レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
投稿するまでもないSSスレ 7/7
-
「ア、アリス?」
部屋を出ると、すぐ正面にアリスが横たえていた。
姿勢的にも寝ているだとか、その様子ではないことがすぐわかる。
アリスの頬を叩きながら、肩を揺らして呼びかける
「ア、アリス!!!大丈夫か?起きろ、アリス!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・う・・・・・・あ・・・・・魔理沙?・・・・・・・・よかった。・・・・・戻ったのね・・・・・」
『戻った』?・・・・・・そうか、やっぱりあまりのショックに私は気が狂ってしまっていたのか・・・・
対するアリスも、華奢で綺麗な白い腕に擦過傷が数痕刻まれている、
その肌に似合わない色を纏ったアザも浮いている。
「あ・・・・・・・・・アリス・・・・・ま、まさかその傷は私がやってしまったのか?」
「ん、あぁいいのよこれぐらい、気にしないで。魔理沙がいつもの魔理沙に戻ってくれたから、それだけで十分よ」
「う・・・あ・・・で、でも・・・・・・・」
「私より魔理沙のほうが酷い怪我よ?さ、治療しましょ?」
確かに、私のほうが全身傷だらけで、腕は鮮血で真っ赤だ。忘れていた痛みが蒸し返してきた。
服は裂かれて、破れ、薬液やら血やら涙やら鼻水やらでいろんな意味で酷い。
服を脱ぐのは傷に触るので、腕など露出している部分からアリスが治癒魔法を施してくれた。
治癒魔法といっても簡単に扱えるような魔法ではない。かなりの高等魔法だ。
魔法は壊すことは至極簡単なのだが、壊れた物を治す事は相当難しいとされている。
よって使い手はかなり少なく、重宝されているのである。
アリスもその使い手の中の一人であり、幻想郷でもトップクラスの器用を誇るアリスにとって
ある程度の傷を回復するのはお手の物である。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板