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投稿するまでもないSSスレ 7/7
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従者自慢?
「やっぱり、うちの咲夜こそが幻想郷一の従者ね」
今日も今日とて開かれている宴会の席で、幼きデーモンロードが愛する従者を自慢する。
「わたしの命令なら、死さえ厭わないわ。ねえ、咲夜?」
「はい、お嬢様」
微笑を浮かべて、瀟洒な従者は主の問いに答える。
「あら、うちの従者も私が命じれば生命の一つや二つ投げ出すわ。ねえ、藍?」
「ほら、橙、あーんして」
「あぁーん」
「美味しいかい?」
「はい!藍さま!」
「あの……、藍?」
満面の笑みを浮かべて、幻想郷一の親馬鹿は主の問いを無視する。
式がプログラムを超えて母性愛を最優先事項と認識した、感動の名場面である。
「いくら出来の良い式神だからって、紫は放って置き過ぎなのよ。妖夢は私のお願いなら何でも聞いてくれるわよね?」
「業務に支障の無い範囲でしたら」
微笑も浮かべず真顔で、未熟な庭師は主の問いに妙にビジネスライクに答える。
「あの……、妖夢?」
「幽々子様、ひょっとして私のこと従者だと思ってます?」
「えっ!違うの?!」
「私の任務は白玉楼の庭の管理と、白玉楼管理者である幽々子様の警護。剣術指南は祖父の趣味を継いだだけです」
「え、でも春を集めてくれたじゃない。戦ってもくれたし」
「あれは、庭師として妖怪桜の管理上、興味があっただけです。あと白玉楼に侵入した賊が幽々子様を狙うというなら、命を懸けてお守りもします」
「でも、代々魂魄家は西行寺家に仕えてくれてるんじゃ……」
「でも、お給金もらってませんよ?西行寺家からは。白玉楼付の職員として是非曲直庁からは出てますけど」
今明かされる衝撃の事実。そういや賃金払ったこと無かったっけ。
「知らなかった……」
「給与明細見ます?小町さんと同じ書式ですよ?」
「いやぁ、金額見せてもらってびっくりだよ。さすが管理職」
「そのかわり、残業代出ませんけどね」
そう言って死神と談笑。ひょっとして妖夢って高給取り?そういえば白玉楼のNo2だっけ、この子。
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