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インド・天竺・中洋スレ
563
:
チバQ
:2020/05/03(日) 21:16:32
避難所に1千人 政府支援も届かず
商店や露店がひしめくインド・デリーの旧市街。ラジュディープさん(40)は市場の荷物運び(クーリー)で生計を立てる。800ルピー(約1100円)ほどの1日の稼ぎから、東部ビハール州の村に住む両親や妻、5人の子どもたちに仕送りしてきた。
一家で唯一の稼ぎ手だったが、全土封鎖で市場は閉鎖され、稼ぎは途絶え、「3日後には食料と手持ちの金は尽きた」と朝日新聞助手に語った。
同郷の仲間26人と、野菜用の小型トラック3台を借りて故郷を目指すことにした。「警察に知り合いがいるから大丈夫だ」と請け負った運送業者は1人5千ルピー(約7千円)という高額を要求。借金をした友人もいた。すし詰めで荷台に揺られ、500キロほど走った町で警察から引き返せと命令された。
車がデリーに戻ると、目的地に着けなかったのに運転手は運賃の返金を拒んだ。警察署に駆け込むと「規則に違反して移動したのが悪い」と怒声を浴びせられるだけ。NGOなどが運営する体育館内の一時避難所に連れてこられた。現在もそこにいる。
約1千人がそこで雑魚寝し、1日2回出されるチャパティと豆カレーを食べる以外、他にすることがない。横になるか、故郷の家族に電話をするだけだ。
政府は、貧困層への支援を中心とする1兆7千億ルピー(約2兆4千億円)の経済対策を発表。8億人を対象に米や麦を配給、8300万世帯にガス調理用ボンベを提供すると説明した。
ラジュディープさんは「自分には何も届かない。家族も金がなくて困っている。いつまでもここにいるわけにはいかない。だが、いつになったら出られるのか」と話す。
避難所にたどり着いた人はまだ幸運なのかもしれない。地元メディアによると、デリー近郊では、塗装業の男性が稼ぎを失い、妻や4人の子どもたちを養えるか悩んで自殺した。直前に自分の携帯電話を売って手にした2500ルピー(約3500円)で砂糖や小麦、米のほか、子どもたちが酷暑でも眠れるよう、扇風機を買って妻に渡したという。
近年、インドは「世界の成長エンジン」ともてはやされてきた。その陰で、国際労働機関(ILO)によると、露天商や運転手、建設現場の労働者など、政府による管理や保護が及ばない非公式部門(インフォーマルセクター)の立場の弱い労働者が約9割を占める。
彼らを直撃した全土封鎖が始まった3月25日から、感染者数は56倍の約3万7千人に増えた。元の暮らしに戻れる見通しは全く立たない。(奈良部健)
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