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投稿するまでもないSSスレ 7/7

162第2回月都万象展:2008/05/19(月) 00:43:37 ID:7yZ/NGi60
輝「えーりんえーりん、また万象展やるわよ!」
永「それは構いませんが何を展示するんです? 前回あらかた展示してしまって特に目新しい物はありませんが」
輝「だいじょーぶよ。巷で流行ってる(?)儚月抄がらみで、いつぞやの月面侵略戦争んときのアレがあるじゃない」
永「ひ、姫。まさかアレを展示なさるつもりですか!?」
輝「そうよ。何か問題でも?」
永「問題も何も、あんな物引っ張り出したら妖怪連中に黙っていませんよ!」
輝「その点は心配ないわ。その分の儲けは折半することで話はつけてあるから。――ねぇ、てゐ?」
て「うん。ぬかりないよ」
輝「というわけだから、早速準備にかかってちょーだい♪」



【永遠亭はあるよ。ここにあるよ】でおなじみ、永遠亭で第2回目となる月都万象展が開催されている。


前回好評だった『兎の餅つきショー〜月と地球の競演〜』には再び長い列が出来ているが、
それを上回る勢いで長蛇の列を築いているのが今回の目玉展示『月面戦車凸型』だ。
これは先の月面侵攻戦争で月軍が使用した物で、古参妖怪の中には忌まわしい記憶として覚えている方もあるだろう。
しかしあれから長い歳月が過ぎ、新しく生まれた妖怪や外来の妖怪、


更には人間が増えた今日では異文化の技術(戦争という負の産物だが)は目新しい娯楽の種であることは否めない。
また、本展示には件の戦争を模した遊具(これまた古参妖怪には苦々しい限りだが)が併せて展示されており、
これが大行列の呼び水となっている。
遊具は『侵略者』という名前で、隊列を組んで蟹歩きで攻撃してくる敵(妖怪か?)を
月面戦車凸型を操作して迎撃するもので、手軽に弾幕ごっこのごっこが出来るため大変な人気を博している。


他にも特別企画として里の戦車工房『久利須亭(ある戦車技師の名前がモチーフ)』から
戦車技師の里香さんを講師として迎え、「月面戦車凸型とその系譜」と題した講演も行われた。
講演会では最新鋭の『スペースボンバー凸型』のデモンストレーションが行われ、
ドリルアームが次々と標的を(点やPやBアイテムごと)破壊して、圧倒的破壊力を見せつけ聴衆をわかせた。


                                    〜文々。新聞より抜粋〜



こうして第2回月都万象展は幻想郷中でコインが不足する程度に賑わったという……。




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