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仙台・宮城・陸奥
3525
:
荷主研究者
:2019/07/28(日) 11:26:47
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201906/20190629_13018.html
2019年06月29日土曜日 河北新報
楽都仙台に100人収容の新ホール クラシック専用、仙台朝市近くに来春誕生
ビル内に造るホールのイメージ
仙台市青葉区中央の仙台朝市近くに2020年4月、クラシック音楽専用の小ホールが誕生する。仙台市のピアニスト庄司美知子さんが新たに建設するビルに設け、収容人数は100人。若い音楽家にも使いやすい規模で、仙台の音楽文化の裾野拡大を図る。
新ビルは鉄筋コンクリート4階で、延べ床面積約644平方メートル。庄司さんの自宅跡に建設する。7月8日に着工、来年4月1日の開業を予定する。
ビル2階に設けるホールは約92平方メートル。バイオリン演奏などがしやすいよう、ステージはなく天井高約3.2メートルを確保し、自然な残響を目指した設計。座席は可動式で、音楽以外の用途にも使える。ピアノ2台を配備する。
ホールは、庄司さんが主宰する音楽教室「仙台中央音楽センター」の業務の一環で運営。貸しホールの運用のほか、子どもや中高年を対象としたコンサートなどを定期的に開く。JR仙台駅に近い好立地を生かし、クラシック音楽を身近に楽しむ文化の普及を図る。
若手音楽家らの独奏や室内楽のコンサートは、200〜300人収容のホールで集客に苦労したり、数十人規模の会場で採算が取れなかったりするケースが少なくない。庄司さんは長年、後進育成に関わる中で「100人規模のホールが欲しい」との声を多く聞き、音楽大学を卒業して仙台に戻る若手が表現できる場をつくろうと開設を決めた。
庄司さんは「小さいコンクールや個人のリサイタル、発表会にも利用してほしい。仙台朝市で買い物がてら気軽に足を運べるようなコンサートも開きたい」と話す。
音楽センターは新ビル完成後、隣接する勅使河原ビル内から移転。ホールの他に、ダンスやコーラス向けのスタジオ、ピアノ練習室などを設ける。
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