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インド・天竺・中洋スレ

222チバQ:2015/12/16(水) 21:44:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201512/CK2015121502000118.html
インド新幹線に難題 国鉄は赤字体質で事故も多発

2015年12月15日 朝刊


 日印首脳会談で、インドは同国西部での高速鉄道計画において日本側が強く求めていた「新幹線方式」の導入を決めた。台湾新幹線に続いて二例目。インドネシアの受注合戦で中国勢に敗北した日本側関係者は一様に喜ぶ。JR東日本など日本企業連合が受注を目指すが、実現には幾つもの難題が待ち受ける。
 「金持ちにしかメリットがないと野党が批判しており、細心の注意を払う必要がある」(インド政府筋)。高速鉄道計画をめぐってはインド政府内でも温度差があった。
 難航する交渉で、日本側の武器は総事業費九千八百億ルピー(約一兆八千億円)の最大八割をカバーする円借款。単一のプロジェクトでは過去最大、償還期間五十年で金利0・1%。「リスク度外視の破格の条件だ」(金融筋)
 最終的には、公約で高速鉄道の実現を掲げたモディ首相の強い意志が合意を後押しした。
 難問は山積している。インドでは市民や労働者の権利意識の高さから用地取得や労務管理が難しく、工事遅れは日常茶飯事。インド政府によると、二〇一五年度に中央省庁が関わった七百五十一の大型プロジェクトの四割以上が計画より遅れ、損失は一兆二千億ルピー(二兆二千億円)に上る。高速鉄道計画も円滑に進まなければ、日本側の負担が膨らみかねない。現地の組織づくりも難しい。インド国鉄は従業員約百三十万人を超える巨大組織で、旅客部門は慢性的な赤字体質。従業員教育の未熟さなどから〇七〜一三年度は毎年五十〜百回程度の脱線事故が発生し、衝突事故も珍しくない。
 日本側は高速鉄道を運営する組織を別会社として設立し、人材教育を徹底する構想。JR東日本の冨田哲郎社長は「新幹線は運行、保安、信号を含めた総合的なシステム。教育、文化を含めノウハウを移入するのが課題」と話す。
 インドでは現在、新幹線導入が決まった最大の商業都市ムンバイとアーメダバード間のほか、ニューデリーなど四大都市を高速鉄道で結ぶ「ダイヤモンド鉄道構想」も同時並行で進む。中国やフランスが巻き返しを図っている。日本の外交筋は「目の前のことをやり、信頼を勝ち取りたい」と話す。
 一六年の「新幹線計画」具体化に向け、インド側との厳しい詰めの交渉も続く。インド政府の最大の関心事は、日本からの技術移転と車両や機材の現地生産。国内需要を満たすだけでなく、いずれは輸出をもくろんでおり、契約の在り方によっては将来、日本の競争相手にもなりかねない。 (ニューデリー=共同)


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