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インド・天竺・中洋スレ

408チバQ:2018/07/28(土) 18:14:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000596-san-asia
パキスタンで進む「静かなクーデター」 “泡沫政党”支援で介入、影響力を維持
7/26(木) 20:29配信 産経新聞
パキスタンで進む「静かなクーデター」 “泡沫政党”支援で介入、影響力を維持
パキスタンの主な指導者
 野党第2党パキスタン正義運動(PTI)が優勢となった総選挙。選挙戦で一貫して見え隠れしたのは軍の影だ。メディアへの妨害やPTIへの露骨な支援が指摘され続けた。「軍による静かなクーデターが進んでいる」。専門家たちは、そうささやきあった。

 「この国は軍が持っている国だ。誰が首相になろうがその状況は変わらない」

 パキスタンの英字紙幹部は声を潜めてこう話した。新聞社には、選挙戦前から軍の検閲が激しさを増したという。紙面への抗議は日常茶飯事。支配階級を意味する「エスタブリッシュメント」という言葉で軍を暗に批判した際は、即座に担当者が訪れて使用を禁じられた。「同僚の自宅には何者かが侵入し、書斎だけが荒らされた。犯人は不明だが察しはつく」と話す。

 5月半ばには各地で有力英字紙ドーンが配達されない事態が起きた。同紙は軍と反目するシャリフ元首相率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)に近い。シャリフ氏のインタビューが掲載された直後だったことから、波紋を広げた。

 これ以外にも“何者か”による介入は相次いだ。東部パンジャブ州ラホールでは、軍に批判的な活動家が昨年12月に何者かに拉致され、今月に入って解放された。この州では与党系候補が正体不明の人物から脅迫や暴行を受けて、出馬を取りやめる事態になった。

 パキスタンは71年の歴史の中で、軍政と民政の交代が繰り返されており、軍が“支配者層”であることは疑いの余地はない。

 今回の選挙で軍の目標はシャリフ氏排除だった。司法当局を動かしてシャリフ氏の議員資格を剥奪したのも、選挙直前という絶妙なタイミングに有罪判決を出すよう仕向けたのも、軍部と見る向きは多い。

 シャリフ氏は、インドとの信頼醸成に前向きで、2014年にはモディ首相の就任式にも出席した。軍にとって3度の戦火を交えたインドへの接近は到底容認できない。シャリフ氏は、直近の軍政指導者だったムシャラフ元大統領の刑事訴追を進めた因縁もある。

 軍はシャリフ氏一派を取り除いたうえで、クーデターのような急激な形ではなく、選挙を経た“静かな”変化を目指した。

 そこでクローズアップされたのがPTIのカーン党首だ。クリケットのパキスタン代表としてワールドカップを制覇した実績から、若者への人気が高い。

 ただ、その政治的な手腕は未知数だ。1996年の結成以降、泡沫(ほうまつ)政党に近かったPTIの成長を後押ししたのは、カーン氏の魅力や指導力だけでなく、軍の支援とささやかれる。

 パキスタン軍について、トランプ米政権はアフガニスタンで跋扈(ばっこ)するイスラム原理主義勢力タリバンを支援していると批判。「パキスタンはテロリストの安全地帯」とも指弾している。カーン氏勝利は「核武装国パキスタンで軍部の肥大化につながる」(インド、ネール大のサビタ・パンデ教授)と警戒する声は強い。

 前出の英字紙幹部は「テロ掃討戦で軍の功績は大きい」とした上で、こう話した。「カーン首相誕生なら、軍の要求を突っぱねられるとは思えない。静かなクーデターは成功するかもしれない」。(森浩)


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