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インド・天竺・中洋スレ

503チバQ:2019/05/23(木) 13:45:50
https://www.asahi.com/articles/ASM5N1DJWM5MUHBI038.html
ムスリム不信、観光業打撃…スリランカ爆破テロ1カ月
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ネゴンボ=奈良部健 2019年5月21日08時00分
 250人以上が犠牲となったスリランカの連続爆破テロから21日で1カ月。暮らしは元に戻りつつあるが、イスラム教徒(ムスリム)を狙った暴動が相次ぎ、治安の不安は消えていない。宗教間の溝は深まっており、観光業など経済への打撃も計り知れない。(ネゴンボ=奈良部健)

 「教会に来られるようになったのはうれしい。でも祈りを捧げる場なのに、不審者がいないか見てしまう。荷物を持った人を見ると怖くもなる」

 テロの現場の一つ、西部ネゴンボ。事件が起きた場所とは別のキリスト教会で19日、運転手アンソニー・フェルナンドさん(35)はそう語った。

 テロへの懸念からカトリック教会はすべて閉鎖されていたが、20日までに礼拝の時だけは開放されるようになった。ただ、授業が再開していない学校は多い。政府は21日から子どもを学校に行かせるよう呼びかけているが、治安の不安が完全になくなったわけではないからだ。街中には、市民に身分証明書の提示を求める兵士や警察官の姿が今も目立っている。

 地元報道によると、政府が事件への関与を断定した過激派組織ナショナル・タウヒード・ジャマートの関係者など、少なくとも200人が捜査当局に逮捕された。「疑いのある人物の80〜90%はすでに拘束した」(捜査幹部)といい、モスク(イスラム礼拝所)や民家から、武器や爆弾製造のための材料、現金などを次々と押収している。

 ログイン前の続きただ、ある捜査関係者は「報復を恐れて、聞き込み捜査に事実を話さない者が多い」と取材に話し、事件の解明が難航していることを示唆した。「過激派に反対していたのに、ムスリムというだけで逮捕している」との反発の声も上がっている。

 テロ後に問題になっているのが、ムスリムに対する襲撃や嫌がらせだ。

 西部チラウや周辺地域では12日以降、商店やモスクへの襲撃事件が相次ぎ、ムスリム男性が集団に刺殺された。東部カタンクディの警察署では16日、ムスリム約30人が押し寄せ、「急に家主から『出て行け』と言われた。理不尽すぎる」と苦情を訴えていた。あるキリスト教徒の地元紙記者は「『過激派組織は真のイスラムではない』と言うが、責任逃れだ。ムスリム全員が反省すべきだ」と話し、そうした趣旨の記事を書いた。

 政府は、顔を覆う布の公の場での着用を4月29日に禁止。ムスリム女性が着用する「ニカブ」や「ブルカ」が対象とされる。イスラム過激派による新たな攻撃を警戒することが主な狙いだと説明しているが、コロンボに住む女性(36)は「髪を布で覆って通勤した時に見知らぬ人から『自分の国へ帰れ』と言われた。それ以来、怖くてしばらく仕事に行けなかった」と話す。

 広範囲な夜間外出禁止令は16日までに解除されたが、再度緊張が高まる懸念も残っている。

 10年前の内戦終結後に復興を支えてきた主要産業の観光業にも、事件が影を落とす。

 ネゴンボで取材に応じたホテルは、予約のキャンセルが相次いで客数がテロ前より9割以上減った。従業員を減らし、地元住民を対象に値下げしたが、責任者は「利益なんてない。つぶさないために仕方なくやっている」と話す。

 テロの前は、旅行ガイド「ロンリープラネット」で「2019年に行くべき国」の1位に選ばれ、日本人観光客はこの6年で倍増していた。だが、地元メディアによると、国内全体の宿泊施設の客足は、テロ前と比べて85〜90%減った。

 欧米系格付け大手フィッチ・レーティングスは、昨年末に3・6%と予想していたスリランカの19年の国内総生産(GDP)成長率が1〜1・5ポイント落ち込むとみている。


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