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仙台・宮城・陸奥
4091
:
荷主研究者
:2021/12/12(日) 15:03:27
https://kahoku.news/articles/20211029khn000004.html
2021年10月29日 10:55 河北新報
仙台市役所の新庁舎、敷地南西に配置 15階建て、ヘリポートも 中間案公表
勾当台公園側から見た新庁舎の完成イメージ。左下は市民広場、右下は勾当台通
仙台市は現在地に建て替える市役所本庁舎の基本設計中間案を公表した。新庁舎は地上15階、地下1階で敷地の南西側に整備する。北、東側には低層の市民利用施設や広場を設ける。敷地中央を南北に貫く通路、各建物を2階部分でつなぐ空中通路を配置し、回遊性を持たせる。11月に中間案の市民説明会を開催する。
新庁舎は高さ約80メートルの鉄骨一部鉄筋コンクリート建て。正四角柱の北西角、南東角をへこませたような形状で夏は南東風、冬は北西風を庁舎に取り込み、ビル風を低減する設計とした。正面玄関は東側に配置し、特徴的な大屋根を設ける。
延べ床面積は約6万平方メートル。1、2階には市民協働・交流施設や飲食店など商業施設を入れる。3階は機械室などで4〜13階に行政機能、14、15階に議場など市議会機能を持たせる。地下1階は駐車場にする。
建物は免震構造。3日分の自家発電燃料と7日分の飲料水を備蓄し、災害時は敷地内を一時避難場所として使えるようにする。現庁舎の解体を含む総事業費は472億円と見込む。
市議会が要望した屋上ヘリポート整備を採用した一方、議会エリアの木造化はヘリ着地時の耐衝撃性などに課題があり断念した。新庁舎の建物構造に影響しない市民利用施設などは、引き続き木造化を検討する。
基本設計は、事業提案を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で選んだ東京の石本建築事務所、千葉学建築計画事務所の共同企業体が手掛け、2022年3月に完了させる。
22年度からは2年間かけて詳細な実施設計を進める。23年度に現庁舎の議会棟などを先行解体し、24年度に新庁舎の本体工事に着手。28年に利用を開始する。現庁舎の解体や市民利用施設の整備を含め、全工事の完了は30年度を予定する。
市民説明会は11月14日午後1時、15日午後6時の2回、いずれも青葉区のアエルで開催する。各回150席程度の参加者を募集し、ウェブ形式の併用も検討する。参加申し込みは11月上旬から「みやぎ電子申請サービス」で受け付ける。
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