通手段の変化はグラフの通り。

 15〜24歳は、同乗も含めた自動車利用の割合が、02年の25%から17年は19%に減少。バイクも11%から4%に縮小した。これに対し、市地下鉄など鉄道の割合は19%から30%に増えた。

 65〜74歳は自動車が45%から58%に伸びた。このうち運転する割合は31%から46%に増加。鉄道はほぼ変化はなかったがバスは11%から4%に減った。同じ傾向は75歳以上にも表れた。

 市全体の自動車利用は平日が47%で、02年から横ばい。市地下鉄東西線の開業もあり、鉄道が10%から13%に増加し、マイカー依存に一定の歯止めが掛かったとみられる。

 だが、休日になると自動車の割合は62%に上昇し、鉄道は8%、バスは2%(平日は4%)に落ち込んだ。公共交通機関の利用は、平日の通勤・通学中心にとどまっている現状を浮き彫りにした。

 自動車を持たない割合は、29歳以下の若者世帯で48%から60%に増えた。全世帯は24%で横ばいで、若者の車離れが顕著だった。マイカーを持たず、カーシェアリング、鉄道やバスを利用する暮らし方が広がる。

 調査は5回目。17年10〜11月、仙台都市圏18市町村の10万4500世帯(23万4000人)に調査票を送り、2万4000世帯(5万1000人)が回答した。県と市は詳しい調査結果を5月ごろ公表する。

3418荷主研究者:2019/03/31(日) 11:19:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190222_12051.html
2019年02月22日金曜日 河北新報
<三陸沿岸道>宮城・岩手県境3.5キロ 3月21日開通 連携強化期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190222kahoku02.JPG

 国土交通省は21日、三陸沿岸道路の唐桑小原木インターチェンジ(IC、気仙沼市)-陸前高田長部IC(陸前高田市)間3.5キロが3月21日に開通すると発表した。三陸沿岸道路は東日本大震災で被災した岩手、宮城両県の県境を越えてつながり、地域間の連携強化が期待される。

 同区間は、昨年7月開通の陸前高田長部-陸前高田IC間(6.5キロ)を含む唐桑高田道路(10.0キロ)の一部。2013年1月に着工し、開通区間も含めた総事業費は約687億円。

 岩手県内では、3月9日に釜石南-釜石両石IC間(釜石市、14.6キロ)が開通予定。県境をまたぐ区間の開通で釜石市以南の三陸沿岸道路は全て開通し、宮城県と結ばれる。

 地元では関係者が交流人口拡大による地域活性化を目指し、県境を越えた広域周遊ルートの検討などを進めている。

 岩手県の達増拓也知事は「地域間連携による産業活性化を期待したい」とコメント。村井嘉浩宮城県知事は「地域産業や広域観光の振興が図られる」との談話を出した。

 国は仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を復興道路と位置付け、20年度までの全線開通を目指す。今回の部分開通で7割超の256キロが利用できるようになる。

3419荷主研究者:2019/03/31(日) 11:19:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190222_13050.html
2019年02月22日金曜日 河北新報
<宮城県広域防災拠点>JR貨物補償増 事業費324億円に

 宮城県が仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に整備する広域防災拠点を巡り、村井嘉浩知事は21日、JR貨物に対する補償費が当初の見込みより29億円増加するとの見通しを明らかにした。総事業費は295億円から約10%増えて324億円となる。

 県議会2月定例会の代表質問で答弁した。県によると、宮城野区岩切地区に移転する新駅の整備で、引き込み線路の安全対策や周辺の市道のルート変更を追加する必要が生じ、費用がかさんだ。

 このため工事を実施するJR貨物に対する県の補償費は、当初の99.8億円から128.8億円に増える見通し。跡地取得費(137.8億円)、防災拠点整備費(57.4億円)は変わらない。

 JR貨物からの用地引き渡しが2022年度末となることも説明した。広域防災拠点は当初20年度の利用開始を見込んでいたが、工事はターミナル駅移転完了後にしか着手できず、大きくずれ込む可能性を示した。

 20年度を最終年度とする県震災復興計画の期間内で広域防災拠点の利用開始が不可能となったことについて、村井知事は「大変申し訳ない。一日も早い利用開始を目指す」と述べた。

3420荷主研究者:2019/03/31(日) 11:30:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190223_12042.html
2019年02月23日土曜日 河北新報
<JRバス東北>高速バス「仙台-古川線」3月からスイカ使えます

 ジェイアールバス東北(仙台市)の高速バス「仙台-古川線」は、3月1日から「Suica(スイカ)」など交通系ICカードの利用が可能になる。

 片道1000円の運賃は、カード利用で従来の回数券と同じ800円(小学生以下は従来通り500円)になる。仙台市交通局発行の「icsca(イクスカ)」は利用できない。

 ICカード導入についてジェイアールバス東北の担当者は「仙台-古川線は通勤利用が多く、キャッシュレス化による乗降時の時間短縮で利便性を高めたい」と話している。

 ICカードの利用開始に伴い、回数券の販売は今月末で終了する。使用期限は来年2月末。

3421荷主研究者:2019/03/31(日) 11:30:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190223_72003.html
2019年02月23日土曜日 河北新報
<阿武隈急行>新型車両到着 1編成2両、7月に運行予定

梁川車両基地に運び込まれた阿武隈急行の新型車両

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)の新型車両2両(1編成)が22日、伊達市の同社梁川車両基地に搬入された。1988年の全線開通から初の車両更新で、運転開始は7月1日を予定する。

 同社が使ってきた全20両は老朽化し、全ての更新が必要。ただ赤字経営が続いており、今回の2両の更新費約4億5000万円は国の補助金約1億5300万円を活用するとともに、両県や沿線5市町が会社分も含めて負担した。

 新型車両は正面が薄い藍色で側面はステンレスのまま。側面の前方近くなどに、阿武隈急行を表す「A」をデザインしている。乗車定員は2両合わせて計270人で、これまでより50人ほど多い。

 JR福島駅から阿武隈急行に乗り入れる形でけん引され、車両基地に入った。安海(あずみ)好昭専務は「地域の交通機関として電車事業を続けられるのは大変喜ばしい。これまで以上に地域の方々に乗車いただきたい」と話した。

 阿武隈急行は新年度も2両(1編成)を更新する方向で、今後、沿線自治体などが負担割合などを検討する。同社は赤字経営が続いており、本年度末の累積赤字は11億5000万円を超える見通し。

3422荷主研究者:2019/03/31(日) 13:03:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190224_13022.html
2019年02月24日日曜日 河北新報
消えゆくUFO型信号機 宮城県内の22基、5年以内に全て撤去

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190224kahoku01.JPG
撤去される「UFO型」信号機=20日、仙台市青葉区小田原5丁目の市道交差点

 全国でも珍しい「UFO型」と呼ばれる信号機の撤去が宮城県内で進んでいる。同型の生産は終了しており、県警は順次、別タイプに切り替えたり、標識で代替したりする方針。道路環境の変化も背景にあり、県内に22基残るUFO型は5年以内に全て姿を消す。

 UFO型の正式名称は「懸垂型信号機」で、東北では宮城のみ導入した。製造元によると、全国でも過去に愛知県と群馬県に各数基が設置された程度という。

 一基で4方向の車両と歩行者に表示でき、柱1本でつり下げられるのが特徴。宮城県警によると、県内では1979〜86年に設置されたが記録が残っておらず、総数は不明という。

 県警交通規制課は「道幅が狭い割に交通量が多かった当時の道路事情に適した型だったのだろう」と推察する。

 仙台市青葉区宮町地区では20、21日、市道交差点2カ所の2基が撤去された。幹線道路に囲まれた同地区は生活道路が抜け道に使われやすく、県警や市が昨年から車道幅を狭めるなどの対策を進める。UFO型の撤去もその一貫で、今後は一時停止の標識を交差点に設置し、速度抑制を図る。

 県内では他に、仙台市に17基、石巻、白石両市と大和、大河原、亘理各町に各1基の計22基ある。県警は2023年までに全信号機の発光ダイオード(LED)化を目指しており、UFO型もLEDの通常型や一時停止の標識に交換する。

 交通規制課の担当者は「UFO型は斬新な形で、設置当時は画期的だった。見納めまで役割を全うしてほしい」と話す。

3423荷主研究者:2019/03/31(日) 13:10:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190226_12005.html
2019年02月26日火曜日 河北新報
伝統工芸の技をブランド化 仙台の瀬戸屋、東北の職人とコラボ 雄勝石の酒杯限定発売

瀬戸屋が発売した日本酒向けの杯「雄雪」

 食器卸売業の瀬戸屋(仙台市)は、陶芸家ら東北の伝統工芸職人と組んだ独自ブランド「彩地器(さいじき)」を設立した。既に地元の原料を使った食器などを製作するプロジェクトに取り掛かっており、21日に第1弾となる日本酒用の杯「雄雪(ゆうせつ)」を発売した。同社は杯をシリーズ化し、6県の職人が地元の石で手掛けた作品を商品化する。

 雄雪は原料に石巻市雄勝町特産の雄勝石を使用。直径約8センチ、高さ約3.5センチで、飲み口の厚さを2ミリ以下にして口当たりを軽くした。土とうわぐすりに加えた雄勝石の粉が焼けて変化し、表面の独特の乳白色を生み出した。

 約1300度の高温からゆっくり温度を下げることでできる雪の結晶のような文様も特徴で、杯一つ一つで違うという。仙台市青葉区の陶芸家岩井純さん(六華窯(りっかがま))が手掛けた。

 価格は税抜き2万円、300個限定で販売。若林区の同社本店のショールームや電子商取引(EC)サイトで取り扱う。今後は花巻市や福島県会津美里町の陶芸家と協力した商品も開発し、順次発売する。

 同社は東北を拠点とする唯一の陶磁器卸問屋。創立70年目の現在、業界を取り巻く環境は厳しい。全国の陶磁器製食器販売額は2002年に約7200億円だったが、12年には約3410億円と半減した。市場縮小に伴い百貨店や量販店など扱う店舗も減り、メーカーの直販による卸の中抜きも進んだ。

 生き残り策として考えたのが、製造から販売まで担う自社ブランドの設立。同社の売り上げのうち卸売りは将来的に2〜3割程度になると想定され、彩地器ブランドの商品販売が主力事業として期待される。

 金野智哉取締役は「後継者難など問題を抱える東北の伝統工芸に光を当て、国内外に技術を発信したい。各地の窯や職人の技術の継承も目指し、杯だけでなく漆器など他の食器の製造も検討したい」と話した。

3424荷主研究者:2019/03/31(日) 20:16:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190228_13025.html
2019年02月28日木曜日 河北新報
<さくら野仙台破産2年>ビルの法的紛争が全て終結、再開発協議本格化か

さくら野百貨店仙台店が入っていた建物。一等地の行方を多くの市民が注視している

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、同店跡地のビルのオーナーらの間で行われていた複数の調停や訴訟が全て終結したことが27日、関係者への取材で分かった。2017年2月27日の自己破産申請から2年がたち、ビル解体や再開発に向けた協議が本格化する見通しだ。

 関係者によると、一部オーナーが別のオーナーらに原状回復費用などについて仙台簡裁に申し立てた調停が今月26日、条件面で折り合い、成立した。

 他にも建物取り壊しの同意を求める調停や未払い賃料の支払いを求める訴訟などがあったが、いずれも終息している。法的紛争が解決したことでオーナーらは3月以降、解体の方法や再開発の方向性など具体的な協議に入るとみられ、エマルシェの破産手続きも同月下旬に終わる見込み。

 仙台店は八つのビルで構成され、6オーナーが所有する。このうち匿名組合が出資するさくら野DEPT仙台合同会社(東京)が最大のオーナーで、同店跡地のビルと土地の約8割を所有。他は仙台店の前身の百貨店時代からのオーナーらが分割している。

 仙台店の建物は、マンション管理にも適用される区分所有法の対象となっており、原則として建物全体の解体は全オーナーの同意が必要となる。建設関係者らによると、建物は解体に1年以上、同規模の建物を新築するとさらに2〜3年程度かかると見積もられる。

 さくら野DEPTは解体と一体的な再開発を主張している。一方、他のオーナーにはJR仙台駅前に位置する一等地の権利の確保や主体的な再開発を狙い、さくら野DEPTが主導する解体に反発する声があるという。再開発に高い関心を示す大手デベロッパーの動向も今後の焦点となる。

 商店街関係者は「水面下で見えない動きが続いている。商圏活性化のためにもできるだけ早く合意を形成し、再開発につなげてほしい」と望んでいる。

[さくら野百貨店仙台店]前身の丸光は1946年創業。2001年に親会社のマイカルが破綻し、02年に民事再生手続きを経て再建。運営社名を「さくら野百貨店」とした後、10年に「エマルシェ」に変更した。06年に売上高約200億円を誇ったが、近年は業績が悪化。建物賃料の未払いも恒常化し、負債額約32億円を抱え、17年2月に破綻した。跡地前の「青葉通」の路線価は62年連続で東北トップとなっている。

3425荷主研究者:2019/03/31(日) 20:17:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190228_11018.html
2019年02月28日木曜日 河北新報
<再生の針路>外郭南門の復元に着手/多賀城市 菊地健次郎市長

緊急避難・物流路として建設中の清水沢多賀城線

菊地健次郎市長

 宮城県内で9542人が亡くなり、1220人が行方不明になった東日本大震災から間もなく8年になる。国の復興・創生期間の終了まで残り2年。津波で被災した沿岸部の社会資本整備は仕上げの段階に入ったが、被災者のなりわいや生活の復興の進み具合は地域によって、ばらつきが大きい。沿岸自治体の首長に、復興の状況や課題などを聞いた。

◎震災8年 被災地の首長に聞く(6)

 -現在の復興の状況は。

<縦貫2市道整備>
 「事業は着々と進んでいる。2019年度当初予算の復興分は、17年度比で半減した18年度からさらに減り、同期比19.5%減の30億6580万円になった」

 「工業団地『さんみらい多賀城・復興団地』は立地協定を結んだ11事業者のうち8社が操業し、残る1区画も交渉中だ。団地内に設ける防災拠点の備蓄倉庫やイベントスペースも19年度末に完成する」

 -残る事業や課題は。
 「市域を南北に結ぶ二つの緊急避難・物流路の市道清水沢多賀城線(977メートル)と笠神八幡線(1520メートル)だ。総事業費は計131億円。進捗(しんちょく)率は昨年11月末現在で78%。20年度に完成する。清水沢多賀城線は、国道45号から東北歴史博物館や多賀城跡へのアクセスを飛躍的に向上させる」

 「下水道事業などで他自治体からの派遣職員に頼る状況が続く。西日本豪雨で被災した広島県呉市からの派遣は18年度途中で打ち切ったが、友好都市の天童市や福岡県太宰府市などから引き続き、8人を派遣してもらえそうだ」

 -復興のシンボル、多賀城外郭南門の復元事業が動きだす。

<創建1300年好機に>
 「国の補助を受けられる見通しが立ち、多賀城創建1300年に当たる24年までに完成させたい。地域活性化の好機であり、ガイダンス施設を充実して観光にも力を入れる。官民連携の事業推進体制を整え、多様なイベントも展開する。ただ、国の予算措置次第で先延ばしになる恐れがある」

 -復興関連事業の柱として市中心部に整備した市立図書館が入る多賀城駅北ビルA棟の利用が好調だ。
 「16年3月の開館以来、19年1月末で来館者は約430万人になった。各地から視察も多く『東北随一の文化交流拠点』として定着してきた。駅前から市役所脇を通り、近くにある市文化センターに至る歩道を整備中だ」

 -復興に向けた新たな展開は。
 「市内に四カ所ある災害公営住宅の家賃の減免措置を5年延長する。11月から段階的に値上げされるのに合わせ、市が独自に補助する」

 「市長室が入る市役所東庁舎は耐震不足のため、新たに北庁舎を建て、20年度完成を目指す。市民サービス向上ため郵便局併設も検討している」

 「復興のゴールが見えてきた今、副市長を交代させて若返りを図る。4月に就任予定の新しい副市長は現職より8歳年下になる」

3426荷主研究者:2019/03/31(日) 20:38:03

https://www.sankei.com/region/news/190302/rgn1903020029-n1.html
2019.3.2 07:03 産経新聞 地方宮城
東北の外国人宿泊者数、初の100万人超え アジアから直行便増が追い風

 東北地方の外国人延べ宿泊者数が昨年、100万人泊(1人2泊なら2人泊とカウント)を上回ったことが、東北運輸局がまとめた平成30年1〜11月の調査結果で分かった。東北での“100万人”超えは19年の統計開始以来初めて。全国で最も伸びが顕著な地域となっており、「航空機の直行便の増便などを背景に、アジアを中心とした外国人旅行客の注目が、東北にも集まってきている」(同局国際観光課)と話している。(高梨美穂子)

 ◇

 東北運輸局は観光庁「宿泊旅行統計調査」から、東北6県分の1〜11月の外国人延べ宿泊者数を集計(従業員数10人以上の施設が対象)。30年1〜11月の外国人延べ宿泊者数は112万1210人泊で、前年同期(89万3170人泊)と比べて26%増加。震災前の22年同期と比較しても136%増となっていた。

 前年同期比の伸び率を全国の地域別で比べると、(1)東北26%増(2)北信越18・1%増(3)中国16・9%増で、2割を超えたのは東北だけ。東北の中でも宮城県の伸びは35・9%と群を抜き、全国1位だった。

 理由について、同課は「立地的にも宮城に泊まって東北を周遊することが多い。昨年10月に台湾から仙台空港にLCC(格安航空会社)便が増えるなど、直行便があるアジア圏からの旅行客が増えた」という。

 30年1〜11月の国・地域別の外国人宿泊者数は多い順に(1)台湾47万610人泊(前年同期比27%増)(2)中国17万5990人泊(同21%増)(3)韓国7万5290人泊(同4%増)(4)香港6万4810人泊(同26%増)(5)タイ5万7670人泊(同39%増)。以下、米国、豪州、シンガポール、ベトナム、マレーシアと続く。おおむね、2桁台の伸びで推移していた。

 「全国の傾向からみて韓国、台湾、香港の旅行客の日本滞在期間は1週間かそれ未満。東北には直行便や北海道からの周遊が多い。欧米の旅行客は東京、成田、関西空港から入り、10日間ほどの滞在でも東北にいるのは2、3日程度が多いようだ」(同局)。

 昨年11月単月では福島県は前年同月比42%増の1万4600人泊と急増。SNSを駆使したタイ、台湾に向けたPRに県が力を入れており、同局は「タイでは多くのフォロワーがおり、それが影響したのでは」と話す。これらの国・地域からの紅葉観光が増加を後押しした。一方、青森県の11月は前年同月比11%減の2万5020人泊。昨年9月の北海道胆振東部地震の影響が残ったとみられる。

3427荷主研究者:2019/03/31(日) 20:39:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190302_11006.html
2019年03月02日土曜日 河北新報
<さくら野仙台跡地>仙台市、一部に地上権 再開発へ関与不可避

 2017年2月に閉店したさくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)跡地の一部に、仙台市が地上権を設定していることが1日、分かった。関係者によると、地上権は建物などに対する権利で、土地の所有権と同様の権限がある。ビルのオーナーらが建物解体や再開発に向けた協議を進める際、地上権者の市の関与は避けられない情勢だ。

 市が地上権を設定しているのは、市地下鉄仙台駅の出入り口付近に当たる跡地西側の一部。出入り口は17年6月下旬から閉鎖されている。土地には鉄筋コンクリート7階、地下2階の建物が立っている。

 市は1985年12月、地下鉄施設を所有する目的で地上権を設定した。権利の範囲は地上から地下にまで及び、地下鉄施設が存続する間は権利も続く。土地の所有権は、地上権設定当時の個人から別の個人へと移転した。

 市が地上権に関して設けた特約によると、建物を築造などする際には設計と工法について市の同意を得ることや、地下鉄の障害となる建物設置や掘削などをしないことが決められている。

 仙台店跡地を巡り、市はこれまで一定の距離を置いてきた。郡和子市長は17年12月の定例記者会見で「地権者間で調整するのが先だ。話し合いで支援を求められれば前面に出るが、それさえないところで、しゃしゃり出る場面ではない」と述べた。

 一方、地元の不動産関係者は「市は跡地に絡む地上権者であり、跡地の在り方を考える関係者であることは確かだ」と指摘。別の経済関係者は「仙台の顔と言える一等地を放置しておくことはオーナーだけでなく、多くの市民にとっても不利益だ」と訴える。

 今後、跡地の建物が解体される場合などの対応について、市交通局営業課の担当者は河北新報社の取材に「地下鉄施設に支障が出ないようにするため、工事関係者と設計や工法などを協議し、同意する手続きを踏んでいく」と答えた。

[地上権]民法で定められた借地権の一つ。他人の土地に建物などの工作物などを所有するため、その土地を使用する権利。地下などにも設定可能。土地の所有者が変わっても権利を主張でき、地主の承諾がなくても譲渡できる。

3428荷主研究者:2019/04/14(日) 19:44:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190303_11011.html
2019年03月03日日曜日 河北新報
魯迅の下宿跡地、仙台市が記念広場化 21年3月完成予定

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190303kahoku01.JPG
魯迅が下宿した「佐藤屋」跡地。市は南半分に建つ元地権者の木造住宅を解体し、記念広場を整備する=仙台市青葉区米ケ袋1丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190303kahoku02.JPG

 仙台市は、近代中国の文豪、魯迅(1881〜1936年)が留学時代に暮らした青葉区米ケ袋の下宿跡地を買い取り「魯迅記念広場(仮称)」として整備する。完成は2021年3月の予定で、足跡をたどる案内板などを設置し、魯迅ゆかりの地を後世に伝える。

 市公園課によると、広場を整備するのは東北大医学部の前身、旧仙台医学専門学校で学んだ時代の下宿「佐藤屋」跡地。敷地は423平方メートル。東北大片平キャンパス西側にあり、眼下に広瀬川を臨む。現在は元地権者が暮らした木造2階の建物が残る。

 魯迅が下宿した当時の建物は現存しないが、跡地はゆかりの地として名高く、魯迅を尊敬する仙台の中国人留学生、中国人観光客らが数多く訪れる。

 魯迅は1904年から1年半、旧仙台医学専門学校で学んだ。佐藤屋に下宿したのは数カ月だけだったものの、下宿を営んだ旧仙台藩士の佐藤喜東治氏から3代にわたり、魯迅の子孫との交流が受け継がれた。

 2004年、当時の藤井黎市長が市内であった魯迅留学100周年式典で、跡地を歴史遺産として活用する方針を表明。元地権者が15年に他界し、空き家となったため、市は17年3月に土地と建物を取得した。

 広場整備の基本計画は本年度内に策定する。5月ごろに建物を解体して更地にし、あずまや、ベンチ、魯迅の解説板などを設置する。20年度に工事に入り、21年度に利用を始める。

 東北大片平キャンパスには、魯迅が学んだ旧仙台医学専門学校の階段教室(六号教室)が残り、市博物館(青葉区)には魯迅之碑がある。市は記念広場の整備後、ゆかりの地を巡る観光ツアーなどを検討する。

 市公園課の担当者は「広瀬川や青葉山を一望できる立地。眺めの良い広場としても親しんでもらいたい」と期待する。

3429荷主研究者:2019/04/14(日) 19:59:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190307_12024.html
2019年03月07日木曜日 河北新報
仙台空港-JR仙台駅 直行バス16日から運行

 仙台バス(宮城県岩沼市)は16日、仙台空港とJR仙台駅間を直行するリムジンバスの運行を始める。仙台空港の旅客数増加を受け運行を決めた。東北運輸局が6日に路線開設を認可した。

 30人乗り車両を使い、1日7便を運行する。仙台空港発が4便、仙台駅発が3便で、所要時間はいずれも48分。仙台東部道路などを経由する。料金は仙台空港アクセス線に合わせて大人650円、小学生以下330円に設定した。

 仙台空港は路線の新規就航や増便で旅客数が増加している。同社は「アクセス線は沿線住民の利用も増え、混雑している。台風などで鉄道が運休した時の代替手段にもなる」と話した。

 運輸局によると、仙台空港と仙台駅間のリムジンバス運行は2009年1月以来。現在はタケヤ交通(宮城県川崎町)が仙台駅経由で仙台空港と秋保温泉、国営みちのく杜の湖畔公園を結ぶ路線を1日5往復運行している。

3430荷主研究者:2019/04/14(日) 20:16:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190308_12044.html
2019年03月08日金曜日 河北新報
仙台駅前オフィスビル、空き室率2%台 調査開始以来初の水準 2月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた2月の仙台市内のオフィスビル空き室率は、前月比0.06ポイント下がり、4.52%となった。統合や郊外からの移転に伴う成約があり、2カ月ぶりに低下した。

 調査5地点のうち4地点で改善した。仙台駅前は0.14ポイント低下の2.90%で、1992年の調査開始以来、初の2%台を記録した。放送関連企業の統合に伴う他地区からの移転や新規進出があった。一番町は小規模な成約があり、0.05ポイント低下の3.19%。

 県庁・市役所は外資系企業の郊外からの移転に伴う大型成約が影響し、0.27ポイント低下の6.88%だった。周辺オフィスは0.43ポイント低下の7.90%で調査開始以来、最低水準となった。

 仙台駅東は0.43ポイント上昇の7.97%。全地点の1桁台は20カ月連続。

 仙台支店の担当者は「県庁・市役所を除いて大きな動きはなかったが、広い空き室の少ない状況が続いている」と説明した。調査対象は延べ床面積が990平方メートル以上の349棟。

3431荷主研究者:2019/04/14(日) 20:30:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190309_13033.html
2019年03月09日土曜日 河北新報
さくら野仙台店運営会社 破産手続き27日終結へ

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、同社の破産手続きが今月27日に終結する見込みであることが8日、分かった。

 関係者によると、非公開の債権者集会が8日に仙台地裁であり、破産管財人が経過や見通しを示した。

 仙台店跡地のビルの原状回復費などを巡り、一部オーナーらとの間で進めていた調停が2月下旬、仙台簡裁で成立。他のオーナーとの折衝なども経て、弁済に充てられるべき財産や、破産手続きによらず随時弁済を受けられる債権が確定した。エマルシェの資産は約6億円、負債は約36億7000万円に上るという。

 破産申請当時、エマルシェの社長だった安藤俊氏は河北新報社の取材に応じ「仕入れ先やお客さまなど多くの方々にご迷惑をお掛けした。改めておわび申し上げる」と謝罪した。

 仙台店は八つのビルで構成され、6オーナーが所有する。他に建物取り壊しの同意を求める調停などもあったが、いずれも収束している。オーナーらは今後、ビルの解体方法や再開発の方向性など具体的な協議に入るとみられる。

 仙台店の関係者は「跡地はJR仙台駅前の一等地に位置する。できるだけ早く合意を形成し、再開発によってにぎわいをもたらしてほしい」と話す。

3432荷主研究者:2019/04/14(日) 20:44:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190310_11031.html
2019年03月10日日曜日 河北新報
<仙台・東部復興道路>工事最終盤、秋に全線開通 津波への多重防御完成へ

沿岸部を南北に貫く東部復興道路。秋の全線開通に向け、最終盤の工事が急ピッチで進む=仙台市若林区荒浜付近

 東日本大震災に伴う津波で甚大な被害を受けた仙台市の沿岸部で、宮城県道塩釜亘理線を6メートルかさ上げした「東部復興道路」の整備が最終盤を迎えている。全長10.2キロの盛り土工事は今月末で98%が完了し、秋に全線開通する。津波にのまれた仙台平野に新たな堤防が築かれ、海岸堤防との多重防御が完成する。

 市によると、まだ盛り土がされていないのは若林区の荒浜交差点付近と井土浦川付近の2カ所だけ。周辺道路と接続する取り付け道路、交差点14カ所の整備も進む。新年度はガードレールや信号機の設置を急ぐ。

 復興道路から西に延びる県道荒浜原町線など三つの避難道路は今月中に総延長7.0キロのうち5.9キロの整備が終わり、夏には完成する見通し。復興道路や避難道路などには「津波避難方向」を矢印で示した標識を33カ所に取り付ける。

 復興道路は2014年3月着工。当初は今月末の完成を目指したが、一部区間で地盤改良などが必要になり、全線開通は約半年遅れる見込みとなった。

3433荷主研究者:2019/04/14(日) 20:49:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190313_11028.html
2019年03月13日水曜日 河北新報
<みやぎ県北高速道>築館工区の1.7キロ 6月9日開通へ

 東北自動車道と三陸沿岸道を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」のうち、宮城県が栗原市の築館工区(約1.7キロ)を6月9日に開通させる方針を固めたことが12日、分かった。

 同工区は片側1車線で、国道4号築館バイパスと既設の築館東インターチェンジ(IC)を結ぶ。2013年5月に着工し、事業費は約69億円。開通式典後、午後3時から一般車両の通行が可能になる。

 市中心部の交通渋滞緩和が期待される。東北道と交差する栗原市築館に県が整備する栗原IC(仮称)が完成すれば、県北高速を通じた東北道への接続も可能となる。

 県北高速は東日本大震災からの復興支援道路に位置付けられている。県は20年度中の全線開通を目指し、残りの佐沼工区(登米市、約3.6キロ)で架橋工事などを進めている。

3434荷主研究者:2019/04/14(日) 21:48:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190320_12008.html
2019年03月20日水曜日 河北新報
JR仙台駅周辺でホテル計画加速 インバウンド増などへ受け皿拡大期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190320kahoku01.JPG

 JR仙台駅周辺でホテルの新設計画が相次いでいる。東北初進出のブランドや新業態のホテルもある。仙台市中心部は東日本大震災の復興需要が落ち着いた後、訪日外国人旅行者(インバウンド)やビジネス需要が増加。ホテル客室数が不足しており、受け皿の拡大が期待される。

 「ドーミーイン」を全国で運営する共立メンテナンス(東京)は、東北では初展開となる和風ビジネスホテル「御宿野乃」を広瀬通沿いに建設する。開業は2021年春を見込む。

 御宿野乃は旅館のような畳敷きの館内が特徴。市中心部では既にドーミーインを3棟運営しているが、同社は「インバウンドが地方に拡散している。ワンランク上の和風ホテルでニーズを取り込みたい」と説明する。

 東北に初進出するのは仙台駅東口に20年夏に開業する「ホテルグランバッハセレクト」。新設される複合ビルに入居し、全150室ほどになる予定。

 運営は「とんかつ新宿さぼてん」を展開するグリーンハウスフーズ(同)などのグループ会社。宿泊需要の拡大を背景に相次ぐ異業種からの参入組で、14年から自社ブランドのホテルを展開する。仙台が全国4カ所目となる。

 京阪ホールディングス(大阪市)傘下のホテル京阪(同)も東北初進出し、青葉通沿いに20年夏、約200室のホテルを開業する。「ダイワロイネットホテル」と「R&Bホテル」はそれぞれ市中心部に2棟目の建設を計画し、工事を始めた。

 仙台駅周辺では、平均稼働率が90%を超えるホテルも多い。仙台市誘客戦略推進課は「大規模な学会開催時などは客室が不足し、盛岡や福島のホテルを利用するケースも多い」と受け皿拡大を歓迎する。

 一方、計画中のホテルはいずれも宿泊特化型のビジネスホテルだ。大規模な国際会議やインバウンドの富裕層を呼び込むため、観光業界には会議や宴会機能を持つシティーホテルの進出を望む声が根強い。

 15年に仙台市で開かれた国連防災世界会議では各国の閣僚らが泊まるスイートルームが足りず、客室のランクを落としたり市中心部から離れた温泉旅館を使ったりしたという。

 東北観光推進機構の紺野純一専務理事推進本部長は「シティーホテルが増えれば街の魅力や機能は高まるが、事業者目線で考えれば進出は簡単ではない。インバウンドを増やし、進出しやすい状況をつくっていくことが重要だ」と語る。

3435荷主研究者:2019/04/14(日) 21:53:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190321_12009.html
2019年03月21日木曜日 河北新報
<仙台空港>旅客チャーター便に貨物搭載実験、国際貨物需要掘り起こし 震災で取扱量減の回復へ

タイへの旅客チャーター便に積み込まれる貨物

 東日本大震災で大きく落ち込んだ貨物取扱量を回復させようと、仙台空港で20日、タイ国際航空が運航する旅客チャーター便に貨物を載せる実験が行われた。宮城県の受託事業で、通常は貨物を搭載しない旅客便を活用して東北の国際航空貨物の潜在需要を実証し、新たな定期便就航にも結び付けたいという。

 荷主は東北の自動車メーカーと研磨機メーカーの2社。20日朝に到着した同航空の旅客チャーター便に自動車部品など約1トンが積み込まれ、約2時間後にタイに向け輸出された。

 空港を運営する仙台国際空港(名取市)が実証実験への協力を呼び掛け、日本通運が荷主2社から集荷。一つの大口貨物に仕立て、同じく協力企業の日本航空が積み込みを担った。

 実証実験は24日に発着する旅客チャーター便でも行われ、輸出だけでなく輸入も実施する計画。ゴールデンウイークなどの期間に離着陸する便でも実施を検討しており、貨物需要を把握して新規就航のセールス材料にする。

 仙台国際空港貨物営業グループの伊良波長治チーム長は「仙台からの貨物搭載にはまだ伸び代があると分かり、有意義だった」と強調。日通仙台航空支店の木村慎也次長も「これまで成田空港まで1日輸送して出していた。地元仙台から輸出できるのがメリット」と説明する。

 仙台国際空港によると、仙台空港の2011年度の国際貨物取扱量は159トンで、10年度に比べ1620トン減った。被災した影響で物流が成田空港にシフトしたためで、その後も回復していない。

3436荷主研究者:2019/04/14(日) 21:55:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190323_12043.html
2019年03月23日土曜日 河北新報
<仙台市バス>「直営継続は無理」外部監査人、民間譲渡提言

 仙台市包括外部監査人の瀬戸卓公認会計士は22日、市バス事業の経営改善計画などを調べた2018年度の監査結果を公表した。行政判断で維持する不採算路線以外は、民間に事業譲渡しても影響は限定的とみられ「もはや直営の継続は無理がある」と指摘した。

 市交通局は17年3月、全路線が赤字の市バスの経営改善計画(17〜21年度)を策定。利用促進により乗車効率の向上を図る一方、利用客の少ない路線は減便などで費用を抑制することを打ち出した。

 監査結果は、走行1キロ当たりの人件費が民間平均の1.7倍で、労働生産性が低いことが赤字の要因と分析。「乗車効率の改善が優先度の高い課題と言えるか」と疑問を投げ掛けた。

 減便による利便性の低下がさらなる利用者減少を招き「バス事業が負のスパイラルに陥る」と指摘。「民間に事業譲渡し、サービス水準を維持しながら経営改善を図ることが望ましい」と提言した。

 宮城交通などに運行委託する営業所、出張所が民営化した場合の収益も試算した。東仙台営業所(宮城野区)では3500万円の営業利益が見込まれ「民間譲渡は可能」と指摘した。

 瀬戸監査人は市役所で開いた記者会見で「市の経営改善計画にはさまざま課題がある。コスト構造にメスを入れ、民営化を含む抜本的な対策を検討すべきでないか」と強調した。

3437荷主研究者:2019/04/14(日) 21:56:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190323_12033.html
2019年03月23日土曜日 河北新報
関電不動産開発、仙台圏に攻勢 中心部にマンション郊外で一戸建て分譲へ

仙台市青葉区大町に建設する新ブランドのマンション完成予想図

 関西電力グループの関電不動産開発(大阪市)が仙台圏で事業を拡大している。東日本大震災後、不動産需要が旺盛な仙台市中心部でマンションの新ブランドを展開し、他デベロッパーと顧客獲得を争う。郊外では前身の時代から培ってきたまちづくりのノウハウを生かし、大型開発プロジェクトを進める。

 同社は1月、市地下鉄東西線の青葉通一番町駅近くの青葉区大町1丁目で新ブランド「シエリア」のマンション建設に着工した。鉄筋コンクリート23階、総戸数90戸。2021年3月完成を見込む。約30平方メートル〜約160平方メートルの全16タイプの住戸を用意し、多様な生活スタイルに対応する。

 IoT(モノのインターネット)技術を採用し、外出時に施錠や家族の帰宅が確認できるサービスを導入する計画。開放された空地を設けることで容積率の割り増しなどが認められる市の「総合設計制度」を活用し、青葉通に面した箇所に緑化を施す。

 これに先行してJR仙台駅東口の若林区新寺では20年1月、シエリアの12階建てマンションが完成する予定だ。

 不動産関係者によると市中心部では18〜21年に各デベロッパーが計約20棟、1800戸規模の新築マンション供給を計画する。

 関電不動産開発仙台住宅事業部の担当者は「大町のマンションはシエリアの旗艦物件。オフィスビル取得や商業施設開発など事業領域を広げ、街の魅力を高めたい」と話す。

 関電不動産開発は16年に関電不動産とMID都市開発(旧松下興産)が合併して誕生した。関西や首都圏を中心に事業を展開し、宮城県内でも1970年代以降、住宅団地の新富谷ガーデンシティ(富谷市)のまちづくりなどに参画した。

 現在、泉区の泉パークタウンで最後の開発区域「第6住区」の開発にも携わっている。22年春以降に一戸建て用地1965区画を分譲予定。三菱地所やパナソニックなどと共同で事業に取り組み、参加企業の先進技術やサービスを導入した社会課題解決型のまちづくりを目指す。

 関電不動産開発の勝田達規社長は「この街に住む方が、心から住んで良かったと思うようなまちづくりに貢献したい」と意気込む。

3438荷主研究者:2019/04/21(日) 22:45:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190325_11027.html
2019年03月25日月曜日 河北新報
<始動!若林署>(上)分割/繁忙署の負担軽減

当直勤務に当たる仙台南署員。無線や通報、相談電話が次々と入った=13日夜

 仙台市若林区荒井地区に4月1日、宮城県内で約30年ぶりの新設警察署「若林署」が誕生する。東日本大震災の津波浸水域を含む同区全域を受け持つ。多くの被災者が移り住む新しい街で、復興まちづくりの一環として治安をどう守るのか。役割と課題を探った。

 「若林区若林4丁目で追突事故。けが人あり」

 1日午後7時ごろ、110番を受理した県警通信指令室から仙台南署当直に無線連絡が入った。署員2人が小走りで事故捜査用のワゴン車に乗り込み、現場に向かった。

 約15分後、今度は太白区西の平1丁目で人身事故が発生したと連絡があった。2人は若林4丁目の事故処理を終えると一息つく間もなく、約6キロ離れた現場へ急いだ。

<秋田全県に匹敵>
 1日夕〜2日朝までの当直時間中に南署が受けた通報は34件。「怪しい車が止まっている」「外がうるさい」といった住民の声にも署員は現場に足を運んだ。丸1日が当直態勢となる土日祝日には、100件近い通報が寄せられることもある。

 刑事担当の男性巡査長(30)は「現場から現場へのはしごは日常茶飯事で、2時間寝られればいい方だ。完徹(完全徹夜)の日もある」とこぼした。

 南署は仙台市の若林、太白両区のほとんどを管轄してきた。東の太平洋岸から西の山形県境までと広範囲で、管内人口は約36万人と県内24署で最多だ。

 管内の昨年の刑法犯認知件数は2247件で秋田県全体(2460件)に匹敵する。5年前に比べて全県で3割減った一方、管内の減少率は1割未満にすぎず、相対的に繁忙度を増している。

 仙台市全5区への警察署設置は1989年の政令市移行から続く検討課題だ。90年の泉署開設で若林区が唯一の空白区になり、区民らが再三にわたって陳情。2005年に14年の開設がようやく決まったが、東日本大震災の被災署の再建が優先され、計画は5年遅れた。

 若林署の実現をライフワークとした同区選出の元県議千葉達さん(73)は「警察署は生活安全のインフラだ。地域密着で活動してほしい」と期待する。

<円滑な連携必要>
 170人態勢でスタートする同署は主に南署から人員を振り分けられたが、県内有数の規模だった南署の分割には懸念もある。

 大規模署は人員面での機動力を生かした捜査が可能だ。太白、若林両区で昨年10〜11月に6件連続発生したひったくり事件では他の事件も抱える刑事1、2課以外の警察官を総動員して聞き込みと張り込みを繰り返し、容疑者の早期逮捕につなげた。

 隣り合う両区を2署で分担すれば、それぞれきめ細かな活動ができる半面、広域的な事案では円滑な連携が求められる。若林署副署長に就く県警の及川謙太郎同署準備室長は「他署と助け合い、時には競い合いながら住民の安心、安全に貢献したい」と話す。

[メモ]若林署は県内25カ所目の警察署で、若林区荒井東1丁目に立地。鉄筋4階の庁舎は延べ床面積約4100平方メートル。鉄筋2階の車庫・倉庫棟も設ける。用地取得を含む総事業費は約30億円。仙台東署から卸町、仙台南署から若林区中央幹部、連坊、河原町、六郷、荒井の各交番を編入し、6交番体制をとる。

3439荷主研究者:2019/04/21(日) 22:45:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190326_13012.html
2019年03月26日火曜日 河北新報
<始動!若林署>(下)変貌/復興へ治安が鍵に

発展著しい荒井東地区に立つ若林署(中央左)。東側には地下鉄車両基地と仙台東部道路が並ぶ

 若林署は仙台市若林区荒井の大規模な土地区画整理事業地の東端に建つ。一帯には東日本大震災の被災者が再建した住宅が並び、新しいまちづくりが進む。仙台の復興の象徴とも言える地域だ。

<防災機能を強化>
 署から約100メートル南に荒井東市営住宅(11階)がそびえる。市内外の被災者だけでなく一般入居者も含め約300世帯が入る。

 昨年12月下旬、同住宅の一室で死後数カ月とみられる住人男性(60)の遺体が見つかった。男性は1人暮らしで近所付き合いはなかった。住民同士の見守りの限界を示した一件だった。

 住民らでつくる荒井東町内会の庄司宗吉会長(83)は「警察署が近くにあるのは心強い。住民は震災の傷を抱え、心のケアが必要だ。課題を共有し、協力してもらえればありがたい」と期待する。

 署の東側は震災の津波が押し寄せた仙台東部道路が南北に走る。津波浸水域に隣接する署として防災機能を強化させたのも特徴だ。

 敷地内の倉庫棟2階に自家発電機を置いたほか、太陽光発電パネルも設置し災害時に電源を確保する。断水時に使えるマンホールトイレや水、食料を備蓄して災害対応に当たる警察官をバックアップする。救命胴衣やゴムボートなどの資機材もそろえた。

<区西部に懸念も>
 約500メートル北の市地下鉄東西線荒井駅は、仙台の東の拠点として周辺開発が進む。マンションやショッピングモール、イベント施設が続々と建ち、観光客や買い物客など外部から大勢が集うのと比例して治安悪化への懸念も高まる。

 今月中旬まで仙台南署長を務めた県警の鈴木孝彦首席監察官は「人口増加に伴い交通事故や犯罪が増える可能性がある。地域と連携して、スピード感ある対応が必要だ」と指摘する。

 若林署は当初、住民らの要望で区の中央部を貫く国道4号沿いや区役所周辺への立地も検討された。その後、十分な用地を確保でき、地下鉄開業で人口が増えることなどが考慮され、現在地に決まった。

 区のほぼ東端への立地により、区西部の一部地域は仙台南署の管轄時に比べ警察署まで遠くなった。西部は古い住宅地が多く、空き巣や忍び込みなどの侵入盗が多発している。

 区の最西部に近い南材地区町内会連合会の菅井茂会長(74)は「車がない高齢者は地下鉄を乗り継がないと警察署に行けなくなる。近くの交番ですぐに相談できる体制を整えるなど機能を充実させてほしい」と望む。(報道部・古賀佑美、荘司結有)

[メモ]仙台市の町名別住民基本台帳によると、若林区荒井地区(荒井大字、荒井1〜8丁目、荒井東1、2丁目、荒井南)の人口は1月1日現在で5350世帯、1万2854人。東日本大震災前の10年4月の同地区(当時は荒井大字のみ)に比べ世帯数は2倍、人口は1.8倍に増えた。

3440荷主研究者:2019/04/21(日) 22:51:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190326_12042.html
2019年03月26日火曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(上)競争激化/地方間で新路線を争奪

台湾からの旅行者らでにぎわう仙台空港の国際線到着ロビー

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

<台北線が10倍に>
 東急時代に渋谷再開発などに携わった後、未経験の空港運営に挑んで3年近く。仙台国際空港の岩井卓也社長は今、うれしい誤算に期待を膨らませる。

 民営化前、わずか週2便の仙台-台北線が19年7月、週19便の運航になる。「まさか3年で約10倍に増えるとは思いもよらなかった」と驚きを隠さない。

 仙台空港民営化の2日前、国際線では初の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾が就航。17年9月には国内LCCピーチ・アビエーション(大阪市)が路線を開いた。

 仙台国際空港は、旅客数に連動した着陸料制度を導入し、航空会社の新規就航や増便のリスクを減らした。さらに若者や女性の利用が多いLCCの就航が、潜在需要を開拓した。座席の供給量が増えても搭乗率は高い状態が続き、相次ぐ増便を呼び込んだ。

 仙台空港の成功は、東北の他空港にも波及した。花巻空港では18年8月に台北線が就航。青森空港では19年7月、路線が開設される。その他の空港でも多くのチャーター便が運航された。台湾から東北を訪れた延べ宿泊者数は18年、約50万人となり、16年に比べて倍増した。

<大きい経済効果>
 文字通りの誤算もある。新たな国際線の就航地がまだ一カ所も開拓できていない。岩井社長は「民営化から3年後には中国への新路線が誕生するのではないかと考えていた」と明かす。

 訪日客の増加に伴い、地方空港の路線獲得競争も過熱している。仙台空港に続いて高松や神戸、鳥取なども民営化され、今後も多くの空港で予定されている。新規就航に向けた需要喚起などで航空各社にアピールする。

 ただ、民営、公営にかかわらず、地方空港の路線誘致では訪日客需要を取り込みたい自治体との協力も必要になる。

 ある航空会社によると、国際線1路線で年間億単位の経済効果が見込めるとされ、多くの自治体は多額の税金をつぎ込んででも誘致する価値を見いだしている。訪日客の宿泊費や交通費を補助金で負担するインセンティブを航空会社に与え、路線を呼び込んでいる。

<県との連携必要>
 宮城県も新年度、新路線を就航した航空会社に対し、1路線当たり最大3000万円を助成する事業を導入する。

 航空会社関係者は「国際線の誘致には発着枠の調整や国の認可取得など規制が多く、民間だけでは限界がある。仙台国際空港は宮城県などと連携を深めるべきだ」と指摘する。

3441荷主研究者:2019/04/21(日) 22:52:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190327_12005.html
2019年03月27日水曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(中)独り立ち/訓練重ね運用経験積む

真剣な表情で航空機トラブルの図上訓練に臨む空港運用部の担当者ら

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

 「エンジン停止の確認は速やかにできていたか」

 仙台空港で3月11日、航空機の滑走路逸脱を想定した図上訓練があった。国土交通省から仙台国際空港(名取市)に出向した職員が、対応を指摘した。

<ノウハウを学ぶ>
 仙台空港は2016年7月に民営化したが、滑走路の管理や事故発生時の対応など空港運用の専門性が高い業務は国から専門職員の出向を受け、仙台国際空港空港運用部の担当者がノウハウを学んできた。その期限の3年が迫り、7月以降は独り立ちしなければならない。

 トラブルが発生した場合は管制から一報が入り、状況によって現場での情報収集や関係機関への連絡、滑走路閉鎖の手続きなどが必要になる。運用ルールの把握はもちろん、迅速で的確な判断が担当者に求められる。

 民営化からたった1カ月余りの16年8月、大きなトラブルが起きた。航空大学校の小型プロペラ訓練機が胴体着陸。火災などは起きなかったが、滑走路を約3時間閉鎖した。

<トラブルに対応>
 当時、対応の中心になったのは出向職員で、同社の担当者はサポートに回った。空港運用部運用企画グループの野川達也統括グループ長は「経験値がなく、先の想定ができない中での判断の難しさを痛感した」と振り返る。

 同社の担当者に空港運用の経験者はほぼいない。運用ルールを覚えるだけでなく、ルールが作られた背景も調べることで過去の教訓を学んだ。最も重要な判断力、調整力に必要な経験は図上訓練などの疑似体験を積み重ねて養った。

 18年12月には、小型機が着陸時に滑走路を外れるトラブルが発生した。直前に同様の事故を想定した訓練をしていたこともあり、運用部の担当者が関係機関と連携して対応。約2時間半後に滑走路を再開した。

 「これで自立できる」。野川統括グループ長は確信を得た。

<「健全な恐怖感」>
 民営化後、運営会社の有責事故や重大事故は一件もない。空港運用の経験はなかったが、仙台国際空港に参画する東急電鉄や前田建設工業の出身者は、鉄道運行や建設作業の現場で安全を担う人材育成の重要さを身に染みて知っている。

 仙台国際空港の岩井卓也社長は「もうかる、もうからないは社会的使命を果たしてからできる話。安全への健全な恐怖感は、どの業界にも共通する感覚ではない。空港経営はわれわれにとって、親和性の高い分野への参入だった」と語る。

3442荷主研究者:2019/04/21(日) 22:52:37

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190328_12004.html
2019年03月28日木曜日 河北新報
<民営化の針路 仙台空港>(下)体制整備/人員拡充し攻めの経営

20億円をかけて整備したピア棟。減価償却費などが今後の負担となる

 仙台空港は2016年7月、全国の国管理空港で初めて民営化されて以降、旅客数の最多記録を更新するなど東北の空の拠点として存在感を高めている。東急電鉄など7社による運営会社「仙台国際空港」(名取市)が、民間ならではの事業展開で早くも結果を出した一方、前例のない地方空港ビジネスだけに誤算も少なくなかった。同社の現在地を振り返り、課題を探る。(報道部・保科暁史)

 仙台国際空港(名取市)に吸収合併された宮城県の第三セクター、仙台空港ビルの社員らは2016年7月、戦々恐々として民営化を迎えた。

<素早い意思決定>
 乗り込んでくる運営会社の株主企業は東急電鉄や豊田通商などの大手企業だ。「脱落者が出るのではないかと思った」と、空港ビル出身の馬場秀治人事総務グループ長は振り返る。

 三セクとは意思決定の早さが全く違った。空港ビル時代から要望があった携帯電話の充電設備などは、すぐに整備された。売り上げやコストに対する意識が違う。戸惑うケースも少なくなかった。

 仙台国際空港の従業員数は19年4月で160人を超え、民営化前に比べて倍増する。株主企業の出向者約30人と空港ビルなどの出身者約70人に加え、民営化後に中途採用した数が70人近くに上る。

 人員体制の急拡大は、仙台国際空港で深刻な人員不足が続いていたことの裏返しでもある。

 金子次郎取締役管理部長は「運営者を決める提案コンペの段階で必要人員を想定したが、実際に始めてみなければ分からないことが多かった」と語る。

<東北出身者7割>
 ほとんどの社員が未経験の業務に当たった。休暇は取りづらく、残業に追われた。岩井卓也社長は「日々の業務を回しながら体制を直していくのは本当に大変だった」と説明する。

 救いは、航空業界の人材流動性が高かったことだ。航空会社や空港運営会社などの経験者を次々と採用できた。そのうち7割を東北出身者が占める。東北の地方銀行を辞め、2月に入社した管理部の木村泰知さんは「交流人口の拡大で東北の経済を発展させるというミッションに共感した」と話す。

 社員のバックグラウンドが多様化する中で、三セク出身者たちが感じていた「民営化アレルギー」は薄まった。馬場グループ長は「岩井社長が最初、『皆さんが主役』と言ってくれた通り、われわれを重視してくれた。出身母体を意識しなくなった」と強調する。

<設備投資 負担も>
 企業としての足元が固まってきた一方、経営面では今後、厳しい局面を迎える。2期目の17年度に初の利益を計上。3期目の18年度も黒字は維持できそうだが、「設備投資で来期は非常に厳しくなる」(岩井社長)という。

 44年度の目標に掲げた年間旅客数550万人に対応できる旅客搭乗棟(ピア棟)を18年10月、20億円をかけて整備した。18年度の旅客数は358万人ほどの見込み。先行投資で建設費を抑えようという経営判断だが、年間で億単位になる減価償却費や管理費などがのし掛かる。

 ターミナルビルの大規模なリニューアルも計画する。岩井社長は「新規の設備投資を背負いながら利益を出していくということが次の挑戦だ」と意気込む。

3443荷主研究者:2019/04/21(日) 22:57:46

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/4346/
2019-03-26 みやぎ建設新聞 #物件(仙台圏)
108企画/仙台市二十人町に賃貸マンション新築/RC10階建て約1470㎡で45戸/大木建設の施工決まる

 108企画(仙台市宮城野区二十人町302の11 坂口栄司代表取締役)は、仙台市宮城野区二十人町に賃貸マンション「108レジデンス」(仮称)の新築を立案し、大木建設の施工を決めた。

 建設場所は仙台駅東第二土地区画整理事業内で、仙台市宮城野区二十人町305の1地内の敷地344平方㍍。仙台駅に徒歩圏内の至便なエリアだ。

 計画では、ここにRC造10階建て、延べ1468・68平方㍍、45戸の賃貸マンションを新築する。

 設計・監理はエムズ企画設計が担当。2020年3月上旬の完成を予定している。

3444荷主研究者:2019/04/21(日) 23:32:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190327_12006.html
2019年03月27日水曜日 河北新報
<ニトリ>東北初の都心型小型店、仙台ロフトに4月5日オープン 駅前需要取り込みへ

東北初のニトリエクスプレスが開業する仙台ロフト

 家具チェーン大手のニトリ(札幌市)は4月5日、東北初の都心型小型店舗「ニトリエクスプレス」を、JR仙台駅西口(仙台市青葉区)の仙台ロフト5階にオープンする。仙台駅周辺は大型商業施設の相次ぐ改装で人の流れがさらに活発化しており、同社は需要の取り込みを図る。

 ニトリエクスプレスは売り場面積約1200平方メートル。小型のインテリアや生活雑貨など、電車でも持ち帰り可能な商品を中心に約5500点を取り扱う。広い売り場が必要なソファやベッドなど大型家具は展示しないが、店内での注文には対応する。

 ニトリホールディングス広報部の担当者は「通勤客や若年層、主婦層をターゲットにしている。今後の東北での出店場所は乗降客の多いターミナル駅を中心に調査中」と説明する。

 仙台駅周辺では、仙台パルコ(仙台市)とエスパル仙台を運営する仙台ターミナルビル(同)が施設を改装して品ぞろえを強化。ニトリエクスプレス開業で、仙台ロフトは今年1月から進めてきた大規模改装を終える。

 仙台ロフトの前田誠一館長は「駅前の立地を生かしつつ、新店などを迎えて館全体の集客力アップ、魅力度アップを目指したい」と意気込む。

3445荷主研究者:2019/04/21(日) 23:56:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190401_13006.html
2019年04月01日月曜日 河北新報
<マーブルロードおおまち>アーケード パッと明るく 改修終了

明るくなったマーブルロードおおまち商店街。関係者がくす玉を割り、工事の完成を祝った=仙台市青葉区一番町3丁目

オブジェとして復活した昔話の人形。桃太郎やかぐや姫などが通行人を楽しませる

完成したマーブルロード商店街の一番町通り側ゲート=仙台市青葉区一番町3丁目

マーブルロード商店街の完成を祝ってオルガンの演奏をする仙台在住の音楽家・斎藤めぐむさん=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街のアーケード大規模改修工事が終わり、31日に記念式典があった。商店街はより明るくなったことに加え、出入り口の路面が滑りにくい素材に張り替えられるなど安全性も向上した。

 式典には関係者ら約20人が出席。おおまち商店街振興組合の相沢博彦理事が「改修工事で、安心で安全な商店街に近づけた。多くの皆さんが楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつ。くす玉が割られると通行人からも歓声が上がった。

 改修工事はアーケードの老朽化に伴うもので、一部に雨漏りがあったアクリル樹脂製の屋根をふき替え、鉄骨部分は明るい白色に塗り直した。雪や雨の日に滑りやすいと指摘があった入り口4カ所の路面を天然の御影石に張り替えた。

 商店街に点在するモニュメント柱(高さ約2.5メートル)の上に設置され、約15年前まで時報に合わせて動いていた6体のからくり人形(高さ約50センチ)はオブジェとして復活。買い物客の注目を集めていた。

 入り口ゲートは周囲の景観に合わせたデザインに変更し、夜間はLED照明で7色に輝くようになった。

 若林区の主婦小山千恵子さん(70)は「改修前より商店街が明るくなって気分がいい。アーケード街は仙台の顔なので、街のイメージアップにつながるのではないか」と話した。

3446荷主研究者:2019/04/21(日) 23:58:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190401_13020.html
2019年04月01日月曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>混雑激化 訪日客増で拍車 JRなど4両編成増検討

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム

 仙台空港アクセス線は東日本大震災後に乗客が増え続け、時間帯によって乗車できないほどの混雑になっている。沿線の宅地開発の進展に加え、仙台空港を利用する訪日外国人旅行者(インバウンド)の急増が拍車をかけた。共同運行する仙台空港鉄道(宮城県名取市)とJR東日本は輸送力の強化を模索するが、アクセス線特有の障壁もあり、混雑緩和は容易ではない。

<乗車諦める客も>
 3月25日朝、大きな荷物を抱えた観光客らが続々と仙台空港駅(名取市)の列車に乗り込んだ。2両編成の列車はぎゅうぎゅう詰めになり出発。途中の南仙台駅(仙台市太白区)では高齢女性が混雑に驚き、乗車を諦めた。

 仙台空港鉄道が運営する仙台空港、美田園、杜せきのした3駅の2017年度の1日当たりの乗降客は初めて1万人を超え、6年連続で過去最多を更新した。10年度に比べて約60%も増えた。

 震災後、被災地からの移転や復興需要も相まって沿線の宅地開発が進み、通勤通学客が増えた。仙台空港も16年7月の民営化以降、旅客数を拡大し、17年度は過去最高の約344万人を記録した。運営会社の仙台国際空港は、18年度は358万人程度を見込む。

 仙台空港鉄道によると、インバウンドのうち、バスで周遊する団体客以上に個人客が増えていることもアクセス線の利用率を高めたという。

 アクセス線開通で乗客が減り、廃止されていた空港と仙台駅を結ぶリムジンバスも10年ぶりに復活し、3月16日に運行が始まった。4月には杜せきのした駅に隣接するイオンモール名取(名取市)の増床も予定され、さらに乗客増加が見込まれる。

<特有のハードル>
 一方、3月のダイヤ改正では2両編成と4両編成を一部入れ替えただけで全体の輸送量は変わらなかった。

 JR東仙台支社は単線区間の仙台空港-名取間の制約や、仙台駅ホームの列車の混雑状況といった現状を踏まえ、増便ではなく4両編成を増やす「増結」を優先的に検討する。

 増結には車両の新造か、支社管内の車両運用を見直してアクセス線に使う車両をもっと確保するかの2通りがある。新造は2両だけで億単位の費用がかかり、完成に数年を費やす。投資判断は慎重にならざるを得ない。

 現実的なのは車両運用の見直しだが、アクセス線特有のハードルがある。最大6両をワンマン運行するアクセス線の車両には、ホームに設置したカメラから映像を受信し、運転士がドアの開閉や発車を判断するためのモニターが備わっている。他線の車両を走行させるにはモニターを加える改造工事が必要になる。

 仙台支社の担当者は「改造は1年以上かかるが、費用は新造より1桁低い。まずはアクセス線に使える車両を捻出できるか前向きに考える」と説明する。

 仙台空港鉄道の菅原久吉社長は「輸送力強化は早く実現したいが、財務状況が厳しい。費用の分担なども含めてJRや宮城県などと協議を進める」と話す。

[仙台空港アクセス線]2007年開業。仙台空港-仙台間(17.5キロ)を快速17分、普通25分で結ぶ。車両は仙台空港鉄道が3編成とJR東日本が4編成を保有し、現在は1日上下計86本を運行する。

3447荷主研究者:2019/04/28(日) 14:38:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190402_12006.html
2019年04月02日火曜日 河北新報
<大塚家具>仙台ショールーム閉店へ 東北唯一の店舗、経営悪化受け5月上旬に

大塚家具の仙台ショールームが入る複合ビル=仙台市青葉区花京院

 大塚家具(東京)が、東北で唯一展開する店舗「仙台ショールーム」(仙台市青葉区)を5月上旬に閉店する方針を固めたことが1日、同社への取材で分かった。経営悪化に伴う店舗整理の一環。空きスペースには業務提携する貸会議室・ホテル運営の「ティーケーピー」(TKP、東京)が入る見込み。

 インターネット通販の普及などに伴い、大塚家具の2018年の店舗売り上げは前年比12.9%減少した。18年は全国6店舗を閉店し、規模の適正化を進めている。

 仙台ショールームは09年、JR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」3〜8階に開店。18年4月に規模を縮小し、空いた7、8階にTKPの貸会議室「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」がオープンした。TKPは同店の稼働が好調であることから増床を検討している。

 大塚家具によると、仙台ショールームの売り場面積は7483平方メートルで、全国14店舗中7番目と中規模に当たる。従業員30人は別店舗で雇用を続ける。

3448荷主研究者:2019/04/28(日) 14:42:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_13025.html
2019年04月03日水曜日 河北新報
津波で被災の仙台・藤塚地区、集団移転跡地に食・農・温泉施設21年秋にもオープン

「アクアイグニス仙台」の完成イメージ。「居久根の駐車場」が囲む敷地内の中心部に畑やハウス、レストランなどを配置する

 東日本大震災で被災した仙台市若林区藤塚地区に、レストラン、農園、温泉などの複合施設「アクアイグニス仙台」を整備する計画を2日、建設業の深松組(仙台市)が発表した。市の防災集団移転跡地利活用事業に応募し、候補に選ばれた。牧歌的な空間で有名シェフ監修の料理やデザートが味わえる場所とし、国内外からの誘客を図る。

 同社によると、敷地面積3万4000平方メートル。農園レストラン、ベーカリー、地元食材が並ぶマルシェ、物販棟、温泉棟などを建設する。延べ床面積は計1万平方メートルに及ぶ。温泉棟は高さ16メートルの3階建てで、津波発生時は避難場所に使う。

 田んぼビオトープ、収穫体験ができる畑、イチゴやトマトのハウスも配置する。周囲は駐車場とし、屋敷林「居久根(いぐね)」に見立てて樹木で包む。2020年春に着工し、21年秋ごろのオープンを目指す。地元から200人程度を雇用する。

 カフェやレストランのメニューは、世界的に活躍するパティシエの辻口博啓氏、鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチャーノ」オーナーシェフ奥田政行氏、東京の人気店「賛否両論」店主笠原将弘氏が、地元食材を取り入れて考案する。3人はイベントとして開く料理教室にも参加する。

 「アクアイグニス」ブランドの施設は、同名の運営会社(東京)が三重県菰野(こもの)町で展開し、多くの行楽客を集めている。仙台市の施設は同社と深松組が共同運営する予定という。

 深松組の深松努社長は「すぐ近くに仙台空港があり、外国人観光客の利用が見込める。沿岸部の周遊観光の拠点にしたい」と話した。

3449荷主研究者:2019/04/28(日) 14:42:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190403_12050.html
2019年04月03日水曜日 河北新報
<イオンモール名取>19日に増床リニューアルオープン 杜せきのした駅と直結

杜せきのした駅とデッキで直結する増床棟

 イオンモール(千葉市)は19日、イオンモール名取(名取市)を増床リニューアルオープンする。2007年2月の開店以来、増床は初めて。隣接する既存棟も大規模改装し、増床着工前の16年度に年約950万人だった来館者を約1200万人に拡大する集客効果を見込む。

 増床棟は鉄骨3階、延べ床面積約2万5000平方メートル。1階はピロティ形式の駐車場となる。2階には吹き抜けの空間を配し、屋根付きのデッキで仙台空港アクセス線杜せきのした駅と直結する。2、3階には東北初出店の飲食店など計約50の専門店が入る。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190404_12005.html
2019年04月04日木曜日 河北新報
<イオンモール名取>総店舗240、東北最大級、19日に増床リニューアルオープン

杜せきのした駅とデッキで直結する増床棟

 イオンモール(千葉市)は19日、イオンモール名取(宮城県名取市)を増床リニューアルオープンする。2007年2月の開店以来、増床は初めて。隣接する既存棟の大規模改装も行い、増床着工前の16年度に年約950万人だった来館者を約1200万人に拡大する集客効果を見込む。

 増床棟は鉄骨3階、延べ床面積約2万5000平方メートル。1階はピロティ形式の駐車場となる。2階には吹き抜けの空間を配し、屋根付きのデッキで仙台空港アクセス線杜せきのした駅と直結する。2、3階には東北初出店の飲食店など計約50の専門店が入る。

 既存棟を含めた延べ床面積は約14万2000平方メートル、総店舗数は約240で、同社が東北6県で運営する14のショッピングモールの中で最大規模となる。

 既存棟には人気の食物販店を集めた「けやきマルシェ」を新設。名取市の子育て支援拠点施設や市図書館の返却ボックスなども備え、地域連携を深める。

 主なターゲットの30〜40代ファミリー層への訴求力を強めながらシニア世代の取り込みも進め、福島、山形両県にも一層の商圏拡大を図る。イオンモール名取の前森剛志ゼネラルマネージャーは「近隣だけでなく、車で1時間以上の場所からもお越しいただき、長い時間ショッピングを楽しめるような店づくりをしたい」と話す。

 イオンモールの三嶋章男常務営業本部長は「既存の有力店の増床が一番投資効率がよく、確実な集客につながる」と強調する。

 一方、東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)で計画する商業施設の開業時期については、「建設コストが高まっており、新規出店は時機を見ながら慎重に進める」と説明する。

3450荷主研究者:2019/04/28(日) 14:43:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190405_12034.html
2019年04月05日金曜日 河北新報
<仙台空港>18年度旅客は361万人 過去最多更新、営業損益2年連続黒字

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が4日発表した2018年度の同空港の旅客数(速報値)は前年比5.0%増の361万1938人となり、17年度に続き過去最多を記録した。国内線、国際線ともに新規路線の就航などが功を奏した。同社の18年度の営業損益は2年連続の黒字となる見通し。

 国内線の旅客数は330万1127人で前年比4.5%増えた。昨年4月、東北と山陰を結ぶ初の定期便として地域航空会社フジドリームエアラインズ(静岡)が運航を開始した出雲線や、既存路線の増便などが押し上げた。

 国際線は10.7%増の31万811人。訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に加え、前年に就航したピーチ・アビエーション(大阪)の台北線が通年運航したことなどが寄与した。

 19年度の目標旅客数は376万人に設定。営業損益も3年連続の黒字を見込む。仙台国際空港の担当者は「エアポートセールスを積極的に強化し、東北全体の交流人口拡大に取り組んでいく」と話した。

3451荷主研究者:2019/04/28(日) 14:43:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190405_13059.html
2019年04月05日金曜日 河北新報
東北初の都心型ニトリ 仙台ロフトにオープン 雑貨中心5500点

生活雑貨を中心に5500点以上の商品が並ぶ店内

 家具チェーン大手のニトリ(札幌市)の都心型小型店舗「ニトリエクスプレス仙台ロフト店」が5日、JR仙台駅西口(仙台市青葉区)の仙台ロフト5階にオープンした。都心型小型店舗の出店は東北で初めて。生活雑貨を中心にそろえ、通勤客らを取り込む。

 店舗面積は約1200平方メートル。仙台市郊外に3カ所ある大型店舗の5分の1程度の規模となる。食器や台所用品、収納グッズなど5500点以上を並べる。大型家具はデジタルカタログを使って注文できる。

 午前10時〜午後9時。22日までの記念セールは東北6県のニトリ31店舗でも開催する。

3452荷主研究者:2019/04/28(日) 14:44:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190406_12009.html
2019年04月06日土曜日 河北新報
仙台圏の新築マンション18年は1346戸 過去10年で最多、価格は高止まり

 2018年の仙台圏の新築マンションの供給戸数は前年比174戸増の1346戸と過去10年で最多だったことが、広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社の調査で分かった。平均価格はコンパクトな間取りが増えたため、前年比161万円減の4236万円。坪単価は依然として高水準で、集客数は鈍化している。

 仙台圏の供給状況は表の通り。市場をけん引する青葉区は中心市街地に14棟581戸と、5年ぶりに500戸を超えた。若林区は市地下鉄東西線沿線に3棟121戸、太白区はあすと長町エリアを中心に6棟375戸だった。

 少子高齢化の影響で、郊外から中心市街地へ転居する中高年層が増えた。1、2LDKの人気が高まったため、青葉区の平均価格は約800万円下がった。

 坪単価はほぼ横ばいの188万円。東日本大震災前の10年の1.5倍となる水準で高止まりしている。震災以降の資材費や人件費の高騰が原因とみられる。

 3、4LDKが主戦場となるファミリー層の買い控えが響き、18年12月末時点の期末成約率は前年比3.8ポイント減の78.1%だった。

 同社東日本カンパニー営業推進室の吉野敦室長は「建設費の高騰はすぐには解消されないため、坪単価は今後も高止まりする可能性が高い。開発業者や建設業者の企業努力に期待するしかない」と話した。

3453荷主研究者:2019/04/28(日) 21:20:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190410_12005.html
2019年04月10日水曜日 河北新報
<ヤフー>7月に仙台オフィスを開設 財務・経理の一部を移管

 インターネット検索大手のヤフー(東京)は9日、仙台市青葉区の市中心部に今年7月、仙台オフィスを開設すると発表した。本社の財務・経理業務の一部を移管し、初年度は従業員30〜40人体制を予定する。

 仙台オフィスの床面積は約380平方メートルで、民間のビルに入居するとみられる。地元採用の従業員と業務委託先のスタッフが詰める。今後、従業員を増やす方針で、UターンやJターン希望の社員を募る。

 同社は事業継続計画(BCP)や復興支援の観点から、積極的に複数拠点化を図っている。2012年には石巻市の石巻河北ビルに「石巻復興ベース」を開設。八戸市にも八戸センターがある。仙台オフィスの設置で全国15カ所目となる。

 管理部門の強化のため、同社はバックオフィスの開設を検討。先行他社へのヒアリングなどを行い、仙台への開設を決めたという。経営をサポートする質の高い管理部門構築を目指す。

 同社の本間浩輔、坂上亮介の両常務執行役員が12日、仙台市役所を訪問。郡和子市長に立地表明書を提出し、仙台を進出先とした理由や業務内容を説明する。

 郡市長は9日の定例記者会見で「市の経済成長戦略2023はICT(情報通信技術)による地域産業の高度化を重点プロジェクトに掲げる。ヤフーの進出決定は大きな弾みになり、うれしい」と期待を寄せた。

3454荷主研究者:2019/04/28(日) 21:29:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190411_13045.html
2019年04月11日木曜日 河北新報
学都仙台の交流拠点に 東北学院大五橋キャンパス、近隣住民に概要説明

東北学院大五橋キャンパスの完成予想図

 学校法人東北学院(仙台市青葉区)は10日、市環境影響評価(アセスメント)条例に基づき、旧仙台市立病院跡地(若林区)に整備する「五橋キャンパス」の概要を近隣住民に説明した。今年10月下旬にも解体工事を始め、2023年4月の供用開始を目指す。

 大学キャンパス整備準備室長を務める東北学院の原田善教常任理事は説明会で「学都仙台の連携交流の拠点として、新たなにぎわいを創出したい」と理解を求めた。

 新キャンパスは、中央の広場を囲み、ホール棟(地上4階)、講義棟(同7階)、高層棟(同16階)、工学部が入る研究棟(同8階)の4棟で構成する。延べ床面積は約6万4000平方メートル。

 ホール棟には大型パイプオルガンを備えた多目的ホール(1000席)、高層棟には地域との連携・共働の支援施設や図書館などが入る。市民向けの公開講座や学術セミナーを開くなど、開かれたキャンパスを目指す。

 五橋キャンパスは、愛宕上杉通を挟む既存の土樋キャンパス(青葉区)と一体化した都市型キャンパスとの位置付け。市地下鉄南北線五橋駅と高層棟を地下通路でつなぎ、学生らの移動がスムーズにできるようにする。

3455荷主研究者:2019/04/28(日) 21:33:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190412_12056.html
2019年04月12日金曜日 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率4.48% 2ヵ月連続で低下 駅東の大型成約影響 3月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた3月の仙台市内のオフィスビルの空き室率は、前月比0.04ポイント低下の4.48%だった。仙台駅東での大型成約があって2カ月連続で下がり、1992年の調査開始以来過去最低だった昨年12月の4.40%に次ぐ低さだった。

 調査5地点のうち、最も低い仙台駅前は2.90%と最低を更新した前月と変わらなかった。駅東はIT系企業の拡張移転と自社ビル建て替えに伴う移転で大型成約があり、0.57ポイント低下の7.40%だった。

 県庁・市役所周辺は他地区からの移転で中小規模の成約があり、0.23ポイント低下の6.65%と3カ月連続で改善している。

 一番町周辺はオフィス用品店の店舗縮小に伴う大型解約の影響が大きく、0.20ポイント上昇の3.39%。周辺オフィスは0.18ポイント上昇の8.08%だった。

 仙台支店の担当者は「広い空き室が少ない状況は依然として続いている。2020年以降に予定される大型ビルの供給までは、空き室率の大きな変動はないだろう」と説明する。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の349棟。

3456荷主研究者:2019/04/28(日) 21:34:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190412_12070.html
2019年04月12日金曜日 河北新報
東北最大級ゲストハウス 13日オープン 仙台

学生寮だった建物を改装したゲストハウス

 仙台市太白区門前町にゲストハウス「ホットイン仙台長町」が13日、オープンする。学生寮だった施設を改修し、ゲストハウスとしては東北最大級の24室に最大85人が宿泊できる。

 不動産業「いぶきエステート」(青葉区)の企画、運営。最大8人が泊まれる相部屋のドミトリーが10室、和室を含む個室が14室がある。女性専用の部屋やシャワールームも備える。

 1階の交流スペースに大きなソファや机を置き、共同キッチンを隣に設けた。今後は茶話会やヨガ教室を通じて地域住民と交流する機会をつくることも検討する。1泊2600円から。

3457荷主研究者:2019/04/28(日) 21:44:52
>>3453
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190413_11003.html
2019年04月13日土曜日 河北新報
<ヤフー>仙台進出を市役所で正式表明 従業員採用を開始

郡市長(中央)に立地表明書を提出した坂上常務執行役員(右)らヤフー幹部

 インターネット検索大手ヤフー(東京)の幹部が12日、仙台市役所を訪れ、7月に青葉区の市中心部に開設する「仙台オフィス」の立地表明書を郡和子市長に提出した。同社は新オフィスで働く契約社員20〜30人の採用を始めた。

 立地表明書などによると、仙台オフィスは民間ビルの1フロア380平方メートルに設置。本社の財務、経理業務の一部を移管し、7月1日にオープンする。契約社員20〜30人は採用後、正社員への登用を視野に入れる。業務委託先のスタッフも10人程度が働く。

 市は、市内に事務管理部門やコールセンターを新増設・移転する事業者に固定資産税相当額を助成する制度を設けており、同社も対象にする見通しだ。

 最高財務責任者(CFO)の坂上亮介常務執行役員は、2013年から河北新報社と復興支援イベント「ツール・ド・東北」を主催し、宮城県との縁が深まった経緯を説明。「仙台と東京は近く、新幹線で本社と行き来しやすい。東北大もあり、優秀な人材が豊富だ」と進出理由を語った。

 郡市長は「若い人材の東京流出に歯止めがかかると期待している。学生の人気が高い企業が、市内に働く場をつくる意味は大きい」と歓迎した。

3458荷主研究者:2019/04/28(日) 21:45:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190413_12002.html
2019年04月13日土曜日 河北新報
シェアオフィス+貸倉庫 仙台・丸山運送が複合施設開設

個人が利用できるデスクやソファなどを配したシェアオフィス

 シェアオフィスや貸倉庫、大会議室などを備えた複合型施設「STUDIO(スタジオ)080」が仙台市宮城野区苦竹にオープンした。運営は総合物流の丸山運送(宮城野区)。商品在庫などの保管が同じ建物内でできるシェアオフィスは珍しく、物流企業ならではのネットワークを生かし、起業家らをバックアップする。

 元印刷工場のビル(鉄骨3階、延べ床面積約4000平方メートル)を改装した。2階に1人用の固定デスク12席、月決めや時間貸しなどで利用できる共用デスク14席のワークスペース、200人収容の大会議室などがあり、1階に0.8〜5.1平方メートルの貸倉庫63区画を設けた。区画をつなげて使うこともできる。

 両階にある8〜29平方メートルのレンタルオフィス全6室は既に入居者が決まり、今後は増設を予定する。他に通常の不動産契約が必要な賃貸オフィスが3室ある。

 丸山運送は仙台港近くの本社が東日本大震災の津波で大きな被害を受け、内陸部のバックアップオフィスとしてビルを取得し、通信設備などを移管した。事業の多角化を図る中、空きスペースを活用して物流や企業同士のマッチングで新たに生まれるビジネスをサポートしようと、施設の開設を決めた。

 レンタルオフィスの入居者は、フラワーアーティストや自動車パーツの輸出入業者など幅広い。スタジオのコミュニティーマネジャー栃山剛さん(35)は「企業の成長過程でハードルになる物流や商品管理の問題も、オフィスと倉庫が近ければ解決しやすい。国内外の企業との接点を生かし、マッチングにも力を入れたい」と話す。

 利用料・管理費は固定デスクが月2万2000円、フリースペース会員が1万1000円。フリースペースは2時間500円、1日1500円で利用することもできる。貸倉庫は1980円から。連絡先は022(355)8108。

3459荷主研究者:2019/04/28(日) 21:46:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190414_13039.html
2019年04月14日日曜日 河北新報
<仙台医療センター>新施設が完成、災害対応強化 33診療科660床の体制に

完成した仙台医療センターの新施設

 仙台市宮城野区の宮城野原公園総合運動場の一角に隣接地から移転を進めていた国立病院機構仙台医療センターの新施設が完成し、13日、現地で記念式典があった。5月1日に開院して入院患者を受け入れ、7日に外来診療を開始する。

 新施設は地上11階、延べ床面積約6万2700平方メートルで、総工費は約290億円。33診療科660床の体制となる。

 県の基幹災害拠点病院として免震構造を備え、屋上ヘリポートを整備したほか、救命救急センターの機能を拡充。県が周辺に整備する予定の広域防災拠点と連携する。

 式典には行政、医療関係者ら約120人が出席。橋本省院長は「資材高騰などで整備に時間を要したが、無事に完成して喜びはひとしおだ。災害時の拠点として役割を果たし、患者に優しい病院を目指す」とあいさつした。

 開院日の5月1日は、現在の施設に入院中の患者200人前後が引っ越す。

3460荷主研究者:2019/04/28(日) 21:57:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190417_13013.html
2019年04月17日水曜日 河北新報
読書欲そそる2万冊 仙台・出版社荒蝦夷が古書店をオープン

「自然災害を読む」「仙台・宮城を読む」など、独特な分類の「古本あらえみし」の店内

 仙台市の出版社荒蝦夷(あらえみし)が15日、宮城野区榴岡4丁目に「古本あらえみし」を開店した。ライター、編集者である土方正志代表(56)の蔵書を中心に、希少本や話題書を含め約2万冊がぎっしりと並ぶ。

 店は2階建て民家の1階約16平方メートルに開設。土方さんが資料として買い集めた写真集や東北の文学・歴史・民俗、災害関連のほか、趣味のミステリーや幻想文学の単行本、文庫本、雑誌を個性豊かに取りそろえている。

 店作りや値付けは親しい古書店主の助言を受けた。店内商品の最高額は2012年に亡くなった写真家深瀬昌久さんの作品集「鴉(からす)」の30万円。1908(明治41)年発行の夏目漱石の短編集「草合」の初版本は3万円とした。地方出版社の新刊コーナーも設け、初回は那覇市のボーダーインクを取り上げた。

 開店時には5、6人が列を作った。太白区の自営業中村清史さん(46)は「怪談や東北の作家が気になる。しばらく本から遠ざかっていたが、読書欲がくすぐられた」と喜ぶ。外国文学と思想・哲学系の計13冊を購入した男性(37)は「新刊書店にない本や高くて買えない本も半額で手に入った」と声を弾ませた。

 土方さんは「目指すのは若い頃に通っていたような『昭和の古本屋』。本好きはいつの時代もいる。はやりのカフェはないが、しっかりと本を届けたい」と話す。

 当面の営業時間は正午〜午後8時で不定休。連絡先は022(298)8455。

3461荷主研究者:2019/04/28(日) 21:57:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190417_12026.html
2019年04月17日水曜日 河北新報
仙台-成田空港にディズニー経由の夜行バス 1日1往復運行

仙台―成田空港線の運行開始に合わせテープカットする関係者ら

 JRバス東北(仙台市)と成田空港交通(千葉県成田市)は16日、仙台-成田国際空港間を東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)経由で結ぶ夜行高速バスの運行を始めた。両社の共同運行は初めて。

 運行に先立ち同日午後、JR仙台駅東口バス乗り場で開業セレモニーがあった。JRバス東北の吉田豊社長は「インバウンド(訪日外国人旅行者)や宮城からの海外旅行者に多く利用してもらい、地域発展と国際交流に寄与したい」と強調。安価で乗り換えなくTDLに行ける点もアピールした。

 東北運輸局の及川三千男旅客第1課長は「利便性が向上し、インバウンドが東北の観光資源に目を向ける重要なツールになる」と期待を寄せた。

 新路線は1日1往復で、運賃は仙台-成田空港間が大人7700円(往復12340円)、仙台-TDL間が大人5000〜7400円。JRバス東北の青森、盛岡、秋田、山形、福島・郡山発着の既存路線も同日、ダイヤを改正しTDL乗り入れを始めた。

3462荷主研究者:2019/04/28(日) 22:07:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190419_13018.html
2019年04月19日金曜日 河北新報
伊達騒動と深い関わり 仙台・榴岡の文化財「釈迦堂」320年経て大修復

解体が始まった屋根の下をチェックする小山教授(右)ら

修復する釈迦堂。手前に三沢初子と綱村の母子像がある=2018年8月

 仙台藩4代藩主伊達綱村(1659〜1719年)が母三沢初子の冥福を祈って建立し、東日本大震災の影響などで劣化が進んだ仙台市宮城野区榴岡の市登録文化財・釈迦堂が全面修復されることになり、解体工事が始まった。約320年前の創建以来初めての大修復で、完成当初に近い姿に復元する。2021年の作業完了を目指す。

 釈迦堂は仙台藩を揺るがした寛文事件(伊達騒動)と関わりが深く、母子愛を象徴する歴史的建造物として知られる。高さ11.8メートル、幅・奥行きは7メートル。当初は現在のみやぎNPOプラザ(宮城野区榴ケ岡)付近にあったが、1973年、宮城県図書館の建設に伴って初子の菩提(ぼだい)寺である日蓮宗本山・孝勝寺の境内に移った。

 さらに本堂の建設などに伴って境内で移築を繰り返し、震災では壁などが破損して倒壊の恐れが生じた。元は瓦屋根で白木造りだったとされ、周囲に縁側が張り巡らされていたが、移築を繰り返すうち縁側は外され、屋根は銅板に替わるなど大幅に改変された。

 孝勝寺は昨年、綱村の300回忌に合わせて修復を計画。総工費約1億3000万円のうち、6000万円の寄付を募っている。寄付者には税の優遇措置を適用する指定寄付金制度を活用する。

 今月初旬、施工業者が小山祐司東北工業大教授(日本建築史)の指導を受けて屋根の銅板などを外す作業を始めた。約2カ月かけて解体し、仙台藩が残した建築物に関する記録などと照らし合わせて作業する。

 孝勝寺の谷川海雅(かいげ)貫首(80)は「親子愛や慈悲の心を象徴する文化財として後世に受け継ぎたい」と意気込む。寄付に関する連絡先は同寺022(256)5402。

[釈迦堂]1695年建立。伊達騒動に巻き込まれた綱村の命を守ろうと、母初子が懸命に祈りをささげたことに感謝して建てられ、母子愛を象徴する。初子が身に付けていたとされる約5センチの仏像が守り本尊。綱村が釈迦堂周辺に多数の桜を植え、榴岡公園は桜の名所となった。近くに初子の墓「政岡墓所」がある。

3463荷主研究者:2019/04/28(日) 22:10:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190419_12027.html
2019年04月19日金曜日 河北新報
<エスパル仙台>生鮮品充実「通勤客ぜひ」食品コーナー改装開店

生鮮品を充実させたエキチカキッチン

 仙台ターミナルビル(仙台市)は19日、仙台市青葉区のエスパル仙台本館地下1階の総菜や食品を扱う「エキチカキッチン」をリニューアルオープンする。改装は12年ぶり。生鮮食品を充実させ、通勤客らの需要に対応する。

 ◇

 仙台駅東西地下自由通路に面するエキチカキッチンは、以前から1割増の1370平方メートルに新規3、リニューアル12の計15店舗が加わり、既存店と合わせて計23店舗に改装した。

 通勤客らのニーズに合わせて生鮮食品コーナーを拡充。「いたがき」(仙台市)は別店舗だった野菜と果物の売り場を一体化させ、野菜の6割は宮城県産を取り扱う。

 総菜コーナーでは、東北初出店の中華料理店「GINZA過門香」が東京・銀座本店で一番人気のマーボー豆腐を販売。玄米専門店「寝かせ玄米DELIいろは」は無添加弁当を出す新業態を展開する。

 仙台ターミナルビルの松崎哲士郎社長は「駅周辺に建設が予定されているオフィスビルが稼働すれば、さらに通勤客を取り込める。地場産品も多いので、観光客にも利用してほしい」と話した。営業時間は午前10時〜午後9時。

3464荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12023.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<仙台空港アクセス線>乗降客最多370万人 国際便増で押し上げ

 仙台空港アクセス線の2018年度乗降客数(速報値)は370万9281人となり、過去最高を更新したことが19日、県のまとめで分かった。東日本大震災後の12年度から7年連続で最高値を更新した。

 乗降客数は前年度比で1.5%増えた。駅別では、仙台空港202万6288人(前年度比6.5%増)、美田園52万4364人(2.9%増)、杜せきのした115万8629人(6.7%減)だった。

 格安航空会社(LCC)による国際線の便数増などで仙台空港の18年度旅客数が過去最高となり、乗降客数を押し上げた。美田園駅周辺の宅地開発が進んだことも利用増につながった。

 杜せきのした駅は、近くの大型商業施設が増床工事のため一部閉鎖していたこと、駅と施設を結ぶ連絡通路が通行できなかったことで利用客数が減った。

 通勤通学や仙台空港の発着便が多い時間帯の混雑解消が課題。県空港臨空地域課の升谷成幸課長は「車両の増結などで利便性を高めるよう努め、利用者をさらに増やしたい」と話す。

3465荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12044.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<イオンモール名取>東北最大240店集結 リニューアルオープン

ファッションや雑貨の専門店が並び、初日から買い物客らでにぎわう増床棟

増床棟の吹き抜け部分で、関係者がテープカットしてオープンを祝った

 イオンモール(千葉市)が運営するイオンモール名取(名取市)が19日、増床リニューアルオープンした。延べ床面積約2万5000平方メートルの増床棟にアパレルや飲食店計46店が入り、規模は約14万2000平方メートル、約240店に拡大。同社の東北にある14のショッピングモールの中で最大規模を誇り、年1200万人の来館者を見込む。

 オープニングセレモニーは増床棟の象徴である吹き抜けの「杜のテラス」であり、イオンモールの吉田昭夫社長、山田司郎名取市長らがテープカットしてオープンを祝った。午前9時、開店を待っていた約2500人が店内に流れ込んだ。

 東北初出店となるのは、アパレル雑貨とカフェ「ベイフロー」、生活雑貨「ビーデザインホーム」など19店。市子育て支援拠点施設、尚絅学院大の地域連携交流プラザも開設された。店内の案内をモニターに表示するデジタルサイネージを36台設置し、災害時は緊急テレビ放送に切り替える。

 1歳の長女と訪れた岩沼市の会社員佐藤舞さん(33)は「子どもが遊べる場所や、私と夫が好きな服の店も新しくできた。家族で長い時間過ごせる」と話した。

 改装に伴い、駐車場は600台増えて4500台。営業は専門店午前9時〜午後9時、イオン午前9時(食品売り場は午前8時)〜午後10時、レストラン午前10時〜午後10時、シネマ午前9時〜午前0時。

3466荷主研究者:2019/04/28(日) 22:16:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_12043.html
2019年04月20日土曜日 河北新報
<イオンモール名取>増床、大規模改装「地域住民くつろげる場に」吉田昭夫社長

[よしだ・あきお]1983年ジャスコ(現イオン)入社。ジャスコ東北開発部長、イオンモール営業本部長などを経て2015年から現職。今年3月からはイオン副社長も務める。

 イオンモール名取が2007年の開業以来初めて、増床と大規模改装を実施した。イオンモールの吉田昭夫社長(58)に狙いと展望を聞いた。(聞き手は報道部・古賀佑美)

 -増床の目的は。

 「イオンモールは地域で最も支持される店を目指している。オンラインビジネスにはない、リアルな店の人との触れ合いを重視した。増床棟の杜のテラスは、リゾートホテルの雰囲気でお迎えし、くつろげるスペースにした。地域の待ち合わせ場所になる。モールの魅力につなげたい」

 -地域の特徴をどう店づくりに反映しているか。

 「名取市は子育て世代が多く、人口が増えている。市の子育て支援拠点施設を入れ、地域との関わりを持たせた。増床棟はじゅうたんを敷き、子どもが転んでも痛くないようにした。高齢者も足が疲れにくい。郵便局や図書館の返却ボックスもあり、地域のインフラとして活用してほしい」

 -20年にイオンモール利府(宮城県利府町)の新棟ができる。競合しないか。

 「地域に合わせてコンテンツを変えるので影響はないとみる。利府は既存店と足すと、名取より規模が大きくなる可能性がある。ファミリー、高齢者など客層によってゾーニングし、どんな世代も楽しめる施設にする」

 -東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)でも開発を予定している。

 「アパレルばかりではなく、スポーツ施設やカルチャー関連など、生活に潤いを与えるコンテンツを考えている。物販も食も、良質なものをバリエーションを増やして提供したい」

3467荷主研究者:2019/04/30(火) 15:12:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190424_12048.html
2019年04月24日水曜日 河北新報
真空部品製造のミラプロ 仙台工場開設へ 放射光関連受注も目指す

郡市長に仙台工場開設の立地表明書を提出した津金社長(左)

 真空関連部品・機器製造のミラプロ(山梨県北杜市)は23日、2020年4月に仙台市泉区に仙台工場を開設すると発表した。東京エレクトロンが生産する半導体製造装置向けの部品の生産拠点とする。当初は正社員約30人を雇用する予定で、操業から3年目には80人以上に増やす計画だ。

 津金洋之社長が仙台市役所を訪れ、郡和子市長に立地表明書を提出した。

 同社によると、東京エレクトロンが15年まで「仙台テクノロジーセンター」として使用した泉区大沢の土地と建物を18年12月に取得した。土地は約2万1500平方メートル、建物は2階建てで延べ床面積約1万平方メートル。10億円弱をかけて改修工事を行い、東京エレクトロンに供給する真空部品などの生産を始める。

 ミラプロは、岐阜県飛騨市にある重力波観測装置「KAGRA(かぐら)」に真空技術を提供した実績があり、仙台市内への建設が決まった次世代放射光施設の真空部品の受注も目指す。仙台工場を拠点に、医療機器メーカーに供給する部品の製造も視野に入れる。

 津金社長は「仙台は住みやすく、拠点開設は長年の夢だった。東京エレクトロンに近く、雪も少なく、物流に支障がない」と進出を決めた理由を説明した。郡市長は「有能な若い人材の地元定着に向け、大きな意味がある」と歓迎した。

3468荷主研究者:2019/04/30(火) 15:17:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_13001.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
<仙台・勾当台>東北の「食」発信拠点に 市が運営事業者決定、8月カフェレストラン開設

8月上旬にオープンするカフェレストランの完成イメージ

 仙台市は東北の魅力発信拠点として、青葉区の勾当台公園に常設する施設の運営事業者を決定した。市内のレストラン運営会社など2社の共同企業体で、3月末まで園芸相談所があったグリーンハウス勾当台を改修。東北の食材を使ったカフェレストランを8月上旬にオープンさせる。

 運営事業者はレストラン運営ハミング・バード(仙台市)、イベント企画ユーメディア(同)の共同企業体。市は3月に公募を始め、5事業者の提案内容を審査して共同企業体を選び、今月22日に協定を結んだ。

 市は選定理由に関し「多彩な料理のメニュー開発、東北中のワイナリーを集めたイベントの運営といった実績がある」と説明する。

 計画によると、5月中旬から改修工事に入り、面積約115平方メートルの建物内に調理室、飲食スペースを整備。建物と定禅寺通をつなぐ空間はオープンテラスとし、市民広場などで行われるイベントを楽しみながら飲食できるようにする。

 市は1250万円を上限に工事費の一部を負担するほか、イベント実施にも800万円を助成。東北の魅力を学生が発掘するプログラム、有名シェフによる東北の食材を使ったメニュー開発などが検討されている。共同企業体は2025年3月まで運営する。

 東北の魅力発信拠点は、今年1月までグリーンハウス向かいにあった「ライブラリーパーク」の後継施設で、市は東北の食のアンテナショップと位置付ける。

3469荷主研究者:2019/04/30(火) 15:18:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_12072.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
「かわまちてらす閖上」名取にグランドオープン

名取川の堤防沿いに建てられた商業施設「かわまちてらす閖上」=25日午後、宮城県名取市閖上

 東日本大震災の津波被害を受けた宮城県名取市閖上地区で、商業施設「かわまちてらす閖上」が25日、グランドオープンした。市内外の23事業者が飲食や物販・水産加工品販売など27店舗を出店する計画で、当初は23店舗でスタートした。復興が進む閖上地区でにぎわいづくりの拠点を目指す。

 敷地面積約4500平方メートルで、木造平屋の施設3棟などが連なる。初日は各店が野菜や水産加工品を格安で販売したり、笹かまぼこなどを振る舞ったりして、大勢の来客でにぎわった。

 年中無休。5月6日までゆりあげ港朝市駐車場からシャトルバスを随時運行する。

3470荷主研究者:2019/04/30(火) 15:18:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190425_12073.html
2019年04月25日木曜日 河北新報
買い物と交流の場に 複合商業施設「ブランチ仙台」フルオープン

買い物客が休憩できる中央広場を設けたブランチ仙台

 大和ハウスグループの大和リース(大阪市)は25日、仙台市泉区長命ケ丘2丁目に複合商業施設「ブランチ仙台」の西側施設を開業した。先行開業した東側施設と合わせてフルオープンとなる。

 西側施設は鉄骨2階で、延べ床面積は1万6130平方メートル。しゃぶしゃぶ食べ放題店、カフェ併設型の書店、フィットネスクラブなど20店が連なる。地域活動を支援する交流スペース「まちスポ」も入った。

 みやぎ生協(仙台市)など5店が入る東側施設には5月、託児所機能付きオフィス「ママスクエア」が東北で初めて出店する。

3471荷主研究者:2019/04/30(火) 15:41:09
さくら野百貨店跡地を再開発して高速バスターミナルを整備すれば良いのではないかねぇ。容積率上乗せ等の規制緩和で投資を誘導する必要はありそうだけど。

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23498
2019/4/25 日刊建設新聞 宮城版
交通ターミナルを検討 仙台都市圏の課題解消へ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するように、ターミナル施設の整備を検討する。高速バスの発着場所が点在し、乗り継ぎが不便といった課題を解消するため、高速バスを中心とした新たな交通結節点のあり方を探る。まずは交通結節点の規模や候補地を抽出するため、簡易公募型プロポーザルで調査業務を委託する。24日にプロポの手続きを公告しており、5月9日まで参加申請を募る。

 同事務所は2月3日に、県や仙台市、東北経済連合会、県バス協会、JR東日本とともに「仙台都市圏の将来を考えるシンポジウム」を開催。その中の意見交換で、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能について、多くのパネリストから提案が寄せられた。

 パネリストの一人である村井嘉浩知事は「高速道路をはじめとする交通インフラ整備の進展や国際観光交流の活性化などにより、東北地方のゲートウェイとして物流・交流拠点間の連携強化や交通結節機能の強化が求められている」と指摘していた。

 こうした提案を踏まえ、交通結節点としての仙台駅の機能を高め、鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の整備を検討することにした。

 ターミナル施設の候補地に関しては、仙台の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路として整備が計画されている「仙台東道路」のルートも考慮しながら、仙台駅周辺のインターチェンジなども含めて選定作業が進められることになりそうだ。

 候補地や施設規模の検討に向け、最初に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」をプロポで委託する。業務内容は、交通結節点の規模と候補地、整備手法の検討や、交通結節点機能強化検討会準備会(案)の運営補助、同検討会(案)で実施すべき内容の考察など。業務の履行期間は2020年2月14日まで。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。

 プロポの技術提案書は5月30日まで受け付ける。技術提案を求める評価テーマは、仙台駅周辺の▽交通結節点において導入すべき機能を検討する際の着眼点②交通結節点整備における候補地選定と整備規模を検討する際の着眼点――となっている。

3472荷主研究者:2019/05/26(日) 10:42:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190505_12041.html
2019年05月05日日曜日 河北新報
<仙台塩釜港>貨物量過去最多の4866万トン 18年、自動車など押し上げ

 宮城県は、仙台塩釜港の2018年の貨物取扱量(速報値)をまとめた。前年比4%増の4866万トンで、2年ぶりに過去最高を更新した。復興需要などを受け、仙台、石巻、塩釜の全3港区でそれぞれ取扱量を伸ばした。

 全体の約9割を占める仙台港区は3%増の4228万トンだった。完成自動車は2%増の999万トン、原油は5%増の634万トンで、工場や製油所の堅調な生産が支えた。

 石巻港区は15%増の395万トン。2018年3月に石巻市雲雀野地区で石炭バイオマス混焼発電所が稼働した影響で、木材チップが43%、石炭が28%の増加となった。

 塩釜港区は岩手県の被災地向けに出荷する砂利と砂の取扱量が前年比4倍の14万トンに増え、全体では7%増の244万トンとなった。

 県港湾課の担当者は「経済の伸びや復興需要で取り扱い量が伸びている」と分析。23年度には仙台港区の高砂コンテナターミナルの拡張工事が完了する見通しで、県は荷主への売り込みを強化している。

3473荷主研究者:2019/05/26(日) 10:43:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190505_13043.html
2019年05月05日日曜日 河北新報
<仙台・定禅寺通>自転車乗ったまま渡らないで!晩翠通との交差点スクランブル化で県警が注意

スクランブル化した定禅寺通と晩翠通の交差点

 仙台市青葉区の定禅寺通と晩翠通の交差点は本年度、歩行者信号が青の時に斜め方向へも横断できるスクランブル交差点に切り替わった。「便利になった」との声がある一方、交差点内で走行が禁止されている自転車の進入が相次ぎ、宮城県警が注意を呼び掛けている。

 ◇

 県警交通規制課によると、スクランブル交差点の横断歩道は歩行者専用で、自転車の走行は道路交通法で禁止されている。自転車は車両用信号に従うか、降りて手押しして横断歩道を渡る必要がある。

 スクランブル交差点を導入してからの約1カ月間、多くの歩行者が歩いている交差点内で、斜め方向に走行する自転車が、歩行者と接触しそうになるケースが目立つという。

 同課の庄司順次長は「スクランブル交差点での自転車の走行禁止というルールが浸透していない。自転車利用者はルールをよく理解し、安全に走行してほしい」と話す。

 県警によると、定禅寺通と晩翠通の交差点は2011年3月、歩行者信号が青の間は車の信号を全て赤にする「歩車分離式信号」になった。導入後、歩行者は斜め方向に横断できないルールが浸透しなかった経緯もあり、スクランブル交差点に切り替えたという。

3474荷主研究者:2019/05/26(日) 10:48:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190510_13044.html
2019年05月10日金曜日 河北新報
津波で全壊したサイクルスポーツセンター 来秋開業へ工事本格化 名取・閖上

くわ入れで工事の安全を祈願する山田市長

 東日本大震災の津波で全壊した宮城県名取市サイクルスポーツセンター管理棟の建設工事が本格的に始まるのを前に、閖上地区の現地で9日、安全祈願祭があった。完成は2020年7月の予定で、センターの開業は20年秋を見込んでいる。

 市幹部や工事関係者ら約30人が出席。神事の後、山田司郎市長らがくわ入れをして工事の安全を祈った。山田市長はあいさつで「閖上地区に新たなにぎわいを生み出し、観光面での復興のシンボルになる」と期待感を示した。

 新たな管理棟は鉄筋コンクリート造6階で、延べ床面積は約3100平方メートル。掘削に成功した天然温泉の浴場を備え、震災前より40人多い最大100人の宿泊を受け入れる。自転車120台程度を保管できる車庫棟も建てる。

 サイクルスポーツセンターは1975年4月に開業。東北で唯一のサイクリング専用施設として親しまれ、最盛期の82年度には約5万4500人が利用したが、津波で施設が全壊した。

 復旧後は震災前と同規模となる1周約4キロのサイクリングロードのほか、スケートボード場やバスケットボール練習場、子ども向け遊具なども整備する。敷地面積は約3万6000平方メートルで、総事業費は約20億円。温泉掘削費用の一部はインターネットのクラウドファンディングで賄った。

3475荷主研究者:2019/05/26(日) 10:48:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190510_12051.html
2019年05月10日金曜日 河北新報
オフィスビル空き室率 仙台駅前、最低更新 4月

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた4月の仙台市内のオフィスビルの空き室率は、前月比0.01ポイント低下の4.47%と3カ月連続で下がった。仙台駅前は0.09ポイント下げて2.81%となり、1992年の調査開始以来の最低を更新した。

 全5地区で大きな成約、解約の動きはなかった。一番町周辺はビル内での増床や他地区からの移転拡張があり、0.13ポイント低下の3.26%。自社ビルへの移転集約があった影響で、県庁・市役所は0.23ポイント上昇し6.88%。駅東は7.55%、周辺オフィスは8.23%でともに0.15ポイント上昇した。

 仙台支店の担当者は「賃料は上がり続けているものの、需要は依然高い。空き室率は当面、低水準で推移するだろう」と話す。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3476荷主研究者:2019/05/26(日) 11:04:47

http://logistics.jp/media/2019/05/14/3147
2019/05/14 物流ニッポン新聞
幸信商運、東北営業所を本格稼働 海上輸送需要の受け皿に
t.kokudo

 幸信商運(縄谷幸克社長、東京都中央区)は7日、東北営業所(仙台市宮城野区)を本格稼働させた。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた仙台市蒲生北部地区の第1号復興プロジェクトで、ドライバー不足を背景に加速する海上輸送ニーズの受け皿を担う。

 1万1700平方メートルの土地を取得し、2階建ての事務所棟(200平方メートル)と平屋建て倉庫(990平方メートル)を設置。関東と関西から海上輸送された水道管など重量物のピッキングと手直しを行い、協力会社がトラック10〜15台を駆使して東北エリアに納入する。

 仙台港を挟んで対岸に位置する旧営業所が手狭になったことから、野積み用スペース・シャシーヤードを2倍、事務所スペースは4倍、倉庫面積も1.5倍に拡張するとともに、倉庫はテントハウスを鉄骨造りにして新設移転した。投資額は土地と建物を合わせて6億5千万円程度。

 更に、ドライバーと作業員の休憩施設を新たに設置するほか、既に2期の構想にも着手している。将来的には東北一円から貨物を集荷し、仙台港から国内外に海上輸送で供給するサービスも視野に入れている。

 同社は時代の変化を先取りし、拠点の新増設に注力している。昨年は4月に鹿島営業所(茨城県神栖市)を新設移転させたのに続き、9月には千葉営業所(千葉県八街市)を開設。今後も鹿島営業所の2期を年内に竣工させるのに加え、九州への進出もにらむ。

 また、北海道苫小牧市のあけぼの地区に保有する土地の有効活用もテーマに掲げる。国内の基盤整備が完了した段階で、東南アジアへの展開も検討していく意向だ。

 宮越勉常務は「昨年10月に仙台市から土地を購入して今年2月に着工した。旧営業所はオープン翌日に東日本大震災に見舞われ、建物もトラックもフォークリフトも流された。あの時は被災から1カ月後の4月14日にシャシーのヤードを整備し、今回と同様に一番最初に業務を再開した」と振り返る。

 また、「震災から8年が経過した今、こうして新たな船出を迎えたのは非常に感慨深いものがある。地元の運送事業者と連携し、東北経済の活性化に貢献していきたい」と話している。(沢田顕嗣)

【写真=野積み用スペース・シャシーヤードを2倍にするなど拡張】

3477荷主研究者:2019/05/26(日) 11:05:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190514_12037.html
2019年05月14日火曜日 河北新報
<仙台空港>リニューアルで出発階グッと便利に 21年度完成予定 物販、飲食店充実 搭乗もスムーズに

東北6県の名産品を販売するショップなどが並ぶ仙台空港ターミナルビル2階

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は、国内・国際線の出発ロビーなどがあるターミナルビル2階の大規模リニューアルを計画している。物販、飲食店の充実を図るとともに、旅客がよりスムーズに搭乗できるよう動線を見直す方針で、2021年度の完成を目指す。

 改修するのは、2階の出発ロビーや保安検査後の搭乗待合室など。各航空会社のチェックインカウンターから保安検査場を経て搭乗待合室に至る動線も、各社と協議して設計に着手する。

 出発階は到着ロビーと比べて旅客の滞留時間が長く、店舗を中心としたリニューアルで利用者の満足度を高める狙いがある。搭乗待合室で買い物が楽しめるようにすることも検討する。

 18年度の旅客数は過去最高の361万人。着陸料など航空系収入だけでなく、直営小売店やテナントの増加で非航空系も増収となった。旅客搭乗棟(ピア棟)増築に伴う経費、減価償却費の増加はあったが、経常利益6400万円、当期純利益1億3500万円と2年連続の黒字決算だった。

 19年度の目標旅客数は376万人。岩井卓也社長は「民営化から3年で国際線旅客数はほぼ倍の31万人になり、国内線も伸びている。東南アジアの中距離路線の獲得など新規就航、増便を図りたい」と話す。

◎10連休旅客数、前年比24.5%増

 仙台国際空港は大型連休期間(4月27日〜5月6日)の旅客数(速報値)をまとめた。前例のない10連休とあって、国内線と国際線を合わせた旅客数は13万2609人と前年より24.5%増えた。

 国内線は21.9%増の11万9222人、国際線は54.3%増え1万3387人。

 国際線はチャーター便が16便運航されたほか、定期便も台北線の増便で座席数が増え、旅客数の大幅増につながった。

 仙台国際空港の担当者は「10連休で旅の予定を組みやすく、利用増につながった」と話した。

3478荷主研究者:2019/05/26(日) 11:10:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190515_12051.html
2019年05月15日水曜日 河北新報
<仙台駅西口>活性化へ市関与を まちづくり協・商議所意見書提出へ

 仙台市青葉区の青葉通に立地する企業や町内会でつくる「青葉通まちづくり協議会」と仙台商工会議所は、同区の仙台駅西口エリアのまちづくりについて、市に積極的な関与を求める意見書をまとめた。近く提出する方針。

 駅西口エリアはさくら野百貨店仙台店が2017年2月に閉店したほか、青葉通を挟んで向かい側の商業ビル「GSビル」が解体工事中で、空洞化が著しい。東北の玄関口でもある同エリアのにぎわいを創り出すため、両団体は市に開発事業者への指導など積極的な関与を促すことにした。

 意見書は、ケヤキ並木と調和する景観の形成や、買い物客らが歩いて回遊しやすい空間づくりを求める。また、規制緩和や特区制度活用の働き掛け、事業者との情報交換の場の設定も盛り込む。

 商議所は「青葉通沿いには築50年を迎えるビルも林立しており、市には長期的なまちづくりを視野に入れた方策を立ててほしい」と話している。

3479荷主研究者:2019/05/26(日) 11:14:30

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/4522/
2019-05-16# みやぎ建設新聞 物件(仙台圏)
東北整備局仙台河川/仙台東道路の計画検討/パシフィックコンを特定/延長約9㎞の自動車専用道路新設

 東北整備局仙台河川国道事務所は、仙台東道路の事業性を検討する「仙台都市圏幹線道路整備計画検討業務」の委託先選定を、簡易公募型プロポーザル方式によりパシフィックコンサルタンツを特定した。

 技術評価点は192・8点。技術提案者は特定者のみ。

 仙台東道路は、仙台市中心部と仙台東部地区を結ぶ自動車専用道路として新設を計画している路線。仙台市街地の東側には、仙台塩釜港や仙台空港、中央卸売市場といった拠点施設が集中しており、近年は三陸沿岸道路や常磐自動車道の整備によって交通量も増え、目的が異なる交通が混在している。このため円滑な交通確保、ネットワーク機能の強化、交流人口の増加等による、東北全域の発展まで効果が波及し得る路線として事業化を検討中。

 検討範囲は、仙台東部道路の仙台東IC〜仙台港IC付近から、仙台市中心部西側の仙台西道路付近までで、延長約9㌔㍍の区間。

 今回の整備計画検討業務は、意見聴取と結果分析による課題整理、ルート帯案を抽出して道路整備計画の比較資料作成、今後に開かれる社整審道路分科会東北地方小委員会の資料作成などを委託する。履行期限は2020年2月28日。

 なお、整備計画検討業務(18年度は道路予備設計含む)と関連する仙台都市圏幹線道路設計業務はパシフィックコンサルタンツ。交通結節点検討業務は日本みち研究所・セントラルコンサルタントJVがそれぞれ担当した。

3480荷主研究者:2019/05/26(日) 11:19:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190517_11010.html
2019年05月17日金曜日 河北新報
<仙台市役所>本庁舎建て替え 低層部・敷地周辺「民活」導入探る

 仙台市は市役所本庁舎の建て替えで、新庁舎の低層部や敷地周辺ににぎわいを創出するため、民間活力の導入可能性を探る「サウンディング型市場調査」に乗り出す。計画の検討段階で民間事業者の意向を把握し、市場性などを判断する手法。低層部の商業機能、勾当台公園市民広場との一体的活用に関し、民間側からアイデアを募る。

 開発業者や商業コンサルティング事業者、金融機関が対象。20日に市役所で事前説明会を開催し、6月17日まで提案や意見、課題を募集する。6月中に応募事業者のヒアリングを実施し、詳しい内容説明を求める。

 低層部の商業機能、新庁舎周辺広場と市民広場の活用について(1)想定するターゲットと店舗構成のイメージ(2)望ましい事業方式や採算性の考え方(3)営業時間や設計への要望-などを調査する。

 調査結果は7月に公表する。市は提案内容を踏まえ、民間活力導入の可否を判断する方針。今回の提案実績は新庁舎整備に関わる事業者選定に結び付けない。

 有識者の本庁舎建て替え基本計画検討委員会は、現時点で新庁舎の高さを最大80メートル(19階建て)とし、低層部(1〜2階想定)に市民利用機能、商業機能を設ける方向で検討している。

 低層部の面積は最大3000平方メートル程度になるとみられ、平日夜間や土日祝日の市役所閉庁日も開放し、市民活動やイベントに活用することをイメージする。

 サウンディング型市場調査は、青葉区の青葉山公園の公園センター(仮称)整備などで導入実績がある。市役所の建て替えでは、横浜市が取り入れている。

 市本庁舎建替準備室の担当者は「市民が恒常的に出入りし、集える新庁舎にできればいい」と期待する。

3481荷主研究者:2019/05/26(日) 11:28:06
>>3329
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190518_13013.html
2019年05月18日土曜日 河北新報
市中心部へのアクセス向上 仙台「宮沢根白石線」浦田工区が来月29日全通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190518kahoku01.JPG

 仙台市が整備を進めている都市計画道路「宮沢根白石線」のうち、泉区の浦田工区(823メートル)の全線開通が6月29日に決まったことが17日、分かった。国道4号仙台バイパスと泉区南光台地区、県道仙台北環状線がつながり、市中心部へのアクセスが向上する。

 浦田工区は地図の通り。バイパス交差点から北環状線までの123メートルは、2011年9月に先行開通した。南光台トンネルを含む残りの約700メートルの区間が今回、利用開始となる。

 片側2車線で、トンネル上部にはバス停や転回場、公園を整備。丁字路交差点として暫定利用中の仙台北環状線、都市計画道路鶴ケ谷中山線との接続部は十字路交差点に変わる。

 浦田工区は02年に事業着手し、事業費は約100億円。当初は今年3月の全線開通を目指したが、入札不調があり、工事が遅れた。

 市北道路建設課の担当者は「仙台バイパスから市北西部に抜けるルートが複数に増え、北環状線の交通量の減少が期待できる」と話す。

3482荷主研究者:2019/06/02(日) 22:37:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190518_12003.html
2019年05月18日土曜日 河北新報
高齢者の足にEVバス試行 仙台・泉パークタウンで実証実験へ

実証実験で使うEVバス

 仙台市泉区の泉パークタウンで27日、電気自動車(EV)の低速小型バスを使った実証実験と試乗体験会が始まる。高齢化が特に進む寺岡地区を巡回し、導入の課題や有効性を探る。EVバスの運用主体などに関する議論を経て、2020年度の運行サービス開始と、将来の自動運転化を目指す。

 実施するのは東北大や自治体、企業でつくる産官学組織「東北次世代移動体システム技術実証コンソーシアム」。6月7日までの平日1日5便を運行し、住民ら計30人以上の試乗を見込む。

 定員10人で、運転手と説明者を除き最大8人が試乗できる。寺岡4丁目の商業施設を発着点に、4〜5丁目の住宅街の公道約2キロを時速20キロ未満で走る。

 将来の自動運転化に向けて、車体に取り付けたセンサーで道路などの3次元地図を作製。路線バスとの乗り継ぎを想定し、試乗者は走行位置や路線バスの時刻表などが分かるアプリの操作も体験できる。

 実証実験後、EVバスを生かしたまちづくりなどを自治体や公共交通事業者、住民らが議論する。コンソーシアムは、小回りが利くEVバスや超小型EV車は買い物や通院、路線バス停留所までの移動手段に活用できると想定。路線バスには主に停留所からの幹線道を走ってもらうことで、競合せずに移動時間の短縮や運行頻度の増加につなげられるとイメージしている。

 寺岡地区でこれまであった説明会では、住民から「地域コミュニティーがEVバスを運用すれば、運転手などシニア世代の雇用にもつながる」と期待の声が上がったという。

 泉パークタウンは1月1日現在、高森、寺岡、桂、紫山の4地区に約1万200世帯、2万5750人が暮らす。市の17年の統計で寺岡地区の高齢化率は37%と特に高い。

 コンソーシアムの関係者は「泉パークタウンは住宅や商業施設、病院などがあり高い魅力を持つが、高齢化による交通移動問題は例外なく押し寄せている。次世代交通が実用化すれば、同様の問題を抱えるニュータウンにも展開できる」と思い描く。

3483荷主研究者:2019/06/02(日) 22:45:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190521_11015.html
2019年05月21日火曜日 河北新報
<宮城県>10施設の再編検討、年内に基本構想 県懇話会初会合で公表

県有施設の再編の在り方について意見を交わす懇話会のメンバー

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190521kahoku01.JPG
移転・再編を検討する県有施設

 宮城県は20日、老朽化などに伴う大規模改修や機能再編の検討対象とする県有10施設を公表した。県庁で同日あった有識者懇話会の初会合で示した。本年度内に施設整備の基本構想をまとめ、移転や建て替えなどの方針を決める。

 再編を検討する施設は表の通り。県有の公共建築物766施設のうち(1)築年数が30年以上経過(2)大規模の改修が必要(3)県民生活に直接的に関わる-などの条件で選定した。有識者会議による議論が既に始まっている仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)も含めた。

 各施設の建設候補地として、現在使われていない県有地など8カ所も提示。仙台市宮城野区安養寺の裏圃場跡地(約6.2ヘクタール)や同区宮城野の仙台医療センター跡地(約5.5ヘクタール)、栗原市若柳の栗原農高跡地(約2ヘクタール)などを示した。

 懇話会は財務や福祉、文化振興などの有識者6人で構成。座長に就いた東北大の堀切川一男教授(摩擦工学)は取材に対し「20年後に胸を張って残せる施設にするため、しっかりと議論したい」と語った。

 2020年度の県震災復興計画の完了後を見据え、県は本年度の新規事業として老朽化した施設の再編検討に着手した。事業費は約3700万円。

 会合では、東洋大の南学客員教授(自治体経営)が講演。民間活力の導入で建物の維持管理費を大幅に圧縮させた自治体や、複数の文化交流施設を集約して機能を強化した全国の先進例を紹介した。

3484荷主研究者:2019/06/02(日) 22:47:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190522_11021.html
2019年05月22日水曜日 河北新報
<仙台市>外国人宿泊20万人超 18年、台湾定期便増 後押し

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190522kahoku01.JPG

 仙台市は21日、2018年の市内の外国人宿泊者が20万4340人に達し、4年連続で過去最多を更新したと発表した。台湾からの観光客が仙台空港の定期便増加などで伸びたため、17年から21%増となった。20万人は東日本大震災前の水準の約2倍となる。

 市によると、14〜18年の外国人宿泊者数の推移はグラフの通り。5年連続で増加している。

 18年は台湾からの宿泊者が38%増加し、8万8150人となった。国・地域別で最も多く、全体の4割超。伸び率もトップだった。

 仙台空港発着の台湾との定期便が週1往復増え、週13往復になった効果のほか、8月に定期路線が就航した花巻空港(花巻市)から仙台を訪れる人が増えたことが要因とみられる。

 台湾に次いで宿泊者が多かったのは中国で2万9116人。タイ1万1554人、米国1万1062人、香港7152人、韓国7013人と続いた。タイは18%の増となり、台湾に次ぐ伸び率だった。

 市文化観光局の担当者は「日本へのリピーターが増え、東北や仙台に関心が高まっている」と分析する。

 市内の外国人宿泊者は、震災前の08年が9万8210人だった。震災発生でいったん激減したが、14年の6万8834人から回復基調となり、18年までの4年で約3倍に急増した。

 日本人を含む宿泊者は2.5%増の587万3875人、うち市中心部は4.0%増の447万9340人。フィギュアスケート男子で五輪連覇した市出身の羽生結弦選手(24)=ANA、宮城・東北高出=の祝賀パレードが4月に開かれ、押し上げたとみられる。郊外の秋保温泉は3.5%減、作並温泉は5.2%減だった。

3485荷主研究者:2019/06/02(日) 22:48:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190522_11025.html
2019年05月22日水曜日 河北新報
<仙台市>仙台圏企業の上場アシスト 労務や財務集中支援 支店経済脱却へ8社程度募集

仙台未来創造企業のロゴマーク。認定されると名刺などに使用できる

 仙台市は仙台都市圏の中小企業の株式上場に向け、集中支援プログラムに乗り出す。上場を目指す8社程度を「仙台未来創造企業」として認定し、上場要件となる労務、財務など内部管理体制の強化を支援する。地域経済を引っ張る企業の育成で、首都圏への人材流出や支店経済に頼る産業構造からの脱却を狙う。

 地元企業の上場支援は、市が3月に策定した「経済成長戦略2023」の基幹事業で、全国でも珍しい。東北では2014年に車用品店など運営のホットマン(仙台市)が上場して以来、新規上場はない。

 支援対象は(1)市内に本社・本店がある(2)都市圏(塩釜市、富谷市など周辺13市町村)に本社・本店があり、仙台市への高い経済波及効果が見込まれる-の一方を満たす中小企業。5年以内に国内の証券取引所への上場を目指していることが条件となる。

 未来創造企業に認定されると、上場に詳しい弁護士や税理士、社会労務士から内部管理体制への助言が得られる。社内に担当役員を置く場合は人材紹介会社のあっせん、市経済局に補助金申請する場合は審査で優遇を受けられたりする。

 市は27日〜7月5日に参加企業を募集する。6月25日には説明会を兼ねたセミナーを開く。市幹部らの審査会が7月中旬、応募企業の(1)上場への意欲(2)事業の成長性(3)企業の安定性(4)地域経済への波及効果(5)上場の実現可能性-を評価し、未来創造企業を決定する。

 市は新規上場を後押しする七十七銀行、東北大、東京証券取引所の3者連携などとも協調する方針。8月から20年3月末まで、幅広い支援策を認定企業に集中投下する。

 郡和子市長は21日の定例記者会見で「上場企業の輩出は地域経済に大きな効果がある。後に続く企業が現れるなど、全体に波及することを願う」と期待した。

3486荷主研究者:2019/06/02(日) 22:50:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190523_13013.html
2019年05月23日木曜日 河北新報
<仙台塩釜港>乗用車タイヤ輸出、初の日本一 北米航路が後押し

仙台塩釜港で輸出用タイヤを検査する税関職員(仙台塩釜税関支署提供)

 横浜税関は22日、2018年に仙台塩釜港から海外に輸出された乗用車用タイヤは前年比6.0%増の916万8000本で、輸出数量で初の全国1位になったと発表した。国内の港から輸出された乗用車用タイヤのシェアも26.3%で、初の全国トップとなった。

 仙台塩釜税関支署によると、高品質の国産タイヤに対する海外の需要は高く、岩沼市の工場で生産されたタイヤの輸出量が伸びた。今年3月まで仙台塩釜港と北米を直接結ぶコンテナ定期航路があったことも後押しした。

 大手自動車メーカーの海外生産拡大に伴い、タイヤメーカーも現地生産を増やしている。10年から8年連続でトップだった名古屋港(名古屋市)の輸出数量は3位にとどまり、輸出が堅調だった仙台塩釜港が17年の2位から最上位になった。2位は博多港(福岡市)。

 輸出国別で最も多かったのは米国の265万本で、全体の約3割を占めた。ロシアの100万2000本、ドイツの90万7400本、カナダの73万5000本と続いた。

 輸出額は6.6%増の585億5000万円で、博多港に次いで全国2位だった。仙台塩釜港の輸出総額2789億8000万円のうち、21.0%が乗用車用タイヤだった。

3487荷主研究者:2019/06/02(日) 22:54:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45235090U9A520C1L01000/
2019/5/24 20:17 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市、若者にラブコール 東京圏へ人口流出 全国最多
東奔北走

3488荷主研究者:2019/06/02(日) 23:18:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190525_12003.html
2019年05月25日土曜日 河北新報
医療用ロボが歩行訓練お助け 仙台にケアセンター開設

両脚に装着した「HAL」が歩行をアシストし、運動機能回復を促す=仙台市泉区

 医療用ロボットを手掛けるサイバーダイン(茨城県つくば市)と医薬品卸のバイタルネット(仙台市)などは25日、最先端のロボット技術を活用した歩行トレーニングができる「仙台ロボケアセンター」を仙台市泉区八乙女3丁目のバイタルネット八乙女ビルに開設する。脳卒中や脊髄損傷で後遺障害を負い、リハビリ後に自宅療養する人の社会復帰を後押しする。

 全国8カ所目、東北で初めてとなるロボケアセンターには、サイバーダインが開発したロボットスーツ「HAL」を3台(S、M、Lサイズ)配備。両脚18カ所に貼った電極パッチで脳から筋肉に送る電気信号を検知し、モーターを作動させる仕組みだ。

 HALは歩行時の重心の位置や関節の動きをコンピューターで計測。トレーナーが利用者ごとのメニューで適切な歩き方を補助する。自力では動かせない関節の可動域を広げ、筋力を上げることで自力歩行につなげる。

 運営に当たるバイタルネットの加藤康則センター長は「HALを置く医療施設は限られる上、退院後は使うことができない。職場復帰など自立を目指す人に利用してほしい」と呼び掛ける。

 利用料は90分1万8000円。予約が必要で、利用前に症状を確認するカウンセリングを受ける。25日午後1時からは記念講演会と内覧会がある。連絡先は022(218)6115。

3489荷主研究者:2019/06/16(日) 21:58:23
>>2372
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23658
2019/5/25 日刊建設新聞 宮城版
工業団地移転に121億円 西松建設が施工/年内の造成着工へ(仙台六丁の目組合準備委)

 仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理組合設立準備委員会(梶原功理事長)は、仙台市に組合設立認可を申請した。市が24日、事業計画書案の縦覧を開始した。仙台工業団地の移転に伴い、跡地と移転先の計16haを1事業で開発する。総事業費は約121億円。7月の組合設立を目指し、年内に移転先約9.7haの造成工事に着手する。跡地約7haは、商業用地と住宅用地の土地利用で2022年以降の着工を見込む。

 準備委は、機械製造などの組合加盟社と移転先の地権者で構成し17年12月に設置。16日付けで仙台市に組合設立認可を申請した。事業計画書案の縦覧や意見書の提出を経て7月の組合設立を目指す。業務代行予定者は西松建設(本社・東京都港区)で設立総会後は業務代行者となる見通し。

 既存団地は、国道4号沿いで地下鉄東西線六丁の目駅付近に位置する。移転先は、仙台東部道路仙台東インターチェンジ付近の農地(若林区六丁目字南ほか)約9.7ha。工場の移転改築費は、保留地売却費や移転補償費を充当し、25社が移転する予定。保留地面積は約5万5200平方mで、移転跡地に集約する方針。

 跡地と移転先を合わせて区画整理を実施するため、事業計画案は両地区合算の土地利用計画と資金計画で作成した。総事業費は121億2000万円。工事費は114億7000万円で、整地費9億3100万円、公共施設の調整池整備費は6億2600万円、道路築造費は5億6000万円を計上する。

 移転先は造成2カ年

 移転先の土地利用は大半が工業用地で、雨水調整池と幅員9mの道路を配置する。元が水田のため、土で圧密をかけるプレロード工法で高さを1.5〜2mに盛土する。造成工事は年内着工の予定で約2カ年を見込む。

 国道沿いの移転元は、事業面積が約7ha。このうち約5haを商業用地に設定し、残り約2haのうち約1haは集合住宅用地を配置する。公園は2106平方mで国道沿いに1カ所置く。道路は、市道六丁の目元町線の拡幅・改修と新規道路を整備し、東西に伸びる区画道路は幅員12mとする。

 準備委は、年内に移転先の造成工事着手を目指す。2019年着工の場合で、2021年までに造成を完了させて移転する事業者に土地を引き渡す。工場・事業所の新築工事と既存工場の解体に約1カ年を見込み、2022年以降、跡地で商業系用地の整地工事を進める見通し。

3490荷主研究者:2019/06/16(日) 21:59:16
>>3489
http://www.senmonshi.com/archive/02/02E9SKTFYD4ZB1.asp
2019/05/27 建設新聞
【東北・宮城】仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理準備委が事業計画縦覧/業務代行予定は西松建設

 仙台市六丁の目元町・六丁目土地区画整理組合設立準備委員会(仙台市若林区六丁の目元町9の25 梶原功代表)は、仙台市若林区六丁の目元町および六丁目地内で民間施行による土地区画整理事業を計画しており、西松建設による業務代行を予定している。

 事業計画の縦覧を仙台市役所で6月6日まで行っており、意見書の受け付けを経て早ければ7月上旬の本組合認可公告を予定。順調に行けば7月末から8月に開催する設立総会で役員選定や業務代行の決定などを審議する方針だ。現在、地権者は35者。

 この事業は、若林区六丁の目地区の仙台工業団地が操業から50年が経過し団地内施設の老朽化による更新が迫っていることに加え、団地周辺の宅地化および商業化に伴う工場操業環境の悪化を受けて、工業団地を移転するもの。

 区画整理の対象は、移転先となり2018年5月に市街化区域(工業専用区域)に編入された若林区六丁目地内の約9・7㌶と、現在の工業団地がある六丁の目元町の一部約7・0㌶。移転先の現況は農地となっており、載荷盛土による造成を実施。また、六丁目地区は仙台市の「東西線沿線まちづくりの基本方針」の中で、仙台市営地下鉄東西線六丁の目駅に近い交通利便性を活かした民間集合住宅や地域商業、賑わいを生み出す集客施設の立地が求められていることから、住宅や商業施設などの誘致を進めていく方針だ。

 施行後の移転元・移転先の土地計画は▽道路2万4250・33平方㍍▽公園2106・98平方㍍▽水路6635・41平方㍍(調整池5872・73平方㍍含む)▽宅地7万8421・27平方㍍▽雑種地218・31平方㍍▽市有地285・12平方㍍▽保留地5万5200平方㍍―。移転元地については近隣商業地域に変更する予定で、計画人口は約680人、住宅約220戸、延べ約2万9000平方㍍(うち駐車場約8100平方㍍)を見込んでいる。また、2106・98平方㍍の街区公園1カ所も設けるとしている。

 造成は移転先用地から着手し、早ければ8月末にも着工する予定。工事期間は約2カ年とし、並行して換地も進めていく方針だ。また、移転元については22年夏ごろから、地権者の引っ越し・既存施設の解体が完了した箇所から順次着工し、約1年半での造成完了を予定。事業完了は26年度を目指す。

 提供:建設新聞社

3491荷主研究者:2019/06/16(日) 22:13:31

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45376260Y9A520C1L01000/
2019/5/28 19:08 日本経済新聞 北海道・東北
フィリップス、仙台に医療・ヘルスケアの共創拠点

3492荷主研究者:2019/06/16(日) 22:25:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190530_13040.html
2019年05月30日木曜日 河北新報
<宮城県民会館建て替え>仙台医療センター跡地が「適地」 有識者会議

 仙台市青葉区にある東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の建て替えの方向性を議論する第3回有識者会議が29日、県庁であった。出席した委員7人全員が、移転候補地として宮城野区の仙台医療センター跡地を「適地」とした。

 県は、更地か今後使う見通しがない仙台市内の県有地計4カ所を候補地として提示。委員らは、唯一の商業地でJR仙石線宮城野原駅が近いことなどから、宮城野原公園総合運動場北側の医療センター跡地が集客施設整備に適していると判断した。

 跡地は5万4500平方メートル。県は今後、運動場の一角に移転、開院した医療センターと用地を交換して取得する予定。

 会議では、仙台市が整備を検討する音楽ホールとの差別化も議題に上った。委員からは、幅広いニーズに対応する劇場型を目指す県民会館について「人材を育成する機能を持たせるべきだ」などの意見が出た。

 座長の志賀野桂一東北文化学園大特任教授(文化政策)は「広大な敷地を活用できるのは魅力。東北を代表するホールとなるよう知恵を出したい」と話した。

 県は8月下旬に予定する第4回会議で意見を集約し、本年度中に基本構想をまとめる。

3493荷主研究者:2019/06/16(日) 22:25:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45477010Q9A530C1L01000/
2019/5/30 19:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
きらやか銀と仙台銀、仙台で顧客開拓連携

3494荷主研究者:2019/06/16(日) 22:30:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190531_13026.html
2019年05月31日金曜日 河北新報
<JR東>松島海岸駅改修 22年完成目指す 「日本三景にふさわしく」

改修後の松島海岸駅のイメージ。手前の新設、奥の既設両ホームにエレベーターを設置する

 JR東日本仙台支社は30日、宮城県松島町のJR仙石線松島海岸駅の改修計画を発表した。今夏に仮駅舎を着工、冬ごろに現駅舎から切り替えた上で、2021年冬に新駅舎の利用を開始する。全ての工事完了は22年春の見通し。

 新駅舎は鉄骨3階、延べ床面積約670平方メートル。正面に大型のガラスを配置し、内部が明るく開放的な空間になるようデザインした。外観は周辺環境に配慮した落ち着いた色合い。駅側に1番線ホームを新設し、既設の2番線ホームとともにエレベーターを設置する。総工費18億円を国と県、松島町、JRで負担する。

 現駅舎は1927年開業の木造駅舎。多くの観光客らが利用するが、エレベーターがないなどバリアフリー対応が課題だった。仙台支社は「バリアフリー化と合わせて観光案内のスペースも設け、日本三景松島にふさわしい駅舎に整備したい」と説明する。

3495荷主研究者:2019/06/16(日) 22:31:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201905/20190531_13008.html
2019年05月31日金曜日 河北新報
松島水族館跡地「松島離宮」起工式 国際的観光拠点に

くわ入れする(左から)村井知事、佐藤社長、桜井町長

 宮城県松島町のマリンピア松島水族館跡地で30日、観光施設「宮城県 松島離宮」の起工式があった。日本三景・松島で滞在型観光と交流の拠点を目指す施設。東京五輪・パラリンピック前の2020年4月に飲食施設など海側の半分が先行オープンし、同9月末に全面開業する予定。

 起工式には事業主体の総合商社「丸山」(蔵王町)、県や町の関係者ら約60人が出席。佐藤義信社長と村井嘉浩知事、桜井公一町長がくわ入れし、工事の安全を祈った。

 村井知事は「待望の着工。松島エリアの新たな観光拠点として国内外に名をとどろかせてほしい」と期待した。佐藤社長は「東日本大震災を乗り越え、憩いの場だった水族館の思い出を大切に国際的な施設にしたい」と述べた。

 施設は木造一部鉄骨2階で延べ床面積約2470平方メートル。総事業費約17億円。地場産品を生かした飲食・物販店、地元文化財を展示する博物館、体験ゾーンなどが入る。通訳が常駐する観光案内所を設け、訪日外国人旅行者(インバウンド)対応も強化する。

 敷地面積は約6540平方メートルで、内陸側に松島湾をイメージした庭園兼イベントスペース、水遊びができる池などを整える。

 敷地は県の所有で、県が跡地利活用案を民間に公募して決定した。

3496荷主研究者:2019/06/16(日) 22:31:46

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23692
2019/5/31 日刊建設新聞 宮城版
宅地開発が造成着工 仙台八木山南の約4ha(みつば)

 宅地建物取引業のみつば(仙台市宮城野区、小松勝男代表取締役)は、仙台市太白区八木山南地区の宅地開発「ニュータウン八木山南」について、仙台市から21日に開発許可が下りたため、造成着工した。施工者はガイアート(東北支店・仙台市宮城野区)。区域面積は約4ha。分譲区画は一般住宅が105区画、商業用地が2区画で計107区画。計画人口は104人。来年9月ごろの造成完了を予定している。

 開発許可申請の内容を見ると、区域面積は太白区八木山南2-1-1他の3万9575平方m。仙台赤十字病院の南側で、電磁材料研究所(電磁研)の研究所跡地をみつばが取得した。地目は宅地が3万1173平方m、山林が8402平方m。

 予定建築物は戸建て住宅と店舗。公共施設は道路、公園1カ所、緑地1カ所、下水道、防火水槽1基(40立方m)、消火栓1基などを設ける。土地利用別の面積は、一般住宅が1万8519平方m、商業用地が5839平方m、道路が8073平方m、公園が1192平方m、緑地が5928平方m。商業用地の1区画は調剤薬局の立地が決まっている。

 道路は幅員10mが2606平方m、幅員6mが5327平方m、幅員3mが137平方m。下水道は本管が口径200mm×1041m、組立1号人孔が29個、宅内汚水桝が口径600mm×2個と口径400mm×105個、宅内雨水桝が口径600mm×1個と口径330mm×105個。

 みつばは、1980年8月2日設立の株式会社。全日本不動産協会の会員。関連会社は小松都市開発。主な取引先は、大和ハウス工業、セキスイハイム東北、積水ハウス、伊藤建設、一条工務店宮城、スモリ工業、東和総合住宅、岩沼市など。

 主な分譲地の開発・販売実績を見ると、1987年5月に利府町花園ニュータウン建売住宅フェア、2006年3月に仙台市若林区上飯田分譲地22区画の販売、11年8月に多賀城市丸山分譲地49区画の販売、14年2月に石巻市鹿又分譲地75区画の販売、16年7月に仙台市若林区荒井土地区画整理地30区画の販売などを手掛けた。

3497荷主研究者:2019/06/16(日) 22:39:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190601_12037.html
2019年06月01日土曜日 河北新報
路線バス値上げを仙台市などが申請 10月の消費税増税で

 仙台市交通局と宮城交通、ミヤコーバス(ともに仙台市)は31日、路線バスの運賃を、10月に予定される消費税増税に合わせて引き上げる改定を国土交通省に申請した。認可されれば10月1日以降、初乗りが150円から160円になる。

 市バスの値上げ幅は150〜180円区間は10円、320〜1140円区間は最大20円。200〜310円区間は据え置く。通勤・通学定期券(1カ月)は230円区間の場合、通勤が180円、通学が150円の値上げとなる。

 宮城交通など2社は150円と270〜800円区間は10円、810〜1340円区間は20円、石巻-鮎川線の1350〜1500円区間が30円。160〜260円区間は据え置く。定期券(1カ月)は250円区間が通勤で200円増、通学で170円増となる。

 いずれも仙台市青葉区中心部の「120円パッ区」「東西線結節100円」の両均一区間は据え置く。

 市交通局は市地下鉄の値上げも今後、申請する。

3498荷主研究者:2019/06/16(日) 22:41:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190601_12040.html
2019年06月01日土曜日 河北新報
<Q&A>仙台駅東口に新コールセンター開設へ 最大300人を地元で採用

かわだ・てつお 武蔵大卒。82年NEC入社。NECネッツエスアイ執行役員などを経て、17年6月から現職。川崎市出身。

 コールセンター運営などを手掛けるIT関連サポート業のキューアンドエー(Q&A、東京)は、仙台市宮城野区に7月、新たなコールセンター「仙台駅前センター」(仮称)を開設する。仙台市内の拠点は青葉区にある二つのセンターに続く3カ所目。最大300人の従業員を地元で採用する予定という。

 新センターはヨドバシカメラ仙台第2ビルの6階で、床面積は1278平方メートル、席数は204。電子決済サービスなどの受け付け業務を担う。6月中旬に採用を始め、7月中旬に業務をスタートする予定。稼働状況に応じてオフィスの拡張も視野に入れる。

 オフィスの3分の1は従業員の研修トレーニングや休憩のためのスペースに充てる計画。セキュリティー、情報漏えい対策として出退勤には顔認証システムを導入する。

 Q&Aは全国に10カ所のコールセンターを持つ。仙台市には2005年に開設。現在は2カ所合わせて従業員約700人を雇用し、最大規模の拠点となっている。雇用環境や人材育成などの点で他地域より優位性が高いと判断し、3カ所目の開設を決めた。

◎女性活躍のモデルに 川田哲男社長に聞く

 キューアンドエーの川田哲男社長(59)は仙台市内で河北新報社の取材に応じ、市内に3カ所目の拠点を開設する理由などを語った。(聞き手は報道部・丸山磨美)

 -新拠点を仙台に開設する理由は。
 「他地域より会社の認知度が高く、人手不足の中でも人員を十分確保できている。経験豊富なスタッフがそろい、育成指導面でも優位性が高い」
 「オペレーターになるまでの研修に1〜6カ月かけるなど人材育成を重視している。仙台は離職率が低く、ノウハウも蓄積された」

 -新拠点の特徴は。
 「人材育成のためのスペースを広く確保し、休憩スペースも工夫する。見えない客との電話でのやりとりに集中して取り組むと負荷がかかる。オンオフの切り替えができる環境にして雇用の維持、継続につなげたい」

 -今後の展望は。
 「チャットボット(自動対話システム)など業務の自動化に取り組むが、人間がつなぐ業務も残る。デジタル化で技術が進化する一方、ITリテラシー(使いこなす能力)の面で高齢者らとのギャップが広がる。つなぎ役としての業務は一層必要とされるだろう」
 「仙台の従業員は女性が半数以上で管理職も多い。1000人を雇用する仙台の職場が、女性活躍のモデルになるようにしたい」

3499荷主研究者:2019/07/07(日) 10:46:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190604_12008.html
2019年06月04日火曜日 河北新報
貸し会議室、シェアオフィスなど今秋オープン TKPとリージャスが連携

広々とした共有スペースが特徴のスペーシスの別拠点

 貸し会議室大手ティーケーピー(TKP、東京)が、レンタルオフィス大手の日本リージャス(東京)と連携した全国初の施設を仙台市青葉区のJR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」に今秋オープンさせることが3日、分かった。需要が高まる貸し会議室とシェアオフィスを一体で運営する。

 5月の大塚家具仙台店閉店で空いたソララプラザの3〜6階を活用する。連携の第1弾として、4階にリージャスの「SPACES(スペーシス)」を開設する。3階は共同受付、5、6階はTKPの貸し会議室になる。いずれも9月にもオープンする。1フロアは約2000平方メートル。

 スペーシスは利用者同士の交流を目的にしたシェアオフィス。共有スペースが多く、人脈づくりや事業の協働にもつなげる。仙台は東京、名古屋、福岡に続き、全国で4拠点目。

 TKPは2018年4月、ソララプラザ7、8階に「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」を開店。稼働率が好調のため、大塚家具撤退後の増床を決めていた。

 TKPの河野貴輝社長は「稼働状況を見て、貸し会議室とシェアオフィスの割合を柔軟に変えながら魅力的なオフィスにしたい」と話した。

 日本リージャスは世界でシェアオフィスを展開するIWG(スイス)の日本法人で、約150拠点を持つ。TKPは3日、日本リージャスを完全子会社化したと発表した。

 仙台市内には現在、駅前を中心にTKPが10拠点、リージャスが5拠点を構える。

3500荷主研究者:2019/07/07(日) 11:06:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_12039.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>藤崎創業200年 時代は令和へ、地域と歩み変化に対応

平成最後、創業200年の幕開けににぎわいを見せた初売り=1月2日

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190607kahoku01.JPG
令和の時代を迎えた藤崎。地域の老舗百貨店として市民に親しまれている=仙台市青葉区一番町

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190607kahoku02.JPG

 100万都市仙台は、ヒト・モノ・コト・カネがダイナミックに動く。仙台経済圏のトレンドや旬の話題を掘り下げる金曜日の新コーナー「ing せんだい進行形」。初回は特別編として東北を代表する百貨店、藤崎を特集する。藩制時代の仙台城下に産声を上げ、今年は創業200年。顧客第一、創意実行、地域発展を掲げ、経営環境の激変や災害といった難局を乗り越えてきた。時は折しも平成から令和へ。時代を超えて杜の都に根を張る老舗百貨店の今を紹介する。(報道部・水野良将)

 新元号の令和が始まって3週間余りの5月23日、藤崎は人気の化粧品に焦点を当てた電子商取引(EC)サイトを開設した。

  バトンつなぐ

 化粧品13ブランド、フレグランス9ブランドの商品計約1500点が対象。顧客はサイトで、藤崎本館(仙台市青葉区一番町)1階の売り場で販売する商品を注文。配送に加え、青森を除く東北5県の計17の小型店舗で受け取れる。

 従来は売り場の販売員が電話で注文を受け、小型店舗に取り次いでいた。営業企画部の高橋伸介さん(38)は「年間数千件の利用実績があるサービスをオンライン化することで店頭の接客時間を増やし、誘客につなげる。実店舗の強みとECの利便性を掛け合わせたい」と説明する。

 情報技術の革新は近年、購買行動に大きな影響を及ぼしている。経済産業省によると、2017年の消費者向けECの市場規模は16兆5000億円。10年の2倍以上に膨らんだ。

 藤崎もEC強化に着手し、既に食品ギフトを中心に約1500点を取り扱う。物産展や返礼用のハンカチなどを対象にインターネット予約サービスも実施し、18年度のEC売上高は15年度の3倍に増えた。

 小野寺宣克常務(59)が語る。「諸先輩が築き上げてきた信頼、歴史のバトンを受けて時代の変化に対応していきたい」

  消費志向激変

 藤崎は1819(文政2)年、大町に開業した太物商(木綿商)が始まり。1912(明治45、大正元)年に株式会社「藤崎呉服店」を設立、30(昭和5)年に「藤崎」に社名変更し、本格的な百貨店経営に乗り出した。

 戦後の高度成長期から平成初めのバブル期にかけ、業績は右肩上がりだった。売上高は50年代の10億円台が90年代には500億円台に達した。70代の藤崎OBは「ブランド品がどんどん売れ、同僚と『給料は10年で倍になるな』と話していた」と明かす。

 バブル崩壊後は消費マインドが冷え込み、売り上げが大幅に減少。2008年のリーマン・ショックで消費不振が一段と深刻化した。売り上げの構成比も変遷し、以前は衣料品が6割近くを占めたが、現在は3割程度に減少。食料品が衣料品と並ぶ主力となり、雑貨も伸びている。

 営業推進部の斎藤重禎ゼネラルマネージャー兼本店長代行(59)は「入社した1980年代と比べ、消費者の志向や生活スタイルが大きく変わった。古いものに固執せず新しいことに挑戦し、お客さまに合ったサービスや商品を提供していくことが大切だ」と話す。

  若手 原動力に

 環境の激変に対応し、生産性向上や事業構築につなげようと、藤崎は2018年度、30代の従業員3人でつくる「未来創造ラボ」を経営企画部内に発足させた。

 実践した取り組みの一つに、「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」がある。従業員が担っていた定型業務をパソコンのソフトウエアが代行し、自動化する仕組み。中元や歳暮の商品情報登録、ECサイトの受注処理などに導入し、人的作業計約900時間を削減した。

 ラボの根本雄二さん(36)は「百貨店業界での先例が少ない中、予想以上の業務に適用できた。私たちがリソースを投入すべき業務は何か、従業員に意識の変化をもたらした価値は大きい」と強調する。

 激動の昭和、平成を経て令和へ。藤崎の歴史や実情に詳しい東北大史料館の加藤諭准教授(40)は「藤崎は地域と寄り添い、信頼感がありつつも変化し続けてきた。それこそが200年の強みであり、次の時代に歩みを進める原動力になるはずだ」と指摘する。

3501荷主研究者:2019/07/07(日) 11:06:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_12046.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<仙台空港>バンコク線再開 10月30日から週3便

仙台-バンコク線に使われるボーイング777-200型機(タイ国際航空提供)

 タイ国際航空は7日、仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶ国際定期便を5年ぶりに再開させると発表した。タイと東北を行き来する観光客の増加を踏まえ、10月30日から週3往復運航することを決めた。

 仙台空港から水、金、日曜の午前11時15分に出発し、現地時間の午後4時5分にバンコク郊外・スワンナプーム国際空港に到着。同空港発は火、木、土曜の午後11時50分で、日本時間の翌日午前7時半に仙台空港に到着する。

 使用する機材はボーイング777-200型機で、エコノミークラスが279席、ロイヤルシルククラスが30席となっている。

 タイ国際航空は2013年12月、仙台-バンコク間の定期便を初めて就航させたが、同国で反政府デモが発生した影響で搭乗率が下がり、14年3月限りで休止した。

 近年、雪や桜を見るため東北を訪れるタイの観光客が増加し、仙台空港を発着するチャーター便が頻繁に運航されていた。

3502荷主研究者:2019/07/07(日) 11:07:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190607_13012.html
2019年06月07日金曜日 河北新報
<仙台空港>深夜便数を抑制 時間延長目指す宮城県、新たな騒音対策提示へ

 仙台空港(名取、岩沼両市)の24時間化を含む運用時間延長を目指す宮城県が、深夜帯の離着陸便数を抑制するなど新たな騒音対策をまとめ、地元に提示することが6日、分かった。延長に必要な地元同意に向け、騒音への不安解消を図る。

 対策は(1)午後11時〜翌朝5時の離着陸を1夜間2回以内に制限(2)市街地上空を避け、海側に離着陸する「優先滑走路方式」の実施率向上(3)住宅の防音対策に助成制度を創設-の3項目。

 深夜帯の離着陸回数は、2044年度の乗降客数を550万人、貨物取扱量2万5000トンとして試算。午後11時〜翌日午前5時は鉄道が運行していないことなどから1.7便にとどまると見込んだ。

 延長を目指す時間帯のうち、夜間(午後9時半〜11時)と、早朝(午前5時〜7時半)は計16.1便の離着陸を想定した。深夜帯の便数を抑えることで、住民の騒音に対する懸念を払拭(ふっしょく)したい考え。

 優先滑走路方式は既に導入しているが、実施率は5割強にとどまっている。風向、風速に加え、離着陸が同じ方向になるため、主に混雑時間帯は山側に離陸するケースが多い。

 県は2016年4月〜17年3月の気象データを基に試算した結果、便数が少ない午後10時〜午前7時に同方式を運用できる割合は、離陸時77.8%、着陸時87.6%に引き上げられるとした。

 防音対策は、航空機騒音防止法で補助対象外となる62デシベル以下の地域のうち、57デシベル以上の地域で、寝室の内窓やエアコンの設置への助成を打ち出す。

 県は新たな対策を7日の岩沼市議会調査特別委員会で示すほか、地区協議会や町内会などに順次説明する。

3503荷主研究者:2019/07/07(日) 11:08:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190608_12043.html
2019年06月08日土曜日 河北新報
高速4路線を値上げ ミヤコーバス、来月から

 ミヤコーバス(仙台市)は7日、仙台-気仙沼線など仙台発着の高速バス4路線の運賃を、7月1日から一部区間を除き値上げすると発表した。運転手不足に伴う賃金引き上げや車両更新など、経費の増加による採算悪化が理由。

 対象は気仙沼のほか古川、加美、鳴子の各路線。片道の値上げ幅は仙台-本吉の200円が最大で、2100円になる。仙台-気仙沼は100円増の2100円。仙台-古川、仙台-大衡は900円で据え置く。

 気仙沼線は三陸道歌津インターチェンジ(IC)-小泉海岸IC間を高速道に経路変更し、2停留所を廃止。所要時間は8分短縮する。気仙沼発の朝2便は東北大病院(仙台市青葉区)まで延伸する。延伸分の運賃は100円。一部ダイヤ改正も行う。

 古川線、加美線、鳴子線は3カ月定期を新設する。

3504荷主研究者:2019/07/07(日) 11:26:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190611_12039.html
2019年06月11日火曜日 河北新報
<トヨタ東日本>子会社シーエスシー、仙台事業所8月開設 受発注システム開発

郡市長に立地表明書を提出した三浦社長(左)

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)子会社のシステム開発会社「シーエスシー」(静岡県裾野市)は10日、仙台市青葉区に今年8月、仙台事業所を開設すると発表した。三浦聡社長が同日、市役所で郡和子市長に立地表明書を提出した。

 仙台事業所は現在、トヨタ東日本内にある駐在所を拡充する形で開設する。駐在所の従業員を異動させるなどし、10人体制で始動する。トヨタ東日本の人事管理システム、同社の発注先企業の受発注システムの開発、保守などを担う。

 三浦社長は「トヨタ東日本の工場がある岩手、宮城両県の中間地点も検討したが、人材採用などの面で仙台市が適切と判断した。情報系の専門学校が非常に多く集中し、IT企業も集約している」と説明した。

 郡市長は「若者だけでなく、市にUIJターンする人の雇用の場が増えると期待している」と歓迎した。

3505荷主研究者:2019/07/07(日) 11:28:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190611_11048.html
2019年06月11日火曜日 河北新報
<みやぎ県北高速道>築館工区1.7km開通

開通を祝い関係者がテープカットした

 東北自動車道と三陸沿岸道を結ぶ「みやぎ県北高速幹線道路」(約24キロ)の栗原市の築館工区(1.7キロ)が完成し、9日に現地で開通式があった。

 片側1車線で国道4号築館バイパスと県北高速幹線道の築館東インターチェンジ(IC)を結ぶ。着工は2013年5月で、事業費は約69億円。

 式典には県や栗原、登米両市の関係者らが出席。村井嘉浩知事は「県北地域の産業、観光振興、救急医療活動への支援に大きく寄与することが期待される」とあいさつした。千葉健司栗原市長や熊谷盛広登米市長らがテープカットして、開通を祝った。

 県北高速幹線道の未完成区間は佐沼工区(登米市、約3.6キロ)のみ。県は20年度の全線開通を目指す。東北自動車道と接続する栗原IC(仮称)は18年に国土交通省から整備の許可を受けた。着工や運用開始時期は未定。

3506荷主研究者:2019/07/07(日) 11:28:54

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45960450R10C19A6L01000/
2019/6/11 19:28 日本経済新聞 北海道・東北
宮城の7事業所が地域創生協議会 課題分析し事業化支援

3507荷主研究者:2019/07/10(水) 20:54:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12014.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東日本>仙台に新ビル 23年完成、放射光施設と連携

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190612kahoku01.JPG
再開発される仙台中央ビル。解体は来月始まる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190612kahoku02.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190612kahoku03.JPG

 NTT東日本が、仙台市青葉区中央の中心市街地にある仙台中央ビルの再開発に乗り出すことが11日、関係者への取材で分かった。同区の東北大青葉山新キャンパスに建設される次世代型放射光施設との連携を見据え、施設を利用する企業向けのオフィスや寄宿舎を備えた複合ビルを整備する。完成は施設の稼働に合わせて2023年6月を予定し、来月にも既存ビルの解体工事に着手する。

 新ビルは16階程度で延べ床面積約2.4ヘクタールを計画する。投資額は約100億円。NTT東が所有する土地をグループのNTT都市開発(東京)が借地し、ビルを建て替える。解体は20年9月に完了、新築工事は21年7月開始の見込み。

 上層部を含む半分以上は情報セキュリティー上の安全性を高めたオフィスとなる。膨大なデータの高速処理が可能なサーバーや、NTTグループが独自開発したAI(人工知能)学習向けのサーバーを活用することで、研究の高度化や迅速なデータ解析ができる。

 下層部には企業をはじめ、起業家や投資家、学生らが共同利用するコワーキングスペースを設ける。交流を通じた共同研究や開発を促し、新規事業やサービスの創出を手助けする。企業の研究者らが寝泊まりできる寄宿舎も整備する。

 地上階には、誰もが立ち入れる市民参画空間として「イノベーションスペース」を設置する。放射光施設を利用する企業と住民、学生らが交流できる場所にするほか、情報発信の拠点として利用してもらう。各機能は施設利用が見込まれる企業などに聞き取りして詰めた上で、今後策定する基本設計に盛り込む。

 新ビルはNTT東が青葉区に持つ仙台青葉通ビルなどを経由し、放射光施設と高速大容量の通信回線で結ばれることで、現状で数テラバイト(テラは1兆)〜数十テラバイトとされる膨大な解析データを円滑に利用できる。

 NTT東は新ビルの運用に当たり、連携協定を結ぶ東北大に加え、宮城県や仙台市、地元金融機関などと協調。ICT(情報通信技術)を駆使して地域の課題解決を図り、東北の経済をけん引する「仙台エコシステム」を構築する。

 現在の仙台中央ビルは1962年完成。通信機器の営業や電報の受け付けを担っていたが、17年末に閉鎖された。NTT東は再開発に当たり、ホテル建設などを検討したものの放射光施設と連動した街づくりを図る方針に転換した。

[次世代型放射光施設]光速近くまで加速された電子が放つ強力な光を利用し、物質をナノ(10億分の1)レベルで分析する。整備運営は官民共同で行う。光科学イノベーションセンター(仙台市)と宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が5者連名で誘致を提案した。3月に敷地造成に着手し、2023年度の運転開始を目指す。国内では九つの放射光施設が稼働しており、創薬や新材料開発など、多分野の製品開発に使われている。

3508荷主研究者:2019/07/10(水) 20:54:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12030.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>企業集積後押し 産学官の化学反応で人材育成に期待

次世代型放射光施設のイメージ図(左上)と建設用地(光科学イノベーションセンター提供)

 再開発計画が明らかになったNTT東日本仙台中央ビル(仙台市青葉区)は、東北大青葉山新キャンパス(同)に建設される次世代型放射光施設を活用した産官学連携の象徴的な存在となる。先端科学を生かした地域課題の解決や地域活性化に向けて、地元の関係者らは再開発に期待を寄せる。

 放射光施設は2023年度に稼働予定。施設周辺には企業、大学などの研究開発拠点の集積が期待され、既に仙台市と宮城県は税制優遇により立地を加速させる方針を打ち出している。

 市企業立地課の山田健一課長は「企業集積の後押しになる」と歓迎する。市は企業集積に必要な都市基盤整備、中心部の老朽ビル建て替えなど民間投資を促しており、山田課長は「仙台中央ビルが成功例になれば、他のデベロッパーや地権者に波及する」とみる。

 国と共同で放射光施設を整備・運営する産学連携組織「光科学イノベーションセンター」(仙台市)の高田昌樹理事長は「(施設立地に伴う)企業集積の目に見える起点になるかもしれない」と先を見据える。

 放射光施設には膨大なデータのやりとりができる通信環境が欠かせない。「データ管理が重要になる中、NTT東のビジネス展開を注視している。ウィンウィンの関係を築きたい」と関心を寄せる。

 東北は少子高齢化、過疎化といった「課題先進地域」とされる。NTT東と連携協定を結ぶ東北大の青木孝文副学長は「さまざまな産業の現場で情報通信技術(ICT)を駆使して課題を解決し、新しい価値を生み出す人材の定着が重要になる」と指摘。

 その上で東北大が注力する起業家育成を念頭に置き「(新ビルが)産業現場と研究者、学生が化学反応を起こし、人材育成につながる場になるといい」と語る。

 宮城県新産業振興課の日下開副参事兼課長補佐は「県内のベンチャーや中小企業にとっても、利便性の良い街中のビルは魅力的だ。企業の交流、情報交換が進むだろう」と話した。

3509荷主研究者:2019/07/10(水) 20:55:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190612_12029.html
2019年06月12日水曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>AI実験施設を開設 データ解析に対応

東京・蔵前のスマートイノベーションラボの作業スペース(NTT東日本提供)

 NTT東日本は本年度、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)技術の実証実験施設を仙台市青葉区の仙台青葉通ビルに開設する。地域活性化などを狙いとした仙台中央ビルの再開発に先行して地元企業や大学と共同でデータ解析や検証に取り組み、新ビジネスの創出や社会課題の解決を図る。

 施設の名称は「スマートイノベーションラボ」。AI学習に必要なデータを高速処理する専用サーバーや共同検証ルームを備え、NTT東と共同で実証実験を行う企業や研究者らに無償で貸し出す。

 膨大なデータ解析に対応し、時間差(タイムラグ)が小さい「低遅延」で安全な通信環境を提供。専門スタッフがデータの収集・解析をサポートする。

 地元企業と東北大などの産学連携による利用を想定し、新技術を生かしたビジネスの検証と実現を後押しする。IoTによる農・漁業の効率化に向けたデータ収集にも取り組む方針。

 2023年に完成予定の仙台中央ビルと高速大容量の通信回線で結ぶ計画で、次世代型放射光施設を軸とした「仙台エコシステム」の一角も担う。利用状況などを踏まえ、将来的には同ビルへの移設も検討する。

 NTT東は昨年6月に蔵前ビル(東京)にラボを開設。企業や自治体などと約20の実証実験を行い、AIによる部品外観検査の省力化やカメラ映像の分析に取り組んできた。地域ごとに異なるニーズに対応しようと、仙台のほか札幌市にも年度内の開設を予定する。

 宮城支店の担当者は「さまざまな課題を地域と一体になって解決し、特色ある発展を手伝いたい」と話す。

3510荷主研究者:2019/07/10(水) 20:58:03
>>3362
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1189947.html
2019年6月12日 15:58 ケータイWatch
細田 頌翔
楽天モバイルが仙台に新店舗、「Apple 仙台一番町」跡地に出店

 楽天モバイルは、「楽天モバイル 仙台一番町店」を7月12日にオープンする。出店場所は宮城県仙台市の「ぶらんど〜む一番町商店街」内で、1月に閉店した「Apple 仙台一番町」の跡地。

 4月にオープンした「楽天モバイル 渋谷公園通り店」「楽天モバイル 池袋東口店」に続く大型店舗で、東北地方最大の楽天モバイルショップとなる。

 商店街から気軽に入店・相談できるように、出入口付近にコンシェルジュカウンターを設置。また、契約カウンターは従来の横並びではなく、両隣を気にせず手続きできる個別の丸テーブルを採用する。

 営業時間は10時〜20時、最終受付は19時。地下鉄東西線「青葉通一番町」駅から徒歩約4分の場所にある。

3511荷主研究者:2019/07/10(水) 21:14:00
>>3507-3509
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190613_12001.html
2019年06月13日木曜日 河北新報
<NTT東・新ビル>人と情報集まる場に/中村浩宮城事業部長に聞く

[なかむら・ひろし]上智大卒。1986年NTT入社。NTT東日本取締役ビジネス開発本部副本部長兼第1部門長などを経て、2017年6月から現職。宮城事業部宮城支店長、東北復興推進室長を兼務する。56歳。東京都出身。

 NTT東日本の中村浩取締役宮城事業部長が河北新報社のインタビューに応じ、仙台市青葉区の仙台中央ビル再開発計画について「人と情報が集まるビルを中心に、企業、自治体、東北大と連携する仕組みをつくり、仙台の街を盛り上げたい」と話した。(聞き手は報道部・丸山磨美、高橋公彦)

 -産学官が協調して地域活性化を図る「仙台エコシステム」の構築をコンセプトとして掲げる。
 「これからは企業や自治体が持つデータの連携が必要になる。人が出会い、データを持ち寄り、新たなものを生み出す環境をエコシステムと呼んでいる。新しいことを始めようとする人が加わり、そうした循環をうまく回すことで仙台を盛り上げたい」

 -2023年度に完成する次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据える。
 「放射光施設の建設は仙台にとって明るい話題で、コンセプトを考える一つのきっかけになった。施設に集まる企業、研究者らには仙台に成果を落としてもらいたい。仙台中央ビルと高速大容量の通信回線で結ぶことで、企業の開発部門の入居をイメージしている」

 -設備などの特徴は。
 「通信に対するニーズは増える。仙台青葉通ビル(青葉区)のデータセンターと連携することが大きな特徴だ。他社の通信回線も導入して災害時の事業継続計画に対応するほか、高性能のコンピューターを備え、自前のハードを持たない人も人工知能(AI)活用やビッグデータ解析ができる。分析などはわれわれがサポートする」

 -新ビルに期待することは。
 「街が元気になるような仕組みをつくり、通信会社として情報の中心的な存在にできないか、との思いがあった。みんなが集い、仕事ができるコワーキングスペースを設けた。人と情報が集まるビルにしたい」
 「仙台は学生が多いが、卒業後は県外に出る人が少なくない。卒業後もそのまま働ける街であってほしい。学生を中心としたベンチャーも、老舗も大企業も自治体も、一緒に仕事ができる環境を整える」

 -宮城以外の東北との連携は。
 「各県にあるデータセンターを結びたい。仙台で解析した結果を各県に送ることもできる。ビルを中心に仙台、東北全体が盛り上がる仕組みをつくっていく」

3512荷主研究者:2019/07/10(水) 21:22:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190613_13035.html
2019年06月13日木曜日 河北新報
地下街のない街仙台 構想浮かんでは消え半世紀

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku01.JPG
店舗がなく、壁面広告が続き殺風景な仙台駅の東西地下自由通路

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190613kahoku03.JPG
店舗が連なり、にぎやかな札幌市の地下街=札幌市中央区(札幌都市開発公社提供)

 「仙台市にはどうして地下街がないの?」。素朴な疑問が「読者とともに 特別報道室」に寄せられた。JR仙台駅に地下自由通路や地下歩道はあるものの店舗はなく、地下街とは様相が違う。東北最大、人口108万都市なら地下街があってもよさそうなのに、なぜ存在しないのか。取材を進めると、地下街構想が浮かんでは消えた仙台特有の事情があった。

◎駅前商店街の反発強く

 JR仙石線の地下化で、2000年に全面開通した仙台駅の東西地下自由通路。東口の宮城野通からJR、市地下鉄の駅構内を経て青葉通、あおば通駅まで約700メートルをつなぐ。

 途中、エスパル仙台店の食料品売り場に入る約40メートルはにぎにぎしい。それ以外は壁面広告が続き、殺風景だ。市民が黙々と歩く文字通りの「通路」。東北の玄関口としては少し寂しい。

 地下街を整備する話は、これまで一度もなかったのか。市都市整備局に尋ねると、幹部職員は記憶をたどり「昔はあったが、中心商店街が反対して立ち消えになった」と教えてくれた。

 河北新報に掲載された過去の記事を調べると、地下街の開発は1960年代ごろ、全国で進んだ。仙台も時流に乗ろうと商工会議所が67年、検討委員会を設置したものの実現しなかったと分かった。

 その後も82年の東北新幹線開業、87年の市地下鉄南北線開業、仙石線の地下化、2015年の東西線開業など、仙台駅の姿が変わるたびに地下街を望む声は上がった。ただ、具体的な話には発展しなかった。

 市議会の会議録をたどると、構想が水泡に帰した背景が分かる。02年、当時の市幹部はこう答弁した。

 「新幹線の関係で(仙台駅整備構想の)絵としては出ていたが、地元商店街の地盤沈下になるということで相当タブー視され、具体的には進まなかった」

 名掛丁商店街振興組合(青葉区)の元理事長岩崎一夫さん(81)は、南北線開業前の地元経済界の空気を覚えている。

 「反対というよりは、やめた方がいいという雰囲気だった。地下街は危険で、コストがかかる。大型店が進出し、地上店舗の不利益になるとの理由だった」

 市中心部は駅前から中央通、一番町にかけて六つの商店街がアーケードを連ね、仙台の「顔」として歴史を刻んできた。地下街は新たな顔となる恐れがあり、街を支える商店街には受け入れ難い構想だった。

 「政令市になると、どこも判で押したように地下街を造りたがるが、地元商店街が衰退するだけ。地下街は喫緊の課題じゃない」

 クリスロード商店街振興組合(青葉区)の前理事長鈴木泰爾(ひろみ)さん(78)は90年代後半、当時の藤井黎市長にこう強くくぎを刺したことを思い出す。

3513荷主研究者:2019/07/10(水) 21:23:07
>>3512-3513 続き

◎72年大阪の大規模火災機に規制強化

 都市空間を有効利用した地下街は、にぎわいの核になる。JR東京駅の八重洲地下街は有名。約180の飲食店などが連なり、首都の活気を支える。札幌市のさっぽろ地下街、福岡市の天神地下街など全国20政令市の約半数に存在する。東北はJR盛岡駅西口に小規模な地下街がある。

 「仙台は商店街の反対もあったが、構想が浮上した時期も良くなかった」

 東大大学院工学系研究科の広井悠准教授(都市防災論)は、仙台に地下街がない要因をこう指摘する。

 地下街開発は1960年代ごろピークを迎え、仙台商工会議所も67年に検討委員会を設置した。ところが、72年に大阪・千日デパートで118人が犠牲になる火災が発生し、地下街開発は規制が強化された。

 広井准教授は「当時、駅前整備は地下街とペデストリアンデッキの二択だった。地下街の規制が厳しくなり、仙台は後者を選択したのだろう」と解説する。

 今後も仙台に地下街が生まれる余地はないのだろうか。

 実は、あの殺風景な仙台駅の東西地下自由通路には驚きの仕掛けがある。JRと市地下鉄の間の約200メートル区間は壁が薄く、くりぬけばいつでも店舗が設営できる構造になっている。

 市都市整備局の幹部は「将来、地下街開発の機運が高まったときに備え、可能性を残している」と明かす。

 肝心の機運はどうか。仙台商工会議所の広報担当者は「議論は全く出ていない」と話す。市幹部も「将来のまちづくりの選択肢という程度」と冷ややかだ。

 青葉通沿いの企業や商店街などでつくる協議会は昨年9月、「青葉通まちづくりビジョン」を公表した。仙台駅の地下自由通路を市地下鉄東西線青葉通一番町駅まで延長し、地上と地下を回遊できる歩行者ネットワークを提唱した。ただし、ビジョンに地下街開発の構想はなかった。

 協議会の渡辺博之副会長(58)は「札幌、名古屋などのにぎわう地下街もあるが、仙台は事情が異なる。いまさら地下街を造るより、地上の商店街を活性化すべきだ」と強調する。

 近年、地下街は大規模災害時の一時避難場所の役割も担う。天候に左右されず安全な空間を提供できる利点が見直されつつある。

 広井准教授は「地下街は人に優しい空間で、にぎわいづくりのツール。街の活性化を目的に全国で再び地下街開発が進んでおり、仙台で議論が再燃してもおかしくない」と指摘する。

(上村千春)

3514荷主研究者:2019/07/10(水) 22:06:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190628_12040.html
2019年06月14日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>出張拠点や営業所機能、起業家らで活況 シェアオフィス浸透

エンスペースのラウンジ。カフェのような雰囲気で、利用者やスタッフが気軽に集まり交流する

秘書機能を備えたリージャスクラックス仙台=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市中心部でシェアオフィスが活況だ。首都圏など県外からの出張拠点、企業の営業所機能のほか、起業家やフリーランスの活動の場としても幅広く活用される。利用目的によってサービスや雰囲気もさまざま。大規模オフィスビルの不足感も追い風に、オフィスの新しい形として定着しつつある。

(報道部・古賀佑美)

◎新形態 個々のニーズに対応/人脈の拡大も後押し

 青葉区国分町1丁目の7階建て複合ビルを丸々使った「enspace(エンスペース)」は、東北最大級のシェアオフィスとして昨年6月に開業した。ITサービス業エンライズコーポレーション(東京)が運営する。

 個室80室のほか、共有の仕事場として使うコワーキングスペースや会議室を備え、IT関連企業など62社が利用する。ビジネス交流会などのイベントには開業以来延べ約2万5000人が訪れた。利用者が集うラウンジはカフェのような雰囲気だ。

 利用する経営コンサルタント「サーキュレーション」(東京)の横谷尚祈さん(32)は「内装のデザインが凝っていて雰囲気が気に入っている。人脈が広がるのも利点だ」と話す。施設内に8月、東北支社を開いて腰を据えるという。

 仙台でのシェアオフィスサービスは2010年、JR仙台駅に隣接する仙台マークワンビルに業界大手「リージャス」がオープンして本格化した。大手不動産会社も参戦した現在は市中心部に少なくとも15拠点。レンタルオフィス、コワーキングスペースなど名称もさまざまだ。

 リージャスはホテルのフロントのような落ち着いた雰囲気のエントランスが印象的。受け付けスタッフが電話の取り次ぎや郵便の受け取りをしてくれる秘書機能があり、弁護士など来客が多い士業にも人気だ。

 今月1日、青葉区中央2丁目にオープンした丸紅リアルエステートマネージメント(東京)の全国1号店「M-LABEL(エムレーベル)」は個室メインのシンプルな造り。東京から2時間弱という仙台の地の利を生かし、出張拠点としての利用を見込む。

◎空室不足 働き方改革も影響/開設一層進む可能性

 仙台市でシェアオフィスが拡大する背景には、オフィスビルの空きが不足していることに加え、働き方の変化も影響している。2020年にはJR仙台駅周辺に大型ビルの完成が相次いで予定され、シェアオフィスの開設が一層進む可能性もある。

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた市内のオフィスビル空き室率の推移はグラフの通り。08年のリーマン・ショック後にオフィスの撤退と縮小、大型ビルの供給が重なって一時20%を超えた。その後は景気回復の一方、新規供給がなく18年末には過去最低の4.40%を記録。賃料は坪単価1万円弱に高止まりする中、初期経費のいらないシェアオフィスが台頭した。

 不動産仲介の三幸エステート仙台支店によると、18年に市内で開設したオフィスの6割が100平方メートル以下と小規模。森本泰史支店長は「仙台の営業所は3〜5人が多く、小割りのシェアオフィスがなじむのではないか」と分析する。

 営業や専門職は会社に固定デスクを置かない働き方が広がりつつある。不動産サービスCBREの稲毛敦士仙台支店長は「シェアオフィスは在宅と会社勤務の間。働き方改革の時流に乗り、ビジネスとして確立された」と考える。

 仙台のオフィスビルは20年に大型4棟が完工し、仙台駅周辺への密集が進む。リージャス日本法人の親会社で貸会議室大手ティーケーピー(TKP、東京)の河野貴輝社長は「駅前のビルに大企業が入れば、取引する中小の会社が近くのシェアオフィスを使うようになるだろう」と見込む。

 市産業振興事業団の起業支援センターの笹井一史センター長は「小さな企業でも中心部にオフィスを構えられれば対外的な信用力も高まる。人脈も広がりやすく、起業の環境が整う」と歓迎する。

3515荷主研究者:2019/07/10(水) 22:42:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190619_11046.html
2019年06月19日水曜日 河北新報
音楽ホール建設「二重行政」 新県民会館と「同じ」 仙台市議会で一般質問指摘次々

 「後世から用途の重なる不要な施設と批判されかねない」。18日の仙台市議会6月定例会一般質問で、市が検討する音楽ホール建設と、県が進める青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の市内への建て替えを巡り「二重行政」との指摘が相次いだ。

 渡辺拓氏(自民党)は県の有識者会議が県民会館の移転先として、宮城野区の仙台医療センター跡地を適地としたことに触れ「比較的近い場所に同じような施設ができる」と懸念した。

 市はクラシックを中心とした2000席規模の多機能型ホールを市中心部に整備することを検討する。一方、県も県民会館を2000席規模を視野に入れた劇場型ホールに建て替える。

 渡辺氏は二つの施設の機能分担や集約に関し「トップ同士が話し合うべきだ」と提案。2016年の地方自治法改正で設置され、同年7月の初会合以来、休眠状態が続く市と県の調整会議を再開させ、村井嘉浩知事と協議するよう求めた。

 柳橋邦彦氏(市民ファースト仙台)は「市単独での音楽ホール建設には反対する」と宣言。「少し前なら二重行政と言われたはず。せっかく県が興行型ホールを造ると明言したのだから、感謝すべきだ」と語り、建設構想の撤回を迫った。

 郡和子市長は、新県民会館は「比較的大音量のポップスなど中心」、音楽ホールは「生音源のオペラなど舞台芸術で力を発揮」と違いを説明。「(機能を)すみ分けて議論が進んでいる。知事とは今後も意見交換する」などと答弁した。

3516荷主研究者:2019/07/10(水) 22:44:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190619_12005.html
2019年06月19日水曜日 河北新報
仙台市中心部の通行量 JR仙台駅周辺に集中 東西通路など3地点で過去最高

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190619kahoku01.JPG
通行量トップだった仙台駅の東西自由通路

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http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190619kahoku03.JPG

 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜日(5月24日)と日曜日(26日)に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。両日ともJR仙台駅・東西自由通路がトップで、調査を始めた1972年以降で最高を記録した。ペデストリアンデッキ・エスパル前とハピナ名掛丁商店街内の松沢蒲鉾店前でも過去最高となり、人の流れが駅周辺に集中する傾向が顕著に表れた。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。平均は金曜4万62人、日曜4万9007人といずれも前年比2.8%増だった。

 東西自由通路は金曜が5万9119人、日曜が6万9535人と2割以上の大幅増。日曜のペデストリアンデッキは3.7%増の5万8158人、名掛丁は6.7%増の6万619人で過去最高を記録した。調査日にプロ野球東北楽天のホームゲームがあったことも影響した。

 2016年以降は商業施設やホテルの開業が相次ぎ、駅周辺の3地点は年々通行量が増えている。一方、ぶらんどーむ一番町商店街の大井宝石店・フォーラス前、一番町四丁目商店街のカワイ・浅久前は金、日曜とも前年を下回った。

 商議所の担当者は「駅前の通行量が全体をけん引している。定禅寺通まで回遊させる施策が必要だ」と話した。

 調査は毎年、5月の金曜と日曜の午前9時〜午後8時に実施。中心市街地活性化や商業立地検討の基礎資料になる。

3517荷主研究者:2019/07/28(日) 10:29:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190620_11012.html
2019年06月20日木曜日 河北新報
老朽化進む「鶴ヶ谷第2市営団地」 10棟に集約、土地活用へ 地域再生目指す

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190620kahoku01.JPG

 仙台市は1970年代に建設し、老朽化が進む宮城野区の「鶴ケ谷第2市営住宅団地」の再整備に乗り出す。約11万平方メートルの敷地に広がる58棟の集合住宅を建て替え、バリアフリーの高層住宅10棟に集約し、土地を有効活用する。2021年度に着工し、34年度の完成を予定する長期プロジェクト。「成熟団地」の再整備により、高齢化に直面する地域の再生を目指す。

 第2市営住宅は、2〜9階建ての集合住宅60棟1630戸が立ち並ぶ。このうち2棟は東日本大震災後に建て替えたが、残る58棟は1970〜73年度に建設され、50年近くが経過する。

 昨年9月時点で1198世帯が入居。このうち40.4%は65歳以上の高齢者の単身世帯が占める。建物はバリアフリー化が進んでおらず、一部を除きエレベーターが設置されていない。

 再整備の基本計画によると、新市営住宅は10棟1042戸を建設し、現在の約7割に抑える。市営住宅再整備後の再入居率が近年、約6、7割にとどまる傾向などを踏まえた。

 住宅は45%を単身者向け(2K、35平方メートル)とする。2、3人世帯向け(50平方メートル)は45%、4人以上世帯向け(65平方メートル)は10%の割合で整備する。

 建物は敷地中央に集約し、7棟は高層の8〜10階建て、3棟は低中層の5、6階建てとする。1階は車いす対応とし、全棟にエレベーターを2基設置する。

 建物の集約で、敷地周縁部に計4万5500平方メートルの有効活用地が生まれる。市はさまざまな施設の立地可能性を検討し、地区全体の活性化に結び付ける。

 再整備は五つの工区に分けて実施する。着工区の入居者の敷地内移転、解体・建設工事、次の工区の入居者移転を順次、繰り返す。市は7月に全体説明会を開催し、2019年度内には基本設計に着手する。

 鶴ケ谷団地は1967年、市がモデル住宅地として造成に着手した。70年までに建設された「第1市営住宅団地」は、2017年度に建て替えを終えている。

3518荷主研究者:2019/07/28(日) 10:30:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190621_13011.html
2019年06月21日金曜日 河北新報
地域商圏の衰退鮮明 仙台への一極集中が加速 18年・宮城県調査

 宮城県は、県内の消費者が買い物する地域を調べる2018年消費購買動向調査(商圏調査)の結果をまとめた。各商圏を訪れる地域内外の買い物客数(吸引人口)は仙台市以外の10商圏で減少。仙台への一極集中と、それ以外の地域の商業基盤の衰退傾向が鮮明になった。

 調査対象となる商圏の数は、15年調査時と比べて1減の14となった。旧志波姫地区で、日用品や食料品などを除く商品の地元購買率が25.1%となり、商圏形成要件(30%)を満たさなかった。

 東日本大震災後に進んだ地域の人口減少などを背景に、旧気仙沼の吸引人口が15年比15.5%減の4万6607、旧築館が15.0%減の1万307になるなど、6商圏で10%以上の大幅減となった。

 仙台市内の4商圏はいずれも増加した。仙台宮城野は9.3%増の14万7013だった。15年7月に仙台うみの杜水族館が開業した影響で、周辺商業施設の利用客が増えたことが理由とみられる。

 市中心部を含む仙台青葉の吸引人口は34万8489で、微減だった前回から1.5%の増に転じた。商圏に含まれる市区町村は前回比5増の33となった。仙台圏以外の県北、県南にも広がる「超広域型」の商圏を形成し、商圏人口は県内の74.9%を占めた。

 吸引人口10万人以上の広域型が仙台太白、仙台宮城野、仙台泉、名取、旧古川、旧石巻。同2万人以上の地域型が多賀城、利府、富谷、大河原、旧迫、旧気仙沼。規模が小さい地区型は旧築館のみとなった。

 県商工金融課の担当者は「商圏は県内にバランスよく分布しているのが理想だ。地域の商業をどう振興するかが課題になっている」と分析する。

 商圏調査は18年10月中旬、県内公立小3年の保護者を対象に調査票1万3637枚を配布し、79.7%から回答を得た。合併前の旧市区町村単位で買い物の動向を調べる。

3519荷主研究者:2019/07/28(日) 10:35:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190622_12029.html
2019年06月22日 河北新報
<インバウンド>仙台空港→村田・蔵王・川崎 観光拠点を結ぶ高速バス今年も

仙台空港を出発するエアポートライナーの第1便

 仙台空港と村田、蔵王、川崎の仙南3町の観光拠点を結ぶ高速バス「みやぎ蔵王三源郷エアポートライナー」が21日、2019年度の運行を開始した。来年3月31日まで1日2往復運行し、訪日外国人旅行者(インバウンド)を中心に2次交通として活用してもらう。

 18年度に続く運行で事業費は約1000万円。国の交付金を活用した18年度とは違い、19年度は3町が事業費を出した。路線は18年度と同じく仙台空港発の便は村田、蔵王を順に経由し、最終地点の川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園までを約1時間50分で結ぶ。

 停留所は遠刈田温泉神の湯前(蔵王町)など3カ所増やし、10カ所とした。運賃は仙台空港から道の駅村田(村田町)が800円、みやぎ蔵王こけし館(蔵王町)1000円、湖畔公園1400円と設定した。

 18年度の1日当たりの利用者はほぼ1桁で、ゼロの日もあったという。村上英人蔵王町長は「バンコク便が復活する時期に合わせ、プロモーションに出向く。旅行企画も用意しており、インバウンドの利用者を増やしたい」と話した。

 仙台空港で式典があり、3町の関係者ら約20人が出席し、第1便の出発を祝った。

3520荷主研究者:2019/07/28(日) 10:40:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190624_11031.html
2019年06月24日月曜日 河北新報
<ニュース深掘り>名取・閖上で「まちびらき」 先行例の知見生かして

まちびらきを迎えた名取市閖上地区の街並み。コミュニティーづくりなど課題は多い

 東日本大震災で壊滅的な津波被害を受けた宮城県名取市閖上地区で5月下旬、復興の一里塚となる「まちびらき」があった。イベントなどを通じて活気を取り戻しつつある閖上の姿を市内外に発信したが、被災者の心のケアやコミュニティー形成などソフト面の復興は緒に就いたばかりだ。暮らしやすく、にぎわいのある街をどうつくっていくか。地域再生の試みは「祭りの後」に正念場を迎える。

 「『買い物に困っている』『病院が近くにない』という話はよく聞く。でも、かつてのような近所付き合いがなくなり、不安だというのが一番じゃないかな」。閖上中央町内会長の長沼俊幸さん(56)が地域の課題を挙げる。

 「昔も不便だったが、近所を何軒か回れば誰かが助けてくれた。今はどこに誰が住んでいるのか分からないから寂しいだろうね」

 長期化した仮設住宅暮らしの影響も残る。イベントでは同じ仮設団地にいた住民同士が集まり、賃貸住宅など「みなし仮設」からの移住者らは孤立しがちだという。

 復興まちづくりが進み、被災経験のない新住民の転入が続く。地域の構成員は多様性を増している。長沼さんは「仮設時代よりコミュニティーづくりは難しい」とため息をつく。

 閖上復興に向けた土地区画整理事業の着工は、震災の約3年7カ月後。現地再建か否かを巡って住民の合意形成が難航したのが理由だった。

 被災地では後発になったものの、各地の先行例に学び、迅速な課題解決につなげることも可能になったはずだ。閖上地区まちづくり協議会代表世話役の針生勉さん(56)が「後出しじゃんけんは負けない」と言う通り、知見を生かした取り組みに期待したい。

 住民の交流に向けては、仙台市あすと長町地区の災害公営住宅の事例も参考になる。

 入居者の孤立防止を目指すNPO法人の仲介で、多様な団体が集会所を拠点にイベントを開く。参加者の顔触れが固定化しないための工夫だ。「あすと食堂」という食事会ではテーブル席以外にカウンター席も用意し、1人でも入りやすい環境を整えた。

 仙台に限らず、被災各地で災害公営住宅や集団移転先でのコミュニティー形成の試みが重ねられている。住民主体の取り組みを基本としつつ、外部の知恵や支援を柔軟に取り入れる発想は欠かせない。

 閖上は住宅街だけでなく、地域経済や観光の拠点機能を併せ持つのが大きな特徴だ。震災メモリアル公園や来春開館予定の震災伝承館のほか、グルメやレジャーなどの集客施設が続々と開業している。

 山田司郎名取市長は今後の重点項目として(1)定住促進(2)交流人口拡大(3)企業誘致-の3点を挙げる。住民の協力を得ながら地域の魅力を発信することで、さらに人や企業を呼び込む好循環が生まれることだろう。

 苦難を乗り越え、生まれ変わろうとする閖上。まちびらきには市内外から予想を超える2万人が訪れ、高いポテンシャル(潜在力)を示した。地域の未来は明るい。そう確信している。

(岩沼支局・小沢一成)

[閖上の復興まちづくり]計画人口は震災前の4割弱となる約2100人。5月末時点で1265人が暮らす。現地再建への合意形成が難航し、土地区画整理事業の認可が2013年11月、工事着手が14年10月と遅れた。災害公営住宅の整備は18年12月までに完了した。地区内では津波で住民754人が犠牲となり、海から内陸1キロ以内の木造住宅はほぼ全て流失した。

3521荷主研究者:2019/07/28(日) 10:47:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190625_12007.html
2019年06月25日火曜日 河北新報
ナオミ、東北に営業攻勢 充填機メーカーが食品業者に売り込み

新しい仙台営業所にできたショールーム

 小型充填(じゅうてん)機で国内トップシェアのナオミ(大阪府)は、東北での営業を強化する。仙台市の仙台営業所を5月末に移転・拡大オープンし、20日には東北で初めての製品展示会を開催。人手不足や従業員の高齢化が深刻化する東北の食品業者に売り込み、製造の省力化や自動化を後押しする。

 若林区から泉区に移った営業所は2階建て複合施設の1階部分に入居。床面積約80平方メートルで、ショールームや商談スペースを設けた。広さは従来の約2.5倍で、同社が札幌、広島県福山市、福岡市に配置する計4営業所で最大規模となる。

 ショールームには液体、粘体、球体といった多様な形態の充填物に対応する約10機種をそろえる。顧客が自社商品を持ち込み、充填のテストもできる。

 同社は昨年7月に東北初の拠点となる仙台営業所を開設。それまでの関東支社(さいたま市)管轄に比べ顧客への訪問頻度が増え、アフターサービスも容易になった。売り上げは開設10カ月で初年度目標の2倍を超え、東北の顧客数も2倍に増えたという。

 20日は食品機材を扱う商社向けの展示会を開き、東北で人気が高い空気式の「エアーピストン充填機」の新商品を7月の発売に先駆けて披露した。

 同社の取引先は約5000社に上り、うち4割が水産関連業者。東北ではアカモクなど充填が難しい商品が多い一方で、パック詰めは手作業が主流となっている。同社は作業負担軽減の需要を狙い、高齢者や女性でも扱いやすい小型充填機への転換を進める。

 駒井亨衣(ゆきえ)社長は「少子高齢化の課題解決が会社としての役割。人手不足が顕著な東北で、充填機の拡販を通じて機械化をサポートし、食品業界を盛り上げたい」と話す。

3522荷主研究者:2019/07/28(日) 10:48:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190625_12033.html
2019年06月25日火曜日 河北新報
インテリジェント・コスモス研究機構の解散決定 新事業の創出担い30年

ICRの解散を決めた株主総会

 東北6県と新潟県の官民が出資する第三セクター、インテリジェント・コスモス研究機構(仙台市、ICR)は24日の株主総会で、解散に関する議案を承認した。1989年の設立以来、新ビジネス創出を推進した30年の歴史に幕を閉じた。

 青葉区のホテルであった総会には約70人が出席。担当者が解散理由や今後の見通しを説明し、議案を原案通り可決した。ICRの内田龍男社長は「東北と新潟の産学官連携に大きな基盤をつくり上げたと自負している。今後は清算の終結に向け努力する」と述べた。

 ICRによると、3月末現在の資本金は約85億円、累積赤字は約36億円。清算会社が年内にも未収債権の回収や未払い債務の弁済をして残余財産を確定し、株主に分配する。

 青葉区に所有した敷地約2ヘクタールと建物6棟は既に一般競争入札で同市内の不動産業者に売却。賃貸スペースに入居するベンチャーなど15社・団体は同じ建物で事業を継続する予定。

 ICRは宮城県や仙台市、東北電力など214社・団体が出資して発足。研究開発会社設立や起業支援など新ビジネスの創出を担った。収入が年々減少するなどして経営環境が悪化。2018年1月に解散方針を決めていた。

3523荷主研究者:2019/07/28(日) 11:04:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190628_12042.html
2019年06月26日水曜日 河北新報
<トップに聞く>再開発へ産官学連携 ICTノウハウフル活用/NTT都市開発・中川裕社長

 複合施設の建設について語るNTT都市開発の中川裕社長

 NTTグループの総合不動産企業、NTT都市開発(東京)の中川裕社長が仙台市内で河北新報社の取材に応じた。同社は青葉区のNTT東日本仙台中央ビルの再開発を担う。「新ビルを皮切りに、ICT(情報通信技術)を組み込みながら全国の各都市が成長、発展していける街づくりに取り組む」と語った。(聞き手は報道部・丸山磨美、高橋公彦)

 -2023年度に完成する次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据える。
 「放射光施設の稼働に合わせ、国内外の企業の研究所が集まる。新ビルのオフィスやコワーキングスペースは研究者らがデータ解析に使うほか、学生が泊まり込んで議論をし、新しい何かを生み出す場所になればいい。複合的な機能を持たせたい」

 -ビルは17年に閉鎖されて以来、手付かずだった。
 「JR仙台駅から近く、非常に恵まれた場所にある。建物が老朽化し、再開発が課題だった。当初はホテルも検討したが、地元の学生が生き生きと働ける環境をつくるなど、地域に役立てるような施設を整備する方向に変わった」
 「放射光施設は新しい産業や事業を生み出し、仙台が科学技術を基軸にした街として成長するチャンスだ。NTTグループの最先端のICTやサービス、ノウハウをフル活用し、地域を後押ししたい」

 -NTTグループは全国の中核都市を中心に街づくりを進める方針を掲げる。
 「再開発と街づくりをマッチングさせていくことが仕事になる。一方で、全国の中核都市は街を発展させるための計画や志を持っている。切り口は観光などさまざまで、われわれはその手伝いをさせてもらう。行政や財界、街の方々にヒアリングを重ね、みんなが喜ぶ仕組みを考えたい」
 「新ビルのような産官学が連携した施設は当社として初めて。街が継続的に成長するには産業や雇用が必要になる。今後、仙台の事例が全国的に広がり、各地でアイデアが出るといい」

 -7月にNTTアーバンソリューションズ(US、東京)の社長に就任する。
 「街づくり事業を推進する枠組みをNTTグループで構築しようと、都市開発など2社の上にNTTUSをつくった。仙台の再開発が同社最初の街づくりになるかもしれない。若者が生き生きと働ける場、人の集う場が生まれ、実感してもらえたらありがたい」

3524荷主研究者:2019/07/28(日) 11:18:44

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46601190W9A620C1L01000/
2019/6/27 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
巨大顕微鏡「ご用聞き営業」 東北大発ものづくり革命

3525荷主研究者:2019/07/28(日) 11:26:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190629_13018.html
2019年06月29日土曜日 河北新報
楽都仙台に100人収容の新ホール クラシック専用、仙台朝市近くに来春誕生

ビル内に造るホールのイメージ

 仙台市青葉区中央の仙台朝市近くに2020年4月、クラシック音楽専用の小ホールが誕生する。仙台市のピアニスト庄司美知子さんが新たに建設するビルに設け、収容人数は100人。若い音楽家にも使いやすい規模で、仙台の音楽文化の裾野拡大を図る。

 新ビルは鉄筋コンクリート4階で、延べ床面積約644平方メートル。庄司さんの自宅跡に建設する。7月8日に着工、来年4月1日の開業を予定する。

 ビル2階に設けるホールは約92平方メートル。バイオリン演奏などがしやすいよう、ステージはなく天井高約3.2メートルを確保し、自然な残響を目指した設計。座席は可動式で、音楽以外の用途にも使える。ピアノ2台を配備する。

 ホールは、庄司さんが主宰する音楽教室「仙台中央音楽センター」の業務の一環で運営。貸しホールの運用のほか、子どもや中高年を対象としたコンサートなどを定期的に開く。JR仙台駅に近い好立地を生かし、クラシック音楽を身近に楽しむ文化の普及を図る。

 若手音楽家らの独奏や室内楽のコンサートは、200〜300人収容のホールで集客に苦労したり、数十人規模の会場で採算が取れなかったりするケースが少なくない。庄司さんは長年、後進育成に関わる中で「100人規模のホールが欲しい」との声を多く聞き、音楽大学を卒業して仙台に戻る若手が表現できる場をつくろうと開設を決めた。

 庄司さんは「小さいコンクールや個人のリサイタル、発表会にも利用してほしい。仙台朝市で買い物がてら気軽に足を運べるようなコンサートも開きたい」と話す。

 音楽センターは新ビル完成後、隣接する勅使河原ビル内から移転。ホールの他に、ダンスやコーラス向けのスタジオ、ピアノ練習室などを設ける。

3526荷主研究者:2019/07/28(日) 11:28:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00522292?isReadConfirmed=true
2019/7/1 05:00 日刊工業新聞
オフィスナビ、仙台市に支店 東北初拠点

 オフィスナビ(東京都千代田区、金本修幸社長、03・5244・4848)は1日に仙台市に支店を開設する。同社の支店は7拠点目で、東北の拠点は初。新支店の住所は、仙台市青葉区本町1の1の8、電話番号は022・211・6556。

 企業の同市への進出支援に向け、社内連携を通じたスピード感のある業務の推進や、現地の物件貸主との関係性の向上を狙う。

 同市は理工系大学など教育機関が豊富で若年層の人口も多いため、優秀人材の確保に向け、近年オフィス開設が盛ん。また市も市内への企業誘致や支援に力を入れている。

(2019/7/1 05:00)

3527荷主研究者:2019/07/28(日) 11:30:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12007.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
仙台-中部線就航へ LCCエアアジア 来月上旬想定

仙台空港

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)が、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便の新規就航を計画していることが1日、分かった。実現すれば、LCCによる仙台-中部間の就航は初めて。

 関係者によると、8月上旬の開設を想定し、午前と午後の1日2往復を運航するとみられる。同社は仙台-中部線の開設を目指したが、2016年10月に見送った経緯がある。

 同社の定期路線は現在、拠点の中部と新千歳(札幌市)、台北(台湾)を結ぶ2路線。エアアジア・グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)が日本と北米などを結ぶ長距離路線の開設に意欲を示しており、拠点施設の候補に仙台空港を挙げたことがある。

 仙台空港では、2013年4月にピーチ・アビエーション(大阪)、16年6月にタイガーエア台湾のLCC2社が参入。仙台-関西空港など3区間で定期便を運航している。

3528荷主研究者:2019/07/28(日) 11:30:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12004.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
パルコ2が3周年 仙台駅前 にぎわいけん引 売り上げ好調 秋に大改装

3周年記念として売り場フロアでこけしの絵付け体験が開かれた=6月30日

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口のファッションビル「仙台パルコ2」が1日、開館3周年を迎えた。本館を含むパルコ仙台店全体の売上高は、2018年11月から8カ月連続で前年同月を上回り、好調を維持する。秋には大改装を予定しており、商業施設が集中する駅周辺の集客力がさらに高まりそうだ。

 パルコ2は6月21日から、3周年を記念して東北6県の伝統工芸品の創作イベントを実施。青葉区のパート従業員古沢尚美さん(37)は30日、長女の碧空(そら)さん(10)とこけしの絵付けを体験した。「娘と良い思い出ができた。パルコ2ができてから仙台駅前によく来ている」と話した。

 パルコ2は16年7月1日、30代以上をターゲットに、地上9階、テナント84店でオープン。本館を含む18年度の売上高は前年度比0.8%増の201億9700万円と200億円を突破した。来客数は約1820万人で、19年度は1900万人を見込む。

 6〜9階のシネマコンプレックス、東北名物をそろえた1階の飲食店が好調。18年11月にセミセルフの化粧品売り場を3階に設けたことで中層階の買い回りも増えた。秋にはテナントの一部を見直し、大型総合衣料品店などを入れる。

 パルコ仙台店の久保田晋一店長は「イベントや飲食の『コト消費』が目的のお客さまを『モノ消費』へ誘導することが課題だ。接客やサービスに力を入れ、元気な店を増やしていきたい」と話した。

3529荷主研究者:2019/07/28(日) 11:31:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190702_12053.html
2019年07月02日火曜日 河北新報
アイベックス、仙台-成田線を再開 全日空便と合わせて1日3往復に 仙台空港で記念式典

仙台市のフラダンスグループが踊りを披露し、成田―ホノルル線の利便性向上をアピールした

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズ(東京)は1日、運航休止していた仙台-成田線を再開した。同路線は既存の全日空便と合わせて1日3往復となる。同日、仙台空港で記念式典が開かれた。

 人気が高い成田-ホノルル線を重視し、往路は午後5時半仙台発、午後6時半成田着。復路は午後4時成田発、午後5時仙台着。成田での最短の乗り継ぎ時間は往路が1時間40分、復路が1時間15分で、既存便から大幅に短縮される。

 シカゴやシンガポールなど世界11都市から仙台までの乗り継ぎ時間も改善される。アイベックスの浅井孝男社長は、「インバウンド(訪日外国人旅行者)とアウトバウンド(出国日本人)双方の増加を促し、東北の地域活性化につなげたい」と力を込めた。

 初日の往路搭乗者数は74人乗りの約半分。うち半数が国際線への乗り継ぎ利用だった。7月の予約状況は現時点で約50%。今後は搭乗率75%を目指す。

 同社ホームページで2日から予約販売する5日〜9月30日分の片道航空券を7000円で販売するキャンペーンを実施する。

3530荷主研究者:2019/07/28(日) 11:32:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190703_73002.html
2019年07月03日水曜日 河北新報
<JR東日本>五輪に向け利用しやすく 仙台や福島など4駅改修へ

仙台城本丸大広間をイメージした仙台駅2階コンコースの床改修後のイメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、会場となる宮城スタジアム(宮城県利府町)、あづま球場(福島市)に近い駅のバリアフリー化や美化を目的とした改修を行う。仙台、利府、多賀城、福島の4駅が対象で、本年度中に完了する予定。

 組織委員会などが策定した交通機関の利用しやすさなどについてのガイドラインに対応する。目の不自由な人向けの誘導・警告タイルの改良、多目的トイレの改修や洋式化を図るほか、駅内の壁や床を修繕。仙台駅在来線ホームにある案内サインの4カ国語表記も進める。総予算は6億円弱。

 仙台駅2階の中央口改札外のコンコース床の改修では、天井と同様に仙台城本丸大広間をイメージし、畳を想起させるデザインを採用。歴史が感じられる雰囲気にする。福島駅西口の大ひさしは、福島市と共同で福島県産材を使って整備する。

 五輪期間は宮城、福島両県のボランティアと連携し、駅構内での案内態勢を強化する方針。

3531荷主研究者:2019/07/28(日) 11:49:25

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190706-393908.php
2019年07月06日 09時05分 福島民友新聞
JR常磐線・東京-仙台間『直通特急再開』発表! JR東日本

 来年3月までに計画する常磐線の全線再開に合わせ、JR東日本は5日、東京―仙台間を直通で結ぶ特急列車を再開させると発表した。品川駅か上野駅と、仙台駅の間で運行する方針。

 現在の車両「E657系」を増やして対応する計画で、東京―仙台間の直通運転のほか、途中駅での乗り換えなどの運行区間や停車駅、料金、本数などは検討を続けている。JR東は特急の再開について「復興が進んでおり、沿線都市間の輸送の需要増も期待できる」としている。

 常磐線が品川駅に乗り入れる前の上野―仙台間の特急列車は震災前、一日最大で直通列車が下り3本、上り4本(2011年3月時点)が運行。県内ではいわき、原ノ町など常時停車する駅と、時間帯などによって止まる駅を合わせて最大13駅に停車していた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で一時休止し、現在は東京―いわき間に制限されている。

 JR東は、来年3月までの再開に向けて富岡―浪江間の復旧工事を進めている。双葉郡の休止している各駅周辺は、除染とインフラ整備を一体的に進める特定復興再生拠点区域(復興拠点)に指定されており、政府と地元町は来年3月までに、各駅周辺の避難指示を先行して解除する方針。

 門馬南相馬市長「復興の弾み」

 東京―仙台間での特急列車再開の発表を、地元自治体は歓迎した。浜通りの13市町村でつくる常磐線活性化対策協議会の会長を務める門馬和夫南相馬市長は「復興の弾みになる。特急の利活用による経済・産業の発展や観光振興を図るなど、今後も復興の取り組みを進めていく」と喜んだ。

 清水敏男いわき市長は「観光、ビジネスなどによる交流人口拡大や医師確保の推進につながる」と期待。立谷秀清相馬市長も「沿線住民の移動手段多様化、さらには交流人口、関係人口の拡大に寄与すると期待している」と話した。

3532荷主研究者:2019/07/28(日) 12:02:03
>>3113
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190709_12035.html
2019年07月09日火曜日 河北新報
<杜の都信金>新本店が完成、営業を開始 本部機能を集約

関係者がテープカットして新本店ビルの完成を祝った

 杜の都信用金庫が仙台市青葉区国分町3丁目に建設した新本店ビルが8日、営業を開始した。区内に分散していた本部機能と本店営業部を集約した。

 ビルは鉄骨地上6階、地下1階で敷地面積約1200平方メートル。1階に本店営業部が入り、3階以上に総務、経営企画など本部の各部門が移った。2階に大ホールと職員休憩用の図書室を設け、駐車場は地下などに計17台分、現金自動預払機(ATM)は4台備える。

 同信金の前身の一つの旧仙台信金は1932年、同じ国分町通で創業した歴史を持つ。完成記念式で星倫市理事長は「地域社会の発展という設立の原点に立ち返り、充実した金融サービスを提供していきたい」と述べた。

 中央支店本部ビル(青葉区中央1丁目)に移っていた本部機能のうち、システム管理部門は9月に新本店ビルに移る予定。その後の中央支店本部ビルの空きフロアの活用方法は検討中という。

3533荷主研究者:2019/08/18(日) 14:55:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190710_12037.html
2019年07月10日水曜日 河北新報
<エアアジア>仙台-中部線 来月8日に就航

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)は9日、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便を8月8日に就航させると発表し、航空券の販売を開始した。LCCによる仙台-中部線の就航は初めて。

 毎日午前と午後の1日2往復、エアバスA320(180席)で運航する。同社として中部-新千歳、中部-台北に続く3路線目で、初の東北路線となる。

 同社は以前計画した仙台-中部線の開設を2016年10月に取り下げた経緯がある。広報担当者は「これまでLCCがなかった路線であり、レジャーやビジネス利用の需要が期待できる」と説明した。

 宮城県の村井嘉浩知事は「愛知県とは自動車産業を中心に経済的なつながりが強く、ビジネス面の交流が一層活発になる」との談話を出した。

3534荷主研究者:2019/08/18(日) 15:19:46
>>3454
http://www.senmonshi.com/archive/02/02EBBMJKHVT055.asp
2019/07/12 建設新聞
【東北・宮城】竹中JVで20年8月の着工へ、東北学院五橋キャンパスの整備

 学校法人・東北学院(仙台市青葉区土樋1の3の1 松本宣郎理事長)は、仙台市若林区清水小路にある旧仙台市立病院跡地に五橋キャンパスの整備を計画しており、施工業者を竹中工務店・錢高組・橋本店・仙建工業JVに決め、2020年8月にも着工する。

 この事業は、教養教育型の総合大学としての魅力発揮に向け、既存の土樋キャンパスと一体的な「アーバンキャンパス」の構築を目指しており、従来のキャンパス機能に加え市民利用も可能なホールやカフェテリアを設け、地域との連携機能を持つ交流拠点として整備するもの。

 建設用地は、仙台市若林区清水小路3の1ほか地内で、敷地面積は1万7557・15平方㍍。用途地域は商業地域、建ぺい率は80㌫、容積率は西側道路境界より50㍍の範囲が500㌫、50㍍を超える範囲が400㌫。防火指定は防火地域となっている。

 各施設は、礼拝から市民交流まで多目的な「ホール棟」が地下1階地上4階建て、延べ5450平方㍍。自由度と機能性を備えた「講義棟」は地下1階地上7階建て、延べ1万8080平方㍍。多様化する教育メゾットに対応した「高層棟」は地下1階地上16階建て、延べ1万8120平方㍍。教育・研究のシナジー効果を生む「研究棟」は地下1階地上8階建て、延べ1万9970平方㍍。このほか、地下駐車場として延べ2330平方㍍を確保し、合計延べ床面積は6万3960平方㍍を試算している。

 今後のスケジュールは、旧仙台市立病院の解体に際し仙台市条例により環境影響評価の手続きを本年度第3四半期までに行い、12月にも旧仙台市立病院解体工事に着手。併せて五橋キャンパスの実施設計を完了し、20年8月から本体工事に着手、22年9月の本体竣工、23年4月の五橋キャンパス供用開始を目指すとしている。

 なお、設計は佐藤総合計画、環境影響評価の作成は復建技術コンサルタントが担当した。

 提供:建設新聞社

3535荷主研究者:2019/08/18(日) 15:21:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190712_12036.html
2019年07月12日金曜日 河北新報
<空き室率>仙台駅東0.82ポイント低下の6.67% 大型ビルにITサポート業のコールセンター入居

JR仙台駅東口上空から

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた6月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月比0.23ポイント低下の4.18%と5カ月連続で下がり、1992年の調査開始以来の最低を更新した。コールセンターの大型成約があったことが要因。

 地区別では、仙台駅東が0.82ポイント低下の6.67%。駅東口の大型ビルにITサポート業「キューアンドエー」(Q&A、東京)のコールセンターの分室が入った。駅前は人材派遣や教育関連の支店開設が影響し、0.19ポイント低下の2.54%で、過去最低を3カ月連続で更新した。

 一番町周辺は同じビル内での増床があり、0.11ポイント低下の3.13%、県庁市役所周辺は大きな動きはなく、0.02ポイント上昇の6.72%。周辺オフィスは0.19ポイント低下の8.11%。

 同支店の担当者は「広い空き室が少なく、別ビルに分室を設けるケースもある。新規のビルが供給されれば、分室をまとめる動きが予想される」と話した。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3536荷主研究者:2019/08/18(日) 15:25:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190712_72038.html
2019年07月12日金曜日 河北新報
<JR東>スマホ定期券を試験導入 9月から一部路線へ

JR仙台駅

 JR東日本は宮城、秋田、山形、福島などの一部路線で9月から来年3月までの6カ月間、スマートフォンを使った「スマホ定期券」を試験導入する。「Suica(スイカ)」など交通系ICカードが導入されていない区間でも駅の窓口に行かずに定期券を購入できる仕組みで、本格導入に向けて運用面の課題などを洗い出す。

 共同実施する決済代行会社ウェルネット(東京)のアプリを活用。利用者が自身のスマホから定期券を申し込み、画面に券面を表示する。顔写真を表示するなどして他者による不正使用を防ぐ。支払いはクレジットカードのほか、コンビニエンスストアや金融機関の現金自動預払機などでできる。

 対象は水郡線矢祭山-磐城守山、奥羽線大石田-真室川、陸羽東線新庄-最上、陸羽西線新庄-古口、気仙沼線バス高速輸送システム(BRT)柳津-気仙沼、羽越線本楯-西目など9線区の高校生の通学定期。沿線の高校と連携してモニタリングを行うほか、窓口に通学証明書を提出する手続きを省く。

 首都圏や仙台、新潟エリアではモバイルSuicaを活用すれば定期券が購入でき、Suicaが導入されていない区間の利便性向上が課題だった。JR東日本は「地方では定期券を購入できるみどりの窓口の数も多くない。窓口に出向いて並んで買う必要がなく、利点は大きい」と話す。

3537荷主研究者:2019/08/18(日) 15:33:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_11033.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
<仙台市>ガス民営化に向け22日推進委設置 公募再開へ議論開始

 仙台市がガス事業の民営化に向け、エネルギーの専門家らで構成する「市ガス事業民営化推進委員会」を22日に設置し、市内で初会合を開くことが12日、分かった。全国最大の公営ガスを引き継ぐ事業者の公募再開を目指し、条件面などを検討する作業が本格的にスタートする。

 委員は6人で構成する。政府の総合資源エネルギー調査会で委員を務める東京理科大大学院経営学研究科教授の橘川武郎氏、仙台商工会議所専務理事の今野薫氏、公認会計士で東北大会計大学院教授の成田由加里氏、東北大大学院経済学研究科教授の福嶋路氏、弁護士の四元弘子氏、東北大大学院法学研究科教授の渡辺達徳氏が名を連ねる。

 初会合は22日夕に市役所で開く。市はガス事業の概況や2017年の都市ガス小売りの全面自由化など最近の経営環境、民営化を決めた経緯などを委員に説明する。民営化の手法や実施時期などは2回目以降の会合で議論する。

 全6回程度の会合を予定し、今年12月ごろ郡和子市長に推進委の意見を答申する。市は答申を踏まえ、年度内に事業継承者の公募条件を盛り込んだ民営化計画を策定する。

 市は05年に民営化方針を表明。08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発(同)の3社グループが唯一応募したが、リーマンショックに端を発した景気悪化の影響で09年に頓挫した。郡市長は今年2月、公募再開に向けた検討を始める意向を明らかにした。

3538荷主研究者:2019/08/18(日) 15:33:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_12044.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
<楽天モバイル>仙台・一番町に大型店オープン アップルストア跡、プロ野球チケットも販売

アップル直営店跡にオープンした「楽天モバイル仙台一番町店」

 楽天の子会社で格安スマートフォン事業の楽天モバイル(東京)は12日、全国3店舗目の大型店「楽天モバイル仙台一番町店」を仙台市青葉区にオープンさせた。10月の楽天の携帯電話事業参入も見据え、顧客へのアピールを強化する。

 1月に閉店した米アップル直営店跡で、延べ床面積262平方メートル。ワンフロアの開放感を生かし、出入り口そばにコンシェルジュカウンターを設け、契約カウンターは一般的な横並びではなく丸テーブルを採用。プロ野球東北楽天のチケットも販売する。

 楽天モバイルの飯国壮吾営業企画課長は「仙台の中心部で集客性が高く、東北楽天の地元でグループへの親近感もある」と狙いを説明。15日まで記念キャンペーンを実施する。

 立地するぶらんどーむ一番町商店街はNTTドコモ、ソフトバンク、auの携帯3社に加えワイモバイル、UQモバイルも路面店を構え「ケータイ銀座」の様相。飯国課長は「一緒に携帯業界を盛り上げたい」と話した。

3539荷主研究者:2019/08/18(日) 15:34:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_12043.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
仙台「あすと長町仮設住宅」跡地をヤマダ電機が取得

ヤマダ電機が取得した仮設住宅跡地。仙台市の埋蔵文化財調査が行われている

 東日本大震災の被災者が暮らした仙台市内最大規模の仮設住宅団地「あすと長町仮設住宅」(太白区)の跡地を家電量販大手ヤマダ電機(群馬県高崎市)が取得したことが12日、関係者への取材で分かった。店舗用地とみられ、着工は早くても2020年度の見通し。

 ヤマダ電機は6月28日、太白区あすと長町3丁目の跡地約2万3700平方メートルのうち東側の約1万6300平方メートルを取得。同社は河北新報社の取材に土地取得の事実は認め、利用方法は「回答を控える」と説明した。東側では20年度まで市の埋蔵文化財調査がある。

 西側は大和ハウス工業(大阪市)が3階の共同住宅8棟を建築中。9月には地上13階のマンションを着工する。

 跡地を巡り、16年11月の市都市計画審議会で1区画当たりの開発条件が「2000平方メートル以上」から「165平方メートル以上」に見直され、一戸建てや個人商店の建設も可能になった。

 市内で最も早い11年4月に完成した同仮設住宅は37棟が連なり、最大220世帯444人が入居。16年12月に解体が終わった。

3540荷主研究者:2019/08/18(日) 15:50:19

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23945
2019/7/13 日刊建設新聞 宮城版
仙台若林4.1haを開発 本年秋頃組合設立へ(長喜城東土地区画整理組合設立準備委員会)

 仙台市若林区の長喜城東土地区画整理組合設立準備委員会(庄子喜元委員長)は、事業計画の策定作業を本格化させている。地下鉄東西線沿線の利便性を活かし、事業面積約4.1haに戸建ての住宅用地と業務用地の土地利用を計画する。本年秋頃の事業認可、組合の設立を目指す。

 準備委員会は17年度、地権者8人で設立。田園地域の同地区で、区画整理事業の計画を進める。事業面積は約4.1ha。震災後、区画整理事業が行われた荒井南地区に隣接する。同地区事業では、平坦地で閑静な恵まれた土地を活かす。

 土地利用計画案は、事業地の約6割(約3.8ha)を戸建て住宅用地、約0.3haを業務用地として医療・福祉系企業の誘致を計画する。業務代行予定者は、オオバ(本社・東京都千代田区、東北支店・仙台市青葉区)、トヨタホーム(本社・愛知県名古屋市、トヨタホームとうほく・仙台市泉区)、積水ハウス仙台支店(仙台市青葉区)の3社で、組合設立後は業務代行者として工事発注等の手続きを進める。

 3社は、荒井地区での事業実績がある。オオバの佐々木功夫まちづくり部長は「荒井周辺の事業と一体感を持ち、子育て世代の方々が安心して住める街並みを形成して欲しいというオーダーをいただいている。既存する周辺住宅や近隣の利便施設、または地区内に位置付けた医療・福祉施設等と調和の取れた住宅団地をつくることが我々の命題だ」と話す。

 既に街並みが形成されている荒井南地区では、ハウスメーカー各社が連携し建築する住宅のガイドラインを作成し、統一感のあるまちなみが生まれ高い評判を得ている。

 庄子委員長は「平坦で閑静な住みやすい立地を活かし、近隣にお住まいの方々の協力のもと、より住みやすいまちになるよう、また、地下鉄周辺区域の発展、人口増加に寄与出来るよう住宅地の提供していきたい」と決意を語る。

 仙台市は本年5月、同地区について、区域区分変更の都市計画を決定。市街化区域に編入し、用途地域を第一種低層住宅専用地域に指定する。同地区事業の計画人口は約260人。周辺には小中学校や複合商業施設が立地する。

3541荷主研究者:2019/08/18(日) 15:54:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190714_12029.html
2019年07月14日日曜日 河北新報
香港・台湾便も検討 仙台-バンコク便10月再開、タイ航空社長「仙台に可能性」

バンコク-仙台便への期待を語ったタイ国際航空のスメート社長

 タイ国際航空のスメート・ダムロンチャイタム社長が13日、仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)を訪れ、河北新報社の取材に応じた。10月から5年ぶりに再開する仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶ週3往復の国際定期便について「仙台には可能性があると信じている。自信を持って決断した」と語った。将来的に子会社による仙台-香港便、仙台-台湾便の就航も検討していることを明らかにした。

 仙台-バンコク便に期待する搭乗率について、70〜80%以上と示し「タイ人は日本が大好きで、同じ所を繰り返し訪れる。機会があれば便数の拡大を検討したい」と語った。

 同社幹部は既に毎日運航も視野に入れていることを明らかにしている。スメート社長も「毎日飛ぶには仙台をもっと知ってもらうことが必要。毎日運航している他空港の定期便も、最初は仙台のような形で就航した」との考えを示した。

 仙台-バンコク便再開後の展開として「子会社のタイスマイル航空を通じて、香港から仙台、台湾から仙台に飛ばせないか検討している」とも語った。

 スメート社長は13〜15日、タイ現地メディアとともに宮城、山形両県に滞在。タイの映画やドラマのロケ地となった秋保温泉(仙台市太白区)関山大滝(東根市)山居倉庫(酒田市)天童温泉(天童市)などを視察する。仙台空港では郡和子仙台市長や岩井卓也仙台国際空港社長が、定期便再開のお礼を述べた。

3542荷主研究者:2019/08/18(日) 16:19:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190717_11010.html
2019年07月17日水曜日 河北新報
<仙台市>都心再構築に100億円 ビル建て替えなど助成

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190717kahoku01.JPG
JR仙台駅(奥)から延びる緑の青葉通。市は助成金や規制緩和で老朽ビルの建て替えを誘導する

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 仙台市は16日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」を始動させると発表した。期間は2030年度までの10年余り。国内外から投資を呼び込み、東北をけん引する高度な都市機能を集積させ、交流拠点となるにぎわいを創出する。第1弾として老朽建築物の建て替えに助成制度を創設し、高機能オフィスの整備を誘導する事業を10月に始める。

 建て替え助成は、国が02年度に指定した青葉通を中心とする「都市再生緊急整備地域」(約79万平方メートル)にあり、1981年以前の旧耐震基準で建てた老朽ビルなどを対象とする。

 建て替え後の用途が事務所や店舗、ホテルなどであれば、解体工事期間中の固定資産税(土地)相当額を補助する。高機能オフィスを整備すれば1年間、床面積に応じた固定資産税(建物)相当額も助成する。

 高機能オフィスは企業のニーズが高い。市は緊急整備地域内に整備すれば、10月から建物の容積率を最大2倍まで緩和し、誘導を図る。JR仙台駅前のビルが要件を満たせば、800%の指定容積率が1600%まで大幅に緩和される。

 緊急整備地域では、市街地再開発の事業化を強く後押しする。国と市が財源を折半する再開発の補助制度で、10月から交付額上限と補助率を引き上げる。市は再開発動向などから総額100億円の支援を見込む。

 このほか、一定規模の建築物にある駐車場の設置要件も緩和し、土地や建物の有効活用を図る。事務所などは250平方メートルごとに1台が義務だが、350平方メートルごとに見直す。公共交通の利用促進策を打ち出せば、さらに最大55%まで低減できる。市議会12月定例会に条例改正案を提出する。

 市はプロジェクトの第2弾事業を念頭にICT(情報通信技術)企業などにニーズ調査を実施中。七十七銀行員を招き、企業の立地促進策を検討する。

 郡和子市長は「民間投資を呼び込む施策をパッケージで打ち出し、企業に選ばれる都心を目指す。ダイナミズムあふれる挑戦を進めていく決意だ」と語った。

[高機能オフィス]仙台市の定義によると、建築物の主用途が事務所で(1)1フロアのオフィス専有面積が660平方メートル以上(2)1階にオープンスペースなど、にぎわい創出施設を併設(3)オフィスを柔軟に区切ることが可能な構造(4)リフレッシュスペース、非常電源設備設置スペース、個別空調などの整備-などの条件を満たすオフィス。

3543荷主研究者:2019/08/18(日) 16:19:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190717_11044.html
2019年07月17日水曜日 河北新報
<仙台市・都心再構築>背景に深刻なオフィス不足 震災で停滞の都市間競争、巻き返し図る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190717kahoku03.JPG

 仙台市が16日、2030年度までの「都心再構築プロジェクト」を始動させた背景には、市中心部の深刻なオフィス不足がある。ICT(情報通信技術)関連企業の誘致、起業家支援に重点を置く経済戦略とは裏腹にオフィス供給は質、量ともに不十分で、企業立地の潜在能力を生かし切れていない。市は老朽ビル更新を糸口に都心部を再生し、東日本大震災で後れを取った都市間競争で巻き返しを図る戦略を描く。

 市によると、市内への企業誘致は震災前の2010年度は5件だったが、震災後の16年度からICT関連の進出が増え、18年には過去最多の40件に達した。一方、10年に19.41%だった市内のオフィスビル空き室率は18年に4.40%まで下がり、逼迫(ひっぱく)している。

 市中心部のオフィスビルは、1981年以前に旧耐震基準で建築された建物が41%を占める。更新時期を迎えたが、建設費高騰などで所有者が二の足を踏み、2013、15、16、18年と新規オフィス供給がゼロと異常な状況が続く。

 「『1000平方メートルのオフィスがあれば進出したい』という声をもらうが、市中心部に該当物件がなく、もどかしい思いをした」。市の担当者は好機を逃した経験を悔しそうに語る。

 首都圏では企業が災害時の事業継続、人材確保のため、地方への拠点分散が進む。23年度には東北大青葉山キャンパス(青葉区)に次世代型放射光施設が完成し、研究開発拠点の誘致が見込める。仙台進出を視野に入れる企業を呼び込む受け皿づくりは急務で、ニーズの高い高機能オフィスなどの早期整備が必要だ。

 市が第1弾で発表した助成制度や容積率の緩和などは、JR仙台駅前のさくら野百貨店仙台店の跡地活用にも使える。郡和子市長は16日の定例記者会見で「仙台駅前には東北のゲートウエー機能がある。未利用や低利用の地域の広がりは大きな課題だ」と危機感を示した。プロジェクト始動が跡地活用に向けた議論の呼び水となることも期待できる。(解説=報道部・小木曽崇)

3544荷主研究者:2019/08/18(日) 16:30:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190718_13014.html
2019年07月18日木曜日 河北新報
仙台・東部復興道路、10月19日全線開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190718kahoku01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190718kahoku02.JPG
全線開通日が決まった東部復興道路=6月上旬、仙台市若林区荒浜周辺

 仙台市が東日本大震災で被災した沿岸部に整備する「東部復興道路」が10月19日に全線開通することが17日、分かった。高さ約6メートルの盛り土構造で堤防機能があり、海岸堤防との多重防御で津波を抑える。宮城県道塩釜亘理線と並行する区間は県道、残りの区間は市道にする。

 東部復興道路のルートは地図の通り。総延長10.2キロで、県道区間6.8キロ、市道区間3.4キロで構成する。車道は県道区間が幅9メートル、市道区間が幅7メートル。片側1車線で、県道区間は緊急時に大型車3台が擦れ違える。盛り土工事は現時点で残り2区間、約200メートルを残すのみとなった。

 東部復興道路から西に延びる三つの「避難道路」は県道荒浜原町線、市道南蒲生浄化センター1号線の整備が終わった。県道井土長町線も8月末の完成を目指し急ピッチで工事が進む。復興道路や避難道路には「津波避難方向」を矢印で示した標識を取り付ける。

 復興道路と仙台東部道路に挟まれた地域では、避難ビルや避難タワーに通じる市道の拡幅、路肩のカラー化、誘導標識の設置などが進み、避難経路が整備されている。復興道路の東側には建設中を含め、5カ所に避難の丘が設けられる。

 東部復興道路は2014年3月に着工し、当初は19年3月末の完成を目指したが、一部区間で地盤改良などが必要になり、全線開通が約半年間遅れていた。

3545荷主研究者:2019/08/18(日) 16:36:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190719_12024.html
2019年07月19日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>仙台空港民営化3年 発着便増え上昇気流

搭乗手続き開始を待つ外国人観光客ら。新規就航や増便で旅客数は今後も伸びが見込まれる

 仙台空港が2016年7月に国管理空港として全国で初めて民営化されて3年がたった。今年はピーチ・アビエーション(大阪)などが仙台-台北線を週7往復に増便したほか、エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)の仙台-中部線の新規就航、タイ国際航空による仙台-バンコク線の5年ぶりの再開が決まるなど上昇気流に乗っている。(報道部・丸山磨美)

<410万人達成視野>
 仙台空港発着の国内線は民営化前の1日49便(16年6月1日時点)から58便(今年7月16日時点)に増加。国際線は週10便から28便に増えた。中でも台北線は訪日外国人旅行者(インバウンド)増加の波に乗り、週2便から19便へ大幅に伸びている。

 18年度の旅客数は約361万人と目標に掲げた369万人は下回ったが、2年連続で過去最高を更新。このうち国際線旅客数は約31万人で、15年度からほぼ倍増した。

 「堅調に推移すれば、民営化5年(20年度)の目標の410万人が達成できそうだ」と、空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長。8月8日から1日2便の中部線、10月30日から週3便のバンコク線の就航が決まっており、自信を裏付ける。

<就航リスク軽減>
 岩井社長はこの3年間の取り組みについて「100万都市仙台はもともと潜在的な航空需要があり、顕在化を阻害する『ふた』を一つ一つ開けてきた。地道な仕事の連続」と振り返る。

 旅客数に連動した着陸料制度の導入や、複数の航空会社による国内線チェックインカウンターの共用化などを通じ、航空会社の固定費を抑えて増便や新規就航のリスクを軽減した。

 空港側は増便による着陸料収入の増加や売店、駐車場の売り上げアップにつなげた。民間会社ならではの機動性、柔軟性は「ビジネスマインドを持った心強いパートナー」(国内航空会社)とも評価される。

 国内線の旅客搭乗棟(ピア棟)増築、保安検査場の混雑解消に向けた新検査方式の導入、2次交通の拡充などの施策で、利便性の向上も着実に進む。今後は中国路線、東南アジア中距離路線の新規開拓や、伸び悩む貨物取扱量の増加を図ることなどが課題だ。

 岩井社長は「成功、失敗の評価はまだ早い。海外で東北の認知度は低いが、ブランドが確立された北海道より多くの温泉やスキー場がある。もっとやれる」と気を引き締める。

3546荷主研究者:2019/08/18(日) 16:37:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190719_12023.html
2019年07月19日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>エアアジア・ジャパン若菜社長に聞く 仙台-中部、年20万人見込む

[わかな・じぇにー・まゆこ]上智大卒。雑誌編集者、米COACHの国際広報宣伝上級部長などを経て2013年エアアジアグループのマレーシア本社経営戦略・広報担当部長。17年12月から現職。米ロサンゼルス出身。40歳。

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)の若菜ジェニー麻友子社長が河北新報社の取材に応じ、8月8日就航の仙台空港と中部空港を結ぶ定期便について「手軽に飛行機で旅ができる選択肢を増やすことで、マーケットを広げていきたい」と話した。

 -就航の狙いは。
 「仙台は東北の玄関口で、空港を拠点にいろいろな土地に旅してもらえる。2016年にも就航を検討したが、会社の体制を見直すため保留にしていた。仙台-中部線はLCCは就航しておらず、需要はかなりある。年間20万人以上の利用を見込んでいる」
 「手頃な価格の飛行機の旅という選択肢を増やすことで需要を喚起していく。1日2往復でスタートするが、利用状況に応じ増便も検討したい。日帰りなど、これまで想定していない旅が増えるといい」

 -主なターゲットは。
 「メーンはレジャー利用の個人旅行。ただ17年に就航した中部-新千歳線でビジネス需要もかなりあると分かった。仙台-中部線も出張に利用してもらえるのではないか。ホームページでの直接販売が中心だが、法人向けセールスにも力を入れ、上積みを図る」

 -東北は訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致が課題だ。
 「グループ全体でアジアを中心に140以上の都市に就航している。中部空港から入国する旅行者を仙台に運ぶなど、グループとしての相乗効果を生かして利便性増強を図る。東南アジアとの直行便の就航候補地を検討する中に仙台も当然入る。仙台-中部線を成功させて直行便を呼びたい」
 「タイやフィリピンでは乗客をバスなどで観光地へ送り届けるサービスを提供しており、仙台でも今後検討する。東北の魅力を発信し、マーケットを拡大するサイクルを構築したい」

3547荷主研究者:2019/08/18(日) 16:46:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190720_12052.html
2019年07月20日土曜日 河北新報
アウトレット仙台港一部改装 飲食や雑貨新規9店

内装に木材を多用し、快適な空間を演出したマルシェ

 三井不動産は20日、仙台市宮城野区の「三井アウトレットパーク仙台港」の一角に「杜のみなとマルシェ」をオープンさせる。新業態の飲食店や東北初出店の雑貨店など新規9店を集め、買い物客が一息つける快適な空間を目指す。

 2008年の開業時に設けた「マーケットストリート」を全面改装し、テナント数を5から9に増やした。飲食では仙台市の青果専門店「いたがき」の果物を使った新しいジェラート店、不二家(東京)が初めて軽食も扱う「ミルキーカフェ」などが並ぶ。

 いずれも東北初出店となるサーモスや京セラのキッチン雑貨、オーガニック化粧品のアウトレットのほか、訪日外国人旅行者(インバウンド)の需要を見込んだドラッグストアも入る。

 デジタル遊具を備えるキッズスペース、授乳やオムツ替えができる個室を設け、親子連れに対応する。

 三井アウトレットパーク仙台港の三浦文男所長は「特別な日だけでなく、普段使いしてほしい」と話した。営業時間は午前10時〜午後8時。

3548荷主研究者:2019/08/18(日) 16:47:54

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190720-398256.php
2019年07月20日 12時00分 福島民友新聞
「阿武隈急行」年間利用250万人目標 公共交通網形成計画策定

 第三セクター阿武隈急行(伊達市)の経営に関わる県と宮城県、沿線5市町は19日、利用者数を2017年度の248万人から23年度に250万人まで拡大し、経営安定化を目指す地域公共交通網形成計画を策定した。福島市で同日開いた沿線地域公共交通協議会で内容を承認した。

 利用者数は人口減を背景にピーク時の1995年から減少傾向が続き、今後10年間で約23万人が減る見通し。このため、同社や関係自治体が利用者数の維持や運送収入単価が高い定期外利用の拡大に重点を置き、各種施策に取り組む。

 計画では一体的なネットワーク構築、利用ニーズに対応したサービス提供、交流人口の拡大など8項目の目標を設定。路線バスをセットにした定期券発行や格安でタクシーも利用できる仕組みづくり、ダイヤ見直し、新たなイベント列車の企画などの事業について検討することを盛り込んだ。

 また、商業や医療、教育などの都市機能が集積した「中核拠点」に福島駅、JR在来線に乗り継げる「主要交通結節点」に槻木駅、路線バスやタクシーなどとつながる「交通結節点」に保原、梁川、丸森、角田の各駅、自家用車などを駐車できる「地域拠点」にほかの無人駅を分類し、各駅の将来像を明確化した。

3549荷主研究者:2019/08/18(日) 17:04:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190726_12001.html
2019年07月26日金曜日 河北新報
イオンモール利府、2020年冬に新棟開業 延べ床面積18万平方mに

イオンモール利府の新棟の完成予想図

 イオンモール(千葉市)は25日、宮城県利府町の大型商業施設「イオンモール利府」の新棟建設に今月末着手し、2020年冬に開業すると発表した。既存棟と合わせた延べ床面積は約18万平方メートルに達し、東北最大のイオンモールとなる。

 鉄骨3階の新棟の建設場所は、JR東日本新幹線総合車両センター北側で町が整備する新中道土地区画整理事業地内で、新しい中心市街地の目玉施設となる。敷地面積約14万8000平方メートル、延べ床面積約10万1000平方メートルで、約3800台分の駐車場を設ける。

 新棟は体験型やアミューズメント関連の専門店が多く入る予定で、「エンターテインメントモール」を目指す。県道仙台松島線(利府街道)を挟んで建つ既存棟(延べ床面積約8万平方メートル)との差別化を図る。

 イオンモールは東北6県で利府を含め14施設を運営する。仙台市青葉区の東北大雨宮キャンパス跡地にも出店する計画がある。

3550荷主研究者:2019/08/18(日) 17:04:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190726_12002.html
2019年07月26日金曜日 河北新報
仙台空港アクセス線、日中も一部2両→4両編成 利用者増受け2020年度上期から

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム=19年3月

 JR東日本仙台支社は25日、仙台空港アクセス線の利用者増を受け、2両編成で運転している日中時間帯の列車の一部を4両編成にし、輸送力を強化すると発表した。実施時期は2020年度上期の予定。

 アクセス線は仙台空港鉄道(名取市)との共同運行。仙台空港-仙台間の直通列車は1日上下計86本で、朝と夕方の通勤時間帯は4両編成、日中は2両編成を中心に運転している。

 支社は本年度中にダイヤや車両の運用を見直して車両を確保、アクセス線のワンマン運行に対応できるよう改造する。2両を捻出できれば、4両編成での運行が1日12本増え、割合は現在の50%から67%になる。

 訪日外国人旅行者(インバウンド)増加や沿線の宅地開発の進展で、18年度の乗降客数(速報値)は370万人9281人と7年連続で最高を更新した。4月には沿線の大型商業施設が増床リニューアル。名取-仙台間で乗車率が160〜170%に上ることもあり、混雑緩和や輸送力強化を求める声が高まっていた。

 坂井究仙台支社長は「できれば来夏の東京五輪・パラリンピックの前に実施したい」と話した。

3551荷主研究者:2019/08/24(土) 22:39:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190728_11029.html
2019年07月28日日曜日 河北新報
二重行政か、すみ分けか 徹底比較 仙台市・音楽ホールと宮城県・新県民会館構想

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190728kahoku01.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190728kahoku02.JPG

 仙台市が整備を目指す音楽ホールと宮城県が検討する新県民会館が、類似点が多いとして「二重行政」と指摘されている。ともに2000席規模の施設を市内に建設する計画だが、想定する公演などのジャンルが異なるとして、市も県も「すみ分け可能」と主張する。市と県のここまでの検討状況を振り返り、立地、規模、機能などを比較した。(報道部・小木曽崇)

<立 地>
 「市音楽ホール検討懇話会」(会長・本杉省三日大特任教授)は3月、約1年半の議論でまとめた報告書を郡和子市長に提出。候補地9カ所のうち公表可能な7カ所は全て青葉区で、優劣はつけていない。市は年度内に立地場所を決め、基本構想の検討を始める。

 老朽化した県民会館の建て替えに向けた有識者会議(座長・志賀野桂一東北文化学園大特任教授)は5月、宮城野区の仙台医療センター跡地を「適地」とした。JR仙石線宮城野原駅が近く、面積も5万4500平方メートルあるため集客面などの利便性を評価した。県は有識者会議の議論を受け、年度内に立地を含めた基本構想をまとめる。

<規模・施設構成>
 市懇話会の報告書は、音楽ホールの中核となる「大ホール」を2000席規模と明記した。それ以外に300〜500席の小ホール、音楽リハーサル室、舞台芸術リハーサル室などを備えるよう提言している。

 2000席は、合唱や吹奏楽の全国コンクールを開く要件の一つ。県合唱連盟や仙台オペラ協会など4団体は2015年「楽都・仙台に復興祈念『2000席規模の音楽ホール』を! 市民会議」を発足させた。

 一方、新県民会館の施設構成は県有識者会議が検討中だが、メインホールは2000席規模を前提に議論を進める。ある委員は「東北最大」のうたい文句が興行誘致の利点になるとして「青森市文化会館(2031席)を1席でも上回った方がいい」と主張する。

<機能・想定ジャンル>
 市懇話会の報告書は音楽ホールに適した公演ジャンルとして、クラシックやポップスなどの「音楽」、大型演劇やオペラなどの「舞台芸術」を挙げる。「音楽」に使う際はコンサートホール形式で、「舞台芸術」の場合はクラシックなどに必要な音響反射板を移動し、劇場形式に転換するという。

 一方、県は18年に需要調査を実施。「音楽」と演劇、舞踊など「ステージ」の比率が全国はほぼ半々なのに対し、県内は8対2と偏りがあることを把握した。

 報告書は「需要が少ないとは考えにくく、ステージ公演に適したホールが供給過小」と現状を分析し、新県民会館は「ステージを使う大型興行に対応した大規模施設」と位置付けた。

 「二重行政」批判は、二つの施設がともに演劇の公演を想定したことが要因の一つにある。これに対し、郡和子市長は市議会6月定例会で、ホール内に音が響く長さ「残響時間」を例に機能の違いを説明した。

 「音楽ホールはクラシックに最適な2秒前後にするが、新県民会館はポップスを念頭に1.1〜1.4秒にするという。役割分担は十分に意識されている」

3552荷主研究者:2019/08/24(土) 22:40:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190729_11034.html
2019年07月29日月曜日 河北新報
カンボジア名誉領事館、仙台に8月1日開設 国内5カ所目「両国の友好に尽力」

テープカットで開設を祝う田井名誉領事(右)とカンボジア政府関係者

 在仙台カンボジア名誉領事館が8月1日、仙台市青葉区上杉1丁目のイースタンビル7階に開設される。同国の名誉領事館は札幌や名古屋に次いで国内5カ所目。査証(ビザ)の発給など、大使館業務の一部を代行する。

 開所式が26日に領事館事務所であった。名誉領事に就いた横浜市のNPO法人理事田井進さん(66)は「世界遺産のアンコールワットは日本人にもなじみがある。両国の懸け橋として力を尽くす」と述べた。

 田井さんは内戦後の同国で、1998年から井戸や学校の設置に取り組んできた。昨年11月に名誉領事の任命を受け、開設の準備を進めてきた。

 管轄地域は宮城県内で、近く東北各県や新潟も対象とする予定。ビザ発給は8月19日に始める。

3553荷主研究者:2019/08/24(土) 22:48:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190730_11003.html
2019年07月30日火曜日 河北新報
仙台市、成長期待8社の上場支援 「未来創造企業」に認定

認定証を受け取るゼンシンの前田社長(中央)

 仙台市は29日、株式上場を目指す仙台都市圏の8社を「仙台未来創造企業」に認定した。弁護士や税理士、社会保険労務士の協力を得て、上場要件となる労務、財務など内部管理体制の強化を集中支援する。東北では2014年以降、新規上場がなく、市はおおむね5年以内の実現を目指す。

 市役所であった認定証交付式で、8社の経営者は上場への意気込みを語った。

 発達障害児向け放課後デイサービスを手掛けるゼンシン(名取市)の前田忠嗣社長は「上場を手段として若者がここに残れるようにしたい」と強調。衣類補修のビック・ママ(若林区)の守井嘉朗社長は「『お直し』文化を表舞台に出し、女性が一生働ける職場づくりを実現する」と話した。

 郡和子市長は「決意を聞き、わくわくする未来を確信した。認定企業が上場を目指す姿は地域の熱も高める」と期待を寄せた。

 東京証券取引所の横田雅之上場推進部長は「上場をてこに海外で通用するビジネスモデルにしてもらいたい。悩み事解消に東証を活用し、最短で上場を目指してほしい」とエールを送った。他の認定企業は次の通り。

 コンピューター開発・製造・販売のトーワ電機▽ソフトウエア開発・販売のトライポッドワークス▽センサー開発・製造のボールウェーブ▽ECサイト構築・雑貨企画販売のワイヤードビーンズ(いずれも青葉区)▽障害者就労支援のmanaby(若林区)▽備蓄食料品製造・販売のワンテーブル(多賀城市)

3554荷主研究者:2019/08/24(土) 22:48:46

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46201850X10C19A6L01000/?n_cid=SPTMG002
2019/6/17 20:09 日本経済新聞 電子版 日本経済新聞 北海道・東北
仙台のワイヤードビーンズ、マグカップ開発加速

3555荷主研究者:2019/08/24(土) 23:12:11

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47917440Z20C19A7L01000/
2019/7/29 18:14 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台・卸町、独自商品で直販に対抗 問屋街の挑戦(上)
コラム(地域)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47973510Q9A730C1L01000/
2019/7/30 18:55 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台・卸町、脱卸依存の街づくり 問屋街の挑戦(下)
コラム(地域)

3556荷主研究者:2019/08/24(土) 23:17:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190731_12062.html
2019年07月31日水曜日 河北新報
東北大VPと東経連センター、企業支援目的に協力協定を締結

協定に調印し握手する吉村社長(左)と向田会長

 東北大100%出資のファンド運営会社「東北大ベンチャーパートナーズ」(THVP、仙台市)と、東北経済連合会の事業化支援組織「東経連ビジネスセンター」は30日、大学の研究成果活用や、ベンチャーを含む企業支援などを目的とした協力協定を締結した。

 THVPが支援する大学発ベンチャーの研究成果と技術、センターが持つ専門家100人超のネットワークを生かし、ベンチャーと地域企業のマッチングや連携を促進。東北と新潟県の付加価値向上、産業構造の強化による「イノベーション・エコシステム」の構築を目指す。

 協定期間は同日から2021年3月31日までで、両者の合意で順次延長する。

 仙台市内での調印式で、THVPの吉村洋社長は「密接な連携でイノベーションを創出し、地域の自立的で持続的な成長につなげたい」と強調。センターの向田吉広会長は「相互のネットワークを共有することで付加価値を生み出せる」と期待を込めた。

3557荷主研究者:2019/08/24(土) 23:19:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190801_12002.html
2019年08月01日木曜日 河北新報
<高級食パン>口溶け食感特徴 「考えた人すごいわ」仙台店オープン

魂仕込(左)と宝石箱

 コッペパン専門店や飲食店を営むオーネスティグループ(埼玉県所沢市)は1日、仙台市青葉区本町に高級食パン専門店「考えた人すごいわ」を開く。東京、横浜に次ぐ3号店。

 看板商品の「魂仕込(こんじこみ)」(2斤800円)は「まるでケーキのよう」とうたう口溶けの良さとほのかな甘味が特徴。厳選した小麦粉や国産バター、岩手県野田村産の自然海塩「のだ塩」などを使っている。

 店を手掛けたベーカリープロデューサー岸本拓也さんは「毎日食べても飽きず、手土産にもなる。みずみずしく口の中で溶ける食感は他にはない」と説明。グループの大舘誠社長は「仙台は創業の地で思い入れがある。おいしいパンを提供したい」と話した。

 マスカットレーズンを練り込んだ「宝石箱」(2斤980円)も今月末ごろに発売する予定。

 大舘社長は飲食チェーン勤務を経て1997年に独立開業し、仙台市太白区のザ・モール仙台長町にグループ1店目となる洋食レストランを開いた。

 営業時間は午前9時〜午後8時。売り切れ次第終了。不定休。連絡先は022(748)5056。

3558荷主研究者:2019/08/24(土) 23:20:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190801_13011.html
2019年08月01日木曜日 河北新報
<放射光施設>仙台市「次世代」利用促進、東北中小の参加募集

既存の放射光施設で最先端の「スプリング8」(理化学研究所提供)

 仙台市は31日、世界最高峰の性能を誇る大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を試験的に利用する東北の中小企業の募集を始めた。5社程度を選定し、市が使用料などを負担する。実際に利用した企業に成果を発表してもらい、2023年度に市内で稼働する次世代型放射光施設の利用促進につなげる。

 募集対象は、東北6県に事業所を置く中小企業。書類審査と有識者審査会による面接審査で5社を選ぶ。市は選定企業と委託契約を結び、150万円を上限にスプリング8の使用料、交通費、宿泊費、測定データ解析費などを負担する。

 募集期間は9月6日まで。レンズや刃物の研磨精度の測定、食品のうま味成分の分析などの活用事例を想定する。選定企業は来年3月中旬に市内である成果発表会で、東北の企業や産学官関係者に対し、放射光施設が産業利用に有効であることを報告してもらう。

 市内で稼働予定の次世代型放射光施設は、東北大青葉山キャンパス(青葉区)に整備される。市は放射光施設周辺に研究開発施設や企業の立地、集積を目指す。実現には放射光施設の利用促進が不可欠で、施設がさまざまな商品、部品の開発に役立つことを知ってもらう必要があるという。

 郡和子市長は31日の定例記者会見で「波及効果を高めるには、企業に放射光施設をどう活用できるのか、具体的なイメージを持ってもらうことが必要」と述べ、事業の意義を強調した。

 市ホームページに掲載した申込書などの応募書類を市産業振興課に持参か郵送する。連絡先は同課022(214)8263。

3559荷主研究者:2019/08/24(土) 23:24:41

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48143820S9A800C1L01000/
2019/8/2 19:37 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台中心部、再開発始動へ オフィス建て替え市が促す

3560荷主研究者:2019/08/24(土) 23:25:12

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24063
2019/8/2 日刊建設新聞 宮城版
仙台BP立体化を検討 国道4号/苦竹〜名取川の一部 9月までに業務委託(東北整備局)

 東北地方整備局は、国道4号仙台拡幅の整備方針を検討するため、仙台バイパス(BP)道路設計業務を委託する。この業務では、仙台市内で国道4号の苦竹インターチェンジ(IC)付近から名取川付近までに至る区間について、主に渋滞箇所の解消を目指し、現道拡幅や立体交差化を検討するため、道路概略設計と道路予備設計などをまとめる。委託に当たっては、仙台河川国道事務所が9月までに一般競争入札を行う。

 同事務所によると、検討区間はおおよそ苦竹ICから名取川までに至る範囲。すでに苦竹ICから箱堤交差点までに至る区間は、仙台拡幅で事業が動いているものの、箱堤交差点から南側の区間は、複数の交差点を中心に渋滞解消を図らなければならない箇所がある。

 箱堤交差点から名取川までの区間は、都市計画決定で標準幅員が46m程度となっている。このうち、立体交差化が都市計画決定されているのは鹿の又交差点の前後区間のみ。仮に事業化するとなれば、ここが優先される可能性が高い。

 鹿の又交差点以外の交差点を立体化するとなれば、計画段階評価や都市計画決定の変更などが必要になる見通しで、かなり時間がかかることが予想される。

 今回委託する仙台BPの道路設計業務は、鹿の又交差点付近の道路予備設計や交差点予備設計、それ以外の区間の道路概略設計をまとめる。履行期間は約5カ月。

 なお、同市若林区卸町の箱堤交差点は、国道4号仙台拡幅で交差点前後の延長1.4km区間を立体化することになっている。立体化では橋長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁橋を架け、交差する仙台市道元寺小路福室線の上に国道4号を通す。

 本年度は橋の詳細設計業務をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、前後道路の詳細設計業務を福山コンサルタント(同)に委託した。立体化の事業費は120億円で、2024年度までの完成を目指す。

3561荷主研究者:2019/08/24(土) 23:25:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190802_11027.html
2019年08月02日金曜日 河北新報
仙台市の都心再構築プロジェクト 緊急整備地域の拡大へ準備協議会

 仙台市は1日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」で、老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大を目指し、準備協議会を設立すると発表した。内閣府が7月31日に「仙台都心地域」を区域拡大の候補地としたため、拡大範囲などを検討する。

 準備協議会は市、県、国、金融機関の担当者や学識経験者でつくる。早急に人選し、年内に発足させる。

 国が2002年度に指定した緊急整備地域は地図の通り。青葉区の青葉通を中心に約79万平方メートルが範囲となっている。今後、企業集積が進むJR仙台駅東口など、緊急整備地域に加えたい区域と整備方針を検討し、国に意向を伝える。

 市は再構築プロジェクトで、緊急整備地域にあり、1981年以前に建てられた老朽ビルの更新に助成金を創設した。同地域では国も財源を負担する市街地再開発補助金を拡充し、事業化を強く後押しする。区域が拡大されれば、こうした支援策の適用範囲を広げることも可能になる。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、国が重点的に市街地を整備する地域を指定する。18年7月以降は国が候補地を示し、各地の準備協議会がまちづくりを議論する仕組みとなった。これまで全国7地域が候補地となり、東北では仙台が初めて選ばれた。

 市都市計画課の担当者は「都心部の状況は、最初に指定を受けた02年から大きく変わった。区域拡大を民間投資を呼び込むきっかけにし、都心部のにぎわい創出につなげたい」と話す。

3562荷主研究者:2019/09/15(日) 20:47:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_11055.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
「仙台駅東口の魅力アップを」 まちづくり協議会が発足、年度内の事業計画提出目指す

地域の魅力向上を目指す仙台駅東まちづくり協議会の設立総会

 仙台市のJR仙台駅東口地域の持続的な活性化に向けて、企業や住民らでつくる「仙台駅東まちづくり協議会」が2日発足した。宮城野通を中心に公共空間を活用した交流人口拡大などの取り組みを進める。

 ユアテックや東北福祉大など東口に立地する企業19社、町内会5団体、住民12人で構成。宮城野区であった設立総会で、松栄不動産の松坂卓夫社長が理事長に就任した。

 前身の「宮城野通り勉強会」は2017年以降、地域課題や魅力向上の方策を議論してきた。西口と比べて商業施設が少なく、楽天生命パーク宮城の来場者らが滞留する場所が乏しいことなどが課題だった。

 協議会には三つの部会を置く。東口の公共空間を利用した企業などとの連携イベントの企画や、建築物の建て替えも視野に入れた地域再生策などを、9月から月1回検討する。

 仙台市が打ち出す「都市再構築プロジェクト」にも対応する。老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大を目指す市の動きを念頭に、年度内に具体的な事業計画を練り、市への提出を目指す。

 松坂理事長は「交通量のある東西自由通路から東口広場にかけての再整備など、実現したいことは多い。魅力向上に本腰を入れて取り組む」と力を込めた。

3563荷主研究者:2019/09/15(日) 20:51:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_13019.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
<東京五輪>宮城スタジアム周辺の渋滞深刻 来場手段の分散が課題

東京五輪サッカー競技開催時の渋滞対策を議論した会議=仙台市青葉区

 2020年東京五輪の男女サッカー競技会場となる宮城スタジアム(宮城県利府町)で6月にあった国際親善試合の際、東北地方整備局や宮城県が実施した交通状況調査の結果が2日、まとまった。会場周辺の渋滞は深刻で、本番に向けて来場者の交通手段やシャトルバス乗降駅の分散が課題となりそうだ。

 当日の来場手段を尋ねたところ、シャトルバスが70%、自家用車が29%だった。バスの乗降場所はJR利府駅が39%、JR仙台駅が38%。仙台市地下鉄南北線泉中央駅は23%。特に県外客は仙台駅に集中する傾向が強かった。

 バスは利府駅とスタジアムを結ぶ便の利用が多く、乗車待ちの列が比較的長くなった。同駅のバス転回所が狭く、待機できるバスの台数が限られた。

 利府駅-スタジアム間の県道では、試合開始2時間前から車の流れが悪化。試合終了1時間後には渋滞区間が広がり、2時間後も解消されなかった。送迎に来た自家用車の路上駐車が要因とみられる。

 県などは市地下鉄東西線荒井駅を含むバス利用の分散に向け、料金や案内方法を模索する。スタジアム周辺での自家用車の交通規制も検討する。

 仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長は「県外、国外の方もスムーズに利用できるよう、大会組織委員会や交通事業者と調整したい」と話した。

 調査結果は2日、市町村や関係機関の担当者を集めて仙台市で開いた県渋滞対策連絡協議会で説明した。

3564荷主研究者:2019/09/15(日) 20:51:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_12016.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
雑貨ずらり3000点 東京・原宿発「AWESOME STORE」仙台にオープン

レトロな雰囲気の雑貨が並び、大勢の買い物客でにぎわう店内

 東京・原宿発の雑貨店「AWESOME STORE(オーサムストア)仙台一番町店」が1日、仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街内にオープンした。オーサムストアとして地方初の路面店。

 広さ205平方メートルの店内はアメリカンビンテージをテーマに文房具や化粧品、食器など約3000点が並び、毎月約100点が入れ替わる。商品開発から製造、販売まで自社で担い、中心価格帯100〜500円に抑えた。

 店周辺には100円ショップやインテリア店などの雑貨店が集中する。青葉区の会社員千葉そよかさん(34)は「デザインや価格を他の店と比較しながら買い物できそう」と喜んだ。

 運営会社「レプレゼント」(東京)の堀口周作運営部長は「近くの雑貨店とともに若い人を引き込み、商店街を盛り上げていきたい」と話す。

 営業時間は午前10時〜午後9時。オーサムストアは一番町店を含め全国47店あり、東北は宮城県名取市のイオンモール名取に続く2店目。

3565荷主研究者:2019/09/15(日) 20:54:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_12008.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
仙台駅前「EDEN」テナント契約を2年延長 GSビル跡地再開発は22年以降か

解体が進んだGSビル跡地(手前)と青葉通を挟んで向かい合う旧さくら野百貨店仙台店

 仙台市青葉区中央1丁目の商業施設「EDEN(エデン)」を運営するオリックス(東京)の関連会社が、テナント契約の期限を2020年1月末から2年間延長したことが2日、関係者への取材で分かった。隣接地で解体工事中の商業ビル「GSビル」跡地を含めた一体的な再開発は22年以降になる見通しとなった。

 エデンは11年7月、仙台ホテル跡地にオープン。飲食店など14店が入り、18年1月にテナント契約を2年間延長していた。

 関係者によると、オリックスはエデンとGSビル跡地とを合わせた再開発を検討する中で、テナント契約の解除を通告する期限の今年7月末までに具体的な整備方針が決まらず、契約を延長した。オリックス側は順次、各テナントと再契約の交渉に入る。

 GSビルは1957年に建設された「日乃出興業ビル」が前身で、オリックス出資の合同会社が所有する。市が2017年に公表した耐震診断結果で、震度6強〜7程度の地震で倒壊などの危険性が指摘されたことを受け、18年6月に解体が始まり、今年9月末に工事が終了する。

 オリックスグループ広報部は「テナントとの契約事項は公表できないが、エデンを閉店する方針は今のところない」とし、一体的な再開発については「さまざまな方向性で検討している段階だ」と説明した。

 JR仙台駅西口では17年2月、エデンとGSビルから青葉通を挟んで向かいのさくら野百貨店仙台店が破綻。複数の地権者が再開発に向けた協議を進めている。

3566荷主研究者:2019/09/15(日) 21:08:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190805_13027.html
2019年08月05日月曜日 河北新報
美里・小牛田の住宅団地 分譲13年で完売 県住宅公社

県住宅供給公社の住宅分譲地が完売した「ゆとり〜と小牛田」

 県住宅供給公社が分譲した美里町の住宅団地「ゆとり〜と小牛田」の473区画が完売した。東日本大震災後の住宅需要の高まりなどで販売が好調に推移し、分譲開始から13年で全区画を売り切った。

 ゆとり〜と小牛田は、JR小牛田駅東地区の土地区画整理事業として1999年、開発が始まった。東北線、陸羽東線、石巻線が交わる利便性を売りに、公社は2006年に分譲を開始した。

 販売が伸び悩んだ時期もあったが、震災を境に状況が一変した。住宅や地盤に目立った地震被害がなかったため、注目が集まった。津波で被災した沿岸部からの移住者もあり、需要が高まった。

 県などによると、購入者は地元・美里町の住民が30%を超えた。隣接する大崎市、涌谷町を含めると、1市2町の住民が50%超を占める。震災の被災者は約20%という。

 団地の総面積は34.5ヘクタール。区画は230〜270平方メートルが多く、価格帯は500万〜600万円が最多。購入者は20代と30代で60%近くを占める。

 県住宅供給公社は「持ち家を求める子育て世代にとって値頃感があったのではないか。震災の影響に加え、企業誘致による移住者の増加も後押しした」と分析した。

 同団地の完売に伴い、県住宅供給公社は分譲事業を本年度で終了する見通しとなった。今後は、県営住宅や災害公営住宅などの管理受託業務に専念する。

3567荷主研究者:2019/09/15(日) 21:14:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190807_13020.html
2019年08月07日水曜日 河北新報
仙台市人口が109万突破 8月1日時点、今後は減少局面に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190807kahoku01.JPG

 仙台市の推計人口が1日時点で109万34となり、109万を初めて突破したことが6日、分かった。東日本大震災後に続く近隣自治体からの転入増加が主な要因。市の将来人口推計では、2020年度ごろをピークに減少に転じるとみられ、右肩上がりの人口増は間もなく終息する。

 市によると、7月の人口動態は出生688人、死亡715人で27人の自然減となった一方、転入5550人、転出4811人、その他の減9人と730人の社会増だった。差し引き703人の増加となり、109万人を超えた。

 8月1日時点の区別人口は青葉31万1125、宮城野19万6476、若林13万8366、太白23万586、泉21万3481。男女別は男が53万32、女が56万2となった。

 1989年の政令市移行後の市人口の推移はグラフの通り。

 泉市、宮城県宮城町、同県秋保町との編入合併を経て人口91万で政令市の歩みを始め、99年5月に100万の大台を突破。震災後の2011年11月に105万を超え、12年12月に秋田県を上回った。15年10月に108万に到達し、18年11月には山形県を抜いた。

 30年間、増加の一途だった市人口も今後は減少局面に入る。17年以降、少子高齢化に伴う自然減が年々拡大し、社会増を上回るのも時間の問題とされる。泉区は5区で最も早く人口減少に転じている。

 市政策企画課の松田智子課長は「地元企業の成長支援や企業誘致、子育てしやすいまちづくりに力を入れ、若い世代の定着を促す取り組みも進め、影響を最小限に抑えたい」と話す。

3568荷主研究者:2019/09/15(日) 22:11:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190808_13018.html
2019年08月08日木曜日 河北新報
排ガス出さず音も静か 燃料電池バス9日から実証運行 宮城交通

 宮城交通(仙台市)は9日から、水素と酸素の化学反応で発生させた電気で走る燃料電池(FC)バスの実証運行を路線バスのルートを使って行う。水素エネルギー普及に取り組む県の委託事業で、FCバスが県内で初めて路線バスのルートを走行する。

 使用車両はトヨタ自動車のFCバス「SORA」で定員79人。大気汚染の原因となる二酸化炭素や窒素酸化物などを排出せず、走行音も静かなのが特徴だ。県は実証運行後に費用やルートなどの課題を整理し、早期導入へ検討する。

 期間は27日までの計11日間。宮城大学線、宮城学院線、虹の丘団地線、泉パークタウン線、松陵ニュータウン線、将監団地線、新富谷ガーデンシティ線、泉ケ丘大富線の8路線を走る。

 通常の路線バスの合間に運行。日によって路線や発着時間は異なり、時刻表は宮城交通ホームページで確認できる。バスに行き先の表示などはなく、停留所に止まった際に乗務員が案内する。運賃は無料で、乗客にアンケートへの協力を依頼する。

3569荷主研究者:2019/09/15(日) 22:16:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190808_13025.html
2019年08月08日木曜日 河北新報
産学で材料開発、新研究棟着工 東北大・青葉山 来年7月完成予定

革新材料創成センター(仮称)の完成予想図

 東北大が青葉山キャンパス(仙台市青葉区)に整備する研究棟「革新材料創成センター(仮称)」の工事の安全祈願祭が7日、現地などで行われた。材料科学分野で企業との共同研究の拠点となる。建築費約10億円はJX金属(東京)が寄付した。

 関係者約60人が出席。神事の後、東北大の矢島敬雅・産学連携担当理事は「日本の産業競争力の強化に寄与したい」と強調した。JX金属の谷明人執行役員は「仙台から革新的な材料開発が進むことを期待している」と述べた。

 研究棟は鉄骨4階で、延べ床面積約2700平方メートル。来年7月に完成予定。東北大とJX金属は昨年9月、研究開発や人材育成の連携協定を締結した。

3570荷主研究者:2019/09/15(日) 22:32:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190809_11027.html
2019年08月09日金曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(1)音楽ホール/候補地に公園 批判の声

音楽ホールの候補地となっている緑豊かな西公園=7月下旬

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 都会のオアシスに巨大な人工物が出現するかもしれない。

遊び場守りたい

 7月下旬、子どもたちが樹木につるされたブランコではしゃぎ、木陰でこま回しに夢中になっていた。仙台市中心部に位置し、広瀬川沿いに連なる西公園(青葉区)。格好の遊び場となっている広大な自然空間が、市が検討する音楽ホールの有力候補地となった。

 「西公園プレーパークの会」は15年にわたり、年間200日以上も大人を常駐させ、西公園で子どもたちの遊びを支えている。

 副代表の佐々木健二さん(54)は「音楽ホールが単なるハコモノなら嫌。遊び場のオープンスペースは守りたい。整備するなら魅力的な公園になる方法を示してほしい」とくぎを刺す。

 市が公表した青葉区の候補地7カ所のうち、6カ所が公園だった。郡市長は「にぎわい、回遊性を考えれば公園も(建設地として)あり得る。その場合は緑の代替を議論する」と理解を求める。

 「西公園は緑も歴史的資産も多い。調べるほどに学ぶべきことが見つかる教科書みたいな場所だ」

 「西公園を遊ぼうプロジェクト」代表の関口怜子さん(73)が言う通り、公園には仙台藩祖伊達政宗ゆかりの「臥龍梅(がりょうばい)」、市保存樹林のヒマラヤシーダ林があり、石碑が数多く立つ。

 関口さんは市と協力し、140年を超える公園の歴史を学ぶ勉強会、秋祭りなどを開催する。「ここに巨大な構造物を建てると言うなら今までの取り組みは何だったのか、という話になる」と矛盾を感じる。

場当たり的計画

 批判は政策形成の足元からも噴出する。市の緑化政策を議論する杜の都の環境をつくる審議会は3月、「公園は空き地じゃない」と候補地選定に異を唱えた。

 西公園は2007年度に始まった再整備事業の真っ最中で、19年度も約1億円を投じる。仮に西公園に音楽ホールを建設するとなれば、再整備との整合性を間違いなく問われるが、市建設局は「まだ何も決まっていない」と歯切れが悪い。

 そもそも候補地は、市が1992年に音楽堂整備構想を掲げて以来、太白区の長町南地区、あすと長町地区など転々とした。構想自体も財政難を理由に長く凍結された時期があった。

 東北大の杉山丞(すすむ)特任教授(都市デザイン)は、こうした場当たり的にも見える経緯から「20世紀に整備できなかった施設をいま造るのではなく、いま必要な施設を考えるべきで、杜の都の緑を生かす場所の選定が必要だろう」と指摘する。
(報道部・小木曽崇)

[音楽ホール]有識者による市音楽ホール検討懇話会は2019年3月、市中心部に「生音源に対する音響を重視した2000席規模の多機能ホール」が必要と提言した。建築面積は9000〜1万1000平方メートルを想定。市は候補地として青葉区の公園と広場の7カ所を公表した。西公園は市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場の3カ所がリストアップされた。

3571荷主研究者:2019/09/15(日) 22:34:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_12027.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
7月のオフィスビル空き室率、仙台駅前は2.63%

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた7月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月比0.06ポイント上昇の4.24%だった。解約の影響は小さかったが成約の動きも少なく、6カ月ぶりに小幅上昇した。

 地区別では、仙台駅前は0.09ポイント上昇の2.63%。館内縮小や撤退に伴う小規模の解約があった。一番町周辺は0.02ポイント上昇の3.15%。駅東は0.20ポイント上昇の6.87%で、330平方メートル程度のまとまった面積の解約があった。

 県庁・市役所周辺はテナントの動きが少なく、0.01ポイント低下の6.71%。周辺オフィスは0.06ポイント低下の8.05%だった。

 一方、2020年以降に供給予定の複数の新築オフィスビルは、大手企業を中心に入居を希望する動きが活発化し、内定状況は好調という。

 同支店の担当者は「大きな面積の空き室は少ないが、新規進出・拡張の動きが解約・縮小の動きよりも多い。今後の空き室率は緩やかな低下傾向が続くのではないか」と話した。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3572荷主研究者:2019/09/15(日) 22:38:24
>>2673
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_73002.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
二口林道が開通 秋保と山寺 結ぶ架け橋 交流拡大に期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190810kahoku02.JPG

テープカットで二口林道の開通を祝う関係者

 仙台市太白区秋保町と山形市山寺を結ぶ林道「二口線」(二口林道、約19キロ)の全線舗装化が完了し、9日開通した。未舗装だった宮城県側の舗装工事が終わり、紅葉シーズンの数週間に限られていた県境越えが、冬季を除き可能になった。開通を待ちわびた関係者は「仙山交流」の拡大や観光振興を期待した。

 二口林道は宮城側の約10キロと山形側の約9キロから成り、道幅は約3.6〜7.0メートル。未舗装の林道として1973年に完成したが、路面やのり面の崩落が相次ぎ、77年から断続的に改良工事が続けられてきた。

 山形側の舗装は97年に完了。宮城側の舗装事業は2016年に着手し、今月初旬に完成した。事業費は約3億3000万円。全線が舗装路となり、積雪期を除いた時期の通行が可能になった。

 車での所要時間は片道約1時間。林道の途中には岩壁が連なる国指定名勝「磐司(ばんじ)」や白糸の滝などの景勝地が点在し、宮城県は年間の交流人口を4万〜5万人と見込む。

 宮城側の起点となる仙台市秋保ビジターセンターで同日式典があり、約100人が開通を祝った。村井嘉浩知事は「両県を結ぶ天空の架け橋だ。秋保温泉や山寺といった重要観光拠点を核にし、地域の活性化につなげたい」と述べた。

 一般車両の通行が可能になった午後1時には、車が続々と山形側に向かった。林道入り口近くに住む会社員佐藤幸代(ゆきひろ)さん(65)は「これまでゲート手前で引き返していた観光客の姿を思い返すと、開通は本当に感慨深い。仙山交流に弾みをつけるきっかけになってほしい」と願った。

3573荷主研究者:2019/09/15(日) 22:40:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_11032.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(2)郊外団地/高齢化 再生待ったなし

再整備が始まる鶴ケ谷第2市営住宅団地。人口減少と高齢化が深刻化する

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 「今はオールドタウンと呼ぶ方がしっくりくる」

 仙台市泉区長命ケ丘の連合町内会長、伊藤勝行さん(71)が自嘲気味に話す。

新陳代謝乏しく

 1960年代以降、市郊外に続々形成され、仙台の人口増加をけん引してきた「ニュータウン」の一つが、長命ケ丘地区だ。

 造成は合併前、旧泉市時代の74年に始まった。仙台のベッドタウンとして、子育て世代がマイホームを求めて同時期に移住。世代の新陳代謝が乏しいまま、住民がそろって年を重ねた。

 市が2017年10月時点でまとめた中学校区別の高齢化率によると、長命ケ丘中学区は38.2%に達し、泉区内で最も高くなった。

 連合町内会が敬老会に招待する75歳以上は約1200人。地区の約3000世帯で支えるには無理があり、数年前から景品を取りやめ、開催時間を短縮した。

 年2回ほどのごみ集積所の掃除当番、年3、4回ある公園の一斉清掃などの役割も高齢となった住民からは「きつい」と言われる。

 伊藤さんは「高齢者は役割を免除したいが、その分、若い世代の負担が増えてしまう。今までのような暮らしやすい地域をどう維持すればいいのか」と悩む。

 泉区を中心に、市内ニュータウンはおおむね似た現状にあり、人口減や少子高齢化に直面する。空き家の増加、商業施設や公共交通の撤退、小中学校の児童生徒数減少など、地域コミュニティーの根幹に関わる課題が顕在化する。

高層10棟に集約

 1968年の分譲開始から半世紀が過ぎた宮城野区鶴ケ谷団地。市内でいち早く高齢化と向き合った郊外団地は今、地域の存続を懸けたプロジェクトに挑む。

 住民団体は2018年、「NEXT50・鶴ケ谷団地地域再生委員会」を発足させ、次の半世紀も安心して暮らせる地域を目指し、再生プランの実行に動きだした。

 市も今年6月、約1200世帯が入居し、老朽化が進む「鶴ケ谷第2市営住宅団地」の再整備に着手すると表明した。約11万平方メートルに広がる58棟の集合住宅を高層の10棟に建て替える。

 建物の集約で生まれる敷地の余裕は、集客施設を誘致するなど地域の活性化に生かす。低所得者のセーフティーネットという市営住宅の役割は変わらないが、再整備に伴う新たなまちづくりへの期待が高まる。

 団地内の高齢化率は45%を超える。再整備は21年度に着工し、34年度に完了する長期プロジェクト。入居者の坂上祐子さん(75)は「それまで生きていられるだろうか」と打ち明ける。

 郊外団地の再生はもはや待ったなし。施策展開にスピード感が求められる。

(報道部・上村千春)

[ニュータウン]自治体や民間事業者などが開発する住宅団地。国土交通省は(1)1955年度以降に着手(2)計画人口3000人以上、面積16万平方メートル以上(3)郊外で開発-などの条件を満たす宅地と定義する。仙台市内には旭ケ丘地区(青葉区)や八木山地区(太白区)など計56カ所あり、6割近くが60〜70年代に開発された。

3574荷主研究者:2019/09/15(日) 22:40:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190811_11035.html
2019年08月11日日曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(3)若者定着/肝いり支援事業不十分

奨学金返還支援事業のチラシ。企業、学生ともに評判はいまひとつ

 3675人。仙台市から東京への転出超過数だ。2017年は首都圏以外の全国15政令市で最多だった。

 東京志向が強い

 原因は若者の流出。国勢調査によると、約1万人の15〜19歳が市内に転入する一方、約1万人の20〜24歳が市外に転出している。

 大学や専門学校への進学で、東北各地から多くの若者が仙台市に移り住むものの、卒業と同時に多くの若者がこの地を去る「学都」の実像が浮かび上がる。

 「合同企業説明会を開いても、学生より参加企業の方が多いときがある」

 7月下旬、市役所であった市中小企業活性化会議。委員を務める地元企業の社長が、人材確保の厳しい現状を打ち明けた。学都に集まる若者は東京志向が強く、有能な人材を獲得することは至難の業に近い。

 別の会社社長は「学生は『都会には夢がある』など漠然とした理由で、仙台を離れている可能性が高い。仙台と東京の違いは分かっていない」と推測する。

 市は若者が定着しない要因を「地元企業を知らないため」(地域産業支援課)と分析する。きっかけをつくるため、15年度に学生記者が地元企業を紹介する冊子「WISE(ワイズ)」の発行を開始。18年度までに145社の記事を掲載し「関心を寄せる学生が増えた」と好評を得ている。

 周知不足否めず

 18年11月、郡和子市長は新たに「奨学金返還支援事業」=?=を打ち出した。市内の企業に就職した場合、入社後3年間は年18万円を上限に市と企業が奨学金の返還資金を援助する。

 若者の負担軽減と地元定着。二兎(にと)を追う郡市長の肝いり施策だが、今年1月に始まった事業の滑り出しは順調とは言い難い。市は事業に登録する企業の目標を100社以上と掲げたが、周知不足は否めず、8月時点で約70社にとどまる。

 学生の評判も芳しくない。事業の申し込みは10月1日に始まるが、ある大学4年の女子学生は「返済額は約250万円。3年間で54万円の支援額では少ない。これが、地元企業に就職する動機になるとは思えない」と首をかしげる。

 大学の就職支援担当者も「登録企業が限られ、学生の就職先の選択肢が狭まってしまう。事業のチラシは配布するが、積極的には紹介しない」と明かす。

 仙台にとどまる理由がない若者、若者をつなぎ留めるすべがない地元企業。どうすれば両者は交わるのか。

 東北大地域イノベーションセンター(青葉区)の藤本雅彦センター長は「『人手』と『人材』を分けて考えたらどうか。新卒の人手を確保する一方、仙台に戻りたい成長株の人材を呼び込む。二つの支援策がそれぞれに求められている」と提言する。

(報道部・横川琴実)

[奨学金返還支援事業]仙台市内に本社や事業所がある企業に2020〜22年度に就職した学生に対し、入社後の3年間、年18万円を上限に奨学金の返還資金を援助する制度。大学生、大学院生、専門学校生らが対象で既卒3年以内まで認める。毎年、先着順で70人を募集し、3年間で計210人を支援する。入社後1年間の返還実績を確認し、翌年5月に支給する。

3575荷主研究者:2019/09/15(日) 22:41:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190812_11018.html
2019年08月12日月曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(4)公共交通/足の確保 行政に頼れず

試験運行中の「のりあい・つばめ」。住民の足を確保する地域の挑戦が続く=6月中旬、仙台市宮城野区

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 必要な公共交通は人により、地域により異なる。正解は一つと限らない。

地下鉄で不便に

 2015年12月の仙台市地下鉄東西線の開業で、若林区古城3丁目の無職千葉道子さん(88)は、通院がむしろ不便になった。市バスの路線再編でルートが変わり、所要時間が増えた。

 通院先は同区河原町の整形外科。市中心部に直通する路線を利用していたが、開業後は姿を消した。今はバスを乗り継ぐ。ベンチのない停留所で待ったり、別路線の停留所まで30分歩いたり、負担が重くなった。

 千葉さんは「東西線のおかげで、市バスが年寄りに優しくなくなった。いくら『地下鉄は速くて便利』と言われても、駅の上り下りが伴う地下鉄は若者の乗り物でしかない」とこぼす。

 市交通局は18年4月、市バスの運行本数を1日平均85便(2.4%)減らした。市自動車運送事業経営改善計画に基づく効率化の一環で、20年4月に予定する減便と合わせ、運行量を5%程度削減する。

 市バス事業は利用客の減少で収支が悪化し、一時は経営健全化団体への転落も懸念された。最近は一部路線に営業係数(100円の収入を得るために掛かる経費)の改善が見られるが、依然、全46路線が赤字だ。

 減便は、さらなる市バス離れを引き起こしかねない。千葉さんも「積極的に乗りたいが、使い勝手があまり良くない。それで利用客が減り、また減便されたりしないか」と心配する。

 公共交通の苦境は、移動手段の少ない高齢者らの生活を脅かす。過度に頼らず、地域の足は地域で確保する試みが広がる。

「空白地」で試験

 宮城野区燕沢地区。丘陵地を切り開いた住宅地は道幅が狭く、急な坂道が多い。路線バスを通すことが難しく、以前から公共交通の「空白地」だった。

 18年10月、燕沢学区町内会連合会を中心とした検討会は、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の試験運行をスタートさせた。週3日、10人乗りのジャンボタクシーが小回りを利かせて地区内をくまなく走る。

 住民の高齢化が進み、今後、運転免許証の返納が増えるとみられる。70代女性は「体力が弱り、地区外の市バス停留所まで歩けなくなるかもしれない。将来に備え、今から地域交通を整えておきたい」と話す。

 試験運行は、一定の市補助金を得てもまだ目標の収支には届かず、本格運行のめどは立たない。だが、住民には「これ以外に道はない」という確信がある。

 検討会の大西憲三会長(73)は「試験運行は何としても成功させる。地域交通の必要性は共通認識。行政に頼りすぎず、みんなで育てたい」と力を込める。

(報道部・上村千春)

[仙台市自動車運送事業経営改善計画]市交通局が2017年3月に策定した市バス事業再建策。計画期間は17〜21年度の5年間。バス1便当たりの常時乗車人数「平均乗車密度」の向上、資金不足比率20%未満への抑制-などに取り組み、経営健全化団体への転落を回避する。収支改善には事業量の約8%削減が必要で、運行本数を段階的に5%程度減らす。

3576荷主研究者:2019/09/15(日) 22:52:49

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area4/4941/
2019-08-19# 物件(大河原)
村田町/町道姥ケ懐線の改良計画/実施設計を月内に指名入札/スマートIC等による交通量増に対応

 村田町は、町北東部に位置する町道姥ケ懐線について、全長4・4㌔㍍を対象に舗装をメーンとする改良事業を計画し、月内にも指名競争入札で実施設計業務を委託する。

 町道姥ケ懐線は、同町菅生地区の県道仙台村田線との交差部を起点に南進して、東北自動車道をアンダーパスし、スポーツランドSUGOの西側を通って、県道岩沼蔵王線に接続する路線。全幅10・5㍍(車道幅員3・5㍍×2+歩道3㍍)で、生活道路として利用されている。

 今後、起点付近で東北自動車道に菅生スマートICが新設されることや、終点側の岩沼蔵王線ではトンネルによる線形改良事業が完了するため、姥ケ懐線の交通量も増加して損傷や劣化が加速度的に進行する事態を懸念し、道路耐用年数を延ばすため改良事業を立案。計画は町、警察、有識者、住民で構成する「菅生姥ケ懐線地区協議会」がことし1月末にまとめた。

 整備方針としては全線4・4㌔㍍、面積約5万平方㍍を対象に舗装を厚くする。舗装の構成は、規格を現在のN3からN5に改良するため、上層路盤は既存の粒調砕石10㌢㍍から新たにAs安定処理8㌢㍍に変更、下層路盤も現状のクラッシャーラン26㌢㍍を同59㌢㍍に変更する。これにより設計速度も時速40㌔㍍から50㌔㍍に引き上げる。

 このほど委託する実施設計では、工法や工区割に関する詳細を詰める。加えて、終点付近で一部見通しが悪い区間について、冬期に交通事故が多発していることを踏まえて線形改良に係る設計もまとめる。履行期限は12月末まで。

 設計がまとまり次第、第4四半期にも条件付き一般競争入札で初弾工事を発注する方針だ。その後も順次工事を発注し、菅生スマートICが完成する2022年度までの整備完了を目指す。

 なお、全体事業費は約7億9000万円を見込み、内訳は設計費2000万円、用地補償費1000万円、工事費7億6000万円程度を試算している。

3577荷主研究者:2019/09/15(日) 23:06:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190820_12054.html
2019年08月20日火曜日 河北新報
パルコ2に「H&M」 10月上旬にはタピオカドリンク店も 仙台店、本館含め大規模改装へ

H&Mが出店することが決まった仙台パルコ2

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口のファッションビル「パルコ仙台店」は、12月までに本館とパルコ2を合わせて26店、計約3400平方メートルの大規模改装を実施する。パルコ2には、ファストファッションブランド「H&M」が11月21日オープンする。幅広い客層にアピールして買い回りを増やす狙い。

 全国のパルコで初となるH&Mは、全面改装する4階に入り、売り場面積約1400平方メートルを確保。仙台駅前では、さくら野百貨店仙台店(2017年2月閉店)で営業していた17年5月以来、約2年半ぶりの出店となる。さくら野からの移転先である太白区のザ・モール仙台長町店も営業を継続し、市内2店舗体制となる。

 パルコ2の5階は、ピラティス専用マシンを使用するスタジオ「ピラティス ケー」(8月29日開店)、旅行代理店「エイチ・アイ・エス」(10月4日)といったサービス関連を充実させる。

 1階にはタピオカドリンク店「ザ ペッツストリートファクトリー」が10月上旬に加わる。

 本館は化粧品販売「メイクアップキッチン」、婦人服「キャスト」など東北初の3店が入るほか、パルコ2から婦人服「ジル バイ ジルスチュアート」などが移転する。

3578荷主研究者:2019/09/15(日) 23:08:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190821_12002.html
2019年08月21日水曜日 河北新報
藤崎塩釜店、29日に移転オープン

29日に移転オープンする藤崎塩釜店のイメージ

 藤崎は29日、塩釜市の塩釜店を28年ぶりに移転オープンさせる。JR本塩釜駅に隣接する現店舗から、東に約400メートルの商業施設が集まる港町1丁目に移り、利便性を高める。地元の名産品を集め、観光客の利用にも対応する。

 新店は平屋で店舗面積は従来の1.6倍に当たる650平方メートル、22台分の駐車場を備える。婦人服を拡大し、地酒コーナーを新設するほか、同市の和菓子店「栄太楼」の藻塩どらやきを扱う。30、40代を対象にした衣料雑貨店「クラスカ ギャラリーアンドショップ ドー」が藤崎で初めて出店する。

 現店舗は1991年4月、ギフトショップとして開店。東日本大震災の津波で浸水する被害を受けた。仙台市に近く、他の中規模店に比べて売り上げ増加が見込めるため、リニューアルした。

 新店はイオンタウン塩釜などの商業施設や、観光客が多いマリンゲート塩釜に近い。担当者は「今まで来たことがない客層にも立ち寄ってもらいたい」と呼び掛ける。

 営業時間は午前10時〜午後6時。29日は午前9時から。

3579荷主研究者:2019/09/23(月) 13:51:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48874360S9A820C1L01000/
2019/8/22 18:36 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
民営化3年の仙台空港、海外中距離路線を開拓

3580荷主研究者:2019/09/23(月) 13:51:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190822_12001.html
2019年08月22日木曜日 河北新報
カルラの新業態「らら亭」 仙台市中心部に開店 低価格ランチで集客

定禅寺通に面して明るい雰囲気の店内

2台設置されたタッチパネル式の券売機

 和風レストラン「まるまつ」などを展開するカルラ(宮城県富谷市)の新業態「らら亭」が1日、仙台市青葉区国分町3丁目の定禅寺通沿いにオープンした。低価格の定食に絞り、周辺オフィスのランチ需要を狙う。

 主な定食の価格帯は500〜880円。目玉は500円の「海老天丼」と「さば塩焼き定食」。宇都宮市に先月開いた1号店では、客の25%が海老天丼を注文する。定食のご飯は無料でお代わりできる。

 店舗はビル2階の全60席。夜は「ちょい飲み」向けに居酒屋メニューも提供。人手不足対策としてタッチパネル式の券売機を2台設置した。「まるまつ」などの一部店舗で4月に導入したQRコード決済機能は、10月をめどに始める。

 今後はまるまつの不振店舗をらら亭に移行し、2年間で30店舗を展開する方針。伊藤真市専務は「安くてうまいものは必ず売れるというモットーを実現する」と話す。営業時間は午前11時〜午後11時(ラストオーダーは午後10時半)。

3581荷主研究者:2019/09/23(月) 13:52:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190822_13015.html
2019年08月22日木曜日 河北新報
<仙台市議選 109万都市の針路>識者に聞く[2]「起業エリア」設けては

かんの・ひさし 1989年、仙台市生まれ。東北大卒。北海道職員などを経て2015年、創業支援の「MAKOTO」(マコト、仙台市)に入社。18年6月、地方創生部門の分社化に伴う「MAKOTO WILL」(マコトウィル)の設立で、社長に就任した。

◎経済/創業支援「MAKOTOWILL」社長 菅野 永さん

■東京に学生流出

 -仙台経済の弱点は。
 「人材の受け皿が小さいことだ。大学が多いため東北各地から人が集まるが、卒業後に東京へ流れてしまう。地元の就職先も官公庁や銀行、老舗企業などに固定化している。新しいことにチャレンジする人の受け皿が必要だ」

 -強みはどこか。
 「弱点と表裏一体。優秀な人材を獲得できる可能性を秘めている。東京に比べて市場が小さいと思われがちだが、東北全体で欧州の1カ国と同じ経済規模がある。仙台は東北最大の都市。新サービスや事業を興すチャンスがある」
 「仙台、東北でヒットする物や事業は全国に展開できる。地方都市の経済規模は、合わせれば決して小さくはない。福岡市では起業や株式上場が活発。『西の福岡』『東の仙台』として競い合ってもいい」

 -最近の傾向は。
 「依然『支店経済』だが、起業やベンチャーに関心がある若者や学生は増えた。大企業に就職することだけが正解ではないということに気付き始めている」

 -市の起業家育成、創業支援の取り組みは十分か。
 「東日本大震災後、2014年に起業支援センター『アシ☆スタ』を開設するなど市も力を入れている。東北の先駆者であり、高く評価する」

 -注文したいことは。
 「若者が店舗やオフィスを構えるには市中心部の家賃が高い。経済合理性に任せると大手が占めてしまう。起業やIターン者が出店しやすいエリアを戦略的に設けてほしい。JR仙台駅前の閉店した大型商業施設跡地を再生し、チャレンジエリアにしたらどうか」

■「戻りたい街」へ

 -消滅した事業所の割合を示す市の廃業率(14〜16年平均)は9.0%で全国平均を上回る。
 「やはり人材不足。首都圏で就職した子どもが親の事業を継がず、黒字でも畳んでしまうケースがある。東京で実力を付けた人が、戻りたいと思うような魅力が街に必要だ」

 -市の23年度までの「経済成長戦略2023」に、ICT(情報通信技術)を他産業に活用する「X-TECH(クロステック)イノベーション都市」が盛り込まれた。
 「ICTは人口減少社会に欠かせない。クロステックは重点分野として積極的に取り組むべきだ。少子高齢化などの課題先進地で、どんなビジネスモデルが生まれるか、世界が注目している。仙台や東北の人々が幸せであれば、同じ未来に向かう国々に明るい話題となる。市職員や市議は可能性を信じ、誇りを持って施策を展開してほしい」

(聞き手は報道部・上村千春)

3582荷主研究者:2019/09/23(月) 13:52:58

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24139
2019/8/22 日刊建設新聞 宮城版
三幸学園が支援学校設立 県は既存施設を解体 教育センター跡地活用(宮城県教育庁)

 宮城県教育庁は青葉山にある旧宮城県教育研修センター跡地(仙台市青葉区)の利活用について、三幸学園(東京都文京区)に土地と建物の一部を貸与することを決めた。8月21日に開かれた宮城県議会8月常任委員会で、プロポーザルの選定結果を報告したもの。三幸学園は同地を借り受け、軽い知的障がいがある生徒を受け入れる高等学園を設立する。2019年度から既存校舎の改修に着手し、2021年4月の開校を目指す。

 教育庁は2013年3月に閉所した旧教育研修センター跡地の利活用に関し、2018年度に有識者会議を開いて活用方法を検討した。その結果、特別支援学校の中等部(中学生に相当)を卒業した生徒の受け入れ先が不足していることに着眼し、「軽い知的障がいがある生徒が、後期中等教育(高校に相当)を受けられる特別支援学校の高等部(高等学園)を民間主導で設立する」という結論に至った。

 事業者選定のプロポーザルを5月に公告したところ、三幸学園のみ企画提案書を提出した。7月に審査会を行い、同学園の提案を採択した。

 宮城教育大学に隣接する同センター跡地は、傾斜地などを含め敷地面積が4万5721平方mある。敷地には昭和40年代に建てられた本館(RC造4階建て延べ3836・9平方m)など老朽化した建物12棟が残っている。

 このうち、三幸学園は本館などが建っている敷地1万4300平方mを借り受け、新たな教育施設などを建設する方針。また、建物12棟のうち情報処理教育センター(RC造2階建て延べ1260・2平方m)と車庫(S造平屋75・4平方m)を借り受け、改修して使用する。宮城県と土地や建物の賃借に関する契約を締結した後、本年度中に工事着手する。

 三幸学園の提案では、高校に相当する高等学園を設立し、72人を受け入れる。1学年は3クラス(1クラス8人)で、定員は24人。このほか、高等学園やほかの特別支援学校高等部を卒業した学生を受け入れる2年制の専攻科(短大や専門学校に相当)も設立し、32人を受け入れる。1学年は2クラス(1クラス8人)で、定員は16人。

 開校は2021年4月を予定している。三幸学園は仙台市内で仙台医療秘書福祉専門学校などを運営しているほか、登米市内では旧米山高校の跡地を活用して飛鳥未来きずな高校を運営している。

 一方、三幸学園が借り受けない建物10棟は、宮城県が解体する。宮城県は本年度に解体設計業務を委託し、それがまとまった後、20年度に解体工事を発注する。

3583荷主研究者:2019/09/23(月) 13:55:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190823_11026.html
2019年08月23日金曜日 河北新報
仙台市「音楽ホール候補地に公園」案 審議会で再び異論噴出

 仙台市の緑化政策を議論する「杜の都の環境をつくる審議会」が22日にあり、市は公園と広場を建設候補地とする音楽ホール構想を説明した。3月の審議会で「公園は空き地じゃない」と異論が噴出したため、委員に理解を求める目的だったが、今回も反対意見が相次ぎ平行線に終わった。

 有識者による音楽ホール検討懇話会が3月27日、郡和子市長に提出した報告書の内容を説明した。

 候補地に青葉区の西公園(市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場)や錦町公園など市中心部の7カ所がリストアップされ、市が年度内に建設地を決定することなどが伝えられた。

 これに対し、日本造園修景協会理事の近藤寛委員は「ホールに必要な約1万平方メートル(の用地)を切り取るだけでは済まず、公園機能が損なわれるだろう。ホールを造ることに反対はしないが、公園に造ることは反対だ」とくぎを刺した。

 東北大キャンパスデザイン室の小貫勅子委員は、財政負担の軽減のため、公園を活用することを疑問視。「公園以外を含め、どこにホールを造ることがベストな選択なのかを考えた上で予算を確保すべきだ。きちんと開かれた議論の場も設けてほしい」と迫った。

 審議会の中静透会長は「杜の都を象徴するのが公園で、緑の専門家である委員から厳しい意見が多く出された。私もそれに近い意見を持つ。(ホールの建設地は)市民の合意を得ることが重要だ」と指摘した。

3584荷主研究者:2019/09/23(月) 13:56:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190823_12022.html
2019年08月23日金曜日 河北新報
全日空、仙台-中部線を10月下旬から減便 アイベックス小松線も

 全日空は10月27日に始まる冬ダイヤから、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便の運航を1日4往復から3往復に減便する。アイベックスエアラインズ(東京)も同日から、仙台空港と小松空港を結ぶ定期便を1日2往復から1往復とする。

 仙台-中部線は今月8日にマレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県)が1日2往復の運航を開始。全日空とアイベックスが共同運航する1日2往復と合わせて1日計8往復が運航しており、全日空は「LCCの参入で客席の供給数が増え、調整のため減便することにした」と説明する。どの便を減らすかは未定。

 仙台-小松線はアイベックスと全日空の共同運航で、2018年度の搭乗率が50%台と低迷。観光利用が多く、早期購入に伴う割引運賃の適用などで収益が悪化していた。午前と午後の2往復から、午前のみの運航にする。

3585荷主研究者:2019/09/23(月) 13:56:59

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5012/
2019-08-23# 物件(仙台圏)
JR東日本東北工事/JR松島海岸駅の全面建替/仙建工業の施工決まる/バリアフリー化を図り、22年春ごろ竣工へ

 JR東日本東北工事事務所は、日本三景・松島の玄関口となっているJR仙石線の松島海岸駅について、全面建て替え工事の施工者を仙建工業に決めた。

 松島町松島浪打浜10地内にある松島海岸駅は1927(昭和2)年に旧宮城電鉄の駅舎として開業し、乗車人員は1日当たり1000人強。駅舎はW造平屋建て、延べ約163平方㍍で、崖にあるホームは両側が線路に面した1面2線の島式ホーム。開業当時の施設が現在も使用されているため老朽化はもとより、駅舎とホームは階段で行き来せざるを得ず高齢者や荷物の多い観光客には負担となっている。

 このため、2017年6月に松島町・宮城県・JR東日本の3者が観光客増加を目指した包括連携協定を締結し、同駅についても改札口からホームまでバリアフリー化するなど全面的に建て替えることとなった。

 新しい駅舎はおおむね現在の場所にS造3階建て、延べ670平方㍍規模で整備。券売機や改札、事務室、トイレ、待合などは1階に配置する。駅前広場に面する駅舎正面には大型ガラスを採り入れて明るく開放的な空間とし、周辺の樹木と調和するよう外観は落ち着いた色合いにする計画だ。

 既存のホームは2番線ホームとして引き続き利用し、片面に転落防止用固定柵を設置。既存ホーム東側(海側)には長さ約85㍍の1番線ホームを新設することで2面2線のホームとなり、各ホームに連絡するエレベーターも設置する。

 設計は土木・建築・機械がJR東日本コンサルタンツ・JR東日本建築設計JV、電気は日本鉄道電気設計が担当した。近く着工し、22年春ごろの工事完了を予定している。

3586荷主研究者:2019/09/23(月) 14:06:50

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48913680T20C19A8L01000/
2019/8/24 7:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台に「ケータイ銀座」、半径100メートル内に大手4社

3587荷主研究者:2019/09/23(月) 14:11:26

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49063320X20C19A8L01000/
2019/8/27 19:12 日本経済新聞 北海道・東北
北上川流域、製造品出荷額20年に4兆円 産業集積加速

3588荷主研究者:2019/09/23(月) 14:39:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190829_11019.html
2019年08月29日木曜日 河北新報
仙台市有地塩漬け10年 地下鉄旭ヶ丘駅前の7000平方メートル 公共施設計画一転

地下鉄旭ケ丘駅前の市有地。土地利用計画が二転三転し住民が不満を募らせている=仙台市青葉区

 「計画管理がずさんで、駅前の広い土地が長年放ったままになっている」。仙台市青葉区旭ケ丘に住む50代男性が「読者とともに 特別報道室」に憤りの声を寄せた。市地下鉄南北線旭ケ丘駅そばにある約7000平方メートルの市有地に、複合公共施設を建てる計画が土壌汚染などを理由に再検討され、駐車場とする方針が2年前に示された。計画の大幅な変更に住民は不満を募らせ、10年以上続く事実上の土地の塩漬けが解消するめどは立っていない。

■取得は06年度

 問題の土地は旭ケ丘駅の南東側に隣接する住宅街の一角にある。舗装した一部を除き雑草が生い茂る。周囲を柵で囲み「市有地を暫定的に開放しているものです」との看板が立つ。

 市が2004年に発表した計画では、温水プールや障害者福祉センターなどが入る施設を整備する予定だった。土地代を除く総事業費は43億円と見込んだ。

 土地は、1982〜90年に市土地開発公社(2017年解散)が約10億円かけ先行取得。一部の買収が難航し、市は06年度、金融機関への支払利息を含む約14億円で全てを買い取った。

 造成工事が進められたが想定外のトラブルに見舞われる。08年5月、地下でヒ素などの汚染物質やプラスチック片などの廃棄物が見つかった。1980年以前に埋められたとみられる。隣地の傾きや沈下も確認された。

 このため08年度に完成予定だった建物の規模を縮小する方針が10年に決まり、翌11年の東日本大震災により5年間、計画を中断する方針が示された。

■公園内に整備

 市は16年、改めて土壌調査を実施。基礎工事をすると地盤沈下や大量の廃棄物処理のリスクが拭えないなどの理由で、駅西側の台原森林公園内に施設を整備し、予定地を駐車場とする新案を17年8月、市議会に示した。

 新案の総事業費は約22億円。市は、当初予定地で建物を整備すると、建物周辺の土壌深さ14メートル程度までの入れ替えや地下水の汚染対策に追加で約59億円かかると試算した。

 市地域政策課の大村仁課長は「予定地に施設を建てるとなると地中を掘り起こす必要があり、想定外の事態を考慮せざるを得ない」と話す。

 施設を公園内に整備する新案は一帯の景観を損なう恐れがあり、地域住民は猛反発した。住民の男性は「約束が違う。地域が望まない施設を造って何の意味があるのか」と憤る。土壌対策についても「基礎くい打ちの部分だけで済むはずだ」と疑問を投げ掛ける。

 新案の提示から丸2年たった現在も、計画の先行きは見通せていない。

◎外部監査、計画の甘さ指摘 先行取得段階から施設内容検討形跡なし

 仙台市青葉区旭ケ丘の市有地を巡り二転三転した複合公共施設の整備計画はかつて、市の外部監査人からも問題視されていた。

 2004年3月の監査結果報告書によると、市土地開発公社の所有だった03年3月末時点で既に、市有地の簿価(市の買い取り価格)の利息は約4億8000万円で、土地の元値に占める割合が35%に達した。

 報告書は「土地の先行取得の段階から具体的な施設内容やスケジュールを検討した様子が見当たらない」と計画の甘さを強調。施設配置や地元要望の調整に時間を要するのも遅れの一因と分析した。

 市議会も計画に何度も疑問を呈した。見直しが報告された10年3月、市議の一人が「土地代を含め約60億円の箱物事業だ。精査が足りない」と指摘。別の市議は新案が示された17年8月に「(予定地は)駅前の一等地で(市の)財産。十分に市民に説明していただきたい」とただした。

 市によると、これまで調査や計画検討などに充てた予算は約3億円に上る。

 社会資本政策を研究する日本総研(東京)の小長井由隆シニアマネージャーは「土地の未利用による機会損失が大きい。この期に及んでは市長が積極的に説明責任を果たし、政治的に解決を図るのが望ましいのではないか」と指摘する。

 仙台市の未利用地を巡る問題は1990年代に顕在化した。2000年度に公社保有の土地約75ヘクタールの簿価が計約753億円に膨らみ、財政を圧迫した。

 自治体保有の未利用地の問題は全国的な課題でもある。明海大不動産学部長の中城康彦教授(不動産学)は「解決のためには都市計画の中での事業の位置付けをはっきり示し、今からでもアイデアを公募して利活用の合意形成を図るのも一つの手だ」と話す。

(横山勲)

3589荷主研究者:2019/09/23(月) 14:41:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190829_51025.html
2019年08月29日木曜日 河北新報
<どうつくる30万都市・山形市長選を前に>(上)定住促進 規制緩和で宅地化進む

住宅着工が活発化する山形市郊外

 任期満了に伴う山形市長選が9月1日告示、8日投開票で行われる。市は2016年に「人口ビジョン」を策定し、現在約25万の人口を50年に30万まで増やす目標を掲げた。実現の鍵は、定住促進策と仙台市との交通インフラ整備。人口減少社会を迎える中、市の取り組みと課題を探った。

 ◇

 山形市郊外のあちこちで農地や空き地が宅地になり、住宅建築のつち音が響く。

 市は17年6月、条例を改正し、宅地開発の規制緩和に踏み切った。開発が抑制される市街化調整区域の一部に関して、農業従事者や地縁・血縁者以外であっても一定の条件で住宅を新築できるようになった。

許可戸数2倍に

 市によると、昨年6月〜今年5月、市街化調整区域の開発許可戸数は375戸。16年6月〜17年5月の167戸と比べて2倍以上に増えた。

 対象エリア全てに家が建つと仮定した場合、「2万人規模が居住可能」(市まちづくり政策課)という。集落に隣接しており、市の新たなインフラ整備も不要だ。

 市内で不動産業を営む山形県宅地建物取引業協会の高橋一夫会長(69)は「従来は市内で家を建てるのが難しく、地価の安い近隣の天童市や東根市などに流出していた。需要にようやく応えられている」と語る。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、市の50年の人口は18万7000。市が16年2月にまとめた「人口ビジョン」では、50年の目標人口を30万4000としている。

 目標は2段階で設定されており、第1段階として移住促進や雇用確保で27万6000に引き上げる。さらに第2段階でJR仙山線の高速化や新たな道路整備など仙台市との交通インフラが充実すれば、30万の達成が可能と見込む。

中心部を再開発

 市は中心部への居住を促す政策にも力を注ぐ。2月にまちづくりの指針「中心市街地グランドデザイン」を作り、3月発足の「山形エリアマネジメント協議会」が官民連携で街中の課題解決に当たっている。

 来年度末までには、市中心部で市が財政支援する再開発事業で20階建てマンション1棟、他にも民間業者が施工するマンション2棟が順次完成する予定。戸数は計約380に上る。

 市まちづくり政策課は「東北の県庁所在地の中でも山形は人口密度が高く、郊外との距離も近い。街中と郊外で家族構成や生活様式に応じた選択肢をPRできるのは、市の強みになる」と説明する。

 全体の青写真となるのは、市が来年度の策定を目指す「立地適正化計画」。医療、福祉、商業などの都市機能と居住機能、それらをつなぐ公共交通ネットワークの在り方を定める。

 高橋会長は、市の方向性を評価しつつも「市街地の居住人口を増やす上でマンションは点にとどまり、高齢者向けの住宅が足りない」と指摘。「増加する空き家の有効活用にもっと知恵を絞るべきだ」と注文する。

3590荷主研究者:2019/09/23(月) 14:42:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190830_51001.html
2019年08月30日金曜日 河北新報
<どうつくる30万都市・山形市長選を前に>(下)仙山交流 連携強化し相乗効果を

山形市の山寺芭蕉記念館で案内する仙台圏からのボランティアガイド

 任期満了に伴う山形市長選が9月1日告示、8日投開票で行われる。市は2016年に「人口ビジョン」を策定し、現在約25万の人口を50年に30万まで増やす目標を掲げた。実現の鍵は、定住促進策と仙台市との交通インフラ整備。人口減少社会を迎える中、市の取り組みと課題を探った。

 東北屈指の観光地、山形市山寺にある市の文化観光施設「山寺芭蕉記念館」。俳人松尾芭蕉にちなんだ資料などを収蔵、展示する。

 来館者を案内するボランティアガイド35人のうち18人が、仙台市を中心に仙台圏から通う。山形市など山形県側の17人より多い。

◎鉄路の利便性鍵

 隣り合う仙台市との「草の根交流」は年々活発化する。JR仙山線で仙台駅から約1時間。仙台に着くや真っすぐ山寺に向かう観光客も多い。ガイドを開始するのも山寺駅への電車到着に合わせているという。

 ガイドらでつくる「奥の細道マイスターの会」の蘆野(あしの)真一郎代表(71)=山形市=は「仙山線は単線なので本数が限られ、時間もかかる。山寺への注目度を考えれば利便性をもっと高めてほしいのだが」と語る。

 2016年策定の「人口ビジョン」で市が掲げた50年の目標人口は、現在より約5万多い「30万4000」。達成条件に仙台との交通インフラ整備を挙げる。

 15年秋、初当選した佐藤孝弘市長は就任後直ちに、奥山恵美子仙台市長(当時)を訪問。仙山圏の活性化に向け、両市が協定を結ぶメリットを訴えた。1年後の16年11月、「防災」「観光・交流」「ビジネス支援」「交通ネットワーク」を主な分野とした両市の包括的な連携協定締結に至る。

 今年4月に東北の県庁所在地では最後となる中核市に移行した山形市。6月には中核市を拠点とする「連携中枢都市宣言」を行い、周辺11市町(山形市も含め人口約50万)との連携協議を始めた。協約を締結した上で、来年4月の連携事業スタートを見込む。

◎定期的に勉強会

 仙台市と連携してビジネス交流を促す「仙山生活圏推進協議会」(仮称)の設立構想を掲げるのも、こうした動きを踏まえている。人口減少社会を見据えた上で、互いを一つの経済圏と見なし、仙台市や周辺市町村とのパートナーシップで相乗効果を図る考えだ。

 両市を結ぶ高速バスも平日80往復が走り、住民は互いに通勤、通学、買い物などで自由に行き来している。市企画調整課は「圏域どちらの特長も享受できるような生活を提案できれば、全国的にも魅力あるエリアとなり得る」とみる。

 両市の職員らによる、仙山線の勉強会も定期的に開催。本年度から利用促進や利便性向上に関するプロジェクトに着手している。

 蘆野代表は「ハードの整備促進にはソフト面の説得力が欠かせない。有意義な民間交流が目標実現を後押しするはず」と期待する。

3591荷主研究者:2019/09/23(月) 14:42:31

http://logistics.jp/media/2019/08/30/3355
2019/08/30 物流ニッポン
仙台TT、テナント向け倉庫完成 2階 床耐荷重を2トンに
t.kokudo

 【宮城】仙台トラックターミナル(赤間立也社長、仙台市宮城野区)のテナント向け大型倉庫が7月末に完成した。東日本大震災で被災した営業倉庫を取り壊し、新たに建て替えたもの。テナントは日本通運仙台支店(同支店長、同)で、全スペースを使用する。8月8日に、竣工式を開いた。

 同ターミナルは、1962年に供用を開始した公共ターミナル(敷地面積6万平方メートル)。仙台市中心部に近い立地で、特積事業者や倉庫業者などのテナントが利用している。しかし、老朽化している施設もあり、2017年度には東側の保管庫3棟のうち1棟を取り壊した。今回、その場所に大型の新倉庫を建設した。

 新倉庫の敷地面積は7740平方メートル。鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は8170平方メートル。(黒田秀男)

【写真=完成した新倉庫は、1階のスペースを有効活用するため事務所を2階に置く】

3592荷主研究者:2019/09/23(月) 14:43:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49202240Q9A830C1L01000/
2019/8/30 14:57 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
七十七銀、仙台市の再開発プロジェクトに熱視線

3593荷主研究者:2019/09/23(月) 14:49:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190831_12046.html
2019年08月31日土曜日 河北新報
大連経由の仙台-北京線7年ぶりに再開へ 中国国際航空「東北を拠点に日中交流強化」

 中国国際航空は30日、2012年から休止していた仙台と中国・北京を大連経由で結ぶ定期路線の運航を11月2日、約7年ぶりに再開し、週2往復運航すると発表した。新たに仙台-上海線も週3往復運航。仙台と中国本土を結ぶ定期線は週5往復となり、現在の週2往復から増便となる。

 現在、週2往復運航する仙台-北京線(上海経由)を再編成。北京線(大連経由)は火、土曜の運航で、仙台-北京の所要時間は往復とも約1時間短縮される。上海線は水、金、日曜。使用機材は北京線がボーイング737-800(164席)、上海線はエアバスA320(155席)。

 同社仙台支店は「中国からのインバウンド(訪日外国人旅行者)の需要が見込め、仙台から大連に行くビジネス客も年々増えている。東北を拠点に日中両国の経済、観光などの交流強化に努める」と話す。

 村井嘉浩宮城県知事は「大連は多くの県内企業が現地法人を構え、早期の再開を働き掛けてきた。上海は中国経済の中心で人気の観光地。ビジネス、レジャーともに交流が活発になる」とコメント。東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「インバウンドに東北の秋と冬はブランド化しつつあり、旅行者を取り込むきっかけにしたい」と語った。

 仙台-北京線(大連経由)は1994年就航。2011年3月の東日本大震災で運休、12年3月に一時再開したが、日中関係などを背景に同年10月から運休していた。

3594荷主研究者:2019/09/23(月) 15:18:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190904_12049.html
2019年09月04日水曜日 河北新報
エバー航空の仙台-台北線が就航15周年 「東北、1年通じ魅力」

 エバー航空(台湾)の仙台-台北線が1日、就航15周年を迎えた。台湾から東北を訪れる旅行者は年々増加。同社は7月、同線を週4往復から週7往復に増便し、青森-台北線を週2往復で就航した。東北地区統括長兼仙台支店長の游憶〓氏に利用状況などを聞いた。

(聞き手は報道部・丸山磨美)

 -就航15周年を迎えた。
 「2004年から定期運航する仙台線は7月から毎日運航になり、青森線も就航した。いかに台湾人が東北旅行を好きか、エバー航空が東北を重視しているかの表れだ」

 -東北で増便、新規就航した理由は。
 「東京から入国し仙台から出国するなど、台湾人は行き帰りの空港を変えて東北の周遊を楽しむ。青森線も開設して仙台、函館といった空港と併せ東北のネットワークをつくる構想だ」
 「仙台線は個人と団体の利用が半々。台湾からの利用が7割を占め、搭乗率は年平均で85%を超える。春の桜と秋の紅葉に加え、長年の宣伝により夏の緑、冬の雪のイメージも定着し、一年を通じ魅力があると伝わって増便につながった。初期はシルバー世代中心だったが、若い世代も増えた。近年はスキー人気が高く、青森線は11月2日から週5往復にする」

 -6、7月は乗務員のストライキがあった。利用状況はどうか。
 「ストの影響はほとんどない。仙台線は例年、夏季の利用が落ちる。8月の搭乗率は80%を超える見込みだが努力の余地は残る。一方、秋冬は最盛期で期待できる。青森線は7〜10月の実績、予約が90%を超えた。冬は台湾からのスキー客が中心だが、寒い東北から暖かい台湾に行きたい人もいるのではないか」

 -仙台発着の台北線は週19便になり競争が激しい。今後の課題は。
 「定期線安定運航のため、日本からの利用を増やしたい。6月に仙台支店を開設した。強みは乗り継ぎで行ける都市と便数が多いこと。仙台、青森の発着時間は台北での乗り継ぎ便を利用しやすい。台湾旅行と、世界への旅行を推進する」

[ゆう・おくぶん]中国文化大卒。1993年エバー航空入社。2011〜15年日本支社勤務。本社客運営業本部課長を経て19年3月から現職。台湾新平市出身、49歳。仙台市宮城野区在住。

※〓は雨の下に文

3595荷主研究者:2019/09/23(月) 15:41:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190905_12003.html
2019年09月05日木曜日 河北新報
東北最大のマンション完成 28階建て468戸 仙台・あすと長町

JR長町駅東口のバスプールに面するパークタワーあすと長町

2階に設けられた住民共用のキッズルーム

 三井不動産レジデンシャル(東京)などは、仙台市太白区のJR長町駅東口前に鉄筋28階のタワーマンション「パークタワーあすと長町」を完成させ、4日に報道機関向けの見学会を開いた。総戸数は468に上り、同社によると、統計のある1973年以降に東北6県で新築分譲されたマンションで最大となる。

 2017年6月に着工、19年7月に完成し、延べ床面積は約5万平方メートル。30、40代の子育て世代をメインターゲットに据え、間取りは3LDKが中心。広さは約68〜92平方メートルで、販売価格は3100万〜7400万円台に設定した。同社によると、市中心部の同規模の新築物件より坪単価は50万円程度安い。すでに330戸分が成約済みという。

 2、3階の間に免震層を施す中間免震構造を採用した。約390平方メートルのエントランスにはコンシェルジュを置く。2階は全て共用部として整備し、パーティールーム、キッズルーム、ゲストルームなどがある。

 建設地は1997年に着手したあすと長町土地区画整理事業の一角。三井不動産レジデンシャル東北支店の担当者は「新しい街だからこそ、ここまで大規模なマンション建設が実現できた。JRと地下鉄の結節点の長町駅から近く、交通利便性が高い利点をアピールしたい」と話した。

 同地区には野村不動産(東京)とワールドアイシティ(仙台市)の「ワン パーク レジデンシャル タワーズ」(24階、345戸)、住友不動産(東京)とワールドアイシティの「シティタワーあすとレジデンシャル」(同、391戸)、住友不動産の「シティタワー長町新都心」(同、414戸)といった同規模の高層マンションが林立し、販売競争が激化している。

3596荷主研究者:2019/09/23(月) 15:47:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190906_11050.html
2019年09月06日金曜日 河北新報
県民会館建て替え、東北最大の文化拠点に 有識者会議で宮城県基本方針を了承

県民会館建て替えに向けた基本方針を了承した有識者会議

 仙台市青葉区にある東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の建て替えの方向性を探る第4回有識者会議が5日、県庁であった。県は新県民会館を「東北最大の芸術文化拠点」と位置付ける基本方針を示し、出席委員6人が了承した。

 基本方針では音楽、演劇などに対応する2000人を収容可能な劇場型ホールを設け、イベントの誘致に注力する考えを盛り込んだ。文化施設に関わる人材の育成、県民が交流する場の提供も重視した。

 県は現時点で想定する施設概要を公表。ホールは主催者の意向に応じて席数を調整できるようにする。ホールとは別に、数百席を確保できる空間も整備し、幅広い需要に応える。

 会議では、有識者から「福祉、商業施設を組み合わせた複合型も考えられる」などの提案があった。仙台市が整備を検討する音楽ホールとの差別化も焦点だったが、異論はなかった。

 有識者会議は2月に設置され、5月の第3回会合で複数の県有地の中から宮城野区の仙台医療センター跡地を移転候補地に選んだ。県は今回示した基本方針を踏まえ、本年度中に基本構想をまとめる。

 県環境生活部の大森克之部長は「会議でさまざまな意見をもらった。利用団体の使い勝手も考慮し、構想をまとめたい」と述べた。

3597荷主研究者:2019/09/23(月) 15:55:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190907_13028.html
2019年09月07日土曜日 河北新報
移転の新仙台厚生病院 409病床、完全個室化で24年度開業目指す

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東北大雨宮キャンパス跡地に移転する仙台厚生病院の完成予想図

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 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)への仙台厚生病院(同)の移転計画で、新病院の基本設計が6日分かった。入院患者のプライバシーに配慮して409病床を完全個室化する。施設の防災体制も充実させ、2020年秋に着工、24年度の開業を目指す。

 新病院は、雨宮キャンパス跡地約9.3ヘクタールの西側半分を占める約4.1ヘクタールに建設する。敷地の中央には地上9階、延べ床面積4万4800平方メートルの病院棟を建て、南側は緑地帯や保育園、北半分は約650台収容の駐車場を設ける。

 病院棟は自然豊かな仙台をイメージして茶色を基調にした外観とする。救急患者の受け入れ態勢を充実させるため集中治療室を26床整備。屋上の大型ヘリポートや、患者受け渡しが屋内でできる救急車の受け入れヤードも設ける。

 建物は免震構造とし、火災時の防煙機能を強化する。災害時のライフラインの断絶に備えて3日分の電力、ガス、水を確保する。

 仙台厚生病院の現建物は1996年の診療開始以来増築を重ねたが、手狭になったため仙台市中心部での新築移転先を探していた。現病院の土地建物は、14年にオリックス不動産に売却しており、移転後の活用法は未定という。

 病院を運営する一般財団法人厚生会の目黒泰一郎理事長は「都市部の先進病院として、より良質の医療を目指す」と強調した。

 キャンパス跡地の南東側にはイオンモール(千葉市)が開発する商業施設、北東側には野村不動産と住友不動産がそれぞれ大規模分譲マンションを建設する。

3598荷主研究者:2019/09/23(月) 15:56:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190907_11037.html
2019年09月07日土曜日 河北新報
集団移転跡地の利活用事業 仙台市が4地区10区画で事業者を募集

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 仙台市は今月下旬、東日本大震災に伴う防災集団移転跡地の利活用事業で、若林区荒浜など4地区10区画(3万7600平方メートル)の事業者を募集する。これまでに5地区31区画(43万7850平方メートル)で募り、面積の9割超を占める25区画(40万9660平方メートル)が決まった。3次募集の今回は新たに4区画(9410平方メートル)を追加し、多彩な事業提案を呼び掛ける。

 募集するのは南蒲生地区2区画(1490平方メートル)、新浜地区2区画(9300平方メートル)、荒浜地区3区画(2万2210平方メートル)、藤塚地区3区画(4600平方メートル)。井土地区は1次募集で全区画が埋まった。

 市はホームページに応募要領を掲載。今月24日〜10月7日に事業提案書を受け付ける。外部専門家を含む選定委員会が審査し、12月上旬に事業候補者を決定。市と覚書や協定を結び、詳細な事業計画書を策定して賃貸借契約を締結する。

 事業提案書などの提出期限を設けた募集は、今回が最後となる。3次募集で事業者が決定しなかった区画は常時募集とし、造成工事に対する支援は打ち切る。

 跡地利活用は2017年9月に1次募集を開始し、18年3月に11区画、同年9月に7区画、19年3月に7区画の事業者が決まった。

 新浜地区は市民団体のカントリーパーク新浜が、水田跡を水辺ビオトープなどに再生。荒浜地区はJR東日本グループの仙台ターミナルビル(仙台市)が、体験型観光果樹園を20年度にオープンさせる。藤塚地区では建設業の深松組(同)が21年秋、農園や温泉などの複合施設「アクアイグニス仙台」を整備する。

 市復興まちづくり課の担当者は「市の支援策は3次募集の終了後に縮小する。魅力的な事業提案を積極的にしてほしい」と話す。

3599荷主研究者:2019/09/29(日) 19:37:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190910_13056.html
2019年09月10日火曜日 河北新報
霊屋橋は昭和の「一夜城」? 短い工期の陰に仙台藩祖・政宗あり

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和風の趣の霊屋橋。左奥が経ケ峰

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広瀬川と霊屋橋。自然豊かな景観が杜の都に潤いを与える

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霊屋橋の完成や三百年祭の様子を伝える1935年の河北新報の記事

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 広瀬川に架かる仙台市内の橋で最も古い青葉区の霊屋(おたまや)橋が「現代では考えられない短い工期で造られている」というファクスが、河北新報「読者とともに 特別報道室」に届いた。真相を調べた。

■重機のない昭和初期に8カ月で完成

 石灯籠を配した白い欄干が河畔を覆う緑に映える。霊屋橋は長さ約60メートル、幅約10メートルの鉄筋コンクリートアーチ橋。杉の巨木がそびえる小高い経ケ峰のふもとの霊屋下地区と閑静な住宅街の米ケ袋地区をつなぐ。

 1935(昭和10)年4月16日、大正時代の木製つり橋から架け替えられた。銘板によると34年8月16日に着工し、工事日数は「244日」とある。

 「今のような重機のない昭和初期、わずか8カ月で橋ができるものだろうか」。ファクスを寄せた近くの男性(86)が首をかしげる。一般的な橋の工期を市道路保全課の橋梁係に尋ねると、施工条件によって異なると前置きした上で、橋脚や橋台といった土台部分がおよそ1年以上、橋桁などの上部構造が1年程度という目安を教えてくれた。車や人が通れる橋の場合、少なくとも2〜3年以上はかかるという。

 工事に携わったのは「延べ2万4137人」、1日当たり約100人だ。「それだけ多くの人数を集められれば可能ではないか」と係の担当者は指摘する。

 霊屋橋付近は広瀬川が回り込むように蛇行し、切り立つ崖と深い淵を築く。機械化の進んでいない時代には難工事だったに違いない。なぜ急ぐ必要があったのだろう。

■翌月、華々しく伊達政宗の没後三百年祭

 橋ができた翌5月、伊達政宗の没後三百年祭が市内を中心に催されている。仙台城跡には政宗の騎馬像が設置された。銘板は「藩祖三百年祭の記念事業を兼ね」「一般労働者失業応急事業」で建設されたと記す。経ケ峰は政宗が眠る地。ゆかりの橋を市民が誇る藩祖の節目に間に合わせるため、大量の失業者を投入した突貫工事が行われたのではないか―。推測を裏付ける文章を35年4月16日の河北新報に見つけた。「藩祖公の三百年祭を記念して仙台市が工事を急いでいた霊屋橋はいよいよ立派に完成した」「去年六月三十日起工して以来(中略)二万七千余人の失業労働者が出役」着工の時期は銘板の記録よりひと月半早く、労働者の数も3000人ほど多いが、急ピッチの作業ぶりがうかがえる。

 昭和初期、東北は昭和恐慌(1930〜31年)や度重なる凶作、昭和三陸津波(33年)などの苦難に見舞われた。暗い時代を吹き飛ばそうと、三百年祭の祝賀ムードは高まったに違いない。三百年祭の記事は、霊屋橋を渡る稚児行列を見ようと沿道に人垣ができた様子を伝える。「伊達模様一色に青葉城下を塗り潰(つぶ)す」「雲間に陽、洩(も)れ 祭典気分最高潮」と見出しも晴れがましい。

 霊屋橋をあっという間に造り上げたのは政宗の記念行事に懸ける仙台市民の熱い思いだった。

[メモ]霊屋は伊達政宗の霊廟(れいびょう)、瑞鳳殿を指す。本来は御霊屋と書き、御の字が脱落した後も「おたまや」の読みが残ったとされる。霊屋橋の下流の川床にはセコイヤの化石林が点在。近くの源兵衛淵では、主の大ウナギと上流の賢淵(かしこぶち)から攻めてきた大クモが戦った伝説が残る。

3600荷主研究者:2019/09/29(日) 19:38:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00530283?isReadConfirmed=true
2019/9/10 05:00 日刊工業新聞
東北大発VB、廃棄油から機能性成分 食用油製造時に分離

サンプル配布をしているビタミンE類のサプリメント用オイル「こめトコリッチ」(ファイトケム・プロダクツ提供)

 東北大学発ベンチャーのファイトケム・プロダクツ(仙台市青葉区、加藤牧子社長、022・226・8818)は、コメ、パーム、大豆、菜種など食用油製造時の廃棄油から、機能性成分を低コストで高純度に分離する独自技術を実用化する。東北大学ベンチャーパートナーズ(仙台市青葉区)から1億円の出資を受け、2019年内に製造装置を設置。19年度内に米ぬか由来のビタミンE類の製造・販売を始める。

 米ぬかからの米サラダ油製造では廃棄油が多量に発生する。これにビタミンEや、その50倍の抗酸化作用といわれるスーパービタミンE、スクワレン、ステロールなどが入っているが分離が難しい。

 大豆などの由来の天然ビタミンEは真空で200度C前後の多段階蒸留で分離するため、高額で合成ビタミンEに比べ市場が小さい。溶媒に毒性があるメタノールを使うため、使用も食品添加物に限定される。

 東北大学大学院工学研究科の北川尚美教授らが開発した技術は、酸性・アルカリ性を利用したイオン交換樹脂で分離する。50度C、大気圧下で毒性のないエタノールが使える。高収率、省エネで製造コストは従来法の10分の1だ。この高純度のビタミンE類を試薬や食品で提供する。

 さらに他の機能性成分の分離や、バイオディーゼルとなる脂肪酸エステルの製造で、廃棄油の高度利用を進める。装置を含め海外ニーズも高いという。

 ファイトケム・プロダクツは18年6月に資本金2000万円強で設立。地域貢献を重視し東北の基幹産物、コメの副産物の高付加価値化で、仙台近郊に本格的な工場を2年以内に建設する計画だ。

(2019/9/10 05:00)

3601荷主研究者:2019/09/29(日) 19:46:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190911_12031.html
2019年09月11日水曜日 河北新報
製造品出荷額 過去最高4兆4696億円 工場の稼働堅調 17年宮城県内

 宮城県内の2017年製造品出荷額(確報)が、16年比8.7%増の4兆4696億円だったことが国の工業統計で分かった。過去最高を記録した16年の4兆1128億円を更新し、6年連続の増加。東日本大震災に伴う復興需要が底堅く推移していることに加え、県内に立地する工場の稼働が堅調だったことが要因とみられる。

 24業種のうち、19業種で16年を上回った。半導体製造装置など生産用機械が50.4%増の4391億円、食料品が10.9%増の6216億円、情報通信機械が33.4%増の1285億円と好調に推移した。

 減少したのは5業種。半導体などの電子部品が6.6%減の5190億円、パルプ・紙が0.7%減の1829億円と落ち込んだ。

 市町村別にみると、27市町村が増加。半導体製造装置の工場などがある大和町(42.2%増)、大崎市(9.8%増)などがけん引した。村田町(25.5%減)や多賀城市(18.2%減)など8市町が減少した。

 東日本大震災前の10年と比べ、仙台市の一部と14市町の沿岸部が10.3%減だった一方、内陸部は71.0%増と対照的だった。自動車関連などの企業立地が進み、数字を押し上げた。

 従業員4人以上の事業所は11カ所増加して2629カ所となり、2年ぶりに増加に転じた。従業員数は6年連続で増加し、2590人増の11万7177人だった。

 原材料費などを除く付加価値額は12.0%増の1兆4271億円で、6年連続の増加。業種別では金額順に電子部品2958億円、食料品2101億円、生産用機械1498億円と続いた。

3602荷主研究者:2019/09/29(日) 19:51:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190913_13024.html
2019年09月13日金曜日 河北新報
仙台駅東口にも「都心再構築」 整備地域拡大へ市の準備協初会合

 仙台市が10月に始動させる都心再構築プロジェクトで、老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大に向けた準備協議会が発足し、初会合が12日に青葉区のエル・パーク仙台であった。

 協議会は学識経験者や経済団体の幹部、金融機関、国、県の関係者ら12人で構成する。会合は非公開で行われ、市によると、東北大大学院工学研究科の姥浦道生准教授が座長に就いた。

 現在の緊急整備地域はJR仙台駅西口の青葉通を中心とした約79万平方メートル。協議会は今後、企業集積が進む駅東口などへの区域拡大を検討するほか、整備方針の見直しなどを議論する。

 市は、協議会が本年度内に決定する拡大区域と整備方針を踏まえ、内閣府に地域の意向を伝える。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、国が重点的に市街地を整備する地域を指定する。内閣府が7月に「仙台都心地域」を区域拡大の候補地としたため、協議会が発足した。

3603荷主研究者:2019/09/29(日) 19:52:55
>>3511 >>3523
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190913_12007.html
2019年09月13日金曜日 河北新報
NTT東仙台中央ビル解体始まる 放射光施設と連携へ 23年新ビル完成

解体工事が始まった仙台中央ビル=仙台市青葉区

 NTTグループのNTT都市開発(東京)は12日、仙台市青葉区のNTT東日本仙台中央ビルの解体工事を始めた。2023年度の運転開始を目指す次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据えた再開発で、23年6月に新ビルを完成させる見通し。

 現在のビルは1962年に完成。通信機器の営業や電報の受け付けを担っていたが、老朽化や再開発の検討に伴い2017年末に閉鎖された。12日は作業員が敷地を仮囲いするための準備作業に当たった。今後、本体部分と付属舎の内装や設備機器をそれぞれ撤去し解体に取りかかる。完了は20年9月を予定する。

 新ビルは16階程度で延べ床面積約2.4ヘクタールを計画。放射光施設を使用する企業向けのオフィスや寄宿舎、学生や起業家が共同利用するコワーキングスペースを整備し、地上階には市民参画空間として「イノベーションスペース」を設ける。

 新築工事は21年7月に開始する見込み。NTT東日本の担当者は「放射光施設と連携し、地域の街づくりに役立てるようなビルを建設したい」と話した。

3604荷主研究者:2019/09/29(日) 19:55:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190914_12023.html
2019年09月14日土曜日 河北新報
再開発、地元が積極関与を CBRE社長・坂口英治氏に聞く

仙台市の都心再開発に必要な施策を提案する坂口社長

 不動産サービス大手CBRE(東京)社長兼最高経営責任者(CEO)の坂口英治氏(52)は13日、仙台市内で河北新報社の取材に応じた。老朽ビルの建て替えを促す同市の「せんだい都心再構築プロジェクト」の成功に向け「地元企業の参画や若者を引き付けるコンテンツが不可欠だ」と指摘した。

 坂口氏は、地元財界が積極的に出資する福岡市の「天神ビッグバン」と呼ばれる都市再生事業と比較。「仙台の大規模再開発は東京資本の大手デベロッパーが主体。彼らは国内外のマーケットを見据えるため、仙台への投資の優先順位が下がり、スピード感がなくなる」と懸念を示した。

 仙台市は高機能オフィスの整備に容積率を最大で2倍にする施策を打ち出すが、要件は1フロアの面積など「全国と比べ、目新しさはない」と言い切る。

 福岡市は再開発地区にスタートアップ支援施設を設けている。「ビルの箱だけでなく、仙台でなければならないコンテンツづくりが必要。地元企業は巨額の投資ができなくても、知恵を絞って都市の方向性を議論するべきだ」と提言した。

 今後の都市づくりは、「若者や外国人をターゲットにしないと立ち行かなくなる」と予測。東北大青葉山キャンパスに建設される次世代型放射光施設との連携を見据え、NTT東日本が青葉区でビル再開発に取り組むことを「IT系人材の流出を防ぐ好事例」として期待を寄せた。

 そのほか、都市の魅力向上のコンテンツとして、国際的なホテル人材を育成する教育機関「ホテルマネジメントスクール」の誘致を提案。「仙台で盛んなスポーツや音楽もヒントになるだろう」と加えた。

3605荷主研究者:2019/09/29(日) 20:04:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190918_13022.html
2019年09月18日水曜日 河北新報
東部復興道路開通は10月19日午後3時 震災遺構荒浜小などで式典も

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190918kahoku01.JPG

 仙台市は17日、東日本大震災で被災した沿岸部に整備したかさ上げ道路「東部復興道路」が10月19日午後3時、全線開通すると正式に発表した。当日は午前11時から震災遺構荒浜小などで式典を行い、関係者が車で通り初めをする。

 東部復興道路のルートは地図の通り。総延長10.2キロで、県道区間6.8キロと市道区間3.4キロで構成する。高さ約6メートルの盛り土構造で堤防機能があり、海岸堤防などとの多重防御で津波の威力を軽減させる。

 工事は9割以上が完了。復興道路から西に延びる三つの「避難道路」も8月末までに整備が終わった。県道塩釜亘理線は、復興道路と並行する区間が市道となる。市は市議会9月定例会に関連議案を提出する。

 式典では郡和子市長や地元の高砂中生徒があいさつし、テープカットで開通を祝う。地元の七郷すずめ連や六郷すずめっこによるすずめ踊り演舞もある。

 開通前の復興道路を楽しむイベントも開かれる。15日にあったツール・ド・東北に続き、29日は若林区まちづくり協議会が「東部かさ上げ道路を歩こう」と題し、事前申し込みの市民と800メートルを歩く。10月6日は地元の新浜、南蒲生両町内会が見学会を開催。13日はバスツアーも行われる。

 郡市長は定例記者会見で「多重防御の要として整備した命の道、命の防波堤だ。全線開通で市の復興事業はハード面がほぼ完了する。ようやくここまで来たという特別な思いで開通日を迎えたい」と語った。

3606荷主研究者:2019/09/29(日) 20:08:00

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49929540Y9A910C1L01000/
2019/9/18 15:21 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台、止まらぬ駅前一極集中 商店街と「体力差」鮮明
(変わる仙台商業地図 藤崎創業200年(上))

3607荷主研究者:2019/09/29(日) 20:09:12
>現行の店舗を解体して新店舗を建設する計画を2020年に決めたいとのこと

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49974500Z10C19A9L01000/
2019/9/19 17:44 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
「来年に新店舗計画」仙台の老舗百貨店、藤崎社長
変わる仙台商業地図 藤崎200年(下)

3608荷主研究者:2019/09/29(日) 20:15:39

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49984650Z10C19A9L01000/
2019/9/19 16:26 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市起業家支援策、5社選定 岩手の企業も

3609荷主研究者:2019/10/14(月) 11:31:35

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50036440Q9A920C1L01000/
2019/9/20 16:36 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市のガス民営化、事業者が注視 焦点は公募条件
(東奔北走)

3610荷主研究者:2019/10/14(月) 11:32:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190920_12002.html
2019年09月20日金曜日 河北新報
楽天の自社配送、東北へ進出 まず仙台、名取、多賀城で

 楽天は、電子商取引(EC)サイトの自社配送サービス「Rakuten EXPRESS」の対象エリアに仙台、名取、多賀城の3市を加えた。東北でのサービス提供は初めてで、自社物流網の拡大を順次進める。

 エリア拡大に当たり、仙台市若林区卸町に配送センターを開設。直販事業や一部出店店舗の商品について、午前0時までの時間指定ができる再配達や、住宅敷地内への置き場所指定配達「置き配」といったサービスに対応する。

 効率的な物流の提供で、出店店舗の満足度向上にもつなげる。

 宮城県への拡大で、従来の関東、関西と合わせて対象エリアは10都府県、人口カバー率は約27%となった。

 同社は2019年末までに60%に引き上げる目標を掲げており、今後も既存エリアの対象拡大、新規拠点の整備を進める方針。

3611荷主研究者:2019/10/14(月) 11:33:14
>>3006 >>3404
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190922_13036.html
2019年09月22日日曜日 河北新報
<宮城野ウイーク>福田町駅、住民悲願のバリアフリー化へ 移設も視野に本格検討

体に重りを着けて階段を歩き、高齢者や妊婦の苦労を疑似体験した6月のイベント

 JR仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)のバリアフリー化に向け、市とJR東日本が駅の移設も視野に検討を進めている。現駅舎はエレベーターがなくホームも狭いため、車いす利用者らが使えない。住民は4年前から改善を訴え、署名を集めるなど積極的に活動してきた。早ければ年度内に方向性が固まる見通しで、住民はバリアフリー化の早期実現を心待ちにする。

 市とJR東は今年1月、福田町駅の現地改修とともに、近接地への移設の可能性を探ることで合意した。線路のカーブに沿ったホームのため、エレベーターなどの設置が難しく、直線区間への移設案が浮上した。

 両者は年度内にも可否を判断する。移設が決まれば、JR東は利便性やコストを踏まえて新駅の建設地を選定。市は駅への接続道路、自家用車やタクシーの乗降場、駐輪場の規模などの調査に乗り出すという。

 バリアフリー化は、住民組織「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」が訴えてきた。2015年10月の発足後、市やJR東と意見交換を重ね、17年には約9000人分の署名簿をJR東と市に提出した。

 今年6月には体が思うように動かない高齢者や妊婦になりきり、駅の不便さを疑似体験するイベントを開催し、バリアフリーの早期実現の必要性を発信した。

 車いすを利用する会員の女性は「自宅は福田町駅近くだが、車いすでは乗降できないため、隣の陸前高砂駅を利用している。障害者だけでなく、高齢者や子ども連れにも優しい駅に生まれ変わればいい」と願う。

 JR東によると、現駅舎は1987年3月に完成した。平均乗車人員は1日当たり3971人(2018年度)。東日本大震災後、駅周辺に被災者が移り住んだこともあり、震災前に比べると増えているという。

 住民と市、JR東の意見交換会は11月下旬にも開かれる。つくろう会の野口健三(けんみ)会長(76)は「バリアフリー化の話が具体的になってきたと感じる。住民側からも積極的に意見やアイデアを出し、利用しやすい駅にしたい」と期待する。

3612荷主研究者:2019/10/14(月) 11:33:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190923_12023.html
2019年09月23日月曜日 河北新報
仙台圏企業6社が東京でアピール 上場へ 市の支援本格化

「仙台未来創造企業」の経営者が今後の事業展開や地方の可能性を紹介したマッチングイベント=19日夕、東京・虎ノ門

 仙台圏で株式上場を目指す中小企業を伴走型で支援する仙台市のプログラムが本格化している。成長性と意欲が高い地元企業8社を「仙台未来創造企業」に認定。うち6社が9月、東京でベンチャー企業の育成に携わる官民関係者にPRした。支店経済から脱却し首都圏への人材流出を食い止めようと、公平中立を重んじる行政が特定の企業に肩入れする異色の取り組み。5年以内の上場を狙う。

■官民の40人出席

 東京・虎ノ門ヒルズで12、19の両日、経済産業省などが主催するベンチャー企業向けのマッチングイベントに認定6社のトップが登場。「地方×IPO(新規株式公開)」をテーマに、自社の特色や仙台・東北の潜在力を売り込んだ。

 両日とも関係者約40人が発表に耳を傾け、終了後は名刺を交換して交流を深めた。障害者福祉事業やサッカースクール運営を手掛けるゼンシン(名取市)の前田忠嗣社長は「社会的な課題の解決に向け、全国に展開できるビジネスモデル。登山に例えるとまだリュックを背負ったくらいだが、2025年には上場したい」と自信を見せた。

 プログラムは市の「経済成長戦略2023」の柱として本年度スタートした。認定8社に対して公認会計士や社会保険労務士など専門家が随時助言。財務、労務面の強化や中核的な人材の確保、情報発信など上場に必要な分野を網羅的に集中支援する。本年度の事業費は約1200万円。

 市の杉田剛経済企画課長は「東京では地方のベンチャー情報が少なく、仙台の魅力を知ってもらういい機会になった」とイベント参加の意義を語る。認定8社へのサポートを継続するとともに、20年度には認定企業を増やしたい考えだ。

■成長への一手に

 東北では、車用品販売イエローハットなどを運営するホットマン(仙台市)が14年に上場して以降、新規上場はゼロ。この間、上場がないのは、全国の各ブロックで東北だけだ。

 東京証券取引所の宇寿山図南(うずやまとなみ)上場推進部課長(登米市出身)は「地域経済の発展には、若年層雇用の受け皿が不可欠。会社の魅力をアピールし、成長させる手段の一つがIPOだ」と指摘。「東北でまず1社上場すれば、象徴となり次につながる。仙台市などが構築した支援網を活用し、新規上場に手を挙げる企業が増えてほしい」と期待する。

3613荷主研究者:2019/10/14(月) 11:38:50

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50149870U9A920C1L01000/
2019/9/24 19:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
函館取り込む「仙台空港観光圏」 訪日客の拠点に
転機の東北観光(上)

3614荷主研究者:2019/10/14(月) 11:57:53
>>3364 >>3560
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24346
2019/9/25 宮城版
復建技術で立体化検討 国道4号/仙台BPの苦竹IC以南(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台バイパス道路設計業務」の一般競争入札を19日に開札し、総合評価を経て復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)が1942万円で落札したことを明らかにした。今後に同社と契約を結ぶ。この業務では、国道4号仙台拡幅の一環で、仙台市内の苦竹インターチェンジ(IC)付近から南側の名取川付近までに至る区間を対象に、渋滞解消に向けた立体交差化の検討などを行う。

 同業務の内容は、道路の概略設計と予備設計、平面交差点の予備設計、ダイヤモンド型ICの予備設計で、履行期間が2020年2月28日まで。

 道路の概略設計は、同市宮城野区日の出町〜若林区卸町の箱堤交差点から、同市太白区郡山4丁目の鹿の又交差点までに至る延長約4km区間を中心に、現道の拡幅や、区間内にある交差点の立体化などを検討する。

 同区間内の主要な交差点は、すでに仙台拡幅で立体化の事業が動き出している箱堤交差点〜卸町交差点のほか、六丁目交差点、蒲町交差点、沖の一丁目交差点、若林4丁目交差点などがある。

 一方、道路や平面交差点、ダイヤモンド型ICの予備設計を作成するのは、鹿又交差点から、郡山7丁目の篭ノ瀬交差点までに至る区間。この区間は立体化が都市計画決定しているため、概略設計の対象区間よりも熟度が高まっている。

 箱堤交差点から名取川付近までの国道4号仙台バイパスは、都市計画決定で標準幅員が46m程度となっており、すでに同水準の現道幅員は確保できているものの、渋滞が発生しやすくなっている。仮に鹿の又交差点〜篭ノ瀬交差点以外の交差点も立体化するとなれば、計画段階評価や都市計画決定の変更などが必要になる見通しで、かなり時間がかかることが予想される。

 なお、苦竹ICから箱堤交差点までに至る区間は、すでに仙台拡幅で事業が動いている。箱堤交差点は、卸町交差点付近までに至る延長1.4km区間を立体化する。計画では、橋長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁橋の高架橋を架け、箱堤交差点で交わる仙台市道元寺小路福室線の上に国道4号を通す。

 本年度は高架橋の詳細設計業務をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、前後道路の詳細設計業務を福山コンサルタント(同)に委託した。立体化の事業費は120億円を試算。2024年度までの完成を目指している。

3615荷主研究者:2019/10/14(月) 11:58:39
>>3614
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5201/
2019-09-25# 物件(仙台圏)
東北整備局/4号仙台バイパスの道路設計/復建技術コンサルに決定/概略設計4㎞および鹿の又、篭ノ瀬の立体交差予備設計

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は、仙台市内の国道4号仙台バイパスで渋滞緩和箇所整備の一環として実施する道路設計業務の一般競争入札(総合評価落札方式)を19日に行い、1942万円で復建技術コンサルタントの落札を決めた。

 入札者は落札者のほか三井共同建設コンサルタント、中央コンサルタンツ、大日本コンサルタント、オリエンタルコンサルタンツ、ドーコン、構研エンジニアリング、近代設計だった。

 業務内容は道路概略設計(B)一式、道路予備設計(A)一式、平面交差点予備設計一式、ダイヤモンド型IC予備設計一式。履行期間は2020年2月28日まで。

 今回の業務は、国道4号仙台拡幅として事業を進めている仙台市宮城野区の鶴ケ谷工区の南側で、箱堤交差点の南側を対象に渋滞の改善を目的に道路概略設計を行うほか、交差点での渋滞解消を図る目的で立体化するための予備設計を行うもの。

 概略設計の対象区間は、宮城野区と若林区の境界部にある箱堤交差点から太白区の鹿の又交差点までの4㌔㍍が対象。同区間内はすでに上下線で6車線化が完了しているほか、両側に1車線の側道を設けている。委託では渋滞対策の方向性を検討し円滑な交通確保を図るための設計を行う。

 予備設計では立体交差に向けた交差点の設計で、対象は鹿の又交差点や篭ノ瀬交差点等を予定、具体的には橋梁による交差を想定しており、委託の中で橋梁の規模等を詰めるとしている。また、立体化に伴い付随する平面交差点やダイヤモンド型ICの予備設計も作成する。

 今後、20年度以降も引き続きコンサル業務を行い、具体化を目指すとしている。

3616荷主研究者:2019/10/14(月) 11:59:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190925_13027.html
2019年09月25日水曜日 河北新報
<宮城野ウイーク>住民参加で都市型公園整備 仙台駅東地区、21年度利用開始

公園の完成イメージ。右手前の1号公園に複合遊具、左奥の2号公園に芝生広場を設置する

 仙台市宮城野区のJR仙台駅東地区で、住民参加型の公園整備が進んでいる。2021年度の利用開始を目指す「駅東1号・2号公園(仮称)」。区公園課が住民との意見交換会を設置し、整備計画や基本設計を練り上げた。駅に最も近い立地を生かし、ステージや芝生広場がある「イベント公園」にする。住民は地区の青写真を描きながら完成の日を心待ちにする。

 駅東1号・2号公園は市道元寺小路福室線の宮城野橋に隣接。駅東口から約400メートルの距離にあり、橋の下をくぐる特殊道路で名掛丁の藤村広場とつながる。

 公園面積は合わせて約3000平方メートル。東側の2号公園に芝生広場やステージ、西側の1号公園に複合遊具や鉄棒、ブランコ、トイレや駐輪場を設ける計画で、本年度内に着工する。

 昨年11月、区公園課は住民との意見交換会「みんなでワクワク会議」を発足させた。今年3月まで計4回開催し、公園のコンセプト、設備や遊具の種類、配置場所などを議論。基本計画や基本設計を固めた。

 駅東地区では長く土地区画整理事業が行われ、地元3町内会は約10年前から公園の在り方を含め、地区の将来像を考えてきた。意見交換では議論の経過を踏まえ「駅から近くイベントに活用できる」「人が集まれば治安が良くなる」など多様なアイデアが出された。

 最終的には、防犯対策として一定の見通しを確保すること、にぎわい創出のためイベント用の広場を設けることなどが決まった。将来は「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」「みちのくYOSAKOIまつり」の会場に名乗りを上げることでも一致した。

 3町内会の関係者は「住民の議論が計画に反映されたことは意義深い。にぎわいのある都市型公園にしたい」と期待を膨らませる。

3617荷主研究者:2019/10/14(月) 12:14:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190926_11020.html
2019年09月26日木曜日 河北新報
富谷への最終バス、午後11時台に繰り下げ 仙台・泉中央駅で実証運行

 富谷市は25日、仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)から富谷市内への宮城交通(仙台市)の路線バスについて、平日の最終便を現行の午後10時台から午後11時台に繰り下げる実証運行が10月1日から実施されると発表した。

 期間は2020年3月31日までの半年間で、対象はともに午後11時32分泉中央駅発の新富谷ガーデンシティ線(外回り、終点イオン富谷店)と、泉ケ丘大富線(終点富谷営業所)の2路線。通常運賃の100円(小児、障害者は50円)増しとなり、現金で支払う。

 泉中央駅から富谷市内への平日のバス最終便は以前は午前0時台まであったが、運転士不足のため次第に繰り上がり、16年10月から午後10時台になった。深夜便復活を求める声を受け、市は宮城交通に要望し、運転士募集の周知に協力するなどして協議してきた。

 若生裕俊市長は記者会見で「関係者の配慮のおかげで実現した。正式なダイヤとして運行されるよう市も努力したい」と述べた。

3618荷主研究者:2019/10/14(月) 12:21:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190927_12001.html
2019年09月27日金曜日 河北新報
中国国際航空 仙台-上海線 当面週2往復で

 中国国際航空が11月3日から水、金、日曜の週3往復で運航する予定だった仙台-上海線について、金曜の便を当面運休し、週2往復で運航することが26日、分かった。詳しい理由は不明だが、関係者によると12月か1月から金曜も運航できるよう調整中という。

 同社ホームページで26日、10月27日以降の下期スケジュールとして仙台-上海線を水、日曜の週2往復で運航することなどを発表した。「スケジュール調整のため」としている。

 同社は現在、仙台-北京線(上海経由)を週2往復運航。11月3日から路線を再編し、中国・北京を大連経由で結ぶ定期路線の運航を7年ぶりに再開して火、土曜の2往復、仙台-上海線は週3往復の運航を予定していた。

 11月3日以降の金曜の便の航空券の購入者には別の曜日の便への振り替えか払い戻しで対応する。

3619荷主研究者:2019/10/14(月) 12:22:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190927_12002.html
2019年09月27日金曜日 河北新報
長町駅東に12階の賃貸マンション 低層部は商業施設 21年春開業

商業施設を併設した賃貸マンション(中央)の完成イメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社などは26日、仙台市太白区のJR長町駅東口前に賃貸マンションを建設すると発表した。同社が東北エリアで賃貸住宅事業に着手するのは初めて。鉄筋12階、総戸数90戸で、低層部は商業施設になる。総事業費は約28億円。21日に着工しており、2021年春の入居開始と開業を予定する。

 JR長町駅から徒歩1分、仙台駅まで1駅5分の好立地をうたう。延べ床面積約6960平方メートルのうち、住宅部分は約4970平方メートル。単身からファミリー層まで幅広い世帯に対応し、間取りは1Kから3LDKまで取りそろえる。入居者は20年秋から募集する。

 商業施設は2階建ての南棟と、12階建て北棟1、2階部分の延べ床面積約1990平方メートル。デッキで2棟の2階をつなげ、飲食・物販店、理美容店、学習塾といったサービス業を中心に展開。近隣の商業施設や医療施設、スポーツ施設との相乗効果を視野にテナントの配置を検討する。

 建設地は仙台市が1997年から開発を進める「あすと長町土地区画整理事業」の一画。同社の坂井究仙台支社長は「長町は利便性の高い地域で、賃貸住宅の需要もある。駅周辺全体の活性化に期待している」と話す。

3620荷主研究者:2019/10/14(月) 12:35:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50555390T01C19A0L01000/
2019/10/3 17:18 日本経済新聞 北海道・東北
USENHD、仙台オフィス改装

3621荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:05

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50593310U9A001C1L01000/
2019/10/7 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
「地元に愛される次世代光施設に」 行脚重ねるキーマン
放射光が拓く未来(1)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50593610U9A001C1L01000/
2019/10/8 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
宮城の「下町ロケット」 光の威力に翻意
放射光が拓く未来(2)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50702280X01C19A0L01000/
2019/10/9 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市、放射光施設活用へ本気支援 経済けん引役に
放射光が拓く未来(3)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50708780X01C19A0L01000/
2019/10/10 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台の放射光施設活用、データ解析に目を付けたNTT
放射光が拓く未来(4)

3622荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:26

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00533565?isReadConfirmed=true
2019/10/8 05:00 日刊工業新聞
アイリスオーヤマ、東北大の次世代放射光施設に出資

【仙台】アイリスオーヤマは、東北大学青葉山新キャンパスに建設予定の「次世代放射光施設」のコウリション(有志連合)・メンバーに5000万円で加入、出資する。運用開始から10年間、年間最大200時間施設を優先利用できる。パックご飯やコメなどの食品事業に加え、家電、発光ダイオード(LED)照明の研究開発、品質向上に活用する。運用開始予定の2023年までは、既存の放射光施設「スプリング8」を試験的に利用し、活用に向けた課題を洗い出す。

(2019/10/8 05:00)

3623荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50807310Z01C19A0L61000/
2019/10/9 19:56 日本経済新聞 電子版 南関東・静岡
静岡の三光ダイカスト、宮城に新工場 HV・EV向け部品

3624荷主研究者:2019/11/04(月) 20:00:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191010_12011.html
2019年10月10日木曜日 河北新報
仙台市バス全45路線赤字 営業係数は減便でやや改善

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191010kahoku01.JPG

 仙台市交通局は、2018年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」を公表した。全45路線が赤字となったが、営業係数は17年度と比べやや改善した。今月下旬からバス車内や一部停留所に係数を掲示し、経営状況を市民に知らせる。

 営業係数は100円の収入を得るためにかかる費用で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 18年度の路線別係数は表の通り。路線数は泉松陵高校線が18年4月に廃止され、45路線に減った。営業係数が改善したのは37路線、悪化したのは7路線で、岩切線は横ばいだった。

 全路線の平均は152で17年度の157からわずかに改善した。18年4月のダイヤ改正で全体の2.4%を減便した効果で、福田町四丁目線、東部工場団地線の不採算上位の2路線の係数が大きく改善された。

 全45路線の営業収支は約34億円の赤字となった。赤字幅が最も大きかったのは17年度と同様、鶴ケ谷・南光台線で2億3070万円。最小は桜ケ丘線の561万円だった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全472台のバス車内に路線別営業係数を掲示。係数400以上の八ツ森線など8路線は、上りの停留所計92カ所に経由地が異なる系統別の詳しい係数を掲げる。

 市交通局の担当者は「沿線住民に厳しい経営状況を理解してもらい、市バスの利用を促したい」と話す。

3625荷主研究者:2019/11/04(月) 20:23:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191017_13031.html
2019年10月17日木曜日 河北新報
定禅寺通を憩いの空間に 車道1車線を規制、官民組織が社会実験

立町エリアの歩道で行われる社会実験。18日からの3日間は車道の一部にもテーブルセットが配置される=9日、仙台市青葉区立町の定禅寺通

 杜の都のシンボルロード、仙台市青葉区の定禅寺通の活性化に取り組む官民組織「定禅寺通活性化検討会」は18〜20日の3日間、車道の一部を開放する。6月から行ってきた社会実験の一環で、初めて実施する。

 東京エレクトロンホール宮城(県民会館)前の国分町エリアと、せんだいメディアテーク向かいの立町エリアの2カ所(地図)で開く。

 国分町エリアでは、ウッドデッキの上にベンチを配置した仮設休憩施設「パークレット」を置く。立町エリアでは、歩道にテーブルと椅子を並べ、市民に利用してもらう社会実験「リビング・ストリートプロジェクト」を実施中。18日から3日間は対象区域を拡大し、周辺のパン屋や酒店5店が販売ブースを設ける。

 開催時間は、国分町エリアが午前11時(18日は正午)〜午後8時、立町エリアが午前10時(18日は午前11時)〜午後8時半。

3626荷主研究者:2019/11/10(日) 22:25:22

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51353250U9A021C1L01000/
2019/10/24 17:54 日本経済新聞 北海道・東北
テクノ情報システム、仙台に拠点

3627荷主研究者:2019/11/10(日) 22:34:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191025_13030.html
2019年10月25日金曜日 河北新報
仙台・泉古屋敷橋あす架け替え 車の擦れ違い可能に 歩道も整備

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191025kahoku01.JPG
車が擦れ違えず交互通行を余儀なくされる現在の古屋敷橋(左)と架け替えられた新しい橋=仙台市泉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191025kahoku02.JPG

 幅が4メートルと狭く車が擦れ違えなかった仙台市泉区の七北田川に架かる古屋敷橋が26日午後2時、新しい橋に切り替わる。これまでは対向車が来ると、どちらかが橋の手前で停車し、相手をやり過ごす必要があった。架け替えでスムーズな通行が可能になる。

 古屋敷橋は県道仙台北環状線と泉区野村地区を結ぶ市道の一部。付近にはシェルコムせんだいなどの体育施設が立地し、一定の交通量がある。

 現在の橋は1970年に完成。歩道もなく、事故の危険が高かった。橋の南側たもとの交差点も変則的な形状で、対向車が橋を渡るのを待つ車で渋滞することも日常的な光景だった。

 区は渋滞と事故の危険を解消するため2016年に架け替え工事に着手。片側1車線と歩道を確保できる新しい橋を整備した。総工費は約6億5000万円。南側の交差点も改良し、見通しを良くした。

 泉区道路課は「擦れ違いが可能になっても南側交差点では一時停止する必要がある。安全運転を心掛けてほしい」と訴える。

3628荷主研究者:2019/11/10(日) 22:37:49

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area3/5326/
2019-10-28# 物件(石巻・気仙沼)みやぎ建設新聞
東松島市/矢本駅前周辺の交通環境整備構想/国際開発コンサルに決定/8.8haを対象に南北通路の設置案なども検討

 東松島市は、矢本駅前周辺交通環境等整備構想策定業務の委託先選定へ、24日に指名競争入札を行い3落の2100万円で国際開発コンサルタンツの落札を決定した。

 入札には落札者のほかにオオバ、ナカノアイシステム、東日本総合計画、大日本コンサルタント、東京コンサルタンツの6社が参加。予定価格は2120万円だった。

 JR仙石線矢本駅周辺は、1日当たりの平均乗車人口が東日本大震災以降増加傾向にあり、2010年度比で約1・2倍の約1200人となっている。このため、通勤・通学時間帯には駅ロータリースペースで渋滞が発生するなど改善が求められている。

 今回の業務では、渋滞緩和などを目的に駅前周辺8・8㌶を対象に交通量調査を行い、今後の駅前周辺の整備構想を策定する。

 また、業務の中で対象区域内にあり築後66年を経過した市営北浦住宅の解体や南北通路の設置案などの検討も進める方針。

 業務期間については年度内を予定しており、20年度以降の具体化を目指すとしている。

3629荷主研究者:2019/11/19(火) 22:53:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191030_12001.html
2019年10月30日水曜日 河北新報
仙台空港バンコク線、5年ぶり運航再開 貨物需要の開拓狙う

3、5月にはチャーター便を使った貨物搭載実験が行われた=3月、仙台空港

 仙台空港とタイ・バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が30日、5年ぶりに運航を再開する。機材はボーイング777-200機(定員309人)で仙台発着の定期線で最も大きく、貨物輸送力も高い。空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は、東日本大震災以降落ち込んだ貨物取扱量の回復を期し、タイと取引のある企業などに働き掛けを強める。

 「タイには東北に関連する製造業の拠点があり、日本食も人気だ。成田空港経由で確立された物流に対し、直行便の迅速さと価格競争力でアピールしたい」。仙台空港の岡崎克彦取締役航空営業部長は言う。

 仙台発着の定期線は小型機材が中心で、貨物スペースが乗客の荷物でほぼ満杯になるが、バンコク線は最大約16トンの貨物が積める。仙台発の初便では、これまで成田経由だった精密機械などを運ぶ。

 企業側も歓迎する。センコン物流(名取市)は、昨夏からタイに仙台牛を冷凍で輸出しており「冷凍品の陸送費は高く、仙台空港から送るメリットは大きい」と前向きだ。ベトナムで受託運営する宮城県のアンテナショップ向けの加工品なども仙台空港から運ぶ方針という。

 一方、カツオなどの生鮮魚介を羽田経由でタイに送る仙台水産(仙台市)は「利用したいが現状では難しい」。運航する水、金、日曜が市場の休日などと重なるためだ。現地の卸問屋は「仙台空港発」をうたって販売を増やす意向があり、台湾経由などでの輸送も検討する。

 また、国際貨物は小口の貨物を一つのコンテナにまとめる混載が主流で「自社単独では相当量がないとコストが厳しい」(宮城県内の企業)との声もある。

 仙台空港は16年の民営化以降、新規就航や増便効果で、18年度旅客数は過去最多の約361万人を記録した。ただ、貨物取扱量は10年度の約1万1857トンに対し、18年度は約7089トン。被災の影響で成田に流れたまま回復していない。うち国際貨物は992トン(前年度比48.9%増)だ。

 仙台国際空港は44年度の貨物取扱量2万5000トンを目標に掲げ、新たな貨物誘致に力を入れる。岡崎部長は「バンコク線は、宮城県が目指す仙台空港24時間化や国際貨物専用便の就航などに向けた試金石にもなる」と安定した貨物輸送に意欲を見せる。

3630荷主研究者:2019/11/19(火) 22:58:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191031_12012.html
2019年10月31日木曜日 河北新報
仙台-バンコク線5年ぶり再開 来年夏にも毎日運航

運航再開の記念セレモニーでテープカットする郡和子仙台市長(左から2人目)とスメート社長(同3人目)=30日午前9時20分ごろ、仙台空港

 仙台空港とタイ・バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が30日、5年ぶりに運航を再開した。当面は週3往復の運航を予定するが、同社幹部は利用が順調に推移すれば、来年7月にも毎日運航に切り替える計画を明らかにした。

 バンコク発の第1便が午前7時50分ごろ、歓迎の放水シャワーを浴びて仙台空港に着陸した。ほぼ満員の333人を乗せ、バンコク郊外のスワンナプーム国際空港から約6時間で到着。東北6県の職員や観光関係者、ご当地キャラクターに出迎えられた。約3時間半後には仙台出発便も320人を乗せて飛び立った。

 定期路線はバンコク発が火、木、土曜の午後11時59分(現地時間)出発で所要時間5時間41分。仙台発は水、金、日曜の午前11時15分(日本時間)出発で6時間50分。通常の機材はボーイング777-200型機(309席)を使用する。

 スメート・ダムロンチャイタム社長は仙台空港での歓迎イベント後、定期路線は80%程度の搭乗率を見込んでいるとし、「うまくいけば毎日の定期便となる」と将来の増便に言及した。

 同社幹部は「子会社のタイスマイル航空が香港か台湾・高雄経由で、仙台-バンコク線を週4便運航することを検討中。実現すれば(タイ国際航空と合わせ)毎日運航となる。早ければ来年7月から飛ばしたい」と補足説明した。

 タイ国際航空は2013年12月に仙台-バンコク線を就航させたが、タイの反政府デモの影響で14年3月に運休。近年、チャーター便で東北を訪れるタイ人観光客の急増を受け、路線再開に踏み切った。

3631荷主研究者:2019/12/01(日) 10:45:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191107_13037.html
2019年11月07日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>いいっちゃ道巡り[3]宮城の萩大通り(宮城野、若林区)/ハギ咲く風景 今は昔に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191107kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191107kahoku01.JPG
広々とした宮城の萩大通り。写真上方、大和町2丁目交差点から北側は片側2車線に変わる=仙台市若林区中倉1丁目

「畑だけのところに片側3車線の道路ができてびっくりしたものです」と昔を語る野沢さん

 北は仙台市宮城野区萩野町から、南は若林区古城の国道4号仙台バイパスに至る約3.1キロ。最大6車線、幅36メートルの大通りを車も人もひっきりなしに行き来する。

 ミヤギノハギといえば、しだれ咲く紅紫色がかれんな宮城県花だが、周囲にはほとんど見当たらない。中央分離帯も歩道も、すっくと伸びるイチョウばかり。

 通りの西側に暮らして70年以上になる若林区の白萩町内会長の野沢徳行さん(82)は「かつては一帯が畑で、夜は荒浜の海鳴りが聞こえてくるような場所だった。ハギもたくさん咲いていましたよ」と振り返る。

 沿道にはスーパー、飲食店、紳士服店、ジムなど大小の店舗が並び、住宅街が広がる。高度経済成長期以前ののどかな風景を思い浮かべるのは難しい。

 年に2回の清掃活動には約1500人が参加する。キャンペーン実行委員長でもある野沢さんは「メインの通りを大切に思う住民の心意気で、ここ数年すっかりごみが減りました」。花はなくても、名にたがわぬ美しい通りなのだ。

(阿曽恵)

[宮城の萩大通り]1986年の道路開通を記念し、沿道の商業者らが地域住民を対象に自主的に愛称を募集し、決定した。正式に市が認定したのは97年。それまでの行政主導ではなく、地域の要望に基づいて愛称を付ける仕組みの先駆けとなった。

3632荷主研究者:2019/12/01(日) 10:46:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00537350?isReadConfirmed=true
2019/11/7 05:00 日刊工業新聞
TMI、新ナノ結晶磁性材を量産化 標準設備導入

TMI仙台工場に設置した連続熱処理装置

【仙台】東北マグネットインスティテュート(TMI、仙台市青葉区、藤田康隆社長、022・796・9731)は、電気エネルギー損失を最小限に抑える磁性薄帯の量産化技術を確立した。東北大学で開発された新規ナノ(ナノは10億分の1)結晶磁性材料の量産化に向けた標準設備を仙台工場(宮城県名取市)に設置した。幅127ミリメートルの薄帯で量産化を確認。今後車載向けモーターなどへの供給を計画する。

 TMIは2015年に東北大とパナソニック、アルプス電気(現アルプスアルパイン)などが共同で設立した東北大発ベンチャー。同大の牧野彰宏教授らが開発した新規ナノ結晶磁性材料の量産化技術開発を、17年度から科学技術振興機構(JST)の研究支援事業により取り組んだ。

 今回開発した量産化に向けた標準装置は、TMI仙台工場(パナソニック仙台工場内)に設置。これまでの試験装置では連続して薄帯を生産することが難しかった。新材料は鉄を主成分としたアモルファス(非晶質)合金から適切な熱処理を加えてナノ結晶を生成する。量産化の課題となっていた専用の連続熱処理装置など薄帯製造からナノ結晶薄帯を製造するための連続的な標準装置を完成した。

 薄帯の安定した生産では幅127ミリメートル、厚さ27マイクロメートル(マイクロは100万分の1)を確認。試作レベルでは幅245ミリメートルが可能という。現状の量産化装置では年間60トン程度までの生産が可能とみている。今後の新材料による薄帯供給は「(TMIへの)出資企業を中心に進めたい」(藤田社長)としている。

 新ナノ結晶材料は、電磁鋼板に匹敵する高飽和磁束密度と、アモルファス合金並みの電力損失を確認した。モーターやトランスに使えばエネルギー電力損失低減と機器の小型化が両立可能となる。

(2019/11/7 05:00)

3633荷主研究者:2019/12/01(日) 11:15:37

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5365/
2019-11-11# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
仙台市/市道霊屋下米ヶ袋線・鹿落坂橋の予備設計/参加申請は22日まで/現橋はL137m、歩行者等の安全確保策を検討

 仙台市は8日、市道霊屋下米ヶ袋線上に架かる鹿落坂橋の橋梁予備設計業務を、制限付き一般競争入札で公告した。

 参加申請は今月22日まで、開札は12月3日15時に行う。

 参加資格は、市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント鋼構造部門および建設コンサルタント道路部門の登録業者で、2004年以降に完了した河川における橋長70㍍以上の橋梁詳細設計業務の元請け実績を有することなど。

 現在の鹿落坂橋は、市道霊屋下米ヶ袋線に1966年(昭和41年)に架設した橋長137・6㍍、幅員7・55〜8・1㍍の15径間単純PCプレテン床板橋(I桁)。下部工は逆T式橋台2基と張出式橋脚14基で構成。一部区間が東側を流れる広瀬川に張り出しており、下部工部分は擁壁に橋脚を増し打ちした特殊な構造となっている。

 同橋を含む市道霊屋下米ヶ袋線は、市中心部と太白区八木山地区のアクセス道路。路線バスなどの大型車の交通量も多いが、歩道がなく急勾配となっており、過去には交通事故も発生していることから現道の安全対策が必要となっている。

 今回の業務は、歩行者・自転車空間の確保に向けた整備手法の検討や測量を実施するもの。市では現在、現橋から見て河川側への人道橋設置や橋の架け替えなどを想定しており、現道を迂回する道路が近くに無いことから、仮設方法なども踏まえて最適な手法を選定する。なお、同橋については過去に老朽化に伴う耐震化や長寿命化の検討調査(担当はTPC)や健全度調査などを実施しており、業務では、これまでの調査結果に基づく補修・耐震化方策も検討する。対象は太白区向山1丁目から青葉区霊屋下地内の市道向山1号線および霊屋下米ケ袋線の延長300㍍。履行期限は20年3月31日まで。

3634荷主研究者:2019/12/11(水) 22:10:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_12003.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
仙台市、フィンランドのオウル市と産業振興協力協定更新

協定書に署名し、握手を交わすラーヤラ市長(左から2人目)と郡市長(同3人目)ら

 仙台市は13日、フィンランドのオウル市との産業振興協力協定を更新した。2005年に初めて協定を結び、再締結は5回目。IT、新規創業、ヘルスケア、文化交流などをテーマに共同事業や人材交流を行う。

 仙台市役所であった締結式には郡和子市長、オウル市のパイヴィ・ラーヤラ市長、両市の産業支援機関トップが出席。20年4月〜25年3月を期間とする協定書にそれぞれ署名した。

 郡市長は「仙台の地元企業が国際化や高度化を図る上で、大きな知恵をもらえる」と両市連携に期待を寄せた。ラーヤラ市長も「これまで多くのことを成し遂げた協定を更新でき、うれしく思う」と喜んだ。

 これまでも協定に基づき、17年には世界最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ」に共同出展。オウル市で毎年開かれ、音楽に合わせてギターを弾くまねを競う「エアギター世界大会」の日本決勝が12〜15年に仙台で開催されるなどした。

 オウル市はフィンランド北部の中核都市。同国の情報通信企業ノキアの開発拠点もあり、IT産業の振興に力を入れている。

3635荷主研究者:2019/12/11(水) 22:11:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_11015.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
仙台市役所新庁舎の利用さらに半年遅れ

仙台市役所=2019年6月

 仙台市は13日、市役所本庁舎の建て替えに向けた基本計画検討委員会で、新庁舎の利用開始が2028年度半ばにずれ込むとの見通しを示した。6月にも工事期間が長くなるとして、1年遅れると表明しており、当初の27年度より1年半ずれ込むことになった。

 市によると、現在は分庁舎や仮庁舎に分散する各部局を集約し、新庁舎に配置する計画策定の過程で、職員1人当たりの執務空間の平均化などに手間取り、新庁舎の規模が定まらないことが遅れの原因という。

 今後、検討委が規模の算定を待って庁舎整備費などの検討を進め、来年5月までに報告書を郡和子市長に提出。市は意見公募(パブリックコメント)を経て7月にも基本計画を決める。

 当初は今年8月に報告書が出され、11月の意見公募を経て年内に基本計画を策定する予定だった。

 設計作業の開始は20年度後半、先行する議会棟の解体工事の着手は23年度後半にずれ込み、新庁舎の建設と現庁舎の解体を経た事業完了は30年度末を見込む。

3636荷主研究者:2019/12/11(水) 22:18:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191114_15025.html
2019年11月14日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>いいっちゃ道巡り[7]開成通り(青葉区)/農地開拓成功橋に願う

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191114kahoku02.JPG
朝の通勤・通学時間帯、仙台市中心部などに向かう車で渋滞する開成通り

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愛称の由来になった広瀬川に架かる開成橋=仙台市青葉区愛子中央2丁目

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 JR仙山線愛子駅(仙台市青葉区)の東側、国道457号から広瀬川へ向かう市道愛子赤坂線の約800メートルが「開成通り」だ。2013年2月、住民アンケートを経て命名された。広瀬川に架かる開成橋が名前の由来。戦後間もない1955年に完成した橋は、住民に長く親しまれている。

 地元の旧上町町内会連合会の元会長菅井長一さん(77)によると、開成橋の建設当時、愛子駅の北側は一帯が雑木林だった。終戦で職を失った元軍人や元工員らが農地開拓に挑戦。成功の願いを込め、新築の橋に「開成」の名が付いたという。

 現在の愛子駅北側は閑静な住宅街。60年余りの時が流れ、すっかり様変わりした。市道は朝夕の通勤・通学時間帯、都心部へ向かう車で混雑する。沿道には広瀬中があり、登下校する生徒たちの元気な声が響く。

 「車の渋滞や行き交う生徒たちを見ると、雑木林だった市道周辺の開拓は、成功したんだなと思える」と菅井さん。「開成」の言葉を感慨深げにかみしめる。(石川遥一朗)

[開成通り]仙台市道愛子赤坂線のうち、青葉区愛子の国道457号交差点-開成橋間の784.3メートル。2012年4月、旧上町町内会連合会が地域への愛着を育もうと、愛称の命名を企画。住民にアンケートを実施し、140件の回答で最も多かった「開成通り」を市に申請し、13年2月に決定された。

3637荷主研究者:2019/12/11(水) 22:28:11

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52232520V11C19A1L01000/
2019/11/15 18:29 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
IPOゼロ返上へ宮城の企業奮起 仙台市が支援の8社
東奔北走

3638荷主研究者:2019/12/11(水) 22:58:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191118_11014.html
2019年11月18日月曜日 河北新報
またも冠水、仙台駅前の排水能力増強へ 新たな水路整備に市が着手

タクシーのバンパーの高さまで冠水したJR仙台駅周辺=10月13日午前0時15分ごろ、仙台市青葉区中央1丁目

 台風19号ではJR仙台駅西口の道路や地下街で、内水による浸水被害が発生した。「東北の玄関口」は大雨が発生するたびに道路が冠水し、川のような光景が広がる常襲地帯。商店や飲食店の関係者からは「またか」とぼやきが漏れる。仙台市は本年度、駅周辺の排水路整備事業に乗り出していて、雨水処理能力の増強を急いでいる。(報道部・小木曽崇)

 市などによると、豪雨で駅西口の商業施設「EDEN(エデン)」付近の青葉通で約40センチの冠水を記録。駅東西地下自由通路や市地下鉄仙台駅、エスパル仙台本館の地下などにも雨水が流入、一部の地下店舗が一時的に水没した。商店関係者らは「駅前通に面した店舗が特に被害が大きかった」と振り返る。

 さくら野百貨店仙台店跡地の北側にある金券ショップで働く佐々木啓勝さん(56)は「店頭に土のうを積んだものの、店内は約15センチ浸水した。毎年のように被害に遭う。行政は早く対策してほしい」と訴える。

 市下水道調整課によると、駅前通には緩やかな傾斜がある。海抜は北から順に広瀬通交差点36.8メートル、さくら野跡地前35.5メートル、仙台ロフト前35.6メートル。青葉通交差点付近を底とする「くぼ地」状の地形になっており、水がたまりやすいという。

 駅西口の排水路は主に昭和20年代に整備された。同課の担当者は「開発が進むにつれ、地表がアスファルトやコンクリートに覆われて土の露出が減った。結果、保水能力がなくなった」と別の要因も指摘する。

 市も手をこまねいてはいない。本年度、既存の排水路に加え、もう一つ幹線水路を駅西口に整備する事業に着手。110億円をかけ、アエル付近から五橋公園を経由し、愛宕大橋付近の広瀬川に至る全長約3.8キロを敷設する。

 使用開始は2026年度の予定。最大口径は2.60メートルで既存排水路の1.65メートルを上回り、一帯の排水能力は大幅に向上する。10年に1度の発生が予想される1時間当たり52ミリの大雨でも、駅西側ではほとんど浸水が発生しなくなるという。

 同課の担当者は「仙台駅周辺は都市機能が集中し、商店もたくさんある」と語り、重点的に取り組む必要性を強調する。

3639荷主研究者:2019/12/11(水) 22:59:57

http://www.shelter.jp/news/main/5816
最新情報〈総合〉
19.11.18 [お知らせ]
仙台駅東口に純木造7階建てビルを建設!
日本初の製材を主要構造部に使用した高層木造プロジェクト

杜の都・仙台に純木造高層ビルを建設

 弊社は仙台駅東口エリアに純木造7階建てビルを建設する「(仮称)仙台駅東口プロジェクト」に着手しました。建築主は髙惣合同会社、設計・施工は株式会社シェルター。用途はテナント、オフィス、専用住宅。日本で初めて主要構造部に製材を使用する高層木造建築となります。

 東北最大の都市・仙台で、7階建ての木造ビルが建設される意義は大変大きいと言えます。全国の建築物の階数の分布は、1〜5階建てまでが99.1%、東北地方に限定すると99.7%にのぼります。(国土交通省「平成30年度建築着工統計調査」をもとに算出)

 本プロジェクトによって、現在の建築物のほとんどを木造にすることが可能になることが示され、弊社の掲げる「木造都市の実現」に向けて大きく前進します。また、計画地は仙台駅東口ペデストリアンデッキから目に入る立地のため、駅の利用者はじめ多くの方に木造ビルを認知して頂くことができます。(赤色部が建設予定地)

日本初!高層ビルの主要構造部に製材を使用

 本プロジェクトでは一般流通材であるJAS製材を主要構造部に使用します。これは日本全国、どの地域でも地元の木で高層ビルを建てられる技術を整備する狙いがあります。木造の高層建築は集成材の使用が一般的ですが、集成材工場の整備状況には地域差があるのが現状です。一方、製材は集成材に比べてインフラの整備コストがかからないこともあり、どの地域でも調達しやすくなっています。製材を活用した木造ビルが実現することで、既存の設備を利用してより地元の森林資源を活かすことができます。

 木造建築の需要は公共建築だけでなく民間企業へと広がりを見せており、コスト削減はより重要な課題となります。製材は集成材に比べ安価なため、材料費の削減が可能です。また、集成材工場が近くにない地域では、地元の木を集成材工場のある地域に運び、また戻すという運搬費がかかりますが、地元で部材を手配できれば運搬のコストも下げることができます。製材での高層建築を実現するために、複数の製材を束ねて柱や梁を製作します。束ね材を用いた実例は少なく、高層建築の主要構造部への採用は今回が初となります。

木質耐火部材COOL WOODを採用

 1〜3階は2時間耐火構造、4〜7階は1時間耐火構造で、柱・梁は国土交通大臣認定を取得した木質耐火部材COOL WOOD(クールウッド)を採用します。木材は国産のスギ、カラマツを使用し、東北の木材を積極的に活用します。

 環境問題を契機に木造建築は改めて脚光を浴びており、技術面も大きく進歩しています。高層建築であっても鉄骨・鉄筋コンクリート造だけでなく、木造を選ぶことのできる時代に突入しました。本プロジェクトは一般流通材の使用と(一社)日本木造耐火建築協会によって技術をオープン化しているCOOL WOODの採用によって、地元の木材を使い全国で建てられる汎用性の高い木造ビルのモデルケースとして、杜の都 仙台から全国に向けて新たな建築のかたちを発信します。

-建築概要-
物件名  :(仮称)仙台駅東口プロジェクト
建築主  :髙惣合同会社
設計・施工:株式会社シェルター
敷地面積 : 245.39㎡
建築面積 : 157.93㎡
延べ面積 :1,029.40㎡
階  数 :地上7階建て
最高高さ : 26.52m
建設地  :宮城県仙台市宮城野区榴岡2丁目
地域区分 :準防火地域
工  期 :2020年5月〜2021年春(予定)

【ニュースリリース】仙台駅東口に純木造7階建てビルを建設

3640荷主研究者:2019/12/11(水) 23:02:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_12014.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
東北大が民間と事業創出の新会社 第1弾は医療機器開発

新会社がサポートする「スマート・エイジング・カレッジ」の産学連携フォーラム=12日、東京

 東北大は研究成果を活用して民間企業との事業創出や製品開発を後押ししようと、子会社「東北大ナレッジキャスト」(仙台市)を設立した。第1弾として企業との共同研究が拡大する医療機器などの医工学分野から着手し、健康寿命を延ばすスマートエイジング分野も展開。5年後に売上高10億円を目指す。

 東北大が2017年6月、研究成果を活用した事業に出資できる「指定国立大学法人」に選ばれたのを受け、今年10月に100%子会社として設立。資本金8000万円で、東京にも事務所を置く。社長には荒井秀和特任教授が就いた。

 医工学分野では、主に医療機器の設計や臨床試験、実用化を手掛ける東北大病院臨床研究推進センターと連携。弁理士や薬剤師ら約140人の専門家集団の知見を生かし、医療機器開発で伴走型のコンサルティング業務を担う。

 同大加齢医学研究所が東京で定期開催する企業向けの「スマート・エイジング・カレッジ東京」もサポートする。産学連携による新事業創出を目指すプログラムを充実させ、革新的な新事業や新たなサービスの開発につなげる。

 荒井社長は「東北大が持つ知と、産業界の革新性を融合させ、新しい力を生み出しながら社会に貢献したい」と意気込む。

 子会社を設けたのは京都大、東京大に続き3例目。社会人の人材育成事業や企業コンサルティング事業への出資が可能になる。

3641荷主研究者:2019/12/11(水) 23:03:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_12023.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
日本ファインセラミックス、富谷に新工場建設 20年9月操業開始

建設工事の安全を祈願して地鎮祭に臨む足立社長

 日揮ホールディングス(横浜市)傘下でセラミックス開発製造の日本ファインセラミックス(JFC、仙台市泉区)は、宮城県富谷市の高屋敷工業団地に新工場2棟の建設を決め、18日に現地で地鎮祭を行った。2020年9月の操業開始を目指す。

 同社富谷事業所の第2、3工場として、ともに鉄骨平屋の工場を増設する。延べ床面積2792平方メートルで、投資額は約25億円。約20人で操業をスタートさせる。熱が生じるユニットを多用する電気自動車などの次世代自動車向けに、絶縁放熱基板と呼ばれる熱を逃がすための部品を量産する。

 式典には、日揮ホールディングスの石塚忠代表取締役社長COO(最高執行責任者)ら約30人が出席。JFCの足立茂社長は「10年かけて開発した技術を基に競争力のある製品を生産し、発展を目指す」と抱負を述べた。

 JFC富谷事業所では第1工場が18年7月から稼働している。若生裕俊富谷市長は「早くも新工場が建設されることになり、市民にとってこの上ない喜び」と歓迎した。

3642荷主研究者:2019/12/11(水) 23:05:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191119_11007.html
2019年11月19日火曜日 河北新報
新たな県民会館と美術館集約 宮城県が施設配置3案提示

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191119kahoku01.JPG

 宮城県は18日、老朽化する仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館を、いずれも宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する方針案を正式に発表した。両施設と屋外広場、駐車場、民間が活用するエリアを組み合わせた施設配置の3案を併せて公表した。

 県庁であった県有施設の再編に関する有識者懇話会で示した。配置案は図の通り。(1)県有施設のみで構成(2)西側に民間エリアを設定(3)東側に同エリアを設定-の三つで、一定の天井高を見込む新県民会館の位置は日照の観点から敷地南側か南東側とした。

 県は、県民会館、美術館とも芸術を扱う観点から親和性が高く、2000人規模のホールと美術館の集約は地域の文化振興につながると強調。委員からは相乗効果を期待する声が多く、集約に異論は出なかった。

 候補地周辺の人や交通の流れが変化することが想定されるため、駐車場の適正利用や公共交通機関との連携の在り方を検討すべきだとの指摘があった。今後の街づくりに向け、都市計画を所管する仙台市との協議を求める声も出た。

 座長を務めた東北大大学院工学研究科の堀切川一男教授(摩擦工学)は「夢のあるプランだ。将来の宮城の街づくりに寄与するよう議論を進める」と述べた。

3643荷主研究者:2019/12/11(水) 23:29:23

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52401990Q9A121C1L01000/
2019/11/20 19:05 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
東北大発スタートアップ、空気電池向け触媒開発

3644荷主研究者:2019/12/11(水) 23:40:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191121_12043.html
2019年11月21日木曜日 河北新報
ファストファッションブランド「H&M」仙台駅前にオープン 国内で100店目

豊富な品ぞろえが魅力のH&M仙台パルコ店。初日から多くの買い物客でにぎわった

 スウェーデン発のファストファッションブランド「H&M」は21日、仙台市青葉区のJR仙台駅西口の仙台パルコ2に、国内100店目となるH&M仙台パルコ店をオープンさせた。

 パルコ2前には開店を待つ約400人の列ができた。スウェーデン出身のタレントLiLiCoさんがテープカットし、開店を祝った。パルコ店は4階のワンフロア約1400平方メートルでH&Mとしては中規模。太白区のザ・モール仙台長町店(約900平方メートル)の約1・5倍。東北のH&Mは岩手、宮城、山形、福島4県の計5店になった。

3645荷主研究者:2019/12/20(金) 23:28:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191122_12020.html
2019年11月22日金曜日 河北新報
仙台市バス3.3%減便、2路線では区間短縮 来年4月ダイヤ改正

 仙台市交通局は21日、来年4月1日の市バスのダイヤ改正で、運行便数を1日平均3.3%削減すると発表した。経営改善計画(2017〜21年度)の一環で、18年4月に続く第2弾の減便。朝夕ラッシュ時に運行便数が多くなる区間、利用者が極めて少ない区間などを削減対象にする。

 運行総数を現行の1日3541便から117便削減する。午前6〜8時と午後4〜7時のラッシュ時間帯は、市中心部の主要バス停12カ所を経由する36系統を1〜4便ずつ減らす。

 12カ所は北六番丁小学校前、宮町二丁目、立町小学校前、八幡五丁目、国見小学校前、本沢二丁目、桜ケ丘団地入口(青葉区)、小田原二丁目(宮城野区)、新寺三丁目、荒町、広瀬橋(若林区)、八木山入口長徳寺前(太白区)のバス停。

 午前9時〜午後3時の日中時間帯は、仙台駅前を経由、発着する系統を中心に1〜3便ずつ減らし、桜ケ丘線の仙台駅前-宮城学院前の系統は1便増やす。利用者の少ない16系統の最終便を削り、市地下鉄駅間などを走る系統も減便する。

 作並線、秋保・二口線の2路線は区間を短縮。芋沢線、折立・茂庭台線など3路線は運行経路を見直す。

 市交通局は経営改善計画で運行量を段階的に5%削減する方針。第1、2弾の減便で、運行量は17年4月と比べ5.3%減となる。

 担当者は「経営改善計画に基づく減便は最後。路線ごとにダイヤを調整し、来年3月中旬に新しい時刻表を公表する」と説明する。

3646荷主研究者:2019/12/20(金) 23:29:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191122_11021.html
2019年11月22日金曜日 河北新報
仙台に公認プールを 市水泳協など市長に要望

郡市長(左)に公認プール復活を求める市水泳協会の関係者ら

日本水泳連盟の公認を受けていた仙台市青葉区の西公園プール。1961(昭和36)年7月のオープン当時のひとこま。飛び込む前に準備運動。プールは2006年(平成18年)9月に廃止された。

 仙台市内に日本水泳連盟公認の競泳プールを復活させようと、市水泳協会と仙台ねんりんピック水泳協会の関係者が21日、市役所を訪れ、郡和子市長に要望書を提出した。2006年に西公園プール(青葉区)が廃止されて以降、市内に公認プールがなくなり、公式大会はグランディ21(宮城県利府町)などで開かれている。

 要望書は「グランディ21は交通アクセスに難があり、子どもや高齢者の大会は家族が送迎しなければならない。日常的に公認プールで練習できることが望ましく、市内への早期整備が必要不可欠だ」と訴えた。

 ねんりんピック水泳協会の河野務(つとむ)会長は「市内の競泳プールは、大会出場に向けた飛び込みスタートの練習ができない。市地下鉄沿線に公認プールがあれば使いやすく、競技人口の拡大にもつながる」と語った。

 水泳連盟によると、県大会が開催できる公認プールは(1)長さ50メートル(2)8レーン以上(3)水深1.35メートル以上(4)スタート台を設置-などの基準を満たす必要があり、800人以上の観客席、100台以上の駐車場の確保が「望ましい」とされる。

 現在、市内には泉総合運動場(泉区)や新田東総合運動場(宮城野区)など12カ所に市民プールがある。いずれも健康増進を目的とした施設で、連盟の公認基準をクリアしてはいない。

 全国20政令市で公認プールがないのは仙台だけ。今後、両協会は市内の大学や高校などで署名活動も展開し、早期整備を求める。

 要望書を受け取った郡市長は「市内のプール事情は認識した。(音楽ホールなど)いろいろな施設を建設していく時期だが、思いを巡らせたい」と応じた。

3647荷主研究者:2019/12/20(金) 23:29:55

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52498060S9A121C1L01000/
2019/11/22 17:27 日本経済新聞 北海道・東北
仙台市、外国人向け起業イベント

3648荷主研究者:2019/12/21(土) 00:10:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191123_73011.html
2019年11月23日土曜日 河北新報
阿武急 丸森-槻木間、12月中旬再開 車両3編成で運行、ダイヤ被災前より大幅減

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は22日、不通区間のうち宮城県内の丸森(丸森町)-槻木(柴田町)の運行を12月中旬に再開すると発表した。福島県側にある車両3編成(1編成2両)を宮城県側に移動させて走らせる。運行本数は台風前に比べて大幅に減る見通し。

 宮城、福島両県にまたがる全区間のうち宮城県側の運行再開は初めてとなる。丸森-槻木の再開に向け、同社は富野(伊達市)-槻木の倒れた電柱や切れた架線などを11月末をめどに復旧させる計画。以前と同様に上保原変電所(同)から電気を供給する見通しが立った。

 福島側にある車両を12月上旬にJR東北線を利用して移動させ、丸森-槻木で使用する。信号、踏切など設備の動作確認に加え、1週間程度の走行で安全を確認して運行再開する。

 運行本数は大幅に減る見通し。同社は「車両点検や清掃、乗務員の配置の問題があり、通常ダイヤにはならない」と説明する。台風前には同区間で1日上下46本を運行していた。

 丸森-槻木はレールなどの被害が比較的軽微で、10月中に応急復旧工事を終えていた。台風以降、丸森駅に停車していた車両1編成は伊達市の車両基地に移して点検する。

 福島-富野は既に再開している。残る不通区間の富野-丸森について同社の担当者は「被害の程度が全く異なっており、再開時期を言える段階ではない」と説明している。

3649荷主研究者:2019/12/21(土) 00:38:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191127_11023.html
2019年11月27日水曜日 河北新報
仙台市、駐車場の台数基準を緩和 市中心部の土地有効活用へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191127kahoku01.JPG

 仙台市は26日、一定規模の建物を対象とした駐車場の設置義務を見直し、市中心部で確保すべき台数を大幅に緩和すると発表した。10月に始動した都心再構築プロジェクトの一環で、駐車スペースの土地や建物の有効活用を促し、再開発を誘導する。市は関連する条例改正案を市議会12月定例会に提出し、議決を経て、来年4月の施行を目指す。

 市によると、駐車場の台数基準を緩和するエリアは地図の通り。条例改正後は(1)延べ床面積2000平方メートルを超えるホテルや店舗、事務所(2)同3000平方メートルを超えるマンションや学校-などが対象となる。

 現行条例は、店舗や事務所は床面積250平方メートルごと、ホテルなどは312.5平方メートルごと、マンションなどは562.5平方メートルごとに1台を基準としているが、改正案は店舗や事務所が350平方メートル、ホテルなどが550平方メートル、マンションなどが900平方メートルに1台と3割程度緩和する。

 新基準で算定された台数をさらに削減できる特例制度も創設する。公共交通の時刻表掲示で5%、公共交通利用者への割引サービスで10%、バスの待合環境の整備で20%、駅に接続する地下通路の整備で40%それぞれ軽減。組み合わせで最大55%少なくできる。

 延べ床面積1万平方メートルのホテルの場合、現行条例では32台分の駐車場を確保する必要があるが、改正案の新基準と特例制度を最大限組み合わせれば、9台分を確保するだけで良くなる。余った23台分の空間は別の用途に使うことができる。

 駐車台数の緩和は全国で7政令市が取り組む。仙台市の最大55%の緩和率は、非公表の川崎、京都両市を除くと最も大きいという。

 現行条例は1965年に制定され、半世紀以上が経過する。近年、市中心部の交通量は減少傾向で、駐車場の利用は午後1時前後のピーク時で平均5割程度の空きがある状態。条例の義務付けと実態との隔たりが大きくなっていた。

3650荷主研究者:2019/12/25(水) 22:44:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191128_13026.html
2019年11月28日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[2]宮城県知事公館(青葉区)大正の薫り、挙式で人気

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191128kahoku01.JPG
正面外観。教会のような雰囲気が新郎新婦の記念撮影に人気だ

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披露宴会場として人気の洋室。大きな窓から庭園が見渡せる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191128kahoku03.JPG

 かつては迎賓館として要人をもてなす場だった宮城県知事公館(仙台市青葉区)。近年は知事が使うのは年数回程度。一般への貸し出しを始めた2006年以降、地元企業が結婚式や披露宴などで使うようになり、身近な建物になった。

 「平日は静かな散歩コース。週末にはにぎやかな声が響く」と管理人の中川昭三さん(66)。挙式をした夫婦の会員制交流サイト(SNS)での発信効果か、半年先まで結婚式の予約が埋まっているという。

 旧陸軍省が第二師団長官舎として1921年に建てた。当時は西洋式の建築が権威の象徴だった時代。洋室のシャンデリアやしゃれた装飾に、思わずため息が漏れる。

 庭園に回ると、洋館に連なる木造の和風建築物に気付く。戦後に米軍に没収され、県所有になったのは58年。残された資料が少なく、詳しい来歴は不明だ。

 屋根瓦は修繕を重ねているが、内装は大正時代のまま。中川さんは「ちょっとした懇親会にもぜひ使ってほしい」とほほ笑む。

(奥瀬真琴)

[宮城県知事公館]仙台市青葉区広瀬町5の43。平屋で床面積は約470平方メートル。洋室3部屋、和室1部屋。開館時間は午前9時〜午後4時。休館日は年末年始と祝日。入館無料。全館使用料は1日6万3290円。連絡先は県秘書課022(211)2212。

3651荷主研究者:2019/12/25(水) 22:47:52

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00539796?isReadConfirmed=true
2019/11/28 05:00 日刊工業新聞
シェルター、木質耐火部材に製材採用 仙台駅東口ビル向け

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/img2_file5dde3024e7539.jpg
仙台駅東口近隣に計画する純木造7階建てビル(完成予想パース)

【山形】シェルター(山形市、木村一義社長、023・647・5000)は、木造ビルの需要喚起のため、自社開発した木質耐火部材内部の主要構造部に製材を採用する。集成材より調達が容易な一般に流通する日本農林規格(JAS)製材を使い、コスト面や供給面などの競争力を高める狙い。製材を用いた耐火部材はJR仙台駅東口で計画中の木造ビル建設プロジェクトに導入する。

 シェルターが設計・施工を担う仙台駅東口プロジェクト(仮称)は、同駅東口近隣に純木造の地上7階建てビルを計画している。施主は民間で、延べ床面積が約1029平方メートルの規模。2020年5月の着工を予定している。

 非住宅分野となる木造ビルの需要が高まれば、地域産木材のもう一段の活用が見込める。一般に木造の高層ビル化には、主要構造部に集成材を用いるという。ただ、全国的に見て接着剤などを用いる集成材工場の立地には地域差がある。その点から物流コストなどの削減も踏まえ、裾野の広い製材工場からの材料調達で地域活性化にもつなげる狙い。

 シェルターの木質耐火部材「クールウッド」は、内部の荷重支持部に木材を使用している。中間部には石こうボード、表面には木材を使った三重構造。17年には国内初の3時間耐火木構造部材として国土交通大臣認定を得た。

 製材を束ねた形でクールウッドの荷重支持部を形成するのは今回が初めて。今後、乾燥工程などの実証試験を経て、プロジェクトに導入する。製材は集成材より安価で、事業費の削減も見込める。シェルターでは「ボリュームが大きい5階建て程度の案件での市場拡大につなげたい」(安達広幸常務)としている。

(2019/11/28 05:00)

3652荷主研究者:2019/12/25(水) 23:03:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_13019.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
東部復興道路が全線開通 「震災復興のシンボルに」 仙台沿岸部、多重防御整う

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191130kahoku01.JPG
全線開通に先立ち、通り初めをする記念式典出席者の車両=30日午前11時55分ごろ、仙台市若林区荒浜

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 仙台市が東日本大震災で被災した沿岸部に整備したかさ上げ道路「東部復興道路」の全線開通を祝う式典が30日午前、若林区荒浜の震災遺構荒浜小であった。一般車両の利用開始は午後3時。市が復興の象徴と位置付けた道路の全線開通で、市内の復興事業はハード面で一区切りを迎えた。

 記念式典は午前11時に始まり、地元の中学生や町内会長、工事関係者ら約120人が出席した。郡和子市長は「幾多の試練を乗り越えて開通を迎えた。津波から人々の命を守るまさに命の道、命の防波堤であり、震災と復興を後世に伝えるシンボルだ」と語った。

 式典後は復興道路の荒浜交差点付近に移動し、郡市長や中学生、県選出国会議員らがテープカットし、連合町内会長らがくす玉を割って開通を祝った。利用開始に先立ち、出席者を乗せた車両18台が通り初めをした。

 東部復興道路のルートは地図の通り。宮城野区蒲生から若林区藤塚までの総延長10.2キロで、県道区間6.8キロと市道区間3.4キロで構成する。約6メートル盛り土をして堤防機能を持たせ、海岸防潮堤や仙台東部道路などとの多重防御で津波の威力を軽減する。

 復興道路と仙台東部道路の間は、県道井土長町線、荒浜原町線、市道南蒲生浄化センター1号線を「避難道路」として拡幅。復興道路の東側に避難の丘、西側に避難タワーやビルを整備した。

 避難道路も合わせた事業費は317億円。2014年3月に着工し、当初は19年3月の完成予定だった。一部区間で地盤改良の必要が生じ、全線開通は10月19日に先延ばしとなり、台風19号によるのり面の損傷で再延期された。

3653荷主研究者:2019/12/25(水) 23:04:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_13017.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
岩沼-村田・志賀姥ヶ懐トンネル、12月21日開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191130kahoku03.JPG

 県は29日、県南の沿岸部と内陸部を結ぶ県道岩沼蔵王線のうち、岩沼市と村田町の境にある志賀姥ケ懐(うばがふところ)トンネルを12月21日午後3時に開通させると発表した。同日午前11時から岩沼側で式典を開く。

 新設したトンネルは全長1285メートル。前後の県道3.7キロ区間も合わせて拡幅し、2車線化した。工事前と比べて、通行時間は約8分短縮されるという。

 現路線は道幅が狭く、カーブが多いため、車両の通行が難しく、大雨時には規制の対象区間になっていた。県は2012年度、工事に着手。18年度中の開通を目指したが、地質が軟弱だったため、掘削に時間を要した。

 県道路課の担当者は「安全で円滑な通行が可能になり、救急医療の改善や地域の広域連携が期待できる」と説明する。

 岩沼蔵王線は東北道と仙台東部道路、仙台空港を結ぶ幹線道路。東日本大震災発生時、内陸部から沿岸部に支援物資を運ぶ車両が通行できず、遠回りを強いられるなど支障が出ていた。

3654荷主研究者:2019/12/25(水) 23:05:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191130_73012.html
2019年11月30日土曜日 河北新報
阿武隈急行の丸森-槻木間、12月6日運行再開

 台風19号の被害を受けた第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は29日、不通区間のうち丸森(宮城県丸森町)-槻木(宮城県柴田町)の運行を12月6日に再開すると発表した。当初示した12月中旬との見通しを前倒しての再開となる。

 車両4編成(1編成2両、仙台直通は4両)で、朝(午前5〜8時台)上下各4本、夕(午後4〜9時台)上り7本と下り6本(各2本は角田-槻木)のみの運行。仙台直通は朝夕上下各1本を運行する。丸森-槻木で運行していた無料輸送バスは鉄路再開に伴い5日で取りやめる。

 29日に上保原変電所(伊達市)からの電力供給に問題がないことを確認した。12月2日にJR東北線を利用して車両を福島県側から宮城県側に移動。3〜5日に再開区間を走行して信号、踏切など設備の動作確認を行う。車両整備のためJR東日本が仙台車両センター(仙台市宮城野区)を提供する。

 阿武隈急行の担当者は「被災した丸森町や角田市の少しでも力になれればいい」と話す。特に被害が大きい富野(伊達市)-丸森は再開のめどが立っていない。

3655荷主研究者:2019/12/25(水) 23:06:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191202_11025.html
2019年12月02日月曜日 河北新報
仙台市ガス22年度民営化 推進委「事業譲渡」きょう答申

仙台市ガス局

 仙台市のガス事業民営化に向けた考え方を検討する専門家の「市ガス事業民営化推進委員会」が、2022年度に民間へ事業譲渡するのが望ましいとの答申内容を固めたことが1日、関係者への取材で分かった。委員長の橘川武郎東京理科大大学院教授が2日、市役所を訪れ、郡和子市長に答申書を提出する。

 関係者によると、推進委は民営化の方式に関し、原則的に全ての業務や資産を民間が引き継ぐ「事業譲渡方式」を採用する方向で意見がまとまったという。

 料金設定に議会の議決が必要ないため、機動的な設定が可能になるほか、通信などガス以外のサービスをセット販売するなど、柔軟な事業展開ができる利点などを評価したもようだ。

 公営ガスの民営化を巡っては、大津市が今年4月、公営初の「コンセッション方式(運営権の売却)」で一部民営化したが、近年は事業譲渡方式を採用する例が多い。

 推進委は地域経済活性化の観点を重視し、ガス事業を承継する新会社は、仙台市内に置くことを条件とするよう答申するとみられる。

 市は2日の答申内容を踏まえ、本年度内に民営化の事業手法や日程など基本的事項を盛り込んだ「民営化計画」を策定する。推進委は答申後も継続し、譲渡価格などの公募条件や承継事業者の応募資格、選定方法など詳細の検討を進め、再度、郡市長に答申する。

 推進委はエネルギーや企業買収などの専門家6人で構成し、今年7月に発足した。11月下旬まで計6回の会合を初回以外は非公開で実施。民営化の時期や手法、譲渡価格などに関する議論を重ねてきた。

 仙台市ガスの供給区域は仙台、多賀城、名取、富谷4市と宮城県利府、大和、大衡の3町村に広がる。総需要家戸数は約34万戸に及び、公営事業としては全国最大規模となっている。

[ガス事業民営化]仙台市が2005年に民営化方針を表明。08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが唯一応募したが、リーマンショックに端を発した景気悪化の影響で09年に頓挫した。郡和子市長は今年2月、公募再開に向けた検討を始める意向を明らかにした。

3656荷主研究者:2019/12/29(日) 16:37:06
>>3655
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191203_13021.html
2019年12月03日火曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 「事業継承者、来年度決定を」推進委が答申

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答申の骨子

 仙台市ガス事業の民営化に向けた考え方を検討する専門家の「市ガス事業民営化推進委員会」は2日、2020年度に事業継承の優先交渉権者を決定し、22年度上半期に譲渡するのが望ましいと、郡和子市長に答申した。委員長の橘川武郎東京理科大大学院教授が市役所で答申書を手渡した。

 答申は「民間の柔軟性や創造力を最大限に生かした事業運営が望ましい」として、「コンセッション方式(運営権の売却)」ではなく、経営の自由度が大きい「事業譲渡方式」を採用し、原則として全資産を民間に引き継ぐよう求めた。

 安全安心なガスの安定供給、サービス水準の維持向上、地域経済活性化など4点を民営化の基本的な考えに据え、(1)ガス料金は民営化後も一定期間、現行水準を上限とする(2)事業継承者は市内に本社を置く-などの条件設定を提言した。

 事業継承者の選定方法は、最低譲渡価格を設定した上で、公募型プロポーザル方式を導入するよう指摘。価格設定ではガス事業の経営に加え、新たな事業展開で生まれる付加価値分も考慮することを提案した。

 民営化後、市は経営に関与しないとしつつ、一定期間は円滑な事業継承のため人員を配置し、譲渡契約や事業提案の内容の履行状況を確認すべきだとした。

 市は答申を踏まえ、19年度内に民営化計画を策定する。推進委から公募条件などの答申を待ち、20年度上半期に事業継承者の募集を始め、同年度内に優先交渉権者を決定。21年度に事業譲渡契約を結び、1年程度をかけて引き継ぎする。

 郡市長は「安全安心な都市ガスの安定供給が大前提。その上で価値ある事業譲渡に努める」と話した。

■譲渡方式は妥当

 公営ガス事業の民営化に詳しい日本総合研究所(東京)の段野孝一郎リサーチ・コンサルティング部門部長の話 民間の裁量が最も大きい事業譲渡方式を採用したのは妥当だ。全国最大の公営ガスである点を考慮し、1年間の事業引き継ぎ期間を設けた点も評価できる。今後は募集要項に示される譲渡価格、地域貢献や保安など非価格要素の中から、市が何を重視するのかという点に民間事業者の関心が集まるだろう。

3657荷主研究者:2019/12/29(日) 16:37:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52908460T01C19A2L01000/
2019/12/3 17:07 日本経済新聞 北海道・東北
ティ・ディ・シーに13億円協調融資 商工中金など

3658荷主研究者:2019/12/29(日) 16:40:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191203_13034.html
2019年12月03日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[4]晩翠草堂(青葉区)文豪慕い教え子ら贈る

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入口脇に井戸が残り、昭和初期の暮らしぶりを伝える=仙台市青葉区大町1丁目

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室内には晩翠の詩や写真が展示されている

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 仙台市中心部の青葉通に面したビル街の一角に、木造平屋の日本家屋がひっそりと立つ。同市出身の詩人土井晩翠(1871〜1952年)が晩年を過ごした住居「晩翠草堂」だ。

 床面積約100平方メートルで、8畳の寝室と10畳の客間がある。天井は高さ約2.7メートル。南向きのガラス戸と雪見障子から日が差し込み、明るく開放感がある。

 旧仙台高等工業学校(現東北大工学部)教授の小倉強氏が設計し、49年に建てた。仙台空襲で自宅と約3万冊の書籍を失った晩翠のために、旧制二高時代の教え子らが100万円を集め、建物を寄付した。

 仙台文学館(青葉区)の学芸員庄司潤子さん(46)は「建設当時は資材の乏しい終戦直後。慕われた様子が伝わる」と言う。晩翠の没後は、おいの土井俊夫さんが管理し、75年ごろ市の所有となった。

 室内には、第1詩集「天地有情」など一部の初版本や写真、机など愛用品が並ぶ。案内員の瓜生茂木さん(71)は「心穏やかに過ごした晩翠を知ってほしい」と話す。

(藤沢和久)

[晩翠草堂]仙台市青葉区大町1の2の2。開館時間は午前9時〜午後5時。休館日は、月曜(祝日の場合は翌平日)と12月29日〜1月3日。入館無料。駐車場はない。案内員が常駐し、質問などに答える。連絡先は022(224)3548。

3659荷主研究者:2019/12/29(日) 16:51:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191204_13025.html
2019年12月04日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[5]塩釜市公民館本町分室 音響抜群 アーチ形天井

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アーチ形天井が特徴的な大講堂。市民サークルの活動にも利用されている

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1階が鉄筋コンクリート、2階が木造の本館。昭和の雰囲気を残す

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 高さ9.7メートルのアーチ形天井が印象的だ。木骨編板(集合材)構造の大講堂は、柱のない広い空間に、窓から差し込む光が静寂な雰囲気を醸し出す。

 1951年落成の本館と、57年に増築した大講堂で構成する。本館は1階が鉄筋コンクリート、2階が木造。外壁には地場建材の塩釜石を使用している。

 2014年11月からは、宮城県塩釜市ゆかりの洋画家杉村惇氏(1907〜2001年、46〜65年に塩釜市在住)の作品を集めた同市杉村惇美術館が入る。本館2階の常設展示室は、かつて1階から吹き抜けで、映画館としても使った名残の映写室がある。

 塩釜神社に近い市街地を見下ろす高台にあり、東日本大震災に伴う建物の被害はガラス1枚が割れただけだった。建設時の状態をよく残し、13年10月には市有形文化財に指定された。

 同館の阿部沙斗加学芸員(32)は「大講堂の音響は、弾き語りなど少人数の演奏に好評」と誇らしげだ。約70年にわたって、港町塩釜の文化活動を支える重要な役割を担い続けている。

(高橋秀俊)

[塩釜市公民館本町分室]塩釜市本町8の1。特別企画展「杉村惇作品展 存在と空間の伝説〜画室の韻律」を来年1月19日まで開催中。午前10時〜午後5時。月曜(1月13日を除く)、年末年始(12月28日〜1月4日)、1月14日は休館。連絡先は022(362)2555。

3660荷主研究者:2019/12/29(日) 16:58:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191205_12018.html
2019年12月05日木曜日 河北新報
ギャップが15日閉店 クラックス仙台で15年営業

サンモール一番町商店街内にあるギャップストア クラックス仙台店

 仙台市青葉区一番町3丁目のカジュアル衣料店「ギャップストア クラックス仙台店」が15日、閉店する。市中心部のサンモール一番町商店街で2005年2月に開業した地上6階の複合ビル「クラックス」の核テナントとして15年近く営業した。

 同店はクラックスの1、2階と地下1階の計約990平方メートルに婦人服、紳士服、子ども服を展開。近くのZARA(ザラ)、仙台駅前のユニクロ、H&Mといったカジュアル衣料店との競合が激しくなっていた。

 閉店の理由について、運営するギャップジャパン(東京)の担当者は「戦略の一環で、詳細は答えられない」と説明。三井アウトレットパーク仙台港(宮城野区)、仙台泉プレミアム・アウトレット(泉区)、イオンモール盛岡(盛岡市)内の各店の営業は続ける。

 ビルを所有する三菱地所によると、後継テナントは未定。同社の担当者は「大通りに面して人気が高い。物販を中心にテナントを探す」と話す。新店開店は来年6月以降になる見通し。

3661荷主研究者:2019/12/29(日) 17:05:21

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191205_13023.html
2019年12月05日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[6]デフォレスト館(青葉区) 明治の息吹今に伝える

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暖炉が備えられた1階の居間(東北学院提供)

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明治期の貴重な意匠を伝える建物外観と、傍らで解説する桜井教授

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 荘厳な礼拝堂などが並ぶ仙台市青葉区の東北学院大土樋キャンパスを西へ進むと、開放感あふれる小さな洋館と出合う。

 1887(明治20)年に建てられ、米国人宣教師デフォレスト一家が長く居住した旧宣教師館。デフォレスト館の名称で知られる。現存する宣教師住宅では最も古く、2016年に国の重要文化財に指定された。

 「明治期、東北のキリスト教布教の中心だった仙台には外国人宣教師住宅が多数あったが、多くが空襲で焼失した。焼失を免れた宣教師館の歴史的価値は高い」。教職員でつくるデフォレスト館維持保全委員会の桜井一弥教授(47)=建築デザイン学=は指摘する。

 大窓やベランダを特徴とする「コロニアル様式」の意匠からは明治の息吹も伝わる。壁や窓の一部は後付けされているが東北の寒さに耐えかねて改修したと推測されるという。

 東日本大震災で一部被災した建物は復元修復が検討される予定。桜井教授は「歴史公園のように、市民に親しまれる空間にしたい」と理想を描く。(菊池春子)

[デフォレスト館]仙台市青葉区土樋1の3の1。木造2階で延べ床面積391平方メートル。1階は書斎や居間、2階は寝室などだった。デフォレストの死後、1940年に東北学院の所有となった。東日本大震災以降、内部は立ち入り禁止。外観は見学できる。連絡先は学校法人東北学院庶務課022(264)6464。

3662荷主研究者:2019/12/29(日) 17:19:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_12020.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
仙台市地下鉄 東西線利用の伸び鈍化 開業4年、需要予測に届かず

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開業から丸4年の仙台市地下鉄東西線。利用者の伸びが鈍化している=青葉区の青葉通一番町駅

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 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸4年を迎えた。4年目の利用者は1日平均6万2800人(速報値)。前年同期と比べ2000人増えたが、伸び率は3.3%と前年同期を6.4ポイント下回り、大きく鈍化した。通勤・通学客の多い平日は1日平均7万1800人(前年同期比3200人増)で、4年目も開業時の需要予測8万人には届かなかった。

 開業4年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。4年目は秋に台風や大雨で外出を控える傾向が続き、9、10月は前年同月を下回った。一方、学校行事などで利用が増えた6、7月は過去最多の6万8600人に達した。

 駅別の利用者数は仙台駅が最も多く1日平均1万9700人。青葉通一番町駅6300人、八木山動物公園駅4800人、薬師堂駅4700人などと続いた。

 伸び率は卸町駅の8.3%(前年同期20.0%)が最大で、六丁の目駅7.1%(同21.7%)、連坊駅6.7%(同9.3%)など。18年9月の大型商業施設「イオンスタイル仙台卸町」の開業、住宅開発が進む荒井駅や連坊駅周辺の人口増加が押し上げた。

 ただ、伸び率は全13駅で前年同期を下回り、利用拡大がペースダウンした。川内駅は唯一、1日平均利用者数が初めて減少に転じ、3100人から3000人になった。最寄りの東北大川内キャンパスで、大規模な学会が開催されなかったのが要因とみられる。

 駅別の開業時需要予測を超えたのは前年と同じ川内、国際センター、青葉通一番町、連坊の4駅。

 市交通局の三浦孝行営業課長は「イベントがなくても8万人を超える日があり、着実に需要予測に近づいている。東部地域は沿線開発に余地があり、青葉山には次世代型放射光施設が整備される。今後も利用増が期待できる」と話す。

3663荷主研究者:2019/12/29(日) 17:21:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13024.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
新宮城県民会館と仙台市音楽ホール 類似施設整備巡り激論

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大規模ホールの在り方を巡り、激論が交わされたラウンドテーブル

 宮城県と仙台市がそれぞれ市内に整備を検討する大規模ホールに関し、音楽や建築の専門家が円卓形式で意見交換する「仙台ラウンドテーブル」が3日、青葉区のせんだいメディアテークであった。老朽化する市内の文化施設の現状に触れながら、二つのホールの必要性や立地、機能を巡って激論を交わした。

◎「生音楽専用に」「なぜ二つ同時」専門家ら期待や異議

 仙台フィルハーモニー管弦楽団首席ファゴット奏者の水野一英氏は、音楽ホールの早期整備に期待した。楽団の本拠地、市青年文化センター(青葉区)は「音響のいいホールと評判だったが、今は国際コンクールで審査員から必ず駄目出しされる」と機能面で限界にきていることを訴えた。

 「市のホールは仙フィルの本拠地になる生音楽専用にしてほしい」と求めたのは、ファンクラブ「仙台フィルハーモニークラブ」初代会長の高橋望氏。新県民会館をポップスなど拡声器を使用する公演向けにすれば、市ホールと機能のすみ分けができると主張した。

 一方、せんだい・みやぎNPOセンターの渡辺一馬代表理事は「なぜ、似た施設を二つ同時に造らないといけないのか」と複数整備に異議を唱えた。「公演を楽しむ人たちを増やすようなソフト事業にも財源を充てるべきだ」と語った。

 県は新県民会館をJR仙台駅東側、市は音楽ホールを駅西側にそれぞれ建設する方向。仙台商工会議所の間庭洋非常勤参与は「市街地が拡散するような方向で整備するのはどうか。集積させて投資効果を高めないといけない」と、まちづくりへの影響を懸念した。

 3時間を超えた白熱の議論は最終盤、県が県民会館との一体的な整備を打ち出した県美術館(青葉区)の移転に議論が集中した。

 複数の建築家が日本を代表する近代建築家、故前川国男氏が設計した建物の価値を指摘。「まだ使える前川建築をやめ、別のどこかに美術館を造るのはナンセンス」と痛烈に批判した。

 ラウンドテーブルは県建築士会、日本建築家協会東北支部宮城地域会などが主催した。市役所本庁舎の建て替えを巡って開催した実績があり、文化芸術をテーマにしたのは初めて。

[新宮城県民会館と仙台市音楽ホール]県は9月、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する基本構想素案を示した。新県民会館のメインとなる2000〜2300席の劇場型大ホールを「東北最大の大型総合エンターテインメント拠点」と位置付ける。一方、市の有識者による音楽ホール検討懇話会は3月、2000席規模の「生音源に対する音響を重視した高機能、多機能ホール」を中核とする施設の整備を提言。候補地にいずれも青葉区の西公園(市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場)、錦町公園、青葉山交流広場など7カ所を公表した。

3664荷主研究者:2019/12/29(日) 17:22:56
>>3663
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191208_11015.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
宮城県美術館の移転必要? 県の集約案に美術関係者ら強い不満

突然持ち上がった移転・集約案に揺れる県美術館=仙台市青葉区川内元支倉

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を、同市宮城野区の仙台医療センター跡地に移転・集約する県の方針案に、県内の美術関係者らから強い不満の声が上がっている。「寝耳に水だ」「時代に逆行する」など、疑問や不安が噴出している状況だ。

 登米市の造形作家吉原かおりさん(51)は「初めて個展を開いた場所が、県美術館の県民ギャラリーでした。ロケーションも素晴らしく、前川国男設計の歴史的価値のある建物なのに、取り壊されてしまうのでしょうか」と計画の行方を不安視する。

 県民ギャラリーで書道展を開催する洗心書道会の中塚仁会長(69)=青葉区=は「長年慣れ親しんだ場所で、施設環境も素晴らしい。重要施設を仙台市中心部から離していくやり方は時代に逆行する」と言う。

 「展覧会など学生の頃から通った思い入れある場所。移転には反対だ」と話すのは、ギャラリーターンアラウンド(青葉区大手町)の関本欣哉代表(42)。「降って湧いたように話が出てきた。方針の決定過程が不透明だ」と指摘する。

 東京芸術大名誉教授の高山登さん(75)=泉区=は2015〜16年度、県美術館のリニューアルに関する懇話会の委員を務めた。「議論を重ね、基本構想の策定までこぎ着けたのは、一体何だったのか」と憤りを隠さない。「美術館は研究機関。貸しホール的な使われ方をする施設とは全く異なり、相乗効果は期待できない」と手厳しい。

 市内周遊観光の面から疑問を呈するのは、東北工業大ライフデザイン学部の大沼正寛教授(47)だ。「仙台市博物館も近く、観光ルートとして一体感がある。せっかく市営地下鉄東西線の駅ができたのに、あまりに中途半端だ」

 県美術館に勤務歴がある前県芸術協会理事長の大場尚文さん(78)=富谷市=は「方針を打ち出した懇話会には当事者の県美術館関係者も、県内の芸術家も入っておらず、意見が反映されていない」と困惑顔。「現美術館建設の際には、県民から広く意見を集めた。将来像をじっくりと議論する場が必要だ」と指摘する。

[宮城県美術館]1981年11月開館。設計は近代建築の巨匠ル・コルビュジエの下で学んだ「モダニズム建築の旗手」前川国男。高橋由一、松本竣介ら東北ゆかりの作家のほかカンジンスキー、クレーなどの外国作品も所蔵する。90年には、佐藤忠良記念館が開館した。11月18日、県の県有施設の再編に関する有識者懇話会で、県民会館とともに移転・集約する案が示された。

3665荷主研究者:2019/12/29(日) 17:25:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191206_13033.html
2019年12月06日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[7]旧伊達邸鍾景閣(太白区) 長さ14メートル 日本一の長押

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門前には市の名木「鍾景の松」がたたずむ

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約14メートルある継ぎ目のない長押

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 鍾景(しょうけい)閣(仙台市太白区)は、明治時代以降に大名から伯爵となった伊達家が、第2次大戦後まで使用した純和風の邸宅。建築資材には樹齢200年以上の良質な秋田杉の正目を使う。

 入り母屋造りの重厚な表玄関を入ると、左手に畳の廊下が続く。支配人の浮津秀逸さん(55)は「約14メートルある廊下を貫く長押(なげし)は、継ぎ目のない1本物。日本一の長さと言われている」と話す。

 宴を開く72畳の大書院、主人が使う居間書院のほか、2階には客座敷の小書院があり、藩制時代の大名屋敷をほうふつさせる。1947年に昭和天皇が宿泊され、97年に上皇ご夫妻も休憩されたことがある。

 「警護する武士の詰め所を設けたり、長刀(なぎなた)を振り下ろせるように天井高を約4メートルにしたりと、常に戦に備える伊達家の精神が息づいている」(浮津さん)

 設計は、旧登米高等尋常小学校校舎(登米市)などを手掛けた山添喜三郎。移築の際に屋根裏から棟札が見つかり、判明した。

(越中谷郁子)

[旧伊達邸鍾景閣]仙台市太白区茂庭人来田西143の3。木造平屋一部2階で、延べ床面積は約700平方メートル。1905年に若林区一本杉町に建てられ、81年に現在地へ移築された。市指定有形文化財。現在は料亭として使われている。連絡先は022(245)6665。

3666荷主研究者:2019/12/29(日) 17:25:56

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2019年12月06日金曜日 河北新報
阿武隈急行の丸森-槻木間が再開、汽笛一声 復興行き

運行が再開した阿武隈急行の始発列車に乗り込む乗客=6日午前5時45分ごろ、角田駅

 台風19号で被災した第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は6日、不通が続いていた丸森(宮城県丸森町)-槻木(柴田町)17.4キロの運行を再開した。朝夕のみに本数を減らしての運行だが、約2カ月ぶりに復活した「生活の足」に、通勤や通学の利用客が続々乗り込んだ。

 仙台方面に向かう多くの人が利用する角田駅(角田市)のホームは午前6時半ごろ、JR仙台駅(仙台市青葉区)への直通列車を待つ約90人が列をつくった。

 仙台市内に通勤する会社員佐藤史郭さん(34)は、槻木まで無料代替バスを利用してきた。「仙台直通はやはり便利。帰りのバス時刻も早く不便だったので、列車で帰ることができて助かる。早く元通りの本数になるといい」と話した。

 角田駅兼丸森駅の小島敏郎駅長(57)は「お客さんが『またよろしくね』と声を掛けてくれた。市民の足として、一日も早く全本数再開したい」と力を込めた。

 宮城、福島両県にまたがる全長54.9キロのうち、福島(福島市)-富野(伊達市)22.1キロは既に再開。土砂流入などの被害が大きい富野-丸森15.4キロは再開の見通しが立っていない。

3667荷主研究者:2019/12/29(日) 17:35:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191207_15038.html
2019年12月07日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[8]JR北仙台駅(青葉区) 街に息づく昭和レトロ

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「レトロな字体の看板が特にお気に入りです」と話す吉田さん

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半円窓のステンドグラスから差し込む光が、白壁の構内に柔らかい雰囲気をつくる

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 「観光客やインバウンド(訪日外国人旅行者)もよく写真を撮っている。レトロな字体の看板がポイント」。JR北仙台駅(仙台市青葉区昭和町)で働く吉田泰徳さん(31)が、駅舎の魅力を語る。

 1929年の開業以来改修を重ねてきたが、基本的な造りは当時のままだ。2段階に勾配のついた瓦屋根は、「マンサード屋根」と呼ばれる17世紀フランスの建築様式。晴れた日の構内には、半月窓のステンドグラスから柔らかな光が差し込む。

 1日の平均乗車数は4825人。仙山線では仙台駅に次いで多い。高層マンションに囲まれて、こぢんまりとたたずむ白い駅舎は、昭和の面影を残しながら街に溶け込んでいる。

 駅前で45年から続く自転車店を営む半沢敬一さん(62)は「子どもの頃は、山形から来た行商のおばちゃんたちが野菜や果物を背負ってぞろぞろと降り立った」と懐かしむ。今年は駅開業90年。待合室に腰掛けて、往時の情景に思いをはせるのも良いかもしれない。(天艸央子)

3668荷主研究者:2019/12/29(日) 17:50:16
>>3664
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191208_11020.html
2019年12月08日日曜日 河北新報
宮城県民会館・美術館移転集約案 知事、県議会一般質問で説明 渦巻く不満、解消に躍起

 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を宮城野区の仙台医療センター跡地に集約する県の方針案を巡り、村井嘉浩知事が開会中の県議会11月定例会で説明に追われている。開会直前に示された集約案に不満がくすぶり、議員は街づくりを踏まえて市と連携するよう求めている。

 今月4〜6日の一般質問で、2会派の計3人が集約案を取り上げた。自民党・県民会議の新人議員は5日、いずれも2000席規模のホールを想定する新県民会館と、市が検討する音楽ホールに言及。「同じ敷地に設置すればコスト削減につながる」と提案した。

 村井知事は「(県と市による)一体整備は市から改めて申し入れがない限り難しい」と答弁。慎重姿勢をにじませながらも、市の対応によっては再考の可能性に含みを持たせた。

 自民党・県民会議の若手議員は4日の一般質問で、建築家の故前川国男氏が設計した現美術館の建物の価値に注目し、「観光資源としての可能性を考慮すべきだ」と活用を訴えた。

 「高く評価されていると認識している」と村井知事。建物や跡地の利活用については「(東北大などが立地する)文教地区であることを踏まえ検討する」と述べるにとどめた。

 県は11月18日、県民会館と県美術館を移転、新築し、集約する方針案を県有施設再編の有識者懇話会で公表。直後から美術関係者らに不満が渦巻く。

 みやぎ県民の声の新人議員は「集約案は突然だった。納得できない部分がある」と4日に登壇。現地で改修する計画だった県美術館の移転方針をただした。

 村井知事は、隣地の地下に仙台西道路のトンネルがあるため、現地建て替えが困難との見解を披露。「遠くない将来の建て替えは避けられない。工期や費用、長期休館の必要性を考えると、(集約案は)県民にとってメリットが大きい」と理解を求めた。

3669荷主研究者:2019/12/29(日) 17:56:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191209_15031.html
2019年12月09日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[9]菅野美術館(塩釜市)造船技術生かした構造

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赤さびの外壁とキューブ形が特徴的な外観。入り口階段(左下)から塩釜市内が一望できる

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彫刻が最も映える白い館内の1階展示室。自然光が差し込み、季節や時間帯で表情が変わる

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 茶色で四角い外観の菅野美術館。塩釜市の住宅地の細い上り坂の先にある。2階の入り口から入り、白い壁の立体感に驚きつつ彫刻を見ながら中2階、1階へ。らせん状の白い空間に迷い込んだ感覚になる。

 開館は2006年。市内で病院などを経営する医師菅野喜與さん(92)が私費を投じて財団法人をつくり建設した。収集したロダン作など近代西洋彫刻9点を常設展示する。

 建物は建築家の阿部仁史氏(仙台市出身)が設計した。「四角い箱にシャボン玉を詰め込んだ多面体のイメージ。当初8点だった彫刻を小空間がそれぞれ包むような感じ」と同館の学芸員斎藤しずえさん(44)は説明する。

 建物の素材は昔ながらの造船技術を活用した鋼板だ。内部に柱はなく面で支える構造となっている。くぼみと2枚の背合わせで強度を上げた。外壁はコールテン鋼。さびが保護膜となり港町の塩害に強い。

 斎藤さんは「金属は気温で伸縮し柔軟性がある。耐震性とデザイン性が考慮されている」と魅力を語る。

(松田佐世子)

[菅野美術館]塩釜市玉川3の4の15。マイカーは原則不可。開館は午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。常設展は大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下無料。休館日は月、火曜(月曜祝日の場合は火、水曜)と年末年始、企画展前後など。連絡先は022(361)1222。

3670荷主研究者:2019/12/29(日) 18:35:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191214_73009.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
仙台空港アクセス線の上下線14本を4両編成に増強 はやぶさ3往復増発 JR東が来春ダイヤ改正

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム

 JR東日本仙台支社は13日、2020年3月14日のダイヤ改正の概要を発表した。東北新幹線はやぶさを東京-新青森間で3往復増発するほか、仙台終点の下り1本を新青森まで延長する。朝夕のビジネス、観光目的の混雑に対応する。

 仙台空港鉄道(宮城県名取市)と共同運行する仙台空港アクセス線では、2両編成で運転している日中の上下計14本を4両編成に増強。仙台空港-仙台間の約7割が4両編成となり、輸送力は10%向上する。空港利用者の需要に応える。

 JRでは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっている福島県の常磐線富岡-浪江間について、年度内の運転再開を予定する。駅周辺の避難指示解除を巡る国と自治体の合意がまとまり次第、具体的な再開日を決める。イベント時のみ開設していたJヴィレッジ駅は3月14日付で常設化する。

3671荷主研究者:2019/12/29(日) 18:38:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191214_13021.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[13]定義如来西方寺貞能堂(青葉区)気仙大工の技 装飾の粋

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緻密な彫刻が目を引く貞能堂

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建物が貞能の墓の上に立つことを示す位牌(いはい)

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 年月を経た木材の風合いが趣深い六角堂。前方にせり出す屋根の下に刻まれた、竜や鳳凰の緻密な造形に思わず息をのむ。

 「一生に一度の大願成就の阿弥陀(あみだ)様」として知られる定義如来西方寺(仙台市青葉区)。広い境内の南側には、風情ある昭和初期の木造建築が並ぶ。中でも目を引くのが御廟貞能(ごびょうさだよし)堂だ。

 壇ノ浦の戦いに敗れ、この地に隠れた平貞能が眠ると伝えられる。「定義」の名の由来にもなった貞能の遺言に従い建てられたお堂で、初めはかやぶき屋根だった。1927年に現在の六角形の木造建築となった。

 気仙大工の建築に、彫刻師によって施された装飾が見事だ。「ユーモラスな表現も見られる。寺社建築は職人にとって技量やセンスを誇示する機会だったことがうかがえる」と大江田紘義(こうぎ)住職(42)が解説する。

 内部は拝観自由。一角には、仏教文化に気軽に触れてもらおうと写経体験スペースを設けた。「日常と向き合う静かな時間を過ごしてほしい」と大江田住職がほほ笑んだ。

(小泉智子)

[定義如来西方寺 貞能堂]仙台市青葉区大倉上下1。別名旧本堂。1999年、大本堂の完成に伴い本堂としての役目を終えた。山門、御守り授け所などとともに昨年、国の登録有形文化財に指定された。連絡先は022(393)2011。

3672荷主研究者:2019/12/29(日) 18:39:08
>>3668
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191217_11028.html
2019年12月14日土曜日 河北新報
宮城県美術館移転案に県議会で批判噴出 方針転換丁寧な説明を

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区の仙台医療センター跡地に集約する県の方針を巡り、13日の総務企画、文教警察委員会では与野党の議員から批判が噴出した。

 特に現地改修案が示されていた美術館の移転という急な方針転換に異論が集中した。文教警察委では与党議員が「突然湧いた移転集約案だ。議会を愚弄(ぐろう)しているのか」と語気を荒らげる場面もあった。

 批判はもっともだ。現地改修案は、有識者懇話会が3年以上かけて基本の構想と方針をまとめた経緯がある。野党議員からは「関係者の意見をないがしろにしている」との非難が止まらなかった。

 仙台市の街づくりに与える影響に懸念を示したのは総務企画の与党議員。「市側にも異論があると聞く。進め方が乱暴ではないか」と疑問を呈した。

 県の担当者は移転新築のメリットなどを説明したが、防戦一方。村井嘉浩知事は10日にあった本会議で「県民の意見を聞くにはたたき台が必要」と強調したが、集約案の内容以前に、議論の進め方に異議が唱えられている格好だ。

 老朽化が進む県有施設の効率的な運営管理や将来像を描くのは県の責務だ。一方で「知事の独断専行が透ける」(野党議員)と見られるような姿勢では、議論の前進は望めない。

 大きな関心が集まる県有施設の再編構想。県は12月下旬に意見公募を始め、年度内に基本方針の最終案をまとめる考えだが、ゴールありきではなく、丁寧な説明と合意形成が求められているのは言うまでもない。

(報道部・松本果奈)

3673荷主研究者:2019/12/29(日) 18:44:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191216_13019.html
2019年12月15日日曜日 河北新報
「ホテル木町」仙台中心部で放置状態20年 部屋の所有者100人超

廃業後約20年、改修などが施されないままのホテル木町=仙台市青葉区木町通2丁目

 「廃業した街中のホテルが20年も放置されている。景観を悪くし、放火される危険もあるのに、なぜそのままにしているのか」

 仙台市の男性会社員(61)から「読者とともに 特別報道室」に疑問の声が届いた。建物が長年手付かずだった理由を探ると、意外な事情が見えてきた。

 対象の建物は青葉区木町通2丁目の「ホテル木町」。JR仙台駅から北西約2キロのビル街の一角に立つ。7階建てで本来は白い壁が黒ずみ、ベランダの欄干のさびが目立つ。

 はす向かいにある木町通小に長女(8)を通わせる薬剤師の女性(37)は「前を通るたびに怖くて娘が心配になる。夫には近づくなと言われている」と話す。

 ホテル木町は1977年4月開業。109室あり、経営した会社が破産する99年1月まで営業した。

 「ホテルと名が付くが実態は分譲マンション。各部屋に今も持ち主が存在する」。所有者の一人、片倉英則さん(57)=青葉区=が教えてくれた。

 経営会社は開業時、1〜3階を宿泊用として管理し、4〜7階を一般に分譲したという。「東北初の高級ホテル分譲」。当時のパンフレットにはこんなうたい文句が躍る。

 「東北大医学部に通う子どもの下宿にしたり、セカンドハウスとして利用したりする所有者がいたようだ」と片倉さんが振り返る。

 廃業後の2002年、宿泊用だった部屋も競売にかけられ、全室が人の手に渡った。所有者は現在も県内外に100人超。反社会的勢力や実態不明の会社も登記簿に記されていた。電気や給排水などの設備は管理されず今日に至った。

 「所有者以外の人間が住み着いている」とのうわさも絶えない。仙台北署も何者かが建物に出入りしている事実を把握している。だが現実には「住む権利も保障しなければならず、簡単に排除できない」と捜査関係者は言う。

 市によると、建物は修繕勧告するほどの状態ではないという。管理組合がなかったこともあり、市建築指導課は「指導が必要になっても、窓口となる組合がなければ手の付けようがない」と説明する。

 状況を打開しようと片倉さんが全所有者に協力を呼び掛け、昨年7月にホテル木町管理組合を設立。修繕や建て替えを視野に、手続きを進める。片倉さんは「早く近隣住民の不安を解消できる状態にしたい」と話す。

■分譲マンションに「廃墟」リスク

 ホテル木町の現状は、都市部の一等地に立つ高層の建物が不良物件と化すリスクを浮き彫りにした。仙台市内では他にもマンションなど管理が行き届かなくなる建物が目に留まるようになった。関係者からは「どの物件も廃虚になり得る」と懸念の声が上がる。

 市が2016年、マンション約1400棟の住人らを対象に実施した調査で「管理組合がない」(13棟)「大規模修繕工事に十分な積立金を集めていない」(79棟)など、建物の長期的な維持管理を巡る課題が浮かび上がった。

 市内のマンション分譲は1970年代に始まり、築30年以上が300棟を超す。市住宅政策課は「著しく老朽化した建物が放置されれば周囲に危険を及ぼす」と危惧する。

 青葉区錦町にある築46年の5階建てマンションは、2016年ごろに屋根の一部崩落が確認された。通行人に直撃する恐れがあったが今も修繕されていない。ある所有者は「住んでいない所有者もおり、修繕の合意形成は現実的に無理」とこぼす。

 長期修繕計画があっても万全とは言い切れない。宮城県マンション管理士会の高橋悦子会長は「30年たてば大災害が起き、建築基準が変わるかもしれない。分譲時の計画が永久に完全ではない」と語る。

 機械式の駐車場や免震ゴムなど大規模設備の更新費は想定より膨らみがちで、負担費用の大幅な見直しを迫られるケースもある。

 東日本大震災後は、改修や解体を巡る住民の合意形成の難航ぶりが顕在化。10月の台風19号では、浸水や土砂崩れなど想定外の被害に遭う物件も相次いだ。

 高橋会長は「数十年単位で不動産価値を保つため、実態に応じて建物を修繕できる組合運営が求められる」と指摘する。

(鈴木悠太、野界航也)

3674荷主研究者:2019/12/29(日) 19:23:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191216_13025.html
2019年12月16日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[14]七ヶ浜国際村(宮城県七ヶ浜町)太平洋を望む交流の場

七ケ浜国際村の主要施設。(右から)セミナー棟、野外円形劇場、国際村ホール

プリマスハウスの内部。北米大陸に入植した当時の生活用品などが展示されている

 宮城県七ケ浜町の国際交流と文化創造の拠点として、七ケ浜国際村は1993年7月にオープンした。577席の大ホールは、舞台後方のガラス張りの壁越しに太平洋を望む独特な構造だ。現在、開館以来初となる全館外壁補修でシートに覆われており、再び眺めを楽しめるのは来年5月になる。

 セミナー棟がある半円形の建物は、アンモナイトの形に似ている。開館時から勤務する国際村の事業係長鈴木裕治さん(60)は「印刷物などに使う施設のシンボルデザインは巻き貝です」と話す。

 野外円形劇場は開館当初、民間企業のCM撮影に利用された。人工池など水辺の雰囲気が漂い、レストランも併設。コスプレの撮影会に使われている。

 木造2階のプリマスハウスは、町が米マサチューセッツ州プリマス町との姉妹都市締結を記念して建設。プリマスに入植した清教徒らが築いたとりでを再現した。明治時代、町内に設けられた外国人避暑地「高山国際村」の資料なども展示されており、無料で入場できる。

(高橋秀俊)

[七ケ浜国際村]宮城県七ケ浜町花渕浜大山1の1。開館時間は午前9時〜午後10時。火曜(祝日の場合は翌日)と年末年始は休館。旧建設省による公共建築100選の一つで、東日本大震災では指定避難所にもなった。連絡先は022(357)5931。

3675荷主研究者:2019/12/29(日) 19:36:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191217_15029.html
2019年12月17日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[15]魯迅の階段教室(青葉区)留学生 志新たにする場

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使い込まれた木の机が魅力の階段教室。「本が置かれた席で魯迅が講義を受けた」と話す加藤准教授

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元は隣に現存する校舎とつながっていた旧六号教室

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 東北大片平キャンパス(仙台市青葉区)に、中国近代の文豪、魯迅(ろじん)(1881〜1936年)が学んだ旧仙台医学専門学校六号教室、通称「魯迅の階段教室」がある。

 完成後間もない1904年9月、魯迅が中国人初の留学生として医専に入学し、この教室で学んだ。1年半の仙台滞在は魯迅が医学から文学を志す転機となり、解剖学の教授藤野厳九郎との交流は、小説「藤野先生」で知られている。

 「魯迅は中央ブロック、前から3列目によく座っていた」と、東北大史料館の加藤諭准教授(41)=日本近現代史=が教えてくれた。魯迅が使った教科書の複製も置かれ、当時の学ぶ姿に触れることができる。

 中国との研究交流の進展に伴い、階段教室の見学が相次ぐ。2018年度の総見学者数は1723人と、14年度の2.4倍。芳名帳には多数の研究者が名を連ねる。東北大が優秀な中国人大学院生に贈る「藤野先生記念奨励賞」の表彰式の会場として、留学生が志を新たにする場にもなっている。

(佐藤素子)

[魯迅の階段教室]教室を含めた構内5棟は2017年、国の登録有形文化財に指定された。開館は毎週月、火、木曜の午前10時半〜正午、午後1〜4時。東北大史料館改修工事に伴い、来年3月までは事前申請なく見学できる。連絡先は東北大史料館022(217)5040。

3676荷主研究者:2019/12/29(日) 19:36:40

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/kensetsu-news/5550/
2019-12-17# ニュース 建設新聞
東北財務局/市街地の国有未利用地の活用方針/売払優先から地域ニーズ重視に転換/旧KKR分院と旧仙台河川は有効利用検討へ

 東北財務局は、市街地に所在する一定規模の面積などの好条件を備える国有未利用地の活用策について、売払いを優先していた従来の考え方から転換し、今後は地域のニーズに適った活用方法を検討していく。

 今月12日に開いた国有財産東北地方審議会では、こうした活用を検討する留保財産はおおむね2000平方㍍以上とする選定基準に加え、仙台市内にある旧東北公済病院宮城野分院と旧東北地方整備局仙台河川国道事務所の未利用地2筆について、ともに国が所有権を留保しつつ、民間や地方公共団体の意見を聞いて利用方針を策定するとの考えを提示し、承認された。

 財務省の財政制度等審議会国有財産分科会はことし6月、「今後の国有財産の管理処分のあり方について〜国有財産の最適利用に向けて〜」と題した答申をまとめた。この中で、庁舎や宿舎跡地の処分が進んだことなどにより処分可能な国有財産が大きく減少していること、有用性が高い土地は一度売却すると再取得が難しいこと、国有財産の貸付が介護や保育の分野に限定されていることなどを指摘。こうした状況を背景に、国有財産の希少性が高まっているため、将来の地域・社会ニーズに備えて地域ごと一定程度の国有財産を確保することが必要とした上で、地方公共団体のように定期借地権の貸付対象を柔軟に検討することが重要課題とした。

 また、留保財産とすべき有用性が高い希少な土地とは、政令指定都市など地域の中心である人口集中地区では2000平方㍍以上(東京23区などは1000平方㍍以上)とする考え方も示している。

 答申が示されて以降、初めて開かれた12日の東北地方審議会では、この方針を踏まえて仙台市エリアでも国が所有権を留保すべき財産は、敷地形状など個別的要因を考慮するがおおむね土地面積2000平方㍍以上とすること、具体案件として、現状は更地になっている2筆が了承された。

 2筆のうち「旧東北公済病院宮城野分院」は仙台市宮城野区東仙台4丁目に所在する面積2万8732平方㍍の敷地で、市街化区域で第一種住居地域、建ぺい率60㌫、容積率200㌫。もう一方の「旧東北地方整備局仙台河川国道事務所」は、同市太白区郡山5丁目に所在する面積4361平方㍍の敷地で、市街化区域で準工業地域、建ぺい率60㌫、容積率200㌫。

 この2筆について民間へのヒアリングなどニーズ調査を行うとともに、必要に応じ協議会を立ち上げて地方公共団体と活用方針を議論する場を設け、国が主体となって利用方針を策定するとした。策定までの期間は特に定めないが、土地利用に当たって各種制限が制約となる場合は当該規制を見直すなど柔軟な対応に取り組む姿勢も示した。

 東北財務局の担当者は「仙台の市街地でもまとまった国有地は枯渇してきた。従来は財政収入の観点から単純に財産を売却していたが、新たに購入することは難しいので、今後はまちづくりのニーズもくみ取って用途を検討していく」と話している。

3677荷主研究者:2019/12/29(日) 19:41:18

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53415230W9A211C1AA1P00/?n_cid=SPTMG053
2019/12/17 7:01 日本経済新聞 関西
大阪・天保山 vs. 仙台・日和山 日本一低い山は?

3678荷主研究者:2019/12/29(日) 19:44:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191218_12015.html
2019年12月18日水曜日 河北新報
名取市、愛島台地区の開発で不動産会社と包括協定

協定を結び、握手する山田市長(左)と和泉社長

 宮城県名取市は17日、団地開発が途中で頓挫した愛島台地区の土地利用を進めるため、市内の不動産会社「渋谷商事」と包括協定を締結した。市が事業主体となり、同社が土地造成や販売計画の立案などを担う。協定期間は2027年度まで。

 市役所で、山田司郎市長と同社の和泉仁也社長が協定書に調印した。山田市長は「地域活力の向上や雇用創出に寄与する」と期待感を示した。

 愛島台地区では1992年、民間業者による団地開発が始まったが、景気後退などで分譲が進まず、2005年に開発を休止。粗造成した土地77ヘクタールの寄付を受けた市が18年12月に土地活用の事業提案者を公募し、渋谷商事が選ばれた。

 20年度に未利用地61.7ヘクタールのうち、産業ゾーンの2地区計38.1ヘクタールについて基本計画作りと設計に着手する方針。和泉社長は「道路網が整備されると仙台空港や仙台港が近くなり、需要が出てくる。早期に完成させて企業を誘致し、定住者を増やしたい」と話した。

3679荷主研究者:2019/12/29(日) 19:47:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191218_13022.html
2019年12月18日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[16]亀井邸(塩釜市)和洋の建築美 繁栄今に

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築90年以上の亀井邸。和館と木立の奥の洋館(左下)がつながっている

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丸窓と手前のアール・デコの扉、北欧から取り寄せた窓(右)などが目を引く洋館

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 亀井邸にはどこか懐かしさが漂う。1924(大正13)年建築で、和館と洋館から成る「和洋併置式住宅」。亀井商店(現カメイ)の初代社長亀井文平氏が建て、当時の塩釜港の繁栄ぶりを今に伝える。

 玄関だけ見ても欧州産のモザイクタイル、上がり口の埋もれ木細工、珍しい折上格(おりあげごう)天井と粋が光る。管理運営する地元のNPO法人「NPOみなとしほがま」の職員佐々木まゆみさん(58)は「上質な材料を使い、当時の最高技術で造られた貴重な建物」と話す。

 和館には欄間や床の間があり、踊り場から二手に分かれて上れる階段は2階が接待に使われた往時を物語る。正目材の柱、面取りされた障子のさんにも驚く。

 洋館は平屋で、外観は曲線が特色のアール・ヌーボー様式などを、建具には幾何学的で機能美を求めたアール・デコを採用した。

 「随所に面白さがある」と佐々木さん。十数年前まで人が住み、保存運動を経て2009年夏に公開された。大正ロマンを求め、年間1万5000人超が訪れる。(松田佐世子)

[亀井邸]塩釜市宮町5の5。塩釜神社の裏坂から入る。観覧無料、開館時間は午前10時〜午後3時半(休館は火、水、木曜)。年末は23日まで、年始は1月3日から。離れを含め敷地は330平方メートル超。写真展を開催中。連絡先は022(364)0686。

3680荷主研究者:2019/12/29(日) 19:53:20

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00542058?isReadConfirmed=true
2019/12/19 05:00 日刊工業新聞
インタビュー/東北大学ナレッジキャスト社長・荒井秀和氏 東北大の強み発揮

開発併走型コンサルで後押し

 東北大学は、指定国立大学法人制度による研究成果の社会活用を促す子会社「東北大学ナレッジキャスト」(仙台市青葉区)を10月に設立した。ライフサイエンス・ヘルスケア分野に焦点を当て、当初は企業が抱える事業課題の解決などを支援するコンサルティング事業に取り組む。5年後に売上高10億円を目指す。新会社はどんな方向に進むのか。荒井秀和社長に今後の展開を聞いた。

―指定国立大学法人による新会社は今回で3例目となります。どのような方向を目指しますか。
「全く同じでは意味がない。東北大が持つライフサイエンス・ヘルスケア分野での強みを一段と世の中に発信し、産業界のニーズをとらえた形で『学』の研究成果を活用してもらう取り組みを進めていく。新しい価値を生み出していくことが大事だ。その中で事業の幅を広げたい」

―具体的な事業活動は。
「高付加価値のコンサルティング事業を展開していく。当初は医療機器開発支援サービスとして学内の東北大学病院臨床研究推進センター(CRIETO)との連携で、大手企業の新事業展開やスタートアップ企業などの製品化を開発併走型コンサルティングで段階的に後押しする。今後はCRIETOの一部人材を新会社で活躍できるようにもしたい」

―このほかの取り組みを教えて下さい。
「健康寿命延伸ビジネス支援サービス(スマート・エイジング・カレッジ)について取り組む。脳科学の研究で知られる東北大加齢医学研究所の川島隆太所長と連携し、大学の研究シーズ情報をレクチャーと意見交換の形で提供し、企業の課題解決につなげる。同カレッジは東京で各講座を開講しており、2020年度以降は新たな受講コースを増やす。受講生同士など『産』と『産』の交流を活発化させていきたい」

―今後の展開は。
「先端的な技術シーズを紹介する各種セミナーなどは東京が主戦場となっている。これからは仙台、東北地域にまで事業展開を広げていく。5年後には売上高10億円が目標とした。新会社が成長していく上で、最低限の目標と考えている。人材育成に目を向ければ、東北大が取り組む人工知能(AI)を活用できる人材を育てるカリキュラムなどを広げていきたい」

【略歴】あらい・ひでかず 84年(昭59)東北大工卒、87年仙台コンピュータサイエンス(現・日進サイエンティア)入社。00年社長、17年会長、19年東北大産学連携機構特任教授事業イノベーションセンター副センター長。宮城県出身、58歳。

【記者の目/収益還元の仕組みづくりを】
東北大が母校の荒井社長。長くベンチャー企業の経営を担い、大学との連携にも取り組んできた。19年2月から東北大に移り、今度は「学」の立場で産学連携を引っ張る。まだ指定国立大学法人制度が走りだしてから日が浅い。いかに大学の研究成果を事業化につなげるか。収益を大学に還元する新たな仕組みづくりが新会社に求められている。東北大約6000人の教職員らの研究成果を世の中に役立てる活動を一層してもらいたい。(編集委員・大矢修一)

(2019/12/19 05:00)

3681荷主研究者:2019/12/29(日) 19:54:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191219_13016.html
2019年12月19日木曜日 河北新報
放射光施設の基本建屋、19年度内に着工 東北大青葉山キャンパス

基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設を巡り、産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は18日、19年度内に中核施設となる基本建屋の建築着工を目指す考えを示した。22年度末の完成を見込む。

 基本建屋は鉄骨2階、地下1階で延べ床面積約2万5000平方メートル。建築費約110億円。線型加速器(長さ約110メートル)や円形加速器(1周約350メートル)、放射光を取り込むビームラインを設置するほか、施設利用者の交流スペースや実験準備室も整備する。

 センターは12月中に建屋の入札を公告し、総合評価落札方式による一般競争入札を経て、20年3月に落札者と請負契約を結ぶ見通し。センターの向田吉広理事は仙台市内であった記者説明会で「東北の地から世界最先端のものづくりを生み出したい」と述べた。

 放射光施設は「巨大な顕微鏡」と呼ばれ、素材開発や創薬など幅広い分野への産業応用が見込まれる。施設の総事業費は約360億円で、国が約190億円を拠出し、センターなど地域側が最大170億円を負担する。センターは1口5000万円の施設利用権付き出資を募り、これまでに約70社が応じる意思を表明しているという。

3682荷主研究者:2019/12/29(日) 19:54:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191219_13031.html
2019年12月19日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[17]シェルコムせんだい(泉区)/白い貝殻浮かび上がる

貝殻状の巨大な屋根が特徴のシェルコムせんだい

1階ロビーにソフトボール女子日本代表のユニホームが飾られている

 泉ケ岳を背に白く大きな貝殻屋根が浮かび上がる。仙台市泉区の屋内グラウンド「シェルコムせんだい」は2000年、宮城県内初の開閉式屋根付きドームとしてオープンし、泉区のランドマークとなった。

 グラウンド面積は約1万3000平方メートル。ドーム頂点までは高さ約51メートルあり、野球、ソフトボール、テニス、サッカーと多種目が可能で、運動会から国際大会まで幅広く利用される。

 特徴的な屋根は23本の鋼管の骨組みにフッ素樹脂の膜を張った。下部には換気用に開閉式の隙間があり、外気を取り込んで循環させることで、ドーム上部に熱をためない仕組みという。

 16年からはソフトボール女子の国際親善試合、日米対抗が行われる熱戦の舞台となった。1階ロビーに選手のサイン入りユニホームが飾られている。

 市スポーツ振興課の及川徹課長は「暗くなると白いドームが光って見える。季節や天候を問わず、スポーツを楽しめる場として、今後も親しまれ続けたい」と話す。(三浦夏子)

[シェルコムせんだい]仙台市泉区野村新桂島前48。4階建て。延べ床面積は約2万平方メートル。愛称は屋根の形の貝「シェル」、コミュニティースポーツの「コム」から付いた。年間約20万人が利用する。現在の開館時間は午前9時〜午後10時。利用は予約が必要。連絡先は022(218)5656。

3683荷主研究者:2019/12/29(日) 20:00:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191220_13023.html
2019年12月20日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[18]内ヶ崎酒造店(宮城県富谷市)/宿場町の歴史醸し出す

奥行きのある敷地に酒蔵が立つ。創業の地で酒を造り続ける

しんまち通りに面した内ケ崎酒造店。風格のある蔵群が青空に映える

 江戸時代初期の元和6(1620)年、奥州街道の七北田(仙台市泉区)と吉岡(宮城県大和町)の間に宿場町として開かれた「富谷宿」(富谷市)。江戸情緒が残る「しんまち通り」で、ひときわ存在感を放つのが内ケ崎酒造店だ。銘酒「鳳陽」を醸造する。

 寛文元(1661)年創業。宮城県内で最も古い。明治初期以降の建築という土蔵造りの蔵が並び、歴史の重みを醸し出す。

 「凝った所はなく、断熱や防火性能など実用性重視の造りがうかがえる」と代表社員の内ケ崎研さん(69)。シンプルな機能美が時を重ねて深みを増し、訪れる人を魅了する。

 「富谷のシンボルです」と言うのは民芸品店「冨谷宿」を営む佐藤紀雄さん(79)。「酒造りはコメをふかすのに使うまき、おけ、たるなどの関連産業も発展させ、活気を生み出した。宿場町の歴史が今も息づいている」と語る。

 来年は開宿400年。節目の年を記念した交流施設の整備が酒造店向かいで進み、魅力向上への相乗効果が期待されている。

(藤田和彦)

[内ケ崎酒造店]富谷市富谷新町27。黒川郡領主・黒川氏の家老だった内ケ崎筑後(後に織部)が、富谷に宿場開設を命じられ初代検断に任命されたのがルーツ。2代目作右衛門が酒造りを始めた。仙台藩主に酒を献納し「春霞(はるかすみ)」「初霜」の酒銘を賜ったことも。連絡先は022(358)2026。

3684荷主研究者:2019/12/29(日) 20:09:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191221_13025.html
2019年12月21日土曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[19]西欧館(青葉区)/街の変化見守り80年余

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タイル張りの白壁が目を引く西欧館

油絵が飾られている診療所の待合室

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 西欧館は仙台市中心部のビル街の一角に立つ白壁の洋館だ。鉄筋4階。基礎は花こう岩製、壁はタイル張り。変わりゆく街並みを80年余にわたって見守り、多くの市民に愛されている。

 建物の正面上部にあるひし形の装飾をはじめ、端麗なデザインから、洗練された雰囲気が漂う。

 1階にレストランやインテリア用品販売店、2階に建物を所有する歯科医吉田直人さん(77)が開く診療所があり、毎日多くの人が足を運ぶ。

 外観に合わせ、吉田さんが改装した診療所の内部には多くの洋画が並ぶ。「西欧館は憩いの場。新しい建物にない味わいがある」と吉田さんは話す。

 1945年7月の仙台空襲で周囲は焼け野原となったが、焼失を免れた。建物の雰囲気に魅了された吉田さんが75年に購入。補修工事を重ね、当初の面影を大切に残してきた。

 吉田さんの次男で、青葉区の不動産会社西欧館を営む顕二郎さん(32)は「伝統を受け継ぎ、守りたい」と語る。(小田島悠介)

[西欧館]仙台市青葉区大町1の1の18。建築家の佐藤功一氏(1878〜1941年)が設計し、大東京火災海上保険(当時)仙台支店として1936年に建った。欧米で20世紀初めに流行したアール・デコ調の装飾が施された。連絡先は022(797)5292。

3685荷主研究者:2019/12/29(日) 20:10:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191223_11028.html
2019年12月21日土曜日 河北新報
「知事案件」受け身の仙台市政 県民会館と県美術館の移転に議論が集中

 仙台市議会12月定例会は「ここは県議会か」と思うような様相だった。東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館の移転、みやぎ型の水道事業民営化、宿泊税。村井嘉浩知事が繰り出した県政の重要案件に議論が集中した。いずれも市民への影響が大きく、市の明確なスタンスが問われたが、受け身の姿勢ばかりが目立った印象だ。

 県民会館と県美術館の移転は、市のまちづくりを揺るがしかねず、とりわけ関心を集めた。代表質疑や一般質問では「美術館の存続を望む市民の思いを主張すべきだ」「県民会館の跡地活用策を考え、知事を動かす必要がある」など郡和子市長への注文が相次いだ。

 だが、トップの答弁は無味乾燥だった。「まちづくりや市民生活への影響を考え、市の考え方をまとめ、県に対して意見を申し上げる」。なんとも悠長で、スタンスのかけらもない。がっかりして、取材ノートにメモする手を止めた。

 水道民営化にも及び腰だ。県広域水道の最大の受水自治体として、県に安全を担保させる具体的な行動を求めた議員に対し、郡市長は「受水市町の意見をしっかり伝えられる方向で提案する」と抽象論で答えた。これでは心もとない。

 「市民の代表として、知事に言うところは言ってもらわないと…」。歯がゆさを訴える議員に共感した。

 ただ、議会も市長に求めるだけでいいのかとも思う。県議会と協議の場をつくり、問題意識や課題を共有する取り組みがあってもいい。市長が動かないなら議会が動くという気迫が見たい。知事に振り回される109万都市は情けない。

(報道部・横川琴実)

3686荷主研究者:2019/12/29(日) 20:19:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191223_13031.html
2019年12月23日月曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[20]洞口家住宅(名取市)/江戸期の民家今も活用

かやぶきの寄せ棟造りが特徴の洞口家住宅=名取市大曲

おしゃれなカフェスペースとなったみそ蔵。文化財の有効活用に知恵を絞る

 名取平野の水田地帯で、伝統的な農家の暮らしを今に伝える国の重要文化財「洞口家住宅」。江戸時代中期の1750〜60年代に建てられたとされ、敷地内には重文に追加指定された土蔵3棟も建つ。

 洞口家住宅はかやぶきの寄せ棟造りで、部屋を田の字型に配置した間取りが特徴。1981年まで生活の場として使われ、建物内にはいろりやかまどが残る。屋敷裏には防風林の「いぐね」が生い茂っている。

 「見学のみではもったいない。皆さんに楽しんでもらいたい」。屋敷で生まれ育った洞口とも子さん(70)は古民家の有効活用に積極的で、イベント会場などとして一般開放している。

 東北工大の協力を得て、米蔵は作品展示のギャラリーに、みそ蔵はおしゃれなカフェに生まれ変わった。主屋では毎週土曜に産直市を開いている。

 「普段から使わないと、建物が朽ち果ててしまう。活用することで後世に残したい」と洞口さん。地域の宝になった先祖代々の家を守り続ける。

(小沢一成)

[洞口家住宅]名取市大曲中小路26。東日本大震災で主屋や蔵の土壁が崩れ、柱が損傷するなどの被害を受けたが修復した。見学は随時受け付ける。入場無料。産直市「旬の情報館」は毎週土曜午後1時半から。連絡先は洞口さん022(385)1908。

3687荷主研究者:2019/12/29(日) 20:26:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191224_15033.html
2019年12月24日火曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[21]仙台市歴史民俗資料館(宮城野区)戦争の記憶 伝える場に

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和と洋が融合した造りが目を引く仙台市歴史民俗資料館

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館内に旧日本軍が実際に使った生活用品を展示している

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 白いしっくいが映える仙台市歴史民俗資料館は、木々の緑が茂る宮城野区の榴岡公園内にある。

 旧陸軍の歩兵第四連隊の兵舎として1874年に建てられた。現在の外観は明治後期の様式に復元したもので、市の有形文化財に指定されている。

 上げ下げ式の窓や外壁の四隅に配した石材の意匠は、明治期に取り入れられた洋風建築の特徴。一方で、日本伝統の寄せ棟造りを屋根に取り入れ、洋館ながらも随所に日本的な雰囲気を感じさせるたたずまいだ。

 鍛冶屋や大工の職人道具や農具などが館内に並び、明治期以降の庶民の暮らしを振り返ることができる。兵舎の様子も再現され、旧日本軍が実際に使った軍服や寝台も間近で見られる。

 「元は兵舎だったと知る人は多くない。実際に建物や展示を見て、この地の歴史を知ってほしい」と学芸員の渡辺直登さん(27)は話す。かつて周辺に複数あった兵舎は、この1棟を残すのみ。数々の戦争を経て今につながる歴史をたどる貴重な場になっている。

(大芳賀陽子)

[仙台市歴史民俗資料館]宮城野区五輪1の3の7。開館は午前9時〜午後4時45分。入館は午後4時15分まで。月曜(休日の場合は原則次の平日)と第4木曜、年末年始は休館。入館料は大人240円、高校生180円、小・中学生120円。連絡先は022(295)3956。

3688荷主研究者:2019/12/29(日) 20:31:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191225_53001.html
2019年12月25日水曜日 河北新報
仙台-天童・寒河江の特急バス 乗客減で3月廃止

 山交バス(山形市)は、国道48号を通る仙台-寒河江間の都市間特急バスを来年3月末で廃止することを決めた。乗客の減少に加え、深刻化するドライバー不足が理由だという。

 バスは「48(ヨンパチ)チェリーライナー」の愛称で、JR仙台駅前とJR寒河江駅前(山形県寒河江市)を1日3往復、1時間40分で結ぶ。高速道は走行せず、作並温泉(仙台市)や大滝(山形県東根市)、JR天童駅前(同県天童市)などを経由する。

 2003年4月に1日8往復でスタート。天童市や山形県西村山地域から仙台への通勤や買い物などに利用され、寒河江から谷地(河北町)まで一部延長した時期もあった。徐々に減便が進み、12年4月に5往復、17年4月に3往復になった。

 同社は「利用が低迷する中、人手不足もあって路線の維持が難しくなった」(乗合課)と話す。天童市郊外に14年、大型商業施設が開業した影響で買い物客の利用が減ったほか、平日に1日80往復する都市間高速バス仙台-山形線に利用者が流れた影響もみられたという。

3689荷主研究者:2019/12/29(日) 20:33:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191226_13040.html
2019年12月26日木曜日 河北新報
深夜の定禅寺通、重大事故防げ 信号設定変更、速度を抑制 今年2人死亡受け

赤信号で止まる車が列になった定禅寺通=26日午前0時15分ごろ、仙台市青葉区本町3丁目

 仙台市青葉区の定禅寺通で8日未明にあった交通死亡事故を受け、宮城県警は車両がスピードを出しすぎないよう、現場近くにある信号機の深夜帯の設定を変えた。従来は青信号が連続する設定だったが、交通量が減る時間帯は一部が赤信号に切り替わる仕組みで、重大事故を防ぐ狙い。関係者によると、信号機の設定を切り替える事故防止策は珍しいという。

 定禅寺通のうち、国分町通近くから錦町公園近くまでの間約600メートルは、4基ある信号機が青信号で続き、円滑に進めるようになっている。

 県警は20日から無期限で、交通量の少ない午前0〜5時、事故現場の交差点にある信号機の色が切り替わるタイミングを変更。定禅寺通を走ってきた車が赤信号で止まるようにした。

 青葉区本町の定禅寺通(国道45号)交差点では8日未明、車道上にいた男性が国分町側から走ってきたタクシーにひかれ死亡。周辺では5月にも、明け方に男性がタクシーにはねられ死亡する事故があった。

 仙台中央署によると、事故現場周辺で深夜、法定速度を超えて走っているとみられる車や、車道の横断歩道のない場所を横切る歩行者が散見されるという。

 同署は今後、車向けの補助標識などを新たに設け、事故の未然防止を図る方針。伊藤善健交通課長は「深夜帯の安全性を重視した。信号をきちんと守り、通行してほしい」と話す。

3690荷主研究者:2019/12/29(日) 20:42:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191227_12020.html
2019年12月27日金曜日 河北新報
地場の「食」戦略の柱/藤崎、新たな100年の展望 藤﨑三郎助社長に聞く

藤崎の未来像について語る藤﨑社長

 藤崎は今年、創業200周年の節目を迎えて多彩な事業を展開した。藤﨑三郎助社長は河北新報社の取材に応じ、次世代の百貨店経営に向けた売り場再編の在り方を示し、若い世代への訴求力を高める必要性を強調した。(聞き手は報道部・古賀佑美)

 -200周年事業として思い出深いものは何か。
 「3月に開催した『200年のあゆみ展』だ。創業当時から現在までの推移を写真や地図、パネルで紹介した。多数のお客さまや取引先の方々、退職した社員にお越しいただき、節目を感じる良い機会になった。商売の基本的な考え方は変わっていないと感じた。顧客第一、創意実行、地域発展。この三つを社会の変化に沿って組み合わせている」

 -近年は百貨店の在り方が変化している。
 「ニーズが多岐多様になった。ありとあらゆる分野の『百貨』を販売してきたが、薬品、レコード、本といった専門性が高い商品は扱わなくなった。1980年代からはル イ・ヴィト ンをはじめとする海外ブランドのショップをそろえて東北6県からの集客力を上げ、ステータスを高めてきた」

 -次の100年を見据えた展望は。
 「少子高齢化の中で、実店舗をどう位置付けるかが課題だ。eコマース(電子商取引)が普及する中、わざわざ店舗に来る理由は何かを考えなければならない。今、店に来ていただいている団塊の世代が10年後には80代に入り、主要な購買層ではなくなる。その下の団塊ジュニアが買い物に対してどんな習慣を持ち、どんな不満を抱いているかを調べたい」

 -本館の建て替え時期が迫っている。
 「一昔前は売り場面積を増やせば必ず売り上げが上がったが、今は違う。将来的に売り場面積は現在の4館合計約3万2000平方メートルから2万平方メートル規模になるだろうとイメージしている。デパ地下のような食料品は今までよりもずっと多くなる。地場産品や飲食店を加え、客を呼び込む。食は来店動機になる。人気の高い海外ブランド店や化粧品は必須だ。インターネットで買えるような衣料品もある程度は置く。売り上げではなく、利益を重視した経営を目指す」

 -本館は現地再建か。
 「それは分からない。もし移転すれば、一番町の人通りは落ち込むだろう。地下に市地下鉄東西線の駅があることも考慮しなければならない。ベストな選択はなかなか見通せない」
 「そもそも、これからのデジタル世界をどう生き抜くのか。若い社員にも手伝ってもらうが、われわれの世代が方向性を決めなければならない。そこまでやるのが仕事だ」

 -平成元年に社長に就任した。今年は改元があったが、次代の経営者についての考えは。
 「入社した当時の定年は55歳だった。今は70歳まで延ばそうという時代になり、社会が変化している。健康面の心配も今のところはない」

[ふじさき・さぶろうすけ]慶大卒。1971年伊勢丹入社。79年藤崎取締役、89年社長。東北百貨店協会会長、日本百貨店協会副会長、東北経済連合会副会長などを務める。70歳。東京都出身。

3691荷主研究者:2019/12/29(日) 20:45:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191227_15034.html
2019年12月27日金曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[22完]仙台トラストタワー(青葉区)東北一の展望 夢見心地

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191227kahoku01.JPG
高さ180メートルを誇る仙台トラストタワー

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191227kahoku02.JPG
市民向けイベントも開かれる最上階の宴会場

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191227kahoku03.JPG

 高さ180メートル。東北で最も高いビル、仙台トラストタワーは2010年に完成した。高層ビルの増えた仙台市内でもひときわ存在感を放つ。

 外資系高級ホテル「ウェスティンホテル仙台」とオフィス、飲食店街が入る。富裕層の外国人旅行者を一手に集める一方、屋外広場で毎年開く「東北タイ×フェスタ」などのイベントも徐々に定着してきた。

 運営する森トラスト(東京)の松井徳彦仙台支店長は「完成10周年の来年は新しい価値を感じられる雰囲気が高まる」と話す。何やら仕掛けを構想中とのことで、楽しみにしている。

 晴れ渡った12月のある日、レストランと宴会場がある最上階(37階)に初めて上った。東は太平洋、西は蔵王連峰までくっきりと見える展望に圧倒された。ランチが付いた「天空ヨガ」が人気イベントだという。

 もう少し気軽に行けそうなのは26階のバーラウンジ「ホライゾン」。1、2杯だけなら数千円で、普段お目にかかれない夜景を堪能できそうだ。地上での日々に疲れたときに来ようかな。

(高橋一樹)

[仙台トラストタワー]仙台市青葉区一番町1の9の1。1〜5階の「トラストシティプラザ」には飲食店、診療所など21店舗、6〜24階のオフィスは65社が入る。25〜37階のホテルの客室は292室で、1〜3階に国際会議も行える大宴会場を備える。地下には459台分の駐車場がある。

3692荷主研究者:2019/12/29(日) 20:48:01
>>3639 >>3651
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191228_12004.html
2019年12月28日土曜日 河北新報
国内初、無垢材使い7階建てビル 仙台駅東口に建設へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191228kahoku01.JPG
JR仙台駅前に建設する無垢材使用の木造7階建てビル(中央)の完成予想図

 木造建築業のシェルター(山形市)は、柱やはりに無垢(むく)材を使った木造7階建てビルをJR仙台駅東口前に建設する。高層木造建築はこれまで、構造部に集成材を使う事例はあったが、無垢材で建てるのは国内初。強度と耐火性能を確保した。低コストで地元産材を活用できるメリットがあり、木材需要の拡大につなげたい考えだ。

 ビルは地上7階建てで高さ26.5メートル、延べ床面積1029平方メートル。仙台市宮城野区榴岡2丁目、仙台駅東口のタクシープール東側に建てる。用途はオフィスや住宅で、2020年5月着工、21年完成を予定する。

 木造建築の需要が公共施設から民間施設にも広がり、建設コストの削減が課題となる中、無垢材は集成材に比べて安いほか、集成材工場がない地域で地元産材の集成材を調達する際にかかっていた運搬コストも減らせるという。

 柱とはりには、複数の製材を金具で固定して1本にする「束ね材」の技術を活用。従来、高層建築に使われてこなかった手法で、同社が行った実証試験で必要な強度を確認した。

 高層建築には建築基準法で定める耐火性能が必要で、木材と石こうボードから成る同社開発の木質耐火部材「クールウッド」を採用。木材には東北産のスギやカラマツを積極利用する。

 同社は「地元の木材を使い、全国どこにでも建てられる木造ビルのモデルケースになる。杜の都の玄関口から木造建築の可能性をアピールしたい」としている。

3693荷主研究者:2020/01/12(日) 13:14:59

https://mainichi.jp/articles/20200104/k00/00m/040/019000c
毎日新聞 2020年1月4日 08時49分(最終更新 1月4日 09時09分)
宮城に多い環状交差点 日本一の理由とは
宮城県

震災の被災地では宮城県内で初めて新設される環状交差点(ラウンドアバウト)。右奥は亘理町役場新庁舎=同町悠里で2019年12月29日午後1時46分、滝沢一誠撮影

 宮城県亘理町に6日、信号機のない交差点「環状交差点」(ラウンドアバウト)が開通する。県内の東日本大震災の被災地では初の整備だが、環状交差点自体は県内で21カ所目。あまり見かけない形の交差点が宮城に日本一多い理由とは?

 環状交差点は交差部分が環状のロータリー型になっており、交差点に入る車両は進入口で一時停止し、ロータリー部分を時計回りに走って別の道路に抜ける。ロータリー部分の車の走行が優先され、左折のみで交差点を通過する仕組みだ。

 欧米では1990年代から普及が進み、日本でも2014年9月施行の改正道交法で導入が認められた。車同士が交差しないことから渋滞が少なく、重大事故の抑制も期待できるという。

 県警は14年の法改正直後、県内19カ所のロータリーを改良して環状交差点として整備。全国に約80カ所ある中で県内には20カ所あり、仙台市は11カ所、名取市も5カ所と突出している。今後も東松島市や山元町などで新設が計画されている。

 県内で環状交差点の整備が進む一因には、震災直後に停電で信号機が点灯せず、交通網が混乱した教訓がある。環状交差点は信号機がないことから、停電時でも安全に通行できる。亘理町の交差点は町役場新庁舎や防災広場に隣接することから、災害に強いとされる環状交差点が採用されたという。

 環状交差点は6日に開通式があり、亘理署による通行方法の説明や見本走行が行われる。

【滝沢一誠】

3694荷主研究者:2020/01/12(日) 13:16:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200104_12007.html
2020年01月04日土曜日 河北新報
仙台の中心商店街に大型モニター 2月本格稼働、観光案内や生活情報を配信

大型モニター「まちくるビジョン」の設置イメージ図

 仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街に今月、大型モニター「まちくるビジョン」(高さ3.2メートル、幅4.8メートル)が登場する。8商店街でつくる市中心部商店街活性化協議会が設置し、観光案内やニュース、天気などの生活情報を配信。広告媒体として収益にも結び付ける。20日をめどに試運転し、2月に本格稼働する。

 藤崎本館前のアーケード上部「空中ステージ」に、JR仙台駅側からの通行人が見やすいよう東向きに設置。青葉まつりや仙台七夕まつりなどのイベント期間を除き、午前8時〜午後8時に放映する。60分で一巡し、10分間のコンテンツごとに5分間のCMを流す。

 観光案内はモニターを起点に県庁や仙台駅、東北大といった近隣施設の場所と所要時間を紹介。商店街を通る動線を映像で示し、音声は英語で放送する。地震などの緊急時には災害対応画面に切り替える。

 設置場所は平日約3万7000人、休日約4万9000人が通る東西と南北のアーケードの結節点。協議会の石井光二事務局長は「旅行者は位置関係や距離感を知りたい。視覚と音声が果たす役割は大きい。国内外の観光客の拠点として、地域全体の回遊性を高めたい」と説明する。

 広告収入は運用費と商店街の活性化に充てる。昨年12月10日に藤崎本館の観光案内所に設置したAI(人工知能)搭載の観光案内電子看板と合わせて総事業費は約4500万円。うち3000万円に経済産業省、1000万円に仙台市の補助金を活用した。

3695荷主研究者:2020/01/12(日) 13:25:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200106_72003.html
2020年01月06日月曜日 河北新報
次世代型放射光施設 東北の中小企業が熱視線 関連産業への参入視野に

次世代型放射光施設の基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

スプリング8を視察する東北の企業関係者ら=2019年12月17日、兵庫県佐用町

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設に対し、東北の中小企業が関心を高めている。先進地の視察や試験的な利用を通じて「巨大な顕微鏡」との距離を縮め、将来の利活用や関連産業への参入を視野に入れる。

 青森、岩手、宮城、秋田4県の製造業関係者ら約40人が昨年12月17日、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を視察した。広大な敷地に円形加速器(1周約1.4キロ)や放射光を取り込む57本のビームライン、測定装置などが並ぶ。

 「スプリング8は産業利用のバラエティーに富んでいる」。運営する理化学研究所放射光科学研究センターの田中均副センター長が一行に説明する。企業や大学の研究者ら年間約1万6000人が利用し、低燃費タイヤ、虫歯に効くガムなどの成果が生まれている。

 自動車部品などを製造する岩機ダイカスト工業(宮城県山元町)の担当者は「微量の元素を測定できれば、技術力向上につながるのではないか」と印象を語る。

 東洋刃物(富谷市)は19年度、スプリング8を試験利用する仙台市の事業に名乗りを上げた。加工した刃の先端に生じる微小なささくれのような物「バリ」の硬さや大きさを解析する。

 高橋純也取締役は「バリを抑制、除去する方法を試行錯誤している。より高精度で高品質な刃物を提供したい」と説明。試験利用の結果を踏まえ、仙台の施設を活用するかどうか本格検討するという。

 青葉山キャンパスでは、19年度内に施設の基本建屋の建築が始まる見通し。東北大と産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)は昨年11月に共同研究部門を開設しており、計測技術の研究開発や人材育成などを目指す。

 施設周辺には研究開発拠点のほか、研究成果を製品化する生産施設が集積し、経済効果は10年間で1兆9000億円に上るとの試算がある。

 秋田県産業技術センター(秋田市)は18年、高エネルギー加速器産業への参入に向けて研究会を設立した。参画企業の一つで、スプリング8を視察した長沼製作所(にかほ市)の長沼彰社長は「地場の溶接技術で対応できる確信が持てた」と話し、次世代型施設の利用権付き出資への加入を前向きに検討する。

 センターの近藤祐治主任研究員は「東北は技術力のある企業がたくさんあるが、まだ多くは放射光利用に精通していない。研究機関などが企業の課題を知り、継続的にサポートすることで関わる企業が増えるのではないか」と見込む。

3696荷主研究者:2020/01/12(日) 16:21:27

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200106_13022.html
2020年01月06日月曜日 河北新報
新車両は無塗装 仙台市地下鉄南北線に24年度登場

現行の1000N系車両。新型車両は塗装を抑制する方針で、外装の印象が大きく変わる可能性がある=仙台市太白区の市交通局富沢車両基地

 仙台市地下鉄南北線の新型車両が、2024年度にデビューする見通しとなった。市交通局が新型車両の仕様を固め、近く入札を実施、19年度内にメーカーに発注する。外装のデザインは「無塗装」を基本とし、オフホワイトで全面塗装した現行車両と大きく印象が変わる。1編成(4両)を追加し、全22編成を30年度まで7年間かけて順次、置き換える。

 新型車両はステンレス製か、近年主流のアルミ合金製を想定。外装デザインは塗装を極力抑え、東西線と似たような車体にする。車両基地に塗装ブースを設置する必要がなく、塗り直しなどのメンテナンス費用が少ない。車体の重量を軽くできるメリットもある。

 現行の1000N系車両は、全面塗装に濃淡2色の緑色の線が入る。緑色は南北線のシンボルカラーで、新型車両にどう引き継がれるかが注目される。各駅の可動式ホーム柵は高さが1.3メートルあり、車体の露出は側面上部に限られることも考慮するとみられる。

 具体的なデザインは受注メーカーが検討し、21年度ごろに決める見通しだが、市交通局は東西線の車両を検討した際と同様、ワークショップを開催するなど、市民のアイデアを反映させる仕組みを設ける。現行車両のデザインは10案の中から市民投票で決定した。

 車体の大きさは変わらない見込み。車内に電子広告(トレインビジョン)などを搭載するほか、現在は一部の車両にしかない車いす・ベビーカー用のスペースを全車両に配置する。

 性能面は、エネルギー効率の良いモーターの採用で省力化を図るほか、故障時のバックアップ強化のため制御装置を倍増する。

 現行車両は1987年7月、八乙女(泉区)-富沢(太白区)間開業と同時にデビュー。大規模改修を実施したが、鉄道車両の一般的な耐用年数は40年とされ、期限が2027年度に迫る。南北線の車両更新は開業以来初めて。市交通局は18年8月から新型車両の検討を進めていた。

 市交通局車両課の担当者は「これまでの南北線らしさを失わず、東西線を超える優れた性能の新型車両を目指したい」と意気込む。

[仙台市地下鉄南北線]1992年7月に全線開業。泉中央(泉区)-富沢間の14.8キロを結ぶ。全17駅。1日平均19万5386人(2018年度)が利用する。車両の塗装は「杜の都」をイメージ。現行の1000N系車両は初代1000系車両を03〜13年度に改修し、冷房装置の新設、行き先表示などの発光ダイオード(LED)化を図った。1988年、性能やデザインに優れた車両に贈られる「ローレル賞」に選ばれた。

3697荷主研究者:2020/01/12(日) 16:37:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200109_11010.html
2020年01月09日木曜日 河北新報
宮城県の人口、4年連続減 19年10月現在230万3160人、6市町村は増

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200109kahoku01.JPG

 宮城県が発表した県内の推計人口年報(2019年10月1日現在)によると、総人口は230万3160(男112万5097、女117万8063)だった。前年比1万59人(0.43%)減で、4年連続のマイナスとなった。

 市町村の増減率は高い順にそれぞれ表の通り。増加は6市町村で、増加率が最も高かったのは名取市の0.84%(660人)。大衡村の0.74%(43人)、大和町の0.23%(65人)が続いた。

 減少は29市町。減少率トップは南三陸町の2.74%(316人)。次いで丸森町の2.28%(299人)、蔵王町の2.20%(260人)の順だった。

 減少数の最多は石巻市の1776人(1.24%)。大崎市の1435人(1.10%)、気仙沼市の1284人(2.07%)、栗原市の1209人(1.82%)なども多かった。

 人口動態は自然増減が9708人減(出生1万5498人、死亡2万5206人)となり、15年連続で減った。社会増減は351人減(転入11万616人、転出11万967人)で3年連続の減少となった。

3698荷主研究者:2020/01/26(日) 11:59:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200110_11008.html
2020年01月10日金曜日 河北新報
宮城県民会館・県美術館移転案 仙台市、条例で床面積1万平方超を規制

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200110kahoku01.JPG
移転先の仙台医療センター跡地。住宅地が近く、大規模集客施設の立地規制がある=仙台市宮城野区宮城野2丁目

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 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を移転・集約する県の方針案を巡り、市が新たに整備される施設の「規模」を注視している。移転先となる宮城野区の仙台医療センター跡地には市条例の立地規制があり、床面積の合計が1万平方メートルを超える大規模集客施設は建てられない。市長や市都市計画審議会が認めれば可能だが、周辺環境に影響を及ぼす恐れがあり、慎重に推移を見守る。

 市は2008年、市特別用途地区建築条例に基づき、当時の医療センター敷地(約5万4500平方メートル)を含む銀杏町地区を「大規模集客施設制限地区」に指定した。住宅地があることなども考慮し、劇場や映画館、飲食店、店舗など大型施設の立地を規制した。

 条例はホールを含む劇場の場合、施設全体の延べ床面積ではなく、客席部分の総床面積を基準にする。ステージやロビーなどは対象から外れる。複合施設の場合は、エリア内の合計面積が規制の基準になる。

 県の方針案は、医療センター跡地に新県民会館と新県美術館、駐車場、屋外広場、民間活用エリアを設ける。美術館は大規模集客施設に含まれないが、新県民会館や民間活用エリアは、施設規模によっては規制対象になる恐れがある。

 県は、新県民会館のメインの劇場型大ホールを2000〜2300席と想定する。東京・赤坂にあるサントリーホールは、大ホール(2006席)の客席部分の床面積が1944平方メートル。新県民会館が同程度の規模であれば立地可能だ。

 今後、県の方針が固まり、床面積が1万平方メートル超になった場合も、市長が「公益上やむを得ない」と判断するか、市都市計画審が認めれば制限地区の指定が一部解除され、実現できる。

 市都市整備局の担当者は一般論と断った上で「良好な都市環境が形成されないと判断すれば、都市計画審の議題にすらならない。条例に抵触しない施設であっても市との協議は不可欠。無条件に建てられるわけではない」と話した。

3699荷主研究者:2020/01/26(日) 12:21:19

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54206800Z00C20A1L01000/
2020/1/11 2:00 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台に3年ぶり新規オフィス、企業誘致の起爆剤に
(東北2020)

3700荷主研究者:2020/01/26(日) 12:27:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200111_12001.html
2020年01月11日土曜日 河北新報
ダイワロイヤルが仙台に2店目ホテル 3月開業

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200111kahoku02.JPG
ダイワロイネットホテル仙台一番町の外観イメージ

 ビジネスホテルを展開するダイワロイヤル(東京)は3月19日、仙台市青葉区に「ダイワロイネットホテル仙台一番町」をオープンさせる。宮城県ではJR仙台駅東口に2010年開業したダイワロイネットホテル仙台(宮城野区)に続く2店舗目。

 地上11階、延べ床面積約5370平方メートル。客室124室のうち約6割の70室をツインに設定。ビジネス客のシングル利用が中心の東口の既存店と差別化を図る。フロントは2階で、1階はコンビニエンスストアとレストランが入る。

 客室や外観のデザインは、広瀬通のイチョウ並木、仙台の伝統工芸「埋もれ木細工」などをイメージ。訪日外国人旅行者(インバウンド)需要も取り込む。

 同社ホテル事業部の石原邦彦統括支配人は「仙台は複数のホテルを整備する重要拠点。市中心部の良好な立地で、価値のあるサービスを提供したい」と話す。

3701荷主研究者:2020/01/26(日) 13:55:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200116_11032.html
2020年01月14日火曜日 河北新報
仙台駅西口の青葉通を広場化 市が検討、車両通行止め緑地に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200116kahoku01.JPG
仙台市作成の広場のイメージ図。青葉通が緑地化され、多くの歩行者が行き交う

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広場化が検討されている仙台駅西口の青葉通=仙台市青葉区中央1丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200116kahoku03.JPG

 仙台市がJR仙台駅西口の青葉通(青葉区)の一部区間を通行止めにし、屋外広場を整備する方向で検討していることが分かった。昨年10月に始動した都心再構築プロジェクトの一環。旧さくら野百貨店仙台店やGSビル跡地などの関係者の協力も得て、沿道の再開発事業と連動させた整備構想を描いている。実現すれば「東北の玄関口」は大きく姿を変えることになる。

 構想によると、青葉通のうち駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル区間を屋外広場にする。

 市が作成したイメージ図によると、中央分離帯のケヤキ並木や歩道の街路樹は生かし、片側4車線ずつある車道部分を一部緑地化。テーブルやベンチを配置し、歩行者が散策できるようにする。旧さくら野百貨店やGSビル跡地は、商業施設やオフィスが入る複合ビルの立地を想定する。

 広場の整備は、沿道の民間再開発と一体で実施する。その場合、市は広場整備を「都市貢献」と位置付け、都心再構築プロジェクトのメニューを適用。新築するビルの容積率を最大2倍緩和する。

 GSビル跡地では、オリックスグループ(東京)が商業施設「EDEN(エデン)」との一体的な再開発を検討中。旧さくら野百貨店は複数の地権者が関係するが、再開発に向けた協議が始まっている。市は地権者や開発事業者らに広場の構想を既に説明していて、おおむね好意的に受け止められているという。

 一方、仙台駅に直結する青葉通の一部は車両が通行できなくなる。駅西口に乗り入れる路線バスやタクシー、一般車両は遠回りを余儀なくされ、高速バス乗り場も移転が必要になる。

 市は広場を整備する区間の交通量調査に近く乗り出し、車両通行止めにした場合の影響などを検証する。

 市都市整備局幹部は「青葉通の広場化と沿道の再開発で、駅西口に東北の中枢を担う商業・オフィス機能を集積させるとともに、交流やにぎわいを生むエリアに一新したい」と語る。

 広場構想は2018年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」でも提案されている。

3702荷主研究者:2020/01/26(日) 14:23:53
>>3701
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200115_11019.html
2020年01月15日水曜日 河北新報
青葉通屋外広場化構想 仙台市長「駅前をわくわくする空間に」 整備の意義強調

 郡和子仙台市長は14日、JR仙台駅西口の旧さくら野百貨店仙台店前の青葉通(青葉区)を通行止めにし、屋外広場を整備する市の構想に関し「仙台駅前は東北の玄関口。多くの皆さんが集まり、わくわくする空間であることが大切との思い」と意義を強調した。

 市は都心再構築プロジェクトの一環として、旧さくら野百貨店や向かい側のGSビル跡地などの再開発と連動を図り、青葉通の屋外広場化の実現を目指す。

 郡市長は「具体の話はまだまだ」としながら「杜の都は仙台のよく知られた都市個性。駅前は交流拠点として新たなにぎわいの創出を目指さなければならず、緑あふれる広場がすてきではないか」と説明した。

 都心再構築プロジェクトは2030年度までが期間。屋外広場化の時期に関し「できるだけ早めに、いろいろなことが見えてくればいい」と語り、30年度までの実現に期待を寄せた。

 「駅へのバスの乗り入れなど(実現するとなると)大きな影響が出てくる」と課題も指摘。新年度、本格的な交通調査に乗り出す方針を示し「交通関係者、利用者に丁寧に話をしながら進める。市民も意見を寄せてほしい」と呼び掛けた。

3703荷主研究者:2020/01/26(日) 14:27:09

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54414330V10C20A1L01000/
2020/1/15 16:55 日本経済新聞 東北 宮城
20歳代の就職支援のジェイック、仙台に拠点

3704荷主研究者:2020/02/02(日) 22:29:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_13033.html
2020年01月17日金曜日 河北新報
仙台市人口21年にも減 19年の自然減加速は2.5倍に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200117kahoku01.JPG

 仙台市の2019年の人口動態で出生数が死亡数を1270人下回り、3年連続の自然減となったことが16日、分かった。18年の自然減は506人で減少幅は約2.5倍に拡大した。転入数が転出数を上回る社会増はあったが、人口増加数は12年ぶりに2000人を割り込んだ。今後、同じ規模で自然減が拡大した場合、21年には人口減少局面に突入する可能性がある。

 市によると、出生数と死亡数の推移はグラフの通り。19年は出生7861人、死亡9131人だった。18年比で出生が634人少なく死亡が130人多くなり、自然減は764人に拡大。出生が8000人を下回ったのは、丙午(ひのえうま)の影響を受けて落ち込んだ1966年以来となる。

 出生数は2014年から減少、死亡数は13年から増加が続く。17年に初めて出生が死亡を下回り96人の自然減となった。減少数は18年に大きくなり、19年は落ち込みがさらに加速した。

 区別の自然動態は、青葉699人減(18年は469人減)、宮城野161人増(333人増)、若林27人増(95人増)、太白323人減(144人減)、泉436人減(321人減)。青葉、太白、泉で減少幅が広がり、若林と宮城野で増加幅が小さくなった。

 19年の社会動態は県内の他市町村への転出が鈍化したため、18年を199人上回る2745人増だったが、自然減と相殺した全体の人口増加は565人少ない1475人にとどまった。2000人を下回ったのは07年以来となる。

 今後、19年と同じペースで毎年764人ずつ自然減が大きくなり、2700人の社会増が維持されたと仮定すると、21年には人口が減少に転じるとみられる。

 市政策企画課の松田智子課長は「自然減の拡大は今後も続くだろう。若い世代が働きたい、子育てしたいと思える施策を展開し、どれだけ社会増を維持できるかが課題だ」と指摘する。

3705荷主研究者:2020/02/02(日) 22:45:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200118_12020.html
2020年01月18日土曜日 河北新報
サイボウズが路面店 仙台・花京院に新オフィス

 ソフトウエア開発のサイボウズ(東京)は仙台オフィスを仙台市青葉区中央から同区花京院に移転し、17日、開所式を開いた。関係企業など25社の約50人が参加した。

 新オフィスは広さ約187平方メートルで、同社初となる路面店。約30人収容のセミナールームやウェブ会議用の部屋を併設し、同社の製品を販売する地元企業がイベントや商談などに無償で利用できるようにした。

 青野慶久社長は「新オフィスは路面店で入りやすく、看板で社名も覚えてもらいやすくなる。パートナーの企業にも気軽に使ってほしい」とあいさつ。主力のクラウドサービス「kintone(キントーン)」に触れ「導入した東北の企業で組織改善の事例がたくさん生まれており、広げていきたい」と語った。

3706荷主研究者:2020/02/02(日) 22:46:15

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200118-451477.php
2020年01月18日 08時00分 福島民友新聞
常磐線・3月14日全線復旧 特急ひたち3往復、普通列車11往復

試運転で双葉駅に到着した列車=2019年12月18日撮影

 東京電力福島第1原発事故に伴い不通となっているJR常磐線の富岡―浪江間(約20.8キロ)について、JR東日本は17日、3月14日に運行を再開すると正式発表した。常磐線は約9年ぶりの全線復旧となる。復旧区間では普通列車が1日11往復するほか、品川・上野―仙台間を直通する特急「ひたち」が3往復する。避難指示の解除などで帰還する沿線自治体の住民の利便性向上が期待される。

 政府の原子力災害対策本部は17日、常磐線の全線復旧に合わせ、沿線の双葉、大熊、富岡3町の帰還困難区域など一部地域の避難指示の解除について正式決定した。双葉町の双葉駅周辺などは3月4日午前0時、大熊町の大野駅周辺は同5日午前0時、富岡町の夜ノ森駅周辺は同10日午前6時にそれぞれ解除する。JR東は駅舎や線路の復旧、除染が完了したことを受け、2019年12月に試運転を始めていた。

 特急列車は勿来―相馬間の県内28駅のうち、広野、富岡、大野(大熊町)、双葉、浪江、原ノ町(南相馬市)など11駅に停車。普通列車は全28駅に停車し、3月14日から常設駅となる「Jヴィレッジ駅」(楢葉町、広野町)にも全て停車する。

 ただ双葉郡内にある広野駅を除く8駅は無人駅となるため、JR東は管内で初となるオペレーターの操作支援機能などを備えた「話せる指定席券売機」を広野、富岡、大野、双葉、浪江の各駅に導入する。

 「帰還困難」初の解除

 双葉町での避難解除は初めてで、原発事故に伴う「帰還困難区域」の解除も初めて。対象は帰還困難区域のうち、再び人が住めるように整備する特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部と、避難指示解除準備区域。復興拠点の解除範囲はJR双葉駅や駅東側に整備される広場、役場機能の一部を再開するコミュニティーセンターなどで、双葉駅と避難指示解除準備区域を結ぶ町道も解除される。

 大熊町は大野駅周辺の解除とともに、昨年4月に先行解除された大川原地区と同駅を結ぶ町道なども通行可能になる。富岡町は夜ノ森駅東側の帰還困難区域のうち町道と県道合わせた約1.1キロが解除される。

 また双葉、大熊両町では復興拠点内に自由に立ち入りができるように規制が緩和される。範囲は双葉町が復興拠点全域、大熊町が大川原地区に隣接する一部。

3707荷主研究者:2020/02/02(日) 23:15:43

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_12001.html
2020年01月21日火曜日 河北新報
仙台の家賃相場 地方5都市比較でトップ 復興需要が影響?

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200121kahoku01.JPG

賃貸相場を路線図に加えたマップ

 賃貸マンション管理の長谷工ライブネット(東京)は地方中核5都市(仙台、札幌、広島、福岡、北九州)のJRや私鉄、地下鉄など駅別の家賃相場をまとめた。各都市の世帯タイプ別の最高値を比べた結果、仙台が単身と2人世帯でトップとなった。東日本大震災の復興需要の影響で地下鉄沿線を中心に賃料が高止まりしていることが原因とみられる。

 各都市のタイプ別の最高値は表の通り。

 1K、1DKなど単身タイプの1位は、仙台の広瀬通(青葉区)の7万3000円だった。勾当台公園(同、7万2000円)、北四番丁と五橋(ともに同、7万円)も高く、東海圏トップの名古屋(名古屋市、7万2000円)に並ぶ水準だという。

 1LDKなど2人世帯タイプも広瀬通が10万1000円で最高だった。仙台では、勾当台公園の9万6000円、青葉通一番町(青葉区)と宮城野通(宮城野区)の9万4000円が続いた。

 広島がトップとなった2LDK以上のファミリータイプでは北四番丁(青葉区、14万8000円)が2位となった。北仙台(同、14万7000円)、仙台とあおば通(ともに同、14万1000円)も高水準だった。

 同社の担当者は「震災後、復興事業の関係者や被災者が一気に流入したことで、仙台の家賃相場が高騰したのではないか」と説明。市中心部に需要が集中しているという。

 同社は初めて地方中核都市を対象に、19年1〜12月の賃貸募集データ約15万件を調査。計43路線、延べ324駅の相場をまとめた。各駅の相場を記したマップを作製し、取引先のマンション所有者が賃料を決めたり、法人が社宅を借り上げたりする際の参考にしてもらう。

3708荷主研究者:2020/02/02(日) 23:16:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200121_12038.html
2020年01月21日火曜日 河北新報
仙台駅にインバウンドステーション スタッフ常駐し観光案内

 JR東日本仙台支社は21日、仙台駅2階コンコースに訪日外国人旅行者(インバウンド)向けの案内などを行う「インバウンドステーション」を開設した。英語や中国語を話すスタッフ3、4人が常駐して対応する。設置は2月29日まで。

 観光・交通案内、駅内の飲食店の紹介に加え、体験型ツアーの販売も行う。駅内の土産店巡り、周辺でのはしご酒といった当日申し込みで参加できるプログラムから1泊2日の旅まで、約50メニューを用意した。訪日客向けだが、日本人も参加できる。

 営業は午前8時〜午後8時。仙台支社は今回の状況を踏まえ、秋以降の常設化も検討する。

3709荷主研究者:2020/02/02(日) 23:21:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200122_12029.html
2020年01月22日水曜日 河北新報
仙台港のコンテナ貨物取扱量、5年連続最多更新 中国航路新設で輸入増

 仙台港の2019年のコンテナ貨物取扱量が約28万9000個(速報値、20フィートコンテナ換算)となり、5年連続で過去最多を更新したことが21日、宮城県のまとめで分かった。18年を約1万1000個上回る見通しだ。

 県によると、18年(27万8179個)比では約4%増加した。東日本大震災前で最多だった10年(21万6345個)からは約32%増えた。

 輸入が堅調に伸びた。上海など中国沿岸部を直接結ぶ国際コンテナ定期航路が18年12月に新設され、電気機械や家具、鋼材などの輸入量が増えた。韓国からの輸入も底堅く推移した。

 輸出は北米向けの貨物量が減少した影響などで18年の実績を割り込む見込みだが、輸入の増加が取扱量全体を押し上げた。

 仙台港では高砂コンテナターミナルの拡張工事が進んでいる。4月には用地約6ヘクタールの使用が暫定的に始まる見込みで、取扱量の増加や荷役作業の効率化などが期待されている。

 県港湾課の担当者は「中国航路の増加が大きな要因。取扱量の上積みに向けて輸出貨物の掘り起こしに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は震災があった11年に前年比55%減の9万6633個まで落ち込んだ。復旧復興事業に伴う建材建材需要の高まりで、12年は17万6629個と急回復した。

3710荷主研究者:2020/02/03(月) 21:15:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200123_13026.html
2020年01月23日木曜日 河北新報
仙台・燕沢で乗り合い交通実証運行へ 本格導入に向け最終段階

 仙台市宮城野区の燕沢地区交通検討会は22日、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の実証運行に乗り出す方針を決めた。本格導入に向けた最終ステップとなる。市が一新する地域交通の支援制度を活用し、4月から1年間実施する。2月14日の市地域公共交通会議で関係機関の合意を得る。

 検討会によると、4月1日〜来年3月31日の月、水、金曜の週3回運行する。夏季(4〜9月)は1日8便、冬季(10〜3月)は6便。ルートは現在実施中の試験運行と同じで、仙台オープン病院を起終点に地区内を回る。停留所は1カ所増やし、29カ所とする。

 運賃は1回200円均一を維持する。市が4月に始める「地域交通乗り乗り事業」を活用し、70歳以上の高齢者と障害者に割引運賃を導入。1回100円とし、差額は市の補助金を充てる。市の支援はないが、小学生以下の子ども運賃(1回100円)も新設する。

 市の支援制度は実証運行の場合、収支率(運行経費に占める運賃、協賛金、グッズ販売など収入の割合)20%達成で、本格運行に移行できる。検討会は1日の利用者を夏季40人、冬季30人と想定し、協賛金や寄付金なども合わせ、収支率は20%を超えると見込む。

 のりあい・つばめは2018年10〜11月、試験運行の第1弾に取り組み、収支率24.8%で目標20%を達成した。第2弾は19年4〜9月に実施し、目標の30.0%に到達。実証運行に移行する条件をクリアした。

 19年10月から冬季の利用状況を把握するため、第3弾の試験運行を20年3月まで実施している。今月17日現在、利用者は1日平均24.5人にとどまり、目標の36人に届いていない。

3711荷主研究者:2020/02/16(日) 11:42:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200128_13032.html
2020年01月28日火曜日 河北新報
JR仙台駅西口バスプール 新ターミナル一部利用30日から

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200128kahoku01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200128kahoku02.JPG
30日に一部利用を開始する新バスターミナル

 仙台市は30日、JR仙台駅西口バスプールの拡張工事に伴い、北側に新設したバスターミナルの一部利用を始める。ペデストリアンデッキにつながる西側エレベーターの稼働を開始し、既存のバスターミナルの一部乗り場を移設する。

 30日以降のバスプールは地図の通り。新ターミナルの乗り場は片側のみで、当面は中央ターミナルとの間に乗り場は設けず、幅5メートルの仮設通路を設置して行き来できるようにする。

 東側エレベーターは当面、ペデストリアンデッキと市地下鉄仙台駅の改札階を直通で結び、途中のターミナルでは乗り降りできない。西側に整備された階段を利用し、改札階まで行けるようにする。

 中央ターミナルは引き続き、西側エレベーターを休止する。改札階につながる西側階段はエスカレーター設置工事のため、来年3月末まで通行止めにする。

 エレベーターの長期休止で、高齢者や車いす利用者は中央ターミナルへの移動が不便だったが、新ターミナルの西側エレベーターを使い、移動しやすくなる。

 一方、中央ターミナルと地下鉄改札階の移動は当面の間、新ターミナルを経由しなければならなくなる。

 バス乗り場は中央ターミナルの桜ケ丘方面、泉ビレジ方面、国見ケ丘方面の3カ所を新ターミナルに移動。野草園行き、東北工大長町キャンパス行き、長町営業所行きは南側ターミナルに乗り場を変更する。泉区、富谷方面も南側ターミナル内で乗り場が変わる。

 バスプールの拡張工事は2016年度に始まり、22年3月の整備完了を目指す。市は高齢者や障害者の利便性を高めるため、中央ターミナルの東側階段にエスカレーターも設置する。

 市北道路建設課の担当者は「利用者にはもうしばらく迷惑を掛けるが、拡張工事が完了すれば、バスプールのバリアフリーは格段に進む」と理解を求める。

3712荷主研究者:2020/02/16(日) 11:59:39

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area2/5644/
2020-01-29# 物件 みやぎ建設新聞(大崎・栗原)
大崎市/JR塚目駅の移転計画案を公表/22年度から設計着手へ/建設地は郷北公園、事業費約15億円

 大崎市は、古川地域に位置するJR陸羽東線塚目駅の移転に向けた整備方針案を公表した。それによると、駅舎に駅前広場など含めた整備事業費に15億5100万円を試算。今後、JR東日本や県と協議を進め、2022年に設計を発注し、23年度の着工を目指す。

 塚目駅は、JR陸羽東線古川駅の西方約2・7㌔㍍に位置する1960年に開設された古川駅管理の無人駅。近隣には大崎高等技術専門校や大崎市民病院が立地し、駅利用客の増加が進む一方、駅舎の老朽化が進む上、バリアフリーにも対応していないため、移転整備を計画した。

 2018年度には、市との協定締結によりJR東日本が移転候補地の選定などを行う基本計画調査を実施。現塚目駅から400㍍東側に位置する古川穂波地内の郷北公園用地を最も有力な候補地として挙げている。

 ここは、宮城県が整備中の都市計画道路稲葉小泉線に直接アクセスすることが可能なほか、駅移転により大崎市民病院との距離が近くなるため、地域住民の生活機能充実が期待されることなどが大きな理由となった。

 新たな駅舎は、ホームの構造を桁式とし、ホーム長85㍍以上、ホーム高9・2㍍、ホーム幅員は中央部3㍍以上、端部2㍍以上、ホーム上屋は20㍍(1両分)の規模で建設する。駅舎関係(駅舎、運行システムの改修、既存駅舎の撤去等)はJR東日本、駅前の駐輪場や公衆トイレ等は大崎市がそれぞれ施工を担当する。また、駅前広場や接続道路等については、宮城県事業として実施するよう要望協議を進めているところ。

 事業費は、駅舎関係として駅舎の設計費に3000万円、駅舎新設に3億円、システム改修費に3億5000万円、既存駅舎撤去に6500万円の計7億4500万円、駅前広場関係として広場・道路等の設計費に3600万円、駐輪場、公衆トイレの整備費に1億円、接続道路の整備費に5億5000万円、代替公園の整備費に1億2000万円の計8億0600万円で、全体では15億5100万円を試算している。

 今後の事業スケジュールは、市の移転整備の意思決定や移転方針についての地域住民説明会などを21年度まで行い、22年度に設計、23年度に工事、25年3月から新駅舎の供用開始を予定している。

3713荷主研究者:2020/02/16(日) 12:01:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200129_11027.html
2020年01月29日水曜日 河北新報
勾当台公園再整備へ 仙台市、都市活力創出狙う

 仙台市は29日、総額5411億円の2020年度一般会計当初予算案を発表した。19年度当初比152億円(2.7%)減。教育環境や子育て支援の充実に重点配分した。都心再構築プロジェクトとして、勾当台公園(青葉区)の再整備に乗り出す。特別会計と企業会計を合わせた総会計は1兆788億円で、9年連続の1兆円台となった。

 一般会計には不登校対策で適応指導教室「杜のひろば」増設費1298万円を計上。第三者の専門家によるいじめ相談支援窓口の新設、運営費789万円も盛り込んだ。新たに始める5歳児対象の発達相談事業に615万円、子ども医療費助成の所得制限緩和の準備に3817万円を充てた。

 まちづくりでは「勾当台ビジョン(仮称)」策定に500万円、勾当台公園の再整備方針の検討に664万円、東二番丁通と西公園通(青葉区)の歩道空間の検討に600万円を配分。JR仙台駅西口の公共空間の在り方検討に1800万円を充当し、青葉通の一部広場化の可能性を探る。

 歳出は、扶助費が19年度比3.1%増の1232億円。人件費、公債費を含む義務的経費は2.5%増の3015億円となり、歳出全体の55.7%を占めた。

 歳入は、市税が0.5%減の2179億円、国庫支出金が0.2%増の918億円、地方交付税が9.3%減の193億円。市債発行は学校建設などで3.9%増加し、518億円となった。財源不足を補うため、財政調整基金から165億円を取り崩した。

 郡和子市長は定例記者会見で「20年度は東日本大震災の発生10年目に入る。109万の市人口は近く減少が見込まれ、ポスト復興のまちづくりに向けた挑戦との意味を込めた」と当初予算編成の狙いを説明した。

3714荷主研究者:2020/02/16(日) 12:17:01

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020013001211&g=eco
2020年01月30日17時54分 
新生銀、仙台と広島の4拠点閉店 7月31日付で

 新生銀行は30日、仙台市と広島市にある法人、個人向け計4拠点を7月31日付で閉店すると発表した。利用客の減少などを踏まえ、店舗網のスリム化を図る。今後、法人顧客には本店や大阪支店の行員が対応。個人顧客はコールセンターやインターネットバンキング、提携現金自動預払機(ATM)などでサービスを継続する。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55051900Q0A130C2EE9000/
2020/1/30 20:00 日本経済新聞
新生銀、7月に仙台・広島の2支店を閉鎖へ

3715荷主研究者:2020/02/16(日) 12:25:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202001/20200130_12004.html
2020年01月30日木曜日 河北新報
仙台に新オフィスビル「花京院テラス」完成 中規模以上は3年ぶり

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200130kahoku01.JPG
仙台市中心部では3年ぶりの新規オフィスビル供給となった仙台花京院テラス=仙台市青葉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200130kahoku02.JPG

 仙台市青葉区花京院1丁目に東京建物(東京)のオフィスビル「仙台花京院テラス」が完成し、29日に記念式典があった。市中心部の中規模以上のオフィスビルの供給は2017年4月の野村不動産仙台青葉通ビル(青葉区中央3丁目)以来、約3年ぶり。高まるオフィス需要を受け、満室での稼働となった。

 花京院テラスは鉄骨9階で延べ床面積約5800平方メートル。1階は店舗、2〜9階はオフィスが入る。関係者によると、カード会社と通信関連会社のコールセンターなどが入る。

 全面ガラス張りのフロアからは北隣の花京院緑地を望める。屋上テラスには植栽を施し、椅子や机を設置した。事業継続計画(BCP)対策として壁などを強化し、耐震基準の1.5倍を確保。停電に備え2回線の受電方式を採用し、屋上に72時間運転できる非常用発電機を設置した。

 東京建物は09年、青葉区中央1丁目に東京建物仙台ビル(地上20階)を稼働させており、市内のオフィスビルとしては2棟目となる。

3716荷主研究者:2020/02/16(日) 14:27:04

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55231510U0A200C2L01000/
2020/2/4 16:13 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台市、次世代放射光施設の利用促進 分析企業と連携

3717荷主研究者:2020/02/16(日) 14:34:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200205_11033.html
2020年02月05日水曜日 河北新報
音楽ホール移転、県民会館跡地は候補外 仙台市長「敷地狭い」

東京エレクトロンホール宮城

 郡和子仙台市長は4日の定例記者会見で、県が移転方針を打ち出した東京エレクトロンホール宮城(青葉区、県民会館)跡地に、音楽ホールを建設する可能性に関し「2000席規模を想定している。敷地面積が足りない」と否定した。

 郡市長は「市が定禅寺通活性化を進める中、跡地はにぎわい創出に資する施設が望ましい」と期待しながらも、県も2000席規模の新県民会館を目指している点に触れ「跡地に建てられるのであれば、県がそうしただろう」と指摘した。

 有識者の音楽ホール検討懇話会は候補地として、青葉区の公園や広場など7カ所を公表したが、県民会館跡地は含まれていない。

 1月31日の県市調整会議で、村井嘉浩知事が県美術館(青葉区)の移転方針案を巡り「建物と中の美術品は別物」と、展示・収蔵物のみの移転に言及したことに関しては疑問を呈した。

 「知事の考え方も一つだろうが、美術館の在り方として、どういうものを展示・収蔵し、どういう空間を与えるべきか考えると、建物と美術品は一体的なものだろう」と強調した。

 調整会議の成果に関しては「関心が高いテーマを公開の場で議論できたことは良かった。知事には物事を丁寧に進める姿勢を打ち出してもらい、仙台市の立場はくみ取っていただけたと思う」と手応えを示した。

3718荷主研究者:2020/02/16(日) 14:36:00
>>3278-3279 >>3479
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200205_11022.html
2020年02月05日水曜日 河北新報
「仙台東道路」の整備、宮城知事ら国交副大臣に要望

 村井嘉浩宮城県知事は4日、仙台東部道路と市中心部を結ぶ新たな自動車専用道路「仙台東道路」を早期に整備するよう国土交通省に要望した。青木一彦国交副大臣は事業の具体化に向け、ルートを複数案提示する考えを示した。

 知事は「東部から市中心部に向かう道路は慢性的に渋滞が起き、移動に時間がかかっている」と指摘し、整備の必要性を強調した。国道4号仙台バイパス拡幅事業の区間拡大も求めた。要望には高橋新悦仙台市副市長が同席した。

 青木氏は「渋滞緩和はしっかりやらないといけないとの思いだ。(仙台東道路に関する)ルートやコストを示した上で、県などと相談して取り組みたい」と応じた。

3719荷主研究者:2020/02/16(日) 15:29:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55394150X00C20A2L01000/
2020/2/7 18:23 日本経済新聞 東北 宮城
仙台中心部のオフィス空室率、4カ月連続上昇

3720荷主研究者:2020/02/16(日) 15:30:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200207_12026.html
2020年02月07日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>定期路線再開3ヵ月 タイ人増加、攻めの誘客 仙台のホテル

バンコク発の第1便から仙台空港に降り立った観光客ら。インバウンド拡大の起爆剤として期待を集める=昨年10月30日

 仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が昨年10月下旬、5年ぶりに就航を再開してから3カ月が過ぎた。新型コロナウイルスの影響は見通せないが、仙台市内のホテルでは11月以降、タイ人宿泊者数が増加。各ホテルは台湾などに続く訪日外国人旅行者(インバウンド)の柱にしようと策を巡らせる。(報道部・天艸央子)

■前年同期の5倍

 ホテルメトロポリタン仙台(青葉区)は昨年11、12月のタイ人宿泊者数が2000人を超えた。「前年同期の5倍。直行便就航以降、目に見えて増えている」と林健一総支配人は語る。

 同ホテルは5年前から年に1回、日本政府観光局(JNTO)主催の現地旅行会社向け商談会に参加してきた。林総支配人は「就航が決まってすぐに団体旅行の予約が入り始めた。商談会で得たネットワークが顕著な実績につながっているようだ」と分析する。

 郊外型リゾートホテルの仙台ロイヤルパークホテル(泉区)は、タイからの個人客が増えた。12月は前年の5倍以上となり、初めて台湾人客を超えた。

 個人客の誘致には、会員制交流サイト(SNS)を使った情報発信がカギを握る。同ホテルは、SNSで影響力を持つ現地の「インフルエンサー」を活用したプロモーションに力を入れてきた。

 「団体も伸びているが、個人客が上回る。写真や映像を駆使したPRの効果が表れている」と広本浩二総支配人は話す。

 個人客中心のビジネスホテルでもタイ人宿泊者の数は着実に増えている。

 JR仙台駅東口にあるダイワロイネットホテル仙台(宮城野区)の主戦場は、専ら海外向け宿泊予約サイトだ。「まずは旅行者の目に留まり、宿泊してもらうことが重要」と楠茂樹支配人は説く。

 タイ人が閲覧するページでは価格が10%値引きされるよう、ターゲットを絞った戦略を展開する。楠支配人は「タイは口コミが物を言う。評価や口コミで実績が上がれば、安定して予約が入るようになる」と語る。

■表記整備が課題

 仙台市がまとめた2018年の市内の外国人宿泊者は過去最多の20万4340人。トップの台湾は前年比38%増の8万8150人だった。タイは18%増の1万1554人で中国に次ぐ3位。定期路線再開でタイが台湾に次ぐ存在になる可能性もある。

 一方、仙台との定期便は台湾の週19往復(3月29日以降は17往復)に対し、タイは3往復。各ホテルとも「増便しない限り、台湾の旅行者数を超えることはない」と口をそろえる。施設やウェブサイトのタイ語表記の整備も課題となる。

 団体客が好調なホテルメトロポリタン仙台の林総支配人は「団体の次はリピーターの個人客が増えるだろう。タイ語表記なども充実させ、よりきめ細かいサービスにつなげたい」と先を見据える。

3721荷主研究者:2020/02/16(日) 15:39:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200207_13020.html
2020年02月07日金曜日 河北新報
仙台バイパス燕沢-鶴ケ谷間 今秋6車線化

 東北地方整備局は6日、仙台市宮城野区の国道4号燕沢-鶴ケ谷間1.8キロで進めている6車線化工事が、今年秋に完了する見通しになったと発表した。渋滞が緩和され、物流の効率化が期待される。

 市内の国道4号は渋滞が慢性化し、整備局は若林区卸町と鶴ケ谷の6.0キロ区間で、4車線から6車線への拡幅工事を1989年度から進めている。苦竹インターチェンジ(IC)-燕沢間の2.8キロは工事が完了。残りは苦竹ICから卸町までの1.4キロとなる。

 村井嘉浩知事は「地域の経済活性化や観光振興に寄与すると期待している」との談話を発表。郡和子仙台市長は「物流拠点の仙台港や東部地区へのアクセスが向上する」とのコメントを出した。

3722荷主研究者:2020/02/23(日) 21:34:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200208_13012.html
2020年02月08日土曜日 河北新報
未来志向のまちづくり挑戦 仙台市議会開会、市長が施政方針

 仙台市議会2月定例会が7日開会し、郡和子市長が新年度の施政方針演説を行った。市政運営のテーマを「多様な力で未来をつくる、新たな杜の都への挑戦」と強調。新総合計画(2021〜30年度)の策定に触れ「未来志向のまちづくりに向けたチャレンジの年にしたい」と決意を表明した。

 最初に言及したのは若い力の育成。「子どもたちの個性を尊重する環境づくりが重要」と述べ、いじめや不登校対策、学習環境の整備を進める方針を示した。児童虐待対策を強化し、5歳児の発達相談も始め「子育て応援のまちづくりに全力で取り組む」と語った。

 「学都」の潜在能力を都市活力の創出に生かすため「暮らし、働く舞台として多くの若い世代を引きつける」と強調。まちづくり若者会議(仮称)の設置などを挙げ「若者の視点を施策に生かし、創造の文化が息づくまちづくりを進める」との方向性を打ち出した。

 次世代型放射光施設の整備、都心再構築プロジェクトを推進するとし「仙台への期待感を実感する。機運を逃さず、積極的に施策を展開する」と力を込めた。

 防災環境都市づくりは新年度に発生10年を迎える東日本大震災の教訓発信、都市型水害への対応強化に取り組み「経験や知見を次世代に継承する」と語った。

 郡市長は「多様な人々のチャレンジ精神が発揮され、輝き続ける街として次の時代へ引き継ぐことが、震災の苦難を乗り越え、ここに生きる私たちの使命」と演説を締めくくった。

3723荷主研究者:2020/02/23(日) 21:34:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200208_13012.html
2020年02月08日土曜日 河北新報
未来志向のまちづくり挑戦 仙台市議会開会、市長が施政方針

 仙台市議会2月定例会が7日開会し、郡和子市長が新年度の施政方針演説を行った。市政運営のテーマを「多様な力で未来をつくる、新たな杜の都への挑戦」と強調。新総合計画(2021〜30年度)の策定に触れ「未来志向のまちづくりに向けたチャレンジの年にしたい」と決意を表明した。

 最初に言及したのは若い力の育成。「子どもたちの個性を尊重する環境づくりが重要」と述べ、いじめや不登校対策、学習環境の整備を進める方針を示した。児童虐待対策を強化し、5歳児の発達相談も始め「子育て応援のまちづくりに全力で取り組む」と語った。

 「学都」の潜在能力を都市活力の創出に生かすため「暮らし、働く舞台として多くの若い世代を引きつける」と強調。まちづくり若者会議(仮称)の設置などを挙げ「若者の視点を施策に生かし、創造の文化が息づくまちづくりを進める」との方向性を打ち出した。

 次世代型放射光施設の整備、都心再構築プロジェクトを推進するとし「仙台への期待感を実感する。機運を逃さず、積極的に施策を展開する」と力を込めた。

 防災環境都市づくりは新年度に発生10年を迎える東日本大震災の教訓発信、都市型水害への対応強化に取り組み「経験や知見を次世代に継承する」と語った。

 郡市長は「多様な人々のチャレンジ精神が発揮され、輝き続ける街として次の時代へ引き継ぐことが、震災の苦難を乗り越え、ここに生きる私たちの使命」と演説を締めくくった。

3724荷主研究者:2020/02/23(日) 21:37:10

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25087
2020/2/8 日刊建設新聞 宮城版
西道路と東部道路を直結 仙台東道路の起終点設定(東北整備局 計画段階評価)

 東北地方整備局は7日、仙台東道路の計画段階評価で、同線の起終点や必要な機能、政策目標などについて学識経験者らと協議した。起終点の設定に関しては、仙台東道路と仙台西道路を直結するということで了承を得た。この考えを基に、今後はより具体的なルート帯や構造案を検討していくことにした。

 仙台東道路の話し合いは、当日に開かれた社会資本整備審議会道路分科会の第28回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)において行われた。浜岡委員長ら4人の委員と、同局の酒井洋一道路部長や、仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長らが出席した。

 仙台東道路に関しては、昨年2〜3月に地域住民や事業者などに対するアンケート調査を行っており、その調査結果が今回の会議で報告された。

 アンケートの回答では、道路整備により優先して解決すべき課題として、住民・事業者ともに「交通混雑の解消」が最も多く挙げられた。次に住民からは「市街地内の交通の快適性や利便性の向上」、事業者からは「物流活動の効率化」を求める声が多く出されている。

 具体的な箇所・区間に対する意見では、仙台駅を東西に連絡する道路不足、中央卸売市場やトラックターミナルなどの物流拠点と高速道路を結ぶ交通網整備の重要性、高速バス乗り場の点在や高速道路から仙台駅までの速達性低下などが挙げられた。

 こうした意見を踏まえ、同局は政策目標として▽仙台市東部地域の交通容量不足の解消▽道路ユーザーのニーズに応じた道路の適切な機能分担▽物流交通に対する円滑な分散・導入による物流活性化▽仙台駅と高速道路網の交通結節機能の強化▽非常時における広域防災力の機能確保──の5つを設定した。

 仙台東道路に必要な機能としては、交通混雑を緩和する道路ネットワークの構築や、交通結節点と高速道路網の接続強化などを提示。今後に概略ルートなどを検討する際の基本条件として[1]東西方向の交通需要に対応できるネットワークの確保[2]アクセスコントロールされたサービス水準の高い道路[3]交通結節点との接続強化──を設定した。

 同局は、この政策目標や基本条件を踏まえ、起終点を設定し、委員から意見を求めた。委員からは「横軸の移動がまちの発展にブレーキをかけていると感じる。仙台東部道路から仙台西道路まで高規格な自動車専用道路で接続するのは重要」「仙台市の中心部の開発プロジェクトとどう整合性を付けるかが重要」「道路が景観を悪くしないようにしてほしい」などの意見があった。

 最終的には事務局案を「妥当」と評価し、今後にルート帯の検討などを進めることにした。

 仙台東道路は、仙台市の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。計画段階評価や事業化に向けては、本年度に道路や平面交差点、ダイヤモンド型インターチェンジの予備設計をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

3725荷主研究者:2020/02/23(日) 21:37:59

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25087
2020/2/8 日刊建設新聞 宮城版
西道路と東部道路を直結 仙台東道路の起終点設定(東北整備局 計画段階評価)

 東北地方整備局は7日、仙台東道路の計画段階評価で、同線の起終点や必要な機能、政策目標などについて学識経験者らと協議した。起終点の設定に関しては、仙台東道路と仙台西道路を直結するということで了承を得た。この考えを基に、今後はより具体的なルート帯や構造案を検討していくことにした。

 仙台東道路の話し合いは、当日に開かれた社会資本整備審議会道路分科会の第28回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)において行われた。浜岡委員長ら4人の委員と、同局の酒井洋一道路部長や、仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長らが出席した。

 仙台東道路に関しては、昨年2〜3月に地域住民や事業者などに対するアンケート調査を行っており、その調査結果が今回の会議で報告された。

 アンケートの回答では、道路整備により優先して解決すべき課題として、住民・事業者ともに「交通混雑の解消」が最も多く挙げられた。次に住民からは「市街地内の交通の快適性や利便性の向上」、事業者からは「物流活動の効率化」を求める声が多く出されている。

 具体的な箇所・区間に対する意見では、仙台駅を東西に連絡する道路不足、中央卸売市場やトラックターミナルなどの物流拠点と高速道路を結ぶ交通網整備の重要性、高速バス乗り場の点在や高速道路から仙台駅までの速達性低下などが挙げられた。

 こうした意見を踏まえ、同局は政策目標として▽仙台市東部地域の交通容量不足の解消▽道路ユーザーのニーズに応じた道路の適切な機能分担▽物流交通に対する円滑な分散・導入による物流活性化▽仙台駅と高速道路網の交通結節機能の強化▽非常時における広域防災力の機能確保──の5つを設定した。

 仙台東道路に必要な機能としては、交通混雑を緩和する道路ネットワークの構築や、交通結節点と高速道路網の接続強化などを提示。今後に概略ルートなどを検討する際の基本条件として[1]東西方向の交通需要に対応できるネットワークの確保[2]アクセスコントロールされたサービス水準の高い道路[3]交通結節点との接続強化──を設定した。

 同局は、この政策目標や基本条件を踏まえ、起終点を設定し、委員から意見を求めた。委員からは「横軸の移動がまちの発展にブレーキをかけていると感じる。仙台東部道路から仙台西道路まで高規格な自動車専用道路で接続するのは重要」「仙台市の中心部の開発プロジェクトとどう整合性を付けるかが重要」「道路が景観を悪くしないようにしてほしい」などの意見があった。

 最終的には事務局案を「妥当」と評価し、今後にルート帯の検討などを進めることにした。

 仙台東道路は、仙台市の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路に指定されている。計画段階評価や事業化に向けては、本年度に道路や平面交差点、ダイヤモンド型インターチェンジの予備設計をパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)に委託した。

3726荷主研究者:2020/02/27(木) 21:29:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200210_13037.html
2020年02月10日月曜日 河北新報
仙台パルコとパルコ2、今春改装 7店が東北初進出

展示会などのイベント会場として本館6階に設ける「スペース6」のイメージ図(パルコ仙台店提供)

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口に立地する仙台パルコ本館とパルコ2が今春、計約1100平方メートルを改装する。東北初進出の7店がオープン。本館6階にイベントスペース「スペース6(シックス)」を設け、5階の「スペース5(ファイブ)」を増床移転する。

 東北初出店は、東映アニメーション(東京)による「エルビーポップアップシアター」、バングラデシュやネパールの素材を使った雑貨店「マザーハウス」、韓国のアーティスト「BTS(防弾少年団)」がデザインした雑貨を扱う「シャイニーライン」など。

3727荷主研究者:2020/02/27(木) 21:55:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12019.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
仙台のビッグ企画が破産申請へ 負債11億円

 プラモデルなどの販売店「ビッグサンダー」を経営していたビッグ企画(仙台市)は12日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は約11億円。

 仙台支店によると、同社は1983年に自動車用品販売会社の子会社として設立され、99年に親会社役員だった現代表が買収した。法人向けのトナーリサイクル事業を主力としつつ、プラモデルやフィギュアを扱う店舗を経営。2018年11月期の売上高は約5億6000万円だった。

 近年は収益性が低下し、複数の金融機関から資金調達したため債務が膨らんでいた。借り入れの際に決算書を粉飾していた可能性があるという。事業停止は今月10日付。

3728荷主研究者:2020/02/27(木) 21:57:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12004.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
放射光利用促進へ向け、仙台市が分析2社と連携

放射光施設の利用促進に向け、協定書を取り交わした(左から)佐々木氏、松本氏、郡市長

 仙台市は12日、2023年度に東北大青葉山キャンパス(青葉区)で稼働する次世代型放射光施設の利用促進に向け、測定結果の解析ができる「分析会社」2社と連携協定を結んだ。放射光施設の活用ノウハウがない中小企業による利用の支援に共同で取り組む。

 協定を結んだ2社は日産アーク(神奈川県)と日東分析センター(大阪府)。市は本年度、東北の中小企業を対象に大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を産業利用してもらう事業をスタート。新年度は対象を全国の事業者に拡大し、2社を含む分析会社の活用も呼び掛ける。

 市役所であった締結式で、日産アークの松本隆常務は「東北の放射光施設は世界で最も使いやすい仕様や運用となった。ただ、企業だけで実験や解析、データの解釈を行うには限界がある」と述べ、市に連携を呼び掛けた経緯を明かした。

 日東分析センターの佐々木康行管理部長は「市の事業を通じ、波及効果のある事例を創出したい。自社でも放射光施設活用の知見を蓄積する」と語った。

 市は連携を足掛かりに、2社の取引先を含め、全国の企業に地元施設を利用してもらうことを期待する。

 郡和子市長は「測定分析の知見を持つ企業と連携できて心強い。次世代放射光施設が産業分野で大きな力を発揮できることを広く知ってもらえる」と話した。

3729荷主研究者:2020/02/27(木) 21:57:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200213_12003.html
2020年02月13日木曜日 河北新報
ケーヒンが新工場整備で宮城県、村田町と協定 地元雇用確保など6項目

協定を締結した(左から)村井知事、相田社長、大沼町長

 ホンダ系自動車部品製造大手ケーヒン(東京)は12日、宮城県村田町に整備する新工場に関し、県、町と協定を結んだ。同社は昨年6月に村田工業団地の既存工場を取得済みで、2020年中に改修工事に着手、22年をめどに稼働させる。3者は連携して地元雇用の確保などに取り組む。

 協定は(1)県、町は工場整備や稼働に必要な許認可などの手続きで協力する(2)ケーヒンは工場の周辺環境の保全、公害防止に努める(3)ケーヒンは地元雇用に配慮し、県と市は従業員確保に協力する-など6項目を盛り込んだ。

 新工場は、宮城製作所IPM工場(角田市)で生産する電動車用の電子制御装置「パワーコントロールユニット」(PCU)を増産し、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)向けの需要増に対応する。

 取得した既存工場は鉄筋鉄骨3階で延べ床面積約1万5000平方メートル。同社が国内に保有する工場としては最大規模で、主力工場に育てる方針。稼働当初は一部分を使い、需要に応じて広げる。具体的な生産能力や雇用人数は今後詰める。

 県庁であった締結式で、相田圭一社長、村井嘉浩知事、大沼克巳町長が協定書に署名。相田社長は「新工場から世界をリードする製品を生み出し、宮城の活性化に貢献したい」とあいさつ。村井知事は「PCUは次世代自動車の重要部品で、将来性が大いに期待できる」と語った。

 既存工場は17年に閉鎖され、団地内の10社で唯一稼働していない。大沼町長は「新工場の操業開始で雇用が生まれ、若者の定着促進にもつながる」と話した。

3730荷主研究者:2020/02/27(木) 22:15:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200214_11014.html
2020年02月14日金曜日 河北新報
全線運行再開見通せず 宮城知事「阿武急側から伝達」明らかに

 台風19号豪雨で被災し宮城、福島県境で運休が続く阿武隈急行について、宮城県の村井嘉浩知事は13日、運営する第三セクター阿武隈急行(伊達市)側から現時点で全線運行再開の見通しは立っていないと伝えられたことを明らかにした。

 同日あった県議会予算特別委員会で答えた。村井知事は被害が深刻な上、トンネルなど施設の老朽化が著しく、乗客の安全確保には詳細な調査が必要だと指摘。現場が山間地にあることを踏まえ「会社から全線運行再開を見通すのは難しいと聞いている」と述べた。

 運休区間の復旧方針に関しては「会社と福島県、沿線市町と意思を統一していない。今は何も申し上げられない」と明言を避けた。

 県は阿武隈急行の復旧関連費用として、2020年度一般会計当初予算案に貸付金1億5000万円、19年度一般会計補正予算案に7300万円を計上している。当面は回送列車の運行を目指す方針。

3731荷主研究者:2020/02/27(木) 22:23:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200215_11009.html
2020年02月15日土曜日 河北新報
業務引き継ぎで財団法人を設立 仙台市、ガス民営化で方針

 仙台市は14日、2022年度に予定するガス事業民営化を円滑に進めるため、業務の引き継ぎを目的とした財団法人を設立する方針を表明した。財団法人には市職員を派遣し、事業継承者から業務の一部を受託。5年程度の引き継ぎ期間を設け、液化天然ガス(LNG)基地の運営や保安などの業務手順を伝える。

 市議会2月定例会代表質疑で、氏家道也ガス事業管理者が明らかにした。「市が保有する知見やノウハウを事業継承者に確実に引き継ぐことが重要。市が新たに財団法人を設立し、知識や経験を持った職員を、市職員の身分のまま派遣する」と答弁した。

 市は民間の経営自由度を重視し、事業継承した企業に出資しない方針だが、地方公務員派遣法は出資していない民間企業への職員派遣を認めていない。市職員の身分で引き継ぎしてもらうため、財団法人設立という手法を採用する。

 市ガス局によると、派遣期間の待遇は基本的に市職員と変わらない。派遣人数は、20年度に選定する優先交渉権者との協議で決める。財団法人は原則、市が基本財産を拠出して設立し、業務の引き継ぎが完了すれば解散する。

 郡和子市長は答弁で、専門家による民営化推進委員会の議論を踏まえ「夏前には(事業継承者の)公募を開始する」と述べた。

3732荷主研究者:2020/03/14(土) 19:45:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200219_12019.html
2020年02月19日水曜日 河北新報
勝山スケート場跡地に分譲マンション4月着工 土地取得から10年 仙台

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200219kahoku01.JPG
住友不動産のマンション建設予定地。奥の東北大雨宮キャンパス跡地にも商業施設やマンションが計画される=仙台市青葉区上杉2丁目

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200219kahoku02.JPG

 住友不動産が2010年に不動産・飲食業勝山企業(仙台市)から取得した仙台市青葉区上杉2丁目のスケート場とボウリング場の跡地に計画していた分譲マンションの概要が18日、分かった。今年4月に着工し、22年3月に完成する。土地取得から10年、仙台市内で人気の高い文教エリアの大型計画がようやく始動する。

 マンションは鉄筋コンクリート地上13階で、3、4LDKが計336戸。市内最大規模となる2層吹き抜けのエントランスや内廊下といった高級仕様の設計を施す。約700平方メートルの中庭を備える。

 西側にマンションギャラリーを開設し、今年夏ごろから販売する。北側には自社の営業利用を想定した低層の事務所棟を併設する。

 同社は10年9月、勝山企業が所有するボウリング場やスケート場跡地を含む約1万7000平方メートルを取得。当初からマンション建設を検討したが、東日本大震災後の建設費の高騰に伴う採算性を考慮し、着工時期を模索してきた。

 その後、北六番丁通を挟んだ東北大農学部雨宮キャンパス跡地にイオンモールの商業施設建設と仙台厚生病院(青葉区)の移転計画が浮上。周辺環境整備に見通しがついたことから事業化に踏み切った。

 同社の担当者は「利便性と環境の良さを兼ね備えたマンションは、子育て世代や郊外から住み替える高齢夫婦といった幅広い層に評価していただけるだろう」と話す。建設するマンションは敷地面積約8400平方メートルで、西側の残る約半分の土地は活用方法を決めていない。

 同社は、北に約300メートル離れた雨宮キャンパス跡地内に計画中の分譲マンションも4月に同時着工する。地上13階の204戸で、22年1月に完成する。隣接地には野村不動産の分譲マンション建設が完成している。

3733荷主研究者:2020/03/14(土) 19:51:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55921790R20C20A2L01000/
2020/2/21 16:28 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
起業家、仙台から巣立て 人・資金呼び込みへ
東奔北走

3734荷主研究者:2020/03/14(土) 19:53:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200221_12016.html
2020年02月21日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>宮城のガソリン安値過熱 圏内に恵まれた流通環境 大手ガソリンスタンドは利益度外視

価格変動に一喜一憂する消費者がいる一方、ライフラインでもあるGSの経営は厳しい=仙台市内

 1リットル当たり144円50銭。資源エネルギー庁が調査した17日現在の宮城県のレギュラーガソリン平均小売価格だ。全国より4円安く、47都道府県で6番目に安かった。実は宮城は有数のガソリン安値エリア。仙台圏の流通環境の良さなどが背景にあり、ドライバーにとっては実にありがたい状況だが、業界からは安易な安値歓迎ムードにくぎを刺す声も上がる。
(報道部・村上浩康)

■全国超え1週のみ

 2017年以降の宮城、東北、全国のガソリン価格の推移(グラフ)をまとめた。昨年1年間で宮城県が全国を上回ったのは1週(プラス10銭)のみ。それ以外は3〜6円ほど安く推移した。6〜7月の8週連続を含む10週は全国最安値を記録している。

 なぜ安いのか。価格調査を毎週実施している石油情報センター(東京)に素朴な疑問をぶつけると、「都道府県や地域で価格差が生まれる要因は主に2点ある」と教えてくれた。

 一つは、製油所や油槽所からの輸送コスト。太平洋岸に面し、大消費地の仙台圏を抱える宮城県には塩釜市を中心に元売り各社が多くの油槽所を構える。タンカーが運んできた石油製品を、コストを抑えて個々のガソリンスタンド(GS)に運べる。逆に海から遠い長野県、離島が多い長崎県などは必然的に高い。

 もう一つはGS同士の競合による価格競争だ。県内約300事業所でつくる県石油商業協同組合の佐藤義信理事長は「人口が多い仙台圏は力のある大手が拠点を持ち、価格競争が激しくなっている」と説明する。

 また、仙台圏で複数のGSを運営する業者の担当者は、価格競争の一因として大手資本が商業施設に併設するGSの存在を挙げる。「そうした店は本業の集客のため利益度外視で地域最安値を掲げる。近隣の店舗は追随して値下げせざるを得ない」と漏らす。

 かつては元売りが系列店に販売しきれなかった余剰分を格安で業者間転売する「業転玉(ぎょうてんぎょく)」が市況の混乱要因とされたが、現在は大手統合による業界再編で減少したという。ただ、日本よりガソリンが安い韓国から輸入する動きもあり、わずかな利幅を求めて各社がしのぎを削る状況は続く。

■「最後のとりで」

 一方で、佐藤理事長は東日本大震災の経験から、ライフラインとしてのGSの位置付けを強調し、安さに流れがちな消費者心理に苦言を呈する。

 「各地で災害が相次ぐ中、ガソリンや軽油を供給するGSは生活を守る最後のとりでだ。会員はサービスの工夫で本当によく耐えて頑張っているが、平時は安い店に行き、緊急時だけ地元に求めるというのではやっていけない」

 ハイブリッド車や電気自動車の普及で「ガソリン離れ」も進む。エネ庁の調べで、宮城県内の給油所は18年度末現在、630カ所。震災当時の10年度末から153カ所が姿を消した。「平時こそ、地域のライフラインの在り方を改めて考えてほしい」。佐藤理事長の訴えは切実だ。

3735荷主研究者:2020/03/14(土) 19:53:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200221_12002.html
2020年02月21日金曜日 河北新報
仙台CATV、経営権を譲渡 静岡の大手と基本合意

 仙台、名取両市でケーブルテレビ事業を手掛ける仙台CATV(仙台市)と、筆頭株主の同和興業、同和警備(ともに仙台市)は20日、CATVの経営権を業界大手のTOKAIケーブルネットワーク(TCN、静岡県沼津市)に譲渡する基本合意書を締結した。CATVはTCNの株式を100%所有するTOKAIホールディングス(静岡市)の連結子会社となる。

 CATVなどによると、3月末に発行済み株式の87.9%に当たる計6万1570株をTCNに譲渡する。譲渡額は非公表。放送・通信などのサービス、従業員29人の雇用は維持し、商標のCAT-Vも継続使用する。

 仙台CATVは1983年設立。約5万7000世帯にサービスを提供する。2019年3月期の売上高は10億3700万円。映像配信サービスの台頭による競争激化などで経営環境は厳しく、光ケーブルエリアの拡大に向けた資金調達法を検討する中で、譲渡を決断した。

 TCNは静岡県など1都5県でケーブルテレビ事業を展開。今回の株式取得で放送事業のほか同社グループのLPガス、宅配水、インターネット接続といった生活関連サービスの営業エリア拡大が可能になると判断した。

3736荷主研究者:2020/03/14(土) 19:54:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200221_11015.html
2020年02月21日金曜日 河北新報
宮城県美術館「移転検討」最終案、有識者懇おおむね容認 投資効果、再利用で注文

基本方針最終案について意見を交わす懇話会の委員ら

 仙台市青葉区の宮城県美術館と東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区に移転、集約する構想を巡り、県有識者懇話会は20日の最終会合で、県が提示した最終案をおおむね容認した。各委員は美術館の現地存続を求める意見に配慮しつつ、文化振興や費用対効果の観点を踏まえた検討を進めるよう求めた。

 美術館の移転構想に関する意見公募で集まった221件の大半が移転案に懐疑的だったとする県の説明に対し、大学教授ら多くの委員が幅広い立場の声に耳を傾けるべきだと訴えた。

 白河文化交流館コミネス(福島県白河市)の志賀野桂一館長は、日本を代表する建築家の故前川国男氏が設計した現在の美術館に、多くの利用者が思い入れがあると強調し、「心情に寄り添う姿勢は必要だ」とした。

 その上で文化振興の観点から両施設の集約には優位性があると言及。海外の著名な美術館をはじめ近年の施設は舞台芸術を取り入れた改修を実施しているとし「集約はこれからのアートに対応できる」と述べた。

 宮城大事業構想学群の舟引敏明教授(都市・地域行政)は施設再編が仙台都市圏の成長と東北の持続的発展につながると可能性を指摘。「投資効果ができるだけ上がるような形で計画を進めてほしい」と求めた。

 両施設の跡地利用についても意見が交わされた。美術館の建物に関しては、近隣にキャンパスがある東北大や民間に譲渡を打診し、再利用を模索すべきだとの提案もあった。

 座長を務めた東北大大学院の堀切川一男教授(摩擦工学)は県に対し「現地改修、移転集約の双方の利点と課題をさらに整理し、分かりやすい形で県民に提示してほしい」と要望した。

3737荷主研究者:2020/03/14(土) 20:07:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200222_11008.html
2020年02月22日土曜日 河北新報
自動釣り銭機 お蔵入り一転 新年度デビュー 仙台市交通局方針

 仙台市地下鉄の全駅で自動釣り銭機が使われず5年間保管されている問題で、市交通局は21日、新年度に駅窓口で使用を始める方針を明らかにした。同日の市議会都市整備建設委員会で説明した。お蔵入りの状態から一転、晴れてデビューを迎えることになった。

 市交通局によると、釣り銭機は新年度早々に南北線と東西線の駅窓口35カ所に1台ずつ設置。切符の乗り越し精算や払い戻し、両替で現金を出し入れする際に使うことを検討している。

 駅ごとに売り上げを集計するシステムと連動しないため、釣り銭機を通した売り上げは駅員が手作業でシステムに入力するという。窓口に設置しない2台は予備機とテスト機にする。

 釣り銭機の導入は窓口で相次ぐ釣り銭ミスを防ぐため、2014年12月のIC乗車券「イクスカ」利用開始に合わせ、市交通局が1480万円で37台を購入した。窓口に設置する直前、釣り銭機とシステムが連動しないことが判明。日の目を見ぬまま機器室などに取り置かれる事態となった。

 加藤俊憲交通事業管理者は「発注前の関係部署間の意思疎通の悪さに加え、長期間使われていないことも共有されていなかった。今後は風通しのよい職場環境を目指す」と釈明した。

3738荷主研究者:2020/03/14(土) 20:31:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200225_13008.html
2020年02月25日火曜日 河北新報
三陸道・気仙沼中央-気仙沼港開通、水産復興が加速

テープカットで開通を祝う関係者

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道の気仙沼中央-気仙沼港インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間1.7キロが24日、開通した。被災した水産業を立て直すために整備された水産加工団地や市魚市場からのアクセスが向上する。

 新しくできた気仙沼港IC付近で式典があり、気仙沼市の菅原茂市長は「気仙沼の主力産業である水産と観光を後押しする道路がつながった。三陸道を生かした街づくりに全力を尽くしたい」とあいさつした。

 同ICの開設で、被災した水産加工業者が集まる赤岩港水産加工団地から三陸道までの所要時間は約7分短縮される。市魚市場からも近い。

 国は仙台港北IC(仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)間を復興道路と位置付け、2020年度内の全線開通を目指している。今回で全長359キロのうち263キロが開通した。

3739荷主研究者:2020/03/14(土) 20:36:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200226_13025.html
2020年02月26日水曜日 河北新報
仙台のJDSound破産へ 小型DJ機器など開発

世界中の音楽ファンの支持を集めた「GODJ」(手前)などの小型DJ機器=2016年

 音楽機器ベンチャーのJDSound(ジェイディーサウンド、仙台市)は26日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンク仙台支店によると、負債額は2018年12月末時点で約1億1900万円。

 仙台支店によると、同社は別の機器会社の仙台事業所が独立する形で12年に設立した。持ち運び可能な小型DJ機器「GODJ(ゴーディージェー)」などの自社商品を販売。高い技術力が注目されたが設立当初から開発投資が先行し、生産量の少ないスポット受注が中心で債務超過に陥っていた。

 19年9月、韓国出身の役員に創業者が解任される内部の混乱があり、大半の従業員が退社。今年1月15日付で事務所を閉鎖した。

3740荷主研究者:2020/03/14(土) 20:41:06

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56124430X20C20A2L01000/
2020/2/27 17:04 日本経済新聞 東北 宮城
JRバス東北、仙台―羽田空港の高速バス運行へ

3741荷主研究者:2020/03/14(土) 20:51:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202002/20200229_11007.html
2020年02月29日土曜日 河北新報
宮城県人口が230万割れ 27年ぶり、沿岸部で減少進む

 宮城県は28日、2月1日の推計人口が229万9751(男112万3557、女117万6194)だったと発表した。230万人を割り込むのは、1993年以来、27年ぶり。

 他地域からの人口流入が顕著な仙台圏が増加する一方、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた沿岸部を中心に減少が進み、仙台一極集中が鮮明となった。

 県によると、推計人口は前月比で1443減った。自然増減は出生1192人、死亡2549人で、1357人減。社会増減は転入6160人、転出6246人で86人減少した。

 県人口は2004年1月の237万2675をピークに減少局面に入った。企業誘致などの効果で一時的に増加した10年まで毎年3000〜1万人規模の減少が続いた。

 震災の影響で11年以降は沿岸部が軒並み減少した一方、東京電力福島第1原発事故による避難者や復旧、復興工事関係者の流入で11〜14年は増加か前年並みで推移。復興需要の収束に伴い、15年以降は再び減少が続いた。

 市町村別の人口を震災前後で比較すると、増加は仙台市(4万3717人)がトップ。周辺の名取市(5242人)や富谷市(4415人)など7市町村が続いた。

 減少は27市町。石巻市(1万9628人)や気仙沼市(1万2575人)といった沿岸部のほか、栗原市(9527人)など高齢化率の高い自治体の減少が目立った。

3742荷主研究者:2020/03/29(日) 13:27:01

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56498320W0A300C2L01000/
2020/3/6 19:24 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
女性向け商品と家電で集客、宮城のホームセンター「ダイシン」

3743荷主研究者:2020/03/29(日) 15:07:16

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56712640S0A310C2L01000/
2020/3/12 16:50 日本経済新聞 東北 宮城
仙台のオフィス空室率、5カ月ぶり低下

3744荷主研究者:2020/03/29(日) 15:25:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200314_72023.html
2020年03月14日土曜日 河北新報
JR常磐線9年ぶり全線開通 仙台出発の特急復活

JR仙台駅の常磐線ホームでは、鉄道ファンらが特急の一番列車ひたち14号を見送った=14日

一番列車が常磐線夜ノ森駅に入った=14日午前6時10分ごろ、福島県富岡町

 JR東日本は14日、東京電力福島第1原発事故の影響で不通となっていた福島県内の常磐線富岡(富岡町)-浪江(浪江町)間20.8キロの運転を再開した。常磐線は約9年ぶりに同県沿岸部も含めた全線がつながり、東日本大震災と原発事故で被災した岩手、宮城、福島3県の鉄道不通区間が全て解消された。

 全線再開に合わせ、東京と仙台を直通で結ぶ特急も3往復で運行を再開した。午前10時13分、仙台駅発の特急の一番列車ひたち14号が出発。横断幕を手にしたJR職員や大勢の鉄道ファンらが出発を見送った。新型コロナウイルス感染症を考慮して発車時のセレモニーは実施されなかった。

 宮城県柴田町の尾形和子さん(69)は水戸駅までの切符を手に特急に乗り込んだ。5年前に亡くなった夫と震災の1週間前に旅したといい「再開したらまた乗ろうと待っていた。家族は新型ウイルスを心配して反対したが、どうしても乗りたかった。夫も一緒にいると思う」と話した。

 仙台発の特急は最速で品川まで4時間38分、水戸まで3時間13分、いわきまで2時間3分。

 最後の不通区間となった20.8キロのうち、13.6キロが放射線量の高い帰還困難区域にあり、JR東日本は復旧工事とともに除染を実施。今月に入り夜ノ森(富岡町)、大野(大熊町)、双葉(双葉町)の3駅と周辺の避難指示が解除された。特急は大野、双葉両駅にも停車する。

3745荷主研究者:2020/03/29(日) 15:58:30

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200318_12009.html
2020年03月18日水曜日 河北新報
「仙台空港―仙台駅」高速バス タケヤ交通と仙台バスが共同運行 停留所や料金を一本化

仙台エアポートリムジンのバス停が新設される仙台駅東口バスプールの71番乗り場

 タケヤ交通(宮城県川崎町)と仙台バス(岩沼市)は、それぞれが運行する仙台空港(名取市、岩沼市)とJR仙台駅を結ぶ高速バスの共同運行を4月1日に始める計画をまとめた。利便性を高め、災害時などの情報伝達をスムーズにするのが狙い。

 両社は仙台駅東口バスターミナルにバス停を新設し、駅西口は青葉通のJRあおば通駅に近いタケヤ交通のバス停(63-1番)に統合。両社のバス計3台を「仙台エアポートリムジン」として同一の経路、所要時間、料金で運行する。

 1日9往復運行。料金は片道大人1人660円の予定。所要時間は45〜47分。キャッシュレス決済システムも統一し、共通割引券を導入する計画だ。

 仙台空港-仙台駅間のバスは、タケヤ交通が2017年10月から、仙台バスは19年3月から運行する。経路と料金が異なるほか、駅西口のバス停は約140メートル離れ、「分かりにくい」との声が寄せられていた。訪日外国人客が多く宿泊するホテルからは駅東口のバス停設置の要望もあった。

 昨年4月にあったJR東北線の信号機トラブルや10月の台風19号豪雨で仙台空港アクセス線が運休した際、空港に滞留した旅客を両社が協力して輸送した。一方、バス停が異なるため空港に向かう旅客らへの情報伝達に課題が残り、共同化するきっかけとなった。

 同路線の利用は両社とも伸び悩んでいる。仙台バスの橋本尊弘常務は「分かりにくさを解消し、集客アップを図りたい。駅東口に設けるバス停にも期待している」と話し、タケヤ交通の大宮利幸社長は「公共交通維持のためには、けん制し合うより共同運行する方がいい」との考えを示す。

 新型コロナウイルス感染症の影響でバス利用者は全体的に減少しており、当面は態勢整備や認知度向上の広報に力を入れる。

3746荷主研究者:2020/03/29(日) 15:59:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200318_12030.html
2020年03月18日水曜日 河北新報
楽天カード、全国3ヵ所目 仙台拠点を開設

仙台花京院テラスに開設された仙台コンタクトセンター(楽天カード提供)

 楽天カード(東京)は、仙台市青葉区の新オフィスビル「仙台花京院テラス」に、カード利用者からの各種電話に応える「仙台コンタクトセンター」を開設した。センターは神戸市、福岡市に続き3カ所目。

 センターはビルの2〜4階。250席を備える執務室でカード紛失時の相談や請求書に関する照会、海外での利用の問い合わせなどに応じる。研修室や休憩スペース、無料で使える食堂も併設。約100人が勤務し、今年末までにさらに100人の雇用を計画する。

 ビルは1月末、中規模以上のオフィスビルとして約3年ぶりに市中心部に完成し、今月5日に事務所を開設した楽天カードが入居第1号となった。同社の担当者は「カード会員数の増加に対応する。地域活性化にも貢献したい」と話す。

3747荷主研究者:2020/03/29(日) 16:30:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200321_12019.html
2020年03月21日土曜日 河北新報
仙台駅前、旧さくら野跡地再開発 ドンキ運営会社が名乗り

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200321kahoku01.JPG
仙台市青葉区の旧さくら野百貨店仙台店

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200321kahoku02.JPG
PPIHが提示した再開発ビルのイメージ図

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 2017年2月に閉店したさくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の跡地の約8割を、ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が取得することが20日、同社への取材で分かった。JR仙台駅前の一等地で再開発計画が動きだす。

 旧仙台店は八つのビルで構成され、敷地面積は約5500平方メートル。うち約8割の土地と建物は、匿名組合が出資するさくら野DEPT仙台合同会社(東京)と投資ファンド東北リテールマネジメント(同)が所有していた。

 PPIHは今月16日、DEPTが実質的に持つ土地、建物と、リテールマネジメントの全株式を取得する契約を締結。事実上、旧仙台店の最大のオーナーとなった。

 PPIHは建物を解体した上で跡地の一体的な再開発を目指す。商業施設、ホテル、オフィスを組み合わせた延べ床面積最大11万平方メートル、高さ最大約150メートルの複合ビルを構想する。ビルの建て替えなど再開発を促す仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」による容積率緩和を目指し、高機能オフィスを整備する。

 他の5地権者や市の担当者に対しPPIHは19日、取得の経緯や跡地利用の構想を説明した。PPIHによると、4月から月1回程度、市の担当者も交えた勉強会を開くことを決めた。21年3月に地権者で構成するまちづくり協議会の設立を目指す。

 計画では21年秋ごろに準備組合を設立し、23年秋ごろにビルの用途や規模を定める都市計画を決める。早ければ24年度中の着工、27年度中の完成を目指す。

 旧仙台店を巡っては、ビルオーナーらの間で行われていた複数の調停や訴訟が19年2月に全て終結。DEPTは売却先を模索し、一時は複数の不動産開発業者に入札参加を呼び掛けた。結局入札は実施されず、PPIHに取得を提案したという。

 PPIHは取材に対し「仙台駅前の一等地で非常に可能性がある場所であり、(仙台店が)閉店されたままの状況は好ましくない。市や地権者と協議し、より良い街づくりにつなげたい」としている。

◎ドンキ運営会社、不動産事業拡大 仙台の拠点化推進

 停滞していたJR仙台駅西口の再開発に、小売り大手パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が名乗りを上げた。取得するさくら野百貨店仙台店跡地の隣地に同社の運営店舗が立地していた上、デベロッパーへと事業を広げつつある経営戦略とも合致した。

 仙台店閉店から1年4カ月後の2018年6月、PPIHは運営するドン・キホーテ仙台駅西口本店を隣にオープンさせている。開発部門の責任者は「(物件を)関心を持って見守ってきた」と話す。

 仙台店を運営した「エマルシェ」は16年4月、当時の最大のオーナーさくら野DEPT仙台合同会社が推薦する投資ファンド、東北リテールマネジメントの関係者を経営陣に据えた。PPIHの前身のドンキホーテHD傘下の日本商業施設による要請で社長に就いたこの関係者はその後、同HDの執行役員に就いた。

 DEPTの所有者は匿名投資ファンドで、実態は不明だ。一連の経緯から、関係者は「DEPTの所有者とPPIHには少なからず関わりがあるのではないか」とみる。跡地の取得により、PPIHがデベロッパーとして表舞台に登場する形となった。

 PPIHは今年2月、東京・渋谷で地上28階の複合ビルを着工させた。高層ビル開発としては仙台が2棟目になり、ともにドン・キホーテ店舗の近隣という共通点がある。本業の小売りを展開する中で不動産開発にも業態を拡大させており、今回の再開発で仙台の拠点化が一層進みそうだ。

 仙台市幹部の一人は「(購入先が)大手デベロッパーではなかったので正直、驚きが大きい」としつつ「再開発が動き始めるというインパクトは大きい。仙台の街づくりを踏まえた再開発を計画しているようで、一定の期待はある。市の都心再構築プロジェクトにも合致する」と語った。

3749荷主研究者:2020/06/20(土) 22:16:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200323_73003.html
2020年03月23日月曜日 河北新報
東北大合格者 宮城が最多246人

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200323kahoku04.JPG

 東北大は22日、経済学部と理学部で実施した2020年度一般入試後期日程の合格者を発表した。計98人の募集に対して592人が受験し、合格者は121人。実質倍率は前年を0.9ポイント下回る4.9倍だった。

 前・後期を合わせた一般入試の合格者は1878人となった。出身都道府県別の合格者の内訳は表の通り。宮城が最多の246人で全体の13%を占めた。東京192人、埼玉169人と続いた。

 東北6県の合格者は531人となり、前年比で28人減った。全体に占める割合は28.2%(前年28.7%)だった。

3750荷主研究者:2020/06/20(土) 22:28:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57216380V20C20A3L01000/
2020/3/25 18:14 日本経済新聞 東北 宮城
宮城のタケヤ交通、バス路線を再編

3751荷主研究者:2020/06/20(土) 23:04:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200327_12002.html
2020年03月27日金曜日 河北新報
仙台空港2、3階の改修着工 21年度完成、買い物や飲食充実

ターミナルビルの改修イメージ。東北の地酒や食品などが楽しめる横町のような空間も計画する

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は26日、旅客ターミナルビルの大規模リニューアル工事に着手した。事業費は約50億円。2044年度の目標旅客数550万人を見据え、搭乗手続きの時間を短縮し、搭乗直前まで買い物や飲食を楽しめるようにする。21年度下期の工事完了を見込む。

 リニューアルは2、3階が中心。国内・国際線の保安検査場を拡張するとともに、国内線の検査場通過後のエリアを広げ、飲食店や土産店などを充実させる。

 改修面積は全体の5分の1に当たる9848平方メートル。商業店舗の床面積は22.5%増の2804平方メートルとなり、うち検査通過後のエリアは現状の10倍以上の2013平方メートルに広がる。増築は1683平方メートルで、国内線のチェックインエリアを拡張する。

 同社は16年7月の民営化当初から今回のリニューアルを計画してきた。今後は旅客以外の見送り客なども保安検査を経て店舗や屋上展望デッキを利用できる仕組みを目指し、航空各社と協議を進める。

3752荷主研究者:2020/06/20(土) 23:06:07

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5871/
2020-03-27# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
仙台市/元寺小路福室線・五輪工区の6車線化/427㍍分の測量設計着手へ/JR貨物線の銀杏架道橋周辺も拡幅検討

 仙台市は、都市計画道路・元寺小路福室線の道路拡幅事業のうち、五輪工区の拡幅未着手区間約427㍍の測量設計に来年度から着手する。

 元寺小路福室線五輪工区は、市立宮城野中学校付近の宮城野区五輪1の80の1地内から陸上自衛隊仙台駐屯地の敷地西側付近の同区銀杏町501番地内に至る延長約1217㍍の区間。これまでに起点側から国立病院機構の旧仙台医療センター付近までの拡幅が完了している。

 今回、対象となるのは既拡幅完了区間から終点側の仙台駐屯地付近に至る約427㍍の区間で、既存の2〜4車線を6車線に拡幅する。同区間内にはJR貨物の東北貨物線(宮城野・東仙台間)の銀杏架道橋が立体交差しており、同橋周辺の拡幅は協定を締結した上でJR側で代行する予定。交差方法の検討は現在、同社で進めている。

 来年度は、設計を進めるとともに拡幅に必要な用地の確定測量を実施。また、JR側と施工に関する協定を締結する方針だ。

3753荷主研究者:2020/06/20(土) 23:14:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200328_12015.html
2020年03月28日土曜日 河北新報
ペデストリアンデッキ延長、宮城野通にベンチ・・・ 仙台駅東口を回遊性ある街に まちづくり協、市長に計画提出

協議会が目指す駅東口のイメージ図

郡市長(左)に駅東口のまちづくり計画を提出する松坂理事長

 JR仙台駅東口の住民や企業などでつくる仙台駅東まちづくり協議会は27日、地域の将来像を描いた「仙台駅東まちづくり計画」を郡和子市長に提出した。集客施設や学校、住宅が混在する地域特性を生かし、宮城野通を中心に回遊性とにぎわいのある街を目指す。

 計画は2020〜29年度の10年間。駅東口のフロントゾーンは高機能オフィスの立地を促進し、高度な都市機能を持たせる。ヨドバシカメラ(東京)による仙台店周辺の開発に合わせ、ペデストリアンデッキを東七番丁通まで延長し、駅から宮城野通まで切れ目なく歩けるようにする。

 宮城野通の沿道ゾーンはプロ野球東北楽天の本拠地、楽天生命パーク宮城や榴岡公園へのゲート機能を強化する。東北楽天から使用しなくなった球場の座席を提供してもらい、今年夏ごろ、ベンチを配したにぎわい空間を沿道に10カ所程度つくる社会実験を行う。

 東北福祉大の駅東口キャンパスがある榴岡2丁目交差点は、斜め方向の横断が可能なスクランブル交差点への切り替えを目指す。

 宮城野区の鉄砲町・二十人町ゾーンは、市内外から選ばれる質の高い居住環境を目指す。若林区新寺を中心とする寺町ゾーンは、寺院が立ち並ぶ景観と調和した居住機能と文化交流機能を充実させる。

 協議会の松坂卓夫理事長は「駅東口は15年度に都市基盤整備が終わり、これからが本格的な街づくりのスタート。地域の提案を都市計画や総合計画に反映させてほしい」と求めた。

 郡市長は「駅西口の定禅寺通や青葉通と同様、駅東口は仙台の大きな魅力となる地域。資源を生かし、にぎわいの創出に連携して取り組みたい」と応じた。

 協議会は19年8月に発足し、企業や町内会など38の団体・個人で構成。前身の宮城野通り勉強会が、17年度に始めたまちづくりの議論を継承し、部会を設けて計画策定を進めてきた。

3754荷主研究者:2020/06/20(土) 23:15:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200328_12017.html
2020年03月28日土曜日 河北新報
JRバス東北、仙台-羽田空港線あす運行開始 発着枠拡大に対応

 JRバス東北(仙台市)は29日から、仙台-羽田空港間を結ぶ高速バス「仙台・羽田号」を毎日上下4本運行する。同日から羽田空港の発着枠が拡大されることから、今後の需要拡大を見込んだ。

 「仙台・新宿号」として運行している昼行の上下8本のうち、4本を羽田空港まで路線延長し、名称を変更して運行する。羽田空港第1、2、3の各ターミナルに停車する。

 仙台駅東口と羽田空港第3ターミナル間の所要時間は6時間40分前後。大人料金は仙台・新宿号(3700〜6700円)のプラス200円。

3755荷主研究者:2020/06/20(土) 23:16:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202003/20200328_11008.html
2020年03月28日土曜日 河北新報
仙台中心部に震災メモリアル拠点 旧城下町に追悼広場 市が骨子案

 東日本大震災の経験を伝えるため、仙台市が市中心部への設置を目指す「震災メモリアル拠点」に関し、市は27日、震災を象徴するモニュメントのある追悼広場を軸とする方針を示した。有識者の検討委員会に報告書の骨子案を提示し、イメージを説明した。設置場所は「旧城下町」とした。

 骨子案によると、メモリアル拠点は(1)震災の記憶の超長期的な保持(2)多様な人の協働による知恵の創造(3)震災の経験や教訓の内外への発信-の役割を担う。

 追悼広場にはモニュメントのほか、展示機能やアーカイブ機能のある施設も配置する。新たに整備するか、既存施設を活用するかは拠点の具体的な整備予定地と合わせて検討する。

 アーカイブは既存の震災記録との連携を視野に入れる。イベントを開催したり、市民が議論したりする協働スペースも設ける。東北各地の伝承施設や被災地をつなぐ取り組みのコーディネート機能も持たせる。

 検討委は今後、拠点の整備手法や規模、他施設との連携、運営の担い手など細部の議論を急ピッチで進め、市民意見の公募(パブリックコメント)を経て、12月に基本構想をまとめる。

 委員長の野家啓一東北大名誉教授は「震災に関するさまざまな経験を共有するとともに、市民に使いやすい場所にしたい」と話す。

3756荷主研究者:2020/06/20(土) 23:23:24

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57381920Z20C20A3000000/
2020/3/29 20:00 日本経済新聞 電子版 東北 宮城
次世代電池の触媒生産へ アジュールエナジー

3757荷主研究者:2020/06/20(土) 23:56:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200401_13036.html
2020年04月01日水曜日 河北新報
学者の知恵や経験をコンサルに活用 仙台に会社設立、有償で助言

 東北大名誉教授の知恵と経験、ネットワークを生かそうと、企業や行政機関に専門家を紹介したりコンサルタント業務を担ったりする「名誉教授ドットコム株式会社」が1日、仙台市青葉区に設立される。全国的にも珍しい試みという。

 発案者は、社長に就いた川添良幸東北大未来科学技術共同研究センター・シニアリサーチ・フェロー(72)。計算科学の第一人者で東北大金属材料研究所に勤務し、国内外の客員・名誉教授、顧問などを歴任した。現在も共同研究を進めており、その経験を生かす。

 資本金200万円。主な業務は科学技術に関する相談・提案、実験・研究の支援など。現在、約10人の名誉教授がアドバイザーとして登録している。

 専門は環境水質工学や材料科学、医工学など理工系が中心だが、日本近世史が専門で東北大災害科学国際研究所の初代所長、宮城学院女子大(青葉区)の学長を務めた平川新氏ら文系研究者も。今後、ニーズに合わせてアドバイザーを増やしていく。

 会社設立には名誉教授の就労支援の狙いもある。川添氏によると、東北大では年間20〜30人程度が新たに名誉教授の肩書を手にするが、退官後に有償で活動する人は少ないという。

 川添氏は「現役の研究者よりも時間に余裕があり迅速に対応できる。最適な人材を提供したい」と話す。連絡先は090(2362)1516、president@pedc.tohoku.org

3758荷主研究者:2020/06/21(日) 00:06:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200403_12007.html
2020年04月03日金曜日 河北新報
仙台空港、旅客371万人 3年連続で過去最高更新 19年度

 仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)が2日発表した2019年度の同空港の旅客数(速報値)は、前年度比2.9%増の371万8043人となり、3年連続で過去最高を更新した。国内線、国際線の新規就航があったものの、2月以降は新型コロナウイルスの影響で運休や減便が相次ぎ、当初計画の376万人には届かなかった。

 国内線の旅客数は333万9048人で前年度比1・%増。エアアジア・ジャパン(愛知県)の中部線就航などがあったが、新型コロナの影響で計画の337万人を下回った。国際線は21.7%増の37万8995人。再就航したタイ国際航空のバンコク線や、3社計19往復に増えた台北線などが押し上げた。

 3月は国際線の運休に加え、国内線もイベントや出張自粛の影響で1〜21日の国内・国際旅客数が前年同月比55.9%減と大きく落ち込んだ。

 仙台国際空港の19年度の営業損益は6500万円の赤字となる見通し。20年度は目標旅客を411万人に設定し営業損益は黒字を見込むが、同社は「新型コロナが影響する期間・範囲を特定できないため考慮していない」と説明する。

3759荷主研究者:2020/06/21(日) 00:20:51
>>3036 >>3368
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200403_11020.html
2020年04月03日金曜日 河北新報
明石台-泉中央駅間に地下鉄かバス専用高架 宮城・富谷市が2案を検討

幹線交通の強化が検討されている仙台市地下鉄泉中央駅(手前)から富谷市明石台地区(奥)まで

 宮城県富谷市は、今後の都市交通体系の在り方を定めた「都市・地域総合交通戦略(基本計画)」案をまとめた。マイカー依存や渋滞などの課題解消に向けて幹線交通の強化を掲げ、同市明石台地区と仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)との間に地下鉄かバス専用高架道路を整備する2案を示したことなどが柱。案への意見公募(パブリックコメント)を20日まで行い、市民らの声を踏まえ決定する。

 戦略案の基本方針は「『住みたくなるまち日本一』の達成に向けた移動・外出しやすい環境の実現」。達成するための12施策を掲げ、短期(2020〜24年度)、中期(25〜29年度)、長期(30年度以降)の取り組みで具体化を図る。

 戦略案は市内から泉中央駅への利便性向上を重視し、新たな基幹公共交通軸の必要性に言及。短中期的に既存バス路線の活用で運行サービスを強化し、長期的な方策として明石台-泉中央駅間で2案を検討する。

 地下鉄は所要時間が大幅に短縮される利点があり、概算事業費は約400億〜600億円が見込まれる。路線バスが乗り入れる専用高架道を整備する交通システムは「ガイドウェイトランジット」と呼ばれ、概算事業費は約170億円。

 ともに混雑する区間を避けて運行できる一方、実現には関係者間の協議や事業スキームの検討といった課題があることも記載した。

 市内の移動環境の充実に向けた施策も打ち出し、路線バスを補完する市民バスの再編方針などを示した。

 戦略案は、有識者や交通関係者らでつくる市総合交通検討委員会の議論を経て策定。市ホームページに掲載し、市役所総合窓口などでも閲覧できる。

 連絡先は市企画政策課交通政策推進室022(358)3248。

3760荷主研究者:2020/06/21(日) 00:25:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200404_73023.html
2020年04月04日土曜日 河北新報
阿武急、夏にも仮復旧 富野-丸森間の全線再開へ前進

 昨年10月の台風19号で被災した第三セクターの阿武隈急行(福島県伊達市)が、不通となっている富野(伊達市)-丸森(宮城県丸森町)間について、夏ごろの仮復旧を検討していることが3日、分かった。梁川車両基地(伊達市)へ回送列車を移送できるようになり、丸森-槻木(柴田町)間で見合わせていた昼時間帯の運行も可能となる見通し。

 営業運転できる本復旧の時期は未定だが、全線再開に向けた大きな前進となる。仮復旧後、運行の安全確認を進める。復旧工事全体の予定は本年度末まで。

 富野-丸森間は15.4キロ。線路への土砂流入などで甚大な被害を受けた。同社は丸森-槻木間が復旧した昨年12月以降、JR東日本の仙台車両センター(仙台市宮城野区)で列車を点検。車両や乗務員の手配が難しく、運行を朝夕に限定していた。梁川車両基地での点検が再開すれば増便が可能となる。

 丸森-槻木間は現在、午前5〜8時台発で上下各4本、午後4〜9時台発で上り7本と下り6本(各2本は角田-槻木間)を運行。本数は台風前の約45%となっている。朝夕上下各1本は仙台直通。

3761荷主研究者:2020/06/21(日) 00:31:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200406_11017.html
2020年04月06日月曜日 河北新報
仙台市の巨大事業、コロナ騒動でどうなる? 頓挫や凍結の過去も

バンコク線の第1便到着後、仙台空港で旅館関係者と記念撮影するスメート社長(左から6人目)。復活からわずか5カ月で休止に追い込まれた=昨年10月

 新型コロナウイルスの感染拡大で、仙台市がビッグプロジェクトの行方に気をもんでいる。仙台空港とタイ・バンコクを結ぶ国際定期路線の誘致、ガス事業の民営化、音楽ホール整備、市役所本庁舎の建て替えは、いずれも過去に世界経済や市財政の悪化、政変により、頓挫や凍結を余儀なくされた経緯がある。担当者は忌まわしい過去が再来しないか戦々恐々とする。

(報道部・小木曽崇)

 タイ国際航空は3月25日、「新型コロナウイルスの感染拡大とタイと各国政府の入国規制」を理由に、週3往復していた仙台-バンコク線を10月24日まで運休すると発表した。

 バンコク線は2013年に初就航したが、4カ月で休止に追い込まれた。この時はタイ国内で反政府デモが発生し、搭乗率が下がったことが原因だった。

 昨年10月、5年ぶりに路線が復活した背景には、東北の食やおもてなし精神に感動したスメート・ダムロンチャイタム社長の強い意向があったとされる。そのスメート社長は業績不振の引責で、今回の運休中の4月11日付で辞任する。

 長年、路線誘致に取り組んできた市の落胆は大きい。担当者は「路線休止が決まる中でスメート氏の辞任は残念。新体制発足後も、仙台や東北の魅力を説明していきたい」と強調する。渡航規制が改善された場合はタイに出向き、再復活を要望する方針という。

 市ガス事業は22年度に事業譲渡方式で民営化する。市は本年度に売却先を公募し、優先交渉権者を決めるスケジュールを描く。氏家道也ガス事業管理者は「今は大きな影響はない。優先交渉権者の決定を先送りする予定もない」と話す。

 08年の前回公募時はリーマンショックに端を発した世界的な景気悪化で、唯一応募した東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが辞退した。氏家管理者は「事態がさらに深刻化すれば、企業の投資意欲に影響を与えるかもしれない」と懸念を示す。

 音楽ホールは郡和子市長が立地場所を決断し、本年度の早い時期に基本構想の策定を始める予定だった。

 県が昨年末、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)や県美術館などの移転方針を表明。その影響を見極める作業が長引いていたところに「コロナ騒動」が直撃した。当初目指した19年度内の立地場所の決定は果たせなかった。

 音楽ホール整備は約30年前からの検討課題。いったん基本計画を策定しながら、1998年度に財政難のため凍結した過去がある。

 市幹部は「(新型コロナで)地元企業の経営が悪化する中、何百億円という事業費を公表するのははばかられる。凍結の歴史が脳裏をよぎる」と頭を抱える。

 市役所本庁舎の建て替えも05年に財政難のため、いったん凍結された経緯がある。築55年の建物は耐震補強工事で「延命」を図っており、東日本大震災を経た17年に検討が再開された。

 現在は有識者の検討委員会で、新本庁舎の配置や機能、整備費などを盛り込んだ基本計画の策定に取り組む。本庁舎建替準備室の担当者は「今のところ新型コロナの影響はない。7月の計画策定に向け、検討委で議論を深める」と準備を粛々と進める考えを示す。

3762荷主研究者:2020/06/21(日) 21:38:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200408_11004.html
2020年04月08日水曜日 河北新報
仙台市「都心再構築プロジェクト」 第1号にNTT中央ビル

解体工事が進む仙台中央ビル。高機能オフィスを備えた新ビルに生まれ変わる

 仙台市は7日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」の第1号に、NTT東日本グループのNTT都市開発(東京)が青葉区中央4丁目で手掛ける「NTT仙台中央ビル(仮称)」を指定した。老朽建築物の更新を後押しする市の都心部建て替え促進助成制度を適用。高機能オフィスの整備を条件に、オフィス部分の固定資産税相当額1年分を助成する。

 NTT仙台中央ビルは、2017年に閉鎖された仙台中央ビルを建て替えて整備する。敷地面積は約3000平方メートル。23年6月の完成予定で、東北大青葉山キャンパス(青葉区)で23年度の運転開始を目指す次世代型放射光施設との連携を見据えた複合ビルとなる。

 上層部は放射光施設を利用する企業向けオフィスで、高い天井や間取り変更が容易な構造など高機能オフィスの要件を備える。下層部は学生や起業家が共同利用するコワーキングスペース、企業の研究者が寝泊まりする寄宿舎を設ける。

 地上階には市民参画空間として「イノベーションスペース」や店舗を設置。建物北側の市道に接する部分は広場空間とし、都心のにぎわいづくりに貢献する。

 高機能オフィスの整備でNTT都市開発は容積率の緩和も目指す。最大2倍の緩和が認められれば、容積率は1200%まで引き上げられる。当初の構想では16階程度、延べ床面積約2万4000平方メートルの新ビル計画だったが、19階建てで延べ床面積約4万平方メートルの規模への変更を検討する。

 郡和子市長は定例記者会見で「新型コロナウイルスの感染拡大が収まった後を見据えると重要な一歩。第2、第3の指定につながることを期待している」と語った。

 NTT都市開発の担当者は「市や次世代放射光施設の関係者との連携を一層深め、NTTグループの技術を活用しながら、周辺エリアのにぎわい創出に貢献するまちづくりをする」とコメントした。

3763荷主研究者:2020/06/21(日) 21:51:55

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5900/
2020-04-10# 建設新聞(仙台圏)
県道路公社/三陸道・松島海岸ICの改良/本年度に詳細設計委託へ/下り線ランプの立体交差など検討

 宮城県道路公社は、利府町にある三陸自動車道松島海岸ICの改良に向けて、本年度に詳細設計などを発注する見通しだ。下り線ランプにある信号機を撤去するための立体化や、IC周辺の県道に信号機が近接して置かれている状況の改善といった視点から、具体案の検討に取り組む。

 利府町北東部の赤沼地区にある松島海岸ICは、観光地である日本三景・松島への最寄りICで、形状は平面Y型。開設当初はハーフICだったが、その後フル化した際、仙台方面から同ICで下車する下り線ランプと、石巻方面に同ICから合流するための下り線ランプが、本線アンダーパスのすぐ西側で平面交差することになり、交差部に信号機を置いて交通処理している。

 信号機があるICは珍しい上、近年はインバウンド(訪日外国人旅行客)の増加により、レンタカーなどを運転してこのICを利用する外国人も増え、信号機の存在に気付きにくい危険性が指摘されている。このため安全性向上へ、平面交差部の立体交差化などが想定されている。

 加えて、ICと連結する県道赤沼松島線との交差部と、この交差部すぐ西側で赤沼松島線と県道仙台松島線との交差部、さらにICすぐ東側で赤沼松島線と町道浜田赤沼線との交差部の3カ所が、近接している上にいずれも信号機が設けられており、観光シーズンを中心に渋滞が発生し易い。この状態を改善する観点からも、どのような対応が可能か検討を行っているもようだ。

 ただし、事業の具体化に当たっては、周辺は特別名勝・松島の指定によって大幅な土地形状の改変は難しいといった制約に配慮して計画を詰める必要が生じる。

 昨年度には予備設計を復建技術コンサルタントに委託した。ことし前半ごろまでに具体案をまとめ、地元への説明や関係機関との調整を行った後、詳細設計などを発注する予定だ。発注見通しによると「松島海岸ICランプ改修地質調査・道路詳細設計業務」を第3四半期、「松島海岸ICランプ改修測量業務」を第2四半期に、それぞれ指名競争入札で委託することにしている。履行期間は地質調査および設計が約16カ月、測量が約13カ月を見込んでいる。

3764荷主研究者:2020/06/21(日) 21:53:00

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00554707?isReadConfirmed=true
2020/4/10 05:00 日刊工業新聞
名誉教授が課題解決 仙台にベンチャー設立

名誉教授ドットコム

【仙台】名誉教授の知見とネットワークを活用し、企業や自治体などの課題解決につなげるベンチャーが杜(もり)の都・仙台で立ち上がった。新会社の名前は「名誉教授ドットコム」(仙台市青葉区)。東北大学名誉教授の川添良幸氏(東北大未来科学技術共同研究センターシニアリサーチ・フェロー)が社長に就いた。課題解決に向けた仲介業務、コンサルタント業務などを手がける。

 登録アドバイザーは電子工学、計算材料学、材料科学、画像処理など13人(7日現在)。東北大名誉教授が中心で、MEMS(微小電気機械システム)分野の第一人者の江刺正喜氏も参画した。新会社は案件ごとにチームを編成、紹介して仲介手数料を得る。

 2022年をめどに新会社のホームページ(www.pedc.tohoku.org/)を通じてアドバイザー登録可能なシステムの構築を目指す。

 川添氏は「知見を持つ国内外の名誉教授が集まる仕組みをつくり、社会に貢献していきたい」としている。

(2020/4/10 05:00)

3765荷主研究者:2020/06/21(日) 22:28:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200415_11002.html
2020年04月15日水曜日 河北新報
都市再生緊急整備地域 仙台市がエリア拡大を申請

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200415kahoku01.JPG

 仙台市は14日、都心再構築プロジェクトで老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大を内閣府に申し出たと発表した。JR仙台駅東口(宮城野区)や勾当台、定禅寺通周辺(青葉区)も範囲とし、区域面積を倍増させる。東北初となる「特定都市再生緊急整備地域」の指定も併せて申し出た。

 緊急整備地域の現行と拡大後の区域、特定都市再生の区域は地図の通り。

 2002年に指定された現行区域は、仙台駅西口や青葉通(青葉区)を中心とする約79万平方メートル。青葉区国分町や一番町、本町地区などに拡大し、面積を約186万平方メートルにする。

 市は都心再構築プロジェクトで、緊急整備地域を対象に、老朽ビル建て替えの助成金や市街地再開発補助金、新築ビルの容積率緩和などを支援する。区域拡大で事業化を後押しし、新たな投資を呼び込む。

 特定都市再生の区域では国際水準のオフィス、ハイクラスホテルなどを誘致し、都市の国際競争力を高める開発を誘導する。

 現行の緊急整備地域の一部に駅東口エリアなどを加え、約73万平方メートルの指定を目指す。指定されれば不動産登記の登録免許税、不動産取得税の優遇措置など国の手厚い支援がある。

 市は両区域の整備方針案も申し出た。拡大後の緊急整備地域では大学や研究機関と連携し、次世代型産業を誘導する。歩行者や自転車が快適に移動できる道路空間を整備し、都心の回遊性を高める。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、市街地整備を重点的に推進すべき地域を国が指定する。昨年9月に協議会を発足させ、区域の拡大範囲や整備方針などを検討してきた。

 市によると、年度内にも指定される可能性がある。郡和子市長は定例記者会見で「危機管理の点で東京一極集中でなく、仙台を選んでいただくため、指定を申し出た。民間投資を呼び込みたい」と期待を寄せた。

3766荷主研究者:2020/06/21(日) 22:34:19

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58120550W0A410C2L01000/
2020/4/16 14:46 日本経済新聞 東北 宮城
七十七銀系ファンド、配電システムメーカーに投資

3767荷主研究者:2020/06/21(日) 23:11:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200422_12014.html
2020年04月22日水曜日 河北新報
国分町の「味よし」閉店 酔客に愛された締めの一杯 コロナが打撃

閉店した味よし国分町本店=仙台市青葉区国分町

 仙台市青葉区国分町の老舗ラーメン店「味よし国分町本店」が18日で営業を終えた。国分町に店を構えて40年以上。深夜まで営業し「締めの一杯」の店としてもおなじみだったが、新型コロナウイルスの感染拡大が閉店の引き金となった。

 氏家孝夫社長(84)が30歳のとき、市内の別の場所で創業。約10年後に国分町に移り、豚や煮干しなどでだしを取ったラーメンで人気を集めた。バブル期には昼前から翌日未明までひっきりなしに客が入った。芸能人や野球選手らも多く訪れたという。

 氏家社長は「景気悪化に加え、濃い味を好む最近の若い人に受けなくなり、コロナでどうしようもなくなった。皆さんに『寂しい』と言われたが、思い切ってやめることにした」と話す。

 感染拡大による外出や外食の自粛で、売り上げは普段の5分の1以下に低迷。長男で店を切り盛りしていた剛さん(55)は「終息がいつになるか分からず借金しても返せる保証がない。残念だ」と言う。

 近くの老舗ハンバーガー店「ほそやのサンド」の細谷正弘社長(67)は「ショックだ。近隣ではテークアウトを始めた店も多いが苦労している。国分町の行く末が心配だ」と案じた。

 市内の同名のラーメン店は、国分町本店と無関係。

3768荷主研究者:2020/06/21(日) 23:11:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200422_11028.html
2020年04月22日水曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 事業者の公募「延期を」 市議会経済環境委

 仙台市が本年度に予定するガス事業民営化の事業継承者の公募に関し、21日の市議会経済環境委員会で延期を求める声が相次いだ。新型コロナウイルス感染拡大で、応募が期待されるエネルギー企業の経営環境は厳しくなっており、投資意欲が再び高まる時期を待つべきだとの意見が出た。

 加藤健一委員(蒼雲の会)はリーマンショックに端を発した景気悪化で、2008年度の前回民営化が頓挫した経過に言及。「新型コロナが夏までに終息したとしても、企業の年間収支は良くない。投資マインドが冷え込む中の公募開始は疑問」と再考を促した。

 佐藤正昭委員(自民党)は民営化に賛成の立場を示した上で「手を挙げる企業が少なくなっては困る。より良い時期に民営化に取り組んでほしい」と求めた。

 これに対し、氏家道也ガス事業管理者は「スケジュールありきで進めてはいない」と強調。「企業の投資マインドや経営状況がどう回復するのかを見定め、日程を考えたい」と答えた。

 市は公募型プロポーザル方式で事業譲渡先を選定する。今年の夏前に公募を開始し、年度内に優先交渉権者を決定。21年度には業務の引き継ぎを行い、22年度上半期に民営化を実現するとのスケジュールを描く。

3769荷主研究者:2020/07/01(水) 19:49:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200423_13007.html
2020年04月23日木曜日 河北新報
創薬・素材開発へ前進 放射光施設の基本建屋着工 仙台

起工式でくわ入れをする高田理事長(左)ら=仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパス(光科学イノベーションセンター提供)

基本建屋の完成予想図(光科学イノベーションセンター提供)

 東北大青葉山キャンパス(仙台市)に2023年度稼働予定の次世代型放射光施設を巡り、産学連携組織の光科学イノベーションセンター(同)は22日、基本建屋の新築工事起工式を現地で開いた。22年度末の完成を見込む。

 基本建屋は鉄骨2階、地下1階で延べ床面積約2万5000平方メートル。建築費約110億円。線型加速器や円形加速器、放射光を取り込むビームラインを設置し、利用者の交流スペースや実験準備室も整備する。

 起工式は新型コロナウイルスの感染拡大を受けてセンターの関係者ら8人のみが出席。センターの高田昌樹理事長は「放射光施設は治療薬やワクチンの開発などにおいて強力な道具として期待されている」と意義を強調した。

 放射光施設は「巨大な顕微鏡」と呼ばれ、物質をナノ(10億分の1)レベルで分析する。仙台の次世代型は物質の機能を見る「軟エックス線」領域に強みがあり、創薬や素材開発など幅広い分野への産業応用が見込まれる。

3770荷主研究者:2020/07/01(水) 20:03:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200425_12015.html
2020年04月25日土曜日 河北新報
仙台駅東口に物流センター JR東、2021年秋に使用開始へ

仙台駅東口に新築予定の物流センターの外観イメージ

 JR東日本仙台支社は24日、仙台駅東口に物流センターを新築すると発表した。西口の駅北部高架下や東口に分散していた荷さばき施設、倉庫、構内事務所などを集約する。駅構内の物流効率化と、店舗従業員らの職場環境改善を図る。

 東口の構内営業事業所(2階建て)を撤去し、鉄骨9階、延べ床面積約4200平方メートルのビルに建て替える。夏ごろに既存建物の撤去を始め、秋ごろに本体工事に着手。2021年秋ごろの使用開始を目指す。

 北部高架下の跡地約1600平方メートルは今後、商業施設を整備して新たなにぎわいづくりにつなげることを検討する。

 坂井究支社長は「搬入車両が駅前の歩道を横断していた西口荷さばき駐車場を廃止し、安全性を高める。従業員の更衣室やシャワー室の増床や休養室の完全個室化したい」と話す。

3771荷主研究者:2020/07/01(水) 20:14:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200429_11006.html
2020年04月29日水曜日 河北新報
新庁舎の整備費、最大473億円に 仙台市役所・本庁舎建て替え

 仙台市役所本庁舎の建て替えで、市は28日、新庁舎の整備費が基本構想の段階よりも58億円膨らみ、453億〜473億円となる見通しを明らかにした。延べ床面積は5900〜7900平方メートル縮小し、5万8000〜6万平方メートルになる。

 市によると、建築資材の高騰や設計報酬基準の改正、働き方改革で工期の長期化が見込まれることなどが増加の要因。断熱性能の高い外壁を採用するなど、環境基準を満たす費用がかさむことも一因という。

 策定中の基本計画に盛り込む整備費には、市地下鉄南北線勾当台公園駅との接続など利便性向上の費用5億円を新たに追加。先行解体する議会棟や低層棟の機能の仮移転、建設予定地の土壌調査などに要する費用は計19億円を増額した。

 延べ床面積の縮小は行政機能や議会機能、駐車場などのスペースを精査した。

 行政機能は2万6600平方メートルと積算し、4500平方メートル減らす。使用頻度の低い書類を外部倉庫で保管し、現在は各庁舎に入居している市の外郭団体の事務所などは原則、民間ビルなどに移転してもらう。

 駐車場は、本庁舎南側の勾当台公園地下駐車場も活用する。敷地内の地下駐車場や庁舎内の廊下など共用部を2万8400平方メートルから2万2800〜2万4800平方メートルに圧縮する。

 一方、議会機能は市議会調査特別委員会の答申を踏まえ、基本構想より1400平方メートル拡張し、4900平方メートルとする。にぎわい創出などを狙い、低層階に整備する市民利用スペースも500平方メートルから6倍の3000平方メートルに広げる。

 28日は有識者による基本計画検討委員会が、書面をやりとりする形で開かれた。市は終了後に記者会見し、整備費の増加や延べ床面積の縮小などを説明した。

 市によると、委員からは「テレワークやウェブ会議ができる設備も必要ではないか」との意見が多く寄せられた。市本庁舎建替準備室の菅原大助室長は「設計段階でどのような方法が可能か検討する」と語った。

3772荷主研究者:2020/07/01(水) 20:24:36

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5982/
2020-04-30# 建設新聞(仙台圏)
名取市/熊野堂柳生線の整備事業/第1四半期に改良工発注/来年度開通へ舗装工を実施

 名取市は、仙台市との境に整備している都市計画道路・熊野堂柳生線の改良事業について来年度の供用開始を目指し、本年度は改良工事、舗装工事、交差点工事の発注を予定している。このうち改良工事は第1四半期内にも発注する計画だ。

 熊野堂柳生線は1985年に計画決定した都市計画道路で、仙台南部道路山田IC付近で国道286号と分岐する名取市高舘熊野堂余方下東地内を起点とし、ゆりが丘地区の東側を通り、仙台市境となる同市高舘熊野堂飛鳥下地内に至る延長3770㍍で4車線の路線。

 このうち起点の国道286号から、高舘熊野堂岩口南地内で三日町熊野堂線と交差するT字路までの約3㌔㍍が供用済み。

 現在事業中の区間は、この交差点の東側に広がるほ場を用地取得して、既設道路から直線的に整備する延長約780㍍、幅員は25㍍の範囲。この区間が開通すると、仙台市柳生地区の市街地を東西に貫いている県道39号仙台岩沼線と接続し、利便性向上が期待される。

 道路測量設計は地清建設企画が担当し、用地買収は完了済み。2017年度から工事を進めており、起点側136㍍の改良工をワタケン、終点側272㍍の改良工は今慶興産が施工中。途中で用水路と交差するボックスカルバートも施工済みだ。

 本年度は第1四半期にも発注する道路改良工事で、中間部312㍍の路床置き換え工を施工する。このほか、ボックスカルバート区間(約60㍍)を除く全線(約720㍍)の舗装工事と、三日町熊野堂線との交差部を十字路にするための改良工事も、年度内に発注する見通し。

3773荷主研究者:2020/07/01(水) 20:31:46
>>3611
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5992/
2020-05-07# 建設新聞(仙台圏)
仙台市役所・JR東日本/JR仙石線福田町駅の移設/2者間で協議進む/年度内に市で調査業務発注目指す

 仙台市とJR東日本は、JR仙石線福田町駅のバリアフリー化に伴う移設に向け2者間で協議を進めている。市では、協議が完了次第、駅周辺の道路や送迎スペースの確保などを検討する調査業務を発注する考えだ。

 現在の福田町駅は、仙台市宮城野区福田町1の12の1地内にある1面2線の橋上駅。地上から駅舎へのアクセス手段が階段のみのため、利用者からエレベーター設置などバリアフリー化を求める声が上がっているが、現在のホームが狭あいでエレベーターの設置が困難となっていることから、JR東日本で対策の検討を進めてきた。

 その結果、JR東日本が駅舎を移設する方向で検討することを仙台市に通達。現在、周辺用地取得などの課題解消に向けた協議を行っている。

 仙台市が発注を予定する業務では、市の整備範囲となる駅周辺の送迎スペースやタクシー乗降場設置等の環境整備、移転場所からの道路整備を実施するとしている。

3774荷主研究者:2020/07/01(水) 20:35:48

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/information/miyagi/9809/
2020.05.11 建設新聞
仙台市とJR東日本/元寺小路福室線の銀杏架道橋を改良/本年度に設計協定締結を予定/道路幅員を既存の倍程度に拡幅

 仙台市は都市計画道路・元寺小路福室線の拡幅に伴い、対象区間内にあるJR貨物線の銀杏架道橋についても道路拡幅に合わせて改良整備する。施設を所有するJR東日本側と本年度に設計委託に係る協定を結ぶ予定だ

3775荷主研究者:2020/07/01(水) 20:41:15

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6006/
2020-05-12# 建設新聞(仙台圏)
仙台市/高畑定義線 定義工区の詳細設計/一般競争で6月の公告へ/大倉ダム上流に約200mの長大橋計画

 仙台市青葉区宮城総合支所は、市道高畑定義線の定義工区の整備に向けて、道路詳細設計と橋梁予備設計を一括した業務を6月にも公告する考えだ。発注方式は一般競争入札を予定しており、その場合は仙台市契約課が手続きを担当する。

 高畑定義線は現道の幅員が狭く、土砂災害なども発生していることからルートや幅員の改良を立案。現在、大倉ダムの西側(大倉川右岸)に沿って通る青葉区大倉高畑地内から海老沼地内に至る約1・9㌔㍍の高畑工区で、道路改良や橋梁整備を進めている。

 定義工区は、高畑工区終点から定義地区に至る1・9㌔㍍区間が対象。昨年度に佐野コンサルタンツに委託した概略設計の結果、海老沼地内から大清水地内の大倉ダム上流部までは現道拡幅や擁壁整備などを実施する方針。大清水地内から上流部については、ダムを挟み北東側の対岸(大倉川左岸)を通る県道定義仙台線の大葉羅下(おおはらした)地内までを橋長約200㍍の長大橋で接続する計画としている。

 長大橋の構造形式は6月にも公告する業務に含む橋梁予備設計で固める方針だが、地形等を考慮すると下部工を設ける場合はハイピアになることが想定される。なお、同業務では道路詳細設計と用地測量も行い、履行期間は9カ月間を予定している。来年度以降は用地取得状況を踏まえながら事業を進める。

3776荷主研究者:2020/07/01(水) 20:43:25
>>3762
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200514_11003.html
2020年05月14日木曜日 河北新報
都心再構築プロジェクト 仙台市、NTT東と連携協定

公開された「NTT仙台中央ビル(仮称)」の完成イメージ。手前右は東二番丁通

 仙台市は13日、都心再構築プロジェクトの第1号に選んだ青葉区中央4丁目の「NTT仙台中央ビル(仮称)」の整備を手掛けるNTT東日本グループ2社と「都心部の活性化に関する連携協定」を締結した。

 2社はNTT東日本とNTTアーバンソリューションズ。ソリューションズの子会社、NTT都市開発がビルの再開発事業を担う。

 協定によると、(1)2023年度に東北大青葉山キャンパス(青葉区)で稼働する次世代型放射光施設の利用促進(2)起業家育成の拠点や仕組みづくり(3)街の回遊促進-などに取り組む。

 締結式が若林区のNTT都市開発東北支店であり、郡和子市長は「異業種、異分野のノウハウを足し算し、掛け算する場になる」と話し、イノベーション(技術革新)創出効果を期待した。

 NTT東の中村浩取締役宮城事業部長は「ビルには放射光施設の使い方を支援する企業も入る。場所だけでなく、運用する人も含めて活用してほしい」と語った。

 ソリューションズの中川裕社長は東京の本社からオンラインで出席し「近くの仙台銀座や仙台朝市とも連携し、市民に親しまれる緑とにぎわいのある空間を整備する」と意欲を示した。

 23年度に完成するビルのイメージも初めて公開された。仙台朝市につながる北側の道路はセットバック(建物後退)させる。低層階は市民が立ち寄り、ビジネスマンや学生が打ち合わせの空間として活用し、にぎわい創出につなげる将来像を描いている。

3777荷主研究者:2020/07/01(水) 20:50:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200515_12023.html
2020年05月15日金曜日 河北新報
アルミ表面処理のイズミテクノ、宮城・大衡に新工場 21年4月操業

協定書を掲げる(右から)萩原村長、林社長ら

 アルミニウム表面処理(アルマイト処理)のイズミテクノ(長野県岡谷市)は新工場を宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に建設することを決め、14日に県、村と立地協定を締結した。6月ごろ着工し、来年4月の操業開始を目指す。

 工場の敷地は約5200平方メートル。建物は鉄骨2階建てで延べ床面積約3100平方メートル。半導体製造装置の部品を中心に生産し、東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)に供給する。総投資額は約13億5000万円。

 イズミテクノは1966年設立で県外進出は初めて。半導体製造装置などの将来性を見込み、部品生産能力の強化が必要と判断した。地元採用も進め、操業初年度に約20人を新規雇用、将来は約80人に増やす予定。

 村役場であった協定式で林尚孝(ひさたか)社長は「第二の故郷として地元に愛される工場を目指したい」と述べた。萩原達雄村長は「立地の決断に感謝する。インフラ支援を進めて共存共栄を図りたい」と歓迎した。

 第2仙台北部中核工業団地への企業立地は13社目。

3778荷主研究者:2020/07/14(火) 20:29:09
>>3673
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200521_13017.html
2020年05月21日木曜日 河北新報
仙台中心部の「廃墟」ホテル木町解体へ 管理組合、建て替えにめど

建て替えを前提に解体されることが決まったホテル木町(画像の一部を加工しています)

家具やごみが放置されたままの一室=14日(関係者の許可を得て撮影しました)

 廃業後約20年にわたり設備が修繕されず、廃虚同然の状態になっていた仙台市青葉区木町通2丁目のホテル木町が近く、建て替えを前提に解体される見通しとなったことが20日、分かった。周辺住民にとって、地域の治安や景観の面で長年、悩みの種となっていた建物が姿を消す。

 ホテル木町管理組合によると、昨秋の集会で、客室などを所有する107人のうち5分の4以上が建て替えに賛成し、解体が決まった。老朽化した施設の修繕費が大幅に膨らむことなどを理由に、一部組合員が建て替えを提案していた。

 建物内の客室は最近まで、権利関係がはっきりしない人物が一部を占有していた。今月までに明け渡しが終わり、解体、建て替えできるめどが立った。解体の時期は検討中という。

 1997年3月には建物内で殺人事件が発生。廃業後は反社会勢力の関係者とみられる人物が出入りしていたとされ、周辺住民の間から「地域の治安に悪影響を及ぼす」と懸念する声が上がっていた。

 施設の老朽化も著しく、市建築指導課が今月、看板や外壁の一部が路上に転落しないよう求める文書を管理組合宛てに送っていた。

 管理組合の関係者によると、民法の定めで、共有所有物の建て替えを前提としない解体は、全所有者の賛成が必要となる。巨費を投じ修繕しても、新たな経営会社を見つけるなどホテルとして存続させる見通しは立たず、取り壊して新しい建物を造ることにした。

 理事の一人は「関係者を捜し、意思確認する作業に大変、苦労した」と振り返る。別の理事は「今後は費用の工面や解体の時期、建て替える中身の調整など、合意形成を進める」と語った。(この記事は「読者とともに 特別報道室」に寄せられた情報を基に取材しました)

[ホテル木町] 地上7階、地下1階。1977年開業。経営会社が破産する99年1月まで営業した。経営会社は開業時、1〜3階を宿泊用として管理し、4〜7階を一般に分譲。2002年に旧客室も分譲され、所有者は宮城県内外に100人以上いる。一部の客室所有者の呼び掛けを基に、2018年7月管理組合が発足した。

3779荷主研究者:2020/07/14(火) 20:36:46
>>3692
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00558573?isReadConfirmed=true
2020/5/22 05:00 日刊工業新聞
シェルター、純木造7階建てビル 仙台駅東口に建設

仙台駅東口近隣に建設する純木造7階建てビル(完成予想パース)

【仙台】シェルター(山形市、木村仁大社長、023・647・5000)は21日、JR仙台駅東口近隣における純木造地上7階建てビルの建設プロジェクトに着手した。同社が設計・施工を担う。完成は2021年2月の予定。自社開発の木質耐火部材「クールウッド」内部の主要構造部に製材を用いる初の試みになる。

 建築主は高惣(仙台市宮城野区)。鉄筋コンクリート造などとの混構造でない純木造ビルなのが特徴。延べ床面積は約1131平方メートル。同日開いた起工式で、シェルターの木村一義会長は「木造建築の歴史に残る建物になる」と述べた。

 国土交通大臣認定を得ているクールウッドは、内部の荷重支持部に木材を使用。通常、木造の高層建築には集成材を使うが、入手先が限られる。一般に流通する製材は集成材に比べ調達が容易で、コスト削減効果が見込めるという。

(2020/5/22 05:00)

3780荷主研究者:2020/07/14(火) 20:38:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200522_12002.html
2020年05月22日金曜日 河北新報
NHK放送会館跡地にマンション 住友不動産が取得 仙台

住友不動産がマンション用地として取得した旧NHK仙台放送会館=仙台市青葉区錦町1丁目

 2018年に移転した仙台市青葉区錦町1丁目の旧NHK仙台放送会館跡地を、住友不動産(東京)がマンション用地として取得したことが21日、同社への取材で分かった。

 2月に実施された一般競争入札で落札した。5184平方メートルの土地と建物を約42億1000万円で取得。登記簿によると、4月24日に売買が成立した。

 同社の担当者は「官公庁が近く落ち着いた環境で、非常に需要が高いエリアだ」と評価する。6月に建物の解体工事に着手し、来年1月末に終える予定。マンション着工は22年以降とし、販売時期は未定という。

 同社は北に約600メートル離れた青葉区上杉2丁目の勝山スケート場・ボウリング場跡地と、北六番丁通を挟んだ東北大農学部雨宮キャンパス跡地でも大型マンションの開発を手掛けている。担当者は「仙台は重要なマーケット。需要が見込める都心での開発を進める」と話す。

 NHKは築50年以上が経過した旧会館の老朽化に伴い、新会館を青葉区本町2丁目に移転新築し、18年2月に開館した。

3781荷主研究者:2020/07/14(火) 20:39:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200522_12015.html
2020年05月22日金曜日 河北新報
外国人宿泊33万人超 19年・仙台5年連続最多更新

 仙台市は21日、2019年の市内の外国人宿泊者数が33万4767人に達し、5年連続で過去最多を更新したと発表した。タイ国際航空が10月、首都バンコクと仙台空港を結ぶ国際定期便を再開させた効果で前年の1.6倍に増加したが、20年は新型コロナウイルス感染症の影響で減少に転じることが確実視される。

 市によると、15〜19年の外国人宿泊者数の推移はグラフの通り。国・地域別で19年の宿泊者数が最も多かったのは台湾で、前年比36.6%増の12万378人だった。仙台発着の定期便が当初の13往復から、最大19往復に増えたことが追い風となった。

 次いで多かったのは中国で、17.7%増の3万4270人。タイが1万9004人で続き、上位五つの国・地域の中で増加率が64.5%と最も高かった。米国は38.8%増の1万5350人、香港は52.1%増の1万876人だった。

 日本人を含む宿泊者数も6.3%増の624万2351人で、最多となった。市が交流人口ビジネス活性化戦略で設定した「21年までに年間600万人」の目標を1年早く達成した。

 内訳は市中心部が488万3883人で9.0%増えた一方、郊外の秋保温泉(太白区)が2.9%減の85万2584人、作並温泉(青葉区)が5.6%減の21万3189人だった。

 20年は右肩上がりから一転、宿泊者数の大幅な落ち込みが懸念される。高野一樹文化観光局長は国内外の旅行がストップしている現状を踏まえ「収束後を見据え、需要を回復する施策に万全を期したい」と話す。

3782荷主研究者:2020/07/14(火) 20:54:53

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59585810W0A520C2L01000/
2020/5/26 18:40 日本経済新聞 東北 宮城
仙台市、地元中小企業の上場支援

3783荷主研究者:2020/07/14(火) 20:55:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200526_12034.html
2020年05月26日火曜日 河北新報
一番町の「オーケースーパー」31日に閉店 仙台中心部で59年

今月末に閉店するオーケー一番町店=仙台市青葉区

建物の老朽化に伴い、今月末に閉店するオーケー一番町店の入り口=仙台市青葉区一番町4丁目

 首都圏を中心に食品スーパーを展開する「オーケー」(横浜市)は31日、仙台市青葉区一番町4丁目の「オーケー一番町店」を閉店させる。建物の老朽化が理由。1961年7月に開店以来、市中心部のスーパーとして59年間営業した。

 同社によると、同店は別会社の東京スーパーマーケットが開店させた。オーケーが71年、東京スーパーマーケットを吸収合併し、オーケー一番町店と名前を変えた。

 売り場面積約700平方メートルに食料品、日用品など約8900品をそろえた。繁華街が近く、客の6割を占めた飲食店向けに、酒類や酒の割り材を充実させた。

 50年以上通う青葉区の主婦本郷勝子さん(81)は「家族で(同じビルにあった)長崎屋でラーメンを食べ、オーケーに買い物に来たことが懐かしい。一番町に出掛けると必ず立ち寄っていたので、なくなるのは寂しい」と語った。

 佐藤一郎店長は「東日本大震災翌日に弁当やパンを提供し、地域のお客さまの手助けができたことは印象深い。長年にわたり、ご愛顧いただいたことに感謝したい」と話した。

 オーケーは仙台市内に3店舗あったが、2011年に長町店(太白区)、16年に原町店(宮城野区)を閉店した。同社によると、東北への出店予定はない。

3784荷主研究者:2020/07/14(火) 21:02:24

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59688710Y0A520C2L01000/
2020/5/28 16:28 日本経済新聞 東北 宮城
NTT東、仙台に共創拠点開設 東京に次ぎ2カ所目

3785荷主研究者:2020/07/14(火) 21:08:48
>>3285
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200529_13019.html
2020年05月29日金曜日 河北新報
仙台・泉パークタウン 第6住区は「朝日」

 仙台市は28日、三菱地所(東京)などが泉区の泉パークタウンで手掛けている最後の住宅開発区域「第6住区」の町名を「朝日」とする方針を明らかにした。

 東、中央、西の3工区のうち、造成工事が進む東工区を「朝日1、2丁目」に変更する議案を市議会6月定例会に提出。可決されれば、2022年春以降の街開きに合わせて施行する。

 「朝日」は東工区がある根白石地区の地名の一部で三菱地所などが提案した。

 泉パークタウンの開発は1969年に始まり「高森」「寺岡」「桂」「紫山」の各地区に住宅街が誕生した。第6住区は一戸建て1965区画を造成する予定で、このうち東工区が721区画を占める。

3786荷主研究者:2020/07/14(火) 21:14:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200530_13012.html
2020年05月30日土曜日 河北新報
仙台・小田原の旅館「千登勢屋」閉館 創業113年、コロナで前倒し

31日に閉館する千登勢屋の入り口前に立つ森谷さん夫妻=仙台市青葉区

開館当時の面影を残す階段の手すり

 創業113年を数える仙台市青葉区小田原6丁目の老舗旅館「千登勢屋」が31日、閉館する。後継者がなく、来年の営業終了を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で前倒しすることになった。戦後「旅篭町」と呼ばれた地域の風情を残す建物は当面残す。

 千登勢屋は1907(明治40)年、運営会社千登勢の森谷和之社長(73)の祖父が始めた。創業以来の木造2階の建物は改装を重ねたものの、基本的構造は変わっていない。宮城県沖地震や東日本大震災でも大きな被害はなく、13の客室に年間約5000人の客を迎えてきた。

 ユースホステルに登録しているため、海外からの観光客は多い時で全体の3割に上った。京都府で料理学校の講師だった妻の環子さん(72)が手掛ける家庭料理も好評だった。

 森谷さんは当初、東京五輪・パラリンピック前後の観光需要を見込み、21年まで営業を続けるつもりだった。今年に入り新型コロナの感染拡大で状況は一変。3〜5月のキャンセルが相次ぎ、売り上げは前年の2割に落ち込んだ。

 森谷さんは「体力のあるうちが潮時だ。予約が入る前に閉館することで迷惑も掛からない」と思い直し、閉館を決断した。来年中には運営会社も解散させる。

 周辺の小田原地区は明治時代、花街として発展し、戦後は旅館街へと姿を変えたものの、今ではほとんどが廃業した。千登勢屋は開館当時の窓の柵や階段の手すりが残り、往時を伝える。2階部分をせり出した「はね出し」の構造は珍しく、建築の専門家が見学に訪れるという。

 旅館には市内で開かれる「みちのくYOSAKOIまつり」に出場するため、約20年間利用し続ける北海道のチームから贈られた色紙と賞状が飾られている。森谷さんは「お客さまには感謝しかない。良い決断だったと思ってもらえたらありがたい」と話した。

3787荷主研究者:2020/07/14(火) 21:14:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202005/20200530_11014.html
2020年05月30日土曜日 河北新報
仙台・青葉山公園事業が前進 東北財務局、追廻地区を市に無償貸与

 東北財務局は29日、仙台市青葉区の追廻地区の国有地約7万9335平方メートルを市に無償貸し付けすることについて、国有財産東北地方審議会から「適当」と認める答申を受けたと発表した。財務局と市は近く無償貸し付けの契約を結ぶ予定で、同地区を含む一帯で市が進める青葉山公園事業が今後、前進する。

 市は誘致を目指す2023年度の「全国都市緑化フェア」のメイン会場として想定。貸し付けを受けた後、鉄骨1階の公園センターや庭園、芝生広場などを整備する。

 審議会は財務局からの諮問を受け、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う持ち回り方式で開催。5月中旬から各委員に個別説明などを行い、全員から賛成を得たという。

 財務局は「国有地が市民や地域のために有効に活用してもらえることになった。これまでも周辺の土地の貸し付けで協力しており、集大成になる」と言う。

 同地区は戦後、引き揚げ者や戦災者向けに約620戸が整備され、その後は住民が国と土地の借地契約を結んで生活していた。財務局は1998年以降、明け渡しが終わった土地から順次、管理を市に委託しており、現在はほぼ全域を委託している。

 同地区の借地契約は06年9月に終わったが、現在も1戸が移転せず残っている。財務局は「早期の土地明け渡しに向けて、市と一緒に適切に対応していく」と話した。

3788荷主研究者:2020/07/14(火) 21:19:57

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area2/6145/
2020-06-04# 物件(大崎・栗原)
整備局仙台/大崎市・国道47号中山平地区線形改良/早ければ21年度にも着工/延長160mと31mの2橋新設

 東北整備局仙台河川国道事務所は安全対策として国道47号中山平地区線形改良事業を進めており、本年度で用地買収が6〜7割に達しそうなことから、早ければ2021年度にも着工にこぎ着けそうだ。

 国道47号は山形県と宮城県を結ぶ幹線道路で交通量が多く、急こう配、急カーブ区間で見通しが悪い中山平地区は事故が多発していた。バイパスを整備することで交通の円滑化を目指す。

 計画によると、事業区間はJR陸羽東線中山平温泉駅近くの大崎市鳴子温泉星沼地区を起点に同市鳴子温泉川端に至る延長約1200㍍。3種2級規格で幅員は13㍍(有効幅員10・5㍍、歩道2〜2・5㍍)。バイパス化に伴い現道の南側を流れる大谷川と2度交差することから、区間内に延長160㍍の2径間連続PCラーメン箱桁橋と、延長31㍍の単純鈑桁橋を整備する。

 同事業は12年度に新規事業化してから調査・測量、設計と用地買収を進め、これまでに調査・測量、設計はおおむね終了し、用地買収は約5割まで進んだ。20年度は終点接続部分の詳細設計と、160㍍橋梁の塩害対策を講じる修正設計を行うため、「仙台管内交通安全対策外設計業務」で公告中(6月26日開札)のほか、引き続き用地買収を進める。本年度の事業費は設計6900万円と用地買収費9000万円の計1億5900万円を計上している。道路設計業務は構研エンジニアリングが担当した。

3789荷主研究者:2020/07/14(火) 21:22:29

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6151/
2020-06-05# 建設新聞(仙台圏)
整備局仙台/簡易公募プロポ・仙台都市圏の交通結節点調査検討/技術提案書提出は7月2日まで/仙台駅のバスタ可能性調査を実施

 東北整備局仙台河川国道事務所は4日、仙台駅でのバスタプロジェクトの実現可能性を調査・検討するため、簡易公募型プロポーザル方式で仙台都市圏交通結節点調査検討業務を公告した。技術提案書の提出は7月2日まで。

 参加資格は土木関係コンサルタント業務に係る一般競争参加資格の認定を受けている単体かJVで、2010年度以降に交通結節機能に関する業務または交通結節点に関する業務の実績があること。

 バスタは高速バスターミナルと鉄道駅が直結する集約型公共交通ターミナルで、国土交通省では国内最大級の「バスタ新宿」を成功例に、バスタプロジェクトの全国展開を検討。東北のゲートウエイ機能を担う交通結節点として、高速バス、JR、地下鉄が集中する仙台駅も候補の一つに挙げられていた。

 委託する業務内容は交通結節点整備方針案の作成、事業協力者公募条件の作成、交通結節点機能強化検討会(案)の運営補助、報告書作成など。この中でバスタプロジェクトの実現可能性を検討する。

 履行期間は2021年3月12日まで。

3790荷主研究者:2020/07/14(火) 21:24:07
>>3789
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25636
2020/6/5 日刊建設新聞 宮城版
交通結節点の検討プロポ 仙台駅周辺/事業協力者を公募へ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は4日、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。この業務は、仙台駅が交通結節点として適切に効果を発揮できるよう、交通ターミナルのような結節点の整備方針案を作成するとともに、事業協力者の公募条件案などを作成する。プロポは7月2日まで参加表明書や技術提案書を受け付け、審査を経て委託先を決定する。

 仙台駅周辺では、高速バスの発着場所が点在し、乗り継ぎが不便といった課題がある。同事務所ではこうした課題の解消に向け、高速バスを中心とした新たな交通結節点のあり方を模索している。

 今回委託する業務の目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するための検討を行うこと。業務内容は、交通結節点整備方針案と事業協力者公募条件案の作成、交通結節点機能強化検討会(案)の運営補助など。履行期間は2021年3月12日まで。

 プロポで技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節点の整備方針案を作成する際の着眼点と留意点」となっている。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。

 交通結節点の検討に当たっては、昨年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。この業務では、仙台駅の機能を高め、鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の規模や候補地、整備手法などを検討した。

 ターミナル施設の候補地については、仙台の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路として「仙台東道路」の整備を同事務所が計画しており、その整備ルートも考慮しながら、仙台駅周辺のインターチェンジなども含めて選定することになりそうだ。

 同事務所の中尾吉宏所長は、先月に行われた所長主任の会見で、仙台駅の交通結節点としての機能強化に意欲を示し、「民間力も発揮できるような形で進めるのがよいと思うし、それには公募でいろいろな提案を求めるというやり方もある」と語っていた。

3791荷主研究者:2020/07/14(火) 21:26:19

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00560352?isReadConfirmed=true
2020/6/8 05:00 日刊工業新聞
兼松アドバンスド・マテリアルズ、仙台で新分野開拓 車載部品・医療など

仙台営業所が入居するビル

 兼松アドバンスド・マテリアルズ(東京都中央区、浅羽鉄平社長、03・6661・6430)は、国内3カ所目の事業拠点となる仙台営業所(仙台市宮城野区)を開設した。同社は電子部品メーカー向けを中心に非鉄金属材料などを供給する。東北エリアでの顧客サービス拡充と新規事業開拓を目指し新たな拠点を設けた。

 東北エリアの既存顧客向け材料供給を拡充するとともに、機能性材料の顧客開拓を進める狙いもある。人材採用にも有利という。東北支店からの一部異動を含め4人体制でスタート、順次人員を増やす方針。

 東北支店は電子材料などをジャストインタイムで供給するため顧客工場に隣接し、新規開拓などが難しい面もある。また同社は2019年10月に機能性材料部を新設し、車載電装部品や無線ICタグ用などのアルミ箔(はく)、医療向け材料の供給拡大を目指す。

 仙台営業所は電子材料、潤滑剤、接着剤などの供給拡大を柱に、先行きは機能性材料の担当者を配置し、事業を推進する計画だ。

(2020/6/8 05:00)

3792荷主研究者:2020/07/14(火) 21:41:41

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00560809?isReadConfirmed=true
2020/6/11 05:00 日刊工業新聞
本田精機、新工場棟を完成 大物加工に特化

大物加工の高精度化に対応した本田精機の新工場棟

【仙台】本田精機(仙台市若林区、本田典明社長、022・284・3077)は、本社敷地内に金属などの大物加工に特化した新工場棟を建設した。7月から本格稼働する。建物や設備の総投資額は約5億円。新工場稼働により、大物加工を中心に生産能力を現状比で約10%高める。同社では航空機関連など成長分野での受注拡大につなげる考え。

 新工場は鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積は約822平方メートル。大型門型5面加工機と3次元測定器を導入。生産能力引き上げによる受注拡大のほか、大物加工製品の高精度化に対応して顧客ニーズに応える。

 3次元測定器は幅2000ミリ×奥行き3000ミリ×高さ1600ミリメートルまでの製品測定が可能で、大物製品の品質保証体制を強化した。

 2・8トンクレーンを4基導入し、生産現場での作業効率と安全性を高めた。空調設備を整備して高精度製品の受注にも対応できる環境を整えた。

 本田精機は1ミリメートル角の小型部品の加工から組み立て総重量が5トンまでの大型精密機械、実験装置までを一貫生産できる体制を持つ。本田社長は「新型機の導入を機に新たな成長分野での大物製品の受注にチャレンジしたい」としている。

(2020/6/11 05:00)

3793荷主研究者:2020/07/14(火) 21:56:27

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200617_11026.html
2020年06月17日水曜日 河北新報
ガス民営化の事業者公募「夏前は困難」 仙台市長が答弁

仙台市中心市街地

 郡和子仙台市長は16日、市議会6月定例会代表質疑の答弁で、市ガス事業の民営化に関し「新型コロナウイルス感染症のため、当初想定した今年夏前の事業継承者の公募は難しい」と語り、スケジュールに遅れが出ていることを明かした。

 民営化を巡っては、専門家の市ガス事業民営化推進委員会が最低譲渡価格など公募条件の検討を進めているが、感染拡大の影響で今年2月を最後に、委員が集まって話し合うことが困難になっている。

 郡市長は「社会全体の大きな変容により(事業継承を目指す)エネルギー事業者を取り巻く競争環境の激化が見込まれる」と指摘し、ガス民営化も新型コロナの影響を踏まえて議論を深める必要性に言及した。

 本年度中に事業継承者を公募し、2022年度上半期に民間事業者に事業譲渡する日程は変更しない。「民営化計画にある全体のスケジュールは保持する。事業者の状況把握に努め、公募開始の適切な時期を見定めたい」と述べた。

3794荷主研究者:2020/07/14(火) 22:04:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200618_13008.html
2020年06月18日木曜日 河北新報
台風19号被災の阿武急、月内に仮復旧 宮城側1日42本まで増便へ

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)は17日、昨年10月の台風19号で被災した富野(伊達市)-丸森(宮城県丸森町)間が6月中に仮復旧し、丸森-槻木(同柴田町)間の1日の運行本数を被災前の9割となる上下計42本に回復させる方針を正式に表明した。

 角田市役所で開催した株主総会で報告した。県境をまたぐ不通区間の解消で列車を梁川車両基地(伊達市)に移送でき、宮城県側の増便が可能となる。丸森-槻木間は17.4キロで、見合わせていた昼や夜遅い時間帯の運行を再開する。

 現在は通勤、帰宅時間帯に限定し、仙台直通も含め1日上下計21本。被災前は46本だった。車両の点検はJR東日本の仙台車両センター(仙台市宮城野区)で実施している。17日に就任した菅原久吉社長は「日中の運行を再開できるのは、沿線住民にとって喜ばしいことと思う」と話した。

 仮復旧する富野-丸森間の15.4キロは山間部の斜面工事などが続くため、当面は回送列車のみ徐行運転し、10月の本復旧と営業運転の全線再開を目指す。菅原社長は「安全を確保し、なるべく早期に開通させたい」との考えを示した。

3795荷主研究者:2020/07/14(火) 22:11:33
>>642 >>3588
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200620_11022.html
2020年06月20日土曜日 河北新報
複合公共施設の建設地、再び旭ヶ丘に 仙台市が台原森林公園案を撤回

地下鉄旭ケ丘駅前の市有地。再び複合公共施設の建設地となった=仙台市青葉区

 仙台市は19日、青葉区旭ケ丘地区に計画する複合公共施設の建設地を住民の要望を踏まえ、台原森林公園内から市地下鉄旭ケ丘駅南側の市有地に変更すると表明した。市議会6月定例会一般質問の答弁で、佐藤伸治市民局長が説明した。建設地はそもそも市有地だったが、土壌汚染が発覚して変更した経緯があり、元の場所に戻る形となった。

 複合公共施設は駅に隣接するバスターミナル内の旭ケ丘市民センターを移転新築し、青葉障害者福祉センター(仮称)を併設する。

 市は2004年、市有地への整備計画を発表したが、08年に用地内でヒ素などの汚染物質や廃棄物が見つかった。土壌改良費は膨大とみられ、10年に施設規模の縮小方針を決定。東日本大震災による5年間の中断を経て、17年に駅西側の森林公園内に建設地を変更し、20年度着工を目指した。

 市によると、変更した整備計画には地区住民らが当初から「公園が狭くなる」「景観が良くない」などと異論を唱え、市有地での建設を求めていたという。

 市は整備計画を改めて見直し、市民センターは移転新築ではなく、既存施設の利用を継続しつつ、複合公共施設も併用する方針に転換した。複合公共施設の規模を抑えて土壌改良の範囲を狭くすれば、市有地に建設できる見通しが立った。

 今後、地区住民と複合公共施設の機能など詳細を協議し、本年度中に基本計画を策定する。佐藤局長は答弁で「くい打ちの工法などを工夫すれば費用を相当程度、圧縮できる見込みとなった。土壌汚染対策も含め地域住民に丁寧に説明し、意見も聞く」と強調した。

3796荷主研究者:2020/07/28(火) 22:12:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200621_15003.html
2020年06月21日日曜日 河北新報
空きテナントを現代美術ギャラリーに 仙台フォーラス、苦戦の一番町活性化へ新企画

新設するギャラリーについて打ち合わせをする関本さん(右)と向当さん=18日、仙台市青葉区の仙台フォーラス

 仙台市青葉区一番町のファッションビル「仙台フォーラス」に7月上旬、現代美術のギャラリーがオープンする。同区大手町の「ギャラリー ターンアラウンド」が空きテナントを利用して開設する。同ギャラリーの関本欣哉代表(44)は「作品やイベントを通して持続可能な社会を考える場にしたい」と意気込む。

 仙台フォーラスがある一番町商店街は近年、JR仙台駅周辺に商業施設が増えた影響で苦戦を強いられている。仙台フォーラスも服飾だけでなく、ダンススタジオの開設やイベントの企画など新しい試みを展開しているが、館内には空きテナントが見られる。

 ギャラリーの開設は、関本さんが仙台フォーラス関係の仕事をする友人から、空きテナントの有効活用の相談を受けたのがきっかけだった。関本さんは美術家が社会活動をし、企業が支援する欧米の例を紹介し、館内に作品発表の場を設けることを提案。同社も興味を示し案を採用した。

 具体的には、横浜トリエンナーレ(7〜10月、横浜市)に参加するなど国内外で活躍する美術家青野文昭さん(52)=青葉区=の作品を7月上旬から2階の空きテナントに設置する。

 7月下旬からは、土地の歴史などをテーマに映像やインスタレーションを発表し、全国的に注目されている佐々瞬さん(33)=同=らの作品を7階の空きテナントに展示する計画だ。

 仙台フォーラス営業企画グループの向当(こうとう)和貴さん(27)は「美術館とは違い、アートに関心を持たない方も多く訪れるので、どんな反応が出てくるのか楽しみ。地域の事業を創出する役割を担いたい」と語り、商店街の活性化につながることを期待する。

 関本さんは「新型コロナウイルスや景気低迷の影響で、若者は未来に希望が持てず、無力感に包まれている。作品が持つ力を体験する場を設けることで、環境問題や新型コロナなど社会課題を解決する方法を商業施設やそこに集う人々と考えていきたい」と話す。

3797荷主研究者:2020/07/28(火) 22:14:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200622_13022.html
2020年06月21日日曜日 河北新報
宮交バスの平日ダイヤ「改悪」? 利用者から不満の声相次ぐ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200621kahoku01.JPG
ダイヤ改正で減便となり、利用者から困惑の声が上がる加茂長命ケ丘線=19日夕、仙台市泉区の地下鉄八乙女駅バスプール

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200621kahoku02.JPG
ダイヤ改正で最終バスが繰り上がる主な地区

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で日祝ダイヤで運行されてきた宮城交通の路線バスが22日、平日ダイヤに戻った。待望の平日ダイヤだが、「以前の平日ダイヤより不便になる」との指摘が「読者とともに 特別報道室」に寄せられた。調べると「朝に1時間以上バスが来ない」「最終便が2時間以上繰り上がる」という路線があることが判明。利用者に聞くと、憤りの声が相次いだ。

 仙台市太白区の女性会社員(44)は16日、午前7時台の新しい時刻表にがくぜんとした。最寄りのバス停「西の平1丁目・金剛沢小前」は28分発の1本だけ。次は8時40分まで待たなければならない。

 従来の平日ダイヤは7時台に8分発、49分発と2本あり、8時台も21分発があった。「通勤・通学や通院にいい時刻だったのになぜ変えたのか。1時間以上の空白が生じるなんて」と理解できない様子だ。

 泉区の加茂団地に住む20代の女性会社員も困惑する。最寄りから市地下鉄八乙女駅に向かう朝だけでなく、帰りのダイヤも大きく変わる。最終バスが八乙女駅を午後9時1分発と、1時間半も繰り上がる。

 「日祝の最終便(午後10時3分発)の方が遅いという謎ダイヤ」とあきれ顔。遅くなった場合のタクシー利用も覚悟はするが、6カ月定期を購入しており「もったいない」と感じる。

 平日ダイヤの最終便の繰り上げは多くの路線で採用される。八乙女、泉中央の各駅を起点とする主な路線の繰り上げは表の通り。富谷市が深夜バスとして実証運行していた午後11時32分発の成田経由大清水行きと、泉ケ丘経由富谷営業所行きの2便も休止となる。

 利用者の不満を宮城交通はどう受け止めるのか。ダイヤ編成を担う計画課の担当者は「新型コロナによる減収が大きい」と経営状況を理由に挙げる。

 同社によると、6月に入ってからの乗客は4月の6割弱。平日ダイヤに戻すに当たり、以前の平日ダイヤの82%の本数にした。担当者は「経営を考えると以前と同じ本数を走らせるのは難しい」と訴える。

 ダイヤ設定では、朝の通勤・通学時間帯の便数をある程度確保。日中も一定数走らせるようにし、利用者が少ない夜遅い時間帯の減便を選択したという。

 担当者は「最大公約数に近いダイヤを考えた。ご不便をお掛けする路線があることも承知している。大学の対面授業が始まるなどで利用者が増えれば、再度ダイヤを改正するので理解してほしい」と説明する。

(末永智弘)

3798荷主研究者:2020/07/28(火) 22:30:58

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60691620T20C20A6L01000/
2020/6/23 18:15 日本経済新聞 東北 宮城
バーチャルオフィス、仙台駅前に開設 ワンストップビジネスセンター

3799荷主研究者:2020/07/28(火) 22:48:25

http://logistics.jp/media/2020/06/26/3891
2020/06/26 物流ニッポン新聞
アサヒ、東北エリアに共配網拡大 仙台であすセンター開設

 アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、さいたま市大宮区)は6月27日、仙台市宮城野区に4温度帯機能を備えた「仙台共配センター」を開設し、自社の共同配送網を東北エリアまで広げる。冷凍冷蔵車(4㌧5台、10㌧2台)を配置し、稼働初年度の売上高は3億円程度を見込む。今秋には4㌧冷凍車1台で同センター―岩槻共配センター(さいたま市岩槻区)の幹線便の運行を開始。これにより、同社が進めてきた東日本全域の共配ネットワークが完成する。(辻本亮平)

【写真=今後の業務拡大に合わせて車両を増強】

3800荷主研究者:2020/07/28(火) 22:53:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200627_13004.html
2020年06月27日土曜日 河北新報
「文横」飲食街、CFで守る 目標は1000万円

約150メートルの通りに多様な店舗が肩を寄せ合う文化横丁

CFの内容を検討する文化横丁の店主たち=23日、仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む仙台市青葉区の飲み屋街「文化横丁」の店主たちが7月1日、インターネットで経営資金を募るクラウドファンディング(CF)を始める。8月30日までに計1000万円を集める目標を設定。店主たちは「歴史が100年近い文横(ぶんよこ)を守るのに力を貸してほしい」と呼び掛ける。

 CFは30〜50代の店主でつくる「仙台文化横丁応援委員会」が企画。横丁全体を応援するコースと個別の店に出資するコースの2通りを用意し、それぞれ500万円への到達を目指す。

 横丁全体への支援は3000円〜10万円の5段階で募集。横丁の歩みをまとめた記録誌を作成し、5000円以上の出資者へ送る。オリジナルのTシャツやカレンダーも返礼品として準備。余った金額は将来的な夏祭りの開催など、横丁を盛り上げる蓄えとする。

 個別の店に対する支援は約15店が対象。3000円、5000円、1万円の3段階で受け付け、出資額より2割多い金額の利用券を送る。全ての返礼品は11月ごろ手元に届く。

 文化横丁には、昭和レトロな居酒屋やダイニングバーなど約50店が軒を連ね、常連客のほか、県内外からのビジネスマンや観光客にも愛されてきた。

 だが、宮城県の休業要請が明けた5月7日以降も、客同士の距離が近い横丁の特徴が敬遠され、宴会の予約も激減するなど客足は戻っていない。焼鳥店「あかしろ屋」の店主片瀬淳也さん(47)は「感染予防で狭い空間は避けられがち。売り上げがコロナ前と比べて8、9割減った日もある」と窮状を説明する。

 おでん屋「ほたる2号館」店主で文化横丁応援委員長の千葉邦明さん(52)は「多くの店の中から飛び込む先を選び、そこからつながりを広げていくのが横丁の醍醐味(だいごみ)。何としても未来に残したい」と話す。

 CFの詳細は7月1日以降、専用サイト「キャンプファイヤー」で確認できる。連絡先は仙台文化横丁応援委員会事務局022(723)5775。

3801荷主研究者:2020/07/28(火) 22:55:31

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200628_13016.html
2020年06月28日日曜日 河北新報
阿武急・丸森-槻木、昼時間帯の運行再開 台風19号被災前の9割に回復

再開した昼時間帯の列車を利用する高校生ら=27日午後1時ごろ、阿武隈急行角田駅

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)は27日、昨年10月の台風19号の影響で大幅に減便していた丸森(宮城県丸森町)-槻木(同柴田町)の17.4キロで、昼時間帯などの運行を再開した。1日の本数は被災前の9割に回復。日中の駅ホームで乗客が列車を待つ光景が戻った。

 運行を全て見合わせていた午前9時〜午後4時台には上下計14本が走る。角田駅(角田市)では午前中から高校生らが乗車した。

 駅近くで理容店を営む門間恵子さん(65)は「宮城県美里町に実家があり、昼間にゆっくり帰省できるのはありがたい。実家でも時間を気にせず過ごせそうだ」と話した。

 1日の運行本数は仙台直通を含め上下計42本となる。同区間は台風被害で不通となり、昨年12月6日に通勤、帰宅時間帯の21本が再開した。被災前は46本あった。

 線路への土砂流入などで不通が続いた富野(伊達市)-丸森間の仮復旧で、宮城県側から列車を梁川車両基地(同)に回送して点検できるようになり、増便が可能になった。阿武急企画営業課の担当者は「本数が少なく迷惑を掛けていた。利用者が戻ってくれればうれしい」と話した。

 同社は10月の富野-丸森間の本復旧と営業運転の全線再開を目指す方針。

3802荷主研究者:2020/07/28(火) 23:00:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200630_12004.html
2020年06月30日火曜日 河北新報
MOVIX利府、10月31日閉館 宮城

MOVIX利府

 全国でシネマコンプレックス(複合型映画館)を運営する松竹マルチプレックスシアターズ(東京)は29日、宮城県利府町のMOVIX利府を10月31日で閉館すると発表した。同社は「契約満了に伴う措置」と説明している。

 MOVIX利府は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として4月から約1カ月休館し、5月18日に再開。客足が大幅に減り、休館前の3割程度にとどまっていた。

 同館の山田宗喜マネジャーは「コロナの影響は大きかったが、閉館はあくまで契約上の話で予定していたこと」と説明する。

 同館は2001年3月開館。12スクリーン計2438席のシネコン。県道8号通称「利府街道」沿いにあり、町役場やイオンモール利府に隣接する商業集積地「利府ペアガーデン」内で営業する。

 イオンモール利府によると、今冬同町に開業予定の大型商業施設「イオンモール利府」新棟に、新たに映画館がオープンする予定という。

 熊谷大町長は「イオンモール利府の新棟が冬に開業するなど、町がリニューアルしていく流れの一つなのだろう」と述べた。

3803荷主研究者:2020/07/28(火) 23:01:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202006/20200630_13023.html
2020年06月30日火曜日 河北新報
FCV向け水素供給施設 仙台空港近くに設置 今秋着工

東京などで稼働している商用水素ステーション=2016年3月

 宮城県は29日、燃料電池車(FCV)に水素を充填(じゅうてん)する「商用水素ステーション」を仙台空港(名取、岩沼両市)に近い岩沼市内に設置すると発表した。県内2カ所目の供給施設で、開設は2021年8月以降の見込み。岩谷産業と日本水素ステーションネットワーク(東京)が共同で整備する。

 仙台空港に隣接する工業団地「仙台空港フロンティアパーク」の空き区画を活用。同空港と仙台東部道路仙台空港インターチェンジをつなぐ県道沿いに建設する。着工は今秋の予定。

 県は20年度予算に、施設整備費の助成などを盛り込んだ水素エネルギー利活用推進費を2億300万円計上した。事業者を公募し、唯一手を挙げた両社の共同事業への補助を決めた。

 県は二酸化炭素を出さない水素を次世代エネルギーの柱と位置付け、温室効果ガスの排出量削減を目指す。村井嘉浩知事が掲げる「創造的復興」の一環で、県が後押しした最初の施設は17年3月、仙台市宮城野区の県有地にオープンした。

 県内のFCV登録台数は20年5月末現在で48台にとどまり、施設増設が課題。村井知事は29日の定例記者会見で「(今回の場所は)空港に近く、分かりやすい。FCVの普及に弾みがつく」と期待した。

3804荷主研究者:2020/07/28(火) 23:05:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200702_13022.html
2020年07月02日木曜日 河北新報
「石巻河南道路」ルート案を選定 現道の拡幅とバイパス整備を併用

 宮城県石巻市の蛇田地区と河南地区を結ぶ新たな国道108号「石巻河南道路」のルートを巡り、東北地方整備局は1日、公表していた3案から、現道の拡幅とバイパス整備を併用する案(延長約8キロ)を選定した。今後、詳細なルート設定を進める。

 整備局が同日の社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会で示し、有識者らの委員が了承した。事業化の時期は未定。

 選ばれた併用案は蛇田地区の三陸沿岸道石巻河南インターチェンジ(IC)付近と河南地区を連結する。蛇田地区は現道を4車線に拡幅し、河南地区は盛り土でバイパスを整備する。事業費は約170億〜220億円を見込む。

 他の2案は共に全線をバイパス整備し、石巻女川ICや石巻河南ICをつなぐ計画だった。併用案は渋滞の解消や中心部へのアクセス向上が期待され、事業費が2案よりも抑えられる点などが評価された。

3805荷主研究者:2020/07/28(火) 23:06:07

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61144400T00C20A7L01000/
2020/7/3 18:58 日本経済新聞 東北 宮城 山形
きらやか銀行、仙台支店建て替え 22年春にも開業

3806荷主研究者:2020/09/05(土) 12:46:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200704_13010.html
2020年07月04日土曜日 河北新報
宮城県教育研修センター跡地、私立特別支援学校に 来春開校に向け着工

校舎の完成予想図(三幸学園提供)

 仙台市青葉区の旧宮城県教育研修センターに建設する私立の特別支援学校「支援学校仙台みらい高等学園(仮称)」の安全祈願祭が3日、現地であった。宮城県教委の公募に応じた学校法人三幸学園(東京)が設置、運営を担う。8日の県私立学校審議会での正式決定を経て、2021年4月の開校を目指す。

 三幸学園は東京未来大や専門学校、高校、保育所など計110カ所を運営する。約20人が参加した安全祈願祭で、昼間一彦理事長は「特別支援学校に入学を希望する生徒の受け皿が不足している。一人一人の可能性を信じて、学ぶ機会を提供したい」と話した。

 敷地面積は約1万8400平方メートルあり、県教委が無償で貸し付ける。本校舎は鉄筋2階、延べ床面積約1260平方メートルで、センターの情報処理教育棟を改修する。新設の寄宿舎(定員48人)は鉄筋2階、延べ床面積約970平方メートル。体育館や実習室も整備する。

 高等学園は軽度の知的障害のある生徒を受け入れ、就労支援や就職に向けたキャリア教育を行う。高等部課程の本科(3年間)と専門教育課程の専攻科(2年間)を設置し、1学年の定員は本科が24人、専攻科が16人の予定。

 県立の特別支援学校の高等学園は岩沼市や女川町などに4校あり、私立は2校目。私立初の共学校となる。

3807荷主研究者:2020/09/05(土) 12:49:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200704_11006.html
2020年07月04日土曜日 河北新報
杜の都・仙台の顔「勾当台」リニューアル 市懇話会、将来像策定スタート

終戦直後以来のリニューアル期を迎えた勾当台地区。市は市民広場の再整備などに乗り出す=仙台市青葉区

 仙台市は3日、青葉区勾当台地区の将来像「勾当台エリアビジョン」の策定に向け、有識者の懇話会を発足させた。JR仙台駅周辺と並ぶ杜の都の「顔」となる地区で、市役所本庁舎の建て替えなどの大型事業が控える。戦災復興で形成された街は半世紀以上を経て建物が老朽化し、転換期を迎えつつあり、リニューアルを検討する。

 懇話会はまちづくりや都市計画などを専門とする大学教授ら5人で構成する。初会合が市役所であり、市は検討対象として南北は元鍛治丁公園周辺-市役所周辺の約500メートル、東西は愛宕上杉通-晩翠通の約1000メートルの範囲を提案した。

 同エリアでは、市が2028年度の利用開始を目指し、新本庁舎の建設に乗り出す方針のほか、勾当台公園と市民広場の再整備に向け、20年度に基本構想の策定を予定する。定禅寺通では官民組織が歩道やケヤキ並木を活用し、にぎわい創出の社会実験に取り組む。一方、約半数の建物が築40年以上と老朽化が進んでおり、今後は建て替えや改修が相次ぐとみられる。宮城県も老朽化する定禅寺通の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)を宮城野区に移転、新築する方針で跡地利用に注目が集まる。

 ビジョンはこれらの動向を踏まえ、勾当台地区の将来像を描き、30年度を目標に都市機能の誘導や施策展開の方向性を示す。懇話会は年度内に3回の会合を重ね、秋ごろ中間案をまとめ、意見公募を経て21年初めごろの策定を目指す。

 初会合では検討エリアの設定に意見が相次いだ。NPO法人まちづくりスポット仙台の岩間友希氏は「西公園なども含め広く捉えた方がいい」と提案。東北大大学院教授の姥浦道生氏は「仙台駅前と比較するなど、都心全体の中で勾当台地区をどう位置付けるかという議論が必要」と指摘した。

3808荷主研究者:2020/09/05(土) 12:51:56

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200706_13019.html
2020年07月06日月曜日 河北新報
「無電柱化」29年度まで10路線 仙台市、延長5キロで推進

無電柱化され、歩道に電線がない市道元寺小路福室線=仙台市宮城野区

 仙台市は、市が管理する道路上の電柱や電線を地下に移設する「無電柱化」の推進計画を策定した。計画期間は2029年度までの10年間。整備効果が高い10路線を選定し、過去10年の実績8.7キロを上回る約10キロの地下化に取り組む。

 基本方針には無電柱化を優先的に進める道路の種類を示した。緊急輸送道路や骨格幹線道路のほか、通学路などバリアフリーに配慮する道路、多くの来訪者が集まる道路、歴史・文化的価値がある道路を挙げた。

 整備計画には、20年度から10年間に無電柱化する10路線の具体的な区間を明示した。県道仙台泉線の青葉区昭和町-堤町3丁目間、市道元寺小路福室線の宮城野区銀杏町-南目館間など。区間の総延長は約5キロだが、道路の両側を無電柱化すると約10キロになる。

 市は電線共同溝の本体整備費、電線管理者は地上機器やケーブルの設置費をそれぞれ負担する。

 10路線以外でも都心再構築プロジェクトなどに関連し、道路の再整備が行われる際は無電柱化を検討する。緊急輸送道路や避難道路では道路法に基づき、電柱の新設を原則禁止と決め、20年度中に運用を始める。

 道路上の電柱は景観を損ねるだけでなく、地震や台風などの災害時に倒壊の危険がある。市内では1985年ごろJR仙台駅周辺で無電柱化が始まり、都市計画道路整備や土地区画整理事業に合わせて広がった。

 2016年に無電柱化推進法が施行され、市は19年3月に基本方針を取りまとめ、20年3月末に推進計画を策定した。

3809荷主研究者:2020/09/05(土) 13:11:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200709_13025.html
2020年07月09日木曜日 河北新報
商業施設に現代美術 仙台フォーラスにギャラリー開館

仙台フォーラス内に開館したギャラリーに展示された青野さんの作品=8日

 仙台市青葉区一番町のファッションビル「仙台フォーラス」に8日、現代美術のギャラリーがオープンした。仙台の若者ファッションをリードしてきた商業施設から、持続可能な社会について考える最先端のアートを発信する。

 ギャラリーは、同区大手町のギャラリーターンアラウンドが2階の空きテナント(約150平方メートル)を利用し開設した。第1弾として国内外で活躍する美術家青野文昭さん(52)=青葉区=の立体作品など約20点を8月中旬まで展示する。

 青野さんは「なおす」をテーマに、廃棄物や拾得物の欠損部分、使用痕跡を修復し、作品として再生させることで知られるアーティスト。看板やプラスチックのバケツ、カップ麺の容器などを利用した作品を間近で見ることができる。

 青野さんが、仙台フォーラスの出入り口にある階段の破損箇所を修復する様子を記録した、最新の映像作品も上映している。

 7月下旬からは7階の空きテナントに、土地の歴史や戦争の記憶をテーマに映像やインスタレーションを発表している佐々瞬さん(33)=青葉区=の作品を展示する予定。

 ギャラリーはJR仙台駅周辺の商業施設に客足を奪われ、苦戦を強いられている一番町商店街の新たな魅力を創出する役割も期待されている。ターンアラウンドの関本欣哉代表は「商業施設に現代美術を展示することはあまりなかった。美術に関心がない人をはじめ、多くの人に現代美術の魅力を知ってもらうきっかけになればいい」と話す。

3810荷主研究者:2020/09/05(土) 13:11:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200709_13010.html
2020年07月09日木曜日 河北新報
藤崎本館建て替えへ 仙台・一番町3丁目の再開発始動

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200709kahoku01.JPG
周辺ビルと一体的に再開発を進めることになった藤崎本館=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区一番町3丁目の地権者でつくる「一番町三丁目おおまち南地区再開発推進協議会」は8日、藤崎本館の建て替えを含む市街地再開発に向け、具体的な計画を作る事業協力者の募集を始めた。市中心部で進む再開発事業で最大となる約1万7000平方メートルに商業・業務・複合交流拠点の整備を目指す大型計画が始動する。

 再開発区域は青葉通沿いで、藤崎のファーストタワー館、大町館、一番町館は含まない。区域内はビル約20棟を抱え、地権者は16人。協議会は3月30日に設立され、会長には藤崎の藤〓三郎助社長が就いた。区域内には築50年以上の老朽化した建物が複数あり、2018年8月から再開発に向けた勉強会を開いていた。

 事業協力者は単独のゼネコンに限定する。29日に応募を締め切った上で8月20日まで提案書を募り、9月に決定する。拠点整備の具体的な計画を作成した後、施工事業者を改めて募集する。協議会は今後3年をめどに再開発準備組合を設立する予定。

 藤崎は1963年、現在の本館の大部分となる鉄筋コンクリートの建物を建設。増改築や耐震工事を実施し、現在は地上8階、地下3階で延べ床面積3万6900平方メートル、売り場面積2万5000平方メートルとなっている。

 昨年200周年を迎えた藤崎の2020年2月期の売上高は20年前に比べ12.0%減少。ネット通販の拡大で衣料品を中心に伸び悩み、消費税増税、新型コロナウイルスによる客足減も重なり逆風が続く。

 関係者によると、藤崎が単独での建て替えを選択しなかったのは、周辺地域との一体開発で仮店舗などの代替機能を確保し、新店舗建設期間中も営業を続ける狙いがあるとみられる。

 藤崎は取材に対し、「事業者選定に差し支えるのでコメントは控える」と明言を避けた。藤〓社長は昨年12月、本館建て替えについて河北新報社の取材に「売り場面積は現在の4館合計約3万2000平方メートルから2万平方メートル規模になるイメージ」と語っている。

◎市中心部の核にぎわい期待

 藤崎本館など周辺の一体的な再開発が始動する仙台市青葉区一番町3丁目は、大型商業施設が集積する仙台駅前と、官公庁街の勾当台地区とをつなぐ中間に位置する。市中心部の核として、再開発施設がにぎわい創出に果たす役割に関係者が期待を寄せている。

 再開発区域は西側の約半分を藤崎本館や同社関連施設が占める。南側の青葉通沿いに銀行やオフィス、北側のアーケード街に商業施設が並び、多面性を持つ。

 市中心部商店街活性化協議会の山崎浩之会長は「純粋な百貨店業だけでなく、地元の人たちの思いを取り込んだ公共性のある施設にしてほしい」と求め、「周辺が再開発施設とどう結び付き、相乗効果を生み出せるかを考えなければならない」と課題を挙げた。

 同区域は都市再生緊急整備地域に指定され、老朽化したビルの建て替えを促す市の「都心再構築プロジェクト」の対象となる。市はオブザーバーとして協議会に助言していく方針。

 都心まちづくり課の二階堂聡課長は「青葉通や一番町は中心部の回遊性を高めるために重要なエリアだ。周辺の再開発への刺激になることも期待したい」と話した。

(注)〓は崎の本字

3811荷主研究者:2020/09/05(土) 13:13:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200710_12017.html
2020年07月10日金曜日 河北新報
仙台の空き室率上昇5%台 オフィスビル・6月

仙台市の中心市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が9日まとめた仙台市の6月のオフィスビルの空き室率は、前月比0.49ポイント高い5.13%と、2カ月連続で上がった。5%台は2018年9月(5.09%)以来、1年9カ月ぶり。新型コロナウイルスの影響で解約が相次いだ。

 全5地区中4地区が上昇し、空き室面積は約7200平方メートル増えた。仙台駅前地区は0.52ポイント上昇の4.70%。新型コロナの感染拡大に伴う自粛傾向が続き、インターネットカフェや飲食店が撤退した。駅東地区は貸し会議室の解約があり、0.10ポイント上昇の6.21%だった。

 一番町周辺地区は新築ビルへのオフィス移転が相次いで決まり、0.91ポイントの大幅上昇となる4.04%。県庁・市役所周辺地区は小規模な解約があり、0.13ポイント上昇の5.80%だった。

 同支店の担当者は「コロナ禍で売り上げが減少した業種の撤退に加え、大型ビルの供給に伴う空き室の発生が重なった。今後も空き室が増える傾向は続くだろう」と予測した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートル以上の351棟。貸し会議室の運営会社がビルを売却したため、1棟増えた。

3812荷主研究者:2020/09/05(土) 13:13:57

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200710_12015.html
2020年07月10日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>バーチャルオフィス活況 事務所持たず住所レンタル、起業をしやすく

ワンストップビジネスセンターが会員に時間貸ししている会議室=仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止する対策として在宅勤務の普及が進む中、オフィスを持たずに住所を借りるバーチャルオフィスの需要が高まっている。6月には東京の専門事業者が仙台市青葉区に東北で初出店したほか、地元業者にも問い合わせが相次いでいる。(報道部・古賀佑美)

 バーチャルオフィスを全国30拠点で展開するワンストップビジネスセンター(東京)は6月18日、青葉区本町1丁目のJR仙台駅近くに仙台店を開設した。

 店舗はビル内のがらんとした10坪ほどの1室のみ。商談用として利用者に時間貸しする。徹底的に無駄を省き、格安でサービスを提供する。

 土本真也社長(43)は「以前から起業文化が根付く仙台に出店したかった。新型コロナの影響で、テレワークや固定費を削減したい企業の受け皿にもなり得る」と話す。

 住所を貸すバーチャルオフィスサービスは立地に価値を置く。取引先や顧客への信頼性が高い仙台駅前エリアには、複数の地元企業が10年以上前からサービスを展開している。

 青葉区中央4丁目のオフィスドリームズ竹葉は2007年、シェアオフィスとバーチャルオフィスのサービスを始めた。バーチャルオフィスには約70の個人、法人が登録する。

 家庭問題のカウンセラーやフラワーアレンジメント講師といった女性の登録が多く、東日本大震災後は復興需要を狙う宮城県外の建設会社の登録が増えた。新型コロナに影響を受けた解約はほとんどなかった。

 小林房子社長(81)は「時代を反映するサービスなのかもしれない。働く場所にとらわれないので、コロナ禍でも必要とされるはずだ」と期待を込める。

 シェアオフィス事業も含む青葉区本町1丁目の「セカンドステージ」の運営会社は、会計事務所が母体となっているのが特徴。企業支援の視点を生かして事業を展開し、開業相談にも対応する。新型コロナ前に比べ、問い合わせが3倍に増えているという。

 バーチャルオフィス事業の課題は利用者の審査だ。各運営会社は利用希望者の登記や取引履歴を確認する。対面審査や会員制交流サイト(SNS)のチェックも加え、悪用を防ぐ対策を尽くしている。地元企業は「無理に利用者を増やさず、関係性のある事業者に特化する」と説明する。

 市内の不動産関係者はバーチャルオフィスについて「副業や個人事業主のスタートアップで広く利用される可能性はある。ただ、事業拡大に向けた融資を受けるには、実体のオフィスを借りて法人の信用性を高める必要があるだろう」と指摘している。

[バーチャルオフィス]事務所を持たない個人事業主や法人に、住所や電話番号、ファクス番号をレンタルするサービス。法人登記のほか、郵送物や電話の転送も可能。利用料はシェアオフィスやコワーキングより安価で、自宅情報を公開したくない起業家や個人事業主の利用が多い。

3813荷主研究者:2020/09/05(土) 13:40:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200711_12015.html
2020年07月11日土曜日 河北新報
警察厚生宿泊施設「パレス宮城野」、7月末閉館へ

7月末に閉館するパレス宮城野

 警察共済組合県支部が運営する仙台市青葉区の厚生宿泊施設「パレス宮城野」が今月いっぱいで、営業を終える。利用者の減少と老朽化に伴うもので、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、当初来年3月末に予定した閉館を前倒しする。関係者によると、閉館後の建物と敷地の利用方法は決まっていないという。

 パレス宮城野は鉄骨鉄筋地上5階、地下1階で、延べ床面積約4610平方メートル。最大195人が入る大会議室をはじめ会議、宴会場計10室と客室11室、レストランなどがある。

 前身のみやぎ野会館を移転、新築し1986年に開業。仙台城大手門の意匠を外観に取り入れ、2007年まで神殿や写真室があった。最盛期の1990年には年100組以上の結婚式、披露宴を執り行った。

 近年、利用者が減り続けたことに加え、老朽化した建物や設備の修繕、更新に数千万円かかるため、閉館を決めた。県警厚生課によると、備品など整理し、建物を所有者の県に返すという。解体するか改修して使うかは今後、県が決める。

 宿泊営業は既に終了し、レストランと宴会場を予約制で利用できる。日本酒「警魂」とレトルトの「みやぎの牛タンカレー」などは9月まで、在庫分を販売する見込み。

 板垣誠支配人は「時代の流れとはいえ、閉鎖は残念だ。さまざまな催しを開いて感謝を伝えたかったが、コロナ禍の現状では難しい」と語った。

3814荷主研究者:2020/09/05(土) 13:52:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200722_12003.html
2020年07月22日水曜日 河北新報
食品廃棄物で発電事業 仙台・蒲生で22年から JFEとJR東

仙台工場の完成予想図

 JFEグループの環境事業会社「J&T環境」(横浜市)とJR東日本などは21日、東日本大震災で被災した仙台市宮城野区蒲生北部地区で、食品リサイクル・バイオガス発電事業を2022年2月に始めると発表した。

 J&T環境、JR東、東京ガス、東北鉄道運輸(仙台市)の4社は19年11月、共同出資で「東北バイオフードリサイクル」(同)を設立。市が買い取った防災集団移転跡地の利活用事業に応募し、約1万1000平方メートルを借り受けた。

 1日最大40トンの廃棄物を処理できる工場を建設する。鉄筋2階、延べ床面積は840平方メートル。今年9月に着工する。

 JR仙台駅や駅ビル、ホテルの廃棄食品のほか、東北の食品工場からの産業廃棄物も扱う。生ごみとプラスチック容器などを分別する高性能の除去装置もあり、消費期限が切れた駅弁なども処理できる。

 微生物発酵のメタンガスで発電し、発電出力は780キロワット、年間発電量は一般家庭1500世帯分の約650万キロワット時を見込む。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、東北電力に9割を売電する。

 処理後の汚泥で肥料を作り、JR東グループの仙台ターミナルビル(仙台市)が若林区荒浜地区に21年3月オープンさせる観光果樹園での活用も検討する。

 JFEとJR東による食品リサイクル・バイオガス発電事業は、横浜市に続き2カ所目。J&T環境の担当者は「仙台工場は環境教育や防災拠点の役割も果たす」と説明し、JR東の担当者は「エネルギーの地産地消を目指して被災地復興に貢献したい」と話した。

3815荷主研究者:2020/09/05(土) 13:53:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200722_12019.html
2020年07月22日水曜日 河北新報
ホテル京阪仙台、8月1日開業 東北初進出

東北初進出で8月1日にオープンする「ホテル京阪 仙台」

 京阪ホールディングス(大阪市)のグループ会社、ホテル京阪(同)は8月1日、仙台市青葉区中央3丁目に「ホテル京阪 仙台」を開業する。同ホテルの東北進出は初めて。JR仙台駅に近い立地を生かし、ビジネス客や観光客の利用を見込む。

 仙台駅西口から徒歩8分の青葉通沿いにあり、七十七銀行本店に隣接。周辺には商業施設、オフィスビル、飲食店などが並ぶ。

 地上14階、地下1階、延べ床面積約8200平方メートル。客室は201室で、筆返しのある化粧棚や伊達家の家紋風のデザインを施した小物など、仙台の武家文化を感じさせる一方、照明や空調をタッチパネルで操作できるなど最新の機能性を備える。2階にはレストランを設けた。

 久保充啓営業副本部長(52)は「『ウィズコロナ』の意識を持ちながら、宿泊特化型のホテルを目指したい」と話す。

3816荷主研究者:2020/09/05(土) 14:07:41
>>3789
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=25869
2020/7/29 日刊建設新聞 宮城版
中央復建JVを特定 交通ターミナル検討プロポ 仙台駅周辺に整備(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルで、中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)設計JVを受託候補者に特定した。今後に見積もり合わせし、金額が折り合えば同JVと契約する。検討業務では、仙台駅周辺に交通ターミナルのような結節点を設けるため、整備方針案などを作成する。

 仙台駅周辺は高速バスの発着場所が点在しており、乗り継ぎが不便などといった問題がある。このような状況を解消するため、高速バスを中心とした新たな交通結節点のあり方を検討している。

 今回委託する業務では、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮できるようにするため、交通結節点整備方針案と事業協力者公募条件案の作成や、交通結節点機能強化検討会(案)の運営補助などを行う。履行期間は2021年3月12日まで。

 交通結節点の検討に当たっては、昨年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。この業務では仙台駅の機能を高め、鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の規模や候補地、整備手法などを検討した。

 ターミナル施設の候補地に関しては、仙台の中心部と東部地区を結ぶ地域高規格道路として「仙台東道路」の整備を同事務所が計画しており、その整備ルートも考慮しながら、仙台駅周辺のインターチェンジなども含めて選定することになりそうだ。民間力が発揮できるような形での施設整備を視野に入れており、今後に事業協力者を募り、提案を求める見通し。

3817荷主研究者:2020/09/05(土) 14:08:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200729_11004.html
2020年07月29日水曜日 河北新報
仙台市、公文書館開設へ 運営検討会議が初会合

公文書館の開館に向け、課題を整理した運営検討会議の初会合

 仙台市は28日、歴史的価値のある公文書を永年保存する「公文書館(仮称)」の2022年度の開館に向け、有識者による運営検討会議を設置し、市役所で初会合を開いた。

 検討会議は大学の研究者や他自治体の公文書館職員ら5人で構成する。開館までに公文書の収集・選別基準の検証、個人情報保護のため閲覧を制限する場合の利用審査基準の策定、審査方法の検討などを進める。

 座長に就いた東北大史料館の加藤諭准教授は「行政の記録を次世代に残し、検証するための重要な施設となる。散逸や劣化を防ぐだけでなく、市民の利便性を高められるように議論していきたい」と語った。

 公文書館には、市が定める保存期間が過ぎた文書のうち、基準に沿って選別した「歴史的公文書」などを保管する。15年3月に閉校した旧貝森小(青葉区)校舎を活用し、今年9月に改修工事に着手する。

3818荷主研究者:2020/09/05(土) 14:34:12

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200730_13033.html
2020年07月30日木曜日 河北新報
東北大発のベンチャー、キャンパスに新工場 米ぬか油からサプリ原料を抽出

関係者に公開された工場内のスーパービタミンE抽出・濃縮装置=仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパス

 東北大発ベンチャー「ファイトケム・プロダクツ」(仙台市)は、米ぬか油からスーパービタミンEなどの機能性成分を抽出する新工場を仙台市青葉区の青葉山キャンパスに開設した。29日、既に稼働した工場の内部を関係者に公開した。機能性成分はサプリメントや食品、化粧品の原料として製造・販売している。

 抽出技術は、東北大大学院工学研究科の北川尚美教授(化学工学)が開発した「イオン交換樹脂法」を採用。合成樹脂製の専用の吸着剤が入った管に米ぬか油を通すことで、吸着剤から機能性成分を抽出できる。

 工場はビジネスインキュベータ棟の一室で面積は50平方メートル。機能性成分を抽出、濃縮する設備を配置した。米油メーカーからサラダ油製造に使わなかった米ぬか油を仕入れ、1週間に約1キロのスーパービタミンEやビタミンEを製造する。

 スーパービタミンEは通常のビタミンEの50倍程度の抗酸化作用を持ち、老化抑制や肌の保湿に効果があるとされる。従来はパーム油から抽出されるが、米ぬか油の方が含有量が多い。

 今後はパラフィンなど他の機能性成分の量産を目指すほか、抽出後の油成分を燃料にバイオマス発電に取り組む。2年後には市沿岸部に大規模工場を設ける。

 加藤牧子社長(41)は「東北産の米ぬか油で安全性も高い。米油メーカーが使わず焼却処分している未利用油を生かし、東北の農業と持続可能な社会に貢献できればいい」と強調した。

3819荷主研究者:2020/09/05(土) 14:34:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200731_11022.html
2020年07月31日金曜日 河北新報
大幅減収の仙台市バス「現状維持困難」郡市長見通し

 仙台市議会臨時会は30日、開会した。郡和子市長は新型コロナウイルスの影響で利用者が激減する市バス事業に関し、「運行本数や運行エリアを将来も現状のまま維持するのは難しい」と厳しい見通しを示した。

 郡市長は「感染収束後もテレワークなどの新しい生活様式が普及し、利用者の減少が続くことが予想される。今後は路線バスと地域交通を組み合わせた新たな交通ネットワークを構築する必要がある」と述べた。

 加藤俊憲交通事業管理者はバスと地下鉄の4、5月の乗車人数が前年同期の5割に落ち込み、4〜6月はバスが約7億円、地下鉄が約19億円の減収見通しと説明。バス事業は資金不足比率が20%を超え、経営健全化団体に陥る可能性があり、国が創設した「特別減収対策企業債」を発行する方針を明らかにした。

 加藤管理者は「企業債発行で当面は20%を超えないと見込んでいる。利用者が少なく、路線の維持が困難なエリアは地域交通と役割分担し、運行の効率化を図る必要がある」と語った。

 亀山元信病院事業管理者は感染拡大の影響で市立病院(太白区)の3〜6月の外来患者が9789人、入院患者が7981人減り、医療収益が4億7700万円減少したと説明。「全国的に感染が再拡大する中、さらに厳しい状況もあり得る」と危機感を募らせた。

 会期は8月3日までの5日間。市は新型コロナ対策費や緊急経済対策費を計上し、29億6567万円を増額する一般会計補正予算案など議案4件を提出した。

 松本由男(自民党)小野寺利裕(公明党市議団)佐藤わか子(民主フォーラム仙台)古久保和子(共産党市議団)石川建治(社民党市議団)安孫子雅浩(蒼雲の会)伊藤優太(市民と未来のために)の7氏が質問した。

3820荷主研究者:2020/09/05(土) 14:35:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202007/20200731_12026.html
2020年07月31日金曜日 河北新報
ゼップ仙台跡地に「JR仙台イーストゲートビル」 21年2月開業発表

エントランスホール「ダテリウム」のイメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社は30日、仙台駅東口のライブホール「Zepp sendai(ゼップ仙台)」跡地に建設中のオフィスビルの名称を「JR仙台イーストゲートビル」とし、2021年2月に開業することを発表した。

 駅に直結した建物は地上13階、地下1階、延べ床面積約2万5600平方メートル。1フロアは約1420平方メートル、天井高2.8メートルの無柱空間を確保し、多様なレイアウトに対応する。

 2、3階には、米国発祥のワークスペース事業「ウィーワーク」が東北初進出する。ウィーワークジャパン(東京)によると、2フロアに計485デスクを配置する予定。テレワークやサテライトオフィス、企業間交流といった幅広い利用を見込む。

 1階は開放的な吹き抜けのエントランスホール「ダテリウム」。待ち合わせや打ち合わせに使えるほか、地域や音楽のイベントなどを定期的に開催し、にぎわいを創出する。三林宏幸支社長は「将来に向けた投資を進めたい」と話した。

3821荷主研究者:2020/09/05(土) 14:40:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200801_12003.html
2020年08月01日土曜日 河北新報
未利用日のオフィス転貸OK 仙台にシェア型複合施設開設

転貸できる個室オフィス。木目調の内装を施し、落ち着いた雰囲気を演出する=仙台市青葉区

 仙台市青葉区の建築業エコラは、同区二日町の築38年のビル1棟を全面改装し、賃貸のオフィス、飲食店、住宅を組み合わせたシェア型複合施設「TNER(トナー)」を1日、オープンさせる。契約者がオフィスを使わない日には一部を転貸できる新しい仕組みを取り入れた。

 TNERは借りるを意味する「RENT」の逆さ読みで、「賃貸の常識をひっくり返す」との思いを込めた。ビルは鉄骨鉄筋コンクリート造10階で、延べ床面積2075平方メートル。3月に改装を完了した。

 3、4階のオフィスは1〜10人用の計19の個室やフリーデスク、キッチンを備える。契約者が空き会議室や休日のオフィスをまた貸しすることで収益を生み出し、固定費を抑えられる。個室の利用料は月3万5000円から。

 2階は飲食と菓子製造の計2区画を1日1万円、夜間は1時間1000円で貸し、気軽にチャレンジしやすい環境をつくる。5〜10階は住宅25戸があり、料理教室やギャラリーといった2次利用を想定する。

 エコラの百田好徳社長(43)は「オフィス階は交流の場になりやすいシェアキッチンを中心に据えたのが特徴。起業家やIT企業の受け皿になり、新しいビジネスを生み出す空間にしたい」と話した。

3822荷主研究者:2020/09/05(土) 14:40:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200803_13024.html
2020年08月03日月曜日 河北新報
「仙台っ子」国分町に別れ コロナ打撃で9日閉店 駅東口に再オープン

国分町店が入居するビル=仙台市青葉区国分町

 仙台市を拠点とするラーメンチェーン「らーめん堂仙台っ子」の国分町店(青葉区国分町)が9日、閉店する。東北随一の繁華街に1995年に開店した1号店。新型コロナウイルスの影響で夜のにぎわいが失われて赤字が続き、一時撤退を決めた。

 運営するフィダール(若林区)によると、国分町店は宮城野区榴岡に移転し、24日に仙台駅東口店としてオープンする予定。

 仙台っ子は県内に直営とフランチャイズ計13店を展開。豚骨しょうゆのスープの作り方は共通だが、客層などに応じて濃度を変えて「あっさり」「こってり」を選べるのは国分町店だけだった。

 国分町店の従来の営業時間は午前11時〜翌午前3時。感染が拡大した3月下旬から来店者が減り売り上げは4分の1ほどに落ち込んだ。一時休業を経て再開したが、夜のにぎわい回復は見通せず現在は午後7時閉店。売り上げは前年の4割ほどにとどまるという。

 フィダールの久米英人専務(55)は「家賃など固定費も重く、昼の集客でつなぐのは厳しい。ここ数年、夜の国分町の景気は下降気味で、コロナがとどめになった」と話す。

 移転先には同社の牛たん焼き店「牛たん若」があったが、観光客減少に伴い7月26日に閉店した。仙台駅東口店はスープをあっさりめに一本化、麺も自社製麺に変え、ランチ中心に収益確保を図る。

 国分町店閉店には常連客から「残念だ」との声が寄せられる。久米専務は「25年営業して後ろ髪引かれる思いだが、先を考えての決断。いずれ、小さい店舗でも必ず国分町に戻りたい」と語った。

3823荷主研究者:2020/09/05(土) 14:52:08
>>3614-3615
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200803_13022.html
2020年08月03日月曜日 河北新報
国道4号仙台バイパスの箱堤交差点、立体化へ 渋滞緩和に期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200803kahoku01.JPG
立体化される箱堤交差点の完成イメージ(仙台河川国道事務所のホームページから)

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は、国道4号仙台バイパス箱堤交差点(仙台市若林区)を立体化する工事に着手した。同交差点は周辺の市中央卸売市場や物流団地に出入りする車両が行き交い、市内有数の渋滞発生ポイントだった。完成には数年かかる見通しだが、立体交差化することで渋滞の緩和と物流の効率化を目指す。

 国道4号の卸町交差点と苦竹インターチェンジ(IC)の間の1.4キロを立体化し、交差する市道の上を通過させる。完成すると車道は現在の6車線(片側3車線)から、高架、平面それぞれ4車線(同2車線)になる。仙台港方面や楽天生命パーク宮城方面へ向かう際は、右折、左折の専用レーンを利用する。

 総工費は120億円。バイパスの整備計画を検討してきた同事務所は2019年度、渋滞対策として箱堤交差点の立体化を事業化。7月に中央分離帯に積んである土の除去が始まった。完成時期は、国の予算措置に左右されるため現時点で決まっていない。

 箱堤交差点の1日の通過車両は、国道4号が約7万台、市道が3万数千台に上る。右折レーンは国道4号が上下線とも3車線、市道も2車線ずつ設けられているが、市道の車を通すため国道4号側の信号待ちの時間も長く、朝夕は同交差点を先頭に渋滞が目立つ。

 信号待ちの車に後続車が追突することがあり、立体化により事故の減少も期待される。同事務所の外崎高広副所長は「交通量が多い地点の工事。車の円滑な流れを確保しながら安全に作業を進めたい」と話す。

(交差点を車で通過する動画を河北新報オンラインニュースで公開しています)

▽動画は河北新報オンラインニュースで
https://www.kahoku.co.jp/movie/archive/2020/f-1K8Q8x1HM.html

3824荷主研究者:2020/09/05(土) 14:56:29

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6453/
2020-08-06# 建設新聞(仙台圏)
県仙台土木/仙台岩沼線の道路概略設計を公告/参加申請は24日まで/渋滞解消に向けルート変更も検討

 宮城県仙台土木事務所は、「仙台岩沼線道路概略設計業務委託」の制限付き一般競争入札(簡易型総合評価落札方式)を公告した。約6・9㌔㍍の渋滞緩和に向け、2車線化やルート変更などを視野に概略設計を行う。参加申請は今月24日まで受け付け、27日に開札する。

 参加資格は県内に本社を有する建設コンサルタント(道路)A等級であることなど。予定価格は829万円。履行期間は2021年3月26日まで。

 県道仙台岩沼線は、仙台市太白区中田1丁目地内から南下し、岩沼市南長谷地内の国道4号との接続部までの延長約15㌔㍍。今回の業務では、このうち県道名取村田線と交差する名取市高舘吉田地内から終点までの延長6・9㌔㍍区間を対象に、渋滞緩和に向けた概略設計を作成する。

 この区間は1日最大1万6000台もの車両が往来するため、ピークの時間帯に発生する渋滞の解消を目的とした道路改良を計画しており、該当エリアの片側2車線化やルートの変更などを視野に入れている。なお特に渋滞が発生しやすい場所は名取市愛島笠島付近で、カーブが多く見通しが悪い道路線形や勾配のある地形が渋滞の要因となっている。

 概略設計の実施後に早期事業化を目指す。

3825荷主研究者:2020/09/23(水) 22:00:46

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6515/
2020-08-17# 建設新聞(仙台圏)
組合設立準備委/環境アセス準備書の縦覧開始・仙台市愛子地区の土地区画整理/約16・6haに商業業務など/21年10月の事業認可、22年4月の着工目指す

 仙台市愛子土地区画整理組合設立準備委員会(仙台市青葉区上愛子 佐藤利明委員長)が計画している土地区画整理事業について、環境影響評価準備書の縦覧を開始した。

 縦覧は9月11日まで。意見書の提出は同25日まで、事務局を務める昭和に郵送またはFAXで受け付ける。

 この事業は、人口が増加しているJR仙山線・愛子駅周辺エリアと錦ヶ丘エリアの中間地点に位置する青葉区下愛子の観音堂地区における、商業・業務施設や生活利便施設の誘致による魅力・活力のあるまちづくりを目的に立案したもの。

 施行区域は、青葉区下愛子観音堂、稲荷前、峯岸前、葉前場の各一部の約16・6㌶で、国道48号と県道秋保温泉・愛子線の交差点東側に位置する、国道48号を挟んだ南北に広がるエリア。施行区域西側に隣接する宮城総合支所の東側約4・2㌶に近隣サービス施設、同南側の約6・6㌶に商業業務施設の立地を見込んでいる。

 基本計画および基本設計や関係者協議などの業務は昭和が担当している。

 今後のスケジュールは、本年度中に業務代行予定者を選定し、2021年10月を見込む仙台市からの事業認可を経て本組合を設立する考え。施行区域を2工区に分け、商業業務施設用地を含む宮城総合支所南側の1工区は22年4月から23年4月まで、近隣サービス施設用地を含む2工区は23年4月から24年4月までで造成を進める方針だ。

 また、区域内に立地する企業の誘致は業務代行者と協議し決定していくとしている。保留地処分期間は23年6月から24年9月を予定だ。

3826荷主研究者:2020/09/23(水) 22:41:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200820_12023.html
2020年08月20日木曜日 河北新報
アイベックス冬ダイヤ 仙台空港発着の小松線と成田線、休止に

 仙台空港を拠点とするアイベックスエアラインズ(東京)は19日、10月25日〜来年3月27日の冬ダイヤを発表した。仙台発着の小松線、成田線の2路線を休止。札幌線、中部線、福岡線はそれぞれ1日1往復増便する。同社の仙台発着便は計5路線15往復になる。

 小松、成田は各1日1往復運航していた。2往復だった札幌、中部は各3往復に、4往復だった福岡は5往復に増便する。

 収益性、効率性などから路線を見直した。小松発着便は全3路線を休止し撤退、拠点の仙台を中心に空港集約を図る。国際線との乗り継ぎ利用が主な成田線は、新型コロナウイルスの影響で国際線の多くが運休中のため休止する。

 新型コロナにより仙台発着便は8月末まで成田線は運休、福岡線は2往復、札幌線は1往復に減便している。担当者は「今後の運航は状況を見ながら判断する」と話した。

3827荷主研究者:2020/09/23(水) 22:47:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200821_12013.html
2020年08月21日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>「ゼリーの街仙台」再始動 震災で立ち消え、構想から10年

ゼライスが藤崎などと共同開発したゼリー「みやぎ杜の果実」

ゼライスが本社1階に整備したコミュニティーホール=多賀城市

 2010年7月、仙台を「ゼリーの街」として売り込む一大プロジェクトが始動した-。全国上位の消費額を背景にコンテストまで開催されたが、翌年の東日本大震災であえなく立ち消えに。旗振り役だったゼラチン製造のゼライス(宮城県多賀城市)は10年後の今、当時を思わせる試みに力を注いでいる。ゼリーの街構想、再び?
(報道部・高橋一樹)

■中元商戦で圧倒

 今年の中元商戦。定番の牛タンや笹かまを圧倒し、藤崎で3年連続となる最多の販売個数を記録したフルーツゼリーがある。

 「ゼリーの街仙台 みやぎ杜の果実」。ゼライスが藤崎、仙台白百合女子大と開発し、18年に発売した。宮城県産の果物を使い、滑らかな口溶けが特長だ。

 商品開発に携わったゼライスの森美和(よしかず)さん(46)によると、山元町産イチゴ「もういっこ」のゼリーは酸味と糖度、発色の絶妙なバランスを探った。ごろっと一切れが入る利府町産ナシ「長十郎」は食感を残すのに苦労した。

 国内北限のユズとされる柴田町産「雨乞(あまご)の柚子(ゆず)」、加美町産リンゴ「ふじ」を使ったゼリーも香り豊か。1箱12個3780円で、中元限定の1500箱は3年連続で完売した。

 「宮城にも福島や山形に負けず、こんなにも多くのフルーツがあると発信する一品。販売は大成功で、宮城県民はやはりゼリーが好きなのだと思った」と森さんは話す。

 ゼライスは昨年、山元町産イチゴを使ったグミを地元農家と開発。同町産イチジクでも検討中だ。ゼリーにこだわらず、一般消費者向けの商品づくりに本腰を入れている。

 「ゼリーの街」を冠するオリジナル商品の販売は、ゼライスの悲願だった。

■消費額全国1位

 07年の総務省家計調査で、仙台市は1人当たりのゼリー消費額が全国トップになった。07〜09年の世帯平均購入費も1位。「城下町で茶道とともに菓子文化が根付いた」「煮こごりを食べる文化がある」「夏が涼しい」など、さまざまな理由が取り沙汰された。

 「地元ゼラチンメーカーとして見逃せない」

 ゼライスの稲井謙一社長は仙台市や観光協会、ホテルなどに呼び掛け、10年に「ゼリーの街仙台推進協議会」を設立。目玉企画となったのが、業界団体が「ゼリーの日」と定める7月14日に実施したゼリーメニューコンテストだった。

 応募してきた65のレシピを勝ち抜いた5作品の最終審査は、市内のホテルで開催された。地元テレビ局のアナウンサーらが食べ比べて採点し、優勝した「きらきら七夕ゼリー」は同年、仙台七夕まつりで特別販売された。

 翌年以降、本格的に新商品を生み出していくはずだったが、震災でゼライスの本社工場が被災し、企画は全て止まってしまった。

■コンテスト再開

 今年は宮城産食材を生かした商品展開に加え、7月14日の「ゼリーの日」には、新たなコンテストの開催を発表した。9月末まで、ゼリーなどの写真とレシピの応募を受け付けている。

 構想から10年。稲井社長は「仙台藩主伊達政宗が治めた茨城県龍ケ崎市のトマト、滋賀県野洲市のお茶も使い、『伊達62万石シリーズ』と銘打ってゼリーを発信したい」と語る。「ゼリーの街」は今後、仙台という枠にとらわれない広がりを見せそうだ。

◎ゼラチンの全て紹介 課外授業や視察受け入れ 多賀城本社ホール完成

 多賀城市のゼライス本社1階に7月、会社やゼラチンについて発信する「ゼライスコミュニティーホール」が完成した。

 ホールは約150平方メートル。同社のゼラチンが使われている食品サンプルや写真フィルム、芳香剤などを展示して会社を紹介する。ゼラチンの種類や構造を解説する可動式の大型パネル3枚を用意した。

 地元の小中学校の課外授業や職場体験、企業の視察などの受け入れ態勢を強化しようと、事務室を改修した。テーブルや椅子があり、50人ほどが入れる。ホールと別にゼリー作り体験ができるスペースを設けることなども構想している。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛により、家庭で親子がゼリーを作る需要があり、ゼラチンの売上高は大きく伸びた。10年以上、宮城県内の小学校で実施してきた出張授業は多くが中止を強いられる一方、課外授業に関する新規の問い合わせも来ているという。

 稲井謙一社長は「社員や地域の皆さまが会社のことを知るきっかけになってほしい」と話す。

3828荷主研究者:2020/09/23(水) 22:52:08

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200822_12002.html
2020年08月22日土曜日 河北新報
検温より高精度に 仙台の企業、非接触体温計を商品化

距離計測センサーを搭載し、検温の精度を高めた非接触体温計

 医療機器販売のドリーム・トラスト(仙台市)は、検温精度を高めた医療機関向けの非接触体温計を開発した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要増に対応するため、東北大研究者が運営するコンサルティング企業の支援を受け、商品化にこぎ着けた。

 距離センサーを搭載し、対象者の額から3〜5センチの適正距離で、約1秒間で計測できる。結果が見やすい大きめのディスプレーを備え、片手で操作しやすいデザインに仕上げた。価格は税抜きで1台2万円。

 今年2月に着手した製品開発では、川添良幸東北大名誉教授らが経営するコンサルティング会社「名誉教授ドットコム」(仙台市)の協力を得た。専門家から技術的なサポートのほか、世界的な需要増で入手困難だった赤外線センサー部品の調達で支援を受けた。

 7月から宮城県内の開業医向けに販売し、700台以上を納品。近く生産を現状の月産500台から倍増させ、県外の需要にも対応する。価格を抑えた家庭向け製品の開発も進める。

 同社は主に在宅医療向け機器の販売を手掛け、開業医とのネットワークを築いてきた。岩渕清市社長は「開業医が高精度の非接触体温計を入手しにくい状況が続いている。小回りが利く中小企業の特性を生かし、地域医療のニーズに応えたい」と話す。

3829荷主研究者:2020/09/23(水) 23:04:45

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200826_11014.html
2020年08月26日水曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線、1日8万人届かず 19年度終盤にコロナ影響

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200826kahoku01.JPG

1日平均の輸送人員が8万人に届かず、またも開業時予測が未達成となった仙台市地下鉄東西線=青葉区の青葉通一番町駅

 仙台市地下鉄東西線の2019年度の輸送人員は1日平均7万9600人で、開業時の需要予測8万人に届かなかったことが、25日公表された市高速鉄道事業会計決算で分かった。当初予算では輸送人員を8万2000人とし、需要予測を上回る利用を初めて見込んだが、年度末に新型コロナウイルスの影響を受けた。

 1日平均輸送人員の見込みと実績の年度別推移は表の通り。

 開業以来、利用者は増加傾向にあり、19年度は若林区の荒井駅や六丁の目駅周辺で住宅開発が進んだ。人口増を追い風に輸送人員が7%伸びると予測したが、決算によると、伸びは3%程度にとどまった。

 新型コロナの感染拡大に伴い、市内の公立学校が今年2月末に臨時休校したため、年度終盤になって通学利用者が大きく落ち込んだことが足を引っ張った。

 20年度は外出自粛で利用者がさらに減少している。当初予算で見込んだ8万4000人は達成不可能とみられ、市交通局は開業初年度の水準となる5万7000人への下方修正を決め、関連の補正予算案を市議会9月定例会に提出する。

 市交通局の担当者は「利用が伸びてきた時期に新型コロナの直撃を受けた。現在は7割程度まで回復したが収束は見通せず、いつ8万人に到達できるか分からなくなった」と頭を抱える。

3830荷主研究者:2020/09/23(水) 23:05:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200826_12002.html
2020年08月26日水曜日 河北新報
「住みやすい街」宮城版は荒井駅1位 発展性に期待

 住宅ローン仲介大手アルヒ(東京)は25日、住宅専門家が選んだ「本当に住みやすい街大賞2020in宮城」を発表し、1位に仙台市地下鉄東西線荒井駅(若林区)を選んだ。地下鉄沿線として街の発展が期待できる上、コストパフォーマンスの良さが光った。

 上位10駅は表の通り。住宅評論家の桜井幸雄氏、宮城県不動産鑑定士協会の小竹潤副会長が選定委員を務めた。県内のローン実績が多い街について、住環境、交通利便性、教育環境、価格相場、将来性の五つの選定基準を5段階で評価した。

 荒井は複数の土地区画整理事業が進み、駅前には大型商業施設や集合住宅の建設が予定されている。桜井氏は「市中心部と比べて土地の価格は低く抑えられている。ポテンシャルが高く、これから化ける可能性がある」と分析した。

 2位の東西線大町西公園駅(青葉区)は都心にありながら自然を感じられる文化性、3位のJR東北線長町駅(太白区)は大型商業施設の集積による利便性が評価を受けた。4位の八木山動物公園駅(同)は東西線沿線で家賃相場が最も安く、大学などが立地する教育環境も加点された。

 アルヒが宮城県のランキングを作成したのは初めて。同社の石橋薫執行役員は「新型コロナウイルスの影響でワークスタイルが変わり、郊外への移住も増えている。『ニューノーマル』時代の街探しを提案したい」と狙いを話した。

3831荷主研究者:2020/10/11(日) 10:27:51

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63060620W0A820C2L01000/
2020/8/27 2:00日本経済新聞 電子版 東北 宮城
コロナ下の地価、仙台ひとり勝ち 全国で唯一上昇

3832荷主研究者:2020/10/11(日) 10:29:26

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26029
2020/8/27 日刊建設新聞 宮城版

 東松島市は、JR矢本駅に南北自由通路の新設を構想しており、基本調査業務をJR東日本に委託する意向だ。当初は橋梁形式を想定していたものの、JRとの協議で地下道案も検討することにしたため、基本調査業務委託費の不足分を9月補正予算で確保する。市議会で予算が可決されれば、9月末〜10月ごろにJR東日本仙台支社と、10月〜11月ごろにJR東日本東北工事事務所とそれぞれ協定を結んだ上で、同業務を委託する。

 南北自由通路は、矢本駅北側の市営駐車場になっている場所を活用して新設し、交通広場を設けて駐輪場などを配置するイメージ。駅の南北間のアクセスを向上させることが主な目的だ。

 市は6月補正予算で、矢本駅南北自由通路他の基本調査業務委託費に2020〜21年度で限度額2500万円の債務負担を設定。うち1000万円を20年度分として予算計上した。その後、JRと協議した結果、調査費が不足すると分かったため、不足分を9月補正予算で確保する。基本調査には1年程度をかけることになる。

 JRとの協議では、橋梁案と地下道案の2パターンについて可能性を調査してみようという方向で動いている。駅舎自体もかなり老朽化していることから、改築も含めて検討する見込み。地下道案は軟弱地盤などを調べることになりそうだ。

 市は同駅の北側だけでなく、南側にあるタクシープールやロータリープール、さらには駅周辺の200〜300mほどの範囲にある商店街なども含めて、一体的に再整備することを視野に入れている。6月補正予算には矢本駅周辺地区都市再整備計画策定業務の委託費に1000万円を計上しており、この業務を別途委託して、歩道を石畳にするなどといった具体的な再整備の方法や範囲などを検討する。

 再整備の中には南北自由通路も組み込むことにし、まずはこれを最優先で進めるため、JRの調査結果などを踏まえて南北自由通路の実現性が高いとなれば、補助金の申請に必要な資料として再整備計画を生かす考え。

 市は昨年度、「矢本駅周辺交通環境等整備構想策定業務」を国際開発コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。年度をまたいでとりまとめ作業を続けており、来月までには完了する予定。

 この業務では、矢本駅を中心とした8.8haの範囲を対象に、土地の権利調査、市街地の条件整理、交通利用調査などを行っている。駅の近くには国道45号沿いに市営北浦住宅が建っており、老朽化しているため、仮に撤去した場合にどのような跡地利用が可能かも検討項目に含まれている。目的は駅周辺の渋滞解消や、安全性と利便性の向上、防災力の強化などを実現すること。

3833荷主研究者:2020/10/11(日) 11:12:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202008/20200829_12032.html
2020年08月29日土曜日 河北新報
宮城交通バス一部路線増便 大学の対面授業再開に対応、来月14日から

 宮城交通は28日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で運行本数を減らしている路線バスのダイヤを9月14日に改正することを発表した。大学の対面授業が一部再開されるのに合わせ、通学利用が多い路線を中心に増便する。

 主な路線は東北学院大線、宮城大学線、宮城学院線、尚絅学院大線など。6月22日の改正以降、感染拡大前の82%に抑えられていた運行本数は、84%になる。

 同社によると、テレワークや学校のオンライン授業、マイカーへの転換などに伴う利用低迷が続き、7月の利用者数は前年同月比約64%にとどまった。担当者は「まだ以前のダイヤに戻せる状況ではない。引き続き感染予防に取り組み、利用状況などにより運行本数を見直していく」と話した。

3834荷主研究者:2020/10/11(日) 11:22:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200901_12008.html
2020年09月01日火曜日 河北新報
LCC初の仙台-沖縄線 ピーチ10月就航、1日1往復

仙台空港を離陸するピーチの旅客機=2018年10月、仙台空港

 格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション(大阪)と、仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は31日、冬ダイヤが始まる10月25日に、ピーチの仙台-沖縄(那覇)線を1日1往復で開設すると発表した。同路線は全日空が1日1往復運航しており、LCC就航は初めて。

 運航スケジュール(12月23日まで)は、午前11時仙台発、午後2時20分沖縄着と、午後4時沖縄発、午後6時半仙台着。定員180人の機材を使う。運賃は片道6490円から。仙台発着のピーチの路線は札幌、大阪(関西)、台北に次ぎ4路線目となる。

 新型コロナウイルスの感染拡大で国際線の再開時期が見通せない中、同社は国内線へのシフトを進める。仙台-沖縄線開設は、村井嘉浩宮城県知事、玉城デニー沖縄県知事らと意見交換の上で決めたという。

 ピーチの森健明最高経営責任者は「宮城県をはじめ関係各位の支援に感謝している。感染対策を徹底し安心、安全な旅を提供していく」とコメントした。仙台国際空港の鳥羽明門社長は「厳しい事業環境の中、明るいニュース。LCC就航で選択肢が広がり、憧れのリゾート地の旅行を気軽に楽しんでもらえる」との談話を出した。

 村井知事は定例会見で「就航までにコロナが沈静化し、県民がより手軽に沖縄を訪ねられるようになることを願う」と述べた。

3835荷主研究者:2020/10/11(日) 11:22:30

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200901_12025.html
2020年09月01日火曜日 河北新報
「NTT仙台中央ビル」都市再生特別地区の指定了承

 仙台市都市計画審議会は31日、市の都心再構築プロジェクト第1号に決定し、NTT東日本グループが再開発を進める「NTT仙台中央ビル(仮称)」(青葉区中央4丁目)一帯を都市再生特別地区に指定することを了承した。

 市は10月に指定を正式決定する見通し。新ビルの容積率が現行の2倍の1180%に緩和され、NTT東グループは当初の16階建て程度を19階建て(延べ床面積4万500平方メートル)に規模変更することができる。

 議案書によると、(1)起業家育成拠点(2)東北大青葉山キャンパス(青葉区)の次世代型放射光施設と連携した研究開発拠点(3)歩行空間やオープンスペース(4)災害時に帰宅困難者300人を受け入れる一時滞在場所-などを新ビルに整備する。

 市はこうした再開発計画を都市貢献と評価し、審議会も特別地区の指定が妥当と判断した。新ビルは2021年7月に着工し、23年9月の完成を予定する。

 特別地区の指定は市内で3例目。「東京建物仙台ビル」(青葉区中央1丁目)の計画を審議会が07年8月に了承し、市が10月に決定して以来、13年ぶり。

3836荷主研究者:2020/10/11(日) 11:36:13

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63341440S0A900C2L01000/
2020/9/2 16:16 日本経済新聞 東北 宮城
ゼビオアリーナ仙台にシェアオフィス

3837荷主研究者:2020/10/11(日) 11:46:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200905_13004.html
2020年09月05日土曜日 河北新報
「都市型キャンパス」として進化へ 東北学院大五橋キャンパス着工

工事の安全を祈願し、くわ入れする東北学院の原田理事長(右から3人目)ら=4日、仙台市若林区

 学校法人東北学院は4日、仙台市若林区清水小路の旧市立病院跡地に建設する東北学院大五橋キャンパスの起工式を現地で開いた。大学関係者ら約40人が工事の安全を祈願した。2022年9月の完成、23年4月の授業開始を予定する。

 新キャンパスはホール棟(地上5階)、講義棟(同7階)、高層棟(同16階)、工学部中心の研究棟(同8階)、駐車場棟(同2階)の5棟で構成する。延べ床面積は約6万5000平方メートル。

 新キャンパス建設は、東北学院が実現を目指す都市型総合大学構想の一環。法学部など4学部の1、2年生と教養学部生が学ぶ泉キャンパス(泉区)、工学部生が学ぶ多賀城キャンパス(多賀城市)を集約する。

 学校法人東北学院の原田善教理事長はあいさつで「地域社会に開かれた都市型キャンパスとして、さらなる発展、進化を遂げたい」と強調した。大西晴樹学長は「約1万1000人の学生が(近くの土樋キャンパスを含めた)『一つのキャンパス』に集う。学部の垣根を越えた文理融合の研究や交流、人間的な成長に期待したい」と語った。同大卒業生の郡和子市長も出席した。

3838荷主研究者:2020/10/11(日) 11:54:09

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63528570X00C20A9L01000/
2020/9/7 18:55日本経済新聞 電子版 東北 宮城
MAKOTO、M&A助言事業に参入 仙台のBIZVALと連携

3839荷主研究者:2020/10/11(日) 11:54:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200907_11006.html
2020年09月07日月曜日 河北新報
仙台市マスタープラン 主要駅への都市機能集約など素案まとまる

 仙台市は都市づくりの基本指針、次期都市計画マスタープラン(2021〜30年度)の素案をまとめた。今後の人口減少などを見据え、市都心部とJR、地下鉄駅周辺の都市機能を強化し、市街地の拡大を抑止するまちづくりを継続する。12月ごろ中間案を公表し、意見公募(パブリックコメント)を経て、来年3月末のプラン策定を目指す。

 素案によると、都市づくりの目標像に「選ばれる都市へ挑戦し続ける“新たな杜の都”」を掲げる。基本方針には(1)魅力・活力ある都心の再構築(2)都市機能集約(3)公共交通中心の交通体系(4)安全・安心な都市環境の充実-などを据える。

 都心まちづくりは、主要エリアに東北の玄関口の仙台駅周辺、勾当台・定禅寺通、青葉通・一番町周辺(青葉区)、宮城野通周辺(宮城野区)の4カ所を設定。国際競争力を持ったビジネス環境、回遊性の高い都市空間の形成に取り組む。

 地下鉄南北線、東西線の沿線とJR線の主要駅には都市機能を集約する。広域拠点の泉中央(泉区)、長町(太白区)両地区で都市型居住を促進するほか、青葉山周辺(青葉区)は23年度に稼働する次世代型放射光施設を核とし、学術文化・交流機能を充実させる。

 交通体系は鉄道駅に路線バスが結節する都市交通の構築を継続。路線バスの利便性向上や地域交通の確保などに取り組む。自動運転技術、交通手段の予約から決済までを一括して行える「MaaS」の活用を目指した実証実験も進める。

 東日本大震災の教訓を踏まえた「多重防御」の津波対策、都市型水害の被害軽減に向けた浸水対策、丘陵地の宅地の崩落防止、帰宅困難者対策など災害に強いまちづくりに努める。

 新型コロナウイルス感染が広がり、市民のライフスタイルに変化が生じたことにも言及し、計画期間中も状況に応じ柔軟に内容を見直すことも盛り込む。

3840荷主研究者:2020/10/11(日) 11:55:10

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6565/
2020-09-07# 日本建設新聞 物件(仙台圏)
組合施行/仙台市長喜城東土地区画整理事業/大本組で造成工事に着手/荒井駅徒歩圏に300人規模の宅地

 仙台市地下鉄東西線の開業を機に開発が進む仙台市東部で、新たな宅地整備に取り組んでいる仙台市長喜城東土地区画整理組合(庄子喜元理事長)は、このほど大本組の施工で造成工事に着手した。業務代行はオオバ、トヨタホーム、積水ハウスが担当。分譲区画は来春から順次販売する予定だ。

 対象エリアは、荒井南土地区画整理事業地区から市道長喜城霞目線を挟んで西側に隣接する仙台市若林区長喜城山神地内。元々は農地や一部が宅地だった場所で、地区面積は約4・1㌶。北東側に位置する地下鉄東西線荒井駅から約1㌔㍍圏内となり、用途地域は第一種低層住居専用地域。

 このうち約2・3㌶を宅地として、1区画当たり55〜60坪程度で122区画を整備する。計画人口は約300人を想定。また地区内の南東側に約2000平方㍍の区画を確保し、民間事業者による医療福祉施設が立地予定で、事業者との協議を進めている段階だ。このほか医療福祉施設用地の北側に調整池、その西隣に公園を配置。造成工事は来年7月ごろに完了する見通し。

 庄子理事長は「平坦地かつ雪が少ない地域で、学校や商業・医療施設も近隣にそろい、暮らしやすいまちになる。新型コロナウイルスで生活様式が変わりつつある中、ゆとりある宅地を提供したい」と話す。業務代行の担当者は「魅力ある住環境を整えられるよう、外構の統一感を醸すため景観についてのガイドラインなども提案できれば」と展望する。

3841荷主研究者:2020/10/11(日) 11:58:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200908_12001.html
2020年09月08日火曜日 河北新報
GMO、仙台に拠点 100人体制で21年3月本格稼働

覚書を締結した(左から)村井知事、伊藤副社長、郡市長

 IT企業のGMOインターネット(東京)が、仙台市青葉区に東日本初の地方拠点を開設することになり、誘致した宮城県、仙台市と立地に関する覚書を7日結んだ。11月2日に「仙台オフィス」を開き、2021年3月に約100人体制で本格稼働する計画。大半は地元採用を見込む。

 同社の地方拠点は5カ所目で、社員数は仙台オフィスが最大規模となる。プロバイダー契約を結ぶ顧客の問い合わせや契約手続きなどに対応するカスタマーセンターの業務を担う。

 他の拠点は北九州市、宮崎市など西日本に集中。巨大地震や新型コロナウイルス感染症に備える事業継続計画(BCP)の観点などからオフィスを分散配置するため、東日本に新たな拠点を探していた。

 県庁で覚書の締結式があり、村井嘉浩知事は「経済発展の起爆剤となる。IT業界内で県の知名度が上がる契機になる」と強調。郡和子市長は「さらなる企業誘致の呼び水になる。人材が地元にとどまる機会も広がる」と期待した。

 仙台オフィスは青葉区のアジュール仙台に入居。将来的には技術職の人員を確保し、開発部門も設ける方針。GMO社の伊藤正副社長は「宮城、仙台、東北には優秀な人材が多い。地域に根ざし、愛される企業を目指したい」と抱負を語った。

 同社は1991年設立。2019年12月期のグループ売上高は1961億円。

3842荷主研究者:2020/10/11(日) 11:59:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200908_12003.html
2020年09月08日火曜日 河北新報
エルメス藤崎店新装 杜の都テーマに店舗設計

ブランドの印が描かれた床と、広げて展示されたスカーフのコーナーが印象的なエルメス仙台藤崎店=仙台市青葉区の藤崎本館

 フランスの老舗ファッションブランド「エルメス」の国内店舗を運営するエルメスジャポン(東京)は、東北唯一の店舗、エルメス仙台藤崎店(仙台市青葉区)を改装し5日にオープンさせた。地域性を取り入れた店舗設計を施し、買い物の楽しさを演出する。

 藤崎本館1階にある店舗は広さ144平方メートルで、改装は2004年3月の開店以来。杜の都をテーマに、木々をイメージした水墨画風のデザインを壁面に採用し、床に明るい茶色のモザイクタイルを敷いた。アクセントとして一部の壁に竹を並べた。

 「本物」により気軽に触れてもらおうと、ブランドを象徴するスカーフは手が届く場所につるして並べ、アクセサリー棚のガラス板を外した。新型コロナウイルスの影響で自宅での時間が増えたことを受け、食器や家具を充実させた。

 同社の担当者は「東北一円の幅広い年代に来ていただき、リラックスして買い物を楽しんでほしい」と話す。5、6日はオープン記念としてイメージカラーのオレンジ色の石巻産ガーベラを来館者に配った。

 藤崎には東北で唯一出店する海外ブランドが7店あり、コロナ下でも前年並みの売り上げを確保している。阿部和彦本店長(55)は「オンラインにはない、非日常の空間で商品のストーリーを伝える場が必要とされている」と分析した。

3843荷主研究者:2020/10/11(日) 11:59:33

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6571/
2020-09-08# 日本建設新聞 物件(仙台圏)
名取市/本郷堀内線の道路改良/用地取得に向け協議/道路線形改良で小規模保育所を移築へ

 名取市は本郷堀内線の道路改良工事を計画しており、本年度は用地取得に向け地権者との協議を行っていく。

 この路線は市の南部で国道4号東側の本郷地区と堀内地区を南北に結ぶ総延長2757㍍。このうち今回整備するのは市道大門線とのT字路付近から南進し、志賀沢川までの延長573㍍。この区間はクランク状で見通しが悪く、歩道も大部分が未整備となっている。このため道路線形を改良し、併せて片側歩道を東側に整備。整備後は幅員が現状7㍍から8㍍の幅員が9・75㍍になる。玉野総合コンサルタントが実施設計を担当した。

 今後は用地取得のための測量などを実施していく計画とし、着工時期は未定となっている。なお志賀沢川より南側は2008年から11年に整備済みとなっており、今後は事業区間より北側についても道路改良に取り組みたい考え。

 また道路線形を改良するにあたり支障となる、クランク南側の同市本郷小規模保育所を移築する予定となっている。本郷小規模保育所は4353・86平方㍍の敷地に建設された、延べ439・75平方㍍のRC造平屋建て。移築時期については現在検討中としている。

3844荷主研究者:2020/11/02(月) 20:46:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200910_11030.html
2020年09月10日木曜日 河北新報
街をつなぐ復興の象徴 石巻・新内海橋開通

一般車両の通行が始まった新内海橋(手前)=10日午後3時25分ごろ、石巻市

 宮城県石巻市内を流れる旧北上川に架かり、市中心部と湊地区を結ぶ新内海橋が10日、開通した。東日本大震災から9年半。震災時に津波を受け、がれきで埋め尽くされた橋が復興のシンボルとして生まれ変わった。(17面に関連記事)

 全長202メートル、幅14.5メートルの片側1車線で両側に3.5メートルの歩道を設けた。1882年に地元の名士が私財を投じて架けた木製の橋から数えて4代目。被災した3代目が老朽化し、宮城県が上流側に架け替えた。

 現地で開通式があり、亀山紘市長は「市民から愛される橋になってほしい」と話した。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200911_11012.html
2020年09月11日金曜日 河北新報
石巻・新内海橋の開通祝い渡り初め 交通利便性向上に期待

一般車両通行前の見学会で新内海橋の渡り初めをする湊小の児童たち=10日午前10時50分ごろ

開通式でテープカットする関係者=10日午前10時

 宮城県石巻市中心部と湊地区をつなぐ新内海橋が10日、開通した。東日本大震災の津波で被災した内海橋は老朽化などもあり、宮城県が上流約100メートルに新たに架設した。旧北上川を挟んだ街の東西を結び、市民の利便性向上が期待される。

 現地であった開通式には亀山紘市長ら関係者約20人が出席。テープカットの後、住民や湊小の児童が渡り初めをして橋の完成を祝った。

 近くの石巻市吉野町2丁目にある石巻オアシス教会の牧師趙泳相さん(67)は「開通を待ちに待っていた。(歩道が広く)歩いても渡れるので便利になる」と話した。

 新内海橋は国道398号として市内の中央3丁目と対岸の八幡町1丁目を結ぶ。現在の内海橋は津波をかぶり、2011年4月に応急復旧した。今後、解体撤去される。復旧、新設などにかかった総事業費は約132億円。

 内海橋は、市中心部から石ノ森萬画館がある中瀬地区を挟み、対岸の湊地区をつなぐ東西2本の橋の総称。ほぼ同じ場所で県が新西内海橋(75メートル)も整備中で、20年度に完成予定。市は新東内海橋の建設を進めている。

3845荷主研究者:2020/11/02(月) 20:46:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200911_11020.html
2020年09月11日金曜日 河北新報
仙台市民会館の在り方検討、市内全ホール体系的に整理 郡市長表明

仙台市民会館(右)と併設された都市再生機構の住宅

 郡和子仙台市長は10日、築45年以上が経過する市民会館(青葉区)に関し、存廃を含め、今後の在り方を検討する考えを表明した。市中心部への音楽ホール整備に向け、市内の全ホール施設の将来見通しを体系的に整理する中で、市民会館の方向性も定める。

 郡市長は市議会9月定例会代表質疑の答弁で、市内のホールは公共、民間を問わず総じて老朽化が進んでいる現状を指摘。「維持修繕費は増加し、利用者が求める施設水準との乖離(かいり)も生じている。将来の財政負担も踏まえ、ホール施設の体系整理を行う」と語った。

 市民会館に関しては、都市再生機構の住宅(240戸)が併設されているため「老朽化は進んでいるが、ここでははっきりと今後の在り方を言及できない」と詳細に触れることを避け、「ホール施設の体系整理に合わせ、鋭意検討を進めたい」と述べるにとどめた。

 市民会館は1973年に開館。約1300席の大ホール、約500席の小ホールなどを備える。

 音楽ホールを巡っては有識者の音楽ホール検討懇話会が2019年3月、2000席規模のホールを核とする施設整備を提言。市は19年度中に建設地を決める予定だったが、候補地に公園が含まれることに反発の声が上がり難航している。

 郡市長は答弁で「(建設地は)ホール施設の体系整理を踏まえた上で考える」との方針を明らかにした。

3846荷主研究者:2020/11/02(月) 21:04:47

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63869920V10C20A9L01000/
2020/9/15 18:41 日本経済新聞 東北 宮城
ハイレゾ音源スピーカー 仙台の企業が10月発売

3847荷主研究者:2020/11/02(月) 21:13:29

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200916_13024.html
2020年09月16日水曜日 河北新報
仙台市バス、桜ケ丘線が黒字転換 営業係数も運賃改定でやや改善

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200916kahoku01.JPG

 仙台市交通局は2019年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」をまとめた。18年度は全45路線が赤字だったが、19年度は桜ケ丘線の収支がほぼ均衡し、黒字に転換した。全体の係数も18年度に比べやや改善した。10月下旬からバス車内や一部停留所に掲示し、経営状況を知らせる。

 営業係数は100円の収入を得るためにかかる費用で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 19年度の路線別係数は表の通り。桜ケ丘線は係数公表を始めた16年度以降、全路線の中で最も採算性が良かったが、19年度は営業収支が418万円の黒字となり、係数も99と初めて100を切った。

 全45路線の平均係数は149。18年度の152から3ポイント改善した。人件費の削減、18年10月に実施した運賃改定など経営改善の効果が表れたとみられる。

 係数が改善したのは野草園線、西の平線、瞑想の松線など33路線。悪化したのは緑ケ丘線、定義線、工学部・宮教大線など8路線で、七北田線や作並線など4路線は横ばいとなった。

 全路線の営業収支は32億839万円のマイナス。赤字幅は18年度と比べ約2億円縮んだ。赤字額最多は営業収支・費用が大きい鶴ケ谷・南光台線で、2億1094万円のマイナスだった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全464台のバス車内に路線別係数を掲示する。係数400以上の長町線など8路線は、上りの停留所58カ所に詳しい係数を掲げる。

3848荷主研究者:2020/11/02(月) 21:31:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200918_11006.html
2020年09月18日金曜日 河北新報
仙台市バス、不採算路線廃止へ 計画素案を公表

仙台市の郊外を走る市バス。乗客のいない区間もある。

 仙台市交通局は市バス・地下鉄事業の経営指針「交通事業経営計画」(2021〜30年度)の素案を公表した。バスは13年連続の赤字を踏まえ、利用者の少ない不採算路線を廃止し、地域交通に置き換える。運賃の全体的な見直しにも踏み切る。地下鉄は東西線を中心に、沿線のまちづくりと連動させた利用促進策を展開する。

 素案によると、大半が赤字のバスは採算性が極めて悪い区域に関し、路線の廃止や縮小、便数調整などを行い、運行効率を向上させる。地域住民の足は、デマンド型の地域交通などに置き換えて確保する。

 運賃は引き上げを含めて改定を検討する。消費税増税に伴う値上げのほか、18年10月に市中心部の初乗りを引き下げ、均一運賃「100円パッ区」を引き上げた以外、1995年から実質据え置いている運賃の全面改定も視野に入れる。

 財政目標は「資金不足比率20%未満」を設定する。2019年度決算は4.3%にとどまるが、このまま現在の路線や運賃水準などを維持したとすると、30年度に58.3%と劇的に悪化することが懸念される。

 素案には、仮に26年度に運賃水準を7%(4億円相当)引き上げた場合、目標範囲内の18.1%に抑制できるとの試算も掲載した。

 一方、地下鉄は今後も人口増加が続くと見込まれる東西線沿線、マンション開発が進む南北線の南部エリアで乗客増を目指す。交通手段の予約から決済までを一括してスマートフォンで行える「MaaS」の広がりなどを利用につなげる。

 運賃は南北線は1996年、東西線は開業以来、消費税増税時を除き、実質据え置いているが、今後の収支動向も見据え、見直しの必要性や時期を検討する。

 地下鉄事業は東西線建設に伴う企業債の償還などがあり、2016年度から単年度赤字が続く。経営計画に基づく収益改善と費用抑制で、22年度に黒字転換することを目標に据える。

 素案は新型コロナウイルスの影響にも言及した。バス、地下鉄とも20年度の利用客は前年度の7割程度にとどまる見通しだが、既に回復基調にあり、25年度まで5年かけて「コロナ前」水準に戻ると予想する。

3849荷主研究者:2020/11/02(月) 21:31:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200918_12014.html
2020年09月18日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>仙台にPCR検体の採集会社 無症状でも検査、経済活動後押し

唾液の検査キットや運搬袋を手にする高橋社長=仙台市若林区の「TKM PCR検体採集センター」

 新型コロナウイルスの収束が見えず、民間機関によるPCR検査のニーズが高まる中、唾液の検体を採集して民間検査機関に運ぶ新会社「TKM PCR検体採集センター」が仙台市に発足した。企業の従業員や事業者が無症状でも自社で簡単に検査を受けられるようにすることで、コロナ下の経済活動を後押しするのが狙いだ。(報道部・高橋一樹)

 「建設現場で作業員が密集する」「東京に出張する」など、経済活動には感染リスクがつきまとう。センターのサービスは企業などを訪問し、屋外などで安全性に配慮しながら唾液の検体を集めるため、検査機関に出向く必要がない。

■一定の安心 担保

 専用の容器に4重に梱包(こんぽう)し、提携する日本微生物研究所(仙台市)に運んで検査してもらう。結果は遅くとも翌日には本人に知らされる。費用は1人1万1000円。一定の安心を担保したい企業などの利用が見込まれ、今月1日の開業以降、20ほどの個人・団体の約100検体を運んだ。

 日本微生物研は食品衛生検査などを手掛ける民間会社。精度を高める独自技術による唾液のPCR検査を7月に始めており、現在は機器14台で1日1200件の検査が可能という。同社が検体採集会社と連携するのは初めてで、検査のより効率的な実施を図る。

■事業継続に必要

 センターは電気工事を手掛ける産電工業(仙台市)の高橋昌勝社長が設立した。高橋社長は、自社の従業員から「発熱があって検査を受けた」と連絡を受け、消毒や工事中止などの段取りで混乱した経験がある。従業員は陰性だったが、事業継続には感染状況の把握が不可欠だと思い知った。

 自身が会長を務める市内のライブハウスも、新型コロナの影響で通常営業ができていない。高橋社長は「感染収束まで待っていては経済は破綻する。企業のコロナ対策の一つとして活用してほしい」と話す。

 唾液のPCR検査は一定の精度が見込めるとして、6月に厚生労働省が実施を認めた。鼻の粘液を綿棒で取る方法よりも安全かつ迅速に検体を採集でき、医療従事者への負担も少ない。

 TKMの連絡先は022(352)6835。

3850荷主研究者:2020/11/02(月) 21:33:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200918_13007.html
2020年09月18日金曜日 河北新報
仙台都心エリア拡大、駅東口や勾当台など追加

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20200918kahoku02.JPG

 仙台市は17日、都心再構築プロジェクトで老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大が認められたと発表した。市が4月に申し出た通り、政府が15日の閣議で決定した。JR仙台駅東口(宮城野区)や勾当台、定禅寺通周辺(青葉区)が範囲に加わった。東北初となる「特定都市再生緊急整備地域」の指定も受けた。

 緊急整備地域と特定都市再生の区域は地図の通り。拡大前は仙台駅西口や青葉通を中心とした約79万平方メートルだったが、駅東口や定禅寺通のほか、本町地区や国分町、一番町地区の一部が加わり、約186万平方メートルに倍増した。

 都心再構築プロジェクトは緊急整備地域内の開発事業に対し、老朽ビル建て替え助成金や市街地再開発補助金を交付するほか、新築ビルの容積率緩和などを支援。国の税制優遇と併せて新たな投資を呼び込む。

 特定都市再生の区域は、拡大後の緊急整備地域内の約73万平方メートル。国際水準のオフィス、ハイクラスホテルなどを誘致し、都市の国際競争力を高める開発を誘導する。不動産取得税の優遇措置など国の手厚い財政支援がある。同区域の指定は全国15カ所となった。

 市都市計画課の担当者は「新たな区域指定を活用し、都心開発の一層の機運醸成につなげる」と話した。

3851荷主研究者:2020/11/02(月) 21:34:00

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64055860Y0A910C2L01000/
2020/9/18 18:58日本経済新聞 電子版 東北 岩手 宮城 福島
被災企業のグループ補助金活用、新分野に重点
東日本大震災10年へ

3852荷主研究者:2020/11/02(月) 21:47:10

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area2/6705/
2020-09-23# みやぎ建設新聞
仙台市/緊急整備地域内の民間事業を公表/NTT複合施設は21年度着工/旧GSビル跡地などで業務・商業施設、東邦銀行建替も

 仙台市は18日、都市再生緊急整備地域内で計画されている大型民間開発事業の一覧(9月16日時点)を公表した。

 事業別に見ると、NTT東日本とNTT都市開発が、青葉区中央4丁目4番地内のNTT東日本仙台中央ビル跡地を活用し、次世代放射光施設と連携した複合施設の整備を計画。施設規模は19階建て、延べ約4万0500平方㍍とし、2021年の着工、23年の完成を目指している。設計は久米設計が担当している。両社は青葉区一番町2丁目8番地内のNTT青葉通ビルの建て替えも立案。規模は未定だが、25年の着工、27年の完成を目指している。

 また、一番町三丁目おおまち南地区再開発推進協議会(会長:藤﨑三郎助藤崎代表取締役社長)が再開発事業を計画しており、現在は事業協力者の選定を進めている。対象エリアは藤崎を含む青葉区一番町3丁目1番、2番地内の約1・7㌶で、規模は未定だが、商業・業務系の複合拠点整備を予定している。

 JR仙台駅東口では、ヨドバシホールディングスが同社店舗駐車場を活用し、商業、ホテル、多目的ホールなどで構成する複合施設を立案。現在、21年の着工を目指し仙台市と協議を進めている。

 このほか、青葉区中央1丁目10番地内の旧GSビル跡地などを活用した業務・商業機能を持った施設整備や、東邦銀行仙台支店の建て替えも盛り込んだ。また、今回の公表には含まれなかったが、仙台駅前の旧さくら野百貨店跡地では、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが2棟延べ11万平方㍍のオフィスビルとホテルの建設を計画。基本構想は久米設計が担当し、24年度の着工を目指している。

3853荷主研究者:2020/11/02(月) 21:54:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200924_13027.html
2020年09月24日木曜日 河北新報
宮城3病院連携・統合 仙台市、静観貫く 移転止める切り札なし

東北労災病院

仙台赤十字病院

 宮城県立がんセンター(名取市)と東北労災病院(仙台市青葉区)、仙台赤十字病院(太白区)の連携・統合に向けた協議が進む中、仙台市の態度がはっきりしない。隣の富谷、名取両市は3病院の統合移転を想定し、それぞれ誘致に乗り出したが、仙台市は静観を続ける。市内から2病院が消えれば医療、救急体制に影響が出かねないが、統合移転を止める「切り札」がないという事情もある。(報道部・伊藤卓哉)

 「がんの総合的な診療体制が整うことは必要だが、仙台医療圏に影響が出ては困る。検討を注視する」

 郡和子市長は8月5日の定例記者会見で連携・統合の受け止めを問われ、懸念を口にした。「必要なら県に話をする」とも語ったが、記者会見以降は統合移転に反対するわけでも、2病院の存続に動くわけでもなく、沈黙を続けている。

 東北労災と仙台赤十字の2病院は、市内の救急医療の中核を担う。市消防局によると、2019年に救急搬送した4万7973人のうち約1割を収容した。高齢化に伴い救急搬送件数は増加の一途。2病院を含む統合移転が現実となれば、少なからぬ影響がある。

 東北労災はJRと地下鉄の北仙台駅や地下鉄台原駅、仙台赤十字は地下鉄八木山動物公園駅に近い。移転先によっては、車を持たない通院患者の死活問題になる。仙台赤十字は周産期医療でも高い実績があり、妊産婦にとっては痛手だ。

 県は総合的ながん治療の提供体制の構築を目指し、(1)3病院の統合(2)各病院を維持した上での連携-を選択肢に検討を進める。各病院設置者が協議に加わり、東北大が助言役を務める。

 村井嘉浩知事は「年内に一定の方向性を出したい」と表明。富谷市の若生裕俊市長、がんセンターがある名取市の山田司郎市長は、統合移転の結論が出ると見越し、それぞれ新たな病院の誘致に名乗りを上げた。

 対照的に、仙台市は「3病院統合が決まったわけではない」(健康福祉局)と静観を貫く。協議に参加できず「そもそも詳しいことが分からない。情報収集している段階」と説明する。

 仮に3病院統合が決まっても、市外移転を阻止する手だては少ない。健康政策課の担当者は「統合となれば病床数が相当多い新病院になる。候補地となり得る土地は、市有地を含め見当がつかない」と明かす。

 市外移転の影響は認めつつ、市内にとどまることと引き換えに財政負担を求められることも警戒する。

 市議会も動きは鈍い。開会中の9月定例会も質疑は今のところ皆無。ベテラン議員は「県美術館の移転問題に続き、またも知事の独走に見える。統合移転ですんなり話がまとまるのだろうか」と懐疑的に見る。

3854荷主研究者:2020/11/02(月) 21:54:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200924_12031.html
2020年09月24日木曜日 河北新報
電子部品製造デクセリアルズ 宮城・登米の事業、10月分社化

新設子会社となる登米市のデクセリアルズなかだ事業所

 電子部品製造のデクセリアルズ(東京)は、なかだ事業所(宮城県登米市)で手掛けるプロジェクター向け部品などのマイクロデバイス事業を分社化し、完全子会社「デクセリアルズ・プレシジョン・コンポーネンツ」を10月1日付で設立する。製造業務を委託する共同出資会社も新設予定で、需要拡大を見込む同事業の強化と自立化を目指す。

 なかだ事業所はプロジェクターの投影で光の制御に使われる無機波長板や無機偏光板、無機拡散板を製造している。本社が登米市となる新設子会社に、事業のうちの設計、企画、管理機能を集約する。

 製造業務は、製造請負大手のアウトソーシング(東京)と共同出資して11月以降に設立するOSDC(東京)に委託する。51%を出資するアウト社が持つ製造オペレーションのノウハウを生かし、生産効率化につなげるのが狙い。

 現在のなかだ事業所の従業員約250人は、ほぼ半数ずつ子会社と共同出資会社の所属に振り分ける。事業強化費用は約11億円。新たなマイクロデバイスの事業体制は2021年1月に本格始動する見通し。

 ソニー子会社が前身のデクセリアルズは独自の微細加工技術を強みに、プロジェクター向けの無機デバイスで高いシェアを誇る。ビジネス用の市場が減速する一方、家庭用や電装化が進む車載用は将来的な需要拡大を見込んでおり、事業の収益構造改善や自立化が必要と判断した。

 新設子会社の社長を兼務するデクセリアルズの佐竹俊哉代表取締役専務執行役員は「事業として独立することで研究機関や取引先との連携の幅が広がる。先んじて手を打ち、競争力ある製品を作って地域に貢献していきたい」と話す。

3855荷主研究者:2020/11/02(月) 21:55:20

https://www.yamagata-np.jp/news/202009/24/kj_2020092400472.php
2020年09月24日 11:30 山形新聞
ダイヤ守れ!JRが深夜の闘い 動物退散へ、奥羽本線と仙山線で衝突対策

JR奥羽本線羽前中山―かみのやま温泉間で忌避剤を散布する作業員=今年8月(JR東日本仙台支社提供)

 JR奥羽本線と仙山線で、イノシシやカモシカなど野生動物との衝突による列車の遅れが相次いでいる。野生動物が山間部で生息域を広げているためだ。JR東日本は臭いを放つ忌避剤を散布したり、動物を遠ざける最新装置を設置したりと、あの手この手で定時運行に努めている。

 山形新幹線つばさを含む奥羽本線と仙山線で、県内で動物との衝突が発生しダイヤが乱れた件数は年々、増加の傾向にあるといい、今年4月から9月15日までは24件で、前年同期より4件増えた。本県(庄内、米坂線の一部を除く)と宮城、福島県からなるJR東日本仙台支社管内で19年度に発生した同様の輸送障害は134件で、15年度の2.7倍に上っている。

 動物が衝突すればブレーキの異常の有無などを確認する必要があり、運転再開まで最短でも30分、夜間や車両の下に動物が挟まった場合は1時間以上を要する。カモシカは天然記念物のため自治体への報告も必要で、業務量は一層増す。

 同社は獣害対策を重点課題として支社間で情報を共有し、取り組みを強化している。線路に唐辛子エキスやヒトデが原料の臭いを発する忌避剤を散布するほか、光と音で動物を遠ざける装置や、線路への侵入を防ぐ柵を設置している。装置が1台約20万円、柵が1メートル当たり約4万円であるのに対し、忌避剤は1メートル当たり約350円と最も安価で、効果は約3カ月間認められるという。

 散布作業は、最長3時間半ほどかかる地道で過酷なものだ。年2、3回実施しており、今年8月にも奥羽本線羽前中山―かみのやま温泉間の約1.4キロ、仙山線山寺―高瀬間の約2.5キロで行った。防護服やライト付きのヘルメットを身に着けた職員15〜20人が終電後の深夜から明け方にかけ、線路上を歩きながら計800リットルの忌避剤をスコップでまく。強烈な臭いの粉が舞う中、蒸れる防護服での汗だくの作業。わずかな明かりや足跡、掘り起こされた地面を頼りに、イノシシやクマの出現を警戒しながら行うという。

 同社で獣害対策を行う輸送サービス品質改革室は「衝突発生現場や目撃情報の多い場所から優先的に忌避剤をまき、少しでもダイヤの乱れを減らしたい」と話している。

3856荷主研究者:2020/11/02(月) 22:08:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/area01.html#
2020年09月25日金曜日 河北新報
仙台市「ユアスタの魅力向上」 ベガルタ債務超過で支援用意

 サッカーJ1仙台などを運営するベガルタ仙台(仙台市)の債務超過問題で、市は24日、所有するクラブの本拠地、ユアテックスタジアム仙台(泉区)の魅力向上などを通じ、同社の経営改善を支援する用意があることを明らかにした。

 市議会9月定例会決算等審査特別委員会の分科会で、文化観光局の菊田敦次長が「スタジアムの魅力向上などスタジアムを介しての支援を始めとし、可能な支援の在り方を検討したい」と述べた。小野寺健氏(蒼雲の会)が質問した。

 同社は今月、ユアスタにグループ客向けのボックス席を新設した。市はこうした方向性の経営改革が少なかったとの認識で、スタジアム内のサービス向上のために、協力を惜しまない姿勢を打ち出した格好だ。

 同社は新型コロナウイルスの影響で、入場料収入とスポンサー収入が大幅に落ち込み、2020年度決算で約3億5000万円の債務超過に陥る見通し。経営改善の一環として、サポーターに運営資金の募金を呼び掛けるとしている。

 小野寺氏は「一番大切なのは、会社側がサポーターの心をつかみ続けることだと思うが、現経営陣はこの点が欠如している」と指摘し、市民やサポーターへの情報発信を疑問視した。

 熊谷拓郎スポーツ振興課長は答弁で「特に今回のように市民の支援を必要とする困難な状況においては、情報発信に不十分な点があった」と苦言を呈した。

3857荷主研究者:2020/11/02(月) 22:26:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200926_11009.html
2020年09月26日土曜日 河北新報
仙台市新交通プラン素案まとまる 乗り合いタクシー、連節バスも

 仙台市は新たな「せんだい都市交通プラン」(2021〜30年度)の素案をまとめた。15年12月の地下鉄東西線開業で十字型の軌道系交通軸が完成し、ハード整備が中心の政策を転換。「質の高い公共交通」を軸とした交通体系の構築を進める。路線バス維持が困難なエリアは、地域交通の導入に向けた検討を始める。

 素案によると、新プランは基本方針に(1)公共交通を中心とした都市交通の充実(2)にぎわい創出に向けた都心交通環境の再構築(3)多様な都市活動を支える交通施策の推進-を据える。

 路線バスの利用者が少なく採算性が悪いエリアでは住民、交通事業者、行政による意見交換会を積み重ね、乗り合いタクシーなど地域交通への転換を進める。

 都心部に直行するバス路線のうち、利用者の多いエリアは「バス幹線区間」に指定。利便性を高めるため、バスが接近すると青信号に変わるPTPS(公共車両優先システム)、複数の車体がつながった連節バスの導入などに取り組む。

 都市計画道路の北四番丁大衡線、国道286号、県道仙台泉線、県道井土長町線で区間の設定を見込む。

 郊外部は、住宅地と最寄り駅をつなぐ「フィーダーバス」を充実させ、鉄道との乗り継ぎ改善も検討する。交通手段の予約から決済までを一括して行える「MaaS」と連携した1日乗車券を発売するなど、新たな運賃施策も展開する。

 都心部は、JR仙台駅西口の青葉通(青葉区)を広場化するなど魅力的な歩行者空間を創出する。自転車や路線バスを使った移動環境も整備し、にぎわいづくりと回遊性の向上を図る。

 市は11月中旬に中間案を取りまとめ、11月24日〜12月25日に意見公募(パブリックコメント)を実施。12月8日には市民イベントも開催する。寄せられた意見を反映し、来年3月末に新プランを策定する。

3858荷主研究者:2020/11/02(月) 22:32:11

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6719/
2020-09-28 みやぎ建設新聞(仙台圏)
富谷市/新交通システム導入可能性調査/福山コンサルタントに決定/地下鉄延伸・バス専用高架道路を想定

 富谷市は、新たな基幹交通として仙台市営地下鉄の延伸やガイドウェイトランジットの導入を想定した、「富谷市基幹軸新交通システム導入可能性調査業務」に係る条件付き一般競争入札を24日に行い、1落の665万円で福山コンサルタントに決定した。予定価格は901万円だった。

 入札には同社のほか、八千代エンジニヤリング、協和コンサルタンツ、中央復建コンサルタンツ、計量計画研究所が参加。大日本コンサルタントは辞退した。

 市は、過度に自家用車に依存することなく、交通関連事業とまちづくりが連携した総合的かつ戦略的な交通施策の推進に向け、「富谷市公共交通グランドデザイン都市・地域総合交通戦略」(基本構想)および「富谷市都市・地域総合交通戦略」(基本計画)をまとめた。

 今回の業務は、基本計画で事業プログラムに設定している「基幹交通」、「交通結節点」、「地域内交通」の施策展開に向け、ことし7月に宮城県と仙台市が主体で行った「第5回仙台都市圏パーソントリップ調査」の補完調査として、富谷市内外の移動実態に関する集計や分析を行い、基本計画の柱に位置付けている地下鉄またはバス専用高架道路によるガイドウェイトランジットの整備に関する導入可能性調査を行う。また、各種施策のコスト想定やスキーム検討を進め、整備に向けた課題事項の具体的な検討を進めていく。履行期間は2021年3月20日まで。

 なお、富谷市都市・地域総合交通戦略の基本計画策定に係る業務は八千代エンジニヤリングが担当した。

3859荷主研究者:2020/11/02(月) 22:36:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201001_12024.html
2020年10月01日木曜日 河北新報
エアアジア事業断念へ コロナで経営悪化仙台-中部線など運航

 格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)が、事業継続を断念する方向で調整していることが30日、分かった。本社のある愛知県に同日までに意向を伝えた。新型コロナウイルス流行で旅客が急減し、経営が悪化していた。正式に決まれば、日本を拠点とする航空会社がコロナの影響で事業継続を断念する初のケースとなる。

 愛知県の大村秀章知事はこの日の記者会見で、同社の意向について「内々に話は聞いている」と明らかにした上で「支援していこうと思っていたので、今回の日本撤退については大変残念に思っている」と語った。

 同社は、マレーシアのLCC「エアアジア」のグループ会社。中部空港(愛知県常滑市)を拠点とし、札幌、仙台、福岡と中部を結ぶ国内3路線と台北-中部の国際線の計4路線を展開している。

 新型コロナの影響で今春に全便を運休し、8月から国内線を再開したが、需要が戻らず10月から再び全便を運休する方針を明らかにしていた。旅客減少を受けてエアアジア・ジャパンの経営は悪化。6月に希望退職を募り、約300人の従業員のうち約70人が退職した。

 仙台線は2019年8月、1日2往復で就航。同路線初のLCCとして観光、ビジネス需要の開拓を目指していた。仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)の広報担当者は「エアアジア・ジャパンから正式に聞いておらず、コメントする立場にない」と述べた。

 航空需要の急減を受けて、他の航空各社も苦しい経営が続いている。20年4〜6月期決算では大手の日本航空やANAホールディングスが巨額の赤字を計上。LCCのジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)も直近の決算で赤字転落した。

3860荷主研究者:2020/11/08(日) 13:38:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201002_11011.html
2020年10月02日金曜日 河北新報
仙台港でサブヤード利用開始 市、貨物量増加の混雑解消図る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201002kahoku01.JPG
サブヤードとして運用が始まった蒲生北部地区の荷台置き場=1日、仙台市宮城野区

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 仙台市は1日、東日本大震災で被災した宮城野区の蒲生北部地区で、トラックの荷台置き場の運用を始めた。宮城県が管理する近くの仙台港高砂コンテナターミナルの「サブヤード」として使う。ターミナル内は急増するコンテナ貨物で飽和状態のため、サブヤード活用で混雑解消を図る。

 先行整備した6400平方メートル(55区画)の運用を開始した。運送会社などへの貸付期間は原則1年。仙台港コンテナ利用促進協議会の会員企業9社が市と個別に契約を結び、利用する。

 来年4月には1万7100平方メートル(164区画)が追加整備され、約4倍の計2万3500平方メートル(219区画)を貸し付ける。協議会の会員企業を優先するが、非会員も利用できる。

 県や市によると、ターミナル内にも荷台置き場として、1万5295平方メートルのスペースがあるものの、震災後に取扱貨物量が増えた影響で、現状は空コンテナ置き場となっており、本来の機能を果たせていない。

 周辺の道路も貨物を運び込むトラックなどの出入りが増加し、混雑が深刻となっている。市はサブヤードの運用によりターミナルの受け入れ能力を高め、円滑な貨物運搬に役立てる。

 利用する運送会社の担当者は「ターミナル近くに荷台置き場があると貨物運搬の効率が上がり、短時間で作業できる」とサブヤードの開設を歓迎している。

 市は防災集団移転跡地となった蒲生北部地区への企業誘致を進めており、運送会社や倉庫などの立地が進む。サブヤードの隣には4万平方メートルの敷地が残っており、市は空コンテナ置き場としての利用も検討する。

3861荷主研究者:2020/11/08(日) 13:38:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201002_13034.html
2020年10月02日金曜日 河北新報
「美術館移転で作品破壊される」 列柱制作のカラバン氏ら反対表明

カラバン氏の「マアヤン」

新宮氏の「時の旅人」

 仙台市青葉区の宮城県美術館を宮城野区に移転する県の方針案について、同館に設置されている屋外彫刻を制作し、ともに世界的彫刻家であるダニ・カラバン、新宮晋の両氏が文書で反対の意思を示した。市民団体「宮城県美術館の現地存続を求めるネットワーク(県美ネット)」が1日、明らかにした。近く県に文書を提出する方針。

 カラバン氏は「(前庭から正面玄関に立てた)列柱は建物の既存の柱と同じサイズや形状で、ケヤキも作品に不可欠な一部」と説明。「美術館の移転は作品の本質や意義を否定する。移転されれば私の作品は破壊されてしまう」と計画の推進を危惧する。

 新宮氏は「計画を聞き、驚いている。作品周囲の木々も育ち、建物とも溶け合っていい雰囲気を生み出してきた」と主張。「取り壊しは、世界的に見てもあり得ない。合理性や経済性だけで物事を進める考え方に、文化や芸術を育てていく未来はない」と指摘した。

 カラバン氏の作品「マアヤン」は、8本の列柱とその足元を水路が縫うように走るもので1995年、美術館前庭に設置された。前庭に立つケヤキと建物の間に列柱を配し、最後の1本は既存の美術館の柱をそのまま利用することで建物との一体感を表している。

 美術館北庭に構える新宮氏の作品「時の旅人」は81年の開館に合わせて制作された。高さ11メートルの大きな風車で、風力や風向きによって三つの羽根が不規則に回る。回転速度が上がったり、急に逆回転したりする羽根は時計の針を連想させ、時間の流れを表現している。

 両作品とも美術館が立つ場所の自然や景観、歴史的条件に調和するよう制作された「環境彫刻」だ。

 県美ネットの西大立目祥子共同代表は「美術館には作品を保存し、次世代に伝える役割がある。美術館の歴史は作家との信頼関係によって蓄積されたものだ。作品の破壊はこれまでの40年間を台無しにしてしまう」と話した。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201002_13014.html
2020年10月02日金曜日 河北新報
増築せず改修の第3案を追加方針 美術館移転構想で宮城県

宮城県美術館

 仙台市青葉区の宮城県美術館を宮城野区に移転、新築する構想を巡り、県は1日、これまで比較検討の選択肢としてきた現地での増改築案に加え、新たに現施設を増築せずに改修のみ行う手法を第3案とする方針を明らかにした。年内をめどに事業の方向性を判断する。

 県議会9月定例会の代表質問で村井嘉浩知事が答弁した。担当部局が5〜7月に芸術関係団体などと意見交換した際、事業規模を抑えた改修を提言されたとして「関係者の声を踏まえ、それぞれの案の利点、課題を分析したい」と述べた。

 現地存続を求める声が広がっている状況について「現在の美術館を大切にしたいという皆さんの思いに認識を深くしている」と説明。「さまざまな意見を参考にして検討を進め、総合的に判断する」と語った。

 県教委は2018年3月、現地での増改築方針を策定。県有施設の再編構想を議論する県の有識者懇話会は19年11月、東京エレクトロンホール宮城(県民会館)とともに移転、集約する案を公表した。

3862荷主研究者:2020/11/08(日) 13:44:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201003_11010.html
2020年10月03日土曜日 河北新報
名取の第2次防御ライン開通 かさ上げ道路、仙台空港と閖上結ぶ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201003kahoku01.JPG

全面開通した第2次防御ラインを自転車で走行する山田市長(左から2人目)ら

 宮城県名取市が津波対策として沿岸部に整備してきた第2次防御ラインのかさ上げ道路が2日、全線開通した。東日本大震災からの復興まちづくりが進む閖上地区と仙台空港(名取市、岩沼市)周辺の北釜地区が結ばれ、防災機能の向上とともに産業や観光の振興につながるものと期待される。

 かさ上げ道路は市道閖上南北線(延長2.6キロ)と市道広浦北釜線(4キロ)の2路線で、総延長は6.6キロ。盛り土して海抜5メートルまでかさ上げし、堤防機能を確保した。海岸防潮堤などとの多重防御により津波の威力を軽減する。

 津波襲来時の避難道路でもあり、片側3.25メートルの2車線に幅3.5メートルの歩道を整備した。総事業費は102億3000万円。2016年12月に着工し、今年8月7日に市道閖上南北線が先行開通した。

 市沿岸部の北釜防災公園であった開通式には地元関係者ら約60人が出席。山田司郎市長は「1000年に一度の津波でも内陸部への浸入を軽減し、緊急時に円滑な避難が可能になる。平常時には産業振興や観光面でも大きな役割を果たす」とあいさつした。

 関係者がテープカットで祝った後、自転車や車両による「走り初め」として、閖上地区の市震災メモリアル公園まで第2次防御ラインを走行。山田市長らは慰霊碑の前で震災犠牲者を追悼し、開通を報告した。

 市内の主な復旧復興ハード事業は、3日開業の市サイクルスポーツセンターで終了する。

3863荷主研究者:2020/11/08(日) 13:45:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201003_12001.html
2020年10月03日土曜日 河北新報
築54年ビルを再生 賃料安価なオフィスで起業後押し

創造性をテーマにカラフルな家具を置いた貸しオフィス=仙台市青葉区

 不動産賃貸業の仙台協立(仙台市)は2日、仙台市青葉区国分町1丁目の広瀬通に面する築54年の仙台協立第1ビルを改装し、オープンさせた。時間貸しのオフィスを充実させ、地元からの起業を後押しする。

 1階は「より良い方向に導く」との意味合いを込め、「COMPASS(コンパス)」と名付けた。コワーキングスペースと飲食店営業ができるイベントスペースのほか、同社の賃貸仲介窓口も備える。

 2〜5階は貸しオフィスと最大30人収容できる貸し会議室が計18室あり、各オフィスの内装に工夫を凝らした。創造性をテーマにした部屋にはカラフルな家具を配置し、壁にホワイトボードを埋め込んだ。

 現行の耐震基準導入前に建設されたことを考慮し、より災害リスクの低い時間貸しや短期間での利用を推奨する。最低料金は1時間500円で、固定費を抑えたい小規模事業者も利用しやすくした。

 氏家正裕社長は「市中心部でも再開発に向かない地区があり、賃料を安くできる古いビルに需要がある。新型コロナウイルスの感染予防をしながら人が集う場にしたい」と話した。ビルを拠点に周辺の肴町地区の活性化にも携わる方針。

3864荷主研究者:2020/11/08(日) 14:12:03

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64617920V01C20A0L01000/
2020/10/6 15:00日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台工業団地 23年3月移転へ 跡地は大型商業施設に

3865荷主研究者:2020/11/08(日) 14:13:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201006_72020.html
2020年10月06日火曜日 河北新報
エアアジア事業廃止、期待の中部線「残念」 仙台空港・宮城県

仙台空港

 格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)は5日、事業継続を断念すると発表した。運営する国内線3路線と国際線1路線の計4路線を12月5日付で廃止すると国土交通省に届け出た。新型コロナウイルス流行による航空需要急減を受けて、経営が悪化していた。日本を拠点とする航空会社が新型コロナの影響で事業を廃止するのは初めて。

 エアアジア・ジャパンの仙台-中部線は2019年8月、1日2往復で就航した。同路線初の格安航空会社(LCC)として観光、ビジネスの需要開拓を目指したが、感染拡大を受け今年4月9日に全便を運休。8月1日に運航を再開したものの、9月1日に再び全便を運休していた。

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)の広報担当は「LCC就航による仙台-中部線のマーケット拡大を期待していただけに、今回の決定は大変残念だ。新型コロナウイルスによる厳しい状況は続いているが、地元自治体などと連携し、航空需要の回復に努めたい」とコメントした。

 宮城県空港臨空地域課の斎藤和城課長は「料金が安価で、同じ路線の他社ともすみ分けができていた。コロナの影響を受け、非常に残念だ」と話した。仙台空港発着の国内線の一部は運休・減便が続いており「国内の利用客を呼び込むキャンペーンなどを通じ、便数を回復させたい」と語った。

3866荷主研究者:2020/11/08(日) 14:13:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201006_12002.html
2020年10月06日火曜日 河北新報
石巻・IDFがリチウム電池製造本格化 閉校校舎を活用

IDFが製造するリチウムイオン電池セルなど

旧飯野川二小の校舎を活用したIDF本社=石巻市皿貝

 自動車シートカバーなどを手掛けるIDF(宮城県石巻市)は、新事業のリチウムイオン電池製造を本格化させる。大手には難しい多様なニーズに応じる少量多品種生産で市場の開拓を狙う。閉校後の小学校校舎を活用した工場が、新たな地場産業の拠点として始動した。

 製造するのは、東北大未来科学技術共同研究センター(NICHe)が開発したマンガン系のリチウムイオン電池。コバルトやニッケルを使う三元系と比べて容量は劣るが、発熱しにくい高い安全性と生産コストの低さを特徴とする。

 IDFによると、ハイブリッド車(HV)用で主流の三元系や電子機器用のコバルト系は大手メーカーが手掛けるが、マンガン系は国内で製造されていない。IDFは容量よりも安全性や寿命の長さが求められる太陽光発電の蓄電池、家庭や医療機関向けの非常用電源といった需要を見込む。

 国などの補助で石巻市から購入した旧飯野川二小校舎を工場に改修し、2019年4月に稼働。試作を重ね、今年3月に量産設備が整った。その後、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う面会制限で取引メーカーとの設計開発が滞ったが、8月に一部再開した。

 同月、みやぎ産業振興機構(仙台市)の「ステージアップ支援企業」に認定され、販路開拓などで今後支援を受ける。本年度は2万セルを生産予定。現在16人の従業員を4、5年後に50人規模に拡充し、年間30万セルの生産と売上高25億円を目指す方針だ。

 旧飯野川二小出身でもある佐藤幸太郎社長は「全てがオーダーメードの新製品となるので、時間はかかるが、採用されれば安定的に供給できる。付加価値を高め、地元の若者に新産業を残したい」と意気込む。

3867荷主研究者:2020/11/08(日) 14:27:42

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64788640Y0A001C2L01000/
2020/10/8 19:15 日本経済新聞 東北 宮城
東北大とKDDI、スタートアップ支援で連携協定

3868荷主研究者:2020/11/08(日) 14:29:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201008_11002.html
2020年10月08日木曜日 河北新報
国道4号バイパス山崎-鶴ヶ谷 あすから片側3車線 仙台

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201008kahoku01.JPG

 国道4号仙台バイパスの山崎交差点-鶴ケ谷交差点間の1.8キロ(仙台市宮城野区)が9日から、片側3車線に拡幅される。2015年に調べた区間内の通行量は1日約5万6700台(うち大型車8500台)。朝夕の激しい渋滞の緩和が期待される。

 東北地方整備局は2006年4月、同区間の6車線化工事に着手し、14年半で完成にこぎ着けた。事業費は約60億円。

 4号沿いには仙台中央卸売市場(若林区)が位置するほか、宮城野区岩切地区にはJR仙台貨物ターミナル駅が22年度中に移転する予定で、交通量のさらなる増加が見込まれている。

 4号の6車線化工事は地図の通り。若林区の卸町交差点-鶴ケ谷交差点間6.0キロのうち、宮城野区の苦竹インターチェンジ(IC)-山崎交差点間の2.8キロが07年に完成。残るは、立体化する箱堤交差点(若林区)を含む卸町交差点-苦竹IC間の1.4キロ。今年7月に着工し、完成時期は未定。

3869荷主研究者:2020/11/08(日) 14:32:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201008_11020.html
2020年10月08日木曜日 河北新報
宮城県、女川再稼働の備蓄調達に補助金検討 市町村へ広域避難の支援も

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201008kahoku02.JPG

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を巡る重大事故時の広域避難に備え、県は7日、市町村が備蓄物資を調達する事業を県補助金の対象に加えるかどうか検討する方針を明らかにした。原発30キロ圏7市町から県内31市町村に避難する計画に対し、県は7市町の意向で避難先を変更する可能性も示唆した。

 県議会9月定例会の一般質問で、高橋宗也氏(自民党・県民会議)への答弁。東日本大震災で交通網が寸断され、物流が滞った教訓を踏まえ、高橋氏は「市町村が計画的に物資を備蓄できれば、県内の防災力は向上する」として、県に財政支援の必要性を訴えた。

 村井嘉浩知事は、県が市町村事業に最大5割を助成する市町村振興総合補助金を挙げ、「メニューを検討したい」と前向きな考えを示した。

 避難計画では、30キロ圏内の住民が震災で被災した沿岸部の自治体に避難するパターンも少なくない。復興事業などで受け入れ態勢が整わないとの指摘もあり、鈴木秀人環境生活部長は「今の避難先でいいのかという意向があれば、解決策を考える」と言及。市町村間の調整に乗り出す構えを強調した。

 佐々木喜蔵氏(同)は、避難道路として三陸沿岸道石巻女川インターチェンジと女川町を結ぶ国道398号石巻バイパスの未着工区間(4.7キロ)=地図=の整備を求めた。村井知事は「地域の意見を聞き、事業化の検討を進めたい」と応じた。

3870荷主研究者:2020/11/08(日) 14:39:45

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6756/
2020-10-12# みやぎ建設新聞(仙台圏)
日本貨物鉄道ほか/仙台貨物ターミナル駅の移転事業/今後に造成工事を発注へ/宮城県や仙台市の関連工事も発注進む

 日本貨物鉄道(東京都渋谷区千駄ヶ谷5の33の8 真貝康一代表取締役社長)は、仙台市宮城野区宮城野3丁目にある仙台貨物ターミナル駅を同区岩切に移転する事業について、今後に造成工事を発注する。

 時期について担当者は「事業スケジュールを考慮し、宮城県との協議がまとまり次第早めに発注したい」と話している。農地転用など着工に必要な諸手続きはほぼ終えたもようだ。また宮城県や仙台市が行う、関連する道路や上下水道管の工事も発注が本格化している。

 この事業は、既存の仙台貨物ターミナル駅の敷地に、宮城県が災害時に支援活動拠点となる広域防災拠点の整備を立案したことに伴い、仙台貨物ターミナル駅が移転するもの。移転先は国道4号北東側の岩切地内約23㌶で、JR東北本線とJR東北新幹線に挟まれた元々は水田地帯。ここに現在と同等規模の取扱貨物量を確保できる新駅を建設する。

 スケジュールは2022年度末までに現貨物ターミナル駅を県に引き渡す予定で、それまでに新しい駅を整備する。総事業費は約324億円を見込み、うち新駅建設に係る事業費は約129億円。

 環境アセスメントの資料等によると、新駅はコンテナホーム3面、着発線8線、留置線4線、検修線5線などを備える。建屋は、総合事務所(3階建て、延べ約2000平方㍍)、通運事務所(2階建て、延べ約2000平方㍍)、貨車検修庫(平屋建て、延べ約1900平方㍍)、倉庫類(計延べ約1万6900平方㍍)などを配置する。防災調整池も2カ所設ける。

 造成計画は盛土高が0・7㍍〜2・2㍍で、盛土量は約29万立方㍍、掘削量(調整池)は約1万7000立方㍍を想定。また東北本線沿いの地盤対策を想定しているほか、国道4号下に2線分の函渠を構築する。

 法令書類支援などコンサルタント業務は復建技術コンサルタント、建屋等の設計はジェイアール貨物・不動産開発がまとめた。先行実施した畦畔工事は仙建工業、水路付替工は橋本店が担当。国道4号下の函渠はパシフィックコンサルタンツが設計し、施工は奥村組で今後本格着工する。

 この事業に併せて、仙台市は新駅の北端部を通る都市計画道路今市福田線を対象に、新駅供用および新駅西側で実施される土地区画整理事業を見据え、高江工区として4車線化拡幅に取り組んでいる。

 事業区間は県道仙台松島線線(利府街道)から、既に4車線となっている余目地内まで延長約1・1㌔㍍。既存の高盛土道路の上下線側双方を外側に広げるイメージで盛土する。改良後の幅員は22㍍となり、両側歩道を確保する。また東北本線をオーバーパスしている余目跨線橋と、その東側で市道を跨いでいるボックス区間も拡幅する。総事業費は約40億円。

 区間東側で、東北新幹線以東の工事は昨年度に発注し後藤工業が施工。本年度は掘削や鋼矢板など仮設工を含む「道路改築工事その2」を今月2日に開札済みとなっている。県道から余目跨線橋までの改良と、余目跨線橋下部工で利府街道側のA1橋台2基(上下線)構築などを行う「同工事その3」は公告中で10月30日に開札予定。

 11月には余目跨線橋のA2橋台2基と、市道を跨ぐボックス区間のプレキャスト門型カルバートなどを施工する「改築工事その4」と、余目跨線橋の「鋼橋上部工製作工事」を公告する見通し。余目跨線橋は上下線側それぞれ延長約42㍍、有効幅員3㍍の中路式鋼床版鈑桁橋。架設工は今後にJRと協定を結び、JRが発注する見込みだ。

 来年度以降は、用地取得中の東北本線から東北新幹線まで延長約350㍍区間の改良と、区間内の舗装工事を発注する。

3871荷主研究者:2020/11/08(日) 14:40:28
>>3870-3871 続き

 また仙台市は、新駅建設場所の地下で茨田踏切付近にある汚水の七北田川右岸幹線について、耐荷重を引き上げるため周辺地盤を改良する。地表と管路の間の3㍍ほどを中層混合処理するとともに、管路の両脇に10㍍強の深層混合処理を施す。実施範囲は延長約170㍍で、幹線の径は1500㍉㍍。施工者はこのほど高工に決まった。

 このほか宮城県が、新駅建設場所にある工業用水道管を撤去して移設する工事を行う。施工は橋本店が担当している。管路の径は700㍉㍍で、支障になる地点から外周路および市道余目高江線沿いに移設する。

 JR貨物から県への用地引き渡し後、現ターミナル駅の施設撤去工事は県が主体で行う。跡地約17・5㌶に整備する広域防災拠点の工事費は57億円ほどを試算しており、詳細設計は中央コンサルタンツ(造成等)とオオバ(上下水道)に委託している。

3872荷主研究者:2020/11/08(日) 14:53:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201014_11017.html
2020年10月14日水曜日 河北新報
仙台市が都心再構築プロジェクト第2弾を発表

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201014kahoku01.JPG

 仙台市は13日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」の第2弾の施策を発表した。都市再生緊急整備地域(地図)で、環境に最大限配慮した建築物(グリーンビルディング)の整備を誘導するほか、テナントの移転に支援制度を創設し、第1弾で打ち出した老朽化ビルの建て替えを加速させる。

◎グリーンビルディング

 建築物の環境総合性能評価「CASBEE(キャスビー)」で最高のSランクの建築計画であれば、市の環境影響評価(アセスメント)の手続きを免除する。着工までの期間が1年〜1年半程度、短縮できる。

 整備地域内に計画する高さ100メートル以上か、延べ床面積5万平方メートル以上の建築物が対象。Sランク取得とともに省エネルギー化や再生可能エネ活用、緑化推進にも取り組んでもらう。

 市は12月ごろに整備促進の方針を策定・公表し、来年4月の施行を目指す。

◎企業誘致の強化

 企業立地促進助成制度で雇用人数に応じた加算の対象を「市内在住」正社員から「仙台都市圏在住」正社員に拡大し、企業の人材確保を支援する。本社機能や研究開発施設、ソフトウエアやデジタルコンテンツ企業などの誘致を想定する。

 大規模災害に備え、リスク分散のためにバックオフィス(事務管理部門)を設ける企業への助成も拡充。整備地域内に立地する企業は加算額を増やし、人数要件も緩和する。いずれも来年4月1日に施行する。

◎テナント退去支援

 入居ビルの建て替えに伴い、市内に移転する中小企業の事業所に対し、移転先オフィスの賃借料3カ月分を助成する新制度を創設する。移転前の入居ビルが整備地域内にあり、第1弾施策の一つ「都心部建て替え促進助成金」の指定を受けていることが条件になる。

◎容積率の緩和

 整備地域内が対象。高機能オフィスを誘導する第1弾の容積率緩和を拡充し、敷地と街区の一辺が一致する場合など、一定の要件を満たせば基準容積率を最大1.5倍にする。13日に施行した。複数の敷地を共同化し、大きな街区にする際に有利で、老朽化ビル更新時の優遇策を増やした。

 郡和子市長は13日の定例記者会見で「新型コロナウイルスの感染拡大以降、地方都市に企業の関心が集まっている。仙台はポテンシャル(潜在能力)が高い。都心部の高機能オフィス整備により、企業の進出ニーズに応えたい」と話した。

3873荷主研究者:2020/11/08(日) 15:00:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201015_13009.html
2020年10月15日木曜日 河北新報
仙台の防災集団移転跡地で農園・温泉などの複合施設着工 22年4月オープン

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201015kahoku01.JPG
温泉、レストラン、ベーカリーなどを備えた「アクアイグニス仙台」の完成予想図

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201015kahoku02.JPG

起工式でくわ入れし、工事の安全を祈願する郡市長(中央)ら

 東日本大震災に伴う仙台市の防災集団移転跡地の利活用事業で、建設業の深松組(青葉区)が若林区藤塚に整備する農園、温泉、レストランの複合施設「アクアイグニス仙台」の建物の起工式が14日、現地であった。完成は2021年10月の予定で、22年4月のオープンを目指す。

 周辺町内会や工事の関係者ら約80人が出席。郡和子市長、運営会社「仙台reborn」社長を兼ねる深松努社長らがくわ入れし、工事の安全を祈願した。

 深松社長は「震災で集落が流失した地区ににぎわいを取り戻し、復興、創生のシンボルとなる施設をつくり上げたい」と話した。郡市長は「震災の経験を伝える交流の場になることを期待したい」と激励した。

 敷地面積3万2500平方メートルに建物6棟と農業ハウス3棟を整備する。鉄筋コンクリート2階の温泉棟は海に面し、浴室から海岸や干潟が見られる。高さは15メートルあり、津波発生時は2000人の避難場所になる。

 木造平屋のレストラン棟、スイーツ棟、ベーカリー棟なども配置する。パティシエの辻口博啓氏、鶴岡市のイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行氏、東京の人気和食店「賛否両論」店主の笠原将弘氏が、提供メニューなどを監修する。

 「アクアイグニス」ブランドの施設は、同名の会社(東京)が三重県で運営。東日本は初進出となる。深松組は今年4月に造成工事の起工式を実施した。

3874荷主研究者:2020/11/08(日) 15:01:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201015_12015.html
2020年10月15日木曜日 河北新報
「相鉄フレッサイン」東北初進出 22年夏に開業

三菱地所が仙台駅前で開発するホテルの完成予想図

 三菱地所(東京)が手掛ける仙台市青葉区中央4丁目のホテル「相鉄フレッサイン仙台駅西口(仮称)」が14日、着工した。相鉄フレッサインの進出は東北で初となる。2022年夏に開業する予定。

 三菱地所が建築した建物を相鉄ホテル開発(横浜市)が賃借し、相鉄ホテルマネジメント(同)が運営する。相鉄フレッサインは47店舗目。宿泊特化型ホテルとしてビジネス客の利用を想定する。

 鉄骨12階、延べ床面積約5112平方メートルで、客室数は224。仙台朝市に近く、三菱地所東北支店の担当者は「都市部でありながら、仙台らしさを感じられる立地だ。新たなにぎわいをつくり、街の活性化に寄与したい」と話した。

3875荷主研究者:2020/11/21(土) 15:08:57

http://www.nippondiamond.co.jp/newsboard/newsboard.cgi?Num=1
日本ダイヤモンド株式会社

営業所開設(名古屋・仙台)のお知らせ
No: 58 / Date: 2020/10/07(Wed) 13:17:54

このたび弊社は中部地区及び東北地区のお客様への営業対応ならびに技術サービスの充実を図るために名古屋営業所及び仙台営業所を開設いたしますのでご案内申し上げます。

 名古屋営業所(10/1開設)

   日本ダイヤモンド株式会社 名古屋営業所

   〒465-0027 
   愛知県名古屋市名東区丁田町36番地 上社メゾン井筒1階

   TEL:052-737-2888
   FAX:052-737-2877

   本件に関するお問い合わせ先

   所長 矢野:070-3832-1474


 仙台営業所(10/20開設予定)

   日本ダイヤモンド株式会社 仙台営業所

   〒983-0034 
   宮城県仙台市宮城野区扇町7-3-16

   TEL:022-253-7667

   本件に関するお問い合わせ先

   所長 日沢:070-2165-3827

3876荷主研究者:2020/11/21(土) 15:23:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201022_12026.html
2020年10月22日木曜日 河北新報
プロロジス、岩沼の物流拠点を再整備 4月に火災で全焼

新たに整備される物流施設の完成イメージ図

 物流施設の開発・運営を手掛けるプロロジス(東京)は21日、宮城県岩沼市空港南3丁目に「プロロジスパーク岩沼1」を整備すると発表した。現地にあった施設が4月に発生した火災で全焼。新たな施設を「東北全体への戦略的物流拠点」と位置付け、再開発に着手する。

 仙台空港に近い約4万5700平方メートルの敷地に鉄骨2階、延べ床面積約5万400平方メートルの施設を建設する。事業費は約75億円。焼失した施設(延べ床面積4万3800平方メートル)より規模を拡充する。新施設には最大6社が入居できる。

 スロープを新たに設置し、トラックが2階へ直接アクセスできるようにするなど、物流作業の効率化に重点を置いた。荷さばきスペースや、従業員向け駐車場も確保する。津波といった水害対策として、敷地をかさ上げして整備する。

 2021年2月をめどに焼失した施設の解体工事を終える。新たな施設は21年3月に着工し、22年4月に完成する見通し。

 旧施設は08年に完成し、物流企業など数社が入居していた。今年4月30日に発生した火災では、県内各地から集まった消防車が消火に当たり、鎮火したのは5月6日だった。

3877荷主研究者:2020/11/21(土) 15:24:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201022_12025.html
2020年10月22日木曜日 河北新報
ピーチ仙台-中部線、12月24日就航 1日1往復、片道4990円から

仙台空港を離陸するピーチの旅客機

 ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は21日、仙台空港(宮城県名取市、同県岩沼市)と中部空港(愛知県常滑市)を結ぶ路線を12月24日に1日1往復で開設すると発表し、航空券の販売を開始した。

 運航は仙台午後2時10分発、中部午後3時25分着、中部午後1時35分発、仙台午後2時40分着。機材はエアバスA320ceo(定員180人)か、10月25日に導入するエアバスA320neo(188人)を使用予定。運賃は片道4990円から。

 仙台はピーチの拠点空港の一つで、中部線は25日就航の沖縄線に続く新路線。仙台発着は既存の札幌、関西と合わせた国内4路線と、新型コロナウイルスの影響で運休中の台北線の計5路線になる。

 ピーチの広報担当者は「飛行機を飛ばすことで需要回復を促進させたい」と話した。仙台空港を運営する仙台国際空港の鳥羽明門社長は「中京圏への観光客や、名古屋-仙台間のビジネス客の選択肢が広がる」とのコメントを出した。

 LCCではエアアジア・ジャパン(常滑市)が昨年8月から仙台-中部線を運航したが、新型コロナの影響で運休が続き、12月5日での国内全路線廃止を発表している。

3878荷主研究者:2020/11/21(土) 15:32:49
>>3773
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201023_12023.html
2020年10月23日金曜日 河北新報
仙台・福田町駅を200メートル西に移設 JR東が方針、新駅舎はバリアフリーに

 JR東日本は22日、仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)を約200メートル西側に移設し、バリアフリー化する方針を明らかにした。移設時期は未定。同日、仙台市と合同で住民説明会を開き、バリアフリー化を要望してきた住民組織のメンバーらに説明した。

 JR東によると、移設先は宮城野運輸区と車両基地がある線路北側の同社所有地。新駅舎の規模や整備スケジュールは未定だが、ホームにエレベーターを設置するなどして車いす利用者や高齢者、妊婦が階段を使わず、電車に乗り降りできるようにする。

 市は移設に合わせ、線路をまたいで南北に行き来できる自由通路を整備する方針。本年度一般会計当初予算には4800万円の経費を計上しており、新駅舎への接続道路や車の乗降場、駐輪場が必要か調査する。

 1987年改築の現駅舎はホームが狭く、線路に沿ってカーブしており、エレベーター設置が困難だった。近隣住民は2015年、「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」を設立。17年には約9000人分の署名を集め、バリアフリー化を要望してきた。

 JR東と市は19年1月、駅舎移設を視野に入れた検討に着手。今年2月、移設を基本に協議することで合意した。

 住民組織の野口健三会長(77)は「英断に感謝したい。計画が早期に実現するよう協力したい」と歓迎した。

3879荷主研究者:2020/11/21(土) 15:39:38

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201023_12019.html
2020年10月23日金曜日 河北新報
三陸道・小泉海岸-本吉津谷IC間が来月21日開通 仙台と気仙沼中心部、高速で直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201023kahoku02.JPG

 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は22日、三陸沿岸道小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間の2.0キロが11月21日に開通すると発表した。開通により、仙台市と気仙沼市中心部が全線、高速道路で結ばれる。

 開通区間は2012年10月に着工。歌津-本吉津谷IC間の総事業費は約703億円。未開通区間は国道45号の2.1キロを利用していたが、よりスムーズな通行が可能になると同時に津波浸水域を回避できる。

 東日本大震災後の三陸道の延伸で、仙台と気仙沼両市間の所要時間は約50分短縮され約2時間となった。物流・観光面で東北自動車道からの切り替えが進んでおり、来月の開通でさらに利便性が向上する。

 気仙沼市の菅原茂市長は「救急医療体制の強化、防災機能拡充など多方面でさらなる効果が期待される」、宮城県の村井嘉浩知事は「沿岸被災地の経済の活性化や観光振興に大きく寄与すると期待している」とそれぞれ談話を出した。

3880荷主研究者:2020/11/21(土) 15:39:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201023_12019.html
2020年10月23日金曜日 河北新報
三陸道・小泉海岸-本吉津谷IC間が来月21日開通 仙台と気仙沼中心部、高速で直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201023kahoku02.JPG

 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は22日、三陸沿岸道小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間の2.0キロが11月21日に開通すると発表した。開通により、仙台市と気仙沼市中心部が全線、高速道路で結ばれる。

 開通区間は2012年10月に着工。歌津-本吉津谷IC間の総事業費は約703億円。未開通区間は国道45号の2.1キロを利用していたが、よりスムーズな通行が可能になると同時に津波浸水域を回避できる。

 東日本大震災後の三陸道の延伸で、仙台と気仙沼両市間の所要時間は約50分短縮され約2時間となった。物流・観光面で東北自動車道からの切り替えが進んでおり、来月の開通でさらに利便性が向上する。

 気仙沼市の菅原茂市長は「救急医療体制の強化、防災機能拡充など多方面でさらなる効果が期待される」、宮城県の村井嘉浩知事は「沿岸被災地の経済の活性化や観光振興に大きく寄与すると期待している」とそれぞれ談話を出した。

3881荷主研究者:2020/11/21(土) 15:51:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201024_12002.html
2020年10月24日土曜日 河北新報
楽天モバイルのコールセンター、仙台に11月開設 250人程度の正社員を新規雇用

郡市長(左)に立地表明書を手渡した山田社長

 楽天モバイル(東京)は23日、仙台市青葉区のビルに11月、コールセンターを開設すると発表した。協力会社が運営するセンターは北海道、大阪府、福岡県にあるが、自社運営の拠点は仙台が初めて。地元から250人程度の正社員を新規に雇用する。

 センターは青葉区中央1丁目のメットライフ仙台駅前ビルに開設。名称は「仙台コミュニケーションセンター」で、契約者からの問い合わせに対応する。

 同社の山田善久社長は市役所であった立地表明式で「お客さまと接する重要な業務」と語り、センターを自社運営する意義を強調。仙台への立地を決めた理由については「プロ野球東北楽天を通じて、ゆかりが深い。東京からのアクセス、人材の質を総合的に勘案して決めた」と説明した。

 市は大規模災害時の事業継続などを訴え、企業誘致を図っている。郡和子市長は「仙台は他の大都市に比べ、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えている。大きな企業に来てもらい、他企業を誘致する上で弾みになる」と進出を歓迎した。

3882荷主研究者:2020/11/21(土) 15:53:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201024_12016.html
2020年10月24日土曜日 河北新報
仙台市ガス民営化 東北電力が応募へ

東北電力本店(中央)

 仙台市のガス事業民営化を巡り、東北電力などでつくるエネルギー大手企業グループが事業継承者の公募に申請する方向で最終調整していることが23日、関係者への取材で分かった。取締役会などを経て正式決定し、公募期限の29日までに応募する見通し。

 東北電などは、公営としては最大規模の約34万戸の顧客基盤を持つ市ガスのポテンシャルを評価し、最低400億円の譲渡価格や燃料調達面のリスクなどを考慮しても、事業性が見込めると判断したとみられる。

 関係者によると、東京ガス(東京)の参画が有力視されている。2008年の前回公募時、東北電は東京ガス、石油資源開発(同)と組んで唯一応募したが、リーマン・ショックに端を発した景気悪化で辞退。東北電と東京ガスは16年から、北関東の大口向け電力小売りで連携する。

 東北電は23日、河北新報社の取材に「公募申請を前向きに検討しているが、まだ決まったものではない」と回答した。樋口康二郎社長は9月の定例記者会見で「電気とガスのシナジー(相乗効果)が期待できる」と意欲を示している。

 市は来年5月下旬に優先交渉者を決め、22年度中に事業を譲渡する予定。

3883荷主研究者:2020/11/21(土) 16:00:17

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65467920W0A021C2L01000/
2020/10/26 18:54日本経済新聞 電子版 東北 宮城
逆境の仙台空港、那覇便「試金石」 国際線は来冬想定

3884荷主研究者:2020/11/21(土) 16:05:24

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00576022?isReadConfirmed=true
2020/10/27 05:00 日刊工業新聞
日本ファインセラミックス、新工場が完成 絶縁放熱基板を量産

自動車メーカーなどに来年1月にも出荷する新工場

 日揮ホールディングス(HD)子会社の日本ファインセラミックス(仙台市泉区、田中宏社長、022・378・7825)は、窒化ケイ素セラミックス製の絶縁放熱基板を量産する新工場(宮城県富谷市)を完成した。投資額は約25億円。自動車メーカーや回路基板メーカー向けに、2021年1月にも出荷を始める。

 新工場は富谷事業所(宮城県富谷市)内に設置し、延べ床面積は3000平方メートル。熱伝導率を現状の約1・5倍に高めた新製品の開発も進める。

(2020/10/27 05:00)

3885荷主研究者:2020/11/21(土) 16:06:51

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201027_13028.html
2020年10月27日火曜日 河北新報
東北大雨宮C跡地再開発 活用可能な樹木49本のみ イオン再調査

東北大雨宮キャンパス跡地 再開発事業で樹木が激減した=2020年5月中旬

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)の再開発事業により、約2800本あった敷地内の樹木が約40本に激減する問題で、開発主体のイオンモール(千葉市)は26日、専門家による再調査の結果でも、活用可能な樹木は49本にとどまったことを明らかにした。

 市環境影響評価審査会に報告した。同社は当初、766本の保存活用を表明したが、2018年12月に東北大が土地を引き渡した時点で529本に減少。19年11月には、倒木の恐れなどで490本の伐採が必要になったとした。審査会は今年3月、再調査を求めた。

 同社は今後の緑化方針も明らかにし、キャンパス時代の約2800本を超える樹木を新しく植える方針を示した。伐採した木は建設材や商業施設の椅子・ベンチ、土壌にまくチップへの再利用を検討する。

 同社の担当者は「将来的にはキャンパス時代に負けない緑豊かな空間を形成する」と計画を説明した。

3886荷主研究者:2020/11/21(土) 21:18:48

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201029_13011.html
2020年10月29日木曜日 河北新報
東北電の企業連合応募 仙台市ガス民営化 カメイ参画か

 仙台市のガス事業民営化を巡り、東北電力などでつくる企業グループは28日、事業継承者の公募に申請した。公営で全国最大となる約34万戸の顧客基盤を持つ市ガスのポテンシャルを高く評価し、名乗りを上げた。今回の公募で申請が明らかになったのは初めて。

 グループの代表は東北電が務める。同社は「競争戦略上の理由」として構成企業を公表しない方針だが、関係者によると、東京ガス(東京)と石油資源開発(同)、地元のカメイが参画しているとみられる。

 グループは事業性を見極め、事業方針のほか、安定供給と保安の体制、譲り受け希望価格などを盛り込んだ提案審査書類を来年3月上旬までに市に提出する。

 東北電の樋口康二郎社長は28日の定例記者会見で「市ガスの円滑な事業継承は東北のエネルギー市場、地域経済において大変重要だ」と強調。2016年に電力、17年に都市ガスの小売りが全面自由化された経緯を踏まえ「電気とガスのセット販売などさまざまなサービスが展開できる。快適で安全、安心なサービスを提供する『スマート社会』の実現にもつながる」と参入の意義を強調した。

 河北新報社の取材に対し東京ガス広報部は「応募も含め、あらゆる可能性を検討中」、石油資源開発広報IR部は「応募するかどうかを含め公表予定はない」と回答。カメイは「地元のエネルギー会社として役割があるのであれば参画したい」と説明した。

 08年の前回公募時は東北電、東京ガス、石油資源開発の企業グループが唯一応募したものの、リーマン・ショックに端を発した景気悪化のために辞退した。

 公募期限は29日。市は提案審査を経て、来年5月下旬に優先交渉者を決定し、22年度中に事業譲渡する。

3887荷主研究者:2020/11/21(土) 21:19:07

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201029_13025.html
2020年10月29日木曜日 河北新報
ミヤコーバス、仙台―気仙沼線に「直行便」新設 11月22日から、三陸道利用

 宮城交通グループのミヤコーバス(仙台市)は28日、11月22日に高速バス「仙台-気仙沼線」のダイヤを改正し、「直行便」1往復を新設すると発表した。同月21日に三陸沿岸道小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも気仙沼市)間が開通し、仙台市と気仙沼市中心部が高速道路で結ばれるのに伴い決めた。

 直行便は午前6時55分南気仙沼駅(気仙沼市)発と、午後4時35分県庁市役所前(仙台市青葉区)発。途中、仙台東部道路仙台東-三陸道気仙沼中央IC間は高速道路を走行する。既存便より停留所は7カ所少なくなり、片道の所要時間は約15分短い2時間50分。

 仙台-気仙沼線は計6往復になる。

3888荷主研究者:2020/11/21(土) 22:29:40

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65936710W0A101C2L01000/
2020/11/6 18:45日本経済新聞 電子版 東北 宮城
仙台市、老朽化ビル建て替え急ぐ 企業誘致へ助成拡充

3889荷主研究者:2020/11/21(土) 22:29:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201106_12003.html
2020年11月06日金曜日 河北新報
芭蕉の辻に「新仙台ビルディング」完成 東北の情報発信拠点に

完成した新仙台ビルディング。1階に情報発信拠点を整備する=仙台市青葉区大町1丁目

 不動産業の仙台ビルディング(仙台市)は、仙台市青葉区大町1丁目にオフィスビル「新仙台ビルディング」を完成させた。藩制時代に町割りの中心となった「芭蕉の辻」に立地することにちなみ、1階は東北の情報発信拠点として早ければ来春のオープンを目指す。

 ビルは鉄骨10階、地下1階で立体駐車場を併設する。延べ床面積は1万1128平方メートル。テナントは10社が決まり、開業時の稼働率は9割に達した。

 1階は東北6県と新潟県の企業や団体と連携し、多機能スペースとして地域に開放する。カフェを常設し、食や観光地を紹介するイベント、市民向けセミナーの利用を想定する。

 共用部にはテナント向けの休憩室や貸し会議室、私設郵便ポストを備える。固定席を設けないフリーアドレスのオフィスに対応し、グリッド型システム天井を採用。間取りに合わせて照明や空調を移動できる。

 現地にあった旧ビルは1959年に落成し、七十七銀行芭蕉の辻支店などが入居していた。老朽化が進んだため、2018年10月に建て替え工事が始まり、今年10月30日に完工した。

3890荷主研究者:2020/12/05(土) 11:51:00
株式会社オプス
仙台市太白区鈎取1-1-31
http://www.opus-gr.com/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66002030Z01C20A1L01000/
2020/11/9 18:50日本経済新聞 電子版 宮城 東北
抗ウイルス剤の販売急増 ビル管理のオプス、増産へ

3891荷主研究者:2020/12/05(土) 11:51:58
>>3779
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66002100Z01C20A1L01000/
2020/11/9 18:52日本経済新聞 電子版 東北 山形
山形のシェルター、仙台に7階建て木造ビル 21年春

3892荷主研究者:2020/12/05(土) 12:05:18

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26462
2020/11/12 日刊建設新聞 宮城版
マンション建替え検討 青葉区の「カルコスビル」 国交省の計画支援が決定(マンション建替推進協会)

 国土交通省は、マンションストック長寿命化等モデル事業(第2回)の採択プロジェクトを決定した。県内の事業では、マンション建替推進協会の「カルコスビル」が計画支援型で採択された。計画支援型は、事前前の立ち上げ準備段階への支援タイプとなっており、同協会が用途複合マンションの建て替えの方向性を検討するに当たり、調査・検討費などを補助する。

 カルコスビルは、仙台市青葉区二日町にある複合ビルで、地下1階地上8階建て延べ6498平方mの規模。住戸数は24戸。オフィスや店舗なども入っている。建築年数は約45年。視認性の高い好立地の用途複合型マンションにおいて、建て替えや大規模修繕、敷地一括売却など、今後の事業の方向性を検討する。負担となるテナント立ち退きの選択肢を抽出し、比較検討した上で、事業の方向性を見出すことになる。

 国交省がマンションストック長寿命化等モデル事業を採択するに当たっては、評価事業者である国立研究開発法人建築研究所が評価委員会(委員長・松村秀一東京大学大学院特任教授)を設置し、審査した。

 審査の概評では「カルコスビル」に関し、「好立地のマンションでの建て替え手法には敷地売却の方法、用途の違いによる事業性の検討、隣地を含めた再開発の検討など、さまざまな検討が想定され、その中かから事業の方向性を見出す点は先導的であり、他のマンションの選考になり得る」として評価された。

 国交省では、今後急増する高経年マンションについて、適正な維持管理を促進し、長寿命化に資する改修や建て替えを促すため、本年度から先導性の高いマンション再生プロジェクトを支援している。

 本年度第2回目の公募は、7月1日〜9月30日に行い、25者から29件の提案があった。その中から、計画支援型の11件と、工事支援型の3件を採択した。

 計画支援型は、補助率が定額で、1プロジェクトあたり最大500万円。事業実施期間は最大3年間。補助対象は長寿命化などに向けた事業実現に必要な調査・検討経費。事業要件は区分所有者が10人以上で、耐用年数の2分の1を経過していることや、原則として調査・検討が完了後、速やかに長寿命化等の事業実施に関する提案を行うことなど。

 工事支援型は、補助率が3分の1で、補助対象が調査設計計画費や、長寿命化計画に資する工事費のうち先進性を持つものに要する工事費。事業要件は、25年以上の長期修繕計画に基づく修繕積立金額を設定していることや、新たな技術の導入・工期短縮につながる工法の工夫があることなど。

3893荷主研究者:2020/12/05(土) 12:10:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201116_75022.html
2020年11月16日月曜日 河北新報
プロ棋士を東北で育成 将棋連盟が仙台に研修会、来年4月開設

 公益社団法人日本将棋連盟(東京)は来年4月、プロ棋士や女流棋士を育てる「東北研修会」を仙台市に開設する。研修会は全国6カ所目。東北初となり、全域から研修生を募集する。

 対象は一般研修生が20歳以下でアマチュア有段者の男女、女流棋士志望は25歳以下のアマチュア。中川大輔八段(仙台市出身)ら4人のプロ棋士が幹事を務める。入会後は毎月2回の例会日に原則計4対局し、プロの指導を受ける。

 成績上位者はプロ棋士養成機関「奨励会」の入会試験が一部免除されるほか、女流2級の資格を得られる。初例会日は来年4月11日。

 研修会は現在、北海道、関東、東海、関西、九州にあり、計約300人が在席している。藤井聡太二冠は東海研修会の出身。

 日本将棋連盟東北統括本部長の島朗九段は「東北に直轄組織ができ、厳しい場で体験が積める。距離的、経済的な理由でプロの道を断念していた人も挑戦できるようになる」と話す。

 東北研修会は青葉区中央3丁目の「駅前のぞみビル」内に開設する。来年2月28日に体験会を開く。

 連絡先は同連盟東北研修会係03(3408)6166。

3894荷主研究者:2020/12/05(土) 12:16:13

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201117_12007.html
2020年11月17日火曜日 河北新報
足こぎ車いす、物流拠点に 仙台国際空港が受託契約

COGYの物流に関する契約を結んだ(左から)TESSの鈴木社長、半田名誉教授、仙台国際空港の岡崎取締役航空営業部長=仙台空港

 仙台国際空港(宮城県名取市)は16日、足こぎ車いす「COGY(コギー)」を販売するベンチャー企業TESS(仙台市)と物流に関する業務受託契約を締結したと発表した。同社が台湾で製造し、仙台港に海上輸送した製品について、空港会社が引き取りから保管、出荷までを物流拠点として一貫して担う。

 締結は1日付。TESSはこれまで東京の倉庫で製品を保管し、必要に応じて出向いていた。空港会社からの提案を受け、物流に関する業務を集約。空港内で保管し、検品や出荷前のセッティング、配送業者の手配といった業務も空港社員が担い、スムーズな出荷やコスト削減につなげる。

 仙台空港の貨物取扱量は、新型コロナウイルスの影響による国際線運休、国内線の機材小型化などで伸び悩む。岡崎克彦取締役航空営業部長は「国際線が飛ばない中、国際貨物をどう増やすか。付加価値として付随業務も請け負うことを提案した」と話した。

 COGYは東北大などの研究グループが開発。半身不随でも片足が動けば自力で動かせるのが特徴で、年間1000台程度販売する。TESSの鈴木堅之社長は「東北生まれの製品を海外にも広げたい」と話す。

 自身も毎日利用するという開発者の半田康延東北大名誉教授は「疲れず、たやすく乗れる。ぜひ普及してほしい」と語った。

3895荷主研究者:2020/12/21(月) 21:11:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201118_13018.html
2020年11月18日水曜日 河北新報
緊急企画・宮城県美術館、現地存続へ(上) 経済性を優先、矛盾はらむ

県美術館の現地存続を表明した村井知事。モニターに映し出された資料を使って約20分間、淡々と説明した=16日、県庁

 宮城県美術館(仙台市青葉区)を仙台医療センター跡地(宮城野区)に移転する構想は、建物の価値や歴史を知る関係者の猛反発を浴びた県が計画を断念し、現地存続する形で幕を下ろした。これまでの関係者の動きを検証し、県の文化行政の課題を展望する。

 「職員にも迷惑を掛けた」。16日朝、県の政策会議。村井嘉浩知事は言葉を選び、県美術館の移転断念を幹部に告げた。

 老朽化した東京エレクトロンホール宮城(県民会館)も集約し、一帯を東北の文化拠点に育てるはずだった。知事の表情には、計画撤回の無念さがにじんだ。

 一連の議論をベテラン県議は回顧する。「県は経済性を、反対派は文化的価値を重んじた。議論は最後までかみ合わなかった」

 当初、知事は移転新築案に自信を見せていた。

 立地はJR仙台駅東口から徒歩圏で、楽天生命パーク宮城の近隣。「芸術に接する機会が少なかった人を含め、幅広い層が野球観戦の前後に文化に触れられる」。知事の触れ込みは、一定の説得力を持った。

 県財政からの持ち出しを抑えるため、国の起債制度に目を付けた。条件を満たせば、現地改修の費用よりも数十億円以上節減し、最新鋭の施設を建設できる。

 「経済合理性の観点で、極めて良案」(県議)と見られたが、発表から程なくして暗雲が立ちこめる。

 日本近代建築の旗手、故前川国男氏が設計した建物の価値を知る市民団体から「暴論」と批判が噴出。県議会でも野党はおろか、最大会派の自民党・県民会議まで疑問を投げ掛けた。

 移転集約構想が世に出る1年8カ月前、県教委が現地での増築改修案を策定していた経緯も矛盾をはらんだ。突如浮上した180度の転換に、県庁内でも「政策形成過程の軽視」との本音が漏れ出した。

 「指摘は正しいと思います」。県議会9月定例会で移転案を厳しく追及した自民県議は終了後、県幹部に声を掛けられ不意を突かれた。「組織内に微妙な諦めムードが漂い始めた」と受け止めた。

 「現施設の引き受け手はないか」。県トップの号令で、職員は大学や企業などを訪ね歩き、建物の活用策を模索。時には自ら交渉に赴いたが、「15億円程度」とされる評価額や高額な維持費を念頭に、誰も首を縦に振らなかった。

 移転断念の1カ月前。村井知事は県議会の県政与党会派幹部を知事室に招き、最後の腹案を明かした。

 「美術館は移し、現施設を文化資料の収蔵庫などとして活用するのはどうか」

 急ピッチで検討を進めたが、現施設の構造は特殊で他の用途に使いにくく、彫刻家の故佐藤忠良氏(宮城県大和町出身)らが手掛けた建物周辺の有名作品の扱いもクリアできなかった。

 国の起債制度も時限的で、不安材料だけが積み重なる。「厳しいかもしれない」。11月上旬、ついに村井知事は近い関係者に吐露。奥の手もついえた。

 移転新築から現地存続へ急転した県美術館の将来。

 県の試算では、増築なしの現地改修案は国の起債制度を活用した移転新築案より、整備後30年間の総事業費が約110億円膨らむ。財政規律派の県議は「この数字は小さくない」と危惧する。

 「皮肉だが、ここまで注目が集まったことはなかった。問題はお金の面だけではない。文化行政を見詰める契機になった」。県幹部は経緯を振り返り、こう言い聞かせる。「議論を継続し、高めていかねばならない。大事なのは、むしろこれからだ」

3896荷主研究者:2020/12/21(月) 21:12:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201119_13021.html
2020年11月19日木曜日 河北新報
緊急企画・宮城県美術館、現地存続へ(下) 反対の声、各界から広がる

美術館移転を巡り議論が白熱した県美ネットの出前講座=10月17日、仙台市宮城野区の県婦人会館

 「県はあくまで経済優先だ。価値ある文化芸術は県民で話し合って決めなければいけない」

 10月31日、市民団体「宮城県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク(県美ネット)」が登米市内で開いた出前講座。早坂貞彦共同代表が呼び掛けると、受講者約50人から拍手が起きた。

 県美術館(仙台市青葉区)の移転の論点や建築の特長を解説する県美ネットの講座は8〜11月の4カ月間に、県内12市町で開かれた。計17回の参加者は1000人超。「文化教育施設は商業施設とは違う。費用対効果で論じるべきではない」。議論は白熱し、毎回活発な意見が飛び交った。

 「仙台市以外の郡部の人々が特に熱心だ。美術館が県民に幅広く愛されていると実感した」。西大立目祥子共同代表も驚きの表情を見せた。

 昨年11月、村井嘉浩宮城県知事による移転案発表以降、県内では美術関係者やまちづくり団体など移転に反対する市民グループが次々にできた。今年7月に各団体が合流して県美ネットが誕生。「コスト重視」「経済優先」で計画を進める県に対し、県美術館の文化的価値の重要性を前面に論陣を張った。各団体は県に、計画中止を求める要望書を次々に提出。参加団体の一つが昨年末に始めた署名活動は2月時点で1万7773筆に達するなど、反対運動は大きなうねりとなっていく。

 県美術館に作品を提供した作者らも運動を後押しした。前庭の環境彫刻を手掛けたイスラエルの世界的彫刻家ダニ・カラバン氏は「移転されれば作品は破壊される」と指摘。宮城県大和町出身の彫刻家、故佐藤忠良氏の遺族は「著作権継承者として許せない」と反対した。

 異論を唱えたのは、美術界だけではない。故前川国男氏とともに設計に携わった建築家大宇根弘司氏は、建物の断熱性や丈夫さを挙げ「100年どころか、手入れをすれば半永久的に使える」と反論した。

 各界各層から繰り出される意見は、一文化施設の在り方を超え、教育論や環境論、都市文化論など多方面に広がりを見せた。

 双方の主張が平行線をたどる中、村井知事は10月、それまで検討してきた「現地増築」「移転・集約」に加え、現地での増築なしの改修案を第3案として突如発表する。当初検討案の一つにすぎないとみられていた第3案は、わずか1カ月後、県方針に決まった。

 「美術館の文化的価値を再評価した」。村井知事は移転断念の理由をこう説明した。市民グループの主張をほぼ「丸のみ」する方針転換。自らが管理する施設の価値を、見誤ったことが最後に来て響いた。

 「県民にとっての美術館の存在の大きさや愛着が運動を突き動かした」。県美ネットの西大立目共同代表は振り返る。

 現美術館建設の際には、県芸術協会の会員が県の建設準備委員会に参加するなど、県民が主導的な役割を果たした。県民主体の精神も県美術館の財産だ。

 東北大関係者でつくる「宮城県美術館の移転計画中止を要望する有志の会」の代表、野家啓一東北大名誉教授は言う。「今回の活動で発揮したエネルギーをどう生かすか。一人一人が知恵を絞らなければならない」

3897荷主研究者:2020/12/21(月) 21:47:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201124_13020.html
2020年11月22日日曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結1】不振続く水産業の再生後押し

気仙沼港IC(左上、手前は未開通区間)の近くに立ち並ぶ水産加工会社=21日午後3時ごろ、気仙沼市赤岩港

 三陸沿岸道の小泉海岸-本吉津谷インターチェンジ(IC、いずれも宮城県気仙沼市)間が21日に開通した。交通の不便さから「陸の孤島」とも呼ばれた水産都市・気仙沼の中心部が、仙台や首都圏と初めて高速道路で結ばれた。東日本大震災から復興し、ようやく新しい街並みが見えてきた気仙沼。「復興ロード」は何をもたらし、どんな変革を促すのか。
(気仙沼総局・鈴木悠太)

 サバ、サンマ、イワシ。

 気仙沼港に水揚げされた新鮮な海の幸が次々と製造ラインを流れ、煮魚や焼き魚に姿を変える。パック詰めされた商品は、目の前にある三陸道気仙沼港ICから全国へと運ばれる。

 気仙沼市の赤岩港水産加工団地にある冷凍食品製造「ヤヨイサンフーズ」(東京)。震災の津波で、市内鹿折地区にあった前身会社の工場は全壊した。気仙沼港ICにほど近いこの加工団地で工場再建を果たしたのは、今年10月のことだ。

 「気仙沼での復活は全社員の悲願だった。全国から候補地を探す中、三陸道が後押しになった」。同社の深沢義親経営企画部長(55)が感慨深げに語る。

 再建に当たり、気仙沼は事業拡大を図る基幹工場と位置付けられた。現在は商品を満載した大型トラックが週4便、工場を出る。いずれは生産量を増やし、ICに近い立地を生かして毎日の出荷を目指す。

 三陸道で仙台、気仙沼両市中心部が直接、結ばれたことにより、両市役所間の所要時間は、震災前より49分短い122分になった。

 延長を見越し、気仙沼市は三陸道ICに近い赤岩港団地と鹿折、南気仙沼地区に水産加工会社を集約。計画のある計87社のうち既に75社が稼働する。大半は被災企業。高速道での直結は製品出荷や営業、通勤面で大きなメリットだ。

 再建への軌道を確かなものとするために、追い風となるはずの三陸道。だが近年の漁業不振が、水産都市の基盤を大きく揺るがす。

 「潤沢な水揚げがあってこそ、三陸道を最大限に生かせるのだが」。市魚市場で長年、屈指の鮮魚取引量を誇る水産物仲卸「フジミツ岩商」(気仙沼市)。岩渕光男社長(74)は、深刻な水産資源の減少に表情を曇らせる。

 気仙沼漁港の水揚げ量は2010年の10万3609トンから、19年は6万5106トンに減った。代表魚種のカツオは5割、サンマは2割程度にまで激減。岩渕社長は「道路があっても、運ぶものがなければ仕方がない」と嘆く。

 水産加工品を扱う市内運送会社も、震災前より4割ほど売り上げが減ったと口をそろえる。気仙沼では震災を機に廃業した小規模加工会社も多く、荷主が減少。被災した市魚市場が休業する間に、仕入れを別産地に切り替えた首都圏の取引先も少なくないという。

 気仙沼港に水揚げされた鮮魚を毎日、関西方面に運ぶ宮城エキスプレス(石巻市)の上山裕子気仙沼営業所長(51)は「魚の運搬だけでは厳しいという意識は常に頭にある」と語る。

 危機感を共有する市は、来月にも三陸沿岸の物流調査に乗り出す。

 八戸から仙台まで、三陸の各港で揚がった魚を気仙沼に集める。震災後に整備された大規模な冷蔵施設や工場を利用し、水産加工品を製造。全国へ製品出荷する拠点にする-。市はそんな構想を抱く。

 市産業戦略課の梅内摂(やすし)課長(52)は「建築資材や車両部品の流通状況も把握したい。輸出入貨物の内航船や、関連企業誘致の可能性も探る」と見据える。

 三陸道を生かした産業振興へ、ロードマップ(工程表)づくりは始まったばかりだ。

[三陸沿岸道]仙台港北インターチェンジ(IC、仙台市)-八戸ジャンクション(八戸市)を結ぶ359キロの高速道路。三陸縦貫自動車道(仙台市-宮古市)、三陸北縦貫道路(宮古市-久慈市)、八戸・久慈自動車道(久慈市-八戸市)の総称で、国が「復興のリーディングプロジェクト」と位置付け2011年11月に全線事業化した。21年3月に岩手県内の1区間を除き全線開通する予定。

3898荷主研究者:2020/12/21(月) 21:52:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201125_13032.html
2020年11月25日水曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結2】観光戦略を練りルート定着へ

観光客でにぎわう気仙沼市大島の商業施設「野杜海(のどか)」。奥は大島ウェルカム・ターミナル=22日

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 3連休中日の22日、気仙沼市・大島の観光拠点施設「気仙沼大島ウェルカム・ターミナル」。約90台分の駐車場は、ほぼ満杯状態が続いた。仙台や関東地方のナンバーも目立ち、多くの観光客でにぎわっていた。

 ターミナルは6月に本格開業した。新型コロナウイルスの影響で約3カ月遅れたが、8月には2万人以上が来館し、その後も客足は堅調だ。

 2019年の市の観光客数は、前年比約99万3000人増の249万4000人に上った。同2月に三陸沿岸道で市と仙台市が2キロを除いて直結。同4月には気仙沼大島大橋が開通し、記録的な集客増につながった。

 21日には残り2キロ区間が開通し、市中心部と仙台が三陸道で直接結ばれた。来年3月には雄大な景色が望める気仙沼湾横断橋が開通する。来春には市内をロケ地とするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」が放送予定と、人を呼び込む材料はめじろ押しだ。

 「撮影場所を聞かれるなど、既にドラマの効果を感じる」と、ターミナルの気仙沼大島地場産品出荷・販売組合の斉藤仁事務局長(56)は話す。市街地は三陸道から続く仙台東部道路の仙台空港インターチェンジ(名取市)ともつながり、全国から集客を期待する観光関係者の鼻息は荒い。

 新型コロナの影響は見通せないものの、東日本大震災から10年となるのを前に「観光バブル」ともいえる状況。ただ、市外へのPRや受け入れ態勢を巡り、一枚岩になり切れていないと危惧する声もある。

 「どこを観光しどこで食事をするか、プランが具体的に見えない」。気仙沼の観光について、近畿日本ツーリスト東北(仙台市)の荒井秀介(ひでゆき)団体旅行販売部長(56)の見方は手厳しい。

 気仙沼では東日本大震災の津波で被災し、2014年7月に再開した市魚市場前の観光施設「海の市」を皮切りに、各地で観光関連施設が開業してきた(表)。

 トレッキングコースや震災伝承施設など、多彩なコンテンツがそろう。だが、施設は南北に長い市内各所に点在。ある観光関係者は「唐桑、本吉、大島にそれぞれ観光協会があり、客を奪い合っている側面もある」とこぼす。

 南に隣接する南三陸町。16年10月に三陸道で仙台と直結した後は、コンパクトな町の特性を生かし着々とファンを増やす。仙台からの所要時間は約90分と、気仙沼より30分ほど短い。

 町観光協会の及川和人事務局長(40)は「午前に仙台を出て、さんさん商店街でキラキラ丼を食べる。そんな流れが定着してきた」と手応え十分だ。

 本来はライバル同士の飲食や宿泊事業者の情報を協会が束ね、仙台などへ一体的に売り出す戦略が奏功してきた。及川事務局長は「まずは南三陸に来てもらうことが大切だと、成功体験を通じて各事業者が共有できている」と言う。

 南三陸町だけではない。北隣には「奇跡の一本松」のある陸前高田市がある。気仙沼は横断橋を渡るだけの「素通り」とならないために、効果的な戦略をどう構築するか。

 気仙沼観光コンベンション協会の臼井亮(まさる)事務局長(47)は「エリアで魅力が異なるのが気仙沼の持ち味と捉えたい。地域や施設の枠を超えて、何度も訪れたくなるような観光メニューを打ち出したい」と話す。

3899荷主研究者:2020/12/21(月) 21:56:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201126_13028.html
2020年11月26日木曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結3】2本の「横軸」待たれる整備

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国道284号の急なカーブ。狭い道幅を車両がすれ違う=岩手県一関市千厩町上駒場

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 三陸沿岸道(仙台-八戸、359キロ)は、文字通り三陸沿岸を南北に走る「縦」の大動脈だ。東日本大震災の発生時、この道路で仙台市と直結する区間の北端は宮城県登米市だった。同県気仙沼市で縦の動脈だった国道45号は津波で各所が寸断し、大半が通行不能となった。

 国や県から支援物資が届くまでの数日間、「命の道」になったのは内陸部に続く「横」の道、国道284号だ。市の物資調達班は連日、現金を握りしめ岩手県一関市や奥州市、宮城県栗原市などへ車を走らせた。

 当時、災害対策本部で住民支援などに当たった市危機管理課の鈴木秀光課長補佐(48)は「284号がなければ、300人の避難者に100人分の食料しか提供できないような状況だった」と振り返る。自衛隊や全国から訪れるボランティアの多くも、284号を通り気仙沼に入った。

 震災は、主要道路を補完するリダンダンシー(代替路線)の重要性を浮き彫りにした。国は東北自動車道と三陸道という2本の縦軸をつなぐ横軸の自動車専用道路を「復興支援道路」と位置付け、岩手、宮城、福島で4路線計215キロの整備を進める。

 「気仙沼は復興支援道路の空白地帯」。気仙沼市の伊東秋広計画・調整課長(51)は深く憂慮する。花巻市-釜石市の東北横断道釜石秋田線(80キロ)より南は、栗原市-登米市のみやぎ県北高速幹線道路(24キロ)まで高規格・地域高規格道路がない。気仙沼は、ほぼその中央に位置する。

 震災前から順次、バイパス整備が進む284号も、緊急時の輸送路としての信頼性は盤石ではない。整備対象外の区間にも、狭い道幅や急カーブが目立つ。バイパス周辺に飲食や商業施設が集積した地区では、頻繁な信号待ちによる混雑もしばしば起こる。

 気仙沼市は一関市、平泉町とともに国や岩手、宮城両県に284号の高規格化を要望している。特に、総延長の9割以上を占める岩手県の協力は不可欠だ。

 伊東課長は「三陸道が延伸し、次の段階として質の高い代替路線が必要だ。周辺自治体とも連携を図り整備を求める」と話す。

 気仙沼ではもう一つ、「次の段階」の横軸整備を望む声が強くある。仙台市中心部と三陸道を結ぶアクセスの向上だ。仙台で渋滞に出くわせば、高速道直結の効果が大きく損なわれる。

 仙台では三陸道南端から続く仙台東部道路と、仙台市中心部を自動車専用道路でつなぐ「仙台東道路」構想が加速する。

 東道路構想は1990年代前半に浮上したが、計画は進まなかった。しかし震災後、村井嘉浩知事が復興事業の目玉の一つとして再び打ち出した。

 2月にあった、構想を巡る国の有識者委員会で、東部道路と仙台西道路を直結する案が了承された。東北地方整備局は具体的なルートや、高架・トンネルなど道路構造の検討を進める。

 東北大災害科学国際研究所の奥村誠教授(58)=交通計画=は「仙台市中心部が混み合えば、定時性や確実性が担保できない。横軸整備が三陸道延伸の効果をより高める」と指摘する。

3900荷主研究者:2020/12/21(月) 21:58:23

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_13025.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
【復興ロードの行方 三陸道・仙台―気仙沼直結4完】BRT定着、鉄路の復活遠のく

関係者に見送られ出発する仙台―気仙沼間の高速バス直行便第1便=22日午前6時55分ごろ、気仙沼市のJR南気仙沼駅

 宮城交通グループのミヤコーバス(仙台市)は、仙台-気仙沼間の高速バスに「直行便」1往復を新設した。三陸沿岸道で仙台市と気仙沼市中心部が直接、結ばれたことを受けてのことだ。

 気仙沼市の利用者から「もっと早く(仙台市青葉区の)東北大学病院に着きたい」などの要望があったという。午前6時55分、南気仙沼駅発と、午後4時35分、県庁市役所前発。片道の所要時間は今までより約15分短い2時間50分で、三陸道に乗る直前の停留所(田谷本郷)からだと2時間18分だ。

 22日早朝にJR南気仙沼駅であった第1便出発式で、ミヤコ-バスの柴崎武彦社長(59)は「車を運転しない人のためにも、仙台への基幹交通として役割を果たしたい」と力を込めた。

 三陸道を使ったバスの利便性が高まったことにより、鉄路・JR気仙沼線の復活は遠のいたようにも見える。

 「今の国策は道路の方が比重が高い。鉄路の予算が食われてしまった」

 気仙沼線の鉄路復活を目指す「三陸沿岸を鉄路でつなぐ連絡協議会」事務局長の内海勝行さん(76)=気仙沼市=はため息をつく。

 震災前、仙台-気仙沼間の直通快速列車は片道約2時間で走った。これを元に気仙沼市は2016年に気仙沼線のバス高速輸送システム(BRT)での本格復旧を受け入れる際、鉄路時代と同水準の仙台へのアクセス性確保をJR東日本へ要望した経緯がある。

 三陸道延伸で車による仙台、気仙沼両市役所間の所要時間は約2時間に。計算上はかつての直通列車と同じだ。バスも3時間を切る。それでも内海さんは「渋滞に巻き込まれない鉄道の定時制には及ばない。三陸道延伸と鉄路復旧は別の議論だ」とくぎを刺す。市もJR側に鉄路復旧の可能性を残すよう求め続ける。鉄路復活を諦めてはいない。

 鉄路に代わるBRTは、「生活の足」として定着した。ただし「JRも民間企業。赤字が続けば維持されるとは限らない」。筑波大の石田東生名誉教授(69)=交通政策=が警鐘を鳴らす。

 BRTの気仙沼線は17年11月、専用道を走る正規ルートから外れた国道45号沿いにある市立病院に「市立病院駅」を設置した。市の要望を踏まえ、「実証運行」として1日14便が停車した。

 経路を柔軟に変更できるBRTの利点を生かした新駅設置だったが、19年9月までの平日の乗降客は1日平均20人以下にとどまった。今年3月からの「本運行」では、停車本数が1日6便に減った。

 どうすればBRT運行の安定化を図れるか。高速バスとスムーズに連結するダイヤ調整や、交通手段・宿泊の予約から決済までをスマートフォンで行える「MaaS(マース)」の導入、観光への活用など「生活の足」を超えた幅広い観点での検討が求められる。

 石田名誉教授は「三陸道による人の動きも念頭に、住民や商工業者らが主体的にBRTの活用策を考える場を設けることが最も重要だ」と訴える。

[JR気仙沼線] 前谷地(石巻市)-気仙沼(気仙沼市)間の約73キロ。1977年に柳津(登米市)-本吉(気仙沼市)間が完成し全線開通した。東日本大震災で被災し、2012年8月から柳津-気仙沼間(約55キロ)をバス高速輸送システム(BRT)で運行する。

3901荷主研究者:2020/12/21(月) 22:19:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201124_11016.html
2020年11月24日火曜日 河北新報
東北道・白石中央スマートIC 25年度利用開始へ

連結許可書を掲げる山田市長(左)と中尾所長

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201124kahoku01.JPG

 国土交通省は、宮城県白石市の東北自動車道への白石中央スマートインターチェンジ(IC、仮称)の新設に伴い、市道2路線を連結する許可書を同市に伝達した。2025年度ごろの利用開始を目指す。

 白石中央スマートICは本線直結型で、同市大平中目の国道4号近くに整備される。首都圏から市中心部や工業団地へのアクセスが向上し、物流の効率化や企業誘致の促進、観光の活性化が期待される。市は周辺に新たな工業団地の造成を進め、道の駅やパークゴルフ場の整備も検討する。

 連結許可は16日付。市役所で20日に伝達式があり、仙台河川国道事務所の中尾吉宏所長は「スマートICの利活用を促し、効果を大きなものにしていくために関係者と連携して取り組みたい」とあいさつした。

 許可書を受け取った山田裕一市長は「市発展の大きな起爆剤にしたい。広域防災の観点からも大きな役割を果たす」と述べた。

 村井嘉浩知事は「県南地域の発展に極めて重要な施設となる。事業主体の市や関係機関と連携し、早期完成に向けて支援していく」とのコメントを出した。

3902荷主研究者:2020/12/21(月) 22:23:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201125_12025.html
2020年11月25日水曜日 河北新報
仙台空港ビルの改修工事中断 旅客減少、再開時期は未定

仙台空港

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は24日、3月に着工した旅客ターミナルビルの大規模リニューアル工事を中断すると発表した。新型コロナウイルスの影響で旅客数が減少し収益性が低下しているためで、再開時期は未定。

 30日に国内線チェックインエリア拡張に伴う増築棟工事が終わるのに合わせて中断する。同社は「感染状況や収束の見通し、旅客数の推移などを考慮して計画を見直す」としている。

 リニューアル工事で国内・国際線の保安検査場を拡張するほか、国内線検査場通過後のエリアを広げ飲食店や土産店などを充実させる予定だった。2021年度下期の完工を予定し、事業費約50億円は店舗の売り上げや賃料などで回収する計画だった。

3903荷主研究者:2020/12/21(月) 22:30:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66681690W0A121C2L01000/
2020/11/26 17:49 日本経済新聞 宮城 東北
オムニビジョン系、仙台市に半導体の開発拠点

3904荷主研究者:2020/12/21(月) 22:34:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201126_13017.html
2020年11月26日木曜日 河北新報
仙台・荒浜の集団移転跡地 スポーツ施設整備計画が白紙に 「コロナで資金調達困難」

 仙台市は25日、東日本大震災に伴う防災集団移転跡地の利活用事業で、若林区荒浜地区にスポーツ施設などの整備を計画した事業者が撤退したと発表した。新型コロナウイルスの影響で、資金調達が困難になったという。事業対象の移転跡地のうち、43.8%を占める19万5840平方メートルの利活用が白紙に戻った。

 市によると、撤退したのは株式会社仙台シーパーク(若林区)。利活用事業に応募した一般社団法人「仙台スポーツネットワーク」(同)が6月に設立した。

 同社は荒浜地区の貞山堀を挟んだ計3区画に野球、サッカー、キャンプが楽しめる施設を整備し、スポーツとレクリエーションを融合させ、被災地に新たなにぎわいを創出するとした。

 2022年度から順次、施設を稼働させることを目指し、造成工事に入る手続き中だったが、事業実施が困難な状況に至ったとして、今月18日に市に撤退を申し入れ、24日付で事業実施の協定が解除された。

 市が沿岸部の5地区で展開する利活用事業は、今年3月時点で全35区画(計44万7265平方メートル)のうち、99.7%に当たる33区画(計44万5780平方メートル)の事業者が決まっていた。

 今回の撤退で事業者決定の面積は55.9%に大きく低下する。市は12月下旬、白紙となった荒浜地区の3区画の事業者を再募集する方針だが、来年3月の震災10年の節目を目前に復興事業の後退となった。

 市復興まちづくり課の担当者は「事業者の撤退は残念だが、早期に再募集し、利活用を進める」と話す。

3905荷主研究者:2020/12/21(月) 22:45:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_12031.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
高級チョコ身近に ゴディバが仙台に新コンセプト1号店

柔らかい雰囲気の内装にリニューアルしたゴディバ仙台パルコ店

 ゴディバジャパン(東京)は仙台市青葉区のゴディバ仙台パルコ店を改装し、27日にオープンさせた。新コンセプト「マイゴディバ」を取り入れた1号店となる。新型コロナウイルス下で増える自家需要を狙い、1個からでも気軽に買える雰囲気を演出する。

 茶系で重厚感があった内装を淡い色に変え、入店しやすくした。カウンター注文だった販売方法も変更し、棚やケースから客自身が商品を選べる。1個から手に取りやすいよう定番の5種は個装にして並べた。

 猫塚沙織店長(32)は「20、30代の人にも親近感を持ってもらえる店を目指す」と話した。

3906荷主研究者:2020/12/21(月) 22:46:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201127_12001.html
2020年11月27日金曜日 河北新報
長町駅東口にJR賃貸マンション 入居者募集開始

商業施設を併設した賃貸マンション(中央)の外観イメージ

 JR東日本仙台支社などは26日、仙台市太白区のJR長町駅東口前に建設中の商業施設併設賃貸マンション「リエットテラスあすと長町」の入居者募集を27日に始めると発表した。

 昨年9月に着工しており、来年3月中旬の入居を予定する。鉄筋12階、住宅部分(3〜12階)の延べ床面積は4970平方メートル。総戸数90戸は1K〜3LDKの7タイプをそろえ、単身者からファミリー層まで幅広い世帯に対応する。

 家賃は1Kが6万2000円から、3LDKが12万6000円から(共益費込み)で、JR東日本のクレジットカードで決済すると買い物や乗車に使えるポイントが付与される。

 併設する商業施設「tekuteながまち2」は2階建て南棟と、賃貸マンションの12階建て北棟1、2階部分の延べ床面積1990平方メートル。飲食・物販、理美容、歯科、学習塾などが入居する。

 JR東日本が首都圏以外で賃貸住宅事業を展開するのは初めて。三林宏幸支社長は「地域のにぎわいを創出したい」と期待した。

3907荷主研究者:2020/12/21(月) 22:47:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201128_12020.html
2020年11月28日土曜日 河北新報
<せんだい進行形>コンパクトマンション、仙台中心部に続々 高い資産性が女性に人気

女性向けに鏡をL字に配した洗面台があるデュオヴェール仙台上杉 のモデルルーム(いずれも仙台市青葉区)

テレビを備えたネベル仙台の浴室。ミクロの泡で温浴効果を高める 機能が搭載されている

 仙台市中心部で単身、2人暮らし用の分譲マンションの供給が相次いでいる。広さ30平方メートル台からのコンパクトな間取りに高機能の設備を充実させ、女性を中心に引き合いが強い。価格は2000万円台後半からで、好立地の物件として資産性の高さにも注目が集まっている。

 フージャースコーポレーション(東京)は近く、青葉区上杉2丁目の「デュオヴェール仙台上杉」の販売を始める。女性を主なターゲットにしたマンションとして首都圏や地方都市で好評のシリーズを仙台で初めて手掛ける。31〜41平方メートルの1、2LDKを計58戸備える。

 女性社員や女性デザイナーがチームを組み、細部に目を配った設備が特徴。脱衣所は鏡をL字に広げて洗面台と化粧台を一体化し、棚の下には体重計を隠せる。収納スペースには2センチ間隔の可動棚を設け、女性でも手が届きやすくした。

問い合わせ300件

 仙台駅前にモデルルームを開設した9月下旬には、既に問い合わせが約300件あり、ほとんどが女性だった。担当者は「結婚、出産などのライフステージに合わせ、売ったり、貸したりできる資産性の高さが評価されている」と話す。

 タカラレーベン東北(仙台市)は、宮城野区車町の「ネベル仙台」(52戸)、青葉区一番町1丁目の「ネベル一番町」(33戸)の2棟を販売中だ。ウォークインクローゼットや浴室テレビ、食器洗い乾燥機を完備する。

 30〜60平方メートル台の1、2LDKを展開する。同社によると、1LDKを中心に女性の人気が高い。我妻美香取締役(36)は「女性は将来への不安から現実的に不動産を考え、男性は家に夢を託す傾向がある」と表現する。

19年以降に6棟

 2015年の国勢調査によると、市内の単身世帯は43.2%を占め、2人世帯を加えると計67.6%に上る。コンパクトマンションの需要は高まり、市中心部で19年以降、少なくとも6棟の供給があった。賃貸マンションの家賃の高止まりと、住宅ローンの金利の低さも購入を後押しする。

 市内の不動産調査会社の代表は「『マンションと言えばとにかく3LDK』という時代ではない。世帯構成が多様化する上、中心部には適地がまだあり、コンパクトマンションの供給は続くのではないか」と分析する。

 高機能の設備を備え、坪単価はタワーマンションを上回る水準という。別の不動産関係者は「首都圏は投資用にコンパクトマンションを買う人も多いが、仙台は実需が大半を占める。好立地のため価格は高く、今後も需要があるかどうかは不透明だ」と指摘する。

3908荷主研究者:2020/12/21(月) 22:48:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201128_13017.html
2020年11月28日土曜日 河北新報
仙台市民会館と戦災復興記念館、老朽化で廃止へ 新音楽ホールに機能を集約

仙台市民会館。1973年開館で大ホール(1265席)、小ホール(500席)、展示室などを備える

戦災復興記念館。1981年開館で記念ホール(270席)、資料展示室、11の会議室がある

 仙台市が老朽化する市民会館と戦災復興記念館(ともに青葉区)を将来的に廃止する方針を固めたことが27日、分かった。市中心部に整備する音楽ホールの完成まで施設を維持し、その後は建て替えない。音楽ホールに機能を集約し、文化芸術の「創造発信拠点」とする方向性を打ち出す。

 市は音楽ホールの需要想定調査を踏まえ、市内12カ所にある既存ホールの機能や役割を整理し、文書をまとめた。市民会館、戦災復興記念館は旧耐震基準の建物で、音響や舞台の設備は利用者が求める水準と乖離(かいり)があると指摘。改修には多額の費用を要するため、費用対効果の面で長寿命化はすべきでないとした。

 市民会館は音や振動が漏れ、大小のホールが同時に利用できない点、「広瀬川の清流を守る条例」に基づく高さ規制があり、現在地で建て替えが困難な点などの課題も列挙した。

 戦災復興記念館が担う仙台空襲、戦災復興事業の記録の保存や展示機能の維持は別途、検討する。

 他のホールのうち、仙台サンプラザ(宮城野区)は老朽化対策が必要な時期と説明。宮城県が近隣の仙台医療センター跡地に整備を目指す新県民会館に触れ「需要の変動を見極めつつ、施設の在り方を検討する必要がある」と記した。

 青年文化センター(青葉区)は「創造発信拠点」、宮城野、若林、太白各区の文化センター、イズミティ21(泉区)は「地域文化推進拠点」として、維持する必要性を示した。

 市内のホール整備を巡っては市と県が、それぞれ2000席超の大規模施設を計画。市議会などから「二重行政」と批判が出た。郡和子市長は市議会9月定例会で「(音楽ホールを整備しても)供給過剰になることは考えにくい」と強調。既存ホールの将来見通しをまとめる方針を示した。

3909荷主研究者:2020/12/27(日) 19:48:34

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66808950Q0A131C2L01000/
2020/11/30 17:30日本経済新聞 電子版 宮城 東北
丸山運送、仙台市内に新倉庫 17億円投資

3910荷主研究者:2020/12/27(日) 19:48:53

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66812870Q0A131C2L01000/
2020/11/30 18:37日本経済新聞 電子版 宮城 東北
日本三景・松島、コト消費で地元需要喚起 開業1カ月

3911荷主研究者:2020/12/27(日) 19:55:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201130_11022.html
2020年11月30日月曜日 河北新報
仙台城大手門、復元へ発掘調査 来年度から

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201130kahoku01.JPG
仙台空襲で焼失する前の仙台城大手門(右)と脇櫓(仙台市戦災復興記念館提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201130kahoku02.JPG
大手門復元に向け、発掘調査される脇櫓(中央奥)周辺

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201130kahoku03.JPG

 仙台市教委は新たに策定する仙台城跡(青葉区)の整備基本計画(2021〜38年度)の中間案を公表した。最終年度までの大手門復元を目指し、脇櫓(やぐら)(隅櫓)周辺を含む一帯の発掘調査に初めて乗り出す。城郭らしい姿に植生を整え、歴史的景観と自然が調和した眺望「政宗ビュー」を実現。巽(たつみ)門跡から本丸跡へ至る登城路の復元整備なども進める。

 21〜30年度の10年間を事業計画期間とした。大手門復元は、まず事業期間の前半に地形測量や絵図、文献などの基礎調査を実施し、発掘調査に入る。周辺の石垣の測量調査も進める。

 発掘調査に伴い、市道仙台城跡線を約2年間、一部通行止めにする必要がある。31年度に復元整備の基本設計に着手し、完成まで最長7年を見込む。36年度には仙台藩祖伊達政宗の没後400年の節目を迎える。

 城郭らしい姿に整える「修景」にも取り組む。現状は石垣や土塁などの遺構が植生に覆われ、市街地から認識しづらく本丸跡の眺望を阻害している。修景計画を策定し、植生の伐採や枝切りを行い、土塁で囲われた曲輪(くるわ)などを顕在化させる。

 巽門登城路の復元は発掘調査を先に実施し、26年度以降の事業期間後半に整備を始める。訪れた市民や観光客が安全に散策できるよう遊歩道とし、史跡の解説パネルや休憩用のベンチ、照明などを設置する。

 市博物館がある三の丸跡でも土塁などの発掘調査を進める。東隣の追廻地区に整備する公園センター(仮称)と連携した修景を行い、城郭の外構を整える。

 市教委は中間案のパブリックコメント(意見公募)を12月25日まで実施する。市ホームページに中間案を掲載。メールや郵送で受け付ける。寄せられた意見を踏まえ、来年3月に整備基本計画を最終決定する。

3912荷主研究者:2020/12/27(日) 19:57:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201130_11018.html
2020年11月30日月曜日 河北新報
仙台・新音楽ホール建設地 国際センター駅北側「青葉山交流広場」が最有力

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音楽ホール建設地の最有力とみられる青葉山交流広場。右奥は地下鉄東西線国際センター駅=仙台市青葉区

 仙台市が市中心部に整備する新たな音楽ホールの建設地として、青葉区の市地下鉄東西線国際センター駅北側「せんだい青葉山交流広場」を最有力に検討していることが29日、複数の関係者への取材で分かった。郡和子市長の最終判断に向け、詰めの調整に入った。現地存続が決まった宮城県美術館などがある文教地区への立地で、拠点性を高める狙いがあるとみられる。

 有識者の音楽ホール検討懇話会は2019年3月、2000席規模の「生音源に対する音響を重視した高機能、多機能ホール」の整備を提言。民有地以外では青葉区の錦町公園、西公園、勾当台公園、青葉山交流広場、青葉山公園など計7カ所を候補地に挙げた。

 青葉山交流広場は、近隣に仙台国際センターや市博物館、東北大川内キャンパス、県美術館などの文教施設が集積する。東西線の駅前で交通アクセスが良く、音楽ホールと各文教施設との連携も期待できる。

 市は追廻地区に「公園センター(仮称)」を整備する。市教委も21年度、仙台城跡で大手門復元に動きだす。郡市長は県美術館の現地存続が決まった16日、文教ゾーンに関し「文化・芸術拠点として、より高みを目指したい」と表明した。

 音楽ホールの建設地は当初、都心部の回遊性向上の点で優位性がある錦町公園と西公園が有力視された。だが、市の緑化政策を議論する杜の都の環境をつくる審議会が「公園は空き地でなく、都市の資源だ」と公園内への整備に反発した。

 公園を建設地とするには都市計画公園の廃止、保存樹林の伐採や移設、記念碑の移設や撤去などが必要になり、同審議会の理解も得なければならず、課題は少なくないとみられる。

 青葉山交流広場は、樹木の伐採を最小限に抑えられる利点がある。ただ、音楽ホール整備の目的の一つ、都心部の回遊性向上をどう図るかとの課題が残る。市は最終判断に向け、特に西公園との比較検討を急ぐ。

 市は市民会館と戦災復興記念館(ともに青葉区)を将来的に廃止し、音楽ホールに機能を集約する方針。

3913荷主研究者:2020/12/27(日) 20:05:32

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66909750S0A201C2L01000?unlock=1
2020年12月2日 18:10 日本経済新聞 宮城
抗酸化ビタミン 23年メドに量産化 東北大発新興

3914荷主研究者:2020/12/27(日) 20:09:28
>>3911
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201202_11017.html
2020年12月02日水曜日 河北新報
市道仙台城跡線の廃止を検討へ 大手門復元計画

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201202kahoku01.JPG
脇櫓がある市道仙台城跡線(右)の交差点=仙台市青葉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201202kahoku02.JPG

 郡和子仙台市長は1日、来年度に着手する仙台城跡(青葉区)の大手門復元に合わせ、市道仙台城跡線の廃止を検討する考えを明らかにした。2015年の市地下鉄東西線開業や都市計画道路の開通で、仙台城跡周辺の交通渋滞が緩和されており「十分可能ではないか」と語った。今後、地域住民や関係機関などの理解を得ながら実現を模索する。

 市教委によると、市道仙台城跡線では急カーブや狭い幅員、急勾配の箇所で、14〜18年の5年間に79件の交通事故が発生している。史跡の石垣や土塁、天然記念物など貴重な文化財が損傷する恐れがあり、全長約1.4キロのうち、950メートル区間の廃止や通行規制を検討する。

 市教委は19年5〜12月、市道の起終点と東西線国際センター駅前、青葉橋付近の計4カ所の交差点で交通量調査を実施。混雑度合いを示す「交差点需要率」、青信号の間に処理できる交通量を表す「交通容量比」などの指標を算出した。

 交差点需要率は0.9以上で渋滞発生だが、結果は0.4〜0.7に収まった。交通容量比も1.0以上で渋滞発生だが、0.1〜0.9と下回った。国際センター駅前交差点の右折レーンを改良すれば、数値はさらに下がるとみられる。

 市教委文化財課の担当者は「東北大生が川内、青葉山の両キャンパス間を東西線で移動するようになり、渋滞が緩和した面がある。新たな都市計画道路の利用も増え、以前に比べると混雑がない」と分析する。

 市が過去に実施した交通量予測では市道を通行止めにした場合、約8割の車が東北大青葉山キャンパスを通るルート、約2割が太白区向山地区を通るルートに分散することが分かった。交通量調査の結果と合わせ、市道を廃止しても影響は少ないとの見方を強める。

 郡市長は定例記者会見で大手門復元に関し「気持ちとしては、仙台藩祖伊達政宗の没後400年の節目を迎える36年度に復元を完了できればいい」と話した。

[仙台城跡の大手門復元]仙台市教委が新たに策定する整備基本計画(21〜38年度)の中間案で、最終年度までの大手門復元を打ち出した。21年度に地形測量や絵図、文献などの基礎調査に着手。その後、脇櫓(やぐら)周辺を含む一帯の発掘調査を初めて実施し、31年度に復元整備の基本設計に入る。

3915荷主研究者:2020/12/27(日) 20:34:54

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201203_12002.html
2020年12月03日木曜日 河北新報
仙台中心部、夜の通行量激減 コロナ下の会合自粛が影響 10月調査

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201203kahoku01.JPG
通行量調査で2年連続トップだった仙台駅東西自由通路

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http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201203kahoku03.JPG

 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜(10月23日)と日曜(同25日)に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛傾向が続き、2019年5月の前回調査に比べ全地点平均で2割減。特に夜間の落ち込みが顕著だった。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。新型コロナの影響で例年5月に実施する調査を延期したため単純比較はできないが、平均は金曜が22.7%減の3万973人、日曜が20.0%減の3万9216人だった。

 金曜、日曜ともにトップは2年連続で仙台駅・東西自由通路。昨年同様にプロ野球東北楽天のホームゲーム開催日だったが、今年は観客数制限の影響もあり金曜27.8%、日曜17.6%それぞれ減った。

 例年、金曜の通行量は午後5時台から午後6時台にかけて急激に増加してピークを迎えるが、今年は昨年の10分の1程度の伸びにとどまり、夜の会合自粛の影響が顕著に表れた。

 日曜の通行量全体に占めるエリア別の割合を30年前の1990年と比較すると、仙台駅地区(地図A、B、H)が26%から46%へと大幅に拡大。人の流れの中心が一番町や中央通から仙台駅前に移っている現状がうかがえた。

 調査に当たった商議所の担当者は「全体として高齢者が少ない印象で、夕方から夜にかけての通行量が伸び悩んだ。各商店街はコロナ下でのデータを活性化に向けた施策検討の参考にしてほしい」と話す。

 調査は金曜、日曜の午前9時〜午後8時に実施。中心市街地活性化や商業立地検討の基礎資料になる。

3916荷主研究者:2020/12/27(日) 20:36:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201203_11025.html
2020年12月03日木曜日 河北新報
仙台市役所建て替え 新庁舎基本設計、東京の建築事務所JVに委託

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201203kahoku04.JPG
JVが技術提案書に描いた新庁舎のイメージ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201203kahoku05.JPG
青葉区役所側から見た新庁舎のイメージ

 仙台市は2日、市役所本庁舎の建て替えで、新庁舎の基本設計を委託する事業者が決定したと発表した。東京の石本建築事務所、千葉学建築計画事務所による共同企業体(JV)で「小さな活動の場の連鎖」をコンセプトとする新庁舎を提案した。委託費の上限は約2億8000万円。市は来年2月に契約を締結する。

 技術提案書によると、敷地の南西と中央に、二つの建物が南北にずれて並ぶような形状の新庁舎1棟を整備する。1階に南北に延びる自由通路を造り、敷地南側の勾当台公園市民広場との一体性を確保する。

 市地域防災リーダー(SBL)など市民活動の拠点となる「みせ」を低層部の各階に配置。敷地内を回遊する通路「みち」と立体的に重なる空間「ひろば」を生み出すことで、市民協働が顔になる庁舎を目指す。

 東日本大震災の経験を踏まえ、「ひろば」は災害拠点にも位置付け、災害発生時は市民の一時避難や救援物資の仕分け、炊き出しなどの場所として活用する。

 敷地の外周はケヤキが連なる「緑の回廊」とし、敷地北側にコブシやカツラの樹木を配した広場空間を設ける。新庁舎は自然の光や風を取り込む構造とし、建物の環境性能に配慮する。

 基本設計はワークショップやシンポジウムの開催などを通じ、幅広い世代の意見を取り入れながら柔軟に変化させていくという。

 市は、技術提案を審査するプロポーザル方式で設計事業者を選定した。10者が応募し、最終審査に残った5者は11月29日、公開プレゼンテーションに臨んだ。

 せんだいメディアテーク(青葉区)の設計を手掛けた世界的建築家の伊東豊雄氏ら6人が審査し、同JVに決まった。次点は久米設計(東京)などでつくる久米・AL設計JVだった。

3917荷主研究者:2020/12/27(日) 20:46:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201204_11030.html
2020年12月04日金曜日 河北新報
仙台市民会館廃止、県民会館移転… 中心部活性化に反する? 市検討懇話会で懸念の声

仙台市民会館

 仙台市が策定を進める「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」の検討懇話会が3日あり、市が打ち出した市民会館(青葉区)の廃止方針などに対し、委員がビジョンの目指す活性化の方向性と「相反するのではないか」と疑問視する場面があった。

 市は杜の都の「顔」となる勾当台エリアのにぎわい創出を狙うが、定禅寺通の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)は移転が検討され、市民会館は老朽化で廃止方針が固まった。

 仙台商工会議所の高山秀樹事務局長は「市民会館は年間三十数万人が利用する。以前、病院が郊外に移転して中心部が廃れたが、そのミニ版のように感じる」と懸念。東北大大学院工学研究科の姥浦道生教授も「ビジョンは完成していないが、このエリアを文化、交流、市民活動の場にする方向性を全く無視して物事が動く、そんなおかしなことにはならないと思っている」とくぎを刺した。

 梅内淳まちづくり政策局長は「市はどう考え、県とどう協議すべきか。その方向を示すのがビジョンの役割だ」と釈明に追われた。

3918荷主研究者:2020/12/27(日) 20:52:20

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201205_11009.html
2020年12月05日土曜日 河北新報
乗り合い交通 本格運行 仙台・燕沢で実証中 来年4月2日から

試験運行などを重ねた「のりあい・つばめ」。住民の足を確保する地域の挑戦が結実する=2019年6月、仙台市宮城野区

 仙台市の地域公共交通会議は4日、宮城野区燕沢地区で実証運行中の乗り合い交通「のりあい・つばめ」を来年4月2日、本格運行に移行させることを了承した。市が2018年度に地域交通導入の支援制度を創設し、本格運行が決まったのは初めて。運行事業者の高砂タクシー(宮城野区)が、年内に東北運輸局へ事業許可を申請する。

 運営主体は、町内会長らが7月に設立した燕沢乗合タクシー運営協議会。事業計画によると、実証運行と同様に毎週月、水、金曜に運行する。4〜9月は1日8便、10〜3月は1日6便が走る。車両は10人乗りジャンボタクシーを使用する。運賃は1回200円。高齢者と障害者、小学生以下は100円に割り引く。

 年間4950人の利用を見込む。運行経費は575万円と算出し、このうち最大8割は市の補助金を財源に充てる。今年4月に始まった実証運行は新型コロナウイルスの影響で、4〜9月は利用者が目標の7割弱にとどまったが、10月は9割まで回復している。

 交通会議は太白区秋保地区の「ぐるりんあきう」の試験運行も了承した。予約制の乗り合いタクシーで、来年1月18日〜3月31日の平日に走らせる。

3919荷主研究者:2020/12/27(日) 21:23:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201206_12018.html
2020年12月06日日曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線、開業5年 コロナ直撃で利用者27%減

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201206kahoku01.JPG
開業から丸5年の仙台市地下鉄東西線。5年目は新型コロナの影響が直撃した=青葉区の仙台駅

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201206kahoku02.JPG

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸5年を迎えた。5年目の利用者は過去最低の1日平均4万5800人(速報値)。新型コロナウイルスの影響が直撃し、4年目の6万2800人から27.1%も落ち込んだ。前年同期を下回るのは開業以来初めて。通勤・通学客が多い平日でも5万5100人の利用にとどまった。

 開業5年間の1日平均利用者数の月別推移はグラフの通り。開業時の需要予測8万人にはいまだ届いていない。5年目は昨年12月、今年1月が前年同月を上回ったものの、2月以降は新型コロナ感染の広がりとともに大きく減少した。

 高校や大学などの臨時休校、外出自粛、緊急事態宣言が重なった4月は2万7300人(前年同月比59.3%減)、5月は2万3900人(63.8%減)と記録的に少ない利用となった。学校が再開した6月から持ち直し、10月には前年同月の8割の水準まで回復した。

 全13駅で前年を2〜4割程度下回った。大学キャンパスに近接する駅の減少幅が大きく、川内駅が43.3%減、青葉山駅が35.1%減、八木山動物公園駅が31.3%減となった。相次ぐイベント中止で国際センター駅も40.0%落ち込んだ。

 駅別の利用者数は南北線と結節する仙台駅が1日1万4200人で最も多い。次いで青葉通一番町駅が4800人、薬師堂駅が3800人、八木山動物公園駅が3300人、卸町駅が3200人の順となった。

 市交通局営業課の三浦孝行課長は「リモートワークやオンライン授業、イベント自粛が今なお継続し、コロナ以前の利用水準になかなか戻らない。地下鉄の感染症対策を周知し、安心して乗ってもらえるように努めるしかない」と話す。

3920荷主研究者:2020/12/27(日) 21:27:10

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB071MY0X01C20A2000000?unlock=1
2020年12月8日 18:40 日本経済新聞
防災産業、仙台拠点に世界へ 仙台市や東北大など連携

3921荷主研究者:2020/12/27(日) 21:28:40

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/6972/
2020-12-09# 建設新聞(仙台圏)
名取市/測量設計は国際航業/都計道2路線を計画/増田西地区のアクセス向上へ

 名取市は増田西地区で都市計画道路・大手町川上線(仮称)と都市計画道路・館腰駅箱塚線(仮称)の新設を計画し、測量調査と基本設計を国際航業に委託している。

 この計画は「名取市増田西土地区画整理事業」で計画されている新たなまちづくりに併せ、ネットワーク・アクセス機能の向上、良質な景観形成などを目的として新たな市道を整備するもの。

 大手町川上線は、市道増田大通り線と県道仙台館腰線が接続する同市手倉田諏訪ほか地内から、増田西土地区画整理事業予定区域内を通り、名取第2中学校の南側に接する市道川上田高線まで整備する計画。幅員は20㍍(車道3㍍、停車帯1・5㍍、植栽帯1・5㍍、自歩道4㍍、各×2)を予定しており、延長は今後の測量、基本設計を進める中で決める。

 館腰駅箱塚線は増田西土地区画整理予定区域とJR館腰駅のアクセス向上のために整備する。名取市市民球場の近くにある県道仙台館腰線の交差点から球場に沿って200㍍ほど北上した後、大きく右に曲がり、区画整理区域内の南側で大手町川上線に接続する。幅員は12㍍(車道3㍍、路肩・5㍍、路上施設帯0・5㍍、歩道2㍍、各×2)を予定し、延長は今後決める。

 今後のスケジュールについては、同事業の進捗に応じて整備・供用する予定となっている。

 なお、名取市増田西土地区画整理事業は、18年7月に組合設立準備委員会が設立されたもので、施工面積は約42・2㌶(予定)、地権者数は19年度10月時点で113人となっている。今後、地権者の同意を得た上で、22年度中の組合設立を目指している。事業施工期間は29年度までの予定。

 これに併せて市は21年度、県に同地区の市街化区域編入申請を行い、22年度には編入したい考えだ。

3922荷主研究者:2020/12/27(日) 21:41:59

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201210_11006.html
2020年12月10日木曜日 河北新報
仙台市長、震災メモリアル拠点と新音楽ホールの合築を検討

郡和子市長

 仙台市議会12月定例会は9日、本会議を開き、代表質疑を始めた。郡和子市長は市中心部に整備する東日本大震災のメモリアル拠点に関し、新たな音楽ホールとの合築を検討する考えを明らかにした。廃止する方針を打ち出した戦災復興記念館(青葉区)の展示機能の移設も視野に入れる。

 議員が厳しい財政状況を踏まえ「合築で費用を抑えてはどうか」と提案したのに対し、答えた。郡市長は「音楽ホールが楽都仙台の重要な文化芸術拠点になること、メモリアル拠点が震災の経験と教訓の継承・発信を担うことなど、施設の役割や経緯を考慮しつつ知恵を絞りたい」と述べた。

 音楽ホール建設地の最有力とされる地下鉄東西線国際センター駅北側「せんだい青葉山交流広場」に関しては「候補地の一つだが、さまざまな歴史や文化、交流施設が集積し、文化芸術に親しむ環境として魅力的なエリア」と強調。「街の誇りと思えるホールの実現に力を尽くす」と語った。

 交流広場の一部が近世を主とする川内A遺跡と重なる点に関し、高野一樹文化観光局長は「東西線建設時に調査し、記録保存して駅舎を建てた。(音楽ホールの建設地に決まれば)発掘調査は必要だが、建物の建設は可能だ」と説明した。

 福田洋之財政局長は厳しい来年度予算の財源対策について「地下鉄建設の償還財源となる高速鉄道建設基金、公共用地の先行取得に使う土地開発基金など、一定の目的がある基金も活用できないかどうか、検討を進めている」と明かした。

 跡部薫(自民党)竹中栄雄(公明党市議団)佐藤わか子(民主フォーラム仙台)の3氏が質問した。

3923荷主研究者:2020/12/27(日) 21:45:13

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26623
2020/12/11 日刊建設新聞 宮城版
矢本駅調査をJRに委託 南北通路の整備手法検討(東松島市)

 東松島市はJR東日本東北工事事務所と、JR仙石線矢本駅周辺整備基本計画調査に関する協定を結んだ。同駅の南北自由通路を新設するに当たり、JRに地盤調査や測量などを行ってもらった上で、橋梁式と地下式の2パターンを比較検討してもらい、どちらが適当かを判断する。基本計画調査は本年度から2カ年かけてまとめることにしており、JRには3498万9000円で委託した。

 南北自由通路は、同駅北側の市営駐車場などを活用して新設する考え。現在は南側にしか改札口や駅前広場がないため、自由通路を設けることで南北間のアクセスを円滑化する目的。北側には駅前広場なども整備する。

 自由通路の形式は橋梁式と地下式の2パターンを想定しており、JRの調査結果を踏まえてどちらかを選択する。駅舎自体も相当に老朽化していることから、JRが今回の調査に合わせて駅舎の改築などを検討することが予想される。市は駅舎の扱いに関するJRの方針も踏まえた上で、自由通路の最終的なあり方を決定する。

 JR矢本駅周辺に関しては、南北自由通路や北側広場だけでなく、駅の南側にあるタクシープールやロータリーの再整備、さらにはその周辺の道路整備なども構想しており、これらを都市再生整備計画としてまとめる。同計画の策定業務は国際開発コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)に委託した。

 同計画は来年9月末までにまとめ、その成果をもって来年10月に国に交付金を本申請し、2022年度の事業化を目指す。特に最優先事項である自由通路の実現に向けては、交付金の確保に向けた同計画の策定が必要要件となっている。

 同社には昨年度、矢本駅周辺交通環境等整備構想策定業務を委託。この業務では矢本駅を中心とした8.8haの範囲を対象に、土地の権利調査や市街地の条件整理、交通利用調査などを行った。駅近くにある国道45号沿いの老朽化した市営北浦住宅を仮に撤去した場合、どのような跡地利用が可能かも構想の検討事項に含まれていた。

3924荷主研究者:2021/01/02(土) 16:25:42

https://kahoku.news/articles/20201215khn000056.html
2020年12月16日 06:00 河北新報
トーキン、21年度後半から放射光施設に電磁石納入

放射光施設に納入する電磁石の製造現場=仙台市太白区のトーキン仙台事業所

 電子部品製造のトーキン(白石市)は、東北大青葉山キャンパス(仙台市)で2023年度稼働予定の次世代型放射光施設向けに、電磁石を約500台製造する。電磁石は放射光施設に欠かせない重要装置で、受注総額は約30億円。本年度から仙台市の仙台事業所で生産を進めており、21年度後半から納品する予定。

 電磁石は放射光施設の加速器に設置され、コイルを巻き付けた鉄心によって磁場を生み出し、中を通る電子ビームを変化させる。このうち「偏向電磁石」はビームを曲げ、「多極電磁石」はビームが拡散しないよう絞る役割を担う。

 巨大な顕微鏡とも言われる放射光施設は、電子ビームを曲げた際に発生する放射光を物質の構造分析に活用し、学術研究や産業開発に役立てる。ビームを絞り込むほど微細な解析が可能になるため、電磁石の精度は放射光施設の性能に直結する。

 トーキンは東北大金属材料研究所が開発した磁性材料の事業化のため1938年に設立された。高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の施設や「スプリング8」(兵庫県佐用町)など、加速器を備える国内の主要施設で電磁石の納入実績があり、次世代型放射光施設でも一連の受注を獲得した。

 材料製品技術部磁気応用グループの尾形敢一郎シニアマネージャーは「世界に対抗できる研究施設に地元企業から納品できることは誇り」と話す。自社の素材開発に放射光施設を活用する予定もあり「施設が東北の産業活性化につながってほしい」と期待する。

3925荷主研究者:2021/01/02(土) 16:27:14
>>3911
https://kahoku.news/articles/20201216khn000019.html
2020年12月16日 10:44 河北新報
仙台城・脇櫓も建て替えへ 大手門と一体で復元

現在の脇櫓=仙台市青葉区

 仙台市は15日、来年度着手する仙台城跡(青葉区)の大手門復元に合わせ、隣接する脇櫓(やぐら)(隅櫓)も史実に沿った形で建て替える方針を明らかにした。大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建された。

 市議会12月定例会の一般質問に対し、佐々木洋教育長が「現在の脇櫓は屋根の形状などに史実と異なる点があることや、老朽化しているなどの理由から一度解体し、大手門と一体的に復元する」と答弁した。

 市は大手門復元に向け、副市長をトップとするプロジェクトチームの設置を検討する方針も表明した。市道仙台城跡線の廃止や景観の在り方などを検討するため、関係部署による横断組織を編成する。

 高橋新悦副市長は「大手門復元はまちづくりに大きく関わる事業。文化財、景観、公園、観光、道路などの部門が連携して取り組む必要がある。来年4、5月にスタートできるように準備を進めたい」と語った。

 大手門復元の財源確保のため、市民から寄付を募る提案には前向きな考えを示した。佐々木教育長は「歴史的建造物の復元というシンボリックな事業。寄付は広く市民が参加できる点でも意義深い」と述べた。

 郡和子市長は復元完了の時期に関し「(仙台藩祖)伊達政宗の没後400年という記念の年を目標に持つことは大きな推進力。(復元整備の基本設計に着手する前の)2029、30年度に時期を見定めることができればいい」と説明した。

3926荷主研究者:2021/01/02(土) 16:34:50

https://kahoku.news/articles/20201216khn000047.html
2020年12月17日 06:00 河北新報
八ツ森線など廃止へ 仙台市バス 、来年度2.7%減便

仙台市バス

 仙台市交通局は16日、2021年4月1日の市バスダイヤ改正で、青葉区上愛子、作並、新川地区を走る八ツ森線を廃止すると明らかにした。策定中の交通事業経営計画(21〜30年度)で、利用が極めて少ないバス路線を廃止し、地域交通に転換する方針を打ち出している。新川地区では乗り合い交通の試験運行が8月に始まったばかりだが、施策を先取りする格好となる。

 八ツ森線は新川地区とJR仙山線作並駅、市バス白沢車庫前などを結ぶ3系統あり、1日に計8便を運行する。以前から利用が少なく、19年度の営業係数(100円の収入を得るためにかかる費用)は、全路線で最悪の1497だった。

 新川地区では町内会などでつくる地域交通運営検討会が、予約制のデマンド型乗り合い交通「八ツ森号」を来年3月まで試験運行する。平日に1日2〜5便が走るため、市バスを廃止しても移動は可能と判断。同じく利用が低迷する工学部・宮教大線の特別支援学校系統(1便)と共に廃止する方針を固めた。

 交通局輸送課の担当者は「八ツ森号は試験運行の段階だが、今後も運行を継続できる見通しだ。住民には地域交通の活用をお願いしている」と説明した。

 ダイヤ改正では全体の運行便数を1日平均2・7%減らす。経営改善計画(17〜21年度)で18、19年に計5・4%削減したが、さらなる減便に踏み切る。午後8〜11時の夜間帯、午後4〜7時の夕方ラッシュ時が中心。最終便は計13路線で2〜24分繰り上げる。

2020年12月17日 15:49 update

3927荷主研究者:2021/01/02(土) 16:38:04

https://kahoku.news/articles/20201217khn000025.html
2020年12月17日 11:21 河北新報
「復興再考」第6部 まちづくり(5) 山元 集約化/持続可能性 大胆に探る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201217kahoku01.JPG
山元町が推し進めたコンパクトシティーのシンボル「つばめの杜」=4日

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201217kahoku02.JPG

 高架化された新駅を起点に整然とした街並みが広がる。玄関口にスーパーが建ち、その先に小学校、保育所、中央公園。取り囲むように住宅が軒を連ねる。

 宮城県山元町のJR常磐線山下駅を核とした新市街地つばめの杜。37ヘクタールのエリアに543世帯1226人が暮らす。

 東日本大震災の津波で被害を受けた町は、さらなる人口減少を見据えた持続可能なまちづくりを目指し、内陸部3カ所に大胆に移転集約した。4年前にまち開きをしたつばめの杜は、復興コンパクトシティー構想の象徴だ。

 真新しい外観とは裏腹に、内側には高齢化とコミュニティーづくりの課題を抱える。

 「腰が痛くて今寝てたの」「血圧の薬を飲んでいるけど調子はまずまずだね」

 11月半ば。長屋形式の災害公営住宅の扉がゆっくりと開き、1人暮らしのお年寄りが顔を出した。つばめの杜西地区の有志による見守り活動。主に75歳以上の110戸を月1回訪れる。

 「外に出るのに難儀する高齢者も多い。ならば、こちらから訪問してつながろう」。西区長の坂根守さん(77)が狙いを説明する。

 つばめの杜は東西2地区で構成される。西地区は公営住宅が209戸を占め、現役世代が多い自力再建の分譲住宅は67戸。偏った構成は高齢化率に表れ、県内ワースト3位の町全体より5・4ポイント高い46・1%に達する。

 街の設計図を描く際、多様な世代が入り交じるように公営住宅と一戸建てを配置する案が浮上したが、見送られた。

 「公営住宅は土地さえ確保できればまとめて整備可能で先行して建設できた。『まだか、まだか』という被災者の切実な声に応えなければならなかった」

 計画に携わった建設コンサルタントのオオバ(東京)東北支店長の赤川俊哉さん(56)が振り返る。

 東西両地区とも沿岸部各地から集まる寄り合い所帯で、顔見知りは少ない。不幸があっても家族葬がほとんどのため、隣近所が知らない場合もあるという。

 隣接する東地区は別の悩みを抱える。公営住宅137戸、分譲134戸と均衡が取れ、高齢化率は31・7%。ファミリー層が目立ち、都市部の団地のようだ。

 今年3月の総会で、地区役員が子ども会の設立を子育て世代に呼び掛け、予算10万円を計上した。お年寄りと若い親子の触れ合いにもつながると期待した。

 新型コロナウイルスもあってか、保護者の反応は薄く、具体的な動きは出ていない。区長代行の浅野光彦さん(77)は「時代が違うのだろうか」と残念がる。

 東西両地区合同で夏祭りを開いたり、西地区が居酒屋イベントを企画したり。地域の一体感を目指して交流を図る。

 「限られたメンバーでは持続可能な地域づくりは行き詰まる。多様な世代の住民を巻き込みたい」と区長の坂根さん。

 山元の再生をけん引する「まちの顔」を舞台に、手探りが続く。

3928荷主研究者:2021/01/02(土) 18:15:16

https://kahoku.news/articles/20201219khn000007.html
2020年12月19日 10:20 河北新報
「復興再考」第6部 まちづくり(7) 山元 再縮小/集約2地区 難題に直面

来年3月末で閉校する坂元中。保育所の再建も見送られ、坂元地区の住民は危機感を募らせる=3日、山元町

 大胆に住宅を集約したはずの移転先が、出だしから課題に直面している。

 宮城県山元町が内陸に整備した3カ所の集約先の一つ、JR常磐線坂元駅周辺。既存の町並みに組み込む形で被災者の住まい112戸を設けた。

 町は副都心と位置付けるものの、少子化を受けて2021年3月末に坂元中(生徒52人)が消える。町北部の山下中(203人)と再編して21年度から山元中となり、校舎は山下中を使う。坂元地区では「事実上の吸収合併」との見方がくすぶる。

 坂元中PTA会長の岩佐奈々さん(41)は「残せるなら母校を残したい。ただ、部活動や学校行事を考えれば再編は仕方がない」と複雑な胸中を明かす。

 自身が通った四半世紀前は1学年約80人。最後の卒業生となる長女(15)の学年は11人にとどまる。

 坂元地区では、震災で全壊した保育所の再建もかなわなかった。町は今年2月、人口推計などを基に再開しない方針を表明した。

 直前の1月下旬、地元8行政区の正副区長、選出町議の計22人でつくる坂元地区行政連絡調整会議が保育所の建設を要請した。15年度に再建を求める請願が町議会で採択された経緯もあったが、地元の訴えは退けられた。

 山元町は1955年の「昭和の大合併」で山下村と坂元村が合併して生まれた。震災前に7対3だった山下と坂元の人口比は現在、8対2に開いた。

 震災前1万6700だった人口は、震災の犠牲者637人を除き約4000人減った。減少率は県内3番目に高く、打撃は津波被害が大きい坂元地区でより深刻だ。

 19年2月、坂元駅前にオープンした農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」がにぎわう一方、鮮魚店や文具店などが相次いで店を閉じた。坂元小(児童84人)も8年後をめどに他の3校と再編される。

 「商店や子どもが減り、地域の衰退を肌で感じる」。坂元駅周辺を含む町地区の区長星幸夫さん(76)は危機感を募らせ、町に地域へのてこ入れを求める。

 もう一つの移転先となった宮城病院周辺の桜塚地区(82世帯)。被災者有志が移転前から世話人会を発足させ、コミュニティーの円滑な始動に心を砕いてきたが、出はなをくじかれた。

 16年8月、世話人会代表の鈴木裕一さん(61)が、合戦原地区(105世帯)の自治会に桜塚地区全員の入会を申し入れた。両地区は国道6号を境に東西に向かい合う位置にある。

 「一気に80世帯も受け入れられない」「高齢化で担い手がいない」。受け入れの可否を問う合戦原住民のアンケートが行われ、反対43、賛成35で、両地区の合流は否決された。

 桜塚は17年3月、独自に自治会を設立した。鈴木さんは「想定外の結果になったが、桜塚単独での活動に支障はない」と言う。

 17年度に就任した合流推進派の合戦原区長橋本憲夫さん(68)は毎年度、事業計画の冒頭に「桜塚との融合」を掲げる。「桜塚とのわだかまりを解消したい。一緒に力を合わせて活動できないか」と思案する。

3929荷主研究者:2021/01/02(土) 18:35:24

https://news.mynavi.jp/article/diagram2021-23/
2020/12/20 19:21 マイナビニュース
JR東日本「仙台シティラビット」廃止、日中の列車は白石駅で分離

著者:MN 鉄道ニュース編集部

 JR東日本仙台支社は、2021年3月13日のダイヤ改正で東北本線・常磐線・仙台空港アクセス線のダイヤを全面リニューアルすると発表した。東北本線福島〜仙台間では、日中時間帯の列車が白石駅で分離され、快速「仙台シティラビット」が廃止となる。

719系で運転された頃の快速「仙台シティラビット」。特製のヘッドマークを掲出していた

 快速「仙台シティラビット」は現在、日中時間帯に福島〜仙台間で上下各3本運転されている。来年3月のダイヤ改正では、輸送障害発生時の影響を小さくするため、福島〜仙台間において日中時間帯の運転区間を福島〜白石間(2両編成)・白石〜仙台間(4・6両編成)に分離し、白石駅にて同一ホームで相互に乗り継ぐ体系に変更。これにともない、「仙台シティラビット」に代わって各駅に停車する普通列車が運転される。

 福島〜仙台間では、他にも区間列車の新設や運転間隔の改善、運転本数・時刻の変更を行う。岩沼駅で東北本線に合流する常磐線、名取駅で東北本線に合流する仙台空港アクセス線も運転間隔が均等化され、常磐線は日中時間帯に1時間あたり1本、夕方におおむね1時間あたり1〜2本の運転、仙台空港アクセス線は日中時間帯におおむね20分間隔、朝・夕夜間におおむね30分間隔の運転となる。仙台空港アクセス線では、上下各3本の快速列車のうち、上下各2本が普通列車に変更される。

701系で運転される快速「仙台シティラビット」

仙台空港アクセス線の快速列車。ダイヤ改正後は上下各1本のみに

 ダイヤ改正後の仙台駅では、一部時間帯で上り列車の発車時刻を統一。11〜14時台と20〜21時台は10分おきに列車が発車する。11〜13時台は毎時0・20分に東北本線、毎時40分に常磐線、毎時10・30・50分に仙台空港アクセス線の列車が発車。20〜21時台は毎時0・30分に東北本線、毎時10・40分に常磐線、毎時20・50分に仙台空港アクセス線の列車が発車する。仙台空港アクセス線は仙台駅での発着ホームを3・4番線に統一するとのこと。

 仙台〜利府間では、仙台駅を23時台に発車する利府行の列車を新設し、朝・夕夜間はおおむね1時間あたり2本運転。日中時間帯はおおむね1時間あたり1本の運転で、引き続き岩切駅で乗換えが必要となる。仙台〜一ノ関間では、朝の松島発仙台行の列車1本を4両編成から6両編成に増やす一方、7〜8時台に石越駅を発車する上り列車2本の始発駅を小牛田駅に変更し、運転区間を短縮する。仙石東北ラインの列車のうち、午後の上り1本がダイヤ改正後、塩釜駅から仙台駅まで各駅に停車する。

 その他、仙石線のあおば通〜東塩釜間にて、土休日の朝の運転本数が見直しに。東北本線新白河〜福島間でも、朝の一部列車の運転時刻・両数変更、日中時間帯および夕方の運転間隔の均等化などが行われる。

3930荷主研究者:2021/01/02(土) 18:42:56

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB074QY0X01C20A2000000?unlock=1
2020年12月23日 11:00 日本経済新聞
宮城の出生率低迷、ポスト復興の課題に 地域差大きく

3931荷主研究者:2021/01/02(土) 22:49:05

https://kahoku.news/articles/20201226khn000046.html
2020年12月27日 06:00 河北新報
仙台・立町、料亭街の歴史に幕 老舗「ひょうご」閉店

のれんをしまう料亭ひょうごの兵庫さん

 仙台市青葉区立町の「料亭ひょうご」が店を閉じ、55年の歴史に幕を引いた。かつて仙台随一の料亭街だった立町から料亭がなくなった。地域に愛された老舗料亭の閉店を惜しむ声は多いが、経営者の兵庫淑(よし)子さん(75)は「悔いはない。母から2代にわたって愛され、お客さんには感謝してもしきれない」と笑顔で話す。

 店は1965年、母フミさんが開いた。当時、立町周辺は大きな料亭が並び、政財界の社交場として栄えていた。東京で主婦をしていた兵庫さんが、病気になったフミさんから店を引き継いだのは1980年。接客やプロの調理は未経験だったが、「商売はお客さんから教わった。ゆっくり酒を酌み交わしながら心を通わせる。料亭の面白さも新鮮だった」と振り返る。

 バブル経済の崩壊や長引く景気低迷に加え、伝統的なもてなし文化の衰退もあり、仙台の大きな料亭は次々と廃業した。立町周辺で唯一残ったのが、料亭ひょうごだった。

 新型コロナウイルスの影響もあり、料亭ひょうごは今年10月末、閉店した。

 「おいしいお酒や食べ物を提供するだけでなく、気遣いを売り物にしてきた。こぢんまりした店だが長く続けられてよかった」と兵庫さん。近年は町内会や学校の子ども会、保護者会の集まりなど地域活動の拠点にも利用された。

 兵庫さんは今後、ライフワークにしている女性みこしやホタル保護の活動に力を注ぐ予定という。

2020年12月27日 09:11 update

3932荷主研究者:2021/01/02(土) 22:51:56

https://kahoku.news/articles/20201227khn000028.html
2020年12月27日 11:15 河北新報
名取・閖上東地区 食料品製造など新たに5社進出

進出企業と名取市の立地協定式

 東日本大震災の津波被害に伴い産業用地として整備された名取市閖上東地区で、新たに5社の進出が決まり、市は25日、各社と立地協定を結んだ。

 5社は食料品製造のトラクシィ(仙台市)、汎用(はんよう)機械器具製造の千代クレーンメンテナンス(名取市)、道路貨物運送のマックス運輸(千葉市)、金属製品製造の大栄(埼玉県入間市)、建設業のガイメイク(名取市)。

 名取市役所で山田司郎市長が各社代表と協定書を交わし「共に発展するまちづくりを進めたい」とあいさつ。各社代表は「雇用促進を図り、地域活性化に努めたい」などと述べた。

 閖上東地区への進出企業は今回で計31社に上る。産業用地20・6ヘクタールのうち、11・6ヘクタールが埋まった。

3933荷主研究者:2021/01/02(土) 22:52:35

https://kahoku.news/articles/20201226khn000048.html
2020年12月27日 06:00 河北新報
県道大衡仙台線の宮床工区 8年がかりで完成・開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201227kahoku01.JPG
テープカットをして開通を祝う関係者

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20201227kahoku02.JPG

 宮城県大衡村大衡の国道4号と仙台市青葉区木町通の国道48号を結ぶ県道大衡仙台線(23・8キロ)のうち、2012年度に着工した大和町宮床の宮床工区(2・3キロ)が8年がかりで完成し、25日開通した。

 仙台圏北部の工業団地への物流強化を図るため、総事業費約29億円を投じ、山林を切り開く大規模工事や二つの橋を架ける工事などを行った。

 現地であった開通式で県の佐藤達也土木部長は関係者約30人を前に「仙台都市圏の道路ネットワークが強化され、地域間の交流促進など経済活動の活性化が期待される」と村井嘉浩知事のあいさつを代読した。

 浅野元・大和町長や県道大衡仙台線建設促進協力会長の萩原達雄大衡村長らがテープカットに臨み、くす玉を割って開通を祝った。

 県道大衡仙台線は、国道4号の西側を縦断する幹線道路。沿線の各工業団地へのアクセス向上を図り、渋滞が著しい国道4号の代替機能も担う。宮床工区以北の約3キロが今後整備されれば、全線開通となる。

3934荷主研究者:2021/01/02(土) 23:14:02

https://kahoku.news/articles/20201230khn000055.html
2020年12月31日 06:00 河北新報
仙台国際センターの利用低迷 コロナ収束後の需要開拓図る

来場者がメーカー担当者とじっくり商談したガスフェア=10月16日

 新型コロナウイルスの影響で大規模イベントの中止や延期が相次ぎ、仙台国際センター(仙台市青葉区)の利用が大幅に低迷している。感染拡大に伴う3月上旬〜7月末の長期休館に加え、国際会議などの大型需要が皆無だったことが響いた。センターは来年1月末に国際会議の主催者らを招待するオンライン都市視察に参加するなどし、感染収束後の反転攻勢を狙う。

 最近5年間の利用者の推移はグラフの通り。20万〜30万人台で推移してきたが、2020年度は4万人程度と見込まれ、19年度の28万6996人から激減するのは確実だ。

 稼働率も近年は60%程度で推移したが、20年度は20%程度にとどまる見通し。担当者は「8月に営業を再開したが、利用者や地域経済を大きく押し上げる国際会議はゼロ、学術会議もほとんどない」とこぼす。

 事態の打開を目指し、センターは1月26日〜2月4日、日本政府観光局(JNTO)が主催するオンライン都市視察に参加する。国際会議の開催地決定権を持つ主催者、決定に影響力を持つキーパーソンに対し、仙台観光国際協会と一緒にシティーセールスする。

 全編英語のPR動画に出演した伊藤均センター長は「現状で国際会議の需要回復は見通せないが、コロナ後のニーズの高まりに備えて、誘致の準備をすることが必要だ」と強調する。

 コロナ禍に見舞われた20年は、さまざまな商習慣の「オンライン化元年」の様相を呈したが、センターでわずかに開かれた実際に人が集まるイベントでは、感染収束後の催事のヒントとなる成果も得られた。

 10月中旬、市ガス局が開催した毎年恒例の「ガスフェア」はその一つ。入場者数こそ減少したが、ガス機器の売上高は前年を約15%上回り、2億円以上に達した。巣ごもり需要の追い風もあったとみられる。

 伊藤センター長は「強い目的を持った販売者、消費者がじっくり商談できた。実際に商品を見比べられるリアルな見本市はコロナ後も必要だ」と分析し、需要開拓に向けた戦略を練る。

3935荷主研究者:2021/02/04(木) 22:16:56

https://kahoku.news/articles/20210104khn000012.html
2021年01月04日 09:59 河北新報
仙台・青葉通地下道内の噴水、市が撤去へ 2008年から止水状態、修繕費など考慮

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku01.JPG
フェンスで囲われた噴水。13年近く止まったまま復活することなく撤去される

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完成直後の青葉通地下道の噴水。仙台市民の憩いの場となっていた=1991年9月

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210104kahoku03.JPG

 仙台市中心部の青葉通地下道内にある噴水を、市が撤去することが分かった。水は2008年から止まったままで、配管の詰まりも判明し、多額の修繕費用も考えて決定。地下道を管理する市青葉区はイベント広場に改修する計画で、かつて地下空間に潤いを与えた噴水は、復活を果たせないまま消滅する。

 噴水は1991年9月、青葉通と東二番丁通の交差点に歩行者用地下道が設けられたのに合わせて完成した。コミュニティー広場として花壇やベンチも設置された。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると08年4月、洗濯をする路上生活者がいたために止水。道路の管理が国から市に移った16年4月時点で、配管に不具合があったという。止水の長期化でさび付いたとみられる。

 その後も路上生活者が噴水内に荷物を置くなどしたため、市が18年、立ち入れないようにフェンスを設置。バラの造花で飾っているものの、中央広場は殺風景な状態になっている。

 青葉区道路課によると、噴水の復活には、配管を掘り出した上での新設備の導入が必要。水道代や維持管理費もかさむことから断念したという。

 青葉区は撤去費用を含む改修費を、新年度予算案に盛り込むよう、市に求めており、要求通りに進めば、イベントが可能な新しい地下道広場が数年後にお目見えするという。

 道路課の担当者は「地下なので天気に左右されない。定禅寺ストリートジャズフェスティバルなどで活用できるだろう。関係団体と調整し、噴水跡の使い方を検討したい」と話す。

3936荷主研究者:2021/02/04(木) 23:00:48
>>3334
https://kahoku.news/articles/20210111khn000033.html
2021年01月12日 06:00 河北新報
仙台・泉区役所の建て替え、方針策定へ意見公募

建て替えの実施方針の中間案がまとまった泉区役所

 仙台市は泉区役所の建て替えで、整備の基本的な考え方や事業手法、事業者選定の条件などを定めた実施方針の中間案をまとめ、意見公募(パブリックコメント)を行っている。市民説明会を経て29日まで募集し、方針策定に生かす。

 中間案によると、新たな区役所庁舎は延べ床面積1万2900〜1万3400平方メートル。建設地は約3万平方メートルある現在地のほか、民間が所有する周辺用地への建て替えも可能とする。

 地域活性化のため商業施設やオフィス、教育施設などの入居を想定した建物の整備も求める。新庁舎と民間施設は合築、分築を問わない。路線バスの待機スペース不足や周辺道路の混雑など、交通環境の課題を解決するアイデアも募る。

 事業手法は民間が新庁舎を整備し、市が建物を買い取る方式か、民間の建物に区役所がテナント入居するリースバック方式とする。整備を担う事業者は企画提案を審査する「公募型プロポーザル方式」で決める。

 実施方針は2021年度早々にまとめ、夏ごろをめどに事業者募集の要領を策定し、同年度内の選定を目指す。新庁舎は26年度までに使用を開始する。

 市はホームページに中間案を掲載。市役所本庁舎1階の市政情報センター、各区役所の総合案内で配布する。意見は郵送、ファクス、メールなどで寄せる。

 募集期間中は市民説明会を開催するほか、みやぎ仙台商工会、泉中央駅前地区活性化協議会などと意見交換。応募を検討する事業者から整備のアイデアや事業費の見通しを聞き取る。

 市民説明会は22日午後6時と23日午後2時、いずれも泉区役所で開く。定員は各回100人。先着順で、事前の申し込みは不要。連絡先は市財政企画課022(214)8068。

3937荷主研究者:2021/02/04(木) 23:03:24

https://kahoku.news/articles/20210112khn000018.html
2021年01月12日 11:17 河北新報
仙台・将監に新複合施設 市民センターなど統合 来年3月完成

複合施設に建て替えられる将監市民センター

 仙台市は今月下旬、泉区将監地区で隣り合う市民センター、老人憩(いこい)の家、児童センターを統合し、新たに複合施設を建設する工事に着手する。玄関やトイレを共用化してコストを抑え、3施設の機能融合による多世代交流も図る。老朽化した公共施設の効率的な建て替えのモデル事業で、2022年3月に完成させる。

 3施設は将監ふれあい公園の南西側に並んで立つ。複合施設は公園の敷地内に建て、公園は3施設の跡地に同じ面積で再整備する。

 複合施設は鉄筋2階建て、延べ床面積は2019平方メートル。3施設の合計延べ床面積2020平方メートルを下回るため、公共施設の複合化を推進する国の補助制度を活用する。総事業費は7億1720万円を見込む。

 北に向かって逆L字型の形状とし、南側1階に児童センター、北側1階と2階にホールを備えた市民センターを配置。老人憩の家の活動は市民センターに新設する「市民交流スペース」で続ける。玄関、トイレ、調理室などは共用化する。

 交流スペースは住民が自由に立ち寄って話ができたり、子どもたちが勉強に使ったりすることができる。イベントやサロン活動などの実施も計画する。住民主体の運営も検討している。

 市は複合施設の整備に向け、17年8月からワークショップを開催し、住民意見を把握。18年3月に基本計画を策定した。町内会役員や市民団体の代表らは準備委員会を発足させ、設備面などの協議を重ねてきた。

 市によると、市内の人口が急増した1970〜80年代、合併を経て政令市に移行した89年ごろ、各地域に公共施設が相次いで整備された。多くは築30〜40年が経過し、老朽化が著しい。

 建て替えが必要な施設の延べ床面積は、全施設の面積の半分以上に相当する。市は今後、太白区茂庭地区でも、市民センターと老人憩の家の複合化による建て替えを検討するという。

 市財政企画課の橋浦潮課長は「複合化は財政負担を抑えつつ、必要な機能を維持する手法。住民間の合意形成が重要で、それぞれの地域で複合施設の在り方の議論を深めたい」と話す。

3938荷主研究者:2021/02/04(木) 23:17:51

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB054Q50V00C21A1000000
2021/1/13 15:00日本経済新聞 電子版 東北 宮城
七十七銀行、上場支援強化 プロ向け市場で3社と提携

3939荷主研究者:2021/02/04(木) 23:18:14

https://www.lnews.jp/2021/01/n0113314.html
2021年01月13日 LNEWS
工進/仙台に自社2拠点目となる配送センターを開設

 工進は1月13日、宮城県仙台市に自社2拠点目となる「仙台配送センター」を開設したと発表した。

<仙台配送センター>
仙台配送センター

 これにより、工進の全商品ラインナップを日本全国へ最短納期で供給できる体制を構築。災害時などに需要が急増する発電機等も備蓄し、万全の供給体制を構築。日本全国へ万が一の「安心」を提供していくとしている。

 仙台配送センターは2021年1月より本格稼働開始。地上4階建ての延床面積3万6854m2の広大な倉庫の一部スペースから稼働し、工進全機種の在庫を保管。倉庫管理システム(WMS)を導入し、保管・出庫の効率化&標準化を行った。

 また、立地的にも恵まれており、仙台塩釜港至近、仙台中心部から12km、仙台東部道路・三陸自動車道の「仙台港北IC」から3km等アクセスもよく、工場・物流施設の集積地に位置しているため、24時間365日稼働を実現した。

 これまでは、本社のある京都から日本全国に発送する体制であったため、東日本は西日本に比べ1日程度の到着遅れがあった。東日本に拠点を設けることで、納期短縮はもちろん、欠品対策も実施。発電機やポンプ、農機具類等の台風や大雨等の天候に影響される商品が、特定のエリアで需要が増加し在庫切れになってしまっても、もう一方の拠点の在庫を供給できる体制となった。また、東北地方での販売が多い除雪機のパーツも保管し、即納体制を整えている。

 なお、工進は、主に農業・土木関連の業務用ポンプ・噴霧器・除雪機・発電機等の製造及び販売を手掛ける国内メーカー。1948年の創業以来、着実にシェアを拡大し、農業や土木工事で活躍するエンジンポンプは世界160か国で愛されているトップブランドとなっている。

3940荷主研究者:2021/02/13(土) 21:54:52

https://kahoku.news/articles/20210115khn000036.html
2021年01月15日 15:42 河北新報
仙台のオフィスビル空き室率10年ぶり上昇 コロナや新規供給が影響

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210115kahoku01.JPG

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昨年10月に完成した新仙台ビルディング=仙台市青葉区大町1丁目

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店が14日まとめた2020年末の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前年同期比1・32ポイント上げて5・51%と、10年ぶりに上昇に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う解約や、3年ぶりの新規ビル供給が影響した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートル以上の352棟。空き室面積は1年間で約2万560平方メートル増えた。大型ビルが密集する仙台駅前地区は3・16ポイント上昇の6・01%と、全5地区のうち上昇幅が最も大きい。感染拡大防止のためのテレワークが普及し、外資系ソフトウエア会社や製造業大手の子会社が撤退した。

 一番町周辺は1・18ポイント上昇の4・38%、宮城県庁・市役所周辺は1・05ポイント上昇の6・78%。外資系の製薬会社の撤退や飲食店の閉店が相次いだ。

 一方、駅東は2・10ポイント低下の4・31%。床面積の広いコールセンターの需要が依然として旺盛で、空き室率が5地区で最低となった。周辺オフィスは0・37ポイント低下の8・63%。

 20年は仙台花京院テラス(青葉区)、新仙台ビルディング(同)、仙台宮城野ビル(宮城野区)が開業。新規ビルへの移転で2次空室が発生した。21年はJR仙台イーストゲートビル(宮城野区)、高惣木工ビル(同)、ミレーネT仙台ビル(青葉区)が稼働するため、空き室率を押し上げそうだ。

 仙台支店の担当者は「20年の前半はコロナ禍で打撃を受けた飲食店の撤退が多く、後半からオフィスの縮小や解約の動きが外資系を中心にみられた。国内企業は様子見状態が続き、注視が必要だ」と話した。

 市内の不動産調査会社の担当者は「今年はコロナ禍の業績悪化を受け、固定費を削減するための解約も増えそうだ。その中でも新築ビルは需要が高く、既存ビルとの二極化が進む」と見通す。

3941荷主研究者:2021/02/13(土) 22:04:43

https://kahoku.news/articles/20210116khn000001.html
2021年01月16日 06:00 河北新報
仙台市人口、27年ピーク 社会増継続で減少局面5年遅れる

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210116kahoku01.JPG

 仙台市は15日、2020年の推計人口に基づく新たな将来人口の予測を公表した。27年の109万9000をピークに減少に転じ、52年に100万を割り込む見通し。15年の国勢調査を基にした従来予測に比べ、減少局面の到来が5年遅れる。東日本大震災後、転入が転出を上回る社会増が継続している状況を踏まえた。

 1980年以降の人口推移と新たな将来予測はグラフの通り。87年に宮城県宮城町、88年に泉市、秋保町と合併後、右肩上がりで増加し、99年に100万の大台を突破した。2020年10月の推計人口は109万1992となった。

 従来予測は22年をピークに減少局面に突入するとの見通しだったが、新たな予測はしばらく微増が続くとみる。2000〜09年ごろ社会減が継続したため、従来予測は社会減を前提に分析。被災地からの転入が急増した11〜13年は異常値とした。

 だが、14年以降も被災地を含む仙台都市圏以外の県内自治体、東北各地からの転入が相次ぎ、社会増が続いた。市地下鉄東西線が15年に開業し、若林区の沿線地域で住宅開発が進んだことなどが後押しとなった。

 将来予測は三菱地所(東京)が手掛ける泉区の泉パークタウン第6住区「朝日地区」の開発、23年4月の東北学院大五橋キャンパス誕生などを踏まえた。土地区画整理事業があった宮城野、若林、太白3区の各地域で今後も人口増が見込まれることも考慮した。

 市人口は4年連続で出生数が死亡数を下回る自然減となった。社会増との相殺で人口は伸びているが、増加幅は縮小傾向にある。

 市政策企画課の上田正人課長は「新型コロナウイルスの影響で将来人口は不確定要素が多い。減少局面は5年遅れと予測するが、少子高齢化が続き、近い将来にピークを迎えることに変わりはない」と説明する。

 将来人口は推計人口を基に合計特殊出生率や社会移動率などを加味し、コーホート要因法と呼ばれる手法で予測した。合計特殊出生率は1・26のまま推移し、社会移動率は年1・13%ずつ減少すると仮定した。

2021年01月16日 09:15 update

3942荷主研究者:2021/02/13(土) 22:19:38

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB195VS0Z10C21A1000000/
2021/1/20 18:11日本経済新聞 電子版 宮城
地元企業のDX支援、AI学ぶ学生インターン ミヤックス

3943荷主研究者:2021/02/13(土) 22:21:09

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00585658?isReadConfirmed=true
2021/1/20 05:00 日刊工業新聞
PSS、米油の新抽出技術開発 東北大などと連携

米油

 【仙台】PSS(宮城県石巻市、渥美春人社長、0225・25・4119)は、東北大学大学院工学研究科などと連携して、超臨界流体を活用した米油抽出技術の開発に乗り出す。新たな抽出法は原料となる米ぬか内部の硬い粒子を水熱前処理で破壊。超臨界二酸化炭素(CO2)で米油を抽出する温度や圧力などの条件を約1年かけて探る。将来の装置化では、米油の抽出率75%以上を目指す。

 産業・省力機器を手がけるPSS、東北大、高圧容器設計・製作のエイクラフト(宮城県名取市)、食品会社の三和油脂(山形県天童市)の4者が手を組む。東北経済連合会の産業支援組織の東経連ビジネスセンターの助成事業に採択された。

 近年、米油は機能性食品として人気が高まりつつある。従来の抽出法は溶剤を用いた抽出法のほか、天然成分を多く残すため機械圧搾法が使われている。米油の高品質化に向けた機械圧搾法は米ぬか内部の硬い粒子が原因で、抽出率が30%程度にとどまっていた。

 今回のプロジェクトでは、歩留まりの大幅な向上と、東北からの米油抽出の装置開発につなげるのが狙い。PSSの渥美社長は「連続処理が可能な装置をデザインしていく」としている。

(2021/1/20 05:00)

3944荷主研究者:2021/02/13(土) 22:28:49

https://kahoku.news/articles/20210121khn000013.html
2021年01月21日 11:06 河北新報
戦略特区「スーパーシティ」 仙台市が応募へ事業者募集 「最先端技術提案を」

仙台市役所

 仙台市は20日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来の生活を先行実現する都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ構想」への応募を目指し、参画事業者の募集を始めた。東北大と連携し、次世代型放射光施設が2023年度に稼働する青葉山(青葉区)など各キャンパスを規制緩和の対象区域として想定する。

 「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は、市と東北大、事業者が官民が持つデータを共有し、エネルギー、環境、健康、物流、防災、教育などの分野で先端的サービスを提供する。

 (1)若者の力を最大限に引き出す成長拠点(2)産官学金の連携による魅力的で斬新なサービスの創出拠点(3)生み出されたサービスを東北に拡大するソーシャルイノベーションモデルの展開拠点-などの構築を目指す。

 事業者募集は構想への応募条件。実現可能な先端的サービスのアイデアを持つ事業者を広く募る。官民のデータを連携、活用するためのシステム構築を担う事業者も併せて募集する。

 事業提案書の提出を2月12日まで受け付ける。市は内容を精査した上で、構想への応募期限となる3月26日までに可否を検討する。

 市プロジェクト推進課の谷口尚史課長は「最先端のものが次々と生まれる街にできればいい。事業者には利用者が『未来都市』を実感できる斬新なサービスを提案してほしい」と話す。

 スーパーシティ構想は昨年9月施行の改正国家戦略特区法に設けられた制度。第1弾として5団体程度が今年4月以降に選ばれる。

3945荷主研究者:2021/02/13(土) 22:30:26

https://kahoku.news/articles/20210122khn000002.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
宮城県民会館とNPOプラザの移転集約、県が構想素案を公表

宮城県民会館

 宮城県は21日、仙台市宮城野区の仙台医療センター跡地に、青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と宮城野区のみやぎNPOプラザを移転集約する基本構想の素案を公表した。事業費は約250億円。事業手法は民間資金活用による社会資本整備(PFI)を含め、新年度に検討する。開館時期は未定。

 県議会の総務企画、環境福祉両委員会で示した。素案の基本理念では、新施設を「交流・協働・創造の拠点」と位置付け、芸術や市民活動を通じた交流創出を目標に掲げた。

 県民会館の貸館事業は、2000席以上の大ホールを中心に、国内外の音楽やミュージカルに対応する。ギャラリーやアトリエを新設し、芸術活動を後押しする。NPOプラザは、県内の活動団体の支援機能を継続。共有部分の玄関ロビーでは、交流イベントの開催を想定する。

 県は芸術団体やNPOの関係者から意見を聴き、本年度中に構想をまとめる。

 老朽化する県有施設の再編で、県は2019年11月、県民会館とNPOプラザ、県美術館の移転集約案を発表。市民団体などの猛反発を浴び、20年11月に県美術館の移転を断念した。

3946荷主研究者:2021/02/13(土) 22:31:29

https://kahoku.news/articles/20210121khn000045.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
宮城県美術館、2025年度リニューアル 県指針

宮城県美術館

 宮城県美術館(仙台市青葉区)の改修計画で、県教委は21日、リニューアルオープンの目標時期を2025年度内とする新たな指針を公表した。現在の講堂部分を県民ギャラリーなど多目的スペースとして再整備する方針も示した。

 県議会文教警察委員会で明らかにした。1階の現講堂はギャラリー機能に加え、子どもたちの芸術活動などに使える「キッズ・スタジオ(仮称)」としても活用。美術教育を後押しする拠点とする。

 1階の展示室は配置を換えず装いを新たにし、現図書室は情報・交流ラウンジへの転用を想定。地下1階の現県民ギャラリーは展示・保管スペースに変更し、収蔵品の安全管理、コレクションの充実に役立てる。

 委員会では、建物の仕様などで利用者の声を反映するよう求める意見が出た。県教委の担当者は「県民と協働で進めていきたい」と応じた。

 県美術館の整備方針については19年11月、村井嘉浩知事が宮城野区に移転する構想を表明。日本を代表する建築家・故前川国男氏が設計した建物の価値を重視する市民団体などから批判が上がり昨年11月、現地で増築せず改修する方針に転換した。

2021年01月22日 10:10 update

3947荷主研究者:2021/02/13(土) 22:32:58

https://kahoku.news/articles/20210121khn000040.html
2021年01月22日 06:00 河北新報
仙台港のコンテナ取扱量、前年比7%減 コロナ影響も高水準は維持

 宮城県は21日、仙台港の2020年のコンテナ貨物取扱量が前年比7%減の約27万個(速報値、20フィートコンテナ換算)になると発表した。前年割れは東日本大震災の2011年以来。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の縮小で輸出入ともに下回ったが、取扱量は1990年の統計開始以来、3番目の高水準を維持する見通し。

 県によると、過去最多の19年(28万9898個)比で約2万個減った。輸入は約8%減の13万4000個で、製材や木製品が減少した。輸出は約6%減の13万6000個で、主力であるタイヤなどのゴム製品や自動車の部品が落ち込んだ。

 新型コロナの感染が広がり始めた春先に比べ、9月以降は輸出入ともに前年近くまで持ち直したという。県の担当者は「比較的最小限の落ち込みにとどまった。コロナ感染拡大による貨物動向への影響を注視しつつ、ポートセールスに努めたい」と話した。

 仙台港のコンテナ貨物取扱量は、震災があった11年には前年比55%減の9万6633個まで落ち込んだが、12年以降は急激に回復。15年からは5年連続で過去最多を更新していた。

3948とはずがたり:2021/03/08(月) 10:12:38
【独自】かさ上げ地区の人口44%減、宅地の34%は空き地のまま…読売調査
https://news.infoseek.co.jp/article/20210308_yol_oyt1t50012/?tpgnr=poli-soci
読売新聞 / 2021年3月8日 5時0分


 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、津波から街を守るため、土を盛って地盤を高くする「かさ上げ」を行った地区の人口は、震災前より44%減ったことが読売新聞の調査でわかった。事業が長期化するなどし、ほかの地区に移転する住民が相次いだためだ。再生された宅地の34%は活用されず、空き地となったままだ。

 3県でかさ上げを行った市町村を取材し、15市町村の33地区について集計した。商業地だけをかさ上げした地区や、人口が不明な地区は除いた。震災前に計4万3061人だった人口は、2万4193人に減少していた。かさ上げした宅地の面積は422ヘクタール、うち144ヘクタールが未活用だった。

 かさ上げ後の街の再生には、土地区画整理事業が多く使われた。特定区域を再開発する際、道路や公園を作るため、宅地の位置を変えたり、面積を減らしたりして、元の土地と造成後の土地を交換(換地)する。

 住民の財産にかかわるため、自治体は地権者一人一人から承諾を得る必要がある。この作業が、復興を長期化させる一因になった。

 33地区のうち、人口が減ったのは26地区。減少率が91%で最も大きい岩手県宮古市田老地区は、1400人から130人に減った。高さ10メートルの巨大防潮堤が津波で破壊され、181人が犠牲になった。県と市は防潮堤を14・7メートルにし、平均1・6メートルかさ上げした。一方で移転を望む住民のため、近隣の高台を造成した。

 市は600人が戻ると想定したが、再び浸水する不安から高台を選ぶ住民が多く、4割は空き地だ。市の担当者は「防潮堤とかさ上げで最大級の津波でも浸水しない想定だ。安全をアピールしていく」と語る。

 人口が増えたのは5地区、同数は2地区だった。福島県新地町の新地駅周辺地区の15ヘクタールは、4割弱が空き地だが、人口は187人から240人に増えた。近くに液化天然ガス施設ができ、同地区に関連会社の社員寮などが建ったためだ。町の担当者は「中心部にまとまった土地があり、条件がよかった」と話す。

 被災自治体の復興計画の策定に携わった東北大の増田聡教授(地域計画)は「自治体は震災後の街のあり方をどうするか、事前に住民と話し合っておくべきだった。復興に時間がかかっても、将来の展望があれば、住民は戻りやすくなる」と指摘する。

3949荷主研究者:2021/03/13(土) 20:57:31

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26839
2021/1/26 日刊建設新聞 宮城版
歌津北ICをフルIC化 三陸道/事業費が20億円(東北整備局)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210126jc01.jpg

 東北地方整備局は、三陸沿岸道路の歌津北インターチェンジ(IC)をハーフICからフルICに改良する計画だ。事業費は20億円を試算。順調に事業化されれば、22021年度から測量設計を進め、2025年度の全体完成を目指す。延伸整備を進めている県内の三陸沿岸道路は、年度内の全線開通を予定するものの、同ICの構造変更に伴って事業期間が25年度までとなる。

 歌津北ICの構造変更については、同局が22日に本年度の第3回事業評価監視委員会(委員長・徳永幸之宮城大学教授)を開いて説明した。委員らは、この変更を含めて三陸沿岸道路(登米〜釜石)の道路事業を再評価し、事業継続が妥当と認めた。

 歌津北ICは、南三陸町歌津地区に南向きのハーフICとして整備され、2019年2月16日に供用を開始。現在は歌津北ICから乗ると仙台方向に進め、帰りはここで下りられる。フルIC化では、これに北向きのICを追加する。

 具体的にはダイヤモンド型のICを想定しており、ランプを増設することになる見込み。IC付近には海側から山の方へ上る道路があり、地域住民との交渉次第では、ここに橋を架ける可能性も出てきそうだ。

 フルIC化を進めることになった背景には、昨年6月に県が「宮城県緊急消防支援隊受援計画」を策定し、歌津平成の森を緊急消防隊の宿営地として登録したことや、県の地域防災計画で気仙沼市内に圏域防災拠点が設定されていることを挙げている。

 歌津平成の森は、歌津北ICの南側に位置しており、緊急消防隊の宿営地として活用される。災害が起きるとここに全国の緊急消防隊が集結して展開するようになるため、アクセス性向上の必要性が高まっていると判断し、北向きのICを追加することにした。

 さらに、歌津北ICをフルIC化した場合、歌津総合支所から気仙沼市立病院までの所要時間は27分となり、ハーフICに比べ3分短縮され、緊急搬送の面でも効果が期待できる。

 22日の事業評価監視委員会では、歌津北ICの構造変更に伴い、三陸沿岸道路(登米〜釜石)の全体事業費がこれまでの5164億円から、20億円増の5184億円となることや、事業期間が2011〜20年度の10年間から、5年間延びて25年度までとなることなどを報告。計画交通量は1日当たり1万1700台から、ネットワーク条件の見直しにより100台増の1万1800台となる。

3950荷主研究者:2021/03/13(土) 21:18:01
>>3054
https://kahoku.news/articles/20210126khn000048.html
2021年01月27日 06:00 河北新報
ヨドバシ新ビル、23年春開業へ 仙台駅東口に12階の複合施設

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku01.JPG
ヨドバシHDが建設する第1ビルの完成予想図。右側が仙台駅(同社提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku02.JPG
ヨドバシ仙台第1ビルの建設予定地になっている駐車場。仙台駅(手前)と黒い外観の第2ビル(左奧)の間に位置する=仙台市宮城野区

 家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD、東京)は26日、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で計画する複合商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」の概要を発表した。家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」を核テナントとした商業施設とオフィスからなり、年内に着工、2023年春の開業を目指す。

 同社によると、第1ビルは鉄骨地下1階、地上12階で、延べ床面積約7万6500平方メートル。低層階は商業テナント、中層階は1000台超の立体駐車場、高層階はオフィスで構成する。市と協議し、駅前のバスターミナルやペデストリアンデッキを整備する方針。

 現在、駐車場となっている計画地では1997〜2012年にヨドバシカメラが営業。同店は市道を挟んで建つ「ヨドバシ仙台第2ビル」で暫定的に営業しており、第1ビルの完成後に移る。

 第1ビルの建設に合わせてHDは当初、ホテルやライブホールを加えた一体開発を構想したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて計画を見直した。子会社のヨドバシ建物(東京)の安藤修一取締役営業部長は「駅東口に所有する別の土地で継続的に検討したい」との考えを示した。

 計画地は20年9月、国から「特定都市再生緊急整備地域」の指定を受け、開発の機運が高まっている。安藤氏は「新型コロナ下でも駅前のオフィス需要は活況が続く。多くの人が楽しめる施設を整備し、東口のまちづくりの活性化に寄与したい」と話した。

3951荷主研究者:2021/03/13(土) 21:23:46

https://kahoku.news/articles/20210127khn000021.html
2021年01月27日 11:18 河北新報
清水沢多賀城線が開通 津波時、内陸への避難路に 宮城・多賀城

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku04.JPG
都市計画道路「清水沢多賀城線」の開通を祝って行われたパレード

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210127kahoku05.JPG

 宮城県多賀城市が東日本大震災からの復興事業で緊急避難路・物流路として整備してきた都市計画道路「清水沢多賀城線」が26日、開通した。市内を東西に横断する幹線道路に接続する南北の道路として、物流強化とともに津波発生時の内陸部への避難路の役割を担う。

 清水沢多賀城線は、1965年度に都市計画道路に決定。今回整備されたのは、同市八幡の国道45号から同市東田中志引までの南北977メートル。JR仙石線と砂押川を越えて、県道仙台塩釜線から城南地区までが一本の路線でつながった。片側1車線で車道は幅8メートル、歩道3・5メートル。1日の交通量は約1万1000台を見込む。

 市内を東西に走る幹線道路、国道45号と県道仙台塩釜線は合わせて1日8万台以上の通行量を誇る。しかし、震災時には渋滞が発生し、多くの車両が津波に巻き込まれた。

 南北を結ぶ道路の不足が課題に浮上。市は2011年12月に策定した市震災復興計画に緊急避難路・物流路の整備を盛り込み、15年12月に着工した。事業費は約98億円で復興交付金を充てた。

 現地であった開通式に関係者ら55人が出席。深谷晃祐市長は「清水沢多賀城線は市の震災復興を象徴する命の道。高さもあり、津波からの避難の一つの目印にもなる。多くの市民に利用してもらい、どのように避難できるのか日頃から備えてもらいたい」と述べた。

 市が整備するもう一つの緊急避難路・物流路の笠神八幡線は9月ごろに開通する予定。

3952荷主研究者:2021/03/13(土) 21:34:11

https://kahoku.news/articles/20210128khn000031.html
2021年01月28日 18:26 河北新報
利府南館は3月5日オープン エンタメや食充実 イオンモール

イオンモール新利府南館に入る東北初のアミューズメント施設のイメージ図(イオンモール提供)

 イオンモール(千葉市)は28日、宮城県利府町に建設中の「イオンモール新利府南館」を3月5日に開業すると発表した。今夏に北館として改装オープンする既存棟と合わせると東北最大のイオンモールとなる。映画館や体験型施設といったエンターテインメント分野を充実させ、一日を通して楽しめるモールを目指す。

 鉄骨3階、延べ床面積10万1000平方メートル。イオンスタイル新利府を核店舗とし、東北初出店35店を含む約170の専門店が入る。3800台分の駐車場も備える。

 アミューズメント施設「VS PARK(ブイエス パーク)」が東北初出店。大画面に映った猛獣と競走するなど31種類のゲームがそろう。新型コロナウイルス感染防止のために天井高を10メートルとし、密を防ぐ。映画館「イオンシネマ」は東北最大の11スクリーンを有し、高画質大画面と立体音響で臨場感を演出する。

 牛タン専門店運営の喜助(富谷市)や飲食店運営ハミングバード・インターナショナル(仙台市)が新業態を出店する。スポーツ観戦できるレストランやカフェ併設型書店もあり、多彩な食体験を提供する。地元の名店を集めた「りふマルシェ」も展開する。

 イオンスタイルは車に乗ったまま予約商品を受け取れる「ドライブピックアップ!」を東北で初めて導入。スポーツ用品売り場は東北最大級の広さを持つ。

 イオンモールの三嶋章男常務営業本部長は「週末には東北一円から誘客を図り、来店客を年間約1000万人に倍増させる。にぎわい創出の拠点としたい」と話した。

3953荷主研究者:2021/03/13(土) 21:35:29

https://kahoku.news/articles/20210127khn000042.html
2021年01月28日 06:00 河北新報
鐘崎、一番町店を31日閉店 「笹かま館」に本店機能移転

31日で42年の歴史に幕を下ろす鐘崎一番町店=仙台市青葉区一番町3丁目

 笹かまぼこ製造・販売の鐘崎(仙台市)は、仙台市青葉区の一番町店を31日で閉店する。本社工場を併設する若林区の「笹かま館」に本店機能を移転するため。新型コロナウイルス禍による売り上げ減少や店舗の老朽化も一因となった。

 同店は1978年開店。市中心部の商店街に立地し、本店機能を持つ旗艦店として40年以上、地元客や観光客、ビジネス客が多く利用したが、新型コロナの影響で売り上げは約5割に低迷したという。担当者は「事業継続のため、賃料など固定費を圧縮して難局を乗り越えたい」と話す。

 本郷陽子店長は「一等地にあり入社当時から憧れの店。お得意さまからは『寂しくなる』との声をもらうが、前を向きたい」と語る。中心部では藤崎店、仙台三越店は引き続き営業する。

 仙台七夕まつりでは、店舗前に掲げる竹飾りが飾り付け審査で入賞の常連だった。本郷店長は「商店街の組合員でなくなるため掲出は難しいが、本社敷地内の七夕ミュージアムを中心に盛り上げたい」と話す。

3954荷主研究者:2021/03/13(土) 21:43:44

https://kahoku.news/articles/20210129khn000041.html
2021年01月29日 17:52 河北新報
与兵衛沼公園、憩いの場に一新 木道やトイレ備える 仙台・宮城野

沼に飛来したハクチョウを楽しむ来園者ら=24日

 仙台市宮城野区蟹沢の与兵衛(よへえ)沼公園が、じわじわと人気を集めている。かつては人の手があまり入らず、危険な場所として子どもたちが近寄らないよう指導されていた沼は近年、木道やトイレが整備され、家族連れらの憩いの場に変貌。市中心部にほど近い立地も魅力となっている。

 公園は市の保存緑地内にある約28ヘクタールで、マツやスギなどの森に囲まれ水田跡や窯跡がある。沼沿いに1周約1・5キロの林道があり、一部は木道化され独特の雰囲気を醸し出す。休憩用のあずまややベンチもある。

 沼には冬になると数十羽のハクチョウが飛来し、餌やりを楽しむ子どもたちの姿が見られる。週末になると、数台分しかない駐車場がほぼ満車の状態が続く。

 近くに住む40代の主婦は「昔は公園内に入れないようにフェンスが設けられ、釣りをするおじさんしかいなかった。今は道がきれいになり、子どもを連れて散歩するのにちょうどいい」と喜ぶ。

 与兵衛沼は、仙台藩士鈴木与兵衛が私財を投じて造った灌漑(かんがい)用水用の沼。市は1978年度、沼周辺の公園化に向けた整備事業を開始した。用地買収に時間を要し、断続的な整備や東日本大震災による中断で長期化したが、2017年に枡江小前の南側入り口にトイレを備えた広場が完成し、現在の来園環境が整った。

 市は新年度、公園北側にも駐車場や遊具を設置し、公園整備をほぼ完了させる予定。整備開始以来の総工費は46億円を見積もる。

 宮城野区公園課の担当者は「新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、近場で野外の公園が改めて注目されているのだろう。自然環境が豊かなので、多くの人に訪れてほしい」と話す。

3955荷主研究者:2021/03/13(土) 21:44:02

https://kahoku.news/articles/20210129khn000023.html
2021年01月29日 11:39 河北新報
阿武急、県境部で増便 3月13日にダイヤ改正 復旧工事完了へ

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は28日、3月13日からのダイヤ改正を発表した。2019年10月の台風19号で被災した富野(同)-丸森(宮城県丸森町)間の復旧工事が2月末までに完了し、県境部の区間で昼や通勤・通学の時間帯を中心に増便する。

 同区間は昨年10月末に旅客運行を再開。速度を落とし、平日上下計6本の運行にとどめていた。工事の完了で通常速度に戻し、被災前と同水準の上下計32本にする。阿武急の復旧対応は完了した形となる。

 自然災害への対策として、福島(福島市)-梁川(伊達市)、梁川-丸森、丸森-槻木(宮城県柴田町)の3区間に分割した運行体制を導入。運休や遅れの影響を最小限の区間に抑える。梁川、丸森駅で乗り換えてもらうケースが多くなるという。

 ダイヤ改正に合わせ、槻木駅でJR東北線の下り始発と上り最終列車に接続できるようにする。

2021年01月29日 11:41 update

3956荷主研究者:2021/03/13(土) 21:44:49

https://kahoku.news/articles/20210129khn000045.html
2021年01月30日 06:00 河北新報
豊田合成、宮城・大衡に新工場 22年稼働

立地協定式に出席した(左から)村井知事、森川聡豊田合成東日本社長、萩原村長、小山社長=宮城県庁

豊田合成東日本大衡工場の完成イメージ

 自動車部品製造の豊田合成(愛知県清須市)と生産子会社の豊田合成東日本(宮城県栗原市)は29日、東北では3カ所目となる新工場を宮城県大衡村の第2仙台北部中核工業団地に建設すると発表した。4月に着工、2022年夏ごろに生産を開始する計画で、全量をトヨタ自動車東日本(同県大衡村)に供給する。

 新工場では車両前面に装着する「ラジエータグリル」などの大型樹脂部品を手掛ける。現在関東、中部地方の工場からも運んでいる部品の現地調達化を進め、物流面での競争力を高める。

 延べ床面積8300平方メートル、総投資額は約37億円。操業開始時は約40人を雇用する。最新の塗装設備とロボットを導入し、太陽光発電を活用するなど環境面にも配慮する。敷地は3万4000平方メートルを確保しており、今後も必要に応じて拡張を検討するという。

 県庁で同日、立地協定式があった。オンラインで参加した豊田合成の小山享社長は「東北から世界へ小型車を届けるものづくりを支えていく。地元採用を進め、自立した工場にしたい」と語った。村井嘉浩知事は「さらなる産業発展につながる」と感謝し、萩原達雄大衡村長は「新型コロナウイルス下で経済が疲弊する中でも決断いただき感謝する」と話した。

 豊田合成東日本は13年設立。栗原市と岩手県金ケ崎町に工場を構え、ドアや窓枠で風雨の浸入を防ぐ「ウェザストリップ」やエアバッグ、ハンドルなどの内外装部品を製造している。

3957荷主研究者:2021/03/13(土) 21:45:13

https://kahoku.news/articles/20210130khn000014.html
2021年01月30日 11:18 河北新報
大雨の浸水、「雨庭」で軽減 仙台市、青葉山公園に第1号整備へ

公園センターの工事が進む追廻地区=仙台市青葉区

 仙台市は市街地の浸水被害を軽減するため、雨水を一時的にためて、時間をかけて地中や河川に流す植栽空間「雨庭(あめにわ)」の普及に乗り出す。第1号として青葉山公園(青葉区)の追廻地区に整備する「もりの庭園」に設ける。自然環境が持つ機能を社会課題の解決に生かす「グリーンインフラ」の一環で、市内の官民施設に取り組みを広げる。

 もりの庭園は、建設中の公園センター(仮称)南側に整備する。敷地面積は約5800平方メートル。公園センターと共に、2021年度末の完成を目指している。

 雨庭のイメージはイラストの通り。地中に浸透升25基と浸透管を埋設し、庭園内には水のない池を造り、透水性アスファルトを敷いた遊歩道を整備する。

 雨水は浸透升や浸透管から少しずつ地中に逃がし、一時的に池にため、時間をかけて広瀬川へ流す。従来と比べ、広瀬川への雨水流入量は減少すると見込む。

 庭園は、仙台城の御裏林(おうらばやし)を再現するように設計された。雨庭は、青葉山に降った雨が「御清水(おすず)」となって中島池に入り、広瀬川に注ぐ-という、いにしえの水の流れもイメージした。

 市内では19年10月の台風19号の際、降雨量が下水道の処理能力を超え、JR仙台駅前や低地の住宅地などで浸水被害が相次いだ。市は雨庭の普及で雨水の流入が抑制され、下水道の負担が軽減する効果を見込む。

 全国の政令市では、京都市が幹線道路が交わる「四条堀川交差点」などに整備した。国もグリーンインフラ推進戦略の一つとして、雨庭の普及を進めている。

 仙台市建設局の担当者は「下水道設備などグレーインフラの補完として、可能な場所からグリーンインフラを取り入れ、総合的に減災に取り組むことが必要。もりの庭園の雨庭をモデルケースにしたい」と話す。

3958荷主研究者:2021/03/13(土) 21:54:05

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=26883
2021/2/2 日刊建設新聞 宮城版
交通ターミナルの計画プロポ 仙台駅周辺に新設検討(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は1日、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。同事務所は仙台駅が交通結節点として効果的に機能するよう、交通ターミナルのような施設の整備を構想しており、この業務で施設規模や事業スキームを検討するとともに、事業計画案を作成する。プロポは3月3日まで参加表明書と技術提案書を受け付ける。

 業務の目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切な効果を発揮するための検討を行うこと。具体的な業務内容は、計画準備、施設規模と事業スキームの検討、交通結節点事業計画案の作成、交通結節点機能強化検討会の運営補助など。履行期間は2022年2月25日まで。

 プロポの参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局から土木関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることなど。技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節機能強化を行うにあたり関係機関等との合意形成を図る上での留意点」となっている。

 交通ターミナルの検討に当たっては、2019年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、20年度に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」を中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)JVに委託。鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるように、ターミナル施設の候補地などを検討してきた。

3959荷主研究者:2021/03/13(土) 21:58:50

https://kahoku.news/articles/20210203khn000034.html
2021年02月03日 19:29 河北新報
駅東口にぎわい創出 JR仙台イーストゲートビルが5日開業

仙台駅東口に直結する好立地のJR仙台イーストゲートビル

開放的な吹き抜けのエントランス「ダテリウム」。内装には県産木材をふんだんに使っている

JR仙台イーストゲートビル

 JR東日本は3日、仙台駅東口に5日開業するオフィスビル「JR仙台イーストゲートビル」の関係者向け内覧会を実施した。駅直結の好立地をアピールするとともに、東口のにぎわい創出を図る。

 ライブホール「Zepp sendai(ゼップ仙台)」跡地で、鉄骨・鉄筋コンクリート地上13階、地下1階の延べ床面積約2万5600平方メートル。天井高2・8メートルの無柱空間で、多様なレイアウトに対応する。総工費約100億円。

 1階の開放的な吹き抜けのエントランスホール「ダテリウム」は、内装に宮城県産木材をふんだんに使用。待ち合わせや打ち合わせでの利用のほか、地域イベントも開く。1階には郵便局が新規開設され、2階にはクラフトビールと県産食材が楽しめる飲食店「仙台キッチン」が出店する。

 2、3階は米国発祥のワークスペース事業「ウィーワーク」が東北初進出。計496デスクを備え、テレワークや企業間交流など幅広い利用を見込む。3〜13階はオフィスフロアとなる。担当者は「利便性が高く、入居の申し込みも堅調」と話す。

3960荷主研究者:2021/03/13(土) 22:03:56

https://kahoku.news/articles/20210203khn000009.html
2021年02月03日 10:00 河北新報
仙台空港、東北初の24時間化 宮城県と名取、岩沼両市が合意へ

24時間化が確実となった仙台空港=1月

 仙台空港の24時間化に向けた運用時間の延長で、宮城県は地元の名取、岩沼両市が求める地域振興策への補助や独自の防音対策費などを2021年度一般会計当初予算案に盛り込む方針を固めた。両市が今週中の市議会全員協議会で受け入れを表明し、議会が了承すれば、県は近く両市と覚書を締結する。東北で初めての24時間空港が誕生する。

 延長手続きで国が求める地元同意が完了後、仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)は延長時間の運航計画の策定に着手。国土交通省東京航空局の認可を経て、24時間化に向けた延長が実現する。時期は未定。

 当初予算案は、両市が地域住民の意向を受けて独自に実施する市道整備などの補助に数億円ずつ配分する方向で調整。航空機騒音防止法で国の防音補助対象外となる地域に対し、県が独自に実施する騒音対策には数億円を充てる見込み。両市から要望があった県道などの整備にも、十分な財政措置を講じる。

 名取市は4日、岩沼市は5日にそれぞれ市議会全員協議会を開き、山田司郎名取市長、菊地啓夫岩沼市長が受け入れに関する具体的な考えを示す見通し。両市長は既に1月下旬の全員協議会で、24時間化に向けて前向きな姿勢を表明した。

 県は2018年8月、両市議会で24時間化の方針を表明し、19年9月には村井嘉浩知事、両市長、仙台国際空港社長による4者会議を設置した。20年8月の第3回会合で、両市長は県の騒音対策に一定の理解を示し、地域振興策の議論を進めることに合意した。

 仙台空港は16年7月、国管理空港として全国で初めて民営化された。県は東日本大震災の創造的復興の象徴と位置付け、仙台国際空港と共同で利用促進や路線の拡大に力を入れてきた。

 新規就航や増便が相次ぎ、19年度の旅客数は前年度比2・9%増の約372万人と3年連続で過去最多を記録。新型コロナウイルスの影響で、20年度上期は前年同期比76・2%の大幅減となった。

 24時間空港は羽田や新千歳、那覇などに続き全国で9番目。

3961荷主研究者:2021/03/13(土) 22:05:53

https://kahoku.news/articles/20210203khn000041.html
2021年02月04日 06:00 河北新報
仙台城大手門復元 脇櫓建て替え最終計画案を検討委が了承

 有識者の仙台城跡保存活用計画等検討委員会は3日、仙台城跡(青葉区)の大手門復元、脇櫓(やぐら)(隅櫓)の建て替えを盛り込んだ整備基本計画(2021〜38年度)の最終案を了承した。巽(たつみ)門跡から本丸跡へ至る登城路の復元整備、城郭らしい景観づくりを進める「修景」などにも乗り出す。

 最終案によると、大手門復元は21〜30年度の10年間に測量や文献調査、発掘調査を実施する。31年度から基本設計に着手し、38年度までの完成を目指す。脇櫓は大手門と一体的に整備し、史実に沿った形で建て替える。巽門跡登城路は26年度以降に設計、施工する。

 大手門と脇櫓は1945年の仙台空襲で焼失。脇櫓は67年に民間の寄付で再建されたが、屋根の形状などが史実と異なり、老朽化も進む。郡和子市長は、仙台藩祖伊達政宗の没後400年となる2036年度の復元を目標に掲げている。

 現在の仙台城跡は石垣や土塁などの遺構が植栽に覆われ、市街地からの眺望が阻害されている。最終案は木々の伐採や枝切りなど修景を行い、市街地と本丸跡の双方から城郭らしい「政宗ビュー」を確保する。

 委員長の北野博司東北芸術工科大教授は「市民の期待が高い大手門復元など仙台城跡の整備に向け、大きな一歩となる計画が出来上がった。市民の興味、関心に応えられるよう事業を進めてほしい」と求めた。

 市教委は3月の定例教育委員会に諮り、整備基本計画を決定する。市は計画の実施に合わせ、城跡内を通る市道の廃止も検討する。

3962荷主研究者:2021/03/13(土) 23:05:30

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB034J60T00C21A2000000/?unlock=1
2021年2月5日 15:30 日本経済新聞 宮城
JR東、仙台でも「非鉄道」で稼ぐ オフィスビルや住宅

3963荷主研究者:2021/03/21(日) 21:57:21

https://kahoku.news/articles/20210210khn000028.html
2021年02月10日 11:44 河北新報
東北企業で7年ぶり上場 注文住宅の建築・販売ジェイベース

ジェイベースが手掛ける「ブルックリンスタイルの家」

 注文住宅の建築・販売を手掛けるジェイベース(仙台市青葉区)が、東証のプロ投資家向け株式市場「東京プロマーケット(TPM)」に25日上場する。東北企業の新規上場は、車用品店など運営のホットマン(仙台市)がジャスダックに上場した2014年3月以来、約7年ぶり。上場企業は東北で51社、宮城県内で21社となる。

 18年4月に盛岡市で創業し、19年10月に仙台市青葉区に本社を移転した。「ブルックリンスタイルの家」など、若年層をターゲットにしたデザイン性の高い注文住宅を手掛ける。20年7月期は売上高約6億9300万円、経常利益約1300万円、純利益約1300万円。従業員21人。発行済み株式総数は9万株。

 20年に仙台市が株式上場を支援する「仙台未来創造企業」に認定されたほか、東北経済産業局が支援するスタートアップ企業の一つに選ばれている。

 高橋淳也社長(46)=岩手県花巻市出身=は「東日本大震災から10年の節目での上場を目指してきた。地元で家を造る企業として、林業活性化から職人育成まで、ローカルの強みを生かしたビジネスモデルを構築したい」と話す。

 TPMは12年開設。株式購入をプロ投資家に限定した自由度の高い市場で、株主数や利益額など上場の数値基準がない。20年11月末時点で40社が上場し、東京以外の企業が7割を占めるのも特徴。ジェイベースは今年1月18日に上場申請し、2月3日に承認された。

 仙台市は上場企業を生み出すため、「経済成長戦略2023」の基幹事業として地元企業の集中支援を実施している。工藤仁司市経済企画課長は「久しぶりに上場が実現し、大変喜ばしい。地域経済をけん引する企業として、さらに事業を拡大することを期待している」と歓迎した。

3964荷主研究者:2021/03/21(日) 21:59:04

https://kahoku.news/articles/20210210khn000054.html
2021年02月11日 06:00 河北新報
旅行者にどんな恩恵? 夜間の騒音は? 仙台空港24時間化

覚書に署名する(左から)村井知事、山田市長、菊地市長=宮城県庁

 仙台空港の24時間化に合意する宮城県と名取、岩沼両市の覚書が10日、結ばれた。東北初の24時間空港は、旅行客にどんな恩恵をもたらすのか。具体的な実現時期や夜間の騒音など予想される変化を整理した。

 現在の運用時間は午前7時半〜午後9時半の14時間。24時間化の大きなメリットは、航空会社のニーズに応じた運航ダイヤを柔軟に組めること。増便や新規路線拡大につなげやすい。

 仙台空港の国際線は、ソウル線や台北線など大半が4時間圏の路線。仙台発はいずれも午後で、現地着は早くても現地時間午後3時半。観光初日は宿への移動で事実上終わってしまう。

 早朝に出発する路線が就航すれば、午前中からの観光やビジネスが可能。深夜の到着便ならば、現地での滞在時間も長く取れる。

 那覇や福岡など国内の24時間空港との路線設定も期待される。運営会社の仙台国際空港(名取市)の鳥羽明門(あきと)社長は「現在の運用時間外で飛ばしたいという要望がある。増便の動きは出てくる」と期待する。

 覚書締結で、すぐに深夜便が飛ぶわけではない。仙台国際空港が、具体的な運航計画を記した運用時間変更の要望書を国土交通省東京航空局に提出し、認可を得る必要がある。同社の申請がなければ、現在の運用時間に変更はない。

 運用時間を延長する度に手続きが必要。当初は夜間か早朝の1時間程度の延長が見込まれる。早ければ申請から半年後には就航する。同局仙台空港事務所に勤める管制官らの人件費増額など国の追加支出が発生すれば、実現まで1年半はかかる見通し。

 覚書には、騒音対策で午後11時〜翌朝5時の離着陸は1夜間計2回以内と明記された。裏返せば、それ以外の離着陸には回数制限がなく、地元は早朝深夜帯の騒音を懸念する。

 仙台国際空港は2044年度の旅客数550万人を目指す。達成時の想定便数は、現在の運用時間外の午後9時半〜11時に1日平均5・1便、午前5時〜7時半に11便と見込む。

 県と名取、岩沼両市は住民との会合の場を設け、定期的に騒音への意見を聞く方針。村井嘉浩知事は「覚書に盛り込んだ騒音対策に汗を流す」と強調した。

3965荷主研究者:2021/03/21(日) 21:59:33

https://kahoku.news/articles/20210211khn000018.html
2021年02月11日 11:03 河北新報
JR仙石線・福田町駅の周辺整備を 住民組織、移設方針で仙台市に要望

郡市長(中央)に要望書を手渡す牛坂会長(右から2人目)ら

 JR仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)の移設を巡り、地元の高砂地区町内会連合会と住民組織「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」は10日、移設先周辺の道路拡張やロータリー整備などを求め、郡和子市長に要望書を提出した。

 JR東日本は昨年10月、福田町駅を約200メートル西側に移設し、新駅舎をバリアフリー化する方針を住民に説明した。1987年改築の現駅舎はホームが狭く、エレベーター設置が困難だった。移設先は宮城野運輸区と車両基地がある線路北側の同社所有地となる。

 要望書は(1)移設先エリアは内水氾濫が発生したことがあり、冠水対策を講じる(2)新駅舎前にロータリーを整備する(3)新駅に接続する道路は拡張し、歩道と車道を分離する(4)新駅舎の南北に駐輪場を設置する-ことなどを求めた。

 町内会連合会の牛坂勝会長(69)は要望書を手渡し「団塊の世代が後期高齢者となる2025年までに実現してほしい」と訴えた。郡市長は「思いを受け止めてJR東と協議を重ね、要望に添う形で対応できるよう努めたい」と応じた。

3966荷主研究者:2021/03/21(日) 22:18:06

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB2546P0V20C21A1000000/?unlock=1
2021年2月17日 18:40 日本経済新聞
消費電力減の電子部品、22年に生産 東北大発新興

3967荷主研究者:2021/03/21(日) 22:20:10

https://kahoku.news/articles/20210218khn000038.html
2021年02月19日 06:00 河北新報
仙台-山形など高速バス、4月に値上げ 宮交と山交バス

 新型コロナウイルスの影響で利用者が減っているなどとして、山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)は18日、高速バスの仙台-山形、仙台-上山、仙台空港-山形の3路線の運賃を4月1日から値上げすると発表した。消費税増税に伴う値上げ以外の運賃改定は2007年以来となる。

 仙台-山形線の新運賃は片道1000円(現行950円)、2枚回数券1800円(1700円)、6枚回数券5100円(4800円)。仙台空港-山形線は1700円(1600円)になる。

 山交バスは「新型コロナ下で利用者が前年比で50%減少し、コロナ対応の設備投資なども重なったため、判断した」と説明する。

3968荷主研究者:2021/03/21(日) 22:20:32

https://kahoku.news/articles/20210219khn000014.html
2021年02月19日 10:37 河北新報
宮城交通、「イオンモール新利府」と泉中央駅を結ぶバス路線新設へ

 宮城交通(仙台市)は18日、利府町に東北最大級の商業施設「イオンモール新利府南館」が3月5日に開業するのに合わせ、仙台市地下鉄泉中央駅とを結ぶ一般乗り合いバスの新路線「イオンモール新利府線」を開設すると発表した。

 3月5日のほか、毎週土日と祝日に4往復運行。泉中央駅と新利府南館の敷地内の停留所を45分で結ぶ。泉中央駅-新利府南館の運賃は500円。

3969荷主研究者:2021/03/21(日) 22:21:20

https://kahoku.news/articles/20210219khn000010.html
2021年02月19日 10:20 河北新報
仙台・オフィスビルの空き室率5.96%に上昇

仙台市の中心市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた1月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月に比べて0・45ポイント高い5・96%と、3カ月連続で上昇した。大型ビルの新規供給があり、全体で空き室が約7920平方メートル増えた。

 全5地区のうち、4地区で上がった。上昇幅が最大の仙台駅東は2・56ポイント上がって6・87%だった。地上13階、地下1階の「JR仙台イーストゲートビル」が募集面積を残して完成したことが大きく影響した。

 駅前は0・13ポイント上昇の6・14%。新型コロナウイルス下でテレワークを導入し、オフィスを撤退する動きもみられた。宮城県庁・市役所周辺は住宅不動産会社の集約があり、0・24ポイント上昇の7・02%、周辺オフィスは0・13ポイント上昇の8・76%。

 一番町は0・02ポイント低下の4・36%。大型ビルで人材派遣会社がオフィスを開設したほか、館内増床もあった。

 支店の担当者は「コロナ禍の影響が長引き、一部企業でオフィスの解約や集約が進んでいる。一方で好調な業種は開設の動きもあり、先行きは見通せない」と話した。

 調査対象は延べ床面積約990平方メートルの353棟。

3970荷主研究者:2021/03/21(日) 22:37:36

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB179IO0X10C21A2000000/
2021年2月24日 18:59 日本経済新聞
仙台港の貨物、コロナで7%減 2020年

3971荷主研究者:2021/03/21(日) 22:54:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00589316?isReadConfirmed=true
2021/2/25 05:00 日刊工業新聞
東北テクノツーリズム推進協、最先端科学を観光資源化

次世代放射光施設の建設現場を視察するテクノツーリズム参加者ら

【仙台】最先端の科学技術と観光資源を融合した新たな旅行形態を探る動きが東北で始まった。東北テクノツーリズム推進協議会は、東北大学青葉山新キャンパスに建設中の「次世代放射光施設」を軸としたテクノツーリズムの可能性を提案。福島県浜通り地区でロボット産業集積の核となる「福島ロボットテストフィールド」などの観光資源化も視野に入れている。(編集委員・大矢修一)

 「次世代放射光技術は、仙台の新たな名所になる。誇らしく思う」。1月に開かれた次世代放射光施設の工事現場視察に参加した仙台市内のある経営者は、2023年度に稼働予定の同施設に熱い視線を注ぐ。今回の視察は関連するセミナー、仙台圏など既存観光資源を組み合わせた旅行形態を探る試み。

 2020年に発足した東北テクノツーリズム推進協議会は、日本航空、JTB、光科学イノベーションセンター(仙台市青葉区)などで構成する任意団体。同協議会による「次世代放射光施設を軸としたテクノツーリズムの創出」とのテーマとして、観光庁の誘客多角化実証事業の採択を受けた。

 今回のプログラムは1月28日、29日の両日で実施。初日のセミナーはオンライン参加も含めたハイブリッド形式で約100人が参加した。同協議会の会長を務める菊池康文日本航空東北地域活性化推進室代表は「最先端科学施設と既存の観光資源との融合効果を探り、長期的にはビジネス化につなげていきたい」としている。

 新型コロナウイルス感染症対策も踏まえ、「リアル」な対応となる施設の見学などは仙台圏を中心に参加者を絞った。最終日の次世代放射光施設の視察には約45人が訪れた。

 同施設は仙台市営地下鉄東西線「青葉山駅」から徒歩で約15分の東北大青葉山新キャンパス内に立地。仙台駅から青葉山駅までは地下鉄で約9分と近く、仙台市中心部からの交通手段が整っている点も観光資源として注目を集める。同施設の建屋は、延べ床面積が約2万5300平方メートル。線型加速器を収めるライナック棟と、ビームライン機器を設ける蓄積リング棟などで構成する。大型放射光施設スプリング8の約100倍の輝度を実現する最新の加速器技術を導入する。20年12月末現在の工事進捗(しんちょく)率は約20%になる。

 整備と運営は国と光科学イノベーションセンターを代表機関とする地域パートナーが手を組む「官民地域パートナーシップ」の形で取り組む。同センターの高田昌樹理事長は「一般の人が目にすることで、最先端科学との距離が縮まる」とテクノツーリズムの高まりに期待を寄せている。

(2021/2/25 05:00)

3972荷主研究者:2021/03/21(日) 23:00:01

https://kahoku.news/articles/20210225khn000036.html
2021年02月25日 15:38 河北新報
「日本一大きい交差点」信号機を改良 交通事故減へ矢印信号を追加

六丁目交差点の信号改良

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210225kahoku01.JPG
上空から見た六丁目交差点 (c)Google

 「日本一大きい交差点」との異名を持つ、仙台市若林区の六丁目交差点での交通事故を減らそうと、宮城県警は24日、交差点の信号表示を変更した。

 国道4号の車用信号に、直進と右折用の矢印信号を追加。直進と右折を切り離すことで車同士の衝突を避けるほか、南北方向の横断歩道を渡る歩行者との事故を防ぐ。

 六丁目交差点は国道4号と県道が交差し交通量が多い。日本損害保険協会の調査で、県内の人身交通事故発生交差点で6年連続ワーストとなっている。

 なお、東西方向の県道の信号は従来のまま。国道4号、県道ともに左折の際は歩行者に注意する必要がある。

3973荷主研究者:2021/03/21(日) 23:03:29

https://kahoku.news/articles/20210226khn000017.html
2021年02月26日 11:07 河北新報
ジェイベース、TPM上場 東北で7年ぶり

 注文住宅の建築・販売を手掛けるジェイベース(仙台市青葉区)は25日、東証のプロ投資家向け株式市場の東京プロマーケット(TPM)に上場した。新規株式発行はせず、初値は1280円だった。東北企業の新規上場は、車用品店などを運営するホットマン(太白区)がジャスダックに上場した2014年3月以来、約7年ぶり。

 ジェイベースは18年4月に盛岡市で創業し、19年10月に仙台市へ本社を移転。若年層を主なターゲットに、デザイン性の高い注文住宅を低価格で手掛ける。仙台市の「仙台未来創造企業」に認定されたほか、東北経済産業局が支援するスタートアップ企業の一つに選ばれている。

 高橋淳也社長(46)は「東日本大震災から10年の節目に上場でき、大変うれしい。今後も困難に屈せず、住宅産業を通じて経済に貢献していく」と述べた。

 上場企業は東北で51社、宮城県内で21社となった。

3974荷主研究者:2021/03/21(日) 23:13:25

https://kahoku.news/articles/20210228khn000032.html
2021年03月01日 06:00 河北新報
早すぎる廃止決定に不信感も 仙台市バス「八ツ森線」

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210301kahoku01.JPG

出席者から異論も出た八ツ森線廃止の住民説明会=2月6日、旧作並小新川分校

 仙台市交通局が4月の市バスダイヤ改正で、青葉区新川、作並地区を走る「八ツ森線」の廃止を決め、一部住民が「早すぎないか」と戸惑っている。代わりの移動手段と位置付ける地域交通「八ツ森号」は、昨年8月に試験運行が始まったばかりで、まだ本格運行が決定していない。交通局は不採算路線を廃止し、地域交通に置き換える方針を打ち出したが、やや前のめりな姿勢に不信感が漂う。

(報道部・上村千春)

 「試験段階で廃止表明するのはおかしい。置き去りにされたような気分だ」

 青葉区の旧作並小新川分校で2月6日にあった八ツ森線廃止の住民説明会。新川地区に暮らす女性(78)は、交通局の性急な判断に声を上げた。

 八ツ森線は新川地区とJR仙山線作並駅、市バス白沢車庫前などを結ぶ路線。平日のみ1日4往復運行する。採算性は全45路線で最も悪く、100円の収入を得るのにかかる費用「営業係数」は2019年度、1497円だった。

 作並小のスクールバスの役割も担ったが、20年3月に閉校となり、20年度は利用が3割以下に低迷する。

 地元町内会などは「路線バスの運行本数が少ない」「バス停が遠い」など住民の声を踏まえ、地域交通運営検討会を組織。昨年8月、予約制のデマンド型乗り合いタクシー「八ツ森号」の試験運行に乗り出した。

 市の地域交通支援制度を活用し、目標の収支率を設定しながら段階的に本格運行を目指すという。交通局が八ツ森線の廃止方針を公表したのは、そのわずか4カ月後の昨年12月だった。

 住民説明会で発言した女性も八ツ森号の本格運行を心待ちにする。居住する地区は公共交通の空白地帯。試験運行が始まり、自宅までタクシーが来るようになった。それでも朝夕しか運行しない日があるなど不便な面もあり、路線バスと補完し合うような姿を望む。

 交通局の前のめりな姿勢も気になるという。市は新年度に鉄道や路線バス、地域交通の適切な組み合わせを議論し、持続可能な公共交通ネットワークの計画を策定する。女性は「将来像の検討を待たず、なぜ廃止なのか」と首をかしげる。

 交通局輸送課の大浦健志課長は「新川、作並地区の地域交通は運行継続が見込まれ、市バスの代替手段は確保されたと考えている」と廃止に理解を求める。

 新川地区地域交通運営検討会の石垣喜美雄会長は「路線バスの存続にこだわるのではなく、地域交通を使いやすくする方策を前向きに考えたい」と話す。

3975荷主研究者:2021/03/21(日) 23:15:44

https://kahoku.news/articles/20210302khn000011.html
2021年03月02日 11:01 河北新報
清水建設東北支店の新社屋完成 防災や省エネ機能充実

防災や省エネの先端技術を採用した清水建設東北支店

 清水建設東北支店は1日、仙台市青葉区木町通1丁目に建設した新社屋を報道機関に公開した。東日本大震災を踏まえた免震構造の採用など防災面に加え、省エネルギー、健康、働き方の最新機能を備えた。

 2日に竣工(しゅんこう)式を迎える新社屋は地上6階、地下1階、延べ床面積5588平方メートル。旧社屋跡地に昨年11月着工した。外観は仙台七夕まつりの吹き流しをモチーフに、ガラススクリーンを連続的に配置した。

 免震装置は水害も考慮し地下ではなく1、2階の間に設置。72時間の非常用電源、水や食料の備蓄も確保。大震災で落下被害があった天井パネルは張らず、安全性と冷暖房効率の向上を図った。

 地中熱で冬は加熱、夏は冷却された水を建物内部の導水管に循環させ、フロア全体から秒速1センチ以下で供給する床吹き出し空調を採用。再生可能エネルギーと合わせて75%超の省エネ認証を得た。自然通風と効率的な換気で新型コロナウイルスの感染リスク低減も期待できるという。

 清水康次郎支店長は「地震に強く、コロナに負けない次世代オフィスビルのショールームを通じて、お客さまの事業に貢献したい」と話した。

3976荷主研究者:2021/03/21(日) 23:21:54

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB024WF0S1A300C2000000/?unlock=1
2021年3月3日 18:40 日本経済新聞
仙台市に2ホテル開業 コロナ収束後見据え

3977荷主研究者:2021/03/21(日) 23:22:56

https://kahoku.news/articles/20210303khn000023.html
2021年03月03日 10:40 河北新報
常磐道山元-岩沼IC間 6日から4車線に

 東日本高速道路は6日、常磐自動車道山元(宮城県山元町)-仙台東部道路岩沼インターチェンジ(IC、岩沼市)間の約13・7キロで4車線の運用を始める。

 同日午後3時ごろ、これまでの2車線(片道1車線)から4車線(同2車線)に切り替わる。規制速度は現在の70キロから100キロに引き上げられる。

 スマートICのある鳥の海パーキングエリア(PA、宮城県亘理町)の駐車場拡幅工事も同日、完了。完成式典が亘理町長瀞小で開かれる。

 4車線化は東日本大震災からの復興が円滑に進むのを支援するため、国が2016年に表明し、17年7月に着工した。総工事費は約400億円。復興の加速、人の移動や物流の活発化が期待される。

 常磐道は15年3月に全線開通。いわき中央(いわき市)-広野IC(福島県広野町)間の約27キロでも4車線化工事が行われている。

3978荷主研究者:2021/03/21(日) 23:25:37

https://kahoku.news/articles/20210304khn000034.html
2021年03月05日 06:00 河北新報
国内最高層の木造ビル、国際認証を取得 仙台駅東口

国際認証を受けた純木造ビルの内観。柱の表面に認証材を使い、木の温もりを感じられる内装に仕上げた

 木造建築業シェルター(山形市)が手掛ける純木造として国内最高層の7階建てオフィスビル「高惣木工ビル」(仙台市宮城野区)が4日、持続可能な森林運営を目指す国際認証制度「PEFC」のプロジェクト認証を東北で初めて受けた。JR仙台駅東口周辺にあるビルは15日に完成し、4月に利用開始の予定。

 PEFCは55カ国が加盟し、生態系や労働環境に配慮した適切な森林管理に取り組む団体などを認証する。国内事業を担う一般社団法人「緑の循環認証会議」(SGEC、東京)によると、プロジェクト認証は建物が対象で国内15例目。

 シェルターは認証取得のため、無垢(むく)材を束ねた自社開発の構造材「クールウッド」のほか、合板や下地材、表層材にも認証を受けたスギを採用。認証材は、輸送にかかる二酸化炭素を削減し、東日本大震災の復興を後押するため、岩手、宮城、福島3県から集めた。

 ビルで4日にあった授与式で、認証書を受け取った木村一義会長は「都市部で中高層の木造建築が実現したことで、都市で生まれた利益を地方に還元できる。森林を活用し、地方創生につなげたい」と述べた。

 ビルは延べ床面積1131平方メートル。6階はシェルターが入り、7階はオーナーが居住。1、2階のテナント、3〜5階のオフィスの利用者を募集している。

3979名無しさん:2021/03/22(月) 07:18:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c6322ff6661da2f042de7087cb53ffd06d312c
震度5強で運転見合わせの在来線と地下鉄が再開 原発では燃料プールに金属片落下が判明
3/21(日) 18:32配信
仙台放送
震度5強を観測した地震から一夜明けた21日、県内の在来線と地下鉄は全線で運転を再開しました。

仙台駅の利用客「きのうから家に帰れなくて、その辺りで一夜を明かしたんですけど」

震度5強を観測した地震の影響で、県内の在来線と地下鉄は始発から運転を見合わせていましたが、午後1時ごろには県内のすべての在来線で運転が再開されました。
また、仙台市地下鉄も午前10時すぎに東西線、南北線ともに運転を再開しました。

一方、東北電力は地震により女川原発3号機の使用済み燃料プールと建屋最上階の床に、天井点検用の足場の部品とみられる金属片が1つずつ落下していたと公表しました。
東北電力によりますと、プール内の金属片は小さく、燃料集合体への影響はないとしています。

仙台放送

3980荷主研究者:2021/03/29(月) 21:59:26

https://kahoku.news/articles/20210306khn000045.html
2021年03月07日 06:00 河北新報
気仙沼湾横断橋が開通 宮城の三陸道全通で仙台-宮古直結

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210307kahoku01.JPG
一般車両の通行が始まった気仙沼湾横断橋。奥は気仙沼の市街地=6日午後3時50分ごろ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210307kahoku02.JPG

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道で、「気仙沼湾横断橋」(全長1344メートル)を含む気仙沼港-唐桑半島インターチェンジ(IC)間7・3キロが6日、開通した。宮城県内の三陸道は全線開通し、仙台市と岩手県宮古市が高速道で直接、結ばれた。

 横断橋の上で開通式があり、村井嘉浩宮城県知事や菅原茂気仙沼市長ら関係者約130人が出席した。

 村井知事は「水産業など地域産業の振興、交流人口の拡大と復興に大きく寄与することになる」とあいさつ。菅原市長は橋の愛称「かなえおおはし」に触れ、「この橋を活用し、地域住民と沿線被災地の全ての願いがかなえられることを期待したい」と強調した。

 テープカットとくす玉割りで祝った後、関係者は車で渡り初めをした。式典後、午後3時半に一般車両の通行が始まった。

 2020年2月に開通した気仙沼中央-気仙沼港IC間を含む計9・0キロの総事業費は1365億円。仙台港北-田野畑南(宮古市)IC間260キロがつながり、仙台市から宮古市への所要時間は約3時間半。震災前と比べ約2時間短縮される。

 横断橋の海上部分の長さは680メートル。高さ115メートルの主塔から延びた鋼のケーブルで道路をつり支える斜張橋としては、青森市の青森ベイブリッジを抜き東北最長となる。

 国は仙台港北IC-八戸ジャンクション間359キロを復興道路と位置付け、20年度中の全線開通を目指したが、6日までに開通した区間は312キロ。今月20日には岩手県の侍浜-洋野種市IC間の16キロもつながり、本年度中に328キロ(91%)が通行可能となる。

 普代-野田IC(仮称)間(13・0キロ)など岩手県内の3区間計31・0キロはトンネル掘削の遅れなどにより、開通が21年度にずれ込む。

3981荷主研究者:2021/03/29(月) 21:59:57

https://kahoku.news/articles/20210306khn000055.html
2021年03月07日 06:00 河北新報
常磐道、山元-岩沼IC間13.7キロ 4車線の運用スタート

テープカットで4車線化完成を祝う関係者

 常磐自動車道山元(宮城県山元町)-仙台東部道路岩沼インターチェンジ(IC、宮城県岩沼市)間の約13・7キロで6日、4車線(片道2車線)の運用がスタートした。

 午後3時、従来の2車線(同1車線)から4車線に切り替わり、規制速度は70キロから100キロに引き上げられた。重大事故の減少、速度低下の改善などが期待される。山元IC以北は三陸自動車道桃生豊里IC(宮城県石巻市)まで4車線でつながった。

 スマートICのある鳥の海パーキングエリア(PA、宮城県亘理町)の拡幅工事も完了。駐車場が約50台分増え、トイレ棟が増設された。

 東日本高速道路は同日、完成式典を亘理町長瀞小で開いた。関係者約60人が参加し、小畠徹社長が「東日本大震災からの復興を進めるため、通常工期の半分の5年で完成した」とあいさつ。村井嘉浩知事は「東京から仙台まで沿岸部の道路ネットワークが強化され、産業、観光の振興に寄与する」と祝辞を述べた。

3982荷主研究者:2021/03/29(月) 22:08:16

https://kahoku.news/articles/20210308khn000012.html
2021年03月08日 12:01 河北新報
気仙沼の三陸道IC「ハーフ」だらけ 観光客の混乱必至?

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210308kahoku01.JPG
浦島大島ICからは大船渡方面に行けないため、看板で注意を呼び掛ける=気仙沼市小々汐

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210308kahoku02.JPG

 気仙沼港-唐桑半島IC間の7・3キロが6日開通し、宮城県内の三陸沿岸道が全区間つながった。気仙沼市内には計10カ所のICがあり、そのうち8カ所は乗り降りが一方向に限られる「ハーフ方式」。使い勝手の悪いICは、観光客らの混乱を招きそうだ。

 気仙沼市内のICと出入り可能な方向は図の通り。乗り降りに規制がない「フル方式」は気仙沼中央、大谷海岸の2カ所で、6日の開通区間にある三つのICは全て行き来が限定される。

 ハーフ方式は建設費用が抑えられ、首都高速道路などでも多く採用された。コスト削減効果に加え、リアス海岸で土地が確保しづらい事情もあったようだ。

 県内の三陸沿岸道には計32カ所のICがあり、うちハーフ方式は計10カ所。大半が気仙沼市に集中するため、慣れない観光客が頭を悩ませる可能性は高い。

 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地である大島に最も近い浦島大島ICは、仙台方面との乗り降りしかできない。岩手方面から来る車は降りられず、岩手に向かう車は乗り入れることはできない。

 岩手からの観光客は一つ北側の気仙沼鹿折ICで降り、県道を使って島に向かう。出口を間違えれば、気仙沼港ICも仙台方面の乗り降りに限られるため、気仙沼中央ICまで降りられない。

 唐桑半島ICはトンネルを挟んで出入り口が分離される「クオーター方式」。さらに複雑だ。

 唐桑半島は宮城オルレの気仙沼・唐桑コース(10キロ)があり、県内外からトレッキング愛好家が集まる。

 市唐桑町観光協会の三上忠文会長(69)は「地元住民でも分かりにくいのに、市外から問い合わせがあった際に、うまく説明できるか不安だ」と漏らす。

 市はICの出入りできる方向を分かりやすく示したイラストマップを作製し、市内の観光施設で配布を始めた。観光課の担当者は「ハーフ方式を考慮した市内周遊のモデルコースをつくるなど、混乱を防ぐための対応を考える」と話した。

3983荷主研究者:2021/03/29(月) 22:20:24

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27231
2021/3/10 日刊建設新聞 宮城版
立体交差化に約400億円 国道4号/篭ノ瀬〜鹿の又間 有識者は「新規事業化が妥当」(東北整備局)

 東北地方整備局は、国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)の新規事業化に向け、有識者に事業計画概要を説明した。計画では、仙台市で篭ノ瀬交差点〜鹿の又交差点の延長1・6㎞区間について、橋梁を設けて立体交差化する。総事業費は約400億円を試算している。

 事業計画は、9日に同局で社会資本整備審議会道路分科会第34回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)を開き、2021年度予算に向けた新規事業採択時評価の手続きの一環として審議された。委員からは新規事業化が妥当とされた。

 篭ノ瀬〜鹿の又間は、起点が同市太白区郡山の篭ノ瀬交差点で、終点が太白区東郡山の鹿の又交差点。篭ノ瀬交差点は都市計画道路郡山折立線、鹿の又交差点は都市計画道路元寺小路郡山線と交わっている。起点付近には笊川や名取川、終点付近に広瀬川が流れている。

 計画幅員は立体4車線と平面4車線で計40mを確保する。このうち、立体部分の橋梁は延長1400mで、全幅が15m。平面は橋梁の両側(下部)にそれぞれ、2車線と歩道を整備する。第4種第1級で、設計速度は時速60㎞とする。計画交通量は1日当たり約8万2600台。

 同区間は現道が6車線となっているものの、交通量が1日当たり約7万9000台で、東北地方の直轄国道で第2位の多さとなっている。混雑時の旅行速度は時速6・5㎞と東北地方の直轄国道で最も低く、著しい渋滞が発生している。

 交通混雑に起因する交通事故が多発しており、救急搬送活動にも支障が生じているため、立体交差化することで円滑な交通を確保し、安全性の向上や救急搬送の迅速化につなげる狙い。

 同区間はこれまで、1995年11月に仙台市によって立体化が都市計画決定されている。

 委員からは篭ノ瀬交差点より名取方面が4車線のため、立体化によってそちらの隣接する中田交差点などにしわ寄せが及ぶのではないかという意見が出された。整備局は予算の制約もある中で本当に必要な所からまず対応すると回答した。

有識者からは新規事業化が妥当とされた

石巻河南道路は210億円試算

 9日の同委員会では、国道108号石巻河南道路についても21年度予算に向けた新規事業採択時評価として有識者から意見を聞き、新規事業化が妥当とされた。石巻河南道路は計画延長が石巻市内の7・8㎞で、現道拡幅とバイパス(BP)整備を行う。総事業費は約210億円を試算している。

 計画概要を見ると、起点が蛇田地区で、終点が北村地区。国道108号の現道に幅員狭小区間や直角曲がり交差点が存在し、旅行速度の低下が見られるため、起点から畳石交差点までの延長約2㎞を2車線から4車線に拡幅するとともに、そこから西側の延長約6㎞は2車線で幅員8・5mのBP道路(盛土構造)を整備する。

 拡幅区間は第4種第1級、BP区間は第3種第2級で、設計速度はともに時速60㎞とする。計画交通量は1日当たり約1万0900台。BP区間には計8橋を架ける計画。橋長は最大が120m、最少が20m。

 今後、新規事業化に向けては国交省の本省でも社会資本整備審議会道路分科会の事業評価部会でも審議される。

3984荷主研究者:2021/03/29(月) 22:20:48

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7366/
2021-03-10 建設新聞
東北整備局/社整審道路分科会・R4仙台拡幅、R108石巻河南/新規事業化を承認/事業費総額は2件で約610億円

 東北地方整備局は9日、社会資本整備審議会道路分科会第34回東北地方小委員会(委員長・浜岡秀勝秋田大学教授)を開き、2021年度新規事業候補箇所となっている東北分5件の新規事業化を承認。このうち宮城県内では国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)、国道108号石巻河南道路の新規事業化を認めた。事業費は2件総額で約610億円を見込んでいる。

 国道4号仙台拡幅の篭ノ瀬〜鹿の又は、仙台市太白区の篭ノ瀬交差点から約1・6㌔㍍北上して鹿の又交差点に至る区間を対象に連続立体化を図る。1995年に仙台市が都市計画決定しており、中央分離帯に橋脚を設けて4車線の橋梁を構築する計画だ。現状の片側3車線、計6車線を高架部4車線、平面4車線とする。

 これまでの計画段階評価で元寺小路郡山線と郡山折立線が交差する2カ所の交差点を高架化する単独立体案と全体を高架化する連続立体案を比較し、整備効果として「円滑な交通の確保」「交通混雑の緩和により安全性が向上」「救急搬送活動を支援」が見込まれる連続立体案に決定した。事業費は約400億円となる。

 国道108号石巻河南道路は、石巻市蛇田のイオンモール石巻北側にある菰継交差点から西進し、同市内の北村交差点付近に至る約8㌔㍍の事業。東側約3㌔㍍は現道を2車線から4車線に拡幅、西側約5㌔㍍は2車線の盛土構造によるバイパスを新設する。区間内には蛇田地区側から延長80㍍、90㍍、60㍍、120㍍、80㍍、30㍍、70㍍、20㍍の8橋梁を整備する。事業費は210億円を想定。整備により三次救急医療施設のへのアクセス性や防災拠点への輸送確実性が向上する。

 5件については今後、年度内に本省の社会資本整備審議会事業評価部会での審議を経て新規事業化される見込み。

3985荷主研究者:2021/03/29(月) 22:23:05

https://kahoku.news/articles/20210309khn000051.html
2021年03月10日 06:00 河北新報
渋滞多い仙台・鹿の又交差点、立体交差化へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210310kahoku01.JPG

 国土交通相の諮問機関「社会資本整備審議会道路分科会東北地方小委員会」は9日、国道4号仙台バイパス鹿の又交差点(仙台市太白区)の立体交差化の事業実施を了承した。分科会の事業評価部会が妥当と判断すれば、2021年度にも事業化される。慢性的な渋滞の緩和が期待される。完成時期は未定。

 対象区間は千代大橋付近から名取大橋付近の約1・6キロ。仙台南部道路の長町インターチェンジから太白区あすと長町1丁目の仙台市立病院方面に延びる市道などの上を通過する。同区郡山の篭(かご)ノ瀬交差点も併せて立体交差化する。

 車道は現在の6車線(片側3車線)から高架、平面とも4車線(片側2車線)となる。総事業費は約400億円で、政府の21年度予算案に設計費などが盛り込まれる見込み。

 東北地方整備局によると、鹿の又交差点の1日の交通量(15年)は国直轄国道では東北で2番目に多い7万9049台。

 郡和子仙台市長は「大きな課題だった国道4号仙台バイパスの渋滞解消に向け、大きな一歩となる」との談話を出した。

 東北地方小委は、宮城県石巻市蛇田と同市北村を結ぶ新たな国道108号「石巻河南道路」(7・8キロ)の事業化も了承した。

3986荷主研究者:2021/03/29(月) 22:38:25

https://kahoku.news/articles/20210311khn000006.html
2021年03月11日 06:00 河北新報
宮城県広域防災拠点の本格着工、26年度以降に JR移転先の工事長期化で

 宮城県は10日、仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に整備する広域防災拠点の本格着工が2023年度から26年度以降になると公表した。新駅の用地での文化財発掘、鉄道工事の長期化が原因。村井嘉浩知事が掲げる東日本大震災からの創造的復興を象徴する300億円超の巨大プロジェクトの完成時期は未定のまま足踏み。今回の延期で3、4年遅れる見通し。

 同日の県議会予算特別委員会建設企業分科会で、県側が示した。同区岩切地区の新駅予定地で、弥生時代の水田跡地や土器が出土。東北線との接続など夜間に限られる工事もあり、移転完了は現行の23年度内から25〜26年度内にずれ込む。

 広域防災拠点の一部工事は21年度に始まるが、本格的な工事は駅の移転後にしか着手できず、26年度以降の見込みとなった。

 事業延期は2回目。県は当初、県震災復興計画の最終年度となる20年度の一部利用開始を目指したが、移転の協議や手続きが停滞。19年2月、本格着工は23年度以降と修正した。

 広域防災拠点の敷地は約17・5ヘクタール。隣接の仙台医療センターなどと連携し、救助隊の集結場所や臨時ヘリポート、災害医療活動場所としての利用を想定する。

 総事業費は約324億円で、うち用地取得費が約138億円、JR貨物への補償費は約130億円に上る。今回の延期による追加費用は見込んでいない。

 県は15年10月、拠点整備に関する基本設計を策定。16年10月にJR貨物と駅敷地の売買契約を結んだ。

3987荷主研究者:2021/03/29(月) 23:03:13

https://kahoku.news/articles/20210315khn000004.html
2021年03月15日 12:18 河北新報
仙台市の勾当台・定禅寺通ビジョン中間案まとまる 25日まで意見を公募

重点ゾーンの空間利活用イメージ。手前右が市民広場、左が勾当台公園、中央は勾当台通

 仙台市は青葉区勾当台地区の将来像「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」の中間案をまとめた。市役所本庁舎や勾当台公園市民広場を重点ゾーンと位置付け、街並みの一体性や空間の連続性を向上させる。25日まで意見公募(パブリックコメント)を実施する。

 ビジョンは杜の都のシンボルロード、定禅寺通を中心として南北が元鍛冶丁公園-市役所本庁舎の約500メートル、東西が愛宕上杉通-西公園通の約1200メートルのエリアを対象にする。

 「交流とゆとりを楽しむところ〜みんなで育む仙台の庭〜」をまちづくりの理念に掲げる。緑豊かで開放的な空間で、人々が交流とゆとりの時間を楽しみ、仙台らしさや新たな価値が生み出され、訪れたくなるような魅力を高めるという。

 まちづくりに寄与する公共施設・空間をつくり、多くの民間投資を呼び込む方向性を打ち出す。民間施設に公開空地を設けるための誘導策を検討し、官民連携によるエリアマネジメントを導入。定禅寺通のケヤキ並木の計画的な植え替えや保全の在り方も考える。

 エリア内では市役所本庁舎の建て替え、勾当台公園再整備などの大型プロジェクトが控える。東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の移転新築に伴う跡地の利活用、市民会館の廃止方針にも注目が集まる。

 市は中間案をホームページに掲載。市役所本庁舎1階の市政情報センター、各区役所総合案内などで配布する。意見は郵送、ファクス、メールで送付するか、市政策調整課に持参する。

 連絡先は同課022(214)1244。

3988荷主研究者:2021/04/11(日) 21:06:37

https://kahoku.news/articles/20210317khn000031.html
2021年03月17日 11:43 河北新報
宮城県民会館とNPOプラザの移転集約 県整備なら28年度開館を想定

東京エレクトロンホール宮城(県民会館)

 東京エレクトロンホール宮城(県民会館)とみやぎNPOプラザを仙台医療センター跡地(仙台市宮城野区)に移転集約する新施設について、県が整備する場合に2028年度の開館を想定していることが16日分かった。民間資金活用による社会資本整備(PFI)では、29年度と見込む。

 どちらの手法を採用するかは21年度に検討する。大規模事業評価といった手続きの進行具合によっては、計画がずれ込む可能性もある。県は整備スケジュールを両施設再編に向けた基本構想の最終案に盛り込む。

 基本構想では、新施設を「交流・協働・創造の拠点」と位置付ける。核となる2000席以上の大ホールは、多様なジャンルに対応可能な劇場型にする。ギャラリーやアトリエを設け、県民の芸術活動を後押しする。交流サロンや個別相談室など、NPO活動の支援機能を強化する。

 老朽化する県有施設の再編を巡り、県は19年11月、県民会館とNPOプラザ、県美術館(青葉区)の移転集約案を公表。市民団体などの反対を受けて20年11月、県美術館の移転を断念。残る2施設の集約に方針転換した。

3989荷主研究者:2021/04/11(日) 21:07:54

https://kahoku.news/articles/20210316khn000045.html
2021年03月17日 06:00 河北新報
移転の新仙台厚生病院 24年5月ごろ開業

 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)へ新築する仙台厚生病院(同)の開業が2024年5月ごろになることが16日、分かった。新病棟は今年7月に着工し、23年末に完成予定。入院患者のプライバシーに配慮し、409床を完全個室化するため、感染症対策にも適した構造となる。

 病室の完全個室化に加え、入院患者と外来患者らのエレベーターを分けた。プライバシーに配慮した設計は新型コロナウイルス感染症の流行前だったが、工夫した動線分離が感染症対策につながった。

 院内にはあえて用途を限定しない空間を確保。開業当初は会議室や倉庫などに活用するが、医療技術の発展を見据えた新たな機器の導入に備えた。将来の増築にも対応できるように、駐車場を広く確保した。

 病院を運営する一般財団法人厚生会の目黒泰一郎理事長は「現病院の機能を維持しつつ、加速する医学の進歩を先取りする病院を青葉区の中心部で目指す」と話した。

 新病院の敷地面積は約4・1ヘクタール。建物は地上9階、延べ床面積4万4800平方メートル。外観は杜の都をイメージした茶色がベース。隣接地にはイオンモール(千葉市)が開発する商業施設とマンションが立地する計画。

3990荷主研究者:2021/04/11(日) 21:37:21

https://kahoku.news/articles/20210322khn000014.html
2021年03月22日 09:46 河北新報
お茶の井ケ田本店が移転 築70年、老朽化で決断

老朽化により移転するお茶の井ケ田一番町本店=仙台市青葉区一番町3丁目

 仙台市青葉区の一番町一番街商店街で90年以上にわたり営業してきた「お茶の井ケ田一番町本店」が、5月末に閉店してクリスロード商店街に移転、6月1日に新装オープンする。築70年が過ぎた建物の老朽化による苦渋の決断だが、市中心部商店街にとどまることで、毎年恒例の仙台初売りは継続する。

 お茶の井ケ田(青葉区)は1920年創業。一番町本店は28年に現在地で営業を始めた。45年の仙台空襲で焼失したが47年に再建し、2度の改装を経て今に至る。仙台初売りでは豪華景品入りの茶箱を販売し、開店前から行列のできる象徴的な場所として知られる。

 一方、建物は築70年が過ぎ、雨漏りなど老朽化が進んだ。現在地は借地で、建て替えも検討したが三方をビルで囲まれていて工事が難しいことなどから4年ほど前に移転を決断。物件を探していたという。

 現在地から東へ約400メートル離れた新店舗は、奥行き約33メートル、幅約8メートルの1フロア。面積は1・3倍の約230平方メートルとなり、客席は15席から30席に倍増させる。今の顧客を大切にしながら、甘味メニューを充実させて新しい客層の開拓も図る。空調設備を強化するなど感染症対策に力を入れる方針。店舗名は検討中。

 同社は昨年100周年を迎えた。井ケ田健一社長(39)は「後ろ髪を引かれる思いだが、初売りの継続を一番に捉え、中心部商店街内で移転する。次の100年に向けた新しいチャレンジ。引き続き地域に貢献できる店舗を目指したい」と意気込む。

 一番町一番街商店街では1月、笹かまぼこ製造・販売の鐘崎(仙台市)も40年以上営業した一番町店を閉店。同商店街振興組合の三田恵介理事長(70)は「街のシンボル的な老舗が移転すると聞いて耳を疑った。昔からの仲間が相次いで去り、つらい気持ちだが新天地でも魅力を発揮してほしい」とエールを送る。

3991荷主研究者:2021/05/04(火) 21:10:35

https://kahoku.news/articles/20210325khn000003.html
2021年03月25日 06:00 河北新報
仙台市と東北大、「スーパーシティ構想」へ準備会 青葉山で未来の生活を具現化

 仙台市と東北大は24日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来の生活を先行実現する都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ構想」への応募に向け、準備検討会を発足させた。

 郡和子市長が会長に就任し、公募で選んだ64事業者が参画した。各事業者をオンラインで結んで市役所で初会合を開き、東北大の青木孝文副学長に構想全体を企画・総括する「リードアーキテクト」を委嘱した。

 「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は青葉山(青葉区)など東北大の各キャンパスを規制緩和の対象区域として想定。官民が持つデータを活用し、学びや多文化共生、防災を中心にエネルギー、ロボット、医療、交通などの分野で先端的サービスを提供する。

 青木氏は「仙台の強みを生かし、社会と科学、仙台と世界、産業界と大学をつなげて大変革のきっかけにする。地域の皆さんと50年先に向け、活動を継続したい」と理念を説明した。

 参画事業者は先端的な事業提案を募集し、100事業者53件の提案から64事業者31件を選定した。東北電力、NTTドコモ、NEC、大成建設、楽天、日立製作所などが名を連ねた。

 郡市長は「仙台は東日本大震災から10年の節目を迎え、将来の在り方を考える転換点を迎えている。仙台と東北の未来を切り開くため、皆さんの力を貸してほしい」と呼び掛けた。

 検討会は4月16日の特区の応募締め切りまでに、事業者の提案内容の具体化を進め、提案書を作成する。

 スーパーシティ構想は昨年9月施行の改正国家戦略特区法に基づく制度。東北では仙北市、岩手県矢巾町、会津若松市も応募を検討している。第1弾として5団体程度が4月下旬以降に選ばれる。

3992荷主研究者:2021/05/04(火) 21:11:00

https://kahoku.news/articles/20210325khn000001.html
2021年03月25日 06:00 河北新報
燃料電池バス、路線運行始める 仙台県北部で宮城交通

特設ゲートをくぐり出発するFCバスの第1便

 宮城交通(仙台市)は24日、水素エネルギーを使う燃料電池(FC)バスの路線運行を始めた。仙台、富谷両市などの仙台圏北部で平日6路線、土日休日は4路線を走る。FCバスの導入は東北では新常磐交通(いわき市)に次いで2例目で、県内では初めて。

 車両はトヨタ自動車の「SORA」(定員78人)1台。車載タンクから供給される水素と、走行中に大気から取り込む酸素による化学反応で発電する燃料電池を使い、モーターを回して走る。

 走行時に二酸化炭素を排出せず、エンジン音がなく静かに走るのが特長。水素タンク10本のフル充填(じゅうてん)で約200キロ走行できる。外部電源供給機能を備え、災害などの停電時には大容量電源として利用できる。

 宮城交通は2017〜19年度に行った実証運行を踏まえ、国と県、富谷市の補助を受けFCバス(車両本体価格約1億円)をリースで導入。通常のバスと同じ赤と白を基調に近未来的な外観にした。新型コロナウイルス対策として全国のFCバスで初めて、高性能の換気システムを搭載した。

 富谷市の宮城交通富谷営業所で出発式があり、同社の青沼正喜社長は「環境負荷を抑え、乗り心地もいい次世代バスを多くの人に体感してほしい」と述べた。県の鈴木秀人環境生活部長や若生裕俊富谷市長ら関係者がテープカットし、運行開始を祝った。

 主な走行路線は仙台市地下鉄南北線泉中央駅や富谷市内などを走る新富谷ガーデンシティ線、泉ケ丘大富線、泉パークタウン線など。トヨタ自動車によるとFCバスは2月末現在、全国15事業者が計94台利用し、今回で100台目になるという。

3993荷主研究者:2021/05/04(火) 21:22:24

https://kahoku.news/articles/20210327khn000040.html
2021年03月27日 11:42 河北新報
「渡波稲井線」30日全線開通 避難道路、物流網も強化 石巻市

稲井側から渡波地区に向かう道路とトンネル

 東日本大震災の津波で多くの犠牲者が出た渡波地区の避難道路として石巻市が整備を進める都市計画道路「渡波稲井線」が30日午後3時、全線開通する。山間部にトンネルを掘り、内陸部の稲井地区と直接結ぶ。三陸沿岸道とのアクセスも向上し、水産業などの物流網も強化される。

 渡波稲井線は全長約3・5キロで、片側1車線。牧山周辺の山間部を約700メートルのトンネルで通し、渡波地区の国道398号と稲井地区の国道398号石巻バイパスをつなぐ。30日は昨年12月に通行開始した渡波側の約800メートルを除く約2・7キロが開通する。

 渡波地区では震災時、避難する車両で渋滞が発生し、津波による被害が拡大した。内陸部に直接避難できる道路がなかったことも原因で、震災後、住民からも整備を望む署名や要望書が出されていた。

 防災機能だけでなく、経済面の効果も期待される。石巻バイパス経由で三陸沿岸道石巻女川インターチェンジへの所要時間が短縮。渡波、魚町地区に集積する水産加工業の物流効率化に加え、市都市計画課の担当者は「三陸沿岸道から牡鹿半島に向かう観光客のルートにもなる」と話した。

 同線は2014年度に着工。20年4月にトンネル部分が貫通した。JR石巻線の陸橋工事はJR東日本に委託。総事業費は約94億円で、復興交付金を活用した。

<「工業港運河線」も一部>

 石巻市が整備を進める都市計画道路「石巻工業港運河線」も30日午前10時に一部区間が開通する。

 全長は1530メートルで、北北上運河に橋を架け、釜地区の臨港道路と蛇田地区の国道45号を結ぶ。今回の開通により、臨港道路から北北上運河手前までの約1366メートルが通行可能になる。

 現在は運河での橋台設置工事が進んでおり、全線開通は2021年度末を予定する。災害発生時の避難道路や緊急輸送路の役割を担い、完成すれば沿岸部や大街道地区から運河に阻まれることなく内陸部に避難できる。

 市は渡波稲井線と石巻工業港運河線の開通式をそれぞれ30日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大で県と仙台市が独自に緊急事態宣言を発出したことを受け中止した。

3994荷主研究者:2021/05/04(火) 21:22:49

https://kahoku.news/articles/20210327khn000023.html
2021年03月27日 09:57 河北新報
勾当台公園市民広場お色直し 石畳をアスファルト舗装に

アスファルト舗装にお色直しが進められた勾当台公園市民広場=22日

 仙台市青葉区の勾当台公園市民広場で、老朽化した石畳をアスファルト舗装に変える工事が26日、完了した。4月1日に利用を再開する。

 市民広場は1989年度に勾当台公園の再整備事業で完成した。面積は約2200平方メートル。桜御影石が敷き詰められ、数々のイベントの舞台となってきた。最近は傷みが激しく、ベビーカーで通行しにくくなっていた。

 市によると、改修工事は敷石を整えた上でアスファルトを5センチ敷き、石畳の模様を型押して、薄茶色で塗装する。塗料は落ちにくく滑り止め効果の高い米国製を使用したという。総工費は5500万円を要した。

 市役所本庁舎の建て替えに伴い、勾当台公園や市民広場の再整備に乗り出す方針のため、今回の改修工事は最低限にとどめた。

 青葉区公園課の土田和彦課長は「仙台の顔の市民広場がきれいになる。新型コロナウイルスの状況を踏まえつつ、イベントなどで活用してほしい」と話す。

3995荷主研究者:2021/05/04(火) 21:23:17

https://kahoku.news/articles/20210327khn000030.html
2021年03月27日 13:18 河北新報
県道相馬亘理線、山元の全区間開通 かさ上げ復興道路に

かさ上げされ、全区間が使用が始まった県道相馬亘理線=山元町(写真は一部加工しています)

 宮城県は26日、東日本大震災で被災した県道相馬亘理線のうち、かさ上げして復興道路として新たに整備した区間で最後に残っていた山元町の4・7キロの使用を始めた。2012年度に着工した計11・2キロの全区間で工事が完了した。

 沿岸部を南北に走る復興道路は片側1車線で、幅6〜6・5メートル。隣接する亘理町の区間を含めて2〜4メートルかさ上げし、津波から内陸部を守る堤防の役割を果たす。

 復興交付金を活用し、総事業費は約140億円。旧県道ルートやJR常磐線の線路跡を整備し、2019年9月から順次、使用を始めている。山元町の新市街地など内陸部と沿岸部を結ぶ東西の避難道路と連結し、福島県沿岸北部との広域ネットワークが強化される。

 山元町の斎藤俊夫町長は「待望の新県道の開通によって、地域の安全が向上するほか、交流人口の拡大によるにぎわい創出や土地利用の活性化が期待される」と語った。

 開通式典は新型コロナウイルス感染拡大に伴う宮城県独自の緊急事態宣言を受け、中止された。

3996荷主研究者:2021/05/04(火) 22:01:15

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27420
2021/4/3 日刊建設新聞 宮城版
仙台駅周辺に交通ターミナル 中央復建JVを特定 調査検討のプロポ(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」の簡易公募型プロポーザルで、中央復建コンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)・みずほ総合研究所(本社・東京都千代田区)設計JVを受託候補者に特定した。今後、同JVと見積もり合わせして金額が折り合えば契約する。同業務では仙台駅周辺に計画している交通ターミナルの施設規模などを検討する。

 同業務を委託する目的は、仙台都市圏が抱える課題や求められる機能に対し、仙台駅が交通結節点として適切に効果を発揮するための検討を行うこと。特に鉄道や高速バス、タクシーなどさまざまな交通機関で定時性を確保できるようにする考え。

 具体的な業務内容は、計画の準備、施設規模と事業スキームの検討、交通結節点事業計画案の作成、交通結節点機能強化検討会の運営補助など。履行期間は2022年2月25日まで。

 業務委託に当たっては、2月1日にプロポーザルの手続きを公告。プロポで技術提案を求める評価テーマは「仙台都市圏における交通結節機能強化を行うにあたり関係機関等との合意形成を図る上での留意点」となっていた。

 交通ターミナルの検討に当たっては、2019年度に「仙台管内道路交通環境検討業務」を日本工営(仙台支店・仙台市青葉区)、20年度に「仙台都市圏交通結節点調査検討業務」を同JVに委託した。主にターミナル施設の候補地などを検討してきた。

 今後は引き続き仙台駅周辺における交通拠点の機能強化について必要性などを調査する。調査が進捗した後、交通拠点計画の対象範囲や、交通ターミナルの位置などといった整備方針を検討。それから交通ターミナルの施設配置計画や、官民の事業区分・役割分担といった事業計画を検討し、事業計画の策定、新規事業化へとつなげることをイメージしている。

 なお、みずほ総合研究所は1日に、みずほ情報総研と合併し、みずほリサーチ&テクノロジーズとなった。

道路計画検討2件はパシコンを特定

 同事務所は、「仙台都市圏幹線道路整備計画検討業務」と、「仙台管内道路整備計画検討業務」について、ともに簡易公募型プロポーザルでパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)を受託候補者に特定した。今後に委託契約を結ぶ。

 仙台都市圏幹線道路の検討業務は、仙台都市圏で解決すべき道路交通や地域の課題、その道路の必要性と方針を整理し、具体的な道路整備計画と計画段階評価における評価について検討する。課題把握のため将来交通量の推計なども行う。履行期限は22年2月25日。

 仙台管内道路の検討業務は、県内の幹線道路が担うべき役割や、求められる道路機能を明確化するとともに、交通課題と道路整備優先順位を整理し、効果的な道路整備方針を検討する。整理結果を踏まえて道路概略設計もまとめる見込み。履行期間は22年2月25日まで。

3997荷主研究者:2021/06/05(土) 18:19:56

https://kahoku.news/articles/20210414khn000046.html
2021年04月15日 06:00 河北新報
東北大ベンチャー、医療用磁気センサー開発 心臓の微弱な信号キャッチ

SSFが開発中の新型磁気センサーの試作品。数字が書かれた部分に磁気信号を検出する7ミリ四方の素子がある

 東北大発のベンチャー企業「スピンセンシングファクトリー」(SSF、仙台市)が、医療用の新型磁気センサーの実用化に向けて開発を進めている。心臓の動きで発生する微弱な磁気信号を、従来の大型設備を使わずに安定して検出できる機器の量産を目指す。企業との共同研究も進行中で、1、2年で試作製品を完成させて臨床試験に入る考えだ。

 SSFは2018年設立。東北大が開発したトンネル磁気抵抗(TMR)素子を活用した新しい磁気センサーを開発している。

 心臓から発生する磁場の測定には現在、超電導量子干渉(SQUID)素子を使った機器が用いられているが、価格は1億5000万〜2億円ほどと高い。さらに外部の磁場を遮断するドームや、低温を維持するための高価な液体ヘリウムも必要になる。

 開発中の磁気センサーが実用化されれば、高価な機器やドーム、液体ヘリウムが不要になり、導入費と維持費が抑えられる。心電図では見逃してしまうような動脈硬化などの初期症状も、大掛かりな機器なしで検出しやすくなるという。

 SSFと東北大大学院工学研究科などは昨年12月、日常環境で心臓の磁気信号検出に成功したと発表。新型磁気センサーの実用化に弾みをつけた。さらに微弱な脳の磁気信号に適用できるセンサーの研究も進めている。

 熊谷静似社長は「現在の機器では、町の健康診断など場所を選ばず検査するのは難しい。普段の状態で検査できれば画期的だ」と力を込める。

 TMR素子は磁気信号の検出範囲が広く、金属異物検査など産業用機器にも活用が見込めるという。医療用センサー実用化までには臨床試験などもあって時間がかかるため、並行して開発を手掛ける。

 SSF取締役も務める同研究科の安藤康夫教授(応用物理学)は「TMR素子は世の中にあまり浸透していない。次世代の素子を広めていきたい」と話す。

 SSFに対しては七十七銀行が通常の融資(金額非公表)、日本政策金融公庫(日本公庫)が2000万円の新型コロナウイルス対策の資本性劣後ローンを協調して実施した。

3998荷主研究者:2021/06/05(土) 18:24:40

https://kahoku.news/articles/20210416khn000044.html
2021年04月17日 06:00 河北新報
東北大キャンパスで先端サービス 仙台市、「スーパーシティ」に応募

 仙台市は16日、人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を活用し、未来都市を目指す国家戦略特区「スーパーシティ」に応募したと発表した。東北大と連携し、青葉山キャンパス(青葉区)などで学生、教職員、一般市民向けに健康・医療・エネルギーなど5分野の先端サービスを展開する構想を提案した。

 市によると、応募した「仙台市×東北大学スーパーシティ構想」は規制緩和と官民のデータ連携・共有で(1)パーソナルヘルスケア(健康管理)(2)配送、清掃など各種のロボットサービス(3)シェア電動自転車などの移動サービス-などを提供する。利用者には「杜民(もりびと)ID(仮称)」を発行する。

 青葉山キャンパスは2023年度、次世代型放射光施設が稼働する。隣接地にはサイエンスパークを整備中で、学生や教職員を含むキャンパス訪問者を対象に先行実施し、成果を踏まえで市内外に広げていく。

 市と東北大は3月、応募に向け準備検討会を設置。構想に参画する事業者を先端サービスの提案とともに募り、東北電力やNTTドコモ、NEC、大成建設、楽天など64事業者と提案31件を候補として選んだ。

 内閣府は今後、応募団体へのヒアリングなどを経て、6月末〜7月上旬に5団体程度を選定する。

3999荷主研究者:2021/06/05(土) 18:25:04

https://kahoku.news/articles/20210418khn000018.html
2021年04月18日 15:19 河北新報
移転開院の仙台病院にバス停 宮城交通、来月から

 宮城交通は、仙台圏の路線バスの春のダイヤ改正について、北地区は5月1日に実施し、同日に泉区紫山に移転開院するJCHO仙台病院(青葉区堤町)に停留所を新設すると発表した。

 新停留所名は「JCHO仙台病院」で病院構内に乗り入れる。泉パークタウン線(寺岡・紫山系統)は全便乗り入れ、宮城大学線は「寺岡六丁目」起終点を病院起終点に変更するなどする。乗り入れ便数は平日105便、土休日81便。片道運賃は病院と「仙台駅前」との間で690円、「泉中央駅」との間で370円。

 現在の停留所「JCHO仙台病院前」は「台原三丁目」に変更する。

 南地区は4月1日に改正。「宮城大学食産業学部前」は「宮城大学太白キャンパス前」、「郵政研修センター前」は「八木山本町二丁目西」に変更した。

 運行本数は改正前とほぼ変わらず、新型コロナウイルスの感染拡大以前と比べると83%。担当者は「直近も利用人数は前年比3割減と厳しい状況が続いている。今後も密を防ぎながら、利用状況に合わせてダイヤを決める」と話した。

4000荷主研究者:2021/06/05(土) 18:29:06

https://kahoku.news/articles/20210419khn000039.html
2021年04月20日 06:00 河北新報
農業用ドローンの教習所、仙台に開校 省力化へ担い手育成

教官による農業用ドローンのデモ飛行

ドローン操縦の免許取得に向けた初日の教習

 農業用の小型無人機ドローンの操縦士や指導者を養成する教習所「アグリフライヤードローンフィールド仙台校」が19日、仙台市青葉区の作並小跡地に開校した。航空貨物業のエアトリビューン(東京)が運営。農薬・肥料の散布をドローンで省力化する「スマート農業」の担い手を育てる。

 教習所は月―金曜の5日間で所定のカリキュラムを実施する。初日は航空法や農薬取締法の基礎知識などを学び、2日目以降は操縦訓練を重ねる。最終日に検定試験を実施し、合格者は操縦免許が取得できる。

 合格者の技術力に応じ、オペレーター、教官、上級教官の3段階の認定証を交付する。カリキュラムは今年11月まで毎週実施する予定で、1週間に最大3人が入校可能。全国から受講者を募集しており、同社は年間60〜80人を見込む。

 開校式には地元町内会の関係者ら約30人が出席。ドローンのデモンストレーション飛行が行われ、教習所の教官が校庭を田んぼ、色水を農薬に見立てて散布作業を披露した。教室では講義の様子も公開された。

 1期生となった千葉県の金子繁行さん(43)は「農業に関心がある。操縦免許を取得し、個人事業に生かしたい」と話した。

 同社によると、1ヘクタールの農地に農薬や肥料を散布する場合、手作業では数時間かかるもののドローンなら10分で終わる。農作業を効率化でき、九州では普及率が約7割に達するが、東北は5%程度にとどまるという。

 伊藤弘輝専務は「農業用ドローンの需要は全国で拡大している。操縦の担い手が増えれば農業は大きな発展が望める」と強調した。

 教習所の開校は同社が市の官民連携窓口「クロス・センダイ・ラボ」を通じて実現した。

 連絡先は仙台営業所022(394)3339。

4001荷主研究者:2021/06/05(土) 18:29:55

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC195SL0Z10C21A4000000/?unlock=1
2021年4月21日 18:51 日本経済新聞
仙台の丸山運送、戸別配送に参入 5月にまず生活雑貨

4002荷主研究者:2021/06/05(土) 18:30:59

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7462/
2021-04-21# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
県仙台土木/吉岡大衡工区の整備計画/本年度は詳細設計を順次発注/延長3.2km、埋川と善川の交差部に橋梁も

 宮城県仙台土木事務所は都市計画道路・北四番丁大衡線のうち、大和町と大衡村に跨る吉岡大衡工区に本年度から事業着手する。昨年度に委託した道路予備設計や橋梁想定区間の地質調査に続き、本年度は発注見通しによると、7月ごろに軟弱な平地区間の地質調査、8月に道路詳細設計、9月に複数の小規模な箱型函渠の詳細設計、10月に自衛隊との調整を要する村道交差部の詳細設計を予定している。

 仙台市青葉区木町通の北四番丁通りを起点に北へ伸び、大衡村大衡八幡の国道4号に至る北四番丁大衡線のうち、終点北側で大和町と大衡村の境界部は未改良区間だったが本年度に事業化する。延長は擦付部分を含め約3・2㌔㍍を見込む。計画幅員は両側歩道を有する4車線の27㍍だが、暫定的に2車線での整備に取り組む可能性がある。現状は大半が農地や丘陵部のため、道路構造は切盛土がメーンとなるが、土量は大規模にはならない。一部に橋梁と函渠を予定している。

 想定するルートは、大和町吉岡地区の市街地西側に位置する、同町熊野堂下ほか地内の国道457号から分岐して北進。県道147号升沢吉岡線と平面交差した後、陸上自衛隊大和駐屯地の西側を通り、自衛隊車両が通る大衡村道と交差する。さらに大衡村内を北東方向へ進み、善川を橋梁で跨ぎ、国道457号と平面交差して、埋川を橋梁で渡河する。終点は大衡村役場に近い国道4号大衡小学校前交差点に接続する。

 このうち自衛隊車両が通る村道大瓜南側線(通称・戦車道)との交差部は、跨道橋など立体交差が想定されるが自衛隊機能に関わる制約が生じる可能性を踏まえ協議を進めている。大衡村内で善川と埋川を跨ぐ橋梁は、ともに橋長25㍍ほどのPC橋が見込まれるが、型式は今後の設計で固める。終点の国道4号交差部は、交通量などを踏まえて構造をこれから詰めていく。

 吉岡大衡工区が開通することで、自動車産業などが進出している第一・第二仙台北部中核工業団地と仙台中心部を直結する最短ルートになるため、物流・人流の円滑化および活性化が期待される。また工区起点に近い沿道東側には、大和町施行で流通系の土地利用を見込む吉岡西部地区土地区画整理事業が計画されており、立地事業者の誘致にも役目を担う路線となりそうだ。

 2017年度に委託した道路概略設計は八千代エンジニヤリング、昨年度の道路予備設計は中央コンサルタンツ、測量は地清建設企画、地質調査はダイワ技術サービスがそれぞれ担当。本年度は発注見通しに計上した業務のほかにも、善川と埋川に架かる橋梁詳細設計や、用地測量などを委託する可能性がある。

 また今後、5月から6月ごろにかけて地元説明を行い、来年度以降に用地買収を進め、順調にいけば23年度ごろから部分的に改良工事に着手していく見通し。総事業費は50億円程度掛かると試算され、予算措置状況にもよるが全区間開通までは10年ほど要するとみられる。

 吉岡大衡工区の起点側(南側)の沿道東部に計画されている、大和町施行の吉岡西部地区土地区画整理事業は現在、宮城県仙塩広域都市計画の市街化区域編入を目指して申請準備が進んでおり、町によると来年5月の告示を見込んでいる。

 事業区域面積は約30㌶で、流通系の土地利用を想定する。町が2019年度に発注した概略事業計画検討業務と、昨年度発注の市街化区域編入図書および事業認可図書作成業務はともに国際開発コンサルタンツが担当した。

 なお土地区画整理事業地には、黒川地域行政事務組合の消防本部・黒川消防署が移転する計画もあり、本年度から設計に着手する予定だ。

4003荷主研究者:2021/06/05(土) 18:33:01

https://kahoku.news/articles/20210420khn000051.html
2021年04月21日 06:00 河北新報
コロナ下の経営危機脱却へ 仙台空港、22年度黒字化目指す

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210421kahoku01.JPG

 仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は20日までに、2021〜25年度の中期経営計画をまとめた。新型コロナウイルス禍による経営危機からの脱却と、より柔軟で強靱(きょうじん)な経営基盤の確立に向けて、増収策や業務効率化などで収益性を改善し、22年度の営業損益黒字化を目指す。中断している旅客ターミナルビルの改修工事は25年度後半の完工を計画する。

 旅客数、営業収益の16〜19年度実績、20年の実績見込みと中期計画の目標値はグラフの通り。コロナ下の移動自粛の直撃を受けた20年度の旅客数は121万7766人と、過去最多だった19年度の約33%にとどまり、純損益は16億1700万円の赤字を見込む。

 旅客を「25年度には19年度と同水準まで回復」と想定し、貨物取扱量も20年度の2872トンから25年は8000トンまで伸ばす。

 営業損益は21年度は9億5400万円の赤字となる見通しだが、22年度には100万円の黒字に転換。23年度以降は営業収益・利益とも過去最高を更新し、25年度は旅客388万人、営業収益61億6000万円、営業利益4億4500万円、純利益3億9800万円を目指す。

 「自立の確保と新たな挑戦」をスローガンに掲げ、コロナ収束後を見据えて増便・新規路線開拓などの営業活動を継続。業務効率化と併せ、期間限定店舗の展開などで利便性、満足度を高めることなどを通じ、外部要因に左右されにくい経営基盤を確立する。

 昨年3月に着工、11月から中断している改修工事を24年度中に再開し、完工は当初予定の21年度から25年度後半となる。保安検査場の拡張などを計画していたが、コロナ後の旅客動向や新たな技術、保安基準などを踏まえて内容を見直す。

 中期計画の旅客数は「航空需要がコロナ前の水準に戻るのは24年」とする国際航空運送協会(IATA)の予測を参考に設定した。今年2月に名取、岩沼両市の同意を得た24時間運用の効果は織り込んでいない。

4004荷主研究者:2021/06/05(土) 18:38:02

https://kahoku.news/articles/20210422khn000057.html
2021年04月23日 06:00 河北新報
閉店した料亭「東洋館」、5月7日再開 清月記が経営引き継ぐ

清月記が運営することになった東洋館

 18日に閉店した仙台市太白区向山の料亭「懐石料理 東洋館」の運営を、仙台市の総合冠婚葬祭業「清月記」が引き継ぐことが22日、分かった。清月記の菅原裕典社長(60)が東洋館の土地と建物を取得し、清月記が運営する。取得額は非公表。東洋館の名称は残し、料理人ら正社員5人を清月記で雇用して5月7日にあらためて営業を始める。

 土地約4280平方メートル、木造2階の建物約1420平方メートルを東洋館5代目社長の千田恵一さん(65)から取得。ほとんどの家具や器類、一部の掛け軸などの装飾品も引き継ぐ。料理のコンセプトや内容などは、ほぼ変えずに運営する方針。

 東洋館は1907(明治40)年創業。市中心部から向山へ向かう鹿落坂の上に立ち、広瀬川や市中心部のビル群など市内を一望できる。創業時の面影を残す木造建築は趣深い。かつては阿部次郎や土井晩翠ら東北大ゆかりの文学者も通った老舗だが、新型コロナウイルスの影響で利用客が減り、閉店を決めた。

 菅原社長は以前から東洋館の歴史を含めた文化的価値を高く評価しており、千田社長から閉店の意向を聞き、譲り受けたいと申し入れた。「仙台では希少価値のある一軒家の日本料理店で、海外や県外からの客のもてなしの場。114年の歴史、ブランドは大きく、継続したかった」と菅原社長は話す。

 新型コロナによる外食や会合の自粛は続いており、料亭としての東洋館の基本は継承した上で、ブランドを生かしたおせち料理の販売やギフト用商品の開発も今後、検討する。「ブランド力をさらに高め、大切な日、大切なおもてなしの場として選ばれる施設にしていきたい」と言う。

 千田さんは「思い出もあり寂しさはあるが、建物を残していただけることになって良かった」と述べた。

4005荷主研究者:2021/06/05(土) 19:06:48
>>4004
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1918R0Z10C21A4000000/?unlock=1
2021年4月26日 19:25 日本経済新聞 宮城
老舗料亭「東洋館」、清月記が買収へ 2億円規模で

4006荷主研究者:2021/06/05(土) 19:28:49
>>3823
https://kahoku.news/articles/20210427khn000042.html
2021年04月28日 06:00 河北新報
仙台・箱堤交差点の立体化24年度完了 有数の渋滞スポット緩和へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210428kahoku01.JPG

 東北地方整備局は27日、国道4号仙台バイパス箱堤交差点(仙台市若林区)の立体化工事が2024年度に完了し、開通する見通しを公表した。市内有数の渋滞を緩和し、物流の効率化を促す。

 工事は19年度に始まり、事業費は120億円。国道4号の卸町交差点と苦竹インターチェンジ(IC)間の1・4キロを立体化し、交差する市道の上を通す。高架、高架下の平面部ともに4車線(片側2車線)になる予定。

 箱堤交差点の周辺には、市中央卸売市場や仙台トラックターミナルなどの物流拠点が立地。国土交通省の調査(15年)によると、半日当たりの交通量は約6万台に上り、そのうち大型車が約9900台を占めた。

 宮城県の村井嘉浩知事は「一日も早い完成に向けて引き続き国や関係機関と連携を図る」との談話を出し、仙台市の郡和子市長も「渋滞緩和が図られるとともに、周辺地域の交通の円滑化にも大きく寄与する」と期待した。

 整備局は同日、東北中央自動車道の東根IC-尾花沢IC間23・0キロのうち、村山北IC(仮称)-大石田村山IC間4・5キロの開通見通しを当初の22年内から21年度に前倒しすると発表した。

4007荷主研究者:2021/06/05(土) 19:29:10

https://kahoku.news/articles/20210428khn000056.html
2021年04月28日 19:10 河北新報
【動画】「tekute」オープン JR仙台駅1階リニューアル

リニューアルしたJR仙台駅1階を歩いてみました

 JR東日本仙台支社が進めていた仙台駅1階の商業施設の大規模リニューアル工事が完了し、「tekute(てくて)せんだい」として29日にオープン。「食卓の応援」をテーマに19店舗で構成され、新規7店舗がお目見えした。

 「Dila(ディラ)仙台」として営業していた約1800平方メートルのうち、約830平方メートルを大幅に改装。外観デザインは仙台市のシンボル、ケヤキ並木をイメージした。

 新規出店は宮城県産イチゴを生かした「いちごスイーツ工房 アカイロコウザン」、仙台牛の総菜や弁当を扱う「肉のいとう」、鮮魚かす漬けを味わえる「旬海堂」など7店舗。アールグレー専門店、ベーカリー、生鮮食品の店もある。

 スマートフォンなどから事前にテークアウトメニューの注文と決済を行い、指定した時間に受け取れるサービスを4店舗が導入する。

 運営するJR東日本東北総合サービスの担当者は「地下鉄やバスの利用者も行き交う駅西口で、地元の人たちにも総菜や弁当など日常的な買い物を楽しんでもらいたい」と話す。

2021年04月29日 16:01 update

4008荷主研究者:2021/06/05(土) 19:45:45

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27572
2021/4/29 日刊建設新聞 宮城版
4車線の設計まとまる 都計道泉塩釜線野村工区(宮城県仙台市)

 仙台市は、都市計画道路泉塩釜線野村工区の詳細設計をまとめた。事業延長約980mの4車線化に伴い、現道南側を拡幅し全幅22mに整備する。車道は片側3mを約6.5mに拡げ、野村交差点は十字に改良する。同事業で泉中央地区西側は、野村交差点まで4車線になる。市は今後、用地約1万平方mを取得し、2022年度に工区東側からの着工を予定する。27年度完了を目指す。

 市は、泉中央西側の渋滞緩和策で野村工区を4車線化する。区間は徳洲会病院前の交差点付近から野村交差点付近まで。事業期間は19〜27年度。用地費を含む概算事業費は約25億円。2004年度の事業着手後、土地境界確認などが課題で止まっていたが、19年度に再開。20度に再度測量・設計し、1月末に詳細設計をまとめた。

 車道幅員は片側3mを6.5mに拡幅する。幅員3.25mを2車線にして中央分離帯を設置する。路肩は0.25mから0.5m。歩道は幅3.5mで両側に設置する。野村交差点は十字路に改良し、交差点南側に既設道路への取り付け道路を新設する。

 市は本年度、用地取得に着手している。取得面積が広大なため、工事着手は22年度を予定している。徳洲会病院前交差点から西隣りの交差点まで区間東側を先行する予定。土工、舗装、安全施設工事までを行い、順次工事を進める予定。工事完了は27年度を見込んでいる。

 4車線化区間の西側は別途、野村西工区の歩道整備事業で、延長740mの線形改良と幅員2.5mの歩道を新設する。4車線化の測量設計はオオバ(仙台支店・仙台市青葉区)が担当。野村西工区の歩道整備事業は復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)がまとめた。

4009荷主研究者:2021/06/05(土) 19:46:32
>東北大学発スタートアップ企業のボールウェーブ(仙台市)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC228F30S1A420C2000000/?unlock=1
2021年5月3日 2:00 日本経済新聞
ボールウェーブ、センサー量産化 ウイルス検知など向け

4010荷主研究者:2021/06/05(土) 19:47:00

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC293GK0Z20C21A4000000/?unlock=1
2021年5月4日 2:00 日本経済新聞 宮城
仙台「tekuteながまち2」駅周辺を活性化 非鉄道で稼ぐ
東北6県 気になる現場

4011荷主研究者:2021/06/05(土) 19:48:18

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27581
2021/5/7 日刊建設新聞 宮城版
仙台で橋梁予備設計 工事3件、業務11件追加(東北整備局 発注予定)

 東北地方整備局は、1日付で発注予定を更新した。県内は工事3件と業務11件を追加した。業務は本年度に新規事業化された国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)の橋梁予備設計業務や、国道108号石巻河南道路の測量業務2件などを追加しており、いずれも仙台河川国道事務所が6月までに委託する。

 篭ノ瀬〜鹿の又間は、仙台市太白区郡山の篭ノ瀬交差点から、太白区東郡山の鹿の又交差点までに至る区間を立体化する。篭ノ瀬交差点は都市計画道路の郡山折立線、鹿の又交差点は都市計画道路の元寺小路郡山線とそれぞれ国道4号が交わっており、ここに橋梁を架ける計画だ。

 計画延長は1.6kmで、幅員は立体4車線と平面4車線で計40mを確保する。立体部分の橋梁は延長1400mで、全幅が15m。平面は橋梁の両側(下部)にそれぞれ2車線と歩道を整備する。総事業費は約400億円。

 橋梁の予備設計業務は、件名が「仙台地区橋梁予備設計業務」で、履行期間が8カ月。早ければ月内に一般競争入札の手続きを公告する。

 本年度はこのほか、立体化に向けた仙台地区測量業務と仙台管内地質調査業務を委託する。測量業務は基準点測量、地形測量、路線測量の一式、地質調査業務は地質調査の一式で、履行期間がともに5カ月。2件とも仙台河川国道事務所が6月までに一般競争入札で委託する。

 石巻河南道路は、石巻市蛇田地区〜北村地区の国道108号について、現道拡幅とバイパス(BP)化を進める。現道拡幅は蛇田地区の起点から延長約2km区間を4車線化し、そこから北村地区の終点までに至る延長約6km区間は盛土構造で2車線のBP道路を整備する。総事業費は約210億円。

 発注予定には石巻須江地区測量業務と石巻広渕地区測量業務を追加した。2件とも基準点測量と地形測量、路線測量の一式で、履行期間が5カ月。6月までに仙台河川国道事務所が一般競争入札で委託する。

 本年度はこれ以外に、石巻河南地区道路予備設計業務を6月までに一般競争入札で発注し、拡幅区間とBP区間の道路予備設計を作成する。履行期間は7カ月。併せて、石巻蛇田地区測量業務を6月までに一般競争入札で委託し、基準点測量や地形測量、路線測量をまとめる。履行期間は5カ月。

 発注予定の追加業務はこのほか、仙台河川国道事務所の歌津北地区道路詳細設計業務など2件と、鳴瀬川総合開発工事事務所のダム事業に伴うCIM運用マネジメント業務や、漆沢地区用地調査等業務など6件。全て6月までに委託する。

 歌津北地区道路詳細設計業務は、三陸沿岸道路の歌津北インターチェンジ(IC)をハーフICからフルICに改良するため、一般競争入札で委託する。履行期間は7カ月。

 工事は、仙台河川国道事務所の塩釜松島地区舗装修繕工事と山元亘理地区舗装修繕工事、鳴瀬川総合開発工事事務所の庁舎受変電設備等工事を追加した。

 舗装修繕工の2件は、切削工、オーバーレイ工、舗装打換工の一式で、ともに概算工事規模が8000万〜1億2000万円、工期が8カ月。第2四半期に一般競争入札で発注する。受変電設備等工事は第2四半期に随意契約での発注を予定している。

4012荷主研究者:2021/06/05(土) 19:50:29

https://kahoku.news/articles/20210511khn000008.html
2021年05月11日 09:53 河北新報
ティ・ディ・シー、利府に新本社工場 はやぶさ関連部品の研磨も

 超精密研磨加工などを手掛けるティ・ディ・シー(宮城県利府町)は、新たな本社工場などを増設した。総事業費は10億円。半導体やセンサーの需要増加を背景に、超精密市場は拡大している。研究開発施設の充実、新たな測定機器の導入によって、さらに高精度な製品の生産を目指す。

 3月に完成した本社研究開発棟は、鉄骨3階、延べ床面積2597平方メートル。従来の最大10倍に相当する10〜20ナノメートルの精度で平面度を検査できる機器を導入し、昨年12月以降、隣接する旧本社から機能を順次移転してきた。鉄骨平屋の量産工場棟(1042平方メートル)も新たに整備した。

 同社は探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取した砂を収容するアルミ製容器の研磨を手掛けるなど、世界最高水準の研磨技術を持つ。ほかに医療機器、半導体製造装置、スマートフォンなどの部品を製造し、取引先は国内外の4000社程度に及ぶ。

 赤羽優子社長は「IoT(モノのインターネット)、自動化の分野でセンサーのニーズが増え、超精密市場は少しずつ広がっている。海外を含めた顧客の要望に対応するため、研究開発にもさらに力を入れる」と話す。

 工場増設に当たり、商工中金と七十七銀行、仙台銀行は2019年、計13億円を協調融資。商工中金は今年4月にも財務基盤拡充のため1億円の資本性劣後ローンを融資した。

4013荷主研究者:2021/06/05(土) 21:46:33

https://kahoku.news/articles/20210520khn000001.html
2021年05月20日 06:00 河北新報
宮城交通25億円減収、営業赤字9億円 21年3月期、コロナ直撃

宮城交通のバス

 宮城交通(仙台市)の2021年3月期連結決算は売上高約88億円と前期から約25億円(22%)の減収となったことが18日、同社への取材で分かった。営業赤字は約9億円。新型コロナウイルスの影響によるバス利用の落ち込みが直撃した形で、21年4月から3年間の中期経営計画では交通産業を核とした総合産業への変革を掲げた。

 21年3月期の経常損益は約9億円の赤字を計上。純損益は7億円超の赤字となった。路線バスの利用者はコロナ禍前の前々年の68%、高速バスは43%と大きく落ち込み収支が悪化。車両投資を抑えたほか、減便で各種手当や燃料代などが減少したことで経費も1割程度減ったが、減収分には届かなかった。

 経営計画では22年3月期の純黒字、23年3月期の営業黒字を目指す。感染が収束した後もバス利用者は前々年の80%に届かないと見込んだ上で、既存路線の維持に向け、バス事業の減収を他事業で補えるよう収支構造を見直す。

 自治体などとの連携により地域公共交通の維持を図りつつ、不動産事業の強化や新規事業への挑戦を進める方針。併せて人材育成や異業種からの採用に力を入れる。

 4月に20〜30代前半の社員による新規事業、社員教育といった四つのプロジェクトチームを組織した。年度内に方向性や内容を固め、22年度以降に具体化させる。

4014荷主研究者:2021/06/05(土) 22:04:37

https://kahoku.news/articles/20210525khn000030.html
2021年05月26日 06:00 河北新報
【動画】ペデストリアンデッキ、仙台の玄関口で40年 日本一の規模と造形美誇る

仙台駅西口ペデストリアンデッキ

 JR仙台駅西口に広がるペデストリアンデッキは今年、完成から40年を迎える。床面積1万3304平方メートル。全国に200カ所以上あるペデストリアンデッキの中で最大規模を誇る。多くの人の往来を見つめてきた歴史を振り返る。

(編集局コンテンツセンター)

 仙台駅西口ペデストリアンデッキの構想は今から半世紀ほどさかのぼる。東北新幹線(東京―盛岡間)の着工を受けて1972年に定められた新たな仙台駅舎などの整備計画に、ペデストリアンデッキの設置が盛り込まれた。

 ペデストリアンは英語で歩行者、デッキは船の甲板のように平らな構造物を指す。耳慣れないカタカナ語を当時の河北新報は「高架歩道」と表記したり、(歩行者回廊)とかっこ書きを補ったりして報じている。

 高架の採用には時代の要請があった。高度経済成長期、自家用車の普及とともに車両を優先した道路整備が進み、全国の交通事故の死者は70年に1万6765人を記録。「交通戦争」が激しさを増す中、ペデストリアンデッキの建設は歩行者と車両の流れを立体的に分け、安全確保を図る狙いがあった。

 73年に国内で初めて登場した国鉄柏駅(千葉県)のペデストリアンデッキは床面積約2800平方メートル(現在は3800平方メートル)。完成当初の仙台駅のペデストリアンデッキは9763平方メートル、駅に接するメインデッキが直線で256メートルと前例のない大工事だった。

 高架部分から枝状に階段が延びる構造は珍しかったようで「『たこ足、造るのか?』と国(の役人)から言われたものですよ」。76年から技術主幹として建設に携わった元仙台市建設局長の大黒俊幸さん(83)が振り返る。

 工期中、曲折があった。仙台駅の一日の乗降客数は当時約15万人。往来や防災の観点から駅前広場に必要な面積を算出したところ、約4000平方メートル不足することが判明。メインデッキを広げて補ったという。

 構想から約10年、工事に5年を要して駅前西口広場整備事業は完了。81年8月4日、現地で落成式が開かれた。

 大黒さんは完成当時の心境について「忙しかったから、あまり覚えていないなあ」と話すが、面積は1平方メートル単位まで正確に記憶している。「歴史に残る事業に携われたのは幸運だった」。40年余り前をしみじみと懐かしむ。

 仙台駅は杜の都の玄関口。計画段階で白色だった側面を駅舎に合わせてクリーム色に変更するなど、景観には十分配慮された。手すりはステンレス、支柱は継ぎ目のない遠心鋳造鋼管を採用。鉄を溶接・塗装するのが一般的だった時代に、最新の技術を盛り込んで造られた。

4015荷主研究者:2021/06/05(土) 22:05:14
>>4014-4015 続き

 「人間尊重の再開発」との表現もある仙台駅周辺は、国内でもペデストリアンデッキ整備の成功例とされる。

 作家の司馬遼太郎氏は紀行「街道をゆく 仙台・石巻」で「仙台駅の駅前の空間は、世界のどの都市にもない造形的なうつくしさがある。色彩的にもいい」などと絶賛した。

 近年は、仙台市の作家伊坂幸太郎さん原作の映画「アイネクライネナハトムジーク」(今泉力哉監督、2019年公開)「ポテチ」(中村義洋監督、12年)のロケ地となるなど、仙台を象徴する風景として定着した。

 ペデストリアンデッキは、商業施設の再開発などに合わせて増設されてきた。2017年には、駅北側のアエルから広瀬通を越えて北へと延びるデッキが完成している。

 維持管理するのは市青葉区役所道路課。腐食やひび割れなどの不具合に対処してきたが、18年に一斉点検し、優先順位を決めて予防的な修繕に取り組む。

 40年がたち老朽化が進むが、架け替えは周辺への影響が大きく課題が多い。担当職員は「小まめに点検し、小まめに直し、大事に使っていきたい」と話す。

◇仙台駅の歩み◇

71年11月 東北新幹線(東京―盛岡間)着工
72年5月 宮城県、仙台市、国鉄(当時)などの6者が新たな仙台駅舎と駅周辺の整備に関する基本方針を決定
77年12月 現在の仙台駅開業
78年3月 エスパル開業
78年8月 ペデストリアンデッキの一部の利用始まる
81年8月 駅前西口広場整備事業が完了
82年6月 東北新幹線(大宮―盛岡)暫定開業

[仙台駅西口ペデストリアンデッキ]総工費は26億7600万円。商業施設への接続部など民間が整備した部分を除き、所有面積に応じて市が75%、国鉄が25%を負担した。修繕費は年間約2億〜3億円、修繕計画が終わる23年以降には縮減できる見通し。エレベーター6機、エスカレーター11機、階段のロードヒーターといった付帯設備の保守点検、清掃にも毎年6000万円以上かかっている。仙台市内には市地下鉄泉中央駅の東側(93年完成)、仙台駅東口(04年完成)にもペデストリアンデッキがある。

4016荷主研究者:2021/06/05(土) 22:12:50

https://kahoku.news/articles/20210527khn000032.html
2021年05月27日 19:18 河北新報
モンクレール、仙台に東北初の直営店 「クラックス」に8月開店、子供服も

モンクレールが出店する複合ビル「クラックス」

 フランス発祥でイタリアに拠点を置く高級ファッションブランド「モンクレール」の直営店が8月、仙台市青葉区のサンモール一番町商店街にある複合ビル「クラックス」に開店する。東北への出店は初めて。

 店舗は1階の延べ床面積約250平方メートルで、ブランドを象徴する機能性とファッション性を両立したダウンウエアを中心に、子供服も扱うという。2階に事務スペースや倉庫を設ける。

 クラックスは地上6階。2019年12月にカジュアル衣料店「ギャップストア クラックス仙台店」が閉店し、1、2階と地下1階が空きテナントとなった。

 開店予定は8月10日。ビルを運営する三菱地所プロパティマネジメントの担当者は「ルイ・ヴィトンやロレックスの店舗と近く、高級ブランドが集まることでエリアのイメージが醸成される。東北各県からの集客が期待できる」と話す。

4017荷主研究者:2021/06/05(土) 22:13:14

https://kahoku.news/articles/20210526khn000038.html
2021年05月27日 06:00 河北新報
仙台市人口、過去最多109万7196に 20年国勢調査、泉区は初の減少

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210527kahoku02.JPG

 仙台市は26日、2020年国勢調査に基づき、市人口と世帯数を独自集計した結果の速報値を公表した。10月1日時点の人口は、15年の前回調査時から1万5037増加し、過去最多の109万7196に達した。東日本大震災後の転入増が顕著だった前回の反動で、増加率は2・1ポイント減の1・4%にとどまり、政令市移行後の最低となった。

 5年に1度の国勢調査で、市人口と増加率の推移はグラフの通り。

 5区別では、泉が2・1%減の21万2220人で初めて減少に転じた。青葉は0・5%増の31万1757人、宮城野は1・0%増の19万6813人、若林は6・0%増の14万1531人、太白は3・5%増の23万4875人だった。

 増加率が最も高い若林は、15年12月の市地下鉄東西線開業に伴う沿線開発が進み、住宅需要が高まっている。一方、減少に転じた泉は隣接する富谷市で宅地開発が活発化。子育て世代の住宅需要が移ったことが影響したとみられる。

 全市の世帯数は4・9%増の2万4667。1世帯当たりは2・10人で0・07人減った。青葉が1・93人で最も少なく、単身赴任や学生の1人暮らしの増加が原因とみられる。

 前回調査を基にした市の推計人口は、20年10月時点で109万1992だった。速報値が5204人上回っており、今回調査を基に推計し直した場合、27年に到来すると予測した将来人口のピークが「1、2年遅れる可能性がある」(市政策企画課)という。

 20年国勢調査は新型コロナウイルスの影響で調査や集計作業に時間を要し、公表時期が約4カ月遅れた。

4018荷主研究者:2021/06/05(土) 22:13:37

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7537/
2021-05-27# その他 みやぎ建設新聞
整備局仙台/国道4号大崎、白石地区/機能強化へ調査に着手/バイパス化や車線拡幅など検討

 東北整備局仙台河川国道事務所は国道4号大崎地区(大崎市)と白石地区(白石市)の機能強化に向けた調査に着手した。現況調査や地域意見を収集した上で、バイパス化や車線拡幅など機能強化の在り方を探る。

 大崎地区は大崎市古川の4車線終点から築館IC付近まで、白石地区は白石市内で進めている白石地区付加車線工事の終点から白石IC付近に至る箇所で、ともに約15㌔㍍の2車線区間。両地区は過去に大雪で東北自動車道が通行止めになった際、代替路となり大渋滞が発生したことから、関係自治体が機能強化を要望していた。

 仙台河川国道事務所では両地区について、それぞれ過去の課題点や地元のニーズなどを情報収集した上で、バイパス化や4車線拡幅を含めどのような方法で機能強化を実現できるかを検討していく。

 調査業務は今年3月に「仙台管内道路整備計画検討業務」としてパシフィックコンサルタンツに委託。2022年2月25日までに成果をまとめる。

 近年、気候変動の影響により気象災害が激甚化・頻発化していることを踏まえ、東北地方整備局では今年4月に「防災・減災、国土強靱化に向けた道路の5か年対策プログラム(東北ブロック版)」を策定。この中の「災害に強い国土幹線道路ネットワークの機能強化対策」の1つに両地区が盛り込まれている。

4019荷主研究者:2021/06/05(土) 22:15:49

https://kahoku.news/articles/20210525khn000029.html
2021年05月28日 17:00 河北新報
「仙台色」走り続けて30年 国鉄末期のイメージ戦略 今も

仙台色の701系=名取市飯野坂3丁目のJR東北線

 JR仙台駅を発着する電車の6割で、銀の車体の側面に赤、白、緑のラインが使われている。イタリア国旗やクリスマスに似た独特の「仙台色」に行き着いたのは、国鉄末期の苦肉のイメージ戦略が原点にあるという。

(コンテンツセンター・藤沢和久)

 仙台駅を発着する1日約680本の在来線普通列車のうち、「仙台色」は約430本。JR東日本仙台支社によると、管内の交流電化区間用電車に使われているといい、東北線新白河(福島県西郷村)―一ノ関(岩手県一関市)間、常磐線原ノ町(福島県南相馬市)以北、仙山線、磐越西線喜多方(同県喜多方市)以東など、計460・5キロを走る。

 色の由来について同支社の担当者は「国鉄時代のことで資料が残っていません」としつつ、「1985年、クリーム色をベースに緑のラインの塗装にしたのが原点のようです」と話す。

 河北新報の85年3月2日付朝刊に掲載された「グリーンライナー運転開始」によると、東北新幹線の上野―大宮間の開業に合わせ、同じ色を在来線にも取り入れたという。

 同月にダイヤ改正を控えていた国鉄は、機関車がけん引する客車列車を電車に置き換えて便数を増やした。財政難で新車を導入できず、通勤型に改造した寝台特急電車や急行電車の色を塗り替え、目新しさを演出したとみられる。

 それ以前の電車は、全国標準だったクリームとえんじの2色で塗り分けていた。仙台独特の明るい色は好評で、当時の河北新報では、岩沼市の主婦(35)の話を「車内は明るいし、とにかくきれい」と伝えている。

 3色のラインになったのは、90年3月に導入された719系から。JRには色を変えた理由の記録は残っていないという。

桜色のラインが入った最新のE721系1000代=名取市飯野坂3丁目のJR東北線

 鉄道愛好家でつくる「みちのく鉄道応援団」(仙台市)の佐藤茂代表幹事(63)は「白は従来のクリーム色に似ている。赤は緑の補色に近い色なので、保安上好ましいと考えたのではないか」と推測する。3色はその後の701系、E721系に受け継がれた。

 2016年11月に走り始めたE721系の4両編成タイプ「1000代」の配色は、白、緑、桜色にマイナーチェンジされた。従来の赤、白、緑の電車と組み合わせた6両編成で走ることもあるという。

 佐藤代表幹事は「白石川沿いの一目千本桜、塩釜桜といった桜の名所が多い沿線にちなんだのではないか。個人的にはこの色が一番好きだ」と話す。

4020荷主研究者:2021/06/05(土) 22:20:45

https://kahoku.news/articles/20210529khn000014.html
2021年05月29日 11:45 河北新報
「検証・郡市政」(中)前進 大手門復元、実行力示す

大手門跡近くの市道交差点。脇櫓(中央)の建て替えも計画される=仙台市青葉区(写真の一部を加工しています)

 仙台市教委が3月にまとめた仙台城跡(青葉区)の整備基本計画(2021〜38年度)に大手門復元が盛り込まれた。最初の10年間で発掘調査などを実施し、仙台藩祖伊達政宗の没後400年に当たる36年度ごろの完成を目標に据える。

 「スタートが切れることが大変うれしい。私自身としてもわくわくしている」

 計画の中間案が公表された後の昨年12月の定例記者会見で、郡和子市長(64)は高揚感を隠さなかった。大手門復元は前計画で方向性が打ち出されたものの、具体的な実現スケジュールは描かれていなかった。

 郡市長は17年7月の前回市長選で大手門復元を重点公約に掲げている。1期目での大きな前進に、市の担当者は「『これで空手形と言われない』との安心感もあっただろう」と喜ぶリーダーの心中を推し量った。

 15年の市地下鉄東西線開業や都市計画道路開通による城跡周辺の交通量減少、歴史的建造物の活用を後押しする19年の法改正など、大手門復元を可能にする環境変化が大きく貢献した。

 復元を求める署名簿を市に提出した市民団体「『政宗公ワールド』プロジェクト」の山下晴輝さん(52)は「思いがけないプレゼントをもらった」と前進を評価しつつ「郡市長だから動いたというより、外から風が吹いた」と受け止める。

 「リーダーシップが見えない」。郡市長は4年間、市議会などからこう指摘されてきた。レッテルを振り払うためか、政治決断を演出する場面も目立った。

 19年2月、市議会定例会で突如表明したガス事業民営化の再開は典型。判断の先送りを繰り返した前市政との違いを際立たせた。子ども医療費の助成も同様で、財源不足を理由に避けてきた所得制限の緩和に今年10月から踏み切る。

 重要プロジェクトを前進させ、これまでのタブーも破り「郡カラー」を形作った。ただ、新型コロナウイルスの影響もあって、全てが順風満帆とはいかない。

 ガス事業民営化は複数の企業グループの応募を見込み、価格やサービスの競争による市民の利益を期待したが、関係者によると、応募は東北電力など4社のグループだけとみられる。

 優先交渉権者の決定も当初の5月末から3カ月先延ばしした。20年近く前に判明したガス局庁舎(宮城野区幸町)の土壌汚染が影響しているとの指摘もある。

 今年4月、郡市長が策定を指揮した新たな市政運営の指針、市基本計画(21〜30年度)が始動した。故藤井黎市長時代に掲げた「市民協働」、奥山恵美子市長時代に目指した「市民力」の継承と拡充もうたう。

 今月18日には早速、協働による地域のまちづくりを支援する事業が始まった。だが、この4年間を振り返ると、市政が看板にしてきた市民協働や市民力が深みを増したとは言い難い。

 NPO法人せんだい・みやぎNPOセンターの青木ユカリ事務局長は「現場は粛々と動いているが、それは奥山さんがまいた種が育ったという印象。郡さんの市民協働観や新しさはまだ感じられない」と指摘し、さらなる前進に期待する。

(報道部・高木大毅)

[仙台市ガス事業民営化]2020年9月に事業継承者の公募を開始。提案内容を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で、21年8月下旬に優先交渉権者を決定し、22年度中に事業譲渡する。最低譲渡価格は400億円。民営化後5年間はガス料金を引き上げない。市は05年に民営化方針を表明。前回は08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが応募したが、リーマン・ショックに端を発した景気悪化の影響で、09年に頓挫した。19年2月、郡和子市長が再度の公募開始を決断した。

4021荷主研究者:2021/07/17(土) 23:00:26

https://kahoku.news/articles/20210530khn000017.html
2021年05月31日 06:00 河北新報
仙台駅前「青葉通広場化」を検討 市と地権者ら、協議会が1日発足

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210531kahoku01.JPG
仙台市作成の広場のイメージ図。青葉通が緑地化され、多くの歩行者が行き交う

 仙台市はJR仙台駅西口(青葉区)の青葉通を一部広場化する構想の実現に向け、沿道地権者や交通事業者が集まる「青葉通駅前エリアのあり方検討協議会」を6月1日に発足させる。車道の広場化に伴う交通渋滞の影響、駅前エリアの将来ビジョンなどを話し合い、2022年度には社会実験の実施も計画し、同年度末に基本方針を策定する。

 協議会は駅前ビルの所有者、再開発を予定する旧さくら野百貨店仙台店やGSビル跡地の地権者、バス、タクシー、トラック、鉄道の各交通事業者、宮城県警、商店街振興組合の担当者と学識経験者の約30人で構成し、国土交通省と宮城県がオブザーバー参加する。

 検討対象のエリアは青葉通のうち、駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル区間。市が作成した屋外広場のイメージ図によると、中央分離帯のケヤキ並木や歩道の街路樹は生かし、片側4車線の車道を一部緑地化する。テーブルやベンチを配置し、歩行者が散策できるようにする。

 広場化は、仙台駅に直結する道路をふさぐことにもなり、交通渋滞の悪化が懸念される。駅西口に乗り入れる路線バスやタクシー、一般車両は遠回りを余儀なくされ、高速バス乗り場も移転が必要になってくる。

 市によると、協議会では車両の通行を一部認める広場化、車道上を広場にするのではなく地下道やペデストリアンデッキを活用し、広場的な機能を持たせる案などを含めて議論する。

 駅前の青葉通は南側のGSビル跡地で、オリックスグループ(東京)が商業施設「EDEN(エデン)」との一体的な再開発を検討する。北側の旧さくら野百貨店はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が主体となり、オフィス、ホテル、商業施設の複合ビルの開発を目指す。

 市の都心再構築プロジェクトには、都市再生特別地区で民間事業者が広場を整備すると「都市貢献」として、ビルの容積率を最大2倍に緩和するメニューがあり、沿道の再開発事業と連動させた広場化を目指す。

 市都心まちづくり課の馬場泰通課長は「青葉通の両側で、大規模開発が同時に進行するまたとないチャンスが訪れた。公共空間の在り方を関係する皆さんと考えていきたい」と話した。

 広場化構想は18年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」で提案していた。

4022荷主研究者:2021/07/17(土) 23:01:30

https://kahoku.news/articles/20210601khn000039.html
2021年06月02日 06:00 河北新報
「青葉通広場化」21年度中に構想案 仙台市の協議会初会合

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210602kahoku01.JPG

沿道地権者や交通事業者が一堂に会した協議会の初会合

 仙台市は1日、JR仙台駅西口(青葉区)の青葉通を一部広場化する構想の実現に向け、沿道地権者や交通事業者ら約30人が集まる「青葉通駅前エリアのあり方検討協議会」を発足させた。第1回会合を同区のアエルで開き、2021年度中に構想案を取りまとめることなどを確認した。

 高橋新悦副市長は冒頭のあいさつで「駅前は東北の発展をけん引する仙台の顔だ。より多くの人を引きつける空間として将来の世代に引き継げるよう活発に議論してほしい」と語った。

 協議は非公開で行われ、広場化構想を含め、青葉通駅前エリアのにぎわいの場づくりに対し、出席者から反対意見は出なかったという。

 終了後、座長に就任した東北大災害科学国際研究所の奥村誠教授(都市計画)は「関係者が多く、それぞれに思い入れの深い場所。青葉通を従来の車優先の考え方ではなく、広く活用する方法を出し合い、実験を繰り返したい」と話した。

 検討対象は青葉通のうち駅前通交差点-愛宕上杉通交差点間の約150メートル。今後、協議会は対象区間の利活用と交通処理を各ワーキンググループで議論する。

 21年度は3回の会合を重ね、構想案をまとめる。22年度に社会実験を実施し、23年度末に整備計画を策定する。整備完了は沿道の再開発事業に合わせ、今から8年後を見込んでいる。

 広場化構想は18年9月、青葉通まちづくり協議会が市に提出した「青葉通まちづくりビジョン」で、緑豊かな景観と歩行空間の創出として提案していた。

4023荷主研究者:2021/07/17(土) 23:04:28
>>3985 >>4011
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7559/
2021-06-03# 物件(仙台圏)みやぎ建設新聞
東北整備局仙台河川国道事務所/国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業/道路予備設計業務と橋梁予備検討業務を公告/延長1800m、橋長1367m、交差点3カ所など

 東北整備局仙台河川国道事務所は2日、新規事業に採択された国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業の一環として道路予備設計業務と橋梁予備検討業務の2件を公告した。一般競争入札・総合評価落札方式を採用。2件とも申請書提出は今月23日、入札期限は7月19日まで。開札は同20日13時から行う。

 道路予備設計は事業区間1600㍍を中心に前後100㍍を加えた1800㍍と、平面交差点3カ所(郡山8丁目交差点、篭ノ瀬交差点、鹿の又交差点)、擁壁・補強土壁2カ所。橋梁予備検討業務は総延長1367㍍の橋梁と擁壁・補強土壁2カ所が対象となる。構造は起点側から延長139㍍の鋼3径間連続箱桁、1066㍍の鋼7径間連続箱桁×3連、162㍍の鋼3径間連続箱桁。履行期限は2件とも22年2月28日まで。

 参加資格は、2件とも土木関係建設コンサルタントの認定を受けた単体か設計JV。業務実績として、道路予備設計は2011年度以降に道路予備設計に関する業務または事業監理業務、橋梁予備検討業務は11年度以降に「立体交差化に伴う橋梁予備設計に関する業務または事業監理業務」を完了させたことなどが求められる。

 国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業は仙台市太白区郡山の名取大橋と笊川橋を越えた地点から仙台市太白区東郡山の千代大橋手前までの約1・6㌔㍍を対象に連続立体交差化する計画。1995年に仙台市が都市計画決定しており、現状の6車線を8車線化(高架部含む)する。

 高架橋は車道幅員15㍍の4車線で、1車線当たり幅員3・25㍍と中央分離帯1㍍を確保。北に向かって全体的に0・4㌫の勾配をつける。高架橋の両側の現地盤面を利用する道路部分は、上下車線とも車道幅員7・5㍍で2車線ずつ確保する。その両側に4㍍の歩道も設ける。

 事業費は約400億円。概略設計は復建技術コンサルタントが担当した。

 仙台市太白区で国道4号と郡山折立線が交わる「篭ノ瀬交差点」と、元寺小路郡山線が交わる「鹿の又交差点」はともに交通渋滞に起因する追突事故、死傷事故が多発するほか、三次救急医療機関である仙台市立病院への主要搬送ルートにもかかわらず渋滞によって救急搬送活動に支障が生じている。このため両交差点間を挟んで連続立体交差化することによって円滑な交通の確保、交通混雑の緩和による安全性向上、救急搬送活動の迅速化を目指す。

4024荷主研究者:2021/07/17(土) 23:09:59

https://kahoku.news/articles/20210606khn000002.html
2021年06月06日 06:00 河北新報
勾当台を「仙台の庭」に まちづくりの指針、市が策定

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210606kahoku01.JPG
エリアビジョンの空間利活用イメージ。中央は勾当台通、手前右は市役所敷地と市民広場、中央右のケヤキ並木が定禅寺通

 仙台市は青葉区勾当台地区の将来像「勾当台・定禅寺通エリアビジョン」を策定した。市役所本庁舎の建て替えや勾当台公園の再整備、民間開発などのまちづくりを一体的に進めるための指針。2030年度を目標年次と定め、仙台らしさや新たな価値観を生み出す「仙台の庭」を目指す。

 ビジョンの対象エリアは定禅寺通を中心に、南北が元鍛冶丁公園-市役所本庁舎の約500メートル、東西が愛宕上杉通-西公園通の約1200メートル。市役所本庁舎、勾当台公園市民広場の一帯を重点ゾーンに位置付け、街並みの一体性や空間の連続性を向上させるとした。

 「交流とゆとりを楽しむところ〜みんなで育む仙台の庭〜」がまちづくりの理念。緑豊かで開放的な空間で人々が交流とゆとりの時間を楽しみ、仙台らしさや新たな価値が生み出され、訪れたくなるような魅力を高める-という。

 まちづくりに寄与する公共施設・空間をつくり、多くの民間投資を呼び込む。民間施設に公開空地を設ける誘導策を検討し、官民連携によるエリアマネジメントを導入。定禅寺通のケヤキ並木の計画的な植え替えや保全の在り方も考える。

 移転新築する東京エレクトロンホール宮城(県民会館)、廃止方針の市民会館の跡地活用も検討する。市はビジョン実現に向け、関係部署によるワーキンググループをつくり、官民協働のまちづくりを進める。

 郡和子市長は1日の定例記者会見で「杜の都の特性が凝縮されたエリアで重要施策が動きだしている。その活性化はアフターコロナを見据え、都心のにぎわい創出を進めるためにも大変重要」と意義を説明した。

4025荷主研究者:2021/07/17(土) 23:14:11

https://kahoku.news/articles/20210609khn000005.html
2021年06月09日 10:05 河北新報
仙台の目抜き通りからGS消滅 マンション開発で「難民」増加懸念

3月末に閉店した保坂北九番丁サービスステーション=8日、仙台市青葉区通町2丁目

 100万都市・仙台市の中心部を南北に貫く東二番丁通・勾当台通から、この3月末限りでガソリンスタンド(GS)がなくなってしまいました。文字通り仙台の目抜き通りの沿線周辺ではマンションの開発が盛んで、今後「GS難民」が増加する可能性があります。
(編集局コンテンツセンター・藤沢和久)

 東二番丁通・勾当台通では3月末まで、青葉消防署の南隣でトキワ北六番丁店(青葉区堤通雨宮町)、北仙台駅寄りで保坂北九番丁サービスステーション(青葉区通町2丁目)の2軒が営業していました。今は計3・4キロにわたるほぼ直線の区間に、GSは一つもありません。

 「遠くのGSまで台車を押して行かなければならないのでしょうか。やはり灯油のために車を借りるしかないのかな」

 閉店したトキワ北六番丁店近くのマンションに住む契約職員女性(34)が嘆きます。冬場に月2回、18リットルタンクを持ち込んで灯油を購入していました。

 最も近いGSでも、1キロほど歩く必要があります。近所では巡回販売も見掛けないといいます。4月に試しにエアコンを使ってみたところ、かつて月約6000円で済んだ電気代が1万5000円に跳ね上がりました。「想像以上に高かったです」と苦笑します。

 同じ中心部の青葉区五橋1丁目でガソリンスタンドの小山商店を営む小山圭太郎さん(73)によると、東二番丁通・勾当台通には40年ほど前、GSが7、8軒ありました。年々姿を消しつつあると分かっていたつもりですが「全くなくなってしまうとは信じられません」と話します。

 GSが相次いで閉店した大きな要因として、地価の上昇や周辺の開発が挙げられます。保坂北九番丁サービスステーションも、3月末の契約満了を機に地主から退去を求められたといいます。

 閉店時の店長で、現在は系列店の店長を務める伊藤光弘さん(52)は「(退去の)話がなければ地下のタンクを更新し、営業を続ける選択肢もありました」と明かします。店売りや建設現場への燃料配達が「それなりにあった」ためです。

 関係者によると、2軒の跡地にはマンションや商業ビルなどが建設される見通しです。東二番丁通・勾当台通の東西のエリアは大規模マンションの開発ラッシュで、東北大雨宮キャンパス跡地のように1棟が200〜300戸に及ぶ大型物件も複数あります。

 周辺一帯は近日中に大幅な人口増加が見込まれ、特に自家用車を持たない世帯は灯油の入手に苦労する可能性がありそうです。開発によって追われるように閉店したGSですが、周辺人口の増加に伴い再び需要が増すことは想像に難くありません。

 伊藤さんの店には、保坂北九番丁サービスステーションの閉店を知ったかつての客から電話で配達依頼の問い合わせがあるとのことです。「車を持っていない人は確かに大変かもしれませんね」と伊藤さん。自転車や台車を押してGSを訪れたなじみ客の顔が頭をよぎるといいます。

4026荷主研究者:2021/07/17(土) 23:14:36

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7573/
2021-06-09# 物件(仙台圏)
仙台市/都市計画道路の予備設計2件/参加申請は22日まで/郡山折立線は約2kmトンネル2本等計画

 仙台市は8日、都市計画道路の郡山折立線(青葉山工区)と宮沢根白石線(南光台・安養寺工区)の予備設計2件を制限付き一般競争入札で公告した。

 参加申請はいずれも今月22日まで、開札は同29日に行う。

 参加資格は2件とも、市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント道路部門の登載業者で、郡山折立線予備設計は建設コンサルタント登録規程に基づく建設コンサルタントトンネル部門の登録業者も参加を受け付ける(市入札参加資格者名簿登録は必須ではない)。2006年以降に完了した元請け実績として、郡山折立線予備設計はトンネル設計を含む道路設計業務、宮沢根白石線予備設計は立体交差点を含む道路設計業務の実績をそれぞれ求める。

 郡山折立線は、国道4号と接続する太白区郡山5丁目地内から県道仙台村田線につながる青葉区茂庭綱木東地内に至る総延長約9・5㌔㍍の路線。これまでに約4・4㌔㍍の供用を開始し、富沢駅周辺土地区画整理事業に伴う大野田工区約0・4㌔㍍の整備を進めている。

 青葉山工区は、供用済み区間の続きとなる太白区八木山南地内から青葉区郷六郷六山を経由し、青葉区茂庭綱木東地内に至る区間に4車線で計画。区間内約2㌔㍍には2車線、幅員12㍍のトンネルを計2本整備する方針だ。

 今回の業務は、八木山南中学校北東側の太白区八木山南5丁目地内から東北自動車道仙台宮城ICに近接する青葉区茂庭寺下地内が対象。郡山折立線3・23㌔㍍と接続先の都市計画道路・折立線0・6㌔㍍に係る道路予備設計(A)として、トンネルなど主要構造物の位置や概略形式、基本寸法、ルート中心線の設計を行う。履行期限は22年2月28日まで。来年度以降に環境アセスメントの手続きに着手し、事業認可に向けた手続きを進める方針だ。

 宮沢根白石線は、仙台市若林区舟丁地内から泉区寺岡4丁目地内に至る全長約20・27㌔㍍、幅員25㍍で計画。直近では、泉区南光台6丁目地内の市道鶴ヶ谷中山線と泉区松森中道地内の国道4号を結ぶトンネルなどで構成する浦田工区823㍍が19年に開通。現在は、昭和市電通と連坊小路を結ぶ舟丁工区と南鍛冶町工区の計1040㍍で22年度中の開通を目指し工事が進められている。

 南光台・安養寺工区は、宮城野区安養寺1丁目地内の都市計画道路・台原南小泉線との交差部から、浦田工区の続きとなる泉区南光台7丁目地内に至る1・7㌔㍍の区間。このうち台原南小泉線との立体交差部にはダイヤモンド型IC(フルランプ型)の整備を計画している。

 今回の業務では、宮城野区安養寺1丁目地内から南光台7丁目地内までの1・7㌔㍍区間の道路予備設計やダイヤモンド型ICの予備設計のほか、立体交差部から南側に位置する青葉区高松2丁目地内から宮城野区安養寺1丁目地内までの1・0㌔㍍区間の道路概略設計を作成する。

 履行期限は22年2月28日まで。

 今回の業務結果を踏まえ、来年度以降に都市計画決定に向けた手続きなどを行っていく。

4027荷主研究者:2021/07/17(土) 23:18:09

https://kahoku.news/articles/20210611khn000003.html
2021年06月11日 06:00 河北新報
利府の機関車「解体撤去」か「産業遺産」か

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210611kahoku01.JPG
利府町の森郷児童遊園にある、解体される方針のEL(手前)とSL(奥)

 宮城県利府町の森郷児童遊園に設置されている電気機関車(EL)と蒸気機関車(SL)を巡り、劣化や危険性を理由に撤去する町の方針に対し、鉄道愛好家や町民有志が保存を訴えている。町は8日開会の町議会6月定例会に解体撤去事業7260万円などを盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を提出。町民有志は保存会を設立し共感の輪を広げようとしている。

 車両は町が誘致し、旧国鉄から無償貸与され1975年に設置された。ELはED91形で長さ13メートル、高さ4・1メートル、SLはC58形で長さ18メートル、高さ3・9メートル。

 どちらも風雨にさらされ鉄さびなどが付着している。町によると、SLにはアスベスト(石綿)が使われ、ELには製造年から推測してアスベストと有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)が含まれている可能性が高いという。安全確保のため、現在は周囲を柵で囲っている。

 町は(1)児童遊園を子どもたちがより快適に遊べるよう整備する(2)有害物質など危険性が高い(3)修繕するとすれば約3000万円かかる見込みで定期的な修繕にも費用がかさむ-ことを主な解体理由に挙げる。周辺町内会から反対の声も上がらなかったという。

 解体方針に関し、鉄道ファンでつくる「みちのく鉄道応援団」(仙台市)の佐藤茂代表幹事は「ED91形は産業遺産だ」と価値を強調する。1955年に仙山線で始まった日本初の交流電化の実地試験に使われた4車両のうち現存する唯一の車両。この試験の成果が、後の新幹線の誕生にも大きく寄与したという。

 町民ら10人の有志は保存を求める団体「利府町機関車保存会」(仮称)を5月に組織した。町出身で発起人の主婦針生英絵さん(34)=仙台市宮城野区=は「両車両とも子どものころに遊んだ思い出が詰まっている。町には新幹線の車両基地もあり、新幹線の誕生につながるELは町民の宝だ」と語る。

 市民有志の保存会が清掃などを担う同市青葉区の西公園のSLを例に挙げ「行政と町民らが手を携えて保存する道を探っていきたい」と話す。

 会は保存に向けたワークショップを12日午後1時半、同町の町交流型起業支援施設「tsumiki」で開く。参加無料。予約不要。連絡先は針生さん090(6229)3769。

4028荷主研究者:2021/07/17(土) 23:28:35

https://kahoku.news/articles/20210614khn000018.html
2021年06月14日 18:46 河北新報
【独自】ジュンク堂仙台TR店閉店へ 出版不況、コロナ禍で客足減少

閉店が決まったジュンク堂書店仙台TR店

 仙台市青葉区のジュンク堂書店仙台TR店が7月18日に閉店することが、分かった。ネット書店と電子書籍の普及に加え、新型コロナウイルス禍で客足が減少。テナントの契約満了に伴い、撤退を決めた。24年前に仙台駅前に進出以来、市内で最大3カ所あった店舗は全て姿を消す。

 ヤマダ電機LABI仙台が入る仙台TRビルの地下1階にある店舗は、2011年7月にオープン。売り場面積約1800平方メートル、取扱書籍数は約25万冊。専門書も豊富な東北有数の大型書店として親しまれた。

 神戸市発祥のジュンク堂書店は1997年、全国展開の先駆けとして東京の池袋本店と同時期に、仙台駅前のイービーンズ内に仙台本店を開設した。2003年には仙台ロフト店もオープンさせた。

 東日本大震災後はイービーンズの改修工事のため、仙台本店を仙台TRビル内に移転。イービーンズで本店の営業を再開した後は計3店舗を数えたが、順次閉店して14年11月以降は仙台TR店だけになった。

 新型コロナ感染拡大に伴って20年春に出された緊急事態宣言では、店舗を一時休業。宣言解除後、午前10時〜午後9時の通常営業に戻したが、客足は完全には回復しなかった。

 市内では20年ほど前、ジュンク堂など大型書店進出のあおりを受けて協同書店、高山書店といった地元老舗の閉店が相次いだ。出版不況にコロナ禍も重なり、大型書店自体も撤退を余儀なくされた格好だ。

 出版科学研究所によると、出版物の推定販売金額は書籍が1996年、月刊誌・週刊誌は97年をピークに低落傾向が続く。2020年の電子出版は前年から28・0%増加して出版市場全体の24・3%を占める。書店経営は規模を問わず厳しさを増している。

 ジュンク堂書店は15年、大日本印刷傘下の丸善CHIホールディングス子会社の丸善書店に吸収合併された。ジュンク堂の仙台TR店長を兼ねる石原聖丸善仙台アエル店長(45)は「閉店は残念だが、引き続き丸善の方で多様なニーズに応えていきたい」と話す。

4029荷主研究者:2021/08/08(日) 13:08:03

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=27843
2021/6/15 日刊建設新聞 宮城版
高速道の4車線化要望 富谷JCTはフル化求める 村井知事が東北整備局に

 村井嘉浩知事は14日、県庁で東北地方整備局の梅野修一局長らと懇談した。梅野局長は同局における本年度の主要事業を紹介。村井知事は常磐自動車道や仙台北部道路などの自動車専用道路について、2車線区間の4車線化を要望。仙台北部道路は富谷ジャンクション(JCT)のフルJCT化も求めた。

 梅野局長は、主要事業として名取川水系や北上川水系の流域治水プロジェクト、阿武隈川の緊急治水対策プロジェクトなどを紹介。国道349号丸森地区の災害復旧事業が本年度にトンネル工事に一部着手することや、国道4号仙台拡幅(箱堤交差点立体化)が2024年度の完成、仙台塩釜港埠頭再編改良事業が23年度の供用開始を目指していることなどを伝えた。

 仙台東道路の整備は概略ルートの構造検討を進めており、今後に有識者会議で地域の利用者からの意見聴取などを審議すると説明。仙台駅前のバスターミナル機能の強化は、20年度から必要性の検討等調査を進めており、「そういった検討が進めば少しずつ進歩すると思う」と話した。

 村井知事は、昨年度に県内の三陸沿岸道路が全線開通し、「すごい効果が出ている。企業立地件数が震災前に比べて100件以上増えた」と喜び、観光客の入込数もコロナ前は2割くらい増えたことを報告。「産業面や観光面、企業立地においても道路というのは相当大きな影響があったと改めて痛感した」と述べた。

 その上で村井知事は、常磐自動車道の山元インターチェンジ(IC)〜相馬IC間がまだ2車線になっているため、「4車線にすることでより南とのつながりが良くなるので、こちらの事業化も早期に進めてほしい」と求めた。

 次に村井知事は、本年度に国道108号石巻河南道路と国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)が直轄事業として認められたことを感謝し、「事業を速やかに進めてほしい」と要望した。

 仙台北部道路の4車線化については「一部認められたが、まだ2車線で止まっているところがある。富谷JCTのフルJCT化も非常に望んでいる。住民・県民からも非常に強い要望が出ている」とし、4車線化やフル化に向けた取り組みを求めた。

 最後に村井知事は予算に関して、大震災の復興予算がなくなる中で、「通常予算がいまだに下がっている。それに国土強靭化の予算が上に乗っている状況。通常予算を確保してほしい」と要望。道路ネットワークの機能強化や流域治水対策を進める上でも「予算の総額の確保をお願いしたい」と述べ、国土強靭化の予算については「補正予算措置だと後から仕事量が増える形になるので、当初予算による計画的な予算措置」を願った。

 梅野局長は同局で必要となる予算確保に努める意向を示した。

4030荷主研究者:2021/08/08(日) 13:55:22

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC222FT0S1A620C2000000/?unlock=1
2021年6月22日 17:35 日本経済新聞
仙台冷蔵倉庫、物流センター新設 冷凍食品の出荷拡大

4031荷主研究者:2021/08/08(日) 13:56:41

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/other/7652/
2021-06-22# その他 みやぎ建設新聞
県仙台土木/越の浦道路の予備設計公告/7月5日まで参加受付/塩釜と利府の境界に跨線橋など検討

 宮城県仙台土木事務所は21日、県道利府中インター線の「越の浦道路予備設計業務」を公告した。総合評価は簡易型・実施方針型を適用している。

 参加資格は県内に営業所を構える建設コンサルタント(道路)A等級。

 参加申請は7月5日まで受け付け、総合評価資料と入札書は同7日まで提出、開札は翌8日に行う。予定価格は935万円。

 塩釜市と利府町の境界付近の国道45号を起点に、三陸自動車道・利府中ICに至る県道利府中インター線は、塩釜市の青葉ヶ丘団地北西で市道藤倉庚塚線との交差点から西側が供用済み。一方でその交差点から東側(起点側)を見ると、塩釜市石田地区から利府町須賀漁港に続く狭い道路となっている。

 このほど予備設計を作成するのは、起点の国道45号から市道藤倉庚塚線との交差点まで延長約1380㍍の区間。

 計画によると、塩釜市越の浦地内で国道45号から東側に分岐した後、国道45号とJR仙石線・同東北本線と交差。須賀漁港付近および青葉ケ丘団地北側を通り、供用済み区間に接続する。国道とJR線路が近接していることから跨線橋の建設が予想される。

 業務概要は、道路予備設計Aが延長1380㍍、国道45号と分岐する箇所の平面交差点予備設計が1カ所。履行期限は2022年3月25日。JR線路を跨ぐ区間を中心に線形や道路構造などを検討する。

 この区間の整備によって、塩釜市の水産加工業が集積しているエリアと三陸道のアクセス改善による産業活性化に加え、慢性的に渋滞している塩釜市内を通る国道45号の交通円滑化が期待される。

 県は本年度から10年を期間とする「宮城の道づくり基本計画」に当該路線の整備を盛り込んでおり、全体事業費は70億円を概算。事業期間は23年度を初年度とする計画で、本年度と来年度で事業化に向けた調査に取り組む見通しだ。18年度末に発注した道路概略設計は復建技術コンサルタントが担当。なおルートは都市計画道路・越の浦春日線と重複する。

4032荷主研究者:2021/08/08(日) 13:58:02

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC22E9C0S1A620C2000000/?unlock=1
2021年6月24日 19:10 日本経済新聞 宮城
仙台の「巨大顕微鏡」5割が完成、産学官が準備加速

4033荷主研究者:2021/08/08(日) 14:04:47

https://kahoku.news/articles/20210625khn000002.html
2021年06月25日 06:00 河北新報
奥羽越列藩同盟の拠点「松の井屋敷」跡に案内板 古地図や写真添え解説

設置した案内看板を見る角田さん(左から2人目)ら

 戊辰戦争(1868〜69年)で奥羽越列藩同盟の拠点となった「松の井屋敷」の案内看板が、仙台市青葉区片平1丁目の跡地にお目見えした。県内でレストラン「HACHI」を展開するオールスパイス(仙台市)がグラフィックデザイナーらと製作。同盟で中心的な役割を担った仙台藩の歴史を伝えようと設置した。

 看板は縦80センチ、横140センチの鉄製。奥羽25藩が新政府軍に対抗する「仙台盟約書」を交わし、その後、同盟本部が置かれた松の井屋敷に関し、江戸時代末期の地図や昭和20年代の写真を添えて紹介している。

 5月上旬、跡地に建つマンションの入り口に完成した。オールスパイスが7月、マンション内に本社を移転させるのに合わせた。

 看板製作は、社長の角田秀晴さん(57)=青葉区=が昨年11月、街歩きイベントに参加したことがきっかけ。幕末の絵図に詳しいデザイナーの厚綿広至さん(52)=泉区=が松の井屋敷の説明に「架空案内看板」という解説資料を使ったのを見て、思い付いた。

 本社移転に向け、自社看板の設置費として確保していた30万円を活用。看板に記した解説文は厚綿さんの資料を基に作成し、郷土史家の木村紀夫さん(81)=同=に監修してもらった。

 今月15日に現地であった設置発表会で、角田さんは「戊辰戦争ゆかりの地は市内に点在する。看板を見て、幕末の仙台に関心を持ってほしい」と話した。

4034荷主研究者:2021/08/08(日) 14:33:08

https://kahoku.news/articles/20210627khn000008.html
2021年06月27日 14:44 河北新報
「検証・郡市政 選択軸の現場」(3)地域の足 持続可能な交通網 急務

八ツ森号を利用し、病院から帰宅した藤島さん=6月中旬、仙台市青葉区新川

 仙台市西部の青葉区新川地区。6月中旬、「八ツ森号」のステッカーを貼ったタクシーが、中山間地にある一軒家の前に止まった。

 外は土砂降りの雨。ここに暮らす無職藤島末治さん(82)は車を降りると「玄関前まで来てくれて大助かりだ」と笑顔を見せた。

 週3回、透析治療で約15キロ離れた愛子地区の病院まで通う。地域交通の八ツ森号は、藤島さんの欠かせない移動手段だった。

 町内会などでつくる新川地区地域交通運営検討会は2020年8月、八ツ森号の試験運行を始めた。市交通局が21年3月、地区を走る市バス「八ツ森線」を収支悪化で廃止したため、地域唯一の足となっている。

 既存の路線バスに比べて運行経費が安く、小回りが利く地域交通は人口減少、高齢化時代の新たな移動手段として期待が大きい。

 検討会の石垣喜美雄会長(79)は「バス路線の廃止で『見捨てられた』と受け止める住民もいる。感情にも配慮しながら、本格運行に向け、歓迎される地域交通に育てたい」と話す。

 市交通局によると、市バス45路線は19年度、桜ケ丘線を除く44路線が赤字だった。毎年、一般会計から約30億円の補助金をバス事業会計に繰り入れるが、純損失は解消しない。新型コロナウイルスの影響で利用者はさらに落ち込み、経営悪化に歯止めがかからない。

 宮城交通(泉区)が運行する市内の40路線は全て赤字だ。19年度の1キロ当たりの営業経費は市バスより105円低いが、1キロ当たりの運賃は6・6円高い。市補助金の繰り入れがないため、逆転現象が起きている。

 青沼正喜社長(63)は「事業者、利用者に公平でない状況がある。交通事業者のプライドで踏ん張っているものの、限界は近い。公共交通を維持するため、市は民間事業者も支援すべきでないか」と提案する。

 市は21年度、路線バス事業を抜本的に見直すため、事業者や専門家と「地域公共交通計画」を策定する。市郊外と都心部を結ぶ「幹線区間」、鉄道駅に結節する「フィーダー区間」などに路線を分け、地域交通に転換するエリアを定める。

 「路線バス事業の経営改善は、もう待ったなし」。郡和子市長(64)は市議会2月定例会でこう危機感を募らせ「持続可能な公共交通ネットワークの構築に向け検討する」と表明した。

 計画策定では市バスと宮交バスが乗り入れる路線で共同運行の可能性も探る。実現すれば、両バスのダイヤを調整して等間隔の運行ができる。市交通局の通学定期券「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」の宮交バス利用者への適用、運賃水準の均一化も視野に入れる。

 公共交通に詳しい福島大の吉田樹准教授(地域交通政策)は「まずは公共交通の将来像を関係者同士で話し合うことが大切。その結果、都市戦略上、必要な路線は公営、民営の区別なく自治体が責任を持って支えるべきだ」と指摘する。

(報道部・古賀佑美)

[地域交通]公共交通空白地の郊外部、中山間地で地域団体を運営主体に運行する乗り合いバス、デマンド型タクシーなど。仙台市内では2006年に太白区坪沼地区が「つぼぬま号」を初めて導入。21年4月に宮城野区燕沢地区で「のりあい・つばめ」の本格運行がスタートした。試験運行中の「八ツ森号」は、青葉区新川地区のデマンド区域とJR愛子駅など22カ所で乗降可能。市は試験運行に経費の最大95%、本格運行に90%を補助する制度を用意する。

4035荷主研究者:2021/08/08(日) 14:41:02

https://kahoku.news/articles/20210628khn000041.html
2021年06月29日 06:00 河北新報
仙台勝山館、6月末で営業終了 土地と建物は売却検討

30日で営業を終了する勝山館。新たに開業を予定するレストランは、写真右手の勝山酒造だった建物の一部を活用する予定

 仙台市青葉区上杉の総合宴会場「仙台勝山(しょうざん)館」を運営する勝山企業(青葉区)が、勝山館の営業を30日で終了することが28日、分かった。新型コロナウイルス禍で宴会や婚礼が激減し、3月末でレストランなど全館を休業。6月まで婚礼のみ実施していたが「再開のめどが立たない」として決断した。土地と建物は売却する方向で検討している。

 伊沢平一代表取締役(87)は河北新報社の取材に「人が集まってはいけない状況が続く中で、食の価値がどう変化するか想像できない。残念だが、コロナ以前の状態に戻るよすががない」と話した。

 2月の休業発表以降、土地、建物の引き合いが複数あるといい、伊沢氏は「建物はあと15年は持つ。価値を評価し、庭園も含めて残して使ってくれる企業に譲りたい」と語る。

 一方、勝山企業は勝山館の北側にある勝山酒造と伊沢家の住宅だった建物の一部を改装するなどして、年内にも「レストラン勝山館」の開業を計画。築約200年とされる酒蔵の柱やはりなどを生かし、勝山館の味も継承した「おもてなし料理」を追求するという。勝山館所有のワイン約5000本も移す。

 新店では調理、サービス、経理など従業員20人余りを引き続き雇用する。同社によると、2月時点で従業員は約100人いたが、希望退職に応じるなどし、4月以降はアルバイトも含め約30人が勤務していた。

 勝山館は1991年開業。地上6階、地下1階のビル、3階建てのチャペルに大小の宴会場やレストランなどを備える。ピークの12年度の売り上げは約20億円。「杜の都の迎賓館」を掲げ、2016年の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の歓迎夕食会の会場にもなった。

4036荷主研究者:2021/08/08(日) 14:41:43

https://kahoku.news/articles/20210629khn000025.html
2021年06月29日 11:54 河北新報
「検証・郡市政 選択軸の現場」(5)完 都心再構築 大手想定 地元置き去り

NTT仙台中央ビル(仮称)の建設現場。既存ビルの解体が進み、来年3月の着工を控える=仙台市青葉区中央4丁目

 仙台銀座や朝市の情景が描かれた工事用の仮囲いの中で、都心まちづくりの新たな拠点づくりが進む。

 仙台市青葉区中央4丁目、東二番丁通沿いの一角に2023年11月、高さ約90メートルの再開発ビルが完成する。NTT東日本グループが手掛ける「NTT仙台中央ビル(仮称)」だ。

 市が中心部の機能強化を目指し、19年7月に発表した「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1号に認定された。老朽ビルを建て替える際、さまざまな「恩恵」が受けられる。

 計画地は敷地面積が約3000平方メートル。当初は600%だった容積率は認定で最大2倍に緩和され、建物は16階建てが19階建てになり、延べ床面積は4万平方メートルと約1・7倍に増えた。

 上層部は企業向けの高機能オフィス、下層部は学生や起業家が使うコワーキングスペースを配置する。東北大青葉山キャンパス(青葉区)で、23年度に稼働開始する次世代型放射光施設との連携も見据える。

 NTT東日本-東北(若林区)の清水石重信不動産部門長(52)は「貸し床が拡大し、事業性が増した」とプロジェクトに認定されたメリットを強調する。

 再開発事業はプロジェクト発表の1年前から社内で検討を重ねた。実態は市が事業を後押ししたというより「後乗り」した形だが、20年5月にNTT東グループと連携協定を結び、再開発ビルを拠点とした研究開発の促進、起業家創出などに取り組むことにした。

 ビル完成後も行政と関わりを持てることは民間の開発意欲を刺激する。清水石部門長は「市の後ろ盾は運用面で期待している。ビル入居者やそこに集まる人とのネットワークを作っていきたい」と意気込んだ。

 近年、全国の地方都市が都心部の再生事業にこぞって乗り出している。

 先頭を行くのは、郡和子市長(64)が市議会2月定例会で「ライバル都市」を宣言した西の雄・福岡市。「天神ビッグバン」と銘打ち、官民一体の再開発プロジェクトを推し進める。

 15年2月〜20年5月の約5年で35棟のビルが建て替わり、昨秋には通信販売大手が本社の主要機能の移転を決め、求心力を高める。

 一方、仙台のプロジェクトは発表から約2年がたつが、認定は1件にとどまる。

 市内のビル事業者22社が集まる仙台中小ビル経営研究会の湯沢一也代表幹事(64)は「大規模再開発を想定していて、地元ビルにはメリットが分かりづらい」とこぼし、地元企業が置き去りにされていると指摘する。

 東日本大震災で市内のビルは修繕を重ねていて、今は建て替えの資金計画を立てにくい。テナントの見込み、建て替えと改修の選択、隣接ビルとの共同化-といった課題も山積する。

 湯沢会長は「地元企業は再開発事業にあまり慣れていない。入り口の部分で気軽に相談できる態勢が必要ではないか」と提言する。

 大手の投資先として選ばれるだけでなく、足元の企業も参画しやすくする次なる一手に期待がかかる。

(報道部・古賀佑美)

[せんだい都心再構築プロジェクト]仙台市中心部の老朽化したビルの建て替えを促すため、市が2019年7月に発表した。30年度までの約10年間に総額約100億円の支援を見込む。第1弾は1フロア約660平方メートル以上の高機能オフィス整備を条件に容積率の緩和、固定資産税負担への助成などの支援策を用意。20年10月に追加発表した第2弾はテナント退去への助成、環境配慮型グリーンビルディング整備誘導などを打ち出した。

4037荷主研究者:2021/08/15(日) 20:52:04

https://kahoku.news/articles/20210630khn000040.html
2021年07月01日 06:00 河北新報
アイリス、仙台・卸町のビル取得 ネット通販の配送センターに

アイリスオーヤマが取得する「アーバンネット卸町ビル」

 アイリスオーヤマは30日、NTT都市開発(東京)から仙台市若林区のオフィスビルを7月28日に取得すると発表した。取得額は非公表。2022年のグループ売上高1兆円に向けて事業拡大を進めており、インターネット通販の配送センターやオフィスフロアとしての利用を計画する。

 アイリスが取得するのは若林区卸町3丁目の「アーバンネット卸町ビル」。敷地面積約1万600平方メートルに、8階建てのN館(延べ床面積2万3982平方メートル)、4階建てのS館(6741平方メートル)の2棟で構成される。

 取得後は「アイリス卸町ビル」として従業員約250人が入り、新型コロナウイルス下で好調なネット通販の物流機能を強化する。大河原工場(宮城県大河原町)が持つ物流機能のうち、個人客向けなどの小口出荷機能を9月ごろにN館の一部に移転。S館の利用方法は現在検討している。

 広報担当者は「事業拡大に伴って従業員が増えており、オフィスも拡充する必要がある」と説明する。

 NTT都市開発は1993年にS館、95年にN館を建設。固定電話の顧客情報のデータセンターとして使用したが、回線減少で利用が縮小。近年はオフィスビルとして活用していた。

4038荷主研究者:2021/08/15(日) 20:53:54

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7679/
2021-07-01 建設新聞(仙台圏)
仙台市/郡山折立線と宮沢根白石の予備設計/復建技術コンと協和設計が候補/トンネルやダイヤモンド型ICを計画

 仙台市は、都市計画道路の郡山折立線(青葉山工区)と宮沢根白石線(南光台・安養寺工区)の予備設計について6月29日に開札し、落札候補を決めた。

 郡山折立線は18社が参加し、このうち1346万3504円で応札した復建技術コンサルタントが候補。また、宮沢根白石線は25社が参加し、1125万4967円で応札の協和設計を落札候補とした。いずれも事後審査を経て落札決定する。

 郡山折立線は、国道4号と接続する太白区郡山5丁目地内から県道仙台村田線につながる青葉区茂庭綱木東地内に至る総延長約9・5㌔㍍の路線でこれまでに約4・4㌔㍍が供用。青葉山工区については、供用済み区間の続きとなる太白区八木山南地内から青葉区郷六郷六山を経由し、青葉区茂庭綱木東地内に至る区間に4車線で計画し、区間内約2㌔㍍には2車線、幅員12㍍のトンネル計2本の整備を見込んでいる。

 今回の業務は、八木山南中学校北東側の太白区八木山南5丁目地内から仙台宮城ICに近接する青葉区茂庭寺下地内が対象。郡山折立線3・23㌔㍍と接続先の都市計画道路・折立線0・6㌔㍍に係る道路予備設計(A)として、トンネルなど主要構造物の位置や概略形式、基本寸法、ルート中心線の設計を行う。履行期限は2022年2月28日まで。来年度以降に環境アセスメントの手続きに着手し、事業認可に向けた手続きを進める方針だ。

 一方、宮沢根白石線は、仙台市若林区舟丁地内から泉区寺岡4丁目地内に至る全長約20・27㌔㍍、幅員25㍍で計画。直近では、泉区南光台6丁目地内の市道鶴ヶ谷中山線と泉区松森中道地内の国道4号を結ぶトンネルなどで構成する浦田工区823㍍が19年に開通している。

 南光台・安養寺工区は、青葉区高松2丁目地内から宮城野区安養寺1丁目の都市計画道路・台原南小泉線との交差部を経て、浦田工区の続きとなる泉区南光台7丁目地内に至る1・7㌔㍍の区間。このうち台原南小泉線との立体交差部にはダイヤモンド型IC(フルランプ型)の整備を計画している。

 今回の業務では、宮城野区安養寺1丁目地内から南光台7丁目地内までの1・7㌔㍍区間の道

4039荷主研究者:2021/08/15(日) 21:00:48

https://kahoku.news/articles/20210702khn000046.html
2021年07月03日 06:00 河北新報
広域防災拠点 7月上旬に暫定着工 宮城県、貨物駅など撤去

 宮城県が仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に計画する広域防災拠点を巡り、県は2日、災害時に広域支援部隊が一時集結する広場(約2ヘクタール)の暫定工事を7月上旬に開始すると発表した。広域防災拠点が完成するまでの間、防災機能を一時的に補完するエリアとして整備する。

 同日の県議会建設企業委員会で県側が示した。工事内容は駅ホームなど既存施設の撤去、仮舗装などで、完工は来年3月を予定する。事業費は約3億3000万円で、広域防災拠点の総事業費(約324億円)に含まれている。

 災害時に支援部隊のベースキャンプとして活用することなどを想定する。今回の事業は有事対応が目的で、広場や公園としての平時利用は検討していない。

 県は2015年10月、拠点整備に関する基本設計を策定。16年10月にJR貨物と駅敷地の売買契約を結んだ。当初計画では20年度の一部利用開始を目指したが、移転協議や関連工事の長期化に伴い、本格工事は26年度以降となる見通し。

4040荷主研究者:2021/08/15(日) 21:10:06

https://kahoku.news/articles/20210706khn000033.html
2021年07月07日 06:00 河北新報
仙台駅東口に「ホテルグランバッハ」進出 全151室、最上階に大浴場

7〜16階にホテルグランバッハ仙台が入る仙台宮城野ビル

 グリーンホスピタリティーマネジメント(東京)は7日、「ホテルグランバッハ仙台」を仙台市宮城野区榴岡3丁目に開業する。全国4カ所目で、東北は初進出。JR仙台駅東口から徒歩5分の好立地で、ビジネス客と観光客のニーズを見込む。

 宮城商事(仙台市)が昨年開業した複合ビル「仙台宮城野ビル」の7〜16階(延べ床面積5462平方メートル)で、ダブルからスイートまでの客室151室、レストラン兼ラウンジ、最上階に大浴場を備える。

 落ち着いた雰囲気のフロントにはパイプオルガンを配置。レストランでは東北6県の四季の食材を生かした料理を提供する。

 新型コロナウイルスの影響で、当初予定した昨年7月のオープンがずれ込んだ。担当者は「アフターコロナを展望し、ビジネスと観光を両輪に仙台の発展のお役に立ちたい」と話す。

4041荷主研究者:2021/08/15(日) 21:18:14

https://kahoku.news/articles/20210707khn000042.html
2021年07月08日 06:00 河北新報
【動画】仙台「ホテル木町」解体始まる 反社勢力が占拠、投資詐欺の舞台にも

仙台「ホテル木町」解体始まる

解体作業が始まったホテル木町

 仙台市中心部の廃虚ビル「ホテル木町」の解体作業が始まった。反社会勢力が不法占拠し、投資詐欺の舞台にもなったビルは、権利関係が複雑で朽ち果てるまで放置される恐れすらあった。解体を実現させたのは、現役を引退した自称「地上げ屋」たちの経験とプライドだった。(報道部・勅使河原奨治)

不動産業界名うての「不良物件」

 「登記簿を見れば分かる。ハイリスク、ローリターンの仕事。大手不動産業者は絶対に手を付けない」

 区分所有者として解体実現まで携わったホテル木町管理組合の片倉英則理事長(59)が振り返る。

 登記簿などによると、ホテル木町は上階が分譲マンションだったため所有権は111区分あり、所有者は全国に散らばっていた。指定暴力団系組員や右翼団体、逮捕歴のある金融業者、架空投資事件の首謀者やその関連会社。「反社会勢力がほぼ全種類そろっていた」(片倉理事長)という。

 不動産業者が解体に挑戦しては失敗を繰り返す業界内で有名な「不良物件」は、老朽化と不法占拠で地域の不安の種となっていた。

 「地域のためにもなるし、自分たちならできると思った」

自称「地上げ屋」が同意取り付け

 かつて大手デベロッパー(開発事業者)で用地交渉を担当した片倉理事長に、別の大手を引退した仲間3人を加えた自称「地上げ屋」の挑戦が2017年夏に始まった。目標は解体に必要になる区分所有者の5分の4以上から同意を取り付けることだった。一部は片倉理事長らが所有権を買い取った。

 登記簿をたどって全国を駆け回った。18年の夏には東京・歌舞伎町で、頭をそり上げた甚平姿の男から「1000万円で買った物件だ。倍で買い取れ」とすごまれた。袖から入れ墨がはみ出していた。

 東京都三鷹市の所有者からは、詐欺師と疑われて警察を呼ばれた。ホテルを舞台にした架空の老人ホーム事業への投資で数百万円の被害を受けていた。

 老朽化したホテル木町は、事前の鑑定で1区分当たり20万〜25万円が適正価格だった。片倉理事長は「買い取る際は適正価格から一歩も譲らなかった。見た目が怖い人もいたけど、向こうは物件をただ持っていても1銭にもならないことを知っていた」と話す。

廃業、競売経て権利関係が複雑に

 ホテルは1999年に廃業し、競売を経て徐々に権利関係が複雑になっていった。いつからか反社会勢力が不法に占拠した。止まったはずの水道が違法に敷設され、電気も通っていた。各部屋が違法に貸し出され、最大で30人近くが住み着き、解体には「住民」を立ち退かせる作業も必要だった。

 明け渡し請求訴訟を担当した金成有祐弁護士(仙台弁護士会)は「裁判を起こすにも住民が誰なのかが分からず、苦労した」と明かす。裁判が始まると、不法占拠者たちは服や家財道具を置いたまま姿を消した。

 19年秋の管理組合の総会決議、不法占拠者の立ち退きを経て今年6月に解体工事が始まった。12月にも作業は完了する予定だ。

 片倉理事長は「更地が売れたとしても、解体を含めた費用と売買代金はほぼ変わらない見込み。大きなもうけにはつながらない。地域に貢献できたことが大きい」と話した。

[ホテル木町]仙台市青葉区木町通2丁目に立地し地上7階、地下1階。1977年開業。経営会社が破産する99年1月まで営業した。1〜3階が宿泊用で4〜7階は一般に分譲された。大通りに面し、近くには木町通小や仙台二中が立地する。

4042荷主研究者:2021/08/15(日) 21:25:46

https://kahoku.news/articles/20210708khn000041.html
2021年07月09日 06:00 河北新報
【独自】ドンキ、MOVIX利府跡地に出店へ デンコードーも

 宮城県利府町の商業集積地「利府ペアガーデン」のシネマコンプレックス「MOVIX利府」跡地に、ディスカウント量販店の「ドン・キホーテ」(東京)と、家電量販店ケーズデンキを運営する「デンコードー」(名取市)が、それぞれ新店舗を出店することが8日、関係者への取材で分かった。2022年2月ごろにオープンする見込み。

 河北新報社の取材に両社は「まだ公表できる段階ではない」と答えた。

 関係者によると、ともに鉄骨造りの1階建てで、店舗面積は約2800平方メートル。ドン・キホーテの店舗は24時間営業を予定。県内では現在、ドン・キホーテは7店、ケーズデンキが14店を営業している。

 利府ペアガーデンは01年に整備され、不動産業のダイワロイヤル(東京)が運営。敷地は約3万8400平方メートル。衣料品店や飲食店など最大16店が営業していた。同社は昨年から集客力を高めるために立地店舗の見直しを進めており、現在は8店が営業。MOVIX利府は20年10月に閉館し、建物は取り壊された。

 同社の開発担当者は「整備から20年が経過しテナントの入れ替えを進めている」と説明する。

 近隣では大型商業施設のイオンモール新利府南館が3月に、同北館が今月2日にオープンし、東北最大のイオンモールとなった。

 開発担当者は「利府は仙台に近く、高速道路のインターチェンジも多いので、商業地として魅力的だ。イオンモールの開業で人の流れが増え、地域の価値がより一層高まっている」と語る。

4043荷主研究者:2021/08/15(日) 21:26:52

https://kahoku.news/articles/20210710khn000002.html
2021年07月10日 10:54 河北新報
仙台中心部の通行量減る 外出自粛受け

通行量調査で3年連続トップだった仙台駅東西自由通路

 仙台商工会議所と仙台市は、市中心部で金曜(5月28日)と日曜(同30日)に実施した通行量調査の結果(速報)をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛傾向が続き、全地点平均で昨年10月の前回調査より減少。両日とも1972年の調査開始以来、最少となった。夕方以降の落ち込みが目立った。

 調査8地点は図、各地点の通行量などは表の通り。平均は金曜が前年比5・4%減の2万9301人、日曜が18・5%減の3万1979人だった。感染拡大前の2019年5月の前々回調査と比べると、金曜が26・9%、日曜が34・7%の大幅減となった。

 両日ともにトップは3年連続で「仙台駅・東西自由通路」。プロ野球東北楽天のホームゲーム開催日だったが、観客数制限の影響もあり、金曜4・2%減、日曜19・1%減となった。

 繁華街の青葉区国分町に近い調査地点を金曜午後7〜8時に限って見ると、「大井宝石店・フォーラス前」が前年比23・9%減、「ナカガワ前」は20・2%減。前々年比はいずれも5割近く減った。エリア別では東一番丁通地区(地図F、G、H)の平均通行量は金、日曜とも初めて2万人を割った。

 仙台商議所の担当者は「宮城県と仙台市独自の緊急事態宣言を受けて飲食店が時短営業や休業する中、金曜は午後4時以降伸び悩み、夜は大きく減った。日曜は例年のピークの午後2〜4時でも減少し、買い物などの人混みを避ける傾向が見て取れる」と話した。

 調査は毎年5月の金、日曜の午前9時〜午後8時に実施。昨年はコロナの影響で10月に行った。中心市街地活性化や商業立地検討などの基礎資料になる。

4044荷主研究者:2021/08/15(日) 21:28:54

https://kahoku.news/articles/20210710khn000023.html
2021年07月10日 12:14 河北新報
25年越し ようやく開通 松島の町道、内陸と沿岸結ぶ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210710kahoku01.JPG

 宮城県松島町の内陸部の根廻と沿岸部の磯崎両地区を結ぶ「町道根廻・磯崎線」が4日、着工から25年を経て全線開通し、現地で記念式典があった。東日本大震災後は復興交付金などを活用して整備を進め、津波発生時の避難道や支援物資輸送道としての役割を担う。

 総延長は2410メートルで、根廻地区の国道45号と磯崎地区の県道奥松島松島公園線をつなぐ。幅は町道で最も広い16メートルで、片側1車線の車道と、両側に幅3・5メートルの歩道を設けた。総事業費は約36億7100万円。

 1996年4月に着工。震災後は、人口が集中する高城、磯崎両地区と緊急輸送道路の国道45号や三陸沿岸道を結ぶ路線と位置付けて整備を加速させた。完成区間から順次開通し、最終区間の約910メートルがこのほど完成した。

 沿線には防災拠点の松島運動公園や、町内初の「認定こども園」の建設予定地がある。約30人が出席した記念式典で桜井公一町長は「町の道路ネットワークを形成する上で重要な路線で、防災や生活利便性の向上に大きな成果をもたらす」とあいさつした。

4045荷主研究者:2021/08/15(日) 21:29:20

https://kahoku.news/articles/20210712khn000002.html
2021年07月12日 09:05 河北新報
仙台の空き室率6・62%に上昇 新築ビルへの大規模移転影響 6月・民間まとめ

仙台の市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市の6月のオフィスビルの空き室率は、前月より0・29ポイント高い6・62%だった。新築ビルへの移転に伴って大規模な空き室が生じた影響が大きく、2カ月連続で上昇した。

 5地区のうち3地区が上昇した。一番町周辺は1・06ポイント上がって5・47%。仙台駅前の新築ビルへの大規模な移転やオフィス統合による解約などがあり、2018年6月以来の5%台となった。宮城県庁・市役所周辺は、他地区への移転に伴う解約があり、0・26ポイント上昇し7・11%。周辺オフィスは自社ビルへの移転などで、1・63ポイント上昇の10・98%。

 駅前は0・35ポイント低下の6・66%で、事業所の新規開設の大型成約があった。駅東は他地区や郊外からの移転の動きがあり、0・23ポイント下がり6・92%だった。

 仙台支店の担当者は「7月完成予定の新築ビルの影響による空き室率の上昇は、予想よりも大きくなかった。駅東の大規模ビル入居への引き合いが増えてきており、今後は低下するのではないか」とみる。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の355棟で、前月より1棟増えた。

4046荷主研究者:2021/08/15(日) 21:35:05

https://kahoku.news/articles/20210713khn000006.html
2021年07月13日 09:37 河北新報
利府街道にルートイン 22年12月開業

ホテルルートイン利府(仮称)の完成イメージ図

 ルートインジャパン(東京)は、ビジネスホテル「ホテルルートイン利府(仮称)」を宮城県利府町利府の県道仙台松島線(通称利府街道)沿いに開業させる。オープンは2022年12月の予定。

 鉄骨10階で客室数は約200室、駐車場は約100台を予定。利府町新太子堂土地区画整理事業の区域内に立地する。同ホテルは県内で14カ所となる。

 町役場で12日にあった基本合意書締結式で、同社の小名木義孝専務は「利府は高速道路のインターチェンジが多く人の流れがつかみやすい場所。ビジネスや観光、イベント目的の利用を見込む」と狙いを語った。

 町によると、町内の宿泊施設は3カ所あるが、ビジネスホテルの開業は初めて。町内にはスポーツ大会やコンサートの会場となる県総合運動公園が立地しており、宿泊客の受け皿整備が課題となっていた。

 熊谷大町長は「イベント関係者から利府に宿泊施設が欲しいと長年言われてきた。今後は町の魅力の発信などにも力を入れ、町への滞在を促していきたい」と語った。

4047荷主研究者:2021/08/15(日) 21:36:31

https://kahoku.news/articles/20210713khn000023.html
2021年07月13日 10:59 河北新報
「検証・郡市政 あの問題は今」(上)「広瀬区」構想 合併時の約束先送り

 任期満了に伴う仙台市長選(8月1日投開票)は、18日の告示まで1週間を切った。新型コロナウイルス対策や「コロナ後」のまちづくりなどが争点として想定されるが、他にも有権者が「あの問題は?」と気に掛ける市政課題は少なくない。4年に1度の選択機会を前に「広瀬区」構想、パンダ誘致、市地下鉄南北線延伸の現在地を探った。

分区の条件満たす

 JR仙台駅前から山形県境まで市内最大の面積を抱え、30万を超える人口が集積する青葉区。34年前、合併で市域に加わった西部の旧宮城町地区で、分区により「広瀬区」を創設する構想が再燃しつつある。

 今年2月、旧宮城町の一部住民は「青葉区分区期成協議会」を結成。市に構想実現を申し入れるなど活発に動いている。石附成二会長(80)は「市は合併時の約束を果たしていない」と積年の思いを吐露する。

 1987年の合併時、市は政令市移行を前提に「宮城町の区域は地域行政の充実を図るため、区の設置に向けた条件整備を行い、その実現に努力する」と合併協定書に明記した。

 地区人口5万以上が分区の条件。合併後、吉成、栗生、愛子地区などで宅地開発が進み、旧宮城町を管轄する宮城総合支所の人口は96年に5万を突破した。

 当時の藤井黎市長は98年、市行政区画審議会に区割りの見直しを諮問した。だが、審議会は2001年に「青葉区の人口が30万を超え、さらに伸び続ける場合に再検討すべきだ」と答申し、分区は先送りされた。

 12年12月、青葉区の人口は審議会が条件とした30万を突破し、宮城総合支所管内も7万を超えた。ところが、当時の奥山恵美子市長は「東日本大震災後の人口増が継続するかどうか見極める」として、審議会に諮ることさえしなかった。

 現在の郡和子市長(64)も分区には否定的。17年10月の定例記者会見で「今は30万を超える行政区も(全国には)ある。人口が減少する中(分区を)検討する段階にない」と語った。

過疎化への危機感

 合併から30年余り。住宅団地が次々と形成され、旧宮城町の人口増をけん引する一方、住民の帰属意識は年々低下する。世代交代も進み「広瀬区」の境界はぼやけているのが実情だ。

 それでも、石附会長らが動くのは中山間地の過疎化への危機感が大きい。作並、大倉両小は20年3月に閉校。統合先の上愛子小も学区内の高齢化率が43・8%(20年)と極めて高い。

 石附会長は「旧宮城町も西部は交通、産業、生活環境の基盤整備が進まず、開発はもっぱら愛子地区に偏る」と嘆き、青葉区の「周縁」からの脱却を訴える。

 作並、新川地区は温泉旅館やレジャー施設の閉鎖も相次ぐ。作並振興協会の庄子勝彦会長(74)は「愛子以西は減るものはあれど、増えるものはない」と落胆する。山形県と連携した仙山交流市や雪祭りで活性化を図るものの「人手と資金が乏しく、他のアイデアを実現できない」と明かす。

 市は本年度、宮城総合支所に地域活性化推進室を新設。地元団体と地域資源の掘り起こしに取り組む。

 市区政課の黒川雅之課長は「分区することで行政経費が膨らみ、住民負担が増えないとも限らない。総合支所が区役所と遜色なく住民サービスを提供し、地域づくりで連携できるよう努めたい」と理解を求める。

(報道部・古賀佑美)

総合支所の敷地内に残る旧宮城町役場の石碑。分区による「広瀬区」構想が再燃しつつある=仙台市青葉区

4048荷主研究者:2021/08/28(土) 21:57:16

https://kahoku.news/articles/20210717khn000001.html
2021年07月17日 10:19 河北新報
「検証・郡市政 あの問題は今」(下)南北線延伸 財政難で隣接市の構想静観

開業から34年を迎え、延伸構想に注目が集まる市地下鉄南北線=仙台市泉区

費用、400億円超と試算

 仙台市地下鉄南北線は15日、1987年の開業から34年を迎えた。泉中央(泉区)-富沢(太白区)間の14・8キロを結ぶ大動脈は近年、ルート延伸に注目が集まる。隣接市のトップがそれぞれ選挙公約に掲げ、実現の糸口を模索している。

 富谷市は若生裕俊市長が2015年2月、市域と泉中央駅の交通アクセス改善を訴えて当選した。20年3月に策定した「都市・地域総合交通戦略」には、将来的な公共交通の強化策として、地下鉄の整備検討を盛り込んだ。

 21年度は、400億円以上と試算する延伸費用を抑えるため民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式などの可否を調べる。市交通政策推進室の葛西圭二室長は「採算性はもちろん、仙台市民のメリットも示さなくては協力が得られない」と課題を説明する。

 市は、泉区に接する明石台地区を今後の公共交通の拠点と位置付ける。朝のラッシュ時、国道4号など周辺道路が混雑し、泉中央行き路線バスはたびたび渋滞に巻き込まれるためだ。

 明石台第二町内会の平岡政子会長(64)は「通勤、通学、買い物で泉中央駅を利用する住民が多い地区。鉄道などで定時性を確保する環境を行政の垣根を越えてつくってほしい」と求める。

 南北線の南端、富沢駅から南進するルートを描くのは名取市。16年7月の市長選で山田司郎市長が延伸を公約に盛り込んだ。19年度の当初予算案に、約600万円の導入可能性調査費を計上し、本格的な検討に入るという手はずだった。

 だが、市議会から「実現する見通しはあるのか」と疑問視され、調査費は撤回に追い込まれた。市の長期総合計画(20〜30年度)に「延伸」を明記することもできず、議論は止まった。

 小平英俊企画部長は「将来のまちづくりに関わる重要な事業だが、ハードルは高い。現状で(議論の)再開は難しい」と明かす。

27年ピークに人口減へ

 仙台市は富谷、名取両市の延伸を巡る動きを静観する。「まずは各市で考えている段階。協議のテーブルに着く状況にない」(交通政策課)とにべもない。

 消極的な理由は財政事情が大きい。地下鉄事業の累積赤字は15年12月開業の東西線を合わせ、19年度決算で867億円に上る。郡和子市長(64)は定例記者会見などで「新たな地下鉄建設となると、厳しいものがある」と理解を求める。

 市の将来予測によると、早ければ27年をピークに市人口は減少に転じる。今後の機能集約型のまちづくりを踏まえ、拡大型の延伸には慎重な声が少なくない。

 八木裕一都市整備局長は市議会6月定例会の答弁で「新たな市街地の形成が見込めない中、地下鉄を延伸する計画はない。延伸する場合は(前提条件として)居住人口の増加、都市機能の集約が相当程度、必要になる」との見解を示した。

 1970年代に構想が浮上し、90年代に一時検討された南北線の延伸。数十年の時がたった今、隣接市で再燃し始めた議論が仙台に飛び火する気配はない。

(報道部・布施谷吉一)

4049荷主研究者:2021/08/28(土) 21:57:44

https://kahoku.news/articles/20210716khn000051.html
2021年07月17日 06:00 河北新報
アイベックス、仙台-松山線就航

 アイベックスエアラインズ(東京)は16日、拠点とする仙台空港(名取市、岩沼市)と松山空港(松山市)を結ぶ新規路線の運航を始めた。東北と四国を結ぶ唯一の直行便。新型コロナウイルス禍で航空需要の低迷が続いており、関係者は旅客の回復や交流人口拡大に期待を寄せた。

 午前8時20分仙台発の第1便は、定員70人に対し69人が搭乗。夫婦で松山市内に帰省する仙台市太白区の会社員黒田美保さん(56)は「今までは成田や羽田を経由せざるを得ず大変だったが、便利になり、とても助かる」と喜んだ。

 出発前に開かれた記念行事でアイベックスの浅井孝男社長は「両県の交流を促進できれば継続した運航につなげたい。地方活性化の意味でも育てたい路線だ」と強調。佐野好昭宮城県副知事は「観光資源に恵まれた愛媛へのアクセスが向上し、四国地方への旅行も気軽になる。需要喚起に積極的に取り組む」と述べた。

 仙台-松山線は1日1往復。午前8時20分仙台発、同9時55分松山着と、午後7時40分松山発、同9時20分仙台着。7月から仙台空港の運用時間が午後10時まで30分延長されたことを生かしてダイヤを設定した。

 運賃は片道9000円から。10月30日までの運航が決まっている。

4050荷主研究者:2021/08/28(土) 22:15:28
>>4023
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=28119
2021/7/22 宮城版
パシコンが予備設計 国道4号の高架橋と道路 篭ノ瀬〜鹿の又間(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬〜鹿の又)事業で、高架橋と道路の2件に分けて予備設計業務の一般競争入札を開札し、総合評価を経てともにパシフィックコンサルタンツ(東北支社・仙台市青葉区)が落札した。2件とも開札日は20日で、落札決定日が21日。高架橋は鋼箱桁の3橋で構成する計画だ。

 高架橋の予備設計は、件名が「仙台地区橋梁予備検討業務」。同社の落札額は2940万円。予定価格は3689万円、調査基準価格が2936万円。業務内容は▽延長139mの鋼3径間連続箱桁▽延長1066mの鋼7径間連続箱桁×3連▽延長162mの鋼3径間連続箱桁――の3橋について予備検討を行うほか、擁壁・補強土壁2カ所の予備設計をまとめる。履行期間は2022年2月28日まで。

 道路の予備設計は、件名が「仙台地区道路予備設計業務」。同社の落札額は1381万円で、調査基準価格と同額だった。予定価格は1735万円。高架橋と並走する平面部分の道路や、平面交差点3カ所、擁壁・補強土壁2カ所の予備設計をまとめる。履行期間は22年2月28日まで。

 国道4号篭ノ瀬〜鹿の又間は、仙台市市太白区郡山の篭ノ瀬交差点から、太白区東郡山の鹿の又交差点までに至る延長1・6㎞区間を対象に、高架橋を設けて立体化する。篭ノ瀬交差点は都市計画道路郡山折立線、鹿の又交差点は都市計画道路元寺小路郡山線と交わっている。

 計画幅員は立体4車線と平面4車線で計40mを確保する。このうち、立体部分の高架橋は延長1400mで、全幅が15m。平面は橋梁の両側(下部)にそれぞれ2車線と歩道を整備する。総事業費は約400億円を試算している。

石巻河南道路は建設技術研究所

 同事務所は、石巻河南地区道路予備設計業務の一般競争入札を開札し、総合評価を経て建設技術研究所が2449万円で落札した。予定価格は3075万円、調査基準価格が2448万円。開札日は20日で、落札決定日が21日。

 この業務は国道108号石巻河南道路の整備に向けて、延長約7・7㎞の道路予備設計を作成する。履行期間は22年2月28日まで。

 石巻河南道路は、三陸沿岸道路の石巻河南インターチェンジから西側において、既存の国道108号を一部現道拡幅するとともに、バイパス(BP)道路を新設して整備する。起点は石巻市蛇田地区で、終点が同市北村地区。計画延長は約7・7㎞。

 全体のうち、起点から畳石交差点までの約2・2㎞区間が現道拡幅で幅員22mを確保(4車線化)し、そこから終点までの約5・5㎞は盛土構造で幅員8・5m(2車線)のBP道路を造る。BP区間には8橋を新設する。総事業費は約210億円を試算している。

4051荷主研究者:2021/09/11(土) 11:11:29

https://kahoku.news/articles/20210802khn000025.html
2021年08月03日 06:00 河北新報
事業構想大学院大、来年4月に「仙台校」 東日本高速と協定

 事業構想大学院大(東京)は2日、東日本高速道路と共同で来年4月、JR仙台駅東口の「JR仙台イーストゲートビル」に仙台校を開設すると発表した。東北の活性化を担う人材の育成を目指す。今年9月に学生の募集を開始する。

 地域で起業する人や、民間企業や自治体で新規事業に携わる人を募集する。幅広い業界や著名人の講義を受け、2年間で事業構想修士の学位を取得する。東日本高速道路は社員を派遣するほか、地元企業や自治体との橋渡しを行う。

 都内であった協定式で田中里沙学長は「従来の価値観にとらわれず新しい事業の構想を打ち出せる人材が求められている。東北の魅力的な文化や地域資源には可能性がある」と述べた。

 小畠徹社長は「東日本大震災の復興に携わってきた企業として東北の発展に貢献したい」と強調した。

 同大は事業構想を学ぶ社会人向け大学院として2012年、東京に開校し、大阪、福岡、名古屋の3校を含め計361人の修了生を輩出。宮城や福島、秋田などから東京本校に通う学生もおり、5校目の開校場所として仙台市を選んだ。

4052荷主研究者:2021/09/11(土) 11:16:28

https://kahoku.news/articles/20210803khn000026.html
2021年08月04日 06:00 河北新報
アルプスアルパイン、大崎の研究開発拠点強化 「R&D新棟」23年3月完成

R&D新棟の予想図

 電子部品大手アルプスアルパイン(東京)は、宮城県大崎市古川の古川開発センター内に研究開発拠点「R&D新棟」を建設すると発表した。2022年1月に着工し、23年3月に完成予定。

 JR古川駅南側にあるセンターの敷地約5万6000平方メートルの中で、老朽化した施設の一部を壊し、鉄骨造り4階、延べ床面積2万2000平方メートルの新棟を建設する。建設費の一部に宮城県のみやぎ企業立地奨励金を充てる。約1200人が業務に当たる見込み。

 国内外の拠点や各部門の技術者が連携しやすい環境を整え、執務エリアと実験エリアは近接させる。再生可能エネルギーの導入によって建物内で消費するエネルギーの収支をゼロに近づける。

 古川開発センターはかつて、アルプス電気古川工場として車載用の電子部品などを製造した。2018年、東北自動車道古川インターチェンジに近接する古川第2工場の新棟が完成し、生産部門が全て移されたため、センターは研究開発部門に特化した。現在の従業員は1800人。

4053荷主研究者:2021/09/11(土) 11:20:15

https://kahoku.news/articles/20210812khn000001.html
2021年08月12日 06:00 河北新報
宮城交通、一部路線を統廃合へ コロナで収支悪化

宮城交通のバス

 宮城交通は11日、11月1日に実施する仙台圏の路線バスのダイヤ改正で、加茂長命ケ丘線など一部路線の統廃合を行うと発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う収支の大幅な悪化を受けた措置で、同社は「減便やコスト削減などの自助努力では限界であり、苦渋の決断」と説明する。

 市地下鉄八乙女駅と泉区長命ケ丘を結ぶ加茂長命ケ丘線のうち、県道仙台北環状線を経由する系統を廃止し、加茂小学校前を経由する系統に統合する。平日22便、年9万5000人の利用者に影響する。統合後は増便を行うという。

 泉区の向陽台団地と仙台駅前を結ぶ向陽台線は、県道仙台泉線を直進する経路に変更し、黒松地区の3停留所を廃止する。

 山田自由ケ丘線、飯田団地線は県庁市役所前を起終点とし、青葉区の川内亀岡地区への運行を取りやめ。太白区を走る茂庭台線は、全便を南ニュータウン経由に一本化し、人来田発電所前を経由しなくなる。

 宮城交通はコロナ禍により、2021年3月期連結決算で前期比約25億円の減収、営業赤字約9億円を計上。県、仙台市の支援金も受けたが、担当者は「経営安定には程遠く、問題解消には至っていない」と強調する。

 その上で「お客さまの影響を考慮して比較的代替が効く路線を選んだ。赤字解消効果は限定的で、今後さらなる見直しを行う可能性がある」と説明した。

[廃止される停留所]【加茂長命ケ丘線】加茂二丁目南、加茂四丁目南、上谷刈山添(2)【黒松地区】黒松一丁目、黒松二丁目、黒松団地入口(3)【川内亀岡地区】川内亀岡、川内駅、二高宮城県美術館前、澱橋通、尚絅学院中学・高校前、厚生病院前、東北大学病院前(1)(2)、北二番町二日町

4054荷主研究者:2021/09/11(土) 11:31:29
>>3858
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=28261
2021/8/18 日刊建設新聞 宮城版
新交通システムを検討 整備手法調査でプロポ 参加表明は24日まで(宮城県 富谷市)

 富谷市は17日、令和3年度富谷市官民連携による新たな都市交通システムの整備手法検討調査業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。参加資格は市の土木関係建設コンサルタント業務の都市計画および地方計画の承認を受けていることなど。2016年度以降の都市交通計画策定業務の実績も求める。委託上限額は税込み897万6000円以内。

 日程は参加表明と設計図書の閲覧が24日まで。参加表明書は同日まで市財政課に到着したもののみ有効。質問は26日から30日まで受け付ける。企画提案書の提出は9月15日まで。1次審査は同17日に実施し、プレゼンテーションは同24日を予定している。

 市は過度な自家用車依存からの脱却や地域間交流・連携の強化などに向け、18年度に都市・地域総合交通戦略の基本構想、19年度に富谷市都市・地域総合交通戦略の基本計画を策定した。

 基本計画では、柱として「新たな軸となる基幹公共交通の整備」を掲げ、仙台市地下鉄南北線の泉中央駅から富谷市明石台地区までの約3.4km区間の整備が最重要課題としている。

 今業務では、地下鉄整備を想定した場合の採算性の検討や従来の整備手法以外にも、PFI方式による整備・運営の事業スキームや採算性などを検討し、市の望ましい都市像の実現に向けた新たな都市交通システムの整備・運営手法の検討を行う。

 業務概要は▽地下鉄整備の基本計画▽地下鉄整備による効果・影響の検討▽費用便益分析▽事業の採算性の検討▽PFI事業のメリットと関係法令等の整理▽事業スキームの検討▽収支の前提条件の整理▽事業の採算性の検討──など。履行期限は22年3月18日まで。

4055荷主研究者:2021/09/11(土) 11:35:22

https://kahoku.news/articles/20210819khn000031.html
2021年08月20日 06:00 河北新報
JR東日本仙台支社の新ビル、9月21日使用開始

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210820kahoku01.JPG
9月21日に使用開始するJR東日本仙台支社の新しいビル

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210820kahoku02.JPG
11月にオープンするフィットネスクラブの完成イメージ

 JR東日本仙台支社は、仙台市青葉区五橋1丁目で2019年8月から建て替え工事を実施していた新しい支社ビルの使用を9月21日に開始する。非常用電源など災害発生時の支社機能を強化したほか、省エネや働きやすさにも配慮した。

 旧ビルと同じ鉄骨7階、地下1階で、延べ床面積は1割程度広い約1万9540平方メートル。工事期間中に周辺の賃貸ビルに分散していたグループ会社を含む社員約1000人が勤務する。

 時代の変化に対応する「Fit(フィット)」がコンセプト。48時間対応の非常用電源を備え、地震など災害時の対応を強化した。照明や空調のエネルギー使用を最適な状態にコントロールするシステムを導入し、エントランス壁面には宮城県産材を使った。

 部署ごとに分かれていた執務室をオープンオフィスにして業務連携を促進。働く場所を選べる多様なスペースも設ける。出産後の女性社員が復職しやすいよう、体調不良時に休憩できる場所を用意する。

 新型コロナウイルス対応として無人受付、エレベーター運行システムの導入で感染リスクの軽減を図る。

ビル内にジム、11月オープン

 JR東日本仙台支社の新しい支社ビルでは、グループ会社のJR東日本スポーツ(東京)が運営するフィットネスクラブ「ジェクサー・ライトジム&スパ24仙台店」が11月18日にオープンする。東北では5月の秋田店に続く2店舗目。

 店舗面積はビル1階の一部と2階の約2300平方メートル。約120台のトレーニングマシンを備えたジムは24時間利用できる。スタジオではホットヨガ、エクササイズ、ダンスといったプログラムを提供。スパ、シャワールーム、ドライサウナもあり、隣接するJR仙台病院とは運動器疾患の治療や検診で連携する。

 日本フィットネス産業協会(東京)のガイドラインに従い、消毒や換気などの対策を取る。担当者は「仕事前後に気軽に利用してほしい」と話す。

 ジム以外のスパやスタジオの営業は午前7時〜午後11時(金曜休館)。月額5478円、入会金3300円。16日から先行入会キャンペーンを実施している。

4056荷主研究者:2021/09/11(土) 11:56:54

https://kahoku.news/articles/20210825khn000042.html
2021年08月26日 06:00 河北新報
「変なホテル」東北初進出 仙台・一番町に9月1日開業

ホログラム映像の伊達政宗や恐竜が客を出迎える受付

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)のグループ会社HISホテルホールディングス(HD、東京)は9月1日、先進技術を駆使したサービスを提供する「変なホテル仙台 国分町」を、仙台市青葉区一番町4丁目に開業する。市地下鉄南北線広瀬通駅に近いアーケード街に面し、ビジネス、観光の需要を見込む。

 国内外計20カ所目で、東北初進出となる。鉄筋コンクリート一部鉄骨11階、延べ床面積約5000平方メートルにダブルなど3タイプ計146室を備える。全室にクローゼット型の衣類クリーニングマシンを設置し、服に付いたウイルスや臭い、しわを除去できる。

 入り口からロビーまでの通路は、杜の都をイメージしたプロジェクションマッピングで彩る。ロビーにも人の動きで変わるフロアプロジェクションを導入。受付は「光のホログラム」で壁面に投映された伊達政宗や恐竜がチェックインを手伝う。

 コンセプトは「変わり続けることを約束するホテル」。同規模のホテルで通常20人ほどの従業員を8〜10人に抑え、生産性の向上を目指すという。

 HDの担当者は「非接触、非対面型の接客で、感染防止の観点からも安心して利用できる」と話す。

 1階には仙台市のレストラン「HACHI(ハチ)」の系列店「MAGO HACHI KITCHEN」が同日オープンする。

4057荷主研究者:2021/10/02(土) 15:38:10

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC174DR0X10C21A8000000/?unlock=1
2021年8月30日 5:00 日本経済新聞
ボールウェーブ、ガスを高感度検知 東北大の成果活用

4058荷主研究者:2021/10/02(土) 15:41:01

https://kahoku.news/articles/20210831khn000032.html
2021年08月31日 17:53 河北新報
仙台―山形高速バス、乗客減で平日5往復運休

 新型コロナウイルス感染拡大による乗客減を受け、山交バス(山形市)は8月30日から、高速バス仙台―山形線の平日便で5往復を運休にした。共同運行する宮城交通(仙台市)と合わせ1日67往復の運行となる。

 運休したのは、仙台発午前8〜11時台と山形発午前11時〜午後2時台のうちの各5本。通勤通学客の多い朝夕の時間帯は現在の本数を維持する。

 仙台―山形線は1日最大80往復だったが、新型コロナの感染状況に応じて減便と増便を重ねている。山交バスの担当者は「大学の夏休みが終わり、対面授業が多くなれば再開を検討したい」と話した。

4059荷主研究者:2021/10/02(土) 16:38:34

https://kahoku.news/articles/20210904khn000024.html
2021年09月04日 11:03 河北新報
「山形大病院口」に高速バス停 仙台からの利用見込む

山交バスの高速バス

 山交バス(山形市)は10月1日から高速バス仙台-上山線を山形市の山形大医学部経由に変更し、「大学病院口」のバス停を新設すると発表した。医学部敷地に新設された重粒子線がん施設に、仙台方面から通う客の利用を見込む。

 バス停は東北芸術工科大前(山形市)-リナワールド前(上山市)間に新設。共同運行する宮城交通(仙台市)と合わせ、現在運行中の平日8往復に加え、土日祝日の仙台発7本と上山発6本の全てが停車する。仙台市内から大学病院口の運賃は大人片道1000円、往復で使える2回券は1800円。

 山形大医学部は2月、「東日本重粒子センター」を新設。東北初となる前立腺がん患者を対象とした照射治療が始まっている。

 山交バスの担当者は「センター側からバス停開設の依頼があり、通院患者や近隣住民らの一定の利用があると判断した」と話した。

4060荷主研究者:2021/10/02(土) 16:44:19

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC246KJ0U1A820C2000000/?unlock=1
2021年9月6日 18:45 日本経済新聞
仙台の研究設備シェア企業、年内にも産学マッチング事業

4061荷主研究者:2021/10/02(土) 16:44:58

https://kahoku.news/articles/20210906khn000015.html
2021年09月06日 12:31 河北新報
事業全体の成長、データで後押し 仙台のITベンチャー

「顧客企業は目標、利益が一致する仲間」と話す桜庭社長

 ITベンチャーのソルブレイン(仙台市青葉区)が業績を伸ばしている。主力事業は法人向けの「グロースマーケティング」。電子商取引(EC)サイトなどの集客にとどまらず、データを活用して事業全体をサポートし、成長を後押しする。7月には各種データを経営判断に生かすためのソフトウエア「SKEIL(スケール)」を発表。新規顧客の開拓など事業の拡大を図っている。

 ソルブレインは2008年、桜庭誠司社長(39)と弟で当時大学生だった技術者の佑哉取締役事業部長(36)ら3人で創業。当初はECサイトの宣伝・集客や、コンサルティングを手掛けたが、請け負った業務で成果を上げても、事業全体が伸びずに契約が継続されないケースに数多く直面した。

 そこで14年、事業全体をサポートして収益の最大化を図るグロースマーケティングサービスを開始。顧客のパートナーとして目的意識を共有するため、売り上げや成約件数に応じた成果報酬型の料金形態も導入した。

 例えばEC通販の場合、商品の内容や価格などの企画、パッケージデザインを手掛けながら、受注処理や在庫管理の効率化も図る。事業の上流から下流まで、デジタル技術を組み合わせて「全体最適」を導く手法は、全国でソルブレインだけが手掛けるという。

 桜庭社長は「IT系企業が使うツールは基本的には差がない。ビジネス全体を見ると改善する余地が多く、勝つチャンスが増える。うまくいく確信があった」と話す。

ソルブレインのオフィス。従業員用の菓子などが用意されている=仙台市青葉区一番町

 従業員は現在約40人。20年12月期の売上高は前期比約40%増の17億5000万円で、右肩上がりが続く。顧客は全国のサービス業、リサイクル、食材関連など約20社。決して多くはないが、売り上げが1億円に満たない企業が2年後に50億円に達したケースや、契約から数カ月での黒字転換といった成果を重ね、自社の業績を伸ばしてきた。

 サービスの根幹は、企業内外のデータの活用だ。販売や顧客の動向などさまざまなデータを収集、連携させて視覚化することで、経営判断を支える。従来は顧客ごとにシステムを開発してきたが、SKEILは必要な機能を集約し、社内や導入先での使いやすさを高めた。

 新型コロナウイルス禍もあって市場は拡大が見込まれ、人員拡充など社内体制の整備を急いでいる。

 桜庭社長は「デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、データ活用の重要性も増しているが、集め方や活用の仕方が分からない企業は多い」と指摘し、「データを基にした経営で事業拡大を目指す企業を後押ししたい」と意気込む。

4062荷主研究者:2021/10/02(土) 16:54:38

https://kahoku.news/articles/20210907khn000008.html
2021年09月07日 21:19 河北新報
【更新】仙台市ガス民営化、最優秀提案「なし」 4社グループの計画酷評、専門家委が答申

仙台市ガス局=仙台市宮城野区

 仙台市のガス事業民営化で、事業継承者を審査した専門家でつくる民営化推進委員会(委員長・橘川武郎国際大副学長)は7日、最優秀提案者を「該当なし」とする答申書を郡和子市長に提出した。

 東北電力、カメイの地元2社と東京ガス、石油資源開発(東京)の4社グループが唯一、事業継承者の公募に応じたが、200点満点の審査で評価は半分以下の85・3点にとどまった。

計画見直し迫られる

 市は答申を踏まえ、早急に対応を検討するが、2022年度中を目指した民営化計画は、大きく見直しを迫られることになる。

 橘川委員長が市役所を訪れ、答申書を手渡した。推進委によると、東北電グループは譲り受け希望価格を最低譲渡価格と同額の400億円と提案。60点を配分をしたが、価格の上積みがなく採点は0点だった。

 安定供給と保安体制は評価したものの、譲渡後5年間で約2万件の顧客を失う事業計画が示され、民営化の目的の一つとした「ガス事業の永続的発展」の基本的な趣旨が十分にくみ取られていないと判断した。

 電気やLPガス、灯油とのセット販売など提案があった新サービスは「具体性に欠ける」と指摘し、料金の引き下げを「明示すべきだった」と苦言を呈した。

 答申書は「リスク管理に重点を置いた『守り』の印象が強い。市民、ユーザーに民営化のメリットが具体的に実感しにくく、非常に残念」と提案内容を酷評。「苦渋の選択だが(最優秀提案者は)該当なしとするのが適当」と結論付けた。

 今後に関しては「経営形態の見直しはやはり必要。適切なタイミングを見定め、民営化を進めることが肝要」などと提言した。

 郡市長は答申後の取材に「大変厳しい内容だが、民営化の目的に沿わないなら致し方ない。重く受け止め、急ぎ最終判断する。民営化が必要との気持ちは変わらないが、今回の結果を検証しなければならない」と語った。

[仙台市ガス民営化]
2019年2月、郡和子市長が事業継承者の公募再開を表明し、7月に専門家の民営化推進委員会を設置。事業提案を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で、20年9月に公募を開始した。東北電力、東京ガス、石油資源開発(東京)の3社は08年度の前回公募時も唯一応募し、リーマン・ショックに端を発した景気悪化を理由に途中で辞退した。市ガスは仙台、多賀城など7市町村に供給する。総需要家戸数は約34万戸と公営で全国最大の規模を誇る。

郡市長(右)に答申書を提出する橘川委員長
【仙台市のガス事業民営化を巡る動き】

2005年1月 藤井黎市長(当時)が民営化方針を表明
  08年8月 事業継承者の公募開始
  09年1月 唯一応募の東北電力、東京ガス、石油資源開発の3社グループが辞退、民営化は白紙
  17年4月 都市ガス小売り全面自由化
  18年4月 液化天然ガス、マレーシアLNG社と売買契約を更新(10年間)
  19年2月 郡和子市長が公募再開方針を表明
     7月 専門家の民営化推進委員会が発足
    12月 推進委が22年度の事業譲渡を答申、市が民営化計画を策定
  20年8月 推進委が事業継承者の公募条件を答申
     9月 事業継承者の公募開始(2回目)
    10月 東北電、東京ガス、カメイ、石油資源開発の4社グループが応募
  21年2月 応募者の最終提案審査書類の提出期限を延長(最終的に3カ月余り延長)
     9月 推進委が事業継承者「該当なし」と答申

4063荷主研究者:2021/10/02(土) 17:01:12

https://kahoku.news/articles/20210908khn000009.html
2021年09月08日 11:35 河北新報
仙台市ガス継承者「該当なし」 特異な事業、応募1グループだけ

仙台市役所

 仙台市のガス事業民営化が再び揺らいでいる。民営化推進委員会が事業継承者を「該当なし」と郡和子市長に答申した。東北電力など4社グループの選定が確実とみられたが、推進委は提案内容を酷評した。応募が1グループしかなく、競争原理が働かなかったことが「予想外」の結果となった要因だ。

 市ガス事業は全国的に見ても特異性が高い。約34万の需要家を抱える規模の大きさに加え、公営では唯一、液化天然ガス(LNG)基地を持ち、燃料調達から小売りまでを担う。事業を継承できるのは、おのずと大手ガス事業者に限られる。

 2017年の都市ガス小売り全面自由化後、三大都市圏でエネルギー各社の顧客の奪い合いが過熱し、業界には疲弊感が漂う。国が打ち出した温室効果ガス排出量を50年までに実質ゼロにする「カーボンニュートラル」宣言で、ガス需要の見通しは不透明になった。

 新型コロナウイルス感染拡大も重なった。企業の投資意欲は減退し、市の事業者公募は結局、1グループ応募に終わった。東北電グループが譲り受け希望価格を最低譲渡価格から上積みしなかったことからも、市場環境の厳しさが分かる。

 市が民営化につまずくのは2度目。前回08年の公募時は東北電など3社グループが唯一応じたが、世界的不況を理由に翌年に取り下げ、計画は白紙になった。

 市は競争環境がある中での再公募を目指し、好機をうかがった。東日本大震災で港工場(宮城野区)が被災しても経営改善の手を緩めず、20年度まで7年連続で黒字を達成。企業債残高も20年度末に312億円と08年度末から半減させ、企業努力を積み重ねた。

 全面自由化を経て、昨年9月に再公募に踏み切った直後、市幹部は複数の応募に自信を見せていた。だが、ふたを開ければ各事業者の鈍い反応。売る側と買う側では市場環境に対する認識が大きく違っていた。

 前回公募から13年。ガス事業を取り巻く環境は劇的に変化し、買う側のリスクは高まる一方だ。この先、「売り時」はあるのか。2度目の頓挫となれば市にとっては、かなり手痛い。

(報道部・古賀佑美)

4064荷主研究者:2021/10/02(土) 17:01:49

https://kahoku.news/articles/20210908khn000024.html
2021年09月08日 11:52 河北新報
東北電「最大限の評価した」 仙台市ガス事業提案、答申で却下され衝撃

東北電力本店=仙台市青葉区

 仙台市ガス事業の民営化に向けた提案が7日公表の答申で却下され、東北電力など4社でつくる企業グループに衝撃が走った。現実的に見積もった需要予測が後ろ向きと受け取られ、アイデアの見せどころのはずのサービス向上策も不評に終わった。関係者は「ベストな布陣で申請したのだが」と肩を落とした。

 グループ代表の東北電は「市民サービスの向上のために最大限の提案を行った。最優秀提案者に該当しないと判断されたことは大変残念」とコメント。東京ガス広報部は「最良の提案をしたが、答申内容は十分に理解されたとは言い難く、残念と言わざるを得ない」と話した。石油資源開発、カメイも答申を受け止めた上で「引き続き地元経済発展に貢献したい」(カメイ)などと述べた。

 答申でやり玉に挙がったのが「事業譲渡後5年間で約2万件の顧客を失う」との需要予測。東北電は詳しい算定手法を明かさないものの「(4社が)電力やガス事業で培った知見を踏まえ、最大限の事業性評価をした」と強調した。

 2016年の電力小売り全面自由化以降、東北電は東北6県と新潟県の販売電力量シェアの14・1%(5月実績)を新電力に奪われている。17年自由化の都市ガスとは販売環境が異なるとはいえ、競争に対する肌感覚がシビアな予測につながったことは想像に難くない。

 答申の「顧客数、販売量の維持・増加を期待していた」との書きぶりに、あるグループ関係者は「われわれも当然そうしたい。だが世帯数も減る中で右肩上がりのハッピーな予測ばかりを示せない」と語った。

 評価項目五つのうち、グループが「最大限の提案」をしたという市民サービスの向上は、基準に該当せず0点だった譲り受け希望価格を除けば唯一、配点の半分に届かなかった。

 利用者の最大の関心事である料金に関し、答申が「より明示的に引き下げを提案してほしかった」と指摘したことに、グループ関係者は「引き下げは検討すると提案しており、(料金を)『上げる』とも『下げない』とも言っていないのだが」と残念がる。

 民営化計画は少なくとも数年は先送りとなる可能性がある。将来、事業継承者の再公募があった場合に応じる可能性について、ある関係者は「今回本気で取りに行ってこの結果だった」と厳しさをにじませた。

4065荷主研究者:2021/10/02(土) 17:02:32

https://kahoku.news/articles/20210908khn000034.html
2021年09月08日 12:03 河北新報
仙台市ガス民営化、22年度の事業譲渡断念 結果検証し再公募へ

 郡和子仙台市長は8日、市ガス事業民営化に伴う事業継承者の公募の結果、優先交渉権者は「該当なし」と決定したと発表した。公募手続きをいったん打ち切り、当初目指した2022年度中の事業譲渡を事実上断念する。民営化方針は堅持する姿勢を強調し、結果を検証した上で事業者を再公募すると表明した。

 唯一応募した東北電力、東京ガス、カメイ、石油資源開発(東京)4社グループを選定しなかった専門家による民営化推進委員会の答申書を尊重し「総合的に判断した」と説明した。

 郡市長は定例記者会見で「(東北電グループの)事業提案が民営化の趣旨にかなったものか、市民に説明できる内容か熟慮し、苦渋の選択をした。やはり、決めるわけにはいかないという強い思いだ」と話した。

 「公募条件が厳しかったとは思わない」との認識を示した上で、同グループが譲渡後の5年間で約2万件の需要家が減ると見込んだことに触れ「民営化の目的の一つ『ガス事業の永続的発展』の趣旨に照らして整合的でない」と指摘した。

 「仙台は人口が急激に減る状況になく、しばらくは上向きという将来推計にもかかわらず、こういう需要予測で明確な説明もなく、納得ができない。公営企業として発展させてきたものが、シューとなくなるのは困る」と不満を募らせた。

 市は今回の提案に関し、東北電グループと再協議はせず、8日で公募手続きを終わらせ、民営化推進委も近く廃止する。今後は外部委託するなどして検証作業を進め、公募条件の見直しの有無などを判断する。

 郡市長は「民営化に向けた歩みは止めない。まずは応募が1グループにとどまったことを含め、なるべく早く検証し、次に結び付けたい。客観的な検証となるよう取り組む」と語った。

仙台市ガス局の液化天然ガス(LNG)基地。民営化に伴う譲渡先の公募は白紙に戻った=仙台市宮城野区港4丁目

2021年09月08日 22:49 update

4066荷主研究者:2021/10/09(土) 13:51:50
>>4006
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=28420
2021/9/10 日刊建設新聞 宮城版
高架橋の上部工 公告 クレーンと送出しで架設 国道4号仙台拡幅 箱堤交差点

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210910kensetsu01.jpg

 東北地方整備局は国道4号仙台拡幅改築事業で、仙台市内の箱堤交差点を立体化することに伴い、橋長285mの高架橋を架設する。9日付で高架橋の上部工工事について一般競争入札(WTO、技術提案評価型・S型)を公告した。単体企業か経常JV、3社以内の特定JVを対象に10月4日まで参加申請書、12月16日まで入札を受け付け、同23日に開札する。

 工事件名は「国道4号箱堤高架橋上部工工事」。工事場所は仙台市若林区卸町4丁目〜宮城野区日ノ出町3丁目。高架橋は鋼5径間連続箱桁橋。上部工では、工場製作工、クレーンと送り出しによる鋼橋架設工、橋梁付属物工を施工する。

 使用する主な資機材は、鋼材が約1800t。概算工事規模は20億円以上。工期は2023年10月20日まで。

 入札の参加資格は、東北地方整備局から鋼橋上部工工事の資格認定を受けていることなど。単体と特定JVの全構成員、経常JVの構成員のいずれか1社は、施工実績の要件として2006年4月1日以降に鋼橋上部工事で▽道路橋か鉄道橋▽橋梁形式が鈑桁橋と単純箱桁を除く鋼橋の新設工事▽最大支間長が50m以上▽架設工法がトラッククレーン工法かトラッククレーンステージング工法以外の工法▽施工実績が適切──であることを満たす必要がある。

 技術提案の指定テーマは、本工事における[1]品質保持および耐久性確保について配慮すべき事項[2]ICT活用等による生産性向上に資する事項──となっている。

 このほか、今回の工事は発注者指定型のBIM/CIM活用工事や、見積書の提出を求めて予定価格作成のための参考とする工事になっている。見積書の提出期限は11月11日。

 箱堤交差点は、国道4号と仙台市道元寺小路福室線が平面交差しており、高架橋を新設することで立体化し、市道の上を国道橋がまたぐようにする。立体化区間は計画延長が高架橋を含む1.4kmで、事業費に120億円を試算。2024年度までの開通を目指す。

 高架橋の幅員は片側2車線で計4車線を確保する。平面と合わせた上下線は直進8車線、右折2車線、左折2車線となる。高架橋の下部工工事は、後藤工業(仙台市宮城野区)がA2橋台とP3橋脚、P4橋脚の打設、橋本店(仙台市青葉区)がA1橋台とP1橋脚、P2橋脚の打設を担当しており、これから現場での工事を本格化する。

 詳細設計業務は、高架橋をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、取り付け道路を福山コンサルタント(同)に委託。ボーリング調査業務は、復建技術・ダイワ技術設計JVに委託した。

取り付け道路工を年内に発注へ

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は本年度、箱堤交差点の立体化に伴い、箱堤高架橋南側の取り付け道路(アプローチ部)の工事として「若林地区道路改良工事」を発注する。第3四半期に一般競争入札での発注を予定している。

 箱堤高架橋の前後にはそれぞれ、補強土壁で延長200mのアプローチ部を整備する。その南側区間の若林地区道路改良工事は、道路改良工と擁壁工の一式で、概算工事規模が2億〜3億円。工期は約11カ月を見込む。

 北側のアプローチ部の工事や、全区間の舗装工事などは今後に別途、発注する。

4067荷主研究者:2021/10/09(土) 13:52:40

https://kahoku.news/articles/20210911khn000028.html
2021年09月11日 17:53 河北新報
微細藻類の食品向け事業本格化 七十七銀、石巻の培養施設に投資

ナンノクロロプシスを培養する施設=石巻市十八成浜(イービス藻類産業研究所提供)

 豊富な栄養素を含む微細藻類「ナンノクロロプシス」の生産・販売を手掛けるイービス藻類産業研究所(東京)が事業を本格化させている。宮城県石巻市牡鹿地区で、国内初という屋外の大規模培養技術を確立し、食品や医薬品などへの利用を進める。さらなる生産拠点の整備とブランド構築を視野に増資を行い、七十七銀行グループが31日、5000万円を投資した。

豊富な栄養素

 石巻市十八成浜にある培養施設は、約8800平方メートルの敷地に藻類の培養プールを七つ備え、現在は年間約5トンを培養できる。ナンノクロロプシスは暑さに弱く、効率のよい栽培に適した海水温10〜20度の環境を理由に2013年、石巻市のベンチャー企業「スメーブジャパン」が整備。18年設立の同研究所が事業と従業員、施設を引き継いだ。

 ナンノクロロプシスはアミノ酸やミネラルなどの栄養素を豊富に含む。特に血液や血管を健康な状態に保つオメガ3系脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)の含有量は、同じ微細藻類のユーグレナやクロレラの約10倍に上るという。

 スメーブ社当時から産学官連携で活用を模索。石巻市のカフェが藻を練り込んだバーガーを作ったり、塩釜市の企業が藻を使ったせっけんなどを販売したりした事例はあったが、販路は限定的だった。

 同研究所は幅広い分野の企業との連携を進める。食品メーカーに加え、純度の高いEPAは医薬品に使えるため製薬会社も注目。養殖用の稚魚の餌としても、通年で安定供給できる特長を生かして全国40カ所に販売している。

第2拠点の計画も

 国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)の観点からも、世界的に人口増加が進む中、魚介類や食肉に代わるタンパク質などの栄養源としてのニーズが高まるとみる。設備に改良を加えて年間10トンへの生産拡大を目指すほか、23年ごろを目標に第2拠点の構築も計画する。

 事業拡大、ブランド化に向けた今回の増資は総額1億6000万円。七十七銀行と七十七キャピタル(仙台市)が共同出資する「七十七キャピタル第2号ファンド」のほか、技術協力の契約を結ぶ大林組と別の1社が応じた。

 同研究所は今後、本社を石巻市に移転する予定。寺井良治社長は「資本業務提携を結んだギリシャの生産拠点と合わせ、5年以内には年間50トンを確保できるようにしたい。需要によって事業拡大を加速する必要もある」と話す。

4068荷主研究者:2021/10/09(土) 14:02:59

https://www.lnews.jp/2021/09/n0915308.html
2021年09月15日 LNEWS
プロロジス/仙台市にBTS、マルチにも対応可能な物流施設開発

 プロロジスは9月15日、宮城県仙台市に、賃貸用物流施設「プロロジスパーク仙台泉3」の開発を決定したと発表した。

<「プロロジスパーク仙台泉3」完成予想図>
20210915prologis 520x293 - プロロジス/仙台市にBTS、マルチにも対応可能な物流施設開発

 BTS型(特定企業専用)、マルチテナント型のいずれにも対応可能な物流施設として計画を進め、東北エリア全域への配送をカバーする拠点として、日用雑貨、食品、流通、Eコマースなど、幅広い業種を想定し入居企業を募集する。

 「プロロジスパーク仙台泉3」は、宮城県仙台市泉区の「泉パークタウン」近接地に開発する。東北自動車道「泉IC」より約1.7km(約3分)と至近に位置し、東北6県への輸送・配送拠点として最適な立地。幹線道路である国道4号と県道263号線の交差する角地に面しており、仙台駅からも約10kmと近く、仙台市中心部へのアクセス利便性も高い。さらに、地盤の良いエリアに立地しており防災性に優れている。

 「プロロジスパーク仙台泉3」は、約 3万2000m2の敷地に開発される。BTS型(特定企業専用)物流施設、複数企業で利用可能なマルチテナント型のいずれにも対応可能な施設として計画する。

 地上3階建て、延床面積5万m2程度の規模を想定しているが、敷地利用計画や施設設計は、入居企業の業態に合わせて行う予定だ。冷凍冷蔵倉庫や重量物に耐えうる床の仕様、庫内空調および、マテハンやロボットなど省人化対応のための電力の供給などにも対応する。外構部分についても、専用待機場や洗車場など入居企業の要望に合わせた設備設置が可能であり、多様な物流ニーズに合わせて対応する。

 また、入居企業の利便性を考慮し、大型車両が2階部分へ直接アクセス可能なスロープの設置を検討している。マルチテナント型物流施設とする場合は、最小約2000坪(約6600m2)からの利用を可能とし、4社程度での利用を想定している。

 施設内には緊急地震速報システム、衛星電話、非常用発電機および給水設備を設置し、BCPをサポートする。また、ESG推進のために自家消費の太陽光発電設置を検討している。

 なお、開発地から約1.4kmの地点には、2015年に竣工したキユーソー流通システムのBTS型物流施設「プロロジスパーク仙台泉」および、2018 年に竣工したヤマト運輸のBTS型物流施設「プロロジスパーク仙台泉 2」が稼働中だ。

 「プロロジスパーク仙台泉3」の開発用地は、2018年10月にヤマト運輸が「プロロジスパーク仙台泉2」に移転したことに伴い、プロロジスが取得した。

■計画概要
名称:プロロジスパーク仙台泉3
開発地:宮城県仙台市泉区大沢
敷地面積:約3万2000m2
計画延床面積:約5万m2
構造:地上3階建て(予定)構造未定
着工予定:2022年
竣工予定:2023年

4069荷主研究者:2021/10/09(土) 14:07:33

https://kahoku.news/articles/20210916khn000018.html
2021年09月16日 11:42 河北新報
食品や空気中のガス、現場で検知 小型気体分析装置開発 東北大発スタートアップ企業

JAXAと共同開発した小型GC(中央)と地上用GC(右)。パソコン画面に小型GCを使った気体の分析結果が表示されている

 微量水分計の開発・製造などを手掛ける東北大発のスタートアップ企業「ボールウェーブ」(仙台市)は、気体の成分を分析できる小型計測装置を開発した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で研究。実用化に向けて既に企業などに試作品を提供し、技術面や性能を検証している。

 JAXAとの共同研究で開発した小型ガスクロマトグラフ(GC)の試作品は、1辺10センチの立方体で重さ約1キロ。同社の技術の核となるセンサー「ボールSAW(ソー)センサ」を活用し、宇宙探査時の気体分析などへの使用を見込む。

 同じ仕組みを使って縦18センチ、横13センチの地上用GCも開発。食品が熟する時に出す物質や空気中の有害ガスの検知など、農林水産、工業分野での使用が期待できるという。一般的なGCは大型で持ち運びが難しいが、地上用GCにより現場での直接分析が可能になる。

 地上用GCの試作品の受注を始めており、食品販売の現場など多くの企業が今後、実用化への検証を実施する。商品の価格は400万円程度を想定する。

 ボールSAWセンサは、超音波の弾性表面波(SAW)が球面の表面を周回する仕組みを利用し、高速、高感度で水分や多種の気体を検出する。取締役を務める山中一司東北大名誉教授らが開発した技術の実用化を見据え、2015年にボールウェーブが設立された。

 現在の同社の主力商品は微量水分計。センサーは直径3・3ミリの水晶球で、最上位機種は10億分の1単位で水分濃度を検知できる。半導体製造では、水などの不純物があると製品の性能が下がるため、高性能の水分計の需要がある。

 表面に付ける感応膜の素材を変えると、センサーの用途を拡大できる。微量水分計の販売と合わせて地上用GCの実用化を目指し、新たに水素ガス検知器の開発に向けて研究を進める。

 これまでに増資を受けた豊田合成やJA三井リースなどと共同開発や事業協力も展開。今年7月に始まった「東北-イスラエル スタートアップグローバルチャレンジプログラム」にも参加する。

 ボールウェーブの赤尾慎吾社長は「地上用GCに興味を持つ企業は多い。今後は空気中に漂うウイルスを感知するセンサーの研究も進める計画で、うまくいけばセンサーの夜明けになるだろう」と話す。

仙台の2社に商工中金融資

 商工中金は15日、微量水分計の開発・製造などを手掛けるボールウェーブ(仙台市)と、新しい磁気センサー開発を手掛けるスピンセンシングファクトリー(SSF、仙台市)に融資を実施したと発表した。

 ボールウェーブには同日、資本性劣後ローンで1億円を融資。運転資金などとして1億円の融資枠も設けた。商工中金仙台支店は「センシング技術は市場が見込める。小型で高い技術を持ち、計画の実現性が高い」と話す。

 SSFには7月、2000万円を融資した。センサー製造に必要な設備のリース期間が終わり、新たな設備購入に活用する。

 両社とも東北大の研究成果を事業化するスタートアップ企業。商工中金は現在、創業期にある企業などの支援を重点分野の一つとして取り組んでいる。

4070荷主研究者:2021/10/09(土) 14:11:12

https://kahoku.news/articles/20210917khn000031.html
2021年09月17日 13:27 河北新報
仙台国際ホテル宴会場、来年3月末で終了 コロナが打撃、飲食と宿泊に集中

22年3月末で宴会場の営業を終了する仙台国際ホテル=仙台市青葉区中央4丁目

 仙台国際ホテル(仙台市青葉区)は17日、宴会場の営業を2022年3月末で終了すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で宴会や婚礼の利用が激減し、当面の需要回復が見通せないとして判断した。今後は和洋中のレストラン3店と宿泊を中心としたホテルへ業態を変更し、サービスの充実を図る。

 1000人以上が利用できる大宴会場など、2〜4、6階にある宴会場全15室(約25〜860平方メートル)の営業を22年3月末で終える。4月以降分として既に入っている予約については対応を検討する。地下1階のチャペル、4階の神殿といったブライダル関連設備の扱いも決まっていない。

 ホテルによると、コロナ禍が直撃した20年度、企業の宴会や会合、婚礼、各種イベントといった宴会場の利用件数は19年度比で約6割減少。信用調査会社によると、売上高は20年3月期の約22億1100万円から、21年3月期は約6億5100万円に落ち込んだ。

 宴会場をテレワークオフィスやオンライン会議室のスペースとして貸し出す新たなサービスも手掛けたが、食事の提供がないなど収益にはつながりにくく、売り上げの減少分を補うのは難しかった。

 今後はコンセプトの「世代を超えて愛される美食ア・ラ・メゾン」を前面に押し出し、5階の日本料理「なだ万」、レストラン「ロジェドール」、中国料理「翠林(すいりん)」や7月にリニューアルした朝食ビュッフェでの料理の提供、7〜12階の宿泊サービスに注力する。宴会部門の従業員は雇用を継続し、料理とサービスのノウハウを生かした受託事業に振り向ける方針。

 堀川順弘総支配人は「イベントを通じた文化創出、震災時にはコミュニティー創出の場としての利用など、長年地元の人々に支えられてきた。苦渋の決断だが、今後は強みの『東北一おいしい料理』をさらにブラッシュアップしていく。ホテルのともしびは消さない」と強調した。

 仙台市内では6月、チャペルや大小宴会場を備えた「仙台勝山(しょうざん)館」(青葉区)がコロナ禍による需要低迷で営業を終了している。

[仙台国際ホテル]1989年、当時の常磐交通自動車(いわき市)と仙台市の有力企業が出資して開業したシティーホテル。地上12階、地下2階、客室数234。90年から東武鉄道が筆頭株主となり、2007年2月には同社の100%子会社として現在の運営会社「仙台国際ホテル株式会社」が新設された。土地と建物は隣接する高層ビルSS30のオフィス棟などとともに上場不動産投資信託J-REIT(リート)の「ユナイテッド・アーバン投資法人」(東京)が所有する。15年に仙台市で開かれた第3回国連防災世界会議では、市主催のレセプション会場にもなった。

4071荷主研究者:2021/10/09(土) 14:12:16

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=28496
2021/9/18 日刊建設新聞 宮城版
4路線の事業化検討へ 概略設計7.9km 宮城県 松島町初原通る宮城県道など(宮城県土木部)

 宮城県土木部は新規に事業化を目指す路線の検討に向けて、「道路概略設計ほか業務委託」を発注する。4路線の延長7.9kmを対象に概略設計や交差点の概略検討を委託する。併せて、名取市内では県道仙台岩沼線の交通調査を行う。松島町初原などを通る県道仙台松島線では、円滑な走行に向けた1.3kmの概略設計を新規にまとめる。

 宮城県土木部は同業務の発注に関し、9月17日に一般競争入札を公告した。入札書を10月4日まで受け付け、7日に開札する。入札の参加対象は、「建設コンサルタント(道路)A等級」と「測量(公共測量)A等級」の両方に登録している事業者。県内に本社や営業所などを構えていなければならない。予定価格は1351万1000円。

 事業化を目指す路線のうち、松島町初原を通る県道8号仙台松島線は、延長1.3kmを対象にした道路概略設計を行うほか、交差点1カ所の概略検討を行う。

 仙台松島線は三陸自動車道に沿うように石巻方面に向かうと、松島中学校を過ぎた辺りで国道45号に丁字交差している。丁字交差点周辺は短い間隔で信号機が設置されているため、渋滞が起こりやすい。これまでも仙台松島線を付け替えるなどのルート変更を検討しているが、本業務で改めて1.3km区間の交通対策などを検討する。

 大和町落合を通る県道3号塩釜吉岡線は、延長2kmを対象にした概略設計を新規に行う。同線は落合地区を北進すると、吉田川沿いを東西に通っている県道9号大和松島線に丁字交差している。朝夕の通勤ラッシュ時は激しく渋滞するため、右左折レーンを増設するなどの渋滞対策を検討する。

 塩釜吉岡線はほかに、グランディ21や沢乙温泉方面に曲がる利府町沢乙の丁字交差点を対象に、安全対策を検討する。

 砂押川の支流・勿来川沿いを通る県道259号加瀬沼公園線では、多賀城市市川を通る700m区間を対象に、過年度にまとめた概略設計に修正を加える。同線は多賀城政庁方面に南進すると、信号機のない丁字交差点で市道に接続していることから、渋滞が発生しやすくなっている。

 また、国道4号を補完する県道264号大衡仙台線の利便性向上に関し、同業務では富谷インターチェンジの出口から大衡仙台線につながるアクセス道路の検討を行う。過年度にまとめた概略設計をもとに、大和町杜の丘地区を横断する延長3.9kmのルートを修正設計する。

 履行期間は2022年3月25日まで。

■県土木部が委託する道路概略設計ほか業務の概要
路線名 / 対象地 業 務 内 容
① 仙台松島線ほか 延長1.3kmの概略設計(新規)および交差点1カ所の概略検討
(松島町初原ほか)
② 塩釜吉岡線 延長2.0kmの概略設計(新規)
(大和町落合)
③ 塩釜吉岡線 交差点1カ所の概略検討(修正)
(利府町沢乙)
④ 加瀬沼公園線 延長0.7kmの概略設計(修正)
(多賀城市市川)
⑤ 大衡仙台線 延長3.9kmの概略設計(修正)
(大和町杜の丘)
⑥ 仙台岩沼線ほか 交差点4カ所の交通現況調査
(名取市高舘〜熊野堂)

4072荷主研究者:2021/10/09(土) 14:33:54

https://kahoku.news/articles/20210919khn000009.html
2021年09月19日 15:59 河北新報
企業進出、人材奪い合う(1)富県戦略<耕論・宮城知事選>

 村井嘉浩宮城県知事の任期満了(11月20日)まで、間もなく2カ月。知事が力を入れた施策や課題は、4期16年でどう変遷したのか。秋の知事選を前に、230万人が暮らす県土を耕し、実り具合を確かめる。(宮城県政取材班)

加工機が立ち並ぶ明治合成の工場内。現在は自動車向けの製造が大半を占めている=大崎市古川

 工場内に駆動音が響く。成形された部品を従業員が丹念にチェックする。

 プラスチック部品製造の明治合成(大崎市)は創業50年を越え、約100人が働く。2012年に発足したトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)を含め、ここ5年は自動車関連企業への出荷が生産の約8割を占める。主に3次下請けとして、ドアの内側やメーターの部品を継続的に供給する。

 業績は一進一退だが、年々深刻化するのが人材難だ。急速な人口減少にあらがうのは容易ではない。

 片瀬弥生社長は「毎年5人くらい新卒を採りたいが、そこまで応募がない。高齢の社員に定年後も活躍してもらわないと回らない」と明かす。

 村井知事が05年の初当選時から掲げる「富県戦略」。自動車や電子機械を中心に企業誘致で第2次産業の比重を高め、雇用の創出と県民所得の底上げを目指してきた。

 県の独自課税「みやぎ発展税」を財源とした08〜20年度の産業振興費で、約8割に当たる293億6100万円が企業立地奨励金に投じられた。

 今年4月までに県内に191社が立地し、2万948人の雇用が生まれたが、内実を見ると、地元企業が1、2次下請けに食い込み、業容を拡大した例は少ない。東海や関西から進出した大手工場に、ただでさえ限られた人材が流れる構図も固定化しつつある。

 地元企業にとって、取引する進出企業が多くの場合、「出先」にすぎない実態も悩みの種だ。

 「完成車工場の生産調整など、大事な情報が来るのはいつも直前」(経営者)。愚痴で終わればいいが、急な計画変更で人件費の余計な負担を余儀なくされる例も多々ある。

 明治合成の片瀬社長は「対等にやりとりできる本社機能や開発拠点が地元にもっと増えれば、製造業全体の生産性や魅力の向上につながり、人材採用にもプラスになる」と指摘する。

 ものづくりに携わる人材の育成も課題の一つ。地元企業が注視するのは、定員割れが続く県高等技術専門校の今後だ。

 県は仙台、石巻、大崎、白石、気仙沼各市にある5校を、28年度をめどに仙台の1校に集約する基本計画を今年3月に示した。普通課程は現行の計14科300人を、11科165人に再編する。

 5校の入学者の充足率はここ10年、減少傾向をたどり、20年度は50%まで下落した。気仙沼にはサテライト校(1科)を置く構想だが、従来の専門校がなくなれば、人材の仙台一極集中や県外流出を助長する懸念も否定できない。

 県内の製造業者らでつくるみやぎ工業会の畑中得実理事長(キョーユー社長)は、高技専改革の必要性は認めつつ「地域のものづくりの担い手を育てることに主眼を置き、県内各地の企業と関わりながら実戦的な研修ができるような運営体制にしてほしい」と注文する。

4073荷主研究者:2021/10/09(土) 14:34:41
>>4072-4073 続き

2次産業強化は頭打ち

 村井知事が2005年の初当選時から推し進める「富県戦略」。第3次産業の偏重を改め、企業誘致を柱に第2次産業のウエートを高めてきたが、4期目と重なる近年は各指標に頭打ち感がある。金看板だった「名目県内総生産10兆円」は人口減少の進展を踏まえ、21〜30年度の総合計画「新・宮城の将来ビジョン」に盛り込まれなかった。

 06〜19年度の県内総生産と経済成長率(いずれも名目、19年度は速報値)の推移はグラフ上の通り。19年度の県内総生産は9兆4334億円。06年度比9・8%増で、同期間の国内総生産の増加率(4・2%)を上回った。19年度の1人当たり県民所得は294万円で、06年度より11・0%増加した。

 08年のリーマン・ショックで09、10年度の県内総生産は8兆円を割ったが、10年の東京エレクトロン宮城(大和町)、12年のトヨタ自動車東日本(大衡村)の誕生もあって急回復。15年度には9兆円を突破した。

 以降は伸びが鈍化し、19年度は8年ぶりに減少に転じた。第2次産業の生産額も17年度以降、3年連続で前年割れ。建設業の生産額減少と連動しており、震災復興需要の収束が影響したとみられる。

 19年度は、経済成長率が8年ぶりのマイナスに。県民所得も6兆7817億円と、17年度の6兆8205億円をピークに2年連続で減少した。

 製造業に特化したデータでも傾向は似通う。東北経済産業局によると、県内の工業統計の推移はグラフ下の通り。19年の製造品出荷額は前年比3・0%減の4兆5256億円。20年の従業員数も11万6359人で前年を2・0%下回った。

 県内の工場立地件数(1000平方メートル以上)も16年の48件をピークに減少基調で、19年は27件。新型コロナウイルスの感染拡大による先行きの不透明感から、設備投資を見送る動きも重なり、20年は19件に落ち込んだ。

 「県内総生産10兆円」の断念を巡り、村井知事は昨年、「現実的な対応にした」と説明した。人口減少が続く局面での富県戦略は、さらなる見直しを迫られる可能性がある。

 県内経済に詳しい田口庸友七十七リサーチ&コンサルティング首席エコノミストは、大手工場を誘致して10年の間に部品の地元調達率が高まらなかった点に言及。「目先のインパクトに偏り、地域に恩恵が十分及んでいない。モノが売れなくなる時代、製造業の強化に依存した『富県』には限界がある」と指摘する。

 今後は宮城の強みを見詰め直し、需要の動向を見極めたビジネスが重要になると強調。「製造業も含め、新たなアイデアが生まれるような他社や他業種との連携を積み上げるべきだ。行政は人材など足りないリソースの橋渡しで力を発揮できる」と提言する。

4074荷主研究者:2021/10/09(土) 14:43:46

http://www.senmonshi.com/archive/02/02105LRjw2H2U2A.asp
2021/09/21 建設新聞社
【東北・宮城】仙台市がXスポーツ等の公園整備を検討

 仙台市は、エクストリームスポーツ・アーバンスポーツを中心とした官民連携などによる公園整備事業を立案しており、実現に向け民間事業者のアイデアを募るべく国土交通省が11月に開催するサウンディング(官民対話)にエントリーしている。

 スケートボードやインラインスケート、3on3、MTB、BMX、ボルダリングなどのエクストリームスポーツ、アーバンスポーツの実施が可能な施設整備の要望がこれまで挙がっていることに加え、今年7〜8月に開催された東京五輪を契機に今後の利用需要がさらに高まることが予想されることから立案したもの。市内では利用者を受け入れることが可能な公園施設が少なく、多くの既存施設では禁止事項としていることから、未整備の公園予定地や立地条件などから利用の低調な公園を活用することで、活性化を図る方針だ。

 現在、対象として見込むのは▽仙台港背後地2号公園(宮城野区仙台港北2丁目11、1・45㌶)▽仙台港背後地5号公園(宮城野区仙台港北2丁目9、1・0㌶)▽明通三丁目西公園 (泉区明通3丁目22、1・35㌶)▽大沢一丁目公園(泉区大沢1の3の1、1・29㌶)―の4施設。このうち仙台港背後地2号・5号公園は未整備の公園予定地、残る2カ所は供用済みの施設となる。

 いずれも事業範囲は整備・再整備から管理運営までを見込み、事業手法はPark-PFIなどの官民連携手法の活用を検討。▽サービス購入型▽収益型▽混合型▽公的不動産利活用▽包括的民間委託▽指定管理者制度―を想定している。事業スケジュールは未定としている。

 国交省主催のサウンディングでは、民間事業者から官民連携手法の実現性や想定手法、役割分担などについて意見を募る考え。11月2日にウェブ会議で開催され、国交省で参加する民間事業者を募集している。

 提供:建設新聞社

4075荷主研究者:2021/10/09(土) 14:45:39

https://kahoku.news/articles/20210922khn000014.html
2021年09月22日 11:51 河北新報
進む二極化、内陸部深刻(4)人口減<耕論・宮城知事選>

 村井嘉浩宮城県知事の任期満了(11月20日)まで、約2カ月。知事が力を入れた施策や課題は、4期16年でどう変遷したのか。秋の知事選を前に、230万人が暮らす県土を耕し、実り具合を確かめる。

(宮城県政取材班)

 数字は残酷なまでに、人口減少の厳しい現実を映し出した。

 宮城県の2020年国勢調査結果。全35市町村のうち8割の28市町で人口が減った。県全体の減少率は過去最高の1・3%。一部の自治体がたどる下降線は、「地方消滅」の危機を訴えた日本創成会議の人口予測「増田レポート」の想定に近い。

 東日本大震災で住民の転出が相次いだ沿岸部の減少率は、気仙沼市5・9%、石巻市4・7%など依然高い水準で推移する。震災後初の調査だった前回15年と比べて「回復」の体だが、地元からは「元にも戻っていない」(市長)と本音が漏れる。

 沿岸被災地よりむしろ、内陸部が深刻かもしれない。白石、角田、登米、栗原の4市はいずれも前回の減少率を上回る7%超。光明は見えない。

 東北唯一の百万都市は独走が続く。仙台市の人口は20年国勢調査で109万7196に達し、過去最高を更新。増加ペースは鈍化せず、人口のピーク予想は27年から1〜2年、後にずれ込む見通しだ。

 人口は経済に直結する。全国で地価の下落傾向が強まる中、旺盛な住宅需要を背景に仙台圏は堅調に推移。直近の消費購買動向調査(18年)では仙台の商圏だけが客数を伸ばした。

 村井嘉浩知事は近年、拠点都市に資源を集中投資して県外への人口流出を防ぐ「ダム論」の利点を語る場面が増えた。インタビューや講演では「一極集中をネガティブに捉えず、いかに効果を同心円状に広げるかが重要だ」と繰り返すが、ダム論には懐疑的な見方も少なくない。

 住民基本台帳人口移動報告によると16〜20年、県内6圏域から仙台市への転入超過数7393に対し、市から東京圏への転出超過数は2・4倍の1万8049に上る(図)。仙台市外の議員からは「水をためるダムではなく、排出するポンプでは」との皮肉が聞かれる。

 「仙台への水流を強めるような県政運営」(県議)も目に付く。(1)栗原市の県循環器・呼吸器病センター閉鎖(16年)(2)登米、栗原両保健所の支所化方針(20年)(3)仙台、石巻、白石、大崎、気仙沼5市にある県高等技術専門校の仙台への集約計画(同)-など、地域拠点の縮小が相次ぐ。

 かつて「県土の均衡ある発展」をうたった県総合計画は本年度更新されたが、具体的な過疎対策への言及は皆無に等しい。新型コロナウイルス禍で地方分散型社会に焦点が当たる中、宮城発の斬新な提言も盛り込まれなかった。

 内陸部のある首長は、広域防災拠点や次世代放射光施設といった大型事業が仙台で展開される現状から「県は仙台を向きすぎていないか」と疑問視。知事は「市町村重視の県政」を基本姿勢に掲げるが、「県の市町村離れが目立つ。自立が難しい地域にどう向き合おうとしているのか分からない」と困惑する。

 「仙台もいずれ人口減少局面に入る。一つの都市にぶら下がる発想は、県全体の沈下につながりかねない」と懸念するのは、被災地のまちづくりにも携わった東北学院大の柳井雅也教授(経済地理学)。「これからは時代や地域に合った社会課題解決型のイノベーター育成こそ必要。県は発想の転換が求められる」と提言する。

[メモ]2020年国勢調査によると、宮城県の人口は230万3487。国立社会保障・人口問題研究所は、40年に193万3258まで減少すると18年に推計した。日本創成会議(増田寛也座長)は14年、人口減で自治体機能の維持が困難となる「消滅可能性都市」として、県内35市町村のうち23市町村を挙げた。

4076荷主研究者:2021/10/09(土) 14:47:18

https://kahoku.news/articles/20210922khn000001.html
2021年09月22日 06:00 河北新報
【独自】仙台市バス全45路線が赤字 20年度、コロナで利用者大幅減

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210922kahoku01.JPG

 仙台市交通局は2020年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」をまとめた。新型コロナウイルスの影響で利用者が大きく減り、軒並み収支が悪化。19年度に黒字転換した桜ケ丘線を含め、全45路線が赤字となった。10月下旬からバス車内や一部停留所に掲示し、経営状況を知らせる。

 営業係数は100円の収入を得るためにかかる費用で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 20年度の路線別係数は表の通り。全路線の平均は193で、19年度の149から44ポイント悪化した。八ツ森線はスクールバス導入に伴い、19年度の2・81倍に相当する4205でワーストだった。市交通局は20年度末、同路線を廃止した。

 係数400以上は秋保・二口、深沼、長町、大和町など計10路線。野草園線、北山・子平町線、瞑想(めいそう)の松線、桜ケ丘線などは係数が大きく悪化した。観光の自粛や通学利用の減少が響いたとみられる。

 全路線の営業収支は46億5158万円のマイナス。赤字幅は14億4319万円膨らんだ。赤字幅の最大は鶴ケ谷・南光台線の3億8732万円、最小は八ツ森線を除くと、東黒松線の1091万円だった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全458台の車内に路線別の係数一覧を掲示する。400以上の9路線のバス停76カ所には、より詳細な系統別の係数を貼り出す。担当者は「利用者に経営状況を知ってもらい、バス路線を支えてほしい」と話した。

4077荷主研究者:2021/10/09(土) 15:30:14

https://kahoku.news/articles/20210923khn000024.html
2021年09月23日 15:20 河北新報
東京エレクトロン宮城、技術センターの運用開始 他社と共同研究へ

22日に運用を開始した東京エレクトロン宮城の宮城技術革新センター(手前)。左奥は本社事務棟(東京エレクトロン提供)

 半導体製造装置の東京エレクトロン宮城(宮城県大和町)は22日、他企業との共同研究機能を持つ「宮城技術革新センター」の運用を開始した。世界的な半導体不足の中、サプライヤーと共に次世代を見据えた製造装置の技術開発を進める。

 大和リサーチパークにある本社事務棟の南東に隣接し、約70億円を投じて鉄骨4階、延べ床面積1万9400平方メートルの施設を整備した。1階は最先端の測定器などを備えた共同研究エリア、2階はラウンジ、3、4階には従業員の執務スペースを配置した。

 1、2階はサプライヤーや異業種企業を交えた「オープンイノベーション」の拠点とする。同社は半導体基板上に回路を刻むエッチング装置を手掛けており、新センターでは装置の性能向上や効率的生産につながる技術を研究する。

 IoT(モノのインターネット)や第5世代(5G)移動通信システム、データセンターへの投資が加速する中、世界的に半導体が不足。親会社の東京エレクトロン(東京)など半導体製造装置メーカーは生産能力の増強を進めている。

 親会社の広報担当者は「市場規模は数年先まで拡大基調の見通し。現在の顧客ニーズだけでなく、5年、10年先を見据え、外部企業と共同で技術革新に取り組む必要がある」と話す。

4078荷主研究者:2021/10/09(土) 15:32:45

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7956/
2021-09-24 みやぎ建設新聞 # 物件(仙台圏)
県仙台土木/仙台三本木線の4車線化/来年度以降に設計発注/渋滞解消へ大和IC付近を拡幅

 宮城県仙台土木事務所は、大和町周辺の工業団地群への主要アクセス道となっている県道56号仙台三本木線の渋滞解消に向けて、4車線化事業に取り組む。来年度以降に設計を発注する考えだ。

 仙台三本木線は、仙台市泉区の鳥居原交差点で国道4号から東に分岐して、富谷市、大和町、大衡村を経由し、大崎市三本木の同市三本木総合支所付近で国道4号に接続する道路。全長は約20㌔㍍。

 東北自動車道大和ICや大衡ICの近隣に位置する第一・第二仙台北部中核工業団地など、周辺の工業団地群へのアクセス道路として利用されており、通勤時間帯の渋滞解消が課題となっている。さらに県は、2025年度ごろに受け入れ限度に達する見通しの公的産業廃棄物最終処分場「クリーンプラザみやぎ」(大和町鶴巣)に替わる施設として、同施設北側の民間採石場跡地を候補地に選んだ。これに伴い候補地周辺の環境整備の一環で、近接地を通る仙台三本木線の混雑解消に取り組む。

 今回、拡幅を想定している範囲は、大和町落合舞野地内の大和IC付近から北進して、同町落合松坂地内で県道57号大衡落合線と接続する付近までの延長約1・5㌔㍍。現状は2車線で片側歩道となっている。

 初弾業務として、17日付で当該区間を対象とする「落合相川道路測量業務」を公告している。総合評価は簡易型・実績重視型を適用。申請は10月4日まで受け付け、同7日に開札する。予定価格は874万8000円。参加資格は県内本社の測量(公共測量)A等級。

 この業務では、想定している拡幅延長1・5㌔㍍のうち大和IC側に架かる善川橋の部分などを除いて、路線測量1・0㌔㍍、基準点測量20点、地形現地測量0・15平方㌔㍍を実施する予定。履行期間は22年3月31日まで。

 想定拡幅範囲のうち南側(大和IC側)側で、善川を跨いでいる善川橋は、既存の橋長が67・8㍍で、2車線と片側歩道を有している。

 このほど「善川橋橋梁補修設計業務」の指名競争入札を10月7日に予定しており、橋のコンディションなどを調査する。

 その後、4車線化に向けて、架け替えや拡幅などの検討に取り組む。

4079荷主研究者:2021/10/09(土) 15:35:46

https://kahoku.news/articles/20210924khn000059.html
2021年09月25日 06:00 河北新報
コロナ治療薬開発のレナサイエンス、マザーズ上場 東北大発ベンチャー

宮田敏男教授

 東北大発の医療ベンチャー「レナサイエンス」(東京都中央区)が24日、東京証券取引所の新興市場マザーズに上場した。既に治験の最終段階にある新型コロナウイルス感染症の治療薬をはじめとした新薬候補の開発推進に加え、医療機器、人工知能(AI)といった幅広い医療分野で東北大や企業と連携した研究、開発を強化する。

 レナ社は東北大大学院医学系研究科の宮田敏男教授(分子病態治療学)を中心に2000年設立。宮田氏が発見した化合物を活用し、血栓や炎症につながるタンパク質の活性を抑える「PAI-1阻害薬」の開発などに取り組んできた。

 コロナ治療薬としての治験は、昨年10月からの前期試験で安全性を確認し、現在は国内外の約100人への後期試験を実施中。自宅で内服できる経口薬として肺障害を解消する効果が期待でき、来年3月の治験終了後の速やかな承認と製品化を目指す。

 PAI-1阻害薬は慢性骨髄性白血病、メラノーマ(悪性黒色腫)でも治験が進む。

 また、使い捨てで安価な極細内視鏡の事業化を年度内に予定するなど医療機器開発にも注力。呼吸や嚥下(えんげ)機能、小児発達障害といった診断にAIを応用する研究も有力な事業分野だ。

 24日は公開価格670円を上回る初値976円を付けた。224万株を公募し、資金調達は16億円を超える見通しで、今後は東北大などからの人材確保も進める。

 21年3月期の売上高約2億900万円、資本金約9億円、従業員7人。

 取締役会長を務める宮田氏は「医療の現場に少しずつでも確実に成果を還元するとともに、東北大や地域の活性化という社会的責任を果たしていきたい」と抱負を語る。

 レナ社に対しては東北大出資のファンド運営会社、東北大ベンチャーパートナーズ(仙台市)が1億1100万円を出資。投資先の東北大発ベンチャーで初の上場に樋口哲郎社長は「レナ社の成長だけでなく、東北大の学生が起業や上場を目指すような機運を生み出す効果も期待したい」と歓迎する。

 同じく5000万円を出資する七十七銀行グループの七十七キャピタル(同)の投資先としては2件目の上場となる。

4080荷主研究者:2021/10/17(日) 21:42:13
>>4054
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/7962/
2021-09-28 みやぎ建設新聞 # 物件(仙台圏)
富谷市/新都市交通システムの整備手法検討/福山コンサルが契約予定者/地下鉄整備を想定した場合の基本計画など

 富谷市は27日、公募型プロポーザルで選定を進めていた「富谷市官民連携による新たな都市交通システムの整備手法検討調査業務」の契約予定者を、福山コンサルタントに決めた。

 業務は、市民から要望が特に多かった都市交通システムである「地下鉄」の整備について検討する。具体的には地下鉄整備を想定した場合の基本計画および費用便益分析、採算性、さらにPFI方式による整備手法について検討していく。業務期間は2022年3月18日まで。

 同市の都市交通システムについては、過度な自家用車依存からの脱却や地域間交流・連携の強化など、交通を取り巻く課題への対応と望ましい都市像の実現を図るため、18年度に基本的な方向となる「富谷市公共交通グランドデザイン(都市・地域総合交通戦略(基本構想)」を策定。20年度は、各種施策の具体化および事業プログラム等を設定した「富谷市都市・地域総合交通戦略(基本計画)」をまとめている。基本計画で示された「新たな軸となる基幹公共交通の整備」では、仙台市の地下鉄南北線泉中央駅から富谷市明石台地区までの約3・4㌔㍍区間に公共交通を整備することを最重要課題としている。

4081荷主研究者:2021/10/17(日) 21:43:24

https://www.phoenixcontact.com/online/portal/jp?1dmy&urile=wcm%3apath%3a/jpja/web/corporate/press/press_information/5b08f7dd-3613-4b74-b685-65fd9ba81572
東北支店開設のご案内
2021/09/28

 フエニックス・コンタクト株式会社は、この度宮城県仙台市に、国内11拠点目となる東北支店を開設し、2021年10月1日(金)より営業を開始します。

 今回の仙台での支店開設により、東北地域のお客様へのサービスを向上し「お客様のお役に立つ」フエニックス・コンタクトになれるよう努力してまいります。

 記

【東北支店 概要】
事業所名 :フエニックス・コンタクト株式会社 東北支店
住  所 :〒980-0021宮城県仙台市青葉区中央4丁目6-1 SS30 9階
電話番号 :022-226-8890
FAX番号 :022-226-8990
営業開始日:2021年10月1日(金)
支店長 :土屋 克史

4082荷主研究者:2021/10/17(日) 21:47:56

https://kahoku.news/articles/20210928khn000034.html
2021年09月29日 06:00 河北新報
ヨドバシ仙台新ビル、23年4月末開業へ 12階建て、飲食や衣料品店も

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20210929kahoku01.JPG
ヨドバシHDが計画する第1ビルの完成予想図。右側が仙台駅

 家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD、東京)は28日、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で計画する複合商業ビル「(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル」建設工事の地鎮祭を現地で開いた。家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」を核テナントに、2023年4月末の開業を目指す。

 関係者約50人が出席。藤沢昭和社長らがくわ入れし、工事の安全を祈願した。ビルは鉄骨地下1階、地上12階で、延べ床面積7万6460平方メートル。5階までは店舗部分、6〜8階は立体駐車場、9〜12階はオフィスで構成する。複数の商業テナントが入り、飲食施設や衣料品店、食品スーパーなどを検討する。

 ペデストリアンデッキを拡張した上、市道を挟んで建つヨドバシ仙台第2ビル前にエスカレーターを設置。宮城野通方面との回遊性を高める。高速バス4台分の発着所も設ける。

 計画を担当するヨドバシ建物(東京)の安藤修一取締役営業兼管理本部長は「駅東口と宮城野通の沿道を活性化したい」と話した。

 現在、駐車場となっている計画地で11月1日に着工し、店舗部分は23年3月30日、ビル全体の完成は同年4月中を予定している。

4083荷主研究者:2021/10/17(日) 21:54:55

https://kahoku.news/articles/20210929khn000031.html
2021年09月30日 06:00 河北新報
東北大発ベンチャー、小型衛星エンジン開発へ 安全性と高い推進力

エレベーションスペースと斎藤助教が共同開発する高推力エンジン

 地球に帰還する小型人工衛星の開発に取り組む東北大発ベンチャーのエレベーションスペース(仙台市)は、安全性と高い推進力を両立した新型ハイブリッドエンジンの開発に乗り出した。東北大学際科学フロンティア研究所の斎藤勇士助教(宇宙推進工学)と共同研究する。高推進力を実現すれば、従来の小型衛星には難しかった地球への帰還が可能になるという。

 同社によると、人工衛星が地球に帰還するには、衛星軌道から離脱するための高い推進力が必要。通常の小型衛星が採用する電気エンジンは推進力が小さい。高推進力を持つ大型の衛星は固体または液体の燃料を用いたエンジンを使うが、安全性を維持した上での小型化には限界があった。

 共同研究では、危険物でないプラスチックなどの固体燃料と、詳細は非公表の液体か気体を使うハイブリッド方式のエンジンの開発を目指す。一般的な電気式の推力数ニュートンに対し、ハイブリッド式は数百ニュートン級になるという。

 同社は今年2月設立。2023年に大気圏で燃え尽きず地球に帰還できる小型人工衛星の実証機打ち上げを目指す。将来は民間企業などを対象に、宇宙実験などが可能なプラットフォームの提供を計画する。

 小林稜平最高経営責任者(CEO)は「共同研究で開発するエンジンは、小型衛星の移動性能を革新的に高め、新たな利用分野の開拓につながると確信している」と話した。

4084荷主研究者:2021/11/27(土) 22:53:12

https://kahoku.news/articles/20211007khn000057.html
2021年10月08日 06:00 河北新報
ホテル法華クラブ仙台、来年1月営業終了 宴会需要の減少響く

来年1月で営業を終えるホテル法華クラブ仙台=仙台市青葉区本町2丁目

 仙台市青葉区本町の「ホテル法華クラブ仙台」が2022年1月5日で営業を終了することが7日、分かった。開業から37年余り。22年3月で土地・建物の賃貸借契約が満了するのに伴い、新型コロナウイルス禍による宴会需要の減少なども踏まえて退去を決めた。

 経営する法華倶楽部(くらぶ)(東京)が10月に入り、取引先などに営業終了を知らせた。従業員は約60人。社員はアルモントホテル仙台(青葉区)などグループ内のホテルに異動となる見通し。パート従業員は解雇も含め処遇を検討する。

 法華クラブ仙台は1984年5月に開業。地上11階、客室数151。最大300人収容のホールなど大小の会議室・宴会場を6室備える。法華クラブによると、コロナ下でも客室稼働率は8割程度と堅調に推移していたが、売り上げの5割ほどを占める宴会はほぼなくなり、今年4月から宴会営業を休止していた。

 石沢真総支配人は営業終了について「主な理由は契約期間の満了。当面は宴会需要の回復は厳しいと予想され、施設の老朽化なども踏まえ、総合的に判断した」と説明。「宴会場は仙台の官公庁、企業の方に多く利用いただいた。感謝しかない」と述べた。

 土地・建物は、仙台市内でビジネスホテル「ホテルグリーンチェーン」を展開する松月産業が11年に取得している。

 市内では、総合宴会場「仙台勝山館」がコロナ禍による需要低迷を理由に6月末で営業を終了。仙台国際ホテルも宴会場の営業を22年3月末で終え、宿泊・飲食中心の業態に変更する。

4085荷主研究者:2021/11/27(土) 22:57:35
>>4035
https://kahoku.news/articles/20211014khn000038.html
2021年10月15日 06:00 河北新報
仙台勝山館、住販システムGへ売却決定 10月中に引き渡し

仙台勝山館=仙台市青葉区上杉

 6月末で営業を終了した仙台市青葉区上杉の総合宴会場「仙台勝山(しょうざん)館」について、運営していた勝山企業(青葉区)は14日までに、土地と建物を不動産業の住販システムグループ(泉区)に売却することを決めた。売買契約を既に終え、10月中に引き渡す予定。売却額は非公表。

 勝山館は1991年開業。地上6階、地下1階のビルに大小の宴会場やチャペル、能舞台などを備える。勝山企業は庭園や前庭を残すことを条件に、売却先を探していた。

 伊沢平一代表取締役は「景観を維持するため、勝山公園と接する庭園や前庭の樹木などを残すことを条件にお譲りした。建物については寿命なども踏まえて購入者が決めることだ」と話す。

 住販システムグループは、郊外型商業施設やオフィスビルの運営なども手掛け、年商約30億円。今後、築約30年の勝山館の建物や設備の状況について調査し、修繕コストなどを見極めた上で、テナントを募って商業施設などとして活用することを検討している。

 赤木久一社長は「勝山館は仙台の名所とも言える施設。大事にしないといけないと考えている」と話した。

 勝山館は新型コロナウイルス禍で宴会や婚礼が激減し、休業を経て6月末に営業を終了した。勝山企業は隣接地で「レストラン勝山館」の開業を計画している。

4086荷主研究者:2021/11/27(土) 22:57:59

https://www.iwate-np.co.jp/article/2021/10/16/104109
2021.10.16 岩手日報
三陸道で高速バス実証運行 県北バスと宮城交通22日から

 県北バス(盛岡市、松本順社長)と宮城交通(仙台市、青沼正喜社長)は22日、三陸道を活用した高速バス「宮古・気仙沼・仙台線」の実証運行を始める。三陸道の開通に伴い、宮古駅-仙台駅間の移動時間が短縮されたことを踏まえたもので、来年1月末まで実施。新たな観光ルートとして定着させ、交流人口の拡大を図る。

 同線は▽道の駅シートピアなあど(宮古市)▽宮古駅前▽陸中山田駅前(山田町)▽気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ▽仙台駅東口▽仙台空港-の6停留所をつなぐ。1日2往復で、うち1往復が仙台空港に乗り入れる。

 県北バスによると、宮古駅-仙台駅間は、従来の一般道では5時間超を要していたが、三陸道を通る今回の高速バスでは4時間10分で結ぶ。観光面での需要に加え、圏域の住民や水産関係者らの移動の利便性向上も期待される。

 ◇      ◇

 記事全文は、10月15日付の岩手日報本紙をご覧ください。

4087荷主研究者:2021/11/27(土) 22:59:47

https://kahoku.news/articles/20211018khn000004.html
2021年10月18日 10:59 河北新報
若林区役所駐車場を民間貸し付けへ 夜間・休日の利便性アップ図る

民間事業者に有償で貸し付ける若林区役所の駐車場

 仙台市は若林区役所の平面駐車場を民間事業者に有償で貸し付け、来年2月に時間貸しの一般有料駐車場として運用を始める。区役所が閉庁となる夜間、休日の有効活用に民間ノウハウを取り入れ、市の歳入増も図る狙い。区役所や周辺施設の利用者は引き続き、無料駐車できるようにする。

 若林区役所の駐車場は庁舎の北側と南東側の2カ所あり、面積は合わせて約3900平方メートル。北側は76台、南東側は79台を止めることができる。事業者への貸付期間は3年間。1回(3年間)のみ更新を認める。

 (1)原則24時間の開場(2)区役所の開庁時間帯の利用料金は周辺駐車場の1・5倍以上-などを条件に11月1日まで事業者を募集中。貸付料や管理運営手法の提案をもらい、市民局に設置する選定委員会で決める。

 貸し付け後の一般有料駐車場は区役所、隣接する区中央市民センター別棟内の子育て支援施設「のびすく若林」、南小泉児童館、区社会福祉協議会の利用者を無料とし、新たに道路を挟んで南側の区中央市民センター利用者も対象にする。

 市民センターの有料駐車場は地下に58台分があるが、併設の区文化センターや若林図書館と共用のため、イベント開催時などは満車状態が続く。貸し付けを機に区役所駐車場を使えるようにし、地下駐車場の混雑解消にもつなげるという。

 市は2016年策定の行財政改革推進プラン(現・市役所経営プラン)で、区役所駐車場の有効活用を打ち出した。17年6月には宮城野区役所で一般有料駐車場の運用を始め、今回の若林区役所は2例目となる。

 若林区総務課の担当者は「文化センターや図書館は休日に利用者が多く、駐車場の混雑が課題だった。目の前の区役所駐車場を民間に委ねることで、歳入増にもつながる」と説明する。

4088荷主研究者:2021/12/12(日) 14:50:13

https://kahoku.news/articles/20211022khn000024.html
2021年10月22日 13:34 河北新報
仙台-宮古間、約1時間短縮 三陸道の高速バス実証運行開始

 岩手県北自動車(岩手県北バス、盛岡市)と宮城交通は22日、仙台空港(名取市、岩沼市)とJR仙台駅、気仙沼市、宮古市などを結ぶ高速バスの実証運行を始めた。三陸沿岸道の開通でアクセスが向上した同区間の周遊を促し、交流人口増加につなげる。来年1月末までの期間中、継続運行を見据えてアンケートなどで利用ニーズを調べる。

 同日午前8時、仙台駅東口を出発した第1便には17人が乗り込んだ。仙台市青葉区の50代男性は「仕事でよく宮古市に行くが、新幹線とバスを使っていた。今後は一本で行けて楽になる」と喜んだ。

 出発式で岩手県北バスの松本順社長は「三陸道という社会資本を生かし、地域経済を活性化したい。沿岸の旅の魅力発信にも努める」とあいさつした。

 運行は1日2往復。仙台駅と宮古市の道の駅「シートピアなあど」を行き来し、気仙沼市、岩手県山田町と宮古駅を経由。うち1往復は仙台空港に乗り入れる。同社によると、一般道で5時間以上を要していた仙台駅―宮古駅間が4時間10分に短縮されるという。

 片道運賃は仙台駅―宮古市間3500円、仙台駅―気仙沼市間2100円(子どもは半額)。仙台空港までは500円増し。

 実証運行は、観光庁の既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業の採択を受けており、期間中は岩手県沿岸での復興ツーリズムツアーなども展開する。

4089荷主研究者:2021/12/12(日) 14:55:00

https://www.decn.co.jp/?p=123384
2021年10月26日 日刊建設工業新聞 6面
ニトリ/仙台市港区に6万平米の大型物流施設/23年度着工、24年度完成めざす

(仮称)ニトリ仙台DCの完成イメージ(公表方法書から)

 家具量販店のニトリは、海外から東北全域への輸配送拠点となる大型物流施設「(仮称)ニトリ仙台DC(ディストリビューションセンター)」を仙台市仙台塩釜港(仙台港区)の隣接地に建設する。機能集約型拠点として整備する物流倉庫で、建物はSRC造延べ約6万2000平方メートルの規模。2023年度の着工、24年度の完成を目指す。

 25日、仙台市の環境影響評価条例に基づき大規模建築物(延べ5万平方メートル以上)建設に伴う環境影響評価方法書の縦覧を開始した。11月24日まで意見を募集している。

 計画地は宮城野区蒲生3。JR仙台駅から東に約10キロ、七北田川左岸の仙台港南側に位置する。同地区は東日本大震災で甚大な被害を受け、防災集団移転後の跡地。新たな産業集積を推進する都市基盤の再整備地区に位置付けられ、「仙台市蒲生北部被災市街地復興土地区画整理事業」が進められている。用途地域は工業地帯・準工業地帯。敷地面積は約4万0700平方メートル(うち建築面積2万1300平方メートル、緑化面積約5700平方メートル)。

 建物はSRC造4階建て延べ約6万2000平方メートル。物流施設として、倉庫棟、製品や部品を自動搬送し高層ラックに保管する自動倉庫棟、従業員駐車場(205台分)、給油施設などを整備。仙台塩釜港を東北エリアの玄関に位置付けて物流関連事業の拡大と温室効果ガス排出削減の両立を図る。

 今後、環境影響評価を22年度末まで実施する。併せて埋蔵文化財の発掘調査、整理作業も進める。23年度に建築工事に着手し、24年度の完成を目指す。

 環境影響評価はプレック研究所が担当した。

4090荷主研究者:2021/12/12(日) 14:58:54

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8077/
2021-10-27 みやぎ建設新聞(仙台圏)
組合準備委/仙台市・利府町境で区画整理/年内にも本組合設立へ/約11ha対象に253区画の宅地造成を計画

 仙台市と利府町の境界部で土地区画整理事業による宅地造成を計画している仙台市岩切羽黒前利府町神谷沢土地区画整理組合設立準備委員会は、宮城県に対して組合設立の認可申請を行った。早ければ年内にも認可および設立を目指す。

 事業計画書によると、施行場所は県道仙台松島線(通称・利府街道)の西側かつ利府町南部に位置する神谷沢団地の南側。仙台市宮城野区岩切羽黒前地内および利府町神谷沢金沢地内で、区域中央付近から北が利府町、南が仙台市となる。現状は大部分がスギ林で、標高差が約30㍍の丘陵地。

 ここに戸建住宅をメーンとする、1区画当たり平均180平方㍍で253区画の住宅団地を開発する。平均標高は20㍍とし、北側から南傾斜のひな壇に造成。施行面積は10・81㌶で、土地利用計画は宅地と公共用地が約5㌶ずつを占める。

 公共施設は、公園と集会所をそれぞれ中央と北側の2カ所に設けるほか、調整池を南側と北側の2カ所に配置する。区域内道路は、利府街道から進入する幅員12㍍の準幹線道路と、仙台市側からの進入路として幅員7・5㍍の区画道路を置くほか、大部分の区画道路は幅員6㍍の規模とし、一部に幅員4㍍の歩行者専用道路を設ける。

 施行期間は2021〜25年度を予定。なお当該地区は、宮城県が仙塩広域都市計画の変更によって20年5月に市街化区域に編入済み。

4091荷主研究者:2021/12/12(日) 15:03:27

https://kahoku.news/articles/20211029khn000004.html
2021年10月29日 10:55 河北新報
仙台市役所の新庁舎、敷地南西に配置 15階建て、ヘリポートも 中間案公表

勾当台公園側から見た新庁舎の完成イメージ。左下は市民広場、右下は勾当台通

 仙台市は現在地に建て替える市役所本庁舎の基本設計中間案を公表した。新庁舎は地上15階、地下1階で敷地の南西側に整備する。北、東側には低層の市民利用施設や広場を設ける。敷地中央を南北に貫く通路、各建物を2階部分でつなぐ空中通路を配置し、回遊性を持たせる。11月に中間案の市民説明会を開催する。

 新庁舎は高さ約80メートルの鉄骨一部鉄筋コンクリート建て。正四角柱の北西角、南東角をへこませたような形状で夏は南東風、冬は北西風を庁舎に取り込み、ビル風を低減する設計とした。正面玄関は東側に配置し、特徴的な大屋根を設ける。

 延べ床面積は約6万平方メートル。1、2階には市民協働・交流施設や飲食店など商業施設を入れる。3階は機械室などで4〜13階に行政機能、14、15階に議場など市議会機能を持たせる。地下1階は駐車場にする。

 建物は免震構造。3日分の自家発電燃料と7日分の飲料水を備蓄し、災害時は敷地内を一時避難場所として使えるようにする。現庁舎の解体を含む総事業費は472億円と見込む。

 市議会が要望した屋上ヘリポート整備を採用した一方、議会エリアの木造化はヘリ着地時の耐衝撃性などに課題があり断念した。新庁舎の建物構造に影響しない市民利用施設などは、引き続き木造化を検討する。

 基本設計は、事業提案を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で選んだ東京の石本建築事務所、千葉学建築計画事務所の共同企業体が手掛け、2022年3月に完了させる。

 22年度からは2年間かけて詳細な実施設計を進める。23年度に現庁舎の議会棟などを先行解体し、24年度に新庁舎の本体工事に着手。28年に利用を開始する。現庁舎の解体や市民利用施設の整備を含め、全工事の完了は30年度を予定する。

 市民説明会は11月14日午後1時、15日午後6時の2回、いずれも青葉区のアエルで開催する。各回150席程度の参加者を募集し、ウェブ形式の併用も検討する。参加申し込みは11月上旬から「みやぎ電子申請サービス」で受け付ける。

4092荷主研究者:2021/12/12(日) 15:03:51

https://kahoku.news/articles/20211029khn000006.html
2021年10月29日 17:10 河北新報
JR松島海岸駅の新駅舎、来月15日に使用開始

松島海岸駅の新駅舎のイメージ。エレベーターや連絡通路、観光案内スペースなどを設ける 

 JR東日本仙台支社は28日、県や松島町と整備を進めてきた仙石線松島海岸駅の新駅舎の使用を11月15日に開始すると発表した。

 新駅舎は鉄骨3階、延べ床面積約670平方メートル。駅舎内壁の一部は木目調で、外観は落ち着きのある色合いにした。1階に多機能トイレを備え、新設の1番線ホームと既設の2番線ホームにはエレベーターを設置。3階には1番線ホームへの連絡口があり、展望スペースも設けた。

 1階の観光案内コーナーと土産店、2階のベーカリーカフェは12月1日にオープン予定。2番線ホームの連絡通路とエレベーター、1番線側の転落防止用固定柵は改修中で、来年3月ごろに使用を開始する。総工費約18億円は国と県、松島町、JR東で負担した。

 日本三景松島の玄関口である同駅は1927年に開業した。担当者は「コンセプトは『おもてなしの心かよう 観光拠点としてのシンボル』。バリアフリーに対応したほか、松島の観光案内を備えた」と説明する。

4093荷主研究者:2021/12/12(日) 15:05:15
>>3878 >>3965
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8086/
2021-10-29 みやぎ建設新聞(仙台圏)
仙台市/JR福田町駅周辺の測量設計/玉野総合コンサルが落札/利便性に配慮した駅周辺施設など

 仙台市は、JR仙石線・福田町駅の移設に伴う新駅周辺測量地質調査予備設計業務について、1741万0498円で玉野総合コンサルタントの落札を決めた。

 今月19日に開札したもので、同社のほかオオバが参加。また、中央コンサルタンツ、千代田コンサルタント、日本測地設計が失格となった。予定価格は2175万9000円、最低制限価格は1722万4372円だった。

 現在の福田町駅は、仙台市宮城野区福田町1の12の1地内で1986年3月に完成したS造3階建ての半橋上駅舎。利用者のアクセス手段が自由通路階段のみとなっており、利用者からはエレベーターの設置などバリアフリー化を求める声が挙がっているが、現在の駅敷地が狭あいなため駅移設による対応を立案した。それによると、新たな駅は現在の駅から西側に位置し、仙台車両センター宮城野派出所の南側となるJR所有地内に整備する。

 駅舎はJR東日本が、関連する周辺施設は仙台市が担当。市では、南北への往来が可能で駅に直結するエレベーター付き自由通路や、必要に応じた周辺アクセス道路の改良、駐輪場設置、駅前広場の整備を行う。

 今回の業務は、これまでの計画を踏まえ、利便性等に配慮した駅周辺施設や周辺道路・構造物の設計などを行うもの。

 現在のJR東日本宮城野区総合事務所の東側および線路を挟み南側の周辺施設用地0・18㌶を対象に、駅前広場に導入すべき施設と施設規模の詳細な検討を実施する。また、駅周辺道路とするための既存堀(福田用水)の函渠化に向け、JR横断部も含めた道路予備設計0・33㌔㍍も行う。履行期限は2022年3月25日まで。

 市では今後、今回業務の続きとなる詳細設計を来年度以降に発注する考え。また、同じく来年度に駅自由通路や踏切部分の水路構造物などに関する基本設計をJR東日本に委託する方針だ。

4094荷主研究者:2021/12/12(日) 15:10:11

https://www.yamagata-np.jp/news/202110/30/kj_2021103000661.php
2021/10/30 11:19 山形新聞
シェルター(山形)に農水大臣賞 仙台の木造ビル、高い耐震・耐火性

シェルターが手掛けた全国初の純木造高層ビル。木材利用優良施設コンクールで農林水産大臣賞を受賞した=仙台市

 木造建築メーカー・シェルター(山形市、木村仁大社長)が仙台市のJR仙台駅東口に建設した全国初の純木造高層ビル(7階建て)が、木材利用推進中央協議会主催の2021年度木材利用優良施設コンクールで農林水産大臣賞を受賞した。高い耐震・耐火性能を実現した同社の技術で、都市部への木造高層ビル建設が可能になったことを示すシンボル的建物。表彰式が29日、都内で行われた。

 コンクールは木材の利用促進に寄与する優良施設を表彰している。21年度は72点の応募があり、最高賞の内閣総理大臣賞と、これに次ぐ農林水産、国土交通、環境の各大臣賞を含む13点を特別賞に選んだ。

 シェルターが手掛けたのは、仙台駅東口そばに位置する「高惣木工ビル」(延べ床面積約1130平方メートル)。同社によると、木材とコンクリートや鉄を組み合わせた高層ビルはこれまでもあったが、柱、はりなど主要構造部に製材を使用した高層ビルは全国初という。いずれも同社が開発した、耐震性の高い接合金物工法「KES構法」と、核になる製材を束ねた木材(荷重支持部)を石こうボードで囲み、さらに外側を木材(表面材)で覆った木質耐火部材「COOL WOOD(クールウッド)」で建設した。使用木材は東日本大震災の被災3県と栃木県から調達した。今回の受賞は木材利用量が多く、地元材を優先使用した点も評価された。

 同社は「日本で初めて全て木造で、さらには製材で建てた7階建て木造ビル。完成までさまざまな困難があったが、プロジェクトに関わった全ての方に深く感謝する。これからも山形から全国、世界へ『木造都市』を発信していく」とコメントした。

4095荷主研究者:2021/12/12(日) 15:11:36

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8089/
2021-11-01 みやぎ建設新聞(仙台圏)
組合設立準備委/仙台市下愛子地区で土地区画整理事業/今月の組合設立目指す/総事業費28億余、事業計画の縦覧開始

 仙台市愛子土地区画整理組合設立準備委員会(仙台市青葉区上愛子 佐藤利明委員長)は、仙台市青葉区下愛子観音堂ほかの約16万6000平方㍍エリアを対象に商業・業務系の拠点形成を図る目的で土地区画整理事業を計画。本組合の設立認可申請を仙台市に行うとともに事業計画の縦覧を開始した。本組合の設立認可は今月末を予定しており、その後12月中旬に組合設立総会を開催。来年春ごろからの本格着工を目指す。総事業費は28億余。

 縦覧は今月11日まで、仙台市HPもしくは同市都市整備局市街地整備部市街地整備課で実施。意見書の提出は同25日まで受け付ける。

 この事業は、人口が増加しているJR仙山線・愛子駅周辺エリアと錦ヶ丘エリアの中間地点に位置する青葉区下愛子の観音堂地区において、道路など公共施設の整備改善・土地利用度向上による良好な市街地形成と大街区・共同利用による商業・業務系土地利用による地域拠点形成を目指すもの。

 施行地区は青葉区下愛子観音堂、峯岸前、葉前場、稲荷前、志出の各一部の16万5855・46平方㍍で、国道48号と県道秋保温泉・愛子線の交差点東側に位置する、国道48号を挟んだ南北に広がるエリア。近隣には仙台市青葉区宮城総合支所などが立地している。施行後の土地利用については、道路や公園などの公共用地が5万8858・22平方㍍、宅地が4万9517・24平方㍍(民有地・公有地計)、保留地は5万7480平方㍍。総事業費は28億7400万円としている。基本設計などは昭和が担当した。

4096荷主研究者:2021/12/12(日) 15:15:47

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8098/
2021-11-04 みやぎ建設新聞(仙台圏)
仙台市/R286・南赤石工区の測量等/大江設計の落札決定/工事用道路は来年度以降に着工へ

 仙台市は、国道286号南赤石工区の用地測量等業務を1510万7770円で大江設計に委託した。

 10月19日に開札したもので、同社のほかサトー技建、東北パシフィックが参加。また、復建技術コンサルタントが失格となった。予定価格は1907万5000円、最低制限価格は1510万7770円だった。

 国道286号については現在、仙台市と宮城県が共同で線形改良を計画。仙台市太白区坪沼から川崎町支倉川窪地区に至る約2・7㌔㍍を対象とし、仙台市はこのうち川崎町の境までの約1・4㌔㍍の事業を担当。残る川崎町側約1・3㌔㍍は宮城県が施行する。仙台市側には構造物として橋長207㍍、PC3径間連続箱桁の1号橋や延長447㍍、内空断面積約74平方㍍の第1号トンネルを設ける予定だ。

 今回の業務では、トンネルの区分地上権の設定に向けた路線測量0・55㌔㍍や用地測量11・3㌶を実施する。また、工区内を流れる碁石川右岸からの進入路となる工事用道路の詳細設計0・26㌔㍍なども行う予定としている。

 履行期限は2022年3月31日まで。

 来年度以降、今回業務で設計する工事用道路の整備に着手する方針だ。

4097荷主研究者:2021/12/12(日) 15:18:27

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8104/
2021-11-05 みやぎ建設新聞(仙台圏)
宮城テレビ放送/有効活用の検討へ/仙台市泉中央に用地取得/仙台市地下鉄泉中央駅東側の約6100㎡

 宮城テレビ放送(仙台市宮城野区日の出町1の5の33 大沼裕之代表取締役社長)は、仙台市泉区泉中央1丁目の用地約6100平方㍍を取得した。今後、取得した用地の有効活用を検討する。

 今回同社が取得した用地は、仙台市泉区泉中央1の3の1ほか地内で仙台市営地下鉄南北線泉中央駅の東側近隣地。宮城県警泉警察署の北側に位置し、泉中央通り線と泉ヶ岳通り線に隣接した、現在は有料駐車場として使用しているところ。以前は大手商社が所有していた。

 同用地周辺は、1980年に仙台市に隣接する当時の泉市が副都心形成に向けた土地区画整理事業を施行したエリアで、区画整理内には仙台市泉区役所(当時の泉市役所)をはじめセルバやアリオ仙台泉などの商業施設があり、仙台市内北部の中心地区を形成。

 宮城テレビ放送は、70年にTBS系列の東北放送、フジテレビ系列の仙台放送に続く宮城県内で3番目の民放局として開局。日本テレビ系の東北ブロックの基幹局で2020年10月には開局50周年を迎えた。既存の放送局は老朽化が著しく、施設のある宮城野区日の出町地内は近年のゲリラ豪雨による浸水で隣接する国道45号が冠水するなど、報道取材にも影響が出ていた。

 宮城県内の放送局では、近年、老朽化した施設の整備が相次いで進められており、仙台放送が04年に仙台市青葉区上杉5丁目に新社屋を建設したほか、日本放送協会が18年に仙台市青葉区錦町1丁目から青葉区本町2丁目に移転、20年に東北放送が仙台市太白区八木山香澄町で社屋を建て替え、仙台市青葉区双葉ケ丘2丁目にあった東日本放送は今年、仙台市太白区あすと長町1丁目で業務を開始している。

4098荷主研究者:2021/12/12(日) 15:19:57

https://kahoku.news/articles/20211105khn000060.html
2021年11月06日 06:00 河北新報
【独自】東北福祉大「鉄道ステーション」閉館へ 関係者、資料の散逸懸念

 東北福祉大がJR仙山線東北福祉大前駅の隣に2007年開設した「鉄道交流ステーション」(仙台市青葉区国見)を、来年3月末限りで閉館する方針を固めたことが5日、分かった。東北の発展に貢献した鉄道の歴史を伝える文献や写真、模型を収蔵し、地域コミュニティーの拠点としての役割も担った。閉館後の扱いは未定で、関係者は「貴重な史料が散逸してしまうのではないか」と懸念する。

交流電化に関する史料や模型が保管されている東北福祉大鉄道交流ステーション=2014年8月、仙台市青葉区国見1丁目

 今年5月下旬、学内外の委員で構成するステーション運営会議の席上、大学側の意向が口頭でメンバーに伝えられた。大学側は学生の利用を念頭に改装する方針を示し、史料や鉄道模型など収蔵品を片付けるよう求めたという。

 同大PR課の担当者は取材に対し「今後については何も決まっていない。現段階で話せることはない」と述べた。

 ステーションは、東北福祉大前駅に隣接する同大ステーションキャンパス館の3階部分にある。改札口に直結した玄関を入ってすぐの展示室(約50平方メートル)と模型館「TFUスカイトレイン」(約25平方メートル)から成る。

 東北福祉大前駅は同大が建設費を負担して建設が進められた請願駅で、キャンパス新築に合わせて2007年に開業した。周辺の開発許可に当たり市などから地域との連携を深めるよう求められ、仙山圏の交流拠点としてステーションを開設した。

 仙山線では新幹線や東北線に用いられている交流電化方式の試験が全国で初めて実施されたことから、関連の技術資料や記録、証言を数多く収蔵。高齢となった元技術者や元機関士への聞き取り調査にも取り組んでいた。

 他界した愛好家から大型鉄道模型「HOゲージ」200両超の寄贈を受け、13年にはTFUスカイトレインを設けていた。ステーション運営には市民団体「みちのく鉄道応援団」(仙台市)が協力してきた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い20年4月から臨時休館している。

 応援団の代表幹事を務める佐藤茂さん(64)は「交流電化の史料を重点的、体系的に保管している施設は他に例を見ない。愛好家らから『大学であれば必ず未来に受け継いでくれる』と期待され寄贈された史料でもある。引き続き保管、展示してほしい」と話す。

4099荷主研究者:2021/12/12(日) 15:20:46
>>4080
https://kahoku.news/articles/20211106khn000001.html
2021年11月06日 09:50 河北新報
地下鉄延伸へPFIの可否検討 宮城・富谷、コンサルに調査委託

仙台市地下鉄南北線

 仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)以北の地下鉄延伸を目指す宮城県富谷市は本年度、新たな整備手法として、PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式の可否の検討に着手した。先月、福岡市のコンサルタント業者と調査委託契約を交わし、本年度中に調査結果の報告を受ける見通し。

 市によると調査は、泉中央-明石台(富谷市)の約3・4キロに地下鉄路線を設けると想定し実施。「地下鉄整備の基本計画」「費用便益分析」「PFI事業のメリットと関係法令等の整理」など9項目を業務内容に挙げた。

 単線または複線で整備した場合の経路や中間駅の位置、将来の需要予測、運賃外収入などを検討し、PFI方式の利点を調べる。約30に及ぶ細目を列挙し、仙台市の利用者にとってのメリットや地下鉄南北線への影響なども明記した。

 富谷市交通政策推進室の担当者は「PFI方式で事業を進めれば、採算性の確保や行政の負担軽減が期待できる」と言う。同室によると、全国でPFI方式で地下鉄を整備した前例はないという。

 市は2019年度にまとめた都市・地域総合交通戦略の基本計画で、基幹公共交通の整備を最重要施策に位置付け、30年以降の長期目標として、地下鉄整備を例示した。

 泉中央-明石台を整備区間に挙げ、事業費を400億〜600億円、年間の運行経費を約4億3000万円と試算。計画策定後の協議で、採算性確保の観点から、PFI方式の検討が新たに浮上したという。

 若生裕俊市長は15年の富谷町長選(当時)で、地下鉄延伸を公約に掲げ初当選した経緯を踏まえ「地下鉄整備は1丁目1番地の公約。選択肢の一つとしてPFI方式の可能性を多面的に検討し、実現に向けた具体策を見いだしたい」と話す。

4100荷主研究者:2021/12/12(日) 15:37:08

https://kahoku.news/articles/20211110khn000044.html
2021年11月11日 06:00 河北新報
勾当台公園、仙台市役所新庁舎と一体活用へ 市が再整備素案

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211111kahoku01.JPG
再整備が検討される勾当台公園の「いこいの広場」

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211111kahoku02.JPG

 仙台市は勾当台公園(青葉区)再整備基本構想の素案を公表した。勾当台通の直線化に伴い1989年に再整備され、30年以上が経過した公園を一新。「仙台の庭」として価値を高め、建て替える市役所本庁舎との一体的な活用を目指す。

 公園を三つのエリアに分け、再整備方針を示した。勾当台通西側の「にぎわいの広場(市民広場)」は交流・にぎわいの拠点。一番町商店街から定禅寺通、つなぎ横丁、市民広場、市役所本庁舎と南北に直線でつながる空間形成を目指す。

 市民広場と表小路、市役所敷地内の広場の一体的な利用も目指すとともに、防災機能を備え、災害時の対策拠点としても活用する。イベント用の電源や給排水設備なども拡充させる。

 県庁西側にある「歴史の広場」は勾当台通との一体的な歩行空間を形成する。多くの路線バス、高速バスが止まる「県庁市役所前バス停」と連動させた休憩スペース配置などを目指す。

 県庁南側の「いこいの広場」は、都心のまとまりある緑と広場空間を再構築する。野外音楽堂の改築と再配置、芝生広場の設置を検討するほか、トイレや売店のリニューアル、カフェ開設なども視野に入れる。

 素案は2日にあった有識者の再整備検討懇話会で説明された。委員からは「親子が楽しめるよう遊具を設置してもいい」「回遊性を高めるため、エリアごとの役割を分散させてみてはどうか」などの意見が出た。

 市は本年度内に基本構想をまとめ、22年度中に基本計画を策定する。再整備の工事は25年度に着手し、30年度の完了を目指す。

4101荷主研究者:2021/12/12(日) 15:46:19
>>3490 >>3864
https://kahoku.news/articles/20211114khn000001.html
2021年11月14日 06:00 河北新報
仙台工業団地、仙台東IC付近に移転 23年秋まで 跡地に商業施設

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211114kahoku01.JPG
移転する仙台工業団地。工場や設備の老朽化が課題となっている=仙台市若林区六丁の目元町

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211114kahoku02.JPG

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造成工事が進む移転先の農地=仙台市若林区六丁目南

 仙台工業団地(仙台市若林区)が2023年秋ごろまでに、仙台東部道路の仙台東インターチェンジ(IC)付近に移転することが決まり、移転先で造成工事が進んでいる。市地下鉄東西線六丁の目駅に近い跡地には、大型商業施設やマンションの建設が計画されており、再開発による市街地の活性化に期待がかかる。

 仙台工業団地協同組合によると、移転先は若林区六丁目南の農地。現在地から東に約2・5キロ先にある。敷地面積は9・7ヘクタール。昨年8月に始まった造成工事は7割ほどが終わり、来年3月までに完了するという。

 移転の総事業費は約118億円。協同組合に加盟する機械器具や金属製品などの製造業者19社のうち、16社が来年7月から順次移転する。新たな企業も複数進出する予定となっている。

 現在の工業団地は移転完了後に跡地の造成工事に着手する。六丁の目駅の南西に広がる6・9ヘクタールの敷地に、26年3月までに商業施設やマンションが相次ぎ完成する見通し。駅周辺の街並みは大きく姿を変える。

 仙台工業団地は1963年に造成された。市内に点在する中小企業が協同組合を設立し、64年に操業を開始した。半世紀が経過し、工場や設備が老朽化したほか、2015年の東西線開業で周辺開発が進むとみられたため、協同組合が02年に移転の検討を始めた。

 08年に移転準備委員会が発足。複数の移転先が挙がり、現在地に近く東部道路に隣接し、交通アクセスに優れた農地が有力候補になった。だが、リーマン・ショックや東日本大震災が発生し、一時中断となった。

 震災後、農地は国の大規模圃場整備の対象に含まれた。市は除外するよう国に働き掛け、18年5月に市街化区域に編入した。協同組合は18年6月に農地を買い取り、市は20年5月に移転計画を正式に認可した。

 協同組合の梶原功理事長(77)は「老朽化が課題だったため、移転先が決まってよかった。新工業団地では環境に配慮した取り組みを進めたい。跡地は地域に喜んでもらえるような場所になればいい」と話した。

4102荷主研究者:2021/12/12(日) 16:13:17

https://kahoku.news/articles/20211112khn000027.html
2021年11月15日 06:00 河北新報
需要予測の差埋まらず 仙台市ガス民営化 挫折の要因(上)

 仙台市ガス事業民営化が再び白紙に戻った。市は9月、事業継承者の公募に唯一応じた東北電力など4社グループの提案を退け「該当者なし」と決定した。2009年の前回民営化の頓挫から10年余り。満を持して挑んだ一大プロジェクトはまたも挫折した。浮き彫りになったのは、都市ガス事業を巡る官民の認識差。双方の溝はなぜ生まれたのか、要因を探った。
(報道部・古賀佑美)

ガス事業民営化の公募結果を知らせる仙台市の発表資料、東北電の樋口社長(左下)、橘川委員長から答申書を受け取る郡和子市長(右上)のコラージュ

 民営化後の5年間で需要家が約2万件減少する-。

 事業提案書に記された将来予測にガス局幹部は拍子抜けした。市が民営化目的の一つに掲げた「ガス事業の永続的発展」とは相いれない内容。到底、受け入れられない見立てだった。

 有識者でつくる民営化推進委員会の橘川武郎委員長も9月7日の答申書提出後の記者会見で「ガス事業者としての矜持(きょうじ)を感じられない」と予測を一蹴した。

 応募した東北電と東京ガス、石油資源開発(東京)、カメイの4社グループは、17年の都市ガス小売り全面自由化に伴う競争激化を理由に挙げ、民営化後の道のりをシビアに描いた。

 資源エネルギー庁によると、自由化以降に他事業者などに契約を切り替えた割合「スイッチング率」は、3月末時点で東北は0%だが、他地域は関東17・8%、中部16・0%、近畿22・5%に及ぶ。2万件の予測は減少率に直すと5%程度で必ずしも高くはない。

 東北電の樋口康二郎社長は9月末の定例記者会見で「電気もガスも自由化が進み、競争にさらされている状況からすると2万件は妥当な数字だ」と強調した。

 一方、市の将来予測はどうか。ガス局は20年度末の需要家(空き家を含む)34万3288件は25年度末に34万2299件となり、5年間の減少は989件にとどまると試算。4社グループと期間は異なるが、予測には20倍の開きがあった。

 「民営化した途端、競争が起きるとは考えにくい」と担当者は4社グループの予測に首をかしげる。都市ガス事業は燃料調達や導管の保安が必要で、参入障壁はそもそも高いとされる。国は20年、卸供給の新規参入を促す新制度を創設したが、仙台圏では参入がない。

 エネルギー競争が激しい地域は地元の電力、ガス事業者がそれぞれ他地域の電力、ガス事業者と組み、セット販売で顧客を奪い合う構図が多い。地元の東北電を含むグループが市ガスを引き継ぐケースでは「競争相手が想定しづらい」(ガス局幹部)という。

 2万件減の予測はガス局や推進委の一部に「東北電が電気に切り替えさせた分も含むのではないか」との疑念さえも抱かせた。市は4社グループの提案をガス事業の永続的発展とは「整合しない」と結論付けた。

 「腹を割った話し合いはできなかったのか」。2度目の白紙を報告した市議会9月定例会では、応募者とのコミュニケーション不足を指摘する声が相次いだ。

 4社グループが提案書を作成する際、ガス局と行う「円滑継承協議」は約4カ月間続いたが、保安や人員体制の構築に多くの時間が割かれ、白紙の最大要因となった事業環境の将来展望は議論されなかった。

 ガス局の担当者は「ガスの需要を落とさないことは大前提。相手も理解していると思った」と明かす。売る側と買う側の事業観の違いは、6月末の提案書提出まで表面化しなかった。

 氏家道也ガス事業管理者は「応募者と価値観を擦り合わせる機会を設けるべきだった」と反省する。

[仙台市ガス事業民営化]2019年2月、郡和子市長が事業継承者の公募再開を表明し、7月に有識者の民営化推進委員会を設置。事業提案を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で20年9月に公募を開始した。最低譲渡価格は400億円と設定。東北電力など4社グループが応募したが、審査結果は200点満点中85・3点にとどまった。推進委は9月7日に「該当なし」と答申し、郡市長も翌日、同様に決定した。市ガスは仙台、多賀城など7市町村に供給。約34万戸の総需要家戸数は公営で全国最大規模。

4103荷主研究者:2021/12/12(日) 16:13:46

https://kahoku.news/articles/20211114khn000016.html
2021年11月15日 06:00 河北新報
LNG調達費が重荷に 仙台市ガス民営化 挫折の要因(中)

 仙台市ガス事業は原料の液化天然ガス(LNG)を自前で調達する。公営としては全国で同市のみ。宮城野区のガス局港工場にある仙台LNG基地には、タンカー「アマンセンダイ」がおおむね20日おきに、調達先のマレーシアから入港する。

 アマンセンダイが一度に運べるLNG量は約8200トン。国内主流の標準船の約7万トンに比べ、はるかに小さい。構造上、港工場に標準船が入港できないことがネックとなっている。

 ガス局は「小舟」を使わざるを得ない上、マレーシア企業と2027年度まで10年契約を結んでいる。原料調達費は民間に比べ2割程度高く、需要家が支払うガス料金にも響いている。

港工場に入港するLNGタンカー「アマンセンダイ」=仙台市宮城野区港4丁目(市ガス局提供)

 民営化に向けた事業継承者の公募で唯一応じた東北電力、東京ガス、石油資源開発(東京)、カメイの4社グループは希望譲り受け価格を最低譲渡価格と同じ400億円と提示した。

 東北電の担当者は「マレーシア企業との契約が残る5年間の原料調達コストを基に、事業性評価を算定した」と金額の根拠を説明する。原料調達のコスト高が最低譲渡価格からの上積みを阻んだ一因とみられる。

 関係者によると、4社グループは港工場に近接する東北電の新仙台火力発電所(宮城野区)にあるLNG基地の活用を提案したという。同LNG基地は標準船の入港が可能。港工場との接続には数十億円かかるものの、長期的には原料調達費が抑えられる。

 そもそも、公営の市ガスが自前のLNG基地を持ったのには理由があった。

 全国のガス大手は1960年代以降、石炭や石油から天然ガスへの燃料切り替えを進めたが、東北には90年代になっても民間のLNG基地がなかった。遠方から陸上輸送するにも市ガスは事業規模が大きいため、自ら基地の整備に乗り出した。

 エネルギー事業に詳しい日本総研リサーチ・コンサルティング部門ディレクタの段野孝一郎氏は「公営事業者の自前調達は当時は画期的だったが、事業譲渡に当たってはプラスに働かなかった」と指摘する。

 仙台市に先行し、公営ガスの民間譲渡を進めた福井、金沢、大津3市はLNG基地がなく、それぞれガス、電力会社から購入していた。いずれも事業継承者の公募に複数グループが応じ、競争原理が働いた。

 段野氏は「公営に原料を販売していた事業者は卸先を失う恐れがあった。売り上げ減少に直結する問題で、手を挙げざるを得なかった」と背景を解説する。

 これに対し、仙台市ガスは自前調達のため、ライバル事業者に譲渡されても損失はほぼなく、強い応募動機が生じなかったとみる。

 それでも、専門家の間では「仙台でも競争が起きる可能性はあった」との見方が多い。この10年、標準船が入港できるLNG基地が仙台周辺に増えたためだ。

 石油資源開発が2018年に整備した相馬LNG基地(福島県新地町)は、仙台-新潟間パイプラインと岩沼市でつながる。大手の大阪ガスが関わっており、業界内で注目を集めている。

 仙台の民営化は東北電と石油資源開発がグループを形成し、結局、他に応募はなかった。市ガス事業民営化推進委員会の橘川武郎委員長は企業名を伏せた上で、競争が起きなかった理由を「(競争する)可能性があった所が組んだからではないか」と指摘した。

[仙台LNG基地]1997年、仙台市が宮城野区の仙台港に整備した東北初の液化天然ガス(LNG)基地。敷地面積は約9万8000平方メートル。LNGは地下式タンクに貯蔵され、ポンプで気化器に送られ、温められて気体の天然ガスとなる。熱量調整後、臭いが付けられ各家庭や事業所に都市ガスとして供給される。天然ガスはパイプラインで新潟の民間LNG基地からも受け入れている。港工場は東日本大震災の津波で被災し、一時期、稼働が停止した。

4104荷主研究者:2021/12/12(日) 16:14:16

https://kahoku.news/articles/20211114khn000017.html
2021年11月15日 06:00 河北新報
即時値下げ提示されず 仙台市ガス民営化 挫折の要因(下)

 2017年の都市ガス小売り全面自由化を契機に、全国で多彩な新サービスが次々と誕生している。

 エネルギー各社は首都圏や関西圏を中心にガスと電気のセット販売に加え、携帯電話などの通信や高齢者の見守り、鍵のトラブル対応など暮らしに関わるサービスを幅広く展開し、顧客争奪戦を繰り広げている。

 公営の仙台市ガスは、この波に乗れない。提供できるサービスを限定した地方公営企業法の規制が立ちはだかる。市が民営化を目指す理由の一つがここにある。公募条件に「市民サービスの向上」を入れ、目に見える方策としてガス料金の引き下げを期待した。

 事業継承者に唯一応募した東北電力、東京ガス、石油資源開発(東京)、カメイの4社グループは新サービスとして、自動検針ができる「スマートメーター」による見守りサービスや電気、LPガス、灯油宅配のセット販売を提案した。

 ただ、料金の引き下げは「5年後に利益が出れば検討する」にとどめた。東北電の担当者はマレーシア企業との契約が残る割高な原料調達費や税負担、システム開発などのコスト増を考慮し「すぐの値下げは提案できなかった」と明かす。

 有識者でつくる市の民営化推進委員会は、提案審査で「市民サービスの向上」を30点満点中14点と厳しく評価した。「明示的に料金の引き下げを提示してほしかった。市民に民営化の意義が見えにくい」と答申し、市も同様に判断した。

最新のガス機器を展示・販売したガスフェア。来年度の民営化を見据え、今年で最後になるはずだった=5日、仙台市青葉区の仙台国際センター

 目指したはずの民営化を先送りしたことで、市民が自由化のメリットを享受する機会もお預けとなった。

 今月5日、青葉区の仙台国際センターであったガス局主催の「ガスフェア」。訪れた若林区の主婦(45)は「電気料金で得られるポイントをガス料金とセットにできたら、お得になったのに…」と残念そうに語った。

 人口減少に伴い、都市ガス市場が今後、縮小均衡へ向かう中、市が民営化に求めたのは多彩なサービスと値下げの「両立」だった。

 東北大大学院経済学研究科の吉田浩教授(公共経済学)は「民営化すると、より安く、より良いサービスが、すぐ実現できるというのは過剰な期待。民営化は魔法のつえではない」と指摘する。

 郡和子市長は今回の民営化を白紙に戻した後も「経営形態の見直しが必要との認識に揺らぎはない」と強調する。年度内に一連の公募手続きを外部の目で検証し、3度目となる事業継承者の公募に意欲を見せる。

 「市民の重要なインフラであり続けた都市ガスという資産を生かさなければならない」とも語り、好条件でしか事業譲渡はしないとの姿勢を崩していない。

 これに対し、市議会9月定例会では「市民の利益になる判断だろうか」と白紙化を疑問視する声も出た。

 ベテラン議員は「3度目の公募で譲渡価格が(4社グループが提示した)400億円を下回れば大損失」と指摘。好条件でなくても提案を受け入れる政治判断も必要だったと訴えた。

 検証作業を前に、市役所内では運営権のみ売却する「コンセッション方式」の採用のほか、ガス局の株式会社化など大胆な民営化アイデアも浮上している。

 再び白紙に戻した決定が市民の財産を安売りしなかった「英断」となるか、千載一遇を逸した「失政」となるかは、3度目の結果に懸かっている。

[都市ガス小売り全面自由化]都市ガスの需要家が供給事業者を選べる自由化は、1995年の大口を皮切りに範囲を拡大。2017年4月に家庭用の小口も対象となり、完全自由化となった。地域独占が認められていたガス事業者を小売り、導管、製造に分割。新規参入した小売事業者が、導管事業者と託送契約することで料金を自由に設定できる。新規事業者に契約を切り替えた割合「スイッチング率」は21年3月末時点で全国16.8%、東北0%。

4105荷主研究者:2021/12/12(日) 16:14:52

https://kahoku.news/articles/20211115khn000039.html
2021年11月16日 06:00 河北新報
松島海岸駅にエレベーターや多機能トイレ 新駅舎の利用開始

利用が始まった松島海岸駅の新駅舎

 JR東日本は15日、仙石線松島海岸駅(宮城県松島町)の新しい駅舎の利用を開始した。新設の1番線ホームにエレベーターを設けるなどバリアフリー化を図ったほか、観光拠点としての機能を強化した。

 新駅舎は鉄骨3階、延べ床面積約670平方メートル。1階には多機能トイレを備えたほか、車いすや荷物を持った人がスムーズに通れるよう、自動改札機3台のうち1台に通路幅が約90センチの幅広タイプを導入した。

 1番線ホームに隣接して松島湾を望む展望スペースを設けた。1階待合室には観光案内機能を備えるディスプレーを設置する。12月1日に1階に土産店、2階にカフェが開店する予定。

 仮駅舎は12月末ごろに撤去が完了する見込み。既設の2番線ホームのエレベーターは整備中で、来年3月ごろに使用を開始する。家族4人で訪れた千葉市の自営業田中伸一さん(76)は「エレベーターがあると高齢者も助かるのではないか」と話した。

 松島町によると、旧駅舎は東日本大震災の津波被害を免れた。

改札口の中央に設けられた幅広タイプの自動改札機

1階の改札口と3階のホームを結ぶエレベーター

4106荷主研究者:2021/12/12(日) 16:16:59

https://kahoku.news/articles/20211117khn000024.html
2021年11月17日 17:10 河北新報
仙台のオフィス空き室率低下、6・30%に 10月・東京を下回る

仙台の市街地

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた仙台市の10月のオフィスビル空き室率は、前月比0・21ポイント低下の6・30%と3カ月連続で下がった。2002年1月の月次調査開始以来初めて、東京(6・47%)を下回った。

 2カ月連続して全5地区で低下した。仙台駅前は、仙台駅東口のオフィスビルへの移転に伴う大型2次空室の成約が進み、0・30ポイント低下の6・30%。一番町周辺は0・02ポイント下がり、5・86%。銀行の支店撤退などの解約があったが、郊外からの事業所移転や人材派遣会社の分室開設による大型成約も見られた。

 宮城県庁・市役所周辺は、小規模な成約があり、0・08ポイント低下の6・55%となった。仙台駅東は0・29ポイント下がり5・85%で、住宅メーカーの館内増床があった。周辺オフィスは自社ビルからの移転などの成約があり、0・65ポイント低下の9・62%だった。

 仙台支店の担当者は「分室の開設や郊外からの移転が続き、大きな解約の動きは見られないため、空き室率の低下傾向は続くのではないか」とみる。調査対象は延べ床面積990平方メートル以上の356棟。

4107荷主研究者:2021/12/12(日) 16:22:38

https://kahoku.news/articles/20211118khn000054.html
2021年11月19日 06:00 河北新報
【独自】みやぎ県北高速幹線道路、12月17日全線開通 「復興道路」県内分完了へ

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211119kahoku02.JPG

 東日本大震災以降、復興支援道路として整備が加速された「みやぎ県北高速幹線道路」(24キロ)が12月17日、全線開通することが分かった。唯一開通していなかった登米市の佐沼工区(3・6キロ)で工事が完了するめどが立った。震災を機に復興道路と位置付けられた縦軸の三陸沿岸道と横軸の復興支援道路は、宮城県内分が全てつながる。

 県北部の沿岸と内陸を結ぶ広域道路網が構築され、地域産業の振興や救急医療の改善が期待される。当日は午後1時半から佐沼インターチェンジ(IC)近くで開通式を行う。一般開放は午後4時半を予定する。

 みやぎ県北高速幹線道路は1995年度に着工。震災以降は国の復興事業の一環で工事が進み、中田工区(4・7キロ)が2018年12月、築館工区(1・7キロ)が19年6月に開通した。

 全線開通は当初20年度を目指したが、佐沼工区の地盤改良などに時間を要し、21年度にずれ込んでいた。同工区は事業費約186億円。県管理橋では県内2番目の長さとなる紫雲山大橋(741メートル)を含む。

 同道路では東北自動車道と接続する栗原IC(仮称)を整備中。完成時期は未定。

 三陸沿岸道は今年3月、気仙沼港-唐桑半島IC間が開通。県内の三陸道は全区間がつながった。

4108荷主研究者:2021/12/12(日) 16:23:01

https://kahoku.news/articles/20211119khn000038.html
2021年11月19日 18:17 河北新報
エスパル仙台Ⅱが改装オープン JR仙台駅西口、「ゴンチャ」など出店

ゆったりと買い物できるよう通路を広めにし、明るい色調でデザインされた店内

 仙台ターミナルビル(仙台市)がJR仙台駅西口で運営する商業施設「エスパル仙台Ⅱ」が19日、リニューアルオープンした。ファッションや雑貨、カフェなど9店舗で構成し、うち5店舗が新規出店。衣料や家具、パンなどを扱う核店舗「ベイクルーズストア」は26日に開店する。

 東北初出店は、米国系のセレクトショップ「ロンハーマン」、香りの専門店「アットアロマ」の2店舗。新規出店の「ゴンチャ」は、台湾の阿里山(ありさん)で栽培された高級茶葉のウーロン茶や紅茶と、タピオカや黒糖、ミルクなどと組み合わせたメニューが味わえる。

 ゴンチャジャパン(東京)マーケティング本部の畑千絵部長は「上質なお茶の多様な楽しみ方を知ってもらいたい」と話す。

 ベイクルーズストアは「ジャーナルスタンダード」「エディフィス」などで知られるベイクルーズ(東京)が運営するEC(電子商取引)サイトで、リアル店舗は国内初出店。東北初登場の「フレームワーク」「レショップ」など12ブランドを扱う。

 「シップス」「アフタヌーンティー・ティールーム」など既存4店は改装した。エスパル仙台の山本信也店長は「ファッションの最先端の雰囲気を感じてもらい、仙台の活性化につなげたい」と話した。初年度の売上高は改装前の1・3倍となる約26億円を目指す。

4109荷主研究者:2021/12/12(日) 16:24:09

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/8171/
2021-11-19 みやぎ建設新聞(仙台圏)
仙台市/郡山折立線の郡山工区予備設計/申請は12月3日まで/延長700m対象に上下各3車線化

 仙台市は18日、都市計画道路・郡山折立線の郡山工区に係る道路予備設計業務を制限付き一般競争入札で公告した。参加申請は12月3日まで、開札は同9日13時20分に行う。

 参加資格は市内に本店または支店、営業所を有する建設コンサルタント道路部門の登載業者で、2006年以降に完了した国または地方公共団体等が発注した交差点を含む道路設計業務の元請け実績を有することなど。

 郡山折立線は、国道4号と接続する太白区郡山5丁目地内から、県道仙台村田線につながる青葉区茂庭綱木東地内に至る総延長約9・5㌔㍍の路線。

 今回の業務は、国道4号から西に向かい、JR太子堂駅東側に位置する郡山折立線と郡山大野田線の交差点に至る、太白区郡山6丁目ほか地内の延長700㍍区間が対象。この区間は幅員40㍍、車線構成は上下線ともに片側3車線とする方針だ。

 業務内容は、道路をはじめ平面交差点3カ所の予備設計と、現地測量および路線測量を行う。履行期限は22年3月31日までだが、同年12月28日までの延長を予定している。

 なお、国道4号と郡山折立線の交差部(篭ノ線交差点)は、東北地方整備局が計画する篭の瀬〜鹿の又工区1・6㌔㍍の連続立体化事業区間となる。

4110荷主研究者:2021/12/12(日) 16:29:23

https://kahoku.news/articles/20211121khn000013.html
2021年11月21日 18:14 河北新報
国道398号「崎山トンネル」開通 女川-雄勝間の難所解消

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211121kahoku01.JPG

 宮城県石巻市雄勝町と女川町を結ぶ国道398号「崎山(さきやま)トンネル」の開通式が20日、女川町石浜の現地であった。離半島部に整備された東日本大震災の防災集団移転団地で暮らす住民の利便性向上や、災害時の避難道路としての役割が期待される。

 開通したのは長さ0・71キロのトンネルを含む1キロの道路で、女川町の石浜、桐ケ崎両地区をつなぐ。カーブが続く約1・5キロの国道が約0・5キロ短くなり、ほぼ一直線で結ばれた。総事業費は約33億円で、社会資本整備総合交付金の復興枠を活用した。

 開通式には地元選出の国会議員や県の関係者ら約50人が出席。村井嘉浩知事は「斜面崩落がたびたび発生していたが、災害に強い道路になった。地域交流や観光振興に役立つことを期待したい」とあいさつした。

 崎山地区の国道398号は狭く曲がりくねった道が続いて車両の通行に支障があった上、震災や台風ではのり面の崩落が起きた。県が事業主体となって2017年12月に着工した。

 須田善明町長は「県内の398号で一番の難所が解消した。関係者に感謝したい」と語った。

テープカットでトンネルの開通を祝う関係者

4111荷主研究者:2021/12/12(日) 16:29:45

https://kahoku.news/articles/20211121khn000011.html
2021年11月21日 17:29 河北新報
乗り合いやデマンド型導入も 仙台市、公共交通再構築へ意見公募

 仙台市は持続可能な公共交通ネットワーク構築に向けた「地域公共交通計画」(2022〜26年度)の中間案をまとめ、22日からパブリックコメント(意見公募)を実施する。沿線人口や利用者が少ない路線バス運行エリアは、地域交通などバス以外のさまざまな交通手段の導入を検討する。

 市交通局と宮城交通が運行する路線の沿線人口、利用実態をエリア別に評価。夜間の人口密度が1ヘクタール当たり20人以上、運行本数が1日40本以上ある「支えるエリア」、それ以外の「育むエリア」に区分けした。

 支えるエリアは東端が仙台東部道路、西端がJR仙山線愛子駅周辺。主に市中心部や郊外の住宅地、JRや市地下鉄の駅周辺と沿線地域に広がる。

 エリア内では仙台駅前に向かう路線を「幹線区間」と「準幹線区間」、鉄道駅に結節する「フィーダー区間」に分類。幹線区間では各バス事業者が運行ダイヤを調整し、同一運賃を設定する共同運行を目指す。

 育むエリアは仙台東部道路東側、愛子駅以西のほか、青葉区みやぎ台、赤坂両地区、太白区秋保温泉地区、泉区根白石地区などが含まれる。地域の実情に合わせ、バスの運行ダイヤを見直すとともに、乗り合いタクシーやデマンド型の地域交通の導入を検討する。

 パブリックコメントは12月22日まで。中間案は市のホームページに掲載するほか、各区役所などで概要版を配布する。市は寄せられた意見を踏まえ、来年3月下旬に計画を策定する。

4112荷主研究者:2021/12/27(月) 23:17:44

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00619387?isReadConfirmed=true
2021/11/24 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(1)入居企業、伴走型で支援

 中小企業基盤整備機構東北本部が運営する東北大学連携ビジネスインキュベーター「T―Biz」は、地域における大学発スタートアップ育成施設として2007年9月に開設した。東日本大震災を経て近年は社会課題解決を志向する起業家が増え、産官による支援も進化を続けている。社会が変貌する中、ハイテクベンチャーのサポートを目標に掲げるT―Bizと入居企業を取材した。

宮城県内で数少ないウェットラボの設置など、充実した環境に多様な企業が入居している

 T―Bizは研究シーズから事業化を図り、企業の成長に合わせて伴走しながら包括的にソフト支援している。事業計画・経営方針の策定からハード、ソフト、システムの製品出荷までさまざまな課題解決をともに進める。スタッフは大手企業で開発や新事業企画などの実務経験、マネジメントの経験を持ち、半年ごとに研究状況や事業進捗(しんちょく)を見直し、段階を踏まえて幅広くアドバイスする。

 東北大学青葉山キャンパス内の5階建て施設にオフィスタイプ8室、ウエットラボタイプ23室の入居室を設置。開設からの14年間で76の企業・研究機関が入り、入居期限の5年を経て卒業した企業の80%以上が事業化に成功した。現在もバイオ、素材、電子デバイス、医療など業種に偏ることなく多様な企業が入居する。ユニークな点は企業同士が話し合い、素子からモジュール、装置へとアップグレードするなど相互共創が進んでいること。同施設内で異業種連携が進んで、新たなシナジーを創出するシステムが構築されている。

スタッフは研究者、経営者両面の視点を大切にしながら多様な支援を行う

 一方で「マーケットを見る力も重要だ」と、工藤裕之チーフインキュベーションマネージャーは話す。理系の経営者は技術に傾倒しがちだが、社会のニーズを的確に判断できる人材を育成するため、資金調達や販路開拓など経営面についても広範な知見を提供する。このほか市場で知名度を上げるため、展示会やセミナーなど出会いの場への参加を積極的に支援している。

 「今後はライフサイエンスや環境ビジネスのスキルを持つ企業を積極的に受け入れたい」(工藤マネージャー)という。仙台市は20年に内閣府からスタートアップ・エコシステム拠点都市に選定され、東北大も「ビジョン2030」で大学発ベンチャーをこれまで以上に多く創出する計画を持つ。すでにT-Bizからは経済産業省が支援するJ―Startup企業3社、J―Startup TOHOKU6社が誕生。ユニコーン企業の誕生による地域への貢献に期待が高まっている。(随時掲載。次回から東日本面に掲載します)

(2021/11/24 05:00)

4113荷主研究者:2021/12/27(月) 23:27:46

https://kahoku.news/articles/20211126khn000002.html
2021年11月26日 16:45 河北新報
陸前高田ー仙台、直行バス運行へ 来年1月末まで毎日運行し実証実験

新しい市街地の形成が進む陸前高田市中心部=2020年8月29日

 岩手県陸前高田市と仙台市を結ぶ直行バスの実証実験を陸前高田市の2事業者が27日に始める。来年1月末にかけ、無料の貸し切りバスを毎日運行し、利用ニーズを探る。需要が見込めれば本格運行を目指す。

 陸前高田市中心部の商業施設アバッセたかたと仙台市のJR仙台駅東口を三陸沿岸道を利用して2時間45分で結ぶ。出発時刻は陸前高田が午前6時半、10時15分、午後5時半。仙台は午前10時、午後2時半、9時15分。定員は各便30人。

 朝晩の2往復は毎日運行し、昼便は需要が見込める月・金曜を中心に仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)にも寄る。12月25日〜1月7日は連日3往復する。実施主体はマーケティング事業などを手掛ける陸前高田企画と貸し切りバス事業者の奥州交通で、観光庁の補助金約6000万円を活用する。

 陸前高田企画の村上清代表(62)は「首都圏や関西圏からの集客につなげたい。実験期間中に特別感のあるツアーを開催し、陸前高田の魅力を発信したい」と話す。全席予約が必要。連絡先は同社0192(22)9105。

4114荷主研究者:2021/12/27(月) 23:40:06

http://www.senmonshi.com/archive/02/02107UKEC59JY65.asp
2021/11/29建設新聞社
【東北・宮城】東北初の民間都市再生事業に認定/ヨドバシ仙台第1ビル計画整備事業

 国土交通省は26日、ヨドバシホールディングス(東京都新宿区 藤沢昭和代表取締役)が仙台市内で進めるヨドバシ仙台第1ビル計画整備事業(仮称)を東北初の民間都市再生事業計画に認定した。JR仙台駅東口地区の賑わい創出に向け、金融支援や税制上の特例措置などの支援が受けられる。

 ヨドバシ仙台第1ビル計画整備事業はJR仙台駅東口に隣接する仙台市宮城野区榴岡1の3の1ほか地内の1万1290平方㍍に、店舗、オフィス、駐車場を備えたS造地下1階地上12階塔屋1階建て、延べ約7万4670平方㍍の複合ビルを建設する。公共施設として広場785平方㍍、道路1806平方㍍も整備する。

 併せて、仙台駅東まちづくり協議会が掲げる「住む・働く・楽しむ・学ぶが混在した多様なアクティビティがあるまち」に呼応し、仙台駅東口駅前広場で歩行空間や賑わい創出のオープンスペース整備・拡充を行うとともに、宮城野通に通じるペデストリアンデッキとエスカレーターの設置により、回遊性の向上を図る。

 鹿島の設計・施工で今月着工、2023年4月末の完成を予定している。

 民間都市再生事業計画認定制度は02年に創設して以来、全国で140件認定されており、東北では今回が初めてとなる。

 提供:建設新聞社

4115荷主研究者:2021/12/27(月) 23:41:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00619835?isReadConfirmed=true
2021/11/29 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(2)東北マイクロテック・EXA

東北マイクロテック

12インチウエハーと3次元LSIの手作り模型を前に「発表した成果をもとにした受注もある」と元吉社長

品質・歩留まり・納期で評価

 日進月歩の半導体産業。そこに身を置く元吉真社長は「常に走り続けている。マグロと同じ」と業界の厳しさを表現する。

 企業で各種半導体メモリーなどの開発に携わり、小柳光正東北大学教授の研究成果を元に、最先端の3次元積層型LSI(大規模集積回路)の試作、デバイス開発を目的に会社を設立。低コストで作りやすい製品の供給を目指している。

 3次元LSIは省スペース、省電力で、高速信号処理によるリアルタイム応答などの利点がある。大手メーカーが独占生産する中、試作や少量生産の委託が増えてきた。ライバルは海外の研究機関だが、「品質や歩留まり、納期面で評価されている」(元吉社長)と自信をみせる。宮城県名取市の空き工場を借りて生産体制も整えた。2026年の年商50億円を目標に定め、「将来は地場企業と協同でデバイスをつくりたい」(同)という。

▽仙台市青葉区▽元吉真社長▽022・398・6264

EXA

EXAが製作した高周波誘導加熱式スカルメルト結晶育成炉のプロトタイプ

単結晶生成を低コスト化

 高価なイリジウムるつぼを全く使用しない次世代の単結晶育成技術と装置(スカル炉)の開発に挑む。単結晶研究の東北大学発ベンチャーであるC&A(仙台市青葉区)と三幸(東京都港区)の合弁で設立した。

 単結晶は通信機器や、がん検査の陽電子放射断層撮影(PET)装置などに不可欠。生成に使うるつぼの材料にはイリジウムを使う。ただ近年は価格が高騰し、るつぼ1個が1億円を超えるほどだ。庄子育宏最高技術責任者(CTO)は「結晶メーカーの利益のためにも、昭和の技法を見直す時では」と話す。

 独自開発の発信器と高周波コイルで原料粉末を中心部から溶かし、残った周辺がるつぼ代わりになるため結晶生成の大幅コストダウンが見込める。超高融点機能性材料の実用化に道を開き、特にパワーデバイス材料として優れた適性を持つ酸化ガリウムウエハーの低価格化に期待は高い。

▽仙台市青葉区▽奥野敦社長▽022・397・6291

(2021/11/29 05:00)

4116荷主研究者:2021/12/27(月) 23:45:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00620167?isReadConfirmed=true
2021/12/1 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(3)スカイファーマ・TUP

スカイファーマ

実験中の安藤社長。ゼブラフィッシュの網膜細胞増殖にも成功するなど、データが蓄積している

低コスト再生医療に挑戦

 治癒が困難とされる緑内障や脊髄損傷などを対象に「再生誘導医薬」の開発に取り組む。カギは安定的に大量生産できる低分子化合物。「ヒトが本来持つ再生能力・神経分化の因子を化合物で刺激し活性化させる」(安藤秀樹社長)ことにより、低コストの再生医療実現に挑戦している。

 脊髄損傷で下肢が麻痺したラットに薬剤を投与すると、数日後に回復し2本足で立ち上がる―。驚くべき成果が研究過程で得られた。安藤社長は「初めから動物を使ったスクリーニング技術の開発により、培養細胞から始める方式より遙かに高効率で新薬候補化合物を探れる」としており、国際出願特許が10月に公開された。

 並行して大手食品メーカーと健康食品の共創で収益化も進める。ベンチャーキャピタルの支援もあり、「ブレークスルーは既成概念の打破から」(同)と、仙台からのメガファーマ誕生に挑む。

▽仙台市若林区▽安藤秀樹社長▽022・398・6635

TUP

成膜技術でコスト削減

「大学の中で埋もれている技術を世に出したい」(佐藤浩樹社長)と志して起業した。研究室だけで事業を進めるにはリスクが伴うと考えており、民間企業在籍時の知見を生かし、さまざまなシーズを発掘して実用化へ道を拓くことを目指す。

 現在注力しているのは、化学気相成長(CVD)法による各種機能性材料の成膜事業だ。単結晶材料の製造に使われるイリジウム製のるつぼは希少金属のため高額であり、「4インチ結晶用で1億円以上。結晶原価の3―4割を占める」(同)という。そこで安価なモリブデンの表面をイリジウムでコーティングしたるつぼの試作に着手。単結晶材料の低コスト化と安定供給に期待は高く、市村清新技術財団の助成を得て開発を進めている。

 このほか有機EL成膜用蒸着装置のメタルヒーターへの被膜や、炭化ケイ素被膜の小型・小ロット材料の短納期化も進める。

▽仙台市青葉区▽佐藤浩樹社長▽022・208・2683

(2021/12/1 05:00)

4117荷主研究者:2021/12/27(月) 23:47:39

https://kahoku.news/articles/20211130khn000046.html
2021年12月01日 06:00 河北新報
仙台市の人口、過去最多109万6704人 20年国勢調査

仙台の市街地

 宮城県と仙台市は30日、2020年国勢調査(10月1日現在)の確定人口を発表した。県人口は230万1996で、15年の前回調査を1・37%下回った。人口減は4回連続で、減少率は1920年の調査開始以来最大。仙台市の人口は109万6704で過去最多となったが、増加率(1・34%)は政令市移行後、最も低かった。

 県人口の男女別は男性112万2598、女性117万9398。年齢別では65歳以上の老齢人口が過去最多の63万8984(全体の28・34%)、15〜64歳の生産年齢人口は134万6845(59・75%)、15歳未満の年少人口は26万8428人(11・91%)。

 市町村別は7市町村で前回より増え、28市町で減った。増加率の最高は名取市の2・67%。大衡村(2・56%)、大和町(1・92%)と続いた。減少率の上位は七ケ宿町(13・62%)、丸森町(12・24%)、川崎町(8・97%)。

 仙台市の5区別では、泉が2・14%減の21万2149で初めて減少に転じた。青葉は0・45%増の31万1590、宮城野は0・98%増の19万6732、若林は5・98%増の14万1475、太白は3・48%増の23万4758。

 県内在住の外国人は前回比39・06%増の1万9453人。ベトナムが約3・9倍の3813人に達するなど、介護をはじめ各種業界で外国人労働者の受け入れが増えた影響とみられる。

4118荷主研究者:2021/12/27(月) 23:51:20

https://www.sakigake.jp/news/article/20211202AK0001/
2021年12月2日 6時57分 秋田魁新報
HIS、秋田市の営業所を閉鎖 需要低迷、仙台に統合

仙台本店営業所との統合に伴い閉鎖された秋田市中通のHIS秋田アトリオン営業所

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)は、秋田市の秋田アトリオン営業所を11月30日で閉鎖し、仙台市の仙台本店営業所に統合した。新型コロナウイルスの感染拡大により、観光需要が低迷していることを受けた経営改善策の一環。

 秋田アトリオン営業所はHISの本県唯一の拠点。HISによると、政府が観光支援事業「Go To トラベル」の全国一斉停止を表明したことを受け、昨年12月から臨時休業していた。

 HISはコスト削減を図るため、国内100店舗や海外店舗の統廃合を進めている。集客に関しては、実店舗重視のスタイルから、オンラインでの販売に力を入れる方針を打ち出している。

4119荷主研究者:2021/12/28(火) 00:06:18

https://kahoku.news/articles/20211205khn000018.html
2021年12月06日 06:00 河北新報
仙台市地下鉄東西線、開業6年に 1日の利用4万8200人

 仙台市地下鉄東西線は6日、2015年12月の開業から丸6年を迎えた。6年目の利用者数は1日平均4万8200人(速報値)。新型コロナウイルスの影響で大幅に落ち込んだ前年の4万5800人は上回ったものの、増加率は5・2%にとどまった。通勤・通学客の多い平日も5万7600人の利用に沈んだ。

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211206kahoku01.JPG
開業6年を迎えた地下鉄東西線。新型コロナの影響が続き、利用者数は大きく回復していない=仙台市青葉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211206kahoku02.JPG
川内、青葉山駅は伸び顕著

 開業6年間の1日平均利用者の月別推移はグラフの通り。開業時の需要予測8万人に届いたことはないが、新型コロナ前の4年目までは増加の一途だった。感染拡大で8万人に遠く及ばない状況に後退した。

 6年目は昨年12月〜今年3月と9月が、感染急拡大や国の緊急事態宣言で前年よりも減少した。4月以降は9月を除き前年を上回った。特に4、5月は臨時休校や外出自粛で激減した前年の反動増もあり、4月は67・8%増、5月は88・7%増の伸びとなった。

 駅別の1日平均利用者は青葉通一番町駅(青葉区)を除く12駅で前年を上回った。最多は仙台駅(同)の1万5000人。青葉通一番町駅(同)4700人、薬師堂駅(若林区)4000人などと続いた。

 大学キャンパスに近接する駅の伸びが顕著。川内駅(青葉区)は11・4%、青葉山駅(同)は12・0%それぞれ増加した。周辺でマンション開発が進む大町西公園駅(同)も11・9%増えた。

 市交通局営業課の三浦孝行課長は「利用者は回復傾向にあるものの、7年目も新型コロナの感染状況に大きく左右されるだろう。懸念は尽きない」と話した。

4120荷主研究者:2022/01/09(日) 15:53:20

https://kahoku.news/articles/20211122khn000054.html
2021年11月23日 06:00 河北新報
青葉山の「公園センター」姿を現す 和風の現代建築、23年3月完成 カフェや芝生広場も

黒色の屋根が目を引く公園センター

 仙台市青葉区の青葉山公園で、市が整備を進める「公園センター(仮称)」の外観工事がほぼ完了した。仙台城跡近くの広瀬川沿いに、黒色の屋根と宮城県産材を取り入れた和風の現代建築が姿を現した。完成は2023年3月の予定。市は「歴史文化を発信する新たな拠点に」と期待する。

 公園センターは平屋の1棟で、延べ床面積は約2000平方メートル。仙台藩重臣・片倉家の屋敷跡付近に建つことから、古絵図に基づいて御広間と大書院、回廊の一部を再現する。

 6メートル以上の天井高を確保する情報ラウンジは、七夕飾りや仙台・青葉まつりの山鉾(やまぼこ)を展示し、仙台の祭りを紹介する。交流体験スペースは隣接する仙台国際センターの関連行事など、多様なイベントの開催を想定する。テラス席のあるカフェも設ける。

平屋の建物は旧片倉邸の御広間や回廊などを一部再現する

中央広場は2万8000平方メートル

 建設費は約12億円。20年10月に工事に着手し、22年4月以降は展示物の設置作業を進める。工事は23年3月の完了を目指す。

 市はセンターを含む青葉山公園追廻地区の整備を進めている。センターの南側に約6000平方メートルのもりの庭園、南東側には芝生が広がる約2万8000平方メートルの中央広場を造成する。

 追廻地区は「全国都市緑化フェア」(23年4月26日〜6月18日)の主会場の一つになっている。

 市青葉山公園整備室の川崎剛室長は「年間を通して観光客に仙台を知ってもらう拠点にしたい」と話す。

大橋から見た公園センター

4121荷主研究者:2022/01/09(日) 16:12:49

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00621107?isReadConfirmed=true
2021/12/9 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(4)ファイトケミカルプロダクツ・TBA

ファイトケミカルプロダクツ/植物由来廃棄油から原料

T―Biz内のプラントで研究が進んでいる

 米油を製造する過程で発生する廃棄油から、ビタミンEやパラフィンを抽出し製造する技術を持つ。安全かつ環境負荷が低い方法で未利用成分を有効活用し、食品や化粧品会社向けにバイオマス由来の原料を提供している。

 基盤技術は北川尚美東北大学教授が開発したイオン交換樹脂法だ。水処理の分離に使う樹脂に油中で高い触媒活性があることを発見し、全ての油から機能性成分を高純度で分離できるようになった。あらゆる植物油の研究を進め、油に合わせて装置を最適化する。

 学生時代に北川教授の下で学んだ加藤牧子社長が技術の実用化を目的に起業した。機能性素材の製造販売と、ライセンスおよびエンジニアリング事業を柱にビジネス展開する。近く新工場を建設する予定。「廃棄油を未利用資源と言い換えている」と加藤社長。高効率な製造技術で資源循環型社会の実現を目指している。

▽仙台市青葉区▽加藤牧子社長▽022・226・8818

TBA/安価なPCR検査法提供

検査用ストリップが入った容器を手に「途上国の安全は日本の安全保障のためでもある」と川瀬社長

 猛威を振るう新型コロナウイルス。検査体制の充実による感染拡大防止が世界中で望まれるが、途上国は資金も技術も不足している。そこで高額な装置を必要としない安価な検査法を普及させようと手を尽くす。

 TBAが推奨するSTH法は、場所を選ばず誰でも簡単に遺伝子検査ができる。その際に使用する遺伝子検査紙を製造・販売する。独自技術で異なるデオキシリボ核酸(DNA)を線状に複数本プリントした検査紙を、簡易なPCR装置で増幅したサンプルの展開液に入れると、どの線が発色したかで感染している菌やウイルスの目視判定が可能だ。

 遺伝子検査キット製造業者への検査紙提供をビジネスモデルとして展開する。国際協力機構(JICA)の協力を得てパートナー企業を探す考えだ。新型コロナ以外にもエボラ出血熱などの感染症や、養殖エビの感染や偽装食肉の検査にも適用できる。

▽仙台市青葉区▽川瀬三雄社長▽022・795・7138(随時掲載)

(2021/12/9 05:00)

4122荷主研究者:2022/01/09(日) 16:14:55

https://kahoku.news/articles/20211209khn000003.html
2021年12月09日 06:00 河北新報
白石・越河の国道4号、車線拡幅しきょう全線開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211209kahoku01.JPG
開通準備が進む白石市越河の国道4号上り車線=8日

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211209kahoku02.JPG

 宮城県白石市越河(こすごう)地区の国道4号上り車線を2車線に拡幅する工事が完了し、宮城県側の全長2・9キロが9日正午に全線開通する。無理な追い越しによる事故防止や、渋滞を招く速度低下の緩和が期待される。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所によると、宮城県側の工事は2012年4月着工、福島県境付近から工事を進めた。昨年10月までに1・9キロの区間を整備し、最後の1キロ区間も今月8日までに工事を終えた。

 周辺は福島県に向かって緩やかな上り坂で、大型車両の速度低下で渋滞の発生が多い。14年2月の記録的な大雪の際には車がスリップして立ち往生し、県境付近から岩沼市まで最大約40キロの大渋滞となった。

 福島県側でも県境から全長3・9キロ区間で下り車線の拡幅工事が進み、整備は2区間の計1・3キロを残すのみとなっている。

 仙台河川国道事務所の十枝内(としない)美範副所長は「冬季に間に合って良かった。拡幅工事で円滑な交通が確保される」と語った。

4123荷主研究者:2022/01/09(日) 16:19:25

https://kahoku.news/articles/20211209khn000033.html
2021年12月10日 06:00 河北新報
仙台・泉パークタウン「朝日」地区、来年1月造成完了

 仙台市泉区の大規模住宅団地「泉パークタウン」を手掛ける三菱地所(東京)は9日、最後の住宅開発区域「第6住区」の東工区「朝日」の造成工事が来年1月下旬に完了する見通しを明らかにした。

 第6住区は一戸建て1965区画を造成予定で、うち721区画の東と中央、西の3工区がある。早ければ2月に建売住宅の建築工事が始まる見込み。

 新築住宅に太陽光発電パネルと蓄電池を初期費用なしで設置する東北電力グループの「あおぞらチャージサービス」を全街区の希望者を対象に導入する。

 開発は1969年に始まり高森、寺岡、桂、紫山の各地区に住宅街が誕生。今年10月現在、1万506世帯の2万5356人が暮らす。

4124荷主研究者:2022/01/09(日) 16:28:40

https://kahoku.news/articles/20211211khn000049.html
2021年12月12日 10:00 河北新報
高速バス仙台―山形線、「ドル箱」復活なるか 客足回復も原油高重荷

山形大に近いバス停から仙台行きの高速バスに乗る利用客=山形市

 新型コロナウイルスの影響で利用客が減少した高速バスの仙台-山形線が、最悪の状況を脱しつつある。一時半減した客足は感染状況が落ち着いた秋から回復の兆しがあり、運休便も再開している。関係者は、仙山交流の進展でコロナ禍前は年間160万人を運んだ「ドル箱路線」の完全復活に期待を寄せるが、原油高という新たな困難も立ちふさがる。

 仙台-山形線は宮城交通(仙台市)と山交バス(山形市)が共同運行する。コロナ禍により、政府が初めて全国に緊急事態宣言を発出した昨年4月ごろの乗客数は例年の5割に減少。運転本数も平日で以前の80往復から3割減、土日曜、祝日は66往復から半減した。

 乗客数はその後も厳しい状況が続いたが、全国で緊急事態宣言が解除された10月から好転。山交バスによると、山形大が対面授業を再開し通学客の利用が増えたこともあり、乗客数はコロナ禍前の7割ほどに回復した。運転本数も平日75往復、土日曜、祝日50往復まで戻った。山形大の最寄りのバス停には、列を作って到着を待つ学生の姿が戻ってきた。

 山交バス乗合課の寒河江晃一課長は「通学や出張での乗車が戻ったことに加え、週末に仙台へ買い物や飲食に訪れる利用客が増えてきた。満員で乗客が乗り切れず、久々に増便したケースもあった」と説明する。

 仙台-山形線は、同社の乗合事業の売り上げの2割近くを占める重要路線だ。明るい兆しに水を差すのが原油高。軽油が昨年同期に比べ1リットル当たり20円上がり、燃料費が月当たり数百万円の負担増となっている。消費燃料を減らすエコドライブなどの徹底も限界に達しているという。

 運転本数を削れば燃料費は減るが、寒河江課長は「乗客が集中し『密』が生じ安心感を得にくくなる。待たずに乗れる利便性も維持したい」と否定的。乗客数の本格回復にはまだ時間がかかるとの見方が強い中、仙台でコンサートなどのイベントが増えたり、山形方面への観光需要が戻ったりすることに望みをかける。

4125荷主研究者:2022/01/09(日) 16:29:08

https://kahoku.news/articles/20211212khn000011.html
2021年12月13日 06:00 河北新報
山形道、全線開通20年 通行量は最大6倍に

山形自動車道の新笹谷トンネル付近

 東日本高速道路東北支社は、8月に全線開通20年を迎えた山形自動車道の整備効果をまとめた。開通により仙山圏を移動する利便性が飛躍的に向上し、通行量が開通当時から最大で6倍に増加。観光や物流などの交流拡大に大きく貢献したと結論付けた。

 山形道は1981年の笹谷(宮城県川崎町)-関沢インターチェンジ(IC、山形市)間の開通を皮切りに庄内地方へ延伸。2001年に村田ジャンクション(JCT、宮城県村田町)から国道112号「月山道路」を挟んで酒田みなとIC(酒田市)までつながった。

 同支社によると、1日当たりの通行量が最も多い区間は笹谷トンネルのある笹谷-関沢IC間で、19年は1万8300台が利用した。伸び率でみると、山形北IC-山形JCT間が開通した1990年の1260台から2019年は6930台と6倍近くに増えた。

 全通により、仙山圏交流が加速した。仙台-山形間の高速バスの運行数は国道48号経由だった80年4月の1日11便から今年4月は72便と約7倍に増え、所要時間は1時間10分とほぼ半分に短縮。仙台市-山形市間の通勤流動も85年の約500人から2015年は約5倍の2500人に迫った。山形に拠点を置くスーパーの宮城への進出も促進した。

 山形道を利用する関係者へのヒアリングで集めた意見として「生活圏として仙台・山形を身近に感じる」「目的地に早く着き、運転も楽」などの声も紹介している。

 最近は新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、県境をまたぐ移動自粛で大きく落ち込んだ通行量は9割ほどに回復したという。担当者は「開通により仙山圏などの関係性が高まり、沿線の発展に大きな効果があった」と話した。

4126荷主研究者:2022/01/09(日) 16:36:13

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00621661?isReadConfirmed=true
2021/12/15 05:00 日刊工業新聞
「T-Biz」で始めよう 東北大学連携BI(5)ハートビートサイエンスラボ・三幸

【ハートビートサイエンスラボ/生体信号から情報提供】

 心電図や脈波など生体から出る信号から、企業が必要とする情報を取り出す方法を提供する。早野順一郎社長は心拍のゆらぎに着目した日本の研究者の先駆け。名古屋市立大学の教授時代、当時の研究生が東北大学工学部に採用されたことが縁となりT―Bizに入居した。

 就労中のストレス判断のようなヘルスプロモーション、エアコンが快適になる状態を予測するモデルで製品にフィードバックする活動などを行う。居眠り運転の予知、睡眠時無呼吸症候群の判定などへ可能性は広がる。

 ウエアラブル機器の普及で生体信号がビッグデータ(大量データ)化しているが、「データをどう活用するかは世界的に未発達だ」(早野社長)という。日本には24時間心拍データが70万件蓄積しており、県別の健康寿命が心拍とリンクしていることも分かった。生体データを『解読』する仕事で、生体機能や将来のリスク予測を支援していく。

 ▽仙台市青葉区▽早野順一郎社長▽050・3579・4219

【三幸/研究者ニーズ 迅速対応】

「半導体産業の盛んな宮城県に、将来は工場を持ちたい」と奥野社長

 もともとカーボン製品や半導体装置部品などを扱う商社だが、精密機械製品の製造にも取り組んでおり、今では製造が売り上げの8割を占める。富山市と熊本市に工場を構える一方、東北大学が持つ単結晶生成技術と同社の装置製造技術を融合したベンチャーを立ち上げた。それを機にT―Bizに入居、仙台支店を設けた。

 奥野敦社長は「消耗品と装置をトータルで販売できる会社は少ない」と話す。新しいものを創造する研究者のニーズは特注品にあり、現場の近くで迅速かつ臨機応変に支援できるのが強みだ。「初めは少量の納入でも、後に大物の受注につながることもある」(奥野社長)という。

 ノウハウがある加熱炉関連のほか、医療系でも東北大への協力を視野に入れる。熊本では中性子を遮蔽(しゃへい)する透明な素材の開発を進めており、「福島で原発の廃炉作業に役立てたい」という。

 ▽東京都港区▽奥野敦社長▽03・5403・9250

(2021/12/15 05:00)

4127荷主研究者:2022/01/09(日) 16:39:29

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/621784
2021/12/16 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(6)エーアイシルクほか

【エーアイシルク/導電性繊維で健康管理】

「東日本大震災後の東北で、雇用と新産業創出に貢献したかった」と岡野社長

 「J―Startup企業」にT―Bizから選ばれた第1号企業。天然由来のシルクを活用した導電性繊維「エーアイシルク」とプリンターを開発し事業化している。繊維は染色の技法を用いて製造するので、各種繊維に応用可能。プリンターで必要な部分にだけ導電性を持たせることもできる。

 肌触りが良く通気性もある。そのため長時間着用でもストレスが無く、洗濯しても劣化しにくい。ターゲットは健康管理だ。トレーニングスーツを着て電気刺激を受ければ効果的に筋力アップでき、長期入院患者の心拍測定なども容易になる。

 大手化学繊維会社、スポーツメーカーとの共同開発も進んでおり、宮城県村田町の工場で本格生産も始まった。岡野秀生社長はこのほか、「独自ブランドを立ち上げ、自動車やスマート家電などでも需要を掘り起したい」としており、2025年の年商25億円を目標に掲げている。

 ▽仙台市青葉区▽岡野秀生社長▽022・724・7092

【大武・ルート工業/ランニングマシン高度化】

大武・ルート工業のトレッドミル

 自社主力製品の一つトレッドミル(ランニングマシン)の高度化をT―Bizで進めている。大武のトレッドミルは、リハビリテーション、スポーツ、計測・性能試験の各用途で製品がある。新たに開発を進めているのは、リハビリ分野向けで東京大学、東北大学などと連携する。

 開発機は人間の関節トルクや筋負荷、筋張力など人間の多自由度運動をトレッドミルに乗ることで「手軽に測定できるようにすることを目指している」(太田貴子常務)。一般的には関節トルクなどのデータは、モーションキャプチャーと呼ばれるシステムで測定している。ただ人体へのセンサー装着など、測定までの時間を要するなどの課題を持つ。

 トレッドミル内にモーションキャプチャーシステムを内蔵させるイメージで、新たな測定の仕組みづくりなどを進めている。今後はユーザーの声も聞きながら、開発機を使った新たなビジネスモデルも展望する考えだ。

 ▽岩手県一関市▽太田義武社長▽0191・24・3144

(2021/12/16 05:00)

4128荷主研究者:2022/01/09(日) 16:41:20

https://kahoku.news/articles/20211216khn000004.html
2021年12月16日 11:22 河北新報
文具・オフィス家具のプラス、宮城の物流拠点再建 22年8月稼働

 文具・オフィス家具製造販売のプラス(東京)は15日、東北と北海道に商品を配送する物流拠点「ジョインテックス東北センター」を、宮城県岩沼市空港南に整備すると発表した。2022年8月に稼働を始める。

 東北センターは22年4月に完成する予定の物流施設「プロロジスパーク岩沼1」の2階に入る。総床面積は約1万2000平方メートル。文具やオフィス用品、日用雑貨など約3万7800品目を取り扱い、年間出荷金額は約59億円と見込む。

 投資額は約3億2000万円。当初の人員規模は100人の予定で、地元から雇用する方針。

 プロロジスパーク岩沼1は20年4月の火災で全焼し、東北センターも延焼のため焼失した。プラスは埼玉県内の物流拠点から東北と北海道への配送を続けてきたが、サービス水準の回復を図るため、センター再建を決めた。

4129荷主研究者:2022/01/09(日) 16:47:55

https://kahoku.news/articles/20211217khn000001.html
2021年12月17日 06:00 河北新報
名取の市道「熊野堂柳生線」全通 国道286号と南仙台駅を直結

テープカットで市道開通を祝う関係者ら=名取市高舘熊野堂

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20211217kahoku01.JPG

 宮城県名取市が市高舘熊野堂に整備してきた市道熊野堂柳生線が16日、全線開通した。国道286号と仙台市太白区柳生を結ぶルートで、周辺の渋滞緩和や地域活性化が期待されている。

 市道熊野堂柳生線は総延長3770メートルで、第3期事業(2016〜21年度)の今回、未整備区間だった仙台市境までの780メートルが開通した。仙台市道南仙台駅柳生線に接続し、県道仙台館腰線やJR南仙台駅と直線的につながった。

 片側2車線で、30年の交通量は1日当たり1万3200台と見込む。道路の両側には幅4メートルの自転車・歩行者道を確保した。今回の事業費は9億9500万円。第1期の市道整備は1985年度に始まった。

 現地であった開通式典には国や県、地元関係者ら約60人が出席。山田司郎市長が「大都市仙台に隣接した強みが、今後のまちづくりに最大限生かされる」とあいさつした。市高舘小の児童たちが太鼓や踊りを披露し、山田市長らがテープカットをして開通を祝った。

4130荷主研究者:2022/01/09(日) 17:10:43

https://kahoku.news/articles/20211217khn000061.html
2021年12月18日 06:00 河北新報
三陸道きょう全線開通 仙台─八戸を5時間で結ぶ復興道路が完成

 国が東日本大震災の復興道路として整備した三陸沿岸道が18日、全線開通する。仙台市から青森県八戸市まで総延長359キロの所要時間は震災前より約3時間20分短縮され、約5時間で結ばれる。

 18日午後3時から、未開通だった岩手県の普代-久慈インターチェンジ(IC)間25キロが利用可能になる。内陸部とつなぐ復興支援道路と格子状の高速交通ネットワークを形成し、物流活性化や観光振興など幅広い整備効果が期待される。

 1974年度に事業化された三陸道の総事業費は約1兆6000億円。国は2020年度中の全線開通を目指したが、トンネル工事の遅れなどでずれ込んだ。

震災時に「命の道」として機能

 震災時、三陸道は129キロが利用可能だった。沿岸部を走る国道45号が津波で寸断される中、住民の避難や物資輸送の「命の道」として機能。その教訓から国は防災面の役割も考慮し、三陸道などを復興道路・復興支援道路と位置付け、本格的な復興予算となった2011年11月の第3次補正予算で国直轄分の未着工18区間の事業化を決めた。

 「10年以内の完成」を掲げ、国は費用と人手を投入。用地取得などを官民連携で行う事業促進パブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP)も国の公共事業で初導入した。

 三陸道は津波浸水域を避け、インターチェンジ(IC)の配置は復興まちづくりと連動させるなどのコンセプトで整備を進めた。震災前、事業化から完成まで平均約14年かかっていたのを約8年に縮め、開通する距離も年平均4キロから21キロに大きく伸びた。

 所要時間は仙台市-岩手県宮古市が約2時間、宮古市-盛岡市が約35分、福島県相馬市-福島市が約25分それぞれ短縮された。釜石港(岩手県釜石市)のコンテナ取扱量が大幅に増えるなど人やモノの移動が活発化し、岩手県への経済波及効果を年間540億円とする民間の試算もある。

 一方、仙台からの日帰り圏の拡大は宿泊需要の減少が懸念され、沿線観光地に長く滞在してもらう魅力づくりが課題になっている。

 七十七リサーチ&コンサルティング(仙台市)は「アクセスの向上により、首都圏からの週末旅行が来やすくなった。自治体や業種の枠を超えた『オール三陸』の取り組みで、観光客の全体量を増やすことが重要だ」と指摘する。

[復興道路・復興支援道路]復興道路の三陸沿岸道は三陸縦貫自動車道、三陸北縦貫道路、八戸・久慈自動車道の総称。1974年度に事業化され、82年に松島大郷-松島北IC間が初めて開通した。復興支援道路に位置付けられるのは宮古盛岡横断道路、東北横断自動車道釜石花巻道路、みやぎ県北高速幹線道路、東北中央自動車道相馬福島道路の四つ。約2兆2000億円に上る総事業費の大半は国費で賄われた。一部区間を除き通行無料。

4131荷主研究者:2022/01/09(日) 17:11:17

https://kahoku.news/articles/20211217khn000055.html
2021年12月18日 06:00 河北新報
【独自】宮城・松島海岸IC近くに中古車オークション会場 トヨタユーゼック

 トヨタ自動車グループで中古車卸売りなどを手掛けるトヨタユーゼック(千葉市)が、宮城県利府町東部の三陸沿岸道松島海岸インターチェンジ(IC)近くに、中古車オークション会場の整備を計画していることが分かった。周辺では商業施設などを誘致する動きも浮上している。

 整備予定地は、来年5月に市街化区域に編入される見込みの約15・2ヘクタールのうち、松島海岸IC東側の明ケ沢地区約5・3ヘクタール。現在は休耕田や田畑が広がっており、今後、土地区画整理事業が予定されている。

 同社は中古車販売業者向けのオークション会場を全国12カ所に開設し、東北では郡山市に立地している。河北新報社の取材に対し、同社は「土地の取得は決めているが、それ以上はコメントできない」と答えた。

 仙台市に隣接する利府町は公共施設や大型商業施設などが集積する中心部の発展が続く一方、東部地域の開発が課題とされる。

 町は明ケ沢地区を市街化区域に編入後、一帯を準工業地域に指定する見通し。ICに近接する交通の便を生かし、オークション会場の開業をきっかけに商業施設や工場などの企業誘致に向けた環境整備を進めるとみられる。

4132荷主研究者:2022/01/09(日) 17:11:54

https://kahoku.news/articles/20211217khn000060.html
2021年12月18日 06:00 河北新報
みやぎ県北高速幹線道路が全線開通 登米、栗原つなぐ横軸整う

開通した佐沼工区を走る車両。宮城県北の横軸としての役割が期待されている=17日午後2時25分ごろ、登米市迫町

 東日本大震災以降、復興支援道路として整備された「みやぎ県北高速幹線道路」(24キロ)が17日、全線開通した。登米市佐沼工区(3・6キロ)の完成で、登米と栗原両市を結ぶ宮城県北の横軸が整い、縦軸の三陸沿岸道とつながった。

 登米市の佐沼インターチェンジ(IC)であった開通式には、村井嘉浩知事や熊谷盛広登米市長、佐藤智栗原市長ら関係者約80人が出席した。村井知事は「地域間交流が強化され、観光・産業振興に寄与してほしい」とあいさつ。関係者が車で渡り初めをした。

 県北高速道路は1995年度に着工した。震災以降は国の復興事業の一環で工事が加速され、中田工区(4・7キロ)は2018年12月、築館工区(1・7キロ)は19年6月に開通した。

 現在、東北自動車道と接続する栗原IC(仮称)の整備が進められ、国道398号北方バイパスを使用している区間(約4キロ)の高規格化も検討されている。完成時期はいずれも未定。

テープカットで開通を祝う村井知事(左から3人目)ら=17日午後2時ごろ、登米市迫町の佐沼インターチェンジ

広域観光、企業誘致へ膨らむ期待

 みやぎ県北高速幹線道路の登米佐沼工区(3・6キロ)が17日に開通し、縦軸の三陸沿岸道と東北自動車道をつなぐ、県北の横軸が完成した。地域の主要都市間のアクセス時間が短縮され、特に中間地点に位置する登米市では広域観光、企業誘致への効果に期待を膨らませている。

 「これまで育んできた『栗登(くりと)一平』の広域連携が、道路の完成で一気に花を咲かせてほしい」と登米市観光物産協会の猪股育夫会長(71)は期待する。

 「栗登一平」とは、栗原、登米、一関、平泉をもじった総称で、4市町は2017年度から共同で観光キャンペーン企画している。横軸が整ったことに伴い、岩手県南とのアクセスも飛躍的に向上したため、より一体化した周遊プランを描けるようになった。

 新型コロナウイルスの影響を受ける前、世界遺産の中尊寺や毛越寺などを抱える平泉町を訪れた観光客は年間200万人以上。コロナ後を見据え、平泉を含めたコースに、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地巡りを組み合わせることを旅行会社などに提案して相乗効果を訴える。

 登米市は沿岸部と内陸部を結ぶ「広域交流拠点」となり、誘致工場立地も加速しそうだ。

 市内の北方地区にある長沼第2工業団地では二つの区画で工場立地を募集しているほか、三陸道登米インターチェンジ近くの登米インター工業団地は19年4月から分譲中だ。

 熊谷盛広市長は1日の定例記者会見で「コロナ禍で誘致活動を控えざるを得なかったが、道路の開通を機にアクセスの良さを訴え企業誘致に本腰を入れる」と意気込みを口にした。

 企業誘致に携わってきた登米中央商工会前会長の阿部泰彦氏(77)は「県北高速幹線道路の開通は登米市にとって絶好のチャンス。人口減少が続く中、就労人口を確保するなど受け入れ態勢を整えることが大切だ」と気を引き締める。

4133荷主研究者:2022/01/09(日) 17:12:29

https://kahoku.news/articles/20211217khn000059.html
2021年12月18日 06:00 河北新報
東北新幹線の約2割を減便へ JR東、来春のダイヤ改正

東北新幹線

 JR東日本仙台支社は17日、2022年3月12日のダイヤ改正の概要を発表した。新型コロナウイルスに伴う利用客低迷を受けて、東北新幹線の定期列車のうち約2割を臨時列車に変更し、実質的に減便する。担当者は「定期列車の大幅削減はこれまで聞いたことはない」と話す。

 東北新幹線はやぶさ13本とやまびこ16本、秋田新幹線こまち2本を臨時列車として運転。全車指定席となる山形は減便しない。

 在来線では、仙石線のダイヤを全面的に改正。あおば通駅から松島海岸駅に行く列車は6往復増やす。11月に新駅舎の利用を開始し、増加が予想される松島エリアの観光需要に応える一方、利用者数が少ない石巻行きを3往復減らす。通勤時間帯に大きな変更はないが、平日と土日休日で別々のダイヤを設定した。

 担当者は「厳しい経営状況にある中、車両や従業員を効率的に運用するため、利用状況に合わせて柔軟に列車を運行する」と説明している。

4134荷主研究者:2022/01/09(日) 17:44:26

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC176K90X11C21A2000000/?unlock=1
2021年12月20日 19:19 日本経済新聞 宮城
NTT東日本の仙台新ビル、次世代放射光と通信連携

4135荷主研究者:2022/01/09(日) 17:47:12

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC068MO0W1A201C2000000/?unlock=1
2021年12月21日 2:00 日本経済新聞 宮城
宮城・富谷、仙台から地下鉄延伸構想 建設費など課題
東奔北走

4136荷主研究者:2022/01/09(日) 17:48:08

https://kahoku.news/articles/20211220khn000025.html
2021年12月21日 06:00 河北新報
東北大発医療ベンチャー「レナサイエンス」 医学部内に研究開発拠点開設へ

立地表明書を郡市長(左)に手渡す宮田会長(中央)。右は青木副学長

 東北大発の医療ベンチャーで、9月に東京証券取引所の新興市場マザーズに上場した「レナサイエンス」(東京)は20日、仙台市青葉区の東北大医学部内に研究開発拠点「TREx(ティーレックス)」を来年1月に開設すると発表した。市と東北大が研究開発拠点の集積を図るため、今年4月に締結した協定に基づく誘致の第1号となる。

コロナ関連の経口薬開発も

 レナ社は本社の研究開発機能を仙台に移転し、研究員7人を配置する。東北大と連携し、新型コロナウイルス感染に伴う肺障害を解消する経口薬や慢性骨髄性白血病の治療薬に関し、治験を基に安全性や有効性を確かめ、実用化を目指す。

 個々の糖尿病患者に適したインスリン投与量の把握、小児の識字障害の有無などに人工知能(AI)を活用する研究にも取り組む。

 市役所で20日にあった立地表明式で、レナ社の宮田敏男会長(東北大副理事)は「医療現場の課題に速やかに解決策を示すことが求められる時代。(東北大発ベンチャーとして)仙台で役に立つことが使命と考えた」と強調した。

 市は東北大と結んだ協定にキャンパスへの立地促進助成金のほか、企業による学内施設の利活用や大学発ベンチャー発掘・育成の支援を盛り込んでいた。

 郡和子市長は「優秀な学生の地元雇用も期待できる。地域経済をけん引する企業になるよう市も応援する」と協力を約束した。

 東北大の青木孝文副学長は「医療の課題は多岐にわたり、工学、薬学など各分野の横断的な取り組みが必要だ。大学としても積極的に後押しする」と話した。

4137荷主研究者:2022/01/09(日) 17:49:34

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00622617?isReadConfirmed=true
2021/12/23 05:00 日刊工業新聞
「T―Biz」ではじめよう 東北大学連携BI(7)

パンソリューションテクノロジーズ/ウエハー品質 瞬時に測定

シリコンウエハーの品質を測定する装置

 会社設立は2017年9月。東北大学金属材料研究所から生まれた研究成果を事業化した。半導体結晶基板の品質を瞬時に測定する独自の方法を用いた半導体ウエハー検査装置の開発・製造・販売を手がける。

 新技術の名称は「HS―CMR法」。太陽光発電システム向けシリコン結晶基板の効率的な出荷検査などに役立てる。同法は4探針法を利用し、独自開発のアルゴリズムにより電流を可変させながら、基板内部に浸透させて、情報を得ることができる。

 HS―CMR法を用いた同社の測定装置は、太陽電池としての電子、欠陥などエネルギー変換率に関するすべての要素を測定。発電に寄与する電子の数(有効キャリア)を正確に測定し、太陽電池全体の性能を引き上げることにもつなげる。

 半導体製造における品質のばらつきや生産性向上にはまだ課題が残るという。「日本の半導体産業に貢献していきたい」(松島悟社長)としている。

 ▽仙台市青葉区▽松島悟社長▽022・216・7155

ナルックス/微細加工技術を高度化

 超高精度な樹脂・ガラス光学部品を手がける。自社で光学設計から超精密金型加工・切削、成形・蒸着・自動化・組み立て、測定・評価まで一貫して対応している。東北大学のMEMS(微小電気機械システム)分野における最先端のナノ(ナノは10億分の1)レベル加工技術に着目し、T―Bizに仙台技術研究所を設けた。自社の微細加工技術の高度化につなげている。

 レンズ、ミラー、回折光学素子、光学モジュール、光通信などさまざまな分野に製品を供給する。新たな機能を持つ光学素子のプロセス開発など、微細加工技術開発の領域で「仙台研究所は頭脳拠点にもなっている」(大割寛執行役員CTO)。

 ナルックスが取得した特許は200件を超えるという。今後も国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関係した分野などのビジネスをサポートする開発やモノづくりを一段と進める姿勢を示す。

 ▽大阪府島本町▽北川清一郎社長▽075・963・3456

(2021/12/23 05:00)

4138荷主研究者:2022/01/09(日) 17:59:32

https://kahoku.news/articles/20211224khn000031.html
2021年12月24日 14:37 河北新報
<いぎなり仙台/一番探すべ!>東北帝大に日本初の女子学生 反対押し切り門戸開放

3人が学んだ校舎跡地に建つ記念碑=仙台市青葉区の東北大片平キャンパス

黒田チカ

丹下ウメ

牧田らく

 「全ての人への教育確保」を掲げる国連の持続可能な開発目標(SDGs)。その1世紀以上前の1913年、東北大前身の東北帝大に日本初の女子学生が誕生した。

 東京、京都に続く帝大として07年に開学したが、学生集めが難航。優秀な学生を集めようと「門戸開放」を掲げた。旧制高卒の男子のみだった受験資格を広げ、当時の文部省の反対を押し切って黒田チカ(29)、丹下ウメ(40)、牧田らく(24)の3人に現在の理学部への入学を許可した。

 東北大史料館の加藤諭准教授(歴史学)は「いずれも師範学校の教員で、戻れる先があったことで3人も大学側も踏み切れた面が大きい」と説明する。

 受け入れ態勢は十分でなかったが、3人とも卒業を果たした。黒田と丹下は研究者となり、牧田は結婚して家庭に入った。その後、女子の入学は途絶えたが、法文学部(当時)が開講した23年に復活し、現在に至る。

 東北大には本年度、大学院生を含め約4700人の女子学生が在籍する。割合は全体の3割弱だが、2割前後にとどまる東大や京大より高いのは先駆者のプライドか。(佐藤素子)

 ◇

 仙台と周辺にある日本一、日本初、国内唯一。身近にある「一番」を宮城県発行の『みやぎ・仙台日本一!百選』を片手に訪ね歩いた。

[メモ]東北大は2002年に男女共同参画推進のための「東北大学宣言」を採択し、国内の顕著な取り組みを表彰している。日本記念日協会は20年、東北大が日本で初めて女性の入学を許可した8月21日を「女子大生の日」として登録した。

4139荷主研究者:2022/01/09(日) 18:03:29

https://kahoku.news/articles/20211224khn000033.html
2021年12月25日 06:00 河北新報
駅構内の荷物搬送、ロボで効率化 JR仙台駅東口の物流拠点始動

台車に潜り込みリフトアップして荷物を運ぶ縦移動ロボット「NN-470」

 JR東日本仙台支社が仙台市宮城野区名掛丁の仙台駅東口で昨年4月から建設していた物流拠点「JRロジスティックビル ハイフン仙台」が完成し、12月に本稼働した。駅西口など3カ所に分散していた荷さばき施設や倉庫、事務所などを集約し、搬送用ロボットも導入するなど駅構内の物流効率化を図る。

 鉄骨9階、延べ床面積約4200平方メートル。ロボットは2種類各3台を導入。低床構造の縦移動型は、タブレット端末で行き先を指定すると、自動走行で最大約400キロの荷物を載せた台車の下に入り、1階荷さばき施設から3、4階の倉庫に搬送する。横移動型は連結した台車をけん引して従業員に追従し、最大約600キロの荷物を駅構内後方施設まで運ぶ。

 導入で約5人分の仕事量削減につながり、事業部不動産活用課の布施俊太郎副課長は「ロボットと人とを組み合わせることで、人手不足などの課題解決が期待できる」と話した。

 職場環境改善に向け、更衣室やシャワー室を増床し、休養室を完全個室化。5〜9階はオフィスなどが入る。社員50人や駅構内の店舗の従業員ら約1500人が出入りする。

 西口荷さばき駐車場は利用を停止。駅北部高架下の跡地約1600平方メートルは、新たなにぎわいをつくるための有効活用を今後検討するという。

仙台駅東口に完成した物流拠点「JRロジスティックビル ハイフン仙台」=仙台市宮城野区名掛丁

4140荷主研究者:2022/01/09(日) 18:07:05

https://kahoku.news/articles/20211225khn000045.html
2021年12月26日 06:00 河北新報
知る人ぞ知る、名掛丁地下歩道の活用策探る 住民が協議会設立

仙台駅東口と西口の住民が集まった協議会の設立総会

 JR仙台駅北側の東西ををつなぐ「名掛丁地下歩道」を地域活性化に活用するため、周辺住民が25日、「名掛丁地下歩道リノベーション事業推進協議会」を設立した。建設時の昭和初期の姿を残す地下歩道は「暗くて怖い」との評判もある。協議会は誰でも利用しやすい歩道にしようと、本年度中に改修案をまとめて市への要望につなげる。

 協議会には、駅東口の榴岡地区町内会連合会や西口の名掛丁商店街振興組合、仙台駅前商店街振興組合の代表ら18人が入る。設立総会は宮城野区の駅東交流センターで開かれ、榴岡地区町内会連合会の庄子哲夫会長代行(77)が協議会の会長に就いた。

昭和3年に建設

 庄子会長は「これまで仙台駅の東側と西側の住民が一堂に会してまちづくりの話をすることはなかった。住民の声や思い出を反映してきれいな歩道にしたい」と述べた。

 市によると、地下歩道は1928(昭和3)年建設され、長さ40メートル、幅2・7メートル、高さ2・3メートル。高架にペデストリアンデッキとつながる「仙台駅北部名掛丁自由通路」が2008年に開通した後、地下歩道は「知る人ぞ知る」存在になっていた。

 市は来年3月までにコンクリートの状況を調べて大規模改修が可能か判断し、来年度以降に設計を始める。協議会は市の計画に合わせ、本年度中に最終構想案をまとめる。利用実態の調査や住民へのアンケートを実施するほか、ワークショップを10回程度開く予定。

93年の歴史がある名掛丁地下歩道を歩く庄子会長。「イメージを払しょくしたい」と意気込む

4141荷主研究者:2022/01/09(日) 18:12:45

https://kahoku.news/articles/20211226khn000013.html
2021年12月27日 06:00 河北新報
<2021年 宮城を振り返る>仙台市のガス民営化白紙 需要予測、大きく隔たる

 東日本大震災から10年となった一年が暮れる。被災地は新たな歩みを進め、延期された「復興五輪」が新型コロナウイルス下で開催された。コロナ下での選挙も相次いだ。医療、事故などのニュースも。現場で取材した記者が振り返る。

郡市長(右)に選定結果を手渡す民営化推進委員会の橘川武郎委員長=9月7日、仙台市役所

 予期せぬ結末にしばらく思考が止まった。

 仙台市のガス事業民営化を巡り、専門家の民営化推進委員会は9月7日、郡和子市長に事業継承者の選定結果を報告した。結論はまさかの「該当なし」。思わず「えっ!」と声を上げ、同僚と顔を見合わせた。

 手を挙げたのは一つの企業グループのみ。しかも、地元の電力会社と大手のガス会社が組んだ、強力な布陣だった。すんなり決まるものと思い込んでいた。

 この事態を想定しなかった自分の甘さはいったん横に置き、民営化が白紙に戻った理由を探った。取材を進めると、都市ガスの将来像を巡る市と企業グループの認識のずれが分かった。

 企業グループの予測は民営化後5年間で、需要家が約2万件も減るというシビアな見立て。一方、市の予測は期間が若干異なるものの約1000件の減少。実に約20倍の開きがあった。

 市ガス事業は80年の歴史を刻み、需要家も約34万件と公営で全国最大規模を誇る。東日本大震災を経て直近は7年連続の黒字経営。「優良物件」のプライドは高く「民営化後に需要家を減らすような事業者に、市民の財産は渡せない」というのが、市の本音だった。

 認識差の背景には2017年の都市ガス小売り全面自由化がある。国が主導し、寡占状態の都市ガス事業に電気事業と同様の競争環境をつくり、国民が事業者を選べるようにする。

 現時点で仙台圏に新規参入の事業者はいないが、首都圏や関西圏は既に競争が激化している。企業グループは仙台圏でも近い将来、新規事業者が現れ、需要家が奪われると見立てた。

 これに対し、市は将来の競争環境を考慮せずに予測を立てた。過去の実績から将来を予測し、計画を立てるのが行政。不確実な要素まで加味するのは難しい。「今起こっていないことを、これから起こると言えないでしょう」。ガス局幹部の言葉が忘れられない。

 民営化の白紙は09年に続き2度目。郡市長は「民営化の旗は降ろさない」と3度目に意欲を示す。まずは企業グループを含め、民営化に関心のある10社以上にヒアリングし、一連の経過を内部で検証するという。

 事業環境の認識差が埋まらなければ同じ失敗を繰り返すばかり。行政と民間の違いを乗り越え、双方がどこまで歩み寄れるかが「三度目の正直」の鍵を握る。

(報道部・古賀佑美)

[メモ]最低譲渡価格を400億円と設定し、2020年9月に事業継承者の公募を開始。東北電力、東京ガス、石油資源開発(東京)、カメイの4社グループが唯一応募したが、専門家による民営化推進委員会の審査結果は、200点満点中85.3点にとどまり、郡和子市長は「該当なし」と決定した。


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