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インド・天竺・中洋スレ

273とはずがたり:2016/09/17(土) 14:16:14

インドの電車が「ドア開けっ放し」で走るワケ 事故死が毎日起こる国に日本流は通用しない
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-133654.html?page=1
09月02日 06:00東洋経済オンライン

インド最大の都市ムンバイには、インド国鉄のセントラル・レイルウェイとウェスタン・レイルウェイがそれぞれ複々線の線路で近郊電車を運行、通勤輸送の大動脈となっている。広軌1676mmの線路を走る電車の車体幅は約3.6メートル、日本の新幹線より約200mm広く、12両編成の電車が線路別に各駅停車と急行として運行され、朝夕のラッシュ時にはそれぞれ4?5分間隔でやって来る。住宅事情が悪く家賃が高いムンバイでは、この電車で1時間以上かけて遠距離通勤する人も少なくない。

転落事故は乗客の自己責任
冒頭の写真をご覧になって、日本の電車とは決定的に違うことがおわかりいただけるだろう。ムンバイの近郊電車はドアが開けっ放し、多くの乗客が戸口から身を乗り出しているが、転落事故は乗客の自己責任である。

日本でも30年くらい前までは、機関車牽引の客車の一部はドアが手動の開き戸であったが、このように混雑する電車は自動ドアであることが常識である。安全に対する日本の物差しで測れば、これは許容しがたい危険な状況であるが、インドの物差しで測れば許容範囲ということである。

インドでもメトロ(地上区間が大半で地下鉄と呼ぶのは相応しくない)の電車は自動ドアで、それを国鉄の近郊電車に適用することは可能である。しかし、メトロとはケタ違いに多くの乗客をさばく近郊電車(運賃はメトロより1ケタ安い)を自動ドアにして、日本と同様にすべてのドアが閉まらないと発車できないようにすると、停車時間が延びて定時運転ができなくなる。ムンバイの近郊電車は見切り発車(戸口にしがみ付く自信の無い人は乗車をあきらめる)により定時運転を確保しているのである。

しかし転落事故は毎日発生しており、線路横断なども含めてムンバイ地区の鉄道事故死者数は1日7?8人に達する。もちろんこの状況を放置すべきではないが、過大な輸送需要をこなすため、安全対策が後手に回っているのが現状といえる。

乗客もドアを閉めることにより電車が遅れ、通勤時間が延びるような状況は望んでいない。昨年7月ウェスタン・レイルウェイに新型電車が登場、この1年で半数以上が新型に置き換わったが、相変わらずドアは開けっ放しで空調も付いていない。

混雑した状況の中で自動ドアを使いこなすという意味では、日本が世界一のノウハウを持っていると思う。しかし、それをインドに適用する場合に注意すべき点は、女性の衣服から垂れ下がる長い布である。日本の自動ドアに使用されている戸閉スイッチ(隙間により戸ばさみを検知する機械的なスイッチ)では、この布をはさんだことは検知できない。発車の際に布がドアにはさまれたままホームに取り残された場合、重大事故に結び付く可能性がある。ドアが開けっ放しなら戸ばさみ事故は発生しない。

線路が冠水しても運転を継続
筆者は昨年7月からメトロの鉄道車両コンサルタントとしてムンバイに住んでいる。6?9月のムンバイは雨季、降雨はこの4カ月間に集中する。朝から大雨が降り続いた今年8月某日の正午過ぎ、職場の一斉メールで13時半の満潮(しかも大潮)を避けて早めに帰宅するよう“早期帰宅勧告”が出た。

今がチャンスと退勤して線路冠水を撮影した。場所はセントラル・レイルウェイのサイオン駅前にある跨線道路橋と駅構内。雨季に入る前に浸水しやすい場所として下見をすませていた。


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