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仙台・宮城・陸奥

4067荷主研究者:2021/10/09(土) 13:52:40

https://kahoku.news/articles/20210911khn000028.html
2021年09月11日 17:53 河北新報
微細藻類の食品向け事業本格化 七十七銀、石巻の培養施設に投資

ナンノクロロプシスを培養する施設=石巻市十八成浜(イービス藻類産業研究所提供)

 豊富な栄養素を含む微細藻類「ナンノクロロプシス」の生産・販売を手掛けるイービス藻類産業研究所(東京)が事業を本格化させている。宮城県石巻市牡鹿地区で、国内初という屋外の大規模培養技術を確立し、食品や医薬品などへの利用を進める。さらなる生産拠点の整備とブランド構築を視野に増資を行い、七十七銀行グループが31日、5000万円を投資した。

豊富な栄養素

 石巻市十八成浜にある培養施設は、約8800平方メートルの敷地に藻類の培養プールを七つ備え、現在は年間約5トンを培養できる。ナンノクロロプシスは暑さに弱く、効率のよい栽培に適した海水温10〜20度の環境を理由に2013年、石巻市のベンチャー企業「スメーブジャパン」が整備。18年設立の同研究所が事業と従業員、施設を引き継いだ。

 ナンノクロロプシスはアミノ酸やミネラルなどの栄養素を豊富に含む。特に血液や血管を健康な状態に保つオメガ3系脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)の含有量は、同じ微細藻類のユーグレナやクロレラの約10倍に上るという。

 スメーブ社当時から産学官連携で活用を模索。石巻市のカフェが藻を練り込んだバーガーを作ったり、塩釜市の企業が藻を使ったせっけんなどを販売したりした事例はあったが、販路は限定的だった。

 同研究所は幅広い分野の企業との連携を進める。食品メーカーに加え、純度の高いEPAは医薬品に使えるため製薬会社も注目。養殖用の稚魚の餌としても、通年で安定供給できる特長を生かして全国40カ所に販売している。

第2拠点の計画も

 国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)の観点からも、世界的に人口増加が進む中、魚介類や食肉に代わるタンパク質などの栄養源としてのニーズが高まるとみる。設備に改良を加えて年間10トンへの生産拡大を目指すほか、23年ごろを目標に第2拠点の構築も計画する。

 事業拡大、ブランド化に向けた今回の増資は総額1億6000万円。七十七銀行と七十七キャピタル(仙台市)が共同出資する「七十七キャピタル第2号ファンド」のほか、技術協力の契約を結ぶ大林組と別の1社が応じた。

 同研究所は今後、本社を石巻市に移転する予定。寺井良治社長は「資本業務提携を結んだギリシャの生産拠点と合わせ、5年以内には年間50トンを確保できるようにしたい。需要によって事業拡大を加速する必要もある」と話す。


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