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仙台・宮城・陸奥
3659
:
荷主研究者
:2019/12/29(日) 16:51:32
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191204_13025.html
2019年12月04日水曜日 河北新報
<いぎなり仙台>建物探訪してみっぺ[5]塩釜市公民館本町分室 音響抜群 アーチ形天井
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191204kahoku01.JPG
アーチ形天井が特徴的な大講堂。市民サークルの活動にも利用されている
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191204kahoku02.JPG
1階が鉄筋コンクリート、2階が木造の本館。昭和の雰囲気を残す
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191204kahoku03.JPG
高さ9.7メートルのアーチ形天井が印象的だ。木骨編板(集合材)構造の大講堂は、柱のない広い空間に、窓から差し込む光が静寂な雰囲気を醸し出す。
1951年落成の本館と、57年に増築した大講堂で構成する。本館は1階が鉄筋コンクリート、2階が木造。外壁には地場建材の塩釜石を使用している。
2014年11月からは、宮城県塩釜市ゆかりの洋画家杉村惇氏(1907〜2001年、46〜65年に塩釜市在住)の作品を集めた同市杉村惇美術館が入る。本館2階の常設展示室は、かつて1階から吹き抜けで、映画館としても使った名残の映写室がある。
塩釜神社に近い市街地を見下ろす高台にあり、東日本大震災に伴う建物の被害はガラス1枚が割れただけだった。建設時の状態をよく残し、13年10月には市有形文化財に指定された。
同館の阿部沙斗加学芸員(32)は「大講堂の音響は、弾き語りなど少人数の演奏に好評」と誇らしげだ。約70年にわたって、港町塩釜の文化活動を支える重要な役割を担い続けている。
(高橋秀俊)
[塩釜市公民館本町分室]塩釜市本町8の1。特別企画展「杉村惇作品展 存在と空間の伝説〜画室の韻律」を来年1月19日まで開催中。午前10時〜午後5時。月曜(1月13日を除く)、年末年始(12月28日〜1月4日)、1月14日は休館。連絡先は022(362)2555。
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