したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

インド・天竺・中洋スレ

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:32:11
"中洋"は梅棹忠夫の「文明の生態史観」より。
インド亜大陸とその周辺のスレ。

国際政治・世界事情の印度関連レス
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A4%A5%F3%A5%C9

818OS5:2024/08/06(火) 07:57:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a01b6d2058ad1b0d6d85c758cf68823b6b67570d
バングラデシュ首相が辞任、死者多数の反政府デモ受け 全国規模で混乱
8/6(火) 7:45配信


CNN.co.jp
バングラデシュのハシナ首相が辞任した

ダッカ(CNN) バングラデシュのハシナ首相が5日、辞任した。同国では数週間にわたる反政府デモで死者が出ており、首都ダッカの首相公邸にもデモ隊が押し寄せる事態となっていた。

現地の画像には、首相公邸近くで車両が燃え上がり、警官隊が大挙して押し寄せる群衆を押さえ込めずにいる様子が写っている。

ダッカでCNNのために職務に当たるジャーナリストによれば、軍と警察はこの日、デモ隊に攻撃を加えている。

4日には警官とデモ隊の衝突で少なくとも91人が死亡、数百人が負傷した。デモ隊は差別的だとする公務員採用の優遇枠の撤廃と首相の辞任を要求していた。

上記の死者には警官13人も含まれる。抗議デモで出た1日の死者数としては近年の同国の歴史で最多となった。

国内の各都市に騒乱が広がる中、政府は先週末に全国規模で無期限の外出禁止令を発令した。人権団体は当局がデモ隊に対し過剰な実力行使に出ていると非難するが、政府はこの主張を否定している。

ハシナ氏の辞任を受け、軍が暫定政権を樹立する見通し。ワケル・ウズ・ザマン陸軍総司令官が明らかにした。ザマン氏は5日、学生らに対し「平穏を保ち、自分たちに協力するよう」呼び掛けた。

ロイター通信によれば、4日の時点でハシナ氏は学生のデモ隊を「テロリスト」であり「国を不安定化している」と非難していた。

今年初めから人権団体は、バングラデシュで政治的暴力の報告が増加していると懸念を示していた。1月に行われた総選挙では与党が勝利し、ハシナ氏が4期目続投を確実にしたが、野党は選挙をボイコット。同氏とその政府が一党体制の権威主義に向かっていると警鐘を鳴らしていた。

819OS5:2024/08/06(火) 09:47:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/70fccfed400a792a6686a17a01698e8812ba8d09
経済成長の一方、強権批判も 辞任のハシナ首相 バングラデシュ
8/5(月) 23:39配信


時事通信
バングラデシュのハシナ首相=1月8日、ダッカ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュのハシナ首相が5日、反政府デモの激化を受け辞任した。

 2009年に返り咲いて以降、連続在任期間は約15年の長期に及んだ。同国を経済成長に導いた手腕を評価する声がある一方、強権的な統治には批判も付きまとってきた。

 1947年、当時パキスタンの一部だった南西部でラーマン初代大統領の長女として誕生。75年のクーデターでラーマン氏や家族が殺害されたが、妹と共に西ドイツ(当時)に滞在していて難を逃れた。

 亡命生活を経た81年、アワミ連盟(AL)の党首に選ばれた。民主化運動を主導し、96年に首相に就任。下野後の09年に政権を奪回すると、政敵でバングラデシュ民族主義党(BNP)党首のジア元首相を汚職容疑で追及し、権力基盤を確立した。

 昨年、BNPの支持者らが公平な総選挙実施などを求め反政府デモを展開した際は、BNPの幹部や支持者らを次々に拘束して弾圧。今年1月の総選挙ではBNPがボイコットする中、連続4期目入りを果たした。

 過去には選挙不正も疑われた。反体制派排除の動きを加速させていることに、日本政府筋は「カンボジア型の事実上の一党独裁に近づく」と懸念を示していた。

 一方、ハシナ氏は経済発展を最優先に位置付け、積極的な外資呼び込みなどで高成長を達成した。アジアの最貧国だったバングラデシュは26年にも後発発展途上国から抜け出す見込みだ。

820OS5:2024/08/06(火) 17:34:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/885f26a13f092cf42ec6f18a22b925be2e51c488
暫定政権顧問にユヌス氏か 学生団体、軍と会談へ バングラデシュ
8/6(火) 16:33配信

時事通信
バングラデシュのノーベル平和賞受賞者、ムハマド・ユヌス氏=6月12日、ダッカ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュのハシナ首相の辞任につながった反政府デモを呼び掛けた学生団体は6日、同国のノーベル平和賞受賞者、ムハマド・ユヌス氏を最高顧問とする暫定政権の発足を求めた。

 学生団体は軍と会談する見通しで、広く国民の理解を得られる暫定体制の早期構築を目指す。ユヌス氏も同意しているといい、就任の可能性は高いとみられている。

 貧困層の自立を支援する「グラミン銀行」を創設したユヌス氏は1月、労働法に違反した罪で有罪判決を受けた。同氏は政界進出を目指したことがあり、高い人気を脅威に感じたハシナ前政権の圧力とみる向きもあった。

 ハシナ氏は隣国インドに脱出。今後ロンドンに向かうとの情報があるが、現時点の所在は判然としていない。

821OS5:2024/08/06(火) 19:28:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c615fca38c29324981dd1dfb885c26698b0c9e3
バングラデシュ大統領、早期の暫定政権発足を表明…首相辞任・不在のため混乱収束へ動く
8/6(火) 11:54配信

読売新聞オンライン
5日、ダッカで、汚されたハシナ首相の絵の前で騒ぐデモ参加者=AP

 【ニューデリー=浅野友美】バングラデシュの国営通信BSSによると、同国のモハンマド・シャハブッディン大統領は5日夜、抗議デモの激化でシェイク・ハシナ首相が辞任したことを受けて行ったテレビ演説で、暫定政権を早期に発足させる方針を表明した。警察署や放送局への襲撃などが続いており、法秩序の順守を呼びかけた。

 演説に先立ち、三軍の長や各党指導者と協議したシャハブッディン氏は「ただちに議会を解散し、できるだけ早く総選挙を実施する」とも述べた。暫定政権の構成などについての言及はなかった。

 また、汚職の罪で自宅軟禁状態にある主要野党バングラデシュ民族主義党党首のカレダ・ジア元首相、直近の抗議デモで拘束された学生ら全員を釈放することも決まった。

 バングラデシュの大統領は象徴的な役割を持つにすぎないが、首相不在となったために関係者間の調整などを行っている。


https://news.yahoo.co.jp/articles/f7e2f563d7fc8a2dac5b9321fe73d1cdb077aea7
バングラデシュのデモ学生、ノーベル平和賞ユヌス氏主導の政権を要求
8/6(火) 16:41配信

朝日新聞デジタル
ダッカで2024年3月、裁判所による保釈決定を受け、記者団と話すノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏=AP

 バングラデシュでハシナ政権が一気に崩壊したことを受け、同国のシャハブディン大統領は5日、真っ先に事態収拾に乗り出した軍トップのザマン陸軍参謀長や、海軍、空軍のトップ、野党幹部、デモを主導した学生団体の幹部らと協議した。

 地元紙デイリー・スターによると、協議の結果、ハシナ氏の政敵で収監中だった最大野党バングラデシュ民族主義党(BNP)のカレダ・ジア党首や、デモ参加中に拘束された学生らを即時釈放することで合意。ただちに暫定政権を発足させることも決めた。

 いち早くハシナ氏の退陣を発表した軍は、暫定政権づくりでも主導権を担う構えだが、反発も表面化している。

 大統領らとの協議後、学生団体は6日未明にSNSで声明を出し、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏(84)が「最高顧問」として率いる暫定政権を「発足させることを決めた」と宣言した。「我々が提案した政府以外は受け入れない」「軍事政権、軍が支える政権、ファシスト政権は受け入れない」と主張。軍主導の動きを強く牽制(けんせい)した。

朝日新聞社

822OS5:2024/08/06(火) 19:31:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa75fd18b36a8bd8d529cc2f06fe59aaa37efba6
ハシナ首相の父の像を棒で殴打…バングラデシュデモ、経済格差・強権への不満が一気に噴出
8/6(火) 7:25配信

読売新聞オンライン


5日、ダッカで、首相公邸になだれ込んだデモ参加者=AFP時事

 【ニューデリー=浅野友美】バングラデシュのシェイク・ハシナ首相(76)が5日、突然の辞任に追い込まれた。公務員採用の優遇枠を巡るデモが政権崩壊を招いた背景には、拡大する経済格差やハシナ氏の強権的な政治姿勢に対する国民の強い不満がある。辞任の影響は対中戦略の一環でバングラデシュを支援してきた隣国インドや、日本にも及ぶ可能性がある。

【写真】汚されたハシナ首相の絵の前で騒ぐデモ参加者

 首都ダッカでは5日、ハシナ氏の父で「建国の父」と呼ばれるムジブル・ラーマン初代大統領の像に男がよじ登った。男が顔の部分を棒で殴打すると、デモ参加者から歓声が上がった。

 ハシナ氏が首相に返り咲いたのは2009年だった。以後、バングラデシュの経済は好調だった。11年以降は実質国内総生産(GDP)成長率がおおむね6〜8%で推移した。衣料品の輸出推進や外資誘致などが堅調な経済維持の原動力になった。26年には「後発開発途上国」の分類から外れる見通しとなっている。

 学生たちの抗議デモは、公務員採用での優遇枠の廃止を違憲とする高等裁判所の判決がきっかけだった。1971年のパキスタンからの独立戦争に参加した兵士の家族などに30%を割り当てる内容で独立を主導した与党アワミ連盟の支持者を特別扱いする制度と映る。

 デモが政権崩壊に発展したのは、経済成長の恩恵が広く行き渡っていない現状に対する不満がくすぶっていたことが一因とみられる。

 地元メディアによると、15〜24歳で就学や就職をしていないニートは約4割に上る。ハシナ政権の強権体質への反発が一気に噴出した面もある。

 ハシナ政権は13年、当局が「国家のイメージを損なう」と判断した出版物を禁ずる法改正を実施した。

 1月の総選挙を前に、中立的な選挙管理内閣が発足しなかったことに抗議したデモ参加者1万人以上を拘束し、主要野党は参加をボイコットした。ハシナ政権は連続4期目入りした。

 バングラデシュでは歴史的に、議会で多数派を占めるアワミ連盟と、野党バングラデシュ民族主義党(BNP)が、激しく対立しながら政権交代してきた。今回、ハシナ氏を辞任に追い込んだデモの主体は学生だったが、野党側が関与を強めてデモを変質させたとの見方が強まっている。


 軍の役割も注目される。陸軍参謀長が5日、ハシナ氏の辞任を発表し、暫定政権を発足させる方針を発表した。当面は軍政が敷かれる可能性がある。

 バングラデシュは、インドと東南アジアをつなぐ地政学的な要衝にある一方、中国からインド洋への出口にも位置している。

 インド太平洋地域を重視するインドや日本は、バングラデシュでの道路や鉄道の開発を支援してきた。中国がベンガル湾に面するバングラデシュ南部で潜水艦を収容できる海軍基地の建設を支援しているとされる。

 バングラデシュと緊密な関係を保つ日本やインドは、ハシナ政権退陣の影響を注視しているとみられる。

 ◆バングラデシュ=国土面積は14万7000平方キロ・メートルで日本の約4割に相当。人口は約1億7000万人。約9割がイスラム教徒。1971年にパキスタンから独立したが、現在も英連邦圏に含まれる。91年の憲法改正で大統領制から議院内閣制に移行し、一時期を除き、5年ごとに総選挙が実施されてきた。主要産業は縫製業で、欧米向け輸出が伸びている。日本の外務省によると、在留邦人数(昨年10月時点)は1122人。

823OS5:2024/08/06(火) 21:56:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0563079d6b6358f580531b79940cdfe08589fb31
インドに逃亡中のバングラデシュ・ハシナ前首相、英国に亡命へ
8/6(火) 19:56配信


103
コメント103件


毎日新聞
ハシナ首相=ロイター

 インドメディアによると、隣国インドに逃れたバングラデシュのハシナ前首相は、近く英国へ亡命するとみられる。ハシナ氏は5日夕に首都ニューデリー近郊の空軍基地に到着。インド政府高官と面会後に安全な場所へ移動したという。

【写真で見る】デモ参加者によって汚されたハシナ前首相の壁画

 ハシナ氏と良好な関係にあったインド政府も、突然の辞任を受けて対応に追われている。ジャイシャンカル外相は6日に全政党の関係者を集めた会合を開催。地元紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、ジャイシャンカル氏は会合で、ハシナ氏がショック状態にあるとして、将来について話す前に回復するための時間を与えたと説明した。

 ハシナ氏は、パキスタンからの独立運動を率い、「建国の英雄」とたたえられたラーマン初代大統領を父に持つ。1975年の軍事クーデターでラーマン氏が暗殺された際にも、インドや英国で亡命生活を送った。【ニューデリー川上珠実】

824OS5:2024/08/07(水) 15:35:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/793d755e3a3eec94561d9cb723f6d3fc3fd747dc
ユヌス氏主導の暫定政権発足 治安回復、分断修復焦点 バングラデシュ
8/7(水) 4:49配信

時事通信
バングラデシュのノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏=3月3日、ダッカ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュのシャハブッディン大統領は6日夜、ハシナ首相の辞任を受け、反政府デモを呼び掛けた学生団体指導者や軍幹部らと会談し、同国のノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏(84)が最高顧問として率いる暫定政権の発足を決めた。

【写真特集】バングラデシュでデモ激化

 当面は治安回復と政治的分断の修復に取り組む方針。

 大統領府の声明によると、シャハブッディン氏は「危機克服のため、できるだけ早い暫定政権の発足が重要だ」と述べ、国民の協力を求めた。政権の他のメンバーは政党との協議の上決めるとした。

 決定に先立ち、議会は解散した。近く総選挙が行われる見通し。1月の総選挙では主要野党がボイコットする中、ハシナ氏率いる与党アワミ連盟(AL)が圧勝した。

 ユヌス氏は貧困層の自立を支援する「グラミン銀行」の創設者。貧困撲滅への貢献が評価され、2006年に同銀行と共にノーベル平和賞を授与された。AFP通信に対し「母国と国民の勇気のため私の行動が必要なら、そうする」と述べ、最高顧問の就任要請を受ける考えを示した。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6fb2f59d7f32dbefe279e0293b2bf60e6b60c907
バングラデシュ暫定政権 ノーベル平和賞受賞のユヌス博士顧問就任か
8/6(火) 20:37配信

毎日新聞
ノーベル平和賞を受賞した経済学者のムハマド・ユヌス博士=東京都内のホテルで2006年10月25日午後5時16分、小出洋平写す

 バングラデシュの反政府デモを主導した学生団体の代表は6日、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士(84)に、近く発足する暫定政権の首席顧問就任を求めた。ロイター通信によると、ユヌス氏側も応じる意向だ。AFP通信によると、ハシナ前首相を辞任に追い込んだ5日のデモでは少なくとも56人が死亡しており、治安の回復が焦点となっている。

【写真】デモ参加者に汚されたハシナ首相の壁画

 学生団体の代表は6日のビデオ声明で「軍部が主導する政府は承認しない」と表明し、ユヌス氏に暫定政権を率いるよう求めた。

 ユヌス氏は貧困者向けに低金利・無担保で少額を融資する金融機関「グラミン銀行」の創設者で、2006年にノーベル平和賞を受賞。政界進出を目指したがハシナ政権と対立し、今年1月に労働法違反事件で有罪判決を受けていた。

 一方、シャハブッディン大統領は5日夜、軍部代表者の同席の下、野党バングラデシュ民族主義党(BNP)をはじめとする政党代表らと協議し、速やかに暫定政権を樹立すると発表した。ハシナ氏から辞表の提出を受けて承認したとした上で、早期に総選挙を実施すると説明。暴力行為には「厳しい対応を取るように軍に求めた」と述べ、事態の沈静化を呼びかけた。6日には議会も解散した。

 シャハブッディン氏は、自宅で軟禁状態にあったBNP党首のジア元首相を釈放し、拘束された学生指導者らも釈放するとしている。

 5日のデモでは、数千人の市民が首相公邸を占拠したほか、政府関係者の自宅などに放火。ハシナ氏が国外へ脱出した後も一部で暴動は続いた。バングラは欧米や日本向けに低価格の「ファストファッション」を製造する世界有数の縫製品輸出国だが、ロイター通信によると、6日は縫製品の製造工場も閉鎖された。【ニューデリー川上珠実】

825OS5:2024/08/07(水) 15:36:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/be1cac52c655bf6eee78d953f5bde2ede12aed8e
迫るデモ隊、最後まで辞任拒み…バングラデシュ前首相、逃亡の内幕
8/6(火) 20:01配信


9
コメント9件


毎日新聞
ハシナ首相の辞任を受け、首相官邸の屋根に上って国旗を振る人々=ダッカで2024年8月5日、ロイター

 首相公邸に迫るデモ隊、到着まであと45分――。バングラデシュの地元紙プロトム・アロは6日、ハシナ前首相が突然、国外逃亡するまでの内幕を報じた。周囲が説得したが、ハシナ氏は最後まで辞任を拒んだことが明らかになった。


 反政府デモを主導する学生らが5日、首都ダッカに集結して抗議活動に加わるよう市民に呼びかけていた。警官隊は各地で催涙ガスを放つなどしてデモ隊を排除しようとしたが、同紙によると、警察幹部は「もはや警察でも持ちこたえられない状況になっている」とハシナ氏に説明した。

 ハシナ氏が状況を受け入れようとしないため、当局幹部は別室にいたハシナ氏の妹のレハナ氏に説得を頼んだ。それでもハシナ氏は拒んだが、当局幹部は海外にいるハシナ氏の息子のサジーブ・ワゼド氏に連絡。ワゼド氏が電話でハシナ氏と話し、ハシナ氏は辞任を了承したという。

 その時点で、既に大勢の学生らが首相公邸に向かっていた。公邸に到着まで45分しかないとの情報があり、ハシナ氏は最後の演説を録音する間もなく、慌ただしく公邸を後にした。

 インドメディアによると、ハシナ氏は軍用ヘリコプターで5日夕にインドの首都ニューデリー近郊の空軍基地に到着した。現在は英国亡命を模索しているという。【ニューデリー川上珠実】

https://news.yahoo.co.jp/articles/29865f5c74c01b8ef586b242dec5d12169f8792f
バングラデシュ政変は「頭痛の種」 前首相を保護する隣国のインド
8/7(水) 12:30配信

朝日新聞デジタル
インドの首都ニューデリーで2019年10月5日、会談前に握手するインドのモディ首相(右)とバングラデシュのハシナ首相(当時)=AP

 バングラデシュで約20年にわたり首相を務めたハシナ氏が、反政府デモの拡大で辞任に追い込まれた政変を巡り、隣国インドが難しい対応を迫られている。関係の深かったハシナ氏の国外脱出を受け入れたものの、過度に保護すれば現地で反インド感情が高まる恐れもあり、「頭痛の種」になっている。


 インドのジャイシャンカル外相は6日、議会で演説し、「バングラデシュとの関係は、何十年もの間、多くの政権下で非常に緊密なものだった」と強調。ハシナ氏や現地当局から急きょ、インドへの渡航や飛行許可の要請を受けたと明かしたうえで、国境警備隊の警戒態勢を強化していると説明した。

 インドの地元メディアによると、ハシナ氏は5日にインドに到着。英国に逃れるとの情報もあるが、滞在許可証が取得できるかは不透明で、インドでの滞在期間が長期化する可能性もあるという。

 インドは、バングラデシュが1971年にパキスタンから独立する際に支援するなど、歴史的に関係が深い。近年は、バングラデシュ南東部のマタバリ港を日本政府の支援で建設し、インド北東部の地域と一帯で開発していく計画も進められていた。

朝日新聞社

826OS5:2024/08/07(水) 23:50:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/71df58e24a9f0ebcfb194e22fb96ad125fe09583
前与党関係者の殺害相次ぐ デモ隊暴徒化、少数派に暴力も バングラデシュ
8/7(水) 18:07配信


9
コメント9件


時事通信
バングラデシュの前与党アワミ連盟(AL)事務所前で、暴徒に放火された車=6日、ダッカ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュで5日のハシナ首相辞任以降、暴徒化したデモ隊がハシナ氏の率いた前与党アワミ連盟(AL)幹部や子供を含むその家族少なくとも29人を殺害した。

 地元紙ダッカ・トリビューンが7日、伝えた。宗教的少数派に対する暴力も相次ぎ、人権団体などが懸念を示している。

 シャハブッディン大統領らは6日、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏を首席顧問とする暫定政権発足を決定。政権の枠組みに関する協議が続く中、国民の反発が強いALをどう処遇するかも焦点となっているもようだ。

 ユヌス氏は7日、デモ隊に向け「あらゆる暴力を控えてほしい」とする声明を出した。同氏は一時滞在先の欧州から8日帰国する見込み。

 地元報道によると、少数派のヒンズー教徒やその寺院なども相次いで襲撃された。イスラム教が国教の同国でヒンズー教徒はALの支持者と見なされていることが背景にある。首都ダッカにある国際NGOの支部は「宗教的少数派と国の資産を守るため、直ちに措置を講じるよう当局に求める」との声明を出した。

 ヒンズー教徒が多数派の隣国インドのジャイシャンカル外相は6日、議会の演説で「少数派に関する状況を注視している」と述べた。

 AFP通信のまとめでは、反政府デモが激化した7月以降、デモ隊と治安部隊との衝突で450人以上が死亡した。

827OS5:2024/08/09(金) 22:20:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3f8462c8b5d0b5f8ba2b12e9270fa51fb206376
バングラデシュ政変、主導した学生リーダー「全国民の共感得た」
8/9(金) 19:30配信

朝日新聞デジタル
バングラデシュの首都ダッカの空港で2024年8月8日、帰国したムハマド・ユヌス氏(中央)に花束が渡された=AP。手前右から2人目が学生リーダーのサルジス・アラム氏

 バングラデシュで今月、15年間に及んだハシナ政権を退陣に追い込む抗議デモを主導した学生リーダーの一人が8日、朝日新聞の取材に応じた。学生中心のデモに「全国民が共感し、拡大した」と振り返った。

 同国では、独立戦争(1971年)の退役軍人の家族に公務員の採用枠の3割を与える優遇措置があった。制度への国民の反発を受け、政府は2018年に廃止を決めたが、今年6月、高等裁判所が決定を覆す判断を示した。

 取材に応じたダッカ大学の大学院生サルジス・アラム氏(26)は、実力主義の採用を求めて学生デモを組織した。高裁の判断は政権与党アワミ連盟(AL)の意向をくんだものだと受け止めたといい、「政府に就職機会を奪われた」と話した。

 政権に批判的な国民を弾圧するなど、ハシナ政権が強権化し、ALとのコネがないと就職先も見つからない不平等に、未来への危機感を募らせてきたという。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d89919db12245c034f8c3eb20d395dcf4a5c595
バングラデシュ暫定政権が発足 ユヌス氏トップ、学生もメンバーに
8/9(金) 15:00配信

朝日新聞デジタル
バングラデシュの首都ダッカで8日、ムハマド・ユヌス氏(中央)の暫定政権トップ就任宣誓が、シャハブディン大統領(左)の立ち会いのもと行われた=AP

 反政府デモの末、ハシナ前首相が辞任したバングラデシュで8日夜、暫定政権が発足した。政権を率いる最高顧問にはノーベル平和賞受賞者で経済学者のムハマド・ユヌス氏(84)が就任した。政権崩壊後もハシナ氏支持者らへの暴力行為が続く中、情勢の安定化が求められている。

 首都ダッカの大統領公邸で開かれた宣誓式で、ユヌス氏は「独裁政権は終わった。民主主義や人権、表現の自由が党派に関係なく享受されることが我々の目標だ」と語った。暫定政権のメンバーには、デモを主導した学生リーダー2人のほか、大学教授、人権活動家、イスラム学者、少数民族関係者らが入った。

 今月5日のハシナ氏退陣後、大規模なデモは収まったが、国内各地でハシナ氏が率いた前与党アワミ連盟(AL)関係者や、少数派ヒンドゥー教徒が襲撃されていると伝わる。

 ハシナ氏との関係が深く、バングラデシュから脱出したハシナ氏を保護しているインドのモディ首相は8日、X(旧ツイッター)でユヌス氏就任に祝意を示した上で、「ヒンドゥー教徒や全ての少数民族の保護と早期の正常化を望む」と述べた。

朝日新聞社

828OS5:2024/08/13(火) 09:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f9bcf6bb5cbac7fc61cdebb9aa163a49bf20102
暫定政権が船出、分断修復目指す ハシナ体制崩壊1週間 バングラデシュ
8/11(日) 19:05配信
時事通信
バングラデシュ暫定政権首席顧問のムハマド・ユヌス氏(中央)=8日、ダッカ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュで反政府デモ激化を受けてハシナ政権が倒れてから12日で1週間。

【写真】バングラデシュの首相公邸に押し寄せたデモ隊

 社会の動揺が収まらない中、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏をトップとする暫定政権が船出した。同氏は知名度は抜群だが政治経験はなく、行政手腕は全くの未知数。困難な局面で国民の分断修復と、今後総選挙を経て誕生する新政権への円滑な権力移行が求められている。

 ◇45分前に決断
 急転直下だった。5日、全国で抗議活動を行っていた多数のデモ隊がハシナ首相の辞任を求め、首都ダッカの首相公邸に押し寄せようとしていた。地元報道によると、警察幹部は「もはや警察でも持ちこたえられない」とハシナ氏に説明。同氏はいったんは辞任を拒んだが、最終的にデモ隊到着の約45分前に了承。ヘリコプターで隣国インドに脱出し、約15年続いた政権はあっけなく崩壊した。

 ハシナ氏は経済を高成長に導いた一方、反体制派を次々に拘束。独裁的な手法に不満が高まっていた。デモのきっかけとなった公務員採用の優遇措置は失業に苦しむ若者にとって受け入れ難く、治安部隊が実弾を用いてデモ鎮圧を図ったことで先鋭化した。

 ◇党派性排し団結に重点
 8日発足した暫定政権にはデモを呼び掛けた学生団体リーダーも名を連ねた一方、政党の指導者は含まれていない。党派性を排し、団結を示すことに重点が置かれたとみられる。首席顧問に就いたユヌス氏は貧困層向けの無担保少額融資を手掛ける「グラミン銀行」の創設者。同銀行と共に2006年にノーベル平和賞を授与された。

 ジャハンギルナガル大学のアル・マスード・ハサヌザマン教授(政治学)はユヌス氏に関し、「尊敬され、新鮮で信頼できる選択肢と見なされている。重大な難局に直面しているが、ユヌス氏の国際的なコネクションは活用すべき利点だ」と指摘する。

 ただ、国内で少数派のヒンズー教徒への襲撃が相次いでいる他、ハシナ前政権下で任命された政府機関幹部らの辞任が続くなど暫定政権発足後も混乱は続いている。ユヌス氏は10日、大学での集会で「誰も(少数派に)危害を加えることはできない」と語り、暴力行為をやめるよう訴えた。

 国外に逃れたハシナ氏の最終目的地はロンドンとみられていたが、英国は亡命に難色を示しているとされる。インドにとっては、同氏の滞在が長引けばバングラデシュとの関係がこじれかねず、その扱いが懸案となっている。バングラデシュは地政学的な要衝にあり、中国も浸透を狙う。最大の2国間援助国である日本も情勢を注視している。

829OS5:2024/09/20(金) 08:09:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/e42d738b864e587ba293fdeb212567c9f8a925b6
投票所での「ゾウ害」懸念 爆竹で対策 スリランカ大統領選
9/20(金) 7:06配信
時事通信
スリランカ中部ハバラナで、道路を渡る野生のゾウ=4月13日(AFP時事)

 【コロンボ時事】スリランカで21日に行われる大統領選で、野生のゾウが投票所を訪れる有権者の邪魔をする事態が懸念されている。

 ゾウはスリランカを象徴する動物だが、作物を食い荒らしたり人を襲ったりする「ゾウ害」も深刻化。当局は有権者の安全確保に向け対策を講じている。

 地元紙デーリー・ミラー(電子版)によると、中部クルネガラの選挙区だけでも約100の投票所で、有権者とゾウが鉢合わせする危険がある。選管幹部は同紙に、野生生物保護当局と連携し「有権者が安全に投票所を訪れて選挙権を行使できるよう、担当者が爆竹を持って待機している」と語った。

 英BBC放送によれば、スリランカでは昨年、176人がゾウに襲われ命を落とした。一方、同年に死んだゾウ470頭の半数は、人間によって殺された。農地の拡大でゾウの生息域が狭まっていることが、双方の被害拡大をもたらしているとされる。

 世論調査によると、大統領選では野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首が先行。野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首が続き、現職ウィクラマシンハ氏が3番手で追う展開となっている。

830OS5:2024/09/20(金) 17:52:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbd50a28756ed5afc9f990ee0080b035e5416205
スリランカ、21日に大統領選 三つどもえ、経済再建策の変更も
9/20(金) 16:07配信

共同通信
20日、スリランカ北部ジャフナで、大統領選関連の案内板を確認する警察官ら(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】インド洋の島国スリランカで21日、大統領選が投開票される。各種世論調査では、ウィクラマシンハ大統領(75)と野党候補2人が三つどもえの争いを展開している。政権が主導してきた経済再建策の評価が争点で、路線変更の可能性もある。

 2022年の経済危機で当時のラジャパクサ政権が崩壊し、ウィクラマシンハ氏が後継大統領に就任してから初の直接選挙。スリランカは中東とアジアを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝にあり、中国とインドが浸透を図る。選挙結果はインド洋情勢にも影響を与える。

 ウィクラマシンハ氏は、財政赤字脱却のため増税を含めた緊縮財政を進め、国際通貨基金(IMF)から30億ドル(約4270億円)の支援を取り付けた。しかし増税で生活の負担が増し、国民の間には不満が広がる。

 現地の各種世論調査では、野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)、野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首(57)がウィクラマシンハ氏と競う情勢になっている。

831OS5:2024/09/22(日) 21:25:40
>>693-698あたりが前回
https://news.yahoo.co.jp/articles/15a5150932f3f2a436b55280f5996ec2c77cbb36
現職落選、野党2候補残る 大統領選は再集計に スリランカ
9/22(日) 14:37配信


1
コメント1件


時事通信
21日、スリランカの最大都市コロンボで、大統領選の投票を終えた野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(中央)(EPA時事)

 【コロンボ時事】スリランカ大統領選は22日、開票が進められ、過半数を得る候補がいなかったため、得票上位2人の再集計が行われた。

【図解】スリランカ

 地元メディアが伝えた。再集計に残ったのは約40%を得た左派野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)と約34%の中道野党・統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首(57)。中道右派の現職ウィクラマシンハ氏(75)らは落選した。

 スリランカの大統領選では、有権者は投票用紙の候補者欄に当選してほしい順に1〜3の番号を記すことができ、再集計で上位2人の票数に反映される。選挙には40人弱が立候補。再集計にもつれ込んだのは初めてとなった。

 第1集計で最多票を得たディサナヤカ氏は現政権の緊縮財政路線や汚職のまん延を批判。クリーンなイメージを打ち出して支持を広げた。国際通貨基金(IMF)との合意の一部見直しに言及しており、当選すれば日本が取りまとめを後押しした債務再編にも影響が及ぶ可能性がある。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/80e08f0110b963f6eebf82f993231dcf1adff582
スリランカ大統領選開票で現職が落選 IMFとの再交渉掲げる野党2候補の争いに
9/22(日) 19:59配信


産経新聞
【コロンボ=岩田智雄】インド洋の島国、スリランカで21日に投票された大統領選挙は22日、開票作業が進み、最初の集計で過半数を得た候補がなく、上位の野党候補2人の票を再集計することになった。ウィクラマシンハ大統領は落選し、今後、経済危機にあるスリランカを支援する国際通貨基金(IMF)や債権国との関係に影響が出る可能性がある。

投票時の第2、3選択候補の票数を含めて当選者を決める。上位2人は左派連合・国民人民勢力(NPP)を率いる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)と最大野党、統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首(57)。

ウィクラマシンハ氏は、IMFや中国、日本など債権国の協力を得て経済再建を進めた。実績への評価はあるが、増税など痛みを伴う改革や政治家の汚職疑惑が国民の反発を招いた。野党候補2人は、改革を巡りIMFとの再交渉を掲げる。

初回集計で優勢のディサナヤカ氏はマルクス・レーニン主義者で国政指導の経験がなく、国際社会とどう関係を築くのか見通せない。インドでは対中傾斜への警戒感もくすぶる。プレマダサ氏は、IMFを主導する米国や欧州との距離が近く中国とは疎遠とされる。

スリランカは、巨額債務で2022年にデフォルト(債務不履行)に陥った。中国に南部ハンバントタ港の運営権を引き渡したのは「債務の罠(わな)」の典型とされる。

832OS5:2024/09/22(日) 21:26:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c04a7c6f73db933a407138bf0a79e85bd8a6159
スリランカ大統領選、政権交代へ
9/22(日) 17:10配信

朝日新聞デジタル
スリランカ最大都市のコロンボで2024年9月21日、大統領選挙の投票後に報道陣の取材に応じる左派勢力・国民の力を率いるディサナヤカ氏(中央)ら=石原孝撮影

 コロナ禍で経済危機が起きたスリランカで21日に実施された大統領選挙は、野党の主要候補2人が得票数を伸ばし、政権交代が確実になった。地元メディアによると、左派勢力・国民の力(NPP)を率いる野党候補のディサナヤカ氏の当選が有力視されている。


 物価上昇などで国民の負担が大きくなるなか、財政の健全化を進めてきた現職のウィクラマシンハ大統領は敗北が決定。低所得層向けの減税などを訴えた野党候補に支持が集まったとみられる。

 選挙管理委員会などによると、38人が立候補。22日午後4時現在、ディサナヤカ氏の得票率は約42%に。統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首が約32%で続き、ウィクラマシンハ氏は約17%にとどまった。

 スリランカでは、有権者が投票する際に、第1〜3希望まで候補者名を記入できるしくみ。選管や地元メディアによると、当選するには得票率が50%を超える必要があるが、今回はいずれの候補も達しなかったため、上位2人に絞り、2回目の集計をし、第2、第3希望としての得票も足し合わせた総数が多い方が当選するという。

朝日新聞社

833OS5:2024/09/22(日) 21:26:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a7e2fe518f3644558ab6c41f4dc51b91c3913b6
スリランカ大統領選、3候補が接戦か 物価上昇、経済再建は道半ば
9/21(土) 17:00配信

朝日新聞デジタル
スリランカ最大都市のコロンボで2024年9月21日、大統領選挙の投票所で列をなす人々=ロイター

 コロナ禍後の経済危機で財政破綻(はたん)し、政変が起きたスリランカで21日、大統領選挙が実施された。物価上昇で国民の不満が高まるなか、財政や経済の再建にどう取り組むか。中国とインドが主導権を競うなか、選挙結果に注目が集まっている。

【写真】スリランカ最大都市のコロンボで2024年9月21日、大統領選挙で投票したことを示す小指のインクを報道陣に見せるウィクラマシンハ大統領=AP

 大統領選には38人が立候補し、3人の有力候補の接戦が予想される。結果は一両日中にも判明する見通しだ。

 最大都市コロンボの投票所で投票した自営業のナドラジャ・ヤルドレイさん(70)は、経済の回復を求めた。

 「物価の上昇がひどく、ガスは数年前の3倍近くに値上げされた。給与は変わらず、生活は苦しくなる一方だ」と嘆いた。

 スリランカ政府は他国や国際市場からお金を借り、空港や港などのインフラ整備を進めてきた。だが、コロナ禍で主要産業の観光業が低迷し、他国からの送金も減少。外貨不足で燃料や医療品を買えず、1日最大10時間近い停電も頻発した。

 抗議デモが拡大し、2022年7月に当時の政権が崩壊。後継のウィクラマシンハ大統領は、国際通貨基金(IMF)などに支援を要請し、付加価値税を引き上げるなどして、財政健全化を目指した。

朝日新聞社

834OS5:2024/09/23(月) 01:17:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b0e9989a8ca61c7a425d1afac3ea2af0fe2d664
スリランカ大統領選、左派野党党首が当選 親中傾斜か、地元メディア報道
9/23(月) 0:18配信


産経新聞
【コロンボ=岩田智雄】インド洋の島国、スリランカで21日に投票された大統領選挙は22日、左派連合・国民人民勢力(NPP)を率いる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が現職のウィクラマシンハ大統領(75)らを破って当選した。スリランカの選挙管理委員会が発表した。

経済危機への対応策が争点だったが、スリランカを支援する国際通貨基金(IMF)や債権国との今後の関係が注目される。

ウィクラマシンハ氏は、IMFや中国、日本など債権国との合意で経済再建を進めたが、増税など痛みを伴う改革や政治の汚職疑惑が国民の反発を招き、落選した。

ディサナヤカ氏は、改革を見直すため、IMFとの再交渉を掲げる。ただ、NPPは国会(一院制、225議席)に3議席しか持たない。地元メディアによると、同氏は当選を受け、早期に解散総選挙に打って出ることを改めて表明した。

JVPは、マルクス・レーニン主義を掲げ、1970〜80年代に武装闘争を展開した歴史がある。現在は穏健化しているとはいえ、国政指導者としての経験がないディサナヤカ氏が国際社会とどう関係を築くのか見通せない。隣国インドでは対中傾斜への警戒感がくすぶる。

スリランカは、巨額債務で2022年にデフォルト(債務不履行)に陥り、中国に南部ハンバントタ港の運営権を引き渡したのは「債務(さいむ)の罠」の典型とされる。

835OS5:2024/09/23(月) 01:26:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/56baecffd882dec0adda3b40bed05f954b57bbce
スリランカ大統領選挙、野党・人民解放戦線のディサナヤケ党首が勝利…初の再集計で三つどもえ制す
9/22(日) 21:45配信


読売新聞オンライン
22日、大統領選で勝利し、スリランカの最大都市コロンボの選挙管理委員会事務所に到着した人民解放戦線党首のディサナヤケ氏=AFP時事

 【ニューデリー=浅野友美】スリランカで21日に行われた大統領選で、左派連合トップで野党・人民解放戦線のアヌラ・ディサナヤケ党首(55)が勝利した。同国選管当局が22日、発表した。1回目の集計で過半数を獲得した候補者がおらず、得票上位の野党候補2人で再集計が行われていた。現職ラニル・ウィクラマシンハ大統領(75)は1回目の集計で得票率が3位で、敗北した。

 ディサナヤケ氏は初当選が決まった22日夜、X(旧ツイッター)に「スリランカの歴史を塗り替える準備は整った。手を取り合い、この未来を共に切り開こう」と投稿した。

 物価高などに国民の反発が強まる中、貧困層の負担軽減を主張した野党候補に支持が集まった。ウィクラマシンハ氏は経済の安定化に向け、国際通貨基金(IMF)から財政支援を引き出して増税などで財政再建を進めたが、国民の不満を抑えきれなかった。

21日、スリランカの最大都市コロンボで投票を済ませた統一人民戦線党首のプレマダサ氏=AP

 選挙は事実上の三つどもえで、野党の主要候補はディサナヤケ氏と、最大野党統一人民戦線のサジット・プレマダサ党首(57)。1回目の集計で得票率は、ディサナヤケ氏が約42%、プレマダサ氏が約33%だった。ウィクラマシンハ氏は約17%で、脱落した。

 大統領選で、有権者は上位3位まで優先順位をつけて投票した。1回目で過半数を得た候補者がおらず、上位2人に絞り込み、「2位」以下でその候補に投じられた票も加えて当選者を決めた。再集計の結果、ディサナヤケ氏はプレマダサ氏に約120万票の差をつけた。大統領選が再集計にもつれ込んだのは初めて。

 大統領選は経済再建や国民生活の向上が争点となった。ディサナヤケ氏は、IMFの支援の条件となっている財政再建が国民の生活苦につながっているとして再交渉する方針を掲げるなどして支持を広げた。プレマダサ氏も税負担軽減を唱えたが、及ばなかった。

 国力を高める隣国インドとの関係を巡っては、ウィクラマシンハ氏が連携を重視してきたのに対し、ディサナヤケ氏は警戒感を持っている。政権交代で、対印関係が見直される可能性がある。大統領の任期は5年。

836OS5:2024/09/23(月) 20:40:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3d0e107df655fd2c2122791fb740fadce3d291
スリランカ新大統領が就任 「国を方向転換させ、安定した政府作る」
9/23(月) 14:11配信

産経新聞
【コロンボ=岩田智雄】インド洋の島国、スリランカで21日に投票された大統領選挙で、当選した左派連合・国民人民勢力(NPP)を率いる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が23日、新大統領に宣誓就任した。

ディサナヤカ氏は22日、現職のウィクラマシンハ大統領(75)らを破って当選した。ウィクラマシンハ氏は、スリランカを支援する国際通貨基金(IMF)や中国、日本など債権国の支援で経済再建を進めたが、増税など痛みを伴う改革や政治家の汚職疑惑が国民の反発を招き、落選した。

ディサナヤカ氏は、改革を見直すため、IMFとの再交渉を掲げる。当選を受け同氏は22日夜、記者団に「この国を方向転換させ、安定した政府を作れると信じている」と述べた。NPPは国会(一院制、225議席)に3議席しか持たず、同氏は早期に解散総選挙に打って出る方針。

JVPは、マルクス・レーニン主義を掲げ、1970〜80年代に武装闘争を展開した歴史がある。現在は穏健化しているとはいえ、国政指導者としての経験がないディサナヤカ氏が国際社会とどう関係を築くのか見通せない。隣国インドでは対中傾斜への警戒感がくすぶる。

837OS5:2024/09/24(火) 08:04:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/62007661a071d7e85d00008e685f75c0faff0ac6
刷新期待も手腕未知数 再建策見直しか、新大統領就任 スリランカ
9/24(火) 7:12配信

時事通信
23日、スリランカの最大都市コロンボで就任宣誓式に臨むディサナヤカ新大統領(手前)=大統領府提供(AFP時事)

 【ニューデリー時事】スリランカ大統領選を制した左派野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が23日、新大統領に就任した。

【ひと目でわかる】スリランカ

 汚職撲滅と政治改革を訴え、国内には刷新への期待感があるが手腕は未知数。経済再建策の見直しで混乱が生じる可能性もある。

 「政治家への国民の全幅の信頼を取り戻すため、全力を尽くす」。AFP通信によると、ディサナヤカ氏は最大都市コロンボの大統領府で行われた就任宣誓後、そう強調した。

 同氏率いるJVPは穏健化したとはいえ、かつて多数派シンハラ人の民族主義を掲げる極左勢力だった。1970〜80年代に2度の反政府暴動を引き起こし、多数の死者を出した。

 地元シンクタンク「国家平和評議会」のジェハン・ペレラ理事長は「JVPは潜在的な過激組織と見なされていたが、今回は違った。国民は主流政治にうんざりしていた」と勝因を分析。2022年、経済危機を受けた抗議デモの高まりで当時の大統領が失脚したものの、与党が変わらなかったことへの不満も大きかったと語った。

 一方、ディサナヤカ氏は国際通貨基金(IMF)による支援プログラムの見直しを公約に掲げる。主要債権国の一つである日本側には、貸し付けた資金の返済時期や再開したばかりの円借款事業への影響を危惧する声もある。

 外交スタンスにも不透明さがある。スリランカはシーレーン(海上交通路)の要衝にあり、隣国インドや中国が浸透を競ってきた。JVPのイデオロギーや反インドを掲げてきた経緯から中国への接近を強めるとの見方もあるが、外交筋はディサナヤカ氏が今年2月に訪印するなど最近の外遊を踏まえ、印中間でバランスを取る「中立路線の基本は維持されるだろう」と話した。

838OS5:2024/09/25(水) 07:53:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1bc1a8c096fa38abfd6a51a8ec06a8a24b6ef54
スリランカ大統領 就任翌日に議会を解散、再び選挙へ
9/25(水) 7:00配信

朝日新聞デジタル
スリランカ最大都市のコロンボで2024年9月22日、大統領選挙で当選を決めた後に選挙管理委員会の事務所から出てきたディサナヤカ氏=AP

 経済危機が起きたスリランカの大統領選挙で当選したばかりの左派勢力・国民の力(NPP)を率いるディサナヤカ氏は24日夜、議会(一院制、定数225)を解散した。11月14日に総選挙が実施される。NPPの政党の国会議員は現在、3人しかいないため、所属議員を増やして政権運営をスムーズにする狙いがある。



 ディサナヤカ氏は9月21日に行われた大統領選で当選し、23日に就任した。解散に先立って自身が防衛相や財務相などの大臣職を兼務すると発表。NPP側の国会議員、アマラスリヤ氏を首相に指名し、法相や教育相、貿易相なども兼務させた。

 スリランカはコロナ禍で外貨収入が急減し、経済危機に陥った。当時のラジャパクサ政権は2022年春、他国からの借金を返せなくなる債務不履行(デフォルト)になったと発表し、その後、政権は崩壊した。

 後を継いだウィクラマシンハ氏は、付加価値税を引き上げるなどして緊縮財政を取りつつ、国際通貨基金(IMF)から4年で総額約30億ドルの支援を取り付けた。日本政府も、スリランカ政府と各国による債務再編の交渉を主導。今年7月には円借款の貸し付けを再開した。

 ただ、国民からは「物価上昇が深刻だ」などと不満の声が相次ぎ、政権の支持率は低迷。一方のNPPは大統領選で、IMFと支援条件などについて再交渉していくと強調。汚職の撲滅や低所得者層向けの減税を通じた格差の是正を進めていくなどと訴え、勝利を収めた。

朝日新聞社

839OS5:2024/09/25(水) 14:21:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcb41f636d8982567c18fa676f8851f3f64f1576
スリランカ新大統領が国会を解散、11月14日に総選挙、3議席からの勢力拡大狙う
9/25(水) 12:59配信


産経新聞
スリランカのディサナヤカ新大統領は24日、国会(一院制、225議席)を解散した。11月14日に総選挙が行われる。党首を務める人民解放戦線(JVP)が参加する左派勢力・人民の力(NPP)は国会で3議席しかない。21日の大統領選で勝利した同氏はかねて、就任後早期に国会を解散し、総選挙に打って出ることを表明していた。

スリランカは巨額の対外債務を抱えデフォルト(債務不履行)に陥り、経済危機にある。ディサナヤカ氏は大統領選で、国際通貨基金(IMF)や中国、日本など債権国の支援を得て増税などを伴う経済改革を進めた現職のウィクラマシンハ大統領らを破って当選。改革を見直すためIMFとの再交渉を掲げているが、自身の政策を推進するため、国会での勢力拡大を狙う。

新たな国会は11月21日に招集される予定。任期は5年。(岩田智雄)

840OS5:2024/10/05(土) 17:18:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b3efdd1a57b9eea7b7cb11c5aaca73d8cec0716
スリランカ新大統領は異色な左派の一匹狼
10/5(土) 10:10配信

ニューズウィーク日本版
マルクス主義者の過去は捨て去ったが、行く手には3つの障害が立ちはだかる
就任宣誓式を終えて演説するディサナヤカ新大統領(9月23日) SRI LANKA PRESIDENT MEDIAーREUTERS

9月21日のスリランカ大統領選で左派のアヌラ・クマラ・ディサナヤカが勝利したことは、政治の刷新を願う国民に大きな希望をもたらした。

【動画】倍返し...ヘビにかまれるも、2度かみ返して死に至らしめたインド人男性

ディサナヤカは「王朝政治」的な腐敗からの脱却を公約し、有力な政治家一族のいずれとも関係がない。2022年、当時のゴタバヤ・ラジャパクサ大統領は深刻な経済危機から国民の激しい抗議デモに遭い、国外脱出後に辞任したが、ディサナヤカはこの反政府行動にも参加している。

腐敗一掃を目指す上で、新大統領は国民の支持を頼りにできる。だが、行く手には3つの勢力が立ちはだかる。野党勢力、経済界、少数民族だ。

ディサナヤカは実は複雑な人物だ。メディアではマルクス主義者と呼ばれ、彼が率いる人民解放戦線(JVP)は1970〜80年代に反政府暴動を起こしている。

だが、ディサナヤカは革命家ではない。既にその過去を捨て去り、かつてJVPが異を唱えた体制内に身を置いている。現在55歳の彼は20年以上にわたって国会議員であり、短期間だが閣僚も務めた。

国会での議席は3議席
それでも、ディサナヤカはこの国の政治家としては異色だ。大統領選の主な対立候補3人を見れば分かる。現職大統領のラニル・ウィクラマシンハ、野党指導者で元大統領の息子サジット・プレマダーサ、ラジャパクサ家の一員であるナマル・ラジャパクサだ。

この中で反汚職を掲げれば、ディサナヤカは必然的に一匹狼になる。しかもJVPは国会で3議席しか占めていない。

国会で過半数の議席を握るのはラジャパクサ一族が率いる政党で、225議席中145議席を占める。ほかにプレマダーサの野党が54議席を押さえている。

過去に超党派の妥協に応じたことがないディサナヤカは、法案審議で野党から支持されない恐れがある。9月24日、彼は議会を解散し、11月に総選挙を実施すると発表。選挙後に与党の影響力は強まるかもしれないが、それでも野党の妨害はなくならないだろう。

ディサナヤカは、マルクス主義者の過去に神経をとがらせる経済界との関係を築くのも難しいかもしれない。経済政策に関する現在の立場も近年の大統領とは違っていることを、経済界は懸念する。

経済界がもう1つ心配するのは、IMFの支援条件を再交渉するというディサナヤカの公約だ。目的は貧困層の負担を軽くすることだが、国にとって重要な国際機関との間で緊張が高まる恐れがある。

新大統領は少数民族、特に最大の集団であるタミル人の支持も必要としている。しかし長年の内戦の中で、JVPが政府による残虐なタミル人弾圧を無条件で支持したことを多くの人は忘れていない。

彼にとってベストの選択肢は最もシンプルなものでもある。否定的な見方をする相手と向き合うことだ。

就任演説では結束を呼びかけた。党派の垣根を越えれば、法案通過の可能性は高まる。経済界や外国人投資家の懸念に耳を傾けるのもいいだろう。少数民族の代表と頻繁に接触すれば、安心感はさらに増す。

対立する勢力との交渉は、ディサナヤカ自身の利益になるばかりではない。経済の足元が不安定ななか、結束への努力は国益にかなうだろう。

From Foreign Policy Magazine

841OS5:2024/10/06(日) 02:36:42
4010 OS5 2024/09/23(月) 19:07:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3d0e107df655fd2c2122791fb740fadce3d291
スリランカ新大統領が就任 「国を方向転換させ、安定した政府作る」
9/23(月) 14:11配信

産経新聞
【コロンボ=岩田智雄】インド洋の島国、スリランカで21日に投票された大統領選挙で、当選した左派連合・国民人民勢力(NPP)を率いる野党・人民解放戦線(JVP)のディサナヤカ党首(55)が23日、新大統領に宣誓就任した。

ディサナヤカ氏は22日、現職のウィクラマシンハ大統領(75)らを破って当選した。ウィクラマシンハ氏は、スリランカを支援する国際通貨基金(IMF)や中国、日本など債権国の支援で経済再建を進めたが、増税など痛みを伴う改革や政治家の汚職疑惑が国民の反発を招き、落選した。

ディサナヤカ氏は、改革を見直すため、IMFとの再交渉を掲げる。当選を受け同氏は22日夜、記者団に「この国を方向転換させ、安定した政府を作れると信じている」と述べた。NPPは国会(一院制、225議席)に3議席しか持たず、同氏は早期に解散総選挙に打って出る方針。

JVPは、マルクス・レーニン主義を掲げ、1970〜80年代に武装闘争を展開した歴史がある。現在は穏健化しているとはいえ、国政指導者としての経験がないディサナヤカ氏が国際社会とどう関係を築くのか見通せない。隣国インドでは対中傾斜への警戒感がくすぶる。

842OS5:2024/10/07(月) 17:51:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ba9622a5f369d2e820d5f36bedd86f050d25723
パキスタン南部の国際空港近くで爆発、中国人含む3人死亡・11人負傷…「バルチスタン解放軍」が犯行声明
10/7(月) 17:38配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【ニューデリー=浅野友美】パキスタン南部カラチの国際空港近くで6日夜に爆発があり、地元紙ドーンによると、中国人を含む3人が死亡し、11人が負傷した。パキスタンからの分離独立を狙う武装組織「バルチスタン解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。

 在パキスタン中国大使館によると、死者2人と負傷者1人はカラチ近くで火力発電事業に従事する中国人だった。車で移動中に狙われたという。

 発電事業は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の一環で、反発するBLAは近年、中国人を相次いで襲撃している。

843OS5:2024/10/08(火) 21:43:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/78b9ad11f6e27dbc45b3c7bd44e7cdf48b0d6411
カシミールで与党敗北 州廃止後初、反発根強く 印
10/8(火) 21:26配信

時事通信
 【ニューデリー時事】インド北部ジャム・カシミール議会選(定数90)が8日開票され、国政与党インド人民党(BJP)に対抗する地域政党・国民評議会と国政最大野党・国民会議派が合わせて過半数を獲得した。

 議会選は同名の州が5年前に廃止され、連邦直轄地となって以来初めて。州廃止を主導したBJPの敗北で、住民の根強い反発が浮き彫りになった。

 投票は9月以降3段階に分けて実施。カシミール地方は隣国パキスタンとの係争地で、今回の選挙結果が地域情勢に影響を及ぼす可能性もある。

 40超の議席を得て第1党となった国民評議会は、州廃止に伴い剥奪された自治権の回復を訴えている。ただ、国政ではBJPが与党連合を主導しており、実現は困難とみられている。

844OS5:2024/11/14(木) 14:58:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/2640d01dc33fe37525ff0775db6f47c728d08a83
スリランカ総選挙、投開票 与党過半数が焦点
11/14(木) 14:44配信

時事通信
 【ニューデリー時事】スリランカ議会(一院制、定数225)選挙の投票が14日、行われた。

 即日開票され、15日中にも大勢が判明する見通し。9月に就任したディサナヤカ大統領率いる左派勢力・国民の力(NPP)は解散前わずか3議席で、政権の安定運営のため過半数獲得を目指す。議員の任期は5年。

 約2年前に事実上のデフォルト(債務不履行)に陥って以来初となった9月の大統領選で、ディサナヤカ氏は緊縮財政の緩和や汚職取り締まりなどを掲げ勝利した。財政再建に向け国際通貨基金(IMF)と合意した内容の一部見直しも主張している。

 ディサナヤカ氏は就任直後に議会を解散。「今後5年間で農村部の開発と農村住民の経済・社会的地位の向上に取り組む」と訴えてきた。

 解散前の最大勢力は、スリランカ人民戦線(SLPP)の145議席。長く政界を牛耳ったSLPPのマヒンダ・ラジャパクサ、その弟ゴタバヤ両元大統領、同党の支援を受けてきたウィクラマシンハ前大統領は今回出馬しなかった。

845OS5:2024/12/27(金) 09:35:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/054ac9e807560d5610fe917dc310d79a63ff2d61
インドのシン前首相死去、92歳 高成長かじ取り担った「解放者」
12/27(金) 2:41配信

共同通信
インドのマンモハン・シン前首相

 【ニューデリー共同】インドの経済改革を推進し、2000年代の高成長のかじ取りを担ったマンモハン・シン前首相が26日、首都ニューデリーの病院で死去した。インド政府が発表した。92歳。死因は明らかにされていない。社会主義的経済を自由化し、インドをIT産業中心の躍動する新興国に育て上げ「インド経済の解放者」と呼ばれた。

 現パキスタンのパンジャブ地方生まれで、インドの少数派シーク教徒。英ケンブリッジ大やオックスフォード大で学び、経済学者として名をはせ、1970年代のインディラ・ガンジー政権時代から経済政策を首相に指南した。82〜85年、中央銀行であるインド準備銀行総裁に就任、90年代のラオ政権では財務相を務めた。

 上院議員を経て2004年5月、国民会議派の総選挙勝利に伴い首相就任。14年5月、インド人民党のモディ氏の就任まで2期10年務めた。

 日本との関係強化も進めた。首相時代に度々訪日し、年1度ペースの日印首脳会談を定着させた。14年にインド人として初めて桐花大綬章を受章した。

846OS5:2025/01/05(日) 20:26:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cad938e25dae6a815a4300e1bd4b2b6af097065
インドのモディ首相「定年」縛られず 29年まで任期全う目指す 後継レースに関心も
1/5(日) 7:29配信
時事通信
インドのモディ首相=2024年11月、ニューデリー(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドのモディ首相は今年9月に75歳の誕生日を迎える。

 所属する与党インド人民党(BJP)で「定年」とされる年齢だが、モディ氏はこの内規に縛られず2029年までの3期目任期全うを目指しているようだ。一方、後継レースを巡る議論も熱を帯びてきた。

 ◇長老に引退迫った過去
 モディ氏自身は過去にアドバニ元副首相らBJP長老に対し、75歳以上を理由に事実上引退を迫ったことがある。政治アナリストのスミット・ピール氏は内規はあるとしつつ、「こうした決まりや原則には常に例外が存在する」と話す。あるBJP関係者は「75歳定年」は長老を追い出すための方便にすぎないと語り、「29年までは間違いなくモディ氏だ」と断言した。

 BJPは昨年の総選挙で単独過半数を割り込み、友党との連立で多数派を維持した。モディ氏の求心力も以前より落ちたと指摘された。ただ、同関係者によれば総選挙後に実施された北部ハリヤナや西部マハラシュトラといった重要州の議会選をBJPが制したことで力を取り戻しつつあるという。

 ◇腹心対聖職者
 首相在任期間に制限はないが、モディ氏は29年に予定される次回総選挙の際に、息のかかった政治家に禅譲するとの見方がある。筆頭は、同氏が西部グジャラート州首相だった時からの腹心アミト・シャー内相(60)。地元メディアが実施した昨年8月の世論調査で、モディ氏の後継となるBJPの首相候補として最も人気を集めた。

 配下に警察や情報機関を抱え、国内で唯一イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権剥奪を主導したこわもてだ。ただ「2番手だからこそ輝く」(外交筋)と、後継説を疑問視する声もある。

 もう1人の有力候補は、2億人超と州別で最多の人口を抱える北部ウッタルプラデシュ州のヨギ・アディティヤナート州首相(52)。オレンジ色の服をまとうヒンズー教の聖職者でもある。

 モディ氏がグジャラート州を経済発展に導いたように、アディティヤナート氏もウッタルプラデシュ州の開発に力を注いでいる。同調査ではシャー氏に次ぐ人気を得た。表立って首相への意欲は示していないが、別の外交筋は27年の次期同州議会選で勝てば「29年の総選挙で首相候補に名乗りを上げる」とみる。

 シャー氏とアディティヤナート氏は先の総選挙で候補者擁立を巡り確執があったとささやかれた。次期首相候補選びではBJPの支持母体であるヒンズー至上主義団体・民族義勇団(RSS)の意向も大きく左右しそうだ。インドは今年にも名目GDP(国内総生産)で4位の日本を抜くとの予測もある。国力が増す中、後継レースに内外の注目が集まっている。

847OS5:2025/02/05(水) 20:36:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/42693ed3fbd393e98ee3666b36368ba47869e109
首都圏議会選、投票 庶民党の政権維持焦点 インド
2/5(水) 19:13配信

時事通信
5日、インド・ニューデリーで、デリー首都圏議会選の投票を終えた庶民党トップのケジリワル氏(AFP時事)

 【ニューデリー時事】任期満了に伴うインドのデリー首都圏議会選(定数70)の投票が5日、行われた。

 同議会は国政では野党の庶民党が多数派で、モディ首相率いる国政与党インド人民党(BJP)が挑む構図。庶民党が3回連続で勝利し、政権を維持するかが焦点だ。開票は8日。

 庶民党は支持基盤の貧困層向けに、水道や電気の無料供給といった福祉策の拡充を訴えた。一方、BJPは庶民党が腐敗していると批判してきた。前回2020年の選挙で庶民党は62議席、BJPは8議席だった。

848OS5:2025/02/06(木) 08:00:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1b61adba7789ea3594cb848c965da0dfaeccec
前首相巡り狭まる包囲網 政権崩壊半年、早期選挙求める声 バングラデシュ
2/6(木) 7:05配信


1
コメント1件


時事通信
バングラデシュのハシナ前首相=2024年1月、ダッカ(EPA時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュでハシナ政権が崩壊して5日で半年。

 隣国インドに脱出したハシナ前首相に対する捜査の包囲網は、母国で着々と狭まっている。一方、ノーベル平和賞受賞者のユヌス首席顧問率いる暫定政権に対しては、国内外から早期の総選挙実施を求める圧力が高まりつつある。

 地元報道によると、バングラデシュの特別法廷は1月上旬、反対勢力の拉致や拘束を含む「強制失踪」に関与した容疑で、ハシナ氏に新たな逮捕状を発付した。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは同月下旬に公表した報告書で、ハシナ氏が約15年に及んだ統治下で強制失踪や殺害を直接命じたケースがあると指摘した。

 ハシナ氏には昨年10月、政権打倒につながったデモを治安部隊を使い暴力的に鎮圧しようとしたなどとして、「人道に対する罪」の容疑で最初の逮捕状が出された。さらに同氏やその親族を対象に、原発建設を巡る巨額横領といった複数の汚職事件の捜査も進んでいるとされる。

 暫定政権は昨年12月、刑事責任追及のため、ハシナ氏の身柄引き渡しを正式に求める書簡をインド政府に送付した。インド外務省のジャイスワル報道官は定例記者会見で、書簡を受け取ったことを認めつつ「現時点で(コメントを)付け加えることはない」と述べるにとどめた。

 ハシナ氏は逃亡以降、公の場に姿を見せておらず、インド政府の保護下にあるとされる。両国は犯罪人引き渡し条約を結んでいるものの、政治的問題も絡むだけに、インドが要請に応じるかは不透明だ。

 ユヌス氏の他、反政府デモを率いた学生らが運営する暫定政権に対しては、前政権下で弾圧を受けたバングラデシュ民族主義党(BNP)を中心に早期の総選挙実施を求める声が上がっている。ユヌス氏は、国内の制度改革を終えた後の今年末から来年前半に行われるとの見通しを示した。

 デモの遠因となった若者の失業問題は依然として深刻で、国内では「政権打倒」に伴う高揚感が薄れている。シンクタンク「国際危機グループ」は「暫定政権にとっての(国民との)蜜月期間は、今や完全に終わった」と指摘。「国民の政治への信頼を回復するには、自由で公正かつ平和的な選挙が最も重要だ」と強調した。

849OS5:2025/02/09(日) 12:50:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f0374c79c6827cdcdea0d7abf9224747d94be2
インド首都のインフラ整備強調 議会選勝利でモディ首相
2/9(日) 5:23配信
共同通信
インド人民党(BJP)本部でデリー首都圏議会選の勝利を喜ぶモディ首相=8日、ニューデリー(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】インドのモディ首相は8日、デリー首都圏(州に相当)議会選で自身が率いるインド人民党(BJP)が勝利したことを受け、首都ニューデリーのBJP本部で演説し「デリーは国の玄関であり、最高の都市インフラを整備すべきだ」と述べた。

 首都圏議会の定数は70。選挙管理委員会によると、BJPの議席は8から48に躍進。第1党だった庶民党は62から22に減らした。他の政党は議席を獲得できなかった。

 庶民党を率いるケジリワル氏は反汚職を掲げてきたが、昨年の総選挙直前に汚職容疑で逮捕され、支持を失った。逮捕後、務めていた首都圏政府の首相を辞任し、今回の選挙で落選した。


https://news.yahoo.co.jp/articles/b06622bc38c71d12ed0ab801ddcd9eccb5a00591
インド首都圏議会選、国政与党が過半数獲得へ モディ首相の後押しに
2/8(土) 22:00配信

朝日新聞
ニューデリーで2025年2月8日、デリー首都圏議会選でインド人民党が勝利する見通しとなったことを祝う党の支持者=ロイター

 インドのデリー首都圏議会選挙が8日に開票され、モディ首相率いる国政与党のインド人民党(BJP)が定数70の過半数を獲得し、政権を奪還する見通しとなった。同日、インドの主要メディアが相次いで報じた。BJPが同議会で与党となるのは1998年以来で、国内でモディ氏の影響力が強まりそうだ。

 モディ氏は同日、X(旧ツイッター)に「開発と良き統治が勝利した」と投稿した。

 一方、前回62議席を獲得した現与党の庶民党(AAP)は、第2党に転落する見通し。2024年まで首都圏政府の首相を務めた党首のアルビンド・ケジリワル氏は議席を失った。地元紙タイムズ・オブ・インディアはAAPの敗因について、「反汚職」を旗印としてきた同氏が24年に汚職容疑で逮捕され、後に首相を辞任したことにより、同氏と党が「取り返しのつかないダメージに苦しんだ」と報じた。

 同氏は、モディ氏に批判的な野党の有力指導者のひとりとしても知られる。今回の敗北は、国政野党にとっても痛手となる。(バンコク=伊藤弘毅)

朝日新聞社

850OS5:2025/02/26(水) 13:02:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d99432f54aae16431738ef28ae9414f60321400
「地獄で生きている」 インドで100年続く火災の真実
2/26(水) 5:30配信
 乾いた砂地から炎と煙が立ち上がっていた。インド東部ジャルカンド州ダンバードにあるジャリア炭田では、地下火災が100年以上前から続いている。「地獄で生きているようなものだ」。炭鉱周辺で暮らす住民の権利擁護団体「ジャリア炭田を救う委員会」のラジブ・シャルマ代表(55)はそう語る。なぜ地下火災はこれだけ長期にわたって続いているのか。

 ジャリア炭田は約280平方キロメートルに及ぶ大規模炭田だ。石炭省は2021年時点で火災の発生地点は27カ所、影響を受けている地域は1・8平方キロメートルに上るとしている。

 権利擁護団体のシャルマ氏によると、火災によって地下の一部が空洞になり、これまでに複数の住民が地盤崩壊によって死傷した。インドメディア「ヒンドゥスタン・タイムズ」は17年5月、地盤が崩れて地下の空洞に落下した父子が死亡したと報じた。

 地下火災がくすぶる地域にある集落で暮らすシャンティ・デビさん(50)は「家の下の地盤が崩れて炎にのまれてしまったらと思うと、恐ろしい」と話す。

 ジャリア炭田では1890年代に民間業者による採掘が始まり、1970年代に国有化された。現地で火災が初めて確認されたのは1916年にさかのぼる。原因は明らかになっていないが、石炭を採掘し終えた後に放置された炭鉱から発火した可能性などが指摘されている。

 石炭省は「国有化前の炭鉱は、利益追求型の手法で炭鉱が運営されていた」とした上で「安全や環境への配慮はほとんどなく、深刻な土壌の劣化と地盤沈下、炭鉱火災や、そのほかの社会環境問題が生じた」としている。

 これまでに不活性ガスを注入するなどの消火作業が進められてきたが、火災を消し止めるには至っていない。当局は現在、火災の影響を受けている地域で住民の移転を進めるとともに、石炭の採掘を急いでいる。インド工科大ダンバード校のディーラジ・クマール教授は「(燃料となる)石炭を採掘し尽くせば、火災もなくなるだろう」と話した。【ダンバードで川上珠実】

851OS5:2025/04/04(金) 16:48:20
https://www.sankei.com/article/20250404-RRZOS6GBQRFPBJIKQ2ZQ4LYWZU/
〝民主主義のデパート〟インドの知恵 選挙時、指の爪に紫色のインク塗って二重投票防ぐ
国際舞台駆けた外交官 岡村善文氏(17)
2025/4/4 10:00
公に目にする記者会見の裏で、ときに一歩も譲れぬ駆け引きが繰り広げられる外交の世界。その舞台裏が語られる機会は少ない。戦後最年少(50歳)で大使に就任し、欧州・アフリカ大陸に知己が多い岡村善文・元経済協力開発機構(OECD)代表部大使に、40年以上に及ぶ外交官生活を振り返ってもらった。

公用語の数、実に18も
混み合うインドの市場。インドの人口は中国を抜いて世界一(ロイター)
混み合うインドの市場。インドの人口は中国を抜いて世界一(ロイター)
《1995年末、インドの首都ニューデリーにある日本大使館に赴任した》 

インドの多様性には驚きました。広大で、今や世界一の人口を抱え、公用語だけで18もある。地域によって多様なのは当然です。 

デリーの街を歩くと、角を右に曲がるか左に曲がるかで、全く異なる世界が眼前に広がっていた。人種や宗教が多様なだけでなく、極端な貧富の差があり、食生活、服装、生活様式、何もかも違う人々が同じ生活空間を共有していました。 

インドでは古くから、あらゆる職業が特定の人々によって担われていた。たとえば、インドで商業を営む人のほとんどが「マルワリ」という北西部ラジャスタン州から来た人々。洗濯業は「ドビ」、大工は「スータル」、鋳物は「カマラ」…。分業は、ヒンドゥー教のカーストという身分制度に組み込まれ、インド経済を支えてきました。 

カースト間の差別は厳しく、職業選択の自由がない、と批判されています。それでもカーストに属している限り、誰も失業することはない。誰にも帰るべき共同体があり、自分の役割がある。長きにわたり、カーストは経済と社会の安定に寄与したことは疑いようがありません。

カースト存在しない情報産業
《伝統社会のきつい縛りがあるはずのインドの経済が最近、発展しつつある》 


製造業が拡大し、情報産業も発展しています。あるインド人が「工場労働やコンピューターを扱う仕事に、該当するカーストがないからだ」と教えてくれました。 

カーストの束縛を嫌った若い世代は、どんどん新規産業に乗り出している。職業選択を制約するカーストが、近代産業への人材供給を促進した、という逆説があるようです。

インド北部バラナシのガンジス川の川岸(共同)
インド北部バラナシのガンジス川の川岸(共同)
民主主義に誇り
《そんな多様なインドで、人々は民主主義に誇りを持っているという》 

国全体で政党による民主主義制度を維持しているだけでなく、28州(当時)で州首相を選挙で選んでいました。 

ある州では二大政党が政権交代をし、別の州では連立政権。地方政党は力強く、南西部ケララ州や東部ベンガル州では共産党が政権を取っていた。「インドはまるで民主主義のデパートだ」との思いを強くしました。

852OS5:2025/04/04(金) 16:48:34

選管の権威は絶対
驚いたのは、途上国にありがちな「選挙が不正に行われた」という異議や開票後の騒乱がほとんどなかったことです。選挙管理委員会への信頼が高く、その権威は絶対でした。

当時、首都でさえ、戸籍や住民票が存在しなかった。道端で寝ている家族が多数いました。選挙に必要な有権者登録はどうするのか。そして、公正な選挙をどう実現しているのか。インドは、独特の知恵を持っていました。 

選挙期間が始まると、多数の政党は街や村に繰り出します。選挙運動とともに重要なのは、投票者を集めること。自分の党の候補者に投票する人を訪ね、名前を聞いて、一覧表にまとめる。居住者はもちろん、道端に寝ている人にも声を掛け、出来上がった一覧表を選管に提出します。選管はこれらの各政党からの一覧表を集約すれば、選挙人名簿が作れるわけです。 

各政党、バスで有権者を運ぶ
《いよいよ投票日。各政党はバスを仕立て、自分の党に投票してくれるはずの人々を投票所に運ぶことまでしたという》 

選管は選挙人名簿にその人の名前があるかを見て、あれば投票用紙を渡します。投票用紙には、政党のシンボルマークと候補者の名前が並び、そこにチェックを入れれば投票は完了。文字を知らなくても投票できます。

ただ、それでは複数の政党の一覧表に違った名前で登録しておけば、1人で何回も投票できるじゃないか、との疑問がわきます。 

1週間消えぬ紫のインク
それを防ぐために知恵があります。投票すると、指の爪に紫色のインクが塗られる。このインクは私も試しに塗ってもらったところ、1週間ぐらい消えませんでした。指にインクが塗られていれば、もう投票は認められない。こうして、二重投票を防いでいたわけです。投票日が終わるころには、皆が爪にインクを付けて歩いている。 

それぞれの国に、それぞれの流儀があり制度がある。それらには由来や背景があり、私たちの常識だけで価値判断をしてはいけない。インドはインドの知恵で生きているようでした。(聞き手 黒沢潤)


〈おかむら・よしふみ〉 1958年、大阪市生まれ。東大法学部卒。81年、外務省入省。軍備管理軍縮課長、ウィーン国際機関日本政府代表部公使などを経て、2008年にコートジボワール大使。12年に外務省アフリカ部長、14年に国連日本政府代表部次席大使、17年にTICAD(アフリカ開発会議)担当大使。19年に経済協力開発機構(OECD)代表部大使。24年から立命館アジア太平洋大学副学長を務める。

853OS5:2025/04/10(木) 07:13:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec4e416e118b6dc0d7fd10995b35ecb0044aee3c
高まる王制復活論 デモ頻発、政権は元国王訴追辞さず ネパール
4/10(木) 7:10配信

時事通信
8日、ネパール首都カトマンズで行われた王党派のデモに参加したクシュブ・オリさん(本人提供・時事)

 【ニューデリー時事】2008年に共和制へ移行したネパールで、王制復活を求める声が勢いを増している。

 王党派による大規模デモが頻発。政権は暴力行為を扇動したとして、同年退位した元国王の刑事訴追も辞さない構えを見せている。

 「今の政治は汚職がまん延し、指導者は国の問題に真剣に取り組んでいない。若者は仕事を求め海外に流出している」。8日、首都カトマンズで行われたデモを主催した野党・国民民主党の指導者の一人、クシュブ・オリさん(31)はこう述べ、「国のさらなる危機を防ぐには王制復活が必要だ」と力を込めた。

 首都では3月28日にも大規模なデモが発生。デモ隊の一部が家屋に放火するなど暴徒化し、当局は外出禁止令を出した。デモ隊と治安部隊との衝突で地元記者を含め2人が死亡、約70人が逮捕された。

 ネパールは内戦や民主化運動を経て08年、王制を廃止して共和国となった。共和制移行の過程で政教分離も決めた。その後、王制復活を求めるデモはたびたび起きたものの、直近の発端はギャネンドラ元国王の今年2月の演説だった。

 元国王はその中で「国を守り、繁栄させるためには全ての市民の団結が必要だ」と訴えた。王党派は、元国王が政治体制転換に向けた運動を呼び掛けていると捉え、政争に明け暮れる既存政治家への不満を背景に急速に勢いづいた。

 デモで死者が出たこともあり、共和制擁護派の与党・統一共産党(UML)を率いるオリ首相は3月31日、議会の演説で「元国王であっても犯罪行為は免責されない」と述べた。

 地元の政治アナリスト、チャンドラ・デブ・バッタ氏は、政権がデモ隊を「反憲法派」と見なしたことで対立が先鋭化したと指摘。王制廃止は国民投票を経ず決まったため、「正当な手続きが踏まれていないことに深刻な懸念を抱いている人が相当数いる」と語った。

854OS5:2025/04/12(土) 21:14:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfa064e5a7afcee0a6d184d9ed9dbfef289948e7
ポリオ撲滅、「陰謀説」と難民で困難に パキスタン、減少一転し感染者増加
4/12(土) 8:00配信
共同通信

1
/
5

パキスタン北西部ペシャワル近郊でポリオのワクチンを子どもに接種する医療従事者(中央)=2025年2月(AP=共同)

 ウイルスが神経を侵して手足をまひさせ、一生の障害を引き起こすポリオ(小児まひ)。野生株が残る世界2カ国のうちパキスタンで2024年の感染者数が70人を超え、2020年以来の水準となった。撲滅できない理由は、もう1カ国の隣国アフガニスタンと往来が多いことに加え、国境地帯に潜むイスラム武装勢力が「陰謀説」を広げ、ワクチン接種を拒む住民もいるからだ。(共同通信イスラマバード支局=和田真人)

【写真】百日ぜき菌 激しいせきが特徴の感染症「百日ぜき」流行し始める

 ▽テロの恐れ

 首都イスラマバードから北に車で約4時間。アフガンと国境を接する北西部カイバル・パクトゥンクワ州の小さな診療所に警察の護衛を受けた車両が到着した。降りてきたのは国際協力機構(JICA)の母子保健支援事業を請け負うアイ・シー・ネット(さいたま市)の日本人3人だ。テロが相次ぐ同州で、関係者は安全確保に細心の注意を払う。

 冷蔵庫のワクチンの保存状態をチェック。妊婦や子どもの予防接種の重要性を説明する紙芝居を地元女性保健ワーカーと共に練習した。保健ワーカーのナディアさんは「教育を受けてない人が多いので、絵なら理解しやすい」とうなずいた。

 ▽砕かれた期待

 カイバル・パクトゥンクワ州はポリオ感染が目立つ地域だ。パキスタン政府によると、ポリオ感染者は2019年に全国で147人確認された後、減少に転じた。2021年2月から1年間はゼロとなり撲滅の期待が高まった。だが、結局2022年は20人確認され、2023年は6人だった。

 政府の緊急時対応センターのハック氏は、下水道の未整備や予防接種率の低さに加え「難民の往来」を課題に挙げる。

 アフガンでは旧ソ連侵攻以降、政情不安が続く。2001年の米中枢同時テロ後に外国部隊が駐留、2021年8月にイスラム主義組織タリバンが復権した。パキスタンには300万人前後のアフガン難民がいるとされる。

 ▽偽情報

 パキスタンとアフガンの国境地帯では伝統的な部族社会が根強く残り、政府の監視の目が届きにくい。拠点としている武装勢力がワクチンは「子どもたちを不妊にさせる西側諸国の陰謀」と偽情報を拡散。予防接種従事者を攻撃し、1990年代から従事者や警備の警察官ら200人以上が殺害されたという。

 ハック氏は治安とともに、偽情報を信じる住民の「接種拒否」も問題となっていると明かした。

 撲滅への壁は高い。アイ・シー・ネットの現場リーダー池田高治さんは「母子保健の大切さが十分に理解されていない。住民自身が互いの意識を高め合えるよう支援していきたい」と地道な活動が近道だとの考えを示した。

855OS5:2025/04/13(日) 21:06:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/62baed4f05bf6889d05c5615fee4a9193f7be048
アフガン出身者の送還拡大 対象80万人、人道危機の懸念 パキスタン
4/13(日) 19:03配信


時事通信
アフガニスタン国境に近いパキスタンの町チャマンで出発を待つ、移民やその荷物を乗せたトラック=11日(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン政府が4月に入り、暫定的に滞在を認めてきた隣国アフガニスタン出身者の国外退去に着手した。

 国連によると、1日以降、約1万4100人を強制送還しており、国際社会では人道危機を招くとして反対する声が上がっている。

 送還されたマンスール・ナザリさん(49)は、妻と子供5人の7人家族。今はアフガン東部ナンガルハル州に身を寄せる。「家族を養うため仕事を探しているが、簡単ではない。食べ物や住む場所もない」と嘆く。

 パキスタンには紛争や政情不安に見舞われたアフガンから多数の人が逃れてきた。しかしパキスタン政府は2023年秋、国内で起きたテロにアフガン出身者が関与していたことを受け、治安の安定を名目に滞在許可を持たないアフガン人の一斉送還を開始。この措置により、約80万人が帰還を強いられたとされる。

 さらにパキスタン政府は今年1月、「アフガン市民カード(ACC)」と呼ばれる身分証明書の保有を条件に一時滞在を認めてきた約80万人についても、送還対象に含めると決定した。ACCは公的書類を持たずに入国したアフガン人に発行されてきたが、制度運用を全廃した形だ。

 ACC所持者の退去期限は3月末。従わない場合は強制送還すると定めており、パキスタンで約15年間暮らしてきたナザリさんも対象の一人だった。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、イスラム主義組織タリバンがアフガンの実権を握った21年8月以来、同国の人権状況は悪化の一途をたどっていると指摘。「帰還民は、失業や崩壊した医療に直面する」と訴え、強制送還に反対している。

856OS5:2025/04/16(水) 07:29:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc019f61e0ec17a3f9b70c9942969d53b01e5ae
「E5系」と「E3系」無償譲渡へ 日本からインドに、26年にも
4/16(水) 7:08配信
時事通信
JR東日本の東北新幹線「E5系」(写真左)と「E3系」

 【ニューデリー時事】インド西部で建設中の日本の新幹線方式を導入した高速鉄道に関し、日本が軌道や架線の点検用に、JR東日本の東北新幹線などで使われた「E5系」と「E3系」を1編成ずつ、インドに無償で譲渡する方針であることが15日、関係者への取材で分かった。

 車両に検測装置を搭載し、2026年初めにも納入する。

 日印両政府は高速鉄道の運行車両として30年代初頭にJR東の次期新幹線「E10系」を採用する方針。しかし、インド政府が目指す27年8月の部分開業には間に合わない。

 E5系・E3系の譲渡は点検任務そのものに加え、日本政府肝煎りのプロジェクト開業時に日本の車両が現地にあるという状況も重視したようだ。高温や粉じんの影響を含む走行時のデータを収集し、将来的にE10系をインドで現地生産する際に役立てる狙いもある。

 E10系導入までは、速度を引き上げる改造を施したインドの準高速列車を運行させる予定。

 運行車両を巡ってはE5系の採用が既定路線だったが、高額な見積もりや納期の遅れにインド側が難色を示し、自国の車両使用にかじを切りつつあった。譲渡はE10系とともに日本側が局面を変える打開策として昨年末に提案。インド側がおおむね受け入れる意向を示していた。

 高速鉄道は西部のムンバイ―アーメダバード間の約500キロを結ぶ。総事業費は当初見積もりで約1.8兆円。円借款でその8割程度を手当てするが、事業費の膨張が見込まれている。今後のモディ首相来日と日印首脳会談に合わせ、両政府はE10系導入を可能とする新たな円借款の枠組みを創設する方針。

 日本の新幹線技術が国外で初めて導入された台湾高速鉄道(台湾新幹線)には、車両に障害物が接触しないかを調べる「建築限界測定車」として、初代新幹線「0系」が無償譲渡された。

857OS5:2025/04/24(木) 17:46:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4891170ee6bf3b21b2c1b4e76698c8c618813893
カシミール、印パ対立の根源 19年には越境テロを機に空爆の応酬
4/24(木) 13:07配信

毎日新聞
インダス水系の支流で船をこぐ住民=インド側カシミールで2017年11月12日午後5時15分、金子淳撮影

 インド北部カシミール地方であった銃撃テロ事件を受け、インド外務省は23日、テロ事件と隣国パキスタンとの間につながりがあったとして、印パ間でインダス川の水資源の配分を定めた「インダス川水利条約」の履行を即時停止すると発表した。インダス水系はパキスタンにとって死活的に重要な水源のため、印パ間の緊張が増すのは必至だ。

 カシミール地方は1947年にインドとパキスタンが独立して以来、両国が領有権を争う係争地であり、印パ紛争の根本的な原因となってきた。3分の2をインド、3分の1をパキスタンが実効支配しているが、インド側では80〜2000年代、インドからの分離独立やパキスタンへの併合を求める武装組織による激しい武力闘争が起きた。近年はパキスタンを拠点とする複数のイスラム過激派によるテロ事件も相次いでいる。

 16年にはインド軍基地で兵士18人が殺害されるテロがあり、インド軍は第3次印パ戦争(71年)以来初めてパキスタン側カシミールに越境し、報復攻撃を実施した。19年にも治安部隊40人が死亡する自爆テロが起き、インドがパキスタン領内を空爆した。このときはパキスタン軍の報復も招き、核保有国同士の衝突が激化する懸念が強まった。

 今回のテロ事件は22日、カシミールの観光地パハルガムで発生し、インド人観光客ら26人が銃撃されて死亡した。モディ政権は近年、カシミールでの観光開発を進めてきたことから、観光客が標的になったことへの怒りも大きいとみられる。

 印シンクタンク「南アジア・テロポータル」によると、犯行声明を出した武装組織「カシミールレジスタンス」は、パキスタンを拠点とするイスラム過激派「ラシュカレ・トイバ」(LeT)の分派とされる。LeTは08年に160人以上が殺害されたムンバイ同時多発テロを実行したことで知られ、パキスタンの軍情報機関ISIとのつながりも指摘されている。【カイロ金子淳】

858OS5:2025/05/04(日) 19:11:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a28542c2eee4ca49ff132f0f3969a14d77741edb
大統領が「世界最長」会見 祈りを挟み15時間 モルディブ
5/4(日) 18:58配信

時事通信
3日、首都マレで記者会見を行うモルディブのムイズ大統領=大統領府提供(AFP時事)

 【コロンボAFP時事】インド洋の島国モルディブのムイズ大統領(46)が3日から4日にかけ、約15時間にわたる記者会見を行った。

 同国政府は「大統領による記者会見としては世界最長」としている。これまでの記録は、2019年10月にウクライナのゼレンスキー大統領が行った約14時間の会見とされる。

 ムイズ氏は3日午前10時に記者会見を開始。短い祈りの中断を挟んで14時間54分間、二十数人の記者からの「多岐にわたる質問に応えた」(大統領府)。記者には食事が提供されたという。

 記者会見は「世界報道の自由の日」に合わせて実施。大統領府は「ムイズ氏は社会におけるメディアの重要な役割を理解しており、事実に基づくバランスの取れた公平な報道の重要性を強調した」としている。

 国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」が2日発表した最新の「世界の報道自由度ランキング」では、モルディブは180カ国・地域中、104位だった。

859OS5:2025/05/07(水) 06:21:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41edfcf715c7e98ae359a12c9cf4f81e7491152
インド軍が係争地のパキスタン側に攻撃 26人犠牲テロへの報復
5/7(水) 6:08配信

毎日新聞

 インド国防省は7日、インド軍がパキスタンと領有権を争うカシミール地方の実効支配線を越え、パキスタン側にあるテロリストのインフラ施設9カ所を攻撃したと発表した。

 カシミール地方のインド側の支配地域で22日、観光客ら26人が犠牲になったテロ事件があり、インドが報復した形となった。インド国防省は声明で「我々の行動は焦点を絞った、慎重な、エスカレーションのない性質のものだ」とし、パキスタンの軍事施設は標的にしていないとしている。【ニューデリー松本紫帆】

860OS5:2025/05/07(水) 16:37:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e80336b0153a9da9136e863cc3f22e5a7aa8c1d6
カシミール問題とは インドとパキスタンが80年近く領有権争う
5/7(水) 10:16配信


 インド軍は7日、パキスタンと領有権を争うカシミール地方の実効支配線を越え、パキスタンの支配地域などの「テロリストのインフラ施設」を攻撃したと発表した。カシミール地方を巡っては、印パ両国が長年、領有権を主張し、対立の火種になっている。

【写真】壁が破られ…攻撃を受けたとみられる建物

 印パ対立の発端は1947年の独立時にさかのぼる。印パは元々同じ英領インドだったが、イスラム教徒が多数派の地域がパキスタン、ヒンズー教徒が多数派の地域がインドとして独立した。当時、500カ所以上あった「藩王国」と呼ばれる自治領も印パのいずれかに帰属した。

 カシミール地方は藩王国の一つで、住民の多くがイスラム教徒だったが、藩王はヒンズー教徒だった。

 藩王が印パへの帰属先を明らかにしない中、パキスタンが先手を打って軍事侵攻すると、藩王はインドに支援を求めるとともに、インドへの帰属を表明。領土問題に発展し、第1次印パ戦争(47〜49年)を招いた。

 この時、インド軍がカシミールの約3分の2を実効支配し、国連の仲介で停戦協定が結ばれた。65年の第2次、東パキスタン(現バングラデシュ)の独立を巡る71年の第3次印パ戦争を経て、72年のシムラ協定で、現在まで続く「実効支配線」が画定した。

 98年には、印パ両国が競うように核実験を強行し、地域の対立は核保有国同士の摩擦へと発展した。

 パキスタンはカシミール地方の帰属について、国連が関与した形での住民投票で決めるべきだとの立場をとる。一方、インドは両国による「2国間問題」との姿勢で国際社会の仲裁や関与を拒否している。

 長年、両国の主張に大きな変化はなく、解決に向けた糸口が見いだせない状況が続いている。【ニューデリー松本紫帆】

861OS5:2025/05/07(水) 20:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/a484cdfeba1144c0083424bd16cc0b8b96704a0f
パキスタンが観光地「攻撃」、インドで報復論高まり武力衝突に発展か
5/7(水) 20:18配信

毎日新聞
インドからとみられるミサイル攻撃で損壊した建物を調べる兵士=カシミール地方のパキスタン支配地域で2025年5月7日、AP

 インドとパキスタンが7日、カシミール地方の領有権問題を背景に武力衝突した。両国とも全面的な衝突は避けたい意向だが、報復の応酬となって事態が悪化する恐れもあり、状況は予断を許さない。

【写真】壁が破られ…攻撃を受けたとみられる建物

 今回の攻撃の直接のきっかけとなったのは、4月22日にカシミールのインド側支配地域の一つ、ジャム・カシミール地方で起きたテロ事件だった。渓谷や山に囲まれた風光明媚(めいび)な観光地で「インドのスイス」とも呼ばれるパハルガムで、武装組織が観光客らに向かって銃を乱射し、26人が死亡した。

 インドのモディ首相は2014年の就任以降、カシミールの治安回復を優先課題に掲げてきた。パキスタン側からの「越境テロの抑止」を重要な課題として掲げ、テロに対して断固とした措置を取ると強調してきた。

 16年にはインド軍基地で兵士18人が殺害されるテロがあり、インド軍は第3次印パ戦争(1971年)以来初めてパキスタン側カシミールに越境して、報復攻撃を実施。19年にも治安部隊40人が死亡する自爆テロが起き、インドがパキスタン領内を報復として空爆した。

 またカシミールの「紛争地」のイメージを払拭(ふっしょく)して、観光や産業の振興も図っており、23年5月には、カシミール地方のスリナガルで主要20カ国・地域(G20)観光ワーキンググループ会合を開催している。それだけに観光客を狙った4月のテロは大きな衝撃で、国内でも報復論が高まっていた。

 ただインド軍は今回、パキスタンの軍事施設を標的にしておらず、エスカレーションを回避する手段が取られたとも強調。「この作戦は、インドが加害者の責任を追及しつつ、不要な挑発を避ける決意を強調するものだ」と慎重な姿勢も示している。

 一方、パキスタンはテロへの関与を否定した上で、「全ての責任はインド側にある」と非難し、今後、国際社会の場でも自国への支持を呼びかけていく意向だ。双方の非難合戦が続く中で、事態収束への糸口は見えていない。【ニューデリー松本紫帆】

862OS5:2025/05/09(金) 09:54:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/cea803648a60aad6921926769bcbce0c6fbd2525
「彼らと握手をするな」激化する印パ対立、観光客に人気の軍同士の国境セレモニーにも変化
5/9(金) 7:00配信

産経新聞
カシミール地方で4月に起きたテロ後に激化しているインドとパキスタンの対立は、印パ両軍が国境で66年間続けてきた毎夕の国旗降納式のあり様を変えた。インドはセレモニーで行うパキスタン側指揮官との握手を禁止。パキスタン側も同様の措置を取り、両国の相互不信の高まりを示す形となった。印メディアなどが伝えた。

カシミール問題、宗教対立で3度の戦争 核保有はインド172発、パキスタン170発

セレモニーは毎夕、インド北部パンジャブ州アタリとパキスタン中部パンジャブ州ワガが接する国境付近で行われる。世界中から旅行客が訪れる人気の観光スポットだ。

セレモニーでは、印パ両側の建物から、カーキ色の軍服を着たインド軍の国境警備隊と黒の軍服を着たパキスタン軍のレンジャー部隊がそれぞれ、脚を伸ばしたまま高く振り上げる「グースステップ」で国境に向かって歩いていく。国境に到着すると両軍の兵士は調子を合わせてそれぞれの国旗を降ろし、最後に指揮官同士が強く握手を交わす。

観光客は、国境を挟んで両側に設けられた円形の観覧場所からセレモニーを見学できる。約30分間のショーは「両国のライバル関係や兄弟愛を象徴する」として、毎日数千人の観光客を引き付けてきた。

しかし、4月のテロ事件を受けてインド側は同地の検問所を即時閉鎖。同月24日にはセレモニーでの「パキスタン側との象徴的な握手を一時停止する」とした。

現地からの報道は、規模縮小後のセレモニーを見学したインド人が「今後(の印パ関係は)どうなるか分からない」と懸念する声を伝えている。

863OS5:2025/05/11(日) 20:55:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ae0e889cb2bde87cb27cca9055a04e17f38c4a9
前与党の活動禁止 前首相らの裁判終結まで バングラデシュ
5/11(日) 20:31配信

時事通信
バングラデシュのハシナ前首相=2024年7月、ダッカ郊外(同国首相府提供・AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュ暫定政権は11日までに、テロ対策法に基づき、国外逃亡したハシナ前首相の前与党アワミ連盟(AL)のあらゆる活動を禁止すると発表した。

 期間はハシナ氏らAL幹部の裁判が終結するまでという。同国の特別法廷は「人道に対する罪」などの容疑でハシナ氏に逮捕状を出している。

 ハシナ氏は昨年8月、反政府デモの高まりを受け隣国インドに脱出。政権が崩壊した。その後同国で事実上の亡命生活を送っており、帰国のめどは立っていない。

 ユヌス首席顧問率いる暫定政権は、AL関係者に対する刑事訴追の動きを強めている。ALは暫定政権を「ファシスト」と呼び、強く非難する声明を発表。決定には従わず、今後も活動を継続する方針を示している。

864OS5:2025/05/11(日) 21:07:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a3aea737341a08791fd7c5b160c631685c3ac26
反撃成功で「感謝の日」 カシミール、停戦に不信感も パキスタン
5/11(日) 19:06配信
 【ニューデリー時事】パキスタンではインドへの反撃作戦「成功」(シャリフ首相)を祝って11日が「感謝の日」に指定され、各地で犠牲者への祈りがささげられた。

 10日の停戦合意発表後には市民らが街頭に繰り出し、国旗を振ったり花火をしたりして喜びをあらわにした。

 パキスタンでは「インドの『戦争ヒステリー』にふさわしい方法で応え、屈服させた」(ドーン紙)など、インドに勝利したとの論調が支配的。一方、インド側に高揚感は薄く、メディアはパキスタンの「停戦破り」に重きを置いた。

 民間人の犠牲者も出た係争地カシミール地方。パキスタン側支配地域ムザファラバードで暮らすITコンサルタントのビラル・シャビールさんはAFP通信に「停戦は前向きな一歩」としつつ、「戦争で亡くなるのは兵士だけでなく、多くは民間人。今回はカシミールの人々だったはず」と話した。

 インド側のスリナガルに住む男子学生(28)は時事通信に「停戦合意後にもかかわらず昨夜攻撃があり、多くの住人がパニックとなり泣きだす人もいた。また攻撃があるのではないか」と、不信感を隠さなかった。

865OS5:2025/05/21(水) 20:42:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf92aaddf2ffe02ee41f7c325ae9e77f2e3f68b
パキスタン陸軍参謀長、元帥昇格へ インド軍「撃退」を評価
5/21(水) 6:37配信
時事通信
パキスタンのムニール陸軍参謀長=14日、同国北東部シアルコット(軍統合広報局提供・AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン政府は20日、軍部トップであるムニール陸軍参謀長の元帥昇格を承認した。

【写真】パキスタン軍の中国製戦闘機「殲10C(J10C)」

 先のインド軍との軍事衝突で「国の安全を確保し、敵を撃退した」(首相府)功績を評価した。

 地元メディアによると、元帥は陸軍最高位の名誉称号。1959年に同称号を得た軍事政権のアユブ・カーン大統領(当時)以来、ムニール氏で2人目となる。

866OS5:2025/05/24(土) 07:39:42
>>824>>827とか
https://news.yahoo.co.jp/articles/17e9d71722d6ca8f0923ab744257168591eda66e
ユヌス首席顧問が辞任検討 選挙時期巡り軍と対立か バングラデシュ
5/23(金) 7:56配信
時事通信
バングラデシュのユヌス首席顧問=3月14日、南東部コックスバザール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】バングラデシュのメディアは22日、暫定政権のユヌス首席顧問が辞任を検討していると報じた。

 後ろ盾となってきた軍や政党と次期総選挙の実施時期を巡って対立していることが主な理由とみられる。

 ユヌス氏は選挙制度の改革を終えた後、来年6月までに選挙を実施する考えを示している。しかし、報道によるとザマン陸軍参謀長は21日、軍の会合で今年12月までに行う必要があると主張。「選挙で選ばれていない政権が国の針路を決めるべきではない」と訴えた。

867OS5:2025/06/08(日) 20:26:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c17cd5436b80e1392aa6705a9eb2de7e4f65d0de
バングラ暫定政権トップのユヌス氏、来年4月前半に総選挙実施と発表
6/7(土) 9:52配信

産経新聞
バングラデシュ暫定政権のユヌス首席顧問は6日、国民向けの演説で、次期総選挙を来年4月前半に行うと発表した。

同国では昨年8月、ハシナ首相が強権政治に反発する学生主導のデモを受けて辞任しインドに逃亡。ノーベル平和賞受賞者のユヌス氏をトップとする暫定政権が発足していた。主要政党のバングラデシュ民族主義党(BNP)や軍は、年内の総選挙実施を要求している。

一方、ハシナ氏率いるアワミ連盟は政治活動を禁止され、事実上、選挙に参加できなくなっている。(岩田智雄)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板