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投稿するまでもないSSスレ 7/7

1 名前が無い程度の能力 :2008/03/20(木) 14:04:00 ID:oLnzbUDc0
創想話に投稿するまでもないSS用スレ。
理屈なんていらない、東方に熱い想いがあるというなら
とにかくそれをぶちまけろ! 長編・短編どちらもOKだ!

前スレ
投稿するまでもないSSスレ 6/6
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1201010640/

関連サイト
プチ東方創想話ミニ
ttp://cgi.www5d.biglobe.ne.jp/~coolier2/sss/anthologys.cgi

SSを書いている人へ
なぜ自分が書いたSSが評価されないのか
どうしてイタイヤシと叩かれなければならないのか
U-1ってなに?って思ってる人
こうすれば、貴方のSSは生まれ変わる
『 メアリ・スー 』 テストで自己診断。これで皆は貴方のSSにメロメロだ!!
ttp://www.imasy.or.jp/~hir/hir/marysue/marysuefaq_j.html
ttp://iwatam-server.dyndns.org/column/marysue/

関連スレ
【夢夢嫁嫁】東方キャラとイチャつくスレ14【夢嫁嫁】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1205947173/l100
【こんなSS】 貴方に合うSSを探すスレ 第3話 【どうですか】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1205951152/l100
幻想郷のキャラをいぢめるスレ 8.1
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1205947364/l100
SSの実力向上を目指すスレ スレ立て待ち

2 名前が無い程度の能力 :2008/03/20(木) 14:14:28 ID:oLnzbUDc0
とりあえず関連スレは立っている分だけ新スレに書き換えてます

スレ立てついでに
アリスのところに妹様が尋ねていって人形劇を見たりあーんなことやこーんなことを
というSSを書こうと思ったら「そこまでよ!!」と止められたのでやめておきます

3 名前が無い程度の能力 :2008/03/21(金) 00:33:58 ID:tMxOzFQc0
とりあえず>>1

4 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 01:53:43 ID:anLt7hoE0
大まかな流れは思いつくんだが、それを文で表そうとすると
文才がないせいか餓鬼のような文に・・・

5 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 17:49:58 ID:anLt7hoE0
このスレ活気が皆無だな・・・
SS書いたとしても誰も見なそうだな。

6 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 18:34:46 ID:F9xJD0Xs0
落ちてる時期も長かったですから。
でも、せっかくあるのですから、何か思いついたら書いてみます。

7 行きましょう遊園地 :2008/03/25(火) 21:27:50 ID:Feon11Nc0
 早苗がやってくるなり、
「遊園地行きませんかっ?」
 と、笑顔で聞いてきた。

 ……ゆーえんちって、何?

「なぁなぁ、ユーエンチって、何だ?」
 私に聞かないで欲しい。
「えーっと……。御二人とも、知らないんですか?」
「初耳」
「知らないぜ」
 吃驚している早苗。何かよく分からないけど、失礼な気がする。

 よく知らないけれど、いやらしい所ならお断りよ。
 わざと、少し不機嫌な感じで答えてみた。
 こうすると、早苗は露骨に狼狽するので、そこが可愛いのだ。
「ちっ、違いますっ! 変な所じゃありませんー!」
 案の定、わたわたする早苗。可愛い。
「なるほど、優・艶・地……。確かに、そこはかとない色気を感じるぜ」
 魔理沙ナイス。
「そりゃあ、巫女って、元を辿れば色売り娘だけど……。私はそんなつもりは……」
「早苗は積極的なんだなぁ……。外の人は進んでるぜ」
 二人して、にやにや。

「あーうー! 字が違いますー! 遊ぶ園の地と書いて、遊園地ですー!」
   早苗の顔はトマトのように真っ赤になりました

 うーん。
「……正しい字を聞いても、背徳感が消えないのは何故かしら……」
「そりゃあ、早苗の口から出てきたからじゃないか?」
       ねー♪×2

「なっ、なんでっ、御二人はそんなにっ、息がぴったりなんですかっ」
 いけない。遊びすぎた。

「ごめんごめん。さっき気の毒そうな顔したから、ちょっとからかいたくなったのよ」
「まぁ、お茶でも飲んで落ち着いてくれ」
「魔理沙。それ、私の湯呑み」
「もういいです……夫婦漫才は、もうご馳走様です」



「で、遊園地って、何?」
 三人で縁側に腰掛けながら、あらためて聞いてみた。
「遊園地というのはですね……」
 早苗が言うには、なんでも遊ぶために特化した乗り物や設備を集めた場所らしい。
 例えば観覧車というのは、とても高くまで上がり、周りを見渡すことが出来、
 ジェットコースターというのは、高速で線路の上を走るらしい。

「それって、私達は楽しめるのか?」
 ホウキを持ちながら、(自称)幻想人最速の魔理沙が、首を傾げた。
 確かに、私もそう思う。
「ええと、確かに私達は観覧車より高いところまで行けますし、
 ジェットコースターも、早さでは霊夢さんにも敵わないと思います」
「じゃあ何で」
「でも、自分が好きな人と一緒に回れる。一緒の乗り物に乗る。
 これは、とっても楽しいことなんです」
 む。
「恥ずかしいぜ……」
「早苗は、直球だから……」
「い、いえっ、変な意味じゃありませんよっ」
 そこで真っ赤な顔になるから、いらぬ誤解を招くのよ。と、言おうとしたけど、
 治ってしまうのも、それはそれで勿体ないと思った私は、黙ってお茶を飲んだ。のだった。

8 行きましょう遊園地 :2008/03/25(火) 21:28:41 ID:Feon11Nc0
「でも、そんな遊び場が、何時、どこに出来たんだ?」
 至極もっともな質問。
「あ、はい。何でも先日、幻想郷の外れに突然」
 ……はい?
「紫の仕業かしら……?」
「ありそうな話だぜ」
「竹林なら、あぁ、また姫さんが馬鹿なことを始めたのね。で、済む話だったんだけど」
 魔理沙にそう振ると、
「激しく同意だな」
 首をぶんぶんと振っていた。何かやらかしたのだろうか。
「姫さん?」
「ああ。今度紹介するから、今は置いといて」
 あの、すちゃらかとんでも御姫について語ると、日が暮れちゃう。
「はい」

「罠か?」
「ううん。もし罠だったら、作成と同時に『霊夢〜。今度私と〜』とか言いながら、
 ここに乗り込んでくるわよ。含み笑いを噛み殺したような顔して」
 吹き出す二人。
「あるある」「わかりますわかります」
「第一、黙って罠にかかるのを待つ作戦だとしても、私達はそもそも『遊園地』を知らなかった」
「うんうん」
「つまりこれは……」

「そうよ、早苗。これはただ、偶然幻想郷入りしただけ」
 名探偵よろしく、私は笑顔で返した。

「そうとわかれば、即、行動だぜ」
 見れば、すでにホウキに跨ってる魔理沙。
「お相伴あずかります」
 後ろにちょこん、と座る早苗。
「私も座れるかしら?」
「余裕だぜ」


 そうして私達は、遊園地に向けて出発した。







「……で。着いたは良いんだが……」
「早苗? ねぇ、早苗? どうしたの?」
「コンナノハチガイマスコンナノハミトメマセンコレハユメデスユメデスネレバサメマス……」

「ジャンピングタイガーだ! 俺を撮影するなら、金払え!」
「わーたしは、大きい耳のー、ね・こ・で・すー♪」
「シマウマの登場だよっ! たてがみまで白黒だよっ!」

「何か、楽しそうだな♪」
「早苗は、何が不満なのかしら……」



どっとはらい。

9 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 21:30:13 ID:Feon11Nc0
新スレ記念ということで、手なりではありますが、一つ書いてみました。
馬鹿話スマソw

10 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 21:36:06 ID:F9xJD0Xs0
あああ。ユーラシア大陸の方にあった、あの遊園地!wwww

11 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 21:37:23 ID:kWxB9qnE0
ジャンピングタイガーググって噴いたwwwww
中国の遊園地かw

12 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 22:13:16 ID:Feon11Nc0
ああごめん。こういうネタSSなんだから、誘導貼っとくべきだった。

つ 石景山遊楽園
ttp://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E7%9F%B3%E6%99%AF%E5%B1%B1%E9%81%8A%E6%A5%BD%E5%9C%92+&lr=lang_ja

13 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 22:51:35 ID:anLt7hoE0
今書いてるSSがあるんだが、まだ途中なんだ。
完成するまで投稿はやめたほうがいいかな。

推敲もしてないから完成時には多少内容変わるかもだけど

14 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 22:53:54 ID:anLt7hoE0
早苗x魔理沙xアリスネタが最近好きかも。
聖ZUN学園の影響か・・

15 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 23:01:17 ID:F9xJD0Xs0
何その面白そうな学園。
よし、自分も調子に乗って投下しよう。

↓ここから最後の行まで。

『ナニな事を思い出した、チルノの一人遊び』

昔から寒さに包まれていた気がする。
世界がずっとずっと、春も夏も秋も無い時、寒さに抱かれていた。
そのうち世界はあったかくなった。寒さは、暖かさによって消されていった。

暖かくなるものを寒くするには凍らせたらいい。
全てを凍らせていくうちに、一人の変な妖怪に捕まった。
いつものように凍らせてみたら、凍ったまま動いてきた。

「年中涼しいままの場所まで連れてってあげるから、そこに住みなさいな」

そっと抱きしめられて、真っ暗な闇に包まれた。
それが目を閉じた時の闇だとわかって、そのままにしておいたら、湖にいた。
それから紫色を見るたびに、時々そのことを思い出す。


春。これから冬がどこかに行って、暫く雨が降ったら大嫌いな夏がやってくる。
一年中涼しいっていうのは嘘だった。
花を凍らして砕くのは楽しいけど先のことを考えると嫌になる。
そういえばカエルはまだ見ない。まだどこかで寝てるんだろう。

今日は誰も来ない。何となく水を凍らせる。
薄く広く。なるべく広げたら一気に割る。
小枝を細かく折る楽しさに似てて、とても楽しい。
だけど、しばらくしたら飽きた。

今度は大きな氷を作ってみる。
ほとりより少し進んだところの方が作りやすいから、そこからゆっくりと。
少し、また少し、大きくなるように頑張ってみる。
両手よりも、もっと沢山。凍らせて凍らせて。どこまでも凍らせて。

そのうち、端っこの方から砕けてくる。そこを凍らせると別のところから砕けてくる。
どこも砕けないようにすると、息を止めてるような感じでいっぱいっぱいだ。

「やーめたっ!」

力を抜く。すると、一斉にいままで凍らせてた氷が砕けて、湖にゆっくりと波が広がった。
あたいの力が起こした氷と波が、湖に広がって消えていった。氷もだんだんと溶けていった。
ついに跡形もなく氷も波も湖へと溶け込んでいった。
難しいことはよくわからないけど、これが世界なんだと思う。
ゆらゆらゆれる水面と、それに映る空を見ながら、そう思う。

だけど考えたところでどうしたらいいのかわからない。
あたいは凍らせることしか出来ない。飛んで凍らせる。冷たい温度の中に私はいる。
あたいが冷たい温度だ。凍らせれば動けなくなる。動けなければ攻撃は出来ない。

考えるだけ考えたら、やっぱり凍らせることの出来るあたいは最強だった。

16 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 23:11:01 ID:anLt7hoE0
聖ZUN女学院 鴨さんが作ったオリジナルssなのだが
これのアリスが壊れすぎて大好きw
早苗が主人公

変態アリスと普通の魔理沙のマリアリがたまらん

17 midy :2008/03/25(火) 23:17:34 ID:anLt7hoE0
とりあえず今執筆中のSS投下してみる
東方の細かい設定は知らないので間違っていたらすまん
文才もないので読みにくいし餓鬼くさいかも。推敲もまだしてない
誰が喋っているかわかるようにと気をつけてはいるが・・・
あくまで執筆中なので・・・と先に言い訳と謝罪を言っておく。
内容はネタではなく鬱系です・・・
甘いモノにはスパイスを

ここ人形が大量に休む館の中、テーブルを挟んで空色服の魔女にニコニコと微笑ましい顔をしながら
身振り手振りも交えつつ語りかけてくる白黒魔女。なんとも平和を象徴するかのようなこの風景。
ゆっくりと甘い流れの至福の時間。微笑む白黒。なんとも無邪気な笑顔。なんとも無防備な仕草。
こんな所を後ろから妖怪に襲われたら簡単に潰されちゃいそうな、それぐらい私の事を信頼してくれている。
白黒の語る冗談に対して、相槌を打ちつつ、時には突っ込み、追加で頭を叩いてやったりもする。
「痛いぜ痛いぜ、痛くて死ぬぜ」
「それで馬鹿が治るのならもっと叩いてあげるわよ」
このように触れ合ってのコミュニケーションは、私の時間をとても満たしてくれるものだった。
弾幕合戦の時は全く触れることすらできないのに、この時間だけは特別だった。
私よりも小柄な体躯に、さりげなく触れることが出来るのだから。届かないはずのものに。

でも時々ふと思う事がある。もし急にこの関係が崩れてしまったら、私はどのような反応をするのだろうか、と。
今は笑顔で絶えないこの私が、急に笑わなくなるのだろうか。泣き出すのだろうか。壊れてしまうのか。
それとも何も感じないのか。私は人形ではないし、自制心はあるつもりだ。
だから、もし、の場合だがきっと前者の2つだろう。

18 midy 2 :2008/03/25(火) 23:18:27 ID:anLt7hoE0
ある程度雑談を交えた後、今、白黒の魔女──魔理沙は私部屋の中心のソファーを勝手に陣取って、
肘掛に背中を預けてやや仰向けの体勢で、足を伸ばしてリラックスしている。
その状態で勝手に引っ張り出してきた私の魔導書を、黙々と読みふけっている。
会話の途中に手に入れたばかりの珍しい魔本の話をしたのがまずかった。
その行為を無理やり止めない私も、お互いの信頼があるからこそ許してしまう。
私は魔理沙がどんな箇所を読んでいるのか、何に興味を持っているのか、それとも構ってもらいたいのか
「どう?何か発見できた?」と、魔理沙の後ろにさりげなく回りこんで本を覗き込む。
帽子は被っていないので、魔理沙の金色の頭部の横に自分の顔を並べると、とても良い香りが鼻をくすぐる。
・・・・・・実は魔理沙がどこを読んでいるかなんてどうでもよかった。甘美で芳醇なこの香り。とても幸福な香り。
魔理沙に少しでも近寄れるなら。この香りを好きなだけ満喫できるなら・・・
その為ならばこの本アゲチャウ☆なんて思ったり思わなかったり。あぁ・・・・・・幸せ・・・幸せが身体に満ちていく。
この香りさえあれば、ご飯何合でもいけちゃう。可愛いなぁ、魔理沙。私にも可愛いって言って欲し──
「なぁ、アリス」
「へっ、あっ、なあに魔理沙」
急に振り向かれ声を掛けられる。視線が交わる。魔理沙可愛いよ魔理沙。
「アリスってさ・・・・・・・・・・・・」
(ドキッ、可愛いクリンとキリッとした目で見つめないで〜〜〜〜あああぁ・・・もうだめかm)
「・・・鼻息荒いよな」
ガッ。
情けない。途中までドキドキしていた私が情けない。可愛いとか言われるかと思・・・・・・って
「鼻息荒いって何よ!!殴るわよ!!」
「殴ってから言うなよ・・・痛いぜ・・・」
「いつもは荒くないわ!普通よ!ただちょっと・・・今だけは・・・その・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・魔理沙の髪が・・・とても・・・・・・いい香りだったから・・・つい・・・」
前半荒く、後半呟くようになってしまう。魔理沙はそのギャップと台詞に混乱しながらも
「ん・・・・・・そうか・・・・・・・・・嬉しいぜ・・・」
と照れ隠しのつもりなのか、魔理沙はまた本に視線を戻す。耳が軽く紅潮しているのがわかる。
この反応が可愛い。この可愛い頭をワシワシとナデナデしたくなる。この無防備な頭。無防備な後頭部。
ただの少女の頭。撫でたい。帽子に抑えられていた事によってできた微妙な癖ッ毛がまた哀愁をそそる。
この蜜のような甘い時間。肺の中に溜め込んだ魔理沙臭。幸せ。この時間がいつまでも続いたらいいのに。
この関係がもっともっと深くなれば、もっと甘くなるのかな。
繊細で、綺麗な髪を纏い、触れるのさえ躊躇われるような、ガラス細工のような。
そんな魔理沙の後頭部が目の前にある。無防備である。
そっと頭を撫でてやることも、急に抱きつく事も可能である。何でも可能だ。
ウホッと変な顔をしていても後ろ向きだからバレない。逆にどつくこともできる。
冗談で叩いても簡単に壊れそうな脆い頭────もし、とても強い衝撃を与えたら?思いっきり殴ったら?
この雰囲気に合わない、ぶち壊すような衝撃をこの頭に────
ふと思っていることと逆の考えが頭を通過していった。
いけない、何を考えてしまったのだろう、そんな事をしたらいけないとわかっている。
殺意だの恨みだのなんて恐ろしい考えは沸く理由がない。
信頼してくれているのだから。そんな事するわけないし、何故私が魔理沙に危害を与えなくちゃいけないのか。
憎いわけではない。むしろその逆である。心の底から大好きなのだ。対する魔理沙は私の事を単なる友達
だと思っているかもしれない。私はそれ以上の関係を望んでいるのだが、進展させる勇気がない。
この関係が壊れてしまうことが怖い。

19 midy 3 :2008/03/25(火) 23:19:59 ID:anLt7hoE0
・・・・・・それにしても無防備すぎる。あれだけ口喧嘩も交えたこともある私が
無言で後ろに立っていても、まったく怖気ないとは。それほど私の事を信頼しているのか。
例えばの話だが、この頭に思いっきり後ろから力を加え、全てをぶち壊してしまったらどうなるのだろう。
痛いぞアリス、とか言うの?痛いを通り越しているのに?それとも当たる直前に危ないぜ、とか言って避ける?
こんな雰囲気で後ろから強い衝撃を不意に加えるなんて常識ではありえない。避けれない。
でももし・・・──────ぐっまただ、なぜこのような考えをしてしまうのだろう・・・
この幸せな時間を自らぶち壊すだなんてどうかしてる。いや、実際はぶち壊さない。
壊してしまった自分と今の自分を比べて、今がどれだけ幸せなのか計ってみただけ。それだけである。
そう、今は幸せを存分に味わうべきである。

魔理沙の香りが芳醇すぎて脳が犯されたに違いない。考えを切り替えなくては───
「あ、魔理沙?そういえば紫さんからスイーツ(笑)、簡単に言えば果物だけど、
さっき分けてもらったの。多分あっちの世界からくすねてきたものだと思うけど、
すぐ痛んじゃいそうだし、一人では多いから一緒に食べる?」
「おっ、ケチなアリスにしては気前がい──ゴフッ
アリスの水平チョップ。それをこめかみにモロにうけ、魔理沙はソファから転げ落ちる。
「誰がケチよ、誰かと一緒に食べたほうが美味しく感じるでしょ?まぁ、仕度してくるから
おとなしくまってなさい」

汁が服につくのを防ぐため、軽くエプロンをかける。さて取り出しましたのは緑色の球体。
所々ひび割れているのかスジが大量に浮いている。あっちの世界ではこれが普通らしい。
紫はメロンだと言っていた。西瓜と同じように切り分け食べるのだ。とりあえず8等分ぐらいに切り分ける。
タネは西瓜より取り除くのが非常に楽だった。黄緑色をした果肉が剥き出しになる。
このままかぶりつくのもいいが、年頃の乙女のする行為ではない。
なので食べやすいよう、皮と果肉の境を見極めながらそれにそって切り込みをいれ、さらに直角に包丁をいれ
一口サイズの四角い緑の欠片にとアレンジを加えた。
他にはブドウと呼ばれるものもある。これは知っているので軽く水洗いをしておく。
ただ、紫が言うにはこのブドウには『タネが無い』らしい。
タネが無い植物や果物なんてあるわけない。いろいろな意味でありえないだろう。
♀と♀で子供が作れちゃうぐらいおかしな話だ。まぁ私と魔理沙だったら不可能じゃないけど・・・
何を考えているんだ私。
えっともうひとつ、確かパインとかいう果物・・・・・・・・・・・・・・・なんぞこれ。
円柱の形をした銀光する塊。銀色・・・・・・パインは黄色と聞いたのだが。
果物とは思えないぐらい硬い。つつくとカツンカツンと音がする。
食べれるのかしら、これ。自然の産物とは思えないほど綺麗な円柱である。まるで人工的に作られた容器・・・・・
・・・・・・・・あ、あらいやだ私ったらそうよこれは確か缶詰と呼ばれるものよ忘れてたわオホホホh

20 midy 4 :2008/03/25(火) 23:20:54 ID:anLt7hoE0
・・・・・・それにしてもこんなものどうやってあけるのだろうか。どこからでも切れます。なんて表示はなかった。
とりあえず包丁を手にする。しかしこの硬さから想像するに、包丁のほうが刃こぼれする可能性が高い。
切れぬものなどほとんどない。その切れぬものが目の前に。柔らかいものなら簡単に切り裂けるのに。
柔らかいもの・・・野菜、肉とか。人間の皮膚だって簡単に貫ける。これでグサァッとやっちゃえば簡単にコロリと
いっちゃうだろう。丈夫でいて脆い人間。でも実際に包丁で人を切ったことなんて無い。当然だが。
────もし、これで人を刺したらどんな感触なんだろう。死んだ肉と違って生きている肉。
刺された刺激に筋肉が強張って刃の通りが悪くなるのだろうか。それとも逆に綺麗に押し込まれていくのだろうか
そんな事をした自分はどんな反応を、どんな表情をするのだろう。
私ならすぐ冷静になれるはず、でもそれは想像の中。
実際に目にしたら・・・・・・どうなる?反応を見てみたい。自分の反応を。自分を知りたい。どうなるのか。
生きているけど抵抗する暇もない無防備な生き物を・・・・・・無防備・・・・・・さっきの少女。
甘い世界にいたはずなのにいきなり後ろから刃を突きたてられたら?理解をする前に死んじゃうのかな。
なぜ刺されたのかも、何が起こったのかもわからないのかな。そもそも殺される理由なんて無いんだし。
自分はここでは死の可能性が全く無い、そんな所で死んだらどんな表情を?死んだことさえ気づかないのかも。
それにはどのくらいの力を出せば。どこに刺せば───
「おーい、アリス〜まだか〜〜?」
ハッ、壁を隔てた部屋の向こうから聞こてきた声で我に戻る。
「あ、あと少しだからもうちょっと待っててね」
まただ、例え妄想だとしても、これは危ない。最近になってよくこのような妄想が頭をよぎるようになった。
人里ですれ違った、全く知らない赤の他人。この人を殺しても自分とは面識が無いわけだから
まず私は疑われないだろう。野次馬として現場に戻り、死んだ人の表情を・・・どんな表情?
安らかな死に顔?それとも殺される直前の表情?恐怖に歪んだ表情?何が起こったのか理解できない表情?
ああああぁあ駄目よ駄目よダメダメ
なぜこんな考えをしてしまうのか。考えるだけで実行する気は全く無い。が力強く包丁を握っていたことに気づく。
包丁の刃身に自分の顔が反射して映る。普通の表情、落ち着いた表情。そう、ただ考えていただけ。実行はしない
壊しては駄目だ。この甘い日常をなぜ壊す必要がある。考えるのはやめよう。日常に戻そう。

「うおぉおおお甘くてうんめぇええええ、なんぞこれーーーー」
さっきまで緑の欠片を睨んでいた魔理沙であったが、一口かじっただけでこれである。
「ん、あらほんと、西瓜やリンゴとは全く違うのね。これはほんとに美味しいわ。」
「見た目からは想像できないこの汁に溢れた禁断の果肉。優しく、甘く、柔らかく・・・・・・
口に馴染む!馴染むぞぉおフハハハハお口の中がマスタースパークや〜〜」
優しく甘く柔らかい表現とマスタースパークは噛み合ってない気がするが、そこはスルーしておく。
「これはメロンっていう果物よ。それとこれが種がないブドウ。・・・・・・でもう一つあるんだけど、
開け方がわからないのよ・・・・・・」
「なに、それは本当かね・・・・・・それは・・・気の毒に・・・」
私も2きれめのメロンを・・・・・・ってあれ?無い。見えない?違う。何も違う。
あ、なんだ、魔理沙の口のなかか。そうかそうか、消えたわけじゃなかったんd・・・
「って!!!!くぅおら魔理沙〜〜〜!!!!私の分は!!!なんでほとんど食べるのよ!!!」
「なに、それは本当かね・・・・・・それは・・・気の毒に・・・」
「私はまだ一切れしか食べてないのよ?」
「なに、それは本当かね・・・・・・それは・・・気の毒に・・・」
駄目だこいつ。あまりの美味しさに意識がとんでる。
恍惚な顔しやがって・・・その無防備な顔に正拳突くらわしてやろうか?
くっ・・・可愛い。只でさえかわいいのに、ほむほむと口をゆっくり動かして・・・・・・・
あぁぁぁあぁんらめぇぇえその表情可愛すぎる!!怒りを忘れちゃうぐらい可愛い!!反則よ反則!
世界のどんな果物よりも、その魔理沙の表情のほうが素敵過ぎる!!可愛EEEE
あぁ・・・もう私はそれでお腹いっぱい・・・・・・

21 midy 5 :2008/03/25(火) 23:21:48 ID:anLt7hoE0
「いや〜〜美味かったぜ。やっぱ二人で食べるとさらに美味いな」
「私はほとんど食べてないけどね」
でも嬉しかった。過程はどうあれ二人で食べたという結果が残ったのだから。
「食べやすいサイズに切ってくれてあったし、気が利いてるよな〜〜だからアリスは好きだぜ!!」
「ぬぁっあああぁ・・・そ、そそう。それは・・・気の毒でよかったわね」
あぁああぁあああああ落ち着け〜〜落ち着け私。落ち着くのよ。
魔理沙は『友達として好き』だと言ったのだ。また勘違いしてしまう所だったわ。
ここで妄想にふけったらまた変態と指をさされてしまうわ。
周囲には変態アリスとかなんとか思われてるけど根は純粋なのよ。乙女よ。
ただ周囲の影響が強すぎるだけ。特に、幻想郷一恋に鈍感な癖に『恋符』なんて
つけちゃってる魔理沙が悪いのよ。そのギャップが可愛いじゃないの。男勝りの癖に乙女ボイスとかもうね。
言っておくけど私は変態じゃないからね!!・・・・・・・・・・・・誰に向かって言ってるんだろう私・・・・・・
あ、そうよ、目の前の魔り・・・あれ?いないわ。ん、キッチンのほうから音がするわ。そこかしら。

「ぉ、こんなに美味いもん食べさせてもらったからな。礼として食器は洗って片付けておいたぜ」
「え・・・・・・魔、魔理沙・・・・・・どうしたの?変なもの食べた?」
「いや変なものも何も今極上スィーツを食べただろうが。まぁこれで借りは無し。と」
食器を洗っただけで借りは無しとか・・・まぁ私も餌与えただけで借りを作ろうなんて疚しい考えは無いからいいけど

そして魔理沙はまたソファーの肘掛に背を預け足を伸ばすと、さっきの魔導書の続きを読み出した。
(もうちょっと会話したりと構ってくれてもいいのに・・・)
以前、アリスは弄りがいがある とかなんとか言ってたからちょっと期待してた。
あ、別にMとかじゃないわ、いたって普通、普通よ。
丁度位置的には魔理沙の背後にいるわけだ。
(ん〜なら私が襲っちゃおうかしら・・・・・・そしたら・・・
魔理沙好きよなんだアリスもか実は私も好きだったんだあらそうなのじゃあ今からいい事しましょ
大丈夫よ私も初めてなんだから え そうよ魔理沙の為にとっといておいたのよあんだめよいきなryふじこlp;@)

22 midy 6 :2008/03/25(火) 23:22:24 ID:anLt7hoE0
無理よ無理よこんな都合よくいくわけがない。失敗したら関係が壊れるってレベルじゃない。
急に抱きつくのもやめたほうがいいし・・・・・・折角無防備な魔理沙が目の前に・・・・・・
───自分を裏切ってこの少女を壊してみたら?怒りも、怨みも、理由なんて無い
ないから逆に。もしかしたらいいほうに転ぶかもしれない。そんなわけないわ
どうせ人間いつかは死ぬ、なら最愛の人をこの手で。何を馬鹿な、嫌よ
そこに人形を作っていた工具が出たままだろう、それで思いっきり壊すとどうなる。そんな事しないわ
自分の目の前で最愛の人が亡くなる恐怖に耐えれるか、試してみないか?知りたくないわ
知るのが怖いのか、いずれ愛する人は離れていく、そうなる前に。ずっと私の物よ、失うことなんてさせない
失うとやはり狂ってしまうのを認めたくないのか。そんなわけない、私は・・・平気
本当に平気か、知りたくないか、恐怖を克服できる心の持ち主か。・・・・・・・・・
自律人形を作るに当たっても恐怖を克服できないと無理だ。・・・・・・・・・
ここには2人以外誰もいない、誰も見てない、だからいつ死んだかなんて誰にもわからない。・・・・・・
自分のものにしたいのだろう、自律人形と彼女を、でもいまのままじゃ両方無理だ。・・・・・・どうして
恐怖から逃げているからさ、知りたくないか、自分の弱さ、それを知りたいなら嘘をつけ。
自分を裏切れ。新しいものが欲しいなら、既存のものを壊さなければならない。
自律人形にも恐怖の表情が必要だ、怯えた顔、後悔する顔、表情とは別の意志を巧みに操る事だって必要だ
自分に嘘をつく人形、自律人形。そうだ、作るには足りなかった。陰に属する表情が───
自律人形、人形でありながら人と同じよう自分で考え自分で動く。それには陽の属性だけではだめだ。
人と同じなら、人と同じ反応をせねばならない。泣くところで笑ったりしたらそれこそ奇態だ。人ではない。
恐れ、憎しみ、恨み、偽り・・・その他の表情も作らなくては。他人が死んだ時の表情も、最愛の人が・・・・・・
え、それって殺せって事?無理よ嫌よするわけないわ。・・・・・・もし魔理沙が死んだら・・・・・・嫌よ
考えたくも無い。嫌よ嫌よ、想像しただけで涙が溢れてしまう・・・・・・想像で・・・・・・こんなにも
もしそれが真実になったなら・・・・・・どんな表情?それとも私は壊れてしまうのかしら・・・・・知りたい?
知りたくない、知る機会にも出会いたくない。でも自律人形の表情に・・・嫌よ知りたくない。いらない。
知りたい?知りたくない。どんな表情?知りたくない。知りたくない。どんな表情?知りたくない。
知りたくない知りたくないいらない知りたくない知りたくない表情は知りたくない知りたくない
知りたくない知りたい知りたくない知りたくないどうなるの知りたくない知りたい私は知りたくない
知りたくない知りたくないゴッ知りたくない知りたくないドサッ知りたくない知りたくない知りたくない
知りたくない知りたくない知りたくない知りたくない知りたくない知りたくない知りたくない知りたくない


「じゃあそろそろ帰るぜ、また続き読みたいからまた近いうちにくるけどな」
「あら、わかったわ。結構外は暗いから気をつけてね」
「なんだ、アリス、気持ち悪いぞ」
「何よ人が折角心配してあげてるのに」
「いやいや、そういう優しさがアリスのいい所だ」
「褒めたって何もでないわよ」
そんなこんな会話を交わした後、日がほとんど落ちてしまった夕闇の中、白黒魔女は闇に溶けていく

あんな服の色だからすぐ見えなくなっちゃうわね。無事に家に帰れるかしら・・・・・・
まぁ大丈夫でしょう『魔理沙』なら。・・・・・・さてと、あの容器・・・あら?
次『魔理沙』が来てくれた時の為、また一緒に食べた、という結論にするため
なんとしてでもあの容器を開けなくちゃ、とキッチンに足を向けたのだが・・・無い。
パインの缶詰の事だ。さっきまでここに・・・・・・
・・・・・・あぁ『魔理沙』がちゃっかり盗ってったのか。
フフッ────やっぱり『魔理沙』は魔理沙ね。

23 midy 7 :2008/03/25(火) 23:23:22 ID:anLt7hoE0
朝早く、それもまだ目が覚めて数分も経っていないのに玄関から私を呼ぶ声がする
誰よこんな朝早くから・・・・・・常識が無い人だわ と愚痴をこぼしつつも
軽く身だしなみを整え玄関に向かう
呪文の鍵を解いて、ドアを開けると
「・・・霊夢?こんな早くから何しに来たのよ」
と不機嫌を露にして喋る。
霊夢はしばらく私を睨んだ後、
「あなた、何か隠してない?」
と少し怒気が篭ったような口調で言うと、勝手に私を押しのけ家の中に上がりこむ
「ちょ、ちょっと霊夢?何勝手に上がってるのよ!!非常識ね!」
上海、蓬莱もアリスの怒声を聞きつけたのか、部屋の置くからふわふわと飛んできた。
妖怪か!ゴシュジンがアブナイ!!!と、
しかし目の前にあるのは霊夢の顔。知っている顔が目の前にあり、敵ではないのか?と人形達は混乱する
困ったような表情をする人形達を霊夢はしばらく睨んでいたが、
「ねぇ、あなたの人形で一番優秀なのはこの子達?」
「え?、えぇそうよ?」
「ふぅん・・・・・・・・・・・・なんとなく嫌な勘がしたんだけれど・・・・・・」
「勘?まさか勘がするってだけで人の家に朝早くから上がりこんだの?」
人形を注視していた霊夢が、その場でクルリと玄関にいるアリスに身体を向ける
「ええ、でもなんか違うみたい」
なんという人騒がせな・・・
「悪かったわね、邪魔したわ・・・」
ズブッ

あぁ・・・こういう表情もするんだ・・・・・・



『霊夢』は玄関から外へ出て、森の隙間からこぼれてくる日を浴びる。眩しい、という表情をする。
「悪かったわね、邪魔したわ」
「当たり前よ、こんな時間にいきなり来るなんて非常識にも程があるわ」
「だから謝っているじゃないの。それにしてもよくできた人形達ね」
「優秀でしょ?私のお人形は。貴女の勘も中々のものだけどね」
それはどうも、と霊夢はふわりと浮き上がると、来た道を戻っていった。
やっぱり霊夢は自分の勘に忠実なのね。人形には勘、なんて概念存在するのだろうか

朝は少し騒ぎがあったけど、それ以外は何も起こらない平穏な日であった。
今頃『魔理沙』は『霊夢』と神社の境内でお茶を飲んでいるのかしらね。
お茶も食事も、いつもと変わらない日常。そうでないと意味が無い。

自分も人形を弄る。独りで。独りなのだが周りには上海蓬莱がいる。だから独りではない。
寂しくはない。そのまま窓の外が薄暗くなるまで、工房に篭る。
そしていつもどおり夕食の準備をする。本来食べなくても平気なのだけれど
これが私の日常なのだから───

24 midy 8 :2008/03/25(火) 23:24:10 ID:anLt7hoE0
─────────やっぱりいつもの日常になるのはまだ早いのね
私は家を覆うように頑丈な障壁を張らす、張り終わると同時にとてつもない振動、轟音が家を襲う
5秒ほどで振動や音が鳴り止む。家具や食器などが落ちる音が聞こえる。あーあ。
障壁はいまだ破られてはいない。片付けるの大変だわ、そんな事を考える、が
再び凄まじい振動や轟音が唸り始める。さっきより激しく、長い。15秒くらいだろうか。
障壁は未だ余裕で持ちこたえている。
・・・が折角用意したテーブルの上の食事は、床にぶちまけられたりと酷い惨状だった。
着席する前だったからよかったものの・・・・・・
「出てきなさい!アリス!!!」
外から怒声が聞こえる。やれやれ、今日は訪問者が多い日だわ。
玄関から外に出ると、丁度正面45度の高さに障壁を挟んで、黒い影──
永遠に幼く紅い月 吸血鬼レミリア・スカーレットである。

私はいつもと変わらない表情を保ちつつ、障壁の向こう側にいる吸血鬼に問いかける
「あら、城主様が直々に何しに来たのかしら?」
「あなたを殺しに来たの」
「さて、どうしてかしら?私はいつもの日常を満喫していただけよ?」
「とぼけても無駄よ、幻想郷を塗り替えるなんてさせないわ」
「塗り替える?私が?とんだ誤解だわ。人違いよ、帰りなさい」
「私に気づいて障壁を張ったって事はすこし遅かったかしら・・・・・・
・・・・・・まぁいいわ、今日貴女は死ぬという運命なのだから」
成る程、ある程度の運命は把握できているという事か。
だから私が日常生活を送ろうとしている事が大雑把にわかるのね。
そして運命をある程度操れる。ある程度、だが。
「ふぅん・・・・・・それで、今日私が死ぬの?」
「そうよ、運命だから抗うことはできないわ」
「ふふっ、"今日"ね。"今"じゃないのね、安心したわ」
「あまりかわらないわ。さぁ、殺してあげるからこの障壁を消しなさい。
そうすれば最低限の損傷で終わらせてあげる」
「言われなくてもそのつもりよ、ただ少し待ってくれる?」
そういうとアリスは障壁を解除し、数歩前へ足を踏み出す。
そこでくるりと向きを180度変える。つまり家と向き合う形となる。
家に向かって手を翳し何か呟くと、今度はアリスと家の間に障壁が現れる。
その行為が終わると、アリスはまた向きを変え、レミリアの目を見る。
「家の中には大切なものがあるから、失いたくないの。」
そういってさらに家からかなりの距離をとり離れる。
そして軽く地を蹴り、宙に浮かび、高さ的にはレミリアと同等ぐらいまで上昇する。
互いの距離はそれでもかなり離れている。
アリスの腕には魔本GofAを抱きかかえている。
アリスの動きが止まるのを見計らってか、レミリアは口を開く。
「中々殊勝な心がけね。もうすぐ主がいなくなると言うのに。
でも素直な子は好きよ?苦しまないよう殺してあげる」

25 midy 9 :2008/03/25(火) 23:25:22 ID:anLt7hoE0
アリスが不気味な微笑を掲げながら問いてくる
「ねぇ、どうして私がここに住んでいるかわかる?」
「・・・・・・・・・・・・ふん、どうせ死ぬのに知る必要なんてないわ」
「ここにはね、魔力が溢れかえっているの。魔法の森って呼ばれるのも不思議じゃないくらいにね」
「だからなんなの?今更命乞い?」
「どんなに破壊しても再生する不思議な森。ここなら本気をだしても構わない。
貴女は運命を操れるらしいけど、私だって操師、一級品のね。あなたを操れば運命だって操れるわ」
「抗うつもり?たかが妖怪ごときがこの私に?・・・・・・はぁ、冷めちゃったわ。
もういいわ、運命どおり早速殺してあげる、それも残酷に!!」
言い切ると同時に手から物凄い波動を飛ばす。スペルではない。殺すのが目的だけのそれ。
スペルカードルールではない。ただの殺し合い、スペル宣言等不要。
逃げ場も与える必要なんてない。ただ殺せばいい。本気の一撃。
アリスに向かって轟音とともに殺意の塊が飛んでくる。避けきれない。避けさせない。
いや、轟音が耳に届く前に、既に塊が彼女に被弾していた。物凄い波動が、そこを中心に飛び散り、
足元にある木々をなぎ倒していく。その一瞬の光景に置いていかれた轟音が、木々が倒れていく絵と同調する。
「・・・しまったわ。もっといたぶるつもりだった・・・・・・の・・・・・・に??」
噴煙が風に流され、塵となったアリスを確認しようとした。が、
アリスは微笑を保ちながら、浮いているのだ。傷一つ見当たらない、服のほつれなども無い。
本気の一撃だったはず。あんなものを喰らって耐えていた生き物なんていまだかつて見た事が無い。
狼狽するレミリアを見てアリスは鼻で笑う
「フフ、これが貴女の本気?久し振りに本気をだせると思ったのに、がっかりだわ」
レミリアの頬を冷たい水が滑り落ちる
(この私が、たかが妖怪ごときに恐怖を???ありえないわ、運命は絶対よ)
震えているレミリア。生き物に対する恐怖など今までかつて味わったことが無い。
生き物の頂点なのだから当然である。声が出ない。震えが止まらない、歯を食いしばっても、体が言う事を聞かない
「いい表情ね。一生で初めての恐怖を味わった顔かしら。参考になるわ。とても、ね。」
レミリアは歯茎から血がだらだらと溢れている。歯を食いしばることで恐怖に打ち勝とうとしているのだ
「───っぐぁあああ、妖怪の分際でえええええああああああああああ」
怒り。その力を借り恐怖を乗り越え、アリスに対し、さらに激しい死の塊を放出する
強大な力を、吸血鬼のプライドを、怒りを、運命に抗う哀れな虫ケラに対し全てをのせてぶち込む。

瞬間、目の前が紅き閃光で真っ赤に染まる。一瞬遅れて、脳を揺さぶるかのような轟音、もう音と呼べないくらいの
衝撃が身体を駆け巡る。追い討ちをかけるかのように凄まじい風圧、それだけで白黒のスペカの数倍はある。
その力に耐え切れず、術者本人も吹き飛ばされる。光と音と圧力と、もう自分がどこにいるか、どっちが天か地か
なにもわからない。別世界に放り込まれたような、そんな感覚。

26 midy 10 :2008/03/25(火) 23:27:18 ID:anLt7hoE0
やがて光は収まり、視界が開けてくる。
空が見える。姿勢は丁度地面と平行に、仰向けになっていたらしい。
ゆっくりと姿勢を戻し、周囲を見渡す、丁度右手側に巨大なクレーターが開いている。
これは本当に自分がやったのかと思うぐらいに大きく深く抉れている。いくら魔法の森と言えど
修復はできるのk───
「やればできるじゃない。でも私の本気には全然足りなかったわ」
後ろから声
わかってる
でも理解できない
「それに力の扱いが下手ね。幻想郷の全域にこの事が気づかれちゃったじゃない」
無事であるはずがない
きっと瀕死だ
いや死んでるのかも
幻聴だ────息をするのも忘れ、ゆっくりと声のするほうに振り返る──
いや、息ができなかった、振り返ることも出来なかった、身体が自分を忘れてしまった
「あら?震えているわよ?恐怖や絶望しているのかしら?どんな表情か、見せて?」
視界にゆっくりと空色の服を着た少女───アリスが映る。
「ふぅん、素敵ね」
にっこりと微笑を浮かべる傷一つ無い彼女の顔を見て、私は意識を失った。

「あ、レ、レミリアお嬢様お帰りなさいませ!!」
紅い館に戻った時出迎えてくれたのは、緑の服を着た中華風の門番、紅美鈴である
「あ、それにそちらはアリスさんでしたか」
と、レミリアと一緒に飛んで来たアリスにも頭を下げる
──と、顔を上げるや否や、美鈴が切羽詰った表情で質問を投げてくる
「お嬢様、つかぬことをおききしますが、さっきの──
「あぁ、気にしなくていいのよ、力の遣い方を間違えただけだから」
とレミリアが払うように手を振りつつ言葉を遮る。横にいるアリスもそれにつづいて口を開く
「そうだ『レミリア』、力の遣い方、教えてあげるわ」
そう言うとアリスは美鈴に向かって右手の手のひらを突き出す

お嬢様の事を呼び捨てだなんていつのまにそんなに仲良くなったのか
それとこの手のひらは?さっきの爆音も気になるし・・・
「ふふ、素敵だわ美鈴、それが今から何が起こるかわからないって表情ね」

「ア、アリスさん?貴女、い、今何を・・・」
いつのまに駆けつけてきたのか、メイド長十六夜咲夜がそこに立っていた。
「あ、『美鈴』あなたはいつもの日常に戻っていいわ」
「は、わかりました」
『美鈴』は軽く頭を下げるといつものように門の前に就く。
「えっと・・・咲夜さん?素敵ね。それが見てはいけないものを見てしまった表情ね」
「言いなさい!今美鈴に何をした!!!!」
咲夜はナイフの切っ先をこちらに向けて怒声を浴びせる
「何って、日常業務に戻ってもらっただけよ?貴女も仕事、あるんでしょう?」
しれっというアリス。よく見ればお嬢様もどこか雰囲気がおかしい。威厳、カリスマ
その類の気配が無い。仕方が無い、無理やりにでも口を割らせるしか───

「ここがフランドール様の寝室でございます」
「この館は素敵ね。あのパチュリーの苦虫を噛み潰した表情、最高だったわ。
ありがとう『咲夜』、貴女はもう仕事に戻っていいわ」
「では失礼します」
『咲夜』は軽く会釈をし、一歩後退した後綺麗にくるりと後ろを振り返り、薄暗い階段を上っていく。
巨大な扉がある。その先にこの館最後の目標がいる。
扉を隔てて声が聞こえる
「だぁれ?だれかきたの〜〜?まりさ〜〜?」
「いいえ、私よ、アリスよ」
「ふぅ〜ん、そっかぁ・・・・・・・・・ねぇ、遊んでくれる?」
「いいわよ、遊んであげる」
「ホント?やったぁ〜〜〜〜〜〜早く入って〜〜」
巨大な扉、それにもかかわらず全く音を立てずゆっくりと内側へと開いていく
闇の中、フランドールの表情は中々確認できないので、魔力を少し使い、
光を発光する球体を宙に漂わせた。この程度の光なら、日光じゃなければ問題はない。
その光に照らされ、純粋無垢、汚れを知らないフランドールの顔が闇に浮かび上がる。
「ねぇねぇありすぅう〜〜〜何して遊ぶの〜〜〜?」
「そうねぇ、─────

とりあえずここまでなんだが、長すぎてすまない・・・
しかも(言い訳以下略)

27 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 23:32:09 ID:6jhFnno20
ガクブルジョワー


ちゃんと終わらせてくれ!
そんなところで終わったら怖すぎるだろ!!

28 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 23:47:07 ID:F9xJD0Xs0
は、はわわわ…こわいよう

29 名前が無い程度の能力 :2008/03/25(火) 23:55:34 ID:UqGOs0F20
なぁに、これはホラーな人形劇さ!

・・・・・・そう思い込むことで私は恐怖を超克する、超克したい、超克させて!

30 名前が無い程度の能力 :2008/03/26(水) 00:17:58 ID:ff2t.oAs0
そこで切るなー!
なんという生殺し。読者的な意味で。

31 midy :2008/03/26(水) 00:19:36 ID:iSg4cS..0
ここからの展開が・・・難しいのだ。
脳内ではストーリーが二つ以上分岐されちゃっているから・・・・・・
とりあえず長文読んでくれてthx

32 midy 11 :2008/03/26(水) 01:04:18 ID:iSg4cS..0
今日も博麗神社はいつもと同じ日常を送っている。
簡単に開くのに、事実上の開かずの箱を覗き込み落胆し、落ち葉をいつもの定位置にかき集めてから処分し、
境内でお茶を飲む、紅白の腋巫女がいる。
今日も紅魔館はいつもとかわらない日常を送っている。
門番が撃退され、寝巻き魔女の機嫌を損ない、銀光りのナイフに追い掛け回される白黒魔女
それを見て笑う城主に、何がそんなに楽しいのかわからなく、ずるいと駄々をこねる妹
湖では蛙を凍らせて遊ぶ氷妖、迷いの竹林では人型の兎が嘘をつき、とある所では庭師が庭の手入れをしている
人里ではいつものように賑やかだ
その他の場所でも、みんないつもと同じ日常を送っている。

いつもと違うところと言えば
腋巫女の勘が冴えなかったり、時間を止めることがなかったメイドがいたり、日傘からはみ出た日光に
触れているにも関わらず平気な顔の吸血鬼だったり
それでも今日の日常は夜が訪れ、日が閉じる。

今日も博麗神社は昨日と同じいつもの日常を送っている。
簡単に開くのに、事実上の開かずの箱を覗き込み落胆し、落ち葉をいつもの定位置にかき集めてから処分し、
境内でお茶を飲む、紅白の腋巫女がいる。
今日も紅魔館は昨日と同じいつもとかわらない日常を送っている。
門番が撃退され、寝巻き魔女の機嫌を損ない、銀光りのナイフに追い掛け回される白黒魔女
それを見て笑う城主に、何がそんなに楽しいのかわからなく、ずるいと駄々をこねる妹
湖では蛙を凍らせて遊ぶ氷妖、迷いの竹林では人型の兎が嘘をつき、とある所では庭師が庭の手入れをしている
人里ではいつものように賑やかだ
その他の場所でも、みんないつもと同じ日常を送っている。

昨日と同じ事なのだが、今日も
腋巫女の勘が冴えなかったり、時間を止めることがなかったメイドがいたり、日傘からはみ出た日光に
触れているにも関わらず平気な顔の吸血鬼だったり
それでも今日の日常は夜が訪れ、日が閉じる。

今日も博麗神社は昨日と同じいつもの日常を送っている。
簡単に開くのに、事実上の開かずの箱を覗き込み落胆し、落ち葉をいつもの定位置にかき集めてから処分し、
境内でお茶を飲む、紅白の腋巫女がいる。
今日も紅魔館は昨日と同じいつもとかわらない日常を送っている。
門番が撃退され、寝巻き魔女の機嫌を損ない、銀光りのナイフに追い掛け回される白黒魔女
それを見て笑う城主に、何がそんなに楽しいのかわからなく、ずるいと駄々をこねる妹
湖では蛙を凍らせて遊ぶ氷妖、迷いの竹林では人型の兎が嘘をつき、とある所では庭師が庭の手入れをしている
人里ではいつものように賑やかだ
その他の場所でも、みんないつもと同じ日常を送っている。

昨日と同じ事なのだが、今日も
腋巫女の勘が冴えなかったり、時間を止めることがなかったメイドがいたり、日傘からはみ出た日光に
触れているにも関わらず平気な顔の吸血鬼だったり
ただ昨日と違うことと言えば、雨が降っているにも関わらず誰も雨傘を刺していなかった。
それでも今日の日常は夜が訪れ、日が閉じる。

今日も幻想郷では日常が。永遠に。繰り返される。

33 midy 12 :2008/03/26(水) 01:04:53 ID:iSg4cS..0
考えることは出来ても学習することは出来ない自律人形。考えてはいるのだが、日常なので考えを変える必要が
ないのだろう。行動が制限されない限り、同じ考えを保ち続ける。
何か障害物が発生した場合のみ判断して避ける。
目が合ったら挨拶をする。台詞は昨日と同じ。なので返す言葉も同じ。


日常。なんとも甘い味なのだろうか。永遠に壊れることの無い関係。私が話しかければそれに話を合わせてくれる。
幾日たっても老いることの無い人間。異変も起きない。甘美たる世界。芳醇な時間。至福な空間。
───ただ、同じ味ばかりでは飽きてくる。いくら美味しくても毎日同じメニューでは飽きてくる。
ならちょっぴりスパイスを加えることにしよう。

今日は魔理沙を家に呼んでみた。勝手に本を読み、時には私を弄ってくれる。なんか幸せ。
家に泊まってもいいわ、と言ってみた。まだ外は明るいから帰るぜ。と言われた。

今日も博麗神社は昨日と同じいつもの日常を送っている。
簡単に開くのに、事実上の開かずの箱を覗き込み落胆し、落ち葉をいつもの定位置にかき集めてから処分し、
境内でお茶を飲む、紅白の腋巫女がいる。
今日の紅魔館は昨日とは違う日常を送っている。
門番は退屈そうに欠伸をし、寝巻き魔女は本を読みふけり、メイド長は雑務をこなす
それを見て笑う城主に、何がそんなに楽しいのかわからなく、ずるいと駄々をこねる妹
いつもの日常であるはず。でも、何かが狂った。いつもの・・・・・・日常が。
湖では蛙を凍らせて遊ぶ氷妖、迷いの竹林では人型の兎が嘘をつき、とある所では庭師が庭の手入れをしている
人里ではいつものように賑やかだ
その他の場所でも、みんないつもと同じ日常を送っている。

今日も魔理沙を家に呼んでみた。勝手に本を読み、時には私を弄ってくれる。なんか幸せ。
ある程度暗くなると家に帰ろうとする魔理沙。そこを無理やりとめる。
まだ外は明るいから帰るぜ。と言う魔理沙。それでも無理やり行く手を遮り説得する。
まだ外は明るいから帰るぜ。と言う魔理沙。それでも無理やり行く手を遮り説得する。
まだ外は明るいから帰るぜ。と言う魔理沙。それでも無理やり行く手を遮り説得する。
それを繰り返すうち、本当に外が暗くなってきた。
かなり暗くなってしまったな。と言う魔理沙。今日は家に泊まってもいいわ、と言ってみる
おっ、ケチなアリスにしては気前がいいな、お言葉に甘えるとするぜ

34 midy :2008/03/26(水) 01:20:13 ID:iSg4cS..0
即興で適当に書いた。推敲も糞もなかった。
むしゃむしゃして書いた。
逆に⑩で切っておけばよかったかと後悔している

35 名前が無い程度の能力 :2008/03/26(水) 08:47:40 ID:9GIpyP.k0
ひいぃ!?
マジ怖いよ!オリエンタルホラーだよ!

36 名前が無い程度の能力 :2008/03/26(水) 09:13:14 ID:42gidKok0
なにげにハインラインの「人形使い」系の話になっているのが
主人公がアリスだけにナイスマッチング

表現が雑な部分の文章ちゃんとリライトして
アリスが最強すぎることの説得力をもっと持たせられたら
(霊夢のときみたいに不意を突くとか)
更にいい感じになるんじゃなまいか

37 名前が無い程度の能力 :2008/03/26(水) 10:33:51 ID:wQTunS0M0
これはかなり面白い
正に『不思議の国のアリス様』

38 midy :2008/03/26(水) 12:30:41 ID:iSg4cS..0
まだこの話の続き執筆してはいるんですが、進まない・・・

また別の話書き出しちゃった・・・

39 名前が無い程度の能力 :2008/03/27(木) 01:04:31 ID:FU0LURnE0
なんか最初話の振りというか
本来書きたいことを書く流れに持っていくため
どうでもいいことを書くんだが
書いていくと後になって、そこと「どうでもいいこと」の部分が繋がってたりと
様々な複線がうまれたり
自分でも驚く罠・・・一種のトランス状態かな

文才とかその他のレベルは大してあがらんが。

40 名前が無い程度の能力 :2008/03/28(金) 01:38:54 ID:77zmpWH60
誰か・・・アリマリでいいから投稿してくれ・・・
そーそーわ読みたいのに規制くらって読めたことなど全く無い。

執筆しても投稿できないし・・・

41 midy :2008/03/28(金) 19:58:21 ID:77zmpWH60
上海「只今よりSSを投下する!!!」
蓬莱「といってもこのスレ活気がないぜ・・・」
和蘭「東方の細かい設定は知らないので間違っていたらすまない。あと餓鬼臭い」
仏蘭「ちょっぴりオリジナル設定が入っているので、そこ違うからとの指摘は・・
露西「はぁ、なんだか眩暈がするわ」
白黒「 『SSを投下する!!!』だっておwwwww」
紅白「腋を見ろ。話はそれからだ」
乙女「文才もないので読みにくい。推敲ほとんどしてない。投稿するまでもないssだから」
倫敦「ママー何あれ〜
西蔵「しっ、駄目よ、みちゃいけません
藁「鬱な話ですが、まだ執筆中です。とりあえず前半の第一部を。
京「ちゃんと前半のフラグも後半でへし折るから安心したまえ。言い訳は大量にある」
黒白「なぁ、アリス、マスタースパーク撃っていいか? 」

42 midy :2008/03/28(金) 19:58:43 ID:77zmpWH60
The genius girl should sleep.


置いていかれる
努力をしても追いつけない。
なぜ・・・・・・?あのカメですら、昼寝していた兎に追いつけたと言うのに───


「ぐっ、あぁぁぁああ駄目だぜ〜〜ここから進まないぜ〜〜」
そう机の前に開いたノートに声を張り上げているのは魔法の森に住む普通の魔法使い、霧雨魔理沙である。
彼女は常に努力を重ねている。血の滲む様なそんな努力を。誰よりも。それは一人前の魔法使いになるために。
だがその努力を決して他人には見せない、気づかせない。
平然とした顔でみんなと並びたいから。手加減してほしくないから。同情して欲しくないから・・・・・・

式は合っている。でもどうしても矛盾してしまう箇所が出てきてしまう。
一向に解ける気配のないパズル。答えは見えているのに、辿り着けない。
「あぁああ、もうっ!!」握った拳で机を叩く。八つ当たりなど本来好ましい行為ではない。
だが、一向に解けないもどかしさと、収益を得られず時間だけが無駄に過ぎていくことに焦燥を感じずには
いられない。
人間の命は短い。だからこそ焦るのだ。焦ってはいい結果が出ないことは知っている。それでも焦ってしまう。
周りには怪物だらけである。力と時間の尺が人間とは遥かに違う。だからこそ努力で追いつきたい。無駄にできない。
化け物と自分を比べて悔やむほど、自分は愚かではない。根本が違うことぐらいわかっている。
それでも私は努力する。努力で追いつけないものはないのだから。
────ただ、例外が一人いる

43 midy 2 :2008/03/28(金) 19:59:24 ID:77zmpWH60
所変わってここ、博麗神社の境内でお茶をすするのは紅白腋巫女こと、博麗霊夢である。
のんびりお茶を啜っていたのだが、顔を上に向け空を仰ぐと、「ん、来る頃かしら」と呟やきながら立ち上がり、
台所のほうから別の湯のみと、沸かしたお湯を下げて、また境内に戻ってくる。
お茶を啜る姿勢やら、立ち上がる時に「よっこいしょっ、とぉ」なんて言う所が特におっさん臭いのである。
また改めて座りなおすときも、「うぃっしょぉっと」なんて言う所がますます(略
『楽園の素敵な巫女』こんな寂れた神社のどこが楽園なのだろうか、
こんなおっさん臭い少女のどこが素敵な巫女なのだろ─うわなにをすrhおこlp

霊夢が鎮座し、一息ついた所であれは来た。
「いよっ、霊夢、相変わらずおっさ───
地面に足が着く前に、飛来する追跡機能付き座布団が魔理沙の腹を抉り、箒の上から叩き落とす
背中からモロに落ち、「酷いぜ酷いぜ、酷くて死ぬぜ」なんて事を抜かす。
まぁいつものことである。〜くて死ぬぜ、と言う割りに死んだところは見た事が無い。あっても困るが。
砂を払ってからいつもの指定席、霊夢の横に座り、専用の湯のみに茶を注ぐ。
いつ来てもこのお茶がいい温度なのは、やはり霊夢の勘により、魔理沙の訪れるタイミングを見計らっているのか。
相変わらず勘が鋭く、どこまでお見通しなのか複雑な気持ちになる。
ともあれ、こういうところが非常に憂い奴なのである。おっさん臭い乙女。新たなジャンルの発掘だ。
まぁこれが相変わらずの日常なのだ。

ふと魔理沙が尋ねる
「なぁ霊夢、仕事はいいのか?神事なんだろ?」
「あら、この庭をみてわからない?今日はいつもより頑張ったのよ」
───あぁ、この巫女は日本語がまともに話せない残念な子だったのか。楽園で素敵というのは頭の事うわ何をすry

・・・・・これで頑張ったと言うのだろうか、いや、本人が言うのなら間違いない。頑張ったのだろう。
「・・・・・・これで・・・か?」
「なによ、文句あるなら貴女がやりなさいよ、丁度箒も持っているんだし」
「違うぜ、何も違うぜ霊夢。この箒は掃除するための箒じゃないんだぜ!!」
掃除をするための箒ではない。本来の役割を果たしていない所が、まさにどこかの巫女と─うわだからやめrフジコ

44 midy 3 :2008/03/28(金) 19:59:54 ID:77zmpWH60
箒はただのアクセサリーではない。空を飛ぶためである。
魔理沙は幻想郷で唯一、物を利用して飛ぶという不思議な魔女だ。
魔理沙が箒を使って飛ぶのには理由がある。
表向きは、いかにも魔女っぽいだろ?という理由である。
でも実は、箒を使わないと満足に飛べない。からである。
さらにおまけの理由としては 努力によって荒れた手を誤魔化すためである・・・

ペンダコ、豆、血豆、擦過傷、その他もろもろを努力によって出来たと気づかせないためである。
箒を握っているから、と。それで隠しきれるとは思えないが、ある程度はそれで誤魔化してしまう。
回復魔法を使えば、と思うのだが豆を直す魔法だのそんなピンポイントな魔法を魔理沙が使えるわけが無い。
それにいくら他人から隠すといっても、自分にとっては誇りの証。努力の結晶なのである。
魔法で消すのは躊躇われる。人間らしく自然治癒が一番なのだ。


魔理沙ほどの魔女が、なぜ箒を使って飛ぶのか、いや、使わないと飛べないのか。
それは彼女が落ちこぼれだったからである。
凄腕の魔法使いと名高い霧雨家一族。代々優秀な魔法使いばかりが溢れる一族。
それでも一族の中では一応優劣はある。
優秀たるものは名を世間に知らしめ、さりとて優秀ではない下のほうとはいえど、一般の魔法使いからみれば
かなりの魔力を持っていた。
そのなか魔理沙だけは、特別、とびぬけて落ちこぼれであった。
空も飛べず、魔法も大して撃てず、体躯は小柄で、霧雨という名を汚すだけの存在。
呼吸をする程度と同等の簡単な魔法ですら満足に撃てなかった。
ついに魔理沙は、まだ2ケタにも満たない歳にもかかわらず、一人で修行してこいと
家から追い出された。形はどうあれ、事実上の勘当である。霧雨という苗字も剥奪されていた。
力なきものがこの幻想郷で一人で生きるなんてことはまず不可能である。食事など生活面での問題ではない。
もし妖怪に襲われたら抵抗する術がないのだ。つまり・・・・・・ここから先は考えるのが嫌だった。

その落ちこぼれである私が、今や幻想郷でも頂点に君臨する吸血鬼などと対等に渡り合っているのだ。
『努力』それがあればどこまでも登っていける。超えられないものなどないと、そう信じていた。
只一つの例外を除いて───

45 midy 4 :2008/03/28(金) 20:00:41 ID:77zmpWH60
「───魔理沙?どうしたの柄にもなく真剣な顔して」
「ん、あ、あぁ、ちょっと過去を思い出してな」
ふぅん
そう一言だけ返すと霊夢はまたお茶を啜りだす。
・・・・・・
・・・・・・
「『暇』ねぇ・・・」
・・・・・・
・・・・・・
しばしの沈黙が続く。いくら仲が良くても会話が途切れることぐらいある。
魔理沙も特に用事も話題もないのにこの神社へ来る。だから特に話すことなんてない。
時が、ゆっくりと、流れていく。どんなに遅くなっても時は止まらず、ゆっくりと感じていても
実は平等に、残酷に、時間は冷たく流れていく。さっきまで焦っていた自分はどこにいったのか。
あれは一人でいるときだけの私。焦る私を誰にも見せたくない。
外面の私は霊夢と同じく呑気にまったりしている、そういう役なのだ。焦るのは一人になった時でいい。
…一人の時、か。霊夢は何をしているのだろうか。私と同じように演技して、内と外と使い分けているのだろうか。
誰かの前では無気力巫女を、一人の時には───

聞いてもいいのだろうか。真実が聞けるのだろうか。聞いてどうするのか。
やっぱり自分と同じなんだと安心するのか。苦労してるのは自分だけじゃないと。みんなそうなんだと。
・・・・・・それが違ったら? ・・・・・・え? だから、違ったら? それはどういうことだ?
自分と違い、使い分けてない、つまり一人の時も今と同じ状態だとしたら・・・?
だからなんだ、私は霧雨魔理沙だ、他人が努力しようが何してようが関係ない。ひたすら努力するだけだ!
他人を見ている暇なんて無い!知っても何もかわらない!!
・・・・・・じゃあなぜここに来る、気になるのか? 何をだ! 他人が努力しているところをみて安心したいのだろう?
私は私だ!!怯えてなんかいない!!
・・・・・・じゃぁ聞いてみようか。本人に。望む答えが返ってくるといいけどね・・・
・・・・・・
・・・・・・
「───魔理沙?やっぱりどこか悪いの?家に帰って休んだら?無理しないほうがいいわよ?」
ほらみろ、霊夢も一人になりたいと、私を家に帰して一人になって、早く精進の続きがしたいのだ。
......じゃあ聞こうか?平気だろ?確信が持てたんだろ?怖くないはずだ。
「ん、いや、そうじゃないぜ、どこも、悪くなんかないぜ」
「そう?ならいいけど・・・・・・・・・・・・魔理沙、なんか言いたいことでもあるんでしょ?
喋り方がぎこちないわよ?」
「う、あ、その・・・・・・(相変わらずの的確で鋭い勘だぜ・・・)」
「魔理沙は嘘付くの下手なんだから、さっさと吐いたほうが楽よ」
「う・・・・・・・・・・・・(キクシカナイダロ、キクナライマダロ、レイムノ カン ニハサカラエナイ)
・・・・・・・・・・・・・・その・・・霊夢ってさ・・・」
「ん?なぁに?」
「その・・・・・・なんというか・・・・・・修行というか、精進というか・・・・・・なんか努力していることって・・・あるのか?」
「あぁ、なんだそんな事、まさかそんな事で思いつめていたの?」
私の真剣であった質問に対し、微笑を交え返答する
「んーそうねぇ、本当は巫女として、もっと掃除をしたりと神事をやらなければならないのだけれど・・・
参拝客がこないからねぇ、最低限の神事はするけど、それ以上は気分によるわね、アハッ」
駄目巫女である。そんなだから賽銭箱も開かずの箱と呼ばれてしまうのだ
──違う。聞きたかったこと、知りたかったことはこれじゃない。この事ではないのだ
もっと核心に寄ろう
「んっとな霊夢、仕事が無い時間や一人の時は何をしてるんだ?なんかこうーー、スペルの特訓やら修行みたいな
・・・・・・こっそりと努力みたいな事を・・・・・・・・してるのか?」
なぜここだけ口調が弱くなるのか。どんな答えでも平気なはずだ。
そもそもこっそりと努力しているのなら内緒にし、他人に教えないはず。
それでも多少の動揺や言葉によって、僅かぐらいなら伺う事も出来るかもしれない。

46 midy 5 :2008/03/28(金) 20:01:17 ID:77zmpWH60
────しかし霊夢の口から出た言葉は私の期待をぶち壊すのには十分すぎる威力だった
「特訓?懐かしい言葉ね、私が巫女を受け継ぐ前の事かしら。あの時は大変だったわ、もうこりごりよ──
私は霊夢が話しているにも関わらず立ち上がると
「すまん霊夢、用事を思い出した、じゃあな」
霊夢の顔も見ずに口早に言葉を言い放ち、箒を掴むと素早く空へ溶け込んだ


わかっていた。霊夢、博麗の巫女は何にも捕われること無い存在という事が。
その存在ゆえにどんな返事が返ってくるのかも。
もしかしたらという期待、それに身を委ねることがそもそもの間違いだった。
一か八か、とか、やってみなきゃわからないよ、とかは愚劣な考えであると。もし駄目だったらどうするの?
やってみて聞いてみて駄目だったら、責任は誰が?なおかつ、この結果はわかっていたのに。
巫女は嘘をつけない。そもそも霊夢が嘘をつくような性格ではない。真実しかいえない。自分に忠実に生きる。
だから裏と表を作る必要なんてない。──気づいていたのに
博麗霊夢は天才である。どんな敵にも負けることはない。だから努力なんて必要ない。
わかっていたのに──

同じ人間であるはずなのに。なぜこうも差が開く?弾幕をやれば常に私が負け越しだ。
血の滲む努力。その結果を味わいたくて挑むのに。報われない努力。浪費した無駄な時間。
霊夢は今も境内でお茶を飲んでいるだろう。私が式に頭を悩ませているときも、境内で寝ているだろう。
それが博麗霊夢なのだから。

47 midy 6 :2008/03/28(金) 20:01:47 ID:77zmpWH60
うさぎとカメの童話?努力があれば天才に勝てる?何を馬鹿な。
こっちが苦しい思いをしてるのにあっちは寝ていたんだぞ。こっちは休む暇もないというのに。
勝負の最中に寝る?どれだけ舐められた話だ。それでやっと勝てた。勝たせてもらえた。1回だけな。
もう一度やったら勝てる?無理だろ?兎は散歩程度、こっちは満身創痍。その程度で兎は勝てる。なんだこの差は。
これでも勝てないのか?兎はいつでも休める。いつでも追い越せる。いつでも勝てる。練習も必要ない。
さらに・・・・・・もし兎が本気をだしたら?・・・・・・もう・・・話にもならない。
どうすれば勝てる?努力だけで、天才を。どうすれば追いつける?

私が複雑な道を隅々まで散策し、やっと理解した森の迷路も、霊夢は 勘 の一言で迷うことなく抜けてしまう
どうすれば勝てる?どれだけの努力で、天才に。どうすれば並ぶことができる?

努力は天才に勝てない。追いつく事もままならない。差を縮めることが出来ても、天才は努力を少し用いただけで
簡単に突き放す。天才だって努力を使えるのだ。兎のようにずっと寝たままじゃない。
どうすれば勝てる?努力しかないのに、天才を。どうすれば追い抜ける?

悔しい。勝てない。ずるい。報われない。目標までまっすぐ走ることしか出来ない努力。
イレギュラーには対応できない。天才は、天才だ。何にでも対応できてしまう。
努力はその出来事に対し、また努力を重ねて対応せねばならない。
天才はずるい。苦労もせずに。なんでも手に入る。それでいて自分の欲に対する時間はたっぷりと用意されている。
『暇』と何度も口にすることが出来るくらい。
ずるい。憎い。勝てない。ずるい。卑怯。憎い。憎い・・・・・・
───これでは只の八つ当たりじゃないか、霊夢は何も悪くないのに・・・・・・
『天才』その2文字が与えられるか否かで、人生が決まるとしたら。私は永遠なる敗者だとしたら・・・
・・・・・・違う!!私は霧雨魔理沙だ!!!そんな理由で屈するものか!!!!!!

箒に魔力を込めて、スピードをあげていく。どんどん加速する。帽子は魔法で脱げなくしてあるので問題ない。
箒に抱きつくように身を屈め空気抵抗を減らす。さらに速度を増していく。
眼下に広がる森は、まるで緑の砂嵐かのように後ろに吹き飛ばされていく。
誰にも追いつかれない。私だけの世界。全てを流す彗星のごとく──
このスピードは幻想郷一だと自負している。
どうだ、これがあの飛べないマリサか?違う!!努力によって生み出された霧雨魔理沙だ!!

48 midy 7 :2008/03/28(金) 20:11:38 ID:77zmpWH60
自分の家が見えてきたあたりで減速を始め、ゆっくりと下降していく。
──おや、家の前に誰かいる。あちらは既にこちらに気づいていたらしく、目線が交わる。
七色人形─(略)─アリスである。「ちょwwww」とアリスの呟きが聞こえたような聞こえないような

「ぉ、アリス、何しに来たんだ?」
「貴女に盗まれていた魔本の内容が実験に必要になってね、取りに来たのよ」
「失礼な、借りていただけだ。まぁ、必要なら返すぜ、待ってな」
私は玄関の鍵を解除しようと、扉に手を掲げ──
「ねぇ、魔理沙。貴女、いま何か悩みでもあるんじゃないの?」
不意に放たれる言葉に私の手が止まる。
「な、なんの事だ?私は悩みなんて──
「ほら、その反応でバレバレなのよ、さっきは凄い飛ばしていたみたいだし、今も視線をすぐ逸らすし、
貴女との付き合いは長いからね、すぐわかるわ」

確かにアリスとの付き合いは長い。真面目で、純粋で、誰に対しても優しく、穏やかな性格のアリス。
私は何かと話し相手になってもらったり、からかったりと弄らせてもらったり、口喧嘩をしたり、
それでいて熱を出したときには真っ先に飛んで来て、看病してもらったりと、かなりお世話になってきた。
誰よりも心配してくれるし、誰よりも話を真剣に聞いてくれる。
私は友達として、親友として、アリスとの居心地は悪くなかった。
むしろ幻想郷でも唯一甘えることができる相手なので、私に安らぎを与えてくれる、慈愛に満ちた存在だった。
幻想郷で、私の事を一番よく知っているのもアリスかもしれない。
私は少なからず、彼女に好意を抱いているのだ。

それにしてもどうして私は自然な嘘がつけないのだろう。
正直すぎる自分を褒めていいのか落ち込むべきなのか・・・
まぁここは嘘を吐いても無駄なようだし、アリスに頼るしかないか。

49 midy 8 :2008/03/28(金) 20:12:15 ID:77zmpWH60
「はぁ、相変わらず散らかっているわね」
部屋に入るなりこの惨状をみたアリスが愚痴をこぼす。
足の踏み場を僅かに残して、価値があるかわからないガラクタで埋め尽くされ
壁際には本の山も積み上げられている。少しぐらい片付ければ広くなるのに。

・・・・・・といってもアリスは魔理沙がどうして片付けないか、理由は薄々気づいていた。
片付けることができないんじゃない。寂しさを紛らわすため、わざと散らかしているのだ、と。
自分と同じく、寂しいのだ。こんな大きな館、魔理沙の体躯にとっては大きすぎる館。
広ければ広いほど、そして殺風景であればあるほど孤独感を感じてしまう。
孤独がどんなに苦しいものか、辛いものか、自分もよく知っている。
私はそれを紛らわすために、人形を作った。今では大切な家族。今はもう寂しくなんか無い。
ただ・・・まだ魔理沙にはそのような関係のモノがこの家にない。魔理沙はまだ少女。
甘える相手が必要だ。だから私はこうやってたまに訪れる。理由なんて適当でいい。
会話をするだけでもいい。彼女の笑顔が見れればそれでいい。彼女が幸せならそれでいい。
私は少なからず、彼女に好意を抱いているのだから。



「───そして、ここの式がこうなっているわけ。わかった?」
「う〜ん・・・わかったようなわからないような・・・」
「まぁ、そうね、ちょっと魔理沙には苦手な魔法かしら。ここの部分を道具か何かで代用すれば
なんとか使えるぐらいにはなるわよ」
ふむ、『道具』か。何も全て自分の身体だけで生み出す必要はない。
霧雨家の教えでは道具を使わず己の肉体ひとつで・・・がモットーだっただけに、
その発想になかなか辿り着かなかったのだ。だけど勘当された身だから、霧雨家の教えに沿う必要は無い。

50 midy 9 :2008/03/28(金) 20:13:48 ID:77zmpWH60
「・・・で、この式の事が悩み?違うでしょ?嘘は言ってないみたいだけど、誤魔化してもだめよ、
本当はもっと大きい悩みがあるのでしょ?」
なんでもお見通しという訳か。確かに本来の相談したい悩みとは違うことを話してしまった。
それでも私の話は真摯に受け答えてくれる。私の事を心配してくれている。
私の中の悩みを真剣に取り除こうとしてくれている。
そう、彼女をもっと、信頼してもいいんじゃないのか。


「はいおまたせ、どうぞ」
アリスは私の前にコトンと、すっかり冷めてしまった緑茶を暖かいものに淹れ直してきてくれた。
以前私とアリスは、緑茶か紅茶かどっちが美味いかと、些細な事で喧嘩をした事もあった。
その時もアリスは一歩引いて、緑茶の美味しい入れ方を私に聞いてきたのである。
その後は互いに教えあい、和解したのはいいが、緑茶と紅茶を両方同時に飲む羽目になった。
今日のこの緑茶はアリスが淹れたものである。私が淹れるお茶よりは、若干味は落ちるが、
温度とは違う、何か別の温もりがとても暖かかった。

私とアリスはテーブルを挟むように、向き合うようにして椅子に座っている。
アリスは音を一切立てずに緑茶を啜る。目を閉じて口を湯飲みから離し、
なかなか緑茶もいいものね。と独り言を呟く。
コトッと湯のみをテーブルに静かに置くと、私の目を見ながら口を開く
「それで、貴女のお悩みは?」
─私の悩み、か。黙っていては進まないし、溜め込むのもだめだ。
打ち明けるしかない、と決意を固めると、私もアリスの問いに答える

51 midy 10 :2008/03/28(金) 20:14:17 ID:77zmpWH60
「時々、自分の努力は無駄なんじゃないか、って思うことがあるんだ
でも、私が生きているのは努力のおかげだし、無駄なもんかって思ってる
でも、ある存在のせいで、それが簡単に否定されてしまうんだ。私の努力を否定されるって事は
私自身の存在を否定されるのと同じ。それがたまらなく悔しいんだ」
この間もアリスは静かに聞いてくれている。私の放つ言葉を全て受け止めてくれる。
私は言葉を紡ぐ
「努力するのは結果がほしいからだ。どんなにきつくても結果のためなら努力をする。
力を、時間を、魂を注ぎ込む。努力をすればするだけそれ相応の対価ってものを得てもいいはずだ。
でもそれは無理だって事はわかってる。どんなに費やしても得るものが何もない時だってある。
逆に失うこともある。でもそんな事はどうでもいい。とある存在は、何も努力もせず、
何も失わず、それでいて時間もかけず、欲しいときにその結果を得ることができる。
その存在が・・・憎くなってしまったんだ。憎むべきではないのに。憎んではいけないのに。
ただの嫉妬。その存在は何も悪くない。でも憎んでしまう。どうしたらいい?この私は・・・
・・・・・・どうすれば・・・・・・・」
私は今まで溜め込んでいたもの、それが一度口からこぼれると止まらなかった。
最後まで搾り出してしまいたかった。この大量の言葉の濁流ですら、アリスは真摯に受け止めてくれた。
「どうすれば、か。貴女が何を結果として望むか、にもよるわね。
貴女はその子に勝ちたいのか、それとも対等になりたいのか、
それともそれ相応の"貴女が望んでいる結果"にしたいのか、ね。」
存在と言っただけなのに、その子、と言った。
(私が誰を憎んでいるのかも、お見通しって事か)

52 midy 11 :2008/03/28(金) 20:14:41 ID:77zmpWH60
私が何を結果として望んでいるか・・・・か
その子──霊夢に勝ちたい。でも今までの戦績から言って叶うはずの無い望みだった。
努力を重ねる度に、破壊されていく。どんだけ高く積み上げても、簡単に。
造るのは難しく、壊すのは容易い。高ければ高いほど、積み上げるのはより難しくなっていく。
その分丈夫になるはずだった。それなのに、簡単に、あっさりと。
でも逆に、私が霊夢のを崩そうとしてもできないのだ。彼女は何も積んでいないから。
ただ、天を突き上げるような巨大な土台。それが眼前に広がっている。
霊夢は積み上げるとしたらその頂上からだ。私は遥か下からだ。
───勝つ。その望みは叶いそうになかった。

対等にするとはどういう事か。確かに力が均衡になれば嬉しいが、無理な話である。
私が努力で霊夢の実力に追いつく?それじゃ今と変わらない。・・・・・・なら逆か?
私が無気力になれば・・・・確かに負けて無駄になる努力ならば
最初から努力しないほうが何も失わず好きな事ができてマシではあるが・・・・・・
馬鹿げている。私は自分を捨てるつもりは無い。
───対等。これも理想ではあるが、結局無理なのである。

それと・・・・・・私が望んでいる結果?それ相応の"私が望んでいる結果"?・・・・・・どういうことだ?
私が望むもの・・・・・・対等でいたい。それでいて努力で勝ちたい。結果が欲しい。
努力が結果として実感できればいい・・・・・・
霊夢のところに登るのは無理がある。じゃあどうやって対等に?自分が下がる?
違う・・・・・・じゃぁ・・・・・・・・・・・・・・・登るのも、下がるのも駄目なら。他に・・・・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

53 midy 12 :2008/03/28(金) 20:15:15 ID:77zmpWH60
「──どうかしら。何か答えは出た?」
「うーむ、出そうででないんだ。あと少しなんだがなぁ・・・」
「・・・・・・そう・・・・・・私としては今のままの魔理沙でいてほしいわ・・・・・」
急に口調が変わり、視線をテーブルに落とし、呟くアリス。
「私としてはね、魔理沙の力になりたいの。でもその望みを叶えると魔理沙が魔理沙じゃなくなっちゃう
気がして怖いの・・・・・矛盾しているわよね・・・・・・私」
私が私でなくなる?いや、いつもキノコとか食べて頻繁に我を失ってるせいか耐性がついてきたみたいで
案外平気になってきたんだよな。うどんげの目だって平気だし・・・
「魔理沙、危なくなったらすぐ戻ってきてね。
私が貴女に出せる答えは私の経験の中からしか出せないの
だから、探せば答えはもっと沢山あると思う。だから───
「わかってるってアリス。これでも私は霧雨魔理沙だぜ?下手な事はしないさ」
「・・・・・・そう・・・・・・私、魔理沙を世界の誰よりも信じているからね」
心から心配してくれるアリスの言葉を遮ってしまう。
その後のアリスの台詞も、軽く流してしまった。
答えがすぐ手に届きそうだったから、焦ってしまったのだ。
アリスの言葉を最後まで聞けていたら、私は何も失う必要なんてなかったのに・・・・


アリスはあの台詞の後、すぐに帰っていった。
私は答えを見つけたらそれを得るまで止まらない性格、というのを知っていたのだろう。
実験に必要で取りに来た魔本とやらは、探す様子もなく、結局何も持ち帰らなかった。

54 midy 13 :2008/03/28(金) 20:15:48 ID:77zmpWH60
アリスから聞いた言葉と自分の中に閃いた言葉を何度も何度も咀嚼する。
何を結果として望むか。それ相応の結果。自分が登るのにはまだまだ高すぎる。
さりとて別の柄杓を平等にしたって意味が無い。登ることも、下がることもできない。
どうすればいいのか。スタート地点を同じ高さにすればいい。でもどうやって?
相手が降りてきてくれる訳でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・?・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうか、そうだよ、相手を下ろせばいい。自分が駄目なら相手に動いてもらえばいい。
手加減をしてもらうわけではない。本気でいい。ただ土台を、壁を、取り除けばいい。
また一歩、考えが進む。この一歩。ゴールに一歩近づくことが、それが楽しい。

霊夢と私との壁、私と圧倒的に違うところ。それはどこか。その答えは簡単だった。
霊夢だけが持つ特別な『勘』である。相手の心を読んでいるかのような、張られた弾幕にたいし、どこが危険かの勘。
それでいてイレギュラーにも対応できる。危険を察知し対応する。
自分の力で避けていない。磁石の同極のように、勝手に避けれてしまう。
目の前に迫った弾もほぼ無意識に、最小限の動きで避けてしまう。
もし、その『勘』を取り除けたら・・・・・・

相手の全力を全力で持って叩き潰す。それが本来の魔理沙である。
いつもならこんな考えは浮かばない。浮かんでも実行しようとは思わない。
焦りが、答えが見えた喜びが、霊夢に対する憎しみが、この考えを正当化してしまった。
努力に対する結果が欲しい・・・・・・と。


「ぅーむ・・・・・・答えを見つけたのはいいが、あと一歩で辿り着けないぜ・・・」
『勘』を取り除くためにはどうすればいいのか。それさえ出来れば霊夢に勝てる。
その事を考えるだけで、身体が疼く。もうすぐ勝てる。あと少しだ・・・
・・・・・・だが方法だ。そのあと一歩を進めるための方法だ。その方法がさっぱり浮かばない。

────以前にもあった気がする。あと一歩で届くのに届かなかったもの・・・・・・
それもつい最近。えっと・・・・・・アリスとの会話に・・・・・・・・・
魔理沙は唸りながら考える。思い出す。あの時の会話。アリスが何を言っていたか。
『ちょっと魔理沙には苦手な魔法かしら。ここの部分を道具か何かで代用すれば
なんとか使えるぐらいにはなるわよ』
っ───閃く。繋がる。道が出来た。私は答えに触れることができた。触れると同時に飛びついた。
力いっぱい抱きしめる。この瞬間が気持ちいい。───そう、『道具』を使えばいいのだ。

55 midy 14 :2008/03/28(金) 20:16:21 ID:77zmpWH60
道具を使うことに閃いたのはいいが、どんな道具を使えばいいか考えてはいなかった。
足元に散乱するガラクタの山を見定める。・・・・・・正直どれも役に立たないものばかりだ。
こんなので霊夢の『勘』を取り除けるのだろうか。難にせよ、ガラクタの量が多すぎる・・・
一つ一つ試していたら、日が暮れるどころか何日、何ヶ月、何年要するかわからなかった。
でも折角アリスが私に導いてくれた答え。アリスの経験のなかから私の為に用意してくれた答え。
『私が貴女に出せる答えは私の経験の中からしか出せないの』
何かひっかかる。
・・・・・・経験?アリスも以前、このような事があったのか?誰かが憎くて追いつきたいときが。
それに追いつくために道具を使ったことが。・・・・・・・・・・・・何の道具だ?
アリスなら何の道具を使うんだ?アリスはいつも人形を遣っている。でも、それだったら現在進行形だ。
私も人形遣いになれと?・・・・・・違う気がする。人形では人形でも別の・・・・・・相手に効果を及ぼす人形。
間接的に効果を与える人形。相手が目の前にいなくても術をかけることができる人形・・・・・・
──あれか?あれの事か?確かにあれなら可能だ。魔女が使っても違和感は無い。魔術なのだから。
私がこの答えを掴んだ理由。 憎いから。 ならピッタリかもしれない。
早速作業に取り掛かろう。 霊夢が負けた時の悔しそうな表情。久し振りに拝んでやるとするか!!

いつもの魔理沙の悪い癖だ。周りが見えない。目標に全力でぶつかってしまう。後先の事を考えない。

材料は家を探したら簡単に見つかった。さすが宝の宝庫。──さっきと言っている事が違う気がする
材料や裁縫道具を机に並べると、人形作りを開始する。
人形を作ることなら以前アリスに教えてもらったから大丈夫だ。アリスほど器用ではないが、
それでも一応要点は捕らえてある。
粗雑な造りだが、術を施す為の大事なところはしっかりと丁寧につくっていく。
特徴を出来るだけ捉え、反映させていく。仕上げに紅白の布を纏わせると完成した
─────藁で編みこまれた人の形が。

56 midy :2008/03/28(金) 20:16:53 ID:77zmpWH60
少々休憩

57 名前が無い程度の能力 :2008/03/28(金) 20:32:00 ID:Sbr.1JTc0
設定やらそこらへんへの突っ込みは他人に任せるとして


メール欄のことな
投下している間はsageで
投下し終わると同時にageるようにすることをお勧めしておく

個人的な意見だけど


さて読むか……

58 midy :2008/03/28(金) 20:34:12 ID:77zmpWH60
ぁ・・・見事に逆をやってしまっていた・・・
すまない。
続き少しずつ投下してくよ

59 midy 15 :2008/03/28(金) 20:36:32 ID:77zmpWH60
「あら、いつのまに来ていたの?まっててね、湯のみとってくるわ」
翌日、博麗神社を不意に訪れた私をみて、多少驚いたようだ。
得意の『勘』で私の事を察知できていない。効果はあるようだ。
早速実感できた自分の努力に、身体が悶える。快感が身体を駆け巡る。

境内で、二人並んで座り、またいつものようにお茶を啜り、他愛も無い雑談も交える。
魔理沙が尋ねる
「なぁ霊夢、仕事はいいのか?神事なんだろ?」
「あら、この庭をみてわからない?今日はいつもより頑張ったのよ」
どうみてもいつもと同じである。
「ほほぉ、確かにいつもより綺麗だ」
「魔理沙、なんだか今日はご機嫌ね、やけにニヤニヤしてるじゃない」
「ん、あ、あぁ、ちょっといい事があってな」
ふぅん
そう一言だけ返すと霊夢はまたお茶を啜りだす。
・・・・・・
・・・・・・
「『暇』ねぇ・・・」
・・・・・・
・・・・・・
しばしの沈黙が続く。いくら仲が良くても会話が途切れることぐらいある。
魔理沙も特に話題もないのにこの神社へ来る。だから特に話すことなんてない。
だが用事はあった。
「『暇』か・・・・・・ならさ、霊夢、久し振りに弾幕らないか?」

そうね、やりましょうか。霊夢はそう返した。嫌な勘が全くしなかったからである。

60 midy 16 :2008/03/28(金) 20:37:05 ID:77zmpWH60

魔理沙は独り、家に供えてある薄暗い実験室で不敵な笑みを浮かべていた
「うふ、うふふふ、うふふふふふふふふアハハハハハハハ」
笑いがこみ上げてきて止まらない。身体から溢れる快感が、声となって漏れ出す。
当然だった。あの霊夢を、まさか開幕レーザーで撃ち落せるとは思っていなかったからだ。
挨拶程度の最初の一発。それがモロに直撃したのだ。当たる寸前の霊夢の表情。驚愕の表情。
たまらない。
いつもはなぜこんなにも当たらないのかというぐらい、スイスイ避ける。擦れはすれど、直撃なんて滅多にない。
ただのまぐれか試すために。あまりにもあっけなさ過ぎたために、霊夢をもう一度誘い、弾幕りあった。
一方的だった。流石に開幕レーザーはよけたものの、露になる霊夢の焦りの顔。
そこにもう数発撃ち込み、6発目のレーザーを撃ったところで直撃した。
まぐれではない。
地面に墜落しかけた霊夢を助けると、
「どうしたんだ霊夢。いつもより調子がわるそうだぜ?」
と"心配した顔"を作って慰めてやる。
そうみたいね、今日はおとなしくしているわ──といつものように明るく返事が返ってきた。
やはり霊夢は霊夢だ。負けた事を全く気にした様子はない。

敗北を僅かしか味わったことの無い霊夢。勝ち続けていた霊夢にとって負けなんて些細なもの。
挫折を味わったことの無い無垢な顔。その純粋たる、汚れのない微笑を含む霊夢を見ていると、
また憎しみが込み上がってきた。なぜ負けたのに笑っていられる。なぜ落ち込まない。
今日はおとなしく──だと?現状維持でいいと思ってるのか?それで次は勝てると、そう思ってるのか。
敗者の気持ちも、努力の苦労も、何も知らないくせに!!!!!

61 midy 17 :2008/03/28(金) 20:38:18 ID:77zmpWH60
予想以上に、効果が如実に現れたことに喜びを抑えきれない。努力の力。そう、本来の姿はこうあるべきなのだ。
紅白人形を握り締めると、その感触が酷く手に馴染む。
自分が作ったからか、それとも彼女が『努力と道具の天才』だからか。

魔理沙自信その『道具』の才能に気づいていなかった。知らなかった。自分には何もない。全くとりえが無い。
無い所か、普通以下だと思っていた。何をやっても人並み以下。唯一、私が掴むことができるのは努力だった。
天才でも、貧才でも、だれでも得ることが出来る自分を高める力。
この私でも扱えるものはこの世には努力しかないと思っていたからだ。

違った。彼女はしっかり努力以外の才能を持っていた。
ただ、環境が環境だけに、その才能に気づくことは出来なかっただけであった。
最初にその才能を開花させたのは、勘当され、道なき道を歩き、行き倒れそうになった所を森近 霖之助という
男に助けられた時である。彼は魔理沙に魔力増幅装置を作ってあげた。
試作品であったそれは、大した力は持っていない。実際、彼も使ってみたが少し魔力が高まる程度。
当時の魔理沙は、そこまで魔力ももっていなく、この男と同程度であった。だが、多少の足しになればと、
無いよりはマシだと、作ってあげたのだった。

彼は驚いた。魔理沙が掴んだそれは、異常なまでに魔力を発生させていたからだ。
魔理沙はどちらかというと器用なほうではない。しかし彼女の才能がそれを目覚めさせた。
コツ、癖、使い方・・・掴んだだけで、握っただけで、それの仕組みを無意識に理解していた。

普通の魔法使い魔理沙が誕生してから、幻想郷にその名が知れ渡るのも、時間は掛からなかった。

箒を使いこなし、幻想郷最速の名を手に入れた。努力を積み上げ、地位を確立していった。
圧倒的な魔力を持つ怪物相手に、対等に、それ以上に渡り合った。

魔理沙は自分の存在を否定されるのが嫌だった。とても嫌な事だった。
だからこそ、認めてもらうために努力を積み重ねた。いずれ、霧雨家の名を継いでも恥じないように。

62 midy 18 :2008/03/28(金) 20:38:46 ID:77zmpWH60
そこにあの巫女が現れた。同じ人間だし、同じ年頃だし。とても親近感を覚えていた。
私の事を気にかけてくれる。声をかけてくれる。それは嬉しかった。
でも、心から心配された事はなかった。ただ勘にもとづいて心配をしてくれるだけで、
相手の心を読み取って心から心配してくれているわけではなかった。
別にそれが不満だったわけではない。博麗の巫女なのだから、誰か一人だけに好意をもってはいけない。
誰に対しても平等に。だから彼女の周りには妖怪やらなにやらが親しみを持って寄って来る。
常に誰かに囲まれているのが、私にとってとても羨ましかった。常に誰かに必要されている事も、妬ましかった。
なにより幻想郷を護る博麗大結界の管理者だ。存在が、存在感が私と全く正反対だった。

派手な事をしたりアピールをしたり。そうでなければ誰も私を見てくれない。
霊夢は何もしなくても、みんなが振り向く存在だった。

持ち前の勘でふらりと出かけては、幻想郷でも名を馳せる強豪どもをいとも簡単に蹴散らし
たった一人で、異変を幾度と沈めていった。ここに親友がいるのに、一度も頼られたことはなかった。
誰かに頼る必要がないくらい、彼女は天才だったから。

私はいつのまにか嫉妬を覚えるようになった。私の持っていないものを全て持っている。
彼女自信は望んでいないのに、何もかもを。持たざるものである私を嘲笑うかのように・・・・・・

光が強ければ強いほど、私の影は濃く強くなっていった。

同じ人間の癖に・・・・・・

───私は力強く紅白の藁人形を握り締めていた。

63 midy 19 :2008/03/28(金) 21:31:27 ID:77zmpWH60
次の日も、いつもと同じ日常を装い、霊夢の様子を見に行く。

「おっす霊夢、調子は戻ったか?」
「ん?あら、魔理沙じゃない。心配しなくても大丈夫よ」
やはり今日も私が来たことに、声をかけるまで気づいていなかった。
今日は珍しくお茶も飲まずに、境内に座っていただけだった。
いつもの雑談を交え、会話が途切れたところで今日も弾幕らないかと誘ってみた
霊夢は首を横に振って、まだ調子は完全じゃないみたいなの、だから今日はやめておくわ
と、微笑を交えて断る。
私は、なんだ、つまらないぜ、という素振りを見せる。
「あ、そうだわ、今日とてもいいお茶が手に入ったの、一緒に飲みましょう」
そう言って霊夢は立ち上がる──瞬間霊夢の身体がふらりと揺れたと思うと、
急にこちらに倒れこむ。地面に激突する寸前で私は霊夢の身体を受け止めた。
「おい、なんだ、全然調子よくないじゃないか、風邪でもひいたか?」
ハハ、ばれちゃったわねと苦笑いをすると
「昨日の夜あたりからなんか身体がだるいのよ・・・」
「ふーむなるほど、風邪薬程度なら私が作ってやるぜ?」
「あらほんと?助かるわ、頼めるかしら?」あいかわらず微笑をくずさない
「あぁ、任せろ!!数日分をまとめて精製するから少し時間はかかるけど、夕方頃にはできるだろ。
 またその頃来るぜ。」
うん、ありがとう、待ってるわ。とまた微笑を返す。
私は箒にまたがり、
「じゃ早速作ってくるぜ、またな、霊夢」
と告げると大空へ溶け込んでいった。


風邪の具体的な症状を聞くのを忘れていたが、だるい、といったので
普通の風邪薬を調合する。これぐらいならお手の物。数日文を纏めて作るので量は多いが、手早く精製する。
それに少しアレンジを加え、滋養強壮等、身体に嬉しい効果もわずかに与える。
魔理沙印の特製オリジナル普通の風邪薬の完成だ。
この風邪薬の中には毒だとかは入っていない。作るなら完璧に作る。それが魔理沙のプライドだ。
それに、純粋に霊夢に元気になってほしいからだ。また霊夢と弾幕りたいからである。
元気になった霊夢が、私に負けないようにと努力する所を見たいのである。
そしてまた、友達として競い合いたいのだ。

64 midy 20 :2008/03/28(金) 21:32:03 ID:77zmpWH60
薬は宣言どおり、夕方には完成した。
それを数本の小瓶に分けて入れ、しっかりと詮をしたあと風呂敷で落ちないように包む。
玄関から外に出ると、あたり一面夕焼けに染まっていた。
ん、時間もばっちりだ。と唸ると玄関に簡単な鍵の呪文をかけておく。
箒にまたがり、箒前方の先端に風呂敷を結わえると、
「さ、準備完了だぜ、待ってろよ霊夢」
帽子を被りなおし、箒の柄を握る。地を蹴って、夕焼けの空へ包まれていく。


「おーい、霊夢〜作ってきたぞ〜」
・・・・・・・・・・・・
返事が無い。
境内にはいないので、きっと中で寝てるのだろう。
勝手しったる人の家の如く、靴を脱ぎ勝手に家の中に入っていく。
「霊夢〜?どこだー?」
・・・・・・・・・・・・
いないぜ?
いつも寝てるとしたらこの部屋の筈だが、ここにもいない。
どこにもいないぜ?
他の部屋も、風呂も、厠も、境内の下も、賽銭箱の中も、どこにもいなかった。
「ったく霊夢、待ってろっていったのに・・・まぁいいか、ここに置いておけばわかるだろう」
一番よく利用する部屋のちゃぶ台のうえに風呂敷を下ろす。ついでに用法・用量を正しく守って・・
と一筆したためると、ついでに棚の一番奥にあった茶筒を拝借して、「帰るか」と、来た道に飛び立っていく

65 midy 21 :2008/03/28(金) 21:32:37 ID:77zmpWH60
家についた頃には大分日が落ち、薄暗くなり始めていた。
玄関の鍵を解除し、家の中に入る。箒を玄関の脇に立てかけ、帽子も帽子掛けにかけておく。
スカートの中からさっき借りてきた茶筒を取り出す。筒は綺麗でなかなか高級な茶のようだ。
筒をくるくる回し見定める。開けられた形跡は無い。まだ未開封のようだ。えっとこの茶は・・・
おぉ!?    な   ん   と
『玉露』ではないか!!うぉ、まじか、あの貧乏巫女が・・・・・・
しめしめ、早速いただくとするか。
湯を沸かす準備をし、茶漉し、急須、湯のみ等を用意する。
さてと、「時は満ちた!!!!」茶筒に手をかけ、蓋を────バゴタンッ!!
不意に玄関の扉が強烈に開け放たれ、その大きな音に驚いた私はとっさに茶筒を背中に隠す

玄関にいたのはアリスだった。
アリスは私と目が合うなり
「あ、あああああぁ、マ、魔理沙ぁああ、魔理沙ぁあああああああ〜〜」
声を震わせながら私に思い切り抱きついてきた。それも顔を涙でぐっしょりと濡らし、目も顔も真っ赤であった。
「れれ、れっ、レ、霊夢が、霊夢があぁぁぁぁあああああああああ〜〜」
「ま、まぁ落ち着けアリス、どうしたんだ?何言ってるかわからないぜ?」
泣きじゃくるアリス、身体を痙攣させ、嗚咽を漏らしながら、目からは大量の涙が濁流していく

(げ、まさか茶を盗んだことがばれたのか?それにしてもアリスを疑うなんて酷い奴d──
「霊夢が、霊夢がっ、ぁあ、ウッグ、し、しんじゃった、の、殺されっ、たの、うああぁぁああああああん」
アリスはそれだけ言うと、大声で泣き叫びつづけた
──へ????私は耳を疑った。

────死んだ?霊夢が?   殺された?誰に?

確かにアリスは霊夢が死んだと言った。でもあの天才が死ぬなんてありえない。
でもアリスが嘘をついてるようには到底見えない。
幻想郷で最強かと恐れられるぐらい強いのだ。あの霊夢が殺されるなんてあるわけない。
開かずの賽銭箱が、満腹になるぐらいおかしな事だ───




彼女の存在の大きさ故か、既にその事は幻想郷全土に瞬く間に広がっていた

───────博麗霊夢は死んだ───────
と。

66 midy 22 :2008/03/28(金) 21:33:17 ID:77zmpWH60
最初に彼女の死体を発見したのは、半妖であり─(略)─の上白沢慧音であった。
日課である人里の警護にあたっていると、里の外、森の生え際辺りの場所に、
低俗な3流妖怪が群れている事に気づく。
単に群れているだけかもしれないが、里を襲ってくる危険性もある。
だが3流妖怪程度なら、簡単に蹴散らせる。
害はないほど離れている距離とはいえ、人里を守る慧音にとっては見逃せない事だった。
下手したら用事で外に出た里のものが襲われている可能性もあるのだ。
最悪の事態だけはどうしても起こって欲しくない。
その事を願いつつ、慧音は現場へ向かった。


「────遅かった。か」
妖怪を追い払った場所には見事に"食事"された死体。
真紅の衣装を所々裂かれて、息絶えていた死体。
マナーも節度も無い、散らかった肉片。
衣装、体躯から見るに、まだ10代ぐらいの女の子であろう。
里を守り、人を守る慧音にとってその事実は、酷く自分を呪った。
私がいながら、守れなかった。自分の無力さを嘆く。
いつのまに里を出たのだろう。それを見逃してしまった自分を憎んだ。
自分に向けて込みあがる怒りを抑えつつ、死体の身元を確認する。

里のものではなかった。この顔は里にはいない。一瞬の安堵。
自分に対する罪が微かに軽くなったような気がした。
だがそれと同時に震えと恐怖が身体を支配する。
真紅に染まった衣装に見覚えがある。
特徴的な衣装。この衣装は本来紅白である。このオリジナルな体裁の衣装は彼女しか着ない。
目を疑う。
震えが強くなる。脈が速くなる。
この顔は知っている。

───博麗───霊夢?????????????

67 midy 23 :2008/03/28(金) 21:34:40 ID:77zmpWH60
博麗霊夢が、幻想郷のバランスを保つために提案したスペルカードルール。
これは強すぎる存在と、弱い存在の差を埋めるために提案した、弾幕ごっこである。
どんなに力を使おうが相手を死までは追いやってはいけない。そういうルールだ。
─だが、今回の件は弾幕ごっこではない。殺し合いである、それも一方的な。
3流妖怪は幻想郷でもかなり弱いほうの存在ではあるが、力をもたない人間にとっては
恐怖の対象でもある。無秩序な故か、弱すぎる存在故か、彼らにはスペカルールが適用されない。
スペルカードルールはある程度力を持った者を対象に提案されたルールなのだから。
それ故に、妖怪は人間を喰らい、人間は妖怪を退治する。
そしてその、法外の輩に、この少女は"食事"されてしまった。

誰か別のものが霊夢を殺したとしても、霊夢を殺せるような実力を持った者が
里に近づいた等、そんな気配はまったくなかった。そもそも霊夢を殺せるぐらいの実力者なんているのだろうか
ルールによっても守られている。ルールに従わなくていいのは、三流妖怪等である
つまり殺されたと言うのだから、この辺りの妖怪の仕業である。

幻想郷最強と噂される博麗霊夢が、まさかこんな低俗な妖怪に手をかけられ命を落とすなんて・・・

この事件は、偶然近くを通りかかった、鴉天狗、─(略)─文によって、すぐさま広まってしまった。
───────博麗霊夢は死んだ───────
アリスの元にも、そしてアリスの口から魔理沙のもとへ・・・・

68 midy 24 :2008/03/28(金) 21:35:25 ID:77zmpWH60
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!!!」
さっきまで笑っていた霊夢。さっきまで会話していた霊夢。あんなに強くて、自分の理想だった霊夢。
「何故死んだ!!!!!!!!!」

                『ありがとう、まってるわ』
それが最後に聞いた、最後の台詞だった。最後に見た、霊夢の笑顔だった。
何故待っていてくれなかった!!!!何故出かけた!!!!!!!何故・・・・・・

隣では、崩れたように床に座り込み、痙攣と嗚咽交じりに泣いているアリスがいる。
かという私も、視界がとてつもなくぼやけて、アリスかどうかもわからなかった。
目から次々と溢れる涙。止まらない涙。いつ止まるかわからない濁流。
私の大切な友達である霊夢を失ってしまった。
いつも笑顔だった霊夢。常に気を使ってくれる霊夢。誰にでも優しい霊夢。
「くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

            ────彼女はもう、笑わない────

69 midy 25 :2008/03/28(金) 21:53:00 ID:77zmpWH60
──────ここは・・・・・・?・・・・・・・・あぁ、自分の研究室か・・・・・・・・・・・・・・・・
いつのまにか、私は私の家にある研究室の中心にだらしなく座り込んでいる事に気がついた。
目の前には、割れて粉々になった大量の実験器具、何かの粉末も大量に飛び散っている
水滴が1滴ずつ落ちる音。壁際に設置された机の上から、水が滴り落ちていく。
紙切れが散乱し、壁にも所々に穴や染みを作っている。
理解を超えるこの光景に、しばらく宙を見つめ、ボーっとしていた。
─っ。手が痛む、腕全体が激痛を走らせる。片手をゆっくりと自分の前に掲げてみる。
浅く抉れた大量の傷跡。アザもその間を縫うようにして痛々しく走っている。
着ている服の白いエプロンドレスは、様々な薬液や、粉末、それに私の腕から流れ出る血によって
とても変な色合いに染まってしまっていた。
瞼も腫れているようで痛い。

・・・・・・・私は暴れてしまったのか?
いつのまにここに入ったのかは覚えていない。
軋む身体を無理やり立ち上がらせ、部屋を出ようと歩き出す
何か鋭い破片を踏んだのだが、全身の痛みに比べれば些細なものだった。

70 midy 26 :2008/03/28(金) 21:53:27 ID:77zmpWH60
「ア、アリス?」
部屋を出ると、すぐ正面にアリスが横たえていた。
姿勢的にも寝ているだとか、その様子ではないことがすぐわかる。
アリスの頬を叩きながら、肩を揺らして呼びかける
「ア、アリス!!!大丈夫か?起きろ、アリス!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・う・・・・・・あ・・・・・魔理沙?・・・・・・・・よかった。・・・・・戻ったのね・・・・・」
『戻った』?・・・・・・そうか、やっぱりあまりのショックに私は気が狂ってしまっていたのか・・・・
対するアリスも、華奢で綺麗な白い腕に擦過傷が数痕刻まれている、
その肌に似合わない色を纏ったアザも浮いている。
「あ・・・・・・・・・アリス・・・・・ま、まさかその傷は私がやってしまったのか?」
「ん、あぁいいのよこれぐらい、気にしないで。魔理沙がいつもの魔理沙に戻ってくれたから、それだけで十分よ」
「う・・・あ・・・で、でも・・・・・・・」
「私より魔理沙のほうが酷い怪我よ?さ、治療しましょ?」
確かに、私のほうが全身傷だらけで、腕は鮮血で真っ赤だ。忘れていた痛みが蒸し返してきた。
服は裂かれて、破れ、薬液やら血やら涙やら鼻水やらでいろんな意味で酷い。

服を脱ぐのは傷に触るので、腕など露出している部分からアリスが治癒魔法を施してくれた。

治癒魔法といっても簡単に扱えるような魔法ではない。かなりの高等魔法だ。
魔法は壊すことは至極簡単なのだが、壊れた物を治す事は相当難しいとされている。
よって使い手はかなり少なく、重宝されているのである。
アリスもその使い手の中の一人であり、幻想郷でもトップクラスの器用を誇るアリスにとって
ある程度の傷を回復するのはお手の物である。

71 midy 27 :2008/03/28(金) 21:53:57 ID:77zmpWH60
暖かい光が私の腕を包み込むと、痛みが安らいでいく。少しずつ傷が塞がっていくのがわかる。
血にまみれているせいか、傷が塞がっても見た目の痛々しさは残ってはいるが、痛み自体はほとんど消えた。
腕がとても暖かい。温度ではなく、感情的な暖かさだ。
眼下に迫るアリスの顔。
スッと通った鼻筋、潤いを保った柔かそうな唇、汚れの無い澄んだ蒼瞳、美しく光を反射する滑らかな金髪。
そのバランスたるや、魔理沙はアリスが幻想郷の中で一番美人じゃないのかと思うぐらいだ。
とてつもなく美しい。それでいて微笑んだ顔はとてつもなく可愛い。慈愛に満ちたアリスの顔。
近い、息が掛かるほどの距離。高まる心音。
顔を上げたアリスと不意に目が合ってしまう
「ん?どうかしら、まだ痛みは残っているの?」
「あ、ああ、も、もう大丈夫だぜアリス、ありがと、だっぜ」
─胸が高鳴る。この気持ちはなんだろう。ドキドキする、この感情は──

アリスは一通り私の治療を終えると、自分の身体を治療し始めた。
光を発する手で傷口を触れていく。触れた箇所から次々と傷跡が消えていく。
術者本人に対する治癒魔法の効力はとても大きい。自分の波長で回復するのだから当然である。
またしても妙に艶かしいその行為に、見惚れてしまっていた。
「ほら、ボーっとしてないで、服を脱いで洗濯しなさい。解れた所は修繕してあげるから」



またアリスに迷惑をかけてしまった。それどころかアリスを傷つけてしまったのだ。
我を失っていたとはいえ、その事実は酷く私の心を痛めつけた。
アリスだって数少ない友達を失って悲しいだろうに、私の事を心配してくれた。
これ以上アリスを悲しませるわけにはいかない。これ以上アリスを傷つけるわけにはいかない。
アリスは私を信じてくれていた。アリスを裏切るわけにはいかない。
私がアリスにしてやれる事、何かないものだろうか・・・・・・

72 midy 28 :2008/03/28(金) 21:54:51 ID:77zmpWH60
「じゃ、私もそろそろ家の人形達の様子を見に行かなくちゃならないから、今日はこの辺で帰るわ」
とアリスは私に笑顔を向ける。
「おぉ、そうか、すまなかったな、迷惑かけてしまって・・・」
「あら、謝るなんて魔理沙らしくないわね」
「私だって謝るときは謝るさ。それに本当に悪かったと思っている」
「その様子じゃ明日は大雪かしらね」
「な、なんだよそれ!私が反省しちゃ悪いのか?」
「ううん、私は元気な魔理沙が見たいだけ。次は笑っている魔理沙もみたいわ。
知ってる?魔理沙の笑顔はとても可愛いのよ?」
「─────っ」
「ふふっ、じゃあね」
真っ赤な顔をした魔理沙を残して、アリスは暗闇に近い空に溶け込んでいった。

なんだかんだ言って魔理沙はちょっと元気がでた。
アリスの気遣いが、アリスのさりげない励ましが、私の心までも治してくれていった。



・・・・・・それにしても酷い有様だ。ほんとに自分がやったのかと思うぐらいである。
実験室の中を改めて覗き込む。
いくら魔法や衝撃に耐える構造をしているとはいえ、派手に暴れてしまっては流石の壁も音を上げる。
危険な薬品は丁度切らしていて良かったものの、貴重な薬剤や高価な器具が台無しであった。
(暴れるならもっと器用に暴れろよ・・・)

片付けようとも思ったが、片付けが苦手な魔理沙にとっては骨の折れる作業である。
それに加え、今日はいろいろな事が起こりすぎた。まずは身体を休めるのが先決だ。
決してめんどくさいわけではない。多分。

73 midy 28 :2008/03/28(金) 21:55:24 ID:77zmpWH60
カサンッ
足に何か当たり、それは転がっていく。近くのガラクタの山にぶつかってそれは動きを止めた。
─む、なんだ?
私はそれを拾い上げる。筒の形をした容器。茶筒だ。
これは・・・・・・綺麗な茶筒、高級な茶筒。そう、霊夢の所からくすねてきていた、玉露の茶である。
霊夢が棚の奥に大切にしまっていたお茶・・・・・・
『そうだわ、今日とてもいいお茶が手に入ったの、一緒に飲みましょう』
霊夢が言っていた。いいお茶とはきっとこれの事だ。まだ茶筒は開けられた形跡は無い。
私と飲むために、あけずに取っておいたのだろう。
いつ来るのかもわからない私を、大好きなお茶を我慢してまで待っていくれた。
一緒に味わうために。喜びを分かち合うために。

でももうこの茶は彼女とは飲めない。彼女はもういないからだ。

疑問が沸く。
なぜ霊夢は出かけたのだろう。何故霊夢は人里に?
何か用事でもあったのだろうか。私が戻ってくるまでの短い時間を急ぐほどの。
薬を買うのだったら人里か永遠亭にいくのだが、それは私が作ってやると言った。
だから別の用事だ。私たちが人里にいく思い当たる理由といえば、残るは材料調達ぐらいなものだ。
食材を求めて・・・しかしそれほど急ぐ理由ではあるまい。体調が悪いと言ってたならなおさらだ。
じゃあ何故?・・・・・・私は手元の茶筒に目を向ける。茶に関係する何かだろうか?
湯のみやら急須やらは足りている。無ければ私が持っていく。茶を飲むのに必要なもの。
茶菓子とか・・・・・・・・・・・・──まさか
まさか霊夢は茶菓子を買いに?高級な茶には高級な茶菓子が最高の組み合わせだ。
高級な菓子など霊夢の家には普通置いて無い。そこまで金銭的余裕はないからだ。
私と一緒に飲むために、私と一緒に食べるために、私と一緒に味わうために・・・
霊夢は私のために・・・・・・人里に行く途中、妖怪に襲われて命を落とした。
私のために・・・・・・

「くそっ!!!」
私は持っていた茶筒を思いっきり壁に投げつけた。
ゴンッと鈍い音を立て床に落ち、茶筒の蓋が外れ、中から緑葉が飛散する。
部屋に茶の香りが満ちていく。芳醇で、若葉のさわやかな香りが鼻を撫でる。
お茶としては申し分ない香り。本来なら最高の香りのはずだった。
今はとても悲しい香りとなってしまった。

ハァ・・折角心も落ち着いてきたのに何をやっているんだ私は・・・

私は飛散した茶葉の元へ近寄りしゃがみ込むと、手でそれをかき集め始めた。
茶筒に少しずつ戻していく。仄かな香り、心地よい香り、悲しい香り、持ち主がいない香り。
サラサラと音を立てて茶筒の中に注がれていく。
一本も残さず、全てを筒の中に戻した。
霊夢が私の為に用意してくれた茶。ならばこれを飲まなければ霊夢に失礼だと思ったからだ。
もう一度蓋をし、棚の一番良く見えるところに置いた。
これから毎日、いつも霊夢とお茶を飲んでいる時間と同じ時間に、少しずつ飲んでいこうと思う。
霊夢と一緒に。

74 midy 29 :2008/03/28(金) 21:59:07 ID:77zmpWH60
@@@
あれから数日がたった。普段の日常に戻りつつもある。葬式も参加した。でも何も覚えてない。
ただ霊夢の存在がどれほど大きかったか、集まった顔ぶれでわかった。でもその日の事は思い出したくない。
博麗の巫女が死んだという事は、幻想郷自体が崩壊する危険性があるのだが、
急遽、2Pカr、もとい東風谷早苗という巫女が、博麗の巫女になる儀式を執り行い、
博麗の巫女と成り代わることで、危機は免れることができた。

ちなみにまだ実験室の掃除はしていない。気が進まなかったからだ。
だが流石に数日も実験室に入れないんじゃ困る。なんとなく習慣になっていたから落ち着かないのだ
今日は特に用事はないので、暇つぶしも兼ねて実験室の掃除をすることにした。

─これは酷い。数日間放置しただけあって、あの日よりも汚くなっている気がする。
なんかもっと放置しておけば新種のキノコが栽培できるんじゃないかと思うぐらいだ。
だが断る。

私は小さな箒。掃除するための箒を手にし、まずは粉々になった器具の欠片を掃き集める。
(こんな大量の高価な器具を壊せたなんて、さぞかしその時は気持ちよかっただろうな)
なんて事を思いつつ、手を動かしていく

──グニュッ

ん?何か踏んだみたいだ。感触からして器具の類ではない。
薬液が中途半端に乾き、微かに湿り気が残ったその物体を摘み上げる。
・・・・・・なんだろう。藁の塊に布切れが巻いてある───
───藁人形だった。それも今は亡き博麗霊夢を象った藁人形。
薬液で変色しているものの、特徴的な巫女衣装を纏っている。

私は簡単な呪いを霊夢にかけた。殺すような酷いものではない。
ただちょっとハンデを持ってもらっただけだ。いや、平等にしただけだ。したつもりだった。
『勘』を取り除いた霊夢。
それは全く脅威ではなく、とてつもなく弱かった。
どうでもいい弾に自分から突っ込んでいってしまうぐらい惨めな弱さだった。

そんな霊夢が妖怪に襲われたら?あの日はそれに加え、ふらふらともしていた。
ふわふわではない。

75 midy :2008/03/28(金) 21:59:59 ID:77zmpWH60
休憩。鬱な話ですんません。

76 midy :2008/03/28(金) 22:17:27 ID:77zmpWH60
***************

魔理沙が飛び立った後、霊夢は茶菓子の残りが少ないことに気づく。
「折角いいお茶が手に入ったんだし、たまには豪華にいきたいわね」
魔理沙も私の為に薬を作ってくれるみたいだし、夕方までもう少し時間があるから
ちょっと出かけようかしら。悪い勘はまったくしないわけだし、大丈夫ね。
そう思って霊夢は人里に向かって、ふわりと飛び立ったのである。

魔法の森上空を飛ぶ霊夢。
「えっと・・・・・・こっちだったかしら?」
何故かわからないが、方角がわからなくなってしまう。
「う〜ん、確かいつもこっちに飛んでいた気がするわ」
遥か彼方に見える景色を頼りに進んでいく。
しばらく進んだ所で、開けた地が視界の奥に映った。
人里である。ほっ、よかった。博麗の巫女であるこの私が迷うなんて飛んだ笑いものになってしま──

──ぅ
緊張が緩んだ瞬間急に視界がぼやけ、全身を気だるさが襲う。
「な、なんなの?これ・・・」
今日の朝から起こるようになった、体の異変である。
時々急に襲ってくる倦怠感。
風邪の症状としてはちょっとおかしい。
──ぅぐっ
急に身体全身の力が消え、博麗霊夢は墜落していった。
魔の者が住む、魔法の森に・・・・・・


妖怪の住処が所々に点在している魔法の森に墜落してしまった霊夢。
当然、音を聞きつけた妖怪共は、その音のした場所に群がってくる。

77 midy 31 :2008/03/28(金) 22:18:11 ID:77zmpWH60
「うっ」
腕が痺れる。背中が重い。呼吸がしにくい。
木の枝によってある程度の衝撃は抑えられたものの、それでもかなりの高さから落ちたのだ。
・・・・・・・・─・・・・・・・─
視界のどこかで、何かが動く気配。それも一つではない。
霊夢は身体の激痛に耐え、周囲を見やる。
そこには複数の妖怪が、霊夢に視線を向けて、不気味な笑いを帯びていたのであった。

いつもなら簡単に追い払うことができる霊夢。ただ今日はいつもと違った。
霊夢が放つ弾幕は見当違いの方向に飛来し、なおかつ妖怪による薄い弾幕にすら被弾
してしまう。危険な予感は全くしない。それでもこの状況はどうみてもやばかった。
もっと早く気がつくべきだった。『勘』がうまく働いていない事を。

その事を今更ながら理解した霊夢は、弾幕が最も薄い、それでいて妖怪がお留守の一角を
視界に捉えると、一気に駆け出した。妖怪に背を向け逃げ出したのだ。
木の根に足を取られ何度も転がった。
時折飛んでくる弾がわき腹にあたり、呼吸も困難になった。
それでも走って逃げようとした。ここで飛んだら間違いなく木に激突するからだ。
今やあの最強の博麗霊夢ではない。ただの逃げ惑う少女であった。
必死に走った。走った転んだ。既に満身創痍だ。立ち上がる間もなく襲い来る弾幕と暴力
どこに向かって走っているのかもわからない。勘が使えないため出口もわからないのだ。

78 midy 31 :2008/03/28(金) 22:18:49 ID:77zmpWH60
どれくらい走ったのだろう。
何度も行く手を遮られ、その都度、妖怪がいない空間を見つけては突っ走っていった。
──ふと視界の片隅に光が見える。外だ!!!魔法の森の出口だ!!
私は進路を変え、その方向に向かって走り出した。森さえ抜ければ──!!?
突如視界が塞がる。急に現れたものに弾き飛ばされ、私は地面を転がされた。
全身を激痛が支配する。それだけでも意識が飛びそうなくらいだ。
それでも、顔だけは起こし、状況を確認する。
確認し終えた私は、もう立ち上がる気力も残っていなかった。
僅かな希望。それを絶対的な絶望へと刷りかえられたのだから。

出口方面には妖怪が、私の後ろにも妖怪が、私の左右にも、上にも。
・・・・・・囲まれていた。どうやら、遊ばれていたらしい。
逃げ惑う私を見て、嘲笑っていたらしい。
妖怪が少しずつ近寄ってくる。
包囲の幅を狭めてくる。
妖怪の足が、
手が、
視界を
遮って



       
       ──約束守れなくてごめんね・・・・・・・・魔理沙──

79 midy 32 :2008/03/28(金) 22:19:30 ID:77zmpWH60
****************

・・・・・・もしかしたら・・・・・・・・・いや、もしかしたらではない。
確実だ。
博麗霊夢が死んでしまった原因。それを作ったのは・・・・・・私だ・・・・・・
この私、霧雨魔理沙だ。
友達でいたかった。対等でいたかった。頼って欲しかった。
そもそも殺すつもりなんてなかった。

あの霊夢の事だから、勘が多少薄れても十分強いと思っていた。

呪いの効果が強すぎた。『勘』をまったく取り除けるなんて思ってなかった。
呪いの効果が効きすぎた。体調を低下させるなんて望んでいなかった。

これだけの効果が出たんだ。私にも影響がでてもいいはず。
呪いは術者に返る。と言われるくらいだからな・・・・・・
でもあれから数日たっても影響は全く無い。
気が狂ったのはあまりのショックであり、今は普通に戻っている。
おかしい。
全く呪いを受ける気配が無い。
忘れた頃にやってくるのか?
それでも遅すぎる。
どうしてだ???

80 midy :2008/03/28(金) 22:21:12 ID:77zmpWH60
ここから結末を2つに分けようと思います。
どっちもバッドエンドですが・・・・

鬱な話ですいません。
文才もなくて(言い訳略)
分岐後は修正中ですので近いうちに投稿をします。

81 名前が無い程度の能力 :2008/03/28(金) 22:54:07 ID:JzG5xoA60
まとめてソソワに……っていま止まってるか。

鬱話と死話は苦手なんだが、ついつい引き込まれてしまう。
う〜む怖ろしい……

82 名前が無い程度の能力 :2008/03/28(金) 23:30:49 ID:VkchMZ020
スレに貼るよりtxtうpしてリンクURI張って欲しかったぜ

83 名前が無い程度の能力 :2008/03/29(土) 00:35:46 ID:Djh6OxE60
NGEEEEEEEEE
さすがにこんだけあると読みにくい……

84 midy :2008/03/29(土) 01:14:10 ID:g9NDlsAs0
完成したらウrlにうpさせてもらうよ・・・・

さて分岐1
投稿するまでも無いssだからほとんど推敲はしていない。
それにまだ続くよ
長すぎてすまない、すぐ終わるように・・・・

だが永夜返し!!

85 midy 33 :2008/03/29(土) 01:15:06 ID:g9NDlsAs0
分岐ルート***************1


効果が強かった。それは呪い全てが圧し掛かったせいだ。
怨み、憎しみ、怒り。それらを対象の形を模した人形にぶつけることで、
相手に影響を及ぼす。
しかし、どんなに思いが強くても、下手にぶつければ、思いがこぼれてしまう。
そのこぼれた分が、自分へと返ってくるのだ。
思いを針のように変え、相手の急所を貫く。その事を的確にこなせないと駄目なのだ。

今思い返せば、私は違和感無くそれをやっていたような気がする。
それは単に憎しみが強いからだと思ってた。
─違う。あの時、藁人形を掴んだ私は何を感じた?
何を思った?何を知ることができた?

私は素人であり、そもそもこんな事をするのは初めてだ。
それにもかかわらず、あの時私が藁人形を掴むと妙に手にしっくりときた。
それでいて、どこが急所なのか、どこに刺したらいいのか、どう刺せばいいのか、
無意識に脳に流れ込んできた。
私はそれに従っただけだった。

そしてそれはどうやら的確すぎたようで、如実に霊夢に影響を及ぼした。
零れた思いも無く、完全に伝わった。
『勘』を奪われた霊夢。
もうそれは、天才ではなく、力を持たないただの人間だった。ただの少女だった。

86 midy 34 :2008/03/29(土) 01:16:09 ID:g9NDlsAs0
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだ・・・・・・・・・・・そういうことだったのか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・うふ・・・・・・・・・・・・・・・・うふふ・・・・・・・・
うふふふ、うふふふふふふふふアハハハハハハハハハハハ!!!
なんだ!!!霊夢は天才じゃなかったのか!!!ただの人間だったのか!!!!
勘さえ奪われてしまえば、何も出来ないクズだったのか!!!!!
私はそんなものに憧れていたのか!!!!!何も努力をしない、人間のクズ!!!!!!!!
アハハハハハハハハハ死んでも当然だぜ!!!!!!!!
それ相応の結果なんだ!!!!!!!頑張ったもののみが生きることが許される世界!!!!!!!
そうだよ!!!そうあるべきなんだ!!!!!!!!!!!!!!走らない兎は永遠に眠っていればいいんだ!!!!!!!」



「ならそうだよな、世界を塗り替えなくちゃあいけない。正しき世界へと、あるべき世界へと!!!!
まずは・・・・・・そうだな、邪魔者を排除するべきだぜ・・・・・・・・・・」

人里には一人、白黒の衣装を身にまとい、黒い心に白い仮面を被せて歩く、魔女がいた。

「へい、まいどありっ!!!!いやー商売を始めてから、そんなに買ってくれた子久し振りだよー
それにしてもそんな大量の藁や布を、一体何に使うんだい?」
「いや、ちょっと研究で使うんだ。すまないな急に用意してもらって。感謝するぜ」
「それには及ばないさ、こちとら商売だからな、血を吐いてでも客の要望に答えねば商売あがったりさ」
「倒れちゃったら元も子もないぜ?まぁ身体に気をつけて頑張っていってくれよ。じゃぁな」
「おうっあたぼうよ。お嬢ちゃんも若いのにしっかりしてるねぇ、気をつけて帰るんだぞ」




「うふふ、そうだよな、ああいう人こそが報われるべきなんだ。早速貢献してしまったぜ、うふふふ」
不気味な笑いを浮かべつつ、魔法の森上空を滑空しているのは、白黒の衣装を着た魔女、霧雨魔理沙である
手には大きな袋を抱えており、中には大量の布がぎっしりと詰め込まれている。
箒の柄の先端部分には大きく膨らんだ風呂敷が結わえられており、中にはみっちりと藁が放り込まれているのである。

87 midy 35 :2008/03/29(土) 01:17:41 ID:g9NDlsAs0
何軒か店を回ったが、無理を言う魔理沙の要望に答えてくれたのは
最後に訪れた里の端のほうにある、寂れた小さな店の一軒だけだった。
それ以外の店では、要望を言うと突き返され追い払われたり、
お得意様の客以外無愛想であったり
そもそもやる気があるのかという店ばかりだった
そういう気に食わない店はこっちからお断りだった。

「ったく、不公平だぜ。慧音があんなにも頑張って里を守っているというのに、なんだあの堕落した人間たちは。
これはちょっと、修正する必要があるよな。当然だぜ。それに慧音の負担が少しでも楽になるなら、慧音のためにも
なるんだしな」


「流石にこれだけの数をこなすと、疲れるぜ・・・・・・だがこれは正しいことなんだ。
得るものに比べれば些細な事さ、・・・・・うふふ」
『努力』それを使うことで世界がどんどん変わっていく。その実感が、その充実感が魔理沙を満たしていく。

「さてと、私の創造を邪魔する奴をまず消していこうか、聞いたところ、あいつは寝てばっかりらしいからな
式に全てを任せ、楽をしているそうじゃないか、消えてもらって当然だ。
うふふ、殺すつもりは無いぜ?別の世界へ散歩してもらうだけだ、
それに式神は負担が減って楽できる。いい事だろ?うふふふふふふ」


*********
ここは幻想郷のどこかにあるという"迷い家"
ここにある物を持ち帰ると幸せになれるとかなれないとか。

そこには1人のおば、もとい足の臭─スイマセンゴメンナサイヤメテマジd
芳醇な香りを身に纏う、うら若き乙女で絶世なる美女、八雲 紫と、2匹の式神が住んでいた。
いつもはもふもふした声や、猫のような声が聞こえるのだが・・・・・・・
今日はやけに空気が重々しい

88 midy 36 :2008/03/29(土) 01:18:25 ID:g9NDlsAs0
「紫様・・・・・・・朝食の準備が整いましたが・・・・・・いかがなさいますか?」
そう言うのはスッパ─略─紫の式神、八雲 藍である。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「紫様、少しでも食事を取らないとお体に触りますよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いらないわ・・・・・・・・・・・」
「で、でも・・・・
「いいの、ほっといて頂戴。何もいらないの。貴女達二人で食べてなさい。二度は言わないわ」
「・・・・・・・・・・・・・は、わかりました・・・・・・・・・・・」

3人分の食事が用意されている居間に戻った藍に、黒猫の怪、橙が寄って来た
「あれ?紫様は?どうしたの?今日も食べないの?」
「あぁ、また、なんだ。すまない」
「そっかー・・・・」
残念そうに俯き、指を咥える橙。
その格好で少し唸ったかと思うと、口から指を離し、
「なんだか、紫様、そーしきってのに出かけて以来、変わっちゃったね。
ねぇ藍様、そーしきってなぁに?何をする所なの?何があったの??」
「うーん、橙にはまだ随分と早いかな。さ、ご飯が冷めてしまうから食べましょう?
今日は橙の大好きな鯵の開きが丸ごと一匹なのよ」
「ん、あ、わーい、本当だぁ、藍様、早く席について、早く早くぅ〜」
(そう、まだ橙が知るにはとてつもなく早い。できれば一生関わらないようにと願うよ)


布団の中に蹲り、目からの涙により布団が濡れていく。頬にあたる部分が湿っていて冷たい。
「どうして・・・・・・霊夢・・・・・・・・・どうして・・・・・・・・・・」
霊夢の葬式、この八雲紫も立ち会っていた。
彼女は霊夢の事をかなり気にかけていて、とても可愛がっていた。
博麗の巫女として、自分が選定した少女。
彼女の性格なら、誰ともうまくやっていける。幻想郷のバランスを保ってくれる。
幻想郷を任せられる。そう思ったからだ。
事実、異変が起こればすぐに異変を解決し、あらゆる事態を収めていった。
妖怪同士の力の差をなくすための平等で特別なルール、それも定めてくれた。
期待以上に頑張ってくれたのである。
ただし彼女はまだ少女であり、それだけの異変を解決するのは身体に過度の負担が掛かってしまう。
その負担を僅かでも減らすため、実は内緒でこっそりと協力してあげていた。
ばれない様に見守って、それでいてピンチの時はさりげなく力を添える。
しかし、その行為は戦ってる当の本人よりも疲れを感じてしまった。
境界をフル活用しているのだから当然である。
小さく大きさを保った境界の中から覗き込み、気づかれない程度の弾を撃つ。
その反動のせいか、家に帰ると死んだように眠ってしまう。
藍はその事に薄々気づいてはいるらしいが、橙は私の事をずっと眠っているおばs
眠り姫だと思っているようだ。
永い夜の異変の時は、気づかれてしまったらしく、隙間に手を入れてきて私の腕を掴むと
「あんた強そうね。異変解決するから手伝って」
と無理やり引っ張られ壁をやらされたのである。
どこぞの誰かも知らないのに信頼するとは、流石霊夢だ。
私はその時一緒に戦ったが、私の力が無くても十分すぎるくらい成長していた。
今度は隙間からではなく、直に目に焼き付けることができ、霊夢の成長を確認することができた。

89 midy 37 :2008/03/29(土) 01:18:47 ID:g9NDlsAs0
もう、私の力はいらないわね。ちょっと寂しいけど、親離れする時期かしら。

その異変以降だろうか、力を添えることは無くなったものの、霊夢と直接会話を交わしたり、
一緒にお酒を飲んだりと、以前より充実した仲になっていった。
あっちの世界からくすねてきたものを霊夢にあげると、とても喜んでくれた。
霊夢が落ち込んでいるときには元気を取り戻し、笑ってくれる。
その笑顔を見るためには何でも盗って来たと言っても過言ではない。
結局、盗って来るのにも力を使うため、家に帰ると死んだように眠ってしまう。
藍はその事に薄々─略─ 橙は眠る素敵な美女と評してくれた。
そして数日前、あっちの世界から適当に盗って来たお茶を渡すと霊夢は異常なほど喜んでくれた。
お茶が好物だとはご存知ありませんでした。まさか奇声まであげられるとは・・・・
とびっきりの笑顔で微笑んでくれた。
そしてそれが、私の見る最後の笑顔になるなんて・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・布団が冷たい・・・・・頬が冷たい・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・布団が冷たいわ!!!!!」
ガバッと布団を跳ね上げ飛び起きる。丁度頭の位置には大きな染みが。
(げ、私泣いていたのかしら・・・・)
近くに備えてある鏡台を覗き込む。
キャッ!!!
驚いて尻餅をつく。
鏡の中にいる目と顔を真っ赤に染めた化け物と、目があってしまったからだ。
落ち着くのよ私。あれは鏡よ。鏡なの。
訂正する
鏡の中にいる目と顔を真っ赤に染めた、うら若き乙女であり美しすぎる美女と、目があってしまったからだ。
とにもかくにも、こんな顔をあの子達には見せられない。
布団も濡れていて気持ち悪いし・・・・
という事で、隙間の中に入ることにした。

90 midy 38 :2008/03/29(土) 01:19:27 ID:g9NDlsAs0
音も何もない世界。自分以外の存在がいない世界。空間という次元を超越した世界。
こんな孤独な世界にできれば入りたくなかったのだけれど・・・・
(霊夢・・・・・どうして?どうして死んでしまったの?・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・ここは自分以外何も存在しない世界・・・ね・・・・・・・・・死んだらこんな感じなのかしら・・・・
・・・・・霊夢・・・・・・・・・)
また霊夢の事を思い出すと、頬を熱いものがなぞっていき、それがいつまでもとまらない。
止まるどころか、次々と溢れ、頬を掻き毟っていく。

             『うふ、うふふふ』
不意にどこからか笑うような声が聞こえる。
聞こえるはずがない。ここには私以外何もないはず。でも聞こえた。
どこから?誰の?ありえない。
周囲を見渡しても誰もいない何もない。あるはずない。

──んぐっ!?
急に眩暈、吐き気、頭痛が同時に襲ってくる。
──がはっ
身体が苦しい、全身が軋む
な、なんなのよ・・・・これ・・・・
身体が焼けるように熱くなり、鉄のように冷たくなっていく
途端、身体から力が抜けていく。
ぐっ・・・・迷い家に向けて隙間をこじ開け、とりあえずこの空間から出──
これ以上開かない!!!僅かに開いて、迷い家にある私の布団が覗くものの、
それ以上開かないのである。腕2本を通すのがやっとのようなそんな大きさだ。
それでも境界に手をかけ、無理にこじ開けようとする。
少しずつ閉じていく隙間。力が入らない。藍!!藍!!!!!!
式神の名を呼ぼうとも声が出ない。無常にも閉じていく隙間──


─── プツン ───

91 midy 39 :2008/03/29(土) 01:20:23 ID:g9NDlsAs0
「橙、今私の名を呼んだか?」
「んー?むぐむぐ、呼んでないよー?むぐ、むぐ、どうしたの?」
「ん、そうか・・・・・・・・・・・・紫様かな?ちょっと様子を見てくるよ」
う〜ん、起きたのかな〜寝言でしょ〜 と言う橙を残し、私は紫様の寝室へと向かった。

「紫様、呼びましたか?・・・・・紫様?」
寝室にはめくれ上がった掛け布団が放置されており、敷布団の上には紫様がいなかった。
「むぅ・・・・起きたのならば布団を片付けてから・・・・──ん?」
奇妙なものが布団の横に落ちているのが目に映る。
白い2つの皿、いや、皿ではない。白い塊。・・・白い布。・・・あぁ、紫様の手袋か。
びっくりしたなぁ、もう・・・・そういって腰を屈め拾い上げる

──ぐにゅ

・・・・・・・え?????????
入っている。中に何かが。手袋の形に沿うように。・・・・・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・手だ。



居間に戻ると未だに魚を貪る橙。私の分の魚が無くなっている。
「むぐ、あれぇ藍さまどうしたの?紫様は?起きてこないの?」
「あぁ・・・・・そうみたいだ」
「ふぅん・・・・・紫様ずっと寝てるね」
「あぁ・・・・ずっと・・・・だ・・・・・・・これからも・・・・・ずっと・・・・・」
「ねぇねぇ、紫様の分食べちゃってもいーい???」
「あぁ・・・・いいよ」
「わーーい、じゃぁもーらぃ〜〜〜」


紫様はついに起きてくることは無かった。ずっと・・・・寝ているだけなんだ。

92 midy :2008/03/29(土) 01:22:31 ID:g9NDlsAs0
本当はここまで長くなる予定ではなかったんだが、
書いてるうちに伸びてしまった。
長編だから仕方ないとはいえ・・・・
もともと活気の無いスレだからいいとは思うけど
読んでくれる人に対しては申し訳ないと思う。
それにまだまだ続く・・・・・

93 名前が無い程度の能力 :2008/03/29(土) 02:48:51 ID:aJXQLPdUO
GJです
ストレイボウが魔王になったらこんな感じかな

94 名前が無い程度の能力 :2008/03/29(土) 08:59:54 ID:g9NDlsAs0
ライブドアライブwww

95 midy 40 :2008/03/29(土) 14:38:06 ID:g9NDlsAs0
********************

「次は・・・・・そうだな。
なんの努力もなしに、私を凌いで幻想郷最速とか言ってる鴉がいたな
うふふ、記者なら記者らしく、自分の足で歩いたらどうなんだ?うふふうふうふふふ」

もう私怨でも何でも良かった。幻想郷に害を及ぼす輩。努力をしない輩は消えて当然だからだ。
嘘を何でも報道しまくる鴉、彼女には蝋で固めた翼を与えた。羽ばたけない翼を。

誰か人の為になる事、それをするのがとても愉快だった。とても快感だった。


「魔理沙〜、魔理沙いる〜〜?」
ぉ、アリスだ
「どうしたんだアリス。あ、生憎私の家はまだ散らかってるぜ?だからちょっと入るのは勘弁してくれ」
「ん?じゃぁ私の家でもいいかしら、話したいことがあるんだけど立ち話じゃあれだしね」




アリスの家は素敵過ぎる。とても心地よい香りが漂っているし、可愛い家具が綺麗に並べてあるし、
心が安らぐような微笑を含む人形も、それに・・・・
「可愛いアリスもいるし。あぁ〜〜こんな所に住みたいぜ〜〜〜」
「んもぅ、魔理沙ったらぁ」
しまった。つい声に出してしまった。
ん、まぁアリスの反応が可愛いからいっか。

96 midy 41 :2008/03/29(土) 14:38:27 ID:g9NDlsAs0
2体の人形が紅茶を運んでくれた。
可愛すぎる。つい、ちょっかいをだしてじゃれあってしまった。
テーブルを挟んで座る私とアリス。なんとも幸せな時間である。

「あ、それでね話したいことってのは幻想郷の異変についてなのよ」
「異変??異変なんてあのレイ・・・・(あぁ、霊夢はもういないのか)
いや、なんでもない、それでどんな異変なんだ?」
う〜ん、とアリスは少し考えるような仕草をすると
「それがね、人里に変な病を訴える人が増えていてね、いきつけのお店が休業しちゃったりと
いろいろ大変なのよ。そういう異変を真っ先に嗅ぎつける文さんも変な病にかかっちゃったみたいで
まだその話は広まってないみたいだけど・・・・・・魔理沙は何か知っているかしら?」
「変な病?いや、知らないぜ。初耳だぜ?アリスは大丈夫なのか?」
「うん、私は今の所大丈夫みたいだけど・・・・・・病気の事は永遠亭に行った方がいいのかしら?」
「いや・・・・・・任せろ、そんな異変私に任せろ!!私がアリスを守ってやるさ。
もうアリスを傷つけたくないし、傷つけられたくない。泣かせたくないし泣かせられたくない。
だから私に任せろ!!私を誰だと思っている。霧雨魔理沙だぜ?
そんな呪い、私がぶっとばしてやる!!!アリスを守ってやるんだ!!!」
(あぁ・・・この眼。どこまでもまっすぐなこの眼。目標をまっすぐ捉える汚れの無い純粋な眼。
私はこの魔理沙に魅かれたんだった。私の孤独を取り除いてくれる魔理沙。
ふふっ、どうやら私は魔理沙の事を大好きらしい。心から愛しているらしい。
どうしようもなく好きみたい。・・・・・・でも・・・・・・私"呪い"だなんて言ったかしら)

確かにこの症状は呪いだと、アリスもわかっていた。そして異変が起こるその直前に、
里で大量の藁と布を求めていた小さな魔女の話も聞いていた。でも・・・・・・まさか、ね。

97 midy 42 :2008/03/29(土) 14:38:49 ID:g9NDlsAs0
魔理沙は自宅にある木製の椅子に腰掛ける。口元には不適な笑みが。
「うふふ、そうだ、まだアリスの為に何もしてやれてない。アリスの為にも、
アリスがこれ以上傷つかないためにも、危害を加えられる恐れがある奴らを抑えこまなければな」


まずは吸血鬼、それから図書館の魔女もそうだな。雑用ばかりの小悪魔が可哀相だ。
メイド達も門番だって頑張ってくれているし、決まりだぜ。
吸血鬼の姉妹の人形と、紫色の魔女の人形を作り上げる。

その晩以降、紅い館の城主は未来が、運命が読み取れなくなった。急に目の前が真っ暗になるようなそんな恐怖に
悩まされるようになった。
城主の妹は何も破壊することができなくなった。ただの血を吸う少女と成り果ててしまった。
図書館の魔女は文字が読めなくなってしまった。どの本を手にとっても解読できないのだ。
その日以来3人の娘は睡眠時間が徐々に増えていき、やがて起きなくなった。

うふふ、やはり私は天才だ。道具と努力の天才だ。今更ながら気づいたぜ。
これだけ呪っても影響が無いなんてな。うふふうふふふもっと早く気づくべきだったぜ。

次はあいつかな。家来の庭師が大変そうだぜ。うふふ
息をする死んだように眠る死人。なんとも滑稽な話だぜ
その次は兎の館の姫辺りかなうふふふ努力が結果になるというのは、楽しいぜうふふふふふ

98 midy 43 :2008/03/29(土) 14:39:08 ID:g9NDlsAs0
今日は久し振りに博麗神社に行ってみた。
そこには霊夢ではない別の巫女、東風谷早苗が箒をもって掃除をしていた。
「あら、こんにちわ。えっと魔理沙さんでしたか。もうすぐ掃除終わるのでそこで座って待っていてくださいな」
「いや、様子を見に来ただけだぜ。それにしても綺麗だな。全部一人でやったのか?」
「えぇ、とても大変な事なのですが神事なので欠かすことはできません。それに私、これに生きがいを感じて
いますし・・・・・・・あ、○○さんのおばあさん、こんにちわ」
振り向いたところには普通の年寄りが、その老婆も早苗に挨拶を交わすと、
なんと賽銭箱のなかにお金を放り込んだではないか、正気か?おばあさん、その賽銭箱は開かずの・・・・・・
そう思っていると後から来た若者も賽銭箱に・・・・・・
信じがたい光景だった。奇跡が、今目の前に2回も。嘘だろ・・・・・・恐る恐る賽銭箱の中を覗き込む。
「ぎゃあああなななななんだこれは!!!」
「え、何って賽銭箱ですけど・・・どうかしました?」
「いや、賽銭箱ってのはこう、いつも空っぽでお金を入れるものじゃないだろ?
こんな満腹な賽銭箱は賽銭箱じゃないぜ」
「アハ、魔理沙さんは冗談がお好きですねぇ。そのお金は神社の修復に当てたりとするんですよ。
この神社古いせいか凄い軋んでますからね。それでも余ったものは、貧しいものへと寄付したり、
いろいろ役立てるんです」
この光景を、この話を霊夢が聞いたらなんと思うのだろうか・・・・・・
「よし、私はそろそろ帰るぜ。これからも神事に頑張って励んでくれよ、じゃぁな」
「ええ、ありがとうございます。それでは魔理沙さんもお体にお気をつけて」


まさかこんなに変わるとは思っていなかった。巫女というものは常に無気力なものだと・・・・・・
ならば私ももっと頑張る必要があるな。もっともっと世界を変える必要があるぜ。

99 midy 44 :2008/03/29(土) 14:39:28 ID:g9NDlsAs0
コンコン、「魔理沙〜いるかしら?」
「ぉ、アリスか、いま開けるぜ」
相変わらず可愛く美人なアリスがドアの前に立っていた。
「うん、また今日も話したいことがあるの。異変についてなんだけれど・・・入ってもいいかしら?」
「ん、あーー悪い、まだ片づけが終わってないんだ」
「あら、なら私も手伝うわよ?魔理沙一人じゃ大変でしょう?」
「ん、いや、いいぜアリス、有難いが私が散らかしたんだしな。自分でやるさ。
それよりもアリスの家行ってもいいか?私あの雰囲気がとても落ち着くんだが」
「ん、・・・もぅしょうがないわねぇ」



「それでね、異変の事なんだけど、また犠牲者が増えたみたいなの。
それも幻想郷では名のある人たちばかりなのよ。これだけ広まっていたら魔理沙の耳にも何か入っていると
思うけど・・・」
「う〜ん・・・・・・そういう話は聞かないなぁ。だが安心しろアリス。私はアリスを守る。
犯人を見つけ出して懲らしめてやるぜ!」
(やっぱり・・・既に誰かの仕業とわかっているかのような言い方・・・)
「・・・・・・そう・・・・・・私、魔理沙を世界の誰よりも信じているからね」

その後アリスとわかれると、私は博麗神社に様子を見に行った。
庭には落ち葉一つ無く、賽銭箱は腹を満たし、境内の床を雑巾で拭いている巫女がいた。
私は軽く挨拶を交わすと、その場をあとにした。

もしこれが本当の巫女だとしたら、霊夢はどれだけ堕落した巫女だったのだろう。
私は人里にも向かうと、大体めぼしをつけ、自宅に戻り、裁きを下していった。
効果が如実に現れる様をみて、私は震えが止まらなかった。

それから数日間は天狗や河童の里にも赴き、同様に裁きを下していった。
これほどまでに私を満たしてくれたものはあったのだろうか
「うふふふぐふふふふふあはははハハハハひゃひゃひゃひゃバババババハハハッハッハハ」
笑が止まらない。実感が気持ちいい。今までの努力が全て甘い蜜となる。
その美味しさときたら至高の一品だ。涎が垂れる。止まらない。幸せだ。最高だ!!!
もっとだもっともっともっと。もっと欲しい。身体が疼く。人のためにもなる。
これ以上の正義なんてないぜ!!!

100 midy 45 :2008/03/29(土) 14:39:52 ID:g9NDlsAs0
・・・しかし段々スペースが足りなくなってきたな・・・・流石に寝室でやるのは嫌だぜ・・・
コッコッ「魔理沙?魔理沙いる?」
「ぉ、今開けるぜ」
ドアの前にはアリスが、しかし今日はなんか落ち込んでいるというか思いつめてる様子だった。
「ア、アリス?どうしたんだ?雰囲気が重いぜ??・・・・誰かに何かされたのか?アリス?」
「う、ううん、心配してくれて嬉しいわ。でも私は平気よ。誰にも、何もされてないわ。
それより、今日はクッキー焼いてきたの。一緒に食べようかなっと思って。中、いいかしら?」
アリスはクッキーが入っている籠を目の前に掲げる。
「ん、悪いアリスまだ家の中は無理なんだ。片付けてはいるんだがなかなか進まなくてな」
「・・・・・・そう・・・・・・私、魔理沙を世界の誰よりも信じているからね・・・・・・だから・・・・・・」
アリスはそう言ってクッキーの入った籠を無理やり魔理沙に押し付け、魔理沙はそれを抱きかかえる形となる。
籠からは香ばしい香りが漂う。
「だから・・・・・ごめんなさい!!!!!!」
言うと同時にアリスは魔理沙を突き飛ばした。籠を抱える魔理沙は受身もとれず、思いっきり床に叩きつけられる。
その横をアリスはするりと抜け、魔理沙の家の中に土足であがりこんでいった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
壁には無数の藁人形が無数に磔られていた。全てが不気味に笑っている。壁全てを覆いつくされ、隙間も無く、
びっしりと。他の部屋に繋がる廊下の壁も、他の部屋の壁も。薄暗い部屋、視線を大量に感じる。
大量の藁人形。
その中には見覚えのある姿をした形が──
「なんだ、ばれてしまったな。それにしても突き飛ばすなんて酷いぜ。
まぁ安心しろ、その中にアリスを加えるつもりは全く無いぜ。
なんせ、私はアリスの事を幻想郷の誰よりも愛───
「魔理沙・・・・・・・人形で人を殺すことができるのは知ってる?」
「ん?あぁ知っているぜ。だけどそんな物騒な事はするつもりないけどな──アリス?どうした?
泣いているのか?どうしたんだ?やっぱり誰かに?呪いをかけるなら私がやってやる。
誰なんだ?何をされた?教えてくれ!!」
「・・・・・・心配してくれてありがとう。やっぱり魔理沙は魔理沙ね。そういう所が大好きよ・・・・・・・
でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう終わりにしましょう?」
そういうとアリスはスカートの中から2体の人形を取り出す。
とても精巧に作られたそれは、藁人形だとは言われなければわからない精密っぷりである。
特徴も完璧に捉えられているし、人目で誰と誰の人形かわかった。
青い空色のロングスカート、金髪に赤いカチューシャ、細かい所まで完璧に。
黒いスカートに白のエプロン。金髪に黒い三角帽子を被っている元気な笑顔の人形。
それは、どうみてもアリスと魔理沙の人形である。

101 midy 46 :2008/03/29(土) 14:40:21 ID:g9NDlsAs0
アリスはそれを大切に抱きかかえながら家の中心付近にある柱へと歩み寄る。
そこにはまだ数体しか磔にされていない。
アリスは手に持った二つの人形を両方手前を向くようにして、重ね合わせる。
手前にアリス人形を、その後ろにいる魔理沙人形を何かからかばうように重ね合わせる。
柱の開いた空間にそれを左手で押し当てる。いつのまにか左手の人差し指と親指で何かを摘んで持っている。
五寸釘だ。それもアリス人形の心臓部分に尖を突きつけている。その後ろには魔理沙人形。
右手には木槌を。───まさか
「や、やめろアリス!!!!!やめるんだ!!!!」
「ごめんね、魔理沙。私はあなたの事が大好きよ」


魔法の森に、何かを打ち付ける乾いた音が響いたその時から、
幻想郷の異変は次第に収まっていった・・・・・・・・・・


            (ごめんね・・・・・・・・・・魔理沙・・・・・・・・・・)



魔法の森の一つの小さな家には、寄り添って眠る二人の美少女がいた。
その少女達は、もう永遠に起きることが無い・・・・・・・・・・・・・・

102 midy :2008/03/29(土) 14:42:28 ID:g9NDlsAs0
以上で完結です。
長すぎる。との声もあるので最後のほうは少し省略してしまいました・・・
すいません。
投稿するまでもないssですので終盤は推敲もあまりされていません。

もしこのままでもよければウrlとかうpしようと思います。
餓鬼臭い文章ですみませんが、感想もらえれば嬉しいです。

103 名前が無い程度の能力 :2008/03/29(土) 15:02:43 ID:Noijra9I0
何というデスノート…

104 名前が無い程度の能力 :2008/03/29(土) 17:16:03 ID:g3alGY/Y0
とりあえず全文をtxtにまとめてうp

以下素人視点からの戯言
何章何話とかいう形である程度分けるといいかもしれない
そうすると推敲もしやすくなると思う(個人的には)
それとこれは俺の好みの問題だが、「・・・」が多すぎる気がする
「…(三点リーダ)」使うともう少しすっきりするかも
内容に関してじゃなくてすまん

105 名前が無い程度の能力 :2008/03/29(土) 18:34:41 ID:oFd1l6/E0
こういうのもヤンデレになるのだろうか。


でだ、次は明るい話を頼む。カオスでもギャグでもいいから。
マジで。俺の精神のライフはとっくに0だよ!!こわすぎるよ!
ホラーってレベルじゃねーぞ! O....TL

106 midy :2008/03/29(土) 19:23:59 ID:g9NDlsAs0
ほとんど無修正ですが投稿テスt
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_9649.txt

107 midy :2008/03/30(日) 03:18:05 ID:kvWEgSRw0
「さぁ……始めようか……」


ここ博麗神社の庭に、白黒の衣装─どうせわかると思うから略。そうだよ可愛い魔理沙だよ─魔理沙が、
帽子を深々と被り、不適な笑みを掲げつつ立っている。
その正面には、賽銭箱によりかかり、虚ろな表情をしながら
虚空を見つめる博─紅白。腋。わかるでしょ?─霊夢の姿があった。
そして魔理沙を遠巻きに多数の妖怪が包囲している。その顔ぶれたるや、幻想郷では名高いものばかり。
どの妖怪も、魔理沙に視線を集めている。
誰もピクリとも動かない。静けさが騒がしいくらい…

ザッ!!

最初に動いたのは魔理沙だった。
右手を、スカートのポケットの中に不意に潜り込ませたのだ。

それに反応し、周囲の妖怪は迎撃の態勢を取る。
霊夢は未だに動かない。何かを諦めたかのような表情のままだ。

魔理沙はポケットからしっかりと握りこまれた手をゆっくりと出す。

周囲の妖怪は姿勢を崩さない。

魔理沙の手は握られたままだ。

周囲の妖怪は視線を外さない。

魔理沙の握られていた手が僅かに動く。
親指が、人差し指の第二間接の上に乗りあげると同時に、親指の上に奇妙な物体が露になった。
コインである。

周囲の妖怪の視線がそれに集まる。それでも妖怪の呼吸音が聞こえるくらいの静けさ。

魔理沙は一瞬親指に力を溜めると、コインを思い切り弾き飛ばした。

ヒュン ヒュン ヒュン ヒュン....

それは綺麗に放物線を描いて飛んでいく
その軌道は賽銭箱に吸い込まれていく

コトン…

…カチャ




「ポウッ!!!!」






すいません。Mジャクソンのスムースクリミナルです。
宴会の片付けの事を思うと・・・・の霊夢と
宴会を始めようか。これは場所賃だぜとry魔理沙

一部の人しかわからないネタですいません。
いや、なんかネタをかけってアリスが言ってた。
とりあえずアリスの名をどこかに出さないと気がすまない。

108 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 07:11:50 ID:My/c9h..0
春。
どこかの亡霊が悪さをすることも無い、いつもどおりの春。
深く降り積もっていた雪は何時しか溶け、茶色い地面が顔を出す。
眠りについていた動物たちは目覚め、雪の下で耐えていた芽は一斉に咲き乱れる。
見あげれば、梅の花はとうに満開を過ぎ、桜が今か今かと待ち構えている。
それを見た人間も、心なしか暖かくなってしまう季節、春。

春。

春なのに。





魔理沙「だからー、ズズッ、春なのにって考えがおかしーよなー」
アリス「まったくよね、クシュン、私たちにとっては『春だから』なのにねー」
霊夢「いいからあんたら永遠亭にでもいってきなさい」

109 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 07:38:46 ID:hrlrUB860
なんだこれ
ここまで読む気がしないのも初めてだ

110 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 11:22:48 ID:kvWEgSRw0
>>109
マリアリを書け
話はそれからだ。

111 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 11:41:11 ID:986qDWg60
>>109
だからまでもないスレに投稿したんだろうに

112 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 12:52:46 ID:SBYHDSMM0
さすがにこの長さはtxt投下にしてほしい

113 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 14:06:29 ID:kHhcqgTM0
txtとか外部経由は専ブラで見づらいから止めてほしい。
本人が「投稿するまでもない」っていうんだから
別に長くてもいいと思う

114 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 16:10:49 ID:PPS1yBG.0
いや、流石に長すぎて邪魔だ。
ここは誰か一人の為のスレじゃないだろ?

115 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 16:14:05 ID:dvtI7pKc0
そんな専ブラ窓から投げ捨てろ

116 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 16:15:39 ID:AwK4iTQo0
というかtxtを見れる専ブラがあったのが初耳

117 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 16:16:14 ID:CuD4eUWs0
SSですらないし

118 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 18:58:43 ID:cALrhJjg0
読者参加型にしたかったのが、ここに投下した最大の理由だろうな
読者側としては雑音挟まないように気を使って放置プレイだったが。
投稿前にその辺の「肝」含め宣言しておくべきだった。
まあ俺は上記の理由(連作中、気を使わないといけないのが煩わしい)で反対だが……

もの自体は悪くなかっただけに残念だ。
出来ることなら推敲まできっちり終わらせた完全版をクーリエで読みたかったぜ。

119 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 21:01:17 ID:fCZMYAGA0

 早苗の時が止まった。
 完全で瀟洒なメイドさんの仕業と思いたくなるが。

『○ーりん62』

 いかがわしい書物のせいであった。

「な、なんですかこの淫らな漫画は」

 児童ポルノ法改正により、幻想の産物と化したアレでアレ本達に、幻想郷住人は首ったけである。


『スペルカードマスター早苗』
 相棒のケロちゃんを引きずりまわしつつ、スペカ討伐!
 友達が盗撮してくるけど、今日も私は元気です。
 大きいお兄さんがターゲットの痛快魔法少女娯楽作品。

「何ですかこのパロ漫画は。頭クラっときてスランプになりそう。クランプだけに」

 早苗さんは時々上手い事を言う。



『てゐと/不貞night』
 えっちなゲームの殻を被った、正しい少年漫画。
 早苗さんのポジションは黒化するヒロイン。

「こんなパロ作品も有るんですか……。というかなんですか、私のポジションが黒化するヒロインって。怒りますよ。くうくうお腹鳴らしますよ?」



『スキマーウォーズ』
「神社こそ邪悪の権化!」
「そこまで腐ったかゆあきん!」


「……上のやりとりが書きたかっただけですよね?」


 外の世界の娯楽は、計り知れない。

120 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 21:37:51 ID:kvWEgSRw0
んと、結論は長すぎるのはアウト?
長すぎてごめんなさい…

私の場合はクーリエが最初から規制くらってて投稿できないからでして…
いずれネカフェからでも数点挙げる予定ですが、

私としては投稿するまでも無いスレですので、途中にコメント等雑音入れてもらっても
(読者側は嫌かもしれませんが)構わないので…

現在執筆中のもありますが自重しようかな…

121 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 21:47:48 ID:XeDhTezY0
長すぎるのはtxtにしてどこかにうpすればおk。

122 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 21:51:24 ID:kvWEgSRw0
長編の場合、txtにして うp ですね
鬱 と ネタでしたら…みなさんネタですか??
鬱ならいくらでもかけるのですが…

123 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 22:16:11 ID:G2h6aLBE0
>>122
鬱とギャグならもちろんギャグ。
物がよくても鬱話では読む事すらしたくない人の方が多いんじゃない?
東方の世界観とは真逆に位置するようなものだし。
いっその事最終手段としていじめスレに行った方が共感してもらえるかも知れない。

あと、個人的に言えば30レス超えるのは長いってレベルじゃない。それだけで読むのを諦めたから。
長くても精々10レスぐらいか。これぐらいで週間連載とかも昔はしてたみたいだが。

124 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 22:40:22 ID:CFzhR6uw0
まあ場所の特性からして、
読まないのは自由だけど、
投稿するな、って事は言えないし、言うべきじゃないしな。
長いから投稿するまでもないってのもあるだろし。

長くて邪魔ってのは良く分からないが、
メモ帳に書いて一気にコピペとかなら良いんじゃないかな?

125 名前が無い程度の能力 :2008/03/30(日) 23:50:53 ID:XeDhTezY0
いや、ただ単に長いと読みにくいってだけ。
読みやすさを考慮すると、25文字程度で改行して整えて貰わんと。

126 名前が無い程度の能力 :2008/03/31(月) 00:46:09 ID:Uo.LdCtk0
数行で終わるネタをわざわざ、ロングにしてみた。
ロングにしたせいで落ちが弱くなった。というか台無し。
本来シリアスというか鬱系に書いてたけど、ちょっとネタに走ってみた。
ギャグ系は酷く苦手です。表現がいい加減になる。
いや、ほんとに酷い。 9kbだが 厨臭くて嫌になるわ。
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_9669.txt

127 名前が無い程度の能力 :2008/03/31(月) 00:55:55 ID:2cKlIolM0
黙って投下しろ
いらん事をごちゃごちゃ言うな

128 名前が無い程度の能力 :2008/03/31(月) 01:01:34 ID:Uo.LdCtk0
すまん

129 名前が無い程度の能力 :2008/03/31(月) 01:12:32 ID:kGdF0zrM0
名前が途中から変わってるな。焔髪灼眼の討ち手になってるぞ

130 名前が無い程度の能力 :2008/03/31(月) 01:14:21 ID:ualfbCBg0
名前のとこに 01/26 とか通し番号ついてるとまだ何とかなるかな
読みたくない人は飛ばせばいいし どのくらいの長さかも把握しやすいし
あと一旦完成させてから投稿するのがいいと思う
投稿するまでもないからって推敲しなくていいわけじゃないぜ

131 名前が無い程度の能力 :2008/03/31(月) 01:18:40 ID:Uo.LdCtk0
逆に自分の価値を下げるコメだと負反を買ってしまいますね
気をつけます。
シャナは素で誤爆ww間違えないよう注意していたのだが逆に(ry
だから言い訳はやめろと(ry

それでもアドバイスくれる方々、感謝します

132 名前が無い程度の能力 :2008/03/31(月) 19:09:28 ID:Uo.LdCtk0
鬱作品なら結構楽に作れる。で大体の流れを考えてストーリーだけ記してみた。
いつもはアリス派だが、詳しく設定をしらないみょんを起用してみた。

みょんみょん

myon

妖夢の半身、魂魄は、人間の形である妖夢の事をとても羨ましがっていた。
その喋ったり笑ったりする妖夢を見て、自分も人間の身体を欲しい衝動に駆られる
何より、半身なのに、刀も持てず、好きに振り回せない。
スペルを使うときのみ、分身として現れるのだが。
それでも不満が募る。一番近くにいて届かない存在。妬みが、憎しみが増していく。

妖夢は自分の手足の末端辺りが白くなっていることに気がついた。
対する魂魄は尾の先に白ではない肌色を僅かに帯びている。
日増しにその面積は増えていく。魂魄が妖夢である人間の身体をのっとり、
入れ替え始めたのだ。
ついに完璧に入れ替わってしまった。魂魄の性格は今まで表に出なかったのだが
妖夢の半身である。妖夢の真面目な性格とは逆の性格を露にしたのだ。
「ククク、人も何も斬らないんじゃ刀が泣いてるぜ?妖夢さんよぉ」
この刀を持った手がとても喜んでいる、血を吸いたがっている。
さぁ……いこうか、人里にでも……

私に切れるものは、殆どない!!!


あれ?半身だからって・・・でも何かが切れるはずだ。何かが


…糞ッ、コンニャクかよ!蒟蒻かよ!!!悔しいビクビクッ

次の日にはいつもの妖夢に戻っていた。

133 名前が無い程度の能力 :2008/03/31(月) 21:20:19 ID:W6EXPRRc0
ギャグじゃねーかwww

134 名前が無い程度の能力 :2008/04/01(火) 02:35:54 ID:ZtjzZBps0
鬱系なら話がすいすい進む。だが○雨さんのような文才が欲しい。
いつもはマリアリメインだが、今回は霊夢と幽々子を書いてみた。
ちょっとグロテスク表現が含まれるかも。

『人ヲ食フモノ』


人が食べたい。人の肉が食べたい。生きた人の肉を……
幽々子は最近その考えが頭に浮かんでくる。今までいろんなものを食べてきた。
だが、どんなに食べても私を満たすものは未だ無かった。
既に調理されたものを食べる。
それは死んだものを食べるのと同じ。本来幽霊は生あるものを喰らう。
生で満ち溢れたものならば、私を満足させる事ができる。そう考えた。
今までにない充実感を求め、私は妖夢の静止を振り払って生きた肉を求めに行った。


食べたい。生きるために、力を得るために肉を食べたい。生きた肉を……
霊夢は最近になってその考えが頭をよぎる様になった。今までいろんな妖怪と戦ってきた。
だが打ち滅ぼすたびに、新しく沸いた敵が、過去最強の力を兼ねて襲ってくるのだ。
今まで通り退治する。
それではいずれ負けてしまう。本来博麗の巫女は最強でないといけない。力をつけないと。
だが、今までの食事では足りない。どうしても力が足りない。沸いてこない。
ならば直接、生きた肉を摂取すればいいのではと考えた。
今までにない気力を得て、私は魔理沙に肯定を促すと生きた肉を求めに行った。

二人が出会う。
「貴女、どこへ行くの?……そう、私は細くて美味しくないわ」と霊夢
「流石霊夢ね、鋭い勘だわ。でも一切れだけじゃ満足できないの。だからもっと別の場所。
逆に聞くけど貴女の目的は?」と@
「貴女と同じよ、力を貸すわ。私も大量の肉が欲しいの」
「うふふ、話が早いわね、じゃぁ行きましょう。大量の生きた肉を捕獲しに!!!」


霊夢&@「ちょっと輝夜を借りていきますね」
永琳「涎を拭いて来い。話はそれからだ」

霊夢&@「じゃぁ蓬莱の松坂牛でいいです」
永琳「腕を捲くれ、世界はこれからだ」

135 名前が無い程度の能力 :2008/04/01(火) 21:27:28 ID:xJVEe8cA0
やっぱりギャグじゃんかwww

ずいぶん前にどっかのスレで短編を連投してた人?

136 名前が無い程度の能力 :2008/04/01(火) 23:33:01 ID:ZtjzZBps0
違うぜ、何も違うぜ
長編鬱話と自虐コメントしかかけないアリススキーなんだが。
今執筆してるのはホラー。ネタ無し。

どっかのスレってどこだろう…呼んでみたい罠

137 名前が無い程度の能力 :2008/04/02(水) 00:56:18 ID:w6V4A0nM0
これは今執筆してるものとは違うもの
えっとまた大体のストーリーだけなので描写は省きます

幻想郷では、現在連続殺傷事件が進行中である。
第一の犠牲者は魔理沙。腹部、わき腹ともに深々と刃物を突き立てられ
アリスの迎撃、懸命な介護によって一命を取り留めるも、現在は昏睡状態である。
後にアリスは語る。
「今は魔理沙の介護が先なの…取材は後にして頂戴……」

第二の犠牲者は霊夢。顔見知りである相手に油断をしたのか、警戒していなかったのか
警報を鳴らす勘に気付く間もなく、左肩にパックリと傷口を縫われてしまった。
次なる刃身は身体を捻ってかわし、短針によるとっさの反撃でなんとか追い払うことはできたが
右頬にかすり傷を、右の太股には痛々しい傷跡を残してしまった。腋だけは無事だった。
それでも神事には影響が出たと見え、境内に座っているか傷口が開かないよう大人しく眠っているだけだった。
後に霊夢は語る。
「まさかあの人があんな事を……神事が出来なくなった事はとってもとっても残念だけど、
私は巫女。私怨を持っちゃいけないの……」

第三の犠牲者は氷精チルノであった。
身体の各部を殆ど貫かれた、無残な死体で発見された。
頭部には脳に達しているとも思われるほど深い傷跡も見つかった。
もうそれは完璧な殺人(精?)事件である。
魔理沙、霊夢に恨みを持つ犯行と思わせて実は無差別なのか、
犯人の意図が全くわからない事件なのである。
後にチルノは語る
「いきなりびっくりした。でもあたいはさいきょうだからこわくなかった」

目的はなんなのか、特に第三の犠牲者は今までのより一番酷い結果だった。
犯人は刃物をチラつかせるときも笑っていた、との証言も霊夢から得られたため
愉快犯である可能性が高い。
もし無差別であるならば新たな犠牲者を出さないためにも早急にこの事件を解決しなければならない。
犯人はわかっている。それは──

138 名前が無い程度の能力 :2008/04/02(水) 01:09:20 ID:yC0Q4yLA0
あのさ、完成させてから投下しろって奴。

139 名前が無い程度の能力 :2008/04/02(水) 01:14:52 ID:w6V4A0nM0
エラーでかけなかった。
落ちが失敗したかもしれない。

それは紅魔館の──

中「ちょ、ちょっと咲夜さん、落ち着いてください」
咲「あら、いつもと変わらないと思うけど?」
中「そんなもの刺さったら痛いですから、早くしまってくださいよ」
咲「うふふ、そうよね、痛いわよね………どのくらい痛いのか試していい?貴女の身体で」
この状況、最早いつもの…えっと…そう、チルノが言ってたおさけなさくやでは無い。
早く止めなくては!!第四の犠牲者をだしてはならない。いくら記事になろうとも、死んでしまった者の
事を書くのは非難を浴びるだけに過ぎない。止めなくては!!!

幻想郷最速である私の翼なら!!この距離なら間に合う──…えっ?
緑の中華風な服を纏う門番に、無数のナイフが一瞬の間に、いつのまにか、中華の身体を貫いていた
全身を余すことなく、向かい合って立っていたのに背中にも刺さっている。
催眠術とか超スピードとかのチャチなものではない。一瞬だった。
そして私のまばたきと共に、中華風な娘は糸が切れたように崩れ落ちる。
緑の帽子に深々と刺さったナイフ。
確実だ。あれは脳天を貫いているほど深い。

見てしまった。現場を。生々しいものを、この目で。
現場を見る、この手段ほど他者の証言のように曖昧でない真実を手に入れる方法は無い
だが、今回の場合ケースが悪かった。
顔も見られた……まずい、私の実力では抗えない。ならば逃げる、といっても相手は一瞬で移動してくる
追いつかれるに決まっている。どうする──

咲「ねぇ貴女、やっぱり刺されても普通平気よね?氷精の時もそうだったし……」
手に持ったナイフではなく、私に飛んできたのは苦笑交じりの同意を求める言葉だった。
(な、何を言っているのこの女は、普通刺されたら平気じゃすまない。貴女の目の前に既に無残な死体と
なった娘がいるのに何を…)

中「う、う〜ん、酷いですよ咲夜さん、痛いものは痛いんですから〜」
起き上がった!!!?なぜ?あの深さにあの量では……
帽子に刺さったナイフを抜き取りながら喋っている。不死身か?
咲「また昼寝していたでしょう?自業自得よ。あ、ナイフについた血は洗っておいてね」
中「ならはじめから投げないでくださいよ、もぅ……」
咲「で、そこの鴉、取材しにきたの?え、何?事件……?」

咲夜は語る
むしゃくしゃしてやった。中国ならしななかった。いくら刺しても平気だったから
そのノリで魔理沙、霊夢、チルノを刺した。チルノは平気だったから私の考えは間違ってはいない。

140 名前が無い程度の能力 :2008/04/02(水) 02:48:51 ID:DuxpihCw0
前にも出てたけど、「投稿するまでもない」ってのは「雑でもいい」って
意味じゃないからな?

141 名前が無い程度の能力 :2008/04/02(水) 03:25:03 ID:MQp.OV2w0
>>140
「雑なのはダメ」って意味でもないんだが。
いまひとつ練りこみが足りないから
ここに投稿してる作者もいるだろう。

142 名前が無い程度の能力 :2008/04/02(水) 03:27:09 ID:w6V4A0nM0
thx
そういう感想くれることでどの程度が雑とかわかるから
参考になるよ

143 名前が無い程度の能力 :2008/04/03(木) 00:14:20 ID:fsk.XD2U0
従者自慢?


「やっぱり、うちの咲夜こそが幻想郷一の従者ね」
今日も今日とて開かれている宴会の席で、幼きデーモンロードが愛する従者を自慢する。
「わたしの命令なら、死さえ厭わないわ。ねえ、咲夜?」
「はい、お嬢様」
微笑を浮かべて、瀟洒な従者は主の問いに答える。


「あら、うちの従者も私が命じれば生命の一つや二つ投げ出すわ。ねえ、藍?」
「ほら、橙、あーんして」
「あぁーん」
「美味しいかい?」
「はい!藍さま!」
「あの……、藍?」
満面の笑みを浮かべて、幻想郷一の親馬鹿は主の問いを無視する。
式がプログラムを超えて母性愛を最優先事項と認識した、感動の名場面である。


「いくら出来の良い式神だからって、紫は放って置き過ぎなのよ。妖夢は私のお願いなら何でも聞いてくれるわよね?」
「業務に支障の無い範囲でしたら」
微笑も浮かべず真顔で、未熟な庭師は主の問いに妙にビジネスライクに答える。
「あの……、妖夢?」
「幽々子様、ひょっとして私のこと従者だと思ってます?」
「えっ!違うの?!」
「私の任務は白玉楼の庭の管理と、白玉楼管理者である幽々子様の警護。剣術指南は祖父の趣味を継いだだけです」
「え、でも春を集めてくれたじゃない。戦ってもくれたし」
「あれは、庭師として妖怪桜の管理上、興味があっただけです。あと白玉楼に侵入した賊が幽々子様を狙うというなら、命を懸けてお守りもします」
「でも、代々魂魄家は西行寺家に仕えてくれてるんじゃ……」
「でも、お給金もらってませんよ?西行寺家からは。白玉楼付の職員として是非曲直庁からは出てますけど」
今明かされる衝撃の事実。そういや賃金払ったこと無かったっけ。
「知らなかった……」
「給与明細見ます?小町さんと同じ書式ですよ?」
「いやぁ、金額見せてもらってびっくりだよ。さすが管理職」
「そのかわり、残業代出ませんけどね」
そう言って死神と談笑。ひょっとして妖夢って高給取り?そういえば白玉楼のNo2だっけ、この子。

144 名前が無い程度の能力 :2008/04/03(木) 00:14:50 ID:fsk.XD2U0
「まったく、うち以外ろくな従者がいないわね。月の姫、あなたの所はどうなのよ?」
「だめだめ、全然逆らえないもの」
苦笑を浮かべて、永遠の姫君は吸血姫の問いに答える。
「財布も指揮権も全部永琳が握ってるのよ?プロバイダ契約切られそうになった時は土下座して謝ったわよ」
私は名誉会長で、代表権を持った取締役はあっち、と輝夜は永琳を指差す。
「じゃあ、あのへにょ耳ウサギはどうなのよ?あれは薬師の弟子なんでしょう?」
「格闘家じゃあるまいし、薬学の先生と生徒でなんで命の掛け合いするのよ」
ドライに答える薬師。
「それに私は姫のペットですから」
仮にも人型の存在が口にするには問題がありそうなことを、月ウサギがさらりと言う。
「じゃあ、そのお姫様のためなら命をなげうつの?」
「犬じゃあるまいし、ウサギにそんなこと期待する?」
馬鹿馬鹿しい、と月の姫。


「じゃ、じゃあやっぱり幻想郷一の従者はうちの咲夜で決まりね!」
「消去法っぽいけどね」
百年来の友人に茶々を入れられる吸血姫。まあ、勝ちは勝ちでいいじゃない。

「そういえば、お前はちゃんと給料貰えているのか?」
「私は取締役の一人よ?利益が出なきゃ報酬なんて無いわ」
居合わせた黒白の魔法使いの問いに、メイドが答える。あれ、なんかうちも怪しい雲行き?
「生産性皆無の居候は新書の費用を請求してくるし、強行突破してくる不法侵入者から受ける被害も馬鹿にならないし」
そのうえ、主は見えっ張りだから遊興費もかさむし、と紅魔館三大支出を一睨み。
「門番自慢の菜園が無ければ、今ごろ会社更生法のお世話になってるわね」
ああ、ヒエラルキーが音を立てて崩れて行く。まさか実は美鈴にも頭が上がらなかったなんて。
「お嬢様は紅魔館の頭首なんですから、どうぞ御気になさらず」
「は、はい。アリガトウゴザイマス……」

権力闘争とも階級闘争とも無縁の幻想郷。
そんなものは、まだしばらく幻想入りはしそうにないのです。

145 名前が無い程度の能力 :2008/04/03(木) 00:49:46 ID:tJ.vPGIE0
藍の母性愛に全俺が歓喜した
紫は泣いた

ラストを読み返すとまた深い

146 名前が無い程度の能力 :2008/04/03(木) 02:31:59 ID:ev2TBrWE0
妖夢のポジションの新解釈が良いですねw
是非曲直庁はしっかりしてそうだからなあ……

147 名前が無い程度の能力 :2008/04/03(木) 14:43:44 ID:2VVFRQDM0
極一部の善意に支えられてるw ワロタw

148 名前が無い程度の能力 :2008/04/04(金) 10:39:40 ID:N9b5BZpA0
フランス革命もはるか昔の話なのに、いまだ概念は幻想郷入りせず。かw
面白いわ、これw

149 名前が無い程度の能力 :2008/04/05(土) 11:06:07 ID:iPsx4z.c0
紅魔館に一つの白黒い陰
それに立ちはだかる門番

魔「おっす、今日も通してもらうぜ!!」
美「今日という今日は通しませんよ!!」
「と言って何回目かしら?」
美「へ?あぁ!咲夜さん!!」
咲「あなたの言葉、信用ならないのよ。それでね、今日は別のルールで戦ってみては
 どうかしら?」
美「別のルール?」
咲「これよ」
一瞬の間で魔理沙と中国の前それぞれに、小さな机とその上にたっぷりと水を注がれた容器が現れた
魔「ん…これってあれか?どっちが長く息が続くかって言う奴か?」
咲「そうよ、私が審判を務めるわ。さぁ準備して頂戴」
魔「面白そうだ、乗ったぜ!!」
美「了解(流石咲夜さんです、私がこういうの得意だと知ってていらしたんですね
   私の記録は幻想郷でも5本の指に入るとか入らないとか。咲夜さんありがとう!!)

咲「始めるわ、よーい」
魔、美(スゥウウウウ)
「ドン」
と同時に中国は顔を水の中に突っ込む、魔理沙も………?
魔理沙は顔をつける振りだけしてつけてはない

結構な時間経過

美「ゴポゴポ(ふふふ、相手は小さな人間、もうとっくに顔を出している所でしょう
 だがな魔理沙、酸素を持て余す)

さらに結構な時間経過

美「ゴポポ(このぐらい長ければ咲夜さんも尊敬してくれるでしょう、すごいわ美鈴なんていわれちゃったりとか
  美鈴様これからは私になんなりとご注文をとか肩をおもみいたしましょうだとかやだな咲夜さん私に惚れないで
 くださいよ付き合って欲しいそんなこまりまs………っとそろそろきつくなってきたわ……もう十分よね)

魔「おい、咲夜、それは酷いんじゃないか?」

美「ゴポ(ん、魔理沙の声…て事はもうギブアップですか、なら私も顔をあげると………あれ?あがらない
  なんか頭に違和感が…gggg、ちょ・・やばいって酸素が、ぶぶぐぐぐぶぐgぶggぶgぶgぶg
…………g………………)」

咲「良い子は真似しちゃだめよ」

150 名前が無い程度の能力 :2008/04/12(土) 01:37:41 ID:Gx45Aqe60
貼っておくべ。管理スレより。
この板、アンビリカルケーブル外れてるみたいよ。

872 :凜  ◆Wpuzura65A:2008/04/12(土) 01:02:16 ID:vnbT/JnI0
流石に、自分で取っておいて、管理は他の人に丸投げとか非道過ぎるでしょう。
てなわけで、腰を上げてくれた人には申し訳ないけれど、板の移動以外は今まで通りで。
管理人も続けさせて頂きます。

まあ、こちらとあちらで 少しばかり差は有るんですが、
その辺はこう……板が違うって事で。


このスレ使い終わったら諏訪子様も新しい幻想郷へ!
http://jbbs.livedoor.jp/game/42679/

151 名前が無い程度の能力 :2008/04/12(土) 04:38:36 ID:R4htJnKE0
追記:向こうに立てるのは話し合って適切な時期で。隙間落ちする可能性があるので。

152 名前が無い程度の能力 :2008/04/16(水) 01:03:37 ID:VDprGaI.0
保守!

153 名前が無い程度の能力 :2008/04/19(土) 01:46:29 ID:NsYRkccQ0
スレタイに真っ向から反するけど、ここって保管の需要ある?

154 名前が無い程度の能力 :2008/04/19(土) 01:50:24 ID:m2c6hcps0
需要はあるだろうけど、
逆に保管されたくないって人も居そうな気はする。

155 名前が無い程度の能力 :2008/04/20(日) 19:39:36 ID:xRilGFkY0
昔あった、紅魔館の下っ端メイドが咲夜さんに告って仕事をクビ・・・
ってやつが好きだったな

156 名前が無い程度の能力 :2008/04/20(日) 23:04:08 ID:G6dG4mlk0
http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1152798704.html#674
これか
さっきゅんマジ瀟洒

157 名前が無い程度の能力 :2008/04/20(日) 23:08:16 ID:Aj./1oXk0
改めて読むとやっぱり上手いなぁ

158 名前が無い程度の能力 :2008/04/26(土) 22:26:51 ID:lnmqP3RE0
まさにショートショートだな、すばらしい

159 名前が無い程度の能力 :2008/04/28(月) 06:31:47 ID:78m9z6mM0
居間でちゃぶ台を囲んでいた昼下がり。
「早苗、こっちいらっしゃい」
胡坐をかいた神奈子様が、自分の膝を叩いた。

ちょっと辺りを見回し、人の目がないか確かめる。
大丈夫だ。
正座のまま、膝とつま先を交互に浮かせて、神奈子様の隣にすりよる。

「で、では失礼します」
背中から、神奈子様に重さがかからないように。お尻がちょうど胡坐の中に入るように。
前のように足を組めず、体育座りの格好で、神奈子様の脚の中に納まった。
「なぁに、失礼しますって。昔からご飯のときはこうやって食べてたのに。」
「それは中学生までです。今はちゃんと普通に食べてます。」
「早苗大きくなったもんね」
両脇から腕を回され、緩く抱きしめられる。
「本当に大きくなった」
後ろから聞こえる囁くような声と、触れているところから伝わる体温に、気恥ずかしくなった。
やっぱり、この年ですることじゃないな、と少し後悔し始める。
「早苗」
「はい」
「友達できた?」
「昨日1人できました。アリスさんという魔法使いの人」
「そう、よかった」
「はい」
それきり、話は途切れてしまった。
神奈子様は変わらず、腕を軽く交差させて抱きとめている。
なんとなく、腕の中から出るのが名残惜しくなった。
そして、そのまま神奈子さまの緩やかな呼吸を聞いているうち、うとうとしてしまった。
ふと外に目をやると、日は赤みを帯びている。
もう秋も終わりだもんなあ。
寒くなったら、神奈子さまに、またこうしてもらおう。

160 名前が無い程度の能力 :2008/04/28(月) 18:26:07 ID:3G.Xw2b60
なんという慈愛の母

この後ケロちゃんが帰ってきて早苗をサンドイッチするんですね

161 名前が無い程度の能力 :2008/05/05(月) 00:03:36 ID:UXOcSIg60
チルノ「性格にナンありっていいことだわ」
魔理沙「この妖精、またなんか言い出したぜ」
チルノ「ナンって食べ物なんでしょ?
     性格にナンすらないやつは、まるで食えない奴、ってことじゃない」
魔理沙「……なるほど」

162 第2回月都万象展 :2008/05/19(月) 00:43:37 ID:7yZ/NGi60
輝「えーりんえーりん、また万象展やるわよ!」
永「それは構いませんが何を展示するんです? 前回あらかた展示してしまって特に目新しい物はありませんが」
輝「だいじょーぶよ。巷で流行ってる(?)儚月抄がらみで、いつぞやの月面侵略戦争んときのアレがあるじゃない」
永「ひ、姫。まさかアレを展示なさるつもりですか!?」
輝「そうよ。何か問題でも?」
永「問題も何も、あんな物引っ張り出したら妖怪連中に黙っていませんよ!」
輝「その点は心配ないわ。その分の儲けは折半することで話はつけてあるから。――ねぇ、てゐ?」
て「うん。ぬかりないよ」
輝「というわけだから、早速準備にかかってちょーだい♪」



【永遠亭はあるよ。ここにあるよ】でおなじみ、永遠亭で第2回目となる月都万象展が開催されている。


前回好評だった『兎の餅つきショー〜月と地球の競演〜』には再び長い列が出来ているが、
それを上回る勢いで長蛇の列を築いているのが今回の目玉展示『月面戦車凸型』だ。
これは先の月面侵攻戦争で月軍が使用した物で、古参妖怪の中には忌まわしい記憶として覚えている方もあるだろう。
しかしあれから長い歳月が過ぎ、新しく生まれた妖怪や外来の妖怪、


更には人間が増えた今日では異文化の技術(戦争という負の産物だが)は目新しい娯楽の種であることは否めない。
また、本展示には件の戦争を模した遊具(これまた古参妖怪には苦々しい限りだが)が併せて展示されており、
これが大行列の呼び水となっている。
遊具は『侵略者』という名前で、隊列を組んで蟹歩きで攻撃してくる敵(妖怪か?)を
月面戦車凸型を操作して迎撃するもので、手軽に弾幕ごっこのごっこが出来るため大変な人気を博している。


他にも特別企画として里の戦車工房『久利須亭(ある戦車技師の名前がモチーフ)』から
戦車技師の里香さんを講師として迎え、「月面戦車凸型とその系譜」と題した講演も行われた。
講演会では最新鋭の『スペースボンバー凸型』のデモンストレーションが行われ、
ドリルアームが次々と標的を(点やPやBアイテムごと)破壊して、圧倒的破壊力を見せつけ聴衆をわかせた。


                                    〜文々。新聞より抜粋〜



こうして第2回月都万象展は幻想郷中でコインが不足する程度に賑わったという……。

163 名前が無い程度の能力 :2008/06/10(火) 19:55:36 ID:XOJrzam60
>>161
なんだか、某所の4コマみたいだ。

164 名前が無い程度の能力 :2008/06/10(火) 21:10:49 ID:ghNryi1o0
殺される。

萃香は、目の前の霊夢を見てそう思った。霊夢はまったく何の表情も浮かべていない。それがひたすら怖い。
唯一感情があるのは目だ。怒りでも憎しみでも、侮蔑でもない。養豚場の豚を見るような目。
あんな目で見られるならば、憎悪を叩き付けられる方がマシだった。
「……萃香」
謝らなくては。だが、なんと言って? 自分が霊夢の立場だったら、許せないだろう。
「……れ」
す、と霊夢が手のひらを萃香に向けた。
「ご、ごめ」
「そう、自分の罪を認めるのね」
「うん。わたしが、悪かった」
「でも、もう遅いわ。たとえあんたを八つ裂きにしたところで、手遅れよ」
「う……」














「あれだけ、用を足してから寝ろって言ったのに!! またババして!!! しかも私の布団で!!」
「うわ〜ん! ごめんなさいぃぃっ」
「酒を飲むなとは言わないわ!! でも、おねしょするまで飲むのは許せない!!」
「だって、飲みたかったんだもん!!」
「おかげで! みなさいこの新聞!! 『博麗の巫女、おねしょ癖発覚!!』 幻想郷中の笑いものよ!!」
「あ、あ、文を連れてくるよ! 事情を説明して……」
「あの覗き野郎ならさっき永琳の所に入院させたわよ。半年は出てこれないくらいにしてね!!
あんたは一年は出てこれなくしてやるわ! それとも病院すっ飛ばして説教屋のところが良いかしら!?」
「ギエーーー!?」

165 名前が無い程度の能力 :2008/06/10(火) 21:12:20 ID:yd93Ae5.0
すいかのおちっこと聞いて飛んできました

166 名前が無い程度の能力 :2008/06/10(火) 22:20:35 ID:47fdSUl.0
\ぺどゐ/

167 香川平定 :2008/06/10(火) 23:47:26 ID:WB0uMyUA0
お宅キモイよ
http://ameblo.jp/tikyuusaisei48dengeki

168 名前が無い程度の能力 :2008/06/11(水) 20:20:57 ID:/9I1becQ0
ババって俺の地元じゃウンコなんだが
まあ聖属性のアイテムである事には変わりはない

169 名前が無い程度の能力 :2008/06/11(水) 21:22:54 ID:e7/LlJOw0
「ふんふーん。私はミスティアー。ナイトバードなのー。今日も人間をー。惑わせるのよー」
「夜雀見っけ」
「た、食べられるーーー!!!」
「あら、食べないわよ」
「ほ、本当?」
「生で食べるとお腹壊すでしょう?」
「助けてーー!へるぷ!へるぷみー!」
「あらあら」
「そろそろ黙らないと本当に食べちゃうわよ?」
「…!」
「そうそう、いい子ね。ところであなた。ちょっと鳴いてみてくれるかしら?」
「…?」
「早く鳴きなさい?」
「ち、ちんちん…」
「もっと大きな声で」
「チンチンチンチン!」
「ふふふ。良く出来ました」
「な、なに?」
「ちょっと一緒に付き合ってもらおうかしら」

ここまでの文で俺の考えてるオチが分かったら作者名公開する

170 名前が無い程度の能力 :2008/06/11(水) 21:24:23 ID:ZqPR3SIU0
公衆の面前でひたすらチンチン言わせるんですね

171 名前が無い程度の能力 :2008/06/11(水) 21:37:29 ID:l/C1y.L20
妖夢に羞恥プレイじゃないのん?
みすちーは別に恥ずかしかないだろうし

172 名前が無い程度の能力 :2008/06/11(水) 21:57:06 ID:e7/LlJOw0
>>170-171
違うな。残念だ。しかし俺の中の妖夢虐め魂に火がついた
妖夢に羞恥プレイはぜひSSにして投稿しよう

173 名前が無い程度の能力 :2008/06/12(木) 03:25:26 ID:eZub3zfQO
>>164
その後霊夢が一人で寝てうっかり本当におねしょしちゃうのが見えた

174 名前が無い程度の能力 :2008/06/16(月) 00:01:21 ID:8.iUVhPs0
反重力光線『デストロイド・カイザー』を操り、
怪獣軍団主力のギドラ部隊の長のカイザーギドラ。
かつて地球の伝説の領域に存在し、古代文明に封印されて以来
文明を憎むようになった古代獣、バガン。
2体の怪獣を従え、怪獣達の前に立つ彼らの総大将。
最強の命を手に入れた生物。神々さえも裁けず、しばし眠らせるだけがやっとの、
生命力。
天からも、地獄からも見放された生物。故に、ただ隠され続けた存在。
今、彼は自分の世界を作るために動き出した。多くの配下を従えて。
『完全生命体』デストロイアの始動であった――。

175 名前が無い程度の能力 :2008/06/26(木) 22:51:29 ID:uoiOBcP20
あまり濃くならないようにしたが所々で暴走しちまってたようだ。まいいや。
中途半端に長い上にくどいので注意。


今日も霊夢は一人ぶつぶつ呟きながら幻想卿内を飛んでいた。

霊「はぁ〜人里まで食料の買出しに行くだけなのに今日はやけに疲れるわ〜」

前方にチルノらしき妖精がこちらを見て仁王立ちしてたのが見えたが、
霊夢は無視して避けて通過した。

チ「こ、こら、無視するな〜」

霊夢の目の前に来て先を阻むチルノ

霊「もう。また何の用よ(こんな時にまた面倒なのに会っちゃったわ・・)」
チ「ここで会ったが100年目!弾幕しょーぶよ!今度こそ負けないからね!」

霊「あ〜チルノ?今日は忙しいからパス、そういうわけで、じゃあね♪」
チ「あ、こら、待ちなさいよ!」

霊「もーついで来ないでってばー」
チ「今日は何が何でも勝負してもらうよ!いつも負けっぱなしはヤだもん!」
霊「にーげーるーがー勝ーちーよー」

1時間以上に及ぶ追いかけっこが行われた。それでもチルノはしつこく追ってくる。

霊「(あ〜もう、しょうがないわねえ・・)」
霊「わかったわかった、相手してあげるからもう追ってこないでよ・・」

チ「ハァ、ハァ・・そ、そうこなくっちゃ」
霊「・・・あんた、休憩してからにしたら?待ってる間に逃げるけど。」
チ「へーきだよ!さあ、かかって来なさい」

やれやれと、ため息をつく霊夢

チ「こないならこっちから行くよ!くらえ!アイシクルフォール!」
チ「ふっふーん、あたいの氷の矢で踊りなさ・・」

ひゅん!

チ「い!?」

突然チルノの目の前に現れた霊夢は、また溜息をこぼしながら哀れみを込めて言う。

霊「だから何でEasyにするのよ・・あんた」

チルノは慌てて一歩後ろに下がる

チ「あたいの技を見切るなんてさすがれいむね!」
霊「・・・・学習能力皆無ね。」

176 名前が無い程度の能力 :2008/06/26(木) 22:52:20 ID:uoiOBcP20

霊「じゃあ今度はこっちからいくわよ、夢想封印〜(※ややめんどくさそうに)」
チ「う、いきなりこれなの・・」

霊「ほらほら、私のところまでこれるかしら?」
チ「ふ、ふん、やってやるわ!こんなの飛んで火に入る夏のリグルよ!」
霊「・・・それは私が言うべきセリフよ。」

チ「よーし見てろ〜。こんなの無傷で突破してやるんだから!」

ガッガッガッガッガッ

霊「・・ちょっとあんた、いくら何でもいきなり喰らいすぎよ!」

チ「大丈夫、これくらいなんてこ・・と」
霊「(・・いつもよりかなり抑えてるはずなのに・・)」

霊夢はこれ以上は無理と思い、スペルを解いた

霊「まったく、自動殴打装置のAAでも貼ろうかと思ったわ」
霊「それより、あれだけ自信たっぷりに挑んできた割には、いつもより動き悪いわよ?」

チ「はあ・・はあ・・そんな事・・ないよ、あたいはいつもどおり・・」
霊「バカねえ。だから休憩してからにしなさいって言ったのに。汗びっしょりじゃないの」

霊「・・とにかく勝負は私の勝ちね、じゃあ私はもう行くから」
霊「・・って聞いてる?」

チルノは息を荒げながらうつむいている。

チ「はぁ・・はぁ・・・・・」

そして気を失い、そのまま落下していった。

霊「ちょっと・・チルノ!?」

霊夢は落下するチルノを慌てて追いかけ、手を掴み、抱きかかえた。

霊「・・気が失う程戦って・・って、ちょっとあんた、すごい熱じゃない!」

チルノは常に冷気を帯びているはずだった、確かに今も冷気を帯びてはいるが
霊夢はその冷気の奥から熱が伝わる不思議な感覚に驚いた。

チ「うぅ・・あつ・・い・・・・」

霊夢はハッと気づいて空を見上げ、太陽がギラギラと照っているのを確認した。

霊「そうか・・この地域、陰が全く無く、気温も高いから・・」

チルノが勝手についてきたとはいえ、この地域にまで連れた自分のせいでもあると
責任を感じた霊夢はチルノを抱え、とにかくこの暑い地帯から離れようと
移動をはじめるが・・

177 名前が無い程度の能力 :2008/06/26(木) 22:53:56 ID:uoiOBcP20

霊「まずいわ・・どんどん身体の冷気が消えていく・・
  早くしないとチルノが・・どこか・・どこか涼しい場所・・」

チ「うぅ・・・」
霊「・・待ってて、絶対助けるから」

辺りを見渡すと、山頂付近に雪が積もっている高い山があった。

霊「そうだわ、ここからだと、あそこが良さそうね、・・すごく高いけど」

霊夢は目にした山頂を目指してひたすら上へ上へとチルノを抱えて上る

ヒュォォォォォ

霊「・・って、さすがにちょっと上まで来すぎたかしら・・でもここなら大丈夫ね」

雪をチルノにかぶせて意識が戻るのを待つ霊夢

霊「ふぅ・・それにしても、高いだけあってほんっと寒いわね(特に腋辺り)
  それも酸素も薄いし・・はぁ、抱えて一気に駆け上がったから疲れちゃった・・」


・・・

数時間後


チ「ん・・うーん・・こ、ここは?確かあたいは・・暑さで気を失って・」

チルノが目を覚ました。
横には霊夢が体育座りで自分の体を抱えるようにしてうつむいてる霊夢が居た

チ「れいむ、起きて、起きてよー」
霊「・・・・」

しかし霊夢に反応が無い。
人間がこの場所に長時間居るのは自殺行為に等しいくらい気温が低く、酸素も薄い事は
チルノでも分かるくらいであった。

チ「れいむ・・顔あげてよ!」

チルノが霊夢を揺すると、身体をぶるぶる震わせながら小さな声で呟く

霊「・・よかった、良くなったのね・・」

そう言うと再び気を失う霊夢。

チ「れいむ!ちょっと・・!」
チ「・・とにかく、ここから降りないと・・」

今度はチルノが霊夢を抱えて、下へと運んでいく

178 名前が無い程度の能力 :2008/06/26(木) 22:57:25 ID:uoiOBcP20

チ「・・う・・重いよ・・れいむ」

体格が小さいチルノには霊夢を運ぶのは無理があるが、
ゆっくり降下するだけなので、何とか霊夢をおぶって下へと下へと運んでいく。
下へ降りていく内に気温が少しずつ上がっていき、徐々に酸素も濃くなっていくと
霊夢は、チルノにおぶられたまま虚ろながら意識は戻っていた。

霊「・・ごめんね。助けるつもりが逆に助けられたわね・・」
チ「ううん、これでおあいこだよ。ごめんね・・れいむ」

チ「でもどうしてすぐ山を降りなかったの・・?人間がそんな格好であんな所に長く居たら・・」
霊「あんたがちゃんと目を覚ますの確認しないと安心出来ないじゃない・・責任も感じてたし
  それに、あれで良くなる保障もなかったしね・・。」

チ「・・・そんな事で・・バカだよ・・れいむ」
霊「・・ふふ、まさかあんたにバカって言われる日が来ようとはね・・」

霊「ま、今回は私のバカでいいよ。ありがとう・・チルノ。」

おわり。

SS書いた事無かった上に、やっぱ普段小説まったく読まないせいもあるのか、
どうも語りの部分がダメだな特に。

179 名前が無い程度の能力 :2008/06/30(月) 00:17:42 ID:8ZJy9cQY0
>>175
GJと言わせていただこう!
こういうのは好きだよ。心に来るものがある。今回は温まった。
技術云々よりもそっちが重要だと思うんだぜ。えらそうですまん。

180 175 :2008/07/01(火) 22:20:05 ID:AstbrAOI0
>>179
そいつぁヨカッタ。
一人でもそう言ってくれる人が居てくれて助かったよw
チルノネタで温まるというのもアレだが(氷キャラ的な意味で
あえてそういうのもいいかなと思ってついカッとなってな。

181 ◆n0X/C6ZNOM :2008/07/06(日) 20:52:05 ID:sxNouENY0
         _______
         ̄二つ )、_
      _,. -'"      `ヽ、____
     ,.'"           <
    , ' γ   、    -、  、  `,
   .,'  ノ_  ハ ハヽ、ヽ i ハ  i ゝ
   i'  く レ イ,.--=.、ハノ_イ、ハノイ´
   i   i ヘイハ'゜ _ノ⌒i Lォ.!ハ>
  ノ    ハ |  ̄  、`ー-'l |   僕の名前は森近霖之助。
   |,.イ  λ ゝ.   -_-   ハ リ   魔法の森の近くで古道具屋「香霖堂」を開いている者だ。
     レヘハ イiヽ、   /iノ     この幻想郷という地には、人間をはじめ、妖怪から神様まで
    __,.-.イ V L_ゝ、ニT´、!/       色々な存在がいるわけだが、なかなかどうして、魅力的な子も多い。
  γ    ヽ> \ \_ _/ / i `゙r、     僕も普段は表にださないものの、持て余すものがないわけでもない。
 /      i〉  \ y' /  |/  _.〉_     そう…色々とね…
 i  _,,...--...,,ヽ   / /  /|   Y  
 ',.      ,.イ、 / /  / .|、  ',   
  ハ!     ._ヽ!イ__イ____/___yゝ、ヽ,
   ',    r> '"´  `', ', ',  ヽ!
   i,   ,.イ       l  l l   i
   |ハ      .........:::::::::|  | |   イ

182 ◆n0X/C6ZNOM :2008/07/06(日) 20:56:53 ID:sxNouENY0
|    /`iー、、
|    〉/;;;;;||\
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|:// l.:.:.:.:/.:.:/.:/‐- 、l_.:.:.:.:l ,,.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ
|/l l:::::::l.:.:/:.:l.,ィェ=ァ、、`// l__.:l.:.:.ハ.:.:.:.:.:.l
|//、:::::l.:.:!、 つ;;;;;゚l .ソ'"´'"__ l`/ハ l.:..:.:.:.l
|/::/冫:ハヾ、ヽヒ;;;;;/ン    イっ::ハ/::::ll.:.:.:/l:l
|::::/ノ:::/;;;;、;;;;;l  ̄´     ヒ;;::/,,ノ,:::::〃.:/!/
|::/ノ:::/;;;;;;;_ l、      '   ̄ イ"k'"´'";;;;;l      こんにちは、霖之助さん。
|/ノ:::/>"エオ` ト、  ` −   _イ;;;;;l 'ヽ;;:::::;;;;;\     調子はどう?
|ノ:::/ノ, '´l.:.:.:ヽ<>-,― ' ´l_,ェェ、l  \:;;;;;;::::\
|:::/ノ l.:.:.:ll.:.:.:.:l \_,イ::`ー 、 l,z=ェ、l    ヽ、;;;:::::::ヽ、
|:/ノ/ ヾ、ヾ、.:.:ト、 l-ヽ、::::: l::.:.:.:.:l       \;;::::::::\
|'ノ   //、´゛'l`゛ l'´ ̄ヽ、::l.:!.:.:i.:l`、       ヽ;;:::::::::ヽ、
|'   //;,;,;,;,ヾ=l  ll:,:,:,:,ヽ:,:,`'、"'´'l l         \:::::::::ヾ、
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| ヽ;;;;;;;;;;;ヾ、;;;_,;,;_;;´;;,;,;,;,;,;,;,;, ̄;,;,;,,〉::: l

183 ◆n0X/C6ZNOM :2008/07/06(日) 21:08:43 ID:sxNouENY0
         _______
         ̄二つ )、_
      _,. -'"      `ヽ、____
     ,.'"           <
    , ' γ   、    -、  、  `,
   .,'  ノ_  ハ ハヽ、ヽ i ハ  i ゝ
   i'  く レ イ,.--=.、ハノ_イ、ハノイ´ .。oO(博霊霊夢。博霊神社の巫女…)
   i   i ヘイハ'゜ _ノ⌒i Lォ.!ハ>      (彼女はとてもフランクな性格で、誰にでも人当たりがいい。)
  ノ    ハ |  ̄  、`ー-'l |        (誰かに好意を持っているのかどうかも分かりにくいわけだが…)
   |,.イ  λ ゝ.   -_-   ハ リ        (僕に芽はあるのかな…?)
     レヘハ イiヽ、   /iノ      
    __,.-.イ V L_ゝ、ニT´、!/      
  γ    ヽ> \ \_ _/ / i `゙r、   
 /      i〉  \ y' /  |/  _.〉_

184 名前が無い程度の能力 :2008/07/07(月) 02:03:59 ID:K7xEGimQ0
>>183
AAでもSSでも一通り完成させてから書こうぜ

185 名前が無い程度の能力 :2008/07/07(月) 02:04:49 ID:DRY7SlF20
それ以前の問題だと思う

186 名前が無い程度の能力 :2008/07/07(月) 18:50:33 ID:WMV3lG3.0
こんなこーりん嫌です

187 名前が無い程度の能力 :2008/07/07(月) 23:26:03 ID:Fy9itEnc0
その日も空は青かった。
とんてん、かんてん。
谷に掘った洞窟。穴から聞こえてくる。
鉄を叩く音。叩く音。
「こんなもんかね。大体」
碧い妖怪が、胡瓜を齧り、呟いた。
――全自動卵割り機。
鶏卵を設置すれば自動で割ってくれる機械。
白身と黄身の分離機能も付属。お菓子作りにも役立つ予定。
「全く。見た目通りというか、見た目に似合わずというか」
モノクロの魔法使いからの依頼。
――卵を綺麗に割れる道具があればなぁ。
何気ない一言。盟友の為に、少女は槌を振るう。
とんてん、かんてん。きり、きり、きり、きり。
ロゴプレートの螺旋を締められて。機械は完成した。
帽子を脱ぎ、髪留めを外し。
汗を拭いて、またすぐに帽子を被るはずだった。
「にとりー、遊びに来たぞー。なんだ、いないのか。
 あー?なんだこの面白そうな機械は。せっかくだから貰って行くぜー」
突然の声に驚き隠れ。影から出る前に白黒は再び加速を始めて。
機械の傍に置かれた帽子は。機械と共に持ち去られて。
被るもののなくなった少女は。
「おーい何をするのかねぇ!返してええええ!!」
鍋を被って走り出していた。
「お?なんだあの怪しげな鍋は。とりあえず撃っておこうか!」
閃光が幾筋も放たれる中で。少女はそれでも立ち止まれず。
「おおおお!のっびーるアーンムッ!!」
背負った鞄から伸びる腕、腕、腕。
しかし。箒は尽く機械の指から逃れ。
「じゃあなー」
少女は空の彼方の星と消えた。

魔法の森の小さな家。壁には蔦がうねり、看板の下には茸が芽吹く。
焦り、河童は力の限り走り。そして辿り着いた。
がちゃり。扉が開く。
「おっ、と。どうした盟友、そんな鍋を被って。帽子でもなくしたか」
飄々と告げる。
「返してよ。私の帽子。さもなきゃ、弾幕で勝負させてもらうよ」
淡々と告げる。
二人は、口だけを微かに歪めた。

大波のような青白の弾幕。その中を掻い潜り閃光を放つ。
最低限の動きで白をかわし、無数の腕を伸ばす。
隙間に陣取り、星をばら撒く。
鞄にかすり。服を破り。鍋に当たり。それでも、左右から波を流す。
魔女は焦り前に出て。光学迷彩に隠された腕に掴まれた。
高い空を見つめて。魔法使いは落ちていった。

「あー、負けた負けた。今日のところは引き分けにしといてやるぜ」
「どういう理屈よ。さ、帽子は返してもらうわ」
肩を上下させ、碧い妖怪は手を突き出した。
「ああ、帽子は返すぜ。って機械はいい、の、か……」
白黒の魔法使いは被っていた帽子を脱ぎ。
中から緑の帽子を取り出し。
固まった。
「お前、帽子の下は。成程、そうなってたのか。道理で」
急ぎ、鍋に手を当て。不自然な突起に触れ。それが破れた鉄板だと気づいて。
「きやぁあぁ!?」
河童の絶叫が幻想郷にいつまでも響いていた。
その日も空は青かった。

188 名前が無い程度の能力 :2008/07/11(金) 19:55:28 ID:q9Yh0qqk0
びっくりした
何がびっくりしたって
新参の私にはまだこの幻想卿に住処がないわけよ。
んでしばらくは一番最初に目に入った廃れた神社に住むことにしたの
そこを拠点に私の家を探そうって訳。
どうみても人が住んでいなさそうだし、
例え廃れていても屋根の下で寝たいじゃない?

日が落ちて周囲は暗くなり……
あー遠まわしな言い方めんどくさいから、夜よ。夜になったの。
んで今日はもう寝ようかと思ったとき、何か気配がするの。
こんな廃れた神社に私以外の気配ってあれしかないわよね、うん。
お化けよお化け。足払い喰らわせようとして空振りしたのだから間違いないわ。絶対お化けよ。

流石に祟られるのもあれだから床下、境内の下かしら、暗かったんでよくわからないけど
逃げ込んだの。
逃げ込んだのはいいけれど、そこにも何かいたのよ……
ヌルッとして気持ち悪かったわ。人間じゃなかったわね。爬虫類かなにか。
蹴り飛ばしてもとても硬い鱗をお持ちのようで、激痛で一瞬足の感覚が無くなったわよ。

食べられたらたまったものじゃないと、今度は屋根裏に逃げ込んだの、そこなら安全…
かと思いきや、幼女が寝ていたのよ。
なんだ、人が住んでいたのか、という一瞬の安堵の後、あることに気づき、冷汗が止まらなかったわね。
この頭から生えている2本の鋭い角のようなものは……
鬼です!鬼なんです!!知っていますよそれぐらい……

なんなんですかこの神社は……
怖気づいた私は逃げましたね。こんな所で一晩明かしたら、もう二度と太陽を拝めなくなるかもしれない。
一目散にその神社から離れました。途中木々には藁人形が張り付けてあったりと、もう恐怖で泣きそうでした。


もっと早く気付くべきだった。あの神社の廃れ具合は兎も角、畳、襖、障子、あらゆるものに歯型のようなものが付いていたことに
不気味だ。不気味すぎる。あんな神社は潰したほうが良いかも知れない。神社を潰すなんて……とは思うが、物の怪の住処となっては
逆に潰してあげたほうがいい筈だ。
私の力なら可能。局地地震を起こすことなど朝飯前だ。むしろこれは私に授けられた命なのかもしれない。
やるしかない。



そぉい!
地震「先憂後楽の剣」


後日、自称神社の住人である破廉恥腋巫女にフルボッコされたのは言うまでもない。

  * * * * * * * * *
駄作ですまない。神社が潰れたら亀(げんじー)とかどうなったんだろうな と思っただけだ。
天子の話だ。

189 名前が無い程度の能力 :2008/07/11(金) 21:24:12 ID:.yUmJTMc0
歯形は玄爺のものなのかそれとも…
霊夢、飯でもおごろうか?

190 名前が無い程度の能力 :2008/07/12(土) 03:03:57 ID:6FBdadzk0
もう一本

「霊夢、食事の支度ができたぜ。今日はスッポン鍋だ」
「あら、どこで取ってきたの? あの湖にいたかしら」
「いや、境内の下にいたぜ」
「げんじーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

191 名前が無い程度の能力 :2008/07/29(火) 21:40:46 ID:fA0j2Kbw0
サー!保守!サー!

192 名前が無い程度の能力 :2008/08/04(月) 00:10:55 ID:XJq/0FvM0
あげお

193 名前が無い程度の能力 :2008/08/05(火) 21:17:37 ID:nCVxUBcg0
このペースで一目に触れず消えてしまう前に
新板に移行した方が良い気がするんだが

194 名前が無い程度の能力 :2008/08/07(木) 19:25:35 ID:KIMdn/E.0
確かに移行した方がいいかもしれないな

195 sera :2008/08/11(月) 21:40:52 ID:gUMmA3.E0
女性の視点から作ってみました。
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196 言葉のアヤ 1/3 :2008/08/14(木) 23:23:32 ID:VOAp2EKI0
正味のところあの中国人はどのくらい強いんでしょうか
通りすがりの狐に聞いてみましょう

「ん?あの門番かい?」
ぶっちゃけあなたより強いってことはないですよね?
「さあ。勝負は時の運ともいうからね。」
そんな歯切れの悪いことを
「少なくとも私ならスペルカード以外で勝負挑むことはしない」
決着がはやいからですね
「いや、死ぬわけにはいかないからだ」
またまた、あんな中国もどきがあなたを殺せるわけないじゃないですか
「無駄な殺生を好んでいるようにも見えないしな」
なんか話が噛み合ってませんね
「ふ・・・まあ君も戦闘になるようなら気をつけたほうがいい」
私がですか。イマイチ笑えない冗談ですね。
「いや、冗談などではないよ。くれぐれもスペルカード以外で勝負しないことだ」

197 言葉のアヤ 2/3 :2008/08/14(木) 23:24:54 ID:VOAp2EKI0
いやはや私が気をつけた方がいいとは
エコノキックスに脳をやられているのですね
中国人の実力やいかに。ここは紅魔館と交流の深い魔理沙に聞いてみるのが得策でしょう

「そんなこと魔理沙にでも聞きなさいよ」
そう思ったんですけどねぇ。神社にいないとなるとどこにいるものやら
「大体誰?紅魔館の門番って」
あなた一度あってますよ?(この人間も脳が・・・)
「なんか思った?」
そうそうそうそう、八雲藍氏に伺ったところ弾幕ごっこ以外で勝負するなと仰っていてですねハイ
「それはアレよ。あの狐勝手に戦うと紫に折檻されるから」
あーはいはい。以前にそんな事を取材したような気がします。
死にたくないからとも言ってました。
「あははは、それだ」
あげくに私にも気をつけろなどと
「ほお、あんた程度の妖怪にか・・・・ああ思い出した。緑のあいつね」
強かったですか
「いんにゃさっぱり。ただなぁ・・・うん、弾幕ごっこね」
あの、一人で納得していないで教えてくれません?
「あんた功夫って分かる?」
くんふうですか
「平たく言うと修行の成果。稽古、修行、鍛錬。あんたら妖怪には一生縁がないものね」
全くですね。
「あいつからは功夫を感じるのよね」
そうですか。それがなにか関係が?
「解らんか。功夫を積んだ人間はそうじゃない人間と天と地ほどの差が出ることがあるのよ」
「霊力もなく、魔力を持たない人間故に道具なしでは魔法一つ使えない」
「徒々その身の功夫に寄り最強級の妖怪とも渡り合う人間がいるわね」
まさかぁ、あなたじゃあるまいし
「なに言ってる。あんたもよく知ってるやつよ」
あ・・・
「徒の道具屋の一人娘をそこまで強くする。それが人間のもつ功夫というものよ」
「功夫の本質を解りえない妖怪には持ち得ない物の一つね」
それをあの中国もどきがもっていると
「それも人間できるの何倍もの密度で何倍もの期間研鑽していたとしたら」
ごくり。そ、それでも私より強いって言うのはいくらなんでも言いすぎじゃ
「知らんそんな事。魔理沙が見つからないなら。本人にでも聞きなさいよ」

198 言葉のアヤ 3/3 :2008/08/14(木) 23:26:14 ID:VOAp2EKI0
「強い?私が?あははは!!」
実際どうなんです?私、がぜん興味沸いてまして。
「そんな、紫様の式さんに勝てるくらいならこんなところで門番なんてしてませんて」
ですよね〜。以外と謎が多いもんですから勘ぐっちゃいましたよ
「そ、それは影が薄いと暗に言っているわけですね」
そうとも言いますね
「ひどい」
藍氏は私にも気をつけろと忠告を
「え?えええ!?そ、そんな勝負になりませんよ!大体あなたと勝負する理由なんてないじゃないですか!」
彼女一流の冗談なんでしょうか。やるなら弾幕ごっこで挑めと。
「あ、弾幕ごっこですか。それならいつでもお相手しますよ。負けちゃうでしょうけどね。あはははは」
そうそう、ここのメイド長にいつもぼっこぼこにされているとは聞いてます
「ええ、しょっちゅうですね。お嬢様と殺し合いした時もぼっこぼこでしたから」
そりゃそうでしょうねぇ。
「手加減してくれないんだもんなぁ」
なるほど、なるほど、、、っと。よし。わざわざ今日はありがとうございました。
「あ、もう行っちゃうんですね。なにもお構いできませんで」
いえいえこちらこそ、記事になったら最初にお持ちしますよ
「そりゃわざわざどうも」


なんだ。やっぱり徒のエセ中国でした。
やはり最初から本人に聞くべきした。
記事に華を持たせようと遠回りしてしまいまたね。


・・・あれ?なんか引っかかりますね。


(手加減してくれないんだもんなぁ)

ん?

(お嬢様と殺し合いした時も・・・)

殺し合い?レミリア・スカーレットと?本気の?


言葉のアヤですね。
巫女が変なこと言うから気になってるだけです。

(勝負になりませんよ!)

誰が誰に対して?

(弾幕ごっこですか。それならいつでもお相手しますよ)

・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

言葉のアヤ、言葉のアヤ・・・。

199 名前が無い程度の能力 :2008/08/15(金) 16:00:40 ID:w5uVPh6I0
めーりんは中国人風の妖怪だぞ

200 名前が無い程度の能力 :2008/08/15(金) 17:01:52 ID:z7fw9u0A0
>>199
お前は何を言っているんだ。

201 名前が無い程度の能力 :2008/08/15(金) 17:10:28 ID:w5uVPh6I0
だから分かりやすく説明するとな?

めーりんは中国人風の妖怪なんだよ!

202 名前が無い程度の能力 :2008/08/15(金) 17:13:59 ID:z7fw9u0A0
>>201
…まさか「書いた人が美鈴を人間だと勘違いしている」なんて勘違いをしてるんじゃないだろうな?

203 名前が無い程度の能力 :2008/08/15(金) 17:15:54 ID:w5uVPh6I0
すまん
思いっきりしてる

204 名前が無い程度の能力 :2008/08/15(金) 17:22:41 ID:z7fw9u0A0
2/3の下から三行目が一番分かりやすいかな。
人間と比較してる文章だから。

205 名前が無い程度の能力 :2008/08/15(金) 17:30:34 ID:KbgPp9560
私は、私が貴方を疑っていることを、貴方が気づいていることに気づいていました。
を彷彿とさせる流れ

206 名前が無い程度の能力 :2008/08/15(金) 17:31:58 ID:w5uVPh6I0
ホントだ
見落としてたわ

二番目の
> (この人間も脳が・・・)ってとこがみょんに印象に残ってた
すまん

207 名前が無い程度の能力 :2008/08/17(日) 01:51:28 ID:SQHiCSTU0
スレ引越しどうしよう

208 名前が無い程度の能力 :2008/08/17(日) 02:01:00 ID:ZgTqBjOw0
してみるのも良いんじゃないかな

209 名前が無い程度の能力 :2008/08/17(日) 02:03:14 ID:qqkCRb.Y0
このスレもう必要とされてないんじゃないか?

210 名前が無い程度の能力 :2008/08/18(月) 21:47:00 ID:/ztvyZww0
たまに投稿してるぞ。

211 夜明けまで一マイル 1/2 :2008/08/21(木) 02:05:36 ID:ui8zGIlA0
 書きなぐった挙句、めんどくさくなった過去作が発掘されたので投げこんでみるテスト。
 適当に罵倒していただけたりすると幸い。

―――――――――――――――――――――――――――

「夜が…焦げていく……」

 その小さな声は、大きさに反し、狂おしいまでの慟哭だった。

 お願いだ。神よ、もし貴方が居るのなら。何もかも救える力を、抱きとめることの出来る御身をお持ちだと言うのなら、全てを赦す程の心をお持ちだと言うのなら、ほんの一刻、遅らせてくれるだけでいい――

「どうか…夜空を焦がさないで……」
 今だけは、世界を光で照らさないで。貴方に慈悲があるのなら。どうか、お願いです。
 私はまだ、何一つ伝えていない。

 お願い…。
 もう……これ以上、私から大切なものを奪わないで。



 衣服も髪も乱れ、覗く腕と足には擦り傷だらけ。顔は、とうの昔に止まらない涙でしわくちゃだ。
 そこに、瀟洒と呼ばれた少女の姿は無い。
 薄汚れたメイド、無力なだけの、歳相応の少女が居た。
「どうか…どうか……お願いです…」

 ようやく…ようやく見つけたのだ。自分の居場所を。
『貴方が必要だわ』
 そう、言ってくれた。例え、それが使い勝手のいいだけの、行き場所の無い憐れな自分に向けられただけのものだとしても。

『そんなに心を覆わなくても、誰も貴女を怖がったり、拒絶したりしませんよ』
 その言葉を、向けられた笑顔を、暖かいと思ったのだ。この場所が、光の差し込まない闇の揺り篭なのだとしても。

「だから…お願い」
 声は嗚咽。息遣いは見苦しいほどに乱れ、土に塗れた顔も見るに堪えない。
 それでも、真摯に、月と闇に請い願う。
 ここが居場所だ。自分の帰る場所だ。私の家だ。
 私の、大切な家族皆が住む場所だ、生きていく場所だ。
 どんなに里の人間たちに、笑われようと、蔑まれようと、構わない。惨めで、情けなくて構わない。瀟洒でなんかない、みすぼらしくて愚かだと認めます。だから――

「どうか…夜よ。まだ明けないで――」

 悪魔の主人に仕える人間が、どんな思いで神に縋り、祈りの言葉を紡ぐのか。
 神を信じてなど居ない。どんなに願い、叫ぼうとも、自分を救ってはくれなかったから。信じ、願い、どんなに請おうとも、応えてなどくれなかったから。居たとしても、この世には、信じるものすら救わない神々ばかりだから。世界が優しいというのなら、自分はそもそも此処には居ない。
 けれど、願わずには居られない。
 長くも無い、綺麗な爪を地面に突き立てて、土と砂を握り締める。
 爪の隙間に入り込んだ砂が爪をこじ開け、痛みを訴える。けれど、それがなんだろう。無力に歯噛みし、唇は深く切れ紅に染まっている。力強く握りすぎて、爪が食い込んだ手の平は、とっくの昔に血を流し始めている。
 肉体が訴える痛みなど、些細なことではないか。
 白み始めかけた夜空で、弱い月光を浴びて輝く羽を持つ少女が言う。
「ねぇ、覚えてる?」
 やめて…欲しい。
 そんな、静かな声音で。大切な思い出を思い返すように、まるで、お別れをするみたいに言わないで欲しい。

212 夜明けまで一マイル 2/2 :2008/08/21(木) 02:06:16 ID:ui8zGIlA0
 ナイフもフォークも知らなくて、当然使い方なんて分からなくて。出されたケーキを手掴みで食べた私を、咲夜は叱ってくれたね。
 なんで怒られるのか分からなくて、むくれる私に、一生懸命、何度も何度も、ナイフとフォークの使い方を、手を取って教えてくれたね。咲夜は、私の手の冷たさに驚いて、私は咲夜の手は暖かい、なんて言って笑ったっけ。

「嬉しかったよ」
 どうして、泣きそうな顔をなさるのですか?
 まだ、これからじゃありませんか。お嬢様。咲夜には、分かりません。

「ありがとう。自分の為に、誰かが怒ってくれることも――」
 泣いてくれるなんてことも、夢にだって見なかった。
 ふわりと、まるで宝石をあしらったような輝く翼を瞬かせ、私の眼前に降りてくると、優しく、そっと目尻を拭ってくれた。
 違う、違うのです、お嬢様。
 私は本当は、ただ貴女を恐れていただけ。家族だなんだと言っておきながら、心の奥底で貴女を恐れ、怯えていただけ。全て、仮初なのです。
 貴女は、私をこんなにも愛してくれていたのに――



「もう、お止めになってください、お嬢様!」
 そんなことで、例えこの場所が守られてとしても、それでは意味が無いではないですか。
 そんな、誰もが鼻で笑ってしまえそうな、そんな思い出なんかの為に。
「たったそれだけ。そう、たったそれだけなんだよ」
 でもそれが、私にとって世界の全てなの。
 曇りの無い、澄んだ瞳で告げる。
 これが、狂気に愛された少女の姿だと言うのなら、自分は今の今まで、何を見ていたのかと思い知らされる。
「何か一つでも欠けるのがイヤ。私の断り無しに、壊されるのがイヤ。家族を、友達を傷つけられるのがイヤ。もし、私が、この力を持って生まれてきたことに意味があるのなら、この為だったんだよ」
 だから、泣かないで。何一つ、恐れることはないのだから。貴女の身に、塵一つほどの災厄だって降り注がせはしないから。
 貴女はこの場所で、館に住む皆と、美鈴とパチェと小悪魔と。お姉様と、いつまでも瀟洒に微笑んでいて。

 額に口付けを。
 泣きそうな声で、最後のお別れを。

「大好きだよ、咲夜――」

213 名前が無い程度の能力 :2008/08/26(火) 13:24:48 ID:8EG7ev0s0
age

214 お借りします:1/2 :2008/08/28(木) 12:27:05 ID:Mo6VRUPk0
雛スレ(東方幻想板)4スレ目の872から脱線したIFのお話。
雛以外がでるため勝手にコッチに投下。
======================================
--------------------------------------
(直前あらすじ:雛スレ)
ある日の夕刻、雛は里のハズレで泣いている少年をみつける。
話を聞くと、お人形遊びを咎められたとのこと。
人形を思ってくれるその気持ちがうれしかった雛は、
少年と遊ぼうと『約束』する。

しかし、その遊びは…
(雛スレ872ではそのまま終了。)
(この脱線区間は最後の一行に到達する前の出来事として作成)
------------------------------------------------------------

<そこまでよ!>な行為をされてる最中、その少年が突然苦しみだした。
誰にも許したことのない純潔を奪われる直前まで展開が進み、半分意識がとびかけてた雛は我に返る。

 なぜこの少年は苦しんでいるの?--厄は返してきた後だから私の体には残ってないはず--

そこに声が響く
「「人形」になにやってるの!」
その声に振り向くと、雛に近い服装の…見た目でも人形とわかるその人物がいた。
「やっぱり人間はそういう目でしか人形をみてないんだ!そんな人間なんか、しんじゃえ!」

理解した。その人物は確か、メディスン・メランコリー。毒でできてる「人形」。
人間に嫌悪を抱き、人形解放をうたう妖怪…

--少年が苦しんでる理由、それは、「毒」
厄を扱う体質であるため毒には強い雛。そのためすぐに気づくことはできなかった。
…犯される寸前で意識の混乱(抵抗と約束の狭間)があったのも事実。

「やめなさい!里の人間には手をだしちゃいけない約束でしょ!」
「なにいってるの!おねーさんないてたでしょ!いぢめられてたんでしょ!?」
「それは…!」
自ら犯した過ち、してしまった約束…
言葉がつまったのを気にメディスンが続ける。

「おねーさんはお人形の神様、っていうのはさっき聞いた。約束も聞いた、
 でもその約束はそこの人間とおねーさんが関係する約束、私には関係ないわ!
 私は憎き人間が人形を乱暴に扱うのをみてられなかった!おねーさんを助けたかった!
 人間なんてしんじゃえばいいんだ!」

このままでは少年が毒で死んでしまう、しかし苦しんでる少年が体から離れてくれないのでメディスンを
力づくでとめることができない

少年に話しかける。
「お願いだから一旦離れて、でないと死んでしまうわ!」
「雛おねぇちゃんは、ぼくの・・・」
まだこんなことを言うのか、方向性がすこしアレだけどよっぽど人形がすきなのか。

「おねーさんは、人間、人形、どちらの味方なの!?」
「いっちゃ…やだ…」

215 お借りします:2/2 :2008/08/28(木) 12:28:55 ID:Mo6VRUPk0
どちらも捨てられない選択肢、しかしそれでも雛は答えた。
「…私は厄神、人間の厄を回収する人のための神!」
「人形の神様っていったじゃない!あれは嘘なの!?」

もうふっきった。問答無用

「…ごめんなさい!」
そういって少年を突き放す。離れた隙に一気にメディスンに詰め寄る。

どちらも泣いていた。
「おねーさんは人形の神様なんでしょ!なんで人間に味方するの!」
「そんなこと言ってる場合じゃないわ!はやくしないとあの子が死んでしまう!
 お話はソレがすんでからもできるけど死んだら何も出来なくなるわ!」
「人間なんか、しんじゃえばいいんだ!」

だめだ、話が通じない…

最終手段をとることにした
ここまで「私に対して」の攻撃がないのはそれでも人形の神様と信じているからだろう。
それも裏切ることになる。あと何度裏切ることになるだろう その罪も全て背負う。
「悲運『大鐘婆の火』!!」
メディスンに抱きついた直後にスペル発動。自爆気味にメディスンを巻き込んで地面に落下。
真っ黒こげになり失神するメディスンを確認し、即座に次の行動へ。
すでに失神してる少年から取れる限りの毒を回収し、里の診療所へ運ぼうとしたところで
スペル発動にきづいた慧音さんがやってきたので、少年を預け、メディスンを無名の丘まで
はこぶ。

少年もメディスンも私を信じ、そしてその両方を結果として裏切ってしまった。
正しかったんだよね…  ごめんね…
そうつぶやくしかできなかった。

=====================================
勢いです。雛スレではすでに別EDも用意されてたけど思いついた。
個人的にはどちらのエンドも文章は良いと思う。
好みで言ったら、872は悲しく、つらい。892は872にくらべたらまだやんわりしてて好き。

216 名前が無い程度の能力 :2008/08/28(木) 12:41:54 ID:Mo6VRUPk0
追記:
自分は、雛スレ870-872 & 890-892の筆者ではありません。
筆者に感謝。

217 やおい :2008/09/02(火) 00:28:16 ID:NrNhrkJ.0
「だぜーーー!」
 魔理沙はいつものように茶をたかりに博麗神社を訪れた。
「霊夢、いるか〜、魔理沙様が茶を飲みにきてやったぜ!」
「霊夢ならこっちだよ……」
「お、萃香に、紫もきてたのか、って」
 萃香と紫は、ちゃぶ台のところで行儀良く正座をしていた。
「どした? おまえら」
「あら、霧雨さん。いらっしゃい」
「……ナンデスト?」
 名字で呼ばれ、固まる魔理沙。呼んだのは霊夢だった。
「……れいむ?」
「どうぞ、おあがりになって。いまお茶をお入れしますわ」
 ぞぞぞぞぞわあああああ、と魔理沙に怖気がはしる。お淑やかな霊夢。ひたすら怖い。
「……朝からずっとこうなんだよ……」
 真っ青な表情の萃香がぼそっと言った。
「伊吹さん、八雲さんも、羊羹のおかわりはいかが?」
「いいいいいえ! もう、結構ですわわわわ」
 がたがた震えながら紫がことわった。
「れ、れ、霊夢。わ、私はこのへんで失礼するわ。やることがあるので」
 紫が、いま思いついたようなコトを口走りながら立ち上がった。
「ゆ、紫! 逃げる気!?」
「あら、そうですの。またいつでもいらしてくださいな」
「え、ええ、ありがとう……」
 ぼわん、とスキマを開き、そそくさと退散する紫。
「ゆ、紫、置いてかないで! 霊夢、私もちょ〜っと出かけるから!」
 萃香も慌てて立ち上がると、後も見ずにスキマに身を投げる。
「霧雨さん? どうなさったの? どうぞ、お茶をお入れしますわ。羊羹もありますの、どうぞ遠慮なさらず」
「は、はい。あがるぜのです」
 かくかくと先行者のような動きで魔理沙はちゃぶ台につく。
「な、なんなんだ……霊夢のイタズラか? 天狗のドッキリカメラか?」
「お待たせしました。どうぞ、霧雨さん」
「あ、ああ、いただくぜ……」
 これは夢だ、悪夢をみているだけなんだ、と思いつつ、魔理沙はお茶を手に取った……

218 名前が無い程度の能力 :2008/09/27(土) 21:02:41 ID:J.QvS5zk0
◇◇   ◇◇
 ◇  ◇ ◇  ◇
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このスレをみちゃった人。ラッキーな人です。だってすきでもないのにあなたに5人の男が告ってくれます。そして女子からも人気がでてお嬢様生活をエンジョイできます。でもこのスレを5箇所に張らないと男子からはブス扱いをされ、女子からはいじめられ、最終的には先生にまで成績を落とされるなどがおきます

219 名前が無い程度の能力 :2008/09/27(土) 21:03:06 ID:J.QvS5zk0
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このスレをみちゃった人。ラッキーな人です。だってすきでもないのにあなたに5人の男が告ってくれます。そして女子からも人気がでてお嬢様生活をエンジョイできます。でもこのスレを5箇所に張らないと男子からはブス扱いをされ、女子からはいじめられ、最終的には先生にまで成績を落とされるなどがおきます

220 名前が無い程度の能力 :2008/10/12(日) 01:40:20 ID:0qK0kBoo0
保守!

221 名前が無い程度の能力 :2008/10/12(日) 20:15:21 ID:CANxJruY0
「幽々子様、由々しき事態です!」
叫びながら少女が半分、こちらに走ってきた。
「幽々子しき事態?それはそれは、優雅なことでしょうねぇ」
やや遅れて幽霊が半分、こちらに飛んできた。
「由々しき事態、です!」
蝶のような少女は振り返りもせず、盆栽をいじっていた。
「だから、幽々子しき事態、でしょう?」
半人半霊の少女に、諭すように言った。
「そんなに大きな声を出さなくても、聞こえているわ」
そうして幽霊は、ようやく振り返った。
「聞いてないじゃないですか」
肩で息をしつつ、おかっぱ娘はまた叫んだ。
「事態を幽々子しくしないでください!」
亡霊嬢は鋏をチョキチョキ、指をチョキチョキさせていた。
「ややこしいのは貴方の方よ、妖夢」
そのチョキチョキの間で半霊はどんどん等分されていっていた。
「切れないものはあんまりないと言っても、頭が切れないのは少しまずいわ」
銀髪の少女は、下唇を噛み締めた。

222 名前が無い程度の能力 :2008/10/13(月) 16:56:35 ID:XYn8/OLc0
tst

223 名前が無い程度の能力 :2008/10/13(月) 16:57:06 ID:mPF.HgyM0
tst

224 :2008/10/18(土) 05:13:32 ID:eFxa.IHMO
アリの巣コロリってあるじゃん。
蟻の行列にポンと置くと、一瞬ビックリして列が乱れる。
邪魔だなと言わんばかりに迂回する列が出来る。
そのうち好奇心旺盛な一匹がアリの巣コロリに入る。
そいつをマネして何匹も入る。
毒とも知らずにツブツブを運び出す。
一匹が一粒づつ。
いつのまにか行列はアリの巣コロリが折り返し地点になる。
黄色い粒と黒い蟻が作り出す模様は綺麗で見てて楽しい。
一匹が一粒づつ、丁寧にせっせと毒の粒を運ぶ。
せっせと、せっせと、せっせと、せっせと。
蟻さんって働き者だなと思う。
俺も頑張らなきゃなと思う。
次の日、あれほど沢山いて俺を困らせた蟻が一匹もいない。
ほんとにいない。
探してもいない。
泣きたくなった。




このレスを見た人は4日後にあなたの大切な人がいなくなるでしょう・・・・
それが嫌ならこのレスを5つの板にコピペしてください。
信じるか信じないかはあなた次第です。

225 名前が無い程度の能力 :2008/10/26(日) 20:11:33 ID:.pUqpvE20
アリスのコロリってあるじゃん。(ry

226 名前が無い程度の能力 :2008/10/29(水) 19:59:09 ID:zoxs2gIE0
あーあー、ただいまテストのマイク中。

227 名前が無い程度の能力 :2008/11/06(木) 09:31:51 ID:intSxVRs0
「大変だ、香霖が無数の幼女に囲まれて高笑いをしている」
「何ですって」
「ほら見ろよ」
「何て事かしら、これは過去最大級の異変よ」
「早速本人に突撃インタビューですね!」

「ちょっと霖之助さん、この無数のチルノたちは一体?」
「ああいい所に。どうだいこの眺め、なかなか壮観だろう?」
「これは一体どういうことだ?香霖がやったのか?」
「これだけ作るのにはかなり苦労したが、やればできるもんだね」
「作ったんですか?」
「自然にできるわけが無いだろう」
「しかしなぜチルノをこんなに?」
「実は、『コピー人間作成の技術』がついこの間幻想入りしてね。試しに使ってみたんだ」
「? そんなはずはありませんよ。クローン技術はちょっと前にES細胞のクローンニング
 が、いまはiPS細胞の培養技術が確立され始めているんですから、まさに今外の世界で
 伸び始めている技術。忘れられるはずがありません」
「文君、それは早計というものだ。僕が無縁塚で見つけたのは『コピー人間作成の技術』、
 言い換えれば『複製人間の恐怖』だよ。脳神経学の進歩は、記憶の生成が純粋に脳神経
 の組織構造だけでなく、その時走っている興奮の火花の状態にも左右される事を示した。
 以前考えられていたような、脳漿の再構成が完璧なら本人と全く同等な知識と記憶を複
 製された人間を作り出せるという考えは、どうやらお伽噺のようだと確認されたんだ。
  体だけ似せたところで記憶が伴わないならコピーを作る意味は大分薄れる。この先数
 百年は、コピーを作るにしても一部臓器のみのコピーが主になるだろうね。」
「? ちょっと霖之助さん、話が飲み込めないわよ」
「まあ乱暴に言ってしまえば、マモーは幻想入りしたって事さ」
「そうじゃなくて、何でその知識でチルノをたくさん作るのよ?」
「彼女は基本的に知識ではなく直感で行動するから、知識を複製できなくても大きな問題にはいたらないだろう?」
「そっちでもないわよ。なんでコピーを作るなんて真似をしたのよ」
「霊夢、いいかい?世の中には、やってはいけない事と、やらなければいけない事があるんだ」
「これがやらなければいけない事だというの?」
「いや、やってはいけないことだと思うよ」
「じゃあ何でこんな事をするのよ」
「やってはいけない事は、やると楽しいからさ」

228 名前が無い程度の能力 :2008/11/09(日) 19:47:37 ID:PHNTRCEw0
あーうー by KDDI

229 名前が無い程度の能力 :2008/11/18(火) 05:18:53 ID:qe7nPWFo0
東方シリーズ総合スレッド
いわゆる「本スレ」は、2008年11月18日火曜日

揆符「東方シリーズ総合スレッド 5390/5390」
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1226924573/l50

をもって終了しました
もうスレ立て、避難の必要はありません
今まで本スレに関わってこられた皆さん
並びに、スレッド数という点で本スレとの良きライバル関係にあったスパスレの皆さん
お疲れ様でした

230 名前が無い程度の能力 :2008/11/20(木) 15:46:49 ID:ne2T8YwE0
デマ乙

231 名前が無い程度の能力 :2008/11/21(金) 00:31:50 ID:WrteoNPk0
ほっほっほっ

232 名前が無い程度の能力 :2008/11/21(金) 20:25:41 ID:WPmVRDm20
ホが三つ

233 Q :2008/11/27(木) 02:14:39 ID:JuWHVJMQ0
紫「犠牲が怖ければ、ベッドの中でいることね。
  幻想郷は危険な所よ。
  けど、だからこそ、心が震えるような感動とミステリーに出会えるのよ。
  臆病者に用はないわ」

234 名前が無い程度の能力 :2008/11/27(木) 02:15:17 ID:JuWHVJMQ0
さて、名(迷)シーンスレと間違えた俺はどうしたら良いんだろうか。

235 名前が無い程度の能力 :2008/11/29(土) 01:24:47 ID:Ugm7r4rM0
>>234
何かSS書いていけばいいと思うよ。

236 名前が無い程度の能力 :2009/01/16(金) 21:13:10 ID:VNoOdp7U0
>>234
笑えばいいと(ry

237 名前が無い程度の能力 :2009/01/16(金) 21:53:50 ID:zGK3.fIc0
二ヶ月近く音速遅いとかw

238 お借りします 不法投棄改変物 1/2 :2009/01/25(日) 14:58:31 ID:ODRnN5T.0
中ボス会議 〜第6回人気投票の結果を受けて〜

大妖精「やあ!東方紅魔卿の中ボスキャラ、大妖精よ」
てゐ「わざわざ説明しなくてもいいと思うけど私が東方永夜抄の中ボスキャラ、因幡 てゐよ」
リリー「………」
てゐ「リリーよ」
大妖精「東方妖々夢の中ボスキャラ、リリーホワイトね」
てゐ「で、東方界になくてはならないそうそうたる中ボスキャラが三人
   すでにそろってしまったんだけど、他は誰が来るの?
大妖精「後は風神録、花映塚、地霊殿から選りすぐりの中ボスキャラが集う予定よ
   一応、風神録からは静葉さんを呼んでいる。地霊殿からは……キスメさんに連絡入れてみようか?
リリー「春でガハァ!」
大妖精「血を吐いた!」
てゐ「リリーが血を吐いた!そうよ!駄目だったのよ!
   一発ネタ人気的な意味での人気キャラをリリー以外に呼んだら駄目だったのよ!
   これ以上人気を食われて存在感が薄くなるは駄目だったのよ!」
大妖精「そ、そうでした!そうとも知らず、これは失礼をしてしまって……」
リリー「は……春ですよー」
てゐ「本当、リリーは春じゃないから、気をつけるウサ。
   で、花映塚からは誰を呼ぶの?」
大妖精「……誰を呼びましょうか?」
てゐ「………」
リリー「………」
大妖精「……いらないね」
てゐ「……うん、いらないね」
リリー「………」
てゐ「まぁあれよ、大ちゃん。第6回人気投票は残念だったウサ。
   今年の人気は私に任せて気を落とさないで来年がんばってウサ」
大妖精「いやぁ、心配に及ばないですよ。
   今回の結果で、チルノちゃんからたくさん励ましてもらってね
   傍目には人気が落ちたかもしれないけど
   実はちょっと投票数が伸びてきているんだよね。
   紅魔の中ボスのこぁもマンネリになってきたでしょ?だからちょっとだけ引いてみたの」
てゐ「ああ、なるほど!あなたほどの中ボスキャラの人気が落ちたから何かあると思ったら
   そういうことなのね。チルノから励ましか、かわいいウサ。
   まぁそれくらいのいい思いがないと、中ボスキャラなんてやってられないウサ」
大妖精「ええ、この中ボス業界は一見地味だけど、
    その裏ではどす黒い陰謀の数々が渦巻いているからね。
    中ボスも楽じゃないよ」
リリー「春ですよー」
てゐ「でしょでしょ、いくら私たちみたいに絶大な地位を築いていても
   いつまた新しい中ボスキャラが生まれるとも限らないしね。
   旧作の中ボスキャラ達は醜い蹴落とし合いをやっとるらしいウサ」
大妖精「まったく、嘆かわしいわね」

239 お借りします 不法投棄改変物 2/2 :2009/01/25(日) 15:01:00 ID:ODRnN5T.0
椛「ごめん、文様を慰めてて遅くなってしまった。椛だ。
  まだ中ボス会議はやっているか?
てゐ「……!?」
大妖精「……!?」
椛「え、どうしたの……?」
てゐ「ちょ、どうゆうことよ、大妖精!風神からは静葉じゃなかったの!?」
大妖精「そ、そうよ!私が呼んだのは静葉さんよ!あなたは何しに来たの!?」
椛「何って……中ボス会議じゃないの?風神録代表としてきたんだけど…
  あとあなた呼ばわりはしないでほしいわ」
てゐ「何が風神録代表よ!お前が来てしまったら台無しウサ!
  リリーもものすごく怒っとるウサ!!」
リリー「……春ですよー」
椛「な、何だ?私が悪いのか?
  これは各シリーズの中ボスキャラが会議を行う集まりではないのか?」
大妖精「そ、そうよ! そうだけど、あなたはダメなんです!」
てゐ「お前みたいな中ボスキャラが来たらオシマイウサ!」
椛「解らんことを言うわね…… あなたたちとて中ボスキャラでしょう?
 そこのリリーホワイトは現実世界はやたらと認知されて、
  きめ台詞で何人もの会場で引っ張りだこじゃないですか」
リリー「春でガハァ!」
大妖精「血を吐いた!」
てゐ「リリーが血を吐いたウサ! そうよ!駄目だったのよ!
  現実世界とか言うたら駄目だったのよ!実際には地味で他にネタがないことを
  突付かれたら駄目だったのよ!!」
リリー「春ウゴハァ!」
大妖精「謝れ、犬走椛!」
てゐ「リリーに謝れウサ!」
椛「え、何、どういうことなの!?」
リリー「hウゴガハァ!」
椛「な、何、こっち向いて吐かないでぇぇぇ!
いや、ごめん、私が悪かった。許してくれ」
大妖精「解れば良いのよ……」
てゐ「解ればいいウサ」
椛「一体、どういう会議なのよ、これは……」


――――続かない

というかここ改変物OKかどうか知らないで投下してしまったけどいいのだろうか

240 名前が無い程度の能力 :2009/01/25(日) 15:11:51 ID:P0srezp.0
せっかくなので読みにきた 乙乙

241 名前が無い程度の能力 :2009/01/29(木) 10:47:12 ID:fWdz1oSM0
「あんたは何のために生きてるの?」
「唐突だな」
「だって答えが出ないのだもの」
「自分で考えてみたか?」
「うん、分かんなかった。だからあんたのを参考にしようと思って」
「そうか。私は……そうだな、お前と同じだぜ、チルノ」
「どういうことよ、分かんないわ」
「そういうことだよ」
「あたいの生きてる理由をあんたは知ってるの?」
「いいや、知らん。ちっとも分からん」
「じゃあなんであんたは
 私は自分の生きてる理由を知ってる、みたいに言うのさ」
「知ってるからさ」
「あたいの生きてる理由を知らなくて
 それであんたの生きてる理由はあたいと一緒って
 それ、分かってないんじゃん」
「ああ、分かってない。分かってないって分かってる。
 これは分からないことも分からないのとは幾分違うぜ」
「あんた何言ってるの?頭大丈夫?」
「……難しい日本語使って悪かったよ」

242 名前が無い程度の能力 :2009/02/17(火) 21:47:05 ID:AABYd7WQ0
東方ProjectクロスSSスレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1234699193/l50

243 <裁かれました> :<裁かれました>
<裁かれました>

244 文リグ1/2 :2009/04/01(水) 23:03:14 ID:ik1zl73o0
「どうもこんにちはリグルさん、毎度おなじみ射命丸です」
「こんにちは射命丸。どうぞ妖怪の山にお帰りください」
「いきなりご挨拶ですね」
「いきなり突風と共に現れられたら不機嫌にもなるよ。ああもうマントが変にねじれちゃって……」
「あ、それマントだったんですか。風呂敷だと思ってました」
「殴るよ?」
「殴れるものならどうぞどうぞ」
「くっ」
「諦めてくれたようで何よりです。それはそれとして、今日は取材で伺ったわけですが」
「基本的に文が私を尋ねてくるときって、取材以外には用事は無いはずだよね」
「そんなこと無いですよ、ちょっとちょっかい出したかったり、からかいたかったりする時にも声をかけます」
「割と最悪だね」
「で、取材ですが」
「はいはい、どうせ逃げられないんだし、喜んでお答えしますよ」
「リグルさんはスカートはいてみる気とかないですか?」
「藪から棒に何を言い出すかと思えば……ていうかそれ取材なの?」
「れっきとした取材ですよ。お友達はみんなスカートなのに、なんであなたはスカートはかないんですか?」
「いや、別に理由は無いけど……何ていうか、動きにくそうに見えたり」
「チルノさんや橙さんが動きにくそうにしているところ、見たことありますか?」
「いや、まあ……橙は結構そういう隙を見せないし、チルノのほうは、あんまり気にしてないっていうか」
「何をですか?」
「いやだから、スカートの中が、その」
「ああなるほど、つまりリグルさんは、スカートをはくことで、中身を見られるのが恥ずかしいんですね?」
「いちいち口に出して確認しないでよそんなこと!?」
「いいですねその赤面顔。ぱしゃり」
「撮らないでよわざわざ!? や、やめて、やめなさい」
「風呂敷便利ですよねやっぱり。カメラが丸ごとすっぽり。でもカメラはあげませんよ」
「いらないよ。あと風呂敷違う、マントね」
「まあそれはともかく。スカートはかないんですか?」
「いや、さっき理由言ったよね?」
「ぱんつ見られるのが恥ずかしいんですよね?」
「だから口に出すな」
「ぱんつが駄目ならドロワをはけばいいじゃない」
「ああ、ドロワーズね……うーん、その、しっくりこないっていうか、
 スカートをはくためにわざわざ買うのも勿体無いっていうか」
「…………ほう」
「何?」
「リグルさんあなた、ドロワ持ってないと」
「う、うん」
「つまり今あなたはドロワはいてないと。はいてない、と」
「そこ強調しないで!? 違うよ、ドロワをはいてないだけであって、パンツはちゃんと」
「柄は何ですか」
「し、あ、いや」
「白ですか。王道ですね。実にいい」
「黙秘権行使していい?」
「そうしたら私も黙って実力行使で中身を確認します」
「まあ私の下着の色なんて些細なことだから置いといて」
「まあ白なのは確定なのでとりあえずその強引な話題の転換に乗ることにしましょう」
「私はスカートをはく気は無い。それでいい? 用はもう済んだ?」
「済んでません。むしろこれからです」
「えー」
「スカート持ってないならスカート貸しましょうか?」
「貸しましょうか、じゃなくて。元々はく気無いんだから貸してもらう気も無いよ」
「なんでですか。私のですよ? 私のスカートですよ? 本当に借りたくないですか?」
「無いよ。ていうか自分のだって強調する意味がわかんないよ。なんで文のスカートならはきたくなるみたいな言い方になってるのさ」
「だって、ねえ」
「ねえも何も無い」
「ドロワも貸しますよ? 私の」
「いらないよ……え、文もドロワ持ってるの?」
「持ってますよ? 何なら見せましょうか、今」
「いいから。見せなくていいから。だからスカートを掴んだ手を引っ込めて、お願いだから」
「ちぇー」
「なんで残念そうなのさ……」
「ところで私がドロワ持ってるって言ったら意外そうにしてませんでした?」
「あ、それはまあ」
「またどうして?」
「だって、そんな、短いスカートだから、てっきり」
「ははぁ。私の太ももがちらちらするたびに、ぱんつが見えやしないかとはらはらしてたと」
「だって、その……し、しょうがないじゃない」
「訂正。ショーツがいつ見えるか今見えるか何時か見てやろうととムラムラしていたと」
「そこは訂正しなくていいから!?」
「でもちょっとは気になってましたよね? スカートの中」
「…………いや、その」
「リグルさんのえっち」
「違うってば!?」

245 文リグ2/2 :2009/04/01(水) 23:04:35 ID:ik1zl73o0

「だいたいリグルさんは存在自体がエロいと思うんですよ」
「いきなり何その言い草!? むしろ私って結構色っぽさも無いし子供っぽいし、日々健全に生きてるつもりだけど!?」
「普段からズボンっていうのが一種の罠ですよ」
「なんで!?」
「普段からそんな、膝小僧丸出しで」
「文にだけは言われたくないよ」
「これでスカートをはいてみなさい。そのギャップと来たらたまったもんじゃないですよ。
 普段からガードされてる股間がスカートをはくことで開放されるんですよ?」
「わけわかんない、あと股間とか言うな!」
「ギャップ萌えの度合いで言うなら、生半なツンデレなんて目じゃないですから」
「どういう比較かわかんないよ……」
「風呂敷も実は罠ですよね」
「何が? あと風呂敷じゃないよ?」
「肩の細さを強調してますよね。抱きしめたくなる」
「それはちょっとこじつけっぽくない?」
「抱いてもいいですか」
「………………え、何て?」
「今えっちな想像しましたか?」
「してないよ!?」
「ムキになるところが怪しい」
「その台詞って基本的に、反論を許さない言論封じだよね」
「それはそれとして、抱きしめてもいいですか」
「ちょ、ま、待ってよ、本気なの?」
「私はいつでも本気ですよ」
「その言い草が胡散臭いんだってば……」
「うう、ぐすん、そんなに嫌ですか?」
「急に涙目になるのも変。さすがに嘘泣きだってバレバレだから」
「しょうがない、じゃあ妥協します」
「え、何を……ひゃ!?」
「そ、そんな変な声出さないでくださいよ」
「急に断りも無く手を握られたら声もあげたくなるよぉ」
「……やっぱり嫌でしたか?」
「……まあ、別に、そこまで嫌ってことは、無いけど」
「えへへー」
「そんな嬉しそうにされても……困るけどさ」
「前々から、リグルさんのこの白くて綺麗な指には目をつけてたんですよー」
「それ犯罪者の言い分だから!?」
「失敬な……あー、でもやっぱり手を繋ぐのっていいですよね。なんか心があったかくなります」
「恥ずかしいこと言わないでよ……それとさ」
「何でしょう?」
「どのへんが取材なわけ?」
「リグルさんにスカートをはかせて、その写真を撮ってスクープにしようかと」
「捏造だ!? 自分から薦めておいて、それを記事にしちゃ駄目でしょ!?」
「そんなこと無いですよ、リグルさんがスカートをはいたという事実は、写真でちゃんと証明されるわけですから」
「もし仮に写真を撮っても、絶対に記事にはしないでよ!? 本当に恥ずかしいんだからね!?」
「まあ記事にするかどうかは置いておいて、スカートははいてみましょうか」
「嫌だってば!?」
「私の家、割とすぐ近くにあるんですよ。それではレッツゴー」
「ちょ、て、手を離してって……ていうかこれ誘拐だよね!?」

投げっぱなしでEND

246 名前が無い程度の能力 :2009/04/02(木) 02:46:47 ID:cuMGL8W.0
頬が緩んじまったぞ
GJだ

247 名前が無い程度の能力 :2009/04/02(木) 20:03:02 ID:oVZ0mRyM0
二人だけのファッションショウ まで読んだ

248 その時歴史は動いてしまった 1 :2009/04/02(木) 23:00:00 ID:KtSEzvao0
ある日の深夜、紅魔館で口論が繰り広げられていた。
レ「咲夜。貴方は今日でクビよ。」
咲「どうしてですかお嬢様!私が何か悪いことでもしましたか!?」
レ「ええ。侵入してくる白黒だけでなく、美鈴の居眠りさえ防げない。これを無能と言わずに何と言うの?」
咲「でもそれは私だけのせいではないです!」
レ「うるさいわね。とっとと荷物をまとめて出て行きなさい!」
そう言ってレミリアは咲夜を館から追い出した。
咲「どうしましょう。人里も私を受け入れてくれるとは思えないし、霊夢達が助けてくれるとも思えないし・・・」
そう呟きながら夜道を歩く咲夜に声を掛ける者がいた。
紫「あら、吸血鬼のとこのメイドじゃない。こんな所に一人で居るなんて、どうかしたの?」
咲「実は主から暇を出されてしまったの。行く宛がないから困ってるの。」
紫「同情するわ。ところで、行く宛がないなら面白いとこ紹介するわよ。」
咲「それはどこなの?」
紫「着いてからのお楽しみよ♪」
そう言うと紫は咲夜の足元にスキマを展開した。
咲「!! キャアァァァァァァ!!」

249 その時歴史は動いてしまった 2 :2009/04/02(木) 23:41:32 ID:KtSEzvao0
咲「はっ!・・・ここは?」
咲夜は目を覚ますや否や、辺りを確認し、ここが小さな部屋の中だという事に気が付いた。
目を覚ました咲夜に一人の男性が話しかけた。
?「気が付いたかい?私の家の前に倒れていたようだが、何かあったのかね?」
咲「貴方は・・・?」
?「おっと、自己紹介を忘れていたね。私の名はアドルフ・ヒトラー、ちっぽけな運動家だよ。」
咲「えっ!あのヒトラーなの!?」
ヒ「私を知っているのかね?我が党はまだ弱小政党なのだがね。まあいい。君の名は?」
咲「わ、私は十六夜咲夜。」
ヒ「イザヨイ・サクヤさんか・・・良い名だ。サクヤさん、パンでも食べたまえ。ちょうど今焼けた所だ。」
咲「ありがとう。」
ヒ「話を元に戻すが、どうして私の家の前で倒れていたんだい?」
咲「それは・・」
咲夜は幻想郷の事は伏せ、主に暇を出されて、行く所が無くてさまよっている内に倒れてしまったと嘘を言った。
ヒ「そうか・・・それは辛かっただろうね。」
咲「・・・」
ヒ「ところで、君は秘書の仕事は出来るかね?」
咲「え?」
ヒ「最近演説で忙しくて、秘書の仕事をしてくれる人を探していたんだよ。やってくれるかね?」
咲夜は無言で頷いた。

250 名前が無い程度の能力 :2009/04/02(木) 23:47:10 ID:tWxf8wEg0
若者の頃、絵描きを目指して居た頃のヒトラーは好青年だったらしいね

251 その時歴史は動いてしまったの作者 :2009/04/02(木) 23:55:25 ID:KtSEzvao0
シリアスに行ってみました。
ちなみに咲夜さんが飛ばされたのは、1927年のドイツ、ベルリンです。
激動の時代を舞台にしてみました。
続くかも

252 名前が無い程度の能力 :2009/04/03(金) 00:16:34 ID:ppAoihCI0
ヒトラーには、大不況のドイツを建て直した英雄的側面もあるらしいからな。
しかしそのヒトラーに瀟洒な従者がつくと、歴史が変わってしまいそうな気が。
まあそのへんも含めて、興味深い題材なのは確かだ。

253 名前が無い程度の能力 :2009/04/03(金) 02:05:44 ID:8pqeWWwg0
一兵士として戦場にでてたこともあるから、戦争のヤバさも知ってたはずなのに、
どこで何を間違ってあんなになっちゃったのかねぇ。

254 その時歴史は動いてしまった 3 :2009/04/03(金) 13:26:47 ID:C9Rwz6Bo0
ヒトラーの秘書となって三ヶ月が経った。咲夜は秘書として大いに働き、またとても美しかったため、党内からも人気を得ていった。
1927年4月、ヒトラー達はフランクフルトで演説集会を開いていた。
ヒ「我らNSDAPが政権を握れば、今の苦境を脱せられる事を約束しよう!諸君達の目の前には、暴利をむさぼるユダヤ人や共産主義者という大いなる敵が居るのだ!奴等を倒し、偉大なるドイツを復活させようではないか!ドイツ万歳!!」
聴衆「ドイツ万歳!!ヒトラー万歳!!」
ヒ「これにて第5回フランクフルト集会を終了する。諸君、私の演説を聞いてくれてありがとう。」
ヒトラーはそう言うと、舞台裏へ戻っていった。そしてそこには、秘書の咲夜がいた。
咲「お疲れさまです、総統。お水を用意しましたわ。」
ヒ「ありがとう、サクヤさん。いつも助かるよ。」
咲「大した事でもありませんわ。それより、今日の集会は大成功でしたね。」
ヒ「ああ。私もあそこまで盛り上がるとは思ってなかったよ。」
咲「これからも頑張ってくださいね。総統。」
ヒ「もちろんだとも。ところでサクヤさん、今日の夜に私の部屋に来てください。大事な話があるのだ。」
咲「分かりましたわ。」

255 その時歴史は動いてしまった 4 :2009/04/04(土) 13:20:30 ID:Ih5MWlAM0
その日の夜、咲夜は約束通りにヒトラーの部屋にやって来た。
咲「話とは何です?総統。」
ヒ「サクヤさん、ここではヒトラーさんと呼んでいいですよ。」
咲「分かりましたわ。ヒトラーさん、大切な話とは?」
ヒ「今ここでだから言えるのだが、実は私はユダヤ人の迫害政策には反対したいのだよ。」
咲「!?」
ヒ「驚いたかね?でもこれは嘘ではない。私の本音なのだよ。」
咲「何故です?あなたはいつも演説で主張しているではありませんか。」
ヒ「あれは群衆から支持を得るために言っているに過ぎないのだよ。政権さえ握れば、その政策は幾ばくかは緩和するつもりだよ。まあ、私の周りの連中は本気で実行しようとしてるがね。」
咲「そんな話を何故私に?」
ヒ「君は非常に有能で、私が一番信頼できる人だからだよ。我が党が暴走した時に、歯止めをかけてほしい。」
咲「・・・つまり私に後継者になって欲しいと?」
ヒ「大声では言えないが、私はそれを望んでいる。」

つづくかも

256 名前が無い程度の能力 :2009/04/04(土) 14:32:29 ID:snsTUVZU0
さあ話が大きくなってきました。
咲夜さんならナチ軍服も似合いそうだな。

257 その時歴史は動いてしまった 5 :2009/04/04(土) 18:11:54 ID:Ih5MWlAM0
咲夜とヒトラーの極秘の会話は続いていた。
ヒ「君には秘書だけでなく、もう一つしてもらいたい仕事があるのだよ。」
咲「その仕事とは?」
ヒ「うむ、最近突撃隊の力が余りにも大きくなりすぎているのだよ。彼らは暴力的過ぎる。だから、君を筆頭にある組織を作ることを考えている。」
咲「組織?」
ヒ「シュッツ・シュタフェル、親衛隊だよ。表向きには私の護衛組織として設立するつもりだが、いずれは様々な権限が集まるように手配しておくよ。」
咲「私がその親衛隊のリーダーになるのですか?」
ヒ「ああ、その通りだ。君がその組織を指導し、ゲーリングやヘス、レームより力を握ってくれ。」
咲「分かりましたわ。最善を尽くします。」
ヒ「頼むよ、サクヤさん。君が後継者にならなければ、我が党が政権を握っても、全てのドイツ国民が幸せになることはなく、戦争や民族浄化を引き起こすことになるだろう。」
咲「分かっていますわ、ヒトラーさん。きっとドイツを正しい方向に導いてみせますわ。」
ヒ「ありがとう。これでこの話は終わりだ。今日の事は全て秘密だよ。」
咲「承知しましたわ。失礼します。」
咲夜はそう言うと、立ち去っていった。

つづくかも

258 名前が無い程度の能力 :2009/04/04(土) 18:22:09 ID:qjJhCLgc0
……レーム?

259 その時歴史は動いてしまった 6 :2009/04/04(土) 21:31:04 ID:Ih5MWlAM0
ヒトラーとの話の一ヶ月後、親衛隊は創設され、約束通り権限を強めていった。
創立から二年の間に、要人警護、党の絡む民事及び刑事事件の捜査や隠蔽、ヒトラー・ユーゲントの管理、犯罪者となった党員の処罰の決議及びその実行、党内における人事の決定などの様々な役職を取り扱うようになっていった。
そして咲夜はその長官として大いに指導力を発揮した。


1929年の初め、ヒトラーはついに後継者に咲夜を指名した。
当初は古参党員達から、<ミュンヘン一揆にさえ参加してない新参者を後継者にする気か!?>などと酷い抗議が来たが、ヒトラーの承認の下に行われた反対派中核メンバーの左遷(あるいは交通事故に遭遇)により、抗議運動は立ち消えになった。
これにより、咲夜は党内NO.2の地位を手にいれ、ヒトラーの理想を叶えられる地位になった。

つづくかも

260 その時歴史は動いてしまった 7 :2009/04/04(土) 23:35:53 ID:Ih5MWlAM0
咲夜が後継者となって半年後、世界は未曾有の大恐慌に見舞われた。ドイツの失業率は70%にまで達し、町には失業者達が溢れ、経済は崩壊していた。
そしてその混乱の中、各地で演説を繰り広げる者の姿があった。
ヒ「我々をここまで苦しめたのは誰だ!?それは今の政府である!理不尽な賠償金を払い続け、国民を飢えさせてきたワイマールであるッ!」
ヒトラーの熱弁が最高潮に達しようとしていたその時だった。

「パンッ!!パンッ!!」

二回の破裂音が響きわたった。その直後、ヒトラーは倒れ込んだ。
咲「総統ッ!!」
咲夜はヒトラーの元に駆け寄った。
咲「総統ッ!しっかりしてください!副官!医者を呼べっ!」
ヒ「無駄だよ・・・私はもう助からん・・・それくらい・・自分にも分かる・・」
咲「何言ってるんですか!貴方がこんな所で死ぬものですか!」
ヒ「すまない・・まだ若い君に・・・全て任せて死ぬことになる・・とは・・。」
咲「総統!私を・・私を置いて行かないでください!」
ヒ「君なら・・もう・・一人でも・・大丈・・・夫だ・・」
そう言って彼は死んだ。彼は微笑んでいた。まるで、咲夜に笑っていてもらいたいかのような微笑みだった。

261 その時歴史は動いてしまった 8 :2009/04/05(日) 00:11:51 ID:5oI2v4wM0
演説会場がパニックに包まれる中、咲夜はヒトラーの死体を抱いて泣いていた。
咲「死なないで・・・死なないでよぉ・・・」
咲夜は大切な人を失った悲しみで我を忘れていた。
そこに部下が一人の男を連れてきた。
部下「失礼します、長官。犯人とおぼしき男を捕まえました。」
その言葉を聞くや否や、咲夜はヒトラーの死体をそっと地面に置き、ゆらりと立ち上がってその男を睨んだ。咲夜の目は濁っていた。
咲「貴方がヒトラーさんを・・・許さない!」
そう言って咲夜は懐からナイフを取り出し、男を滅多刺しにした。腕、脚、腹、目など体中至るところを刺した。
咲「死ね!死ねえッ!貴様のせいでッ!貴様のせいでッ!!」
咲夜は鬼神の如く叫びながらナイフを突き刺し続けた。部下が止めた時、その男はすでに原型をとどめておらず、人間かどうかも分からないほどだった。無論、男はとっくに息をしてなかった。
そしてその直後、血塗れになった咲夜は気を失い、その場に崩れ落ちた。

つづけ

262 その時歴史は動いてしまった 9 :2009/04/05(日) 19:43:41 ID:5oI2v4wM0
ヒトラーの死後、葬儀は盛大に行われた。咲夜の殺人はもみ消された代わりに、ヒトラー殺しの犯人は行方を眩ましたこととなり、迷宮入りの事件とされた。
咲夜はヒトラーの死のショックから精神を病んでいたが、葬儀が行われる頃にはすでに回復していた。
咲「我らが偉大なる総統、アドルフ・ヒトラーは死んだ!だが私、十六夜咲夜が彼の意志を継ぎ、諸君を導いてみせる!万歳!」
聴衆「万歳!サクヤ新総統万歳!!」
咲夜の演説はもはや神がかっており、聴衆による一斉の拍手の中、ここに第二代総統十六夜咲夜が誕生した。


その夜、総統の執務室で咲夜は親衛隊の部下に一言命じた。
咲「私達の党に楯突く他の政党を潰しなさい。」
その命令通り、31年には既に共産党やSPDを初めとした諸政党を親衛隊は潰していった。

ライバルが居なくなると、咲夜は内部の反乱分子の芽を摘み始めた。
咲「外の邪魔者が居なくなったわね。じゃあ次は党内の古参を消しなさい。彼らはヒトラーさんの理想を汚す反逆者よ。」
この結果、古参党員の95%近くが秘密裏に殺害された。

これらの黒い裏工作の下、31年終わりの選挙ではナチ党は第一党に躍進、咲夜は首相に任命された。

263 その時歴史は動いてしまった 10 :2009/04/05(日) 20:18:17 ID:5oI2v4wM0
咲夜は首相の椅子を手に入れたものの、政治の実権は大統領であるヒンデンブルクが握っていた。咲夜は国民から人気があったが、大戦の英雄であるヒンデンブルクにはかなわなかった。
ヒンデンブルクは咲夜を常に危険視し、内政を任せなかった。そのため咲夜はヒトラーの理想を叶えることは出来ないでいた。
咲「あの老いぼれジジイが!国民を苦しませといてのうのうと大統領にのさばりやがって!!私が内政を行おうとすれば邪魔をする!どうしてヒトラーさんの意志を分かってくれないのよ!」
副官「お、落ち着いてください!彼はもう高齢で長くはありません。あと2、3年で病死すると思われます。だから、今の所はその時を待ちましょう。」
咲「は?貴方何言ってるか分かってるの?"二年間も待て"ですって?ふざけないで!古参の連中を消したように、今すぐあのジジイを消しなさい!」
副官「で、ですが・・我々には・・・」
咲「出来ないって言うの?」
副官「は、はい。彼の警備は厳重で、我々ではち、近づくことさえ出来ません・・」
咲「無能ね、貴方。もういいわ、とっとと死になさい。」
副官「え?」
副官が驚きの声を上げたのと同時に、彼の喉にナイフが突き刺さった。

264 名前が無い程度の能力 :2009/04/06(月) 00:40:33 ID:67LIJSfQ0
さっきゅんの暴走が始まった……

265 その時歴史は動いてしまった 11 :2009/04/06(月) 13:18:11 ID:XHlDWgao0
咲夜は部下の無能ぶりに呆れ、自ら手を下すことにした。
咲「そうよ、私の能力を使えば簡単なことじゃない。来週にある私との会談の時に消してやるわ。」


そして会談の日、咲夜は満面の笑みでヒンデンブルクを迎えた。
咲「お久しぶりです、大統領。また会えて光栄ですわ。」
ヒン「ああ、久しぶりだね。」
咲「それより、いつになったら私に内政をさせていただけるのですか?」
ヒン「まだ君には任せられない。色々と事情があってね。」
咲「そうですか。分かりましたわ。」(ジジイが!待ってなさい。この会談が終わって車に乗る時には、貴方をハリネズミにしてあげる。)
咲夜は腸が煮えくり返るような思いで、ヒンデンブルクと会談を続けた。


ヒン「そろそろ失礼するよ。次の仕事があるのでね。」
咲「さようなら、大統領。」
咲夜は部屋の窓から、ヒンデンブルクが車に乗ろうとするのを確認して、能力を発動した。
咲「ザ・ワールド!」
その瞬間、咲夜の周りの全ての時間が停止した。

266 その時歴史は動いてしまった 11 :2009/04/06(月) 13:18:30 ID:XHlDWgao0
咲夜は部下の無能ぶりに呆れ、自ら手を下すことにした。
咲「そうよ、私の能力を使えば簡単なことじゃない。来週にある私との会談の時に消してやるわ。」


そして会談の日、咲夜は満面の笑みでヒンデンブルクを迎えた。
咲「お久しぶりです、大統領。また会えて光栄ですわ。」
ヒン「ああ、久しぶりだね。」
咲「それより、いつになったら私に内政をさせていただけるのですか?」
ヒン「まだ君には任せられない。色々と事情があってね。」
咲「そうですか。分かりましたわ。」(ジジイが!待ってなさい。この会談が終わって車に乗る時には、貴方をハリネズミにしてあげる。)
咲夜は腸が煮えくり返るような思いで、ヒンデンブルクと会談を続けた。


ヒン「そろそろ失礼するよ。次の仕事があるのでね。」
咲「さようなら、大統領。」
咲夜は部屋の窓から、ヒンデンブルクが車に乗ろうとするのを確認して、能力を発動した。
咲「ザ・ワールド!」
その瞬間、咲夜の周りの全ての時間が停止した。

267 その時歴史は動いてしまった 12 :2009/04/06(月) 13:35:27 ID:XHlDWgao0
止まった時間の中、咲夜はゆっくりとヒンデンブルクに近づき、数十本のナイフを四方八方から投擲した。
ナイフは全て彼の直前で動きを止めた。咲夜は聞こえていないであろう彼に向かって言った。
咲「貴方がいけないの。私の内政を認めず、ヒトラーさんの理想を叶えるのを邪魔した貴方が。でも安心して、これで全てが解決するわ。さようなら、ヒンデンブルクさん。」
咲夜はそう言うと部屋に戻っていった。咲夜が部屋に着くや否や、時間は動き出した。

ザクザクザクザクザクッ!!

何かの刺さる音と共に、叫び声があがった。

咲夜は痙攣しているヒンデンブルクを窓から確認すると、その場にいた部下に笑顔で言った。
咲「シャンパンを用意しなさい。豚めが死んだわ。」

268 名前が無い程度の能力 :2009/04/12(日) 12:36:38 ID:lhRehG/I0
さあこれからだ、というところで止まってるな。
まあネタを熟慮するのは良いことだが。

269 名前が無い程度の能力 :2009/04/14(火) 23:33:39 ID:zAZy9QyU0
天子「ここが孤独で七色な人形遣いの家かしら」
アリス「この森で暮らす奴はだいたい孤独な奴よ。
    ついでに『七色の』よ。で、貴女誰?」
天「私は比那名居天子、天界に住まう」
ア「あぁ噂の不良天人ね。で、何の用?」
天「…孤独で七色のイタい人形遣いの噂を聞いて、
  どんな顔か見にきただけよ」
ア「あっそ、暇なら紅白で巫女の神社に行きなさい」
天「せっかく一人の天人が寂しい貴女の家に客として来たのに、
  お茶も出さずに返すのかしら?」
ア「お茶が欲しいなら紅魔館に行きなさい。まぁ退屈だったし、
  いいわ入りなさい」

天「で、人形遣いは何時姿を現すのかしら?せっかくお客様が
  来ているのに人形だけで対応するなんて」
ア「何を言ってるの?目の前に居るじゃない」

天子がアリスを人形だと勘違いするだけのお話
本当なら天子が↑の勘違いでアリスにベタベタ触るお話

270 その時歴史は動いてしまった 13 :2009/04/16(木) 15:09:33 ID:2YDV1xr.0
ヒンデンブルクの殺害後、警察は必死で犯人の捜索を行った。その中の候補に咲夜の名前が挙がったが、アリバイ上実行は不可能ということで疑いはすぐに晴れ、1ヶ月の後に捜査も打ち切られた。
 捜査打ち切りの話を耳にした瞬間、咲夜は思わずほくそ笑んだ。自分が犯人と知られれば、ヒトラーの理想をかなえる後継者としての役割が果たせなくなる。それはどうしても避けたかった。
咲「ふふふ、これで私の邪魔者はいなくなったわ。」
新副官「はい、総統。これで我々が内政を行える立場になった訳です。おめでとうございます。」
咲「ありがとう。で、さっそくだけど法改正の手続きを頼めるかしら?」
新副官「法改正ですか?国会の審議、国民投票が必要になりますね。すぐには難しいです。」
咲「この国の司法制度や立法制度は不完全ね。手続きが面倒ね。どうにかならない?」
新副官「……多少強硬手段ですが、どうにかすることは出来ますよ。」
咲「説明しなさい。」
新副官「はっ。総統は今や全国民から人気を得ています。総統が国民を扇動し、立法や司法制度の改革を国会審議や国民投票無しでも行えるようにするのです。」
咲「素晴らしいアイデアね。でも、そんなに上手く行くかしら?」
新副官「我が党がプロパガンダによって全面支援いたしますし、総統の演説能力で国民は心動かされることでしょう。大丈夫です。」
咲「分かったわ。貴方はこれから部下に命じて、プロパガンダの準備を始めなさい。」
新副官「はっ。」
 新副官は咲夜に敬礼すると部屋を出て行った。部屋にひとり残された咲夜は椅子に座り、誰かに話しかけるように呟いた。
咲「待っててヒトラーさん、私が貴方の理想を叶えてみせる。約束したもの、やり遂げて見せるわ。どんな手を使ってでも、絶対に………」

271 その時歴史は動いてしまった 14 :2009/04/16(木) 15:10:31 ID:2YDV1xr.0
新芽が芽吹く1932年の春、咲夜は新法案の制定に向けて各地で演説を繰り広げていた。
咲「現在における我が国の立法制度は非常に無駄が多く、非効率的であるわ。一つの法律を決めるだけでも数ヶ月の審議を必要とし、発布するまでに一年は掛かってしまうでしょう。また司法制度においても、殺人を犯した者がほんの数年で出所している現状であり、非常に緩いものであるわ。今こそ我々は進んだ制度を手にしなければならない!諸君!直ちに制度の改正を行い、進んだ法治国家を手にしよう!ハイル!!」
聴衆「ハイル!!ハイル!!」
咲「私は我が国民の中で一番この国を愛しているという自負がある。私は貴方方を幸せにするためになら、どんな苦労も惜しまないわ。だから私、十六夜咲夜に全てを任せてはくれないだろうか。諸君らの力を貸してはくれないだろうか。もし、その意思があるならば、声高らかに“ヤヴォール!”と叫びなさい、諸君!」
聴衆「ヤヴォール!!ヤヴォール!!ヤヴォール!!ヤヴォール!!」
咲「あなた方の強い意思は伝わったわ。では、あなた方が私の新法案に賛成票を投じてくれることを切に願うわ。今日はありがとう。あなた方誠意ある国民に栄光あれ!!」
咲夜は演説を終え、拍手喝采の中聴衆に手を振りながら会場を後にした。


 5日後、全ての演説を終えて自室でくつろぐ咲夜の元へ、副官が飛び込んできた。
副官「た、大変です!国防軍内部に反乱の予兆有りと、親衛隊情報部に連絡が入りました!」
咲「何ですって?国防軍が?」
副官「はい。情報提供者はハインツ・グデーリアン大佐で、彼の情報によると、一部のユンカー出身の将校達が総統の爆殺計画を立てていたとの事です。」
咲「ユンカーの世襲貴族の分際で・・・・」
副官「いかがいたしましょう?」
咲「ちょうどいい機会ね、将校の粛清が必要だと思っていたの。内部調査を行って、私に対する忠誠心の低い奴は、ヒトラー総統への反逆者としてブラックリストに載せといて。」
副官「はっ。」
咲「あ、でも今すぐに消したら駄目よ。今面倒くさい事起こすと、国民投票に支障が出るから。」
副官「了解しました。部下に連絡しておきます。」


 咲夜はレミリアにクビにされた事から大変な貴族嫌いに陥っており、そのブラックリストには、ユンカー出身の将校を中心とした数百名以上の名前が載ることとなった。

272 名前が無い程度の能力 :2009/04/18(土) 22:16:16 ID:.wcoYS6A0
ttp://netamichelin.blog68.fc2.com/blog-entry-6567.html

うどんげ「どっちが正しいの?」
てゐ「人間も動物も妖怪も、ストレスで胃に穴が開く繊細な存在(モノ)
    自分の納得する方を選んで、ストレスなく生きるほうが長生きできるウサ」

うどんげ「じゃあてゐは、どっちを選んでるの?」
てゐ「……無農薬の方かな、植物の出す毒は所詮『既知の毒』、私も私の仲間も私の先祖も
    それを食べて命を繋いでこれた、自身の持つ解毒作用で何とかなるのは解ってる
    でも農薬は『未知の毒』、実験での毒性は低いかもしれない、でも予期しない副作用があるかもしれない
    今は平気でもね……『既知の毒』を気をつけながら食べる方が、長生きできる」

うどんげ「口に入るもの全て、何がしかの毒ってことか……」

273 <裁かれました> :<裁かれました>
<裁かれました>

274 名前が無い程度の能力 :2009/04/29(水) 20:14:31 ID:lyIamWxA0
こ「お姉ちゃん大変だよ!」
さ「どうしたのこいし。おちんちんでも生えた?」
こ「そんなんじゃないよ! お燐とお空が!」
さ「あの二人がどうしたのかしら?」
こ「地上のみすぼらしいほうの神社の巫女に、借金背負わされてるんだよ!
  それもむりやり押しつけられて……!」
さ「なんですって!」




さ「お燐、お空! 博麗の! すぐにふたりを解放しなさ……!」
れ「あら〜、またキングボンビーに取り憑かれたようねぇ。クク……」
り「うわ〜ん! そんなカス物件買わないでぇええ!」
う「……」(口から魂がでている)
れ「私はその間にあんたの放出物件を買わせて貰おうかしら」
さ「……なにやってるんですか」
れ「あらさとり。あんたもやる? 桃太郎電鉄」
り「さとりさまあ! あたい、借金が500億円以上になっちゃいましたあ!」
う「もうやだあ……おうち帰してぇ……」

275 <裁かれました> :<裁かれました>
<裁かれました>

276 <裁かれました> :<裁かれました>
<裁かれました>

277 名前が無い程度の能力 :2009/05/10(日) 21:32:30 ID:uRbwmtKk0
 結局の所、人も妖怪も魔女も、美しくなどない。
 そういう観点から、出発すべきなのだと思う。

 人は堕落するためなら努力を惜しまないし、楽をする為に技術を磨き、やがて科学に発展した。らしい。
 科学も化学も、技術も発明も、それ自体に善悪などなく、どう使うかだけだ。それは、魔法も一緒だ。
 媒体そのものに善悪など存在するはずはなく、問題は常に担い手にある。

 まして、善悪・倫理・道徳、などと呼ばれるものは常に曖昧だ。
 時代と場所によって、常に移ろう。

 それは、一定以上の数が集まり、共同体を、社会を形成した上で、「そうあることが望ましい」ということを倫理だとか道徳だとか、そんな名前を付けて、ルールというものを作り上げているからに他ならない。
 限りない近似値な答えは存在するだろう。それでも、絶対などというものは存在しない。
 心によるものなど、絶対などという約束は出来ない。

 心を持ち得る生物が約束できる最大のラインは、その想いを持ち続けることではなく、せいぜい、行動が限界だ。
 生物の進化と一緒で、変化や進化をやめれば、そこで死に絶えるだけだ。そこで完成した、という可能性を全面否定する気はないが、残念ながら心なんてものは常に未完成だし、その形は時代と場所によって変わる。

 そもそも、明確な形など、最初から存在しない。
 恐らく、明確な形など、あってはいけない。 のかしら?

 つい、首を傾げた。


 つまり、私が何を言いたいのかと言えばだ――


「で? それだけ理屈を捏ね繰り回して、何て言ったのかしら?」

 さして興味など無いように、薄暗がりの図書館の中で、本に目を落としながら魔女が聞いてきた。

「『貴女はどう思うの?』って、とりあえず言っておいたわ」
「自分で考えろ、自分の足で歩け。っていうところなのかしら?」
「どうかしら」

 答えなんて無い、と言いたいのか。それとも、私自身答えが欲しいのか。

 私も、さほど興味はないように、視線すら向けずに答えた。視線はさっきから、ずっと本棚に並んだ蔵書に向けられている。
 大体、命の重さ、なんてものは巫女の守備範囲外だ。巫女は説法など説かない。そっちは、神社じゃなくて、寺の本分だろう。
 そんなわけで、私は、さっきから説法関係の蔵書が詰まった本棚と睨めっこをしている。

 というか、そもそも、誰だ? 何を思って、そんな話を吹き込んだのか。犯人には回し蹴りをしてくれよう。あるいは、巫女サマーソルト。

 適当に本を抜き出し、パラパラと捲っていると、魔女がこちらに視線を投げかけて声を発した。

「私じゃないわよ?」
「分かってるわよ。アンタなら、聞かれれば、曖昧じゃなくて、形を伴った答えを返すでしょ?」
「あら、嬉しい」
「別に褒めてないわよ」

 私は、溜息交じりに本を棚へと返す。望んだような解はそこには載っていなそうだったからだ。

『命の重さ』なんて、そんなの、どう説明しろってのよ。


「あー、めんどくさい」
「言う割に、真面目に考えるんだから、貴方も律儀よね」
「あの娘は真面目に聞いてるんだから、真面目に答えるのが道理でしょ?」

 自分で探すのは諦めて、小悪魔が本を持ってくるのを待つことにして、私は視線をようやく魔女へと向けた。
 すると、何故か驚いたように、目を丸くして、魔女はこちらを見つめていた。

「なるほど。無重力の巫女、っていうのが、少しだけようやく分かったような気がするわ」
「私は、アンタが何を言っているのかさっぱり分かんないけど」
「私は、褒めているのよ」

 ほんと、何でも対等なのね、貴女は。
 そんな呟きの後、

「答えは、貴女自身なのかも知れないわね」

 魔女は、微笑むように笑った。

「意味が全く分からない」
「多分、貴女にとって『当たり前すぎる』のよ。答えが」
「誉められてるの?」
「えぇ、とっても」

 表情にも、声音にも、嘲るような感じは無かったので、悪い気はしなかった。
 答えはさっぱり分からなくて、めんどくさいことに変わりは無かったけど。

278 名前が無い程度の能力 :2009/05/13(水) 00:03:30 ID:r5NkpF3I0
>>272
なるほどさすがてゐ、含蓄ある言葉だ。

>>274
仲いいな……霊夢はそんなところで日ごろの鬱憤晴らさないでください。

>>277
? 巫女に子供でもできたのか?

279 名前が無い程度の能力 :2009/05/23(土) 05:25:12 ID:iXeCiU26O
チルノの裏 575crnの>>54
『大学でいつも一緒に仲良くお昼ごはんを食べてるパチェとレミィ
授業サボって図書館で本を読むパチェと隣で爆睡中のお嬢様』
という書き込みを見てピンと来た

「ねぇ、パチェ」
(モグモグ……ゴクン)「何?」
「私の玉子焼きあげるから、そのベーコン巻きアスパラ頂戴」
「だめ、今日のはいい出来なの」
「だから頂戴って言ってるんじゃないの
 ていうか、パチェの弁当はいつも小悪魔が作ってるのに、なんで自分で作ってるような言い方なのよ」
「別にいいじゃない、そんなこと
 それに、レミィだって咲夜に作ってもらってるんでしょ?」
「それはそうよ、咲夜は料理が上手いんだから」
「(自分は料理できない、とは言わないのね)」
「そんなことより、おかずは交換してくれないの?」
「……じゃあ、トマトジュース一本と交換でいいわよ」
「ちょっと、一本って割りに合ってないじゃない」
「それがだめなら、今レミィが飲んでるトマトジュースでもいいわ」
「これ?でもこれ飲みかけよ?」
「別に、レミィなら構わないわ」
「……いきなりそんなこと言わないでよ、恥ずかしいじゃない……」
「本当の事だもの」
「……いじわる……」
「それで、どうするの?交換する?」
「……やっぱりいい」
「そう」(モグモグ……ゴクン)

280 名前が無い程度の能力 :2009/05/26(火) 06:01:01 ID:NIlTQhKg0
幽「あら紫、こんばんわ」
紫「おはよう、幽々子」
妖「お茶です。どうぞ、紫様」
紫「妖夢もおはよう。ところで幽々子」
幽「なぁに?」
紫「どうしてそんなに辛そうな顔なのかしら?」
幽「ここの所浮気性でね」
紫「そう、森なのね」
妖「……どういうことですか?」
幽「貴方の作るご飯が少ないと言っているの」
妖「わけが分かりません」
紫「きがおおいってことよ」

281 名前が無い程度の能力 :2009/06/21(日) 11:48:55 ID:onfHNmVg0
保守。

てか、移転しようぜ……

282 名前が無い程度の能力 :2009/06/27(土) 19:31:12 ID:M08D4U3c0
そうだなあ
正直このレス数、この勢いだといつまで経っても届かない
移転したほうがよさそうだね

283 名前が無い程度の能力 :2009/07/12(日) 20:48:02 ID:tXS0.3XY0
妖怪の山、人跡未踏の渓谷。
川近くの洞窟は夏でも冷涼で、心地よい空気を保っている。
今日は非番の椛は、ここでにとりと将棋を打っていた。

「ほい、銀もらい」
「あちゃ、貴重な攻め駒が」
「今日は気が入ってないね、椛。このまま一気に攻めるよ?」
「うーん、守ってしのぐしかないな……」

今日はにとりが優勢で将棋を進めている。

「そういえば椛さ」
「んー?」
「あれどうなったの?」
「あれって?」
「ほら、文さまの」
「ああ、文さまの」
「そう、セクハラ。まだ困ってるの?」

ぱち、ぱち、と将棋を進めながら、淡々と世間話を進める二人。

「いや、流石に夏に入ってからは自重されてて」
「そう。一時しのぎだけど、良かったじゃない」
「三日に一回くらいに減ったわね」
「…………うん、ああ、減ったのね。それ減ってるんだ」

ぱちん。動揺の隙を突いて椛がにとりの飛車を奪った。

「でさ、前に聞いてみたのよ。なんでセクハラするんですかって」
「セクハラに理由も何も」
「文さまもそう言ってた。もみじもみもみに理由は無いって」
「もみもみて」
「『強いて言うなら、椛がふわふわでふにふにでロリロリなのが悪いのよ』とか言ってた。理不尽だ」
「そういえば聞いてなかったけど、セクハラって具体的に何されてたの?」
「頬ずりされたり撫で撫でされたりハグハグされたりこちょこちょされたり」
「セクハラ……?」
「本人が嫌がってるんだからハラスメント」
「まあパワハラではあるかも?」

ぱちん。なおも攻めるにとりだが、椛の守りを攻めきれない。

「それで私思ったのよ」
「何を?」
「もみじもみもみがあるんだったら、にとりにとにとがあってもいいんじゃない? って」
「こっちに飛び火した!?」
「というわけで、にとりは私ににとりにとにとさせるべきだと思う」
「何その謎理論!? 待て、手をわきわきさせながらこっちを見ないで!?」
「大体にともみって需要の割りに供給少ないわよね」
「いきなりメタな……そりゃまあ、上司と部下がセットでカップリングされるのが王道だからじゃない?」
「この間氷精に睨まれたわよ。お前さえいなければ文はあたいの嫁だったのに、とか」
「どっちかってーと向こうが嫁だったと思うし、椛が出てくる前からそこまでメジャーなカップリングでも無かったよね」
「しずもみもありだと私は思うのよ」
「気ぃ多いな……静葉×椛? ああ、紅葉を司るからか」
「でも見たこと無いのよね」
「接点無いからね」
「同じ山に住んでるのに……」
「自分からモーションかけてみれば?」
「自分からナンパするのってさすがに恥ずかしい」
「ナンパ言うな」

そういえば将棋でも守ってばかりだな。保守派め。

「で、話戻して」
「戻さなくていいのに」
「にとにとさせて」
「にとにとって語呂悪くない?」
「いやらしくっていいじゃない」
「粘着質っぽくて鬱陶しいだけだと思う」
「じゃあもみもみさせて」
「自分の尻尾でももんでなよ」
「にともみって今思うとにとりもみもみの略だと思うのよ」
「思うな」
「いいじゃない。文さまから受けたストレスをあなたで晴らしたい」
「ちょっとは本音隠せ。そしてそのストレスを受け止めた私はどこで晴らせばいいのよ」
「そんなこと私の口から言わせないでよ、いやらしい」
「もう突っ込むのも疲れたよ」
「じゃあ投了する?」
「する」

結局攻めきれず、にとりは負けを認めた。
将棋が終わった後で、にとりはほっぺの代わりに、工具の触りすぎで固くなった手のひらを存分ににとにとされた。

284 名前が無い程度の能力 :2009/08/10(月) 08:48:31 ID:cIaW6IBI0
「こんなに楽しいのは千年振りだわ」
「輝夜ったらボケたの?昨日も同じこと言ってたじゃない」
「妹紅とのやりあいを待つ私は一日千秋ですわ」
「私とは?」
「帰ってきて落ち着く場所……千秋落かな」
「楽しくないのね」

285 名前が無い程度の能力 :2009/11/02(月) 12:29:57 ID:e6QJKtUw0
不死だった。
自分は不老。
形あるものはいつかは壊れる。ただ、私は壊れない。
でも私だって笑う。泣く。感情があるからだ。
死なない、自分の存在が永遠に残る。それは死から逃れる事ができるという安堵。
だが、私は次に、感情、精神の崩壊という恐怖に怯えるようになった。
精神は年を取るのか、成長するのかわからない。狂いたくない。かぐやたすけて
おまえはきらい。かぐやきらい。たすけてかぐや。たけをきってももやしてもわたしだけのかぐやに
あえない。ああこわい怖い。怖いよう。時間が、時間も年を取っていくのだ。時間にも寿命がある。寿命が終われば
私たちだけ取り残される。あのひ、あの日から、私以外のすべてが消えていく。今は、いい。みんないる
竹林から出れば何かと遭遇する。でも時間が死んだら誰と会える。踏み歩く大地もないのにだれがすむくるいたくないよ
肉体だけ残るのか精神はわたしはなにものたすけてかぐやくるいたくないわたしはわたしじかんもせいしんもきえないで
くるいたくないよおもいでもなにもかも不朽になれわたしがのぞむものよえいえんに。たすけt
そう、だからこそ、私は不老不死で幸せだ。

286 チルノ :2009/11/02(月) 19:50:12 ID:subRDmsI0
あたいは最強だ。
でも勝負には勝てない。勝たない。
勝つという事は相手を傷つけなければいけないから。
あたいは最強だ。
みんなの笑顔を見たいから。
常に誰かの幸せを祈っているから。
涙は他人の為に流すから。
何事も前向きに考えるから。
誰よりも、そう誰よりも前向きに。
全てが前に進んでいるからこそ。
あたいは誰よりも前にいる。
勝ち負けの結果の事じゃない。
いかに楽しんだか、笑ったか、泣いたか。
その過程こそ、誰にも負けないから。
負けたことがないから。
負けたつもりもないから。
あたいは最強だ。

287 名前が無い程度の能力 :2009/11/09(月) 00:44:08 ID:NshRxGKk0
てすと

288 名前が無い程度の能力 :2009/11/11(水) 23:33:15 ID:ZA8ZcWPg0
>>285
うーむ、むしろ長編シリーズ物で読みたくなる題材だなぁ。

>>286
その理論はチルノの一人称じゃなくて、三人称とか、大ちゃん視点から見たチルノとかのほうが良かった気がする。
言い訳くさく見えるか、変に老成して見える。

289 名前が無い程度の能力 :2009/11/14(土) 04:59:18 ID:42Se2OKI0
test

290 名前が無い程度の能力 :2009/11/16(月) 23:49:44 ID:zFP7s.MY0
テスタ

291 名前が無い程度の能力 :2009/11/18(水) 02:46:54 ID:cUPRwUGw0
うーん大ちゃん視点か…
全く推敲してないし、なんかしつこいSSだけど投下



チルノ「あれ、これにっき。大ちゃんのだ
    えーと……
    『私は親友チルノちゃんがとっても大好きです。
     だからチルノちゃんが虐められているのを見るのは心が痛みます。
     助けてあげたいけど私はチルノちゃんのように強くありません。
     チルノちゃんはとても強いです。きっと誰よりも強いです。
     そしてみんなに優しいのです。
     喜びは分けてくれて、悲しみは半分背負ってくれるのです。
     そんな心優しいチルノちゃんは、妖精みんなの憧れです。
     相談事も悩み事も、全部引き受けてくれます。
     チルノちゃんはとても頼りになるし、大好きなのですが
     チルノちゃんの事を、悪く言うにんげんや、妖怪がゆるせません。
     どうして、虐めるのか、苛めるのか。頭がわるいなんてありえないのに。
     だって、チルノちゃんは私たちのつらい悲しい、
     苦しいおもいを、ためすぎて、ためすぎて、あふれそうで。
     だから、忘れるしか、なかったのです。小さなからだだもん忘れてしまわないと。
     しんぱいかけまいと頭がわるい、     ふりをするしかなかったのです。
     ほんとうは、いつも、いつもくるしんで、だれかを、たよることもできなくて、しんぱいは
     かけたくなくて、じぶんのための、なみだ、は、わたし、たちの
     まえで、は、ながさない、の、です。つらいことだけをわすれようと。
     でもいつか、わたしたちのことまでわすれてしまうのかしんぱいで──』
     
     …──そっか、だいじょうぶだよ、大ちゃん。あたいは氷の妖精、楽しい思い出は、
     凍らせて、いつでも見れるようにしてあるからね。私も大ちゃんやみんなが好きだから
     
     『まえで、は、ながさない、の、です。つらいことだけをわすれようと。
     でもいつか、みんなでにんげんやようかいをたおすぞーー   
                             ちるのとだいちゃん』

292 名前が無い程度の能力 :2009/11/26(木) 15:35:04 ID:22tU/JcMO
「ねぇ美鈴」
「なんでしょう咲夜さん」
「もし、お嬢様が門番なんて要らないって仰ったらどうするの?」
「そうですね、その時は……」
「その時は?」
「メイドだって、庭師だって狩人だって、荷物持ちも掃除道具も食料もなんだってしてやりますよ」
「いじらしいわね」
「捻くれてるんですよ」


ここだけ思い付いて話が膨らまなかった
このスレに投稿したのを色々付け加えて今度は創想話に投稿、とかありなのかな

293 積節 1/3 :2009/11/27(金) 13:02:47 ID:RHNqditE0
けぶるな。
午睡のまどろみの中、揺れを感じたかと思えばやってきたのはきなくさい風。
竹葉がさざめいているのは厄介事の証。
やれやれ。
面倒ではあるが致し方無い。何事もなければそれでよし。
何事かあっても…何も無かったことにしてしまえばそれでよし。
ともあれ。行ってみるか。

来てみれば煤けた竹葉と…
「あーもう!これだけだだっ広いと何が何だかって感じだぜ!」
帰ろう。うん。何も無かった。
「お?そこにいるヤツ!えーっとー永遠亭のナントカ!」
妹紅、そして関係も無い!
「そうだったか?でも知り合いだろ。」
知己も無い。
そも何で此処に居る?彼奴に言われたか?
「やっぱ知り合いじゃないか。ここは広いから迷いそうになったぜ。」
人の話を聞け。そして既に迷っている。
「そうか?まあほら、迷っててもまっすぐ進めば出れるだろ?」
此処では真っ直は進めない。竹林は迷い易い。
「そんなの、全部吹っ飛ばしていけば問題無し!」
やめろ馬鹿。

「まああれだよ。ちょっと探し物に来たんだ。」
何を?此処には竹位しか無い。
「それそれ!魔法の森知ってるか?あそこだとキノコ山盛りなんだよ。」
それで?此処は竹林。茸は無い。
「木に生えるのがキノコだよな?だから竹に生えるタケノコってのを探しに来たんだよ。」
成程。それが魔法と何の関係が?
「でもこれがまあ全然見つからない。いい加減疲れたしむしゃくしゃしたし、景気つける為にパーッと、な!」
やめろ馬鹿。
そも時間が悪い。探すなら朝。
こんな時間に来ても…お前のその隣のチビ竹、それが筍だったもの。
「へーぇ。でも笠もないし、タケノコって感じじゃないよな?」
待て。筍がどんなものか判っているか?
「キノコみたいなモンだろ?」
…成程。不死の薬はあっても、馬鹿に付ける薬は無いのか。
「何だよそれ。じゃあタケノコってのはどんなんだ?」
この時間なら…もう少し西、日が差す方ならあるかも知れない。附いて来ればいい。
「お、サンキュー!やっぱ景気よくすれば運がよくなるもんだな!」
私の運は悪くなったと思う。

294 積節 2/3 :2009/11/27(金) 13:03:19 ID:RHNqditE0
本当に此奴は運がいい。
西の辺りまで来れば、折しも日も傾き、この深い竹林にも日が差す所、其処彼処。
合わせて地をよくよく見てみれば、其処等が盛り上がっていると判る。
少し待て。地に落ちた竹葉を掻き分ければ…見つけた。
「へー!これがタケノコってヤツか!なんかキノコって感じしないな。」
当たり前。茸と筍は全く違う。
「なるほどなぁ。で、これ食えるのか?」
ああ。旨い。
腰の物を使う。若竹の刺身、山椒を一振。ほら、と渡してやる。
しゃくしゃく、小気味良い咀嚼音。そうすること暫くの後
「これ、うまい!いやーやっぱ探してみるもんだな!」
何もしていない此奴がよく言う。なら序に筍狩。
「この、少し盛り上がってるところにあるんだろ?オッケー!じゃ競争な!」
一々競争する必要無い。晩飯の為。
「何言っているんだよ?どーせやるなら楽しい方がいいに決まってるじゃないか。ほら!もう一つ見つけたぜ!」
やれやれ。騒がしい事この上無い。

こんなものか、と山となった筍を前に
「ケッコウたくさん見つかったな!ホントラッキーだったよ。」
確かに。本当に此奴は運が良い。これだけあれば明日の分も充分だろう。
さて、と今度は太目の竹を一本。一節で分け節目で抜く。
ほら、と手渡すのは出来たばかりの水筒。
すぐ其処に清水がある。汲んで来い。…どうした?
「いやー器用だなーって思ってさ?」
別に。いつもやってること。
「ふーん?ま、水だろ?オッケー行ってくる!」
竹葉・枯竹を寄せ、火を附ける。
火が充分に熾るのを眺めつつ、竹を割り、箸、小皿。
「待たせたな!ほらよっ!」
受取り、粟麦筍酒と竹に詰め、水。
火に架け、待つこと暫く。肴に刺身で、竹の椀にと注いで渡す。
「何かいいな、こういうの。」
別に変わった事も無い。
「判らないのか?ま、いいか。ところでこれ、なんかうまいな。」
別に。普通のものでしかない。と、口から吹いてきた。
火から下し、縦に割る。食べるといい。



「えーとなんだろ?うーん」
口に合わなかったか?
「いやそうじゃないんだ。んー何だろ?言葉にしにくいんだけどさ?」
はっきりしない。何?
「んー多分あれだ。…幸せ?」
馬鹿?
「はははっひどい事言うな!いやーあんまりにもうまくってさー!言葉に出来なかったんだよ!」
成程。褒め言葉としては出来が悪い。
言葉に出来ないなら黙って食え。冷めたら旨い物も不味くなる。
「それもそうか、んじゃ遠慮なく。」
食べるのはいいが呑む方は少しは遠慮しろ。
「悪い悪い、ついうまくってさ!」
全く。騒がしい事この上無い。

295 積節 3/3 :2009/11/27(金) 13:04:03 ID:RHNqditE0
「いやー食った食った!うまかったよ!」
満足したか。ならそろそろ帰れ。残った筍は持っていけばいい。
「サンキュー。しっかしあれだよなー。アンタもったいないコトしてるよな。」
何が?
「いや、何かこう、ずっとぶすーってしてるだろ?」
別に。騒がしいのは余り好きじゃ無い。
「そう!それ!それってもったいないなーって思うんだよな。」
…よく判らない。何が言いたい?
「せっかくうまいモン食ってるんだし、もっと楽しんだ方がよくないか?」
食は必要だから。ただそれだけの為の事。
「そうそう!だからだよ!」
何も違わないと思う。
「せっかく食ってるんだろ?だったらもっと楽しんだ方が楽しいんじゃない?」
言葉遊びは興味無い。
「いやほら、死んだら食ったり呑んだり出来ないしさ?」
私は死なない。
「死なないとか関係無いって。もしかして、アンタバカ?」
馬鹿に馬鹿と言われた。死にたい。
「死なないくせになにいってるんだか。もっと楽しんでた方がよくないか?呑んで、食って、うまいって思ったりとかさ?少なくとも私よりかはいっぱい生きられるんだろ?そんだけ多く楽しめるんだ。羨ましい限りだぜ。」
…死ねない事は楽しい事じゃない。
「ふうん、そうなのか?でも何となく違うと思うんだよなー。」
……何も知らない人間が偉そうに言う。
「まあアンタのコトはよく判らないな。だけど素直にすごいってのは判るぜ?」
………お前は死ねるからな。
「そういうことじゃない。わかんないかな?アンタさぁ、うまいモン知ってたりとか、作れたりとか、スゴイよ、ホント。」
ずっとやってきた事だから、当たり前の事だ。
「それが違うって。それって、はじめから知ってたわけじゃないだろ?だから、えーと、毎日、少しずつ判っていったんだろ?だから今は当たり前になってるんだろ?それ、すごい事だと思うんだ」
…で?
「毎日当たり前にただ生きているだけだったら、それ、別に死んでるのと変わらなくないか?」
………
「毎日生きてるから、毎日少しずついろんなことを知って、少しずつ出来るようになっていったんだよな?」
…そうだ。
「私は今日、はじめてのところにきて、今まで知らなかった事をいろいろ知ったよ。だからすごく面白かったし、楽しかった。飯もうまかったしな。」
それで?
「何より、アンタのコト少し判ったのが一番楽しかったよ。はじめて会ったときはアレだったけどさ?少なくとも今日会って、アンタがいろいろ知ってる面白いヤツってことがわかった。私にはそれがまた楽しい事なんだな、これが。」
確かに、私も判った事があるな。
「ん、何だろ?」
お前が、とんでもなく騒がしい馬鹿だっていうことが。
「ハハハハハ。そんでいいんじゃない?少なくともアンタも一つ、また知る事ができたってことでさ。それだって知らない事よりよっぽど幸せな事だと思うんだよな、うん。」
出来れば知らない方が幸せだったと思うんだが。
「それもまた人生!充分だと思うよホント。…さってそろそろ帰るかな?」
ああ。帰れ。清水沿いに進めば外に出れる。
「なるほどな、サンキュー!んじゃ、『またな』!」
またな。…え?
「また来るって言ったんだよ、おやすみー!」
そういうや、箒に乗って飛んで行く。そういえば此奴は空を飛べるのだったな、と今になって気付いた。不覚。
疲れた。騒々しい事この上ない一日だった。
こういう日はとっとと帰って寝るに限る。
全く。頭が痛い事だ。やれやれ。

床に就いて、思う。
馬鹿のお陰で色々と考えさせられたな。
楽しむ、か…
知らず、笑みが零れていた事に気付く。
なんだ、私も楽しかったんだな、と。
・・・
・・




明くる日。
身支度を済ませ、さて、とばかりに出たところ…
揺れと、けぶる風。
まさか、と思っていれば。
「おはよう!いい朝だな!」
やれやれ。朝から騒々しい事この上無い。

296 名前が無い程度の能力 :2009/12/06(日) 22:02:58 ID:Mqs1wDwU0
ここまで長くて、しっかりしたSSならどこかに投稿してもいいのに。
勿体ない、と思うのは自分だけかな。

ともあれ良作GJ。
ここも、いい加減移転した方が人が増えていいかもしれんね。

297 名前が無い程度の能力 :2009/12/07(月) 23:26:30 ID:Yo1JwoGg0
またもこたん等不死身の人がらみ。
「考えた結果」

かきまわしてかきまわしてぐるぐるぐるぐると
だめだきおくはのこってる
なくならないよおぼえてるあなたがだれかわたしがだれか
もっとまぜてまぜてまぜて
わたしの

脳を


私は不老不死だ。何をやっても死なない、死ねない、呪われた身体だと思っていた
取れた腕も、失くした心臓も、自分の左目を見ている右目も、気付いたらもとに戻っている。
苦しみが襲い、吐き気を催し、意識が遠くなって、それなのに。あぁ死んだななんて思う事はなかった。
そう考える前に身体も意識も何もかも戻るんだ。なんだ夢か、そう思わせるぐらいに元に戻る。
伸びをして欠伸をして、それなのに私は
生きてもいないし死んでもいない。
笑う事も泣く事も怒る事だって出来るのに、死ねないんだ。

だが私はいつか死ねると信じている。
私の中で死んでいくものがある。
単純に言えば記憶だ。
覚えた事も死なない情報になったらそれこそ不気味だ。
いつか脳がパンクしてしまって私は何も記憶する事が出来なくなる。
成長もしないわけでつまりそうなったら……何も覚えられない。何もかもだ。
だが幸いな事に昨日食べた飯ですら……流石にこれは覚えているが、一年前の今日は
何を食べたか覚えていない。あいつとの忌々しい記憶等、濃いものは覚えている。
つまり普通の人間共と記憶力は大して変わらないわけだ。
ははは、蓬莱の薬は欠陥品だ。抜け道が容易されている。
失くしたものを完全には補えない。いずれ身体も少しずつ、精神も存在も
気付かない程度に減って行って、いつかは0になる。きっとそうだ。
安心だ。もう私は悩むことなんてない。あとは時間を楽しめばいい。
そう、時間は有限だ。不死だろうが妖怪だろうが時間は同じ。時間にも寿命がある。
終わる前に存分に楽しもう。


──
──

あぁ、まだか?まだなのか?私はいつ死ねる。
精神が、いや、脳さえ消えれば、いつか記憶の寿命がくれば死ねるんじゃないのか?
まてどうしてそういう結論になったんだ。ああ、覚えていない覚えていない。
思い出せないな、死ぬにはどうすればいいんだっけ、ああそうだ脳を殺せばいいんだ
脳さえ死ねばいいんだ。かぐや殺してくれ、あぁ身体を殺すんじゃない脳だ脳だ。
いったいどこから確証を得たのか覚えていない。まあ身体は死なないなら精神しかないな。
さぁかぐや、おもいっきりかき回してくれ

かきまわしてかきまわしてぐるぐるぐるぐると
だめだきおくはのこってる
なくならないよおぼえてるあなたがだれかわたしがだれか
もっとまぜてまぜてまぜて
わたしの

脳を


私は不老不死だ。何をやっても死なない、死ねない、呪われた身体だと思っていた
取れた腕も、失くした心臓も、自分の左目を見ている右目も、気付いたらもとに戻っている。
苦しみが襲い、吐き気を催し、意識が遠くなって、それなのに。あぁ死んだななんて思う事はなかった。
そう考える前に身体も意識も何もかも。なんだ夢か、そう思わせるぐらいに元に戻る。
伸びをして欠伸をして、それなのに私は
生きてもいないし死んでもいない。
笑う事も泣く事も怒る事だって出来るのに、死ねないんだ。

だが私はいつか死ねると信じている。

298 名前が無い程度の能力 :2009/12/15(火) 20:56:54 ID:WiW6FTUI0
このスレはたまに覗きにくる。
たまに来て、面白いものがちらほら読めると嬉しくなる。

299 名前が無い程度の能力 :2009/12/20(日) 03:17:34 ID:j.q4sW/.0
 小ネタ「致死」

「チルノちゃんチルノちゃん」

「なによ大ちゃん」

「問題です。一年中働きもせずに日傘を片手にあっちへふらふらこっちへふらふら、花の咲く場所を追いかけて暮らしているのは誰でしょう?」

「ん? うーん。あ。わかった! ホームレスね!」

「大正解! さすがはチルノちゃん!」

「ふふん! やっぱりあたいったら天才ね!」

300 真理子 :2009/12/20(日) 14:03:31 ID:sOQBaRYc0
私の裸を見てください…
http://p18.noneash.com/mrk/

301 名前が無い程度の能力 :2009/12/22(火) 09:47:22 ID:BpYlrrsQ0
>>299
どんだけ黒いんだ大ちゃんww

302 名前が無い程度の能力 :2009/12/23(水) 01:20:45 ID:tZj/GfI60
※「10回ゲーム」


「ねえ、咲夜咲夜」

「はい、妹様。なんでしょうか」

「みりんって10回いってみて」

「はあ。みりん・みりん・みりん……」

「じゃああれは?」

「みりん……あ」

「(ガタッ)さっ咲夜さんだけはしんじてたのにいいいいいいィ!!」

「あ、え、ちょっと」

「(やーいひっかかったひっかかったー!)」

「え、え? ……え」


(続く)

303 名前が無い程度の能力 :2009/12/23(水) 05:27:55 ID:wVfiaLKI0
(続き)

「ねえお姉様お姉様」

「なによ」

「紫色の貧弱もやしって10回言ってみて」

「なんで」

「いいから言ってみて。お願ーいお姉様」

「仕方ないわね……紫色の貧弱もやし、紫色の貧弱もやし、紫色の貧弱もやし……」

「じゃああれは?」

「紫色の貧弱もやし」

「(ガタッ)おやおや。水曜日の私に喧嘩を売るだなんてあんたの度胸も大概ね、レミィ……」

「は? ちょっと待てよパチェ。これはフランが、あれ。すでに誰もいない――いや。ちょっと待て紫色の貧弱もやし。じゃなかったパチェ! せめてスペカ、スペカで! そうルールだろ!? おいやめろ馬鹿、流水系は早くも」

304 名前が無い程度の能力 :2009/12/23(水) 05:43:42 ID:wVfiaLKI0
「ねえ小悪魔ちゃん小悪魔ちゃん」

「こあ?」

「こあーって10回言ってみて」

「こあー? こ、こあーこあーこあーこあーこあーこあーこあーこあーこあーこあー」

「小悪魔ちゃんは可愛いわねー?」

「こあー?」

305 名前が無い程度の能力 :2009/12/25(金) 07:51:40 ID:UZMG0l2Q0
test

306 名前が無い程度の能力 :2009/12/28(月) 16:47:09 ID:XtqHpjlkO
チルノと修羅場スレで、お年玉四億円って言葉があったので、なんか勢いで。


「お年玉だよ。」と知らないおじさんから、大きなバックをもらったんだ。
お年玉が何かは知らないけれど、くれるというなら貰わないわけにはいかないでしょ。
中をあけると、何か細かく文字やら絵が描かれてる紙がいっぱい入ってた。
何か巫女が使ってた御札に似てる気がするけど、あんなのよりずっと細かく綺麗にかいてあった。
「四億円だよ。」とおじさんはいう。よんおくえん?なにそれ?
あたいがそう聞くと、「それがあれば、いくらでも好きな物を買えるんだよ。」と、おじさんは言った。
おカネ。というものらしい。
そういえば、人間が物々交換するかわりに、これのような紙を交換してるのを見たことがある。
ああいう風にこの紙を相手に渡せば、物が手にはいる。…確かそういうルールだったっけ…?
ちょっと考えて、いらない。とあたいが言う。
すると、おじさんはビックリしたような顔をして聞いてくる。
「どうしてだい?それがあればどんな物でも買えるんだよ?アイスクリームや、美味しいお菓子だって、いっぱい食べられるんだよ?」
だって、何にも苦労しないで物が手に入るってなんか変よね?
あたいは、本当に欲しいものがあったら、持ってる奴と勝負して勝ってから奪い取るもの。
何もしないでものが手に入るなんてつまんないじゃん。
だから、そんなのいらない。
そう言うと、おじさんは少しの間だけ動かなくなった。そしてニッコリと笑った。
「そうだね、君にはこんな紙きれなんて必要ないよね。おじさんはただ君の喜ぶ顔が見たかっただけなんだ。変な物をあげようとしてゴメンね。」
よくわかんないけど、あたいは最強なので許してあげることにした。
「うん、確かに君は強い子だ。」
おじさんは、嬉しそうな顔であたいの頭を撫でて誉めてくれた。えっへん。

〜そんな事が、この間あったんだよ。
と、大ちゃんやみすちーやリグルに言ったら、みんな顔を真っ青にして、
「なんてもったいないことを!」と叫んでた。
巫女に話した時なんて、「この⑨!そのおじさんは今どこにいるのよ!?」
って、あたいの胸ぐらをおもいっきり掴んでバカにしてきやがった。
他の友達にも何人か話したけど、やっぱりバカにされたり、ため息をつかれたりした。
別にいいじゃん。あたいは別にあんな紙なんて欲しくなかったんだし、
おじさんだって最後はあたいの顔みて、「そうそう、君のその顔を見たかったんだ。ありがとう。」
って満足そうにして帰っていったんだから、何も悪いことしてないじゃない。ねぇ?


四億円って金額が異常すぎてか、何か色々破綻してるな…('A`)

307 名前が無い程度の能力 :2009/12/28(月) 22:20:26 ID:6XU9EiJ.0
10万くらいまでならそのままポッケだが、4億までいくと
受け取ったらヤバイことに巻き込まれそうで怖いよw

308 名前が無い程度の能力 :2009/12/30(水) 20:03:05 ID:bGTHG3Pk0
 おとぎの国

「むかしむかし、あるところに一匹のキリギリスがおりました。
 キリギリスは一年中日傘を差してはあっちへふらふら、こっちへふらふら。
 そのため冬になると蓄えもなく、森の中で寒さに震えておりました。

キリギリス(キ)『うう…寒いわね。森の中なら吹雪もしのげるかと思ったのに…。
 あら、こんなところに家があるわ』

 何か分けてもらおうと、その一軒の家を訪ねると、出てきたのはアリでした。

キ『あら、アリス? ちょうど良かったわ。
 ねえ、なにか食べ物を分けてくれない? 昨日からなにも食べていないのよ』

アリ(ア)『なにいってんの自業自得じゃない。夏の間ふらふら遊び歩いているからよ』

 アリは冷たく言うと、扉を閉めてしまいました。
 しかたなく、白いため息をついてキリギリスが立ち去ろうとしたそのとき、不意に後ろで閉じた扉が開く音がしました。
 驚いてキリギリスがふり向くと、照れくさそうな顔でアリが立っています。

ア『…しかたないわね。まったく。食べ物くらいなら分けてあげるわ。ほら、入りなさいよ』

キ『あ、ありがとう…!』

 キリギリスは目に涙を浮かべて喜びました。
 なんとアリはツンデレだったのです。
 こうしてキリギリスは暖かい食事にありつくことができ、本当は優しいアリのおかげでその冬を乗り切ることができたのでした。
 めでたし、めでたし」

「うう゛…! あたいっあだい、感動しだよ、大ちゃん!」

「でしょー。いい話だよねーチルノちゃん」

「うん…! あ、あり優しすぎる。そしてキリギリス駄目すぎる」

「――ふうん。ところで、そのキリギリスって誰の事かしら?」

 ふと聞こえた声に、二匹の妖精は後ろをふり返った。
 なんだろうか。
 空には太陽が照っていたが、いつのまにか二匹の上には、傘で遮ったような影が差していた。(END)

309 名前が無い程度の能力 :2009/12/30(水) 21:26:29 ID:UDxPsKp.0
幽香?幽香なのか?w
どうしてそこまで落ちぶれたw

310 名前が無い程度の能力 :2010/03/01(月) 17:07:20 ID:1G9b9V2A0
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/13312/

311 名前が無い程度の能力 :2010/03/17(水) 00:50:35 ID:cjN5QiAA0
久しぶりに永夜抄やって思いついた紫単騎の話


え? 何ですか、紫様。『今から霊夢を連れて異変解決に行く』?
わざわざ紫様が出張るなんて珍しいですね。この夜が終わらない現象がそうなのですか?
ああ、これは紫様の仕業だったんですか。ともあれ、頑張ってくださいね。

え、私も行くんですか? そりゃあ紫様の従者ですから付いて来いと言われれば行きますけど…。
その前に晩御飯だけでも食べていいですか? 今作りますんで。ええ、稲荷寿司です。
『食べない方がいい』ですか? なんでまたそんな。
昔の人は言ってましたよ。腹が減っては戦はできないって。
『私は止めたからね』って、なんでそんなに意味深な言葉を吐くんですか? 少し不安になります。

でも私は食べます。黄金色に輝く油揚げに包まれた酢飯が私を誘うのです。モグモグ……ごちそうさま。
私ほどのアブラーならば、今の短い描写の中でも軽く4・5個は食べられます。満腹ですね、満足。

なんでそんな『あちゃー…』な顔をなさっているのですか、紫様?
永い夜になりそうですからね、こんな時ほど活力が必要でしょう。いざ出陣ですね。腕が鳴ります。

ところで紫様、私は何をすればよいのですか? お傍で弾でも撃ってればいいのですか?
……ゑ? 何ですか? すいません、よく聞こえませんでした。もう一度言ってもらえますか?

『とりあえず敵に向かって突っ込め。いつものように回転しながら』……?

はあ、なるほど。単純明快すぎて涙が出てきます。もしかしてずっと回っていないとダメなんですか?
『好きでしょう?』って、別にすき好んで回っていたわけではないのですが…。
何ですか? 『霊夢がメインの時と会話中は休んでもいい。あと、私が攻撃しない時も』?
要するに、紫様が攻撃している間は回り続けろと、そう言うのですね?
『理解が早くて助かる』ですか。お褒めにあずかり光栄です。
休憩を挟むというのであれば何とかなるでしょう。私の鍛え抜かれた三半規管を披露して進ぜましょう。

『言い忘れたことがあった』? もう、何ですか今更になって。早く仰ってください。

『霊夢は連れていくけど、ずっと私のターン』………帰ります。頑張ってください。

『逃がすと思うの?』ですって? もちろん思うわけがありません。逃げられるとも思いませんよ。
分かりましたよやればいいんでしょやれば! どうなっても知りませんからね、マジで!
…ん、何だ霊夢? 『あんたも大変だねェ…』?
そう思うなら私に休憩時間をくれ。お前もせめて道中くらいは参加してくれないか?
『だが断る』? 博霊の巫女は鬼だな。私ともあろうものが恐怖したよ。

え、もう行くんですか? 今ご飯食べたばっかりでしんどいので明日にしません?
イタイイタイ! 尻尾を引っ張らんで下さい! 行きますから、痛いですって!
私の周りは鬼ばっかりだよ、畜生!


こんな会話があったかもしれない。

312 名前が無い程度の能力 :2010/03/20(土) 13:33:44 ID:YRmDvXqU0
藍様は本当に苦労人だなぁ。

313 名前が無い程度の能力 :2010/03/24(水) 21:48:55 ID:ch/YO3NM0
ゆかりんマジ鬼畜
藍さまのため息ついてる姿が容易に想像できてしまうw



にしても人がいないな・・・

314 名前が無い程度の能力 :2010/03/27(土) 22:30:31 ID:p2fBzuK.0
「紫色のバラの人」

「なんなんだろうなぁ」
困惑気味につぶやいたのは幻想郷の魔法使いこと霧雨魔理沙12歳

手に持っているのは丁寧に包装されている紫色の薔薇だった。

この薔薇は魔理沙の家の玄関の前に置かれていた。

一度なら酔狂な誰かが勝ってにおいたものだとでも納得できただろう。

しかし、

「これで12回目なんだぜ。」

魔理沙は困惑ぎみにつぶやく。いや、もっと推し進めていうならその相貌には明らかな畏怖の
感情が覗いていた。

315 名前が無い程度の能力 :2010/03/27(土) 22:38:09 ID:p2fBzuK.0
紫の薔薇伝説 PART2

幻想郷には色々な伝承、慣習がある。
それは閉鎖された世界で起こるさまざまな現象を理屈付けて考えたものや、
鬱屈した感情から生み出される開放感になぞらえたものか、
紫の薔薇伝説というのもその一つである。
曰く「紫の薔薇が13日連続で届けられると不吉なことが起こる。」
である。それは受けての死であったり、不慮の事故であったり、または金銭的
な問題であったり、それは様々なものだ。不吉の対象は様々であり、一貫性が
ないものであるため、紫の薔薇=不吉とは必ずしも言えないものの、真紫の薔薇
が13日連続で届くという酷く人為的な行為が前提となっているため、不幸も
それに付随するものとして考えられていた。また、「紫」という色が幻想郷におい
て必ずしも好意的な色というわけではないというのも問題があった。

316 名前が無い程度の能力 :2010/03/27(土) 22:49:00 ID:p2fBzuK.0
紫の薔薇伝説 PART3

紫の色というので思いつくのは、幻想郷の守護者である八雲紫である。彼女に対する
人間に対する評価は多くが胡散臭いと言った負の感情である。幻想郷の守護者であったり、
妖怪の賢者ということは知られているものの、多くの人間にとって自分の生活に関わりの
ないことは重要でないため、ただ凄く力の強い美しい少女の姿をした妖怪であると思われていた。
また、人間に身近な存在と言えば稗田阿久がいるものも彼女も異端の存在、紫ほどではないため潜在的に
恐れの感情を皆程度の差もあれ、持っているものである。紫の色が大衆の色と
して広がる前の明治初期に実界から切り離された幻想郷にとっての紫の色というのは
好意的なものではないと認識をされていたのだった。

魔理沙も昔は人里に住んでいるものであった。魔法使いに必要な資質の一つで
ある、受け入れる心ーーーつまり感受性が高い彼女にとってもその色ーー紫
の持つ力というものは情緒の奥底に刻み込まれていたのだった。

317 名前が無い程度の能力 :2010/03/28(日) 01:00:38 ID:mVBb.AjI0
     _r-、>r-、                        ,..-─,ヘ-.、
    r´_>,_ノ<_ン'、   2回も言わなくていいのよ     (,.r-/ _@r-i    i
    r'_r',!イノ)ノン,),                      i ノルハノリノノ   ノ|
    (..ィノ!^ヮ^ノ)´∬⌒ヽ.,    ===========0     ルl.リ;´(フノリ  (_,ノ
    (kOi =ikつ=∬    `><≫===========0     rX,つ つィ 
    ,</,_|鬥|ヽ ∬ ,.  ´   ===========0 _。_ と/§)_|i+)〉
    `"-r_ォ_ァ-'"  ~               c(_ア 旦~

318 名前が無い程度の能力 :2010/04/04(日) 02:21:21 ID:Jsv1oWQY0
過疎age

319 名前が無い程度の能力 :2010/04/12(月) 05:45:27 ID:MfPBrNGI0
            ____ , 、
           /       ヽ_)
  こ      /  ,、  ,    ハ
.  っ      从/\∨ヽ/ !ニ!    な
   ち     (j ●  ● j/イ!      ん
   ゃ    入" マフ "jイ !l      だ
.  見    ノ  `¨7尓卞 }Jハ    オ
   ん   /  //‖ |¨し'  ヽ   メ
    な   i  〈:Y`´`¨´!_..ノ〉  i   ェ
        ル/ソ: : : : : : ーゝ)ル′
       /< イ廴,_,_,_,_ノ
.     ヽ/ ノ しー'ー'ー'し

320 名前が無い程度の能力 :2010/06/01(火) 00:39:43 ID:RuOPVYeU0
以下に貼り付けるのは、東方ファイト用に書いていたら、半端に長くなった一品です。
でもまあ単品でも読めなくは無さそうなので、せっかくだからと、ここに貼り付けることにしました。
安価内容は、
若返った妖忌とそれ位の外見年齢まで成長した妖夢
VS
ミニスカ幽香&ミニスカ紫
勝負方法:飛び道具無しで真剣勝負

です。外見年齢やコスチュームはあんまり関係なくなってますが、よろしければご覧ください。




……勝負は、何も障害物の無い、だだっ広い平原で行われていた。
場所を指定したのは八雲紫であった。見渡す限りの草原、足場も十分に良好。
このような場所を指定した理由は一つ――ここが、妖夢たち剣士にとってこそ、有利な場所だと踏んだからだ。
相手にとって、有利な場所を指定する。
一切の罠を張らず、真っ向から待ち受ける。
これ以上無いくらいに、自分に不利な舞台を整えることで。
八雲紫は、自分の中から、驕りと油断を消し去ったのだ。

「あなたと仕合うのも、ずいぶん久しぶりね。妖忌」
「そうですな。あの時の自分は、まだまだ小童に過ぎなかった」

言葉を交わしながら、互いの得物を何度と無く重ねる二人。
妖忌は二刀。その二刀に長短の差はあれど、そこに乗せられた殺気は変わらない。
紫は一本の傘。軽く振るっているように見えるが、それでも妖忌の刀とまともに打ち合っている。

「ふふ。懐かしんでる余裕は、無さそうだけど」
「そこまで言っていただけるとは、光栄ですな。もっとも――手の内は幾らでも隠しておられそうですが」
「あらあら、買いかぶりよ――」

動きは妖忌のほうが数倍速い。
速いだけではない。妖忌は、常に気配を断って動いている。滑るように足を運び、泳ぐように体を流す。
振るわれる刀にのみ込められた殺気は、瞬きの間に紫の首を狙う。
故に――真に恐るべきは、妖忌よりも数倍遅い動きで、その刀を受け流す八雲紫だ。
妖忌の動きの先を読んでいる――どころの話ではない。
戦いの流れ全体を読めていないと、ここまでの動きは為し得ない。

「紫殿。あの時は届かなかった我が二刀――今こそ届けてみせましょう」
「あらあら、情熱的なのは相変わらずね――いいわ、いつでも受け止めてあげるわよ」

妖忌は動く。紫との差を更に近づけるために。
紫は待ち受ける。妖忌の底を見極めるために。



「ふん――随分マシになったじゃないの」
「…………」

妖夢は言葉を紡がない。無言のままで、縦横無尽に飛び回る。
口を開く間があったら体を動かす。より速く。より軽く。
対峙する幽香――こちらは紫とは違い、既に幾つもの手傷を負っていた。
ただでさえ短かったスカートも幾つも穴を開けられ、その向こうの肌もじんわりと赤く染まっている。
だが――それらは全て、かすり傷でしかない。
ダメージと呼べる傷は、まだ負ってはいない。

「でも、戦い方はあんまり変わってないわね? うろちょろうろちょろ、目障りな羽虫みたいよ?」

対する妖夢は、全く手傷を負っていない。
だが――既に体中が、冷たい汗に濡れていた。

「ほら、また避けた。もう、いつまでこんなこと続ける気?」
「っ……!」

幽香が傘を振るう。
幽香の動きは、決して機敏とは言えない。紫と同じように、のんびりとさえ見える。
だというのに、大振りでスイングされる傘だけが、とてつもない速度なのだ。
対している妖夢からすれば溜まったものではない。幽香の体の動きと、傘の速度とが一致しない――見切ることができないのだ。
それでも妖夢が生き延びているのは、その歩法のおかげだろう。
何も無い空中を蹴り、駆け回る歩法。鋭角的に空間を支配する動きだ。
機動性のみであれば、妖忌を上回り、鴉天狗さえ凌駕するその歩法で、妖夢はぎりぎりで、幽香の傘の狙いを撹乱することに成功している。
すれ違い様に一刀。
狙い過たず命中。
だが、やはりかすり傷。

「ねえ――そろそろ、止めにしない? 逃げ回るの」
「――そうだな」

初めて妖夢が口を開いた。どうせこのままでは手詰まりだ。
次が最後だ――決意を胸に、妖夢は駆けた。

321 名前が無い程度の能力 :2010/06/01(火) 00:40:37 ID:RuOPVYeU0


最後の一手。
それは妖忌も同じだった。今までに無い速度で、これ以上に無い力強さで、妖忌は両刀を振るった。
対する紫は、傘を使わなかった。
両腕で、受けた――ように見えた。
刀と腕が触れた、その瞬間に、紫の両腕に結界が現れた。
刀が、結界に阻まれ――

「憤ッ――!」

結界を、叩き斬った。
神速で展開された紫の結界――その結界さえ、妖忌は斬ってのけた。
だというのに。

「残念でした♪」

紫には届かない。
斬った結界の向こうには、スキマが口を開いていた。
ぱっくりとスキマに飲み込まれる二刀――妖忌の手には、何の手ごたえも返ってこない。
慌てて手首を翻す妖忌――その瞬間、スキマの中の二刀によって、スキマが斬られた。
――今まで紫がスキマを使わなかった理由がこれだ。防御に使おうと回避に使おうと、妖忌には全て斬り伏せられる。
故に、結界の向こうにスキマを作った。妖忌に、あるか無きかの隙を作るために。
紫が、防御に使わなかった傘を、思いっきり振りかぶって――

紫の背中から、血しぶきが散った。
紫の背後――今の今まで気配を断っていた妖忌の半霊が、妖忌の姿を取って紫を斬っていた。
これこそが奥の手。八雲紫を斬るために、妖忌が手にした熟練の技――

「!?」

そして背中の傷を、省みもせずに、紫は、妖忌を傘で叩き伏せた。
轟音。
八雲紫の、渾身の妖力を込めた一撃だ。
一瞬で、妖忌の意識が奪い去られる。
その、倒れ付した気を失う刹那の間に、妖忌は理解した。
何故、紫が、結界で己の背中を守らなかったのかを。
いかに不意を突かれたとて、紫ほどにもなれば、反射的に結界を張れるはずだ――妖忌は元より、その結界ごと、紫を斬るつもりだった。
ましてや、紫は四重に強固な結界を張れる。
正面の二刀を阻んだ、二つの結界。
同じ結界で、背中を守れたはずだ。
だから、紫は背中をあえて斬らせた。
結界を張るはずだった妖力で、妖忌を打つほうを選んだのだ。

「あなたの刀、今度こそしっかり受け取りましたわ。そして――」

最後の一言は、妖忌には届かなかった。だが、妖忌は聞かずとも、何を言われるかがわかっていた。

「今度も、私の勝ちよ」

322 名前が無い程度の能力 :2010/06/01(火) 00:41:49 ID:RuOPVYeU0


一方、妖夢は半霊を使わなかった。あえて、自らの剣技のみで幽香に挑んだ。
幽香の振るった、大振りの傘。
妖夢はそれを、まずは楼観剣――長刀で受け止め――

「――っぐ――」

当然、それだけで受け切れはしない、幽香の膂力に押し切られそうになる。
妖夢は立て続けに白楼剣――小太刀を楼観剣に重ねる形で振り下ろし、食い止める。
だが、それでもまだ、足りない。
幽香の力に、妖夢は吹き飛ばされそうになり、だが、それでも。

「ぐ――――ぁぁああああ!!」

無理やり、傘を受け流した。
風圧だけで脳震盪を起こしかける、それほどに強烈な一撃を、何とかやり過ごす。
そして、受けた刀を返し、
がら空きの、幽香の体に叩き込もうとして――

「……え?」

振った刀が、両手で掴み取られた。
幽香の体は、がら空きなどでは無かった。
両手が、しっかりガードに回されていた。
あの、傘が受け流された瞬間に。幽香は、両手を傘から離していたのだ。

「なかなか頑張ったわよ、貴女――次があったら、またやりましょう♪」

そして、刀を封じられ、身動きの取れなくなった妖夢に、幽香は力強く踏み出し、
渾身の頭突きを、妖夢の脳天に、

まともに当たっていれば、妖夢は死んでいた。
事実、妖夢は死を覚悟していた。
死を覚悟しながら、生を望んだ。
考えてやったことではない。修練の結果に身に着けた動きでもない。
本能が抗った。

幽香の頭突きを、妖夢の頭突きが受け止めた。

完全に不意を突かれた。幽香は最後の瞬間に、勝利を確信してしまっていたのだ。
予想外の衝撃を受け、わけがわからなくなっていた。
だがそれでも、幽香の両手は二刀を握っていた。しっかりと、巌のように固く。
だから、妖夢は刀を手放した。
刀に力をこめたままの幽香の体がよろけ、たたらを踏む。
その幽香のみぞおちを。
妖夢の抜き放った、鞘の一撃が、正確に貫いた。



背中に負った傷を治そうともせず、紫は幽香と妖夢の決着を見届けた。否――治すだけの妖力が勿体無かっただけのことだ。
その紫の前で、妖夢が幽香を打ち倒した。
これ以上は無い決着だった。
急所を突かれた幽香は、そのままずるずると崩れ落ちた。
ぴくりとも動かなくなる――死んだわけではないが、しばらく起き上がれないのは確実だった。
そして、鞘の一撃を放った妖夢は、倒れた幽香を反射的に目で追っていた。
反射的に。
そう、意識してのことではない。

「妖夢、あなた――」

紫が声をかけた。びくん、と、妖夢が声に反応する。
一瞬、意識が紫に向いた。
紫の目に、焦点が合った。

「あ、……紫、様……?」

だが、意識が戻ったのは、その一瞬だけだった。
幽香の頭突きを受けてから、ずっと気絶したままだった妖夢は、それだけを呟いて、また気を失い、今度こそ地面に倒れ伏した。

「あらあら、自分が気絶してたことにも気付いてなかったみたいね――」

結果だけ見れば、幽香と妖夢は相討ちかも知れない――だが、本人たちはどう思っただろうか。
気絶した幽香の顔は、悔しげに眉を寄せている。
気絶した妖夢の顔は、誇らしげに目元を緩めていた。

「ファイトの結果だけ見るなら、私たちの勝ち、ってことになるんでしょうけどね」

そんな単純なものではないし、何より幽香は納得しないだろう、そう考えながら――
緊張の糸が切れた紫は、そのまま大地にぶっ倒れた。





以上です。こんな稚拙な文章を読んでいただき、ありがとうございました。

323 名前が無い程度の能力 :2010/06/15(火) 21:01:21 ID:6VBSqq76O
すいませんがお借りします。
↑の人と同様、幻想板安価スレでの投下物です。

キャラ指定1…全3ボス
キャラ指定2…全5ボス
ファイト内容…6ボスを褒めろ

となってます。

324 名前が無い程度の能力 :2010/06/15(火) 21:04:42 ID:6VBSqq76O
アリス「アリスと」
ロリス「アリスの」
Wリス「新旧合同ジャッジ!」

アリス「というわけで、今回は書き手の馬鹿の脳内妄想により。」
ロリス「私達2人でジャッジをお送りするの。これを見てるお兄ちゃん達、……よ、よろしくね(///」
アリス「私ってこんなキャラだったかしら……」


アリス「ま、まぁ。まずは封魔録組から順に見ましょうか。」
ロリス「封魔録ね。3ボスは砲台、でいいの?5ボスは魅魔、あの悪霊……」

・封魔録
魅魔「アタシが自分で自分を誉めるのかい?」
砲台「……」
魅魔「というか、6ボス自体が封魔録には居ないんだが」
砲台「…」
魅魔「いや、まぁその」

砲台△―△魅魔


ロリス「あ、あ……
アリス「ちょっと。大丈夫?」
ロリス「私は魔法使い私は魔法使いメイドじゃないもん溢してないもんああゴメンナサイゴメンナサイ私はメイドじゃメイドじゃメイドメイド……」
アリス「と、とりあえず次は幻想郷ね。3ボスはエリー、5ボスはゆ、幽香ね…」

・幻想郷
幽香「私は分身できるからね。っと。」
分身「ふぁ……眠いわぁ。」
幽香「さぁ、私を誉めなさい!」
分身「……zzz」
幽香「……」
エリー「分身のキレもいいですね!流石ゆうk」
幽香「……誉められてるのになんかムカつくわね」

エリー○―×幽香


アリス「幽香が他人を褒めるのもイメージがなかなか浮かばないわね。」
ロリス「な、あの時の妖怪!アイツ、なんか後ろからついてくるのよ。すとーかーなの?」
アリス「……そう、かもね(私も別の意味で幽香に貼り付かれてるわね)。さ、次は怪綺談。貴女の出番よ?」

・怪綺談
夢子「神綺様、あの…えっと、今日も逞しい髪型が素敵で…ああ、それよりも神綺様はもう少し神として威厳をですね」
ロリス「おかーさーん!わぁ、今日もお母さんも夢子姉さんも綺麗だね!」
神綺「……アリスちゃん(´;ω;`)ブワッ」

ロリス○―×夢子


アリス「……相変わらずね。」
ロリス「え?私は普通に褒めたよ?」
アリス「ああいや、貴女じゃなくて。貴女は大丈夫よ。」
ロリス「?」

ロリス「次からは私はよく知らないの……」
アリス「いいわ、私が教えてあげるわ。次は紅魔郷ね。」

325 名前が無い程度の能力 :2010/06/15(火) 21:07:23 ID:6VBSqq76O
・紅魔郷
美鈴「お嬢様、今日もカリスマ溢れてますね!」
レミ「あらそう?珍しいわね美鈴がおだてるなんて。何も出ないわよ?」
咲夜「何を今更。お嬢様はいつも威厳が溢れt」
美鈴「お嬢様。お足元に素敵な花が。」
レミ「ホント?よっと(しゃがみ)」
美鈴「あ、お嬢様頭に蜂が!」
レミ「えっ?いや、美鈴、追い払ってよ〜」
咲夜「ぷはぁっ!(鼻血)しゃがみガード…だ…と…(バタリ)」
美鈴「はい、もう居なくなりましたよ。お嬢様は威厳もあって可愛らしくて、流石ですね」

美鈴○―×咲夜


アリス「……これは美鈴の作戦勝ちね。咲夜が褒める前にしゃがみガードを誘発させたわ」
ロリス「あのメイドさん、鼻血が凄い出てるけど大丈夫なの?」
アリス「いつものことよ。」
ロリス「そうなんだ…。あ、次はお姉ちゃんの番だよ。妖々夢、て言うんだね?」
アリス「そうね、……はぁ。」

・妖々夢
妖夢「羨ましい。幽々子様はスタイル良いですよね。どうやったらそんな風になれるんですか?」
幽々子「あらあら妖夢。貴女もまだこれからよ?」
妖夢「あ、アリスさんこんにちは。」
幽々子「あら人形師ね。こんにちは。」
アリス「……どうも。」
幽々子「さあ妖夢、褒めてくれるのは嬉しいけど、まずは貴女自身よ。」
妖夢「私自身ですか?そんな、幽々子様には及ばないですよ〜」
幽々子「いいから、付いてらっしゃい。まずは紫の所に行くわよ」
アリス「………」

アリス×―○妖夢


ロリス「お姉ちゃん、誉めなきゃダメじゃない」
アリス「無茶言わないで。私は…正直、妖々夢のメンバーとは接点薄いのよ。」
ロリス「……そうなんだ。」
アリス「……ええ。」
ロリス「ま、まぁいいや。次行こ?」
アリス「そ、そうね。次は永夜抄。慧音と鈴仙ね。……あれ?見えないわね。」
ロリス「ねえ、なんか紙が落ちてるよ。えっと…」


・永夜抄
私にはあの月人を褒めるのは無理だ。
私の負けで構わないので、言及はしないでもらえないだろうか。
ちなみに、結果以外の歴史は既に処理させてもらった。
結果だけ書きただしておくことにする。

慧音×―○鈴仙

以上だ。
―――上白沢慧音


ロリス「だって。」
アリス「歴史を食べたわね。これは深入りしない方がいいわ。」
ロリス「え?そうなの?気になるんだけど…」
アリス「いいから次行くわよ。次は風神録ね。」
ロリス「対戦者は早苗とにとり、相手は神奈子…らしいね」

326 名前が無い程度の能力 :2010/06/15(火) 21:09:09 ID:6VBSqq76O
・風神録
にとり「いや、妖怪の山にこんな立派な神様が住んでくださるとは。私達河童も喜んでますよ」
早苗「神奈子様のお陰で私も頑張れてます!」
神奈子「なんだい二人とも急に。まぁ、崇めるのは良き事ぞ。」
にとり「いえ、急ではなく日頃から河童も崇めております」
早苗「……」
にとり「天狗もこれで少しは大人しくなってくれたら良いのですが」
神奈子「うむ、信心深ければ願いも届こうというもの。願いあれば信じなさい。」
早苗「ちなみに、私も…神ですよ?」
にとり「神奈子様と諏訪子様、お二人居れば妖怪の山は安泰です!」
早苗「(ピキッ)……こんな古、いや神奈子様はもう長らく頑張って来られましたから、これからは私を現人神として崇めて…」
神奈子「(ブチッ)早苗、何か言ったか?」
早苗「ええ言いましたよ。私はもう一人でも守矢の神としてやっていけます。古老は隠居なさっては?」
神奈子「言ったな?この八坂神奈子を古老呼ばわりとは良い度胸だよ早苗ぇぇぇ!。」
にとり「(光学迷彩で消える)作戦どおり、だねっ」

にとり○―×早苗


アリス「あの河童……あえて早苗を無視して煽ったわね」
ロリス「あれ?あの神奈子って人も神様なの?」
アリス「ええ。他にも神様はいっぱいいるわ」
ロリス「……神様ってお母さんだけじゃなかったんだ」

アリス「次は地霊殿ね。」
ロリス「そろそろ私、…疲れた」アリス「あともう少しだから、頑張って?」

・地霊殿
勇儀「いや、お前さんの髪は黒くて綺麗だな」
お燐「いやいやそこの貴女、うちのお空は髪だけじゃないよ?地霊殿でも屈指のスタイルの良さ。強力な核の力も忘れてはいけないよ」
お空「うにゅ、そんなことないよ(///」
勇儀「ほう、確かにあの地霊殿の主よりはよっぽどスタイルが良いな。お前さん、モテるだろう?」
お空「そそそ、そんなことないよ。二人の方が綺麗だし…」
お燐「お空はもっと外に出たら良いのよ。そしたら絶対モテるわよ?」
勇儀「ハハハ、違いない。そしたら橋姫から嫉妬されそうだな」
お空「……うにゅう(///」

勇儀△―△燐


ロリス「……オチは?」
アリス「……無いようね。二人とも空を褒め倒してるわね。」
ロリス「あの鴉、真っ赤だったね。」
アリス「ああいうのに慣れてなさそうね。さ、最後は星蓮船よ。」ロリス「長かった…」
アリス「対戦者は一輪と星、相手は白蓮ね。」

327 名前が無い程度の能力 :2010/06/15(火) 21:09:27 ID:6VBSqq76O
・星蓮船
一輪「姉さんみたいな僧になりたいわ……」
白蓮「あらあら、突然どうしたの?」
一輪「いえ、どうしたら姉さんは皆に慕われたんですか?」
白蓮「そうですね…でも、慕われていたら封印なんてされませんでしたが」
星「いえ、やっぱり貴女はしたわれていましたよ。」
白蓮「星……」
一輪「そうよ姉さん。少なくとも私達が居るわよ」
星「皆、貴女を慕っていました。だから私たちは貴女を封印から解いたのです。」
白蓮「二人とも……ありがとう」一輪「いえ、姉さんの人徳ですよ。」
星「最近はまたこの寺に来てくれる人妖も増えましたし。」
一輪「少しずつ、でも確かに増えてますよね。」
星「封印から覚めてまた人々は慕う。流石は長生きした尼公、年の功というものd」
一輪「あ」
白蓮「(ビキッ)……ちょっと星、あっちでお話しましょうか?」
星「え?急にどうしたんですか?うわ引っ張らないで自分で歩きますからいや痛い痛い……」

ピチューン

ナズ「おや、またうちのご主人は何かやらかしたのか」
一輪「あらナズーリン。そうですね……。うっかり口が滑ったようで」
ナズ「……やれやれ」

一輪○―×星


ロリス「終わったー!」
アリス「お疲れさま。最後はなんだかこのスレでよく見かける星だったわね。」
ロリス「ねえねえ、……結果は?」
アリス「ああ、そうね。ええと。」
ロリス「旧作は、勝ったのがエリーと私。封魔録は実質無効試合ね。」
アリス「win版は美鈴、妖夢、鈴仙、にとり、一輪。地霊殿は引き分けね。」
ロリス「てことは……」


アリス「5勝2敗1分1無効で、3ボスの勝ちね。」


ロリス「以上、アリスと」
アリス「アリスの」
Wリス「新旧合同ジャッジでした」





ロリス「……この馬鹿書き手!長ければいいってもんじゃないのよ!」
アリス「同感だわ。私達ふたりジャッジとか誰得なのよ」

すいません俺得です。アリスかわいいよアリス

328 名前が無い程度の能力 :2010/07/06(火) 22:03:01 ID:hAnAi6Ic0
以下は東方ファイトスレ37
対戦者1:何者かに命を狙われている霖之助
対戦者2:早苗さんにぼろぼろにされたフラン
お題:怒り狂ったレミリアがうっかりグングニルと間違えてネギを持って飛び出して行ってしまったので、届けてあげて下さい。
について好き勝手書いてたら長くなった上に投下タイミングを失った物です。
折角なのでこちらに張らせて頂きます。
文字数制限があるとはいえ4レス…どうしてこうなった。


フラン「うぅ……へびこわい……かえるこわい……(がたがた)」
レミィ「蛇に蛙……私の可愛いフランをこんな目にあわせたのは青巫女ね!」
>>485のファイト後、咲夜によって連れ帰られたフランを見て怒り心頭に達したレミリアは、
手近にあった長物を掴むと、夜の幻想郷へと飛び立った。
美鈴「あれ、咲夜さん、ここに置いた長ネギを知りませんか?」
が、それはいつものスピア・ザ・グングニルではなくただの長ネギだったのだ。
咲夜「聞けば早苗は妹様の四分身に対抗して六分身したとか……。
いくらお嬢様でも、武器が長ネギでは……!」
非常識事態に緊張の走る紅魔館。
それを打ち破ったのは、霖之助を従えて現れたジャッジメント・シーズンだった。
JS「まさかの時の東方ファイト!という事で本日のファイトは
『レミリア・スカーレットにグングニルを届ける』と決定しました」
霖之助「僕としては窮地を救ってもらった手前、断り難いのだが……相手は誰だい?」
JS「そこのフランドール・スカーレットです」
美鈴「そんな!妹様はこんな状態なんですよ!?」
咲夜「しかもお嬢様が向かった先は、例の青巫女の所……連敗はありえませんが、再戦には早すぎます」
JS「東方ファイトは途中結果を考慮しません。
具合が悪いのであれば、森近霖之助が背負って行けば良いでしょう」
霖之助「……僕の方に異論は無いが、どうする?」
咲夜「不戦敗は紅魔館の恥、お嬢様がいらっしゃれば、妹様をファイトに向かわせるでしょう」
美鈴「大丈夫ですか、妹様……辛かったら、すぐに戻って来て下さいね!」
咲夜「美鈴!甘やかすなとお嬢様に言われているでしょう」
美鈴「でも……!」
霖之助「辛いのは彼女も同じだよ。真っ白になるまで握った拳を見れば、痛い程よく解る」
美鈴「咲夜さん……」
咲夜「雑貨屋に頼む事でもありませんが……妹様をよろしくお願いします」
霖之助「ああ、これでも男だ。か弱い女の子一人、なんとか守って見せるさ」

レミィ「見つけたわよ、東風谷早苗……私の可愛い妹をあんな目にあわせた罪、償ってもらうわ!」
早苗「紅魔館は悪魔の館、いつか祓わねばと思っていました!
……ところで幻想郷では、吸血鬼をネギで食べる風習でもあるんですか?」
レミィ「何を訳の解らない事を……行くわよ、『スピア・ザ・グングニル』」
レミリアの気迫に張り詰める空気を緩める早苗の問い、
しかし自ら構えて投げたのがネギだと悟ると、ショックでレミリアのテンションが一気に下がる。
レミィ「あれ、ネギなんて……ショックだわ、これがほんとのマイハートブレイク……」
早苗「ネギの下拵えが終わったところで早速料理させて頂きます!」
レミィ「くっ……マズいわ、ここは一度凌いでなんとか……!」
早苗の猛反撃をカリスマガードで凌ぐレミリア。
しかし、観客が居ないとはいえ、劣勢は誰の目にも明らかだった。
早苗「む……人の気配!?」
レミィ「ふん、咲夜に美鈴かしら?まったく心配性なんだから」
早苗「助かったなどと思わない事です!神奈子様、諏訪子様、お力を!」
御幣を掲げ祝詞を唱える早苗。
すると早苗の両隣に二人の早苗が新たに現れる。
そして元の早苗と二人の早苗は、各々が二人に分身し、都合六人に増えた。
レミィ「なっ……フランのフォーオブアカインド以上……!?」
早苗「あなたの相手は引き続き私が……いえ、私達二人が行います。
神奈子様と諏訪子様のお力を借りた四人には、援軍を迎え撃ってもらいます」
レミィ「くっ……(咲夜、美鈴……しっかりやりなさいよ!)」

329 名前が無い程度の能力 :2010/07/06(火) 22:03:35 ID:hAnAi6Ic0
従者の心配をするレミリアだったが、やって来たのは背負子にフランを乗せた霖之助だった。
ここ最近襲われ慣れした結果、充分な警戒をして歩いていた霖之助は、
御神渡りクロスとミシカルリングの同時攻撃をすんでのところでかわす事ができた。
霖之助「これは……山の神と祟り神か……?」
早苗「いいえ、わたしです!」
強烈なスペカに、山の二柱の関与を疑う霖之助の前に現れたのは、都合四人の早苗だった。
霖之助「青巫女が……四人!?」
早苗「神奈子様のお力を借りた私が、低速と高速で二人!諏訪子様のお力でも同様に二人!
さらに本来の私に加え、緋想天の格闘モードな私で合計六分身です!」
霖之助「……双子で分身数を上回るというのは聞いた事があるが……なんて非常識な分身だ」
フラン「ひぃっ!へび!かえる!やだー、もうかえるー!」
早苗「あなたに恨みはありませんが、あなたの背負ったその子は悪魔の妹。
それにあなたの体に半分流れている妖の血……ここで断ちます!『メテオリックオンバシラ』」
迷いの無い言葉と共に、半人である霖之助めがけて御柱を降らせる早苗。
回避能力も防御力もないフランと共に潰れたかと思いきや、甲高い金属音が御柱を止めた。
早苗「神奈子様の御柱が!?」
霖之助「……万が一に備えて持って来ておいてよかったよ。
君が見るのは初めてだろう、これが天叢雲剣……俗に言う草薙の剣さ」
見た目には飾り気のない、古臭い剣としか映らないが、
それから放たれる圧倒的な力が神器である事を物語っていた。
早苗「彼も神なり、我も神なり!神奈子様には建御名方命の神格があります!」
緊張した面持ちになった早苗は、神奈子の神格を頼り、神レベルのスペカを連発する。
しかしその全てが、霖之助どころかその手の天叢雲剣にすら届かず、雲散霧消する。
早苗「そんな……!?」
霖之助「残念だったね。この剣の持つ神格は建速須佐之男命、そちらの祖父だ」
剣による肉体強化もあって、涼しい顔でスペカを無効化する霖之助だったが、余裕とまでは言えなかった。
霖之助「(マズいな、これは……この子を背負ったままで突破は出来ない。
剣のおかげで力負けはしないが、それだって僕の体力次第だ)……フラン、起きてるかい?」
フラン「うぅ……こわい……こわいよ……」
霖之助「僕だって怖いさ。でもね、君の姉さんは、君の敵を討つため、武器も持たずにあれと戦ってるんだよ」
フラン「えっ……お姉様が……!?」
霖之助「君に持たせたその槍、それは姉さんのグングニルだよ。それを、君の姉さんに届けるんだ」
フラン「……でも、あの巫女が……うぅん、やる、やってみる!」
霖之助「いい子だ、フラン。例の分身を使った後、僕の合図で飛び出すんだ」
フラン「うん!『フォーオブアカインド』」
早苗「作戦会議は終わりですか……人数が増えても同じ事です!」
四人に分身するフランだったが、グングニルは一本しかない。
一人だけグングニルとレーヴァテインの二本を構えたフランを見ると、
早苗は迷わずそれに弾幕を集中させた。
早苗「まずは一人!」
霖之助「幻灯だ!」
早苗「えっ!?」
フラン「すぐ戻って来るから……待っててね!」
早苗「しまった……ホログラフとは!」
弾幕に掻き消されたのは、霖之助が用意した幻灯で作られた、フランの幻影だった。
弾幕に出来た一瞬の隙を突いて、今度こそ本物のフランが、グングニルを抱えて飛翔する。
早苗「いけません、あれを姉と合流させては……!」
霖之助「おっと、悪いがあの子を守ると約束してしまったんでね。泥仕合だが僕の相手をしてもらうよ」
攻め手を欠く霖之助、弾幕が無効化され打つ手のない早苗。
しかし霖之助がここに四人の早苗を足止めし、レミリアとフランが合流する事で、
勝負の流れは確実に変わりつつあった。

330 名前が無い程度の能力 :2010/07/06(火) 22:04:09 ID:hAnAi6Ic0
早苗「さあ、一子相伝ゆえに本来同時に放たれる筈のない弾幕……その同時攻撃に耐えられますか!」
レミィ「……(一対二だからとかじゃない……もっと深い、非常識な理由……。
あの巫女は、今の幻想郷で『妖怪殺し』を行う事に……躊躇がない……!)」
スペルカードルールにより、全ての殺しは遊びに置き換わってしまった。
しかし早苗は、外界からの来訪者であり、目的に対してのひたむきな姿勢は、
ある意味幻想郷においてはあまりに非常識過ぎた。
そして今の早苗は、妖怪を退治する事に全力を注いでいる。
殺し合いとなれば話は別だが、早苗がその気では、遊びではいなし切れない。
レミリアが迷いを見せた隙に、二重の星型弾幕がレミリアを包み込む。
レミィ「……しまった!」
早苗「獲った!これぞ秘術――」
フラン「きゅっとして……どかーん!」
レミリアを包囲し、閉じかけた弾幕を、フランの剣が切り開き、弾き飛ばす。
弾幕の切れ目から脱出したレミリアに、フランはグングニルを手渡した。
レミィ「フラン!さっきまであんなに怯えていたのに……」
フラン「もう大丈夫!霖之助が、お姉様にグングニルを渡せって!」
レミィ「そう……姉として、お礼をしないといけないわね」
早苗「援軍かと思ったら、この前倒した悪魔の妹でしたか。しかし何度やっても同じ事です!」
フラン「もう負けないよ、お姉様と一緒だもん!」
レミィ「……待ちなさい、フラン。あれがあと四人居たでしょう、それはどうしたの?」
フラン「あっちで霖之助が防いでる……早くあれを倒して戻ろう!」
レミィ「ふん……分身は同時に倒すのがセオリーね。戻るわよ、フラン。案内しなさい」
フラン「えっ……うん!」
早苗「何のつもりか知りませんが、逃がす物ですか!」

早苗「半人だと思って手加減していましたが、そろそろ本気を出さないといけませんね」
霖之助「おいおい、初手から御柱を放っておいて手加減はないだろう……」
軽口を返したが、霖之助は限界が近かった。
四人の早苗がローテーションで弾幕を張り、霖之助に休む暇を与えないのだ。
そしてそのテンポが次第に上がり、日頃動かない霖之助の体は既に悲鳴を上げていた。
霖之助「(これは……本気でマズいな。今より激しい弾幕じゃ、当たれば致命傷か……。
こんな事なら、魔理沙にちゃんと八卦路の手入れの仕方を教えておくんだった……)」
自らの絶体絶命の危機に、魔理沙の顔が浮かび、自嘲気味に笑みを漏らす。
その笑みの意味を取り違えた早苗は眉を吊り上げ――
早苗「『諏訪大戦 〜 土着神話 vs 中央神話』」
神奈子の神格と諏訪子の神格が最大限に発揮される、諏訪大戦を発動させた。
二柱の神格を借りた四人の力により、圧倒的な物量の弾幕が息つく暇もなく襲い掛かる。
レミィ「『スピア・ザ・グングニル』」
フラン「『レーヴァテイン』」
もはやここまでと、霖之助が目を閉じかけたその時、
四人の早苗に二つの影が襲い掛かり、弾幕を中断させる。
フラン「霖之助!大丈夫?」
霖之助「意外と早かったね。その様子だと、無事渡せたか」
レミィ「ええ、お陰様で。あんたは無事に見えないけど」
霖之助「まったくね……それでも、もう一頑張りするだけの意地は残しておいた」
吸血鬼姉妹を追って来た二人の早苗を加え、改めて総力戦の状況を見て、
霖之助は文字通りの精神力と剣の力だけで、何とか構え直す。
早苗「こうなったら、三人仲良く地獄に送って差し上げます!」
レミィ「フラン!霖之助!……お願い、少しだけ時間を頂戴!」
普段居丈高なレミリアの、懇願の声。
霖之助の男気と、姉を敬愛するフランの心を奮い立たせるには充分な物だった。
霖之助が力を振り絞って振るう剣が早苗の弾幕を掻き消し、
四人に増えたフランが各々全力でスペカをぶっ放す。
凄絶ながら決め手に欠ける弾幕戦の末に、双方が横一列の布陣になった。
レミィ「終わりよ……スピア・ザ・グングニル!」
運命を操作し、早苗が一列に並ぶよう仕向けたのはレミリアだった。
自ら導いた運命の通りに早苗が並ぶのを確認すると、グングニルを構えて疾走する。
その最後で鋭角に曲がると体を一回転させ、疾走の勢いをつけたグングニルを放った。
早苗「キャァーッ!」
紅い光は六連の破裂音を立て、熾烈な戦闘は終了した。

331 名前が無い程度の能力 :2010/07/06(火) 22:04:43 ID:hAnAi6Ic0
フラン「……やったの!?」
霖之助「……殺ったのか?」
レミィ「やっちゃいないわ」
意味と温度の異なる二人の問いに、レミリアは素っ気無く答える。
そして倒れて一人に戻った早苗の頬を叩いて目覚めさせ、グングニルを突き付けた。
早苗「そんな……神奈子様と……諏訪子様の……お力を借りたのに……悪魔に負けた……」
レミィ「負けの認識はあるのね。それなら話は早いわ」
早苗「こ……殺し……殺しなさいッ!妖怪に……悪魔に情けを……かけられる謂れは……っ……」
力の差と、敗北という事実。
自らの存在を否定された早苗は、恐怖に身を震わせながら、最期まで気丈に振舞おうとする。
レミィ「そう。じゃあ、楽にしてあげるわ」
早苗「……っ……!」
笑顔を見せるレミリアだったが、その殺意と威圧感は何倍にも増して感じられた。
抗い難い死の恐怖に怯える早苗めがけて――
(パシッ)
早苗「ひっ!……え……生きて……る……?」
レミィ「まったく、これだから人間は困るのよ」
レミリアは軽く平手を打ちつけた。
レミィ「あんたも解ったでしょ、誰だって死ぬのは怖いの」
早苗「……(こくり)」
急に柔らかくなったレミリアの口調に、恐怖から解放された早苗は素直に頷いてしまう。
レミィ「だから人間は、理不尽な死を迎えないように、妖怪と取り決めを交わした。
でもそうしたら、今度は妖怪が生きる元気をなくした……」
早苗「わかる……気がします」
殺意と威圧感から解放された早苗は、素直に思うままの言葉を口にする。
レミィ「でも、妖怪が本気を出せば人は死ぬ。人と妖は本来不平等なのよ。
だから、死なないようにルールを作った。後は解るわね?それが――」
早苗「弾幕ごっこ……ですか」
話には聞いていたし、理解もしていた。
ただ早苗は、弾幕ごっこに意味を感じていなかったのだ。
妖怪を討つ事、それが人の幸せに繋がり、妖怪に対抗する力として守矢への信仰が集まる。
心の底からそれを信じていた早苗には、弾幕ごっこなど不要だった。
その意味を身を持って知るまでは。
レミィ「それを一人の、しかも人間の、勝手な都合で、殺し合いにされたら……どうなると思う?」
早苗「……」
早苗は答えなかった。答えられなかったのだ。
恐らく人の側から取り決めを破れば、妖怪は報復として人を襲う。
人と妖の全面戦争の行く末は、どちらかの消滅しかない。
そう、外界で人が鬼を駆逐したように。
そして幻想郷では、どちらが勝つかは解らない――
否、今自分は負けた。本気を出したのに、本気を出していない吸血鬼に負けた。
恐らく、幻想郷では人が負ける。
絶滅はしないだろうが、狩の獲物として、怯え暮らす儚い生き物に成り果てる……。
それを直感的に悟ってしまい、言葉が出せなかった。
レミィ「……解った?」
早苗「……はい」
言葉に詰まった早苗に、レミリアは声をかけ、手を差し伸べる。
その手の持つ意味。幻想郷に生きるために、幻想郷のルールを守ると誓う、意思表示。
それを感じ取った早苗は、一瞬躊躇った後、その手をしっかりと掴んだ。
レミィ「ようこそ、幻想郷へ。幻想郷は全てを受け容れる……ま、誰かさんの受け売りだけど」
早苗「……幻想郷って……いい所、ですね……」
レミィ「当たり前よ、この私が500年住んでるんだもの、いい所でない筈がないわ」
少し前まで死闘を繰り広げていたのに、今は笑って握手をしている。
これが弾幕ごっこの意味であり、幻想郷のルールなのだろう。
心の底に何か暖かい物を感じながら、早苗は後の二人の方を見回す。
アリス「……」
パチェ「……」
にとり「……」
霖之助「……(ぐったり)」
そこには、精魂果てた霖之助を囲んで、その魂を消滅させようと目論む二人の魔女と河童の姿があった。
早苗「……(ああ……本気になった妖怪は、弾幕ごっこを使わないんだ……)」
レミィ「……何考えてるか知らないけど、多分それ違うから……」

332 名前が無い程度の能力 :2010/07/09(金) 02:07:41 ID:YJ6cgGDY0
毎日更新! おもしろ動画サイト
http://dougadedouka.blog133.fc2.com/

333 名前が無い程度の能力 :2010/10/17(日) 21:23:53 ID:zusmimxI0

ふとヒトラー総統と霊夢と魔理沙の会話を思いついたので書いてみました。
あるSLGゲームのチュートリアルが元ネタです。

魔理沙「霊夢、こんなゲームを輝夜から借りてみたんだが、ちょっとやってみないか?」
霊夢「なによそれ」
魔理沙「ハーツオブアイアン3っていう、スウェーデンの会社が出してるゲームらしい」
霊夢「どんなゲームなの?」
自称画家「戦争の嵐が迫っている」
霊夢「うわ、誰よアンタ」
自称画家「余は・・・名も無き画家だ。諸君に来る戦乱の備えを充分にしてもらうために案内を
するべくここにやってきた。国家を運営した”大先輩”としてな」
魔理沙「そのチョビ髭、珍しくて面白いんだぜ」
霊夢「絵描いてる最中なの?これは犬かしら?」
自称画家「それは人なんだが・・・」
霊夢「あによ、人の顔をジロジロ見始めて・・・」
(自称画家、二人をじろじろ見る)
自称画家「優等人種と劣等人種の違いを知っているか?それはだな・・・」

(以下、30分に渡って熱弁が続く)

魔理沙「・・・ゲルマン人種がいかに優秀かはよくわかったから、そろそろこのゲームについて教え
てほしいんだぜ?」
自称画家「うむ、まず世界に覇を唱える国になるためには、状況を的確に把握することだ」
霊夢「情報が大事ってこと?」
自称画家「そういうことだな。勝利を手におさめるためにはこれを完全に理解することだ」
魔理沙「あんたがこれから説明してくれるのか?」
自称画家「うむ。だが、愚かにも余の忠告に耳を傾ける意思を持たぬのであれば、好きにするが
いい。止めはしない…不本意だが」
魔理沙「誰も言うこと訊かないとか言ってねーだろ…」
霊夢「このおっさん短気そうね…」(ひそひそ)


続く

334 名前が無い程度の能力 :2010/11/18(木) 21:02:54 ID:gS9Pv7zEO
レスお借りします。
以下に投下するのは、幻想板東方ファイトスレのジャッジです。

対戦者1:霊烏路空&おキューちゃん
対戦者2:救世主モコたん
対戦方法:くるくる回って桜吹雪を撒き散らし人里を熱狂の渦に


となります

335 名前が無い程度の能力 :2010/11/18(木) 21:06:54 ID:gS9Pv7zEO
人里の特設宴会場に花びら舞う景色が広がる。
季節は冬になろうかというこの時期に、ファイト指定という理由で一本の大桜に花が咲いていた。
白玉楼の主、西行寺幽々子曰く
「このファイトの為に、季節に眠る春度を無理矢理かき集めたわ」
とのこと。
この大桜を肴に、宴会が開かれていた。人妖問わずの大盛況である。
ちなみに樹の根本には、リリーホワイトが「ばたんきゅー」していた……


「さあ、この季節外れの桜を舞台に華麗に舞い回り、宴会を湧かせてくれるのはどなたかしら?」
幽々子が妖しく笑う。
と、宴会場の一角から声が上がった。


「さあおキュー、ここで目立ってさとり様に誉めてもらうよ!」
「うにゅ〜」
声を上げたのは地獄鴉と……九官鳥?みたいな生き物。

「あらあら、可愛らしいコンビだけど……爆発はさせないでよね?」
幽々子が笑いながらも釘を差す。
「大丈夫だよ〜、爆発はさせないよ」
「うにゅ!」
ともあれ、空&おキューちゃんの芸である。


「おキュー、来て。」
そう言うとフレアアップを展開する空。だが弾幕は出さずに風だけ舞いあげていた。
「うにゅ〜」
その中飛び込むおキューちゃん。風の回転に合わせて回り始めた。
「さあ行くよ。おキュー、よろしくね!」
お空が風を強めると、辺りの桜の花びらを巻き込み、巻き上げ、巻き込み、巻き上げ……
そこには一本のピンクの柱が出来ていた。おキューちゃんも風に巻き上げられ、花びらと共に上空に飛び上がっている。
「おキュー、今よ!」
「うにゅ!」
空が合図すると、上空のおキューちゃんがブレイクサンを放つ。すると…
上空に舞い上げられた桜の花びらが、まるで豪雪地帯の降雪のように、一斉に降り注いだ…

この花びらの豪雪に会場は盛り上がる。
…と、一仕事終えた空とおキューちゃんが戻ってきた

「空とおキューの『華花火』、どうだった?」
「ええ、面白いものを見せて貰ったわ、ありがとう。地霊殿の主にもよろしくね?」
「うにゅ!」
満面の笑顔で席に戻る空と、ついていくおキューちゃんだった。



続く

336 名前が無い程度の能力 :2010/11/18(木) 21:07:45 ID:gS9Pv7zEO
続き

「さあ、さっきの芸に対抗するものはいないかしら?」
お空たちの花びらが落ち着いた頃、幽々子がまた芸を募る。すると、

「ほら妹紅、また行って来い!」
「慧音……今日は飲みすぎだよ……」
明らかに酔っ払った慧音に囃したてられ、妹紅が桜の前に進み出た。
と、あちこちから「よっ!救世主!」「もこたん!」等の声が飛ぶ。

宴会芸と称し、慧音&妹紅の寸劇「救世主モコたん」が披露されたのはつい先程のことだった。
もちろん慧音の提案…というかごり押しであるが


「あら〜?貴方が回るのね?」
「……西行の娘、か。仕方ない」
嫌々ではあったものの前に出て観念したのか、妹紅の表情が真面目に引き締まる
「良く見ておくんだな……、先祖の舞いを!」


桜舞う、妹紅も舞う
舞い散る桜が、まるで意思を持ったかのように妹紅と舞い回る
舞いは所謂日本舞踏であろうか。凛々しく力強く、時には繊細に緩やかに。妹紅が気迫の舞踏を見せていた。
その気迫の舞を間近で見た幽々子は……扇子を一つ妹紅に差し出し、懐から扇子をもうひとつ取り出し、妹紅の舞いに続いた。


藤原の娘と、藤原の末裔西行の娘。
時を超えた二人の共演に、会場は感嘆の息すら霞むほど飲まれていた……


二人の動きが止まり、幽々子が扇子をパチンと閉じる。
すると、堰を切ったかの様に会場から歓声が上がる。大成功であった。

「さっきの発言はよく分からなかったけど、共に舞えた事が何故か嬉しいわ」
「……そうか、なら私も渾身で舞った甲斐があったと言うものだな」
ともあれ、妹紅の芸…いや演舞の終了である。



とそこに妖夢と、四季映姫がやって来た。
「ところで幽々子さま、対戦者と共闘してしまいましたが…今回のファイトは、どちらの勝ちですか?」
「私が裁かなくても、そこの閻魔様が裁いて下さるわよ。」
「全く……私任せというのも考えものですよ西行寺幽々子。そもそもそこまで計算していなかったのではないすか?」
「あら〜、それはどうかしらね?」
「……まあいいでしょう。」
幽々子の飄々とした回答に、四季映姫は半ば苦笑いする。
「今回のファイト、霊烏路空&おキューちゃんvs救世主モコたん、」
「……それは忘れて欲しいんだが」
妹紅が赤面しながら突っ込む
「……お互いこれだけ会場を沸かせたのです、白黒つけるのは無粋というものでしょう。この季節外れの桜に免じ、ドローとします」

337 名前が無い程度の能力 :2010/11/18(木) 21:08:18 ID:gS9Pv7zEO
さらに続き

―――結果、両者ドロー。


「あら閻魔様、白黒つけないとは珍しいわね」
「こんなことも有るものです。さて西行寺幽々子、貴女にはやることが残されてますよ」
「えぇ〜」
「えぇ〜じゃありません、宴会が終わったら早く春を大地に返しなさい。それが今できる貴女の善行よ」
「ハイハイ、分かりましたわ〜」


季節外れの桜の宴が終わるのは妖怪が飲み潰れるまでか、桜が散り切ってしまうまでか。今のところは知るよしも無い。



「……は……はる〜…」
……リリーホワイトの春度の限界が先かも知れないが。





以上です。お目汚し失礼しました。

338 名前が無い程度の能力 :2011/01/10(月) 02:15:09 ID:X.7GXFcM0
フィギュア通販販売専門店 東方キャラクターグッズ 
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339 名前が無い程度の能力 :2012/01/26(木) 20:56:44 ID:lcsmXowI0
適当に思いついたSSダバァ





「結局、思いつかなかったわね」

カップを口元まで運び、蓮子は嘆息する。

「やっぱり、駄目かしら? “世界の裏側”から月に行く方法」



 ケーキが運ばれて来るまでの間に、どうやってか“ツアー”なしに月へ行く方法を考えていた。
境界の裂け目からいける世界から月に行くと発言したのは、ただ今珈琲で喉を潤している宇佐見蓮子と同席しているマエリベリー ハーン――普段はメリーと呼ばれている――彼女である。



「はあー。良い方法だと思ったんだけどな」

「発想は悪くないとは思うけどね。でも、行けたとして月へ行ける方法があるのか。 もしくは、行けるとしても月へ行く手段を持つ人、もしくは、人たちが了承してくれるかどうかよね」

「行って見なきゃ分からないってことね」



 そんなこんなでカットされた二人分のケーキが運ばれてくる。
しっとり柔らかいスポンジケーキを絶妙な甘さのホイップクリームで包み、甘酸っぱく赤い苺が白地の上で主張する。
そんなごくありふれた普通のケーキ。

「そうよ。私は、まだ見たこともないしね」

「やっと主役のお出ましね。珈琲だけじゃ頭も回らないわ」

そう言い、運ばれてきたケーキに手を付ける。

「ケーキも種類があって悩むけど、普通のも十分に美味しいね」

「ほんと、美味しいわね」

「そういえばさ。聞かなくてももう分かるけど、メリーはケーキの苺を最初に食べる派? それとも、後に食べる派?」

既にメリーのケーキからは苺が消えている。

「あら、私はその時の気分で食べてるわ?」

「じゃあ今は、最初に食べる気分だったのね」

フォークからカップへ持ち替え、喉奥へ珈琲を流し込む。



「何度も言うようだけど、普通に美味しかったわね」

蓮子が最後、苺を頬張るのを見てメリーが言った。

「ちょ、ちょっと……まじまじと見つめないでよ。恥ずかしいじゃない」

蓮子の顔が赤くなる。

「まるで苺みたいね♪」

「もう……」

にこにこしているメリーとは対照的に蓮子は心底恥ずかしいのか、珈琲の残りを飲み干す。

「やっぱり、地道にバイトするしかないのかしら」

「じゃあ、何か良さそうなバイトでも探してみる?」

「…………」

「…………」

二人そろって沈黙する。

その静寂を打ち破ってくれやがったのは、ウェイトレスである。

「珈琲の御代わりは如何ですか?」

「あ、いいです」

「彼女に同じく」

そう言うと、ウェイトレスは戻っていく。

「まあ、居座るのも迷惑かかるし、場所を変えましょうか?」

「じゃあ、今日はメリーの家で」

「私の家?」

「この間は私の家だったでしょ? それに、メリーの家に行くの久しぶりだし」

「うーん……、まあいいわ。それじゃ、ケーキでも買って帰りましょう?」

「ま、またケーキ?」

「だって、美味しかったじゃない」

カフェ兼ケーキ屋。
いや元々は、ケーキ屋だったのだが、兼業でカフェを始めたので、ケーキ屋兼カフェの方が正しいが。

「このトライフル美味しそうね!」

ショーケースの中の色鮮やかな様々な果物が載ったケーキを指す。

「帰って食べるんだよね? チーズケーキにしない?」

そう言い、中々ショーケースから離れない彼女たちが決めたのは。


また、普通のケーキだった……。





短いですよね?
最初は、メリーの家で蓮子の「うー、さみ」ネタを使いたかっただけだったんですけどね……。

340 名前が無い程度の能力 :2012/02/17(金) 22:12:56 ID:naoWVPRg0
>>339 らきすた思い出したよ。

>>7の改変で。

魔理沙「へえ、これが遊園地か」
早苗「あら、高飛車ですわ。前から乗りたかったんですよ」
魔理沙「なかなか迫力があったな・・・えっ?まだあるの?」
魔理沙「ぐえええ・・・90度超えてるじゃねえか」

魔理沙「ひゃあ、恐かったぜ、遊園地って面白いものだな、
あれっ霊夢は?」

341 名前が無い程度の能力 :2012/02/19(日) 08:19:18 ID:lC5ZvuUQ0
魔理沙「ああ、あんな所にいる。おおい、霊夢!」
霊夢「あっ、魔理沙、輝夜と偶然会ったから話してたのよ。
何でも、くらんどの壷だって」
輝夜「クラインの壷よ。ここは事象の地平線の裏表が反転するの。
ところで、こちらさんは?」

早苗と自己紹介をしあう。

輝夜「所であなた、さっき高飛車と言ってたわね。ここは2012年の
世界で高飛車は今年2007年時点では誰も知らないはずなのに、
なぜあなたは知っていたの?」

342 名前が無い程度の能力 :2012/02/22(水) 06:15:52 ID:pCrimBOY0
花映塚のlog.txtみたら「info : score load」が結構終わりのほうにあったから
(logに掃き出される情報が作品によって異なるので神霊廟でも同じとは限らないが)

異常終了後に起動すると『異常終了前の「score.dat」ファイル有無チェックでの「有」フラグ』が残っていて
(肝心のスコアデータはメモリ上で木っ端微塵状態)ファイルの読み出しをスルー。
スコアデータをロードしようとした時にデータが無いんでファイル新規作成関数を通るのかな?

343 名前が無い程度の能力 :2012/03/21(水) 16:31:24 ID:Prj4UEtU0
勝ち目など、無い。
あの娘を痛めつけたことで、奴を本気にさせてしまった。
もう、逃げる事すら、できない。

“奴”の思考がここまで来た頃にはロナの右手に握られたエミッション・ブラックが“奴”の体を貫いていた。

「グオオオオオオオォォォォォォッ!!!」
“奴”が叫び声を上げるのも気にとめず、ロナは言葉を紡いだ。
「………ツドエ。」
集え。
この言葉に反応してエミッション・ブラックに力が集中する。
“奴”はもう動く事もままならなかった。
「グオォゥ………」
弱っている“奴”を睨み、ロナは言った。
「あいつを傷つける奴は、俺が絶対許さねえんだよ!」
さらに力が集中する。
「とどめだ…!」

「放出する黒い力!スルー・ザ・ブラック!!!」

344 名前が無い程度の能力 :2012/05/18(金) 04:55:21 ID:QEKonCOA0
「いくら上手かろうが凄腕のプレイヤーだろうが、他プレイヤーや他作品を貶したりするのはただのゲーマー気取り。
 作品を問わず、あらゆるゲームに対して本気で攻略に挑み、他者と競いあっても競争相手に最大限の敬意を払う。
 もし負けても相手を称える勇気を持つ。それが真のゲーマーだと思ってる。」

「お前はその思想を他プレーヤーに押し付けた時点で他プレーヤーを貶すことに気付いていない!
 自分の趣向を奇麗事と誉めそやし同類と徒党を組んで、意に沿わぬ思想を無駄だと切り捨てそこに宿る魂を踏みにじる
 ゲーマー気取り供はコントローラを置け!」

345 名前が無い程度の能力 :2012/07/13(金) 22:03:05 ID:qAblELQo0
age

346 名前が無い程度の能力 :2012/08/12(日) 17:17:47 ID:3K1yZHl60
                                 、.,__
                                 i::ヾ、`'ト、/L,.ヘ
                       ,..-───‐-.._...i:::::::::V:::::::!7:::::';
                _rァ'              ̄ヽノ:::::::::i/!
              /´                  `ヽ:フ>
                  / /     〃   冫 ‐―zノ|   i     :'
                ′.| /  / |  /    l   |  }    '.
                  |  |:f /  |〆 ,z=―- 、i } |  i    {
               ,/l   !| ∨ .__     ′r _   V i |    }小
              〃 |   l| /⌒ミ.   /´,.,斗=ミ  } |  ノ | '.
              {′|  {  , zミ、    〃トィ::r}》 :′ ′V }小.  …
              | ∧   |, 《´{うハ       廴ツ V   |ン' } ∧ }  何か気配を感じる
              \ l ∧ 小.  Vツ         }   厂イ }′}′
                 | ハ  .      '       /   爪/ ′ノ
                |    トハ             .′  / {   /
                 | i|  i 入     ´..`   } , } { ハ {
                 、 ト、  | 从 > .    . イ / |从 {
                  ヽ ヽノ { V\ト |` ー ´  |/}/′ヽ
                乂    .}     ノ/{
              ____ __ ,.ィ ′      \
              ./´     ` ー ..ノ       _ ≧ー ..
             .,          `   '´ ̄         `  、
            ′             ´              i
              |                               }
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              }   '.                        '    i
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347 名前が無い程度の能力 :2012/10/23(火) 18:58:59 ID:nA48SNwY0
紫「霊夢、この宇宙はどうやら、ある少女の想念が作り出したものらしいの」
霊夢「何よ、唐突に」
紫「それでね、今度外の世界の孤島の別荘にその娘たち一行を招待するから
あなたにはメイド役をやってほしいの」
霊夢「メイドなら咲夜がいるじゃない」
紫「私と親しくなきゃいけないのよ、それでね、外の世界の私に似た娘と
私が姉妹という設定だから一芝居打ってほしいの」

348 名前が無い程度の能力 :2013/07/03(水) 23:00:36 ID:fpEiXrEE0
ほう

349 クロエ キーケース :2013/07/25(木) 07:12:27 ID:eBr2bvZk0
発泡プラスチックを使用しようと"黄はグレー、カラー、石油関連したがダウンの手順のセット削り、研磨、唐辛子の形を削っナイフで泡のいくつかの作品を持って、それは本当にそのものです。 クロエ キーケース http://chloebag.ladhw.com/

350 リーボック シューズ :2013/07/30(火) 19:49:53 ID:7DOybTDM0
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351 トムフォード 眼鏡 :2013/07/31(水) 17:24:01 ID:AmynR/Dw0
ネイビーブルーショートスリーブドレス、うろこ状のスパンコールのカクテルパーティーのスカート、紺のストラップレスドレス、背中リボン光沢のある黒のサテンのスカートにデザインと鮮やかな黄色のシャツ......より多くがあるスカートスタイルは、パンツは、より近代的な職業のドレスで、割合を着用し、Jiersangda(ジルサンダー)女性が近づいてみましょう削減しようとしている女性の新しいJiersangda(ジルサンダー)を証明した女性はハイグレードライフ実用性を求めています。 トムフォード 眼鏡 http://tomfordsunglass.satopia.jp/

352 ワンピース tシャツ :2013/08/02(金) 15:05:33 ID:1D15ylmI0
Hi there! This is my 1st comment here so I just wanted to give a quick shout out and tell you I really enjoy reading through your posts. Can you suggest any other blogs/websites/forums that go over the same topics? Appreciate it! ワンピース tシャツ http://www.fashionjapan.biz/ワンピース-japan-175.html

353 ルブタン パンプス :2013/08/03(土) 15:37:14 ID:PMDw5Hw60
ヒョウの靴、控えめなシンプルなボディと、それは非常に傾向の味であっても。 ルブタン パンプス http://louboutinshoes.house-m.jp/

354 ニューバランス スニーカー :2013/08/03(土) 15:37:28 ID:PMDw5Hw60
詳細なヘマタイトクリスタルブラックカーフスキン洗練された、これは興味深い装飾を加えること、メンズユニーク作成のために設計されています。 ニューバランス スニーカー http://jpnewbalance.arita-co.jp/

355 ティファニー ブレスレット :2013/08/03(土) 15:37:54 ID:PMDw5Hw60
また、この時点で、張大千がすでに神秘的で遠い砂漠の洞窟も深くローメイを集め、敦煌へのアイデアがあったが、それ以来、彼は撮影する準備が西回りやって始まった。 ティファニー ブレスレット http://tiffanyjapan.hudsonci.com/

356 ルイヴィトン コピー :2013/08/14(水) 03:39:29 ID:rsCPqH1M0
これを発展させたシーケンス層序学は、地層の堆積サイクルを基準とし、堆積サイクルの形成が相対的な海水準変動に起因しているという点を基本概念として、地層がいつ、どこで、どのような堆積過程で形成されたかという成因論的な観点から地層を解析していくものである一般的な<a href="http://pb2mydoh5c.drshores.com" title="ルイヴィトン メンズ">ルイヴィトン メンズ</a>探査データ解釈では、反射法<a href="http://6en8l1p4r.drshores.com" title="ヴィトン 財布 コピー">ヴィトン 財布 コピー</a>探査断面図に対して、連続性のよい特徴ある反射波を追跡していき、地質構造解釈を行うものであるが、震探層序学では不連続面(一連の堆積の中断あるいは浸食を示す面)を追跡して層序区分を行っていく。 地図<イベント内容>長さ1,600メートルのソメイヨシノと八重<a href="http://0tbri0ch.drshores.com" title="ヴィトン 長財布 コピー">ヴィトン 長財布 コピー</a>の並木がライトアップされます。 ルイヴィトン コピー http://8hf01716e1.drshores.com

357 プラダ バッグ :2013/08/14(水) 03:44:10 ID:HNgKxR5Q0
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358 wdhuisyhd :2013/11/02(土) 14:49:13 ID:X2cj0FG20
Deretter blir det fortløpende farging av resten av nettet ut over sommeren. - Foreløpig har hotellet en ansatt og det er meg. De nye, positive tallene er derfor gode nyheter for presidenten, som kjemper for Ã\ overbevise det amerikanske folk om Ã\ la ham fÃ\ fortsette som president etter valget 6. FULL RULLE: Span har 24 spillejobber i Storbritannia pÃ\ 27 dager, og om fÃ\ uker slippes debuten. - Jeg <a href=http://www.oldenborg.com/Oppdater/member.asp&gt;moncler&lt;/a&gt; husker første Ã\ret pÃ\ kretslaget med glede, men andre Ã\ret var bÃ\nn i bøtta.
HBO Nordic har bÃ\de Mac- og <a href=http://www.oldenborg.com/Oppdater/member.asp&gt;moncler jakke</a> Windows-støtte, men hvis du bruker Linux vil du nok mÃ\tte vente en stund. <a href=http://www.oldenborg.com/Oppdater/member.asp&gt;moncler norge</a> Drifts moncler før avskrivninger endte pÃ\ 5,2 millioner kroner, opp fra minus 4,1 millioner kroner. Han tror at Ventelo forsøker Ã\ velte denne avtalen slik at selskapet selv kan sikre seg Ludos kunder. 06,09 minutter - som er omtrent identisk med OL-kravet. Med sÃ\ mye krutt i forhjulene er det bare Ã\ henge i rattet, heldigvis er giret kortsteget og presist.
- Det siste pizzastykket kan jo likevel være ganske surt Ã\ tape, sier Bjørn. Dette er prisveksten i august i Ã\r sammenlignet med samme mÃ\ned i fjor. Ifølge slekt i Finland vil de at den lille barnekroppen skal stedes til hvile hos folket som har tatt seg av ham sÃ\ lenge. Ekspertene mener det er gode holdepunkter for at konsum av fisk og annen sjømat, spesielt fet fisk, har en gunstig effekt pÃ\ Ã\ bremse utviklingen og forebygge hjerte- og karsykdommer, men behovet for vitamin D, vitamin B og noen mineraler som jod og selen spiller ogsÃ\ inn. - Kikk etter rÃ\te og fukt rundt pipe og møne.
- Hvis de høye pÃ\slagene vedvarer, setter det grenser for hvor langt ned lÃ\nerentene kan gÃ\, sier direktør Jon Nicolaisen i Norges Bank. En rekke F-35 er allerede levert, og enda flere er akkurat nÃ\ i produksjon. Koblingen mellom fattigdom og innvandringsbakgrunn fra ikke-vestlige land er en dokumentert utfordring. - Skjebnetid gjelder i forhold til det bevise at l http://www.oldenborg.com/Oppdater/member.asp kunne klare h dette v Som kjent hadde vi en nedetidssituasjon i h i fjor. Lengst liggetidAv de 100 boligene vi har fulgt er det en leilighet i Hjortestien i Fredrikstad som har ligget lengst ute, med over 480 dager.
Etter dette skjedde helgenerklæring og skrinlegging i regi av biskop Grimkjell. Torsdag var det lokalisert 500. Kanskje forestillingens høydepunkt. Innsirkling 2 er spesielt interessant fordi den knytter an til den pÃ\gÃ\ende diskusjonen om samtidsromanens bruk av selvbiografiske elementer og levende modeller. 1,3 millioner kroner i Ã\ret koster ordningen myndighetene.

359 名前が無い程度の能力 :2014/11/11(火) 00:27:53 ID:kqxjTUrw0
旧作
ttp://ux.getuploader.com/gennsoukyou/

360 名前が無い程度の能力 :2016/10/07(金) 08:08:10 ID:q.IB18IE0
東方小麦畑の死闘

秋穣子「今年もおめぇらよぐ実っだなや」
穣子は一面金色に染まった畑を満足げに見てまわる。

多々良小傘「ぐっふぇっふぇ……、いっちょおどろかすっぺか」
小傘がやってきてゲリラ台風を発動させる。

穣子「やめるだ!この実りはオラだけじゃねぇ、里のみんながまっでたんだ」
ゲリラ台風の真ん中にいる小傘めがけて突き進む。

小傘「申し訳ねぇが守矢の神さんから外界のもんを売りさばきやすいよう言いつけられててのぉ、わるぐおもうなや」
謎の装置でさらに威力が増すゲリラ台風。

穣子「おめ、幻想郷を他所もんの好きにさせるつもりか?なら容赦しねっど」
小傘「この機械はカッパから借りた雨をつよぐするもんじゃ。1中間ボスのおめに、2ボスと3ボスが合わさったちがらに勝でるわきゃねぇがなさ!」
穣子「今は秋、わだすの季節じゃ。まとめて死なす!」

山中の紅葉が一斉に落ち葉になるほどの勢いで放った蹴りが小傘をただの肉塊に替え、飛んでった先にあった守矢のお社は山ごと吹っ飛び3人は未だに行方不明の様子です。
カッパは二度と機械いじりが四肢をもぎ取られ、今では見世物小屋の蛸壺女として生きているとのことでした。

361 名前が無い程度の能力 :2016/12/21(水) 10:34:24 ID:M837l1DY0
満天☆レストラン

362 名前が無い程度の能力 :2016/12/23(金) 08:26:03 ID:kt8XBHOk0
上海アリス幻想軒

363 名前が無い程度の能力 :2016/12/23(金) 08:27:41 ID:kt8XBHOk0
もえ萌え〜

364 名前が無い程度の能力 :2016/12/24(土) 08:38:27 ID:h.srdSxQ0
超七郎江戸日記

365 名前が無い程度の能力 :2016/12/24(土) 08:38:59 ID:h.srdSxQ0
ミーと肛門ざんす!

366 名前が無い程度の能力 :2017/04/22(土) 20:59:35 ID:63aQjnXk0
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367 名前が無い程度の能力 :2017/05/19(金) 11:35:07 ID:fEK5dzMI0


368 名前が無い程度の能力 :2017/05/19(金) 11:35:29 ID:fEK5dzMI0
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369 名前が無い程度の能力 :2017/05/19(金) 11:35:58 ID:fEK5dzMI0


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373 名前が無い程度の能力 :2017/05/19(金) 11:38:28 ID:fEK5dzMI0


374 :2017/11/08(水) 15:34:56 ID:ac29Ks3s0
http://ha10.net/nanmin/1494692282.html
https://mobile.twitter.com/LUNA99692203
    /ヾ   ;; ::≡=-
   /:::ヾ          \
   |::::::聖騎士型レティシア◆RU|
   ヽ;;;;;|   -==≡ミ  ≡=-|ミ
  /ヽ ──|  ● | ̄| ● ||
  ヽ <     \_/  ヽ_/|
  ヽ|       /(    )\ ヽ
   | (        ` ´  | | <仁奈ちゃんすごいぎゅってしたい ちんちん出しちゃった!
   |  ヽ  \_/\/ヽ/ |
   ヽ  ヽ   \  ̄ ̄/ /
    \  \    ̄ ̄ /
    /     ゝ ── '   ヽ
   /   ,ィ -っ、        ヽ
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   |    /        ̄ |  |
   ヽ、__ノ          ノ  ノ
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        ,.-.、
       / ./ _,..-、       _,,...,_
___  i /__/,..--,i     .r'" 〈╋〉`! ____,.-ー .、 ,.-- 、
|ノー   |' `  ´ヽ、  __ ,'ゝ,,..-─-イ |にんじん|   ,ィノ-ィ ;   i
|コメント:|<ノルレノル'  | 美味 |ノ レイ^iル〉|くれ   |  /    `'!  i
〃  ̄ ∩ !i;゚ ヮ゚ノ!|  〃 ̄ ∩イi ゚ - ゚ノリ  〃  ̄ ̄∩´ノリλノリ〉-'
    ヾ./,リ_'Y_rヽ     ヾゝy´`Ξ`ヽ       ヾ从!゚ ヮ゚ノi(
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