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インド・天竺・中洋スレ

676とはずがたり:2022/04/19(火) 18:10:12
停電10時間超 スリランカ経済危機の実態
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220418/k10013586881000.html
2022年4月18日 16時24分

30度近い熱帯夜でも扇風機は動かない。真っ暗な職場で明かりはスマホのライトだけ。5日並んでもガソリンが買えないー。これがエネルギー危機と経済の大混乱に陥る国・スリランカで起きている現実だ。
現地での取材で見えたのは、自分が暮らす国を「沈む船」と呼ぶほど追い詰められた市民の暮らしだった。
(アジア総局記者 影圭太)

紅茶で石油を買う国
…3月上旬、スリランカの空港に到着し、携帯電話用に現地のSIMカードを買った時だった。

料金をドルで支払ってほしいと言われたのに、おつりとして返ってきたのは現地通貨スリランカルピーの紙幣。

…この国の経済が抱える大きな問題を実感した。急激な外貨の不足だ。

紅茶と観光で知られる南アジアの島国スリランカ。

経済が普通ではない状態になっていると感じたのは去年12月だった。

「特産の紅茶を渡すことで、石油の購入代金の支払いに充てると合意した」

イランとの間で事実上の物々交換を認めるという、異例の発表。…

調べてみると、去年末時点での外貨準備の残高は27億ドルあまりで、1年間で46%減少とほぼ半減していた。

1か月分の輸入に充てられるほどしか外貨が残っていないとみられている。

経済規模は違うが日本の去年末時点の外貨準備の残高は1兆4000億ドルあまりなので、その500分の1程度しかない。

スリランカは以前からエネルギーや食料品の多くを輸入する一方、柱となる輸出品が少なく、国際的な経済取り引きを示す経常収支は赤字が続いていた。

外貨を得る手段として外国人観光客に頼る状況になっていたが、そこにコロナ禍が直撃。

去年1年間の外国人旅行者はピーク時の10分の1以下になり、外貨が急激に減ったのだ。

油がない! ガスもない!
大きな影響が出たのがエネルギーだ。

発電用や燃料用として海外から石油を輸入しているが、外貨不足によって支払いが通常どおりにできなくなった。
最大都市コロンボで取材を始めて目にしたのは、給油所に並ぶ車や人の長蛇の列だ。

街なかのいたるところで、数十台の車が列を作っている。…

ガスの輸入も滞っている。

コロンボにあるパン販売店では、オーブンを動かすためのガスが確保できなくなり、休業を強いられている。

オーナーによると、調理用のガスの価格はふだんの3倍以上になったと言う。
ガスが足りなくなったことで国内で1000店以上のパン店が休業したと、現地では伝えられていた。…

職場は真っ暗闇に
暮らしに欠かせない発電にも深刻な影響が及んでいる。

燃料が足りず、政府は2月下旬から計画停電の実施に踏み切った。

当初は最長で1日7時間半の停電だったが、3月下旬以降さらに悪化し、1日10時間を超えるまでになっている。

電気が止まる時間帯は前日の夕方に地域ごとに発表されるが、そのとおりに始まることはほとんどなく、住民をいらだたせていた。…


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