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投稿するまでもないSSスレ 7/7

335名前が無い程度の能力:2010/11/18(木) 21:06:54 ID:gS9Pv7zEO
人里の特設宴会場に花びら舞う景色が広がる。
季節は冬になろうかというこの時期に、ファイト指定という理由で一本の大桜に花が咲いていた。
白玉楼の主、西行寺幽々子曰く
「このファイトの為に、季節に眠る春度を無理矢理かき集めたわ」
とのこと。
この大桜を肴に、宴会が開かれていた。人妖問わずの大盛況である。
ちなみに樹の根本には、リリーホワイトが「ばたんきゅー」していた……


「さあ、この季節外れの桜を舞台に華麗に舞い回り、宴会を湧かせてくれるのはどなたかしら?」
幽々子が妖しく笑う。
と、宴会場の一角から声が上がった。


「さあおキュー、ここで目立ってさとり様に誉めてもらうよ!」
「うにゅ〜」
声を上げたのは地獄鴉と……九官鳥?みたいな生き物。

「あらあら、可愛らしいコンビだけど……爆発はさせないでよね?」
幽々子が笑いながらも釘を差す。
「大丈夫だよ〜、爆発はさせないよ」
「うにゅ!」
ともあれ、空&おキューちゃんの芸である。


「おキュー、来て。」
そう言うとフレアアップを展開する空。だが弾幕は出さずに風だけ舞いあげていた。
「うにゅ〜」
その中飛び込むおキューちゃん。風の回転に合わせて回り始めた。
「さあ行くよ。おキュー、よろしくね!」
お空が風を強めると、辺りの桜の花びらを巻き込み、巻き上げ、巻き込み、巻き上げ……
そこには一本のピンクの柱が出来ていた。おキューちゃんも風に巻き上げられ、花びらと共に上空に飛び上がっている。
「おキュー、今よ!」
「うにゅ!」
空が合図すると、上空のおキューちゃんがブレイクサンを放つ。すると…
上空に舞い上げられた桜の花びらが、まるで豪雪地帯の降雪のように、一斉に降り注いだ…

この花びらの豪雪に会場は盛り上がる。
…と、一仕事終えた空とおキューちゃんが戻ってきた

「空とおキューの『華花火』、どうだった?」
「ええ、面白いものを見せて貰ったわ、ありがとう。地霊殿の主にもよろしくね?」
「うにゅ!」
満面の笑顔で席に戻る空と、ついていくおキューちゃんだった。



続く




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