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投稿するまでもないSSスレ 7/7
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けぶるな。
午睡のまどろみの中、揺れを感じたかと思えばやってきたのはきなくさい風。
竹葉がさざめいているのは厄介事の証。
やれやれ。
面倒ではあるが致し方無い。何事もなければそれでよし。
何事かあっても…何も無かったことにしてしまえばそれでよし。
ともあれ。行ってみるか。
来てみれば煤けた竹葉と…
「あーもう!これだけだだっ広いと何が何だかって感じだぜ!」
帰ろう。うん。何も無かった。
「お?そこにいるヤツ!えーっとー永遠亭のナントカ!」
妹紅、そして関係も無い!
「そうだったか?でも知り合いだろ。」
知己も無い。
そも何で此処に居る?彼奴に言われたか?
「やっぱ知り合いじゃないか。ここは広いから迷いそうになったぜ。」
人の話を聞け。そして既に迷っている。
「そうか?まあほら、迷っててもまっすぐ進めば出れるだろ?」
此処では真っ直は進めない。竹林は迷い易い。
「そんなの、全部吹っ飛ばしていけば問題無し!」
やめろ馬鹿。
「まああれだよ。ちょっと探し物に来たんだ。」
何を?此処には竹位しか無い。
「それそれ!魔法の森知ってるか?あそこだとキノコ山盛りなんだよ。」
それで?此処は竹林。茸は無い。
「木に生えるのがキノコだよな?だから竹に生えるタケノコってのを探しに来たんだよ。」
成程。それが魔法と何の関係が?
「でもこれがまあ全然見つからない。いい加減疲れたしむしゃくしゃしたし、景気つける為にパーッと、な!」
やめろ馬鹿。
そも時間が悪い。探すなら朝。
こんな時間に来ても…お前のその隣のチビ竹、それが筍だったもの。
「へーぇ。でも笠もないし、タケノコって感じじゃないよな?」
待て。筍がどんなものか判っているか?
「キノコみたいなモンだろ?」
…成程。不死の薬はあっても、馬鹿に付ける薬は無いのか。
「何だよそれ。じゃあタケノコってのはどんなんだ?」
この時間なら…もう少し西、日が差す方ならあるかも知れない。附いて来ればいい。
「お、サンキュー!やっぱ景気よくすれば運がよくなるもんだな!」
私の運は悪くなったと思う。
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