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投稿するまでもないSSスレ 7/7
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「うっ」
腕が痺れる。背中が重い。呼吸がしにくい。
木の枝によってある程度の衝撃は抑えられたものの、それでもかなりの高さから落ちたのだ。
・・・・・・・・─・・・・・・・─
視界のどこかで、何かが動く気配。それも一つではない。
霊夢は身体の激痛に耐え、周囲を見やる。
そこには複数の妖怪が、霊夢に視線を向けて、不気味な笑いを帯びていたのであった。
いつもなら簡単に追い払うことができる霊夢。ただ今日はいつもと違った。
霊夢が放つ弾幕は見当違いの方向に飛来し、なおかつ妖怪による薄い弾幕にすら被弾
してしまう。危険な予感は全くしない。それでもこの状況はどうみてもやばかった。
もっと早く気がつくべきだった。『勘』がうまく働いていない事を。
その事を今更ながら理解した霊夢は、弾幕が最も薄い、それでいて妖怪がお留守の一角を
視界に捉えると、一気に駆け出した。妖怪に背を向け逃げ出したのだ。
木の根に足を取られ何度も転がった。
時折飛んでくる弾がわき腹にあたり、呼吸も困難になった。
それでも走って逃げようとした。ここで飛んだら間違いなく木に激突するからだ。
今やあの最強の博麗霊夢ではない。ただの逃げ惑う少女であった。
必死に走った。走った転んだ。既に満身創痍だ。立ち上がる間もなく襲い来る弾幕と暴力
どこに向かって走っているのかもわからない。勘が使えないため出口もわからないのだ。
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