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仙台・宮城・陸奥

3600荷主研究者:2019/09/29(日) 19:38:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00530283?isReadConfirmed=true
2019/9/10 05:00 日刊工業新聞
東北大発VB、廃棄油から機能性成分 食用油製造時に分離

サンプル配布をしているビタミンE類のサプリメント用オイル「こめトコリッチ」(ファイトケム・プロダクツ提供)

 東北大学発ベンチャーのファイトケム・プロダクツ(仙台市青葉区、加藤牧子社長、022・226・8818)は、コメ、パーム、大豆、菜種など食用油製造時の廃棄油から、機能性成分を低コストで高純度に分離する独自技術を実用化する。東北大学ベンチャーパートナーズ(仙台市青葉区)から1億円の出資を受け、2019年内に製造装置を設置。19年度内に米ぬか由来のビタミンE類の製造・販売を始める。

 米ぬかからの米サラダ油製造では廃棄油が多量に発生する。これにビタミンEや、その50倍の抗酸化作用といわれるスーパービタミンE、スクワレン、ステロールなどが入っているが分離が難しい。

 大豆などの由来の天然ビタミンEは真空で200度C前後の多段階蒸留で分離するため、高額で合成ビタミンEに比べ市場が小さい。溶媒に毒性があるメタノールを使うため、使用も食品添加物に限定される。

 東北大学大学院工学研究科の北川尚美教授らが開発した技術は、酸性・アルカリ性を利用したイオン交換樹脂で分離する。50度C、大気圧下で毒性のないエタノールが使える。高収率、省エネで製造コストは従来法の10分の1だ。この高純度のビタミンE類を試薬や食品で提供する。

 さらに他の機能性成分の分離や、バイオディーゼルとなる脂肪酸エステルの製造で、廃棄油の高度利用を進める。装置を含め海外ニーズも高いという。

 ファイトケム・プロダクツは18年6月に資本金2000万円強で設立。地域貢献を重視し東北の基幹産物、コメの副産物の高付加価値化で、仙台近郊に本格的な工場を2年以内に建設する計画だ。

(2019/9/10 05:00)


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