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インド・天竺・中洋スレ

219チバQ:2015/12/13(日) 11:54:40
http://www.sankei.com/world/news/151212/wor1512120064-n1.html
2015.12.12 22:27
【日印首脳会談】
「中国の脅威」に絆ガッチリ…蜜月の安倍・モディ首相、原子力も新幹線もグイグイ

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携帯電話で撮影したガンジス川での儀式の写真を見る安倍首相(左)とインドのモディ首相=12日、インド北部のバラナシ(共同)
 【ニューデリー=田北真樹子】「歴史的な会談」-。安倍晋三首相がこう表現した12日のモディ印首相との首脳会談。5回目となる会談で、両首脳は両国間で最大の懸案となっていた原子力協定とインドの高速鉄道計画で新幹線方式の導入で合意した。この成果を納めることができた背景には「両首脳の良好な人間関係と、地域の安定を脅かす中国に対する共通の認識」(日本政府高官)がある。

 安倍首相「自分とモディ首相でなければ達成できなかった成果だ」

 モディ首相「安倍首相の強い指導力に敬意を表する」

 両首相は会談で、こう蜜月ぶりをアピールした。

 2人はこの1カ月間でトルコでの20カ国・地域(G20)首脳会合を含め3回会談してきた。特に11月のG20で、モディ首相は高速鉄道計画について「私は日本にコミットする」と安倍首相に伝達。その後の調整でも自らが乗り出し、事務方に指示を飛ばしたという。

 安倍首相もモディ首相の期待に応えるように、原子力協定の検討を加速させた。日本政府関係者は「この2週間ぐらいで一気に話が進んだ」と舌を巻く。実際、安倍首相も周囲に「モディ首相との信頼関係で物事が進んだ」と満足げに語った。

 両首脳が足並みをそろえて関係を発展させようとするのは中国の存在が大きい。東シナ海や南シナ海で現状変更を試みようとする中国の脅威は、中国の隣国である日本とインドにとって共通の課題だ。この点について両首脳の見解は完全に一致しており、それが2人の距離をかなり縮めたのは間違いない。

 インドネシアの高速鉄道計画で、日本は中国との受注競争に敗北したが、モディ首相は「この一連の顛末をつぶさにみていた」(外交筋)という。中国にインドのインフラ整備に関与させたくないモディ首相と、高速鉄道で新幹線技術を推したい安倍首相の思惑が一致した。増大する中国の脅威が、日印関係の一層の緊密化につながっている。

220チバQ:2015/12/13(日) 12:23:57
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20151213k0000m030089000c.html
<インド>新幹線に賛否 事故多発「在来線対策を先に」

12月12日 22:03毎日新聞

<インド>新幹線に賛否 事故多発「在来線対策を先に」
首脳会談後に記者会見する安倍晋三首相(左)とインドのモディ首相(右)=ニューデリーの迎賓館で2015年12月12日午後0時17分、金子淳撮影
(毎日新聞)
 【ニューデリー金子淳】12日の日印首脳会談で、両首脳はインド初の高速鉄道に日本の新幹線方式を導入することで合意した。日本の技術導入への期待は高く、実現すれば、インドのモディ政権にとり急増する中間層へのアピールとなる。だが、総額9800億ルビー(約1兆8000億円)に上る財政負担に加え、在来線は遅延や事故が多発しており「先にやるべきことがある」との声も根強い。

 インドは線路の総延長が約6万6000キロ、年間利用客は延べ80億人を超える世界有数の鉄道大国。記者会見でモディ首相は「新幹線事業はインドの鉄道に革命をもたらす」と、期待をにじませた。

 商都ムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道沿線には、IT企業や自動車産業の集積地もある。「ビジネスの町をつなぐ『インドの東海道』のような路線」(アフターブ・セート元駐日インド大使)で、経済界の期待は高い。人気が低迷するモディ首相にとっても出身地グジャラート州を発着するため、地元振興につながる。

 ただ、インドでは列車の事故や遅延が多発しており、今月も事故で少なくとも14人が死亡。数時間以上の遅れも珍しくなく、日系企業関係者ですら「在来線や貨物路線をきちんと整備する方が国民の暮らしの改善につながる」と指摘する。

 また、安全を守る鉄道職員の待遇改善も問題となりそうだ。整備工らの労働組合「全インド鉄道技師連盟」によると、現場の職員は給与が低いうえ裁量権も与えられず「10ルビー(約18円)の部品一つを調達するのにも上司の許可がいる」という。トヤギ事務局長は「新幹線より先に組織改革が必要だ」と訴える。

222チバQ:2015/12/16(水) 21:44:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201512/CK2015121502000118.html
インド新幹線に難題 国鉄は赤字体質で事故も多発

2015年12月15日 朝刊


 日印首脳会談で、インドは同国西部での高速鉄道計画において日本側が強く求めていた「新幹線方式」の導入を決めた。台湾新幹線に続いて二例目。インドネシアの受注合戦で中国勢に敗北した日本側関係者は一様に喜ぶ。JR東日本など日本企業連合が受注を目指すが、実現には幾つもの難題が待ち受ける。
 「金持ちにしかメリットがないと野党が批判しており、細心の注意を払う必要がある」(インド政府筋)。高速鉄道計画をめぐってはインド政府内でも温度差があった。
 難航する交渉で、日本側の武器は総事業費九千八百億ルピー(約一兆八千億円)の最大八割をカバーする円借款。単一のプロジェクトでは過去最大、償還期間五十年で金利0・1%。「リスク度外視の破格の条件だ」(金融筋)
 最終的には、公約で高速鉄道の実現を掲げたモディ首相の強い意志が合意を後押しした。
 難問は山積している。インドでは市民や労働者の権利意識の高さから用地取得や労務管理が難しく、工事遅れは日常茶飯事。インド政府によると、二〇一五年度に中央省庁が関わった七百五十一の大型プロジェクトの四割以上が計画より遅れ、損失は一兆二千億ルピー(二兆二千億円)に上る。高速鉄道計画も円滑に進まなければ、日本側の負担が膨らみかねない。現地の組織づくりも難しい。インド国鉄は従業員約百三十万人を超える巨大組織で、旅客部門は慢性的な赤字体質。従業員教育の未熟さなどから〇七〜一三年度は毎年五十〜百回程度の脱線事故が発生し、衝突事故も珍しくない。
 日本側は高速鉄道を運営する組織を別会社として設立し、人材教育を徹底する構想。JR東日本の冨田哲郎社長は「新幹線は運行、保安、信号を含めた総合的なシステム。教育、文化を含めノウハウを移入するのが課題」と話す。
 インドでは現在、新幹線導入が決まった最大の商業都市ムンバイとアーメダバード間のほか、ニューデリーなど四大都市を高速鉄道で結ぶ「ダイヤモンド鉄道構想」も同時並行で進む。中国やフランスが巻き返しを図っている。日本の外交筋は「目の前のことをやり、信頼を勝ち取りたい」と話す。
 一六年の「新幹線計画」具体化に向け、インド側との厳しい詰めの交渉も続く。インド政府の最大の関心事は、日本からの技術移転と車両や機材の現地生産。国内需要を満たすだけでなく、いずれは輸出をもくろんでおり、契約の在り方によっては将来、日本の競争相手にもなりかねない。 (ニューデリー=共同)

223とはずがたり:2015/12/22(火) 21:36:46
ユニカーやってくれたなぁ。。┐('〜`;)┌
>>222に「インドでは市民や労働者の権利意識の高さ」とあるがこの辺が原因か。

「インド」「米国」でも望み薄「原発ビジネス」の落日
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/3180-3182
http://www.fsight.jp/articles/-/40781
執筆者:杜耕次 2015年12月21日 無料

 インドでは、31年前の化学工場爆発事故で広がった国民の反企業感情がいまだに根強く、さらに原発建設候補地では死者が出るほどの激しい反対運動が起きている。

 スンダラムによると、福島の原子力発電所事故(3.11)以来、インドでも反原発運動が広がっている。例えば、2011年初めに出力100万キロワット級のロシア製加圧水型原子炉2基の建設工事が完了したインド最南端タミルナド州にあるクダンクラム原発。インドネシア・スマトラ沖地震(2004年)で巨大津波に襲われた地域でもあり、3.11直後から稼働反対の声が一段と強まっていたのだが、そんな中で、2011年7月に1号機の試運転が強行されたため、反対運動が一気に過熱。連日1万人以上が参加するデモが起き、ハンストも頻発した。

 対応に苦慮した州政府は、同年9月に「住民の合意ができるまで稼働させない」と表明して事態を収拾したものの、その半年後に一転して稼働を許可したため、反対運動が再燃。翌2012年3月に、地元警察が各地から集まっていた約190人の反原発活動家を一斉逮捕したのに続き、9月には警官隊がデモ行進をしていた住民に発砲、1人が死亡した。その後も住民の反対運動は収まらず、同原発は完成から5年近く経った現在もいまだに稼働していない。

 西部マハーラーシュトラ州のジャイタプール原発は仏アレバ製の欧州加圧水型原子炉(EPR)を6基(合計出力990万キロワット)建設予定だが、ここでも激しいデモが続いている。

70万キロワット級の加圧水型重水炉(PHWR)を4基建設予定の北部ハリヤナ州のゴラクプール原発でも、農民の座り込みやハンストなどが3.11以前の2010年8月から続いており、体調を崩した数人が死去したと伝えられている。

「インドの住民運動の激しさは他国の比ではない」と大手商社幹部は解説する。根底にあるのは、徹底した「企業不信」だ。

 1984年12月、中部マディヤ・プラデーシュ州のボパールにある米ユニオン・カーバイド社の化学工場が爆発し、殺虫剤原料になる猛毒のイソシアン酸メチルガスが噴出。当初は市民2000人以上が即死、約20万人が負傷と伝えられたが、その後死者は約3800人に膨れ上がり、約60万人が健康被害を受けたとされる。現地の汚染除去はいまだに進まず、後遺症などを含む死者は2万人を超えるとの推計値もある。

 1989年にユニオン・カーバイドはインド政府と4億7000万ドルの賠償金支払いで和解したが、被害者が増え続けたために補償金の受取額は1人あたり2万5000ルピー(約4万5000円)と激減したうえ、呼吸器障害や感覚の麻痺など後遺症に悩まされている住民は多く、怒りと不満は蓄積されたままだ。

 インドの裁判所は1991年に刑事訴訟の再開を認め、事故直後にいったん逮捕したもののその後国外に逃亡した、当時のユニオン・カーバイドCEO(最高経営責任者)ウォーレン・アンダーソンの身柄引き渡しを米国政府に求めた。しかし、送致は実現せず、アンダーソンは2014年9月に92歳で死去した。「インド人の命を安く買い叩いた男」として、アンダーソンの名は人々の記憶に焼きついているという。

 不十分な補償や汚染除去で禍根を残した「ボパールの悲劇」だが、一方で、企業に対する厳格な責任追及を定める法整備が進んだ。その1つが、2010年に成立した原子力損害賠償法。事故の際の賠償責任を原発の運営会社だけでなく設備・装置のメーカーにも求める内容で、インド国民の強い「企業(特に外資)不信」を反映している。2008年に米印原子力協定が結ばれているにもかかわらず、米原発大手のウエスチングハウス(WH)やゼネラル・エレクトリック(GE)が進出に及び腰なのも、この“インド版原賠法”が理由とされる。

「地震や津波の頻度が日本並みのインドの原発プロジェクトに、東芝や日立、三菱重工が飛びつくとは思えない」と重電業界に詳しい大手証券アナリストは指摘する。

 いまや世界市場で原発受注に躍起になっているのは、国家ぐるみで至れり尽くせりのサービスを提供する中国、ロシアと、破綻に瀕して事業継続に四苦八苦しているフランスのアレバくらい。3.11で顕在化した事故リスクだけでなく、アレバのEPRやWHのAP1000など「3.5世代」と呼ばれる高スペックの最新鋭原子炉の建設が行き詰っていることに加え、このところの原油安や再生可能エネルギーのコスト低下など原発ビジネスに対する逆風は一段と強まり、先行き不透明感は増すばかりだ。

224とはずがたり:2015/12/24(木) 18:44:20
バングラ工場崩壊事故、出廷忌避の被告24人に逮捕状
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%80%81%E5%87%BA%E5%BB%B7%E5%BF%8C%E9%81%BF%E3%81%AE%E8%A2%AB%E5%91%8A24%E4%BA%BA%E3%81%AB%E9%80%AE%E6%8D%95%E7%8A%B6/ar-BBnMuO5
AFPBB News
2日前

【AFP=時事】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)近郊で2013年、縫製工場などが入っていた複合ビルが崩壊し、1100人以上が死亡した事故で、同国の裁判所は21日、殺人罪で起訴された被告が出廷していないとして、24人の逮捕と財産差し押さえを命じた。

 少なくとも死者1138人、負傷者2000人以上を出し、バングラデシュ史上最悪の産業事故となった9階建ての複合ビル「ラナプラザ(Rana Plaza)」の崩壊をめぐっては、ビルの所有者や入居していた各工場の所有者、ビルの安全管理と査察を管轄していた政府当局の職員など計41人が殺人罪で起訴されている。

 検察によると、41人の起訴状を受け取った裁判所は、うち24人が行方をくらましているとして逮捕状を出した。また同じ24人の財産差し押さえを命じた。

225チバQ:2015/12/26(土) 12:44:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151225-00000587-san-asia
モディ印首相がパキスタンを電撃初訪問 首相訪パは12年ぶり、核武装で対立から信頼醸成へ
産経新聞 12月25日(金)19時58分配信

 【ニューデリー=岩田智雄】インドのモディ首相は25日、パキスタンを初訪問し、東部ラホールに到着後、シャリフ首相と会談した。印首相のパキスタン訪問はバジパイ氏以来約12年ぶり。カシミール地方の領有権問題などで対立し核武装する両国で動き始めた信頼醸成が加速している。

 モディ氏はこの日、これに先立ってアフガニスタンを事前の発表なしに訪問し、訪パを突然発表した。25日はシャリフ氏とバジパイ氏の誕生日に当たる。

 カブールでは、ガニ大統領と会談。インドの支援で建設された国会議事堂の落成式に出席した後、演説で、アフガンの発展や平和と安定には「インドやパキスタンなどが信頼と協力で結束すること」にかかっていると述べた。同時に、「越境テロを阻止し、テロの温床や聖域を閉ざすとともに、テロ支援者の活動を止めなければならない」と指摘し、イスラム原理主義勢力タリバンの背後にいるとされるパキスタン軍情報当局を暗に批判した。

 印パ関係は、イスラム過激派によるムンバイ同時テロなどで悪化してきたが、最近、対話再開に合意していた。地域の不安定化を憂慮する米国の要請があったとされる。

226チバQ:2015/12/26(土) 15:39:56
http://www.sankei.com/world/news/151225/wor1512250053-n1.html
2015.12.25 23:21

伏せられたモディ印首相のパキスタン電撃訪問 空港で抱擁、シャリフ氏誕生日に祝意…陰に米国の要請か

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25日、パキスタン・ラホールで握手するインドのモディ首相(右)とパキスタンのシャリフ首相(ゲッティ=共同)
 【ニューデリー=岩田智雄】インドのモディ首相は25日、パキスタンを初訪問し、東部ラホールのシャリフ同国首相の私邸で、シャリフ氏と会談した。印首相のパキスタン訪問はバジパイ氏以来約12年ぶり。カシミール地方の領有権問題などで対立し、核武装する両国で動き始めた信頼醸成が加速している。

 モディ氏はこの日、これに先立ってアフガニスタンを事前の発表なしに訪問し、滞在中に突然、短文投稿サイト「ツイッター」で訪パを発表した。印テレビ局は訪問は朝に決まったと伝えたが、軍内などには、関係改善への反対があり、訪問が直前まで伏せられていた可能性もある。

 25日は66歳になったシャリフ氏と、モディ氏与党のインド人民党(BJP)をかつて率い、91歳を迎えたバジパイ氏の誕生日に当たる。モディ氏は空港で出迎えたシャリフ氏と抱き合い祝意を伝えた。モディ氏がこれまでカメラの前で抱擁した首脳は、安倍晋三首相、オバマ米大統領らに限られ、印外交の最大課題であるパキスタンとの関係改善へ向けて行動力を示した。

 アフガンの首都カブールでは演説で、アフガンの発展や平和と安定にはインドやパキスタンの結束が必要だと強調すると同時に、「越境テロを阻止し、テロの温床や聖域を閉ざすとともに、テロ支援者の活動を止めなければならない」と指摘し、イスラム原理主義勢力タリバンの背後にいるとされるパキスタン軍情報当局を暗に批判した。

 印パ関係は、イスラム過激派によるムンバイ同時テロなどで悪化してきたが、両首相は先月末に短時間接触するなど関係改善に向けた動きもあり、最近、対話再開に合意していた。地域の不安定化を憂慮する米国の要請があったとされる。

227チバQ:2015/12/26(土) 15:41:03
http://www.sankei.com/world/news/151226/wor1512260010-n1.html
2015.12.26 15:00
【国際情勢分析】
インドの大気汚染は北京以上?ディーゼル車規制など対策は不評

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インド・ニューデリーの交通渋滞。世界保健機関(WHO)のデータで「世界最悪」とされる首都の大気汚染対策で、インド最高裁はディーゼル車使用者に非常に厳しい判断を下した=2015年12月16日(AP)
 インドの首都ニューデリーで、大気汚染対策が強化されつつある。タクシーやトラックに多いディーゼル車の通行が規制され、通行車両からは「環境税」の徴収が始まっている。北京よりもひどい「世界最悪」といわれる空気の浄化に、インド人は本腰を入れる姿勢を見せ始めた。

世界最悪のPM2.5数値

 ニューデリーでは毎年冬になると、健康被害を与える微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が跳ね上がり、政府などが設定した基準をはるかに上回るようになる。町は連日、白いスモッグに包まれ、特に夜から朝にかけては、気温の低下で空気が停滞して大気汚染がよりひどくなる。霧も追い打ちをかけ、視界が悪くなるために航空機や鉄道のダイヤが大幅に乱れる。

 昨年、世界保健機関(WHO)が公表した数字によれば、世界91カ国約1600都市のPM2.5の年平均値の中で、ニューデリーが最悪だった。

 先日パリで開かれた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)では、地球温暖化防止を目指し、世界の国々が二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの排出を減らしていくための目標や道筋などをとりまとめた「パリ協定」が採択された。インドもそれに加わり、ニュースとして注目されただけに、地球温暖化防止への取り組みとともに、大気汚染対策への関心が高まっている。

最高裁が厳しい判断

 こうした中、インドの最高裁は16日、ディーゼル車使用者に非常に厳しい判断を下した。

 デリー首都圏とその周辺地域で運行するタクシー約8万台の7割を占めるディーゼル車について、来年3月31日までに圧縮天然ガス(CNG)車に全面的に切り替えるよう命じたのだ。デリー首都圏内では今年10月、すでに圏内だけを走るディーゼル車タクシーの運行が禁止されていたが、今回の命令によって、首都圏内から近隣地域まで運行することもできなくなり、タクシー会社や個人タクシー所有者は打撃を受けることになりそうだ。

 最高裁はこれに加え、排気量2000cc以上のディーゼル車の登録を来年1〜3月の間禁止した。製造から10年以上のディーゼルトラックの通行も禁じた。

 首都圏政府はこれまでも製造10年以上のディーゼルトラックの利用を認めていないが、違反車は野放し状態になっていた。最高裁の命令で当局は本格的な取り締まりを迫られる。

ディーゼル車規制、賛同少数

 最高裁はまた、首都圏政府が11月からデリーを経由するトラックから徴収している「環境税」について、デリーを目的地とするトラックにも対象を広げて税額を2倍にし、経由トラックについては幹線道路を使うことを当面禁止した。

 これに先立ち、首都圏政府は今月はじめ、自家用車について来月1日から15日間、登録番号が偶数か奇数かによって1日ごとに使用を禁止することを決めている。

 こうした最高裁の命令などに対する市民の反応は複雑だ。タイムズ・オブ・インディア紙が16日、インターネット上でディーゼル車規制について世論調査を行ったところ、62%に当たる7319人がディーゼル車だけを問題にするのは適切ではないと答え、賛成した人は32%にとどまった。

 排気量2000cc以上のディーゼル車の一時的な登録禁止については、51%の人が別の方法を取るべきだと答え、賛同した人は18%しかいなかった。

 また、74%の人は、4月以降に登録が再開されたとしても排気量2000cc以上のディーゼル車の購入を検討しないと答え、自動車メーカーは苦しい立場に置かれそうだ。(ニューデリー支局 岩田智雄)

       ◇

 PM2.5

 大気中に浮遊する小さな粒子のうち、大きさが2.5マイクロメートル(1マイクロメートル=1ミリの1000分の1)以下の非常に小さい粒子。髪の毛の太さの30分の1しかない。物の燃焼などによって直接排出されるものと、環境大気中での化学反応により生成されたものがある。肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系疾患への影響のほか、肺がんのリスクの上昇や循環器系への影響が懸念されている。

228チバQ:2016/01/13(水) 00:25:07
http://www.afpbb.com/articles/-/3072757
世界初の「スラム街博物館」、インド・ムンバイに誕生へ
2016年01月11日 15:41 発信地:ムンバイ/インド
【1月11日 Relaxnews】2009年のアカデミー賞受賞作である映画『スラムドッグ$ミリオネア(Slumdog Millionaire)』の舞台として一躍有名になったインド・ムンバイ(Mumbai)のダラビ(Dharavi)地区で、世界初となるスラム街の博物館がオープンする。プロジェクトの主催者が5日、明らかにした。

 この博物館では、アジア最大級のスラム街の1つであり、ダニー・ボイル(Danny Boyle)監督による同映画の舞台となったスラム街で毎年生産される数々の製品が披露される。

 スペインの芸術家ホルヘ・マニェス・ルビオ(Jorge Manes Rubio)氏がAFPの取材に対して、移動式の展示施設「デザイン・ミュージアム・ダラビ(Design Museum Dharavi)」は2月から2か月の間開館し、陶器や織物、リサイクル品などを展示すると話した。

 スラム街で生活する人々の創造的才能をつまびらかにすることで、人々が抱くスラム街に対する認識に挑みたい、と主催者らは語る。

 100万人以上の人々が暮らすダラビでは、多くの人が街を張り巡らす路地にある小規模な工場で働いており、そこでは多種多様な製品が生産されている。

 また同地区は、映画のヒットにより観光名所となっており、何百もの作業場へのツアーをガイドたちが提供している。

 2010年には英国のチャールズ皇太子(Prince Charles)が、持続可能な生活スタイルのモデルケースとしてダラビの名前を挙げ、慣用的に行われている廃棄物の再利用を賞賛したほか、昨年には初のアートビエンナーレが同地区で開催された。

 ムンバイの人口約2000万人のうち、半数以上がスラム街で暮らしており、過密状態で換気が悪く、トイレも不足した状況での生活を強いられている。(c)Relaxnews/AFPBB News

229チバQ:2016/01/18(月) 20:43:15
http://www.sankei.com/world/news/160118/wor1601180034-n1.html
2016.1.18 20:02

ムシャラフ元大統領に無罪判決 パキスタン、指導者殺害で

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 パキスタンの反テロ裁判所は18日、バルチ族の指導者殺害の罪に問われていたムシャラフ元大統領らに無罪判決を下した。地元メディアが伝えた。

 同指導者は、ムシャラフ氏が大統領兼陸軍参謀長だった2006年に軍事作戦で殺害されていた。

 ムシャラフ氏に対する非常事態宣言による国家反逆罪や、ブット元首相殺害の罪の裁判は継続中。(ニューデリー 岩田智雄)

230とはずがたり:2016/02/21(日) 13:54:07
インドでカースト暴動、死者4人 スズキ系列は操業中止
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASJ2N6X1VJ2NUHBI020.html
02月20日 23:57朝日新聞

 インドの首都ニューデリー近郊で、特定のカーストの集団が、被差別カーストに与えられる公務員採用や大学入試などでの優先枠の割り当てを求めるデモを始めて暴徒化。20日までに少なくとも4人の死者が出たほか、道路の封鎖などで日系企業の操業にも影響が出ている。

 ニューデリー近郊のハリヤナ州ロータクなどでデモを始めたのは「ジャート」と呼ばれる、伝統的に自作農とされるカースト。被差別カーストに対して与えられる優先枠の割り当てを求め、道路や線路を封鎖。州政府は19日、一帯に外出禁止令を出し、軍を派遣した。

 スズキの現地子会社マルチ・スズキは20日、部品の納入などに支障が出たため、同日午後からニューデリー近郊の2工場の操業を一時中止すると発表した。日本大使館も在留邦人に注意を呼びかけている。

 カーストはインドに残る身分差別。出自や先祖の職業などにより数千の集団に分かれる。カースト差別は憲法上、禁止されているが今も存在しており、政府は対策の一つとして被差別カーストへの優先枠を設けている。だが、別のカーストが枠の割り当てを求めたり「逆差別」と批判したりすることが、しばしばある。(ニューデリー=貫洞欣寛)

231とはずがたり:2016/02/21(日) 23:36:12

インド、公立大学に国旗掲揚を義務付け 学生逮捕の抗議デモも
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%80%81%E5%85%AC%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AB%E5%9B%BD%E6%97%97%E6%8E%B2%E6%8F%9A%E3%82%92%E7%BE%A9%E5%8B%99%E4%BB%98%E3%81%91-%E5%AD%A6%E7%94%9F%E9%80%AE%E6%8D%95%E3%81%AE%E6%8A%97%E8%AD%B0%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%82/ar-BBpH4JC
AFPBB News
1日前

【AFP=時事】インド政府は18日、国内の一流公立大学20校に対し国家の団結を促すために国旗掲揚を義務付けた。一方、首都ニューデリー(New Delhi)などでは学生自治会委員長の逮捕に抗議する学生たちによる大規模なデモが行われた。

 ニューデリーの名門ジャワハルラル・ネール大学(Jawaharlal Nehru University)で学生自治会委員長を務めるカンハイヤ・クマル(Kanhaiya Kumar)さん(32)は12日、デモ行進で反国家的なスローガンを叫んだとして警察に逮捕された。

 これに対し、18日にはニューデリーで学生ら約5000人が「クマルを釈放せよ」「国家によるテロリズムを打破せよ」などと叫びながら市中心部を行進。インドでの学生による抗議運動としては、ここ数年来では最大規模のものとなった。コルカタ(Kolkata)など複数の都市でもクマルさんとJNUへの連帯を示すデモが行われた。

 クマルさんは右派が掲げるナショナリズムを公に批判してきたため、クマルさんの逮捕には政権批判を抑え込む目的があるとデモ参加者らはみている。

インドの首都ニューデリーで、国旗を掲げて学生自治会委員長の逮捕に抗議する学生たち(2016年2月18日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News
c AFPBB News 提供 インドの首都ニューデリーで、国旗を掲げて学生自治会委員長の逮捕に抗議する学生たち(2016年2月18日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News
 デモ参加者の1人はAFPに「われわれが今日、ここに集まったのは人権と言論の自由を守るためだ」と述べ、「政府は国民を反国家的だと決めつけて刑務所に入れることはできない」と批判した。

【翻訳編集】AFPBB News

232チバQ:2016/02/22(月) 21:37:20
http://mainichi.jp/articles/20160220/k00/00e/030/190000c
インド
低カーストの優遇要求デモ暴徒化 衝突で3人死亡

毎日新聞2016年2月20日 10時11分(最終更新 2月20日 11時08分)

 【ニューデリー金子淳】インド北部ハリヤナ州ロータクで19日、カーストの優遇措置の適用を求めるデモが暴徒化し、治安部隊と衝突した。地元民放NDTVによると、治安部隊の発砲などで少なくとも3人が死亡、多数の負傷者が出た。治安当局はロータクや周辺地域に外出禁止令を出し警戒を強めている。

 地元メディアによると、デモを起こしているのは「ジャート」と呼ばれる農業者中心のカースト集団。公務員の採用や大学入試などで低カーストを優遇する制度の適用を求めている。

 デモは数日前から始まり、幹線道路や鉄道の線路に座り込み交通を妨害。一部が暴徒化し、州政府の閣僚の自宅や警察車両、ショッピングモールなどに放火した。デモは周辺地域にも広がっており、軍が警戒に当たっている。ハリヤナ州は首都ニューデリーに隣接しているため、混乱が続けば首都の物流に影響する可能性もある。

 カースト制度はインドの伝統的な階級制度で、出自により数千の集団に分かれる。低カースト層は差別の対象になってきたため、政府は公務員の採用などで特定のカーストを優遇しているが、上位カーストからは「逆差別だ」との批判もあり、カースト単位のデモがたびたび発生している。

233チバQ:2016/02/25(木) 23:13:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160225-00000089-mai-asia
<インド>有力カーストも優遇へ…州政府、暴動受け新法
毎日新聞 2月25日(木)22時1分配信

カースト優遇策の適用を求める暴動のさなかに商品が強奪された菓子店=インド北部ハリヤナ州ゴハナで2016年2月23日午後6時28分、金子淳撮影
 インド北部ハリヤナ州で今月、公務員の採用などで低カーストを優遇する「留保制度」の適用を求める比較的裕福な有力カーストのデモ隊が治安部隊と衝突し、地元メディアによると、少なくとも19人が死亡した。州政府が要求を認めたため、23日にデモはほぼ収束したが、州政府の決定に対して「留保制度の意味が失われた」との批判も出ている。

 ハリヤナ州ゴハナでは外出禁止令が解かれた23日、多くの住民が暴徒化したデモ参加者に放火された商店の片付けを行っていた。「商品は全て持って行かれた。100万ルピー(約160万円)の損失だ」。携帯電話販売店のゴーラブさん(21)は肩を落とした。住民によると、ゴハナでは20日、銃や刀で武装したデモ隊が商店街を襲撃し、強奪や放火を繰り返した。暴動を目撃したシャーム・メヘターさん(58)は「狙いは初めから強奪だったんだ」と声を荒らげた。

 デモを起こしたのは「ジャート」と呼ばれる農業者中心の有力カースト。比較的裕福とされ、人口が多いため政治的発言力も強い。デモでは、政府の低カースト優遇策を「逆差別だ」として自分たちにも制度を適用するよう要求。幹線道路や鉄道を封鎖し、用水路の給水施設を破壊した。

 ハリヤナ州政府は23日までにジャートも優遇策の対象とする方針を決定。州議会で新法を制定すると明らかにした。だが、有力カーストであるジャートを優遇することで、他カーストの反発を呼ぶ可能性がある。被差別カーストの支援を行っている人権活動家、マノージ・クマール・シンさん(40)は「有力カーストが留保制度を食い物にしている。これでは制度の意味がない」と批判した。【ゴハナ(インド北部ハリヤナ州)で金子淳】

 ◇留保制度

 出自によって序列が決まる「カースト制度」と呼ばれる伝統的な身分制度があるインドで、少数民族や地位が低い特定のカーストに対し、優先的に大学の入学枠や公務員の採用枠などを割り当てる制度。不平等を是正する目的があるが、上位カーストからは「逆差別だ」との批判もあり、カースト単位の抗議運動がたびたび発生している。

234とはずがたり:2016/02/26(金) 23:43:33
7%超の成長予測=「世界経済減速でも安定」-インド政府
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2016022600883&m=rss

 【ニューデリー時事】インド政府は26日、年次経済白書を公表し、2016年度(16年4月〜17年3月)の国内総生産(GDP)伸び率が7〜7.75%になるとの見通しを示した。財務省は声明で「世界経済が低迷する中でも、インド経済は安定している」と強調した。
 白書は15年度のGDP伸び率が7.6%になると予測した上で「16年度には主要経済の中で最も高い成長を遂げる可能性が高い」と指摘。一方で、「世界経済の低迷が長引けば、インド経済にとって逆風になることが予測される」との見方も示した。(2016/02/26-19:51)

235とはずがたり:2016/02/29(月) 22:02:31
いみねー(;´Д`)

<インド>有力カーストも優遇へ…州政府、暴動受け新法
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160225-00000089-mai-asia
毎日新聞 2月25日(木)22時1分配信

 インド北部ハリヤナ州で今月、公務員の採用などで低カーストを優遇する「留保制度」の適用を求める比較的裕福な有力カーストのデモ隊が治安部隊と衝突し、地元メディアによると、少なくとも19人が死亡した。州政府が要求を認めたため、23日にデモはほぼ収束したが、州政府の決定に対して「留保制度の意味が失われた」との批判も出ている。

 ハリヤナ州ゴハナでは外出禁止令が解かれた23日、多くの住民が暴徒化したデモ参加者に放火された商店の片付けを行っていた。「商品は全て持って行かれた。100万ルピー(約160万円)の損失だ」。携帯電話販売店のゴーラブさん(21)は肩を落とした。住民によると、ゴハナでは20日、銃や刀で武装したデモ隊が商店街を襲撃し、強奪や放火を繰り返した。暴動を目撃したシャーム・メヘターさん(58)は「狙いは初めから強奪だったんだ」と声を荒らげた。

 デモを起こしたのは「ジャート」と呼ばれる農業者中心の有力カースト。比較的裕福とされ、人口が多いため政治的発言力も強い。デモでは、政府の低カースト優遇策を「逆差別だ」として自分たちにも制度を適用するよう要求。幹線道路や鉄道を封鎖し、用水路の給水施設を破壊した。

 ハリヤナ州政府は23日までにジャートも優遇策の対象とする方針を決定。州議会で新法を制定すると明らかにした。だが、有力カーストであるジャートを優遇することで、他カーストの反発を呼ぶ可能性がある。被差別カーストの支援を行っている人権活動家、マノージ・クマール・シンさん(40)は「有力カーストが留保制度を食い物にしている。これでは制度の意味がない」と批判した。【ゴハナ(インド北部ハリヤナ州)で金子淳】

 ◇留保制度

 出自によって序列が決まる「カースト制度」と呼ばれる伝統的な身分制度があるインドで、少数民族や地位が低い特定のカーストに対し、優先的に大学の入学枠や公務員の採用枠などを割り当てる制度。不平等を是正する目的があるが、上位カーストからは「逆差別だ」との批判もあり、カースト単位の抗議運動がたびたび発生している。

236チバQ:2016/03/01(火) 20:37:31
http://www.sankei.com/world/news/160301/wor1603010047-n1.html
2016.3.1 20:12

「私も間もなく逮捕されるだろう…」 スリランカ前大統領に迫る汚職捜査網
 スリランカのラジャパクサ前大統領の一族に対する司法当局の汚職捜査網が狭まっている。資金洗浄の疑いで次男が逮捕され、ラジャパクサ氏は1日までに記者団に「私も間もなく逮捕されるだろう」と不安を吐露した。

 約10年間の長期政権を敷いたラジャパクサ氏は独裁的との国民の批判を受け、昨年1月の大統領選でシリセナ現大統領に敗北。シリセナ政権下でラジャパクサ体制の見直しが進んでいる。

 海軍将校の次男ヨシタ氏が資金洗浄の疑いで今年1月末に逮捕されたほか、昨年4月にはラジャパクサ氏の弟のバシル元経済開発相も公金横領容疑で逮捕された。妻やほかの親族に対する捜査も加速している。

 地元紙などによると、ラジャパクサ氏は次男逮捕について「政治的な復讐だ」と涙を流した。(共同)

237とはずがたり:2016/03/18(金) 12:16:43

インドの「超富裕層」は10年間で4.4倍に
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/154/10b4f1a55711164502ddf3dea6fde933.html
(フジサンケイビジネスアイ) 08:21

 インドは、経済成長などに伴い富裕層が拡大している。英不動産大手ナイトフランクの調査によると、インドでは3000万ドル(約33億8100万円)以上の資産を保有する「超富裕層」の人数が、10年前の4.4倍となる6020人に達し、伸び率は世界全体の61%増を大きく上回った。現地経済紙フィナンシャル・エクスプレスなどが報じた。

 同社が今月発表した「ウエルネス・リポート2016年版」では、25年までに世界全体の超富裕層の人数におけるインドの割合は5%となり、05年の1%から拡大すると予測される。10年後には、インドの超富裕層の人数が中国、米国に次ぐ3位になるとみられている。

 同調査によると、インドの超富裕層による不動産投資が今後も続くとされる。超富裕層をはじめ富裕層全体が拡大すると見込まれる中、高級分譲住宅などへの需要が高まるとの見方だ。インドの富裕層が所有する住宅物件数は平均4件とされ、世界平均の3.7件を上回る。そのほか、インドの富裕層は宝飾品に加え、自動車や二輪車、芸術品などへの投資に積極的なもようだ。

238とはずがたり:2016/03/18(金) 19:54:12

インドのモディ政権、財政赤字縮小の計画を堅持-来年度予算案
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O3AUL56JIJUU01.html
2016/02/29 17:45 JST

 (ブルームバーグ):インドのモディ政権は29日発表した来年度予算案で、農家救済のための歳出措置を施しながらも財政赤字を縮小する計画を堅持した。来年度に予定されている主要州での選挙を前に、予算案には農村地域での支持を取り戻すという首相の意向も反映されている。
ジャイトリー財務相は同日、4月1日からの新年度の財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を、計画通り3.5%に縮小させる方針を議会で表明した。これは2008年以降で最小。同相は今年度の比率は目標の3.9%に達する見込みだとした上で、長期目標を見直すと述べた。予算関連の資料によると、再来年度以降2年度の同比率は3%を見込んでいる。
原油安によりインフレは来年の目標近辺にとどまる見通しであり、財政再建方針の堅持によって追加利下げに道が開かれそうだ。インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁は先月、モディ政権が財政赤字縮小路線から外れれば債券利回りが上昇する可能性があると警告し、世界的に市場が混乱する中、マクロ経済の安定こそがインドの「唯一の最重要の強み」だと指摘していた。

239チバQ:2016/04/03(日) 19:10:12
http://www.sankei.com/world/news/160402/wor1604020016-n1.html
2016.4.2 08:58

インド高架道路倒壊が政争の具に「州首相辞任すべき」6人拘束、死者は25人に

 【ニューデリー=岩田智雄】インド西ベンガル州コルカタで起きた建設中の高架道路倒壊事故をめぐり、主要政党が責任の所在をめぐってライバル政党への非難を強めている。同州では4日から議会選の投票が始まるためで、事故は政争の具の様相を呈している。

 地元メディアによれば、連邦政府与党でモディ首相を支えるインド人民党(BJP)のラフル・シンハ州代表は、州与党の地域政党「草の根会議派」党首のママタ・バナジー氏に対し、「道義的責任を取り、州首相を辞任すべきだ」と迫った。BJPはこのところ地方議会選で惨敗続きで、ヒンズー至上主義的な政策や党幹部の言動がやり玉に挙げられている。西ベンガル州議会選では草の根会議派が優勢とされ、事故を支持拡大のきっかけにしようとしているとみられる。

 高架道路建設を請け負った業者は、過去に事業で何度も工期を守らなかったとして、2013年に政府などから契約すべきではない業者の「ブラックリスト」に載せられていた。

 西ベンガル州では、11年に草の根会議派が勝利するまで30年以上、共産党政権が続いており、バナジー氏は「工事契約は共産党時代」だと弁明した。共産党幹部は「ブラックリスト化は、われわれの時代ではない。現政権は業者を変えるべきだった」と反発した。

 一方、業者の幹部は事故を「想像を超えたもので、神の仕業だ」と述べている。事故による死者は1日、25人に増え、当局は業者6人の身柄を拘束した。

240チバQ:2016/04/04(月) 21:09:13
http://www.sankei.com/world/news/160404/wor1604040038-n1.html
2016.4.4 18:47

モディ与党の退潮食い止められるか インド大型地方選投票始まる

 【ニューデリー=岩田智雄】インドで4日、大型地方議会選の投票が始まった。1カ月余りの間に4州1連邦政府直轄地で投票が行われ、結果は、モディ政権発足から約2年となる5月19日に発表される。与党のインド人民党(BJP)はこのところ、地方選で惨敗続きで、退潮の流れを食い止められるかどうかが焦点だ。

 4日に投票が始まったのは、北東部アッサム州と東部の西ベンガル州。インドの大規模州では通常、地域を分けて複数の投票日が設定され、2州では今後も選挙が続く。5月16日には南部タミルナド州、ケララ州、連邦政府直轄地ポンディシェリーで投票が行われる。BJPは、アッサム州以外の地域では支持基盤が弱く、同州で国民会議派から政権を奪うことに注力している。

 アッサム州では、複数の地方議員が連邦政府旧与党だった国民会議派から、一昨年の下院選で圧勝したBJPにくら替えした。ヒンズー至上主義のBJPは、バングラデシュからのイスラム教徒の不法移民排斥を訴えており、反移民の一部地域政党が友党を国民会議派からBJPに変えた。BJPは勝利すれば初の州与党となり、逆風をはね返すきっかけとなる。

 今月1日に地元テレビが報じた世論調査結果によると、アッサム州ではBJPと国民会議派それぞれの政党連合が接戦を展開している。他州では地域政党や共産党連合が優勢だ。

 BJPは、少数派のイスラム教徒などに対する不寛容な政策や幹部の挑発発言に加え、不十分なインフレ対策が批判され、これまでデリー首都圏、東部ビハール州で惨敗している。地方議員の間接投票などで議員を選ぶ上院で過半数に届いておらず、重要法案の通過には地方選での着実な勝利が必須となっている。

241チバQ:2016/04/05(火) 21:43:38
http://www.sankei.com/world/news/160405/wor1604050037-n1.html
2016.4.5 21:09

インドの映画スターも資産隠しか 「パナマ文書」流出、インド与党関係者らも

反応

反応



 パナマの法律事務所の内部文書が流出し、世界の政治家や著名人が資産隠しを行っていた可能性が明らかになった問題で、インド紙インディアン・エクスプレスは5日までに、印映画ボリウッドの大物男優でモディ首相との親交が厚いとされるアミターブ・バッチャン氏や長男の妻の有名女優アイシャワリヤ・ライさん、与党インド人民党(BJP)の地方幹部を含む500人以上が租税回避地の法人を所有していたと報じた。モディ氏はこうした不透明な資金の洗い出しを掲げてきたが実績は上がっておらず、政府は特別捜査チームが調査に当たるとしている。(ニューデリー 岩田智雄)

242名無しさん:2016/04/23(土) 11:24:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00000038-jij_afp-int
赤ちゃんをレイプされた父親、容疑者少年の両手を切断 インド
AFP=時事 4月21日(木)22時40分配信

【AFP=時事】インド北部パンジャブ(Punjab)州で、生後7か月の女の赤ちゃんをレイプしたとされる17歳の少年が、赤ちゃんの父親に両手を切断される事件があった。警察当局が20日、述べた。

 少年は2014年4月、赤ちゃんにいたずらしているのを赤ちゃんの母親に発見され、青少年向けの矯正施設に送られていた。

 警察当局によると、赤ちゃんの父親のパーミンダ・シン(Parminder Singh)容疑者(25)は、バティンダ(Bathinda)地区の裁判所に出廷して少年に示談を提案し、裁判所の外に誘い出したという。だがシン容疑者は少年を激しく殴りつけて木に縛り、両手を切断した。

 バティンダの警察幹部はAFPの電話取材に「(シン容疑者は)干上がった運河に少年を連れ出し、激しく殴打した後で木に縛り、両手を切断した。少年は手首から先がない状態だ」と語った。

 また、「地元住民からの通報があり、警察官が現場に駆け付けたところ、少年とその両手を発見し、病院に搬送した」と述べ、容体は安定していると付け加えた。

 警察当局は殺人未遂容疑で、逃走したシン容疑者の行方を追っている。【翻訳編集】 AFPBB News

243名無しさん:2016/04/24(日) 08:37:33
インドスレかスーフィズムスレか迷いましたが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160423-00000020-jij_afp-int
なたでめった切り…バングラ、今度は大学教授が犠牲に
AFP=時事 4月23日(土)17時7分配信

【AFP=時事】バングラデシュの警察当局によると、北西部ラジュシャヒ(Rajshahi)で23日、大学教授が何者かになたで襲われて殺害された。同国ではイスラム過激派による世俗派や無神論者の活動家の殺害が相次いでおり、警察は今回も同様の事件とみて捜査を行っている。

 殺害されたのはラジュシャヒ市の公立大学で英語を教えていたレザウル・カリム・シディーク(Rezaul Karim Siddique)教授(58)。市内の自宅から徒歩でバス停に向かっていたところ、背後からなたで切り付けられたという。

 地元警察幹部はAFPの取材に「シディークさんの首は少なくとも3度切り付けられた痕があり、70〜80%切れていた」と説明。襲撃の特徴から判断してイスラム過激派集団の犯行とにらんでいると語った。

 警察の話では、シディーク教授は音楽などの文化的なプログラムに携わっており、非合法のイスラム過激派組織「ジャマートゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)」の拠点だったバグマラ(Bagmara)に学校を設立していた。

 バングラデシュでは2013年以来、世俗派のブロガーが殺害される事件が多発しており、いずれも国内で生まれ育ったイスラム過激派の仕業とみられている。今月初めにも首都ダッカ(Dhaka)で同様の事件が起きたばかりだった。【翻訳編集】 AFPBB News

244チバQ:2016/04/26(火) 00:24:29
http://mainichi.jp/articles/20160425/k00/00m/030/083000c
ネパール
「脱インド依存」親中国政策にかじ

毎日新聞2016年4月24日 21時20分(最終更新 4月24日 21時20分)
 【ニューデリー金子淳】ネパールのオリ政権が親中国政策にかじを切り「インド依存」からの脱却を進めている。昨年公布した新憲法に南部インド系住民が猛反発して地域が混乱。ネパール側は背後にインドがいるとみて、不信感を募らせているからだ。昨年4月の大地震では印中両国とも直後から「支援合戦」を繰り広げ、影響力の拡大をはかったが、現時点では中国に軍配が上がりつつある。

 「ネパールはいかなる理由にせよ、中国に対抗するために(インドなどに)国土を利用させはしない」。地元メディアなどによると、オリ首相は3月、訪問先の中国でこう語り、親中姿勢を強調した。

 この時オリ氏は、中国の習近平国家主席や李克強首相と会談。中国チベット自治区からネパール国境付近まで鉄道を延伸するよう求めたほか、西部ポカラの国際空港建設の融資を受けることで合意。さらに、対外貿易にインド東部コルカタ港を利用しているが、今後は中国の港湾も利用することでも一致した。

 「脱インド依存」のきっかけが、昨年9月の新憲法公布に伴う南部の混乱だ。新憲法では国内を7州に分けると規定したが、マデシと呼ばれる南部のインド系住民らが州の区分けに猛反発し、大規模な抗議活動を展開した。

 このあおりで数カ月間、インドとの国境が封鎖され、インドからの輸入に頼っていたガソリンなどの燃料不足が深刻化し、被災地を含む国内各地で住民生活が混乱した。

 ネパールでは、国境封鎖はマデシを支持する「インド政府の圧力」との見方が一般的だ。ネパール内務省高官は「インドによる国境封鎖で2カ月は復興が遅れた」と批判する。

 ネパールは核を保有する印中両国に挟まれた内陸国で、インドにとっては中国の南アジアへの影響拡大を防ぐ「緩衝地帯」に当たる。

 モディ首相は3月に「ネパール憲法を巡り(マデシなどとの)包括的な合意が必要だ」と言及。ネパール側から「内政干渉だ」と反発を招くなど、関係はぎくしゃくしたままだ。

245チバQ:2016/04/26(火) 23:25:47
http://www.sankei.com/world/news/160425/wor1604250007-n1.html
2016.4.25 10:16
【ネパール地震から1年】
崩れた家屋、崖崩れ跡…中国国境の町・コダリの復興なお深く ニューデリー支局長・岩田智雄

 ネパールで起きた大地震から、25日で1年になる。約9千人が死亡した惨事からの復興の歩みは遅く、多くの住民が今も仮設住宅生活を続ける。隣国、中国との貿易拠点だったヒマラヤ山脈の町コダリでは最近、国境がようやく一時開けられたが、本格再開のめどは立っておらず、壊れた家屋やその後発生した崖崩れの跡が生々しく残されたままになっていた。(ネパール北部・コダリ 岩田智雄、写真も)

 首都カトマンズから車で北東へ約3時間半。川沿いを走る道路では、あちこちに崖崩れの跡が残る。移動中、パラパラと落ちてきた小石が車のフロントガラスを直撃した。

 コダリに着くと、何百台ものトラックが国境を先頭に列を作っていた。一帯は大地震で建物が倒壊するなどの被害に見舞われ、国境はこの約1年間、閉鎖されたままだった。しかし、ネパール側の輸入業者が中国側の倉庫に保管したままになっている布製品などを早く輸入したいと申し入れ、今月13日に一時的に国境が開けられたからだ。

 急峻な山道を走る道路は、トラックがすれ違うのも容易ではない。1日に通過できるのは50台程度で、多くの運転手が順番待ちを強いられている。銀行などの看板が掲げられた建物は、壊れたまま廃虚と化している。中国の商工会議所の事務所の隣のビルにめりこんだ巨大な岩は、地震後の昨年5月に起きた崖崩れによるものだ。

 現地警察のガネス・スレスタさんは「地震後、崖崩れの頻度が増えた。間もなく雨期になり、さらに危険になる。川がせきとめられ、洪水になることもある」と話す。仕事を失った付近の住民は、がれきの撤去と国境の再開を求めているものの、現地の税関職員によれば「中国側の被害も大きく、再開はいつになるかわからない」という。

 ネパール政府は、そんな過酷な環境にある中国との国境を整備し、貿易を活発化させようとしている。

 きっかけとなったのが、昨年9月の新憲法制定を機に、ネパール南部の親インド住民「マデシ」が政治的権利拡大を求めて行ったインドとの「国境封鎖」だ。インドもマデシの権利擁護を求めて新憲法に不満を表明しており、ネパールはインドが自国の影響力を保持するためにマデシを操っているとみなした。インド側は否定しているが、ネパールのオリ首相は「インドによる非公式の国境封鎖だ」と非難してきた。

 今年になって、ネパールがマデシやインドの大半の要求をのんで憲法改正を行い、2月に国境封鎖は解かれた。しかし、4カ月半に及んだ物流停止は貿易の大半をインドに頼るネパールに燃料を含むあらゆる物資の不足をもたらし、震災からの復興を遅らせた。

246チバQ:2016/04/26(火) 23:26:43
 ネパールはアジアの2大国、インドと中国に挟まれる。新憲法制定直後に就任したオリ首相は、中国との関係強化に走り、インドへの過度な依存からの脱却を図ってきた。中国は、コダリの西にあるヒマラヤ越えの国境ラスワガディを通じて燃料支援を実施。オリ氏は中国から燃料輸入の約束もとりつけた。

 しかし、本格的な貿易実現には大規模なインフラ整備が必要になる。オリ氏は3月21日、北京で中国の李克強首相と会談し、両国が陸空の連結性を高め、交通インフラを改善することで合意した。

 ネパールの観光地ポカラでは今月、中国の支援でカトマンズに次ぐ国内2番目の国際空港となる新空港の建設が始まった。両国は中国・チベットからネパールのラスワガディ付近まで鉄道を延伸する構想を描く。ネパールは最近、ラスワガディ-カトマンズ間の山道改良工事にも着手した。

 ただ、ネパール政府関係者らは「ラスワガディへの道はコダリへの道より険しい。雨期には崖崩れ、冬には降雪もあり、拡幅しても物流確保は容易ではない」と口をそろえる。

 ネパール国民の間では、インドによる圧力から逃れたいとの思いが強い。チベット問題を抱える中国も、ネパールを自国側に手繰り寄せ、チベットに隣接するネパールでチベット人の「高度の自治」を求める運動が広がることを阻止したい。ネパールと中国、双方の思惑が国境開拓へと向かわせている。

 しかし、ネパール政府の取り組みは遅く、カトマンズでは、恒久住宅建設支援のための住宅被害の調査がようやく始まろうとしているところだ。その道のりは、文字通り険しい。

 ネパール大地震 2015年4月25日、ネパール中部を震源とするマグニチュード(M)7・8の地震が発生。約9千人が死亡した。世界最高峰エベレストでは雪崩が発生し、日本人1人も犠牲になった。同年6月の復興に関する国際会議で、日本やインド、中国を含む各国・機関が計44億ドルの支援を表明した。

247チバQ:2016/05/08(日) 23:02:45
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016050800018&g=int
駐印大使を召還=首相引き下ろしに関与?-ネパール

 【カトマンズAFP=時事】ネパール政府は7日、駐インド大使を6日夜に召還したことを明らかにした。8日からの予定だったバンダリ大統領によるインド公式訪問も取りやめた。対印関係悪化が懸念されている。
 ネパールは最近、ネパール共産党毛沢東主義派が連立与党離脱を警告したり、オリ首相の退陣を要求したりした影響で政治が混乱。一連の動きをインドが裏で支援していたとも報じられた。(2016/05/08-06:36

248チバQ:2016/05/11(水) 22:36:58
>>53
http://www.sankei.com/world/news/160511/wor1605110022-n1.html
2016.5.11 10:35

バングラでイスラム政党党首の死刑執行、治安悪化の恐れ
【ニューデリー=岩田智雄】バングラデシュで11日未明、1971年の独立時の戦争犯罪を裁く特別法廷に死刑を言い渡されていた野党のイスラム保守政党、イスラム協会(JI)のニザミ党首(73)の死刑が執行された。JIは12日から抗議のストライキを行うとしており、治安が悪化する恐れがある。

 現地メディアによれば、ニザミ党首はパキスタンからの独立時の戦争で、市民450人を殺害したなど3つの罪で死刑判決を受けていた。特別法廷で死刑判決を受け、執行されたのは、JI幹部4人と野党、バングラデシュ民族主義党(BNP)幹部1人の計5人となった。ニザミ党首はかつて、BNPとJIの連立政権下で閣僚も務めた。

 バングラデシュでは過去、特別法廷の判決をめぐって、野党支持者と治安部隊の衝突が起き、多数の死傷者が出ている。11日の死刑執行を受け、治安当局は主要都市に数千人の警官らで厳戒態勢を敷いた。

249とはずがたり:2016/05/16(月) 18:19:09
バングラデシュで「前例ない」落雷被害、3日間で59人死亡
AFP=時事 5月16日(月)9時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160516-00000010-jij_afp-int
バングラデシュで「前例ない」落雷被害、3日間で59人死亡
バングラデシュの首都ダッカで、モンスーン前の豪雨で冠水した道路。NurPhoto提供(2016年5月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】バングラデシュでは先週末にかけ、各地でモンスーンシーズン前の雷雨が発生し、3日間で落雷により59人が死亡した。当局が15日、明らかにした。

 災害対策当局の関係者はAFPに対し、バングラデシュ各地で落雷によって12日に34人、続く2日間で25人が死亡したと述べ、「落雷でこれほど多数の死者が出たことは前例がない」と語った。犠牲者の多くは水田で農作業中だった人たちだという。

 落雷による死者が増加していることについて、気象専門家のシャー・アラム(Shah Alam)氏は、避雷針の役目を果たしていたヤシなどの高木が伐採されたことや、農作業中に携帯電話など金属製品を身に着ける人が増えたためではないかと指摘した。【翻訳編集】 AFPBB News

250とはずがたり:2016/05/16(月) 18:20:01
年間の子供の水死約1万8000人、バングラデシュが水泳必修化
2016年02月09日 16:10 発信地:ダッカ/バングラデシュ
http://www.afpbb.com/articles/-/3074218?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Mon_r3

【2月9日 AFP】バングラデシュのジャハナラ・アンワル(Jahanara Anwar)さんは、長男を水難事故で失った。その直後に心に誓ったことがある――次男には絶対に水泳を習わせると。

「長男には、試験が終わったらスイミングセンターへ通わせてあげると約束していた。でもその時は、そこまで大事だと思っていなかった」と悔やむアンワルさん。2011年、当時14歳だった長男は近所の運河へ遊びに行ったまま、帰らぬ人となった。

「今はそれがどんなに重要か疑う余地もない。私が抱えてきた心痛を、他のどんな母親にも味わってほしくない」

 バングラデシュでは毎年約1万8000人、1日平均でおよそ49人の子どもが水の事故で命を落としている。1〜17歳の子供の死因で最も多いのが「水死」だ。

 国土の大半がデルタ地帯にあり、雨季には何度も洪水に見舞われる。人口1億6000万人のうち約4分の1は海辺に住んでおり、水の事故の危険が日常生活の一部となっている。

 しかし泳げる子供はほとんどいない。世界最貧国の一つであるバングラデシュでは、生活に苦しむ世帯がほとんどで、水泳教室に通わせる金銭的余裕がないのが実情だ。

■水泳を必修化

 そこで政府は昨年、全就学児童生徒に水泳を必修とする方針を発表。同国史上最も野心的な大規模水泳プログラムを立ち上げた。

「5歳から17歳まで、4000万人近い子供たちに水泳を教える計画だ」と、同プロジェクトを管轄する教育省の高官はAFPに語った。オーストラリアなども水泳の練習を義務付けているが、バングラデシュほど大きな目標を掲げた国はない。

 設備の整ったスイミングセンターが不足しているため、政府は学校に近隣の池を使うよう指示。国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は巨大なゴムプールの提供に加え、レッスンの一部を資金・運用面で支援している。

 首都ダッカ(Dhaka)の肌寒い日曜の朝、12人ほどの児童がユニセフのプールに入っていた。水深は、子供たちがやっと足をついて立てる1.2メートル。

 1コースを泳ぎ切った10歳の女の子は、「前は水がすごく怖かった。でも今はここに来るのがすごく楽しい」と誇らしそうに語った。そしてまたすぐ折り返し、友人たちが待つ反対側のプールサイドまで泳いで行った。

■大惨事を招くフェリー事故

 とりわけ多くの市民が水死するのは河川を運航するフェリーが転覆事故を起こした場合だ。乗客が定員を大幅に上回っていることも珍しくない上、川幅が広い所もあり、多数の死者が出るのは避けられない。

 昨年2月には、パドマ(Padma)川でフェリーが貨物船と衝突して沈没し、少なくとも78人が命を落とした。

 そのパドマ川で、4歳の娘と一緒に18キロの区間を船で渡っていた22歳の女性は、「無事でありますようにと神頼みするしかない」と、母子共に泳げないことを認めた。二人が乗っている下層デッキには、数十人の乗客に対し、数着の救命胴衣しか用意されていなかった。

 現在、8歳の次男に水泳を習わせているアンワルさん。緊急事態に見舞われたとき、次男は自分の命だけではなく他の人たちも救えるはずだと期待している。

「息子には、溺れている人を見たら助けなさいと言ってある。誰もお兄ちゃんを助ることができなかったけれど、お前にはそうする義務があるって」(c)AFP/Sam JAHAN

251チバQ:2016/05/19(木) 22:36:20
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1605190052.html
モディ与党、連敗ストップ インド地方議会選 北東部で歴史的初勝利へ
20:19産経新聞

 【ニューデリー=岩田智雄】インドで19日、大型地方選の開票が行われた。4州と連邦政府直轄地ポンディシェリーのうち、モディ首相の与党、インド人民党(BJP)は、唯一、支持基盤を持つ北東部アッサム州で初勝利し、地方議会選での連敗を食い止めることが確実になった。「ネール・ガンジー家」主導の旧与党、国民会議派は2州で与党の座を失う見通しで、衰退の流れに歯止めをかけられなかった。

 選挙管理委員会の集計によると、アッサム州では、ヒンズー至上主義のBJPが、バングラデシュからのイスラム教徒の不法移民排斥を訴えて約半数の議席を獲得する勢いで、北東部地域での歴史的な初勝利となる。友党とともに国民会議派から政権を奪取することになり、モディ氏は短文投稿サイト「ツイッター」で、「アッサムの人々の夢と希望を満たし、州の開発を新たな高みに押し上げるため、BJPはできることはすべてやる」と勝利宣言した。

 国民会議派は小規模なポンディシェリーで勝利したものの、ケララ州でも共産党連合に敗れた。西ベンガル州とタミルナド州では地域政党が第1党となる勢いだ。

 BJPは2年前の総選挙後、「モディ人気」の波に乗って、3州で与党の座を国民会議派などから奪っていたが、昨年行われたデリー首都圏と大規模州、ビハール州の議会選では、少数派のイスラム教徒などに対する不寛容な政策や幹部の挑発発言に加え、不十分なインフレ対策が批判され、地域政党に惨敗を喫していた。

 地方議員の間接投票などで議員を選ぶ上院で過半数に届いておらず、重要法案の通過には地方選での着実な勝利や野党の協力が必須となっている。

252とはずがたり:2016/05/25(水) 22:20:05
<インド>最高51度…国内史上最高 死者440人以上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160525-00000086-mai-asia
毎日新聞 5月25日(水)20時9分配信
 【ニューデリー金子淳】インド各地で記録的な高温が続き、熱波による死者が相次いでいる。地元メディアなどによると、西部ラジャスタン州ファローディで19日、国内史上最高の51度を記録。首都ニューデリーでも4月以降、ほぼ連日40度を超え、首都圏だけで少なくとも440人以上が熱中症などで死亡した。インド気象局は首都を含む北インドを中心に熱波に対する注意を呼びかけている。

【現地の写真特集】かつてない猛暑に見舞われるインドの人たち

 インドの最高気温はこれまで1956年に同州アルワルで記録した50.6度が最高で、60年ぶりに更新された。熱波による死者は南部テランガナ州でも300人を超えるなど、各地で相次いでいる。

 ホームレスを支援するニューデリーの非政府組織「CHD」のスニル・クマール事務局長は「死者の多くはホームレスだ。地元政府はほとんど保護対策を取っていない」と話す。

 インドでは昨年、熱波により全土で約2500人が死亡したが、今年は昨年以上の猛暑になる可能性がある。既に各地で干ばつも発生しており、約3億3000万人が影響を受けているという。

253チバQ:2016/05/29(日) 19:56:09
http://www.sankei.com/world/news/160528/wor1605280065-n1.html
2016.5.28 20:19

モディ政権、日米とは良好…関係深化 発足2年、近隣国外交に課題
【ニューデリー=岩田智雄】インドのモディ政権が発足して約2年。モディ首相は日本や米国と経済や安全保障面で良好な関係を深化させ、実績を挙げてきた。一方で、カシミール地方の領有権などで対立する中国、パキスタンなど近隣国との外交では関係改善への課題が表面化している。

新幹線導入へ協議加速

 モディ首相は2年前の5月26日に就任し、安倍晋三首相との会談は6回を数える。昨年12月の安倍氏の訪印時、インドが高速鉄道建設に日本の新幹線システムを採用し、米印共同海上訓練「マラバール」に日本が恒常的に参加することを確認した。両国は、新幹線導入に向けた合同委員会を今年2度開いており、日印間の協議を加速させている。

 米国とは今年4月、米印が燃料補給など後方支援協力の覚書を結ぶことで原則合意した。今後は中国の軍事的台頭に対抗し、マラバールへのオーストラリアの参加も協議していくとみられる。来月7、8日の訪米は今年2度目。日米との安全保障面での協力強化はインドにとり、従来の全方位外交からは一歩踏み出した内容といえそうだ。

中国・パキスタンとは…

 中国とは緊張緩和にも努め、昨年5月の訪中では厳しい発言を封印した。しかし今年4月、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派指導者を国連の制裁リストに載せようとして、パキスタンと蜜月関係にある中国に阻止された。今月23日には、インドが希望する原子力供給国グループ(NSG)への加盟に中国が改めて反対を表明。3月には、カシミール地方で中国人民解放軍による越境事件も起き、インドの神経を逆なでした。ただし、中国政府は越境行為を否定している。

 パキスタンへは、昨年12月に印首相としては12年ぶりに訪問し、シャリフ文民政権と包括的対話の再開を確認、友好ムードを演出した。しかし、直後に印空軍基地がパキスタンからの越境テロに遭い、対話は空中分解した。信頼醸成が進みかけると、反対勢力に妨害される構図から抜け出せずにいる。ネパールとの間でも、親インド住民による国境封鎖で関係が悪化した。

 中東諸国に対しては、最近、イランを初訪問するなど関係強化を図っている。

 インド紙ミントによれば、モディ氏の最近の国内での支持率は74%と高く、政府全体への支持率68%を上回る。経済改革のペースは遅いものの、国民は首相の外交を含めた指導力に期待しているといえそうだ。

254チバQ:2016/06/01(水) 21:27:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160531-00050109-yom-int
ガンジス川「聖水」ネット販売へ…インド通信相
読売新聞 6月1日(水)10時11分配信

 【ニューデリー=田尾茂樹】インドのプラサド通信相は5月30日、北部を流れるガンジス川の「聖水」をインターネットで通信販売する方針を明らかにした。

 インドで通販市場が急拡大する中、ガンジス川の水を通販で購入したいとの声が寄せられていたといい、通信相が郵便当局に販売準備を指示した。発売日や価格などは明らかにしていない。

 PTI通信などによると、販売するのは、ヒンズー教の聖地の一つであるガンジス川上流域の北部ハリドワールやリシケシュで採取する水。川は近年、生活排水などによる水質汚染が深刻化している。

 しかし、インド人の約8割を占めるヒンズー教徒は、ガンジス川の水に罪を洗い流す効果があると信じており、多くの巡礼者が北部バラナシなどの聖地を訪れ、川でもく浴したり、水を飲んだりしている。

255名無しさん:2016/06/19(日) 20:11:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160617-00010002-clc_teleg-int
「肌が黒過ぎる」、夫の家族に生きたまま火をつけられた花嫁 印
The Telegraph 6月17日(金)15時30分配信

 インド・西ベンガル(West Bengal)州で、ある夫妻の夫側の家族が、肌の色が黒過ぎるという理由で妻に火を放って殺害した。夫の家族は、より明るい肌色の女性との再婚を希望していたとみられる。

 コルカタ(Calcutta)に本社を置く現地紙テレグラフ(Telegraph)によると、ソメラ・ビビさん(22)の夫の家族は結婚に際し、黒い肌の「代償」として10万ルピー(約15万円)という地元では大金の支払いと農地を要求したという。

 ビビさんの家族の話では、夫の家族はその後も、婚姻関係を維持する見返りにさらなる金銭をゆすり続けたとされる。

 死の直前にビビさんが地元警察に話したところによると、ビビさんの家族は結婚後何とか25万ルピー(約39万円)を捻出したものの、ついに破産。自身の家族に対する扱いにビビさんが抗議するに至ると、以来攻撃を受けるようになったという。

 3日に起こったいさかいの後、夫と母親と3人の兄弟がビビさんに灯油をかけて部屋に閉じ込めたという。叫び声と煙に気が付いた近隣住民らが家に押し入って救出したが、ビビさんは後に搬入先の病院で亡くなった。

 ビビさんの兄弟は同紙に対し、「追い詰められた彼女は初めて反発した。肌の色の償いとしてはもう十分なお金を支払い、これ以上出せるお金などないと言ったが、彼らは聞き入れなかった」「肌の白い女性との再婚を望んでいた」と話した。

 花嫁の家族が夫の家族から金品をひっきりなしに要求され、断ったり応じられなかったりしたために花嫁が殺されるという「ダウリー(持参金)死」が、インドではいまだかなり頻発している。2012年から14年の3年間に報告されたダウリー死は2万4771件に上り、平均すればほぼ1時間に1件の割合で発生している計算になる。

 インドの古い風習であるダウリー制は、現在は違法ながら依然根強く残っている。花嫁の家族が未来の夫と身分が釣り合うようにと、夫の家族に多額の金銭を支払うカースト制とも関係している。同国では、肌の色がカーストを明示するものとして捉えられることが多い。

 今回の報道によれば、ビビさんの母親は、娘が夫の家族に日常的に暴力を振るわれ、「おまえは肌が黒い、一族にふさわしくない」とののしられていたと、警察に届け出ていたという。

 夫とその親族は、夫妻の2歳になる息子を連れて逃亡しているとみられている。地元警察に取材を申し込んだが、コメントは得られていない。

 西ベンガル州は、夫あるいはその家族による妻への暴力行為が国内で最も多い地域とされ、国家犯罪統計局(National Crime Records Bureau)によると、報告件数は6万1259件に上っている。【翻訳編集】AFPBB News

最終更新:6月17日(金)15時30分

256名無しさん:2016/07/02(土) 15:48:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160702-00000000-jijp-int.view-000
飲食店襲撃、多数人質に
時事通信 7月2日(土)8時49分配信
バングラデシュの首都ダッカで1日夜(日本時間2日未明)、武装した集団が外交エリアにある飲食店を襲撃し、店内の客らを人質に取って立てこもった。写真は襲撃された飲食店から運び出されるけが人。

257チバQ:2016/07/03(日) 10:32:33
http://www.cnn.co.jp/world/35085259.html
ダッカ襲撃 人質20人が死亡、邦人7人も犠牲に
2016.07.03 Sun posted at 10:16 JST
ダッカ(CNN) バングラデシュ軍によると、首都ダッカのレストラン襲撃事件で死亡した人質20人のうち7人は日本人、9人はイタリア人だった。警察責任者がCNNに語ったところによれば、実行犯は全員バングラデシュ人で、うち5人は警察に手配されたことのある武装勢力メンバーだった。
死者はこのほか1人がインド人、2人がバングラデシュ人、もう1人はバングラデシュ出身の米国人。米国の大学に通う学生3人が含まれていたとされる。人質のうち13人は救出された。事件ではさらに警官2人が銃撃戦で死亡した。
ハシナ首相は、実行犯のうち6人を殺害、1人を拘束したと発表している。
イタリア外務省は死者の身元を公表した。
日本の菅義偉官房長官は2日夜、日本人7人の死亡を確認したと発表した。
救出された日本人男性は、現地で国際協力機構(JICA)のプロジェクトに参加していたコンサルタント会社「アルメックVPI」の社員4人のうちの1人、渡辺玉興(たまおき)さんと判明した。渡辺さんと会食していた同社社員らが死亡したとみられる。
政府は3日にも、現地へ向かう遺族らの政府専用機を手配すると表明した。また、木原誠二外務副大臣がテロ専門家のチームとともに現地へ派遣された。

258チバQ:2016/07/03(日) 10:33:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160703-00000003-mai-int
<バングラテロ>コーランで選別…暗唱できぬ人を襲う
毎日新聞 7月3日(日)0時48分配信

 【ダッカ金子淳】「ここから助け出してくれ!」「無事を祈っているよ」。バングラデシュの首都ダッカで1日(日本時間2日未明)起きた人質テロ事件で、人質になったバングラデシュ人の兄は、弟と約8時間にわたってメールで連絡を取り合った。悲痛な叫びを伝えてきた兄の安否を気遣う弟が、地元紙「デーリー・スター」の取材に応じた。脱出した人たちによると、人質は武装集団にイスラム教の聖典コーランを暗唱させられ、できない人が襲われたという。

 同紙によると、人質になったのは、現場の飲食店「ホーリー・アルチザン・ベーカリー」で働いていたサミール・バロイさん。弟のゴパルさんは、事件発生から約30分後の1日午後10時ごろ、携帯電話のメールで兄と連絡がついた。

 「僕とおいは無事だ。トイレの個室にいる」。兄からの連絡に弟はほっとし「みんな大丈夫だよ」と励ました。

 発生から4時間あまりたった2日午前1時45分、兄から切羽詰まったメールが来た。「壁を壊して助け出してくれ!」。しかし、家族は現場周辺に近づけずどうにもならない。

 「やつらは、兄さんがトイレにいることを知っているの?」。弟のメールに兄は「そうだ。やつらにトイレに閉じ込められているんだ」と説明した。「兄さん、元気?」「無事、元気に帰って来ることを祈っているよ」。弟はメールを送り続けた。

 午前5時48分。「治安部隊はもうすぐ突入してくる。すぐにトイレに来てくれ。ここは(体が)痛い」。兄のメールに弟は「軍には兄さんのことを伝えてあるよ」と返した。返事はなかった。午前6時22分、「今どんな状態なのか教えて」とメールを送ったが、やはり返事がない。午前7時40分、治安部隊が突入した。その後も、兄から返事は返ってきていない。

 生存者がAP通信などに語った証言によると、武装集団は従業員に店内の明かりを消すように命令。内部の様子を悟られないために店に取りつけられた監視カメラを黒い布で覆い隠した。

 また、襲撃者らはバングラデシュ人に1階にいるように指示。外国人は選別されて2階に連れて行かれたという。生存者のバングラデシュ人、ハスナット・カリムさんから当時の状況を聞いた父親は「(人質)全員にコーランの一節を唱えることができるか尋ね、できない者は拷問を受けた」と証言した。

 店内に突入した治安部隊の足元には、真っ白な石畳の床を真っ赤に染めた血の海が広がっていたという。

259チバQ:2016/07/03(日) 10:34:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160703-00000054-san-asia
イスラム過激派、摘発強化に反撃
産経新聞 7月3日(日)7時55分配信

 【ダッカ=岩田智雄】バングラデシュでは、過去にもイスラム過激派が日本人を含む外国人や世俗主義のブロガーらを殺害するテロが相次いでいる。今回の事件の背景には、過激派の摘発を強化するハシナ政権への反発もあるとみられる。

 犯行現場となったグルシャン地区では昨年9月、イタリア人男性が殺害され、ISがバングラデシュで初の犯行声明を出した。翌月には日本人男性の星邦男さんが同国北部で射殺され、このときもISの犯行声明が出た。

 同国ではまた、ヒンズー教徒やキリスト教徒、イスラム教シーア派住民を標的にしたテロも起きている。ロイター通信によれば、昨年初頭から先月にかけて、30人以上がイスラム過激派に殺害され、ISや国際テロ組織アルカーイダを名乗る集団が犯行を認めている。

 ただ、バングラデシュ政府は、ISやアルカーイダは自国内で活動しておらず、地元のイスラム過激派の犯行だと主張。政府がISやアルカーイダの存在を確認すれば、外国からの投資に悪影響が出かねないとの配慮があるとみられる。

 一方で、政府は先月、イスラム過激派の構成員約200人を含む1万人以上を武器不法所持などの容疑で逮捕するなど取り締まりを強化し、イスラム保守派が強く反発していた。

 イスラム教徒が人口の約9割を占めるバングラデシュでは、ハシナ政権が全ての宗教に寛容な世俗主義を掲げてきた。こうした中、1971年のパキスタンからの独立戦争時の虐殺などを裁く特別法廷で、イスラム保守政党「イスラム協会」のニザミ党首(73)らが死刑判決を言い渡され、5人が死刑となっており、イスラム協会の支持者と治安部隊との間で衝突も起きていた。

260チバQ:2016/07/03(日) 18:51:25
http://www.asahi.com/articles/ASJ725HGQJ72UHBI01B.html
バングラ与野党、根深い対立 イスラム過激派台頭に拍車
ニューデリー=貫洞欣寛 聞き手・鈴木暁子 聞き手・貫洞欣寛2016年7月3日12時12分

 首都ダッカで1日に立てこもり事件が起きたバングラデシュではここ数年、イスラム過激派の活動が目に付くようになった。背景には、ハシナ首相率いるアワミ連盟と、ジア元首相が率いるバングラデシュ民族主義党(BNP)などの野党勢力との対立の深まりがあるとみられる。

 ハシナ首相とジア元首相は因縁の間柄だ。ハシナ首相は、1975年に軍部に暗殺されたムジブル・ラーマン初代大統領の娘。後に大統領になり、81年に暗殺された軍部出身のジアウル・ラーマン氏の妻がジア元首相だ。地元のジャーナリストは「ハシナ氏とジア氏は、互いに相手が自分の身内を殺したと信じている」とみる。

 ハシナ首相とジア元首相は、それぞれの党を率いて長く対立してきた。ジア元首相のBNPはイスラム政党の「イスラム協会」(JI)とも連携し、さらに対立は激しさを増している。

 ハシナ政権側は、JIの元党首に対し、パキスタンからの独立戦争(71年)に関する戦争犯罪特別法廷で死刑を言い渡し、今年5月に処刑した。好調な経済を背景に、野党側の抵抗を力で押し切ろうとしている。

 BNPは2014年の総選挙をボイコットした。インド防衛研究所のアナンド・クマール研究員は「混乱をつくり出し、国際社会に働きかけて選挙のやり直しをするようハシナ首相に圧力をかけさせようとしたが、うまくいかなかった」とみる。

 代わりに野党勢力は激しい反政府行動に出て、イスラム過激派がそれを利用しようとする構図ができつつあるようだ。実際、昨年9月にダッカでイタリア人援助機関員が殺害され、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出すなど、イスラム過激派の犯行とみられる事件が増えている。

 だが、ハシナ政権は、これらの責任を野党勢力だけに転嫁しようとしてきた。地元記者の1人は「2大勢力が今のような争いを続ける限り、外部から過激派などが忍び寄る余地が広がってゆく」と懸念する。(ニューデリー=貫洞欣寛)

261チバQ:2016/07/03(日) 19:18:07
http://mainichi.jp/articles/20160702/k00/00e/030/209000c
ダッカ襲撃
店周辺は富裕層が多い地区

毎日新聞2016年7月2日 11時57分(最終更新 7月2日 12時37分)
 バングラデシュの首都ダッカで1日夜、武装集団が襲撃し、立てこもったレストラン「ホーリー・アルチザン・ベーカリー」は、大使館や外国人向けのホテルが並ぶグルシャン地区にある。地元住民が利用する商業地区からは少し離れ、駐在員など富裕層が多く住むエリアで、日本人学校も近い。

 襲撃されたレストランは、焼き立てのパンを提供する人気店で、広い庭のある開放的な雰囲気が外国人に好まれていた。

http://mainichi.jp/articles/20160703/k00/00m/030/075000c
バングラテロ
普段より外国人多く…ラマダンの惨劇

毎日新聞2016年7月3日 00時27分(最終更新 7月3日 11時37分)

 バングラデシュの首都ダッカで起きた人質テロ事件は、現地の日本人たちを不安に陥れた。【高木香奈】

 ダッカに拠点を置く日系企業で働いている日本人女性駐在員(35)は先週の土曜の6月25日夜に、事件の標的になったレストランを訪れていた。女性は電話取材に応じ「外国人が狙われた計画的な事件と思った」とおびえていた。

 女性によると、レストランはベーカリーに併設された欧州料理店で、約1年前にオープンした。広さは200平方メートル弱で2階建て。1階はテーブルが並び、2階は調理場と個室が設けられていた。外にはオープンテラスもあり、最大で50人ぐらいが入れたという。

 経営者はバングラデシュ人で、この店以外にもバングラデシュで日本食レストランなどを共同経営していた。シェフやウエーターには欧米人のスタッフもおり、女性は「外国人がつくる本場の欧州料理という感じで、昼はおいしいコーヒーとサンドイッチ、夜は本格ディナーが楽しめた」と言う。金曜と土曜は朝も開店していた。

 女性は時々週末に訪れていた。「昼も夜もにぎわっていて、大体他に1組は日本人グループの姿を見かけた」と話す。客層は外国人が中心で、現地で暮らす駐在員や観光客が多く、バングラデシュ人の富裕層の姿も見た。

 外交官らしき人の姿もよく見た。先月25日夜に訪れた際はほぼ満席で、欧米人の他、中国人、韓国人などでにぎわっていたという。

 一方で女性は「昨年末、このエリア内で外国人が殺害される事件があり、警備は強化されていた」と話す。レストランの門の前にも常時、警備員1人がいたという。

 事件が起きたのはラマダン(イスラム教の断食月)最後の金曜日の夜。女性は「この時は、現地の人の多くがモスクや自宅で祈りをしていて、飲食店が並ぶこの通りに来るバングラデシュ人は少なく、いつもより外国人が多くなる。そういう時が狙われたのかなと思った」と不安がっていた。

262チバQ:2016/07/05(火) 23:19:34
スーフィズムスレのほうが良いんですかねえ
http://mainichi.jp/articles/20160706/k00/00m/030/112000c
バングラテロ
大学が過激派の「温床」 勧誘役の存在

毎日新聞2016年7月5日 21時32分(最終更新 7月5日 22時12分)
 日本人7人が犠牲となったバングラデシュ・ダッカで起きた人質テロ事件。実行犯の多くは裕福な家庭で育っていた。なぜ、比較的恵まれた若者たちが過激思想に染まったのか。背景を探ると、ネット上で拡散する「聖戦」の訴えに感化されやすい若者の姿やダッカの大学が過激派の「温床」となっていた可能性が見えてきた。【ダッカ金子淳、クアラルンプール平野光芳】

 実行犯らはインターネットのソーシャルメディアで過激派組織「イスラム国」(IS)への関心を強め、ネットを通じて過激思想に染まっていった可能性が出ている。

 リーダー役のニブラス・イスラム容疑者は短文投稿サイト「ツイッター」で、過激なイスラム教指導者やISのリクルーター(勧誘役)とされる人物を14年からフォロー。少なくとも2年前にはISへの関心を示していた。

 その一人はロンドンを拠点に宗教活動をしていた著名なイスラム教指導者アンジェム・チャウダリー被告で、ISへの支援を呼びかけたとして昨年8月、英警察に反テロ法違反の疑いで逮捕された。

 もう一人は「シャミ・ウィットネス」の名前で登録していたインド人のメディ・ビスワス被告。ビスワス被告はツイッターを通じてISの宣伝活動をしており、テロをあおったとして14年12月にインド警察に逮捕された。

 ほかにも、実行犯の一人、ロハン・イムティアズ容疑者も昨年、過激な発言で知られるインド人のイスラム聖職者、ザキール・ナイク師の「すべてのイスラム教徒はテロリストになれ」との発言を会員制交流サイト「フェイスブック」上で広めていた。

 イスラム過激思想は以前から、こうした若者が集まる場所に浸透していたようだ。

 イスラム容疑者が通っていたダッカ市内の有名私立大学は、以前から過激派の温床になっていた可能性がある。地元メディアによると、2012年に米ニューヨークの銀行を爆破しようとして元学生が逮捕された。13年には、バングラ国内で無神論を表明していたブログで著名だった人物が刺殺された事件で、学生のグループ数人が逮捕されていた。容疑者の若者らはいずれも武装組織に所属したり、過激思想に染まったりしていたとされる。

 過去には、この大学を含む計2大学で、バングラのイスラム過激派「ジャマトル・ムジャヒデヒン・バングラデシュ」(JMB)と関わりを持つ学生2人が、同グループの新たなメンバーを大学で勧誘したとして逮捕されている。

 物質的にも不自由のない彼らが行き着いた先は、命を軽んじる極端な思想と行動だった。

 人質だったレストランの男性従業員は「容疑者たちが死を望んでいるのは明らかだった」と米紙ニューヨーク・タイムズに証言した。同紙によると、夜が明け、治安当局が店を包囲すると、容疑者の一人が横たわる人質の遺体を指さしながら、「俺たちにも同じことが起こるんだ」と穏やかに語った。

 午前7時半、治安当局が救出作戦を開始。容疑者の一人は「俺たちは行くよ。天国で会おう」と従業員に告げ、治安当局が待ち構える屋外に出て行った。

 豊かで最先端の暮らしの中に、過激思想の魔手が潜む「落とし穴」があったのか。カーン内相はこう肩を落とした。「テロが(若者たちの)ファッションになってしまった」

  ◇
 イスラム容疑者は12年、ダッカの私立大学からマレーシアの大学に留学したことが分かっている。イムティアズ容疑者も同じ大学に留学していた。イスラム容疑者の知人によると、同容疑者は14年後半に失恋したことをきっかけに過激思想に染まっていったとみられ、帰国後の彼は様子が一変していたという。

263とはずがたり:2016/07/12(火) 12:35:10

中国軍がインド北東部に侵入 領有権主張、日米との連携強化に反発か
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/160615/wor16061519190023-n1.html?obtp_src=www.iza.ne.jp
2016.6.15 19:19

 【ニューデリー=岩田智雄】インドと中国が領有権を争い、インドの実効支配下にある印北東部アルナチャルプラデシュ州に今月9日、中国人民解放軍が侵入していたことが分かった。印国防省当局者が15日、産経新聞に明らかにした。中国は、インドが日米両国と安全保障で連携を強めていることに反発し、軍事的圧力をかけた可能性がある。

 中国兵約250人は、州西部の東カメン地区に侵入し、約3時間滞在した。中国兵は3月にも、中印とパキスタンが領有権を主張するカシミール地方でインドの実効支配地域に侵入し、インド軍とにらみ合いになっていた。アルナチャルプラデシュ州への侵入は、最近約3年間、ほとんど確認されていなかったという。

 9日は、中国海軍が艦船を尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域で航行させた時期と重なる。インドは10日から日本近海で、日米とともに海上共同訓練「マラバール」に参加していた。訓練は米印が実施してきたが、昨年、日本の恒常的参加が決まっていた。

 インドは、今月6〜8日のモディ首相の訪米では、中国が軍事拠点化を進める南シナ海に言及せず、中国に配慮を示していた。

264チバQ:2016/07/23(土) 13:42:43
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016072100780&g=int
元首相の息子に禁錮7年=資金洗浄罪、野党は「弾圧」批判-バングラ
【ニューデリー時事】バングラデシュの高等裁判所は21日、ジア元首相の息子で資金洗浄の罪に問われたタリク・ラーマン被告の裁判で、被告欠席のまま禁錮7年と罰金2億タカ(約2億7000万円)の実刑判決を下した。同被告はジア氏の後継者と目され、野党・民族主義党(BNP)の幹部を務めている。
 司法当局によると、ラーマン被告の知人は発電所建設事業に絡み、業者から不正に受け取った金をシンガポールの銀行口座に送金。同被告が2003年から07年にかけ、複数回にわたって金を引き出し、2億タカの資金を洗浄したとされる。
 汚職防止委員会が09年にラーマン被告らを告訴。地方裁判所は13年、同被告に無罪判決を下したが、今回の高裁判決で逆転有罪となった。
 ラーマン被告はロンドンに事実上の亡命中。高裁は同被告に出頭を命じるとともに、今後の政治活動を禁止した。BNP幹部は「政権の意向をくみ、野党弾圧を目的とした判決だ」と批判した。
 1991年に民主化したバングラデシュでは、ハシナ首相とジア前首相がほぼ交互に政権を担い、政権を取るたびに互いを弾圧している。(2016/07/21-19:49)

265とはずがたり:2016/07/30(土) 15:20:35

失速した中国に代わってインドが先進国型経済に移行出来れば,資本主義vs社会主義かは兎も角,少なくとも民主主義vs共産(党独裁)主義で再び民主主義が勝てると云う事になる。
併しインドもまた随分カオスが国だからこのまますんなり離陸出来るとも思えないがどうだろうか?

また藤さんは金融部門の不良債権処理の先送りをしろと云ってる様にも見えるが,日本は先送りして失敗したのではないか?中国も漸進して巧く云ってないのではないか?膿を出し切った方が良いのでは?

世界で最も石油をがぶ飲みする国になっていくインド原油価格を左右する国に?
イランもロシアもインドに輸出攻勢
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/2155-2157
2016.05.19(木) 藤 和彦

>「インドが世界の原油市場の成長エンジンという地位を中国から引き継ぎつつある」

>インドの2015年の経済成長率は7.3%と中国の成長率を上回り、今年の成長率についても世界銀行は7.5%と予測している。「高成長を続けるインドは原油価格の下落で恩恵を受けており、高成長を続けることによりますます原油需要が増大する」という見方が一般的である。

>4月8日付ブルームバーグは「インドの原油需要は1990年代後半の中国と似た形で拡大する可能性がある。当時の中国の原油需要は現在のインドの原油需要とほぼ同水準だった」と指摘する。

>1999年当時の中国の経済規模は現在の10分の1未満だったが、その後の17年間で経済規模は世界第7位から第2位に浮上し、自動車販売の急増で原油需要もその間約3倍に拡大した。今年は米国を抜いて世界最大の原油輸入国になろうとしている。

>2015年7月の国連の予測によれば、インドは2022年までに中国を抜き世界最大の人口大国になる。膨大な原油需要が発生すると見込まれるが、アキレス腱はないのだろうか。

>インドは中国以上に外資依存で成長を続けている。ここに来て銀行セクターの脆弱性が改めて浮き彫りになっているのが気がかりである。
>?5月12日付ロイターは「インドの不良債権問題は水面下で急増しており、1700億ドル(ニュージーランドの経済規模)を上回る」と報じた。インド準備銀行(中央銀行に当たる)のラジャン総裁が繰り返し警告してきたことである。

>米格付け会社大手フィッチの関連会社に試算によれば、インドの銀行融資の20%に相当する約1950億ドルが既に回収困難な状況にある。インド政府は2016年2月経営不振に陥った国営銀行に対し340億ドルの追加資金を投入するなど、国内の信用不安への対応に追われている。

>ラジャン総裁はあくまで「来年3月まですべての不良債権を開示し、引き当てを行うべし」と「抜本的な外科手術」を主張している。

>中国経済が大躍進を遂げた期間を振り返ると、2008年にリーマンショックが起きるまでは、世界経済はインフレなき経済成長を達成する理想的な景気状態だったとされていた(その正体は巨大なバブル経済に過ぎなかったことが判明したが・・・)。このような状況下で「荒療治」を行い、頼みの綱である外資が大量に流出するような事態は生じないのだろうか。

>ラジャン氏の主張は正論だが、インドを取り巻く世界情勢次第では経済自体に深刻なダメージを与える「劇薬」にもなりかねない。そうなれば「インドが第2の中国になる」との見通しは露と消えるであろう。

266チバQ:2016/08/03(水) 23:17:49
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300892&g=int
ダハル氏、首相返り咲き=毛派の短命政権か-ネパール

3日、ネパールの首都カトマンズで、新首相に選出され支持者に手を振るプスパ・カマル・ダハル氏(AFP=時事)
 【ニューデリー時事】ネパール議会は3日、オリ首相の辞任を受けて首相選挙を行い、共産党毛沢東主義派(毛派)のプスパ・カマル・ダハル書記長(61)を選出した。反政府武力闘争を率いたダハル氏が首相に就くのは、2008年に次いで2回目。
 オリ前首相は野党連合が不信任決議案を議会に提出したことを受け、7月下旬に辞任を表明した。ダハル氏は、毛派のほか第1党ネパール会議派が後押し。他に候補は出ず、過半数の票を獲得した。
 首相選出後、ダハル氏は「全政党をまとめ、国家の安定に向けて最善を尽くす」と決意を表明した。ただ、会議派との間には9カ月後に政権を譲る約束があるとされ、政権は短命に終わるとみられる。(2016/08/03-20:39)

267チバQ:2016/08/04(木) 20:48:51
http://www.sankei.com/world/news/160803/wor1608030046-n1.html
2016.8.3 20:21更新


ネパール新首相に毛沢東主義派のダハル氏 中印外交に変化


 【ニューデリー=岩田智雄】ネパール議会は3日、議会第3党、ネパール共産党毛沢東主義派のダハル(別名プラチャンダ)書記長を新首相に選んだ。首相就任は2回目。第2党、統一共産党のオリ議長が先月、毛派の連立離脱で首相辞任に追い込まれていた。

 オリ氏は、昨年10月に首相に就任したが、内戦時の戦争犯罪の扱いなどをめぐり毛派が不満を表明し、連立を解消していた。オリ氏は、新憲法に反発する親インド住民によるインドとの国境封鎖への対応で中国に接近していたものの、新政権では、インドとの関係が深い第1党のネパール会議派が連立与党に復帰。近隣国外交の振り子がインド側にやや戻りそうだ。

268チバQ:2016/08/21(日) 22:33:57
http://www.sankei.com/world/news/160821/wor1608210026-n1.html
2016.8.21 20:51

カシミール混乱、死者60人超す 独立過激派の指導者殺害から1カ月半…外出禁止令、携帯使用制限も

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デモ隊と治安部隊の衝突から一夜明け、町をパトロールする治安部隊員=21日、スリナガル(ロイター)
デモ隊と治安部隊の衝突から一夜明け、町をパトロールする治安部隊員=21日、スリナガル(ロイター)

 【ニューデリー=岩田智雄】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域で、分離・独立派の指導者が治安部隊に殺害されたことに反発する市民と治安部隊の衝突による混乱が長期化している。PTI通信などによれば、21日までの約1カ月半で市民や警官を含む64人が死亡し、数千人が負傷した。抗議行動を抑え込むためのインド政府による外出禁止令や携帯電話の使用制限が続き、市民生活は大きな影響を受けている。

 混乱の発端は、7月8日に分離・独立派イスラム過激組織ヒズブル・ムジャヒディンの若手指導者ブルハン・ワニ幹部が治安部隊に殺害された事件だ。ワニ幹部はインターネット上にインド支配を批判する写真や画像を載せ、若年層から大きな支持を受けていたため、治安部隊への反発が拡大した。ワニ幹部の葬儀には約5万人が集まったとされ、治安部隊への投石などが相次ぐようになった。

 インド支配地域である印ジャム・カシミール州の州都スリナガルなどでは21日も外出禁止令が続き、商店やガソリンスタンドは閉鎖されたままだ。市民の移動も制限されている。携帯電話は20日に一部の通話が回復したが、インターネット通信が遮断されている。

 カシミール地方ではイスラム教徒が多数派を占め、分離・独立派市民と、治安部隊との衝突に加え、過激組織によるテロがこれまでも頻発してきた。インドはパキスタンをテロを支援していると非難している。

 一方、パキスタン政府は、混乱を「インド政府による露骨な人権侵害」(外務省報道官)と非難。国連安全保障理事会の決議に基づき、カシミール地方の帰属を住民投票で決めるべきだとする従来の主張を強調して、領有権争いを有利に進めようとしている。

269とはずがたり:2016/09/10(土) 23:57:03
インドが超音速巡航ミサイルを中印国境に配備へ 中国は「深刻な脅威」と猛反発だが…
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/160903/wor16090312330016-n1.html
2016.9.3 12:33
【国際情勢分析】

 インドと中国が領有権を争いインドが実効支配している印北東部アルナチャルプラデシュ州に、インド政府が超音速巡航ミサイル「ブラモス」(射程約290キロ)を初めて配備することを決め、中国が猛反発している。両国関係は最近、核関連物質・技術の輸出を管理する原子力供給国グループ(NSG)へのインドの参加に中国が反対したことなどにより、ぎくしゃくした状態が続いており、安全保障をめぐっても険悪な空気に包まれ始めている。

 ブラモスは、インドとロシアが共同開発し、陸軍と海軍の一部には、すでに配備されている。インド・メディアによれば、印政府は8月はじめ、430億ルピー(約650億円)をかけてブラモスを配備した新たな連隊を立ち上げ、山岳地帯での戦闘のために、アルナチャルプラデシュ州に展開することを決めた。

 中国は早速、これに反発した。中国人民解放軍の機関紙、解放軍報は「国境付近での超音速巡航ミサイルの配備は、自衛のための必要性を超えており、中国のチベット自治区や雲南省への深刻な脅威となる」と指摘するとともに、「ブラモスの配備は、中印両国関係に競争と対立を増加させ、地域の安定に悪い影響をもたらす」とインドの決定を批判した。

 ただ、インドは昨年来、中国との関係を悪化させないよう腐心してきた経緯がある。

 ナレンドラ・モディ首相今年6月の訪米で、米印両国の共同文書に「南シナ海」への言及を避けた。中国による南シナ海の軍事拠点化にクギを刺す「航行と上空飛行の自由の確保」の文言を使ったものの、具体的な地域を明示しなかったのだ。

 2014年9月と昨年1月のオバマ氏との首脳会談では、南シナ海情勢への「懸念」などが明確に表明されており、中国批判はトーンダウンしたといえる。

 これに加え、今年3月には、インド政府が中国の反体制活動家3人に対する査証をいったん発行しながら、訪印直前にこれを取り消していたことが明らかになった。中国の抗議を受けた措置とみられている。

 では、なぜ対中姿勢が変化したのか。それは、中国側からインドが期待する譲歩を引き出せていないことが理由といえそうだ。

 今年4月、インドはパキスタンに拠点を置くイスラム過激派指導者を国連の制裁リストに載せようとして、パキスタンと蜜月関係にある中国に阻止された。

 6月には、NSGの総会で、インドの加入問題が議論されたが、中国の反対で合意が得られず、結論は先送りされた。

 インド外務省のスワループ報道官は、NSG総会について「手続き上の障害が、1つの国によってしつこく提起されたものの、3時間の議論が昨夜、行われた」との見解を発表し、名指しを避けながらも、インドの加入に反対した中国を批判した。

 7月には、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の裁定について、インド政府は「すべての関係国に対し、仲裁裁判所への最大限の敬意を示すよう求める」との声明を発表し、名指しを避けながら中国に裁定を受け入れるよう促した。

 また、インドに駐在する中国国営新華社通信の記者3人が、査証の延長をインド政府に拒否された。

 8月に入ると、インドの対中姿勢はさらに硬化した。30日、ニューデリーで米政府と「米インド戦略・商業対話」を行い、31日に発表した共同声明で、中国が軍事拠点化を進める南シナ海への言及を復活させ、航行と上空飛行の自由の維持の重要性を改めて強調した。中国は、米印両国の接近に、大いに神経を逆なでされたはずだ。

 一方、元インド軍高官は、産経新聞の取材に「ブラモスの配備は軍の近代化の一環であり、中国が懸念すべきものではない。反発は、NSGや南シナ海、チベットなどの問題が顕在化する中での中国の政治宣伝に過ぎない」と中国の反発を突き放している。(ニューデリー支局 岩田智雄)

270とはずがたり:2016/09/12(月) 15:27:14
2015年10月08日
元インド大使が語る中国との決定的な違い「20年後の想像がつくかつかないか」
榎泰邦氏「日本は『好きな国』だが、まだ互いに『疎遠な国』」
http://newswitch.jp/p/2277

榎泰邦氏

 ―中国の次はインドだと言われます。最大の要因は何ですか。
 「安定性ではないだろうか。中国の20年後は分からない。しかしインドなら、ある程度は想像がつく。5年ごとに総選挙があり、円滑な政権交代をしっかりした官僚が支えてきた歴史がある」

 「カントリーリスクの最大のものが政治だ。インドの安定要因のひとつは英国の伝統を引く官僚制度。(高等文官制度に似た)『IAS』が社会的に高い尊敬を得ている。また軍はシビリアンコントロールが効いていて、クーデターを起こしたことがない」

 ―中国とは国民性も違いますね。
 「中国になくてインドにあるのは宗教の基盤だ。貧困は政治のせいではなく、前世の因縁だと考える。これが社会のスタビライザー(安定装置)として機能している」

 「一方でインドの現代史をみると、2ケタ成長をした政権は必ず次の選挙で負ける。急成長で貧富の格差のひずみが出るからだ。大多数の貧困層が票を持っているから、そうした人のいる農村を大事にすることが政権にとって欠かせない」

 ―対日感情はどうでしょう。
 「(インドからミャンマーにかけての)アラカン山脈を越えると自己主張の文化圏に入るといわれる。同じアジア人でも顔つきが違う。日本人はここで戸惑うが、それと相手が自分をどう見ているかは別だ」

 「現地で如実に分かることは、負の歴史がないことだ。日露戦争の勝利に対する高い評価。第2次大戦を機に、日本のおかげで独立できたという思いもある。さらに皮膚感覚として、彼らは仏教をヒンドゥー教の一派のように感じている。“分家”である日本が、経済発展でよく頑張ったな、という感じだ」

 「だからイメージ先行で、日本は『好きな国』といわれる。実際のインド人は留学する先も英米であり、まだ十分に日本を知らない。互いに疎遠な国であり、相互理解を進めるのはこれからだろう」

 ―現地進出する企業が注意すべきことは。
 「東南アジア諸国連合(ASEAN)の延長線上で見るな、ということだろう。タイからインドに出張し、バンコクのにぎわいと比べたらインドが小さく見えてしまう。国内総生産でASEANに匹敵する規模の、自己完結的な市場としてとらえるべきだ」

271とはずがたり:2016/09/12(月) 15:27:29
>>270-271

 「そうしたアプローチで成功しているのが韓国のサムスンやLGだ。日本勢ではスズキの成功が、同じモデルだ。インドは広大で地域性も強いから、さまざまな手段で全国区のブランドを確立しないとダメだ。広告や展示会を積極化したり、トップがたびたび訪問したりするなど手間を惜しんではならない」

 『決断できる政治』に期待。試金石は物品・サービス税の全国一本化

 ―昨年発足したナレンドラ・モディ政権をどうみますか。
 「何より『決断できる政治』が期待されている。前政権の後半は改革が遅れて、国民もうんざりした感がある。貧困にあえぐ層は新たな成長の夢を見たいと思っている」

 「モディ首相は、グジャラート州の首相時代に成長路線を実現した。グジャラートは電力の輸出州であり、高速道路も発達している。それをモデルに、全国的な投資優遇策やインフラ整備、行政の迅速な対応を進めるという姿勢を示している。いずれも日本企業がこれまで最も悩まされてきたことだ」

 ―州政府の自治権が強く、許認可や広域物流が難しいことはインドの欠点ですね。
 「試金石は物品・サービス税(GST)の全国一本化だろう。それが実現すれば、さまざまな変化が起きる。ただ、時間はかかるかもしれない」

 ―日本が支援を表明している『デリー・ムンバイ間産業大動脈構想』の評価は。
 「時間はかかっているが、着実に進んできたなという印象だ。最初の提案は、いかにも経済産業省らしくアイデア先行に過ぎたきらいがあった。しかし、それまで東側のチェンナイやベンガルールばかり見ていた日本企業が、西側のグジャラートに目を向けるきっかけになった。日本からの投資が、ようやく出てきたなと思う」

 【記者の目/東南アと異なる距離感を認識】
 幾度か出張の経験があるが、そのたびにインドは欧米より遠い国ではないかと感じる。榎さんは、それをあえて否定しない。「大使をやめて7年以上たつ私が、いまだにアドバイスを求められるぐらいインドは知られていない国」という。東南アジアとは異なる距離感を認識することが、インドを正しく知る第一歩になるのだろう。
 (聞き手=加藤正史)
日刊工業新聞2015年10月01日/08日国際面

272チバQ:2016/09/13(火) 21:34:23
http://www.sankei.com/world/news/160913/wor1609130018-n1.html
2016.9.13 08:12

印IT都市のバンガロールでデモ拡大、1人死亡 水配分めぐる住民の不満が噴出

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放火されたトラックを背景に自撮りをする人たち=12日、インド・バンガロール(AP)
放火されたトラックを背景に自撮りをする人たち=12日、インド・バンガロール(AP)

 インドのIT都市として知られる南部カルナタカ州バンガロール(ベンガルール)で、隣接タミルナド州との水配分を巡る住民のデモが12日拡大し、地元紙によると、警察の鎮圧でデモ隊の1人が死亡、数人が負傷した。

 バンガロールや周辺には邦人約1200人が在住している。日本の在バンガロールの領事事務所によると、日本時間13日未明現在、邦人被害は確認されていない。

 インド最高裁が9月5日、カルナタカ州に対し、主要河川コーベリー川の水配分を下流のタミルナド州に拡大するように指示した。不満を持った住民が街頭に繰り出し、タミルナド州の民族タミル人のトラックを襲うなどした。バス20台以上が放火され、都市鉄道(メトロ)は運行を停止。一部地域では外出禁止の措置もとられたという。(共同)

273とはずがたり:2016/09/17(土) 14:16:14

インドの電車が「ドア開けっ放し」で走るワケ 事故死が毎日起こる国に日本流は通用しない
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-133654.html?page=1
09月02日 06:00東洋経済オンライン

インド最大の都市ムンバイには、インド国鉄のセントラル・レイルウェイとウェスタン・レイルウェイがそれぞれ複々線の線路で近郊電車を運行、通勤輸送の大動脈となっている。広軌1676mmの線路を走る電車の車体幅は約3.6メートル、日本の新幹線より約200mm広く、12両編成の電車が線路別に各駅停車と急行として運行され、朝夕のラッシュ時にはそれぞれ4?5分間隔でやって来る。住宅事情が悪く家賃が高いムンバイでは、この電車で1時間以上かけて遠距離通勤する人も少なくない。

転落事故は乗客の自己責任
冒頭の写真をご覧になって、日本の電車とは決定的に違うことがおわかりいただけるだろう。ムンバイの近郊電車はドアが開けっ放し、多くの乗客が戸口から身を乗り出しているが、転落事故は乗客の自己責任である。

日本でも30年くらい前までは、機関車牽引の客車の一部はドアが手動の開き戸であったが、このように混雑する電車は自動ドアであることが常識である。安全に対する日本の物差しで測れば、これは許容しがたい危険な状況であるが、インドの物差しで測れば許容範囲ということである。

インドでもメトロ(地上区間が大半で地下鉄と呼ぶのは相応しくない)の電車は自動ドアで、それを国鉄の近郊電車に適用することは可能である。しかし、メトロとはケタ違いに多くの乗客をさばく近郊電車(運賃はメトロより1ケタ安い)を自動ドアにして、日本と同様にすべてのドアが閉まらないと発車できないようにすると、停車時間が延びて定時運転ができなくなる。ムンバイの近郊電車は見切り発車(戸口にしがみ付く自信の無い人は乗車をあきらめる)により定時運転を確保しているのである。

しかし転落事故は毎日発生しており、線路横断なども含めてムンバイ地区の鉄道事故死者数は1日7?8人に達する。もちろんこの状況を放置すべきではないが、過大な輸送需要をこなすため、安全対策が後手に回っているのが現状といえる。

乗客もドアを閉めることにより電車が遅れ、通勤時間が延びるような状況は望んでいない。昨年7月ウェスタン・レイルウェイに新型電車が登場、この1年で半数以上が新型に置き換わったが、相変わらずドアは開けっ放しで空調も付いていない。

混雑した状況の中で自動ドアを使いこなすという意味では、日本が世界一のノウハウを持っていると思う。しかし、それをインドに適用する場合に注意すべき点は、女性の衣服から垂れ下がる長い布である。日本の自動ドアに使用されている戸閉スイッチ(隙間により戸ばさみを検知する機械的なスイッチ)では、この布をはさんだことは検知できない。発車の際に布がドアにはさまれたままホームに取り残された場合、重大事故に結び付く可能性がある。ドアが開けっ放しなら戸ばさみ事故は発生しない。

線路が冠水しても運転を継続
筆者は昨年7月からメトロの鉄道車両コンサルタントとしてムンバイに住んでいる。6?9月のムンバイは雨季、降雨はこの4カ月間に集中する。朝から大雨が降り続いた今年8月某日の正午過ぎ、職場の一斉メールで13時半の満潮(しかも大潮)を避けて早めに帰宅するよう“早期帰宅勧告”が出た。

今がチャンスと退勤して線路冠水を撮影した。場所はセントラル・レイルウェイのサイオン駅前にある跨線道路橋と駅構内。雨季に入る前に浸水しやすい場所として下見をすませていた。

274とはずがたり:2016/09/17(土) 14:16:31
>>273-274
急行線、各駅停車の緩行線とも、いずれもレール面上10cmくらい冠水しているが、電車は徐行運転で走り続けている。急行は若干間引いているが、各駅停車は遅れているものの通常の運転間隔でやってくる。

「日本の鉄道技術は世界一」と手放しで言う人がいるが、日本の電車はこの洪水の中を走れるだろうか。日本の電車が走れないなら、なぜダメなのか、走るためには何が必要なのか、信号システムなども含めて提案できなければ、日本の鉄道技術(者)は世界一とはいえない。

筆者が車両屋の目で近郊電車を観察すると、インドの電車の洪水対策が見えてくる。まず日本では床下にある制御装置が床上に搭載されている。パンタグラフの下は機器室になっており、客室スペースを犠牲にしても必要な対策なのだろう。またモーターが車輪を駆動する方式は、古い吊り掛け式(日本の昔の茶色い国電が採用していた方式)にこだわるのも洪水と関係ありそうだ。歯車箱に水が入った場合、ギヤオイルが乳化して潤滑が損なわれるが、吊り掛け式のギヤコンパウンド(グリース)なら耐水性がある。

線路が冠水しても運転を継続できるかどうかは、信号システムも関係してくる。日本で一般的な軌道回路は、左右のレールを車輪と車軸が電気的に短絡して列車の存在を検知するが、レールが冠水した場合は誤動作する可能性がある。信号が赤になる側に誤動作するので、フェイルセーフの思想には則っているが、運転は継続できなくなる。インドで一般的なのはアクスルカウンター、ある区間に入った車軸と出た車軸の数を比較して列車の存在を検知する方法で、軌道回路よりは洪水に強い。

鉄道は土着の交通機関である。自動車や飛行機は基本設計を大幅に変更せずに外国に適応させることができるが、鉄道車両はどのような地域を走るかによって設計は根本から変わってくる。

「日本の鉄道技術は世界一ですか?」と質問されたとき、筆者は「世界一の要素技術をたくさん持っています」と答えることにしている。日本でうまくいっているからといって、その技術をそのまま外国に持ち込んでうまくいくとは限らないからだ。

日本の技術のカスタマイズが鍵
近年、日本の鉄道システムを丸ごと輸出しようという動きがある。それで成功すれば大いにけっこうだが、そのやり方が通用するのは地球上にほんの数カ所しかないだろう。システム一括輸出というやり方は日本の鉄道が進むべき王道ではないと考える。日本の技術を現地に合わせて、いかにカスタマイズできるか、現地や他国の技術と融合させて如何にシステムを構築できるか、そこに成功への鍵があると思う。

インド人へのプレゼンの場で、「日本はこの方法で成功しています」などと説明しても、彼らは聞く耳を持たない。なぜ成功したかの論理的・定量的な説明、インド国内の法規や国際規格との整合性についての説明が求められる。そして最低限インドの前例、できれば諸外国の例と比較しながら、インドの物差しで日本優位であることを論破しないかぎり、インド人は首を斜め横(OKの意思表示)に振ることはない。

ムンバイ?アーメダバード間の高速鉄道プロジェクトが円借款のSTEP案件(本邦技術活用条件)で成立したが、新幹線システムがそのまま採用されるような誤解を与える報道がある。インドが外国の鉄道システムを丸ごと採用することなど絶対にありえない。実務担当者はタフな交渉の最中だと思うが、聞き取りにくい英語で延々と持論を展開し、他人の話の途中に割って入るインド人に負けないよう、ご健闘をお祈りする。

275名無しさん:2016/10/09(日) 22:42:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161007-00000046-jij_afp-int
インドの教員、カースト下層の男性を「斬首」 警察当局
AFP=時事 10月7日(金)21時55分配信

【AFP=時事】インド北部ウッタラカンド(Uttarakhand)州で、身分制度カーストの最下層ダリット(Dalit)の男性が製粉機を使ったことに腹を立てた教員が、口論の末、ダリットの男性を斬首した。警察当局が7日、述べた。インドではダリットの人たちへの攻撃が後を絶たない。

 PTI通信(Press Trust of India)によると、容疑者の教員は、ダリットのソハン・ラムさん(35)が製粉機を使ったことに腹を立て、製粉機を「不浄」にしたと非難したという。

 インドでは「不可触民」という考えが違法化されているものの、今でも一部のヒンズー教徒は、下層カーストの人との接触が不浄をもたらすと信じている。

 警察本部長のスクビル・シン(Sukhbir Singh)氏はAFPに「ソハン・ラムさんは製粉機を使ったことによりののしられ、それに抗議したところ、鎌で襲われた」と語り、「容疑者を逮捕した」と述べた。

 インドに深く根付いた社会階層の中で、かつて「不可触民」と呼ばれたダリットは、今も単純労働を担わされていることが多い。

 ダリットの人々は人口の16.6%、約2億人いるが、カーストによる差別が禁止されてから60年が過ぎた今でも迫害は続いている。【翻訳編集】 AFPBB News

276とはずがたり:2016/10/23(日) 18:22:59

2016.08.19
インド、間接税改正法案が成立 歴史的税制改革へ前進
http://www.eytax-insights.jp/article/news-20160819/?utm_source=insights&utm_medium=link&utm_term=india&utm_campaign=OB160819_002

 インドは、経済成長の足かせとなっている複雑な間接税の改革に向けて前進した。インド議会下院(ロック・サバー)は8月8日、制度改正に必要な憲法改正案を全会一致で可決した。8月3日の上院(ラージャ・サバー)可決に続くもので、これにより法案は国会で成立したことになる。今後、州議会の過半数の賛成が必要だが、これは単に形式的なもので問題なく実現すると思われる。

 改正が実現すればインド独立後、最も歴史的な税制改革になると言われている。現行の間接税制は税率を含め州ごとに異なっており、その複雑な制度が経済成長の阻害要因として指摘されてきた。これを「物品サービス税(GST=goods and services tax)」に統一することにより排除し、13億人市場の活性化につなげたい考えだ。

 GST導入をシン前政権が表明したのは、10年以上も前の2005年。その後、紆余曲折を経て昨年議会下院は一旦可決したが、当時与党が少数派だったため上院で可決できず、導入が遅れていた。今年6月になって上院の構成が大きく変わったことにより、ようやく成立にこぎつけた。

 インド政府は、GSTを2017年4月から実施すると発表している。憲法改正案の成立でGST制度導入への大きなハードルがクリアされたが、まだ課題は山積している。GST税率の決定権限は中央政府と州政府それぞれに与えられており、難しい調整が予想される。また、実施に当たって法令の作成に加え、税務当局はITのインフラやシステム(GSTネットワークなど)を構築する必要がある。

 インドで事業を展開する企業も周到な準備が必要だ。変更が広範囲に及び、特にサプライチェーン、価格設定、運転資本、ITシステム等は直接的、間接的な影響を受けることが予想される。特筆すべきは、インドのGSTは他国の制度と異なり、企業側に高いレベルのIT体制を要求し、この分野での準備も欠かせない。

278とはずがたり:2016/10/31(月) 19:04:53
2011年09月12日 11時20分 更新
世界の再生可能エネルギー(2):
インドが狙う太陽光発電、ゼロからコスト重視で立ち上げる
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/2416-2419

2016年09月30日 13時00分 更新
太陽光:
インドが秘めた力、短期間に最大規模の太陽光
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/2412-2413

279とはずがたり:2016/11/05(土) 13:49:13
>>44>>55>>100>>217
インド電力の専門家に訊いたところ風力発電にネガティブだった。大規模水力ももう無理でしょうとの事。
中国産の石炭火発等を導入しているけど,電力の絶対量が足りずに停電してるから風力や太陽光は系統を不安定にして余計に停電を増やすと云う見解の様だった。

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/2416-2419
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/2429
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/2437-2438

■石炭
インドは石炭大国だ。固体燃料68%の大半を石炭が占める。石炭の埋蔵量、産出量とも2009年時点で世界第3位であるにもかかわらず石炭輸入国でもあり、輸入量は世界第4位である。

従来主力の石炭火力は大気汚染物質や温暖化ガスの排出量も多い。しかも、インドで採掘される石炭は一般的に質が悪くて発電に適さない。

■電力供給
 インドの電力の課題は2つある。総発電量が不足していることと、系統が十分に発達していないことだ。

都市部の世帯電化率は9割だが、地方部(村落)は4割にとどまっていた。

 インド政府は2005年4月、「Rajiv Gandhi Gramin Vidyutikaran Yojana(RGGVY)」という電化計画を立案、2009年までに全ての村落を電化し、全世帯が電力にアクセスできる設備を整備、貧困層には無償で世帯電化を行うという3つの方針を掲げた。

計画の骨子は、2020年までに20GW、2050年までに200GWという累計導入量だ。初期段階として、2012年までにインド政府が公共施設に100MWの太陽光発電システムを導入することになっている。

■太陽光発電
 2009年の太陽光発電システムの導入量は30MW。これでは間に合わない。

 インド政府の動きは速かった。2009年10月、中央電力規制委員会(CERC)が再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT:Feed-In Tariff)を発表。水力や風力を含む全再生可能エネルギーを対象とした。インドの制度はFITと太陽光発電システム購入時の補助金を組み合わせた形になっている。買い取り期間は、太陽光発電の場合25年、出力3MW以下の小規模水力は35年である。

2008年の計画を修正した政策も打ち出した。累計量が20GWに達する期限を2年遅らせて第13次5カ年計画(2017-2022年)と合わせた他、2022年までを3つのフェーズ(2010-2013年、2013-2017年、2017-2022年)に区分して、3種類の太陽光発電の方式ごとに目標を定めた。3種類の方式とは、集光型太陽光発電と系統独立型(無電化地区などに設置)、系統に連携した住宅の屋根置き型とメガソーラーである。

太陽光パネルの価格下落でインドの太陽光発電のコストは石炭火力と同水準。政府は2022年までに太陽光の発電能力を風力を抜く1億キロワット=100GWにする計画だ。(100GWなの20GWなのどっちだ?)

■風力発電
風力発電は2000年前後から米国、ドイツ、スペイン、デンマークの4カ国がリードしてきました。
2005年からはそれに加え、EU諸国も追随、またこの頃から経済発展に応じて急速に電力需要が増加した中国とインドでも導入量が増えていきます。日本は2015年時点では世界第18位にまで後退しています。

インド政府は電力インフラの整備で風力を積極的に導入、発電能力は世界4位の規模になった。地場のスズロン・エナジーに加え、スペインのガメサやデンマークのヴェスタスなど外資勢も続々と進出。2030年には中国、米国に次ぐ世界3位の市場に躍り出る可能性もある。成長市場を巡る攻防が激しくなる。

 「南部や北西部などで風況が安定している」(インド風力エネルギー協会のスブラマニアン会長)。

国際エネルギー機関(IEA)の推計では30年までに発電能力は1億キロワット程度に拡大。その時点でドイツを抜いて世界3位の規模になる公算が大きい。総発電能力に占める風力の割合も14年の8%から40年には13%に高まる。

281とはずがたり:2016/11/09(水) 08:55:10
インドはやらなきゃ行けない事が沢山ありすぎて大変だ・・。

インド首相「高額紙幣、4時間後に無効」 混乱は必至
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJC90FWQJC8UHBI03W.html
02:00朝日新聞

 インドのモディ首相は8日夜、テレビ演説し、高額紙幣の1千ルピー(約1600円)札と500ルピー(約800円)札を演説の約4時間後から無効にすると突然、発表した。偽造紙幣や汚職、資金洗浄などの根絶が目的。旧紙幣は10日以降、銀行などでいったん預金した後で、新紙幣で引き出せるとしているが、混乱は避けられそうにない。

 新紙幣は2千ルピー札と500ルピー札の2種類。旧紙幣での預け入れは「1週間に2万ルピー(約3万2千円)まで」などと上限が設けられている。地元テレビは、発表の直後から、使用不能になる高額紙幣を現金自動出入機(ATM)で預金してしまおうと、銀行に人々が殺到する様子を伝えている。

 政府系の病院や鉄道、ガソリンスタンドなどでは例外的に引き続き旧紙幣を使えるとしているが、ニューデリー市内のスタンドは高額紙幣の受け取りを拒否し始めた。

 モディ氏は偽造紙幣がテロの資金源になり、インフレの原因になっているとして、「一時的に困難はあるが、みなさんなら国家のためにやり遂げることができる」と忍耐を求めた。

 ただ、中央銀行の当局者は記者会見で「最初の15?20日は混乱が予想される。とにかく新紙幣を刷り続ける」と、準備が整っていないことを暗に認めている。(ニューデリー=武石英史郎)

282チバQ:2016/11/09(水) 17:55:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161109-00000007-asahi-int

インド新幹線、2023年に完成へ 日本モデルを輸出

朝日新聞デジタル 11/9(水) 5:07配信

 日本とインド両政府が、日本の新幹線方式が採用されたインド高速鉄道計画について2018年に着工し、23年に完成させることで合意する見通しになった。11日に東京である首脳会談で確認する。日本政府が進める「パッケージ型インフラ輸出」の新幹線分野の目玉案件で、具体的な工期が初めて決まる。

 日本政府関係者が明らかにした。18年に着工するのは、インド西部のムンバイ―アーメダバード間(約500キロ)。昨年12月の日印首脳会談で、日本の新幹線方式で建設する方針を確認していた。

 建設だけでなく運営ノウハウなども包括的に提供するパッケージ型として、運行技術者などの確保に向けてインドの国有鉄道職員ら約4千人を現地や日本で育成。総事業費約1兆8千億円のうち、最大81%を低利の円借款で供与することも正式に決める運びだ。

283チバQ:2016/11/23(水) 22:23:35
http://mainichi.jp/articles/20161124/k00/00m/030/044000c
カシミール地方

印パ両軍の砲撃相次ぐ

毎日新聞2016年11月23日 19時54分(最終更新 11月23日 19時54分)
【ニューデリー金子淳】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で、実効支配線を挟んで両軍の砲撃が相次ぎ、双方で死傷者が出ている。23日にはインド兵が殺害されたとして、インド軍が激しい砲撃を実施。AP通信によると、パキスタン側でバスや民家が被弾し、民間人少なくとも11人が死亡した。印パ両国は連日、相手国の攻撃を非難しており、緊張が高まっている。

 地元メディアなどによると、インド北部ジャム・カシミール州の実効支配線沿いで22日、巡回中のインド兵3人が武装勢力に殺害され、うち1人は首を切断された。パキスタン外務省は声明で関与を否定したが、インド軍は23日、激しい砲撃を加えた。

 パキスタン外務省は、18日と21日にもインド軍の砲撃があり、子供ら計8人が死亡したとしている。一方、インド政府によると、パキスタンの砲撃による兵士や住民の死傷者数は、今年は11月10日時点で166人に上り、昨年1年間の153人を上回った。

 カシミールでは9月、インド軍宿営地がパキスタンから越境したとされる武装集団に襲撃される事件があり、半月後にインド軍が武装集団の拠点に越境攻撃を実施。10月には両国が相手国の外交官を追放するなど、関係が急速に悪化している。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161124/k00/00m/030/044000c#csidxb595896d3ea69a98200ffd679fa0ef2
Copyright 毎日新聞

284チバQ:2016/11/27(日) 23:49:49
http://www.sankei.com/world/news/161126/wor1611260060-n1.html
2016.11.26 23:29

パキスタン陸軍参謀長にバジュワ氏 任期3年の見通し
 パキスタン政府は26日、新任の陸軍参謀長にカマル・ジャビド・バジュワ氏が就任すると発表した。退任するラヒール・シャリフ現参謀長の後任で、バジュワ氏の任期は29日から3年間の見通し。

 パキスタン軍は、過去にクーデターを起こすなど、強い政治的影響力を持っている。(ニューデリー 岩田智雄)

285チバQ:2016/11/28(月) 18:55:57
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112800632&g=int

全国で抗議デモ、混乱拡大=突然の紙幣無効化-日本企業にも影響・インド














28日、インド東部コルカタで銀行の前に並ぶ人々(AFP=時事)

 【ニューデリー時事】インドのモディ政権が突然、高額紙幣を無効化したことを受け、野党は28日、全国規模の抗議デモを実施した。左派勢力の強い南部ケララ州では、ゼネストの呼び掛けで公共交通機関が停止。東部の主要都市コルカタでもデモが行われるなど混乱が広がっている。
 混乱の発端は8日夜、モディ首相による緊急テレビ演説だった。首相は約4時間後の9日午前0時から、最も高額な1000ルピー(約1630円)と500ルピー紙幣を無効化すると発表。旧紙幣は12月末までは銀行に預け入れることができるが、公共料金支払いなど一部のケースを除き、使用は禁止された。
 「貧困層への拷問だ」。野党国民会議派は突然の紙幣無効化をこう批判した。国民会議派のシン前首相も「(銀行口座を持たず、現金収入に頼る)多くの農家や庶民を苦しめ、通貨政策に対する信頼を損ねた」と述べ、モディ政権を糾弾した。
 地元メディアによれば、西部グジャラート州では農業従事者らが幹線道路で抗議の座り込みを実施。コルカタでバナジー・西ベンガル州首相が左派政党によるデモ行進を率い、町中を練り歩いた。
 現金決済が主流のインドでは、政治家や資産家が課税逃れのために現金を不正にため込むケースが横行している。政権は、高額紙幣の無効化により国民総生産の最大3割に上るとされるこうした現金を半ば強制的に銀行に預金させ、闇資金の摘発や汚職・脱税の根絶につなげることが狙いだと説明した。
 だが、もう一つの目的は、最大の人口を抱える北部ウッタルプラデシュ州で来年行われる州議会選挙をにらんだ動きだと指摘する声もある。インドでは票買収などの不正が横行しており、アルビンド・マヤラム元財務次官は「政権は『不意打ち』で高額紙幣を無効化し、野党がため込んでいた闇の選挙資金の一掃を図っている」と解説する。
 無効化された両紙幣は流通している全紙幣の約85%(金額ベース)を占めており、経済への影響は甚大だ。新紙幣の発行が追い付かず消費は低迷している。銀行の前には連日、新紙幣を手に入れようとする人々が長蛇の列を作っている。
 さらに、銀行の支店のない地方では、多くの農家が種や苗を買うことができず、作付けが停滞している。家電や自動二輪の販売も落ち込むなど、インドに進出する日系企業にも大きな影響が出ている。(2016/11/28-18:11)

286チバQ:2016/12/06(火) 21:46:02
http://www.afpbb.com/articles/-/3110291
印南部の「母」ジャヤラリタ州首相が死去 大衆に愛された元女優
2016年12月06日 06:05 発信地:チェンナイ/インド
【12月6日 AFP】インド南部タミルナド(Tamil Nadu)州首相で、同国で最も人気の高い政治家の一人だったジャヤラリタ・ジャヤラム(Jayalalithaa Jayaram)氏(68)が5日夜、病気のため死去した。同州チェンナイ(Chennai)市内にある入院先の病院が発表した。

 ジャヤラリタ氏は今年9月に発熱し同病院に入院して以来、公の場所に姿を見せていなかった。治療に当たっていた医師らによると、今月4日夜に心不全を起こし、生命維持装置が装着されていた。

 元映画スターでもあった同氏は現地語で「お母さん」を意味する「アンマ」という愛称で呼ばれ、昼食を3ルピー(約5円)で提供する「アンマの食堂」といった大衆受けのする政策を次々と打ち出し、タミルナド州内で神に近い存在としてあがめられるほどの支持を受けていた。

 2014年には汚職の罪で有罪判決が下され、州首相を一時解任されたこともあった。判決が下った際には大規模な抗議行動が展開され、それに関連する複数件の自殺まで報告されたが、上訴審で逆転無罪とされた。(c)AFP

287チバQ:2016/12/25(日) 17:23:42
http://diamond.jp/articles/-/112383
「世界一幸福な国」をめぐる誤解 ブータンで今起きていること
dot. 2016年12月24日
 活気に満ちた街並みだった。盛んに行き交う自動車。忙しそうにスマートフォンを操りながら歩く人。ヒップホップ風のファッションで仲間とじゃれ合う若者たち。そんななかに伝統衣装の「ゴ」や「キラ」を身に着けた人の姿もある。ここはブータン王国の首都・ティンプー。同国における最大の都市だ。

 GNH(国民総幸福)という、国民の幸福度を測る尺度が国家運営の柱に据えられているブータンは、「世界一幸福な国」「現代最後の秘境」といった名で日本でも知られている。それゆえに牧歌的で、不安やストレスとは無縁の「桃源郷」のような国というのが、多くの日本人の抱くイメージではないだろうか。実際、記者もそう考えていた。

ブータンは意外と普通の国

 たしかに、ブータンには日本では見ることのできない風景が溢れている。

 例えばティンプーは電気式の交通信号機がない世界でも珍しい首都。中心部の、ある交差点の中央には小屋が設置されており、常駐する警察官が手信号で車の往来を監督している。これが国内唯一の「信号」で、その見事な手並みはしばらく眺めていても飽きない。少なくとも旅人にとって、ブータンが魅力的な国であることは確かだ。

 けれど、世界一幸福なのか、と問われると言葉に詰まる。ほほえみを浮かべながら道をゆく人もいるし、多くの人は親切だ。だが、終始しかめっつらで雑貨を売るおばちゃんや肩をいからせながら人ごみを押しのけて歩く人もよく目にする。日が落ちた路地裏にはぎらぎらした目つきの男たちがたむろし始めるし、記者が宿泊していたホテルの目と鼻の先では、現地人同士の喧嘩の現場検証をする警察官にも出くわした。

 つまり、幸せもあれば苦悩もある、普通の国に見えるのだ。

 記者をガイドしてくれた現地人男性に、「あなたは幸せですか?」と単刀直入に聞いてみると、どこか歯切れ悪そうな言葉が返ってきた。

「ブータンを訪れた旅行者からよく聞かれる質問です。幸せかそうでないかと聞かれたら、幸せだと思います。ただ、ブータンがGNHを重視しているのは、GDP(国内総生産)ではほかの国から大きく後れをとっているからで……」

 後れをとっているから何なのか。彼はそこで言葉を濁し、多くを語らなかった。滞在中、複数人のブータン人に同様の質問を投げかけたが、結局納得のいく結論を得られぬまま彼の地を後にすることになった。

288チバQ:2016/12/25(日) 17:24:24
ブータンは本当に「幸福の国」なのか

「そもそも、ブータンが『世界一幸福な国』というのは誤解です」

 長年ブータンを研究してきた早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター助教・平山雄大氏はそう指摘する。

「正しくは『世界一幸福な国を目指している国』。その目標を実現するための政策の柱がGNHで、幸福というイメージが独り歩きしてこうした誤解が生じたのだの考えられます」(平山氏)

 1970年代に当時のブータン国王によって提唱されたGNH。物質的な豊かさのみではなく、精神的にどれほど充足しているかを示すこの指標は、当時国際社会との交流を開始したばかりのブータンにとって国家のアイデンティティーの萌芽になり得るものだった。

 現在でもブータンの名目GDPは約20億ドル(2015年、国際通貨基金による)。調査対象となっている189ヵ国中166位と、世界でもかなり貧しい国のひとつであり、GDPが支配的な評価基準となっている国際社会で存在感を示すには、それ以外の尺度が必要だった。とはいえ2010年にブータン研究センター(現ブータン研究・GNH調査センター)が行った調査ではブータン国民の幸福度は6.1(0を「とても不幸」、10を「とても幸福」とした11段階評価)。日本の6.6(2012年、内閣府による)と比較しても、突出して幸福といえるわけではないのだが。

ブータンは「実験国家」だった

 ではブータンの現状とはどのようなものなのか。先の平山氏は「多くの国がそうであるように、貧富の差の拡大や失業率の上昇、農村の過疎化など、さまざまな問題が山積している」という。なかでも問題視されているのが少年犯罪だ。

 ある現地人男性は「傷害や窃盗などに手を染める若者が増えた。10年前まではほとんど考えられないことでした。インターネットやスマートフォンの普及で海外の映画やドラマを見る若者が増えたからともいわれます」と語っていた。

 ブータンの統計局が発行している年鑑には、少年犯罪に限定されたものではないが、確かに犯罪件数の上昇が見られる。例えば、2014年の資料に掲載された2008年と2013年の犯罪件数を比較したグラフ。窃盗等は436件から786件、傷害等は440件から644件、強盗等は310件から486件となっており、確かに治安悪化の兆候はあるようだ。



※dot.より転載

289チバQ:2016/12/25(日) 17:24:43
「海外メディアの影響」という観点ならば、平山氏からこんな話を聞いた。

「2009〜2012年ごろ、ブータンの若者の間では日本の映画『クローズZERO』がブームになり、感化された若者が徒党を組んで乱闘をするのがちょっとした社会問題になりました。一部の学校では、『クローズZERO』の視聴を禁止するお触れが出されたといいます」

 このようにさまざまな社会問題に直面するブータン。平山氏が語るには、その原因はこの国が今まさにターニングポイントにあるためだという。長らく隣国以外の外部社会との繋がりが希薄であったブータンが国際社会との交流を本格的に始めたのは1970年代。それを契機に始まった近代化のスピードは、ほかの国々が経験したものとは比較にならない。

「例えば、ブータンで携帯電話サービスが始まったのは2003年です。2015年の携帯普及率は約87%ですが、これは圧倒的な変化といえます。現在ブータンが抱える社会問題は、こうした急速な社会変化によるゆがみなのです。非常にわかりやすいのが教育分野。少し前まで高校に進学する人は全体の半分にも満たなかったのに、現在の高校就学率は80%近くに及んでいます。さらに、大学進学率も急速に伸びている。しかし、ブータンにはいわゆるホワイトカラーの仕事が少なく、高学歴の若者は肉体労働を嫌がるため、仕事をしていない者がとても多い。つまり教育制度の整備と労働市場の実情が噛み合っていないわけです。こうした現象がさまざまな分野で見られます」(平山氏)

 だが、こうした状況においても平山氏はブータンに希望を見いだす。

「もともとブータンが近代化を志向した背景には、北に位置する中国、南に位置するインドのプレッシャーがありました。20世紀半ばから後半にかけて中国がチベットを侵攻、インドはブータンの西にあったシッキム王国を併合しており、ブータンの為政者は『ブータンとしてのアイデンティティーを打ち出していかなければ、国がなくなってしまう』という強い危機感を抱いたはずです。その打開策の終着点のひとつがGNHだった。国家ブランドの確立という観点では非常によく考えられており、実際にある程度の成果を収めています。そういう意味ではブータンは“実験国家”なのです。かつて中国とインドという脅威から生き延びたように、現在抱える社会問題に対しても何らかの打開策を打ち出せるのではないか。この国にはそう思わせる力があります」

 ブータンの街を歩けば必ず目にする「ゴ」や「キラ」といった伝統衣装も、数十年前まではきちんと着る者はそれほど多くなかったという。しかし、国家のブランディングを模索する過程で、国王の号令によって公共の場所での着用が義務付けられるようになった。こうしたしなやかな国家運営やそれに順応できる国民性は世界でもなかなか類を見ない。この国なら本当にいつか世界一幸福な国になれるのでは……そんな期待を抱かずにはいられないのだ。

(ライター・小神野真弘)

290チバQ:2016/12/27(火) 22:27:13
http://mainichi.jp/articles/20161227/k00/00m/030/074000c
パキスタン

国防相が偽ニュース信じ核攻撃示唆のツイート

毎日新聞2016年12月26日 21時26分(最終更新 12月26日 23時35分)
【ニューデリー金子淳】パキスタンのアシフ国防相がインターネット上に掲載された虚偽のニュースに反応し、自身のツイッターでイスラエルへの核攻撃を示唆するツイートを投稿した。ツイッター上ではアシフ氏に対し「責任ある立場にいる最も無責任な人物」「国防相らしく振る舞って」などと批判が相次いでいる。

 ニュースサイトには、イスラエルの国防相が「パキスタンがシリアに派兵したら核攻撃で壊滅させる」と発言した、とする虚偽情報が掲載されている。アシフ氏はこれを信じたとみられ、23日に自身のツイッターで「イスラエルの国防相は、パキスタンがシリアで過激派組織『イスラム国』(IS)対策に参加するなら核で攻撃すると脅している。イスラエルはパキスタンも核保有国であることを忘れている」と投稿した。

 これに対し、イスラエル国防省は公式ツイッターからアシフ氏に「参照されている記事は完全に間違っている」と返信した。イスラエルは「中東唯一の核保有国」とされるが、核保有を肯定も否定もしない「あいまい政策」を取っている。

 偽ニュースは米大統領選で横行し問題化。米フェイスブックがチェック機能を導入するなど、対策が進められている。

291チバQ:2016/12/27(火) 22:36:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3112348
イスラム教徒が大多数のパキスタンでクリスマス列車、寛容求める
2016年12月24日 21:12 発信地:イスラマバード/パキスタン
【12月24日 AFP】パキスタンで22日、イスラム教が国教の同国で「寛容」を広めることを目的にクリスマスをテーマにした列車が国内各地を巡る旅に出発した。

 パキスタン政府は、クリスマスの電飾や雪だるまの模型、同国の著名キリスト教徒の肖像やゆかりの品で飾られているこの列車で、宗教的少数派への攻撃や迫害が日常化ているパキスタンの人々の考え方を変えたいとしている。

 人口約2億人のうちイスラム教徒が90%以上を占めるパキスタンにおいてわずか1.6%のキリスト教徒たちは長い間、低賃金の職に追いやられたり、イスラム教を冒涜(ぼうとく)したとの疑いを掛けられたりするなどの差別や、暴力に直面してきた。

 3月のキリスト教の復活祭日には、ラホールの公園で爆弾攻撃があり、73人が死亡。イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」系のグループが犯行声明を出し、キリスト教徒を標的としたと述べた。

 また2015年3月には、ラホールの教会を標的とした2件の自爆攻撃があり、17人が死亡。大勢のキリスト教徒たちによる2日間にわたる暴動の引き金となった。

 クリスマス列車は22日午後、首都イスラマバード(Islamabad)を出発し、保守的な北部カイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州の州都ペシャワル(Peshawar)に向かった。クリスマス当日には北東部ラホール(Lahore)、来年1月1日には南部の同国最大都市カラチ(Karachi)に到着する予定。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3112226
ブッダの絵入りエプロンは「侮辱」、スリランカの税関当局が没収
2016年12月22日 21:32 発信地:コロンボ/ジャマイカ
【12月22日 AFP】スリランカの税関当局は22日、ブッダ(仏陀)の絵柄が入ったエプロン類の積送品を「仏教徒に対する侮辱」にあたるとして没収したと発表した。

 当局の広報担当者は、他人の感情を害する恐れのある商品を取引することは国際的な関税法に違反すると説明。だがこの商品はインドからスロベニアに向けて発送されたもので、スリランカは経由地にすぎなかった。

 広報担当はAFPの取材に対し、エプロンに入ったブッダの絵は「仏教徒に対する侮辱」にあたり、「積送品を没収した」と答えた。

 スリランカは、全人口2100万人のうち7割が仏教徒ということもあり、当局は仏教への侮辱と受け取られるものに対し、極めて敏感な反応を示す。

 しかし宗教上の理由で、商品を廃棄するわけにもいかないことから、当局はエプロンの処置に「少々困惑している」という。(c)AFP

292チバQ:2017/01/16(月) 23:59:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170116-00000041-jij_afp-int
ガンジーの顔写真サンダル販売でインド人激怒、アマゾン批判再燃
AFP=時事 1/16(月) 19:02配信

ガンジーの顔写真サンダル販売でインド人激怒、アマゾン批判再燃
インド独立運動指導者、マハトマ・ガンジーの写真(撮影日不明)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の通販サイトで「インド独立の父」マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)の顔写真がプリントされたサンダルが販売されていたとして、インドでアマゾンに対する激しい反発が再燃している。

 インターネット通販最大手のアマゾンをめぐっては、インド国旗の柄の玄関マットを販売していたことが物議を醸したばかり。スシュマ・スワラジ(Sushma Swaraj)印外相がアマゾン側に猛抗議し、謝罪を要求するとともに対応を警告したことを受けて、同社は12日に問題の製品の販売を中止していた。

 しかし、ガンジーの顔写真が接足面に印刷されたサンダルを販売するアマゾン米国版サイトの商品ページのスクリーンショットがツイッター(Twitter)に次々と投稿され始めたことから、騒ぎは収束するどころか悪化。ツイッター上には15日、「インドではアマゾンを禁止するべきだ。彼らは一線を越えた。非常識だ!」などと非難するユーザーの投稿が相次いだ。

 問題のサンダルは、16.99ドル(約1900円)で販売されていた。アマゾン商品ページの紹介文には「職人によるプリント」「格好良く、人を笑顔にさせる」などと記されていた。

 アマゾンは15日時点で一切コメントを発表していないが、問題のサンダルは既にサイト上から取り下げられたようだ。

 インド外務省は14日、「アマゾンに対し、外部の販売業者に通販サイトを提供するならば、インド人の機微や心情に配慮するべきだと伝えるよう駐米インド大使に指示した」ことを、報道官を通じて明らかにした。【翻訳編集】 AFPBB News

293チバQ:2017/01/17(火) 00:00:01
http://www.afpbb.com/articles/-/3113857?utm_source=yahoo&utm_medium=news
アマゾンでインド国旗柄の玄関マット販売、外相が猛抗議
2017年01月12日 17:15 発信地:ニューデリー/インド
【1月12日 AFP】(更新)インドのスシュマ・スワラジ(Sushma Swaraj)外相は11日、インターネット通販最大手の米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)がインド国旗の柄の玄関マットを販売しているのは「インドに対する侮辱だ」と猛抗議し、同社に謝罪を要求した。これを受けてアマゾンは12日、同製品の販売を中止した。

 問題の玄関マットはアマゾンのカナダのウェブサイトで販売。スワラジ氏はツイッター(Twitter)ユーザーから送られてきた画像でその事実を知ったという。

 スワラジ外相はインドに対する「受け入れ難い侮辱だ」とツイッターに連続投稿。その上で「アマゾンは無条件で謝罪しなければならない。わが国の国旗を侮辱する製品は全て取り下げなければならない」と要求した。

 さらに、アマゾンが直ちに販売を中止しなければ同社関係者へのビザ(査証)の発給を今後一切取りやめ、これまでのビザも無効にすると脅した。

 この事態を受けて、アマゾンは12日、同製品の販売中止を発表。アマゾンの報道担当者は「インドからの要求を受けて、ウェブサイト上から同製品を削除した」と述べた。

 ただ、アマゾンのウェブサイトではカナダや米国、英国などの国旗柄の玄関マットも販売されている。

 アマゾンはインドの電子商取引(EC)市場に2013年に参入。50億ドル(約5700億円)の投資を計画し、競争が激しく急成長中の同市場への食い込みを図っている。(c)AFP

294チバQ:2017/01/22(日) 07:06:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170121-00000555-san-asia
来月からインドで大型州議会選 高額紙幣廃止は勇断か奇策か モディ政権を審判へ
産経新聞 1/21(土) 16:05配信

 インドの大規模地方議会選の投票が2月から3月にかけて、5州で行われる。開票日はいずれも3月11日で、高額紙幣廃止で野党などから強い批判を受けるナレンドラ・モディ首相(66)の国政与党、インド人民党(BJP)への支持を問う選挙になるため、結果が注目される。

 選挙が行われるのは人口約2億人のインド最大州ウッタルプラデシュ州のほか、北部パンジャブ州、ウッタラカンド州、南部ゴア州、北東部マニプール州。投票は、2月4日にパンジャブ州とゴア州を皮切りに行われ、ウッタルプラデシュ州では2月11日から3月8日まで地域ごとに7回に分けられる。結果は5州とも、開票日の3月11日に判明する。

 モディ首相は昨年11月8日、突然、高額紙幣の廃止を発表し、インド中が現金不足の混乱に陥った。銀行の窓口や現金自動預払機(ATM)では、現在も現金の引き出し額に上限が設定されており、銀行の前には現金を求める市民の列ができている。

 インドでは、現金決済により所得隠しと課税逃れが横行している。モディ首相はこうしたブラックマネー(非合法資金)を一掃するため、千ルピー札と500ルピー札を一夜のうちに廃止し、2千ルピー札と新500ルピー札を発行したのだが、印刷のペースが遅いことに加え、ATMを新紙幣を扱えるよう調整する必要があるため、新紙幣の供給に時間がかかっている。

 経済成長や反汚職の期待を担って約3年前に発足したモディ政権は、これまで高支持率を維持してきた。今回の大規模州議会選では、現金不足への不満が投票結果にどう表れるかが焦点だ。

 ウッタルプラデシュ州では、BJPは現在第3党だが、3年前の下院選ではBJPが80議席中71議席を獲得して圧勝している。パンジャブ州とゴア州では、デリー首都圏の議会選で圧勝した庶民党(AAP)が候補者を擁立し、BJPの前に立ちはだかる見通しだ。地方議会選の結果は上院の議員配分にも影響するため、上院で過半数に達していないBJPにとって、重要だ。

 一方、高額紙幣廃止後、ウッタルプラデシュ州について、2つの大規模な世論調査が行われた。一つはBJPが勝利、もう一つはBJPは地域政党に次ぐ2位だったと発表した。結果を見る限り、BJPは大きなダメージを被っていないようだが、インドの世論調査は、実際の投票行動と異なることもしばしばある。BJPの優劣を占うのは時期尚早といえそうだ。(ニューデリー 岩田智雄)

295チバQ:2017/02/02(木) 09:13:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170201-00000144-jij-asia

選挙にらみ地方貧困層に重点=紙幣無効化の影響緩和―インド予算案

時事通信 2/1(水) 20:13配信
 【ニューデリー時事】インド政府は1日、2019年までに1000万世帯の貧困解消を目指すことなどを盛り込んだ17年度予算案を発表した。

 北部ウッタルプラデシュ州などで近く行われる州議会選挙をにらみ、地方貧困層の支持拡大を狙ったとみられる。

 ジャイトリー財務相は議会演説で「財政健全化の道を進みつつ、地方活性化とインフラ整備、貧困解消に重点配分した」と強調。昨年11月に実施した高額紙幣無効化政策で、種や苗を買えないなどの影響を受けた農家の福祉分野に対する予算配分を拡大した。さらに低〜中所得層の所得税率を従来の10%から5%に半減した。

 また、海外からの投資の許認可を担っていた外国投資促進委員会を17年度中に廃止し、海外直接投資の規制をさらに緩和すると約束した。

 2〜3月には、インドで最大の人口を抱えるウッタルプラデシュや南部ゴアなど複数の州で州議会選挙が実施される。5年間の任期の半分を過ぎたモディ政権にとって、今後の政権の行方を占う重要な選挙となる。

296チバQ:2017/02/13(月) 14:26:31
http://www.sankei.com/world/news/170211/wor1702110050-n1.html
2017.2.11 16:33更新


人口2億人…インド最大州の議会選が投票開始 野党・ガンジー副総裁がモディ政権を批判

 インド最大で、約2億人の人口を有する北部ウッタルプラデシュ州で11日、州議会選の投票が始まった。モディ首相率いる国政与党、インド人民党(BJP)が州野党として、かつての国政与党、国民会議派と州与党の社会党との共闘に挑む構図で、舌戦が激化している。

 モディ首相は昨年11月、汚職対策として流通通貨の86%を占める高額紙幣を廃止、社会混乱を招いた。初代首相ネールを曽祖父に持つ国民会議派のラフル・ガンジー副総裁は「米国は(過激な)トランプ大統領を選び、インドはかつてモディを選んだ」と、発足から約2年8カ月が過ぎたモディ政権を批判した。

 7回に分けて投票が行われ、開票予定の3月11日にも、ほかの4州議会選とともに、結果が判明する見通し。(共同)

297とはずがたり:2017/02/14(火) 11:25:50
東電・中部電、インド再生エネ最大手に出資
海外販路を拡大
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/2856
2017/2/14 1:59日本経済新聞 電子版

298とはずがたり:2017/03/13(月) 21:01:34
仕事でSujithaなる人物からメールが来た。
男か女か判らないのでMrかMsか困って調べてみた。

美人だ,Sujitha!(;´Д`)はあはあ
一番有名なSujithaはインドの女優さんらしい。

299チバQ:2017/03/14(火) 14:27:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00050018-yom-int

インドで代理出産禁止へ…代理母たちから反発も

読売新聞 3/14(火) 10:13配信


 インドで盛んに行われてきた代理出産が近く法律で原則禁止となる。

 新生児の引き取り拒否など、近年トラブルが相次いでいることを受け、政府が方針を決めた。だが、代理出産の報酬で貧困から抜け出したい代理母たちから反発の声も上がっている。

 「多くの貧しい女性が夢を持てるよう禁止にしないでほしい」。インド西部アナンドの産科医院「アカンシャ病院」で、2回目の代理出産に備え、検診に訪れていたギタベン・パーマルさん(33)が訴えた。2014年に米国人夫婦の依頼で男児を出産し、夫の年収6年分を上回る48万ルピー(約81万円)の報酬を得た。2人の子を私立学校に入れ、貯金もできた。今度は家を新築するつもりだ。

300チバQ:2017/03/14(火) 19:18:34
4362 :チバQ :2017/03/14(火) 19:17:19
http://www.sankei.com/world/news/170314/wor1703140001-n1.html
2017.3.14 14:00
【国際情勢分析】
米で起きたインド人へのヘイト殺人 印が反発 トランプ大統領、感情悪化の火消しに追われる
 米中西部で先月下旬、インド人の男性2人が銃撃を受けて死傷する事件があった。容疑者の男が「おれの国から出ていけ」などと叫んでいたことから、インドで憎悪犯罪(ヘイトクライム)への非難が高まっている。両国の懸案事項となり、ドナルド・トランプ米大統領(70)が施政方針演説で犯行を非難するなど、両政府は市民感情がこじれないよう対応に追われている。

 この事件は、米カンザス州カンザスシティーのバーで2月22日夜に発生した。

 PTI通信などによると、事件後に殺人容疑などで逮捕された米海軍の退役軍人、アダム・プリントン容疑者(51)=は、インド人男性2人に発砲し、衛星利用測位システム(GPS)メーカーで働いていたエンジニアのスリニバス・クチボトラさん(32)が死亡、同僚のアロク・マダサニさん(32)と2人を助けようとした米国人男性(24)が負傷した。プリントン容疑者は発砲前に、2人の方が自分より恵まれているとからんでいたという。2人を中東系と勘違いしていたとの報道もある。

 米国では、トランプ政権が誕生し、就労ビザの発給基準や中東からの入国などで厳しい姿勢を示していたさなかだっただけに、米国の情報技術(IT)産業に多くの人材を送り出しているインドでは、米政権の態度が事件を招いたとの反発が広がった。

 インド紙ヒンドゥスタン・タイムズは、「トランプ大統領が憎悪犯罪が駆り立てられる環境を誘発し、作り出している」との民主活動家の批判を伝えている。負傷したマダサニさんの父親も同紙に、トランプ氏が米大統領選挙に勝利してから、米国は安全な場所ではなくなったため、息子に仕事をやめて家に帰ってくるよう促していたと明らかにし、「トランプ氏が大統領になって以降、状況はとても悪くなっているようだ。すべてのインドにいる親たちに、子供を米国に送るなと呼びかけたい」と訴えた。

 当初、米捜査当局は、憎悪犯罪であるかどうかについて明言していなかったが、サンダース米大統領副報道官はその後、「人種的な動機による憎悪行為とみられる」と述べ、事件を非難した。

 米印関係を重視する姿勢を鮮明にしているトランプ米大統領も2月28日の施政方針演説で、「先週のカンザスシティーの銃撃事件は、私たちが政策的には分裂した国ではあるかもしれないが、いかなる形であれ憎悪と邪悪を非難する点では結束して立ち向かう国であることを思い起こさせる」と指摘し、事態の沈静化を図った。

 また、ポール・ライアン米下院議長(47)は3月初めに訪米したジャイシャンカル印外務次官との会談後、犯行を「愚かな殺人」と非難し、両国関係を「重要なパートナーシップだ」と強調している。

 ジャイシャンカル次官は3日にワシントンで行われた記者会見で、犯行を「非常に痛ましい事件」で「憎悪犯罪として訴追されつつある」としつつも、「個人の行為であって、米国のシステムや社会は全体として、こうした犯罪にしっかりと反対している」と述べ、米国を擁護した。

 ところがこうしたさなかの3日、今度は米西部ワシントン州ケントで、シーク教徒のインド系米国人、ディープ・ライさん(39)が何者かに「国へ帰れ」とののしられて銃撃を受け、負傷する事件が発生した。現地警察は、憎悪犯罪とみて捜査している。AP通信によれば、ワシントン州には約5万人のシーク教徒が住んでおり、シーク教徒社会は不安に陥っているという。
(ニューデリー 岩田智雄)

301チバQ:2017/03/15(水) 19:48:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170309-00000012-asahik-int
(興流インド)ばらまき合戦、州議選決す スマホVS.ガスコンロ 各党競う

朝日新聞デジタル 3/9(木) 16:00配信
 人口約13億人のインドで選挙の行方を左右するのは、有権者の大半を占める貧しい層だ。草の根の支持を得るため、各党は「ばらまき競争」にひた走る。「世界最大の民主主義国」という誇らしい肩書とはほど遠い現状を、州議会選の現場で見た。

 インド北部ウッタルプラデシュ(UP)は人口約2億人を抱えるインド最大の州だ。3月11日に開票される州議会選を前に、昨年10月、州内で発行されている新聞、全86紙に州政府の全面広告が載った。
 「貧しい人も農民も若者も、スマートフォンを手にできる」「世界最大のスマホ無料配布計画」「オンラインで申し込み開始」
 高校1年相当以上の学歴を持つことが条件。……

302チバQ:2017/03/20(月) 17:15:37
http://www.sankei.com/world/news/170319/wor1703190009-n1.html
2017.3.19 11:04

インド与党、地方で復権 議会選圧勝4州で政権の座
【ニューデリー=岩田智雄】インドで今月11日に開票された国内5州の州議会選の結果を受け、モディ首相の国政与党、インド人民党(BJP)が2州で圧勝しただけでなく、第2党となった別の2州でも連立政権を発足させた。2014年5月に国政でモディ政権が発足して以降、議会選が行われた14州とデリー首都圏など2連邦政府直轄地の計16地域のうち、BJPは9地域で政権の座を占め、地方での影響力を強めている。

 BJPは今回、人口最大州の北部ウッタルプラデシュ州と、北部ウッタラカンド州で8割前後の議席を獲得して圧勝した。加えて、第1党から第2党に転落した南部ゴア州、前回ゼロ議席から第2党に躍進した北東部マニプール州でも、最多議席を獲得した国政野党の国民会議派が過半数に届かなかったため、小政党や独立系議員を取り込んで連立政権を組んだ。

 BJPは国政のモディ政権発足後、デリー首都圏と大規模州の東部ビハール州で惨敗し、一時は退潮傾向に陥ったが、今回の5州議会選で完全に勢いを取り戻した形だ。

 昨年11月のブラックマネー(非合法資金)一掃を狙った高額紙幣廃止による社会混乱が逆風になるとの見方もあったが、反汚職や経済政策でのモディ氏への期待が続いていることを示している。

 現在、BJPは上院で過半数に満たない。上院議員は、主に州議会議員の間接投票で選ばれるため、州議会選での着実な勝利は、BJPを国政でのねじれ解消に引き寄せ、2年後の下院選に向けて弾みがついたといえる。

 一方、ネール・ガンジー家主導の国民会議派は、ゴア州とマニプール州で勝利しながらBJPに政権を取られ、「BJPは、少数政党の支持を得るため、値段の駆け引きを行った」と反発。識者やメディアからも、BJPの連立手続きの強引さに批判が出ている。

 ただ、国民会議派は、惨敗に終わった14年の下院選後、BJPや地域政党に10カ所で州政権を奪われており、復活の糸口がつかめていない。

303とはずがたり:2017/04/17(月) 15:59:38

<インド>ヒンズー教「自警団」、イスラム教徒に暴行相次ぐ
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170417k0000e030201000c.html
11:12毎日新聞

 【ニューデリー金子淳】牛を神聖視するヒンズー教徒が人口の約8割を占めるインドで、牛を守るヒンズー教徒の「自警団」がイスラム教徒を暴行する事件が相次いでいる。ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相の与党・インド人民党が各地で牛保護政策を進める中、一部のヒンズー教徒が過激化しているとみられ、イスラム教徒からは分断を懸念する声も上がっている。

 ◇牛保護名目 2年間で10人

 「いきなりバイクの集団に囲まれた。『殺せ』と叫んでいた」。イスラム教徒のラフィークさん(24)は今月1日、西部ラジャスタン州で乳牛をトラックで運搬中、「自警団」を名乗るヒンズー教徒の約50人に囲まれ暴行を受けた。仲間の男性(55)は暴行が原因で死亡。ラフィークさんも鼻の骨を折るけがをした。

 首都ニューデリー近郊では2015年、牛を食べたと疑われたイスラム教徒の男性が集団暴行を受け死亡している。今年も各地の高速道路で牛を運ぶトラックの襲撃事件などが相次ぎ、地元メディアによると、過去2年間で少なくともイスラム教徒10人が牛を巡り殺害されたという。

 イスラム教団体幹部は「『愛国者』を名乗る集団がイスラム教徒を標的にしているが、政府は沈黙している」と憤る。最高裁は今月7日、中央政府と6州にこうした「自警団」の活動を禁じるよう命じたが、奏功するかは不明だ。

 インドでは14年のモディ政権誕生以来、牛の保護政策が強まっている。西部グジャラート州議会は3月、牛の解体に対する罰則を終身刑に引き上げる改正法案を可決。3月に人民党政権が誕生した北部ウッタルプラデシュ州も食肉解体場の取り締まりを強化した。

304とはずがたり:2017/05/15(月) 02:07:45
中国の威光に逆らえるのはインドだけか。。
日米印英でTIP(環インド洋戦略的経済連携協定)でも発行させようやw

【一帯一路】インド、会議参加を拒否、中パ経済回廊に反発
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705140060.html
05月14日 19:59産経新聞

 【ニューデリー=岩田智雄】インド政府は、14日に北京で開幕した現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際協力サミットフォーラムへの参加を拒否した。パキスタンと領有権を争うカシミール地方を通る「中パ経済回廊」が一帯一路に含まれているためで、印外務省報道官は13日、「主権と領土保全における核心的な懸念を無視した事業計画を受け入れる国は1つもない」と反発する声明を発表した。

 インドは、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加盟し、新興5カ国(BRICS)など国際協力の枠組みを通じて中国との連携を維持しており、今回の厳しい対応は異例といえそうだ。

 報道官は「支えきれない債務負担を地域に作り出す事業は行わないようにするという財務上の責任の原則に従うべきだ」とも述べ、中国がスリランカに高金利で港湾整備資金を貸し付け、債務返済で困窮させていることなどを暗に批判した。

 背景には、最近の中印の緊張関係がある。インドは原子力供給国グループ(NSG)への参加と、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派指導者を国連制裁リストへ載せることを目指してきたが、いずれもパキスタンと蜜月関係にある中国に阻止されていた。

 一方、シャリフ首相が訪中しているパキスタンは13日、中国側と、570億ドル(約6兆5000億円)の経済回廊整備に5億ドルの事業を追加する文書に調印した。

305とはずがたり:2017/05/22(月) 18:20:42

インド「禁酒令」、お店が奇策連発 州政府もアシスト?
http://www.asahi.com/articles/ASK5Q516TK5QUHBI00R.html?iref=com_alist_8_01
ニューデリー=奈良部健2017年5月22日17時51分

 飲酒運転による交通事故を抑制するため、インド最高裁が国道や州道沿いでの酒の販売を禁止した。これに対し、レストランやバーのほか、税収減を避けたい州政府などが、あらゆる手を使って販売を続けようと奇策を繰り出している。

 最高裁は4月1日以降、国道や州道から原則500メートル以内での酒の販売を禁止した。デリー近郊のハリヤナ州グルガオンでは、正門を閉鎖し、裏口に客を迂回(うかい)させるホテルやバーが続出。道路からの距離のはかり方を「直線」ではなく「走行距離」と解釈し、500メートル以上と主張できるようにするためだ。

 バーを経営するハープリートさんは「高級ホテルやバーは、州政府にとっては大事な税源。走行距離と解釈することは州が認めている」と話す。

 パンジャブ州やウッタルプラデシュ州などでは、州道の指定を取り消して県道や市道に「格下げ」する対策も広がっている。

 「禁酒令」で酒を提供できなくなったり、閉鎖したりした飲食店も少なくないという。ただ、対象を国道や州道沿いに限ったところで、そもそも飲酒運転の抑制につながるかは不透明。最高裁の命令を疑問視する声は多い。(ニューデリー=奈良部健)

306チバQ:2017/05/23(火) 00:27:11
http://www.asahi.com/articles/ASK5Q516TK5QUHBI00R.html?ref=goonews
インド「禁酒令」、お店が奇策連発 州政府もアシスト?
ニューデリー=奈良部健2017年5月22日17時51分
 飲酒運転による交通事故を抑制するため、インド最高裁が国道や州道沿いでの酒の販売を禁止した。これに対し、レストランやバーのほか、税収減を避けたい州政府などが、あらゆる手を使って販売を続けようと奇策を繰り出している。

 最高裁は4月1日以降、国道や州道から原則500メートル以内での酒の販売を禁止した。デリー近郊のハリヤナ州グルガオンでは、正門を閉鎖し、裏口に客を迂回(うかい)させるホテルやバーが続出。道路からの距離のはかり方を「直線」ではなく「走行距離」と解釈し、500メートル以上と主張できるようにするためだ。

 バーを経営するハープリートさん(44)は「高級ホテルやバーは、州政府にとっては大事な税源。走行距離と解釈することは州が認めている」と話す。

 パンジャブ州やウッタルプラデシュ州などでは、州道の指定を取り消して県道や市道に「格下げ」する対策も広がっている。

 「禁酒令」で酒を提供できなくなったり、閉鎖したりした飲食店も少なくないという。ただ、対象を国道や州道沿いに限ったところで、そもそも飲酒運転の抑制につながるかは不透明。最高裁の命令を疑問視する声は多い。(ニューデリー=奈良部健)

307とはずがたり:2017/05/25(木) 12:55:38
こっちにも

3207 名前:チバQ[] 投稿日:2017/05/24(水) 23:59:53
http://www.sankei.com/world/news/170524/wor1705240070-n1.html
2017.5.24 21:55
ネパールのダハル首相が辞任
 ネパールのダハル(別名プラチャンダ)首相が24日、辞任した。元反政府武装勢力、ネパール共産党毛沢東主義派の議長でもあるダハル氏は、昨年8月の首相就任の際、9カ月後に連立政権を組んでいるネパール会議派に首相職を譲ることを約束していた。新首相には、会議派のデウバ総裁が選ばれる見通し。(ニューデリー 岩田智雄)

308とはずがたり:2017/05/29(月) 08:57:22
インド政府、北朝鮮との貿易・訓練生受け入れなど停止ー資産は凍結
http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=4296&&country=3&&p=2
配信日時:2017年5月3日 6時32分 [ ID:4296]

 2017年5月2日、インド政府が北朝鮮との貿易を停止したと米『CNN』が報じている。報道によると、北朝鮮にとって3番目の貿易相手国であるインドは、食料品と医薬品を除く全取り引き品目について停止処置を先月から開始していた。

 インドは、対北朝鮮貿易としては2015〜16年に輸出額約1億1100ドル(約125億円)、輸入額8800万ドル(約99億円)で、中国、サウジアラビアに次ぐ世界3位だった。

 インドは貿易の他に訓練生の受入れなども過去に行ったことがあるが、今回の禁止処置では、軍事、警察、化学、技術関連の訓練も全面禁止される。さらに、インド国内の北朝鮮関連資産もすべて凍結される。

 この報道を中国の大手ポータルサイト「騰訊網」も伝えた。 騰訊網は、中国最大のチャットアプリ「WeChat」を提供するテイセントが運営しており、特に若者向けの影響力が強いとされる。中印両国は、領土問題を抱えていることもあり関係が悪く、中国のメディアがインド政府の動きをタイムリーに伝える事は珍しい。

【執筆:中野 鷹】

309とはずがたり:2017/05/29(月) 09:22:11
インド準備銀行は将来のインフレ率上昇を警戒、金融政策は現状維持ーHSBC投信
http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=4285&&country=3&&p=2
配信日時:2017年4月28日 13時05分 [ ID:4285]

 2017年4月25日、HSBC投信は、インドの金融政策について伝えた。

 インド準備銀行(中央銀行)は4月6日の政策決定会合で、市場の予想通り、政策金利であるレポレートを6.25%に据え置いた。一方、市場予想に反し、リバースレポレート(下限金利)を0.25%引き上げて6.0%、限界貸出金利(上限金利)を0.25%引き下げ6.5%とし、政策金利コリドー(上限・下限金利の幅)を1.0%から0.5%に縮小した。これは、市場金利をレポレートに近い水準に誘導するための措置である。

 一方、中央銀行は、将来的なインフレの上昇に警戒を示しており、声明文では、インフレ率予想を2017年度上半期(2017年4月―9月)は前年同期比+4.0?4.5%から+4.5%へ、下半期(2017年10月―2018年3月)は同+4.5?5.0%から+5.0%へと引き上げた。

 インフレ率の今後の上振れ要因としては、エルニーニョ現象(ペルー沖の水温が上がり、各地に異常気象をもたらす現象、7月?9月)の影響、モンスーン期(6月?9月)の降雨量不足による農産物価格の上昇、第7回給与委員会(CPC)の勧告による公務員給与引上げ、景気拡大に伴う需要増、本年7月導入予定の物品サービス税(GST)による一時的影響、などを挙げている。

 銀行に不動産・インフラ投資信託への投資を認可

 また、中央銀行は今回の会合で、民間銀行による不動産投資信託(REIT)及びインフラ投資信託(INvITs)への投資の認可を決定した。

 インド証券取引委員会(SEBI)は、不動産投資信託・インフラ投資信託の枠組みを設定するとともに、中央銀行に対して、民間銀行によるこれら投信への投資の認可を求めていた。現在、民間銀行は、株式関連ファンド、ベンチャーキャピタルファンド及び株式への投資を自己資本の20%まで認められている。不動産投信及びインフラ投信への投資については、2017年5月末に詳細が公表される予定である。

 銀行による不動産投信への投資認可は、不動産業界にとり強い追い風となる。また、銀行も、余剰資金を国債などで運用するよりも、不動産投信やインフラ投信への投資が可能になることにより、投資収益率の向上が期待できると思われる。

 金融政策スタンスは中立を維持

 中央銀行は、中立的な金融政策スタンスを維持するとともに、インフレ率を持続的に4.0%近辺に維持する方針を明確に示した。

 将来の金融政策の方向性については「マクロ動向を示す経済指標次第」としている。中央銀行は当面、政策スタンスを中立とし、政策金利を現行の6.25%に維持するとともに、向こう数四半期は流動性の管理に焦点をあてると見ている。

<マーケットサマリー>

株式市場
上昇基調維持

債券市場
債券利回りは低下

為替市場
ルピーは引き続き対米ドルで堅調

【編集:UK】

310とはずがたり:2017/06/05(月) 23:30:19
2017年 05月 25日 08:40 JST
焦点:インドが中国「一帯一路」に肘鉄砲、中印の亀裂を露呈
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/1199-1200

312チバQ:2017/06/13(火) 20:19:22
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-prm1706130001.html
【国際情勢分析】インドで波紋広がる牛肉規制 「牛の幸福守るため」政府が売買制限も最高裁判断へ 違憲ならモディ政権に打撃
14:04産経新聞

 インド政府が「牛の幸福を守るため」として発表した家畜市場での牛の売買禁止令が波紋を広げている。食の自由が侵されるとして、市民が南部タミルナド州の裁判所に次いで、最高裁にも憲法違反だとして提訴した。牛は、多くのヒンズー教徒に神聖視されているものの、人口13億人以上で、多様な文化を持つインドには、牛肉を日常的に食べる国民も少なくない。北東部の州では、ナレンドラ・モディ首相(66)の与党でヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)の幹部が、BJPを離党する動きも出始めた。

 連邦制のインドでは、州によって牛の食肉処理の規制が異なり、3年前のモディ政権発足以来、ヒンズー至上主義のBJPが与党の一部の州で強化されていた。こうした中、5月下旬、連邦政府もモディ政権発足後初めて、牛肉規制に乗り出し、政府が公認している家畜市場での食肉処理を目的とした牛の売買を禁止した。

 インドでは、南部や北東部、東部の州で、ヒンズー教徒であっても牛肉を食べる人は多い。国民の約8割をヒンズー教徒が占めるとはいえ、2億人以上いるイスラム教徒やキリスト教徒にも、牛を神聖視する習慣はない。インドは世界有数の牛(水牛)肉輸出国でもあり、イスラム教徒を中心とする食肉や皮革業者が新たな牛肉規制により、大きな被害を受けることは確実だ。

 法令について、牛肉の消費や輸出が盛んな南部タミルナド州の裁判所は5月30日、食事の選択の権利を侵すとの訴えを受け、審理のため4週間差し止めた。最高裁も6月7日、「法令は、食の自由などを侵害し憲法違反だ」との市民の訴えを受理し、15日に初審理が行われることになった。もし、法令に違憲判決が下されれば、モディ政権は打撃を受けることになる。

 東南アジアと文化的な類似性を持ち、牛肉が食卓に上がる北東部での反発も強い。メガラヤ州では、州のBJP幹部3人が法令を批判して離党した。BJPはモディ政権発足後、これまで基盤の弱かった北東部で支持を広げ始めており、マニプール州やアッサム州、アルナチャルプラデシュ州で州政権を握ったものの、2年後までに行われる総選挙をにらみ推進してきた党勢拡大が、影響を受ける可能性も出てきた。

 南部ケララ州、タミルナド州では、法令に反発する「牛肉パーティー」も相次いで催され、市民の抗議運動も頻発している。ケララ州議会は8日、政府に法令の撤回を求める決議案を採択した。

 モディ氏はかつて、BJPの支持母体であるヒンズー至上主義組織「民族義勇団」(RSS)のメンバーだった。今回の発令は、RSSの意向を反映し、モディ氏自身、ヒンズー至上主義者としての顔をさらけ出す形になっている。

 ヒンズー教徒は国民の多数派であり、モディ氏には法令がBJPの支持基盤を強めることになるとの読みがありそうだが、その分、少数派からの反発は強まっている。

 一方、BJPの躍進に伴い、一部のヒンズー教徒は行動を過激化させており、「自警団」を結成し、牛の取引業者を襲撃して殺害するなどの事件も発生している。

 大半のインド・メディアは「法令は、多くの業界に被害を与えるだろう。取り下げるべきだ」(インディアン・エクスプレス紙、社説)などと政府を批判している。

(ニューデリー 岩田智雄)

313チバQ:2017/06/15(木) 22:14:35
http://www.sankei.com/world/news/170615/wor1706150009-n1.html
2017.6.15 07:04
【ガンジスのほとりで】
気温46度の蒸し風呂の中、エアコンが壊れた!! インドの住宅事情といったら…

【外信コラム】

 ニューデリーは今がいちばん暑い季節だ。日中は、気温が46度前後まで上昇する。支局で働いていると、エアコンをフル回転させることになるわけだが、先日、そのエアコンから、大量の水がしたたり落ちてきた。

 有名日本メーカーのエアコンが悪いのではない。原因は、排水パイプだ。実はインドでは、この手のトラブルは非常に多い。建物を建設した際に、配管がきちんとされていないのだ。

 水道業者を呼んで調べさせると、床の下を通っているパイプが粗悪品で、中がつまっている可能性が高いものの、大理石の床をはがして取り換えれば大工事になるという。そこで、壁の裏に新たな排水路を通し、トイレの下水口に水を流すことになった。工事は、ドリルで壁に穴を開け、3日ほどで終了となった。

 昨年秋に引っ越してきたこの建物では、以前にもトイレの水道管が水漏れを起こし、やはり壁を壊してパイプを付け替えている。室内には他にもいろんなパイプが通っている。もうこれで終わりにしてほしいが、どうなることやら…。

 インドでは、エアコンの配線から出火するトラブルもよくある。知り合いの日本人宅は部屋が丸焼けになった。巨大市場インドへの進出を目指す日本企業は多いはずだ。ぜひ、住宅分野に乗り出してほしい。(岩田智雄)

314とはずがたり:2017/06/16(金) 12:46:26
世界最高峰エベレストに垂れ込める暗雲…登頂捏造問題
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170613-00000030-jij_afp-int&p=1
6/13(火) 17:07配信 AFP=時事

【AFP=時事】インド出身の登山家サチャラプ・シッダーンタ(Satyarup Siddhanta)さんが、世界最高峰エベレスト(Mount Everest)の登頂捏造(ねつぞう)問題の渦中に巻き込まれたことに気が付いたのは、登頂を偽ったあるインド人夫婦の報道を目にした時だった。

【図解】エベレストの登頂者数と死者数

 夫婦は登頂成功の証拠とされる写真を提出してネパール当局から登頂証明書を受理したが、他の登山家らから疑惑の目が向けられた。調査の結果、夫婦が別の登山家の写真を加工し、自分たちの顔を合成していたことが判明した。その「別の登山家」こそが、シッダーンタさんだったのだ。

 世界屈指の高峰の多くで、登頂は自己申告に基づいて認定されている。高高度を目指す登山家の数が限られていた時代は、この自己申告制が問題なく機能していた。

 しかしエベレストに挑む登山者数が急増するにつれ、より科学的な登頂証明が必要ではないかという声が強まっている。

 エベレストの場合、登山者は山頂で撮影した写真に加え、チームリーダーとベースキャンプに駐在する政府の連絡員からの報告書を、ネパールまたは中国の当局に提出しなければならない。

 ディネーシュ・ラソッド(Dinesh Rathod)さんと妻のタラケシュワリ(Tarakeshwari Rathod)さんも、昨年この規定通りの「証拠」を提出したが、他の登山家らから夫婦の話と写真のつじつまが合わないという指摘が寄せられた。

 ある写真には、シッダーンタさんの顔の上にタラケシュワリさんの顔を重ね合わせ、シッダーンタさんのブーツの色を変え、両手にインド国旗を持たせるという加工が施されていた。別の1枚では、シッダーンタさんとディネーシュさんの顔が差し替えられていた。

 シッダーンタさんはAFPに対し、「自分の手元にある写真と見比べて仰天した。自分の写真だったから」と語った。

 ラソッド夫婦の登頂証明書は破棄され、ネパール当局から向こう10年間の登山禁止処分が科された。

■登山者の増加に伴う「プレッシャー」の存在
 標高8848メートルのエベレスト登頂に成功すれば、登山家としての経歴に箔(はく)が付き、後に講演や執筆業といった活動につながることも多い。

315とはずがたり:2017/06/16(金) 12:46:37
>>314-315
 しかし登山者の増加に伴い、エベレストへの挑戦が一握りの登山家だけのものではなくなるにつれて、頂上に達することへの新たな圧力が生じている。とりわけスポンサーからの資金提供や募金で登頂を目指す人々にとっては、その圧力はますます大きくなる。

 ドイツのジャーナリストで自ら登山家でもあるビリ・ビヤリング(Billi Bierling)氏は、「かつて登山は競技スポーツではなかったが、今では『一番』になる道を見出さなければという非常に大きなプレッシャーがある。スポンサーを探さなければならないというプレッシャーや、さらには他に抜きん出なければならないというプレッシャーもある」と指摘している。

 結果、登頂に失敗したにもかかわらず、賄賂を渡して登頂証明を得ようとする登山者が出てきている。

 また登山を格安でサポートする企業がこぞってエベレスト登山に参入し始めるようになって、業界内での競争にも拍車が掛かっている。

 登山支援業者らは登頂記録に傷を付けまいと躍起になり、100%の登頂成功率を維持しようと、山頂まで到達できなくても登頂証明書の発行を受けたという報告も複数ある。

 ネパール当局は、登山者に全地球測位システム(GPS)発信器の携行を求めることも検討しているが、小さな発信機である以上、他の登山者に容易に託せるという抜け道が残る。

■競争にこだわらない高潔のスポーツだったはずが…
 ヒマラヤ(Himalaya)登山については、長年その記録をまとめ非常に信頼度が高いとされる「ヒマラヤン・データベース(Himalayan Database)」が存在する。

 1920年以降、ネパール国内約400か所の登山記録を保管しているこのデータベースは、著名山岳ジャーナリストのエリザベス・アン・ホーリー (Elizabeth Ann Hawley)氏(92)が立ち上げた。ホーリー氏は、エベレスト登頂を世界で初めて達成したニュージーランドの登山家、故エドモンド・ヒラリー(Edmund Hillary)氏が「登山界のシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)」と呼んだ女性だ。

 近年このデータベースの管理業務の大部分を担当しているビヤリング氏は、「登頂したと報告を受ければ、私はその人を信じる。うそをつけば、死ぬまでそれを背負って生きなければならないのはその人だから」と話している。

 同データベースのエベレスト登頂記録には、「確認中」が21件、また登山家が主張通りに登頂を達成しなかったことが既に判明している「非公認」が18件ある。

 ビヤリング氏は「登山はかつて高潔なものだった。登山家の言葉が信用できなくなったら──それは悲しいことだ」と嘆いた。【翻訳編集】 AFPBB News

316とはずがたり:2017/06/16(金) 12:47:25
人口増加が止まらない このままだと2050年には、世界の5分の1がインド人?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170518-00000016-wordleaf-asia
6/9(金) 14:20配信 THE PAGE

 人口大国といえば共に13億を超える中国とインドだが、一人っ子政策の影響で人口増加率が頭打ちになった中国に比べ、増加に歯止めの効かないインドの人口はあと10年もしないうちに15億に膨れ上がるといわれている。

フォトジャーナル<人口増加の脅威>- 高橋邦典 第46回

 インドに住んでいたとき、あまりの人の多さに閉口することがしばしばあった。

 特に商業都市ムンバイでは、深夜だろうが早朝であろうが、人の姿を見ないことがない。商店街にでも入ろうものなら人のみならず車やリキシャ、牛や犬までが同じ路面にごった返しているから、車の運転には随分神経を尖らせた。歩道と車道の区別などほとんどないので、どこから何が飛び出てくるかわからないのだ。

 「この国の人口を半分に減すことができたら、社会問題のほとんどは解決するのではないだろうか……」

 そんな思いをいつも抱いていた。

 ゴミ問題、空気汚染や水不足、さらには貧困問題まで、解決の兆しもなく深刻な問題を抱え続けるインド。しかし、考えてみればこれはもうインドや途上国だけの問題ではない。地球上の人間が増え続けていく限り、世界がインド化していくこともありえない話ではない。人口比率で見ても、2050年には世界のおよそ5人に1人がインド人になるのだ。

(2008年12月撮影)

※この記事はTHE PAGEの写真家・高橋邦典氏による連載「フォトジャーナル<人口増加の脅威>」の一部を抜粋したものです。

317チバQ:2017/06/19(月) 23:56:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170617-00000035-jij_afp-int
インド、議員が空港で職員小突き暴言 航空各社が搭乗拒否
6/17(土) 21:55配信 AFP=時事
インド、議員が空港で職員小突き暴言 航空各社が搭乗拒否
インド・ニューデリーの空港にある格安航空会社インディゴのカウンター(2014年8月20日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インドの航空各社は16日、職員を押しのけ、空港で暴言を吐いた議員に対して搭乗を拒否する方針を発表した。同国の航空各社が議員に対してこうした措置を講じるのはこの3か月で2例目。

 問題を起こしたのは南部アンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州選出のJ.C.ディワカル・レディ(Diwakar Reddy)議員。レディ議員はビシャカパトナム(Visakhapatnam)空港で、搭乗に間に合わなくなった後、インドの格安航空会社(LCC)インディゴ(IndiGo)の職員を小突いて、暴言を吐いたとされている。

 レディ議員と同じくテルグ・デサム党(TDP)に所属するアショク・ガジャパティ・ラジュ・プサパティ(Ashok Gajapathi Raju Pusapati)民間航空相は、この出来事について調査を命じている。

 PTI通信によれば、インディゴをはじめ、国営航空会社エア・インディア(Air India)、民間航空大手ジェットエアウェイズ(Jet Airways)、スパイスジェット(SpiceJet)、その他2社がレディ議員の搭乗を拒否する方針を示している。

 今年3月には、エア・インディアの機内で、西部マハラシュトラ(Maharashtra)州選出のラビンドラ・ゲイクワッド(Ravindra Gaikwad)下院議員が座席をめぐるトラブルで客室乗務員(60)を履物で何度もたたいたとされる暴力行為が明らかになり、インドの航空各社がゲイクワッド議員の搭乗を拒否する措置をとっていた。【翻訳編集】 AFPBB News

318とはずがたり:2017/06/21(水) 22:55:37
もうインド+アメリカ+日本vs中国+パキスタン+スリランカですっきりしたらどうだい?

米政府のアフガン戦略見直し、パキスタンへの強硬姿勢も選択肢
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170621/Reuters_newsml_KBN19C0NT.html
ロイター 2017年6月21日 17時14分 (2017年6月21日 22時06分 更新)

[ワシントン 20日 ロイター] - アフガニスタンで活動するパキスタン系武装勢力の抑圧に向け、米政府はパキスタンに対し強硬な姿勢を示すことを検討している。米政府当局者2人が匿名を条件にロイターに明らかにした。
米無人機による攻撃の拡大やパキスタンへの一部支援凍結などが議論されており、最終的には北大西洋条約機構(NATO)外の主要同盟国としてのパキスタンの地位低下につながる可能性があるという。
一方、別の米当局者はそうした戦略が成功する可能性を疑問視、武装勢力に対するパキスタン政府の支援を抑えるための米国の長年の取り組みが失敗していると指摘。パキスタンと対立するインドとの関係強化がすでに現状打破の機会を損ねているとの見方を示した。
米政権はアフガニスタンにおける戦争の戦略見直しを行っており、7月半ばにトランプ大統領に提出する予定。米国は全般的にはパキスタンとの関係対立ではなく、協力拡大を目指しているという。
協議はホワイトハウスや国防総省などを中心に行っているが、ホワイトハウスも国防総省も見直し完了前としてコメントするのを差し控えた。

319とはずがたり:2017/06/24(土) 15:39:01

米国はインドへのドローン売却承認へ、首脳会談控え=関係筋
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20170623038
06月23日 15:26ロイター

[ニューデリー/ワシントン 22日 ロイター] - インドのモディ首相は来週米国を訪問し、トランプ米大統領と会談する。関係筋によると、米国はインド政府への非武装無人飛行機(ドローン)売却を承認する見通し。

インド政府は、米ジェネラル・アトミックス製の非武装ドローン22機を購入したい考え。総額20億ドル以上に達するこの案件は、オバマ前大統領との間で深まったが、トランプ政権下で先行き不透明感が高まりつつある両国の防衛関係を試す重要な機会となる。

モディ首相は25日からワシントンを訪問する。トランプ大統領は1月の就任後、4月の中国の習近平国家主席との会談をはじめ、日本や英国、ベトナムなどの首脳と会談している。インド政府は、同国がもはや米国にとり優先順位の高い国ではなくなりつつあるとの不安を抱いている。

関係筋によると、米国務省は、高性能のドローンを南アジアに輸出するこを懸念している。インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方など、地域の緊張が一段と高まることを米国は警戒している。

一方、あるインド政府当局者は、この案件を最優先課題として扱っていると明らかにした。

トランプ大統領は、米国人の雇用を守るため、専門技術を持つ外国人向けの査証(ビザ)プログラムの見直しを進めているが、モディ首相は、この問題は慎重に扱うべきだと考えており、米国に強い要求を出すことはないとみられている。

モディ首相の訪米時には、米国製の戦闘機のインドへの売却に関する協議も見込まれており、過去約10年で最大規模の案件がまとまる可能性もあるという。

米防衛大手ロッキード・マーチン<LMT.N>は19日、インドのタタ・グループ傘下の防衛企業タタ・アドバンスド・システムズと、F16戦闘機をインド国内で共同生産することで合意したと発表した。インド空軍が多数の航空機を同社に発注することを条件に合意に達したという。

321とはずがたり:2017/06/29(木) 10:03:43
>>320-321
 中国の李克強首相は16年11月、キルギスのビシケクで開いたSCO首脳理事会で、「域内貿易・投資の拡大と円滑化」「SCO自由貿易圏の創設」「地域金融機関の活用」など、域内経済協力の加速に向けた6項目の提案を行った。今後、SCOは電力網や道路など域内インフラの共同開発も進みそうだ。莫大なインフラ資金需要がある拡大SCOは、アジア開発銀行(ADB)や世界銀行などにも大きな交渉力を持つことになる。

 500億ドル超のインフラ投資を見込む中国主導の巨大インフラ整備プロジェクト、中国・パキスタン経済回廊(CPEC)の最大の受益国となるパキスタンは、当然SCOを支持している。だが、一方でしたたかな思惑も持ち合わせている。

 中国の資金で開発したパキスタン南部・グワダル港にはコンテナターミナルが完成し、発電所や港湾道路の建設も進む。同港は中国陸部から海への出口として期待されている。ただ、パキスタンの有力政治家は「グワダル港は何も中国のためだけにあるのではない。中央アジアの企業にも活用してもらいたい」と本音を語る。

 パキスタンから見れば、SAARCはインドの影響下にある国際機関にすぎない。インド国内への越境テロや、インド側の報復攻撃などで印パ関係は再び悪化した。16年11月にイスラマバードで予定したSAARC首脳会議も、主にインドの意向で延期となった。

 16年秋に訪米したパキスタン与党所属のムシャヒード・フサイン・サイード上院議員は記者団に、「中国やイラン、中央アジアも含めた拡大南アジアはすでに現実のものとなりつつある」と述べ、南アジア地域におけるインドの強い影響力を抑止しようという意図を隠さなかった。

■多国間の枠組みで「印パ和平」仲介も

 南アジアは、世界銀行の報告書で「世界の成長の中心地」との評価を受ける。17年も7%前後の成長が確実視される。ここに自国の余剰生産力を輸出・投資したい中国にとって、印パの対立解消による南アジアの安定化は一帯一路(OBOR)の推進など国益に合致する。

 中国現代国際関係研究所(CICIR)の李偉・反テロ研究センター主任は6月上旬、中国政府系の環球時報に対して「SCOは加盟国間の紛争に理想的な枠組みを提供できる」と述べ、SCOが印パ紛争を仲介する可能性を指摘した。これは中国側の本音とみていいだろう。

 しかし、SCOが新たに印パという核保有大国を迎え入れることには不安もある。ウズベキスタンやキルギスなど中央アジアの「小国」には、メンバーのバランスが崩れることへの懸念もあった。16年6月にタシケントで開いた前回のSCO首脳会議で議長を務めたウズベキスタンのカリモフ大統領は、印パの同時加盟について「協議は難航したが、我々はあらゆる意見対立を何とか乗り越えた」と認める。

 インドは、パキスタンと70年近くにわたって領有権を争うカシミールを「二カ国間の問題」としている。パキスタンはともかく、インドが多国間の仲介を受け入れる可能性はきわめて低い。SCO加盟国にも異論が出るのは必至だ。ユーラシアの大半をカバーする世界最大の地域協力フォーラムとなった拡大SCOは、なお様々な課題と思惑をはらんでいる。

322チバQ:2017/07/02(日) 21:30:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170702-00000040-jij-asia
「牛肉」で深刻な宗教対立=ヒンズー教徒が反イスラム暴力―インド
7/2(日) 15:54配信 時事通信
 【ニューデリー時事】インドで人口の約8割を占め、牛を神聖視するヒンズー教徒が、食肉用として牛肉を扱う少数派イスラム教徒に対し暴力を加える事件が相次ぎ、根深い宗教対立として社会問題化している。

 6月には牛肉を持った少年が殺害される事件も発生。ヒンズー至上主義団体と関わりの深いモディ首相も、懸念を表明する事態に発展している。

 インド紙タイムズ・オブ・インディアによると、首都ニューデリー近郊を走る列車内で6月22日、イスラム教徒のジュナイド・カーンさん(16)が十数人の男に囲まれ、刃物で刺されるなどして死亡した。同行していた兄弟の話によれば、カーンさんは購入した牛肉を運んで帰宅途中、男らにとがめられ、殺害されたという。

 同29日にも東部ジャルカンド州で男性が殺害された。同様の暴力事件は全国で頻発し、タイムズ・オブ・インディア紙によると、2014年以降、イスラム教徒23人が殺害された。22日の事件では、逮捕された容疑者の中にニューデリーの市職員2人が含まれた。公務員まで事件に関わる現実は憎悪の深刻さを示している。

 モディ首相はこうした事件を受け、29日の演説で「牛の名の下の殺人は許されない」と懸念を表明した。ヒンズー至上主義団体を母体とする与党インド人民党(BJP)出身のモディ首相は5月、食肉処理を前提とする牛の売買を禁止するなど流通規制を進めてきたが、6月22日の事件後、各地でイスラム教徒らによる抗議行動が発生。社会の混迷が深まっている。

323チバQ:2017/07/05(水) 20:00:45
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/340327/
ブータン発端に中印が緊張 ヒマラヤ係争地巡り
2017年07月04日 20時43分

 【ニューデリー、北京共同】ヒマラヤ山脈の小国ブータンと中国、インドの3カ国の国境地帯で境界を巡る緊張が高まっている。6月にブータンが「領土に道路を建設しようとした」として中国を非難したことが発端となり、ブータンと親密なインドが中国との国境地帯に軍を展開。中印両部隊のにらみ合いに発展し、両政府は舌戦も繰り広げている。

 中国による現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」がパキスタンやスリランカなどのインド周辺国を巻き込んでいるため、インドは「包囲網」として中国に対する警戒を強めていた。5月には北京で開かれた同構想に関する会議への政府代表の派遣を拒否している。

324チバQ:2017/07/17(月) 21:09:23
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170717X951.html
インド大統領選で投票=旧被差別階層の支持焦点に
14:10時事通信

 【チェンナイ(インド)時事】インドのムカジー大統領(81)の任期満了に伴う大統領選の投票が17日、実施された。与党インド人民党(BJP)候補のラム・ナス・コビンド前ビハール州知事(71)と野党国民会議派などが推すメイラ・クマール元下院議長(72)の一騎打ち。結果は20日に発表される。

 両候補はいずれも、インドに約2億人いるとされる旧被差別階層「ダリット」出身。インド紙ヒンドゥスタン・タイムズは、2019年に予定される総選挙に向けた与野党の思惑を伝え、「BJPはコビンド氏擁立によりダリット票の取り込みを狙っている」「野党側はクマール氏を立てて、BJPの企てを阻もうとしている」と選挙戦の構図を報じた。

325チバQ:2017/07/19(水) 20:00:07
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170719k0000m030046000c.html
<インド大統領選>人民党候補が当選見通し 20日開票
07月18日 18:54毎日新聞

 【ニューデリー金子淳】任期満了に伴うインド大統領選は17日、投票が実施された。上下両院と州議会議員の計約5000人による間接選挙で、20日に開票される。与野党ともに被差別カーストのダリト出身者を擁立したが、インドメディアによると、与党・インド人民党の候補者、ラーム・ナート・コビンド前ビハール州知事(71)が当選する見通しだ。

 大統領の任期は5年。国家元首として首相指名などを行うが、政治的実権は首相が握っており、儀礼的な役割が強い。

 コビンド氏は人民党のダリトによる下部組織でトップを務めた経歴もある。人民党の支持母体であるヒンズー至上主義団体・民族奉仕団(RSS)に近いとされ、野党からは宗教分断が強まると懸念も出ている。国民会議派などの野党連合は女性初の下院議長を務めたメイラ・クマール氏(72)を擁立し、一騎打ちとなった。

326とはずがたり:2017/07/19(水) 20:20:16
本来西蔵もこのスレで扱いたいぐらいだから当然このネタもこっち側。

「インドと戦う用意ある」中国が中印国境で実弾演習
China Ready for ‘War’ With India, Holds Live-Fire Drills Near Border
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-8007.php
2017年7月19日(水)18時10分
トム・オコーナー

<中印の覇権争いが激しくなるのと同時に国境をめぐる緊張は増す一方。両国軍が実際に戦火を交えた1962年の紛争以降では最も深刻な状態に>

中国共産党はこのほど、国境を接する大国インドに厳しい警告を発した。両国は、かねてから国境紛争をかかえており、最近も中国は国境付近で実弾演習を実施した。一部ではこの演習によりインド軍にかなりの数の死傷者が出たとの報道が流れたが、両国政府が共に否定した。

この6月にはインド軍が、両国が帰属を争うシッキム州の国境を越える事態が発生した。これを受けて中国共産党の機関紙、環球時報は7月18日付けで、両国に自制を求める内容の論説記事を掲載した。同紙は同時に、領土問題の焦点となっている地域をめぐり、中国はインドと戦う準備はできているという警告も発している。

シッキムは、中国のチベット自治区の南に位置するインドの一州。かつては清の属国で、イギリス統治を経てインドの支配下に入った経緯から、今も小競り合いが絶えない。

環球時報は今回の国境紛争を、アジアを代表する2つの大国が、経済および政治の覇権を巡って繰り広げている、より大きな競争の中にあると位置づける。さらに、この紛争が全面戦争になる事態に備えて、中国政府は部隊や軍備を中印国境に重点配置する用意があるとも述べている。

「中国は、インドの実効支配下にある地域をインド領とは認めていない。両国の間では国境に関する協議が今でも行われているが、この交渉を取り巻く空気はインドによって険悪なものになった」と、環球時報は主張した。

「中国はインドとの武力衝突を望んではおらず、むしろこれを避けるべく全力で努力している。しかし中国は同時に、主権を守るための戦いを恐れてはおらず、長期にわたる対立を念頭に置いた備えを実施するだろう」

2000人の犠牲者が出る衝突も
最近の中国とインドの国境をめぐる緊張は、両軍が実際に戦火を交えた1962年の紛争以降では最も深刻な状態にあると見られている。ヒマラヤ山脈東部の中印国境地帯で起きた同年の紛争では、主にインド軍の兵士を中心に約2000人の犠牲者を出し、中国がわずかながら領土を増やした。

それから半世紀以上の年月を経た2017年6月16日、緊張が再び高まっている。今回は、中国の西端部にあたるチベットと、インドの東に位置するシッキム州を隔てる、両国が合意した境界線をインド軍が越えたとして、中国が非難したことがきっかけだった。

中国は長い間インドによるシッキム州併合を認めておらず、インドの主権を承認したのは2003年になってからのこと。インド政府は、中国が国境付近でインフラの拡充を進め、インドと隣国ブータンの安全を脅かしているとして、中国政府を非難している。

どちらも矛を収める意志はなく、最近になって中国が軍事的な動きを活発化させたことから、状況は今すぐにでもエスカレートする危険性をはらんでいる。

中国軍がチベットで実施している一連の軍事演習では、戦車を用いた訓練や迫撃砲による砲撃、ミサイルの発射といった演習が、インド軍の部隊が駐留する地域からそれほど遠くない場所で行われている。

7月16日に行われた中国の演習については、中国が発射したロケットがインド軍に最多で158人の死者を出し、さらに多くの負傷者を出したとの報道が、中国や、やはりインドと敵対関係にあるパキスタンのメディアから相次いで行われた。

これらの報道については、中国とインドの両政府が速やかに、事実と異なると反論したが、7月18日午前の段階では、パキスタンのテレビ局、ドゥンヤTVのウェブサイトには、訂正されていない記事がまだ掲載されていた。中国共産党の機関紙である人民日報および環球時報は、これらの報道について「事実無根」と反論し、インド外務省も18日に同様の見解を示した。

インド外務省のゴパル・バグレイ報道官は、「これらの報道は全くの事実無根であり、悪意に満ち、有害だ。責任あるメディアであれば、これらの報道に注意を払うべきではない」と語ったと、インドの経済紙エコノミック・タイムズは伝えている。

一方で中国外交部は、インドの好戦的な姿勢を以前から批判している。外交部の陸慷報道官は、北京駐在の各国外交官がインドの行動に「衝撃を受けて困惑」しており、中国政府に対し懸念を表明していると主張した。陸報道官はインド政府に対し、「不法な越境行為を行った人員をインド側に戻し、事態のさらなる悪化を防ぐための適切な措置を取る」よう求めた。

(翻訳:ガリレオ)

327チバQ:2017/07/28(金) 19:52:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170728-00000075-asahi-int
パキスタン首相辞任 資産隠し疑惑巡り議員資格無効判決
7/28(金) 17:06配信 朝日新聞デジタル
 パキスタンのナワズ・シャリフ首相(67)が28日、辞任した。自らの資産隠し疑惑をめぐり、最高裁判所が同日、シャリフ氏の下院議員資格が無効だとの判決を下したことを受けたとみられる。政治の混乱は確実な情勢だ。

 シャリフ氏は昨年4月、世界の富裕層の資産隠しを暴露した「パナマ文書」で、息子や娘がタックスヘイブン(租税回避地)に会社を持っていたと指摘され、資産隠しに関与していた疑いが浮上。野党が最高裁に調査を申し立て、審理が続いていた。

 審理でシャリフ氏はあいまいな説明に終始。最高裁は、説明責任を果たさない首相の言動が、議員の適格性を定めた憲法の規定に違反すると判断した模様だ。憲法は62条で「議員は誠実でなければならない」などと規定している。

 パキスタンでは首相は下院議員から選出される。最高裁の判断を受けて選挙管理委員会が議員資格無効を認定すれば、シャリフ氏は自動的に首相を失職することになっていた。ただ、シャリフ氏は判決前から「最高裁の判断を受け入れる」と表明しており、選管の認定を待たずに辞任した形だ。(イスラマバード=乗京真知)

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170728-00000035-jij_afp-int
パキスタン最高裁、シャリフ首相の議員資格剥奪 失職へ
7/28(金) 17:41配信 AFP=時事
パキスタン最高裁、シャリフ首相の議員資格剥奪 失職へ
パキスタンの首都イスラマバードで記者団と話すナワズ・シャリフ首相(2017年6月15日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(写真追加)パキスタンの最高裁判所は28日、ナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)首相の議員資格を剥奪するとの判断を下した。この決定により、シャリフ氏は首相の座を降りることになる。

 最高裁のエジャズ・アフザル・カーン(Ejaz Afzal Khan)裁判官は、「シャリフ首相は議員資格を剥奪される。よって首相の職を維持することはない」と述べた。

 パナマの法律事務所から昨年流出した「パナマ文書(Panama Papers)」により、シャリフ首相一族がオフショア取引に絡んでいたとの複数の疑惑が明るみに出ており、最高裁は同国の腐敗防止機関に、さらなる調査に乗り出すよう求めた。【翻訳編集】 AFPBB News

328チバQ:2017/07/28(金) 20:03:36
http://www.sankei.com/world/news/170728/wor1707280037-n1.html
2017.7.28 19:55

パキスタン最高裁がシャリフ首相の失職を命令 3度目の解任 汚職でも捜査命令

反応 プッシュ通知

反応


 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンの最高裁は28日、タックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴いた「パナマ文書」に家族の名前が載り批判されていたシャリフ首相について、首相および下院議員の資格がないとの判断を示し、選挙管理委員会に失職させるよう命じた。シャリフ首相は直ちに辞任を表明した。今後、シャリフ氏率いる与党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)は新首相を立て、来年の総選挙を戦う。

 地元メディアなどによると、シャリフ氏は、子どもらが海外法人を通じ、ロンドンの高級マンションを取得したと指摘され、野党がシャリフ氏の解任を訴えていた。最高裁は、シャリフ氏について、海外法人での自身の立場を明らかにしておらず、議会や裁判所に不誠実だったなどとしている。さらに、当局にシャリフ氏の汚職容疑について捜査するよう命じた。

 シャリフ氏が首相職を追われたのは3回目。1993年に、汚職などを理由に大統領に解任され、99年には、ムシャラフ陸軍参謀長らのクーデターに遭った。最高裁は、5年前にもギラニ首相を法廷侮辱罪で失職させている。

329とはずがたり:2017/07/29(土) 06:41:37
中国、インド誌を「子供だまし」と批判、中国地図から台湾・チベット省く―中国メディア レコードチャイナ 2017年7月28日 10時30分 (2017年7月29日 06時00分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170728/Recordchina_20170728022.html

2017年7月27日、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は定例記者会見で、インドの有力英字誌「INDIA TODAY」が最新号の表紙で台湾とチベットを省いた中国地図を掲載したことを批判した。環球網が伝えた。

報道によると、問題の表紙は「中国の新しいひよこ」のタイトルとともに中国の国土を親鳥、パキスタンの国土をひよこに見立てたもので、中国の国土から台湾とチベットが省かれている。

陸報道官はこれについてコメントを求められ「こんな子供だましに、あなたは真剣に付き合うのか」と答えた。

環球網によると、インドを代表するニュース週刊誌「INDIA TODAY」の発行部数は110万部、読者数は1500万人を超えるという。(翻訳・編集/柳川)

中国、国境地帯でにらみ合い続くインドに警告「まぐれ当たりに期待するな」「中国軍を動かすことは難しい」―中国メディア
Record china配信日時:2017年7月25日(火) 23時50分
http://www.recordchina.co.jp/b185430-s0-c10.html

2017年7月24日、中国国防部の呉謙(ウー・チエン)報道官は記者会見で、中国とインドの国境地帯で中国が進める道路建設をめぐって両軍が対峙(たいじ)し、緊張した状況が1カ月以上続いていることについて、「境界を越えたインド軍が即時撤退するよう強く要求する。これが事態解決の前提と基礎だ」とし、「まぐれ当たりを期待し、現実的ではない幻想を抱くことのないようインド軍に注意したい」と警告した。環球網が伝えた。

呉報道官は「6月中旬に(中国とブータンの係争地で、インドの国境地帯でもある)洞朗(ドクラム)地区で中国が進めていた道路建設が、越境したインド軍に阻止された。洞朗地区は中国の領土であり、中国は自らの領土内で正常な道路建設を行っている。これは中国の主権行為であり、完全に正当で合法だ。インド側は公然と軍隊を派遣し、中印双方が認める国境線を越えた。これは中国の主権を損なう行為であり、国際法の基本準則に違反している」と主張した。

その上で「中国の国家の領土と主権を守るための決意と意思は揺るぎなく、そのためにはいかなる代価も惜しまない」「境界を越えたインド軍が即時撤退するよう強く要求する。これが事態解決の前提と基礎だ」「まぐれ当たりを期待し、現実的ではない幻想を抱くことのないよう、インド軍に注意したい」「山を揺り動かすことは容易だが、(人民)解放軍を揺り動かすことは難しい」などと述べた。(翻訳・編集/柳川)

330とはずがたり:2017/07/29(土) 06:44:06

インド人は結構権利意識が強くて大変だぞ〜。

中国スマホメーカーの印工場、リストラめぐり混乱、労働者が襲撃し携帯電話持ち去る―米華字メディア
レコードチャイナ 2017年7月28日 23時10分 (2017年7月29日 06時30分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170728/Recordchina_20170728069.html

2017年7月28日、米華字メディアの多維新聞によると、中国のスマートフォンメーカー、Vivoのインドの工場で、数百人の従業員を解雇したことにより混乱が起きている。

インドメディアによると、グレーター・ノイダにあるVivoの工場で25日、解雇された約60〜70人の労働者による襲撃があり、工場内の携帯電話が持ち出された。これを受け、中国大使館の代表者は、Vivoの関係者らと地元警察を訪れ、暴力事件について懸念を表明した。警察は中国企業への支援を約束した上で、迅速に対応できるように他の中国企業の詳細を提供するよう求めた。

消息筋によると、インドのトゥエンティ20方式のクリケットリーグ「インディアン・プレミアリーグ」の公式スポンサーであるVivoは、シーズン中に大量の労働者を雇用したが、シーズン終了後にリストラを開始。事前通知のない解雇に従業員の間で不満が高まっていた。

Vivoはこの2年間に約1万5000人を雇用したが、これまでに約700人の契約労働者に解雇通知を出したという。(翻訳・編集/柳川)

331チバQ:2017/07/30(日) 00:19:47
http://www.sankei.com/world/news/170729/wor1707290093-n1.html
2017.7.29 22:27

パキスタン首相後任は弟のパンジャブ州首相か
 パキスタンの英字紙ドーン(電子版)は29日、首相職を失ったナワズ・シャリフ氏率いる与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)が同日、新たな首相に、弟でパンジャブ州首相のシャバズ・シャリフ氏を選ぶことを決めたと伝えた。シャバズ氏は下院選の補選で当選する必要があり、それまではアバシ前石油・天然資源相を暫定首相にするという。(ニューデリー 岩田智雄)

332チバQ:2017/07/30(日) 00:52:53
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170729X591.html
パキスタン首相失職に軍関与か=政策面で亀裂顕在化
07月29日 18:24時事通信

 【ニューデリー時事】パキスタンのシャリフ首相は28日、タックスヘイブン(租税回避地)利用の実態を記した「パナマ文書」に関連する疑惑で議員資格を剥奪され、失職した。シャリフ氏は1990年以降3度首相を務めたが、うち2度はクーデターなど軍の関与により職を失っており、今回も軍の暗躍を疑う声が根強い。

 パキスタンはカシミール地方の領有をめぐり長年インドと対立しており、軍幹部の対印感情が極めて悪い。一方、シャリフ氏は97年の総選挙で対印批判を封印し勝利。その後も2014年にインドのモディ首相の就任式に出席したり、自身の孫娘の結婚式にモディ氏を招いたりするなど対印協調を目指してきた。

 13年には、政権を追われた99年のクーデター当時の陸軍トップだったムシャラフ元大統領を国家反逆罪で訴追。こうした政策が軍の反発を招き、亀裂が顕在化していた。

 シャリフ氏の失職は、野党の申し立てを受けて調査した最高裁が事実上決定した。ただ、全6人の調査チームには軍情報機関から2人が参加しており、ロイター通信は「軍が直接関与していないものの、『見えざる手』を使って追い落としを図ったといううわさが広がっている」と報じた。

333チバQ:2017/07/30(日) 18:36:22
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170730X605.html
パキスタン前首相、弟を後継指名=暫定首相にアバシ氏
01:34時事通信

 【ニューデリー時事】AFP通信によると、失職したパキスタンのナワズ・シャリフ前首相(67)は29日、与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)の会合でビデオ演説を行い、実弟のシャバズ・シャリフ・パンジャブ州首相(65)を後継指名した。一方で、当面の間はシャヒド・カカーン・アバシ前石油・天然資源相(58)を暫定首相にする方針を発表した。

 シャバズ氏が首相になるためには下院議員に当選する必要がある。シャリフ前首相は演説で「私の次はシャバズを支持したい。しかし、選挙を経なければならない。だからしばらくは、アバシを推挙したい」と述べた。

 パキスタン最高裁は28日、タックスヘイブン(租税回避地)利用の実態が記載された「パナマ文書」流出を受けた疑惑の調査で、シャリフ氏の議員資格を無効と判断し、シャリフ氏は議員資格を剥奪され失職した。実弟を後継指名することで事実上の「院政」を敷き、政治的な生き残りを図る狙いがあるとみられる。

334とはずがたり:2017/08/03(木) 11:55:49
インドの屋外排泄者は5.7億人、背景に根強い身分意識
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170731-00010002-nknatiogeo-asia
7/31(月) 16:10配信 ナショナル ジオグラフィック日本版

インド、デリーの北東にあるピープリ・ケラ村で、用を足すためにサトウキビ畑に向かう男性。容器の中には水が入っていて、トイレットペーパー代わりに使う。(Andrea Bruce/National Geographic)
 人類は誕生したときから、屋外で用を足してきた。人口が少なく、大地が排泄物を分解・吸収できている間は問題なかった。

 しかし都市部に人口が集中するようになると、衛生状態が住民の健康に影響を与え、特に汚物との接触を避けることが重要であることがわかってきた。現在、屋外排泄は世界的に減少傾向にあるが、それでも9億5000万人近くが日常的に外で排泄していて、そのうち約5億6900万人がインドに住んでいる。

11万7000人の幼児が下痢で死亡
 インドでは劣悪な衛生状態の影響が深刻だ。5歳未満の幼児11万7000人が毎年下痢で死亡している。慢性的に腹痛があって腸が弱っていると、食物から栄養が取れず、薬も効きにくい。体重不足の女性から生まれる子どもは発育が悪いので、感染症にかかりやすく、ワクチンの効果が薄いという悪循環も生じている。2016年のデータでは、インドの5歳未満の幼児のうち39%が発育阻害に陥っていた。

 2014年、インドのナレンドラ・モディ首相は、マハトマ・ガンジー生誕150年に当たる2019年10月2日までに、屋外排泄をなくすと宣言した。国連が設定した2030年を10年以上前倒しした目標になっている。そして、トイレの設置と排泄に対する意識改革に取り組むために、4兆円以上の予算を投じて一大キャンペーン「クリーン・インディア」を展開中だ。これには世界銀行も約1500億円を貸与している。

 モディ首相は、2019年までに、農村地域だけで1億カ所以上のトイレの新設を目指している。この目標が達成できるかどうかは別として、屋外排泄の習慣はなくなるのだろうかという疑問が残る。インド政府は、少なくとも30年前から低コストの「掘り込み式トイレ」を設置してきた。糞便をためる便槽を掘って造った簡素なものだ。しかし、そうしたトイレは地方のあちこちに点在しているものの、ほとんど倒壊している。

なぜ、屋外で排泄するのか
 3年前、「思いやりのある経済活動のための研究所」(RICE)はインドの農村地域に居住する2万2000人以上を対象に、実態調査を行った。トイレがあるにもかかわらず、いまだに屋外排泄を続ける家族が1人以上いる世帯は、全体の40%にのぼった。しかも、公的資金でトイレを設置した世帯では、屋外排泄率が自前で設置した世帯の2倍にもなった。

 一方でトイレのない世帯は、自分たちが使いたいようなトイレは高過ぎて手が出ないと回答していた。その理由をRICEが調べたところ、個人が設置するトイレの便槽は、世界保健機関が推奨する1.4立方メートルより4〜5倍も大きいことが判明した。「1.4立方メートルは世界中で使われている普通のサイズで、6人家族でも満杯になるのに5年かかります」とRICEの政策研究員、ニヒル・スリバスタブは説明する。

335とはずがたり:2017/08/03(木) 11:56:00
>>333-334
 なぜそこまで大きくしたがるのか。「便槽が小さいと5カ月であふれる」とマディヤ・プラデーシュ州南西部、カルゴーン県の村の自宅にトイレを設置したジャグディシュは説明するが、もちろん誤りだ。さらに彼は、満杯になったら身分の低いダリットを呼んでくみ出しをさせないといけないと言う。

「自分でやらないんですか?」。スリバスタブの問いに、ジャグディシュは首を振った。「周りの反発を買う。そんなことをしたら村八分に遭ってしまうよ」

 この発言は、インドの衛生状態をめぐる謎を解く手がかりとなる。開発途上国のなかでも経済が発展し、識字率が高く、水が十分手に入る国なのに、なぜ屋外排泄率が高いのか。これをRICEは、農村地域に根強く残る、衛生や不浄に対する観念とカースト意識が深く関わっているとみている。

 ダリットは不可触民とも呼ばれ、何千年も前から上位カーストと同じ井戸の水を飲んだり、同じ寺院に礼拝したりできず、彼らの前で靴を履くことさえ禁じられてきた。現在、こうした差別を禁じる法律はあるが、実効性はないに等しい。貧困と暴力に苦しむダリットは、生きるために汚れ仕事を引き受けざるをえない。上位カーストのインド人たちは、そうした仕事を遠ざけることで、身分の優位性を保ってきた面もある。

 しかし最近では、ダリットは差別の正当化に使われてきた仕事を拒否し、対等な立場を獲得しようとしている。そのため、汚物のくみ取りは引き受け手が減り、料金が高騰してきた。費用がかさんでも、トイレの便槽をなるべく大きくしておこうという動きは、こうした先行きの不透明さを受けた結果だ。簡素なトイレなら造れる者も、大きな便槽を掘る金がないという理由で屋外排泄を続けてしまう。

※ ナショナル ジオグラフィック8月号特集「きれいなトイレが世界を変える」では、世界のトイレ事情から衛生的な暮らしを実現する方法を考えます。

Elizabeth Royte/National Geographic

336とはずがたり:2017/08/06(日) 11:12:13
インドのしたたかさを知らず、印中対決に期待し過ぎる欧米
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/post-8142.php
2017年8月5日(土)12時30分
河東哲夫(本誌コラムニスト)

インドビジネスの強みはバランス感覚 Mukesh Gupta-REUTERS

<係争地で緊張を高めるかに見える「竜(中国)」と「象(インド)」。それでも対中包囲網の強化を期待できない理由とは>

これからの世界の両雄、中国とインドの関係がきな臭い。

6月16日に中国軍はブータンとの係争地ドクラム高地に侵入して、道路建設を開始した。ここはインドの中心部と北東端アルナチャルプラデシュ州を結ぶ回廊に近い戦略地点。中国軍はブータンとインドの抗議を尻目に居座っている。

今回の関係悪化は4月に始まった。4日にチベット仏教の最高指導者でインドに亡命しているダライ・ラマ14世がチベットのすぐ隣、アルナチャルプラデシュ州を訪問し、約1週間滞在してからだ。

5月14日に北京で開かれた一帯一路サミットにインドは参加を見送った。中国がインドと係争中のカシミール東部で開発を進めようとしていると不快感を表明し、国境問題を持ち出した形だ。さらに6月3日朝に、中国軍の攻撃ヘリがインド北部のウッタラカンド州に侵入した。

インドと中国は決別した――そう早とちりして欧米がインドを引き込むチャンスと思い込むと手痛い目に遭うだろう。インドはアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーだ。中国も6月9日の上海協力機構(SCO)首脳会議で、これまでの抵抗をやめてインドの加盟を認めている。

インドは米中ロ各国と付かず離れず、バランスを取るのにたけている。例えば軍事面でインドはロシアと陸海空の共同演習を、日米とは東シナ海やインド洋で海軍共同演習を定期的に行う。さらに中国を南北で挟む位置にあるモンゴルとも小規模共同演習を行う一方で、インドは中国とも共同演習を続けている。

親密な「竜象共舞時代」
インドにとってこれまで、最大の脅威は隣国パキスタン。もともと一つの国だったのが宗教を理由に別の国となり、カシミールで領土係争を抱え、テロを仕掛けてくるからだという。

だが、中国はいま押せ押せムードだ。ネパールではインドの影響力を覆す勢いだし、アフリカ東部のジブチに海軍基地を設けた。さらにインド洋ではパキスタンのグワダル港やスリランカのコロンボ港などの整備も手掛け、モルディブでも地歩を築いている。まるで「真珠の首飾り」でインドを締め上げるかのようだ。

ただ、インドは中国海軍を深刻な脅威とは思っていない。中国艦船の多くはマラッカ海峡を通ってインド洋に入る。その途上にあるアンダマン・ニコバル諸島にはインド海軍の基地があり、中国海軍を捕捉できる。インド海軍には中国空母「遼寧」に匹敵する空母もある。

だからインドはこれまで安心して中国の経済力を利用してきた。モディ首相と習近平(シー・チンピン)国家主席の仲はよく、中国語の読本にも「竜象共舞時代」との標語が出てくる。16年の印中両国間の貿易額708億ドルのうち、中国からインドへの輸出額は583億ドル。インドで中国製品の存在感は圧倒的で、家電ばかりか、ヒンドゥー教の神像など外国人観光客が買う土産物までが中国製だ。中国製日用品の一大集散地である浙江省義烏には、インド人バイヤーが押し掛けている。

インドの街を歩くと、地下鉄の工事現場に円借款供与案件であることを示す日の丸印のすぐそばに、中国の建設企業の看板が立っている。価格や工期などで優れている中国企業が落札してしまうのだ。

インドは米中ロのいずれにもなびかない。中国との対立を売りに欧米各国から支援を得ながら、中国ともしっかり裏で手を握る。13年には国境防衛協力協定を結び、不測の衝突を防ぐための一連の措置を合意しているのだ。

タフな交渉で知られるロシアの外交官がある時、こうこぼしていた。「インドほど交渉上手な国はない。ロシアの戦闘機を買うと言って喜ばせておいてから、何年も延々と値下げ交渉を仕掛けてくる」

今回の印中対立にも、余計な期待や過度の心配はやめよう。冒頭のダライ・ラマ視察への報復にすぎず、両国はそのうち和解するだろう。

[2017年8月 8日号掲載]

337とはずがたり:2017/08/06(日) 20:41:05
インド、中国の国際数学競技会参加取りやめに不満、台湾代表に「国旗」所持認める―中国紙
レコードチャイナ 2017年8月2日 18時00分 (2017年8月5日 00時00分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170802/Recordchina_20170802064.html

2日、中国紙・環球時報は、インドで開催された国際数学競技会に中国が参加を取りやめたことを受け、それを不満に思うインド側が、台湾の代表チームが開会式や閉会式で「国旗」を持つことを認めたと伝えている。資料写真。(Record China)
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2017年8月2日、中国紙・環球時報は、インドで開催された国際数学競技会に中国が参加を取りやめたことを受け、それを不満に思うインド側が、台湾の代表チームが開会式や閉会式で「国旗」を持つことを認めたと伝えている。

台湾・中央社によると、インド北部ウッタル・プラデシュ州の州都ラクナウで先月25日から30日まで国際数学競技会が開催されたが、国境付近で軍事的緊張が高まる中、中国は「参加者の安全面」を理由に代表8チームの参加を取りやめた。

台湾代表チーム関係者が中央社の取材で明らかにしたところによると、主催者側は中国が不参加を通知したことに強い不満を示したという。この関係者は「国際数学競技会では、開催地がどこであろうと、台湾代表と中国代表の旗について双方が事前に話し合い、中国側が双方ともに旗を飾らないことを選ぶのが通例だ」と説明している。

中央社によると、競技会以外でも、台湾の選手たちは主催者側が用意した夜会でインド国歌と「中華民国国歌」を演奏し、観客と貴賓から喝采と熱烈な拍手を受けたという。(翻訳・編集/柳川)

338チバQ:2017/08/13(日) 15:27:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081200352&g=int
前首相後継補選に夫人擁立か=パキスタン
パキスタンのシャリフ前首相のカルスーム夫人(左)と娘マリアムさん=2013年5月、ラホール(AFP=時事)
 【ラホールAFP=時事】パキスタン与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)が、最高裁判決で失職に追い込まれたシャリフ前首相の選挙区補選に、カルスーム夫人を擁立する方針を固めたもようだ。党関係者が11日、明らかにした。
 夫人はこれまで、政治の表舞台に登場することはほとんどなかった。前首相は、自身の後継者に実弟シャバズ・シャリフ・パンジャブ州首相を指名していた。アバシ現首相は、シャバズ氏が補選で当選するまでの「つなぎ役」のはずだったが、与党内では来年の総選挙までアバシ体制を維持すべきだと主張する声が高まっていると最近、盛んに報じられていた。(2017/08/12-13:03)

339チバQ:2017/08/26(土) 04:56:11
https://mainichi.jp/articles/20170816/k00/00m/030/087000c?inb=ys
印パ独立70年
関係改善遠く 実効支配線、続く衝突

毎日新聞2017年8月15日 21時07分(最終更新 8月16日 00時20分)

インド独立70年を祝い、国旗を掲げて街中を走る若者たち=ニューデリーで2017年8月15日、金子淳撮影
 【ニューデリー金子淳】パキスタンとインドは14、15日、それぞれ独立から70年を迎えた。分離独立の際はインドへ移住するヒンズー、シーク教徒の人々と、パキスタンに向かうイスラム教徒との間で宗教暴動が吹き荒れ、100万人以上と言われる死者が出た。独立後はカシミール地方の領土問題で対立し3度の戦争を経験。今年も実効支配線を挟んだ砲撃の応酬が続いており、関係改善の兆しは見えない。

 「故郷のことを考えると心が苦しくなる」。パキスタン東部の農村に住むイスラム教徒、ムニール・アフマド・ハッジさん(92)は、インドの首都ニューデリー郊外出身だ。70年前、村に軍人が来て「8日以内に出て行け」と命じられた。パキスタンまで列車と徒歩で数カ月。宿営地では病気やヒンズー教徒との衝突で「友人が何人も死んだ」。パキスタンで農地を与えられ生活は安定したが、今も望郷の念は消えない。

 印パ間は日常的に衝突を繰り返しており、国民の行き来は簡単ではない。パキスタンのアバシ首相は14日、独立記念日の演説で「我々は対話の努力を続けてきたが、インドの拡張主義者が障害になっている」と批判。インドのモディ首相も15日の演説で、昨年11月にテロ攻撃の報復としてパキスタン領内を限定攻撃したことに触れ、「世界はインドの強さを認識した」とパキスタンをけん制した。

 「(印パは)カナダと米国のような友人同士になると確信している」。パキスタン建国の父ジンナーは独立前こう語ったが、70年たってもなお、関係改善は遠いのが実情だ。

 【ことば】印パ分離独立

 英領インドはイスラム教徒が多数派の地域がパキスタン、ヒンズー教徒が多数派の地域がインドとして独立。500カ所以上あった「藩王国」と呼ばれる自治領も印パいずれかに帰属した。カシミールはイスラム教徒が多数を占める藩王国だったが、ヒンズー教徒の藩王がインドへの帰属を表明したため領土問題となり、第1次印パ戦争(1947〜49年)を招いた。71年の第3次印パ戦争では東パキスタンがバングラデシュとして独立した。

340チバQ:2017/09/02(土) 09:43:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170901-00000115-mai-asia
<パキスタン>「ムシャラフ氏は逃亡」 元首相暗殺で認定
9/1(金) 21:58配信 毎日新聞
 【ニューデリー金子淳】パキスタンのブット元首相が2007年12月、首都近郊ラワルピンディで暗殺された事件で、パキスタンの反テロ法廷は8月31日、「十分な警備体制を敷かなかった」として殺人罪などで起訴されたムシャラフ元大統領(74)を「逃亡者」と認定し、関係当局に資産の差し押さえを命じた。また、必要な警備や捜査を怠ったなどとして、当時の警察幹部2人に対し禁錮17年を言い渡した。地元メディアが伝えた。

 ブット元首相は選挙活動中に銃撃と自爆攻撃を受け死亡した。当時大統領だったムシャラフ氏は13年に起訴されたが、「暗殺される可能性がある」として出廷を拒否しており、16年から病気療養を理由にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに滞在している。ロイター通信によると、今後、帰国した場合は逮捕されることになるという。

 一方、反テロ法廷は、暗殺に関与したとして起訴されたイスラム過激派メンバーとされる5人については、証拠不十分のため無罪とした。

341とはずがたり:2017/09/10(日) 21:11:18
中国の対抗軸として何が何でもインドには経済発展して貰わないと行けない。

インド西部でインフラ整備を包括支援 安倍晋三首相、首脳会談で表明へ 日系企業の進出後押し
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1709100005.html
08:54産経新聞

 政府は9日、インド西部グジャラート州に複数のインフラ整備を包括支援するユニークな形の円借款を供与する方針を固めた。安倍晋三首相が13?15日に同州を訪問し、モディ首相との首脳会談で表明する。円借款は通常、橋や鉄道などプロジェクト別に供与するが、今回は、同州内の複数のプロジェクトを包括的に支援する方が、効率的に日系企業の進出を後押しできると判断した。

 同州には現在、日系企業約50社が進出する。

 今回の円借款は「プログラミング(課題解決型)ローン」と呼ばれ、日系企業のニーズの高い港湾や道路などのインフラの中から、州政府の要望と合致したものを優先的にプロジェクトを組んで整備。具体的な金額は今後詰める。日系企業が投資しやすいよう、日本側は州政府に制度改善なども求める。

 同州には、ホンダが二輪車の工場を構え、スズキも今年2月から四輪車の生産を始めた。スズキは2019年初頭に第2工場の稼働を目指すほか、第3工場も計画。米フォード・モーターやインドのタタ・モーターズも進出し、自動車部品メーカーの集積が急ピッチで進む。豊田通商も工業団地内に自動車向け鋼材製品の加工会社を設立、年内に工場を稼働する。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は11月に同州の主要都市アーメダバードに事務所を設置。現地に進出する中小企業のニーズを聞き取る。

 実際に円借款を供与する国際協力機構(JICA)は州政府と協議し、優先的に整備するインフラを決める。JICAは同国南部タミル・ナドゥ州にプログラミングローンで約350億円を供与し、港湾整備などにつなげた実績があり、応用する。

 また、アーメダバードと同国の最大都市ムンバイを結ぶ高速鉄道(約500キロ)で日本の新幹線方式が導入される。安倍首相は、インド訪問中に関連の記念式典にも出席する予定で、日本側は、他の高速鉄道路線の追加受注を狙うほか、沿線開発の商機もうかがう。

342とはずがたり:2017/09/10(日) 21:15:28

製造業支援、共同で策定=日印経済相が会談
09月09日 19:21時事通信
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-170909X513

 【マニラ時事】世耕弘成経済産業相は9日、インドのプラブ商工相とフィリピンのマニラで会談した。インド西部グジャラート州の製造業を支援するため、インフラ投資や人材育成、規制緩和などの分野で10カ年の長期計画を共同で策定することで一致した。安倍晋三首相は13?15日にインドを訪問する予定で、モディ首相との日印首脳会談の議論にも反映される見通しだ。

343チバQ:2017/09/18(月) 06:20:01
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170918k0000m030038000c.html
パキスタン>下院補選、前首相の妻優勢か

09月17日 18:23

 【バンコク金子淳】パキスタン東部ラホールで17日、シャリフ前首相が所得隠し疑惑で最高裁から議員資格を剥奪されたことに伴う下院の補選が実施された。地元メディアによると、与党・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML��N)が擁立したシャリフ氏の妻カルスーム氏が優勢とみられている。即日開票で、17日深夜(日本時間18日未明)ごろまでに大勢が判明する見通し。

 補選は来年に総選挙を控える中、与党の前途を占う選挙戦として注目されている。シャリフ氏は当初、弟を首相候補として補選に出馬させる考えだったが、党内の反対もあり断念した。カルスーム氏はがんの治療のためシャリフ氏とロンドンに滞在中で、選挙戦は娘のマリヤム氏が中心に進めていた。

 シャリフ氏はタックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴露したパナマ文書をきっかけに不正が発覚し、議員資格の剥奪を受け首相を辞職。今月8日には刑事当局から起訴された。

344とはずがたり:2017/09/19(火) 19:10:23

インド新幹線は失敗のリスクが高く、失敗したら日印関係はぎくしゃくする?―香港メディア
レコードチャイナ 2017年9月19日 17時50分 (2017年9月19日 19時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170919/Recordchina_20170919069.html

2017年9月19日、中国メディアの参考消息は香港メディアの報道を引用し、日本がインドで建設する新幹線方式の高速鉄道は、失敗するリスクが高いとする記事を掲載した。

記事は、日本とインドはアジアにおける地位を固めるため、密接に協力して中国のアジアにおける影響力拡大に対抗していると指摘。特に高速鉄道分野で日本は、中国というここ10年で台頭してきた「新たな王者」に対して挑戦しているが、中国の安価な高速鉄道はアジアの発展途上国にとって大きな魅力だとした。

その上で、日本は今回インドでのプロジェクト獲得が容易ではなかったと指摘。1兆4600億円の円借款の利息はわずか0.1%で償還期間は50年と破格の待遇で、しかも日本は技術援助と研修計画も提供することで、このプロジェクトを獲得した。

しかし記事は、インドではコストと安全面での懸念が存在すると分析。特に利益の獲得は容易なことではなく、高速鉄道が成功するか否かは高いチケット代と大量の人の流れが必要だと指摘した。例えば東京と大阪を結ぶ新幹線は、1日350本以上走っており、年間の乗客数は1億6300万人に上るが、ムンバイとアーメダバードを結ぶ路線で同様の数字が得られるかどうかは確定できないとした。

さらに、もしこのプロジェクトが失敗するようなことがあれば、日本とインドの関係もぎくしゃくするだろうとし、実際のところ日本とインドには文化面で多くの違いがあって合わない面が少なくないと主張した。(翻訳・編集/山中)

345とはずがたり:2017/09/19(火) 22:54:44


日米印外相会談、中国を念頭に戦略的寄港増で一致 対北朝鮮の圧力強化も確認
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1709180051
00:04産経新聞

日米印外相会談、中国を念頭に戦略的寄港増で一致 対北朝鮮の圧力強化も確認
河野太郎外相
(産経新聞)
 【ニューヨーク=杉本康士】米ニューヨークを訪問中の河野太郎外相は18日午前(日本時間同日夜)、ティラーソン米国務長官、インドのスワラジ外相と会談した。3日に核実験を実施した北朝鮮への圧力強化に向け連携を確認した。一方、インド洋でのプレゼンスを強化する中国軍を念頭に、自衛隊と米印両軍による地域国への戦略的寄港を増やすことで一致した。

 日米印外相会談は一昨年9月以来2回目。3外相は「航行の自由」「法の支配」の重要性を確認し、南シナ海で一方的な軍事施設建設を進める中国を牽制した。自衛隊が7月に初めて正式参加した日米印の海上共同訓練など安全保障協力を強化することでも一致した。

 河野氏はまた、中国の協力で開発が進むパキスタン南西部グワダル港に言及した。インド周辺地域では、中国がスリランカやバングラデシュでも港湾整備に関与して海軍拠点とする「真珠の首飾り」戦略を進めている。河野氏は「日米印が拠点港への戦略的寄港を強化することが必要だ」と訴え、米印両外相から賛同を得た。日印両国が取り組む港湾整備協力に米国も加わることでも合意が得られた。

 河野氏は18日にロシアのラブロフ外相、オーストラリアのビショップ外相らとも会談する。

346とはずがたり:2017/09/24(日) 20:07:12

日本が急接近するインドが「対中国」で頼りにならない理由
Abe’s Big Bet
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8480_1.php
2017年9月20日(水)06時40分
ジェーソン・オーバードーフ(ジャーナリスト)

347チバQ:2017/11/26(日) 23:46:36
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171127k0000m030089000c.html
<ネパール>親印か親中か 新憲法下で初の下院選
22:00毎日新聞

<ネパール>親印か親中か 新憲法下で初の下院選
下院選で、1票を投じる男性=ネパール中部チョータラで26日、AP
(毎日新聞)
 【ニューデリー金子淳】中国とインドに挟まれた内陸国ネパールで26日、2015年の新憲法施行後初となる下院選(定数275議席)の第1回投票が行われた。親印の与党・ネパール会議派を中心とする「民主同盟」と、中国寄りとされる野党連合「左派同盟」が争う構図で、今後の外交方針を占う選挙となりそうだ。

 26日は北部32地区で投票を実施。12月7日に首都カトマンズなど残る45地区で行われ、12月中旬ごろに小選挙区(165議席)と比例代表(110議席)の結果が発表される。

 地元メディアなどによると、ネパールは今年5月、中国が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」に参加し、鉄道や道路などを建設することで合意。だが、その後に発足したネパール会議派政権は今月13日、中国の支援で建設予定だった水力発電所計画を取りやめると発表し、親印姿勢を示した。

 一方、第2党の統一共産党と第3党のネパール共産党毛沢東主義派(毛派)が結成した「左派同盟」は政権を取った場合、この計画を復活させると宣言している。ネパールは常に中印間のバランス外交を迫られているが、今回の選挙の結果次第で比重の置き方が変わりそうだ。

 ネパールでは06年まで10年間にわたり、政府軍と毛派との内戦が続いた。また08年に国王を追放して連邦共和制に移行したが、新憲法の制定作業が難航。15年4月の約9000人が死亡した大地震を機にようやく起草作業が加速し、同9月に新憲法が公布された。

 連邦共和制に移行してから9年間で9回も首相が交代するなど不安定な政情が続いただけに、今選挙は、過半数を占める安定政権が成立するかも焦点だ。地元紙のシャンブー・カトル記者は「選挙は新憲法下での安定に向けた最初のステップ。政治が安定すれば経済開発に集中できるだろう」と期待を寄せた。

348チバQ:2017/11/26(日) 23:47:42
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1711260020.html
ネパール、進まぬ復興 大地震から2年半、総選挙の争点に
20:29産経新聞

ネパール、進まぬ復興 大地震から2年半、総選挙の争点に
ネパールの首都カトマンズでは、地震でシンボルだったダラハラ塔が倒壊したが、いまだ再建されていない(森浩撮影)
(産経新聞)
 【ニューデリー=森浩】ネパール下院選挙は26日、1回目の投票が行われた。選挙の争点のひとつがネパール大地震(2015年4月発生)からの復興だ。発生から2年半が経過したが、不安定な政治情勢が影響し、再建に向けた歩みは極めて遅い。

 ネパール中部を震源とした地震では、約9000人が死亡。世界最高峰エベレストでは雪崩が発生し、日本人1人も犠牲になった。

 ネパール復興庁のヤンマル・ブサル報道官によると、現在でも住宅約76万戸で補修作業が必要な状態が続いている。カトマンズのシンボルだったダラハラ・タワー(高さ約60メートル)も倒壊後、再建されていない。「復興プランはまだ60%が達成されたにすぎない」とブサル氏は話す。

 復興作業が遅れている原因は15年9月公布の新憲法をめぐる政治混乱だ。各政党の勢力争いが激化し、地震後だけで4人の首相が誕生した。今回の下院選で安定的な政権が誕生して「ようやく復興が始まる」(地元ジャーナリスト)と期待する声もある。

 下院選は12月7日に2回目の投票が行われ、その後開票作業が行われる予定。

349チバQ:2017/11/26(日) 23:52:07
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1711250022.html
中印の間で揺れる小国ネパール 26日に下院選、親中政権誕生の可能性
11月25日 19:19産経新聞

中印の間で揺れる小国ネパール 26日に下院選、親中政権誕生の可能性
ネパールの首都カトマンズで、国旗を掲げて街を練り歩き、支持を呼びかける候補者(森浩撮影)
(産経新聞)
 ネパールで新憲法下で初となる下院選挙が実施され、26日に第1回の投票が行われる。選挙戦では共産系の2政党が協力することで一致。勝利すれば中国への傾斜が一気に強まる可能性が高い。一方で歴史的にも経済的にも関わりが深いインドの存在も無視できず、選挙結果によっては南アジア情勢に影響を与えかねない。ヒマラヤの小国は強国のはざまで揺れている。(カトマンズ 森浩)

連携で政権狙う左派

 「大勝を狙っている。今の情勢は不可能ではないと考えている」

 第2党・統一共産党最高幹部のクマル・ネパール元首相は産経新聞の取材に強気に話した。ネパール氏は街を練り歩きながら支持を呼びかけたが、有権者からは「政治の安定が必要」「政府は雇用を生み出す必要がある」などと訴える声が聞こえた。

 選挙戦が一気に熱を帯びたのは10月に入ってからだ。統一共産党と第3党のネパール共産党毛沢東主義派(毛派)が「左派同盟」を結成すると発表した。

 離合集散が激しいネパール政界では共産主義を標榜する政党が複数ある。統一共産党のイシュクル・ポカレル書記長は「党名は『リベラル』という意味でとらえてほしい」とくぎを刺すが、「中国寄り」(地元ジャーナリスト)との声は強く、同盟側が勝利なら親中政権誕生は避けられない。

 対するシェール・デウバ首相率いる第1党・ネパール会議派(NCP)は親インド住民「マデシ」の取り込みを狙う。若手指導者の一人、ガガン・タパ元保健相は「左派の連携には驚かされたが、われわれも選挙戦に自信がある」とこちらも手応えを口にした。

中国人が「上客」

 ネパールは、同じくヒンズー教徒が多数派のインドと関係が深く、輸出入の相手先としてもトップだが、昨今、中国寄りの“赤色”が急速に濃くなっている。

 5月、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に協力することで合意。中国の鉄道をカトマンズまで延伸する計画も持ち上がる。4月にはネパール軍と中国人民解放軍が初の合同訓練も行うなど接近は誰の目にも顕著だ。

 「中国人の観光客も圧倒的に増えた。インド人より中国人に稼がせてもらっている」と話すのは、カトマンズで土産物屋を経営する男性(65)だ。仏像や絵画を手当たり次第、“爆買い”していくので店の売り上げは3年前の3〜4倍になったという。

 そうした中国の影響力にインドは懸念を深めており、「ネパールの動向を注視している」(インド軍元幹部)状況だ。ネパールは今月13日に突然、中国企業と契約した水力発電所計画を中止したが、中国一辺倒ではない姿勢をインドに示したという指摘もある。

 政党の勢力争いと大国の思惑が混在する中、市民にとっては平均所得が年間800ドル(約9万円)という経済問題の方が深刻だ。候補者の遊説を見ていた主婦、ラムケシャリ・シェスタさん(60)は、4人の孫が誰も学校に通えていないという。「何党でも中国でもインドでもいい。生活を楽にしてほしい」とつぶやいた。

 ネパール下院選 定数は275議席(小選挙区165、比例代表110)。ネパールは約10年に及ぶ内戦の終結を経て、2008年に立憲君主制を廃止し、連邦共和制へ移行。15年9月に公布された新憲法でそれまでの一院制に変わり、二院制を採用することが決まった。投票は26日と12月7日に行われる。新憲法で新設された7つの州の議会選挙も合わせて実施される。

350とはずがたり:2017/12/03(日) 18:47:26
千島ネタをロシアスレでやるのと同様,此処の話題はインドスレでやる。

ドクラムはインドではなくブータンと中国の係争地なのか。
で,此処https://www.google.co.jp/maps/@27.559923,89.0862331,13zらしい。

「中国固有の領土だ」中印紛争地区、離脱合意のはずが 軍駐留継続、トンネル建設着手か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171203-00000503-san-cn
12/3(日) 7:03配信 産経新聞

 【ニューデリー=森浩】インド、中国、ブータンの国境付近のドクラム地区で中印両軍の対峙(たいじ)が続いた問題をめぐり、中国側が最近、「ドクラム地区は固有の領土」と改めて発言し、軍隊駐留を示唆したことが波紋を広げている。中国軍が付近でトンネル建設に着手したとの報道もあり、インド側は神経をとがらせる。双方「要員の迅速離脱」で合意したはずの対峙だが、対立の火種はくすぶり続けている。

 中国国防省の呉謙報道官は11月30日の記者会見で、ドクラム地区をめぐり、「冬には撤退するのが慣例だが、なぜ(部隊が)依然、駐留しているのか」と質問され、「中国の領土であり、われわれはこの原則に従って部隊の展開を決定する」と応じた。

 ドクラム地区はヒマラヤ山脈の一角に位置し、冬は積雪のため部隊配備が困難となる。中国側は現在も軍隊が駐留していることを否定せず、配置を継続させることを示唆した格好だ。

 発言にインドメディアは反応し、PTI通信は「中国が軍隊を維持することを示唆」と呉氏の発言を報じた。中国側の動きに敏感になっていることがうかがえる。

 ドクラム地区では、中国軍が道路建設に着手したことを契機に6月下旬から中印両軍のにらみ合いが発生。8月28日に「対峙地点での国境要員の迅速な離脱が合意された」と宣言され、事態は収束したかのように見えた。

 ただ、中国側は「パトロールは続ける」(華春瑩・外務省報道官)との意向を示しており、10月に入っても「中国軍はまだ駐在する」とインド紙が報道。インド民放は11月、ドクラム地区付近で中国軍が「6カ所でトンネル工事をしており、兵舎も建設中だ」と報じた。

 今夏のにらみ合いは1962年の国境紛争以来、「軍事衝突の恐れが最も高まった」とされたが、いまだ緊張関係が継続している格好だ。印政治評論家のラメシュ・チョプラ氏は「各地で覇権主義を強める中国側が、簡単に引き下がると思えない」と指摘している。

http://sanchai-documents.blog.so-net.ne.jp/2017-06-30
要注目、西部の国境地帯 [ブータン]
インドの中国非難にブータン参戦(後略)
産経新聞、2017年6月29日、岩田智雄記者(ニューデリー)
http://www.sankei.com/world/news/170629/wor1706290041-n1.html

【記事全文】
インドと中国の越境をめぐる非難の応酬に、両国にはさまれる小国ブータンが加わった。中国がインド部隊が侵入したと非難する地域は、中国とブータンの紛争地「ドクラム高地」にあるからだ。緊密な関係にあるインド、ブータンが中国と対立する構図で、問題はさらに悪化している。

ブータンのナムギャル駐インド大使は28日、PTI通信に「中国人民解放軍が最近、ドクラムにあるブータン陸軍の兵舎に向かう道路の建設を始めた」として、中国側に抗議したことを明らかにした。

中国外務省はこれに先立ち、「インド国境警備隊がシッキム地域の中印境界を超えて中国領に入り、ドンラン(ドクラムの中国名)で、中国国境部隊の通常の活動を妨害した」とインドに抗議していた。

ドクラム高地はインド領に突き刺さる中国領チュンビ渓谷に隣接する。南のインド主要部と北東部を結ぶ細長い「シリグリ回廊」に中国軍が侵入すればインドは東西に分断されるため、一帯は戦略的な地域だ。インドはブータンに支援を与え、軍を駐留させている。(後略)

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

「ドクラム高地」がどこだかわからない方もいらっしゃるかもしれないので、地図を追加で添付しておく。ブータンと中国とは国境画定でもめている地域が4つあると聞いたことがあるが、添付の地図では3つしか確認できない。(もう1カ所はガサ北部らしい。)

351チバQ:2017/12/11(月) 13:44:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121100340&g=int
親中派が過半数=親インドの第1党大敗-ネパール下院選

 【ニューデリー時事】中国とインドに挟まれたネパールで11月26日と今月7日に投票が行われた下院選(定数275)の小選挙区(同165)で、親中派とされる「左派同盟」が過半数を確保した。選管が10日、発表した。これにより、中国寄りの政権が誕生する可能性が出てきた。残る110議席は比例代表制で選ばれる。
 選管によると、結果が確定した130議席のうち、統一共産党(UML)と共産党毛沢東主義派(毛派)が主導する左派同盟が97議席を獲得。親インドで現行議会第1党の与党・ネパール会議派(NCP)は15議席にとどまる大敗。(2017/12/11-10:15)

352チバQ:2017/12/11(月) 18:38:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171211-00000076-jij-asia
親中政権誕生も=共産系「同盟」が過半数確保―ネパール下院選
12/11(月) 16:19配信 時事通信
 【ニューデリー時事】中国とインドに挟まれたネパールで11月26日と今月7日に投票が実施された下院選(定数275)の小選挙区(同165)で、中国寄りとされる共産系の「左派同盟」が過半数を確保した。

 選管が10日、発表した。これにより、親中派政権が誕生し、シルクロード経済圏構想「一帯一路」などで接近する中国との関係が深まる可能性が出てきた。

 残る110議席は比例代表制で選ばれる。選管によると、結果が判明した144議席のうち、統一共産党(UML)と共産党毛沢東主義派(毛派)が主導する左派同盟が107議席を獲得。親インドで現行議会第1党の与党・ネパール会議派(NCP)は18議席にとどまっている。

 ネパールでは2015年に約9000人が死亡する大地震が発生。政争が相次いだこともあり、2年半以上たっても復興が進んでいない地域もある。専門家は「国民は安定を求めている」と指摘しており、5〜9月の地方選でも過半数を獲得した左派同盟に国政を託したとみられる。

 UMLトップのオリ議長は「選挙後に共産党政権が生まれるだろう」と述べ、共産系勢力の統合を図る。同議長は選挙戦中の11月、直前に政府が中止した中国国営企業傘下の企業が支援する水力発電所建設計画の復活を示唆。中国への配慮をのぞかせている。

353とはずがたり:2017/12/11(月) 21:31:39
親中政権誕生も=共産系「同盟」が過半数確保-ネパール下院選
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121100775&g=int

ネパール統一共産党(UML)のオリ議長=11月28日、カトマンズ(EPA=時事)
 【ニューデリー時事】中国とインドに挟まれたネパールで11月26日と今月7日に投票が実施された下院選(定数275)の小選挙区(同165)で、中国寄りとされる共産系の「左派同盟」が過半数を確保した。選管が10日、発表した。これにより、親中派政権が誕生し、シルクロード経済圏構想「一帯一路」などで接近する中国との関係が深まる可能性が出てきた。
地震被災者「家再建を」=ネパール下院選投票

 残る110議席は比例代表制で選ばれる。選管によると、結果が判明した144議席のうち、統一共産党(UML)と共産党毛沢東主義派(毛派)が主導する左派同盟が107議席を獲得。親インドで現行議会第1党の与党・ネパール会議派(NCP)は18議席にとどまっている。
 ネパールでは2015年に約9000人が死亡する大地震が発生。政争が相次いだこともあり、2年半以上たっても復興が進んでいない地域もある。専門家は「国民は安定を求めている」と指摘しており、5〜9月の地方選でも過半数を獲得した左派同盟に国政を託したとみられる。
 UMLトップのオリ議長は「選挙後に共産党政権が生まれるだろう」と述べ、共産系勢力の統合を図る。同議長は選挙戦中の11月、直前に政府が中止した中国国営企業傘下の企業が支援する水力発電所建設計画の復活を示唆。中国への配慮をのぞかせている。(2017/12/11-16:24)

354チバQ:2017/12/12(火) 19:48:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171212-00000069-san-asia
ネパール、親中政権誕生へ 総選挙小選挙区 左派同盟が過半数
12/12(火) 7:55配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】ネパールで行われた新憲法下で初となる下院選挙(総選挙)は、第2党の統一共産党(UML)と第3党のネパール共産党毛沢東主義派(毛派)による「左派同盟」が小選挙区で過半数の議席を獲得した。親インドの第1党・ネパール会議派(NCP)は劣勢で、中国に近い左派政権が誕生する可能性が高まっている。

 選挙は11月26日と12月7日の2回に分け投票が行われ開票作業が進んでいる。選挙管理委員会によると、11日朝現在のまとめで、小選挙区(165議席)のうち、UMLと毛派は計101議席を獲得。NCPは21議席にとどまっている。比例代表(110議席)でも左派同盟が優勢なもようで、地元紙カトマンズポストは「NCPは壊滅的大敗に直面する」と指摘している。

 選挙戦は10月、一気に展開した。合流も視野にUMLと毛派が選挙協力で合意。両党は中国に近いスタンスを取っており、NCPと激しい選挙戦を繰り広げた。NCPは親インド住民「マデシ」への支持拡大を狙う戦略を採用。11月13日に政府は、中国企業と契約していた中部ブディガンダキ川での水力発電所プロジェクトを取り消すなどして、インドに近い層を取り込む作戦に出ていた。

 既に現地では、左派同盟勝利なら水力発電所取り消しについて、「見直すことも視野に入る」(UMLのイシュクル・ポカレル書記長)との発言も出ている。

 同じくヒンズー教徒が多数を占めるインドと関係が深いネパールだが、選挙後に一気に「親中国」にかじを切る展開も予想される。

355チバQ:2017/12/12(火) 22:13:42
http://www.sankei.com/world/news/171211/wor1712110030-n1.html
2017.12.11 20:59

ネパール、親中政権誕生へ 総選挙、「左派同盟」が小選挙区で過半数獲得
 ネパールで行われた新憲法下で初となる下院選挙(総選挙)は、第2党の統一共産党(UML)と第3党のネパール共産党毛沢東主義派(毛派)による「左派同盟」が小選挙区で過半数の議席を獲得した。親インドの第1党・ネパール会議派(NCP)は劣勢で、中国に近い左派政権が誕生する可能性が高まっている。

 選挙は11月26日と12月7日の2回に分けて投票が行われ、開票作業が進んでいる。選挙管理委員会によると、11日朝現在のまとめで、小選挙区(165議席)のうち、UMLと毛派は計101議席を獲得。NCPは21議席にとどまっている。比例代表(110議席)でも左派同盟が優勢なもようで、地元紙カトマンズポストは「NCPは壊滅的大敗に直面する」と指摘している。

 選挙戦は10月に入って、一気に展開した。合流も視野にUMLと毛派が選挙協力で合意。両党は中国に近いスタンスを取っており、NCPと激しい選挙戦を繰り広げた。

 NCPは親インド住民「マデシ」への支持拡大を狙う戦略を採用。11月13日に政府は、中国企業と契約していた中部ブディガンダキ川での水力発電所プロジェクトを取り消すなどして、インドに近い層を取り込む作戦に出ていた。

 すでに現地では左派同盟勝利なら、水力発電所取り消しについて「見直すことも視野に入る」(UMLのイシュクル・ポカレル書記長)との発言も出ている。同じくヒンズー教徒が多数を占めるインドと関係が深いネパールだが、選挙後に一気に「親中国」にかじを切る展開も予想される。(ニューデリー 森浩)

356とはずがたり:2017/12/17(日) 10:24:15
世界展開したかったら世界的に商標取っとかないとね〜。。

社名「プリウス」認める判決 インド最高裁でトヨタ敗訴
12月16日 16:43朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASKDJ13LQKDHUHBI04C.html

 「プリウス」の社名を認めます――。インド最高裁は14日、トヨタ自動車がハイブリッドカー「プリウス」の名称の使用差し止めを求めていた訴訟で、トヨタ側の訴えを退けた。インドの自動車部品メーカーが「プリウス」を社名に使っていた。

 訴えられていたのは、首都ニューデリーにある自動車部品メーカー「プリウス・オート・インダストリーズ」。トヨタ車の交換用の部品もつくっているという。最高裁によると、同社は2002年から、社名を登録している。

 トヨタ側は、プリウス社が社名を登録した後の09?10年にインド市場でプリウスの販売を始めた。しかし、日本では1997年から販売しており、すでに広告やニュースなどで「プリウス」の名前はインドを含む世界で有名になっていた、と主張していた。

 最高裁は「97年にニュースになってはいるが、インド市場で(プリウスの)ブランド名が確立しているとはいえない」と指摘。「インドでは販売台数も相当限られ、(部品メーカーが社名を登録する前の)01年以前に広告はなかった」として、トヨタ側の訴えを退けた。

 ホームページによると、トヨタのプリウスは、インドでは約770万円から販売されている。(ニューデリー=奈良部健)

357チバQ:2017/12/25(月) 10:40:39
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171224X862.html
ガンジー家「御曹司」野党総裁に=19年総選挙で巻き返し狙う
12月24日 20:46時事通信

 【ニューデリー時事】インドの前与党で、2014年の総選挙で大敗を喫した野党第1党の国民会議派総裁にラフル・ガンジー氏(47)が就任した。ラフル氏は、1947年のインド独立後、初代首相ネールら3首相を輩出した名門ネール・ガンジー家の御曹司で、ラジブ・ガンジー元首相の長男。19年の次期総選挙に向けた党勢立て直しで、その手腕が問われる。

 ラフル氏は、今月16日の就任式で「われわれは憎しみを広めず、国を分断しない。与党インド人民党(BJP)は分断により国を弱める」と演説。BJPはヒンズー至上主義を掲げ、ヒンズー教徒が神聖視する牛の食肉流通規制などで少数派からの批判を招いている。ラフル氏はBJPとは一線を画し、国内各派に配慮する姿勢を強調した。

 手腕が問われる試金石となったのが、就任式前の9、14両日に投票が行われた西部グジャラートの州議選だ。同州はモディ首相の「お膝元」。会議派の大敗も予想される中、ラフル氏は22日間の選挙戦中に約150カ所で演説を行うなど精力的な活動を見せた。

 結果として、BJPが過半数の99議席を確保したものの、会議派も前回から16議席を上積みする77議席と善戦。地元紙ヒンドゥスタン・タイムズは「首相地元での健闘はラフル氏を勢いづける」と論評した。

 ただ、ラフル氏は14年の総選挙で実質的な首相候補として戦い、過去最低議席を記録する惨敗を喫した過去がある。総裁として臨む19年の総選挙で、汚名をそそぎたいところだ。

 ラフル氏は英ケンブリッジ大大学院(哲学)を修了後、ロンドンのコンサルティング会社で働いた経歴を持つ。04年に下院議員に初当選。13年には会議派の副総裁に就任し、母のソニア総裁を支えてきた。ソニア氏はイタリア出身であることを批判され、首相になれなかった経緯がある。

358チバQ:2017/12/25(月) 14:45:34
http://www.sankei.com/world/news/171222/wor1712220003-n1.html
2017.12.22 14:00
【国際情勢分析】
友愛を説く御曹司、試される力量 印モディ首相に対抗するガンジー家の「血統」と「実力」
 インド・国民会議派の新総裁にラフル・ガンジー氏(47)が就任した。政界の名門ガンジー家の嫡男で、毛並みの良さは抜群。就任演説では「友愛」を強調して、党の結束を呼びかけた。圧倒的人気を誇るモディ首相とインド人民党(BJP)に押されっぱなしの国民会議派を立て直すことができるか。“王子様”の手腕が問われている。
(ニューデリー 森浩)

「インドのケネディ家」嫡男

 「彼らは怒りを広げ、われわれは愛を示す。これがBJPとの違いだ」。

 16日の就任式での演説で、ラフル氏はBJPを舌鋒鋭く批判した。BJPの政策がヒンズー至上主義の勃興や経済的格差をもたらしており、社会の分断を広げているとの主張だ。「私たちの国はあらゆる性別、年齢、性別、人種を問わず、愛と愛情に導かれる」とも話し、“友愛”の大切さも説いた。

 直接のライバルになるモディ首相については「プロパガンダの手法はすばらしいが、中身は空疎だ」と切って捨てた。

 劣勢に立つ国民会議派の期待を一身に背負うラフル氏だが、インド政治史に名を残す「ガンジーの血統」への期待でもある。

 歴史をひもとけば、ガンジー家は、独立の父マハトマ・ガンジーの子孫ではなく、初代首相だったジャワラルハル・ネールの系統だ。ネールの娘、インディラが後に下院議員となるフェローズ・ガンジーと結婚したことが、ガンジー姓を名乗るきっかけだ。

 フェローズとマハトマに血縁関係はないことから、ネールの血統は「ネール・ガンジー家」と呼ばれる。

 ネール・ガンジー家は幾人も政治家を輩出したが、その歩みは流血の歴史でもある。ネールと同様に政治の道を歩んだインディラは首相に就任したが、1984年10月、2人のシク教徒の警護警官により銃撃を受けて死亡した。息子ラジブも後を受けて首相となったが、91年5月の選挙遊説中に少数派民族タミル人過激派組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」に暗殺された。ラジブの弟サンジャイも政治家だったが、航空機事故で死亡している。

 その毛並みの良さと悲劇性から、ネール・ガンジー家は「インドのケネディ家」とも呼ばれる。

つきまとう「頼りなさ」

 国民会議派総裁に就任したラフル氏は、ラジブとイタリア出身のソニア氏の長男だ。ラジブの死後に98年から総裁を務めたソニア氏が退くかたちで総裁職を引き継いだ。

 ラフル氏は2004年から下院議員を務め、国民会議派副総裁でもあったが、これまでのキャリアからは頼りなさが浮かぶ。

 副総裁として戦った14年総選挙では、次期首相候補と期待されながらも、本人から国を牽引するという趣旨の発言はなく、求心力を欠いたまま選挙戦は進んだ。国民会議派はラフル氏を首相候補として前面に押し立てない戦略をとったが、「敗戦で御曹司を傷つけたくない」という配慮と国民には映った。

359チバQ:2017/12/25(月) 14:45:59
 結局、国民会議派は前回(09年)の206議席から5分の1近い44議席まで減らす歴史的大惨敗を喫することになった。

 さらに15年の国会では予算案審議の真っ最中にもかかわらず欠席。約2カ月間にわたり姿をくらませた。「党に関する最近の出来事と党の将来を熟考するため時間が必要」と届け出たが、頼りなさに批判の声も上がった。

 息子を擁護するソニア氏の姿勢が過保護に映ることもあり、嘲笑混じりに「王子様」(BJPのアミット・シャー党首はラフル氏)と表現されることもたびたびだ。快活な妹のプリヤンカ氏が期待された時期もあった。

相手は「カリスマ」と「選挙マシン」

 それでも「最近は落ち着きが見えるようになってきた」(地元ジャーナリスト)との声が上がる。

 総裁として初めての試金石となったのが、18日に開票された西部グジャラート州議会選挙だ。自ら地元寺院を回り、BJPのタカ派的アプローチとは違った「ソフトなヒンズー教路線」(英字紙タイムズ・オブ・インディア)での選挙戦を展開した。

 開票の結果、BJPの99議席に対し、会議派は77議席を獲得。前回選と比べて16議席増やし、モディ首相がかつて州トップを務めたおひざ元で意地を見せた形となった。


 大敗も想定された中での善戦に英字紙ヒンドゥスタン・タイムズは「接戦での敗北は、ラフル氏選出が後押しした」と指摘。会議派幹部も「グジャラートでの結果は、ラフル氏のリーダーシップによるもので、彼の政治的サクセスストーリーの始まりだ」と手放しで称賛した。

 ラフル氏の最大の目標は、19年の総選挙での失地回復だ。インド誌「インディア・トゥデイ」は、「恐るべき政治的カリスマであるモディ首相に加え、結果を常に出す“選挙マシン”であるシャー党首と渡り合わなくてはならない」と指摘。幼いころ駅でのチャイ(インドのミルクティー)売りを経験しながらのし上がったモディ首相に、名家の御曹司がどう対抗するか注目される。

360チバQ:2017/12/26(火) 19:04:35
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASKDT4VLCKDTUHBI01L.html
ブット氏暗殺10年、再び強まる軍部の干渉 パキスタン
10:11朝日新聞

 軍事政権下のパキスタンで、民主化を訴えたベナジル・ブット元首相の暗殺事件から27日で10年。いまだ真相は闇の中で、軍部が関与したとの疑念が消えない。事件の反動で民主化は進んだものの、絶大な力を維持する軍部の影が再び政治を揺るがし始めている。(イスラマバード=乗京真知)

 白いスカーフをまとったブット氏が首都イスラマバード近郊の演説会場に現れた。「民主主義を取り戻し、独裁を終わらせる」と数千人の聴衆に訴えた。

 2007年12月27日。総選挙を目前に、ムシャラフ大統領(当時)率いる軍政に不満を持つ国民らの間でブット氏の人気は最高潮に達していた。ブット氏は米英の後押しで8年ぶりに亡命先から帰国。政敵だったムシャラフ氏との連携を模索したが決裂し、選挙で政権奪還を目指していた。

 演説を終え、会場を後にするブット氏が車から身を乗り出した時だった。「タン、タン、タン」。至近距離から銃声が3回響いた。ブット氏の頭が揺れ、車内に崩れ落ちた――。同乗していた秘書のナヒド・カーンさんが明かした光景だ。

 ナヒドさんは「側頭部の傷穴から血が噴き出し、意識はなかった」と振り返る。直後に車外で銃撃犯が自爆し、24人が死亡した。事件の風化を案じ、日本メディアの取材に初めて応じたナヒドさんは、「射殺だった」と断言した。

 ところが、事件をめぐる軍政の対応は不可解だった。射殺だったとする証言を無視し、自爆の衝撃でルーフに頭がぶつかったとする「爆死」を唱えた。

 背景にあるのが、至近距離での射殺を許した要人警護の不備だ。現場に居合わせた男性(59)は取材に「警護の警察車両が、事件前に現場から走り去るのを見た」と証言した。

361とはずがたり:2017/12/26(火) 23:47:21
>背景には、2016年7月に発生した邦人殺害テロがある。ダッカに出張していた邦人7名が巻き込まれ命を落とした、あの痛ましい事件だ。
>テロ直後、外務省は海外安全情報の中でバングラデシュの渡航レベルを「レベル1」から「レベル2」の「不要不急の渡航中止」へと引き上げた。これをきっかけに日バ間の経済活動は大きく流れが変わってしまった。あれから約1年半が経過したが、日本企業の活動はいまだに正常化していない。

日本は途中で逃げるのか?バングラデシュで恨みの声
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171226-00051921-jbpressz-int
12/26(火) 6:15配信 JBpress

 バングラデシュがしびれを切らしている。日本が現地で進めている数々のインフラプロジェクトが滞っているからだ。新規の投資誘致も足止めを食らった格好で、なかなか先に進めない状況にある。

 12月14日、日本の国土交通省はバングラデシュの首都ダッカで、「第1回日バングラデシュ・ジョイントPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)プラットフォーム会合」を開催した。

 国土交通省は、バングラデシュを日本のインフラ関連企業にとっての有望市場と捉え、日本企業による現地でのPPP事業の獲得を目的に2015年から調査を行っている。本会合には、日本側からは国道交通省の担当者や現地日系企業の社員が出席。バングラデシュ側から紹介されたPPP候補案件について活発な議論が行われた。

 バングラデシュ側はPPPという枠組みで日本からの投資誘致に弾みをつけたい考えだ。だが、日本企業の腰は重い。関係者の1人は「現地法人はやる気でも、本社がウンといわないケースがある。治安への懸念は相変わらず消えない」と明かす。

 背景には、2016年7月に発生した邦人殺害テロがある。ダッカに出張していた邦人7名が巻き込まれ命を落とした、あの痛ましい事件だ。

 テロ直後、外務省は海外安全情報の中でバングラデシュの渡航レベルを「レベル1」から「レベル2」の「不要不急の渡航中止」へと引き上げた。これをきっかけに日バ間の経済活動は大きく流れが変わってしまった。あれから約1年半が経過したが、日本企業の活動はいまだに正常化していない。

■ チャンスを前に退却する日本勢

 バングラデシュでの日本企業の委縮は、2016年のテロから始まったわけではない。2014年の総選挙を前に与野党が激しく対立していたバングラデシュでは、ゼネスト参加者が一部暴徒化する「ハルタル」といわれる事態が頻繁に発生した。このとき、現地の日本人は自宅待機を余儀なくされ、日本から訪れるビジネスマンも減少した。その頃から「バングラデシュでは日本の存在感は減少する傾向をみせていた」と立教大学で特任教授として教鞭をとっていたバングラデシュ出身のサイエド・ムルトザ氏は振り返る。

 2014年9月に安倍首相がバングラデシュを訪問した際は、その流れが変わるように見えた。安倍首相は、5年間で最大6000億円の支援を打ち出すことを約束した。現地メディアは連日これを報道し、国民も日本への期待感を高めた。2014年は通算3期目の政権となるハシナ首相が新内閣を発足させた年で、今後5年間は経済活動が盛り上がると受け止められていた。しかし、日本企業はあのテロ事件により、退却を余儀なくされてしまう。

 それは結果的に、同国での中国のプレゼンスをさらに高めることにもなった。中国は2009年頃からバングラデシュに積極的に投資するようになった。大型インフラの受注はもちろん、消費財の流通でも中国はバングラデシュにとって身近な存在になっていた。

362とはずがたり:2017/12/26(火) 23:47:38
>>361
 中国は2016年のテロ事件後も腰が引けることはなかった。事件から3カ月後の10月に、バングラデシュを訪問した習近平国家主席は、5年間で最大230億ドル(2兆5300億円)という、日本の支援とは比較にならない金額の投資を提案した。

 「街では中国語で書かれた商品広告が目立ち、キャンパスでは『ニーハオ』と挨拶する機会が増えている」――そんな現地事情も聞こえてくる。

■ このままでは日本の信用が失墜

 中国勢がプレゼンスを高める一方で、萎縮する日本の姿はあまりにも対照的だ。現地ではそうした「日本勢のあり方」に厳しい目すら向けられている。ムルトザ氏は日本側のカウンターパートとして調査に協力してきたが、現状を次のように語っている。

 「バングラデシュの社会はすでに通常に戻っている。それなのに企業や財団、大学に至るまで交流は滞ったままだ。日本が落札したダッカ市内の高速都市鉄道の建設も滞っていると聞く。このままでは『日本は中途半端な状態で投げ出した』との印象を与えかねない」

 今秋、日本企業が現地の訪問先から面会を拒否されたという出来事があった。バングラデシュを訪問しようとした会社経営者は、「『今は来ないでくれ』とけんもほろろ。これではビジネスは前に進まない」と訴える。

 事件から1年を経てもなお動きを見せない日本へのいら立ちからか、バングラデシュ政府から日本の政府機関に対し「渡航レベルを下げてほしい」との依頼があったともいわれる。しかし、外務省によれば「レベル2は今後も続く」とのことだ。

 日本人が委縮しているのは新興国においてだけではない。欧州では度々テロが発生しているが、それでも各国からのツーリストで相変わらずにぎわっている。だが、「日本人旅行者だけは戻ってきていない」と英国の旅行会社は嘆息する。

 ちなみに英国社会はテロの痛手からたくましく立ち直っている。社会全体に「委縮していたら彼らの思うツボ」という認識が高く、「あえて普通に生活すべきだという意識を持つ人が多い」(英国駐在の日本の行政機関幹部)のだそうだ。

■ バングラデシュが中国を選ぶのは当然? 

 ご存知のように、バングラデシュは中国の「一帯一路」構想の重要な沿線国である。目下、中国は「陸のシルクロード」ではBCIM(バングラデシュ〜中国〜インド〜ミャンマー)経済回廊の開拓を進めており、「海上のシルクロード計画」ではインドを取り囲むようにして港湾基地の建設を進めている。

 中国の影が延びるバングラデシュでは、あたかも中国がインフラ市場を独占しているかのように見える。だが、バングラデシュ側からすれば「そうせざるを得ない状況にあった」ともいえないだろうか。日本にパートナーシップを求めても応えてくれないのなら、次の選択肢として中国を選ぶのは当然だろう。

 むしろ、見つめ直すべきは日本の過度なまでの“安全第一主義”なのかもしれない。あまりにもリスク回避に捉われていては、逆にビジネスチャンスと国際社会の信用を失うことにもなってしまう。重要なのはリスクを回避するとともに、時々刻々と変化する現地情報をしっかりと読み解くことである。

姫田 小夏

363チバQ:2017/12/27(水) 17:51:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201712/CK2017122702000129.html
ネパール、中国接近へ 下院選で親インド派大敗

2017年12月27日 朝刊


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 十一、十二月に実施されたネパール下院選(定数二七五)で、親中派の野党連合「左派連合」が圧勝した。議席配分が数日中に確定し、ネパール統一共産党のオリ議長が首相に就任して親中派政権が発足する見通しだ。中国とインドに挟まれたネパールの対中接近が予想される。 (バンコク・北川成史)
 確定した小選挙区(同一六五)のうち、統一共産党とネパール共産党毛沢東主義派(毛派)による左派連合が約七割の百十六議席を獲得。親インド派の与党ネパール会議派は二十三議席と大敗した。現地報道では比例代表(同一一〇)も、左派連合が五十八議席で半数を超え、ネパール会議派は四十議席とみられる。
 ネパールは輸入の大半をインドに頼る。オリ氏が首相を務めた二〇一五〜一六年、国境周辺のインド系住民が地位向上を求めて政権と対立した。インドはネパールへの燃料供給を止め、事実上、国境を封鎖。両国関係が悪化した。
 その後、ネパール会議派政権が発足したが、地元ジャーナリストのビスワス・バラル氏は「ネパール会議派はインドの国境封鎖に対して及び腰で、大半の国民に屈辱的に映った」と指摘し、左派連合の大勝につながったと解説する。
 一方、インドと領土問題を抱える中国はシルクロード経済圏構想「一帯一路」のもと、ネパールに通じる鉄道建設などインフラ整備を支援。オリ氏は十九日、中国国境のラスワガディを予告なしに訪問。「ここに中国の鉄道を通す」と協力姿勢を鮮明にした。
 ネパールでは不安定な連立政権が続き、〇六年以降、のべ十人が首相に就いた。一五年のネパール大地震からの復興も遅れている。
 藤倉達郎京都大教授(南アジア地域研究)は「左派連合側は『安定と繁栄』のスローガンで有権者を引きつけ、小選挙区での選挙協力も成功した」と分析。次期政権について「中国への接近が強まり、支援事業が増える」と予想し、中印とのバランスが安定を左右するとの見方を示した。

364チバQ:2018/01/04(木) 00:43:53
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018010200165&g=int
決め手欠く与野党=前首相威光どこまで-パキスタン下院選

2018年01月02日14時22分

パキスタンのシャリフ前首相=2017年11月、ロンドン(AFP=時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで今年、任期満了(5月31日)に伴う下院選(定数342)が実施される。投開票日は未定。世論調査では与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)がリードしているとされるが、党首のシャリフ前首相(68)が昨年7月に失職して以降、党勢に陰りが見えており、野党がどこまで追撃できるかが焦点だ。
 昨年11月末に発表されたギャラップ・パキスタンと地元メディアによる合同世論調査では、PML-Nが34%と最大の支持を集めた。シャリフ氏は昨年7月、タックスヘイブン(租税回避地)利用の実態を記した「パナマ文書」流出を受けた汚職疑惑で、最高裁に虚偽の証言をしたとして議員資格を剥奪された。首相職を失い、現在は腹心のアバシ氏(59)が首相を務める。ただ、シャリフ氏は依然として強い指導力を評価され「最も人気のある指導者」(同調査)として支持を集める。

パキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首=2017年7月、イスラマバード(AFP=時事)

 26%で続くのは、第3党のパキスタン正義運動(PTI)。南アジアなどで盛んなクリケットの元スター選手、イムラン・カーン党首(65)が率いる。反汚職などを掲げて2013年の前回下院選で躍進した。ただ、カーン党首も租税回避地利用の疑惑を受けており、クリーンなイメージに傷が付いている。

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 第2党のパキスタン人民党(PPP)は15%にとどまった。汚職疑惑や経済低迷の責任を問われ、与党から転落した前回選挙の影響を抜け出せていない。

365チバQ:2018/01/04(木) 03:38:54
http://www.yomiuri.co.jp/world/20171230-

インド新幹線開業、1年前倒し検討…22年意向

2017年12月30日 10時21分

 【ニューデリー=田尾茂樹】日本の新幹線方式を採用し、2023年開業を予定するインド初の高速鉄道について、同国を訪問した石井国土交通相は28日夜、首都ニューデリーで記者会見し、一部区間について22年の前倒し開業をインド側と検討することを明らかにした。


 インド政府は、独立75年となる22年8月に合わせて開業したい意向を示している。石井国交相は「一部区間の整備も含めてどういうことができるかインド側と相談し、検討したい」と語った。ただ、インド側による路線の用地買収もこれから進められるとされており、「現状でもきついスケジュール。それをさらに前倒しするのは大変なこと」と述べ、実現は容易ではないとの見方も示した。

 インド新幹線は西部のムンバイ―アーメダバード間(505キロ・メートル)で計画されており、来年本格着工する。

366チバQ:2018/01/05(金) 05:27:42
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180104/mca1801040500004-n1.htm
高速鉄道受注、日本はインドの「新幹線方式」採用を弾みに 中国攻勢で激戦 (1/2ページ)
2018.1.4 06:06
 日本の新幹線方式の採用が決まったインド初の高速鉄道計画が2018年、本格着工する。インフラ輸出を成長戦略の柱に位置付ける日本政府はインドを足がかりに、各国への売り込みに弾みをつけたい考え。だが、アジアを中心とした高速鉄道計画には、コスト面で有利な中国などが猛烈な攻勢を図っており、激しい受注合戦が続きそうだ。

 破格の低金利

 「日本は、ほぼ金利ゼロで資金を提供してくれる」。昨年9月14日、インド西部アーメダバードで開かれた高速鉄道の起工式に出席したモディ首相は安倍晋三首相らを前に、日本の協力に感謝の意を示した。

 高速鉄道はアーメダバードと商都ムンバイ間の約500キロを結ぶ計画で、23年の開通を目指す。総事業費は約9800億ルピー(約1兆7000億円)を見込み、日本は用地取得費用などを除く工事費の約8割を円借款で供与する。金利は0.1%と「破格の低さ」(政府関係者)で、技術研修などの人材育成も行う。

 日本は15年にインドネシア・ジャワ島の高速鉄道受注競争で中国に敗れた。国土交通省の幹部は「(高速鉄道が)開通すれば、新幹線の実力を世界にアピールできる」と皮算用する。

 インドに続き、日本側が熱い視線を送るのが、マレーシアとシンガポールを結ぶマレー半島高速鉄道計画。米テキサス州の高速鉄道や、カリフォルニア州などにも新幹線システム輸出をもくろむ。ライバルになりそうなのが、中国だ。

 「タイの持続可能な発展に寄与し、人々の生活水準の向上に役立つ」。昨年12月21日、タイ東北部ナコンラチャシマ県クランドンで中国が協力する高速鉄道の起工式が行われ、李克強首相のメッセージが読み上げられた。

 タイのプラユット首相は「両国は貿易や投資など、全ての面で良い関係を維持してきた」と応じ、中国との関係の強さをアピール。タイは別路線では日本と協力する「両にらみ」の方針を取り、微妙なバランス外交を展開している。

 他は白紙状態

 日本はインドが計画している残り6路線にも新幹線方式の採用を求めている。だが、交渉に進展はなく「白紙の状態」(インド鉄道省関係者)が続く。日本企業からは「1路線では採算に合わない」との声が上がる一方、低コストを前面に中国や欧州の車両メーカーが受注の機会をうかがう。インドは「国産」を重視しており、車両やシステム技術を輸出したい日本側の考えとは必ずしも一致していない。当初の想定と異なり大部分を高架化する計画となり、事業費の増加も予想され。日本政府関係者は「先は全く見通せない」と話す。(ニューデリー、クランドン 共同)

367チバQ:2018/01/05(金) 19:14:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180105-00000050-san-asia
パキスタン 過激派創設者釈放が波紋 米・インドへの挑発連発…新たな懸念
1/5(金) 7:55配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】2008年にインド西部ムンバイで起きた同時テロを首謀したとされるイスラム過激派組織幹部をパキスタンが釈放した問題が波紋を広げ続けている。幹部は自由の身となって以降、インドや米国を挑発するかのような発言や行動を連発。「憎悪を拡散している」(インド紙記者)とも指摘され、冷え込む米パ関係ともからみ地域の新たな懸念材料となっている。

 パキスタンが釈放したのは、イスラム過激派組織「ラシュカレトイバ」創設者のハフィズ・サイード幹部。166人が死亡したムンバイ同時テロの「黒幕」とされており、インドは正式な訴追を求め、米国も国際テロリストに指定して1千万ドル(約11億円)の懸賞金を懸けている。

 パキスタンは17年1月、サイード幹部を反テロ法に基づいて自宅軟禁処分にしていたが、東部ラホール高裁は「テロへの関与を示す証拠がない」などとして解除を命じ、11月22日に釈放されていた。サイード幹部は一貫して無実を主張しており、主張が認められた格好だ。

 サイード幹部は釈放後に早速、印パが領有権を争うカシミール地方について「住民の自由のため戦う」と宣言。12月にトランプ米大統領が在イスラエル米大使館のエルサレム移転を表明した際には「悪魔の所業」と批判した。ラシュカレトイバの関連団体はラホールや南部カラチでの反米抗議集会開催に協力しているとされる。

 さらに、政界入りする意向も隠さず、今年夏にも予定されているパキスタン総選挙に出馬する意向を示唆している。関連団体は12月末に事務所も設立した。

 こうした一連の“自由な”行動に神経をとがらせるのがインドだ。インド外務省は「パキスタン政府は国際義務を果たし、サイードのようなテロリストに対して信頼できる措置を取る責任を負っている」と批判し、断固たる措置を求めている。

 パキスタンは昨年末までにサイード幹部が設立した財団などへの寄付を禁止する措置は取ったほか、保有資産への監視を強化する姿勢を見せているが、これ以上の刑事訴追には消極的だ。サイード幹部はインドとの国境付近に支持者を抱えており、地元記者は「パキスタンとすれば利用価値がある」と分析する。

368とはずがたり:2018/01/08(月) 10:38:30
ミャンマーとバングラデシュの「ロヒンギャ帰還合意」:「強制収容所」への道は開くか
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20171126-00078575/
六辻彰二 | 国際政治学者
2017/11/26(日) 16:02

 11月23日、バングラデシュとミャンマーの両政府はバングラデシュ国内にいるロヒンギャ難民の帰還で合意。ミャンマー、ラカイン州の隣に位置するバングラデシュには、ミャンマー軍や過激派仏教僧の迫害を逃れた約60万人以上のロヒンギャが流入しているとみられます。

 その前日の22日には米国国務省がロヒンギャ問題を「民族浄化」と呼ぶなど、ミャンマー政府やそれを率いるアウン・サン・スー・チー氏への国際的な批判も高まってきました。今回の合意は、国際的な批判を背景に、ミャンマーがバングラデシュに譲歩したものといえます。

 しかし、「帰還合意」がロヒンギャ問題の解決をもたらすかは疑問です。そこには国家間の力学によって翻弄される人々の姿を見出せます。

バングラデシュとロヒンギャ問題
 人口の7割を仏教徒のビルマ人が占めるミャンマーでは、少数派の宗派・民族に対する抑圧が続いてきました。特にムスリムのロヒンギャは、「国民」としての立場さえ認められていません。ミャンマー軍や過激派仏教徒による襲撃やロヒンギャ難民が国際的な問題となった後も、ミャンマー政府はロヒンギャを「不法移民」と扱うことで「そもそも難民などいない」と抗弁してきたのです。

ロヒンギャ問題とは何か:民主化後のミャンマーで変わったこと、変わらないこと

 このミャンマー政府の主張に対して、最も反感を募らせた国の一つが、ロヒンギャ難民の最大の受け入れ国となってきたバングラデシュだったことは、不思議ではありません。

 人口の大半をムスリムが占めるバングラデシュでは、ミャンマー政府への批判は広くみられます。その一方で、数多くの難民を受け入れることは、バングラデシュ政府にとって大きな負担です。のみならず、ロヒンギャ問題は「ミャンマーに対するジハード」を呼びかける過激な言説がバングラデシュに広がるきっかけにもなりました。さらに、難民がアルカイダなどのアプローチの対象になるという懸念も高まっています。

 この背景のもと、バングラデシュ政府はミャンマー政府に「ロヒンギャは帰国するべき」と要求。国境付近での両軍による合同パトロールなども提案してきました。

「帰還」か、「民族隔離」か
 今回、両国政府はバングラデシュ国内にいるロヒンギャ難民を2ヵ月以内に帰還させることで合意。しかし、その他の詳細は明らかにされておらず、疑問の余地の大きいものです。

 例えば、ミャンマー政府高官は「1日最大300人のペースでの帰還」に言及していますが、これでは2ヵ月以内の帰還は不可能です。

 さらに重要なのは、今回の合意では「帰国した後の条件」に関して不明なままなことです。つまり、ミャンマー政府は帰国したロヒンギャの取り扱い方について何も約束していません。

 先述のように、ミャンマー政府はロヒンギャを国民として認めておらず、これによって「不法移民を国外退去させている」と抗弁してきました。市民権が曖昧なまま帰国すれば、帰国したロヒンギャがやはり「不法移民」として一箇所に集められる、「強制収容所」のようなものができることも想定されます。

 そのため、詳細が不明なまま帰還合意が結ばれたことに、当事者であるロヒンギャからも不安の声があがっていることは、不思議ではありません。少なくとも、今回の合意によって、ミャンマー国内でのロヒンギャの処遇が改善されるとはいえないのです。

最大公約数的な合意
 今回の「帰還合意」は、ロヒンギャ以外の当事者たちの利益を最大公約数的にまとめたものといえます。

 バングラデシュ政府の立場からすると、難民がもたらす国内政治上の懸念に対応する必要があります。いわばバングラデシュ政府が優先して求めるのは「ロヒンギャ問題の最終的解決」ではなく「バングラデシュからロヒンギャ難民がいなくなること」といえます。

 言い換えれば、いかにムスリム同士であろうとも、バングラデシュ政府の関心は「帰還を促した後にロヒンギャがどんな扱いを受けるか」よりむしろ、「難民を国内から減らすこと」に向かいがちです。その立場からすれば、「ロヒンギャの扱い」に拘泥してミャンマー政府との交渉が難航することの方が不利益といえます。

369とはずがたり:2018/01/08(月) 10:38:47

 これに対して、ミャンマー政府の立場からすると、ロヒンギャ排斥を叫ぶ国内世論の手前、「ロヒンギャに市民権を与えて問題の根本的な解決を図ること」は、少なくとも短期的にはほぼ不可能です。また、スー・チー氏をはじめとするミャンマー政府・軍の関係者の発言をみていると、その意思があるようにもみえません。

 とはいえ、国際的な圧力がこれ以上加わることは、ミャンマー政府としても避けたいところです。「周辺国にロヒンギャが大規模に流出する事態だけでも改善すること」は「ロヒンギャを一人前の国民として扱うこと」と必ずしもイコールでなく、その扱いを基本的に一任されるのであれば、「ロヒンギャ帰還」はミャンマー政府にとっても受け入れ可能なものといえるでしょう。

ミャンマーの後ろ盾
 ミャンマー政府にとっての後ろ盾の乏しさは、この決定に向かわせる一因になったといえます。

 軍事政権時代に欧米諸国による経済制裁を敷かれたミャンマーは、それ以来、中国やインド、タイとの関係を深めてきました。これらはいずれも欧米諸国と異なり、人道を理由に制裁を課したりすることには消極的です。

 しかし、その一方で、インドやタイにも多くのロヒンギャが流入しており、これに対する批判は両国内でも高まっています。特にインドでは、国内に4万人いるといわれるロヒンギャ難民の扱い方をめぐって国連とも対立するなど、ロヒンギャ問題の飛び火がみられます。何よりインドはバングラデシュの「保護者」であり、ロヒンギャ問題においてもバングラデシュを支持する姿勢が鮮明です。

中国の支持
 そのため、ミャンマーにとって頼みの綱は、中国といえます。実際に中国は、国連安保理などで「内政不干渉」を盾にミャンマー政府を擁護してきました。

ロヒンギャ問題でミャンマー政府をかばう中国:日本にとっての宿題とは

 とはいえ、中国にとってはミャンマーを擁護し続けることもリスキーです。「一帯一路」構想のもとで周辺一帯への進出を加速させる中国にとっては、バングラデシュとの関係も無視できません。

 のみならず、東南アジア諸国やイスラーム世界全体でロヒンギャ問題への関心が高まるなか、あくまでミャンマーを支持し続ければ、その他の周辺国との関係悪化を覚悟しなければなりませんが、ミャンマーにそこまでの重要性があるともいえません。この観点から、早くも今年4月に中国の特別代表団がバングラデシュとミャンマーを訪問し、その仲介を申し出たことは不思議ではありません。

 最大の後ろ盾である中国の事情や意向は、ミャンマー政府にとっても無視できないものです。「ロヒンギャをバングラデシュからミャンマーに帰還させること」を相互の政府が受け入れるのであれば、今回の合意は「内政不干渉」に抵触するもなく、中国にとっても支持できる範囲のものです。

人道と国益
 その一方で、欧米諸国、とりわけロヒンギャ問題を「民族浄化」と呼んだ米国や、この問題を国連安保理で取り上げることを提案していた英国は、今回の合意に関してこれまでのところ沈黙を保っています。

 これらは、やはり内外の世論に押されてミャンマー政府への批判を強めてきました。しかし、その一方で「東南アジア最後のフロンティア」と呼ばれる同国への経済進出も目指しています。したがって、これらの政府にとっては、ミャンマー政府を徹底的に追い詰めることより、ロヒンギャが国外に相次いで逃れる事態の収束と、ミャンマー国内の「安定」を優先させる方が得策といえます。

ロヒンギャ危機はなぜ「大量虐殺ではない」のか:「悪」との対話は可能か

 だとすれば、今回の合意はロヒンギャの要望やニーズとはあまり関係なく、関係各国にとって受け入れ可能な範囲の提案が優先された結果といえるでしょう。

370とはずがたり:2018/01/08(月) 10:39:08
>>368-370
絶望の力
 今回の合意を踏まえて、近い将来、バングラデシュ政府は国内にいるロヒンギャ難民の送還に着手するものとみられます。その場合、ロヒンギャ難民が帰還を望まなかったとしても、バングラデシュ政府が強制的にそれを行うことは、少なくとも国際法的には問題になりません。バングラデシュは難民の保護を定めた難民条約に署名しておらず、その保護はあくまで「厚意」によるものだからです。

難民問題が浮き彫りにする諸矛盾:グローバルな負のインパクトの連鎖反応

 ただし、先述のように、ミャンマー政府が相変わらずロヒンギャを国民として認めていない以上、送り返されたロヒンギャが一カ所に集められ、周囲のビルマ人から隔離した区画での居住を余儀なくされることも想定されます。それは民族・宗派間の直接衝突を避けるという意味で「安定」に資するかもしれません。また、ミャンマー政府との外交関係を優先させるなら、現実的な判断といえるかもしれません。

 しかし、それは実質的に「強制収容所」を生み出すことに他なりません。

 現状においてロヒンギャの多くの人々が、各国によるミャンマー政府への働きかけを期待したとしても不思議ではありません。しかし、その期待が空を切り、「結局、誰も当てにできず、状況は何も変わらない」という絶望感が支配する状況になれば、それはより暴力的な選択肢が採られやすくもなります。イスラエル軍による占領が長期化し、「国際的に見放されていた」パレスチナで、1980年代末に女性や子どもまでを含む一般パレスチナ人の蜂起(インティファーダ)が広がり、これがハマスなどの武装組織が台頭する契機になったことは、その典型です。

 こうしてみたとき、ミャンマー、バングラデシュ両政府の「帰還合意」がロヒンギャ問題の解決に資するかは疑問で、これで幕引きが図られるなら、むしろ状況をさらに悪化させかねないとさえいえるでしょう。

六辻彰二
国際政治学者
博士(国際関係)。アフリカをメインフィールドに、米中関係から食糧問題、宗教対立に至るまで、分野にとらわれず、国際情勢を幅広く、深く、分かりやすく解説します。

371チバQ:2018/01/11(木) 02:16:54
http://www.afpbb.com/articles/-/3156411?cx_part=popin

印カースト最下層にさげすまれる社会集団「ネズミを食べる人」

2018年1月6日 7:00 発信地:アランプール・ゴンプラ/インド

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インド・ビハール州に住む「ムサハール」の人々(2017年8月18日撮影)。(c)AFP PHOTO / SAJJAD HUSSAIN

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【1月6日 AFP】インド・ビハール州に住むペカン・マンジーさん(60)は、ちょろちょろと腕を這いあがってくるネズミのすばしっこさに苦労させられたようだったが、何とか捕らえて地面に押さえつけ、その頭部を数回叩いて殺した──。

 マンジーさんが住む泥とわらでできた小屋の前の埃っぽい庭では、集まってその様子を見守っていた近所の人々から歓声が上がった。「ネズミシチューを作るには15分かかる」。素手でネズミを解体しながらペカンさんはそう話した。「ここではみんなが作り方を知っている大好物だ」

 ペカンさんは、インドで最も疎外された社会集団の一つ、「ムサハール(Musahar)」に所属する一人だ。約250万人いるムサハールの人々は別名「ネズミを食べる人」と呼ばれ、カースト(身分制度)の最下層「ダリット(Dalit)」からもさげすまれている。

 近所の住民、28歳のラケシュ・マンジーさんは自らの暮らしを嘆き、「1日中何もせずに家で座っている。農場で仕事がある日もあるが、他の日は何も食べないか、ネズミを捕って手に入るだけの穀物と一緒にそれを食べる」と説明した。

 ペカンさんはこんがりと焼けたネズミを火から下ろし、肉の柔らかい部分をつつきながらこう語った。「国や州の政府は変わったのかもしれないが、われわれにとっては何も変わっていない。これまで通り食べて、生きて、眠るだけ。先祖たちと同じように」

 ペカンさんがネズミの肉を手でさいてボウルに入れ、からし油と塩で味付けすると、周りにいた10人ほどの男性や半裸の子どもたちから次々と手が伸び、ほんの数秒間でごちそうは消えた。

 こうした状況について、ビハール(Bihar)州で2014年にムサハールとしてインド初の州首相に就任したジタン・ラム・マンジー(Jitan Ram Manjhi)氏は、「われわれの生活や将来を変えられるのは、教育の他にない」と語る。「私の出身コミュニティーは非常に虐げられてきた。政府の記録にさえ実際の人口は記載されていないと思うが、ざっと800万人はいるだろう」

 マンジー氏がインド最大の人口を抱えるビハール州のトップを9か月間務めたことは、ムサハールにとって大きな前進だったと考えられている。元州首相は子どもの頃、両親を雇っていた裕福な地主の下で牛追いをしていた。当時については「まるで強制労働のようで、毎日の仕事の見返りに1キロの穀物を受け取っていた」と説明したが、今日でも多くの人たちの状況はあまり変わっていないことを認めた。

372チバQ:2018/01/11(木) 02:17:23
■人生のトレーニング

 ビハール州の州都パトナ(Putna)周辺には、ムサハールの少年たちを対象とした全寮制の私立学校「ショシット・サマダーン・ケンドラ(Shoshit Samadhan Kendra)」がある。R.Uカーン(R.U Khan)校長が10年前に開校したときの生徒数はたったの4人だった。今は430人いる。開校前は警察官として働いていたが、ある任務でムサハールの人々の暮らしぶりを目の当たりにし、変化のための行動が必要との考えに至ったのだという。

 ムサハールの人々はどこへ行っても、差別や孤立、極貧状態に直面するとカーン校長は指摘する。「大半は今でも農場労働者としてしか働けず、不作の時には野原でネズミやカタツムリを獲ったり、穀物をあさったりするしかない」と、その厳しい生活環境を説明した。

「この学校では、最初の1か月間で最も基本的事柄を教える。トイレの使い方や体を清潔に保つこと、手洗いや食事の仕方など、個人および社会的なことばかりだ」とカーン校長は言う。通常の教育は、それらが終わってからでないと始まらない。しかし少年たちはひとたびチャンスを与えられれば、生活を向上させるための機会を誇らしげに受け入れる。

 ビハール州のラメシュ・リシデブ(Ramesh Rishidev)福祉相は、ムサハールの人々の生活は向上していると主張する。

 同福祉相は、かつてムサハールの人々は飢えをしのぐためにネズミを食べていたが、今は「そうせざるを得ないからではなく、これまでそうしてきたからとの理由で」食べている人が大半だと説明。「古い世代の中には、他の食べ物と同じようにネズミを食べている人たちもいるが、若い世代の大半は食べない。生活は改善しており、今後もさらに変わるだろう」と続けた。

 しかし、ショシット・サマダーン・ケンドラ学校の生徒の多くは、休暇のため故郷の村に帰るとからかいの的になるという。「村の友人たちが、以前と同じように一緒にネズミを捕ったり食べ物をあさったりしようと誘いにくるとの話はよく聞く。中には、プレッシャーに負けて食べてしまう子たちもいるようだ」とカーン校長は語った。(c)AFP/Bhuvan BAGGA

373チバQ:2018/01/18(木) 12:41:44
4017 チバQ 2018/01/12(金) 10:13:04
http://www.afpbb.com/articles/-/3158040?cx_position=12
生理のため小屋に隔離された女性が死亡、窒息死か ネパール
2018年1月10日 19:28 発信地:カトマンズ/ネパール
生理のため小屋に隔離された女性が死亡、窒息死か ネパール
ネパール・スルケート郡で、隔離された小屋で火に当たる生理中の女性たち(2017年2月3日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / PRAKASH MATHEMA
【1月10日 AFP】ネパール西部アチャム(Achham)郡で、ヒンズー教の慣習により小屋に隔離されていた生理中の女性(21)が死亡した。警察当局が10日、明らかにした。煙を吸引したことが死因とみられる。この慣習は「チャウパディ(Chhaupadi)」と呼ばれ、同国では10年以上前に禁じられている。

 ネパールの多くの地域では今も生理中の女性を不浄な存在とみなす考えが根強く残っており、一部の辺境地帯では月経の訪れた女性を家から離れた小屋に隔離し、寝泊まりを強要することもある。

 死亡した女性は8日朝、煙が充満した小屋の中で亡くなっているのを近所の住民によって発見された。

 地元警察の幹部は、「女性は体を温めようと火を付けて、煙を吸い込んで窒息死したものとみられる」との見解を示した。現在、警察は検視の結果を待っているという。

 チャウパディは2005年に禁止されたものの、今でもネパールの一部地域、特に西部地方で残っているとされる。(c)AFP

374とはずがたり:2018/02/11(日) 23:02:25

非常事態宣言のモルディブ インドと中国の勢力争いの場へ
2018年2月9日(金)12時53分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9508.php

2月9日、インド洋の島国モルディブの大統領府は、ヤミーン大統領(写真左)が中国やパキスタン、サウジアラビアなどの友好国に特使を派遣したと発表した。写真右は中国の習近平国家主席。昨年12月北京での代表撮影(2018年/ロイター)

インド洋の島国モルディブの大統領府は、ヤミーン大統領が中国やパキスタン、サウジアラビアなどの友好国に特使を派遣したと発表した。非常事態宣言の発令に至った自国の政治的混乱を説明するためだという。

一方で、インドには特使を派遣していない。同国は英国、米国、国連と共に、非常事態宣言の解除や拘束された最高裁判事2人の釈放を求めている。

リゾート地として知られるモルディブは、中国が推進する広域経済圏構想「一帯一路」に参加して以降、インドと中国の新たな勢力争いの場となっている。

インドは中国によるモルディブへの影響力拡大に反対する構えで、モルディブの野党指導者もインド政府に今回の政治危機に介入するよう求めている。


ヤミーン大統領はサイード経済開発相を中国に、アーシム外相をパキスタンに、シャイニー漁業・農業相をサウジに派遣したという。

モルディブ最高裁は先週、同国初の民主選挙で選ばれたナシード元大統領ら野党関係者9人に対する汚職やテロ罪などによる有罪判決を無効とする判断を下した。

ヤミーン大統領はこの判決の受け入れを拒否し、5日になって非常事態宣言を発令。さらに判事2人を拘束し、国内の緊張が高まっている。


[マレ 9日 ロイター]

375チバQ:2018/02/15(木) 21:54:53
>>355>>363
ネパールネタが中華スレに移る日も近いか
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030132000c.html
ネパール新首相にオリ氏=親中派政権誕生へ
20:50時事通信

 【ニューデリー時事】ネパールのバンダリ大統領は15日、昨年11〜12月に実施された下院選(定数275)の結果を受け、統一共産党(UML)のオリ議長(65)を新首相に任命、オリ氏は同日就任宣誓し、首相となった。UMLは下院選の選挙戦以降、共産党毛沢東主義派(毛派)と共闘。現在、両党は合併に向けた協議を進めており、親中派とされる両党による新政権が近く誕生する見通し。

 オリ氏が首相を務めるのは2015〜16年に続き2度目。地元紙カトマンズ・ポストは、下院の任期5年のうち「最初の2年半の首相をオリ氏が、後半を毛派トップのダハル元首相が担う取り決めを両派が結んだ」と報じた。

376チバQ:2018/03/05(月) 18:33:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180304-00000055-jij-asia
中印、モルディブめぐりさや当て=政情不安で主導権争い
3/4(日) 16:45配信 時事通信
 【ニューデリー時事】インド洋の島国モルディブで、2月初旬から続く政情不安を機に、「南アジアの盟主」を自任する隣国インドと、南アジアへの進出を強める中国とのさや当てが続いている。

 親中派のヤミーン大統領は中国に、野党側はインドに支援を要請、中印が互いをけん制する事態となっている。

 モルディブ最高裁は2月1日、ヤミーン大統領就任後の2015年に野党政治家に出された反テロ法違反罪の有罪判決が「政治的動機」に基づくとして、判決を破棄した。大統領は同5日、非常事態を宣言、最高裁判事らを拘束し、判決破棄は取り消された。

 野党支持者らが次々に拘束される事態となり、野党はインドに介入を求めた。ロイター通信などは、野党の介入要請が「軍事的」措置も含んでいると報じている。インドは「非常事態の停止」を要求し、ヤミーン政権に圧力をかけた。

 一方、シルクロード経済圏構想「一帯一路」で中国と関係を深める政権側は中国に特使を送り、政権の立場に理解を求めた。中国は「モルディブの内政問題だ」(耿爽・外務省副報道局長)として外国勢力の干渉をけん制する立場を表明した。

 こうした中、ロイターは先月20日、「中国の艦船11隻がインド洋東部に入った」と報じた。また、インド紙タイムズ・オブ・インディアが「モルディブに中国の潜水艦基地が造られる可能性がある」と伝えるなど、インドでは中国が政情不安を利用し、モルディブへの影響力を増そうとしているという懸念が広がっている。

378とはずがたり:2018/03/07(水) 14:33:43
中印という相容れない次世代の二大両巨頭の台頭は明らかであり,日本は必然的にインドと組んで民主主義とか推して行かねばならない(出来ればややこしいインドの現代化に資したい)のだけどはてさて何が出来るかなぁ。。

中国とインド、楽園モルディブで新たな対立
親中派のヤミーン大統領、反体制派はインドに歩み寄り
http://jp.wsj.com/articles/SB11827117695770103410504584085773059342300
By Niharika Mandhana
2018 年 3 月 7 日 09:58 JST

 インド洋に進出したい中国とそれを阻止したい米印が、ハネムーンの旅行先として人気のモルディブで対立を深めている。

 親中派として知られるモルディブのアブドゥラ・ヤミーン大統領は非常事態を宣言して反体制派によるデモ活動を取り締まり、一部を拘束するなどした。その反体制派を率いるのはインド寄りのモハメド・ナシード元大統領で、「新たな冷戦への動きが見られつつあり、モルディブはその中心にいる」と話す。同氏はテロ行為に関与したとして2015年に13年の実刑判決を受け亡命。今も関与を否定しており、米政府も裁判が適...

379チバQ:2018/03/09(金) 00:37:12
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3166522.html
重機でレーニン像破壊 印国政与党の支持者、地方選で左派に勝利し大暴れ
03月07日 19:25AFPBB News

重機でレーニン像破壊 印国政与党の支持者、地方選で左派に勝利し大暴れ

インド北東部トリプラ州で、国政与党と連携する勢力の支持者によって破壊されたウラジーミル・レーニンの像(2018年3月5日撮影)。(c)AFP PHOTO

(AFPBB News)

【AFP=時事】インド北東部の州で行われた地方選挙で、国政与党のインド人民党およびそれと連携する勢力が左派政党連合に圧勝し、暴徒化したBJP支持者らがウラジーミル・レーニンの像をブルドーザーで倒壊させる騒ぎがあった。

 トリプラ州では先週末の選挙以降、放火や暴力および破壊行為に関する通報が数十件寄せられており、警察が捜査を進めているという。

 選挙ではBJP率いる勢力が、四半世紀にわたって政権を維持した左派政党連合に対し、予想外の地滑り的勝利を収めた。

 この勝利をBJPの支持者らは熱狂的に祝い始め、その後敵対勢力との衝突や暴動に発展。5日にはBJPの支持者が好むサフラン色の服を着用した人々がブルドーザーでレーニン像を倒壊させたという。

 事態を受け捜査を開始したトリプラ州の警察の報道官はAFPに対し、「像を倒壊させたブルドーザーを運転していた人物を逮捕した」と明らかにした。

 BJPに所属する次期州首相は6日、報道陣に対して「このような事態に関わった人物は誰であれ、法的措置に直面することになる」と述べ、支持者らは法を超えた存在ではないと警告した。【翻訳編集】AFPBB News

380とはずがたり:2018/04/05(木) 17:28:27

偽ニュース規制でインド混乱
政府が通達、批判受けて撤回
https://this.kiji.is/354531611079033953
2018/4/5 16:41
c一般社団法人共同通信社

 【ニューデリー共同】インド政府の情報・放送省は2日「フェイク(偽)ニュース」を報じたジャーナリストの記者証を無効にするとの通達を出し、発表した。しかし主要紙や野党から「メディアへの攻撃だ」と激しい批判を受け、発表翌日に撤回する騒ぎとなった。

 通達では、国の委員会が「(記事や放送の)捏造やプロパガンダ」と判断した報道をしたジャーナリストに対し、記者証の半年間停止から永久無効までの処分をするとした。同省が発行する記者証は省庁への入館や会見参加に使用される。ただ、フェイクニュースの基準は明らかにされず、大手メディアや野党の批判が殺到した。

381チバQ:2018/04/27(金) 14:04:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018042601404&g=int
パキスタン、外相の議員資格無効=総選挙前、与党に打撃
 【ニューデリー時事】パキスタンの高裁は26日、アシフ外相が海外で得た所得を申告しなかったことが憲法の規定に違反するとして、議員資格を無効と判断した。アシフ氏は最高裁に判断を委ねる見通しで、外相を辞任するかは不明だ。
 パキスタンでは昨年7月、シャリフ前首相が海外での課税逃れ疑惑をめぐって同様に議員資格を奪われ失職した。今回の判断は今年予定される総選挙を前に、与党へのさらなる打撃となりそうだ。一方、総選挙をめぐっては、野党の伸び悩みも報じられている。(2018/04/26-22:13)

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382とはずがたり:2018/04/28(土) 16:52:45
中国が対米大攻勢かけてる。。

中印首脳が非公式会談、対立一転「雪解け」演出
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180428-OYT1T50047.html?from=tw
2018年04月28日 10時16分

 【北京=東慶一郎、バンコク=田尾茂樹】中国の習近平シージンピン国家主席は27日、湖北省武漢で、インドのモディ首相と非公式会談を行った。

 習氏が北京以外で、単独訪問の外国指導者を迎えるのは異例。中印国境地帯での領土問題や中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」を巡って関係が冷え込んでいた両国が、一転して「雪解け」を演出した格好だ。

 中国外務省によると、会談で習氏は、「今回の会談で両国関係の新たなページを開きたい」と述べ、モディ氏も「歴史的意義を持つ会談だ」と応じた。

 モディ氏は昨年9月の新興5か国(BRICS)首脳会議で福建省を訪問。今年6月に山東省で開かれる上海協力機構(SCO)首脳会議にも参加予定だ。1年足らずの間に3回訪中するのは極めて異例だ。

(ここまで329文字 / 残り153文字)
2018年04月28日 10時16分

383チバQ:2018/05/07(月) 20:21:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180507-00000056-mai-asia
<パキスタン>内相、撃たれ右腕負傷 暗殺未遂か
5/7(月) 19:41配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】パキスタン中部パンジャブ州で6日午後、イクバール内相が銃撃され、右腕を負傷した。命に別条はないという。暗殺未遂とみられ、治安当局は実行役として、与党と対立する急進的イスラム政党に関係する20代の男を逮捕した。7月にも実施される見込みの総選挙を前に、政情の悪化が懸念されている。

 ロイター通信によると、与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」に所属するイクバール氏は地元の選挙区で支援者との集会に参加し、会場を離れる際に銃撃された。イクバール氏はナワズ・シャリフ前首相の側近で、計画・開発・改革相も兼務する。

 パキスタンでは、総選挙前の政情や治安の悪化が常態化している。2013年の前回の総選挙前には、比較的世俗主義的な主張を持つ3政党が、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)のテロの標的になり、70人以上が死亡。多くの候補者が事務所の閉鎖や選挙運動の中止を余儀なくされた。

384チバQ:2018/05/16(水) 19:40:15
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180517k0000m030041000c.html
<インド>中国への過度な接近警戒 政権の支持基盤団体
19:11毎日新聞

 【ニューデリー松井聡】インドのモディ政権が中国との関係改善に動く中、政権の支持基盤のヒンズー至上主義団体が中国への過度な接近を警戒している。モディ氏は来年の総選挙をにらみ、中国から経済協力を引き出したい考えとみられるが、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」への協力には国内から反発が予想され、対応を迫られそうだ。

 「一帯一路はインドの安全保障にとって脅威で、中国がこの政策を維持する限り対抗すべきだ」。モディ政権の支持基盤のヒンズー至上主義団体「世界ヒンズー評議会」(VHP)幹部のスレンダル・クマール・ジェイン氏は15日、毎日新聞の取材にこう語り、モディ政権の過度な中国への接近をけん制した。

 VHPは、モディ氏の出身母体のヒンズー極右団体「民族奉仕団」(RSS)の関連団体で、RSSの政治部門が政権与党のインド人民党だ。ジェイン氏は「モディ氏の働きには満足しているが、中国に妥協してはいけない」と強調した。

 中印の両軍は昨年、国境を接するブータンで2カ月以上対峙(たいじ)するなど一時緊張が高まった。一方、モディ氏は今年4月に中国を訪問し、習近平国家主席と会談するなど急速に中国に接近する姿勢を強めている。

 印中関係に詳しいネール大のアルカ・アチャリャ教授は「対中関係改善はモディ政権の最重要課題だが、中国のパキスタン支援を容認したり、一帯一路に参加したりすることはできない」と指摘。「経済など限定的な分野で協力を模索することになる」と話す。

385チバQ:2018/05/25(金) 00:47:33
https://mainichi.jp/articles/20180524/ddm/007/030/075000c
中国
鉱山開発が「火種」 インドとの係争地「第2の南シナ海に」
毎日新聞2018年5月24日 東京朝刊
【上海・工藤哲、ニューデリー松井聡】中国がチベット自治区南部のインドとの係争地付近で金や銀などの鉱山開発を始め、ヒマラヤ山脈が「南シナ海のような問題になる可能性がある」と香港紙が報じた。インドのモディ首相は4月に訪中して習近平国家主席と会談し、中印関係は改善基調にあるが、豊富な資源に注目が集まれば、この地域の国境問題が火種になる可能性も指摘されている。

 香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の20日の報道によると、チベット自治区南部の隆子県で600億米ドル(約6兆6000億円)近い価値が見込まれる鉱山が見つかり、中国側が大規模開発に乗り出した。

 この地域は、中国が領有権を主張し、インドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州に近い。中国側はこの地域でトンネル掘削やインフラ建設を急速に進めているという。ヒマラヤ地域ではインド、パキスタン、中国、ブータンなどが国境を巡る対立を続けていることから、同紙は「地下資源の発見で、(中国が全域での領有権を主張し、周辺国と対立する)南シナ海のような問題になる可能性がある」と伝えた。

 これに対し、中国政府はインドとの間で対立を生まない形での資源開発を望んでいるとみられ、22日付の中国紙「環球時報」は「何もないところで問題を探し出している」と香港紙の報道を批判した。

 一方、インド政府はこれまで目立った反応を示しておらず、当面は静観する構えだ。

 インドのモディ首相は、来年の総選挙を前に中国から経済協力を引き出そうと関係改善を目指している。

 中印関係に詳しい印シンクタンクORFのラジャゴパラン氏は「両国は関係改善で一致し、難しい問題は棚上げし、経済分野などで協力を模索している最中だ」と指摘。一方で「資源や外交を巡る問題は両国の譲れない部分で、本質的には相いれない。対立の火種になる可能性はある」と話している。

387 チバQ:2018/06/02(土) 16:30:24
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018060200385&g=int
パキスタン前首相、異例の軍批判=下院選前に存在感狙う、裏目に

2018年06月02日14時24分

パキスタンのシャリフ前首相(左)=5月23日、イスラマバード(EPA時事)

 【ニューデリー時事】軍の力が強大なパキスタンで、来月25日の下院選を前に、実質的に与党を率いるシャリフ前首相による異例の軍批判が波紋を呼んでいる。シャリフ氏は昨年、課税逃れ疑惑で首相職を失ったが、政策面で対立する軍がこの動きを主導したとみている。今回の批判には、軍との決別を強調し、自身と与党の存在感を誇示する狙いがあるとみられるが、同氏への反発も強く、狙いは裏目に出ている。<下へ続く>

 シャリフ氏は、地元紙ドーンとのインタビューで、隣国インド西部ムンバイで2008年に起きた同時テロについて、「われわれは、武装組織が国境を越えてムンバイで150人以上を殺害するのを許すべきだったのか」と述べた。シャリフ氏は「軍」という言葉こそ使わなかったものの、軍が武装組織の越境を黙認する形で同時テロに関与したと指摘したものと受け止められている。
 事件をめぐっては、インドがパキスタンの関与を主張、パキスタンは否定してきた。パキスタン政府はインタビューの掲載直後、軍も参加する国家安全保障会議を開き、シャリフ氏の発言が「不正確で、誤解を招く」と批判する声明を出した。

388チバQ:2018/07/07(土) 00:34:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000631-san-asia
パキスタン元首相に禁錮10年の有罪判決
7/6(金) 23:16配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】タックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴いた「パナマ文書」を発端とする汚職事件で、パキスタン特別裁判所は6日、汚職罪に問われたシャリフ元首相に禁錮10年の有罪判決を言い渡した。25日の総選挙を前にした有罪判決は、与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)に打撃を与えそうだ。

 シャリフ氏は、英国に4軒の高級不動産を所有していたが、資産報告をせずに隠していたとする汚職罪で起訴され、判決も起訴内容を大筋で認定した。同罪で起訴された娘も禁錮7年の判決を受けた。シャリフ氏は現在、妻の看病を理由にロンドンに滞在している。PML-N側は判決に「事実誤認や政治的思惑がある」と反発している。

 パナマ文書に家族の名前が載って批判を集めたシャリフ氏は昨年7月、議会に不誠実な説明をしたなどとして、議員資格を剥奪され、首相を失職。その後も後任首相に腹心のアバシ氏を据え、政界に影響力を保持していた。

 選挙戦では、野党パキスタン正義運動(PTI)が支持を拡大。ロイター通信によると、一部の世論調査ではPML-Nを僅差だが上回る支持を集めている。

389 チバQ:2018/07/07(土) 10:49:56
https://www.sankei.com/smp/world/news/180707/wor1807070002-s1.html
中国がスリランカに“掟破り”の選挙資金供与疑惑 要衝港の利権獲得で見返り?国際情勢分析2018.7.7 08:00

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 中国の融資で建設されたスリランカ南部ハンバントタ港をめぐり、騒動が勃発している。港湾建設計画を推進したラジャパクサ前大統領陣営に中国側が選挙資金を提供した疑惑が浮上したのだ。ラジャパクサ氏は即座に否定したが、警察は捜査に着手する見通しだ。軍事利用される可能性もぬぐえない同港。「騒動」と「疑念」がつねに渦巻いている状況だ。(ニューデリー 森浩)

<<��下に続く��>>

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故郷で港、空港、クリケット場を整備

 ハンバントタ港の歴史を振り返ってみると、同地出身でもある親中派ラジャパクサ氏の存在を抜きには語れないことがよく分かる。

 26年間にわたった内戦終結の立役者でもあるラジャパクサ氏は2005年に大統領に就任。ハンバントタ周辺で大規模事業を次々と着工した。港の他にも国際空港やクリケット場などが次々と整備されている。

 港湾建設は08年から始まり、10年11月に第1期工事が終了した。建設資金の多くは中国の融資で、計約13億ドル(約1400億円)が注ぎ込まれたとされる。

 しかし、多額の債務と最高6・3%にも上る高金利はスリランカ財政をいきなり圧迫。処理は15年に誕生した現シリセナ政権に引き継がれた。

 最終的にスリランカ政府は昨年12月、中国側と賃借契約を結び、ハンバントタ港の運営権とその周辺の土地6千万平方メートルを引き渡すことに合意した。契約期間は99年で、事実上土地を売却した格好だ。

 返済不能な債務を追わせた上で、整備されたインフラを奪う「債務のわな」を中国側が仕掛けたと批判されている。

選挙資金の提供報道…警察が捜査へ

 そんな中、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は6月25日、「いかに中国はスリランカの港を手に入れたか」との記事を掲載した。同紙は「(中国が展開する)世界的な投資と融資のプログラムは、経済的に脆弱な国にとって『債務のわな』になっている」と改めて強調した。

 関係者への取材や政府関係文書を精査したという記事で、特に注目されたのがラジャパクサ氏が落選した15年の大統領選で、同氏陣営に中国側から少なくとも760万ドル(約8億4千万円)が渡ったと報じた部分だ。事実ならハンバントタ港建設への見返りとも受け取られかねない。

 連立与党の一員である統一国民党(UNP)はNYTの記事を受けて、内容を調査する大統領委員会の設置を求めた。同党党首でもあるウィクラマシンハ首相は「詳細が明らかにされなければならない」と表明。7月5日には警察による捜査が始まることを明らかにした。

記事には「政治的偏見がある」…関係者反論

 この報道に“当事者”たちは敏感に反応した。

 中国側は在スリランカ中国大使館が声明を出し、記事は「政治的偏見があり、事実と一致していない」と疑惑を否定した。

 当のラジャパクサ氏も1日、「大統領選に中国は関与していない」との声明を発表。記事では「誰が資金を贈り、誰がそれを受け取ったのか漠然としか書いていない」と反論した。現政権はラジャパクサ氏と反目していることから、NYTの記事を「政治利用」しているとも批判している。

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 ラジャパクサ氏は15年の大統領選では敗北を喫したが、自ら結成した「スリランカ人民党」が今年2月の地方選挙で圧勝を収めた。内戦終結の英雄ラジャパクサ氏の根強い人気を裏付けた。20年に予定されている大統領選での返り咲きに向けて、現政権をさらに追い詰めたい局面だ。

 現地ジャーナリストは「ラジャパクサ氏にとってみれば、現政権が自分の足をひっぱるためにNYTを利用しているとしかみえないだろう」と分析する。

390 チバQ:2018/07/07(土) 10:50:18
 ラジャパクサ氏に近い国会議員も記者会見を開いてNYTの報道姿勢を糾弾。NYT側は「圧力に屈することはない」と反論しており、問題は収集の気配を見せない状況だ。

「商業的」「物流の中心を目指す」

 一方、ハンバントタ港をめぐっては、中国とスリランカ両政府ともに「商業的な港で軍事利用はない」と繰り返し強調するが、隣国インドを中心に中国による軍事利用への警戒感は消えない。

 中国外務省の陸慷報道官は7月3日の会見で、ハンバントタ港について「建設はスリランカ政府と人々の希望によるものだ。中国は融資面でサポートした。これはいずれにとっても利益があるものだ」と主張。あくまで「物流の中心を目指すもの」であり、「軍事利用はない」と強調した。

 ただ、ラジャパクサ政権時代の14年9月には、首都コロンボに中国軍の潜水艦が寄港している。現シリセナ政権は中国から一定の距離を置くバランス外交を展開するが、ラジャパクサ氏が復権すれば中国への再接近も考えられる。軍事利用には時の政権の中国との距離感も影響しそうだ。

 印政治評論家ラメシュ・チョプラ氏は「シーレーン(海上交通路)の要衝にあるハンバントタは軍事的にも重要地点だ。中国が軍事利用する可能性はつねにぬぐえない」と警戒している。

391チバQ:2018/07/11(水) 11:55:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-00000051-jij-m_est
選挙集会で爆発、候補ら12人死亡=下院選控え自爆テロか―パキスタン
7/11(水) 11:30配信 時事通信
 【ニューデリー時事】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルで10日、25日の下院選に向けた選挙集会で爆発が起き、世俗政党アワミ民族党(ANP)候補者のビロウル氏ら少なくとも12人が死亡、35人が負傷した。

 地元紙ドーンによると、ANP幹部はビロウル氏を標的にした自爆テロとの見方を示した。

 ビロウル氏の父も2012年、翌年の下院選に向け活動中にイスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の自爆テロで死亡している。ドーン紙によると、TTPのスポークスマンは当時「標的は(息子の)ビロウル氏だった」と明かしていた。

392ちばQ:2018/07/14(土) 22:57:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000102-mai-asia
<パキスタン>政情緊迫化 元首相拘束、テロ死者150人超
7/14(土) 20:52配信 毎日新聞
<パキスタン>政情緊迫化 元首相拘束、テロ死者150人超
シャリフ元首相の拘束に抗議する人々を追い払おうとする警官隊ら=パキスタン東部ラホールで2018年7月13日、AP
 【ニューデリー松井聡】5年ぶりの総選挙が25日に迫るパキスタンで政情が緊迫化している。今月6日に禁錮10年の判決を受けたシャリフ元首相が13日、英国から帰国し拘束された。判決はシャリフ氏と対立する軍の意向が反映されたと指摘されており、与党を率いるシャリフ氏側には拘束を機に軍への世論の反発を強めることで、与党への支持を拡大する狙いがあるとみられる。選挙集会を狙ったテロも相次ぎ、10日以降150人以上が死亡するなど、治安の悪化も深刻になっている。

 「かつて我々は、国の中に『別の国』(軍)が存在すると言っていた。だが今は、国の上に『別の国』がある」。シャリフ氏は今月中旬、滞在先のロンドンで支持者にこう語った。パキスタンでは1947年の独立以降、軍がクーデターを3回起こし、通算30年以上統治した。2008年以降、文民政権が続いたが、同氏は軍が今も水面下で影響力を維持していると主張した。

 同氏はインドとの融和を訴え、反対する軍と対立してきた。資産隠しに関与したとして有罪判決を受け、同じく禁錮7年の判決を受けた娘マリアム氏と13日夜に帰国直後、拘束されイスラマバード近郊の刑務所に移送された。地元の東部ラホールでは支持者による抗議デモがあり、治安部隊との衝突で100人以上が拘束された。

 一方、軍は近年、クーデターは国際的に非難を浴びることなどから司法を通じて影響力を行使していると指摘される。軍は選挙を前にメディアへの統制も強めているとみられ、批判的なテレビ局の放送が停止されたり、有力紙の配達が止まったりする事態も起きた。

 「軍とうまくやらなければこの国は統治できない。制限付きの民主主義だが、軍が国民から支持を受けているのも事実だ」。閣僚経験者は取材にこう語り、政治家の汚職や、親族や友人で重要ポストを占める縁故主義が、国民の軍への一定の支持につながっていると説明する。

 総選挙で躍進が見込まれるのが軍に近いとされるクリケットの元スター選手のイムラン・カーン氏が率いる野党・パキスタン正義運動(PTI)だ。汚職撲滅や貧困対策などの政策を掲げ、今月上旬の世論調査では、PTIの得票予測は30%で、シャリフ氏の与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」の27%を上回った。

 一方、総選挙を前にテロの脅威も増している。13日は南西部バルチスタン州マスタングで地域政党の集会で自爆テロがあり、128人が死亡し、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。10日には北西部ペシャワルで世俗政党の集会で自爆テロがあり、少なくとも20人が死亡。相次ぐテロによる総選挙への影響も懸念されている。

393ちばQ:2018/07/14(土) 22:59:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000521-san-int
選挙前のパキスタンで集会狙ったテロが相次ぐ 計130人以上が死亡
7/14(土) 12:30配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】パキスタン南西部バルチスタン州マストゥングで13日、州議会選挙候補の集会中に自爆テロが発生し、州政府関係者によると、候補者を含む少なくとも128人が死亡、150人が負傷した。25日に総選挙と州議会選を控えるパキスタンでは候補者を狙ったテロが相次いでおり、治安の悪化が懸念される。

 マストゥングでのテロは1千人以上が参加した集会が標的となり、バイクに乗った男が自爆したとみられる。爆弾には殺傷力を高めるためベアリングが入っていた。ロイター通信によると、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。

 北西部カイバル・パクトゥンクワ州バンヌでも13日、集会の会場付近で爆弾が爆発し、4人が死亡。候補者は無事だった。同州ペシャワルでは10日にも候補者を含む20人が殺害されるテロが発生している。10日の事件では、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」(TTP)が犯行声明を出した。

394チバQ:2018/07/16(月) 19:12:39
https://www.sankei.com/world/news/180714/wor1807140025-n1.html
2018.7.14 18:44

混迷のパキスタン 総選挙目前 軍と対立のシャリフ元首相拘束、テロも続発
 【ニューデリー=森浩】25日に総選挙・州議会選挙を控え、パキスタンの政治情勢が混迷の度を深めている。有罪判決を受けたシャリフ元首相が帰国して身柄を拘束され、与野党が競り合う選挙戦は激化する見通しだ。一方で候補者や政治集会を狙うテロも相次ぎ、13日だけで130人以上が死亡。治安の不安定化も顕著だ。

 シャリフ氏は13日夜、滞在先の英国から東部ラホールの空港に帰国し、身柄を拘束された。選挙の約2週間前というタイミングもあり、ラホールにはシャリフ氏の支持者が詰めかけ、拘束に抗議するデモを展開。治安部隊と衝突となり、140人以上が逮捕された。

 シャリフ氏は、英国に高級不動産を隠し持っていたとして6日、禁錮10年の判決を受けた。判決を「司法による陰謀だ」と批判し、選挙直前での有罪判決には、大きな政治的影響力を持ちシャリフ氏と反目する軍部の「政治的意図を感じる」とも反発した。

 総選挙前の世論調査では、自身が率いた与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の苦戦が伝えられており、帰国して毅然(きぜん)と正当性を主張することで支持を掘り起こしたい思惑もあるようだ。ただ、奏功するかは不明で、ロイター通信は「いちかばちかのギャンブル」とも表現している。

 世論調査によると、クリケットの元スター選手、イムラン・カーン党首が率いる野党パキスタン正義運動(PTI)が支持を広げており、PML-Nと競り合っている。「反腐敗」を掲げるカーン氏はシャリフ氏帰国を受け、「泥棒を国民は尊敬しないだろう」と批判している。

 一方、13日にはテロが続発し、南西部バルチスタン州マストゥングでは、自爆テロによって地方政党所属の州議会議員候補を含む128人が死亡、150人が負傷した。過激派の伸長に反対する世俗的な主張が標的になったもようで、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。北西部カイバル・パクトゥンクワ州バンヌでも選挙集会近くで爆弾が爆発し4人が死亡した。

 パキスタンでは2013年の総選挙時にもテロが頻発した。

395チバQ:2018/07/16(月) 19:15:22
https://www.asahi.com/articles/ASL681FCVL67UHBI04Z.html
軍部の報道機関への嫌がらせは「公然の秘密」パキスタン
イスラマバード=乗京真知2018年7月16日16時44分
25日に総選挙を迎えるパキスタンで、軍部の政治介入が激しくなっている。軍部と反目する与党幹部が相次いで失脚し、与党に近い報道機関は放送中断など露骨な干渉にあえぐ。軍部には、与党を弱体化させることで影響力を強める狙いがあるとみられる。

 「軍情報機関員に殴られ、出馬断念を迫られた」。1日、中部パンジャブ州の与党公認候補が地元メディアを通じて実名で告発した。脅し、拘束、無言電話……。与党「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」候補への圧力の一端だ。

 隣国インドと3度にわたって戦争し、対テロ戦の前線となってきたパキスタンでは、肥大化した軍部が長く政治を動かしてきた。ただ、2008年からは文民政権が2期連続で任期(5年)を全うしている。軍部はクーデターなど批判が集まる方法を避け、近年は野党や裁判所に裏で手を回すようになっている。

 軍部の介入は、選挙戦前から始まっていた。3月下旬、視聴率トップの民放局「Geo」の中継が、各地で止まる事態が続発した。Geoは与党に近く、軍批判を貫いてきた。視聴率は約40%下がって、同社の広告収入は激減した。

 軍部が、自らの意に沿わない報道機関に嫌がらせをするのは公然の秘密だ。Geoの放送は4月中旬に正常化したが、関係者は「放送再開と引き換えに、軍批判を抑えることで軍部と手打ちした。報道の自滅行為だ」と明かした。

 ログイン前の続き5月中旬には、有力英字紙ドーンが、与党を率いるシャリフ元首相の単独インタビューを載せた。すると、この新聞の配達が止まる地域が増えた。

 さらに、シャリフ氏の地元の東部ラホールで6月、テレビ局員が軍幹部に電話で詰問されたり、全国紙の論説記者が正体不明の男に拉致されたりする事案が続いた。

 堅調な経済成長もあって、与党は高い支持率を保ってきた。変化があったのは昨年7月。最高裁の判決で、シャリフ首相(当時)が失職に追い込まれた。判決の根拠となったのは、軍部が持ち込んだ疑惑の情報だった。裁判を使って有力政治家を追い落とすことで、発言力を高めたい軍部の思惑がのぞく。

 その後も裁判で与党議員の不正疑惑が追及され、シャリフ氏側近の財務相や外相が次々に失脚した。一方、民間人の大量失踪問題など、軍部が関わったとみられる裁判は滞ったままで、与党は「司法が軍部に肩入れしている」と反発している。

 軍部と蜜月関係にある野党は勢いづいている。野党第2党「正義運動(PTI)」や宗教政党は昨年11月、大規模デモで首都機能をまひさせ、法相を辞任させた。デモ隊が暴徒化しても軍部は出動を拒み、デモを容認。5月には、内相が銃撃される事件も発生し、先行きを案じた与党議員たちが、相次いで野党に移籍する事態になっている。

 ただ、人口最大のパンジャブ州を地盤とする与党への支持は、依然として底堅い。世論調査では、同州における与党の支持率が野党を大きく上回っている。シャリフ氏は国内各地で遊説し、過去のテロや野党デモに、軍部が関わったとする話を暴露。選挙は国政を裏で操る「見えざる力」(軍部を指す隠語)との闘いだと有権者に訴えている。(イスラマバード=乗京真知)

396チバQ:2018/07/16(月) 20:28:31
パキスタン政治史概略

1988年ブット首相(1期目 PPP) クーデーターにより解任
1990年ナワーズ・シャリフ首相就任 (1期目 PML-N)
1993年ブット首相(2期目 PPP) 汚職にて解任
1997年ナワーズ・シャリフ首相就任 (2期目 PML-N)
199年クーデター:ムシャラフ    99〜01行政長官 01〜08年大統領
2002年ジャマリ首相就任       PML-Q:ムシャラフ支持派
2004年アジーズ首相就任       PML-Q:ムシャラフ支持派

■2008年総選挙
★パキスタン人民党PPP 125
 パキスタン・ムスリム連盟シャリ派PML-N 91
 パキスタン・ムスリム連盟アーザム派  PML-Q 53
★統一民族運動 25

2008年3月 ユースフ・ギラニ首相就任(PPP)

■2013年総選挙
 パキスタン・ムスリム連盟シャリ派PML-N 157
 パキスタン人民党PPP 39
 正義のための運動PTI 35
 ==中略==
 パキスタン・ムスリム連盟アーザム派  PML-Q 2

2013年6月 ナワーズ・シャリフ首相就任 (3期目 PML-N)
>>33 パキスタンの反首相デモ、首都中心に迫る 背後に軍の存在も 2014/8
>>37 パキスタン反政府デモ 背後に軍の気配感じるシャリフ政権 2014.8

>>328 パキスタン最高裁がシャリフ首相の失職を命令
2017年8月 シャバズ・シャリフ首相就任 (ナワーズ・シャリフの弟)

>>381アシフ外相 の議員資格無効
>>383イクバール内相が銃撃

>>392得票予測
PTI30%
PML-N 27%

397チバQ:2018/07/18(水) 20:05:56
4541 :チバQ :2018/07/18(水) 20:04:51
https://www.asahi.com/articles/ASL764WK5L76ULZU005.html
赤いはやぶさ、インド洋を越える 膨らむ建設費、曲折も
吉岡桂子2018年7月18日15時57分
 インドの大地を初めて走る高速鉄道に、新幹線が採用された。2023年の開業へ、東北新幹線E5系がインド洋を越える日を待っている。グリーンの「はやぶさ」は、ヒンドゥー教で縁起が良い赤へとお色直しする。

 2015年12月、日印の首相が正式に合意した。インド初の高速鉄道を日本が手がける。最大の商業都市ムンバイとモディ首相の地元グジャラート州アーメダバード(505キロ)を最高時速320キロ、2時間あまりで駆け抜ける。沿線に工業都市も多く、経済効果が期待される。

 英国の植民地時代に由来する鉄道は創業165年。日本より歴史は古い。独立後も欧州の影響を強く受けてきた。高速鉄道の調査で先行していた仏を出し抜き、新幹線が選ばれたカギは日本のカネと、安全を誇る技術の移転だ。200人近い日本人技術者らが現地で事業にかかわる。

 北海道新幹線の新函館北斗―札幌にも匹敵する事業費9800億ルピー(1兆8千億円)の約8割を円借款で賄う。しかも年利0・1%で返す期限は50年。モディ首相も「ほとんどゼロ金利」とほくほく喜ぶ条件だ。

 インドは1958年に日本が円借款を初めて供与した相手。近年は最大の貸出先でもある。「自由で開かれたインド太平洋戦略」を掲げる安倍政権は、中国への牽制(けんせい)として安全保障上も重視する国だ。

 インフラ輸出は、この十年ほど、民主党政権のころから日本の成長戦略として重視されるようになった。少子高齢化が進み縮む国内市場を輸出で補う政策だ。かたや、モディ政権は「メイク・イン・インディア」を経済戦略の柱に据える。雇用の確保や産業振興として、外国企業にも地元での生産を求める。

 インド高速鉄道公社のカレー総裁は「段階的に現地生産を実現させたい」と言う。まず車両の6割を輸入、2〜3割は部品を輸入してインドで組み立て、いずれ残りはすべてインドで――。かつての中国のような言いぶりだ。

 インドはさらに、6路線以上を計画する。欧州勢や中国も事業化に向けて調査中だ。「1本だけなら本格的な投資は難しい」と次の約束を促す日本企業に対し「成功すれば次がある」とささやくインド。交渉巧者の大国は巨大市場をちらつかせてゆさぶる。

 23年の開業を目指す日本側に対して、インドは独立75年を記念して1年前倒しを迫る。当初の計画より高架部分が大幅に増える見通しで、建設費も膨らむ。赤いはやぶさが駆けるまでには、曲折がありそうだ。(吉岡桂子)

398チバQ:2018/07/18(水) 20:09:58
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180718/bsd1807180500008-n1.htm
インド高速鉄道着工延期も 土地収用反対、住民らの抗議続く
2018.7.18 05:00
日本の支援で初めての高速鉄道計画を進めるインドで、建設予定地の住民らが土地収用に反対し、抗議活動を続けている。収束のめどは立っておらず、年内に予定する本格着工が来年にずれ込む可能性も出てきた。

 日本の新幹線方式を導入する高速鉄道計画は、インド西部のムンバイとアーメダバード間約500キロを結ぶ。このうち約100キロがムンバイのあるマハラシュトラ州を走る。

 抗議活動は今年3月から発生し、調査に訪れた政府当局者と住民らが衝突する事態に発展した。

 ムンバイから車で3時間ほど北上したマハラシュトラ州パルガル地区。建設予定地で農業を営むラグナス・スタールさん(33)は「政府からは何の説明もない。土地を手放す気はない」と断言する。

 同州で農民らの権利拡大を求める団体の職員、ブリアン・ロボさん(56)は「(計画は)農民に何の利益ももたらさない」と批判。「抗議活動の参加者は5万人程度に上る」と述べた。

 一方、インド鉄道当局の責任者は「いくつかの場所で問題に直面しているが、いずれ解決される」と話し、予算や着工予定時期などは見直さない姿勢。抗議行動には「政治的背景がある」とも指摘する。だが、解決策については「話し合いを続ける」とするだけで、収用に伴う住民の移住計画なども示していない。(パルガル 共同)

399 チバQ:2018/07/20(金) 22:35:57
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018071700701&amp;g=int
進も=パキスタン下院選まで1週間

2018年07月17日14時23分

パキスタンのシャリフ元首相=11日、ロンドン(AFP時事)

 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴う25日のパキスタン下院(定数342)選投票まで18日で1週間となる。第1党のイスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)は、根強い人気を誇ったシャリフ元首相(汚職罪で有罪)が昨年7月に失職して以降、勢いを失い、反汚職を掲げる第3党パキスタン正義運動(PTI)が第1党に躍進する可能性が出てきた。<下へ続く>

 今月上旬に発表された民間会社パルスの世論調査では、PTIに投票すると答えた国民は30%で、PML-Nの27%を上回った。ただ、同時期のギャラップ・パキスタンの調査では、PML-Nが26%、PTIが25%と逆の結果が出ており、予断を許さない。
 PML-Nの実質的トップ、シャリフ氏は6日、ロンドンの高級アパート購入をめぐり、家族ぐるみで資産隠しを行ったとして禁錮10年の有罪判決を受け、13日に収監された。同氏は投票日直前の判決を「政治的意図を感じる」と批判。判決当日はロンドンにおり、そのまま国外で亡命生活を送ることもできたが、あえて帰国して収監されることで影響力保持を狙ったとみられる。


第3党パキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首=3日、カラチ(AFP時事)

 南アジアや英国で盛んなクリケットの元スター選手で、PTIを率いるイムラン・カーン党首は争点を汚職一掃に絞る。パキスタンの政治評論家マズハル・アッバス氏は「カーン氏は15日の演説でも『通貨がこの半年で20%近く下落したのはシャリフ氏やその周辺の不正蓄財のせいだ』と批判した。この『物語』が支持を集めている」と分析する。
 一方、投票日を前に治安悪化は深刻だ。南西部バルチスタン州や北西部カイバル・パクトゥンクワ州では選挙集会を狙ったテロが相次ぎ、10日以降だけで候補者を含め、少なくとも170人が死亡。シャリフ氏の収監直後は、同氏の支持者による抗議デモも広がった。アッバス氏は「シャリフ氏の支持者が下院選後もデモを計画しているという情報がある。どの党が勝っても、治安はさらに悪化するだろう」と指摘した。

400チバQ:2018/07/25(水) 14:34:16
パキスタンはこっちか
2438: チバQ :2018/07/24(火) 21:07:36
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180725k0000m030044000c.html
<パキスタン>総選挙、25日投開票
19:07毎日新聞

 【イスラマバード松井聡】パキスタンで下院の任期満了に伴う総選挙が25日投開票される。軍と近いとされるクリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏率いる野党「パキスタン正義運動」(PTI)の躍進の可能性が伝えられる一方、軍と対立してきた与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」(PML-N)は軍の政治介入を批判することで支持拡大を目指しており、予断を許さない情勢となっている。

 「軍は司法に介入して政治を動かそうとしている。これは現代版のクーデターだ」。PML-Nの実質的指導者ナワズ・シャリフ元首相の側近で弁護士のザファルッラー・カーン氏は23日、イスラマバードの自宅で取材に応じ、軍をこう批判した。シャリフ氏は今月6日、資産隠しに関与したとして禁錮10年の有罪判決を受けており、支持者らの間には「軍が陰で主導した」との見方も出ている。

 PML-Nは13日にシャリフ氏の身柄が拘束されたことを機に、軍への批判を一層強めることで、軍に批判的な層への浸透や支持基盤固めを図っている。22日には高裁の判事が公然と軍の司法への介入を批判するなど異例の事態も起きており、ザファルッラー氏は「軍への批判は確実に高まっている。これまでの政治を変える好機だ」と話す。

 一方、PTIは党首でクリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏個人の人気に加え、汚職一掃や雇用創出などを訴えて支持拡大を狙う。

 パキスタンでは軍政時代を除き、PML-Nや、2007年に暗殺されたベナジル・ブット元首相のパキスタン人民党(PPP)など、実業家や大地主ら富裕層が率いる政党が統治してきた。イスラマバードで23日に取材に応じたPTI幹部のババル・アワン氏は「パキスタンは特権階級が支配してきた。その時代を終わらせる時だ」と主張。「国民は汚職や格差にうんざりしている。新しい政治が必要だ」と説明した。

 選挙の鍵を握るのは、大票田でシャリフ氏の地元の東部パンジャブ州だ。特別枠を除いた全一般議席272のうち、同州には141議席が割り当てられている。PML-Nは13年の前回選挙で、獲得議席数の9割が同州だった。一方、PML-N、PTIともに単独過半数の獲得は難しいとの見方もあり、選挙後は両党と少数政党などの連立協議が焦点となる可能性もありそうだ。

401チバQ:2018/07/25(水) 14:34:32

2439: チバQ :2018/07/24(火) 21:10:37
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL7P7L3QL7PUHBI02D.html
ポスターはがされ…総選挙前にパキスタンで進む与党離れ
16:09朝日新聞

ポスターはがされ…総選挙前にパキスタンで進む与党離れ

総選挙を控えたパキスタンの首都イスラマバードでは、街中に各党のポスターや旗が掲げられている=2018年7月20日午後、乗京真知撮影

(朝日新聞)

 パキスタンの総選挙が25日、投開票される。与党は政治介入を強める軍部と対立し、思うような選挙運動ができない。逆に、軍部と蜜月関係の野党第2党は勢いづく。最近の世論調査では、与党の支持率が下落し、この党と拮抗(きっこう)している。野党第1党との間で、選挙後の連立交渉を見据えた動きも出始めた。

 同国で最大の人口を抱えるパンジャブ州。与党「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」(改選前議席190)の地盤だが、州都ラホールの街頭で目立つのは、野党のポスターや旗だ。「どんどん与党のポスターがはがされる」と与党支持の運転手ニクラス・マスィさん(36)は言う。与党離れを物語る現象だ。「元気のない党に票を預ける仲間は少ない」とマスィさんは語った。

 与党は堅調な経済成長で、財界などから強い支持を得てきた。だが軍の元トップの訴追や、隣国インドへの融和姿勢から、軍部との関係が悪化した。幹部が次々に失脚し、13日には与党を率いるシャリフ元首相が資産隠しの罪で収監された。党幹部への銃撃や逮捕状のない拘束も続く。テレビ各局は与党の選挙運動の報道を控える。ラホールが拠点のテレビ局幹部は取材に対し、「軍部の嫌がらせを避けるためだ」と説明した。

2440: チバQ :2018/07/24(火) 21:11:41
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180724X840.html
「反汚職」か「反軍」か=下院選、25日投票―パキスタン
14:26時事通信

 【ラホール(パキスタン)時事】任期満了に伴うパキスタン下院(定数342)選の投票が25日実施される。今月上旬の世論調査では、反汚職を掲げる第3党パキスタン正義運動(PTI)と、軍の政治介入を批判する第1党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が伯仲。選挙戦最終日の23日は、各党幹部が深夜まで選挙集会で熱弁を振るった。

 「もしここにいる候補者が汚職に手を染めたら、私が監獄にたたき込む」。PTIのイムラン・カーン党首(65)は23日深夜、激戦区の東部ラホールで開かれた選挙集会で声を張り上げた。

 南アジアや英国で人気のクリケットの元パキスタン代表でキャプテンを務めたクリーンなイメージで売り込み、今月、汚職で有罪判決を受け収監されたPML―Nの事実上のリーダー、シャリフ元首相(68)との差異を強調。演説を聴いた大学生ハムザ・ナビードさん(21)は「汚職がなくなれば海外からの投資が増え、経済が成長し雇用が安定する」と期待を寄せた。

 一方、パキスタンで最強の権力を握るとされる軍の「静かなクーデター」を批判するのがPML―N。過去にクーデターを起こされた経緯から軍と距離を置いていたシャリフ氏の汚職疑惑は、軍に仕組まれたものだと主張する。

 23日はシャリフ氏の腹心で首相を継いだアバシ前首相(59)がイスラマバードで「(市民の)投票に尊厳を」と訴え、軍の政治介入を止めようと気勢を上げた。ラホールの文房具商モハンマド・ズベイルさん(36)は「シャリフ氏は教育、医療、道路を与えてくれた。クリケット選手に国は治められない」と語った。

 反汚職と反軍の姿勢以外に「政策に大きな差は無い」(政治評論家アミール・ラナ氏)状況。大勢は25日中にも判明する見通しだ。

402チバQ:2018/07/25(水) 14:34:44

2439: チバQ :2018/07/24(火) 21:10:37
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL7P7L3QL7PUHBI02D.html
ポスターはがされ…総選挙前にパキスタンで進む与党離れ
16:09朝日新聞

ポスターはがされ…総選挙前にパキスタンで進む与党離れ

総選挙を控えたパキスタンの首都イスラマバードでは、街中に各党のポスターや旗が掲げられている=2018年7月20日午後、乗京真知撮影

(朝日新聞)

 パキスタンの総選挙が25日、投開票される。与党は政治介入を強める軍部と対立し、思うような選挙運動ができない。逆に、軍部と蜜月関係の野党第2党は勢いづく。最近の世論調査では、与党の支持率が下落し、この党と拮抗(きっこう)している。野党第1党との間で、選挙後の連立交渉を見据えた動きも出始めた。

 同国で最大の人口を抱えるパンジャブ州。与党「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」(改選前議席190)の地盤だが、州都ラホールの街頭で目立つのは、野党のポスターや旗だ。「どんどん与党のポスターがはがされる」と与党支持の運転手ニクラス・マスィさん(36)は言う。与党離れを物語る現象だ。「元気のない党に票を預ける仲間は少ない」とマスィさんは語った。

 与党は堅調な経済成長で、財界などから強い支持を得てきた。だが軍の元トップの訴追や、隣国インドへの融和姿勢から、軍部との関係が悪化した。幹部が次々に失脚し、13日には与党を率いるシャリフ元首相が資産隠しの罪で収監された。党幹部への銃撃や逮捕状のない拘束も続く。テレビ各局は与党の選挙運動の報道を控える。ラホールが拠点のテレビ局幹部は取材に対し、「軍部の嫌がらせを避けるためだ」と説明した。

2440: チバQ :2018/07/24(火) 21:11:41
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180724X840.html
「反汚職」か「反軍」か=下院選、25日投票―パキスタン
14:26時事通信

 【ラホール(パキスタン)時事】任期満了に伴うパキスタン下院(定数342)選の投票が25日実施される。今月上旬の世論調査では、反汚職を掲げる第3党パキスタン正義運動(PTI)と、軍の政治介入を批判する第1党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が伯仲。選挙戦最終日の23日は、各党幹部が深夜まで選挙集会で熱弁を振るった。

 「もしここにいる候補者が汚職に手を染めたら、私が監獄にたたき込む」。PTIのイムラン・カーン党首(65)は23日深夜、激戦区の東部ラホールで開かれた選挙集会で声を張り上げた。

 南アジアや英国で人気のクリケットの元パキスタン代表でキャプテンを務めたクリーンなイメージで売り込み、今月、汚職で有罪判決を受け収監されたPML―Nの事実上のリーダー、シャリフ元首相(68)との差異を強調。演説を聴いた大学生ハムザ・ナビードさん(21)は「汚職がなくなれば海外からの投資が増え、経済が成長し雇用が安定する」と期待を寄せた。

 一方、パキスタンで最強の権力を握るとされる軍の「静かなクーデター」を批判するのがPML―N。過去にクーデターを起こされた経緯から軍と距離を置いていたシャリフ氏の汚職疑惑は、軍に仕組まれたものだと主張する。

 23日はシャリフ氏の腹心で首相を継いだアバシ前首相(59)がイスラマバードで「(市民の)投票に尊厳を」と訴え、軍の政治介入を止めようと気勢を上げた。ラホールの文房具商モハンマド・ズベイルさん(36)は「シャリフ氏は教育、医療、道路を与えてくれた。クリケット選手に国は治められない」と語った。

 反汚職と反軍の姿勢以外に「政策に大きな差は無い」(政治評論家アミール・ラナ氏)状況。大勢は25日中にも判明する見通しだ。

404 チバQ:2018/07/26(木) 11:24:20
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL7V1VNFL7VUHBI003.html
パキスタン総選挙、野党第2党が躍進か 与党求心力失い

イスラマバード=乗京真知

2018年7月26日10時14分
 パキスタン下院(定数342)の任期満了に伴う総選挙で、投票から一夜明けた26日、現地の主要メディアは開票状況から野党第2党の正義運動(PTI)が最大勢力に躍進しそうだと一斉に伝えた。選挙管理委員会は同日中に開票作業を終え、近く開票結果を公表するとしている。

 女性・非イスラム教徒枠として各党に比例配分される70議席を除く272議席が小選挙区制で争われた。英字紙ドーンによると、正義運動(前回28議席)は110議席を超える勢い。一方、2大政党の与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N、同126議席)は65議席ほど、野党・人民党(PPP、同33議席)は40議席程度にとどまる見通しだという。

 選挙戦では、クリケットの元国民的スター選手のイムラン・カーン正義運動党首が「(ライバルの)インドに譲歩しない」と有権者の愛国心に訴え、同国政治に影響力を持つ軍部との蜜月関係を追い風に支持を広げた。一方、与党は堅調な経済状況を背景に高支持率を誇ってきたが、反目する軍部の干渉もあり、シャリフ元首相ら中枢幹部が相次ぎ失脚。求心力を失った。

 各党は今後、下院の過半数確保に向け、連立交渉を本格化させそうだ。軍部との対立姿勢で一致するシャリフ派が人民党と連立を組めば、正義運動の議席に並ぶ可能性も残っている。

 開票結果の発表は遅れている。シャリフ派は記者会見で「開票は密室で行われ、結果も出てこない。不正操作された選挙結果は受け入れない」と表明。人民党なども選管に異議を申し立てている。選管幹部は「遅れは集票システムの不具合のため。はかりごとをしているわけではない」と釈明した。

 首都イスラマバード近郊では26日未明、勝利を確信した正義運動の支持者が幹線道路を埋めて祝砲を撃ち、与党支持者ともみ合う場面もあった。(イスラマバード=乗京真知)

405チバQ:2018/07/26(木) 15:13:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000050-jij-asia
反汚職の野党、第1党に躍進=政権交代可能性も―パキスタン下院選
7/26(木) 11:10配信 時事通信
反汚職の野党、第1党に躍進=政権交代可能性も―パキスタン下院選
パキスタンの主要メディアは26日、25日に投票が実施された下院選で、第3党の野党パキスタン正義運動(PTI)が第1党に躍進する見通しと報じた。写真は25日、下院選の状況を喜ぶPTI支持者=東部ラホール
 【イスラマバード時事】パキスタンの主要メディアは26日、任期満了に伴い25日に投票が実施された下院選(定数342)で、反汚職を掲げ若者を中心に人気を集める第3党の野党パキスタン正義運動(PTI)が第1党に躍進する見通しと報じた。

 地元メディアの予測や世論調査の結果では、単独過半数確保は難しいとみられ、今後の連立協議の結果により政権交代の可能性がある。

 25日深夜〜26日未明にも予定されていた選管の発表は、集計用機械のトラブルで遅れている。第1党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は、各地の開票所で自党のスタッフの立ち会いが認められなかったため、選挙の公正性に疑念があるとして、結果の受け入れを拒否すると表明した。

406チバQ:2018/07/26(木) 15:14:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000017-mai-asia
<パキスタン>総選挙、野党勝利確実 少数政党と連立へ
7/26(木) 10:24配信 毎日新聞
<パキスタン>総選挙、野党勝利確実 少数政党と連立へ
パキスタンの総選挙でパキスタン正義運動(PTI)が優勢との報道を受けて、PTIの旗を振って喜ぶ市民ら=イスラマバードで26日午前1時20分、松井聡撮影
 【イスラマバード松井聡】パキスタンで25日投開票された下院(定数342)総選挙で、地元メディアによると、クリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏率いる野党パキスタン正義運動(PTI)が第1党となることが確実になった。

 複数の地元メディアが独自に集計した中間結果によると、PTIは直接選挙による272議席のうち110議席程度を獲得する見込み。ただ、単独過半数は確保できない情勢で、協力関係にある少数政党との連立政権になるとみられる。

 汚職罪で収監中のナワズ・シャリフ元首相が事実上率いる与党のパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)は第2党となる模様だ。

 選挙戦では、軍に近いとされるPTIが汚職一掃や雇用対策を掲げ、若者を中心に支持を広げた。一方、PML-Nは、軍の政治への介入を批判することで支持拡大を図ったものの伸び悩んだ。

 25日夜に複数の地元テレビ局がPTIの優勢を伝えると、首都イスラマバードの町中に若者が繰り出し、PTIの旗を振ったり、音楽を流したりして祝った。アハマドさん(26)は「汚職政治はもうこりごり。パキスタンが変わる」と喜んだ。

407チバQ:2018/07/26(木) 20:21:47
https://mainichi.jp/articles/20180727/k00/00m/030/088000c
パキスタン
総選挙 「反汚職」に支持 野党の勝利確実
毎日新聞2018年7月26日 20時17分(最終更新 7月26日 20時17分)
【イスラマバード松井聡】パキスタンで25日に実施された下院(定数342)総選挙で、複数の地元メディアは同日夜から26日にかけ、独自集計を基にクリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏率いる野党・パキスタン正義運動(PTI)が第1党となる見込みだと報じた。汚職罪で収監中のナワズ・シャリフ元首相の与党との事実上の一騎打ちだったが、PTIは反汚職や雇用創出を訴え、若者を中心に支持を広げたとみられる。

 選挙管理委員会は当初、26日午前2時(日本時間同日午前6時)までに開票結果を発表するとしていたが、「システムに不具合があった」として発表が遅れ、26日午後2時(同午後6時)段階で何も発表されていない。

 劣勢が伝えられる与党のパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の党首で、ナワズ氏の弟のシャバズ・シャリフ氏は26日、選挙制度に基づいて同党が投票所に派遣した複数の監視員が投票所から追い出されたと主張。「不正選挙」だとして選挙結果を受け入れない意向を示し、結果を巡って早くも混乱が起きている。

 地元メディアの集計によると、予想獲得議席は、小選挙区制で選ばれる一般議席272のうち、PTIが110議席程度、PML-Nが70議席程度となっている。

 一方、PTIは単独過半数には届かない情勢で、協力関係にある少数政党や無所属の候補者との連立政権が発足する可能性が高い。ただ、PTIによる連立協議が頓挫した場合、PML-Nと、2007年に暗殺されたベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏が率い、40議席程度の獲得が見込まれるパキスタン人民党(PPP)との連立政権が発足する可能性も残されている。

408チバQ:2018/07/28(土) 18:14:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000596-san-asia
パキスタンで進む「静かなクーデター」 “泡沫政党”支援で介入、影響力を維持
7/26(木) 20:29配信 産経新聞
パキスタンで進む「静かなクーデター」 “泡沫政党”支援で介入、影響力を維持
パキスタンの主な指導者
 野党第2党パキスタン正義運動(PTI)が優勢となった総選挙。選挙戦で一貫して見え隠れしたのは軍の影だ。メディアへの妨害やPTIへの露骨な支援が指摘され続けた。「軍による静かなクーデターが進んでいる」。専門家たちは、そうささやきあった。

 「この国は軍が持っている国だ。誰が首相になろうがその状況は変わらない」

 パキスタンの英字紙幹部は声を潜めてこう話した。新聞社には、選挙戦前から軍の検閲が激しさを増したという。紙面への抗議は日常茶飯事。支配階級を意味する「エスタブリッシュメント」という言葉で軍を暗に批判した際は、即座に担当者が訪れて使用を禁じられた。「同僚の自宅には何者かが侵入し、書斎だけが荒らされた。犯人は不明だが察しはつく」と話す。

 5月半ばには各地で有力英字紙ドーンが配達されない事態が起きた。同紙は軍と反目するシャリフ元首相率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)に近い。シャリフ氏のインタビューが掲載された直後だったことから、波紋を広げた。

 これ以外にも“何者か”による介入は相次いだ。東部パンジャブ州ラホールでは、軍に批判的な活動家が昨年12月に何者かに拉致され、今月に入って解放された。この州では与党系候補が正体不明の人物から脅迫や暴行を受けて、出馬を取りやめる事態になった。

 パキスタンは71年の歴史の中で、軍政と民政の交代が繰り返されており、軍が“支配者層”であることは疑いの余地はない。

 今回の選挙で軍の目標はシャリフ氏排除だった。司法当局を動かしてシャリフ氏の議員資格を剥奪したのも、選挙直前という絶妙なタイミングに有罪判決を出すよう仕向けたのも、軍部と見る向きは多い。

 シャリフ氏は、インドとの信頼醸成に前向きで、2014年にはモディ首相の就任式にも出席した。軍にとって3度の戦火を交えたインドへの接近は到底容認できない。シャリフ氏は、直近の軍政指導者だったムシャラフ元大統領の刑事訴追を進めた因縁もある。

 軍はシャリフ氏一派を取り除いたうえで、クーデターのような急激な形ではなく、選挙を経た“静かな”変化を目指した。

 そこでクローズアップされたのがPTIのカーン党首だ。クリケットのパキスタン代表としてワールドカップを制覇した実績から、若者への人気が高い。

 ただ、その政治的な手腕は未知数だ。1996年の結成以降、泡沫(ほうまつ)政党に近かったPTIの成長を後押ししたのは、カーン氏の魅力や指導力だけでなく、軍の支援とささやかれる。

 パキスタン軍について、トランプ米政権はアフガニスタンで跋扈(ばっこ)するイスラム原理主義勢力タリバンを支援していると批判。「パキスタンはテロリストの安全地帯」とも指弾している。カーン氏勝利は「核武装国パキスタンで軍部の肥大化につながる」(インド、ネール大のサビタ・パンデ教授)と警戒する声は強い。

 前出の英字紙幹部は「テロ掃討戦で軍の功績は大きい」とした上で、こう話した。「カーン首相誕生なら、軍の要求を突っぱねられるとは思えない。静かなクーデターは成功するかもしれない」。(森浩)

409チバQ:2018/07/28(土) 18:15:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180727-00000621-san-asia
パキスタン総選挙 「親中国」路線維持へ 勝利のPTI党首「中国から学びたい」
7/27(金) 22:30配信 産経新聞
 【イスラマバード=森浩】歴史的に中国と親密な外交関係を結ぶパキスタン。現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」関連事業を通じて、インフラ整備などのために620億ドル(約6兆9000億円)の巨額投資も受ける。世界で一帯一路への“拒否反応”も起き、国内では膨張する対外債務が課題となるが、「国是」ともいえる親中姿勢に変化はなさそうだ。

 「中国からは貧困から脱出する方法と、腐敗を排除する方法を学びたい」

 パキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首は26日の勝利演説で、中国を“成功者”と位置づけて手放しで絶賛した。

 マレーシアでは、新首相に就任したマハティール氏が一帯一路に伴う高速鉄道建設契約の解除を決めたほか、タイやミャンマーでも開発事業の規模縮小が取り沙汰される。だが、カーン氏は中国による投資は「わが国のチャンスだ」とし、関係強化を宣言した。

 中国とパキスタンの関係は歴史的に密接で、「海よりも深く、山よりも高く、蜜よりも甘い」とも形容される。ともにインドという対抗相手を抱え、戦略的に利害が一致するためだ。中国は2013年に立ち上げた中国・パキスタン経済回廊構想(CPEC)を一帯一路の中核と位置づけ、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)政権も投資受け入れを推進した。

 だが、投資を受けるパキスタンでは、対外債務が財政的な課題として浮上している。国際通貨基金(IMF)のまとめによると、パキスタンの対外債務残高は膨らみ続け、23年には1449億ドル(約16兆円)に達する見込みで、返済額も右肩上がりで増える予測となっている。地元経済紙記者は「国の収支は恒常的に赤字で、返済に窮していくはずだ」と分析する。

 当然、CPECを通じた中国からの投資も無償協力ではなく、積み上がる債務の一部分だ。22日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は、東部ラホールで進行する鉄道建設事業などCPECに基づく投資が、巨額の負債と化し、財政を圧迫していると指摘。中国の「債務のわな」と批判した。中国側は記事に抗議したが、新政権にとって対外債務が重荷である事実に変わりはない。

 「財政状況は緊迫しているが、選挙戦の大きな争点とはならなかったのは残念だ」と話すのは経済評論家のハフィズ・パシュ氏だ。新政権は、IMFに13年以来となる財政支援を仰がざるをえないとの観測も流れているという。

 パシュ氏はCPECをめぐる入札で国内企業の参加が制限されていることを憂慮する。「両国の『海よりも深い』関係は変わらないのかもしれないが、CPECには課題が多い。事業を精査し、選択していくべきだ」と話した。

410チバQ:2018/07/30(月) 00:32:13

パキスタン正義運動(PTI、改選前議席31)が116議席
ナワズ・シャリフ元首相が事実上率いる与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N、同190)は64議席
故ベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏のパキスタン人民党(PPP、同47)は43議席
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180728-00000061-mai-asia
<パキスタン>PTIが116議席、第1党 2議席除き発表
7/28(土) 20:30配信 毎日新聞
 【イスラマバード松井聡】パキスタンで25日実施された下院(定数342)総選挙で、選挙管理委員会は28日、小選挙区で選ばれる272議席のうち、投票が延期された2選挙区を除く270議席の開票結果を発表した。クリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏(65)率いるパキスタン正義運動(PTI、改選前議席31)が116議席を獲得し、第1党となった。

 開票結果は当初、26日未明までに発表される予定だったが、「システムの不具合」などで大幅に遅れていた。選管によると、汚職罪で収監中のナワズ・シャリフ元首相が事実上率いる与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N、同190)は64議席で大幅に議席を減らした。故ベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏のパキスタン人民党(PPP、同47)は43議席にとどまった。

411とはずがたり:2018/07/30(月) 16:37:27
要するに司法制度の整備が追いつかない様だ。

インドの性犯罪者が野放しになる訳
Invisible Brutes
https://newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7362_1.php
2017年4月11日(火)11時20分
ジェーソン・オーバードーフ

412チバQ:2018/07/31(火) 19:11:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00000583-san-asia
パキスタンで連立合意 PTIカーン党首を首相指名へ
7/31(火) 18:11配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】パキスタン下院選で第1党となったパキスタン正義運動(PTI)は7月30日夜、少数政党との連立に合意したと発表した。イムラン・カーン党首が首相に就任し、政権交代が実現する。政治経験が乏しいカーン氏だが、インドとの距離感や悪化する経済への対応など難しいかじ取りが要求されることになる。

 選挙管理委員会によると、PTIは小選挙区で116議席を獲得。カーン氏が少数政党と協議を重ねた結果、過半数に必要な少なくとも21議席を確保した。8月中に招集される下院議会で、首相に指名される。

 さっそくカーン氏は7月30日夜、インドのモディ首相と電話で会談。パキスタンメディアによると、カーン氏はカシミール地方の領有権などでの対立は「対話で解決されるべきだ」との考えを伝えた。モディ氏はパキスタンに民主主義が根付くことに期待感を表明した。

 ただ、パキスタン国内で強い影響力を持つ軍は、3度の戦火を交えたインドとの融和を望まない傾向にある。選挙戦では軍がPTIを支援したとされ、カーン氏のいう「対話」が実現するかは不透明だ。

 一方、パキスタンでは貿易赤字が拡大し、外貨準備高は7月20日時点で約90億ドル(約1兆円)と、2016年度末から比べて半減。積み上がった対外債務の返済も課題で、国際通貨基金(IMF)への緊急支援要請が現実味を帯びている。就任早々、経済手腕も問われる事態になりそうだ。

413チバQ:2018/08/02(木) 22:02:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000056-san-asia
インドで400万人「国民登録」抹消 アッサム州の移民排除目的か
8/2(木) 7:55配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】インド北東部アッサム州で、住民400万人以上が現地で居住する国民であることを示す「国民登録簿」から抹消され、波紋が広がっている。多くがバングラデシュから流入した人々で、移民を排除する意図があるもようだ。最終的に市民権が剥奪され、現地から追放される懸念も浮上している。

 インド各紙によると、インド政府は7月30日、登録簿の暫定版を公開したが、アッサム州の人口とされる約3300万人のうち、約2900万人分しか記載がなかった。

 登録簿から抹消されたのは、本人または父母が、1971年3月24日以前からアッサム州に居住していたことを書類上、証明できなかった住民だ。この日は、パキスタンの一部で東パキスタンと呼ばれていたバングラデシュで独立戦争が始まった直前で、混乱の中で計数十万人が国境を越えてアッサム州に逃げ込んだとされる。

 アッサム州では流入者は不法移民として地元住民と摩擦を生んでおり、ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相が所属する国政与党インド人民党(BJP)は、2年前の州議会選挙で、不法移民追放を訴えて勝利を収めた。

 今回の国民登録はアッサム州限定で行われており、政府が「公約実現」を目指したと指摘される。

 登録簿の最終版は今年12月に公表され、暫定版に記載がない住民には異議申し立ての機会が与えられるが、政府は名簿から漏れた人々の処遇を決定しておらず、混乱が拡大している。

414チバQ:2018/08/06(月) 14:33:05
https://www.sankei.com/world/news/180802/wor1808020025-n1.html
2018.8.2 21:07

「世界一寂しい国際空港」の運命は 「一帯一路」の負の遺産、スリランカがインドに支援要請

 【ニューデリー=森浩】スリランカ南部ハンバントタで中国の支援で建設された国際空港が経営難に陥り、政府が苦慮している。そもそも需要がほとんどない地域に建設されており、1日の平均乗客は10人以下で定期便もゼロだ。中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」が生み出した負の遺産ともいえ、スリランカ政府はインドに支援を求める方針を決めた。

 経営難となっているのは、ハンバントタにあるマッタラ・ラジャパクサ国際空港。建設を推進した親中派ラジャパクサ前大統領の名を冠し、2013年に完成した。建設費は2億1千万ドル(約234億円)。9割が中国からの融資で賄われたとされ、工事も中国企業が請け負っている。

 だが、国際空港を名乗ってはいるものの、付近には漁村と小規模のビーチリゾートがあるだけで、当初から建設はラジャパクサ氏の地元への利益誘導とささやかれた。今年5月には唯一の定期便だったアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイとの直行便が閉鎖。一時は空港施設が穀物の貯蔵庫ともなり、「世界一寂しい国際空港」という不名誉なあだ名が付いている。

 開業以来、赤字経営が続くことから、スリランカのデシルバ交通・民間航空相は7月上旬、インドに合弁事業として空港を運営するよう提案したことを明らかにした。デシルバ氏は演説で「この死にかけている空港を復活させる必要がある」と、支援を仰ぐ重要性を強調した。

 インドにとっては、高金利の債務返済に窮したスリランカが、約20キロ離れた場所にあるハンバントタ港と同様、中国に運営権を譲り渡す事態は避けたいところだ。シーレーン(海上交通路)の要衝であるスリランカ南部で、中国が港と空港の運営権を握れば、インド洋での中印の力のバランスが変化しかねない。

 インド政府は7月26日の国会答弁で「スリランカからは何の提案もない」と否定したが、水面下で交渉を重ねているもようだ。戦略上の意味はあっても、空港が生む経済的利益はほぼないため、インド側も慎重になっているとみられる。

 印政治評論家のラメシュ・チョプラ氏は「スリランカ政府は前政権時代の事業を見直し始めているが、すでに動いている事業も多く、整理は簡単ではないだろう」とコメント。歴史的に結びつきの強いインドにさらに支援を求める局面があると予測している。

415チバQ:2018/08/14(火) 17:23:09
http://www.sankei.com/world/news/180814/wor1808140001-n1.html
2018.8.14 01:00
【国際情勢分析】
名選手は名指導者になれるか 実務ゼロ…パキスタン、イムラン・カーン新首相の手腕いかに
 名選手、名監督にあらず-。優秀な選手が指導者として大成できると限らないのは、どのスポーツでも同じだが国の指導者になった場合はどうだろうか。パキスタンで7月25日に下院選が行われ、次期首相にクリケット選手だったイムラン・カーン氏(65)が就任する見通しとなった。元スター選手として圧倒的人気を誇るが、その政治的能力は未知数。悪化する経済の立て直しや対インド政策など課題が山積する中、名選手の手腕が注目される。
(ニューデリー 森浩)

剛速球の名選手、唯一の世界制覇の立役者

 カーン氏は1952年、パキスタン東部パンジャブ州ラホールで生まれた。国内では少数派で、アフガニスタンに多いパシュトゥーン人だ。裕福な家庭に育ち、英国の名門オックスフォード大に留学した経験もあり、国際感覚もあるとされる。

 なによりその名を知らしめたのは、クリケット選手としての業績だ。

 70年代から国内外のチームに所属し、速球が持ち味の選手として名をはせた。活躍した時期はパキスタン各地でカラーテレビが普及しはじめた時期と重なり、カーン氏はブラウン管を通して、国を代表するヒーローの1人となった。

 92年には、代表キャプテンとしてクリケットW杯を制覇。宿敵インドを押しのけ、決勝では旧宗主国である英国(イングランド)を破っての劇的な栄冠に国中がわきに沸いた。パキスタンのW杯優勝はこの1度限りであるため、「伝説の選手」としての評価は揺るぎないものとなっている。

 引退後の96年にパキスタン正義運動(PTI)を結成したが、党のシンボルマークにはクリケットのバットを模したデザインを採用。選挙運動では92年W杯のテーマソングが流れるなど、政治活動でもその前歴を前面に押し出した。

高い女性人気…演説前には地域で化粧品が完売

 一方で、カーン氏を語る際、必ず付きまとうのは女性遍歴だ。現役時代から端正なルックスで知られ、次々と浮名を流した。地元メディアに「なぜ女性はイムランに夢中になるのか」という特集記事が掲載されたこともある。

 これまで3度結婚しており、最初の妻は、欧州の財閥ロスチャイルド家の一族で、英国のセレブとして著名なジェマイマ・ゴールドスミスさんだ。9年間の結婚生活で2人の子供をもうけたが、2004年に離婚した。

 2番目の妻は、ジャーナリストのレハムさんで結婚生活はわずか10カ月。今回の下院選後には、元夫であるカーン氏を「軍部の理想的な操り人形」と評するなど、カーン氏に批判的な姿勢を見せる。3回目の結婚は今年のことで、カーン氏の「精神的なアドバイザー」とされる女性だ。

 今も女性人気は健在で、カーン氏の演説の前には地域の化粧品が品薄になったと噂された。身なりを整えてカーン氏のスピーチを聞こうと、女性たちがこぞって化粧品を購入したためだという。

 活躍のスケールといい、規格外のパキスタン人であることは間違いない。

「政治能力が高いとは誰も思っていない」

 一方で、政治的手腕については「未知数」以外の言葉が見つからない。

416チバQ:2018/08/14(火) 17:23:26
 カーン氏は、地元ラホールにがん専門病院を建設するなど篤志家としては知られる。ただ、PTIは結党以来、“万年野党”であり、政治家としての実務経験はゼロだ。

 選挙戦で中心に据えた戦術も、収賄罪で収監されたシャリフ元首相を念頭に、「反腐敗」を連呼するというものだ。福祉の充実も訴えたが、特に政策に新鮮さがあったわけではない。

 PTIが支持を拡大したのは、カーン氏個人の人気のほか、3度首相となったシャリフ氏が金権政治の象徴とみなされ、国民が嫌気したためだ。

 そこに軍部が陰に陽にPTIを支援することで、選挙戦の流れを決める“風”が吹いたとされる。現地ジャーナリストは「支持者もカーン氏の政治能力が卓越していると思っていない。何か変えてくれるとの漠然とした期待から票を投じた」と分析する。

経済に対米関係…課題は山積み

 「カーン首相」の最初のテーマになりそうなのが悪化する経済だ。

 パキスタンでは貿易赤字が拡大し、外貨準備高は7月20日時点で約90億ドル(約1兆円)と、2016年度末から比べて半減。中国パキスタン経済回廊(CPEC)を通じて、中国から620億ドル(約6兆9千億円)の投資を受ける中、債務返済も大きな課題だ。

 国内では現在、国際通貨基金(IMF)への緊急支援要請が議論されている。ただ、IMFの支援には緊縮財政やインフレ抑制など経済対策の実施が条件となり、CPECを通じたインフラ開発にメスが入る可能性がある。中国にとっては看過できない状況だ。



 IMFへの最大出資国である米国のポンペオ国務長官は「(IMFの資金を)中国への債務返済に使うことは受け入れられない」と牽制(けんせい)。米中の摩擦が強まる中、パキスタンの出方が注目される。

 対外政策ではインドとの関係も焦点だ。前政権は対印関係の改善に取り組んだ結果、軍の不興を買った。カーン氏はインドとの対話の重要性を強調するが、選挙戦での経緯から軍の意向を無視できず、どこまで実現するかは不透明だ。

 まだ“試合開始前”だが、名選手が名指導者になるには苦難の道程が待ち構えていそうだ。

417チバQ:2018/08/14(火) 17:23:43
 カーン氏は、地元ラホールにがん専門病院を建設するなど篤志家としては知られる。ただ、PTIは結党以来、“万年野党”であり、政治家としての実務経験はゼロだ。

 選挙戦で中心に据えた戦術も、収賄罪で収監されたシャリフ元首相を念頭に、「反腐敗」を連呼するというものだ。福祉の充実も訴えたが、特に政策に新鮮さがあったわけではない。

 PTIが支持を拡大したのは、カーン氏個人の人気のほか、3度首相となったシャリフ氏が金権政治の象徴とみなされ、国民が嫌気したためだ。

 そこに軍部が陰に陽にPTIを支援することで、選挙戦の流れを決める“風”が吹いたとされる。現地ジャーナリストは「支持者もカーン氏の政治能力が卓越していると思っていない。何か変えてくれるとの漠然とした期待から票を投じた」と分析する。

経済に対米関係…課題は山積み

 「カーン首相」の最初のテーマになりそうなのが悪化する経済だ。

 パキスタンでは貿易赤字が拡大し、外貨準備高は7月20日時点で約90億ドル(約1兆円)と、2016年度末から比べて半減。中国パキスタン経済回廊(CPEC)を通じて、中国から620億ドル(約6兆9千億円)の投資を受ける中、債務返済も大きな課題だ。

 国内では現在、国際通貨基金(IMF)への緊急支援要請が議論されている。ただ、IMFの支援には緊縮財政やインフレ抑制など経済対策の実施が条件となり、CPECを通じたインフラ開発にメスが入る可能性がある。中国にとっては看過できない状況だ。



 IMFへの最大出資国である米国のポンペオ国務長官は「(IMFの資金を)中国への債務返済に使うことは受け入れられない」と牽制(けんせい)。米中の摩擦が強まる中、パキスタンの出方が注目される。

 対外政策ではインドとの関係も焦点だ。前政権は対印関係の改善に取り組んだ結果、軍の不興を買った。カーン氏はインドとの対話の重要性を強調するが、選挙戦での経緯から軍の意向を無視できず、どこまで実現するかは不透明だ。

 まだ“試合開始前”だが、名選手が名指導者になるには苦難の道程が待ち構えていそうだ。

418チバQ:2018/08/16(木) 22:36:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00000104-mai-int
<訃報>インド・バジパイ元首相93歳 98年5月に核実験
8/16(木) 22:26配信 毎日新聞
<訃報>インド・バジパイ元首相93歳 98年5月に核実験
バジパイ元インド首相=2004年、AP
 インドが1998年に核実験を強行した際に首相を務めたアタル・ビハリ・バジパイ元首相が16日、ニューデリー市内の病院で死去した。93歳。現政権与党のヒンズー至上主義政党・インド人民党(BJP)の初代総裁を務める一方、穏健派としても知られ、カリスマ性を持つ指導者として広く国民の支持を集めた。

 中部グワリオル生まれ。若い頃からヒンズー至上主義団体「民族奉仕団」(RSS)の一員として活動し、10代で逮捕された経験もある。51年にRSSの政治部門でBJPの前身となった政党「ジャンサン」(大衆連盟)設立に参加し、57年に国会議員として初当選。80年にBJPが創設されると初代総裁に就任した。

 96年に首相に初就任した際は下院で信任を得られず、13日間の短命内閣となったが、98〜2004年も首相を務め、インドの経済自由化路線を進めて発展をもたらした。

 国際社会を驚かせたのが、98年5月の核実験だ。BJPは以前から核武装を示唆していたが、就任2カ月で核拡散防止条約(NPT)未加入のまま核武装に踏み切った。背景には、核保有国である中国への対抗と、パキスタンが秘密裏に核開発を進めているとの情報があったと言われる。その半月後にはパキスタンも核実験を実施し、敵対する印パが核保有を宣言するに至った。

 99年2月にはパキスタンを直行バスで訪れる「バス外交」で印パ間の緊張緩和に努めたが、同5月には領有権を争うカシミール地方で両軍が大規模に衝突する「カルギル紛争」が発生。印パ関係改善は果たせなかった。

 詩人や雄弁家としても知られ、国連では初めてインドの公用語であるヒンディー語で演説。04年に総選挙で敗北し政界を引退した。

 その後は体調を崩し、長く療養生活を送っていたとされ、晩年には認知症になっていたとも言われる。今年6月からは、腎臓の感染症や胸部うっ血などでニューデリーの病院に入院し治療を続けていた。BJPのモディ首相は16日、「彼は国のために生き、何十年も国に尽くした」とツイッターに投稿し、故人をしのんだ。【金子淳、ニューデリー松井聡】

419チバQ:2018/08/19(日) 21:49:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180819-00000510-san-asia
またも軍の暗躍? パキスタンは救われるのか
8/19(日) 11:16配信 産経新聞
 パキスタンで先月、下院の任期満了に伴う総選挙があり、野党のパキスタン正義運動(PTI)が第1党となって勝利した。この選挙は与党のパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の党首だったシャリフ氏が昨年7月、裁判所の判断によって首相の座を追われ、最近、汚職罪で収監された中で行われた。背後にはこの国の政治を陰で操ってきた軍の暗躍があったと指摘される。民主主義が機能しないパキスタンはどこへ向かうのか。

 パキスタンという国は、2億人をやや上回る人口を抱える。人口約13億人の隣国インドが持つ「巨象」の印象に隠れがちだが、実はかなりの「大国」だ。

 この国では過去、何度も軍が政権を握ってきた。最近では、陸軍参謀長だったムシャラフ氏が1999年にクーデターでシャリフ氏を放逐し、その後、大統領の座に就いている。

 クーデターの大義名分というのは、どこの国でも似たり寄ったりだ。たいていは「汚職撲滅」である。国民の不満が高まると「正義の身方」として現れる。国民の中には、当初、軍の動きを「世直し」と評価する人もいるが、武力による統治と抑圧という実態が馬脚をあらわすと、次第に多くが失望するようになる。国際社会の非難が高まり、経済支援も滞るようになり民政へと振り子が戻っていく。

 パキスタンでは、こうした権力の「往復」が何度も起きてきた。軍はムシャラフ氏のクーデター以降、過去の教訓から学んだのか、直接手を下すことはなくなった。今回は、軍が司法を使って政権交代を図ったと理解されている。

 シャリフ氏が軍に嫌われた理由はいくつかある。まずは、いったん国外に逃亡し帰国を強行したムシャラフ氏の訴追手続きを進めたこと。もう一つはパキスタンの宿敵インドとの信頼醸成を進めようとしたことだ。

 シャリフ氏は実業家の出身で、インドと隣接する東部パンジャブ州を支持基盤とする。2013年に首相に就任し、インドとの関係改善による経済効果を狙っていた。1年後には、インドでやはり経済政策への手腕に期待がかかるモディ氏が首相になり、2人は会談を重ねた。

 経済が上向くことに誰も異論はないはずだ。だが、インドとの緊張が緩和されることは、パキスタン軍にとっては、利益ではない。両国はカシミール地方の領有権を争い軍事的に対立し、過去、3度の戦争を起こしたほか今も衝突が続いている。

 「パキスタン軍にとって、インドとの軍事的緊張が続いていることが、自分たちの存在意義を生む。適当に荒れている方が都合が良いのだ」

 首都イスラマバードの西側外交官はよく、こう語っている。

 さて、今回の司法によるシャリフ氏の有罪判決である。

 選挙前、何人かのパキスタン政府関係者に聞いてみたが、多くは「司法が力を持ちすぎだ」「政権は、選挙によって国民が選ぶものだ」と反発していた。軍に言及した人はいなかったが、その真意は容易に推し量ることができる。

 過去、何度も国際通貨基金(IMF)に援助を求めてきたパキスタンは、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の「債務のわな」に陥り、秋にもIMFを頼ろうとしている。この国は民主政治へと向かう意思があるのか。国際社会は見据える必要がある。(外信部次長 岩田智雄)

420チバQ:2018/08/19(日) 22:04:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000129-jij-asia
パキスタン首相にカーン氏=元クリケット選手、下院で選出―経済再建に挑む
8/17(金) 21:51配信 時事通信
 【ニューデリー時事】パキスタン下院(定数342、任期5年)は17日、投票を行い、7月25日投票の下院選で第1党となったパキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首(65)を首相に選出した。

 「国民的英雄」の元クリケット選手として、就任前から絶大な人気を誇るが、歴代政権が苦しんだ政治改革と経済再建に挑むことになる。

 カーン氏は選出後に演説し、「この国が待ち焦がれていた変革をもたらすことを約束する」と表明。「厳格な汚職対策を行うほか、選挙制度改革により誰もが信頼できる統治体制をつくり上げる」と強調した。

 選挙戦でPTIは、第2党に転落したイスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)や第3党パキスタン人民党(PPP)など富裕層中心の政治を「汚職撲滅」を掲げて批判してきた。クリケットは、パキスタンをはじめ南アジアや英国で今も人気が高い。そのスター選手だったカーン氏の知名度や、慈善事業に熱心という清廉なイメージを前面に押し出し、PTIは7月の下院選では、与党だったPML―Nの2倍近い議席を確保した。

 一方、PTIは1996年の結党以来、与党として政治に関わったことがない。「政治の実務能力は未知数」(地元記者)だ。人口約2億人の過半数は30歳以下の若い世代で、雇用創出を求めている。就任早々、手腕が問われる。

421チバQ:2018/08/19(日) 22:04:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000099-mai-int
<パキスタン>カーン政権、多難の船出 政治手腕は未知数
8/17(金) 21:51配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】パキスタン下院の総選挙(7月25日実施)で第1党となったパキスタン正義運動(PTI)党首で元クリケットのスター選手、イムラン・カーン氏(65)が17日、下院で新首相に指名された。総選挙では汚職一掃を訴えて野党第2党から躍進したが、政治手腕は未知数。財政危機や、対立する隣国インドとの関係改善など難題を抱えた中での船出となる。

 パキスタンでは、1947年の英領からの分離独立以来、通算30年以上に及ぶ軍政期をのぞき、大地主や実業家が率いるイスラム教徒連盟と人民党の2大政党が政権を担ってきた。PTIは汚職一掃や貧困対策を訴えることで、変革を求める若者を中心に支持を広げ、軍と対立し選挙直前に汚職罪で収監されたナワズ・シャリフ元首相のイスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)に大勝した。

 PTIは、下院定数342のうち151議席を獲得。首相指名選では、カーン氏は軍に近いとされるイスラム教徒連盟クアイディアザム派(PML-Q)などの協力も得て、同じく首相指名を目指したPML-Nのシャバズ・シャリフ党首の得票を上回った。宣誓式は18日に行われる。

 「中国パキスタン経済回廊」(CPEC)に伴う貿易赤字削減や、インドとの関係改善など課題は山積するが、これらの外交政策は軍の専権事項ともいわれる。軍が支援するとされるカーン新政権が踏み込んだ政策決定をできるかは不透明だ。

422チバQ:2018/08/21(火) 21:52:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-インド・ケララ州の大洪水、避難者が100万人超える
8/21(火) 18:01配信 AFP=時事
インド・ケララ州の大洪水、避難者が100万人超える
インド南部ケララ州の川に橋を仮設する軍や州警察(2018年8月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インド南部ケララ(Kerala)州を襲ったモンスーンによる壊滅的な洪水で、計410人以上が死亡、100万人以上が避難している。当局が21日、発表した。

【関連写真】高齢女性をベッドごと運ぶ救助隊

 水が引くにつれ、被害の規模が明らかになってきた。ケララ州議員によると、家屋約5万軒が損壊し、住民が避難キャンプに押し寄せているという。

 陸海空軍の兵士数千人が同州各地に出動し、遠く離れた丘陵地帯に取り残された人々の救助に当たっている。

 州政府の報道官はAFPに対し、州内にある約3200のキャンプへの避難者は計102万8000人に達したと明かした。

 20日には新たに6人の遺体が見つかり、モンスーンが始まった6月からの死者数は合わせて410人以上になったという。【翻訳編集】 AFPBB News00000027-jij_afp-int

423チバQ:2018/09/15(土) 00:38:10
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1809140033.html
大国が注視「南海の楽園」の選択 モルディブ大統領選23日投票 
09月14日 22:39産経新聞

大国が注視「南海の楽園」の選択 モルディブ大統領選23日投票 

(産経新聞)

 【ニューデリー=森浩】大統領選を23日に控えるインド洋の島嶼(とうしょ)国モルディブに大国の視線が集まっている。米国が強権的手法を強めるヤミーン大統領を批判。一方で政権を支援する中国と、野党側に近いインドとの「代理戦争」の様相も呈する。与野党候補が接戦を演じているもようで、シーレーン(海上交通路)の要衝でもある「南海の楽園」の選択が注目される。

 「もし野党が勝てば、モルディブは外国の侵攻を受け、独立が脅かされることになるだろう」

 ヤミーン氏は7日の演説で、聴衆に支持を呼びかけた。経済政策での成果を強調した上で、「国外の脅しを気にしてはならない」と発言。外国が選挙を「妨害している」とも批判した。

 「脅し」とは、米国の懸念を指すとみられる。米国務省のナウアート報道官は6日、モルディブについて「民主主義の行方を懸念している」と指摘した。ヤミーン氏を念頭に「法の支配や公正な選挙を邪魔する個人に対し、適切な措置を取る」とも明言している。

 ヤミーン氏は2月に非常事態を宣言すると、野党側の要人や、自分に不利な判断を下した最高裁判事らを次々と拘束し、権力基盤を強固にした。

 選挙戦が本格化した8月以降でも、地元民放によると、少なくとも19人の野党モルディブ民主党(MDP)支持者が逮捕された。また、与党に呪いをかけようと黒魔術を行ったとして、市民4人が一時、身柄を拘束された。ヤミーン氏の対抗馬、MDPのソリ候補は「政府はおそらく選挙で不正をするだろう」と警戒している。

 さらに状況を複雑にするのはヤミーン政権の中国接近だ。2013年の大統領就任以降、ヤミーン氏は政治や経済で関係が深いインドから距離を置く姿勢を見せている。

 5月末にはインド軍が置いていた兵士やヘリコプターの駐留継続も拒否した。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は「モルディブは過度のインドの影響力を排除しようとしている」とヤミーン氏の政策を“評価”する。

 首都マレでは8月30日に中国が1億1600万ドル(約130億円)の建設資金を提供した橋が完成したが、記念式典にインドは参加せず、インドとモルディブの関係の変化を印象づけた。

 インドは4月の中印首脳会談以降、中国との関係改善を図っているが、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を通じて、インド洋地域に影響力を拡大する状況は看過できない。「MDPは一貫してインドに支援と関与を求めており、中印の代理戦争の構図だ」と外交筋は分析する。

 選挙戦では、与党系議員がヤミーン氏の手法に反発する動きを見せるなど、攻防は激しさを増している。

424とはずがたり:2018/09/16(日) 20:21:02
ブータン 政権交代へ 与党が議会予備選で敗北
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180916/k10011632791000.html
2018年9月16日 19時13分

ヒマラヤの王国、ブータンで行われた国民議会の予備選挙で、与党の国民民主党が敗れ、来月の本選挙での政権交代が確実になりました。

ブータンの議会下院にあたる、国民議会の選挙は、あらかじめ候補を立てられる政党を予備選挙で2党に絞り込むしくみになっています。

その予備選挙が、来月18日に行われる本選挙を前に15日行われ、ブータンの選挙管理委員会によりますと、第1党が協同党、第2党は現在の野党・調和党となり、与党・国民民主党は、来月の本選挙に進めないことになりました。

選挙結果を受け、国民民主党を率いるトブゲイ首相は「国民の決断を受け入れる。協同党と調和党の本選挙での健闘を祈る」と声明を発表しました。

このため、来月の本選挙では、政権交代が確実となりましたが、今回の選挙では各政党が掲げる政策に大きな違いがないため、内外への影響はあまりないとみられています。

今回の選挙は、ブータンが2008年に立憲君主制となって以降3回目で、高い若者の失業率や地域間の格差の改善が課題となっています。

425チバQ:2018/09/17(月) 17:20:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180916-00000052-mai-int
<モルディブ大統領選>対中依存が争点 接戦見通し
9/16(日) 22:27配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】インド洋の島しょ国モルディブで、5年の任期満了に伴う大統領選が23日に実施される。選挙では中国の支援でインフラ整備を進めてきた現職のヤミーン大統領と、中国への過度な依存は避けて、インドや欧米との協調を訴える野党連合が争う。ヤミーン氏はこれまで野党政治家らを次々と拘束するなど強権的な姿勢を強めており、米国などは選挙の公平性に懸念を示している。

 「外国は内政干渉に興味があるだけだ。モルディブの発展は彼らの優先事項ではない」。ヤミーン氏は今月中旬の演説で、政権批判を強めるインドや欧米をけん制した。

 ヤミーン氏は2013年の大統領就任後、伝統的に友好関係にあったインドと距離を置き、英連邦も脱退。中国が進める経済圏構想「一帯一路」に参加するなど中国との関係を強化した。国内では、同氏の政敵でインドや欧米に近いナシード元大統領(現在は英国に亡命中)ら野党政治家が「反テロ法違反罪」などで次々と拘束され、有罪判決を受けた。

 だが今年2月、最高裁はナシード氏らに出された有罪判決が「政治的動機に基づき不当」として釈放を決定。反発したヤミーン氏は、非常事態を宣言して最高裁長官や野党政治家らを相次いで拘束した。最終的に最高裁は決定を取り消した。

 大統領選では、野党連合は選管から出馬を認められなかったナシード氏に代わりベテラン議員でモルディブ民主党のソリ氏を擁立。現政権の強権的な手法を批判するとともに、インフラ整備に伴い中国などへの巨額の債務が生じているとして、中国への過度な依存は避けるべきだと主張している。ヤミーン氏は「債務の半分以上は以前の政権が作った」と反論している。

 政権への攻勢を強める野党連合だが一枚岩ではない。世俗的なナシード氏とは意見が異なるサウジアラビアに近いとされるイスラム主義政党も、1978年から30年間独裁体制を敷いたガユーム元大統領も加わっているからだ。「連合は強権主義を批判しているが自己矛盾だ」(外交筋)との指摘もある。

 地元ジャーナリストによると、野党連合は都市部を中心に勢いを増し、接戦の見通し。米国務省は6日、「モルディブが民主主義への道に戻らなければ適切な措置を考える」と現政権をけん制している。野党連合は「政府はおそらく不正をする」と指摘しており、展開次第で政情が再び混乱する可能性もありそうだ。

426チバQ:2018/09/17(月) 17:21:41
>>424
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180916-00000518-san-asia
「幸福の国」ブータンで政権交代へ 与党、下院予備選で敗退
9/16(日) 17:45配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】ブータンで15日、国民議会(下院)予備選が行われ、選挙管理委員会の発表によると、与党国民民主党が敗北し、10月18日の本選に参加できないことが決まった。2013年の前回選挙に続き、政権交代が行われる見込み。

 国民議会選は予備選の上位2党が本選に進む方式。15日の予備選には計4党が参加し、協同党と調和党が上位2党となった。国民民主党は前回選挙で調和党を破り、政権交代を実現したが、農村部の貧困や若年層の失業率の高さなどが逆風となった可能性がある。

 国民民主党の党首でもあるトブゲイ首相は15日、フェイスブックで「国民の決断を受け入れる」と発表して敗北を認めた。

 ブータンは08年に王政から立憲君主制に移行し、国民議会選挙は今回で3回目。国民総幸福量(GNH)という指標を掲げ、国民の幸福な生活を目指している。

427チバQ:2018/09/24(月) 11:58:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000514-san-asia
モルディブ政権交代へ 野党候補が勝利、親中の現職敗れる
9/24(月) 9:18配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】インド洋に浮かぶ島嶼(とうしょ)国、モルディブの任期満了に伴う大統領選で、選挙管理委員会は24日、暫定集計の結果、インドなどとのバランス外交を目指す最大野党モルディブ民主党(MDP)のソリ氏が過半数を獲得したと明らかにした。中国への接近を進めた現職のヤミーン氏は敗れた。

 選管は確定値を公表していないが、複数の地元メディアはソリ氏の得票数が60%程度に達するとの見方を示している。ソリ氏はこれに先立ち、24日未明に選挙事務所で「歴史的な瞬間が訪れた。モルディブの人々は変化と平和、正義を求めた」と勝利を宣言。ヤミーン氏に敗北を受け入れるよう求めた。

 ヤミーン氏は2013年の就任後、中国に接近し、巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた支援を受けてインフラ整備を進めた。その上で野党幹部や意にそぐわない判断を示した最高裁判事を拘束するなど。強権政治を敷いてきた。

 MDPは今回の大統領選で、同党代表のナシード元大統領の立候補が認められなかったことから、ベテラン議員のソリ氏を候補に指名した。ソリ氏は中国に依存した外交政策の転換や民主的な政治を訴え、支持を広げた。

 モルディブでは08年に複数政党制を定めた新憲法が制定され、今回が3回目の大統領選。任期は5年。選管は1週間以内に正式な結果を発表するとしている。

428チバQ:2018/09/24(月) 12:11:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000004-jij-asia
モルディブ大統領選、野党候補が勝利=親中派の現職破る
9/24(月) 5:26配信 時事通信
モルディブ大統領選、野党候補が勝利=親中派の現職破る
インド洋の島国モルディブの選管は24日、23日に実施された大統領選の暫定集計結果として、野党統一候補のソリ氏(写真=8月撮影)が過半数を確保したと発表した。親中派の現職ヤミーン氏との一騎打ちを制した。
 【ニューデリー時事】インド洋の島国モルディブの選管は24日、23日に実施された大統領選の暫定集計結果として、野党統一候補のソリ氏が過半数を確保したと発表した。

 親中派の現職ヤミーン氏との一騎打ちを制した。ソリ氏は24日、「国民の意思を受け入れ、円滑に政権を移譲するようヤミーン氏に呼び掛けたい」と述べ、勝利宣言を行った。

 ソリ氏は、最大野党モルディブ人民主党(MDP)出身のベテラン議員。ヤミーン氏の主要な政敵が「亡命したか収監されたかどちらか」(AFP通信)という中、亡命中で立候補を認められなかったMDPのナシード元大統領に代わり出馬した。選挙戦では、政敵や野党支持者を次々と拘束するといったヤミーン氏の強権政治を批判、国民に「変革」を訴えた。

 ソリ氏はまた、ヤミーン氏が中国政府が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」の枠組みを生かして大規模な国土開発を進める一方、国内総生産(GDP)の4分の1超に当たる対中債務を抱え込んだことを懸念。中国一辺倒でなく、域内大国のインドや欧米諸国との関係も重視する考えを示した。

 法律は、選管が投票日から7日以内に公式結果を発表するよう定めている。ソリ氏は選挙戦中、ヤミーン政権が結果を不正操作する可能性を「大変憂慮している」と語っており、今後はヤミーン氏が結果を受け入れるかどうかが焦点となる。

429とはずがたり:2018/09/24(月) 20:57:02
マレーシアに続いて(党首交代の濠州も?)中国の後退。

モルディブ大統領選 中国寄りの現職が敗北認める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180924/k10011642331000.html
2018年9月24日 18時17分

23日投票が行われたモルディブの大統領選挙について、中国寄りの外交政策を進める現職のヤミーン大統領が国民向けの演説で敗北を認め、インドとの関係を重視する新人のソリ氏に速やかに権限を移譲することを約束しました。

23日投票が行われたモルディブの大統領選挙は、選挙管理委員会が、野党連合の統一候補で新人のソリ氏の票が、現職のヤミーン大統領の票を上回る見通しとなる暫定結果を明らかにし、これを受けて、ソリ氏が勝利宣言を行い、ヤミーン大統領の陣営の反応が注目されていました。

ヤミーン大統領は、24日、国民向けのテレビ演説を行い、「私は、国民が決めた結果を受け入れる」と述べて、選挙結果を受け入れ、敗北を認めました。そして、「きょう、ソリ氏と会談して祝意を伝えた。私の任期の11月までに、速やかに権限を移譲する」と述べて、大統領権限を移譲して政権交代を速やかに進めることを約束しました。

今回の選挙をめぐっては、ヤミーン政権が強権を発動して野党幹部を相次いで拘束する一方、野党側は、選挙で不正を行うおそれがあるとヤミーン大統領を非難するなど、与野党の対立が激しさを増して国を分断する事態となり、選挙後も混乱が懸念されていました。

ヤミーン大統領が敗北を認めたことで政権交代が行われることになり、ヤミーン政権時代の中国一辺倒の外交政策が修正され、悪化していた隣国インドとの関係が修復されることになります。

430チバQ:2018/09/25(火) 20:15:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000598-san-asia
モルディブ以外もマレーシア、スリランカ…親中政権、敗北続く
9/25(火) 19:01配信 産経新聞
 【シンガポール=吉村英輝】モルディブの大統領選で、親中派の現職が敗れバランス外交を目指す野党候補が勝利した結果に、中国のオンラインメディアは25日、モルディブが「第2のマレーシアに?」と題する論考を掲載し、アジアで相次ぐ親中政権の敗北への危機感を伝えた。

 マレーシアでは今年5月、マハティール首相が復権し、財政悪化や採算性を理由に、前政権が中国と進めた鉄道などの大型インフラ投資にストップをかけた。親中派だったナジブ前首相は選挙で敗れ、収賄罪などで起訴された。

 アジア各国の市民には、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」による経済支援の陰で、不透明な契約が「汚職」と「債務」を招き、主権侵害にもつながりかねないとの危惧が高まる。

 スリランカでは2015年、親中派大統領が選挙で落選。新政権は、引き継いだ中国との開発計画で債務返還に窮し、大規模港の管理権を中国に引き渡した。

 一方、民主化が途上のカンボジアでは、フン・セン政権が最大野党を解党に追い込んで今年7月の総選挙で全議席を独占し、親中路線と開発を継続している。

431チバQ:2018/09/25(火) 20:19:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-35126062-cnn-int
5億人の医療費を無償化、インドの「モディケア」始動
9/25(火) 12:39配信 CNN.co.jp
5億人の医療費を無償化、インドの「モディケア」始動
インドのモディ首相
(CNN) インドのモディ首相は来年に迫った国政選挙を前に、貧困世帯などの推定5億人の医療費を無償化する健康保険制度、通称「モディケア」を始動させた。

モディケアは今年2月に発表された連邦予算に盛り込まれた健康保険制度で、先の週末から開始された。貧困世帯など約1億世帯の推定5億人を対象に、年間50万ルピー(約78万円)を上限として、病院の医療費を無料とする。

モディ首相は23日のツイッターへの投稿で、「規模においても対象範囲においても比類のない制度」と位置付け、「健康なインドの創設を目指す我々の揺るぎない貢献の表れ」と強調した。

しかし、同制度が選挙を控えたタイミングで導入されたことに対する批判や、モディ首相の公約実現能力に対して疑問を投げかける声もある。

調査会社キャピタル・エコノミクスはモディケアに割り当てられた年間2000億ルピーの予算について、国内総生産(GDP)のわずか0.2%にすぎず、「あまりに少額」と指摘した。

インドが公衆衛生に費やしている予算はGDPのわずか1%程度。もしモディケアがフル活用されれば7800億ドル近い予算が必要になり、2兆4000億ドル規模のインド経済にとって相当重い出費となる。

野党は同制度を強く批判しており、テランガナ、オディシャ、ケララ、パンジャブの4州とデリー連邦直轄領は、インフラや予算に対する懸念、腐敗の温床となる可能性などを理由に、不参加を表明した。

この4州と直轄領はいずれも、モディ首相率いるインド人民党と連携しない党が与党となっている。

432チバQ:2018/09/25(火) 20:29:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000037-mai-int
<モルディブ大統領選>政権交代 野党候補、親中派現職破る
9/24(月) 19:44配信 毎日新聞
<モルディブ大統領選>政権交代 野党候補、親中派現職破る
大統領選での当選が確実となり喜ぶ最大野党モルディブ民主党のソリ議員(左から3人目)=モルディブの首都マレで2018年9月24日、AP
 【ニューデリー松井聡】インド洋の島国モルディブの選挙管理委員会は24日、23日実施の大統領選の暫定集計結果で、最大野党モルディブ民主党(MDP)のベテラン議員で野党連合のソリ候補が、当選に必要な過半数の票を獲得したと発表した。親中派で2期目を目指したヤミーン大統領を破った。ソリ氏はインドや欧米に近く、現政権の強権手法や汚職、中国への依存を批判し支持を広げた。

 モルディブはペルシャ湾と東アジアを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝。従来インドと友好関係にあったが、2013年のヤミーン政権誕生以降、経済圏構想「一帯一路」を掲げる中国が影響力を拡大していた。

 地元メディアによると、有権者は約26万人。投票率は約89%で、ソリ氏は約58%を獲得した。選管は30日までに正式結果を公表する。

 ソリ氏は24日、「人々は変化と平和、そして正義を求めた」と勝利宣言。ヤミーン氏は同日、テレビ演説で敗北を認めた。選挙中に、野党の運動員が拘束されるなど公平性が疑問視されたが、投開票では目立った混乱はなかった。

 ヤミーン氏は就任以降、経済・安全保障面で中国への傾斜を進め、強権体制を敷いてきた。選挙では中国の支援によるインフラ整備の実績を強調。一方、ソリ氏は選管から立候補を認められなかったMDP総裁のナシード元大統領(英に亡命中)の指名で出馬。「中国の投融資によるインフラ整備が対外債務を増大させた」と主張した。

 新政権は今後、中国とは一定の距離を取りながら、中国の影響力拡大を警戒するインドに接近する可能性が高い。現政権下で有罪判決を受けて収監中の野党政治家らの釈放など民主的な路線も打ち出すとみられる。インド外務省は24日、「選挙が無事に終わり、ソリ氏が勝利したことを歓迎する」との声明を発表した。

 一方、野党連合は世俗的なナシード氏とは意見が異なるイスラム主義政党を抱えるほか、独裁体制を30年間敷いたガユーム元大統領(収監中)の支援も受ける。「反ヤミーンで一致しただけで結束は弱い」(外交筋)との見方もあり、政権運営に課題も残る。

 大統領の任期は5年で、ソリ氏は11月17日に就任の見通し。

433チバQ:2018/10/01(月) 22:39:14
http://www.sankei.com/world/news/181001/wor1810010025-n1.html
2018.10.1 17:42

拘束のガユーム元大統領を解放 モルディブ
 【ニューデリー=森浩】インド洋の島嶼国モルディブで9月30日、2月の非常事態宣言の際に拘束され、禁錮刑を言い渡されたガユーム元大統領が保釈された。裁判所が保釈を認める決定を下した。

 非常事態宣言を発動したヤミーン現大統領は9月23日の大統領選で、野党統一候補のソリ氏に敗れた。選挙後、ソリ氏は政府に政治犯釈放を要求しており、拘束された他の野党指導者も解放されている。

 選挙管理委員会は1日までにソリ氏の当選を正式に決定。ソリ氏は11月17日に新大統領に就任する予定。

434チバQ:2018/10/02(火) 18:57:49
https://digital.asahi.com/articles/ASL9S4PQHL9SUHBI00J.html?rm=387
アジアの親中政権、連敗続きなぜ 「一帯一路」の沿線国
マレ=武石英史郎2018年9月24日22時52分
 アジアで中国寄りの政権が選挙で相次ぎ敗れている。スリランカ(2015年)やマレーシア(今年5月)に続き、モルディブでも親中派の大統領が敗北した。いずれも中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」の沿線国で、大規模開発が続くさなかの動きだ。

モルディブ大統領選、野党候補が勝利宣言 親中派現職に
 モルディブの場合、首都がある島から空港や住宅地がある島々に通じる橋を、中国が総工費2億ドル余りの大半を贈与と融資でまかない大統領選の直前に完成させた。船でしか移動できなかった市民にとって画期的だが、「実際の値段は3分の1。大金が誰かの懐に入った」と疑う市民が多い。

 橋には1キロ以上にわたって中国国旗がはためく。空港の拡張や8千戸のアパートも中国が手掛ける。観光客のトップは8年連続で中国人で、人口40万人余りの国に年間30万人が訪れる。存在の大きさは脅威にもなり、「地元で中国人気は意外と高くない」(外交関係者)との見方がある。

 一帯一路の沿線で歓迎ムードの潮目が変わったのは15年、スリランカの政権交代だ。親中派の前政権が中国の融資で大規模港を造ったものの利益を生めず、新政権は追加の開発計画の凍結を決めた。すると中国側は損害賠償を要求。返済免除と引き換えに、港の管理を99年間差し出すことになった。債務と汚職の問題は、マレーシアやモルディブで野党側が親中政権を批判する材料になった。

 人権問題に口出ししない中国の支援を背に、親中派政権は反対派を弾圧し独裁化した点で共通する。ただ、選挙前に最大野党を解党し事実上の一党支配になったカンボジアを除き、民主的な体裁を気にしない極端な独裁には至っていない。モルディブでは今回を含め過去3回の大統領選の投票率が9割近く、民主制度への信頼が社会の底流にあることをうかがわせる。

 複数の市民は「替え玉投票を持ちかけられた」と証言するが、別の現地の外交関係者は、「仮に政権が何かしようとしても、やりきれなかった」と指摘。中国にとって今回の政権交代は「独裁政権との不透明な関係による大きすぎる代償になる」と語った。(マレ=武石英史郎)

435チバQ:2018/10/04(木) 00:12:40
https://www.sankei.com/world/news/181003/wor1810030023-n1.html
2018.10.3 19:25

パキスタン、中国「一帯一路」関連事業見直し 鉄道事業で融資20億ドル削減
 【ニューデリー=森浩】パキスタンは3日までに、中国が推進する巨大経済圏構想「一帯一路」による鉄道改修事業について、中国からの融資を20億ドル(約2300億円)削減することを決定した。債務負担を軽減するための措置で、8月発足のカーン新政権による財政再建策の一環。一帯一路への不満が各地で表面化する中、歴史的に中国と親密なパキスタンで見直し作業が始まったことは、影響を広げそうだ。

 地元英字紙ドーンなどによると、パキスタン国内では、南部カラチと北西部ペシャワルを結ぶ鉄道の改修事業が計画されている。一帯一路の一部である「中国パキスタン経済回廊」(CPEC)に基づいて、事業費82億ドルは中国の融資でまかなう予定だったという。

 パキスタンのラシッド鉄道相は1日、総額を62億ドルに減額したことを発表した。事業の遂行は問題ないことを強調し、さらに20億ドルの圧縮を検討していることを明らかにした。外交筋によると、パキスタンでCPEC関連の事業が見直されるのは初めて。

 ラシッド氏は「パキスタンは貧しい国で、莫大(ばくだい)な債務の負担には耐えられない」と発言。さらに「CPECはパキスタンを支える背骨のように思われるが、私たちの目と耳は開いている」とし、見直しを継続する意向を明らかにした。

 CPECは中国の習近平国家主席が一帯一路の中核と位置づけており、パキスタンのシャリフ政権時代に推進された。中国からの融資総額は620億ドルに達する。

 その一方で、パキスタンの対外債務は今年末には932億ドルに拡大する見通しで、うち3〜4割は中国からの融資によるものだという。カーン首相は総選挙での勝利後、「債務負担が大きすぎる」としてCPEC関連事業の見直しを表明。契約の詳細を検討する専門チームを立ち上げた。

 ただ、パキスタンに大規模な融資を行う国は中国以外になく、カーン政権はインフラ整備推進の観点から、CPECの枠組みそのものは歓迎する。契約見直しは、シャリフ政権を批判して求心力を高める方策という側面もあり、どこまで進捗(しんちょく)するかは不透明だ。

436チバQ:2018/10/11(木) 10:32:19
https://www.asahi.com/articles/ASLBB722XLBBUHBI035.html
大統領選敗北の現職、選挙での不正を訴える モルディブ
ニューデリー=武石英史郎2018年10月11日00時03分
 インド洋の島国モルディブで先月行われた大統領選で、敗北した現職ヤミーン大統領派の与党が10日、「選挙で票の操作や不正、汚職があった」として、最高裁に法的措置を求める訴えを起こした。11月に予定されている政権移行が円滑に行われるかどうか、懸念が高まっている。

 地元メディアによると、最高裁が訴えを受理したかどうかは不明。選挙管理委員会は訴えについて何も知らされていないという。

 同国の大統領選は先月23日に投開票された。独裁化していた政権が最高裁判事や野党政治家を次々と逮捕するなど、公正な選挙の実施が困難だとみて、国連や欧州連合(EU)などは監視団を派遣しなかった。

 警察が投票日当日の未明まで野党の選挙事務所を捜索するなど、あからさまな圧力をかけたが、野党統一候補のイブラヒム・ソリ氏が大差で勝利した。翌日、ヤミーン氏もテレビ演説し、敗北を認めていた。

 選挙結果をめぐっては、ヤミーン政権に批判的だった米国やインドがいちはやく歓迎する声明を出したほか、ヤミーン政権を全面的に支えた中国政府も結果を尊重する考えを表明していた。(ニューデリー=武石英史郎)

437チバQ:2018/10/19(金) 14:16:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101900193&amp;g=int
ブータン下院選、協同党が初の政権奪取=前与党破る

18日、ブータン下院選で勝利し、首都ティンプーで取材に応じる野党・協同党のロテ・ツェリン党首(AFP時事)

 【ニューデリー時事】ヒマラヤの王国ブータンの選管は18日、同日実施された下院(定数47)選の本選の暫定結果として、野党・協同党が30議席を獲得し、勝利したことを明らかにした。前与党の調和党との争いを制した。与党・国民民主党は既に9月15日の予備選で敗退しており、協同党が次期政権を担う。選管は19日にも公式結果を発表する見通し。
 協同党は泌尿器科医のロテ・ツェリン氏(50)が党首を務める。選挙戦では、医療や福祉に関し「裕福な者と貧しい者の間に格差がある」として是正を訴え、予備選を1位で通過。本選でも支持を伸ばした。協同党はフェイスブックで「政権樹立の権限を委ねてくれた全国民に感謝したい」と表明した。(2018/10/19-11:57)

438チバQ:2018/10/19(金) 18:45:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000065-asahi-int
「幸せの国」も格差の波 総選挙で是正訴える新党勝利
10/19(金) 17:36配信 朝日新聞デジタル
 「幸せの国」を掲げるヒマラヤの王国ブータンで18日、総選挙(国民議会、定数47)があり、選挙管理委員会によると、外科医のロテ・ツェリン党首(50)が率いる協同党が、格差の是正を訴えて30議席を獲得し、初めて政権の座につくことになった。

 下院に相当する国民議会の選挙は、国王親政から立憲君主制へ転換した2008年から実施され、今回が3回目。予備選を勝ち抜いた上位2政党が争う。政権与党の人民民主党は9月の予備選で敗れ、前回に続いて政権交代が確定。08年から13年まで政権の座にあった調和党と、13年に結党した新興政党の協同党との一騎打ちとなった。

 ブータンでは、前国王が1970年代に国内総生産(GDP)に代わる指標として、国民総幸福量(GNH)を提唱。その増進が国是となっているが、協同党は格差が広がる現状に注目し、草の根医療や教育の拡充を訴え、支持を集めた。調和党は、政権を担当した実績をアピールし、援助に頼らない経済の自立を主張したが、17議席にとどまった。

 選挙では必ずしも争点にはならなかったが、新政権が直面する難題は外交問題だ。伝統的にブータンは軍事、外交、経済面で南隣のインドとの関係が深く、その意向もあって、北隣の中国とは外交関係がなかった。未確定の国境線をめぐり緊張関係が続く一方、中国は今年7月、外交部幹部をブータンに派遣し、国交樹立へ秋波を送っている。(ニューデリー=武石英史郎)

朝日新聞社

439チバQ:2018/10/19(金) 18:52:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000016-jij_afp-int
ブータン下院選、協同党が圧勝 女性議員は過去最多に 選管速報
10/19(金) 12:19配信 AFP=時事
ブータン下院選、協同党が圧勝 女性議員は過去最多に 選管速報
ブータンの首都ティンプーで、国民議会(下院)選の開票速報の発表を受けて記者会見に臨む協同党のロテ・ツェリン党首(2018年10月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(写真追加)インドと中国に挟まれたヒマラヤの小国ブータンで18日、今回で3度目となる国民議会(下院)選の投開票が行われた。速報によると、泌尿器科の医師が党首を務める中道左派の協同党(DNT)が圧勝する見通しとなった。

【関連写真】坂道を登って投票所に向かう有権者ら

 ブータンの選挙管理委員会が発表した速報によると、今回の選挙では2013年に結成されたばかりの中道左派の協同党が47議席中30議席を、野党・調和党(DPT)が残る17議席を獲得した。正式な結果は19日に発表される。

 与党・国民民主党(PDP)は9月に行われた第1回投票で敗北し、第2回投票に進めなかった。「国民総幸福量(GNH)」という独自の指標で知られる人口80万人のブータンでは、絶対王政から立憲君主制への移行後、最初の国政選挙だった2008年の国民議会以降、選挙のたびに政権交代が起きている。

 協同党のロテ・ツェリン(Lotay Tshering)党首(50)は、主にインドに対する巨額の対外債務や若者の雇用、地方の貧困対策、犯罪組織対策などの「国造り」を公約に掲げていた。ツェリン党首はバングラデシュやオーストラリアで技術を磨いた泌尿器科の外科医。

 今回の選挙では、両党ともに経済成長を公約に掲げていた。開票速報では投票率は70%で、女性議員は過去最多となる11議席を占めた。【翻訳編集】 AFPBB News

440チバQ:2018/10/25(木) 10:58:18
http://www.afpbb.com/articles/-/3194146
「幸せの国」ブータンから追われた不幸な少数民族ローツァンパ
2018年10月23日 13:44 発信地:ダマク/ネパール [ ネパール ブータン アジア・オセアニア ]
「幸せの国」ブータンから追われた不幸な少数民族ローツァンパ❮ 1/16 ❯ ‹ ›
ネパールのベルダンギ難民キャンプで、窓から外をのぞくブータン難民の子どもたち(2018年8月10日撮影)。(c)Prakash MATHEMA / AFP
画像作成中
【10月23日 AFP】「幸福」が富と等しく重視されているブータンで先週、国民議会(下院)選挙が実施された。だが、1990年代に無情にも国を追われたローツァンパ(Lhotshampa)の人々は、蚊帳の外に追いやられたままだった。

 1985年に当時の国王が「一国一民族(One Nation, One People)」政策を掲げると、ネパール語を話すローツァンパは市民権を剥奪され、「移民」というレッテルを貼られた。この政策は、仏教徒が大部分を占めるブータンの習慣に沿って決められたものだった。伝統衣装を身に着けるよう強要され、ネパール語を話すことも禁じられた。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)によると、抵抗する者は「反国家主義者」のレッテルを貼られ、逮捕されたりレイプや拷問などの残忍な仕打ちを受けたりしたという。

 治安当局は、被拘束者らに対し、自発的にブータンを離れると書かれた宣誓書に署名すれば釈放すると持ちかけた。その結果、全人口の6分の1にあたる約10万人がブータンを後にし、ネパール東部の難民キャンプに避難した。

 当時、王室の医師だったブンパ・ライ(Bhumpa Rai)さん(68)も、ネパールに逃れた一人だ。

「彼らは私たちを侮辱した。ローツァンパはブータン人ではないと言ってわれわれを追い出したのだ」と、ライさんはAFPの取材に語った。

 この厳格な法律は、「国の調和」を守るためとの名目で導入された。国王は、ライさんを保護するために例外とすることを提案したが、ライさんはこれを断り、他のローツァンパに合流してブータンを離れ、ネパールで難民となった。

「彼らは、ネパールをルーツとする人々を敵のように扱っている。医師としてかつては彼らの傷の手当てをしたが、もはや敬意を抱くことはできない」とライさんは語る。

 ブータンを離れたローツァンパの大部分は、国連(UN)の支援で、米国やオーストラリア、ノルウェーなど第三国に再定住した。今でもネパールの難民キャンプに留まっているのは、ライさんを含め7000人程度だ。国連のプログラムは2016年に終了し、再定住を拒んだ難民たちはキャンプに取り残された。彼らは、ブータン当局がローツァンパにしたことを国連が免罪したと非難し、再定住を拒んだのだ。

441チバQ:2018/10/25(木) 10:58:30

■「幸福な国」の不幸な民族

 ブータンは、中国とインドというアジアの大国に挟まれた小国で、長年、外国からの影響を拒んできた。テレビが許可されたのは、1999年のことだった。欧米化への抵抗と、1990年代後半に打ち出された経済的利益よりも国民の幸福を重視する「国民総幸福量(GNH)」は、ブータンの神秘性を高めた。絶対王政から立憲君主制へ移行したのも2008年になってからで、18日に実施された下院選は、3度目の選挙だった。

 米に本部を置くシンクタンク「フリーダム・ハウス(Freedom House)」によると、ブータンは現在もローツァンパを移民と位置付けており、国家主義的な法律を、文化的アイデンティティーや政治的安定の礎だとして正当化している。

 ネパールにいる難民らは、今回の選挙に期待はしていなかった。

「選挙結果は、王室が望むものとなる。私たちの気に入る結果にはならない」と、ドゥルガ・プラサード・シャルマ(Durga Prasad Sharma)さん(80)は話す。このような歯に衣着せぬ意見は、王室をあがめ、自粛がはびこるブータンで聞かれることはない。

 シャルマさんはブータン国内で、ローツァンパの人権を訴える政党に所属していたが、指名手配され、懸賞金もかけられたことから、1994年に国を離れた。ブータンは憲法で、すべての政党は国家の統一を促進し、民族性や宗教を使って有権者を引き付けてはならないと定めており、シャルマさんが所属していたような政党は禁止されている。各党はまた、47の選挙区すべてに候補者を立てることが求められている。

 このような規制から、少数派の権利が確保される余地はほぼ残されておらず、ブータンに残るローツァンパから効率的に選挙権を奪っている。

 米国務省によると、ブータン政府は国家の統一性が損なわれるとして、ネパール語を話す民族が設立した人権団体を政治団体とみなし、その活動を禁じているという。

 ブータンにローツァンパが何人いるかは分かっていない。2017年に人口調査が実施されたが、質問に民族、言語、宗教に関する項目は含まれていなかった。このため、ネパール語を話し、大部分がヒンズー教を信仰するローツァンパの人数は把握できない。

 AFPの取材に応じたローツァンパのラジマン・グルンさん(54)は、「私たちもブータン人だが、幸せではない」と述べ、「ローツァンパは不幸だ。祖国に戻り、平等な地位を得られたら、幸せになれる」と訴えた。(c)AFP/Ashok Dahal

442チバQ:2018/10/28(日) 15:29:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00050012-yom-int
「汚職」「親中」の前大統領が復権、新首相に
10/28(日) 12:56配信 読売新聞
 【ニューデリー=田尾茂樹】インド洋の島国スリランカのシリセナ大統領は26日、2015年から連立を組んできた最大与党の党首、ウィクラマシンハ首相を解任し、15年の大統領選で争ったラジャパクサ前大統領を新首相に任命した。中国と蜜月関係にあったラジャパクサ氏の復権で、スリランカの中国傾斜が再び加速する可能性がある。

 シリセナ氏はラジャパクサ前政権下で保健相を務めていたが、ラジャパクサ氏の汚職体質や中国への過度な依存を批判し、造反して、前回の大統領選に立候補した。選挙戦ではウィクラマシンハ氏率いる政党の支援を受け、当選。だが、政治改革の停滞で国民の批判が高まり、2月の地方選で連立与党側はラジャパクサ氏の政党に大敗し、連立内部に深刻な亀裂が生じていた。

443チバQ:2018/10/28(日) 15:46:24
https://heスリランカ大統領、議会を停止=首相解任めぐり混乱
10/27(土) 17:34配信 時事通信
 【ニューデリー時事】スリランカのシリセナ大統領は27日、議会の機能を11月16日まで停止すると宣言した。

 2015年の前回大統領選で共闘したウィクラマシンハ首相を26日に突然解任、後任に親中国派のラジャパクサ前大統領を据えたばかり。「憲法違反だ」と反発したウィクラマシンハ氏が議会の緊急招集を議長に求めたため、議会を停止したとみられている。

 ウィクラマシンハ氏は解任後も首相府に居座っている。27日に記者団に対し「議会を招集すれば、私が多数派側にいることが証明できる」と述べた。

 シリセナ大統領は就任後、議会第1党の統一国民党(UNP)を率いるウィクラマシンハ氏を首相に起用した。老舗政党のUNPはインドと関係が深い。

 ラジャパクサ前政権は、南アジアへの浸透を狙う中国に依存し、莫大(ばくだい)な借款で港湾や空港などの整備を図った。現政権は当初、この親中路線から「バランス外交」(外交筋)へとかじを切っていた。

 しかし、スリランカは対中負債の返済に悩まされた上、経済の不調にあえぎ、昨年は16年ぶりの低成長を記録。今年2月の地方議会選では、ラジャパクサ氏のスリランカ人民党(SLPP)に大勝を許した。

 4月には野党が提出した首相不信任決議案に対し、大統領が党首を務めるスリランカ自由党(SLFP)出身の閣僚6人が賛成。大統領は今月、インドによる自らの「暗殺」の企てを指摘するなど、大統領と首相の対立は決定的になっていた。新首相の起用で、政権は親中路線に進む可能性がある。 adlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000076-jij-asia

444チバQ:2018/10/28(日) 15:49:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00000507-san-asia
スリランカ政治混乱 大統領、議会停止を宣言
10/28(日) 1:02配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】スリランカのシリセナ大統領が26日、ウィクラマシンハ首相を解任し新首相に2015年まで大統領を務めたラジャパクサ氏を指名したことを対し、ウィクラマシンハ氏は「議会は自分を支持している」とし、首相続投を主張。シリセナ氏は27日、対抗措置として議会を11月16日まで停止させることを決め、政治的混乱が広がっている。

 首相交代の理由は明らかになっていないが、今年に入って経済政策などで大統領と首相の対立が顕在化していた。ラジャパクサ氏は大統領在任中に中国への接近を推進したことで知られ、今後の外交政策への影響が注目される。

 ラジャパクサ氏は内戦終結の立役者として人気も高く、2月の地方選では自身の政党が大勝を収めた。シリセナ氏はラジャパクサ氏と組むことで、政権の求心力を維持したい思惑があるようだ。

445とはずがたり:2018/10/28(日) 21:31:55

安倍流“別荘外交”その狙いは インド首相を異例の厚遇
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20181028-00404217-fnn-pol
10/28(日) 17:43配信 Fuji News Network

安倍首相は28日午後から、インドのモディ首相を山梨県の河口湖近くの自身の別荘に招き、夕食を共にしている。
こうした「別荘外交」はこれまでも行われてきた。

1983年、当時の中曽根首相は、自身の別荘「日の出山荘」にアメリカのレーガン大統領を招き、お互いを「ロン」、「ヤス」と呼び合う親密な関係を築いた。

一方、世界の首脳外交でも、別荘の役割は重要で、ブッシュ大統領が別荘「キャンプ・デービッド」に小泉純一朗首相を招き、キャッチボールをしたり、トランプ大統領も安倍首相を別荘に招いて、個人的なつながりを深めている。

外国の首脳を初めて自分の別荘に招いた安倍首相だが、インドへの歓待の「タイミング」に注目が集まっている。

日本の首相として、7年ぶりに中国を公式訪問し、習近平国家主席らと会談。

27日に帰国したばかりで、間を置かずに今度はインドの首相と会談に臨む。

実は、インドと中国は国境が接していて、軍事・貿易両面で常に緊張関係にある。

今回の訪問で、中国が進める一帯一路に、条件付きで協力姿勢を打ち出した安倍首相として、一帯一路に警戒感を示す、インドのモディ首相を別荘に招き、腹を割って、日本の真意を説明したいとの思いもあるとみられる。

446チバQ:2018/10/30(火) 16:10:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000055-asahi-int
半世紀暮らした国、突然「国民じゃない」400万人危機
10/30(火) 15:51配信 朝日新聞デジタル
半世紀暮らした国、突然「国民じゃない」400万人危機
「ヒンドゥー教徒に刃向かえば外国人として警察に通報される」と訴えるスレマン・クレシさん。83年の虐殺事件では、家族や親戚30人中12人を失ったという=ネリー、武石英史郎撮影
 不法滞在の外国人は、どの国でも取り締まる。しかし、半世紀近く普通に暮らし、投票までしてきたとしたら? インド北東部アッサム州で、そんな境遇の人々を洗い出す作業が始まった。400万人が無国籍となる瀬戸際にある。(ネリー=武石英史郎)

 「私はインド人だ。なのに名簿で『NO』と書かれている」。アッサム州中部ネリー村の役場の分室。やって来たイスラム教徒の農家マルジャット・アリさん(52)が切り出した。証明する書類を求められると、財布代わりのポリ袋から1枚のカードを大事そうに取り出した。「これで投票した」。選挙管理委員会が発行した有権者証だ。

 担当官は「証明にならない」と一蹴。「土地の権利書とか、配給カードとか。1971年以前の記録がないとダメだ。必要なら地区の役場へ行きなさい」

 地区の役場は車で1時間半。交通費もばかにならない。文字をあまり読めないアリさんが書類を見つけられるかどうか。「国民じゃなくなったら畑や家族はどうなる。私は死ぬしかない」。アリさんは目を潤ませた。

■パスポート所持者も「NO」

 州内で「本物のインド人」を認定し直す「国民登録」は2015年に始まった。約3300万人が申請し、今年7月末に発表された暫定名簿で400万人余りが除外された。9月末から2カ月間が不服申立期間で、ネリー村の役場分室は受付窓口の一つだ。

 次に来た男性もイスラム教徒。自分と妻は国民と認められたものの、子供3人の欄には「NO」の文字。担当官は「出生届は出したのか。他に証明できる書類は?」。法律では、国民であることの立証責任は本人にある。

 ネリー村があるモリガオン地区ではイスラム教徒が人口のほぼ半数を占める。そのうち1〜2割が「NO」とされた。中にはインドのパスポートを持つ人もいた。取材した範囲で、自ら外国人だと認める人は誰もいなかった。

朝日新聞社

447チバQ:2018/10/30(火) 19:02:36
https://www.asahi.com/articles/ASLBW24J7LBWUHBI00C.html
スリランカ大統領、議会停止を宣言 前首相の動き警戒か
ニューデリー=武石英史郎2018年10月27日21時37分
 インド洋の島国スリランカのシリセナ大統領は27日、議会の停止を宣言した。親欧米のウィクラマシンハ首相を26日に突然解任し、反欧米で中国寄りとして知られたラジャパクサ前大統領を新首相に任命。宣誓も行われたが、解任されたウィクラマシンハ氏は「議会の多数は私を支持しており、今も首相だ」と主張したことから、議会を停止したとみられる。

 ウィクラマシンハ氏は解任の無効を主張し、自身の議会での優位を国民に見せつけるため、議会を招集しようとしたとみられる。

 ラジャパクサ氏は2015年までの2期10年間の大統領在任中、中国からの借り入れでインフラ整備を進めた。一方、反政府勢力との内戦で市民4万人の犠牲を出した責任を欧米から追及されている。

 シリセナ氏は元々、ラジャパクサ政権の保健相だったが、ウィクラマシンハ氏が率いる政党に担がれて離反し、15年の大統領選で勝利。対中債務の返済に窮して経済状態が悪化する一方、隣国インドとの関係をめぐり、インド寄りのウィクラマシンハ氏との不仲が伝えられていた。

 日本政府は、インド洋地域への進出を強める中国を牽制(けんせい)する狙いから、インドと協調したスリランカ支援の計画を進めている。28日から来日するインドのモディ首相との首脳会談でも、スリランカ型の日印協調が話し合われる見通しだが、スリランカの政治混乱が影響を及ぼす可能性がある。(ニューデリー=武石英史郎)

449チバQ:2018/10/30(火) 19:04:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018103000042&amp;g=int
前閣僚を拘束、政争激化=スリランカ

スリランカ


29日、コロンボで、拘束されるスリランカのラナトゥンガ前石油資源開発相(中央)(AFP時事)

 【ニューデリー時事】スリランカの警察当局は29日、前日の銃撃事件で発砲を指示し、1人を死亡させたとしてラナトゥンガ前石油資源開発相を拘束した。スリランカでは、シリセナ大統領派と首相を解任されたウィクラマシンハ氏との間で政争が激化しており、大統領派は解任を認めない前政権閣僚への圧力を強めている。
 銃撃は、ラナトゥンガ氏と大統領支持者がもみ合いになった際に起きた。大統領は26日、ウィクラマシンハ氏の首相解任を発表したが、ウィクラマシンハ氏は「憲法違反だ」と述べ、自らがまだ首相職にあると主張している。(2018/10/30-00:52)


https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102800484&amp;g=int
議会議長、大統領の首相解任認めず=対立長引く恐れ-スリランカ

スリランカ


大統領から解任されたものの、議会議長は解任を認めていないスリランカ首相のウィクラマシンハ氏=5日、オスロ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】AFP通信によると、スリランカ議会議長は28日、大統領によるウィクラマシンハ首相の解任を認めない考えを表明した。混乱するスリランカは、大統領派と首相派に分裂し、対立が長引く恐れもある。(2018/10/28-22:55)

451チバQ:2018/10/30(火) 20:16:10
スリランカ
■2015年大統領選
>>70 
与党・スリランカ自由党の現職、マヒンダ・ラジャパクサ大統領(69)と、
同党の幹事長を辞して大統領に反旗を翻し、新党の新民主戦線(NDF)から出馬したマイトリパラ・シリセナ前保健相(63)
による事実上の一騎打ち。

前回の大統領選で敗れ、投獄されたフォンセカ前軍参謀長率いる民主国民連合(DNA)や
少数派民族タミル人のタミル国民連合(TNA)など主要野党も、シリセナ氏を野党統一候補として支援している。

>>72
シリセナ氏は、大統領が親族を要職に登用しているとして「縁故主義」や強権政治を批判。
大統領の権限を弱める憲法改正を公約に掲げ、クマラトゥンガ前大統領や20人を超える与党議員の支持を取り付けた。
最大野党・統一国民党のほか、少数派タミル人やイスラム教徒の政党からも支持を得ている。

>>76
現職のマヒンダ・ラジャパクサ大統領(69)に対抗して出馬したマイトリパラ・シリセナ前保健相(63)が
9日、得票率51・28%でラジャパクサ氏(47・58%)を破り、初当選した。


■2018年10月
>>443 
議会第1党の統一国民党(UNP)を率いるウィクラマシンハ氏を首相に起用した。老舗政党のUNPはインドと関係が深い。
前回大統領選で共闘したウィクラマシンハ首相を26日に突然解任、後任に親中国派のラジャパクサ前大統領を据えた
今年2月の地方議会選では、ラジャパクサ氏のスリランカ人民党(SLPP)に大勝を許した。

>>450
ジャヤスリヤ議会議長は28日、ウィクラマシンハ氏を依然首相であると認めた。

452チバQ:2018/11/11(日) 19:55:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000004-jij_afp-int
スリランカ大統領、議会を解散 来年1月に選挙 混迷深まる
11/10(土) 9:31配信 AFP=時事
スリランカ大統領、議会を解散 来年1月に選挙 混迷深まる
スリランカ・コロンボで支持者を前に演説するマイトリパラ・シリセナ大統領(2018年11月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スリランカのマイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)大統領は9日、新首相任命に対する十分な支持を得られなかったことを受け、議会を解散し、来年1月に議会選を行うことを決めた。

 シリセナ大統領は先月26日、ラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)首相を突然解任し、前大統領のマヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)氏を新首相に任命した。ウィクラマシンハ氏は解任に応じない意向を示している。

 ウィクラマシンハ氏とラジャパクサ氏のどちらが真の首相であるかを選ぶ信任投票が行われる見通しとなっていたが、ラジャパクサ氏が過半数を獲得するのに8票足りないことが明らかとなり大統領派は議会解散に動いた。シリセナ大統領は、議会(定数225)を解散する命令に署名し、議会選を予定より約2年前倒しして来年1月5日に行うとした。

 ウィクラマシンハ氏が解任を拒否する一方、シリセナ大統領は自身に対する抵抗を阻止するため議会を停止しており、混迷を深めるスリランカに対する国際社会の懸念が強まっている。【翻訳編集】 AFPBB News

453チバQ:2018/11/12(月) 15:03:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000120-jij-asia
議会解散で法廷闘争=前首相派、大統領に対抗―スリランカ
11/10(土) 21:52配信 時事通信
 【ニューデリー時事】AFP通信によると、スリランカ議会第1党の統一国民党(UNP)幹部は10日、シリセナ大統領が9日に突然決めた議会解散の正当性をめぐり「法廷で争う」と表明した。

 大統領は来年1月5日に議会選を行い、UNPを率いるウィクラマシンハ前首相の解任について信を問う方針を示していた。

 大統領は10月26日に前首相を解任。その後、大統領と前首相は、議会でそれぞれの正統性を示すべく多数派工作を行っていた。大統領は議会の過半数を抑えることに失敗したため、解散に踏み切ったとみられている。

454チバQ:2018/11/22(木) 11:24:37
https://www.sankei.com/world/news/181122/wor1811220002-n1.html
「文明未接触の島」上陸の米国人を住民が殺害 インド
2018.11.22 00:01国際アジア
 【ニューデリー=森浩】「文明未接触の島」といわれるインド東部アンダマン・ニコバル諸島の北センチネル島で、島に上陸して住民に接触しようとした米国籍の男性(27)が殺害された。現地紙などが21日、伝えた。

 地元メディアによると、男性は近隣の漁師の力を借りて、16日に北センチネル島に近づき、カヌーで上陸。その後消息が途絶えていた。弓矢で殺害されたとの情報もある。

 男性は過去5回、アンダマン・ニコバル諸島を訪れており、キリスト教を布教するために北センチネル島に住むセンチネル族に会いたいと望んでいた。

 センチネル族は、過去に文明に接触したことがない部族として知られ、人口は39人とも400人ともいわれる。警戒心が強く、接近するヘリコプターにも弓で応じるという。

 地元政府は住民の生活を尊重して外部からの接触を禁じている。しかし、近年はインターネットなどを通じて存在が広まったことで、「旅行者が接近する可能性がある」と懸念されている。

455チバQ:2018/11/26(月) 09:41:57
https://mainichi.jp/articles/20181126/k00/00m/030/135000c
ムンバイテロ10年
インド元内相「黒幕」裁きなく不信感
毎日新聞2018年11月26日 07時45分(最終更新 11月26日 07時45分)
 【ニューデリー松井聡】ムンバイ同時多発テロ直後にインド内相に就任したチダムバラム氏は23日、毎日新聞の取材に応じた。インドが事件の「黒幕」と断定するラシュカレ・トイバ(LeT)の創設者ハフィズ・サイード師らが、パキスタンで刑事責任を問われていないことを批判、早期の両国関係の改善は困難との見方を示した。

 チダムバラム氏は「音声記録や(犯人の)カサブ元死刑囚の供述などからテロがパキスタンで計画され、指揮されたことは間違いない」と説明した。パキスタン政府は事件関与を公式には認めていないが、「パキスタンは米国や英国に対して、私的な会話の中で(一定の)責任を認めている」と明かした。

 サイード師とLeTのラクビ幹部は、パキスタンで断続的に軟禁や拘束されるなどしたものの、刑事罰は受けていない。背景にはLeTを支援してきたパキスタン軍の司法や政治への影響力があると指摘される。

 チダムバラム氏は「パキスタンで正義がもたらされない限りテロは忘れられない」と述べる一方、「現時点でパキスタンには何も期待できない」と語った。

456チバQ:2018/12/16(日) 20:38:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181215-00000042-jij_afp-int
ラジャパクサ首相が辞任、スリランカの「憲政の危機」が収束へ
12/15(土) 23:25配信 AFP=時事
ラジャパクサ首相が辞任、スリランカの「憲政の危機」が収束へ
スリランカの中心都市コロンボの自宅で、辞職する旨を記した書類に署名するマヒンダ・ラジャパクサ首相(2018年12月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】前首相派と大統領派が対立していたスリランカで15日、マヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)首相が辞任した。同首相が7週間続いた権力闘争から身を引いたことで、「憲政の危機」に収束の兆しが見えてきた。

 ラジャパクサ氏は自宅で、10月26日に就任した首相職を辞する旨を記した書類に署名。73歳の元大統領である同氏は、報道陣に対して声明は出さなかったものの、側近らによると、争点となっていた首相就任以来利用していたリムジンを返却する予定だという。

 同国では、マイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)大統領がラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)首相を解任し、その後任として宿敵だったラジャパクサ元大統領を任命したことから政治的混乱が発生。ウィクラマシンハ氏は解任は違法として応じず、同国は2人の首相が並立する事態に陥っていた。

 だがラジャパクサ内閣に対しては11月14日、不信任案が可決されていた。【翻訳編集】 AFPBB News
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181216-00000021-jij_afp-int

解任された前首相が復帰、スリランカの「憲政の危機」が収束
12/16(日) 15:34配信 AFP=時事
解任された前首相が復帰、スリランカの「憲政の危機」が収束
スリランカの中心都市コロンボにある首相府で、支持者に語り掛けるラニル・ウィクラマシンハ首相(20018年12月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新、写真追加)政治混乱が続いたスリランカで、首相職を解任されていたラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)氏が16日、首相に復帰した。国会議員の1人が明らかにした。これで51日間にわたる「憲政の危機」が収束することになった。


 69歳のウィクラマシンハ氏はこの日、マイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)大統領の立ち合いの下で就任宣誓を行った。

 ただ同大統領が、ウィクラマシンハ氏による首相就任宣誓式に記者の立ち入りを禁止したことで、両者の反目が改めて浮き彫りとなり、首相任命の知らせはウィクラマシンハ氏支持派の議員らによってもたらされた。

 ウィクラマシンハ氏率いる統一国民党(UNP)は、「違法な権力の奪取と闘ってくれた国民に感謝する。必ずや民主主義を回復させる」とツイート。

 同氏の報道官によると、同氏は数日以内に組閣する予定だという。

 シリセナ大統領は10月26日にウィクラマシンハ氏を首相職から解任。その後任として宿敵だったラジャパクサ元大統領を任命したが、ウィクラマシンハ氏は退任を拒否。一連の権力闘争により政府は機能停止に陥っていた。【翻訳編集】 AFPBB News

457チバQ:2018/12/16(日) 20:39:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181216-00000026-jij-asia
ウィクラマシンハ氏、首相復帰=混乱1カ月半、正常化に期待―スリランカ
12/16(日) 15:11配信 時事通信
ウィクラマシンハ氏、首相復帰=混乱1カ月半、正常化に期待―スリランカ
首相職をめぐる政治混乱が約1カ月半続いてきたスリランカで16日、ラニル・ウィクラマシンハ氏(69)が改めて就任宣誓し、首相に復帰した。写真は、15日、コロンボで支持者を前に演説するウィクラマシンハ氏
 【ニューデリー時事】首相職をめぐる政治混乱が約1カ月半続いてきたスリランカで16日、ラニル・ウィクラマシンハ氏(69)が改めて就任宣誓し、首相に復帰した。

 これによって政治の正常化が期待されるが、対立勢力間の不信感は根深い。

 ウィクラマシンハ氏は、経済政策などをめぐって対立していたシリセナ大統領により10月26日に解任された。しかし、自派が優勢な議会で正統性を主張し続け、法廷闘争も展開した末の「復活」となった。

 宣誓式は非公開で実施され、ウィクラマシンハ氏は自らを解任した大統領の前で宣誓。式を終え、ツイッターに「スリランカの民主主義と国民主権の勝利だ」と投稿した。

 大統領が首相に望んだラジャパクサ前首相は15日に辞任した。ウィクラマシンハ氏の解任を取り消す形になった大統領の求心力低下は避けられない。一方で15日の辞任に際し「変革は間違いなくやってくる」と予告した前首相は引き続き権力奪取を狙うとみられる。

 前首相は11月、議会の不信任決議を受けても辞任を拒否。ウィクラマシンハ派の訴えを受け、裁判所が12月に入って前首相の権限を差し止めたため、内閣は機能停止に陥り、来年の予算成立が危ぶまれていた。

458チバQ:2018/12/18(火) 18:48:53
https://www.asahi.com/articles/ASLDK4RLMLDKUHBI012.html
モルディブ大統領、初の外遊先はインド 中国離れ鮮明
ニューデリー=奈良部健 2018年12月18日16時27分

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首脳会談後、合意内容について説明するソリ大統領(左)とモディ首相=2018年12月17日、ニューデリー、奈良部健撮影

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 インド洋の島国モルディブで11月に就任したソリ大統領が初の外遊先としてインドを訪問し、17日にモディ首相と会談した。前政権は中国との関係を強めたが、ソリ氏はインド重視を表明。モディ氏はモルディブに対する最大14億ドル(約1600億円)の資金援助を表明した。

 「地域の安定やインド洋の安全保障でより緊密な協力をしていきたい」。会談後の記者会見でソリ氏はこう述べた。モディ氏は「両国は歴史や文化も共有する。民主主義でも結びついている」と応じた。

 モルディブでは、親中派のヤミーン前大統領が中国からの融資で橋や空港などのインフラ整備を進めた。かつてない建設ブームに沸いたが、中国からの債務は年間税収の約3倍に当たる約30億ドル(約3400億円)に上るとされ、債務危機に陥っている。

 会談後に出された共同声明によると、モディ氏が表明した資金援助は好条件とされ、債務返済に充てられるとみられる。

 ソリ政権は前政権が中国との間で締結した自由貿易協定(FTA)の見直しも示唆している。インド洋では近隣国のスリランカでも親中派と親インド派の対立が続いている。(ニューデリー=奈良部健)

459チバQ:2018/12/25(火) 00:14:22
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181222X733.html
野党有力者不在、与党優位か=バングラ総選挙まで1週間
12月22日 14:36時事通信

 【ニューデリー時事】バングラデシュで30日に投開票される総選挙(定数350)が1週間後に迫った。バングラデシュ民族主義党(BNP)のジア元首相=汚職罪で禁錮判決=ら野党の有力指導者が不在の中、与党アワミ連盟(AL)の優位が予想される。

 バングラデシュでは1990年代から、AL党首のハシナ首相とジア氏がほぼ交互に首相に就任し、その都度、相手派閥を弾圧してきた。今回も総選挙の前に野党指導者のジア氏と息子が相次いで有罪判決を受け、選挙に参加できない。

 2014年の前回総選挙では、公正さに疑念があるとしてBNPなど主要野党がボイコットする中、ALが圧勝した。BNPなど野党は今回、連合を組んで政府の強権姿勢を批判。これに対してALは、過去の実績を強調し「国民に繁栄をもたらす」(ハシナ氏)とさらなる経済発展を誓う。

 投票日を前に、双方の候補者や支持者への襲撃事件が頻発し、AFP通信によると、21日までに少なくとも6人が死亡した。治安悪化が懸念されている。

460チバQ:2018/12/30(日) 08:26:07
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3204592.html
バングラデシュ、総選挙に向け警官ら60万人配備 きょう投票
07:23AFPBB News

バングラデシュ、総選挙に向け警官ら60万人配備 きょう投票

バングラデシュの首都ダッカで、投票の準備をする選挙職員ら(2018年12月29日撮影)。(c)Munir UZ ZAMAN / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】バングラデシュで30日に行われる総選挙の投票に向け政府は警備を強化し、これまで警察官や陸軍、治安要員など約60万人を動員した。当局幹部が明らかにした。選挙では、野党が政府による弾圧が足かせとなっていると主張する中、現首相のシェイク・ハシナ・ワゼド氏が同国史上初の4選を果たすと予想されている。

 投票前のバングラデシュでは、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟と、野党バングラデシュ民族主義党の双方の支持者が衝突し、これまでに13人が死亡、数千人が負傷した。BNPでは現在汚職の罪で収監中のカレダ・ジア氏が党首を務めるが、野党の活動家も逮捕されている。

 当局の報道官によると、同国通信規制当局も騒乱を招く恐れのある「うわさの拡散を防ぐため」、国内の携帯電話各社に対し投票日の真夜中まで3G(第3世代)と4G(第4世代)のサービスの停止を命じた。

 ハシナ氏はバングラデシュ建国の父シェイク・ムジブル・ラーマン氏の娘。首相在任期間が最長の同氏は2008年12月の総選挙で圧勝して以来、4期目の再選を目指している。健全な国内総生産の成長を率いたと称賛されているものの、同国で今年成立された報道規制を強化する法律などを通じ、言論の自由を妨げ反対派を弾圧していると批判も受けている。 【翻訳編集】AFPBB News

461チバQ:2018/12/30(日) 08:43:23
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1812280015.html
モディ印首相試練 地方選大敗で来年下院選に暗雲
12月28日 11:24産経新聞

 【ニューデリー=森浩】来年5月までに下院選(定数545)が予定されるインドで、モディ首相への逆風が吹いている。自ら率いる与党インド人民党(BJP)が国内5州議会選で全敗。農村での不満などが指摘され、下院選での大幅議席減を予想する世論調査も出始めた。BJPの楽勝とみられていたムードは一変しており、選挙戦略の練り直しが迫られている。

 「国民はモディ政権で幸せではないことが鮮明となった。この結果はモディ氏へのメッセージだ」

 野党国民会議派のラフル・ガンジー総裁は11日、5州議会選の結果を受けて、こう勝利を宣言した。

 州議会選挙で、国民会議派は中部マディヤプラデシュ(MP)州、チャッティスガル州、西部ラジャスタン州で第1党に躍進。BJPはすべての州で敗北した。MP、ラジャスタン両州では過去15年、BJPが政権を握っていた。州議会選は政党の支持率を測るバロメーターとされるだけに全敗の衝撃は大きい。

 7%を超える経済成長を実現しながら吹くモディ政権への逆風の原因は何か。「成長の恩恵が国民に行き渡っているとは言い難いことが問題だ」と話すのは、デリー大のランジブ・サンジャン准教授(政治学)だ。サンジャン氏は要因として2点を指摘する。

 ひとつは失業問題だ。国際労働機関(ILO)の推計では失業率は3・5%だが、実態はよくわからない。サンジャン氏は「都市部でも10%以上に達する可能性がある」と指摘する。政府は2017年4月に失業率をはじき出すための労働力調査を実施したものの結果は未発表だ。専門家の間では「モディ政権にとって相当厳しい結果が出たので発表を遅らせている」ともささやかれる。

 もうひとつの要因が農村部での不満で、農作物の価格下落や原材料費の高騰により、農家の借入額が膨張。零細農家を中心に債務返済が滞る事態が頻発している。農業従事者は就業人口の5割強を占めるだけに不満の影響は大きい。

 モディ政権は7月に政府が農家から買い取る農産物の最低保証価格を引き上げたほか、9月に貧困層向けの健康保険制度を導入するなど、“バラマキ政策”で票の掘り起こしに躍起だ。ただ、原資としてインド準備銀行(中央銀行)に国庫納付金の増額を要求したことなどにより、政府と準備銀が対立。同行のパテル総裁が辞任するなど混乱も生んでいる。

 ガンジー氏率いる国民会議派は、農村や貧困地区を重点的に回る戦術を採用しており、政権奪還を狙う。シンクタンク「ブルッキングス・インド」は、現状のまま下院選が実施されれば、BJPは前回選挙から議席を100以上減らして、過半数を割り込み179議席に落ち込むと予想。野党連合の勢い次第では政権交代の可能性もはらみ、BJPは党勢立て直しが急務だ。

 サンジャン氏は「14年の下院選では、モディ氏の『よき日が到来する』とのスローガンが有権者の心を揺さぶった。期待が大きかった分、反発につながっている」と話している。

462チバQ:2018/12/31(月) 08:11:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181231-00000000-jij_afp-int
バングラデシュ総選挙、与党圧勝の見通し 野党は再選挙要求
12/31(月) 5:59配信 AFP=時事
バングラデシュ総選挙、与党圧勝の見通し 野党は再選挙要求
バングラデシュ・ダッカの投票所で投票を終え、取材に応じるシェイク・ハシナ・ワゼド首相(中央、2018年12月30日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】バングラデシュで30日、総選挙の投開票が行われ、シェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相(71)率いる与党が圧勝する見通しとなった。ただ野党は不正があったと主張、また対立する支持者間の衝突などで少なくとも17人が死亡しており、情勢は不安定となっている。

【関連写真】開票作業の様子

 全国の開票結果をまとめている民放テレビ局のチャンネル24(Channel 24)は、与党アワミ連盟(AL)が単独で過半数の151議席を優に超える議席数を獲得したと報じている。

 選挙結果の公式発表は翌31日に予定されているが、同日午前0時前の時点で与党連合が191議席を確保。これに対しバングラデシュ民族主義党(BNP)を中心とする野党連合はわずか5議席にとどまっているとされる。

 野党連合は、与党が票の水増しなどの不正に及んだと訴え、選挙は「茶番」だと非難。選挙管理委員会に対し、今回の選挙結果を無効として再選挙を実施するよう要求している。

 今回の選挙戦では、死者を出す衝突が続発。選挙当日には当局が軍や警察、治安部隊の計60万人を動員し全土に厳重な警備体制を敷いたが、それでも暴力行為は防げなかった。

 警察によると、ALとBNPの支持者間の衝突で13人が死亡。さらに投票所の警護に当たっていたとする警察が男性3人を射殺した。また当局の話では、警察関係者1人が武装した野党支持者らに殺害されたという。

 ハシナ首相は在任中の10年間に同国の経済成長を促した他、隣国ミャンマー軍の弾圧を逃れてきたイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)を受け入れた点も評価されている。

 一方で反ハシナ派は、首相の独裁主義に加え、権力にしがみつくために政敵であるBNPのカレダ・ジア(Khaleda Zia)党首を汚職罪で17年間収監して野党の弱体化を招いていると批判している。【翻訳編集】 AFPBB News

463チバQ:2018/12/31(月) 08:20:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00000046-jij-asia
総選挙、与党が第1党へ=衝突で14人死亡―バングラデシュ
12/30(日) 20:41配信 時事通信
 【ニューデリー時事】バングラデシュで30日、総選挙(定数350)の投票が実施され、地元メディアは与党アワミ連盟(AL)が第1党となる見通しだと報じた。

 投票日を前に、有力野党の指導者が収監されたり、支持者が拘束されたりしたほか、AL支持者や警察と野党支持者との間で衝突が頻発し、AFP通信によると30日、14人が死亡。11月に選挙実施が決まって以降の死者は少なくとも27人に達した。

 地元メディアによると、AL関係者が投票を妨害したという複数の訴えがあり、選管が調査を行う方針。ただ、ALが勝利すれば公正な調査が進むかは不透明だ。野党幹部は結果受け入れを拒否し『投票やり直しを求める』と主張した。投票結果を受け、治安がさらに悪化する懸念もある。 

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https://mainichi.jp/senkyo/articles/20181230/k00/00m/030/103000c
混乱のバングラデシュ総選挙 衝突で死者 野党候補者、刺され搬送
毎日新聞2018年12月30日 19時09分(最終更新 12月31日 00時45分)
【ニューデリー松井聡】バングラデシュ総選挙(定数350、任期5年)が30日投開票された。31日までには大勢が判明する見込み。ハシナ首相の与党・アワミ連盟(AL)の政権下ではこれまで、野党・バングラデシュ民族主義党(BNP)の政治家や支援者が多数拘束されてきた。警察によると、この日、各地で衝突が発生し、少なくとも17人が死亡、20人以上が負傷。選挙の公平性が危ぶまれる事態になっている。

 AFP通信によると、この日は60万人の治安部隊が各地に配置されたほか、偽の情報の拡散を防ぐため、携帯電話のインターネットが制限された。

 地元メディアによると、各地で与野党の支持者や警官隊との間で衝突が起きた。BNPによると、首都ダッカで同党の候補者の一人が刺され、病院に搬送されたという。負傷の程度は不明。

 また、複数の投票所でALの関係者が、野党支持者の投票を妨害する行為があった。投票をボイコットした野党の候補者も多数いた。選挙管理委員会は不正についての告発があれば、調査する意向を示している。

 BNPによると、11月以降、1万5000人以上の野党政治家や関係者が当局に拘束された。また、麻薬「ヤーバー」の捜査の一環で野党関係者が殺害されたとの指摘もある。国連や米国などは選挙の公平性に懸念を示してきたが、AL側は、野党政治家らの拘束について、「法に基づいた正当な行為」と主張している。

 ハシナ氏は30日朝、首都ダッカで投票後に記者団に対し、好調な経済成長を背景に、「人々はALを支持する。間違いなく勝つ」と自信を見せた。

 バングラでは1990年代以降、ALとBNPがほぼ交互に政権を担ってきた。同時に、ハシナ氏と、BNP党首のジア元首相は激しく対立。ジア氏は今年2月に汚職罪で有罪判決を受け、出馬できなかった。

 選挙ではALが優勢と見られるが、BNPは選挙後も「選挙が不公正だった」と批判する構えで、混乱は当面続く可能性がある。

464チバQ:2018/12/31(月) 21:18:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181231-00000020-mai-asia
バングラ総選挙「与党・アワミ連盟の連合勝利」 選管が発表
12/31(月) 19:18配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】バングラデシュで30日に投開票された総選挙(1院制、定数350)で、選挙管理委員会は31日、連続3期目を目指すハシナ首相の与党・アワミ連盟(AL)の連合が勝利したと発表した。地元メディアによると、ALは議席の9割超を獲得した。一方、野党側は「不正選挙だった」として再選挙を求めており、混乱は当面続きそうだ。

 地元紙デーリースターによると、小選挙区で争われた298議席のうち、ALなどの連合は288議席を獲得。バングラデシュ民族主義党(BNP)などの野党連合は7議席にとどまった。ALは選挙戦で、2期10年の政権下での安定した経済成長の実績を強調。一方、前回選をボイコットしたため10年ぶりの選挙となったBNPは、党首のジア元首相が汚職罪で有罪判決を受け出馬できなかったほか、多数の幹部が拘束され、十分な選挙戦を展開できなかった。

 バングラでは1990年代から、親インドで世俗主義のALと、中国に近くイスラム主義政党と連携するBNPが激しく対立しほぼ交互に政権を担ってきた。ハシナ政権が今回の選挙で圧勝したことで、野党に対する締め付けは続きそうだ。

 バングラでは2011年以降、経済成長率が6、7%台の高さで推移。ハシナ政権は成長の継続のため、インドに加えて中国や日本とも関係強化を図るとみられる。これらの国々は貿易などの面からバングラとの良好関係を重視しており、選挙を巡るハシナ政権の強権的な姿勢を強く批判することは避ける可能性が高い。インドのモディ首相は31日、ALの勝利を歓迎するコメントを出した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181231-00000535-san-asia
バングラデシュ議会選、与党勝利  野党支持者ら衝突で18人死亡
12/31(月) 20:31配信 産経新聞
バングラデシュ議会選、与党勝利  野党支持者ら衝突で18人死亡
バングラデシュ政界の構図
 【ニューデリー=森浩】12月30日投開票のバングラデシュ議会選(定数350)で、選挙管理委員会は31日、ハシナ首相の与党アワミ連盟(AL)の勝利を発表した。バングラデシュ民族主義党(BNP)など野党陣営は、妨害や不正があったとして再投票を求める声明を発表。投票当日の野党支持者が治安部隊と衝突して18人が死亡しており、今後政情が不安定化する可能性がある。

 選管によると、比例配分の女性枠を除いた小選挙区300議席のうち、ALを中心とする与党連合が288議席を獲得した。

 選挙戦でALは7%台の成長率達成など経済面での実績を強調し、「10%の成長」を公約に掲げた。野党側はBNPを中心に連携し、ハシナ政権の強権的姿勢を批判した。

 バングラデシュでは近年、野党や批判的な記者への弾圧が続いており、BNPによると、選挙戦でも候補や支持者1万5千人以上が拘束された。ハシナ政権はイスラム過激派摘発や、国内で蔓延(まんえん)する違法薬物「ヤーバー」撲滅作戦を展開するが、現地ジャーナリストは「実態として政権が批判者の排除に利用している」と批判する。

 投票当日には野党支持者らによる抗議が各地で発生し、治安部隊との衝突により200人以上が死傷した。ロイター通信などによると、投票所で野党側に投票しようとした有権者が妨害される事態も発生するなど、国内各地で混乱がみられた。

 バングラデシュでは1990年代からALとBNPがほぼ交互で政権与党の座に就く。ハシナ氏はクーデターで殺害されたムジブル・ラーマン初代大統領の長女で、BNPを率いるジア元首相は暗殺されたジアウル・ラーマン元大統領の妻。バングラデシュの近年の政治は「2人の女性の戦い」ともいわれる。

 ジア氏は2つの汚職罪で有罪判決を受けて収監中で、選挙戦に立候補できなかった。ジア氏への刑事訴追も政権による“野党潰し”との見方が強く、与野党の溝は深まる一方だ。

 対外的にALは親インド的なスタンスで、インドのモディ首相は31日、ハシナ氏に電話で勝利への祝意を伝達した。バングラデシュは繊維業を中心に経済発展が続いており、衣料品輸出では中国に次ぐ世界2位の規模に成長。インドではAL政権の続投により、連携深化を期待する声が強い。

465チバQ:2019/01/10(木) 11:43:31
https://digital.asahi.com/articles/ASLD04DFDLD0UHBI004.html?rm=465
「怖くて投票行けない」バングラ総選挙、与党圧勝の背景
有料記事

ダッカ=奈良部健 2019年1月8日18時26分
 バングラデシュで総選挙(定数350、任期5年)があり、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟(AL)が圧勝した。投開票があった12月30日、政府は携帯電話を遮断し、車両の通行も禁止。野党側は選挙ポスターすらみられない異様な状況で行われた。

 総選挙は、全350議席のうち300議席については小選挙区制を採用し、50議席は女性枠として比例配分している。選挙管理委員会によると、小選挙区はALを中心とした与党連合が288議席を獲得。最大野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の組む野党連合は7議席にとどまった。

 ハシナ氏は記者団に「国民が私の政権による成長に賛意を示し、さらなる成長を求めた」と語った。ハシナ氏の首相在任は通算で4期目となる。選挙戦では2016、17年に7%の国内総生産(GDP)成長率を達成したことを強調し、今後5年で10%に引き上げると約束した。

 ただ、投開票のあった12月30日は全土で与野党の支持者が衝突し、少なくとも18人が死亡、200人以上が負傷するなど混乱が広がった。野党候補の1人が刺される事件も起きた。

 ログイン前の続きBNPなど野党側は「支持者1万5千人以上が選挙戦で不当に逮捕された」と与党を非難。「投票前にすでに票が入っている投票箱が各地で目撃された」「警官が住民に与党への投票を強制した」と訴え、選挙のやり直しを求めていた。だが、選挙管理委員会は拒否した。

 バングラデシュは人口約1億6千万人で、平均年齢26・7歳と人口構成も若く、市場としても投資先としても世界から注目されている。日本は南東部マタバリで石炭火力発電所と港湾の一体開発などの大型円借款事業を進めている。

     ◇

 投票日、政府は情報の拡散を防ぐために携帯電話の通信サービスを遮断し、車両の通行も禁じて厳戒態勢をとった。ダッカ市内の街頭には、ハシナ首相率いるAL候補者のポスターしかみられなかった。最大野党のBNPは「ポスターの印刷や掲示さえ認められなかった」(幹部)としている。

 強権化する政府への不満はくすぶっており、投票に来た男性(32)は記者に近づいてきて、「こんなのは選挙じゃない。結果は決まっている」とささやいた。

 有権者には「暴力が怖くて投票に行けない」との声もある。駐ダッカ米国大使は選挙管理委員長に、「頻発する野党関係者への暴力を懸念している」と伝え、安全に投票できる環境整備を求めた。野党幹部は、有権者が警察から与党への投票を強制されたり、投票所で与党票の水増しが行われたりしていると批判する。

 選挙戦で与党ALは、2009年1月にハシナ首相が就任してから年平均6%超の経済成長を果たしたと実績を強調。5年以内に10%成長を実現すると訴えた。BNPも成長を公約に掲げるが、公平な選挙になっていないとして政権による人権侵害を主な争点に据えた。外交関係者は「『成長』対『民主主義』の戦いだ」と話す。

 一方、アパレル工場の経営者は「与野党に政策的な違いはほとんどない。政治の安定が最大の望みだ」と語った。(ダッカ=奈良部健)

466チバQ:2019/01/14(月) 19:37:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000004-mai-asia
インド「イスラム差別」法案が波紋 他宗教の不法移民には国籍
1/14(月) 7:30配信 毎日新聞
インド「イスラム差別」法案が波紋 他宗教の不法移民には国籍
インドの選挙管理委員会発行の有権者証などを見せるバングラ出身のイスラム教徒の男性。イスラム教徒にだけこれらを取得できなくする改正案は「宗教差別だ」と非難した=ニューデリーで2019年1月13日午後11時14分、松井聡撮影
 【ニューデリー松井聡】ヒンズー教徒が約8割を占めるインドで、イスラム教徒以外の不法移民にのみ国籍を与える法律改正案が下院で可決された。ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相の与党・インド人民党(BJP)の母体組織はイスラム教徒と対立してきた歴史があり、春に予定される総選挙に向け、保守層の支持固めを狙ったとみられる。イスラム教徒や専門家らは「憲法の規定にある法の下の平等に反し、宗教間の対立をあおる」と批判している。

 8日に下院で可決された改正案は、2014年末までにインドに不法入国したパキスタン、バングラデシュ、アフガニスタン出身者のうち、ヒンズー教▽シーク教▽仏教▽キリスト教――などイスラム教を除く6宗教の信者に国籍を付与するもの。バングラからの不法移民だけで2000万人に上るとの見方もあるが、宗教別の人数を含め詳細は不明だ。

 この3カ国はいずれもイスラム教国で、それぞれ宗教的少数派への差別や迫害が度々問題になってきた。このことを踏まえ、BJP前総裁のシン内相は「(イスラム教徒でない)彼らはインド以外に行く場所がない」と改正の意義を強調する。

 イスラム教徒からは反発の声が上がる。ニューデリーで38年間暮らすバングラ出身のイスラム教徒の男性(55)は20年以上前にインド国籍を取得。「私は運が良かったが、取得できていない多くの人々もここに生活基盤がある。イスラム教徒というだけで出て行けと言われるのはおかしい」と憤る。

 ジャダプール大のオンプラカシュ・ミシュラ教授は「宗教で人々の権利を選別するのは明らかな憲法違反」と指摘。さらに「BJPは上院で過半数の議席を持っておらず、実際に改正案を施行できるとは考えていない。ヒンズー教徒のために取り組んでいるという姿勢を見せたいだけだ」と批判する。

 インドでは、14年のモディ政権誕生以降、勢いを増したヒンズー過激主義者によるイスラム教徒への襲撃や嫌がらせが相次ぐ。BJPに詳しい地元紙の記者は「改正案の下院可決はBJPの反イスラム姿勢の最たる例だ。過激主義者の行動がさらにエスカレートしかねない」と懸念を示す。

 一方、BJPの思惑とは裏腹に、不法移民が多い北東部では改正案に反発する動きがヒンズー教徒にも広がる。特にアッサム州では改正案への抗議デモが連日続き、BJPの連立政権のメンバーだった地域政党が連立からの離脱を決めた。

 アッサムの人々はもともと言葉や生活習慣が異なるバングラからの移民流入に反対してきた。改正案が成立すればイスラム教徒以外のバングラ人の更なる流入を招くとの不満がある。

 匿名を条件に取材に応じた政府系シンクタンクの専門家は「アッサム州では反移民を主張する武装組織が活動してきた。近年は弱体化していたが、改正案を機に息を吹き返すだろう。『パンドラの箱』を開けてしまった恐れもある」と指摘する。

 ◇ヒンズー至上主義とイスラム教徒

 インドのイスラム教徒は全人口約13億人のうち約14%で、宗教別ではヒンズー教徒に次ぐ。19世紀後半以降、インドを植民地としていた英国が、独立運動を妨害する目的でヒンズー教徒とイスラム教徒の対立をあおる政策を取った。インド独立の父、マハトマ・ガンジーは宗教間融和を訴えたが、インド人民党(BJP)の母体のヒンズー至上主義団体「民族奉仕団」(RSS)はこれに反発し、1992年の北部のモスク(イスラム教礼拝所)破壊を主導した。2002年には西部でRSSのメンバーらとイスラム教徒が衝突し、イスラム教徒を中心に1000人以上が死亡した。

467チバQ:2019/01/24(木) 11:33:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190123-00000650-san-asia
インド、“御曹司”ガンジー氏率いる国民会議派伸長
1/23(水) 22:08配信 産経新聞
インド、“御曹司”ガンジー氏率いる国民会議派伸長
 【ニューデリー=森浩】5月までに行われるインド総選挙に向け、ラフル・ガンジー総裁率いる野党・国民会議派が勢いを増している。インド屈指の政治家一族の御曹司で、頼りなさも指摘されたラフル氏だが、農村を精力的に回るなどして支持を拡大。「リーダーとして重要なタフさが出てきた」(現地政治評論家)とも評され、モディ首相のインド人民党(BJP)が牙城としてきた州まで揺るがす勢いだ。

 「職がない若者と貧困にあえぐ農村が、あなたの専制と無能から解放されることを懇願する」

 ラフル氏は20日のツイートで、こうモディ氏を批判。経済成長の恩恵が行き渡っていない現状を「失政」と厳しく指弾した。

 会議派への追い風が鮮明となった昨年12月開票の国内5州の州議会選でも、ラフル氏は精力的に動いた。会議派関係者によると、ラフル氏は、演説でも外交やマクロ経済といったテーマを避け、脆弱(ぜいじゃく)な収入源が社会問題化する農村を徹底して回る“ドブ板選挙”を展開。「BJPへの不満の高まりをラフル氏がすくい上げた」と会議派広報のプリヤンカ・チャトルベディ氏は分析する。

 ラフル氏は、インド独立の父マハトマ・ガンジーの子孫ではなく、初代首相だったネールの系統だ。ネールの娘、インディラが後に下院議員となるフェローズ・ガンジーと結婚したことが、ガンジー姓を名乗るきっかけだ。フェローズとマハトマ・ガンジーに血縁関係はなく、ネールの血統は「ネール・ガンジー家」と呼ばれる。

 インド政治史で存在感を見せるネール・ガンジー家だが、その歩みは平坦(へいたん)ではなかった。首相となったインディラ、その後継となった息子ラジブはともに暗殺された。ラジブの弟サンジャイも政治家だったが航空機事故で死亡。栄光と悲劇性から「インドのケネディ家」との異名を取る。

 ネールから数えて第4世代に当たるラフル氏への期待も当然高かったが、その経歴と行動に頼りなさが付きまとった。

 会議派副総裁として臨んだ2014年総選挙は事実上の首相候補として戦ったが、モディ人気に太刀打ちできず惨敗。会議派は前回選挙(09年)の206議席から5分の1近い44議席にまで減らした。15年には突然、「党の将来を熟考するため時間が必要」などとして約2カ月間姿をくらまして批判の声が上がった。「ただ、ここ1年ほどで良家の御曹司的な線が細い印象を払拭しつつある」と話すのは、政治評論家のサンジャン・クマール氏だ。

 クマール氏は、「経済政策への期待に押されたモディ人気が失望に変わりつつあるが、都市中間層を軸にBJPへの支持も厚い」と指摘。「下院選は両党ともに過半数が取れず、他党との連立が焦点となる可能性がある」と述べている。

     

 印国政与党BJPへの逆風を受けて、モディ政権は低所得者層などへの優遇政策を矢継ぎ早に発表しており、支持拡大に躍起だ。

 政府は8日、貧困層に雇用や入学で10%の優遇枠を割り当てる憲法改正案を国会に提出し、可決された。これまでの優遇制度は低位カーストや特定の少数民族を対象にしていたが、貧困層も対象とすることで票の掘り起こしにつなげたい狙いがある。特に「上位カーストの貧困層」に狙いを絞った施策と指摘される。

 10日には、年間売上高が400万ルピー(約613万円)以下の事業者に対して、物品サービス税の支払い免除を発表。家族を含めると1億人以上といわれる小売り事業主への優遇策も打ち出した。

 既にモディ政権は昨年7月に政府が農家から買い取る農産物の最低保証価格を引き上げたほか、9月に貧困層向けの健康保険制度を導入。これに対し野党側は「選挙向けのバラマキ政策だ」との批判を強めている。

468とはずがたり:2019/01/27(日) 20:29:54
インドで軍事パレード 最新鋭ミサイルなど公開 中国けん制か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190126/k10011792591000.html
2019年1月26日 19時58分

469チバQ:2019/01/30(水) 14:46:03
http://www.afpbb.com/articles/-/3208626
インド野党のガンジー総裁、総選挙で勝利なら「最低限所得保障」導入
2019年1月29日 16:56 発信地:ニューデリー/インド [ インド アジア・オセアニア ]
【1月29日 AFP】インド野党・国民会議派(NCP)のラフル・ガンジー(Rahul Gandhi)総裁は28日、次の総選挙で国民会議派が与党に返り咲けば「最低限所得保障」を導入すると明言した。

 インド政界の名門「ネール・ガンジー家」のガンジー氏は、5月までに実施予定の総選挙でナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相から政権を奪うことを狙っている。

 インドでは依然として12億5000万人が貧困に苦しんでいるが、ガンジー氏はツイッター(Twitter)に、「何百万人ものわれわれの兄弟姉妹たちが貧困の苦しみにある中で、新しいインドを築くことはできない」と前置きした上で、「2019年の選挙で政権に就いたら、国民会議派はすべての貧しい人々のために、貧困と飢えの撲滅に貢献する最低限所得保障を導入する。これはわれわれのビジョンであり、約束だ」と書き込んだ。

 ガンジー氏は具体的な説明に踏み込んでいないが、インドメディアによると、世界各国で関心が高まっている「ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI、最低所得保障)」の構想に沿ったものになるという。

 ユニバーサル・ベーシックインカムは、格差是正対策として、補助金や社会保障制度による給付金としてではなく、一定の金額を国が国民に支給するという考えで、米フェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)らが支持している。すでにフィンランドやケニアなどの国が実験的に導入しているほか、インド北東部シッキム(Sikkim)州で与党が導入を約束している。

 最低限所得を保障するというガンジー氏の発表は、モディ首相が2月1日に選挙前では最後となる予算案を発表するのに先駆けて、優位に立っておきたいとの狙いもあるとみられる。予算案には、近年農作物価格の下落や異常気象に苦しめられ、多くの自殺者を出しているインドの農業従事者をはじめとする有権者向けの人気取り的な内容が盛り込まれるというのが大方の見方だ。(c)AFP

470チバQ:2019/02/18(月) 19:37:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190217-00000053-mai-int
インドが強硬 「パキスタンが関与」 カシミールの自爆テロ巡り
2/17(日) 23:41配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域で14日に起きた自爆テロを巡り、パキスタンが関与したとしてインドが非難を強めている。インドでは総選挙が5月までに実施される見込みで、モディ政権が選挙をにらんで強硬姿勢を強めれば、根深い対立の歴史を持つ核保有国同士の緊張が一層高まる可能性がある。

 14日のテロはカシミール地方のスリナガル近郊を移動していた治安部隊員が乗るバスの車列に、爆弾を積んだ車が突入。治安部隊員40人以上が死亡した。地元メディアはインド側のカシミール地方で発生したテロとしては過去数十年で最悪の規模だと伝えている。

 事件直後にカシミール地方の分離・独立を求めるイスラム過激派ジェイシモハメドが犯行を認めた。パキスタンに拠点を置き、インドが長年、「パキスタンの情報機関が組織を支援している」と批判してきた組織だ。

 モディ氏は15日、「テロリストは高い代償を払わなければならない」と強調。ジャイトリー印財務相は17日までに、パキスタンに対する最恵国待遇を取り消し、同国からの輸入品に200%の高関税をかける方針を明らかにした。米政府もインドを支持する姿勢を示している。インド政府は外交・経済の面でパキスタンへの圧力を強める方針だが、パキスタンはテロへの関与を否定している。

 インド国内世論の反応は厳しく、インドメディアでは軍事攻撃の可能性すら取りざたされている。2016年にインド軍基地が武装勢力に攻撃された際には、インド軍がパキスタンにある武装勢力の関連施設への越境攻撃を実施し、軍が衝突する事態になった。

 一方、野党・国民会議派は、テロ対策が不十分だとして政権批判を強める。ヒンズー至上主義団体を支持基盤とするモディ政権は選挙前に弱腰と見られることは避けたい考えだとみられ、モディ氏は16日、「どのように、いつ、どこで殺人者らを罰するかは軍が決める」と述べ、軍事行動も排除しない姿勢を示した。

 ◇カシミール紛争

 1947年に印パ両国が英国から独立するまで、カシミール地方は英国の下で藩王が統治。住民の多くはイスラム教徒のためパキスタンへの帰属を望んだが、ヒンズー教徒の藩王はインドへの帰属を表明し、領有権を巡り第1次印パ戦争が起きた。49年の停戦で、約3分の2をインド、残りをパキスタンが支配する形となったが、その後も両国間では2度戦争が起きている。

471チバQ:2019/02/19(火) 11:58:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000012-jij_afp-int
モルディブ当局、前大統領を逮捕 資金洗浄裁判で証人に偽証求めた疑い
2/19(火) 10:16配信 AFP=時事
モルディブ当局、前大統領を逮捕 資金洗浄裁判で証人に偽証求めた疑い
資金洗浄の疑いで取り調べを受けたモルディブの首都マレの警察署前で、記者団の取材に応じるアブドラ・ヤミーン前大統領(2019年1月8日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】モルディブ当局は18日、アブドラ・ヤミーン(Abdulla Yameen)前大統領を、マネーロンダリング(資金洗浄)の裁判で証人に賄賂を渡して偽証を求めた疑いで逮捕した。

【資料写真】首都マレで記者団の取材に応じるアブドラ・ヤミーン元大統領(2019年1月)

 ヤミーン前大統領は、昨年9月の大統領選で敗北する直前におよそ150万ドル(約1億7000万円)を不正に受け取った疑いで予審が始まったばかりだった。警察は、ヤミーン前大統領が複数の証人に対し、賄賂や強要によって証言内容を変えさせようとしたと主張しているが、前大統領はこれを強く否定している。

 ヤミーン前大統領は正式起訴のため17日に刑事裁判所への出頭を命じられた。裁判所にはヤミーン氏の弁護士が代理人として出廷した。検察側はヤミーン前大統領が証人の証言を妨害しようとしたと主張し、裁判所は急きょ公判の日取りを決めた。当局はヤミーン前大統領が吸い上げたとされる巨額の資金が外国に隠されている可能性があるとして、外国当局との間でこれらの資金の返還について協議中だと明らかにしている。

 2013年に大統領に就任したヤミーン前大統領は、5年間の在任中に多くの政敵を投獄・国外追放し、人権侵害で国際的な批判を浴びた。昨年9月の大統領選でヤミーン前大統領が衝撃的な敗北を喫したことを受けて、国外追放されていた反体制派は全員帰国し、そのほとんどが、言い渡されていた有罪判決を覆された。

 ヤミーン氏は大統領在任中、中国の政治的・財政的支援に強く依存していた。モルディブは現在、大きな対中債務を抱えている。【翻訳編集】 AFPBB News

472チバQ:2019/02/24(日) 23:59:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190224-00000024-jij_afp-int
インド北東部の密造酒被害、死者133人に
2/24(日) 16:28配信 AFP=時事
インド北東部の密造酒被害、死者133人に
インド北東部アッサム州ゴラガート県の病院で治療を受ける、密造酒を飲んだとみられる患者(2019年2月23日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)インド北東部アッサム(Assam)州の警察当局は24日、有毒物を含んだ密造酒による死者が、少なくとも35人増え、死者数が130人を超えたと発表した。

【関連写真】密造酒による犠牲者の遺体を運ぶ村人たち(ショッキングな表現が含まれます)

 また、少なくとも200人超が州内の病院に入院しているという。

 アッサム州の警察幹部はAFPに対し、「ゴラガート(Golaghat)県とジョルハット(Jorhat)県での密造酒被害による死者数は、133人に達した」と明かし、「計10人が逮捕された。液体のサンプルを鑑識に送付し、報告を待っているところだ」と話した。

 警察によると、21日夜以降、違法に製造された酒を飲んだ人々が体調を崩し始めたという。

 多数の女性を含む犠牲者らは、地元の茶農園で働いていた。

 医師らによると、深刻な容体で病院に搬送された人々は、嘔吐(おうと)、胸部の激痛、呼吸困難といった症状を示していた。

 同国では約2週間前にも北部のウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州とウッタラカンド(Uttarakhand)州で、約100人が有毒な酒を飲んで死亡したばかり。【翻訳編集】 AFPBB News

473チバQ:2019/02/27(水) 21:12:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20190227k0000m030252000c.html
軍機撃墜、空爆…印パ、核保有国同士の報復合戦
2019/02/27 20:56毎日新聞

 【ニューデリー松井聡】パキスタン軍は27日、インドとの係争地カシミール地方のパキスタン支配地域で、実効支配線を越えて領空内に侵入してきたインド軍機2機を撃墜したと発表した。撃墜に先立ち、同地方のインド支配地域で空爆を実施したとも主張した。インド軍が26日にパキスタン北東部を空爆したことへの対抗措置とみられる。核保有国同士の報復合戦に発展しており、緊張が高まっている。

 パキスタンのカーン首相は27日、テレビ演説し「状況がエスカレートすれば、私や(インドの)モディ首相にも制御できなくなる」と述べ、モディ氏に対して事態収束に向けた対話を呼びかけた。

 パキスタン外務省は27日の空爆について、「自衛の能力や意思を示すため」と説明。「事態をエスカレートさせる意図はない」としたうえで、人的被害を回避し非軍事目標を攻撃したと主張した。

 パキスタン軍報道官によると、空爆後、インド軍機2機がパキスタン領空内に侵入したため撃墜し、1機はパキスタン側、もう1機はインド側に墜落したという。パキスタンはインド軍パイロット2人を拘束した。

 一方、インド外務省の報道官は27日、パキスタン軍機が軍事施設攻撃のためにインド側に侵入したものの、インド軍が阻止したと説明。パキスタン軍機1機を撃墜しパキスタン側に墜落、インド軍のミグ21戦闘機とパイロット1人が行方不明になったとしている。

 インドメディアによると、緊張の高まりを受け、インドは27日、ジャンム・カシミール州やパンジャブ州など国境近くの8空港を閉鎖。パキスタンも複数の空港を閉鎖した。

 米国のポンペオ国務長官は27日の声明で、26日のインドによるパキスタン領内での空爆後、印パ両外相と協議し、双方に自制を促したことを明らかにした。

 緊張のきっかけは、今月14日にインドの治安部隊員40人が死亡したイスラム過激派ジェイシモハメドによる自爆テロ。インドは26日、パキスタンにあるとされる同組織の拠点を空爆した。インド側は「空爆によりテロリスト300人が死亡した」と主張するが、パキスタンは組織の拠点があったこと自体を否定、死傷者もないと主張していた。

474チバQ:2019/02/28(木) 08:57:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190227-00000041-jij_afp-int
ネパールでヘリコプターが墜落、観光相ら7人死亡
2/27(水) 19:31配信 AFP=時事
ネパールでヘリコプターが墜落、観光相ら7人死亡
ネパールの上空を飛ぶヘリコプター(2018年4月17日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ネパール東部で27日、観光相のラビンドラ・アディカリ(Rabindra Adhikari)氏(49)を乗せたヘリコプターが墜落し、同氏ら7人が死亡した。当局が明らかにした。

【写真】世界一高所の緊急救命室、エベレスト登山者らの救助に奮闘

 今回の事故では、エアダイナスティー(Air Dynasty)社所有のヘリコプターが、タプレジュン(Taplejung)地区にある山の中腹に墜落。救助隊員らが同相の他、操縦士や乗客5人の遺体を収容した。

 内務省報道官は記者会見で、「同相の遺体が確認された」とし、遺体を首都カトマンズに運ぶため、軍のヘリコプターを派遣したと述べた。

 墜落の原因は明らかになっていない。

 地元住民らが当局に、山腹から炎や煙が上がっていると通報。その後、捜索及び救助隊が派遣されたという。【翻訳編集】 AFPBB News

475チバQ:2019/02/28(木) 21:54:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190228-00000020-reut-asia
インド・パキスタン便、航空各社が運航停止 緊張激化受け
2/28(木) 6:06配信 ロイター
インド・パキスタン便、航空各社が運航停止 緊張激化受け
 2月27日、インドとパキスタンの緊張が高まる中、エミレーツ航空やカタール航空など航空各社は27日、両国行きの運航を停止した。写真はカシミールのバドガム地区で墜落したインド軍の戦闘ヘリの残骸。27日撮影(2019年 ロイター/Danish Ismail)
[ニューデリー 27日 ロイター] - インドとパキスタンの緊張が高まる中、エミレーツ航空やカタール航空など航空各社は27日、両国行きの運航を停止した。

インドとパキスタンの発火点、カシミール問題とは何か

エティハド航空やスリランカ航空、エア・カナダが運航を休止したほか、運航状況追跡サービスによると、シンガポール航空<SIAL.SI>やブリティッシュ・エアウェイズなどが経路変更を余儀なくされたもようだ。

インド政府当局者はロイターの取材に、インドやパキスタンの上空を通過して欧州、中東、アジアに向かう各社便の運航が乱れたほか、一部便の飛行ルートはパキスタン領空を回避できるようムンバイ上空に設定されたと語った。

*写真キャプションの誤字を訂正しました。

476 チバQ:2019/03/02(土) 08:25:54
間違えた
2986 チバQ 2019/03/02(土) 00:04:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-00000084-mai-int
印パ緊張 各国仲裁、予断許さず 核保有に憂慮
3/1(金) 21:11配信 毎日新聞
印パ緊張 各国仲裁、予断許さず 核保有に憂慮
パキスタン軍に撃墜され拘束されたインド軍機のパイロットとされる映像=パキスタン軍提供・AP
 【ニューデリー松井聡】軍事的緊張が続くインドとパキスタンに対し、国際社会が仲裁に乗り出している。核保有国である両国の自発的な緊張緩和が期待できず、一層の関係悪化を懸念するためだ。だが、対立は根深く、国際社会の仲裁が早急な緊張緩和に結びつくかは予断を許さない。

 「彼らを止めようとしてきた。収束すると期待している」。トランプ米大統領は2月28日、ベトナムの首都ハノイで米朝首脳会談後に開かれた記者会見で、印パを仲裁していることを明らかにした。

 パキスタン軍は27日にインド軍機を撃墜し、パイロット1人を拘束したが、パキスタンのカーン首相は翌日、3月1日に解放することを明らかにした。インドメディアによると、米国やサウジアラビア、アラブ首長国連邦がパキスタンに対してパイロットを解放するよう求めたという。

 関係悪化のきっかけは、2月14日に両国が領有権を争うカシミール地方のインド側で起きた武装組織による自爆テロだ。インドはこの武装組織を「パキスタンが支援している」と批判。インド空軍は26日に「武装組織のキャンプがある」として領有権を争っていないパキスタン北東部バラコットへの攻撃にまで踏み切った。インド軍機がパキスタン領空に侵入したのは1971年以来だった。

 パキスタンはこの攻撃に脅威を感じた。バラコットは首都イスラマバードから100キロ程度で、パキスタンのジャーナリストは「インドは首都も容易に攻撃できることを示した。この攻撃は『本土』への攻撃であり、カシミール地方での攻撃と意味が異なる。パキスタンは後戻りできなくなった」と語る。

 また、双方とも相手国に対する国民の感情は厳しく、安易な妥協は難しい。インド軍のパイロット解放で双方が緊張緩和に向け歩み寄るかは見通せない。

 インドでは5月までに総選挙が実施される見込み。党勢の衰えを指摘されるモディ首相の与党・インド人民党(BJP)はヒンズー至上主義団体を支持基盤としており、パキスタンに対する強硬姿勢で国威を発揚し、支持拡大につなげたい思惑があるようだ。

 モディ氏は1日に演説。2011年、西部ムンバイでパキスタンのテロ組織が起こした同時多発テロを引き合いに出し、当時の与党で現最大野党の国民会議派が「テロ後に(パキスタンに対して)行動を起こさなかった」と批判した。インド政府筋は「パキスタンがテロ対策に取り組むまで対話しない」としている。

477とはずがたり:2019/03/03(日) 17:39:59
パキスタンもインド支配地攻撃=互いに空軍機撃墜、対立激化
2019年02月27日22時17分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022700750&amp;g=int&amp;utm_source=top&amp;utm_medium=topics&amp;utm_campaign=edit

 【ニューデリー時事】パキスタン外務省は27日、インドとの係争地カシミール地方で、空軍機がインド側を攻撃したと明らかにした。パキスタン軍はさらに、自国側領空でインド空軍機2機を撃墜したと発表。インド側もパキスタン空軍の戦闘機1機を撃墜しており、インドによる26日の越境攻撃を受け、核保有国同士の対立は激化する様相となった。
印軍機、パキスタンに越境空爆=過激派のテロに報復

 パキスタン外務省は声明で、攻撃は「自衛権を示す目的だ」と強調。カーン首相は、テレビ演説で「これ以上事態がエスカレートすれば、私にも(インドの)モディ首相にも制御できなくなる」と述べ、対話を望む考えを示した。インドのスワラジ外相も27日、訪問先の中国で「エスカレートは望んでいない」と述べたものの、事態が早期に沈静化するかは予断を許さない。
 パキスタン外務省は声明で、越境攻撃の標的は「(インド)軍施設ではない」と説明。26日にインド空軍が行ったパキスタン領内のイスラム過激派施設への攻撃に対する報復でもないと述べた。ただ、インド外務省は「(26日の)対テロ行動に対し、パキスタンは空軍力でインドの軍施設を攻撃した」と非難。主張は平行線をたどっている。(2019/02/27-22:17)

478とはずがたり:2019/03/03(日) 17:40:39
印軍機、パキスタンに越境空爆=過激派のテロに報復
2019年02月26日22時14分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022600676&amp;g=int&amp;utm_source=jijicom&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=jijicom_auto_aja

 【ニューデリー時事】インド外務省は26日、インド空軍機が同日未明、パキスタン北東部バラコットにあるイスラム過激派ジェイシモハメドの訓練施設を空爆したと発表した。両国の係争地カシミールのインド側では14日、治安要員約40人が死亡するテロがあり、ジェイシモハメドが犯行を主張。26日の空爆はその報復とみられる。英BBC放送によると、越境空爆は1971年以来48年ぶり。
〔写真特集〕パキスタンの軍事力

 インドのモディ首相は空爆後、演説で「国家は安全な状態にあると保証する」と強調した。今春の総選挙を控え、空爆という強硬な対応を取ることで、指導力の誇示を狙ったとみられる。
 パキスタン政府は国家安全保障会議(NSC)を開催。会議後の声明で「武力侵略だ。総選挙を前にしているという自国の事情で、地域の平和と安定を重大な危機にさらした」とインドを強く非難した。カーン首相は会議で、軍や国民が不測の事態に備える必要があると述べた。
 インド主要メディアによると、攻撃は26日午前3時半(日本時間同7時)ごろに実施された。12機の戦闘機が爆弾を投下したという。インド紙タイムズ・オブ・インディアは、攻撃で約350人が死亡したと伝えた。当初、爆撃されたのはカシミール地方と報じられていた。(2019/02/26-22:14)

479チバQ:2019/03/04(月) 10:43:41
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-190302X251.html
捕虜解放で幕引きなるか=和平演出、過激派対策課題―インド・パキスタン
2019/03/02 14:24時事通信

 【ニューデリー時事】ともに核保有国のインドとパキスタンが、係争地カシミール地方のインド側で発生したテロをきっかけに双方の空軍機を撃墜し合った問題で、パキスタンは1日、幕引きを図るべく撃墜機パイロットのインド人捕虜を解放した。一方、インドは越境テロを行う過激派の徹底的な対策を求めており、解放で事態が収束に向かうかは不透明だ。

 インドのスワラジ外相は1日、中東のアブダビで開かれたイスラム協力機構(OIC)外相会議で「テロとの戦いはどんな宗教との戦いでもない」と強調。過激派組織「イスラム国」(IS)などのテロに悩まされている各国に対し、イスラム過激派の根拠地とされるパキスタンへの越境攻撃に理解を求めた。

 インドは5月までに総選挙を実施予定で、党勢にやや陰りの見える与党インド人民党(BJP)は、パキスタンへの強硬姿勢を示すことで挽回を図りたい考え。捕虜解放を「和平への意思表示」(カーン首相)の演出としたいパキスタンへの妥協には慎重だ。

480チバQ:2019/03/06(水) 13:29:07
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019030500715&amp;g=int
インド与野党、越境空爆「戦果」で応酬=総選挙控え駆け引き
2019年03月05日23時11分

 【ニューデリー時事】インドとパキスタンとの係争地カシミール地方のインド側で起きたテロをきっかけに、インドがパキスタンを越境空爆してから5日で1週間が経過した。5月までに総選挙を実施するインドでは、攻撃の「戦果」をめぐり与野党が非難の応酬を繰り広げている。核保有国同士の緊張の高まりは、国内政治の駆け引きにも影響している。
 インドは2月26日、パキスタンのイスラム過激派の訓練施設を空爆し「多数を殺害した」と発表。政府関係者は当初、メディアに200〜350人を殺害したという情報を流し、戦果を誇った。
 ただ、モディ首相を含め、政府から戦果についての詳細な発表はない。インド空軍幹部は4日の記者会見で、死者数は「数えられない」と発言。戦果を発表するのは政府だと述べた。
 最大野党・国民会議派幹部は、与党インド人民党(BJP)が総選挙を前に戦果を誇張し、宿敵パキスタンへの攻撃を「政治問題化した」と批判。証拠を示すよう求めた。
 一方、BJP幹部は会議派が軍を侮辱していると反撃。パキスタンとの関係が緊張する中、一定の敬意を持たれている軍を批判したという問題にすり替えようと躍起になっている。
 パキスタンは空爆地点に施設があったこと自体を否定。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)も、衛星画像を分析した結果、「建築物が被害を受けた証拠はない」とする在米シンクタンクの専門家の声を伝えている。(2019/03/05-23:11)

481チバQ:2019/03/11(月) 14:37:41
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3215059.html
インドで4月に総選挙、有権者9億人 5月23日に開票
2019/03/11 06:29AFPBB News

インドで4月に総選挙、有権者9億人 5月23日に開票

ナレンドラ・モディ首相(左から3人目)。インドのチェンナイで(2019年3月6日撮影、資料写真)。(c)Arun SANKAR / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】世界最大の民主主義国、インドの総選挙が来月11日から約6週かけて実施され、開票は5月23日に行われる。同国選挙管理委員会が10日、発表した。

 人口12億5000万人のインドでは、ヒマラヤ山脈から砂漠、熱帯の沿岸部まで約9億人の有権者が今後5年の政権を新たに選出する。

 総選挙では、2期目を目指すナレンドラ・モディ首相と、インド政界の名門「ネール・ガンジー家」出身の野党・国民会議派ラフル・ガンジー総裁が、世界2位の人口を誇る同国の指導者の地位を争うとみられている。

 選挙管理委員会によると、下院の543議席を選ぶ総選挙は4月11日から5月19日にかけて行われる。開票の終了と結果の発表は5月23日の予定。

 モディ首相は10日夜、ツイッターに「民主主義の祭典だ。選挙がやってきた」と投稿した。 【翻訳編集】AFPBB News

482チバQ:2019/03/13(水) 16:55:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190313-00000567-san-asia
印パ対立選挙に影響も モディ氏、団結強調で支持拡大
3/13(水) 16:25配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で双方の軍事的緊張が高まった問題は、4月11日から投票が始まるインド総選挙の情勢に影響を与えそうだ。モディ首相は国民の団結を強調することで支持を拡大。対パ強硬姿勢が国政与党インド人民党(BJP)苦戦とされた選挙の流れを変える可能性がある。

 「もうたくさんだ。私たちは永遠に苦しみ続けることになる」

 モディ氏は9日の演説でパキスタンとの軍事的緊張の発端となった2月14日の自爆テロを引き合いに出し、危機感をあらわにした。さらに「VIPは国の安全を阻害する」とも指摘。インド屈指の名門出身である野党国民会議派のガンジー総裁を念頭にした発言で、パキスタンに毅然(きぜん)と対応した自らの実行力を言外にアピールした。

 2014年の前回選挙でBJPは単独過半数を獲得したが、最近は貧困にあえぐ農村部の反発などによって、党勢やモディ人気に陰りが見えていた。各種世論調査では今回の総選挙では連立でも過半数に満たないとの予測が相次いだ。

 ところが、パキスタンとの緊張が潮目を変えようとしている。地元メディア「ブルームバーグクイント」は調査会社のまとめとして、1月には32%だったモディ氏の政策への満足度が3月には倍増したと報道。英字誌インディア・トゥデーの「次の首相にふさわしいのは誰か」という調査(2〜3月実施)でも、モディ氏が52%を占め、昨年10月から6ポイント上昇した。

 モディ氏がテロリストやパキスタンを批判し、一丸となることを訴えた結果、支持拡大につながったという分析がもっぱらだ。与党側には選挙への追い風になるとの見方が広まっており、南部カルナタカ州のBJP指導者は軍事的緊張によって、「(同州の定数28議席中)22議席以上は簡単に獲得できる」と“本音”を漏らして批判を浴びた。

 インド総選挙は4月11日から7回に分けて投票が行われ、5月23日に一斉に開票される。印パ関係に詳しい東洋アフリカ研究学院(英国)のアビナシュ・パリワル氏は「モディ政権は軍事的緊張を最大限利用したい考えだが、国民の多くが経済成長の恩恵が得られていない状態は変わらない。投票までに対パでわき上がった愛国心が落ち着く可能性もあり、BJPへの票に直結するかは不透明だ」と話している。

483チバQ:2019/04/08(月) 18:50:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00000011-asahi-int
モルディブ総選挙、与党が圧勝 中国寄り政治に再びNO
4/8(月) 5:00配信 朝日新聞デジタル
モルディブ総選挙、与党が圧勝 中国寄り政治に再びNO
6日、首都マレの投票所で、票を投じる女性=AP
 インド洋の島国モルディブで6日、総選挙(一院制、87議席)が投開票された。昨秋の大統領選で親中国派の前職を破ったソリ大統領の与党が単独過半数を得て、圧勝した。中国マネーを利用した前政権の汚職や強権政治について、有権者が再び「NO」を突きつけた。

 「汚職や(国家資産の)略奪といった前大統領の体制には戻りたくないという意思を示してくれた」。6日夜、選挙結果の大勢が判明したのを受け、ソリ氏は自ら率いるモルディブ民主党(MDP)の支持者らに感謝した。2008年の新憲法制定後で、単独政党が国会の過半数を得るのは初めてという。

 ソリ政権はこれまで、MDPの議席数が過半数に届かず、ほか3党と与党連合を組んできた。ただ与党連合は一枚岩ではなく、連合相手の他党に前政権の汚職解明などを阻まれてきた。今回のMDPの圧勝は、改革への弾みとなりそうだ。

 一方、ヤミーン前大統領が党首を務めるモルディブ進歩党は、ヤミーン氏が昨年の大統領選後にマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に関連して逮捕されたことなどから、「公平な選挙ではない」と政権を批判してきたが、支持が広がらなかった。

朝日新聞社

484チバQ:2019/04/09(火) 15:30:23

5133 :チバQ :2019/04/09(火) 15:30:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00000109-jij-asia
親中派、総選挙で大敗=大統領選後の退潮鮮明-モルディブ
4/8(月) 20:34配信 時事通信
親中派、総選挙で大敗=大統領選後の退潮鮮明-モルディブ
モルディブのソリ大統領=2018年11月、マレ(EPA時事)
 【ニューデリー時事】インド洋の島国モルディブで6日、総選挙(一院制、定数87)の投開票が実施され、昨年9月の大統領選で勝利したソリ大統領の与党モルディブ人民主党(MDP)が単独過半数の議席を獲得し圧勝した。

 親中国派のヤミーン前大統領が率いるモルディブ進歩党(PPM)は大統領選に続き大敗し、退潮が明らかになった。

 MDPは選挙戦で、国内総生産(GDP)の4分の1超に達する対中負債を抱える原因となった前政権の公共事業に関する汚職疑惑について、徹底した捜査を進めると強調。地元メディアによると、3分の2超の議席を獲得する勢いという。

 ソリ氏は6日、大勢判明後に「汚職(がはびこる前政権時代)に戻りたくないという国民の意思が示された」と演説。引き続き、政治改革を進めると述べた。

 MDPはソリ政権下で他の3党と連立与党を形成してきたが、連立相手の反対で汚職疑惑の追及は進まなかった。MDPが単独過半数を獲得したことで、捜査の進展が見込まれる。

 ヤミーン氏は今年2月、マネーロンダリング(資金洗浄)容疑で身柄を拘束された。3月末に保釈されたものの、PPMは選挙の公正さが損なわれたと主張した。ただ、反対派を次々に拘束するといったヤミーン政権時代の強権的手法への反発もあり、支持は広がらなかった。

485チバQ:2019/04/11(木) 18:51:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041100194&amp;g=int
与党連合、過半数確保なるか=インド総選挙、長丁場の投票開始
2019年04月11日11時10分


11日、インド北部ウッタルプラデシュ州ノイダで総選挙の投票を行う男性

 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴うインド下院(定数545)総選挙の投票が11日、開始された。有権者は約9億人。治安や投票の公平性を保つため、5月19日までの約1カ月間、7回に分けて投票を実施。同23日に一斉開票する。世論調査では、インド人民党(BJP)率いる与党連合が優勢とみられており、過半数の議席を確保できるかが焦点になりそうだ。
 11日には北部ウッタルプラデシュ州など20州・地域で投票を実施。首都ニューデリーは5月12日に投票日を迎える。

インドのモディ首相=2018年6月、ムンバイ(AFP時事)

 与党連合は、モディ首相が提唱してきた汚職撲滅対策や、隣国パキスタンへの強硬姿勢などをアピール。毎年約7%の経済成長の実績も強調する。モディ氏は、10日の演説で「われわれは物価上昇を抑えてきた。貧困は減り、新たに中間層が生まれてきた」と過去5年の成果を誇った。
 最大野党・国民会議派は、国民の約6割が住む農村部など地方で経済成長の実感が得られていない点を問題視する。ただ、2月にインド空軍がパキスタンを48年ぶりに越境空爆して以降、与党に比べ存在感がかすみつつある。

486チバQ:2019/04/21(日) 23:17:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190421-00000027-jij_afp-int
スリランカ連続爆発、死者数は207人に 負傷者は450人超
4/21(日) 21:25配信 AFP=時事
スリランカ連続爆発、死者数は207人に 負傷者は450人超
スリランカの中心都市コロンボで、爆発が発生した教会「聖アンソニー廟」を警備する治安要員ら(2019年4月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(写真追加)スリランカで21日に発生した、教会やホテルなどを狙った8件の爆発による死者数が、少なくとも207人に増加し、負傷者数は450人超となった。警察のルワン・グナセケラ(Ruwan Gunasekera)氏が明らかにした。

 同氏は記者会見で、一連の攻撃と関連があったとして3人が逮捕されたとも述べた。

 また警察は、全ての爆発に自爆犯らが関与したかどうか調べを進めているという。【翻訳編集】 AFPBB News

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190421-00000055-mai-asia
内戦終結で治安安定 広がる「なぜ」 スリランカ爆発
4/21(日) 21:21配信 毎日新聞
内戦終結で治安安定 広がる「なぜ」 スリランカ爆発
爆発で大きく破損したシャングリラホテル=スリランカ・コロンボで21日、AP
 【ニューデリー松井聡】連続爆発事件が起きたスリランカは、10年前の内戦終結以降は治安が安定していた。だが多数派の仏教徒が少数派のイスラム教徒を襲撃するなどの事件も起きており、宗教間の対立が問題となってきた。仮に今回の事件がテロと断定されれば、スリランカは新たな「テロとの戦い」に突入することになる。

 スリランカは人口の約7割のシンハラ人が主に仏教徒で、インドに近い北部を中心に人口の15%を占める主にヒンズー教徒のタミル人が住む。1割弱のイスラム教徒は、8世紀以降にアラブ諸国から渡ってきた貿易商らの子孫らと考えられ、キリスト教徒も7.4%を占める多様な国だ。

 内戦ではシンハラ人と、独立を求めるタミル人が戦った。内戦では2009年5月にタミル人指導者が殺害され、武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」は消滅し、現在の治安は安定している。

 だが近年は仏教過激派が台頭し、イスラム教徒やキリスト教徒などの少数派とあつれきを生んでいる。昨年3月、仏教徒とイスラム教徒との宗教対立が高まり、非常事態宣言が出された。事件の発端は東部アンパラで「イスラム教徒の飲食店が提供する料理に不妊薬が混じっている」とのうわさだった。これを機に仏教徒がイスラム教徒やモスク(イスラム教礼拝所)を襲撃するなどし、更に他都市にも広がった。

 一連の暴動では仏教至上主義者ら約300人が逮捕された。容疑者の中には、当時シリセナ大統領と対立していたラジャパクサ前大統領の支持者もいた。背景には同氏側による、政権の不安定化を狙った「政治的な意図」があるとも指摘されていた。一方、キリスト教も仏教過激派から礼拝をやめるよう脅迫されるなどの被害を受けていたとの報道もある。

 こうした仏教過激派からの「差別」により、イスラム教徒の過激化も懸念されてきた。AFP通信によると、今月、外国の情報機関からスリランカの当局に対して、国内の過激派NTJが教会やインド大使館を対象にした自爆テロを計画しているとの報告があったという。NTJは比較的新しい団体で、仏像を破壊するなどの活動をしてきた。1月にはイスラム過激主義者の関係先から爆発物が押収された。また16年にはスリランカから32人が過激派組織「イスラム国」(IS)に加わったとの情報もある。

 一方、インドを活動拠点とするイスラム過激派や、多数の若者がISに加わったとされる隣国モルディブから過激派が流入しているとの見方もあり、地元ジャーナリストは「宗教対立が激化しやすい土壌は広がっている」と指摘する。

487チバQ:2019/04/22(月) 19:03:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190422-00000030-jij_afp-int
スリランカ連続爆発、背後に地元イスラム過激派 政府が見解示す
4/22(月) 19:01配信 AFP=時事
スリランカ連続爆発、背後に地元イスラム過激派 政府が見解示す
スリランカの中心都市コロンボで、爆発があった教会「聖アンソニー廟」を警備する治安要員(2019年4月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スリランカで21日に発生し、300人近くが死亡した8件の連続爆発事件をめぐり、スリランカ政府は22日、同国のイスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」が事件の背後にいるとの見方を示した。

 政府報道官で閣僚も務めるラジタ・セナラトネ(Rajitha Senaratne)氏は、同組織に対して「国際的な支援」があったかどうか、政府が調べを進めていると述べた。

 AFPが確認した文書には、NTJが教会やインドの高等弁務官事務所に対する攻撃を計画しているという情報が「外国の情報機関」から寄せられたとして、スリランカの警察トップが今月11日に警鐘を鳴らしていた旨が記されていた。【翻訳編集】 AFPBB News

488チバQ:2019/04/23(火) 10:42:38
https://www.sankei.com/world/news/190423/wor1904230004-n1.html
スリランカで非常事態宣言
2019.4.23 09:05国際アジア

22日、スリランカ西部ネゴンボで、爆破された教会内部を調べる捜査員ら(AP)
22日、スリランカ西部ネゴンボで、爆破された教会内部を調べる捜査員ら(AP)
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 【コロンボ=岩田智雄】スリランカの最大都市コロンボなどで起きた連続テロで23日、非常事態宣言が同国全土に発令された。シリセナ大統領が警察と軍に対し、裁判所の命令がなくても拘束や取り調べを可能にする権限を与えた。

 こうした権限は、政府と少数派民族タミル人過激派組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)との内戦時代にも軍に与えられていた。スリランカ当局はこれまで24人を拘束しており、今後、拘束者が増えるとみられる。

 スリランカ政府報道官は国内のイスラム過激派「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」が今回の連続テロに関与した疑いがあるとしている。地元メディアは当局者の話として、テロの実行グループがイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の影響を受けていた可能性があると伝えた。

 これまで、NTJが主導したテロは確認されていないことから、スリランカの当局は、国際刑事警察機構(インターポール)とも連携して調べを進めることにしている。ICPOはテロ対策の専門家などをスリランカに派遣し、分析などに当たらせる予定だ。

 これに関連し、シリセナ氏はテロの調査を行う委員会を23日までに設置した。委員会は同氏に対し、2週間以内に報告書を提出することにしている。

 一方、地元英字紙デーリー・ミラー(電子版)は22日、高級ホテル「シャングリラ」への自爆テロ犯の身元を捜査当局が特定したと報じた。コロンボ近郊の工場経営者で、工場の従業員9人が逮捕された。当局はこの自爆犯について、連続テロの他の自爆犯と関連があるとみている。

 テロでは日本人1人を含む290人が死亡し、500人以上が負傷した。

https://www.sankei.com/world/news/190422/wor1904220020-n1.html
イスラム過激派関与か 高度なテロ能力、ネットワーク解明焦点 スリランカ連続テロ
2019.4.22 22:19
 スリランカで起きた連続テロは、キリスト教のイースター(復活祭)や外国人客が多いホテルを狙った犯行手口などから、イスラム過激派の関与が強く疑われる。「イスラム国」(IS)やアルカーイダといったテロ組織の影響を受けた過激派ネットワークが地元勢力と結びついたことで、大規模テロを実行し得た可能性もある。(前中東支局長 大内清)

 現地からの報道によると、スリランカでは事件10日前、治安機関トップが、外国情報機関からの情報提供を受け、同国のイスラム過激組織が教会を狙ったテロを計画しているとの警告を発していたという。当局は連続テロとの関連を視野に、捜査を進めているもようだ。

 ■国内にネットワーク

 同組織はこれまで、仏像の破壊などスリランカで多数派の仏教に対する攻撃や挑発を繰り返してきたとされる。ただ、複数箇所で大量の爆発物が使用された今回のようなテロには、実行犯の訓練・統制のほか、豊富な資金や物資、情報収集能力など、より高次元での連携が不可欠だ。

 そこで危惧されるのが、こうした地元勢力が、テロのノウハウを蓄えたISなどの外部勢力と結びついている可能性だ。シンガポールの研究機関「国際政治暴力テロリズム研究センター」のロハン・グナラトナ氏は「ISはスリランカ国内にネットワークを有している」と指摘する。

 ■IS残党ら拡散

 ISはすでに、米軍主導の有志連合などによる掃討作戦で、拠点だったイラクやシリアの支配領域を完全に失っている。

 しかし、中東や南・東南アジア各地にはなおISに忠誠を誓う組織が健在だ。ジハード(聖戦)の名の下に異教徒の殺(さつ)戮(りく)を正当化する思想や戦闘技術を身につけた残党がシリアなどから脱出して散らばり、各地のイスラム教徒を過激化させる“触媒”となる懸念は、以前から指摘されてきた。

 事件から丸1日以上たっても犯行声明が出ていないことから、犯行がISに連なる勢力によるものだとしても、中枢からの指令ではなく、自律的に行われたとみることもできる。

 いずれの場合でも、事件の背後に高度なテロ遂行能力を持つネットワークがあるのは間違いない。日本を含む国際社会にとっては、そうしたネットワークの広がりや資金ルートの解明が進むことが、同種事件を封じ込める上で大きな焦点となる。

489チバQ:2019/04/24(水) 11:44:28
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6321189
「危険レベル1」のスリランカ 世界遺産巡りなどで人気
4/22(月) 12:46配信 朝日新聞デジタル
「危険レベル1」のスリランカ 世界遺産巡りなどで人気
コロンボの北部ネゴンボで21日、爆破された聖セバスチャン教会の内部=AP
 日本旅行業協会によると、スリランカは2009年の内戦終結後に人気が高まり、12年の旅行者は2万6千人だったが、16年は4万3千人に増えたという。

 日本旅行の広報担当者によると、爆発発生当時に最大都市コロンボに滞在していたツアー客2人がいたが、無事を確認した。外務省が滞在者や渡航者に注意を促す「海外安全情報」を出しているなかでは、スリランカはロシアやインドネシアと同じで最も低い「危険レベル1」。担当者は「自然や世界遺産を巡るコースが人気で、中高年や旅慣れた人を中心に年間を通して一定の客が訪れる国」とし、「旅行できないほど危ないという認識はなかった」と話した。

 阪急交通社も、爆発が起きたコロンボなど3都市以外にツアー客が滞在していたが、全員の無事を確認。現時点でキャンセルは寄せられていないという。今後のツアーは「外務省の情報に従って安全を確認した上で対応するが、今のところは実施する予定」としている。

朝日新聞社

490チバQ:2019/04/24(水) 14:17:13
https://www.asahi.com/articles/ASM4R56YLM4RUHBI027.html
「ほぼ無名」だったスリランカの過激派 海外からは警告
有料会員限定記事 スリランカ爆破テロ

コロンボ=乗京真知 2019年4月24日12時00分
 スリランカの連続爆破テロ事件に関与した「ほぼ無名」とされるイスラム過激派組織は、同国東部を拠点に以前から排他的な主張を繰り返していた。事件を警告する海外からの情報もあった。政府はどう対応していたのか。

 東部州バティカロア。8カ所で相次いだ21日の爆破テロの現場の一つ、ザイオン教会では、少なくともキリスト教徒ら25人が死亡した。教会周辺では23日午後も、武装警官が巡回し、厳戒態勢を敷いていた。

 教会から5キロほど離れると、イスラム教の礼拝所(モスク)やアラビア語の看板が並ぶ地区があった。礼拝用の帽子をかぶったイスラム教徒たちが行き交っていた。

 イスラム教徒は同国全体では人口の約1割の少数派だが、東部州では約4割を占める最大勢力。古くから海洋貿易の中継地として栄えるなど、イスラム教徒が多い中東や東南アジアの諸国との結びつきが強い。

 そんな地域を拠点に勧誘活動を展開してきたのが、今回のテロに関与したと当局が断定したイスラム過激派組織ナショナル・タウヒード・ジャマート(NTJ)だった。

 フェルナンド通信相がツイッタ…

491とはずがたり:2019/05/06(月) 22:40:45

南インドはイギリスが始めてインドに統一したそうだしまあ違う国なのかも。本来

インド人が驚く日本の「ナン」独自すぎる進化
ホッピーもある「インネパ料理店」ってなんだ
https://toyokeizai.net/articles/-/278786
田嶋 章博 : ライター、編集者
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2019/05/06 5:40

インド料理店に行くと、こんな光景がよく見られる。ターリー皿(銀色の丸い大きな皿)の上に、バターチキンなどのカレーと生野菜サラダ。そしてその横には、ターリー皿からはみ出した巨大ナン。ところがカレーの本場・インドでは、こうした大きなナンはまず見られないという。なぜ日本のナンは、インドよりも大きくなったのか。その謎を解くカギが、近年激増しているインド・ネパール料理店、通称「インネパ店」にあった。
ナンを見たことのないインド人も

そもそもインドでは、ナンという食べ物自体がそれほど一般的ではないという話をよく聞く。実際はどうなのだろう。インド食器輸入販売店「アジアハンター」店主でインド現地の事情に精通する小林真樹氏に話を聞くと、こんな答えが返ってきた。
この連載の一覧はこちら

「ナンは北インドやパキスタンの一部では日常的に食べられていますが、それ以外の地域では高級寄りのレストランで出されるくらいで、多くの庶民には身近ではありません。在日のインド人から『日本に来て初めてナンを見た』という話も何人からか聞いたことがあります」

492チバQ:2019/05/08(水) 17:07:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019050700727&amp;g=int
自治権剥奪で緊張も=イスラム多数の北部州-インド総選挙
2019年05月07日20時32分


6日、インド北部ジャム・カシミール州プルワマで実施されたインド総選挙の投票所

 【プルワマ(インド)時事】任期満了に伴うインド総選挙(4月11日〜5月19日投票)は6日、北部ジャム・カシミール州で投票が締め切られた。ヒンズー至上主義を掲げる与党インド人民党(BJP)は、国内で唯一イスラム教徒が多数を占める同州の自治権剥奪を目指しており、選挙後の成り行き次第で緊張が高まる恐れがある。
インドに根付く岐阜米ハツシモ=邦人指導の有機栽培、農家救う

 BJPを率いるモディ首相は、4月26日の演説で「(同州への)投資が進まないのは、投資家が土地を取得できないと感じているためだ」と指摘。土地取得の制限を含め、州議会に大幅な権限を認めている憲法の規定を撤廃すると主張した。

6日、インド北部ジャム・カシミール州プルワマで実施された総選挙の投票所を警備するインド兵

 BJPには、全人口の1割程度のイスラム教徒優遇をやめることで、約8割を占めるヒンズー教徒からの支持を固めたい思惑がある。
 ジャム・カシミール州住民の大多数は反政府感情を強めてきた。インド兵による女性や子供への暴行がたびたび発生し、投石などによる抵抗運動が繰り返されてきた経緯もある。

 同州プルワマ中心部では6日、投票開始から3時間半が過ぎても、計3カ所の投票所で、この地区の有権者約2700人のうち、16人しか投票しなかった。
 住民は異口同音に「インド政府は70年間何も変えられなかった。だから投票など無駄だ」と憤る。実力で現実を変えようと、分離独立を狙う過激派に身を投じる若者も少なくない。
 プルワマでは6日、投票開始を前に投票所が放火されたほか、手りゅう弾による攻撃も発生した。インドでは、パキスタンとの係争地カシミール問題をめぐる過激派のテロが後を絶たない。2006年と08年には、西部ムンバイで発生したテロで、日本人を含む計360人以上が死亡した。憲法改定は、全国的な治安悪化の引き金にもなりかねない。

493チバQ:2019/05/20(月) 15:33:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190519-00000061-mai-asia
インド与党優勢か 総選挙23日開票
5/19(日) 21:57配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】任期満了に伴うインド総選挙(下院定数545)の投票が19日終了した。国土が広いため投票は先月11日から7回に分けて順次実施されており、23日に一斉開票される。モディ首相の与党・インド人民党(BJP)が政権を維持できるかが焦点。地元メディアは複数の出口調査の結果として、BJPの与党連合が過半数を獲得する見通しと報じている。

 選挙は、与党BJPに対して最大野党の国民会議派や地域政党が挑む構図。BJPは2014年の前回選挙で、当時政権を担っていた国民会議派の汚職問題への反発や経済成長への期待を背景に、社会階層を超えて支持を集め、単独過半数となる約280議席を獲得した。

 ただモディ政権は年7%前後の高い経済成長を実現したものの、失業率は高止まりしていると指摘される。またモディ氏が「所得倍増」を約束した農民の所得は上がらないうえ、低カーストなど低所得者の生活も改善されておらず不満も募る。

 BJPはこれに対し、選挙戦では安全保障面での実績を強調。とりわけ2月に北部で起きたイスラム過激派による自爆テロ後は、パキスタンを空爆するなど強硬姿勢を貫き、支持率が一定程度回復したとの見方もある。また多数派のヒンズー教徒の宗教感情に訴えることで支持層の引き留めを図った。一方、国民会議派は低所得者層への支援を中心に訴え、前回選でBJPに投票した層の切り崩しを狙う。

494チバQ:2019/05/21(火) 11:02:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000000-maiall-int
<神と喧噪の南アジアから>インド社会の行方(上)浸透するヒンズー至上主義
5/21(火) 0:02配信 毎日新聞
<神と喧噪の南アジアから>インド社会の行方(上)浸透するヒンズー至上主義
モスク跡地へのヒンズー教寺院建設を求めてデモ行進するRSSのメンバーら=ニューデリーで2018年12月、松井聡撮影
 4月11日から5月19日まで投票が行われ、23日に開票されるインド総選挙。ヒンズー至上主義政党・インド人民党(BJP)のモディ政権が続投できるかが焦点となっている。2014年に発足したモディ政権下で、ヒンズー至上主義は着実に社会への浸透を続けてきた。それを支えているのは、BJPの支持母体で「生みの親」でもあるヒンズー至上主義団体・民族奉仕団(RSS)だ。

 ◇社会奉仕活動で支持層拡大

 3月下旬の日曜午前。黄色の帽子を被った100人ほどの集団が、ニューデリー郊外で池の掃除を行っていた。主導するのはRSSだ。この日は公園で「シャーカー」と呼ばれる訓練を行った後、RSSのメンバー約50人が近くのため池に移動。近隣住民も清掃活動に加わり、約100人に膨れあがった。RSSメンバーではない医師のビニート・ハルマさん(64)は「昔はRSSを怖い団体だと思っていた。でも、実態は地域や市民を助ける素晴らしい団体。これほど熱心に社会奉仕をする団体はない」と評価する。RSSは全土でこのような社会奉仕活動を展開するほか、ヒンズー文化の普及活動や学校の運営を行っている。

 RSSは英領時代の1925年に設立された。当初はバラモンなど高位カーストのメンバーが中心だった。インドを支配したイスラム王朝や英国を「よそ者」と批判し、ヒンズー文化を基盤とする強固な国家の形成を目指す。宗教融和を訴えたマハトマ・ガンジーとも対立していた。ガンジーを暗殺したのはRSSの元メンバーだ。

 産業界や農業などさまざまな分野に事実上の傘下団体を持ち、51年には政治部門としてBJPの前身政党を設立。インドは47年の独立以来、公営企業が産業を担い、国が価格を統制する社会主義的な経済路線が取られていた。だが80年代後半以降、経済発展の必要性から、市場開放や競争原理の導入などの経済改革が行われた。それに伴い、人々の間には競争社会や変化に対する不安が生まれ、古来の伝統や価値観を重視するヒンズー至上主義が拡大。さらに、長く政権を担った国民会議派がヒンズー教徒の支持を集めるための政策を取ったことも、至上主義が伸張する要因になったと言われる。特にRSSは92年、北部アヨディヤでモスク(イスラム教礼拝所)跡地にヒンズー教寺院の建設を求める運動を主導することで、一気に勢力を拡大した。その後も地道な活動で支持基盤を広げてきたが、モディ政権下で拡大傾向に勢いがついた。

495チバQ:2019/05/21(火) 11:02:44
 ◇表向きは政治への直接的関与を否定するけれど

 RSSは表向き、政治への直接的な関与を否定する。だがモディ氏らBJP中枢はRSS出身者で占められている。デリー大のスマン・クマル准教授は「BJPはあくまでもRSSの政治部門に過ぎない。BJPの中枢はすべてRSSが指名している。RSSの意向が政治に大きく反映されるのは当然だ」と指摘する。

 RSSは選挙時にはメンバーを総動員し、戸別訪問や電話などでBJPの支持集めに奔走する。首都ニューデリーの中間層が多く住む地区で選挙責任者を務める男性は「選挙活動は命がけ。他の政党の関係者から襲撃されるからだ。だが命をかけてでもやる価値がある。今回の選挙はモディ政権への批判も少なくなかったから、これまでにないほど力を入れた」と語る。

 一方、モディ氏が政治家として影響力を拡大してきたことについて、「RSSは快く思っていない」と指摘する専門家もいる。モディ氏は比較的清廉で強い指導者というイメージがあることから国民の人気は高い。ただ「意志が強く他人の意見を聞かない」(クマル氏)との評判もあり、RSSのBJPに対する影響力が低下するのではないかと懸念しているというのだ。だが大手紙で長年BJPを担当する記者は「BJPとRSSは夫婦の関係。RSSにはBJPが必要で、BJPはRSSなしでは存在できない。細かい点で不一致はあったとしても互いに協議しながら、モディ氏ともうまくやっている」と話す。

 BJPはRSSという急進的な団体が支持母体ではあるが、民主主義社会の政党であるため、極端にヒンズー至上主義的な政策は取れないと見られてきた。だが、モディ政権はイスラム教徒をあからさまに「差別」するような政策も打ち出す。この記者は、同じくBJPのバジパイ政権(98〜04年)と比較し、「バジパイ氏は穏健だったうえに、モディ政権のようにBJPが議会で単独過半数を持っていたわけでもなかった。今の政権は単独過半数を持っていることに加え、モディ氏やアミト・シャー総裁は全員RSSのコアメンバー。彼らの真の目的はヒンズー至上主義の浸透だ。ただ今回の選挙で政権を維持できたとしても、単独過半数を取れなければ差別的な政策は取りづらい。連立相手の政党への配慮が必要になるからだ」と指摘する。

 ◇不安を持つ若者たちを引きつける力

 では、RSSに加わるのはどのような人たちなのか。「RSSで生きる意味を見つけた」。IT技術者のジャンク・ラジナジャニアさん(34)は15年にRSSに入った。大学卒業後IT会社に就職し、年収は月約10万ルピー(約16万円)と申し分なかった。だが「仕事に忙殺され、生きる意味を見失った」。そんな時、インターネットでRSSの活動を知った。

 RSS幹部のアルン・クマル氏は「現代はお金持ちになりたいとか、ぜいたくがしたいとか、個人の物的な欲求に支配されている。奉仕や滅私といった精神はどこにいってしまったのか」と嘆く。さらに「古来のヒンズー文化こそ現代社会が抱える問題を解決できる。インドという国家が発展すれば、ヒンズー文化の優位性を示すことができる」と言い切る。

 RSSに批判的なコラムニストのシバ・スンダル氏は「インド人の精神はいまだに宗教的。経済発展と西洋化が進む中、人々の疑問や不満、不安感をRSSがすくい上げている」と見る。スンダル氏によると、RSSは親の代からのメンバーや知人に誘われて入ることが多い。それ以外では「自分探し」や都市で孤立した地方出身者、格差に不満を持つ中間層が中心だ。

496チバQ:2019/05/21(火) 11:03:03
 ◇ヒンズー至上主義拡大のリスク

 RSSは、ヒンズー教徒が神聖視する牛の保護やモスク跡地へのヒンズー教寺院建設を強硬に主張する。彼らに話を聞くと、一様に「我々はイスラム教徒を差別していない。彼らもインドで生まれた人ならば、ヒンズーの一部だ。ヒンズーを尊重するならRSSに入るのも大歓迎だ」と口をそろえる。取材に同席した毎日新聞の支局助手はイスラム教徒だが、RSSは取材後、助手の長女をRSSが運営する学校に入れるよう勧誘の電話をかけてきた。野党やメディアによる「イスラム教差別」との批判をかわすため、多くのイスラム教徒を受け入れたいようだ。

 だが、かつてインドを支配したイスラム王朝に話が及ぶと途端に強硬さが顔を出す。「イスラム教徒はヒンズー文化を破壊した」「(イスラム建築の)タージマハルはインドの文化の象徴ではない」「多くの人は無理やりイスラム教に改宗させられたから、再改宗が必要だ」「イスラム教徒に壊されたヒンズー教寺院を取り戻す必要がある」などと延々続く。結論としてはイスラム教を「敵視」する主張に行き着くのだ。

 このような考え方が背景にあり、RSSのメンバーはイスラム教徒と度々衝突してきた。暴力的な活動の中心になったとされるのがRSSの関連団体の「バジュラング・ダル(ハヌマーンの軍隊)」だ。ハヌマーンは、インド神話に登場する神猿。貧困層の若者がメンバーに多いとされる。3〜4月に数回取材を申し込んだが、広報担当者から「選挙前は一切取材に応じられない」と断られた。匿名を条件に取材に応じた別のバジュラング・ダルのメンバーは「上層部からの指示で選挙前の取材は絶対に受けるなと言われている。不用意な発言をしてBJPの選挙にマイナスがあってはいけない」と明かす。

 92年と02年にはヒンズー至上主義者による暴動で、イスラム教徒を中心に1000人単位の死者が出た。とりわけ02年の西部グジャラート州の暴動では当時州首相だったモディ氏が暴動を「黙認」したと指摘され、米国もモディ氏へのビザ発給を拒否したほどだ。政治学者のスダ・パイ氏は「RSSの拡大は暴動や衝突が起きる土壌が広がっていることを意味する。インド社会が暴力によって混乱したり、宗教的な分断が深まったりする懸念があり、大きなリスクになっている」と指摘する。【松井聡】

497チバQ:2019/05/22(水) 15:11:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00050255-yom-int
スリランカ、宗教間対立で分断危機…テロ1か月
5/21(火) 21:52配信 読売新聞オンライン
スリランカ、宗教間対立で分断危機…テロ1か月
イスラム教徒の商店を狙った焼き打ちで一帯が黒こげとなった商店街(17日、スリランカ西部ミニワンゴダで)=小峰翔撮影
 【コロンボ=小峰翔】日本人1人を含む250人以上が犠牲となったスリランカの同時爆破テロは、21日で発生から1か月となった。内戦終結から10年間、平和だった島でイスラム過激派がキリスト教徒らを標的にしたテロは、宗教間の対立による社会の分断の危機をもたらしている。

 西部ミヌワンゴダのモスク(イスラム教礼拝所)を17日に訪ねると、窓ガラスが割られ、モスク内の床には大きなコンクリート片が転がっていた。イスラム教徒への反感を強め、暴徒化した仏教徒らの集団が13日夜に襲撃した。中にいたリファイさん(65)は「300人が叫びながら石や棒を投げてきた」と恐怖を語った。

 集団はイスラム教徒が経営する商店にも火を放ち、一帯の建物に燃え広がった。焼け跡からは4日たっても白煙が上がり、薬品の臭いが鼻を突いた。祖父の代から続く衣類店を焼かれ、売上金を奪われたというリズワンさん(45)は「イスラム教徒への敵視が続くかと思うと不安で仕方ない」と肩を落とした。

498チバQ:2019/05/22(水) 15:14:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000529-san-asia
インド総選挙、23日開票 与党連合の過半数維持が焦点
5/22(水) 14:12配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】インド下院(定数545)の任期満了に伴う総選挙は23日、開票が行われる。モディ首相率いるインド人民党(BJP)を中心とする与党連合が過半数を確保できるかが焦点だ。7%を超える経済成長の一方、格差や宗教対立といった問題が噴出したモディ政権の5年間に審判が下る。

 BJPは2014年の総選挙で、単独過半数となる282議席を獲得。強固な政権基盤を得たモディ氏は州ごとにばらばらだった間接税を一本化する物品サービス税(GST)の導入や、ブラックマネー(非合法な経済活動で動く資金)一掃を狙った高額紙幣廃止など改革に踏み切った。モディ氏は17日の記者会見で「(前回総選挙で)過半数を獲得した政権がまたやって来る」と述べ、BJPの勝利に自信を示した。

 政権交代を目指す最大野党、国民会議派はヒンズー教至上主義を掲げるBJPが多民族国家であるインドの分断を招いたと主張し、支持を呼びかけた。ガンジー総裁も17日、「十分な戦いができた」と述べた。

 出口調査を実施した複数の調査機関は、BJPを含む与党連合が過半数を獲得する見通しだと伝えている。

 インド総選挙は「世界最大の選挙」といわれ、今回の有権者数は約9億人。543議席が小選挙区で選ばれ、2議席は大統領が指名する。広大な国土で円滑に選挙事務を進めるため、投票は4月11日から7回に分けて実施された。

499チバQ:2019/05/22(水) 15:15:08
https://www.afpbb.com/articles/-/3225781
インド総選挙、投票終了 4月11日から約6週間 与党側が過半数確保か
2019年5月20日 12:54 発信地:コルカタ/インド [ インド アジア・オセアニア ]
【5月20日 AFP】過去数十年で最も激戦となったインド総選挙の投票が、19日に終了した。投票は、4月11日から選挙区別に7回設けられた投票日に行われ、19日が最後の投票日だった。正式な開票は23日から行われる。ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相(68)が2期目の政権を手にするのか、国民の審判が下る。

 インドメディアによる複数の出口調査によると、モディ氏率いる右派のインド人民党(BJP)は議席を減らすものの、他の政党との協力によって、今回の選挙で争われた543議席の過半数を与党側が確保する見通し。

 約6週間にわたって投票が行われた今回の総選挙は、前回5年前の総選挙で圧勝したモディ氏の実績が焦点になった。世論調査ではモディ氏個人の人気は依然として高い。しかし、最終投票日の19日より先に発表されていた予想では、BJPは前回2014年の総選挙で獲得した282議席のうち相当部分を失う可能性があるとされていた。

 一方で野党・国民会議派は、2014年総選挙で獲得した42議席を2倍以上に増やすと予想されたが、インドの世論調査は予測の精度が低いことから、政界関係者は神経質に事態を見守っている。

 BJPと野党の間で緊迫状態が高まる東部の西ベンガル(West Bengal)州では、数万人もの警察官や治安要員が警備に当たった。同州の投票所には有権者の長い列ができたが、BJPと野党各党は互いに相手側が暴力や不正行為、脅迫などを行ったとして非難し合った。

 メディア研究センター(Centre for Media Studies、ニューデリー)は、今回の総選挙の費用は70億ドル(約7700億円)に達すると推計。約9億人の有権者の気を引こうとしたBJPによる支出がその大半を占めており、世界でも有数の莫大(ばくだい)な費用が掛かる選挙となった。支出の多くは、ソーシャルメディアに使用された。多くの党は「サイバー戦士」を使い、国内にいる数億人のフェイスブック(Facebook)やメッセージアプリ、ワッツアップ(WhatsApp)のユーザーにメッセージを送った。

 インターネットはフェイクニュースや偽画像であふれかえった。国民会議派のラフル・ガンジー(Rahul Gandhi)総裁とモディ氏が、インドと敵対するパキスタンのイムラン・カーン(Imran Khan)首相と一緒に昼食を取る画像や、ガンジー氏の妹で政治家のプリヤンカ・ガンジー(Priyanka Gandhi)氏が酒に酔った画像などもあった。(c)AFP/Sailendra SIL with Abhaya SRIVASTAVA in New Delhi

500チバQ:2019/05/22(水) 15:16:59
https://www.asahi.com/articles/DA3S14021581.html
洗脳キャンプ、若者狙う スリランカテロ首謀者、IS参加か
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2019年5月20日05時00分
 スリランカで4月に起きた連続爆破テロで、首謀者で実行犯の1人でもあるザハラン・ハシム容疑者が、2016年ごろに過激派組織「イスラム国」(IS)のシリア支配地域に渡航していたことが、捜査当局への取材で分かった。IS戦闘員として参加していたとみられ、母国に戻ると若者らの過激思想への「洗脳」を進めていたログイン前の続きという。(カタンクディ=奈良部健)

 ■貧困層が大半/「非ムスリム殺害を」/私語厳禁

 スリランカ東部カタンクディ郊外。荒れ地につくりかけの小屋がたっていた。「昨年10月ごろから、軍事訓練の拠点をつくっていた。ハシム容疑者の指示だ」と、小屋を調べていた捜査員が明らかにした。付近の土中からは、手投げ弾や爆弾作りの材料が見つかったという。

 捜査当局によると、ハシム容疑者はシリアのISで訓練を受け、戦闘員として活動していた可能性があるという。帰国後の17年以降、この経験をもとに、国内にこうした訓練キャンプや隠れ家などを計17カ所に設置。SNSアプリ「テレグラム」を使ってIS関係者とも連絡をとりつつ、組織拡大を図っていた。

 押収されたハシム容疑者のパソコンには、仲間の一覧表が保存されており、180人ほどの規模だったとみられる。

 南部ハンバントタには、3日間の合宿形式の「洗脳」キャンプがあった。ISへの忠誠心を植え付ける狙いで、少なくとも100人が参加。多くが20代前半のイスラム教徒だった。

 「ただで飲み食いできて泊まる場所もある。偉大な聖職者の話も聞ける旅行だ」。そんな誘い文句で、ハシム容疑者の父や、爆弾製造を担当していた弟が地元カタンクディ周辺から連れだしていたという。

 初日は「この世で生きる資格があるのはイスラム教徒とイスラム教に金を納める者だけだ。非イスラム教徒は殺害しなければならない」といった、ハシム容疑者の講話。2日目は、仲間の国軍元兵士らによる、銃の扱い方やナイフでの首の切り方の訓練。IS関連の動画も視聴させていた。

 キャンプでは私語は厳禁。本名は名乗らせず、代わりに「真の名前」と称する呼び名を参加者それぞれに与えて使わせた。捜査幹部は「新たな名前は、これまでの人生を断ち切らせる効果があった。本名を名乗ったり、私語を許したりすると、共通の友人や互いの出身地が分かってしまい、洗脳が失敗すると考えていた」と話す。

 実行犯の多くは留学経験者など富裕層だったが、キャンプ参加者の大半は貧困層の若者。カタンクディ近郊のバティカロアの教会で自爆した実行犯も参加しており、テロ後に逮捕された参加者にも、自爆の志願者が多かったという。捜査幹部は「貧しい若者の不満につけ込んでいた。洗脳の効果は絶大だった」とみている。

 一方、実行犯9人のうち、ハシム容疑者以外の3人にシリア渡航歴があったことも判明。その1人、アブドルラティーフ・ムハンマド容疑者は、英国や豪州に留学中にIS関係者に勧誘されてシリアへ渡航。帰国後はISとの連絡役をしていた。

501チバQ:2019/05/22(水) 15:17:14
 ■「カリスマ指導者」、以前は異教徒支援も

 ハシム容疑者の人物像も分かってきた。

 「憧れの存在だった」。ハシム容疑者が12年に設立した過激派組織ナショナル・タウヒード・ジャマート(NTJ)のメンバーだったという、建設作業員ムハンマドさん(32)は、カタンクディで取材にそう語った。

 ムハンマドさんによると、ハシム容疑者は、女性の結婚持参金の慣習やレイプ事件を猛烈に批判したほか、社会問題になっていた違法薬物には反対を唱え、献血を推進。災害時には異教徒も支援した。演説には若者を中心に3千人が集まったことも。「イスラム教の教えを説くだけでなく、社会に積極的に関わる存在だった」という。

 かつて神学校でハシム容疑者を教えた教師は「(イスラム教の聖典)コーランを暗唱する頭脳明晰(めいせき)な子で、人を引きつける話術を持っていた」と語る。

 いわゆる「カリスマ指導者」だったハシム容疑者は、しかし、シリアから帰国後の17年、イスラム教の戒律を厳格に守るよう主張して、他のイスラム団体と衝突する事件を起こす。これを機に警察に追われ、行方をくらました。

 周囲には「この国はイスラム教徒には生きづらい。イスラム教徒のための政府が必要だ」と語っていたといい、反政府的になっていった。ネット上に他宗教への攻撃的な演説を拡散させ、自爆攻撃を訴えた。インド南部を訪れ、IS関係者と接触したともみられている。

 最大都市コロンボなど計8カ所で4月21日に起きたテロでは、ホテルで巻き込まれた高橋香さん(39)を含む250人以上が犠牲になった。ハシム容疑者は自爆を実行して現場で死亡した。

 犯行声明はIS系のアマク通信から出されたほか、実行犯たちがISに忠誠を誓う動画の存在も明らかになっている。捜査当局は、今回のテロで使われた爆発物の破壊力の強さや実行犯らの組織力から、ISが技術や資金で支援したとみて、米連邦捜査局(FBI)の協力も得て調べている。

502チバQ:2019/05/23(木) 13:42:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000017-asahi-int
インド総選挙は与党優勢 投票所100万カ所、一斉開票
5/23(木) 9:56配信 朝日新聞デジタル
インド総選挙は与党優勢 投票所100万カ所、一斉開票
ニューデリーで21日、インド人民党(BJP)の本部に到着し、アミット・シャー党首(右)に迎えられるモディ首相(中央)=AP
 世界最大の民主主義国インドの総選挙(公選議席543)は23日、全国一斉に開票が始まった。モディ首相が2期目を続投できるかどうかが焦点だ。各種出口調査では、モディ氏率いるインド人民党の与党連合が過半数を獲得するとの予想が多い。23日夜にも大勢が判明する見通し。

 投票は、4月11日から約6週間かけて地域ごとに7回に分けて行われた。投票を分けるのは、日本の約9倍の国土に投票所が約100万カ所あり、選挙スタッフや警察官など要員の確保が難しいため。投票自体は電子投票機を使う仕組みで、開票すれば即日で大勢が判明する。

朝日新聞社

503チバQ:2019/05/23(木) 13:45:50
https://www.asahi.com/articles/ASM5N1DJWM5MUHBI038.html
ムスリム不信、観光業打撃…スリランカ爆破テロ1カ月
有料記事

ネゴンボ=奈良部健 2019年5月21日08時00分
 250人以上が犠牲となったスリランカの連続爆破テロから21日で1カ月。暮らしは元に戻りつつあるが、イスラム教徒(ムスリム)を狙った暴動が相次ぎ、治安の不安は消えていない。宗教間の溝は深まっており、観光業など経済への打撃も計り知れない。(ネゴンボ=奈良部健)

 「教会に来られるようになったのはうれしい。でも祈りを捧げる場なのに、不審者がいないか見てしまう。荷物を持った人を見ると怖くもなる」

 テロの現場の一つ、西部ネゴンボ。事件が起きた場所とは別のキリスト教会で19日、運転手アンソニー・フェルナンドさん(35)はそう語った。

 テロへの懸念からカトリック教会はすべて閉鎖されていたが、20日までに礼拝の時だけは開放されるようになった。ただ、授業が再開していない学校は多い。政府は21日から子どもを学校に行かせるよう呼びかけているが、治安の不安が完全になくなったわけではないからだ。街中には、市民に身分証明書の提示を求める兵士や警察官の姿が今も目立っている。

 地元報道によると、政府が事件への関与を断定した過激派組織ナショナル・タウヒード・ジャマートの関係者など、少なくとも200人が捜査当局に逮捕された。「疑いのある人物の80〜90%はすでに拘束した」(捜査幹部)といい、モスク(イスラム礼拝所)や民家から、武器や爆弾製造のための材料、現金などを次々と押収している。

 ログイン前の続きただ、ある捜査関係者は「報復を恐れて、聞き込み捜査に事実を話さない者が多い」と取材に話し、事件の解明が難航していることを示唆した。「過激派に反対していたのに、ムスリムというだけで逮捕している」との反発の声も上がっている。

 テロ後に問題になっているのが、ムスリムに対する襲撃や嫌がらせだ。

 西部チラウや周辺地域では12日以降、商店やモスクへの襲撃事件が相次ぎ、ムスリム男性が集団に刺殺された。東部カタンクディの警察署では16日、ムスリム約30人が押し寄せ、「急に家主から『出て行け』と言われた。理不尽すぎる」と苦情を訴えていた。あるキリスト教徒の地元紙記者は「『過激派組織は真のイスラムではない』と言うが、責任逃れだ。ムスリム全員が反省すべきだ」と話し、そうした趣旨の記事を書いた。

 政府は、顔を覆う布の公の場での着用を4月29日に禁止。ムスリム女性が着用する「ニカブ」や「ブルカ」が対象とされる。イスラム過激派による新たな攻撃を警戒することが主な狙いだと説明しているが、コロンボに住む女性(36)は「髪を布で覆って通勤した時に見知らぬ人から『自分の国へ帰れ』と言われた。それ以来、怖くてしばらく仕事に行けなかった」と話す。

 広範囲な夜間外出禁止令は16日までに解除されたが、再度緊張が高まる懸念も残っている。

 10年前の内戦終結後に復興を支えてきた主要産業の観光業にも、事件が影を落とす。

 ネゴンボで取材に応じたホテルは、予約のキャンセルが相次いで客数がテロ前より9割以上減った。従業員を減らし、地元住民を対象に値下げしたが、責任者は「利益なんてない。つぶさないために仕方なくやっている」と話す。

 テロの前は、旅行ガイド「ロンリープラネット」で「2019年に行くべき国」の1位に選ばれ、日本人観光客はこの6年で倍増していた。だが、地元メディアによると、国内全体の宿泊施設の客足は、テロ前と比べて85〜90%減った。

 欧米系格付け大手フィッチ・レーティングスは、昨年末に3・6%と予想していたスリランカの19年の国内総生産(GDP)成長率が1〜1・5ポイント落ち込むとみている。

504チバQ:2019/05/23(木) 19:56:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000083-jij-asia
与党連合勝利、モディ首相続投へ=インド総選挙で過半数維持
5/23(木) 15:50配信 時事通信
与党連合勝利、モディ首相続投へ=インド総選挙で過半数維持
インドのナレンドラ・モディ首相=21日、ニューデリー(EPA時事)
 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴うインド下院(定数545)選は23日、開票され、地元メディアによると、インド人民党(BJP)を中心とする与党連合が過半数の議席を確保する見通しとなった。

 総選挙での勝利で、ナレンドラ・モディ首相(68)の続投は確実とみられる。

 BJP幹部のスワラジ外相は、ツイッターに「党に大勝利をもたらしてくれた首相に感謝する」と投稿。モディ氏の指導力をたたえた。

 BJPは、2014年の前回総選挙で、西部グジャラート州を州首相として経済発展させたモディ氏の人気を背景に単独過半数の282議席を獲得し大勝した。今回も議席は減らすものの、少数政党との連立で政権を維持する見通し。

 インドはモディ氏の就任以降、毎年約7%の経済成長を遂げてきた。モディ氏は16年、汚職や不正蓄財撲滅を目指し、高額紙幣の廃止を発表。17年には、物流の円滑化を目指し、州ごとに異なっていた間接税を統一するなど都市部の商工業者を中心に支持を集めた。経済成長から取り残された地方部などで一時、支持を減らしたが、今年2月に48年ぶりに隣国の宿敵パキスタンを空爆し、強い指導者像を見せることで巻き返した。

 与党連合優勢の報道を受け、23日の主要株価指数SENSEXは過去最高値を更新。出口調査結果が報道される前の今月17日の終値と比べ、約6%上昇した。

 最大野党・国民会議派は、3人の首相を輩出した名門出身のラフル・ガンジー総裁(48)を中心に、農産物価格の低迷に悩まされている地方部で支持固めを図った。ただ、国政レベルでの選挙準備が遅れ、「早い時期から信頼できる政策目標を掲げ、分かりやすく説明すべきだった」(政治評論家)と指摘された。ラフル氏がモディ氏に代わる首相候補として存在感を示すこともできなかった。

505チバQ:2019/05/24(金) 16:08:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000572-san-asia
モディ首相続投へ インド総選挙で与党連合圧勝の見通し
5/23(木) 20:08配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】インド下院(定数545)の任期満了に伴う総選挙は23日、開票が行われ、モディ首相率いるインド人民党(BJP)を中心とする与党連合が過半数を確保し、圧勝する情勢となった。インド・メディアが一斉に伝えた。モディ氏が首相を続投することは確実で、強固な政権基盤を獲得することで、経済改革などをさらに推進する見通し。

 モディ氏は同日、ツイッターに「ともに成長し、ともに強いインドを作る」と投稿し、勝利を宣言した。

 複数の地元メディアによると、与党連合は300議席を大きく上回る勢い。BJP単独での過半数獲得もありうる情勢だ。選挙戦でBJPはモディ政権下の安定した経済成長などを強調し、支持拡大に成功した。

 最大野党の国民会議派は名門出身のラフル・ガンジー総裁を中心に、貧困にあえぐ地方部を集中的に回って支持固めを図ったが、及ばなかったもようだ。

 有権者約9億人の「世界最大の選挙」の投票は4月11日から7回に分けて行われ、今月19日に終了した。選挙管理委員会によると、投票率は67・1%と、総選挙としては過去最高となった。

506チバQ:2019/05/24(金) 16:21:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000109-mai-asia
インド与党勝利へ ナショナリズム強調、不満から目をそらす
5/23(木) 22:42配信 毎日新聞
インド与党勝利へ ナショナリズム強調、不満から目をそらす
インドのモディ首相=ニューデリーで21日、AP
 5年に1度のインド総選挙(23日開票、定数545)は、ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相の与党・インド人民党(BJP)が圧勝する見通しになった。選挙戦では、経済成長の恩恵を享受できない農民や低所得者層らの反発もあり、BJPが議席を減らすとの見方もあったが、野党側は魅力的な政策を打ち出せなかった。モディ氏の人気は底堅く、有権者は現状維持を選択した形だ。【ニューデリー松井聡】

 モディ氏は23日夜の演説で「2014年の(前回選)時は有権者は私を知らずに投票した。今回は私をテストしたうえで信頼してくれた」と語った。BJPのアミト・シャー総裁は「この5年で我々の支持者は増えた。次の5年で支持者はさらに国の隅々まで拡大する」と自信を見せた。

 「多くの有権者にとってBJPはベストではないが、妥協できる範囲だった」。印シンクタンク・政策研究センターのラフル・ベルマ氏はこう分析する。

 モディ政権下では、格差拡大や失業の問題が指摘され、必ずしも国民を満足させるものではなかった。これに対し、BJPはナショナリズムやヒンズー教徒の宗教感情に訴える戦略で、国民の目を不満からそらさせることに成功したと言える。

 さらに支持母体のヒンズー至上主義団体・民族奉仕団(RSS)も全土で社会奉仕活動を行い、影響力が低かった東部や南部でもBJPの支持層を広げた。

 インドでは1990年代以降、低位カーストなど特定の社会集団の利益を代表する政党が台頭し、「アイデンティティー政治」の時代が続いた。だがBJPは14年の前回選で若者を中心にカーストを超えて支持を集め今回もその傾向は続いたとみられる。印シンクタンクORFのハーシュ・パント氏は「モディ氏は社会集団がベースだった選挙のあり方を劇的に変えた。他の政党はこの変化について行けていない」と指摘する。

 次期政権も経済成長路線と、支持層の保守的なヒンズー教徒に配慮した政策の両方を進めるとみられる。この5年でヒンズー至上主義は浸透し、イスラム教徒との分断が進んだ。経済成長の恩恵を農村や貧困層に行き渡らせることや、保守層の急進的な要求を制御できるかが社会の安定への課題となりそうだ。

507チバQ:2019/05/24(金) 16:22:09
https://mainichi.jp/articles/20190517/k00/00m/030/336000c?inb=ys
インド与党の「ヒンズー至上主義」拡大 「差別」「暗殺」不寛容な社会に
毎日新聞2019年5月17日 22時58分(最終更新 5月17日 23時24分)
 4月11日に投票が始まったインド総選挙(下院議席545)は今月23日の一斉開票まで続く。インドは人口13億人を超える「世界最大の民主国家」。だが、2014年の前回総選挙で誕生したヒンズー至上主義のモディ政権下では、多様な価値観への不寛容さが広がった側面も大きく、社会の分断が深まっている。【ニューデリー松井聡】

 17年9月5日午後8時過ぎ。インド南部の大都市ベンガルールの閑静な住宅街に4発の銃声が響いた。自宅ドア前で銃弾に倒れたのは、著名なジャーナリストでヒンズー至上主義やモディ政権を批判してきたガウリ・ランケシュさん(当時55歳)。事件では至上主義者16人が逮捕され、容疑者の関係先からはガウリさんを含め至上主義に批判的な計34人の著名な俳優らが掲載された複数の「暗殺リスト」も見つかった。この一件は至上主義者の活発化を象徴する出来事の一つとされている。

 「ヒンズー至上主義者はいつの時代も活動してきたが、決して社会の『主流』ではなかった。だが今は大手を振って活動している」。ガウリさんの妹で映画監督のカビタさん(54)はモディ政権発足以降の社会の風潮をこう説明する。ガウリさんは殺害前からインターネットなどで「非愛国者」だとして中傷されてきた。カビタさんは言う。「宗教、言語、文化といった多様性や寛容さがインドの本質だが、異なる意見を許さない風潮が広がっている。姉は不寛容さが進む社会に殺された」

 17年には南部ケララ州で中央政府が、ヒンズー至上主義に批判的な映画の上映を中止させる事態も起きた。ある大手紙記者は「政府やヒンズー至上主義の批判はもちろんできる。だがどこで襲われるか分からない怖さがあり、自主規制する傾向にある」と話す。

 モディ氏のインド人民党が支配する一部の州では歴史教科書の書き換えも進む。世俗主義を重視した初代首相ネールの記述が削除され、ヒンズー至上主義者の記述が加わるなどした。また一部の大学では教員が政府からの圧力や嫌がらせを懸念し、自由に研究テーマを選べない状況も出ている。

 モディ政権は経済成長を進めるための改革路線と同時に、イスラム教徒以外の移民にだけ国籍を付与する法案の成立を目指すなど「差別的」な政策も進める。ガウリさんの友人のコラムニスト、シバ・スンダル氏は「モディ政権は改革が難航すると、ヒンズー教徒の宗教感情に訴えて求心力の維持を図ってきた」と指摘。「政府が差別的な政策を進めれば、至上主義者が勢いづくのは当然だ」と批判した。

508チバQ:2019/05/24(金) 16:22:23
政権支える実動部隊「民族奉仕団」

シャーカーに参加したRSSのメンバー=ニューデリー郊外で2019年3月24日、松井聡撮影
 与党インド人民党(BJP)の支持基盤を広げる実動部隊となっているのがヒンズー至上主義団体・民族奉仕団(RSS)だ。RSSがBJPを生み、政権を握ったBJPがRSSの勢力拡大を支える関係にある。

 「母なるインドに勝利を!」。3月下旬の日曜朝7時。中間層が多く住むニューデリー郊外の公園に男性たちの大きな声が響き渡った。5歳〜60歳代の約30人が、ヨガやカバディ(インド伝統スポーツ)に取り組む。これは「シャーカー(支部の意味)」と呼ばれ、RSSが毎日2回行う訓練だ。

 肉体訓練の後は神話や歴史についての講話や、政治や社会問題を議論し、「ヒンズー文化や国家への忠誠心を学び国民にふさわしい人物を作る」(RSS幹部のアルン・クマール氏)。シャーカーの数はモディ政権発足時の約4万から今年には6万近くまで増えた。

 「仕事に忙殺され生きる意味を見失っていたが、RSSはそれを教えてくれた」。IT技術者のジャンク・ラジナジャニアさん(34)は15年にRSSに入った。コラムニストのシバ・スンダル氏は「インド人の精神はいまだに宗教的。西洋化が進む中、中間層の若者が抱える疑問や不満、不安感をRSSがすくい上げている」と見る。

 RSSは1925年に発足。インドを支配したイスラム王朝や英国を「よそ者」とし、古来のヒンズー文化を基盤とする強固な国家の形成を目指す。51年には政治部門としてBJPの前身政党を設立。産業界などさまざまな分野に事実上の傘下団体を持つ。モディ氏らBJP中枢はRSS出身だ。

 こうしたヒンズー至上主義の拡大の中で進むのが、モディ政権の支持不支持を巡るインド社会の二極化だ。著名な政治学者のカマル・ミトラ・チェノイ氏は「前回総選挙でモディ氏を支持した人の多くは経済成長や汚職対策を期待した。至上主義者がここまで勢いづくとは思っておらず、警戒感も広がっている」と説明。「建国の父ガンジーが目指した社会の統合はより遠のいている」とも強調した。

509チバQ:2019/05/24(金) 16:23:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000107-mai-int
インド総選挙、与党連合が過半数確実に モディ首相「強い指導者」アピール
5/23(木) 22:38配信 毎日新聞
インド総選挙、与党連合が過半数確実に モディ首相「強い指導者」アピール
インドのモディ首相=ニューデリーで21日、AP
 【ニューデリー松井聡】任期満了に伴うインド総選挙(下院定数545)が23日開票され、地元メディアによると、モディ首相(68)のインド人民党(BJP)が単独過半数を獲得することが確実になった。獲得議席は、BJPが単独過半数の282議席を得て圧勝した2014年の前回選を超える勢いで、モディ政権は2期目に入る。モディ氏は同日夜に演説し、「人々は国のために戦った。明るい未来は約束されている」と勝利宣言をした。

 投票は4月11日から5月19日まで地域別に7回に分けて実施された。定数のうち大統領指名の2議席と投票が延期された1議席を除く542議席が争われた。有権者は約9億人で、選挙管理委員会によると、投票率は過去最高の67・11%。

 BJPは14年の前回選で当時政権を担っていた国民会議派の汚職問題への不満や、経済成長への期待を背景に圧勝。一方、モディ政権は任期中、7%前後の高い経済成長や物価抑制は実現したが、農民など貧困層や中間層の生活が改善されない不満から、昨年11〜12月の5州の州議会選挙で全敗した。

 だが今年2月に北部ジャム・カシミール州で自爆テロが起きると、インドは実行組織の拠点があるとするパキスタンを空爆するなど強硬姿勢を貫いた。モディ氏はナショナリズムに訴えかけると同時に、「強い指導者」をアピールし、支持上昇につながった。

 一方、前回選で大敗した最大野党・国民会議派は、初代首相ネールのひ孫ラフル・ガンジー総裁(48)が、貧困層への支援を訴えて議席の奪還を狙ったが伸び悩んだ。ガンジー氏は23日の記者会見で敗北を認めた。また、複数の有力地域政党も前回選でBJPに流れた支持層の引き締めを図ったが、大きな伸びにはつながらなかった。

510チバQ:2019/05/24(金) 16:27:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00010000-afpbbnewsv-int
インド総選挙、モディ首相率いる与党が勝利宣言 お面や爆竹で支持者歓喜
5/24(金) 10:03配信 AFPBB News
(c)AFPBB News

【5月24日 AFP】19日に投票が終了したインド総選挙は、23日に始まった開票作業が進む中、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相率いる与党のインド人民党(BJP)が過半数の議席を確保し圧勝する見通しとなったことから、同党が勝利を宣言した。

 選挙管理委員会が発表したこれまでの開票結果によると、BJPは下院の543議席のうち約300議席を獲得する勢い。同党が勝利した2014年の総選挙の議席数を超え、一方の野党・国民会議派は政権奪還の望みを絶たれた。

 BJPはこれまで、国内の宗教的少数派、特に約1億7000万人いるとされるイスラム教徒に対して差別的との批判を受けている。

 モディ首相はツイッター(Twitter)に、「われわれは共に成長する。われわれは共に繁栄する。われわれは共に、強く包摂的なインドを築いていくだろう。インドはさらに勝利する!」と投稿した。

 映像前半はモディ首相。後半はモディ首相の格好をまねしたりお面をつけたりして踊る支持者や爆竹を鳴らして喜ぶ支持者。首都ニューデリーと北東部アッサム(Assam)州のグワハティ(Guwahati)で23日撮影。(c)AFPBB News

511チバQ:2019/05/25(土) 09:47:19
https://mainichi.jp/articles/20190524/k00/00m/030/214000c
ガンジー総裁が落選 インド総選挙
毎日新聞2019年5月24日 19時50分(最終更新 5月24日 22時55分
【ニューデリー松井聡】インド総選挙(下院定数545)は24日、投票結果が確定し、モディ首相のインド人民党(BJP)が過半数の303議席を獲得した。最大野党の国民会議派は52議席にとどまり、ラフル・ガンジー総裁(48)が北部ウッタルプラデシュ州の地元アメティ選挙区で落選した。インドでは2選挙区での出馬が認められ、同氏は南部の州で議席を確保したものの、党勢の衰えを象徴する地元での敗北に党内から総裁辞任を求める声も出ている。

 ガンジー氏はネール初代首相のひ孫にあたる名門の出身。アメティ選挙区は1980年代からガンジー家がほぼ議席を守ってきた。ただガンジー氏に目立った政治実績はなく「頼りない」との印象がつきまとう。

 国民会議派は2014年の前回選で160議席以上減らし44議席となっていた。今回は増えたとはいえ、2回連続の大敗だ。会議派幹部は「会議派は長年インドを統治したが、もはや地域政党。ガンジー家からの脱却など改革が必要だが、分裂を招きかねず難しい」と胸中を吐露した。

512チバQ:2019/05/25(土) 09:51:10
https://www.asahi.com/articles/ASM5F75V7M5FUHBI022.html
根強いカースト、インド総選挙に影 1億人が投票できず
有料記事

ニューデリー=奈良部健 2019年5月23日17時00分
 インドで23日に開票された総選挙(公選議席543)で、カーストが色濃く影を落としている。投票を拒まれる人も続出。9億人の有権者を擁する「世界最大の民主主義国」の内実が問われている。(ニューデリー=奈良部健)

 「モディ首相は上位カーストや金持ちのためにしか働かない。ダリトのためには何もしなかった」。インド北部ウッタルプラデシュ(UP)州ジャウンプル。カースト社会で最下層のダリトでつくる大衆社会党(BSP)のマヤワティ党首(63)がだみ声で訴えると、40度を超える炎天下の支持者約3万人が両手を挙げて「マヤワティ万歳」と応じた。

 建国の父ガンジーは、当時「不可触民」と呼ばれたダリトを敬愛の念を込めて「ハリジャン(神の子)」と名付けた。しかしカーストはなくならず、ハリジャンは逆に差別用語として定着した。

 ニューデリー郊外のスラムで育ったマヤワティ氏が頭角を現したのは、小学校教師をしながら法律の勉強をしていた1977年。政府の集会で「ハリジャン」を連発した閣僚に対し、マヤワティ氏が壇上に行き「それなら上位カーストは悪の子なのか」と鋭く批判して注目された。84年のBSP設立に参加。UP州首相を計4期務め、「ダリトの女王」と呼ばれる。

 同州は人口2億人を超え、最大の80議席を選出する重要州だ。今回マヤワティ氏は、ダリトの上に位置する「その他後進諸階級(OBC)」のカースト、ヤダブを中心につくる社会主義党(SP)とともに下位カースト連合を24年ぶりに組み、モディ氏への批判を強める。

 ログイン前の続き集会にやってきたプラディープ・ヤダブさん(19)は「虐げられてきた私たちの未来は同じ差別を受けてきた人にしか託せない。偉大なマヤワティは次期首相だ」と語った。

 ダリトの発言力が高まってきた背景には、インド政府の「留保制度」がある。過酷な差別を受けてきた下位カーストや少数民族に対し、政府が公務員採用や大学進学で設けた優先枠のことだ。90年代以降はOBCのカーストにも同様の優遇をし、現在は公務員採用のおよそ半分が優先枠となっている。

 選挙では留保選挙区も全国に84カ所ある。選挙区にはダリトでない有権者も住むが、立候補できるのはダリトだけだ。

 「ダリト優遇政策はもうやめるべきだ。十分彼らは利益を享受してきた」。留保選挙区があるバラバンキに住む弁護士アビシェク・ミシュラさん(22)は、投票を終えてから不満を語った。自身はカースト最高位のバラモンの出身だ。

 留保制度には、上位カーストから「逆差別だ」との根強い批判があり、抗議行動や暴動も起きている。比較的上位にあるカーストの人々が自分たちにも優先枠を与えるよう求める抗議も相次いでいる。

 ニューデリーにある民間機関、政策研究センターのラフル・バルマ研究員は「留保選挙区を設けなければ、ダリトで立候補できる人はほとんどいない。これは必要な制度だ。一方、カーストに基づいた政党や選挙区が人々のカースト意識を固定し、社会を分断している側面もある」と話す。

513チバQ:2019/05/25(土) 09:51:38

投票を拒否される人々
 北部バラバンキの投票所入り口で6日、主婦ラージ・クマリさん(58)は投票を断られた。名前が有権者リストになかったためだ。インドでは18歳以上の全ての人が有権者として登録する必要があり、その後リストに名前が記され、投票できる。「教育のない私たちに役所の手続きは難しい。代行業者もあるが、払えるお金はない」と話す。

 民間シンクタンクなどによると、本来記載されるべき有権者でリストに名前がない人は推計で約1億2千万人に上っている。女性やイスラム教徒、下位カーストの人々に多い傾向があるという。

 クマリさんもダリトの出身。インドの非識字率は約3割に及び、十分な教育を受けられなかった下位カーストの非識字率は特に高い。様々な書類を求められる行政手続きは難しく、役所で賄賂を要求されることもある。

 行政のずさんな手続きにも原因はありそうだ。イスラム教徒のアブドゥル・バシルさん(32)は正しい名前では有権者リストに記載がなく、誤った名前で「別人」として投票している。

 「女性は結婚で名字が変わったり、転居したりしても登録し直さない人が多いのではないか」。選挙管理委員会の広報責任者シェイパリ・サラン氏はそう推測する。「選管は毎年、有権者の名前がリストにあるかどうかの確認を各自に求めている。問題は投票日前にそれをしない有権者にある」との立場だ。「有権者数の多さも管理が難しい原因の一つ」とも話す。

 また、インドでは子の出生後の届け出が徹底されず、管理も行き届いていない。このため自身の身分を証明できない国民が多い。名前や住所を証明できなければ、銀行口座の開設や携帯電話の購入などはできない。政府は貧困層を正確に把握しきれず、必要な補助金や政策が届かない。

 そこで政府が2010年から進めているのが、指紋や眼球の虹彩(こうさい)による生体認証を使って登録する個人識別番号「アーダール」の整備だ。ヒンディー語で「基礎」を意味する。全国民に番号を付与し、個人情報を一元管理する。日本のNECが認証システムを提供している。有権者リストの管理も簡単になる可能性がある。

 投票を拒否される人々を救済する動きもある。ソフトウェア会社レイラブ・テクノロジーズは携帯アプリを開発。有権者リストに名前があるかどうかをアプリで確認し、ない場合は申請手続きを助ける。同社はすでに約4万人を支援したが、うち6割がイスラム教徒やダリトだったという。

 インド経営大学院アーメダバード校のジャグディープ・チョッカル元教授は「なぜ投票拒否が相次ぐのか、選管は十分な調査も説明もしていない。インドの民主主義の信頼性を根幹から揺るがす事態だ」と話す。

514チバQ:2019/05/26(日) 20:25:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190525-00000539-san-asia
モディ印政権2期目へ 行き渡らぬ「成長の果実」
5/25(土) 17:36配信 産経新聞
モディ印政権2期目へ 行き渡らぬ「成長の果実」
インド中部マハラシュトラ州で、自殺した農業の夫、ダンラジ・ナバテさんの遺影を持つ妻、チャヤさん(森浩撮影)
 「モディに裏切られた」

 インド中部マハラシュトラ州で3月28日、農業のダンラジ・ナバテさん(55)が自殺した。農機具購入のため借りた20万ルピー(約31万円)が返済できず苦慮していた。遺書につづられていたのは政権への恨みとも取れる文言だ。

 ナバテさんは前回2014年総選挙でモディ首相や与党インド人民党(BJP)を熱心に支援した。農村所得の底上げや、政府が農作物を農家から買い取る際の「最低保証価格」引き上げなどの公約にひかれたためだ。しかし、それらの多くは未達成。「彼は月ほどの援助をくれると約束したが石ころももらえなかった。発展の恩恵は農村にはまったくない」と、妻のチャヤさん(45)は話す。

 原料費や設備投資費が高騰する一方、農作物は供給過剰状態にあり価格は下落する。13億の人口の6割に当たる農業従事者の困窮は深刻だ。全国で毎年1万人以上の農業関係者が自殺しているとみられ、農家が特に多いマハラシュトラ州は15〜18年に約1万2千人が自ら命を絶った。

 政府は19年度予算で低所得農家を対象にした補助金支給を打ち出したが選挙対策の“バラマキ”という色彩が強い。継続性には疑問符が付き、生活改善に直結するかは不透明だ。

 発展の恩恵が得られていないのは農村だけではない。「モディは何もしてくれなかった」。首都ニューデリーの無職、ジャティン・クマールさん(24)はつぶやいた。昨年、インド最難関の大学の1つ、デリー大学を卒業したが職が見つかっていない。

 インドで労働力の中核となる生産年齢(15〜64歳)人口は年間1千万人を超える勢いで増加する。経済成長の一方で雇用創出が追いついていないのが現状だ。昨年、インド国有鉄道が募集した6万3千の求人には1900万人が応募した。

 民間調査によると、2月時点の失業率は7・2%だが、モディ政権はここ数年失業率を公表していない。実態は不明で、「意図的に悪い数字を隠蔽している」と批判が集まる。

 第1期モディ政権は年間2千万人の雇用創出を目指していた。しかし、実現できたのは半分以下にとどまる。クマールさんは「経済が成長しているなら、企業の求人も増えるはずだ。このままでは大学を出ても餓死してしまう」と話した。

 毎年7%前後の経済成長を遂げながら、成長の果実が行き渡っていないインド。経済格差は拡大し、上位1%の富裕層が社会の富の約半分を所有しているとされる。「総選挙ではこうした内政面の諸課題は、ナショナリズムの高揚とそれを利用したBJPの選挙戦術でかき消された」と、印シンクタンク「ブルッキングス研究所インドセンター」のサフリ・アリ研究員は分析する。

 財源も限られる中、「実感なき成長」に対し、どれだけ実効性のある施策が打てるかは不明だ。選挙大勝の陰の内憂を抱えたまま、第2期モディ政権は船出することになる。(ニューデリー 森浩)

515チバQ:2019/05/27(月) 19:46:03
https://www.sankei.com/world/news/190524/wor1905240031-n1.html
【モディ印政権2期目へ】対中接近「一帯一路に参加する?」
2019.5.24 18:47
 インド下院(定数545)の任期満了に伴う総選挙で、モディ首相は23日夜、支持者を前に演説し「2022年までにインドを強国にする」と述べ、勝利を宣言した。モディ氏は組閣作業に着手し、近く新政権を発足させる。選挙管理委員会によると、与党インド人民党(BJP)は5年前の前回を約20議席上回る300余議席で単独過半数を獲得。与党連合では約350議席となり、第2期モディ政権は盤石の基盤を得た。

 総選挙でモディ氏率いるBJPが圧勝を収めたインド。その存在感は、激動する安全保障問題や世界経済の中で高まる一方だ。第1期政権でモディ氏は、領土問題で対立する中国に対し、当初の強硬策から関係改善にかじを切り、「全方位外交」という伝統的手法を展開した。2期目のモディ氏はインドという“巨象”をどう操縦するのか。

 「インドは将来的に一帯一路に参加するつもりなのではないか」

 中国の巨大経済圏構想「一帯一路」をめぐり、こんな観測が昨年、一部インド財界人の間に流れた。インド政府は当初から一帯一路に距離を置く。BJP関係者は「参加すれば国内保守層の反発を招くため、あり得ない」と否定するが、そんな噂が出るほどインドと中国の接近は急だ。

 中国、インドなどが国境を接するドクラム地区で17年夏、中印両軍が対峙(たいじ)したが、18年4月のモディ氏と中国の習近平国家主席が非公式の会談を行った後に潮目が変わった。双方の領土問題はいったん棚上げし、同8月には両軍の交流促進で合意。「将来的に合同演習開催も視野に入る」とインド外務省筋は説明する。

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 経済面でも中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)がインドに集中投資を決定。BJP圧勝が決まった23日、各国からインドに祝電が届いたが、インド外務省が最初に公表したのは習氏からのものだった。

 中国にとって米国との貿易摩擦が加熱する中、“次の大国”インドは取り込みたい相手だ。国連は2日、インド国内でテロを主導したとされるパキスタンのイスラム過激派指導者を制裁対象とする決議を採択した。これまでパキスタンと密接な関係を保つ中国は決議に反対していたが、制裁を求めるインドの要求を受け入れた。

 モディ氏は、「自由で開かれたインド太平洋」の一角として日米とも連携を深めた。東西冷戦期以来の友好国であるロシアとも関係維持に務め、米国の反対を押し切って地対空ミサイルシステム「S400」購入を決定した。

 象徴的なのは昨年11月、アルゼンチンで行われた20カ国・地域(G20)首脳会合でのモディ氏の立ち回りだ。安倍晋三首相、トランプ大統領と3カ国首脳会談を実施して連携強化を確認。一方、その数時間後には習氏、ロシアのプーチン大統領と3者による会談を行い、こちらでも関係深化で一致した。


 こうしたモディ流の外交は、悪く言えば節操がない。「ただ、モディ氏は大国としての独自の地位を確立しようとしているようにみえる」。こう話すのはデリー大のサンギート・ラギ教授(政治学)だ。7%前後の高成長が続き、経済規模は32年には米中に続く3位になるとの試算もある。モディ氏は積極外交で存在感を増すことで、「途上国、被援助国」から大国への脱皮を狙っているともいえる。

 一方で、内政面では農村の貧困など課題が山積したままだ。放置すればモディ政権は足下をすくわれることになりかねない。(ニューデリー=森浩)

516チバQ:2019/05/27(月) 19:47:48
https://www.sankei.com/world/news/190526/wor1905260018-n1.html
【巨象の未来 インド・モディ政権2期目へ】下 過激化するヒンズー教徒 宗教分断どう食い止める
2019.5.26 19:07
 道を歩いていただけで、30人以上の男たちに取り囲まれ、リンチされた記憶は消えない。「私は鼻にけがを負ったが逃げ延びられた。なぜ襲撃されたのかまったくわからなかった」。農業の男性、ラフィク・カーンさん(25)は2年前の出来事を振り返った。

 インド西部ラジャスタン州で牛6頭を連れて歩いていたところ、突然「自警団」に襲われた。搾乳をするための雌牛を購入して、帰宅する途中だったという。一緒にいた商売仲間のペフル・カーンさん=当時(55)=が暴行を受けて死亡した。

 自警団を構成するのは、インド人の約8割を占めるヒンズー教徒の中で思想を過激化させた者たちだ。自分たちが神聖視する牛を守るため、牛の取引業者や飼育農家に攻撃を加えている。被害者の多くは人口の14%のイスラム教徒だ。「ヒンズー教徒以外はインド人ではない」。ラフィクさんは自警団メンバーが叫んだ言葉が忘れられない。

 2014年の前回総選挙で勝利し、与党となったインド人民党(BJP)はヒンズー至上主義を掲げ、モディ政権は食肉処理を目的とした家畜市場での牛の売買を禁止する法令を出した。BJPはヒンズー至上団体、民族義勇団(RSS)を支持母体とし、モディ首相も以前は、RSSの運動家だ。ヒンズー色の強い政策を取るのは予想されたことだが、過激な信者を拡大させるといういびつな結果も招いている。

 牛の飼育者らが標的となった事件では14年以降、少なくとも44人が殺害された。こうした事件は以前から起きているものの、近年、明らかに増加している。国連人権理事会も今年3月、「不平等が深刻で、少数派、特にイスラム教徒への迫害が増えている」と報告し、インド国内でわき上がる排他的な動きに懸念を表明した。

 モディ氏はBJP幹部とともに事件に懸念を表明するが、野党、国民会議派からは「保守層は重大な支持基盤であり、政権与党はヒンズー至上主義を黙認している」(同党関係者)との批判の声が上がる。

 宗教による分断はこうした事件に限らない。北部ウッタルプラデシュ州では公式観光ガイドブックからインドの象徴ともいえる世界遺産「タージマハル」が消えた。イスラム王朝時代に建設されており、「反ヒンズー的」という判断が働いたものとみられる。

 BJPの総選挙での大勝に、イスラム教徒団体副会長を務めるラシッド・エンジニアさんは「インドは調和と多様性の国。偏見が強まらないことを願う」と懸念を示した。

 抑圧されたイスラム教徒たちが絶望を深めれば、イスラム過激派に付け入る隙を与えることになる。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は10日、系列のニュースサイトを通じ、インドの一部に支配地域を設定したと主張した。

 総選挙で圧倒的信任を受けたモディ政権。支持層に配慮しつつ、いかに国内融和を図るか難しいかじ取りを迫られそうだ。
(ニューデリー 森浩

517チバQ:2019/05/30(木) 17:59:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000004-jij_afp-int
男がHIV陽性の妻殺害 パキスタン、集団感染でパニック広がる
5/30(木) 5:49配信 AFP=時事
男がHIV陽性の妻殺害 パキスタン、集団感染でパニック広がる
HIV陽性の妻を殺害したとして逮捕された男。パキスタン南部シンド州シカルプルで。シンド州警察提供(2019年5月29日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】パキスタン南部シンド(Sindh)州で29日、男がエイズウイルス(HIV)に感染した妻を殺害する事件が起きた。同州ではここ数週間で700人近くのHIV感染が判明し、住民の間でパニックが広がるとともに、同国の低い公共衛生基準が浮き彫りとなっている。

【写真】HIV集団感染を引き起こしたとされる小児科医の男

 警察によると、事件が起きたのはラルカナ(Larkana)市近郊の村。同市周辺はHIV集団感染の中心地で、過去1か月で数千人が検査を受けている。

 地元警察官によれば、殺害されたのは4人の子どもを持つ32歳の女性で、数日前に検査でHIV感染が判明し、夫から不倫を疑われていた。

 シンド州シカルプル(Shikarpur)のローシャン・アリ(Roshan Ali)警察官はAFPに「夫が今朝、縄で(被害者を)絞殺し、自宅外の木につるした」と説明。容疑者は身柄を拘束されたと述べた。

 シカルプル地区警察のサジド・サドザイ(Sajid Sadozai)署長は事件の発生を確認した上で、現在捜査が進行中であり、容疑者には殺人容疑が掛けられていると述べた。

 HIV集団感染が起きたラルカナ周辺の貧困地域では、住民の間で怒りと恐怖が広がっている。地元当局は集団感染について、汚染された注射器を使用した地元医師の過失または故意によるものだった可能性があるとしている。【翻訳編集】 AFPBB News

518チバQ:2019/06/10(月) 11:06:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190609-00000023-jij_afp-int
西ベンガルで与党と対立政党の支持者らが衝突、4人死亡 インド
6/9(日) 16:08配信 AFP=時事
西ベンガルで与党と対立政党の支持者らが衝突、4人死亡 インド
インド・西ベンガル州で、インド人民党の旗を掲げて選挙運動に臨む党員ら(2019年4月3日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インド東部・西ベンガル(West Bengal)州で8日、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相の与党・インド人民党(BJP)の支持者と対立する地域政党支持者の間で銃撃戦が発生し、4人が死亡した。警察などが9日、明らかにした。

【写真】モディ首相のそっくりさんが出馬 「私の方が本物」

 衝突が発生した西ベンガル州では、右派政党BJPが下院選挙での議席獲得に向けて昨年から選挙運動を活発化させ、緊張状態が続いていた。8日の銃撃では死者4人のほか、18人が負傷したという。

 インドPTI通信は、BJP地元幹部の話として、党旗とポスターをめぐるトラブルが衝突の原因だったと伝えた。この幹部は、BJPの旗とポスターを破り捨てようとしたライバル政党の支持者たちをBJP職員たちが止めようとしたところ、至近距離から撃たれたと話しているという。

 現地警察によると、死亡した4人のうち3人はBJPの職員で、1人は地域政党「トリナムール会議派(Trinamool Congress)」の支持者だった。

 トリナムール会議派は西ベンガル州に拠点を置く政党で、党首のマムター・バナルジー(Mamata Banerjee)氏は州内で対立を扇動しているとして、かねてBJPを批判している。

 一方、BJP西ベンガル支部のムクル・ロイ(Mukul Roy)支部長は、BJP職員3人が西ベンガル州サンデシュカリ (Sandeshkhali)で「射殺」されたとツイッター(Twitter)に投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

519チバQ:2019/06/18(火) 23:24:11
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190618/k10011957431000.html
インド 最高気温45度超 厳しい熱波で200人超が死亡
2019年6月18日 18時39分

インドでは、各地で最高気温が45度を超えるなど厳しい熱波に見舞われて、これまでに200人以上が死亡し、当局が警戒を呼びかけています。

インドでは、今月に入って西部のラジャスタン州で50度8分を記録したほか、首都ニューデリーでも、6月では過去最高の48度を記録するなど、各地で45度を超える厳しい熱波に見舞われています。

気温は夜間になっても下がらず、最低気温が35度という地域も出ています。

この熱波の影響で、熱中症などで死亡する人が相次ぎ、東部のビハール州では、工事現場や畑など屋外で仕事をしていた人83人が亡くなるなど、当局が把握しているだけでインド全土で207人が死亡しました。

ビハール州では子どもを中心に脳炎とみられる症状の患者が急増していて、熱波による気温の上昇によって、患者が亡くなるケースが相次いでいるということです。

インドの気象当局によりますと、各地の最高気温が例年に比べて、5度ほど高くなっているのに加えて、雨期の到来も遅れているため、各地の都市で急激に気温が上がっているということです。

熱波はさらに1週間ほど続きそうだということで、当局は、日中の外出を控え、十分に水分を補給するなど、警戒を呼びかけています。

520チバQ:2019/07/04(木) 21:46:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00000020-mai-asia
インド野党トップ ラフル・ガンジー氏が辞任 総選挙大敗引責
7/4(木) 9:52配信 毎日新聞
インド野党トップ ラフル・ガンジー氏が辞任 総選挙大敗引責
ラフル・ガンジー氏=毎日新聞ニューデリー支局のカリル・ハシミ助手撮影
 インド最大野党の国民会議派のラフル・ガンジー総裁は3日、ツイッターで辞任したことを明らかにした。4〜5月の総選挙(下院定数545)で、モディ首相のインド人民党(BJP)に大敗した責任を取った。ラフル氏は初代首相ネールを曽祖父に持ち、祖母インディラ氏、父ラジブ氏ともに首相を務めた名門一家「ネール・ガンジー家」の出身。

 総選挙では、BJPが前回選挙同様に単独過半数となる303議席を獲得する一方、国民会議派は52議席にとどまった。ラフル氏自身も地盤としてきた選挙区で落選した。

 国民会議派幹部によると、ラフル氏は後任について、党勢を劇的に回復させるため、ネール・ガンジー家以外からの選出を求めているとみられる。ただ同家以外の政治家が党をまとめられるかを疑問視する声もあり、党勢挽回に向けた模索が続きそうだ。【ニューデリー松井聡】

521チバQ:2019/07/31(水) 18:33:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190730-00000000-maiall-asia
<神と喧噪の南アジアから>インド社会の行方(下)衰退する国民会議派 分岐点に立つ名門政党
7/30(火) 12:25配信 毎日新聞
<神と喧噪の南アジアから>インド社会の行方(下)衰退する国民会議派 分岐点に立つ名門政党
国民会議派の本部=ニューデリーで2019年7月20日、松井聡撮影
 かつてマハトマ・ガンジーや初代首相ネールが所属し、英国からの独立運動で中心的役割を担った国民会議派の没落が顕著だ。2014年の前回総選挙に続いて、4〜5月に行われた総選挙でもモディ首相のインド人民党(BJP)に大敗した。ネールのひ孫のラフル・カンジー総裁(7月に引責辞任)も地盤の選挙区で敗れるなど党勢の衰退は鮮明になっている。独立以降長年インドを統治してきたインド随一の名門政党はどこに向かうのか。

 ◇見失ったイデオロギー

 「党としてのイデオロギーがなく、何がしたいのかが全く見えない。私が知る限り、彼ら自身もどこに向かえば良いのか分かっていない。迷路に迷い込んでしまっている」。会議派の依頼で10年以上投票者の傾向などを分析してきたデリー大のスダンシュ・クマール助教はこう指摘する。

 他のインド人専門家に会議派の低迷の理由を尋ねてもたいてい同様の答えが返ってくる。BJPはヒンズー至上主義団体が母体のヒンズー至上主義政党で、良いか悪いかは別として、極めてわかりやすいイデオロギーを持つ。マニフェストの中にも「ヒンズー教寺院の建設」など宗教色を帯びる政策がある。

 一方、会議派はネール以来の伝統の「世俗主義」を掲げてきた。BJPの支持層はヒンズー教徒が大半なのに対して、会議派は人口の14%程度と少数派のイスラム教徒や約2%のキリスト教徒の支持者も多い。だが今回の選挙でラフル氏はヒンズー教の寺院巡りを繰り返すなど、「ソフトなヒンズー至上主義」とも言える路線を取った。BJPからヒンズー教徒の票を奪い返すための戦略だったが、印シンクタンク・政策研究センターのラフル・バルマ研究員は「縮小版のヒンズー至上主義を訴えたところで、ヒンズー至上主義に魅力を感じる有権者は『本家』のBJPに流れる。経済や福祉の面でもBJPより魅力的な政策を打ち出せず、党としての力量がBJPより圧倒的に低いことを露呈した」と厳しい。

 ◇ヒンズー至上主義の拡大を招いたとの指摘も

 会議派の歴史に触れておきたい。1885年に結成され、1947年のインド独立以降は長年にわたって政権を担ってきた。かつては1党優位体制が「コングレス(会議派)・システム」とも呼ばれた。ネール、娘のインディラ・ガンジー、孫のラジブ・ガンジーといった3人の首相を輩出した「ネール・ガンジー家」が長らく党をけん引した。

 ネールの時代は選挙の投票率も高くなく、国民の政治への関心も低かったと言われる。だがインディラ氏がリーダーとなった1960年代になると、退潮が目立ち始めた。党内対立が表面化したほか、インディラ氏の強権的手法も反発を呼んだ。77年には反会議派でまとまった野党に敗れ、初めて政権を失った。その後、野党の分裂などで政権を奪還することはあったが、もはやかつてのような1党優位時代は終わっていた。80年代になると、低位カーストなどそれぞれの社会集団を基盤とする政党が台頭する「アイデンティティー政治」の時代に入り、多党乱立状態に。会議派の支持基盤は割れるようになり、弱体化が進んだ。

 会議派はこうした衰退が進む状況の中、80年代後半から多数派のヒンズー教徒寄りの政策を取るようになった。これがヒンズー至上主義を勢いづかせることになり、結果的にBJPの台頭につながった。バルマ氏は「会議派は安易に宗教を政治基盤強化に利用したため、ヒンズー至上主義の台頭やBJPの拡大を招いた。実際は『世俗主義』の政党と言えるか怪しい」と話す。BJPは80年代後半から急速に党勢を拡大し、96年には短命に終わったが、政権交代を実現させた。会議派は14年の前回総選挙で160議席以上減らして44議席となり、挽回を期した今回も52議席にとどまった。

522チバQ:2019/07/31(水) 18:34:26
 ◇組織構造の欠陥

 党勢衰退の原因と指摘されるのは、イデオロギーの欠如とともに、組織構造の欠陥だ。BJPは、支持母体であるヒンズー至上主義団体・民族奉仕団(RSS)が「実動部隊」として支持拡大に奔走している。だが国民会議派にはそのような組織はない。クマール氏によると、かつては実動部隊も存在したが、現在はほとんど機能していないという。「会議派の構造的な衰退は60年代から始まっていた。ただ野党が弱かったから改革をしてこなかった。BJPが急速に力をつけたため、長年の問題が一気に露呈した」と見る。クマール氏は世代交代の必要性も指摘する。「働かない重鎮が多すぎる。政治の分野に限らず、『アタマ』が大きくて、『カラダ』が小さい組織は確実に機能不全になる」

 さらに会議派を議論する際に必ず出るのが「ネール・ガンジー家」の処遇だ。BJPは会議派を「家族の政党」と批判し、メディアでも「家族政党から脱却しない限り、党勢挽回は難しい」と指摘される。だが、印大手紙で長年会議派を担当してきた記者は「本当の欠陥は、ネール・ガンジー家ではなく、その他の『ロイヤルファミリー』だ」と指摘する。世襲を続けてきた「地方豪族」とでも言うべき政治家や党幹部が存在するのだという。「一番の問題は、彼らが『ロイヤルファミリー』を守るためだけに動き、党の利益を考えないことだ。優秀な人材が外部にいても世襲が重視されるため、彼らが立候補できない。そんな例は枚挙にいとまがない」と語る。

 今回の選挙結果を受けて、ラフル氏は辞任した。ネール・ガンジー家以外からの総裁の選出を望んでいるとも言われる。だが、クマール氏は「インドの政党には必ず『オーナー』がいる。BJPだってRSSが『オーナー』だ。インドの民主主義は『インド式民主主義』で、結局『オーナー』なしの政党は内紛や分裂を招くだけだ」と話し、ガンジー家以外の指導者では党がまとまらないと見る。実際にラフル氏の辞任に伴い党を離れる党幹部も出てきている。

 ◇イスラム教徒の支持離れの兆候も

 「もう国民会議派は要らない。自分たちの政党を持つべき時が来た」。まだ大きなうねりにはなっていないが、会議派を支持してきたイスラム教徒の間では40代以下を中心にこんな興味深い議論が起きている。

 ニューデリー南東部のヤムナー川沿いにあるオクラ地区。ここにはイスラム教徒が多く住む。屋外の喫茶店でイスラム教徒の男性たちが熱心に自らの政党を持つ重要性を議論しているのを耳にした。建設業のモハマドさん(40)は「ヒンズー至上主義が台頭したそもそもの原因は会議派で、彼らは決して世俗主義ではない。BJP政権よりはましだと思って投票してきたが、もはや彼らにこれ以上期待は持てない」と語る。内装業のラシッドさん(35)も「会議派は賞味期限切れ。地元の政治家に水道を整備するよう陳情に行っても賄賂を要求するだけで何もしない。イスラム教徒の若者が無実で拘束されるのを見ても何もしない。何でこんな連中の支持を続けなきゃいけないんだ」と不満を吐露した。

 インドにはイスラム教団体を支持母体とする地域政党はあるが、会議派やBJPのような全国政党はない。イスラム教徒は約1億8000万人と人口の約14%を占めるものの、各地に散らばっているため小選挙区制では議席を獲得しづらいうえ、印パの分離独立時に政治指導者がパキスタンに移住したことなどが理由として指摘される。長年政権を担ってきた会議派を支援することで、自分たちの声を国政に届けることもできた。

 だがここに来て、インド南部テランガナ州ハイデラバードを拠点とするイスラム教徒の地域政党「全インド統一ムスリム評議会」(AIMIM)が、全国政党への飛躍を狙うようになった。現在はテランガナ州と西部マハラシュトラ州の選挙区で下院に1議席ずつを持つ。党首はアサドゥッディーン・オワイシ氏。イスラム教徒の政党ではあるが、イスラム主義的な政策は掲げておらず、世俗主義の憲法の尊重や、カースト制で最下層のダリトなどの権利向上も訴える。オワイシ氏は演説がうまく、一部ではカリスマ的な人気も誇る。

 同党のデリー地区幹部のムハンマド・アレフ・サフィ氏(39)は「今は党勢拡大する好機。今年の総選挙ではウラマー(イスラム教の法学者)たちから、会議派の票を割らないためにテランガナ、マハラシュトラ、東部ビハールの3州以外では候補を擁立しないように言われた。だが会議派がこんな状況になってしまったので、ウラマーからも我々が全国進出すべきだとの声が出ている」と明かす。今年秋に予定されているマハラシュトラ州の地方選挙で大幅に擁立する候補を増やし、デリーなど他地域でも党勢を拡大していく考えだ。

523チバQ:2019/07/31(水) 18:34:47
 ◇改革を断行できるかが課題

 「ラフル氏が辞任したからといって、党のイデオロギーが定まらない限り、党勢を劇的に拡大するのは無理だろう。党勢が回復するとすれば、BJP政権が何か問題を起こすか、失業などの問題がより深刻化した時くらいしか考えられない」。バルマ氏はこう指摘する。

 一方、会議派は、現在置かれている厳しい状況を認めつつ、党勢挽回を誓う。報道担当のジェイビール・シェールギル氏(36)は「長い歴史の中で最も困難な時期の一つにいるのは間違いない。さまざまな批判に耳を傾けて改革を断行しなければならない。BJPに対抗できるのは我々しかいないという信念を持つことが大切だ」と自身に言い聞かせるように話した。改革を断行して再び政治の主流に戻るのか。あるいはこのまま衰退を続け少数政党になってしまうのか。会議派は重要な分岐点にいる。【松井聡】

524チバQ:2019/08/06(火) 11:51:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000073-jij-asia
インド側カシミールの自治権剥奪=パキスタン反発、治安悪化も
8/5(月) 16:09配信 時事通信
インド側カシミールの自治権剥奪=パキスタン反発、治安悪化も
5日、パキスタン側カシミールのムザファラバードでインド政府の決定に抗議する住民
 【ニューデリー時事】インドのコビンド大統領は5日、パキスタンと領有権を争うカシミール地方のインド側、ジャム・カシミール州の自治権を剥奪する大統領令に署名した。

 パキスタンの反発は必至で、核保有国同士の印パの緊張が高まる恐れがある。インド国内でも武力衝突やテロによる治安悪化が懸念される。

 モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)はヒンズー至上主義を掲げており、全国で唯一イスラム教徒が多数派のジャム・カシミール州の自治権の剥奪を主張し続けてきた。大統領令は即時発効したが、剥奪を永続化するためには自治権を定めた憲法の改正が必要で、今後議会で審議される見通し。

 地元メディアによると、政府は5日朝の閣議で一連の方針を決定。シャー内相は上院の演説で「ジャム・カシミール州は連邦直轄地となる」と宣言し、パキスタンからの越境テロの脅威に対応するための措置だと説明した。

525名無しさん:2019/08/06(火) 12:58:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000569-san-asia
インド、ジャム・カシミール州の自治剥奪 住民反発、治安悪化も
8/5(月) 21:03配信 産経新聞
 【シンガポール支局】インド政府は5日、パキスタンと領有権を争うカシミール地方のインド支配地域、ジャム・カシミール州に自治権を与えている憲法370条を廃止した。パキスタンや多くの住民は強く反発。イスラム教徒が多数派を占める同州で、イスラム過激派によるテロの発生など治安の悪化が危ぶまれる。

 インドのシャー内相が、憲法370条を廃止すると表明し、コビンド大統領がこれを承認した。

 ロイター通信によると、政府は州外の住民による土地取得を禁止する規定を廃止。インド国民に同州への投資や居住の道を開くとしている。

 モディ首相の与党でヒンズー至上主義を掲げるインド人民党(BJP)はかねて、国民の統合のためとしてジャム・カシミール州からの自治権剥奪を目指していた。

 カシミール地方をめぐっては、印パ両国と中国が領有権を主張。3カ国がそれぞれ一部地域を実効支配し、対立してきた。特に印パは、1947年の独立後、3度の戦火を交え、うち2度はカシミール問題をめぐる争いだった。

 インドが実効支配するジャム・カシミール州では、イスラム過激派によるテロが頻発しており、インドはパキスタンがテロリストを支援していると非難している。

 今回の措置について、パキスタン外務省は「国際的な紛争の当事者として、わが国は違法な手段に対抗するあらゆる可能な選択肢を行使する」と表明した。

526チバQ:2019/08/09(金) 13:55:21
https://www.sankei.com/world/news/190809/wor1908090002-n1.html
印モディ政権、カシミール自治権剥奪の2つの理由
2019.8.9 00:57
 インドのモディ政権が、ジャム・カシミール州の自治権を剥奪した背景には、インドが抱える内外の2つの理由がある。

 第1は、アフガニスタン情勢への懸念だ。米国とアフガンのイスラム原理主義勢力タリバンの和平協議は詰めの段階にある。両者が合意すれば、米軍のアフガンからの撤収に道筋がつく。その場合、タリバンを背後で支えるパキスタン軍は、インドと領有権を争うカシミール地方に戦力を集中させることができる。

 カシミール地方で印パを隔てる実効支配線(停戦ライン)では、両国軍の間で小規模な衝突が頻発している。インド側では、イスラム過激組織によるテロ攻撃もたびたび発生しており、インドはパキスタンが背後にいると非難してきた。

 米タリバンの和平が達成されるのを前に、インドとしてはカシミール地方の実効支配を強化することが迫られていたといえる。

 もう一つは、停滞するインド経済への国民の不満を政府からそらすことだ。

 インドでは今年、大規模州マハラシュトラ州、首都近郊ハリヤナ州といった重要州で議会選が予定される。

 ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相の与党、インド人民党(BJP)は自治権剥奪をマニフェストに挙げてきた。イスラム教徒が多数派のジャム・カシミール州をヒンズー教徒主導の連邦政府の完全統治下にすれば、ヒンズー教徒の支持が強まる。州議会選で勝利し、州議会議員による間接選挙で決まる上院での過半数確保を来年にも達成したいとの思惑があったといえる。

 ただ、パキスタンの反発は大きい。独立以来3度の戦火を交え、核武装する両国の緊張が地域に不安を与えることは確実だ。対印テロの激化も懸念される。

 カシミール地方の一部地域でインドと領有権を争い、パキスタンと蜜月にある中国も不満を募らせており、自治権剥奪が最近の中印関係改善の動きに水を差すことになりかねない。ジャイシャンカル印外相は11〜13日の訪中で、中国側に説明を求められそうだ。(元ニューデリー支局長 岩田智雄)

 ■カシミール問題 インド北部とパキスタン北東部にまたがるカシミール地方をめぐる領有権争い。中国も一部地域の領有権を主張している。1947年にインドとパキスタンが英国から分離独立した際、地域住民の大多数がイスラム教徒だったのに対し、ヒンズー教徒の藩王がインドへの帰属に合意したことから対立が生じた。3度にわたる印パ戦争の要因となり、72年に停戦ラインが引かれた。その後もにらみ合いが続き、89年以降イスラム過激派による分離独立運動が激化している。

527チバQ:2019/08/09(金) 17:40:19
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080801102&amp;g=int
カシミール「テロから解放」=インドのモディ首相、自治権剥奪を正当化
2019年08月09日01時02分

 【ニューデリー時事】インドのモディ首相は8日、テレビ演説し、パキスタンとの係争地である北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪し連邦直轄地とした決定について、「ジャム・カシミールをテロから解放する」ためだと強調した。カシミールの分離独立を目指し、パキスタンの支援を受けているとされる過激派の掃討に必要な措置だと正当化した。
 モディ氏は、5日の政府決定後初めて行った演説で、「インドは歴史的な決断をした」と自賛。自治権規定の撤廃により経済が活性化し、地元の若者は職を得られるようになると主張した。

https://mainichi.jp/articles/20190808/k00/00m/030/019000c
インド、カシミールで500人以上拘束 電話やインターネットも遮断
毎日新聞2019年8月8日 08時30分(最終更新 8月8日 10時45分)
 インド政府による北部ジャム・カシミール州の自治権剥奪に絡み、治安当局は8日までに、政治活動家ら500人以上を同州で拘束した。PTI通信が複数の当局者の話として伝えた。PTIなどによると、州内では治安部隊が増強され、電話やインターネットも遮断された。政府は州の独立を求めるイスラム過激派のテロを防ぐため、厳戒態勢を敷いている。

 カシミール地方の領有権をインドと争うパキスタンは7日、自治権剥奪の問題を国連安全保障理事会などで取り上げるよう求めると表明、両国は対立を深めている。米国務省報道官は7日、「両国の直接対話を支持する」とした。(共同)

528チバQ:2019/08/19(月) 18:21:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190818-00010002-jij-asia
【地球コラム】「ヒンズー至上主義」の暴走 排他の波、インドにも
8/18(日) 10:07配信時事通信
【地球コラム】「ヒンズー至上主義」の暴走 排他の波、インドにも
ワイヤーバリケードを設置して警備に当たるインド軍兵士と軍用車両=2019年8月12日、スリナガル
カシミールでイスラム住民の自治はく奪奪
 「マハトマ(偉大なる魂)」とたたえられたインド独立の父、ガンジーが、凶弾に倒れる間際まで訴え続けていたヒンズー、イスラム両教徒間の融和が今、崩れ去ろうとしている。
 ヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)の単独政権を率いるナレンドラ・モディ首相(68)が、イスラム教徒が多い北部ジャム・カシミール州の自治権を強引にはく奪した。人口14億人近い多民族・多宗教国家インドで、その8割を占めるヒンズー教徒の立場ばかりを擁護する「ヒンズー・ナショナリズム」が暴走し始めた。

〔写真特集〕70年間飲まず食わず!? インド・ヨガ行者

 世界を見渡せば、トランプ米大統領が「米国第一」を唱えて少数派の人々を排撃している。欧州連合(EU)離脱を決めた英国をはじめ、欧州各国では移民排斥の風潮が広がっている。中国もイスラム教徒の少数派ウイグル族に対する弾圧を強めている。こうした不寛容な排他主義の波が、南アジアにまで押し寄せてきた。(時事通信社解説委員 杉山文彦)

【地球コラム】「ヒンズー至上主義」の暴走 排他の波、インドにも
自治権を剥奪したカシミール地方=2019年8月
パキスタン首相、「人種差別」と非難
 カシミール地方は世界の屋根、ヒマラヤ山脈の西方に位置する風光明媚(めいび)な山と渓谷の地だ。とりわけインド側にあるジャム・カシミール州の中心都市スリナガルは、古くから避暑地として知られ、夏には多くの観光客でにぎわう。

 ところが、このところ街中から人影がほとんど途絶え、商店街のシャッターは日中も降ろされたまま。有刺鉄線が張られた道路で検問が行われ、銃を手に警戒中の治安部隊が目を光らせている。

 この異様な光景をもたらしたのが、8月5日、インド政府が突如布告した自治権はく奪だった。6日には上下両院で、同州に特別な自治権を認めていた憲法370条の規定を削除し、二つの連邦直轄領に分割する法案が可決・成立した。

 これにより、1947年8月に英領インドからインドとパキスタンが分離独立した後も70年余にわたって住民が享受してきた自治は消滅した。

 カシミール地方は、住民の大半がイスラム教徒だが、分離独立の際、この地を治めるヒンズー教徒の藩王はインドへの編入を望んだため、インドとパキスタンの最大の火種として、3度にわたる印パ戦争の戦場になった。

 自治権が与えられた背景には、意に反するインド編入への住民の不満を和らげる狙いもあったとされる。しかし、モディ首相は8日の国民向け演説で、この自治権を利用してパキスタンが住民の反インド感情をあおってきたと非難し、それをはく奪すれば「ジャム・カシミールをテロや分離主義から解き放つことができる」と今回の措置を正当化した。

 だが現地では、抗議行動を防ぐために治安部隊が増強され、何百人もの政治家や活動家が身柄を拘束された。1週間以上も電話回線が遮断された。インターネットの接続も規制を受けた。このように一方的な弾圧で、本当にカシミールを安定させられるのか。パキスタンのイムラン・カーン首相は、インドの対応を「人種差別政治」「民族浄化」と強く非難した。

ガンジー暗殺犯も宗教過激派
 ガンジーやネール(初代首相)らが率いた独立運動の政党、国民会議派は、多民族・多宗教国家を守るために、インド憲法に信教の自由の保障と宗教による差別の禁止を盛り込み、政教分離のセキュラリズム(世俗主義)を国是に掲げた。一方でインドには、ヒンズー教を絶対的なものと考え、イスラム教徒など少数派を敵視する右翼的なヒンズー・ナショナリズムも早くから存在していた。

 独立達成から間もない1948年1月、ガンジーを暗殺したのは、このようなヒンズー至上主義団体の民族奉仕団(RSS)に所属していたとされる男だった。印パ分離独立後もイスラム教徒との対話のために奔走を続けるガンジーのことを憎悪していたという。

529チバQ:2019/10/16(水) 15:19:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100701055&amp;g=int
前大統領弟の出馬認める=スリランカ
2019年10月07日21時01分

7日、コロンボで、スリランカのラジャパクサ前大統領(左)と並んで、支持者に手を振る弟ゴタバヤ・ラジャパクサ氏(右)(AFP時事)
7日、コロンボで、スリランカのラジャパクサ前大統領(左)と並んで、支持者に手を振る弟ゴタバヤ・ラジャパクサ氏(右)(AFP時事)

 【コロンボAFP時事】スリランカ選管は7日、ラジャパクサ前大統領の弟ゴタバヤ・ラジャパクサ氏の大統領選出馬を認めた。投票日は11月16日で、最有力候補になるとみられている。
 ゴタバヤ氏の背後にはラジャパクサ一族が存在し、当選後は兄が首相となって復権するのは間違いないと観測される。兄は2005年から10年間、政権を維持した。シリセナ現大統領は6日、再選断念を表明した。

530チバQ:2019/11/12(火) 18:18:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191111-00000573-san-asia
スリランカ、中国に再傾斜も 大統領選へ親中派候補が支持拡大 
11/11(月) 20:22配信産経新聞
 【シンガポール=森浩】任期満了に伴うスリランカ大統領選が16日、投開票される。現職のシリセナ大統領が出馬を見送る中、親中派候補が支持を拡大しており、結果によっては中国への“再傾斜”が始まる可能性が取り沙汰される。シーレーン(海上交通路)の要衝の選挙だけに、結果はインド洋での中印の覇権争いに影響を与えそうだ。

 大統領選には35人が立候補しており、主な争点は日本人を含む260人以上が犠牲となった4月の連続テロ事件後の治安対策など。地元メディアによると、選挙戦はゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官(70)と、サジット・プレマダサ住宅建設・文化相(52)の事実上の一騎打ちの構図だ。

 ゴタバヤ氏の兄は、中国の投資を呼び込んで南部ハンバントタ港などの開発を推進したマヒンダ・ラジャパクサ前大統領だ。在任時は一族支配や腐敗が批判を浴びたが、兄弟ともに四半世紀以上にわたった内戦終結の立役者として根強い人気を持つ。ゴタバヤ氏はテロ対策の重要性を強調し、国民の多数派で多くが仏教徒のシンハラ人を中心に求心力を高める。

 プレマダサ氏は、内戦中に暗殺された第3代大統領の息子で、こちらも国民から支持を得る。公約で貧困層向けの住宅供給政策を打ち出し、少数派や農村部の票の掘り起こしを図る。プレマダサ氏の所属するスリランカ統一国民党(UNP)は老舗政党で、インドと関係が深い。

 前回2015年大統領選のシリセナ氏の勝利で、中国傾斜に一定の歯止めがかかった格好となったが、ゴタバヤ氏勝利なら再接近は確実視される。ロイター通信によると、ゴタバヤ陣営の関係者は、当選したならば中国と「関係を回復する」と明言した。

 インドにとってスリランカが中国に再度接近すれば、頭痛の種となることは間違いない。マヒンダ氏の大統領時代、中国海軍の潜水艦がスリランカの港に寄港するなどして、インドはいらだちを募らせた。外交筋は「今回の選挙戦で中印との距離感は争点とはなっていないが、結果が双方に与える影響は大きいだろう」と分析している。

531チバQ:2019/11/19(火) 10:31:39
https://digital.asahi.com/articles/ASMCJ5JN0MCJUHBI01V.html?pn=4
テロの傷、えぐった選挙戦 宗教間の分断進むスリランカ
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ネゴンボ=乗京真知 2019年11月19日07時45分

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写真・図版スリランカの最大都市コロンボの商店には、イスラム教徒の女性が顔を覆うブルカやニカブを禁止するポスターが貼られている=2019年11月15日、乗京真知撮影

写真・図版
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 インド洋の島国スリランカで、4月に大規模爆破テロが起きてから約7カ月が過ぎた。16日に大統領選があったが、人々の不安と宗教間の溝は消えず、むしろ選挙戦を通じて深まっている。

スリランカ大統領選、親中派が勝利 前大統領の弟
 最大都市コロンボや西部ネゴンボなどでは4月、過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う組織が連続爆破テロ事件を起こし、日本人1人を含む250人以上が犠牲になった。

 「教会よりも病院に通う日が続いています」。115人が死亡したネゴンボの教会近くの主婦ニミ・チャトラーニさん(32)は、母メリーさん(69)の遺影を見つめながら語った。教会は修理されたが、ニミさんは精神が安定せず、安心して祈りを捧げられない。

ここから続き
 教会には血がこびりついたキリスト像や爆弾の破片がめり込んだ柱が残る。兵士6人が24時間態勢で警備し、身分証を提示しなければ中に入れない。マンジュラ・フェルナンド神父は「教会の修繕は進んでも、障害を負った住民や孤児の苦しみは続いている。教会が寄り添い、信者の寄付で支えていく」と語る。

 テロ後、イスラム教徒を排斥する動きが広がった。ネゴンボ近郊の町では5月、過激な仏教団体が数百軒のイスラム教徒の店や家を襲撃する事態に発展。住民が撮った動画には、暴徒数十人が火を放つ様子が写っていた。宗教施設(モスク)は修復費用が足りず、ガラスが割れたままだ。

 店が壊された飲食店主モハメド・インダスさん(52)は「一部の行為を理由にイスラム教徒全体を敵視しないでほしい」と訴える。融和の姿勢を示すため、襲撃後も地元の仏教寺院に食料や扇風機を寄付しているという。

 コロンボの商店街には、イスラム教徒の女性が顔を覆うブルカやニカブを禁止する貼り紙が掲示されている。爆破テロを受けて、テロ対策のために大統領が決めた時限措置だったが、措置が解除された後も貼り紙は消えない。ムスリムの相談を受けるヒジャーズ・ヒズブラ弁護士(39)は「不審が増幅されたことで、デマをうのみにしたムスリムの誤認逮捕や解雇が増えている」と警告する。

 選挙戦では、多数派の仏教徒の支持を得るため、イスラム教徒の排斥を呼びかける陣営もあった。国立ケラニア大学歴史学部の講師で仏教僧のガルカンデ・ダマナンダさん(50)は「分断をあおる言説がもたらす悲劇を、スリランカは長い内戦で経験したはずだ。分断を許すのか、手を取り合うのか、再び岐路に立っている」と指摘する。

 ダマナンダさんは、イスラムやヒンドゥー、キリスト教の指導者を集めた宗教間対話を呼びかけたり、融和を説く説法の動画チャンネルを開設したりしている。(ネゴンボ=乗京真知)

532チバQ:2019/11/19(火) 18:31:21
2807: チバQ :2019/11/18(月) 10:09:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000036-jij-asia
親中派ラジャパクサ氏が勝利 与党候補破る スリランカ大統領選
11/17(日) 14:45配信時事通信
親中派ラジャパクサ氏が勝利 与党候補破る スリランカ大統領選
スリランカの新大統領に選ばれたゴタバヤ・ラジャパクサ氏=13日、西部ホマガマ(AFP時事)
 【コロンボ時事】5年の任期満了に伴い16日に実施されたスリランカ大統領選で、選管は17日、親中派のラジャパクサ前大統領の実弟ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官(70)が得票率52%超で勝利したと発表した。

 与党・統一国民党(UNP)などが推すサジット・プレマダサ住宅建設・文化相(52)を破った。

 ゴタバヤ氏は選管発表後、「国民に感謝する。国の治安を守ることを約束する」と表明した。プレマダサ氏は「国民の決定に敬意を表する。次期大統領のゴタバヤ氏を祝福する」と敗北を認めた。地元メディアによると、投票率は約80%だった。ゴタバヤ氏は18日に大統領に就任する。

 ゴタバヤ氏は、ラジャパクサ前大統領を首相に起用する方針。前大統領は在任中、2009年に終結した内戦中の人権侵害を批判する欧米諸国や隣国の地域大国インドと距離を置き、親中姿勢をあらわにした。ゴタバヤ氏は、マニフェスト(政権公約)にあえて「インドとの密接な関係」構築を盛り込んだが、外交筋の間で「対中傾斜が復活する可能性がある」と警戒する声が上がっている。

 政敵や批判的な記者を殺害、誘拐した疑いが持たれている前大統領時代の強権政治への逆戻りや、不正の横行も懸念されている。

 選挙の争点の一つは、日本人を含む250人以上が死亡した今年4月の同時テロの発生を受けた治安強化だった。ゴタバヤ氏は、当選すれば「国防を優先する」と明言。国防次官としての実績を誇示し、支持を広げた。

 プレマダサ氏は、担当大臣として貧困層への住宅供給を推進するなど、福祉面での手腕を強調。ラジャパクサ一族の票田となってきた農村部などで浸透を図ったが、与党連合内での候補擁立が遅れたことが響いた。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000022-jij-asia
テロへの不安が後押し 強権懸念上回る スリランカ大統領選
11/18(月) 7:11配信時事通信
 【コロンボ時事】スリランカ大統領選でゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官が勝利したのは、日本人を含む250人以上が犠牲となった今年4月の同時テロを受け、不安を解消する強い指導者を国民が求めたためだ。

 2015年の前回大統領選で落選した実兄のラジャパクサ前大統領を含め、一族につきまとう強権政治や不正への懸念を上回る格好となった。

 ゴタバヤ氏は、10月末に発表したマニフェスト(政権公約)の最初の項目に「国防」を据えた。選挙戦では、過激派組織「イスラム国」(IS)が4月のテロで犯行を主張したことを背景に、「どんなテロリズムも(国内で)存在を許さない」と力説した。

 また、「4月のテロが起きたのは、今の政府が国防に力を注がなかったためだ」と強調。貧困層への住宅供給など福祉面での実績があり、「ソフトな印象で浸透を図った」(外交筋)ライバルのプレマダサ住宅建設・文化相に対する攻撃材料としてテロを利用した。

 4月のテロでは、プレマダサ氏の票田となるはずの少数派キリスト教徒が標的となった。コロンボ近郊ネゴンボの教会で起きた爆発で負傷した男性は「政府が対策をしなかったからテロが起きた。今回はゴタバヤ氏に投票する」と怒りをあらわにしていた。

533チバQ:2019/11/19(火) 18:31:40

2808: チバQ :2019/11/18(月) 10:10:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000562-san-asia
スリランカ大統領選、親中派候補が勝利 中国再接近の公算
11/17(日) 22:11配信産経新聞
 【シンガポール=森浩】16日投開票のスリランカ大統領選で、同国選挙管理委員会は17日、ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官の当選を発表した。ゴタバヤ氏は兄、マヒンダ・ラジャパクサ前大統領の親中国路線を継承する見通し。シーレーン(海上交通路)の要衝スリランカが親中に回帰すれば、アジア全体の安全保障にも影響を与えそうだ。

 選管によると、ゴタバヤ氏の得票率は52%で、当選に必要な過半数に達した。有力対抗馬のプレマダサ住宅建設・文化相は声明で敗北を認めた。

 内戦集結の立役者であるゴタバヤ氏は多数派シンハラ人からの支持が厚く、選挙戦では4月の大規模テロを防げなかったシリセナ現政権を「弱腰」と批判。強い指導者像を前面に打ち出して票を伸ばした。

 マヒンダ氏は大統領在任中、中国の融資で南部ハンバントタに港や国際空港の建設を推進。金利の返済に窮したシリセナ政権は、ハンバントタ港の運営権を中国系企業に貸与した。中国による「債務のわな」の代表例とされる。

 ゴタバヤ氏陣営は中国との関係強化を明言しており、インド洋で中国と覇権を争うインドは警戒を強めている。

534チバQ:2019/11/19(火) 18:34:36
2809: チバQ :2019/11/18(月) 10:11:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000029-jij_afp-int
スリランカ大統領選、前任者の実弟が勝利 公式結果発表
11/17(日) 20:02配信AFP=時事
スリランカ大統領選、前任者の実弟が勝利 公式結果発表
スリランカの中心都市コロンボで、大統領選に票を投じ、投票所を後にするゴタバヤ・ラジャパクサ氏(中央、2019年11月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】16日に実施されたスリランカ大統領選で、マヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)前大統領の実弟ゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)元国防次官(70)が、最大のライバルだった与党・統一国民党(UNP)の候補者サジット・プレマダサ(Sajith Premadasa)氏を破って当選した。選挙管理委員会が17日、発表した。

 ラジャパクサ氏は52.25%の得票率を獲得。一方のプレマダサ氏は41.99%だった。

 仏教徒が人口の大多数を占めるスリランカでは今年4月21日に、自国出身のイスラム過激主義者による自爆攻撃が発生。これを受けてラジャパクサ氏は、治安に関する公約を掲げ、宗教的過激主義の撲滅を誓い、民族主義的な選挙運動を展開した。【翻訳編集】 AFPBB News


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000009-jij-asia
「債務のわな」に警戒感 中国の浸透加速も スリランカ大統領選
11/17(日) 7:08配信時事通信
「債務のわな」に警戒感 中国の浸透加速も スリランカ大統領選
14日、厳重に警備されたスリランカ南部ハンバントタの国際港入り口
 【コロンボ時事】スリランカでは、2009年の内戦終結に前後して中国が影響力を増してきた。

 高金利の借款で港湾などを整備し、返済不能とみるや中国国営企業が長期租借した例もある。スリランカ以外にもパキスタンなど他国に拠点を築く同様の手法が「債務のわな」と呼ばれている。外交筋は、大統領選でゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官が当選すれば、中国の浸透が進むと警戒する。

 ラジャパクサ家の地盤とされる南部ハンバントタに10年、大規模な国際港が出現した。建設費用の約13億ドル(約1400億円)の大半は中国からの融資。その後は稼働率の低迷で返済のめどが立たず、17年に中国国営企業が99年間租借することが決まった。隣国インドなどが港の軍事利用を懸念している。

 ハンバントタ近郊のマッタラ・ラジャパクサ国際空港も、建設費の約2億1000万ドル(約230億円)は中国の融資。発着する定期便は1本もなく、警備に当たっていた警官は「最近、飛行機が来たのは2日前で、修理のためだった。緊急時以外は利用されていない」と語った。

 アジア太平洋地域の諸問題を扱うオンライン誌ディプロマットによれば、17年時点でスリランカの対中債務残高は全対外債務中10%。日本の12%よりは低い。だが、日本政府関係者は「30〜40年かけて低金利で円借款を供与してきた日本と違い、対中債務はここ10年ほどで急激に伸びた」と説明、警戒を強める。

 対中傾斜のきっかけは、内戦中の人権侵害を批判する欧米諸国を嫌ったラジャパクサ前大統領の政権運営にある。前大統領の実弟で、親中派とみられているゴタバヤ氏は、選挙公約にあえて「インドとの密接な関係」構築を盛り込み、批判をかわすのに必死だ。

535チバQ:2019/12/02(月) 08:55:11
https://digital.asahi.com/articles/ASMCS6QP8MCSUHBI02R.html?pn=4
ガラガラ空港、利用客は月3人 中国マネーの抱き込み策
有料記事

ハンバントタ=奈良部健 2019年12月2日06時00分
 インド洋の真珠と称される国、スリランカ。ここに、おそらく他では味わえないくらいのんびりできるであろう空港がある。別名「世界一ガラガラの国際空港」。その実態を現地で取材してみると、のんびりとは言えない事情が見えてきた。

 南部ハンバントタ。「世界一」の空港は、この土地で2013年、同国で2番目の国際空港として開港した。空港の名前はマッタラ・ラジャパクサ空港。建設費2億900万ドル(約230億円)のうち、9割にあたる1億9千万ドル(約210億円)を中国輸出入銀行が融資した。

 今年11月、この空港を訪れて、その閑散ぶりに驚いた。1千台分ほどのスペースがある駐車場には1台も止まっておらず、クジャクが何羽か歩いているだけ。空港内では清掃員と警備員が立ち話をしていて、乗客らしき人は見あたらなかった。国際空港と言えば、観光の活性化というキーワードが思い浮かぶが、ほど遠いにもほどがある。

 それもそのはず。この空港には定期便がないのだ。10月の1カ月間、ここから出発したフライトはチャーター便などの計12便で、搭乗客はわずか計3人。給油のための離着陸や目的地の天候不順などによる緊急着陸などが多く、中東ドバイとの間を結んでいた唯一の定期便は昨年、終了していた。

「マヒンダさんのおかげ」
 このガラガラぶりを喜んでいる人がいる。雇われている200人以上の職員だ。利用客の案内役や清掃員、警備員、売店の売り子など、ひととおりのスタッフがそろっている。ハンバントタは農業が基幹産業で、のどかなジャングルが広がる。就職先はあまりない。女性職員は取材に「職を与えてくれたマヒンダ氏には感謝してもしきれない」と話した。

 みんなの恩人、マヒンダさんとは誰かって? それはマヒンダ・ラジャパクサ元大統領のことだ。05年から2期務め、その任期中にこの空港を造った功績もあってか、その名は空港の名前にも使われている。

 ただ、こんな人物として紹介されることも多い。「一族の汚職体質や過度な中国依存ぶりが国民の不評を買った」人だと。

 実際、空港の維持費は政府に重くのしかかっている。ほかにも、中国の支援で整備された施設は、劇場や高速道路など、各地にたくさんある。その多くは、融資の返済に見込んだ収益があがらず、対中債務は積み上がっていった。

 マヒンダ氏の後任の時代のことではあるが、積もり積もった借金の返済に行き詰まったスリランカ政府は17年末、空港の南20キロにあるハンバントタ港の99年間の運営権を中国企業に譲渡せざるを得なくなったほどだ。この港も中国マネーで開発したもの。「中国による植民地化」とも言われ、隣国インドは中国が港を軍事利用するのではと懸念している。

536チバQ:2019/12/02(月) 08:55:41
親中派、復活の背景
 そんな経緯がありながら、16日に実施された大統領選で当選を果たしたのは、マヒンダ氏の弟、ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官だった。弟もやはり、親中国派。そしてマヒンダ氏は、首相として政界に返り咲くことになった。なぜ、ラジャパクサ家は復活したのか。

 そうだ、ハンバントタ港の建設で土地を奪われた地元住民に聞いてみよう。開発に伴って移転を余儀なくされた人たちが集まって住む、新興のワライ村を訪ねた。

 取材に応じてくれたのはシディクさん(46)。父の代から住んでいた土地を2年前に立ち退いて、この地に移っていた。以前は平屋の家に住んでいたが、引っ越し後は政府の援助で建てた2階建ての大きな家で暮らす。

 「港を繁栄させて、無職の息子2人が働けるような強い経済をつくってほしい。それには、ラジャパクサ家の力が必要だ」

 そう力説はしたが、中国については「取り立てて思いはない」と言葉少なだった。

 地元警察によると、中国が99年間の利用権を得たことが明らかになった当初は、地元住民による抗議行動が起きたが、最近はほとんどないという。

 なぜか。

 中国は自国のファンをつくるべく、巨大インフラの整備だけでなく、地元住民への支援にも中国マネーを投入しているからだ。

「日本の机」は物置に
 その分かりやすい事例が、ハンバントタ郊外のティサプラ小中学校だ。以前は、生徒の使う椅子すら足りず、平屋建ての校舎は雨漏りしていた。学校を囲う柵はなく、牛が自由に敷地内を行き交っていた。

 そんな状況を知って、最初に手をさしのべたのは日本人だった。16年に、日本の閉校した学校から中古の机や椅子などを送り届けてくれた。ただし、支援の品々は、書類上の不備があって港で留め置かれた。

 なんとかしようと校長が港に行くと、出てきた責任者は中国人。港は中国の国営企業などが管理していたからだ。

 「どうしてこんなに古いものをほしがるのか」

 中国人の責任者はそう言った。校長が窮状を訴えると、この中国企業の社員がその後、学校を視察しにきた。

 それから時間は過ぎて、今年10月。中国企業はこの学校をコンピューター室や音楽室のある2階建ての新校舎として生まれ変わらせた。新品の椅子や机も添えてだ。かかった費用は総額3500万ルピー(約2千万円)。さらに、約300人の生徒全員に通学バッグを提供。成績優秀な子や障害を持つ子への助成金も準備した。それだけではない。中国語教師の無料派遣まで提案したという。10月の寄贈式には駐スリランカ中国大使も出席して、貢献をアピールした。

 校長は「中国が子どもたちの将来を変えてくれた」と喜ぶ。「日本にも感謝している。日本の支援がなければ、中国の支援はなかった」とも語った。日本の古い机や椅子は、一部が使われていたが、多くは物置で積み上げられたままになっていた。

「覇権」感じ取る国民
 場所は変わって、コロンボ。ここでも中国の存在感は大きかった。

 富裕層の通う中学、高校では中国語が教えられ、中国留学の機会も与えられていた。ある語学学校では、5年前に中国語を選択する生徒は毎月4〜5人だったが、現在では5倍の20〜30人に。一方、10人ほどいた日本語学習者は3、4人に減ったという。

 中心市街地には中国企業が建設中の高層ビルが立ち並ぶ。コロンボ港の沖合では、中国企業が大規模な埋め立て工事で人工島を建設していた。シンガポールやドバイのような金融都市をつくる計画も進んでいる。

 アジア経済研究所の荒井悦代さんは「スリランカ国民は、経済の覇者は中国だと敏感に感じ取っている」と指摘する。

 スリランカは、内戦終結による復興需要などで、経済成長率はマヒンダ氏の政権期の12年に過去最高の9%超を記録した。しかし、以降は3〜5%台にとどまっており、成長の再来を望む声は強い。

 過剰な貸し付けで返済が困難になる「債務のわな」は、あくまで国家の借金。自分たち個人の財布事情がすぐに悪化するわけではない。中国マネーは成長には不可欠だし、多少の汚職には目をつむってでも、より豊かな暮らしをもたらすリーダーが必要だ――。

 そんな人々の思いが、今回の大統領選の結果につながったのかもしれない。(特派員リポート)(ハンバントタ=奈良部健)

537チバQ:2019/12/17(火) 19:05:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00000033-jij_afp-int

パキスタン裁判所、ムシャラフ元大統領に死刑判決
12/17(火) 18:01配信AFP=時事
パキスタン裁判所、ムシャラフ元大統領に死刑判決
パキスタン首都イスラマバードの対テロ法廷に到着したペルベズ・ムシャラフ元大統領(2013年4月20日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】パキスタンの裁判所は17日、ペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)元大統領に対し、本人不在のまま死刑判決を言い渡した。国営メディアが報じた。同国では軍部が訴追を免れることが多いとされることから、異例の展開となった。

 ラジオパキスタン(Radio Pakistan)はツイッター(Twitter)に「イスラマバード(Islamabad)特別裁判所は、ペルベズ・ムシャラフ元大統領に対し、国家反逆罪により死刑判決を言い渡した」と投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

538チバQ:2019/12/17(火) 19:09:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00000030-jij_afp-int
【解説】第2期モディ政権のヒンズー至上主義拡大に広がる懸念 印
12/17(火) 17:18配信AFP=時事
【解説】第2期モディ政権のヒンズー至上主義拡大に広がる懸念 印
インド・アッサム州グワハティで、市民権改正法に抗議するデモの参加者(2019年12月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インドで新たに制定された市民権改正法(CAA)をめぐり、今年5月に2期目をスタートさせたナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相が、世界最大の民主国家である同国をヒンズー教国家につくり変えようとしているのではないかとの懸念が広がっている。2億人に及ぶ国内のイスラム教徒や少数派、さらには国際社会もが不安を抱くモディ氏のヒンズー至上主義的な政策について、AFPが考察を試みた。

【関連写真】1992年にモスクの塀を破壊するヒンズー教の原理主義者

■唯一イスラム教徒が多数派を占めるジャム・カシミール州の自治権剥奪

 インドとパキスタンが領有権を争うカシミール(Kashmir)地方のインド側、ジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)州は10月31日まで、インドで唯一イスラム教徒が多数派を占める州として特別な地位と部分的な自治権が認められていた。この特別扱いに対して長年、ヒンズー至上主義者は反感を抱いてきた。

 インド議会は8月5日、ジャム・カシミール州を中央政府の直轄領として二つに分割する法案を成立させた。モディ氏は、この措置は経済発展を促し、汚職を取り締まるためと説明しているが、数十年にわたり武装勢力が反政府運動を展開してきた地元の住民たちは、真の理由はヒンズー教徒の移住を認め、州のアイデンティティーを希釈するためだと考えている。

■国民登録簿から除外され190万人が無国籍状態に

 政府は8月、北東部アッサム(Assam)州の国民登録簿(NRC)を発表。資格なしと判断されて登録簿から除外された190万人は無国籍状態に置かれ、収容所に送られるか、国外追放される可能性に直面しているが、このうち大多数を占めているのがイスラム教徒だ。

 モディ氏の側近アミト・シャー(Amit Shah)内相は今月、「侵入者」を排除する目的で、2024年までに国民登録簿を全国的に整備すると言明した。

 モディ氏は、首相1期目には多くのイスラム風の地名を変更し、歴史の教科書からインドにおけるイスラム教徒の役割を削除した。このためイスラム教徒は、シャー氏の国民登録簿の整備はイスラム教徒を念頭に置いているのではないかと懸念している。

■最高裁が聖地にヒンズー教寺院の建設を許可
 インドの最高裁判所は11月、ヒンズー教とイスラム教の間で帰属をめぐって対立していた北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州アヨディヤ(Ayodhya)にある聖地にヒンズー教寺院の建設を認めた。アヨディヤ聖地でのヒンズー寺院の建設は、モディ氏が現在率いるインド人民党(BJP)が1980年代から公約として掲げ、この判決は同氏の支持者にとって大きな勝利を意味する。

 一方で、この聖地をめぐっては1992年、ヒンズー教徒の暴徒が460年の歴史を持つモスク(イスラム教寺院)を破壊した背景があり、最高裁の判決で、モスクの破壊が正当化され、今後、同様の破壊行為や暴力が増えるのではないかと批判する声もある。

■非イスラム教徒移民を対象にした新法

 11日にインド上院で可決された市民権改正法により、近隣3か国パキスタン、アフガニスタン、バングラデシュから不法入国した移民に対する市民権の付与は容易になるが、対象はヒンズー教徒、シーク教徒、ジャイナ教徒、仏教徒、キリスト教徒のみで、イスラム教徒は含まれていない。

 これについてモディ氏は、新法がイスラム教徒を対象外としているのは、これら3か国ではイスラム教徒が多数を占めており、迫害される危険がないからだとしている。

 この新法をめぐって国民の間で怒りが広まり、国内各地で大規模な抗議活動に発展している。抗議活動の中心となっているインド北東部では、新法によって、ヒンズー教徒が大半を占めるバングラデシュ移民に市民権が付与されるのではないかと懸念されている。

 スウェーデンのウプサラ大学(Uppsala University)のアショク・スワイン( Ashok Swain)教授はAFPの取材に、「インドの民主主義は、世俗的な特徴と密接に結び付いている」と指摘。「モディ氏が行っていることは、多数決主義の力による支配であり、そこには少数派の権利に対する譲歩がみられない」と述べた。

539名無しさん:2019/12/17(火) 19:10:02
■インド人民党の次の目標は何か

 インド人民党の次の目標は、統一民法の制定と宗教別属人法の廃止だ。宗教別属人法では、結婚、家族、死などの問題についてさまざまな宗教的少数派向けの規定が定められている。

 米シンクタンク「ウィルソン・センター(Wilson Center)」のマイケル・クゲルマン(Michael Kugelman)氏は、「インドで展開されているのは、ヒンズー至上主義的な政策の積極的な推進だ。この政策によって、長年インドの民主主義を特徴付けてきた世俗主義と宗教多元主義が脅かされている」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

540チバQ:2019/12/17(火) 21:05:30
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-191217X032.html
ムシャラフ元大統領に死刑判決=本人は亡命中―パキスタン
2019/12/17 18:14時事通信

 【ニューデリー時事】パキスタンの裁判所は17日、ムシャラフ元大統領(76)に対し、違法に非常事態宣言を出して憲法の効力を停止したとして、国家反逆罪で死刑判決を言い渡した。ムシャラフ氏は陸軍のトップだった1999年、クーデターで実権を握り、2008年に退任。治療名目で16年に出国し、地元紙ドーンによれば、現在はドバイで事実上の亡命生活を送っている。

 大統領在任中の07年、ムシャラフ氏は非常事態を宣言し、憲法の効力を停止した。当時、次の大統領選への出馬資格をめぐる訴訟が進行中で、自らに不利な判決が出るのを避けるための措置とみられていた。

 パキスタンの憲法では、武力の行使や武力による威嚇などで憲法を停止させた場合、国家反逆罪で死刑か無期禁錮となる。ただ、地元記者は「国家反逆罪で死刑が言い渡されるのは極めてまれだし、(絶大な権力を誇る)軍トップの経験者が反逆罪に問われることも異例だ」と指摘した。

541チバQ:2019/12/18(水) 21:39:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-00000126-jij-asia
首都の一部、集会・夜間外出禁止 イスラム移民国籍問題、抗議拡大 印
12/18(水) 19:12配信時事通信
首都の一部、集会・夜間外出禁止 イスラム移民国籍問題、抗議拡大 印
17日、ニューデリーで、投石する抗議行動参加者(EPA時事)
 【ニューデリー時事】インドのモディ政権が、周辺国からの不法移民に対しイスラム教徒を除いて国籍を与えると決め反発が広まっている問題で、インドのメディアは18日、「首都ニューデリー北東部で集会・夜間外出の禁止措置が発動されている」と報じた。

 抗議行動を抑えるための措置とみられる。

 ヒンズー至上主義のモディ政権下でも、騒乱の影響が首都にまで及ぶのは異例だ。安倍晋三首相が15日から予定していた訪印を取りやめるなど、影響は拡大しつつある。

542チバQ:2019/12/25(水) 10:24:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191224-00000575-san-asia

インド、移民への国籍付与で混乱拡大 23人死亡、イスラム教徒に「国籍剥奪」懸念広がる


12/24(火) 19:42配信

産経新聞



 【シンガポール=森浩】インドで不法移民に国籍を与える国籍法改正をめぐり、混乱が広がっている。各地で抗議活動が激化し、治安部隊との衝突で24日までに少なくとも23人が死亡、一時的なものも含め5千人以上が身柄を拘束された。政府はインターネット接続遮断などで拡大阻止を狙うが、反発は根強く収束の兆しは見えない。

 「インドの13億の国民には何の影響も与えない。情勢を誤った方向に導こうとしている一味がいる」

 モディ首相は22日の演説でこう強調し、改正法で拡大する抗議の沈静化を呼びかけた。

 今回の法改正によって近隣3国からインドに来た移民に対し、宗教的迫害が理由だった場合、国籍が付与される。だが、イスラム教徒は対象外なため抗議活動が拡大。イスラム教徒の割合が高い北部ウッタルプラデシュ州では衝突で8歳男児を含む15人が死亡した。

 抗議が広がった理由は法改正で、国内のイスラム教徒に「将来、国籍が剥奪(はくだつ)されるのではないか」との不安が芽生えたことが大きい。冒頭のモディ氏の発言もこの懸念を意識したものだ。市民の一部は改正法が宗教の平等を掲げた憲法に違反するとしてインド最高裁に法の施行停止を申し立てた。最高裁は18日、法の即時の停止は退けつつ、来年1月に審理を行うと表明した。

 それでも事態の収束からは遠い。政府は一部地域で4人以上の集会の禁止令を発出。首都ニューデリーや北東部アッサム州などの一部には夜間外出禁止令を出し、インターネット接続も遮断した。

 政権には法改正でイスラム教徒への強硬姿勢を示し、国内の約8割を占めるヒンズー教徒の支持を固めたい思惑があるとされる。国政与党インド人民党(BJP)は5月の総選挙で大勝を収めたが、景気低迷で支持離れが進む。今月23日に結果が公表された東部ジャルカンド州議会選でBJPは地域政党に敗退。投票は法改正前で抗議の影響はないが、BJP退潮を示すものと受け止められた。

 来年初めにはデリー首都圏議会選挙が実施される。BJPは前回2015年選挙で惨敗しており、ヒンズー教徒の支持を背景に勝利を収めたい局面だ。政治評論家のサジャン・クマール氏は「法改正はインドの世俗主義の後退だ。抗議の底流にはモディ政権の経済政策への失望感もあり、事態は簡単には収まらないだろう」と話している。

543チバQ:2020/02/12(水) 15:38:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200212-00000007-kyodonews-int

インド与党は8議席にとどまる 首都議会選、新興政党連勝


2/12(水) 5:11配信

共同通信



 【ニューデリー共同】インド選挙管理委員会は11日、首都ニューデリーがあるデリー首都圏(州に相当)議会選の開票作業を終了した。全70議席のうち、モディ首相の国政与党インド人民党(BJP)は8議席にとどまった。2015年の前回選で67議席を獲得した庶民党は62議席で、再び大勝した。

 庶民党は12年に結党され、BJPや国民会議派を中心とした既成政党が強いインドでは新興の政党。BJPは前回より5議席増やしたが、伸びなかった。国民会議派は前回に続いて今回も議席を獲得できず、国政選挙を含めて退潮傾向にある。

544チバQ:2020/02/12(水) 15:38:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200211-00000059-jij-asia

モディ首相与党、首都で敗北 景気低迷、反イスラム裏目 インド


2/11(火) 20:02配信

時事通信







モディ首相与党、首都で敗北 景気低迷、反イスラム裏目 インド


11日、インドの首都ニューデリーで、デリー首都圏議会選に勝利しVサインを掲げる庶民党のケジリワル氏(EPA時事)


 【ニューデリー時事】インドのデリー首都圏議会選(8日投票、定数70)は11日、開票が実施され、首都圏議会与党の庶民党がモディ首相率いる国政与党インド人民党(BJP)を破った。

 BJPは、西部マハラシュトラ州、東部ジャルカンド州の両議会選に続き地方選3連敗となった。

 選管発表によると、庶民党は2015年の前回選挙の67議席よりは減らしたものの、62議席を確保。過半数を狙ったBJPは5議席増の8議席と伸び悩んだ。有権者は1400万人超。選管によれば、投票率は62.59%と前回の67.47%から低下した。

 昨年4〜5月の総選挙では、BJPがデリー首都圏の全7議席を独占した。その後、経済成長が14年のモディ首相就任前のレベルまで落ち込んだことを背景にBJPは失速。昨年10月以降は地方議会選で連敗した。

 ヒンズー至上主義を掲げるモディ氏は昨年12月、国民の8割を占めるヒンズー教徒の支持を固め失地回復を図ろうと、「(ヒンズー教徒ら)迫害された少数派を守る」名目で周辺国からの不法移民に国籍を与える法改正を実施。イスラム教徒を国籍付与の対象から外したことで全国的な抗議行動を招き、首都圏議会選でも逆風となった。

545チバQ:2020/02/18(火) 15:39:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200217-00000540-san-asia

インド与党に逆風 地方選3連敗、「ヒンズー至上主義」「経済減速」で支持離れ


2/17(月) 16:29配信

産経新聞



 【シンガポール=森浩】インドで国政与党・インド人民党(BJP)への逆風が強まっている。8日投票のデリー首都圏(州に相当)議会選で、BJPは地域政党に大敗。直近の地方選で3連敗となった。昨年の総選挙でBJPが大勝し、盤石の政権基盤を得たかと思われたモディ政権だが、ヒンズー至上主義への反発と経済の減速が支持を揺るがしている。

 「この勝利は国にとって歓迎すべきメッセージだ」

 デリー首都圏議会選で大勝を収めた庶民党のケジリワル党首は11日、こう力を込めた。選挙管理委員会の発表によると、議会選では定数70に対し、医療費の無料化などを掲げた庶民党が62議席を獲得。BJPは8議席にとどまった。印シンクタンク、オブザーバー研究財団のサティシュ・ミスラ研究員は「選挙結果はモディ首相が無敵ではないことを示した」と分析する。

 BJPは昨年5月の総選挙で下院(定数545)の3分の2に迫る議席を獲得する大勝利を収めた。モディ政権が2月、テログループをかくまっているとして隣国パキスタンを空爆し、国民の団結を呼びかけたことが奏功した格好だ。

 強い支持を得た第2期モディ政権は、1期目に続いて人口の8割を占めるヒンズー教徒寄りの政策を推進。昨年12月、イスラム教徒以外の不法移民に国籍を与える改正国籍法を成立させた。だが、法改正は国内で激しい反発を招き、大規模なデモが継続する。

 さらに、経済の悪化が支持離れにつながる。インドの2019年7〜9月の国内総生産(GDP)の成長率は、前年同期比で4・5%増にとどまり、6四半期連続で減少。消費の冷え込みが顕著で、19年の国内乗用車販売台数は前年比12・8%減の約296万台と大幅な下落を記録した。業界団体、インド自動車工業会幹部は「過去最大の落ち込みだ」と話す。

 特に人口約13億人の約6割が居住する農村の貧困が深刻だ。原料費や設備投資費が高騰する一方、農作物は供給過剰状態にあり価格は下落する。政府は今月1日に発表した20年度予算案で、農業振興や地方でのインフラ開発に重点を置いたが、経済の起爆剤になるかは見通せない。

 デリー大のルパリ・シャルマ准教授(経済学)は「モディ氏は依然強い指導者だが、庶民に経済成長の実感は乏しく、不満が蓄積されている」とコメント。選挙の連敗が続けば、BJPは支持固めのために「ヒンズー至上主義的な政策をより推進する可能性がある」と分析している。

546チバQ:2020/03/22(日) 14:38:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200319-00000150-jij-asia

スリランカ、総選挙を延期 新型コロナで


3/19(木) 21:10配信

時事通信



 【ニューデリー時事】スリランカの選管当局は19日、4月25日に予定していた総選挙の投票を延期すると発表した。

 選挙運動などによる新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ目的。新たな日程は今後決める。また、スリランカ政府は19日、国民に対し20〜27日は在宅勤務を行うよう求めた。

547チバQ:2020/03/29(日) 21:51:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00000022-jij_afp-int
指示無視して説教続けたインドの導師、スーパースプレッダーに 1万5千人が隔離下
3/29(日) 21:22配信AFP=時事
指示無視して説教続けたインドの導師、スーパースプレッダーに 1万5千人が隔離下
封鎖下にあるインド・パンジャブ州アムリツァルで、警備に当たる警察官ら(2020年3月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インド北部で、新型コロナウイルスに感染したシーク教の指導者が死亡し、この指導者によってウイルスを感染させられた可能性のある少なくとも1万5000人が厳重な隔離下に置かれている。

 多数のウイルス感染を招く患者「スーパースプレッダー」となったバルデブ・シン(Baldev Singh)導師は、欧州における感染拡大の中心地となっているイタリア、およびドイツからインドに帰国後、パンジャブ(Punjab)州内の農村十数か所を巡り、説教を行った。

 この結果、同国で最も厳しいレベルの警戒態勢が敷かれることになり、インド政府が感染防止策として同国全土に課した21日間の外出禁止令を上回る厳しい規制の下、各世帯に対して特別の食料配送が実施されている。

 シン導師が暮らしていた地区の治安判事は27日にAFPに対し、「まず農村15か所の一部が18日に封鎖された。封鎖対象となった農村の住民は1万5000〜2万人とみられる。医療チームが待機し、定期的に監視している」と語った。

 地元の警察関係者によると、シン導師との接触があった19人は既に陽性反応を示し、さらに200人超が検査結果を待っている。

 シン導師と近親者2人は欧州から帰国した後、自主隔離の指示を無視し、導師が発症して死亡するまで農村を巡って説教を行っていた。この近親者2人も、検査で陽性と判定された。【翻訳編集】 AFPBB News

548チバQ:2020/04/02(木) 13:32:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00000594-san-asia

インド、都市封鎖で失業増加 徒歩で帰郷も 首相は謝罪


4/1(水) 19:28配信

産経新聞



 【シンガポール=森浩】インドで新型コロナウイルス対策のため、全土を対象としたロックダウン(都市封鎖)が始まって、1日で1週間が経過した。人口約13億人の移動を原則禁じる未曾有の大規模封鎖だが、失業者が相次ぐなど混乱も起きている。低迷が続くインド経済への影響も懸念され、モディ政権は難しいかじ取りを迫られている。

 「特に貧しい人々に対し、私が過酷な措置を取ったことを謝罪する。だが、ウイルスとの戦いに他の選択肢はない」

 モディ首相は3月29日のラジオ放送で封鎖に理解を求めた。強気の発言が多いモディ氏の謝罪は珍しい。

 全土封鎖は21日間で25日から実施されている。感染拡大を防ぐため外出を制限し、食料品店や銀行など生活に必要な業種以外の商店の営業を認めていない。鉄道や地下鉄など公共交通機関もほぼ全面停止した。

 ただ、多くの産業活動が停止したことから、日雇い労働者らの失業が続出。地元メディアは1億3600万人が職を失うリスクに直面すると見積もる。ツイッターでは「モディ氏が災害を起こした」というキーワードが拡散。昨年5月の総選挙で国政与党インド人民党(BJP)の大勝を呼んだ熱狂は消し飛んだ。

 職を失った人が徒歩で故郷を目指す動きが出ており、西部グジャラート州では帰郷の交通手段を求める労働者約500人と警官隊の衝突も起きた。

 政府は事態を憂慮し、貧困層支援を軸とする1兆7千億ルピー(約2兆4千億円)の経済対策を発表。8億人を対象に米や麦を配給し、8300万世帯にガス調理用ボンベを提供する。ただ、効果は限定的との見方が強い。

 インドはここ数年、景気減速が続き、政府は1月、2019年度の国内総生産(GDP)成長率を前年度比1・8ポイント減の5・0%と予測。11年ぶりの低成長となる見通しだ。さらに新型コロナが影を落とす可能性が高く、インド紙ヒンズー・ビジネス・ラインは「政府はショックを緩和する方法を早急に見つけなければならない」と警告している。

549チバQ:2020/04/09(木) 02:58:37
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200407/mcb2004070710002-n1.htm
社会格差が感染の封じ込め阻むインド 労働者が出身村に大移動 (1/2ページ)
 4億5000万人が非公式経済に従事するインドで、社会格差が新型コロナウイルス感染症を封じ込める上での障害となる恐れが出てきた。3月25日から3週間のロックダウンに入った同国では、スラムの低賃金労働者に「社会距離」を取る選択肢はない。首都圏では、数十万人ものインドの最貧困の出稼ぎ労働者が都市部を逃れ、出身の村に向かって大移動を始めた。インドでこうした大規模な集団移動がみられたのは1947年のインド独立当時以来だ。

働かねば生活の危機

 首都デリー東部で4人の子供を育てるベイビー・デビーさんはコロナウイルスの影響でこれまでに月収の80%を失った。掃除婦として生計を立てているが、デビーさんの雇い主は多くの比較的裕福な世帯と同様に、感染予防のために人との接触を避け始め、3軒のうち2軒の仕事を失った。収入は1日約0.67ドル(約73円)に減少し、この先の生活を憂慮している。

 インドがウイルスの感染拡大阻止に奔走しているにもかかわらず、風呂・トイレ付きの1部屋に他の2家族と一緒に暮らすデビーさん一家は非常に高い感染リスクにさらされている。デビーさんは「外で働くことも家にいることも危険で、生活は非常に困難になった」と話す。

 デビーさんのように非公式経済で働く人はインド全労働者の9割を超え、同国国内総生産(GDP)の2分の1以上を支える。多くは都市に広がる880万世帯から成るスラムに暮らし、通りで物を売ったり、配管工や家政婦、ごみの収集、リキシャ(三輪バイク)の運転手などをしたりして、1日当たり平均で2ドルの収入を得る。

 モディ首相は24日に国民向けのテレビ演説で、「専門家の助言によれば、ウイルス感染サイクルを破るには21日間が極めて重要だ」と述べ、「しばらくは外出という行為を忘れてほしい。全国的なロックダウンという決定は自宅の外に境界線を引くということだ」と話した。

 インド政府が24日に新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために国内全土を21日間封鎖すると発表した結果、失業した貧困層の出稼ぎ労働者が出身地への大移動を余儀なくされている。これら貧困層の労働者の多くにとって、封鎖は死活問題だ。1日2ドル未満の賃金で働いていたこれらの労働者は収入を失い、家賃や食費を払えなくなるとの不安に駆られている。

 夫や2人の子供たちとともに歩いて帰郷するレカー・デビさんは「私たちは出身の村に帰らなければならない。都市では餓死してしまう」と話す。デビさんらは建設現場で働いていたが、業務は1週間以上前に突然停止した。

550名無しさん:2020/04/09(木) 02:58:55
高額紙幣時より深刻

 カナダのトロント大学のプラバート・ジャー教授は「2016年11月にモディ首相が高額紙幣を無効にした際、インドの最も貧しい人たちの生活は厳しさを増したが、パンデミックに歯止めがかからない場合の経済への影響はこれよりも格段に大きい。連邦・州政府は国民の健康と経済的損失を予測し、調査と対応を早急かつ大々的に強化しなければならない」と指摘する。

 貧困層の厳しい家計への支援策の一環で、デリー首都圏のアルヴィンド・ケジリワル首相は5000ルピー(約7200円)を上限として4月7日までに85万人に年金を支給、食料補助制度の受給者にはこれに上乗せして支給すると発表。南部ケララ州も2000億ルピー相当の支援、インド全貧困層の5分の1近くが暮らす北部ウッタルプラデシュ州は350万人を超える日雇い労働者と建設作業員に月額1000ルピーの送金を発表した。連邦政府は3月半ばに政府内に調査委員会を立ち上げたが、これまでに対策についての発表はない。


 世界保健機関(WHO)によるとインドが16年に支払った1人当たりの医療費は約62.72ドルで中国の約6分の1。インド連邦政府は少なくとも医療に関する予算を現在の国内総生産(GDP)比1.2%から25年までに最低でも2.5%に増額する計画だ。(ブルームバーグ Bibhudatta Pradhan、Archana Chaudhary)

551チバQ:2020/04/12(日) 15:15:22
https://www.afpbb.com/articles/-/3278210?cx_part=top_topstory&amp;cx_position=3
インドの封鎖措置、2週間延長へ 国民13億人対象
2020年4月12日 10:20 発信地:ニューデリー/インド [ インド アジア・オセアニア ]

【4月12日 AFP】インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は、新型コロナウイルス拡大阻止のため13億人の国民を対象に行っている封鎖措置を2週間延長する方針だと、11日にモディ首相と会談した各州の首相らが明らかにした。

 3週間の予定で行われている現在の封鎖措置は14日に終わることになっているが、死者が増え続ける中、国内29州および連邦直轄領のうち一部の首相がモディ首相に封鎖措置の延長を要求した。


 オディシャ(Odisha)州とパンジャブ(Punjab)州はすでに約2週間の延長を決めているが、州境を越える人の移動によるウイルスの拡散を防ぐには全土の封鎖が必要だと指摘されていた。

 インドではこれまでに約7500人の患者が報告され、240人が死亡しているが、政府は市中感染は起きていないとしている。(c)AFP

552チバQ:2020/04/17(金) 20:19:15
https://digital.asahi.com/articles/ASN4J3F4HN4FUHBI023.html?pn=2
あれ?ヒマラヤが見える インドの外出制限、思わぬ影響
奈良部健

2020年4月17日 11時00分
 世界最悪レベルの大気汚染で知られるインドの都市部で、新型コロナウイルス対策として実施されている罰則付きの厳しい外出制限の影響を受け、大気の状態が改善しているようだ。現地メディアによると、工場の閉鎖や公共交通機関の停止、建設工事のストップなどにより、これまでかすんで見えなかったヒマラヤ山脈が離れた場所から眺望できるようになった。珍しい風景が話題になっている。

ここから続き
 インド政府は3月25日から3週間、全土で外出を禁止した。首都ニューデリーでは青空が広がり、夜には星が見えるように。ニューデリー周辺では従来、PM2・5(微小粒子状物質)の数値が「健康に良くない」レベルの日が続いていたが、現在は「普通」まで改善している。

 スイス「IQエア」の2019年の調査によると、世界85都市のうちニューデリーのPM2・5の数値は最悪だった。排ガスや建設工事、石炭火力発電所、周辺州での野焼きなどが主な原因とみられている。(奈良部健)

553チバQ:2020/04/19(日) 19:06:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041800275&amp;g=int
列車改造し隔離施設に 「鉄道王国」苦肉の策―インド
2020年04月19日07時17分

新型コロナウイルス患者の隔離施設に改造された車両=インド国鉄が3月28日に提供、北東部グワハティ(AFP時事)
新型コロナウイルス患者の隔離施設に改造された車両=インド国鉄が3月28日に提供、北東部グワハティ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】線路の総延長が6万キロ超に及ぶ「鉄道王国」インドで、寝台列車を改装し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ隔離施設を増設する取り組みが進んでいる。13億人超の人口を抱え、医療体制が脆弱(ぜいじゃく)なインドにとっては苦肉の策だ。

 インド政府の計画では、寝台車約2万両に医療設備を取り付け、最大32万人の感染者を収容する。8日時点で3250両の改造が完了した。
 インドは3月25日から全土で外出禁止措置を取っており、鉄道は運休中。改造車両は、医療施設が不足する地域に線路で移動可能だ。ゴヤル鉄道相はツイッターで「患者が余裕を持って回復できる衛生的な環境を提供する」と意義を強調した。
 インドの感染者数は18日現在で1万4000人を超え、死者は480人超。ただ、調査が追い付いていない可能性もあり、実際はより多くの人が感染している恐れもある。
 世界保健機関(WHO)によれば、インドの2011年時点での人口1000人当たりの病床数は0.7で、13超の日本を大きく下回る。

554チバQ:2020/04/20(月) 13:34:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000011-jij-asia

インド、貧困層対策が課題 職失い移動、感染リスク拡大 新型コロナ


4/20(月) 6:39配信

時事通信







インド、貧困層対策が課題 職失い移動、感染リスク拡大 新型コロナ


徒歩で故郷を目指すインドの出稼ぎ労働者ら=3月28日、ニューデリー


 【ニューデリー時事】インドで貧困層に対する新型コロナウイルス感染防止対策が大きな課題となっている。

 政府の調査では全人口13億人超のうち貧困層が2割強を占めるが、実態はさらに多いとみられている。大都市への出稼ぎ労働者が外出禁止措置で職を失って帰郷するなど、感染リスクの拡大が指摘されている。

 感染防止のため政府が人の移動を規制する中、失業した出稼ぎ労働者が首都ニューデリーや商都ムンバイのバスターミナルに押し寄せるなど帰郷の動きが広がり、規制の網をかいくぐって徒歩で数百キロ先の故郷に戻った人も多い。インディア・トゥデー誌(電子版)によると、ある医師は「国内でのこうした移動は感染を増大させる恐れがある」と懸念を示した。

 各地方政府は移動抑制策として、家賃や食費を賄えなくなった人々のためにシェルターを用意した。しかし、過密なシェルターでの滞在を強いられたり、情報が行き渡らずに橋の下などで密集生活を余儀なくされたりしているという。

 民放NDTVは、ニューデリーの川沿いに捨てられた腐りかけのバナナを拾い集める人々の姿を報道。「常に食料を得られるわけではない。これを拾った方がましだ」という男性の声を伝えた。

 モディ首相は3月29日、貧困層対策の遅れを認め、「私を許してほしい」と異例の謝罪をしたものの、貧困層が置かれた厳しい状況の改善はなかなか進んでいない。

555チバQ:2020/04/21(火) 13:40:06
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042000553&amp;g=int

スリランカ観光業、なお低迷 テロ後、新型コロナ追い打ち


2020年04月20日21時34分
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新型コロナウイルスの影響で閑散とした観光名所「仏歯寺」=3月18日、スリランカ中部キャンディ(AFP時事)

新型コロナウイルスの影響で閑散とした観光名所「仏歯寺」=3月18日、スリランカ中部キャンディ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】スリランカの主要産業である観光業は、昨年4月の連続テロで大きな打撃を受けた。客足が回復しつつあったが、今年2月以降は新型コロナウイルスの影響を受けて再び観光客が途絶えた。続く低迷に関係者は「先が見通せない」と嘆く。
 最大都市コロンボ郊外など2カ所で、日本人らを対象としたゲストハウスを営むニシャン・フェルナンドさん(58)は、「テロ事件の影響で昨年の(日本の)ゴールデンウイークは(仕事が)だめになってしまった。事件後、観光業はなかなか元に戻らなかった」と書面インタビューで打ち明けた。
 スリランカの2019年の観光収入は3590億ドル(約39兆円)あまりで、約4380億ドル(約47兆円)だった前年を下回った。政府はテロ直後から8月末まで非常事態を宣言。各国政府もスリランカへの渡航をやめるよう勧告したことが影響した。
 その後、日本政府を含め、各国が渡航規制を緩和したため、観光客は戻りつつあった。ところが、今年1月末以降、スリランカでも新型コロナウイルスが流行し、20日現在で感染者は295人(死者は7人)に上る。現在は感染拡大防止のため、国際線旅客機の発着が停止された。ニシャンさんは「昨年の分も頑張ろうと思っていたのに。感染が終息しなければ観光業はやっていけない」と落胆した。

556チバQ:2020/04/21(火) 14:08:51
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200413039950a&amp;g=afp

スリランカ、コロナ死者の火葬を義務化 イスラム教徒から抗議


2020年04月13日13時19分
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【コロンボAFP=時事】スリランカは12日、新型コロナウイルスによる死者の火葬を義務化した。同国の少数派であるイスラム教徒からは、火葬がイスラム教伝統の埋葬方法に反するとの抗議の声が上がっていたが、これを無視した形だ。(写真は資料写真)
 これまでに同国で新型コロナウイルス感染により死亡した7人のうち、3人がイスラム教徒だった。当局は、遺族からの抗議を受けていたにもかかわらず、遺体を火葬した。
 パウィトゥラ・ワンニアラッチ保健・伝統医療相は12日、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)によって亡くなった、または亡くなったとみられる人の遺体は、火葬されるものとする」と発表。
 世界保健機関(WHO)は、同感染症による犠牲者を「埋葬または火葬することが可能」としている。
 全国的に無期限の外出禁止令が発令されているスリランカでは、これまでに200人以上が新型コロナウイルス検査で陽性結果を示している。
 火葬をめぐっては、人権団体も非難している。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのビラジ・パトナイク南アジア代表は今月、「この困難な時こそ、当局はコミュニティーの分裂を深めるのではなく、団結させるべきだ」と指摘した。
 スリランカの人口約2100万人の10%を占めるイスラム教徒を代表する同国の主要政党は、宗教儀式や遺族の願いを「無神経に無視している」として政府を非難している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕

557チバQ:2020/04/22(水) 00:52:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/45c5d026aed7da28769f327856316a584b322d6e
「ウイルス拡散した」 インドでヒンズー至上主義者がイスラム教徒非難 「コロナジハード」と主張の政治家も
4/21(火) 22:50配信

毎日新聞
イスラム教団体の集会参加者の間で新型コロナウイルスの感染が広がったことを受け、居住地域を消毒する消防士ら=ニューデリーで2日、AP

 新型コロナウイルスの感染が拡大するインドで、「ウイルスを拡散した」としてイスラム教徒が非難の対象となっている。首都ニューデリーで3月に開かれたイスラム教団体の集会で大規模な集団感染が起きたためだ。ヒンズー至上主義を掲げる国政与党には、イスラム教徒がウイルスを利用して「コロナジハード(聖戦)」を仕掛けていると主張する政治家もいる。

 「イスラム教徒はヒンズー教徒を攻撃するためにウイルスを広めた」。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では3月以降、このような投稿が相次ぐ。地元メディアによると、イスラム教徒への襲撃事件が発生しているほか、一部地域ではイスラム教徒の立ち入りが制限されるなど嫌がらせが続いているという。西部ラジャスタン州では国政与党・インド人民党の地方議員2人が、イスラム教徒への嫌悪をあおる動画を広めたとして、警察による捜査が進んでいる。

 問題となったのは、3月にニューデリーで開かれたイスラム教団体「タブリーギ・ジャマート」の集会だ。集会にはインドやインドネシア、マレーシアから数千人が参加し、集団感染が起きた。参加者はその後インド各地に戻り、ウイルスが広がった。インドの感染者数は3月25日時点で約600人だったが、現在は1万8000人に増加。保健省によると、この集会に起因する感染者は4000人以上に上る。

 インドでは2014年にヒンズー至上主義のモディ政権が発足して以降、ヒンズー至上主義者が勢いづいたとされる。人権活動家のアルビンデル・アンサリ氏は「集会が感染拡大の一因になった可能性は高く、その点はしっかりと検証されるべきだ。一方で、ヒンズー至上主義者は新型コロナを利用してイスラム教徒への憎悪を広げようとしている」と指摘する。【松井聡】

558チバQ:2020/04/26(日) 08:01:22
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042400646&amp;g=int
遠い復興、コロナ対策に悲観 ネパール大地震から5年
2020年04月25日07時27分


ネパール大地震で建物が損傷した中部パタンの世界遺産「パタン・ダルバール広場」で再建作業を行う人々=2019年8月(EPA時事)
ネパール大地震で建物が損傷した中部パタンの世界遺産「パタン・ダルバール広場」で再建作業を行う人々=2019年8月(EPA時事)

 【ニューデリー時事】約9000人の死者を出したネパール大地震から25日で5年を迎える。しかし復興は進んでおらず、特に病院など医療機関は震災前の半分強しか復旧していない。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、地方部で十分な感染対策が取れないと悲観する声が強まっている。
 政府の復興当局によると、これまでに復旧した医療機関は震災前の55%程度。24日に電話取材に応じた保健・人口省当局者は、新型ウイルス対策について「問題は地方だ。医療設備の欠如は疑う余地がない」と説明した。
 ネパールの24日時点での感染者は48人、死者はいないとされている。ただ、もともと中国との交流が深かったことから、地元有力紙記者は「検査が追い付いていないだけだ」と懸念する。
 復興が進まない背景には、政府が世界各国の支援金を配分できていない問題がある。震災から2年半ほどの間は政争が繰り返され、現在までに投入されたのは、被害額約7060億ルピー(約6200億円)の半分程度にとどまる。
 特に地方では被災家屋の復旧さえ進んでいない場所も多い。3月末から新型ウイルス対策で外出禁止措置が続くが、被災者は間借りした他人の家などで日々を過ごしている。政府の復興当局者は「貧困層などの少なくとも1万5000世帯が住宅を再建できないままだ」と認めた。
 政府は国際援助団体の力も借りながら家屋再建を進めざるを得ないが、当局者は「コロナ危機が過ぎ去った後に進展があると望んでいる」と言葉は少ない。

559チバQ:2020/04/30(木) 14:54:42
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042800778&amp;g=int
インドの貧困層襲うコロナ 150キロ歩き、命尽きた少女―「全土封鎖」のしわ寄せ
2020年04月29日07時44分


徒歩で故郷を目指すインドの出稼ぎ労働者ら=3月28日、ニューデリー
徒歩で故郷を目指すインドの出稼ぎ労働者ら=3月28日、ニューデリー

 【ニューデリー時事】13億超の人口を抱えるインドでも新型コロナウイルスの感染が深刻化しており、「全土封鎖」状態になって1カ月が過ぎた。こうした中、経済活動が停止になり失職した12歳の出稼ぎ少女が、帰郷しようと約150キロ歩いた末に命が尽きた悲劇は、社会に大きな衝撃を与えた。徹底した外出禁止など感染防止措置のしわ寄せは、人口の多くを占める貧困層に集中。モディ首相が貧困層対策で謝罪する事態にまで発展した。

 ◇失職し帰郷の途中に
 民放NDTVなどによると、南部テランガナ州のトウガラシ農園で出稼ぎをしていたジャムロ・マクダムさん(12)は15日、故郷のチャッティスガル州に向け歩きだした。職を失い帰郷せざるを得なくなったとみられる。日中の気温は30度を超えるが、公共交通機関も止まる中、徒歩しか選択肢はなかった。
 インド政府は3月25日から感染防止のため全土で徹底した外出禁止措置を取っている。外出が見つかり捕まれば、棒でたたかれるなどの罰が待っており、帰郷もできなくなる。マクダムさんは検問を避けるため、一緒に出稼ぎに来ていた親族らと森を切り開きながら約150キロ歩いたが、自宅までは残りあと15キロ足らずの地点で力尽き、息絶えた。
 父のアンドラムさんはNDTVに対し「3日間歩き続けていた」と話した。死因は脱水症状と栄養失調とみられている。マクダムさんは「1日に最大で400ルピー(約560円)程度を稼ぎ、ほとんどを家族に送金していた」(英BBC放送)とされ、新型コロナを契機に貧困層の悲惨な現実も改めてクローズアップされている。
新型コロナウイルス対策で外出禁止措置を取る中、国民に語り掛けるインドのモディ首相=14日、ニューデリー(インド政府提供・AFP時事)
新型コロナウイルス対策で外出禁止措置を取る中、国民に語り掛けるインドのモディ首相=14日、ニューデリー(インド政府提供・AFP時事)

 ◇「私を許して」と首相
 インドではそれに先立つ3月29日、経済活動の停止のあおりで失職し、首都ニューデリーから帰郷する途中の出稼ぎ労働者の男性が、約200キロ歩いた末に死亡した、と伝えられた。このほかにも、公共交通機関が動かないため、数百キロを歩いて故郷を目指す人たちが相次いでいる。
 背景には、人口の6割が住む農村部で職が見つからないため、貧困層が短期労働者として都市などで出稼ぎを迫られている現実がある。貧困層は政府調査では2割強だが、実態は6割近くに上るという見方もある。
 外出禁止措置を受け、ニューデリーなどでは、当局が食料を配布し、滞在場所となるシェルターを用意するなどの対策を取っているが、十分には周知されていないもようだ。テランガナ州でも出稼ぎ労働者に対して米、小麦を配給しているが、マクダムさんには届かなかった可能性がある。
 モディ首相は3月29日の演説で、貧困層対策が不十分と認め、「私を許してほしい」と謝罪。対策を急ぐ考えを示したが、今月28日までに2万9000人超が感染し、930人超が死亡する中、感染拡大の防止が貧困層に及ぼすしわ寄せの厳しさに苦悩している。

560チバQ:2020/04/30(木) 15:13:27
https://www.sankei.com/world/news/200430/wor2004300001-n1.html
【当世インド事情】都市封鎖で大気汚染が改善「ヒマラヤが見えた」
2020.4.30 06:00

 新型コロナウイルスの流行を受け、世界各国がロックダウン(都市封鎖)などの拡大防止措置に踏み切る中、大気汚染が改善されたという報告が相次ぐ。顕著なのが「世界最悪レベル」の汚染で知られるインドだ。あまりの深刻さから「ガス室」とも呼ばれたが、過去20年で最良の状態となっている。経済活動や人の動きが止まったことが思わぬ効果を生み出した格好だ。
(シンガポール 森浩)

■インドが「大気汚染ワースト」上位独占

 近年、大気汚染といえば、街中がスモッグで覆われた中国の都市の様子が報じられることが多かった。だが、最近では経済発展にともなってインドが深刻さを増している。特に冬季の空気の悪さについて、デリー首都圏のケジリワル首相は「ガス室と化している」とも表現している。

 家電メーカー「IQエア」(スイス)のまとめによると、2019年の「大気汚染が深刻な都市ランキング」のワースト1位はインド北部ウッタルプラデシュ州ガジアバードだった。年間を通じた大気中の微小粒子状物質「PM2・5」の平均濃度は、1立方メートルあたり110・2マイクログラム。日本の環境省は70マイクログラム以上を「健康影響が生じる可能性が高くなると考えられる」としており、高い数値であることがうかがえる。

 ランキングでは、大気汚染が深刻な上位30都市のうち21をインドが占める。ニューデリー(デリー)は5位に入っており、「世界一大気汚染が進んだ首都」となっている。

 ランキングには中国の都市も入っているが、IQエアは「多くの主要都市の大気の質は改善している」と分析している。


■都市封鎖で劇的改善

 インドで大気汚染を示す数値が改善したのが、新型コロナ対策として都市封鎖が始まった3月25日以降だ。モディ政権は、食料品販売や銀行など生活に必要なサービスを除いてほとんどの職場を閉鎖し、鉄道や地下鉄など公共交通機関の運行も停止した。

 米航空宇宙局(NASA)の4月上旬のデータによると、インド北部の大気汚染がこの時期としては「過去20年で最低の水準」になったという。ロイター通信も都市封鎖以降のニューデリーのPM2・5の平均濃度は44マイクログラムで、まれに見る「良好」と報じた

 産業が止まったことや、都市封鎖で電力需要が急落したため、ニューデリーから半径300キロ以内にある12の火力発電所のうち11が操業を停止したことも影響したようだ。

 ツイッターでは、北部パンジャブ州で、これまでスモッグでかすんでいたヒマラヤ山脈が「はっきり見える」との報告も相次いだ。工場からの排水がなくなり、ヒンズー教徒の「聖なる川」であるガンジス川の水質も改善したという。

■各国で改善も…「期間限定」との見方

 こうした環境改善は世界中で確認されている。

 IQエアのまとめによると、米ロサンゼルスでは、都市封鎖後にPM2・5の平均濃度が、19年の同時期と比べて31%減少した。ニューヨークでは25%、韓国ソウルでは54%低下したという。中国でも生態環境省が発表した今年1〜3月のデータによると、全国337都市のPM2・5の平均濃度が前年同期に比べ14・8%下がった。

 しかし、こうした近年まれに見る青空と新鮮な空気も、都市封鎖が終わるまでの限定的なものという見方が大勢だ。各国政府は行動制限を緩めるタイミングを見計らっており、米トランプ政権は16日、経済活動の再開に向けた指針を公表した。インドのモディ首相も14日の演説で都市封鎖を5月3日まで延長することを発表しつつ、経済的な影響に配慮して一部地域で解除を進める方針を明らかにしている。


 インドで環境保護に取り組むビンレンドゥ・ジャハ氏は「ロックダウン終了後は、景気刺激策や経済再生計画が始まるだろう。最も恐れているのは環境が最初の犠牲者になることだ」とコメント。流行収束の見通しが立たなない中、「コロナ後」を憂慮している。

561チバQ:2020/05/03(日) 21:05:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050300119&amp;g=int
インド、全土封鎖を再延長 経済考慮、規制緩和へ―新型コロナ
2020年05月03日14時44分


外出禁止違反者を捕らえてしゃがませるインド警察=4月30日、北部アムリツァル(AFP時事)
外出禁止違反者を捕らえてしゃがませるインド警察=4月30日、北部アムリツァル(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インド政府は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月末から全土で実施中の封鎖措置を今月17日まで延長した。延長は2度目で、外出規制が計54日に及ぶことになる。今後は経済への打撃を考慮し、感染の程度に合わせて地域ごとに規制を緩和する見通しだが、感染がさらに拡大する恐れもある。
 政府は今月1日、全土封鎖の再延長と同時に、感染の実態に合わせて三つの区分を設定し、地域ごとに規制を緩和すると発表した。緩和区域では、出社人員を通常の3分の1に抑えれば活動を再開できる企業が多い。モディ首相は2日、ツイッターで「政府は、経済活動が新型ウイルスに伴う困難を克服するのを手助けする」と強調した。
 人口13億人超のインドの感染者数は約4万人。死者も1300人を超えた。封鎖開始の3月25日時点で約600人だった感染者は、違反者を棒で殴るなど厳しい外出禁止措置にもかかわらず、60倍を超えた。

562チバQ:2020/05/03(日) 21:16:00
https://digital.asahi.com/articles/ASN527HJ9N4XUHBI01K.html?pn=10
「飢え死にする」 コロナで解雇、150キロ歩いて帰郷

奈良部健 ヨハネスブルク=石原孝

2020年5月3日 5時00分
 新型コロナウイルスの大流行により、世界中で4億人以上が貧困状態に陥り、貧困問題は10年前に逆戻りする恐れがある――。国連大学の研究所が先月、そんな予測を出した。報告書を書いた研究者は事態の深刻さを「まるで貧困の津波だ」と語った。途上国で今、何が起きているのか。

 「逃げないと飢え死にすると思った」。インドの首都ニューデリーから故郷ウッタルプラデシュ州の村まで約150キロを2日かけて歩いて帰った運転手のラジュパルさん(42)は電話取材にそう語った。

 「ロックダウンによる経済損失は避けられない。しかし、今はコロナから国民の命を守ることが大事だ」とモディ首相が宣言し、全土封鎖が始まったのは3月25日。翌日、ラジュパルさんは雇い主から解雇され、すでに働いた分の給与の支払いさえ拒まれた。

 村には妻と5歳から14歳の子ども5人を残し、首都で同業仲間たちと一部屋を間借りして、15年間働いてきた。月収1万4千ルピー(約2万円)のうち、半分を家族の元に送金。「家族の食料や衣服、電気代を支払うので精いっぱいだったが、封鎖で全てを失った。ただ村に帰れば食べるものはあると思った」

 一部を除く商店と企業は閉まり、鉄道やバスも止まっていた。ラジュパルさんは27日朝6時に歩き始めた。小麦でつくったチャパティ4枚と下着、現金150ルピー(約200円)以外に持って行くべきものはなかった。同じ頃、故郷へと歩いた労働者らは、数百万人に上ったとされる。

 ラジュパルさんは昼は気温30度以上の炎天下を歩き、夜は路上で寝た。「これからどうやって生活していくのかを考えると、歩き疲れていたが眠れなかった」

 ニューデリーから南東へとのびる国道24号。首都を逃れた人々がアリの列のように先まで見え、背後にも続いていた。皆、無言だった。子連れの家族もいて、聞こえるのは歩き疲れた子どもの泣き声だけ。

 父母が乳幼児を抱っこして強い日差しから守るように、足や体をさすっていた。道ばたに腰を下ろしてめったに通らない車を待ち、車が来ると「歩けない子どもがいるから乗せてほしい」と叫んでいる母親もいた。

 地元メディアによると、12歳の少女は故郷の村まで150キロを歩いている途中で死亡した。

 大移動によって、感染が都市から農村に広がる恐れも指摘された。各州政府は食料や家を失った人のためにシェルターを用意したが、過密な場所での滞在を強いられることも。都市からのウイルスの持ち込みを恐れた地方当局が、路上に避難者を集めて消毒液を放水した様子も報じられた。

 ラジュパルさんが村に帰ると妻は無事を喜ぶと同時に、顔を曇らせた。「今後の生活をどうするか、不安になったんだと思う」。数日後、息子が地元の市場から泣いて帰ってきた。村の人たちから「なぜお前の父親は戻ってきたのか。病気をまき散らしにきたのか」と怒鳴られたという。家が村人から襲撃されないか不安が続く。

 ラジュパルさんは状況が改善すればまたニューデリーに戻って働くつもりだという。「村にいても仕事はない。恐ろしい思いをしたが、戻らないと生きていけない。ただ、いつになったら戻れるのかはわからない。戻れても仕事が見つかるのか」と話す。(奈良部健)

563チバQ:2020/05/03(日) 21:16:32
避難所に1千人 政府支援も届かず
 商店や露店がひしめくインド・デリーの旧市街。ラジュディープさん(40)は市場の荷物運び(クーリー)で生計を立てる。800ルピー(約1100円)ほどの1日の稼ぎから、東部ビハール州の村に住む両親や妻、5人の子どもたちに仕送りしてきた。

 一家で唯一の稼ぎ手だったが、全土封鎖で市場は閉鎖され、稼ぎは途絶え、「3日後には食料と手持ちの金は尽きた」と朝日新聞助手に語った。

 同郷の仲間26人と、野菜用の小型トラック3台を借りて故郷を目指すことにした。「警察に知り合いがいるから大丈夫だ」と請け負った運送業者は1人5千ルピー(約7千円)という高額を要求。借金をした友人もいた。すし詰めで荷台に揺られ、500キロほど走った町で警察から引き返せと命令された。

 車がデリーに戻ると、目的地に着けなかったのに運転手は運賃の返金を拒んだ。警察署に駆け込むと「規則に違反して移動したのが悪い」と怒声を浴びせられるだけ。NGOなどが運営する体育館内の一時避難所に連れてこられた。現在もそこにいる。

 約1千人がそこで雑魚寝し、1日2回出されるチャパティと豆カレーを食べる以外、他にすることがない。横になるか、故郷の家族に電話をするだけだ。

 政府は、貧困層への支援を中心とする1兆7千億ルピー(約2兆4千億円)の経済対策を発表。8億人を対象に米や麦を配給、8300万世帯にガス調理用ボンベを提供すると説明した。

 ラジュディープさんは「自分には何も届かない。家族も金がなくて困っている。いつまでもここにいるわけにはいかない。だが、いつになったら出られるのか」と話す。

 避難所にたどり着いた人はまだ幸運なのかもしれない。地元メディアによると、デリー近郊では、塗装業の男性が稼ぎを失い、妻や4人の子どもたちを養えるか悩んで自殺した。直前に自分の携帯電話を売って手にした2500ルピー(約3500円)で砂糖や小麦、米のほか、子どもたちが酷暑でも眠れるよう、扇風機を買って妻に渡したという。

 近年、インドは「世界の成長エンジン」ともてはやされてきた。その陰で、国際労働機関(ILO)によると、露天商や運転手、建設現場の労働者など、政府による管理や保護が及ばない非公式部門(インフォーマルセクター)の立場の弱い労働者が約9割を占める。

 彼らを直撃した全土封鎖が始まった3月25日から、感染者数は56倍の約3万7千人に増えた。元の暮らしに戻れる見通しは全く立たない。(奈良部健)

564とはずがたり:2020/05/06(水) 19:27:06
すげえw

ダハラ・カグラバリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動検索に移動
座標: 北緯26度08分59秒 東経88度45分43秒
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%AA

飛地があった当時の状況を示す地図。中央を縦に貫く、橙色で示された国境線の左がバングラデシュ本土で、右がバングラデシュ領内にあるインド領の飛び地。飛び地が入れ子構造になっており、矢印で示されたダハラ・カグラバリ (#51) は世界で唯一の三重飛地であった。

飛地に付番した地図。矢印のついた3つの注記のうち左下のもの(51 inside 19 inside 47)が指すのが、ピンクの51番で示されるダハラ・カグラバリ (#51) である。
ダハラ・カグラバリ(英: Dahala Khagrabari, ベンガル語: ?????? ??????????)は、かつてバングラデシュ領内にあった、インド領の飛地(西ベンガル州クーチ・ビハール県所属)。インドとバングラデシュの国境地帯にあった飛地群の一つで、2015年5月6日に他の飛地とともにバングラデシュに譲渡された。

インドとバングラデシュの国境地帯にはかつて、バングラデシュ領内に106のインド領、インド内に92のバングラデシュ領の飛地群があった。整理上 #51 と付番された土地[1]は、バングラデシュ領内にあるインド領の中のバングラデシュ領の中にあるインド領、すなわち三重の飛地となっていた点で特異である。面積は7000平方メートル。

565 チバQ:2020/05/07(木) 02:10:48
>>564
https://geolog.mydns.jp/www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/index-2.html
飛び地研(吉田一郎 さいたま市議のホームページ)が詳しいですよ!

566チバQ:2020/05/07(木) 14:39:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000023-jij_afp-int
インド化学工場でガス漏れ、5人死亡1000人以上搬送 コロナでタンク放置か


5/7(木) 14:07配信
【AFP=時事】(更新)インド東岸の港湾都市ビシャカパトナム(Visakhapatnam)にある「LGポリマーズ(LG Polymers)」の化学工場でガス漏れが発生し、少なくとも5人が死亡、1000人以上が病院に搬送された。現地の警察と医療当局者が7日、発表した。

 一方、現地紙タイムズ・オブ・インディア(Times of India)は、8歳の少女を含む8人が死亡、5000人が体調不良を訴えていると伝えている。工場の周囲3キロ圏内では人々がパニックに陥り、多くの人が路上に倒れているという。

 警察によると、容量5000トンのタンク2基からガスが漏えいした。7日午前3時半(日本時間同7時)ごろ、地元住民から、大気中にガスが漂っていると通報があったという。

 警察はAFPの取材に、タンクは新型コロナウイルスの感染拡大を受けてインド全土で3月末から始まったロックダウン(都市封鎖)を受け、放置状態にあったと話した。放置されたタンク内で化学反応が起きて、熱が発生したのがガス漏れの原因だとの見方を示している。

 警察によれば、近隣の病院に入院した被害者のうち少なくとも70人は意識がなく、200〜500人の市民が病院で治療を受けている。また、現地の医療当局者は、病院に搬送されたのは少なくとも1000人に上り、自宅で意識不明に陥っている人がいる恐れがあると述べている。

 インドのテレビ局各社は、ビシャカパトナムの路上に女性や子どもを含む大勢が横たわっている映像を報じている。

 LGポリマーズの化学工場は、ビシャカパトナム近郊にある。同市とその周辺には約500万人が居住している。【翻訳編集】 AFPBB News

567とはずがたり:2020/05/07(木) 15:46:34
>>565
吉田一郎,なんだかお騒がせな感じだったんですけど地理マニアだったとは!!

568チバQ:2020/05/08(金) 15:59:48
https://digital.asahi.com/articles/ASN5835CZN57UHBI00Z.html?pn=4
インドの酒屋に長蛇の列 営業解禁、コロナ対策で増税も


有料記事 新型コロナウイルス

奈良部健
2020年5月8日 12時17分
 新型コロナウイルス対策のため人口13億人を対象にしたロックダウン(全土封鎖)が続くインドで、感染者数が多い地区を除いて4日から営業が解禁された酒屋に、人々が長蛇の列をなして密集した。感染拡大を恐れた地元政府は酒税を引き上げたり、酒屋の営業許可を取り消したりと対応に追われている。

 デリー首都圏政府は5日、酒類の小売価格に70%の特別コロナ税を新たに課した。増税で行列に並ぶ市民を減らす狙いがある。首都圏政府のケジリワル首相は「社会的距離を取ることを守れないのなら、緩和策をやめなければならない」と語った。首都圏政府は、インターネット上であらかじめ申請してから指定時間に酒屋に買いに行く仕組みも導入した。

 3月25日から始まったロックダウンでは、事業所や工場を止め、外出は食料や医薬品の買い出しに限定してきた。経済活動の停止で、首都圏政府の4月の税収は例年の11分の1以下の30億ルピー(約42億円)まで減ったという。


ここから続き

 酒を買い求める人が密集する状況は各地でみられ、最も感染者数が多い商都ムンバイでは、一度出した酒屋の営業許可を5月6日に取り消した。こうしたなか、地元メディアによると、中部マディヤプラデシュ州で警察が過去に押収して署の金庫室に保管していた酒のボトル950本がなくなったほか、北部ハリヤナ州でも20万本の酒が倉庫から盗まれたとみられるという。

 インドの感染者数は約5万人に増え、インド政府は5月3日までだったロックダウンの期間を17日まで2週間再延長した。ただ、政府は経済活動を徐々に再開させるため、感染者が少ない地域では規制を緩和する考えで、すでに一部地域では工場の操業などを許可している。(奈良部健)

569チバQ:2020/05/10(日) 21:10:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae6cd4b8b1500abbbd759e956055337190a85ce9
ガス漏れ起きたLG化学工場、群衆が犠牲者の遺体担ぎ閉鎖要求 インド
5/10(日) 18:07配信

AFP=時事
インド・ビシャカパトナムの化学工場で、抗議を繰り広げる住民(2020年5月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】インドの化学工場から有毒ガスが漏れ、12人が死亡した事故を受け、工場の閉鎖を求める人々が9日、犠牲者の遺体を担いで工場に詰め掛けた。

 ガス漏れは7日未明、同国東岸の港湾都市ビシャカパトナム(Visakhapatnam)近郊にある韓国LG化学(LG Chem)所有の工場で発生。現場周辺から逃れようとした数百人が負傷し、多数が意識を失った。死者のうち少なくとも3人が子どもで、数十人が今も入院している。

 州政府当局は9日、現場の視察のため同工場を訪問。これに合わせ、300人ほどの群衆が警察や警備員を押しのけ、工場に詰め掛けた。

 犠牲者3人の遺体を乗せた担架を運ぶのを手伝う人々の姿もあり、遺体を覆う黒い布の下からは、犠牲者らの足が突き出ていた。

 群衆は、犠牲者への正義と工場の閉鎖を求めるスローガンを叫んだが、その後警備員によって押し返された。遺族らもそばに立ち、多くの人の目には涙が浮かんでいた。

 当局は、ガス漏れをめぐり過失致死容疑で捜査を開始。また同国で環境関連事件を管轄する裁判所はすでに、同社に対する仮処分として罰金620万ドル(約6億6000万円)の支払いを命じている。

 警察によると、同工場は新型コロナウイルスの感染拡大防止策としてインド全土で実施されていたロックダウン(都市封鎖)を受け放置状態にあった。放置されたタンク内のガスが過熱したのが、ガス漏れの原因だとの見方を示している。

 LG化学は、ロックダウンを受け操業を工場を停止していたことを認めているが、保守点検作業員は常駐していたと主張している。【翻訳編集】 AFPBB News

570チバQ:2020/05/11(月) 11:03:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200511-35153530-cnn-int

新型コロナ感染者、全世界で400万人突破 インドで鉄道再開の動き


5/11(月) 11:00配信

CNN.co.jp







新型コロナ感染者、全世界で400万人突破 インドで鉄道再開の動き


新型コロナウイルスの感染者が全世界で400万人を超えたことがわかった


(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広がるなか、新型コロナに感染した人の数が全世界で400万人を超えたことがわかった。米ジョンズ・ホプキンス大学が集計した。新型コロナウイルスによる死者数は少なくとも28万1000人。米国での感染者数は少なくとも132万人、死者数は少なくとも7万9000人。

写真特集:新型コロナ対策で外出制限、世界各地で人影消える

インドで鉄道の一部運行再開の動きが出ている。再開は12日から始まる見通し。鉄道省によれば、ニューデリーとムンバイを結ぶ区間など15の路線について、特別列車の運行を始める。他の路線についても、利用状況などに応じて追加される。有効な乗車券を持った乗客だけが駅に入ることができ、乗客はマスクの着用や出発時の検査などが義務付けられる。症状のない人だけが列車に乗ることができる。

一方、都市交通局(MTA)によれば、ニューヨーク市の乗客数は90%減少した。これは平日の利用者数が約50万人で、週末の利用者数はさらに少ないことを意味する。MTA幹部によれば、2000人以上が毎日、24時間態勢で、夜間の運休時も含めて、車両や駅の清掃や消毒を実施している。

夜間に地下鉄の運行を休止したことで、車両や駅の消毒といった作業がしっかりと実施できるようになったという。同幹部はまた、地下鉄の夜間運休を受けて、サービス拡充のために急行バスの増便を行っていると述べた。

571チバQ:2020/05/12(火) 18:55:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-00000579-san-asia

インド国鉄、一部で運行再開 モディ政権、感染者増でも経済再開目指す


5/12(火) 17:52配信

産経新聞



 【シンガポール=森浩】新型コロナウイルスの拡大阻止のためのロックダウン(都市封鎖)が続くインドで12日、中止されていた国鉄の運行が一部路線で再開された。モディ首相は経済活動や企業活動を通常に戻したい考えだが、国内ではロックダウンでも感染拡大に歯止めがかかっておらず、慎重意見も根強い。

 運行が再開されたのは、首都ニューデリーと西部ムンバイなどの大都市を結ぶ1日15本の列車。再開する路線を拡大したい方針で、モディ氏は「経済活動を活性化させるために必要だ」と意義を強調した。

 3月25日から始まったロックダウンは、2回延長されており、現在の期限は今月17日までとなっている。だが、経済活動の停止が日雇い労働者ら都市貧困層の失業につながり、徒歩で故郷を目指す人の列が社会問題化した。4月の新車販売台数がゼロになるなど国内産業への影響も大きく、地元格付け機関はロックダウンがインド全体で1日当たり約46億ドル(約5千億円)の損失を生んでいると試算している。

 こうした負の影響に危機感を募らせた政府は今月1日、感染の実態に合わせて3つの区分を設定し、感染状況を見ながら、地域ごとに段階的に規制を緩和していく方針を明らかにした。モディ氏は11日の国内各州の知事とのテレビ会議で、「感染率を下げることと、市民活動を増やすことを同時に行う」と説明した。

 一方、国内の感染者数は増え続けており、ロックダウン開始時の約600人が12日には7万人を超えている。早期の経済活動再開は感染拡大に拍車を掛けることにもなりかねず、印紙トリビューンは「経済活動の再開は、(感染者が)増加する曲線が平坦(へいたん)になることと並行して行われるべきだ」と指摘している。

572チバQ:2020/05/15(金) 18:10:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000024-jij_afp-int

検問所で男性射殺、抗議のデモ隊 軍と衝突 インド・カシミール


5/14(木) 15:59配信

AFP=時事







検問所で男性射殺、抗議のデモ隊 軍と衝突 インド・カシミール


インドのジャム・カシミール州バッジャンで、25歳の男性が検問所で兵士らに射殺されたことを受けて、射殺された男性の自宅に集まりシュプレヒコールを上げる親族や地域の住民ら(2020年5月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール(Kashmir)地方のインド側で13日、男性(25)が検問所で兵士に射殺された。これを受け、多数のデモ参加者が怒りの声を上げ、印政府軍の兵士らと衝突した。当局と地元住民が明らかにした。

【写真】兵士に射殺された男性を悼む親族や住民ら

 インド政府は昨年8月、ヒマラヤ(Himalaya)地域にありイスラム教徒が多く住むジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)州の自治権を剥奪した。ジャム・カシミール州は昨年10月31日にジャム・カシミールとラダック(Ladakh)の二つの連邦政府直轄地に分割され、ジャム・カシミールでは事態の沈静化を図るため夜間外出禁止令が出され、緊張が高まっていた。

 死亡した男性は、ジャム・カシミールの夏季の行政府所在地、スリナガル(Srinagar)郊外の検問所付近で車を運転していたところ、治安部隊の兵士らに銃撃された。警察は、「疑わしい状況」の中、検問所2か所で止まるよう指示したものの男性が無視したため、兵士らが車に向かって発砲したと述べた。

 目撃者はAFPに対し、男性は検問所で兵士らの質問に答えるため車から降り、その後車に戻ろうとした際に撃たれたと話している。

 男性死亡のニュースが広がると、多くの住民が通りに出て反インドデモに参加し、「インドは帰れ!」「自由をわれらに!」などと叫んだ。

 投石する覆面姿のデモ参加者らも見られ、軍はデモ隊を解散させるため催涙弾や散弾を発射した。衝突が激化したことを受け、同地域では携帯電話のサービスも停止された。【翻訳編集】 AFPBB News

573チバQ:2020/05/17(日) 17:57:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/298c66346a24bd7d44789e46c8b347fda82c4bca
インド、全土封鎖が期限に 一段と規制緩和進める方針
5/17(日) 15:19配信

共同通信
16日、インド・アーメダバードで、鉄道への乗車を待つ移民の労働者ら(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】インド政府が新型コロナウイルス対策として3月25日から続けている全土封鎖が17日、期限を迎えた。18日以降の措置について正式な発表はない。4月下旬から徐々に規制を緩めており、感染拡大が続く地域の封鎖を続ける一方、一段と緩和を進めていく方針とみられる。

 全土封鎖当初は生活必需品の買い出し以外、外出は厳しく制限された。州境を越える移動も原則禁止された。4月下旬からは感染者が少ない地方の工場の操業や出稼ぎ労働者の帰郷が認められ、今月には感染が続く地域でも、民間企業の事務所で従業員の3分の1まで出勤が可能となった。感染者は9万人超まで増えた。

574チバQ:2020/05/20(水) 10:59:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00000011-jij_afp-int

ネパール新地図にインドとの係争地域、領土問題激化必至


5/20(水) 10:34配信

AFP=時事







ネパール新地図にインドとの係争地域、領土問題激化必至


ネパールの首都カトマンズで、インドの道路建設に反対するデモ隊(2020年5月11日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】ネパール政府は18日の閣議で、インドとの領有権問題の火種となっている地域を領土に含む新しい地図を発表することを決定した。政府関係者らは、新地図は戦略的に重要な領土を含んでいると述べている。

 シバ・マヤ・トゥンバーンヘ(Shiva Maya Tumbahangphe)法相がAFPに語ったところによると、新地図にはリプレク(Lipu Lekh)地域と、カラパニ(Kalapani)およびリンピヤドゥラ(Limpiyadhura)の一部地域が含まれている。これらの地域一帯は計300キロ平方メートル以上の広さで、インドおよび中国と国境を接する重要地域と考えられている。

 今月に入り、インドが北部ウッタラカンド(Uttarakhand)州でネパールとの係争地であるリプレク峠に至る全長80キロの道路を開通させて以降、ネパール各地では抗議デモが相次いでいる。

 ネパール側はカリ川(Kali River)に沿って国境を定めた1816年の条約に基づき、リプレク峠の領有権を主張しているが、両国はカリ川の水源について合意していないことから領土問題が生じている。

 トゥンバーンヘ法相は新地図の発表と平行し、「ネパールは国境問題を解決するために外交ルートを通じてインドとの対話を始める」と語った。

 リプレクと隣接するカラパニ地域には1962年のインドと中国による国境紛争以降、インド軍が配備されているが、ネパールはカラパニ地域の領有権を主張している。

 インドとネパールは両国そろってカラパニ地域とリプレクを自国の政治地図に含めてきたが、ネパールの地図にはこれまでリンピヤドゥラは含まれていなかった。

 国境問題専門家のブディ・ナラヤン・シュレスタ(Buddyhi Narayan Shrestha)氏は、「それはネパールが最初に地図を作成した1970年代に論争となった問題だが、その際、リンピヤドゥラ地域はインドとの協議の後に地図に含めるとの決定が下された」と述べる。

 ネパール側は、インドの新道路建設を「一方的な行為」と非難している。一方、インド側は新道路について、「完全にインドの領土内にある」と主張し続けている。

 ネパールはこれ以降、カラパニ付近に治安部隊を配備している。

 インド軍のM・M・ナラバニ(M.M. Naravane)陸軍参謀長は15日、ネパールの反応について「どこか他からの要請」を受けているのだろうと述べ、中国の関与をほのめかした。【翻訳編集】 AFPBB News

575チバQ:2020/05/21(木) 09:17:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00000041-jij_afp-int

インド東部に「スーパーサイクロン」上陸、被害に警戒


5/20(水) 22:32配信

AFP=時事







インド東部に「スーパーサイクロン」上陸、被害に警戒


ベンガル湾を進むサイクロン「アンファン」。米航空宇宙局アース・オブザバトリー提供(2020年5月20日入手)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】(図解追加)インド東部に20日夜、近年最強級のサイクロン「アンファン(Amphan)」が上陸した。同国と隣国バングラデシュでは住民数百万人が避難し、祈りをささげた。アンファンは最大瞬間風速約53メートルという猛烈な風を伴っており、広範囲に被害が出る恐れが懸念されている。


 バングラデシュの赤新月社(Red Crescent)はアンファンの上陸直前、1人の死亡を発表した。亡くなったのはボランティアで、村人たちを避難所に移動させていたところ、ボートが転覆し水死したという。

 当局は、サイクロンの被害が予想される進路沿いの低地の住民の避難を急いでいる。バングラデシュでは240万人、インドでは65万人超がすでに安全な場所に移動したとされるが、新型コロナウイルスの感染対策で課された予防措置に従う必要があることから、活動は難航している。

 ベンガル湾(Bay of Bengal)で「スーパーサイクロン」が発生するのは、1999年以来初めてで、観測史上でも2回目。

 猛烈な風に加え、数メートルの高潮も予想されている。高潮は、沿岸から内陸へ数キロの範囲まで被害をもたらす恐れがあり、サイクロンや台風、ハリケーンで死者が出る主な要因となっている。【翻訳編集】 AFPBB News

576チバQ:2020/05/31(日) 14:40:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e3fe9b64500a2ad8cffd56fdbb00469a21d7915
インドの全土封鎖、段階的に解除へ 感染拡大続く
5/31(日) 14:22配信

時事通信
 インド政府は30日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月末から実施している全土封鎖措置を31日で終了すると発表した。

 6月以降は段階的に解除する。インドでは4月下旬以降、封鎖による規制を徐々に緩和してきたものの、感染拡大傾向は続いており、封鎖解除により歯止めがかからなくなる恐れがある。

 インドでは30日までの24時間に約8000人が新たに感染。累計の感染者数は18万1000人超、死者は約5200人に上る。

577チバQ:2020/05/31(日) 15:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/1270ad43ed9572b5f218596bd2d1f1771368fc84
中国インド実効支配線付近で両軍殴り合い、投石 武器使わず深刻化避ける
5/30(土) 22:12配信

毎日新聞
 中国とインドの実効支配線付近で今月上旬以降、両軍が対峙(たいじ)している。インドメディアによると、両軍の兵士250人による殴り合いが発生したほか、双方が兵士5000人を増派した。沈静化のめどは立っていないが、両国は実効支配線付近で警備する兵士同士が衝突しても武器を使わないなど、本格的な戦闘を避けるための対策を講じており、対話を通じた事態打開の道を探っているとみられる。

 インドメディアによると、インド北部の連邦直轄地ラダックのパンゴン湖近くで5日、インドが進める道路建設を巡って両軍兵士が殴り合ったり、投石し合ったりして負傷者が出た。

 その後、他の複数の場所で中国側が兵士を増派し、インド側も対抗する形で兵力を増強した。インド側は「中国側が先に越境してきた」と主張している。9日にはインド北東部シッキム州の両国の国境でも兵士による殴り合いが起きた。

 両軍兵士による殴り合いなどはこれまでも度々発生してきた。核保有国の両国は、領土問題で緊張が過度に高まることは望んでおらず1993年、96年、2013年の計3回、国境防衛に関する合意を結び、本格的な戦闘を避ける対策を講じてきた。

 中印関係に詳しい印シンクタンク、オブザーバー研究財団のラジャゴパラン氏によると、両軍とも警備では重武装せず、兵士が衝突しても武器を使用しないことになっているという。

 ただ、それでも領土問題が絡むだけに17年にはインド、中国、ブータン3カ国の国境地帯で中印両軍が約2カ月にらみ合い、緊張が高まる事態も起きた。

 一方、今回の両軍の動きについて、中国外務省の趙立堅(ちょうりつけん)副報道局長は27日の定例記者会見で「中印国境地区の情勢は安定し、管理されている。中印両国は関連する問題を対話によって解決することができる」と強調した。

 中国紙「環球時報」は5月中旬、原因は「インド側の違法な防衛施設建設に対する必要な対抗措置だった」との人民解放軍関係者の主張を伝えていた。しかし、中国としては、香港問題などを巡り米国との関係が深刻化する中で、これ以上の中印関係の悪化は避けたい考えだとみられる。【松井聡、米村耕一】

578チバQ:2020/05/31(日) 23:38:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/e58d169e46ceff16294aa1461385862623a3e0e0
カースト最下層の若者6人、襲撃受け相次ぎ死亡 国連がネパールに調査要求
5/31(日) 23:17配信

AFP=時事
ネパールの首都カトマンズで、新憲法において平等の権利を求めて工期活動を繰り広げるダリットの活動家ら(2015年8月5日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ネパールで、カースト(身分制度)最下層の若者6人が殺害される事件があり、国連(UN)の人権高等弁務官が同国に調査を強く要求している。殺害された若者の中には12歳の少女も含まれており、ネパール国内では怒りの声が上がっていた。

 かつて「不可触民」として知られたカースト最下層のダリット(Dalit)は、ネパール人口の約13%を占めているものの、差別が正式に非合法化されてもなお、彼らに対する不当な扱いは根強く残っている。

 同国西部ルクム(Rukum)郡では先週、ダリットの若者たちの友人グループが村の暴徒らに追いかけられて襲われる事件が発生。暴徒らは、グループの少年の一人が異なるカースト出身の少女との結婚を計画していたことに激怒していた。

 若者たちは同郡を流れる川へやむなく飛び込み、警察や報道によると、少なくとも5人が水死。もう一人は現在も行方不明だという。

 警察はこれまでに20人を逮捕。地方政府の役人1人もこの事件に関与したとして逮捕された。

 同日には南部ルパンデヒ(Rupendehi)郡で、ダリット出身の少女(12)の遺体が木につるされているのが発見された。

 国連によると、少女は別のカースト出身のレイプ犯とみられる男との結婚を強制され、その後殺害されたという。

 国連のミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)人権高等弁務官は、「憲法上保証されているにもかかわらず、カーストに基づく差別や暴力を処罰しないケースがネパールでは依然として多い」として、一連の殺害事件に対する独立調査の実施を要求した。【翻訳編集】 AFPBB News

579チバQ:2020/06/12(金) 17:17:48
http://www.msn.com/ja-jp/news/coronavirus/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e9%a6%96%e9%83%bd%e3%80%81%e5%8c%bb%e7%99%82%e5%b4%a9%e5%a3%8a%e3%81%ae%e5%8d%b1%e6%a9%9f%ef%bc%9d%ef%bc%97%e6%9c%88%e6%9c%ab%e3%81%be%e3%81%a7%e3%81%ab%e6%84%9f%e6%9f%93%e8%80%85%ef%bc%91%ef%bc%97%e5%80%8d%e3%81%ae%e6%81%90%e3%82%8c%e2%80%95%e8%b2%ac%e4%bb%bb%e5%9b%9e%e9%81%bf%e3%81%ae%e4%b8%ad%e5%a4%ae%e6%94%bf%e5%ba%9c/ar-BB15mnpb?ocid=ientp

時事通信
インド首都、医療崩壊の危機=7月末までに感染者17倍の恐れ―責任回避の中央政府







2020/06/12 07:08





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8月後半にも衆院解散、岡田元外相


ベトナムの地球観測衛星「ロータスサット・ワン」のイメージ(NEC提供)

海外から衛星打ち上げ初受託 JAXA





新型コロナウイルス対策の全土封鎖措置が緩和され、海辺を歩くインドの人々=8日、ムンバイ(AFP時事)&copy; 時事通信 提供新型コロナウイルス対策の全土封鎖措置が緩和され、海辺を歩くインドの人々=8日、ムンバイ(AFP時事)
 2800万人超の人口を抱えるインドの首都ニューデリーで、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化している。11日時点で3万2800人以上が感染し、980人超が死亡。当局は感染者数について、7月末までに現在の約17倍の累計55万人まで増えると予測している。中央政府が取ってきた厳しい封鎖措置を段階的に緩和しているため、感染拡大が加速した可能性があり、医療崩壊の危機が迫っている。

 ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府の当局者は9日、首都の感染者数の予測を明らかにし、対応するには8万床のベッドが必要だと強調。現時点で約9000床しか用意できていないと危機感を示した。

 ケジリワル首都圏政府首相は7日、「他州からの患者が(首都の)病院に押し寄せてくる」として、首都の住民以外の利用を拒む方針を表明。批判を受け、10日にはツイッターで、他州の患者受け入れにも寛容な方針を示し、迷走を印象付けた。

 インドで感染者数が最も多いのは、商都ムンバイがある西部マハラシュトラ州だ。だが、地元紙フィナンシャル・エクスプレスによると、ニューデリーの1日当たりの感染者増加率は、マハラシュトラ州の3.4%を上回る5%に達する。

 インド政府は、3月25日に開始した厳格な外出禁止を伴う全土封鎖を段階的に緩和し、経済活動を許可してきた。国民の約6割を占めるとされる貧困層が封鎖で職を失い、生活が困難になったことが大きく影響している。

 ただ、4月20日の経済活動の一部容認から2週間ほどで、1000人台だった全土の1日当たりの新規感染者数は3000人を超え、現在は連日約1万人に達している。それにもかかわらず、中央政府は今月8日、ショッピングモールなど大勢の人が集まる施設の再開許可に踏み切った。

 感染者が増加する中で規制を緩和する背景には、経済低迷の責任を問われる事態を懸念するモディ首相の意向もあるとみられる。中央政府は5月30日の声明で「地方政府が独自に規制しない限り」一段の封鎖解除措置を取ると発表した。経済活動再開と感染防止対策のバランスを取った規制緩和の判断を地方政府に「丸投げ」したように映る。

 大きな責任を負わされた地方政府の中には、今月末までの封鎖延長を決めたところもある。ただ、経済の一大拠点である首都では緩和の流れにあらがうことは困難で、デリー首都圏政府は対応に苦慮している。

580チバQ:2020/06/16(火) 21:40:32
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASN6J6GB9N6JUHBI01Z.html
中国とインド、国境周辺で衝突 殴り合いや投石で死者
2020/06/16 19:52朝日新聞

中国とインド、国境周辺で衝突 殴り合いや投石で死者

インドのモディ首相(手前)と中国の習近平国家主席(AP)

(朝日新聞)

 インド陸軍は16日、中国との国境が画定していないインド北部ラダック地方で中印両軍による衝突が15日夜に発生し、インド側の軍幹部や兵士の計3人が死亡したと発表した。1962年の国境紛争後、国境付近では両軍のにらみ合いが続発したが、死者が出るのは極めて異例だ。

 インドメディアによると、被害は殴り合いや投石などによるもので中国軍にも死者が出た模様だ。双方の軍幹部が事態の沈静化に向け、協議に入っている。

 中国外務省の趙立堅副報道局長も16日の定例会見で衝突があったことを認め、「インド部隊が2回境界を越え、中国側に向けて挑発や攻撃を行い、双方の肉体的衝突を招いた」と主張。インド側に「強烈な抗議」を伝えたことを明らかにした。死者の有無については触れなかった。

 インド軍関係者によると、両軍の間ではこれまでも衝突があり、インド北部の連邦直轄地ラダックのパンゴン湖近くなど2カ所では5月5日、両軍の兵士が殴り合ったり、投石し合ったりして双方に負傷者が出た。インド側が自国の支配地域内に道路を建設したことに中国が反発したことが背景にあるとされ、両軍とも数千人を増派してにらみ合いが続いていた。

581チバQ:2020/06/16(火) 21:41:54
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASN6J6GB9N6JUHBI01Z.html
中国とインド、国境周辺で衝突 殴り合いや投石で死者
2020/06/16 19:52朝日新聞

中国とインド、国境周辺で衝突 殴り合いや投石で死者

インドのモディ首相(手前)と中国の習近平国家主席(AP)

(朝日新聞)

 インド陸軍は16日、中国との国境が画定していないインド北部ラダック地方で中印両軍による衝突が15日夜に発生し、インド側の軍幹部や兵士の計3人が死亡したと発表した。1962年の国境紛争後、国境付近では両軍のにらみ合いが続発したが、死者が出るのは極めて異例だ。

 インドメディアによると、被害は殴り合いや投石などによるもので中国軍にも死者が出た模様だ。双方の軍幹部が事態の沈静化に向け、協議に入っている。

 中国外務省の趙立堅副報道局長も16日の定例会見で衝突があったことを認め、「インド部隊が2回境界を越え、中国側に向けて挑発や攻撃を行い、双方の肉体的衝突を招いた」と主張。インド側に「強烈な抗議」を伝えたことを明らかにした。死者の有無については触れなかった。

 インド軍関係者によると、両軍の間ではこれまでも衝突があり、インド北部の連邦直轄地ラダックのパンゴン湖近くなど2カ所では5月5日、両軍の兵士が殴り合ったり、投石し合ったりして双方に負傷者が出た。インド側が自国の支配地域内に道路を建設したことに中国が反発したことが背景にあるとされ、両軍とも数千人を増派してにらみ合いが続いていた。

582チバQ:2020/06/17(水) 18:41:12
https://www.sankei.com/world/news/200617/wor2006170020-n1.html
中印衝突、インド軍20人が死亡 中国側にも死傷者か


2020.6.17 09:45|

【シンガポール=森浩】インド北部カシミール地方の係争地で中国軍とインド軍が衝突した問題で、インド陸軍は16日夜、インド側の死者が20人に達したと発表した。インドメディアは、中国側の死傷者も数十人に上ると報じた。

 インド陸軍によると、衝突は15日夜に発生し、数時間続いたという。現地はヒマラヤ山脈の一角の高地で、新たに死亡が確認された17人は衝突で重傷を負った後、氷点下の気温にさらされたことで死に至った。双方が棒や石によって攻撃し合い、銃器は使用されなかったという。

 インド外務省は16日夜の声明で、5月5日から始まった両軍の対峙(たいじ)の解消に向けた話し合いが行われていたが、「中国側が一方的に現状を変えようとした結果、激しい衝突が起こった」と非難した。中国は、インド側が2度にわたり越境してきたため衝突が発生したと説明している。

583チバQ:2020/06/25(木) 18:52:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac79e8be5fdf3e061e256c9a2d62c6d0a956cb10

中国が係争地の一部確保か、インドが軍事行動活発化




6/25(木) 15:02配信


AFP=時事







インドと中国の間にあるガルワン渓谷に設置された中国人民解放軍の駐屯地の衛星写真。米人工衛星企業マクサー提供(2020年5月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】中国がヒマラヤ(Himalaya)地域にある係争地の一部を確保したとされる事態を受けて、インド軍は24日、現地に軍用機を飛ばすなどして軍事行動を活発化させ、力を誇示した。

 インド軍筋がAFPに語ったところによると、ガルワン(Galwan)渓谷で6月15日に発生し、過去53年で最も多くの死者を出した印中両軍の衝突の後、中国軍は同渓谷の出入り口にある数平方キロの領域を確保し続けているという。


 中国だけでなくパキスタンとも接するこの地域でかつてインド陸軍の任務に就き、現在はこの地域の中心的な町レー(Leh)で暮らしているタシ・チェパル(Tashi Chhepal)退役大尉はAFPに対し、この種の軍事行動は今まで見たことがないと語った。


 インドと中国はいずれも、衝突後に現地から部隊を撤退させたと公言しているが、ガルワン渓谷周辺に部隊を残している。インドがより多くの部隊を展開し、軍事力を誇示しようとしている。


 標高約3500メートルに位置するレーでは24日、240キロ離れた山岳地帯の国境に向かって基地からインド軍機が定期的に飛び立った。レーから延びる幹線道路には複数の検問所が設けられ、インド軍はレー周辺で軍事行動を活発化させている。住民らは近くの道路で軍用トラックと火砲の長い列を見たと語った。


 あるインド軍北部司令部関係者は匿名を条件に、現在インド側はこの地域に十分な軍事的プレゼンスを展開しているとAFPに語った。


 中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は24日、過去の二国間の合意を順守し、「中国と協力して具体的な措置を取り、国境地帯に平和と安定を取り戻そう」とインド側に呼び掛けた。


 米人工衛星企業マクサー(Maxar)が21日に撮影した写真には、衝突現場近くを流れる川沿いの野営地にトラックと小屋が写っていた。この野営地が印中どちらのものかは分かっていない。



■経済で互いに必要な中印
 インド軍筋によると、インド軍は同国領を「侵犯」した中国軍を排除するため出動したが、中国軍の待ち伏せ攻撃に遭い、尾根から落とされたという。両国間の取り決めにより銃器は使われなかったが、石やこん棒といった原始的な武器が使われ、衝突は激しいものとなった。


 中国側は、インド軍が2度にわたって実効支配線を越え、中国軍を挑発したと主張している。しかし、インドの警察の情報部門と軍の関係筋がAFPに語ったところによると、中国側は今回の衝突で確保したガルワン渓谷とその近くのパンゴン湖(Pangong Tso)付近の数平方キロの領域を保持し続けているとみられる。


 中国は現在、ガルワン渓谷を自国領と主張しているが、インドはこれを受け入れていない。


 インドのアナリストらは、緊張緩和、またはインドによるこの地域の奪還に懐疑的だ。ニューデリーのシンクタンク、オブザーバー・リサーチ・ファウンデーション(Observer Research Foundation)のハルシュ・パント(Harsh Pant)氏は、「いま中国が言っていることは、どれも額面通り受け取ることはできない。願わくば、今度こそインドが教訓を得ればいいのだが」と述べた。


 中国製品のボイコットを求める声が高まる中、メディアによると、インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)政権は中国企業の活動への制約を強める可能性があるという。しかしアナリストらは、中印には経済面で互いに相手国を必要とし合っているという認識があると指摘する。


 米マサチューセッツ工科大学(MIT)の安全保障専門家、ビピン・ナラン(Vipin Narang)氏は、「短期的にはインド国内で中国に対する反発はあるかもしれないが、インドではパキスタンの方がはるかに大きな脅威として認識されている」と指摘。「今回の危機の影響は、徐々に広がるとしても、インド国民の間ではあまり長く続かないのではないか」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

584チバQ:2020/06/26(金) 23:16:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/de257a83c97d6ff462b9b80dd6a36cdcd1032b2a
対中国、コロナ拡大、バッタ…三重苦のインド・モディ政権
6/26(金) 12:11配信

産経新聞
インド北部カシミール地方ラダックで、中印実効支配線へ向かう道路を拡張するインド軍関係者=2014年11月(岩田智雄撮影)

 【シンガポール=森浩】インドのモディ首相が“三重苦”ともいえる内憂外患に悩まされている。インド軍20人が死亡した北部カシミール地方ラダックでの中国軍との衝突をめぐり、対話の姿勢を打ち出す政権に対し、反中の機運が盛り上がる国内で批判も集まる。新型コロナウイルス感染拡大も収まらず、サバクトビバッタの襲来も頭痛の種だ。ヒンズー至上主義を掲げ、強い指導者像を打ち出してきたモディ氏だが、対応を間違えれば支持離れにつながりかねない状況だ。

【写真】市街地に襲来する「サバクトビバッタ」の群れ

 「中国がラダックで取った措置に、国全体が傷つき怒りを感じている」

 モディ氏は19日、全政党の代表を交えた会議で中国との衝突についてこう発言した。一方で「インドは平和と友好を望んでいる」とも付け加え、踏み込んだ中国批判は避けている。「モディ氏は外交的に解決できると考えているのだろう」と、中印関係に詳しい印ジンダル・グローバル大のスリパルナ・パサク准教授は分析する。

 インドは中印国境紛争(1962年)の敗北以降、中国との軍事面での対立を強く警戒する意向が働く。事実上の国境である実効支配線(LAC)付近では道路などのインフラ整備に差があり、軍の展開の速度や規模は中国に劣るという分析もある。

 ただ、45年ぶりに中国との衝突で死者が出たことで、国内では中国への反発が広がる。習近平国家主席の顔写真を燃やす抗議のほか、首都ニューデリー近郊にある中国スマートフォン大手「OPPO(オッポ)」の工場近くで不買を呼びかけるデモも起きた。ニューデリーの一部では中国人の宿泊拒否を宣言するホテルも登場している。モディ氏の姿勢は弱腰とも取られており、野党側は批判を強めている。

 内政面に目を向けると、国内の新型コロナの感染者は増加の一途で49万人を超え、米国、ブラジル、ロシアに次いで世界で4番目に多い。3月下旬にロックダウン(都市封鎖)を宣言した際の感染者は約600人で、爆発的な増加といえる。深刻なのが雇用への打撃で、民間調査によると5月のインド全体の失業率は23%に達している。モディ政権は経済活動の段階的な再開に乗り出しているが、衛生対策との両立に苦慮している。

 また、5月からは中東やアフリカで発生したサバクトビバッタが「過去26年で最悪の規模」(地元専門家)で襲来。農業が盛んな西部ラジャスタン州では広大な農地で作物に被害が出た。今後、雨期の作物の植え付けが本格化する時期で、影響が懸念されている。パサク氏は「コロナ以前からの経済低迷もあり、国内で不満は蓄積されている。中国に対しては『新型コロナを発生させた国』としての反発も強く、弱い姿勢を見せることは政権の強い逆風となって跳ね返ってくるだろう」と指摘している。

585チバQ:2020/07/06(月) 18:51:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9ecf4c32ea60b695ccf010ddcef9b2046a6e24d
インドの新規感染者、4日連続で2万人超え…世界3位の露に迫る勢い


7/6(月) 12:53配信
 インド政府によると、同国で6日、新型コロナウイルスの新規感染者が2万4248人を記録し、4日連続で2万人を超えた。米ジョンズ・ホプキンス大の集計では、日本時間の6日午後1時時点で、累計感染者は67万人を上回り、世界3位のロシアに迫る勢いだ。

 インドでは、感染者の増加傾向が続いており、感染ピークは11月になると分析する専門家もいる。

 危機感を強める政府は鉄道の通常運行再開を8月12日まで先送りし、旅客機の国際線受け入れも少なくとも7月末まで延期した。学校再開も見送った。全感染者の3割を占める西部マハラシュトラ州では、商都ムンバイの住民に自宅から2キロ以上の移動を禁じるなど、規制を強化する動きも出ている。

 政府は5月末、2か月以上続けた全土封鎖を解除し、経済活動の再開を本格化させた。感染拡大の背景には、検査体制の拡充で感染者の確認数が増えている側面もあるが、州境をまたぐ移動の活発化や飲食店の営業再開なども影響しているとみられる。

 ナレンドラ・モディ首相は、コロナ禍で国民の生活困窮に拍車がかかっている現状を踏まえ、11月まで食料の無償配給を続ける方針を示している。(ニューデリー支局 小峰翔)

586チバQ:2020/07/07(火) 21:17:24
https://mainichi.jp/articles/20200707/k00/00m/030/031000c
インドの感染者、70万人に迫る 米国、ブラジルに次ぐ3番目の多さ
毎日新聞2020年7月7日 09時22分(最終更新 7月7日 09時23分)
 インドの新型コロナウイルス感染者が6日、累計で69万7千人を超えた。ロシアを抑え、米国、ブラジルに次いで国別で3番目の多さになった。

 13億人超と世界2位の人口を抱えるインドでは、1日当たりの新規感染確認者が2万4千人を超えており、感染拡大を抑え込めていない。死者の累計は1万9千人余り。

 インド政府は3月下旬から5月末まで全土封鎖を実施したが、6月から段階的に解除。企業の事務所や大型ショッピングモール、国内線の運航などが再開されている。当局は宴会場にベッドを設置して臨時医療施設に転用するなど、対応に追われている。

(共同)

587とはずがたり:2020/07/12(日) 15:19:33


2020.07.06 コラム
ナンに親しみがあるのはインドより日本?現地以上にナンが日本で愛されている理由とは
https://delsole-nan-washoku.com/project/002/

インドやネパールなどの国で、カレーと共に食べられているイメージがあるナン。実際に日本に店をかまえる多くのインド・ネパール料理店が、手作りのナンをカレーとともに提供しています。
しかし、実は?本場インドでナンはあまり食べられていない”って皆さんご存知でしょうか?

今回はそんな、にわかには信じ難い噂の真相を探るべく、調査を実施してきました。

588チバQ:2020/07/12(日) 18:34:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071100406&amp;g=intインドの感染80万人超える 保健相「市中感染なし」―新型コロナ
2020年07月11日15時13分

 インド政府は11日、新型コロナウイルス感染者が累計で82万人を超えたと発表した。死者も2万2000人を上回った。1日の新規感染者数は2万7000人を超えた。10日の発表で初めて24時間の感染者が2万6000人を超え、感染の勢いは衰えていない。

 政府は6月に入り、感染拡大防止のための全土封鎖を大幅に緩和した。ただ、貧困州の一つで人口2億人超の北部ウッタルプラデシュ州が、10〜13日の封鎖措置を導入するなど、地方政府による行動規制の流れは続いている。
 一方、バルダン保健・家族福祉相は9日、記者団に対し「局所的な流行にとどまっており、国内で市中感染は起きていない」と主張。「100万人当たりの感染者は、世界の平均が1453人なのに対し、インドでは538人にすぎない」と述べ、約13億6000万人の人口と感染者数を対比して考えるべきだと訴えた。

589とはずがたり:2020/07/13(月) 22:51:17
中国、ブータンで新たな領有権主張…インドに揺さぶりか
7/13(月) 18:20配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/958da91b296b1f25c5a488aa29ee88d5e5a55776
読売新聞オンライン
 中国が6月以降、ヒマラヤの小国ブータン東部の領有権を新たに主張している。ブータンと、その後ろ盾のインドは激しく反発する。中国の動きには、国境地帯で軍同士が衝突するインドに対し、揺さぶりをかける狙いがあるとの見方が強い。(中国総局 中川孝之、ニューデリー支局 小峰翔)

 中国が領有権を主張し始めたのは、途上国の環境保護を支援する国際基金「地球環境ファシリティー」の6月上旬のテレビ会議だった。議事録によると、ブータンが助成を申請した同国東部「サクテン野生生物保護区」を巡り、中国代表が「保護区は中国とブータンの国境画定協議で議題になっている紛争地域だ」として、異議を訴えた。

 これに対し、会議でブータンの利益を代弁する南アジア諸国代表は「保護区はブータン固有の領土。過去に中国側が領有権を主張したことはない」と反論した。

 中国とブータンは国交がない。中国外務省はブータンとの間で、国境画定協議を1984年から24回行ったとしているが、未画定のままだ。外交筋によれば、一連の協議で中国側が主張したのはブータン西部のドクラム地域と中部の領有権だけで、保護区のある東部については「提起したことがない」という。

 保護区は広さ650平方キロ・メートルで、ヒマラヤの生態系が残る自然豊かな高地だ。インドが実効支配し、中国も領有権を主張するアルナチャルプラデシュ州と隣接し、中印関係にとっても敏感な場所に位置する。ナレンドラ・モディ印首相は就任後の最初の外遊先にブータンを選ぶなど、中国との緩衝地帯であるブータンへの影響力強化を図ってきた。

 習近平(シージンピン)政権が領有権主張を拡大した狙いについて、インドの安全保障戦略の専門家バーラト・カルナード氏は「インドをけん制する狙いだ」と指摘する。

 米国のトランプ政権も中国の動きを問題視する。ポンペオ国務長官は8日の記者会見でこの問題に触れ、沖縄県・尖閣諸島やベトナム沖などとともに「中国は領有権争いを(各地で)あおっている。世界はこのいじめ行為を許すべきではない」と語った。

ドクラム地域 ブータンと中国の国境地帯に位置する高原。2017年に中国が道路建設を始めた際、ブータンの要請を受けたインドが派兵し、中印両軍が約70日間、至近距離でにらみ合った。ブータンとインドは友好条約で、互いの国益に関する事項で「緊密に協力する」と定めている。

590チバQ:2020/07/26(日) 18:41:57
>>589
中国、ブータン東部の領有主張 新たな争点化、インドけん制
7/26(日) 7:11配信

時事通信
インド北東部シッキム州の対中国境に立つ中印両国の兵士=2008年7月(AFP時事)

 【北京時事】中国がヒマラヤ山脈の隣国ブータン東部の領有権を主張し、反発を招いている。


 国交がない両国は2016年まで国境画定交渉を24回重ねているが、ブータン側によれば、東部が議題に上ったことはなかった。中国による新たな争点化は、ブータンと結び付きが強く、対中国境紛争が再燃しているインドをけん制する狙いもあるとみられている。

 中国がブータン東部「サクテン野生生物保護区」の領有権に言及したのは、6月初旬にオンラインで行われた国際機関「地球環境ファシリティー(GEF)」の会議。議事録によると、中国側代表は「ブータンとの係争地に位置し、両国の国境画定協議の議題になっている」と表明。ブータン側代表は「係争地として協議したことはない。中国の主張を完全に拒否する」と反発した。

 中国外務省の汪文斌副報道局長は今月21日の記者会見で「(ブータン)東部、中部、西部いずれも長らく未画定の係争地がある」と述べた。

 保護区の東はインドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州に隣接し、中国は同州も「南チベット」と呼んで領有権を唱える。インドでは、中国のブータン東部をめぐる動きは「アルナチャルプラデシュ州への干渉を強める」(ヒンズー紙)狙いがあるとして、警戒感が高まっている。

 中印両軍は6月中旬、中国西部とインド北部ラダック地方の国境地帯で衝突。インド側は1967年の両軍衝突以降で最悪の死者20人、中国側も数は非公表だが死傷者が出た。撤退で合意後も双方の緊張は続く。

 一方、ブータン西部と中国の係争地ドクラム高地では17年、道路建設を始めた中国軍と、ブータンに駐留する後ろ盾のインド軍が約2カ月間、にらみ合った。オンライン誌ディプロマットは、ブータン国土の1割以上と広大な東部地域への中国の領有権主張はドクラムなど他地域での譲歩を迫る意図があり、「中国はインドとブータンの間にくさびを打とうとしている」と指摘した。

591とはずがたり:2020/07/28(火) 16:50:43
これ世界でもっとも仲の悪い2国の組み合わせの一つのインドパキスタン間での出来事。
息がぴったりで相当訓練もしてるようで感動する。

https://www.youtube.com/watch?v=l0F__jlLN6M&amp;feature=youtu.be
0:17 / 8:37
ワーガ検問所フラッグセレモニー
21,783 回視聴?2019/01/11

インドとパキスタンの国境にあるワーガ検問所で毎日行われているフラッグセレモニーです。国際紛争の場を観光儀式に昇華させた取り組みは興味深いです。2018年10月17日に撮影しました。

https://www.youtube.com/watch?v=nNKYkktux08
Pakistan & India Border Flag lowering ceremony | 印パ国境・ワガのフラッグセレモニー
12,369 回視聴?2019/04/08

Everyday there is a flag lowering ceremony on Pakistan and India border, tourists always enjoy their presence to witness it.

https://twitter.com/makotopic/status/1287312143344259072
まことぴ
@makotopic
調べ物をしていて、偶然「インドとパキスタンの国境で毎日日没近くに行われている、両国の警備隊が互いに示威パフォーマンスをぶつけ合う国境閉鎖セレモニー」の存在を知ったのですが、絵力が強すぎて目が釘づけになってしまいました。

592チバQ:2020/08/03(月) 14:35:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3edf6c942c7b4dd862d5e5eca7222b33e9dd042
コロナ対策司令塔の大臣が感染、首相とは閣議で面会…インド
8/3(月) 14:16配信

 インドで新型コロナウイルス対策を担当するアミット・シャー内相は2日、自身のツイッターで、新型コロナウイルスの検査で陽性となったと明らかにした。シャー氏は、ナレンドラ・モディ首相の側近で、与党インド人民党の総裁を務めた有力者だ。

 シャー氏によると、健康状態は良好で、医師の助言で入院した。内務省は、行動制限や経済活動の再開の指針を決めるなど、新型コロナ対策の司令塔となっている。

 地元誌インディア・トゥデー(電子版)は、関係者の話として、シャー氏は先月29日の閣議でモディ氏らと会ったが、全員マスクを着け、社会的距離は保たれていたと報じた。

 累計感染者数が米国、ブラジルに次いで世界で3番目に多いインドでは、新規感染者数が2日、5万4000人超となり、感染拡大に歯止めがかからない。(ニューデリー支局 小峰翔)

593チバQ:2020/08/06(木) 16:55:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/089a3033ad0b8c45c85fe88fe41ef294fb515f8d
インド係争の聖地にヒンズー教寺院 モディ首相、式典出席
8/6(木) 10:56配信


(c)AFPBB News
【8月6日 AFP】インドで5日、ヒンズー教徒とイスラム教徒が対立していた聖地に建設されるヒンズー教寺院の定礎式が開かれ、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相(69)も出席した。同日には、イスラム教徒が多数を占めるジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)州の自治権を政府が剥奪してから1年を迎え、モディ政権にとっては記念すべき日となった。

 北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州にある聖地アヨディヤ(Ayodhya)と、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方は、インドの過去30年間における最大の係争地に数えられ、モディ首相は両方の問題に決着をつけようとしている。

 アヨディヤでは長年宗教的な争いが絶えず、同国史上最悪規模の暴力の火種となってきた。

 同地には数百年の歴史を持つモスク(イスラム礼拝所)があったが、ヒンズー教の重要なラーマ(Ram)神の生誕地であることを理由に、1992年にヒンズー教徒の暴徒らによって破壊された。これをきっかけに、ヒンズー教徒とイスラム教徒の間で暴動が起き、2000人が死亡。死者の大半がイスラム教徒だった。

 その後も法廷闘争が長く続いたが、最高裁は昨年11月、聖地をヒンズー教徒のものとする判断を示した。ヒンズー国家主義を掲げるモディ氏のインド人民党(BJP)にとって大きな勝利となり、今回の寺院の建設につながった。

 BJPは、ジャム・カシミール州の自治権についても歴史に照らして誤りとみなし、昨年8月5日にモディ氏がこれを剥奪した。

 一方カシミール地方のパキスタン側では、同国のイムラン・カーン(Imran Khan)首相が4日、カシミール全域がパキスタンの一部だとする新たな地図を公開。

 カーン首相は5日、「われわれもカシミール人も決して、インドによる違法行為やカシミール人弾圧を認めない」と強調した。

 映像は定礎式に出席したインドのモディ首相、5日撮影・提供。(c)AFPBB News

594チバQ:2020/08/06(木) 20:40:46
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2020080601001282.html
スリランカ議会選、開票始まる 大統領派は勝利を楽観
2020/08/06 19:03共同通信

スリランカ議会選、開票始まる 大統領派は勝利を楽観

スリランカ議会選で投票締め切り後、投票箱を運ぶ選挙管理人ら=5日、コロンボ(ロイター=共同)

(共同通信)

 【ニューデリー共同】5日投票のスリランカ議会選(一院制、225議席)は6日、開票が始まった。昨年11月の大統領選で当選したラジャパクサ氏は憲法改正を可能にする3分の2の議席獲得を目指しており、地元メディアによると、兄で元大統領のマヒンダ・ラジャパクサ首相が楽観的な見方を示した。選挙は比例代表制で、大勢は7日にも判明する見通し。

 大統領は5日、新型コロナウイルス感染が懸念される中で投票率が71%近くになるとの見通しを示し「(政府の)努力に国民の信頼が示された」と表明した。改選前の議会では大統領選で対立候補を推した勢力が第1党だった。

595チバQ:2020/08/10(月) 14:17:08
3005 チバQ 2020/08/07(金) 20:43:00
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20200807k0000m030219000c.html
スリランカ議会選で大統領派が勝利 政権基盤固める
2020/08/07 20:31毎日新聞

スリランカ議会選で大統領派が勝利 政権基盤固める

スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領=ニューデリーで2019年11月30日、松井聡撮影

(毎日新聞)

 インド洋の島国スリランカの議会選(1院制、225議席)が5日投票され、7日に開票結果が発表された。ラジャパクサ大統領派のスリランカ人民戦線(SLPP)が145議席を獲得して過半数を制し、勝利した。昨年11月の大統領選で初当選したラジャパクサ氏側は、これまでの議会第1党だった統一国民党(UNP)を破り、政権基盤を固めた。選管によると、2015年の前回選で106議席を獲得したUNPはわずか1議席にとどまった。

 スリランカでは昨年4月、日本人1人を含む250人以上が死亡するイスラム過激派のテロが発生。今回の議会選でも治安対策が主な争点になった。スリランカは中東とアジアを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝で、中国がインフラ支援を通じて影響力を拡大する一方、近年は中国を警戒するインドも関与を強めている。【松井聡】

596とはずがたり:2020/08/25(火) 21:44:40
大紀元だから眉に唾付けつつも

中国、ネパール国境を押し下げ不法占拠か=印報道
https://www.epochtimes.jp/p/2020/08/61337.html
2020年08月25日 18時14分

ネパール農業省調査局の報告によると、中国は国境を接する7つの地域で、ネパールの土地を違法に占拠している。報告によると、中国政府は侵入を速めており、ネパールの境界線をどんどん押している。

ネパールは北部を中国チベット自治区、南部をインドと接するヒマラヤ山脈麓の内陸国。インドの通信社ANIによると、ネパール共産党K・P・シャーマ・オリ政権は中国共産党の政策に融和傾向にある。また、北京の報復を恐れ、中国の「不法占拠」を容認しており、実際の状況は農業省の報告よりもさらに深刻である可能性がある。

中国の土地占拠の被害地区には、ドラカ(Dolakha)、ゴルカ(Gorkha)、ダチュラ(Darchula)、フムラ(Humla)、シンドゥパルチョーク(Sindhupalchowk)、サンクワサバ(Sankhuwasabha)、ラスワ(Rasuwa)などがある。

ネパール測量地図局によると、中国は国境をネパール側に1500メートル押し出したという。

ANI通信によると、中国側は国境について対話方法も示さず、ネパールに対して、紛争の解決と管理に関する両国間議定書にも署名しないようネパール政府に圧力をかけたという。

ネパール測量地図局はまた、中国はゴルカ地区とダチュラ地区のネパールの村を占領したと報告した。かつてネパールにあった多数の家屋が中国に接収され、中国領に同化されているという。

ネパール農業省は最近、中国による複数の土地収奪事件を取り上げた報告書を発表した。同省は、中国が少なくとも11カ所のネパールの土地を占領していると報告した。

6月、野党であるネパール国民会議の議員は、下院で決議案を提出し、中国によって侵略された同国の領土を回復するよう、ネパール政府に要請した。議員らは、中国が同国の64ヘクタールもの土地を侵害したと主張した。

また、ネパールと中国の間の1414kmの長い国境には、国境線を示す合計98本の境界柱があったが、ほとんどが「行方不明」になっており、存在する数本もネパール領土内へと移動させられたとしている。

ANI通信によると、駐ネパール中国大使は、ネパール共産党内の派閥争いに介入し、共産党に有利になるよう働きかけたと報じた。このため、中国のネパールに対する友好的な支援策は、「中国による拡大政策の推進」 であり、植民地政策の一部だと批判的に伝えた。

(翻訳編集・佐渡道世)

597チバQ:2020/08/31(月) 21:42:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020083000092&amp;g=int
神聖な橋で裸の撮影 仏女性逮捕―インド
2020年08月30日12時56分

インド北部のガンジス川に架かる神聖な橋=2019年10月、リシケシュ(AFP時事)
インド北部のガンジス川に架かる神聖な橋=2019年10月、リシケシュ(AFP時事)


 【ニューデリーAFP時事】インド警察は29日、北部リシケシュのガンジス川に架かる神聖な橋で、裸になってビデオ撮影していたフランス人の女性(27)を逮捕したと発表した。「女はインターネット上でビーズのネックレスを売っており、販売促進のための撮影だったと供述した」と警察は説明している。

 騒ぎがあったのは27日。インドのネット規制法違反容疑で、最長で3年の禁錮刑となる。警察は「フランスでは犯罪ではないかもしれないが、ここはヒンズー教の神様がガンジス川を渡ったという神聖な橋なのだ」と強調した。

598とはずがたり:2020/09/05(土) 20:56:33
2020年8月31日 / 16:49 / 5日前
インド軍、係争地で「中国軍の挑発行為を阻止」 中国は否定
Reuters Staff
1 分で読む
https://jp.reuters.com/article/india-china-idJPKBN25R0SW?taid=5f4cf57c46b85b0001d054f9&amp;utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&amp;utm_medium=trueAnthem&amp;utm_source=twitter

[ニューデリー 31日 ロイター] - インド軍は31日、中国人民解放軍が両国国境の係争地で現行の体制を変えようとしたが、未然に防いだと表明した。

インド軍は声明で「8月29-30日の夜にかけて、人民解放軍は東部ラダック地方の対立を巡る軍事・外交上の取り決めの過去の合意事項に違反し、現行の体制を変えるため、挑発的な軍事活動を行った」と表明。インド軍が「現場の事実を一方的に変更しようとする」人民解放軍の試みを阻止したと述べた。

インド軍関係者が匿名を条件にロイターに明らかにしたところによると、衝突には至らなかった。

ラダック地方では6月に両国軍が衝突し、インド側に20人の死者が出ている。

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インド軍は、両国軍の関係者が、今回の問題を解決するため、国境付近で協議を進めていることを明らかにした。

中国外務省の報道官は会見で「(人民解放軍は)実効支配線を常に厳格に順守している。実効支配線を超えたことは一度もない」として、インド側の主張を否定。両国が現地の情勢について連絡を取り合っていることを明らかにした。

*内容を追加しました。

599チバQ:2020/09/30(水) 19:28:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/2de24cd2cb7e73848f0e8e9ccc13d81f187722eb
カースト最下層の19歳女性が集団レイプ死、インド全土に怒り
9/30(水) 11:56配信
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インド南部ベンガルールで、ろうそくをともし性的暴行の被害者に連帯を示す人々(2019年12月6日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インドでカースト最下層のダリット(Dalit)の女性(19)が上位カーストの男たちに集団レイプされて死亡する事件が起き、人権活動家や政治家、インド映画界「ボリウッド(Bollywood)」のスターやクリケット選手らをはじめインド全土で怒りが巻き起こっている。

【写真】死刑執行人が心境語る「死刑がないと犯罪減らない」

 かつて「不可触民」として知られたカースト最下層のダリットは、インドに現在2億人いる。人権活動家らによると、長年はびこってきたダリットに対する差別や虐待は、ここへ来て新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で増加している。

 遺族が警察に提出した告訴状によると、死亡した女性は北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州で今月14日、男らに襲われ、首と背骨をけがして体がまひし、血まみれになって倒れているのを発見された。女性は発見されてすぐに地元の病院に搬送されたが、容体が悪化したため28日にニューデリーの病院へ移送され、翌29日、治療中に亡くなった。当局によると告訴された男4人がすでに逮捕されている。

 インドではカーストや社会階級にかかわらず、女性に対する性暴力が深刻で大きな問題となっている。2018年に全国で報告されたレイプは3万4000件近くに上っているが、被害者が恐れて名乗り出ないケースが多いため、報告数は氷山の一角と考えられている。

 今年3月には、2012年にニューデリーのバスの車内で起きた女子学生の集団レイプ殺害事件の死刑囚4人が絞首刑に処された。この事件は動画配信大手米ネットフリックス(Netflix)でドラマ化もされた。【翻訳編集】 AFPBB News

600チバQ:2020/11/02(月) 13:55:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0e64c0525993ce4be65d1d43db9b48e4d67020e
インド・経済成長のウラで…ゴミのように扱われる「下層カースト」の過酷な現実
11/2(月) 8:01配信
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写真:現代ビジネス
 2015年に経済成長率7.9%を記録し、2027年には人口世界一を予想される「経済成長を続ける国・インド」。しかし、特派員として3年8ヵ月にわたってニューデリーに赴任した共同通信社外信部記者の佐藤大介記者は「違和感」がある、と語る。

 折しも刊行されたインド出身の女性作家による児童文学『橋の上の子どもたち』(著:パドマ・ヴェンカトラマン、訳:田中 奈津子)をテキストとして、佐藤記者がインド経済成長の実態を明かすーー。
「経済成長」は本当のインドの姿なのか

Photo by iStock
 日本に暮らしている人で「インド」という国を知らない人は、まずいないだろう。
そこからイメージされる言葉は「カレー」「ガンジー」「ヨガ」「貧乏旅行」など、人によってさまざまだ。

 最近では、インドの人口が2027年には中国を抜いて世界一になるとの予想から、企業や投資関係者らを中心に「経済成長を続ける国」とも言われてきた。

 インドは13億を超える人口のうち、30歳未満が過半数を占めている。少子高齢化の問題に直面している日本にとって、若年層が多いインド市場が魅力的に映るのは当然のこととも言える。

 カレーのおいしいインドも、スピリチュアルなインドも、そして経済成長が著しいインドも、すべて間違いではない。だが、それはあくまでも、インドという国の一側面にすぎない。

 とりわけ、経済成長というキーワードでインドを語られるときには、いつも違和感を覚えていた。国内総生産(GDP)の成長率といった数字から見ると、インドが経済成長を遂げていることに疑いはない。

 しかし、それが本当のインドの姿なのだろうか。
高級ホテルの横にスラム街

ムンバイ中心部に広がるスラムと、その奥にそびえ立つ高層ビル。このコントラストが、歪な格差を象徴している(撮影/佐藤大介)
 2016年9月から3年8ヵ月、特派員として首都ニューデリーに滞在し、インド各地を訪れた。街中を歩き、人々の暮らしに接する中で感じたのは、「経済成長」という言葉との大きなズレだった。

 きらびやかなショッピングモールや高級ホテルが建設される一方で、すぐ傍にはスラム街が広がる。交差点に行けば、物乞いの親子が停車中の車に施しを求めて回る姿が日常化していた。

 世界銀行が2015年に行った調査では、インドでは人口の約13%が1日1.9ドル(約200円)未満の極貧状態での生活を強いられている。貧しい暮らしを送る人たちにとって、インドの経済成長など無縁の話に過ぎない。

インドにおける子どもの貧困
 そうした現実を描いているのが『橋の上の子どもたち』だ。

 ここでの主人公は11歳の少女ヴィジと、障害を持った1つ年上の姉ラク。2人の母がタミル語でお祈りをしていたとの記述から、舞台はタミルナドゥ州などの南インドだと考えられる。

 ヴィジは暴力をふるう父親と、それを甘んじて受け入れている母親との生活に見切りをつけ、ラクとともに逃避行の旅に出る。

 そうした設定自体は決して珍しいものではない。だが、物語の中には、現在のインドが抱えているさまざまな問題が随所にちりばめられている。

 そうした観点で読み進めていくと、この作品が「児童文学」であるとともに、れっきとした「ノンフィクション」でもあることに気づかされる。

601チバQ:2020/11/02(月) 13:55:58
貧困問題と表裏一体の「カースト制度」

インドムンバイのスラムで暮らす子供(Photo by gettyimages)
 物語を通して描かれているのが「カースト」の問題だ。

 長距離バスに乗って実家を脱出したヴィジとラクは、到着したバスターミナルで運転手の男性から声をかけられ、そのまま連れていかれそうになる。

 抵抗するヴィジに手を焼いた運転手が投げつけたのは「うすよごれた下層カーストのガキが!」という言葉だった。

 カーストという言葉そのものは日本でもよく知られている。

 「スクールカースト」など集団内での序列や格差を身分制度になぞらえた形だが、カーストとは生まれた時から与えられている世襲の「身分」として、上下関係を明確に示し、階層ごとに職業と結びついている。

 インドの憲法でカーストによる差別は禁じられているが、実際にはインド社会に深く根差した考え方だけに、差別が解消されるのは極めて難しい。とりわけ、農村部では今でも差別意識は強く残っている。

 カーストと貧困の問題と表裏一体なのだ。

 ヴィジとラクが、どういったカーストに属しているかは明示されていない。しかし、彼女らが下層カースト、あるいはカーストの外側にあり最下層に位置付けられている「不可触民」に属していることは間違いない。

 高いカーストにいる人たちは、そうした下層カーストの人たちに、特段の関心を払うことはない。2人が誘拐されそうになっても、顔にあざを作り、ぼろをまとって街中を歩いていても、そこに救いの手を差し伸べる人は少ない。

 それは、高位カーストにいて富を得ている人たちにとって、2人は「見えない存在」だからだ。

インド社会が生みだした「ひずみ」

Photo by iStock
 聡明で気丈なラクは、憐れんでカネを差し出そうとする人に「施しはいらない」と、申し出を拒否する。

 自分たちが哀れな存在ではなく、インド社会の生みだしたひずみとして直視してほしいと訴えているのだ。それは、ラクにとって世の中への精いっぱいの抵抗でもある。

 橋の上での生活をはじめた2人は、やはりそこで暮らす子供たちと知り合い、仲間になる。与えられた仕事は、ゴミの山を回って廃品回収業者が買い取ってくれそうなものを探すことだった。

 もちろん、病原菌の巣窟であるゴミの山に素足同然で入っていくことは、危険以外の何物でもない。だが、生きるためにほかの選択肢はないのだ。
危険な仕事に従事する不可触民
 インドでは下水管の清掃で、作業員が有毒ガスで意識をうしなった末に転落死するといった事故が後を絶たない。

 作業員は大部分が不可触民の人たちで、安全対策をとらないまま危険な作業に従事している実態が社会問題となっている。下層カーストの子供たちが、貧しさの中でゴミの山に向かうのも、同じ構図と言ってよい。

 物語の描写は、私が商都ムンバイのスラム街を訪れた時、近くのゴミの山でプラスチック片を必死に探す少年の姿と重なった。

 黒ずんだシャツと半ズボンに、サンダルなどの履物はない。目つきだけは鋭く、「別世界」にいる私を敵視しているようでもあった。

 スラム街のすぐ先には、高層ビルが立ち並び、世界の金融機関などがオフィスを構える。その「別世界」に、私もいると映ったのだろう。かける言葉もみつからないまま、少年は足早にゴミの山を駆けていった。
コロナ禍であらわになった「いびつな対応」

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 ゴミの山での危険な作業を繰り返す中で、ヴィジとラク、そして仲間たちには病気の魔の手が襲い掛かる。だが、子どもたちにはなすすべがない。

 物語の中で、子どもたちに救いの手を差し伸べたのは、キリスト教の施設となっている。これは、現在のインドに対する強烈な皮肉だ。

 なぜなら、家もなくて学校にも通えず、死と隣り合わせた生活をしている貧しい子どもたちに、行政はまったくといっていいほど対応せず、宗教施設の慈悲に頼らざるを得ない現状を示しているからだ。

 「経済成長」を旗印に掲げているインド政府だが、優先しているのは一握りの人口が富んでいくことであり、貧困層への対応は後手に回っている。

 それを如実に示したのが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、3月にインド政府が全土を対象に実施したロックダウンだろう。

 ロックダウンによって企業活動も停止され、建設現場や工場の労働者として農村部から都市部に出稼ぎに来ていた労働者は仕事を失い、住む家さえもなくなった。家族とともに故郷へ帰ろうにも、交通機関はすべて停止されている。

 そうした数多くの人たちが、何百キロ先の故郷に向かうために選んだ手段は、徒歩だった。

 30度を超す炎天下の中を歩き続け、命を落とす人も続出した。そこには、子どもたちも含まれている。

602チバQ:2020/11/02(月) 13:56:18
 インド政府はロックダウンを行うにあたり、出稼ぎ労働者などの貧困層がどういった問題に直面するか考えていなかったのだろう。交通量の激減した道路を、荷物を背にした労働者が、幼い子どもの手を引きながら延々と歩き続ける姿は、インドの「経済成長」がいかにいびつであるかを、悲しく物語っていた。

インドが本当の「経済成長」を成し遂げる日
 バスに揺られて都会に出てきたヴィジとラクは、街中で多くの人たちとすれ違う。あざやかな色の服や安いサリーを売る店があり、花屋の前ではジャスミンの花輪を編んでいる2人の女の子がいた。

 物語で、ラクはこう語っている。

----------
「この短い時間で、今までの人生で会った人数よりたくさんの人々を見た。だけど、だれもあたしたちに気づかない。視界には入ってるんだろう。だけど、目に留まらないんだ。」
----------

 インドは確かに「経済成長」を果たしているかもしれない。

 しかし、その影には数多くの「目にはとまならない」人たちの存在がある。

 ヴィジとラクたちが「目にとまる」存在となり、決して「慈悲」ではなく、政府の責任として貧困から抜け出せる日。それが、インドにとって本当に「経済成長」を成し遂げた日なのだ。

 インドの街角で出会い、水やお菓子を買い与えて短い会話を交わした子どもたちの姿が、何度も目に浮かんだ。近い将来、そうした子どもたちが物語の中だけの存在になることを、願ってやまない。

 『橋の上の子どもたち』著者紹介

 パドマ・ヴェンカトラマン●インド、チェンナイ生まれ。母親の影響もあり若い時からCWC(The Concerned for Working Children)というNPO組織にかかわり、恵まれない子どもたちのために活動している。CWCは2012年、2013年、2014年にノーベル平和賞にノミネートされている。
19歳でアメリカへ渡り大学で海洋学を専攻。作家としてはYA作品を4冊出しており、そのうち”Climbing the Stairs”(『図書室からはじまる愛』白水社刊)は2009年全米図書館協会「ヤングアダルトのためのベストブックス」に選出されている。
佐藤 大介((株)ワードストライク代表)

603とはずがたり:2020/11/23(月) 14:36:57
2018年の記事

インドが日米豪との安全保障連携で直面するジレンマ
https://www.spf.org/iina/articles/nagao-india-dilemma.html
外交・防衛協力 インド 東南アジア
ハドソン研究所
長尾 賢

インドが発する複雑なメッセージ
 昨今、インドが、日本やアメリカ、オーストラリアとの連携を図ろうとしているは明白になっていている。2018年9月には米印間で外務・防衛閣僚が一堂に会する2+2協議が行われ、多くの合意がなされた。[1]10月にはインドのナレンドラ・モディ首相が来日し、日印間でも閣僚級2+2を開くことで合意した。[2]さらに、11月15日にはシンガポールにおいて、事務レベルによるインド太平洋地域に関する日米豪印4か国協議も実施された。[3]12月には、日米印の首脳会談も初めて開催された。

 このようなインドの実際の行動を見ると、日米豪との安全保障協力を進めることにかなり前向きなように見える。一方で、インドは日米豪と関係の安全保障の側面をできるだけ薄めようとしているようにもみえる。例えば2018年6月にシンガポールで行われたシャングリラ会議で登壇したモディ首相は、「インドの友好関係は封じ込めのための同盟ではない」と表現している。[4]実際には軍事色の強い協力関係が進めているにもかかわらず、軍事的ではないことを強調しているのである。なぜインドから発せられるメッセージは複雑なのだろうか。

 実は、インドは日米豪との連携に関してジレンマに直面している可能性がある。ジレンマとは、印中国境(実効支配線を含む)の防衛を考えた際に、長期的には日米豪との連携がインドの防衛力を高める方向に働くけれども、短期的には逆になる可能性があることだ。短期的に見ると、インドが日米豪との連携への反発により、現在、太平洋側に配備されている中国軍が印中国境に再展開してきて、かえってインドにとって不利な状況をつくってしまう可能性がある。インドは、このジレンマを解消する必要性がある。


日米豪との連携がインドに有利な点
 長期的にみて、日米豪との連携がインドの印中国境における防衛力を高めるとみられる点については、少なくとも3つの理由がある。第1に、印中国境において、中国軍の活動が強化され、インドにとって状況が悪化する方向性にあり、印中国境防衛力強化が急務であることだ。最近中国は、標高が高い印中国境地帯で運用できる戦車の開発など、明らかに印中国境を念頭に置いた武器開発を行っており[5]、戦略目的の道路などの建設も進んでいる。飛行場の数も6から15に増やしている。[6]

 そして、このような整備に並行して、中国軍の活動そのものも強化されている。2011年以降、中国軍によるインド側への侵入事件は毎年300-500件に達しており、中国空軍の演習も活発化してきている。さらに中国軍は、印パ両国が領有権を主張するカシミールのパキスタン側に、軍を駐留させてもいる。[7]このような状況から、印中国境における印中の軍事バランスは悪化傾向にある。だから、インドは印中国境における防衛力の強化に取り組む必要があり、日米豪との連携が必要となる。

 例えば、アメリカはすでに、印中国境防衛に必要な武器をインドに輸出し始めている。例えば、印中国境防衛の要になる部隊となる第17軍団は、9万人規模で、130万人もいるインド陸軍の規模から見ても大きな部隊であり、しかも、空中機動によってチベット方面に反撃に出るという、インドの対中戦略の要の部隊でもある。アメリカはこの部隊に多くの装備を供給しているのである。2010年代初頭から現在までに、アメリカは第17軍団関連装備として、C-17大型輸送機(10機発注+6機検討)、C-130中型輸送機(6機発注)、AH-64アパッチヘリコプター(空軍22機発注+陸軍39機検討)、CH-47大型輸送ヘリコプター(15機発注)、空輸可能なM777火砲(145門発注)などを輸出している。

 日本もまた印中国境の防衛につながる形で間接的にインドを支援している。日本は、インド北東部における道路建設に協力しており、[8]これは印中国境で双方が領有権を主張しているアルナチャル・プラデシュ州の外側ではあるものの、インド北東部におけるインフラ建設は、インド軍が印中国境に展開する際に重要である。

604とはずがたり:2020/11/23(月) 14:37:14
>>603
 第2に、中国の軍事行動の特徴から考えて、インドにとって日米豪との連携は、中国の行動を抑えるのに役立つものと考えられる。南シナ海の例を見ると、中国はこれまで「力の空白」を埋めるように勢力を拡大してきた。例えば1950年代には中国は西沙諸島の半分を占領したが、これはフランスがベトナムより撤退した直後のことであったし、1974年に中国は西沙諸島の残り半分も占領したが、これもアメリカ軍がベトナムから撤退した直後のことであった。1988年には中国は南沙諸島でベトナムから6つの環礁などを奪ったが、これもソ連がベトナムにおける駐留兵力を減らしたときであったし、1995年にはフィリピンが領有権を主張していたミスチーフ環礁を占領したのも、アメリカ軍がフィリピンから撤退した直後のことであった。[9]

 そのため、インドは中印国境において、「力の空白」を生じさせないように、軍事バランスを維持することが必要で、そのためには、インドが日米豪と連携することは効果的である。例えば、中国を東西から挟む形になる日本とインドの連携は、中国の国防費や空軍戦力を分散させることにつながる。中国が、東西に戦力を分散せざるを得ない状況となれば、日本にとっても、インドにとっても、軍事バランスの維持には好都合である。

 第3に、日米豪印の連携が印中国境における防衛に直接役立つ事例が出始めている。2017年6月から8月におきたドクラム危機である。この危機では印中両国が4000kmの国境で戦闘態勢のままにらみ合う事態に発展したが[10]、その際、アメリカはインドに、中国の軍の動きに関して情報を提供していた[11]。また、危機の最中、アメリカは空母、日本は「ヘリ空母」をインド洋に派遣して、インドが主催する共同演習(マラバール2017)を行い一定のけん制となった。この演習の時期はもともと予定されていたものではあるものの、中国メディアは演習を受けて、インドに対して「日米に期待するな」という記事を書いており、一定のプレッシャーを感じたものとみられる[12]。

 軍事支援以外にも、日本の平松賢司駐印日本大使が、力による現状変更を容認しないという、インド支持の声明をだした。[13]しかもドクラム危機は、インド国防相の訪日、安倍晋三首相の訪印直前に終わっている。中国が、危機を長引かせて日印関係をより強化させてしまうのを望まなかったふしがある。日本との連携が、印中国境防衛に一定の効果を上げた可能性は十分にある。こういった協力は、協力関係が深まっていくに連れて、効果を高めるから、長期的な視点にたてば、日米豪との協力の深化は、インドにとって利益になるはずだ。

日米豪との協力のマイナス面
 このように、インドが日米豪と連携することは、長期的に見て、印中国境におけるインドの防衛に一定程度効果的なのだが、インド政府が、この協力の軍事的側面を薄めようとしているのは短期的なリスクがあるからと考えられる。中国軍の主力は依然、日本方面や南シナ海方面に配備されている。インドが中国を刺激しすぎることがなければ、中国はインド方面には移動してこない。しかも、中国軍の主力がインド方面に移動してきた場合、ドクラム危機で日米豪が見せた程度の支援では、インドにとって不十分な状態にある。日米豪との連携は、インドから見れば、中国が実際に攻撃を開始したとき、日米豪がインド側にたって参戦してくれる。中国が日米豪と戦うことを恐れてインド攻撃を躊躇う。それくらいの確実な保障がなければ、十分とは言えない。だから、短期的には、あまりに日米豪に傾斜しすぎて中国軍の主力をインド方面に招いてしまう、そういう事態を避けることが、インドの国益になる。

 それゆえに、インドは長期的な利益と、短期的な利益の間のバランスをとる必要がある。つまり、短期的には、インドは中国を過度に刺激しないように活動しつつ、長期的には日米豪との連携を深める、こうした政策が採用されているとみられる。日本、アメリカ、オーストラリアにとっては、インドの印中国境防衛と長期戦略のジレンマを理解し、長期的な視点から協力を継続していく必要があるだろう。

  (2018/12/13)

605名無しさん:2020/12/06(日) 12:38:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2a895a79dba8d69a9d0a435915443c9b7100a2b
インド企業社会、今もはびこるカースト差別
12/6(日) 9:03配信

【AFP=時事】あるインド企業の広報担当幹部で、業界賞も受賞したことのあるスネハプー・パダバターンさん(35、仮名)は、出世の階段を駆け上がるべき人材だが、たった一つだけ問題があった。ヒンズー教の身分制度であるカーストで、パダバターンさんはダリット(Dalit)と呼ばれる最下層に属している。

 南部チェンナイ(Chennai)在住のパダバターンさんは、どこへ行っても付いて回る差別から逃れるために仕方なく転職を繰り返し、ストレス性の健康問題と闘っている。

 インドの人口13億人のうち6分の1を構成するダリットは、先祖代々社会的地位が低いために日ごろから暴力や虐待にさらされている。

 現大統領のラム・ナート・コビント(Ram Nath Kovind)氏やインド憲法起草者の故B・R・アンベードカル(B.R. Ambedkar)はダリットだが、今も企業社会にはカーストに付随する偏見がはびこっていると、研究者や人権活動家、企業の人事担当者らは明かす。

 何百年も続くカーストの弊害は、米シリコンバレー(Silicon Valley)にも及んでいる。米通信機器大手シスコシステムズ(Cisco Systems)はカーストに基づく差別があったとして、訴訟を起こされている。

 コミュニケーション学の修士号を持つパダバターンさんは2008年、国内で最も歴史あるコングロマリット(複合企業)の1社に入社。出世コースに乗ったように見えた。

 しかし、パダバターンさんがかつて「不可触民」といわれたダリットだと気付くや否や、上位カーストの同僚らによるあざけりが始まったという。

「インドはカーストと共に生きている。自分が気付くかどうかにかかわらず、カーストは誕生と同時に付いて回る」とパダバターンさんはAFPに語った。フォークを落としたことで先輩から「百姓」とからかわれ、伝統的に菜食主義が多い上位カースト、ブラフミン(バラモン)の同僚たちからは牛肉を食べることを非難された。

■上位カーストの支配
 上位カーストほど純潔だとみなす考えは、宗教的儀式や食習慣、差別的慣習を通じて長い間、ヒンズー教の中核を成してきた。ダリットは寺院や学校への立ち入りを禁止され、ごみ処理など「不浄な」仕事に就くことを強要されてきた。

 経済的機会における上位カーストの支配はいまだ根強い。2009年にインドと米国の研究者らが行った採用実験では、上位カーストの姓を持つ応募者は、ダリットの2倍近く面接に呼ばれる可能性が高いという結果が出た。

 カナダに拠点を置く研究者らが2012年に実施した調査では、インドの上位1000社の役員のうち93%が、人口全体では15%に満たない上位カーストに属することが明らかになった。

 さらに昨年の米国の調査では、インドの主要企業4005社の管理職約3万5000人のうち、ダリットなど下層カースト出身者はわずか3人だった。

 多国籍企業でさえ同じ問題を抱えていると、インドとフランスに拠点を持つソーシャルメディアのスマッシュボード(Smashboard)でカースト制に関する相談役を務めるクリスティーナ・ダナラージ(Christina Dhanaraj)氏は言う。

「こうした企業における多様性や包括性は、外国からの観点からしか語られないことが問題だ」とAFPに語った。

 多国籍企業は「ジェンダーと性のあり方には着目するが、カーストには着目しない」と指摘する。

 ダリットの多くは報復を恐れ、声を上げることをためらっている。AFP取材陣はダリットの有職者への取材を試みたが、ほぼ全員に断られた。【翻訳編集】 AFPBB News

606チバQ:2020/12/06(日) 21:30:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2a895a79dba8d69a9d0a435915443c9b7100a2b
インド企業社会、今もはびこるカースト差別
12/6(日) 9:03配信

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AFP=時事
インド・ベンガルールの企業の社屋(2019年7月31日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】あるインド企業の広報担当幹部で、業界賞も受賞したことのあるスネハプー・パダバターンさん(35、仮名)は、出世の階段を駆け上がるべき人材だが、たった一つだけ問題があった。ヒンズー教の身分制度であるカーストで、パダバターンさんはダリット(Dalit)と呼ばれる最下層に属している。

【写真】ダリットでインド憲法の起草者B・R・アンベードカルの像

 南部チェンナイ(Chennai)在住のパダバターンさんは、どこへ行っても付いて回る差別から逃れるために仕方なく転職を繰り返し、ストレス性の健康問題と闘っている。

 インドの人口13億人のうち6分の1を構成するダリットは、先祖代々社会的地位が低いために日ごろから暴力や虐待にさらされている。

 現大統領のラム・ナート・コビント(Ram Nath Kovind)氏やインド憲法起草者の故B・R・アンベードカル(B.R. Ambedkar)はダリットだが、今も企業社会にはカーストに付随する偏見がはびこっていると、研究者や人権活動家、企業の人事担当者らは明かす。

 何百年も続くカーストの弊害は、米シリコンバレー(Silicon Valley)にも及んでいる。米通信機器大手シスコシステムズ(Cisco Systems)はカーストに基づく差別があったとして、訴訟を起こされている。

 コミュニケーション学の修士号を持つパダバターンさんは2008年、国内で最も歴史あるコングロマリット(複合企業)の1社に入社。出世コースに乗ったように見えた。

 しかし、パダバターンさんがかつて「不可触民」といわれたダリットだと気付くや否や、上位カーストの同僚らによるあざけりが始まったという。

「インドはカーストと共に生きている。自分が気付くかどうかにかかわらず、カーストは誕生と同時に付いて回る」とパダバターンさんはAFPに語った。フォークを落としたことで先輩から「百姓」とからかわれ、伝統的に菜食主義が多い上位カースト、ブラフミン(バラモン)の同僚たちからは牛肉を食べることを非難された。

607チバQ:2020/12/06(日) 21:31:26
■上位カーストの支配
 上位カーストほど純潔だとみなす考えは、宗教的儀式や食習慣、差別的慣習を通じて長い間、ヒンズー教の中核を成してきた。ダリットは寺院や学校への立ち入りを禁止され、ごみ処理など「不浄な」仕事に就くことを強要されてきた。

 経済的機会における上位カーストの支配はいまだ根強い。2009年にインドと米国の研究者らが行った採用実験では、上位カーストの姓を持つ応募者は、ダリットの2倍近く面接に呼ばれる可能性が高いという結果が出た。

 カナダに拠点を置く研究者らが2012年に実施した調査では、インドの上位1000社の役員のうち93%が、人口全体では15%に満たない上位カーストに属することが明らかになった。

 さらに昨年の米国の調査では、インドの主要企業4005社の管理職約3万5000人のうち、ダリットなど下層カースト出身者はわずか3人だった。

 多国籍企業でさえ同じ問題を抱えていると、インドとフランスに拠点を持つソーシャルメディアのスマッシュボード(Smashboard)でカースト制に関する相談役を務めるクリスティーナ・ダナラージ(Christina Dhanaraj)氏は言う。

「こうした企業における多様性や包括性は、外国からの観点からしか語られないことが問題だ」とAFPに語った。

 多国籍企業は「ジェンダーと性のあり方には着目するが、カーストには着目しない」と指摘する。

 ダリットの多くは報復を恐れ、声を上げることをためらっている。AFP取材陣はダリットの有職者への取材を試みたが、ほぼ全員に断られた。【翻訳編集】 AFPBB News

608チバQ:2020/12/10(木) 23:14:17
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3320545.html
コロナで死去のイスラム教徒、教義に反して火葬に スリランカ
2020/12/10 11:48AFPBB News

コロナで死去のイスラム教徒、教義に反して火葬に スリランカ

スリランカ・コロンボの鉄道駅で、マスクを着用した乗客ら(2020年11月9日撮影、資料写真)。(c)LAKRUWAN WANNIARACHCHI / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】スリランカは9日、新型コロナウイルスに感染して死亡したイスラム教徒19人の遺体について、遺族の反対を押し切って火葬すると発表した。同国では新型ウイルスで死亡したイスラム教徒の火葬をめぐって論争が起きていた。

 スリランカでは今年10月から新型ウイルスの感染者数が8倍以上に急増しており、累計感染者数は2万9300人余り、死者は142人に上る。

 新型ウイルスによる死者の遺体は、遺族に引き取られた後、保健当局の厳しい監視下で火葬されることになっている。

 しかし、シャリア(イスラム法)が火葬を禁じていることから、新型ウイルスに感染して死亡したイスラム教徒19人の遺族は、主要都市コロンボにある遺体安置所からの遺体の引き取りを拒否した。

 これを受けて、ダプラ・デ・リベラ司法長官の報道官は、「遺族が引き取らなかった新型コロナウイルス感染症の犠牲者の遺体は、隔離規則の観点から言えば、火葬することができる」と述べ、19人の遺体を今週火葬すると明らかにした。

 警察によると、5人の遺体は9日に火葬された。

 イスラム教徒らはこのやり方に異議を申し立てており、市民社会団体と共同で最高裁に嘆願書12通を提出したが、最高裁は先週、理由を示すことなく嘆願を退けた。

 スリランカ・ムスリム会議は、新型ウイルスによる犠牲者の大半はイスラム教徒だと述べている。SLMCの広報によると、イスラム教徒らは火葬されたくがないために、新型ウイルス検査で陽性反応を示しても、病院で治療を受けたがらないという。

 影響力のある仏教僧らが土葬は地下水の汚染と新型ウイルスの感染拡大につながりかねないとの懸念を広める中、スリランカは4月、新型ウイルスによる死者の遺体について、火葬を義務付けていた。

 世界保健機関は、土葬と火葬の両方を認めている。 【翻訳編集】AFPBB News

609名無しさん:2021/03/15(月) 06:17:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/50eaa4f706361ec2b513a0028cc3d3d134127f73
スリランカ、「非急進化」目的の過激派拘束が可能に ブルカも禁止へ
3/14(日) 18:16配信
AFP=時事
【AFP=時事】スリランカ政府は13日、宗教的な過激主義者を取り締まり、「非急進化」を目的に被疑者を最長2年拘束できるテロ対策法の適用を発表した。また、2019年のイスラム過激派の犯行とみられる爆発事件以降、一時的に禁止されていたイスラム教徒の女性が着用するベール「ブルカ」の着用を正式に禁止する方針も明らかにした。

 ゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)大統領は、テロ対策法は「暴力行為や、宗教、人種、共同体間の不調和、異なる共同体間の憎悪や敵意」を引き起こす疑いのある者の拘束を認めるものだと説明した。

 サラス・ウィーラセケラ(Sarath Weerasekera)公安相は13日、コロンボ(Colombo)で記者団に対し、全身を覆うブルカは「わが国の安全保障に直接影響を及ぼすもの」であり、「最近になってスリランカに入ってきたもので、宗教的な過激思想の象徴だ」とコメント。ブルカ着用を禁止する文書に署名したと発表した。ただし法案の成立には、閣議と大統領支持派が3分の2を占める議会で承認を得る必要がある。

 スリランカでは2019年4月、三つの教会が標的となり、279人が死亡したイスラム過激派による連続爆破事件が発生。直後の非常事態宣言下でブルカの着用が一時的に禁止された。

 この事件以降、スリランカでは少数派のイスラム教徒と多数派の仏教徒間の緊張が再び高まり、観光業に依存する同国経済も深刻な打撃を受けた。【翻訳編集】 AFPBB News

610とはずがたり:2021/03/26(金) 16:42:45

魔女狩りの風習、なぜ続く 20年で3千人が殺された
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP3T3JHJP38UHBI01H.html?ref=tw_asahi
インド北東部アッサム州=奈良部健
2021年3月26日 15時00分

 インドの農村部では、女性を「魔女」と名指しして殺害したり、村から追放したりする「魔女狩り」が後を絶たない。一部の州では近年、魔女狩りを禁じる法律が施行されたが、それでも事件は相次ぐ。背景には何があるのか。

 インド北東部、紅茶の栽培で知られるアッサム州にある村。トタンぶきの平屋の前に招かれると、キンマの葉が机の上に置かれた。「どうぞ」。かみたばこの原料の一つでビンロウの種と石灰を混ぜたものを、その葉でくるんでかむ。口の中に入れてかむと、渋柿のように苦く、舌がしびれた。

 村に暮らす主婦のアンジャリ・ハジョンさん(45)は、眉間にしわを寄せてのみ込む私の姿を見て笑った後、10年前の自らの身に起きた事件を話してくれた。

 「近所で買い物をしていたら突然、『こいつは魔女だ!』と6人の男が私に向かって叫びました。すると、他の男たちも集まってきて一斉に魔女だと叫び、私の服を切り、ネックレスを奪い、殴ったり蹴ったりしました。何が起こったのかわからず、誰も助けてくれなかった。私は意識を失い、気づいた時には病院にいました」。命は助かったが、12日間入院したという。

 事件の5年前に15歳年上の夫と死別したハジョンさんは、2人の娘と義母との4人で暮らしていた。真夜中に「シーシーシー」と口をならす音が戸外で聞こえ、義母が窓を開けると、走って逃げる音がした。その数日後、酒に酔った3人の村の男がやってきて、ハジョンさんに性行為を迫った。

 ハジョンさんは「私はすでに結婚している」と怒り、相手にしなかった。男は「お前をずっと見ているからな」と言い放ち、つきまといが3年ほど続いた。そして、事件は起こった。魔女だと叫んだのは、この男だった。

 男は、村の資産家だった。「俺の言うことを聞いていれば、痛い目にあわずに済んだ」。そう話していた、とハジョンさんは人づてに聞いた。周囲で一緒に魔女だと叫んだ男たちと、共謀していたとみられる。「警察はお金を受け取っていたらしく、まったく動いてくれなかった。『俺たちは何もしない。お前には神が一緒にいるから問題ないだろう』と私に向かって言うだけだった」と話す。

 男たちの多くは700戸ほどの小さな村に今も住む。ハジョンさんは言う。「怖いです。でもお金はなく、別の場所に引っ越すという選択肢はありませんでした」

口裏合わせる村人たち
 インドでは、こうした「魔女狩り」によって殺された人の数は、2000年から19年までに少なくとも2975人に上る。

 どんな時に起こるのか。魔女狩…

611チバQ:2021/03/28(日) 09:07:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/756e4f769747fa36597ebe1f42d4743a9fc76214
インドで「第2波」、感染急増 ワクチン世界供給に影響 変異株発見
3/28(日) 7:11配信

時事通信
インドの鉄道の駅で乗客に新型コロナウイルスの迅速抗原検査を実施する医療従事者=25日、ニューデリー(AFP時事)

 【ニューデリー時事】人口13億人超のインドで、新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、「第2波」への懸念が高まっている。

 インドは、新型コロナワクチンを世界中に供給しており、感染急増により国内でのワクチン接種を急ぐため、世界保健機関(WHO)が主導するワクチン共同調達の国際枠組み「COVAX」などへの供給が遅れる見通しとなった。

 インド政府は27日、前日からの24時間の新規感染者が6万2000人を超えたと発表した。今年は2月末までは連日1万人台で推移してきたが、今月11日に2万人を上回ると、あっという間に感染者が増えた。

 モディ首相は17日の会議で「第2波をなんとしても食い止めなければならない」と檄(げき)を飛ばした。だが、新規感染者数は、「第1波」のピークだった昨年9月中旬(約10万人)に迫る勢いで増え続けている。

 インドでは既に、英国、南アフリカ、ブラジル型の変異株が見つかっている。加えて保健・家族福祉省は24日、新規感染者が特に多い西部マハラシュトラ州などで、二つの変異株の特徴を併せ持つ「二重変異ウイルス」が見つかったと発表した。最近の感染者急増と「直接的関係があるとはみていない」と説明したものの、不安が広がっている。

 また、今年1月からワクチン接種が始まったことで、市民からは異口同音に「安心して気が緩んだ」という声が上がる。街中でもマスクを着用しない人が目立つようになった。

 以前から世界のワクチンの約6割を供給してきたインドは、新型コロナに関しても英製薬大手アストラゼネカのワクチンをライセンス生産し、輸出している。だが、WHOとともにCOVAXを主導する国際組織「GAVIワクチンアライアンス」は今月25日、インドの「国内需要増加」を理由に、3〜4月のワクチン提供に遅れが出る見通しを示した。

612チバQ:2021/03/29(月) 13:16:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/756e4f769747fa36597ebe1f42d4743a9fc76214

インドで「第2波」、感染急増 ワクチン世界供給に影響 変異株発見
3/28(日) 7:11配信
 【ニューデリー時事】人口13億人超のインドで、新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、「第2波」への懸念が高まっている。

 インドは、新型コロナワクチンを世界中に供給しており、感染急増により国内でのワクチン接種を急ぐため、世界保健機関(WHO)が主導するワクチン共同調達の国際枠組み「COVAX」などへの供給が遅れる見通しとなった。

 インド政府は27日、前日からの24時間の新規感染者が6万2000人を超えたと発表した。今年は2月末までは連日1万人台で推移してきたが、今月11日に2万人を上回ると、あっという間に感染者が増えた。

 モディ首相は17日の会議で「第2波をなんとしても食い止めなければならない」と檄(げき)を飛ばした。だが、新規感染者数は、「第1波」のピークだった昨年9月中旬(約10万人)に迫る勢いで増え続けている。

 インドでは既に、英国、南アフリカ、ブラジル型の変異株が見つかっている。加えて保健・家族福祉省は24日、新規感染者が特に多い西部マハラシュトラ州などで、二つの変異株の特徴を併せ持つ「二重変異ウイルス」が見つかったと発表した。最近の感染者急増と「直接的関係があるとはみていない」と説明したものの、不安が広がっている。

 また、今年1月からワクチン接種が始まったことで、市民からは異口同音に「安心して気が緩んだ」という声が上がる。街中でもマスクを着用しない人が目立つようになった。

 以前から世界のワクチンの約6割を供給してきたインドは、新型コロナに関しても英製薬大手アストラゼネカのワクチンをライセンス生産し、輸出している。だが、WHOとともにCOVAXを主導する国際組織「GAVIワクチンアライアンス」は今月25日、インドの「国内需要増加」を理由に、3〜4月のワクチン提供に遅れが出る見通しを示した。

613チバQ:2021/04/19(月) 20:03:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8a586fb4d1b42cfd3204b5583c03394cef8f3dd
インド首都、1週間の都市封鎖 新型コロナ感染再拡大で危機感
4/19(月) 18:09配信

時事通信
19日、ニューデリーでの都市封鎖に備え、酒屋で買い込んだビールを運ぶインド市民

 【ニューデリー時事】インドのニューデリー首都圏政府は19日、新型コロナウイルス感染の再拡大に伴い、同日午後10時から1週間の都市封鎖を行うと発表した。

 生活必需品の買い出しやワクチン接種などを除き、外出を禁止。首都での終日の外出規制は昨年3〜5月の全土封鎖以来で、地元当局は危機感を強めている。

 インド政府によると、19日午前8時までの24時間の新規感染者数は27万人を超え、死者も1600人を上回る。ニューデリーでは2万5000人以上が新たに感染。ケジリワル首都圏政府首相は記者会見で「医療システムは限界だ」と強調し、規制への理解を求めた。

 インドでは、1月中旬にワクチン接種が始まり、市民に気の緩みが生じた。また、ヒンズー教の春の祝祭「ホーリー」や、3年に1度の祭り「クンブメラ」で厳しい規制を取らなかったことも、感染再拡大の要因とみられる。

 インド各地では病床不足などが深刻化。1億人以上が1度目のワクチン接種を終えたものの、供給体制の不備から、希望者にワクチンが行き渡らない状態も続いている。

614チバQ:2021/04/22(木) 19:30:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/28e48654ffe2ddfe38559aa298996cd732115e66
高級ホテルで爆発、4人死亡 中国大使ら宿泊、無事 パキスタン
4/22(木) 18:29配信


時事通信
21日、パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで、爆発があった高級ホテルの駐車場(AFP時事)

 【クエッタ(パキスタン)AFP時事】パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタにある高級ホテルで爆弾がさく裂し、少なくとも4人が死亡、12人が負傷した。

 パキスタンのシェイク・ラシッド内相が21日夜に明らかにした。ホテルは、駐パキスタン中国大使の宿泊先だった。

 爆発があったのは「セレナ・ホテル」の駐車場。内相は「テロ」との見方を示した。

 内相によれば「ホテルには、大使が率いる中国外交団の4人ほどが宿泊していた。爆発時、大使は会合のため外出していた」という。

615チバQ:2021/04/25(日) 22:39:45
インド、首都封鎖延長 酸素不足、危機続く 新型コロナ
4/25(日) 19:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb5b26d54a6abb9da44d5d37f1f7a5399b909746
時事通信
24日、インド南部チェンナイ郊外で、医療用酸素をボンベに注入するスタッフ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府のケジリワル首相は25日、「新型コロナウイルスによる大きな被害は続いている」と訴え、19日に始まった都市封鎖を5月3日まで延長すると発表した。

 封鎖は26日に終わる予定だった。インド政府によれば、25日午前8時までの24時間に全土で約35万人が新たに感染。首都でも2万4000人を超えている。

 ケジリワル氏は記者会見で「(この1週間で)36〜37%だった陽性率が、きょうは29%まで下がった。状況は改善しつつあるが、終わったわけではない」と主張。「封鎖(継続)には世論の支持もある」と訴えた。

 モディ首相は25日のラジオ演説で「中央政府は(デリー首都圏など)各自治体のコロナ対策を支援する」と強調。政府は、各地で不足している医療用酸素の配給を急ぎ、酸素の製造拠点を500カ所以上増設して供給安定を図る構えだ。

 病床や酸素の不足による医療崩壊の危機は続いている。インド紙インディアン・エクスプレス(電子版)は「あと2時間しか酸素が持たない。(酸素供給の)圧力が低下し始めた」と訴えるニューデリーの病院関係者の悲痛な声を伝えた。

616チバQ:2021/04/27(火) 16:53:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc9cd2088ee45249516003a2f61f011c6f12e245
途切れぬ炎、逼迫する火葬場 インド
4/27(火) 13:25配信

インドの首都ニューデリーにある新型コロナウイルスによる死者の火葬場(2021年4月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インドは26日、1日当たりの新型コロナウイルスの新規感染者が35万2991人、死者が2812人と過去最多を記録した。インドは現在、新たな新型ウイルス流行の波に見舞われており、数週間前に宗教行事や選挙活動などの大規模集会を認めていた、ヒンズー教至上主義のナレンドラ・モディ(Narendra Modi)政権に批判が集まっている。

 医療現場は逼迫(ひっぱく)し、火葬場は休みなく稼働している。このような中、米国や英国など欧米各国が、ワクチン原料の提供など相次いで支援を表明している。【翻訳編集】 AFPBB News

617チバQ:2021/04/28(水) 09:46:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/e39e45b61e646010aec6611cf0ba0413ddc80b00
酸素残り2時間分、「譲って」涙の懇願 インド医療崩壊
4/27(火) 19:31配信


病院が受け入れを拒み、救急車の中で横たわるコロナ患者の女性。窓の奥には、閉ざされた病院の門が見える=24日、ニューデリー、奈良部健撮影
 首都ニューデリーの病院の前に止まった救急車の中で、高齢の女性が酸素吸入器を付け、体全体で息をしながら横たわっていた。

 「5分でいいから母を診てください」。息子のヒテンデルさん(52)が門の前で叫んだが、門は閉ざされたままだった。

 インドでは26日、新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が35万人を超え、死者も過去最多の2800人となった。いずれも4月初旬から約5〜6倍の爆発的な増加。累計の感染者数は約1700万人、死者数も約20万人にのぼる。現地の一部専門家は急拡大の一因として、感染力が強く、ワクチンが効きにくい変異株の存在を指摘する。インドでは「二重変異」が確認され、「三重変異」が見つかったという報道もある。医療用酸素や薬品の供給が追いつかず、医療崩壊を止められない。

 ヒテンデルさんは、四つの病院で診療を拒否され、この新型コロナの専門病院に来た。だが、全700床が埋まっており、2時間後、すでに断られた別の病院に行くよう告げられた。

 インドでは、新型コロナのワクチン接種が1億4千万回に達している。しかし、首都東部の病院では、大半の医師が2回接種したのに感染したという。医師は「医師や看護師の7割が感染し、残りも検査していないだけ。人が足りない」と首の汗をぬぐった。

 政権への批判もある。支持基盤のヒンドゥー教徒がガンジス川の聖地で、3月から行った宗教行事で数百万人が集まった。多くの人がマスクをせずに密集し、感染が広がった。

 首都最大の火葬場を訪れると、骨灰を流す川の岸辺にも燃やす場所を増やしていた。急ごしらえで公園や駐車場を火葬場にした地域もある。公衆衛生の専門家は「自宅で亡くなり、新型コロナと確認されない事例も多いはず。実際の死者は、政府発表よりもはるかに多いだろう」と話す。

    ◇

 記者は医療用マスクを着用し、こまめに手指を消毒。人との距離にも配慮して取材した。(ニューデリー=奈良部健)

618チバQ:2021/04/28(水) 09:46:49
■変異株とは

 新型コロナウイルスは一定の頻度で変異を続けていて、変異がいくつもあるのが一般的だ。感染力が強くなったり、既存の免疫が効きにくくなったりする可能性がある特徴的な変異をもつものを、各国が変異株として警戒している。

 インドで感染が広がっている変異株は昨年12月、インドで初めて報告された。ウイルス表面のたんぱく質に「L452R」と「E484Q」という二つの変異があるため、「二重変異」株と呼ばれる。ただし、このタイプに分類されるウイルスでも、「E484Q」の変異がないものも確認されている。

 L452Rの変異は、すでに獲得した免疫の能力の低下に関連する可能性が指摘されている。E484Qの変異がどういう影響があるかは、はっきりしていない。現時点では感染力など詳しいことは不明で、インドでの感染者の急増と、この変異ウイルスとの関係も明らかになっていない。


■首都圏の集中治療室、99.7%埋まる

 インドで新型コロナウイルスの感染者数が連日、過去最多を更新し、医療の状況が逼迫(ひっぱく)している。デリー首都圏政府によると、27日現在で圏内にある全4740床の集中治療室のうち、99・7%が埋まった。人口約2千万人の都市で、空きはわずか14床だ。

 ニューデリー東部の病院では、「医者がいない!」と叫んで、女性が病棟から飛び出してきた。妊娠6カ月の親族が呼吸困難になり、一時意識を失った。前日から病院をいくつも回った。12カ所目で応急措置だけはすると受け入れてもらったが、放置されているという。

 この病院には、わずか1分間で救急車が5台着いた。病院の許可が出るまで患者を救急車から院内に運び出すことができず、車内で数時間待つこともある。患者が病棟の外の床に寝ていた病院もあった。

 ニューデリーや商都ムンバイでは外出を禁止し、ホテルや寝台列車の車両を新型コロナ患者の療養施設として転用しているが、患者の増加スピードに追いつかない。

 特に深刻なのが患者が吸入する医療用酸素の不足。デリー首都圏政府のケジリワル首相は25日、「どんな方法でもいい。助けてほしい」と訴えた。前日、患者用の酸素が届くのが遅れた病院で、患者20人が死亡。病院から酸素を盗み出す事件も起きている。

 「病院も酸素も無くさまよっている。苦しみ続けるなら、父を自分の手で殺した方がいいですか」と、医師に詰め寄る男性も見た。

 街中のガス業者の前には、酸素を求める人が集まっていた。ネハさん(19)は「祖父のための酸素を譲ってください」と泣きながら頼んでいた。祖父が入院する病院の酸素保有量が残り2時間分しかないと伝えられ、自力で探さざるを得なくなったという。
朝日新聞社

619チバQ:2021/04/28(水) 17:26:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/9becba5af8a84f74dde652c3e0e33ba96d68243d
祭りで総崩れになったインドの地獄絵図…3日間で100万人コロナ感染
4/26(月) 10:12配信
466




インドの国旗
インドが防疫の緩みと新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)変異株の拡大で、最近3日間で新規感染者が100万人を上回るなど新型コロナ大災難に陥った。医療施設不足で患者が十分に治療を受けることができず、最近4日間で死亡者は1万人に迫った。ドイツ・英国など世界各国はインド発旅行客の入国を禁じるか制限を設けている。

【写真】インド、コロナで一日に2700人死亡…火葬場の煙に包まれたニューデリー

25日、国際統計サイト「Worldometer」によると、インドの新型コロナの一日感染者は22日33万2503人、23日34万5147人、24日34万9313人と、最近3日間で102万6963人に達した。インドは連日一日感染者の世界記録(従来は米国今年1月8日30万7581人)を更新している。一日死亡者も21日以降2000人以上発生し、最近4日間の累積死亡者は9740人に達した。死亡者の急増により、インドでは各地でコロナ死亡者の遺体を燃やしている。Worldometerによると、25日基準でインドの累積感染者と死亡者はそれぞれ1700万人と19万人を超えている。

インドでは医療用酸素が不足し、コロナ患者が命を失っている。首都デリーのジャイプール・ゴールデン病院だけで酸素不足により、一日で20人が亡くなった。医療用酸素が不足して数人が酸素ボンベ1本を分けあいながら使っている一方で、医薬品が貴重なため闇取引まで行われている有様だ。酸素が不足しているため患者の家族が病院の倉庫に押し入って酸素ボンベを盗む事例も発生している。

AP通信は「デリー高裁は一部の地方当局が(自分たちものではない)酸素タンクを自分たちの地域病院に運んでいるという証拠をつかんだ」としながら「酸素タンクの供給を妨害する者は誰でも絞首刑に処すると警告した」と伝えた。スミット・レイ博士はBBCに対して「どこの病院もぎりぎりの瀬戸際状態だ」とし「酸素がなくなれば、患者の多くは数分以内に死んでしまう」と話した。

今年初めの時点でさえ、インドでは「コロナを克服した」という雰囲気が広がっていた。しかし、防疫態勢が緩んだ状況で今月初めに数百万人の巡礼者が集まった祭典「クンブメーラ」(巡礼者が神聖な川の水で沐浴して贖罪儀式を行うもの)によってコロナが急速に拡大した。クンブメーラはヒンズー教聖地4カ所をめぐるもので、12年に一度開かれるインド最大の巡礼行事だ。今年のクンブメーラには少なくとも500万人が集まったと推算される。相当数はマスクを着用しておらず、距離確保も守っていなかった。祭典組織委側はAFP通信に「祭りに人々が殺到したのは、ガンジス川で沐浴すれば神がコロナから守ってくれると信じていたためだ」と話した。

キリスト教医科大学ウイルス学者のガガンディープ・カン教授は「コロナ拡大を防ぐために結婚式や社会的・政治的集会など大規模な集会をやめる必要がある」と指摘した。

加えて感染力が従来のウイルスよりも強い変異株が拡大し、状況は最悪の状態に陥っている。インドでは変異株2種類が結合した二重変異株が拡大する中で、今月中旬には三重変異株まで見つかった。

ドイツは26日からインド発外国人旅行客の入国を禁じ、ドイツ人旅行客は離陸前に診断検査を受けた場合にのみ入国を可能にした。入国後は14日間自宅隔離に入らなければならない。これに先立ち、英国・カナダ・インドネシア・アラブ首長国連邦・クウェートなどもインド発の入国を遮断した。米国ユナイテッド航空は25日からインド発の路線運航を制限した。

620とはずがたり:2021/04/28(水) 22:24:20
>>619
韓国も新興宗教がクラスターになったし科学が宗教に打ち勝つことが必要だなあ。。

イスラム教はどうなんだろ。

621とはずがたり:2021/04/29(木) 00:07:13
コロナ危機のインド、富裕層がプライベートジェットで国外脱出
ドバイ行きの片道料金は最大約220万円
ブルームバーグ
2021/04/27 05:15
https://shikiho.jp/news/0/425381
新型コロナウイルス危機が深刻化したインドをプライベートジェット機で国外に脱出する動きが広がっている。実業界の大物にとどまらず、航空運賃を払う余裕のある人々が欧州や中東、インド洋諸国などに逃れようと、フライト予約を入れている。

622チバQ:2021/04/30(金) 20:48:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/6abd1583d214cc250dc9c41545efb559d9aba066

インド西ベンガル州の1か月に及ぶ選挙、ついに最終日 数百万人が投票
4/30(金) 18:47配信

インド東部・西ベンガル州コルカタで、州議会議員選挙の投票に来た有権者(2021年4月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インド国内の新型コロナウイルス感染者・死者が過去最多を更新する中、東部・西ベンガル(West Bengal)州で29日、約1か月にわたる州議会議員選挙が最終投票日を迎え、数百万人が投票した。


 気温が上昇する中、投票所には有権者の長い列ができた。

 農村部ではソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を守っていない人が多い。マスクを着用している人もいたが、顎に引っ掛けている人や、耳からぶら下げている人もいた。

 いくつかの選挙区では、手製爆弾が投げ入れられたり、車両が破壊されたりするなど暴力行為も発生した。

 西ベンガル州では、政治絡みの暴力沙汰により過去数十年で数千人が死亡している。対立する政党間の衝突で死者が出たこともある。

 人口9000万人の西ベンガル州では、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相率いるインド人民党(BJP)が、10年間にわたって州政治を握ってきたマムタ・バナジー(Mamata Banerjee)州首相の追い落としを狙っている。同州での勝利は、BJPにとって大きな意味を持つ。

 今回の選挙は、3月27日から8回に分け投票が行われた。29日の8回目の投票は同州の有権者約850万人が対象だった。結果は5月2日に判明する予定。

 モディ首相は29日にツイッター(Twitter)で、「新型コロナの感染対策に従って投票し、民主主義の祭典を盛り上げてほしい」と呼びかけた。

 3月の投票開始前後から、新型コロナの感染者数が増加して集会が制限されるまで、モディ首相やバナジー氏、少数政党は選挙集会を多数開催していた。

 首都ニューデリーや西部の金融拠点ムンバイといった主要都市は現在、感染急拡大の中心となっているが、西ベンガル州と州都コルカタでも新型コロナの感染は急増している。【翻訳編集】 AFPBB News

623チバQ:2021/05/06(木) 22:31:22
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021050600915&amp;g=int
新規感染、再び世界最多 検査に遅れ、南部で状況悪化―インド
2021年05月06日22時15分

6日、ニューデリーの病院で新型コロナウイルスワクチンの接種を待つ人々(AFP時事)
6日、ニューデリーの病院で新型コロナウイルスワクチンの接種を待つ人々(AFP時事)


 【ニューデリー時事】インド政府によると、6日朝までの24時間の新型コロナウイルスの新規感染者数は41万2262人で、1日に記録した世界最多を更新した。30万人超は15日連続で、40万人を上回るのは2度目。1日当たりの死者数も3980人とインドでは過去最多となった。


 2〜4日には3日連続で新規感染者が前日より減少したものの、5日から再び増加に転じた。3月中旬から続く感染の「第2波」が収まらない状況が続いている。
 首都ニューデリーをはじめ、各地で病床や医療用酸素、医薬品の不足により、患者が適切な治療を受けられない「医療崩壊」状態に陥っている。最近では、南部のIT拠点都市ベンガルールを抱えるカルナタカ州で感染者増加が目立つ。
 感染の有無を判定するPCR検査に関しても、受検や結果報告に遅れが生じている。政府系のインド医学研究評議会(ICMR)は4日、「州をまたいで移動する健康な人」への検査を免除すべきだと勧告。効率的に検査を実施する狙いだが、無症状感染者の州間移動を黙認する苦肉の策と言える。
 政府はワクチン接種の加速を目指す。5日までに1億6000万回以上の接種が終わり、政府は1日から接種対象を45歳以上から18歳以上に拡大した。
 しかし、ワクチン不足から希望者が接種を受けられない問題は解消されていない。首都を管轄するデリー首都圏政府のケジリワル首相は5日、「ワクチン生産が不足している。大規模な供給が必要だ」と訴えた。

624チバQ:2021/05/09(日) 23:10:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/25f718736fb0496460c721fa61a9da201985f492
インド首都の封鎖1週間延長 3週間経ても続く医療崩壊 医学誌、異例の批判
5/9(日) 18:55配信

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8日、ニューデリー近郊で、酸素の投与を受ける新型コロナウイルス感染が疑われる患者(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府は9日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月19日から実施中のロックダウン(都市封鎖)を17日まで1週間延長すると発表した。

 延長は3度目。3週間に及んだ封鎖でも「医療崩壊」状態を脱することができず、苦境が続く。

 インド政府によると、9日朝(日本時間同午前)までの24時間の全土での新規感染判明数は40万3738人。40万人を超えるのは4日連続。死者も2日続けて4000人を上回った。

 首都では、4月に1日2万5000人近かった新規感染者数が最近、2万人以下で推移する。これが数少ない希望となっている。

 デリー首都圏政府のケジリワル首相は9日、記者会見し「陽性率は下がっているが、依然、余裕を持つことはできない」と訴えた。間引き運転中の地下鉄を10日から運休し、より厳しい制限を導入する。

 首都以外の各州も次々に都市封鎖入りした。ただ、インド紙タイムズ・オブ・インディアは「封鎖前日の南部チェンナイでは、通りが混雑している」と写真入りで報じ、感染対策が徹底されていないと伝えた。

 モディ政権は、感染対策を地方政府に「丸投げ」している状態で、全土で統一した歩調が取れていない。8日付の英医学誌ランセットは論説で、モディ政権が十分な対策を取らず、支持母体のヒンズー教徒の宗教行事や、地方議会選での大規模な選挙運動を許し「自ら国民的大災害を招いた」と異例の批判を行った。「政府が失敗を素直に認め」対策を立て直すことが重要だと指摘した。

625チバQ:2021/05/09(日) 23:11:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/25f718736fb0496460c721fa61a9da201985f492
インド首都の封鎖1週間延長 3週間経ても続く医療崩壊 医学誌、異例の批判
5/9(日) 18:55配信

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8日、ニューデリー近郊で、酸素の投与を受ける新型コロナウイルス感染が疑われる患者(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府は9日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月19日から実施中のロックダウン(都市封鎖)を17日まで1週間延長すると発表した。

 延長は3度目。3週間に及んだ封鎖でも「医療崩壊」状態を脱することができず、苦境が続く。

 インド政府によると、9日朝(日本時間同午前)までの24時間の全土での新規感染判明数は40万3738人。40万人を超えるのは4日連続。死者も2日続けて4000人を上回った。

 首都では、4月に1日2万5000人近かった新規感染者数が最近、2万人以下で推移する。これが数少ない希望となっている。

 デリー首都圏政府のケジリワル首相は9日、記者会見し「陽性率は下がっているが、依然、余裕を持つことはできない」と訴えた。間引き運転中の地下鉄を10日から運休し、より厳しい制限を導入する。

 首都以外の各州も次々に都市封鎖入りした。ただ、インド紙タイムズ・オブ・インディアは「封鎖前日の南部チェンナイでは、通りが混雑している」と写真入りで報じ、感染対策が徹底されていないと伝えた。

 モディ政権は、感染対策を地方政府に「丸投げ」している状態で、全土で統一した歩調が取れていない。8日付の英医学誌ランセットは論説で、モディ政権が十分な対策を取らず、支持母体のヒンズー教徒の宗教行事や、地方議会選での大規模な選挙運動を許し「自ら国民的大災害を招いた」と異例の批判を行った。「政府が失敗を素直に認め」対策を立て直すことが重要だと指摘した。

626チバQ:2021/05/09(日) 23:11:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/25f718736fb0496460c721fa61a9da201985f492
インド首都の封鎖1週間延長 3週間経ても続く医療崩壊 医学誌、異例の批判
5/9(日) 18:55配信

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8日、ニューデリー近郊で、酸素の投与を受ける新型コロナウイルス感染が疑われる患者(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府は9日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月19日から実施中のロックダウン(都市封鎖)を17日まで1週間延長すると発表した。

 延長は3度目。3週間に及んだ封鎖でも「医療崩壊」状態を脱することができず、苦境が続く。

 インド政府によると、9日朝(日本時間同午前)までの24時間の全土での新規感染判明数は40万3738人。40万人を超えるのは4日連続。死者も2日続けて4000人を上回った。

 首都では、4月に1日2万5000人近かった新規感染者数が最近、2万人以下で推移する。これが数少ない希望となっている。

 デリー首都圏政府のケジリワル首相は9日、記者会見し「陽性率は下がっているが、依然、余裕を持つことはできない」と訴えた。間引き運転中の地下鉄を10日から運休し、より厳しい制限を導入する。

 首都以外の各州も次々に都市封鎖入りした。ただ、インド紙タイムズ・オブ・インディアは「封鎖前日の南部チェンナイでは、通りが混雑している」と写真入りで報じ、感染対策が徹底されていないと伝えた。

 モディ政権は、感染対策を地方政府に「丸投げ」している状態で、全土で統一した歩調が取れていない。8日付の英医学誌ランセットは論説で、モディ政権が十分な対策を取らず、支持母体のヒンズー教徒の宗教行事や、地方議会選での大規模な選挙運動を許し「自ら国民的大災害を招いた」と異例の批判を行った。「政府が失敗を素直に認め」対策を立て直すことが重要だと指摘した。

627チバQ:2021/05/11(火) 14:34:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9ec3948d26f0d678ebfcc14d01d7cdf0a74a75a
オリ首相を不信任 コロナ置き去りで政争 ネパール議会
5/10(月) 22:21配信

ネパールのオリ首相=2月23日、カトマンズ(EPA時事)
 【ニューデリー時事】ネパール下院は10日、オリ首相の信任投票を行い、反対票多数で不信任となった。

 政治の混迷は深まり、新型コロナウイルスによる市民の窮状を無視した政争が続く。

 地元紙カトマンズ・ポスト(電子版)によると、サプコタ議長は「(首相信任案の)動議は過半数に届かなかった」と不信任を宣言した。「次の議会は13日に開かれる」と述べている。

 地元有力紙記者は、今後について「オリ氏辞任の可能性がある。総選挙になるかもしれない」と語った。オリ首相は昨年12月、議会解散を決めたが、最高裁は2月、解散は違憲と判断。内紛続きの与党共産党は3月、解党状態に追い込まれた。

 カトマンズ・ポストは10日、国内で1日に約9000人が新たに新型コロナに感染したと報道。隣国インド同様、ネパールでも医療用酸素の不足などが問題となっている。

628とはずがたり:2021/05/11(火) 22:51:53
“感染爆発”のインド
駐在記者の想像絶する深刻さ
2021年5月7日
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/world-situation/detail/india_03.html

629とはずがたり:2021/05/14(金) 02:01:18

ガンジス川に約100体の遺体が漂流 インドのコロナ死者は1日4000人超、火葬追いつかず流したか?
https://www.tokyo-np.co.jp/article/103552
2021年5月11日 18時42分

 【バンコク=岩崎健太朗】新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないインドのガンジス川中流域で、数十体の遺体が漂流しているのが見つかった。地元メディアは、コロナで亡くなった人たちの火葬などが追いつかず「親族らが川に流したのではないか」と当局者の話を伝えている。
 東部ビハール、北部ウッタルプラデシュの州境の町で10日朝、40体ほどの遺体が川に浮かんでいるのが目撃された。両州は貧困層が多く、当局者は「上流で遺棄され、状況から5〜7日は水につかっていたようだ。(収容した遺体は)100体ほどあり、検査する必要がある」と話した。
 インドでは1日当たりの新規感染者が今月1日に40万人を超え、連日、4000人前後が亡くなっている。医療用酸素や病床の不足で医療体制は崩壊状態となり、全土の8割ほどの州や直轄地域が封鎖措置を講じている。
 世界保健機関(WHO)は10日、インドで見つかった変異株を「懸念される変異株(VOC)」に分類すると発表。英国、南アフリカ、ブラジル型に続く4番目となり、強い感染力があるとしている。

630チバQ:2021/05/14(金) 22:24:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/a527c91cf341f8be77812beba08addfd90939d7b
コロナ拡大のインド、モディ政権に逆風 宗教行事、選挙活動規制せず
5/14(金) 20:06配信

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産経新聞
 【シンガポール=森浩】新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るうインドで、モディ首相への批判が強まっている。宗教行事や選挙活動などで規制を怠ったとして、支持率は低下傾向にある。国産ワクチンの輸出で、国際社会での存在感向上を目指すモディ氏だが、国内の反発拡大が政権の基盤も揺るがしかねない事態になってきた。

 インドでは昨年9月ごろに感染「第1波」があり、いったん拡大を押さえ込んだかに見えたが、今年3月下旬から再び上昇に転じた。今月14日午前までの24時間に約34万人の新規感染を確認。死者数は26万人を超えた。火葬用の薪が高騰し遺体遺棄も続出。東部ビハール州のガンジス川で10日、71の遺体が浮かんでいるのが見つかった。

 こうした状況は高い人気を誇ったモディ氏への逆風になった。米調査会社「モーニング・コンサルト」によると、11日時点のモディ氏の支持率は63%。4月上旬と比べ、10ポイント程度、下落した。野党陣営や医療専門家はモディ政権が適切な感染防止対策を取っていないと批判を強めている。

 とりわけ非難が集中しているのが、人が密状態になる集会が容認されていたこと。4月にはガンジス川で身を清めるヒンズー教の祭典「クンブ・メーラ」が実施され、数百万人が参加した結果、大規模なクラスター(感染集団)発生につながった。モディ氏率いるインド人民党(BJP)はヒンズー教信者が支持層なだけに、重要な宗教行事で厳しい規制は難しかった。

 また、3〜4月には5州・地域で地方議会選が実施され、モディ氏らBJP幹部が現地入りし、各地で選挙集会も行われた。「(第1波の後)モディ政権は『インドは新型コロナを打ち負かした』と本気で信じていた」とシンガポール国立大学南アジア研究所のロノジョイ・セン氏は、その後の気の緩みを指摘した。

 批判の高まりに対し、モディ政権は会員制交流サイト(SNS)上での批判的なコメント削除を要請するなど“言論統制”に乗り出した。しかし、複数の批判投稿が削除された結果、さらに強い反発も招いた。

 BJPは2019年の総選挙で大勝し、全国的に支持層は厚い。ただ、地元紙ヒンドゥスタン・タイムズは、「国民の間に政策実行能力に不信感が生まれている。感染第2波は、モディ政権の負の遺産になるかもしれない」と分析した。

631チバQ:2021/05/14(金) 22:29:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0df9395b6f32bb5071f537e1cfac61d933d580a
チベット亡命政府首相にツェリン氏
5/14(金) 19:57配信

産経新聞
 インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府の選挙管理委員会は14日、任期満了を迎えるロブサン・センゲ首相(53)の後任に、元亡命政府議会議長、ペンパ・ツェリン氏(57)を選出したと発表した。

 ツェリン氏は今月下旬に就任する見通し。亡命政府は1959年に中国からインドへ亡命したダライ・ラマが樹立した。

 首相は世界各国の亡命チベット人による直接投票で選出され、今年4月に新人候補2人による決選投票が実施された。

 ダライ・ラマの後継をめぐっては、亡命チベット人代表らの会議が2019年、継承の方法やあり方に関する決定権はダライ・ラマ本人にあると決議しており、今回の新首相選出が与える影響はないとみられる。(シンガポール 森浩)

632チバQ:2021/05/14(金) 22:31:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/7915264e1abdc357b2030a4db35199e9d5149257
チベット亡命政府の新首相に元議会議長 中国に「高度な自治」要求
5/14(金) 19:42配信


毎日新聞
ダラムサラ

 チベット亡命政府(インド北部ダラムサラ)の新首相に、亡命政府議会元議長のペンパ・ツェリン氏(57)が選出された。選挙管理委員会が14日、決選投票結果を発表した。任期は5年。

 決選投票は4月11日に実施された。有権者は世界約30カ国・地域の約8万3000人で投票率は約77%。ツェリン氏は約3万4000票を獲得し、非営利団体元幹部のケルサン・ドルジ・オーカツァン氏(52)を破った。

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(85)は、2011年に政治的な実権を亡命政府に移譲。11年から2期首相を務めるロブサン・センゲ氏(53)は、3選が禁止されているため任期満了となる。

 ツェリン氏は、亡命2世でインド南部生まれ。インドの大学で経済を学び、11年から議会議長を務めた。ダライ・ラマ14世は中国に対して「高度な自治」を要求しており、ツェリン氏もこの路線を支持している。

 インドの亡命チベット人社会は若者を中心に海外流出が続き縮小傾向にある。ダライ・ラマ14世が高齢となる中、亡命社会や世界各地に散らばったチベット人の一体性をどう保つかは大きな課題だ。ダライ・ラマ14世の後継者選びに中国が介入する可能性もある。

 一方、米国と中国が対立する中、トランプ前米政権は20年11月にセンゲ首相を初めて公式にホワイトハウスに招待した。亡命政府関係者は取材に「中国の力が増す中、ツェリン氏にはバイデン米政権をはじめとした国際社会とより強く連携していくことが求められる」と語った。

 中国は1950年に軍をチベットに進駐させた。59年に軍に抵抗する「チベット動乱」が起きるとダライ・ラマ14世はインドに逃れ、亡命政府を樹立した。【松井聡】

633チバQ:2021/05/14(金) 23:40:27
>>627
https://www.sankei.com/world/news/210514/wor2105140008-n1.html
野党の連立工作失敗、不信任のオリ首相を再指名 ネパール
2021.5.14 08:27国際アジア

 ネパールのバンダリ大統領は13日、下院で10日に不信任とされたオリ首相について、下院第1党の指導者として改めて首相に指名した。政権交代を目指した野党が連立工作に失敗した。オリ氏は30日以内に再び下院の信任投票に臨まなければならず、政情混迷がさらに長引く可能性もある。

 オリ氏は自ら決断した信任投票で不信任となり、バンダリ氏が13日を期限に連立を組んで多数派を形成できる首相候補がいるかどうか探った。野党勢力は結集できず、オリ氏の再指名に至った。

 オリ氏は昨年12月、当時の与党ネパール共産党の共同議長だったダハル元首相との確執から下院を解散した。最高裁は今年2月、解散を違憲で無効と判断。ネパール共産党はその後、オリ氏の統一共産党とダハル氏派のネパール共産党毛沢東主義派に分かれていた。(共同)

634チバQ:2021/05/17(月) 15:43:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/d92c1e9b1001ade1c6135d2926b5a484bbc66ab7
国民に「総ざんげ」求め波紋 インドの与党支持母体トップ
5/17(月) 6:53配信

時事通信
インドのヒンズー至上主義団体、民族奉仕団(RSS)トップのモハン・バグワト氏=3月19日、ベンガルール(EPA時事)

 【ニューデリー時事】新型コロナウイルスの感染「第2波」が続くインドで、与党インド人民党(BJP)の支持母体であるヒンズー至上主義団体、民族奉仕団(RSS)のトップが、国民に「総ざんげ」を求める主張を展開し、波紋を呼んでいる。

 
 RSSトップのモハン・バグワト氏は15日にインターネット上で行った支持者向け演説で、昨年9月がピークだった第1波の後、「政府や国民の怠慢」が「第2波」を招いたと批判した。国民の責任にも言及することで、コロナへの対応をめぐって強まっているモディ政権への風当たりを和らげる狙いがあると受け止められている。

 演説に対し、インターネット交流サイト(SNS)には、支持者からとみられる称賛のコメントが書き込まれた。一方で「同意できない。政治家が国を破綻させた」「モディ首相に直接電話で指導しろ」と反発する声も相次いでいる。

 インドのコロナ対策をめぐっては、モディ首相が1月下旬に「インドは世界で最も多くの人命を救うのに成功した国の一つだ」と自賛。閣僚らがコロナ封じ込めに成功したとアピールしたことも、人心の緩みにつながったと指摘されている。

 3月中旬に始まった「第2波」では、4月22日以降、1日当たりの新規感染者が30万人以上に及ぶ厳しい状況が続いており、首都ニューデリーでは17日に終了予定だった都市封鎖を24日まで延長することが決まった。延長は4度目。モディ政権は厳格な封鎖措置の導入に消極的で、地方政府に対応を丸投げし、医療用酸素や医薬品の供給を制御できずに「医療崩壊」を招いたことで、批判を浴びている。

635チバQ:2021/05/17(月) 15:46:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e909374b437dfe6b31e6c350290914d4299b9896
ネパールでもコロナ感染広がる 「医療崩壊」深刻化
5/17(月) 14:49配信

時事通信
医療用酸素マスクを着けて救急病棟に運ばれる、ネパールの新型コロナ患者=13日、カトマンズ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドで新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、国境を接し、インドと密接な関係を持つネパールでも感染が広がりつつある。

 もともと医療インフラの脆弱(ぜいじゃく)なネパールでは、インド同様に病床や医療用酸素の不足といった「医療崩壊」が深刻化。一方、政治家は政争に明け暮れ、有効な対策が打てていない。

 人口約3000万人のネパールでは15日の政府発表で、過去24時間の新規感染者が8000人超に達し、死者も187人だった。地元紙カトマンズ・ポスト(電子版)は15日、「新規感染者は驚くほどの増加を続けており、医療用酸素、集中治療室(ICU)、人工呼吸器が全土で不足している」と報じた。

 また、AFP通信は「首都カトマンズの酸素製造施設は24時間態勢で操業しているが、需要は供給能力をはるかに上回る」と嘆く酸素業者組合トップの話を伝えた。

 ネパールは生活物資の大半をインドからの輸入に頼っている。また、ネパールには労働人口を吸収できる産業がほとんどなく、ビザなしで入国できるインドに出稼ぎに行く人も多い。

 ネパール政府は今月1日までに、対インド国境検問35カ所のうち22カ所を閉鎖することを決めた。ただ、実際は検問所以外にも通行可能な場所はあり、実効性には疑問符が付く。

636チバQ:2021/05/23(日) 23:46:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e54c0ac5126883793888b46e4947d649b71d47d

インド首都、封鎖を延長 感染縮小、明るい兆し 新型コロナ
5/23(日) 17:11配信

時事通信
ロックダウン(都市封鎖)の中、日雇いの人々に行われているインドの炊き出し=20日、ニューデリー(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府のケジリワル首相は23日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月19日から実施中のロックダウン(都市封鎖)を今月31日まで1週間延長すると発表した。

 24日に終了予定だった。延長は5度目。

 インド政府の発表によれば、23日朝(日本時間同午前)までの24時間の全土の新規感染者数は24万842人だった。依然高水準だが減少傾向も表れている。首都でも新規感染者は「第2波」ピーク時の約10分の1の2260人で、明るい兆しがないわけではない。

 ケジリワル氏は23日、記者会見し、減少傾向が続けば31日から規制緩和があり得ることを示唆した。「全員が接種を受ければ『第3波』に襲われない可能性がある」と述べ、ワクチン接種加速計画を立案中と語った。

637チバQ:2021/05/24(月) 00:47:40
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021052200436&amp;g=int
ネパール、11月に総選挙 コロナ置き去り政争
2021年05月22日17時41分


 【ニューデリー時事】ネパールのバンダリ大統領は22日、「下院を解散し、11月12、19日の2度に分けて総選挙の投票を実施する」と発表した。旧与党勢力の内紛から、下院でオリ首相の不信任が決議されたものの、対抗勢力を含め、新たな組閣が行き詰まった。

 バンダリ大統領は昨年12月にも下院解散と総選挙実施を発表したが、最高裁は今年2月、解散を違憲と判断。その後もオリ首相の去就をめぐり、議会が紛糾していた。
 ネパールでは5月に入ってから、新型コロナウイルスの感染者が1日に9000人近い日が続いてきた。病床や医療用酸素が不足する「医療崩壊」に陥っている。迅速な対策が求められる中、国民を置き去りにした政争が続く。

638チバQ:2021/05/31(月) 17:09:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/02971680088262263c507658898e7df1738ec245
コロナ禍のインドに迫る新たな危機、貧困層に広がる飢餓
5/31(月) 15:44配信

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AFP=時事
インド・ニューデリーの道路沿いで、ボランティアによる炊き出しの列に並ぶ、新型コロナウイルス流行の中で仕事を失った日雇い労働者やホームレスの人々(2021年5月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】新型コロナウイルス流行の第2波に見舞われているインドで、数百万世帯が貧困に陥っている。専門家は、すでに昨年の最初のロックダウン(都市封鎖)で大打撃を被った貧困層に飢餓が広がっているとして、社会に迫る新たな危機に警鐘を鳴らしている。

【写真】炊き出しのカレーを受け取る失業中やホームレスの人々

 インドではこの8週間で16万人が死亡し、医療はひっ迫。多くの事業者が倒産した。インド経済モニタリングセンター(CMIE)は、今年4月だけで730万人以上が失業したとしている。

 南部ベンガルール(旧バンガロール、Bangalore)のアジム・プレムジ大学(Azim Premji University)の調査によると、流行が始まった昨年1年間で、約2億3000万人の国民が1日の生活費375ルピー(約570円)以下の貧困層に転落した。

 労働人口の90%以上が社会保障などセーフティーネットの対象から外れたインフォーマルセクターに属していることが、事態をさらに深刻にしている。政府の緊急食料支援を受けるために必要な配給カードを持っていない人は、推計1億人に上るとされる。【翻訳編集】 AFPBB News

639チバQ:2021/06/01(火) 16:45:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c90de3e494553254cb8891faaf1d31970cf51f3
2万8千人の新規感染者、40日後に946人に急減した首都…危機感の市民も対策徹底
5/31(月) 20:00配信

読売新聞オンライン
インドの首都ニューデリー

 インドの首都ニューデリーで新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者が急減している。40日前は2万8000人を超えたが、5月31日の中央政府の発表では946人だった。4月中旬から行ったロックダウン(外出制限)の効果とみられ、首都圏政府は5月31日、製造業と建設業を再開させた。

 首都圏政府のアルビンド・ケジリワル首相は再開に先立ち、「感染から逃れた人を飢え死にさせてはならない」と述べ、収入源を失った労働者のため、段階的に制限を緩和していく考えを示した。

 インド全体では、1日の死者は今も3000人を超える。首都の感染者数が減ったのは、死者続出に危機感を抱いた市民が対策を取ったことも要因とみられる。4月以降、医療用酸素や集中治療室(ICU)、抗ウイルス薬などの不足に陥った病院の状況は少しずつ改善しているという。

 一方、インド医師会によると、第2波の3月以降、対応に当たって感染死した医師の数は513人にのぼっている。防護服や感染予防装備が行き渡っていないことが一因だという。(ニューデリー支局 小峰翔)

640チバQ:2021/06/06(日) 12:59:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cbe07243479f1e2ae9017dd23d41d75e8d236e7
ワクチン大国なのに不足・感染対策より選挙…「助けてくれない」インド首相に批判
6/6(日) 12:03配信

読売新聞オンライン
 インドのナレンドラ・モディ首相の支持率が下落している。新型コロナウイルス対策よりも選挙での党勢拡大を優先するなどしたため、世界最悪クラスの感染爆発を招いたうえ、ワクチンの製造大国なのにワクチン不足に陥ったからだ。国民の不満を解消するのは容易ではない。(ニューデリー支局 小峰翔)

支持率最低に 5月
無視

 「首相は助けてくれなかった」

 首都ニューデリーのシャンカル・ラルさん(32)は、4月に親族の男性(32)が入院できずに亡くなったことを振り返り、怒りをにじませた。

 ニューデリーは当時、1日の新規感染者数が約2万8000人とピークに達し、病院のベッドは満床続きで医療用の酸素が不足していた。そんな緊急時にモディ氏は首都を離れ、西ベンガル州の地方選を戦う与党・インド人民党の応援に出かけていた。

モディ首相(ロイター)

「拡散者」

(写真:読売新聞)

 インドのコンサルタント会社「オルマックス・メディア」によると、5月のモディ氏の支持率は48%で、昨年2月の調査開始以降で最低となった。最大の要因とみられるのは、3月からのコロナ第2波による感染爆発への対応のまずさだ。

 インド型(デルタ型)の変異ウイルスが流行し、5月には1日の新規感染者数が40万人を超えた。だが、モディ氏は抑え込みに有効なロックダウン(都市封鎖)に消極的で、地方政府には導入に慎重な判断を求めた。経済にさらなる打撃を与えることを恐れたとみられる。

 ヒンズー教の宗教行事への数百万人規模の訪問も規制せず、地方選対策で強行した選挙集会にはマスクを着けない支持者らが殺到し、モディ氏は「拡散者」(医師会副会長)などと批判を浴びた。

 追い打ちをかけたのが、ワクチン不足問題だ。ワクチンの製造大国として海外への供給を加速させたため、急増する国内需要に対処できなくなったのだ。現在、人口約13億人のうち1回目の接種が終了したのは1割強にとどまっている。

マイナス成長

 2019年5月に首相2期目をスタートさせたモディ氏は、人口の8割を占めるヒンズー教徒寄りの政策や経済改革に取り組み、国境問題で対立する中国への強硬姿勢を打ち出して支持を集めた。昨年6月に中国企業運営のアプリを禁止した後には、70%の最高支持率を記録した。

 今はコロナ対策の失敗による逆風に加え、昨年度に41年ぶりのマイナス成長となった経済の回復の遅れも重くのしかかる。ハイデラバード大学のタンウィール・ファザル教授(政治社会学)は、モディ政権が「ヒンズー教徒にいっそうの支持を訴える戦略をとることになるだろう」と予測。ヒンズー教寄りの政策がイスラム教などその他の宗教との対立を呼びかねないと危惧する。

641チバQ:2021/06/09(水) 20:37:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ac4998f1ec854adcd0e156fea15ce3c71501102
インド、感染者減で規制緩和着手 農村部での押さえ込み課題
6/9(水) 19:49配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】新型コロナウイルスの感染が一時爆発的に拡大したインドで、新規感染者の減少傾向が続いている。厳格なロックダウン(都市封鎖)が奏功したとされ、8日には1日当たりの新規感染者が約2カ月ぶりに10万人を下回った。一部の都市は制限解除に乗り出したが、医療態勢が整っていない農村部の正確な感染状況が不明なだけに、手探りの緩和となりそうだ。

インドでは3月下旬から変異株流行などによって感染の「第2波」が押し寄せ、5月上旬には1日当たりの新規感染者が40万人を超えた。各都市が相次いで夜間外出禁止や商業施設閉鎖などの措置を含むロックダウンを実施したことなどを受け、今月8日発表の新規感染者は8万6498人にまで減少した。

首都ニューデリーでは7日から地下鉄の運行が再開されるなど規制が段階的に緩和されている。インドは新型コロナ流行の影響で、2020年度(20年4月〜21年3月)の国内総生産(GDP)成長率が前年度比7・3%減と約40年ぶりのマイナス成長を記録。政府は経済の足かせとなるロックダウンの長期化を警戒しており、正常化を急ぎたい考えだ。

ただ、農村では病院がない地域もあり、政府が全国の感染状況を正確に把握できているとは言い難い。コロナ禍で経済的打撃を受けた農村部の住民が職を得るために都市部に移動すれば、「第3波」につながる懸念もある。

政府は拡大防止の切り札としてワクチンの普及を急いでいるが、2回の接種が完了した人は約4700万人で人口の4%程度にとどまる。モディ政権は18歳以上の接種の無料化のほか、日本や米国など特定の国が承認したワクチンについて、国内での臨床試験(治験)を省略する方針を発表。ワクチン普及の速度を上げたい考えだ。

642チバQ:2021/06/18(金) 21:02:51
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021061500684&amp;g=int
観光地へ客殺到 感染再拡大の懸念―インド
2021年06月15日20時32分

 【ニューデリー時事】新型コロナウイルスの感染「第2波」のピークを越えたインドで、ヒマラヤ山脈沿いの観光地を抱える北部ヒマチャルプラデシュ州当局が州越えの移動規制を緩和したところ、多数の観光客が押し寄せた。感染再拡大の懸念が出ている。

 同州では14日、州に入る際にPCR検査陰性証明の提示義務が撤廃されたが、民放NDTVは、州境に「約1キロの車列ができた」と報道。その多くは観光客の車で、36時間で5000台が通過した州境もあったという。
 越境には、コロナ禍での移動の必要性を示す許可証が必要。観光客は何らかの手段で許可証を取得しているもようだ。州内では夜間外出禁止令が出ており、現地警察当局は、マスク着用や社会的距離の維持といった規律ある行動を呼び掛けている。
 インドでは、北部アグラにある世界文化遺産「タージマハル廟(びょう)」も16日から約2カ月ぶりに再開予定。入場はオンライン予約のみで受け付ける。
 インド政府の15日の発表では、1日の新規感染者数は6万471人と第2波のピーク時の6分の1以下にまで減少。感染拡大防止のためのロックダウン(都市封鎖)は段階的に緩和されており、当局者らは「第3波」に向けワクチン接種加速などの必要性を訴えている。

643チバQ:2021/06/28(月) 21:10:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062700385&amp;g=int
労働者、大挙し首都脱出 デルタ株猛威、封鎖強化―バングラ
2021年06月27日20時54分

27日、ダッカ近郊ムンシガンジで、船に乗ろうとするバングラデシュの人々(AFP時事)
27日、ダッカ近郊ムンシガンジで、船に乗ろうとするバングラデシュの人々(AFP時事)

【図解】バングラデシュ

 【スリナガル(バングラデシュ)AFP時事】バングラデシュは、隣国インド由来のデルタ株の猛威で新型コロナウイルス感染者が増えているため、28日からロックダウン(都市封鎖)を強化し、住民の外出を禁止する。これを受け、首都ダッカからは27日、労働者数万人が大挙して脱出。すし詰めの船に乗って故郷の村へ向かった。


 警察高官は「定員オーバーの乗船はやめてほしい。しかし、誰も聞いてくれない」と嘆いた。ダッカ近郊スリナガルの船着き場で乗船を待っていた女性(60)は「仕事ができなければ、どう家賃を払うのか。村に帰るしかない」と話した。

644チバQ:2021/07/14(水) 10:18:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7b78ea8a8bf41bb1293bbcfd58260d16ec8d845
ネパール新首相を指名 デウバ氏、5度目の就任
7/13(火) 21:07配信

共同通信
ネパールの新首相に新首相に決まったデウバ氏(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】首相指名を巡って混乱が続くネパールで、下院第2党のネパール会議派を率いるデウバ前首相が新首相に決定した。最高裁の命令を踏まえて13日、バンダリ大統領が指名した。今回が5度目の首相就任。政権基盤は不安定で、下院で多数支持を得られなければ解散、総選挙となる公算が大きい。

 デウバ氏は首相指名後、直ちに組閣に着手する予定。首相を続けるには30日以内に下院の信任投票で過半数を獲得する必要がある。下院第1党の統一共産党(UML)の動向が今後の鍵を握る。

645チバQ:2021/07/20(火) 21:03:44
インドのコロナ死者数、当局発表の最大10倍 推計
2021/07/20 20:17AFPBB News

インドのコロナ死者数、当局発表の最大10倍 推計

インド南東部チェンナイの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療センターで酸素濃縮器を設置する医療従事者(2021年6月8日撮影、資料写真)。(c)Arun SANKAR / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】インドの実際の新型コロナウイルス死者数は、当局が報告した約41万4000人の最大10倍に上り、インド独立以来最悪の人道危機となっている可能性があるとする推計が20日、発表された。

 人口約13億人のインドでは、4、5月に広がった変異株「デルタ株」などの影響で感染が急拡大した。米シンクタンク「世界開発センター」が発表した今回の推計は、インドの新型ウイルス死者数についてこれまで出されたどの推計よりも高い数値となっている。

 CGDが流行初期から今年6月までのデータを分析した結果、340万〜470万人が新型ウイルスで死亡した可能性が示された。

 インド当局が報告した死者数は41万4000人以上で、米国の60万9000人、ブラジルの54万2000人に次いで世界で3番目に多い。

 CGDの報告は、平年を上回る死者数を示す「超過死亡」の推計に基づいている。

 専門家らは長らくインドの公式統計を疑問視しており、意図的に間違った報告をしているというよりも、医療体制が逼迫(ひっぱく)していることに原因があると指摘している。 【翻訳編集】AFPBB News

https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3357615.html

646チバQ:2021/07/25(日) 20:43:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a98f3354bd665be3e3fe5701c0dfd382d220ebb
豪雨災害で死者120人超 コロナ患者治療にも影響 インド
7/25(日) 15:31配信


時事通信
救助隊が捜索活動をする地滑り現場=18日、インド西部ムンバイ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インド西部で雨期の豪雨による地滑りや洪水などの災害が相次ぎ、AFP通信は25日、少なくとも124人が死亡、15万人近くが家を追われ、避難生活を送っていると報じた。


 特にここ数日は、商都ムンバイのあるマハラシュトラ州などで被害が広がっている。

 地元紙ヒンドゥスタン・タイムズは、マハラシュトラ州が「過去40年間で最大の豪雨」に見舞われたと報道。22日ごろから州内で地滑りが相次いでいるという。また、新型コロナウイルスに感染して治療中の患者に、豪雨の影響で医療用酸素が届けられず、死亡する例も続発した。

647チバQ:2021/07/29(木) 10:52:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/2022b528dbf9f7472aa810e73d31aa42912834ec
ブータン、対象者の9割にワクチン接種完了 迅速な対応に称賛の声
7/29(木) 8:24配信

CNN.co.jp
ブータンで2回目の接種が7月20日から始まり、対象者の9割が接種を終えた

(CNN) ヒマラヤ山脈の小国ブータンで、新型コロナウイルスワクチンの接種対象とされる成人の9割が1週間のうちに2回目の接種を完了し、迅速な動きに称賛の声が寄せられている。


同国の人口約77万人に対し、ワクチン接種の対象者は18歳以上の約53万人。国連児童基金(ユニセフ)ブータン事務所のウィル・パークス代表によると、2回目の接種は今月20日に始まり、27日までに約48万人が完了した。パンデミック中で最も早く進んだ一斉接種だったのではないかと、パークス氏は指摘する。

ブータン国民への1回目のワクチン接種は3月から4月にかけ、インドから寄付されたアストラゼネカ製ワクチン50万回分を使って実施された。ところがインドが変異株「デルタ」による爆発的な感染拡大で、ワクチンの輸出を中止。ブータンは他国からの寄付を呼び掛けた。

これに応えて、国際的なワクチン分配の枠組み「COVAX(コバックス)」を通し、米国からモデルナ製ワクチン50万回分が提供された。デンマークからはアストラゼネカ製25万回分、中国からもシノファーム製5万回分が寄せられた。さらに27日には、クロアチア、ブルガリアなど数カ国からアストラゼネカ製合わせて10万回分あまりが届く手はずとなった。

パークス氏は、ワクチン供給をめぐる国際的な連帯の表れだと称賛する。

険しい山岳地帯の村落までワクチンを届けるために、医療従事者2400人あまりと2万2000人のボランティアが活躍した。

同国の迅速な対応の背景には、首相と外相、保健相の指導力があった。3人とも医療の専門知識を持つ人材だ。さらにワンチュク国王も積極的に各地へ足を運び、ワクチンの啓発に一役買った。

648チバQ:2021/10/11(月) 09:53:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e6da014a019b8edce94db897bca798c024e610e
数々の疑惑、闇に消える カーン博士死去
10/11(月) 6:55配信


時事通信
10日死去したパキスタンのアブドルカディル・カーン博士=撮影日不明(EPA時事)

 10日に死去したパキスタンの「核開発の父」カーン博士は、現在も世界の大きな懸案となっている北朝鮮やイランの核問題の起点と疑われた人物だ。

 「核の闇市場」の中心人物は、数々の疑惑と共に闇に消えた。第2、第3のカーン博士を生まないため、世界は何ができるのか、答えは見つかっていない。

 カーン氏をめぐってはこれまで、核開発技術や関連部品の売買に絡んだ国際的なネットワークへの関与が指摘されてきた。中東や東・東南アジア、アフリカなどを舞台に、複数のブローカーを経由した取引が行われた疑いがある。

 ネットワークにより、北朝鮮やイラン、リビアに兵器向けの高濃縮ウラン製造機器やその部品などが渡った疑惑が取り沙汰されてきた。カーン氏が訪日時に核開発に使用する機器を購入したと報じられ、疑惑は日本とも無縁ではなかった。

 パキスタン政府はムシャラフ政権下の2004年、カーン氏を聴取。1986〜93年に核開発関連の機密を北朝鮮、イラン、リビアに漏らしたことを認めさせた。ただ、ムシャラフ大統領は「動機は金」と断定。カーン氏個人に責任を負わせた上で「国家に貢献した英雄で、進んで疑惑を認めた」として刑事罰を赦免、幕引きを図った。

 パキスタンをめぐっては、かねて核開発技術の国外移転や関連機器、部品の売買に関する疑惑が持たれてきた。カーン氏はその後、パキスタン政府による自宅軟禁や厳しい監視下に置かれたが、パキスタンにとっての「不都合な真実」がこれ以上外部へ漏れるのを阻止したい思惑が疑われた。

 カーン博士は08年、AFP通信のインタビューに「欧米はなぜイスラエルの核問題を取り上げようとしないのか」と自分ばかり核問題の元凶とされる扱いに不満を表明していた。疑惑の解明には背を向けたまま死去したことで「闇市場」の全容解明は一層困難となり、核拡散が世界に残された。

649とはずがたり:2021/10/12(火) 20:38:44
中印両軍が係争地で再び衝突
[2021/10/12 15:31]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000231706.html



 中国とインドがともに領有権を主張する国境の山岳地帯で、両軍の間で再び衝突が発生し、緊張が高まっています。

 インドメディアは8日、インド北東部の国境地帯で先月末「中国人の兵士約200人がインド側に入り、建物を破壊しようとしたため身柄を拘束した」と報じました。

 これに対し、中国人民解放軍は「部隊は反撃を行い、パトロールの任務を全うして帰還した」と主張して、衝突があった事実を認めました。

 また、今月10日に両軍の司令官級の会談が行われたと明らかにしたうえで、「インド側が非現実的な要求をしている」と批判しました。

 一方のインド側も「建設的な提案に中国側が合意しなかった」との声明を出しています。

 両軍は去年6月の激しい衝突で多数の死傷者が出たことを受け、事態の鎮静化に向けて協議を続けていました。

650とはずがたり:2021/10/15(金) 21:32:11

中国とブータンが国境交渉に関する覚書調印
https://www.afpbb.com/articles/-/3371045
2021年10月15日 17:04 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]
新華社
weibo AFPBBNews

【10月15日 Xinhua News】中国政府代表の呉江浩(Wu Jianghao)外交部長助理(次官補)とブータン政府代表のタンディ・ドルジ外相は14日、両国の国境交渉加速「3段階」ロードマップに関する了解覚書にオンラインで調印した。

 呉氏は次のように表明した。両国は山河連なる友好的隣国で、両国人民の伝統的友情には長い歴史がある。今日の覚書調印が両国の国境交渉を加速させ、国交樹立プロセス推進に有意義な役割を果たすと信じている。


 ドルジ氏は次のように述べた。覚書調印には歴史的意義があり、双方の長年にわたる共同努力と誠実な協力の結果だ。中国と共に覚書を実行に移し、国境交渉を揺るぎなく推進し、両国関係の強化に尽力する。(c)Xinhua News/AFPBB News

651とはずがたり:2021/10/29(金) 10:33:14
中国、ブータンに接近 国境画定目指す覚書、インド揺さぶり図る
https://www.sankei.com/article/20211028-CWW67BNCYNMJJOO3UFJTZW7FQA/
2021/10/28 16:56
森 浩

【シンガポール=森浩】国境をめぐる対立が長年続いてきた中国とブータンが、国境画定交渉を加速させる覚書に署名した。中国はブータン接近を通じ、ヒマラヤ地域で対立が深まるインドに揺さぶりを掛ける狙いがある。インドは外交・安全保障面でブータンの後ろ盾であり、交渉の行方は座視できない状況といえそうだ。

中国とブータンは1984年以降、400キロ以上に及ぶ国境画定に向けた交渉を24回重ねたが合意に至っていない。両国には国交もなく、中国はインドの介入があると批判している。

そうした中、中国とブータンは今月14日、国境画定を実現するための3段階の行程を定めた覚書を交わした。覚書の詳細は不明だが、中国の呉江浩外務次官補は「国交樹立に向けても有意義な貢献をする」と称賛し、ブータン外務省も「国境交渉における前向きな進展だ」と歓迎する声明を発表した。

中国のブータン接近は、インド牽制(けんせい)が思惑にある。中印両軍は昨年、事実上の国境である実効支配線(LAC)付近で衝突し、中印関係は急速に冷え込んだ。インドにとってブータンはインド中央部と北東部をつなぐ戦略的要衝「シリグリ回廊」と近い。ブータンが〝親中化〟すれば国防に影響が出る可能性が高い。

ブータンには中国との関係を安定化させ、摩擦を軽減したい思考が働く。中国は近年、ブータン領内に無断で道路や集落を建設しており、昨年には東部の自然保護地区の領有権を主張する構えを見せた。いわば、中国の圧力が国境をめぐる交渉を前進させた形だ。

ブータンには長年の後ろ盾であるインド一辺倒ではなく、自力で安定を確保したいとの意識が強まっている。インドはヒマラヤ地域での軍事インフラ整備や軍隊の展開力で中国に遅れ、自国領での中国対応で手一杯ともいえる状況だ。「近年の状況は(ブータンに)安全保障面のインド依存には限界があると認識させた」と、印シンクタンク「オブザーバー研究財団」のマノジ・ジョシ研究員は分析した。


ブータンは輸出入の8割以上をインドが占めるなど経済的な結びつきも強く、簡単に中国になびく環境にはない。インド外務省は事態を注視する構えだが、ジョシ氏は「中国は(インドの影響力が強かった)ネパール、スリランカ、バングラデシュに食い込んだ。インドとブータンの特別な関係にも挑戦したいと考えている」と警戒感をあらわにしている。

652チバQ:2021/10/30(土) 07:44:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fb5bdde856657ecbba3b2defc48adc9f5d996f8
1日40万人感染していたインド、首都では抗体保有率97%に
10/29(金) 18:50配信

読売新聞オンライン
インド・ムンバイで新型コロナワクチンの接種を受ける人々(4月28日)=ロイター

 【ニューデリー=小峰翔】インドの首都ニューデリーで、新型コロナウイルスの抗体保有率が97%に上ったことが地元当局の調査でわかった。新規感染も激減しており、集団免疫に近い状態を獲得した可能性がある。感染を防ぐのに必要な抗体量がいつまで維持できるのかや、新たな変異型に効果があるかは不明だ。


 調査は9〜10月、デリー首都圏政府が2万8000人を対象に実施。1月の前回調査では約56%だったが、8か月で急上昇した。首都圏政府のサティエンダラ・ジェーン保健相は、「大部分は感染で、残りはワクチン接種によるものだ」との見解を示した。集団免疫を獲得したかどうかは、「専門家が判断する」とした。

 インドは4〜5月、感染拡大第2波に見舞われた。ピーク時の1日の新規感染者数は全国で40万人、首都では2万8000人に上り、首都圏政府はロックダウンを実施した。

 ロックダウン解除後もワクチン接種とマスク着用などの感染予防策は不十分だったが、7月以降は連日、首都の新規感染者が100人を下回っており、「集団免疫でしか説明がつかない」との見方も出ている。

 インドでは11月に大祭「ディワリ」が開かれる。再び感染拡大を招く恐れもあり、当局はマスク着用などを呼びかけている。

653チバQ:2021/11/27(土) 09:16:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/20ca51b485760d2478e9e3956f6acd9b00469e74
モディ印首相、異例の謝罪 農民反発で改正法撤廃
11/27(土) 7:13配信

時事通信
改正農業関連法撤廃の知らせを聞いて喜ぶインドの農民たち=19日、ウッタルプラデシュ州とデリーの境界(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドのモディ首相が、「肝煎り」だった農作物の売買自由化につながる改正農業関連法について、撤廃する意向を表明し、異例の謝罪に追い込まれた。

 改正法に反対する農民のデモが長期化し、混乱を招いていた。2022年には農業が盛んな主要州の議会選が予定されており、影響を懸念し方針を転換したとみられている。

 モディ氏は今月19日、国民向けのテレビ演説で、昨年9月に施行された改正法の撤廃を表明。「私たちの努力に、農民を納得させられないような何らかの不備があったに違いない。国民に謝罪する」と述べた。

 モディ氏は14年の首相就任後、高い支持率を背景に新自由主義的な経済政策を進めてきた。16年には汚職・不正蓄財対策で突如、高額紙幣廃止を断行。一時は経済の混乱を招いたものの、19年の総選挙では与党インド人民党(BJP)を圧勝に導くなど国民の評価を得てきた。

 しかし、改正農業関連法をめぐっては、昨年11月ごろから、取引自由化に伴う大企業の買いたたきを懸念し、北部パンジャブ州の農民を中心とするデモが断続的に続いている。今年1月には首都ニューデリーで警官隊との大規模な衝突に発展。野党やパンジャブ州に多いシーク教徒の独立派も運動を後押ししているとみられ、問題が複雑化した。

 いずれも北部で農業が盛んなパンジャブ州、人口2億人超の最大州ウッタルプラデシュ州では22年に州議会選が実施予定。ともにBJPの苦戦が伝えられている。

 モディ政権は、1日当たり最大40万人超の新規感染者を出した今年3〜5月の新型コロナウイルス感染「第2波」の対応をめぐり支持率が急落。ロイター通信は5月中旬、調査会社CVOTERの調査結果として、モディ氏の就任後初めて、政権に「不満」とする回答が「満足」を上回ったと報じた。改正法撤廃は、混乱でこれ以上支持を失いたくない政権の苦渋の決断と言えそうだ。

654チバQ:2021/12/07(火) 22:01:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/098c95f577bf28c1ce94f8b44c5e688411b87c6a
インドで軍が誤射、市民計14人死亡…内相「過激派と誤認」
12/7(火) 20:03配信
読売新聞オンライン
 【ニューデリー=小峰翔】インドのアミット・シャー内相は6日の議会で、北東部ナガランド州モンで軍がバスを誤射するなどして市民14人が犠牲になったことを認め、遺憾の意を表明した。「過激派と誤認した」という。

 シャー氏によると、軍が4日、過激派情報を得て待ち伏せしていたところ、通りかかったバスが制止に応じなかったため撃ち、炭鉱労働者6人が犠牲になった。軍は抗議に押し寄せた市民に対して「自衛のため」として発砲し、さらに7人が死亡した。5日も発砲で市民1人が死亡した。

 現地では分離・独立を求める反政府勢力が長年活動しており、政府は兵士に令状なしの発砲や逮捕を認め、起訴を免れられる特権を付与している。州首相は6日、特権の停止を要求した。

655チバQ:2021/12/20(月) 14:12:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a457b014ecfa86a4099dab36bd11fd0cacb5d4a
シーク教徒の暴行で男性死亡 黄金寺院で「冒涜」行為 インド北部
12/20(月) 11:58配信

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AFP=時事
インド北部パンジャブ州アムリツァルで、シーク教の総本山「黄金寺院」に祈りをささげる巡礼者(2021年12月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】インド北部パンジャブ(Punjab)州アムリツァル(Amritsar)で18日、シーク教の総本山「黄金寺院(Golden Temple)」で冒涜(ぼうとく)的な行為をしたとして、男性が殴り殺された。

【写真】「黄金寺院」の警備に当たる警察官

 地元メディアによると、男性は夕方の祈りの時間に寺院内の聖堂の柵を飛び越えた。男性の身元は分かっていない。

 民放NDTVは、男性はシーク教の聖典「グル・グラント・サーヒブ(Guru Granth Sahib)」の前に置かれていた剣を奪おうとして参拝者に制止され、殴り殺されたと伝えた。

 パンジャブ州のチャランジット・シン・チャンニ(Charanjit Singh Channi)首相は18日夜、ツイッター(Twitter)で「極めて不適切で、憎むべき行為」だと男性を非難した。

 聖典や聖堂を冒涜から守ることが、シーク教徒にとっては極めて重要となっている。

 首都ニューデリー郊外では10月、ある男性が聖典を冒涜したとして、シーク教徒の戦闘集団「ニハング(Nihang)」に拷問を受け死亡した。【翻訳編集】 AFPBB News

656チバQ:2021/12/30(木) 22:38:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea79925b0cfe5024508b541e87c6c65e32d50962
インド首都コロナ禍、邦人支え合う 確かな情報、必需品提供 ロックダウン乗り切る
12/30(木) 20:40配信
時事通信
新型コロナウイルス感染拡大を受け、ニューデリーで検問する治安要員=4月17日

 【ニューデリー時事】今年3〜5月に新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」が急拡大したインドでは、最も多い時で1日に感染者40万人、死者6000人以上が確認された。

【グラフ】新型コロナウイルス 世界各国の状況

 病床や酸素が不足する「医療崩壊」で日本人も犠牲に。厳しいロックダウン(都市封鎖)の中、死の恐怖におびえた首都ニューデリー一帯の在留邦人を献身的に支えた人たちがいた。

 ◇到着直後に感染
 昨年秋から新規感染者が減り、今年春に日本企業駐在員が多数赴任していた中での再流行だった。首都に長期滞在する40代男性は、4月の到着直後にロックダウンに直面。自身も感染し、生活必需品購入のための外出も不可能になった。

 インドは昨年もロックダウンを経験し、オンライン診療、医薬品や食品などの宅配が充実している。だが、利用には現地の銀行口座が必要な場合がほとんどで、開設には時間がかかる。男性は「薬も食べ物も買えず、40度近い熱と肺炎に加え、栄養失調で死ぬところだった」と振り返る。

 ◇デマとの闘い
 男性を救ったのは、ニューデリーで不動産業を営み、邦人支援団体にも所属する水洗満美さん(45)=福岡市出身=。住居をあっせんした縁で食料を届け、男性の病状が悪化すると日本大使館担当者と連絡を取り、集中治療室(ICU)への入院を手助けした。

 インターネット交流サイト(SNS)の邦人向けグループを複数運営し、2007年から現地に暮らす「生き字引」でもあり、正しい情報が必要と痛感してきた。

 「マレーシアの発表を取り違え、インドでロックダウンが始まったと慌てる人や、日本への退避に必要なPCR検査の結果が不明でも空港で直談判すれば搭乗できるとデマを流した人がいた」という。実際に、空港に押し掛けた日本人が搭乗できないケースもあった。

 水洗さんは駐在する記者らと連携。当局発表や複数の地元報道から確認された情報を寝る間も惜しみ、SNSで発信した。病床やワクチン接種会場の空き状況、生活物資の情報は、在留邦人の心の支えになった。

 ◇「希望」届ける
 生活必需品を供給した人たちもいた。首都近郊で日本風のパンなどを販売する「iroha」店長の大森栄さん(59)=千葉県柏市出身=は、厳しい規制下でも店の営業を続け、州境を越えて商品を届けた。

 昨年との違いは感染者にも宅配したこと。「感染の怖さはもちろんあった」が、消毒を徹底し、感染者には玄関に商品を置いた後に時間差で受け取ってもらう、といった対策で乗り切った。

 首都の和食レストラン「愛味」の店長、歌丸理美さん(50)=横浜市出身=も「自分が感染を広げる側になってはいけない」と留意しつつ、弁当を単身者らに宅配して回った。スタッフに衛生管理を徹底させるため、配達に同行。「お代は後でいい。体力を落とさないようちゃんと食べて」と感染者を気遣った。

 「お客さんに希望の光と言われた。消すわけにいかない」(大森さん)、「ご飯の時ぐらいはほっとしてほしい」(歌丸さん)。2人に共通するのは、人を力づけたいという思いだった。

657チバQ:2022/01/10(月) 19:13:31
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-220108X067.html
インド、新規感染15万人に迫る=週末外出禁止、首都閑散―新型コロナ
2022/01/08 21:18時事通信

 【ニューデリー時事】インド政府は8日、新型コロナウイルスの感染者が前日比で2割増加し、24時間で約14万2000人確認されたと発表した。変異株「オミクロン株」の影響が広がったためとみられている。軽症者が多いと報じられているが、首都ニューデリーは7日夜から、感染拡大防止のため週末は不要不急の外出を禁止した。

 首都では約2万人、商都ムンバイを抱える西部マハラシュトラ州では4万人以上の感染が新たに確認された。インド全国の新規感染者数は7日の発表では約11万7000人で、変異株「デルタ株」の影響で多くの死者が出ていた昨年6月以来の水準となっていた。

 インドの選管は8日、2〜3月に実施予定の主要州の議会選に関し、少なくとも今月15日までは対面形式での選挙活動の禁止を決定。また政府は7日、海外から到着した旅客全員に対し、7日間の自宅隔離を命じた。

 ニューデリーは8日、生活必需品の買い出しといった限られた目的の外出だけは許可されたものの、普段は買い物客でにぎわう週末の街は閑散とした。街角では警官が通行人に外出目的を確認していた。

658チバQ:2022/01/10(月) 19:13:55
https://news.goo.ne.jp/article/cnn/world/cnn-35181838.html
新型コロナの感染急増、アジア最大級のスラム街での拡大懸念 インド
2022/01/09 16:00CNN.co.jp

新型コロナの感染急増、アジア最大級のスラム街での拡大懸念 インド

新型コロナウイルスの検査を行う技術者/T. Narayan/Bloomberg /Getty Images

(CNN.co.jp)

(CNN) インド保健省は8日、新型コロナウイルスの新規感染者が同日、14万1986人と昨年5月31日以降で最多の水準に達したと報告した。同省のデータをCNNが集計して判明した。

ムンバイ市にありスラム街としてはアジアで最大規模の一つとされるダラビ地区では7日夕、150人が新たに感染し、最多記録を更新した。

CNNの取材に応じた同地区の行政責任者によると、地区内の住民数は推定で80万人。このうち約8割が手洗い所を共用し、混み合った居住空間で暮らしているため感染がさらに広がることへの懸念があるとした。

隔離対策が大きな課題となっているが、感染者の80〜90%は無症状のため組織的な隔離措置の必要性を説得することが難しいとも指摘。入院率も低いままで、現在の感染者588人のうち入院したのは147人で、残りは隔離下にあるとした。

無症状の住民が多いため、検査の実施が感染の度合いを探る唯一の手段となっている。同地区では少なくとも11カ所にある公衆衛生の拠点が住民に無料検査を提供している。7日にこれらの拠点で検査を受けたのは少なくとも1400人だったという。

感染例はムンバイやデリー首都圏でも急増。地元の公衆衛生当局によると、首都圏では7日夕、1万7335人の新たな感染がわかり、陽性率は17.73%となった。ムンバイでは2万971人の新規感染が報告され、6531人が入院を迫られた。

このなかで首都圏の有力病院は同日、入院を必要とする新型コロナの患者の増大が続いていることを受け、通常の病気を抱えている患者の入院や必要不可欠でない手術などを停止すると発表した。同病院では300人以上の医師が感染したという。

同国保健省が8日に公表したデータによると、国内の累計感染者数は3536万8372人で、死者は48万3463人。世界規模で猛威を振るうオミクロン変異株による感染者は3071人となっている。

659チバQ:2022/01/13(木) 11:05:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e51ed4b558c7cf8f2e0b0e4350fcb9c8d6cbee
スリランカ、中国に返済再考を嘆願 債務のわな、コロナ追い打ち
1/13(木) 7:09配信

時事通信
スリランカのラジャパクサ大統領(左から2番目)と中国の王毅国務委員兼外相(中央)=9日、スリランカ・コロンボ(EPA時事)

 【ニューデリー、北京時事】巨大経済圏構想「一帯一路」の下で進出する中国への莫大(ばくだい)な債務を負ったスリランカが、中国に返済計画の再考を嘆願した。

 スリランカは行き詰まり、既に南部ハンバントタ港を中国国営企業に99年間租借させる事態に発展。海外拠点を築きたい中国の「債務のわな」にはまったと指摘されていた。

 スリランカのラジャパクサ大統領が9日、最大都市コロンボで中国の王毅国務委員兼外相と会談。大統領府の声明によると「新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済危機」を理由として、債務返済計画を再考してもらえれば「非常に安心する」と伝えたという。

 スリランカはもともと対外債務の返済に窮していた上、コロナ禍で主要産業の一つである観光業が大打撃を受けた。AFP通信によると、外貨準備高は昨年11月末で約15億ドル(約1700億円)で、輸入の1カ月分を賄う程度しかない。12月には、イラン産原油の代金約2億5000万ドル(約290億円)をスリランカ特産の紅茶で支払うことで合意した。

 ロイター通信によれば、スリランカが今年償還すべき対外債務は約45億ドル(約5200億円)。うち1割程度が対中債務とされる。外交筋によると、この額には中国国営企業への債務が含まれていない可能性があるといい、実際の財務状況はさらに「火の車」となっている恐れもある。

 中国外務省の汪文斌副報道局長は、12日の記者会見で「中国は可能な範囲でスリランカの経済・社会発展を援助しており、今後もそうだ」と強調。具体的な債務処理策への言及は避けた。

660チバQ:2022/02/04(金) 09:45:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/3aff37c66492c9907124168105ab92dd8a9a065f
インド上級外交官、北京五輪ボイコット 聖火リレー人選に反発
2/4(金) 5:26配信

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AFP=時事
ギリシャ南部にある古代オリンピア遺跡で行われた北京冬季五輪の聖火の採火式(2021年10月18日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】インド外務省は3日、2020年にヒマラヤ(Himalaya)の国境地帯で起きた中国軍とインド軍の衝突に関与した中国人兵士が北京冬季五輪の聖火リレーに参加したことを受け、北京駐在の上級外交官が大会をボイコットすると発表した。

【写真】ジャッキー・チェンさん登場 北京五輪聖火リレー、万里の長城へ

 両国の国境地域の山岳地帯にある係争地ガルワン(Galwan)渓谷で20年に起きた衝突で、人民解放軍連隊長の祁発宝(Qi Fabao)氏は負傷。中国の国営メディアは2日、祁氏を「英雄」と持ち上げ、同氏が1200人の聖火ランナーの一人に選ばれたと報じた。

 インドはこの人選に反発。印外務省のアリンダム・バグチ(Arindam Bagchi)報道官は、在中大使館の上級代表が開会式と閉会式を欠席するとし、「中国側が五輪のようなイベントを政治化しようと決めたのは実に遺憾だ」と述べた。この発表の直後、インドの公共放送局は、開閉会式の生中継を行わないと表明した。

 ガルワン渓谷の衝突では、両国の兵士が主に素手での戦闘となり、インド側20人、中国側4人が死亡。中国政府は、自国軍の犠牲者について8か月間公表しなかった。衝突後、両国は当該地域に数万人規模の増派を行い、昨年末には高官級協議も行われたが、緊張緩和には至らなかった。【翻訳編集】 AFPBB News

661チバQ:2022/02/24(木) 20:00:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/afd335fe96b03edf569affcb86d1ac39c9549104
インド、露と密接な関係…苦慮するモディ政権
2/24(木) 19:46配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】インドは、ロシアのウクライナ侵攻について目立った批判を手控えている。自由主義陣営のメンバーとして日米豪との協力枠組み「クアッド」の一角を占める一方で、ロシアとも伝統的な友好関係を維持しているためだ。モディ政権はロシアへの対応でどこまで欧米諸国と歩調を合わせるか苦慮する局面を迎えそうだ。

【表でみる】緊迫度を高めてきたウクライナ情勢

インドは国連安全保障理事会の会合(現地時間23日)で、ティルムルティ国連大使がウクライナ情勢に関し「地域の平和と安全を損なう可能性があり、深い懸念を表明する」と発言したが、ロシアを名指ししての批判は避けた。

インドは旧ソ連時代から軍事面でロシアとの関係が特に密接だ。2016〜20年のインドの武器輸入の約半分をロシアが占める。18年には米国の反対を振り切ってロシア製地対空ミサイル「S400」の導入契約を結んだ。

印露首脳は昨年12月にニューデリーで会談し、軍事や科学技術など幅広い分野での連携強化で一致した。インドは中国との関係が悪化する中、軍備増強の重要性が急速に増している。ロシアとの関係が冷却化すれば装備品の調達に影響が出るとの警戒感が強い。

一方で、ロシアのウクライナ侵攻にまともに反応しなければ、欧米諸国からの風当たりが強まる可能性がある。印英字紙インディアン・エクスプレス(電子版)は「21世紀の新たな紛争が勃発する中、インドは戦略的に厳しい選択を迫られている」と指摘した。

662チバQ:2022/03/31(木) 11:35:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bfee68b5f51f7a57866ec53c84bd257f8d184d7
首相不信任の公算大 パキスタン、与党造反
3/30(水) 23:32配信

共同通信
 【イスラマバード共同】パキスタンのカーン首相の不信任案を巡り、野党連合が30日に記者会見し、カーン政権と連立を組む政党が不信任案への賛成を決め、「可決に必要な過半数を獲得した」と発表した。地元英字紙ドーンが報じた。造反により同案可決の公算が大きくなった。

 野党連合は今月、同国でガソリンや日用品などの物価が大きく上昇する中、カーン氏が有効なインフレ対策を打ち出せていないとして、下院に不信任案を提出した。28日に審議が始まり、ドーンによると、採決は4月3日とみられている。

663とはずがたり:2022/04/02(土) 23:39:48
スリランカ、非常事態宣言 経済危機でデモ暴徒化
https://www.afpbb.com/articles/-/3398413
2022年4月2日 6:04 発信地:コロンボ/スリランカ [ スリランカ アジア・オセアニア ]

【4月2日 AFP】スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)大統領は1日、過去最悪の経済危機に対する抗議デモの激化を受け、治安当局に広範な権限を与える非常事態宣言を発令した。前日に行われたデモでは、参加者数百人が大統領私邸への突入を試みる事態が起きていた。

 非常事態宣言により、軍隊は容疑者を逮捕し、裁判なしで長期間拘束することが可能となる。

 人口2200万人を抱えるスリランカは現在、1948年に英国から独立して以来最悪となる経済危機に見舞われており、物価高騰や生活必需品の深刻な不足、大規模な停電が発生。ラジャパクサ氏の退陣を求めるデモが全土に広がっている。

 最大都市コロンボ(Colombo)では先月31日、暴徒化したデモ隊が、ラジャパクサ氏の私邸への侵入を試みた。当局は同市に夜間外出禁止令を発出。夜間外出禁止令は翌1日、同市を含む西部州(Western Province)にも拡大された。(c)AFP/Amal JAYASINGHE

664チバQ:2022/04/04(月) 18:51:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee883132dfd8fcf9d7d37b0092939ab43792e65e
経済危機のスリランカ、閣僚26人と中銀総裁が辞意 批判やまず
4/4(月) 16:30配信

朝日新聞デジタル
スリランカの最大都市コロンボで4月3日、政府に抗議するデモ参加者たち=ロイター

 経済危機で抗議デモが拡大しているスリランカで、大統領と首相を除いた閣僚26人全員と中央銀行の総裁が4日までに辞意を表明した。事態の収拾を図る狙いがあるとみられるが、国民の反発は収まっていない。


 スリランカでは2019年の大統領選挙で、ゴタバヤ・ラジャパクサ氏が当選。2005年〜15年まで大統領の座にあった兄のマヒンダ氏が首相に就任するなど、ラジャパクサ一族による統治体制が強まった。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASQ4265Y7Q42UHBI010.html?oai=ASQ4456VWQ44UHBI01G&amp;ref=yahoo
経済危機スリランカ、非常事態宣言 「停電10時間、もううんざり」
有料会員記事

ニューデリー=石原孝2022年4月2日 20時30分
 コロナ禍などで経済危機に直面しているスリランカのラジャパクサ大統領が1日夜、治安当局の権限を拡大する「公共に関する非常事態」を宣言した。外貨不足で燃料などを十分に調達できず、停電が頻発。市民の不満が高まり、政府への抗議デモが拡大していた。

 ラジャパクサ氏は声明で「公共の安全や秩序の維持、社会生活に不可欠な物品とサービスの提供を維持するためだ」と宣言の理由を説明した。2日午後6時から4日午前6時までの外出禁止令も出した。今後、デモ参加者や政府を批判するネット上の投稿などへの取り締まりが厳しくなるとみられている。

 地元メディアなどによると、2019年に250人以上が犠牲になった連続爆破テロで、主要産業の観光業が低迷。翌年からの新型コロナウイルスの流行で観光業に加え、中東などに出稼ぎに行った人からの送金も減り、外貨準備高も大幅に減少した。1、2カ月分の輸入がまかなえる程度しかなくなったという。

 こうした事態を受け、政府は…

665チバQ:2022/04/04(月) 19:07:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/c868e4e0910999eeda9018be38eb7474a9615397
パキスタン総選挙へ 下院解散
4/3(日) 19:59配信

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産経新聞
パキスタンのカーン首相は3日、テレビ演説を行い、アルビ大統領に下院解散を進言したと明らかにした。アルビ氏は同日、進言を受けて下院を解散した。90日以内に総選挙が行われる。カーン氏は経済政策の失敗で野党の批判に直面しており、選挙に打って出て局面を打開したい考えだ。(シンガポール 森浩)

666チバQ:2022/04/05(火) 19:23:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c750bc3277bc02c2cc690d8a176bb2b76d0ada8
パキスタン首相の命運、最高裁の判断次第-総選挙か不信任案採決か
4/5(火) 12:07配信

Bloomberg
(ブルームバーグ): パキスタンのカーン首相が3日に下院での不信任案可決を回避するため、議会解散の意向を示したことが異例の政治危機を招いている。アルビ大統領は直ちに下院を解散したものの、野党側は強く反発。最高裁判所に申し立てを行っており、最高裁の判断に注目が集まっている。

カーン首相がテレビ演説で、総選挙実施の意向を表明する前、与党メンバーが外国からの干渉を理由に不信任案の採決を取りやめた。採決後に政権を樹立する方向だった野党勢力のシャバズ・シャリフ氏は、パキスタン憲法は不信任案の審議中に議会を解散することを禁じているとして、カーン首相を反逆罪で訴追すべきだと主張している。

最高裁はカーン首相が目指す総選挙を認めるか、不信任案の採決を実施すべきかを今後判断する。不信任案が可決されれば、選出された首相が議会によって退陣を余儀なくされるのは初めて。

カーン首相はここ数カ月、外交政策や経済に関する問題への対応で、政権維持で協力が必要な軍ともあつれきが生じているようだった。米国から武器を調達することもかつては多かったパキスタン軍は、武器を巡り強まる中国依存からよりバランスの取れた外交政策を探る一方、カーン首相は中国とロシアに接近。同首相はロシアによるウクライナ侵攻の数時間後にプーチン大統領とも会談した。

カーン首相は不信任案の採決回避の動きを正当化するため、米国からの干渉を繰り返し非難。バイデン政権はこれを否定しており、首相留任となれば対米関係の修復はより難しくなり、パキスタンが中ロに一段と接近する可能性がある。また、外貨準備の下支えやインフレ抑制に必要な資金を巡る国際通貨基金(IMF)との協議にも疑念が生じる。

原題:Imran Khan Bets Pakistan Drama Will Help Him Return to Power (2)(抜粋)

(c)2022 Bloomberg L.P.

667チバQ:2022/04/06(水) 21:13:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8733547e7d6981930c6b8972fef3d455e768d8b0親中スリランカ、経済危機深刻化 対中債務が財政圧迫
4/6(水) 20:28配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】インド洋の島国スリランカが経済危機に陥り、国内の混乱が拡大している。物資不足や物価高に不満をためた市民が大統領官邸を襲撃する事件が発生した。対中債務が財政を圧迫する中、経済危機に対して中国とインドが支援を表明。シーレーン(海上交通路)の要衝スリランカをめぐる駆け引きが激しさを増している。

スリランカでは新型コロナウイルス禍で主要産業である観光業が大打撃を受けたことなどで、輸入代金の決済や対外債務支払いに使う外貨準備が減少した。ロイター通信によると、1月末時点の外貨準備高は約23億ドル(約2850億円)で、2年で7割減という異常事態に陥っている。

国内では特に燃料不足が深刻で、発電所の稼働が停滞し、3月31日には1日13時間の計画停電が行われた。ガソリンスタンド前の長蛇の列も常態化。3月上旬に最大都市コロンボで列に並んでいたプラディプさん(51)は「こんなことは内戦期(1983〜2009年)にもなかった。停電で冷房もかけられず、高齢者が続々と体調を崩している」と憤った。

国内ではゴタバヤ・ラジャパクサ大統領の政権運営に不満を抱く市民によるデモが相次ぐ。3月31日に暴徒化した市民が大統領官邸を襲撃した。事態の収束を図るため、ゴタバヤ氏と実兄のマヒンダ・ラジャパクサ首相を除く全閣僚が辞任。今月5日にはアリ・サブリ新財務相が就任からわずか1日で辞意を表明するなど、政界の混乱も拡大している。

苦境のスリランカに追い打ちを掛けるのが、財政を圧迫する対中債務だ。全対外債務に占める割合は1割程度だが、政府発表に計上されない「隠れた債務」が問題視されている。

スリランカは近年、ラジャパクサ一族の主導で中国の融資を積極的に受け入れ、高速道路などのインフラ整備を続けた。一方で、債務や金利の返済が拡大し、2017年には南部ハンバントタ港の運営権を中国側に99年間貸与する事態に陥った。それでもスリランカは中国傾斜をやめず、コロンボでは中国資本による大規模開発事業「コロンボ・ポートシティ」の建設が進む。債務膨張は確実な状況だ。

ゴタバヤ氏は今年1月に中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相と会談し、対中債務の支払いの条件緩和を求めた。経済危機に対し、中国は緊急融資や食料支援を決めたと報じられたが、債務の扱いは不明だ。

一方、近隣のインドも食料や医薬品の支援を決め、中国に対抗する構えを見せる。近年、中国接近が続いていたスリランカへの影響力拡大を狙っている。

スリランカの野党国会議員、ビジタ・ヘラス氏は産経新聞の取材に「ラジャパクサ一族は『戦略的に重要だ』と称して、中身を検討しないまま中国の事業を次々と推進してきた」と指摘。「経済危機に直面する中、政権は中国との密接な関係を見直すべきときだ」と語気を強めた。

668チバQ:2022/04/08(金) 15:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a5a9c6f6e964ba410c0f374f106cdbbbbdf70eb
パキスタン最高裁、下院解散は「違憲」 再び不信任案採決へ
4/8(金) 14:30配信

毎日新聞
最高裁の決定を聞き、喜ぶ野党の支持者ら=パキスタンのカラチで2022年4月7日、AP

 パキスタンの最高裁は7日、与党パキスタン正義運動(PTI)側によるカーン首相不信任決議案の採決阻止と、その後の下院解散を「違憲」と判断した。地元メディアが報じた。下院の解散は無効となり、9日に再び不信任案が採決される。

 不信任案は、野党勢力が3月、カーン氏の経済対策の失敗などを理由に下院に提出していた。賛成多数で可決される見通しだったが、カーン氏は野党勢力が外国と共謀して政権転覆を狙っていると主張。採決を阻止して議会の解散を求め、アルビ大統領が4月3日に下院を解散した。野党側はこれを「違憲」と訴え、最高裁に解散の無効を求めていた。【ニューデリー川上珠実】

669チバQ:2022/04/11(月) 21:54:57
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220410k0000m030055000c.html
パキスタン新首相11日にも選出 カーン首相失職、不信任案可決は初
2022/04/10 14:30毎日新聞

パキスタン新首相11日にも選出 カーン首相失職、不信任案可決は初

失職したパキスタンのカーン首相=イスラマバードで2021年6月、ロイター

(毎日新聞)

 パキスタン下院(定数342)は10日未明、野党が提出していたカーン首相に対する不信任決議案を賛成多数で可決した。カーン氏は失職し、下院暫定議長が11日にも新しい首相を選出する意向を示した。地元メディアによると、同国で首相に対する不信任案が可決されたのは初めて。

 不信任案は、野党勢力がカーン氏の経済対策の失敗などを理由に3月8日に下院に提出していた。カーン氏が率いてきた与党「パキスタン正義運動(PTI)」は下院第1党だが、連立政権の一角をなしてきた複数の少数政党が不信任案の支持を表明し、過半数ライン(172票)を上回る174票で可決された。

 カーン氏は不信任案について「野党勢力が外国と共謀して政権を転覆しようとしている」として支持者に抗議を呼びかけてきた。9日朝に不信任案を採決するための本会議が始まったが、与党側は別の議案の審議などに時間をかけて採決を遅らせ、可決は10日未明にずれこんだ。与党議員の大半は採決を欠席した。

 不信任案は当初、3日に採決される予定だったが、議事の進行に当たった与党所属の下院副議長が不信任案を却下すると表明。直後にカーン氏の求めに応じてアルビ大統領が下院を解散した。カーン氏は早期に総選挙を実施する方針を示したが、野党勢力は解散の無効などを求めて最高裁に提訴。最高裁が下院解散を「違憲」とし、不信任案を採決するよう命じていた。

 クリケットの元スター選手のカーン氏は、1996年にPTIを創設し、2018年の総選挙に勝利して首相に就任。就任時は軍の支持を受けたとされるが、近年は軍との関係が冷え込み、物価上昇に対する有権者の不満も高まっていた。【ニューデリー川上珠実】

670チバQ:2022/04/11(月) 21:56:08
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3399567.html
パキスタンのカーン首相失職、不信任案可決
2022/04/10 11:40AFPBB News

パキスタンのカーン首相失職、不信任案可決

パキスタンのイムラン・カーン首相(2021年12月19日撮影)。(c)Farooq NAEEM / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】パキスタン下院(定数342)は10日、イムラン・カーン首相に対する不信任決議案を賛成多数で可決した。カーン氏は失職した。不信任決議での首相失職は同国では初めて。

 新首相の選定は11日に行われる。最大野党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」のシャバズ・シャリフ総裁が選ばれる公算が大きい。

 不信任案提出に対抗し、カーン氏は下院を解散し選挙の実施を呼び掛けたが、最高裁判所が先週、違憲と判断。下院の再招集と不信任案の採決を命じた。

 採決では、連立与党のパートナーやカーン氏率いる「パキスタン正義運動」の一部が造反し、決議案可決に必要な172票を超える174票が賛成に回った。カーン氏に忠実な下院議長は採決直前に辞任。カーン氏は欠席した。

 カーン氏は、米国の中東政策に反対する自分に対し、PML-Nと「パキスタン人民党」が組んで米国と共謀し「政権交代」を画策したと主張している。カーン政権は物価高騰や通貨下落、過剰債務への対処に苦慮していた。 【翻訳編集】AFPBB News

671チバQ:2022/04/12(火) 20:07:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220412k0000m030237000c.html
パキスタン新首相のシャリフ氏 資産家一族出身で兄も元首相
2022/04/12 19:36毎日新聞

パキスタン新首相のシャリフ氏 資産家一族出身で兄も元首相

シャバズ・シャリフ氏=イスラマバードで2022年4月7日、AP

(毎日新聞)

 パキスタン下院(定数342)は11日、「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」党首のシャバズ・シャリフ氏を新首相に選出した。

 「沈みゆく船を救うためには、ともに協力して努力しないといけない」。11日に下院で新首相に選出されたシャリフ氏は、議場に残った議員らを前に険しい表情で語りかけた。カーン前首相が率いてきた下院第1党のパキスタン正義運動(PTI)所属議員たちは直前の首相指名選挙をボイコットしており、新政権は厳しい船出となった。

 東部パンジャブ州の州都ラホールで、鉄鋼企業を経営する資産家の一族に生まれた。兄は3度にわたって首相を務めたナワズ・シャリフ氏(72)。地元の大学を卒業後、州議員などを経て州首相に就任した。

 しかし、1999年にクーデターが起き、2度目の首相在任中だった兄とともに収監されてサウジアラビアに追放された。その後、2007年に帰国し、翌年にパンジャブ州首相の座に就いたが、同じく首相に返り咲いた兄が所得隠しなどの疑いで失職。兄の後継候補として18年の総選挙に挑戦したが、PTIに敗れ、野党勢力を率いてきた。

 「兄がカリスマ的な人気を誇ったのに対し、弟は華やかさはないが実直に仕事をこなす行政マンのようなタイプ」(パキスタンのジャーナリスト)。パンジャブ州首相時代は、中国がパキスタンで進める「一帯一路」の一環となるインフラ事業に取り組み、地元メディアによると、事業推進の速さは「パンジャブスピード」と称賛されたという。

 また、「反軍」の姿勢を隠さなかった兄に対し、軍部とも良好な関係を築いてきたことで知られている。

 詩が好きなことで有名で、お気に入りは47年のパキスタン独立後に労働者階級を中心に流行した詩。<目的地にたどり着く意志があれば、どこにでもたどり着ける 母なる大地が先に進むことを許してくれる限り、私は必ず泉を掘り当てることができる>という一節を、これまでも演説で引用してきた。

 パキスタンでは、物価上昇などで深刻化する経済危機に加え、対米、対印関係の改善など課題が山積している。混乱する政局を安定に導けるのか注目される。【ニューデリー川上珠実】

672チバQ:2022/04/12(火) 20:14:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220412k0000m030195000c.html
パキスタン新首相にシャリフ氏 失職前首相と一転、米と友好路線か
2022/04/12 18:17毎日新聞

パキスタン新首相にシャリフ氏 失職前首相と一転、米と友好路線か

シャバズ・シャリフ氏=イスラマバードで2022年4月7日、ロイター

(毎日新聞)

 パキスタン下院(定数342)は10日、野党が提出していたカーン首相に対する不信任決議案を賛成多数で可決し、カーン氏は失職した。地元メディアによると、同国で首相に対する不信任案が可決されたのは初めて。下院は11日、「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」党首のシャバズ・シャリフ氏を新首相に選出した。

 今回の不信任案を中心となって推進したシャリフ氏は、東部パンジャブ州の州都ラホールで鉄鋼業を営む裕福な一族に生まれた。ナワズ・シャリフ元首相の弟。カーン氏に米国への批判的な発言が目立ったのに対し、シャリフ氏は良好な対米関係を築く意向を示している。2018年までパンジャブ州首相を務め中国主導の巨大経済圏「一帯一路」の一環「中国パキスタン経済回廊」(CPEC)のインフラ事業を推進した。

 ロシアによるウクライナ侵攻などを受けて物価上昇が深刻化しており、新政権も引き続き経済危機への対応に追われる。カーン政権下では、政界に影響力がある軍との関係悪化が指摘されていた。シャリフ氏が今後、軍と協調して政権運営を安定させられるかも大きな課題だ。

 不信任案は、カーン氏の経済対策の失敗などを理由にPML―Nを中心とする勢力が3月に下院に提出した。カーン氏が率いるパキスタン正義運動(PTI)と共に連立政権の一角をなしてきた複数の少数政党が造反し、不信任案への賛成を表明。不信任案は過半数ライン(172票)をわずかに上回る174票で可決された。PTIは11日の首相指名選挙をボイコットして所属議員の一斉辞任を表明し、シャリフ氏が選出された。【ニューデリー川上珠実】

673チバQ:2022/04/12(火) 21:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4c2206bdc9e42dd90526fb43e4d7c5d7c67bef5
スリランカ、デフォルトの懸念強まる 対外債務返済を一時停止
4/12(火) 19:51配信

時事通信
 【ニューデリー時事】経済危機に直面するスリランカ政府は12日、対外債務の返済を一時停止すると発表した。

 デフォルト(債務不履行)回避が目的だとしている。国際通貨基金(IMF)の支援を受け、債務の再編を目指す方針だが、デフォルトの懸念は一段と強まっている。

 スリランカでは、新型コロナウイルスの影響で基幹産業の観光業が打撃を受けた上、ロシアのウクライナ侵攻で通貨安に拍車が掛かり、外貨準備が減少。ロイター通信によると、3月末時点の外貨準備高約19億3000万ドル(約2400億円)に対し、今年支払うべき対外債務は2倍以上の約40億ドルに上る。

674チバQ:2022/04/17(日) 18:09:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041600228&amp;g=int
「債務のわな」影響あらわに デフォルト危機、首相不信任―スリランカ・パキスタン
2022年04月17日07時09分

 【ニューデリー時事】インフラ整備などをめぐる多大な対中債務を抱えるスリランカとパキスタンが政情不安に直面している。借金返済で外貨が不足した上、ロシアのウクライナ侵攻に前後し、自国通貨安や原油高で国民生活が圧迫されたためだ。途上国に債務を負わせ、支配を強める「債務のわな」と呼ばれる中国外交の影響が浮き彫りになった形だ。

 ◇迫る返済期限
 スリランカ政府は12日、債務不履行(デフォルト)を回避するため、対外債務返済を一時停止すると発表した。声明では国際通貨基金(IMF)の支援による計画に沿って「債務再編」を目指すための暫定措置と強調した。
 ただ、米ブルームバーグ通信によると、次の返済期限は18日に迫っている。期限後に若干の猶予期間はあるとみられているが、デフォルト回避へ事態は切迫している。
 外貨不足で燃料や食料などの輸入は滞り、物価高騰が止まらず、3月の物価上昇率は前年同月比18.7%に達した。
 3月末ごろから、ラジャパクサ大統領の辞任を求めるデモが全土で続き、政府は一時、非常事態を宣言。大統領と首相以外の閣僚、中央銀行総裁が辞任したが、事態収拾の気配はない。
 一方、対外債務返済に窮し、2019年からIMFの支援を受けているパキスタンでは今月10日、下院でカーン首相の不信任決議案が可決され、失職した。IMFによる財政再建支援を受けると、歳入確保のための徴税強化や補助金削減は避けられない。ウクライナ問題に伴う経済危機に直面したカーン政権は対策を打つ余地がなく、国民の不満が高まり、与党連合の一部も不信任に回った。
 ◇「隠れ債務」も
 IMFによると、パキスタンの昨年4月時点の対中債務は、対外債務全体の27.4%に上る。スリランカ政府が公表している中国への債務は対外債務の約1割で日本とほぼ同程度だが、「公表されているのは中国政府への債務のみで、中国国営企業からの借金は含まれていない」(元スリランカ駐在外交筋)という見方が根強い。
 また、対中債務は他の外国や国際機関に比べ、高利・短期間での返済を要求される特徴があるとされ、返済の行き詰まりを招きやすい。例えば、スリランカが17年、債務返済に窮し、中国国営企業に99年間租借させることを決めた南部ハンバントータ港の整備事業では6%を超える金利が設定されたとみられている。同港は建設後の利用が少なく、債務返済が滞る原因となった。

675とはずがたり:2022/04/19(火) 14:15:15


全然関心なかったけどこんなんだったようだ。

化学肥料一辺倒は危険だし,普段からのバランスが重要のようだ。

https://twitter.com/Haru102i/status/1513781161616900099
みはる??????
@Haru102i
失敗国家ポイントが高すぎるスリランカwww
ルピーは暴落し、経済は崩壊、デフォルトへ。
政府は1年前、『オーガニック農業革命!』を目指して化学肥料・農薬・除草剤の輸入を即時禁止。
当然、作物の生産量は激減、品質も低下。
食糧危機が発生し大規模な暴動が起きた。

https://twitter.com/Haru102i/status/1514035555415519232
みはる??????
@Haru102i
一応補足。
背景として、スリランカでは化学肥料の使い過ぎで土壌の質が低下していた。
同じ面積から取れるコメの量は日本の半分程度。

とはいえ、『移行期間ゼロで即時禁止!』というのは過激だった。
結局半年程度で段階的に規制緩和されたものの、もはや手遅れである。



スリランカ、100%有機農業計画を中断 紅茶生産への打撃受け
https://www.afpbb.com/articles/-/3371622
2021年10月19日 20:50 発信地:コロンボ/スリランカ [ スリランカ アジア・オセアニア ]
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スリランカ、100%有機農業計画を中断 紅茶生産への打撃受け? ?

【10月19日 AFP】スリランカは19日、世界で初めて国内の農業をすべて有機生産にするという野心的な計画を一時中断し、化学肥料の輸入禁止を解除した。

 ゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)大統領は今年5月、自国で100%有機農業を目指すとの方針を示し、化学肥料の輸入を全面的に禁止していた。


 ラメシュ・パティラナ(Ramesh Pathirana)プランテーション相は19日、最大都市コロンボ(Colombo)で記者会見し、今回の方針転換について、年間輸出額が13億ドル(約1480億円)に上るセイロン紅茶の生産者を救うためだと説明した。

 パティラナ氏は「工場で生産された紅茶の品質が落ちたという事実を考慮し、政府は(化学肥料の)硫酸アンモニウムの輸入を決めた」と述べた。

 同氏は、国内の農業が必要とする量の有機肥料が生産できるようになるまで、化学肥料の輸入を継続するとしている。

 ラジャパクサ大統領の先の方針を受け、茶園主をはじめ農家は怒りの声を上げ、有機肥料の不足や収穫量の減少に伴う悪影響を警告していた。

 パティラナ氏と共に会見に臨んだ政府報道官は、ラジャパクサ政権は「融通が利かない政府」ではなく、「われわれは国民の要求に敏感だ」と述べた。(c)AFP

676とはずがたり:2022/04/19(火) 18:10:12
停電10時間超 スリランカ経済危機の実態
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220418/k10013586881000.html
2022年4月18日 16時24分

30度近い熱帯夜でも扇風機は動かない。真っ暗な職場で明かりはスマホのライトだけ。5日並んでもガソリンが買えないー。これがエネルギー危機と経済の大混乱に陥る国・スリランカで起きている現実だ。
現地での取材で見えたのは、自分が暮らす国を「沈む船」と呼ぶほど追い詰められた市民の暮らしだった。
(アジア総局記者 影圭太)

紅茶で石油を買う国
…3月上旬、スリランカの空港に到着し、携帯電話用に現地のSIMカードを買った時だった。

料金をドルで支払ってほしいと言われたのに、おつりとして返ってきたのは現地通貨スリランカルピーの紙幣。

…この国の経済が抱える大きな問題を実感した。急激な外貨の不足だ。

紅茶と観光で知られる南アジアの島国スリランカ。

経済が普通ではない状態になっていると感じたのは去年12月だった。

「特産の紅茶を渡すことで、石油の購入代金の支払いに充てると合意した」

イランとの間で事実上の物々交換を認めるという、異例の発表。…

調べてみると、去年末時点での外貨準備の残高は27億ドルあまりで、1年間で46%減少とほぼ半減していた。

1か月分の輸入に充てられるほどしか外貨が残っていないとみられている。

経済規模は違うが日本の去年末時点の外貨準備の残高は1兆4000億ドルあまりなので、その500分の1程度しかない。

スリランカは以前からエネルギーや食料品の多くを輸入する一方、柱となる輸出品が少なく、国際的な経済取り引きを示す経常収支は赤字が続いていた。

外貨を得る手段として外国人観光客に頼る状況になっていたが、そこにコロナ禍が直撃。

去年1年間の外国人旅行者はピーク時の10分の1以下になり、外貨が急激に減ったのだ。

油がない! ガスもない!
大きな影響が出たのがエネルギーだ。

発電用や燃料用として海外から石油を輸入しているが、外貨不足によって支払いが通常どおりにできなくなった。
最大都市コロンボで取材を始めて目にしたのは、給油所に並ぶ車や人の長蛇の列だ。

街なかのいたるところで、数十台の車が列を作っている。…

ガスの輸入も滞っている。

コロンボにあるパン販売店では、オーブンを動かすためのガスが確保できなくなり、休業を強いられている。

オーナーによると、調理用のガスの価格はふだんの3倍以上になったと言う。
ガスが足りなくなったことで国内で1000店以上のパン店が休業したと、現地では伝えられていた。…

職場は真っ暗闇に
暮らしに欠かせない発電にも深刻な影響が及んでいる。

燃料が足りず、政府は2月下旬から計画停電の実施に踏み切った。

当初は最長で1日7時間半の停電だったが、3月下旬以降さらに悪化し、1日10時間を超えるまでになっている。

電気が止まる時間帯は前日の夕方に地域ごとに発表されるが、そのとおりに始まることはほとんどなく、住民をいらだたせていた。…

677とはずがたり:2022/04/19(火) 18:10:29
>>676
動画や広告の制作を行う会社では、パソコンを使った作業中に停電が始まった。

部屋の電気が消え、スタジオを兼ねた窓がないオフィスの部屋は真っ暗になってしまった。

データを守るための給電装置がついた1台のパソコンの画面だけが光を放っている。

急いでデータを保存しパソコンの電源を切ると、暗闇が部屋全体を覆う。

この会社は設立したばかりなのに、停電で納期が守れないおそれがあるため新たな仕事を請け負うことができないと言う。…

1か月で50%の通貨安に
経済の混乱は通貨安にも波及し、通貨スリランカルピーが急落している。

3月上旬に1ドル=200ルピー前後だったのが、4月上旬には1ドル=300ルピーとなり、1か月で50%もの価格下落に直面している。

コロンボの土産物店では「ドルで支払ってくれれば特別価格に値引きする」と声をかけられた。

三輪タクシーのドライバーは「日本円で払ってくれてもいい」と言いだす状況になっていた。

通貨の価値は信用で成り立っていると言われるが、国民からの信用も揺らいでいる通貨は、すさまじい速さで売られ続けている。

外貨不足に品不足、そこに通貨安が加わったことでインフレが加速し、2月の消費者物価の上昇率は17.5%に達した。

3月以降はさらに上昇するとみられている。

“沈む船”には乗り続けられない
経済の大混乱の犠牲になっているのは、そこに暮らす市民だ。

特産の紅茶の農園を経営する男性は、家計を支えるため中東に働きに出ようとしていると明かした。

いまの経済状況では、母国を抜け出すしか生きる道はないと言う。

急激なインフレによって茶葉を作るほど赤字が膨らむ状態になっているためだ。

特に影響が大きいのが栽培に欠かせない肥料の値上がりで、輸入品の肥料の価格は1年前と比べておよそ5倍に高騰しているという。

男性は新たに購入した農地ではもう茶葉を栽培することをあきらめ、放置したままにしている。

残ったのはローンと植えるはずだった苗木だけ。…

いま首都にある出入国管理局には、国外に働きに出ようとパスポートを求める人で長蛇の列ができている。

敷地の外にまで人が並んでいるのを見れば、経済の混乱が多くの市民から最低限の暮らしさえ奪っているのかがわかる。…

国際社会の課題にも
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を背景に世界的なインフレ圧力が高まっていることで、状況はさらに悪化することが懸念されている。

4月12日になって政府は公的債務の一部の返済を停止し、IMF=国際通貨基金に対し経済回復に向けた計画の策定と資金支援を求めていることを明らかにした。

スリランカには中国がインフラ建設への融資などを通して関与を強めていて、今回も債務の返済条件の見直しなどを打診している。

中国がこの機会にさらに影響力を増し、「債務のわな」と言われる状況が一段と深まることへの懸念も根強い。

今後、どこがどのようにスリランカを支援するのか、国際社会の課題となっている。

アジア総局 記者
影圭太
2005年入局 経済部で金融や財政の取材を担当しおととし夏からアジア総局

678とはずがたり:2022/04/22(金) 07:30:02
2022年4月10日8:10 午前11日前更新
アングル:ロシア富豪の豪華ヨット、制裁逃れてモルディブへ
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-maldives-idJPKCN2M00PT?utm_source=rcom&amp;utm_medium=jpranking
ロイター編集

3 分で読む

[マレ(モルディブ) 7日 ロイター] - 3月9日、石炭と肥料の生産で巨額の富を築いたアンドレイ・メルニチェンコ氏の名が、欧州連合(EU)による制裁対象者のリストに載った。翌日、同氏のスーパーヨット「モーターヨットA」がモルディブ領海で位置情報の発信を停止した。
 石炭と肥料の生産で巨額の富を築いたアンドレイ・メルニチェンコ氏の名が、3月9日にEUによる制裁対象者のリストに載った。翌日、同氏のスーパーヨット「モーターヨットA」がモルディブ領海で位置情報の発信を停止した。写真は2017年5月にモナコで撮影した、同氏所有のモーターヨットA(2022年 ロイター/Stefano Rellandini)

その4日後、イタリアでは当局がメルニチェンコ氏の別の船舶を差し押さえた。世界最大の帆走ヨットであり、イタリアの金融監督当局は、5億7800万ドル(約716億円)相当と推定している。

当局が船舶の位置追跡に使っている機器の電源を切れば、監視の目から逃れやすくなる。

だがモルディブでは、制裁対象であるロシア新興財閥(オリガルヒ)の資産に対して何らかのアクションが起こされる可能性は、いずれにせよ低い。モルディブ政府閣僚や外交官、スーパーヨット関連産業の専門家など、ロシア系資産に対する米国と欧州の制裁への対応をめぐる同国内の議論に詳しい10数人へのインタビューから明らかになった。

2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻への対応として西側諸国が一部のオリガルヒに対して制裁を科して以来、インドの南西に位置する島しょ国モルディブには、ロシア系のヨットが6隻来航。メルニチェンコ氏のヨットもそのうちの1隻だ。局が制裁に慎重なアプローチをとっているため、ヨットを所有するロシアのオリガルヒにとってモルディブは魅力的な避難先として浮上している。

船舶追跡サイト「マリントラフィック」によれば、6隻のうち3隻は現在位置をはっきりと示さず、申告されていた行き先を変更するか国際水域に入っている。

モルディブのフセイン・シャミーム主任検察官はインタビューに対し、同国の法制はそこまで厳格ではなく、ヨットの差し押さえは「現実離れ」している、と話す。国内法のもとで犯罪が生じていない限り、モルディブに来航する船舶を当局が簡単に差し押さえる訳にはいかない、というのが同氏の説明だ。

メルニチェンコ氏の広報担当者は先月のロイターの取材に対し、同氏は制裁に異議を唱えるだろうと語り、同氏のプーチン政権とのつながりはまったくないとも付け加えた。

建造企業が公開した写真を見ると、全長119メートルの「モーターヨットA」はクリスタル製の家具や3つのプールを備えており、ヨット専門誌によれば評価額は3億ドル。メルニチェンコ氏の妻は、内装デザインには自身も関与したと発言している。

メルニチェンコ氏の広報担当者は2017年、BBCへの声明で、この帆走ヨットが同氏の所有であることを認めている。どちらもフランスの有名なデザイナー、フィリップ・スタルク氏のスタイリングによるものだ。

679チバQ:2022/04/25(月) 15:25:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/032e11c635ca7c58cdcd9296155b1e125d3c8cd4
スリランカ首相宅にデモ隊数千人 経済危機で政府指導部の辞任要求
4/25(月) 14:12配信

時事通信
24日、スリランカ最大都市コロンボで、マヒンダ・ラジャパクサ首相の自宅周辺に集まったデモ隊(AFP時事)

 【コロンボAFP時事】スリランカ最大都市コロンボで24日、マヒンダ・ラジャパクサ首相の自宅に数千人の学生らが押し寄せ、辞任を要求した。

 同国では過去2週間以上にわたり、同首相と弟のゴタバヤ・ラジャパクサ大統領率いる政府が経済危機をもたらしたと批判するデモが頻発し、混乱が続いている。

 警察は各所にバリケードを設置してデモ封じ込めを図ったが、デモ隊は首相宅のフェンスをよじ登るなどして抵抗。学生リーダーの一人は「道路は封鎖できても、すべての政府(指導部)が去らない限り、われわれの戦いは終わらない」と気勢を上げた。

 警察によれば、デモ当時、首相は建物内におらず、参加者らは引き揚げた。

680とはずがたり:2022/04/25(月) 17:31:57
スリランカ結構深刻なので紅茶単一経済打破の為に先日インドネシアが輸出禁止したアブラヤシでも転作できないのか調べてみたら数年前に生産禁止してたw

有機農法強制含め色々行き当たりばったりな政策打っての今の惨状っぽい

https://fairwood.jp/palmoil/758/
Daily FT:スリランカでパームオイル禁止措置ー影響はどこに及ぶ?
2021.04.21
数日前、スリランカ大統領はパーム生産者に対し、アブラヤシを段階的にゴムに 切り替えるよう命じた。さらに、主にマレーシアから輸入しているパームオイル の輸入も禁止した。こうした措置はスリランカでは前例がない。政府の突然の措 置に対して、パームオイルに深く依存している菓子業界等では工場閉鎖を危惧す る声があがっている。政府のねらいはパームオイルのプランテーションと消費を 減らしていくことにあるが、スリランカの主要な輸出品で約40万haで栽培されて いるココヤシのプランテーション開発は鳥類マリアンヌ・ホワイトアイの絶滅に 寄与したとされていることもあり、パームに比べてココヤシがサステナブルとす るのには疑問が残る。20万トンの輸入パーム油を、ココナッツ油の国内調達に切 り替えると新たに20万haの土地が必要となる。アブラヤシの方が、土地生産性が 4倍高いため、パーム油の国内調達への切り替えた場合は、必要となる土地は5 万haである。

681チバQ:2022/05/05(木) 18:18:45
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-220502X529.html
ガンジー家、落日の様相=選挙大敗で要職辞任の観測も―インド
2022/05/02 16:02時事通信

 【ニューデリー時事】インドで初代首相ネールらを輩出し、最大野党・国民会議派の精神的支柱となってきた名門ネール・ガンジー家が往年の勢いを失っている。2019年の総選挙で与党インド人民党(BJP)に大敗を喫し、その後の主要地方選でも連敗。一族が党要職を辞任する可能性も伝えられ、落日の様相を呈している。

 14、19両年の総選挙でBJPに敗れた会議派は、今年2〜3月に実施された主要5州の議会選で全敗した。人口2億人を上回る北部の最大州、ウッタルプラデシュ州をBJPに押さえられたほか、州議会与党だったパンジャブ州では、地方政党・庶民党に議席の過半数を奪われた。

 選挙結果を総括した3月の会議派作業部会の前には、ソニア・ガンジー暫定総裁や、長男で前総裁のラフル・ガンジー党青年部議長とその妹が党要職を辞任する可能性が報じられた。ネール・ガンジー家の党運営への不満が背景にあるとみられている。

 地元誌インディア・トゥデーによると、ソニア氏は3月の会議で、党勢回復のためなら「いかなる犠牲も払う用意がある」と辞任の覚悟を語った。結局、会議では辞任要求の動きは表面化しなかったが、一族に対する不満はくすぶり続けているもようだ。

 外交筋は「会議派はネール・ガンジー家という『選挙の顔』抜きで戦えない」と指摘する。一方、19年の総選挙ではラフル氏の指導力欠如が露呈し、名門の威光に頼った選挙戦略の限界も明らかになっている。国立ネール大のハルバンズ・ムキア元教授は、2日の地元紙ヒンズーへの寄稿で「会議派には、末端の支持者の声をすぐに党幹部に届けられるような真の党改革が求められている」と指摘した。

682とはずがたり:2022/05/20(金) 10:14:08
ウクライナ戦争で注目、インドの戦略とは?日本人が知らない“手の内”を読み解く3つの理論
佐々木れな『国際問題:リアルとセオリーの結節点』#3
2022年05月14日 06:00
https://sakisiru.jp/27441
佐々木 れな
ジョージタウン大学外交政策学修士課程在学

インドは、1947年の独立以来、国際社会で積極的な役割を果たすことを目指してきた。冷戦期はソ連とソビエト・インド友好協力条約を結んだが、ソ連崩壊後ロシアとの二国間関係は防衛協力と限定的な経済関係に縮小しつつある。冷戦後、インドは複数の大国と緊密な連携を図りながら、「戦略的自律性」を追求した。

インドの脅威は、中国とパキスタンである。特にインドは台頭する中国からの安全保障上の脅威に直面している。そのため、インドは日米豪印戦略対話(Quad)に参加し、アメリカと複数の安全保障協定を締結した。また、インドは東南アジア諸国連合(ASEAN)と連携し、「アクト・イースト」政策を強力に推進してきた。

インドのジャイシャンカル外務大臣はその著書『インド流:変動する世界への戦略(The India Way: Strategies for an Uncertain World)』で、インドの戦略を「アメリカを関与させ、中国を管理し、ヨーロッパを開拓し、ロシアを安心させ、日本を巻き込む」こととしている。これは「同盟を避ける」、「多極化した世界に内在する対立を利用する」、「その結果生じる矛盾を受け入れる」という3つの原則によって形成されている。

ウクライナ戦争におけるインドの立ち位置
インドは、ロシア・ウクライナ戦争で非常に曖昧な立場を取り、その態度に西側諸国は不満を募らせている。インドは、国連のロシアのウクライナ侵略を非難する決議案で相次いで棄権し、ロシアへの公式な批判を避けている。

インドにとって今回の戦争は非常に危うい状況であり、ウクライナに対してどのような行動を取るにしても大きなリスクが伴う。ロシアを批判すれば、歴史的に重要な友好国を失い、中国とロシアが更に接近するおそれがある。

683チバQ:2022/05/28(土) 21:03:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022052700705&amp;g=int
新政権、前途多難 前首相派デモ、重い対中債務―パキスタン
2022年05月27日20時32分

26日、イスラマバートで、デモ行進するパキスタンのカーン前首相支持者ら(AFP時事)
26日、イスラマバートで、デモ行進するパキスタンのカーン前首相支持者ら(AFP時事)

支持者に手を振るパキスタンのカーン前首相(中央)=25日、イスラマバード近郊(EPA時事)
パキスタンのビラワル・ブット外相=2月27日、南部カラチ(EPA時事)
パキスタンのシャリフ首相=4月13日、南部カラチ(EPA時事)

 経済危機を背景に4月にカーン首相の不信任案が可決され、シャリフ新首相への政権交代が起きたパキスタンで、再び政治をめぐる混乱が深刻化している。シャリフ氏がパキスタンの積年の問題である経済の中国依存にあえぐ中、失職後も影響力維持を狙うカーン氏が今月下旬に入り、数万人規模の反政府デモを敢行。新政権は揺さぶりをかけられ、多難な船出となっている。

 AFP通信は、中国との関係について「ヒマラヤよりも高く、大海より深く、蜂蜜より甘い」と形容するパキスタンの政治家の発言を紹介している。宿敵インドとの対立から、いかなる政権であっても、中国との「蜜月」維持は最優先の課題だ。
 国際通貨基金(IMF)によると、パキスタンの対中債務は184億ドル(約2兆3000億円)。両国を結ぶ「中パ経済回廊(CPEC)」計画でも数百億ドル(数兆円)規模の交通、エネルギー、インフラ事業が予定されている。
 故ベナジル・ブット元首相の息子であるビラワル・ブット外相は21、22の両日、就任後初めて中国を訪問し、王毅外相と会談した。対中債務の扱いなども協議したとみられる。
 AFPによると、こうした中で、カーン前首相は26日、首都イスラマバードで大規模な反政府デモを行って動員力を誇示した。「6日以内に総選挙実施について表明することを要求する。議会を解散し6月に選挙をすべきだ」と演説し、政府に圧力をかけた。
 これに対し、シャリフ首相は「選挙実施を決めるのはわれわれだ。われわれを脅そうとするなら間違いだ」と反論。対決姿勢を示している。
 デモは首都にとどまらず、南部カラチや東部ラホールをはじめ各地で相次いだ。道路を封鎖するなどしたデモ隊に警察は催涙弾で応戦。カーン前首相の支持者1700人以上が拘束された。地元の人権団体は「法執行機関(警察)の横暴を深く懸念する」と批判した。
 パキスタンでは強大な軍の意向が政治を左右すると言われる。2018年に「汚職」や「縁故主義」の打破を掲げてカーン氏が首相に就任した際は、裏で軍の支援を受けていたとみられた。
 しかし、その後、カーン氏は軍との不和がささやかれるようになり、これが4月の下野につながったと報じられた。シャリフ首相は、軍に配慮しながら経済を立て直す手腕が問われている。

684チバQ:2022/07/07(木) 08:19:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d67ab84db579e4652a9d4ebac9f7bb6fd6193e5
スリランカが「破産」宣言 燃料不足、危機長期化
7/6(水) 18:21配信
時事通信
5日、コロンボで経済危機に抗議する人々(EPA時事)

 【ニューデリー時事】経済危機に直面しているスリランカのウィクラマシンハ首相は5日、議会で演説し、国の「破産」を宣言した。


 危機的状況は来年も続く見通しで、混乱の長期化は必至。ガソリンなどの燃料が極度に不足しており、AFP通信によると、給油所で自動車に乗って数日間列に並んでいた60歳の男性が車内で死亡しているのが5日見つかった。

 首相は議会で、金融支援獲得に向けた国際通貨基金(IMF)との交渉について説明。地元紙デーリー・ミラー(電子版)によると、「過去には発展途上国として(IMFと)協議してきたが、今は破産国家として協議しているため、交渉はより困難で複雑になる」と述べた。年末にインフレ率が60%に達するとの見通しを示し、「2023年も困難に直面するはずだ。これは真実であり現実だ」と強調した。

685チバQ:2022/07/07(木) 20:29:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/04279644c5ae5c5b966fec51926612bb981de00c
料理はまきで…経済危機のスリランカ
7/7(木) 15:19配信

AFP=時事
スリランカ・コロンボのホテルで、まきで調理をする女性(2022年3月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】かつては比較的豊かだったスリランカでは現在、医薬品やガスなどあらゆる物が不足している。そのような中、ガスではなくまきや炭での調理に戻る人が増えている。


 まきや炭への移行は今年初め、全国でガス爆発事故が相次いだことがきっかけとなった。ガス会社がコスト削減でプロパンの比率を引き上げたため、圧力が危険なレベルにまで上昇し、1000件以上の爆発事故が発生。少なくとも7人が死亡、数百人が負傷した。

 現在はガスの供給が滞り、ガスがあったとしても手が届かないほどの値段になっている。

 政府には外貨がなく、ガソリンや軽油、灯油に加え、火力発電用の燃料も輸入できず、長時間にわたり停電を行っている。

 レストランを経営するM・G・カルナワティ(M.G. Karunawathi)さん(67)も、まきを使い始めた。煙を吸ってしまうが他に選択肢はないとAFPに語った。「まきを手に入れるのも難しくなっている。価格も高騰している」

 かつてスリランカの1人当たりの国内総生産(GDP)はフィリピンと同程度で、隣国インドがうらやむような生活水準を誇っていた。

 だが、経済政策の失敗に加え新型コロナウイルスの流行により貴重な収入源だった観光業が大打撃を受け、輸入品の支払いに充てる外貨が底をついた。

 ラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)首相は先月5日、議会で「2023年も困難な状況に直面するだろう」と述べた。

 インフレも深刻だ。国連(UN)は人口約2200万人の約8割が十分な食料を買うお金がなく、食事を抜かなければならない状況にあると推定している。

 経済危機以前、コロンボ(Colombo)のほぼ全ての家庭がガスコンロを使っていた。

 まき販売業を営むセリア・ラジャ(Selliah Raja)さん(60)の商売は、いまだかつてないほど盛況だ。

「以前はまきオーブンを使う顧客はレストラン1軒しかいなかった。今で需要が多すぎて追いつかない」とAFPに語った。

 ラジャさんが木を買っている地元の業者は、需要の急増と輸送費の高騰のため、値段を倍に引き上げたという。

 サムパス・トゥシャーラ(Sampath Thushara)さんは、茶葉と天然ゴムの生産が盛んな南部の村ネヒナ(Nehinna)で伐採業を営んでいる。「これまでは、生産できなくなったゴムの木を切るために、地主が私たちに金を払っていた」「今では、木を手に入れるために私たちが金を払っている」と話した。

 実業家のリヤド・イスマイル(Riyad Ismail)さんは、2008年に発明した七輪の売り上げが急増したと話す。イスマイルさんの七輪は、ココナツ炭を使うもので、バッテリー駆動のファンで空気を送り込む。従来の七輪に比べ煙やすすが抑えられている。

 高級ラインの「イージーストーブ(Ezstove)」と一般向けの「ジャナリパ(Jana Lipa)」の販売価格はそれぞれ約50ドル(約6800円)と約20ドル(約2700円)。あまりの人気に順番待ちになっている。

 今ではコピー商品も出回っていると、イスマイルさんは話した。 【翻訳編集】 AFPBB News

686チバQ:2022/07/08(金) 14:40:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3d486188fed1518568e3cfb31a72e70b98b31fe
ウィクラマシンハ氏が再度スリランカ首相に
5/13(金) 9:39配信


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AP通信
写真: Eranga Jayawardena/AP/アフロ

スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領は12日、ラニル・ウィクラマシンハ氏を新首相に指名した。
 物価の高騰や停電をめぐってデモが激化している同国では、ラジャパクサ大統領の兄でもあるマヒンダ・ラジャパクサ首相が辞任。後任に過去5度にわたり首相を務めたウィクラマシンハ氏が選ばれ、新しい内閣を組閣する。

(スリランカ、コロンボ、5月12日撮影 Eranga Jayawardena/AP/アフロ)

687チバQ:2022/07/10(日) 20:53:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/49e8b29c036db56d4e01763a54b5018cb397c127
ラジャパクサ大統領辞任へ デモ隊公邸占拠、首相も辞意 経済危機に国民怒り・スリランカ
7/10(日) 2:26配信

時事通信
スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領=2021年9月、ニューヨーク(EPA時事)

 【ニューデリー時事】経済危機に直面しているスリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が13日に辞任する意向を固めた。


 地元メディアなどが議会議長の話として9日、伝えた。ラジャパクサ氏の辞任を求めるデモ隊が同日、最大都市コロンボの大統領公邸を占拠。同氏はデモ開始前に公邸から避難していた。

 事態を受け、複数の政党からの勧告を受け入れる形でウィクラマシンハ首相も辞意を表明。外貨不足で生活必需品の輸入が滞り、日々の生活に苦しむ国民の怒りが政権を打倒した形となった。

 ロイター通信によると、議長は「13日での辞任は、権限を平和裏に移譲することを確実にするためだ」とし、「国民には法律の順守と平和の維持を求める」と述べた。

 地元紙デーリー・ミラー(電子版)によれば、ラジャパクサ氏の辞任後は議会が新たな大統領を選ぶ間、議長が一時的に大統領に就く見込み。

 9日、大統領公邸の周辺を数万人のデモ隊が取り囲み、内部になだれ込んだ。現地からの動画ではデモ隊が邸内のプールで泳いだりキッチンで食料をあさったりする様子も撮影されていた。ロイター通信は警官を含め約40人が負傷したと伝えている。

 スリランカでは3月中旬ごろから抗議デモが頻発。5月にはデモ隊と政権支持者らが衝突し、死者も出た。大統領の兄で、政権の最高実力者と目されていたマヒンダ・ラジャパクサ氏は同月首相を辞任した。経済危機克服を目指し後任の首相となったウィクラマシンハ氏は今月5日、国の「破産」を宣言した。

688チバQ:2022/07/10(日) 21:04:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fec59db95fb9f9595628a30615f8990e0dfb9a8
スリランカ大統領辞意表明 経済危機で混乱広がる
7/10(日) 16:10配信


産経新聞
【シンガポール=森浩】経済危機に陥っているスリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が9日夜、辞任する意向を固めた。地元メディアが報じた。13日に辞任する見通し。9日に大統領辞任を求める大規模抗議デモが続き、群衆が大統領公邸を占拠するなど混乱が広がっていた。

ウィクラマシンハ首相も辞意を表明した。地元メディアによると、ゴタバヤ氏はアベイワデナ議会議長に辞意を伝え、公務引き継ぎなどため13日までの期間を求めたという。後任の大統領は議会が選出する。

ラジャパクサ氏は、兄のマヒンダ・ラジャパクサ元大統領とともに中国の支援によるインフラ整備を推進した。だが、債務返済に苦慮していたところに、無謀な減税などの失政や新型コロナウイルス禍による観光業の打撃が「独立以来最悪」とされる経済危機につながった。外貨不足で輸入が滞った結果、燃料不足や物価高が深刻化し、市民の不満が高まっていた。

3月ごろから市民による抗議デモが拡大していた。9日には野党や労働組合の呼びかけで最大都市コロンボの大統領公邸や首相府など複数の場所で大規模な抗議活動が起きた。

交流サイト(SNS)には、大統領公邸を占拠した市民が建物内を歩き回ったり、プールで泳いだりしている動画が投稿されている。ウィクラマシンハ氏の私邸も放火されるなど混乱が広がった。市民と治安部隊との間に衝突が発生し、約40人が負傷した。

689チバQ:2022/07/11(月) 22:37:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071000206&amp;g=int
まきで調理、車から自転車へ 苦境の市民生活、中国に援助の動き見られず―スリランカ
2022年07月11日07時05分

燃料不足のため、まきで調理する女性=4日、スリランカ・コロンボ(EPA時事)
燃料不足のため、まきで調理する女性=4日、スリランカ・コロンボ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が辞任を決めたのは、外貨不足で燃料を輸入できず、まきによる調理や車から自転車への乗り換えなどを強いられている国民の不満をかわせなくなったためだ。親中路線を取ってきたスリランカは、途上国に債務を負わせ支配を強める中国の「債務のわな」にはまったとの見方もあるが、危機に陥って以降は中国から十分な援助を得られていない。

 「割を食っているのは一般市民」。最大都市コロンボ近郊のネゴンボで日本人向け旅行会社を営む山倉義典さん(58)は、悪化の一途をたどる生活を嘆いた。
 発電用の燃料不足で1日計3時間ほど停電になる一方、工業地帯や政府要人の家には電気が優先的に供給されているという。パンや卵の価格は「1年前の3倍」になった。各世帯で利用されているプロパンガスも手に入りにくくなり、山倉さんの会社で働く50代の男性運転手はまきで調理している。山倉さんは「内戦が終結して豊かになる前に逆戻りしたようだ」と話す。
 AFP通信によると、レストランを経営するカルナワティさん(67)もまきを用いた調理を始めた。AFPの取材に「まきでの調理は煙を吸い込んでしまうが、選択肢がない。まきを探そうにも難しく、とても高価になっている」と述べた。
 ガソリン不足で通勤などの足を車から自転車に切り替える中間層も増えている。ロイター通信によれば、医師のカハダワさん(41)は自家用車をガレージに置いて自転車でコロンボの患者の元を駆け回る。カハダワさんは「初めの頃はガソリンを得るため2、3時間列に並んでいたが、3週間ほど前には列の中に3日間いた。自転車購入はやけっぱちの行動だった」と語る。
 スリランカは現在、中国から支援を引き出そうと動いているが、目立った成果を挙げていない。アジア経済研究所の荒井悦代・南アジア研究グループ長はこの間の中国の姿勢について、2005〜15年に親中派政権に多額の融資を行ったことに照らせば「冷淡だと感じざるを得ない」と指摘した。

690チバQ:2022/07/13(水) 19:57:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc081e4047323347efdfd7ec320f2241f0e5f5cf
落ちた内戦終結の「英雄」 スリランカ、親中一族の支配終焉
7/13(水) 19:40配信


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産経新聞
スリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が国外脱出し、兄のマヒンダ元大統領とともに親中路線を推し進めたラジャパクサ一族による国内支配は終焉(しゅうえん)を迎えた。一族は内戦終結を実現して高い人気を誇ったが、過度の中国傾斜が一因となった経済危機や極端な縁故主義が市民の怒りに火をつけた。(シンガポール 森浩)

スリランカでは1983年、少数派タミル人を中心とした反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」と政府との間で内戦が勃発した。戦闘が長期化する中、2005年に大統領に就任したのがマヒンダ氏だ。軍にLTTE掃討強化を命じ、09年に北部地域を奪取して内戦を終結させた。ゴタバヤ氏も国防次官として兄を支え、ラジャパクサ一族は26年にわたる戦闘に終止符を打った立役者となった。

内戦後のラジャパクサ一族は「縁故主義」と「中国接近」が顕著となった。国土復興のために資金を必要としたマヒンダ氏は中国の投資に期待した。欧米が内戦期の虐殺事件などを「人権侵害」とし、マヒンダ氏への批判を強めたことも中国傾斜の背景にある。

マヒンダ氏と中国の蜜月を示すプロジェクトが南部ハンバントタ港だ。一帯はラジャパクサ一族の地盤で、13億ドル(約1780億円)とされる建設費の大半は中国からの融資で賄われた。ただ、港の需要は少なく、利益は当初から見込めなかった。スリランカは債務返済に窮し、17年に港の運営権を99年間、中国主導の合弁企業に貸与。中国による「債務のわな」の典型例とされる。

マヒンダ氏は15年の大統領選で敗れたが、19年選挙でゴタバヤ氏が当選し、一族は復権した。ゴタバヤ氏はマヒンダ氏を首相に起用し、閣僚に次々と血縁者を任命。「南アジア最大の縁故主義の政治王朝」(印メディア)を築いた。

ただ、権勢はひずみを生んだ。対中債務の負担は財政を圧迫。対外債務全体に占める割合は1割程度だが、政府発表に計上されない「隠れ債務」が問題視されている。

抗議デモ激化を受け、既にマヒンダ氏も首相を退任し、政権に一族は残っていない。野党国会議員のビジタ・ヘラス氏は縁故主義が腐敗を招いたと指摘した上で、「一族は『戦略的に重要だ』と称して、中身を検討しないまま中国の事業を次々と実施してきた」と強調。将来の政権は一族の〝負の遺産〟の処理に追われそうだと予見している。

691チバQ:2022/07/14(木) 07:43:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/857fc15e91d853a4f510a46eebc877aa2f7b0ac2
スリランカ、全土に非常事態宣言 大統領の国外脱出で
7/13(水) 15:40配信

AFP=時事
スリランカ・コロンボの大統領府前で国旗を持つ男性(2022年7月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(更新)経済危機下にあるスリランカの首相府は13日、ゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)大統領が国外に脱出したことを受け、全土に非常事態を宣言したと発表した。期限は決められていない。



 首相府の報道官はAFPに対し「大統領が国外にいることから、国内の状況に対処するために非常事態が宣言された」と説明した。

 警察は同日、コロンボ(Colombo)の首相府に数千人のデモ隊が押し寄せたため催涙ガスを使用した。現場のAFP記者が確認した。

 デモ隊は、ラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)首相の辞任も求めている。モルディブに脱出したラジャパクサ大統領はきょう、辞任すると約束している。【翻訳編集】 AFPBB News

692チバQ:2022/07/14(木) 21:28:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdc9ed92d0d133c644bc8f540b679d3dbb5d93bd
「ラジャパクサ王朝」終焉か 親族は復権目指す スリランカ
7/14(木) 7:09配信


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時事通信
スリランカのマヒンダ・ラジャパクサ元大統領(左)と、国外脱出した弟のゴタバヤ・ラジャパクサ氏=2019年11月、コロンボ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】13日にモルディブへ脱出したスリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領は兄のマヒンダ氏の片腕として立ち回り「ラジャパクサ王朝」の構築に大きく関わった。

 21世紀のスリランカで圧倒的な政治勢力を築きながら、一族が招いた腐敗や経済危機への国民の怒りに屈した。ただ、後継候補の親族は既に用意され、王朝が終焉(しゅうえん)に向かうかはまだ分からない。

 スリランカは1983年、多数派シンハラ人の支配に不満を抱く少数派タミル人の武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」との内戦に突入した。2005年に大統領に就任したシンハラ人のマヒンダ氏は弟のゴタバヤ氏を国防次官に据え、人権無視の掃討戦で09年、LTTEを壊滅させた。

 泥沼の内戦を終わらせたスリランカは新時代を切り開くかに見えた。しかし、ラジャパクサ政権は中国との関係を深め、無謀な借金と無駄なインフラ建設に突き進んだ。一時は経済成長をもたらしたかに見えたが、親族を要職に登用して独裁色を強め、潤う一族への不満は15年、大統領選でマヒンダ氏に敗北をもたらした。

 19年の大統領選にはマヒンダ氏に代わってゴタバヤ氏が出馬。勝利後は一族への批判をかわすため無理な大減税を行った。

 しかし、対外債務の圧迫はもはや隠しようがなくなっていた。肥料を輸入する外貨がなくなり、唐突に「有機農業への全面転換」を宣言したのは1年前だ。坂道を転げ落ちるようにゴタバヤ政権は崩壊した。

 ただ、マヒンダ氏の息子で議員のナマル氏は「王朝」批判を一蹴し、後継に意欲を示している。米ブルームバーグ通信に対し、フィリピンで独裁体制を敷いた元大統領を父に持つマルコス大統領を引き合いに出し「マルコス家が復権できて、なぜラジャパクサ家にできないのか」と強気の発言を行っている。

693チバQ:2022/07/15(金) 19:57:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa74533c5c462cbfabcafaffbc824b363098c717
スリランカ大統領、正式辞任 国民の不満解消は未知数
7/15(金) 18:26配信


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産経新聞
【シンガポール=森浩】経済危機に直面しているスリランカのアベイワデナ議会議長は15日、抗議デモ激化を受けて国外逃亡したラジャパクサ大統領の辞表を受理したと正式発表した。アベイワデナ氏は新大統領が7日以内に選出されるとの見通しを示したが、経済危機収束に妙手はなく、政権交代で国民の不満が解消されるかは見通せない。

ラジャパクサ氏は13日未明に妻、護衛2人と軍用機でモルディブに逃亡し、14日にシンガポールに移動した。シンガポールから辞任に関する文書をアベイワデナ氏側に送ったという。シンガポール外務省によると、ラジャパクサ氏は亡命を希望していないといい、他国に移動する可能性がある。

次期大統領は議会での投票によって選出される。当初、投票は20日に予定されていたが後ろ倒しになる見通し。新大統領には暫定大統領を務めるウィクラマシンハ氏や、野党の統一人民戦線(SJB)党首で2019年大統領選でラジャパクサ氏に敗れたプレマダサ氏らの名前が挙がっている。

政権に抗議するため最大都市コロンボの大統領公邸などを占拠していたデモ隊は14日に撤収した。

スリランカは経済危機を受けて国際通貨基金(IMF)に支援を要請したが、国内の混乱で交渉に遅れが出そうだ。IMFのライス報道官は14日、「できるだけ早く対話を再開したい」と述べ、政局の安定を求めた。

694チバQ:2022/07/19(火) 19:59:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071900949&amp;g=int
後任大統領に3人立候補 ウィクラマシンハ氏優勢、20日投票―スリランカ
2022年07月19日18時20分

スリランカのウィクラマシンハ大統領代行=5月12日、コロンボ(AFP時事)
スリランカのウィクラマシンハ大統領代行=5月12日、コロンボ(AFP時事)


 【ニューデリー時事】スリランカで19日、国会が招集され、国外脱出したラジャパクサ前大統領の後任にウィクラマシンハ大統領代行ら3人が立候補した。地元メディアなどが伝えた。前政権与党スリランカ人民戦線(SLPP)が支持するウィクラマシンハ氏が優勢とみられている。
後任大統領選び開始 ラジャパクサ氏「最善尽くした」―スリランカ

 他に立候補したのはラジャパクサ政権でマスメディア相などを務めたアラハペルマ氏ら。当初意欲を見せていた最大野党の党首は立候補を辞退し、アラハペルマ氏を支持すると表明した。議員による20日の投票で過半数を得た候補が就任する見通し。新大統領の任期はラジャパクサ氏の残りの任期となる2024年11月まで。

695チバQ:2022/07/19(火) 20:03:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071800263&amp;g=int
インドで大統領選 初の先住民族元首誕生か
2022年07月19日07時08分


インド大統領選の野党候補ヤシュワント・シンハ氏=6月27日、ニューデリー(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドで18日、コビンド大統領(76)の任期満了に伴う大統領選の投票が行われた。与党インド人民党(BJP)を軸とする国民民主連合(NDA)が擁立したドラウパディ・ムルム前ジャルカンド州知事(64)と野党側が推すヤシュワント・シンハ元外相(84)の一騎打ち。地元メディアはムルム氏が優勢と伝えている。開票と結果判明は21日。


 ムルム氏は東部オディシャ州の先住民族サンタル出身。サンタルなどの先住民族は旧被差別階層のダリットとともにカースト制度の枠外にあるとされ、根深い差別の対象となってきた。ムルム氏が当選すれば先住民族出身の初の国家元首となる。
 エコノミック・タイムズ紙によると、BJPにはムルム氏擁立により、これまで苦戦を強いられてきた州議会選挙で「先住民族の有権者に対するアピールを強化できる」との思惑があるという。
 大統領選は上下両院議員と州議会議員による間接選挙。任期5年で再選可能だが、コビンド大統領は出馬しなかった。大統領は主に儀礼的役割を担い、政治の実権は首相にある。

696チバQ:2022/07/20(水) 05:22:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e98148871bfd79f226580e96921e8ce57ba82c
スリランカ大統領選、20日投票 事実上一騎打ちに、議会が選出
7/19(火) 20:17配信
 【コロンボ共同】経済危機の混乱が拡大するスリランカで19日、国外逃亡したラジャパクサ前大統領に代わる新大統領候補の届け出が行われ、顔ぶれが出そろった。野党から緊急登板したウィクラマシンハ首相と、与党スリランカ人民戦線(SLPP)出身で閣僚を歴任したアラハペルマ氏の事実上の一騎打ちの構図で、議会が20日、投票で選出する。

 人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首も出馬し、立候補は計3人。出馬の意向だった最大野党、統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首は19日、アラハペルマ氏を支援するため、自身の立候補を取りやめるとツイッターで表明した。

698チバQ:2022/07/20(水) 19:09:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/30b1ee0558c98d2f18c25e7c4b6205673e88daca
スリランカ議会、ウィクラマシンハ氏を大統領に選出
7/20(水) 18:30配信

CNN.co.jp
スリランカの議員の投票により、ウィクラマシンハ氏が大統領に選出された

スリランカ・コロンボ(CNN) 財政危機に見舞われているスリランカの議員らは20日、ウィクラマシンハ首相を大統領に選出した。同国の抗議デモの参加者らは数週間にわたりウィクラマシンハ氏の役職からの排除を要求しており、この動きに怒りを表明する公算が大きい。

ラジャパクサ前大統領は抗議デモの激化を受けて国外へ脱出していた。経済危機の中、スリランカでは燃料や医薬品、食料など必要不可欠な輸入品の不足が著しい。

通算で6度首相を務めたウィクラマシンハ氏は、ラジャパクサ氏の主要な盟友でもある。

同氏は結果が出た直後に演説を行い、国が「党派で分裂している」としつつ「今は力を合わせるときだ」と強調した。

しかし、ラジャパクサ氏に極めて近いウィクラマシンハ氏の大統領選出は多くの抗議デモ参加者の怒りを再燃させる恐れがある。自らが率いる与党スリランカ人民戦線にも一部、同氏の大統領就任を支持しないと公言する議員がいる。

699チバQ:2022/07/20(水) 19:12:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e00e1455d7bf6ac49905e779bb0d160e79f63ba4
前代未聞の「破産」宣言 大混乱のスリランカでいま起きていること
7/20(水) 15:00配信


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FRIDAY
スリランカ最大の都市・コロンボの大統領公邸前で抗議デモを行う若者。国民の大多数が我慢の限界に達している

スリランカは1948年のイギリスからの独立以来、最悪の経済危機に直面している。7月5日にはウィクラマシンハ首相が破産宣告を行った。7月9日には数千人のデモ隊が大統領公邸になだれ込んで占拠し、首相の自宅は焼き討ちされた。私は6月19日、混迷を極めるスリランカに入った。

【衝撃画像】デモ隊にリンチを受けて殺害された国会議員

今までは成田空港から直行便で最大の都市コロンボに飛べたのだが、燃料不足からインドのチェンナイ空港で給油しなければならないということが、スリランカの窮状を物語っていた。

コロンボの中心地にあるラジャパクサ大統領公邸の周囲では、国内の各地から集まった抗議を行う人々が溢(あふ)れており、公邸を警備する治安部隊と睨(にら)み合いが続いている。デモ隊は大統領と首相に対して「直ちに辞任しろ」と抗議する。

「食料、燃料、医療品などすべてのものが不足し、価格が高騰しており国民が瀕死の状態です。こんな酷い状況にしたのはラジャパクサ大統領の責任です」

そう話す若者は70日以上も抗議活動をしている。バスの運行も停止しているため地方から徒歩でやってくる者も多い。

現職の国会議員で僧侶のアタラリイエ・ラサナ・テロ氏は語る。

「ラジャパクサ大統領が就任してから、自分の身内を内閣、州知事、そして国有企業に入れました。腐敗した大統領、その仲間が私腹を肥やし続けたのです。国民にとって無用のインフラ整備に莫大な資金を投入して、今の経済危機を生み出しました」

ラジャパクサ大統領の地元である南部ハンバントタでは中国から融資を受けて、港、国際空港などのインフラ開発を進めた。だが、中国に借金の返済ができなくなり、港は中国企業に99年間にわたりリースされることが決まった。

スリランカ国営の石油会社は多額の債務を抱えており、燃料の輸入ができない状況だ。国内のすべてのガソリンスタンドではガソリン、軽油の入荷の目処(めど)が立たず開店休業の状態。ガソリンスタンドでは給油を待つ3㎞以上に及ぶ長蛇の列があちこちで見られる。ガソリンスタンドの店主に話を聞く。

「燃料の次の入荷の見通しが立たない状況が3ヵ月も続いていて、肉体的にも精神的にもうんざりしています。燃料が入荷しても一人10ℓしか販売できません。放火されることを恐れて兵士に警備をお願いしています」

5月に取材をしたウクライナでも燃料不足だったが、スリランカの深刻さはその比ではない。

「もうここで2日間も給油を待っています。仕事もできず、車内で寝泊まりしています」

三輪タクシーのドライバーは疲労困憊の表情で語った。場所によっては5日間待ってもガソリンが手に入らないということもあり、暑い車内で年配者が熱中症で亡くなる事故が相次ぎ、順番待ちで揉(も)めるドライバー同士の乱闘騒ぎも起きている。ガソリンだけではなくガス燃料も無くなり、調理ができずに休業を余儀なくされるレストランも続出し、一般家庭では薪を使って煮炊きをしている状態だ。

スリランカ東部、アンパーラ県は米や野菜、紅茶の栽培が盛んだが、農家も経済危機の煽(あお)りを受けている。

「化学肥料が手に入らず、かつては1エーカーでトウモロコシが3000㎏収穫できましたが今は500㎏も収穫できません。この状況が続けば我々は餓死します」

トウモロコシ、胡椒を生産する農家は悲痛な声をあげている。稲作農家も同様に肥料不足から稲の成長が半分以下で、今年は米の収穫が絶望的だという。

コロナ禍による観光業の打撃と海外への出稼ぎ労働者からの送金が減ったところに追い討ちをかけるように、ロシアのウクライナ侵攻が物価上昇に拍車をかけた。現在、身の危険を感じて海外に逃亡していると言われている大統領、首相は辞任を表明している。経済危機と食料不足、医療品不足から人道危機の恐れもある。国民の受難はこれからも続く。

『FRIDAY』2022年7月29日・8月5日号より

撮影・文:横田 徹(NSBT Japan)

FRIDAYデジタル

700チバQ:2022/07/22(金) 08:34:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/85d1f3ca2cfda5c2962ab75adb5cb50db8cd36de
インド大統領にムルムー氏 少数民族初、差別解消期待
7/22(金) 7:05配信


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共同通信
 【コロンボ共同】任期満了に伴うインド大統領選の開票が21日行われ、与党インド人民党(BJP)が擁立したドロウパディー・ムルムー前ジャルカンド州知事が当選した。社会経済的に不利な立場に置かれた「指定部族」と呼ばれる少数民族で初めての大統領となる。

 インドでは長らく指定部族に対する差別が問題となってきた。ムルムー氏の大統領就任が、差別解消のきっかけになることが期待されている。

 地元メディアによると、ムルムー氏は1958年、東部オディシャ州生まれ。指定部族の一つ「サンタル」で、東部ジャルカンド州で初の女性知事を務めた。

701チバQ:2022/07/22(金) 08:55:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/a34bbaf9dc15d79dfd522843f7065f6d35d7fc3c
ムルム氏の当選確実 初の先住民族出身元首に インド大統領選
7/22(金) 0:01配信

時事通信
インドのドラウパディ・ムルム前ジャルカンド州知事=14日、ムンバイ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】18日に投票が行われたインド大統領選の開票が21日実施され、与党インド人民党(BJP)を軸とする国民民主連合(NDA)が擁立したドラウパディ・ムルム前ジャルカンド州知事(64)が、野党側の推すヤシュワント・シンハ元外相(84)を抑えて当選を確実にした。

 ムルム氏は先住民族出身で初、女性では2人目の国家元首となる。

 ムルム氏は東部オディシャ州の先住民族サンタル出身。サンタルを含む先住民族はカースト制度の枠外にあるとされ、旧被差別階層のダリットと共に根深い差別の対象となってきた。

702チバQ:2022/08/23(火) 19:50:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4cd3035409a98fdf770ae931c7d1affb4a86f2d
カーン・パキスタン前首相捜査で緊迫 スリランカに続く混乱の恐れ
8/23(火) 13:34配信
時事通信
演説するパキスタンのカーン前首相=20日、イスラマバード(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン警察が、カーン前首相について、集会で警察幹部らを脅迫したとする反テロ法違反の疑いで捜査を始めた。

 地元メディアなどによると、22日は警察による逮捕を防ごうと数百人の支持者がカーン氏の自宅前に集まった。スリランカに続く南アジアの政治混乱になりかねない緊張が高まっている。

 カーン氏は20日、首都イスラマバードで行った演説の中で、自身が率いる野党「パキスタン正義運動(PTI)」の側近が逮捕された際、警察から拷問を受けたと主張した。側近は軍の反乱を扇動した罪に問われており、カーン氏は捜査に関わった警察幹部や判事を名指しで非難した。「われわれは容赦しない。あなたたちを訴える」などと抗議した。

 これについて警察は、捜査に関する報告書の中で「カーン氏は報復に言及することで、警察や司法当局を脅そうとした」と批判している。

 20日の演説を受け、メディア規制当局はカーン氏がヘイトスピーチを広めているなどと主張。カーン氏の演説をテレビで生中継することを禁じた。

 カーン氏は4月、経済危機を背景に提出された不信任決議案の可決を受けて失職に追い込まれた。しかし、パキスタンでは国民的な人気スポーツのクリケットでスター選手だったカーン氏に対する大衆の人気は衰えない。退任後も早期の解散・総選挙を求め各地で演説したり、現シャリフ政権に対する抗議デモを行ったりして動員力を見せつけてきた。

 ロイター通信は「捜査がカーン氏による反政府集会を妨害する目的で利用されている」と主張するPTI報道担当者の言葉を伝えた。カーン氏を追い込んだのは、スリランカ同様、中国の「債務のわな」にはまって身動きの取れなくなった経済の停滞だが、出口が見えないまま政治の対立だけが激化しつつある。

703チバQ:2022/08/31(水) 11:15:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab34d8d5bb88c8638bd5b030a96889b74e56cea2
「まるで海」、国土の3分の1を覆う洪水で甚大な被害 国際支援呼びかけ パキスタン
8/30(火) 10:55配信
イスラマバード(CNN) モンスーンの大雨が続くパキスタンが、国土の3分の1に洪水の脅威が迫る史上最悪級の気候災害に見舞われている。被災地では軍も動員して救出活動が続けられ、支援団体は国際社会の緊急支援を呼びかけている。

パキスタンのシェリー・レーマン気候変動相は28日、未曽有の大雨によって住宅や農地の浸水被害が拡大し、数百万人が避難する「気候惨事」がもたらされたと指摘。インド・パキスタン地域は「小さな海」のような状態になり、海軍を初めて同地に派遣する対応を迫られたとドイツの放送局に語った。

国家防災管理庁(NDMA)は29日、6月半ば以来、洪水や豪雨のために子ども386人を含む少なくとも1136人が死亡し、1634人が負傷したことを明らかにした。降り続く雨のために犠牲者はさらに増える恐れがある。

レーマン気候変動相は25日、「これが終わるまでにはパキスタンの4分の1か3分の1が水に浸かっているかもしれない」とトルコの報道機関に語っていた。

29日に撮影されたマクサー・テクノロジーズの衛星画像には、インダス川流域や、パキスタンで最も人口の多いパンジャブ州のラジャンプールなどの都市で、住宅や畑が完全に水没している様子が写っている。

パキスタン軍は、洪水で取り残された人たちをヘリコプターを使って救助する映像を公開した。濁流となった川の中で岩の上に取り残された男の子の姿もあった。

NDMAによると、鉄砲水によって3000キロを超す道路が破壊され、130の橋と49万5000棟の住宅が損傷。被害地域へのアクセスは一層難しくなっている。

シャバズ・シャリフ首相も週末にかけて救援活動に参加。首相府が公開した映像によると、水路でも陸路でも到達困難になった地域にヘリコプターから救援物資を投下した。

シャリフ首相は27日、洪水の被災地を訪れているとツイートし、「この惨事の規模は推定を上回る」と伝えた。

シャリフ首相は26日、イスラマバードで各国の大使や外交官と会い、国際支援を訴えた。

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は29日、推定32万4000人の緊急支援に充てるため、2500万ドル(約35億円)あまりの支援を呼びかけた。

IFRCの27日の声明によると、同国の各地で「海のような」洪水のため、住宅50万棟以上が損壊し、310万人以上が避難を強いられた。

パキスタン国内の支援団体代表は26日、豪雨による洪水で輸送や移動も制限され、新型コロナの不安や車両やインフラの被害のために、緊急支援活動がほぼ不可能になっていると語った。

704とはずがたり:2022/09/23(金) 21:39:57
印首相、ウクライナ侵攻を公に批判 「今は戦争の時でない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc3d6df68ca470b2b75be044df24a6b1062376e3
9/17(土) 0:14配信
ロイター

インドのモディ首相は16日、ロシアのプーチン大統領と訪問先のウズベキスタン・サマルカンドで会談し、「今は戦争の時ではない」と述べ、約7カ月に及ぶウクライナ侵攻について公に批判した。提供画像(2022年 ロイター)

[サマルカンド(ウズベキスタン)16日 ロイター] - インドのモディ首相は16日、ロシアのプーチン大統領と訪問先のウズベキスタン・サマルカンドで会談し、「今は戦争の時ではない」と述べ、約7カ月に及ぶウクライナ侵攻について公に批判した。

プーチン大統領はモディ首相の発言に対し、口をすぼめ、モディ氏に視線を向けた後下を向いた。そして「ウクライナ紛争に関するインドの立場や懸念は理解している」とした上で、「われわれは可能な限り早期の停戦に向け全力を尽くしている」と言明した。ウクライナが交渉を拒否したとも述べた。

プーチン大統領はこれまで、西側諸国と対立しているものの、中国やインドなどアジアの大国に目を向けることができるため、ロシアは孤立していないと繰り返し述べていた。

15日に行われた中国の習近平国家主席との会談では、プーチン大統領はウクライナ情勢を巡る中国側の疑問や懸念を理解しているとし、ウクライナ戦争に対する中国の懸念に初めて言及した。さらに、習氏の「バランスの取れた姿勢を高く評価している」と述べた。ウクライナ戦争に対する中国の懸念に言及するのは初めて。

また、習氏は16日、当地で開かれている上海協力機構(SCO)の首脳会議で演説し、旧共産圏で発生した民主化運動「カラー革命」が外国勢力の扇動によって引き起こされることがないよう、加盟国は協力する必要があると訴えた。

705チバQ:2022/10/19(水) 22:08:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa27de83a989b63f3de98e2862c684122cb2833
インド最大野党総裁にカルゲ氏 「名門家」以外から24年ぶり
10/19(水) 18:42配信


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時事通信
インド最大野党・国民会議派総裁選で票を投じるマリカルジュン・カルゲ氏=17日、南部ベンガルール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】17日投票のインド最大野党・国民会議派総裁選は19日、開票が行われ、元鉄道相のマリカルジュン・カルゲ上院議員(80)が国連元高官のシャシ・タルール下院議員(66)を大差で下した。

 カルゲ新総裁は党の顔として、2024年の総選挙でモディ首相率いる与党インド人民党(BJP)に挑む。

 会議派の総裁は、初代首相ネールをはじめ3人の首相を輩出した名門「ネール・ガンジー家」出身者が務めることが多かった。同家以外の人物が総裁に就くのは24年ぶり。

 カルゲ氏は投票数の8割以上を獲得。当選後、「民主主義と憲法への攻撃に対し、共に戦わなければならない」と述べた。26日に総裁に正式就任する予定。

706チバQ:2022/10/19(水) 22:09:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4147dc51eba62e4325b5dfcbbd3a12fbd4f7121c
カーン前首相、復活へ勢力誇示 補選勝利し「大行進」へ パキスタン
10/18(火) 13:33配信


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時事通信
パキスタンのカーン前首相=14日、南部カラチ(EPA時事)

 【イスラマバードAFP時事】パキスタンで4月、下院の不信任決議により失職したカーン前首相(70)が、16日に投票が行われた下院補選の8選挙区のうち6選挙区で勝利してみせ、復活へ向け勢力を誇示している。

 17日に公表された非公式結果で判明した。パキスタンでは1人の候補者が複数の選挙区に出馬できるものの、カーン氏ほど多くの選挙区に立候補するのは異例だ。

 カーン氏は選挙前、今回の補選は自身への信任を問い直す「国民投票だ」と訴えていた。今夏、甚大な洪水被害でパキスタンは国土の3分の1が被災地となり、政府への不満は強まり、カーン氏には追い風が吹いている。

 カーン氏は失職後、自身が率いるパキスタン正義運動(PTI)所属の国会議員全員に議席を返上させた。補選での勝利を受けた記者会見でカーン氏は「有権者はわれわれが下院に登院しないことを分かっている。それでもPTI候補に投票したのだ」と勝利を誇った。

 また、首都イスラマバードで支持者の「大行進」を行う日程を近く発表すると宣言。自らを追い落としたシャリフ首相率いる現政権に対し、来年10月に実施される見通しの総選挙を前倒しするよう圧力をかけ続ける構えだ。

 パキスタンのシンクタンク「調査・安全保障研究センター」(本部=イスラマバード)のアナリスト、イムティアズ・ギュル氏は「8選挙区中6選挙区で勝利したという意味は決して小さくない」と指摘する。「カーン氏の進撃が全国各地で多くの人々を興奮させているという苦い現実を与党連合に突き付けた」と解説した。

 国民的人気スポーツ、クリケットのパキスタン代表で主将を務めたカーン氏は今も大衆から人気が高い。2018年に汚職撲滅や社会改革を掲げて首相になったが、経済を立て直せず、強大な権力を持つ軍の支持を失い、議会で不信任に追い込まれた。

707チバQ:2022/10/20(木) 19:44:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c68e58d9494b2359ad72b47b0667eafdb75f14af
インド最大野党にカルゲ新総裁 脱・ガンジー家で党勢回復図る
10/20(木) 19:11配信


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産経新聞
【シンガポール=森浩】インド最大野党の国民会議派は19日、17日に実施した総裁選でカルゲ上院議員(80)を新総裁に選出したと発表した。国民会議派は初代ネール首相の流れをくむ名門政治一族のネール・ガンジー家が長らくトップを務め、一族とゆかりのない人物が総裁に就くのは24年ぶり。人心一新で党勢を回復させ、2024年に予定される総選挙でモディ首相率いるヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)に挑む。

総裁選は国民会議派所属の議員や党幹部らによって行われ、カルゲ氏が約8割の票を得た。同氏は「民主主義は危機に瀕(ひん)し、あらゆる制度が壊れている」と述べ、モディ政権による多数派のヒンズー教徒優遇策を批判した。

ネール・ガンジー家は、初代首相の娘のインディラ氏と、同氏の息子のラジブ氏が代々首相を務め、「王朝」になぞらえられた。また、インディラ、ラジブ両氏が暗殺されたことから「インドのケネディ家」との異名もとる。インド独立の父、マハトマ・ガンジーとは血縁関係にない。

国民会議派はその後、ラジブ氏の息子のラフル氏が17年から総裁を務めたが、19年の総選挙でBJPに惨敗した責任をとって19年に辞任。続いて同氏の母で過去に総裁を務めたイタリア出身のソニア氏が暫定総裁に就いたものの、党内ではガンジー家の「党支配」への不満が高まり、総裁選を実施した。

総裁選でガンジー家からの立候補はなかった。

ただ、カルゲ氏はガンジー家と近く、「一族の代理人」(英BBC放送)とも揶揄(やゆ)される。また、ラフル氏らの影響力は党内で依然として強く、国民会議派が「脱・ガンジー家」を掲げてイメージを一新できるかどうかは未知数だ。

708チバQ:2022/10/22(土) 09:38:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d248a37b06e4e90be29d91d9e8d0a28e8b236e5aパキスタン前首相の議員資格剥奪 海外からの寄贈品売却報告せず
10/21(金) 22:38配信


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共同通信
パキスタン・イスラマバードの裁判所に姿を現したカーン前首相(右から2人目)=9月22日(ロイター=共同)

 【イスラマバード共同】パキスタン選挙管理委員会は21日、カーン前首相が在任中、海外の首脳らから受け取った高額な寄贈品を売却しながら、政府に報告しなかったとして、国会議員資格を剥奪した。5年間、国政選挙に立候補できない。カーン氏側は処分を不服とし、高裁に異議を申し立てると明らかにした。地元メディアが報じた。

 首相ら政府関係者が外部から贈り物を受け取ったり売却したりした場合は、政府に報告する必要がある。

 与党側は、カーン氏が時計など計52点、総額約1億4200万パキスタンルピー(約9800万円)相当の寄贈品を受け取り、その大半を売却したとしている。

709チバQ:2022/11/04(金) 17:37:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/00ca7c2130a4e66613320a45d64699b9e464d92b
カーン前首相、「暗殺未遂」で負傷 容体は安定 パキスタン
11/4(金) 0:29配信


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AFP=時事
パキスタン東部グジュランワラで行われた反政府デモ行進に参加したイムラン・カーン前首相(2022年11月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】パキスタンのイムラン・カーン(Imran Khan)前首相が3日、政治集会中に足を銃で撃たれ負傷した。容体は安定しているとされる。アリフ・アルビ(Arif Alvi)大統領は「凶悪な暗殺未遂」と非難した。

【写真】暗殺未遂に抗議するカーン氏の支持者

 4月に不信任決議で首相の座を追われたカーン氏は先月28日から、総選挙の早期実施を求め、東部ラホール(Lahore)から首都イスラマバードに向けデモ行進を行っている。

 側近はAFPに対し、カーン氏が東部グジュランワラ(Gujranwala)付近で群衆から発砲され負傷したと説明。「これは暗殺未遂だ」とし、容疑者1人が射殺され、もう1人が警察に拘束されたと明らかにした。アルビ大統領もツイッター(Twitter)に「凶悪な暗殺未遂」だと投稿した。

 パキスタンは過去数十年間にわたりイスラム過激派による暴力事件が相次ぎ、政治家が頻繁に暗殺の標的となっている。【翻訳編集】 AFPBB News

710チバQ:2022/11/20(日) 19:35:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eee56c094546918abbb45bc3fcb7490947a99a6
ネパール下院選、20日投票 与党優勢も単独過半数困難
11/19(土) 20:33配信

時事通信
ネパールのデウバ首相=4月1日、インド・ニューデリー(EPA時事)

 【ニューデリー時事】ネパールで20日、下院(定数275)選の投票が行われる。

 与党連合の優勢が伝えられ、デウバ首相が総裁を務める第2勢力のネパール会議派(NCP)が政権維持に向けどれだけ議席を伸ばせるかが焦点。ただ、最大勢力の野党・統一共産党(UML)を含め単一政党が過半数を占めるのは困難な情勢で、選挙後に政党間の主導権争いが活発化する可能性もある。

 一部地区では20日の投票締め切り後に開票が始まるが、大勢判明には数日かかる見通しだ。

 NCPを軸とする与党連合と、オリ前首相をトップとするUMLを中心とした野党連合の対決という構図。デウバ氏は17日、ビデオメッセージで「国を繁栄に導くのはNCPの責任だ」と訴えた。

 ネパールは非同盟中立を基本としつつ、情勢に応じ国境を接する中国とインドの間で揺れてきた。共和制移行後に制定された新憲法下で初めて実施された前回2017年の下院選では、UMLと中国に近い共産党毛沢東主義派(毛派)が団結して大勝。NCPなど親インド勢力が敗れた。

 しかし、前回選挙後にUMLと毛派が合併してできた与党は、内紛で再び分裂。政争収拾のためデウバ氏が大統領から首相に指名された。今回の選挙では、毛派がNCPに付く一方で、親インド勢力の一部がUMLに協力するなど、外交路線の違いは争点になっていない。与野党とも重視しているのは経済で、いずれも雇用対策を公約に掲げた。

 デウバ氏が率いる与党連合が勝利した5月の地方選では、首都カトマンズの市長をはじめ無所属候補の当選も目立ち、「党内や他党と争うことしかしてこなかった政党指導者への有権者の不満」(地元紙カトマンズ・ポスト)が顕在化した。無所属候補がどれだけの議席を得るかも下院選の注目点だ。

 カトマンズ郊外に住む小売店主プシュパ・バハラティさん(40)は「苦労や問題なく働ける環境が欲しいだけだ」と強調。「政治家は争いばかりで、あまり期待していない」と語った。

711チバQ:2022/11/21(月) 09:27:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c934b00a72ab6a3ffe7d9b7ace10bea8ba37a1b
与党優勢か、無所属伸長焦点 ネパール下院選、投票実施
11/21(月) 6:57配信


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時事通信
20日、ネパール西部ダデルドゥラで、下院選の投票を行うデウバ首相(首相府提供)

 【ニューデリー時事】ネパールで20日、下院(定数275)選の投票が行われた。

 5月の地方選を制したデウバ首相率いる与党連合が優勢とみられる。ただ、内紛や離合集散を繰り返す既存政党に対する不信感も強い。政治の刷新を訴える無所属候補ら新勢力がどこまで議席を得るかも焦点だ。

 投票締め切り後に一部開票も始まり、大勢判明には数日以上かかる見通し。20日は州議会選も合わせて実施された。

 選挙戦は、デウバ首相率いる中道、ネパール会議派(NCP)を軸とする与党連合と、オリ前首相が議長を務める左派、統一共産党(UML)を中心とした野党連合の対決が主軸となった。二つの勢力は選挙前の下院でほぼ拮抗(きっこう)していた。

 ネパールは産業基盤が弱く、物価急騰に見舞われている。両勢力が経済対策を競い合い、NCPは公約で毎年25万人の雇用創出を掲げた。対するUMLは同50万人の雇用創出をうたう。

 政治アナリストのビシュヌ・ダハル氏は、農村部では与党連合が有利としつつ「若者は既存政党に満足していない。都市部で生まれた新しい政党や無所属候補に若者が投票する可能性がある」と分析。「今の連立政権にとっては議会任期の5年を全うすることが重要な政治課題」と述べた。

 首都カトマンズで、著名な元テレビ司会者が立ち上げた新党に投票したという学生ニタ・ブダトキさん(25)は「古い政党にうんざりしている。新たな政党が国の病に対し何かしてくれると期待している」と語った。

 新憲法下で初めて実施された前回2017年の下院選は、UMLと共産党毛沢東主義派(毛派)が「左派同盟」を結成し大勝。その後、2党の統合で生まれた与党の内紛を経てオリ政権からデウバ政権に交代した。この間、議会解散が2度宣言されながらいずれも最高裁が無効と判断、議会は事実上機能停止した。

712チバQ:2022/12/05(月) 22:15:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/bce888d67519027450f848c858becf1a11f3845e
ネパール会議派が最大勢力に 下院選小選挙区の結果判明
12/5(月) 22:04配信


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時事通信
握手するインドのモディ首相(左)とネパールのデウバ首相=5月16日、ネパール南部ルンビニ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】ネパールで11月20日に投票が行われた下院(定数275)選のうち小選挙区(同165)の結果が5日、判明し、デウバ首相率いる与党・ネパール会議派(NCP)が57議席を獲得、選挙前の第2勢力から最大勢力となった。

 比例代表制で選ばれる110議席でも勢いを維持するとみられ、NCP中心の連立政権が続く公算が大きくなった。

 比例代表の結果判明にはさらに数日かかる見通し。小選挙区は、与党連合全体で5割を超える議席を獲得した。統一共産党(UML)が主軸の野党連合は4割を下回った。著名な元テレビ司会者が立ち上げた新党が7議席を獲得し、新勢力が存在感を見せた。

713チバQ:2022/12/08(木) 16:40:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd6c920414cd4ff9d203a60ff889552729dace8a
与党連合勝利、デウバ首相続投へ 過半数には届かず ネパール下院選
12/7(水) 23:17配信
【ニューデリー時事】ネパール下院(定数275)選の最終結果が7日判明し、デウバ首相が総裁を務める与党ネパール会議派(NCP)が89議席を得て第1党となった。

 NCPを含む与党連合全体では過半数に2議席足りない136議席にとどまったものの、デウバ氏が引き続き首相を務める見通しだ。

 下院選は11月20日に投票が行われ、先の小選挙区選出分に続き、比例代表で選出される110議席の集計結果が今回出た。地元メディアによると、単独で過半数を得た政党がないため、バンダリ大統領が選管から最終結果を受け取り次第、各政党に連立政権樹立を呼び掛ける。

714チバQ:2022/12/09(金) 09:09:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/80c8fa31515ec603fbd8c374a9ea0826183efd51
国政与党、首相地元で大勝 総選挙に弾み インド
12/9(金) 8:04配信


時事通信
 【ニューデリー時事】インドで行われた二つの州議会選の結果が8日判明し、モディ首相の出身地・西部グジャラート州で国政与党インド人民党(BJP)が8割を超える議席を得て大勝した。

 インドメディアは、BJPが2024年の総選挙に向け、弾みをつけたと報じた。

715チバQ:2022/12/26(月) 00:22:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9976f04ddebdb7aada98be1aad94501ee2aead16
毛沢東主義派のダハル氏を新首相任命 与党連合分裂 ネパール
12/25(日) 22:47配信 【ニューデリー時事】ネパールのバンダリ大統領は25日、共産党毛沢東主義派(毛派)のダハル議長を新首相に任命した。

 11月の下院選(定数275)で最多の議席を得たネパール会議派(NCP)を率いるデウバ首相の続投が濃厚とみられていたが、与党連合内で首相の座を巡りデウバ氏とダハル氏の交渉が決裂。25日に毛派が与党連合を離脱し、野党と組み下院で過半数を得る見込みとなった。

716チバQ:2022/12/26(月) 10:50:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/13f04572a917276ecd35cad86023669836148d55
国際的存在感狙いインドが五輪招致構想…「首相の地元開催」政治色懸念も 
12/26(月) 9:53配信


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読売新聞オンライン
 【ニューデリー=浅野友美】インドの政権与党インド人民党(BJP)が、ナレンドラ・モディ首相の地元・西部グジャラート州への2036年夏季五輪招致構想を打ち出した。モディ政権はスポーツでも国際的な存在感を高める狙いがある一方、政治色の強すぎる招致計画に慎重論もある。

公約に明記
 「五輪開催はインド国民の悲願。首相のリーダーシップで必ず実現させる」

 BJPの幹部は8日、読売新聞の取材に意気込みをこう語った。モディ氏が01〜14年に州首相を務めた同州では今月、州議会議員選挙が行われ、公約に「36年の五輪開催を目指し、世界クラスのスポーツインフラの整備を推進する」と掲げたBJPは全議席の85%を占める圧勝だった。モディ氏も選挙前に再三現地入りした。

 同州はモディ氏の州首相時代から工業団地や物流拠点の整備が進み、中心都市アーメダバードで地下や高架を走る「メトロ」が19年以降に順次開業。商都ムンバイと結ぶ高速鉄道の建設も進む。アーメダバードにあるクリケットスタジアムは世界最大級の13万人収容可能な構造に建て替えられ、21年2月に「ナレンドラ・モディスタジアム」と改称した。招致が成功すれば、開会式や陸上競技会場とする案が取り沙汰される。

 スタジアム近くには、11ヘクタールの敷地にテニスコートやプール、屋内競技場などの複合競技施設の整備計画が策定されている。BJP前総裁でモディ氏側近のアミット・シャー内相が今年5月に起工式を行った。総工費63億ルピー(約100億円)で24年10月末の完成予定だ。

総選挙
(写真:読売新聞)

 インドは今月から、初めて主要20か国・地域(G20)の議長国を務めている。モディ氏は今年8月の演説で、47年までの先進国入りを目指すと公言した。五輪招致は国際社会での影響力向上に向けた活動の一環とみられる。

 24年春にはモディ氏の3期目続投がかかる総選挙も予定されている。政治アナリストのアドナン・ファルーキ氏(インド政治)は「スポーツは大衆の支持をつなぎ留めるのに重要なツールで、モディ氏も五輪招致に乗り出すことで支持層を広げる狙いだ」と指摘した。

 ただ、世界各国から選手団や観戦客らを受け入れる夏季五輪の招致は、宿泊施設や交通インフラがある程度整い、国際的な知名度のある首都や主要都市を選ぶのが通例だ。現役首相の地元とはいえ、同州のような地方都市が名乗りを上げれば異例の展開となる。主要紙インディアン・エクスプレスが「政府は一歩引き、本当に競技イベントのホスト国になれるかどうかを自問すべきだ」と指摘するなど懐疑的な見方も出ている。

競技力
 インドでは、国民の1割(19年時点)が世界銀行が定める1日2・15ドル(約290円)の「貧困線」を下回る生活をしている。膨大な事業費支出による国民の負担増への懸念も強い。また、インドは昨年の東京五輪でのメダル獲得は金1個を含む計7個にとどまっており、競技力強化も課題となる。

 14年のソチ冬季五輪では、印五輪委員会の役員の汚職問題でインドが参加資格を一時的に停止され、代表3選手が個人資格で開会式を迎える事態も招いた。東京五輪を巡る汚職事件がスポーツ界を揺るがしている中、インドがクリーンな五輪招致活動を進められるかどうかも問われそうだ。

 BJP幹部は「五輪招致はモディ氏の構想だ」と話す。だが、あくまで、地方選挙で政党が独自に提起したという段階にとどまっており、印五輪委の関係者は「招致するなら、ニューデリーなどの他の都市もありうる」と語った。モディ氏自身も五輪招致についての明確な発言はなく、今後の国内外の受けとめを慎重に見極めていく模様だ。

717チバQ:2022/12/26(月) 18:27:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/50433abefa7001f933a4ebb2375c6e687bb7bac2
ネパール新首相に共産党・毛派議長のダハル氏 親中派連合に合流
12/26(月) 16:06配信


毎日新聞
集会に参加するダハル氏=カトマンズで2021年2月10日、ロイター

 ネパールメディアは25日、バンダリ大統領がネパール共産党毛沢東主義派(毛派)の議長、ダハル氏を新首相に任命したと報じた。与党連合を率いて、11月下旬の下院選で最多議席を獲得したネパール会議派のデウバ総裁が首相を続投するとみられていたが、毛派は与党連合を急きょ離脱。親中派の野党・統一共産党(UML)などの連合に合流した。

 地元紙カトマンズ・ポストによると、ダハル氏がデウバ氏に対して首相の座を求めたが拒否され、与党連合からの離脱につながったとみられている。下院選で毛派は32議席を獲得しており、78議席だったUMLや、そのほかの少数政党の支持を得て過半数の169議席を確保した。ネパールでは短命政権が多く、ダハル氏が政治的な安定を実現できるのか注目される。

 ネパールは中国が主導する巨大経済圏「一帯一路」への参加を表明しているが、隣国インドとの関係も重視するバランス外交を展開してきた。ネパール会議派がインド寄りとされるのに対し、ダハル氏とUMLはいずれも親中派とされ、今後は中国が支援するインフラ整備がより進む可能性がある。【ニューデリー川上珠実】


https://news.yahoo.co.jp/articles/2a26e77af8494c0f20575d5e7a4e2cc53172daad
ネパールで「毛沢東主義派」首相が就任 中国への接近をインドが警戒
12/26(月) 17:24配信


産経新聞
【シンガポール=森浩】ネパールのバンダリ大統領は25日、11月実施の下院選の結果を受け、新首相にネパール共産党毛沢東主義派(毛派)のダハル元首相を任命した。親中派とされるダハル氏は中国接近を図る可能性があり、伝統的にネパールと結びつきが強いインドは警戒している。中印関係の緊張が続く中、両国の間に位置するネパールを取り込む中印の動きがいっそう強まりそうだ。

下院選では、親インド的なデウバ前首相のネパール会議派(NCP)が第1党となったが、いずれの政党も過半数に達しなかった。選挙後に連立与党の一部だった毛派がNCPとたもとを分かち、第2党の統一共産党(UML)と連携し、25日までに下院の多数派を形成した。

毛派とUMLは前回の2017年下院選で左派連合として共闘した経緯がある。ダハル氏が議員任期5年の前半に首相を務め、後半はUML出身者に引き継ぐとしている。

ネパールは歴史的にインドとの結びつきが強いが、インドが「つねに宗主国のようにふるまう」(地元ジャーナリスト)ことへの反発も少なくない。ダハル氏はかつて毛沢東主義を掲げて反政府武力闘争を主導したことから親中国的な姿勢を取る。初めて首相に就任した08年には、初外遊先としてネパール首相の慣例であるインドではなく中国を選び、物議を醸した。

インドは中国に対抗する上でも「デウバ氏率いる政権の継続がベストシナリオ」(印紙インディアン・エクスプレス)だっただけに、「左派連合政権」誕生を憂慮している。モディ印首相は25日夜、「インドとネパールは文化的・人的な深いつながりがある」といち早くメッセージを送り、ダハル政権と良好な関係を築きたい意向を示した。

https://mainichi.jp/articles/20221207/k00/00m/030/273000c?inb=ys
ネパール下院選 親インドの与党が最多議席 過半数には届かず
国際

速報

アジア・オセアニア
毎日新聞 2022/12/7 21:18(最終更新 12/7 21:19)
 ネパールメディアは7日、11月下旬に行われた下院選(定数275)で、デウバ首相率いる親インド派の与党・ネパール会議派が最多の89議席を獲得したと報じた。同派など5党で作る与党連合は合計136議席にとどまり、過半数には届かなかった。今後、政権維持に向けて他党の取り込みを図っていくとみられる。

 地元紙カトマンズ・ポストによると、11月20日に行われた選挙では親中派のオリ議長が率いる最大野党・統一共産党(UML)は78議席を獲得し、第2勢力となった。一方、ネパール会議派と連立を組むネパール共産党毛沢東主義派は32議席を獲得して第3勢力。

718チバQ:2022/12/27(火) 13:16:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/63a1d4166fc76306fc6218313686b9083c3e5800
ネパール「毛沢東主義派」議長が首相に 中国寄り外交へ転換の可能性
12/27(火) 6:15配信

朝日新聞デジタル
ネパールの新首相に就任した共産党毛沢東主義派のダハル議長=ロイター

 ネパールの共産党毛沢東主義派(毛派)のダハル議長が26日、同国の新たな首相に就任した。

 中国、インド両国との間でバランス外交を展開した前政権と違い、中国寄りの外交姿勢に傾く可能性も指摘されている。ただ、連立新政権内には意見の隔たりがあり、政権運営が軌道に乗るかは不透明だ。

 ネパールでは、11月20日の下院選(定数275)で、首相だったデウバ氏の率いるネパール会議派が89議席を得て第1党になった。だが、過半数を占める政党はなく、主要な閣僚ポストをめぐって対立した毛派が与党連合から離脱。野党側の統一共産党や少数政党などと連携し、新たな連立政権を発足させた。

 ダハル氏は「プラチャンダ」の通名で毛派を指揮し、2008年にも首相に就任。ただ、連立の維持などに失敗して09年に辞任している。その後、16年にも首相に就いている。(ニューデリー=石原孝)

719チバQ:2022/12/27(火) 17:35:14
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022122600832&amp;g=int
スリランカ前大統領、家族連れ米国へ 経済危機招き7月に辞任
2022年12月26日22時47分
 【ニューデリー時事】スリランカのラジャパクサ前大統領が26日、家族を連れ飛行機で米国に向け出発した。地元紙デーリー・ミラー(電子版)などが伝えた。ラジャパクサ氏は今年、経済危機を招いた責任を問う大規模な抗議デモを受け、約2カ月間国外に逃れ、その間に辞任した経緯がある。

 デーリー・ミラーは、ラジャパクサ氏が26日朝、妻や子供らを連れ「(最大都市コロンボ近郊の)バンダラナイケ国際空港から米国へと渡った」という空港関係者の話を伝えた。ラジャパクサ氏は一時期、米国に住んでいた。
 ラジャパクサ氏は7月に近隣国モルディブへ渡った後、シンガポール滞在などを経て9月に帰国。その後は当局の警備下で暮らし、米国の永住権(グリーンカード)の申請手続きを行っていると報じられた。国外脱出中の7月に電子メールで辞表を提出した。

720OS5:2023/03/09(木) 22:44:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/93c3f979c304c791054f1dcc85573c336e47a254
新大統領にパウデル氏 元副首相、対立候補下す ネパール
3/9(木) 21:14配信

時事通信
ネパール大統領選に出馬したラム・チャンドラ・パウデル氏(同氏秘書提供・時事)

 【ニューデリー時事】ネパールで9日、現職の任期満了に伴う上下両院議員らによる大統領選の投票が行われ、元副首相のラム・チャンドラ・パウデル氏(78)が、連立政権を離脱した統一共産党(UML)の幹部スバス・ネムバン氏(69)を下し、当選した。

 13日に正式就任する見通し。

 パウデル氏はダハル首相率いる与党連合の支持を得た。パウデル氏は下院議長や閣僚を歴任したベテラン。同氏が所属する野党・ネパール会議派(NCP)は、選挙後の与党連合入りが取り沙汰されている。一方、ネムバン氏は新憲法を起草・制定するためかつて設置された制憲議会の議長などを務めた。

 現職のバンダリ氏の2期目の任期満了に伴う選挙。国家元首の大統領は儀礼的役割を担い、政治の実権は首相にある。

721OS5:2023/03/25(土) 19:58:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab9ba4e2ca3180df6c7d69300f1b5330a2dc53a7
インド議会、ラフル・ガンジー氏を追放 最大野党の次期首相候補
3/24(金) 19:11配信

時事通信
インド最大野党・国民会議派の元総裁ラフル・ガンジー氏=2022年12月、ニューデリー(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インド下院は24日、最大野党・国民会議派の元総裁ラフル・ガンジー氏(52)の議員資格を剥奪したと発表した。

 モディ首相と同じ「モディ」姓への非難発言が名誉毀損(きそん)に当たるとして23日に有罪判決を受けたことが理由。次期首相候補の議会追放に国民会議派の反発は強い。

 ガンジー氏は2024年に見込まれる総選挙で、モディ首相の対抗馬の一人と目されている。会議派の議員らは24日、判決を不服としてニューデリーで抗議活動を実施した。

 報道によると、ガンジー氏は19年の選挙演説中、モディ首相や、銀行詐欺事件に関与し国外で逮捕されたモディ姓の宝石商らの名を挙げ「泥棒は全員モディ姓を持っている」などと発言した。23日、モディ首相の出身地である西部グジャラート州の裁判所から禁錮2年の判決を受けた。

 ガンジー氏は30日間の保釈が許可され、上訴する方針を示している。

722OS5:2023/04/23(日) 22:41:54
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023042200280&amp;g=int
イスラム「侮辱」あわや暴動 中国・パキスタン関係に不協和音
2023年04月23日11時45分

パキスタンと中国の国旗が掲げられたイスラマバードの通り=2015年4月撮影(AFP時事)
パキスタンと中国の国旗が掲げられたイスラマバードの通り=2015年4月撮影(AFP時事)


 【北京時事】パキスタン北部で今月、水力発電所建設に携わる中国人技術者の男性が、イスラム教を冒涜(ぼうとく)したとして告発された。怒ったパキスタン人作業員らによる暴動を懸念した地元当局は、男性を遠隔地へ移送。パキスタンでは近年、中国権益への反発が強まっており、住民感情の刺激が両国の不協和音に発展しかねない状況だ。

 17日のAFP通信などによると、男性はイスラム教のラマダン(断食月)期間のせいで「仕事の進行が遅い」と指摘。作業員との口論で、アラー(神)や預言者ムハンマドを侮辱するような発言があった。
 これに反発した地元住民ら数百人が抗議に集まり、武装警察が出動する騒ぎに発展。抗議参加者らは中パ国境につながる道路を一時封鎖したという。当局は男性を拘束しており、告発に基づく捜査を今後進める。
 中国外務省報道官は18日、「中国政府は在外中国人に対し、現地の法律、規制、慣習を尊重するよう求めている」と強調したが、詳細は明らかにしなかった。事件は中国でほとんど報じられていない。
 中国は巨大経済圏構想「一帯一路」の下、経済協力やインフラ建設を通じパキスタン進出を加速してきた。習近平国家主席が両国の「鉄の友情」をうたう半面、「中国がパキスタンの資源を奪っている」と見なす武装集団の攻撃も頻発。昨年4月には南部カラチで、中国語などの普及を図る「孔子学院」の車両が爆弾テロに遭い、中国人ら4人が死亡した。
 中国政府はパキスタン側に安全確保の徹底を要請しているが、対応が追い付いていない。香港メディアは、相次ぐ事件で「プロジェクト参加を思いとどまる中国人が増えれば、中パ協力への打撃となる」と指摘した。

723OS5:2023/05/09(火) 21:02:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/009bb94ea669f7c4a54bc2dafce891746430fc5a
パキスタン、カーン前首相を拘束 捜査当局、容疑不明
5/9(火) 19:17配信
 【イスラマバード共同】パキスタン捜査当局は9日、首都イスラマバードで、カーン前首相を拘束した。容疑などは不明。地元メディアが報じた。


 野党パキスタン正義運動(PTI)を率いるカーン氏は昨年4月、経済危機への失策を問責する下院の不信任案可決を受け失職したが、人気は根強い。カーン氏は下院の早期解散と総選挙の実施を要求し、シャリフ首相は動向を警戒している。

724OS5:2023/05/09(火) 21:21:00
実質的なパキスタンのリーダー
PPP  ズルフィカール・アリー・ブットー 1973/08-1977/07
軍  ムハンマド・ジア=ウル=ハク(クーデーター)1977/07-198/08(飛行機事故)
PPP  ベーナズィール・ブットー 1988/12-1990/08
PML-N ナワーズ・シャリーフ 1990/11-1993/07 
PPP  ベーナズィール・ブットー 1993/10-1996/11
PML-N ナワーズ・シャリーフ 1997/02-1999/10 クーデター
軍パルヴェーズ・ムシャラフ(クーデーター)1999/10→大統領 2008/08亡命
PPP   ユースフ・ラザー・ギーラーニー 2008/03-2012/06
(省略)
PML-N ナワーズ・シャリーフ 2013/06-2017/07
(省略)
PTI  イムラン・カーン   2018/08-2022/04 不信任決議可決
PML-N シャバズ・シャリーフ 2022/04〜

725OS5:2023/05/24(水) 07:43:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/2aba2ffd772c46525bcbbf500676811efba51754
インド、係争地でG20会合開催 パキスタン・中国が反発
5/24(水) 7:09配信

 【ニューデリー時事】インドとパキスタンの係争地カシミール地方で、20カ国・地域(G20)の会合が22日に始まった。

 パキスタンは「不法占拠を永続させるための利己的な措置だ」と、開催を決めた議長国のインドを非難。同じくインドと領土紛争を抱え、G20加盟国である中国も反発し、会合を欠席した。会合は観光分野の作業部会で、24日まで開かれる予定。

 パキスタンは英領インドからの分離独立以来、カシミールの領有権を争ってきた。パキスタンのブット外相は21日、カシミールのパキスタン側支配地域を訪れ、「占領されたカシミールでのG20開催は国際法違反だ。インドは会合を通じカシミールを抑圧することはできない」と批判した。同地域では住民による抗議デモが行われた。

 会合の開催地スリナガルはインド側支配地域にある風光明媚(めいび)な都市。インドは2019年、スリナガルが位置し、国内で唯一イスラム教徒が多数派を占める北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪し、連邦直轄地とした。これをきっかけにパキスタンとの緊張がさらに高まった。

 連邦直轄地となった後、スリナガルで主要な国際会議が開かれるのは初めて。インドメディアは治安当局がテロを警戒し、厳重な警備に当たる様子を伝えている。

 パキスタンの立場を支持する中国も反発している。中国外務省の汪文斌副報道局長は19日の記者会見で「係争地におけるいかなる形式のG20会合にも断固反対だ」と述べ、欠席を表明した。

 中国のG20会合の参加見送りは初めてではない。報道によると今年3月、中国はインドが実効支配する北東部アルナチャルプラデシュ州で開かれた非公開の会合を欠席した。同州は中国も領有権を主張している。

 一方、日本は係争地を巡り「特定の立場は取らず、いずれの味方もしない」(日本政府筋)スタンス。今回の会合は、日程の都合で日本から代表団を派遣せず、在インド大使館の担当者が出席したという。

726OS5:2023/06/04(日) 09:35:19
https://mainichi.jp/articles/20230603/k00/00m/030/216000c
インド東部の列車事故、死者288人に 「今世紀で最悪」英報道

毎日新聞 2023/6/3 20:31(最終更新 6/3 22:04)

 インド東部オディシャ州で2日午後7時(日本時間同10時半)ごろ、脱線した列車と走ってきた別の列車が衝突する事故が起き、地元メディアによると、少なくとも288人が死亡、900人以上が負傷した。インド当局が事故原因を調べている。インドでは老朽化などで列車事故が相次いでいるが、英BBCは今世紀に入って最悪と伝えている。

 地元メディアによると、東部・西ベンガル州から南部タミルナド州に向かう列車が脱線し、一部の車両が対向の線路に乗り上げた。さらに、南部カルナタカ州から西ベンガル州に向かっていた別の列車が脱線した車両に衝突した。衝突した列車が先に脱線したとの情報もあり、事故原因は明らかになっていない。


 現場はオディシャ州の州都ブバネシュワルから北170キロにあるバハナガ・バザール駅付近。在インド日本大使館によると、邦人が巻き込まれたとの情報はない。生存者の乗客の男性は地元メディアに対し「手足を失ったり、顔を損傷したりした人もいた」と語った。

 モディ首相は事故後、「影響を受けた人々に可能な限りの支援を提供している」とツイート。3日、事故現場を視察した。岸田文雄首相も3日、モディ氏宛てに「多くの尊い命が失われ、負傷者が発生しているとの報に接し、大変心を痛めている」とツイートした。インドでは2016年にも北部ウッタルプラデシュ州で脱線事故があり、約140人が死亡した。【ニューデリー川上珠実】

727OS5:2023/06/23(金) 11:17:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6be8266ea55729ea4a54589fb4604cfe6473b1c5
モディ首相、異例の記者会見 人権問題追及に強く反論
6/23(金) 5:32配信
共同通信
インドのモディ首相=22日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】インドのモディ首相が22日、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談した後、共同記者会見を開いた。インドの関係者によると、会見で質問に応じるのは極めて異例。インド国内の人権問題を問う米紙記者の質問に強く反論し、気色ばむ場面もあった。

 「カースト制度や宗教、ジェンダーに基づくいかなる差別も絶対にない」。モディ氏は冒頭は淡々とした調子で話していたが、宗教少数派に対する差別について人権団体から批判が出ていると記者に指摘されると、声を張り上げて否定した。

 モディ氏は「人々がそのようなことを言うことに非常に驚いている」と不満そうな表情を浮かべ「民主主義はインドのDNAだ。人権がなければそれは民主主義ではない」と強調した。

 モディ政権はヒンズー至上主義を鮮明にして反イスラム色の強い政策を実行しており、イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪。イスラム教徒との分断を深めているとの批判が米国内で上がっている。

728OS5:2023/07/31(月) 08:21:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/db35744766d70e75ac58b44b449b0e3a228df608
パキスタンで爆発 35人死亡、200人超が負傷 政党幹部の演説中
7/30(日) 23:30配信

朝日新聞デジタル
パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で2023年7月30日、爆発で負傷した人を運ぶ救急隊員ら。レスキュー1122本部提供=AP

 パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で30日、大勢の労働者たちが集まる集会で爆発があり、地元メディアは少なくとも35人が死亡したと報じた。けが人も200人以上出ているといい、今後、犠牲者は増える恐れがある。


 地元メディアGeoニュースによると、爆発は午後4時ごろに発生。宗教政党「JUI―F」の幹部が演説をしていた際に起きたとみられている。

 30日夕方時点で犯行声明などは出ておらず、詳細は分かっていない。だが、現場は隣国のアフガニスタンとの国境にも近く、周辺の地域はイスラム過激派組織などが拠点にしてきた。政党幹部や支持者を狙った自爆テロの可能性も指摘されている。(ニューデリー=石原孝)

朝日新聞社

729OS5:2023/08/05(土) 08:31:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-230804X669.html
ガンジー氏、議員復帰に道=野党有力者、最高裁が判決停止―インド
2023/08/04 19:41時事通信

 【ニューデリー時事】インド最高裁は4日、名誉毀損(きそん)罪で禁錮2年の有罪判決を受けた最大野党・国民会議派のラフル・ガンジー元総裁について、判決の効力をいったん停止する決定を下した。下級審の有罪判決を受け、同氏は議員資格を剥奪されていたが、議員への復帰が可能となる。地元メディアが伝えた。

 議員復帰すれば、来年実施が見込まれる総選挙に出馬できる。ガンジー氏は野党の有力者として、モディ首相の対抗馬の一人になると目されてきた。最高裁判事は「禁錮2年という最大限の刑を科す理由が示されていない」などと決定の理由を説明した。

730OS5:2023/08/05(土) 10:07:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/a87cbce74a8272783b9c4d45901b53975638c3d0首都近郊で暴動、日系企業警戒 工場一時停止、在宅勤務も 印
8/5(土) 7:14配信

時事通信
インド北部ハリヤナ州ヌー地区で起きた暴動の現場をパトロールする治安部隊の隊員=2日(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インド北部ハリヤナ州で宗教対立に端を発した暴動により、少なくとも6人が死亡した。

 首都ニューデリーに隣接する同州には多くの日系企業が拠点を置いている。まだ直接的な被害はないものの、工場の稼働を一時停止したり、在宅勤務に切り替えたりする動きが出ている。

 報道によると、暴動のきっかけは7月31日、同州ヌー地区で宗教行事を行ったヒンズー教徒に対し、イスラム教徒が投石したことだった。報復として、多くの邦人が暮らす近郊の都市グルガオンのモスク(イスラム礼拝所)が放火され、関係者が殺害されるなどした。逮捕者は計170人超に上っているという。

 在インド日本大使館などによると、同国に進出する日系企業1400社のうち、州別ではハリヤナが383社(昨年10月時点)と最も多い。大使館は暴動の現場付近に近づかないよう呼び掛けている。

 自動車リサイクル業の会宝産業(金沢市)はヌー地区にある工場の稼働を1日から3日まで停止した。同社海外事業部の宮川裕基主任は付近のヒンズー教寺院に多数の警官が配置されているのを見たといい、「1年半生活しているが初めて」と、状況悪化を警戒する。

 筆記具大手パイロットコーポレーション(東京)の現地子会社PPINは、幹部を在宅勤務に切り替えたり、工場従業員の帰宅を早めたりする措置を取った。

 ヒンズー至上主義を掲げる与党インド人民党(BJP)がイスラム教徒に厳しい政策を取っていることで、宗教間の対立をあおっているとの見方もある。インド日本商工会の杉野健治事務局長は「来年の総選挙に向け、さらなる宗教や民族間の衝突が起こる可能性も否定できない。リスク管理が大事だ」と話した。

731OS5:2023/08/05(土) 10:07:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/1172c788d6c68f8da687e8c46d1c5bbae70c1a1eインド最高裁、野党幹部の有罪判決の効力停止 議員資格回復へ
8/5(土) 5:30配信

毎日新聞
インド最大野党・国民会議派の元総裁、ラフル・ガンジー氏=ニューデリーで2023年8月4日、ロイター

 インド最高裁は4日、モディ首相の「モディ」姓を巡る名誉毀損(きそん)罪で禁錮2年の有罪判決を言い渡されていた最大野党・国民会議派の元総裁ラフル・ガンジー氏に対し、有罪判決の効力を停止する決定を下した。地元メディアが報じた。この決定を受け、来春の総選挙で野党側の首相候補の一人とみられている同氏の議員資格は回復されることになる。

 地元メディアによると、ガンジー氏は2019年の選挙集会で「なぜ全ての泥棒はモディという共通の姓なんだ」と発言し、名誉毀損罪に問われた。今年3月に下級審の有罪判決を受けて議員資格を失い、最高裁の判断が注目されていた。最高裁は「公人として慎重に発言すべきだった」と指摘した一方、下級審が同罪の最高刑にあたる禁錮2年を言い渡した理由について十分な説明がなかったと判断した。

 ガンジー氏は初代首相ネールを曽祖父に持つ名門「ネール・ガンジー家」の出身。前回19年の総選挙で与党インド人民党(BJP)に大敗した責任を取って総裁を辞任したが、野党内で影響力を保っている。【ニューデリー川上珠実】

732OS5:2023/08/06(日) 10:19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/07f49f05c81ab877c59a179e819c15d3cf1bccac
カーン前首相に禁錮3年 在任中の汚職、再び拘束 パキスタン
8/5(土) 20:01配信

時事通信
パキスタンのイムラン・カーン前首相(中央)=7月26日、イスラマバード(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンの首都イスラマバードの地方裁判所は5日、汚職の罪に問われていた最大野党「パキスタン正義運動(PTI)」党首のイムラン・カーン前首相(70)に禁錮3年の有罪判決を言い渡した。

 カーン氏側は不正を否定しており、上訴する方針。地元メディアが伝えた。

 カーン氏は在宅のまま審理を受け、判決後に東部ラホールの自宅で身柄を拘束された。判決が覆らない限り、今秋見込まれる総選挙に出馬できない。PTIはSNSで「事件の始まりから裁判、(カーン氏の)拉致に至るまで全ての手続きが違法だ」と反発した。

 判決によると、カーン氏は首相在任中、外国の要人からの贈答品を虚偽申告し、違法に売却していた。5月には別の汚職事件で逮捕されたが、支持者による抗議デモが暴動に発展。最高裁が逮捕を「違法」と判断したため、一時的に釈放された。

733OS5:2023/08/06(日) 10:19:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/894f32e3e6131811dd6474293802166724128e9a
パキスタン前首相に禁錮3年 汚職の罪
8/5(土) 19:39配信

産経新聞
パキスタンの裁判所は5日、汚職の罪でカーン前首相に禁錮3年と罰金を言い渡した。判決後、カーン氏は身柄を拘束された。11月までに予定される総選挙にカーン氏が出馬できなくなる可能性があり、市民の反発が拡大しそうだ。


カーン氏は首相在任中の2018〜22年、海外要人からの贈答品を無断で売却しながら報告を怠ったとする汚職罪に問われた。カーン氏は起訴内容を否認していた。

クリケットの元スター選手であるカーン氏は22年4月に議会で不信任決議が可決され、首相を失職。失職後はシャリフ政権や内政に強い影響力を持つ軍との対立姿勢を強めていた。

シャリフ政権は刑事訴追でカーン氏の政治活動を押さえ込む動きに出ている。カーン氏は今年5月にも別の汚職容疑で逮捕され、その後に釈放されたものの、全国に抗議デモが拡大した。(シンガポール 森浩)

734OS5:2023/08/10(木) 12:43:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e81db9e8c61c8e5a39d1dfc360afba4760c17e12
パキスタン議会が解散 総選挙、数カ月遅れも
8/10(木) 10:25配信

時事通信
パキスタンのシャリフ首相=1月9日、ジュネーブ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンの国民議会(下院、定数342議席)が9日夜(日本時間10日未明)、任期満了まで3日を残して解散した。

 シャリフ首相の解散を求める勧告にアルビ大統領が同意した。これを受け、内閣は総辞職した。

 総選挙は憲法の規定により、解散から90日となる11月上旬までに行う必要がある。ただ、最新の国勢調査結果に基づく選挙区割りの調整などのため、実施はさらに数カ月遅れる見通し。新内閣発足まで、暫定の選挙管理内閣が国の指揮を執る。

735OS5:2023/08/10(木) 19:27:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a907d1eb2b7a8ef998effe8e677297281a13aee0
パキスタン下院解散、総選挙へ 区割り再編で数カ月遅れの可能性
8/10(木) 17:26配信

毎日新聞
パキスタンの国旗=ゲッティ

 パキスタンのアルビ大統領は9日、シャリフ首相の求めに応じて12日の任期満了直前に下院を解散した。地元メディアが報じた。通常は90日以内に総選挙が実施されるが、新たな国勢調査をもとに選挙区を設定するために数カ月の遅れが生じる可能性がある。

 シャリフ氏は、2022年4月に当時のカーン首相が不信任決議案を可決されたことに伴う首相指名選挙によって新首相に選出された。しかし、カーン氏は失職後も支持者を率いて政府に早期の総選挙を求める抗議デモを展開し、与野党の対立が激化していた。

 カーン氏は今月5日に汚職を巡る罪で裁判所に禁錮3年の有罪判決を言い渡され、身柄を拘束された。カーン氏は判決を不服として上訴しているが、訴えが認められなければ総選挙に出馬できなくなる恐れがある。【ニューデリー川上珠実】

736OS5:2023/08/11(金) 23:08:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/44b299461fc5ccf0358ffed37d58a43e3df8ea5e
議会解散、政治の混迷続く 危機的経済、テロ頻発の懸念も パキスタン
8/11(金) 7:15配信

時事通信
9日、イスラマバードのパキスタン議会で議員らと言葉を交わすシャリフ首相(右)(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンの国民議会(下院)が9日、解散した。

 近く暫定の選挙管理内閣が発足するが、経済の立て直しや頻発するテロなど課題は山積したまま。総選挙は憲法の規定に従えば11月上旬までに実施されるが、来年初めに先送りされる可能性もあり、政治の混迷が一層深まりかねない。

 「キャリアの中でこれほど困難な試練に直面したことはかつてなかった」。シャリフ首相は9日、議会最終日の演説で約16カ月に及んだ任期をそう振り返った。

 昨年4月に発足したシャリフ政権が直面したのは、デフォルト(債務不履行)寸前に陥った経済だった。燃料費の世界的高騰やインフラ整備のため中国から借り入れた巨額債務の返済により、外貨は枯渇。未曽有の洪水被害も重なり、財政を圧迫した。

 現地報道によると、中央銀行の外貨準備高は今年1〜2月、適正水準とされる輸入3カ月分を大幅に下回る数週間分程度にまで落ち込んだ。緊縮策に取り組み、国際通貨基金(IMF)の金融支援が7月にようやく承認されたが、一時しのぎにすぎず、根本的な立て直しには遠い。

 治安も悪化の一途をたどった。昨年11月にはイスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」が政府との停戦破棄を宣言。警察や治安部隊を狙ったテロを全土で繰り返した。今年7月には別の過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が与党連合に連なる政党の集会で自爆テロを起こし、60人以上を殺害した。総選挙に向け、テロの活発化が懸念されている。

 最大野党党首のカーン前首相は1年以上、各地で反政府集会の開催や政権批判を繰り広げ、政治的な緊張が高まった。同氏は5日に汚職罪で実刑判決を受け、現状では総選挙に出馬できない。しかし、クリケットの元スター選手で人気も根強いだけに、緊張は続く恐れがある。

 シャリフ氏は議会解散を前に、首相再選を目指さない考えを示唆。総選挙で与党が勝利した場合、同氏の兄で過去3度首相を務めたナワズ・シャリフ氏が「次期首相になるだろう」と語ったと報じられた。ただ、誰が就いても国のかじ取りは困難を極めそうだ。

737OS5:2023/08/12(土) 23:48:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/9782cdf6c3c6d563c660a99d64e382c09def6776
暫定首相にカカール上院議員 パキスタン
8/12(土) 22:43配信

時事通信
アンワール・ウルハク・カカール氏=2016年1月、パキスタン南西部クエッタ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンのアルビ大統領は12日、少数政党「バルチスタン・アワミ党」所属のアンワール・ウルハク・カカール上院議員を暫定首相に任命した。

 9日の下院解散後続いていた人選を巡るシャリフ首相と野党指導者との協議が合意に達した。

 カカール氏は総選挙を経て新内閣が成立するまで、暫定の選挙管理内閣を率いる。総選挙の時期は憲法の規定に沿えば11月上旬までに実施されるが、来年初めに先送りされる可能性が取り沙汰されている。

738OS5:2023/08/26(土) 20:37:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab4786e5a83d60d0e2a01aad1e472dfadd8e9cb
人口世界一のインド、産業発展追いつかず成長に「壁」
8/26(土) 19:28配信

産経新聞
インド南部のチェンナイで配線器具などを扱う店が立ち並ぶ通り=7月(桑島浩任撮影)

2027年に国内総生産(GDP)が世界3位になる見通しのインド。成長の源泉は14億人を超える世界一の人口と平均年齢約28歳という国民の若さだ。出世や学習に意欲的な労働者が多く、チャンスを逃すまいと休みなく働く経営者も少なくない。ただ、人口の増加に産業の発展が追いつかず、女性の就業率も低いため、雇用が拡大しないという「成長への壁」に直面している。

インド南部チェンナイで電気設備資材を取り扱う店舗が軒を連ねる通り。パナソニックホールディングス(HD)の配線器具の代理店は小さな店舗だが、売上高は年間1億4千万ルピー(約2億4千万円)。社長のラケッシュ氏は「(顧客に)何かあれば24時間いつでも対応する。それが商売の秘訣(ひけつ)」と強調する。

一方、北部の工業地帯にあるハリドワールでは、技能訓練校を経て工場などへの就職を目指す若者が増え始めている。携帯電話修理の技術を学ぶカイフさん(18)は「以前の自分にはなんの知識もなく、できる仕事もなかった。勉強することで自信が持てるようになった」と話す。

ただ、カイフさんのような若者がすぐに職にありつけるかというと、必ずしもそうではない。

インドでは増加する人口に雇用を提供するだけの産業が成長していない。政府は約10年前から製造業振興に注力しているが、製造業がGDPに占める割合は横ばいで伸び悩んでいる。

ヒンズー教に根差した古くからのカースト(身分)制度により、階層ごとに職業が固定化している側面もあり、柔軟な労働力の移動を妨げているともいわれる。

このため、国際労働機関(ILO)によると、23年の15〜24歳の失業率(推定値)は23・6%に上る。4・3%の日本と比較して高く、せっかくの若い労働力が生かされていないのが現状だ。所得の底上げが進まない結果、高等教育に進学するのは4人に1人にとどまり、知識や技術を持たない多くの若者が職に就けない。そうした悪循環からインド社会は脱却できていない。

もう一つの課題が女性の就業率の低さだ。世界銀行によると、女性の労働力率は約24%(日本は約54%)。調査対象国の中でインドよりも低い国はイランなど数えるほどしかない。北アフリカ・中東から南アジアに共通する「女性は外で働くものではない」と考える風習が背景にある。

神戸大の佐藤隆広教授(現代インド経済論)は「インドでは特に北部を中心に女性を仕事に出さないという価値観が根強い。(経済が発展しても)簡単に価値観は変わらないだろう」と分析する。

ただ、インドの労働者の意識は高い。パーソル総合研究所が18カ国・地域の労働者を対象に実施した調査によると、「管理職になりたい」と思っている人の割合はインドが90・5%でトップ。社外での勉強や自己啓発を「何も行っていない」と答えた人はわずか3・2%で最も低く、52・6%だった日本とは対照的な結果となった。

ニッセイ基礎研究所の斉藤誠准主任研究員は「インドの労働者は上昇志向が強く、より良い職に就くために努力する人がたくさんいるのは間違いない。一方、国内の雇用不足や女性の社会進出の遅れなど課題は多い。大きく成長するにはこうした課題を解決していくことが重要だ」と指摘する。(桑島浩任)

739OS5:2023/09/25(月) 19:00:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9a042dd4af7c5858d2d5320651b00deb05237bf
公明の山口代表、集大成へ 対維新・後継者…解決は
9/24(日) 17:40配信

産経新聞
公明党の山口那津男代表が25日で任期2年の折り返しを迎える。8期14年という異例の就任期間となったが、次期衆院選に向けては勢いに乗る日本維新の会との全面対決を控える。延期した中国訪問の再調整や自身の退任に向けた後継問題も残っている。集大成の1年とすることができるか、改めて手腕が問われる。

「岸田文雄政権をしっかり支え、来たる選挙に備えることだ」

山口氏は残り任期1年となった自身の課題について、周囲にこう話す。

次期衆院選は最大の山場だ。今年4月の統一地方選は計12人が落選する前代未聞の結果に終わり、党勢の退潮傾向は否めない。公明の比例票は平成17年衆院選の約898万票をピークに減少し、昨年参院選は約618万票まで低下した。

維新は、「大阪都構想」などで公明の協力を得るため擁立を見送ってきた関西の6選挙区をはじめ、公明が石井啓一幹事長を擁立する埼玉14区などにも立てる。公明には「かつてない危機感」(山口氏)が広がる。

選挙協力を巡る自民との対立も苦境に輪をかけた。信頼関係は一時は「地に落ちた」(石井氏)が、山口氏が岸田首相との直談判で合意に導いた。内閣改造では自民から「奪還論」も出る中、国土交通相ポストを維持した。

一方、8月下旬に予定していた訪中は東京電力福島第1原発の処理水放出を受けた中国側の判断で延期された。公明は中国政府と良好な関係を築いてきたが、存在感を発揮できず、再調整のめども立っていない。

後継問題も頭を悩ませる。山口氏は71歳。参院議員としての任期が令和7年7月で切れるため、次の参院選の候補擁立の検討が始まる来年夏頃には自身の引退時期も考慮しなければならない。

次期代表には石井氏が有力視されるが、真面目で堅い印象から「選挙の顔」として不安視する向きもある。また、次期衆院選から選挙区に挑戦するため、自身の選挙結果が伴わないリスクも排除できない。

衆目の一致する後継者の不在は、「なっちゃん」の愛称で知名度抜群の山口氏に党の「顔」を頼ってきたツケでもある。党内には「(山口氏は)あまり本心を話してくれない」(幹部)との声もある。党内をまとめ後継問題を解決できるか、かじ取りが注目される。(市岡豊大)

740OS5:2023/10/18(水) 10:00:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef9abfc84e838d5b56a82e0d352c64ef1d5cbc8a
インド最高裁、同性婚認めず それでも、性的少数者が抱いた「希望」
10/17(火) 20:30配信

朝日新聞デジタル
インドの首都ニューデリーで2023年10月17日、同性婚の是非を巡る最高裁の判決を待つ人々=ロイター

 ゲイやレズビアンといったLGBTQ+(性的少数者)による婚姻の是非を巡り、インド最高裁は17日、「性的少数者の婚姻は、議会の問題だ」などと述べ、合法化を認めない判決を下した。インド政府は同性婚に後ろ向きな姿勢を見せており、当事者たちからは悲嘆の声も漏れた。


 5人の裁判官からなる最高裁の判決では、「性的少数者への差別を是正すべきだ」とした一方で、婚姻について定めた法律の改正などについては「議会の権限」と述べるにとどめた。

 訴えを起こしたスプリヨ・チャクラバルティさん(33)は判決後、「今日の判決に深く失望している」としたうえで、「個人的なレベルでは敗れたが、多くの(一般家庭の)食卓でこの問題が議論にあがった。いつの日か婚姻の平等が実現することに希望を持っている」と取材に語った。

朝日新聞社

741OS5:2023/10/18(水) 10:03:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ef72016b364157ad4808dae9a4cb8434471b645
米下院、議長選出できず 共和党結束できず
10/18(水) 8:17配信
産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】米下院は17日の本会議で、マッカーシー前下院議長の解任に伴う議長選を行った。多数派の野党共和党の候補でトランプ前大統領が推薦するジョーダン下院司法委員長(59)は1回目の投票で過半数を獲得できなかった。米メディアによると、18日に再投票が行われる見通しだが、同氏は党内の支持をまとめ切れておらず、下院の機能不全が続く可能性がある。

下院(定数435)の議席構成は共和221、民主212、欠員2で議長選を制するには過半数217票が必要。投票の結果は、民主党トップのジェフリーズ院内総務が212票を獲得。ジョーダン氏は200票。他候補に投じられた造反票は20票に上り、うちマッカーシー氏に6票、スカリス院内総務に7票入った。

ジョーダン氏は保守強硬派の「自由議員連盟」に所属。共和党は11日に穏健派のスカリス氏を指名したが、同氏は党内分断で支持固めに失敗したとして撤退。ジョーダン氏が13日の党内投票で候補に選出された。同氏ら強硬派による強引な支持固めに反発した議員が造反したとみられる。

1月にマッカーシー氏を選出した選挙も造反により15回目の投票でようやく決まった。「1月の悪夢の再来」を警戒する声もある。

下院議長は大統領継承順位が副大統領に次ぐ2位の要職。マッカーシー氏が造反により3日に解任されて以降、議長不在の状態は2週間を経過した。イスラム原理主義組織ハマスの攻撃を受けたイスラエルやロシアの侵略が続くウクライナ向け支援の予算審議は滞り、現在のつなぎ予算が失効する11月中旬までに新たな予算案をまとめなければ再び政府機関閉鎖の危機が訪れる。議会の分断と機能停止は、米国の世界的な指導力を左右しかねない。

742OS5:2023/10/20(金) 11:59:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9711c39f97b8a49063a187ac70b3c632f5194c0
シャリフ元首相帰国へ 亡命中、返り咲き狙う パキスタン
10/19(木) 19:20配信
時事通信
 【ニューデリー時事】パキスタンの裁判所は19日、英国に事実上亡命しているナワズ・シャリフ元首相について、帰国時に捜査当局による拘束を認めない決定を下した。

 国内で根強い人気を誇るナワズ氏は、来年1月末に実施見通しの総選挙後に首相返り咲きを狙っているとされ、21日にも約4年ぶりに帰国する。地元メディアが伝えた。

743OS5:2023/11/02(木) 13:31:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d7a6f922a7a6af6f893679cdcd94388ee932349
WHO、地域事務局長にバングラ首相の娘選出 縁故主義疑惑も
11/2(木) 11:40配信

AFP=時事
バングラデシュ首都ダッカの選挙投票所を訪れたシェイク・ハシナ・ワゼド首相(右)と娘のサイマ・ワゼド氏(左)、レハナ・ワゼド氏(2018年12月30日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は1日、南東アジア地域事務局長にバングラデシュのシェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相の娘、サイマ・ワゼド(Saima Wazed)氏(49)を選出した。正式な就任には来年1月のWHO執行理事会での承認が必要とされる。

【字幕】ビデオグラフィック「世界保健機関(WHO)」

 ワゼド氏については候補に挙がった段階で、母親の影響力を行使した縁故主義だとの批判が上がっていた。本人は先月、この疑惑を否定している。

 国際的に権威ある英医学誌ランセット(The Lancet)は、政策立案の鍵を握る同ポストについて「特に危機の時代では、グローバルヘルスにおける最も重要な役割の一つ」だと述べている。

 同誌は9月、バングラデシュ以外のすべての国が、医師か博士号保持者を候補として擁立したと指摘。ワゼド氏の擁立には「透明性と縁故主義をめぐる疑問が生じる」と批判した。

 同誌によると、ワゼド氏は博士号を表す「@drSaimaWazed」というアカウント名でX(旧ツイッター)を使用しているが、これは「バングラデシュ独立の父」で初代大統領を務めた祖父、ムジブル・ラーマン(Mujibur Rahman)氏の名を冠した大学から今年授与された名誉博士号に基づくものと推測される。

 WHOへの提出書類によると、ワゼド氏の学歴は米バリー大学(Barry University)大学院で心理学の上級学位を取得、博士課程に在籍中となっていた。

 ワゼド氏は1日に行われた無記名投票で、ネパールのシャンブ・アチャリャ(Shambhu Acharya)氏(65)を破り選出された。

 アチャリャ氏は米ワシントン大学(University of Washington)公衆衛生大学院グローバルヘルス学部の教授で、WHOの要職を30年以上務めている。

 ワゼズ氏は先月、バングラデシュ政府のメンタルヘルスに関する戦略計画の首席顧問に任命されたことを挙げ、縁故主義だとする批判に反論した。

 ワゼズ氏の母、ハシナ・ワゼド首相は過去15年間、バングラデシュで政権の座にある。同首相の支持者の多くは、ワゼズ氏を後継者とみなしている。

 ハシナ・ワゼド政権は急速な経済成長をけん引してきたものの、汚職や反対勢力の弾圧を含む人権侵害などで非難されている。【翻訳編集】 AFPBB News

744OS5:2023/11/05(日) 22:31:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cd5cd5bac7cf109ab4b0d2365ccfe97801218a7
総選挙控え対立激化 野党幹部の拘束相次ぐ バングラデシュ
11/4(土) 7:09配信
時事通信
バングラデシュの首都ダッカで、ハシナ首相の退陣を求める野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の抗議デモ隊とにらみ合う警官隊=10月28日(AFP時事)

 【ニューデリー時事】来年初頭にも総選挙が見込まれるバングラデシュで、与野党の対立が激化している。

【写真】バングラデシュのハシナ首相と会見に臨まれる天皇陛下=4月26日午後、皇居・御所

 野党は「公平な選挙実現のため」として、ハシナ首相の辞任と選挙管理内閣の設置を要求し大規模なデモを展開。これに対し政権側は、野党幹部らを拘束するなど弾圧を強めている。

 10月28日、首都ダッカに有力野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の支持者ら10万人以上が集まり、反政府デモを繰り広げた。一部の参加者は最高裁長官の住宅を襲撃したり、車両に放火したりして暴徒化。警官隊との衝突で警官や記者を含む3人が死亡、100人以上が負傷した。

 その後も各地で衝突が起き、死傷者が出ている。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は「抗議行動における一連の暴力行為を深く憂慮している。暴力を扇動する発言や行動を控えるよう、全ての関係者に求める」と呼び掛けた。

 BNPなど野党勢力が求めているのは、中立的な選挙管理内閣の下での総選挙実施だ。BNPは、政権が応じなければ選挙をボイコットすると宣言。今月5日からの2日間、道路や鉄道を封鎖すると発表するなど、圧力をかけ続けている。

 しかし、政権側はこれに応じず、デモでの警官殺害などに絡みBNPのアラムギル幹事長ら幹部を次々と摘発。抑え込みを図っている。

 ハシナ政権は2011年、選挙管理内閣の設置を定めた憲法の条項を撤廃。これに反発したBNPは14年の総選挙をボイコットした。中立的な選挙が実施できるか危ぶむ声は欧米など海外からも上がっており、モメン外相は対外向けの声明で「憲法を堅持し、自由で公平かつ信頼できる選挙を行う」と懸念払拭に努めている。

745OS5:2023/12/01(金) 21:48:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d299efdb6371b7ef229dd187901eedad624ae9d
ブータンで政権交代へ 来年1月に国民議会本選
12/1(金) 21:19配信
共同通信
 【ニューデリー共同】ヒマラヤの王国ブータンの選挙管理委員会は1日、11月30日に実施された国民議会(下院、47議席)予備選の開票結果を発表した。与党の協同党は敗れ、来年1月9日に行われる本選に進出できなかった。過去2回の国民議会選と同様、政権交代することが決まった。

 国民議会選は、予備選の上位2党が本選に進む仕組み。今回の予備選では五つの政党が参加し、2013〜18年に首相を務めたツェリン・トブゲイ氏が率いる国民民主党が約42.5%と最多の票を獲得した。約19.6%を獲得し次点だった新党の縁起党と議席を争う。

746OS5:2023/12/02(土) 13:04:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/518324c5ef423fac219a27c86605d7890d16942a
ブータン、政権交代へ 下院予備選で与党敗北
12/2(土) 6:50配信
時事通信
ブータンの与党・協同党のツェリン党首=3月13日、ベルリン(EPA時事)

 【ニューデリー時事】ヒマラヤの王国ブータンの選挙管理委員会は1日、任期満了に伴う国民議会(下院、定数47)予備選の開票結果を発表した。

 与党の協同党は本選に進める上位2党に入れず、政権交代が決まった。

 参加した5政党のうち、協同党は第4党に沈んだ。野党・国民民主党がトップの約42%、新党の縁起党がそれに次ぐ約19%の票を獲得し、来年1月9日に行われる本選で争うことになった。本選で勝利した党が首相候補を出し、国王が任命する。

 予備選は11月30日に実施。有権者数は約50万人、投票率は63%だった。任期満了に伴い首相を退任した協同党のツェリン党首は、フェイスブックで敗北を認めた上で、「私たちの美しい国への奉仕を続ける」と強調した。

747OS5:2023/12/04(月) 11:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/65f34a54841676f22e3f4463fa3c21e9c24f0501
インド与党、州議選で勝利 総選挙の前哨戦 モディ政権3期目に弾み
12/4(月) 0:33配信

毎日新聞
インド4州の議会選挙で、与党・インド人民党が3州で単独過半数を獲得する見通しとなり、祝福を受けるモディ首相(中央)=インド・ニューデリーで2023年12月3日、AP

 来春の総選挙の「前哨戦」と位置付けられるインド4州の議会選挙が3日開票された。地元メディアによると、モディ首相の与党・インド人民党(BJP)が、3州で野党・国民会議派などを破って単独過半数を獲得する見通しとなった。総選挙で3期目を目指すモディ政権にとって大きな弾みとなった。


 4州の選挙は11月7〜30日に投票された。BJPは、中部マディヤプラデシュ▽西部ラジャスタン▽中部チャッティスガル――の3州で勝利を宣言した。一方、野党・国民会議派は南部テランガナ州で地域政党を抑えて勝利したものの、2州で政権を失い、総選挙に向けて態勢の立て直しを迫られる形になった。

 BJP勝利の背景には、7割超の支持率を誇るモディ氏の人気があるとみられる。モディ氏は3日、X(ツイッター)に3州の勝利について「BJPの良い統治と発展を国民が支持していることを示している」と投稿して自信を見せた。

 国民会議派はインドの身分制度「カースト」ごとの人口調査の実施を公約に掲げてきた。下位カーストの人口を把握し、就労や教育で優遇措置を受けられる人を増やす狙いがある。ヒンズー至上主義団体を支持母体とし、カーストを超えたヒンズー教徒の結束を重視するBJPとの差別化を図る戦略だが、支持は広がらなかった。

 国民会議派を中心とする野党は「インド全国開発包括連合(略称・INDIA)」として総選挙でBJPに対抗する構えだが、ニューデリーのシンクタンク「政策研究センター」フェローのラフル・ベルマ氏は「現時点ではBJPが最多議席を維持するのは間違いないだろう」と予測した。【ニューデリー川上珠実】

748OS5:2023/12/07(木) 21:40:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/8839bf1d4a9ab839ef0de42b1cfc85a9e344f923
インド、異例のイスラエル支持 背景にヒンズー教右派の共感も
12/7(木) 20:33配信


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時事通信
インドのモディ首相(右)とイスラエルのネタニヤフ首相=2018年1月、ニューデリー(EPA時事)

 【ニューデリー時事】イスラエルとイスラム組織ハマスとの衝突で、インドはイスラエル支持を鮮明に打ち出している。

 特定の陣営にくみしない外交方針を掲げるインドとしては、異例の対応だ。イスラム過激派によるテロの被害者として「反テロ」の方針で両国が共通するのに加え、モディ政権の主要な支持層のヒンズー教右派に、イスラエルへの共感が広がっていることも背景にあるとみられている。

 「困難な時期にあるイスラエルと連帯する」。ハマスによる10月7日の奇襲攻撃後、モディ首相はX(旧ツイッター)で即座に支持を表明した。同月27日には「人道目的の休戦」を求める国連総会決議案の採決で、インドは棄権。盟主を自任する新興・途上国「グローバルサウス」の多くの国と異なる対応だが、決議案にハマスを明確に非難する記述がなかったことが理由とされる。

 インドは1974年、非アラブ諸国で初めてパレスチナ解放機構(PLO)を承認。また、国内に約2億人のイスラム教徒を抱えており、イスラエル支持は驚きを持って受け止められた。

 インドの元外交官アニル・トリグナヤト氏は、敵対する隣国パキスタンを念頭に「インドは40年以上、越境テロや過激主義に苦しめられており、テロを許さない方針に従っている」と説明。2008年に西部ムンバイで起きた同時テロなどで「イスラエルが一貫してインドを支持してきた」ことも理由だと推察する。同テロはパキスタンに本拠を置くイスラム過激派が黒幕とされ、日本人を含む166人が犠牲となった。

 モディ政権は14年の発足後、軍事やハイテクの分野でイスラエルとの協力を推進。イスラエルの後ろ盾である米国への配慮が、政権の姿勢に影響を及ぼしている可能性も指摘されている。

 「インドもテロの被害者だ」。SNS上では、ヒンズー至上主義を掲げる与党支持者によるイスラエル支持や、イスラム教徒全体を敵視するような言説が飛び交う。そうしたイスラエルへの共感について、オランダ・ライデン大のニコラス・ブラレル准教授(国際関係)は米誌タイム(電子版)への寄稿で、ヒンズー教右派がイスラエルを「宗教ナショナリズムのモデル国家と見なしてきた」ことが背景にあると解説した。

749OS5:2023/12/31(日) 17:06:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e88e3acddd74dfb2004c568cadbb43639f07c77
野党不参加、与党「勝利」へ 総選挙まで1週間、対立激化も バングラデシュ
12/31(日) 14:17配信


 【ニューデリー時事】バングラデシュ議会(一院制、定数350)総選挙まで1日で1週間。

 主要野党がボイコットを表明する中、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟(AL)の「勝利」が確実視されている。実施後に与野党の対立が一段と激化する恐れがある。

 「この15年間で(国は)変貌を遂げた。今日では貧困にあえぐわけでも経済的にもろいわけでもない。ALだけが国を新たな高みに導ける」。ハシナ氏は12月27日、選挙公約発表の場で経済成長に導いた連続3期の実績を強調。引き続き国のかじ取りを担う決意を示した。公約には、国のデジタル化推進などを掲げた。

 一方、主要野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)は選挙への不参加を表明。地元報道によると党幹部は27日、「演出されたまがいものの選挙に抵抗を」と訴え、国民に投票に行かないよう求めた。

 バングラデシュではかつてALとBNPの二大政党が激しく対立。交互に政権を担い、反対勢力を弾圧する時期が続いた。2009年にハシナ氏が首相に返り咲くと、高成長を背景に権力基盤を確立。野党幹部や政権に批判的な人権活動家らを拘束し、強権的な姿勢を強めた。

750OS5:2023/12/31(日) 17:19:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc1035ee8f9e76fe6fe3880da096ad5b0a6ed577
カーン元首相の出馬認めず パキスタン選管、地元選挙区から
12/30(土) 23:08配信


時事通信
パキスタンのカーン元首相=8月3日、パキスタン東部ラホール(EPA時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンの選挙管理委員会は、汚職事件で有罪判決を受けたカーン元首相について、来年2月の総選挙に出身地である東部パンジャブ州の二つの選挙区での立候補を認めない決定を下した。

 地元メディアが30日伝えた。

 ただ、パキスタンでは1人の候補者が複数の選挙区で立候補できるため、他の選挙区から出る可能性は残る。カーン氏は首相在任時の汚職の罪で実刑判決を受け、8月に収監されたが、不正を否定している。国民的スポーツのクリケットのスター選手だった同氏の人気は依然高い。

751OS5:2024/01/06(土) 08:43:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eac62cd1b7be8589ccf9c715eb1795c2c369b2b
首相の経済運営に支持 「独裁」批判も バングラデシュ総選挙、7日投開票
1/6(土) 7:07配信

時事通信
7日に実施されるバングラデシュの総選挙で、首都ダッカ市内に掲示された候補者のチラシ=5日

 【ダッカ時事】7日投開票されるバングラデシュ議会の総選挙は、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟(AL)の勝利が揺るがない情勢だ。

 有権者の中にはハシナ氏の経済運営を評価する声が上がる一方、強権的な姿勢に「独裁だ」と批判する人もいる。

 街には候補者のチラシが至るところではためく。多くはALの公認候補で、ボイコットを表明している主要野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の候補は見当たらない。昨年来、公正な選挙実施を求める野党支持者と警官隊との間で死傷者の出る衝突が断続的に起きているものの、首都ダッカは一見平穏さを保っている。

 「首相は15年間で開発を進め、格差を無くした。公約を守るから、国民が支持している。ハシナがベストだ」。ダッカで建設関係の仕事に就くラストム・アリさん(62)はそう言って親指を立てた。選挙ではALの候補に投票すると言う。

 アジアの最貧国と呼ばれたバングラデシュは2009年にハシナ氏が首相に返り咲いて以降、おおむね6〜7%台の高成長が続く。26年には後発発展途上国から抜け出す見込みだ。

 一方、政権側は選挙を前にBNP指導者らを次々に拘束するなど野党を弾圧。BNPは「2万人以上が拘束された」と主張している。「14、18年の選挙戦と比べると平穏だ。反体制派を徹底的につぶしているからで、それだけ独裁色が強まっているということ」。日本政府関係者はこう解説する。

 過去にはALによる選挙不正も指摘されている。ダッカ大学の男子学生(24)は、前回18年の選挙で1人の学生がALのために約300〜400の票を投じたり、投票前日の夜中に票を入れたりする不正を目撃したという。「私が支持する政党はここにはない。公正な選挙などあり得ない」と、怒りをあらわにした。

752OS5:2024/01/08(月) 14:00:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed15c0156f470da2049c0b72799a7e71f5cfad45
バングラデシュ総選挙、与党勝利で政権続投へ 野党不在で低投票率に
1/8(月) 13:37配信

朝日新聞デジタル
バングラデシュの首都ダッカで7日、投票の際に投票用紙を見せるハシナ首相=AP

 バングラデシュの総選挙(一院制、定数350)が7日投開票され、シェイク・ハシナ首相率いる与党アワミ連盟(AL)が勝利したと地元メディアなどが報じた。選挙不正を訴えた最大野党バングラデシュ民族主義党(BNP)がボイコットして対抗勢力不在の選挙となり、ハシナ政権が連続4期目に入ることが確定的になった。

 350議席のうち300議席は小選挙区制で争われ、残りの50議席は女性枠として比例配分する仕組み。今回は約2千人が立候補した。AFP通信は選挙管理委員会の担当者の話として、「ALが過半数を獲得した」と伝えた。ボイコットしたBNPは候補者を立てなかった。

 一方、投票率は40%程度と推計され、約80%だった前回から半減した。与党側がBNP幹部や支持者らを多数拘束するなど、選挙の公平性に疑義を持った有権者が反発したとみられる。投票日にはBNPはゼネスト「ホルタル」を実施し、有権者に投票に行かないよう呼びかけていた。

朝日新聞社

753OS5:2024/01/08(月) 14:04:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a68a548a319a287bf2e49bb8c144e064b3262f0
与党勝利、連続4期目へ 野党不参加、独裁色強まる恐れも バングラデシュ総選挙
1/8(月) 6:46配信


時事通信
7日、バングラデシュの首都ダッカで、総選挙の投票を終えたハシナ首相(AFP時事)

 【ダッカ時事】バングラデシュ議会(一院制、定数350)の総選挙が7日、投開票された。

 選管によると、与党アワミ連盟(AL)が過半数の議席を得て勝利した。ハシナ政権は連続4期目に入る。政敵の排除を進め、有力な対抗勢力が見当たらない中、独裁色がさらに強まる恐れもある。

 主要野党バングラデシュ民族主義党(BNP)は公正な選挙実施が担保されていないとしてボイコットした。同国ではかつてALとBNPが交互に政権を担う時期があった。しかし2008年末の選挙でALが政権を奪還すると、BNP幹部や人権活動家らを次々に拘束し、弾圧した。

 ハシナ首相は選挙戦で「今のバングラデシュは貧困にあえぐわけでも経済的にもろいわけでもない」と述べ、最貧国から経済を成長軌道に乗せた実績を強調。7日にはボイコットしたBNPを「テロ組織だ」と非難した。

754OS5:2024/01/09(火) 17:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/43ab9d6b20ac50f28f9421597c4596f3f31782a0
政権交代へ野党対決 下院選本選の投票 ブータン
1/9(火) 15:51配信
時事通信
9日、ブータンの首都ティンプーで、投票所の外で列をつくる女性ら(AFP時事)

 【ニューデリー時事】ヒマラヤの王国ブータンで9日、国民議会(下院、定数47)選の本選の投票が行われた。

 政権交代に向け、いずれも野党の国民民主党と縁起党の2党が争った。10日にも公式結果が判明する見通し。与党の協同党は昨年11月の予備選で脱落した。

 本選は、予備選の上位2党が争う。選挙区ごとに候補者をそれぞれ1人擁立。過半数の議席を獲得した党が首相候補を出し、国王が任命する。

755OS5:2024/01/09(火) 17:51:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/24d25b63caea0754d9b5f89c30d959bb18f382de
バングラデシュ政権与党、総選挙で圧勝確実か 野党はボイコット
1/7(日) 13:10配信

AFP=時事
バングラデシュ・ダッカで、選挙前日に政府施設を警護する兵士(2024年1月6日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】バングラデシュで7日、総選挙の投票が始まった。主要野党がボイコットを表明する中、シェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina)首相(76)が5期目続投を確実なものとする見通しだ。

 後発開発途上国(LDC)に分類されるバングラデシュの経済はハシナ政権下で急成長。その一方で、政権による人権侵害や反政府運動への弾圧に対する反発も根強い。

 バングラデシュ民族主義党(BNP)など野党は昨年、ハシナ首相に退陣を求めて抗議行動を数か月にわたって繰り広げた。BNPによると、政権はこれを厳しく取り締まり、党幹部ら約2万5000人が逮捕された。政府は逮捕者は1万1000人だとしている。

 そうした中、首都ダッカ中心部で5日夜に走行中の列車が炎上した事件に絡み、警察は6日、総選挙の妨害を図って放火したとしてBNPなど野党関係者7人を逮捕した。事件では4人が死亡、8人が負傷した。

 主要野党は、総選挙はハシナ首相の長期政権化を狙った「偽りの選挙」だとしてボイコットを表明している。

 その結果、ハシナ首相率いる与党・アワミ連盟(AL)の候補者は、有力な対立候補が事実上不在の中で投票を迎えることになる。ただ、同党は一部で候補者を擁立しなかった。一党独裁政権になるのを回避するのが狙いとみられる。【翻訳編集】 AFPBB News

756OS5:2024/01/09(火) 17:52:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d4db5c9bbd4b7bb0f14c79b159aef1b32215588
「独立」候補に注目、公正さ演出も 7日総選挙 バングラデシュ
1/7(日) 7:14配信

時事通信
記者会見するバングラデシュ総選挙「独立」候補のアブドゥルカデル・アザド氏(左から2人目)=5日、中部ファリドプル県

 【ダッカ時事】バングラデシュ議会(一院制、定数350)の総選挙が7日実施される。

 与党アワミ連盟(AL)の対抗勢力が不在の中、政党に属さない「独立」候補の動向に注目が集まっている。ただ、実質的にAL所属の候補も多く、公正な選挙を演出するため利用されているとの批判もある。

 「私たちの支持者が襲われた。数人は負傷してまだ病院にいる」。中部ファリドプル県の選挙区から無所属で出馬したアブドゥルカデル・アザド氏(64)は5日開いた記者会見で、AL公認候補の陣営から暴力や嫌がらせを受けていると訴えた。

 アザド氏は衣料品の輸出を軸とする企業グループの創業者。縫製が主要産業のバングラデシュで有数の実業家だ。

 議席を争うALの候補を会見で批判したものの、自身もALの地元組織メンバーだった。党の公認を求めたがかなわず、独立候補として出馬した経緯がある。

 「自由で公正な選挙が行われるなら、人気の高いアザド氏が勝つだろう」と地元記者。主要野党バングラデシュ民族主義党(BNP)がボイコットを表明する中、AL候補が負ける可能性のある選挙区は例外的という。一方、別の記者は「アザド氏はAL出身。競り合っている選挙を見せられるし、ハシナ首相にとってはどちらが勝ってもOKだ」と語った。

 ロイター通信は、独立候補の約8割がさまざまな立場のALの党員だとするAL報道担当者の話を伝えた。BNPの幹部はロイターに対し「『見せ掛け』の候補擁立や抜け目のない取引によって演出されており、偽りの選挙との懸念を裏付けるものだ」と批判した。

 選管などによると、小選挙区制で直接選ばれる300議席を巡り、独立候補は約400人が出馬。ALは約265の選挙区に1人ずつ候補を擁立。残る選挙区は他の党と調整を行い、候補を立てていない。

757OS5:2024/01/10(水) 09:09:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/14e58a8baf00978e1d5e653064520a128c700c93
「幸せの国」ブータンで経済立て直しが課題、野党対決の総選挙で元首相派が勝利
1/9(火) 23:37配信


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読売新聞オンライン
9日、ブータンの首都ティンプーの投票所で、投票前に本人確認の手続きを行う女性(右)=浅野友美撮影

 【ティンプー=浅野友美】ヒマラヤ山脈の小国ブータンの総選挙(下院選、定数47)が9日投開票され、国営放送はツェリン・トブゲ元首相が率いる野党・国民民主党が過半数の30議席を確保したと報じた。ブータンは観光が産業の柱だが、コロナ禍前の水準に回復しておらず、若者の高失業率や海外流出が深刻化している。新政権は、経済立て直しが課題となる。

 5党から上位2党を選ぶ昨年11月の予備選で、与党・ブータン協同党が敗北した。今回の本選では、国民民主党と新党のブータン縁起党の野党2党が争った。

 人口約78万人のブータンは仏教に根ざした価値観から自然環境や伝統文化を重視し、「幸せの国」として知られる。しかし、15〜24歳の失業率が2022年に28・6%に上るなど若者を取り巻く環境は厳しい。留学や就労でオーストラリアや米国に渡る若者が急増し、地元紙によると、同年に空路で海外移住した人は例年の6倍近い約1万7000人に達した。

 ブータン南部では、経済特区を設けてインドと結ぶ鉄道を整備するほか、年内に新たな国際空港の建設も始まる見通しだ。国民民主党は選挙戦で起業支援や土地利用の規制緩和を訴えた。だが、首都ティンプーで投票した土木工学を専攻する大学2年の学生(20)は「将来の展望が描けない。今後外国で働くことも考えている」と話した。

 ブータンの外交は非同盟中立が基本方針だが、23年には外交関係のない隣国・中国との国境画定交渉を7年ぶりに再開した。新政権では外交のかじ取りも注目される。

758OS5:2024/01/10(水) 17:38:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/4452a06d5d773e79ca6339f0d16d9ca4d9e2d35e
ブータンで政権交代 総選挙で野党が過半数 経済立て直しが課題
1/10(水) 16:48配信
毎日新聞
有権者の女性(右)の指に投票した印であるインクをつける担当者=ブータン南東部で2024年1月9日、AP

 インドと中国に挟まれたヒマラヤのブータンで9日、下院(定数47)総選挙の本選が投開票された。地元メディアによると、ツェリン・トブゲイ元首相が率いる野党・国民民主党が過半数の30議席を獲得し、前回2018年に続く政権交代となった。

 五つの政党が競った昨年11月の予備選で与党・協同党は4位となり、上位2党による本選には進めなかった。本選では国民民主党と縁起党が争い、縁起党は17議席にとどまった。ブータンは08年に王政から立憲君主制に移行し、国民民主党のトブゲイ氏は13〜18年に首相を務めた。

 ブータンは物質的な豊かさを基準にした国民総生産(GNP)とは異なる「国民総幸福量(GNH)」を掲げる「幸せの国」として知られる。一方、新型コロナウイルス禍の影響で主要産業の一つの観光業が落ち込み、若者の失業対策や経済の立て直しが課題となっている。【ニューデリー川上珠実】

759OS5:2024/01/11(木) 09:29:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1495acf2b2f64410d1024ca705f2a0a3b53ecdb
ブータン、親インド継続 総選挙で元首相返り咲き
1/10(水) 18:43配信
共同通信
インタビューに応じるブータン国民民主党のツェリン・トブゲイ党首=6日、ティンプー(共同)

 【ティンプー共同】ヒマラヤの王国ブータンで9日に行われた国民議会(下院、47議席)総選挙で、13〜18年に首相を務めた国民民主党のツェリン・トブゲイ党首(58)が首相に返り咲くことが10日、確実となった。ブータンは中国と国境係争地を抱え、経済や軍事面の後ろ盾としてインドと緊密な関係を保っており、トブゲイ氏はインドとの協力関係を重視する方針を示している。

 選管によると、国民民主党は30議席、新党の縁起党が17議席を確保した。

 トブゲイ氏は総選挙前の今月6日に首都ティンプーで共同通信の取材に応じ、親インド外交を継続し「さらに関係を発展させていきたい」と述べた。

760OS5:2024/01/21(日) 09:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/d643844893a1a59b6c4f842dfc68cdf20375e127
「寺院かモスクか」続く法廷闘争 ヒンズーとイスラム、聖地住民に亀裂も インド
1/21(日) 6:59配信

時事通信
インド北部ウッタルプラデシュ州バラナシにある「ギャンバピ・モスク(イスラム礼拝所)」=2023年12月

 【ニューデリー時事】インド北部ウッタルプラデシュ州のヒンズー教聖地バラナシにあるモスク(イスラム礼拝所)を巡り、「かつてヒンズー教寺院だった」として礼拝の権利を主張するヒンズー教徒と、これに反対するモスク側の法廷闘争が30年以上続いている。

 長引く論争は、多数派のヒンズー教徒と少数派のイスラム教徒の亀裂も生んでいる。

 「ヒンズー教寺院を壊してモスクを建てたのは明らかだ」。地元州議会議員で、ヒンズー至上主義を掲げる国政与党・インド人民党(BJP)所属のソーラブ・スリバスタバ氏(48)は不快感をあらわにした。

 議論を呼んでいるのはバラナシにある「ギャンバピ・モスク」。17世紀にインドを支配したイスラム王朝、ムガール帝国の皇帝が建設したとされる。1991年、モスクがヒンズー教寺院の跡地に建てられたとして、同教聖職者らが敷地内での礼拝などを求め、裁判所に訴えを起こした。

 2022年には、敷地内で彫像のようなものが見つかり、ヒンズー教徒側は同教の最高神の一つ「シヴァ神」のシンボルとされる男性器をかたどった像だと主張。モスク側は噴水だと反論している。バラナシの選挙区が地元のスリバスタバ氏は「イスラム教徒は、自らの先祖が過ちを犯したと認めるべきだ」と語気を強めた。

 一方、イスラム系住民の多くは口が重い。その1人で、家具関係の仕事をしている男性(37)は「私たちは500年間、一つの家族として暮らしてきた。寺院かモスクかで対立点をつくるべきではない」と語った。

 同州北部アヨディヤでは22日、政府主導でヒンズー教寺院の落成式が行われる。敷地には以前モスクが建っていたが、92年に過激派が襲撃して破壊。全土で起きた暴動でイスラム教徒を中心に約2000人が死亡したとされ、落成式で宗教間の対立が再燃しかねないと懸念する声も出ている。

761OS5:2024/01/22(月) 18:48:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/1996b0801887423799f36d04efe2baa6419293a8
インド北部モスク跡にヒンズー教寺院 政権は祝福も宗教間緊張の懸念
1/22(月) 18:16配信

毎日新聞
インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤに開設されたヒンズー教寺院=21日、AP

 インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤのモスク(イスラム教礼拝所)跡地に22日、ヒンズー至上主義団体を支持母体とする与党インド人民党(BJP)肝煎りのヒンズー教寺院が開設された。敷地の所有権を巡ってはイスラム、ヒンズー両教徒が長年争い、1990年代には衝突が全土に広がって約2000人が死亡する事態も起きた。祝福ムードが醸成される中、宗教間の緊張が高まる懸念も出ている。

 22日の落成式には約7000人が招待され、モディ首相も出席。国営放送でテレビ中継された。ウッタルプラデシュ州など複数の自治体が同日を公休とするなど祝福ムードが広がる一方、多くの野党代表者は落成式への不参加を表明した。最大野党・国民会議派は「(BJPの)政治的なプロジェクトだ」としてカルゲ総裁らが式典を欠席した。

 アヨディヤはヒンズー教のラーマ神が誕生した場所とされ、BJPの支持母体のヒンズー至上主義団体・民族奉仕団(RSS)が寺院建設運動を主導してきた。92年12月には、寺院建設を求めるヒンズー教徒の集団が同地のモスクを破壊。事件をきっかけにイスラム教徒との衝突が全土に広がり、約2000人が死亡した。

 ヒンズー教徒側はモスクが建設される前にはヒンズー教寺院があったと主張し、イスラム教徒団体と法廷でモスク跡地の所有権を争った。

 2010年の高裁判決はヒンズー教徒とイスラム教徒の計3団体で土地を分割するよう命じたが、両者の上告を受けて最高裁は19年11月、「土地の所有権はヒンズー教のラーマ神にある」と判断。判決は政府に対してイスラム教徒団体には別の土地を与えるよう命じた。インドの最高裁長官や判事は、首相の助言を受けて大統領が任命する。判決を主導した長官はBJP政権発足(14年)後の就任だ。

 新しく造られたヒンズー教寺院の敷地面積は約28ヘクタールで、建設費約200億ルピー(約340億円)は寄付金で集められた。寺院全体の完成は24年末の見通しで、23年末に外国メディアに公開された工事現場では重機や大勢の作業員が行き交っていた。24年春の総選挙が迫る中、開院を急ぐことでBJP政権の実績をアピールする思惑が透ける。

 全国からアヨディヤに訪れる巡礼者を見込み、空港の建設や駅の改修をはじめとする開発も進む。23年12月30日にはモディ氏と、モディ氏の後継候補と目されるウッタルプラデシュ州のヨギ州首相が現地の空港などを訪問。モディ氏は「世界中が1月22日の歴史的な一日を待ち望んでいる」と群衆を前に演説した。

 住民の大半はヒンズー教徒で、市街地の民家や商店には随所にBJPの旗が掲げられていた。地元の大学院生のナビーン・アザド・ドゥベイさん(27)は「開院はインド人にとって誇りで、歴史的な快挙だ。街の発展にも期待している」と喜ぶ。

 一方、インドは信仰の自由が認められた世俗国家で、人口約14億人の約8割はヒンズー教徒が占めるが、約2億人のイスラム教徒も暮らしている。インド最大級のイスラム教徒団体「ジャマーテ・イスラミ・ヒンド」のサイド・サダトゥラ・フセイニ代表は取材に対して「社会のメインストリーム(主流派)からイスラム教徒を疎外しようとしている」と懸念を表明した。

 ジャマーテ・イスラミ・ヒンドは、寺院建設を巡る訴訟でイスラム教徒団体を支援した。フセイニ氏は「(寺院建設を認めた)最高裁判決は大変残念なものだった。寺院建設は判決に沿ったもので、(開院について)コメントすることはない」と語った。

 その上で、寺院の開院が盛大に祝われることについて「社会を分断させ、宗派間の対立を利用して選挙戦を有利に運ぼうとするBJPの常とう手段だ」と批判。「いま我々が唯一望むのは平穏に事が進むことだけだ。宗派間の緊張が高まったりするようなことはあってはならない」と訴えた。【インド北部アヨディヤで川上珠実】

762OS5:2024/01/29(月) 08:34:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/161c657af97010459bc51c11f8cf118a16678162
ブータンで新政権発足 トブゲイ首相、経済に課題
1/28(日) 19:22配信

共同通信
 【ニューデリー共同】ヒマラヤの王国ブータンで今月行われた国民議会(下院、47議席)総選挙で勝利した、国民民主党を率いるツェリン・トブゲイ首相(58)が28日、新政権を発足させた。トブゲイ氏は2013〜18年にも首相を務めており、通算2期目となる。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴って打撃を受けた経済の立て直しが最大の課題だ。ブータンは観光業が主力産業だが、国外からの旅行者受け入れを一時停止していた。雇用不足も深刻で、若者の国外流出が大きな問題になっている。

 ブータンは経済や軍事面でインドと緊密な関係を保ってきた。トブゲイ氏は親インド外交を継続し、さらに協力を深める方針だ。

763OS5:2024/01/30(火) 21:39:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bf29e602d839a73b6c4bba121e9e55e0e018bfd
パキスタン、カーン元首相に禁錮10年 総選挙前に影響力そぐ狙いか
1/30(火) 19:29配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンの特別裁判所は30日、公職守秘法違反罪で、カーン元首相に禁錮10年の判決を言い渡した。カーン氏は上訴する方針。パキスタンでは2月8日に総選挙が控えており、与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派側には、刑事訴追を通じて、国民的人気が高いカーン氏の影響力をそぐ狙いがある。

地元メディアによると、カーン氏は首相在任中に得た外交機密文書を無断で公開したとして訴追された。側近のクレシ元外相も同罪で禁錮10年となった。

カーン氏は昨年8月に汚職罪で禁錮3年の判決を受け、収監中。既に選挙管理委員会はカーン氏の選挙への立候補を認めない判断を示している。

764OS5:2024/02/02(金) 08:03:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb71fbf1fdcbe287589ef8857d64d52d37c89b3b
与党優位、最大野党に圧力 8日にパキスタン総選挙
2/2(金) 7:05配信


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時事通信
パキスタンのシャリフ元首相=1月29日、東部ラホール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで8日実施される国民議会(下院、定数336)選挙まで1日で1週間となった。

【ひと目でわかる】パキスタン

 与党は実質トップのナワズ・シャリフ元首相が事実上の亡命生活から戻り、支持を拡大。刑事訴追などを通じて最大野党への圧力を強め、選挙戦で優位に立っているようだ。強力な軍の後押しも見え隠れする。

 「私が力を握っていた時、インフレや値上げはなかった」。地元報道によると、シャリフ氏は1月29日、東部ラホールで開かれた与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)の集会でこのように強調。苦境にある経済の立て直しや、自らの首相在任時のような「黄金時代」を取り戻すと訴えた。

 過去3度首相を務めたシャリフ氏は昨年10月、英国から約4年ぶりに帰国。渡英前に二つの汚職事件で有罪判決を受けたが、帰国後の控訴審でいずれも逆転無罪となり、復権した。

 帰国には軍の意向もあったようだ。シャリフ氏の娘で与党幹部のマリヤム氏は別の集会で「軍が父を連れ戻した」と発言したと報じられた。

 パキスタンは軍事政権が長く続き、文民政権も軍を後ろ盾としてきた。その軍と対立したのが最大野党パキスタン正義運動(PTI)を率いたカーン元首相だ。カーン氏は2022年の自らに対する不信任決議可決や暗殺未遂は軍が糸を引いていると繰り返し批判してきた。

 カーン氏は今年1月30〜31日に国家機密を漏えいした罪などで相次いで実刑判決を受けた。収監中で出馬できないとはいえ、クリケットの元スター選手で人気は依然高い。政治指導者の好感度を問う最近の調査でもシャリフ氏を抑え首位だった。選挙直前の判決は、カーン氏の影響力をそぎたい与党や軍の意向が反映された可能性もある。

 PTIは幹部や支持者の訴追や拘束が続いているほか、党内の手続き上の問題を理由に選挙管理委員会から選挙のシンボルマークの使用を禁じられた。パキスタンでは文字が読めずにシンボルによって投票先を判別する人も多い。PTIにとって大きな打撃だ。

765OS5:2024/02/02(金) 08:04:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/757bd288bdbf41802733fd52797d8649677d9eed
パキスタン元首相にまた有罪判決 汚職で禁錮14年
1/31(水) 19:34配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンの裁判所は31日、汚職罪に問われたカーン元首相に禁錮14年を言い渡した。カーン氏には30日にも公職守秘法違反罪で、禁錮10年の判決が出ている。2月8日に総選挙が控える中での一連の刑事訴追は、与党側や政治に影響力を持つ軍によるカーン氏の野党、パキスタン正義運動(PTI)への圧力との見方が広がる。

カーン氏は夫人とともに、外国首脳から受け取った寄贈品を違法に売却したとして汚職罪で訴追された。既に選挙管理委員会はカーン氏の総選挙への立候補を認めない判断を示している。

カーン氏は元クリケットのスター選手で、国民的人気が高い。PTIは一連のカーン氏への有罪判決について、「法の完全な無視」と反発。有権者に対し、抵抗の意思を示すため、総選挙でPTIへの投票を呼び掛けている。

766OS5:2024/02/07(水) 11:41:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ca63d4865fa2e6a8645ff9cf1a4c4a83f6096d8
「最も信用できない選挙」パキスタン、8日に下院選も政策論争なく 野党弾圧は軍の意向か
2/6(火) 15:36配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンで8日、下院(定数336)選挙が行われる。シャリフ元首相の与党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)が優勢。与党側は刑事訴追などを通じ、クリケットの元スター選手で国民的人気が高いカーン元首相の野党、パキスタン正義運動(PTI)を押さえ込む。経済低迷など課題が山積するにもかかわらず、政策論争は欠いた状況だ。

「私の時代の開発や政策が続いていれば、国の経済が今のような状態にはならなかっただろう」。政界復帰を目指すシャリフ氏は選挙期間中の演説でこう繰り返し、支持を呼びかけた。

シャリフ氏は3度首相を務めたが、2017年に資産隠し疑惑を巡り議員資格を剥奪されて辞任。汚職罪で有罪判決を受けると英国へ事実上亡命した。昨年10月に帰国し、今回、4度目の首相の座を狙う。

ただ、選挙は既に「建国以来、最も信用できない選挙」(米紙ニューヨーク・タイムズ)と評される。与党側がカーン氏やPTIへの圧力を強めたためだ。

パキスタンでは22年4月、当時首相のカーン氏が経済危機を巡る失政を理由に下院で不信任案を可決され失職。同氏は昨年以降、汚職罪などで複数回訴追され、3件の罪で実刑判決を受けた。立候補も阻止された。PTIでは出馬が認められない候補が続出し、支持者への襲撃も相次ぐ。PTIはシンボルマークであるクリケットのバットの使用も認められなかった。

弾圧の背景には、政治や司法に強い影響力を持つ軍の意向があるとされる。軍は前回18年選挙でPTIを支援したが、カーン氏が首相就任後、軍人事に介入したことなどを問題視し、関係に亀裂が入った。カーン氏の失職は軍がシナリオを書いたともささやかれた。

代わりに軍が注目したのがシャリフ氏。英国からのの帰国も軍がゴーサインを出したとされ、地元記者は「市民はシャリフ氏を〝軍に選ばれた首相候補〟とみている」と述べた。

一方、パキスタンは新型コロナウイルス禍に加え、22年に国土の3分の1が冠水する洪水に見舞われ、経済状況が深刻だ。昨年7月に国際通貨基金(IMF)は30億ドル(約4500億円)の融資を承認し、債務不履行の危機は脱したが、厳しい状況が続く。シャリフ氏はインフレ対策や雇用創出を訴えているが、具体的な妙手はなさそうだ。

PTI側はカーン氏への刑事訴追を「嫌がらせであり、国民は決して受け入れないだろう」と反発。「国家による抑圧に勇気をもって立ち向かう」と強調している。PML-Nが勝てばPTI支持者の反発は確実で、国内情勢は流動化していく可能性がある。

767OS5:2024/02/07(水) 11:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a636f40afb6973733dbf9ea354c916e057c7f3
危機脱却、見えぬ道筋 インフレ直撃、8日に総選挙 パキスタン
2/7(水) 2:06配信

時事通信
5日、イスラマバード近郊で取材に応じる小売店経営ワカス・メムドさん

 【イスラマバード時事】8日に総選挙が行われるパキスタンでは、経済危機下で発生した激しいインフレが国民生活を直撃している。


 主要政党は危機脱却を公約の中心に掲げるが、実効性には疑問符が付く。

 「全ての品物が高い。1〜2年前と比べ値段が倍になっている」。首都イスラマバード近郊で小売店を営むワカス・メムドさん(38)はこう言ってインフレを嘆いた。

 ウエーターのムハマド・ラミズさん(32)の月収は約3万パキスタンルピー(約1万6000円)。4歳と2歳の子供を抱え、家族で唯一の働き手だ。物価高騰にもかかわらず給料は上がっていないといい、「生活はとても大変。どうすることもできない」とこぼした。

 パキスタンのインフレは、輸入頼みの燃料や食料の世界的な価格高騰、通貨安などが要因。政府によると、今年1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で約28.3%上昇した。

 近年、インフラ整備目的で中国から借り入れた債務の返済が財政を圧迫。国土の3分の1が冠水したとされる2022年の洪水被害も財政悪化に拍車を掛けた。外貨準備高は昨年の一時期、輸入数週間分の水準にまで落ち込んだ。

 シャバズ・シャリフ前政権は緊縮策に取り組み、国際通貨基金(IMF)から金融支援を引き出すことに成功。デフォルト(債務不履行)は免れたが、状況の好転は見通せない。

 選挙戦を優位に進める与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は公約で「25年末までにインフレ率を1桁台に下げる」と宣言。今後5年間で1000万人以上の雇用創出もうたっている。しかし、そこに至る具体的な道筋は示していない。

 地元紙ドーンは社説で「どの政党も、困難な経済的課題に取り組むための実現可能な短期・長期的戦略を持ち合わせていない」と批判した。

768OS5:2024/02/08(木) 09:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/857e846c27948a3a276b6ca3450a26cae57ef7b9
与党、「一帯一路」の実績強調 親中路線加速か 8日総選挙投開票・パキスタン
2/8(木) 7:06配信


時事通信
「中パ経済回廊(CPEC)」の一環で、建設されたパキスタンのトンネル。入り口に中国国旗が掲げられている=6日、北部アボタバード

 【イスラマバード時事】パキスタンの総選挙が8日実施される。

 選挙戦で優位に立つナワズ・シャリフ元首相率いる与党は、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」の下で進められたインフラ整備を実績として強調。勝利した場合、親中国路線が加速する可能性が高い。

 「私たちは革命をもたらした。以前は何もなく、とても貧しかった」。与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)の選挙CMで、パキスタン上空を飛行するヘリの操縦士が後部座席に向かって話し掛けた。座席にいるのは中国人とみられる男女。眼下には、中国企業により2017年に完成した火力発電所が見える。

 CMがアピールするのは、パキスタン国内の一帯一路事業である「中パ経済回廊(CPEC)」だ。CPECは、中国新疆ウイグル自治区からパキスタン南西部グワダル港まで縦断する道路や鉄道を敷設し、沿線で発電所や港湾を整備する一連の計画を指す。

 一帯一路の「旗艦事業」とも呼ばれたCPECは第3次シャリフ政権(13〜17年)下で本格的に推進され、もともと緊密だった中国との関係はさらに深まった。

 一帯一路を巡っては提唱から10年となった昨年、恩恵の乏しさからイタリアが離脱するなど、曲がり角を迎えている。パキスタンでもCPECに伴う巨額の対中債務が財政を圧迫し、経済危機の一因となっている。CPECの見直し論も浮上したが、22年4月にPML―Nが政権を奪還すると推進の方針を改めて明確にした。

 一帯一路の求心力を維持したい中国はパキスタンを重視。中国外務省の汪文斌副報道局長は今年1月24日の記者会見で「CPECをアップグレードし、さらに緊密な中国とパキスタンの関係構築を加速させる用意がある」と述べた。

769OS5:2024/02/09(金) 13:13:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad51dcac09cbe98b0e934f14c3393a424f3367b
軍部の意向に左右される、人口2億超の核保有国 総選挙で変われる?
2/8(木) 21:00配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで6日、選挙運動最終日の夜に開かれたシャリフ派の集会で、シンボルマークの入った旗を振り、気勢を上げる支持者ら=武石英史郎撮影

 パキスタンは8日、総選挙(下院、定数336、任期5年)の投開票日を迎えた。パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派を率いるナワズ・シャリフ元首相が国外逃亡から帰国を果たし、4回目の首相就任を目指す。軍部と対立して一昨年4月に政権の座を追われ、獄中にあるイムラン・カーン元首相が率いるパキスタン正義運動(PTI)は徹底排除され、異様な選挙戦となっている。


 パキスタンは人口2億4千万超の核保有国で、イスラム過激派の抑え込みや、隣国アフガニスタン情勢でも重要な鍵を握る。だが、コロナ禍や一昨年の洪水被害の影響などで物価高騰や通貨の下落に苦しみ、一時はデフォルト(債務不履行)の危機に直面した。

 外資を呼び込むためにも安定が不可欠だが、投開票日前の7日にも、南西部の州で候補者の選挙事務所などで爆発が相次ぎ、少なくとも24人が死亡、約50人が負傷した。

 現地では政治や行政、司法が軍の意向に左右され、今回の選挙も民主的とはいえない状況だ。

 首都イスラマバード郊外にあるPTIの公認候補シェフリアル・リアズ氏(54)の選挙事務所の周辺には選挙ポスターやのぼりもない。リアズ氏は「今回はまともな選挙ではない」と話した。

朝日新聞社

770OS5:2024/02/09(金) 17:03:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c4bd17eebf8d96a959d90d88058f4d2e63fad24
パキスタン総選挙、野党系無所属が健闘か 公表に遅れ、テロ相次ぐ
2/9(金) 13:33配信

時事通信
8日、パキスタン東部ラホールで投票後、支持者に手を振るシャリフ元首相(AFP時事)

 【イスラマバード時事】パキスタンで8日投票が行われた国民議会(下院、定数336)選挙は9日、開票作業が続いた。

 選挙前は与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が優勢とみられていたが、複数の地元メディアは、最大野党パキスタン正義運動(PTI)の支持を受けた無所属候補が健闘していると伝えた。

 結果の公表は遅れており、選挙管理委員会は「電話やインターネットが遮断されたため」と理由を説明。ただ、与党側が結果を不正に操作しているのではないかという懸念が広がっている。内務省は8日、「治安上の脅威」を理由に携帯電話の通信を全土で制限する措置を取っていた。

 PTIは選挙のシンボルマーク使用やテレビのニュース番組で党の名称に言及することを禁じられるなど、与党側からの圧力にさらされた。国民的人気の高い設立者のカーン元首相は昨年8月に汚職の罪で収監され、出馬できなかった。支持者からは「不公正」との声も上がった。

 8日は主に南西部バルチスタン州や北西部カイバル・パクトゥンクワ州で、武装集団による警察車両の襲撃など選挙妨害とみられるテロが相次いだ。軍統合広報局によれば、テロは全土で51件発生し、治安要員ら12人が死亡した。

771OS5:2024/02/10(土) 07:54:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1792f37f8cef6201558074cd0ee7d6dd0c8e240a
軍と対立するカーン元首相系が善戦 パキスタン総選挙、親軍派伸びず
2/9(金) 20:00配信

朝日新聞デジタル
カーン元首相率いるPTIの支持者の男性。パキスタン総選挙の投票日当日になって公然と活動する人が増えた=イスラマバード近郊、8日、武石英史郎撮影

 パキスタンの総選挙は9日、開票が進み、軍部と対立し、汚職などの罪で収監中のイムラン・カーン元首相の正義運動(PTI)系の候補が善戦している。国外逃亡から帰国し、軍部が支持していると指摘されるシャリフ元首相のイスラム教徒連盟シャリフ派は伸び悩んでいる。


 選挙管理委員会の集計(9日午後5時前時点)によると、8日に行われた有権者の直接投票で選ばれる265議席のうち、148議席の開票が終わり、PTI系の無所属が61議席を獲得。シャリフ派は43議席にとどまっている。2人の首相を輩出したブット一族系の人民党が38議席と続いている。民放各社の集計では中間票の段階でPTI系が半数に迫る130程度の選挙区でリードしている。

 今回の選挙でPTIは党首のカーン氏の立候補が禁じられたほか、選挙運動を著しく制限され、政党としての参加も認められず、公認候補は全員、無所属として戦った。獲得議席に応じて各党に割り振られる女性や非イスラム教徒の留保枠(70議席)も獲得できない。

朝日新聞社



https://news.yahoo.co.jp/articles/e35710374ec78d0c8ea0db87c1006f5bcfdbaec2
パキスタン総選挙、野党が与党と接戦 弾圧に有権者が反発か 劣勢の予想を覆す
2/9(金) 19:41配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】8日に投票されたパキスタン下院(定数336、任期5年)選挙は9日、開票作業が続いた。地元メディアによると、事前の予想で劣勢とされていたカーン元首相の野党、パキスタン正義運動(PTI)系候補が健闘し、シャリフ元首相の与党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)と接戦を演じている。

地元紙ドーンによると、現地時間9日午後7時(日本時間同11時)の時点で、PTIが事実上擁立した無所属候補が55議席、PML―Nが40議席を獲得した。与党連合の一角で、暗殺されたブット元首相の息子、ビラワル氏が率いるパキスタン人民党(PPP)が22議席を得た。

与党側は選挙前にPTIへの弾圧を強め、カーン氏を汚職罪などで訴追。収監されたカーン氏は立候補できなかった。PTIは政党シンボルの使用が禁じられるなど党としての活動が制限され、所属議員は無所属候補として出馬した。一連の野党締め付けが有権者の反発を招き、PTI系の無所属候補への支持につながったもようだ。

開票は8日夜に始まったが、作業は過去の下院選に比べて大幅に遅れており、選管は治安確保のために全土で一時的に携帯電話回線が遮断されたことが理由だと説明。野党陣営からはPML-Nを支援しているとされる軍が選管に圧力をかけ、「集計を妨害しようとしている」と懸念する声が上がっている。

772OS5:2024/02/12(月) 10:11:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/5048543d5a20a5dc72b6f89f4f90c9a71227157d
与野党「勝利」で混乱拡大 双方とも新政権樹立を主張 パキスタン
2/11(日) 19:02配信
時事通信
パキスタンのナワズ・シャリフ元首相=9日、東部ラホール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで8日行われた国民議会(下院、定数336)選挙で、与野党がいずれも「勝利」を宣言し、混乱が広がっている。

 双方がそれぞれ新政権樹立を主張する構えで、誰が首相となり国のかじ取りを担うのかは見通せない。

 「30議席差がついているにもかかわらず勝利演説したナワズ・シャリフは卑しい人間だ。国民は受け入れないだろう」。最大野党パキスタン正義運動(PTI)が9日公開した動画の中で、同党設立者カーン元首相は与党トップをそう批判した。カーン氏は汚職の罪で収監中。声は人工知能(AI)を活用して合成したという。

 選管は11日午後(日本時間同)、小選挙区の最終集計結果を公表。獲得議席数は、PTI系が候補の大半を占める無所属が101、与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が75、故ベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏が率いるパキスタン人民党(PPP)が54などとなった。選管は、投票用紙の盗難といった問題があった一部の投票所で再投票を命じた。

 実質的にPTIが最大勢力となったものの、公式の政党として第1党になったのはPML―Nだったことが混乱の要因だ。

 PTIは今回、党内の手続き上の問題を理由に選管から政党としての参加を認められなかった。PTIは同国で絶大な力を握る軍と対立。選管の決定には、軍や軍と比較的近い与党からの圧力があったとみられている。

 現地からの報道によれば、PML―NはPPPと連立政権を樹立することで合意。PTI系ではない無所属候補数人が当選後にPML―Nへの加入を表明するなど、多数派工作も活発化しているもようだ。一方、PTIの幹部も「憲法と法律に従って政府を発足させる」と述べた。

 小選挙区の結果に応じて政党に振り分けられる女性や非イスラム教徒の特別枠があり、与党は議席を積み増す見通し。

773OS5:2024/02/14(水) 13:32:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6e90c3da094a2b91e4b3b0808723965f5da3541
シャバズ氏を次期首相に 与党が擁立へ、野党も政権樹立模索 パキスタン
2/14(水) 7:37配信

時事通信
13日、パキスタン東部ラホールで記者会見するシャバズ・シャリフ前首相(EPA時事)

 【ニューデリー時事】8日実施されたパキスタン国民議会(下院)選挙で政党として第1党になった与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は13日、第2党となったパキスタン人民党(PPP)などと連立政権を組み、シャバズ・シャリフ前首相を次期首相候補として擁立すると発表した。

 
 地元紙ドーン(電子版)によれば13日夜、PPP幹部らとともに記者会見したシャバズ氏は、次期連立政権は下院の「約3分の2(の議席)を占める」と述べた上で、経済危機の脱却に向け団結を呼び掛けた。

 当初はシャバズ氏の兄ナワズ元首相が次期首相候補の筆頭と見なされていたが、総選挙で期待されたほど議席を伸ばせなかったことが響いた可能性がある。

 一方、総選挙では最大野党パキスタン正義運動(PTI)が支持する無所属候補がPML―Nを上回る議席を得て最大勢力となった。政党ではないため、他党と連携して新政権樹立を模索している。

774OS5:2024/02/14(水) 21:05:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b171064679a098adf3f26494f25bb9f2e602f16e
パキスタン与党、政権維持へ 下院は野党勢力多数、不安定な船出に
2/14(水) 20:15配信

毎日新聞
政党事務所前に集まるパキスタンの与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の支持者ら=東部ラホールで2月9日、ロイター

 パキスタンの与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は13日、連立政権の樹立を目指すことでパキスタン人民党(PPP)と合意したと発表した。両党は、前政権でも連立して支えたシャバズ・シャリフ前首相を再び首相候補とする。地元メディアが報じた。ただ、下院には大きな野党勢力が維持され、新政権は不安定な運営を強いられそうだ。


 選挙管理委員会によると、8日の下院選挙(定数336)で、PML―Nは直接選挙の266議席中、75議席を獲得し、PPPは54議席を得た。一般枠以外の70議席は女性と非イスラム教徒の留保議席で、各政党の獲得議席数に応じて比例配分される。これを含めて、両党は連立政権の樹立に必要な過半数の議席を確保した模様だ。

 報道によると、PPP共同代表のアシフ・ザルダリ元大統領は記者会見で「国を困難な時代から救い出す」と語った。両党と協力関係にある他の少数政党も連立政権に合流する。

 今回の総選挙では、無所属候補がPML―Nの獲得議席を上回る101議席を占めた。事実上その多くが所属する野党パキスタン正義運動(PTI)も与党に対抗して勝利宣言し、混乱していた。選挙戦では政策論争はかみ合わず、パキスタンで強大な力を持つ軍は与党を支援したとされる。【ニューデリー川上珠実】

775OS5:2024/02/15(木) 07:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/dee9675e5ba1e2bf295c5ce0d29db9dab1edabb3
パキスタン旧与党が連立合意 シャバズ・シャリフ前首相の再任目指す
2/14(水) 17:30配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで13日、記者会見するシャバズ・シャリフ前首相。連立により首相再任を目指している=AP

 パキスタンの次期政権をめぐり、解散総選挙の前に連立与党だったイスラム教徒連盟シャリフ派と人民党は13日夜、少数政党を加えた計6党で再び連立を組む方針で合意したと発表した。前政権で首相だったシャバズ・シャリフ氏が引き続き首相候補となる見通し。地元紙ドーンなどが伝えた。


 8日に実施された総選挙では、直接選挙で選ばれる265議席のうち、汚職の罪で収監中のカーン元首相が率いる正義運動(PTI)系の無所属候補が93議席を占め、シャリフ派は75議席、人民党は54議席にとどまった。いずれも政権発足に必要な過半数には届かなかった。連立合意した6党全体では計152議席となり、29日までに招集される議会でシャバズ氏を新首相に選ぶ見通し。

 シャバズ氏は、首相を3期務めてシャリフ派を率いるナワズ・シャリフ元首相の弟。軍部と対立したカーン氏が2022年4月に議会の不信任決議により失職した後、人民党などと連立し、政権を率いた。

朝日新聞社

776OS5:2024/02/21(水) 16:39:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/dedf70092380f99cf781b1279922160fb5914347
パキスタン2大政党が連立樹立で合意、首相候補はシャリフ前首相
2/21(水) 12:35配信

ロイター
 2月20日、パキスタンの2大政党は、連立政権を樹立することで正式合意に達したと発表した。写真はシャバズ・シャリフ前首相。ジュネーブで昨年1月撮影(2024 ロイター/Denis Balibouse)

[イスラマバード 20日 ロイター] - パキスタンの2大政党は20日、連立政権を樹立することで正式合意に達したと発表した。8日に実施された総選挙では、どの勢力も単独過半数を確保できず、連立交渉が続けられていた。

連立政権樹立で合意したのはパキスタン人民党(PPP)とパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML─N)。

PPPを率いるブットー・ザルダリ氏は会見で、シャバズ・シャリフ前首相が連立政権の首相候補になることを確認した。また、自身の父に当たるアーシフ・アリー・ザルダリ氏が大統領候補になると述べた。

PML─Nを率いるナワズ・シャリフ氏の弟であるシャバズ・シャリフ前首相は、両党は政権を樹立できる議席数を確保しており、少数政党の支持も得ているとした。

議席数はPML─Nが79、PPPが54。小規模な4政党と合わせると、全体264議席の過半数を上回る。

777OS5:2024/02/22(木) 07:48:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f15f7922d7ee3a98fb3043dab97a44816de4dc7
パキスタン与党、連立継続で正式合意 最大勢力の野党政権阻止、支持者反発も
2/21(水) 18:35配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】8日に国民議会(下院)総選挙が行われたパキスタンで20日、イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)とパキスタン人民党(PPP)が連立政権を継続すると正式発表した。選挙では国民の人気が高いカーン元首相が創設した野党のパキスタン正義運動(PTI)が弾圧されながらも最大勢力に躍進したが、多数派工作で政権樹立を阻止された。PTI支持者の反発が拡大しそうだ。

PML-Nのシャバズ・シャリフ前首相は20日の会見で「困難が伴うだろうが、団結して臨んでいく」と強調した。

選挙は事実上、小選挙区266議席を争うもので、実質的に最大勢力となったのは93議席を獲得したPTI系の無所属候補だった。だが、75議席を獲得したPML-Nと54議席のPPPは、他の少数政党も連立に加えることで、首相の選出に必要な過半数の議席を確保したもようだ。

次期首相にはシャバズ氏を擁立する。当初はシャバズ氏の兄で、PML―Nを事実上率いるナワズ氏の4度目の首相就任が有力視されたが、選挙でPML―Nが伸び悩んだことで異論が上がり、シャバズ氏に白羽の矢が立ったもようだ。

カーン氏は首相在任中、政治に強い影響力を持つ軍と対立し、今回の選挙前には複数回にわたり刑事訴追され、出馬を阻止された。PTIも政権側の弾圧で政党活動を制限された結果、多くの議員が無所属で立候補した。一連のPTI側への圧力や今回の連立合意には、PTI政権誕生を阻止したい軍の意向が働いているとされる。

PTIは21日、連立合意を巡り、X(旧ツイッター)への投稿で「有権者はカーン氏がリーダーになることを望んだ。このままではパキスタンは闇に包まれる」と反発した。

778OS5:2024/03/01(金) 11:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6bba760c3d687d654386006cdf3fc234f4bd38b
【軍の支配からの転換】パキスタン総選挙で起きた国民の意地、生まれたいびつな連立政権、不安定続きIMF支援は不透明
3/1(金) 6:02配信
 ワシントンポスト紙の2月11日付け社説‘Pakistan’s shocking election result shows authoritarians don’t always win’が、2月8日のパキスタンの議会選挙で、大方の予想を裏切り、イムラン・カーンの党PTIの系統の候補が最大多数を獲得したことは舞台裏で政治の糸を引く軍に対するこれまでにない挑戦であること、PTIを排除した如何なる連立政権が出来ようともパキスタンの不安定性は継続することなどを論じている。要旨は次の通り。

 イムラン・カーンの権力奪取を阻止しようとする軍の試みは裏目に出た。数十年の間、軍の支配的地位がこれほどまでの挑戦を受けたことはない。

 昨年8月にカーンが逮捕されて以来、緊張は高まりつつあった。投票日の数日前に彼は追加的に二つの禁固刑を言い渡された。しかし、彼の政党PTI(パキスタン正義運動)が266議席のうち93議席を獲得してリードしている。

 PTIの得票は単独多数には満たない。しかし、長期の連立政権樹立を巡る取引に、そして恐らくはカーンが2022年に軍と仲違いして首相の座を追われて以来の更なる混乱に、パキスタンを転落させるには十分である。

 パキスタンの76年の歴史を通じて、軍は直接的にあるいは舞台裏にあって統治し、文民政府をその都合に応じて前面に押し出しあるいは倒壊させて来た。今回、軍は計算違いをしたかも知れない。

 軍はPTIの指導者達を拘束し、彼等の家庭を襲撃し、彼等の親族に嫌がらせをした。明らかに威圧の下で、多くの指導者がPTIを糾弾し、カーンから距離を置いた。ジャーナリストはPTIあるいはカーンの名前に言及しないよう命ぜられた。

 しかし、上記の努力にかかわらず(あるいは、その故に)、選挙は最も競争の激しいものとなった。初めて、軍の意中の候補が最多数の票を得ることに失敗した――今回の場合はPMLN(パキスタン・ムスリム連盟ナワズ・シャリフ派)のナワズ・シャリフであるが、得票数2位の75議席にとどまった。

 軍はカーンを気心の合う人間と当初見做していたが、程なくして彼の根強い人気、自由奔放な外交政策、敬意の欠如に、始めは苛立ち次いで我慢出来ないこととなった。カーンはますます反米に傾き、バイデン政権を苛立たせた。

 ロシアのウクライナ侵攻後、彼はモスクワにプーチンを訪問した。その間、パキスタンの民主主義あるいはその残骸に対する米国の無関心さの印象は避け難いものとなった。

 どのような連立政権がまとめ上げられようと――最も有りそうなのは反PTIの政党の支持を得てシャリフが率いる政権であろう――その正統性の問題に苦しむであろう。パキスタン経済は壊滅状態にあり、国際通貨基金(IMF)の緊急支援に頼っている状況であるので、更なる不安定性が最も有りそうな結果である。

*   *   *

779OS5:2024/03/01(金) 11:38:13
絶たれなかったカーンの政治生命
 議会下院の選挙前にはパキスタンの次の首相はナワズ・シャリフだと思われていた。彼は汚職事件で有罪判決を受け、ロンドンで4年の事実上の亡命生活を送っていたが、昨年10月に帰国した。そして、1月8日、最高裁は汚職事件を巡って公職資格を剥奪した2018年の最高裁の判断を取り消し、政治への復権を認めた。

 シャリフが4度目の首相に復帰するためのお膳立てが整いつつあるように見えた。彼には軍の支持が保証されていた。他方で、軍が敵視するイムラン・カーンは牢獄につながれ、彼の党PTIは軍の圧力で空洞化を余儀なくされ事実上解体されていた。

 しかし、シャリフと彼の党PMLNの勝利は確実という予測は見事に外れることとなった。稀に見る軍に対する打撃というべきであろう。

 22年4月に首相の座を追われて以来、カーンは早期の総選挙を要求し、もって政権に復帰することを狙い、大衆を動員し街頭に出て政権と軍に圧力をかける行動を継続して来た。その過程で抗議デモが暴徒化して、遂には軍に彼と彼の党PTIを弾圧する口実を提供したかのように思われた。

 しかし、カーンの政治生命は断たれたわけではなかった。PTIの支持者達は無所属として選挙戦を戦った。種々の選挙干渉にかかわらず、彼等は軍を後ろ楯とする既成政党(PMLNとPPP)の政治に対する不信を突き付けることとなった。

 選挙結果の数字は、パキスタンの新聞DAWNが報ずるところによれば、下院の小選挙区制で選ばれる266議席(残り60議席は女性留保議席、10議席は非ムスリム留保議席)のうち、PTI系の無所属:93、PMLN:75、 PPP(パキスタン人民党):54である。しかし、ナワズ・シャリフは勝利を宣言し、PTIを排除した連立政権の樹立に迅速に動いた。

 2月13日、PMLNとPPPは他の小数政党を加えた6党による連立政権の合意を発表した。首相にはシャバズ・シャリフ(イムラン・カーンの失脚の後、2023年まで首相を務めた)を擁立する。なぜナワズ・シャリフでなく彼の弟なのかは明らかでないが、恐らく、選挙結果と軍との相性に関係があろう。

それでも、カーンが救世主ではない理由
 いずれにせよ、この連立政権はその正統性を問われざるを得まい。カーンは獄中から支持者に対し、選挙の不正な操作で失われた議席を裁判に訴えて取り返すよう指示している。

 パキスタンが最も必要とするのは国内の平静と安定性であるが、それは望むべくもない。パキスタンは4月以降に新たなIMFの支援を必要としているようであるが、そのためには国民に痛みを強いる改革が必要となる。しかし、議会に100人近いPTI系の反対勢力を抱えて、統治は困難の度を増すであろう。

 とはいえ、カーンが首相に返り咲くことはパキスタンにとって更に大きな惨事に違いない。救世主として振舞う彼の扇動的なポピュリズムは有害である。パキスタンが必要とするのはカリスマではなく、新鮮で冷徹なリーダーシップであろうが、それが期待出来る状況とも思われない。

岡崎研究所

780OS5:2024/03/03(日) 21:51:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0625e344404ee611a9a42ba463d398f1cc5d69
パキスタン首相にシャバズ・シャリフ氏再選 カーン元首相系を退ける
3/3(日) 20:30配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで2月13日、記者会見するシャバズ・シャリフ前首相=AP

 パキスタン議会下院は3日、先月8日に実施された総選挙を受けて首相指名投票を行い、シャバズ・シャリフ前首相(72)を過半数の賛成で再選した。軍部と対立して汚職の罪で収監中のカーン元首相の正義運動(PTI)を除く主要各党が一致して支持した。


 シャバズ氏は3期首相を務めたナワズ・シャリフ元首相の弟。カーン元首相が軍部と対立した末、不信任決議で解任された2022年4月から、総選挙へ向けて議会が解散された23年8月まで首相を務めた。

 総選挙では、候補者全員が無所属での立候補を余儀なくされ、選挙運動も制約されたPTI系が予想外に善戦し、最多の議席を獲得。軍部の支持を受けたとみられるシャリフ兄弟のイスラム教徒連盟シャリフ派は苦戦し、2位にとどまった。しかし、3番手でブット家が率いる人民党など主要政党と連立で合意。首相指名では、PTI系の候補者を201票対92票の大差で退けた。

 国会議員や地方議員らが投票する大統領選では、連立合意に基づき人民党から、故ベナジル・ブット元首相の夫のザルダリ元大統領が選ばれる見通し。

 カーン派は議会での政党要件を満たすため、当選議員の多くがイスラム主義の小政党に参加した。しかし、獲得議席に応じて割り振られる女性や非イスラム教徒の留保枠が配分されなかった。こうした手続きのほか、総選挙の投開票自体に不正があったと主張し、法廷闘争や街頭デモを続ける方針だ。(武石英史郎)

朝日新聞社

781OS5:2024/03/04(月) 21:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/79ddcb688bb397c172cc82cf1dd5158d23905d6c
シャバズ前首相を再任 弱い権力基盤、軍の影響拡大も パキスタン下院
3/3(日) 17:52配信

時事通信
パキスタン下院=2月29日、イスラマバード(EPA時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン国民議会(下院)は3日、新首相を選ぶ投票を行い、与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)を率いるシャバズ・シャリフ前首相(72)を再任した。

 PML―Nは2月の下院選で議席を伸ばせず、他の党との連立で過半数を確保した。権力基盤は弱く、国内で強大な力を握る軍の影響力が強まる可能性がある。

 シャバズ氏は過去3度首相を務めたナワズ・シャリフ氏の弟。パキスタンは危機的な経済やテロの頻発など多くの課題を抱え、待ったなしの対応を迫られる。昨年8月の下院解散に伴い、シャバズ内閣は総辞職し、選挙管理内閣が置かれていた。

782OS5:2024/03/10(日) 21:51:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5f8039948ea1def9ccbb0e864229a1269dcca5a
新大統領にザルダリ氏選出 故ブット元首相の夫 パキスタン
3/9(土) 22:51配信
時事通信
パキスタン人民党(PPP)共同総裁のザルダリ氏=2023年12月、パキスタン・ラルカナ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで9日、上下両院と州議会の議員投票による大統領選挙が行われ、連立与党の一角であるパキスタン人民党(PPP)共同総裁のザルダリ元大統領(68)が、野党の擁立した候補を退け選出された。

 
 ザルダリ氏は2007年に暗殺されたブット元首相の夫。08〜13年に大統領を務めた。大統領は名目的な国家元首で、任期は5年。政治の実権は首相にある。

783OS5:2024/03/10(日) 21:53:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0bffaa8eec7b83a09bf4e5e46b86e01b6f3ffc7
人口世界一のインド、迫る巨大な総選挙 現首相は支持率圧倒、野党側は「顔」も決まらず
3/9(土) 8:00配信
共同通信

インド北東部アッサム州グワハティで支持者に手を振るモディ首相=2024年2月(ロイター=共同)

 中国を抜き人口世界一となったインドで4〜5月にも総選挙(下院定数545)が実施される。圧倒的支持率を誇るモディ首相の与党インド人民党(BJP)に対し、野党は約30政党で「インド国家開発包括同盟(INDIA)」を昨年7月に結成、総力戦で臨む構えを見せた。しかし選挙が迫る中、首相候補も未定のまま。期待感は急速にしぼんでいる。(共同通信=高司翔一郎)

 BJPはモディ氏を初めて首相候補とした2014年の選挙で282議席を占め、1984年以来となる単独過半数を獲得した。2019年の前回選挙では303議席と積み増し、モディ氏は今回370議席以上を確保できると自信を見せる。

 モディ氏は堅調な経済を背景に根強い人気を誇る。地元メディアによると、モディ政権下の2期10年でインドの国内総生産(GDP)は10位から5位に浮上した。モディ氏は、3期目に入れば日本やドイツを抜き、米国と中国に次ぐ3位になるとアピールする。

 インドでは貧困層の多さが問題となってきたが、モディ氏は過去5年間で1億3千万人以上が貧困から抜け出したとも訴える。空港や高速道路網、都市鉄道網などのインフラ整備も進み、目に見える形で人々に豊かさをもたらした。

 対抗するのは、インド政界の名門「ネール、ガンジー家」の子息ラフル・ガンジー氏が実質的リーダーを務める最大野党、国民会議派を中心とした野党連合だ。「BJP1強」を打開しようと、デリー首都圏や北部パンジャブ州で人気がある庶民党、西ベンガル州で強い勢力を持つ草の根会議派などとINDIAを結成した。

 しかし「顔」となる首相候補を巡っても対立。今年1月には大票田の東部ビハール州で州首相を務める実力者クマール氏が率いるジャナタ・ダルが離脱、BJP側に合流した。

 BJPはヒンズー至上主義団体「民族義勇団(RSS)」を支持母体とする。14億2千万人を超える人口の約8割はヒンズー教徒で、モディ政権下でイスラム教徒など少数派との分断が進んだと指摘されている。

 モディ氏は1月22日、北部の聖地アヨドヤでヒンズー教寺院の落成式に出席した。約30年前にRSSなどに破壊され全土で千人以上が死亡する宗教暴動の原因となったモスク(イスラム教礼拝所)跡地で、寺院建設を前回選で公約に掲げていた。多数派に成果を誇示しており、モディ政権3期目入りが濃厚となりつつある。

 インドの有権者は10億人近く「世界最大の民主主義国家」とも呼ばれる。総選挙では、有権者の多さや国土の広さなどから、投票は州や地域別に複数回設定され、開票までに1カ月程度かかるのが通例だ。電子投票機が用いられる。文字を読めない人も多いため、候補者の名前以外に顔写真や政党のシンボルマークが示され、投票時に判別しやすいよう工夫されている。

784OS5:2024/03/19(火) 22:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/644ac858beb637e5062ab2a2a05d92a2a577bbf6
印高速鉄道「26年に開業」 新幹線方式導入、開業遅れ 鉄道相
3/19(火) 21:53配信

時事通信
 【ニューデリー時事】インドのバイシュナブ鉄道相は19日、日本の新幹線方式を導入して建設中のインド初の高速鉄道は「2026年に開業する」との見通しを示した。

 首都ニューデリーで開かれた地元民放主催のイベントでの発言。

 当初23年の開業が見込まれていたが、新型コロナ禍の影響などで大幅に遅れている。総延長は西部のマハラシュトラ州ムンバイとグジャラート州アーメダバード間を結ぶ約500キロ。バイシュナブ氏によると、まずはグジャラート州内の二つの駅を結ぶ約50キロ区間で開業する。

785OS5:2024/03/20(水) 09:42:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e414da953faa973497b21f88d2c30055842e97d4
「イスラム排斥」懸念の法施行 総選挙前、与党支持拡大狙いか インド
3/19(火) 20:32配信


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時事通信
インドの改正国籍法施行に反対する学生団体やNGOのメンバー=13日、南部ベンガルール(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インド政府が、少数派のイスラム教徒排斥につながると批判されていた改正国籍法の施行を発表し、波紋を広げている。

 総選挙が間近に迫った時期だけに、ヒンズー至上主義団体を後ろ盾とするモディ政権による支持拡大を狙った一手とみられている。

 「世俗国家なのに、宗教に基づく差別が生じている。100%(与党による)選挙アピールのためだ」。首都ニューデリーのイスラム系大学院に通う男子学生(23)は憤った。総選挙は4月19日から6月1日にかけ、7段階に分けて投票が行われる。

 政府は今月11日、改正国籍法の運用規則を唐突に発表。同法はパキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンのイスラム圏3カ国で宗教的迫害を受け逃れてきた不法移民に、一定の条件下で市民権(国籍)を与える内容だ。対象はヒンズー教徒やシーク教徒らで、イスラム教徒は含まれない。

 2019年末に成立したものの、直後から「差別的だ」として、イスラム教徒だけでなく多数派のヒンズー教徒も抗議デモを展開。警官隊との衝突で死者や逮捕者が相次ぎ、4年以上も施行が見送られてきた。

 同法施行によって、将来的にイスラム系国民の国籍剥奪につながるのではないかとの懸念が再燃。野党・全インド統一ムスリム評議会のオワイシ党首は、X(旧ツイッター)に「宗教が国籍の根拠として認められたら、次は宗教を理由に否定することになる」と投稿した。

 アフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権からも、懸念の声が上がっている。報道担当幹部のシャヒーン氏はインドのニュースサイト「ワイヤ」に対し、アフガンでは「少数派への迫害はない」と主張。その上で、同法について「(イスラム教徒を含む)全ての人のためのものであるべきだ」と注文を付けた。

 こうした声に、インド政府は釈明に追われている。シャー内相は14日、地元メディアのインタビューで「国籍を付与するための法律であって、奪う法律ではない」などと語った。

786OS5:2024/03/22(金) 15:41:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/31f261a78d16705eec5356fbcf9bf9f0f107442b
インド総選挙控え、野党側の摘発相次ぐ 「民主主義はない」と批判も
3/22(金) 14:30配信

朝日新聞デジタル
インドの首都ニューデリーで2024年3月21日、デリー首都圏政府首相のアルビンド・ケジリワル氏の逮捕を受けて反発する支持者ら=AP

 4月から実施される総選挙(下院)を間近に控えるインドで、当局による野党側への捜査や摘発が相次いでいる。21日には首都ニューデリーを管轄する野党政党のトップが逮捕され、「政権による弾圧だ」との声もあがっている。


 経済犯罪などを担当する捜査当局は21日夜、デリー首都圏政府首相のアルビンド・ケジリワル氏を逮捕した。地元メディアなどによると、酒類販売の規制解除に関する政策を巡って汚職容疑があり、関与が疑われているという。ケジリワル氏が率いる「庶民党」は、逮捕が不当だとして最高裁判所に申し立てをしたという。

 首都の行政を担うケジリワル氏は、貧困層の教育現場や公立病院の整備などを推進し、支持を得てきた。国会で多数派を占める与党「インド人民党」のナレンドラ・モディ首相に批判的な野党の有力指導者の1人としても知られ、今回の総選挙でも候補者を擁立している。

 一方、過去の納税を巡って税務当局から調査を受けていた最大野党「国民会議派」のラフル・ガンジー元総裁は、21日に開いた会見で、「(当局によって)我々の銀行口座が全て凍結されたため、選挙集会などを実施することができない」などと主張。「インドにはいま、民主主義はない」とも語り、モディ政権を批判した。

 総選挙は、4月19日から6月1日にかけて、地域ごとに7回に分けて投票が行われ、6月4日に一斉に開票される。有権者は約9億6880万人に上り、「世界最大の選挙」とも呼ばれる。事前の世論調査では与党の優勢が伝えられていた。(ニューデリー=石原孝)

朝日新聞社

787OS5:2024/03/23(土) 01:08:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/983f8708f877cb9bb171a59d619c05692ca98224
首都圏政府トップ、汚職で逮捕 モディ氏政敵、選挙前に波紋 インド
3/22(金) 7:18配信

時事通信
インドのデリー首都圏政府のケジリワル首相=2月8日、ニューデリー(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドの捜査当局は21日夜、首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府トップのケジリワル首相(55)を逮捕した。


 地元メディアによると、逮捕容疑は酒類の販売政策に絡む汚職に関与した疑い。

 首都圏議会与党・庶民党を率いるケジリワル氏はモディ首相の「政敵」として知られ、モディ氏の政権運営をたびたび批判してきた。総選挙の最初の投票が4月に迫る中、国政与党・インド人民党(BJP)に対抗する野党連合の有力な指導者の一人だっただけに、波紋を広げそうだ。

 庶民党はX(旧ツイッター)で、逮捕は政権による陰謀だと訴え、モディ氏を「独裁者」と非難。「逮捕を恐れず、息を引き取る瞬間まで戦う」と徹底抗戦を宣言した。

788OS5:2024/04/01(月) 16:45:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6403cf843fa1260d80524f23a6e9379eb372ed
インド与党優勢、野党寝返り続出 総選挙、19日から投票
4/1(月) 16:36配信

共同通信
 【ニューデリー共同】インドで今月19日に下院(定数545)総選挙の投票が始まる。中国を抜いて人口世界一となった「世界最大の民主主義国家」の行方に関心が集まる中、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)は好調な経済を背景に選挙戦を優位に展開。野党から多くの有力者がBJPに相次いで移籍している。投票は6月1日にかけて7回に分けて実施、6月4日に一斉開票される。

 最大野党は、政界の名門「ネール、ガンジー家」の子息ラフル・ガンジー氏が実質的リーダーを務める国民会議派だが、衰退に歯止めがかからない。ラフル氏は2019年に国民会議派の総裁として初めて総選挙を戦ったがBJPに惨敗した。

789OS5:2024/04/04(木) 08:54:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/47a4d76a96a22251bc91fa5bf3f0320262562786
首相の「政敵」逮捕に野党抗議 総選挙控え対立激化 印
4/4(木) 7:05配信


時事通信
3月31日、インドの首都ニューデリーで開かれた集会で気勢を上げる野党支持者(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドの有力野党政治家の逮捕を巡り、野党側が捜査機関を使った「弾圧」だとして与党・政権への批判を強めている。

 与党側は適切な手続きにのっとっただけだと主張。19日から投票が始まる総選挙を前に、与野党の対立が激化している。

 「民主主義と独裁のどちらを望むのか、決めなければならない。独裁を支持する者は国から締め出す必要がある」。3月31日、最大野党・国民会議派のカルゲ総裁は首都ニューデリーで開かれた大規模集会でこう訴え、与党インド人民党(BJP)やその支持母体を「毒」と切り捨てた。

 集会は、ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府トップ、ケジリワル首相の逮捕に抗議するために開催。国民会議派や、ケジリワル氏率いる庶民党など野党各党の指導者が顔をそろえ、数千人の支持者が気勢を上げた。

 モディ首相の「政敵」として知られ、与党を糾弾してきたケジリワル氏は3月21日、酒類の販売政策に絡む汚職に関わった容疑で逮捕された。逮捕に関しては、ドイツや米国が司法手続きの透明性を確保するよう訴える声明を出した。

 これに対しインド政府は、両国の駐在外交官を呼び出して抗議。インド外務省のジャイスワル報道官は「わが国の選挙や司法手続きに対する外部からの非難は全く容認できない」と反発した。

 与野党は、税務当局が国民会議派の複数の銀行口座を税務申告の遅れを理由に凍結したことを巡っても、応酬を繰り広げている。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、ケジリワル氏の逮捕を含め政権による「弾圧」であり、「当局が人権と法のルールを露骨に軽視していることを明確に示している」と指弾した。

790OS5:2024/04/09(火) 08:57:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/f908aa40a1cb86276b8efbbae00b312eaf803d4f
野党連合、まとまり欠き弱体化 総選挙前に「寝返り」や離脱 インド
4/9(火) 7:04配信


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時事通信
インドのモディ首相=3月31日、北部ウッタルプラデシュ州メーラト(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドで5年の任期満了に伴う下院(定数545)総選挙の投票開始が19日に迫る中、野党連合の弱体化が鮮明になっている。

 選挙戦を優位に進めるモディ首相率いる与党連合への「寝返り」や離脱が続き、統一的な首相候補もいまだ決まっていない。

 東部ビハール州で7日に開かれた与党連合の選挙集会で、クマール州首相が隣に座るモディ氏の足を軽く触ったように見える動画がSNSで拡散し、物議をかもした。足に触れるのはヒンズー教で目上の人に敬意を示すあいさつだ。

 同州の地域政党を率いる有力政治家のクマール氏は1月、自ら結成に尽力した野党連合「インド国家開発包括同盟(INDIA)」を離脱。インド人民党(BJP)を軸とする与党連合と手を組んだ。寝返りを象徴するような動画が拡散されたことで、野党連合からは「とても気分が悪い」との反応が出た。

 背景には、野党連合では総選挙で勝てないとの判断があったとみられている。地元民放などが3月実施した世論調査では、小選挙区で選出される543議席のうち与党連合は399議席、BJP単独でも過半数の342議席を得る見通しだ。これに対し野党連合は94議席にとどまる。

 この他、野党「草の根会議派」党首を務める西ベンガル州のバナジー州首相も候補者調整に関する意見の相違を理由に野党連合からの離脱を表明。総選挙を単独で戦う意向を示している。

 野党連合の「顔」となる首相候補を巡る内紛も報じられた。モディ氏は7日の演説で「野党連合はビジョンと信頼性に欠ける」などとやゆした。

791OS5:2024/04/14(日) 17:21:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d298c6cad94b1cb67acddb38286101e9114607bc
与党優勢、モディ首相3選濃厚 有権者9.7億人、投票まで1週間 インド総選挙
4/12(金) 20:16配信

時事通信
演説するインドのモディ首相=6日、西部プシュカル(AFP時事)

 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴うインド下院(定数545)総選挙の投票開始まで12日で1週間。

 経済成長が続く中、各世論調査では与党インド人民党(BJP)の圧勝が見込まれ、モディ首相の3期目入りが有力視されている。対する野党連合はまとまりを欠き、厳しい情勢だ。

 投票は19日を皮切りに全土で7回に分けて実施。6月4日に一斉開票する。「世界最大の民主主義国」を自負するインドは昨年、中国を抜き14億2600万人で世界一の人口大国になった。選管によると、有権者数は約9億6880万人。

 モディ氏は2014年の首相就任以降、トップダウン型の政権運営や積極的な外資導入などでおおむね年率7%前後の高い経済成長を実現。次の任期でインドは「世界3位の経済大国になる」と豪語してきた。半面、ヒンズー至上主義色が濃く、少数派のイスラム教徒に厳しい政策を取ったり、捜査機関を使い政敵を排除したりする姿勢も目立つ。3期目は強権化に拍車が掛かる恐れもある。

 地元民放インディアTVなどが3月に実施した調査では、小選挙区で選ばれる543議席のうちBJPを中心とする与党連合は399議席、BJP単独でも過半数の342議席を得るとの予測が出た。一方、国民会議派を軸とする野党連合「インド国家開発包括同盟(INDIA)」は94議席にとどまる。

 BJPは303議席を得た前回19年を大幅に上回る370議席獲得を目指す。モディ氏は6日、西部ラジャスタン州での集会で経済成長の実現やインフラ整備といった約10年の実績を強調。「BJPだけがこの国に必要な発展をもたらすことができる」と訴えた。

 一方、国民会議派は深刻化する若年層の失業率改善や低カースト層への優遇策などを選挙公約に盛り込んだ。同党を実質的に率いるラフル・ガンジー元総裁は5日の記者会見で、BJPを念頭に「憲法や民主主義を破壊しようとする人々との戦い」と強調。「メディアが伝えるプロパガンダよりも接戦だ」と語り、勝利への自信をのぞかせた。

792OS5:2024/04/22(月) 10:47:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024041901227&amp;g=int
「与党は開発進めて」 宗教分断拡大に懸念も―インド総選挙
時事通信 外信部2024年04月20日07時03分配信
 【ラームプル時事】インド総選挙の1回目の投票が行われた19日、北部ウッタルプラデシュ州ラームプルでは投票所に訪れた住民が列をつくった。有権者からは、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)の政権運営の手腕を評価する声が上がる一方、同党の掲げるヒンズー至上主義が宗教間の対立をあおっているとの懸念も聞かれた。

 土木技師のウパ・ディヤさん(27)はBJPの候補者に投票。モディ政権が取り組んできた教育施設や水道の建設といったインフラ整備を評価しているといい、「さらに国の開発を進めてほしい」と語った。溶接工のヌール・アフメドさん(28)は地域政党の候補に投票したというものの、「今の政権は失業問題と物価高騰を除けばよくやっている」と話した。

 ラームプルは国内で少数派のイスラム教徒が多い土地だ。地元の教育機関で薬学を学ぶイスラム教徒のアジル・カーンさん(27)は「BJPは(1月にウッタルプラデシュ州アヨディヤに建設された)ヒンズー教寺院のことや、ヒンズーとイスラムの信者間の断絶しか語らず、好きではない。両信者間に調和が生まれないのはBJPのせいだ」と語気を強めた。

793OS5:2024/04/22(月) 10:48:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024041900794&amp;g=int
与党の支持基盤拡大も 鍵は牛肉食?、野党は南部に強み―印総選挙
時事通信 外信部2024年04月20日07時04分配信

 【ラームプル時事】19日に総選挙の投票が始まったインドは、日本の約9倍の国土に言葉や宗教もさまざまな14億人超が暮らす。与野党の伝統的な支持基盤は地域や社会集団ごとに異なってきたが、近年は与党インド人民党(BJP)が階層を超え、支持を拡大しているとの指摘もある。

 ヒンズー至上主義団体・民族義勇団(RSS)を支持母体とするBJPの支持基盤は、同国特有の身分制度カーストの上位層や都市住民とされてきた。対する最大野党・国民会議派は低カースト層や農民が主に支持してきた。

 地理的にBJPが強いのは「牛肉を食べない地域」(外交筋)。つまり牛を神聖視するヒンズー教の影響が色濃いエリアで、おおむね北部や西部だ。選挙戦では同党から出馬した女性候補者が過去に牛肉を食べたと指摘され、SNSを中心に「炎上」した。

 これに対し、会議派や地域政党の牙城となってきた屈指のIT都市ベンガルールを擁するカルナタカ州やケララ州といった南部は牛肉食に比較的寛容。モディ首相は選挙戦で南部に何度も足を運び、切り崩しを図ってきた。

 ただ、2019年の前回総選挙でBJPは苦手としていた農村部でも一定の票を得るなど、従来の見方は必ずしも当てはまらなくなっている。政治アナリストのスミット・ピール氏は、現政権が農村部のインフラ建設や福祉政策を推し進めたことなどが奏功したと分析。「支持者は今や社会階層を超えて全土に広がっている」と語った。

 ピール氏はまた、現政権が今年1月、聖地とされる北部アヨディヤのモスク(イスラム礼拝所)跡地にヒンズー教寺院を建設したことで支持基盤をさらに拡大させたとも指摘した。寺院建設はBJPの長年の公約だった。

794OS5:2024/04/22(月) 10:51:06
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024042000314&amp;g=int
過去5年で「ヒンズー国家」化進展 モディ政権2期目、少数派は危機感―インド
時事通信 外信部2024年04月21日07時11分配信
インド北部アヨディヤに建設されたヒンズー教寺院に祭られたラーマ神の像に手を合わせるモディ首相(左)=1月22日(インド政府報道情報局提供)

 【ニューデリー時事】インドのモディ政権は2期目の過去5年間で、多数派のヒンズー教徒の利益に沿った政策を次々に実行し、政教分離や多様な宗教を尊重する「世俗国家」から「ヒンズー国家」色を強めた。19日に投票が始まった総選挙で、少数派のイスラム教徒の有権者は危機感を募らせている。


 「モディ首相や与党は、ヒンズーとイスラムの分断にしか焦点を当てていない。そのせいで両信者間に調和が生まれない」。北部ウッタルプラデシュ州ラームプルで同日、投票に向かっていたイスラム教徒の男性(27)はそうこぼした。ラームプルにはイスラム教徒が多く住む。

 政府は3月、かねてイスラム教徒に対し「差別的」との批判があった改正国籍法の施行を発表した。パキスタンやバングラデシュなど近隣のイスラム圏3カ国での宗教的迫害から逃れてきた不法移民に市民権(国籍)を与える内容だが、対象はヒンズー教徒やシーク教徒らで、イスラム教徒は含まれていない。

 1月には同州アヨディヤのモスク(イスラム礼拝所)跡地に、政府が事実上主導しヒンズー教寺院を建設した。式典に出席したモディ氏は「民族意識の(結実した)寺院だ」と演説。同氏は与党インド人民党(BJP)の支持母体であるヒンズー至上主義団体・民族義勇団(RSS)出身だ。

 同地にあったモスクは1992年、「ヒンズー教寺院の跡地に建てられた」と主張する過激派に襲撃され破壊。寺院の「再建」はBJPの長年の公約だった。

 2019年には、国内で唯一イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪。二つの連邦直轄地に分割した。

 ヒンズー国家化が進む中、地元の作家ジヤ・ウス・サラム氏は米誌タイム(電子版)への寄稿で「私たちイスラム教徒は2億人いるが、今日のインドで目に見えない存在となっている」と疎外感を表した。

795OS5:2024/04/26(金) 08:03:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2d2c50309cceb9cfb090b12a95ad68b620fcbda
「世界一お金がかかる」インド総選挙 人口の多さ以外にもあった事情
4/26(金) 7:00配信

朝日新聞デジタル
インド北部メーラトで2024年4月23日、与党インド人民党の旗を振る支持者たち=AP

 6月まで実施されているインドの総選挙は、支出されるお金も桁違いだ。その費用は約2兆円とも言われ、地元メディアは「世界で最もお金のかかる選挙になるだろう」と報じている。


 選挙管理委員会などによると、インドの人口は増加を続け、昨年には中国を抜いて世界一になったとされる。18歳以上の有権者は9億7千万人近くに上り、投票所は約100万カ所に設置、約1500万人を配置するスタッフの人件費も必要だ。4月19日〜6月1日に地域ごとに7回に分けて投票が行われるなど、長期戦になっている。

 立候補する人も多く、その分お金もかかる。

 2019年に実施された前回の総選挙では、670超の政党から8千人以上の候補者が出馬。各候補は今回、選挙カーの用意や集会の開催などのため、最大950万ルピー(約1760万円)の支出が認められている。候補者側が負担するケースが多いとされる。前回までは700万ルピーだったが、国内のインフレ率などを踏まえて、支出額の目安が増やされた。

 調査機関「メディア研究センター(CMS)」の推計では、前回の総選挙全体では約5500億ルピーの費用がかかったとみられ、1998年の900億ルピーから6倍強にまで増えている。

朝日新聞社


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