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投稿するまでもないSSスレ 7/7
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あれから数日がたった。普段の日常に戻りつつもある。葬式も参加した。でも何も覚えてない。
ただ霊夢の存在がどれほど大きかったか、集まった顔ぶれでわかった。でもその日の事は思い出したくない。
博麗の巫女が死んだという事は、幻想郷自体が崩壊する危険性があるのだが、
急遽、2Pカr、もとい東風谷早苗という巫女が、博麗の巫女になる儀式を執り行い、
博麗の巫女と成り代わることで、危機は免れることができた。
ちなみにまだ実験室の掃除はしていない。気が進まなかったからだ。
だが流石に数日も実験室に入れないんじゃ困る。なんとなく習慣になっていたから落ち着かないのだ
今日は特に用事はないので、暇つぶしも兼ねて実験室の掃除をすることにした。
─これは酷い。数日間放置しただけあって、あの日よりも汚くなっている気がする。
なんかもっと放置しておけば新種のキノコが栽培できるんじゃないかと思うぐらいだ。
だが断る。
私は小さな箒。掃除するための箒を手にし、まずは粉々になった器具の欠片を掃き集める。
(こんな大量の高価な器具を壊せたなんて、さぞかしその時は気持ちよかっただろうな)
なんて事を思いつつ、手を動かしていく
──グニュッ
ん?何か踏んだみたいだ。感触からして器具の類ではない。
薬液が中途半端に乾き、微かに湿り気が残ったその物体を摘み上げる。
・・・・・・なんだろう。藁の塊に布切れが巻いてある───
───藁人形だった。それも今は亡き博麗霊夢を象った藁人形。
薬液で変色しているものの、特徴的な巫女衣装を纏っている。
私は簡単な呪いを霊夢にかけた。殺すような酷いものではない。
ただちょっとハンデを持ってもらっただけだ。いや、平等にしただけだ。したつもりだった。
『勘』を取り除いた霊夢。
それは全く脅威ではなく、とてつもなく弱かった。
どうでもいい弾に自分から突っ込んでいってしまうぐらい惨めな弱さだった。
そんな霊夢が妖怪に襲われたら?あの日はそれに加え、ふらふらともしていた。
ふわふわではない。
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