したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

投稿するまでもないSSスレ 7/7

260その時歴史は動いてしまった 7:2009/04/04(土) 23:35:53 ID:Ih5MWlAM0
咲夜が後継者となって半年後、世界は未曾有の大恐慌に見舞われた。ドイツの失業率は70%にまで達し、町には失業者達が溢れ、経済は崩壊していた。
そしてその混乱の中、各地で演説を繰り広げる者の姿があった。
ヒ「我々をここまで苦しめたのは誰だ!?それは今の政府である!理不尽な賠償金を払い続け、国民を飢えさせてきたワイマールであるッ!」
ヒトラーの熱弁が最高潮に達しようとしていたその時だった。

「パンッ!!パンッ!!」

二回の破裂音が響きわたった。その直後、ヒトラーは倒れ込んだ。
咲「総統ッ!!」
咲夜はヒトラーの元に駆け寄った。
咲「総統ッ!しっかりしてください!副官!医者を呼べっ!」
ヒ「無駄だよ・・・私はもう助からん・・・それくらい・・自分にも分かる・・」
咲「何言ってるんですか!貴方がこんな所で死ぬものですか!」
ヒ「すまない・・まだ若い君に・・・全て任せて死ぬことになる・・とは・・。」
咲「総統!私を・・私を置いて行かないでください!」
ヒ「君なら・・もう・・一人でも・・大丈・・・夫だ・・」
そう言って彼は死んだ。彼は微笑んでいた。まるで、咲夜に笑っていてもらいたいかのような微笑みだった。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板