したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

インド・天竺・中洋スレ

536 チバQ :2019/12/02(月) 08:55:41
親中派、復活の背景
 そんな経緯がありながら、16日に実施された大統領選で当選を果たしたのは、マヒンダ氏の弟、ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官だった。弟もやはり、親中国派。そしてマヒンダ氏は、首相として政界に返り咲くことになった。なぜ、ラジャパクサ家は復活したのか。

 そうだ、ハンバントタ港の建設で土地を奪われた地元住民に聞いてみよう。開発に伴って移転を余儀なくされた人たちが集まって住む、新興のワライ村を訪ねた。

 取材に応じてくれたのはシディクさん(46)。父の代から住んでいた土地を2年前に立ち退いて、この地に移っていた。以前は平屋の家に住んでいたが、引っ越し後は政府の援助で建てた2階建ての大きな家で暮らす。

 「港を繁栄させて、無職の息子2人が働けるような強い経済をつくってほしい。それには、ラジャパクサ家の力が必要だ」

 そう力説はしたが、中国については「取り立てて思いはない」と言葉少なだった。

 地元警察によると、中国が99年間の利用権を得たことが明らかになった当初は、地元住民による抗議行動が起きたが、最近はほとんどないという。

 なぜか。

 中国は自国のファンをつくるべく、巨大インフラの整備だけでなく、地元住民への支援にも中国マネーを投入しているからだ。

「日本の机」は物置に
 その分かりやすい事例が、ハンバントタ郊外のティサプラ小中学校だ。以前は、生徒の使う椅子すら足りず、平屋建ての校舎は雨漏りしていた。学校を囲う柵はなく、牛が自由に敷地内を行き交っていた。

 そんな状況を知って、最初に手をさしのべたのは日本人だった。16年に、日本の閉校した学校から中古の机や椅子などを送り届けてくれた。ただし、支援の品々は、書類上の不備があって港で留め置かれた。

 なんとかしようと校長が港に行くと、出てきた責任者は中国人。港は中国の国営企業などが管理していたからだ。

 「どうしてこんなに古いものをほしがるのか」

 中国人の責任者はそう言った。校長が窮状を訴えると、この中国企業の社員がその後、学校を視察しにきた。

 それから時間は過ぎて、今年10月。中国企業はこの学校をコンピューター室や音楽室のある2階建ての新校舎として生まれ変わらせた。新品の椅子や机も添えてだ。かかった費用は総額3500万ルピー(約2千万円)。さらに、約300人の生徒全員に通学バッグを提供。成績優秀な子や障害を持つ子への助成金も準備した。それだけではない。中国語教師の無料派遣まで提案したという。10月の寄贈式には駐スリランカ中国大使も出席して、貢献をアピールした。

 校長は「中国が子どもたちの将来を変えてくれた」と喜ぶ。「日本にも感謝している。日本の支援がなければ、中国の支援はなかった」とも語った。日本の古い机や椅子は、一部が使われていたが、多くは物置で積み上げられたままになっていた。

「覇権」感じ取る国民
 場所は変わって、コロンボ。ここでも中国の存在感は大きかった。

 富裕層の通う中学、高校では中国語が教えられ、中国留学の機会も与えられていた。ある語学学校では、5年前に中国語を選択する生徒は毎月4〜5人だったが、現在では5倍の20〜30人に。一方、10人ほどいた日本語学習者は3、4人に減ったという。

 中心市街地には中国企業が建設中の高層ビルが立ち並ぶ。コロンボ港の沖合では、中国企業が大規模な埋め立て工事で人工島を建設していた。シンガポールやドバイのような金融都市をつくる計画も進んでいる。

 アジア経済研究所の荒井悦代さんは「スリランカ国民は、経済の覇者は中国だと敏感に感じ取っている」と指摘する。

 スリランカは、内戦終結による復興需要などで、経済成長率はマヒンダ氏の政権期の12年に過去最高の9%超を記録した。しかし、以降は3〜5%台にとどまっており、成長の再来を望む声は強い。

 過剰な貸し付けで返済が困難になる「債務のわな」は、あくまで国家の借金。自分たち個人の財布事情がすぐに悪化するわけではない。中国マネーは成長には不可欠だし、多少の汚職には目をつむってでも、より豊かな暮らしをもたらすリーダーが必要だ――。

 そんな人々の思いが、今回の大統領選の結果につながったのかもしれない。(特派員リポート)(ハンバントタ=奈良部健)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

■ したらば のおすすめアイテム ■

ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス) - 樫木祐人

マキナタで暮らしたい……

この欄のアイテムは掲示板管理メニューから自由に変更可能です。


掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板