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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1とはずがたり:2008/11/20(木) 23:44:28
関連スレ

農業スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/l40
エネルギー綜合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/l40
環境スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/l40
電力スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/l40
メモ
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/energy/index.html

2416とはずがたり:2016/10/31(月) 19:03:02
只でさえ停電起きるインドで太陽光増やして大丈夫かってのはあるが,停電の原因が恐らく電力不足なので発電量ふやせば大丈夫なのであろう。

>インド政府の第11次5カ年計画(2007〜2012年)によれば、経済成長を達成するために、70GWの新規電源開発が必要だという

>天然ガスは既に火力発電の1割程度を担うが、資源が偏在しており輸入比率が高まっている。

>インドの水力資源は膨大であり「50000MW水力開発イニシアチブ」が実現できれば、2012年までに必要な70GWのうち、50GWを満たすことができる。ただし、地域的な偏りがあるため、水力だけでは不十分だ。具体的にはインド北部(ヒマラヤ山地)に偏在しており

> インドの電力の課題は2つある。総発電量が不足していることと、系統が十分に発達していないことだ。多数の無電化地区が残っている。2005年時点、インド国内の7800万戸が電化されていなかった。地方部(村落)は4割にとどまっていた。

>インド政府は2005年4月、2009年までに全ての村落を電化し、全世帯が電力にアクセスできる設備を整備、貧困層には無償で世帯電化を行うという3つの方針を掲げた。1世帯1日当たり1kWhという電力が最低限必要だと定めた。
>そもそも送配電網が存在していない地域を電化しようとすると、電力供給量が1世帯当たり1kWhという小さい値であっても莫大な投資が必要になる。そこで役立つのが太陽光発電だ。太陽光はスケーラブルであり、モジュール1枚(出力100〜200W)単位で増設できる。出力120Wのモジュールで8時間発電できれば、RGGVYで定めた1kWhという水準をほぼクリアできる。

>インドは2008年6月国内全域を対象とし、太陽光発電の将来像を定めた。
>2020年時点の太陽光発電の姿はこうだ。まず、系統連系した発電所(メガソーラー)を12GW設置する。次に家屋の屋根に設置し、系統と連系させる。これが3GWだ。この3GWは日本国内の太陽電池の利用方法とよく似ている。
>これ以外に地域で閉じた系統に接続しているものを3GW。最後に、分散電源として機能するものが3GWある。これは各戸ごとに閉じたシステムだ。これらは日本ではほとんど見られない利用法だ。
>以上の取り組みの結果、2000万世帯に太陽電池を使った照明を提供でき、太陽電池を使った暖房が多数の家屋(2000万m2)に行き渡る計画だ。
分散電源として機能する3GW分には各戸に蓄電池も設置するのかな?

2011年09月12日 11時20分 更新
世界の再生可能エネルギー(2):
インドが狙う太陽光発電、ゼロからコスト重視で立ち上げる
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1109/12/news014.html

中国に続いてインドの再生可能エネルギーを報告する。インドのエネルギー状況は中国と似ており、総量が不足している上に急速な需要増にも苦しんでいる。さらに多数の無電化地域が残る。水力、風力の増設に加えて、インド政府は2022年までに20GWという太陽光発電導入を計画する。
[畑陽一郎,@IT MONOist]

 インドはエネルギー問題で苦しんでいる。デリー首都圏では、1日に数回の停電が起こることもあり*1)、国内には無電化地域が多数残る。

*1)電源開発(Jパワー)によれば、2006年3月時点で8%の供給不足と12%のピーク電力不足が継続しているという。この数字には無電化地域は含まれていない。

2417とはずがたり:2016/10/31(月) 19:03:20

 インドのエネルギー消費傾向は、前回紹介した中国と似ている。ただし、インドの1人当たりの1次エネルギー消費量は中国の3割にとどまっており、今後、経済発展に伴って状況がより悪化する方向にある。2009年時点のインドのGDP成長率は9.1%と高い。インド政府の第11次5カ年計画(2007〜2012年)によれば、経済成長を達成するために、70GWの新規電源開発が必要だという。これを例えば原子力発電でまかなおうとすると、規模を16倍に増やさなければならない。

 インドの1次エネルギーバランス自体、生産量よりも消費量の方が大きい。2006年時点で生産量は3億3100万トン(石油換算)、消費量は4億800万トン。消費に占める固体燃料の比率は68%。液体燃料が23%だ。

 インドは石炭大国だ。固体燃料68%の大半を石炭が占める。石炭の埋蔵量、産出量とも2009年時点で世界第3位であるにもかかわらず石炭輸入国でもあり、輸入量は世界第4位である。石炭が不足しているということだ。石油に頼ることもできない。インドは産油国であり、自給率が2割弱あるにもかかわらず、原油輸入量では世界第4位だ。

火力発電は限界に来ている

 インドの発電量は世界第5位(8133億kWh、2007年)だ。83%が石炭火力を中心とする火力、15%が水力、2%が原子力だ。原子炉は20基あり、合計容量は4.4GWである。

 石炭火力の増設が難しい状況にあるため、残る選択肢は、現在、石油火力に次ぐ位置にある天然ガス(LNG)発電所の増設や、水力発電所の新規建設、原子力発電所の拡張、再生可能エネルギーの導入になる。

 天然ガスは既に火力発電の1割程度を担うが、ムンバイ(旧称:ボンベイ)沖などに資源が偏在しており輸入比率が高まっている。ウランの産出量は少ない。どちらも増設を計画しているが、長期的な調達・運用コストが上昇する傾向にあるため、大規模な導入に課題が残る。

毎年1%ずつ再生可能エネの比率を増やす

 そこで再生可能エネルギーに期待がかかる。

 全エネルギーに占める再生可能エネルギーの割合を定めた。2009年10月、インド首相を中心とする委員会National Action Plan on Climate Changeは、2010年までに再生可能エネルギーの比率を5%に高め、その後10年間、毎年1ポイントずつ比率を上げていくという目標を打ち出した。

 再生可能エネルギーに対するインドの投資額は2009年が32億米ドル、2010年が40億米ドルである。2010年の投資額は世界第10位に相当する。世界第1位の中国(544億米ドル)と比較すると1割弱程度の規模だが、インド政府の計画によれば今後の伸びが期待できる。

 インドの再生可能エネルギーの規模は、水力が大きく風力が続く。今後は風力と太陽エネルギーの比率が高まる見込みだ。

 インドの水力資源は膨大であり、2003年には「50000MW水力開発イニシアチブ」を発表している。これが実現できれば、2012年までに必要な70GWのうち、50GWを満たすことができる。ただし、地域的な偏りがあるため、水力だけでは不十分だ。具体的にはインド北部(ヒマラヤ山地)に偏在しており、全土での利用は難しい*2)。

*2)例えば、電力の大消費地であるムンバイとヒマラヤ山地との直線距離は1300kmある。これは青森-下関間の直線距離よりも長い。逆にヒマラヤ山地に近い地方は有利である。例えば、インド北東部アッサム地方に位置するメガラヤ州は水力発電により、2001年まで電力をほぼ自給していた。

 風力発電の累計導入量は2010年末時点で13.1GW。世界全体の7%を占め、中国、米国、ドイツ、スペインに次いで世界第5位*3)だ。導入の勢いが加速しており、2010年の導入量(2.1GW)は中国、米国に次いで、世界第3位に及ぶ(図1)。

*3)Global Wind Statistics 2010

2418とはずがたり:2016/10/31(月) 19:03:33


図1 2010年の風力発電導入量 インド(2.1GW)は、中国(16.5GW)、米国(5.1GW)に次いで、世界第3位にある。全世界の導入量は35.8GW。出典:Global Wind Statistics 2010

 インドは季節風であるモンスーンの支配下にあり、インド洋に面した東海岸が風力発電の好適地である。インド最大の風力発電の集積地であるタミル・ナードゥ州も東海岸に位置する。同州の風力発電量の割合は全国の4割以上に達しており、合計出力は6GWだ。

 インドの太陽光発電は芽が出たばかりの状態だ。それにもかかわらず独特の課題を抱えている。どのような課題だろうか。

太陽光発電に期待をかける

 インドの電力の課題は2つある。総発電量が不足していることと、系統が十分に発達していないことだ。

 系統が十分に発達していないため、多数の無電化地区が残っている。2005年時点、インド国内の7800万戸が電化されていなかった。特に村落の状況が悪い。都市部の世帯電化率は9割だが、地方部(村落)は4割にとどまっていた。

 インド政府は2005年4月、「Rajiv Gandhi Gramin Vidyutikaran Yojana(RGGVY)」という電化計画を立案、2009年までに全ての村落を電化し、全世帯が電力にアクセスできる設備を整備、貧困層には無償で世帯電化を行うという3つの方針を掲げた。RGGVYにはRural Electrification policyという方針も含まれている。1世帯1日当たり1kWh*4)という電力が最低限必要だと定めた。

*4)日本の1世帯当たりの平均消費電力は、約10kWhである。

 しかし、系統が脆弱なままでは電化がなかなか進まない。そもそも送配電網が存在していない地域を電化しようとすると、電力供給量が1世帯当たり1kWhという小さい値であっても莫大な投資が必要になる。そこで役立つのが太陽光発電だ。太陽光はスケーラブルであり、モジュール1枚(出力100〜200W)単位で増設できる。出力120Wのモジュールで8時間発電できれば、RGGVYで定めた1kWhという水準をほぼクリアできる。

 インドは2008年6月に太陽光発電に関する初の長期計画「Jawaharlal Nehru National Solar Mission」を発表している。総発電量に寄与し、無電化地域をなくすという両方の目標を満たす意欲的な計画だ。国内全域を対象とし、太陽光発電の将来像を定めた。

 計画の骨子は、2020年までに20GW、2050年までに200GWという累計導入量だ。初期段階として、2012年までにインド政府が公共施設に100MWの太陽光発電システムを導入することになっている。

 2020年時点の太陽光発電の姿はこうだ。まず、系統連系した発電所(メガソーラー)を12GW設置する。次に家屋の屋根に設置し、系統と連系させる。これが3GWだ。この3GWは日本国内の太陽電池の利用方法とよく似ている。

 これ以外に地域で閉じた系統に接続しているものを3GW。最後に、分散電源として機能するものが3GWある。これは各戸ごとに閉じたシステムだ。これらは日本ではほとんど見られない利用法だ。

 以上の取り組みの結果、2000万世帯に太陽電池を使った照明を提供でき、太陽電池を使った暖房が多数の家屋(2000万m2)に行き渡る計画だ。

2419とはずがたり:2016/10/31(月) 19:03:49
>>2416-2419
 計画の進展は順調だろうか。2009年の太陽光発電システムの導入量は30MW。これでは間に合わない。

 インド政府の動きは速かった。2009年10月、中央電力規制委員会(CERC)が再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT:Feed-In Tariff)を発表。水力や風力を含む全再生可能エネルギーを対象とした。インドの制度はFITと太陽光発電システム購入時の補助金を組み合わせた形になっている。買い取り期間は、太陽光発電の場合25年、出力3MW以下の小規模水力は35年である。経済的なインセンティブを与えて、普及を促進する政策だ。

 2010年1月には、2008年のJawaharlal Nehru National Solar Mission計画を修正した政策も打ち出した。累計量が20GWに達する期限を2年遅らせて第13次5カ年計画(2017〜2022年)と合わせた他、2022年までを3つのフェーズ(2010〜2013年、2013〜2017年、2017〜2022年)に区分して、3種類の太陽光発電の方式ごとに目標を定めた。3種類の方式とは、集光型太陽光発電と系統独立型、系統に連携した住宅の屋根置き型とメガソーラーである。

 集光型では、設置面積を定めた。各フェーズごとに累計導入量を700万m2、1500万m2、2000万m2へと順次広げていく。系統独立型は無電化地区などに設置するものだ。順に200MW、1GW、2GWとする。独立系統型の容量は2008年時点の計画の3分の2に減ったことになる。これは無電化地域が減ったためだ。系統に連携する部分は、フェーズごとに1〜2GW、4〜10GW、20GWというように達成目標に幅を持たせた。

 国内に太陽電池産業を作り上げるために、2020年までに4〜5GWの製造能力を持たせる目標も掲げた。
 このような政策の変化が良い結果を生み始めている。まずは100MWの太陽光発電所だ。

安価な太陽電池を選択
 政策の変更を受けて、太陽光発電システムの導入が増え始めている。
 米First Solarは、2011年9月6日、インドReliance Powerに100MWの薄膜太陽光発電モジュールを提供することで合意したと発表した。インドにおける最大の太陽光発電プロジェクトとなる。

 Reliance Powerは2011年末までにまず40MWの薄膜太陽光発電モジュールの供給を受け、インドのラジャスタン州に位置するジャイサルメール(Jaisalmer)太陽光発電所*5)を建設する(図2)。同発電所は約900km離れたインドの1000万都市ムンバイに電力を供給する。ムンバイはインド最大の商業都市でもある。2012年内に残りの60MWの供給を受ける予定だ。

*5)ジャイサルメールは、インド・パキスタン間に広がるタール砂漠内にあるオアシスに起源がある。

 米輸出入銀行は2011年8月25日に、最初の40MW分の太陽電池モジュールを購入するための資金8430万米ドルをReliance Powerの子会社であるDahanu Solar Powerに直接融資している。

 First SolarのCdTe薄膜太陽電池は、インド市場に適していると考えられる。出力1W当たりの製造コストが1米ドルを下回っており、全ての太陽電池の中で最も安価に成り得るからだ。

 同社のCdTe薄膜太陽電池の変換効率は11〜12%であり、Si(シリコン)太陽電池の16〜20%と比べると低い。しかし、住宅の屋根上ではなく、砂漠地帯のメガソーラーとして利用するため、変換効率は問題になりにくい。


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