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仙台・宮城・陸奥

4025荷主研究者:2021/07/17(土) 23:14:11

https://kahoku.news/articles/20210609khn000005.html
2021年06月09日 10:05 河北新報
仙台の目抜き通りからGS消滅 マンション開発で「難民」増加懸念

3月末に閉店した保坂北九番丁サービスステーション=8日、仙台市青葉区通町2丁目

 100万都市・仙台市の中心部を南北に貫く東二番丁通・勾当台通から、この3月末限りでガソリンスタンド(GS)がなくなってしまいました。文字通り仙台の目抜き通りの沿線周辺ではマンションの開発が盛んで、今後「GS難民」が増加する可能性があります。
(編集局コンテンツセンター・藤沢和久)

 東二番丁通・勾当台通では3月末まで、青葉消防署の南隣でトキワ北六番丁店(青葉区堤通雨宮町)、北仙台駅寄りで保坂北九番丁サービスステーション(青葉区通町2丁目)の2軒が営業していました。今は計3・4キロにわたるほぼ直線の区間に、GSは一つもありません。

 「遠くのGSまで台車を押して行かなければならないのでしょうか。やはり灯油のために車を借りるしかないのかな」

 閉店したトキワ北六番丁店近くのマンションに住む契約職員女性(34)が嘆きます。冬場に月2回、18リットルタンクを持ち込んで灯油を購入していました。

 最も近いGSでも、1キロほど歩く必要があります。近所では巡回販売も見掛けないといいます。4月に試しにエアコンを使ってみたところ、かつて月約6000円で済んだ電気代が1万5000円に跳ね上がりました。「想像以上に高かったです」と苦笑します。

 同じ中心部の青葉区五橋1丁目でガソリンスタンドの小山商店を営む小山圭太郎さん(73)によると、東二番丁通・勾当台通には40年ほど前、GSが7、8軒ありました。年々姿を消しつつあると分かっていたつもりですが「全くなくなってしまうとは信じられません」と話します。

 GSが相次いで閉店した大きな要因として、地価の上昇や周辺の開発が挙げられます。保坂北九番丁サービスステーションも、3月末の契約満了を機に地主から退去を求められたといいます。

 閉店時の店長で、現在は系列店の店長を務める伊藤光弘さん(52)は「(退去の)話がなければ地下のタンクを更新し、営業を続ける選択肢もありました」と明かします。店売りや建設現場への燃料配達が「それなりにあった」ためです。

 関係者によると、2軒の跡地にはマンションや商業ビルなどが建設される見通しです。東二番丁通・勾当台通の東西のエリアは大規模マンションの開発ラッシュで、東北大雨宮キャンパス跡地のように1棟が200〜300戸に及ぶ大型物件も複数あります。

 周辺一帯は近日中に大幅な人口増加が見込まれ、特に自家用車を持たない世帯は灯油の入手に苦労する可能性がありそうです。開発によって追われるように閉店したGSですが、周辺人口の増加に伴い再び需要が増すことは想像に難くありません。

 伊藤さんの店には、保坂北九番丁サービスステーションの閉店を知ったかつての客から電話で配達依頼の問い合わせがあるとのことです。「車を持っていない人は確かに大変かもしれませんね」と伊藤さん。自転車や台車を押してGSを訪れたなじみ客の顔が頭をよぎるといいます。


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