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投稿するまでもないSSスレ 7/7
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薬は宣言どおり、夕方には完成した。
それを数本の小瓶に分けて入れ、しっかりと詮をしたあと風呂敷で落ちないように包む。
玄関から外に出ると、あたり一面夕焼けに染まっていた。
ん、時間もばっちりだ。と唸ると玄関に簡単な鍵の呪文をかけておく。
箒にまたがり、箒前方の先端に風呂敷を結わえると、
「さ、準備完了だぜ、待ってろよ霊夢」
帽子を被りなおし、箒の柄を握る。地を蹴って、夕焼けの空へ包まれていく。
「おーい、霊夢〜作ってきたぞ〜」
・・・・・・・・・・・・
返事が無い。
境内にはいないので、きっと中で寝てるのだろう。
勝手しったる人の家の如く、靴を脱ぎ勝手に家の中に入っていく。
「霊夢〜?どこだー?」
・・・・・・・・・・・・
いないぜ?
いつも寝てるとしたらこの部屋の筈だが、ここにもいない。
どこにもいないぜ?
他の部屋も、風呂も、厠も、境内の下も、賽銭箱の中も、どこにもいなかった。
「ったく霊夢、待ってろっていったのに・・・まぁいいか、ここに置いておけばわかるだろう」
一番よく利用する部屋のちゃぶ台のうえに風呂敷を下ろす。ついでに用法・用量を正しく守って・・
と一筆したためると、ついでに棚の一番奥にあった茶筒を拝借して、「帰るか」と、来た道に飛び立っていく
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