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仙台・宮城・陸奥
3763
:
荷主研究者
:2020/06/21(日) 21:51:55
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5900/
2020-04-10# 建設新聞(仙台圏)
県道路公社/三陸道・松島海岸ICの改良/本年度に詳細設計委託へ/下り線ランプの立体交差など検討
宮城県道路公社は、利府町にある三陸自動車道松島海岸ICの改良に向けて、本年度に詳細設計などを発注する見通しだ。下り線ランプにある信号機を撤去するための立体化や、IC周辺の県道に信号機が近接して置かれている状況の改善といった視点から、具体案の検討に取り組む。
利府町北東部の赤沼地区にある松島海岸ICは、観光地である日本三景・松島への最寄りICで、形状は平面Y型。開設当初はハーフICだったが、その後フル化した際、仙台方面から同ICで下車する下り線ランプと、石巻方面に同ICから合流するための下り線ランプが、本線アンダーパスのすぐ西側で平面交差することになり、交差部に信号機を置いて交通処理している。
信号機があるICは珍しい上、近年はインバウンド(訪日外国人旅行客)の増加により、レンタカーなどを運転してこのICを利用する外国人も増え、信号機の存在に気付きにくい危険性が指摘されている。このため安全性向上へ、平面交差部の立体交差化などが想定されている。
加えて、ICと連結する県道赤沼松島線との交差部と、この交差部すぐ西側で赤沼松島線と県道仙台松島線との交差部、さらにICすぐ東側で赤沼松島線と町道浜田赤沼線との交差部の3カ所が、近接している上にいずれも信号機が設けられており、観光シーズンを中心に渋滞が発生し易い。この状態を改善する観点からも、どのような対応が可能か検討を行っているもようだ。
ただし、事業の具体化に当たっては、周辺は特別名勝・松島の指定によって大幅な土地形状の改変は難しいといった制約に配慮して計画を詰める必要が生じる。
昨年度には予備設計を復建技術コンサルタントに委託した。ことし前半ごろまでに具体案をまとめ、地元への説明や関係機関との調整を行った後、詳細設計などを発注する予定だ。発注見通しによると「松島海岸ICランプ改修地質調査・道路詳細設計業務」を第3四半期、「松島海岸ICランプ改修測量業務」を第2四半期に、それぞれ指名競争入札で委託することにしている。履行期間は地質調査および設計が約16カ月、測量が約13カ月を見込んでいる。
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