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投稿するまでもないSSスレ 7/7
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「大変だ、香霖が無数の幼女に囲まれて高笑いをしている」
「何ですって」
「ほら見ろよ」
「何て事かしら、これは過去最大級の異変よ」
「早速本人に突撃インタビューですね!」
「ちょっと霖之助さん、この無数のチルノたちは一体?」
「ああいい所に。どうだいこの眺め、なかなか壮観だろう?」
「これは一体どういうことだ?香霖がやったのか?」
「これだけ作るのにはかなり苦労したが、やればできるもんだね」
「作ったんですか?」
「自然にできるわけが無いだろう」
「しかしなぜチルノをこんなに?」
「実は、『コピー人間作成の技術』がついこの間幻想入りしてね。試しに使ってみたんだ」
「? そんなはずはありませんよ。クローン技術はちょっと前にES細胞のクローンニング
が、いまはiPS細胞の培養技術が確立され始めているんですから、まさに今外の世界で
伸び始めている技術。忘れられるはずがありません」
「文君、それは早計というものだ。僕が無縁塚で見つけたのは『コピー人間作成の技術』、
言い換えれば『複製人間の恐怖』だよ。脳神経学の進歩は、記憶の生成が純粋に脳神経
の組織構造だけでなく、その時走っている興奮の火花の状態にも左右される事を示した。
以前考えられていたような、脳漿の再構成が完璧なら本人と全く同等な知識と記憶を複
製された人間を作り出せるという考えは、どうやらお伽噺のようだと確認されたんだ。
体だけ似せたところで記憶が伴わないならコピーを作る意味は大分薄れる。この先数
百年は、コピーを作るにしても一部臓器のみのコピーが主になるだろうね。」
「? ちょっと霖之助さん、話が飲み込めないわよ」
「まあ乱暴に言ってしまえば、マモーは幻想入りしたって事さ」
「そうじゃなくて、何でその知識でチルノをたくさん作るのよ?」
「彼女は基本的に知識ではなく直感で行動するから、知識を複製できなくても大きな問題にはいたらないだろう?」
「そっちでもないわよ。なんでコピーを作るなんて真似をしたのよ」
「霊夢、いいかい?世の中には、やってはいけない事と、やらなければいけない事があるんだ」
「これがやらなければいけない事だというの?」
「いや、やってはいけないことだと思うよ」
「じゃあ何でこんな事をするのよ」
「やってはいけない事は、やると楽しいからさ」
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