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商業・流通

4052チバQ:2019/11/08(金) 19:25:35
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20191108-OYT1T50165/
二子玉川の「中心的存在」…玉川高島屋、発展見守り50年
2019/11/08 10:26
50周年を迎える玉川高島屋SC本館(1日、世田谷区玉川で)=林理恵撮影
 日本初の本格的な郊外型ショッピングセンターとして開業した東京都世田谷区玉川の「玉川高島屋ショッピングセンター(SC)」が、11日で開業50年を迎える。最寄りの東急二子玉川駅周辺は田園地帯から発展。自然豊かな多摩川にも近く、今では「住んでみたい街」ランキング上位の常連になった。街ににぎわいが生まれ、ともに歩んだ地元の人々も喜んでいる。

開業日を祝うアドバルーンが上がった玉川高島屋SC(1969年11月11日撮影)=東神開発提供
 玉川高島屋SCは1969年11月11日に開業。当時は3階建ての本館、駐車場がある西館、はやっていたボウリング場を持つ東館の三つの棟があり、高島屋と125の専門店が並んでいた。まだ自動車が広く普及していなかったが「マイカー時代」の到来を見据え、1000台が止められる駐車場を完備し、洗車場などもあったという。

 来店客数が増えるにつれて本館を増築したり、玉川通り沿いで新館を開業させたりして店舗を増やしていった。現在は専門店が340店に増え、駐車場の収容台数も倍増している。

 開業前の玉川地区は、田畑が広がる風光明媚めいびな土地で知られ、料亭なども立ち並んでいたという。

 「こんなところに高島屋ができると聞き、信じられなかった」。地元に長く暮らし、「大勝庵 玉電と郷土の歴史館」を運営する大塚勝利さん(76)は振り返る。

 同SCの開業日、開店前におよそ2000人が列をなし、初日だけで10万人以上が訪れた。

 玉川地区の歴史を研究する「二子玉川郷土史会」会長、原佳子さん(76)も開業日に足を運んだ一人で、「都心にある憧れの『高島屋』が玉川にできると知り、ずっとワクワクしていた。丁寧にあいさつをしてくれる店員たちにビックリした」と懐かしむ。開業後は開発が進み、地元の人以外も地区に訪れるようになり、にぎわいが生まれた。

 二子玉川駅周辺では、2010年に大型複合施設「二子玉川ライズ」が開業し、15年にはネット通販大手「楽天」が本社を移転させるなど発展が続いている。マンション分譲大手7社が発表する「住んでみたい街」ランキングなどでは、上位の常連になった。

 開業の日は同SCを訪れる車の誘導をしていた川倉勉さん(72)は現在、同SCなどで開発や運営、管理をする高島屋のグループ会社「東神開発」で顧問を務める。「二子玉川駅周辺は郊外ならではの豊かな自然もあり、多くの人をひきつけた。お客様とのつながりを大切にしながら、周辺の街づくりに貢献していきたい」と語る。

 玉川高島屋SCは「50年にわたり地域とともに歩み、進化を続け、多くのお客様に支持されてきた。これからは買い物をするだけでなく、長く時間を過ごせる場所を目指していきたい」としている。

4053荷主研究者:2019/11/10(日) 22:19:25

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/356868?rct=n_hokkaido
2019年10/22 05:00 北海道新聞
丸井今井函館店 五稜郭繁栄の礎 移転50年、唯一の百貨店奮闘

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20191022hokkaido01.JPG

 丸井今井函館店(函館市本町)が21日、現在の五稜郭地区に移転して50年の節目を迎えた。1969年、まだ港町の活気に満ちていた西部地区を離れ、人口が増え始めていた市北部から客を取り込むことに成功。函館最大の繁華街となる五稜郭地区の礎を築いた。バブル崩壊後は郊外店との競争や人口減少で厳しい経営が続くが、函館唯一の百貨店として今後も、にぎわい創出に取り組む覚悟だ。

 「今年1月末の棒二森屋閉店後、『丸井さんは残ってね』と多くのお客さんに声をかけられた。地域に必要とされていると実感した」。同店を運営する函館丸井今井(函館)の橋本弘昭社長はこう振り返る。

 同店が現在の市地域交流まちづくりセンター(末広町)から移転した当時、函館の商業の中心地は青函連絡船が発着する函館駅前から西部地区のエリア。その中心が棒二森屋だった。「五稜郭地区はまだ街外れのイメージだった」と当時を知る函館高専の奥平理教授(都市地理学)は話す。

 だが移転の翌年、本町交差点の向かいに地元スーパーのホリタが開業。73年に函館市が旧亀田市と合併し、市北側が新興住宅地となったこともあり、交通アクセスの良い五稜郭地区に買い物客が集まり始めた。

 88年の青函連絡船廃止で、棒二森屋を中心とした駅前から五稜郭地区への主役交代は決定的になった。97年には移転後で初めて、丸井今井函館店の年間売上高が棒二森屋を上回った。

 一方、80年代にはさらに北の美原地区にイトーヨーカドー函館店などが開業し、五稜郭地区も客の流出に悩まされるようになる。

 2009年にはホリタを引き継いだグルメシティ五稜郭店が閉店。丸井今井函館店は孤軍奮闘を強いられた。だが17年、生活雑貨店「無印良品」を中核とする複合施設「シエスタハコダテ」として再開発されると、「五稜郭地区で買い物する若い世代が再び増え始めた」(橋本社長)。シエスタを運営するSPC函館本町開発(同)の布村隆二社長は「丸井さんと補完しながら、五稜郭地区を盛り上げたい」とエールを送る。

 「時代とともに売る商品は変わるが、街のにぎわいを作る百貨店の役割は変わらない」と橋本社長。新たな50年がスタートする。(伊藤正倫、藤山洸一郎)

4054チバQ:2019/11/12(火) 16:05:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00162765-kyt-l26
マルイ撤退、好立地なのになぜ? 京都・四条河原町、買い物客・観光客多いのに
11/12(火) 15:30配信京都新聞
マルイ撤退、好立地なのになぜ? 京都・四条河原町、買い物客・観光客多いのに
来年5月末で閉店する予定の京都マルイ。周辺では店舗間競争が激化していた(京都市下京区)
 京都・四条河原町の商業施設「京都マルイ」(京都市下京区)が、来年5月末で閉店することを決めた。「四条河原町阪急」の後継店として進出したが、店舗間競争の激化で売り上げが伸び悩んだ。全国的な傾向と同様に、京都、滋賀でも地域を代表する大型店の閉店や撤退計画が相次いでおり、商品やブランドを幅広くそろえた総合小売り業態の苦境が浮かび上がる。

【写真】1店舗のみの大型商業ビル


 京都マルイは、四条河原町阪急の後継テナントとして、2011年4月に住友不動産(東京)が所有するファッションビルの地下1階〜地上6階に開業した。
 ビルは阪急京都河原町駅に直結。観光客でにぎわう東山・祇園にも近い好立地で、女性向けの衣料や雑貨、化粧品の店舗を中心に展開するほか、総合免税店「ラオックス」を誘致して急増する外国人観光客の取り込みも図ってきた。
 運営する丸井グループ(東京)によると、近年の売上高は年40億円台で推移し、直近の18年度は過去最高の48億円だったが、当初想定していた目標には届かず、「10年間の契約満了のタイミングで撤退を決めた」(広報)という。
 近くには京都高島屋など大手百貨店が営業し、若者向けのブランドをそろえた「河原町オーパ」、専門店ビル「京都BAL」といった競合店も集積。12月には京都高島屋の南隣で京阪グループが商業施設とホテルの複合施設「グッドネイチャーステーション」の開業を計画し、一帯の集客競争が激化している環境も撤退の背景にありそうだ。
 京都マルイの売り場面積は延べ約8700平方メートルと一帯の大型店と比べて小さいこともあり、周辺の小売店関係者は「集客が苦しかったのでは」と推し量る。住友不動産によると、6月以降の後継テナントは未定で、7、8階で直営するレストラン街の営業は継続する方針。
 マルイの撤退は四条河原町の集客力や魅力の低下にもつながりかねず、地元の四条繁栄会商店街振興組合(下京区)の遊部尋志副理事長は「撤退は残念だが、一等地で後継が空白のままでは困る。商店街の一員としてまちづくりに取り組んでくれる小売店などに進出してほしい」と話す。
 インターネット通販の拡大や低価格の専門店の進出で、地方で営業する百貨店などが撤退する動きは全国で相次ぐ。京滋でもJR山科駅前の大丸山科店(山科区)が今年3月で閉店。小売り大手セブン&アイ・ホールディングス傘下の西武大津店(大津市)も、来年8月の撤退が発表された。
 生活スタイルや消費の形態が変化し、商圏人口も多くの地域で縮む中、多様な商品やブランドを取り扱う大型小売店は、出店戦略や業態の見直しを迫られている。

4055とはずがたり:2019/11/14(木) 09:32:09
ダイコクの前のモスでモーニング中。リパブリック賛歌(というらしい。例のヨドバシの歌)の替え歌でCMガンガン流しているのでなんだかヨドバシカメラにいるような気分。
勿論本歌の権利切れてるから誰でも使い放題なんだろうけどヨドバシに喧嘩売るとはなかなかダイコクやるな〜。知らんまに傘下入っていたとか??リパブリック傘下だw

4056チバQ:2019/11/14(木) 13:13:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191114-00000504-san-soci
知る人ぞ知る独立系コンビニ「オレボ」の生き残り戦略
11/14(木) 7:00配信産経新聞
知る人ぞ知る独立系コンビニ「オレボ」の生き残り戦略
総菜を自動判別するAIシステムを導入した「オレボステーション高木中央」=福井市
 セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの3大チェーンに集約が進み、生き残り競争が激しくなっているコンビニ業界。その中で福井県の独立系コンビニ「オレンジBOX(通称オレボ)」は、早くから店内調理した総菜を収益の柱にし存在感を強めてきた。40〜50席のイートインスペースを設けるなど大手にはまねのできない戦略も打ち出し、独自の路線で前進している。

【写真で見る】店内で調理された色とりどりの総菜が並ぶ

 ■総菜を一瞬で判別

 プラスチック製カップに盛りつけた総菜。重量計に置くと瞬時に「彩りロースハムマリネ」と判別。重さと値段が表示され、端末から値段のバーコードシールが印刷される。10月から福井市のコンビニ「オレボステーション高木中央」で導入されたAI(人工知能)システムだ。

 上部のカメラを通した映像から判別するAIシステムは計量器メーカーのイシダ(京都市)が開発した。将来的にはデータを直接レジに送り、そのまま会計することを目指している。

 オレボでは総菜が売り上げの大部分を占め、多い店では7割に及ぶ。総菜は通常でも30種類はあり、人手不足で従業員確保が難しくなる中、総菜の値付けにかかる業務負担を軽減しようとこのシステムを導入した。オレボを運営する大津屋(福井市)社長の小川明彦さんは「このAIシステムとともにレジのセルフ化も進め、さらに省人化を実現したい」と話す。

 ■大手にできないこと

 大津屋は天正元(1573)年に酒造業として創業。その後、酒販業、株式会社化などを経て昭和56年、福井県内初のコンビニ「オレンジBOX」を出店した。

 平成に入るころには県内で5店舗を展開したが、やがて大手コンビニチェーンも県内に進出。「大手にのみ込まれる」と危惧した小川さんが差別化するのに選んだのが「総菜」だった。

 保存料を使わない料理の提供には、工場で調理したものを配送するのでは難しいと判断し、店内での調理にこだわった。

 6年に福井市内のショッピングセンターで総菜店を開いてノウハウを蓄積。調理の一部は直営工場で効率化しながらも、7年以降、コンビニ店内の調理場で作りたての総菜提供を本格化した。今やスーパー、コンビニといった小売業界は総菜類に力を入れるが、これを先取りした形だ。

 16年にはダイニングコンビニ「オレボステーション」と銘打ち、イートインスペースを充実させた。大型店で40〜50席を基本として、地域の社交場としての機能を持たせた。

 大手のコンビニは調理場やイートインを大きく構え、調理スタッフを配置する経営モデルを取っておらず、小川さんは「コンビニと総菜店の融合、これだけ広いイートインは大手にはできない」と胸を張る。

 ■「戦略的に縮む」

 高速道路のパーキングエリアで軽食を主力とした店を営むなど業容を広げ、コンビニ業態7店、総菜店3店などを展開。令和元年8月期の売上高は24億円を超え、過去最高となった。こうした成長でも、小川さんは「日本の人口は減るなかで、戦略的に縮まないといけない」と言い切る。総菜を判別するAIもそうした考えで導入した。

 一方、個性を打ち出すため、ナショナルブランドを抑えて商品の4分の1を地元のローカルブランドに替えることを計画している。小川さんは「他企業と同じ部分は縮小させていくが、他がやっていないことを見つけ、それを拡大する」と話している。

4057チバQ:2019/11/18(月) 10:03:03
https://www.asahi.com/articles/ASMCH6RKYMCHULFA02Z.html?iref=com_alist_8_06
消えゆく百貨店、生き残りに苦闘 「地域にゼロ」の県も
有料記事

佐藤亜季 2019年11月18日07時00分

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写真・図版ショッピングセンターに改装される西武所沢店=2019年9月、埼玉県所沢市

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経済インサイド
 大都市はもちろん、地方でもある程度の規模の街の目抜き通りには店を構え、にぎわいの中心となってきた百貨店。しかし、郊外のショッピングセンター(SC)やネット通販の攻勢にさらされ、人口減や高齢化で顧客基盤が揺らいでいます。大手百貨店は地方・郊外店の閉鎖も相次いで打ち出しました。「よそ行きの買い物」をする場として親しまれた百貨店は、徐々に消えてしまうのでしょうか。

これまでの「経済インサイド」
都心の店に客奪われ
 「百貨店が複合型ショッピングセンターに生まれ変わります!」。東京のベッドタウンの埼玉県所沢市にある西武所沢店は14日、SC化してグランドオープンした。従来の百貨店は、個々のテナントの運営に百貨店の販売員が深くかかわり、包装紙も百貨店のものを使って店の統一感が高い。SCになると、個々のテナントから賃料をとって運営し、テナントごとの独自色が強くなる。

 西武所沢店は西武池袋本店(東京都豊島区)から電車で30分ほど。品ぞろえが豊富な都心で買い物をする客が多く、「重複が悩みの種だった。所沢店が百貨店である存在意義は薄れていた」(そごう・西武の山田正樹執行役員)。

 地元では西武所沢駅の駅ビルの存在感も増しており、そごう・西武は「何もしなければ下降曲線をたどるのが目に見えていた」(山田氏)とSC化に踏み切った。婦人服は高級ブランドを中心に一部残し、食品や化粧品は、百貨店らしい品ぞろえを維持する。それでも売り場全体の雰囲気は大きく変わる。

 新たに入るテナントは、ビックカメラ、低価格衣料ブランドのジーユーや、手芸のユザワヤなど。専門店が売り場の75%を占める。SC化後の所沢店全体の売り上げは、以前の1割増を見込む。

 そごう・西武は10月中旬、全国15店のうち、そごう川口店(埼玉県)や西武大津店(滋賀県)など5店を閉鎖するなどの大規模なリストラ策を発表。所沢店のSC化は、残される地方・郊外店のてこ入れ策の一つで、他の大都市周辺の店にもその手法を広げていく。

ベッドタウンの悩み
 地方にある百貨店の店舗の苦境…

残り:2560文字/全文:3406文字

4058とはずがたり:2019/11/26(火) 22:52:46
青山商事、カジュアル衣料撤退 33店舗閉鎖、ビジネス向け集中
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2019112501002311.html
2019/11/25 22:02共同通信

 青山商事は25日、カジュアル衣料品ブランド「アメリカンイーグル」「エアリー」の全33店舗を12月末までに閉鎖すると発表した。インターネット販売も終了し、赤字が続いているカジュアル衣料品事業から一部を除き撤退する。主力のビジネス向け衣料品事業に集中する。

 2019年3月期のブランド売上高は123億円で、営業損益は13億円の赤字だった。従業員の雇用は維持し、社内の配置転換で対応するよう調整している。

 アメリカンイーグルはTシャツやジーンズ、エアリーは主に下着を販売している。

 33店舗を12月18?31日に順次閉鎖。ネット販売は31日午後9時に終了する。

4059荷主研究者:2019/12/01(日) 11:04:50

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20191108506081.html
2019/11/08 11:07 新潟日報
旧ヨーカドー長岡店にマルイ出店へ
20年春以降

マルイが出店する予定の旧イトーヨーカドー丸大長岡店の建物=長岡市城内町2

 2月に閉店したJR長岡駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー丸大長岡店」が入居していた建物(新潟県長岡市城内町2)に、県内で食品スーパーを展開するマルイ(見附市)が出店することが7日、関係者の話で分かった。食品売り場のあった地下1階を使い、2020年春以降のオープンを目指す。住民のニーズが高かった食品スーパーの誘致にめどが立った格好だ。

 建物は地上7階、地下1階。土地とともに、マンション開発のダイア建設新潟(新潟市中央区)と親会社の大和地所(横浜市)、総合建設業の中越興業(長岡市)のグループ会社2社、不動産業のフェイズ(同)の5社によるグループが購入していた。

 出店予定のマルイは、中越・県央エリアを中心に26店舗を展開し、長岡市内には6店舗がある。同社は出店について「コメントできない」としている。

 建物の所有者らは、今秋ごろにヨーカドーに代わる店舗のオープンを目指していたが、ずれ込んでいた。関係者によると7階にゲストハウス開設のプランもあったが、国の補助金が不採択となった。他のフロアも含め、テナント誘致を進めているとみられる。

 長岡駅周辺では、駅ビル内の食品売り場が改装工事のため9月から休業中。12月10日に再オープンするが、車を運転できない高齢者を中心として買い物に困る人が出ていた。

4060荷主研究者:2019/12/01(日) 11:23:58

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52082870S9A111C1L83000/
2019/11/12 18:46 日本経済新聞 南関東・静岡
甲府の山交百貨店跡地、ヨドバシカメラが進出

4061荷主研究者:2019/12/11(水) 22:29:01

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52234070V11C19A1L91000/
2019/11/15 19:30 日本経済新聞 中部
ほの国百貨店、来年3月閉店 売上高の低迷で

4062荷主研究者:2019/12/11(水) 22:29:33

https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20191115/CK2019111502000057.html
2019年11月15日 中日新聞
清水屋犬山店、来年2月に閉店 建物老朽化で

来年2月で閉店する清水屋犬山店=犬山市犬山で

 愛知、岐阜で六店の総合スーパーを展開する清水屋は、犬山店(犬山市犬山)を二〇二〇年二月で閉店することを決めた。一七年三月に県が公表した「要緊急安全確認大規模建築物」の耐震診断で、耐震性に問題があると判定されていた。

 犬山店によると、閉店は二月二十日で、既に十月末から売り尽くしセールを始めている。犬山店は名鉄犬山口駅前に一九七三(昭和四十八)年にオープン。六階建て延べ約一万三千五百平方メートルで、食品のほか衣料品、寝具、家具、宝飾品など幅広く扱ってきた。

 清水基夫店長(51)は「年配のお客さまから『閉店したらどこへ買い物に行けばいいのか』という声をいただいている。閉店は老朽化が理由。建物の構造上、耐震工事が難しく、地震が起きた際にお客さまの安全を守れない恐れがあるため、決断した」と話した。

 店内に書や絵画の清水屋犬山文化センターを置いてきたほか、六階スペースを発表会場に提供して地域文化に寄与してきた。

 文化センターの講師で、日本画家の伊藤恵以知(えいち)さん(75)は「地元で長く頼りにされてきた店で、文化発信の場でもあった。なくなるのが残念」と惜しんだ。

 店の従業員は社員、パートらで約百二十人。駐車場を含む敷地はほぼ全て自社所有だが、今後の活用策は未定という。

 (三田村泰和)

4063荷主研究者:2019/12/11(水) 22:46:08

https://www.chunichi.co.jp/article/mie/20191116/CK2019111602000039.html
2019年11月16日 中日新聞
イオンタウン四日市泊、16日開店 延べ床面積、全国3位の広さ

16日にオープンするイオンタウン四日市泊=四日市市泊小柳町で

 四日市市泊小柳町に「イオンタウン四日市泊」が十六日にグランドオープンする。全国屈指の広さで店舗数も多く、地域の期待度も高い。二十四歳の独身記者も楽しめるだろうか。十一日にあった報道向け内覧会に参加し、施設をのぞいてみた。

 六万八千平方メートルの延べ床面積は全国三位の広さ。足を踏み入れると、目の前にマックスバリュ四日市泊店があった。総品数は一万五千品目で、二十四時間営業。魚や肉売り場では対面コーナーを設け、メニューの提案などもすると聞いた。

 興味をそそるのは、二個入りの唐揚げや一切れの魚の切り身など、単身用パッケージの充実。「徹底してやります」と伊藤善博店長。スーパーに行ってもメニューに困り、食材を余らせることを恐れて自炊もおっくうに…。そんな毎日を送る自分には「ありがたい」のひと言に尽きる。

 施設西側には一本道の両側に店舗が並ぶレストランゾーン。沖縄発の人気ステーキ店など県内初出店の店が軒を連ねる。二階にはフードコート。鈴鹿で行列の絶えない中華そばの店など話題の店があり、子どもがくつろげる小上がりを備えた約七百席があった。

(上)小上がりを備えた約700席のフードコート、(下)カートに乗車した記者=四日市市泊小柳町で

 フードコート奥隅に、周囲の雰囲気と明らかに違う扉を見つけた。スライドの自動ドアが開くと、視界が開けた。屋外サーキットコースだ。EV(電気自動車)カートのコースで、ショッピングセンター(SC)内の常設は日本初。一周二百五十メートルで六歳〜大人が乗れる四種類計二十台のカートがある。新入社員で、車を取材に使う生活を送るには日が浅く、運転技術は心もとないが、思い切って試乗した。

 最高時速四十キロのスピードとドリフト走行ができ、迫力に興奮した。カートの国際大会の出場を目指す人たちの練習場にもなるらしい。SC出身の選手誕生-。そんな日が来るかも。

 施設二階には、マタニティー・ベビー・キッズの総合専門店「キッズリパブリック」。隣接するのは「家族で学ぶ」をテーマにした書店「BOOK PARK miyokka!?」。商品全体の約四割は児童書が占め、話題書が店内奥に配置されている。

 多様な層をターゲットとし、人気が集まるだろうが、国道1号沿いで交通渋滞の懸念が頭をよぎった。施設から西へ数百メートルの場所には、四日市あすなろう鉄道泊駅がある。車の運転に自信がなかなか持てないこともあり、次は電車で行こうかと思っている。

 (神尾大樹)

4064荷主研究者:2019/12/25(水) 22:33:57

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20191127301.htm
2019/11/27 01:31 北國新聞
金沢パティオが「ココット」に 12月12日 竪町で40年、イメージ一新

 金沢市竪町の商業施設「金沢パティオ」は12月12日、名称を「CoCoTTo(ココット)KANAZAWA」に変えて新装オープンする。同日、館内の古着店跡に宿泊施設が開業する。長くファッションストリートとして人気を集めた竪町通りは現在、宿泊施設やマンションが並び、機能が多様化。金沢パティオが誕生してから40年となる今年、親しまれてきた名称を一新し、さらなるにぎわいの創出を目指す。

 「ココット」は「行こうっと」から連想した造語で、ヒト、モノ、コトが「ここ」に集まるという意味も込められている。

 建物は地上5階、地下1階で、3〜5階にフェリーチェ(那覇市)が運営する宿泊施設「エイト・ポイント・イン・カナザワ」が入る。キャビンルーム(2500円から)が104室、ツインルーム(5千円から)が20室で、宿泊客以外も使えるレンタルオフィスやカフェを併設する。

 館内は1階で古着店「スピンズ」、地下1階で雑貨・書籍販売の「ヴィレッジ・ヴァンガード」が営業している。管理事務所などによると、1階の空きスペースは石川県外のドラッグストアが出店を予定し、2階は物販業者と商談が進んでいる。

 現在の金沢パティオは建て替えに伴い、2007年に開業した。当初は欧州の人気アパレル「ZARA(ザラ)」や北陸初のバッグ専門店など、アパレルを中心に18店が軒を連ねた。しかし近年はテナントが撤退、金沢駅周辺などに流れる傾向にあり、ザラは17年11月、イオンモール新小松内に移転した。

 テナント流出が相次ぐ中、竪町通りには専門学校や賃貸マンション、宿泊施設が完成し、飲食店も増えた。金沢パティオに近い柿木畠地区では分譲マンション2棟が建設中だ。ココット1階にできるドラッグストアや、通りに整備予定のフィットネスジムは周辺人口の増加を見据えた新規出店とみられる。

 金沢パティオの北川直美館長は「通りの趣は大きく変わってきた。『パティオ』がなくなるのは名残惜しいが、アパレル中心だった印象を変え、時代に合う施設になりたい」と語った。

4065チバQ:2019/12/27(金) 11:52:46
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191227-00224772-diamond-bus_all
セブン「元日休業は直営店だけ」に加盟店オーナーの不満爆発
12/27(金) 6:01配信ダイヤモンド・オンライン
セブン「元日休業は直営店だけ」に加盟店オーナーの不満爆発
Photo:123RF
 セブン-イレブンの加盟店は2020年も“柔軟な働き方”を認めてもらえないようだ。セブン-イレブン・ジャパンは2020年の元日に都内の50店で休業実験を実施する。ところが、対象となる店舗は全て本部が運営する直営店だ。セブンの加盟店オーナーからは、「なぜ加盟店だけが元日営業を強いられるのか」と不満の声が上がっている。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)

● 特殊な立地を除き、元日は売り上げダウン 求人数は通常の2倍で、人件費はアップ

 コンビニエンスストア業界最大手のセブン-イレブン・ジャパン(SEJ)は12月、都内の50店で、2020年の元日に閉店する“実験”を行うと明らかにした。ところが、対象となるのは全て本部の直営店。フランチャイズ契約を結んでいる加盟店は一切、実験に参加できないのだ。

 本部との団体交渉などを求める加盟店オーナーで作る「コンビニ加盟店ユニオン」は12月24日に記者会見し、年末年始の営業時間を自由に選択できるよう求める声明を発表。SEJ本部にも申し入れをした。

 ユニオンのメンバーで、東京都のセブン-イレブン江東亀戸2丁目店のオーナーである吉村英二さんは、「もしも元日に休業することができれば、多くの加盟店は増益になる」と指摘する。

 吉村さんによれば、初詣客が集まる神社仏閣の近くや観光スポットといった例外的な店を除けば、元日の売り上げは一般的に低迷するという。吉村さんの店舗はJR亀戸駅にほど近い場所にあるが、「元日の1日の売り上げは、365日の中で一番低い」と話す。

 そして、普段通りの売り上げが見込めなくとも、商品を陳列する必要があるが、売れ残ってしまう。「普段より仕入れを絞るが、それでも食品の廃棄は出る」(吉村さん)。そして、廃棄する食品の仕入れ原価の大半を加盟店が負担するのが、コンビニにおけるフランチャイズ契約のルールだ。

 また、店を開ける以上、従業員を確保する必要がある。しかし、年末年始の休暇を望む従業員は多く、人手を確保できなければ、オーナーはインターネットの求人仲介サイトなどを活用し、短期アルバイトの担い手を探さなくてはならない。

 同ユニオンが、短期アルバイト仲介サイト「ショットワークス」のデータを基に分析した結果、18年12月20日のコンビニの求人数を1.0とした場合、同12月31日は1.78、19年1月1日は2.00と跳ね上がったという。元日とその前後は短期バイトが集まりにくく、もしも採用できても、通常より高い時給を支払う必要があるのだ。そしてコンビニでは、人件費はオーナーの負担だ。

 2020年1月1日、SEJの直営店だけが休みを満喫でき、開業を強いられる加盟店は減益になる――。

 もちろん、立地に恵まれ、従業員を無事確保して増益になる店舗もあるだろう。「他の小売店が閉店している分、買い物客はコンビニに集まりやすい」(あるコンビニ大手幹部)という声もある。しかし、元日に好条件の立地ばかりではない。だからこそ、元日の営業や休業を選べる、営業時間の“自由な選択”を求める声が上がっているのである。

4066チバQ:2019/12/27(金) 11:53:02
● 経産省の会議でも見直し求める意見 「直営店の実験は無意味」の声も

 SEJに限らず、コンビニ大手首脳は「人手不足と言われるが、まともな能力のあるオーナーはちゃんと従業員を確保している」と口にすることが多い。オーナーは元日であっても、自己責任で従業員を確保しろ、というスタンスだ。

 ただ、SEJの親会社であるセブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂は2020年から、全国159店のうち16店で元日休業する。さらに同グループの食品スーパー・ヨークマートは、78店のうち、実に4割に当たる35店が元日休業する予定だ。社員の“働き方改革”のためだという。セブン&アイ・HD以外の小売りや外食企業でも近年、元日や深夜の店舗休業が相次いでいる。

 経済産業省が設置した有識者会議「新たなコンビニのあり方検討会」では、事務局からの報告書の骨子案が12月23日に示された。ここでは、営業時間だけでなく休業日についても「働き方改革の観点から、店舗の事情に応じて柔軟に認めることを検討すべき」との文言が入った。

 さらに複数の委員から、「より強い表現に改めるべきだ」とか「“喉元過ぎれば熱さを忘れる”にならないよう、改善の進捗を確認すべきだ」といった声が上がった。このため、最終的な報告書はより踏み込んだ内容になる可能性がある。

 SEJとは対称的に、業界2位のファミリーマートと3位のローソンは、元日の加盟店の働き方改革に着手している。

 ファミマは「店長ヘルプ制度」という既存の制度を活用。これは本部社員1人が午前9時から午後5時45分まで店舗に入り、その間オーナーが休むことができる制度だ。利用する加盟店は元日が109店で、12月31日から1月2日にかけて合計320店が活用する予定だという。

 ローソンでは全国の102店が元日休業する計画で、全て加盟店だ。10月の決算会見で希望する加盟店を募ると発表した竹増貞信社長は、「元日に休めることで、加盟店のオーナーや従業員にとっての働きがいにつながる」と話した。

 一方のSEJは、「当初は加盟店の参加も検討したが、元日休業によるさまざまな影響を考えた結果、直営店のみの実施になった」(セブン&アイ・HD広報センター)と説明。元日休業の実験に加盟店が参加できない理由について明確な答えは返ってこなかった。またSEJは実験の目的について、客の反応や物流面への影響を調べるとしているが、結果を公表するかどうかは未定だという。

 ファミマやローソンの関係者は、「加盟店の運営やオーナーの働き方は多様だ。社員が運営する直営店だけで実験をしても何の意味もない」と口をそろえる。SEJだけが時代の変化から取り残されていくのだろうか。

ダイヤモンド編集部/岡田 悟

4067荷主研究者:2019/12/29(日) 16:41:18

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20191203510910.html
2019/12/03 11:10 新潟日報
新潟伊勢丹 大改装に50億円超
若者の来店増へ回遊性向上

 新潟三越伊勢丹(新潟市中央区)は2日、年明けに着手する新潟伊勢丹(同)の大規模改装の概要を発表した。少なくとも50億円を投じ、2021年秋にリニューアルを終える。居心地の良さを打ち出した空間の新設や大幅な商品・サービス見直しで、若い世代を中心に来店客数の増加を図る。一方、来年3月に閉店する新潟三越(同)は今月から順次イベントを展開する。

 新潟伊勢丹の大幅改装はおよそ15年ぶりで、過去最大規模となる。現在の新潟三越から新潟伊勢丹へ移転する店舗も含め、ブランドも大幅に見直し、床面積ベースで80%をリニューアルする。営業を継続しながら工事は順次行う。

 1階には飲食ができる大型の休憩スペースを設ける。優れた県産品を発信する企画「NIIGATA越品(えっぴん)」は売り場を約3倍に拡大し、企画品の売り上げを現在の4倍に高めたい考えだ。

 2階は衣類や雑貨など若い世代のライフスタイルを提案する構成に重点を置く。2〜7階の一部はガラス張りにし、各階に飲食店を配置。入り口と通路も全面的に改装し、回遊性を高める。新潟三越にある文化施設も移転する予定。

 また、デジタル機器を活用して顧客への提案力を高めるほか、県内各地に現在7店を展開するサテライト店舗も9店に増やし、一部は規模を拡大させて顧客取り込みを図る。

 同社の19年3月期の売上高は440億3千万円。新潟三越の実績を除くと、このうち新潟伊勢丹の売上高は7割ほどだが、リニューアル効果で同規模の売り上げに戻したい考え。記者会見した星野圭二郎社長は「新潟で唯一の百貨店として、10年、20年後の存在価値を高め、県民に誇ってもらえるような店にする」と述べた。

 一方、新潟三越には、営業終了まで残り100日となる今月14日にカウントダウンボードを設置。20年1月からは、古町地区ゆかりの著名人によるメッセージ展や食の催事などを予定している。

 高橋芳明店長は「お客さまへ感謝の気持ちを込めていろいろな仕掛けを展開したい」と話した。

4068荷主研究者:2019/12/29(日) 17:14:57

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/371853?rct=n_hokkaido
2019年12/06 07:26 北海道新聞
札幌「フォーエバー21」撤退ビルにラオックス 10日先行開業、来春全館に

 米国の低価格衣料品販売大手「フォーエバー21」の日本撤退で空きビルとなっていた札幌市の商業ビル「札幌ゼロゲート」(中央区南2西3)に、中国資本傘下の家電量販店ラオックス(東京)が出店することが5日わかった。10日に一部フロアで先行開業し、来春にも売り場を全館へ広げる。

 ラオックスとして道内5番目の店舗。名称は「札幌本店」とし、道内旗艦店と位置付ける。地下2階・地上4階のゼロゲート全館(延べ床面積約2900平方メートル)で営業すれば、売り場面積は道内最大になる。(小沢弘和)

4069荷主研究者:2019/12/29(日) 17:58:43

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/566667/
2019/12/9 18:50 (2019/12/10 10:09 更新) 西日本新聞 木村 貴之
ジュンク堂書店福岡店が一時閉店へ 来年6月末、天神地区再開発で

多くの人でにぎわうジュンク堂書店福岡店=9日、福岡市・天神

来年6月末での一時閉店の方針を告げるジュンク堂書店福岡店の張り紙。1階は会計カウンター近くに張られ、利用者の目を引いていた=9日、福岡市・天神

ジュンク堂書店福岡店が入居するMMTビル。再開発で19階建て新ビルへの建て替えが計画されている

 書店として九州最大規模の福岡市・天神のジュンク堂書店福岡店が、主力テナントとして入居する大型複合ビル「メディアモール天神(MMT)」の再開発に伴い、来年6月末で一時閉店することが分かった。同店は2024年末ごろに完成予定の新ビルに再出店する方向で地元デベロッパーと協議中。関係者によると、工事期間中の代替店舗は未定だが、都心部周辺で出店先を探している。

 ジュンク堂書店福岡店は01年、複合商業施設「天神ビブレ2」跡地に出店した。当初、売り場面積はビル1―4階で計約5500平方メートルだったが、11年に地下1階まで増床し、計約6600平方メートルまで拡大。一般書や専門書、雑誌など幅広く約140万冊をそろえる。

 MMTビルは、ビルの高さ制限や容積率を緩和する市の再開発推進策「天神ビッグバン」に沿って、隣接する複数のビルと併せて19階建てに建て替えられる計画。ジュンク堂書店は引き続き、新ビルでも主力テナントになる見通しだ。

 書店を含む出版業界は不振を受けて再編が進み、15年に全国書店チェーン大手のジュンク堂書店(神戸市)と丸善書店(東京)が合併して丸善ジュンク堂書店(東京)が誕生。全国で約80店舗を展開する。福岡店の一時閉店後、書籍取り寄せや定期購読はJR博多駅構内の丸善博多店が対応。6月30日の閉店までカウントダウンキャンペーンや各種イベントを催すという。(木村貴之)

4070荷主研究者:2019/12/29(日) 17:59:28

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20191210103.htm
2019/12/10 02:10 北國新聞
新テナントの開業が決まり、空き床解消のめどがたったプレーゴ=片町1丁目

片町のプレーゴ満床視野 金沢、16日に飲食店オープン

 片町1丁目の商業施設「プレーゴ」に16日、新たに飲食店がオープンする。市内の飲食事業者が営む創作バルで、地元客や国内外の観光客が気軽に立ち寄れる店舗を想定する。プレーゴでは8月末に核テナントの「ぶどうの木」が撤退して計2区画が空き床となっているが、残る1区画でも出店を検討する動きがあり、関係者は2016年以来の満床に期待を寄せている。

 プレーゴを運営する金沢商業活性化センター(TMO)によると、16日に開業するのは創作バル「HELLO TABLE」(ハロー・テーブル)。市内で串焼き店などを展開する「H.T.TRAIN」が手掛ける新業態店となる。

 幅広い層をターゲットとし、朝食からディナーまで時間帯に合わせて多彩なメニューを提供する。店舗面積は約124平方メートル。

 プレーゴでは17年12月、「マーク ジェイコブス」の撤退で全9区画のうち3区画が空いた状態となった。その後、昨年夏にアパレル2店を相次いで誘致したものの、今年8月にはぶどうの木が閉店し、集客への影響が心配されていた。

 金沢TMOによると、新店開業が決まったことで、空き床はぶどうの木があった残り1区画となる。この区画についても現在、入居を検討する事業者との最終調整が進められており、満床も視野に入ってきた。

 片町商店街振興組合の諸江洋理事長は「物販や飲食など多彩な店舗が並ぶプレーゴは片町にとって欠かせない存在であり、街全体にも活気を与えてくれるはずだ」と期待を込めた。

4071荷主研究者:2019/12/29(日) 19:20:54

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/375252?rct=n_hokkaido
2019年12/16 18:37 北海道新聞
釧路「十條SC」跡地 進む再開発 来秋にはホーマック 店舗集積、高まる利便性

DCMホーマック新店舗の建設予定地。奥の建物がスーパーアークス鳥取大通店

 釧路市民に長年親しまれ、1999年に閉店した鳥取大通2の旧十條サービスセンター(SC)跡地の再開発が進んでいる。今年4月のスーパーアークス鳥取大通店に続き、来年10月にはホームセンター大手のDCMホーマック(札幌)が発祥の地の釧路市内で24年ぶりとなる新店舗を出店する。近隣には家電量販店やドラッグストアなどが軒を連ね、商業集積地としての利便性が一段と高まりそうだ。

 DCMホーマックの新店舗は平屋約6900平方メートルで来年4月に着工予定。釧路市内への出店は96年の星が浦店以来で、中園店と千代の浦店(ともに76年開業)を含めて4店舗目。

残り:315文字/全文:586文字

4072荷主研究者:2019/12/29(日) 20:11:02

https://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20191221/CK2019122102000051.html
2019年12月21日 中日新聞
「岐阜高島屋」継続に住民ら激励の声 社長「撤退せず」

柳ケ瀬商店街のシンボルとなっている岐阜高島屋=岐阜市の柳ケ瀬商店街で

 岐阜市の柳ケ瀬商店街のシンボル「岐阜高島屋」の松本正樹社長(57)が二十日、本紙のインタビューに応じて「撤退しない」ことを明言した。かつて、柳ケ瀬に軒を連ねた大型店の中で唯一生き残り、県内でも唯一となった百貨店のこれからを心配していた住民からは「がんばってほしい」と激励の声が上がった。

 高島屋の買い物袋を手に柳ケ瀬商店街を歩いていた瑞穂市本田の主婦、高木紀子さん(80)は「そりゃあ撤退してもらっては困るわあ」と声を上げた。「ここが無くなったら、名古屋まで行かないといけない。贈り物やいい物を買おうと思ったら、やっぱり高島屋なの」

 岐阜高島屋南地区で進む再開発の事業主体で、地権者らでつくる組合の田宮雅雄理事長(71)は「高島屋がある前提で再開発を進めている。再開発ビルの前にできる広場と、高島屋前のステージと合わせて大きなイベントを開きたい」と話した。

 岐阜高島屋の開店前から半世紀以上にわたり「マルミカーテン」を切り盛りする山森幸司さん(80)によると、地域では二十年ほど前から何かと「高島屋は撤退するのではないか」とうわさが飛ぶようになった。山森さんは「高島屋が無くなったら柳ケ瀬は本当に死んでしまう。営業を続けてくれることは本当にありがたい。全国的に名の知れた店が、高島屋に入るといいなあ」と期待した。

 岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の林亨一理事長(53)は「柳ケ瀬の転換期に、高島屋はますます必要な存在になる。柳ケ瀬には今、若手の創業者が生まれる流れがあり、高島屋の客層と合わせ、町のトーンが生まれる。スクラムを組み、共に進んでいきたい」と語った。

 (下條大樹)

 <岐阜高島屋> 岐阜市日ノ出町に1977年9月に開店。2004年に分社化され、高島屋グループが全額出資する子会社になった。地上11階、地下1階で、売り場面積は約2万6000平方メートル。従業員は242人。昨年2月期の決算で、売り上げは約141億円。松本社長は1962年、大津市生まれ。81年に高島屋に入社し、京都店の販売第3部長や副店長を務め、2018年3月から岐阜高島屋の社長に就任した。

4073チバQ:2020/01/09(木) 13:39:14
https://www.sankeibiz.jp/business/news/200109/bsd2001091234007-n1.htm
訪日消費で劇的“転身” 「高島屋東別館」滞在型ホテルに (1/2ページ)
2020.1.9 12:34
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改修前の高島屋東別館。堺筋側の外壁には11連アーチがある(高島屋提供)
改修前の高島屋東別館。堺筋側の外壁には11連アーチがある(高島屋提供)
 アールデコ調の美しい外観で知られる大阪・日本橋の「高島屋東別館」が18日、訪日外国人客(インバウンド)を主なターゲットとしたホテルに衣替えする。前身の百貨店時代に「東洋一の百貨店建築」と称された歴史的建造物だが、老朽化や交通アクセスの不便さなどから、活用方法が長年の課題だった。インバウンドの勢いを得て本格的な再スタートを切る。

 東別館は近代建築の巨匠、鈴木禎次が設計し、昭和3年から12年にかけて建てられた「旧松坂屋大阪店」が前身。地上9階、地下3階。堺筋に沿って約67メートルのアーケードや11連のアーチが続き、アカンサスの葉をモチーフにしたテラコッタの外壁などが特徴で、内部もエレベーターホールに大理石がふんだんに使われるなど荘厳な建造物として知られた。

 高島屋は同44年に建物を取得。事務所や「高島屋史料館」など主に高島屋の自社施設として使用していた。結婚式場やインテリア雑貨店、カフェなどのテナントが入ったこともあったが、自社施設としての利用が大半だった。

 老朽化のため建て替える案もあったが、歴史的な建築物を生かした活用策を模索。本格的な商業施設をつくる、賃貸オフィスにするなどさまざまな案が検討されるなか、近隣の高島屋大阪店(大阪市中央区)と競合せずインバウンドを取り込めるとしてホテルが浮上した。

 開業するホテル「シタディーンなんば大阪」は、シンガポール不動産大手、キャピタランド子会社のアスコット社が手がけるサービスレジデンス(中長期滞在型ホテル)。国内では東京・新宿や京都市に次ぐ4店舗目となる。

 東別館の1〜7階に入り、全313の客室と4つの飲食・小売店やジム、会議室などを設ける。ラウンジには共用キッチンを備え、複数の客室にまたがる家族連れやグループが一堂に集まって簡単な調理と食事を楽しめる。1室1万〜5万円程度。誘致の決め手は中国などでの知名度の高さで、高島屋は「難波エリアのグレードを上げられる世界的なブランド」(広報)と期待をかける。

 近隣では黒門市場が外国人でにぎわい、高島屋大阪店はインバウンド効果で同社の国内店舗で2年連続売り上げ1位となるなど活況が続く。今後、高島屋は東別館と大阪店の連携を強化。東別館の近くに訪日外国人のためのバス乗降場を設けたり、大阪店との間を送迎したりするサービスなども構想中だ。滞在型ホテルの開設で、大阪店の地下食品売り場の需要掘り起こしにもつながるとみる。

 高島屋は「中長期滞在客が集客できれば、難波に軸足を置いた消費の広がりが期待できる」と話す。

4074荷主研究者:2020/01/12(日) 16:30:02

https://www.sanyonews.jp/article/973888
2020年01月08日 18時09分 山陽新聞
岡山「遊プラザ」跡地にスーパー 天満屋ハピーズ、20年秋開業へ

遊プラザ跡地

 天満屋ストア(岡山市北区岡町)は8日、JR岡山駅西のレジャー施設「遊プラザ」跡地(同昭和町)に、スーパーの天満屋ハピーズ昭和町店(仮称)を出店すると発表した。今秋以降の開業を予定している。

 跡地(1万3500平方メートル)は、天満屋が昨年10月、マンション建設大手・長谷工コーポレーション(東京)に売却。天満屋ストアは西角に独立して立地する建物(鉄骨2階延べ約2千平方メートル)を賃借する。跡地にできる他の建物の用途や規模、着工時期などは未定。

 天満屋ストアは昭和町店の商圏を半径1キロ(約2万2千人)に設定。「人口増加が見込まれるエリア。周辺住民の利便性向上に役立ちたい」としている。

4075荷主研究者:2020/01/12(日) 16:38:14

https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200109/CK2020010902000035.html
2020年1月9日 中日新聞
ザ・モール安城店、閉店へ 5月31日、跡地活用など公表されず

閉店が決まったザ・モール安城店=安城市大東町で

 スーパー大手・西友(東京)の商業施設「ザ・モール安城店」(安城市大東町)が、五月三十一日に閉店することが決まった。建物を含めた跡地の活用や再開発の予定など、今後については公表されていない。

 ザ・モール安城店は一九九六年五月、クラボウ安城工場の社宅などの跡地約六万平方メートルにオープンした。敷地と建物はクラボウの所有。クラボウによると、店舗の延べ床面積は約四万二千平方メートル。年中無休で食品売り場などは二十四時間営業の「西友 安城店」を核に、スーパースポーツゼビオ、無印良品、オートバックス、ロッテリアなどが入る。

 「西友 安城店」を含むすべてのテナントが五月三十一日までに営業を終了するという。一月四日から店舗入り口に「閉店のお知らせ」と書かれた紙を掲示し「24年間、ご愛顧を頂き有難(ありがと)うございました」と来店者に知らせている。

 西友の担当者は直近の来店者数など「個別の実績については開示していない」とし、閉店は「建物賃貸借契約の満了に伴い、閉鎖を決定した」と説明した。

 安城市内では製造業を中心に企業の大型投資が続き、高層マンションの建設も相次いでいる。ザ・モール安城店はJR安城駅から北西に約一キロと立地も良く、地元住民や財界からは「敷地も広く、今後の動向は市民生活にも大きく影響する」と懸念や期待の声が交錯する。

 閉店後について、クラボウの担当者は「検討中です」、西友の担当者は「お話しできる情報を持っておりません」と回答した。

 (四方さつき)

4076荷主研究者:2020/01/26(日) 12:14:44

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/381889?rct=undefined
2020年01/11 21:28 北海道新聞
旧西武旭川A館跡に17階建てビル 物販・飲食、高層階にホテル ツルハ来秋開業へ

ツルハが17階の複合ビルを建設する旧西武A館跡地。奥の解体中の建物が旧B館

 【旭川】ドラッグストア大手ツルハホールディングス(札幌)子会社の「ツルハ」(同)がJR旭川駅前の旧西武A館跡地で建設を計画している複合商業ビルの概要が分かった。17階建てで、低層階に自社店舗や飲食店などのテナント、高層階にビジネスホテルが入り、立体駐車場も建てる。いずれも今春着工し、駐車場は2021年春、新ビルは同年秋の開業を目指す。

 新ビルは延べ床面積約9900平方メートル。1階にツルハドラッグとテナントのカフェ、2階にもテナントとして飲食店やフィットネスクラブなどが入る。3〜17階はホテルなどを運営する「アマネク」(東京)のビジネスホテル(約220室)が入居する予定だ。

残り:344文字/全文:635文字

4077チバQ:2020/01/28(火) 11:47:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000002-yamagatan-l06

老舗の最後、唐突に


1/28(火) 7:54配信

山形新聞







老舗の最後、唐突に


27日に自己破産を申請した大沼の山形本店。最後の営業を終え、従業員が正面入り口を施錠した=26日午後7時、山形市七日町1丁目


 県内唯一の百貨店「大沼」が320年の歴史に終止符を打った。最終営業日となった26日夜から破産申請された27日午前にかけて、山形市の山形本店や米沢、新庄両市の店舗で従業員、取引業者、買い物客の衝撃を追った。

 26日午後7時、夕闇の中の山形本店は凍(い)てつく空気に包まれていた。最後の客を見送った女性従業員が営業終了を知らせる立て看板を置き、正面入り口を施錠した。同18分、シャッターが降りる。普段は30分もせず従業員が次々と帰路に就くが、この日は違った。

 姿を見せたのは午後8時すぎ。表情はいずれも険しい。営業終了後、長沢光洋代表取締役から、この日での事業停止と社員の解雇が伝えられていた。静まり返った正面とは異なり、裏手ではテナントスタッフらが慌てた様子で食品やチョコレート箱が入った段ボールを車両に積み込み、商品で膨らんだバラのマークの紙袋を抱えるようにして運び出していた。

 27日も夜明け前から多くの取引業者らが詰めかけ、午前7時に館内に入った。業者の男性は「昨夜、急に集められ、閉店の方針を伝えられた。生鮮品は朝の2時間で運び出すように言われた」と疲れた表情。大沼の一部従業員は残務処理のため出社した。女性従業員の一人は「展開が急過ぎて何も言えない。せめて応援してくれたお客さまに誠意ある形で終えたかった」と落胆を隠さない。別の女性は「もう百貨店で働けないことが悲しいが、時代の流れ。仕方がない」。
.





老舗の最後、唐突に


裏手の搬入口で自社の商品を運び出す業者ら=27日午前7時9分


 午前9時前、シャッターなどに事業停止と破産申請の告示書が張り出された。近くの事務所に勤務する男性(40)は「地下の食品売り場をよく利用していた。街のシンボル的な存在で影響は大きい」と老舗の閉店を惜しんだ。商店街の婦人服店に勤める女性(42)は「大沼で催事があると商店街の人出が増えた。閉店は他店にも影響すると思う」と心配した。七日町商店街振興組合の岩淵正太郎理事長は「あって当たり前だったものが無くなるのは非常に残念。今はそれしか言えない」と言葉少なだった。

 米沢市の米沢サテライト店前でも朝から通行人らが足を止めた。近くに住むパート従業員の女性(47)は「若いころは洋服などを買ったが、最近はあまり魅力を感じなくなっていた。無理して営業を続けなくて良かったと思う」と張り紙を見詰めた。新庄市のギフトショップ新庄店前。「友の会」の会費を払うために来店した70代女性は「閉店は知らなかった。山形からデパートが消えるのは本当に悲しい」と残念がった。

【大沼を巡る主な経過】
2017年12月25日 ファンドと大沼旧経営陣が経営支援に関する覚書を締結
2018年4月23日 100%減資し旧経営陣が退任。ファンドが3億円を出資し大沼を100%子会社化。ファンド社長が大沼社長に就任。ファンドが仮払金名目で1億1800万円を自社に還流(その後一部返済)。大沼の再生資金残金は4100万円に
   4月25日 米沢店が一部リニューアル
   5月21日 長沢光洋氏が社長就任
   7月ごろ ファンドの経営難で仮払金返済、追加投資が実行されず資金不足に
   9月20日 長沢社長を解任しファンド社長が大沼社長就任
2019年2月19日 金融機関会合を機に再建の遅れが表面化
   2月20日 山形市長、山形商工会議所会頭らが緊急記者会見を開き、市民に買い支えを呼び掛け
   3月22日 大沼投資組合が投資会社から債権譲渡を受け、ファンドに代わる親会社に
   8月15日 米沢店が閉店
   9月30日 永瀬孝社長が退任し、長沢氏が再び経営トップに
   10月下旬 取引先への支払いに窮したものの資金ショートを回避
   11月22日 県警の制服などの入札で談合したとして、公正取引委員会が立ち入り検査していたことが明らかに
2020年1月27日 取引業者500社への支払い資金約4億円を調達できず、自己破産申請。手続き開始決定

4078チバQ:2020/01/28(火) 11:48:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000003-san-l06

「大沼」破産申請 社長、涙の会見「恐ろしくて借入できぬ」


1/28(火) 7:55配信

産経新聞



 経営再建を目指していた老舗百貨店「大沼」は27日、山形地裁に自己破産を申請、破産手続き開始決定を受けた。昨年10月の消費税増税などにより売り上げが急減した。この日会見した長沢光洋社長は「資金繰りができず、これ以上恐ろしくて借入ができなかった」と申請の理由を話した。営業は26日に停止、従業員191人も解雇された。負債総額は退職金も含め約30億円。

 大沼は1700(元禄13)年創業の山形を代表する百貨店。消費者ニーズが変化していく中で対応が遅れ経営が悪化していった。平成30年4月、創業家に代わり、東京の投資ファンドが経営権を取得し再建に乗り出したが、ファンド出身の社長と幹部が対立するなど経営が混乱。昨年3月からは地元実業家の支援を受け従業員主導の会社を設立、不採算部門の米沢店を閉店するなどして再建を目指していた。

 しかし、消費税増税に加え台風による被害などの影響を受け「昨年10月は前年同期比で三十数%売り上げが落ち、11月も30%減となった」(長沢社長)。地元実業家から経営再建に向けて追加融資の話を受けたが、長沢社長は「これ以上負担をかけられない」と借入を断念し自己破産の道を選んだ。

 長沢社長は会見で時折、目に涙を浮かべながら「私の力不足。創業320年の老舗百貨店の幕引きなどしたくなかった」と声を詰まらせた。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000004-khks-soci

山形・百貨店大沼が自己破産 190人解雇、320年の歴史に幕


1/28(火) 10:15配信

河北新報







山形・百貨店大沼が自己破産 190人解雇、320年の歴史に幕


破産手続きの開始決定を受けた大沼の本店。320年の歴史に幕を下ろす=山形市七日町


 経営再建中の百貨店大沼(山形市)は27日、山形地裁に自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約30億円。同社は米沢店を閉店するなどして自主再建を図ったが、集客は回復せず事業継続を断念。市中心部の本店は26日で営業を終了し、全従業員約190人を同日付で解雇した。

【地図】自己破産を申請した山形市七日町の大沼本店
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 大沼は1700年の創業で全国3番目の老舗。長沢光洋代表取締役(58)は27日、市内で記者会見し「320年の歴史に幕を下ろすことは言葉にできないほど重く受け止めている」と謝罪した。
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 同社などによると、経営悪化に伴い創業家トップが2018年4月に退任し、東京の投資ファンドが経営に当たった。しかし、出資予定の店舗改装資金をファンド側に還流させていた問題などが発覚し、地元の反発を招いた。
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 19年3月には市内の実業家から融資を受け、幹部社員らが設立した投資組合の傘下に入ることで経営権を取り戻した。
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 業績が特に悪化していた米沢店(米沢市)を19年8月に閉店したものの、本店の再生策はほとんど進まず、消費税増税後の10月の売り上げは前年比約30%減となった。その後も販売は低迷し、市内実業家の支援を受けてもなお資金繰りに窮する状態が続いた。
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 旧米沢店で営業してきた米沢サテライト店、ギフトショップ新庄店(新庄市)も26日に閉鎖。本店店舗(地上7階、地下1階、売り場面積約1万2000平方メートル)などの取り扱いは破産管財人に委ねられる。
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 売上高は1993年2月期の約196億円をピークに郊外大型店との競合などで年々減少し、19年2月期には約74億円まで落ち込んでいた。
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 記者会見で長沢氏は「消費税増税の影響が長引き、12月も前年並みまで回復しなかった。今月末の支払債務約4億円も払える額ではなかった」と説明した。

4079チバQ:2020/01/28(火) 11:48:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000012-mai-bus_all

老舗「大沼」破産、山形経済に打撃 代表「暖冬で冬物売れず背筋寒く」


1/28(火) 9:30配信

毎日新聞







老舗「大沼」破産、山形経済に打撃 代表「暖冬で冬物売れず背筋寒く」


「大沼」の閉店を知らせる張り紙を見つめる人々=山形市で2020年1月27日、渡辺薫撮影


 経営再建中の百貨店「大沼」(山形市七日町)が27日、山形地裁から破産手続きの開始決定を受け、営業を停止した。日本百貨店協会に加盟する県内唯一の百貨店で、山形市の中心市街地の象徴的存在だった商業施設の破綻は、街の将来に影を落とし、住民や行政には衝撃が広がった。【後藤逸郎、的野暁、渡辺薫】

 山形市内で会見した長沢光洋代表取締役は「経営トップとして320年の歴史を閉じることは非常に重く受け止めている」と陳謝した。大沼は全店舗で営業を停止し、従業員の再雇用のめども立っていない。約5億円の退職金や1月分の給与も払えないことから、国の支援制度を頼みにするなど、地域経済への影響は計り知れない。

 破産を選んだ理由として、長沢氏は2019年10月の消費増税による売り上げ減のほか、同年3月に経営権を巡る対立の結果、追放した東京の投資事業会社「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」が大沼から資金還流したことが響いたと主張した。ただ、大沼は同年3月から経営不振を改善できず、中間決算を出せないなど資金不足は慢性化していた。

 ◇ランドセル、学生服引き渡されない可能性

 一方、突然の破産申請による混乱も広がっている。大沼は新年度に入学する小学生のランドセルや中学生の学生服の注文を受け付けていたが、制服の一部は業者に対する支払いが終わっておらず、品物が購入者に引き渡されない可能性がある。これに対し、長沢氏は「破産管財人の指示に従う」と述べるにとどまった。

 大沼を中心市街地活性化の核としてきた山形市は、商工観光部の山口範夫部長が記者会見に自ら出席して、異例の質問を行うなど、行政も動揺が収まらない。

 ◇山形市長「非常に残念」

 佐藤孝弘山形市長は27日夕、市役所内で山形商工会議所の後藤完司会頭らと会談後に取材に応じ、「市民が親しんだ百貨店の倒産は非常に残念」と述べた。経営再建の難航が表面化した昨年2月、特定の会社名を挙げて「買い支えていく」と市民に呼び掛ける異例の記者会見を開いた佐藤市長は、ハローワークを活用した従業員の再就職、取引先への融資制度、テナント企業への市内空き物件のあっせんなど、商議所と連携して支援する考えを示した。後藤会頭は「自己破産に至ったのは残念。地域経済や市民生活への影響が最小限となるよう万全を期したい」とコメントした。

4080チバQ:2020/01/28(火) 11:48:40

老舗「大沼」破産、山形経済に打撃 代表「暖冬で冬物売れず背筋寒く」


1/28(火) 9:30配信

毎日新聞







老舗「大沼」破産、山形経済に打撃 代表「暖冬で冬物売れず背筋寒く」


「大沼」の閉店を知らせる張り紙を見つめる人々=山形市で2020年1月27日、渡辺薫撮影


 経営再建中の百貨店「大沼」(山形市七日町)が27日、山形地裁から破産手続きの開始決定を受け、営業を停止した。日本百貨店協会に加盟する県内唯一の百貨店で、山形市の中心市街地の象徴的存在だった商業施設の破綻は、街の将来に影を落とし、住民や行政には衝撃が広がった。【後藤逸郎、的野暁、渡辺薫】

 山形市内で会見した長沢光洋代表取締役は「経営トップとして320年の歴史を閉じることは非常に重く受け止めている」と陳謝した。大沼は全店舗で営業を停止し、従業員の再雇用のめども立っていない。約5億円の退職金や1月分の給与も払えないことから、国の支援制度を頼みにするなど、地域経済への影響は計り知れない。

 破産を選んだ理由として、長沢氏は2019年10月の消費増税による売り上げ減のほか、同年3月に経営権を巡る対立の結果、追放した東京の投資事業会社「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」が大沼から資金還流したことが響いたと主張した。ただ、大沼は同年3月から経営不振を改善できず、中間決算を出せないなど資金不足は慢性化していた。

 ◇ランドセル、学生服引き渡されない可能性

 一方、突然の破産申請による混乱も広がっている。大沼は新年度に入学する小学生のランドセルや中学生の学生服の注文を受け付けていたが、制服の一部は業者に対する支払いが終わっておらず、品物が購入者に引き渡されない可能性がある。これに対し、長沢氏は「破産管財人の指示に従う」と述べるにとどまった。

 大沼を中心市街地活性化の核としてきた山形市は、商工観光部の山口範夫部長が記者会見に自ら出席して、異例の質問を行うなど、行政も動揺が収まらない。

 ◇山形市長「非常に残念」

 佐藤孝弘山形市長は27日夕、市役所内で山形商工会議所の後藤完司会頭らと会談後に取材に応じ、「市民が親しんだ百貨店の倒産は非常に残念」と述べた。経営再建の難航が表面化した昨年2月、特定の会社名を挙げて「買い支えていく」と市民に呼び掛ける異例の記者会見を開いた佐藤市長は、ハローワークを活用した従業員の再就職、取引先への融資制度、テナント企業への市内空き物件のあっせんなど、商議所と連携して支援する考えを示した。後藤会頭は「自己破産に至ったのは残念。地域経済や市民生活への影響が最小限となるよう万全を期したい」とコメントした。

4081チバQ:2020/01/28(火) 11:51:42
>>4045
https://mainichi.jp/articles/20191012/k00/00m/040/109000c?inb=ys

「そごう徳島店」閉店発表 県内に衝撃 全国唯一、百貨店ゼロに
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毎日新聞2019年10月12日 12時06分(最終更新 10月12日 12時11分)
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 セブン&アイ・ホールディングス(東京)傘下の「そごう徳島店」(徳島市寺島本町西1)が来年8月末で閉店すると発表されたのを受け、県内の行政、経済関係者などに衝撃が走った。日本百貨店協会によると、同店の閉店により、徳島は全国で唯一、百貨店の無い県となる。市は、そごうの入るアミコビルへ市立木工会館(福島1)の移転も計画しており、影響が予想される。【大坂和也、松山文音】

■ビルの「核店舗」

 アミコビルを運営する市の三セク、徳島都市開発などによると、共用部を含め、そごうの床面積は4万165平方メートルと、ビル総床面積(8万7646平方メートル)の約46%を占める「核店舗」だけに、テナント誘致など閉店後の活用策が課題となる。その後のテナントなどの見通しは立っておらず、担当者は「(閉店は)発表されて初めて知った。対応を検討する」とした。

 運営するそごう・西武によると、徳島店の社員数は本社員72人、パートなど契約社員104人の計176人で、本社員を別の店舗へ配置転換する一方、契約社員は閉店時に契約を終了し、再就職などを支援するという。

■関西へ顧客流出

 そごう徳島店は1983年10月に開店。売り上げは92年度まで右肩上がりで、ピーク時の93年2月期は444億円に達した。だが、98年の明石海峡大橋開通による関西への顧客流出などで減少傾向に。10年に雑貨専門店「ロフト」、11年に衣料品店「ユニクロ」(17年に撤退)といった集客力を持つ店も誘致したが、大型ショッピングセンターが郊外に相次いで開業し、苦戦していた。売り上げも07年から12年連続で減り、今年2月期は売り上げ128億円で、2期連続赤字だった。

■相談窓口設置へ

 市や、県と徳島商工会議所は11日、緊急に会議を開き、そごうとの取引がある企業や、従業員への相談窓口を設置することを確認した。徳島商工会議所の中村太一会頭は「閉店はショックだ。新たに大きな店が入ってくれるのが理想だ」と語った。遠藤彰良市長は「非常に残念だ。市として雇用・経済などの影響を最小限にとどめるために全力で取り組みたい」と述べた。

■市民から驚き

 徳島市民からも驚きや惜しむ声が上がった。友人と化粧品を買いにそごうを訪れていた大学生の大熊菜月さん(18)は「車が無く、近くで買い物できるので重宝していた。閉店は困る」。市内に住む主婦の女性(71)は「昔から服や靴などを見に、頻繁に訪れていた。無くなるのはとてもさみしい」と話していた。そごう徳島店に出店しているイルローザの岡田圭祐社長(37)は「『百貨店』という業態に一つの出店価値があり、お客様も来店していただいていた。駅前周辺のにぎわいに影響が出ないか心配だ」と語った。

4082とはずがたり:2020/01/29(水) 19:18:10
消費税が最後の一刺しに成った(キャッシュレスキャンペで現金が減ってカード払いになったこと含め)とは思うがネットに出遅れ,山形市は仙台商圏だし,そもそもモールとか出来てるし,経営上のゴタゴタ迄あったみたいでまあしゃーないな。。

https://twitter.com/noritama_z/status/1221720464596197376
のりたま
@noritama_z

実は大沼を経由して山形県内の産品や店舗を全国の百貨店に伝えることで全国的に広めるきっかけとなった物が結構あるのですよ

https://twitter.com/toshouken/status/1221559265975922688
都市商業研究所(都商研)
@toshouken
【大沼山形本店、1月27日に自己破産申請・閉店】
https://toshoken.com/news/17871
1700年創業、山形市唯一の百貨店。
仙台の百貨店等との競争に勝てず経営悪化、老朽化が進行しており耐震問題もあった。
山形県の百貨店は酒田・清水屋のみに。

「明日破産する」突然の宣告 山形唯一のデパート即閉店
有料会員限定記事
https://www.asahi.com/articles/ASN1W4VL6N1WUZHB015.html
2020年1月28日 10時30分

 山形からデパートが消える――。日本百貨店協会加盟としては山形県内唯一の百貨店「大沼山形本店」を経営する「大沼」(本社・山形市)が27日、山形地裁に自己破産を申請し、地裁は破産手続きの開始を決定した。負債総額は約30億円。郊外の大型店やネット通販に客を奪われて売り上げが落ち込む中、昨秋の消費税率引き上げがとどめとなり、資金繰りに行き詰まった。創業320年の老舗の唐突な幕切れに、県内に衝撃が走った。

 「ショックだ」「寝耳に水」――。27日朝、開店時刻を過ぎてもシャッターが下りたままの大沼山形本店には「閉店のご連絡」などの貼り紙が掲示され、買い物客や店舗の関係者らによる人だかりができた。

 閉店を知り、様子を見に来たという山形市の女性(67)は「使っていない買い物券が4万5千円分くらいある。少しでも戻ってくるといいんだけど。昨日も買い物に来たけど、いつもと変わらなかったので本当に驚いた」と話した。

 大沼で孫の子ども服を買うつもりだったという常連客の山形市の女性(56)は「十字屋に続いて大沼もなくなって、ただただショックです」と語った。

 昔は子どもを連れて、屋上の遊園地でよく遊んだという佐藤与昭さん(75)は「最近は昔ほどのにぎわいもなく、時代の流れだろう。事前の告知もなく閉店というのはちょっと寂しい」と話した。

 テナント関係者も、朝から商品の運び出しや情報収集に追われた。

 アウトドアファッションを扱う店舗の男性は「昨夜、全員が集められて『明日破産します』と言われたと従業員から報告があった。寝耳に水だ。大沼の担当者と電話がつながらなくて、何かわかればと思って来た」と困惑していた。

 別の衣料品店の経営者の男性は…

4083チバQ:2020/01/30(木) 10:49:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000009-mai-soci

「和田サン」頼みの二頭体制で機能不全 山形の百貨店「大沼」破産申請を追う


1/30(木) 8:33配信

毎日新聞







「和田サン」頼みの二頭体制で機能不全 山形の百貨店「大沼」破産申請を追う


終始立ったまま記者会見に臨み、何度も頭を下げた「大沼」の長沢光洋代表取締役=山形市で2020年1月27日、的野暁撮影


 「支援お願いします」。2019年7月24日夜、閉店後に大沼山形本店(山形市)の7階、社員食堂で開かれた従業員集会で、女性従業員数人の声が響いた。取引先への約1億1000万円の支払期限が翌日に迫っていた。依頼されたのは、集会に参加していた和田有弘(なおひろ)氏(82)。大沼が経営破綻後に開いた記者会見でも名前が挙がった同氏は、県内でホテルや不動産業などを営む実業家だ。集会の翌日、大沼の支払いを肩代わりしたのを機に存在感が増した。

【写真特集】破産申請した「大沼」

 和田氏が最初に支援したのは19年3月。大沼を経営していた投資事業会社「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」(マイル社)を大沼生え抜きの幹部が追放した際、経営権確保の資金2億円を貸した。18年3月に銀行団が私的整理で債権放棄した代わりに新規融資を受けられなくなった大沼は、資金繰りに窮していた。

 昨夏以降、経営幹部が和田氏の事務所に呼び出され、会議を開くことが当たり前になった。負い目と畏怖(いふ)の念が交ざった「和田サン」の呼称が社内に定着。「和田サンへの借金だけは返さなければいけない」と漏らす幹部は施策の実行を従業員に求める際、「和田サンがそう言っている」と添えた。従業員は疑心暗鬼にかられ、社内の士気は低下したと大沼関係者は指摘する。

 ◇異例の「退職金10回払い」

 経営陣と和田氏の事実上の二頭体制で、大沼の企業統治(ガバナンス)は機能不全に陥った。19年8月の米沢店閉店に伴う従業員の「退職金10回分割払い問題」は一例だ。

 大沼は当初、退職金の支払いを拒んだ。経営幹部が「和田サンが払わなくていいと言っている」と口にし、退職者は米沢労働基準監督署に駆け込んだ。大沼は最終的に支払いに同意したが、条件は極めて異例の10回払い。経営破綻で退職金の一部は未払いとなった。

 20年1月27日、破綻について記者会見した大沼の長沢光洋代表取締役(58)は、19年10月以降の消費増税などを理由に挙げたが、マイル社追放前後から足元が揺らいでいた。長沢氏は「経営の主体性を失っていない」と述べた上で、和田氏には「感謝の気持ちしかない。これ以上の負担をかけるのは無理だと判断した」と述べた。だが、和田氏は周囲に「破産申請する必要はなかった。追加支援の用意はあった」と不満を漏らす。経営の主体性を失った幹部の責任は重く、破綻の原因となった。【後藤逸郎】

 ◇大沼を巡る近年の動き

2017年12月 東京の投資事業会社「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」(マイル社)とスポンサー契約

 18年4月 マイル社が出資し、100%株主に。元新生銀行東京の執行役員、長沢光洋氏が5月に社長就任

   9月 長沢氏を解任し、マイル社社長の早瀬恵三氏が社長就任

 19年2月 再建難航が表面化。佐藤孝弘山形市長は会見で市民に買い支えを呼び掛け

   3月 県内の実業家が事実上出資の「大沼投資組合」が全株式を取得。早瀬氏を解任し、執行役員だった永瀬孝氏が社長就任

   6月 長沢氏が代表取締役で復帰

   8月 米沢店が閉店

   9月 永瀬氏が辞任。長沢氏が経営トップに

 20年1月 山形地裁に破産申請

4084荷主研究者:2020/02/03(月) 21:05:56

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54641490R20C20A1962M00/
2020/1/22 5:00 日本経済新聞 電子版 九州・沖縄 宮崎
宮交HD社長「宮崎駅前大型施設 中心部へにぎわい」

4085荷主研究者:2020/02/03(月) 21:14:35

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/385858?rct=n_hokkaido
2020年01/23 08:48 北海道新聞
イトーヨーカドー釧路店閉店1年 テナント空白 減る人通り 管理会社、年内に後継店誘致目指す

イトーヨーカドー釧路店が入っていた「新橋6丁目ビル」

 イトーヨーカドー釧路店が閉店して20日で1年がたった。同店が入居していた「新橋6丁目ビル」(釧路市新橋大通6)の所有・管理会社は後継テナントの誘致を目指し、近く東京の企業とコンサルタント契約を結ぶ。ただ、テナントの空白状態が長期に及ぶ中、街のにぎわいはすでに商業施設の新設が相次ぐ近隣の鳥取大通地区などに移りつつある。

 新橋6丁目ビルは地上3階、地下1階建て。イトーヨーカドー釧路店は2階と地下1階の全フロア、1、3階のほとんどのフロアを使用していた。

残り:510文字/全文:737文字

4086荷主研究者:2020/02/03(月) 21:51:20

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/578266/
2020/1/24 12:43 (2020/1/24 23:44 更新)
西日本新聞 向井 大豪
メイト黒崎が破産申請 入居の井筒屋、撤退へ 北九州市

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20200124nishinippon01.JPG
クロサキメイトの地図

 北九州市八幡西区の百貨店「井筒屋黒崎店」が入居する商業ビルを運営する「メイト黒崎」が24日、東京地裁に同日付で破産を申し立て、財産の保全管理命令を受けたと発表した。同じビル内の専門店街「クロサキメイト」(約80店)は4月末に閉店する。井筒屋にも撤退を求めるとみられる。同社首脳は「周りが退店して井筒屋だけが残るということはできない」と述べ、ビルからの撤退を示唆した。

 商業ビルは1979年、JR黒崎駅前の再開発に伴い、「黒崎そごう」「ジャスコ黒崎店」を核テナントとして専門店街とともに開店した。そごう、ジャスコが撤退した後の2001年、西側1〜7階に井筒屋黒崎店が出店したが、黒崎地区の地盤沈下に伴って売り上げが低迷。19年8月に井筒屋は黒崎店を1〜3階に集約して、営業フロアを半分以下に縮小した。

 メイト黒崎によると、井筒屋黒崎店の縮小後は賃料収入がほぼ半減。後継テナントも見つからず、毎月4千万〜5千万円の赤字を計上する事態が続いていた。東側1階に入居していた食品スーパーが2月中旬での閉店を決めたことも重なり、「商業施設としての存続は断念せざるを得ないと判断した」(重越謙二社長)。

 保全管理人によると、19年11月時点の負債総額は約25億円。メイト黒崎は「ビルの売却、再開発を含む、あらゆる方策を検討する」としている。 (向井大豪)

4087荷主研究者:2020/02/03(月) 21:52:01

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/578468/
2020/1/25 6:00 西日本新聞 北九州版 内田 完爾 西山 忠宏 金田 達依
地元黒崎に衝撃走る 「にぎわい、どうなる」 「メイト」破産手続き

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20200125nishinippon01.JPG
「メイト黒崎」が運営する商業ビル。井筒屋黒崎店などが入居する(撮影・金田達依)

 百貨店「井筒屋黒崎店」や専門店街「クロサキメイト」が入居するビルを運営する「メイト黒崎」が破産手続きに入った24日、地元の北九州市八幡西区黒崎地区には衝撃が走った。渦中のビルはJR黒崎駅前に立地する、いわば黒崎の“顔”だけに「今後どうなるのか」と心配する声や「地域のにぎわいが減退するのでは」との不安が聞かれた。

 黒崎駅南側に広がる商店街エリア。店舗の閉鎖が相次ぎ、かつてのにぎわいはないものの、踏ん張り続ける店も少なくない。ビル近くの商店街入り口で喫茶店を約15年間営む後藤卓也さん(66)は「まさか破産とは…」と驚いた表情。「閉鎖店舗に新たに飲食店が入る動きがあり、にぎわいが少し戻ってきた印象があったのに、もし、あのビルが空きビルになってしまったら、どうなるのか。地域のにぎわいづくりにマイナスの影響が出るのではないか」と懸念。ビル内で買い物していた同区の西原英生さん(64)も「黒崎がどんどんさびれていくようで寂しい」と話した。

 「ネットで破産のニュースを知り、びっくりした」と語るのはJR黒崎駅の糸井孝次駅長。「今後の動向次第では黒崎駅の利用者数にも影響が出かねないので情報収集に努めたい」と表情を引き締めた。

 黒崎地区の商店街などでつくる黒崎商店組合連合会会長で人形店「人形の田中」を営む田中大士さん(43)も「あのビルは黒崎の核の一つだけに、黒崎のにぎわいにどう影響してくるのか気がかり」と心配顔。同連合会は毎年、井筒屋黒崎店や「クロサキメイト」などと一緒にプレミアム付き商品券も発行してきただけに「商品券や他の連携イベントはできなくなるのではないか。これからの黒崎をどうするのかを関係者で一層考える必要がある」と厳しい表情を見せた。

 一方、北九州市の北橋健治市長は破産申し立ての事態を受けて「誠に残念でならない。まずは入居テナントなど関係先の資金繰り支援や、雇用対策などの経営相談に応じ、市民生活への影響が最小限になるようにできる限りの支援をしていきたい」などとするコメントを出した。 (金田達依、内田完爾、西山忠宏)

4088とはずがたり:2020/02/04(火) 19:17:58

ファミリーマート、時短に移行は6月から 加盟店へ時短営業ガイドライン示す
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000571-san-bus_all
2/4(火) 18:40配信 産経新聞

 コンビニエンスストア大手のファミリーマートは4日、加盟店の希望に応じて時短営業を実施する際の移行手続きなどを記した「時短営業ガイドライン」をとりまとめ、同日から加盟店向け説明会を始めたことを明らかにした。3月1日から募集を行い、6月1日には加盟店希望による時短営業が開始される。

 ファミマが策定したガイドラインでは、希望した加盟店に対し、本部が時短後の損益シミュレーションや商圏分析結果などを提示。協議しながら営業時間や時短後の店舗運営スケジュールを設定する。時短確定後に商品配送時間の調整などを行う必要もあり、申し込みから時短営業開始まで3カ月かかる。運用初年度の今年は3カ月ごとに1回の申込期間を設ける。来年度以降は申し込み頻度を半年に1回とする方針だ。

 ファミリーマートの加藤利夫副社長は時短営業への移行について「加盟店の立場に立ち、お客さまのご迷惑にならないように最大限の努力をする」と述べたが、店舗数の見通しについては「まだ判断していない」として明言を避けた。

 時短営業制度の考え方として、加盟店の希望で営業時間を決められるよう「本部と事前に協議の上、加盟者(店)の判断により24時間営業を行わないことができます」と記した。ただし、開店1年未満の店や契約違反がある店は時短営業に応じない。また、時短開始から3カ月間は試行期間と位置づけ、その後も時短を続ける場合、1年間は営業時間の変更はできない。

 ファミマは4日、令和元年10〜12月に加盟店約600店が参加した時短実験の分析結果を公表。毎日時短と週1日(日曜日)時短が行われたが、平均日商は前年比で減少し、前年同月比で営業利益が増加した割合は実験不参加店の方が高い傾向にあったという。

4089とはずがたり:2020/02/06(木) 17:46:45
ヤマト「アマゾンの仕事が戻らない」誤算の真因 「荷主の離反」に株価は直近ピーク時の半値へ
二階堂 遼馬 2019/11/12 07:25
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e3%83%a4%e3%83%9e%e3%83%88%ef%bd%a2%e3%82%a2%e3%83%9e%e3%82%be%e3%83%b3%e3%81%ae%e4%bb%95%e4%ba%8b%e3%81%8c%e6%88%bb%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bd%a3%e8%aa%a4%e7%ae%97%e3%81%ae%e7%9c%9f%e5%9b%a0-%ef%bd%a2%e8%8d%b7%e4%b8%bb%e3%81%ae%e9%9b%a2%e5%8f%8d%ef%bd%a3%e3%81%ab%e6%a0%aa%e4%be%a1%e3%81%af%e7%9b%b4%e8%bf%91%e3%83%94%e3%83%bc%e3%82%af%e6%99%82%e3%81%ae%e5%8d%8a%e5%80%a4%e3%81%b8/ar-BBWBU6I?ocid=st#page=2

 失った信頼の代償は、大きかった。

 ヤマトホールディングス(HD)は10月31日、2020年3月期の業績見通しを下方修正した。営業収益は250億円減額して1兆6700億円(前期比2.7%増)に、営業利益は同100億円引き下げ、620億円(同6.3%増)を見込んでいる。

 主力のデリバリー事業において、大口法人顧客の取扱数量が想定を下回ったことなどが響いた。中核子会社のヤマト運輸は2017年春から法人向けの運賃値上げを進めているが、それによって顧客である荷主がヤマトから離れてしまった格好だ。

アマゾンのヤマト向け委託比率は3割に低下
 「ヤマト離れ」した大口法人顧客の中で、最も大きい存在がアマゾンだ。佐川急便に代わり、2013年から大部分のアマゾンの荷物をヤマトが扱っていたが、2017年に従業員に対する未払い残業代問題が発覚。ヤマトは働き方改革の一環として宅急便の荷受け量抑制と運賃値上げなどの事業構造改革を進め、結果的にアマゾンの荷物の取扱量が減少した。

 再配達問題解決アプリ「ウケトル」のデータによると、アマゾンのヤマトへの委託比率は2017年4月時点で7割強あったが、2019年5月時点では3割強まで下がった。

 アマゾンが日本で出荷する荷物は年間で推定5億個に及び、単純計算で年間約18億個にのぼるヤマトの取扱荷物の3割弱を占める。比率が縮小したとはいえ、ヤマトにとってアマゾンが最大の顧客であることは間違いないとみられる。

 アマゾンの荷物の数量が減ること自体はヤマトの想定どおりだったが、今期になっても数量が戻ってこないことは誤算だった。

 事業構造改革を経て、今期の取扱数量は前期比3.9%増を見込んでいたが、2019年4〜9月期は0.6%増にとどまった。荷物量の回復に備え、午後の配達に特化した配達員「アンカーキャスト」を2020年3月末までに1万人を採用する予定だったが、荷物量の回復力が鈍く、採用はいったん凍結している(2019年9月末時点で約6500人)。

アマゾン、楽天が相次ぎ自前物流を強化
 誤算の背景にあるのは、荷主による物流の自前化だ。アマゾンはSBS即配サポートや丸和運輸機関(SBSと丸和運輸のトップインタビューを週刊東洋経済PLUSに掲載)といった地域限定の配送業者「デリバリープロバイダ」への委託を強化しているほか、個人事業主のドライバーに直接業務委託する「アマゾンフレックス」を2019年1月から本格的に始めている。アマゾンフレックスは現在、関東圏・愛知県・宮城県・北海道で展開している。

 ウケトルのデータによると、アマゾンの自前配送比率は2019年7月時点で41.2%にのぼる。楽天も2018年7月に自前の物流拠点や配送網を構築する「ワンデリバリー構想」を打ち出し、累計で2000億円を投じるとしている。

 現在、ヤマトがアマゾンから引き受ける荷物の配送料金は1個当たり平均420円とされる。関係者によれば、デリバリープロバイダはそれよりも4〜5割程度安い200〜250円で引き受けているという。接客応対や時間指定など配送品質の面でヤマトなど大手に分があるが、荷主からするとより安価な配送業者を選ぶのは合理的だ。

4090とはずがたり:2020/02/06(木) 17:46:57
>>4089
 慌てたヤマトがとった策が、アマゾンとの価格再交渉だ。交渉の結果、2018年1月に1個当たり平均280円だった配送料を420円へ値上げすることで決着したとされるが、2019年10月上旬に両者が新たな契約を結んだことが関係者の間で話題になっている。

 10月31日の決算会見でヤマトHDの芝﨑健一副社長は「(アマゾンに対する)値下げの事実はない」と語っている。ただ、あるデリバリープロバイダの幹部は「2018年1月のヤマトによるアマゾンへの値上げは、個数が増えるごとに値段が上がる累進課税的な仕組みだった。ヤマトは今回、この条件を放棄したようだ」と話す。

 そのうえで「一部地域では、現状より1割強安い約360円で妥結する方向で交渉が進んでいる」(同幹部)という。また別の物流関係者は「一定を超える数量の荷物をアマゾンが出荷した際、ヤマトからアマゾンに金銭的な補助をするリベート的な契約が盛り込まれた可能性がある」と説明する。

 こうした関係者の証言を総合すると、「事実上の値下げ」と言える合意が両者の間であるのは確かなようだ。この点について、ヤマトHDは「個別の企業との契約内容になるため回答を控えるが、宅急便の数量拡大のために値下げを行うことはない。同社(=アマゾン)とは、つねに適正かつよりよいサービスに向けた協議を行っている」と回答した。

株価は直近ピーク時の半値で推移
 アマゾンに事実上の値下げをしたことで憤るのは、ヤマトの現場で働く社員と値上げをのまされたアマゾン以外の荷主だろう。あるヤマト関係者は「ヤマトの幹部が6月頃、荷物の量が戻らないことに対し『蛇口をひねれば大丈夫』ということを言っていた。いつでもアマゾンの荷物は戻ってくるという意味の発言だが、見通しが甘すぎる。これまでの働き方改革とも逆行する」と語る。

 また、ある日用品ECメーカー関係者は「アマゾンだけに値下げするのは不公平だ。われわれも値下げをしてほしい」と漏らす。

 一連の混乱も反映して、ヤマトHDの株価は2018年9月にピーク(3506円)をつけた後、およそ半値まで低迷している(11月11日の終値は1802円)。9月中旬にはアメリカ運用大手のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーが、保有する7.05%の株式すべてを売却し、一時ヤマトHDの株価が前日比9%安まで急落する場面があった。「業績回復の見込みが立たないと判断し、損切りせざるをえなくなったようだ」(市場関係者)。

 JPモルガン証券の姫野良太アナリストは「荷主の離反はヤマトHDが考えているより深刻な可能性があり、下期の修正計画達成も現時点ではハードルが高い印象がある」と指摘する。

 ヤマトグループは、11月29日に創業100周年を迎えるが、次の100年を見通すことができない五里霧中状態にある。2019年4月に社長に就任した長尾裕氏はこの間対外的な発信をほとんど行っておらず、リーダーシップを発揮すべき局面を迎えている。

4091とはずがたり:2020/02/06(木) 17:48:30
エロ画像が勝手に2年前の今日みたいなのに表示されたら嫌だなと思ってPCのは同期させてなかったけど勝手に削除されるなら同期してもいいかもw

2019-11-13
■Googleドライブのエロ画像が消された
https://anond.hatelabo.jp/20191113003537

4092荷主研究者:2020/02/16(日) 12:43:33

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55100940R30C20A1L91000/
2020/1/31 19:16 日本経済新聞 中部
ギンザシックス抜く広さ、イオン系 オフィス併設型施設
(リニア時代へ変わる名古屋)

4093荷主研究者:2020/02/16(日) 12:59:10

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=609365&comment_sub_id=0&category_id=112
2020/1/31 中国新聞
「ありがとう」天満屋アルパーク店 29年の営業に幕

多くの人が見守る中、最後のあいさつをする奥田店長(中央)=31日午後8時15分(撮影・川村奈菜)

 百貨店の天満屋アルパーク店(広島市西区)は31日、29年9カ月の営業を終え、閉店した。周辺に相次いで開業した大型商業施設との競争が激しく、売り上げが落ち込んだ。建物を所有する大和ハウス工業(大阪市)は引き続き商業施設として活用する方針でいる。

 午後8時に営業を終えた後、2階正面玄関前で閉店セレモニーがあり、買い物客約千人が集まった。奥田克公店長が「この地で営業できたのも地域の皆さまのご支援のたまもの」とあいさつ。従業員約500人が深々と頭を下げ、涙を拭う人もいた。客から「ありがとう」と声が上がる中、シャッター代わりの赤い幕が玄関前に下りた。

 最終日となった閉店セールも大勢の客でにぎわった。開店前には約100人が玄関前に詰め掛け、売り場では値下げされたバッグなどに人だかりができた。

 同店は商業施設アルパーク西棟の核テナントで、1990年4月27日にオープンした。2015年以降、近くにゆめタウン廿日市(廿日市市)レクト(広島市西区)ジ・アウトレット広島(佐伯区)が開業し、集客に苦戦した。

 西棟の他のテナントも同時に閉店。一部は移転を予定する。大和ハウスは「リニューアルなどを検討し、商業施設として活用したい」と説明する。専門店が入る東、北棟は引き続き営業する。(秋吉正哉)

4094荷主研究者:2020/02/16(日) 13:14:39

https://this.kiji.is/596112972777161825?c=92619697908483575
2020/2/1 08:00 (JST)2/2 07:30 (JST) 熊本日日新聞社
熊本パルコ跡に複合ビル 上層階にマンション、23年ごろ完成

パルコの新業態店と分譲マンションの複合ビルに建て替える計画が判明した三陽所有のビル=熊本市中央区

 2月末で閉店する熊本パルコ(熊本市中央区手取本町)が入居しているビルが同店の閉店後、パルコの新業態店と分譲マンションが入る複合ビルに建て替えられることが31日分かった。撤去作業を終えた3〜4月から取り壊しに着手。完成は2023年ごろになるとみられる。

 ビルは地元企業の三陽の所有。下通アーケード入り口という中心市街地の一等地にあり、にぎわいの創出とともに、まちなか居住を促す狙いがある。

 現在の敷地約1650平方メートルでの建て替えで、関係者によると、熊本市の「まちなか再生プロジェクト」の活用を検討している。

 防災機能やまちづくりへの貢献度に応じて容積率の割り増しのほか、市の景観審議会からの了承を得られれば高さ制限の緩和措置が受けられる制度。活用の有無で建物の高さが変わるが、低層階にはパルコが入り、上層階を分譲マンションとする計画。

 現在のビルは地上9階、地下1階建て。パルコ(東京)が借り受け、衣料品店やカフェなどが入っている。同社はビルの老朽化などを理由に2月末で営業を終了し、ビルの建て替え後に新たな業態で再出店することを表明している。

 現在、パルコは従来型の店舗以外に、広島市などの都心部の一等地で比較的少数のテナントで構成する「ゼロゲート」などの業態を展開している。

 同社の広報担当者は「再出店する方針に変わりはないが、業態はまだ固まっていない」と強調。「熊本のマーケットの状況を踏まえ、地元のニーズに応えられるものを検討したい」としている。(山本文子)

4095荷主研究者:2020/02/16(日) 14:44:03

https://www.sakigake.jp/news/article/20200206AK0005/
2020年2月6日 秋田魁新報
ナイス、フォンテ店は食品特化型? 駅前環境にどう対応

来春にもナイスが出店するフォンテAKITA

 秋田県央部でスーパーを展開する「ナイス」(秋田市、齋藤寛之社長)は、来年春にもJR秋田駅前に立つ商業ビル「フォンテAKITA」の地階に新規出店する。フォンテを運営する秋田ショッピングセンター(ASC)が5日、正式に発表した。ビル周辺では新しいマンションの分譲や、別のマンション建設計画が明らかになるなど、ナイスにとって追い風が吹く。ただ、道路に面した独立店舗を運営してきた同社がビル地階に出店するのは初めてで、これまでにない店づくりに挑戦することになりそうだ。

 ナイスは秋田、潟上、由利本荘の3市に計10店舗を構え、全ての店舗が専用駐車場を備えた路面店だ。フォンテでは、バスや電車を利用する買い物客が多いとみられ、大きい商品や重い商品は敬遠される可能性がある。店から離れた駐車場を利用する車での来店者も同じだ。飲料品の箱売りなどは避け、小分けしたパック商品をそろえるなど、既存店とは違う工夫が必要になる。

 ナイスの標準的な売り場面積は約2千平方メートルだが、新店舗はその7割ほどの約1400平方メートルになる予定だ。同社は「限られた面積でどの商品を優先すべきかを考えなければいけない。他店舗で購買頻度の高い生鮮品を多くそろえたい」とし、フォンテの店舗は鮮肉や鮮魚、野菜を中心に食品特化型とする考えだ。

 齋藤社長は「駐車場の状況を含め、今までにない店舗環境となる。秋田駅前ではお客さまがどのような商品やサービスを求めているかをよく考えたい」と話す。

 出店予定の場所で現在営業しているスーパー「ザ・ガーデン自由が丘・西武」(来年2月末で営業終了)の利用者の来店を想定し、需要を調査しながら品ぞろえを決めていく方針だ。

 今回の出店は絶好のタイミングとの見方もある。同駅周辺では現在、秋田版CCRC拠点施設「クロッセ秋田」の分譲マンションなど再開発に伴う建設が進んでいるほか、旧ホテルハワイ駅前店跡地(秋田市千秋久保田町)にマンションが建つ計画も明らかになっている。これらにより買い物客の増加が見込まれるからだ。

 ASCの川上茂樹社長はフォンテで会見を開き、4月までにナイスと契約を結ぶ考えを表明。「ナイスの出店をフォンテのさらなる集客につなげたい。できるだけ長い契約期間にしたい」と語った。既存のテナントや周辺商業者からも相乗効果を期待する声が聞かれる。

4096荷主研究者:2020/02/27(木) 22:17:48

https://www.sanyonews.jp/article/984614?rct=m_chihou_keizai
2020年02月14日 08時00分 山陽新聞
リョービプラッツ西大寺店 閉館へ 両備HD創業の地 解体・再開発か

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閉館が検討されているリョービプラッツ西大寺店

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20200214sanyo02.JPG

 両備ホールディングス(HD、岡山市北区錦町)が商業施設「リョービプラッツ西大寺店」(同市東区西大寺上)の閉館を計画していることが13日、分かった。関係者によると、大半のテナントが今春までに退出するという。現地は同HDの創業の地で、全店の立ち退き後に解体し、再開発するとみられる。

 同店はJR赤穂線西大寺駅の南西約800メートル、西大寺地区の中心部に立地。旧両備サンモールを大幅に増床して1992年、鉄骨4階延べ約1万2千平方メートル、店舗面積約7千平方メートルでオープンした。

 ただ、近隣の総合スーパー・天満屋ハピータウン西大寺店(80年開店)との競合に加え、ハローズ西大寺店(2007年開店)や山陽マルナカ西大寺店(13年開店)が相次いで進出。採算が悪化していたという。

 両備HDの食品スーパーや100円ショップなどは2月末で閉店。残る衣料品店など大半は3月末までに撤退する方向だが、一部の店舗は当面営業を続ける。

 両備HDは「閉館、解体を検討しているのは事実だが、具体的な時期や利用計画はまだ決まっていない」としている。

 両備HDは両備グループの中核企業で、1910年設立の西大寺軌道(後の西大寺鉄道、62年廃止)が起源。施設の西隣にある西大寺バスセンターは旧西大寺市駅の跡地で、同HDが本店登記も残している。両備グループは7月に創立110周年となる。

4097とはずがたり:2020/03/03(火) 16:27:34
大丸松坂屋が火曜日を臨時休業 新型コロナウイルス感染拡大受け
3/3(火) 12:42配信ABCテレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200303-00025279-asahibcv-bus_all

新型コロナウイルスの影響は百貨店にも広がっています。大丸松坂屋が3日から火曜日を臨時休業しています。

3日午前10時、通常なら営業の時間ですが、店舗入り口には営業中止の紙が貼られシャッターも閉まったままです。大阪市の心斎橋店や京都店など全国の大丸松坂屋百貨店では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3日から24日まで3月中の火曜日を臨時休業します。訪れた人は「ひな祭りのケーキとかも買ってと思ってたんですけど、休みだからどうしよう」「知らなかった。びっくりしちゃった。中の写真を撮りたかった。残念だよね」と話しました。阪急阪神や高島屋、近鉄百貨店などでも政府の新型コロナウイルス対策の基本方針を受け、営業時間を短縮するなどの対策を取っています。

ABCテレビ

4098荷主研究者:2020/03/14(土) 19:50:40

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=615105&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/2/20 中国新聞
【フィーチャー】イケア予定地、進展見えず 広島駅北の二葉の里地区、落札から7年近く

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駐車場としての利用が続くイケアの出店予定地。手前右のビルはイズミ本社(撮影・田中慎二)

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 再開発が進むJR広島駅北口の二葉の里地区(広島市東区)で、スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人イケア・ジャパン(千葉県船橋市)の新店予定地が取り残されている。国有地の落札から6月で7年。出店を前提にした取得だったが、時間貸し駐車場のまま、店を建てる気配はない。「広島の玄関口」のまちづくりへ、住民の懸念が広がっている。

 ヘレン・フォン・ライス社長は20日、東京都心部で攻勢をかける姿勢を鮮明にした。東京・渋谷にこの日オープンした初の法人向け店舗であった事業方針発表会。4月の原宿店オープンにも触れ「まずは東京でいろいろと学んでいきたい」と強調した。

 ▽時期など示さず

 イケアグループは近年、ニューヨーク、ロンドン、パリと世界各国の大都市で出店を加速している。発表会で広島への出店について質問すると、ライス社長は「広島の多くの人に店舗で(商品を)提供していきたい」と意欲を見せた。だが「タイミングはまだ分からない」と時期や店の概要は示さなかった。

 イケア・ジャパンの広島への出店表明は、2013年6月にさかのぼる。国有地の一般競争入札で1・88ヘクタールを47億550万円で落札した。二葉の里地区は当時、地場流通大手イズミの本社が建設中で、再開発事業が動きだしたばかり。中四国地方に初めてイケアができると話題を呼んだ。

 しかし―。6年8カ月が過ぎても着工時期の見通しすら立たない。一帯には広島東署や複合ビル、分譲マンションが次々と完成した。イケアの計画地は15年から時間貸しの平面駐車場として使われている。周辺が変貌した中で、ちぐはぐな感じは否めない。

 住民は不満を募らせている。「イケアから地元に対する説明は全くない」とあきれるのは地元の尾長地区連合町内会の山城政之会長(82)。「周辺のまちづくりがほぼ終わったのに、ここだけ大きな空白になっている。早くはっきりさせてほしい」と求める。

 ▽業績不振が背景か

 イケアが動かない背景にあるとみられるのが、近年の業績不振だ。19年8月期の営業損失は8億5900万円で3年連続の赤字。ある信用調査会社は国内最大手ニトリとの競合が原因とみる。イケアが出店すれば広島でもニトリと激しい競争になる。店舗を建設するコストの上昇や人手不足も逆風だろう。

 中国財務局によると、イケアの所有地は「業務・商業等の機能が複合した土地利用」との地区計画を前提に売った。ただ整備までの期間や転売に制限はない。同局は「計画に沿った整備を期待している」と説明する。街づくりを担う市都市機能調整部は「イケアが商業施設を開業すると考えており、今は状況を見守りたい」とする。

 駅前の交通を便利にする広島高速5号は、14年に17年度としていた完成時期が22年度にずれ込んでいる。地場の不動産関係者からは「道路の整備が遅れ、行政はイケアに強く言いにくいのでは」との声も漏れる。

 目覚ましい発展で「エキキタ」と親しまれるようになった同地区。その一等地の活用が長期にわたり停滞するのは広島都市圏の損失だ。(秋吉正哉、境信重)

 【記者の目】活性化の一翼 見通し説明を

 取材で地元の住民からこんな声を聞いた。「最近は近所でもほとんど話題にならない」。新店への期待はしぼんでいる。イケアは開業時期を慎重に判断しているとしても、一帯のにぎわいづくりの一翼を担う立場で用地を得たはずだ。当初の構想と懸け離れた現状と今後の見通しを説明する責任がある。(秋吉正哉)

4099荷主研究者:2020/03/14(土) 20:08:49

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=615624&comment_sub_id=0&category_id=112
2020/2/22 中国新聞
ひろでん会館跡地 コイプレイスがオープン

くす玉を割って、コイプレイスの本格運用の開始を祝う広電の役員や地元の関係者たち

 広島電鉄(広島市中区)は22日、広電西広島駅(西区)に隣接する、イベントや交流のスペース「コイプレイス(コイプレ)」を本格的にオープンした。弁当などを販売する3店が同時に開業した。先行して開放している広場などと合わせ、駅周辺のにぎわいを演出する。

 コイプレは、老朽化で解体した商業ビル「ひろでん会館」の跡地で約1200平方メートル。同日、線路沿いなどに設けた平屋の小規模5店舗(1店当たり12平方メートル)のうち、弁当などを扱う「むさしコイプレ売店」、洋菓子の「メープル・マジック」、ひき立てコーヒーの「コイ・コーヒー」の3店が営業を始めた。

 人工芝の広場や、地域の交流拠点となる平屋のコミュニティー施設(25平方メートル)は昨年12月、先駆けてオープンしていた。2022年を目安に、一帯の再開発計画が固まるまでの暫定利用とする。アストラムライン延伸計画などの動向を踏まえその後の活用を検討する。

 この日、記念イベントがあり、椋田昌夫社長や地元関係者が出席。椋田社長は「にぎやかな街づくりにわれわれも参加したい」と強調。己斐学区社会福祉協議会の横尾治会長(81)は「街が明るくなった。ここに集まり、地域の将来像を話し合っていきたい」と喜んだ。(畑山尚史)

4100荷主研究者:2020/03/14(土) 20:52:51

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56132890X20C20A2H11A00/
2020/3/1 2:00 日本経済新聞 電子版 東北 山形
「百貨店ロス」さえ消えた 初のゼロ県・山形
日経MJ コラム(ビジネス)

4101荷主研究者:2020/03/14(土) 20:53:20

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56278420S0A300C2L21000/
2020/3/2 18:06 日本経済新聞 信越 新潟
新潟・古町に複合ビル「ルフル」完成 大和百貨店跡地

4102荷主研究者:2020/03/14(土) 21:05:29

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=619211&comment_sub_id=0&category_id=256
2020/3/4 中国新聞
建て替え中の広島アンデルセン、8月1日オープン 95年前の姿復元

4日公表された広島アンデルセンの完成イメージ

 広島市中区の本通り商店街で建て替え中の広島アンデルセンについて、持ち株会社のアンデルセン・パン生活文化研究所(中区)は4日、8月1日にオープンすると発表した。1948年に高木俊介、彬子夫妻が創業した日。「世界中の人が訪れる店にしたい」としている。

 最終的な完成イメージも明らかにした。5階建てで延べ約3400平方メートル。2、3階部分の外観はルネサンス様式で95年前に旧店舗の建物ができた当時の姿を復元する。東側の壁の約50平方メートルには被爆した旧店舗の壁を使う。1階でパンを販売する。2階のレストランは旧店舗より約80席少ない150席で、観光ニーズを見込んで朝食に力を入れる。南側の屋外には憩いスペース「ヒュッゲパーク」を設ける。

 移転営業中の中区紙屋町の店舗で発表した清川秀樹執行役員は「建物の被爆の事実や本通りで愛されてきた歴史などいろいろな意味を込めた」と述べた。商品やサービスについては「実り、時・暦、地元、環境の四つの視点でつなぐ。広島にこだわる」と説明した。

 旧店舗は67年に既存のビルを引き継いで開店し、耐震性の問題で2016年1月に営業を終えた。紙屋町の店は7月26日に閉める。(新本恭子)

4103荷主研究者:2020/03/14(土) 21:09:01

https://www.sakigake.jp/news/article/20200305AK0008/
2020年3月5日 10時12分 秋田魁新報
秋田駅前「緑屋ビル」はどうなる? 再開発、複合施設も視野

緑屋ビルの今後の運営について語る黒田社長=秋田市の同ビル

 JR秋田駅西口の「緑屋ビル」を2月末に取得した都内の不動産・建設業「ベストウェイ」の黒田史郎社長(46)が来県し、秋田魁新報社の取材に応じた。再開発など将来の構想について、「商業施設、マンション、ホテルなどの複合施設を考えている」と述べた。

 ―都内を中心にマンションの建設、販売を手掛ける企業が、なぜ秋田市のビルを取得したのか。

 「当社は2017年から成長産業である観光業にも乗り出し、沖縄県うるま市でリゾートホテルを建設、運営している。秋田市は2カ所目の地方拠点だ。秋田市出身の経営者や建築関係者と交流があり、関心を持った。緑屋ビルの取得は、秋田版CCRC拠点施設『クロッセ秋田』の分譲マンションの早期完売が決め手になった。秋田も都市型マンションの需要があり、この場所での事業性は高い。スーパーや病院も近く駅前だけで生活が整う。訪日外国人客も伸びるだろう」

 ―再開発の構想は。

 「具体的には決まっていない。複合施設の場合、当社単独でできる事業は限られるため、開発会社と手を組むことになる。秋田市出身者からは、あちこちの地方都市にあるような施設ではなく、秋田らしいものをつくってもらいたいという話も聞いている。地元の人も納得するプロジェクトを考えたい」

 ―当面のビル運営はどうするか。

 「リサイクル店を続けるため緑屋の従業員1人を雇用した。再開発の構想には、早くても5年はかかる。入居者もいるため、建物の老朽化の度合いをみて判断する。まずは外壁を塗り替えたい。沖縄ではオランダや米国のアーティストを呼び、現代アートのイベントを開いた。地元の人にも参加してもらい、緑屋ビルが秋田のシンボルになるようなアートプロジェクトをやりたい。駅前で一番の“インスタ映え”スポットをつくれたらいい」

【くろだ・しろう】1973年、神奈川県生まれ。建築関係の仕事を経てベストウェイを起業。東京都住。

【ベストウェイ】2000年創業、02年に法人化。東京などでデザイナーズマンションの建設、販売などを手掛ける。17年からは都内での民泊事業と沖縄県でのリゾートホテル事業も展開する。資本金9500万円。従業員15人。19年9月末の売上高は約52億円。

4104チバQ:2020/03/25(水) 11:12:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00000111-jij-bus_all

百貨店売上高、足元4割減 3月過去最悪の公算 新型コロナ直撃、「リーマン超え」


3/24(火) 18:13配信

時事通信



 日本百貨店協会は24日、3月1〜17日の一部百貨店売上高(40店対象)が前年同期比で約4割減少したことを明らかにした。新型コロナウイルスの世界的流行を受け、訪日外国人に加え、日本人の来店客も激減。このペースが続けば、売上高の減少幅は単月で過去最悪となる公算が大きい。訪日客の消費動向を示す免税売上高は同じ期間で約8割も減少しており、苦境が鮮明となった。

 山崎茂樹専務理事は「リーマン・ショックや東日本大震災を超える逆風。取引先や地方の中小店舗もかなり厳しい状況だ」と指摘し、過去に経験のない危機だと深刻に受け止めている。

4105チバQ:2020/03/28(土) 23:50:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000575-san-soci

活気失った首都に落胆 「意識浸透」評価の声も


3/28(土) 20:47配信

産経新聞







活気失った首都に落胆 「意識浸透」評価の声も


東京・浅草の仲見世通りで、マスク姿で準備をする店舗の従業員ら=28日午前、東京都台東区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京、神奈川、埼玉で不要不急の外出自粛が始まった28日、繁華街や観光地の多くは静寂に包まれた。活気を失った首都の風景に落胆の声が出る一方、感染対策の浸透を評価する人も。スーパーではこの日も、朝から食料品を買い込む行列ができた。

【表】「自粛生活」で気をつけるべきこと

 ■「浅草は10分の1」

 「やっていますよー。いかがですか」

 28日午前、東京都台東区の浅草寺雷門周辺では人力車の車夫らが呼び込みに声を張り上げていたが、人影はまばら。昼前になると、キャリーケースを引いた家族連れや若者の姿が少しずつ増え始め、開店準備する店も出てきたが、「臨時休業します」との張り紙が掲示され、シャッターを下ろしたままの店も多かった。犬を連れて散歩していた近所の20代女性は「いつもの10分の1くらいの人出。観光地なのに寂しい」。

 毎週末行われている歩行者天国が28、29日の両日は中止になった東京・銀座も普段に比べて圧倒的に人の姿は少なかった。一方で、営業している百貨店の近くなどでは、買い物袋を持って歩く人の姿もみられた。ドラッグストアのレジでは、行列もできていた。仕事のために銀座に来たという接客業の男性(25)は「昨日、休業するか話し合ったが、お客さまもいるので短縮で営業することにした。自粛だと判断が非常に難しい。国や都が補償なども含めてきちんと決めてほしい」と話した。

 ■公園の風物詩も

 桜の名所で知られる上野公園(台東区)では、シートを広げて宴会を楽しむ花見客の姿はなかった。満開になり、見頃を迎えた桜の並木道には「きけん立入禁止」と記されたテープが張られ、約500メートルにわたって通行が規制された。

 スマートフォンやカメラを持った通行人らがテープ越しに代わる代わる桜を撮影。散歩中だった区内の主婦(45)は「桜が咲いているのに花見客がいないという光景は見たことがない。花見で公園がにぎわうのも風物詩なのに」と残念そうだった。

 感染経路不明のケースへの行動調査では「夜の繁華街の飲食店」が浮上した。学生たちでにぎわう東京都新宿区の高田馬場駅周辺の飲食店では、午後6時半ごろになっても、多くの店で空席が目立った。学生が多く利用している居酒屋では30人程度が来店する時間帯だが、この日は3人ほど。アルバイトの女性(21)は「今日はシフトも減らしていつもの3分の2程度の人数で対応している。今後が不安」とこぼした。

 ■スーパーは行列

 神奈川県内でも、繁華街が閑散とした。横浜市の横浜赤レンガ倉庫は28、29の両日を臨時休業。普段の週末は多くの人でごった返す倉庫周辺の広場も観光客の姿がぱったりと消えた。閑散とした広場には時折、ランニングや飼い犬の散歩などに訪れる近隣住民が通りすぎる程度となり、活気は失われていた。

 広場前を自転車で通りかかった都内の会社経営者の男性(53)は、広場の様子をスマートフォンで写真に収め、「こんなに人がいないのは初めてだ」と驚きの表情を浮かべ、「人がいないのは、多くの人に(感染対策の)意識が浸透しているということ。いいことだと思う」と話した。

 県内で屈指の集客力を誇る観光地、横浜中華街(横浜市中区)でも自粛ムードが色濃い。主要な中華料理店を中心に多くの店舗が臨時休業し、下ろしたシャッターに休業を伝える張り紙をする店舗が目立った。休業中の店先で甘栗を販売している王花さん(40)は「いつもはもう少し売れるのに、今日はとてもひま。早くお客さんが戻ってきてほしい」と困り顔。

 さいたま市のJR大宮駅前の商店街で買い物をしていた市内在住の女子大学生(21)は「今日は東京で友達と遊ぶ予定だったが、家族にうつしたら怖いのでキャンセルした。この週末は地元でおとなしくしているつもり」と話す。

 一方、出勤途中という飲食業の30代男性は「外出自粛といわれても、店のシフトは空けられない。全員が土日休みを取るわけにはいかない」と肩をすくめる。

 また、市内で飲食店を営む60代の男性は「感染リスクを考慮して、今週末は休業に踏み切った。ただ、従業員の生活もあるので、いつまでも閉め続けるわけにはいかない」と窮状を明かした。

 一方、スーパーは多くの店が通常通り開店。東京都中野区の「サミットストア東中野店」には午前9時の開店前に約50人が並び、カップ麺などを買い求めた。

4106チバQ:2020/03/28(土) 23:51:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000069-jij-soci

人波消えた週末東京 繁華街閑散、店閉まる観光地 新型コロナ


3/28(土) 20:37配信

時事通信







人波消えた週末東京 繁華街閑散、店閉まる観光地 新型コロナ


「SHIBUYA109」も臨時休業し、閑散とした渋谷の街=28日午前、東京都渋谷区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け不要不急の外出自粛が要請された28日、東京の街から人波が消えた。


 通常の週末には若者が集う渋谷や原宿、高齢者が多い巣鴨、観光客でにぎわう浅草などで、普段と異なる閑散とした光景が広がった。

 JR渋谷駅前のハチ公前広場は昼を過ぎても人がまばら。タピオカミルクティーなどの人気店が並ぶスペイン坂では、店員が手持ち無沙汰な様子で外を眺めていた。

 「渋谷ってこんなんやったっけ」。大阪府から卒業旅行で訪れた高校3年の女子生徒(18)2人組は、「何カ月も前から楽しみにしていたのに」と落胆した。30年続くカフェの店長佐々木厚夫さん(49)は「渋谷はエンタメの街。それが全滅しているので、食事にも来ない」と半分以上席の空いた店内でぼやいた。

 JR原宿駅前の竹下通りも普段より人が少なく、シャッターが目立つ。フランスから訪れたジョリー・ガルニエさん(27)は「どこの店も美術館も閉まっている。行く所がない」と残念そうだった。

 「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨の地蔵通り商店街も閑散とした。食料品店や薬局に人の出入りはあるが、洋服店や金物店に客の姿はない。2月からの売り上げが3分の1以下に落ち込んだという下着店では、経営者の小林明子さん(52)が「諦めが肝心。下着は不要不急だし、あすは休みます」と苦笑した。

 海外からの観光客を見掛けなくなって久しい浅草。浅草寺の常香炉に煙は少なく、仲見世通りでは半分以上の店がシャッターを閉めた。甘味店の女性従業員は「頼りにしていた日本人までいなくなってしまった」と困惑する。

 雷門前で客待ちをしていた葛飾区のタクシー運転手、鳥塚不二男さん(77)は「20年以上拠点にしているが、こんなことは初めてだ」と話した。

4107チバQ:2020/03/28(土) 23:52:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000039-mai-soci

「外出する年配者が少ない」「東京行きたくない」 2度目の外出自粛の大阪は困惑


3/28(土) 20:21配信

毎日新聞







「外出する年配者が少ない」「東京行きたくない」 2度目の外出自粛の大阪は困惑


週末の外出自粛要請で、人がまばらな道頓堀の戎橋=大阪市中央区で2020年3月28日午前9時22分、望月亮一撮影


 「爆発的な感染にならないよう協力をお願いする」。27日夜の緊急記者会見で、20〜22日の3連休に続いて、「今週末の外出自粛」を訴えた大阪府の吉村洋文知事。専門家が試算した大阪・兵庫の感染者が4月3日までの1週間に3300人を超すとの警告を重視してきた。この1週間で、感染経路が不明な事例が増えているほか、検査数に占める陽性者の割合も跳ね上がった。吉村知事は「ニューヨークは40人の陽性が判明した2週間後に3万人になった」と危機感をあらわにし、2度目の自粛要請に踏み切った。

【写真特集】渋谷も銀座も池袋も…閑散とした都内

 JR新大阪駅でスーツケースを転がす人たちの姿は少なかった。4月2日の入社式のため、上京する大阪市の男性(23)は「できることなら行きたくない」と不安げな表情。「大学の卒業式もなく、証書をもらっただけ。忘れることはない門出になってしまった」と困惑していた。

 東京からの出張帰りの会社員男性(60)は「新幹線内の乗客はほとんどいなかった。東京も大阪も外出する年配者が少ない印象だ。街でみかけるのは若者ばかり」と感染の広がりを実感していた。高校の卒業旅行でグループで大阪を訪れた女性(18)は「自粛要請は旅行の途中で知ったが、思い出作りをしたかった。東京に帰るのが怖い」とこぼした。

 天守閣も眺められる花見の名所、大阪城公園(大阪市中央区)では、曇り空の下で桜が咲き始めていたが、客はまばら。シートを敷いての飲食を自粛するよう求める張り紙もあり、シートを広げて楽しむ姿はほとんどみられなかった。花見に訪れても大半が散策しながら見上げるだけ。缶ビールを片手に歩いていた男性医師(31)と女性看護師(24)のカップルは「ゆっくり眺める雰囲気はないね」「ガラガラで寂しい。早く感染が終息してほしい」などと話していた。【津久井達、鶴見泰寿】

 ◇兵庫では「先行きが見通せない」と悲鳴

0〜22日の大阪・兵庫間の「往来自粛要請」で観光客が減少した兵庫県。県は引き続き不要不急の外出や会合の自粛を呼び掛けており、観光地からは「先行きが見通せない」と悲鳴が上がった。

 神戸市中央区の中華街・南京町は、春休みの週末としては人通りが少なめ。書道作品を販売する書家の陳展さん(38)は「店に来てくれるのは固定客だけ。観光客が全く入らなくなってしまった」と嘆いた。【反橋希美】

4108チバQ:2020/03/28(土) 23:56:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000019-mai-soci

静かなミナミ 道頓堀も人まばら 従業員感染で高島屋は臨時休業 外出自粛の大阪


3/28(土) 11:59配信

毎日新聞







静かなミナミ 道頓堀も人まばら 従業員感染で高島屋は臨時休業 外出自粛の大阪


新型コロナウイルスの感染拡大で、人がまばらな道頓堀の戎橋=大阪市中央区で2020年3月28日午前9時21分、望月亮一撮影


 大阪府でも吉村洋文知事が27日、週末(28〜29日)の外出自粛を要請。普段は多くの買い物客らでにぎわう大阪市の繁華街・ミナミでも28日午前は人通りが少なかった。

 南海難波駅に隣接する「高島屋大阪店」は食料品売り場の従業員の感染が判明し、28日は終日、臨時休業となった。店頭の張り紙を眺めていた堺市の40代主婦は「たまに買い物で利用するので残念だけれど、仕方ない」。この日は近くの美容院の予約を入れていたといい、「外出自粛が呼びかけられたのでどうしようか迷ったが、用事だけ済ませてすぐに帰宅しようと思う。世界が一日も早く安心した生活を取り戻せるようになることを祈っている」と足早に去って行った。

 なんばパークス内にあるアウトドア用品店「Orange(オレンジ)」。18日に開店したばかりだが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、営業時間の短縮を強いられ、今週末の外出自粛の影響を受ける可能性も高い。それでもエリアマネジャーの堀西晃弘さん(39)は「まだ一度も通常の営業ができていないが、この状況なので仕方がない」と話した。【石川将来】

4109チバQ:2020/03/29(日) 11:50:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000035-mai-soci

「客は3分の1、かなりの打撃」苦境の事業者 外出自粛の都内は閑散


3/28(土) 19:04配信

毎日新聞







「客は3分の1、かなりの打撃」苦境の事業者 外出自粛の都内は閑散


新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「外出自粛」が始まり、閑散とする銀座の街=東京都中央区で2020年3月28日午前10時10分、宮間俊樹撮影


 「週末の外出自粛」が始まった28日、東京都内の繁華街や観光スポットは、店や施設の休業が相次ぎ、人の往来が大幅に減った。新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増えることを警戒する小池百合子知事らの呼び掛けに、首都はさらなる感染拡大を恐れ、厳戒ムードに包まれた。【南茂芽育、井川諒太郎、川上珠実】

【写真特集】渋谷も銀座も池袋も…閑散とした都内

◇銀座

 中央区の銀座の中心部を貫く目抜き通りは、週末に開催している歩行者天国が中止になった。通りに面した大手百貨店「松屋」や高級ブランド店は臨時休業し、「三越」は営業時間を短縮した。喫茶店など飲食店は営業したが、訪れる人は減っていた。

 銀座にある飲食店経営会社に勤務する男性(56)は午後3時ごろ、「出勤日なので来ざるを得なかった。店には普段の3分の1ぐらいしか客がおらず、かなりの打撃になりそう」と心配そうに語った。

 買い物に訪れる人の姿も。千葉県浦安市から来たという会社員の女性(38)と母親(62)は「東京への外出自粛が求められていることは知っていた。コロナは怖いけど、(自粛で)逆に人が少ないかと思って洋服を買いに来た」と話した。

◇上野

 満開になった桜の花見客で混雑するはずの台東区の上野公園は園路の一部が都によって封鎖され、閑散としていた。遠くの桜をスマートフォンで撮影する人もいたが、すぐにその場から離れていった。近くにある動物園や博物館も閉鎖されたままだ。

 江東区のアルバイトの男性(28)は「自粛要請はあったけど、桜だけでも見たかった。人が集まる場所なので通行止めは仕方がないと思う」と受け止めた。一方、台東区の無職の男性(72)は「近くに行きたかったのに、道が通れないと不便。少しやり過ぎな気もする」と疑問を投げかけた。

 上野・アメ横商店街の人通りもまばらだった。「外出自粛の要請を受けて休業にします」とする紙を張っている店も目立つ。乾物店「松葉屋」の永井康介店長(39)は「この時期は年末の次に売り上げが多いが、今年は例年の半分ほど。人がいないので早めに閉店しようと思う。花見シーズンにこんなに人がいないのは初めてだ」と話した。

◇渋谷

 若者に人気の渋谷・センター街でも店を閉める飲食店が目立ち、人通りは少なかった。

 午後6時過ぎ、友人と2人で食事に来た都内の大学生の女性(19)は「歩いている人がいつもの半分以下しかいない」と驚きながら、「マスクも手洗いもしているので、感染の心配はないと思う」と淡々と語った。

 休暇で来日していたドイツ人の男性(27)は、都知事らによる外出自粛要請を知らなかった。「滞在の最終日なので観光に来た。ドイツを出発した2週間前は、日本でこんなに感染が広がるとは思っていなかった」と話した。

 勤務する居酒屋前で閑散とした通りを見つめていた店員の男性(20)は、「普段なら満席のはずが今日はがらがら。早く店を閉めることになるかも」と諦めた様子だった。

4110チバQ:2020/03/29(日) 11:51:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000524-san-hlth

「浅草の人出10分の1」 外出自粛の週末初日 シャッター閉じた店舗も 経営者「難しい判断」


3/28(土) 13:40配信

産経新聞







「浅草の人出10分の1」 外出自粛の週末初日 シャッター閉じた店舗も 経営者「難しい判断」


東京・浅草の仲見世通りで、マスク姿で準備をする店舗の従業員ら=28日午前、東京都台東区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小池百合子東京都知事が外出自粛を求めた週末初日の28日、都内有数の観光地である東京・浅草の商店街では、営業を続ける店がある一方、臨時休業してシャッターを閉じている店舗も目立った。

 「やっていますよー。いかがですか」

 28日朝、浅草寺雷門の周辺では、人力車の車夫らが呼び込みに声を張り上げていたが、人影はまばら。昼前になると、キャリーケースを引いた家族連れや、若者の姿が少しずつ増え始め、開店準備をする店舗も出てきたが、「感染拡大防止のため臨時休業します」との張り紙が掲示され、シャッターを下ろしたままの店舗も多かった。

 犬を連れて散歩していた近所の20代女性は「いつもの10分の1くらいの人出。観光地なのに寂しい」。滋賀県から家族3人で観光に訪れていた30代の男性会社員は「宿泊先などすでに料金を支払っていたので来たが、自粛要請で営業していない所も多いので、プランを練り直さないと」と困惑した様子で話した。

 友人と待ち合わせていた都内の飲食業の男性(25)は「週末はあまり出歩かずに過ごそうと思っていたが、誘いがあったので来た。少し歩いてみて、行きたい店が開いていなければ場所を変えようと思う」と話した。

 浅草駅近くで着物レンタル店を営む60代女性は「従業員の安全を考えて週末は休もうと思っていたが、卒業式の予約があり、家族だけで店を開けることにした」と説明。「経営者としては、賃金を支払って従業員の生活も守らなければいけない。自粛要請が続いた場合、営業を続けるかは難しい判断になる」と表情を曇らせた。

4111荷主研究者:2020/03/29(日) 15:32:06

https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/746460.html
2020/3/14 07:48 静岡新聞
戸田書店静岡本店、閉店へ 5月中旬にも

5月中旬にも閉店の見通しとなった戸田書店静岡本店が入店する葵タワー=13日午後、静岡市葵区

 JR静岡駅前の再開発ビル「葵タワー」内の県内最大級の本屋「戸田書店静岡本店」が、5月中旬にも閉店することが、13日までの関係者への取材で分かった。戸田書店(静岡市清水区)が同日までに、店舗を売却する方針を固めた。インターネット通販などの普及で書籍の販売不振が続いたことが背景にあるとみられる。

 2002年に旧長崎屋静岡店ビルを戸田書店が取得、開業した店舗が前身。現店舗は紺屋町地区の再開発事業に伴い、10年4月の同ビルオープンとともに地下1階地上2階に入店、開業した。文芸書から専門書まで約60万冊をそろえ、県都の玄関口に立地する同ビルの看板店となっていた。

 閉店後、地元のデベロッパーに売却し、本店機能は江尻台店(同市清水区)に移す。

 10年ほど前から雑誌書籍を扱うコンビニエンスストアの出店加速で売り上げの減少が始まり、近年はネット通販のほか、電子書籍などの広がりも受けて販売の不振が加速していたという。

 同社の担当者は「書店業界の縮小が続いている。文具や雑貨販売、異業種との連携など生き残り策を模索してきたが、やむを得ないと苦渋の判断をした」としている。

4112荷主研究者:2020/03/29(日) 16:24:15

https://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20200320304.htm
2020/03/20 01:57 北國新聞
7月上旬に1階の飲食エリアが先行オープンする複合ビル=富山市総曲輪3丁目

富山・西武跡の複合ビル 飲食エリア7月上旬先行開業

 富山市総曲輪3丁目の西武富山店跡地に建設された複合ビルについて、再開発組合は19日、1階の飲食エリアが7月上旬に先行オープンすると発表した。期間限定の1店を含む12店舗が出店する。

 飲食エリアは約980平方メートルで、青果、鮮魚、精肉、パン、和菓子などの販売店8店、居酒屋やイタリア料理店など飲食店4店が入居する。全店が富山県内の事業者となる。店舗は4月中旬に発表する。

 複合ビルは昨年5月に完成した。1〜3階部分は商業施設「SOGAWA BASE」となる。飲食エリアは今春のオープンを予定していたが、工期が遅れていた。2、3階やオフィスエリアとなる4階の開業時期は未定となっている。

4113チバQ:2020/03/29(日) 21:57:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00000507-san-bus_all
新型コロナで遠のく客足、法改正で室内は原則禁煙… 難しい判断を迫られた飲食店
3/29(日) 15:30配信産経新聞
新型コロナで遠のく客足、法改正で室内は原則禁煙… 難しい判断を迫られた飲食店
店内を全面禁煙とした「ギャルド」。店外の喫煙所を利用するとドリンク1杯がサービスされる=大阪市都島区(柿平博文撮影)
 受動喫煙対策を義務付ける改正健康増進法が4月1日、全面施行される。室内は原則禁煙となり、特に大きな影響を受けるのが飲食店だ。新型コロナウイルスの感染拡大で多くの飲食店が来店客の減少にあえぐ中、全面禁煙に切り替える店も、喫煙可能な状態を続ける店も、さらなる客の減少を警戒している。

【表】改正法・都条例によって定められた喫煙室の種類

 「喫煙者のお客さんも多かったが、家族連れのお客さんも未成年の従業員もいる。社内で議論を重ねて総合的に判断した」。店内を全面禁煙にすることを決めた大阪・京橋の肉バル「ギャルド」。運営会社のマネジャー、藤井直実さんはこう話す。

 喫煙者か子供連れか-。飲食店の多くはこの春、難しい判断を迫られた。改正健康増進法により、4月以降、店内で食事をしながら紙巻きたばこを吸える店は、すでに営業を開始している▽客席の広さが100平方メートル以下▽資本金が5千万円以下-の3要件を満たしている店のみとなる。

 厚生労働省の試算では国内の飲食店のうち、最大で約55%が要件を満たすとされるが、喫煙できるエリアには従業員や客を含めて未成年の立ち入りは一切禁止。そのため、子供連れでの入店ができなくなるほか、従業員も20歳以上に限られることになる。

 ギャルドは要件を満たしており喫煙可能にすることもできたが、店内を禁煙、店外に喫煙所を設置することを決断。4月末まで、喫煙のため席を立つごとに「詫(わ)びワイン」としてワインやソフトドリンクを1杯提供するサービスを始めた。

 藤井さんは「世の中は『屋内は禁煙』の流れになっている。飲食業界は人手不足なので、未成年のアルバイトを雇用できなくなるのも大きかった」と説明。常連客で喫煙者の小阪真太郎さん(43)は「食事は食事、たばこはたばこで、それぞれを楽しみたい」と話した。

 一方、喫煙できる店として営業を続ける店もある。通天閣の真下で半世紀以上営業を続けてきた大阪・新世界の喫茶店「ドレミ」は、店内での喫煙を可能としたまま営業を継続する方針だ。

 家族連れや観光に訪れた若者の来店も多い立地で、未成年の入店ができなくなることによる経営への影響は見通せない。店主の山本真也さんは「喫煙者の常連さんもいるし、禁煙にする判断がつかなかった。4月以降、様子を見ながら喫煙ブースの設置などを考えたい」と話している。

 □マナー守りたしなんで

 全面施行される改正健康増進法により、店内での喫煙可能な要件を満たさない店や4月以降に新たに開業する店は、全面禁煙▽店内に所定の喫煙ブースを設置する▽加熱式たばこに限定した喫煙エリアを設ける-の3パターンに分かれることになる。

 加熱式たばこに限定したエリアでは飲食が可能だが、紙巻きたばこも吸える喫煙ブースでは飲食物は提供できない。シガーバーなど喫煙を目的とした店では飲食は可能だが、メニューは飲み物と簡単な食べ物に限定。ご飯類や麺類などの「主食」にあたるメニューは提供できない。

 こうした状況から、大手チェーンの居酒屋や喫茶店では、店内に喫煙ブースを設置し、客席を禁煙とするところもある。

 今後は「喫煙可能か否か」が飲食店を差別化する一つの要素になっていくことが予想される。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために市中の喫煙所も減少し、たばこを手に途方に暮れる喫煙者もいると聞く。喫煙者には肩身の狭い日々だが、マナーを守った上でのたしなみが肝要だろう。(鈴木俊輔)

4114チバQ:2020/03/30(月) 16:36:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000065-jij-bus_all

恵比寿三越、来年2月閉店 ガーデンプレイス内、競争激化で苦戦


3/30(月) 15:58配信

時事通信



 三越伊勢丹ホールディングスは30日、複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」内の三越恵比寿店(東京都渋谷区)の営業を2021年2月28日に終了すると発表した。JR恵比寿駅周辺の商業施設などとの競争激化で販売が伸び悩んでおり、四半世紀の歴史に幕を下ろし、他の大型店舗などに経営資源を集中させる。

 三越恵比寿店は1994年10月開業。近隣のオフィスで働く人や住民を対象に、化粧品や衣料品などを取り扱ってきた。

4115チバQ:2020/03/30(月) 16:39:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000003-yamagatan-l06

消えたにぎわい…異様な光景


3/30(月) 7:50配信

山形新聞







消えたにぎわい…異様な光景


普段の週末はまっすぐ進めないほど多くの人でにぎわう東京・銀座4丁目の交差点は、正午近くにもかかわらず歩行者も車もまばらだった=29日午前11時53分


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都などが不要不急の外出自粛を求めた週末、普段は大勢の人でにぎわう東京の繁華街はその表情を一変させた。本年度最後の日曜となった29日、都内の銀座や三軒茶屋など繁華街を回ってみた。

 往来する人や車の数だけを見ればJR山形駅前と何ら変わらない―。その例えが決してオーバーではない異様な光景が目の前に広がる。正午前、銀座を歩くと、あまりの人の少なさに驚く。

 いつもなら午前中から多くの買い物客でにぎわう銀座。週末は恒例の歩行者天国が催され、まっすぐ歩くのも大変なほど混み合う光景が定番である。ところが、そんな活気は全く感じられない。

 首都圏などの外出自粛要請を受け、週末の歩行者天国は中止。老舗百貨店「松屋」銀座本店など商業施設も相次ぎ臨時休業したことで道行く人はまばらだ。

 銀座の中心、銀座4丁目交差点を渡る人の数は、約1週間前の平日に見た時と比べても極端に少ない。この日は季節外れの雪と寒さの要因もあろうが、それを除いても、新型コロナへの警戒が強まっていることを実感する。
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消えたにぎわい…異様な光景


外出自粛と雪の影響で、東京・三軒茶屋の河北町アンテナショップ前を通る人も普段の週末の10分の1以下という。開店から1時間に来店した人はゼロだった=29日午前11時22分


 多くの飲食店や商業施設が臨時休業する中、河北町商工会が都内三軒茶屋に開設しているアンテナショップ「かほくらし」が営業していると聞き、午前中に訪ねてみた。「三軒茶屋駅に通じる店舗前の人通りは、普段の週末の10分の1以下。平日よりも少ない」と高塚浩子支配人は苦笑いする。

 銀座にある県のアンテナショップは週末の臨時休業に踏み切ったが、固定客の多い「かほくらし」は営業を続け、食材を提供していた。28日は、いつもの土曜日よりは少なかったものの、コメやみそ、干し野菜などを求めに約30人の客が訪れ「開いててくれてありがとう」と感謝されたという。

 ただ、道路に積もるほど雪が降った29日は、午前10時の開店から1時間は来店者ゼロ。終日でも先週末の半分ほどにとどまった。それでも高塚支配人は「ロックダウン(都市封鎖)されない現状では、できる限り多くの人に商品を提供し続けていきたい」と話した。

4116チバQ:2020/04/01(水) 13:27:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00050079-yom-soci

【独自】歌舞伎町で十数人感染、キャバクラの女性従業員・風俗店関係者ら…実数はさらに多い?


4/1(水) 12:12配信

読売新聞オンライン



 東京都新宿区で深夜から早朝にかけて営業する接客業関係者のうち、少なくとも十数人について、新型コロナウイルスへの感染が確認されたことがわかった。国内有数の歓楽街・歌舞伎町やその周辺にあるキャバクラ店の女性従業員や、風俗店の業務に携わる男性が多いという。

 区関係者によると、区内では3月後半から感染者が急増。区などが感染者について調べたところ、隣に座って接客する店の女性従業員や、こうした女性をスカウトする男性らが目立つという。これらの感染者に対し、感染経路や濃厚接触者を聞くなどしているが、協力が得られないケースが多く、実際の感染者はさらに多いとみられる。

 同区の吉住健一区長は31日、こうした接客業を営む店舗を利用することを自粛するよう呼びかける異例のコメントを発表した。

4117チバQ:2020/04/02(木) 11:50:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00000049-asahi-sctch

週末自粛と言われても…外出3割「商機に休むな」の空気


4/1(水) 16:30配信

朝日新聞デジタル







週末自粛と言われても…外出3割「商機に休むな」の空気


外出自粛要請を受けて普段の週末よりも人影がまばらな東京・渋谷駅前のスクランブル交差点=2020年3月28日午後1時34分、東京都渋谷区、朝日新聞社ヘリから、飯塚悟撮影


 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えようと、首都圏や大阪などで先週末、不要不急の外出自粛要請が出された。#ニュース4Uのアンケートでは、7割近くが外出を控えたとする一方、約3割は普段通り外出していた実態が浮かび上がった。外出した若者たちからは「強制じゃない」「今さら」といった声も上がった。

【グラフ】「この週末、外出しましたか?」アンケート結果

■LINEでアンケート、千人が回答→「予定変更して自宅に」が3割

 アンケートは3月29日夕〜30日昼、ニュース4UのLINE公式アカウントの「友だち」のうち、自粛要請があった全国10都府県の居住者を対象に実施。計1020人が回答した。

 「この週末、外出しましたか?」との問いに、3割超の361人が「外出予定がなく、家で過ごした」を選択した。東京都大田区の40代主婦は「感染者が増え続けている状況で出かける気にはなれない」と意見を寄せた。

■「ウイルスより人が怖い」

 「予定を変更して家で過ごした」と答えた人も約3割いた。40代の女性教員(堺市)は1、2週間後に感染者の爆発的増加が起きる可能性を危惧。「医療崩壊に拍車をかけると感じた」。20代の女性会社員(東京都板橋区)は「感染することで会社や同僚に迷惑をかけたり、社会から外されたりすることの方がストレスに感じる。ウイルスより人の方がずっと怖い。絶対かかりたくない」と悲痛な声を上げた。

 一方で、「自粛要請を知っていたが、外出した」との回答も1割強あった。大阪府豊中市の50代女性は外出してランチや買い物を普段通り楽しんだ。「海外のように強制ではないので自粛しようとは思わなかった」ときっぱり。

■「こんなチャンスの時に休むなんて」の空気感

 「必要に迫られて外出した」と答えた人も2割ほどいた。

 食料品を「買いだめ」する客が押し寄せる神奈川県平塚市のスーパーに勤務する30代女性は「普段より客が増える状況で、『こんなチャンスの時に休むなんてあり得ない』という空気。出勤せざるを得ませんでした」。クリニック勤務の川崎市の50代女性は「せめて公共交通機関は使わないようにして片道5キロを徒歩通勤した」。

■マスク探し求めて…「同じもの1カ月使ってる」

 埼玉県草加市の30代男性はマスクを買い求めて歩き回った。「同じ使い捨てマスクを1カ月使っているので探したかった」

 神奈川県大和市の30代女性は結婚相談所に紹介された男性とデートした。「お付き合いの期限があるため、自粛要請に従っているわけにはいかなかった」
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朝日新聞社

4118チバQ:2020/04/03(金) 12:00:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-00000024-mai-bus_all

井筒屋黒崎店8月に閉店 入居のビル運営会社が破産 「営業継続は困難」


4/3(金) 10:41配信

毎日新聞







井筒屋黒崎店8月に閉店 入居のビル運営会社が破産 「営業継続は困難」


井筒屋黒崎店。同店が入る「クロサキメイト」は4月末に閉店が決まっている=北九州市八幡西区で、下原知広撮影


 百貨店の井筒屋(北九州市小倉北区)は2日開いた取締役会で、井筒屋黒崎店(同八幡西区)を8月17日に閉店することを決議した。同店が入る商業ビル「クロサキメイト」の運営会社「メイト黒崎」が1月、東京地裁に破産を申し立て、先月には事業譲渡を断念したと井筒屋黒崎店をはじめとするビルのテナント約80店に通知していた。クロサキメイトなどの専門店は4月末でおおむね営業を終了し、井筒屋黒崎店は8月まで、現在の1〜3階部分の営業を継続する。

 同店は1959年11月に開店し、2001年に現在の場所に移設。18年7月に一度は閉店を決めたが、その後は地元の要望などを受け、7フロアから3フロアに規模を縮小して営業を継続してきた。先月、メイト黒崎が4月末での商業ビルの閉店を表明し、井筒屋は「ビルの管理がされないことなども予想され、営業継続は困難」と判断したという。同社は20年2月期の業績に店舗閉鎖に伴う費用など約2億1800万円の特別損失を計上する見込み。【浅野翔太郎】

4119チバQ:2020/04/04(土) 21:53:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000032-mai-soci

外出自粛要請で福岡天神・博多閑散 「これが続くと破産」経済悪影響に懸念も


4/4(土) 21:20配信

毎日新聞







外出自粛要請で福岡天神・博多閑散 「これが続くと破産」経済悪影響に懸念も


周辺の商業施設も休業し人通りの少ないJR博多駅前広場=福岡市博多区で2020年4月4日午後2時57分、須賀川理撮影


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2週連続で週末の外出自粛が要請された福岡県は4日、好天に恵まれ絶好の外出日和だったにもかかわらず、普段はにぎわう福岡市の街中にも週末のにぎわいはなかった。

【図解】新型コロナ予防するには? すぐできる四つのこと

 福岡市中央区の繁華街・天神。百貨店や商業施設も軒並み臨時休業し、小川洋知事が初めて不要不急の外出自粛を呼びかけた直後の3月29日には目立った若者らの姿もほとんど見られなかった。営業時間を短縮して、周辺の大型商業施設でほぼ唯一営業していた百貨店の大丸福岡天神店も買い物客はまばらだった。

 百貨店の岩田屋本店前で声を掛けた同市城南区の銀行員、川野英一さん(48)はパソコン教室に向かうところだった。「外出自粛は知っていたが、休日しかゆっくり通えないので来た。最近は『3密』空間を避けて、ジムや繁華街への夜間の外出を控えている。週末の昼時なのに人が少なくて驚いた」

 この日、県内では新たに27人の感染が確認され、計146人に増えた。「これまでの土日のなかで人出は最も少ない。これが続くと破産するよ」。JR博多駅の筑紫口前で客待ちをしていた個人タクシーの男性運転手(72)が閑散とした駅前広場を見ながら嘆いた。

 商業施設の大半が休業したのは博多駅周辺も同様。従来はイベントがあれば20分も待てば乗客を乗せられたが、2〜3時間待ちというタクシーも。男性は「働かなければ収入はゼロ。でも働いてもガソリン代の方がかさむ」とつぶやいた。

 ほぼ毎日博多駅近くの知り合いを訪ねているという同市中央区の無職、山下幸助さん(71)は「人出はいつもの3分の1だろう。みんなが外出を自粛しているのはいいことだが、中小企業や個人事業者が倒産しないようにだけはしてほしい」と訴えた。【山口桂子、宗岡敬介】

4120チバQ:2020/04/04(土) 21:58:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200404-00037055-bunshun-soci

【東京・夜の繁華街ルポ】パパ活、相席居酒屋、カラオケバー…新型コロナ“感染拡大”最前線のいま


4/4(土) 20:00配信

文春オンライン







【東京・夜の繁華街ルポ】パパ活、相席居酒屋、カラオケバー…新型コロナ“感染拡大”最前線のいま


六本木交差点は閑散としていた ©文藝春秋


「文春オンライン」特集班は4月3日深夜、渋谷、新宿、六本木、恵比寿など、都内の繁華街を徹底取材した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都は夜の繁華街への外出自粛を呼びかけており、都内でも深夜になると多くの場所では歩く人の姿もまばらで閑散としている。

【画像】深夜の渋谷センター街はほぼ“無法地帯“と化していた

 だが一部の街は、まるで”無法地帯”と化していた。深夜0時を過ぎた渋谷センター街では、シャッターが降りた店舗の前に座り込んで泥酔する若者たちや、コンビニの前にたむろし酒を片手に奇声を上げる外国人の集団がいた。感染拡大の一因と問題視されている”夜の繁華街”のリアルをリポートする。



「若い人たちが、その活動によるものが多いのではないか。夜の歓楽街での広がりがあるのではないか」

 小池百合子知事は4月3日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染者急増の要因について、こう述べた。

 4月2日までの6日間に確認された都内の感染者数の4割は30代以下。新宿区保健所が3月末時点で把握していた感染者の約4分の1が、夜間営業に関わる業務に従事していたという。キャバクラやガールズバー、ホストクラブ、風俗店の従業員やスカウトであることが判明している。東京都は2度目の「不要不急」の外出自粛を要請した。
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「客が感染」の噂がめぐり、ホステスはパパ活、芸能人は…

 普段の週末は出会いを求めてクラブに集まる若者や、露出の多いドレスを着たホステスと風をきって歩くIT社長や業界人でごった返す六本木と西麻布もさすがに静まり返っていた。

 21時、寿司店や焼肉店といった飲食店はまばらに開いているが、客はほとんど入っていない。キャバクラやクラブはほぼ閉店。カラオケバーとガールズバーがひっそりと営業していた。

「先月の27日、28日くらいから人が消えたよ。まさかこんなになるなんて思わなかった。2月初めの頃は、パリピのお客が渋谷の『バニラ』って高収入バイトの歌の歌詞を替え歌にして、『コーロナ、コロナ、コーロナ、感染♪ コーロナ、コロナの大消毒〜』と歌って、指名された人は掛け声に合わせてテキーラショットを飲んでいた。コロナウイルスをネタにして飲んでいて危機感なんかなかった。

 それがだんだん、ホステスやそのお客が感染したって噂になって、その後いくつかのバーやキャバクラで発熱の噂が出るようになって、マジでヤバイって感じになっていった。噂話が多い業界だから、『あの店でコロナ出た』って酒のネタに伝言ゲームで回ったりもしているから、現状はどこまでかわからない。でも怖いよねって。ある店のオーナーは『嫌がらせでツイッターにコロナ感染の噂を書き込まれた』って、『裁判を起こす』と怒っている。ウチの店も客ゼロの日が連続で続いた。企業のお偉いさんは怖がって全然来ない」(西麻布ショットバー店長・20代男性)

「イソジンうがい」を徹底するも「カラオケは禁止」

「2月くらいから売り上げが落ちだして、3月からずっとヤバイ。先月末に常連さんの貸し切りバースデーがあって20人くらい集まったんだけど、そのうちの参加者2人、40代と30代が発熱してて、30代の方は3日連続で高熱が出たらしいが、重篤じゃないからって検査ができず自宅療養している。

 予防策としてはイソジンでうがいをお客さんにもみんなにやってもらってる。酔っ払ってまともに話せない人は入れないようにしてる。カラオケも禁止。ダーツのみ換気しながら営業している。常連客が2、3人来てくれるけど、(営業を)いつまでやろうか……。この土日はとりあえず休みます」(六本木カラオケバーオーナー・30代男性)

4121チバQ:2020/04/04(土) 21:58:21
志村けんの訃報以降は芸能人が出歩かなくなった

 芸能人やアイドル御用達の、西麻布のカラオケバーやラウンジにも人気はない。遊び人で有名な常連のタレントたちも来店を控えているという。

「先週の志村けんさんが亡くなった報道以降、ピタリと止まりました。事務所やスタッフから言われているそうです。『パパラッチに撮られたら芸能活動できなくなるぞ』って。有名な子は来ないですよ。店は控えて仲間同士で『宅飲み』したり、看板もなく秘密で営業している”社交場”みたいなところで遊んでいる。今でもうちに来るのはアイドル崩れの子や、無名の若い子。イベントとかの仕事もなくて稼げないからパパみたいな大人と来ている」(西麻布カラオケバー店主・30代男性)

 取材中も西麻布交差点では、パパ活らしき男女カップルを何組か見かけた。

「店が閉まってキャバクラやラウンジで働けなくなった子が、“裏引き(店を通さないで客と会うこと)”してパパ活してますね。パパがいないホステスやお金に困った子からは『ギャラ飲みやりたい』って相談されます。相場は1時間1万円ですが、男性のお客さんから『こんな時期にギャラ飲みやって見ず知らずの女にコロナをうつされたくないから』って断られます。ウチは社長さんとか地位のある人が多いから」(ギャラ飲み仲介人・30代)

 深夜23時、華やかに着飾った3人の女性が西麻布交差点を歩いていた。これからクラブに繰り出すという。職業を聞くと「絶対ヤバイから言えない」という。

「『今の時期に?』って言われるけど、これが最後です。もう毎日コロナコロナで嫌になって、六本木もほとんどクラブが閉まっているんですけど、数カ所だけやっている。1カ所でもやっていれば、そういうところに好きな人は行っちゃうんですよ」(職業不明・20代女性)


「発散したいから」マスク姿の若い女性が「相席居酒屋」へ

 普段の週末はOLや若手サラリーマンで溢れる恵比寿の繁華街。22時、駅付近は人の往来はあるものの、どの飲食店も客は2、3組程度で空いている。出会いの場として有名な「恵比寿横丁」も閑散としていた。が、それでも出会いを求めて一部の若者が酒を飲んでいた。

「友人に誘われて来ました。今日は普通に仕事終わりにそのまま来ました。ニュース見てますし、『日本ヤバイ』と思ってますよ。僕も実は、1週間前に体調を崩したんですよ。発熱してやばいなって……でも、1日で治ったので『大丈夫かな』と思って、来ちゃいました。今日はいつもより(横丁に)人は少ないですけど、女の子もけっこう出てますよ。もし女の子を捕まえられて、そういう流れになったら“濃厚接触”しちゃいますね」(会社員・20代男性)
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「彼氏をつくりたいというより発散したい」

 最近では“出会いの場”の定番となった「相席居酒屋」。小池都知事が訴えた「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集」「近距離での密接した会話」の3つの”密”の条件が揃ってしまっているが、実は現在も営業が続いており、暇を持て余した女性たちが“タダ飲み”目当てで来店していた。

「コロナ対策で手を洗ったり、マスクをつけたり、かなり気をつけてはいます。でも普段、満員電車に乗って会社へ行ってるから、この店だって何も変わらないんですよ。一緒に来た友達は在宅ワークで家にこもってばかりで『限界だから』って発散にきました」(会社員・20代女性)

「女性のお客はドリンクを飲む時以外、マスクをずっとつけてる人が多いですね。彼氏をつくりたいというより発散したい。出会いたいという人が多いと思います。こういう店は女性の入店料が安かったり、無料の店も多いので。クラブや合コンなど普段から奢られ馴れている女性が行き着いちゃうんだと思います」(相席居酒屋スタッフ・20代)

 4月4日、東京都では新たに110人以上の新型コロナウイルスの感染が確認された。取材中、ウイルスの脅威を知りつつも「欲に負けて出てきてしまった」と答えた若者たちは数多かった。そして、新宿、渋谷の若者はさらに無謀な行動をとっていた――。

(後日公開の後半へ続く)

4122チバQ:2020/04/04(土) 22:01:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000018-asahi-sctch

外出自粛、遅れ目立つ日本 グーグル位置情報使って比較


4/4(土) 12:00配信

朝日新聞デジタル







外出自粛、遅れ目立つ日本 グーグル位置情報使って比較


新型コロナウイルス対策で、グーグルが3日発表した「コミュニティ・モビリティ・リポート」


 米グーグルは3日、スマートフォンの位置情報データを使って、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた各国の外出制限などの取り組み度合いを分析した報告書を公表した。職場へ来る動きは、米国では普段より38%減、イタリアでは63%減になっているのに対し、日本は9%減にとどまり、日本の対策の遅れが目立っている。


 グーグルは、グーグルマップなどの同社のサービスをスマホで使っている人のうち、位置情報の提供に同意している利用者のデータを利用。個人情報を匿名化したうえで分析した。

 「小売店・娯楽(飲食店などを含む)」「職場」「食料品店・薬局」「駅など」「公園」「住宅」の6種類の場所で、数週間前からの傾向を示すと共に、2〜3日前の最新の時点で人々が出入りした動きを、通常時と比較。増減の割合を131の国・地域について公表した。

 死者数が最も多いイタリアでは「小売店・娯楽」への出入りが94%減、「職場」が63%減となる一方、「住宅」は24%増となり、人々が不要不急の外出を抑え、自宅にとどまっていることがうかがえる。最近、外出禁止令が多くの州に出ている米国では、「小売店・娯楽」は47%減で、「職場」は38%減。一方で、週末や夜の外出の自粛を呼びかけている日本では、「小売店・娯楽」が26%減、「職場」は9%減にとどまった。外出を控えたり、自宅で勤務したりする取り組みが、主要国中で最も遅れている様子が浮き彫りになっている。

 報告書では、各州や都道府県ごとの数字も分かる。東京都では「小売店・娯楽」が63%減、「職場」は27%減と、日本国内の他の地域よりも取り組みが進んでいる。ただ「職場」が46%減となったニューヨーク州とは大きな差がある。

 グーグルは、新型コロナウイルスの感染が広がっている間は、定期的にデータを更新するとしている。(サンフランシスコ=尾形聡彦)
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朝日新聞社

4123チバQ:2020/04/05(日) 12:31:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-00010002-chibatopi-l12

【閑散の千葉県都ルポ】新型コロナ外出自粛で厳戒週末 仕事や通院やむなく… 学生要請「知らず」危機感に差


4/5(日) 11:23配信

千葉日報オンライン







【閑散の千葉県都ルポ】新型コロナ外出自粛で厳戒週末 仕事や通院やむなく… 学生要請「知らず」危機感に差


自粛要請を受け閑散とする千葉市内。臨時休館したそごう千葉店前も静まりかえった=4日午後2時ごろ、千葉市中央区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県が不要不急の外出自粛要請を出して初の週末となった4日。県内は天候に恵まれ春日和となったが、各地で外出を控える動きが広がり、普段はにぎわう中心市街地や観光地は人影がまばらだった。仕事や通院などやむを得ない事情で外出した人々は「できれば家にいたかった」「早く用事を終わらせて帰る」と不安げな表情を浮かべ、足早に目的地へ向かった。一方では、外出自粛要請を知らなかったという学生も。マスクを着け「3密」に注意しながら、県都・千葉市内を歩いた。

(報道部・山崎恵、安西李姫)

 休日は老若男女を問わず大勢の人でにぎわう千葉市中央区のJR千葉駅周辺は、そごう千葉店や駅ビルが臨時休業した影響か人通りの少なさが目立ち、外出自粛の一定の浸透は感じられた。

 袖ケ浦市から電車で千葉市内のオフィスに出勤したマスク姿の会社員女性(30)は「仕事が残っていたので外に出るしかなかった。職種的に完全なテレワークは難しい。早く仕事を終わらせて、5日は一日家にいる予定」と複雑な心境を吐露。感染防止のため、電車のつり革やエレベーターのボタンなどには触らないようにしているという。

 習志野市の男子大学生(20)は部活動の練習のため千葉市内へ。「出掛けるとき親に心配された。電車を使うのはリスクが高いと考え、遠かったが自転車で来た」と県内での感染者増加に危機感をあらわにした。

 一方、部活動の自主練習を行ったという千葉市中央区の男子高校生(17)は、県内全域での外出自粛要請を「知らなかった。都内への移動自粛だけだと思っていた」と驚いていた。中には、駅ビルの「臨時休業」の張り紙を見て肩を落とす人も。日々感染が拡大する中、県民の当事者意識には差があると感じた。

 市街地を往来する人も少なかった。同市中央区の中央公園で昼食を取っていたケアマネジャーの女性(66)=同区=は「不特定多数の人が集まる飲食店に入るのは怖いので、お弁当を作って外で食べている」と説明。

 午前中は病院、午後はパソコン教室に通うため外出したといい「(自粛要請は知っていたが)教室は1カ月に1度しか受けられない。換気や座席を離すなどの対策を取っていると聞き、受講することにした」と話した。

4124チバQ:2020/04/05(日) 12:38:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-00000009-jct-soci
外出自粛、守らないのは「若者」? 実態調査のIT企業「1を見て全部を語るのは違う」


4/3(金) 18:34配信

 「『自粛要請知らなかった』出歩く若者」「世代間ギャップ "新型コロナを怖がらない若者たち"」----新型コロナウイルスの感染拡大を受け、若年層の規範意識の低さを報じるメディアが目立つ。

 そうした状況で、IT企業が実態調査を行った。東京都などで外出自粛が出された期間を含む、桜の名所で知られる上野恩賜公園(東京都台東区)での世代別の滞在時間を集計したところ、「若者は外出自粛に対する意識がむしろ高いとも考えられる」と結論づけた。

 同社は取材に「『若者がたくさん出る』ですとか『お年寄りがたくさん出る』と1か0で話されている傾向がありますが、1をみて全部を語るのは違う」と話す。

■20〜40代で低い結果

 位置情報分析を強みとする「レイ・フロンティア」(台東区)は2020年4月1日、「お花見シーズンの上野公園、若者は行動を自粛していた」との自社ブログを更新した。

 同社のスマートフォン向け行動記録アプリ「SilentLog」のユーザー情報をもとに、20年3月15日〜21日と19年3月21日〜27日(いずれも春分の日を含む一週間)の期間、上野公園での世代別の平均滞在時間を算出したところ、60代が最も長い(前年比19%増)ことがわかった。詳細は次の通り。

  ・20代:19年86分、20年42分
  ・30代:19年110分、20年48分
  ・40代:19年106分、20年44分
  ・50代:19年113分、20年90分
  ・60代:19年108分、20年129分

 累計滞在時間でも同様の傾向で、前年を100とした時に最も滞在時間が減ったのは30代で16、最も増えたのは60代で107だった。

 同社広報によれば、利用者の許諾を得て収集した位置・加速度情報を匿名化して算出した。標本数は利用者への配慮などから非公開だが「1、10といった単位でなく、一般的な方が見れば納得できる数」だという。


「メディア同士で対立や分断を煽っている?」

 ブログでは、毎日新聞の3月29日付記事「『自粛要請知らなかった』出歩く若者も 福岡・天神コア『すごい人で驚いた』人も」を引用し、「若者の問題行動にフォーカスした報道が多いようですが、問題があるのはあくまで一部の方で今回のデータから若者は外出自粛に対する意識がむしろ高いとも考えられるのではないでしょうか」と考察する。

 同様の報道は複数見つかる。4月1日の情報番組『グッとラック!』(TBS系)では、「新型コロナウイルスをめぐり浮き彫りになっているのは、世代間の危機意識の差です」とし、「自粛しない若者たち なぜ出歩く?」「世代間ギャップ "新型コロナを怖がらない若者たち"」と約18分にわたって報じた。

 一方、「外出自粛は浸透せず、人通り絶えない巣鴨『恥ずかしいと思ったが...』『池袋の百貨店が休業で』」との報道(読売新聞の3月29日付記事、取材日不明)もある。巣鴨地蔵通り商店街(東京都豊島区)は「おばあちゃんの原宿」と呼ばれている。

 なお、同じ日のスポーツ報知の記事「ガラガラの浅草、巣鴨に対して原宿、渋谷はガヤガヤ...JKは『気にせず』タピオカ」(前日の土曜に取材)では、同商店街の様子を「閑散」と伝えていた。

 こうした一連の報道に対しては、SNS上で「メディア同士で対立や分断を煽っている?」「TVの高齢者VS若者みたいな悪意を感じるインタビューの編集が怖い」と辟易(へきえき)する声が少なくない。
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専門家会議メンバー「世代間対立を煽ってはいけない」

 厚生労働省のクラスター(感染集団)対策班の押谷仁・東北大教授(ウイルス学)は4月1日、J-CASTニュースの取材で「世代間対立を煽ってはいけない」「みんなで協力しないとこの感染症は止まらない。だから対立したら駄目なんですよ。国が対立してもだめ、世代間で対立してもだめ。自己責任が取れる感染症ではないのですから」と話していた。<「新型コロナは『みんなで日本を守る意識がないと戦えない』 専門家会議メンバーが語る『行動変容』の重要性」>

 レイ・フロンティアの広報はデータ公開の意図を「一番重要なのは、我々のデータが全てではないことをお伝えしたいです」と強調する。

  「あくまで上野公園でのお年寄りの数が減っていることを示しており、例えば原宿だったりでは傾向が違うでしょうし、1つのデータの視点として見ていただければ嬉しいです。皆さん、『若者がたくさん出る』ですとか『お年寄りがたくさん出る』と1か0で話されている傾向がありますが、1をみて全部を語るのは違うというのをこれからもデータで伝えていきたい」(広報担当者)

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

4125チバQ:2020/04/05(日) 12:41:35
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200404-00037051-bunshun-soci

売上は10分の1、政府は助けてくれない……デリヘル店長が語る歌舞伎町の惨状


4/4(土) 17:00配信

文春オンライン







売上は10分の1、政府は助けてくれない……デリヘル店長が語る歌舞伎町の惨状


©iStock.com


 東京都で新型コロナウイルスの感染者数が急増すると、繁華街の様子も一変した。なかでも深刻なのは新宿・歌舞伎町だ。「キャバクラ嬢や風俗店従業員など十数人が感染」と報じられて以降、客足が一気に途絶え、休業する店が相次いでいる。


 もっとも、歌舞伎町には店舗型の業種だけではなく、外から様子がわからない派遣型風俗店のデリヘルも多数存在する。感染拡大はそれらの店にどう影響しているのか。デリヘルを経営する飯島さん(仮名、33歳)に話を聞いた。(取材・文=押尾ダン/清談社)
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3月下旬から売り上げが10分の1に激減

──もはや歌舞伎町には人がほとんど歩いていません。休業する店も増えています。ホテルなどに女の子を派遣するデリヘルにはどれくらい影響が出ているのでしょうか。

飯島さん お客さんの数はメチャクチャ減っています。うちの店では、利用客の約5分の1が中国や韓国、台湾、アメリカやヨーロッパなどの外国人だったのですが、まず2月の半ばあたりからそういった訪日外国人客が来なくなりました。さらに、3月初めに小中高校の一斉休校が始まると、日本人のお客さんもガクッと減ってしまった。

 数字でいえば、2月に2000万円の売り上げがあったとすると、3月は1000万円に半減したようなイメージですね。それでも、3月の三連休は売り上げが良かったので、コロナ騒動が落ち着けば徐々にお客さんが戻ってくるのではという期待があったのですが……。

──三連休の翌週から感染者が増えて緊迫感が高まり、3月30日に小池百合子都知事が繁華街への出入り自粛を要請、4月1日には歌舞伎町の感染者増が報じられました。

飯島さん それで状況が一気に悪くなりましたね。従来の売り上げが1日100万円あったとするなら、直近の週末は1日10万円まで落ち込みました。10分の1までの売上減です。
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客を取れるのは色恋営業できる風俗嬢だけ

──ただ、この状況にいたってもデリヘルを利用する人が一定数いることはある意味驚きです。飯島さんの店は客単価3万〜4万円と聞いているので、高級店ですよね。

飯島さん いま来てくれるお客さんの大半は本指名、つまり、一度指名した女の子を再度指名するリピート客です。こうしたお客さんには、指名する女の子に本気で恋愛感情を抱いている、いわゆるガチ恋勢が多い。本気だからどんな時期でも会いに来るんです。

 いまはこうした色恋営業ができる女の子のほうが圧倒的に強いですね。普段から仕事に消極的で、フリー客メインでやっていたような子は厳しい状態になっています。

女の子たちも「不安だから」と出勤してくる

──ということは、本指名が取れない子たちもまだ出勤していると。利用客が激減しているにもかかわらず、出勤する女の子の数を減らしていないんですか?

飯島さん 減らしていません。現在もだいたい10人の女の子が毎日出勤しています。なぜかというと、キャバクラと違い、デリヘルには「仮に稼げなくても1日いくらのお給料を保証します」という日給保証がないからです。出勤した人数に応じて出ていく人件費が発生しないので、出勤したいという子には来てもらっています。

──女の子たちも「家にずっと閉じこもっていると不安だから」と出勤してくる?

飯島さん そうだと思います。以前なら都内の風俗嬢は定期的に地方へ出稼ぎに行っていたのですが、地方も稼げなくなっているうえ、移動すると感染のリスクが高まるので、怖いから動きたくない。実家に帰ったという女の子の話もほとんど聞きません。かといって、仕事を休んでずっと家にいると、不安感から精神を病んでしまいます。

 もともと風俗嬢には稼いだお金をホストに全部使ってしまうような子が多く、貯金もありません。だから、病んで引きこもってしまう子以外はどんな状況でも出勤してきます。

4126チバQ:2020/04/05(日) 12:41:56
休業補償の対象から風俗店・風俗嬢を除外した政府

──そうなると稼げない女の子の生活が心配ですが、政府は今回、夜の繁華街には行くなと名指しをする一方で、休業補償の対象から風俗店や風俗嬢を除外しています。

飯島さん 風俗店は中小企業向けの無利子・無担保の資金繰り支援も受けられないんですよ。貸し付けを取り扱う日本政策金融公庫の資料を見ると、下に「風俗業を除く」と書かれています。風俗店や風俗嬢には、最初から何も支援をするつもりがないんです。

──明らかな差別です。政府はなぜ風俗店や風俗嬢を除外するのでしょうか。

飯島さん 反社会的勢力とのかかわりとか、公金を投じるのにふさわしくないグレーな業種だということのようです。たしかに風俗店には税金も払っていない店もありますが、真面目にやっている店もあるんです。うちの場合、決算書も作成してきちんと税金を納めています。納税している以上は、政府にも産業として認めてほしい気持ちがあります。

 ただ、店としては払っているけれど、女の子たちには税金を払っていない子が多い。そこもグレーな業種と見られる要因のひとつかもしれません。



6月いっぱいまでなら、なんとかなるが……

──激減したとはいえ、売り上げも一応あるし、日給保証があるわけでもない。キャバクラなどに比べると、コロナによるデリヘルのダメージは少なそうですが……。

飯島さん なんとか持ちこたえているだけです。確かに、いまキャバクラは一番厳しいでしょう。家賃が桁違いに高いうえ、お客さんが来なくても出勤する女の子には保証を支払わないといけませんから。休業して全員クビにしたら、今度は店が再開できなくなります。風俗店も店舗型のほうがつらいでしょう。しかし、デリヘルには借金したくても貸してくれるところがありません。いまの状態が長引けばうちの店も厳しくなります。

──率直にいって、いつごろまで持ちこたえられそうですか?

飯島さん 6月いっぱいまでなら、なんとかなります。それ以上になると色々考える必要が出てくるでしょう。いま7〜8人いる男性従業員のうち、何人かは解雇せざるを得なくなります。申しわけないのですが、生き残るにはそうする以外に方法がありません。
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清談社

4127チバQ:2020/04/05(日) 20:37:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-04050022-sph-soci
週末の都内、人まばら…営業居酒屋「客は約7割減っている」
4/5(日) 8:00配信スポーツ報知
週末の都内、人まばら…営業居酒屋「客は約7割減っている」
新型コロナウイルスの影響で自粛要請中の渋谷スクランブル交差点
 4日、東京都で新型コロナウイルスの感染確認者数が1日としては初めて100人を超えた。

 小池百合子都知事が不要不急の外出自粛を要請する中、渋谷では「SHIBUYA109」などのファッションビルや百貨店が先週末と同様に4、5日も臨時休館した。JR渋谷駅のハチ公前やスクランブル交差点を行き交う人は通常の半数以下だったものの、友人と待ち合わせをする若者の姿も。仕事のため渋谷を訪れた40代男性は「思ったより人がいることに驚いた。特に若い世代は、コロナのことはまだ人ごとと思っている。自分の子どもたちにもよく言い聞かせないと」と眉をひそめた。

 若者向けのショップやタピオカドリンク店などが軒を連ねる原宿の竹下通りでも、ほとんどの店が臨時休業だったが、一部店舗は通常通り営業。クレープ店を訪れていた20代女性は、「先週末は雪で天気が悪くて外出しなかったけど、今日はこんなに天気がいいので。少しくらい大丈夫かなと思って」と話したが、夜に予定していた友人との食事は取りやめたという。

 小池氏が利用自粛を求めたバーやカラオケ店などを抱える日本有数の繁華街、新宿・歌舞伎町は普段より人通りが少なく、カラオケ店やパチンコ店の多くが臨時休業していた。

 居酒屋の男性店員(34)は店先に立ち、人の流れを心配そうに見ていた。「客は約7割減っているが、売り上げを少しでも確保するために店を開けるしかない」。都内で新たに118人の感染が出たことに「さらなる自粛につながると、ダメージは計り知れない」と声を落とした。

報知新聞社

4128チバQ:2020/04/07(火) 11:36:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000027-mai-soci
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、発令される方針が固まった緊急事態宣言。東京など7都府県の知事は今後、百貨店や映画館など「多数の者が利用する施設」に、施設の使用制限を要請することが可能になる。施設にとって死活問題となる「要請」にどう対応するか。すぐに休業を決めた百貨店がある一方、対応に苦慮して戸惑いの声を上げる関係者も少なくない。

【図解で分かる 新型コロナ】

 首都圏にファッションビル14店を展開するルミネ(東京都渋谷区)は8日から、都内5店舗を臨時休業することを決めた。宣言が解除されるまで休業を続ける予定で、残り9店舗は食品店のみ営業する。担当者は「以前から検討を進めていた。現在が『重大局面』と判断し、お客様や従業員の安心・安全を優先するために決めた」と説明する。

 首都圏8店舗で週末の臨時休業を4日から実施してきたそごう・西武(東京都千代田区)。平日の営業時間を短縮する一方、休業時も一部の店舗で食料品売り場のみを営業するなど工夫を重ねてきた。宣言後の対応は、対象地域の自治体から具体的な要請があった後に決めるという。広報担当者は「さまざまなケースを想定し、話し合っている。厳しい状況ではあるが、お客様を第一に考え、速やかに対応を決めたい」と話す。

 全国で三越や伊勢丹を運営する三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区)も、宣言発令後に対応を決める方針。対応はホームページで公表するという。

 映画館の多くはすでに土日や夜間の上映を自粛している。東京や埼玉などで系列のシアターを展開する映画館運営会社の担当者は、平日も営業を自粛しようと協議を始めた直後、宣言のニュースが飛び込んできたと明かす。「自粛で客が減る中、さらなるダメージだ。ただ、宣言の詳しい内容が分からないので今は対応しようがない」と話す。

 別の映画館関係者も「自粛するかどうかは、あくまで企業の判断に任せられている。社会的な責任も考慮して判断する必要はあるが、すぐに決められない」と漏らした。

 東京芸術劇場(東京都豊島区)は6日、7〜12日の休館を発表した。宣言を受け、さらに休館期間を延長するかどうか検討する。担当者は「来観者でなくても利用できるパブリックスペースをどうするか、都の担当者とも話し合って今週末にも判断したい」としている。【井川諒太郎】

4129チバQ:2020/04/07(火) 21:02:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000086-mai-bus_all
百貨店、外食や娯楽、商業施設「休業決定」相次ぐ 緊急事態宣言受け
4/7(火) 20:53配信毎日新聞
百貨店、外食や娯楽、商業施設「休業決定」相次ぐ 緊急事態宣言受け
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言について記者会見する安倍晋三首相を映すJR新宿駅前の大型スクリーン=東京都新宿区で2020年4月7日午後7時22分、喜屋武真之介撮影
 政府の緊急事態宣言を受け、外食や娯楽、商業施設などを運営する各企業は対象地域にある店舗などの休業を決めた。

 三越や伊勢丹を運営する三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区)は、8日から緊急事態宣言が解除されるまで、三越日本橋本店や三越銀座店、伊勢丹新宿本店など東京都と埼玉県の計6店舗を全館休業する。関東地区の小型店全27店舗も休業し、オンラインショップも一部を除き中止する。

 大丸松坂屋百貨店は8日から当面の間、1都3府県の7店舗を、松屋も銀座本店と浅草店を全館休業する。東武百貨店は8日から5月6日まで池袋本店と船橋店、小田急百貨店は新宿店と町田店の食料品売り場以外を休業する。「営業的には打撃だがやむを得ない。とにかく早く収束してほしい」(松屋)と話す。

 首都圏でファッションビル14店を展開するルミネ(東京都渋谷区)も8日から緊急事態宣言が終わるまで新宿や有楽町など都内の5店舗を全館休業し、東京、神奈川、埼玉の9店舗では一部の食品売り場のみの営業とする。

 大手パチンコチェーンのマルハンは8日から当面の間、7都府県101店舗のパチンコホールを休業。スポーツクラブ「ティップネス」も、8日から5月6日まで1都5府県の店舗で営業を休止する。映画館を運営する松竹も6都府県の計16劇場を8日から5月6日まで休業する。

 一部自治体で休業の対象になるとされたホームセンターでは、7都府県で163店舗を展開するコメリ(新潟市)が8日から一部店舗の営業時間の短縮を決めた。ただ、営業自体は継続する意向だ。

 一方、イオンやイトーヨーカ堂など大手スーパーは原則として営業を続ける。【町野幸、中津川甫、袴田貴行】

4130チバQ:2020/04/07(火) 21:14:18
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200407-00233942-diamond-bus_all
コロナ時短でバイト・パートの「手取り」激減、とくに小売りと外食が影響大
4/7(火) 6:05配信ダイヤモンド・オンライン
コロナ時短でバイト・パートの「手取り」激減、とくに小売りと外食が影響大
東京都内では、至る所で小売り店の営業時間短縮の措置がとられている Photo by Jota Sasaki
● 新型コロナの影響で 激減する労働者の収入

 「お客さんが来ないのでシフトを1時間早く切り上げて」「営業時間を短縮せざるを得ないので出勤時間を1時間遅らせて」

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 新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロナ」)のまん延に伴い、小売業・飲食店のパートやアルバイトなどに対して、こうした要請がなされているようだ。告げられた側には困惑や、やり場のない怒りが生じていることだろう。

 問題は、そんな事態が各所で見られていることだ。新型コロナの影響が全国に及ぶ中では、たとえ1人1日1時間の短縮でも、筆者の試算したところでは、小売業で働くパート・アルバイト全体で減らされる収入の総額は1時間あたり約3億8000万円、飲食店では1時間あたり約4億3000万円に達する。

 安倍晋三首相から3月2日からの公立学校の臨時休校要請が発せられた2月27日以降、都内の多くの自治体の春休み開始前日である3月25日までの平日は17日間に及ぶ。単純に上記の金額を17倍すると約137億円に達する。その影響は甚大だ。ロングヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」の興行収入は、3月末までで約131億円に達しているが、既にそれを超えている。事態の長期化が見込まれる中で、こうした労働者の手取り減が個人消費に与えるマイナス面は、無視できない。

● 小売業と飲食業で雇用調整は必至 時短勤務は今月、手取り減は来月から

 コロナについては、それまで遅々として進まなかったフレックスタイム制や在宅勤務(テレワーク)を一気に普及させた一面も認められる。筆者自身、早朝の往路の電車の混雑率の顕著な低下と、スライドワーク・時短勤務者等の増加に伴う16時台の復路の混雑を体感している。

 働き方の選択肢が広がった一方で、“つき合い残業”を含む一定の時間外勤務を見込んでいた正社員の労働者には、手取り減に悩まされる層も現れていることだろう。事態の進展がいまだ見通せない中で、レジャーや外食、ぜいたく品などを控える動きが顕著になるだろう。

 こうした背景の下で、店舗側にも営業時間短縮の動きが見られる。例えば、中央線と井の頭線が交差する多摩地区の代表的な繁華街である武蔵野市吉祥時でも、7つの大型商業施設の全てに時間短縮の動きが見られ、その平均は、72分となっている[図表1]。

 このうち6カ所で閉店時間を早めている。これは「早帰り・直帰の風潮の下では遅くまで開けたところで客は増えず、高価な商品・サービスの販売も期待できない」と見込んだためだろう。周辺の商店や販売店、飲食店等でも、営業時間を短縮しているところが珍しくない。

 吉祥寺に限らず、全国の小売業や飲食店では、自粛・外出抑制に伴う突然の逆風の中での生き残りのため、経費の圧縮を余儀なくされている。小売業や飲食店の経費に占める人件費率は少なくとも3割といわれるため、労働者の雇用調整をまずは行うことだろう。

 この際に、店舗長や(シフト)マネジャーが対象者とするのは、勤務時間を減らすことで人件費が削れる者とするはずだ。つまるところ年俸制・月給制の社員ではなく、パート・アルバイトなど時給制の派遣社員や直接雇用社員(以下「時給制社員」)となるだろう。

 そもそも、小売業や飲食店の労働者に占める最低賃金付近の労働者比率は高い。2015年10月21日の第10回中央最低賃金審議会(目安制度のあり方に関する全員協議会)では、こうした「地域別最低賃金額の1.15倍以内」の労働者実態がまとめられているが、全労働者に占める比率が、それぞれ2割強〜4割弱に達する[図表2]。製造業の倍以上に達し、大分類の中でも第1位と3位に位置づけられる。

 昨年の参院選でも、与野党の多くが最低賃金の引き上げを前面に打ち出したことで争点となったが、小売業や飲食店はこうした引き上げによる影響を大きく受ける産業に他ならない。よって有り体に言えば、今般の新型コロナによって、相対的に給与水準の低いこうした時給制社員の手取りがさらに減少することになるだろう。一般的な月末締め翌月払いの支払形態ならば、時短が進んだのは3月から、手取りが減るのは4月からとなるだろう。

4131チバQ:2020/04/07(火) 21:14:54
 冒頭部分で示した試算は、この最低賃金近傍労働者比率と2019年平均の産業職業別就業者総数の内訳等を乗じたものだ[図表3]。最低賃金水準に近い労働者の多くは時給制社員であり、そうした対象者が1日1時間ずつ短縮した場合というやや大くくりの前提に沿って仮定したものに過ぎない。しかしながら、島根県を除く全国で公立学校が臨時休校した中で、全体平均で「小売業の販売員の5人に1人(22.71%)」「飲食店の接客担当者の5人に2人(39.95%)」に1時間の短縮が指示された事態は十分想定される。

● 手取り減は取り返せない 消費者心理の冷え込みは続く

 冒頭の試算時には加算しなかった宿泊業も、奈良県などで苦境が報じられている。既に、ホテルの宿泊フロアの絞り込みや旅館の離れ・売店の一時閉鎖にとどまらず、系列ホテル内のいくつかを休業し、予約客に払い戻しもしくは別ホテルへの振り替えを選択させる動きなども出てきている。予約者全員に、全額の払い戻しを行っても耐えられる体力のある宿泊業者は、東京ディズニーランド直営ホテルなど例外的な数にとどまるだろう。その宿泊業の最低賃金付近の労働者比率も約4割に達しているため、相応の雇用調整が行われるだろう。

 さらに、最低賃金近傍労働者比率がこの両産業の間の第2位に位置する「生活関連サービス業、娯楽業」には、理容・美容業者が含まれる。節約ムードに加え、在宅勤務やマスク着用によって身なりに気を使わなくなったり、セルフカラーなどで済ませる動きが認められ始めている事態は、業界にとって逆風そのものだ。よって、俗に“コンビニエンスストアの5倍”といわれる理容・美容所でも、時給制社員に対し、相応の雇用調整を行うはずだ。

 こうした労働者にとっては、急に労働時間を減らされたところで、他の勤務先での勤務をすぐに入れることも難しい。求人誌の掲載や人材派遣も、最短勤務時間はほぼ3時間で統一されている。減る時間が短いがゆえに、職場間の移動や事前準備などを要するため、他の仕事と組み合わせることも難しい。これらの結果、手取り減に悩みつつも、1時間程度ゆえに泣き寝入りしている層が大半を占めるだろう。行き着く先は、「手取りが減るので無駄遣いをやめて生活を引き締めよう」「じっと我慢しよう」という思考・行動だ。

 3月18日に受け付けが開始された休業助成金についても、フリーランスの日額4100円が何かと取り沙汰される一方で、支給対象者は、子どもの休校によって仕事を休まざるを得なかった保護者に限られる。保護者以外はそもそも対象外としていることに加え、まる一日働けない事態への支給を前提としているため、1時間でも出勤すれば対象外となる。つまるところ、遅出や早帰りなどの時短勤務に伴う手取り減は全くカバーされない。

 出口が見えない新型コロナ渦の中でのこうした動向により、当座の生活費を求めた消費者金融の利用や、生活保護の受給申請などの増加を見込む。WHOのパンデミック宣言を受けた世界同時株安の中での国内個人消費の低迷は、株価にさらに軟調な動きをもたらすだろう。

● 求められる短時間勤務の選択肢 リモートワークで労働時間の検証も必要

 中長期的な対策には、在宅勤務形態を含む短時間勤務の普及による労働市場の拡張・人材の流動化促進が一案となる。誤解を恐れずに言えば、新型コロナによって逆に忙しくなっている産業は、公衆衛生や医療機関だけにとどまらない。そうした産業を含め、短時間勤務の選択肢が広がることで、突発的な時短勤務が求められた場合にも、労働者側が代替労働を可能にさせられる社会が望ましい。

 セキュリティーやコスト面での課題はあるものの、情報・通信技術の伸展により、リモートワーク型の勤務であっても、ログに残されるデータの活用が可能だ。よって、少なくともパソコンやタブレット上などでの作業ならば、「できたかできないか」の単純な成果だけでなく、実際の労働時間などの検証も可能となる。既に一部の企業では、非正規雇用形態を含む勤務者の在宅ワークをさまざまな職種で先行実施しているが、最短の勤務時間には、ばらつきも見られる[図表4]。

 雇用側には相応の管理負担がもたらされることとなるが、こうした働き方の最短時間がより短くなれば、労働者側の選択肢も広がるだろう。見方を変えれば、これが現代風の内職と言えるのかもしれない。

 (信金中央金庫 地域・中小企業研究所主席研究員 佐々木城夛)

佐々木城夛

4132チバQ:2020/04/08(水) 21:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/27da69b3c495f57c2d32ccef4a60d28ac55edc64
パチンコ客はどこ吹く風、大阪 通勤減り、一層自粛ムードも
4/8(水) 12:42配信

共同通信
開店前のパチンコ店に並ぶ人たち=8日午前10時、大阪市西成区

 新型コロナウイルスとの闘いは新たな段階に入った。政府の緊急事態宣言から一夜明けた8日朝。大阪市の商業施設や店舗などには「臨時休業」と書かれた紙が張られ、街は一層自粛ムード。宣言後も通勤は許されるため、マスク姿の会社員らはせわしなく勤め先に足を運んだが、その数は格段に減っていた。一方「どこ吹く風」と、パチンコ店前には列をなす人たちの姿もあった。


 休業要請の検討対象のパチンコ店は大手チェーンを中心に臨時休業。ただJR新今宮駅周辺の店舗では営業を継続。開店前の列で談笑していた無職の男性(67)は「感染者はお金持ちだけ。ここらの人間は大丈夫」と楽観的だった。

4133チバQ:2020/04/08(水) 21:52:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/54624700fa4f61bd1cbc5235d84c5245b12e53e9
神戸は休業目立ち客足まばらも…「閉められない」営業施設の苦しい胸中
4/8(水) 20:07配信

産経新聞
 緊急事態宣言から一夜明けた8日、神戸市中央区の繁華街・三宮や元町にある百貨店、大型商業施設も、多くが臨時休業に入った。

 三宮駅前の百貨店「神戸阪急」は、地下の食料品売り場のみの営業に。客足はまばらで、いつものにぎわいは影を潜めた。また三宮の商店街「神戸三宮センター街」でも、シャッターを下ろしたままの店舗が目立ち、人の往来は普段の営業日より格段に減っていた。

 一方で、通常通り営業している施設もある。「閉めるべきだとは思っているが、閉められない状況にある」。そう苦しい胸中を明かすのは、元町商店街にあるミニシアター「元町映画館」支配人の林未来さん(45)。同館は施設の収入が従業員の給料に直結しているといい、閉館は大きな痛手となるためだ。

 兵庫県が7日にまとめた対処方針では、個別の業種に対する休業要請は見送られた。ただ映画館は特措法に例示された「興行場」の一つとして、今後の感染動向次第では、真っ先に休業要請の対象になる可能性がある。

 緊急事態宣言を受けて、同館も9日から営業時間を短縮し、夕方以降の一部上映の中止を決めたが、全面閉館には踏み切れないという。林さんは「臨時閉館した場合、本当に再開できるのか不安。補償とセットになっていなければ決断できない」と話す。

4134チバQ:2020/04/09(木) 01:21:55
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst2004080044.html
「こんな静かな夜は…」人が消えた大阪・キタの24時間
2020/04/08 22:29産経新聞

「こんな静かな夜は…」人が消えた大阪・キタの24時間

緊急事態宣言の効力発生からまもないJR大阪駅前は、人通りも少なく、閑散としていた=8日午前0時、大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)

(産経新聞)

 街から人が消えた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が発令した緊急事態宣言。居酒屋やバー、百貨店の営業自粛が広がり、企業では在宅勤務の導入が本格化した。人々は感染を避けるように先を急ぎ、シャッターと貼り紙が店の休業を告げる。大阪・キタの24時間を追った。

《7日19・00 北新地》

 テレビが安倍晋三首相の記者会見を伝える。夜の街は感染拡大のあおりを大きく受け、すでに休業している店が目立つ。バーを切り盛りする男性(42)は「検温、換気、人数制限とあらゆる対策をしている。北新地は大阪にとって必要な場所。緊急事態宣言が出ても営業を続ける」。この日も、いつも通りにカウンターに立った。

 時間を追うごとに、人通りは減っていった。

《8日0・00 北新地》

 スマートフォンに緊急事態宣言が効力を持ったことを知らせる速報が届く。

 「緊急事態宣言まで出たら、ゴーストタウンになってしまう」。3月から個人タクシーを始めた南弘之さん(58)は嘆く。約200万円の初期費用がかかったが、前夜の売り上げは目標のわずか10分の1。3時間待って最初の客を乗せ、真新しいハンドルを握った。

《7・56 JR大阪駅》

 朝が来た。通勤途中のサラリーマンたちが足早に通り過ぎていく。

 金融機関に勤める吉田昌平さん(26)は大津市から電車で出勤。「車内は普段と変わらずの混雑。テレワークができる仕事ばかりではないし」。ベンチで缶コーヒーを飲み干すと、職場へと向かった。

《10・31 梅田駅地下》

 「えらい世の中になってもうた」。大荷物を抱えた無職の女性(71)が途方に暮れていた。

 持病の検診のため泊まりがけで和歌山県白浜町から来阪。高速バスが間引き運転となり、14時台まで便がないという。シャッター通りと化した地下街を前に「どないして時間つぶそう」とつぶやいた。

《10・38 阪神百貨店》

 緊急事態宣言前に取り沙汰された大阪府による休業要請は出されないまま、「自粛」の2文字だけが独り歩きする。全面休業する施設がある一方で、阪神、阪急の2百貨店は食品売り場のみ営業。通常より開店時間を1時間遅らせた。普段の開店時間に合わせて店を訪れ、戸惑う人の姿も。

《13・05 JR西日本大阪本社》

 在宅勤務の導入が進むオフィス。ランチタイムも人出はまばらで、休日のような静かな空気が漂う。

 JR西広報部に出勤したのは普段の半分以下の9人。河津(かわづ)公太さん(31)は「部署間の連絡が取りづらく不便だが、今はできる限り人との接触を抑えるしかない」。社員食堂も閉鎖され、昼食は愛妻弁当だった。

 梅田の別の企業に勤める女性(33)は3月から在宅勤務中。「出歩けないのはストレスがたまる」と電話でこぼした。

《16・25 梅田駅地下》

 地下は閑散とした光景が続く。開店時間を遅らせ、食料品売り場に限って開店した2つの百貨店は、少ないながらも夕食の買い物に訪れた客の姿が。かかりつけ医で受診するため大阪を訪れた兵庫県明石市の無職、鴫田宣昌さん(78)は「普段のにぎわいを知っているから変な感じ」。買い込んだおかずを手に帰路についた。

《17・30 JR大阪駅》

 帰宅ラッシュの時間だが普段ほどの混雑はない。

 「まずは命が大事だし仕方ないよね」とこぼすのは、神戸市須磨区の男性会社員(61)。仕事の後に飲みに行く機会もなくなったという。「電車の中で飲みます」。缶ビールを手に改札へ向かった。

《19・00 北新地》

 再び街にネオンがともった。「いつもより暗くない?」。街角に立つ店員らがささやく。緊急事態宣言が出て1日。営業する店も散見されるが、24時間前よりもひっそりとしている。

 この夜もバーを開けた男性(42)は語った。「昨夜は開けていた店もほとんど閉めてしまった。こんなに静かな夜は初めてだ」

4135チバQ:2020/04/12(日) 15:20:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a866439cf3aa568443c8cbbca4dbd7b4973a5fa
キャバクラ「夜の店つぶすのか」 自粛要請拡大に嘆き
4/11(土) 20:03配信

共同通信
緊急事態宣言から初の週末を迎えた東京・新宿の歌舞伎町は閑散としていた=11日午後

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府が、繁華街の接客を伴う飲食店などへの外出自粛要請の対象を全国に拡大する方針を打ち出した。「補償も一緒にしてくれないと」「夜の店をつぶすつもりか」。キャバクラ店やラウンジの経営者たちは異口同音に訴えた。

 感染者が確認されていない岩手県。盛岡市の繁華街では、感染リスクを避けるため、既に営業を自粛しているキャバクラ店もある。無期限休業に入った「アンジェーロ」の代表、佐々木智己さん(34)は政府方針に理解を示しつつ「自粛を求めるなら補償も一緒にしてくれないと困る。見通しが立たない状況はつらい」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/66443800490fea63ee603d14a18be14b5131e17a
国分町、営業自粛派と継続派に二分 「休業すればつぶれる」 新型コロナ、経営を直撃
4/11(土) 11:30配信

河北新報
酔客の姿が減った国分町通に立つ客引きたち=10日午後8時25分ごろ、仙台市青葉区国分町2丁目

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東北最大の歓楽街、仙台市青葉区国分町の飲食店などが、営業自粛派と継続派に割れている。大半が自粛する中、ウイルスが広がりやすい密閉、密集、密接の「3密」を自覚しながら営業を続ける店がある一方、新たなクラスター(感染者集団)発生への懸念から休業を選ぶ店もある。

「おさわりどうですか。キャバクラもあります。どの店でも紹介できます」

 4月上旬、酔客の姿が消えた国分町通で「キャッチ」と呼ばれる客引きの男性が声を掛け続けていた。ざっと数えて100人近く。

 20代のキャッチの男性によると、ほとんどのキャバクラや性風俗店が営業を続けているという。休業すればつぶれてしまうからだ。特に女性と濃厚接触する性風俗店は客足が遠のき、新型コロナの影響が経営を直撃している。

 営業を続けるキャバクラの女性従業員(24)は「客はすごく減った。世の中が暗い空気の中、私たちが元気を出さないと駄目だと思う。仕事も楽しいから休みたくない」とあっけらかんと話す。

 一方、バーやナイトクラブ、飲食店など約5000店が加盟する宮城県社交飲食業生活衛生同業組合によると、国分町の6、7割の店が営業を自粛している。

 36周年を迎えた老舗クラブ「0909(わくわく)」など国分町に5店舗を構えるユミコーポレーション(青葉区)は、3日から全店を臨時休業にした。いつでも再開できるように週3日のペースで店の掃除を徹底。ホステスには給料を前払いし、生活を支えている。

 斎藤由美子社長(59)は「国分町からともしびを消したくない思いはあったが、感染者集団を出すわけにはいかない。いつまで続くのか先が全く見えない」と戸惑い気味に話す。

 国分町に隣接する一番町4丁目では英国風パブが集団感染源となり、二次、三次感染が既に確認され、四次、五次感染への懸念が高まる。集団感染源が新たに国分町から出れば、歓楽街のさらなるイメージ低下は避けられない。

 県社交飲食組合の担当者は「国分町全体で休んだ方がいいのだろうが、言い出せば補償の問題が出る。国が一律に休業補償をしなければ国分町としての対応はまとまらない」と語った。

4136チバQ:2020/04/12(日) 15:21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/58d7338813fdb1de10cdba2b5db477bd934ea087
「ついに客がゼロ」大宮の歓楽街「南銀」、飲食店主ら苦境訴え「国や県、曖昧」
4/11(土) 10:10配信

毎日新聞
大宮の「南銀」には、外出自粛要請の影響で明かりのついた店が1軒もない路地もあった=さいたま市大宮区で2020年4月9日、山越峰一郎撮影

 埼玉県内随一の歓楽街・JR大宮駅東口の南銀座通り(南銀)。10日に県によるナイトクラブなどへの休業要請が決まったが、要請対象から外れた事業者からは「国や県が曖昧で、どうしていいか分からない」と、先行きへの不安と戸惑いが噴出している。

 9日夜に南銀を歩いた。細い通りにひしめく店の半分くらいはシャッターを下ろしていた。開いている店をのぞくと、客はゼロか1組程度がほとんど。北側の駅方向に向かう人の流れは、店に吸い込まれることなく家路を急いでいた。

 古くから営業する小料理屋の店主(52)は「2月はたかをくくっていた。3月の予約キャンセルも片手ほどだったが、売り上げは3割減。昨日(8日)はついに客がゼロになった」と明かす。大手企業に勤める妻はテレワークに切り替えた。「県や国からスパッとした方針が出れば休業の決断ができる。スタッフを感染から守りたい半面、(補償なく休めば)明日のおまんま代も出ないという葛藤がある」という。個人事業主への国の給付金(100万円)については、「出たところで赤字の補塡(ほてん)にもならない」とため息をついた。

 さらに南に進むと、キャバクラなど夜の飲食店が増えてくる。明かりがついているスナックを訪れると、従業員は「客ゼロが続いている。休めと言われれば休むけど……」。諦め気味につぶやいた。

 普段は酔客であふれる人気居酒屋の男性店主は「3月下旬から日を追って悪くなった。昨日は計15人だった」。通常は80〜100人で、2割に満たない。「開けても赤字だが、ゼロよりはいい。閉めても家賃や社会保険などの支払いはなくならない」。この男性は、さいたま市や日本政策金融公庫などの緊急融資について「先が分からないから借りるのは怖い」と不安そうだ。

 大宮南銀座商店会の小島敏也会長は「会員は、県や政府が曖昧で困っている。補償がないから、客が1人でもいれば開けざるを得ない。強制力があった方が楽だ」と話す。東京商工リサーチの調査では10日現在、県内でコロナ関連の倒産はないが、小島会長は「1〜2カ月で出てくるのでは」とみる。

 理髪店「アゲイン」の山口真吾さん(43)は「3月に入った頃から徐々に人通りが減り、昨日は3分の1以下だった。客が半分では家賃も払えず、ゴールデンウイークでアウトになる」と危惧する。給付金100万円は申請しようと思っているが、「(支給が廃業に)間に合わない可能性がある」と心配する。【山越峰一郎】

4137チバQ:2020/04/12(日) 21:32:46
https://digital.asahi.com/articles/ASN4B64C6N4BULFA033.html?pn=9

「なんて勝手」国が百貨店を非難 デパ地下休業で板挟み
有料会員限定記事 新型コロナウイルス

佐藤亜季、久保智

2020年4月10日 21時09分

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言をめぐり、休業を要請する事業者の範囲があいまいだったことに百貨店業界は振り回された。

 宣言が出る前の6日夜に公表された東京都の対応案で、要請範囲に百貨店が含まれていたこともあり、百貨店大手は7日に早々と当面の臨時休業を相次ぎ発表した。食料品フロアを含めて全面的に休むところも出た。

経産省「なんて勝手なことを」
 これに、政府側がすぐさま反応した。「なんて勝手なことをしてくれるんだ」。宣言が出た7日夜、大手4社のトップが東京・霞が関の経済産業省の庁舎に呼ばれ、宣言前に当面の休業を決めたことをそう非難された。関係者によると、経産省がこだわっていたのは食料品を売る「デパ地下」だ。

 緊急事態宣言では、各知事が使用制限を要請できる施設に百貨店も含まれている。ただ、食品や医薬品といった生活必需品は除外されており、政府は「『デパ地下』は営業を続けてほしい」(経産省幹部)との立場だった。都心にはタワーマンションに住んでいる人も多くなり、「都心回帰が進み、デパ地下をスーパーのかわりに使う人も多い」(同)との理由からだ。

 だが、百貨店側には東京都の対応案に含まれていたということに加え、別の思いもあった。

百貨店を追い詰めた「社会の目」
 感染拡大で3月以降、営業時間を短縮していた百貨店業界では、3月最終週から都が出した週末ごとの外出自粛要請に応じ、多くが土日の臨時休業に踏み切った。

 3月最終週に多くの百貨店が休業したが、店舗営業を続けたある百貨店大手には、SNSなどで批判が多く寄せられたという。こうした「社会の目」も背景に、三越伊勢丹は7日昼過ぎに、首都圏6店舗の全面的な臨時休業を発表。大丸松坂屋百貨店も宣言の対象区域の全9店で一部を除き、デパ地下を含む臨時休業を発表した。

 ある百貨店では「営業サイドは最後までデパ地下だけは営業を続けるべきだ」と主張したが、経営陣は「デパ地下は一番人が集まるところだ。感染予防のためならデパ地下を閉めなければ意味がない」と判断し、休業を決めたという。三越伊勢丹は「お客や取引先に周知する時間が必要で、休業要請を待っていたら遅い」(広報)、大丸松坂屋百貨店は「趣旨をくみして我々として休業を判断した」(広報)と説明する。

都と国の合意で「デパ地下」開けられる?
 感染拡大で厳しくなる一方の世間の視線や、都の対応案を「先取り」した上での百貨店側の決断だったが、10日に都が公表した休業要請の対象に百貨店は含まれなかった。記者会見で小池百合子都知事は「(食品など)生活必需品が都民にとって必要という立場は変わらない」とし、デパ地下の営業を求める国と歩調を合わせた。

 百貨店側は困惑する。「生活必需品である食品をどうするかは今後の課題だ」。大丸松坂屋百貨店を運営するJフロントリテイリングの山本良一社長は10日、百貨店に休業要請はしないとする都の決定後の決算会見でそう話した。一方で、三越伊勢丹ホールディングスは同日、首都圏の6店でのデパ地下を含めた「全館休業」を改めて貫くことを発表した。

 関係者はこう話す。「今さらデパ地下だけ開けるのは難題だ。売れなかった商品は廃棄し、売る商品がない」(佐藤亜季、久保智)

4138チバQ:2020/04/13(月) 11:37:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00010000-nishinpc-bus_all

「いっそ外出禁止にして」自粛要請を嘆く“夜の街”


4/13(月) 9:30配信

西日本新聞







「いっそ外出禁止にして」自粛要請を嘆く“夜の街”


若者でにぎわうはずの天神の繁華街も人影がまばら=11日午後11時31分、福岡市中央区(撮影・三笘真理子)


 安倍晋三首相が、繁華街の接客を伴う飲食店への出入り自粛要請を全国に拡大する方針を表明したことを受け、九州の「夜の街」では、驚きや不安、戸惑いの声が聞かれた。

 長崎市の繁華街は人通りが少なく、店から漏れるはずのカラオケの歌声も聞こえない。船大工町のある店は2月末ごろから売り上げが減少し、今では通常の5分の1程度。だが80代女性店主によると、「経営が厳しい今だからこそ1杯だけでも」と来てくれる常連客もいるという。「感染者がまだ出ていない長崎市にまで自粛要請が必要だったのでしょうか」と嘆いた。

 地元関係者によると、3月半ばごろから休業する店が出てきていた。光熱費や家賃を払えなくなり今月末で閉店する60代の女性経営者は「今更自粛要請があったところで関係ない。赤字のままさよならです」と声を落とした。

 南九州一の繁華街、鹿児島市の天文館。スナックを26年経営する田中好史さん(52)は「正直なところ、いっそのこと外出禁止にしてもらった方がすっきりする。先が見えないのが一番つらい」とこぼす。

 多くの会社で外出自粛が出されている。常連は会社経営者が多く、率先するだけにダメージは大きかったという。3月下旬からは女の子が同伴する時だけ店を開ける。「女の子も給料をもらわないと生きていけない。見かねて誘ってくれる客もいる」

 3月から客足が落ち込む。「店は開けなくても家賃はかかる。休業補償が一番いいが、せめて家賃の肩代わりでもしてもらえれば」

(西田昌矢、上野和重)

4139チバQ:2020/04/13(月) 16:19:39
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200411-00000007-sasahi-soci&p=1
なぜパチンコ店の行列は「放置」されるのか 政府と国会議員に聞いた〈dot.〉


4/13(月) 8:00配信

東京都がパチンコ店を含む遊技施設などに休業要請を出した10日。ある繁華街のパチンコ店は、開店前から100人超の客でごった返していた。政府が不要不急の外出を呼びかけるなか、なぜパチンコ店には人が集まるのか。なぜそれが「許される」のか。関係者を取材した。

*  *  *

 4月10日、午前9時半。東京・墨田区の繁華街にあるパチスロ店では、100人超の客が開店まで順番を待っていた。

 列に並ぶ客の半数以上はマスクを着用していたが、中には路上でたばこを吸う人や、マスクを片耳にかけてぶらさげている人も。せきをする人の姿もあった。

「こちらは墨田区役所です。緊急事態宣言、発令中です。不要不急の外出は控えましょう」

 新型コロナウイルスの感染拡大に注意喚起をうながす区のアナウンスがむなしく響く。

 午前10時。店のスタッフらが客に呼び掛けた。

「整理券をお持ちの方は、店内で抽選待機となりまーす!」

 大勢の客がぞろぞろと店内に入っていった。

 記者はマスクを着用して距離を取りながら、列に並んでいた客に話を聞いた。

 同区に住む無職の60代男性は、「時間があり余っている。他にすることがないので、暇つぶしに来た」と話す。この男性は、3月末に都が不要不急の外出を控えるよう呼びかけた後も、毎日パチンコ店に通っている。

「いい天気だから、散歩がてらね。これまでは一日中いたけれど、長居はしないようにしているよ。今は2、3時間だけ」

 感染リスクについては、「店は換気しているみたいだし、間隔を空けるよう呼びかけてくれているから、たぶん大丈夫。心配はしていない」と笑顔。「まだ、開いててくれてありがたい。いつ閉まるか分からないから、今のうちに楽しみたい」と言い残し、店の中へと入っていった。

 この日、東京都の小池百合子知事は14時から記者会見を開き、休業要請の対象となる業種を発表した。パチンコ店も対象となることが決まった。

 東京・江戸川区のパチンコ店の店長は、「前々から休業要請の覚悟はしていた。もうちょっと早く出るのかなと思っていた」と話す。それでも「大手であれば店を閉めることができるが、うちみたいな中小だと、店を閉めることが命取りになる」との理由で、翌日も時間を短縮して営業するという。

 都は4月6日時点で、パチンコ店のような遊戯施設を含む多様な業種に休業を求める方針を示していた。ところが7日、政府が「待った」をかけ、その後は両者の調整が続いた。

 パチンコ店をめぐっても国と都の間では「駆け引き」があったようで、水面下での両者のやりとりを報じた4月10日付の時事通信の記事では<ある自民党議員は、大手パチンコ店関係者から「1カ月営業を止めると億単位の売り上げが消える」と相談を受けたと打ち明けた>との記述もあった。

4140チバQ:2020/04/13(月) 16:20:26
 休業要請の対象業種が発表された10日、都の総合防災部の担当者は「ようやく国側にもご理解いただいて、今日を迎えることができた」と安堵。政府を押し切る形でパチンコ店などへの休業要請を推し進めた理由については、「パチンコのような遊技施設に行くことは、生活維持のためとは言いがたい。感染防止につなげるために、できる限り早く外出に優先順位をつけるべきだった」と話した。

 一方、政府はパチンコ店への休業要請には及び腰だ。前出の都担当者が「(パチンコ店は)狭い中に(客が)大勢が密集していれば、感染リスクは十分に考えられる。(密閉、密集、密接の)3密の条件に当てはまる場合もある」と話すように、飲食店以上にリスクとなっている可能性は以前から指摘されてきた。それにもかかわらず、政府はバーやライブハウス、ナイトクラブなどは名指しで注意喚起してきたものの、パチンコ店を挙げることはなかった。

 その理由は何なのか。内閣官房の担当者は、根拠の一つとして、2012年に定められた新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、特措法)に、パチンコ店の記載がないことを挙げる。特措法の第45条第2項には、休業要請が特に必要な施設として、「劇場、観覧場、映画館又は演芸場」のほか、「キャバレー、ナイトクラブ、ダンスホールその他これらに類する遊興施設」と記載がある。政府はパチンコ店が「遊興施設」に含まれるかどうか「検討中」(9日時点)だという。また、4月1日開催の専門家会議の意見をとりまとめた「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析提言」で、パチンコ店が入っていないことも根拠の一つに挙げた。

 とはいえ、この危機的状況になってなお、遊興施設にパチンコ店を含めるかを「検討中」とする政府の対応はあまりにも遅い。

 パチンコ業界には「一般社団法人パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)」という業界団体がある。同団体のHPには「政治分野アドバイザー」として40人の国会議員が名を連ね、うち22人を自民党議員が占める。野党からも日本維新の会、国民民主党、立憲民主党などの議員が加わっている。超党派の「議連」が形成されているのだ。なかには、遊戯業振興議員連盟やIR議連と重複している議員もいる。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法が成立したことで、2020年代前半にも国内でIRが開業する。それに伴い、パチンコ関連企業がIR事業に参入する意欲をみせていることはすでに報じられている。こうした動きが、政府の反応を鈍らせている「遠因」になってはいまいか。

 その点を取材すると、PCSAの事務局長は「(新型)コロナウイルス(対策)に関して、政治分野アドバイザーと特に連絡は取っていません」と文書で回答した。アドバイザーとして名前が記されている3人の国会議員にも電話取材したが、いずれも「ノータッチ」「自分は活動していないので、何をやっているのかわからない」「この数年は活動していない」と答えるのみだった。

 緊急事態宣言を受けた都府県では、パチンコ店へ休業要請を行う自治体が相次いでいる。しかし、他の道府県では3密のリスクが高いパチンコ店は「野放し」の状態が続いているのが現状だ。国民の命を守ることを最優先にするならば、政府がもっと強いメッセージを出す必要があるのではないか。(AERA dot.編集部/飯塚大和)

4141チバQ:2020/04/14(火) 11:50:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000010-saitama-l11

<新型肺炎>大宮も自粛ムード 休業要請で百貨店閉める 居酒屋テークアウト切り替え パチンコ店も経営難


4/14(火) 11:41配信

埼玉新聞







<新型肺炎>大宮も自粛ムード 休業要請で百貨店閉める 居酒屋テークアウト切り替え パチンコ店も経営難


弁当のテークアウト販売に営業を切り替えた居酒屋「もつ焼大阪屋」=13日午後6時ごろ、さいたま市大宮区


 緊急事態宣言が発令され、埼玉県内の休業要請が始まった13日、対象となる百貨店やボウリング場などが店を閉めた。一方で、「生活が懸かっている」と、営業時間の短縮や営業形態を変える店も。誰もが、終わりの見えない状態に苦悩している。


 ダイエーやマルイのほか、約30店舗の専門店舗が集約しているさいたま市大宮区の「大宮西口DOMショッピングセンター」は、大半の店舗が4月上旬から、臨時休業や時間短縮をしている。

 同センターを管理する、大宮西口共同ビルの関係者によると、マルイなど都内に本店を置く大型チェーン店は、都内の系列店舗と同時期に営業自粛体制を取った。生活必需品などを扱う小売店については、各店で休業体制を決めているため、毎日、営業店舗数が変わるという。

 大宮西口共同ビルは「県内も休業要請となり、今後の営業方針に悩む店舗もあると思うが、全店と一体となり、この不況を乗り切っていきたい」としている。

■ボウリング場

 さいたま市南区にある創業約35年のボウリング場は、今月を営業休止にした。県の要請にかかわらず、3月上旬から休業を検討していたという。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、店ではボールの指穴や貸し靴など、念入りにアルコール消毒して営業を続けていたが、客は減少するばかり。「2月中から同業者の間でも、足並みをそろえて休業するべきだとの話が出ていた。何より命が最優先。先が見えず経営的には相当厳しくなる」と頭を悩ます。
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 春休みから大型連休にかけては、学生を中心に一番の書き入れ時。「コロナ終息を今は願うばかり。苦しいが耐えるしかない」と、来月からの営業再開を目指している。

■パチンコ店

 県内でパチンコホールを持つ男性経営者は「大手のパチンコホールが休業できるのは手元の資金が潤沢で、休業しても従業員への給料などの支払いに対応できるから」と指摘。「県内でも少なくない個人経営のホールは、人件費や家賃など固定費を稼ぐために休業するのは難しい」と話す。

 休業要請を受けて、休業するホールもあるが、自身のホールは時間短縮で対応。「こちらも生活が懸かっている。休業補償が示されず要請をされても困る」と憤る。

 2〜3月の売り上げは前年同期比で約3割落ち込み、「今後の落ち込み幅はさらに広がるのでは」と危機感を募らす。4月末には各種固定費の支払い時期を迎え、「経営が苦しく事業継続が難しくなるホールが出るのではないか」と力なく語った。

 パチンコの景品の納入などを行う男性経営者は「まとまった休業日を設定すれば補償するといった、思い切った支援の枠組みがなければ多くのホールが営業を続けるのではないか」と話した。

■居酒屋

 さいたま市大宮区の居酒屋「もつ焼大阪屋」は今月上旬から、昼と夜の営業共に、弁当のテークアウト販売のみに切り替えた。夜の営業でテークアウトを注文した利用者には待ち時間の間のみ、午後7時まで店内で酒を提供する。

 従業員の赤坂治子さんによると、都内の飲食店が臨時休業や時間短縮をするようになってから、大宮駅周辺の商店街も自粛ムードが高まってきたという。

 県内では、飲食店の休業要請はないが、赤坂さんは「私たちも都に合わせて自粛しようという気持ちは強い」と話す。テークアウト販売で営業を続けていることについて、「周りの人から見たら、自粛していないと思われるかもしれないが、個人店が休んでしまったら、収入が全く無くなってしまう。ウイルス対策を第一に考えながら、この環境でできる工夫をしていきたい」と話した。

4142チバQ:2020/04/14(火) 11:51:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000001-kobenext-soci
「長引けば死活問題」兵庫、大阪など休業要請 経営者ら危機感、補償訴え


4/14(火) 7:30配信

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫県が休業要請した施設は、バーやナイトクラブなど夜間営業の店や、スポーツジム、劇場など多岐にわたる。日々の営業が経営に直結する店舗は厳しい決断を迫られている。

 要請は15日から。居酒屋を含む飲食店は休業の対象外となったが、酒類の提供は午後7時までにするよう求められる。

 神戸市中央区の串揚げ店「なおちゃん」。「午後8時閉店なら、店を開けることに意味があるのか」と店主・猶原剛さん(49)は戸惑う。

 通常の営業時間は午後5時〜深夜1時。昼の営業はしておらず、ほとんどの客は串揚げや一品料理をあてに酒を楽しむ。

 「酒を飲み始めるのは早くても午後7時から。どうしようもない」

 海鮮料理や洋食を提供する飲食店「味加味(みかみ)」(神戸市中央区)は、東京都が休業要請の内容を発表した10日以降、閉店を2時間早め、午後8時にした。店主の垣谷定道さん(75)は「兵庫でも東京と同様の要請が出るのではと予想していた」と話す。

 3月の売り上げは前年比40%減、4月は80%減。それでも県の要請に応じ、お酒の提供は午後7時までにするつもりだ。

 休業を要請されるパチンコ店。神戸・新開地(同市兵庫区)で2店舗を経営し、新開地一丁目商店街振興組合理事長でもある香野民浩さん(62)は「地元の店はみな、既に自主的に閉めた」。自身の店も11日から閉店したが、全従業員の4月分の給与は払う。

 「休業が長引けば死活問題。何とか1カ月で収束すればと、少しでも協力するためにやっている。国や県は補償や対策で、われわれの頑張りに応えて」と訴えた。

 学習塾は床面積が千平方メートル超は休業を、それ以下は協力を求められた。

 西宮市と大阪市に教室を置く小学生対象の少人数制指導塾「学びの森 国語学習会」は通常、講師1人が児童2人を教えるが、マンツーマンに変更する。

 「今後の状況次第ではオンライン授業への全面移行を考えるので、今から1対1にした方が切り替えやすい」と、竹中秀幸代表(48)は先を見据えている。(上杉順子、谷川直生、小谷千穂)

4143チバQ:2020/04/14(火) 14:06:34
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200414-00234552-diamond-bus_all
コロナで絶体絶命の飲食店、ミシュラン店さえ従業員7割解雇の現実


4/14(火) 6:01配信

 7都府県を対象に緊急事態宣言が発令された。外出自粛の影響で売り上げの急減に悩まされていた飲食店は、日に日に“限界”に近づいている。政府は特別融資や助成金の拡充を行うが、飲食店に残された時間は多くない。経営者たちの悲痛な叫びを聞いた。(ダイヤモンド編集部 笠原里穂)

【閑散とした飲食街の写真やコロナ自粛の実情まとめ表はこちら】

● 客数が前年比8〜9割減 壊滅状態に追い込まれた飲食店

 「3月最後の週末、予約はたったの1件だった。小池(百合子)都知事の外出自粛要請を受け、入っていた予約はほぼすべてキャンセルになってしまった」

 都内で30席ほどのイタリア料理店を営むシェフは絶望感をにじませた。毎夜満席が続いていた人気店。オリンピックイヤーに沸くはずだった今年、予約を断ることはあっても閑古鳥が鳴く週末が来るとは思ってもみなかった。

 新型コロナウイルス感染拡大により、飲食店が壊滅的な状態に追い込まれている。

 中でも1店舗から数店舗といった小規模の飲食店では、売り上げ急減が存亡の危機に直結する。来月、再来月の従業員の給料や食材、賃料などの支払いができるかどうか――。経営者は綱渡り状態の日々を送っている。

 冒頭のイタリア料理店をはじめ、都内の飲食店に決定的な打撃を与えたのが3月後半の外出自粛要請だ。3連休には客足に戻りが見られ、安心しかけた店もあったが、3月25日の都知事の要請を受けて再びパタリと止まった。以降、客数が前年同期比で8〜9割減という店も珍しくない。

 そして4月7日、東京都をはじめ7都府県を対象に緊急事態宣言が出された。これを受けて、どのような施設に休業要請が出されるのかが注目されていた中で、東京都は10日、居酒屋などを含む飲食店に対しては営業時間の短縮を求める方針を発表した。

 休業要請の対象にはならなかったが、とはいえ、すでに大幅な客数減が目に見えている。「店を開けるだけロスを生むことになる」「どれだけ対策していても従業員やお客さまへの感染リスクが防ぎきれない」といった事情から、4月に入って多くの飲食店が臨時休業に踏み切った。

● 「銀座から人が消えた」 人気すし店の苦悩

 立地や業態によっては、3月以前からコロナの影響が出ている店もある。特に、インバウンド需要が大きかった店は、1月末に始まった外国人観光客減少のあおりを受けた。すでに2カ月以上、深刻な売り上げ減少に悩まされている。

 「銀座ですし職人をやって24年目になるが、こんなことは初めて」

 人気すし店「銀座いわ」の店主、岩央泰氏は、人が消えた銀座の現状をこう話す。

 ミシュランガイドに1つ星として掲載されたこともある同店では、来店者の7割程度が外国人観光客だったという。ホテルのコンシェルジュ経由で予約が入ることも多かった。本来は予約でいっぱいになる桜の季節だが、観光客の激減に伴い予約数も昨年に比べて7割減った。

 売り上げが急減する中で、経営を圧迫するようになったのが人件費だ。7人の従業員のうち5人を3月末で解雇せざるを得なくなった。先が見えない中でいずれ辞めてもらわざるを得ない状況になるのなら、早くから失業手当がもらえたほうがよいだろうと、苦渋の決断を下した。

 「『戻ったら、また一緒にやろう』と声をかけたが、こんなことをした会社に戻ってきてくれるかな……」

 岩氏は、やるせない表情を浮かべた。

 すでにコロナショックの影響は長期化しているが、終息のめどが立たない。同店は資金確保に動いているものの、「お金を借りられるのが先か、支払期限が先か」(岩氏)と、状況は刻一刻と厳しさを増す。

4144チバQ:2020/04/14(火) 14:06:55
● 休業で売り上げゼロに 重くのしかかる固定費

 今、多くの飲食店経営者の頭を悩ませているのは、人件費や家賃といった固定費だ。店を休もうにも、こうした費用の支払いは毎月やってくる。

 なんとか新型コロナウイルスの感染拡大が終息するまで店を持たせようと、経営者は資金繰りに奔走している。しかし、経営状況が悪化した企業のための地域の特別相談窓口には売り上げの急減に悩む企業から同様の相談が殺到しており、「4月の初めに区の新型コロナ関連の融資相談窓口に行ったときには、相談の予約が1カ月待ちだった」「3週間ほど前に雇用調整助成金を申請したが、お金がいつ支払われるかまだめどは立っていない」など、着金の見通しが見えていない店もある。


 加えて、飲食の世界はもともと薄利多売の業界だ。無利子・無担保といっても、終息時期の見えない中で支払い費用のためだけの資金を借りるのには抵抗がある人が多い。店の存続のためにやむを得ないとはいえ、借金を膨らませながら店を再開することの負担は決して小さくない。

 こうした状況を受けて、業界からは政府や自治体にこうした固定費の補助を求める動きが出てきている。飲食店の倒産防止対策として家賃と雇用者の給与の補助を求める署名活動には、開始からわずか1週間ほどで全国から10万人以上の賛同が集まった。

 署名活動の発起人である3つ星レストランHAJIMEのシェフ米田肇氏は、「日本の飲食店はコストパフォーマンスが高く、そのことがインバウンドを呼び込む要因にもなってきた」と指摘する。しかし、裏を返せば、わずかな客数減少でも打撃を受けるギリギリの状態であったともいえる。当然、「売り上げ急減」を数カ月も甘受できる体力はない。

● 飲食店経営者が予測する 「3カ月」で倒産続出のリスク

 実際、3月後半になるまでは売り上げの減少がほとんど見られなかったという店ですら、「この状態が続けば3カ月が限度」と見る経営者もいる。

 「うまくいっている店でも、内部留保は1.5カ月程度といわれています。4月、5月の支払いは貯金を切り崩してなんとか耐えたとしても、6月にはもう厳しい。7月には倒産というところも少なくないと思います」(米田氏)

 先が見えない中で閉店を決めたとしても、そこで「楽になる」わけではない。

 「閉店する際も、店舗を原状回復するための工事費用がかかる。契約時に納めた保証金で支払ってもお金は残るかどうか……」(都内で飲食店を経営する男性)

 さらに、飲食店によっては定期借家権契約を結んでいる店もある。こうした場合、契約期間中に借主からの途中解約ができず、閉店しても家賃を支払い続けなければならない可能性もある。

 政府は7日に発表した108兆円規模の緊急経済対策の中で、中小企業に対して雇用調整助成金の助成率を最大9割まで引き上げるほか※、売り上げが半減した場合、最大200万円を給付することを発表した。給付は早くて5月の大型連休明けになる見通しだ。合わせて、国内の観光や飲食などの需要喚起を目的とした「Go To キャンペーン」事業に1兆6794億円の予算を計上した。飲食店で使えるクーポン券を発行し、コロナ終息後のⅤ字回復を支援する。

 しかし、終息後まで生き残れる飲食店がどれほどあるか。終わりの見えない自粛が続き、すでに限界を迎えている店も少なくない。

 「心臓が止まりそうなときに、擦りむいた所にばんそうこうを、という話をされても困る。“心臓を動かして”くれないと――」

 経営に携わる店舗のうち数店がすでに閉店に追い込まれたという男性は、やり場のない思いを口にした。

 飲食店の延命に残された時間は想像以上に短い。

※編集部追記:雇用調整助成金については、中小企業の場合、休業手当の最大9割を国が負担することになる。しかし、休業手当は労働基準法により「平均賃金の6割以上」と定められているため、実質的には「給与の6割のうちの9割(=54%)」の負担ともいえる構造になっている。(2020年4月14日12:05 ダイヤモンド編集部)
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ダイヤモンド編集部/笠原里穂

4145チバQ:2020/04/14(火) 14:12:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000020-jij-soci

「小売店崩壊」に危機感 人手不足、感染リスクも 従業員、心身に負担・新型コロナ


4/14(火) 7:20配信

時事通信







「小売店崩壊」に危機感 人手不足、感染リスクも 従業員、心身に負担・新型コロナ


スーパーで行列する買い物客とレジの従業員=3月27日、東京都練馬区


 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の発令から、14日で1週間。

 スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの小売店は社会インフラとして営業を続けている。人手不足による過重労働に加え、感染リスクにもさらされる従業員は、心身の負担に耐えながら勤務している。専門家は「このままでは小売店崩壊につながる。生活を支える従業員を守らないといけない」と訴える。

 全国スーパーマーケット協会によると、3月の休校措置以降、パートやアルバイトが減少。学童保育や保育所の閉鎖も追い打ちをかけ、求人しても集まらない状況だ。各店舗にはマスクや食品の品薄などで問い合わせや苦情が殺到し、1日数千件の電話などの対応に追われる店もあるという。

 感染による営業停止を防ぐための従業員用のマスクや消毒液は枯渇する。家族連れの客が増えており、同協会の担当者は「制限されていないからといって、3世代で来て大人数でレジに並ぶ客もいる。せめて並ぶときは1人にしてほしい」と語気を強めた。

 東京都板橋区のスーパーのレジで働くパート女性(57)は、「マスクは3枚配られただけ」と嘆く。レジでは客から手洗いを求められたり、商品に触らず会計するよう迫られたりもする。アルバイトの高校生が親の反対で辞め、人手不足は深刻だという。

 「命と引き換えの時給1060円」。幼児2人を保育園に預け豊島区のコンビニに務める女性(25)は、「政府は『店は営業している』と言うだけで、働く人のことを考えていない」と憤る。9月には3人目を出産予定で、「それまでにある程度稼ぎたいが、私や家族が感染したら…」と思い悩む。

 クレーム問題に詳しい関西大の池内裕美教授(社会心理学)は「企業だけでなく利用者も店を守る当事者として、従業員を保護する意識を持たないといけない。相手の立場を思いやり、ねぎらいの言葉を掛けて」と要望。行政にも、衛生用品の支給や警察の巡回などの積極的支援を求めた。

4146チバQ:2020/04/15(水) 09:18:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000093-mai-soci

繁華街から人消えたが…地域商店街で増える「密」 緊急事態の東京


4/14(火) 22:16配信

毎日新聞







繁華街から人消えたが…地域商店街で増える「密」 緊急事態の東京


食材や生活用品の買い物などで戸越銀座を歩く人たち=東京都品川区で2020年4月14日午後5時35分、北山夏帆撮影


 政府による緊急事態宣言発令後、東京の繁華街の人出が60%近く減少した一方、一部の商店街では逆に5%程度増加していたことが、民間の分析調査で判明した。在宅勤務が進むオフィス街では40%近く減っていた。

 調査は、ソフトバンクの子会社Agoop(アグープ・東京都渋谷区)が、スマートフォンのアプリ利用者の位置情報をもとに推計した。緊急事態宣言直前の1〜6日と、宣言後の8〜13日の人の数を比較した。

 若者が多く集う渋谷センター街(渋谷区)では3月25日の外出自粛要請以降、人出は減少傾向にあったが、緊急事態宣言後は更に57・2%減った。オフィスが建ち並ぶ新橋駅(港区)も37・4%減少した。今月13日の午前9〜10時と、感染拡大前だった2月3日の同時間帯を比較すると70%近く減っていた。

 一方、スーパーや総菜店などが連なる戸越銀座(品川区)周辺は5・5%と若干増加していた。

 東京都の小池百合子知事は「繁華街からは人が消え、見たことのない光景になっている一方、地域の商店街などには家族連れが出て『密』を作っている。それぞれの現場で工夫をしてほしい」と注意を促す。【竹内麻子】

 ◇都内3地点の人出の増減率

        平日     土日    

渋谷センター街 -59・4% -47・6%

新橋駅     -38・7% -23・7%

戸越銀座     +5・7%  +5・2%

※株式会社Agoopの調査をもとに、緊急事態宣言後の今月8〜13日の人出を宣言前の1〜6日と比較

4147チバQ:2020/04/15(水) 09:44:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200414-00000072-mai-bus_all
スーパー業界、客に節度ある対応求める クレーム対応で疲弊 新型コロナ


4/14(火) 20:31配信



 食品スーパーの主要3団体は14日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、店舗の営業継続に向けて来店客に協力を呼び掛ける声明を出した。

 声明では「お客さまのストレス増加で、品薄や欠品、混雑に対して心ない言葉が増えている」と懸念を表明。クレーム対応で疲弊した従業員から退職相談が相次いでおり、客側に節度ある対応を求めた。

 また、従業員を感染から守るため、来店客のマスク着用を求め、品薄で手元にない人は政府が配布する布マスクの活用を要請。人前でせきなどをするのを避け、レジで並ぶ際は「一定の距離を取ってほしい」と訴えた。商品の品薄については「供給に一時的に支障が出ることもある」として、買いだめをせずに冷静に買い物をするよう求めた。

 声明はオール日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会の連名。【中津川甫】

4148チバQ:2020/04/15(水) 11:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e4246400563df03f38339106f85068c8e00ba3
「首くくるような覚悟」飲食店の悲鳴 売り上げ95%減の店も
4/15(水) 9:49配信

西日本新聞
「今は耐えて、底から上がるしかない」と語る博多壱の藤尾典一代表=9日、福岡市博多区

 新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛、会食の減少で飲食店の資金繰りが急速に悪化している。金融機関の融資相談窓口には事業者が殺到、審査数が急増して対応に追われる。14日からは福岡県が営業時間短縮を要請。歓送迎会シーズンで書き入れ時の3、4月に売り上げが激減した事業者からは「首をくくるような覚悟」と悲痛な声も上がる。

【写真】タオル生地でマスク、注文20万枚超「驚いた」


 「売り上げ次第では人件費や家賃で赤字。実質、閉めてくださいと言われているようなもの」。福岡市博多区の居酒屋「博多壱」の藤尾典一代表(41)は、14日に始まった飲食店の営業短縮要請をそう受け止めた。福岡県が外出自粛を呼び掛けた3月28日に来店客が初めてゼロとなり、4月11日から当面休業中だ。

「今は借りられるだけ資金を集めたい」
 もつ鍋や水炊きなど博多の代表的な料理が売りの博多壱には、韓国人客や出張客が多く訪れていた。それがコロナ感染拡大による訪日客数の減少や企業の出張自粛の影響で、2月の売り上げは前年比2割減。3月上旬に国が中小企業の資金繰りを支援する融資「セーフティネット保証4号」を申し込み、西日本シティ銀行から700万円を借り入れた。

 「4月はずれ込んだ3月の宴会が入ると見込んだが、より悪くなった」。3月の売り上げは5割以上落ち、4月は現時点で95%減だ。藤尾代表は「福岡市の家賃補助も申請予定だが、今は借りられるだけ資金を集めたい」と複数の金融機関に約1年分の経費に当たる4千万円の追加融資を申し込んでいるが、満額を得られるかは不透明という。

日本政策金融公庫の融資相談「4月は現時点で13〜14倍のペース」
 無利子で融資する日本政策金融公庫は、福岡県内で3月末までに4721件の融資相談を受けた。福岡支店の中谷正一支店長は「3月は前年比の6〜7倍、4月は現時点で13〜14倍のペース。勢いは全然止まっていない」と説明する。

 審査では提出書類を簡略化し、職員を総動員しているが、融資を決めた承諾件数は2807件にとどまる。「多くの企業を助けたい。これまで申し込みの9割超は承諾している」と語る。郵送も受け付けている。

「首くくるような覚悟」飲食店の悲鳴 売り上げ95%減の店も
4/15(水) 9:49配信

西日本新聞
 福岡県信用保証協会によると、金融機関の貸し倒れなどを保証する融資の申し込み件数は4月1〜10日で前年同期比3・8倍の3581件、金額は7・6倍の797億円に急増した。

 地方銀行も対応を急ぐ。福岡銀行は融資部にコロナ対応の専用チームを設け、融資の返済条件の変更などに柔軟に対応。西シ銀の谷川浩道頭取は「(貸し倒れで)ロスが出ることも否定できないが、経済をしっかりと支えてお客さまの悩みや問題にスピーディーに応えることが最優先」と語る。

「資金繰りが厳しくなれば、首をくくるような覚悟でいる」
 飲食店は、売り上げの入金と賃料や人件費などの支払い時期にずれがあり、売り上げが減れば急速に資金繰りが悪化する。同県新宮町で居酒屋を営む男性経営者(45)は「まだ借り入れのめどは立っていない。資金繰りが厳しくなれば、首をくくるような覚悟でいる」と漏らす。

 中小企業の資金繰りを支援する九州経営リスクマネジメント協会(福岡市)の河津祐二代表は「半年分の固定費向けに融資をお願いしても、返済能力や体力の面から減額された企業もある」とし、「コロナの終息が長引いた場合、今回借り入れた資金が底を突くときに追加融資を受けられるかが課題となる」と指摘した。 (具志堅聡)

4149チバQ:2020/04/15(水) 17:04:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200415-00000049-asahi-sctch
にぎわう商店街に苦情殺到「野放しか」 困惑の戸越銀座


4/15(水) 14:41配信

 新宿、渋谷、銀座など都心の繁華街が閑散とする一方、ふだんとあまり変わらずにぎわう商店街も――。緊急事態宣言が出て初の週末、そんな光景が東京都内の各所で見られた。「野放しにするのか」といった声が相次ぎ、地元の役所や商店街は対応に乗り出した。


■「日常の買い物の場」

 緊急事態宣言が出て初めての週末となった11、12日、東京都品川区にある戸越銀座の商店街の混雑ぶりが、テレビなどで盛んに報道された。全長約1・3キロにわたる関東有数の長さの商店街だ。

 放送直後からツイッターなどで、買い物客や商店街への批判が相次いだ。週明けには、飲食店や戸越銀座商店街連合会などに「なぜ店を閉めないのか」といった批判のメールや電話がきたという。

 連合会の担当者は「突然、大量の意見が殺到した」と困惑する。報道では携帯電話の位置情報で算出したデータで、商店街の混雑が伝えられた。担当者は「周辺の住宅街で暮らす人にとって、商店街が日常の買い物の場。観光客らと地元住民が一緒に集計されているのでは」と語る。

 雑貨店を営む女性は「たしかに週末は混雑するが、商店街だけが非難されるのはおかしい。今はよそからくるのは控えてほしい」。16日から臨時休業を決めた精肉店の店長(39)は「従業員の安全のために決断した。だが家賃や人件費を稼ぐため、店を開けざるを得ない店舗もある」。

 商店街連合会では14日、「STAY HOME 不要不急の外出は控えて!」という掲示を街灯などに100枚貼るなどして対応に追われた。(伊藤恵里奈)
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朝日新聞社

4150チバQ:2020/04/15(水) 18:58:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb861d0a9a14af20c051510376409895a3956ce5
女性店員「助けてください」、ママ「自粛要請ってずるいよね」…歓楽街に悲鳴と恨み節
4/15(水) 16:06配信
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮城県の村井知事が外出自粛を要請して2回目の週末となった10日夜、東北一の歓楽街、仙台・国分町を歩いた。普段は清濁併せのむにぎやかな国分町だが、静寂に包まれたこの夜、町で聞かれたのは悲鳴、そして恨み節だった。

 午後9時頃、定禅寺通から国分町通に入った。ネオンはいつものように煌々(こうこう)としていたが、通りにあるのは客引きの姿だけ。客の姿はまったくなく、みんな暇そうだ。

 「助けてください。コロナ対策やってるんで」。居酒屋の女性店員(20)が声をかけてきた。聞けば、店には客1組しかいないという。仕事中のため行けないことを伝えると、残念そうに去って行った。

 定禅寺通との交差点付近にある雑居ビルで居酒屋を営む男性(28)は、「我慢勝負だと思っている」と苦しい胸の内を明かした。店があるビル2階には飲食店が10店ほどあるが、営業しているのはここだけだった。

 男性によると、2月末頃から客足が減り、3月の売り上げはいつもの半分ほど。店の賃料を差し引くと赤字で、店の修繕費に充てるはずの貯金でなんとかしのいでいるという。

 男性は「不謹慎と思われるかもしれないが、店をやらなければ収入はゼロ。このままだと死活問題だ」とうなだれた。

 スナックやバーなどが入る5階建てのビルは、ほとんどの店の扉に営業自粛を伝える貼り紙があった。休業中の店の前には客が店の女性に贈ったのだろうか、「みきちゃん、誕生日おめでとう」のメッセージカードと、ピンクのバラの花が置かれていた。

 このビルの4階で、スナックが1軒開いていた。入ると、客1人に対して女性3人。50歳代のママは「店の子にも生活があるからね」と、店を開けた理由を話した。3月の売り上げは半分に落ち込み、4月はさらに厳しい。ママは「補償なしに店を閉めることは出来ないよ。自粛要請ってずるいよね」と憤った。

 ビルを出ると、ほろ酔いの男性(48)に出会った。内装業を営み、「人と接触する機会が少ないから大丈夫」と、行きつけのスナックで楽しんだという。料金は1万円だったが、少し多めに支払った。「女の子たちは生活がかかってるんだ」。大きな声が人の少ない通りに響いた。

 厳しいのは、国分町の酔客を当てにするタクシーも同じ。勤続10年のタクシー運転手の男性(64)は、毎月60万円近い売り上げがあったが、今月は10日時点で4万円。「今は終電を逃した客を乗せることもないよ」と、午前0時を回った夜の町を後にした。(青木聡志)

■飲食店8、9割休業

 県内約4500の飲食店や社交飲食店が加盟する「県社交飲食業生活衛生同業組合」によると、14日現在、国分町の飲食店の8、9割が休業している。

 上村孝理事長(75)は「国分町でコロナの感染者が出たらまずいが、補償もなしに休業しろとは言えない。県も市ももっと真剣に取り組んでいただかないと、倒産のドミノ倒しが始まってしまう」と訴えた。そして、「震災の時は『絆』と称し、手を取り合って乗り越えてきたが、今は手を握ることもできない」と話した。

4151チバQ:2020/04/15(水) 22:14:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb9b2574d5b137b4dcb71d8a6b6d912f051f75e8
関西のスーパー「巣ごもり消費」需要取り込む 食料品売り上げ好調
4/14(火) 20:46配信

毎日新聞
「緊急事態宣言」発令を受け、休業する阪急百貨店うめだ本店。日曜の午後にもかかわらず、人通りはまばらだ=大阪市北区で2020年4月12日、藤井達也撮影

 大阪府の他に兵庫県も緊急事態宣言の対象となった関西のスーパーでは、外出を控えて自宅で過ごす「巣ごもり消費」の需要を取り込み、食料品などの売り上げが好調だ。ただ、宣言を受けて臨時休業を決めた百貨店でも食品売り場の営業は続いていることなどから、宣言前後でのスーパーの売り上げの変化は限定的となっている。

 近畿圏と首都圏でスーパーを展開するライフコーポレーションでは、宣言が発令された翌8日、近畿の店舗の売上高が前年同期に比べて2割増えた。9日以降も堅調で、8〜12日の5日間の売上高は前年比1割増。特に、手軽に調理できて保存しやすいパスタや、家族で食べられるたこ焼き粉などが伸びた。しかし、買い物客数は前年から横ばいだ。広報担当者は「不要不急の外出を控え、1回の来店での『まとめ買い』が目につく」と話す。

 大阪市内の店を利用していた女性会社員(42)は両手に五つほど買い物袋を提げ、「感染リスクが高まるから外出をなるべく控えたい。冷凍食品などを中心に一度で多くのものを買うようになった」。70代の男性は「息子夫婦が在宅勤務を始め、家での食事が増えた。その分スーパーで使うお金も多くなった」と話した。

 平和堂は2月下旬から巣ごもり消費の影響を受けて売り上げが伸びているが、宣言後に急激に増えた様子はうかがえないという。広報担当者は「百貨店とスーパーでは客層が異なる。さらに、食料品売り場を営業している百貨店は多く、お客様の目立った増加にはつながっていない」とした。

 一方、阪急阪神百貨店を展開するエイチ・ツー・オーリテイリング傘下のスーパー、イズミヤやデイリーカナートの8〜12日の売上高は前年より減った。外出自粛を受け、主力の大阪府、兵庫県のほとんどの店が閉店時間を繰り上げており、営業時間短縮が売り上げ減につながったとみている。広報担当者は「緊急事態宣言後は特に『夜の時間帯の客が減った』との声が出ている。宣言によって、夜出歩く人自体が少なくなった印象だ」と述べた。【鈴木健太、隈元悠太】

4152チバQ:2020/04/15(水) 22:15:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d240b08be768a841c9c40f5a8e288d5a70bfd504
都心閑散、「まるでゴーストタウン」 住宅街には人出 緊急事態宣言1週間
4/14(火) 19:28配信

時事通信
人通りの少ない東京・渋谷のスクランブル交差点=14日午後(時事通信ヘリより)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言から1週間。

 大都市の都心部では多くの百貨店や飲食店が営業を取りやめ、「まるでゴーストタウン」の声も。一方で、住宅地に近い商店街では、自宅周辺で過ごす人々が集まり、売り上げが伸びた店もあった。

「臨時休業」の貼り紙が目立つ東京・銀座。通りに人影はほとんどなく、高級ブランド店ではショーケースや棚から商品が引き払われ、店頭で広告動画だけが繰り返し流されていた。飲食店に卸す食材や酒を積んだトラックも姿を消し、通りは閑散とした様子。ジュエリー販売店の40代の女性店長は「まるでゴーストタウンだ」と肩を落とした。

 バーの看板に「アイスコーヒー 喫煙可」と手書きした紙を貼り付けていた男性店長(70)は、14日から「喫茶店」として昼の営業も始めた。常連客は周辺に勤務するサラリーマンがほとんどで、来店を促すメールを出しても「在宅勤務になったから行けない」と返信が届いた。

 県独自の緊急事態宣言が出ている愛知県も人の動きは鈍い。約420店舗が店を連ねる名古屋市中区の大須商店街は、人通りが日に日に少なくなっている。洋食店を営む加藤正明さん(65)は従業員を減らし営業を続けているが、「先が見えないのが何よりもつらい」と不安をにじませた。

 一方、「住みたい街」などのランキングで上位の常連とされる東京都武蔵野市の吉祥寺。宣言前よりは減ったものの、駅前広場は絶えず人が行き交っていた。商店街のパソコン販売店には、リモートワークで必要になった機材を買い求める客が訪れるといい、40代の男性店員は「売り上げはそう変わらない」と話す。

 戸越銀座商店街(品川区)も人通りは減少したが、近隣住民らが生活用品の買い出しなどに来ていた。生鮮食品店では緊急事態宣言後に売り上げが好転。外食を控え自炊する人が増えたためとみられ、精肉がよく売れたという。

4153チバQ:2020/04/16(木) 13:26:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00010003-doshin-hok

ススキノ飲食店主「営業、まるで悪者」「補償なく休めない」 道と札幌市、連夜の街頭パトロール


4/16(木) 12:27配信

北海道新聞







ススキノ飲食店主「営業、まるで悪者」「補償なく休めない」 道と札幌市、連夜の街頭パトロール


暮れ始めたススキノ地区でプラカードを掲げて歩く道と札幌市の職員ら=13日


 道と札幌市が緊急共同宣言に基づき、12日からススキノ地区で始めた街頭パトロール。職員が連夜、そろいのジャンパー姿でプラカードを掲げ、不要不急の外出を控えるよう呼び掛ける。一方、飲食店の経営者らからは「休業補償もないのに休めない。営業している店がまるで悪者みたいだ」と不満の声も漏れる。

布マスクの正しい洗い方は?<動画あり>

 13日午後6時から行われたパトロールは6人ずつの3班に分かれ、ススキノ地区の主要な通りを15分ほど練り歩いた。無言のまま「STOP!三つの密」などのプラカードを掲げ、最後尾には制服姿の警察官も。すれ違った男性は「営業自体は違法ではないはず。あんなに威圧感を出さなくてもいいのに」と驚いた。

 「ただのパフォーマンス。何の意味があるのか」。冷めた様子で見つめたのは、居酒屋の男性従業員(27)。来店客は昨年の同じ時期と比べて8割減ったといい、「外出自粛を要請されても外出する人はいるし、店も休めない」とこぼした。

 酒販店の男性従業員(34)は、パトロールを横目で見ながら「休業する飲食店も出始め、配達で回る店舗が3割ほど減った」と話した。回収するビール樽も少なくなって配達の効率が悪くなり、車の燃料代の負担が増しているという。

 ススキノ地区で飲食店を約30店運営する男性(32)は「これまで行政は北海道の食の売り込みやインバウンドの受け入れ拡大を進めてきたのに」と戸惑う。福岡市は14日に休業要請に応じた事業者への家賃補助などの独自の支援策を打ち出したが、道や札幌市は休業に対する支援策を示していない。

4154チバQ:2020/04/16(木) 13:28:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00010015-nishinpc-soci

「破綻する」タクシーや美容室から悲鳴…福岡市の支援策は対象外


4/16(木) 11:42配信

西日本新聞







「破綻する」タクシーや美容室から悲鳴…福岡市の支援策は対象外


西日本新聞の取材に応じたタクシー運転手。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「利用客がめっきりと減った」と本音を漏らした(撮影・帖地洸平)


 福岡県の休業要請を受け、遊興施設や劇場などが本格的な休業に入った。各方面に経済的な影響が広がるが、国や県は補償をしない方針だ。福岡市は、休業や営業を短縮する店舗への賃料補助などを独自に行うものの、休業要請や補償もない市内のタクシー会社員や美容室経営者からは「生活が破綻する」と悲鳴が上がっている。

【写真】タオル生地でマスク、注文20万枚超「驚いた」

 「売り上げ? 3分の1に落ち込みました」。休業要請直前の11日。タクシー運転手の30代男性はがらんとした市内でアクセルを踏み込み、ため息をついた。

 この日最初の客はパチンコ店に向かう3人組だった。「貴重な売り上げだけど複雑な気持ち」。マスクの下で苦笑いした。

 ハンドルを握り始めたのは1年前。観光客を中心に1日40組ほどを乗せてきた。給料は固定給のない完全歩合制で、サラリーマン時代に比べ10万円増。経済的に安定し、パートナーとの結婚に踏み切ろうとした矢先、コロナ渦が業界を襲った。

 7日には緊急事態宣言が出された。東京のタクシー会社が失業手当を頼みに、従業員600人超を全員解雇したと報道で知った。一方、休業手当の一部を助成する国の雇用調整助成金を会社が活用する様子はない。料金メーターの上がらない車内で絶望だけが募る。

 「退職しようと思います」。稼ぎが激減する中、過去半年の平均給与額に応じて支払われる失業手当を少しでも多くもらうための決断だった。10日、上司に伝えた。上司には「何とかする」と引き留められた。

 仕事は続けることにしたが、外食をやめ、食材や日用品を格安店でまとめ買いする生活を送る。「国や会社に期待しすぎず、いざとなったら自分でどげんかせんと」。すれ違うタクシーの「空車」の赤文字がむなしい。
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「従業員を守っていかないと」

 「店の賃料が重荷」と話すのは、福岡市博多区の中洲で美容室を営む30代男性。平日は中洲で働く女性のヘアセットを専門にしているが、利用客がいなくなり、緊急事態宣言の直後に店を休業した。

 雇用調整助成金などを活用し、従業員への補償のめどは何とかついた。ただ、理美容店は休業要請などの対象には該当せず、市の賃料補助は受けられない。不動産のオーナーに相談したが、救済はなかった。

 要請の有無で支援が異なる点は悔しいが、「補償の範囲をどこまでも広げられないことも理解できる」と語った男性。「終息後に経済が立て直っていく日に向けて、まずは従業員を守っていかないと」と力を込めた。 (横田理美)
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西日本新聞

4155チバQ:2020/04/16(木) 13:29:13
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200416-00000003-pseven-bus_all

コロナで存亡の危機を迎えた百貨店 身売りや再編が加速か


4/16(木) 7:05配信

NEWS ポストセブン







コロナで存亡の危機を迎えた百貨店 身売りや再編が加速か


4月8日から全館臨時休業している伊勢丹・新宿店(時事通信フォト)


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府や自治体の自粛・休業要請を受け、次々と臨時休業に追い込まれている百貨店。売り上げの大半を占めていた都心の旗艦店は“インバウンド・バブル”に沸いていただけに、長期間に及ぶコロナショックのダメージは計り知れない。ジャーナリストの有森隆氏が、存亡の危機を迎えた百貨店業界の今後を占う。

【写真】インバウンドバブル弾けた銀座
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 7都府県を対象にした政府の緊急事態宣言を受け、百貨店各社は食品売り場を営業するかどうかで対応が分かれた。宣言が出る前の4月6日夜、東京都が公表した対応案で、休業を要請する業種に百貨店が含まれていたこともあり、百貨店大手は翌7日、当面の臨時休業を相次ぎ公表した。
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 これに、政府側はすぐさま反応した。「なんて勝手なことをしてくれるんだ!」。宣言が出た4月7日夜、大手4社のトップが東京・霞が関の経済産業省に呼ばれ、宣言前に当面の休業を決めたことを、こう非難された。政府は食料品を売る「デパ地下」は営業を続けてほしいと考えていたからである。「人の死より、経済(景気)を優先した」と皮肉る関係者もいる。
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 その後、東京都の小池百合子知事と西村康稔経済財政担当相が、休業を要請する業種の綱引きを演じた。4月10日、都は百貨店については国の見解を受け入れ、休業の対象外とした。結局、政府(経産省)と東京都の方針が異なり、百貨店業界は振り回された。
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 4月8日からの全面休業を早々に決めたのは、三越伊勢丹ホールディングス(HD)と松屋だ。三越伊勢丹HDは三越日本橋本店や伊勢丹新宿本店など首都圏6店と小型店27店に加え、オンラインショップも休止。食品売り場も休業する。松屋は銀座本店と浅草店を全館休業とした。
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 大丸松坂屋百貨店は大丸心斎橋店、梅田店や東京店、松坂屋上野店、博多大丸(大丸福岡天神店)など7店を閉めた。ただ、郊外店の大丸須磨店と松坂屋高槻店は食品売り場のみ営業時間を短縮して営業する。営業時間は10時〜18時だ。


 当初から食品売り場の営業を継続するのは、高島屋とそごう・西武。高島屋は百貨店・専門店12施設で、そごう・西武も西武池袋本店や西武渋谷店など9店で、それぞれ食品売り場の時短営業を決めた。
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 小池知事が方針を撤回したとはいえ、「わざわざJRや私鉄に乗って、デパ地下に、どれだけの客が来るのか」といった恨み節が聞こえてくる。
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◆インバウンドの需要が激減
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 新型コロナの感染爆発もあって、休業を決める前から訪日観光客(インバウンド)の需要激減が百貨店の業績を直撃した。
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「平日は中国人客がほとんどだった化粧品売り場はガラガラ。免税品フロアはもっと酷い。賑わっているのは地下の食料品・惣菜売り場だけ」(大手百貨店の有力店の店長)
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 中国当局が1月末に実施した団体旅行の規制に加え、日本政府が3月9日に中韓両国からの入国制限を強化したことで訪日客が姿を消したのである。大丸松坂屋の3月の免税売上高は前年同期比で97%減、高島屋92%減、三越伊勢丹90%減と需要が一気に消失した。特に、訪日客に人気が高い化粧品販売が不振で、大丸松坂屋の化粧品の売り上げは6割も落ち込んだ。
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 その結果、大手百貨店5社の3月の売上高(既存店ベース、速報値)は前年同月比で過去最大の落ち込みを記録した。
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 大丸松坂屋百貨店は43.0%減、三越伊勢丹39.8%減、高島屋35.1%減、そごう・西武が31.9%減。関西はエイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店)が38.1%減だった。インバウンドの御用達店として知られる三越銀座店は実に55.1%減となった。
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 百貨店は山あり谷ありだ。バブル崩壊後の日本経済の落ち込み、2008年のリーマン・ショック、2011年の東日本大震災と続き、市場縮小に歯止めがかからない。この間、2014年からの中国人による「爆買い」で、やっと息を吹き返したところだった。関西国際空港がLCC(格安航空会社)路線に特化したことから、大阪の繁華街、心斎橋は中国人などで埋め尽くされた。百貨店売り上げは「西高東低」の傾向が顕著になっていた。

4156チバQ:2020/04/16(木) 13:39:13

◆生き残る道はプラットフォーマー化しかない
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 百貨店業界の市場規模は、バブル時代の1990年代初頭は10兆円に迫る勢いだったが、いまや6兆円を割り込んでいる。特にスマホの普及により、アマゾンや楽天といったネット通販の拡大が百貨店業界の最大の脅威となった。そして、コロナ後には、さらに百貨店の経営環境は一変するだろう。消費のネットシフトが一段と鮮明になるからだ。
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 今や、百貨店は構造不況業種の代表格である。いち早く“脱百貨店”に踏み出したJ.フロントリテイリングは、松坂屋銀座店の跡地に都心型ショッピングセンター「ギンザシックス」を開店。高島屋は日本橋店を商業施設「日本橋タカシマヤ・S・C」にリユーアルした。いずれも不動産賃貸業であり、物販で稼ぐことは、最初からあきらめている。
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 有力地方百貨店の多くも、今後はそれぞれの街の一等地にもつ土地を活用して不動産賃貸業に転換するだろう。
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 これに対して、百貨店の王道を歩んできた三越伊勢丹HDは業態の転換で3周遅れとなり、コロナで四苦八苦の状態だ。百貨店業界は東京五輪・パラリンピックの特需を売り上げ回復の起爆剤とするつもりだったが、1年間まるまる延期となった。1年後にやれるという保証もない。そして、首都も厳戒状態に突入し、期待は一気に萎んだ。
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 今後、大手百貨店の変革のキーワードはプラットフォーマー化しかないだろう。アマゾンや楽天のように、多くのプレーヤーを引き寄せる場(=商業施設)を提供することだ。そうなれば、百貨店は百貨店でなくなる。日本の近代的小売業の祖である百貨店のビジネスモデルが消滅する日が、すぐそこまでやってきている。
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◆百貨店再編をシミュレーションする
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 このままコロナショックが長引けば、2020年の歳末商戦を前に、財務基盤の弱い有名百貨店の再編話が表面化するかもしれない。あくまで前向きな再編の組み合わせをシミュレーションしてみたい。
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 まず、これまでも幾度となく統合話が取り沙汰されて可能性が高いのが、松屋と東武百貨店の統合だ。東武百貨店の親会社、東武鉄道グループは松屋の事実上の筆頭株主だ。東武鉄道が4.53%、東武鉄道グループのファイナンス会社、東武シェアードサービスが4.40%、合わせて8.93%を保有している。


 小田急百貨店と京王百貨店の統合もあり得ない話ではない。両社の親会社の私鉄は同根で、戦前の大東急、東京急行電鉄が戦後分割され、東京急行電鉄(現・東急)、京浜急行電鉄、京王帝都電鉄(現・京王電鉄)と、新会社の小田急電鉄に分離された。東急百貨店、小田急百貨店、京王百貨店の親会社のルーツが同じなのである。もし、東京・新宿に隣り合わせるように本店のある小田急と京王の百貨店統合が現実味を増した場合、東急百貨店はどう動くのだろうか。
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 高島屋の動きにも関心が集まる。高島屋はエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)と経営統合を模索したが、2010年に破談になった。当時、三越伊勢丹の大阪進出を阻止するために手を組んだといわれたが、破談後、高島屋は独立独歩の経営を続けている。
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 破談したとはいっても、高島屋とH2Oは相互に5%の株式を持ち合っている。その高島屋は、「かつて敵対していた三越伊勢丹と合流する」(外資系証券会社の百貨店担当のアナリスト)という観測も浮上している。
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 他方、「セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武との統合話もある」(国内証券会社の同アナリスト)。セブン&アイは、百貨店買収を主導したカリスマ経営者、鈴木敏文氏が去り、「鈴木敏文の負の遺産」(セブン&アイ関係者)といわれている百貨店を切り離すのではないかという観測が流れる。そこで、高島屋とそごう・西武との経営統合が囁かれるようになった。
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 高島屋が首都圏の三越伊勢丹、そごう・西武のどちらかと手を結べば、高島屋の株式を持ち合っているH2Oは近鉄百貨店と統合し、阪急阪神・近鉄の関西連合を形成するかもしれない。近鉄百貨店の親会社は近鉄グループホールディングスである。
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 コロナ休業で存亡の危機を迎えている百貨店業界。三越伊勢丹は売り上げの大幅減が長期化した場合に備え、三菱UFJ銀行と三井住友銀行に対し、総額800億円の融資枠を要請した──との報道が出ている。
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 コロナ騒動がいつ収まり、いつ消費が回復するかのメドはまったく立っていないが、いずれにせよコロナ後の「百貨店地図」は大きく塗り替わっていくだろう。

4157チバQ:2020/04/16(木) 13:42:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000000-kobenext-soci

消えた酔客、一方で商店街は… 平常と非常時が混在 神戸


4/16(木) 6:30配信

神戸新聞NEXT







消えた酔客、一方で商店街は… 平常と非常時が混在 神戸


人通りがまばらな新開地商店街=神戸市兵庫区新開地1


 15日午前0時から始まった遊興施設や店舗を対象にした兵庫県の休業要請。神戸市内の繁華街では多くの店がシャッターを下ろし人影が消えた。一方、商店街には、生活必需品を買い求める人たちが訪れた。平常と非常時が混在し、先が見通せない生活。市民は一日も早い終息を願った。(西竹唯太朗、伊田雄馬)

【写真】コロナ休館中にゴッホ盗難 オランダの美術館

 休業要請の開始1時間前の14日午後11時すぎ。いつもなら酔客があふれる三宮は静まり返っていた。居酒屋やカラオケ、風俗店などの店舗には軒並み「臨時休業」の張り紙があった。

 「午後7時くらいからいるけど、まるでゴーストタウン」。阪急三宮駅近くで、ガールズバーの客引きをしていた男性(20)がため息をついた。男性が勤務する店は、15日以降の営業は未定。「おそらく休業になると思う。ここまで人出がないと客引きも意味がない」とこぼした。

    ■

 15日昼すぎの新開地かいわい。全長約800メートルの商店街にはパチンコ店など遊興施設が並ぶが、いずれも臨時休業。飲食店やコンビニなどが店を開けているが、人通りはまばらだ。

 「どこも開いていなかった」。パチンコ店の休業を知った男性(72)は所在なげな様子。「もともとは活気にあふれる街。早くみんなが出歩けるような日が来てほしい」とつぶやいた。

 食料品などの生活必需品を取り扱う店は、ほぼ平常通りの営業を続ける。「営業を続けるのは正直言って怖い」と打ち明けたのは、新開地周辺のコンビニ店長(48)。「コンビニを必要とする人がいる。店を開けることが使命だと思っている」と自分に言い聞かせるように話した。

    ■

 買い物客でにぎわう東山商店街。果物店を営む男性(64)は「こんな時でも来てくれる人がおる。休む訳にはいかへん」と話す。商店街では客の不安を少しでも和らげようと、1日2回、屋根を開いて通り全体の換気に努めている。

 日用品や仏具などを取り扱う「佐藤紙店」では、飛沫感染を防ごうと、レジに透明のビニールクロスをつり下げている。

 「お客さんも理解してくれ、『邪魔』という声はない」と男性(49)。同様の取り組みは、近隣の店にも広がっているという。

4158チバQ:2020/04/16(木) 17:39:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000016-asahi-soci

首都圏外へのパチンコ遠征、続出 我慢できない大人たち


4/16(木) 10:28配信

朝日新聞デジタル







首都圏外へのパチンコ遠征、続出 我慢できない大人たち


パチンコ店には次々と車が入り、県外ナンバーも目立った=2020年4月15日午後0時21分、茨城県取手市、佐々木凌撮影


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の対象地域から、茨城県内のパチンコ店を訪れる客が目立っている。対象地域内でパチンコ店の休業が増える一方、県内では多くの店がこれまで通りの営業を続けている。首都圏に近接する地域の住民からは不安の声があがる。

【写真】首都圏ナンバー、軽井沢にも…

 15日午前9時。守谷市内のパチンコ店には開店前から30人ほどの列ができていた。従業員から消毒液を手にかけてもらった客が、次々と店内に入っていった。駐車場には土浦、つくばナンバーや近接する柏、野田ナンバーに加え、練馬や品川といった東京都内ナンバーの車もちらほら。男性店員は「先週末から1日の客数は2割近く増えている」

 7日の緊急事態宣言を受け、一部の大手パチンコチェーンは8日から対象地域の店舗を休業にした。東京都は11日から、千葉県は14日からパチンコ店に休業を要請するなどし、多くの店舗が従っている状況だ。一方、茨城県ではパチンコ店を含めた施設への休業要請への動きはない。大井川和彦知事は13日の会見で、現段階では特定の業種に休業要請をする考えがないことを明らかにした。

 この店では10日ごろから、それまでほとんど見られなかった都内ナンバーの車が増え、ここ数日は「県外ナンバーは4割ほど」という。店には「なんで営業しているんだ」と苦情の電話もあるというが、休業する予定はない。男性店員は「売り上げのこともあるのでやめられないのではないか。休業要請が出ているわけではないし」と話す。

 利根川を挟んで千葉県我孫子市、柏市に隣接する取手市内のパチンコ店でも、駐車中の約2割が千葉や埼玉、東京などのナンバー。客に話を聞こうとしたが、みな足早に入店していった。

 首都圏に近い地域の住民には不安も広がる。取手市の60代女性は最近、近所に県外ナンバーの車が増えたと感じるようになった。「子どもが学校に行けずに我慢しているのに、なぜ大人が我慢できないのか。自分の県の店が休んでいるからといって、茨城に来るのはおかしい」と憤る。

4159チバQ:2020/04/17(金) 10:23:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00000004-kitanihon-l16

スナック客足急減「もう限界」 桜木町、桐木町で廃業相次ぐ


4/17(金) 1:15配信

北日本新聞







スナック客足急減「もう限界」 桜木町、桐木町で廃業相次ぐ


今月末でスナック「想貴」を畳むことを決めた牧さん=高岡市桐木町


 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、廃業に追い込まれるスナックが県内で出始めた。「夜の街」は、3月末に県内で初めて感染者が確認されて以降、客足が急減。家賃やカラオケ配信料といった固定費の負担は重く、何とか持ちこたえている経営者からも「もう限界」と悲鳴が上がっている。

 「店を閉じるしかなかった。寂しいが仕方ない」。歓楽街・高岡市桐木町でスナック「想貴(おもだか)」を営む牧美由紀さん(43)は今月いっぱいで店を畳むことを決めた。国内で感染が広がり始めた3月以降、客足が減少。県内でも感染が確認されたことを受け、休業に踏み切った。

 営業していなくても必要な家賃やカラオケの楽曲配信料、著作権料などは30万円を超え、女性従業員8人も抱える。終息が見通せない現状では、経営は厳しいと判断した。

 常連客にはまだ閉店を伝えていない。「『頑張れ』『落ち着いたら行くから』とメッセージを送ってくれ、言うのがつらくて…」と寂しそうにつぶやいた。
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 県飲食業生活衛生同業組合高岡支部によると、桐木町で他にも2店が廃業を予定しているという。

 県内最大の歓楽街・富山市桜木町でも、3月末で廃業した店があるという。

 感染リスクが高いとして、スナックやナイトクラブなど接客を伴う飲食店への出入りを控えるよう要請が出され、持ちこたえている店も状況は深刻となっている。スナック経営者の女性(60)は、同業者には金銭的な余裕がなく借金している人もいると明かした。「桜木町から感染者を出すまいと、9割以上の店が苦しい中で自主的に休んでいる。終息まで店を維持できるよう早急に支援してほしい」と県や市に求めた。

 1人でスナックを切り盛りする女性(51)は「先が見通せないのに、借金してまで店を続けるべきか…。大好きな仕事だけど、一度店を閉めて昼間働くことも考えている」と話した。

 桜木町でスナックを営む秀島均さん(65)は「生活のためにはいつか店を開けないといけないが、感染への恐怖心や世間の目もある。毎日眠れない日々を過ごしている」と語った。 (中田真紀)

4160チバQ:2020/04/17(金) 10:24:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00000005-khks-soci

東北、緊急事態宣言に悲嘆と覚悟 飲食店「経営成り立たぬ」 市民「仕方ない」


4/17(金) 9:24配信

河北新報







東北、緊急事態宣言に悲嘆と覚悟 飲食店「経営成り立たぬ」 市民「仕方ない」


臨時休業の店が多く、ひっそりとした飲み屋街=16日午後7時15分ごろ、仙台市青葉区の「稲荷小路」


 「経営が成り立たない」「補償を」。新型コロナウイルスの広がりを受けて緊急事態宣言の対象が全国に拡大された16日、いっそう客足が遠のきかねない東北の飲食店経営者らから悲鳴が上がった。外出の自粛を求められる市民は「仕方ない」と冷静に受け止めつつ、急速な感染者の増加に危機感を募らせた。

【写真】コロナ追い打ち 復興商店街苦境 宮城

 「緊急事態宣言は仕方ない」。福島市新町で「角打ちビストロ蔵ひろ」を営む朝倉智洋さん(30)は冷静に話しつつ、「このままの状況が続けば経営が成り立たなくなる」と表情を曇らせる。4月は売り上げが昨年同期の9割減だ。

 1年半前に開店し、借入金の返済も迫る。13日に弁当配達を始めたが、朝倉さんは「6月ごろに元に戻らないと苦しい。政府は返済猶予などの対応を取ってもらいたい」と話す。

 秋田市の歓楽街・川反の老舗料理店「うなぎ横田屋」店主の桃園昌典さん(37)は「川反を歩く人は少なくなっており(宣言拡大は)そこまで深刻には捉えていない」と話す。

 5月3日以降は夜に休業する。従業員は約25人。「解雇は極力避けたい。今後は出前を中心にやっていきたい」と前を向く。

 既に緊急事態宣言が発令された東京や大阪など7都府県は、事業者に順次休業を要請。仕事や日常生活、移動などに及ぼす影響は少なくない。

 「ますます来店は期待できなくなる」と嘆くのは、青森市で飲食店3店を経営する「たか久」の三浦善幸営業本部長(39)。4月の売り上げは例年と比べ6割減。大型連休中の予約も9割以上がキャンセルとなった。居酒屋は休業、レストランはランチタイムに絞る。「助成金や補償金がないと厳しい」と訴える。

 米沢牛料理を提供する「登起波(ときわ)」(米沢市)は通常営業を続けるが、海外、県外客は大きく減った。従業員鈴木美紀さん(43)は「東日本大震災直後より厳しい。休業となればしっかり補償してほしい」と話す。

 チソー食房(仙台市青葉区)は、牛タン店「たんや善治郎」など23店の半数以上を臨時休業し、残りも時間を短縮している。大場善次社長(62)は「今も開店休業みたいなもの。要請があれば時間短縮や休業に協力する」と言う。

 一方で「(接触機会の)8割削減は無理だろう。1、2カ月も続けば生活できない人が出る。鉄道は動かしており、矛盾を感じる」と疑問を投げ掛けた。
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河北新報

4161チバQ:2020/04/17(金) 15:12:27
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20200415213322.html
京都・四条の3百貨店も…商業施設の休業相次ぐ 従業員の大半は自宅待機に


2020/04/16 08:00京都新聞


京都・四条の3百貨店も…商業施設の休業相次ぐ 従業員の大半は自宅待機に

平日の食料品フロアを除き、15日から臨時休業に入った大丸京都店(15日午後、京都市下京区)

(京都新聞)


 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都市下京区の京都高島屋、大丸京都店、藤井大丸の3百貨店が15日、食料品を扱う「デパ地下」を除き、そろって当面の間の休業に入った。京都を代表する繁華街の四条通や河原町通周辺では、ミーナ京都などの商業施設も相次ぎ休館。一帯のにぎわいを牽(けん)引してきた商業施設の休業に伴う経済活動の停滞は避けられない。

 デパ地下の営業は継続する高島屋と大丸に対し、藤井大丸は食料品の営業は17日までで18日からは全館休業する。各店のデパ地下には15日、普段より少ないものの買い物客は次々と訪れ、まとめ買いをする客の姿も見られた。
 3店とも大部分の従業員は自宅待機になる。藤井大丸の藤井健志社長は「これまで経済活動を続けながらウイルスと向き合ってきたが、今は感染拡大を防ぐことを最優先に考えた」と苦渋の決断だったことをにじませた。
 百貨店以外の商業施設では、東京や大阪、兵庫への非常事態宣言の発令以降、京都マルイを皮切りにミーナ京都、京都BAL(地下の丸善書店除く)が既に休館している。15日からは東急ハンズ京都店や、昨年12月に開業した京阪グループの複合商業施設「グッドネイチャーステーション」も食料品や宿泊施設を除き休業する。河原町オーパも16日から閉める予定だ。
 四条通の商店などが加盟する四条繁栄会商店街振興組合の野村清孝理事長は「知る限りでは初の事態だ。何とか持ちこたえ、終息した後ににぎわいを取り戻したい」と話した。

4162チバQ:2020/04/18(土) 10:57:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c03b232ba7d9f01229b168b72b6ca608ba3f0d
イオンモール全国142カ所を休業 併設の総合スーパーは営業
4/17(金) 16:21配信

京都新聞
【資料写真】イオンモール京都桂川(2014年10月、京都市南区)

 政府が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために全都道府県に拡大して発令した緊急事態宣言を受け、イオンモールは17日、18日から当面の間、京都や滋賀など全国のモール142カ所を一斉休業することを決めた。

【写真】京都の和風ローソンが閉店へ



 京都府には「イオンモール京都桂川」(京都市南区)や「イオンモールKYOTO」(同区)など5施設、滋賀県には「イオンモール草津」(草津市)の1施設がある。

 イオンモールは休業するが、併設の総合スーパーは営業し、食料品などの供給に影響はないという。

4163チバQ:2020/04/18(土) 11:11:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/47ac9d544daeae7416e83b44c6e75707c1d24b96
東北の商業施設、休業次々 百貨店、アウトレット、旅館…緊急事態宣言受け18日から
4/18(土) 10:42配信

河北新報
閉店後、臨時休業のお知らせを掲示するスタッフ=17日午後6時45分ごろ、仙台市青葉区一番町の藤崎

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受けて17日、仙台市など東北の大型商業施設は18日からの休業を相次いで決めた。休業は少なくとも大型連休最終日の5月6日まで続くとみられる。食料品など生活必需品の販売は続けるものの、東北の商都・仙台が長期にわたり活動を停滞させる異例の事態となる。

 仙台市青葉区のJR仙台駅前は仙台パルコ本館、パルコ2、仙台ロフトは当面、全館休業。エスパル仙台は5月6日まで本館地下1階、東館2階の食品フロア、東館の医療機関のみ営業する。アエルも医療機関を除き、同日まで休館する。

 5月6日までの休館を決めた仙台駅前のイービーンズの佐藤勝彦館長は「例年ならにぎわう時期で断腸の思いだ。大型施設同士が団結し、いち早く終息させることが大切だ」と話した。

 百貨店も足並みをそろえた。一番町地区の藤崎本館は、5月6日までの平日は地下1、2階の食品販売のみ行う。小野寺宣克常務は「日本中で移動を規制する中、東北の中心である仙台・一番町で商売する社として閉めざるを得ない。今は我慢する時だ」と語った。

 同地区の仙台フォーラスは当分の間、美容室を除いて休業。仙台三越は18日、20日からの営業方針を発表する。

 泉区のセルバ、セルバテラスは当面、食品フロアやドラッグストアのみ営業。同区のアリオ仙台泉は専門店を休業させる。太白区のララガーデン長町は医療機関を除き、休館する。

 泉区の仙台泉プレミアム・アウトレット、宮城野区の三井アウトレットパーク仙台港も当面休館。秋田市の西武秋田店、東北6県のイオンモール各店も食品売り場などを除き休業する。

 宮城県内の宿泊施設でも17日、休業延長の動きが広がった。30日まで休業中の大崎市鳴子温泉の鳴子観光ホテルは5月6日までの休館延長を決めた。同じく休業中の太白区秋保温泉のホテル佐勘も5月6日まで延長の方針。ともに状況に応じてさらなる延長を検討する。

4164チバQ:2020/04/18(土) 11:12:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/32b8dd319843ccc09566a3c48569c2225fd5b0d9
「家賃や人件費の資金繰りは」「先行き見えない…」 閉店決めた居酒屋の苦悩
4/18(土) 9:13配信

毎日新聞
閉店を決めた店で作業する竹若幸之助さん=東京都中央区で2020年4月7日午前11時33分、本橋敦子撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で客足が激減し、閉店に追い込まれる飲食店が出始めている。ただ、閉店を決めても不動産契約の縛りですぐに退去できないケースが多く、当面の家賃が重くのしかかる。政府の支援策も効果は未知数で、店主は先行きの見えない状況に苦しんでいる。

 「このままでは月末には手元の資金が尽きる。もう打つ手がない」。4月初め、東京都中央区日本橋の雑居ビル内にある居酒屋「肉処 にくのすけ」の店主、竹若幸之助さん(50)はため息をついた。

 竹若さんは2018年10月にこの店を開いた。中央区内でもう1店舗経営しており、オフィス街という土地柄、歓送迎会が多い3月は例年なら計約650万円を売り上げる。しかし、新型コロナの感染拡大に伴う宴会自粛で、今年は夜の来店客はほぼゼロ。ランチ営業に力を入れたものの、売り上げは半減した。それでも、家賃や人件費など毎月200万円の出費が続く。

 4月に入り、中小企業を支援する政府系金融機関の制度を使って約340万円を借り入れたが、2〜3月の固定費などを支払うとすぐに消えた。新たに政府が発表した中小企業への給付金や東京都の協力金も申し込むつもりだが、「現金がいつ手元に入るか見通せない。事業を続けるのはもう無理だ」。なじみの客も増え、店への愛着はひとしおだが、閉店を決断せざるを得なかった。もう1店舗についても「閉店は時間の問題」と肩を落とす。

 さらに竹若さんを苦しめるのが、秋まで続く賃貸契約だ。不動産契約では、退去の数カ月前に家主に解約を通知するのが一般的。竹若さんの場合、7カ月前に解約通知を出す契約になっていた。急激に資金繰りが悪化しても、すぐに退去はできず、家賃を払い続けなければならない。

 200万円近くかかる内装の撤去費用も重い。竹若さんは今の内装を残したまま別の事業者に店を引き継ぐ「居抜き」を目指すが、新型コロナの収束が見えないだけに新たな出店希望者は限られる。後継はなかなか見つからず、竹若さんは「この先どうなるのか」と頭を抱える。

 退去したいテナントと居抜き物件を探す人を引き合わせるサイト「退去ナビ」を運営するアクトプロ(東京)によると、居抜きで退去するテナントの新規登録件数は通常、月30〜50件だったが、3月は120件に増えた。担当者は「資金繰りに窮した事業者が、少しでも退去費用を抑えようとサイトに登録している」と話す。

 家賃の支払いに苦しむ飲食店などが増えていることを受け、国土交通省は3月末、不動産関係団体に対し、テナントの家賃の支払い猶予に応じるよう要請。4月17日には支援策として、テナントの家賃を減免・猶予した場合、家主の税金や社会保険料の支払いを1年間猶予すると通知した。ただ、家主にとっても家賃収入の減少は死活問題で、政府の要請も強制力はない。

 不動産コンサルティングを行う「さくら事務所」(東京)の長嶋修会長は「飲食店の家主は中小の雑居ビルが圧倒的に多く、大手不動産業者と比べて資金力がない。納税などの猶予だけで家賃の減免や猶予に応じるのは難しく、国の支援策は十分とは言えない」と指摘している。【本橋敦子】

4165チバQ:2020/04/19(日) 15:57:47
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020041602100033.html
新宿、渋谷は激減したが…巣鴨はわずか10%減 地元商店街の混雑あらわに

2020年4月16日 朝刊


緊急事態宣言後初の週末となった11日、東京・巣鴨の巣鴨地蔵通り商店街では多くの人が出歩く姿が=芹沢純生撮影

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 政府の緊急事態宣言後、初めての日曜日となった今月十二日や十四日(火曜)の東京都内の人出を一月下旬の人出と比べたところ、新宿や渋谷など繁華街では大きく減ったのに対し、豊島区巣鴨の商店街周辺では約一割の減少にとどまっていることが分かった。東京都が十五日の新型コロナ対策審議会で報告した。

 NTTドコモが携帯電話の位置情報を使い、人出を推計した。十二、十四の両日、渋谷や新宿では、通常、人が多くなる午後九時台で八〜九割、六本木では五〜六割減少した。一方、巣鴨の十二日の人出は10%減、十四日は9%減にとどまった。巣鴨は人出が多い午後零時台で比較した。

 夜の繁華街から人が減る一方で、巣鴨など地域の商店街などでは相変わらず混雑が続いている実態が明らかになった。

 審議会で、みずほ総合研究所経済調査部長の太田智之委員は「在宅勤務の効果でオフィス街の人口は減っているが、逆に地元の商店街やスーパーにあふれてしまっている。事業者、都民の危機意識がまだ十分とはいえない」と指摘した。 (岡本太)

4166チバQ:2020/04/19(日) 16:01:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/80a0d496746f750ba1956d0c7949a4d170295842
デパ地下、継続か休業か 割れる対応 伊勢丹、高島屋、大丸などの舞台裏とは
4/19(日) 8:00配信

京都新聞

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17日まで営業していた藤井大丸のデパ地下(京都市下京区)

 さまざまな総菜や高級食材がそろう百貨店の「デパ地下」。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都市内の4百貨店は臨時休業に突入したが、デパ地下の営業を巡っては2店が継続、2店が休業と真っ二つに割れた。生活を支える「ライフライン」の維持か、集客に伴う感染リスクの低減か―。各店が苦慮した判断の舞台裏を探った。

【写真】京都の和風ローソン閉店へ

 4百貨店では、ジェイアール京都伊勢丹(下京区)が12日から先行して全館休業し、京都高島屋、大丸京都店、藤井大丸(いずれも同区)が15日から休業。だが、デパ地下は京都高島屋と大丸京都店が営業を継続する一方、独立系の藤井大丸は18日以降の休業を決めた。

 高島屋と大丸は、休業決定とともにデパ地下の営業継続を併せて発表したが、藤井大丸は社内外の調整が難航した。休業を公表した13日時点では結論が出ず、翌14日に決着したのは、生鮮食品などの大量廃棄を避けるために17日まで営業を続ける方針だった。

 同店のデパ地下を15日に訪れた近くの男性(69)は「閉まると不便になるが仕方がない…」と落胆した。食品スーパーが少ない四条通周辺では地域住民からのニーズもあるが、藤井大丸の藤井健志社長は「従業員たちの感染への不安は日々大きくなってきていた。お客さまや社員の安全を最優先に考えた」と理解を求める。

 京都市内で最も早く全館休業を決めた京都駅ビル内のジェイアール京都伊勢丹。運営するジェイアール西日本伊勢丹(同区)によると、緊急事態宣言の発令以降、対象区域に指定された大阪府などからの来店者が散見されたことも決断の背景にあるという。

 先に緊急事態宣言が出た7都府県でも、デパ地下営業の判断は分かれている。大阪府は、新型コロナウイルス特措法に基づいて幅広い事業者に休業を要請したが、百貨店は「生活必需品の売り場は営業可能」と判断した。

 だが、大阪・キタの阪急、阪神百貨店の両梅田本店と、同ミナミの高島屋大阪店は、食料品売り場の営業を続けたのに対し、大丸の梅田店と心斎橋店はともに食料品フロアを含む全館で休業した。

 ある店舗関係者は「例えば和洋菓子や酒は生活必需品かと問われると迷う。食品ごとにデパ地下を細かく分ける訳にもいかない」と打ち明ける。贈答品や輸入食材まで豊富に扱うデパ地下の特性が、一律の判断を難しくしている実情もあるようだ。

 感染拡大で外出自粛の動きが強まった3月の業績は、大丸京都店が前年同月に比べ36・6%減、京都高島屋が33・1%減と大幅なマイナスに沈んだ。ただデパ地下は百貨店の集客の柱でもあり、大丸京都店では総売り上げに占める食品の割合は3割近くに上る。
 住民の「食」を支えるのか、感染拡大の可能性を絶つのか。新型ウイルスの大流行による社会の動揺の中で、各百貨店は難しい運営判断を迫られている。

4167チバQ:2020/04/19(日) 18:03:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/61ea864e6ec649278663d31ed46a21893d087bda
「宣言」拡大後初の週末、休業で人出少なく パチンコ店は営業継続も「いつまでできるか」
4/19(日) 17:27配信

京都新聞
食品フロアのみの営業と告知文が貼られた近鉄百貨店草津店(滋賀県草津市渋川1丁目)

 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大されて初の週末となった18日、滋賀県では知事から事業者への休業要請は出ていないものの、映画館や百貨店、観光施設などの自主休業や営業縮小が広がった。周辺の人出も少なく、人との接触機会を避ける意識がうかがえた。


 西武大津店(大津市)や近鉄百貨店草津店(草津市)は18日から食料品フロアだけの営業となり、訪れた客が必要な買い物を済ませて足早に出て行く様子が見られた。
 近鉄百貨店草津店の広報担当者は「外出自粛で以前から客足は減っていたが、緊急事態宣言の拡大後は、求めていた物のみ買う人が多く、店内の滞在時間が短くなったようだ」と話す。
 栗東市から買い物に訪れた男性(73)は「身近な場所でも感染者が確認されているので怖い。毎日2回体温を測るなど、より健康管理に気を遣うようになった」と不安そうな表情を見せた。
 草津市西渋川1丁目の商業施設エイスクエアでは、スーパーやホームセンターは営業する一方、専門店約50店舗は当面、臨時休業に。近くに住む会社員の男性(57)は「常にアルコール消毒液を持ち歩くようになった。この状況がいつまで続くか分からないので気がめいる」と肩を落とした。
 長浜市の人気観光スポット「黒壁スクエア」では多くの施設が営業時間を短縮した。木造洋館の黒壁ガラス館前は普段は多くの観光客でにぎわうがこの日は住民が散歩する程度。市内の会社員男性(63)は「人がいないから大丈夫と思って足を向けたが、本当に少ない」と驚いた様子だった。
 同館を運営する第三セクター黒壁によると、4月に入って来客が例年に比べ7〜8割減った印象という。18日は午後5時まで営業する予定だったが、2時間早く切り上げた。
 閑散とした中、わずかながら観光客の姿も。岐阜県から妻と愛犬と訪れた会社員男性(43)は「来るかどうか迷ったが、宿をだいぶ前から予約していた。手早く観光してホテルで過ごす」と言葉少なに語った。
 県内の娯楽施設のうち、映画館は軒並み休業を決めた。18日から休館した彦根ビバシティシネマ(彦根市)のマネジャーは「県から休業要請は出ていないが、お客さまと従業員の感染防止という社会的責任を考え、休館を決めた」という。アレックスシネマやイオンシネマ、ユナイテッド・シネマも当面休業するとしている。
 一方、パチンコ店は一部を除いて多くが営業を続けている。京都府内では多くの店が休業し、客が近隣県へ移動することが懸念されているが、大津市内のある店の従業員は「今日はお客さんは多くない」と話した。同店の運営会社の担当者は「京都府内の店は休業要請を受けて全て閉めた。滋賀県でもいつまで営業できるか分からないが、基本的に(県でも休業要請が出れば)知事の要請に寄り添うつもり」と話した。

4168チバQ:2020/04/19(日) 22:06:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/27a2b1f92368d3dac3a42bcc4fdbb7d9be63d832
吉祥寺は先週末と同じにぎわい「いいんだよ、別に」
4/19(日) 16:40配信

日刊スポーツ
全都道府県に緊急事態宣言が発令され、初の週末となった吉祥寺は前週末と変わらぬ人でにぎわっていた(撮影・大上悟)

全都道府県に緊急事態宣言が発令されて初の、先行して発令されていた7都府県では2度目の週末となった。

新宿、渋谷、銀座など都内の主要ターミナル駅周辺や繁華街では前週同様に人通りが激減している。一方で、東京・武蔵野市の人気スポット吉祥寺は、1週間前の週末と変わらないにぎわいをみせていた。

快晴の吉祥寺は、JR吉祥寺駅前のアーケード街を中心に混雑していた。前週の11日と、同じ場所同じ時間帯に「定点定時」でチェックしたが、途切れることのない人通りは先週と変わらないどころか、逆に人の密度は高くなっている印象を受けた。

前週末と変化があったのは、店内が混雑して「3密」状態が懸念された大手家電量販店や、一部の理髪店が臨時休業していたことだった。それでも大手ディスカウント店は混雑し、レジ待ちの長い列、人気精肉店にも、いつも通りの行列ができていた。

市職員らが「緊急事態宣言!外出はしないでください」と書かれた横断幕を手にアーケード街などを歩いて注意喚起を行ったが「いいんだよ、別に」と、つぶやいて通り過ぎる若者たちがいた。人気ラーメン店のカウンター席は埋まり、酒類の提供が午後7時までが要請されている居酒屋では「昼飲み客」が少なくない。ある客は「パチンコもやってないから飲むしかない」と陽気に笑った。

使い捨てマスクは品薄で手作りマスク着用の人も増えたようだ。中にはレジ袋を持った客の姿もあった。それでもマスクなしで体を密着させて歩くカップル、マスクをずらして大声で笑う若者グループなどもいて先週と変わらない、いつも通りの光景だった。【大上悟】

4169チバQ:2020/04/20(月) 11:36:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000001-nagasaki-l42

繁華街閑散…好転の兆し見えず 佐世保、長崎 夜の実情【ルポ】


4/20(月) 10:26配信

長崎新聞







繁華街閑散…好転の兆し見えず 佐世保、長崎 夜の実情【ルポ】


閑散とする佐世保市の繁華街=15日午後10時33分、佐世保市下京町


 夜のとばりが下りた。いつもなら酔客であふれる通りも人影はまばらで、ネオンだけがまばゆく光る。新型コロナウイルスの感染拡大で県内の夜の繁華街も大打撃を受けている。16日には緊急事態宣言が全国に拡大。状況が好転する兆しは見えない。「店を閉めるしかないのか」。飲食店から悲鳴が上がる。長崎と佐世保の夜の街を歩いた。
 
 
◎来店者ゼロも
 
 15日午後8時ごろ。佐世保市栄町の外国人バー「Playmate」。16席あるカウンターに客は1人だけ。いつものような、米兵たちの陽気な笑い声やジョークはそこにはない。オーナーの吉賀愛祈さん(32)は「お客さんはほとんど来ない。ゼロの日もある」と寂しげに言った。
 佐世保の街には、米海軍佐世保基地の米兵らが多く訪れる「外国人バー」が数十店ある。同店の客も9割が外国人。米兵らが基地外の店に出入りできなくなった3月下旬以降、客足はすっかり途絶えた。
 20日から臨時休業に入る予定だが、家賃の負担はある。それでも「店で感染者が出たら自分の責任。それに、この状況で営業を続けたら悪者みたいに思われるかもしれない…」。吉賀さんはうなだれた。
 居酒屋やスナックが軒を連ねる同市の京町・山県地区で「無料案内所」の男性(29)に声を掛けた。「客は3月に半分になった。今月に入って佐世保で感染者が出てから8〜9割減ったんじゃないかな」。
 行きつけのラウンジに顔を出した。世の中がコロナ一色になってから足が遠のいていた。ママ(42)が一人、カウンターに座っていた。「常連客に来てほしいとも言えない。それでも『お金を落としに来たよ』って来てくれる客もいる。今はそれだけが励みよ」。いつもとは違う疲れた表情でママはそう言った。
 
◎覚悟持ち判断
 
 長崎市の銅座・思案橋。
 「従業員の生活もかかっている。悩んだ末に覚悟を持って判断した」。同市内でラウンジ3店舗を経営する倉富三恵子さん(55)は7日に休業を決断した。従業員は総勢70人。「長崎市内でも感染者が出た。決断は正しかったと思う」。
 休業後、従業員に給料の前借りを許可。個別面談などでケアもしている。5月の連休明けに店を再開する予定だが、緊急事態宣言が解除されるのか、まったく分からない。「私たちの業種は早くから休業を求められた。補償が十分にあれば辛抱もできるが…。アルバイト従業員は収入がゼロになってしまうので」と声を落とした。
 県内のスナックやバーなどが加盟する県社交飲食業生活衛生同業組合には、「まだ営業して良いのか」「休業補償はどうなるのか」などの相談が続々と寄せられている。理事長の木下喜行さん(70)は、浜町でバーを時間短縮で営業。客が1人も来ない日も珍しくない。「銅座・思案橋地区で店を構えて45年になるけれど、こんな状態は初めてだね」。木下さんは深いため息を付いた。

4170チバQ:2020/04/20(月) 13:27:15
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200420-00000009-pseven-soci

東京・赤羽vs埼玉・川口 「自粛の境界線」飲み屋街の明暗


4/20(月) 11:05配信

NEWS ポストセブン







東京・赤羽vs埼玉・川口 「自粛の境界線」飲み屋街の明暗


飲兵衛の聖地もおとなしく自粛


 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の“境界線”で何が起こっていたか。4月14日午後6時──。東京・赤羽駅近くの飲み屋街はいつもなら夕方から賑わっているはずだった。


「7時でアルコールがラストオーダーですが、いいですか?」
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 人通りの少ない「赤羽一番街」の鉄板焼き屋の暖簾をくぐると、女性店員がそう尋ねてきた。店内に客は3人だけ。7時すぎに入ってきた2人組は酒類の提供はできないと言われて引き返していた。
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 一帯には「臨時休業」を掲げて閉まったままの店も少なくはない。8時を過ぎると人影はすっかりなくなっていた。都の自粛要請には、“呑兵衛の聖地”赤羽も抗えなかったようだ。
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 ところが──。荒川を挟んだ埼玉県は、この日は営業時間の短縮を要請していない時期だった。JR京浜東北・根岸線で1駅、3分ほどで埼玉の繁華街・川口にたどり着く。
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 静まり返った赤羽とは対照的に、川口駅近くの飲み屋街は、飲食店の灯りがあちこちにあり、酔客が行き交っている。日本酒が売りの居酒屋に入ると、店主はこう明かしてくれた。
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「自粛ムードになっちゃって去年と比べるとお客さんは3割くらい。でも最近は9時、10時くらいにお客さんが増える感じで、ここにきて赤羽とか都内から流れてきた一見さんも来ているね。都内で飲めなくなったから地元に帰って飲むことにしたっていうお客さんが、うちの酒を見て『西麻布だともっと高いよ』って(笑い)」
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 ビルの2階を覗くと、女性2人がカウンターに入ったガールズバーだった。
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「今日はお客さん多いんです。都内の人? この前も都内から飲みに来た人がいたんですよ」
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 そう元気に話す21歳の女性はマスクを着けていない。記者が「マスクなしで怖くないの?」と尋ねると「大丈夫でしょ」とはじけんばかりの笑顔。店は朝5時までやっており、5人の団体客が入ってきたので、早々に退店した。
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 駅前のチェーンの立ち飲み屋に入ると、“密”を避けるためか、椅子が用意されている。7割程度埋まった賑やかな店内で“事件”が起きたのは10時過ぎ。客の女性がトイレから出てこなくなったようだ。
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 ドア越しの呼びかけにも応答がなく緊迫した空気が流れたが、20分後に出てきた女性は「久しぶりだから、飲みすぎちゃった」と笑っていた。
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 自粛ムードが続けば、たまには飲みたくもなる。ただし、女性が出た後のトイレに入った店員は物々しい様子で感染予防の手袋をつけ、入念な消毒作業を行なっていた。
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 8時以降の飲酒スポットとしてひとときの宴を楽しむ街にも、新型コロナの影は迫っている。
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※週刊ポスト2020年5月1日号

4171チバQ:2020/04/20(月) 14:57:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00010007-nishinpc-soci

「来てねとも言えないし…」繁華街、観光地も閑散 戸惑いや不満広がる


4/20(月) 11:05配信

西日本新聞







「来てねとも言えないし…」繁華街、観光地も閑散 戸惑いや不満広がる


JR由布院駅前や湯の坪街道も人通りはまばらだった


 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大され初の週末となった18日、大分県内の繁華街や観光地では人影が消え、閑散とする一方で、商店街やスーパーでは食材などを買い込む人の姿も。「どこにも行けない」「いつまで続くのか…」。先がまったく見通せない中、我慢の日々はいつまで続くのか。

【写真】閑散とした日田市の日田バスターミナル

 “大分の顔”である大分市のJR大分駅。商業施設「アミュプラザおおいた」が同日から臨時休館となり、若者客でにぎわう普段の週末から一変。人の姿はほとんど見られない。塾帰りの高校2年の女子生徒(16)は「学校も休校。買い物や遊びに行けるところもなくなった」と嘆いた。

 一方、駅前の商店街は買い物客の姿がちらほら。同市の会社員、衛藤茂樹さん(35)は娘の沙樹さん(5)と100円ショップで塗り絵を購入。「家で遊べるおもちゃをそろえておかないと、時間を持て余す」と苦笑。スーパーで弁当や冷凍食材を買い込んだ主婦(41)は「息子2人が休校で家にいるから、食費がかさんで大変」と話していた。

 JR由布院駅(由布市)前はさらに閑散としていた。外国人観光客でにぎわっていた街も、昨夏の日韓関係悪化、そしてコロナ禍で激減。土産物店を営む60代男性は「じっとしていても仕方ないから店を開けているけど、客はほとんど来ない。いつまで耐えたら良いんやろうか」とうつむく。

 日田市の日田バスターミナルも人はまばら。福岡行きのバスに乗る人はほとんどおらず、黒川温泉(熊本県南小国町)行きのバスは4本とも乗客はゼロ。ターミナル内でうどん店を営む木村進さん(70)は「補助が出るなら休むんだけど、家賃も払わないといけないし」。

 JR日田駅でも待合室に人はなく、列車から降りてくる人も数人。仕事で訪れた大分市の男性(71)は「特急列車には数人しかおらず、びっくり。何の行動するにも萎縮してしまうね」とぽつり。同市豆田町の飲食店では同日からピザのテークアウトを始めた。男性店主(53)は「値段勝負になってしまう。接触が増えるから、多くの人に来てねとも言えないし…」と肩を落とした。(岩谷瞬、鬼塚淳乃介)

4172チバQ:2020/04/20(月) 20:34:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f4b974545f4f5ea4a4d35098f03343f81adac65
パチンコ店2割弱が営業継続 感染リスク増の懸念 兵庫
4/20(月) 18:37配信

神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、兵庫県による休業要請の対象になった県内のパチンコ・パチスロ店の2割近くが営業を続けていることが、県遊技業協同組合のまとめで分かった。営業を継続する店に他市町からも客が集中している可能性があり、感染リスク増大も懸念される。


 県は15日から、感染拡大防止のため遊興施設などに休業を要請した。同組合も加盟383店に協力を呼び掛けたが、20日現在、69店が営業を継続。同組合の甚田郁雄専務理事(68)は「全て閉まるのが理想だが、あくまで要請。強制力がない」と頭を抱える。

 加古川市内のあるパチンコ店では、開店前から入場整理券を求める人の行列ができる。午後には駐車場が8割近く埋まり、神戸ナンバーの車も目立つ。常連という70代男性は「車は普段よりも倍近くあるかな」。明石市から訪れた20代のアルバイト男性は「近くの店は全部閉まり、仕方なく遠出してきた」と明かす。

 県は17日、パチンコ店を含め、休業要請に応じた中小企業に100万円、個人事業主に50万円を給付すると発表した。営業を続ける神戸市内の店は「補償もいつ手元に入るか分からず、従業員の生活も考えると、続けざるを得ない」。

 加古川市の別の店は「お客さんから『続けてほしい』という声が多い」と説明する。パチンコ台の除菌やアルコール消毒液の配置などには取り組むが、時間や人数の制限はせず、1台ごとに間隔を空けるなどの対策も取っていないという。

 県新型コロナ感染症対策本部は「開いているだけで、外出を誘惑することにつながりかねない。各店には要請の趣旨を理解してもらい、協力をお願いしたい」とする。(小森有喜)

4173チバQ:2020/04/21(火) 11:20:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000020-jij-soci

不安と使命、コンビニ苦悩 板挟みのオーナー「支援を」 感染リスクに人手不足も


4/21(火) 7:15配信

時事通信







不安と使命、コンビニ苦悩 板挟みのオーナー「支援を」 感染リスクに人手不足も


新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休業となったセブン―イレブンの店舗=20日午後、川崎市(一部画像を処理しています)


 「このまま営業を続けるべきなのか」。

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言下で、多くのコンビニ加盟店オーナーが不安と使命感の板挟みになっている。「感染したら」「生活を支える」。社会インフラとしての役割を担うため、営業を続ける店がある一方、休業に踏み切るオーナーもいる。

【写真】ファミマと保育所、一体に(名古屋市)

 東京都内の40代男性オーナーは「お客さんの役に立てるなら精いっぱい続ける」と話すが、不安は尽きず、疲労も蓄積してきたという。「従業員への責任、休業時の損失はどうなるのか」。客の生活も大切だが、従業員や家族も守らないといけないと頭を悩ませる。

 レジで客との間に設置した飛沫(ひまつ)防止の間仕切りシートは、自前で用意した。本部は「必ずしてください。ホームセンターで買って」と言うだけ。「営業への圧力ばかりで、金銭的な支援もまったくない」とこぼした。

 「苦渋の選択だった」。本部の同意がなかなか得られなかったが、交渉の末14日から休業している川崎市のコンビニ。50代の男性オーナーは「20年もしていれば常連さんもたくさんいて、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と語る。

 店は二十数人で回していたが、感染不安を理由にアルバイトやパートの休みが増え、自ら店に立つ時間が延びた。「緊急事態宣言が出るような状況で働かせられない」と従業員を減らし、休業直前には妻と本部から派遣された1人の計3人で営業した。疲労が重なり、持病のぜんそくの症状も出てきていたという。

 日本フランチャイズチェーン(FC)協会によると、コンビニ数は全国5万5710店(主要7社、3月時点)。大半は加盟店で、休業や時短を独断ですれば、本部から契約解除や違約金を請求される恐れがある。

 FC問題に詳しい藤井友貴弁護士は「原則、契約上の営業形態の変更はできない」と指摘する。その上で、「休業や時短に合理性がないわけではない。感染が広がるほどその正当性は高まり、簡単に本部側から契約解除できない」と説明した。

4174チバQ:2020/04/21(火) 11:22:51
それしか減らないんですね(売り上げベースじゃなて人数ベースで10%減らないとは・・・)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000578-san-bus_all

コンビニ7社、3月の来店客減 コロナ自粛で売上高も5・8%減


4/20(月) 20:59配信

産経新聞







コンビニ7社、3月の来店客減 コロナ自粛で売上高も5・8%減


コンビニの売り上げ増減動向


 日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した3月の主要コンビニエンスストア7社の売上高(既存店ベース)は前年同月比5・8%減となった。マイナスは3カ月ぶりで、たばこ税増税のあった平成22年10月(5・9%減)以来の下落幅となった。平均客単価は上昇した一方、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請で、来店客数が現在の統計方法となった17年以来で最大の下落幅に転じたことが響いた。(日野稚子)


 平均客単価は2・5%増で6カ月連続のプラス。自宅での食事向けのパウチ包装の総菜などが好調だったほか、冷凍食品やレトルト食品などのまとめ買い需要も増えた。近くに食品スーパーが少ない住宅地でこうした傾向が強く、来店客数が増加している地域もあるという。

 ローソンの竹増貞信社長は令和2年2月期決算の記者会見で「加盟店を守り切ることが、最も大事だ」とし、ニーズが高まった生活必需品の拡充を進めていると話した。

 一方、住宅地を含む全体の来店客数は8・2%減。外出自粛による来店頻度の減少や、入居する施設閉鎖で休業を余儀なくされ、大手3社ではセブン-イレブン・ジャパンが229店、ファミリーマートが193店、ローソンは230店が営業を見合わせているという。

 加盟店の事業継続に向け、各社は客と店員の飛(ひ)沫(まつ)感染を防ぐため、レジカウンターにビニール製などの間仕切り設置を支援するなど、接客対応の際の従業員の安全確保に工夫をこらす。それでも急激な売り上げ減や従業員の確保に悩み、営業時間を短縮する加盟店も増えている。関係者は「環境が激変しており、加盟店オーナーの判断は理解できる」と話す。

 企業による在宅勤務の拡大などで自宅で過ごす消費者が増え、需要は様変わりしつつある。3年2月期業績予想の公表を見送ったセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は会見で、カフェチェーン店が休業した影響で、コンビニのレジ横カウンターに設置したコーヒー販売が伸長した事例を挙げ、「需要は日々刻々と変化している」と先読みの難しさを語った。

4175チバQ:2020/04/21(火) 11:54:26
逆効果(この店はやってるのか!って客が集まりそう)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000032-mai-pol
休業要請応じないパチンコ店 施設名公表検討 西村担当相 特措法45条適用へ


4/21(火) 11:48配信
 西村康稔経済再生担当相は21日午前の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく休業要請を巡り、パチンコ店に対して要請に応じない場合に指示、公表ができる同法45条に基づく措置を適用する調整に入ったことを明らかにした。

 現在、各都道府県が実施する休業要請は「必要な協力の要請をすることができる」とした特措法24条に基づく。これに対し同法45条に基づく措置は、正当な理由がなく応じない場合に法的履行義務が生じる「指示」を出すことができ、施設名が公表される。

 西村氏は会見で「パチンコ店では、24条に基づく休業要請に従ってもらえないケースや、県境をまたいで人が集まるケースがあると報告を受けている」と指摘。「専門家も大変強い危機感を有し、いくつかの知事からも相談を受けた。45条に基づく休業要請について調整、検討を行っている」と説明した。

 想定している地域は明らかにしなかった。ただし「強い措置になるので、よく調整して進めたい」とも述べた。【竹地広憲】

4176チバQ:2020/04/21(火) 17:21:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00000561-san-hlth

東京都内の繁華街は人出減、商店街は増加も 「3密」発生か 


4/20(月) 19:15配信

産経新聞



 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い最初に緊急事態宣言が発令された東京都など7都府県の主要駅周辺で、人出の減少が続いていることが明らかになった。都内では繁華街や観光地で減りが顕著な一方、生活必需品を販売する商店街近くの駅では平日・休日ともに逆に増え、集団感染につながる「3密」(密閉、密集、密接)が発生している可能性も浮かぶ。(橋本昌宗、吉沢智美、石原颯)

 スマートフォンのGPS(衛星利用測位システム)の位置情報などを解析する「アグープ」(東京)の調査によると、渋谷駅周辺では平日、感染拡大が本格化する前の2月5〜7日は1日当たりの平均滞在人口が約11・5万人だったが、4月15〜17日には約3・5万人と7割近く減少。土日の休日でも2月8、9日に比べ4月18、19日は8割減った。

 上野公園などの観光地を抱える上野駅でも、同じ期間で平日は6割、休日は7割減少している。

 緊急事態宣言や、これに伴う休業要請により、繁華街では百貨店などの大型商業施設が軒並み休業。飲食店も営業時間を短縮しており、情景は一変した。

 《20日の渋谷は、雨が降っていることもありスクランブル交差点を行き交う人の姿もまばら。小池百合子都知事が外出自粛を求める大型モニターの音声だけが響いていた。渋谷センター商店街振興組合の小野寿幸理事長は「基本的に店舗は開けておきたいが、客が来ないと無駄になる。緊急事態宣言が出てから今はほとんどの店舗が閉まっている」と明かした》

 一方、全長1・3キロと関東有数の長さを誇る戸越銀座商店街のある都営浅草線戸越駅周辺では、2月8、9日の土日は1日平均1・9万人だったのが、4月18、19日の土日は2・1万人に増えた。平日でみても2月5〜7日が1・7万人だったのに対し、15〜17日は2・1万人となった。

 同社によると、滞在人口は位置情報のデータを解析し算出しているため、外出中の人だけでなく、自宅にいる人数もカウントされる。商店街は繁華街と違い住宅も多く、こうした人々もカウントされているとみられるが、生活用品を買い求める人が訪れているのは確かなようだ。

 《20日の戸越銀座商店街は、雨の中でも人通りは絶えなかった。飲食店を経営する40代女性は「一時期より人通りは減ったが、週末は子連れの家族などが歩く姿が目立つ」と話す。「平日は普段見かけない若年層の来店が増えている印象。近くに住む在宅勤務になった人々が来ているのかもしれない」と推測した》

 ただ、長引く自粛により客の絶対数は減っている。店側にも、生活のために店を開けざるを得ない事情がある。

 《洋菓子店を親子で経営する女性(45)は「普段の週末は人が多くて車が通るのも大変だったが、今は通れるぐらいにはなっている。以前は目についた商店街で食べ歩きする人も見なくなった」と話す。「売り上げは以前の半分ぐらい。(外出自粛要請の中で人出が増えたと言われて)営業している方が悪いという雰囲気になるのは困る」と顔をしかめた》

4177チバQ:2020/04/22(水) 17:44:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000012-mai-soci

「客が来るのも来ないのも怖い」 新型コロナで困惑広がるススキノルポ


4/22(水) 9:35配信

毎日新聞







「客が来るのも来ないのも怖い」 新型コロナで困惑広がるススキノルポ


持ち帰り用の料理を準備する居酒屋「浜っぺ」店主、米田章さん=札幌市中央区で2020年4月21日午後6時40分、菊地美彩撮影


 新型コロナウイルス対策を巡り、札幌市が北海道に上乗せする形で支援金を給付する方針を発表した21日夕、繁華街ススキノを訪れた。普段なら仕事帰りの人でにぎわう中心部は日が暮れても人影はまばら。それでも、店の明かりはポツポツと見える。そのうちの一軒に入った。

【図解でわかる!新型コロナ】

 「客が来るのも来ないのも怖い。本当なら休みたい」。居酒屋「浜っぺ」の米田美津江さん(69)は訴える。店主の夫、章さん(68)も高齢。家族には妊婦や子どももいる。客が複数で来れば離れて座ってもらっているが、それでも感染が怖い。

 今月から客は激減。先週から酒類の仕入れをやめた。店を開いて35年。こんな状況は初めてだ。「何か力になれることはないか」。こう心配してくれる常連客の言葉が、唯一の支え。刺し身の盛り合わせや小料理の持ち帰りも始めた。注文数は少なく苦戦している。

 午後7時前、酒の販売を続けるかを尋ねた。以降の酒類販売をやめれば北海道と市の支援金計30万円が入る。美津江さんは「家賃などの支払いを考えると、たった10万円では……。30万円なら多少の足しにはなるかもしれない」。この日は、客の注文があれば酒を出すつもりだが、今後は考え直すかもしれない。

 「いい方向に向かってはいると思うが、1回限りの給付では厳しい」。こう話すのは、あるバーの店主。道の自粛要請は5月6日まで続くが延長の事態を憂慮する。「この状況が続くなら、来月以降も支援してほしい」【土谷純一、菊地美彩】

4178チバQ:2020/04/22(水) 18:40:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000531-san-hlth

休業一転、再開の都内パチンコ店 SNS炎上「呆れた」


4/22(水) 16:00配信

産経新聞







休業一転、再開の都内パチンコ店 SNS炎上「呆れた」


休業から一転して営業を再開したパチンコ店。多くの客が訪れていた=21日、東京都千代田区(画像の一部を加工しています)


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受け、自治体の休業要請に従わず開店しているパチンコ店などに批判の声が寄せられている。東京都内の繁華街にあるパチンコ店も20日に営業を再開。近県からも客が訪れているといい、会員制交流サイト(SNS)上では「秩序を乱す」「あきれた」との非難が相次いでいる。

 22日昼過ぎごろ、店内には多くの客がいた。マスク姿の従業員が立つカウンターには、感染予防のため透明のビニールを設置。台の殺菌消毒を徹底しているとの掲示もあった。一部のフロアでは間隔を空けるため台を間引いていたが、隣り合ってパチンコに興じる客も。マスクをせずに会話している姿もみられた。

 常連だという台東区の男性会社員(51)によると、この店は13日から休業していたが、20日に新台を導入して営業を再開したという。同日は朝から大勢が並んだといい、男性は「無責任と批判されても構わないが、息が詰まるような毎日の中で楽しみを奪われるのは心外だ」と話した。

 千葉県から訪れたフリーターの男性(25)は「新台が入ったと聞いて打ちに来た。近所のパチンコ店は休業していて、アルバイトもなく、暇なので他にすることがない」と語った。

4179チバQ:2020/04/22(水) 19:51:29
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200422/k10012400511000.html
全国の「自粛率」算出 地域によって大きな差 新型コロナ
2020年4月22日 16時46分

新型コロナウイルスの感染拡大で全国に緊急事態宣言が出される中、国立情報学研究所などのグループが携帯電話のデータを基に全国各地で外出がどれだけ自粛されているかを推計した結果、地域によって大きな差があることが分かりました。

これは、国立情報学研究所やキヤノングローバル戦略研究所などのグループが、NTTドコモの携帯電話の基地局の情報をプライバシーを保護したうえで分析したものです。

グループでは、住宅が多い地域の昼と夜の人口の差からどれだけ外出したかを500メートル四方の精度で推計し、ことし1月の平均値と比較することで、「自粛率」を算出しました。

その結果、今月16日に全国に緊急事態宣言が出されてから最初の日曜日となった19日について、都道府県別に見てみますと、自粛率は東京都が最も高く58%、次いで神奈川県が55%、大阪府が51%などとなりました。

一方で、宮崎県は32%、鹿児島県の33%となり、地域によって差があることが分かりました。

また、平日について見てみますと、20日の自粛率は東京都が53%、神奈川県が48%、千葉県が42%などと都市部では比較的、高くなりましたが、7割以上に当たる34の道と県では10%台から20%台にとどまるなど、休日に比べて地域間で差が大きくなる傾向が見られました。

グループによりますと、都市部では在宅勤務などが進む一方で、地方ではまだ十分に対策が進んでいない可能性があるということです。

分析を行った国立情報学研究所の水野貴之准教授は「主要な繁華街の人出は減ったが、外出自体は多いとも指摘されている。住民の意識や行動を変えて、人との接触を8割減らすために正確な自粛の状況を把握する指標としてほしい」と話しています。
政府・行政の対応に合わせ自粛率変動
今回の分析からは、政府や行政の対応に合わせて自粛率が大きく変動していることが分かりました。

東京都では、2月29日に政府による臨時休校の要請が出されました。

前日の自粛率は6%でしたが、2月29日は14%、そして3月1日の日曜日は21%と一気に高くなりました。

しかし、花見の時期と3連休が重なった3月20日と21日には6%から9%程度に低下し、ふだんと変わらない外出の状況になっていたとみられることが分かりました。

また、政府が東京を含む7つの都府県に緊急事態宣言を出した今月7日以降、自粛率は急速に上がり、緊急事態宣言が全国に拡大された今月16日以降で初めての週末となった18日の土曜日には63%まで高まりました。

4180チバQ:2020/04/22(水) 19:51:54
感染者多い自治体ほど自粛率高く
グループによりますと今回の分析からは、東京や神奈川、大阪など、感染者の数が多い自治体ほど自粛率は高くなる傾向があることが分かったということです。

このうち例えば北海道では、新たな感染者数が増え独自の緊急事態宣言が出された直後の日曜日となった3月1日、自粛率はおよそ37%に上がりました。

しかし、新たな感染者数が減少傾向になっていた3月29日の日曜日は自粛率は18%に下がり、4月に入って再び感染者が増え始めると自粛率も上昇し、4月19日の日曜日は35%となりました。

分析を行った国立情報学研究所の水野貴之准教授は、「人々は直近の感染者の数に敏感に反応する一方、過去の感染状況を忘れやすい。自粛の効果を高めるには、感染者の正確な数をしっかり伝えていく必要がある」と指摘しています。
今月19日と20日の「自粛率」
《4月19日》
(1)東京都58.1%(2)神奈川県55.0%(3)大阪府51.7%
(4)兵庫県50.9%(5)福岡県50.5%(6)岐阜県49.3%
(7)富山県49.2%(8)千葉県49.0%(9)埼玉県48.8%
(10)奈良県48.6%(11)石川県48.2%(12)京都府47.7%
(13)愛知県47.2%(14)島根県46.3%(15)広島県46.2%
(16)宮城県46.1%(17)山形県45.9%(18)福井県45.8%
(19)山口県45.4%(20)滋賀県45.2%(21)茨城県44.5%
(22)群馬県43.8%(23)福島県43.5%(24)和歌山県43.0%
(25)大分県42.7%(26)三重県42.5%(27)香川県42.5%
(28)熊本県42.4%(29)栃木県41.7%(30)長崎県41.5%
(31)長野県41.2%(32)高知県41.1%(33)山梨県41.1%
(34)静岡県41.0%(35)秋田県40.1%(36)愛媛県39.7%
(37)岡山県39.1%(38)徳島県38.5%(39)新潟県38.1%
(40)青森県36.6%(41)岩手県36.6%(42)佐賀県36.4%
(43)鳥取県36.2%(44)北海道35.6%(45)沖縄県35.3%
(46)鹿児島県33.0%(47)宮崎県32.2%

《4月20日》
(1)東京都53.1%(2)神奈川県48.7%(3)千葉県42.6%
(4)埼玉県41.0%(5)大阪府38.2%(6)兵庫県34.3%
(7)奈良県34.1%(8)福岡県32.9%(9)京都府32.8%
(10)岐阜県31.2%(11)愛知県30.9%(12)茨城県30.7%
(13)石川県30.3%(14)沖縄県29.9%(15)群馬県29.3%
(16)滋賀県28.2%(17)福井県27.8%(18)山梨県27.0%
(19)栃木県26.9%(20)宮城県26.7%(21)富山県25.9%
(22)静岡県25.6%(23)広島県24.9%(24)長野県24.8%
(25)高知県24.5%(26)三重県24.3%(27)和歌山県24.0%
(28)熊本県23.6%(29)香川県22.8%(30)徳島県22.7%
(31)山形県22.7%(32)山口県22.6%(33)大分県22.0%
(34)北海道21.9%(35)島根県21.9%(36)新潟県21.5%
(37)愛媛県20.4%(38)青森県19.5%(39)岡山県19.3%
(40)福島県18.0%(41)宮崎県16.0%(42)秋田県15.7%
(43)長崎県14.8%(44)佐賀県14.7%(45)鹿児島県14.4%
(46)岩手県11.9%(47)鳥取県10.2%

※小数点第1位以下切り捨て。

4181チバQ:2020/04/23(木) 09:01:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00000064-mai-soci
営業続けるパチンコ店 業界団体も苦悩する休業に踏み切れないワケとは…


4/22(水) 18:51配信

 緊急事態宣言を受けた兵庫県による休業要請の対象とされながら、一部のパチンコ店が営業を続けている。県内では22日現在、64店が営業しており、オープン前には行列もできている。業界団体はクラスター(感染者集団)の発生やイメージダウンを防ごうと、電話や文書で休業をお願いするものの、応じない事業者も少なくない。県は実名公表も視野に入れるが、閉められないホール側の事情もある。

 「お金をいただいておいてなんですが」。井戸敏三知事は20日に県庁内の一室でこう切り出した。相手は県遊技業協同組合(神戸市中央区、加盟383店)の幹部たち。新型コロナウイルス対策の寄付金300万円を手渡すために訪れたのだが、その場で井戸知事から「休業の要請をぜひともお願いします」と頼まれたのだった。井戸知事の表情は穏やかだったが、組合幹部らは「放っておけない」と緊張感を強めた。

 パチンコ店の開業などで許認可権を持つ県警からは「要請はしづらい」と言われ、県としては組合が頼みの綱だ。組合は緊急事態宣言が発令された7日と、休業要請に応じた事業者へ最高で100万円を出す県の支援金制度が発表された17日、加盟店に文書で休業を要請した。それでも、非加盟の1店を含む64店が営業を続ける。

 井戸知事から“直談判”を受けた形となった組合は21日、早速動いた。営業を続ける店舗に休業を強く訴える文書を再び出し、電話でも「万が一、クラスターが発生したらどうするのか」と事業主に説得を重ねた。その結果、25日にはオープンを続ける加盟店数は49にまで減る見込みだ。しかし目標とする全店休業には至っていない。

 ◇1日売り上げ1000万円も「居酒屋とは比べものにならない」

 休業に踏み切れない事情もある。組合によると、家賃や人件費などの固定費がネックだという。事業者によっては、街中の広いホールと多くの従業員を抱え、家賃だけでも月1000万円を超えることもある。売り上げが1日1000万円にも達することもあるといい、「動く金額が居酒屋とは比べものにならない」(業界関係者)という。休業に応じて国や県から公金をもらっても「焼け石に水」というわけだ。店内を消毒するなど感染予防の対策を講じているという。

 組合の甚田郁雄専務理事は「このままでは業界全体が世間からバッシングを浴びてしまう。『苦しいのはどこも一緒だ』と呼びかけてはいるが、目の前の生活もあり、足並みをそろえるのは難しい」と嘆く。業界関係者からは「情けない話だが、店を一律に閉じるには強制力に頼るしかないのではないか」と漏らす。

 ◇依存症の心配も

 パチンコ店の利用者を心配する声も出ている。かつて自らがギャンブル依存症に苦しみ、現在は依存症の人や家族を支援する一般財団法人「ワンネスグループ」(本部・沖縄県)の三宅隆之共同代表は「感染リスクがあると分かっていながら『やることがない』という表向きの理由だけで店に行く人は、依存的な要素がある。そういう行動に気づけるのは周囲の人だけ。とがめるのではなく、『健康が害されるかもしれないから心配だ』とメッセージを送り、本人の行動が変わるように仕向けてほしい」と呼び掛ける。

 井戸知事は21日の記者会見で「(休業)要請に応えられているのは当たり前のこと」との認識を示した。その上で今週中にも、営業を続ける店舗について、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法45条2項の適用について判断し、店名を公表する考えを表明した。通報が寄せられる県のコールセンターの電話は鳴り続けている。【藤顕一郎】

4182チバQ:2020/04/23(木) 09:18:56
昨日のオンライン飲みで「誕生日が3月の人だけ入場OK」とかにすれば?
なんて話してたけど ほんとにやりそうね・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20200423-00135480-fnn-soci

名前の“イニシャル”で客分散へ 東京都 混雑緩和向け検討


4/23(木) 6:33配信

Fuji News Network





FNNプライムオンライン

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東京都は、感染リスクが懸念されているスーパーマーケットの混雑を緩和するためのルールを、23日夕方に発表する。

名前のイニシャルで時間帯を分けるなどとする案が検討されている。

関係者によると、新型コロナウイルス感染拡大防止のための都の新たな要請では、スーパーでの買い物はできるだけ1人で行く、間隔をあけて並ぶなどのほか、名前のイニシャルで時間帯を分けて買い物客を分散させるなどの協力を求める方向で検討しているという。

このほかにも、公園に人出が多く見られるため、都立公園の駐車場を全て閉鎖する方針だという。

4183チバQ:2020/04/23(木) 10:13:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00010000-chugoku-l34

客減や家賃…耐えられず廃業次々 広島の繁華街、県の休業要請開始


4/23(木) 6:30配信

中国新聞デジタル







客減や家賃…耐えられず廃業次々 広島の繁華街、県の休業要請開始


閉店した居酒屋を片付ける西山さん=広島市中区


 新型コロナウイルスの感染拡大阻止へ、広島県が要請した施設や店舗の休業が22日、始まった。広島市中心部の繁華街では、客足の激減や今後の休業に耐えきれず、店を閉じる動きがじわり広がり始めている。休業や営業時間短縮の要請対象になったバーやインターネットカフェ、居酒屋などだ。いまだ出口の見えないウイルス禍に、経営者たちの憂いは深まる。

 「閉めたくはない。でも、いつ終息するか見通せない中、高い家賃を払い続けられない」。ペルー国籍を持つ日系3世の西山リチャードさん(51)=南区=は肩を落とす。中区で経営する居酒屋とレストラン、サルサダンスバーの計3店を今月末までに順次閉店することを決めた。

 1990年に来日。27歳で日本人と結婚して交友関係が広がり、「日本は母国よりも落ち着く場所になった」と言う。2002年にダンスバーを開業。次に居酒屋を始め、レストランは東京五輪による訪日客を見越して昨春オープンしたばかりだった。「国籍に関係なく交流を楽しめる場を続けたかった」

 約3千もの飲食店や風俗店がひしめく中四国最大の歓楽街、中区の流川・薬研堀地区。キャバレーの「日本一桃太郎」広島店は3月末、40年以上の歴史に幕を下ろした。「近年の業績不振に新型コロナが追い打ちを掛けた」と運営する森川観光グループ(三原市)。今月上旬までに広島、山口、岡山県などのキャバレー全店舗を閉じたという。

 22日、同地区を歩くと、多くの店の入り口付近に臨時休業や営業時間の短縮を伝える張り紙が出されていた。それに交じるように、閉店の案内もあった。開店以来40年に及ぶ営業を今月13日にやめた居酒屋。張り紙には長年の客への感謝の言葉がつづられていた。

 近くの本通り商店街では、雑居ビルに入る全国チェーンのネットカフェが22日、店を閉じた。電飾の明かりが消えた看板に張り紙が掲げられていた。東京の運営会社に電話すると「(会社は)感染防止のため一時、閉鎖中」との音声が流れるだけだった。
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中国新聞社

4184チバQ:2020/04/24(金) 09:23:49
どうすればよいのか→ライフスタイルを変えるんだよ・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000107-asahi-soci

スーパーの混雑緩和策、利用客に戸惑い「どうすれば」


4/23(木) 23:17配信

朝日新聞デジタル




スーパーの混雑緩和策、利用客に戸惑い「どうすれば」


スーパーイズミの店頭では、混雑時に外で待つよう客に呼びかける貼り紙があった=2020年4月23日午後5時34分、東京都墨田区、増山祐史撮影


 新型コロナウイルス対応による外出自粛要請の影響でスーパーが混雑していることを受け、東京都の小池百合子知事は23日の臨時会見で、都民に、買い物を3日に1回程度にするよう呼びかけた。

 小池知事が記者会見で混雑緩和を呼びかけていた23日夕、東京都墨田区の「スーパーイズミ」は夕食前の買い物に訪れた客でにぎわっていた。社長の五味衛さん(60)によると、緊急事態宣言が出された4月上旬以降、客足は昨年より2割ほど増えたという。

 台東区に住む主婦の橋本貴子さん(47)は、野菜などを購入。高校生の息子は育ち盛りで、1食で米2合を食べることもあり、普段は1〜2日に1回は店に足を運んでいる。小池知事は買い物を3日に1回程度に抑えるよう求めたが、「野菜や魚は日持ちしにくい。好きなときに買いにいけないような空気になると困る」。これからは、購入した肉などを冷凍してしのぐつもりという。

 混雑時、店には1時間に200人ほどが訪れ、密集を避けるために外で待ってもらうことも。墨田区のアルバイト、大坪風花さん(28)は感染への不安から、すでに買い物を4日に1回に抑えていた。都の要請について「頻度を減らすのは当然」と評価する。

 一方で、街中は多くの店が休業し、スーパーなど開いている店に人が集まりやすいという事情もある。都内の別のスーパーにいた女性(71)は「外出する機会がないので、ここに買い物にくることがちょうどいい運動になっている。買い物の頻度を減らせと言われても困りますね」と明かす。

 不動産会社に勤める50代の男性は一人暮らしで、総菜を買って帰るのが日課だ。仕事後の夕方に買い物せざるをえず、「この時間に入店が制限されたら、どうすればいいのか……」と懸念する。

 店側には、高齢者ら向けの買い物時間の設定などが求められた。「スーパーイズミ」は、客が比較的少ない午後2時〜4時を「優先時間」とすることも考えているが、五味さんは「本来休める職員がレジに立たなくちゃいけなくなる。やりくりは難しい」と話す。この時間帯にほかの客を待たせてしまうことも悩みだ。

 新宿区内のあるスーパーも1日約2600人が訪れ、売り上げは昨年より4割増えた。だが、感染を心配して退社した従業員もおり、入店を制限するにしても客の誘導にあたる人員が足りないという。店長の男性(44)は「ルールを細かく決めるほど現場に負担がかかる。行政は市民への呼びかけにとどめてほしい」と訴える。年中無休で営業してきたが、従業員の疲れもたまっており、定休日を設けることも検討しているという。(増山祐史、西村奈緒美)
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朝日新聞社

4185チバQ:2020/04/24(金) 09:25:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000089-mai-soci

大阪知事もスーパーに入店規制要請へ 「ポイントデー」の自粛も 新型コロナ


4/23(木) 20:52配信

毎日新聞







大阪知事もスーパーに入店規制要請へ 「ポイントデー」の自粛も 新型コロナ


大阪府の吉村洋文知事=石川将来撮影


 大阪府の吉村洋文知事は23日、新型コロナウイルスの感染防止策として、スーパーマーケットでの混雑を避けるため、重症化するリスクが高い高齢者や妊婦、障害者が優先して買い物ができる時間帯を1日最低1時間は設けることを求める考えを示した。「ポイントデー」のようなイベントも客が集中しないよう規制を求める。府は24日に具体的な要請内容を公表し、スーパーに協力を呼び掛ける。

 スーパーを対象にした防止策を巡っては、国も23日、都道府県への通知で、入場制限▽店内の一方通行の誘導――などを挙げた。また、東京都の小池百合子知事は都民に買い物を3日に1回程度とするよう求めた。吉村知事はこうした事例を参考に、府の要請内容をとりまとめる。

 スーパーは緊急事態宣言に基づく府の休業要請の対象外だが、外出の自粛要請の影響もあり、食料品の買いだめによる混雑が問題視されている。店が混み合えば、感染のリスクが高まる「3密」(密閉、密集、密接)の状態が生じることになり、専用時間帯の設置でリスク回避を目指す。府はこれまでにも、対面販売で透明の間仕切りを設けたり、レジに並ぶ際には客に距離をとってもらったりする防止策を要請してきた。

 22日には政府の専門家会議も、事業者に入店前後の手洗い▽扉など共用部分の定期的な消毒▽混雑時の入場制限――などの対策強化を求めた。【野田樹、芝村侑美】

4186チバQ:2020/04/24(金) 09:29:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000025-kana-l14

【新型コロナ】「他に行く所が…」 大型施設休業で商店街混雑、対応に苦慮


4/23(木) 21:30配信

カナロコ by 神奈川新聞







【新型コロナ】「他に行く所が…」 大型施設休業で商店街混雑、対応に苦慮


買い物客でにぎわうモトスミ・ブレーメン通り商店街=22日午後、川崎市中原区


 新型コロナウイルスの感染防止に向け接触機会の減少が求められる中、県内の商店街が対応に苦慮している。緊急事態宣言に伴う外出自粛の要請以降、週末を中心に予想外の混雑ぶりとなっているためだ。「他に行く所がないのでしょう」と商店街関係者は困惑し、「買い物は必要最低限の人数で」と訴える。

【写真】にぎわう商店街

 東急東横線元住吉駅からほど近いモトスミ・ブレーメン通り商店街(川崎市中原区)。約550メートルの目抜き通りを中心に約180店が軒を連ねる。近隣住民からは「何でもそろう」と評判で、平時でも市内屈指のにぎわいを見せる。

 同商店街振興組合によると、外出自粛が幅広く呼び掛けられて以降、週末を中心に買い物客が増加。好天に恵まれた19日も、通りが人波であふれる時間帯があった。

 緊急事態宣言を受け、隣接する武蔵小杉駅(同区)や日吉駅(横浜市港北区)の大型商業施設は休業が続いており、組合の伊藤博理事長(77)は「人が流れてきている」と分析する。家族連れの姿も目立ち、果物店の女性従業員は「ほかに行くところもなく人が集まったのでは」と推測する。

 各店舗は独自にウイルス対策を実施。この果物店も閉店を2時間前倒しした上で、営業中は必ずマスクを着用しているという。女性は「感染が不安なので、現金の受け渡し後は手洗いを徹底している」と明かす。

 いつも買い物に訪れる地元の50代の主婦も「人が密集していて心配になる」と不安視。伊藤理事長も「元住吉は繁華街ではなく、周辺の人が買い物をする生活の街」と困惑を隠せず、「(外出自粛中で)家族連れで来たいのは分かるが、買い物は必要最低限でお願いしたい」と呼び掛ける。


 青果店や鮮魚店を中心に約70店が並ぶ横浜市内の商店街でも23日昼、高齢者や主婦らを中心に買い物客が絶えず行き交っていた。

 商店街の振興組合の男性理事長(52)は密集の状態が発生している現状については「危機感がある」と表情を曇らせながらも、人出が減っていない商店街に対して世間から厳しい目が向き始めたことに首をかしげ、「生鮮食品店が多く、生活に必要不可欠な買い物で来た近所の住民が大半」と理解を求める。

 数日前からは、買い物客同士が距離を取るように促すアナウンスを放送し始めた。さらに混雑が生じた場合は、商店街に入場制限をかけることも個人的に考えたというが、「入り口付近に人があふれ、別の危険が生じる可能性がある」と実施の可能性は低いという。

 対応は店によってまちまちで、ある鮮魚店では店頭にアルコール消毒液を置き、スーパーのように客と従業員を仕切るビニールシートも設置していた。男性従業員(45)は「ゴールデンウイークは例年、非常に混雑するので」と今後に警戒する。一方で青果店の男性店主(60)は「スーパーと違って密閉空間でないし、商品も基本的に従業員しか触れない。客の滞在時間も短い」とマスク以外は特別な対策はしていないという。

 来店客からは「スーパーは、いろんな人が商品を触っていて怖いから商店街に来ている」(60代男性)「滞在時間を30分と決めている」(50代女性)「必要なものだけ買って、混んでいる店には入らない」(60代男性)などと、自衛策として商店街を選んでいる声が多く聞かれた。
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神奈川新聞社

4187チバQ:2020/04/24(金) 16:34:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200424-00000017-asahi-pol

県外ナンバーに嫌がらせ 「周りが怖い」市長が緊急会見


4/24(金) 11:18配信

朝日新聞デジタル







県外ナンバーに嫌がらせ 「周りが怖い」市長が緊急会見


臨時記者会見で市民に呼びかける内藤佐和子市長=徳島市幸町2丁目の徳島市役所、伊藤稔撮影


 徳島市の内藤佐和子市長は23日緊急会見を開き、新型コロナウイルスの感染者や家族、県外ナンバーの車への嫌がらせが起きているとして、冷静な対応を呼びかけた。

 内藤市長は「不確かな情報やデマ、フェイクニュースに惑わされることなく、正確な情報に基づいて、冷静かつ賢明な行動をとってほしい」と述べた。病院職員や家族らへの誹謗(ひぼう)中傷などが医療崩壊を招きかねないと危機感を示した。

 内藤市長には、SNSなどを通じて、県外ナンバーの利用者から、「車にキズをつけられた」「暴言をはかれた」などの声が届いているという。内藤市長は「どうしてもしないといけない仕事や通院の移動もある。徳島に住んでいても県外ナンバーをつけている例は現実問題としてはある」と指摘。「県外ナンバーに敵意を持つのはやめていただきたい。差別や分断は容認できない」と訴えた。

     ◇

 23日午後、朝日新聞徳島総局に、県内で単身赴任中だという男性から電話があった。県外ナンバーの車に乗っているといい、「新型コロナウイルス以上に、周囲の目が怖い。車で買い物にも行けない」と訴えた。

 車のナンバーは住所地に合わせて変更するよう道路運送車両法で定められている。だが、警察署や運輸支局に行くなど手間が掛かり、費用も掛かることから、県外ナンバーのままで利用している人もいる。(伊藤稔、中谷和司)

4188チバQ:2020/04/26(日) 00:17:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/103b8a2828f47031461d212f37fa19a677546727
スーパー対応「手探り」混雑解消へあの手この手
4/25(土) 20:55配信

産経新聞
床にテープを貼るなどの対応を取ったスーパーの店内=25日午後、大阪市淀川区

 新型コロナウイルスの感染拡大で、大阪府や東京都がスーパーマーケット側や買い物客に混雑防止の協力要請をしてから初めての週末を迎えた25日、府内のスーパー各店舗ではさっそく妊婦や高齢者、障害者らを優先的に入店してもらう時間を設けるなどの対応が取られた。

 「府からの要請を受けて対策を始めたが、まだ手探り。状況をみながら、臨機応変に対応したい」

 大阪府豊中市や守口市などに6店舗がある「シェフカワカミ」の担当者はこう話す。この日から府内全店舗で、開店前の1時間を妊婦らが優先的に入店できる時間としたが、特に混乱はなかったという。

 この担当者によると、外島(そとじま)店(守口市)では午前9時ごろから店内が混み合い始めたので入場制限も行ったといい、「今後は、買い物かごの数を減らして店内の混雑を解消することなども考えてたい」と話す。

 府下や兵庫、京都などで85店舗を展開する「コノミヤ」も25日から府内全店舗で、午後2時〜3時を優先入店時間に。一部店舗を除き、月曜日の10%引きセールも27日と5月4日両日の中止を決めた。

 京阪神を中心に80店舗を展開する「光洋」は今後、優先入店について検討していく方針という。

 優先入店などを導入したスーパーを利用している大阪府豊中市の主婦(44)はこの日、優先時間帯を避けて買い物に訪れた。「高齢者らの優先入店はいいことだし、特売日などもあれば行きたくなってしまうので、今はしないのがいいと思う」としつつ、「小さい子供を1人で留守番させられないので、仕方がなく連れて買い物に行くこともある。理解をしてほしい」とも話した。

4189チバQ:2020/04/27(月) 09:33:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-00000004-khks-soci

パチンコ店に客次々 仙台の2店舗、休業要請を無視 県境越えの愛好者も


4/26(日) 9:45配信

河北新報







パチンコ店に客次々 仙台の2店舗、休業要請を無視 県境越えの愛好者も


休業要請に応じず営業を続けるパチンコ店=25日午前9時ごろ、仙台市青葉区(画像の一部を加工しています)


 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東北各県が休業要請した対象に含まれるパチンコ店の一部店舗が、要請を無視して営業を続けている。25日が要請期間の初日となった宮城県でも、仙台市内の2店舗が営業を続行。開いている店を調べ、わざわざ県境を越えてパチンコ台に向かう愛好者の姿も見られた。

【休業要請】晴天で仙台の山に行楽客

 仙台市青葉区にあるパチンコ店では、店が開く5分前の午前8時55分に約20人の列ができた。配られた入場整理券を手にしたマスク姿の若者らが開店と同時に次々と入店。客同士が近づかないよう、1台おきに電源が切られた台に座った。

 常連客の60代男性は「今日はいつもの2倍ぐらい客がいたと思う。席を空けるなどの感染対策をしているので、営業が続く限りは通う」と楽しんでいた。

 駐車場には「宇都宮」「横浜」「豊橋」など県外ナンバーの車も目立った。いわき市から友人4人で訪れた30代女性は「ネットで営業している店を探し、午前7時に地元を出発してきた」と話した。

 宮城県遊技業協同組合(仙台市)は22日の理事会で、全店が休業要請に応じるよう申し合わせた。組合関係者によると25日は、県外企業が運営する2店舗だけが営業を続けたという。

 休業に応じない場合、知事は店名を公表し、より強い要請に踏み切ることができる。大阪府は24日、営業を続ける6店舗のパチンコ店名を明らかにした。

 仙台、岩沼両市の全8店舗を臨時休業にした「百反」(仙台市)の岩本富貴社長(43)は「大半が足並みをそろえて休む中、少数でも営業を続ける店があれば業界全体のイメージ低下につながる。行政には法律に基づき厳正に対応してほしい」と訴えた。

 東北で唯一、休業の要請期間ではない青森県のパチンコ店には、他県からの愛好者が流れ込んだ。

 岩手県北の市町村から約1時間圏内にある八戸市にあるパチンコ店の駐車場は、「岩手」ナンバーなど他地域の車が2割近くも占めた。

 この店も、青森県の休業要請期間(29日〜5月6日)は休みとなる。常連の岩手県軽米町の60代男性は「閉まるのは仕方ないが、寂しくなるね」と漏らした。
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河北新報

4190チバQ:2020/04/28(火) 11:54:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00010002-fukui-l18

感染防止と経営のはざま、スーパーの苦心 チラシ自粛したら客足減少


4/27(月) 20:26配信

福井新聞ONLINE







感染防止と経営のはざま、スーパーの苦心 チラシ自粛したら客足減少


福井県内のスーパーやドラッグストアでは、買い物客が詰め掛ける場面も


 新型コロナウイルス感染拡大を受け、福井県は不要不急の外出を自粛するよう促しているが、食料や医薬品など生活必需品を扱うスーパーマーケットやドラッグストアでは、客が詰め掛ける場面が見られる。福井新聞の調査報道「ふくい特報班(ふく特)」には「混雑による感染が心配」「お客が殺到する朝夕のタイムセールをやめるべきだ」といった声が届いている。店側は感染防止と経営のはざまで、難しい判断を迫られている。


 ■リスク招く悪循環

 福井県福井市内のあるスーパーは4月中旬、混雑を回避しようと、特売商品やタイムセールを記載したチラシの新聞折り込みを自粛した。結果として客足は減り、ライバル店に客を奪われたという。「待ちの姿勢では、経営は成り立たない」と店長。やむなく折り込みを再開した。

 別のスーパー店長は「チラシの自粛などは、業界が足並みをそろえて取り組まないと意味がない」と、悪循環に陥る現状を訴える。

 客の行動を戒める声も。坂井市の主婦は▽不要不急の買い物を控える▽買い出しに出るのは極力1人に▽会話を控えて他の客との距離を保つ―などの“マナー”が必要と訴える。「せっかく店が感染対策を講じても、利用者がマナーを守らなければ無意味。店で感染が発生して休業に追い込まれたら、困るのは私たちだ」と指摘する。

 ■社会インフラの責任

 店側も手をこまねいているわけではない。スーパーやドラッグストアでは、レジにビニールの仕切りを設けたり、距離を置いてレジ待ちができるよう床にシールを貼ったりと3密状態(密閉・密集・密接)防止に腐心している。

 業務スーパーを運営するヤスブン(福井市)では、レジの従業員は飛沫を防ぐマスクやゴーグルを着用し業務に当たっている。担当者は「スーパーは病院と同じように社会インフラとして必要不可欠。このような時期で従業員は疲弊しているが、お客さんのためだと思って頑張っている」と力を込める。

 ドラッグストアのゲンキー(坂井市)は、負担が増えているとして従業員に「感謝金」を支給する。従業員の県外出張も今月中旬から禁止した。担当者は「従業員に安全面で最大限配慮して、社会的責任を果たしたい」と話している。

 ■安全管理の問題だ

 福井県は4月17日、テレワーク(在宅勤務)や時差出勤の促進などを県経団連に要請した。働き方を変えることで事業所の感染防止を図る考えだ。

 県経団連では「スーパーなどのレジや、運輸、製造、建設などテレワークにそぐわず、人を減らすことが難しい業種もある。その中でも3密を回避するなど、最大限の工夫をしてほしい」と呼び掛ける。県経営者協会も「感染予防と、不安を抱える従業員のサポートは会社の責任。安全管理に関わる問題という自覚が必要だ」と強調した。

  ×  ×  ×

 福井新聞「みんなで発掘 ふくい特報班」(ふく特)は、暮らしの中で感じた疑問や地域の困りごと、不正の告発といった情報を寄せていただき、記者が取材を進める調査報道企画です。
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福井新聞社

4191チバQ:2020/04/28(火) 11:54:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00000000-kobenext-soci

パチンコ店名公表「休業なら店つぶれる」 感染未確認の地域からは戸惑い


4/28(火) 8:25配信

神戸新聞NEXT







パチンコ店名公表「休業なら店つぶれる」 感染未確認の地域からは戸惑い


営業を続けるパチンコ店=兵庫県内


 「営業しないとつぶれてしまう」。兵庫県は27日、休業要請に応じないパチンコ店6店舗の公表に踏み切った。対象店舗は通常通りの営業を続け、「いつもより混んでいる」と指摘する客も。6店のうち4店が但馬や西播など、感染者が確認されていない地域だったことにも戸惑いの声が上がった。

【写真】店名公表なぜパチンコ店だけ? 兵庫県知事「大勢の人が県境を越え…」

 神戸市灘区の「フェニックス新在家」は昼すぎ、遊技台の半分ほどが埋まった。店の外に設けられた喫煙所では、客が数人でマスクをせずに談笑する姿も。男性客(22)は経営する飲食店が営業を自粛し、2週間ほど前から通っているという。「いつもより混んでいる印象」と話した。取材に対し、店長は「一切の取材には応じられない」とした。

 また、「フェニックス摩耶店」(同区)も「店長はいない」とした上で、従業員が「取材には応じられない」と答えた。

 3店が公表された豊岡市。JR豊岡駅近くの「ぱちんこ村」は、「取材は受けられない」とした。出入り口は開放され、入り口には消毒液。店内の席は半数ほどが埋まり、高齢者が多い。

 駐車場に他府県のナンバーはなく、男性客(57)は「但馬は感染者が確認されていないし、都市部の店と違う。公表されたら他府県から来るかもしれない」と話した。

 ほかには「ワールドカップ」「ワールドカップ2」が営業。約500台収容の駐車場に止まっている車はまばらで、店側は取材には応じなかった。

 佐用町のパチンコ店「山光会館」は27日も営業を続けたが、夕方の利用客は数える程度。管理者の男性は取材に「営業停止となるとつぶれてしまう。今後も営業は継続する」と言葉少な。町内から毎日通っているという男性(81)は「(営業継続は)客にとってはありがたい。もし閉まったら、別の店に行く」とした。

 県遊技業協同組合の甚田郁雄専務理事は「組合として再三にわたって呼び掛けていただけに、営業する店があるのは残念」と話す。

 同組合は、これまで複数回、文書や電話で加盟店に休業を要請したという。「パチンコ店は一日に動く金額が大きい。少し休むだけで、経営が悪化するのは分かる。ただ厳しい状況下で、9割以上の店舗は休業に応じてくれた。6店に対して要請を続ける」と語った。

4192チバQ:2020/04/28(火) 11:59:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00010013-nishinpc-soci

特売中止、客に分散来店を要請…混雑対策に悩むスーパー


4/28(火) 11:09配信

西日本新聞







特売中止、客に分散来店を要請…混雑対策に悩むスーパー


「かいぶつくん薬院店」では「通常より間隔を空けてレジをお待ちください」と告知している=24日午後、福岡市中央区(撮影・三笘真理子)


 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、東京などで問題化しているスーパーの混雑対策に地場小売り各社も頭を悩ませている。レジ店員と客の間に仕切りを設置するなどの対策は進むが、政府が要請する入場制限などより踏み込んだ対策を取るべきか苦慮する。

【動画】「涙が出た」コロナ終息願う動画、ネットで話題に

 イオン九州(福岡市)は、ゴールデンウイーク(GW)中に店内が混雑する場合の入場制限の必要性について検討を始めた。小型店は特に混雑の可能性が高いとみており、海外の事例などを参考にする。「お客さまと従業員の安全を優先したい」とする。

 ディスカウントストアを展開するミスターマックス・ホールディングス(同市)は来店客の過密対策を強化した上で、入場制限には慎重だ。担当者は「外で待ってもらう間に密集しないようにする必要がある。安全確保策も含めて考えなければならない」と難しさを口にする。
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 大分県地盤のマルミヤストア(同県佐伯市)も「首都圏の客数の上昇率は、地方には当てはまらない」として、店舗が立地する自治体などから要請があるかを見極める方針だ。

 福岡県内を中心に展開するあるスーパーは、混雑回避のため週に1度の特売日をやめた。ゆめタウンなどを展開するイズミ(広島市)は、各店舗で混雑時間の通知や商品を袋詰めする台の増設などを順次進めることを決めた。担当者は「入店制限をかける前に、やれることをやる」と話す。24時間営業のスーパー「サニー」などを展開する西友は、店内放送などでピーク時間帯を避けた来店を呼び掛けている。
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 小規模の商店には対策自体が難しい場合もある。福岡市中央区の青果店「かいぶつくん薬院店」は、レジ待ち客に間隔を空けるよう張り紙で告知するが、昼前と夕方の混雑は避けられないという。店長は「店内は狭く、5人来店すればいっぱい。外で待ってもらうなど、お客さまの自主的な対応に頼るしかない」と話す。

 福岡、佐賀の両県などでホームセンターを展開するLIXILビバはGWの5月2〜6日の全店休業を決めた。担当者は「営業を短縮してきたが、客数は4割増えた。連休中はさらに危険な混雑状態になると考え、やむなく決断した」と苦渋をにじませた。(仲山美葵、山本諒)

4193とはずがたり:2020/04/28(火) 15:23:30
大好きなブルースブラザースで彼らがモール中をぶち壊しながら暴走するシーンがあるが,最後,建物から突き破って外へ出てくる時にJC Pennyの看板も写っていて,結構お気に入り(まあ買う機会はなかったけどw)の百貨店だったので残念だ。

米百貨店JCペニー、破産申請へ 新型コロナが追い打ち―報道
2020年04月25日11時04分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042500278&g=int

 【ニューヨーク時事】24日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米百貨店大手JCペニーが破産申請に向けて金融機関と協議していると報じた。インターネット通販の台頭などで経営難が続いていたが、新型コロナウイルスの感染拡大による営業停止が追い打ちをかけた。
【図解】新型コロナウイルス 世界各国の感染状況

 同紙によると、JCペニーは破産手続き中の運転資金を確保するため、ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカなどの金融機関と協議。融資総額は8億〜10億ドル(約860億〜1070億円)に上る可能性がある。破産申請は数週間以内に行われる見通し。

4194チバQ:2020/04/30(木) 16:50:13
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020043090135735.html
店員、配達員…コロナ禍、働くのは社会のため 心ない言動に耐え…

2020年4月30日 13時57分


 新型コロナウイルスの感染者が増加する中、多くの客と接するスーパーの店員や配達ドライバーらは感染リスクに注意しながら職務に当たっている。こうした社会生活の維持に不可欠な仕事に就く人は「エッセンシャル・ワーカー」と呼ばれるが、客からの心ない言動にさらされることも。社会の重要な担い手への理解や配慮を求める声が強まる。

 「人間扱いされず悲しい」「品切れのクレームで精神的に疲れた」。「全国スーパーマーケット協会」(東京)には現場の店員からさまざまな相談が寄せられた。

 コロナ禍で各店舗内の風景も一変した。レジ付近には透明なシートが設置され、お釣りはトレー上で受け渡しし、棚には買い占め防止の注意書きを掲示。利用客はちょっとした買い物でも何かと気を使うようになった。

 家族連れを指して「『密』になる。なぜ家族で来ているんだ」と店員に迫る客もいるという。同協会の担当者は「ストレスで利用客のいら立ちが募っている」と受け止めるが、「生活を支えようと頑張る店側の事情も分かってほしい」と話す。

 「物流が止まると、社会が止まる。それはあってはならない」。約十万人のトラック運転手らが加盟する運輸労連(東京)の難波淳介中央執行委員長は運転手らの思いをこう代弁した。

 三月には「荷物の届け先で消毒スプレーを掛けられた」との相談が寄せられた。各運送会社は運転手の手のこまめなアルコール消毒に加え、対面を減らすため荷物を玄関先に置くなど対策を徹底。過剰な反応は徐々に聞かれなくなったという。

 医師が院内感染し外来診療を取りやめた病院、バス運転手の感染による路線バスの運休、郵便局職員の感染で配達や窓口の一時停止…。エッセンシャル・ワーカーが罹患(りかん)し、日常生活に大きな影響が出た事案も各地で報告されている。

 こうした中、医療関係者ら、感染リスクと向き合いながら最前線で働く人たちに、青色の光で感謝の思いを示す運動が広がりを見せ、東京都庁などが夜間にライトアップされた。

 エッセンシャル・ワーカーについて、働き方に詳しい木下徹郎弁護士は「コロナ禍が長期化する中、社会生活の維持には彼らの力が不可欠だ。過酷な状態への一層の理解と配慮が必要だ」と呼び掛けている。

<エッセンシャル・ワーカー> 英語で「必要不可欠な」を意味するエッセンシャルと、「労働者」のワーカーを組み合わせた言葉。米政府は医療、エネルギー、通信、農業、食品などの分野で社会を支える人々としている。新型コロナウイルス感染症の拡大で、社会を支える担い手として重要性が再認識されている。安倍晋三首相も4月17日の記者会見で電力や鉄道、ごみ収集などの職種を挙げながら、感謝の言葉を述べた。

4195チバQ:2020/04/30(木) 17:25:07
https://news.livedoor.com/article/detail/18195554/
営業を続けるパチンコ店にパチプロが突撃取材。ボッタクリ状態に絶句
2020年4月30日 8時29分 日刊SPA!
 4月7日、新型コロナウィルスの影響により、7都府県に緊急事態宣言が発令された。これにより、政府からの休業要請を受けた多くのパチンコ店が休業へと踏み切ったが、一部の店舗は営業を継続しており、世間から猛烈なバッシングを受けている。連日パチンコ店に並ぶ人数を報道され、パチンコは今の日本社会において新型コロナウィルス蔓延の加害者的存在になってしまった。

 そもそもこのご時世でパチンコ店に行く人は、勝てると思って行っているだろうか。パチンコで勝つための正攻法といえば「回転率が優秀な台を打ち続ける」ことが一番重要なことだが、黙っていても客が来る“濡れ手に粟”状態のパチンコ店に回転率が優秀な台が転がっているとは到底思えない。そこでSPA!ギャンブル担当の 勝SPA!取材班では、4月28日の時点で営業を続けるホールへ、現役のパチプロに行ってもらい調査を行った。プロ目線で見た現在のパチンコ店のリアルな状況をお伝えしたい。

◆9割の客付きで満員盛況

 今回の調査員であるパチプロである私は、今年でパチプロとして10年のキャリアを持つ。ファン雑誌などに出たこともあるが、基本的にはパチンコの収入をメインに生活をしている。私がパチンコ店に立ち入ったのは3月18日以来、実に41日ぶりとなった。現時点での今年の収支はプラス58万円。そんな私が向かったのは、埼玉県にある某パチンコ店。駅前にある1000台クラスの大型店で、普段から6割以上の稼働がある比較的人気のある印象を持つパチンコ店だ。

 午後3時。店先には店員が立っており、右手に持っていた検温機を首筋にかざして「はい、オッケーです」と言い、左手に持っていたアルコール消毒液を私の両手に噴射した。マスクの着用も義務化しているようで、着用していない人に配る用のマスクも用意されている。入店前のウィルス対策は割と徹底しているようだ。

 入店すると、まず客の多さに衝撃を受けた。ちょっと前までは感染症対策として、一台おきに稼働しているホールも多かったのだが、こちらのホールは全台フル稼働。北斗無双や花の慶次といったメイン機種は満席、全体でも9割以上が稼働しており、これはイベント並みの稼働率といえる。パチンコ店は一般の人が思っている以上に空気の循環設備は整っているが、これだけ人数がいたら、いくら対策しても飛沫感染のリスクはあるだろう。

◆ボッタクリ店級に締めまくられた釘

 そして台の状況をチェックすると、予想した通り、シブい台が並んでいる。ボーダーラインを超えている台はないと言い切ってもいいレベルだ。そして、たまたま空いた北斗無双の状況も座ってチェックしたが、千円あたり13回程しか回らないであろう締めっぷり。プロからすると「よくこんな状況で打てるな」というのが素直な感想である。

 そんな負けて当然の台を打っている人達の客層を調べてみた。パチンコ店に毎日のように立ち入っていた私からすると、「パチプロ以外のいつものメンバー」という表現がしっくりくる。大学生のような若者は少ない印象ではあったが、仕事が休みになった中年男性、1円パチンココーナーには高齢者や年配の人達が多くを座っていた。おそらく様々なパチンコ店の常連客が、行き場を失って営業している店を探して集まっているのだろう。

 パチンコ店にとって、何も何も考えずに釘もデータもチェックせずに打ち続けている常連客とは利益をもたらしてくれる優良客である。それはパチプロにとっても同じである。なぜなら、彼らのようなテキトーな台に闇雲にカネを突っ込んでくれる客がいるからこそ、パチプロはオイシイ台を見抜いて打つことができるのだ。そんな各店舗の“お得意様オールスター”が集結しているのだから、強行営業している店は儲かって仕方ないだろう。まさに濡れ手に粟、飛んで火に入る夏の虫とはこのことである。ちなみにスロット台がメインの別館にも立ち入ったが、頭上の箱を使っている客は皆無。全台設定1……いわゆるベタピン状態なのかもしれない。

4196チバQ:2020/04/30(木) 17:25:30

◆客に出玉を還元する気は毛頭ない

 私はパチンコが好きでパチンコで暮らしている。私のような日陰者が偉そうなことを言う気は毛頭ないが、パチプロ目線で言わせてもらえば、店側は「勝たせる気など毛頭ない」という状況だった。ただ単にパチンコ演出が好きな、勝ち方を知らない人達からお金を絞りとっているようにしか見えない。今回は1店舗しかみていないが、他の強行的に営業している店舗も、客に勝たせたいなんて1ミリたりとも思っていないと断言できる。

◆パチンコ愛好者こそ、今は絶対行くべきではない

 そして勝てる勝てないの話ではなく、私は今営業している店を信用できない。もちろん経営的な事情はあるだろう。国からの支援が全くない状態で休業すると、潰れてしまうパチンコ店があるのもわかる。しかし、それでも多くの店舗が未知のウィルスから従業員や客を守るため、血を流しながら休業を選択しているのだ。

自分の店舗が潰れてしまう危険性を回避するために営業を続け、パチンコ業界全体のイメージを悪化させ、結果的にまともに休業している他店の常連客をせしめて利益にしているパチンコ店には、私は今後一切行く気はない。安心安全が確保された世の中になった際は、今休業している店舗で思いっきり遊技するためにも、店側はもちろん、打ち手としても我慢が必要な時期なのである。パチンコを打たないことでパチンコを応援するという気持ちをファンは持つべきなのである。

取材・文/勝SPA!取材班 取材協力/パチプロA氏

4197チバQ:2020/05/04(月) 14:57:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b1cc4e6a451eb852094fcbc0663f3206bb2af0f
「まるでテーマパーク」「毎日3密」GWに休業相次ぐホームセンターで、今起きていること
5/3(日) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN
ホームセンターの従業員から悲鳴が上がっている。

外出自粛の長期化でDIY・園芸用品の需要が高まっていることに加え、休業要請やスーパーのような入店制限要請の対象外ということもあり、「テーマパーク」のような混雑で、「『風呂入ってきてるのか?』と聞かれるなど、カスハラ(カスターマハラスメント=消費者、顧客によるハラスメント)も横行」しているという。

ゴールデンウイーク(GW)を見据え、客に「来ないでください宣言」をして休業する企業も出るほどだが、一方で営業する店舗の従業員は、その分の客が押し寄せることに怯えていた。

#ホームセンター従業員の叫び
「客の安全を守るため」GWに休業するホームセンターが相次いでいる。従業員から悲痛な声が上がる、その現状は(写真はイメージです)。

小売やサービス業で働く人の労働組合「UAゼンセン」には、ホームセンター従業員から以下のような声が寄せられているという。

「日に日に来店客数が増え、毎日がセール状態で密集状態です」

「外出自粛の影響で行く所がないからか、暇つぶしの来店も。実際にDIY・園芸用品関連・遊具などはかなり売れています」

「ニュースでは食品スーパーばかりが取り上げられているが、ホームセンター関連も3密状態とカスハラが横行しているのに、ほとんど扱われていない気がする。入場制限なども含め、ぜひ行政に要請して頂きたい」

「『国が営業を認めている所に行って何が悪い』とばかりに、自粛してくれません。あるホームセンター企業が週末の休業を決めましたが、これも社会を守る勇気ある自粛です。ただ一つが休業すると、他の店へと人が流れて来て、更に密集します。もっと強く国が発信しないとコロナは終息しません」

中には、客から「出勤前に風呂入ってきてるのか?」と言われた人もいるそうだ。

Twitterには「#ホームセンター従業員の叫び」というハッシュタグもできており、「テーマパーク化してます」「従業員は無責任な客のせいでリスクに晒されてるの。今ガーデニングやDIYやらないと死んじゃうの?」など、混雑具合や忙しさ、感染に怯える様子が多数投稿されている。

客増加で休業、入場制限では危険防げない
こうした状況を受け、さらなる来客が見込まれるGWに休業する企業が相次いでいる。LIXILビバは「来ないでください宣言」と称して、 5月2日から6日までの期間、全店舗で休業する。同社は営業時間を約25%短縮したにもかかわらず、多くの店舗で客数が約40%増加したという。GWは入場を制限しても危険な状態の解消が難しいと判断したそうだ。

ハンズマンも4月29日から5月6日は全店舗を休業に、ロイヤルホームセンターは5月の日曜日は休業、コメリは営業時間を短縮するなどの対応を発表している。

補償なく、企業と消費者に委ねられた安全
ホームセンターの休業要請に関しては、東京都が休業を要請する方針案を策定するも、政府は新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針でホームセンターを「国民の安定的な生活の確保」に不可欠なサービスを提供する関係事業者とし、都に見直しを求めた経緯がある。

UAゼンセン(生活関連産業の労働組合)の担当者は言う。

「ホームセンターは自粛要請対象ではないという判断を受けて営業を継続する中で、DIYやガーデニングといった商品は巣ごもり需要で客を集め、『密集』や接客による『密接』を生み出してしまいました。 生活必需品を購入するために来店する客がいる一方で、趣味やレジャー感覚で来店する客も多い。

政治が感染防止対策と補償を明示できないため、企業が進んで休業を宣言して、客と従業員の安全を守っているのが現状です」

UAゼンセンは4月3日、緊急事態宣言に先駆け、小池百合子東京都知事に対し、食料品店やドラッグストアに入店制限や従業員の感染防止のためのガイドラインの策定と事業者への指導を行うよう求める要望書を提出した。

現在、政府は都道府県に対し、スーパーの混雑時には入店制限をするよう求めており、東京都は4月25日から5月6日までを「STAY HOME週間」と名付け、買い物の回数を3日に1度程度にするよう、また買いだめしないよう都民に呼びかけている。

「ホームセンターに対しても、こうした取り組みが必要です。感染防止のため大幅に営業を制限すれば、雇用含め経済活動に影響が出る。このジレンマを行政主導で解消できないうちは、消費者の皆さんに実情を理解してもらい、秩序ある行動をお願いするしかありません」(UAゼンセン担当者)

(文・竹下郁子)

竹下 郁子

4198チバQ:2020/05/04(月) 16:43:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4bce77e0039989ca72af9e61d3765d896e99e2a
「自粛しないと通報するぞ」自警団を買って出る人が怯えているもの
5/4(月) 8:01配信

現代ビジネス
まったりディストピア
写真:現代ビジネス

 コロナショックによって、日本中のありとあらゆる領域で分断が生じています。

 とりわけ政府や自治体による「自粛要請」を盲信して「自粛警察」(自粛していない店や人を警察のように取り締まったり、実際に通報する行為を指すネットスラング)を買って出る人々と、「補償なき自粛」に異議を申し立てて応じない人々、「規制なき自粛」に何の危機感も抱かずに過ごす人々が、お互いを罵り合って収集がつかない「分割統治状態」が出現しています。

 被支配者同士の対立をあおり立てて、支配者への批判をかわす統治手法を「分割統治」と言います。自粛をめぐる3つどもえのバトルは、為政者が頼んでもいないのに勝手連的に沸き起こった地獄絵図です。

 都市部を中心に感染者数の増加が収まらず、経済的に困窮する事業者・被雇用者も増えている中で、市民同士による陰湿な相互監視が幅を利かせ、個々の事情などお構いなしに「同調圧力」という暴力が横行しています。

 他方、今のところコロナ禍による経済的なダメージをほとんど受けることなく、テレワークの恩恵を享受できている人たちがいることも事実です。巣ごもり特有の「贅沢な悩み」をウェブ会議でほろ酔いで語り、マスク姿の主婦たちは子連れで買い物に繰り出し、公園などに集まって素知らぬ顔で井戸端会議をしています。まるで、パンデミックなど自分たちの生活には大して影響はない、と言わんばかりにです。

 筆者はこうした、「深刻」と「楽観」が隣り合うようにして、埋め難い社会の分断が噴出する暗黒世界を「まったりディストピア」と呼んでいます。

 感染症で人が死に、仕事がなくなるといった極限状態が展開される一方で、依然被災(こう述べても差し支えない状況になっているでしょう)を免れている人々の間では、実はそれほど変わらぬ日常が続いています。たしかに「ディストピア」感はあるのですが、それは平時にぼんやりと思っていたような破局の光景ではなく、やたらと「まったり」しているのです。

国家は「死の恐怖」で人を動かす
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 無観客でライブ配信を行なうライブハウスに「次開けたら警察に通報するぞ」と脅し、自粛要請の範囲内で営業している居酒屋に「このような事態でまだ営業しますか?」と張り紙をする「自粛警察」と揶揄される人々は、分かりやすく言えば、増大する「死の恐怖」から逃れるための一時的な代償行為を演じているに過ぎません。実際的な「死のリスク」ではなく「恐怖」からの逃避です。

 わたしたちは普段、自らの存在の足下が動揺させられるような大規模自然災害というものですら、ほとんど瞬間的で地理的に限定された「例外状態」として認識しています。

 しかし、今回のコロナ禍は、長期化と遍在化によって感染とそれによる死が実際以上のリスクとして強く認識されています。これによって、通常「思慮の外」にあった「死の恐怖」――つまり、自らの身体の動物性、ウイルスの宿主となる動物としての人間、死すべき運命にある動物としての人間といった実存――を意識しないことによって成立していた「自尊感情」が、危機に陥っているのです。

 いつの時代も、国家はこうした「死の恐怖」を動員のフックとして活用してきました。ナショナリスティックな言説の背後には、民族の永遠性、共同体への献身といった「死の乗り越え」がしばしばみられます。これによって、わたしたちはただの動物であることを受け入れながら、象徴的に不死を獲得できるというわけです。

 けれども現代の国家は、そのような仰々しい役割を担うことを止め、「社会の不条理」は個人の問題、自己責任として処理するよう迫り、国民創生の物語もゴミ箱に捨ててきました。さらに自尊感情の支えとなる家族や地域社会といったソーシャルキャピタル(社会関係資本)はこの数十年間で崩壊し、社会的な連帯も困難になりました。

 その結果、わたしたちは溺れかけた人が目の前に浮かんだ流木にすがるように、一時的にせよ恐怖を打ち消してくれる信念や権威に、進んで従おうとしてしまうのです。過剰な「自粛」と「反自粛」は、そのメカニズムの表と裏でしょう。

4199チバQ:2020/05/04(月) 16:44:31
恐怖と「軽蔑」の関係
 社会心理学者のシェルドン・ソロモンらは、このようなメカニズムについて以下の通り述べています。

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〈文化的な現実認識が死の恐怖を抑えているからには、自分の信念に反する信念の妥当性を認めれば、自分の信念が抑えつけている恐怖そのものが解き放たれる。そこで私たちはその脅威をかわすために、別の人生観をもつ人々を見下して人間扱いしない。または彼らに私たちの信念を受け入れさせ、彼らの文化を私たちの文化に吸収する、あるいは彼らを完全に抹殺する必要がある〉(シェルドン・ソロモン、ジェフ・グリーンバーグ、トム・ピジンスキー『なぜ保守化し、感情的な選択をしてしまうのか 人間の心の芯に巣くう虫』大田直子訳、インターシフト)
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 しかも「他者を軽んじるこの傾向は、とくに死を思い起こさせられた直後に顕著となる」というのです。

 コロナ禍で感染者を「殺人鬼」と評した政治家が典型ですが、潜伏期間の長さや無症状の者が多いこのウイルスのステルス性によって、すべての他者が「死の可能性」を帯び、自粛に従わずに遊んでいる若者などに至っては無自覚な「死の媒介者」に見えてしまうのです。いわば、人々の一挙手一投足が、恐怖の源泉となっています。

 国家や自治体の非公式のサポーターである「ミニ権力者」となり、不愉快な他者を攻撃しているあいだだけ、「恐怖そのもの」は「身近な権威」を借りた正義感や使命感によってやり過ごすことができます。

 けれども、そもそも全国民の行動変容を実現し、リスクをゼロにできるというのは完全に幻想です。「自粛警察」は政府の「クラスター対策」と同じく、木を見て森を見ずの状態で、自らの妄想と戦っているのです。いわば逃避の一種です。要するに、何ら現実を直視できていないのです。

楽観という防衛機制
 片や、「規制なき自粛」をあざ笑うかのように、何の危機感もないまま、好き勝手に振舞っている人々がいます。

 自分だけは大丈夫という「正常性バイアス」の仕業と言ってしまえばそれまでですが、ここでも実は、ソロモンらが指摘したメカニズムが作動しているのです。「自粛ムード」を「楽観ムード」に置き換えただけで、まったく同じ防衛機制が機能していることに気付きます。

 いつも通りの習慣を維持すること、これまでのルーティーンを変えないことが、「恐怖そのもの」のストッパーになる――この認識は制御しようがないのです。コロナ対策で営業時間を短縮しているスーパーマーケットやホームセンターなどが、家族連れでごった返すという異常事態が、まさにそれを表してしまっています。

 買い物で外出することによるに感染リスクよりも、買い物で得られる精神的な安定性が優先されるのです。ルーティーンを確認できるのであれば何でも良いのです。

 しかし、この心性もまた、新たな混乱の種でしかありません。

 こうした人にとって「心理的な安心感」は以前と変わらぬ習慣、ルーティーンに大きく依存しています。それがリスクの過小評価に基づく「日本すごい」論となんとなく合わさって、「楽観ムード」に水を差す者、悲観的な見通しを語る者を、原発事故の際の「危険厨」のようなものとして一笑に付すのです。

 ソロモンらの警鐘はここでも有効です。「『異なる他人』を見下しているときのほうが、やっかいな死の考えを消し去りやすい」(前掲書)からです。

4200チバQ:2020/05/04(月) 16:45:00

「第三の道」を拓くことは可能か
 もちろん、逆に「日本がニューヨークのような惨状になる」というのも、何のエビデンスもない戯言でしょう。しかしむしろ、日本において最も驚愕すべき事実は、行政側の都合によってPCR検査を厳しいハードルを設けるなどして大幅に抑制してきたために、かえって感染症の流行がどのフェーズにあるのかを正確に把握できるデータがどこにもないことの方です。緊急事態宣言とその開始時期、あるいは解除や延長の妥当性も、判断のしようがないというわけです。

 遅かれ早かれ、経済活動は段階的にしろ部分的にしろ再開せざるを得ません。その場合、当然ですが「ゼロリスク」はあり得ません。また、何事もなかったように元に戻す楽観論もあり得ないでしょう。今後、この2つの極論がさらなるいがみ合いを始めることは間違いありませんが、重要なのは、自分たちが生きるために必要な経済活動と健康リスクのバランスです。

 まったくアテにならない「自粛要請」に後押しされた「自粛ムード」を金科玉条のごとく受け取らずに、一方で過剰な楽観や危機意識に対する冷笑にも陥らずに、この状況に「殺されないためにできること」を考え抜いて生きることが重要になります。それは「深刻」でも「楽観」でもない第三の道を切り拓くことにつながります。

 コロナ禍でも思考停止に陥らずに活路を見い出しているのは、誰のために何を守るのかを明確に見極めることができ、平時から共助のネットワークを大切にしていた人々です。

 愚かな国家にも罵詈雑言を投げ付ける市民にも振り回されないために、そして他者を攻撃することで不安を解消する「感情のモンスター」にならないために、この「まったりディストピア」の欺瞞に引きずられない強さをもって、当面はこのコロナ禍と賢明に付き合っていかなければならないでしょう。

真鍋 厚(評論家・著述家)

4201チバQ:2020/05/04(月) 16:47:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7cc7d5c4883a3424e5b67402756ac37a17dc5f6
DIYやBBQ需要でホームセンターが密状態、店舗困惑 新型コロナで外出自粛中も
5/4(月) 8:40配信

福井新聞ONLINE
ゴールデンウイークでホームセンターには多くの買い物客が訪れている=5月3日午後2時10分ごろ、福井県福井市

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外出自粛を福井県が要請する中、休業要請の対象外となったホームセンターに多くの買い物客が訪れている。新たな感染者が県内で確認されない日が続くうえ、大型連休に入ってからの夏を思わせる好天も一因のよう。DIY用品やバーベキュー関連の商品は「昨年以上の売れ行き」という店舗もあり、一部の売り場では「密」が避けられない状況。店舗関係者は「外出自粛の中、これでいいのか」と頭を悩ませる。

 福井市内のホームセンターでは5月3日、駐車場が次々と埋まり、多くの家族連れが来店する様子が見られた。店舗の担当者によると、園芸や日曜大工のコーナーは連日混み合い「特に木材カットサービスは行列が絶えず『密』になってしまっている」と話す。

 ゴールデンウイーク(GW)に入りバーベキュー関連の商品も次々と売れているという。「売り上げは昨年以上で、おかしいくらい売れている。家族連れも多いので、感染拡大防止の面からも代表者の来店や短時間の利用をお願いしたい」と呼び掛ける。

 同市内の家電量販店でも「GW期間の来店は増加傾向」という。ほとんどが家族連れで「話し合って購入を決めるお客さまも多く、対策はなかなか難しい」と心境は複雑だ。

 一方で、福井市のエルパは「館内の様子をみても、外出自粛にご協力いただいていると思う」と話す。4月30日からは購入予約を受け商品をドライブスルーで渡すサービスも始め「安心して買い物できる環境を整えていく」とした。

 福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)には、ホームセンターで勤務する40代女性から「客が殺到し、年末年始レベル」との声も届いた。狭い通路で多くの人が商品を吟味したり、家族そろって来店し大きな声を出したりする姿が見られるという。「自粛ムードは店内になく、感染の恐怖を感じる。行くところが限られ来店されるのだろうが、感染の危険性をよく考えて行動してほしい」と訴えている。

 ×  ×  ×

 福井新聞「みんなで発掘 ふくい特報班」(ふく特)は、暮らしの中で感じた疑問や地域の困りごと、不正の告発といった情報を寄せていただき、記者が取材を進める調査報道企画です。

4202チバQ:2020/05/04(月) 16:47:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/533d925d312b47d4277ea78ff59f8a040f49aa23
3密防止、巣ごもり商品、野菜の苗… 東北の大型小売店、異例のGW対策
5/2(土) 10:42配信

河北新報
混雑する時間帯を知らせ、感染拡大防止を呼び掛けるポスター=仙台市青葉区のみやぎ生協錦町店

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛要請が続き、大型連休中は食料品や日用品といった生活必需品の買い物需要が高まるとみられる。東北のスーパーやホームセンターは例年の集客企画を封印。「3密」を防ぐ対策を講じながら、例年とは異なる巣ごもり用の商品をそろえる。

■チラシを中止

 宮城県内にスーパー21店を展開するサンマリ(仙台市)は、4月下旬から折り込みチラシを中止。ポイント獲得数が3〜7倍になる特売企画もやめた。落ち着いて必要なものを買い物してもらうための措置だ。

 客は特売日に集中する傾向があるが、現在は分散されている。東海林誠社長は「スーパーはライフラインの一つだが、従業員の安全も守らなければならない。地域で商売を続けるためにも、密集を避けて感染者が出ないよう努める」と狙いを話す。

 各社はレジ前に飛沫(ひまつ)防止のビニール板を置いたり、会計の列の間隔を保ったりと「3密」防止に知恵を絞る。みやぎ生協(同)は来客の分散を図ろうと混雑時間を店入り口に掲示。イオン東北(秋田市)は仙台市内の大型店で1〜6日の午後2〜3時、妊婦や高齢者、体が不自由な客を優先してレジに通す。

 自粛傾向に伴い、品ぞろえも変化している。岩手、宮城両県で20店を運営するマイヤ(大船渡市)は例年、大人数での食卓を想定して5〜6人用の焼き肉やすしを並べたが、今年は2〜3人用を中心に展開する。宮城県内に9店ある伊藤チェーン(柴田町)も1家族用に商品を見直した。担当者は「昨年は改元を祝うごちそうや福袋が売れたが、今年は一変した」と話す。

■冷凍庫売れる

 宮城県内にホームセンター15店を展開するダイシンカンパニー(仙台市)では家庭用冷凍庫が週に約30台売れ、在庫が追い付かない状況だ。外出自粛や長引く休校で、簡単に調理できて日持ちがする冷凍食品が好まれている影響とみる。

 室内の感染リスクを軽減するため、例年なら販売シーズンを終える加湿器も引き続き売れ、倉庫から取り出して店頭に並べている。家庭菜園に関心が高まり、大型連休中は野菜の苗の需要を見込む。

 山田憲弘社長は「異例の大型連休で人出は読めないが、万全の人員で臨み、感染対策にしっかり取り組む」と話した。

河北新報

4203とはずがたり:2020/05/05(火) 00:36:46
JCペニーに引き続いて。。

米衣料品販売「J.CREW」が経営破綻 大手小売で初
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200504/k10012417841000.html
2020年5月4日 23時35分

アメリカの大手衣料品販売の「J.CREW」が4日、裁判所に対して、日本の民事再生法にあたる連邦破産法の適用を申請し、経営破綻しました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、店舗の休業が続く中、アメリカの大手小売りでは、初めての経営破綻となりました。

発表によりますと、J.CREWは4日、南部バージニア州の裁判所に対して日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を申請し、経営破綻しました。

J.CREWは、カジュアル衣料品チェーンで、去年の売り上げは、日本円で2600億円。1990年代には、日本にも進出し、人気を集めました。

アメリカの小売業は、ネット販売の普及で実店舗を持つ業態は苦戦が続いていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの企業が店舗の一時休業を余儀なくされ、急速に経営環境が悪化していました。

新型ウイルスの影響を受けた大手小売業の破綻はこれが初めてで、アメリカメディアは、「ほかにも多くの小売業が経営破たんの危機にひんしている」と伝えています。

J.CREWは、新たな資金調達を行って、業務を続けながら、経営の建て直しを進めるとしていますが、新型ウイルスの影響でネット販売以外の営業再開は見通せない状況で、厳しい状況が続きそうです。

4204とはずがたり:2020/05/05(火) 22:54:32

全日本デパートメントストアーズ開発機構(A・D・O)、2020年3月31日解散-日本最大の百貨店共同仕入機構
2020年5月5日
https://toshoken.com/news/18491

三越伊勢丹など7社が幹事を務める百貨店共同仕入機構「全日本デパートメントストアーズ開発機構」(A・D・O)が2020年3月31日付で解散した。

国内最大の「百貨店共同仕入機構」
全日本デパートメントストアーズ開発機構(A・D・O)は1973年3月に、老舗百貨店である「伊勢丹」(新宿区)主導の仕入機構「十一店会」(1961年発足)と「松屋」(中央区)主導の仕入機構「エコー」が統合し発足。発足時の加盟企業数は41社、加盟店舗数は60店舗であった。

A・D・Oは加盟企業共同での商品調達やイベントの開催、贈答品カタログ(お中元・お歳暮など)の共通化、相互利用可能な商品券・プリペイドカードの発行(1997年まで)、県外配送優遇サービスなど加盟企業の連携に繋がる施策を推し進めたほか、共同販促事業もおこなっており「小さいサイズの婦人服ストロベリー」など売場の名称を伊勢丹と統一した百貨店もあった。

共同仕入機構解散で厳しさ増す地方百貨店
全国各地の百貨店の成長を支えたA・D・Oであったが、2008年4月には実質の運営主体であった伊勢丹が三越と経営統合した。そのため、国内各地に店舗網を敷く三越や、三越を中心とする共同仕入機構「ジョイントバイインググループ」に所属する店舗と、A・D・O発足当初からの加盟企業である松屋や藤崎の店舗の間で競合が生じることとなった。そのため、2010年代以降、仕入機構としての活動を縮小、商品の共同開発事業などが縮小していた。

一方で、近年もお中元・お歳暮などの食品ギフトや社員教育などの事業は継続されていたという。
今回の解散により、国内百貨店総売上の30%を占める百貨店仕入機構が消滅することとなり、地方百貨店の経営はより一層厳しいものとなることが予想される。

おもな加盟百貨店
藤丸
丸井今井
川徳
大沼(2020年破産)
藤崎
スズラン
八木橋
丸広百貨店
東武百貨店
松屋
三越伊勢丹
京急百貨店
さいか屋
名鉄百貨店
名鉄丸越(エムザ)
山陽百貨店
天満屋
井筒屋
岩田屋
浜屋百貨店
トキハ
鶴屋百貨店
山形屋
リウボウ

4205チバQ:2020/05/06(水) 11:45:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a68f5a6c82426cfc155e0d86a1b7a4ba6376d39e
パチンコ店は休業すべき施設なのか 各地の対応さまざま
5/5(火) 21:43配信
 休業要請の解除か継続か――。社会・経済活動の再開が一部容認された自治体では、全国でこれまでにクラスター(感染者集団)が発生した施設や、各地で新型コロナに対応する特別措置法に基づく「休業指示」が出されたパチンコ店の取り扱いに差が出た。

 「経済的に非常に疲弊している事業者が増えてきたことから、総合的に判断した」。休業・時短営業要請を全業種で解除することを決めた宮城県の村井嘉浩知事は5日、県の対策本部会議後にこう述べた。

 県内のパチンコ店やカラオケボックスなどの遊興施設、スポーツジム、ライブハウスなども含めて7日から、通常通り営業できる。県内の事業者からは「7日以降も休業となったら潰れる」「中心商店街は機能不全状態だ」との声が寄せられていたという。

 それぞれの施設では、マスク着用や入退出時に人と人の間隔を空けることを徹底し、密閉空間で大声を出さないように求めた。

 秋田県はパチンコ店は休業要請の対象から外したが、接待を伴うスナックやライブハウス、スポーツクラブなどについては延長を求めた。これらの施設では、県外でクラスターが発生しているためだ。延長期間は、政府が感染状況を分析して宣言解除の繰り上げを検討するめどとしている14日まで。

 この間、県が支払っている協力金の追加はしないという。佐竹敬久知事は「(県の協力金)30万円は東京の次に多いし、市町村によってはかなり上積みもしている。何とか耐えてほしい」と話した。

 三重県の鈴木英敬知事は5日の会見で、「社会経済活動の再開と感染拡大阻止を両立した新しい道を進む」と宣言し、休業要請を大幅に縮小した。ただし、ライブハウスやスポーツクラブなどは他県でクラスターの発生事例があるとして、パチンコ店についても「3密」の発生リスクが高いとして、引き続き休業要請の対象とした。

朝日新聞社

4206チバQ:2020/05/06(水) 21:50:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a994de25b4565f78f8c06e1b70f3be0b327e016
うすい百貨店5月7日から営業再開へ 背景には数億の売り上げ減、テナントの撤退・倒産 <福島県郡山市>
5/6(水) 20:00配信

福島テレビ

福島テレビ

“継続して感染者”が確認されている状況を踏まえ福島県が5月末までの延長を決めたのが休業要請。

要請とは別に、自粛的に臨時休業を続けてきた郡山市の百貨店は経営やテナントに与える影響などを考慮し5月7日から営業を再開する。

福島県郡山市の「うすい百貨店」に張られた営業再開の知らせ。
4月23日から地下の食料品売り場を除く全てのフロアで営業を休止していたが、5月7日から全館での営業再開を決めた。

判断の背景には大幅な売り上げの減少、そしてテナント側から寄せられた切実な声があった。

うすい百貨店管理本部・横永良司本部長:「多くのテナントの皆様からも『いつ再開されるのか』『生活がもう本当に行き詰っている』という声が多く寄せられておりまして」

うすい百貨店のこのゴールデンウィークを含めた休業期間の売上げは去年の同じ時期に比べおよそ9割減少。金額にすると数億円のマイナスに。
また2週間の休業期間に経営状況が悪化するテナントが相次ぎ、3・4社が百貨店から撤退を決め、倒産をするテナントも出てきたという。

うすい百貨店管理本部・横永良司本部長:「どういう風にテナントさま皆様のやはり生活、ご商売をどういう風に折り合いをつけながら、営業再開をするかが一番のポイントだと考えてあすからの再開にすることとさせていただきました」

うすい百貨店では、どの売り場が休業要請の対象となるのかを福島県と確認し、テナント側との調整を続けている。

休業要請の延長とどう向き合うか?
多くの企業が国や福島県に対し早急な支援を求めている。

福島テレビ

4207チバQ:2020/05/06(水) 21:54:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b18703cc1d7b9c65c3ed9619503d88f02ca54cc2
マクドナルド、休止延長 百貨店も対応継続 新型コロナ緊急事態延長
5/6(水) 16:32配信

時事通信
 日本マクドナルドは6日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言延長を受け、国内全店で実施している店内飲食の休止措置を14日まで延長すると発表した。三越伊勢丹ホールディングス(HD)など百貨店でも休業を継続するなど対応が広がっている。

 マクドナルドの店内飲食休止は全国約2900店舗が対象。ただ、ドライブスルーや宅配の利用は引き続き可能だ。

 外食ではこのほか、鳥貴族が全直営店(393店)で6日まで実施してきた臨時休業を、当面の間継続する。フランチャイズ加盟店に対しても同様の延長を要請する。ドトールコーヒー(東京)も全国の直営店を中心に実施している臨時休業を当面の間継続する。

 百貨店では、三越伊勢丹HDが首都圏6店舗の全館臨時休業を当面継続する。首都圏以外の店舗でも、食品フロアのみ営業するなどの対応を続ける。一方、インターネット通販(EC)サービスは7日以降順次再開する。

 そごう・西武も当面の間、全15店舗で食品フロアのみの営業を継続。松屋は銀座、浅草の全2店舗で全館休業を続ける。

 レジャー施設運営のラウンドワンも国内全店舗の臨時休業を31日まで延長する。

4208チバQ:2020/05/06(水) 22:08:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ecd78cf92a691d0307d9ee4a79d6eddc882ca5
営業自粛「もう限界」 緊急事態宣言延長に福岡の飲食店が悲鳴
5/5(火) 11:14配信

西日本新聞
「会話だめ」死活問題に
弁当の支度に追われるそば居酒屋。カウンターと調理場の間をビニールで仕切っている=4日午後3時すぎ、福岡市中央区今泉(撮影・宮下雅太郎)

 いつまで自粛生活は続くのか-。緊急事態宣言が今月末まで延長されたことを受け、「特定警戒都道府県」に指定されている福岡県内では引き続き、百貨店やナイトクラブ、パチンコ店などの特定業種が休業を余儀なくされる。営業再開を心待ちにしていた居酒屋やスナックからは「これ以上は耐えられない」との悲鳴が相次ぐ。

【写真】「生活できない」感染者の勤務先公表、繁華街に激震

 「店を始めないと、もうやっていけない」

 緊急事態宣言の延長を聞き、福岡市の歓楽街・中洲でスナックを営む女性(52)は肩を落とした。休業して1カ月。無収入の中、家賃などの固定費が数十万円かかる。「(資金が枯渇するまで)残された時間は少ない。何もしなくてもお金が入る政治家には、底辺の人たちの生活が分からんのやろうね」

 同じく中洲でスナックを経営する70代女性は、国民年金に加入していないため収入が途絶え、貯金も底を突いた。入居するビルのオーナーが家賃1カ月分を免除してくれたが自宅マンションの家賃を支払う当てがない。「これから先、どうやって生きていけばいいのか分からない」と嘆いた。

 北九州市小倉北区の旦過市場でも、半分以上がシャッターを下ろしたまま。鮮魚店「魚修」は4月の売り上げが前年比で3割程度にまで落ち込んだ。店主の川上修治さん(45)は「引き続き飲食店が営業できなければ、うちは大打撃だ」とため息をつく。

 持ち帰りや出前の営業スタイルを勧め、食事中のおしゃべりは控えて対面ではなく横並びに座り、お酌は避けて…。4日、政府の専門家会議が示した「新しい生活様式」の実践例には、酒類を提供する店にとっては死活問題となる項目が並ぶ。

 「おしゃべりもできないなら、家で飲むでしょ」。中洲で小料理屋を営む70代男性はあきれる。店内はカウンターのみで計8席。間隔を空ければ3〜4人しか入れない。「テークアウトは利益が出ないし、現実的ではない。コロナが収まるまで店を閉めるしかない」

 4月末に営業再開した福岡市中央区今泉のそば居酒屋「コチソバ」。座席数を減らし、カウンターと厨房(ちゅうぼう)をビニールで仕切った。この日はさらに、座席の間にもクリア板を設け、店内での感染リスク削減に工夫を凝らす。テークアウトや出前も始めており、高田華世代表は「食事を楽しみたいお客さんの声に応えられるよう、出前にも力を入れたい」と話した。(野間あり葉、井崎圭、西村百合恵、宮崎拓朗)

西日本新聞社

4209チバQ:2020/05/06(水) 22:16:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a8cb26db39a3d72a73a993ddec51e89e70bd66b
34県で映画館、百貨店、学習塾、レストラン緩和 13都道府県で博物館も 政府指針
5/4(月) 23:09配信

毎日新聞
「新しい生活様式」などが検討された専門家会議=東京都千代田区で2020年5月4日午前8時32分、玉城達郎撮影

 政府は4日、緊急事態宣言の延長に伴い、休業要請を維持・緩和する際の具体的な対応の指針を各都道府県知事に通知した。パチンコ店に関し、特定警戒都道府県以外の34県では、2メートルを目安とした座席間隔の確保やマスク着用、換気、消毒に加え、場内の音楽やパチンコ台の音量を最小限にし、会話が大声とならないようにするなど感染防止対策を講じた場合には、制限の緩和や解除を「検討しうる」とした。

【図解】緊急性の高い症状は?

 34県では、歌唱がない演奏会や茶会など最大50人程度の小規模なイベントについては、三つの密(密閉、密集、密接)や大声が想定されず、入場制限や手指消毒などの感染防止対策を講じる場合は制限解除を容認。映画館や劇場、博物館、百貨店、学習塾なども①マスク着用と十分な座席間隔②入退出時に十分な間隔③消毒・換気――などを前提に、制限の緩和や解除の検討を求めた。営業時間短縮を求めているレストランや喫茶店なども個室や大人数での使用を控え、座席間隔やマスクの着用、大皿提供の自粛などを前提に緩和を検討するよう求めた。

 一方、13の特定警戒都道府県では、感染防止対策を前提にした博物館や美術館、図書館、屋外公園の開放や、ゴルフ場ではクラブハウスでの懇談や食事を控えるなど感染防止対策を前提に休業要請の緩和や解除を判断するよう求めた。【遠藤修平】

4210チバQ:2020/05/07(木) 20:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/「出口」見えない大型連休明け 営業再開の百貨店には列
5/7(木) 12:48配信

神戸新聞NEXT
緊急事態宣言が延長された中で大型連休が明け、マスクを着けて職場に向かう人たち=7日午前、神戸市中央区(撮影・鈴木雅之)

 大型連休が明け、新型コロナウイルス特別措置法の緊急事態宣言が延長されて初の平日となった7日、通勤者からはテレワークの限界や、見えてこない「出口」への不安が聞かれた。百貨店は感染予防に注意しながら食品売り場を再開、大学ではオンライン授業を本格化させるなど終息への長期戦に構えた。

【写真】食品フロアの営業が再開され、入店する買い物客ら

 三宮や元町のオフィス街では、マスクを着けた人らが勤務先へ。不動産管理会社社員の男性(25)は「感染予防でマンションの清掃員を減らしており、代わりに自分が掃除に行かなければいけない。給湯器の修理など急な対応もあり、在宅勤務は難しい」と苦慮する。

 神戸・ポートアイランドの会社に向かう男性(47)は「内部情報の漏えいを防ぐためテレワークはできない」と話す。「ポートライナーはかなり空いている。県内の感染者数も減ってきているので、今月末には宣言を解除してほしい。兵庫県は出口戦略を示して」と訴える。

 業績悪化への不安も聞かれた。不動産会社に勤める男性(47)は3月以降、内見客数や店舗の訪問者が激減したといい、「今年のボーナスはどうなるのか」。看護師の女性(25)は、クリニックの患者が減ったとし「感染リスクの高い職場で働いている上、減収も心配だ。医療崩壊を防ぐ意味でも宣言延長には賛成だが、医療従事者への手当もあれば」と求めた。

 一方、全館休業していた大丸神戸店(同市中央区)は7日午前11時、地下1階の食品フロアと同2階の売り場の一部で営業を再開。当面の間、平日に限って営業し、大丸芦屋店(芦屋市)も食品フロアのみ営業を再開した。

 開店前から、マスク姿の買い物客が列を作った。1階出入り口には検温用のサーモグラフィーが設置され、従業員が客の体温を調べた。神戸市灘区の主婦(64)は「家から40分かけて歩いて百貨店の商品を見に来るのが趣味なので、再開はうれしい。百貨店が開いていると街に活気が出る」と笑顔だった。

 また、兵庫県立大(本部・神戸市西区)は7日午前から、全学部でオンライン授業をスタート。教員は研究室や自宅からビデオカメラなどで授業を配信し、学生はパソコンやタブレットで受講した。

 6千人超の学部生と大学院生が資料をダウンロードする必要があるが、担当者は「一斉にアクセスすれば、システムダウンを招きかねない。余裕を持って運用できるよう呼び掛けたい」と気を引き締める。

 大学でのオンライン授業は、関西学院大と甲南大が4月下旬から取り組んでおり、神戸大は5月7日、神戸学院大は11日に始める。(まとめ・佐藤健介)95aef1f8b5209f9e4e2fac85e6984754b52340ed

4211チバQ:2020/05/08(金) 14:15:05
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200419-01659718-sspa-soci

感染の恐怖にさらされるスーパーのパート主婦「私にも家族がいるのに…」


4/19(日) 8:54配信

週刊SPA!







感染の恐怖にさらされるスーパーのパート主婦「私にも家族がいるのに…」


(日刊SPA!)


「もう限界。この仕事がこんなにも辛いと感じるのは初めてです」

 そう現在の苦境を明かすのは笹川浩子さん(仮名・46歳)。彼女が勤めるのは都内のスーパーマーケット。新型コロナウイルスの脅威が深刻化した年始以降、笹川さんの職場は日に日にストレスフルになっているという。

「マスクやティッシュ、トイレットペーパーの慢性的な不足、そのイライラのはけ口に私たちはなっています。『いつになったら入荷するのか』『なんでひと家族、ひとつまでなのか』なんかはまだマシなほう。『マスクの在庫が実はあるんだろ。店員はいつもマスクしていられるってことはストックがあるんだろ』と詰め寄られたこともありました。

 実際はスタッフたちに配布されるなんてことはなく、自作のものを使ったり、使い捨てマスクを何日も使い続けているだけ。そんな心ない言葉を投げかけられるたびに『こんな目にあってまで、なぜ続けないといけないんだろ』と自問しています」

 当初はクレームにも耳を傾け、納得してもらえるよう対応していた笹川さんだが、次第に心を殺し、嵐が過ぎ去るのをただただ待つようになった。

「非常事態宣言のタイミングなど何か報道があるたびに、どっと買い溜めのお客さんが来ます。ピーク時は4〜5時間はレジを打ちっぱなしというときもありました。なぜか家族総出で来る人たちも多く、理解に苦しみます。

 留守番できない小さな子供がいて、それを面倒みる大人がいないというならまだわかるのですが、夫婦揃って子供も連れてくる家族も多く、『どちらかが家にいて、子供の面倒を見ればいいのになんで……』と。

 ただ、イライラが募ったのも最初のうちでだんだんと何も思わなくなってきています。マスクやトイレットペーパーの入荷がないこと、営業時間が短縮されること、インスタント食品が品薄なこと……すべて私たち現場の人間にはどうしようもないことですが、そのことは誰も理解してくれません」

4212チバQ:2020/05/08(金) 14:15:21

「感染リスクは病院と変わらないのでは…」

 同じく都内の大型スーパーにパート勤務する長谷川裕子さん(仮名・37歳)の職場も限界を迎えようとしている。

「うちの店舗はクレジットカードや電子マネーは対応していますが、それでもいまだに現金で支払う人のほうが多い。受け渡しの際には手も触れますし、信じられないかもしれませんがいまだに指を舐めてからお札を取り出す人もいます。会計の際は言葉も交わすので、唾だって飛んでいるはず。

 にもかかわらず、備え付けの消毒液はありますが、ひっきりなしに来るお客さんをさばいていると使う時間も全然とれません。先日、同僚がひとり、過労で倒れてしまったため、パートなのにほとんど休みなく勤務するようになりましたが、コロナ以前に心労でダメになる人がこれからもっと出てくる気がしています」

 過酷な労働環境に拍車をかけた人手不足。長谷川さんらパート勤務の主婦たちの不安は尽きない。

「スタッフが足りなくなれば、レジ待ちの列は長くなり、それがお客さんの苛立ちにつながっていて、ギスギスした空気が続いています。もちろん問題はそれだけでなく、マスクせずに来店する人もいますし、咳き込んでいる子供を連れた親も当たり前のように来ます。

 医療現場はもちろん大変だと思うのですが、スーパーはひっきりなしに人が入れ替わり立ち替わり来る上、私たちにとれる対処はせいぜい使い捨てマスクと手の消毒程度。こんな無防備な状態で一日の半分近くを過ごしているので、病院と同じくらい感染リスクがあるのではないかと戦々恐々としています。うちに帰れば家族もいるので、自分がコロナを持って帰らないことを祈るしかありません」

 休業への補償問題はメディアでも大きく取り上げられる一方、笹川さんや長谷川さんのように緊急事態宣言下でも「普段通り、働かなければいけない人」へのフォローについては話題となることも少ない。生活必需品の販売を担うスーパーの重要性を鑑みれば、早急な対応が求められるはずだ。<取材・文/日刊SPA!取材班>
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日刊SPA!

4213チバQ:2020/05/08(金) 14:29:33

特定警戒都道府県:北海道 茨城 埼玉 千葉 東京 神奈川 石川 岐阜 愛知 京都 大阪 兵庫 福岡

休業要請を維持 :福島 奈良 大分* 沖縄
一部業種で解除 :秋田*栃木*群馬 新潟 富山 福井*山梨 長野 静岡 三重*滋賀
         和歌山広島 山口 佐賀 長崎*熊本*鹿児島*
解除      :青森*岩手*宮城*鳥取*島根 香川*高知*宮崎*
要請していない :岡山*徳島*
8日に決定   :山形 愛媛

*西村経済再生祖が「解除も視野」とした17県




https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200507-00000064-asahi-soci

26県で休業要請を緩和 うち8県では全面的な解除に


5/7(木) 23:17配信

朝日新聞デジタル



特定警戒都道府県


 新型コロナウイルスの感染対策を重点的に実施する「特定警戒都道府県」に指定されていない34県で、店舗や施設への休業要請を緩和する自治体が26県に上ることが朝日新聞のまとめでわかった。このうち8県では全面的な解除に踏み切った。政府の基本的対処方針が改定され、「地域の実情に応じて判断する」とされたことから、感染対策を進めながら経済の回復を模索する動きだ。

 宮城県では7日、飲食店やカラオケ店、ライブハウスなどを対象としていた休業・営業時間短縮要請を全面解除した。村井嘉浩知事は「経済的に疲弊している事業者が増えてきた」と説明。高知県も休業要請を全面解除とし、浜田省司知事は4月30日以降、県内で新たな感染者が確認されておらず、入院者が減って医療崩壊の恐れも低いことを理由に挙げた。ただ、今月末までは接客を伴う飲食店やカラオケ店への出入り自粛を求める。

 一部の業種を除き、休業要請を解除、または近く解除する方針を決めたのは18県。接客を伴う飲食店やパチンコ店、スポーツクラブに対しては、引き続き休業を求める自治体が多い。

 群馬県は、宿泊・観光施設への要請を7日に解除。ただ、ナイトクラブ、パチンコ店などへの要請は維持する。福井県も旅館などに対する要請を終了。今後、飲食店や居酒屋への時短営業要請も解除していく。

 山梨、和歌山両県は、博物館や美術館への要請は解除するが、他の大半の業種で要請を維持する。山口県はパチンコ店のみ、休業要請を延長した。村岡嗣政知事は「感染者が多い近隣県から人が来ることには注意が必要だ」と理由を説明した。

 段階的な解除を検討している県もある。広島県は10日までを大型連休ととらえ、当面は休業要請を維持した上で、11日から業種別に段階的な解除を検討する。湯崎英彦知事は「一度に緩和すると、再度感染拡大を招くと専門家から指摘された」と話す。

 一方で、休業要請をほぼ維持するのは福島、奈良、大分、沖縄の4県だった。沖縄県は大型連休中に県外から約8500人が訪れたと推計し、2週間の経過観察期間を置く考えから、遊興施設などへの休業要請を20日まで延長した。福島県の内堀雅雄知事は「県内では継続して感染者が確認されている。当面は同じ要請を継続することが大切だ」としている。
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朝日新聞社

4214チバQ:2020/05/12(火) 09:57:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-25110541-nksports-soci

飲食店「コロナと共存」時代へ…再開へ必要な3点


5/12(火) 7:13配信

日刊スポーツ







飲食店「コロナと共存」時代へ…再開へ必要な3点


70歳を超えているが、2月にツイッターを始めるなど、SNSで情報発信する「鮨ほり川」の堀川文雄さん(撮影・近藤由美子)


外食産業が、コロナウイルスとの「共存」を前提にした営業を求められる新たな時代を迎える。


緊急事態宣言を受けて、休業などで対応してきたが、今後は休業要請の緩和や解除で、営業時間の短縮などを実施しながら営業を再開する飲食店が増えていく。なかなか収束が見通せない中、飲食店にどのようなサービスが必要となってくるのか。京大経営管理大学院・経営学(サービス科学)専門の山内裕准教授に聞いた。

   ◇   ◇   ◇

バーやレストランのサービス研究を行う山内氏は「飲食業の方々は仕事範囲を広げることが確実に必要」とみている。具体的なポイントとして「コミュニケーション」「SNS」「連携」の3点を挙げた。

<1>安全に関するコミュニケーション

安全にどこまで気をつけているのか、というお客さんとのコミュニケーションが非常に重要になってきます。店に入ってきたお客さんに対して、まず「手を洗ってください」からのコミュニケーションを始めなければならなくなってきます。例えば、高級店を訪れたお客がそう言われるとなると(雰囲気などもあって)難しくなったりします。

また、体調が悪そうでせきをしているお客さんが入ってきた場合、帰ってもらわないといけません。どんなに丁寧に言っても気分が悪いものですが、そこをきちんとやることができるか。プロとして、どういうコミュニケーションを取るかが大切になってきます。

<2>SNSで情報発信

今はみんな情報をSNSから取るようになっています。ですから例えば、(自粛要請などで外食できずに)フラストレーションを抱えている人たちに向けて「旬の食材は家でもこういう風にすれば簡単に食べられますよ」などとSNSを使って紹介すると、「自分が大変なのにお客さんのことを考えて、いろいろ情報発信してくれている」となって、そのお店に対する信頼感がすごく増すわけです。

これまで日々の業務に追われて、SNSなどでの情報発信に興味のない料理人も多かったと思います。皆さん真面目でこだわりを持ち、実直に仕事されていますが、よほど敏感な人じゃない限り、消費者にはなかなか伝わらないです。

<3>横のつながり

複数の店が連携してクラウドファンディング(インターネットを使った資金調達)を実施したり、テークアウトできる店の情報をネット上で集約したりしています。レストランのオーナーが集まって政府に家賃補助を求めたり、バーを経営する方々がカクテルの宅配を法律的に可能にしてもらうよう政府に働きかけたりしています。こうした取り組みは、1つの店が単体で独立して動くのではなく、連携することが必要です。

飲食店経営者の方々はそれぞれが独立しており、規模も小さいところが多く、連携して大きな動きを作り出すことが難しい。コロナ騒動によって、横のつながり、ネットワークを作っていかないといけない、と感じられていると思います。

さらに、山内氏は「例えば、ある店が営業を自粛して、代わりにマスクを作って配っていると聞いたら、その店のファンになってしまいますよね。今、どうするかで、今後、将来の顧客がつくこともあると思います」と話す。今後、飲食店にとって、こうしたサービスも勝負の分かれ目になっていくと言えそうだ。【近藤由美子】

   ◇    ◇    ◇

○…山内氏がポイントに挙げたSNSでの情報発信を、すでに実践している70代のすし職人がいる。東京都世田谷区「鮨ほり川」店主の堀川文雄さん(72)は昨年インスタグラムを開始。今年2月からツイッター、4月から投稿サイト「note」も始めた。SNSで情報発信する理由を「若い人たちにも来てほしい。そのためには、若い人が利用するSNSをやるのが当然だし、ウチは場所も悪いから、こちらから発信しないと」と明かした。大学生アルバイトや知人に教えてもらいながら更新している。

約1カ月の営業自粛を経て、衛生面に配慮し、営業時間を短縮して再開した。自粛中はSNSで誰でも作れる料理レシピを公開。こわだりや丁寧な説明とともに、すしの写真や動画などをアップした。また、新しいコースを考案するなど、営業していなくても休みがなかった。「SNSでこういう形でやってますよ、と出すだけでは次につながらない。リピーターになっていただくために絶えず努力しないと」。さらに「コロナの時代に、お客様に高飛車な態度を取っていたら店はつぶれます」と話した。

4215チバQ:2020/05/12(火) 11:39:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-00000006-khks-bus_all

仙台の大型商業施設、相次ぎ再開 客足控えめ


5/12(火) 8:34配信

河北新報







仙台の大型商業施設、相次ぎ再開 客足控えめ


営業を再開した商業施設では、新型コロナウイルス対策として空気清浄機や消毒液を数多く配置した=11日午前10時30分ごろ、仙台市青葉区の藤崎本館


 新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休業していた仙台市内の大型商業施設が11日、全館での営業を24日ぶりに再開した。緊急事態宣言下で不要不急の外出自粛が呼び掛けられる中とあり、客足は控えめだった。


 多くの商業施設が立地する青葉区のJR仙台駅前では、エスパル仙台、イービーンズ、アエル、仙台ロフトがそろって午前11時に開店した。エスパル仙台の山本信也店長は「感染防止対策を発信し、安心して買い物してもらうことが大切。地域経済を元に戻す雰囲気づくりにつなげたい」と意気込んだ。

 藤崎は午前10時に開店。来店した泉区の雑貨製造販売業平塚剛さん(42)は「衣料ブランド店で1カ月前に予約していたキャップを取りに来た。久しぶりの来店は楽しみだが、あまり長居しないようにする」と話した。

 藤崎は県外客が多い土日祝日は食品フロアのみ営業する。小野寺宣克常務は「新しい生活様式に合わせた消費者ニーズを探っていきたい。営業態勢の拡大は中元商戦が始まる6月中旬を目安にする」と語った。

 泉区の仙台泉プレミアム・アウトレットも同日に営業を再開した。緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、いずれも4月18日から食品フロアや医療施設を除いて休業していた。

◎マスクと消毒 徹底呼び掛け

 臨時休業から11日に相次いで営業を再開した仙台市内の大型商業施設は、従業員、来店客の感染リスクを軽減しようと「3密」回避や飛沫(ひまつ)防止にも心を砕いた。

 藤崎は、来店客に対しマスクの着用や手指消毒の徹底を呼び掛けた。マスクがない客に不織布を配る取り組みも始めた。

 エスパル仙台はインフォメーションカウンターに飛沫防止シートを設置。休憩スペースのいすを撤去するなどの対策も実施した。客にはマスク着用や少人数での来店を求めた。

 イービーンズ、アエルも、出入り口へのアルコール消毒液設置といった対策とともに、テナントを含めた従業員らの検温など健康管理の徹底を掲げている。
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河北新報

4216チバQ:2020/05/12(火) 11:40:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200511-00000083-asahi-soci

パチンコの営業再開、福岡で急増 店「経営厳しくて」


5/11(月) 21:48配信

朝日新聞デジタル







パチンコの営業再開、福岡で急増 店「経営厳しくて」


パチンコ店の開店前に並ぶ人たち=2020年4月30日午前9時55分、福岡市南区、宮坂知樹撮影


 新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴う要請を受け、休業していた福岡県内のパチンコ店が相次いで営業を再開している。5日時点で県が確認したのは6店だったが、39店に急増。一方、店側からは県が休業に応じない店の名前を公表したことに「差別的だ」との不満の声も上がっている。

 県は先月14日に県内の365のパチンコ店に休業を要請。29日には応じなかった6店に改めて休業を要請した上で、店名を公表した。今月5日には、営業を続けたこの6店に休業指示を出した。

 だが、県が7〜10日に調査したところ、この6店を含む計39店で営業していることを確認。県によると、店側は「経営が厳しい」「感染対策はやっている」などと訴えていたという。

 パチンコ店関係者は11日、朝日新聞の取材に「パチンコ店だけ名前を公表したり休業指示を出したりするのは差別的だ」と指摘。福岡市のパチンコ店の男性客(83)も「マスクもしている。なぜパチンコだけだめだというのか」と憤った。

 小川洋知事は11日の記者会見で、営業するパチンコ店について「みんなが協力している中で(休業)要請を受けていただけない方々、その存在は(自粛の)緩和を考える上で考えないといけない」と述べた。(山田佳奈)
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朝日新聞社

4217チバQ:2020/05/15(金) 09:04:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000099-asahi-soci
喜ぶ居酒屋、悲しむクラブ 休業解除めぐる悲喜こもごも


5/14(木) 22:28配信

 特定警戒都道府県のうち、首都圏や大阪、北海道など8都道府県では、緊急事態宣言が続く。ただ、休業要請を自治体独自の判断で緩和したり、地域によって解除したりする動きも出てきた。


■休業要請解除、業種に分かれ目

 「この2時間はすごく大きい」。大阪府の要請に従い、時短営業を続けている大阪市北区の鉄板焼き居酒屋「べろべろばあ」の店主、白尾克己さん(57)は喜ぶ。

 飲食店は午後8時までの営業が午後10時までに緩和され、酒の提供も午後7時から午後9時に延長される。「換気や席の距離には気をつけるので、ゆっくりお酒を飲んでもらいたい」

 堺市堺区でいわし料理専門店を営む村田栄一さん(47)も「少しはましになるかもしれない」と歓迎する。ただ、「大人数の宴会の機会は引き続き少ない。新しいお客さんに来てもらえる努力をもっとしなくては」と気を引き締めた。

 串かつだるま(大阪市浪速区)は、府内の全13店が4月8日から休業していたが、16日から4店舗で再開する。「新店のオープンみたいで楽しみ。安心、安全を第一に、お客様に満足してもらえるように準備したい」。道頓堀店(同市中央区)の中嶋隆晴店長(36)は笑顔で話した。

 映画館の解除も決まった。大阪市淀川区のミニシアター「第七芸術劇場」は、準備が整う23日ごろからの再開を見込む。編成を担当する小坂誠さん(32)は「これ以上続くと厳しいと思っていた」と胸をなで下ろす。感染予防のため、客数は最大でも定員を半分に絞り、検温などを徹底する。

 一方、「3密」が懸念されるとして、ナイトクラブやライブハウスなどは解除されなかった。北新地でクラブを経営する山名和枝さん(84)は「希望は見えてきたけど、私たちの業種は(解除が)最後になると覚悟している」と話す。「(休業が)長引けば、お客も疎遠になっていく」と焦る。

 堺市内でラウンジを経営する女性(51)は、4月上旬から店を閉じているが、シングルマザーも含め十数人の従業員に生活費を払っている。廃業する同業者も出始めたといい、「近い将来、営業していいと言われても、感染防止と接客をどう両立させるのかイメージが湧かない」と困惑する。

 堺市堺区にある「三国ケ丘FUZZ(ファズ)」は南大阪の代表的なライブハウスの一つだ。休業から約2カ月になるが、店長代理のモーティマー真(まこと)さん(23)は「なんとかこの場所を残したいが、トンネルの先の光が見えない。長くは持ちこたえられない」と危機感を募らせる。大阪市中央区のライブハウス「フットロックアンドビアーズ」(大阪市中央区)の栗田裕希代表(42)は「経営に不安はあるが、31日までは自粛する想定で動いている。今は、第一に感染防止に協力したい」。

 店の面積によって休業要請が解除されるパチンコ店。大阪府内で複数の店を運営し、現在は休業している業者は「府のガイドラインに従って営業したい」とだけ話した。他店にいた50代の女性は「面積で分ければ、客が集まって密になる店もある。すべての店で解除した方がいい」と訴えた。(白木琢歩、松浦祥子、鈴木智之)


■自粛続く地域でも、人手に差

 4月中旬以降に感染拡大の第2波に見舞われた北海道。札幌市は感染者が道内でも突出して多く、引き続き休業要請などすべての措置が続く。基幹産業の観光業界からは「いつになったら通常の営業に戻れるのか」と悲痛な声が上がる。

 観光の玄関口・新千歳空港では3月下旬から、国際線がすべて運休している。国内線も大型連休中の利用者が前年より9割以上落ち込んだ。札幌市内では多くのホテルが休業中だ。京王プラザホテル札幌は5月末までの新規予約を停止しており、宿泊客は前年の1割ほど。担当者は「仮に緊急事態宣言が解除されても、往来の自粛が求められれば、通常の営業には戻れない」。

 一方で、札幌市を含む石狩振興局管内以外は、16日から休業要請が一部緩和されることになった。

 だが14日、五月晴れにもかかわらず、港町の風情が人気を集める小樽運河沿いの人通りはまばらだった。小樽市によると、直近2年の4月の観光客数は50万人だったが、今年は概算で前年の3%に満たなかった。「経験したことない、驚くべき数字」と担当者。

 市中心部の飲食店18店でつくる「おたる屋台村」は、4月13日から営業自粛を続ける。店主会事務局の荒沢之博さん(63)は「今月16日からの営業も考えたが、札幌などから客が押しかけて感染者が出たら困る。予定通り31日まで我慢して様子をみたい」。
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朝日新聞社

4218チバQ:2020/05/15(金) 09:09:21
団体の宴会はしばらくないだろうし、
居酒屋=大声を出す=唾が飛散する
ってイメージだから、利用は躊躇しちゃいますね。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000002-mai-soci
緊急事態解除でも日常へは道半ば 福岡の居酒屋、客足3割想定 沖縄復活は…


5/15(金) 0:27配信

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が全国39県で解除された。外出自粛の長期化で苦境に立たされた飲食や観光関係者らは14日、ひとまず安堵(あんど)しつつも「客足は戻るのだろうか」と不安の表情を浮かべた。最初に宣言対象となった7都府県の一つで、37日ぶりに宣言が解除された福岡県では早速、営業再開に向けた動きも始まったが、医療現場などからは「気の緩み」を心配する声も上がる。

 ◇福岡

 福岡市中央区の居酒屋「六本松ぴかいち」では14日午後、店員らが営業再開に向け準備をしていた。4月7日に福岡県など7都府県に緊急事態宣言が出された後は、弁当や総菜の持ち帰りに限っていたが、宣言解除を受け、5月19日から居酒屋営業を再開することにした。密集を防ぐため個室の使用をやめ、テーブルの間隔も広げ、収容人数を半分程度にする。店内で感染者が出た場合に備え、客の連絡先も聞くという。

 同店を含め県内を中心に33店を運営するアトモスダイニング(福岡市)は宣言後、売り上げが85%落ち込んだ。順次再開することにしているが、山口洋社長(51)は「団体でワイワイ楽しむような状況には、なかなか戻らないだろう」と語り、当面は感染拡大前の3割程度の客足を想定。廃棄が増えないよう食材を慎重に仕入れ、持ち帰り営業も続けることにしている。

 「『早く開いてほしい』という声も多く寄せられていたのでホッとしました」。福岡県内でボウリング場やバッティングセンターなど4店舗を展開する「スポーツガーデン」(同県久留米市)の担当者は、全店で営業再開できるようになったことをひとまず歓迎した。

 4月9日から全店で臨時休業し、県による休業要請の対象外の屋外バッティングセンターのみ5月7日に営業を再開。休業対象のボウリング場や屋内のバッティングセンターは休業が続いていたが、緊急事態宣言解除を受け休業要請対象からも外れた。事前の報道で解除対象にボウリング場などが含まれるかがはっきりしなかったため、やきもきしていた担当者は「準備を整えて早く再開したい」と話した。【久野洋、飯田憲】

 ◇佐賀

 「客足は戻ってほしいが、宣言の解除は早いと感じる。収束しかけてきたところなのに、また感染者が増えて休業となれば経済的にも痛い」。佐賀市三瀬村杠(ゆずりは)の野菜直売所「マッちゃん」の合瀬(おうせ)秀一社長(49)は緊急事態宣言解除にも表情は浮かない。

 福岡県境のすぐ近くにある店は5〜7割を他県からの客が占める。感染拡大を防ぐため6日まで自主的に休業していたが、7日に営業を再開。14日も駐車場には福岡や久留米ナンバーの車が目立ったが、それでも客足は普段の半分ほどという。買い物に来ていた佐賀県みやき町の女性会社員(40)は「福岡と佐賀は人口が違う。第2波が来るはずなので、危機感は必要」と話し、宣言解除で往来が増えることを心配していた。

 ◇沖縄

 感染拡大まで多くの観光客でにぎわった那覇市の国際通りは、土産物店や飲食店の大半が休業中のまま。7日から営業を再開した民芸品店の浜田宗親(むねちか)店長(46)は「売り上げはほぼゼロ。観光客はすぐに戻ってこない。廃業した店もあり、観光業を元の状態に戻すのは大変だと思う」とうつむく。

 沖縄県は14日から一部の遊興施設を除き、休業要請を解除したが、来県は自粛するよう求め続ける。黒糖専門店の荒垣政美(まさみ)社長(67)も少しでも国際通りを活気づけたいと7日から店を開けているが、客入りは「最悪」と嘆く。「補助金や給付金の手続きも手間がかかる。政府の対策にはスピード感がない」と厳しい表情を見せた。【山口響、竹内望】

4219チバQ:2020/05/15(金) 10:54:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000090-asahi-soci

大阪府、休業要請を段階的に解除 飲食店は2時間延長へ


5/14(木) 21:25配信

朝日新聞デジタル







大阪府、休業要請を段階的に解除 飲食店は2時間延長へ


特別措置法にもとづく仕組み


 大阪府の吉村洋文知事は14日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づいて要請していた休業について、段階的な解除を決めた。政府は大阪府について引き続き緊急事態宣言の対象として警戒を求めたが、特措法で定められた知事の裁量の範囲で独自基準「大阪モデル」にあわせ、判断した。経済が極度に冷え込むことを防ぐのが目的だ。

 解除は16日午前0時から。大阪府は特定警戒都道府県を維持するため、解除は段階的に進める。居酒屋を含む飲食店については、営業時間をいまより2時間遅い午後10時まで、酒類の提供も同様に午後9時までとする。全面休業を求めていた映画館や博物館、大学、商業施設は、席の間隔を空けることや混雑時の入場制限を行うことなどの感染防止策を求めた上で要請を解除。パチンコ店などの遊技施設は、床面積が1千平方メートル以下の店舗については休業を要請しない。

 これまでに全国でクラスター(感染者集団)が発生した接客を伴う飲食店やライブハウス、スポーツジムなどは休業要請を続ける。今後、政府が特定警戒や緊急事態宣言の対象から大阪府を外した段階で、さらに解除していく。

 大阪府だけが休業要請を解除すると、緊急事態宣言が続く近隣の兵庫県や京都府から人が流れ込む懸念がある。両府県について、吉村知事は「おそらく共通にできるんじゃないか。何とか一致させたい」と話した。

4220チバQ:2020/05/15(金) 10:56:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000019-jij-soci

宣言解除「うれしい」 新型コロナ、気の緩み危惧も


5/15(金) 7:18配信

時事通信







宣言解除「うれしい」 新型コロナ、気の緩み危惧も


緊急事態宣言が解除された名古屋市内の繁華街=14日夜、名古屋市中区


 「特定警戒都道府県」に指定されていた愛知県。

 名古屋市の公園では公務員の40代男性が、4月から保育園に通う予定だった1歳9カ月の長男と遊んでいた。宣言解除を「うれしい」と歓迎しつつ、「集団感染などが発生したら、また戻してほしい」と注文を付けた。

【図解】緊急事態宣言の特定警戒都道府県と解除される特定警戒県(2020年5月)

 夫、息子と共に公園を訪れていた同市の主婦(43)も「幼稚園に通えるのはうれしいが、本当に大丈夫か不安もある」と漏らした。外出自粛中は泣き方が変わるなど息子もストレスをためていたという。宣言が解除された後も、「気を緩めてはいけない」と話した。

 同じく「特定警戒」の福岡県も解除されたが、ライブハウスへの休業要請は5月末まで続く。少人数が着席して楽しむスタイルが特徴の「キャバーンビート」(福岡市)は3月下旬から営業を休止し、オーナーの町田秀樹さん(57)は「何も変わらない」と残念がった。

 「『3密』からほど遠いのに、ライブハウスというだけでイメージが悪くなった。客足は当分戻らないだろう」。インターネット配信に活路を見いだそうと200万円以上かけて機材をそろえたという。

 全国で唯一感染者が確認されていない岩手県。盛岡市中心部の洋風居酒屋で働く千田泰河さん(38)は「宣言が解除されてもコロナが収束するわけではない。長丁場の対応を考えないと」と冷静に受け止め、「流行を繰り返すのが一番困る」と強調した。

 市内には「県外客お断り」の貼り紙をする店も複数ある。イタリア料理店を営む菅洋介さん(37)は「県外客が増える不安もあるが、みんなが楽しむ場所だから一概には断れない。営業の仕方を工夫したい」と話した。

 東京との人の往来も多い茨城県牛久市に住む助産師の女性(31)は「解除で気持ちが緩みそう。人の出入りが増えると感染リスクも高まる」と心配そうに語った。

4221チバQ:2020/05/15(金) 10:58:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000017-jij-bus_all

長引く接触制限、企業に試練 感染予防へ大きなコスト 経済界、事業再開へ指針


5/15(金) 7:18配信

時事通信



 政府が新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の一部解除を決めたことを受け、経済活動が再開へ動きだす。だが、解除後も消費者は「3密」を避け、人との接触を減らす行動を求められる。感染予防策を講じながらの事業活動は企業にとって大きなコスト増加要因。新型コロナとの闘いは長期化が避けられず、日本経済に大きな試練が待ち構える。

 「事業者は、職場での取り組みが、社会全体の感染拡大防止につながることを認識して対策を講じる」。経団連が14日発表した感染予防ガイドライン(指針)は、経営トップに治療法確立やワクチン普及までの長期戦の覚悟を求めた。

 都市部に人口が集中する日本では公共交通機関での感染リスク低減が課題となるため、経団連は指針で週休3日制の導入検討を提案。既に東芝は製造現場に導入する方針だ。富士通の時田隆仁社長も「採用できるものは積極的に採り入れたい」と話す。コロナ対策を契機に、日本人の働き方は大きく変化する可能性がある。

 経済活動が再開すれば、人の移動の増加は避けられない。鉄道会社からは「混雑状況の見える化で、利用客が最適な時間帯や経路を選べるようにしなければいけない」(東京メトロの山村明義社長)といった声も出る。

 小売りや外食産業の指針では、利用客にも協力を求める。全国スーパーマーケット協会など小売業界12団体の指針は、来店客にあらかじめ買い物の計画を立てて店内での滞在時間を減らすよう促す。外食産業は、客同士が横並びとなる座席配置とし、お酌の遠慮なども呼び掛ける考えだ。

 従業員の働く意欲の維持も欠かせない。小売業界の指針では「顧客対応に伴う従業員の精神的負荷」への目配りを要請。全国銀行協会は「顧客の生活維持と事業継続に必要不可欠なサービスを継続する」と強調した。

 感染予防策を講じながらの事業再開は、日本社会全体に長期の負担を強いる。ただ、経団連の担当者は「感染爆発が起きれば、莫大(ばくだい)な損失が発生する」と対策の必要性を説く。

4222チバQ:2020/05/15(金) 10:59:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000015-san-l40

緊急事態宣言解除 福岡県、休業要請を原則解除 クラブなど「3密」は継続


5/15(金) 7:55配信

産経新聞







緊急事態宣言解除 福岡県、休業要請を原則解除 クラブなど「3密」は継続


記者会見で休業要請を原則解除することなどを発表する福岡県の小川洋知事


 ■学校、25日に全面再開

 福岡県は14日、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の解除を受け、民間事業者への休業要請を原則として解除することを決めた。クラスター(感染者集団)が発生する恐れがある繁華街の接客を伴う飲食店などに対しては、休業要請を継続する。県民に対しては引き続き、県境をまたぐ不要不急の移動などの外出自粛を求める。臨時休校中の県立学校は、25日から全面再開させる。(九州総局 小沢慶太)

 14日夜に県の対策本部会議を開き、緊急事態宣言解除後の対応を決定した。県内の新規感染者が13日までの直近1週間で6人と、感染状況が落ち着いていることなどから、社会経済活動を段階的に再開させていく必要がある一方、全面解除は早計と判断した。

 小川洋知事は記者会見で「状況は大きく改善してきているが、闘いは長丁場になる。新型コロナと向き合いながら社会経済活動のレベルを上げていく」と述べた。

 また、県は、感染が拡大傾向に転じた際、再び対策を強化する県独自の指標も公表した。1日当たりの感染者が3日連続8人(3日移動平均)以上▼直近3日間の感染経路不明者の割合が50%以上▼病床稼働率50%以上▼重症病床稼働率50%以上-の4項目で、これらを総合的に判断するとしている。

 県は緊急事態宣言発出後の4月14日から、県内の遊興施設や商業施設など7区分の業種に対して今月31日まで休業を要請していた。居酒屋を含む飲食店に対しては、午前5時から午後8時までの営業と、酒類の提供を午後7時までにすることを求めていた。

 これについて、県は15日から、感染防止対策の徹底を求めた上で要請を解除する。ただ、「3密」(密閉・密集・密接)になりやすく、クラスターの発生が懸念される施設に対しては新型コロナ対策の特別措置法24条に基づく休業への「協力の要請」を31日まで継続する。具体的な施設はキャバレー、ナイトクラブ、カラオケボックス、ライブハウス、スポーツジムなど。

 さらに、県民に対して緊急事態宣言が続く都道府県への移動や「3密」となる場所への外出自粛、集団感染のリスクが高い大規模なイベントについては中止や延期などを求める。小川氏は「感染の第2波が襲った例もある。一層気を引き締め、家族や社会を守る行動が必要だ」と強調した。

 31日まで臨時休校としていた県立学校については、21日をめどに始める予定だった分散登校を18日からに前倒しし、25日から全面再開する方針だ。

4223チバQ:2020/05/15(金) 11:00:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000005-san-l10

緊急事態宣言解除 群馬知事「緊張感を」、第2波警戒 休業・外出自粛要請、あす緩和


5/15(金) 7:55配信

産経新聞



 新型コロナウイルス対策で県内に発令された緊急事態宣言の解除に伴い、県は15日、施設への休業要請や外出自粛の緩和に向けた行動基準などを正式決定する。宣言対象が全国に拡大された4月16日から約1カ月ぶりに社会経済活動が再始動する。一方で、山本一太知事は感染拡大の再燃を懸念。14日の定例会見で、感染者が多い東京都との往来自粛の徹底など引き続き警戒を緩めないよう改めて県民に求めた。(柳原一哉)

 県内では14日、新規感染者数が8日連続でゼロとなった。これが宣言解除の根拠にもなったが、山本知事は、地理的に近い東京都の影響を受けやすいことなどを踏まえ、解除の先送りを政府に要望していた。

 山本知事は会見で、「要望は実現はしなかったが、宣言が解除されても状況は楽観を許さない。緊張感を持つ必要があるとのメッセージは伝えられた意味はある」と説明。

 その上で「(感染拡大の)第2波、第3波は必ず起こる」と明言し、引き続き医療提供体制やPCR検査体制の整備を急ぐ考えを示した。

 一方、休業要請などを段階緩和する行動基準などの原案は15日の対策本部会議で決定後、16日から施行する。基準は4段階の警戒レベルを設定し、既に新規感染者数▽陽性率▽病床稼働率-などの緩和条件を満たしている。山本知事は「16日に現状の『4』から『3』に移すことになる」と述べた。

 県によると、博物館や映画館、学習塾などの休業要請が一部解除されるほか、10人以下のイベントも認められる。順調に推移すれば6月1日ごろに「2」に移行し、ナイトクラブやカラオケも再開。県立学校も分散登校が始まる見通しだ。

 県は今後、徐々に社会経済活動を軌道に乗せるため、人との間隔を一定程度保つなど感染予防の「新しい生活様式」の定着を図る。

4224チバQ:2020/05/15(金) 11:01:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200513-00000588-san-pol

宣言解除、各県知事「緩み」警戒 政府は往来自粛求める


5/13(水) 21:48配信

産経新聞



 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言が14日、39県で解除される見通しとなったが、多くの県では、人の流れが急速に増えることに懸念も広がっている。西村康稔経済再生担当相は13日、全国知事会長の飯泉嘉門(いいずみ・かもん)徳島県知事らとテレビ会議を行い、宣言が継続する「特定警戒都道府県」と解除される地域との往来を自粛するよう、政府の基本的対処方針に明記する方針を重ねて示した。

 飯泉氏は会議で、宣言の解除をめぐり「多くの知事が(コロナ対策の)急速な緩みを気にしている」と指摘。京都府の西脇隆俊知事は「特定警戒都道府県とそれ以外との不要不急の往来は厳に慎んでもらいたい」と訴えた。神奈川県の黒岩祐治知事は会議後、記者団に「(警戒態勢を)緩めることによって(感染者が)爆発的に増えることは十分ありえる」と危機感をあらわにした。

 こうした声も踏まえ、西村氏は会議で、改めて宣言が残る特定警戒都道府県との往来は避けるよう求めた。そのうえで、宣言が解除される地域に対し、大規模イベントの自粛▽繁華街の接待を伴う飲食店への外出自粛▽クラスター(感染者集団)が発生したライブハウス、カラオケボックス、スポーツジムへの外出自粛▽「3密」を避けるなど人との距離を保つ新しい生活様式「スマートライフ」の徹底-を引き続き要請する考えも示した。

 西村氏は、解除後に再び感染者数が増加した地域に関して「オーバーシュート(感染爆発)の兆候がみえれば(対象区域として)再指定をする」とクギを刺すことも忘れなかった。再指定の目安については「直近の新規感染者の数、特に人口当たりの数。(感染者数の)倍加時間、感染経路が不明な割合、医療提供体制を踏まえて判断する」と説明した。

4225チバQ:2020/05/15(金) 11:43:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00571481-okinawat-oki

那覇の歓楽街「従業員の生活守るため 分かってほしい」 感染の不安抱え接客 「つぶれた店も多い」


5/15(金) 9:40配信

沖縄タイムス







那覇の歓楽街「従業員の生活守るため 分かってほしい」 感染の不安抱え接客 「つぶれた店も多い」


大型連休明けから営業を再開する店が増えた松山。客の通りは少なかった=14日午後9時45分ごろ、那覇市松山


 接待を伴うキャバレーなどの遊興業種に対する県の休業要請は14日も継続。一方、那覇市松山の歓楽街では同日夜、多くの店が営業していた。あるクラブのオーナーは「もうけたいから再開しているわけじゃない。いまは従業員の生活を守るためにも、そうせざるを得ないことを分かってほしい」と打ち明ける。

 午後10時。歓楽街の目抜き通りは人通りが少なく、手持ち無沙汰の客引きの男性の姿が目立つ。客引きたちによると、大型連休明けの7日以降、営業を再開する店が増えたという。「つぶれた店も多いけど、営業可能な店はほとんど開けている」と話す。

 7日から営業を再開しているクラブの50代の男性オーナーは、一部の遊興業種だけに休業継続を求めた県の判断に納得していない。「この業種が感染のリスクが高いのは分かっている。でも従業員の生活を守らないといけないのは僕らも同じ。国も県も休業を求める割には、それに見合ったサポートが足りず無責任。感染対策を徹底して営業するしかない」。開店準備中の手を止め、不満をあらわにした。

 店の売り上げはピーク時の1割程度という。店を畳む同業者も増え、周辺のテナントビルに「貸」看板が立ち始めた。補助金の申請書類を書いている途中だが「不足分をどれだけカバーできるのか」と不安は尽きない。

 店内は換気ができる構造ではなく「3密」を避けるのは難しい。テーブルごとに消毒液を置き、従業員はグラスに酒を継ぎ足す度、手指を消毒。客の了解を得ながら接客中もマスクを着けて会話をするようにしている。男性オーナーは「細心の注意を払いながら営業を続ける。理解してほしい」と訴えた。

 緩和初日は客まばら 1カ月以上休業した那覇の居酒屋

 営業時間制限の緩和を受け、那覇市久茂地の沖縄居酒屋「抱瓶」は14日から、営業時間を2時間延ばして午後10時までにした。

 4月8日から5月10日まで1カ月以上休業した。同11〜13日までは午後5時から同8時まで店を開けたが、短時間のため客は入っても1、2組。「ファーストオーダーがラストオーダーということもあった」とオーナーの高橋光太郎さん。制限緩和を受け、「ちょっとはましになるかもしれない」と期待する一方、「いつも通りには程遠い」と表情は晴れない。

 「自粛要請という言葉でほとんどの店が協力している状況。補償とセットでなければ、協力できない店が出てくるのも仕方ない」と話した。

4226チバQ:2020/05/15(金) 17:18:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000040-asahi-ind

「金になる物全て売った」 感染者ゼロでも…被災地に影


5/15(金) 13:04配信

朝日新聞デジタル







「金になる物全て売った」 感染者ゼロでも…被災地に影


タクシー乗り場で客を待つ男性運転手。「30年以上やってきたがこんなことは初めて。焦りはあるがどうすることもできない」=2020年5月12日、JR盛岡駅前


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、1カ月前に全国に拡大された緊急事態宣言は14日、対象地域が大幅に縮小された。岩手県では「感染者ゼロ」の状態が続くが、地域経済や社会に大きな傷痕を残している。


 岩手を含む39県に対する緊急事態宣言が解除された14日。個人タクシーの男性運転手(58)はこの日も盛岡駅で客を待っていた。

 1日12時間、週6日働き月収は35万円前後。それが新型コロナウイルスの影響で約10万円に落ち込んだ。以前は1時間ほどで客が乗ったが、7時間待ったこともある。「意地だよね、もう」。力なく笑った。

 パート勤務の妻と小学生の子ども2人の4人暮らし。生活費や税金で月20万円以上消える。客を乗せなければ収入はない。少しでも稼ぐため、出先で昼食を取ることはやめ、駅で客待ちをしながらコンビニ弁当をほお張る。都道府県間の移動は自粛され、主な客だった出張者も少ない。狭い車内で感染リスクと常に隣り合わせだが「客を乗せてなんぼの商売。休むわけにはいかない」と割り切る。

 県内の自動車部品メーカーの工場で働く男性(50)は4月30日、事務所に呼び出された。「5月末で契約は終了になります」。派遣切りだった。新型コロナの影響で自動車の減産が決まり、その余波を受けた。「まさかこんなにあっさり切られるとは」。男性はショックを隠せない。

 宮城県気仙沼市で両親と営んでいた水産加工会社は東日本大震災で被災し、自宅も失った。親戚のつてをたどって岩手に移住。3千万円のローンを組んで県内に自宅を再建した。仕事を転々とした後、昨年7月から派遣社員となり月収は20万円に上がった。それでも、パソコンやカメラなど「金になりそうなものは全て売り、何とか食いつないできた」。だが、派遣の仕事も失うことになった。

 自己破産を申請し、任意売却を決めた自宅は買い手が見つかれば立ち退きとなる。派遣会社から次の仕事を紹介してもらえるめどはない。マスクを買う金銭的な余裕もなく「こんな生活をするならコロナで死んだ方がまし」と吐き捨てる。

 「コロナ不況」は復興へと向かう被災地にも影を落とす。「当座の運転資金も全然足りない」。大槌町で幕末から続く「小川旅館」を経営する小川勝己さん(60)と京子さん(59)夫妻は悩む。

 震災時の津波と火災で全壊しながらも、翌年12月に内陸部の土地を借り営業を再開。少しずつ借金を返してきたが、昨秋の台風19号被害や三陸鉄道の不通で低迷が始まり、そこにコロナ禍が重なった。

 キャンセルが相次ぎ、6月末まで予約ゼロ。町は独自に中小事業者を対象とした定額30万円の事業継続支援金の支給などを決めたが「焼け石に水」と小川さん夫妻は漏らす。「震災のときは荒野の中でも復興の姿を描くことができた。コロナ禍は先を見通せないから怖い」(藤谷和広、本田雅和)


     ◇

 岩手労働局に寄せられた新型コロナ関連の相談はここ1カ月で3倍ほどに増え7日時点で4094件に上る。飲食業や製造業などからの問い合わせが多く、休業手当を支援する国の雇用調整助成金に関する相談が8割を占める。ただ、手続きの煩雑さなどが要因で8日までに申請を受理したのは60件にとどまり、支給決定は7日時点で7件となっている。

 県は売り上げが5割以上減るか減る恐れがある事業者を対象に、月10万円を上限に家賃の半分を3カ月分補助する。また融資制度を創設したほか、休業要請(4月25日〜5月6日)に応じた事業者に協力金10万円を支給する。

4227チバQ:2020/05/17(日) 09:33:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/26efedd894cd706d1673fcefdff4f2cae524b186
緊急事態解除されていない東京や大阪、夜の人出増加…銀座23%・心斎橋20%
5/16(土) 22:20配信

読売新聞オンライン
 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が39県で解除された後、各地の繁華街で夜間の人出が増加したことが、ソフトバンク系列のIT企業「アグープ」のデータでわかった。宣言が解除されていない東京都や大阪府、北海道でも人出が増えており、「自粛疲れ」がうかがわれる。

 アグープがスマートフォンのアプリから得た位置情報を基に半径500メートルの滞在人数を推計。15日午後7時台の人出を、宣言解除が発表された14日と比べた。

 宣言が解除された地域では、名古屋市の栄駅で前日比10・6%、福岡市の中洲川端駅で同14・3%、それぞれ増加した。

 解除されていない東京都でも、3月末から減少傾向にあった新宿・歌舞伎町で12・5%増え、銀座駅は23・0%と大幅に増加。大阪市では心斎橋駅が20・0%、北新地駅が16・3%、それぞれ増加。札幌市のすすきの駅では13・7%増えた。

 栄駅と心斎橋駅は、宣言解除前の今月7日から増加傾向がみられている。

 ただ、いずれの地点も、前年5月の平日を平均した数値と比べると人出は5〜7割程度減っている。

 一方、NTTドコモの「モバイル空間統計」によると、16日午後3時の人出は、東京・銀座で前年同月比72・4%、大阪・難波で69・1%の減少となった。

 国際医療福祉大の松本哲哉教授(感染症学)は「宣言が続く地域も、気分的に外出自粛が緩んでいる可能性がある。感染リスクが高まることが予想され、結果的に宣言解除の遅れにつながりかねない」と指摘する。

4228チバQ:2020/05/17(日) 16:47:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/02fc6d53221ae4ebe02eadb30d31349ec836a390
大人の社交場にコロナの余波 要請解除も「客足」に懸念
5/16(土) 16:00配信

長崎新聞
開店準備で20日ぶりにカクテルをつくった安谷さん。「店でしか楽しめないプロの味や雰囲気がある」=長崎市本石灰町、ヴィクター

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため延長されていた県内遊興施設への休業要請は15日で解除された。ただ「客足がすぐ戻るとは思えない」との声は根強い。大人の社交場は「新しい生活様式」という変化の波にさらされている。
 長崎市最大の歓楽街・思案橋にあるバー「ヴィクター」。20日ぶりに氷でシェイクする音が戻った。「ようやく堂々と開けられる」。店主の安谷正敏さん(61)は15日の知事会見のライブ配信を見て、ネクタイを締め直した。
 カウンター越しにカクテルを提供するのが休業延長要請理由の「接待」とみなされたのは不服だった。とはいえ営業しても、客が来なければ仕入れや光熱水費が無駄になる。実際4月の来客数は9割減っていた。
 「愚痴を言ってるだけじゃ生き残れない」。インターネットで調べ、すぐに国の持続化給付金(個人事業者最大100万円)や県の休業協力金(30万円)を申請。市から事業持続化支援金30万円を受け取った。国民1人10万円の特別定額給付金もオンラインで申請、マイナンバーの暗証番号を忘れ役場に駆け込んだ。無利子融資の審査は通った。
 「やれるだけのことはやる。でも、これほど手続きが煩雑だと、パソコンを扱えない人は置き去りにされるだろう」
 今後は椅子を間引いて間隔を保ち、県外や団体の客は当面、遠慮してもらう。減収は痛いが「まずは常連客に安心していただく」ためだ。安価で手軽なオンライン飲み会が普及する中で「店でしか楽しめないプロの味や雰囲気がある。家庭と職場だけじゃ息抜きできないでしょ」と前を向く。
◆  ◆
 近くでナイトクラブを経営する40代女性は、県の要請前から自主休業して1カ月が過ぎたが、営業再開に踏み切れずにいる。
 コロナ前は、市内に出先がある東京や福岡の大手企業が出張の慰労や接待で利用してくれていた。しかし県境を越える移動は引き続き自粛を求められた。このままオンライン会議や在宅勤務が定着するかと思うと「怖い」。せめて地場企業が会合自粛を緩めてくれたらと思うが…。
 本来なら3〜4月は歓送迎会、5〜6月は株主総会と書き入れ時。だが業績が悪化した得意先に営業の電話を入れるのは、はばかられる。接待交際費も削られただろう。飛沫(ひまつ)防止用ビニールカーテンを席に取り付けるか迷っている。相談した常連客からは「くつろげない」と言われた。
 「これからは接客の在り方が変わる。もう違うことを考えた方がいい」。そんな客の言葉が胸に突き刺さる。予約は途絶えた。女性スタッフに給料を渡し娘を養うにも手元資金だけでは限界がある。自宅に閉じこもるうちに周囲の水商売が徐々に再開し、焦りがないと言えばうそになる。再開を待つ客からの電話に励まされながら、「先が見えず、逃げ出したくなる自分と必死に戦っている」。

4229チバQ:2020/05/18(月) 18:54:44
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020051501259&g=eco&utm_source=jijicom&utm_medium=referral&utm_campaign=jijicom_auto_aja

大丸心斎橋店、平日のみ再開へ 三越伊勢丹は地方店を順次


2020年05月15日22時21分
 J・フロントリテイリングは15日、旗艦店の大丸心斎橋店(大阪市)など10店舗について、19日から平日に限定し全館営業を再開すると発表した。大阪府などは緊急事態宣言の対象だが、府が独自の判断で休業要請を段階的に解除することを決めたことから、全館営業に踏み切る。
 再開するのは、大丸心斎橋店のほか、京都店(京都市)、神戸店(神戸市)、松坂屋名古屋店(名古屋市)など。
 三越伊勢丹ホールディングスは、緊急事態宣言が解除された地域の9店舗を16日以降、順次再開する。新潟、宮城、静岡、愛知、香川、福岡の6県が対象。広島市の広島三越も準備している。売り上げの大きい首都圏6店舗の再開のめどは立っていない。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200512-00000568-san-bus_all

そごう・西武 3店で全館営業へ 出口戦略うかがう百貨店


5/12(火) 17:21配信

産経新聞



 百貨店のそごう・西武は12日、西武秋田店(秋田市)など3店について、全館での営業を15日から順次再開すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言を受け、百貨店各社は店舗を全館休業したり、食品売り場のみ営業したりしている。ただ、政府が「特定警戒都道府県」外の34県について宣言を解除する調整に入ったのに合わせ、「アフターコロナ」へ歩み出す。

 西武秋田店とそごう徳島店(徳島市)は15日、西武福井店(福井市)は21日にそれぞれ全館営業を再開する。ただ、3店とも営業時間を午前10時〜午後6時に短縮する。

 同社は宣言の発令以降、15店全店で食品売り場のみの営業に切り替えた。特定警戒外に立地する5店について自治体と対応を協議した結果、3店の営業再開を決めた。残る西武大津店(大津市)とそごう広島店(広島市)は現状維持。

 他の百貨店各社も特定警戒外の店舗について順次、営業を再開している。食品売り場のみの営業を継続する高島屋は、高崎店(群馬県高崎市)と岡山店(岡山市)を11日に全館営業に切り替えた。

 J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店も、全館休業中の8店を7日から食品売り場のみの営業へ移行。さらに、高知大丸(高知市)は11日に全館営業を再開し、松坂屋静岡店(静岡市)は13日に全館営業に戻るという。(日野稚子)

4230チバQ:2020/05/18(月) 18:55:45

高島屋8店舗で再開 3密対策し日本橋や大阪などで


5/18(月) 12:20配信

テレ朝 news





All Nippon NewsNetwork(ANN)

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 大手百貨店「高島屋」は緊急事態宣言が続く首都圏などの店舗で18日から営業を再開しました。

 高島屋は東京・日本橋など8店舗で食品フロアと衣料品や雑貨など生活必需品を扱う売り場を中心に営業を再開しました。近い距離で接客をする店員がフェースシールドを着用したりするなど、「3つの密」を避ける対策が取られています。
 客:「スーパーとかしか行かなかったので、こういうの見るだけでも楽しくて」
 流通業界ではイオンモールや大丸松坂屋など緊急事態宣言が続く大阪や京都などでも営業再開の動きが相次いでいます。

4231チバQ:2020/05/18(月) 18:56:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200518-00033046-mbsnewsv-bus_all

イオンモール“映画館を除いて”近畿30か所で営業再開…状況によって『入場制限』も


5/18(月) 11:53配信

MBSニュース






MBSニュース

 大阪のショッピングモールや百貨店が感染予防策をとりながら5月18日から営業を再開しました。

 18日午前10時にオープンした大阪府四條畷市の「イオンモール四條畷」では、入り口で検温とアルコール消毒を済ませたお客さんが続々と館内に入っていきます。緊急事態宣言に基づく自治体からの休業要請を受け、全国のイオンモールでは4月8日から、スーパーなどを除き休業していましたが、要請が解除されたことから近畿地方にある30のモールで、映画館など一部店舗を除き5月18日から一斉に営業を再開しました。

 「うれしいですね。ユニクロも開いたし、本屋に行きたくって、図書カードをもらったので。」(来館客)

 イオンモールでは大型の換気装置を設置したほか、客同士の距離を保てるよう館内の客数を数え、状況によっては入場制限をするなどの対応をしたいとしています。

 「『キープディスタンス』を徹底しまして、新型コロナ感染防止に努めて、地域のお客様から信頼を得る安心安全に取り組む。」(イオンモール四條畷 奥田喜代士ゼネラルマネージャー)

 また、大阪市中央区の「高島屋大阪店」でも高級ブランド店などを除き営業を再開しました。飛沫防止のためのシートを設置、販売員から客への声掛けは自粛します。そのほか、近鉄百貨店も大阪の「あべのハルカス近鉄本店」や奈良店などで営業を再開しています。

4232チバQ:2020/05/18(月) 21:45:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/30a6e64385c77bdd4589d5ef969f435a6d367d9c
札幌・ススキノラフィラが閉店 6月に解体、新複合ビル建設へ
5/17(日) 21:47配信

毎日新聞
閉店のシャッターが下りるまで、客を見送る「ススキノラフィラ」の従業員ら=札幌市中央区で2020年5月17日午後8時12分、岸川弘明撮影

 札幌市中央区のススキノで長らく市民に親しまれた商業施設「ススキノラフィラ」が17日、閉店した。新型コロナウイルス感染拡大の影響などでスーパーや衣料品店、飲食店など約120店舗のうち半数近くが休業し、外出自粛要請も続く中、最終日は午前10時の開店から多くの客が訪れた。老朽化した現在のビルは建て替えられ、6月中旬にも解体が始まる。代わりに2023年の開業を目指し、商業施設などが入る複合ビルが建設される予定。【岸川弘明】

 運営会社「ススキノ十字街ビル」によると、現在のビルは地上8階、地下3階。札幌松坂屋として1974年に開業し、ヨークマツザカヤ、ロビンソン百貨店と名称を変え、2009年に現在の店名となった。市営地下鉄すすきの駅とつながる地下入り口付近は「ロビ地下」の愛称で待ち合わせ場所として有名だった。

 ススキノで居酒屋を営む立崎有希さん(47)は「食材の買い足しに利用させてもらった。優しくしてくれた店員さんにありがとうと伝えたい」と惜しんだ。

 ビル開業以来46年間、テナントに入る宝飾店「ジュエリーサロントムトム」の店長、岡崎頼子さん(83)は「お客さんが会いに来てくれるから今まで元気に店に立ち続けることができた。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。

 当初予定していた閉店セレモニーは感染防止のため中止されたが、午後8時過ぎに1階のシャッターが下りるのに合わせ、従業員らが客らを見送った。

 ◇道内最大の繁華街で「待ち合わせの目印」に

 「ススキノラフィラ」はススキノ中心部の交差点に面し、1974年に札幌松坂屋として開店して以来、待ち合わせの目印として地域に親しまれてきた。建て替えが決まっており、札幌市民からは四十数年にわたって道内最大の繁華街の移り変わりを見守ってきた存在を惜しむ声が上がった。

 「ススキノの変遷とともに名前や入居店舗も変わっていった。時代に翻弄(ほんろう)されたビルだった」。タウン情報誌編集長を経て、札幌の飲食店ガイドなどを発行する亜璃西(ありす)社(札幌市中央区)の和田由美社長(70)は振り返る。72年札幌冬季五輪から程なくして、ススキノにひしめいていた小さな飲食店などの立ち退いた跡に開店した。大理石で飾られるなど重厚で豪華なインテリアで、大規模な駐車場も備わっていた。「当時のススキノで高級感のある百貨店ができたことは画期的。当時のにぎわいは札幌地下街がオープンした時に並ぶほどだった」と懐かしむ。

 高級志向も長くは続かず、名前を変えるたびに庶民的な店舗が増えた。今ではスーパーマーケットや100円ショップが入居し、スーパーが乏しいススキノで食料品を手に入れられる、貴重な庶民の砦(とりで)に姿を変えた。付近の住民や夜の街で飲食業を営む人たちが利用し、ススキノ近くに事務所を構える和田社長は「会社の忘年会の買い出しで使ったこともある。品ぞろえも豊富だったので、私も含めてなくなると困る人は多いはず」と話す。

 「ススキノの交差点は(東京・渋谷の)スクランブル交差点のようなもの」。テレビに映るとき、必ずラフィラも映り、象徴的な存在であり続けた。和田社長は「なくなる空白は大きい。次にどんなビルが建つかはわからないけれど、風景も一変するだろう」と語った。【源馬のぞみ】

4233チバQ:2020/05/19(火) 18:16:14
https://www.sankei.com/economy/news/200518/ecn2005180030-n1.html
百貨店、首都圏営業再開の動きは二分 関西圏は営業拡大で一致


2020.5.18 21:54|
 新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言発令により営業自粛を続けてきた大手百貨店で、発令が続く8都道府県下での本格営業再開に向けた動きが分かれ始めた。高島屋は18日に東京都や神奈川などの店舗の本格営業を始める一方、多くの百貨店は大阪府が営業自粛要請を緩和した関西圏での営業拡大にとどまる。ただ慎重姿勢の各社にとっても営業自粛の悪影響は大きく、再開を急ぎたいのが本音のようだ。

 緊急事態宣言発令から食品売り場を除き臨時休業に入っていた高島屋は18日、大阪府内の店舗に加え、東京都内の日本橋店などでも生活必需品関連売り場などに営業範囲を拡大した。首都圏では緊急事態宣言は解除されていないが、地域住民からの要望の多さや取引先の雇用維持の重要性を踏まえた判断だという。

 一方、同じく食品売り場のみの営業を続けてきたそごう・西武は15日から全館営業している2店に加え、そごう広島店と西武大津店で20日から西武岡崎店(愛知県)と西武福井店は21日、そごう西神店(兵庫県)は22日から全館営業する。ただ、首都圏の8店は「国や自治体の要請を踏まえ判断する」と慎重姿勢だ。

 大丸松坂屋百貨店も19日から大丸心斎橋店はじめ10店で平日の全館営業を再開するが、東京と北海道の3店は食品売り場のみの営業を継続。三越伊勢丹グループは19日から松山三越の全館営業を再開するが、首都圏6店は休業、道内3店は食品売り場の再開・営業延長の対応にとどめた。

 百貨店の売り上げの中心は紳士・婦人服など衣料品や服飾雑貨だが、新型コロナによる営業自粛の長期化で春物衣料の販売機会はほぼ消失、夏物も定価販売できる時期は過ぎつつある。業界関係者は「中元商戦も控えている。取引先含め一刻も早く営業を再開したいのが本音だろう」と分析している。

4234チバQ:2020/05/19(火) 18:17:34
https://www.sankei.com/economy/news/200518/ecn2005180022-n1.html
高島屋、近鉄…関西の百貨店、続々営業を再開 しばらくは感染予防に目を光らす


2020.5.18 18:51|
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、食品売り場を除き休業を続けていた関西の百貨店が18日、相次ぎ営業を再開した。高島屋は大阪店(大阪市中央区)の営業範囲を拡大。近鉄百貨店も「あべのハルカス近鉄本店」(同市阿倍野区)を全館再開した。ただ、初日は人出も少なく、当面は感染予防に目を光らす厳戒態勢が続く。完全復活に向け、しばらく足慣らしの営業が続きそうだ。(田村慶子)

 「お客さまや従業員の感染予防をしっかり行い、営業してまいりたい」

 午前10時に開店した高島屋大阪店の伊藤桂副店長はマスク姿で店頭に立ち、記者団にこう強調した。同店はレジに飛沫防止のビニールカーテンを設け、接客時のフェースシールド着用など対策を強化。従業員更衣室が密集につながるため、私服での接客も認めた。

 衣料品や日用雑貨など、売り場面積の約6割を41日ぶりに再開した。堺市から来た主婦(49)が「不便に感じる人は多かった」と歓迎する一方、大阪市に住む高齢男性が「店内で密になる」とするなど、感染再燃への不安も聞かれた。大阪府下では堺市の堺店、泉北店も営業を始めた。

 近鉄百貨店もこの日、高層ビル「あべのハルカス」に入る本店など計10店舗を全館再開した。「お客さまの協力がなければ感染を防げない」(広報)と休憩所の椅子を間引き、精算時やエスカレーターに乗る際に間隔を空けるよう呼びかける案内を設けるなどした。

 J・フロントリテイリングは傘下の大丸松坂屋百貨店が大丸心斎橋店(大阪市中央区)、大丸梅田店(北区)など関西にある計7店舗の営業を19日に全館再開。エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は21日、阪急百貨店梅田本店(同)や阪神百貨店梅田本店(同)などを全館再開させる。

4235チバQ:2020/05/20(水) 09:02:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200519-00000010-nagasaki-l42

非難集中「まるで魔女狩り」 パチンコ店勤務の女性 思いを吐露


5/19(火) 16:00配信

長崎新聞







非難集中「まるで魔女狩り」 パチンコ店勤務の女性 思いを吐露


パチンコ店への批判の嵐について女性は「魔女狩りのようだ」と語った(写真はイメージ)


 新型コロナウイルス感染症対策で、自治体の休業要請・指示に従わず営業を続けるパチンコ店が批判にさらされた。そんな中、パチンコ店に勤める女性(35)から本紙にこんなメールが届いた。「国民のストレスのはけ口にされている。『魔女狩り』のようで恐怖を感じる」。
 女性は、氏名や住所を明かさない条件で電話取材に応じた。
 5年前に離婚し、シングルマザーになった。2人の子どもを抱えて路頭に迷っていた時、就職した先がパチンコ店だった。週休2日で収入は手取り約18万円。「資格もない。就職活動する時間的な余裕もない。そんな自分を雇ってくれた。感謝しかない」
 4月、新型コロナの感染拡大を防ぐため、各都道府県が遊興施設などに休業を要請。それに応じず、営業を強行するパチンコ店に非難が集中した。県境を越えて店を訪れる客も問題視された。「許せない」「何をしているのか」。世の中はバッシング一色に。女性は「パチンコのイメージはただでさえグレーだったのに、『真っ黒』になってしまった」と感じた。
 女性が勤務する店は要請を受けてすぐに休業した。その前から感染予防策も取っていた。店員はマスク必着。遊技台の間隔も1台ずつ空け「密」にならないよう配慮していた。休業中は店が従業員の給与8割を補償。店長は「雇用は絶対守る」と約束してくれた。
 女性は言う。「ほとんどのパチンコ店は休業したのに、一部の店が営業しただけで業界全体が『悪』と見なされるのはどうかなと思う。今、私たち家族の命を守ってくれているのは、国でも自治体でもなく、社会からバッシングされているパチンコ店なんです」
 このまま、仕事を続ければ世間から白い目で見られるかもしれない。怖いから辞めてしまおうか。でも、今はこの仕事しかできない…。気持ちは揺れる。
 テレビでパチンコのニュースが流れるたび、中1と小3の子どもたちが心配そうに顔をのぞき込む。「お母さん、大丈夫?」。女性はいつも、曖昧にうなずき返している。

4236チバQ:2020/05/20(水) 09:02:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200516-00000010-at_s-l22

ジム、カラオケボックス…難しい業種も「前向く」 静岡県内、営業再開へ3密対策入念


5/16(土) 8:37配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS







ジム、カラオケボックス…難しい業種も「前向く」 静岡県内、営業再開へ3密対策入念


18日の営業再開に向けて新型コロナウイルスの対策を進めるフィットネスクラブ=15日午後、静岡市葵区


 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の解除に伴い、静岡県が15日、スポーツクラブやパチンコ店、カラオケボックスなどの遊興、遊技、運動施設への休業要請を17日で終了すると表明した。静岡県内の多くの事業者が営業再開に向けて準備を始めた一方、密閉、密集、密接の「3密」を避けづらいとして現時点では再開時期を見通せない業種も。「まだしばらくは耐え続けなくてはいけない」。関係者の間からは苦悩する声も聞かれた。

 「再開できることになったのは良かった」

 18日に営業を再開する静岡市葵区の「YSフィットネスクラブ呉服町」の石川知支配人は、安堵(あんど)の表情を見せた。利用者の検温、各所の消毒や換気を徹底するつもりだ。「どれだけの利用者が戻ってきてくれるか。安心してもらえるようできる限りの対策をする」と意気込む。

 県内で22店舗を展開するカラオケチェーン「まねきねこ」。運営会社のコシダカ(前橋市)によると、18日からの再開を目指す。小室昌彦広報室長は「特に3密対策を重視している」と強調。換気能力ごとに各部屋の利用人数を抑制したり、ドリンクバーを一時的に取りやめたりする。

 県内でパチンコ店「コンコルド」を30店舗運営する新日邦(藤枝市)も18日から全店舗の営業を再開する。ホールに空気清浄機を増設し、パチンコ台の席を1席ずつ空けて密接の状態を防ぐ。マスクがない客には配る予定。担当者は「休業期間が長く厳しかった。安心して楽しんでもらえるよう、万全の対策を取りたい」と話す。

 一方、浜松市中区のライブハウス「浜松窓枠」の上嶋潤社長は、運営上の難しさを説明する。「密集、密接して盛り上がるのがライブハウスの楽しいところ。解除されたからと言って、すぐにイベントができるわけではない」。音漏れを防ぐため、空間も密閉的だ。

 地元アーティストが収束後のイベントを企画し、ライブハウスを支援する全国的な動きも広がっている。上嶋さんは「いつ再開できるかは分からないが、少しは光が見えてきた気がする。アーティストと一緒に気持ちを前向きにして取り組んでいきたい」と語った。
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静岡新聞社

4237チバQ:2020/05/20(水) 10:53:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00010003-nishinpc-soci

中洲の女帝「夜の街は死なん」 “一流”を見てきた50年…コロナ禍で感じた情


5/20(水) 10:05配信

西日本新聞







中洲の女帝「夜の街は死なん」 “一流”を見てきた50年…コロナ禍で感じた情


月刊誌編集長として中洲の文化を発信し続けた藤堂和子さん


 全国39県で新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言は解除されたものの、繁華街がコロナ前のにぎわいを取り戻せるかは見通せない。そんな中で「夜の街は死なん」と力強く語る女性がいる。九州最大の歓楽街、福岡市・中洲で「女帝」と呼ばれ、多数の財界人や芸能人らを顧客に抱える高級クラブ「ロイヤルボックス」のママ藤堂和子さん(74)。中洲歴50年の経験から「良か人材がいて、奮起する店は生き残るったい」と博多弁で言い切る。

【別カット写真】中洲の女帝・藤堂和子さん
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夜の街の文化を30年間、全国に発信

 藤堂さんは高校卒業後、自動車販売会社に就職。兄の経営する中洲のスタンドバーを義姉の出産のために手伝ったことが人生の転機になった。物おじせず率直な性格が客に受け、自身も接客業の面白さに目覚めた。そして水商売1本に。36歳でラウンジ開業、48歳で高級クラブの経営を始めた。じゃんけんの異様な強さでも有名だが、月刊誌「LB中洲通信」の編集長として約30年間、中洲の文化を全国に発信したことでも知られる。

 現在経営するのはクラブとバー、ラウンジの計4店舗。約80人の従業員を抱える。「お客様と従業員の命が大事やけん」。他のクラブに先駆けて緊急事態宣言前の4月4日から休業し、少なくとも5月末まで継続する予定。家賃など1カ月の経費は1200万円。今までの蓄えを取り崩しつつ、家賃支援や従業員への助成金など行政の支援を待つ状況だ。半世紀を過ごす中洲の現状を見て「人通りがない街はきれいすぎて寂しすぎる」と表現する。
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「良か店は水面下で引き抜き合戦をやっとる」

 感染拡大防止に向け、「3密」を避ける「新しい生活様式」の継続が呼び掛けられており、接客業の世界が今後どうなるか不透明。新型コロナ禍で企業倒産も国内外で相次いでおり、水商売が一番弱い「不況」の足音も聞こえる。

 それでもオイルショック以降、バブル崩壊、リーマン・ショック、震災など数々の苦境を経験した藤堂さんは悲観しない。「昔から不況になれば、多くの飲み屋がつぶれてきた。でも、中洲も銀座もススキノもいつの間にか元通りになる」

 どんな状況でも生き残る店には特徴があったという。「すでに人を切る店もあるようだが、接客業は人材が命たい。きつか時に給料払って女性を引き留められるか。今でも、良か店は水面下で引き抜き合戦をやっとる」と明かす。

 新しい生活様式として注目される、テレビ会議アプリを使った「リモート飲み会」には懐疑的だ。「人間は会って直接話して、その相手が信用できるか、親しみが持てるか分かるの。初めて会ってネット上で良か人間関係が築ける人がおるやろか? きっと夜の街のビジネス利用は回復するし、繁華街がないと男が生き生きしないの」

「世の中は捨てたもんじゃなか」

 50年の水商売業で50万人以上の男と会い、ビジネス、スポーツ、芸能、芸術の世界で「一流」と称される人間を多数見てきた。各界で成功する人間の多くが「遊び」を大事にしていたという。「働いて稼いで酒を飲んで、女性に振る舞って。年齢は関係なく、遊びたい気持ちがなくなった人がどんどん縮小する姿を幾度も見とうよ」

 コロナ禍の有事だからこそ、人の情けを感じる時代になったという。藤堂さんの店が休業した後、常連客のビジネスマンが「500万円」と書いた紙をくれた。「何ね?」と尋ねると「僕にできる限界やが、困ったらいつでも言って」と話した。他にも休業中の資金繰りを心配する顧客の電話は多数受けた。全て断ったが、「世の中は捨てたもんじゃなか。中洲には情があるんよ」と藤堂さん。

 今の目標は88歳までママを務めることだ。「人と会うのが楽しか。やっぱりね、私は水商売しかできんのよ」。夜の街の復活を誰よりも望んでいる。(井崎圭)

4238チバQ:2020/05/20(水) 15:44:01
https://www.asahi.com/articles/ASN5N4RZ8N5NULFA01K.html
コンビニ売上減、過去最大幅 4月、在宅勤務響く

2020年5月20日 15時00分
 国内にあるコンビニの4月の既存店売上高は、7781億円だった。前年の同月より10・6%少なく、その落ち込みの幅は、比べられる2005年以来最も大きかった。緊急事態宣言に伴う在宅勤務の広がりや外出の自粛が響いた。減少幅は3月(5・8%)より拡大した。

 日本フランチャイズチェーン協会が20日、コンビニ主要7社のデータとして発表した。来店客数は18・4%減で、こちらも05年以来最大の減少幅だった。オフィスが多い都心部や観光地などの店で、とくに落ち込んだ。

4239チバQ:2020/05/20(水) 15:44:55
https://www.asahi.com/articles/ASN5L55C6N5GULFA01B.html?iref=pc_rellink_01
4月売上高、居酒屋激減 ハンバーガーは好調のワケ


若井琢水、加茂謙吾
2020年5月18日 18時00分 
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出の自粛が続いた4月の売上高で、外食チェーンの明暗が分かれた。持ち帰りや宅配への取り組みの差が出たようだ。

 悪影響が最も大きかったのは、居酒屋だった。多くの店で休業を迫られた。

 焼き鳥チェーンの鳥貴族の4月の既存店売上高は前年同月に比べて96・1%減った。一時はフランチャイズを含む約640店のすべてで臨時休業した。再開店を徐々に増やしつつあるが、客足の回復には時間がかかるとみている。

 居酒屋大手で「和民」などを営むワタミも92・5%減だった。

 定食やすしのチェーンは苦戦しつつ、持ち帰りの強化に商機を探る。

 定食屋の「大戸屋」は48・4%減ったが、持ち帰りに限ると5割増し。今後も需要が増えると見込み、持ち帰りメニューを5月16日から4品増やした。

 「チキンかあさん煮弁当」や「かぼちゃコロッケと鶏の竜田揚げ弁当」などだ。20日には冷凍食品の販売も始める。

 「くら寿司」も48・1%減だが、持ち帰りだけだと倍増した。新型コロナの影響が長びくことも見据え、宅配事業も検討しているという。

 持ち帰りや宅配への切り替えがうまくいったファストフードは健闘した。

 牛丼の吉野家は4・0%減で済んだ。ハンバーガーなどのチェーンは、売り上げをむしろ伸ばした。在宅勤務や休校で家にいることの多いファミリー層らの需要をつかんだ。

 既存店ベースの売上高をモスバーガーは3・7%、マクドナルドは6・5%、それぞれ増やした。

 ケンタッキーフライドチキンの伸びはさらに大きく20・6%増だ。店内での飲食は控えてもらい、営業時間を午後8時までに短縮した上での異例の伸び幅だ。

 売り上げのほぼ全ては持ち帰り。広報担当者は「クリスマスのイメージからの脱却を目指し、家族向けメニューに力を入れてきた」と話す。(若井琢水、加茂謙吾)

飲食業界の4月の売り上げ増減

※前年同月比%、▼はマイナス

ケンタッキーフライドチキン 20.6

マクドナルド 6.5

モスバーガー 3.7

吉野家 ▼4.0

くら寿司 ▼48.1

大戸屋 ▼48・4

ワタミ ▼92.5

鳥貴族 ▼96.1

(既存店ベース。ワタミは「和民」以外の業態も含む)

4240チバQ:2020/05/23(土) 18:38:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3ec32de325f5a699fe32809bedb4a9667176bab
「北新地が倒れる」休業要請続く夜の街 漏れる経営者らの嘆き 大阪
5/22(金) 20:37配信

毎日新聞
休業要請が継続し、閑散としたままの北新地=大阪市北区で2020年5月22日午後7時1分、平川義之撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大阪府の休業要請は23日午前0時に大幅に解除される。ただ、クラスター(感染者集団)が発生したナイトクラブやライブハウスなどの解除は見送られ、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく休業の協力要請は続いている。至近距離での接待や客の密集が懸念されるためだが、大阪の繁華街・北新地などでは家賃などの固定費が重い負担となっており、経営者らは一日も早い営業再開を願っている。

 「このままでは新地が倒れてしまう」。バーを3店経営する東司丘(としおか)興一さん(68)は5月末で1店を閉めることにした。3月から客が激減し、休業要請が出された4月中旬から臨時休業。従業員の給与の半分を支払い続けているほか、高額な家賃が負担となっている。営業が再開されても客足が戻るか分からず、規模の一番大きい店を閉めるしかなかった。

 北新地社交料飲協会の理事長でもある東司丘さんは、「新地の屋台骨のクラブやラウンジがなくなると、付近の飲食店の経営も成り立たなくなり、新地全体が沈んでしまう」と心配する。北新地では約2500店がテナントに入るが、大半が休業中だ。

 ◇シングルマザーのホステス「もう限界」

 北新地でスナックを経営する女性は営業再開の時期で悩んでいる。家賃は半額に当たる10万円ほど減額されたが、ビルの管理費やカラオケ機器の納入業者などへの支払いは続き、収入がない現在は先の見通しが立たない。ただ従業員に給料を出す必要もあり、客が来なくても要請解除後には店をすぐ開ける予定だ。

 女性は、感染拡大が収束しても第2波が到来して再び休業要請が出される可能性があると考え、金融機関から想定の倍近い額の融資を受ける。万一の際は、この借入金を取り崩して対応するつもりだ。店でホステスとして働く女性はシングルマザーで子ども2人を育てている。無収入が続く現状に「もう限界です。一日でも早く元に戻ってほしい」と漏らした。

 ある高級クラブは営業再開を見越し、大量の消毒液や飛沫(ひまつ)防止用のフェースシールドを用意した。あらゆる客の要望に応えるためだ。クラブの男性幹部(43)は「知恵を絞って感染対策を実施し、安心できる環境をつくるしかない」と語った。

4241チバQ:2020/05/23(土) 18:39:08
 ◇ライブハウス「長期化すれば経営続かず」

 一方、大阪市内で3店舗のライブハウスを経営する藤井素比古(もとひこ)さん(50)は空欄だらけのスケジュール帳を見つめ、「いつになったら元に戻れるのか。再開できる明確な基準を示してほしい」とため息をついた。

 感染拡大前はロックや歌謡曲のライブ、ダンスやゴスペルのイベントでにぎわっていた。しかし3月、市内にある他のライブハウスでクラスターが確認されて状況が一変。イベント中止が相次ぎ、3月は3公演しか開けなかった。これまで60公演以上がキャンセルされ、府の要請前に休業に追い込まれた。

 市内でバーとダンススタジオも営む藤井さん。計5店舗の家賃と光熱費だけで月約150万円の支払いを迫られるが、全店舗の4月の総売り上げは前年比で9割減に。収入が半減した個人事業主に最大100万円を給付する政府の「持続化給付金」を受け取り、府の休業要請支援金の申請も済ませたが、家賃や従業員の給料の総額には及ばない。

 6月下旬には参加者へのマスク着用を条件にライブイベントの準備を進めているが、休業要請がいつまで続くかが見通せない。藤井さんは「今までは何とか貯金で穴埋めしてやってきたが、要請が長期化すれば経営を続けられない」と頭を抱えた。【鶴見泰寿、田中謙吉、桐野耕一、田畠広景】

4242チバQ:2020/05/23(土) 19:02:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/21bdba756d37701cb3d9072ca3705943115ca95f
大打撃を受けた百貨店業界 コロナ禍の三越伊勢丹HD、店舗を捨てない戦略とは
5/23(土) 15:30配信

産経新聞
専用の計測機器で顧客の足型をデータ化し、ネット販売でも最適なカウンセリングを可能にする=3月上旬、東京都新宿区(佐久間修志撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛経済で、大打撃を受けた百貨店業界。消費行動の変容やインターネット通販の伸長などの環境変化に続き、コロナ渦が“リアル”店舗の改革を突き付けている。首都圏の基幹店に資源を集中、業績の立て直しを進めてきた老舗百貨店の三越伊勢丹ホールディングス(HD)では、デジタル戦略の加速と同時に、コロナ収束後のリアル店舗はコト消費を楽しむ「時間消費型」を目指す。「三密」を避ける新しい生活様式が求められる中、アフターコロナの百貨店は何を目指すのか。

【図】解除15日で感染者数元通りに…

 「店舗は単なる物販では(客が)集められなくなっている。自らが足を運ぶことによって楽しいと感じる時間消費型が急ピッチで進むと考えている」

 緊急事態宣言が発令中の5月11日。令和2年3月期決算の発表を電話会見で行った三越伊勢丹HDの杉江俊彦社長は、新型コロナ収束後の店舗の役割について、こう述べた。

 三越伊勢丹HDは4年前から地方店の閉鎖を本格化させ、事業の選択と集中を進める構造改革を断行。2年3月期の最終損益の黒字を目指したが結果は赤字となり、3年3月期の業績見通しの公表は見送った。

 昨年度から3カ年の中期経営計画では、新型コロナの影響を受けてデジタル戦略を加速。電子商取引(EC)については、取り扱い商品の種類を現状の1.5倍増となる15万種類へ引き上げるなど、EC単体の強化を急ぐ。デジタル戦略を加速させた分、改装などの店舗計画は一部凍結する。

 そうした中での杉江氏の発言は、百貨店業界全体の問題意識の現れといえる。

 家族で着飾って店へ出向き、商品を購入後はレストランでランチを楽しむ…。高度成長期に成立したレジャー施設としての百貨店の機能は薄れた。経済の悪化で家電量販店をはじめとする専門店や電子商取引(EC)との競争が激化、令和に入っても逆風が続く。

 元年10月の消費税率引き上げ以降、国内消費が落ち込んだ。東京五輪・パラリンピック開催で期待していた訪日外国人向け販売も新型コロナが吹き飛ばした。

 さらに、今年3月下旬の週末の臨時休業、4月の緊急事態宣言から始めた自主休業は、百貨店売り上げの主力の婦人・紳士服や服飾雑貨を直撃。百貨店ブランドが主力だった、国内大手アパレルのレナウンの経営破綻の引き金を引いた。

 緊急事態宣言が解除されたとしても、テレワークなどの働き方やネット通販による買い物などの生活様式が続くことが想定される。業界関係者は「三密」を避け、安全・安心を重視する動きが一層強まるだろうと予測する。

4243チバQ:2020/05/23(土) 19:02:25
 アフターコロナにおけるリアル店舗は何を目指すのか。

 三越伊勢丹HDの杉江氏は決算会見で、大手アパレルが百貨店での店頭販売から撤退し、自社ECでの販売へと転換姿勢を見せていることを問われ、大手アパレルとの協議を始めたことを明らかにした。杉江氏は「大手アパレルとの関係は変わらざるを得ない。われわれのサイトにも、アパレル側のサイトにも同じ商品が並ぶ、競争しながらやっていく状況にしないといけない」と、アパレル側に三越伊勢丹のECサイトへの商品提供を呼び掛けた。アパレルについては、これまで広いスペースを割いているが、「(百貨店の)リアル店舗の役割が変わる中で、アパレル売り場は形が変わったり、縮小したりしていくのではないか」と分析する。

 その先に見据えるリアル店舗づくりのキーワードは時間消費型だ。杉江氏は「時間消費型の店舗では、食品やレストラン、美容やスポーツなどのサービス関連が増える。(定期借家契約で)テナントで入ってもらう」と話す。

 事業の効率化で取り扱いをやめていた家電関連については、顧客要望を受けての復活にあたり、今年2月、三越日本橋本店新館6階にビックカメラを導入した。三越伊勢丹HDとしては飲食店以外では初となる定期借家契約で、大家と店子の関係を超え、三越の外商部が顧客を紹介したりする。時間消費型の店舗づくりで先行しているアウトレットモールなどと違い、百貨店ならではの対応が売りとなった。

 新型コロナで行動変容が進む中、新たな百貨店像を消費者に提示できるかどうかに生き残りがかかっている。(経済本部 日野稚子)

4244チバQ:2020/05/23(土) 19:02:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/7735fbdbde295325aa992a7e41d6d262c5814c20
「閉鎖だけでもつらいのに」コロナ禍追い打ちの百貨店 残り100日、全面再開
5/23(土) 14:00配信

神戸新聞NEXT
全面営業を再開したそごう西神店で、フェースガードを着けて接客する従業員=神戸市西区糀台5(撮影・鈴木雅之)

 兵庫県の緊急事態宣言が解除されて一夜明けた22日、そごう西神店(神戸市西区)が全面営業を再開した。8月末の閉鎖が決まっている同店にとっては、地域へ感謝を伝える最後の100日の始まり。新型コロナウイルスの感染防止でセールなど大々的なPRを控えるもどかしさや、次の勤め先が決まらない不安を抱え、従業員らは「仕事をやり切る」と接客に励んだ。(三島大一郎)

【写真】「先が見えない不安に心折れた」 神戸の人気喫茶店、5月末で閉店

 「おはようございます。いらっしゃいませ」。午前10時、正面玄関に集まった来店客を、従業員らが笑顔で出迎えた。全面営業は約45日ぶり。販売促進担当の清野敏之さん(54)は「(再開するための)感染防止策は大変だった。全館で営業が再開できてよかった」と安堵(あんど)の表情をのぞかせた。

■唯一残った店舗

 同店は、大阪発祥で隆盛を誇った百貨店「そごう」の、関西唯一の店舗として残っている。1990年、神戸市が開発を進める西神ニュータウンの中核施設として誕生した。地域ニーズを捉えた売り場構成で近隣住民らに親しまれ、ピーク時の96年2月期には売上高257億円を計上した。

 近年は不振が続き、そごう・西武(東京)を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが昨年10月、今年8月末での閉鎖を発表した。後継事業者が決まらず、9月以降の働き先が決まっていない従業員が多い。そうした中でも、30年間の感謝を込め、営業終了の約100日前となる5月22日から感謝セールを企画していた。

 新型コロナの感染拡大による政府の緊急事態宣言を受け、4月8日からやむなく食品売り場を除き休業を決定。勤務する正社員と契約社員約130人のうち、約80人を自宅待機にした。

■もう一度全員で

 「閉鎖するだけでもつらいのに、追い打ちをかけるように(コロナ禍が)襲ってきた」。氷室雄二郎店長が、部下の思いを代弁する。今月中旬には労働組合と共に、自宅待機の社員へ「今は我慢。もう一度全員が顔をそろえ、力を結集して最後を駆け抜けよう」と手紙で伝えた。食品課の三原浩文課長(54)は、「待機中の社員に応援を頼んで出勤してもらった時の生き生きとした表情が忘れられない。多くが一日でも長く店にいたいと思っている」。

 緊急事態宣言が解除されて日常の風景が戻り、6月上旬ごろから閉店セールも順次実施していくという。婦人服売り場で働く立野那奈係長(39)は「多くのお客さんに親しまれた百貨店。閉鎖を機に販売の現場から離れる従業員も多く、みんな仕事をやり切りたいとの思いが強い」と話した。

4245チバQ:2020/05/23(土) 19:05:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c381a5f5dc96137e1de940150e269c0d2d979a0
横浜・川崎、営業再開の動き 緊急事態継続…「雇用守る」「もう待たせられぬ」
5/22(金) 12:37配信

毎日新聞
今月18日から営業するフロアを拡大した横浜高島屋=横浜市西区で2020年5月21日午後0時49分、樋口淳也撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言は21日、近畿3府県で解除された一方、神奈川など首都圏の1都3県では継続が決まった。神奈川県内では飲食店などの休業・営業時間短縮の要請が続くことになるが、街中では自主的に休業していた百貨店が営業フロアを拡大するなど、宣言解除後を見据えた動きもじわりと広がり始めている。【樋口淳也、中村紬葵】

【図解でわかる!】経団連が示した感染予防対策

 横浜駅西口にある横浜高島屋(横浜市西区)は今月18日、衣料品など生活必要物資を扱うフロアや、レストランなどの営業を再開した。同店では、緊急事態宣言が出された4月8日から、営業は食料品を扱うフロアのみだった。衣料品などは生活必需物資とされるため、知事による休業要請の対象に入っていないが、感染拡大防止などの観点から営業を取りやめていた。

 再開を決めた理由は、顧客から望む声が多かったことに加え、取引先企業も含めた「雇用を守る」という目的があるという。レジカウンターへの飛沫(ひまつ)防止シートの設置や、スタッフのフェースシールドの着用など、感染防止策を講じる。

 そごう横浜店(同)も21日、食料品以外の生活必需品を扱うフロアの再開を発表。23日から営業を始める。

 大手コーヒーチェーンのドトールコーヒーは、今月14日に39県で宣言が解除されたことを受け、直営店の一部で営業再開を決めた。宣言が継続されている県内では横浜、川崎市内の2店舗がテークアウト商品やコーヒー豆の販売を18日から再開している。

 同社によると、店頭で販売しているコーヒー豆は通販などでは扱っておらず、「購入したい」と要望する声が休業当初から寄せられていた。「これ以上は待たせられない」と、部分的な再開を決めたという。

 県の休業要請の対象となっているバーを川崎市で営む60代の男性は、店を宣言の解除前でも再開できないか検討している。

 男性は4月に宣言が出された直後に店を閉めた。常連客から「やってないの?」と連絡を受けることも少なくなかったが、売り上げがなくなることよりも、新型コロナの感染を防ぐことが大切だと考えていた。

 宣言が5月末まで延長されたことで、心境に変化があった。近隣で営業を続ける飲食店に常連客を奪われないか、と不安になった。食材などを仕入れる取引業者ともやりとりが減り、こだわりの酒が仕入れられるか心配という。

 入店者数や滞在時間を制限し、対象も常連客だけにすることでなんとか再開できないか。男性の模索が続く。

4246チバQ:2020/05/24(日) 21:35:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/918b29774e0da5bf1edae341c0cfdc2353cd2a9d
首都圏と北海道、営業再開へ準備 宣言解除見据え、不安も
5/24(日) 18:46配信

共同通信

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食料品売り場の営業再開を控え、床に貼られる並び位置を示すマーク=24日午後、東京都中央区の百貨店松屋銀座

 首都圏と北海道の商業施設や行楽地では24日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言を解除するかどうかの判断を25日に控え、商品の陳列や掃除など営業再開に向けた準備が進められた。解除への期待が高まるが、一方で「客足が戻るとは思えない」と悲観的な声も聞かれた。

 東京の百貨店松屋銀座。約1カ月半休業していたが、25日から食品売り場の営業を再開する。従業員は24日、レジ前に客が密集しないよう、並び位置を示すマークを床に貼った。

 ラベンダー畑で有名な北海道中富良野町の観光農園の社長は「どうぞ来てくださいと言う気持ちにはまだなれない」と不安を漏らした。

4247チバQ:2020/05/26(火) 18:45:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/76a921c0c6bf28395fcadfa34db248da00627e96

創業146年の老舗百貨店「中合福島店」が営業終了へ




5/26(火) 14:48配信


福島中央テレビ



■146年の歴史に幕





中合福島店(福島市)
福島市の百貨店「中合福島店」は26日、今年8月末で営業を終了すると発表した。

「中合福島店」は1874年に福島市内で呉服店として創業し、1974年10月に現在のJR福島駅前に移転し、様々な催事を企画するなど長年、地元百貨店として親しまれてきた。

株式会社中合によると、駅前の再開発計画に伴って建物の賃貸借契約が切れることから、今年8月31日を持って「中合福島店」の営業終了を決定した。

4248チバQ:2020/05/28(木) 10:32:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/31edf4add061593d85cfa310eb59adb0d6a5dc6c
【消える老舗・中合閉店へ】別れ惜しむ福島市民...憧れのデパート

5/27(水) 10:59配信

 営業終了が発表された中合福島店。駅前再開発の中心的存在として現在の場所に移ってから約半世紀にわたり購買需要に応えてきたが、新たな駅前再開発計画に伴い姿を消すこととなった。福島市を象徴する老舗百貨店の閉店を、市民は衝撃を持って受け止めた。
 「子どもの頃から憧れのデパートだった。とてもさみしい」。中合福島店に買い物に来た福島市の50代女性はショックを語った。「デパートと言ったらここしかない。どこに買い物に行けばいいのか」
 かつては屋上にゲームコーナー、地下の食品売り場にはお菓子を選ぶ量り売りが置かれ、子どもたちの人気を集めた。福島市出身で南相馬市に住む男性(43)は「祖母に連れられ、量り売りを楽しんだ思い出がある」と懐かしみ「福島の顔だけに、さみしい思いだ」と話した。ただ、男性は転勤族のため、最近は店に足を運ぶことはなかったという。

4249チバQ:2020/06/01(月) 10:45:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/163587cabca8d761bbc304401f0469a24b43ebab
苦戦するファミマ、「ブランド統合」の光と影
6/1(月) 5:31配信
 「契約を更新せず経営から退くオーナーが、今後1〜2年で増えてくる」。3年近く前にサークルKサンクス(CKS)からファミリーマートにブランド転換した、元オーナーAさんはそう語る。

 コンビニエンスストア業界2位のファミマ(2020年4月末時点の国内店舗数1万6610店)は、加盟店の経営状況が急悪化し、「独り負け」状態にある。

 2020年2月期におけるファミマの1日当たり全店平均売上高は、前期比2000円減の52.8万円。ヒット商品が出なかったことによる客数の落ち込みが響いた。


■重くのしかかる人件費

 ライバルチェーンも客数は減少しているが、最大手のセブン-イレブンはおにぎりの値上げ効果などで2020年2月期の1日当たり全店平均売上高は65.6万円と前期並みを維持。3位のローソンも高単価のスイーツ商品がヒットし、同4000円増の53.5万円だった。

 ファミマの店舗オーナーには売り上げの減少だけでなく、費用増も重くのしかかる。最低賃金の上昇率は4年連続で前年比3%を超えており、小売業界全般でアルバイトなどの人件費が上昇している。加えて「コンビニのアルバイトは敬遠されがちで、募集費がどうしても高くなる。それでも採用できないと、割高な派遣サービスに頼ることもある」(現役ファミマオーナーのBさん)という。


 こういった加盟店の窮状を受けて、ファミマは手厚い支援策を準備した。この3月からフランチャイズ(FC)加盟店支援制度を順次拡充しているのだ。

 年間110億円の資金を投じて、複数店舗経営の奨励金やコンビニ経営継続時の奨励金などを強化するのが、そのポイントだ。

 「われわれは加盟店さんファーストだ」。2019年11月に行われた、新たな加盟店支援を発表する記者会見の席上、ファミマの澤田貴司社長は胸を張った。


 ただ今回の支援策には、ブランド統合に伴い生じた“歪み”を解消する側面もある。

 コンビニ業界ではこれまでも数々の吸収合併が繰り広げられてきた。ローソンは16年に、神奈川県を中心とするスリーエフと合弁会社を設立。看板にスリーエフの名前を一部残すものの、店内商品のほぼすべてをローソンのものに変えた。

 ファミマもam/pmやココストアに続き、全国に店舗網を持つCKSを16年9月に吸収した。業界ではかつてない規模の経営統合で、統合前に約6300店あったCKS店舗のうち、約5000店を18年11月までにファミマにブランド転換した。

■「歯を食いしばって耐えてきた」

 CKS統合後の滑り出しは上々のように見えた。ブランド転換した直後は、商品力やブランドイメージが向上した結果、店舗の売り上げが1割上昇した。

 売り上げが伸びれば加盟店の経営状況は上向き、歓迎されるはず。しかし、ブランド転換した現役ファミマオーナーのBさんは「ブランド転換した際に理不尽な契約を結ばされた。これまで歯を食いしばって耐えてきた」と吐露する。

 実は、CKS時代に複数店を経営していたオーナーは、ファミマへの転換によって店舗運営の条件が不利になったのだ。中には資金繰りに行き詰まり、コンビニ経営から撤退するオーナーもいる。

4250チバQ:2020/06/01(月) 10:46:17
 不利な条件の1つは、儲けた金を引き出す「月次引出金」の仕組みだ。

 コンビニ業界では、毎日の店舗売り上げを本部に預ける。そこから月ごとに、商品仕入れ代金やロイヤルティー(本部に支払う経営指導料)、アルバイトの人件費などが引かれる。その差額=儲け分をオーナーが毎月引き出せる。これが基本的な仕組みになっている。

 ファミマはこの基本を踏襲したうえで、儲けの多寡にかかわらず毎月決まった額を引き出せる「定額」の月次引出金制度を採用している。あるオーナーのケースだと、その額は30万円。この制度には毎月一定の金額が手に入る利点がある。


 一方、売上高が好調で月次引出金を上回る儲けを計上したとしても、その増加分を引き出せるのは四半期に1回のみで、そのうち7割しか引き出せない。しかも、店舗の利益が下がり自己資本が大きく落ち込んだ場合は、月次引出金が減額される。さらに、月次引出金から店長など店舗責任者(1店舗1〜2人)の給料を支払う必要がある。

■借り入れができず経営難に直面

 CKS時代には、店舗の利益に連動してオーナーの月次引出金も増える仕組みだった。報奨金なども手厚く、店舗責任者の給料も本部がいったん立て替えて支払っていたため、給料支払いに困ることはなかった。

 だが、ブランド転換に伴いファミマの厳しい月次引出金制度を適用したことで、オーナーはしだいに追い詰められていく。複数店舗を経営していた元CKSオーナーAさんの場合、昨今の人件費負担の増加により店舗利益が減少し、月次引出金を減額された店舗もあった。

 費用の増加で店舗利益が減り、四半期ごとの定額超過分の引き出しも減ってしまった。「毎月の給与支払いのために資金調達が必要になったが、銀行は貸してくれなかった。経営が回らなくなった」と、Aさんはうなだれる。


 セブンも定額の月次引出金制度を採用している。ファミマと同様に、あらかじめ定められた月次引出金を上回る儲けをオーナーが引き出せるのは四半期に1回、そのうち7割のみである。だが、セブンの場合には店舗責任者の給料は本部が立て替えて支払うため、オーナーは手元資金が苦しい月でも給料支払いに困ることはない。

 ちなみにローソンには定額引出金制度がなく、毎月の店舗利益に連動してオーナーの儲けが送金される。儲けが少なければ、人件費負担に苦しむわけだが、その場合にはより高い売り上げが見込める立地への店舗移転を促すなどのサポートをしている。


■ブランド転換で理不尽な「1年目」

 ブランド転換による制度の歪みで、実入りが少なくなったケースもある。

 コンビニ業界では土地や建物へ投資する際、オーナーの負担割合によって本部に支払うロイヤルティー率が変わる。オーナー投資額が増えるほどロイヤルティーが減少するのが基本だ。

 ファミマには店舗投資の際、土地や建物、内装工事費用のすべてを「本部」が負担する契約と、内装工事費用の約1000万円を「オーナー」が負担する契約の2パターンがある。後者の場合はオーナー負担が増すため、見返りとしてロイヤルティーが減額される。


 ここで問題が生じた。ファミマでは内装費用をオーナーが負担する契約を結ぶためには、ファミマ店舗として5年間の運営実績が条件となるのだが、元CKSオーナーはブランド転換した際に「加盟1年目」と見なされたのだ。

4251チバQ:2020/06/01(月) 10:46:51
 つまり、本部統合に伴うブランド転換にもかかわらず、形式上は加盟1年目という理由だけで、緩和措置を受けることができなくなった。ある店舗では売上高に占めるロイヤルティーの割合が、CKS時代よりも3ポイント近く増えた。

 現役ファミマオーナーBさんは、「抵抗はしたが、本部側から『期限までに契約しなければ看板替えをしない』と言われ、この条件をのまざるをえなかった」と唇をかむ。

 元CKSオーナーにとっては泣き寝入りのような境遇だが、この点についてファミマは「基本的にブランド転換の際には新しく契約を結ぶため、契約が変われば加盟年数も変わる」(広報担当者)としている。

 ローソンでも似たようなケースはあった。スリーエフなどからブランド転換した店舗は、売り上げは上昇するものの本部へのロイヤルティーも高額になった。ただ、「ブランド転換でオーナーの収入が極端に下がらないよう、販売支援金で補った」(スリーエフのIR担当者)という。


■新たな支援制度を打ち出す

 ブランド転換による制度の歪みはさらに、本部からの支援金にも生じた。CKSで複数店を経営していたオーナーは、売上総利益のうち3%を奨励金として受け取っていた。CKSの実績を基に計算すると、1店の1日当たり売上高が43.8万円、売上総利益率が27%の場合、奨励金は年間約129万円に上る。

 ファミマにも複数店奨励金の制度はあるが、土地や建物、内装費用のすべてを本部が負担する経営形態では適用されなかった。ここでも、形式上の理由で奨励金を受けることができなくなった元CKSオーナーは少なくなかった。


 制度の歪みにより元CKSオーナーの疲弊が顕在化する中、ファミマは冒頭のように新たな加盟店支援制度を打ち出した。

 本部が土地や建物、内装費用の全額を負担した場合でも、4月から1店舗当たり月4万円の複数店奨励金が支払われるようになった。ファミマは制度変更について、「多店舗経営を目指す人により多くの店舗を経営してもらうため、奨励金制度の対象を拡張した」(広報担当者)と説明する。

 この新施策は、元CKSオーナーにも一定程度受け入れられているようだ。「経営から手を引くことを検討していたが、採算改善が見込めるようになり、続けることにした」(現役ファミマオーナーのBさん)。

4252チバQ:2020/06/01(月) 10:47:09
 だが、複数店奨励金以外の歪み、例えば形式上の加盟年数問題や月次引出金の厳しい運用問題は残ったままだ。多くのオーナーは疲弊し切っている。

 CKSからファミマに転換したオーナーは、転換時に5年契約を結んだため、2021年後半から2023年にかけて契約更新時期を迎える。ファミマの経営内容に詳しい業界関係者は、「契約更新までにファミマを脱退するオーナーが続出する」とみる。契約更新を決めたBさんも、「苦境に耐え切れず力尽きたオーナーも多い。そうなる前に何かできなかったのか」と、対応の遅さを悔しがる。


■ローソンで店舗数で抜かれる? 

 ファミマ本体の経営も楽観できる状況ではない。2020年2月期業績は、不採算店縮小などの効果で事業利益645億円(前期比25.2%増)と増益で着地した。2021年2月期については「既存店の強化に軸足を置く。店舗の高品質化を最優先に実行する」(澤田社長)と、既存店の底上げに力を注ぐ。

 しかし、前出の業界関係者はファミマについて「魅力的な商品がなく、既存店売上高が飛び抜けて落ち込んでいる。オーナーの経営意欲も衰えている」と手厳しい。「今後数年内にローソンに店舗数で抜かれて業界3位に転落するのでは」とみる関係者もいる。


 新型コロナ終息後は消費者の購買行動が変わる可能性があり、コンビニ業界もこれまでの規模拡大路線からの転換を迫られるだろう。ファミマはCKSとの大型統合を成し遂げたが、制度の歪みを解消し切れていない状況下で、難しい舵取りを迫られる今後の変革期を乗り越えられるのか。正念場を迎えている。

 スペシャルリポート「苦戦するファミリーマート、『ブランド統合』の光と影」は週刊東洋経済5月23日号に掲載


遠山 綾乃 :東洋経済 記者

4253チバQ:2020/06/03(水) 17:47:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/998deaa574f1e701dd4eaef3a2701ff14c27cf2c

米黒人男性暴行死抗議デモ 日本料理店など15軒被害 NY、ロスなど




6/3(水) 17:17配信


毎日新聞







マンション前の路上で炎を上げて燃えるごみ=米ニューヨークで2020年5月31日、隅俊之撮影
 全米各地で白人警官による黒人男性の暴行死事件に対する抗議デモが広がる中、日本人が経営する米国内の日本料理店や商店など少なくとも15軒が、2日昼までにガラスを割られるなどの被害を受けたことが外務省のまとめで分かった。一部は商品が略奪された例もあったという。

 被害があったのは、事件が起きた米中西部ミネソタ州ミネアポリスやデモがあった東部ニューヨーク、西部ロサンゼルスなど。人的被害の報告はない。全米に拡大したデモは、夜間に一部が暴徒化し、百貨店など多くの商店で略奪が起きている。在米日本大使館や総領事館は在留邦人に対し、外出禁止令の順守や情報収集、デモ発生時に離れるなどの安全確保を呼びかけている。【田所柳子】

4254とはずがたり:2020/06/03(水) 23:33:47

最近何やってもダメだねえと書こうと思ったけど,こういう実験的な試み出来るうちはセブンアイも強いのかな,と思い直した

都商研ニュース
コンフォートマーケット、2020年5月31日全店舗閉店-セブン&アイの都市型スーパー、2年で消滅
2020年6月3日
https://toshoken.com/news/19030

ECとの連携を図った上質・時短志向の新業態だった
フォーキャストは、2018年4月にセブン&アイHDが100%を出資する完全子会社として設立。
コンフォートマーケットは、グループの都市型新業態として、2019年8月に1号店「コンフォートマーケット中延店」、2020年3月に2号店「コンフォートマーケット西馬込店」を開店。両店舗はともに都営地下鉄駅に隣接、営業フロアは1〜2階、売場面積は500㎡程度のミニスーパーであった。
コンセプトに「べんりでゆたか」を掲げ、1階では高付加価値志向の惣菜や即食商品、2階では生鮮食品・グロサリーを中心に売場を構築。電子決済対応専用アプリ「COMFORT MARKETアプリ」による商品の購入や店内に設置された「FOODロッカー」による商品の受取りなど、顧客の上質志向や時短志向に対応した業態となった。
コンフォートマーケットは、店舗公式サイトやアプリにおいてもセブン&アイHD系のスーパーであることを明言せず、グループのPB商品「セブンプレミアム」を取扱わないなど、グループのスーパーやコンビニと一線を画した独自色の強い業態であった。
しかし、実験的要素の強い店舗であり、わずか2年足らずで消滅することとなった。

4255チバQ:2020/06/08(月) 22:10:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4edcaad9d38767292bca8f4996d867feb9523c4
そごう徳島店後継テナント コロナ影響で交渉停滞 ビル出店業者いらだち
6/8(月) 10:45配信

徳島新聞
閉店まで約3カ月となったそごう徳島店。核となる後継テナントはまだ発表されていない=徳島駅前

 8月末に閉店するそごう徳島店(徳島市)の後継テナントに関する交渉が、新型コロナウイルスの影響で滞っている。アミコビルを運営する市の第三セクター・徳島都市開発と後継テナント候補の担当者が直接会えず、当初5、6月をめどとしていたテナント名の発表は遅れる見通し。なかなか具体的なテナントが示されないことに、ビルの出店業者らからは不満の声が上がっている。

 市と徳島都市開発は3月下旬に開いた会見で、低層階に百貨店のサテライト型店舗や大型雑貨店、中層階に家電量販店、高層階にレストランなどが入る新たなテナントの方向性を示したものの、具体名は明らかにしなかった。

 徳島都市開発の西野利彦副社長によると、緊急事態宣言が発令された4月上旬以降、都道府県をまたぐ移動の自粛が求められ、後継テナントの担当者との交渉に支障が出ている。電話会議などはしているものの、実際に会わないと進められない事項もあるという。

 交渉が停滞している事実は認めた上で、「百貨店サテライトや食品スーパーなど後継テナントは当初の予定通りで、具体的な交渉を進める段階」と説明。核となるテナントを中心に8月末までの発表を目指す。市は「現時点で交渉がまとまったという話はない」としている。

 一方、アミコ専門店街の店主らは、そごう徳島店に代わるテナントについて一日も早い情報提供を求めているだけに、いまだ発表されない状況にいらだちを隠さない。店主の間には「交渉が暗礁に乗り上げているのでないか」との臆測も流れている。

 専門店街店主会の田倉善宏会長は「有名な商業施設に併設するメリットがなければ、他の場所に移る店が増えるだろう」と指摘し、「そごう後の決着を早急につけるのが新市長の大きな仕事だ」と話す。

 徳島駅前の商業関係者も波及効果を期待できることから、後継テナントへの関心は高い。ポッポ街商店街振興組合の杉原正伸理事長は「(閉店を機に)いったん客が離れると、取り返しがつかなくなる。駅前の顔となる場所なので早く解決してほしい」と要望する。

4256チバQ:2020/06/17(水) 20:59:23
https://www.asahi.com/articles/ASN6J6WW3N6JULFA039.html
元ファミマ陣営の「無印」 ローソンが試験販売
中島嘉克

2020年6月17日 7時45分
 ローソンは、良品計画が展開している「無印良品」の商品を17日から、東京都内の一部の店で販売する。取り扱う店を段階的に増やしたり、プライベートブランド(PB)商品を共同で開発したりすることを検討していく。

 無印良品はもともと同業のファミリーマートが扱ってきた。同じ旧セゾングループだったためだが、昨年1月に取引を終えていた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を一因に、コンビニで日用品を買う需要は高まっている。今回、無印の側は販路の拡大を狙い、ローソンは新たな客層の掘り起こしをめざす。

 ローソンは東京都大田区と新宿区、江東区の直営3店で約3カ月間、無印良品を実験的に扱う。肌着や化粧品、文具、レトルト商品など約500品目で、1店あたりの全品目の7分の1ほどにあたる。(中島嘉克)

4257荷主研究者:2020/06/20(土) 23:20:25

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200328/KT200327BSI090020000.php
2020年3月28日 信濃毎日新聞
ヨーカドー長野店 閉店後2階建てに

新装開店が来年6月以降になったイトーヨーカドー長野店。地上5階建てを2階建てにして屋上に駐車場を設ける=27日、長野市

 6月7日に閉店する長野市権堂町の総合スーパー、イトーヨーカドー長野店の土地建物を所有する長野電鉄(長野市)が、新装開店する商業施設の建物を現状の5階建てから2階建てに縮小する方針であることが27日分かった。屋上に約120台分の駐車場を整備し、マイカーで来店しやすくする。来店客の利便性を高め、集客力の高い食品スーパーを誘致したい考えだ。今秋を目指していた新装開店の時期は、来年6月以降にずれ込む。

 同社は1月、周辺住民らを対象に、購入する商品、来店しない理由などを尋ねるアンケートを実施。3300通を郵送した周辺世帯からは約35%から回答があり「食品スーパーがなくなると困る」「長野大通りを挟んで向かい側の立体駐車場まで、徒歩での移動が不便」といった意見が多く寄せられたという。

 1〜3月には都内のコンサルティング会社を通じて新しいテナントを募集したが、駐車場から店へのアクセスの悪さが大きなネックになり、地下1階地上5階の売り場スペースが埋まるだけのテナントが集まらなかった。建物をコンパクトにすれば管理コストを大幅に抑えられることもあり、大規模改修を決めた。

 計画では、長野大通りと反対の建物西側にスロープを設けて屋上駐車場に誘導する。スロープには、北側の市道から進入する形にする。階層を減らす工事だけで約9カ月かかるという。閉店後にイトーヨーカドーの経営母体のイトーヨーカ堂(東京)が店舗内を原状回復する時間なども考え、閉店から新装開店まで1年以上を要すると見込んだ。

 周辺住民から要望の多い食品スーパーの誘致を目指すほか、スイミングスクールなどを運営する長野電鉄子会社が会員制の子どもの遊び場を開業し、家族連れの来店も増やす方針。笠原甲一社長は「既存の建物ではテナントを十分に誘致できない。閉店中はご迷惑をお掛けするが、この場所にスーパーを残すためにも改修が必要だ」としている。

4258荷主研究者:2020/06/20(土) 23:21:09

https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200328/CK2020032802000017.html
2020年3月28日 中日新聞
東郷町「ららぽーと」開業でどう変わる

建設中のららぽーと愛知東郷(中央左)。右は東郷町役場=東郷町で、本社ヘリ「まなづる」から

 Q.九月に東郷町にオープンする「ららぽーと愛知東郷」周辺は区画整理が進められていますが、将来的にどんな町になるのでしょうか。=自営業女性(56)ら三人

 東郷町役場の西側では、開業に向け大型商業施設「ららぽーと愛知東郷」の建設が着々と進む。運営会社の三井不動産によると、四階建て店舗棟の一〜三階にはスーパーマーケット「平和堂」やアウトドアショップ、VR(仮想現実)技術を使ったスポーツ施設など約二百十店舗が入る。売り場面積は延べ約六万四千平方メートル。

 来店車両は、休日一万五千二百台、平日六千六百台と想定。懸念される周辺の交通渋滞については、店舗棟と立体駐車場棟に計約三千九百台分の駐車場を造り、出入り口計十カ所を設置する。南側には町役場までつながる名古屋春木線(県道予定)を整備し信号を新設。周辺道路に右折帯延長などの対策を施す。

 敷地内にはバス乗り場四カ所とタクシー乗り場を備えたバスターミナルを新設。町営バスは予想される渋滞の影響を抑えることなどから、開業当初は乗り入れを見合わせ、来年四月以降、巡回バス全三コースの発着場所とする再編を計画している。名鉄バスや近隣市の巡回バスなどの乗り入れも今後、調整していくという。

 町役場などの「公共施設」一キロ圏内に「商業」「交通」を備え、「車に依存しなくても暮らせる環境に優しい町」。それがこの地で町が目指す「セントラル(中心核)開発」のコンセプトだ。

 町の財政規模が弱く、鉄道駅もなく、市街地が分散していることなどから、中心核づくりの構想は一九九〇年代からあった。だが、合意する地権者の数がわずかに足りず一度は頓挫。その後、農業の後継者不足など時代背景が代わり、ようやく合意する地権者の数が増え、二〇〇八年に再び計画は動き始めた。

 新しい町づくりだけあって町の初の試みも多い。ららぽーと周辺約三十ヘクタールの区画整理エリアには計約八百戸分の住宅ゾーンを造り、地区計画で緑化率を5〜10%と定めた。また、名古屋春木線約七百三十メートル間は無電柱化。省エネのため信号のない環状交差点も作る。

 地権者でつくる発起人会が発足した〇九年から計画に携わる東郷中央土地区画整理組合の近藤教文理事長(71)は「ららぽーと開業でやっと第一歩」と話す。

 政府は人工知能(AI)などを活用した最先端都市「スーパーシティ」構想実現に向けた国家戦略特区法改正案を先月、閣議決定した。同組合は特区申請にも関心を示しており、近藤理事長は「これからステップ、ジャンプと飛躍して、持続可能な町をつくっていきたい」と夢を膨らませていた。

 (平木友見子)

4259荷主研究者:2020/06/21(日) 00:23:21

https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20200403/CK2020040302000029.html
2020年4月3日 中日新聞
松坂屋豊田店、来秋撤退へ 豊田市駅前、活性化に影

来年9月末での閉店が決まった松坂屋豊田店=名鉄豊田市駅前で

 流通大手J・フロントリテイリングが二日、松坂屋豊田店の来年九月末での撤退を発表した。名鉄豊田市駅、愛環新豊田駅周辺では再開発ビル五カ所が連携して街のにぎわいづくりに取り組んでいる。「街の顔」ともいえる百貨店の撤退で、五つの柱のうち一つが失われる。今後の中心市街地活性化策にも影を落としかねない事態に関係者は気をもんでいる。

 一帯では、現在のT-FACE A館、B館(一九八八年)、ギャザ(九五年)、豊田参合館(九八年)、コモ・スクエア(二〇〇七年)、KiTARA(キタラ、一七年)の順に完成。キタラの完成で市の中心市街地再開発が一巡した。今後は二七年のリニア・中央新幹線開業を見据え、県道駅前停車場線を歩行者専用にするなどの再整備計画が控える。

 太田稔彦市長は撤退の発表に「松坂屋豊田店は中心市街地を象徴する一つ。市としても応援してきたので残念」とコメントした。中心市街地再開発への影響については「松坂屋の跡地利用は重要課題。市民、事業者、行政の総合的な力を集めて乗り切りたい」とした。

 松坂屋が入居するビルの所有者でもある第三セクター「豊田まちづくり株式会社」の河木照雄社長は「松坂屋のブランド力は圧倒的で、営業終了は大変惜しまれる。市や豊田商工会議所などと相談し、スピード感を持ってビルの再生を目指す」と一年半後の跡地利用を見据えた。

 二〇〇〇年に豊田そごうが経営破たんで閉店し、松坂屋豊田店を誘致した経緯がある。そごうの破たん時、市はビルの取得費用などの目的で豊田まちづくりの前身となる組織に公的資金四十八億円を貸し付けた。今年三月末時点で残高は二十五億円に上る。核テナントの撤退は賃料収入の激減が予想され、来秋以降の返済が不透明になりかねない。

 コモ・スクエアを運営する豊田市駅前通り南開発の蟹昌弘社長は、自身が市駅前商業協同組合の理事長を務めていた時、そごうの撤退と直面した。「当時は街が一気に寂しくなった。松坂屋の撤退で、そごう閉店時の再来にならなければいいのだが」と危機感を募らせた。

 (久野賢太郎)

4260荷主研究者:2020/06/21(日) 22:11:44

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=633689&comment_sub_id=0&category_id=112
2020/4/14 中国新聞
広文館金座街本店に幕 開業105年、商店街から惜しむ声

店頭に閉店を知らせる紙が張り出された広文館金座街本店

 広島市中区の広島金座街商店街で105年間にわたり営業を続ける広文館金座街本店が、5月10日を最後に閉店する。市中心部で「街の本屋さん」がまた一つ姿を消す。

 1915年(大正4年)の広文館創業と同時に開業した。一時は全体で30店舗近くを展開し、売上高は年40億円台半ばに上ったという。しかし業界の厳しい経営環境で2018年12月に出版取次大手トーハン(東京)の子会社に。現在運営する広島県内11店舗と東京都内1店舗は営業を継続する。

 石川二三久(ふみひさ)社長(57)は「グループ店存続のため、やむを得ない決断だった。収益改善を図って経営基盤を安定させ、皆さんに書籍を供給し続けていく」と話している。閉店後は店舗部分を賃貸に回す予定という。

 市中心部では2002年に丸善広島本通店が閉店。その後、広島積善館、金正堂など街の書店が相次いで閉じた。広島金座街商店街振興組合の岡田昭俊事務局長(68)は「街ぶらを楽しむ市民が立ち寄るなじみの店。戦前からの店をまた一つ失うのは寂しい」と惜しむ。(鈴中直美)

4261チバQ:2020/06/22(月) 21:58:16
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/business/dailyshincho-637218.html
ローソンの「無印良品」販売、ファミリーマートの失敗から学ぶ戦略は…
2020/06/22 06:01デイリー新潮

ローソンの「無印良品」販売、ファミリーマートの失敗から学ぶ戦略は…

無印良品を展開する実験店のひとつ「ローソン新宿若松町店」

(デイリー新潮)

 6月17日より、ローソンで無印良品(以下、無印)商品の取り扱いが始まった。まずは都内の3店舗で、食料品や衣料品、文房具などを販売するという。無印といえば、80年代から続いていたファミリーマート(以下、ファミマ)での取り扱いが、19年1月末に終了したばかりだ。ゆくゆくはローソンで扱う商品の“7分の1”が無印になるというのだが……。

 ***

 新宿区の「ローソン新宿若松町店」は、無印の実験販売を行う店のひとつ。店の前には「無印良品」とある幟が並び、入店して真っ先に目に入るスペースに無印の商品が並ぶ。2つの棚には、レトルトの「バターチキンカレー」や「バナナバウム」といった食料品から、シンプルなデザインの靴下やハンカチといった衣料品、そして半透明のポリカーボネイトを使ったボールペンをはじめとした文具など、無印おなじみの品々が陳列されている。

 ほかに大田区の「久が原一丁目店」と江東区の「南砂二丁目店」でも実験販売は行われており、3カ月をかけて売れ行きを検証するという。今後はローソンと無印の共同開発商品も予定しているそうだ。

 無印といえば、シンプルながらお高いイメージがあるが……。たとえば、サラリーマンが出張先でお世話になることが多い靴下を見てみよう。実験店の「新宿若松町店」で販売されている無印の「リブ編み靴下 紳士」は税込み300円。一方、300メートル先のローソン「若松町店」で売られていたのは、グンゼ製で税込み407円の商品だった。婦人用でいえば、無印「ストッキング ヌードベージュ」が3足組で税込み799円であるのに対し、“普通の”ローソンで売られていたストッキングは、安いもので2枚組713円。いずれも、無印のほうが安価だった。

 食品を比べても、無印の「素のままミックスナッツ」は80gで350円であるのに対し、PB商品ローソンセレクトの「デラックスミックスナッツ」は75gで368円。無印がとりわけ高いということでもなさそうだ。

店舗の取り分
 ファミマの無印取り扱いは、両社が旧セゾングループに属していた関係から始まった。一方ローソンの親会社である三菱商事は、無印良品を展開する良品計画の大株主だ。ローソンでの販売実現には、こうした事情もあったのだろう。

「ローソンの無印良品取り扱いは、極秘で進めていたプロジェクトです。コンビニにおける日用品は、劇的に売り上げが変化するジャンルではないですから、提携発表で話題を呼ぶ狙いはあったのでしょう。最大のポイントは、無印商品の販売で、どの程度、ローソンの店舗が儲かるかです。何しろ、それでファミマは失敗しましたからね」

 と解説するのは、業界誌の記者だ。

「最初のうちはローソンで無印が売られている物珍しさで売り上げも伸びるでしょう。でも、かつてファミマで販売されていた頃を思い出してください。無印を求め、わざわざファミマに行ったでしょうか。特にコンビニの衣料品は緊急購買が中心で、ブランドは二の次。となると、ローソンからすれば、無印を扱うブランド性よりも、無印を売っていかに『儲かるか』という、当たり前ともいえる点がポイントになってきます」

 記者氏によれば、ファミマ時代は販売価格を占める無印の“取り分”があるため、ゆえに店舗利益の“うま味”は少なかった。無印の取り扱いをやめたファミマは、その後、ハンカチなどで独自のPB商品を展開。女性客は減少したものの、無印の商品に比べ、店舗の利益は15〜20%改善され、結果的に脱・無印は成功だったとされている。

4262チバQ:2020/06/22(月) 21:58:43

二番煎じ、どう変化?
 そんなファミマは、6月15日より大阪の一部の店舗で、Tシャツや下着類の新たなPBブランドの扱いをスタートした。その名もずばり「Convenience Wear」(コンビニエンスウェア)。先の記者氏にいわせれば「まだ名は明かされていないが有名デザイナーが参画しているらしい」そう。衣料品のPBブランド構築に本腰を上げた格好で、いかにPBの“うま味”が大きいかが分かるというものだ。

「ローソンとしても、ファミマと同じ轍を踏みたくない思いでしょう。ファミマ取り扱い時代には行われていなかった、無印との『共同開発』を予定しているのもそのためです。共同の形であれば、ローソン店舗のことを考えた商品展開や値段設定が可能です。現状、実験店では12枚組のふきんやハンガー、台車など、コンビニではちょっと売れないような商品も扱われていますからね。もっとも、ファミマ時代にはなかった商品がローソンの店頭に並んでいるのも、陳列してみて何が売れるかを見極める、という狙いがあるのでしょう。現状では、ローソンはファミマの二番煎じなわけです。同じことをしていては失敗は目に見えているわけで、そんな打開策のひとつが『共同開発』です。今後、何を作るかは楽しみです」

 一方の無印には、再びコンビニ展開したいという切実な事情があるようだ。昨今の業績不振は報じられている通りだが、良品計画の関係者はこう明かす。

「かつては無印良品的な世界観でファンを獲得できていましたが、いまは価値観が多様化した時代。家具ひとつにしても“無印で統一”がおしゃれだった頃に比べ、いまはIKEAやニトリなど選択肢が色々ありますよね。近年、業績の伸びがなくなったのは、正直、ファミマとの提携がなくなったのも大きかったと思いますよ。なにせ一気に、およそ1万6000店舗の納入先を失ったわけですから。ローソンとの提携は願ったり叶ったりですよ。ファミマ時代に比べ『食品』に力を入れるつもりと聞いています。いったん購入したらしばらく買わない服や家具と違って、食料品にはリピーターがつきやすく、回転率もいいですからね」

 話題を呼んだ提携の行く末は――。

週刊新潮WEB取材班

2020年6月22日 掲載

4263荷主研究者:2020/07/01(水) 19:48:24

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58399750T20C20A4L01000/
2020/4/23 16:08 日本経済新聞 電子版 東北 福島
ベネトン、東北から撤退 郡山の店舗閉める

4264荷主研究者:2020/07/01(水) 20:10:46

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=638248&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/4/28 中国新聞
天満屋八丁堀ビルの解体先送り 広島、21年9月以降に

解体が2021年9月以降に延期された天満屋八丁堀ビル

 百貨店の天満屋(岡山市北区)は28日、広島市中区胡町にある天満屋八丁堀ビルの解体計画の時期を1年先送りし「2021年9月以降」にしたと明らかにした。現在は家電量販店などが入る複合商業ビル。市中心部の一等地で、跡地活用の検討に時間がかかると判断したとみられる。

 これまでの計画は「20年9月以降」だった。天満屋は「1年の解体延期は事実。その後の活用に関して決定事項はありません」としている。延期の理由は明らかにしなかった。

 一帯の紙屋町・八丁堀地区は18年10月、国から都市再生緊急整備地域に指定された。周辺ではオフィスビルやホテルの建設が相次ぎ、再開発の機運が高まっている。一帯の動きを見極める考えとみられる。

 八丁堀ビルは地上11階、地下1階。百貨店として1954年5月に開店し、増築を重ねて73年に現在の形になった。12年3月に百貨店が閉店後、複合商業ビルに転換した。現在は家電量販店のヤマダ電機やカジュアル衣料品店のユニクロ、大型書店の丸善広島店などが営業している。周辺には百貨店や金融機関が立ち並ぶ。

 81年以前の旧耐震基準で建築された。震度6強以上の地震で「倒壊または崩壊する危険性が高い」として、市が17年に公表した22施設に含まれた。(筒井晴信)

4265チバQ:2020/07/02(木) 23:15:16
https://news.goo.ne.jp/article/okinawa/region/okinawa-20200702052500.html
「こんなに減るとは」コンビニ店長驚き レジ袋利用1割、有料化で劇的変化
2020/07/02 05:25沖縄タイムス

「こんなに減るとは」コンビニ店長驚き レジ袋利用1割、有料化で劇的変化

沖縄タイムス

(沖縄タイムス)

 全国のスーパーやコンビニエンスストアなどの小売店で1日、持ち手のついたプラスチック製レジ袋の有料化が始まった。プラスチックごみを減らすために政府がすべての小売店に義務付けた新しい制度。導入初日の那覇市内の店舗や市場では、袋を必要な枚数に抑えたり、エコバッグを持参して買い物をしたり、エコに配慮する消費者の姿が多く見られた。

 那覇市久茂地のファミリーマートFCリースビル店では、客の約8割が袋を使わず、残りの2割はマイバッグの利用者と3円のレジ袋の購入者が約半分ずつだったという。島袋樹店長(27)は「トラブルもなくスタートできて良かったが、こんなにレジ袋の利用者が減るとは。前日とは劇的な違い」と驚いていた。

 那覇市牧志の沖縄土産店「フリーゾーン」は、土産品の小分け用の袋を客が必要な枚数、無料で提供してきたが、1日からは1枚3円に。「小分け袋はお付けしますか?」。エリアマネージャーの儀間巧さん(36)が沖縄土産8点を購入した観光客の男性(49)に確認すると、2枚を購入。男性客は「袋は友達に渡す分だけでいいと思って。有料化はレジ袋を余分にもらわずに済む」と話した。

 那覇市樋川にあるのうれんプラザでは、マイバッグを持参する買い物客の姿が目立った。複数の店舗をはしごしていた女性(81)=那覇市=は「ビニール袋をもらっても、どうせ捨てちゃうからもったいない」ときっぱり。既にマイバッグを常備しているといい、有料化も「特に気にならない」。

 市内の老舗弁当店は400円の弁当にレジ袋の料金も含め、これまでと同じ値段で販売。男性店主は「袋代で『3円』の端数が出ると客も店も支払いに手間がかかる」と困惑。「ピーク時に釣り銭のやりとりで客を待たせるのは大変。有料化の趣旨は理解できるが、レジがあるスーパーとは違う小売業者のことも考えてほしい」とこぼした。

4266チバQ:2020/07/03(金) 00:33:28
https://www.tokyo-np.co.jp/article/39296
<コロナと生きる@いばらき>複合ビル 本格開業先延ばし JR水戸駅北口、活性化へ道遠く
2020年7月2日 08時12分

路線価が再び下落した水戸駅北口ロータリー。左の建物が「マイムビル」=水戸市宮町で
路線価が再び下落した水戸駅北口ロータリー。左の建物が「マイムビル」=水戸市宮町で

 JR水戸駅北口の活性化の柱として期待がかかる駅前の商業ビル「マイムビル」で、整備中の飲食店やオフィスなどが入る複合施設が新型コロナウイルスの影響で、年内に全体をオープンさせる計画を断念し、年明けに変更したことが分かった。一方、国税庁が1日に公表した路線価で、北口ロータリーが再び下落に転じ、「駅の顔」のにぎわいをどうつくるかが課題となっている。 (松村真一郎)
 マイムは地下三階、地上十階建て。二〇一八年九月に核テナントの丸井水戸店が撤退し、現在は不動産業「マリモ」(広島市)が複合オフィスとして改修を進めている。
 完成後は、二〜四階がクリニックやドラッグストアなどが入居する商業フロア、五階以上がオフィスフロアになる。二階に整備される飲食スペース「MITO FOODHALL(水戸フードホール)」は、複数の料理人がキッチンを共有し、昼や夜などの時間帯別で異なる料理を提供する。客を飽きさせない工夫をしている。
 だが、新型コロナウイルスの感染拡大で状況が一変した。マリモ水戸営業所の松本敬太所長によると、飲食スペースは三月に着工し、先行で今夏にもオープン予定だったが、飲食業界の客足が低迷したため、工事開始を見合わせた。
 感染拡大がやや落ち着いてきたこともあり、七月末に着工し、来年初めごろのオープンを目指すとした計画に変更した。飲食以外のクリニックやオフィスなどは予定通り年末ごろにオープンさせたいとしている。
 工期の遅れ以外にも、新型コロナにより、テナントとして入る予定だった美容室やフィットネスジムなど計三件が入居できなくなった。一方で、在宅勤務が進むなどしてオフィスを集約する動きも出ていることから、オフィスフロアへの関心は高まっているという。
 松本所長は「新型コロナによる影響は、マイナスよりもプラスの方が大きく、流れは悪くない」と語る。商業フロアもテナントは埋まる見込みだという。
 その上で「駅を利用する観光客や出張者のニーズにも合わせ、南口の商業施設とは異なる新たな施設として、人の流れを変えたい」と意気込んでいる。
 水戸駅北口の活性化を巡っては、市は再開発事業に補助金を出したり、水戸城の復元工事に取り組んだりしており、政策企画課の飛田尚亨(なおゆき)課長補佐は「最近は人の流れが南口に寄っているが、北口が水戸駅の顔であることには変わりない。地元の商店会団体とも連携し、にぎわいをつくっていきたい」と話した。

4267チバQ:2020/07/09(木) 11:16:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3cec0f28acbd567a8ac37b6ddb8309b7c65f08a
伊藤忠、ファミマにTOB、一体経営を加速

7/8(水) 17:22配信

 伊藤忠商事は8日、子会社であるコンビニエンスストア大手ファミリーマートに対しTOB(株式公開買い付け)を実施、全株式を約5800億円で取得し、ほぼ完全子会社化すると発表した。ファミマを上場廃止にし、経営の意思決定を迅速化する。その後、全国農業協同組合連合会(JA全農)と農林中央金庫(農林中金)がファミマ株4・9%を約570億円で取得し、資本参加する。

 TOB価格は2300円で、8日の終値に対し約3割の上乗せ。今回、伊藤忠では、消費者に密着して事業を展開するファミマに対し、さまざまなデジタル技術を追加することで、インターネット通販事業や、個人金融サービスなどを大幅に強化し、新しいコンビニ事業に発展させたいとしている。そのため一体化経営を進める考えだ。

 これまで店舗数を拡大させ、堅調に成長してきたコンビニ事業だが、アマゾン・コムなどネット事業者との競争も激しくなっている。さらに、新型コロナウイルス感染拡大で、消費者の行動や思考も大きく変化する可能性が高い。そういった変化に対応するため、伊藤忠ではファミマの抜本改革を図る。

 伊藤忠は平成10年にファミマを持ち分法適用会社とした後、30年の追加出資(当時はユニー・ファミリーマートホールディングス)で子会社化し、現在はグループで50・1%を保有している。

4268荷主研究者:2020/07/14(火) 21:59:57

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/431736?rct=n_hokkaido
2020年06/18 05:00 北海道新聞
札幌・商業施設「ミレド」18日オープン 駅前通 活性化に期待 オフィス、ホテルなど続く再開発

商業施設「ミレド」が18日にオープンする大同生命札幌ビル

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月の開業を延期していた札幌市中央区の「大同生命札幌ビル」(北3西3)内の商業施設「ミレド」が18日午前11時に開業する。札幌駅前通沿いは計画中も含め、商業ビルやオフィスビルの建設が相次いでおり、新たなにぎわいの創出が期待されている。

 同ビルは大同生命保険(大阪)が建設し、地上14階地下1階建て延べ約2万4千平方メートル。地上3階以上はオフィスが入り、地下1階は札幌駅前地下歩行空間(チカホ)と接続する。ミレドは地下1階から地上2階で、飲食店や雑貨店、旅行会社計15店が入る。当初は4月24日開業の予定だった。

 飲食店は13店で、このうちハンバーガー店「ジェイエスバーガーズ カフェ」、ハンバーグ専門店「山本のハンバーグ」、パン店「ブールアンジュ」は道内初出店。11店はテークアウトに対応する。2階南西側の無料休憩スペースは、災害時に帰宅困難者らを受け入れる。ただ、同スペースや館内の喫煙所は新型コロナ対策のため、使用を当面中止する。ミレドの営業時間は午前7時〜午後11時。

 札幌駅前通沿いの同ビル周辺では、2014年に商業施設「赤れんがテラス」が入る札幌三井JPビルディング(北2西4)、17年に商業ゾーン「シタッテ サッポロ」を備えた札幌フコク生命越山ビル(北2西3)が開業。旧札幌西武跡を含む北4西3街区では、家電量販店のヨドバシカメラ(東京)などがオフィスやホテルが入居する複合ビル建設を計画している。

 さらに、大通、ススキノ地区にかけては、5月に閉店した商業施設「ススキノラフィラ」(南4西4)が今後解体され、23年をめどに新施設が開業予定。ビル賃貸大手ダイビル(大阪)は商業ビル「ピヴォ」(南2西4)について、隣接地を含めて複合ビル化する構想を進めている。

 札幌市まちづくり政策局は、札幌駅前通での再開発について「民間事業者と協力し、道都・札幌の玄関口と中心部を結ぶのにふさわしい空間をつくり、街の魅力向上につなげたい」と話している。(平岡伸志)

4269荷主研究者:2020/07/14(火) 22:08:05

https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/777680.html
2020/6/19 12:30 静岡新聞
戸田書店静岡本店 7月26日閉店

戸田書店静岡本店が入店する葵タワー=静岡市葵区

 戸田書店(静岡市清水区)は19日、JR静岡駅前の再開発ビル「葵タワー」内の静岡本店を7月26日で閉店すると明らかにした。

 同社はこれまでに葵タワー関係者らに5月中旬の閉店意向を伝えていたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、引き渡しなどの調整に影響したとみられる。

 静岡本店は旧長崎屋静岡店ビルを同社が取得して2002年に開業した店舗を前身に、紺屋町地区の再開発事業に伴って10年4月に開業した県内最大級の書店。県都の玄関口に立地する同ビルの看板店として親しまれてきたが、インターネット通販などの普及に伴う書籍販売不振などが閉店の背景にあるとみられる。

4270とはずがたり:2020/07/28(火) 23:54:16


「個別案件なので、詳細は話せない」ってファミマとしては否定できんのかい。折角ご贔屓コンビニにしてんのに情けないのお。。この夏の帰省では一切使わんと決意。

県外ナンバーの車に退去求める 金沢のコンビニ
新型コロナウイルス
https://www.asahi.com/articles/ASN7X2GHWN7WPISC01J.html
沼田千賀子
2020年7月28日 7時50分

 金沢市内のコンビニエンスストア・ファミリーマートの1店舗が、利用客の男性に対し、県外ナンバーを理由に出て行くよう求めていたことがわかった。男性は「新型コロナを恐れての県外ナンバーに対する差別だ」と訴えている。

 男性によると、所有車はなにわナンバー。16日午前1時ごろ、駐車場にエンジンをかけて止めていたところ、店から出てきたオーナーを名乗る男性からエンジンを止めるよう注意された。その際、「都会の人はいまちょっと」「金沢ナンバーじゃないなら、行って」などとその場を離れるよう指示されたという。男性は「つらい気持ちになる人が他にも出ないよう、本部はちゃんと教育をしてほしい」と話した。

 ファミリーマート広報部は取材に対し、「個別案件なので、詳細は話せない」としている。(沼田千賀子)

4271とはずがたり:2020/08/18(火) 02:21:14


ヨーカ堂、5年連続の最終赤字 閉店ラッシュで業績低迷
佐藤昌司 | 店舗経営コンサルタント
2019/4/25(木) 11:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/satomasashi/20190425-00123581/

4272とはずがたり:2020/08/19(水) 00:33:42

ローソン、売上高かさ上げ横行 上司の指示で印紙購入も
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASN8G65T7N8FULFA00V.html?ref=tw_asahi
神沢和敬、土居新平
2020年8月15日 7時00分

 ローソン社員の間で、自身が開店を担ったフランチャイズ店で収入印紙を大量に買って売上高をかさ上げする行為が全国的に横行していたことが、社内調査で分かった。上司の指示や、約100万円分の自費購入もあった。横行した2018年度に、どんな事情があったのか。

 発端は、ことし3月、朝日新聞の報道で明らかになった。ローソンの広報は当初、かさ上げ行為を少なくとも10件、関東で確認したと説明した。しかし、その後の再調査で、かさ上げとみられる行為が40件以上にのぼり、北海道から沖縄まで全国に広がっていた。

ローソン社員、100万円分の自腹営業 関係者が証言
 かさ上げの手段として指摘があった収入印紙の販売状況を調べたところ、18年度は1回100万円以上の取引が43件あった。50万円以上だと計79件、30万円以上では合計108件に達した。「大半は社員の購入とみている」と広報は話す。

評価制度導入後に急増
 背景には18年度に導入した評価制度がある。場所を探すなど出店を担当する本部社員は、手がけた店数が多いほど賞与が増える。

 ただ、出店した翌月の1日あた…

4273チバQ:2020/08/21(金) 11:46:58
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202008/0013615155.shtml
西神店の後継発表 地元商業者、利用客に安堵
2020.08.18




双日グループの商業施設に生まれ変わることになった「そごう西神店」=神戸市西区糀台5
 そごう西神店(神戸市西区)の後継施設を運営する事業者の優先交渉権者が、大手商社の双日(東京)に決まった。昨年10月に同店の閉鎖が公表されてから約10カ月。ようやく“後任”が固まり、地元の商業者や利用客に安堵が広がった。複合商業施設として再出発する。商圏が重なる神戸市西部や明石市に点在する商業施設と差別化するため、店舗構成で独自性を打ち出せるかが注目される。(三島大一郎、中村有沙)
 「百貨店がなくなると寂しくなると思ったが、これでにぎわいが保たれる」。隣接する商業施設「プレンティ」の専門店で働く女性(70)は声を弾ませた。写真館の店主(72)は「(優先交渉権者が)神戸にゆかりのある双日に決まって良かった」と歓迎した。双日が大正期に栄えた神戸の総合商社・鈴木商店を源流の一つにするためで、「広域から人が訪れる拠点になってほしい」と期待を寄せた。
 立地する神戸市営地下鉄西神中央駅の周辺では、市が文化・芸術ホールや図書館、区役所新庁舎の整備を計画し、民間マンションの建設誘致も目指している。近くに住む主婦(68)は「子育て世帯がワクワク楽しめるような施設になってほしい」。高校生の娘とよく買い物に来るという会社員の女性(40)は「中高生ら若い女性に人気があるブランドの店舗が入ればうれしい」と注文を付けた。
 一方、そごう西神で営業してきたテナント事業者の関係者は、閉鎖まで半月を切った発表に「これまで何の情報も伝わってこず、やきもきしていた。新施設に出店するかどうか、慎重に検討したい」と話した。
 双日は、グループ企業が全国で複合商業施設の運営を手掛けている。その一つ、「ピエリ守山」(滋賀県守山市)は、外資系ファッション店を集積するなど、近隣にはない店舗を誘致。温浴施設や屋外アスレチックなど琵琶湖の景観を生かした施設も併設し、人気を集めている。
 西神の新施設は、出店の継続を希望する既存テナントや利用客の要望を取り入れ、店舗の構成を決める。1階の食品フロアは地元地域のニーズが高いため、新施設でもこれまで同様の売り場が設けられる予定という。
 小売業界に詳しい流通科学大商学部の白貞壬教授は、「周辺地域は競争相手となる商業施設が多い。これらと異なる明確なストアコンセプトを作る必要がある。駅直結のアクセスの良さを生かしつつ、若い世代やファミリー層を引き付けられる店舗を構成できれば集客は期待できるのではないか」と話す。

4274とはずがたり:2020/08/22(土) 18:14:08
西武が月末閉店 県庁所在地に百貨店ゼロの県に 西武グループ創業者の地
8/22(土) 16:09配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e0f6f6b7232c225aecfefead58276b294bb1476
京都新聞

31日に閉店する西武大津店。地域経済の中核施設がなくなり、地元経済への影響が懸念される(大津市におの浜2丁目)

 開業から44年にわたって地域のランドマークでもあった西武大津店(大津市におの浜2丁目)が31日で閉店する。滋賀県は全国でも数少ない「県庁所在地に百貨店がない県」となり、閉店は地域経済やまちづくりの在り方にも影響を与えそうだ。

 お盆休みが過ぎた18日。店内には「サンクスセール」と書かれた垂れ幕やポスターがあちこちに張りだされ、猛暑の中、平日にもかかわらず多くの人がセール品を目当てに訪れていた。夫と来店した女性(66)は「子どもが小さい頃によく来ていた。新型コロナウイルスの感染が心配で京都へ買い物に行くのを控えているので、3月以降またよく足を運んでいただけに、閉店は残念」と惜しんだ。

 西武大津店は琵琶湖岸を埋め立てて1968年に開かれた「びわこ大博覧会」の会場跡に、76年にオープンした。滋賀は西武グループ創業者堤康次郎の出身地で、ゆかりが深い。バブル崩壊後に売り上げが低迷しても同店は営業を続けていたが、昨年10月、そごう・西武を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが閉店を発表した。

 日本百貨店協会によると、加盟百貨店がない県庁所在地は、今年1月に県内唯一の百貨店が経営破綻した山形県のみ。西武大津店が閉店すると、同じく今月末で百貨店が閉まる徳島県と合わせて3県になる。

 跡地について、大津市は昨年12月、地元住民の要望を受け、商業施設としての存続を申し入れた。だが同店の土地建物を所有するマンション大手、長谷工コーポレーション(東京都)は来月にも解体工事に着手し、4年後をめどに同店本館跡地に約700戸、北側駐車場に約400戸の分譲マンションを建設するとみられており、地域経済の中核施設が消えることになる。

 娘家族と買い物と食事に訪れた男性(78)は「周囲に既にマンションがたくさんあるのに、さらに増えると商業地域という感じがしなくなる」と話す。近くの膳所駅前商店街振興組合の理事長で、居酒屋を営む平井湖さん(47)は「西武大津店の来店客だけでなく、店で働いていた人たちが商店街に立ち寄ってくれていただけに、閉店後は人の往来は減るだろう」とみる。「マンションが新たにできると地域人口は増えるので、商店街としてはそのニーズにあった営業展開や店舗誘致などを進めるしかない。土地利用制限の緩和など、市にはぜひ活性化につながる施策を」と期待する。


 大津市は、2017年に改定した都市計画マスタープランで、JR膳所駅周辺を広域的な商業機能や観光・交流などの都市機能の集積を促進する地域と位置づけている。市の中心市街地の一部でもあり、百貨店がマンションに変われば、商業地域としての求心力低下につながりかねない。大津市は「インターネット通販の拡大や郊外型安売り店の進出など、商業形態や消費行動の過渡期にある中で、今後どのような業態が伸び、市民が求めるのかを見極め、商業振興の在り方を検討していきたい」(商工労働政策課)とする。併せて「商業施設以外の別の魅力を高め、地域の活性化につなげたい」(都市魅力づくり推進課)としている。

4275とはずがたり:2020/08/25(火) 18:19:13
JAの経営参画!?

伊藤忠、ファミマへのTOB成立
コンビニ立て直し急ぐ
https://www.47news.jp/news/5178014.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
2020/8/25 16:42 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 伊藤忠商事は25日、子会社ファミリーマートへの株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。株主からの応募数が下限としていた株数を上回った。今後、ファミマの上場廃止に向けた手続きを進め、迅速に意思決定できるよう経営を一体化する。JAグループの資本参加も受け、苦戦するコンビニ事業の立て直しを急ぐ。

 ファミマとの一体経営により、伊藤忠は自社のネットワークを活用できると説明。人工知能(AI)などの先進技術を用いた店舗業務の効率化や、利便性の高いサービスの実現を目指すという。アジアを中心に海外での事業展開も進める。

4276とはずがたり:2020/08/26(水) 11:43:56
ダイヤモンド・オンライン
伊藤忠がファミマをTOB、止まらぬ「店舗崩壊」に不安の声
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%e4%bc%8a%e8%97%a4%e5%bf%a0%e3%81%8c%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%9f%e3%83%9e%e3%82%92tob%e3%80%81%e6%ad%a2%e3%81%be%e3%82%89%e3%81%ac%e3%80%8c%e5%ba%97%e8%88%97%e5%b4%a9%e5%a3%8a%e3%80%8d%e3%81%ab%e4%b8%8d%e5%ae%89%e3%81%ae%e5%a3%b0/ar-BB18mLJe?ocid=st2
赤石晋一郎 2020/08/26 06:00

8月24日に応募が締め切られた、伊藤忠商事によるファミリーマートへのTOBが成立した。伊藤忠は総額5809億円を投じて1株2300円でファミマ株を買い付け、完全子会社化を実現することになる。ファミマは上場廃止となり、これまでも囁かれ続けてきた伊藤忠支配がより一層強化される見込みとなった。社内ではため息とともに将来を不安視する声が囁かれた。(フリージャーナリスト 赤石晋一郎)

ファミマ社内で広がる失望感

 … コンビニ3強の一角として長らく君臨してきたファミマ。本稿ではTOBの裏側で揺れ続けてきた社内の様子をレポートしていきたい。

…「社員の中には一部上場企業という看板を失うことへの失望感を口にする人もいます。澤田社長は記者会見で『伊藤忠を使い倒す』とコメントをしていましたが、実態は真逆です。もはやファミマは伊藤忠の利益搾取の場所なのです。今後、さらに容赦なくファミマが伊藤忠の“草刈り場”になるのは目に見えています。お客様に集中するために完全子会社化するという理屈も意味不明です。だったら、出資比率を以前の30%(注33.4%)に戻し、親会社への忖度なく目の前の商売に集中させてほしい、というのが社員の本音なのです」(ファミマ社員)

コンビニ3強で一人負け状態

 かねて伊藤忠支配による弊害が指摘されていたファミマ。それが完全子会社になることによって何が起こるのか。別のファミマ社員は、内情をこう語る。

「以前からも発注先について、伊藤忠出向社員から『なぜ伊藤忠グループを使わないんだ?グループで金を回したほうがいいだろう』と文句を言われてきたのが、今後は全ての事柄が伊藤忠ありきで進むことは確実です。例えばセブンイレブンは商社と一線を引いているから、変な力学なく取引先を競争させて、最も良い商品を常に提供できる。ファミマの社員ですら、『自分が消費者なら、セブン一択』と言っている。それぐらい、もう使っている原材料から工場の機材、こだわり抜いた製法まで、商品のクオリティが別次元なのです」

 伊藤忠支配の弊害は、消費者向けの商品だけにとどまらないようだ。

「例えばファミマが使用している店舗システムは、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)という伊藤忠グループ会社が開発に大きく関与したものを使っています。だが、高い開発費や運用費に対して、発注や個店分析などの機能がとにかく使い勝手が悪く、加盟店からは『おんぼろマシン』と呼ばれている。サークルKからファミマに転じた加盟店からも『サークルKのNEC社製システムよりもはるか使い勝手が悪い』と不平だらけ。でも、CTC以外の選択肢なんて口が裂けても言ってはならないのです。人手不足の中、こんなシステムを使わなくてはならない加盟店が可哀想です」(別のファミマ社員)

 新型コロナウィルスの影響でコンビニ各社は売り上げ減が続くなど、苦戦している。7月の既存店売上はセブンイレブンが5.1%減、ローソンは8.9%減、そしてファミマだけ10.8%減と2桁のマイナスを記録している。 …

 しかも、この減速の主要因は、ファミチキ以来14年間、ヒット商品がないというレベルの一過性のものではなく、はるかに根深い。

減速の最大要因はフードロス対策

 減速の最大要因の一つとされているのがファミマの「フードロス」対策だ。恵方巻の大量発注、大量廃棄などが消費者から問題視され注目されたフードロス問題。ファミマはいち早く対策に取り組み…方針を打ち出した。同時に社内や加盟店に対して、本社・経営企画部が旗振り役となり澤田社長と一緒になって「廃棄ロス(フードロス)をなくせ!!」の大号令を現場に出したのだ。

「この言葉を聞いて店舗側が、日々の通常商品まで商品発注においてリスクを取らないようになってしまったのです。結果、棚に商品がないという欠品状態が続出している。セブン、ローソンと比べても、ファミマだけ棚がスカスカなので恥ずかしい。一度、お店をスイッチしたお客様は、もう戻ってこない。近隣の競合コンビニにドンドン人が流れていっています。季節商品の過剰な無駄は確かに問題です。しかし本社が廃棄ロスを出すなという安易なメッセージを出してしまったことで、店舗が“販売機会のロス”が出ても良しとする空気を作ってしまった。こうした状況が一人負けを生み出している」(ファミマ社員)

 このファミマの状況には、競合チェーンの店舗カウンセラーも驚く。

4277とはずがたり:2020/08/26(水) 11:44:11

「フランチャイズビジネスにおいて、加盟店の発注をいかに促進するかというのは、根幹中の根幹。本部は加盟店との信頼関係を何年もかけて、あの手この手で積み重ねて、しっかりと商品を発注してもらう。そのために、千人規模の店舗指導スタッフがいる。もしファミマが発注しなくていいという方向に舵を切ったなら、加盟店は二度と勝負をかけた発注はしないでしょう。しかし、発注しなくていいなんて、コンビニビジネスの根幹を揺るがす大問題。チェーン崩壊の引き金となりかねない。ウチのチェーンでは、とても信じられない……」

 本社側は売り上げ減を「オフィス立地の店舗が多い」と釈明しているが、ファミマ現場社員はみな「発注がかからず、お店に商品がないことが理由」と認識しているのだという。ただ、加盟店の士気の低下はこれに留まらず、さらに深刻だ。

経営を揺るがす最低保証問題とは

「コロナの影響で売り上げが大幅ダウンしているが、本部からは何らまともな方針が出てこない。最近の加盟店は、もう店づくりを止めて、最低保証を狙いに行こうという機運が高まっている」(前出のファミマ社員)

 どういうことか?

 ファミマ本部と加盟店の契約では、加盟店の総収入を年間で2000万円(24時間営業の場合)、本部が補填などの手立てを行い保証してくれるという制度がある。

 最低保証になると、この2000万円から、商品の廃棄費用やアルバイト人権費、経費などを差し引き、だいたい加盟店オーナーの夫婦で300万〜400万円の年収になる計算だ。10年間365日24時間、人不足で深夜まで夫婦交代で店舗に立ち続けて夫婦二人で年収300万円とは、決して高収入とはいえない。しかし、コロナの影響下で最低保証狙いに走る加盟店が急増しているというのだ。

「平時なら、日商40万円の店舗にスーパーバイザー(SV)が『50万円を目指しましょう』と言って二人三脚で頑張って店づくりをしていきます。でもコロナ時代に、売り上げは下がる一方で、本部も何ら加盟店の心をつなぎとめる指針を出せていない。だったら、『もう頑張らずに、発注を止めて、(最低保証の目安ラインである)日商30万円に落としに行こう』という店舗が出てきているのです。SVも本社からフードロス削減の指示が出ているから、強く言うことはできません」(ファミマ社員)

 最低保証問題はファミマの経営を揺るがしかねないテーマだ。そもそも日商を上げるどころか、下げに行く加盟店が増えることは、商売の常識では考えにくいことである。

 本部収益の激減に加えて、加盟店への最低保証の補填額は本部負担となる。ファミリーマートでは全店舗1万6600店のうち、なんと約4分の1が日商40万円に満たない店舗だといわれている。約4000もの店舗が、一斉に売り上げを下げ、最低保証を取りに行った時――、ファミマは新たなリスク要因を抱えることになる。

トップダウンの施策も不発

 澤田のトップダウン施策も不発が続いている。…

「澤田社長はファミマと提携していた無印良品の品を見て、当然、俺ならもっとできると考えたのでしょう。使い捨てパンツや機能性シャツを開発したり、今も、新しいアパレル販売の実験を繰り返しています。しかしファミマブランドの衣服ニーズなどあるわけもなく、今ではローソンに無印良品を取られたことを、加盟店すら悔やんでいます」(別のファミマ社員)…

 だが、澤田氏の迷走はこれに止まらないという。

「思いたったらすぐに発信、それが基本です」
 澤田氏は『ファミリーマート 澤田社長「情報は自分で取りに行く」SNS活用経営の現場報告』(流通ニュース2020年1月10日)という記事でこう自らの経営手法を開陳している。

〈加盟店からの情報です!至急、調査をお願いします!!〉
〈友人からのアイデアです!ブレスト準備してください!〉
 早朝に自宅でワークアウトすることを好む澤田氏は、そのときに思いついたことを幹部にプライベートのLINEで指示を飛ばす。情報源は友人女性や朝の情報番組、懇意にしている加盟店など。LINEは早朝の5時〜6時に矢継ぎ早に送られてくる。

「もちろん幹部と社員スタッフは即レスしないといけないので、早朝から携帯電話の前で待っています。不幸なことにLINEが来てしまったら、急いで出社して、資料作りです。他にも経営企画から、いろいろな報告資料や会議資料を要求されるし、本業の仕事をする時間がまったくありません……」(ファミマ社員)

4278とはずがたり:2020/08/26(水) 11:44:38

パフォーマンスが目立つ澤田氏の求心力も低下

 既に澤田氏の求心力は、社員はおろか、加盟店からも完全に失われている。

 ファミマに招聘されて4年、澤田氏は未だにファミマビジネスの軸を固められていないように見える。就任当初は大きな期待感をもって迎えられたものの、社員や加盟店からは「パフォーマンスだけの、小売りのド素人だった」と失望されている。会社の経営は一向に上向かず、上場企業という看板も失った。そのカリスマ性は色あせるばかりだ。

 そんな状況下で、澤田氏が繰り出そうとしている新たなパフォーマンスが外部からの大物登用だ。マクドナルドを再建したことで著名な足立光氏が、10月1日からCMOとして着任することが発表されたのだ。足立氏はマーケティングの責任者としてファミマ再生のために手腕を発揮することが期待されている。

 しかし、ある有力加盟店オーナーはため息交じりに言う。
「みなフリース(ユニクロ)の次はハンバーガー経営かと苦笑いをしています……。澤田社長には、どうかお願いだから、店舗の末期的状況を直視していただきたい」

 今年の2月、ファミマは早期退職者の募集を始め、店員800名に対して多くの応募者が殺到し、結果的に1025名が早期退職制度を利用して会社を去った。その後も、若手社員を中心に人材の流出が続いているという。
>>4276-4278
 こうした苦境の中、唯一の希望となっているのが再生本部の存在だ。

 再生本部はファミマ直営店を管轄する部署だ。早期退職者募集時には、肩たたき組に対して「再生本部送りにするぞ!」という殺し文句が使われたように、リストラ部署と見る向きもあった。

「再生本部に送られたのはプロパーの社員ばかり。しかし、彼らは直営店で新しいチャレンジをどんどん始めている。これまでのファミマではあり得なかったような、大胆な野菜売り場を拡充するという仕掛けを始めたのも彼らで、今では一部店舗で定番化している。コロナ減速で厳しい中、プロパー組の意地を感じさせる奮闘ぶりを見せているのです」(冒頭のファミマ社員)

ファミマはどう答えたか

 内情について取材を申し込むと、ファミマ広報はこう回答した。

Q 伊藤忠グループへの発注が優先されているのか?
A「これまでも伊藤忠グループであることを理由に、発注が推奨されてきた事実はありません」

Q ファミマのシステムにCTCが関わっている。
A「CTCは数あるシステム会社様の一つとして弊社のシステム開発に携わっております。一方、CTCの開発したシステムが、他のコンビニと比較して機能が劣っているとの認識はございません」

Q 廃棄ロスの誤った指示が、売上減に響いていると指摘されている。
A「本部は加盟店に対し、ご指摘のような指示を出す立場になく、商品の発注は加盟店の判断で行われます。食品ロス(廃棄ロス)の削減は社会問題の1つと認識し、加盟店とともに取組んでいますが、本取組が機会ロスに大きく影響しているとの認識はございません」

Q 加盟店が売り上げ増より、最低保証を目指すようになっているのか。
A「コロナウィルスの影響の中、最低保証狙いに走る店舗が増えている事実はございません」

Q ファミマ店舗1万6600店のうち、4分の1近くが日商40万円に満たないという指摘がある。
A「その内容については公表しておりません」

 現場の声と本部の認識にはいまだ大きな乖離(かいり)がある。大手商社と外様社長の迷走は、改めてファミマ社員に「コンビニ業とは何か?」という問いを突き付けた。

 TOB成立によって、伊藤忠の“草刈り場”となるのか、それとも一念発起して新しいコンビニ像を作り上げるのか。完全子会社化後の彼らには、どのような運命が待ち構えているのだろうか――。

4279チバQ:2020/08/27(木) 10:36:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45b0b83c1338316a455793d151a0526364da9a0
徳島から百貨店が消える 「跡地の活用策は?」識者に聞く
8/23(日) 15:24配信




8月末で閉店するそごう徳島店=徳島市寺島本町西1
 全国で百貨店の閉店が止まらない。徳島県内は、そごう徳島店(徳島市)撤退で百貨店がなくなり、中心市街地の衰退を懸念する声が高まっている。跡地の活用策などについて、地方百貨店の事例に詳しい神戸国際大経済学部の中村智彦教授(地域経済論)に聞いた。

 ―全国で百貨店の閉店が相次いでいる。

 百貨店の撤退は約20年前から増えている。人口減少をはじめ、郊外の大型店やインターネット通販との競合などが主な要因だ。施設の老朽化に加え、売り上げを陰で支えてきた外商の不振などが複合的に重なった。今は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、主要顧客の高齢者が外出を控える影響が大きく、業界は危機的状況だ。今後は都市圏でも閉店が続くだろう。

 ―4月の徳島市長選に伴い徳島新聞などが行った市民アンケートでは、そごう徳島店の後継施設として百貨店を求める回答が35%と最も多かった。

 実際に買い物をする人はその何割かにすぎない。ここ1年間にそごうを何回利用したのか思い出してほしい。百貨店ゼロの県になることで日常生活にどんな影響があるのかを考えてほしい。跡地で百貨店が再スタートした愛知県豊橋市の「豊橋丸栄」、熊本市の「県民百貨店」などは客足を取り戻せず閉店した。地元のプライドやノスタルジーでは支えられない。

 ―アミコビルを運営する徳島都市開発が後継テナント案を示している。

 百貨店サテライトや大手雑貨店、ドラッグストアなどは一定の需要があるかもしれない。家電量販店やスポーツ用品店などは売り場を縮小している業種で、全国的にはこれらも継続できず、役所の窓口や図書室、NPOの事務室などでフロアを埋める事例が増えている。アフター・コロナ、ウィズ・コロナともいわれる経済環境を踏まえた視点を持つべきだ。

 ―例えば。

 徳島はIT関連、アニメ制作を中心にリモートワーク(遠隔勤務)の先進県といえる。大阪や神戸、東京などと二つの拠点で生活できる環境を打ち出し、オフィス誘致に注力してはどうか。大学にフロアごと開放する方法もある。

 ―徳島駅前の衰退が心配されている。

 百貨店を失って街が衰退した例は少ない。むしろ、街の集客力が落ちる中でも百貨店が地元の期待を背負い、最後まで頑張ったという話が多い。徳島駅前を考える上で象徴的なのが、松茂町のバスターミナルだろう。多くが郊外に車を止めて関西に出掛ける恩恵を受けている。駅前にこれまでのような商業地としてのにぎわいを求めるのは難しい。消費のパイが限られているのだから。

 ―街の中心部に住宅や公共施設を集約する「コンパクトシティー」構想が注目されている。

 地元の反発が強く、全国でも成功例に乏しい。徳島駅前も、交通アクセスを生かした良好な居住地に転換するなど、街の機能を一から考え直さないと打開策は見いだせないのではないか。周辺商店街も積極的に新規開業者や若い起業家を呼び込む工夫をするなど、さらに連携して一体的なまちづくりに参加してほしい。

 ■なかむら・ともひこ 1964年、東京都生まれ。88年、上智大文学部卒。99年名古屋大大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクなどを経て現職。総務省の地域創造力アドバイザーを務め、愛知県や山形県などで自治体の中小企業連携や地域経済振興のプロジェクトに参画している。



 1983年10月に出店したそごう徳島店の消滅へのカウントダウンが始まった。「県都の顔」として歩んだ約37年間を振り返りながら、従業員らの思いに迫った。

4280とはずがたり:2020/08/31(月) 22:01:16

そごう徳島店・西神店が閉店 老舗の名、関西から消える 徳島は百貨店ない県に
毎日新聞2020年8月31日 20時56分(最終更新 8月31日 21時23分)
https://mainichi.jp/articles/20200831/k00/00m/040/219000c

 百貨店そごうの徳島店(徳島市)と西神(せいしん)店(神戸市西区)が31日、閉店した。徳島店が営業を終え、徳島県は1月に「大沼」が閉店した山形県に続き、全国で2番目の日本百貨店協会加盟の百貨店がない県になった。また西神店の閉店で、江戸時代に大阪で創業し、1990年代には業界トップの売上高を誇り、ピーク時は28店舗を展開した老舗の名が関西から消える。

 徳島店は83年10月に国鉄(現JR)徳島駅前の第三セクターが運営するビルで開業。豊富な品ぞろえで人気を集め、戦前34年創業の地元百貨店「丸新百貨店」は客を奪われて95年に閉店した。県内唯一の百貨店になったが、少子高齢化による客の減少や郊外型ショッピングセンターとの競争激化、98年の明石海峡大橋開通で関西方面に買い物に行く人が増えたことなどから、売り上げが減少。2020年2月期の売上高はピークだった93年2月期の3割弱の124億円に落ち込み、赤字となっていた。後継は決まっていない。



最後の営業を終え、閉じるシャッターの向こうで頭を下げるそごう西神店の従業員ら=神戸市西区で2020年8月31日午後8時、久保玲撮影
 31日は開店前から約380人が列を作り、15分早く午前9時45分にオープンした。並んでいた徳島県阿南市の福島長寿さん(65)は「県内唯一の百貨店がなくなってしまうなんてさみしい。地下から屋上まで巡って思い出に浸ります」と話した。午後7時半、従業員が並んで頭を下げる中、正面入り口のシャッターが下り、37年近い歴史の幕を閉じた。店の前には身動きが取れないほど多くの市民が集まり、「ありがとう」などと口々に声をかけて別れを惜しんだ。

 そごうは関西には大阪や兵庫、奈良に計5店舗あった。しかし、民事再生法の適用を申請した2000年以降、相次いで閉店。郊外の西神店が「最後のとりで」だったが、08年2月期以降13期連続の赤字となっていて閉店が決まった。



営業最終日を迎えたそごう西神店に掲げられたメッセージ=神戸市西区で2020年8月31日午後6時34分、久保玲撮影
 この日は朝から約150人の行列ができ、10分前倒しして午前9時50分に開店。食料品や衣料品を買い求める人が詰めかけ、午前10時半ごろには400台収容の駐車場が満車になった。午後8時、90年10月以来30年近くニュータウンの住民らに親しまれた店のシャッターが下ろされた。店ができる前から近くに住む坪田登志子さん(67)は「地下鉄の駅を出ると『そごうさん』がどーんと見え、老舗の安心感があった。これからまちがどう変わるのか」と話した。【松山文音、木田智佳子】

4281チバQ:2020/09/01(火) 10:22:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b7cc63787e8af826bb4515dca350046e509e987
百貨店、広がる空白県 そごう・西武など閉店 コロナも逆風
8/31(月) 20:16配信
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営業を終え頭を下げるそごう西神店関係者=31日、神戸市
 大手百貨店のそごう・西武は31日、そごう徳島店(徳島市)など4店舗の営業を一斉に終了した。地場の大沼本店(山形市)が閉店した山形に続き、徳島が全国で2番目の百貨店空白県となる。福島市でも老舗・中合福島店が同日、146年の歴史に幕を下ろした。

 閉店に際し、中合を訪れた同市内の男性(80)は、「中心部のにぎわいが失われないか心配だ」と話したが、市場衰退が避けられない中、今後も各地で店じまいが続きそうだ。

 百貨店は、他の小売り業態やインターネット通販(EC)との競合に押され、長らく苦境が続いてきた。さらに、消費税増税や新型コロナウイルスによる外出型消費の落ち込みが逆風となり、不振に拍車が掛かっている。

 日本百貨店協会によると、2019年の全国売上高は5兆7547億円と、ピーク時の9兆7130億円(1991年)から約4割減少した。今年は8月末までに、13に上る協会加盟店が閉店し、特に地方での業績悪化が鮮明だ。撤退を決めた地方店の関係者は、「顧客が高齢化し、若者もECや郊外の商業施設に流れ、打つ手がなかった」と語る。

 追い打ちを掛けたのが新型コロナだ。営業時間短縮や臨時休業を余儀なくされた3月以降、全国で売り上げが急減し、回復を見通せない状況が続く。昨年10月の消費増税後に売り上げを支えた訪日外国人客も入国制限に伴いほぼ消失。打撃は大手の東京、大阪の旗艦店にも広がった。

 今後も松坂屋豊田店(愛知県豊田市)や三越恵比寿店(東京都渋谷区)など、各地で不採算店の閉鎖が決まっている。各社はECや不動産、金融など多角化に活路を見いだそうと必死だ。

4282チバQ:2020/09/01(火) 19:46:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/994094a05ca0979bb16f9cde4eb885160349c13c
スーパー「しんばし」運営会社 破産申請へ(愛媛県)
8/31(月) 15:02配信
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スーパー「しんばし」運営会社 破産申請へ
宇和島や愛南町などでスーパー「しんばし」運営する会社が裁判所に破産申請することが分かった。負債額はおよそ22億円に上ると見られている。

宇和島市にある「しんばし本店」前には「31日付けで松山地裁に破産手続き開始の申し立てを行う」と書かれた張り紙が貼られ、買い物客らが見入っていた。

東京商工リサーチによると破産手続きに入る宇和島市の大見屋は、1948年に設立され1965年から「しんばし」の店名で南予の各地にスーパーを出店。地域密着型の店舗として親しまれ、ピーク時の1994年の決算では85億9400万円の売上げがあった。

しかし、県内外の同業者やドラッグストアの進出などにより経営が悪化。去年の決算では、売上げが39億700万円にまで落ち込んでいた。負債額はおよそ22億円に上ると見られている。

4283荷主研究者:2020/09/05(土) 13:33:57

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=660819&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/7/10 中国新聞
【フィーチャー】売り上げ低迷、欠ける求心力 20年目の紙屋町シャレオ、初の50億円割れ

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20200710chugoku01.JPG
シャッターが下りた空きテナント(左)と期間限定の土産物店が並ぶシャレオの一角

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20200710chugoku02.JPG

 ▽テナント誘致進まず

 開業20年目を迎えた紙屋町地下街シャレオ(広島市中区)のテナント売上高が減り続けている。2019年度は前年から2割落ち込み、初めて50億円を割り込んだ。運営する第三セクターの広島地下街開発(同)は店舗スペースの1割余りが空いている事態の打開を図るが、新型コロナウイルスの感染拡大でテナント誘致も厳しい。通りのにぎわいづくりで反転を目指している。

 旧市民球場跡地に通じる西通りの一角は、店舗用8区画のうち2区画でシャッターが下りている。営業中の6区画のうち1カ所は8月上旬まで期間限定の土産物店。あるテナントの男性従業員は「市中心部の施設なのに何年も空いたままの場所がある。球場の移転で人の流れが変わったとしても、何か手を打つという姿勢が感じられない」と運営側を批判する。

 シャレオの19年度のテナント売上高は前年比19・6%減の49億5100万円。開業初年度の01年度(78億6300万円)と比べると、4割近くも少ない。家電量販のエディオン(同)が広島本店の建て替え改装中に設けた売り場が6月に閉じ、販売単価の高い店を失った影響が出た。

 ■債務超過64億円

 テナント売上高の低迷は開業以来の課題だ。初年度をピークに年70億円台は3年で終わった。60億円台を維持するのも5年がやっとで、09年度からは50億円台に。主力の衣料品店の不振が続き、郊外の大型商業施設の増加も逆風になった。通りが公道扱いのため、店先の置物に対する規制も経営の自由を縛っている。

 19年度末時点の債務超過額は64億4800万円に上る。6月の市議会本会議では、市議が「存続の危機」「地下街の存在意義が深刻」と主要株主の市を糾弾した。市幹部は地下街開発を「しっかり指導したい」と応じた。

 地下街開発も動いてはいる。近年79区画のうち10前後を占める空き区画を解消しようと19年3月、関東地方からのテナント誘致を現地の企業へ委託した。だが、目に見える成果はまだ出ていない。新型コロナの影響で企業誘致のハードルが上がったのも一因だ。進んでいた出店交渉が、様子見となった案件も複数あるという。

 最近は、広場などを有効に使って通行客を増やそうとしている。東通りの広場に今月8日、誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」を置いた。イベント向けの中央広場は4月から利用料金を約1割下げた。「20周年記念キャンペーン」と題する初回割引や得意先向け割引も用意し、営業を強めている。

 ■再開発「追い風」

 地下街開発の谷山勝彦社長は「多方面からいかに多くの客を呼び込むかが長年の課題」と認識。昨年6月の就任から1年が過ぎ「新型コロナの影響もある。やり方を変えないといけない」と考える。

 周辺では中央公園自由・芝生広場へのサッカースタジアム建設が決まった。18年に国の都市再生緊急整備地域となった紙屋町・八丁堀地区は再開発が進む。谷山社長は「周辺の発展も追い風にして空き区画を着実に埋め、回遊性の高い地下街にしていく」と強調する。(秋吉正哉)

 【記者の目】にぎわいづくり、新モデル創出を

 バスセンターや路面電車、アストラムラインの駅と接続するシャレオの存在感は、広島市中心部の求心力を左右する。新型コロナウイルスの感染拡大で、屋内の広い空間はこれまで以上に意味を持つはずだ。にぎわいづくりの新たなモデルを生み出す意気込みで、空き区画の解消や販売促進に取り組んでほしい。

4284荷主研究者:2020/09/05(土) 13:55:29
>>4002-4003 >>4093
https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=664769&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/7/22 中国新聞
アルパークの再生見えず 西棟の天満屋撤退から半年

天満屋が撤退し、空き状態が続くアルパーク西棟

 百貨店の天満屋アルパーク店(広島市西区)が1月末に閉店してから、間もなく半年になる。建物を所有する大和ハウス工業(大阪市)は商業施設としてリニューアルする方針を維持しているが、具体的な構想は示せていない。周辺では、集客力の低下に懸念が広がっている。

 ▽周辺集客力の低下懸念

 アルパーク店が核テナントだった商業施設アルパーク西棟は現在、天満屋の看板を外し、正面玄関を覆いで囲っている。他のテナントも同時に撤退したため、施設全体が空いている。アルパーク近くで喫茶店を営む福永賢さん(50)は「閉店後はやはり人通りが減った。何とか活気を取り戻すような形に生まれ変わってほしいのだが…」と心配する。

 西棟とデッキでつながる東棟も5〜6月、一部の専門店が相次いで閉じた。ある地元企業の幹部は、1990年4月にアルパークが開業したため、毎年春に契約を更新するテナントが多い点を指摘。「今年は新型コロナウイルスの影響もあり、延長しなかった店もあったのではないか」と推測する。

 大和ハウスは昨年5月、三井不動産グループから東西両棟を取得。12月には運営も引き継いだ。2015年以降、周辺ではゆめタウン廿日市(廿日市市)レクト(西区)ジ・アウトレット広島(佐伯区)の開業が相次ぎ、天満屋撤退の一因になった。商業施設として再オープンするには、こうした大型施設との違いを打ち出す必要がある。

 広島市内の不動産関係者は「相当な資金を投じて買った時点で、大和ハウスは今後の運営に自信を持っていたはずだ」とみる。不動産業界や地元では東棟のテナントを西棟に移し、東棟を改装する構想も取り沙汰された。大和ハウスが大型商業施設の運営ノウハウがある企業に声を掛けたとの見方もあるが、表面上は進展が見られない。

 大和ハウスは、新型コロナの影響で西棟全体の計画づくりやテナント誘致が進めにくい状況になっていると認めつつ「リニューアルは鋭意検討中」と説明している。(秋吉正哉)

4285荷主研究者:2020/09/05(土) 14:30:41

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62056430Z20C20A7LA0000/
2020/7/29 20:15 日本経済新聞 四国 愛媛
松山三越、上層階に高級ホテル 30年ぶり大型改装

4286荷主研究者:2020/09/05(土) 14:52:35

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=668633&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/8/3 中国新聞
フタバ図書、本通店閉店へ 一帯で路面の書店ゼロに

30日に閉店するフタバ図書ギガ本通店

 ▽他地域でも撤退計画

 書店チェーンのフタバ図書(広島市西区)は30日、広島市中区大手町のギガ本通店を閉店する。市中心部の本通り商店街一帯から書店がなくなる。同社は他地域でも閉店を計画している。

 ギガ本通店は2013年3月に開店した。書籍に加えゲームソフトや雑貨も販売し、カフェも併設する大型店として親しまれてきた。閉店について同社は「賃貸借期間の満了」と説明した。

 同社は広島や山口など6都県で、書店など51店を展開する。ギガ本通店の他にも、7月末に閉店した1店を含めて9月下旬にかけて、ギガ高陽店(安佐北区)ソフトピア呉店(呉市)などDVDレンタル店、フィットネスクラブ、ネットカフェなど計6店を閉じる計画がある。「主にはドミナント(地域集中)戦略の見直しと、本業に経営資源を集中するため」としている。

 ギガ本通店のある本通り商店街一帯では、かつて明治や大正期の創業を含む書店が並んだ。インターネット通販の普及などを受け、昨年閉じたフタバ図書八丁堀店を含め、約20年間で6店が閉店した。廣文館金座街本店が閉じた5月以降、ギガ本通店が唯一の路面店だった。

 広島本通商店街振興組合の高田諭副理事長は「書店がなくなるのは残念。商店街としても、西側入り口の核店舗なので、大きな痛手だ」と惜しんでいる。(森岡恭子)

4287チバQ:2020/09/09(水) 14:12:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/29c679e9053baa998c62d9758ee563185619f266
異例の規模、台風10号でコンビニ6-8割休業 「計画運休」の広がりなど背景
9/8(火) 11:20配信




台風10号の影響で臨時休業の張り紙を掲示しているコンビニ店舗=7日午後、福岡市内
 台風10号の影響で、大手コンビニエンスストア3社は店舗オーナーや従業員、商品配送業者などの安全確保のため、九州にある店舗の6〜8割が休業する異例の対応を取った。公共交通機関の「計画運休」の広がりなどを背景に、「生活インフラ」のコンビニでも、事前に進路が予想できる台風では、前もって休業を決める取り組みが根付きつつあるようだ。

【写真】強風で飛ばされた自動車整備工場の屋根。歩道をふさぎ、国道3号にもはみ出した=7日、福岡市

 ローソンでは6、7日に、最大で九州全店の84・9%に当たる1154店が休業した。同社によると、首都圏などで交通機関が大規模な計画運休に踏み切った昨年の台風19号から同様の対応を取り始めたといい、「今回も台風の勢力が大きく、被害も予測された」(広報)として、加盟店の判断で休業するかどうか決めたという。

 セブン-イレブンは80・1%の1876店、ファミリーマートも61・1%の900店がそれぞれ休業した。3社とも人的被害や大きな設備被害はなかった。

 コンビニを巡っては人手不足などの課題を抱え、24時間営業の見直しなどが進む。今後、加盟店の意向を重視した経営が加速する可能性もある。 (布谷真基、石田剛)

4288とはずがたり:2020/09/11(金) 00:50:20
コンビニ「ポプラ」3割を「ローソン」ブランドに転換へ 共同事業契約を締結
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月10日 19時43分(最終更新 9月10日 19時43分)
https://mainichi.jp/articles/20200910/k00/00m/020/237000c
速報
企業・産業
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ローソンの看板=曽根田和久撮影
 ローソンとポプラは10日、共同事業契約を結んだと発表した。ポプラが展開するコンビニ店舗の約3割に当たる140店舗を「ローソン・ポプラ」か「ローソン」ブランドに転換する。ポプラ加盟店オーナーの同意を得た上で、2021年3〜6月に切り替えを目指す。

 140店のうち、126店はポプラの完全子会社がローソ…

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4289荷主研究者:2020/09/23(水) 22:18:52

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62712480X10C20A8LX0000/
2020/8/17 19:30 日本経済新聞 九州・沖縄 福岡
井筒屋 黒崎店が閉店、小倉店軸に生き残り

4290荷主研究者:2020/09/23(水) 22:42:21

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62843860Q0A820C2LB0000/
2020/8/20 19:00日本経済新聞 電子版 北陸 富山 石川
高岡店閉鎖1年の大和、コロナ・衣料品不況で続く苦境

4291荷主研究者:2020/09/23(水) 22:54:01

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/338839
2020年8月22日 16:19 京都新聞
西武が月末閉店 県庁所在地に百貨店ゼロの県に 西武グループ創業者の地

31日に閉店する西武大津店。地域経済の中核施設がなくなり、地元経済への影響が懸念される(大津市におの浜2丁目)

 開業から44年にわたって地域のランドマークでもあった西武大津店(大津市におの浜2丁目)が31日で閉店する。滋賀県は全国でも数少ない「県庁所在地に百貨店がない県」となり、閉店は地域経済やまちづくりの在り方にも影響を与えそうだ。

 お盆休みが過ぎた18日。店内には「サンクスセール」と書かれた垂れ幕やポスターがあちこちに張りだされ、猛暑の中、平日にもかかわらず多くの人がセール品を目当てに訪れていた。夫と来店した女性(66)は「子どもが小さい頃によく来ていた。新型コロナウイルスの感染が心配で京都へ買い物に行くのを控えているので、3月以降またよく足を運んでいただけに、閉店は残念」と惜しんだ。

 西武大津店は琵琶湖岸を埋め立てて1968年に開かれた「びわこ大博覧会」の会場跡に、76年にオープンした。滋賀は西武グループ創業者堤康次郎の出身地で、ゆかりが深い。バブル崩壊後に売り上げが低迷しても同店は営業を続けていたが、昨年10月、そごう・西武を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが閉店を発表した。

 日本百貨店協会によると、加盟百貨店がない県庁所在地は、今年1月に県内唯一の百貨店が経営破綻した山形県のみ。西武大津店が閉店すると、同じく今月末で百貨店が閉まる徳島県と合わせて3県になる。

 跡地について、大津市は昨年12月、地元住民の要望を受け、商業施設としての存続を申し入れた。だが同店の土地建物を所有するマンション大手、長谷工コーポレーション(東京都)は来月にも解体工事に着手し、4年後をめどに同店本館跡地に約700戸、北側駐車場に約400戸の分譲マンションを建設するとみられており、地域経済の中核施設が消えることになる。

 娘家族と買い物と食事に訪れた男性(78)は「周囲に既にマンションがたくさんあるのに、さらに増えると商業地域という感じがしなくなる」と話す。近くの膳所駅前商店街振興組合の理事長で、居酒屋を営む平井湖さん(47)は「西武大津店の来店客だけでなく、店で働いていた人たちが商店街に立ち寄ってくれていただけに、閉店後は人の往来は減るだろう」とみる。「マンションが新たにできると地域人口は増えるので、商店街としてはそのニーズにあった営業展開や店舗誘致などを進めるしかない。土地利用制限の緩和など、市にはぜひ活性化につながる施策を」と期待する。

 大津市は、2017年に改定した都市計画マスタープランで、JR膳所駅周辺を広域的な商業機能や観光・交流などの都市機能の集積を促進する地域と位置づけている。市の中心市街地の一部でもあり、百貨店がマンションに変われば、商業地域としての求心力低下につながりかねない。大津市は「インターネット通販の拡大や郊外型安売り店の進出など、商業形態や消費行動の過渡期にある中で、今後どのような業態が伸び、市民が求めるのかを見極め、商業振興の在り方を検討していきたい」(商工労働政策課)とする。併せて「商業施設以外の別の魅力を高め、地域の活性化につなげたい」(都市魅力づくり推進課)としている。

4292チバQ:2020/10/02(金) 15:12:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/633cdac34bb02fe0317b07b4547353ed6d992421
丸井が静岡と池袋の2店舗閉鎖へ 商業施設競合で収益低迷
10/2(金) 11:17配信
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 ファッションビルを展開する丸井グループは2日、「静岡マルイ」(静岡市)を来年3月下旬に、「池袋マルイ」(東京都豊島区)を来年8月にそれぞれ閉店すると明らかにした。新型コロナウイルスの影響や近隣の大型商業施設との競合などで収益が低迷していた。

 静岡マルイの跡地利用は未定という。隣接する商業施設「静岡モディ」の営業は継続する。静岡マルイは1969年に丸井静岡店として開業。静岡マルイと静岡モディを合わせた2020年3月期の取扱高は前期比18.1%減の23億円だった。

 池袋マルイは52年にオープン。入居する建物が老朽化し、所有主が建て替えを検討しているという。

4293荷主研究者:2020/10/11(日) 11:18:18

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/455294?rct=n_hokkaido
2020年08/31 05:00 北海道新聞
にぎわい創出 狂う目算 JR北見駅横 複合施設「パラボ」 商業テナント誘致に失敗 市役所移転後「空き」埋まらず

市が商業テナント誘致を断念した北見駅横の「パラボ」。右奥は完成間近の市役所新庁舎

にぎわい創出 狂う目算 JR北見駅横 複合施設「パラボ」 商業テナント誘致に失敗 市役所移転後「空き」埋まらず

 【北見】JR北見駅横の複合施設「まちきた大通ビル・パラボ」に入る市役所が来年1月、隣接する新庁舎に移転する。同施設を所有する市は6月、空きスペースへの商業テナント誘致を断念し、中心部のにぎわいづくりにつながる公共施設を入居させる方針に転換。ただ、市議会の反発もあり、着地点は見えていない。

 パラボ4階には市の各種窓口が並び、1日約500人が訪れる。「来春には大手小売業が出店するはずだった」。建物を管理・運営する市の三セク「まちづくり北見」の幹部はフロアに目をやり、つぶやいた。4〜7階は市役所仮庁舎として使い、3階まではアパレルや小売店などが入居している。

 市役所の移転でできる空きスペースのうち、4階が2カ所計約2500平方メートルと最も広い。市は2016年の市議会で4階に商業テナントの誘致を表明。賃料収入は最大年6600万円と試算していた。

 三セクは、子供向け衣料品にも力を入れる大手小売業と交渉をしていたが、新型コロナウイルス感染拡大で今年6月に誘致を断念。市は「コロナで出店を控える動きになった」と話す。

 市は5階に市営子ども向け遊戯場「パラきたキッズ」を設けていることから、4階に知名度の高い物販やアミューズメント施設など若者世代向けのテナントを狙っていた。北見市議は「百貨店を前身とするパラボは客の年齢層が高く、若い世代向けのテナント誘致はそもそも難しかったのでは」と指摘する。

 北見駅前の中心商店街の歩行者通行量は19年、3日間で約4500人と30年ほど前の1割台まで減った。市はこの10年、中央図書館の駅南口移転やバスターミナル整備を実施。今後、来庁者と職員が1日約千人集まる新庁舎とパラボの新テナントをにぎわい復活の起爆剤にするはずだった。

 市が新たな入居候補に挙げるのが、子育て層の利用が多く、築42年と老朽化する保健センター。市端野町の端野総合支所に入る市教委を移す案も示す。

 ただ市側が6月の定例市議会で、市教委移転案を与党会派に根回ししないまま表明したことで混乱。9月の市議会で最終候補を提示することも困難な状況だ。

 市は来年4月にも、入居施設を利用できる状況にしたい意向。市役所の新庁舎を巡って政争が20年以上続き、市長の交代を繰り返してきただけに、市幹部からは「パラボが新たな政争の具にならなければよいが」と心配する声が漏れる。(本田みなみ)

 <ことば>まちきた大通ビル・パラボ 地上7階地下1階の複合施設。延べ床面積3万800平方メートル。前身は2007年に閉店した「きたみ東急百貨店」。市が中心部のにぎわい創出に向け、土地を2億9千万円で、建物を無償で取得した。三セクに運営委託し08年、パラボと命名して再出発。10年には有力テナントだった北見東急インも撤退した。

4294チバQ:2020/10/16(金) 16:17:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b370cca1ead5dd03d3f30604d868b87a1090eec4
百貨店4社、売上高激減 コロナ打撃、3社が営業赤字 8月中間
10/15(木) 19:21配信
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 百貨店4社の2020年8月中間決算が15日、出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う店舗の臨時休業で、売上高が前年同期比で3〜5割の激減。営業損益では3社が大幅な赤字に転落。大丸松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングだけが2億円の黒字を確保した。

 赤字額は、高島屋が102億円、そごう・西武が36億円、松屋が22億円。いずれも店舗の臨時休業や営業時間短縮が響いた。臨時休業中の人件費などコロナ関連の特別損失は、高島屋が103億円、松屋が16億円を計上した。

 入国制限で訪日外国人消費はほぼ消滅し、各社とも大都市部での苦戦が鮮明となった。大丸心斎橋店や西武渋谷店など、売り上げが前年の半分以下に落ち込んだ大型店も目立った。東京都心に全2店舗を構える松屋も売上高が半減した。

4295とはずがたり:2020/10/22(木) 14:11:08
ニトリ・DCM、島忠争奪戦へ
実施中のTOBに対抗
2020/10/22付日本経済新聞 朝刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65277010R21C20A0EA1000/

4296荷主研究者:2020/11/02(月) 21:30:10

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=681834&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/9/17 中国新聞
本通りのアディダス直営店、22日閉店 広島「本通ヒルズ」核テナント

22日に閉店するアディダスの店

 スポーツ用品メーカーのアディダスジャパン(東京)は22日、広島市中区本通の直営店「ブランドコアストア広島」を閉店する。市中心部の本通り商店街一帯では市民に親しまれた店の閉店が相次いでおり、地元からは惜しむ声が出ている。

 同店は商店街の角地に立つ共同ビル「本通ヒルズ」の核テナントで、1、2階の延べ730平方メートル。中国地方で初の直営大型店として2007年8月にオープンした。1階はスポーツ用のシャツやシューズ、2階はカジュアル衣料やバッグ、時計などを並べている。

 アディダスは閉店理由について「回答を差し控える」としている。ビルの運営会社は「新たなテナントを探している」とコメントした。

 一帯では、8月末にフタバ図書ギガ本通店が営業を終えたばかり。5月には105年続いた書店の廣文館金座街本店、1月にも古着店「ブルーアース」が閉店した。婚礼ドレスなどを扱っていた上原屋貸衣装店も閉じている。

 広島本通商店街振興組合の小野信雄事務局長は「集客力のある店がなくなるのは残念。新型コロナウイルスの影響は深刻だが、商店街全体の魅力づくりを進めたい」と話している。(筒井晴信)

4297荷主研究者:2020/11/02(月) 21:35:36

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20200918568876.html
2020/09/18 08:25 新潟日報
新潟伊勢丹が改装
取扱品目を大幅拡充

 新潟伊勢丹(新潟市中央区)は17日、各フロアの売り場を新装し一斉オープンした。優れた県産品を紹介する1階の「NIIGATA越品」コーナーは、食料品など取扱品目を大幅に拡充。ギフト需要にとどまらず、自家需要を掘り起こすアイテムを集め、幅広い世代の取り込みを目指す。

 越品プロジェクトは2016年に始まった。17年には2階に約100平方メートルの常設売り場を開設。今年5月、百貨店の一等地とされる1階に移転、面積も205平方メートルに広げた。

 取扱品目と取引先は従来の約2倍となる約1100品目、105社に。売り場には、木目の陳列棚に各地域の和洋菓子や調味料、金属加工品やアクセサリー、食器、衣料品など幅広い商品が並ぶ。生産者と顧客をつなぐ架け橋をイメージし、アーチ状のオブジェもあしらった。担当者は「こだわりの逸品を自宅でも楽しんでもらいたい」とする。

 3階には顧客に似合うファッションを専門スタッフが提案するサロンを設置。アドバイスと買い物同行も含め2時間の有料サービスを提供する。2階婦人服フロア入り口付近は、衣類のほか観葉植物や雑貨を扱うショップが出店し、解放的な雰囲気に刷新した。

 50億円以上を投じる伊勢丹の改装は22年まで実施する。運営する新潟三越伊勢丹は「来店客の期待を裏切らず、存在価値を高め、新たな発見をしてもらえる場にしていく」とする。

4298荷主研究者:2020/11/08(日) 13:51:15

https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/814910.html
2020/10/2 08:40 静岡新聞
静岡マルイ3月閉店 競争激化、コロナで低迷 モディは存続

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201002shizuoka01.JPG
2021年3月下旬に閉店が決まった静岡マルイ=1日午後、静岡市葵区

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201002shizuoka02.JPG
静岡マルイ、静岡モディ

 JR静岡駅北口近くの大型商業施設「静岡マルイ」(静岡市葵区)が2021年3月下旬に閉店することが1日までの取材で分かった。駅前商業エリアの競争激化に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが低迷していたとみられる。隣接する丸井グループの商業施設「静岡モディ」は営業を続ける。

【関連記事】街なか衰退に心配の声

 旧丸井静岡店B館をリニューアルした静岡モディの1館体制に集約して経営の効率化を図る。

 静岡マルイは1969年、「丸井静岡店」としてオープン。売り場を増設して95年にA、Bの2館体制にした。2016年に幅広い年代を呼び込むため、A館を静岡マルイ、B館を静岡モディとして全館リニューアルし、若者を中心に街中のにぎわい創出の一端を担っていた。

 一方、ことしに入って新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、営業時間の縮小などを余儀なくされていた。同市中心市街地を巡っては7月、別の駅前再開発ビル内にあった大型書店が撤退するなど、中心街の地盤沈下が懸念されている。

 丸井は静岡県内に沼津、清水、浜松店を展開していたが、04年までに撤退した。丸井グループは静岡新聞社の取材に「静岡マルイの跡地に関しては未定。静岡モディの1館体制で顧客ニーズに対応した店づくりを続ける」(広報室)と語った。

4299荷主研究者:2020/11/08(日) 13:51:46
>>4298
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/815294.html
2020/10/3 09:35 静岡新聞
静岡マルイ3月閉店 街なかの機能低下危惧、新戦略必須

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201003shizuoka01.JPG
静岡市内でも通行量の多い静岡マルイ前=2日午前、静岡市葵区

 2021年3月の閉店が明らかになった大型商業施設「静岡マルイ」(静岡市葵区)が立地するJR静岡駅北口周辺は、市内でトップクラスの通行量を誇る中心市街地のにぎわいエリアだった。新型コロナウイルスの感染拡大で“リアル店舗”での購入から、ネットによるEC(電子商取引)へ消費スタイルの移行が進む中、商業関係者は街なかの機能低下に危機感を強めている。

 静岡マルイは1969年に「丸井静岡店」として開業した。丸井グループによると、1998年のピーク時の売り上げは150億円に上ったが、2019年は23億円にまで落ち込んだ。

 静岡パルコや新静岡セノバなど周辺商業施設との競争が要因の一つとみられるが、ECに代表される消費スタイルの変化、人口減少といった構造的な問題も影響したとみられる。

 静岡伊勢丹(同区)の嶋田正男社長は「(商業施設が多い)オーバーストア地域だったが、ある程度はお客さまのすみ分けができていた。静岡マルイの閉店は街なかを一緒に盛り上げていく同業としては非常に残念だ」と話す。

 新静岡セノバを運営する静鉄プロパティマネジメントの佐藤寿康常務は、集客力の高い大型商業施設が欠けることで、来街者の買い回りの範囲が縮小することを懸念する。「静岡の街なかの魅力、機能が欠けないように、静岡マルイが持っていた役割を、地域全体で補完し合っていく必要がある」と強調する。

 静岡経済研究所の恒友仁常務理事は市街地の商業者は独自の新しい販売戦略を打ち出す必要性を指摘。「リアル店舗ならではの付加価値が必須。にぎわい創出に向け、他施設や行政と一体となって、新たな人の流れを生み出す街づくりが欠かせない」と語った。

4300荷主研究者:2020/11/08(日) 14:37:05
>>4299
https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/818329.html
2020/10/11 08:50 静岡新聞
マルイ来春閉店で静岡「おまち」正念場 商業者、新戦略探る

緊急事態宣言発令後の閑散としたけやき通り。周辺施設はコロナ後を見据えて戦略を模索する=4月中旬、静岡市葵区

 地方都市で屈指のにぎわいを誇っていた静岡市中心市街地で地盤沈下を懸念する声が広がっている。ネット通販、郊外ショッピングモールとの競争激化に、新型コロナウイルス感染拡大の影響が追い打ちをかけ、シャッターを閉める店が増えている。若者らに人気だった大型店「静岡マルイ」が来年3月で閉店することが決まり、商業者たちは危機感を強め「ポストコロナ」の新戦略を模索している。

 「複数の大型店が人を呼び込み、回遊してもらうことで街全体の活性化につながっていた。一店でも欠けることは打撃だ」。静岡商工会議所の担当者はマルイ閉店のショックをこう語る。

 JR静岡駅前の商業エリアはほかにも松坂屋静岡店、新静岡セノバ、静岡伊勢丹など八つの大型店がひしめく。衣料品店を営む男性は「静岡市は人口減少で市場が縮小している。中心街は以前ほどの力がなく、オーバーストア状態だ」と話す。

 新型コロナの影響も大きかった。外出自粛で売り上げが低迷し、テナントの1割以上が撤退した大型商業施設もある。

 静岡伊勢丹の嶋田正男社長は「ピンチは変革のチャンスでもある。シニア層などこれまで応えられてこなかった顧客層にも対応したい」と食や旅などに関連したコンテンツを強化していく。

 松坂屋静岡店の小室孝裕店長は物産展開催の成功事例から、商品を手に取ってもらったり、においを感じてもらったりと五感に訴える「非日常の楽しい時間の提供」を掲げ、“リアル店舗”ならではの良さでネット勢力に対抗する方針だ。

 繁華街を構成する御幸町、伝馬町、鷹匠(たかじょう)地区の活性化に取り組む団体「御伝鷹(みてた)まちづくり」の関川清明代表は「商店街と大型店、行政が連携して、どういう街を目指すか考える時。コロナ禍で中止になったイベントを復活できるように、仕掛けづくりをしていきたい」と意気込む。

 <メモ>静岡市中心市街地 静岡商工会議所が昨年11月に実施した通行量調査によると、1日の通行量は3万412人の「パルシェ前中央地下道」が4年連続で静岡市内トップ。2位新静岡セノバ前南口モール、3位静岡パルコ前・トラヤ前と続いた。静岡モディ入り口前(けやき通り側)は5位。

4301荷主研究者:2020/11/08(日) 15:13:16

https://this.kiji.is/689652336933749857?c=174761113988793844
2020/10/16 11:00 (JST)10/16 11:31 (JST) 長崎新聞社
「長崎初」169店舗を誘致 アミュプラザ開業20周年 駅ビル再開発の展望

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201016nagasaki01.JPG
長崎駅の顔として定着したアミュプラザ長崎=長崎市

 JR長崎駅に隣接するアミュプラザ長崎(長崎市尾上町)が、新型コロナウイルス禍の中、静かに開業20周年を迎えた。県都の陸の玄関口に人のにぎわいを創出し、駅前の顔として定着。周辺ではMICE(コンベンション)施設、商業施設やホテルが入る新駅ビルなど再開発が続く。駅ビルのこれまでと、これからを探った。

 アミュプラザ長崎は、2000年9月21日に開業した。服飾雑貨や書店、飲食店、シネマコンプレックスなどを備えた5階建ての大型商業施設で、138店舗が入居。そのうち県内の事業者は44だった。

 「当時は駅に人が集まるのかも分からなかった。(出店は)チャレンジだった」と語るのは、開業時から入居する婦人服店「パパスアンドママス」の城島薫社長(57)。商業施設への進出を決めたのはアミュが初めて。県内初登場の人気店などと同じ屋根の下で競うことになり、長崎の人が喜ぶ商品を模索、ディスプレーを工夫するなど努力を重ねた。今は県内外で8店舗を運営。「当時の経験がその後の展開のヒントになった」と効果を語る。

 駅ビルは長崎の人々の生活に定着した。運営するJR長崎シティによると、01年度の売上高は目標を7億円上回る157億円。08、09年度はリーマン・ショックと、みらい長崎ココウォーク(茂里町)開業の影響で下降したものの、10年度にファッションゾーン、レストラン街をリニューアルし持ち直した。以後9年連続で増収増益。19年度は新型コロナの影響で微減となったが、206億1600万円に上った。

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201016nagasaki02.JPG
アミュプラザ長崎 売上高推移

 この20年で「長崎初」のテナントを合計169店舗誘致。17年末に県庁舎が近くに移転してきたことに合わせ、レストラン街で仕事帰りの人向けにアルコールに合うメニューを充実させるなど、周囲のニーズを敏感にくみ取りながら変化し続けてきた。

 集客も順調で、昨年、予定より1年以上早く入館者2億人を達成した。かもめ広場で「地酒まつり」「長崎和牛BBQ」など県内の物産を発信するイベントを次々と開催。さらに近年は、地元の雑貨店などに声を掛け、屋内の催事スペースで2週間程度の期間限定ショップを展開、地域密着に力を入れている。

 アミュの影響について、長崎経済研究所は「駅がJRに乗るための場所から、時間を消費する場所に変わった。他の商店街には脅威だったが、対抗策を講じるようになって切磋琢磨(せっさたくま)し、互いの魅力向上につながっている」と分析した。

4302チバQ:2020/11/12(木) 13:34:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a117f6c69865311fd10b6897703e1f35e74cc854https://news.yahoo.co.jp/articles/a117f6c69865311fd10b6897703e1f35e74cc854
三越伊勢丹HD、百貨店従業員を最大2割削減へ 岩田屋三越も対象
11/11(水) 20:27配信




三越伊勢丹ホールディングス
 三越伊勢丹ホールディングス(HD、東京)は11日、全国の百貨店の従業員を2023年度までに最大で約2割減らす方針を明らかにした。新型コロナウイルスの影響で業績が悪化している店舗の運営コストを抑える狙い。オンライン販売など成長部門に要員を振り向けることを想定している。

【写真】福岡三越開業、買い物客が行列=1997年10月

 三越伊勢丹HDは19年度から首都圏の一部の百貨店で新たな店舗運営を試行。売り場づくりや接客の一部を商品を扱う協業企業に任せるなどし、自社の店舗要員を約2割減らしたという。協業企業にとっても自社独自の販売がしやすくなる利点があり、首都圏での実績を踏まえ、今後は岩田屋三越(福岡市)など各地の百貨店運営会社にも広げることにした。

 コロナ禍による休業や外出自粛で同HDの百貨店事業は苦境が続き、20年9月中間連結決算は百貨店部門の営業損益が212億円の赤字だった。一方、オンライン販売の売上高は計画を上回る伸びを見せており、店舗の運営見直しで生まれる余剰人員は、デジタル部門を中心に配置転換する考えだ。

 ただ、配置転換に加えて希望退職を募る可能性もある。売り場の大幅な見直しをしている松山三越(松山市)が募集しており、三越伊勢丹HDの杉江俊彦社長は11日の決算会見で「今後、地域の事業会社によっては希望退職もあると思う」と述べた。

(石田剛)
西日本新聞社

4303とはずがたり:2020/11/16(月) 17:00:57

大塚家具「久美子社長」辞任でも続く視界不良 ヤマダ買収から1年、事実上の更迭で会社を去る
東洋経済オンライン / 2020年11月5日 7時20分
https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20201105_386553/

事実上の更迭の知らせだった。

大塚家具は10月28日、大塚久美子社長が12月1日付で社長と取締役を辞任すると発表した。後任は現会長である、親会社・ヤマダホールディングスの三嶋恒夫社長が兼務する。

会社側は辞任の理由を「2021年度の黒字化に向けて道筋がつきつつあることから、過去の業績の責任を明確にするため、本人から申し出があった」と説明。しかし、この理由を額面通りに受け取る関係者は少ない。元幹部は「業績が回復しない状況を見かねたヤマダが最後通牒を突きつけて、申し出を促したのだろう」と推察する。

久美子社長は2009年の社長就任後、創業者である父・勝久氏(当時会長)の会員制による販売手法や広告への過剰投資を批判し、意見が対立。一度は社長を解任されたが、2015年に復帰した後は勝久氏との経営権をめぐる委任状争奪戦で勝利し、顧客層の拡大に向け会員制販売の廃止や小型店の展開を推し進めた。

が、その後はお家騒動によるブランドイメージの悪化や、商品構成の新鮮味の乏しさなどから顧客離れが深刻化。ニトリやイケアといった低価格SPA(製造小売業)の台頭も受け、2016年度から4期連続で営業大赤字に陥った。2017年の年末からは資金繰りが逼迫し、10社以上のスポンサー交渉に明け暮れる。そして2019年12月、家電と家具のセット提案を強化していたヤマダが同社株式を51%取得した。

■ヤマダ幹部に叱責された久美子社長
久美子社長の経営権に対する執着は強く、資金援助を検討した企業が久美子社長の退陣を条件に挙げたことで、交渉が破談となるケースもあった。昨年末の買収に関する記者会見で、ヤマダの山田昇会長は久美子社長の続投を許した理由を「来期の黒字化という目標へチャンスを与えないといけない」と強調。「(大塚家具は)粗利益率が高いから、売り上げが10%伸びれば黒字化できる」とも語った。

ところがヤマダの思惑は早々に狂い始める。ヤマダからの資金調達により広告投資や改装を強化したところで、久美子社長が指揮を執るままでは客足はそう簡単に戻らなかった。

2020年2月にはヤマダから仕入れた家電の試験販売を始めたが、新型コロナウイルスの感染拡大の時期と重なり、客数回復の起爆剤にはならずじまい。「結果主義」を標榜するヤマダが想定したスピード感で改革は進まず、春先には売り場の運用などをめぐってヤマダ幹部から久美子社長が叱責される場面もたびたび目撃されるようになっていた。

7月には、ヤマダの三嶋社長が会長に就任し、取締役会メンバーのおよそ半数をヤマダ出身者に入れ替える人事を断行。「もう久美子社長には任せておけないという山田会長の意向が強かった」(ヤマダ関係者)。長期間売れ残っているソファなどの滞留在庫の処分を進めて売り場の鮮度を上げるため、10月からはヤマダの旧「LABI新宿東口館」で大規模な家具のセールを開催している。

大塚家具は久美子社長の辞任を発表した10月28日、未定としていた今2021年4月期の業績予想も公表。26億円の営業赤字(前期は76億円の赤字)と、5期連続の赤字を見込む。1年の猶予の下に課せられた黒字化というミッションは、果たせなかった。

■「社長としての求心力がなかった」
カリスマ性があった一方でワンマン経営者と呼ばれた父・勝久氏と対照的に、銀行出身者らしく常に冷静沈着な受け答えが目立った久美子社長。社内ではかねて「社長としての求心力がない」という声が根強かった。

複数の元社員は「チラシや投資家向けのリリースには事前に細かく目を通すのに、売り場の状況や問題点をまるで理解できていない。掲げる戦略は机上の空論に聞こえ、現場との温度差は大きかった」と話す。銀行や取引先から招いた経営幹部とも意見の対立が絶えず、その多くが数年で会社を辞めていった。

久美子社長は辞任と同時に会社を離れるが、ヤマダからは「家具やインテリアに関する知見を生かした助言をしてほしい」とも頼まれているという。安売りを強みに成長してきたヤマダ主導での大塚家具ブランドの再生も前途多難だ。業界関係者の間では「もう一段の店舗規模縮小など、踏み込んだ改革は時間の問題だろう」との見方もくずぶる。

昨年夏に実施した東洋経済のインタビューで久美子社長は「家業は自分の人生の一部。長い付き合いのある友達を大切に思うのと同じように、守っていかないといけないという責任を感じる」と語っていた。お家騒動からおよそ6年。自らの手で会社を守り切れぬまま、父に続いて娘も去ることになる。

真城 愛弓:東洋経済 記者

4304とはずがたり:2020/11/17(火) 10:07:44
新・北海道現象の深層⑬ 「不要不急の店」じゃない! 北海道の過疎地の生活を支えるホームセンター
2020/04/23 05:55 経営
浜中淳(北海道新聞)
https://diamond-rm.net/management/54862/

北海道現象から20年。経済疲弊の地で、いまなお革新的なチェーンストアがどんどん生まれ、成長を続けています。その理由を追うとともに、新たな北海道発の流通の旗手たちに迫る連載、題して「新・北海道現象の深層」。第13回は、DCMホーマックに焦点を当てます。全国的に「ホームセンター」のイメージはバラバラで、この度のコロナウイルス感染拡大防止に際して、東京都からは百貨店と同様に「不要不急の店」とのレッテルも貼られました。北海道では、ホームセンターは「不要不急の店」では決してありません。「困りごとを解決してくれる」店です。そのイメージは、DCMホーマックによって作られたのです。

4305とはずがたり:2020/11/17(火) 13:21:07
スーパー「西友」の株式の85% 米投資ファンドと楽天に売却へ
2020年11月16日 8時58分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201116/k10012714131000.html

スーパーの「西友」を傘下に持つアメリカの流通大手のウォルマートは、西友の株式の85%をアメリカの投資ファンドKKRとIT大手の楽天に売却することになりました。

売却額は明らかにしていませんが、KKRが西友の株式の65%、楽天が20%を取得するということです。

4306チバQ:2020/11/18(水) 09:20:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b406b2693e6d8a8e83809923570e4674fb6ae34
大阪に9年ぶりパルコ復活「関西唯一」、百貨店と一体化
11/17(火) 12:27配信
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オープン予定の心斎橋パルコ=2020年11月17日午前9時19分、大阪市中央区、水野義則撮影
 大阪・心斎橋に「パルコ」が9年ぶりに帰ってくる。大丸心斎橋店の旧北館に移転し、「心斎橋パルコ」として20日に開業する予定だ。ファッションだけでなく、シェアオフィスや映画館も構え、直結する大丸の店舗とも一体化。「パルコ」の名が付くビルは関西唯一で、新たなランドマークとなりそうだ。

【写真】

 17日、報道関係者向けの内覧会が開かれた。「旗艦店」の位置づけの新パルコは地下2階、地上14階建てで、約170のテナントが入居する。館内は関西出身のアーティストの作品が展示され、人工知能(AI)を搭載したロボットも配置し、近未来的な雰囲気だ。

 売り場面積は約4万平方メートルで、2011年に施設の老朽化で閉じた旧心斎橋パルコの5倍。だが衣料品の売り場は全体の4分の1程度にとどめ、シェアオフィスや映画館、英語やゴルフの教室といった体験型サービスに力点を置いた。イベントホールのほか、「レトロ」と「モダン」を組み合わせた居酒屋なども入り、文化を発信するという。
朝日新聞社

4307荷主研究者:2020/11/21(土) 22:00:37

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=695864&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/11/2 中国新聞
「府中町」4年連続首位 20年広島市広域商圏調査、紙屋町・八丁堀回復

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支持率を伸ばし、4年連続の首位になった府中町エリア

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 広島都市圏で買い物に最も利用するエリアに「府中町」を選ぶ人の割合(支持率)が、4年連続で主要11地区の首位になったことが2日、中国新聞社の2020年広島市広域商圏調査で分かった。2位の「紙屋町」と3位の「八丁堀」の支持も回復した。新型コロナウイルスの感染拡大で買い物に出掛ける機会が減る中、高価格帯を含めた品ぞろえの豊富な地区の評価が高まった。

 府中町の支持率は14・3%で前年から3・0ポイント上がった。店舗面積が約9万8千平方メートルと中国地方で最大のイオンモール広島府中が強い集客力を維持。遠出を避ける近くの住民の支持も伸びた。

 紙屋町は13・7%で4・1ポイント、八丁堀は10・9%で1・5ポイントそれぞれアップ。いずれも2年ぶりに上がり、百貨店や家電量販店、ファッションビルなどが集まる商品力が支持された。

 郊外は低調だった。広域から集客する多くのショッピングセンター(SC)が新型コロナの影響で低調だった。「八木・緑井」は8・0%と0・1ポイント上がったが、天満屋アルパーク店が1月に閉じた「商工センター」は7・8%で0・2ポイント低下。ゆめタウン廿日市のある「廿日市市役所周辺」(7・7%)は0・6ポイント、「宇品・皆実」(7・4%)は1・0ポイント、「祇園」(6・6%)は0・6ポイントそれぞれ下がった。

 「その他」は6・1ポイント下がって14・7%。特定のエリアで買い物をしなかった層が中心街などへ流れた。広島修道大商学部の川原直毅教授(市場調査論)は「コロナ禍で身近なスーパーやインターネット通販が支持された。ぜいたくな買い物の場に中心街が選ばれた」と分析した。(筒井晴信)

 <クリック>広島市広域商圏調査 広島、廿日市市と広島県安芸郡4町に住む18歳以上の男女千人を対象に10月3、4日、インターネットを通じて調べた。調査は広島都市圏の商圏と消費動向をつかむため、1976年から毎年実施。2019年にネットを使う方式に変え、女性だけだった調査対象も半数を男性にした。

4308荷主研究者:2020/11/21(土) 22:04:53

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=695863&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/11/2 中国新聞
【20年広島市広域商圏調査】郊外SC苦戦、中心回帰

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http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20201102chugoku04.JPG

 ▽コロナ禍、「近場で」鮮明に

 中国新聞社の2020年広島市広域商圏調査では、大型ショッピングセンター(SC)のある郊外エリアの支持率の低下が目立った。新型コロナウイルスの感染拡大で広域からの集客が停滞。客が身近なスーパーに流れ、買い物の楽しさを追求する中心街にも奪われた。

 郊外を中心に「商工センター」「廿日市市役所周辺」「宇品・皆実」「祇園」「石内地区」「横川駅周辺」が支持を落とした。各エリアで、中心となる商業施設の多くが下落した。「最もよく利用するスーパー」は、周辺地域にも多くの小型店を構えるフレスタが計8・1%と前年より1・7ポイント上昇。大型SCを避け、日常の買い物は近場で済ませる傾向が浮かんだ。

 支持が回復した紙屋町、八丁堀の両エリアには、商工センターの天満屋アルパーク店の1月閉店によるプラス効果もあった。回答を居住地別にみると、百貨店のある両エリアを支持する西区の買い物客が増えた。

 大型SCが苦戦する中でも、府中町は支持率を伸ばした。JR広島駅の建て替えのため、3月に広島アッセが閉館。駅周辺を利用していた東区の買い物客の一部が、府中町へ移った。

 買い物先を選ぶ理由は「品ぞろえが豊富」の回答が増え、「値段が安い」は減った。好調だった府中町と紙屋町、八丁堀も、豊富な品ぞろえが人気を集めた。新型コロナでの外出自粛ムードが緩み、特別定額給付金の効果もあって価格より商品重視の傾向になったとみられる。(筒井晴信)

4309荷主研究者:2020/12/05(土) 12:09:39

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66192400T11C20A1LC0000/
2020/11/15 6:00日本経済新聞 電子版 中国 九州・沖縄
転機のゆめタウン 改革急ぐイズミ「変化か死か」

4310荷主研究者:2020/12/05(土) 12:09:57

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66128740S0A111C2ML0000/
2020/11/15 2:00日本経済新聞 電子版 宮崎 九州・沖縄
宮崎駅周辺に相次ぎ大型店 にぎわい復活に期待高まる

4311チバQ:2020/12/05(土) 15:56:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7082778f1103ca65c4b849531847619659680fe
イオン1強変えられるか 宮崎の車社会にJR系「アミュ」が挑む
12/5(土) 14:00配信


アミュプラザみやざきの開業を祝い、関係者がテープカットをした=2020年11月20日午前9時32分、宮崎市、矢鳴秀樹撮影

 郊外のイオンモールが圧倒的な存在感を示す宮崎市で、「1強」に挑む動きが始まった。各地の駅ビルに進出して「連勝」を続けるJR九州系の商業施設「アミュ」が11月にオープン。車社会の壁を越え、人の流れを市中心部に呼び戻せるか。


 真新しい2棟のビルがそびえるJR宮崎駅前に11月20日、約500人が列をなした。「アミュプラザみやざき」の開店を待つ列の先頭に並んだ宮崎市の大学生中川大夢さん(19)は「今まで服を買う時は福岡や熊本に出ていた。宮崎にアミュができて、わくわくしている」と興奮気味に話した。

 施設は10階建ての「うみ館」と6階建ての「やま館」の2棟が道路を挟んで並ぶ。駅高架下も改装され「ひむか きらめき市場」として生まれ変わった。商業面積は計1万8800平方メートルで衣料品店、飲食店、映画館など計97店が出店した。うち39店舗はイオンなどとの差別化を狙い、セレクトショップ「ビームス」や雑貨店「東急ハンズ」、ルームウェアブランド「ジェラート ピケ」など、宮崎初進出のテナントを集めた。

 車社会の宮崎を意識し、近くに約1千台分の有料駐車場も備えた。宮崎県は約9億3千万円を投じ、駅前の広場の舗装や通路の屋根などを整備して後押しした。中心部での大型商業施設の建設は「少なくともここ30〜40年間では、記憶にない」(宮崎県の担当者)といい、駅前の様子は大きく変わった。

4312荷主研究者:2020/12/21(月) 21:31:37

https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/833108.html
2020/11/20 19:53 静岡新聞
御殿場アウトレット、進化の20年 戦略的拡張で国内客堅調

開業20周年を迎えた御殿場プレミアム・アウトレット。6月には新エリア「ヒルサイド」をオープンした=10月下旬、御殿場市

 2000年7月に開業し、今年20周年を迎えた御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレット。売り上げ1千億円が目前に迫る中、新型コロナ感染症の拡大で約1カ月半の休業を余儀なくされた。増加が続いた訪日外国人客が途絶え打撃を被ったものの、国内客は堅調だ。背景に、首都圏の客を取り込みつつ「飽きさせない」戦略的な施設拡張が奏功している。年間延べ1千万人が利用する売り上げ日本一のアウトレットモールの今を探った。

 横浜、品川、川崎-。10月下旬、平日にもかかわらず県外ナンバーの車が駐車場に並ぶ。6月の新エリアのオープンで、売り場面積は約6万1千平方メートルと国内最大になった。店舗数は約290。

 成長の要因は恵まれた立地だ。都心から1時間半程度で、箱根や富士五湖といった大観光地と富士山に近い。

 施設の拡張は3回を数え、売り場面積は開業時の3倍超に。客のニーズの変化に即応したテナントの入れ替えを図り、何度も足を運べる施設づくりに努めてきた。

 注目の新エリア「ヒルサイド」は飲食店舗を増やし遊戯施設を新設。昨年12月には敷地内に宿泊、温泉施設が開業し、加藤周司支配人(46)は「買い物プラスアルファを提供できるよう考えた」と明かす。

 年間延べ利用者数(レジ通過客数)は09年度に初めて1千万人を突破した。以来1千万人前後で推移し、18年度の売り上げは約946億円で過去最高を記録。開業当初の4・5倍超になった。

 運営会社の三菱地所・サイモンによると、19年のアウトレットモールの市場規模は約9千億円。百貨店(約5兆7500億円)などと比較し、伸びしろが大きいと捉えている。

 ■市内回遊に課題

 逆境の中、存在感を高める御殿場プレミアム・アウトレットだが、課題は「恩恵はない」との声が漏れる地域経済への波及効果だ。開業は御殿場市の来訪者数を一気に押し上げたものの、市内の商店関係者は「にぎわいは施設の中だけ」と指摘。施設利用者に市内回遊を促す仕組みづくりは長年の課題になっている。

 市観光交流課によると、1990年代に200万〜350万人で推移していた市の観光交流客数は2001年度に約920万人に激増。03年度に1000万人を突破した。14年度〜18年度は1400万人を超え、静岡と浜松の両政令市に次いで県内市町で3位。担当者は「多くの人に御殿場を知っていただく機会ができる」と話す。

 それでも、市の玄関口である御殿場駅周辺の商店街は閉店が相次ぎ空き店舗が目立つ。60代の女性経営者は「アウトレットから来る客はほとんどいない」とこぼす。

 市と市観光協会などは18、19年度にアウトレット利用者に市内回遊を促すキャンペーンを実施し、計約3800人が各地に足を伸ばした。

 市内では近年宿泊施設が増加し、19年度には宿泊者数が初めて100万人を突破した。市観光協会の芹沢明彦事務局長(56)は「滞在時間が長くなれば消費活動の時間が増える。デジタルツールを活用して観光施設や商店の魅力をPRしたい」と前を向く。

4313荷主研究者:2020/12/21(月) 21:34:45

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/483889?rct=n_hokkaido
2020年11/21 05:00 北海道新聞
ヨーカドー旭川、来年5月に閉店

来年5月9日の閉店がテナントに通知されたイトーヨーカドー旭川店

 【旭川】流通大手セブン&アイ・ホールディングス(HD、東京)の傘下イトーヨーカ堂が、来年5月に総合スーパー「イトーヨーカドー旭川店」(旭川)を閉店すると、各テナントに文書で通知したことが20日、分かった。旭川店が閉店すれば、道内店舗は札幌市内店の他は函館、帯広、北見の3店舗になる。

 複数のテナント関係者によると、10月ごろにヨーカ堂社員が各テナントを回り、来年5月9日で営業を終了し閉店すると文書で通知。出店・営業契約を同日付で解約すると伝えた。

残り:354文字/全文:579文字

4314荷主研究者:2020/12/21(月) 22:22:52

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=702673&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/11/24 中国新聞
イズミ、ゆめタウン祇園建て替え 開店47年で老朽化、22年以降に新業態店へ

イズミが建て替えを発表したゆめタウン祇園

 地場流通大手イズミ(広島市東区)は24日、大型商業施設のゆめタウン祇園(安佐南区西原)を建て替えると発表した。中国地方初の郊外型大規模店としての開店から47年がたち、老朽化が進んでいた。2022年以降に新しい業態の店としてオープンさせる。

 ▽3、4階の営業は来年1月末まで

 衣料品や調理器具、寝具を扱う3、4階の営業を来年1月末で終え、解体に向けた作業を始める。立体駐車場も閉鎖する。1、2階の食料品売り場やドラッグストアは当面営業する。投資額は非公表で、新店の詳細は明らかにしていない。

 同店は1973年3月、「いづみ祇園ショッピングセンター」として開店。2001年3月、現店名に改称した。現在の店は鉄筋4階建てで、店舗面積は約8900平方メートル。震度6強以上の地震で「倒壊または倒壊する危険性が高い」との判定を受けている。

 イズミはインターネットで注文した商品をドライブスルーで受け取れるサービスなどを、今後の店づくりの方針に掲げている。ゆめタウン祇園の後継店は「幅広い世代の要望に応えられる新しい店を目指す」と説明した。(筒井晴信)

4315チバQ:2020/12/24(木) 13:56:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ff4c45fc0862eba25b9da88285efb92921df1fb
食品スーパー、年始休み拡大 コンビニは原則営業
12/24(木) 7:11配信
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年始の休業を知らせるライフコーポレーションの店内=23日、東京都千代田区(同社提供)
 食品スーパーを中心に年始の店舗休業を増やす動きが広がっている。最大手のライフコーポレーションは約280の全店で来年1月1、2両日の営業を見送る。新型コロナウイルス感染拡大で増える巣ごもり消費を支えるが、感染予防の負担が重い店員をねぎらいたい考え。一方、コンビニエンスストアは原則、通常通り営業する構えで、対応が分かれている。

 ライフは今年、全店で元日を休業し1月2日は一部にとどめたが、拡大する。首都圏の食品スーパーではヤオコーやサミット、いなげやがほぼ全店で休みを1日増やし三が日を休む。働き方改革を推進する狙いもある。

 総合スーパーではイトーヨーカ堂が来年元日に休む店舗を今年の約2倍となる33店に増やす。営業する店舗では混雑を避けるため、「引き続き分散来店に協力を」と呼び掛ける。イオンや西友などは原則、元日も営業する。

 百貨店は、三越伊勢丹ホールディングスや大丸松坂屋百貨店など大半の店が例年通り元日は休業。高島屋は、1月2、3両日は福袋の店頭販売を取りやめる。

 コンビニは、今年の元日にセブン―イレブン・ジャパンが50店で、ローソンが102店で、それぞれ休業や時短営業の実験を行った。しかし、今回の年始は「スーパーや飲食店の休業拡大で来店客が増える」(大手コンビニ)と見込む。セブンとファミリーマートは全店で、ローソンも客足が減るオフィス街などの約85店を除き、いずれも通常通り営業する。

4316荷主研究者:2021/01/02(土) 16:01:09

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65762480S0A101C2L41000/
2020年11月2日 19:00 日本経済新聞
札幌の百貨店勢力図に異変、丸井今井が大丸を猛追

4317荷主研究者:2021/01/02(土) 16:04:16

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66749900X21C20A1LA0000
2020年11月27日 20:08 日本経済新聞 愛媛
松山市の商店街、コロナで入れ替わり加速 業態変化

4318荷主研究者:2021/01/02(土) 16:06:17

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66749900X21C20A1LA0000
2020年11月27日 20:08 日本経済新聞 愛媛
松山市の商店街、コロナで入れ替わり加速 業態変化

4319荷主研究者:2021/01/02(土) 18:40:08
>>4284
https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=711847&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/12/22 22:42 中国新聞
アルパーク東棟、1月末までにスパークなど大量撤退 運営会社「営業しながら改装」

来年2月から営業する店が大幅に減るアルパーク東棟

 商業施設アルパーク(広島市西区)東棟で営業する店が来年2月から大幅に減ることが22日、分かった。スーパーのスパークや多くの衣料品店が1月末までに閉じる。百貨店の天満屋が西棟から撤退し、新型コロナウイルスの感染拡大も重なって集客が落ち込む中、各店は契約の期限を迎えるなどして閉店を決めたとみられる。施設の運営会社は、一部の店の営業を続けながら改装する方針を示した。

 地階にあるスパークアルパーク店は1月末に閉店する。文具販売の多山文具も営業をやめる。衣料品店では若い女性に人気の「アースミュージック&エコロジー」が1月末の閉店を店頭で掲示。ライトオンやラコステ、コムサスタイルなども撤退を告知している。北棟を含むアルパーク全体の129店のうち、少なくとも18店が閉じる。

 一方、東棟の主な店ではカジュアル衣料のユニクロが中国新聞の取材に「閉店の予定はない」と回答。生活雑貨の無印良品は「営業を継続する予定」、100円ショップのダイソーは「撤退の予定なし」とした。ベビー用品のアカチャンホンポも営業を続ける意向だ。

 東棟では「改装前の売り尽くし」を掲げたセールを開催している。施設を運営する大和ハウス工業(大阪市)は22日、「営業を続けながらリニューアルを進める方針で、社内調整している」と説明した。

 アルパークは1990年に開業。大和ハウスが昨年5月、三井不動産グループから東西の両棟を取得し、12月には運営も引き継いだ。西棟の天満屋アルパーク店は今年1月に閉店。西棟全体が空いた。東棟でも9月に衣料品のギャップが営業を終えるなど閉店が相次いでいる。

 関係者によると、来年1月末に契約期限を迎えるテナントは多い。西棟の天満屋の後継店探しが難航する中で集客力への懸念が募り、一斉閉店につながったとみられる。(筒井晴信)

4320チバQ:2021/01/08(金) 11:30:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/45eb96c1a3d6156acd1aba762a55f516e26de622
パチンコ店やゲーセン、時短の協力金ゼロに憤り 「今回は応じない」
1/7(木) 21:52配信
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4月の緊急事態宣言の際、パチンコ店に貼られていた「臨時休業」のお知らせ(記事中の店舗とは関係ありません)
 ゲームセンターやパチンコ店、劇場などは、営業時間を午後8時までとするように、知事たちから突如、呼びかけられる形になった。呼びかけに応じても協力金は出ない。

 全国でゲームセンターを運営する大手ゲーム会社タイトーは「お客様や従業員の健康に責任がある」として、対象地域にある店の閉店時間を繰り上げる方向で検討しているという。

 東京・新宿にあるゲームセンターの男性店長(42)は「協力金があれば時短を受け入れたかもしれないが、それがないまま時短を求めるなんてとんでもない」と憤る。午前0時までの営業を続けるつもりだ。

 「客も減って、店内は『密』になりようがない」と話すが、感染拡大の影響で客数は以前の10分の1にまで減った。40年以上の歴史がある店を今月中に閉じる予定だ。「最後ぐらい、いつもどおりの店でいたい」

 午後11時近くまで営業している東京都豊島区のあるパチンコ店も、昨春は要請に応じて休業したが、今回は応じない予定という。従業員の男性は「午後8時以降は仕事終わりの客がくる稼ぎ時で、売り上げがかつての半分程度まで落ち込むなか、休むことはできない」と明かす。詳しい説明がないことが不満だ。「店内で会話はしないし、台と台の間はシートで隔て、消毒や検温もして対策はできている。我々が時短営業したところで、感染拡大防止に効果はあるのか」といぶかる。
朝日新聞社

4321チバQ:2021/01/08(金) 17:17:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/01cb5c0c39156f988efbd4885192ccf7c705376d
小売り、外食で時短営業拡大 大型商業施設も相次ぎ方針
1/8(金) 16:38配信
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 政府が発令した緊急事態宣言では、1千平方メートル超の店舗に時短営業を働きかける方針が示された。すでに対応を打ち出した百貨店に続き、大型商業施設を抱える不動産各社や流通大手も8日、閉店時間を前倒しするなどの対応に動いた。また外食でも店内飲食を午後8時までとする動きが拡大した。

 大型商業施設と東急田園都市線の駅と公園が一体化した「南町田グランベリーパーク」(東京都町田市鶴間)は8日、一部店舗を除き、飲食店の閉店時間を午後8時に変更した。運営する東急の広報担当者は「宣言を受け、外出を自粛する方が増えるだろう。今まで通りというわけにはいかない」と声を落とす。

 三井不動産が運営する「ららぽーと」も8日、首都圏の施設を中心に飲食店などの営業終了時刻を午後8時に繰り上げた。

 流通大手イオンは8日、首都圏にあるイオンモールや総合スーパー(GMS)にある飲食テナントやフードコートを、同日から午後8時閉店とすることを明らかにした。セブン&アイ・ホールディングスも12日から、首都圏のイトーヨーカドーやアリオなどの計94店舗で食品以外の売り場を午後8時に閉店する。

 外食でも牛丼チェーン大手の吉野家が8日から順次、首都圏の約420店舗で、夜の店内飲食を午後8時までとするほか、酒類提供を午後7時までとした。ただ持ち帰りや宅配は24時間対応を継続する。

 居酒屋チェーン「和民」などを展開するワタミは、「(アルコール販売が午後7時までの)時短営業では商売にならない」(渡辺美樹会長兼グループ最高経営責任者)として、居酒屋直営店約100店のうち83店を8日から一時休業。焼き肉業態を含め他の外食直営店は要請通り午後8時までの時短営業を行う。

 うどんチェーン大手のグルメ杵屋は8日から、首都圏で午後8時閉店、酒類提供を午後7時とした。122店舗を展開する関西3府県でも、要請が出れば従う方針。首都圏の一部店舗では、8日から昼食時間帯を終えた午後3時などに閉店時刻を早めており、関西3府県でも検討する。

4322チバQ:2021/01/10(日) 12:15:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d00b633ff4f8fc694f6f67825a03c9050f7d3041
「コロナ前は何でも売れる状態だった」 売り上げ激減、もがいた先に 地元客重視へ変わる京都・嵐山の商店街
1/10(日) 10:31配信

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京都新聞

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神奈川県の私立中と京都をつないで行われたオンライン修学旅行(神奈川県藤沢市)

 「前年同月比99・9%減」―。政府観光局が推計した昨年4〜7月の訪日客の割合は、新型コロナウイルスによる渡航制限でインバウンド(訪日観光客)需要が蒸発したことを改めて突き付ける。京都の観光事業者らが危機の中で自身を見つめ直し、もがいた先に見たのは、新たな商機や地元との結び付きだった。

【写真】雪化粧した嵐山はまるで墨絵

 舞妓の鮮やかな下駄が画面に映し出された。昨年10月、京都市内と神奈川県の聖園女学院中をつないで行われた「オンライン修学旅行」。祇園の履物屋などからの中継を、コロナ禍で京都への修学旅行が中止になった3年生70人が学校の視聴覚室で楽しんだ。

 手掛けたのは市内の中小旅行会社3社の経営者でつくる団体「てれんぽ」だ。同中から届いた感謝の色紙を読みながらメンバーの森野茂さん(56)は「新型コロナでどん底に落ちた旅行業界だが、何もしないわけにはいかなかった」と団体結成のきっかけを語る。

 昨年春ごろから仕事が吹き飛び、会社はほぼ休業状態に。危機感を共有した経営者仲間と打開策として始めたのがオンラインツアーだった。京都の観光地を案内する動画を制作したり現地から中継したりするサービスで、修学旅行を中止した全国の学校や企業から発注が増えているという。

 12月初旬、渡月橋を背景に共に旅行会社社長の井上ゆき子さん(51)と常田学さん(51)が動画の撮影を始めた。編集も全て自前で取り組む。慣れない作業も数を重ねる内にスムーズに進み、この日は竹林の小径や松尾大社を周って約1時間で終了。常田さんは「動画販売は収益につながりやすい」と新事業の感触を語る。

 一方で急成長したオンライン観光市場には大手旅行会社も参入し、競争は激しさを増している。それでも井上さんは「旅行プランを売るだけの従来のやり方だけでは生き残っていけない。現場との近さを売りにしていきたい」と決意を固める。

 インバウンドの恩恵を大きく受けてきた観光地の商店街も岐路に立つ。

 「商品を出しておけば何でも売れるような状態だったから接客も正直、おろそかになっていた」。右京区の嵐山地区で竹製品専門の土産店を営む石川恵介さん(51)は率直に明かす。4月の緊急事態宣言直後の売り上げは前年の1割にも満たず、どん底を味わった。

 変化を迫られ、商品の陳列を一新。これまで目立つ場所には外国人に人気の小物雑貨などを置いていたが、地元客が普段使うざるなどの実用品に替えた。

 20年以上前から嵐山の商店街に通う右京区の女性(51)は最近、ハンガリーの大学で学ぶ次女(21)に送るため「日本らしいものを」と竹かごを購入した。ここ数年は観光客で混雑している時は近づけなかったが、今はゆっくりと品定めができる。女性は「生活に必要なものも普段は買えないような商品もあるのが商店街のいいところ」と話す。

 地道な取り組みが離れていた客層を呼び戻し始めていると、手応えを感じた石川さんはさらなる変化を思い描く。2階は現在、布製品を中心に置くが全て竹製品に取り替える予定だ。竹細工職人を常駐させ、繊細な技術を客の前で披露する案もあるという。


 「日本人でも海外の方でも魅力を感じてもらえるよう目の前のお客さまを大事にする。当たり前のことをコロナ禍で思い出した」。インバウンドの往来再開後も見据えている。

4323チバQ:2021/01/11(月) 10:49:58
そりゃ、ガースーが20時までは制限してないんだから仕方ないんじゃね?
https://news.yahoo.co.jp/articles/7017327ca8ef971c50582085d26ed982299d5490
「昼飲み」「バーゲン」自粛色なく 首都圏、宣言下も街混雑
1/11(月) 7:04配信
 緊急事態宣言下で迎えた3連休中日の10日、首都圏の商店街や商業施設は、多くの人でにぎわいを見せた。

 外出自粛が叫ばれるものの、客からは「昼くらい外で飲ませて」「店は開いている」と本音が漏れた。

 東京・上野のアメ横商店街(台東区)は、午後には人をよけないと歩けないほど混雑した。各所に消毒液が設置されたが、大半の人は素通り。「昼飲み」を楽しむ満員の客で盛り上がる店もあった。

 人気立ち飲み屋「魚草」は「30分、2杯まで」と滞在時間や注文のルールを掲げて営業。客はおおむね守っている様子だった。夫婦で訪れた埼玉県川口市の男性(37)は「なじみを支援しようと思って」と説明。赤ら顔で別の焼き鳥店から出てきた荒川区の川嶋彰さん(85)は、昨年外出を控えて足腰が弱ったと訴え、「散歩ついでに1時間だけと決めて来た。夜は家で飲んでいる。昼くらい外で飲ませて」と語った。

 千葉県船橋市の大型商業施設でも、多くの家族連れや若者がショッピングを楽しんだ。セールに人だかりができる衣料品店や、入店待ちで行列する食品量販店もあった。

 フードコートは各テーブルがアクリル板で仕切られ、感染対策の注意書きが各所に。ただ昼時でも満席にはならず、客は自然と間隔を空けて座っていた。テーブル用の除菌シートを使う人はごく一部。料理の取り分けや、マスクを外したおしゃべりも散見され、緊張感はなかった。

 家族で訪れた浦安市の女性(35)は「店舗ごとにも消毒があったし、このくらいの混雑なら特に不安はない」。買い物袋を抱えた10代の3人組は「バーゲンに来た。自粛とはいえ店は開いているし、閉じこもってばかりいられない」と話した。

4324チバQ:2021/01/11(月) 10:52:44
リスクの高い東京の繁華街があまり変わらず
(特に普段使いの店)
相対的にリスクが低いと思われる地方の観光地が壊滅している印象

https://news.yahoo.co.jp/articles/219c05605030cb07e9300e552955c669d2cfa7b4
緊急事態、対象外の地域でも…「朝から一人も客が来ない」「東京の経済止まればドミノ倒しだ」
1/11(月) 10:05配信
 1都3県に緊急事態宣言が再発令されて初の週末となった9日、九州・沖縄の繁華街などでは、人出が大きく減った。宣言の対象外の地域でも、新型コロナウイルスの感染が広がる県では外出自粛などの対策が取られている。商店街や観光地にとって「厳冬」の3連休初日となった。

 福岡市・天神の新天町商店街は9日昼過ぎ、人影はまばらだった。

 「朝から一人もお客さんが来てないのよ」。洋服店の女性店員(66)はため息をついた。60〜80歳代の女性向けの服をそろえるが、新型コロナの影響で常連客が外出を控え、売り上げは例年の2割ほどだ。この日は雪で足元が悪く、さらに客足が落ち込んだ。

 連日感染者が300人を超える福岡県は8日、1都3県への移動自粛を県民に要請した。9日は時間帯によって、博多発東京行き新幹線は指定席の予約がいつもの連休の半分ほどに。天神にある洋菓子店は土産用の売り上げが激減し、あまおうや卵など地元食材の仕入れを減らしている。店長(40)は「東京の経済が止まれば、ドミノ倒しだ」とこぼした。例年なら受験生でにぎわう太宰府天満宮(福岡県太宰府市)も、人通りは少なかった。

 独自の緊急事態宣言を出した宮崎県。外出自粛の要請などが始まった9日、宮崎市の目抜き通り「橘通り」は閑散としていた。百貨店「宮崎山形屋」はセール中なのに、フロアにほとんど客がいない状態。川俣順司販促課長は「宣言は仕方ないが、売り上げへの影響は大きい」と語った。

 沖縄県も、今月6日以降の新規感染者が1日60〜80人台と高い水準にある。県は飲食店などへの営業時間の短縮要請を31日まで延長し、1都3県との往来自粛も求めている。

 那覇市の観光名所・国際通りでは、シャッターを閉じた店が目立った。土産物店の女性従業員(61)は「三が日が明けてから、お客さんがほとんどいない」と寂しそうに話した。

4325チバQ:2021/01/11(月) 11:32:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/business/asahi_region-ASP1B6SV5P19TNAB00L.html
「飲食店に4万円」で悲喜こもごも
2021/01/11 10:00朝日新聞デジタル

 新型コロナウイルス対策の県独自の緊急事態宣言(9〜22日)で、県は飲食店に営業を午後8時までに終えるよう要請。応じた飲食店に支給する協力金を1日2万円から4万円に倍増した。この金額は高いのか、安いのか――。

 「コロナ禍で店を開けても客は来ない。1日4万円もらえるなら万々歳で休業する」。宮崎市の繁華街ニシタチでバーを経営する50代女性は9日から店を休んだ。「ウチのように従業員がいない店には十分にありがたい金額です」と話す。

 感染者が急増している都城市で1人でバーを営む男性(46)も「ふだん午後9時から営業しているので休業せざるを得ない。私の店なら4万円で何とかなるが、規模の大きい店ではどうなんでしょう」と話す。

 宮崎市のJR宮崎駅近くで居酒屋を営む男性(45)は「全然足りない」という。自身のほかに、社員3人、アルバイト2人の人件費がかかる。宣言に従い、通常午後6〜11時の営業時間を午前11〜午後8時に変更。初めてランチ営業に乗り出すが、「お客の中心である会社員もリモートワークで街に来ないから……」と自信なさそうに語った。

 同市内の衣料品店など別の業種の関係者からは「客が減っているのはどこも同じ。4万円はうらやましい」との声も出ている。

4326チバQ:2021/01/12(火) 20:57:09
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2021011101002358.html
連休最終日、7割の地点で人出減 外出自粛が全国に波及
2021/01/11 22:08共同通信

連休最終日、7割の地点で人出減 外出自粛が全国に波及

全国の主要駅や繁華街 人出の増減率

(共同通信)

 NTTドコモがまとめた11日午後3時時点の人出は、全国の主要駅や繁華街計95地点のうち約7割の62地点で、前日の10日に比べ減った。東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏1都3県での緊急事態宣言の再発令が全国に波及し、連休最終日を自宅などで過ごす人が増えたとみられる。

 1都3県の20地点のうち12地点が減少した。東京都の渋谷センター街は感染拡大前の休日平均比で45.9%減となり、前日の10日比で6.2ポイント下がった。埼玉県の大宮駅西や千葉駅、横浜駅も減少した。

 政府が緊急事態宣言を再発令する方向で調整に入った京都、大阪、兵庫の3府県は8地点の全てで減った。

4327チバQ:2021/01/12(火) 21:18:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a8a6d71fc5b36b32fa23e63cb0ed13139b332a8
「客の殺気がすごかった」「店員は我慢するしか」 エッセンシャルワーカーの苦悩
1/12(火) 10:48配信

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京都新聞
客と透明シートで仕切られたスーパーのレジ。店員は日々客と向き合っている(昨年12月9日、京都市中京区)

 新型コロナウイルスの感染拡大は、エッセンシャルワーカーと呼ばれる食料品店員やごみの収集員、医療従事者ら生活に必須な仕事に従事する人たちに依存している現実を社会に気付かせた。在宅勤務ができないため感染リスクが高い現場に立たざるを得ず、時に理不尽な言葉を浴びせられる日々を送る。識者はそうした人たちが声を出すことができ、処遇や労働環境の改善につながる仕組みが必要だと指摘する。

【写真】駅のごみ箱にフライパンや段ボール箱、続々

 マスクが入荷すると客と目を合わさず所定の売り場に置いた。「お客さまの殺気がすごかったので」。京都市内のドラッグストアで働く左京区の40代パート女性は昨年5月ごろの状況を説明する。マスクが売り切れだと知った客から「なんで無いんや」「隠してるな」と言われることもあったという。

 現在も市中感染を恐れて、売り場では花粉症対策用の眼鏡を掛けて客からの飛沫(ひまつ)を防ぐ。帰宅するとすぐにシャワーで頭を洗い、着ていた服はリビングに持ち込まず玄関やその近くの部屋に置いている。女性は「人間が生きていく営みで必要な役割を担っている仕事の対価が低いと感じる」と思いを吐露する。

 市内のスーパーで働く北区の50代パート女性も「日本中が『人混みを避けろ』と注意喚起をしているさなかでも店員は数百人を相手に働かなければならない」と大変さを語る。店では感染予防のためマイバッグへの袋詰めを行っていないが、客から求められれば応じるよう店から言われているといい「お客さまは神様だからと逆らえないのか。店員は我慢するしかないのでしょうか」と漏らす。

 他にも医療従事者や保育園のスタッフらが日々現場と向き合う。心身の負担が増える一方で、現場で働く苦労をねぎらう動きも広がっている。

 「いつもありがとうございます」。昨年4月末から市内で出される家庭ごみの袋の一部に、収集員宛てにメッセージが記された紙が貼られるようになった。「見た時はモチベーションが上がった」。右京区のごみ収集運搬会社、京都かんきょうの契約社員の女性(18)は振り返る。

 きっかけは小泉進次郎環境相が同月下旬の記者会見で、収集員への感謝の気持ちをごみ袋に書こうと呼び掛けたことだった。これまでにメッセージが貼られていたり、収集員に使ってもらうようマスクが置かれていたりしたのは約300件に上る。横木弘社長(67)は「収集は休むことが許されないため従業員は感染予防を徹底している。コロナ禍を機に国際観光都市・京都の美化に貢献しているごみ収集業の再評価につながれば」と願う。

 京都生協(南区)はコロナ禍を受けて展開するスーパーの店員らに一時金を支給し、マスクを配布した。「現場のスタッフは使命感を持って働いておりサポートをしていきたい」(広報)としている。

■労使交渉の仕組み重要

 雇用政策に詳しい龍谷大政策学部の安周永(あんじゅよん)准教授の話

 コロナ禍はその国の労働市場にある問題を顕在化させた。日本では正規、非正規の格差が大きいことなどが浮き彫りになった。

 ただエッセンシャルワーカーに感謝を寄せることはやりがいにつながっても、問題の根本的な改善にはつながらない。解決法の一つは労働関連法の適用や改正で労働者を保護することだ。ただ全てを法でカバーできるとは限らず、もう一つの手段は労使で交渉して待遇を改善することだ。

 パートなど雇用を保障されない人は次の契約が更新されないことを恐れて言いたいことが言えない。問題があっても可視化されず残ってしまう。不満を持つ労働者が意見を言え、会社と話し合いや交渉ができ状況が改善する仕組みがあることが重要だ。

 労働組合の存在も問われる。多くの労組は正社員が中心だが、これまで労組から排除されてきた人たちも包摂して保護する取り組みが求められる。

4328チバQ:2021/01/12(火) 22:35:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/07c7466975d5bb052fb337ae4d77fe1d36e74bd3
再発令後の3連休、首都圏の人出は昨年GWの2倍 観光地は減少傾向も小幅か
1/12(火) 19:53配信

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産経新聞
小雨が降るお台場周辺は閑散としていた=12日午後、東京都港区(三尾郁恵撮影)

 緊急事態宣言の再発令後初の3連休で、宣言が発令されていない地域の観光地で、昼の人出が急減していたことが12日、スマートフォンの位置情報を基にした人出データの分析で分かった。緊急事態宣言下にある首都圏の観光地の人出はさらに減少幅が大きかったが、昨年4月から5月にかけて発令された前回の宣言直後と比べると2倍以上の人出がみられた。今回の減少は政府の観光支援事業「Go To トラベル」の停止が寄与した面も大きいとみられ、宣言対象が広がっても、人出の減少は小幅にとどまる可能性がある。(荒船清太)

【去年との比較】緊急宣言後初の週末写真

 3連休をめぐっては、昨年3月20〜22日には桜の開花時期とも重なり、繁華街や花見スポットなどで人出が増え、「危機感の緩み」が指摘された。その後の感染拡大の要因の一つにも挙げられている。

 分析はシステム会社「アグープ」の人出データをもとにした。国内で初めての感染者が発表された昨年1月16日の直前の3連休(昨年1月11〜13日)の午後3時台の人出を100とし、3連休以上の連休の1日当たり平均人出の増減をみた。

 緊急事態宣言が再発令された後の今年1月9〜11日の3連休は嵐山(京都)が昨年1月の3連休の71%、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪)は60%に減少していた。いずれも宣言の対象区域外であるにもかかわらず、昨年11月の3連休にはそれぞれ384%、118%となっていた人出が大幅に減少した。

 昨年11月の3連休と再発令の間に政府が「Go To」を一時停止しており、「Go To」停止の影響を差し引くと、再発令が大阪や京都の人出に及ぼした影響は限定的とみられる。

 一方、すでに宣言の対象で外出の自粛などが要請されているお台場(東京)は昨年1月の3連休の40%、箱根湯本(神奈川)は33%にまで減少しており、大阪・京都よりも人出が抑制されていた。「Go To」停止に加え、再発令の効果があったとみられる。

 ただ、前回の宣言直後の昨年5月2〜6日の5連休の人出と比べると、お台場は2・1倍、箱根湯本は2・3倍となっている。前回の宣言当時は感染者が比較的少なく、東京に比べれば人出の多かった嵐山も今回の宣言直後の連休の人出は前回の宣言直後の1・2倍となっていた。USJは前回の宣言当時、休園中のために人出が実質ゼロで、比較の対象外とした。

4329チバQ:2021/01/13(水) 10:25:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/af9d39112dcea4a578cd4c56c6546ff752b6c3b7
時短で店舗苦境 クラブ経営者「営業できず」酒販会社「協力金出ない」
1/13(水) 7:49配信
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県の非常事態宣言に伴う営業時短要請を受け、のれんを下ろす居酒屋店長=12日7時57分、岐阜市住田町、花串庵スミダマチ
 岐阜県が発出した独自の非常事態宣言を受けて12日、酒類を提供する飲食店へのさらなる営業時間短縮要請が始まった。営業は午後8時まで、酒類の提供は同7時までとされ、繁華街では多くの店舗が要請通りに早々とシャッターを下ろした。店主や客からは一定の理解の声の一方、コロナ対策としての効果への疑問や不満も漏れた。

 「時短ではなく休業」と嘆息するのは、スナックなどが加盟する県社交飲食業生活衛生同業組合の副理事長で、岐阜市金町の会員制クラブ「グレイス」を経営する森田淳子さん。同店は時短営業の上、感染対策をとって予約客のみ受け入れていたが「午後7時までの酒類提供では営業できない」と、12日からの休業を決めた。

 「感染拡大阻止のために時短要請は仕方ない」と一定の理解は示すが「店舗の規模や深刻度を鑑みずに、一律の協力金をばらまく施策はおかしい」と指摘。「行政が小規模な店にまで徹底的に感染対策を指導しないと、要請解除後も同じことの繰り返しになる」と話し、行政による対策済み店舗の評価制度や、対策を徹底させる仕組みづくりを強く求めた。

 県内を中心に約500店舗に酒を卸す岐阜市の酒販会社の社長は「飲食店には協力金が出るが、私たちは売り上げが大幅に減るだけ。もっと早い段階で対策を打つべきだった。先が見通せず、笑うしかない」と肩を落とした。

 酒類を提供する飲食店が多い岐阜市玉宮地区では、午後8時と同時に店主らが次々と店じまい。付近を歩く市民の多くは時短営業要請に理解を示したが、中には効果を疑う声も。岐阜市蕪城町の男性会社員(33)は「各自が気を付けないと絶対良くはならない。感染拡大は予測できたことで、年末になる前に出してほしかった」と不満げ。同市薮田西の男性会社員(28)は「策のない自粛ばかりでは経済が回らない。考え方を変えないと」と話し、「会食でなければ感染リスクは低い。なじみの店を応援するためにも、ひとり客だけでも受け入れてほしかった」と語った。
岐阜新聞社

4330チバQ:2021/01/13(水) 19:57:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e9a4790ad50c15241dded8003d65e43fff25572
緊急事態宣言「なぜ飲食店だけ」「筋が通らん」 大阪、兵庫、京都で諦めと不満
1/13(水) 18:51配信




緊急事態宣言の対象地域として大阪府など7府県が追加されることが決まった夜、1組しか客のいない居酒屋「座庄八」=堺市堺区で2021年1月13日、藤井達也撮影
 新型コロナウイルスの緊急事態宣言は13日、大阪、兵庫、京都の3府県にも発令が決まった。3府県全域の飲食店の営業時間短縮や不要不急の外出自粛の要請が14日にスタート。これまでも一部で続いていた閉店時間は午後9時から同8時と厳しくなる。「なぜ飲食店ばかり」。繰り返されてきた要請で疲弊している店主らには諦めの一方、矢面に立たされ続けることへの不満も渦巻いている。

【緊急事態宣言】前回と今回の違いは?

 ◇午後8時閉店では客は1回転だけ

 大阪府は2020年11月27日から繁華街を抱える大阪市の北区と中央区の飲食店に時短を要請。2回延長して同市全域に広げ、さらに2回延長していた。これまで全て応じてきた北区のお好み焼き店は忘年会の予約が入らず、年末の売り上げは例年の半分。貯金を取り崩しながら営業を続ける。今回も応じるつもりだが、午後6時ごろに入り始める客は午後9時までなら「2回転」できたが、午後8時では1回転だけとなり、痛手は一気に増す。70代の男性店主は「お願いする立場の政治家は会食をやめず、飲食店に無理強いばかり。国の対応は筋が通らんやろ」と怒りをあらわにした。

 中央区の繁華街・ミナミのお好み焼き店も時短に応じてきたが、人通りは昼夜問わず激減。「行政の協力金では売り上げを補塡(ほてん)しきれない。従業員の勤務を減らすなど固定費を抑えるしかない」とため息をつく。

 ◇政府対応は有効策か

 「感染が急拡大しているので仕方がないが、政府の対応は小出しで、有効策になっているのか」。そう首をかしげるのは、新たに対象となる大阪府吹田市の焼き肉店「豊味園(ほうみえん)」の店長、夏山竜一さん(32)だ。20年春の前回宣言時に売り上げは3割減となり、その後も客足が戻りきっていない。社員やアルバイトを約20人抱え、前回宣言時の協力金と国の雇用調整助成金を計300万円受け取ってきた。だが、売り上げ減はカバーできておらず、「今回の再発令でダメージがさらに積み重なる」。人件費なども考慮し、宣言期間中の客が少なければ一時休業も検討するという。

 堺市堺区の居酒屋「座庄八」の店主、坂口庸一さん(74)は14日から「仕方がない」と時短を始めるが、「いつまで店が持つか」と頭を抱える。南海電鉄堺駅に近く、大阪市から帰宅途中の会社員らが主な客だった。11月下旬から飲食控えの動きが強まり、客がゼロだった日も。「自粛の雰囲気が一層広まれば影響は計り知れない」と懸念する。

 ◇何とかしないと潰れる

 兵庫県芦屋市の「串揚げ こぱん」は13日からランチ営業も開始。経営する堀江周平さん(42)は「どれだけ夜の収入減をカバーできるか分からないが、何かしないと店が潰れる」と語る。昨春の宣言時は売り上げが半減。秋になって政府の需要喚起策「GoToイート」で一息つけたと思った直後に「第3波」が襲った。例年なら貸し切りも珍しくない忘年会や新年会シーズンに一件も予約がなく、店を気遣ってくれる常連が頼りだ。

 感染が広まる度に飲食を伴う会話の危険性ばかりが強調されることに納得できない。店は客同士が距離を保てるよう席数を減らし、消毒や30分に1度の換気も徹底。「求められる対策はきちんとしているのに。なぜ飲食店だけ、何度も苦しい目に遭うのか」と嘆いた。

 ◇今はじっと耐える時

 一方、京都市内で居酒屋など3店舗を経営する会社の高橋弘社長(59)は「人が外に出ないことが感染を防ぐ近道なので全面的に協力する。今はじっと耐える時だ」と理解を示す。昨春の緊急事態宣言では約2カ月休業し、不安が大きかったというが、「今回は国からの協力金もあるので、定休日を増やすなどして対応したい」。【隈元悠太、園部仁史、鶴見泰寿、村松洋、福富智】

4331チバQ:2021/01/13(水) 22:23:42
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000681370.html
「もう限界」焦り困惑する飲食店 緊急事態で時短要請 取引業者も悲鳴
2021/01/13 21:59西日本新聞

「もう限界」焦り困惑する飲食店 緊急事態で時短要請 取引業者も悲鳴

「もう限界」焦り困惑する飲食店 緊急事態で時短要請 取引業者も悲鳴

(西日本新聞)

 再び、夜の街から人が消えるのか。新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言が福岡県に出され、飲食店には16日からの営業時間短縮が要請された。昨春の宣言下での休業要請に加え、昨夏には利用者側に会食の時間制限が求められた。「もう、限界に近い」。体力が奪われ続ける中、飲食店関係者には焦りや困惑が広がる。

 「覚悟はしていたが、本当に厳しい」。県内で複数の居酒屋、焼き鳥店を展開するタケノ(福岡市)の竹野孔社長は13日朝、緊急事態宣言に福岡が加わるとの報道に触れ、率直に思った。

 昨年4、5月、休業の要請に応じた。それからの9カ月。感染状況のピークは次第に高くなり、売り上げは低くなる。多角経営してきた太陽光発電所を売却して資金をひねり出し、テークアウトにも広げた。

 今回の要請では、16日以降の酒類提供は午後7時までとし、午後8時には閉店するよう求められた。短時間での酒類提供では採算が合わないと判断、夕方オープンの十数店舗は営業を諦めた。県の休業要請が決まった13日、休業告知のポスター作りに追われた。

 感染拡大の「急所」とされた業界に身を置く一人として、担当大臣の「ランチのリスクが低いわけではない」との言葉が胸をえぐる。「感染源は飲食店ばかりじゃない。納得して要請を受け入れられるようにしてほしい」。そう訴える。

   ×   ×

 地場の飲食チェーンやホテルも次々と対応を決めた。リンガーハット(長崎市)は福岡県内にある長崎ちゃんぽん、とんかつ店の時短営業を始める。ホテルオークラ福岡(福岡市)はレストランの営業を短縮する方向で調整中だ。

 一方、屋台骨が太くはない個人経営の店は決めかねる。福岡市中央区の焼き鳥店の男性店長は「寝耳に水の話だった」と戸惑う。このところ、1日の売り上げはかつての5分の1。家賃や従業員の給料を考えれば、1日最大6万円の協力金が出ても経営は火の車だ。「生きるために動きたいが、どうしたらいいのか…」

 取引先も悲鳴を上げる。同区の酒販店「小谷酒舗」の小谷昌弘さん(39)はコロナの感染状況や寒波の影響で注文は減っているといい、「売り上げは当然、下がっていく」と声を落とす。

 県内の貸しおしぼり業者には、納入先のスナックや居酒屋から休業を伝える連絡が次々に入った。経済産業省は、酒販やおしぼり業者など飲食店の取引先に最大40万円の一時金支給を表明。だが昨春以降、減収が続く状況下で十分なはずがない。貸しおしぼり業の男性は「いつ廃業してもおかしくないくらいに追い込まれている」と危機感を募らせた。(井崎圭、一瀬圭司、梅沢平、古川剛光、山本諒)

4332チバQ:2021/01/15(金) 15:26:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/6461ac80ea95e87cdfa0dc01aa07e301110fa779
ススキノ窮地「もう店閉めるしか」 道の集中対策延長、時短3カ月
1/15(金) 11:57配信
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札幌市内の飲食店への要請
 新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念を受け、道は集中対策期間を2月15日まで1カ月延長し、札幌・ススキノの全ての飲食店に営業時間を午後10時までに短縮するよう要請した。道内の新規感染者数は3桁の「高止まり」が続く。ススキノへの自粛要請は昨年11月から通算3カ月以上に及ぶことになり、「もう閉店を考えざるを得ない」との声も強まった。

 「さらに1カ月も営業時間を短縮しろなんて、気が遠くなる」。ススキノでスナックを営む女性は14日、肩を落とした。

 札幌市内のスナックなど「接待を伴う飲食店」は昨年11月28日から約1カ月間、道の休業要請の対象となり、女性も店を閉めた。年末年始は営業時間を午後10時までに短縮して再開したものの、客は1日に1、2人。道などから支援金計約190万円が支給される見通しだが「家賃や人件費などを支払うと手元には残らない。通常営業に戻れる日が遠のくたび、どんどん追い詰められている」。

道の集中対策期間が延長され、閑散とする札幌・ススキノ=14日午後9時20分
 一方、ススキノの居酒屋やカラオケ店は昨年末に酒類の提供時間の短縮要請が解除されたが、16日以降は午後10時までの時短営業という要請を突きつけられる形となった。

 ススキノの飲食店でつくる「すすきの社交料飲組合」の横田雄二郎組合長(65)は「加盟店120店のうち、昨年末までに少なくとも20店が閉店した」と明かす。横田さんも経営する居酒屋2店舗のうち、1店舗は昨年4月から休業しており、もう1店舗は元従業員に譲った。「年度末の3月に決断を迫られる経営者は多いだろう。空き店舗だらけのビルが出てきてもおかしくない」と危惧する。

4333チバQ:2021/01/17(日) 19:43:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/6865ef66a7973a5060fb555c1ae94429cb139aa3
自粛要請も“昼飲み”密集 ルポ「東京大歓楽街」上野再訪 客「もういっか、て感じ」
1/17(日) 10:41配信

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特定エリアで居酒屋の出店ラッシュ、昼飲みはコト消費―下町ならではのノスタルジー
“昼飲み”と“夜飲み”が交錯しにぎわいは続く

 昨年春に続き2回目の緊急事態宣言が出されて1週間が過ぎた東京。小池百合子都知事は陽性者数の急増に「桁が違う状態だ」と危機感を募らせ、都民に対しては特に午後8時以降の徹底した外出自粛、飲食店に対しては営業時間を午後8時までに短縮するよう要請している。しかし、そのメッセージは人々の胸に届いているのだろうか。16日午前、大歓楽街が広がる上野の街を再訪してみると、そこに広がっていた光景は“昼飲み”という快楽に酔いしれる人々の姿だった。

【画像】コロナに感染したら…25歳独身男性が明かした入院道具一覧

 電車がごうごうと音をたてて行き交う高架ガード下。周辺にはいくつもの居酒屋が密集している。午前10時53分。立ち飲み居酒屋の前ではマスク姿の30代半ばほどの男性3人が楽しそうに談笑していた。「よく来るんですか?」と声をかけると「ええ。ここはこの店とあそことあそこの3軒が人気なんですよ」と教えてくれた。同11時。開店と同時に40代ぐらいのリュックを背負った男性が1番乗りで入店すると、次から次へと客が入っていく。入口に消毒液が置いてあるが、見た限りでは手指消毒する客はまばらで、店側が検温をしている様子はまったくない。先ほどの男性客に「怖くないですか?」とたずねると、「まあ、もういっか、て感じです」と豪快に笑った。この店は普段は早朝7時に開店して夜勤明けの客でにぎわっているが、緊急事態宣言を受けて午前11時開店に変更している。

 同11時10分。カウンターは20人ほどの客ですでに埋まり、店員が慌ただしく注文を取りに走る。客同士の間隔は50センチほどでかなり近い。飛沫飛散防止のアクリル板は見当たらない。近くの居酒屋もオープンし、ビニール製の透明カーテンをくぐって客が次々と店内に入って行った。通りがかった20代とみられる男女2人が「もうやってるの?」と驚きながら店の前を通り過ぎて行った。店内の各所に消毒液のボトルが置かれているが、手指消毒をするかどうかは客に任されている。しばらくすると、この界隈の居酒屋は先を争うように次々と店を開けていった。「どうぞー、やってますよ!」。店員の呼び込む声に、待ってました!とばかりに大勢の客が入店し、周辺の居酒屋はどこも満席状態だ。

 観察していると、店によって客層が微妙に異なっていることに気付いた。立ち飲み居酒屋の特にカウンターにいる客は50代以上と見られる中高年男性ばかりで、安い瓶ビールを自らコップに注いで黙々と飲んでいる。マスクは全員外しているが、隣同士で会話を始めるでもなくスマホをいじっている人もいない。自身を慰労するかのように名物のつまみを静かに味わい、ビールを胃に流し込んでいる。「絆」という言葉の氾濫から距離を置く自由、と同時にそこには孤独の影がちらつく。

 一方、テーブル席のある店では、カウンターの座席は立ち飲み居酒屋同様、高齢層の男性客で占められているが、テーブル席は30代や40代の客も加わり始めていた。午後0時5分。30代くらいの男性3人連れがやってきた。そのうちの1人が「ここ1000円で飲めるんだ。めっちゃ安いだろ?」と得意げに話しながら店内に飲み込まれていった。別の居酒屋の店先では20代前半ぐらいの女性3人組がサワーを飲みながらおしゃべりに余念がない。おおむねカウンター席は高齢男性の1人客、テーブル席は高齢男性客同士、あるいは比較的若い層の男女という区分けができるかもしれない。相席になった知らない者同士が杯を交わし会話を弾ませる、といった光景が下町らしい。

4334チバQ:2021/01/17(日) 19:43:37
やったもん勝ちな緊急事態下の居酒屋営業「うちだって可能なら夜8時過ぎも営業したいよ」
 同21分。JR上野駅広小路口前の上野マルイの電光掲示板を見上げると気温は「17度」と表示されていた。薄曇りで風もなく春の陽気だ。近くの上野公園に着くと寒桜が開花しており、散歩客がうれしそうにスマホで写真に収めていた。陽気に誘われて外出する人がいくぶん増えてきたように見える。世界規模で展開するコーヒーチェーン店はほぼ満席で、注文待ちの客が15人ほど屋外で列を作っていた。客のマスク着用率はざっと見たところ6割ほどか。「緊急事態」という言葉が遠くのことのように響く……。

 居酒屋に話を戻そう。上野アメ横ガード下界隈は酒好きにとっては有名なスポットで、東京・北区の赤羽とともに「昼飲み二大聖地」と呼ばれている。「お天道様が高いうちから楽しむ酒は最高にうまい」が合言葉。下町のノスタルジーに浸りながら昼飲みを楽しむ「コト消費」自体は決して非難される行動ではないが、昼飲み居酒屋が急増したのはここ数年のこと、と証言するのは近くの商店主だ。「2、3年前から昼から営業している居酒屋が増えて……。あそこのお店は以前はカレー屋さんだった。客で混雑しているからコロナが風に乗ってこっちに飛んで来ないか、ちょっと怖いですね」。繁盛店の近くに同じ業態の店を出すと認知されやすいと言われており、まさにこのエリアはその典型例だ。

 筆者は前日の15日夜にもこの界隈を訪れ周辺の様子を見て回った。先週8日は、複数の人気居酒屋が午後8時以降も営業していたが、15日夜は午後8時に一斉閉店。しかし、ここから少し離れた路地の居酒屋は午後8時以降も相変わらず営業を続けており店内は酔客でごった返していた。年齢層は30代から70代くらいで、カップル以外は圧倒的に男性が多かった。

 外出自粛要請、時短要請が出ているなか、午後8時を過ぎても営業を続ける店が出てしまうのはどうしてなのか。近くの飲食店主はこう話す。「まさにその時短要請のせいです。どういうことかというと、向こうの人気居酒屋が午後8時で閉店するようになったので、飲み足りない客や午後8時以降にこの街にやって来た客が、深夜まで開いている店に集まってしまうのです。組合が時短を要請しても強制力はない。まさにやったもん勝ち」。そしてこう続けた。「うちだって可能なら夜8時過ぎも営業したいよ」。

 ただ、連日午後8時以降も営業を続ける居酒屋を16日昼過ぎに訪れると、人気居酒屋店とは対照的に客はまばら。唯一男性4人組が屋外のテーブルで生ビールを飲んでいた。狭い路地に入ると40人ほど入れそうな居酒屋には客が1人もいなかった。人気居酒屋が密集する一部エリアのにぎわいは続いているものの、上野駅の午後の人出は感染拡大前と比べ3〜4割ほど減っているといい、影響はこの一帯にも及んでいるようだ。上野に詳しい都市研究者は「昼飲み客を狙って昼から店を開けてもコロナの影響で日中の客が少なくなっているので午後8時以降も営業しないと採算に響くのかもしれません。これもコロナ自粛の反動のひとつです」と推測する。

 日本でも新型コロナウイルスの新たな変異種が検出され、2月の感染爆発を危惧する悲痛な声が出ている。夜だけ自粛すればいいという話ではないはずなのに……。いったい誰の情報やメッセージをよりどころとすればいいのか。アメ横を歩いていると土産物店の店先に吊るされたTシャツが目に入った。胸のところにこう書かれていた。「酒しか信じない」――。昼夜この街に群がってくる人々の本音を言い当てているような気がした。

鄭孝俊

4335チバQ:2021/01/17(日) 21:38:10
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021011501172&g=eco
モンテローザ、居酒屋61店閉店 都内2割、時短で採算取れず―新型コロナ
2021年01月15日19時15分


 居酒屋チェーン大手のモンテローザは15日、「魚民」「白木屋」などの都内店舗の約2割に当たる61店を年内に順次閉店すると発表した。緊急事態宣言の再発令に伴う営業時間短縮に加え、政府が外食自体の自粛を呼び掛けたことで、採算の維持が困難になると判断した。
 モンテローザの都内店舗は337店。これを含め首都圏4都県の約700店は、8日から原則閉店時間を午後8時に繰り上げている。都内はほかの地域に比べ家賃負担が大きい上、時短営業に伴う都の支援は大企業が対象外となり「八方ふさがりの状況」(広報担当)という。
 従業員の雇用は維持する方針。閉店する店はホームページで告知する。

4336チバQ:2021/01/20(水) 15:22:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/5055bbdee3def0e6b2c7a560b241b4e421c3601a

「心折れそう」客足激減、出口見えず 長崎の飲食店主ら苦痛の声
1/20(水) 11:58配信




金曜日だった15日夜のサセボノオト店内。カウンターに座った常連の男性以外に午後5時以降の来店客はなかった
 「出口」が見えないコロナ禍に長崎県内でも苦痛の声が広がっている。20日から午後8時までの営業時間短縮を要請された飲食店。県の要請に応じれば1店舗当たり76万円の協力金が支給されるが、感染の第3波と言われる昨年末以降、客足は急激に鈍っており「心が折れそうになる」。19日間の要請期間が終わったとき、事態は好転しているのか。確証が持てないまま、多くの店は「早じまい」の準備を始めた。

【グラフ】福岡の感染者数の推移

 「前回と比べものにならないほどの影響が降りかかっています」-。佐世保市島地町の音楽喫茶「サセボノオト」は13日、会員制交流サイト(SNS)で窮状を訴えた。午後11時まで営業してきたが、客が1組か2組の夜が続き、県の時短要請を待たずに17日から閉店時間を午後6時に繰り上げた。月、火の定休日はなくして無休で営業する。

 店主の田中博一さん(44)は「協力金はありがたいが、お客さんが来てくれないことには不安でしょうがない」と漏らす。テークアウトも強化するが「みんなコロナのムードに慣れている。第1波の昨年春は、行きつけの店をテークアウトで救おうという空気もあった。今は需要があるのか読めない」。

 佐世保市の別の店主は「客の反応は敏感」と話す。市内でのクラスター(感染者集団)の発生などが報じられるたびに、客足は鈍った。飲食店は感染拡大の「急所」と指摘され「外食することさえ、敬遠されている」とため息をつく。

 長崎市中心部の繁華街、銅座・思案橋周辺も昨年末以降、人通りが大幅に減った。居酒屋「九州名物 とめ手羽 思案橋店」は昨年12月の売り上げが前年同期の2割ほどに。蒲原仁店長(24)は「協力金が出るので今月はなんとかやっていけるだろう。ただ、もう少し対応が早いと助かる」。

 同市船大工町でスナックを経営する女性は「毎日心が折れそうになる」。高齢の常連客が多い店では、昨年12月ごろから客足が激減。年明けからはゼロの日も続いていた。

 「気持ちが続くまでは頑張ろう」と思っていた直後の営業時間短縮要請。期間中は「どうせ店を開けていても赤字だから」休業するという。

(宮崎省三、松永圭造ウィリアム)

4337チバQ:2021/01/20(水) 15:22:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/5055bbdee3def0e6b2c7a560b241b4e421c3601a

「心折れそう」客足激減、出口見えず 長崎の飲食店主ら苦痛の声
1/20(水) 11:58配信




金曜日だった15日夜のサセボノオト店内。カウンターに座った常連の男性以外に午後5時以降の来店客はなかった
 「出口」が見えないコロナ禍に長崎県内でも苦痛の声が広がっている。20日から午後8時までの営業時間短縮を要請された飲食店。県の要請に応じれば1店舗当たり76万円の協力金が支給されるが、感染の第3波と言われる昨年末以降、客足は急激に鈍っており「心が折れそうになる」。19日間の要請期間が終わったとき、事態は好転しているのか。確証が持てないまま、多くの店は「早じまい」の準備を始めた。

【グラフ】福岡の感染者数の推移

 「前回と比べものにならないほどの影響が降りかかっています」-。佐世保市島地町の音楽喫茶「サセボノオト」は13日、会員制交流サイト(SNS)で窮状を訴えた。午後11時まで営業してきたが、客が1組か2組の夜が続き、県の時短要請を待たずに17日から閉店時間を午後6時に繰り上げた。月、火の定休日はなくして無休で営業する。

 店主の田中博一さん(44)は「協力金はありがたいが、お客さんが来てくれないことには不安でしょうがない」と漏らす。テークアウトも強化するが「みんなコロナのムードに慣れている。第1波の昨年春は、行きつけの店をテークアウトで救おうという空気もあった。今は需要があるのか読めない」。

 佐世保市の別の店主は「客の反応は敏感」と話す。市内でのクラスター(感染者集団)の発生などが報じられるたびに、客足は鈍った。飲食店は感染拡大の「急所」と指摘され「外食することさえ、敬遠されている」とため息をつく。

 長崎市中心部の繁華街、銅座・思案橋周辺も昨年末以降、人通りが大幅に減った。居酒屋「九州名物 とめ手羽 思案橋店」は昨年12月の売り上げが前年同期の2割ほどに。蒲原仁店長(24)は「協力金が出るので今月はなんとかやっていけるだろう。ただ、もう少し対応が早いと助かる」。

 同市船大工町でスナックを経営する女性は「毎日心が折れそうになる」。高齢の常連客が多い店では、昨年12月ごろから客足が激減。年明けからはゼロの日も続いていた。

 「気持ちが続くまでは頑張ろう」と思っていた直後の営業時間短縮要請。期間中は「どうせ店を開けていても赤字だから」休業するという。

(宮崎省三、松永圭造ウィリアム)

4338チバQ:2021/01/21(木) 10:32:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe73a742df17595c6229d7b34f203b1c82676c96
沖縄3度目の緊急宣言で人出は 県民に慣れも 那覇は混雑、地域で差
1/21(木) 9:39配信
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県独自の緊急事態宣言が発令された初日、帰宅時間帯のモノレールに揺られる利用客=20日午後6時11分ごろ、那覇市安里
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、県独自の緊急事態宣言の初日となった20日。県内では人出が減少した地域があった一方で、那覇市の中心市街地ではモノレールなどの公共交通機関が混み合う様子も見られた。利用者からは「普段通り」との声も聞こえる。県は不要不急の外出自粛や出勤者の7割削減を求めているが、3度目の緊急事態宣言に県民の慣れも見え隠れする。


 那覇市のサンエー那覇メインプレイス食品館では20日、マスク姿の来店者が食料品などを購入していた。那覇市在住の辻美己さん(41)は「いつもより駐車場はすいている印象だ。今後も買い物頻度を減らすなど注意したい」と気を引き締めた。

 県が企業などに出勤者の7割削減を求める一方で、帰宅時間帯には沖縄都市モノレールが混雑する様子も確認された。同日午後5時半すぎの県庁前駅では、仕事帰りの人々が次々と改札を通るなど、緊急事態宣言前と変わらない様子だった。県の糸数公保健衛生統括監は「職場での対策に関して周知する」と述べた。

【北部】密避けレジャー満喫

 本島北部のビーチには、マリンレジャーを楽しむ人やドライブ客の姿が見られた。この日は平日のため、足を運ぶ人は少なかった。訪れた人たちからは「人混みでなければ(外出しても)いいのでは」という声も聞かれた。

 恩納村や名護市のビーチではウエットスーツ姿でレジャーをしたり、浜辺を散歩したりする様子が見られた。本島南部から友人2人と訪れた20代女性は、浜辺で弁当を食べつつ「人が少ないところで短時間になるように配慮している。緊急事態宣言が出ても、リモートで仕事は続く」と説明した。

【中部】観光地、人通り少なく

 県内有数の観光地、北谷町美浜のアメリカンビレッジでは観光客の姿はほとんどなく、客待ちのタクシーの姿も少なかった。

 あるタクシー運転手は「Go To キャンペーンが停止されたころから人は少なかったので、宣言が発出されても大きな変化はない」と語る。一方で「コロナを広げるわけにはいかないので仕方ないが、この状態は寂しいよね」と話し、人通りがほとんどない路上に目をやった。

 商業施設を訪れた60代の男性は「みんなきちんと自粛を心掛けているので、一日も早く収束して、また活気のある北谷にしたい」と話した。

【南部】公園、普段通りの光景

 糸満市の西崎親水公園では、子ども連れの家族や学生たちが夕涼みをするなど、普段と変わらない光景が見られた。学校帰りに一休みしていた男子高校生3人は、3度目の緊急事態宣言に「感染拡大防止を呼び掛けるばかりで、生活保障は不十分だ」と指摘した。

 市内の飲食店でアルバイトをする糸満高校3年の大城蒼太郎さん(18)は「自分が陽性にならなくても、濃厚接触者になればバイトを休まなければいけない。給料も減った。世の中が混乱している分、将来も不安だ」と話した。
琉球新報社

4339チバQ:2021/01/21(木) 19:50:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4a6e9e5d80d30108263192c10490c252f1fd16d
苦境の飲食店をさらに困らせる「迷惑客」たちの実態〈dot.〉
1/21(木) 16:00配信

621
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1月7日午後6時すぎの東京・JR中野駅北口付近の飲み屋街の様子(C)朝日新聞社

 二度目の緊急事態宣言で、営業時間の短縮を余儀なくされるなど苦境が続く飲食店。こんな時に店に来てくれるお客さんは「神様」のはずだが、中には換気のために空けている扉を「寒い」と閉めてしまったり、午後7時を回ったのにお酒を出してくれとお願いしてきたり、困った「神様」たちもいるのだという。

【写真】「もう限界…」と語る大阪で飲食店を経営する女優はこちら

*  *  *
 千葉県船橋市の和風居酒屋。入り口の引き戸を開けると、すぐにカウンターがある。新型コロナの感染者が増えた昨春から、換気のために引き戸を少し開けて営業している。

 夏場は蚊や小さな虫が入って来て困らされたが、今はヒンヤリした隙間風が入り込む。運悪く入り口そばの席に当たった客は、その冷気を少しは背中に受けることになる。

 先日、来店した中年の男女2人を、空いていたその席に案内したところ、女性が「寒い」と口にし背中をすぼめて、何度も背中側の扉を振り返った。

「しぐさでだいたい分かるんですが、嫌な予感はしました」(店員の30代男性)。

 入店して20分ほどたった頃、連れ合いの男性が“気を利かせて”入り口の扉を閉めてしまった。

「たまに店員が見ていないときに閉めちゃう人はいます。我慢してほしいけど、寒いのは確かで申し訳ないとは思っているので注意はなかなかできません。気づかないふりをして、他の席が空けば案内するか、ちょっと時間を置いてから、お客さんみんなに聞こえるように『換気のために少し入り口を開けますね』と呼び掛けてから、また開けさせていただいています」(同)

 東京都東部の居酒屋では、酒類を含む、店内飲食用の全メニューの注文を午後7時までとしているが、テークアウト専用にその後も店を空けている。そのため、客はしばらく店に滞在はできる。

 早い時間から飲んで深酔いし、勢いが止まらなくなる客もいる。女性店員は語る。

「7時にラストオーダーを取り終えた少し後になって、『もう一杯だけ』と頼んできた男性がいました。ホッピーセットの、割り材の『外』だけが残って、お酒の『中』がなくなっちゃったということでした。こちらも困りましたが、『(外が)余っちゃってるんだから』と酔っていて、こちらが断っても聞いてくれなさそうだったのと、ラストオーダーのときに残っているお酒の量に気を利かせなかったこちらも悪いので、特別にサービスさせていただきました」

4340チバQ:2021/01/21(木) 19:51:20
 東京・葛飾区にある居酒屋では、若い男女数人が、あろうことか一人が注文した、店で漬けている薬膳酒の回し飲みを始めてしまったという。

「こういうお酒が珍しかったのか、怖いもの見たさのように、『私もひと口!』というノリでね。今は回し飲みと、お箸の使い回しだけは勘弁してほしい」(男性店主)

その他、居酒屋名物の声のでかい客。

「コの字形」のカウンターのお店で、対面に座る常連同士でペチャクチャ話し続ける客、甲高い笑い声で飛沫を放出する客、隣り合った人に話しかけたがる客……困った「神様」は列挙するときりがない。

 ただ、その一方で気を使ってくれるお客さんもいるという。

「寒がっているお客さんと席の交代を申し出てくれる常連さんだったり、マスク飲みをしてくれるようになった方もいます。助けてくれるのはうれしいですよね」(前出の船橋市の店員)

 苦境で歯を食いしばる飲食店。従業員には、お客の気使いや優しさが何倍も身にしみるのだろう。(AERAdot.編集部)

4341チバQ:2021/01/22(金) 11:48:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/88fa962af1a76922283f7dc3632f22fcf86c42a0
百貨店売上高、4.2兆円に激減 45年ぶり低水準、コロナ響く 20年
1/22(金) 7:05配信
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混雑を回避するために、年内前倒しで販売された福袋=2020年12月26日午前、東京都豊島区の西武池袋本店
 2020年の全国百貨店の売上高が4兆2000億円程度まで激減し、1975年(4兆651億円)以来45年ぶりの低水準に落ち込んだことが21日、分かった。19年(5兆7547億円)に比べ2割超、1兆5000億円以上のマイナスで、減少幅は過去最大。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各社とも春先に多くの店舗で臨時休業を余儀なくされたことなどが響いた。コロナ収束は依然見通せず、厳しい経営環境が続いている。

 日本百貨店協会によると、20年の売上高は4月に前年同月比72%減、5月も65%減となるなど、1月から11月まで一度も前年実績を上回ることなく推移した。関係者によると、年末商戦を迎えた12月は、各社とも巣ごもり消費を取り込もうと食品やおせちの販売を強化し、福袋の販売を前倒しするなどのてこ入れを行ったものの、コロナの感染再拡大で苦戦を強いられた。

 百貨店の売上高は、ピークの91年に9兆7130億円に達した。その後は流行のデザインをいち早く安価で提供するファストファッションの台頭やインターネット通販の普及に押され年々減少。リーマン・ショック後の09年には6兆円台まで減り、16年以降は5兆円台で推移していた。

4342チバQ:2021/01/27(水) 00:02:58
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20210126-567-OYT1T50213.html
銀座最大級の「GINZA SIX」、高級生活雑貨や食品を強化…開業以来初の大規模入れ替え
2021/01/26 19:45読売新聞

銀座最大級の「GINZA SIX」、高級生活雑貨や食品を強化…開業以来初の大規模入れ替え

大規模なテナントの入れ替えを発表したギンザシックス(26日、東京都中央区で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 東京・銀座で最大級の複合商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」は26日、開業以来初めての大規模なテナントの入れ替えを行うと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で商業施設が苦戦を強いられる中、高級な生活雑貨や食品などを強化する。

 2017年4月にオープンしたギンザシックスは、大丸松坂屋百貨店と住友商事などが出資する会社が運営し、海外高級ブランドなど約240のテナントが入居していた。

 昨年12月以降、化粧品や衣料品、レストランなど、1割にあたる20店強が閉店しており、今後もさらに約20店が閉店を予定しているという。担当者は、契約満了によるもので、新型コロナの影響ではないと説明している。

 今後4月にかけて順次、約40店が入れ替わりオープンする。新しいテナントは、伊高級ブランド「グッチ」の時計や宝飾品売り場を始め、日本初出店となる海外ブランドや高級食品店などを充実させた。

 銀座の百貨店や商業施設は「最盛期には売り上げの3〜4割が訪日客による消費だった」(関係者)と言われる。ギンザシックスは、訪日客の売り上げが当面見込めない中、テナント刷新で国内の富裕層にアピールする。

4343チバQ:2021/01/27(水) 09:37:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/c012608f04fa7a96e0405f6a0cc07b575a8c7606
「線引き乱暴」 時短営業しても「協力金」対象外の遊興施設などに不満募る
1/26(火) 15:28配信




上映の合間に客席の消毒をする第七芸術劇場のスタッフ=大阪市淀川区で2021年1月21日、菱田諭士撮影
 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が11都府県に発令される中、営業時間を短縮しても行政の「協力金」の対象外となっている映画館やスポーツ・遊技施設から支給を求める声が高まっている。飲食店には1日6万円が支給されるが、食べ物や酒を出さない施設は対象外だ。同じように映像や劇、遊びを楽しむ施設でも、飲食物を提供すれば支給、しなければゼロとなっている。多様な営業形態に行政が対応しておらず、経営者らには「線引きが乱暴すぎる」との不公平感が広がっている。

【図解でわかる】感染した? 相談・受診の目安

 「感染防止の協力は惜しまないが、経済的な支援がないのは納得がいかない」。ミニシアター「第七芸術劇場」(大阪市淀川区)の小坂誠支配人(33)は訴える。通常は午後10〜11時の上映終了時間を今月16日から午後8時に繰り上げた。2020年4〜5月の緊急事態宣言では約1カ月間にわたり休館。再開後は定員(93席)の75%に入場を制限し、上映の合間に入念に消毒している。

 今回の緊急事態宣言では新型コロナ対策の特別措置法に基づく国の方針に合わせ、都府県からの時短要請に応じた飲食店には協力金が支給される。これに対し、映画館や劇場、スポーツ施設や遊技施設などは「協力依頼」が出される一方で、応じても金は支給されない。大阪府では、飲食店の営業許可証があり、飲食ができるスペースを設けていることを支給の条件としている。府の担当者は「線引きに(納得できないとの)意見があるのは分かる。ただ、国の方針に基づき、飲食店かどうかで区別せざるを得ない」と説明する。

 第七芸術劇場は20年4月から赤字が続き、前年比で3割ほどの減収となっている。缶飲料の自動販売機は置くが、スペースやスタッフが足りないため劇場内で調理した食べ物は提供できない。支配人の小坂さんは「資金が乏しいミニシアターに飲食を提供する余力はない。国は現場の多様さを知らないまま制度を決めたのではないか。要請と協力依頼の言葉の違いも意味が分からない」と疑問を投げかける。

 「ビリヤードバーだったら協力金をもらえたのだろうか」と、大阪市内のビリヤード専門店の女性店員(44)は皮肉る。店内では食べ物は提供せず、約10あるビリヤード台で常連客がプレーに集中する。通常は午後11時までの営業だが、14日から午後10時までにした。店員は「全く時短をしないと、世間や行政から『問題店』と見られる。午後8時までに短縮したいが、補償もないので経営的にギリギリ。1日6万円の違いは大き過ぎる」と訴える。

 同市内のマージャン店の店長(66)は「協力金をもらえたならスタッフを辞めさせずにすんだかもしれない」と嘆く。14日から通常より2時間半繰り上げて午後8時に閉店している。コロナ禍で経営難が続き、20年4月には11人いたスタッフは6人に減った。20年春の緊急事態宣言では協力金の対象となったので休業したが、今回は対象外。実際には出前を頼み、店内で飲食する客はいる。「ただでさえ“不要不急”と思われている遊技施設がクラスターを出せば、世間からやり玉に挙げられる。リスクを考えると、国が示した午後8時までにするのが無難だ」と話した。

 改善を求める声は上方芸能を代表する寄席からも上がる。上方落語協会が運営する大阪市北区の寄席「天満天神繁昌亭(はんじょうてい)」も、府の協力依頼を受けて通常は午後9時ごろの終演時間を同8時に繰り上げている。協会の笑福亭仁智会長(68)は「コロナの終息が一番で協力するのは当然。ただ、一切の補償がないと経営は厳しく、国や行政にはフォローを期待したい」と話した。【園部仁史】

4344チバQ:2021/01/28(木) 10:45:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9092485bc3c762317055f1b09369cf5262091eb
[コロナ最前線 @池袋]閉店率95%…午後9時、開いてる店はどこも満席
1/27(水) 23:11配信
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 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の再発令から、3週間となる東京。繁華街・池袋(豊島区)を歩くと、大手飲食チェーンの店が時短・休業に転じ、行き場を探す人々が深夜まで街に残っていた。「感染拡大を防ぐ責任」「生活のため」。営業時間短縮の要請に応じる店、従わずに夜遅くまで営業を続ける店、それぞれが悩んでいた。(小林岳人)

【写真】緊急事態で試練、コロナとの闘い最前線
「感染防止の責任も」

「屋台屋博多劇場 池袋東口店」を後にする客を見送る店員。店はこの2日後から休業した(22日午後8時8分、東京都豊島区で)=上甲鉄撮影
 週末金曜日の22日午後8時過ぎ。大手飲食チェーンが手がける居酒屋「屋台屋博多劇場 池袋東口店」から、この日、最後の客が出た。「昨日までなら、大勢のお客さんがいる時間なのに。なんだか気が抜けちゃいますね」。店長(32)がつぶやいた。
 今月7日に再発令された宣言下で、都は飲食店などに酒類提供は午後7時、営業時間は午後8時までとするよう要請している。応じた店には1日当たり6万円の協力金を支給するが、当初、大手の店は対象外だった。屋台屋博多劇場など70店を首都圏で展開する「一家ダイニングプロジェクト」(千葉県)は要請にいったん応じたものの、「不公平」だとして、すぐに都内店舗を中心に通常営業に戻していた。
 都が方針を変え、22日から中小事業者と同様に協力金が出ることになり、時短営業に。24日以降は多くの店を休業に切り替えた。家賃は池袋東口店だけで月約120万円。午後7時以降の客が全体の7割以上を占め、時短営業では店を開けている方が損失は大きい。
 同社の社員とアルバイトは計約1160人。食材などの仕入れ先は約30社ある。営業本部長(39)は「従業員や取引先への影響は大きいが、感染拡大の防止に努める責任もある」と苦渋の表情で語る。
外まで列

多くの店が閉まり、人通りも少ない池袋駅東口のサンシャイン中央通り(22日午後9時17分、東京都豊島区で)=上甲鉄撮影
 午後9時を過ぎると多くの店の明かりが消え、通りの人出も目に見えて減った。
 都職員が今月18〜26日に行った目視による調査では、池袋の飲食店の閉店率は95%。開いているいくつかの店をのぞくと、どこも満席だった。ある居酒屋の男性店主は「店を開けないと生活がままならない。それだけだ」と言い切った。
 店の外まで客の列ができている居酒屋もあった。店員に聞くと、席が空くまで30分はかかるという。ひっきりなしに客が来ては、列を見て戻って行く。大学時代の同級生と2人で飲んでいた男性会社員(24)は「仕事終わりに飲み始める身に、午後8時の閉店はつらい」と言い残し、次の店を探して街に消えた。

4345荷主研究者:2021/02/04(木) 23:07:04

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/680790/
2021/1/12 8:00
西日本新聞 北九州版 向井 大豪
小倉駅前の顔「セントシティ」4月に名称変更、複合施設で再スタート

複合施設として再スタートするJR小倉駅前のアイム

コワーキングスペースの開業準備が進む7階フロア。新名称「セントシティ」のPRも掲げられている

 JR小倉駅前の商業施設「アイム」で2月から3月にかけて、コワーキングスペース(共同利用型の仕事場)とコールセンターが相次いで開業する。核テナントだった井筒屋コレットの撤退後、施設の立て直しに向けた大幅リニューアルが始まって2年。駅前の買い物スポットとして長年親しまれてきた施設は、大型のオフィスが新たに入居する複合ビルとして生まれ変わる。回復基調の買い物客の流れに働く人たちの出入りが加わり、さらなる活性化が期待されている。

 施設は14階建て。これまでは大半が商業エリアだったが7〜9階をオフィスフロアとして改装中。2月、アトミカ(宮崎市)が7階フロアにコワーキングスペースをオープン。3月にはマックスコム(東京)のコールセンターが8階フロアに開設される予定だ。

 コールセンターは広さ約1300平方メートルで、従業員数百人が勤務。コワーキングスペースにも複数の会社の事務所が開設され、通常の買い物客とは別の大きな人の流れが日常的に生まれる見通し。昼休みに飲食店フロアを利用したり終業後に日用品を買い物したりすることも見込まれ、各テナントの売り上げアップが期待されている。

 2019年2月の井筒屋コレット撤退後、施設は幅広い集客を目指す専門店ビルとして再出発。地場ディスカウントチェーンの「ルミエール」や生活雑貨大手「無印良品」の大型店舗など、日常使いのテナントも多く誘致した。今年4月にはカジュアル衣料品店「ユニクロ」の北九州最大店舗が3階フロアに出店する計画で、買い物客の一層の増加も見込まれている。

 施設を運営する不動産サービス大手「ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)」によると、小倉駅周辺エリアは利便性からオフィス需要が高く、他にも複数の企業が施設のオフィスフロアでの事務所開設を検討しているという。こうした盛り上がりに合わせて、今年4月1日付で施設名称を「セントシティ」に変更し、複合施設としての再スタートをアピールする。

 同社は、井筒屋撤退で落ち込んだ施設への来館者数の倍に当たる年間800万人の来館を2021年度の目標に掲げる。担当者は「駅前の象徴的な施設として小倉のまちづくりに貢献していきたい」と話した。

 (向井大豪)

4346荷主研究者:2021/02/04(木) 23:19:31

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/406216?top
2021/1/13 9:41 下野新聞
イトーヨーカドー小山店 2月閉店 セブン&アイ「地域ニーズに対応難しく」

イトーヨーカドー小山店

 セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)は12日、傘下のイトーヨーカドー小山店(小山市駅東通り2丁目)を2月23日で閉店することを明らかにした。JR小山駅東口の一等地に立地する大型店が開店約41年で幕を下ろす。

イトーヨーカドー小山店 来年2月に閉店へ テナントに個別通知

 2021年2月期第3四半期の決算補足資料で公表した。広報担当者は閉店の理由を「品ぞろえなど地域のニーズに対応するのが難しくなった」としている。

4347チバQ:2021/02/06(土) 12:47:11
6405 チバQ 2021/01/29(金) 16:40:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/779907c28f3a0ffd9f39b834b5aa13011218eb34
「SAやPAの飲食も20時閉店」一律時短でトラック運転手が食堂難民になっている

1/29(金) 15:16配信

コロナ禍の物流を支えるトラックドライバーたちが深夜の食事に困っている。元トラックドライバーでライターの橋本愛喜氏は「高速道路のサービスエリアなども20時には閉まってしまう。普段から一人で行動し、『黙食』が当たり前だから、感染リスクはほとんどない。業態を無視した一律の時短要請より、やるべきことがある」という――。

■飲食店事業者の倒産件数は過去最多に

 昨年1年間、コロナ禍の中を耐えに耐えてきた飲食業界。

 GOTOイートで一瞬光を見たものの、最繁忙期であるはずの年末年始を前にして「第3波」が日本列島を襲い、同キャンペーンは休止に。業界からは悲鳴が上がった。

 帝国データバンクの調査によると、2020年1月から12月における飲食店事業者の倒産件数は780件で過去最多。なんとか生き延びてきた飲食店も感染リスクを抑えようと、これ以上ないほどの対策を取って日々営業してきた。

 そんな状況の中で発出された2回目の緊急事態宣言。これに伴い、11都道府県の飲食店には、20時までの時短営業要請が出された。

 「できることは全てやってきたが、もうダメかもしれない。これ(緊急事態宣言)が“とどめの一刺し”になると思う」

 都内の駅前で30年もの間飲食店を経営してきた知人は、力なくこうつぶやいた。

 飲食店はもはや限界の状態にある。コロナウイルスそのものに「夜型」の特性があるならともかく、どうして飲食店だけが一律に20時までの時短営業を強いられなければならないのだろうか。


■「一人焼肉も時短営業」一律20時までの謎

 コロナ禍の直前、人気だった飲食店に「焼肉ライク」という「ひとり焼肉」の専門店がある。

 焼肉店は、強力な換気システムが整っていることから感染リスクが他飲食店より低いといわれており、コロナ禍の中でも比較的ダメージが少ない業態だ。外食大手のワタミが、居酒屋店舗を次々に焼き肉店へ改装していることからも、その安定ぶりがうかがえる。

 さらに「焼肉ライク」の店舗には、1人1台のロースターとタッチパネルが付いているため、店員との接触すらもほとんどなく、飛沫感染のリスクはかなり低いといえる。

 しかし、「焼肉ライク」のウェブサイトを見てみると、同社では「政府の緊急事態宣言を受けて対象地域の店舗を時短営業している」とのことだった。

 ひと口に飲食店と言っても、このようなひとり焼肉店やファミレス、居酒屋、立ち食い店など、実にさまざまな業態や特徴があり、感染リスクや対策すべき方法にも、それぞれ大きな違いがあるはず。

 にもかかわらず、一律20時に一斉に店を閉めさせるのには、何のメリットがあるのだろうか。

4348チバQ:2021/02/06(土) 12:47:44
6406 チバQ 2021/01/29(金) 16:40:41
■「食堂難民」になるトラックドライバー

 この一律の時短営業の影響を受けるのは、飲食店側だけではない。

 現在、この一律時短営業によって、物流を支えるトラックドライバーが「食堂難民」と化している実態がある。高速道路にあるサービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)の多くの飲食店までもが20時で閉店しているためだ。

 仕事柄、その日のうちに帰宅できず車中泊する長距離トラックドライバーたちには、翌日の仕事まで最低8時間、クルマを動かさず休息を取らねばならないというルールがある。

 また、20時という時間は、0時からの「深夜割」を待つトラックドライバーがSA・PAに滞在し始める時間でもあり、大型車専用駐車場は、マスに停まり切らないトラックで溢れ返っている。

 そのため、1日中運転し、ようやく到着した休憩地点で何とか確保した駐車スペースにクルマを停めても、SA・PAの店が閉まっていれば、夕食だけでなく、下手すれば朝食すらも取れなくなる。別のSA・PAに移動しようにも、前出の「8時間ルール」があるため、それもかなわないのだ。

 緊急事態宣言の中、SA・PAを利用する団体旅行者がどれほどいるだろうか。基本1人で行動し、そばうどんを背中丸めて黙々と食べている彼らトラックドライバーに、誰1人として大声張り上げながら食事をする者はいない。

 テナントの営業利益の兼ね合いで店を早めに閉めなければならないという事情があるならば、それこそ減った利益を国が援助するべきで、店の営業を後押しこそすれ、物流を担い手が利用するSA・PAの飲食店を閉めさせることはあってはならない。

 役所のように「9〜17時」の仕事だけで世の中が動いていると思ったら大間違いなのである。

■悪客に対する制限を作るべき

 さらに強い違和感を覚えるのは、「命令」でもないその「要請」に従わなかった場合、店名を公表すると国が示唆したことだ。日本はいつから国民を晒し者にするような国になったのだろうか。

 先日、コロナ患者を受け入れない医療機関も病院名を公表すると発表があったが、このSNSの時代、当該者を世間に総攻撃させようとする国の方針は、ただの「大人のいじめ」でしかない。

 このように、時短営業要請に応じても逆らっても報われることのない飲食店だが、そこで1つ思い浮かぶ疑問は、「どうしてこれほど努力している店側だけにこれだけの負担を強いるのか」だ。

 各現場取材をして毎度痛感するのが、この国にある「お客様至上主義」だ。

 筆者は「客が神」とするこの日本の社会的構造が大嫌いである。根がひねくれているのだろう、相手が誰であれ、人間同士の付き合いには一定の節度が必要だと思う一方、店員に対してはそれ以上のモノもそれ以下のモノも求めない性格が大きいところだが、現場で働く「エッセンシャルワーカー」たちから、これまでさまざまな「神話」を数多く聞いてきたのも大きな一因になっている。

4349チバQ:2021/02/06(土) 12:48:18
6407 チバQ 2021/01/29(金) 16:42:11
■全て飲食店側のせいにされる不公平さ

 日本には実にさまざまな“神”がいる。

 運送業界には、到着時間帯を「17〜19時」に指定した荷物が17時1分に届いた際、「なんでこんなに早いんだ。17〜19時だったら普通18時だろ」と怒鳴る神、また飲食業界には、バイキングのパンをハンカチに包んで持って帰ろうとする神なんていうのも存在する。

 余談になるが、筆者が「客が神ではない」と認識したのは、外国に住んでいた時だ。

 日本で0円で売られていた某ファストフード店の「スマイル」を、現地の同列店で同じように注文してみたところ、店員のスマイルどころか、これまで見たことがないほど深い眉間のシワと対峙し、初めて笑顔にも対価が必要だということに気付かされた。

 国のガイドラインに従い、飲食店がいくらこまめに店内を消毒し、アクリル板を立て、時短営業しても、来店客が好き勝手やれば全ての努力が水の泡。にもかかわらず、こうしたマナーの悪い客に対しては「マスク」「検温」「消毒」以外、何の決まりも基準もペナルティも科されず、いざ店内でクラスターが発生すれば全て飲食店側のせいされるのは、非常に不公平ではないだろうか。

 「おもてなし」や「お客様至上主義」で思い上がる店側のルールに従わない「疫病神」に対しては、強制退店させるくらいの権限を店側に持たせてもいいのではないかと、筆者は強く思っている。

■同調圧力が、知らぬ間に誰かの首を絞めている

 国からの要請以外にもう1つ、飲食店自身に時短営業をさせている要因がある。

 世間に漂う「同調圧力」だ。

 昨年の緊急事態宣言時、多くの飲食店が休業し、車体の大きなトラックが行き場を失う中、営業を続けていたあるラーメン店は、文字通り彼らのオアシスだった。

 現場から届いた感謝の思いを記事化しようと同店に取材した際、「店を紹介させてほしい」と打診したところ、こんな答えが返ってきた。

 「気持ちは嬉しいし、是非と言いたいところだが、周囲の飲食店が自分のところだけ店を営業していることに対してのやっかみがあるから、今回はお受けできない」

 現場の状況をろくに知りもしない人によって作られた杓子(しゃくし)定規なルールに、何の事情も知らない人間たちが「ナントカ警察」と化して監視する社会。そんな日本の中にある「みんな一緒でなければならない」という感覚は、知らぬ間に誰かの首を絞めていることもあるのだ。

4350チバQ:2021/02/06(土) 12:48:48
6408 チバQ 2021/01/29(金) 16:42:29
■客が本当の「神」ならば……

 そんなルールに縛られ続ける飲食店から、最近ある言葉が登場して話題になった。「黙食」だ。

 「その2文字を店内に掲げる際は、批判覚悟だった」という店主の心からの訴えは、現在多くの飲食店や商業施設、利用客の共感を呼び、店の入り口に同店が作成したPOPを掲げる店が増え続けている。

 今後しばらく続くであろう「ウィズコロナ」の生活。感染対策と経済活動の両立を目指すなら、この先やるべきは、店に対する一律の時短営業要請や、子どもじみた「店名公表ペナルティ」の設置ではなく、「各業態や店舗に合ったルール作り」と、この「黙食」や、時にはそれ以上の「客への強い要請」だ。

 客が本当の「神」ならば、むしろ店の願いをかなえてやるのが本当の姿だと筆者は思う。



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橋本 愛喜(はしもと・あいき)
フリーライター
元工場経営者、トラックドライバー、日本語教師。ブルーカラーの労働環境、災害対策、文化祭、ジェンダー、差別などに関する社会問題を中心に執筆や講演を行う。
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4351チバQ:2021/02/08(月) 11:55:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d0bb8a1a03e8e42624a3df434b597ba7220844e
ズワイガニ価格「GoTo」に振り回されて 水産会社や宿泊施設「商売にならず、心折れた」
2/8(月) 10:01配信
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1月で3回目となったズワイガニの競り(2021年1月26日、京都府京丹後市丹後町間人・間人漁港)
 「Go To トラベル」事業の影響や天候不順などで揺れ動く京都府内のズワイガニの価格に、産地の宿泊施設や水産会社が翻弄(ほんろう)されている。ブランドの「間人ガニ」で知られる京丹後市丹後町の間人漁港では、需要が高まった昨年秋〜冬は例年の2倍に高騰した。GoTo事業の停止や緊急事態宣言の発令で今年1月の競り値は落ち着いた一方で、しけで漁に出られず水揚げ量が少ないため苦戦が続く。商売にならず疲弊した関係者からは「心が折れた」と諦めの声も漏れる。

【写真】全身が白いズワイガニ

■「GoTo」需要で競り値高騰も、販売価格に転嫁できず

  1月26日夕。間人漁港の競り場に久々に雄ガニが並んだ。だが、水揚げ量は約193キロ。1月の競りはわずか3日で、府漁協丹後支所の寺田直彦支所長は「値は前年並みに戻ったが、これだけ漁が少ないのは厳しい」と語る。

 今季のズワイガニは昨秋から好調だったGoTo需要を背景に11月6日の初競りから高騰した。「かなりの量を確保しにいったところに、操業日数の少なさが追い打ちをかけた」と府水産事務所。雪が降る北風が吹くと海は荒れる。少々のしけでも操業できる大型船が中心の兵庫県や鳥取県とは異なり、府内の中小型船は操業できず、12月末までの漁は11回。間隔が2週間以上空いた12月28日の競りでは3倍近くまで高騰した。

 競り値の高騰は水産会社やカニ宿を直撃した。同市にある3港の仲買人でつくる北丹水産物商業協同組合専務理事の能勢元憲さん(46)は「異常な値動き。自社の販売価格と競り値が同じということが何度もあった」と話す。

 お客の購買価格はだいたい決まっており、カニの値が高まっても販売価格に転嫁しにくいという。シーズン前に注文が入る顧客もいる。例年年内は2万円台だったサイズの雄ガニの競り値が「5万円台になることはざらで、6万〜8万円することも多かった」と能勢さん。「GoToが動いている時は他の水産物が売れたので何とかしのいだが…」と苦悩する。

■小さなカニも高騰、カニ宿は口コミで叩かれることも

 宿泊施設も同様だ。間人ガニを提供する市内の旅館の女将(おかみ)は「小さいカニでもすぐに1万円。元々カニの値動き次第では日によっては赤字の日もあり、シーズン全体で見なければならない商売だけど、初競りのような高い相場が続くと厳しい」と話す。

 カニが小さいと口コミでたたかれることもあり、「とにかく誠心誠意するしかないが本当に胃が痛くなる」と言う。一部の旅館では「間人ガニ」だけでなく、他産地のカニに独自のブランド名をつけて提供する動きも出ている。GoTo需要を見越してカニを確保したが、事業の停止によってキャンセルが相次ぎ、在庫を抱えている市内の他地域の宿泊施設もある。

 能勢さんは「年々水揚げ量も減っている。さらにGoTo需要の高値と不漁でむちゃくちゃ。何とかお客さんのためにカニをそろえようと20年頑張ってきたが今季は心が折れた」とつぶやいた。

4352チバQ:2021/02/10(水) 09:22:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/7dc5c1b467aaab8be5de1478c6680cd3a3a926f5

ポプラ、希望退職約50人募集 愛知・富山・石川県の30店撤退




2/9(火) 21:30配信



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中国新聞デジタル







ローソン・ポプラへの移行を予定するポプラクリスタルプラザ店(広島市中区)
 コンビニのポプラ(広島市安佐北区)は9日、約50人の希望退職を募ると発表した。希望退職の募集は初めてで、正社員330人の15%に当たる。資本提携するローソン(東京)の商品も置く「ローソン・ポプラ」に一部の店を転換して店舗網を縮小するのに伴い、体制を適正にして効率化を図る。北陸・中部地方からの撤退も明かした。

 希望退職は9日時点で30歳以上59歳以下の正社員を対象に、3月1〜19日に募る。退職日は原則4月20日で、ポプラが指定。応募者には割り増しした退職金を支給し、再就職の支援もする。費用を2022年2月期の決算に特別損失として計上する予定。

 同社は111店をローソンの物流網を使うローソン・ポプラに移行し、さらに約80店を閉じる方針でいる。ローソン側への譲渡店もあり、昨年8月の全460店を、今年6月ごろには約250店に減らす。愛知、富山、石川の3県で約30店を展開する中部・北陸では、全店の経営から離れる。広島市内もクリスタルプラザ店(中区)などをローソン・ポプラに変える。

 山口、岡山両市の事務所は本社に統合。総社市の食品工場の生産の一部も本社工場へ集約し、効率化を図る。同社は路面店を相次いで閉める一方、事業所内などへ出店して将来的には500店を目指す考えでいる。「徹底的に構造にメスを入れ、再び成長できる体制を目指す」としている。


中国新聞社

4353荷主研究者:2021/02/13(土) 22:10:22

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD181P40Y1A110C2000000
2021/1/18 20:59日本経済新聞 電子版 中部
名鉄、一宮駅に商業施設 21年春に「ミュープラット」

4354荷主研究者:2021/02/13(土) 22:17:46

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/682703/
2021/1/19 6:04
西日本新聞 社会面 石田 剛 布谷 真基
ヤマダHD、ベスト電器など吸収合併 経営効率化狙い屋号は維持

 家電量販店などを展開するヤマダホールディングス(HD)は18日、ベスト電器(福岡市)などグループ8社をヤマダデンキ(群馬県高崎市)に吸収合併すると発表した。主力の家電販売事業を中核子会社のヤマダデンキに一元化し、営業戦略の一体的な推進や業務の共通化などの経営効率化を図る。1953年に福岡市で創業し、一時は業界で国内トップの売上高を誇ったベスト電器は約68年の歴史に幕を下ろす。

 ヤマダHDは2020年10月に持ち株会社制に移行し、グループ内の再編を進めている。ヤマダデンキは7月1日に吸収合併後、全国11地区をそれぞれ担当する社内分社制に移行する。吸収合併されるベスト電器など各子会社が持つ屋号や店舗網は維持し、従業員はヤマダデンキに転籍して雇用は維持する方針という。

 ベスト電器は12年にヤマダ電機(現ヤマダデンキ)と資本業務提携し、17年に完全子会社になった。九州を地盤に国内外でフランチャイズを含めて376店を展開している(20年9月末時点)。ベスト電器の小野浩司社長は西日本新聞の取材に「グループのつながりを深くするための再編だと理解している」と語った。 (石田剛、布谷真基)

4355荷主研究者:2021/02/13(土) 22:42:18

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC215080R20C21A1000000
2021年1月22日 20:01 日本経済新聞 福岡
ベスト電器社長「歴史に幕、感慨深い」 ヤマダに統合

4356とはずがたり:2021/02/18(木) 16:30:34
井筒屋大牟田店、2021年1月31日閉店-旧店から51年の歴史に幕
2021年1月31日
https://toshoken.com/news/21354

福岡県大牟田市のショッピングセンター(総合スーパー)「ゆめタウン大牟田」本館1階にある百貨店「井筒屋大牟田店(井筒屋大牟田ショップ)」が、2021年1月31日に閉店する。

4357チバQ:2021/02/25(木) 09:44:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e57150f3e1f4568a05034ef014c871067ac15aa7
新所沢パルコ閉店へ…そごう、丸広、矢尾に続き 宇都宮同様、跡地利用に時間かかるか…理由「パルコ仕様」
2/25(木) 8:27配信

2024年2月末での営業終了が発表された新所沢パルコ=24日午後、所沢市緑町
 全国的に百貨店の撤退が相次いでいるが、埼玉県内でもJR川口駅前の川口そごう(川口市)が今月末で閉店、JR高麗川駅近くの丸広百貨店日高店(日高市)も今月14日をもって閉店した。秩父鉄道皆野駅近くの矢尾百貨店皆野店は2017年8月末で137年の歴史に幕を下ろした。

 駅近くの大型商業施設の閉店は地元経済に与える影響が大きく、中心市街地の空洞化も懸念される。そごう川口店は1991年10月にオープン。川口駅東口の再開発事業の中核として位置付けられた開店だったが、郊外型の大型ショッピングセンターの進出やインターネット通販の拡大などを背景に売り上げが減少していた。

 丸広百貨店日高店は日高市の人口が減少傾向になりつつある中、競合他社との競争激化やインターネットショッピングの拡大などを背景に市場環境が厳しくなったことなどが、閉店を決めた要因とみられている。

 新所沢パルコの閉店について、地元企業関係者は「新所沢パルコのような若年層向けのアパレル店や雑貨店は郊外にも増え、差別化を図れなかったのが要因ではないか」と指摘。出入り口がそれぞれ一つしかない駐車場も客足が遠のいた理由として挙げた。

 関東圏では宇都宮パルコ(宇都宮市)が19年5月31日に営業を終え、22年の歴史に幕を閉じた。販売不振が要因で、売上高はピーク時の3分の1になっていた。
 立地は同市中心部の馬場通り3丁目だが、地元関係者によると「店舗跡のビルの活用に関心を示す事業者は複数あると聞いているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、話は進んでないようだ」と話す。

 関係者は話が進まない要因としてビルの構造にあると指摘。外内装ともにパルコ仕様で、全体的に窓が少なく館内にはエスカレーターが導入されており「事務所などオフィス用途に転換しづらく、好立地でも敬遠されているのではないか」とした。

 新所沢パルコも外観など特徴的な建物。それを聞いた関係者は建物を取り壊さないことを前提に「宇都宮と同じく、新所沢の跡地利用が決まるまで、時間がかかる可能性は高い」と見込んだ。

4358チバQ:2021/02/25(木) 09:47:03
私も津田沼パルコで青春過ごしましたね
https://www.saitama-np.co.jp/news/2021/02/25/03.html
2021年2月25日(木)
新所沢パルコ閉店へ…24年2月末に 1983年開業 グランエミオなど競争激化、大型施設の出店計画も

2024年2月末での営業終了が発表された新所沢パルコ=24日午後、所沢市緑町
 大丸や松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングは24日、傘下のパルコが新所沢パルコ(所沢市緑町)を2024年2月末に閉店すると発表した。同社は、周辺の商業施設との競争激化や西武鉄道所沢駅周辺に大型施設の出店が計画されており、収益増が見込めないことや施設の老朽化などを要因としている。地元の所沢商工会議所の関係者は「(新所沢パルコが)閉店となると地元経済に与える影響は大きい」と話している。閉店後の跡地利用は未定。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b653576bac1d378e805ae9cf24a22511314c6021
津田沼パルコ閉店へ 23年2月末、千葉県内から撤退 開業40年超 「青春時代過ごした」利用客に驚き
2/24(水) 16:04配信
 JR津田沼駅前の大型商業施設「津田沼パルコ」(船橋市前原西2)が2023年2月末で営業を終了することが24日、分かった。運営会社のパルコ(東京)が発表した。1977年7月に開業。近隣に多い商業施設との競合が続く中、テナントの売り上げは30年前をピークに減少傾向で、建物の賃貸借契約満了(23年5月末)を機に撤退する。利用客は「津田沼の顔だった」「青春時代から通っていた」と寂しがった。

 16年11月に千葉パルコ(千葉市中央区)が営業を終了しており、千葉県内からパルコが姿を消す。

 船橋、習志野の両市と接するJR津田沼駅北口改札から歩道橋デッキで直結している津田沼パルコ。コロナ禍前よりは少ないとはいえ、24日夕も人の流れが続いていた。同日の取締役会で決まったという2年後の閉店。買い物を終えたばかりの近隣住民らは驚きを隠せない様子。

 習志野市の男性会社員(54)は「子どもの頃に開業して都会になったと思った。バブル期にはブランド物を買いに行き、青春の1ページのような場所。今も服やかばんを買ったり、ちょっとしたぜいたくに使っている。近くでは船橋西武も閉店したばかりなのに」と困惑。同市の女性(74)も「街の華やかさの象徴。他店やコロナ禍の影響もあるのかもしれないが、さみしい」と残念がる。

 学校帰りに友達と訪れた女子高校生(17)=千葉市美浜区=も「週3回は来ている」。船橋市の50代パート女性は、この日も地下の食品売り場に寄った帰りで「他にもスーパーはあるが、遠くなる。不便になるのは困る」と跡地の“行方”に気をもんだ。

 駅前の不動産店関係者は「南口側の新興住宅街などの開発で、賃貸物件の需要は大半が南口側になった」と、津田沼エリア内での人の流れの変化を指摘する。津田沼パルコと同じ通り沿いに同じ年に創業した商店主の男性(52)は「コロナで、寄り道しながらの買い物客が減った気がする。私たちも頑張らなければ」とうなった。

 津田沼パルコはA・B両館とも地下1階〜地上6階建て。テナントとして計142店舗が入居し、店舗面積は計約4万8千平方メートル。

 パルコによると、テナント取扱高はピークの1991年度に約188億円に上ったが、2019年度は約120億円にとどまっていた。パルコは「地域の皆さんに愛されてきた。残り2年間、しっかり営業していきたい」。跡地利用に関与する立場にはないという。

4359チバQ:2021/02/28(日) 22:55:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/45e26471ed44373886e71472135460e7fb8c27df
首都圏でも百貨店閉店 三越恵比寿とそごう川口
2/28(日) 20:08配信
 苦戦が続く百貨店業界で、首都圏の店舗にも閉店の波が及んできた。1994年にオープンした三越恵比寿店(東京都渋谷区)と91年開業のそごう川口店(埼玉県川口市)が28日閉店し、四半世紀余りの営業に幕を下ろした。


 三越恵比寿店とそごう川口店は、商圏が重なる駅ビルや近隣のショッピングセンターなどとの競争が激化。売上高はピーク時と比べ、三越恵比寿店が半分、そごう川口店は4割まで落ち込んだ。そごう川口店はこのところ営業赤字が続いていた。

 最終営業日には多くの客が訪れた。三越恵比寿店に開業当初からよく来ていたという女性(77)は「食品など良い品質の商品がそろっていて便利だった」と名残を惜しんだ。そごう川口店の女性客(60)は「ランドセルを買ったり、家族でよく来たりした思い出のお店だ」と話した。

4360チバQ:2021/03/01(月) 09:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/282ec195cd697900b0b5a0a4ae227488f5f16ea6
半世紀の歴史に幕 イトーヨーカドー平店営業終了
3/1(月) 8:32配信

 いわき市のイトーヨーカドー平店は二十八日午後八時で営業を終了し、約半世紀の歴史に幕を下ろした。

 田中友浩店長が「東日本大震災の翌日から営業できたことは今でも誇りに思っている。従業員の多くが引き続き市内に残る。地域の方々に感謝したい」とあいさつし、午後八時二十分すぎにシャッターを下ろした。

 平店は一九七一(昭和四十六)年に開店。売り場は一階から四階まで、食品や服飾などを販売し、市民らに親しまれてきた。

 閉店後の建物の跡地は、土地や建物を共同所有している市内の不動産業者が中心となり、地域のニーズをふまえた多機能型施設を建設する方向で調整している。

4361チバQ:2021/03/01(月) 09:47:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa40222d9c0c0059d545177971ad4df192a180f
「こんなに人が多いとは…」宣言最終日 福岡市中心部にぎわう
2/28(日) 21:23配信

西鉄福岡(天神)駅前の警固公園で過ごす人たち=福岡市中央区で2021年2月28日午後3時11分、矢頭智剛撮影
 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出されていた10都府県のうち福岡、大阪など6府県は1日で宣言が解除される。宣言最終日の28日、福岡市中心部などは多くの人でにぎわった。街では宣言解除を翌日に控え安堵(あんど)の声も聞かれたが、医療関係者は再び感染が増える「リバウンド」への注意を呼びかける。

 宣言解除を前に、福岡市街の人出は宣言発令前より増えた。ソフトバンクの子会社「Agoop(アグープ)」がスマートフォンの位置情報を基に推計した主要駅の人出データを毎日新聞が分析したところ、宣言期間中最後の土曜だった2月27日、同市中央区の西鉄福岡(天神)駅の午後3時の人出は宣言発令直前の土曜の1月9日と比べて34%増だった。

 街では宣言解除への期待と感染再拡大への不安が相半ばした。28日午後、天神駅の近くを歩いていた高校2年の男子生徒(17)は「宣言期間中は部活のラグビー部でも身体接触がない練習しかできなかった。これからは試合ができる」と笑顔。一方、60代の女性は「用があって来たが、こんなに人が多いとは」と複雑な表情だった。

 北九州市小倉北区の勝山公園も家族連れなどでにぎわった。同区の高校1年、須藤颯太さん(16)は「宣言期間中は学年末試験の勉強でずっと家にいたので気分転換で外出した。解除後も過ごし方は変わらないと思うので、趣味のサイクリングで遠出できないのがつらい」と話した。

 医療関係者は引き続き感染対策を呼びかける。福岡県内のクリニックの男性院長は「県内ではまだ重症者も死者も出ている。ワクチン供給には時間がかかるし昨年のように暖かくなっても感染は広がり得るので、どうか注意を怠らないで」と話した。【下原知広、宮城裕也、平川昌範】

4362チバQ:2021/03/01(月) 22:52:36
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210301k0000m040255000c.html
「早く元通りに」「しばらく我慢」 宣言解除初日、期待と不安と
2021/03/01 20:59毎日新聞

「早く元通りに」「しばらく我慢」 宣言解除初日、期待と不安と

帰宅時間となり、JR博多駅に向かう人たち=福岡市博多区で2021年3月1日午後7時1分、津村豊和撮影

(毎日新聞)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言は1日、福岡、大阪など6府県で解除された。飲食店に求められた時短営業は緩和され、観光地には遠のいた客足が少しずつ戻り始めた。感染再拡大への不安が引き続き残る中、明るい春は訪れるのか――。

 北九州市門司区のJR門司駅前にある沖縄料理屋「一花(ひとはな)でいご」。沖縄民謡のライブが売りの店だったが、新型コロナウイルスの影響で歌い手を集められなくなり、2020年末にライブを廃止。店の規模を縮小して移転した直後に2度目の緊急事態宣言に見舞われ、一時は休業を余儀なくされるなど厳しい経営が続いていた。

 宣言下で午後8時までだった閉店時間は、1日から午後9時までに繰り下げられた。店主の親泊(おやどまり)トシ子さん(69)は「店への協力金は減額されて4万円になったが、非常に助かる。お客さんが店でのんびり過ごせるよう、早く元通りに戻ってくれれば」と期待を込めた。

 福岡県を代表する観光地の太宰府。太宰府観光協会によると、天満宮周辺では梅の花が見ごろになった2月下旬から人出が戻り始めたが、観光客を案内するバスガイドの姿はほとんど見られないという。天満宮近くの梅ケ枝餅店で働く高田由美子さん(49)は「今年は梅の見ごろの時期と緊急事態宣言が重なり影響は大きかった。再び、繁忙期となる11月ごろまでに何とかコロナが終息してくれればいいのだが」と話した。

 子育て中の女性や会社員からは宣言解除を不安視する声も漏れた。福岡市南区の女性(27)は約2週間前に発熱して医療機関を受診。PCR検査の結果は陰性だったが、「1歳の長男と2人暮らしなので、自分が感染したら子どもをどこに預ければいいのだろう」と当時の不安な思いを明かす。「ワクチンが行き届くまであと1年ぐらいかかると思うので、それまでは辛抱するしかないのでは」

 福岡市城南区の男性会社員(65)も「もう少し様子を見てもよかった。解除でまた元通りになってしまうのが心配だ」と不安を口にし、感染が心配で外出を控えているという北九州市八幡東区のパート従業員の50代女性も「福岡市に遊びに行きたいが、もうしばらくは我慢しようと思う」と話した。【宮城裕也、井上卓也、加藤小夜】

4363チバQ:2021/03/01(月) 22:53:14
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210301k0000m040248000c.html
飲食店「客足少し戻った」「自粛ムード厳しい」 宣言解除の大阪
2021/03/01 20:54毎日新聞

飲食店「客足少し戻った」「自粛ムード厳しい」 宣言解除の大阪

緊急事態宣言が解除され、居酒屋でマスクを着けて食事を楽しむ人たち=大阪市北区の「千石屋」で2021年3月1日午後6時17分、北村隆夫撮影

(毎日新聞)

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が大阪、兵庫、京都を含む6府県で解除された1日、飲食店への営業時間短縮要請は各地で緩和され、「仕事帰りの客が戻るのではないか」と多くの店が営業時間を延ばした。一方、協力金の減額・廃止や自粛ムードの継続による厳しい見方も。感染再拡大への警戒もあり、日常への復帰は手探りで始まった。

 大阪市と兵庫、京都の2府県では従来の午後8時までが同9時までに1時間緩和され、大阪府内では大阪市以外が要請対象外に。宣言下で1日一律6万円だった協力金は緩和地域で4万円に減り、除外地域はゼロになった。

 大阪市北区、JR天満駅近くの居酒屋「千石屋」では同日午後6時ごろ、スーツ姿の男性客ら6人がビールを飲んでいた。同9時までの営業にした店主の井出雅祥さん(70)は「商店街の客足も少し戻ってありがたい」と笑顔。だが、「(対象外となった)市外に客が流れる可能性もあり、商機を逃すとすれば少し残念」とも付け加えた。

 繁華街・北新地の老舗クラブ「クラブ山名」のママ、山名和枝さん(85)も同9時までにした。「午後8時まででは仕事帰りの客がゆっくりするのは難しかった。大変ありがたい」。1月14日の宣言再発令後、開店を午後5時と3時間繰り上げたが、2月の売り上げは前年同月比7割減。協力金では補えず、休業したいのが本音だが、「赤字でも客をつなぎ留め、コロナ後のために短時間でも営業を続けたい」と前を向く。

 JR鶴橋駅(同市天王寺区)近くの立ち飲み屋「八百保(やおやす)」も午後9時までに。店主の中西保之さん(67)は「会社勤めの人が仕事が終わってから来られるようになる」と語る。店の定員は14人、賃料は月60万円未満で大阪市による協力金の上乗せはない。「4万円は店を何とか回せる額。大規模店では厳しいだろう」

 一方、大阪市を除いて通常営業が可能となった大阪府内。吹田市の大阪メトロ御堂筋線江坂駅に近い老舗焼き肉店「豊味園」は午前0時までに戻した。夏山竜一店長(32)は「『1回転』だった客が『3回転』になる」と張り切る。ただ、大阪市内から大勢の人が流入して街が混雑することへの懸念もあり、「府内全域で同じにしてほしかった」。

 堺市堺区のバー「CLASSICAL」は宣言発令と同時に閉めていた店を1日に再開し、午前1時までの通常営業とした。だが、店主の高杉晋(すすむ)さん(55)は「大阪市が自粛ムードのままでは堺市も同じ。まだ黒字になるまでの客入りは見込めない」と厳しい表情だ。昨年は売り上げが前年比で約900万円減と大幅の赤字。「協力金もなく、自粛ムードが残る今が一番厳しい」と打ち明けた。

 大阪府は1日、時短要請の変更に伴うコールセンターを開設し、飲食店関係者らから312件の問い合わせがあった。大阪市外では通常営業ができることや、酒を提供しない店も時短要請の対象となることなどを確認する質問が多かったという。【隈元悠太、鶴見泰寿、園部仁史】

 ◇発令前に比べ人出1割増

 NTTドコモが利用者の位置情報などを分析したデータによると、1日午後3時の京阪神の繁華街や主要駅の人出は、1月の緊急事態宣言発令前(1月7日)と比べて1割ほど増えていた。大阪市の梅田は14・6%増、難波は12・0%増。京都市の京都駅は12・9%増、神戸市の三ノ宮駅は8・7%増だった。【高瀬浩平】

4364チバQ:2021/03/03(水) 23:38:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/384827d33d5c291fffa372a78cb37567fc3e1fd1
「もう限界」 宣言延長に飲食店主は悲鳴 3月はかき入れ時
3/3(水) 20:45配信

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毎日新聞
通常なら客でにぎわうカフェバーも閑散としていた=東京都目黒区で2021年3月3日午後7時37分、玉城達郎撮影

 首都圏1都3県に発令されている新型コロナウイルスの緊急事態宣言が期限の7日から2週間程度、延長される見通しになった。飲食店にとって3月は、花見客や観光客でにぎわうかき入れ時だが、延長に伴い営業時間短縮要請は続くとみられ、店主たちからは「限界に近い」と悲鳴が上がる。

 東京都内の桜の名所の一つである目黒川。花見の季節には800本以上の桜が咲き誇り、家族連れなど300万人以上が訪れる。例年なら周囲の飲食店は連日にぎわうはずだが、宣言の延長が暗い影を落とす。

 店内から桜を眺められるジンギスカン料理店「中目黒ひつじ目黒川店」の店長、西原宏視さん(32)は「一番の稼ぎ時の花見シーズンに影響が出るかもしれない。また経営が厳しくなる」とため息をついた。

 一帯は昨春も感染拡大の影響を受け、イベントやライトアップは中止に追い込まれた。花見シーズンの店の売り上げは例年の2割程度に落ち込んだという。

 3月上旬は送別会とも重なって予約の電話が殺到するが、今年は問い合わせすらほとんどない。宣言が延長されたら、時短要請に従って引き続き午後8時に閉店するといい、「できることをやるしかない」と言葉少なに語った。

 目黒川沿いにあるカフェバー「クー・エ・クー」の店長、下山純子さん(59)も「花見シーズンが去年と同じように落ち込むかもしれない。今は協力金で食いつないでいる。宣言の延長期間が長引けば厳しい」とうつむいた。

 東京・上野の繁華街で今月2日から営業を再開した居酒屋の女性店長は「午後4時からの3時間で客は3人だけ。コロナ禍で収入が減って常連客の足は遠のいているのに、宣言の延長でさらに客が減ってしまう」と嘆いた。

 全国から観光客が訪れ、260以上の宿泊施設が集まる神奈川県箱根町。町観光協会の佐藤守専務理事(51)は宣言の延長方針について「残念だが、人命が大事。仕方がない」と受け止める。箱根では3月になると早咲きで知られる河津桜が見ごろを迎える。都心から近く安価な施設が多いことから学生の予約も増え、宿泊施設の経営者の間では「1年の中で期待が高まる時期」という。佐藤専務理事は「宣言が解除される日に向け、ソーシャルディスタンスや消毒液の準備など観光地としてやるべき対策をしっかりやっていくしかない」と話した。【井川諒太郎、李英浩、山本佳孝】

4365とはずがたり:2021/03/05(金) 15:21:06
都商研ニュース
井筒屋大牟田店、2021年1月31日閉店-旧店から51年の歴史に幕
2021年1月31日
https://toshoken.com/news/21354

4366とはずがたり:2021/03/05(金) 22:06:40
三田阪急8月1日営業終了 6月16日から閉店セール
2021.03.05
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202103/0014127707.shtml
神戸新聞NEXT

 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは5日、三田阪急(兵庫県三田市)を8月1日に閉店すると発表した。競争激化や新型コロナウイルス禍で業績が振るわなかった。6月16日から閉店セールを始める。

 三田阪急は2005年、JR三田駅前の商業施設「キッピーモール」の核店舗として開業。売り場面積は2100平方メートル。

 近隣では神戸三田プレミアム・アウトレット(神戸市北区)など大型商業施設の開業が相次ぎ、近年は赤字傾向に。コロナ禍の緊急事態宣言に伴い、昨年4〜5月に1カ月以上休業したことも響いた。20年9月中間期の売上高は4億800万円で前年同期比36・6%減。21年3月期も19・6%減の10億9600万円にとどまる見通し。

 従業員51人(20年12月1日現在)は閉店後、他店などへの配置転換を予定する。閉店セールでは婦人服や雑貨などを均一価格で販売する。(横田良平)

4367名無しさん:2021/03/06(土) 06:38:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8839d440122e14e659ef7865394eed1ce13b45f5
「五島列島コンビニ史」 99年、県内離島初“24時間”店 10年代ATM新設で利便性向上
2/18(木) 11:00配信
長崎新聞
 長崎県の五島列島にこの春、コンビニ大手「ローソン」の看板が掲げられる。本土では当たり前の存在だが、今まで島になかったサービスも新たに提供される。島民の生活を変えてきた島の「コンビニ史」をたどった。

◇行 列
 五島列島に初めて24時間営業のコンビニができたのは、1999年12月8日のことだ。場所は、当時の新魚目町(現新上五島町)浦桑郷にある商店街。九州を中心に展開するチェーンのフランチャイズ店「RIC浦桑店」として開店した。
 RIC当時から列島内でコンビニ経営を手掛ける同町のドゥイング(旧かましん)によると、浦桑店は県内の離島で初めての24時間営業店舗だった。開店を伝える本紙記事は、オープンを待つ人の行列ができたことを紹介しており、島民の期待の高さがうかがえる。
 約1年半後の2001年8月1日には、福江市(現五島市)木場町にも「RIC福江木場店」が開店し、上・下五島地区に24時間営業コンビニがそろった。出店は続き、14年時点で五島市に6店舗、新上五島町に2店舗のRICがあった。

◇変 化
 その後、RICブランドを展開していた「ココストア」が「ファミリーマート」に買収されたことなどに伴い、ドゥイングは新たに「ポプラ」と契約。店内で炊いたご飯をよそう弁当「ポプ弁」などが人気で、両市町には17年までに現在の計7店舗(五島5、新上五島2)ができた。
 この時、島の暮らしに大きな変化が生まれた。24時間利用できる現金自動預払機(ATM)の新設だ。それまでも銀行ATMは島内にあったが、夜間は閉鎖されていた。ドゥイングの道津一政専務(36)は「島にはクレジットカードが使えない店も多かった。飲み客や観光客がいつでも現金を下ろせるようになり、利便性は格段に上がったのではないか」と語る。

◇物 流
 両市町では4月以降、ポプラが改装されるなどして計8店舗のローソンが出店するが、これまで大手コンビニの島内出店が難しかった要因の一つに、物流の問題がある。本土から商品を輸送するには船を使わざるを得ずコストがかさむ上、品質を保ちながらアイスや冷凍食品を運ぶことも困難だったという。
 ドゥイングはローソン側との契約を目指す中で、島内で営むグループ事業所のスーパーやホームセンターの商品と組み合わせて運ぶことなどで、コストを抑える見通しを立てた。今後は人気の「からあげクン」や各種スイーツなど、テレビCMで紹介される商品が島でも買えるようになる。
 ローソンでは政府の飲食業界支援事業「Go To イート」の食事券も購入でき、道津専務は「五島の飲食店にもメリットが生まれれば」と期待。その上で「これまで『都会の当たり前を五島の当たり前に』を目標にしてきた。五島列島でさらに2店舗増やし、計10店舗を目指したい」と意気込んだ。

4368荷主研究者:2021/03/21(日) 22:06:34

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=726584&comment_sub_id=0&category_id=113
2021/2/12 23:12 中国新聞
広電、佐伯区の「ファミリータウン」1棟閉館 9月末、建物が老朽化

9月末に閉館するナイスディ棟

 広島電鉄(広島市中区)は12日、広島市佐伯区楽々園で運営するショッピングセンター(SC)「ファミリータウン広電楽々園」のテナント商業棟1棟を9月末で閉じると発表した。築49年で、建物の老朽化を理由としている。

 閉じるのはSC(敷地面積約3万8千平方メートル)の北東にある「ナイスディ」棟。2階建て延べ約8400平方メートルで、現在はハンバーガー店や100円ショップ、衣料品店など14店が営業する。近くの主婦新田友枝さん(52)は「ずっとここで買い物をしてきたので残念」と話した。

 建物は1972年に完成。同年に、食品や衣料品などを扱う子会社直営の売り場とテナント店の複合施設「広電楽々園ショッピングタウン」としてオープンした。「閉館後の活用法は未定。有効に使えるよう検討する」としている。

 SC内にはスーパーのマックスバリュ、家電量販店の家電住まいる館YAMADA、ホームセンターのダイキが入る広電所有の建物もある。いずれも営業を続ける。(新本恭子、東海右佐衛門直柄)

4369荷主研究者:2021/03/21(日) 22:13:20

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1260968
2021年2月15日 午後5時10分 福井新聞
県内唯一の百貨店、ハイブリッド型へ
西武福井店大規模改装、食品と専門店を強化

新館閉鎖に伴い本館を大規模改装する西武福井店=2月12日、福井県福井市大手3丁目

 新型コロナウイルス禍による衣料品販売の低迷などで全国の百貨店が苦境にあえぐ中、西武福井店(福井市中央1丁目)は大規模改装を進め、新館に入るロフトなどを本館に集約することで“心機一転”を図る。「コロナ禍の中でも長期的に集客効果が期待できる食品、専門店領域を強化」(同店広報)し、福井県内唯一の百貨店として成長軌道に乗せたいとする。

 コロナ禍で百貨店の衣料品販売は不振が続き、アパレル大手のレナウンが経営破綻し、オンワードホールディングスは連続赤字。両社が展開する各ブランドが西武福井店からも撤退した。これまでのアパレルを中心とした百貨店の営業形態は岐路に立っている。

 西武福井店の売上高は、昨年4月の緊急事態宣言で食品売り場を除いて臨時休業した期間は厳しい数字となったが、6月以降は今月まで前年同期比9割前後で推移している。「外商による底支え効果が大きい」(同店広報)ほか、食品売り場が巣ごもり需要で前年超えと好調。コロナ禍で苦戦する百貨店の中では健闘している。

 そごう・西武の本部が同店の大規模改装への投資を決めたのは、新館閉鎖に伴う本館集約とともに、この“底力”が背景にあったとみられる。

 大規模改装では、若者層に人気のロフト、無印良品といった大型テナントを取り込み、「百貨店と専門店のハイブリッド型店舗として、若い世代にも日常的に便利に使ってもらいたい」と同店広報。一方、改装後の婦人服売り場は、コロナ禍前と比べて21ブランドが撤退・退店したこともあり、同フロアの面積を縮小し、新規テナントの入居スペースを確保した形だ。

 “成長分野”と位置付ける食品も拡充。1階に菓子売り場を設け、週替わりで全国の銘菓が楽しめるコーナーを新設。福井市の洋菓子店「パティスリーハシモト」の新規入店など地元スイーツも充実させる。「(1階の)化粧品と菓子の組み合わせは集客面でプラス効果」(広報)という。

 一方、閉鎖後の新館は、ビル所有者の不動産会社が新たなテナントを募り、2022年春をめどに商業ビルとして再開したい考え。同店広報は「本館と結ぶ連絡通路や地下通路は残しており、ぜひとも連動していきたい」と期待を込めた。

 JR福井駅西口周辺は、北陸新幹線県内延伸と通称「三角地帯」の再開発が1年遅れの24年春となり、3年間は駅西から客足が遠のくことが懸念される。同店広報は「行政、周辺商店街と連携した活性化の取り組みで駅西への客の流入を維持したい。西武福井店としても新たな成長戦略の中で営業努力していく」と強調した。

4370名無しさん:2021/03/27(土) 06:36:18
人権・差別・同和問題
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1223559981/383

383 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2021/03/27(土) 06:36:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e221168108e9cfa5749f5a7c104417b64e49b4d
ファミマ、「はだいろ」表記のPB下着を回収
3/26(金) 21:05配信
朝日新聞デジタル
 ファミリーマートは26日、新たに発売したプライベートブランドの衣料品の色の表記で不適切な表現があったとして、店舗から回収したことを明らかにした。女性向けの下着で「はだいろ」と記しており、社員や加盟店から不適切ではないかと指摘する声が出たという。

 衣料品は「コンビニエンスウェア」として今月23日から全国で発売したシリーズの一部。女性向けのキャミソールやショーツなど3種類(各2サイズ)で色の表記を「はだいろ」としていた。計約22万5千枚を売り出していたという。

 ファミマによると、同シリーズを関西地区で先行発売した際は「ベージュ」の表記だったが、全国展開する際に「はだいろ」に変えた。「ひらがなにして、幅広い世代に受け入れてもらう」狙いだったという。

 ファミマは回収後、表記を「ベージュ」に改めて再び販売する。ファミマ広報は「再発防止とチェック体制の強化に取り組むとともに、社員教育の徹底をはかる」としている。(中島嘉克)

朝日新聞社

4371チバQ:2021/03/27(土) 21:41:04
>>4370
なるほど
肌色ってもう使わない(使えない)表現なんですね。

まあ、自分の子供の頃から、『どうなの?』って論調は合った記憶

4372チバQ:2021/03/29(月) 09:43:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc071c855dbc1cd0860041bd254c761e02714222
静岡マルイ、51年の歴史に幕 全面改装も好転せず「火消えた」
3/29(月) 8:22配信

営業最終日に訪れた客に感謝を伝え、頭を下げる従業員ら=静岡市葵区御幸町の静岡マルイで2021年3月28日午後6時24分、渡辺薫撮影
 1969年から静岡市葵区で営業を続けてきた大型商業施設「静岡マルイ」が28日、閉店し、51年の歴史に幕を下ろした。営業最終日に訪れた客からは、地域に根づいた施設の閉店を惜しむ声が上がった。

 静岡マルイは丸井静岡店として開業。取扱高は98年度にピークの149億円に達した。だが、競合他社の増加などが響き、その後は取扱高が伸び悩んだ。2016年に静岡マルイと静岡モディとして全面改装したが、状況が好転せず、20年10月に閉店を発表した。

 この日、施設を訪れた静岡市葵区の主婦、中山昭枝さん(68)は「静岡市のにぎわいの火が一つ消えた感じ。今も大切なバッグを買った思い出がある」と振り返った。

 雨天にもかかわらず、午後6時の閉店は多くの客が見守った。従業員が「51年間、ありがとうございました」とあいさつすると拍手が送られた。伊藤哲朗店長は「モディは営業を続けるのでよろしくお願いします」と頭を下げた。【渡辺薫】

4373荷主研究者:2021/03/29(月) 22:09:55

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJB0866S0Y1A300C2000000/
2021年3月8日 19:30 日本経済新聞 石川
金沢の百貨店エムザ 名鉄が売却「雇用維持に期待」

4374チバQ:2021/04/08(木) 19:08:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/63974f93f77e02a59132e3f43befa66c3175f2f2
福岡市天神地区 新たに高さ制限緩和 最大29メートル高く
4/8(木) 10:18配信
7




再開発計画「天神ビッグバン」が進む天神中心部。福岡ビル(中央左)、天神コア(中央)、天神ビブレ(中央奥)、天神イムズ(中央右端)=福岡市中央区で2020年1月31日午後3時33分、本社ヘリから森園道子撮影
 福岡市は、再開発を進める中央区天神地区のうち、新たに商業ビル「イムズ」など、渡辺通り沿いにある西鉄福岡(天神)駅東側地区(約2・3ヘクタール)について、航空法で制限されている建築物の高さが国家戦略特区の特例として緩和されたと発表した。3月29日、内閣府から通知があった。

 市都心創生課などによると、高さ制限が緩和されるのは8月に営業を終えるイムズの他、オフィスビル「天神ツインビル」、博多大丸などが入る「西日本渡辺ビル」。

 天神地区は、福岡空港からの距離によって建築物の高さが制限され、今回緩和された地区の高さは最高で約65〜67メートル(一般的なビル15階建て相当)だった。実際の建築物もほぼ制限いっぱいだが、約80〜96メートル(同21階建て相当)に緩和される。

 市は天神地区で民間ビルの建て替えを誘導する事業「天神ビッグバン」を進めており、既に天神の明治通り周辺地区(約17ヘクタール)では最高で約115メートルまで国が制限を緩和。イムズの建て替えが決まったことで、3月24日に市が国に緩和を求めていた。

 国は周辺にある既存の建築物と比較し、高さ制限を緩和しても福岡空港周辺の航行の安全性に支障がないと判断したという。福岡市の高島宗一郎市長は同30日の会見で「福岡市では、開発の具体的な動きが始まるタイミングで感染症対応のコンセプトを挟み込めた。これにより福岡市に企業が拠点を移し、生まれ変わった街で多くの雇用も生まれる」と話した。【吉川雄策】

4375チバQ:2021/04/09(金) 10:09:22
仕事中とか仕事かえりとかにコンビニ寄らなくなるからか
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf471bf4a55f6114a2c43238d34da9ce4101845b

巣ごもり消費で小売りに明暗 セブン、ローソン大幅減益
4/8(木) 16:00配信



 新型コロナウイルス禍に直面する小売り各社が8日に決算を発表、巣ごもり需要など様変わりした消費行動への対応の差で明暗が分かれた。セブン&アイ・ホールディングスとローソンの2021年2月期連結決算はコンビニ不振で大幅減益となった。カジュアル衣料品店「ユニクロ」のファーストリテイリングは部屋着が売れ、中間決算で2割を超える営業増益を確保。通期は最高益の見通しを維持した。

 セブンは純利益が前期比17.8%減の1792億円。ローソンは純利益が86億円で、前期比56.8%減と落ち込んだ。

 ファストリの21年2月中間連結決算は、前年同期比22.9%増の1679億円。

4376荷主研究者:2021/04/11(日) 21:38:36

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB18CMY0Y1A310C2000000/?unlock=1
2021年3月22日 19:27 日本経済新聞
新潟三越閉店1年 試行錯誤の古町商店街
信越トピックス

4377とはずがたり:2021/04/14(水) 22:37:38
物流基地の屋根にパネル敷いて荷の積み卸しの最中に充電したり再生可能エネでなるべく充電したいとこだなぁ。。
昼間一旦基地に戻る運用とかあんましないのかな。。
これで全体の1割削減はなかなか。
佐川は特急貨物電車も運行中。頑張っている。

これ中国ではそろそろEVが量産効果で価格競争力が付いてくる段階に入ってると云う事で,日本に残された最期の製造業の砦の自動車産業が可成り追い詰められてる形。

佐川急便が開発中の軽EV宅配車をお披露目?計画通り実現すれば日本は変わる!
2021年4月14日 コメントする
https://blog.evsmart.net/ev-news/sagawa-express-electric-mini-truck-prototype/

佐川急便が2021年4月13日、電気自動車ベンチャーのASFと共同開発する宅配専用電気自動車(EV)のプロトタイプを発表しました。佐川急便が使用している約7200台の軽自動車を順次EVに切り替える計画です。価格や性能など、「計画通り実現すれば日本は変わる!」と感じる内容でした。

佐川急便が開発中の軽EV宅配車をお披露目?計画通り実現すれば日本は変わる!
2021年9月から量産開始

佐川急便とASFの共同発表会は、神奈川県綾瀬市にある佐川急便の教習所で開催されました。発表会では佐川急便の本村正秀代表取締役社長、ASFの飯塚裕恭代表取締役社長がそれぞれ挨拶、佐川急便の宅配用軽自動車を共同開発でEV化し、脱炭素社会実現に向けて協力していくことなどが発表されました。

佐川急便は1990年代から環境対応車を導入していて、現在までにハイブリッド車やEVのトラックを運用してきました。とはいえ数は限定的で、今回のように大量導入をするのは初めてのことになります。


今後の開発スケジュールは、2021年3月から約半年間の実証実験、走行テストや検証を経て、2021年8月には内外装の仕様を決定。2021年9月中には量産を始める予定になっています。ただし、ASFの説明では「生産に少し時間がかかる」ので、納車開始は2022年9月頃になる予定です。

佐川急便の本村社長によれば、現在、佐川急便では集配用に7200台の軽自動車を運行していて、このすべてを2030年までにEV化することを目指すそうです。通常は1年に1000台ほどを新車に入れ替えているので、同じようなペースでEVを導入していくと約7年で全てが入れ替わることになります。完了すれば全体の1割程度のCO2排出量削減になると言います。

その後は、協力企業や個人事業を含めると佐川急便全体で約2万1500台の車があるので、可能であればEV化を進めたいとのことです。

本村社長は質疑応答の中で、新型コロナの影響もあって「EC貨物がここ1年で増加していて(集配車が)一般の目に触れる機会が多くなっている。そうした中で(EVを導入することで)CO2削減になることが見てもらえるというのは意義があることだと思う。配送に一番最適な車両を導入してカーボンニュートラルに向けてしっかりと取り組んでいきたい」と脱炭素への前向きな姿勢を示しました。


佐川急便の本村正秀代表取締役社長。
運輸業界ではヤマト運輸や日本郵便なども集配車のEV化を進めています。佐川急便が実際に軽自動車のEV化を進めていくと、業界全体のEV推進の流れが一気に広がることになりそうです。

4378とはずがたり:2021/04/14(水) 22:37:55
>>4377
公表された軽自動車規格のEVの特徴は、発表によれば約7200人のドライバーにアンケートを実施して、ドライバーが使いやすいEVを目指したことにあります。例えば運転席を助手席より約10cmほど幅広にしてドライバーのスペースに余裕をもたせたほか、助手席にパソコン台を設置して仕事場としての機能を付加しています。外回りが長いドライバーのために1リットルの紙パック飲料を置けるホルダーを設けたり、荷室が暗いという声が多かったことに対応してLEDランプを設置するなどの工夫も実装されています。

また荷積み、荷下ろしの作業を軽減するために通常の車より荷台を高くし、荷台の下には台車などを置くスペースを確保しました。


荷室の床下に台車などを収納しています。
注目の車両スペックについては、以下の内容が発表されました。

全長/3395mm
全幅/1475mm
全高/1950mm
定員/2人
航続距離/200km以上

ただ、バッテリーについてはメーカー、素材、搭載容量は未定なので発表できないそうです。充電は普通充電のほか、V2Hも可能なCHAdeMO(チャデモ)規格に対応する計画です。

一充電航続距離は200km以上とすることが明言されました。集配車の1日の平均走行距離が80km程度なので、200km走ることができれば十分に実用になるそうです。

車両を製造するのは、中国の江西省にある五菱汽車の工場になる予定であることも明示されました。ASFは自社では工場を持たないファブレスメーカーです(正確にはファブレスメーカーを目指していると言った方が適切かもしれません)。ASFの飯塚社長によれば、中国国内の複数メーカーと交渉した結果、企業の規模やスピード面などを考慮して五菱汽車を選択したということです。


ASFの飯塚裕恭代表取締役社長。
五菱汽車と言えば、GMなどとの合弁会社である上汽通用五菱汽車(Shangqi Tongyong Wuling Qiche)が2020年に発売した格安の小型EV『宏光Mini EV』が大ヒットしています。AFPは2021年1月7日の記事で同社の年間累計販売台数が117万台を超えたことを報じています。

累計販売台数は内燃機関の車を含めた数ですが、小型NEV(新エネルギー車)も17万4000台が売れているようです。

4379チバQ:2021/04/17(土) 15:42:14
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-423215.html
セブン&アイ、異例決算で見えた「お荷物」の明暗 中計の発表を再び延期、決算説明会はなし
2021/04/16 05:10東洋経済オンライン

セブン&アイ、異例決算で見えた「お荷物」の明暗 中計の発表を再び延期、決算説明会はなし

セブン&アイ、異例決算で見えた「お荷物」の明暗

(東洋経済オンライン)

4月8日、日本を代表する小売り企業の決算資料がひっそりとホームページ上にアップされた。

セブン&アイ・ホールディングス(HD)は同日、前2021年2月期決算を発表した。売上高に当たる営業収益は5兆7667億円(前期比13.2%減)、営業利益は3663億円(同13.7%減)と、減収減益で着地。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、中核事業である国内のセブン-イレブンの売り上げ低下が響いた。

もっとも営業収益・営業利益とも従前に公表していた会社計画は上回り、決算内容に大きなサプライズはなかった。異例だったのは、期末決算にもかかわらず、通常なら井阪隆一社長らが出席して行われる決算説明会が開催されなかったことだ。

新中計の発表が二度目の延期に
セブン&アイHDは決算発表に先立つ4月2日、「新中期経営計画および 2022 年 2 月期業績予想の公表延期について」というリリースを配信。期末決算と同時に予定していた新中計と今期の業績予想の開示を延期し、決算説明会も開催しない方針を明らかにしていた。

今年3月までにアメリカの石油精製会社から買収予定だったコンビニ同業のスピードウェイ事業について、アメリカ連邦取引委員会による認可手続きが遅れ、買収が完了していないことが理由という。

もともとセブン&アイHDは2020年4月に中計を発表予定だったが、コロナ禍を受けて1年延期した経緯がある。今回、さらに公表が先延ばしされた格好だ。

買収が遅延しているスピードウェイには、セブン&アイHDのM&A案件では過去最大の210億ドル(約2兆2200億円)を投じる。コンビニの寡占化が進んでいないアメリカでの事業拡大を、新たな中計で今後の成長戦略の1つに掲げることは間違いないだろう。一方で決算説明でも、新中計の中身でも、注目されていたのが業績低迷の続く「お荷物事業」の処遇だ。

セブン&アイHDは、傘下にコンビニから銀行まで幅広い企業が属する。中でも規模が大きく、集中的にリストラなどの構造改革を進めてきたのが総合スーパー(GMS)のイトーヨーカ堂と百貨店のそごう・西武だ。今回の決算を見ると、両社の明暗は大きく分かれた。

イトーヨーカ堂の決算は、営業収益1兆809億円(前年同期比8.8%減)、営業利益77億円(同19.3%増)と減収増益だった。売り上げではテナントの賃料が減少したほか、スーツや入学式用のお出かけ着など衣料品の販売も大きく落ち込んだ。だがコスト面では、2020年夏頃までチラシ配布を自粛した影響などにより、広告宣伝費が減少した。

4380チバQ:2021/04/17(土) 15:42:50
イトーヨーカ堂は店舗改革で効果
増益となったのは、広告自粛などといったコロナ禍の特殊要因だけによるものではない。セブン&アイHDの説明によると、2016年から約60店舗で行ってきた改装を中心とした店舗改革の効果が、営業利益を11億円押し上げた。

たとえば、2020年9月に改装した「イトーヨーカドーたまプラーザ店」(横浜市)では、以前は収益性が低く品ぞろえをしていなかった紳士服や寝具などを復活させた。食品から日用品まで生活に必要なものをまとめて買える店として消費者から認知され、店舗全体の売り上げは改装前と比べ1割アップした。



ここ数年、イトーヨーカ堂は店舗改革と並行して、首都圏の一都三県以外での閉店を続けてきた。直近でも5月に北海道・旭川店(開業は1980年)、8月に静岡県・沼津店(同1978年)を閉鎖予定だ。

イトーヨーカ堂の三枝富博社長は東洋経済が2月に行ったインタビューで、「止血としての閉店は8割方できている」と説明した。

ただ、旭川店や沼津店のように築年数が古い地方店はまだ複数残る。改装店舗の改革効果が見えてきた一方、投資が行われていない店舗の一段のリストラがあるのかが気になるところだ。

対照的に、経営不振が深刻化しているのがそごう・西武。営業収益は4404億円(前期比26.6%減)、営業損益にいたっては67億円の赤字(前期は1.7億円の黒字)に転落した。

コロナ禍で客数が大きく減り、主要店舗は軒並み減収。旗艦店の「西武池袋本店」も、外出自粛の影響により売上高が前期比24%減の1385億円に激減した。特に落ち込み幅が大きかったのが、売上高が4割減となった「西武渋谷店」。渋谷店はコロナ禍以前、店舗売上高のインバウンド比率が1割を超えていたため、訪日客需要の蒸発による打撃が大きかった。

そごう・西武の2021年2月期の既存店売上高は、2019年に消費税増税後の反動減があった10月を除き、すべての月で前年実績を大きく下回った。宣伝装飾費などの経費削減のほか、「そごう徳島店」をはじめとする不採算店舗を5店閉店したものの、売上高の激減にはあらがえなかった。

もはやリストラ余地も乏しく
長引く経営不振で店舗整理を続けた結果、現在のそごう・西武の国内店舗数は10店と、2006年のセブン&アイHDによる買収時から3分の1にまで縮小した。

コロナ禍での外出自粛が打撃となり、そごう・西武の旗艦店「西武池袋本店」の前期売上高は2割以上減った(撮影:今井康一)

売り上げの減少が続く「西武秋田店」と「西武福井店」は、店舗面積を縮小して改装を進めている。もはやリストラでの収益改善余地も限られるだけに、コロナ禍でも堅調な販売を見せる富裕層向けビジネスの拡大など、具体的な売り上げ確保策の打ち出しが急務だ。

セブン&アイHDは、アメリカのスピードウェイ事業買収を6月までに完了させ、その後に新たな中期経営計画の発表を予定している。

2020年2月期を最終年度としていた前回の中計では、イトーヨーカ堂もそごう・西武も、掲げた利益目標を大きく下回る結果となった。成長事業の見通しだけでなく、お荷物事業の再建の道筋をどう示すのか。中計発表時に開かれる会見での、経営陣の説明に注目が集まる。

著者:遠山 綾乃

4381チバQ:2021/04/21(水) 11:58:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/92f30e416469735f79ebb40fba2a32b78d8b2a6f
営業継続を要望 百貨店・飲食「業績直撃」 休業要請へ強まる反発
4/21(水) 7:09配信

2020年5月、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令に伴い、一部休業の知らせが張り出された商業施設=大阪市
 大阪府が20日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて緊急事態宣言の発令を政府に要請した。吉村洋文知事は飲食店や百貨店、テーマパークなどに休業を求める考えだ。しかし、対象とされる業界は「臨時休業は業績を直撃するもので影響はあまりに大きい」(在阪の百貨店)と反発。百貨店や外食の業界団体は同日までに、政府などに対し、そろって営業継続や補助金の増額を要望した。


 昨年春の緊急事態宣言では、百貨店や外食チェーン、テーマパークは相次ぎ臨時休業に踏み切った。その結果、各社の売上高は激減して大幅な赤字決算が続出。その後、百貨店や飲食店は時短営業、テーマパークは入場人数の制限などを行いつつも、営業を継続しダメージを最小限に食い止めようと苦心してきた。

 日本百貨店協会は吉村知事らに宛てた要望書で、「百貨店やその取引先は大変厳しい経営環境を強いられている」と説明し、可能な限り営業継続を前提にして感染抑制対策を検討するよう求めた。各社とも、表向きは「休業要請が出れば対応は検討する」(近鉄百貨店)との構えだが、「店舗ではこれまで大規模な感染は発生していないのに、要請はいかがなものか」(大手関係者)といった本音も聞こえてくる。

 外食業界でも、大阪府の休業要請方針に「まん延防止に協力してきたのに」(関西地盤の居酒屋チェーン)と落胆の声が広がる。大阪の飲食店でつくる大阪外食産業協会は「大手・中小を問わず経営危機に直面している」として、大阪、京都、兵庫の2府1県に補助金の拡充を求める要望書を提出した。

 日本フードサービス協会も、政府と小池百合子東京都知事に対し、飲食店の休業要請を極力避けるよう求める要望書を提出。大型連休を控える関西のテーマパーク幹部は「補償がなければ、休業要請は受け入れ難い」と語った。

4382とはずがたり:2021/04/23(金) 14:15:12

日本百貨店協会 緊急事態宣言出た場合も営業継続求める考え
04月20日 20時11分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210420/2000044287.html

大阪府の吉村知事が、緊急事態宣言が出た場合、大規模なデパートなどに休業を要請する考えを示しているのに対し、日本百貨店協会の村田善郎 会長は感染防止策をとっていることや経営への影響が大きいことを挙げて、営業を継続できるよう求めていく考えを示しました。

大手デパート「高島屋」の社長を務める日本百貨店協会の村田会長は20日、NHKのインタビューに対し、「デパートは感染防止対策をとっており、従業員間の感染も確認されていないし、クラスターも発生していないと聞いている」と述べました。
また、規模の大きいデパートでは、取引先が数千社に上ることをあげて、「デパートの営業は多くの取引先との協業で成り立っていて、休業要請となれば影響ははかりしれない。休業要請の対象からは外していただきたい」と述べ、緊急事態宣言が出た場合でも営業を継続できるよう求めていく考えを示しました。
1度目の緊急事態宣言が出て、休業が続いた去年4月と5月の全国のデパートの売り上げは、前の年と比べて60%から70%余り減少する記録的な落ち込みとなりました。
ことしに入ってからも2度目の緊急事態宣言の影響もあって、売り上げは感染拡大前を下回っています。

4383チバQ:2021/04/24(土) 21:24:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/5745bbb6b41926d71ce46d06c61b6586f5dc08bc
休業要請、広がる落胆 大型連休直撃で悲鳴 外食・小売り
4/24(土) 7:26配信

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため昨年、臨時休業した際のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のエントランスゲート=2020年4月21日、大阪市此花区
 政府は23日夜、新型コロナウイルス感染拡大を受け、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に対する3度目の緊急事態宣言発令を決めた。百貨店やテーマパークなどの大型商業施設や、酒類を提供する飲食店に休業を要請。休業回避を求めていた百貨店や外食各社には落胆が広がった。

 百貨店は、休業要請の対象となる1000平方メートル超の大型商業施設に軒並み該当する。日本百貨店協会は、政府や自治体に要望書を提出し、休業回避に奔走したが、かなわなかった。各社とも「要請が出れば沿った形で対応する」(エイチ・ツー・オーリテイリング)としており、食品フロアなどに絞って営業する方針だが、大型連休中の休業は「売り上げへの影響が大き過ぎる」(東京の大手)と悲鳴が上がる。

 テーマパークでは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)が25日からの臨時休業を決めた。よみうりランド(東京)は「都からの要請を待って対応したい」と説明。千葉県浦安市の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドは、「千葉県から何か要請があれば対応を検討する」としている。

 外食も苦境に陥る。すかいらーくホールディングスやサイゼリヤは、酒類の提供を終日中止した上で、午後8時まで営業を続ける方向。吉野家、すき家、松屋フーズなどの牛丼チェーン大手も、「休業は何としても回避したい」(各社)として、同様の措置を検討している。

 一方、居酒屋大手のワタミは、該当地域の直営居酒屋78店の休業を決定。しかし、業界内には「酒類を提供しなければ客の滞在時間が短くなるという見方は間違っている」(他の大手)との批判が渦巻く。

 大型連休の旅行需要にも打撃となる。JTBの調査では、大型連休中に旅行に「行く」と答えた人は全体の1割にとどまる。悪化する感染状況に「ただでさえ少ない予約がさらに減る」(旅行大手)とため息が漏れる。

 鉄道・バス事業者には最終便の繰り上げや週末などの減便について協力を要請。鉄道各社とも終電時刻を前倒ししたばかりで「さらに早めたところで効果があるのか」(鉄道大手)と戸惑う声も上がっている。

4384チバQ:2021/04/24(土) 21:25:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1b6b17c83f80dc3e839920c31f3aec61e40833d

臨時休業や営業自粛…緊急事態宣言で百貨店など相次ぎ発表
4/24(土) 21:19配信

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、多くの人が行き来する百貨店周辺=大阪市中央区で2021年4月19日午後3時58分、山田尚弘撮影
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県で25日から緊急事態宣言が適用されることを受け、対象地域の商業施設や行楽施設、外食産業などは24日、相次いで臨時休業や営業自粛、時短営業を発表した。

 関西3府県に7店舗をもつ大丸松坂屋は25日から食料品や化粧品などの売り場に限って営業することを決めた。担当者は「要望も多く生活必需品について営業を続けるべきだと判断した」としている。近鉄と高島屋は食料品売り場だけの営業となる。阪急阪神の百貨店は、梅田など中心部の店舗で平日は食料品売り場のみ営業し、土日は全館休業にする。郊外店は食料品のみ時短営業するなど地域によって対応を分けた。

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、大阪のアリオ2店舗を25日から当面休業とする。また、東京、大阪、兵庫のイトーヨーカドー計35店舗は食料品売り場以外の営業時間を午後8時までに短縮する。イオンは4都府県にあるイオンモールなど大型商業施設計28カ所で、生活必需品以外の売り場を25日から5月11日まで休業し、食料品スーパーは営業を続ける。

 外食大手ロイヤルHDは25日〜5月11日、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などで酒類の提供を中止し、営業時間も午後8時までに短縮する。日本マクドナルドは、対象地域の自治体から要請が出ている期間と対象時間帯は店内の客席利用を中止し、テークアウト、ドライブスルー、宅配のみの提供にする。

 影響はスポーツにも広がる。プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は宣言期間中、対象都府県での試合を無観客とする。今月25日に東京と兵庫で予定されている3試合は、周知不足による混乱を避けるために観客を入れて開催する。

 サッカーのJリーグは、大阪、京都、兵庫の3府県で宣言期間中に開催されるJ1、J2、YBCルヴァン・カップの計7試合を無観客にすると発表した。東京都内での試合については開催方式を検討している。

 日本相撲協会は5月9日が初日となる大相撲夏場所を3日目の同11日まで無観客とする方針を固め、今月26日にも正式決定する。

 「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)は、テーマパークへの「無観客開催」を求めた大阪府の対応を「実質的な休業要請」とみなして、25日から臨時休業すると決めた。運営会社の担当者は「要請の仕方は理解に苦しむ」と困惑した様子。同じく25日からの休園を決めた大阪府枚方市の「ひらかたパーク」の担当者は「2年連続で大型連休中の休園は影響が大きい」とこぼした。【井口彩、野田樹】

4385チバQ:2021/04/24(土) 21:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b2c6592cfb49ceb6a0d3f5842cb976acc9999d5
モールは食品・化粧品以外休業、TDRは酒提供中止…各社の対応は
4/24(土) 20:40配信

緊急事態宣言の発令を受け、25日からの一部臨時休業を伝える案内を入り口に張る松屋銀座のスタッフ=東京都中央区で2021年4月24日午後4時5分、手塚耕一郎撮影
 政府が東京、大阪、京都、兵庫の4都府県の緊急事態宣言発令を決めたことを受け、商業施設や外食業界は対応を急いでいる。

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、大阪のアリオ2店舗を25日から、東京のアリオ4店舗を26日からいずれも当面休業とする。また、東京、大阪、兵庫のイトーヨーカドー計35店舗は食品売り場以外の営業時間を午後8時までに短縮する。イオンは、対象4都府県にあるイオンモールなど大型商業施設計28カ所で、生活必需品以外の売り場を25日から5月11日まで休業し、食品スーパーは営業を続ける。

 百貨店では、三越伊勢丹HDが25日から緊急事態宣言が解除されるまでの間、伊勢丹新宿本店など都内4店舗を食料品、化粧品とその他一部サービスのみの提供とし、営業時間を最大2時間短縮する。ジェイアール京都伊勢丹も宣言期間中は臨時休業とし、食料品、化粧品、婦人雑貨のみ午後6時半まで営業する。小田急百貨店も25日から当面、新宿店と町田店の営業を食品・化粧品売り場、レストラン街、一部専門店に絞ったうえで閉店時間を繰り上げる。大丸松坂屋は対象地域の9店で食品、化粧品、婦人洋品以外を臨時休業する。

 外食大手ロイヤルHDは25日〜5月11日、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などで酒類の提供を中止し、営業時間も午後8時までに短縮する。日本マクドナルドは、対象地域の自治体から要請が出ている期間と対象時間帯は店内の客席利用を中止し、テークアウト、ドライブスルー、宅配のみの提供にする。商業施設に入っている店舗は、施設の対応に準じるとしている。

 オリエンタルランドは、千葉県浦安市の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで、28日から5月11日まで、アルコール飲料の提供を休止する。今回の緊急事態宣言の対象地域外にあるため営業は続けるが、千葉県による「まん延防止等重点措置」の強化を受けて対応する。【松山文音】

 ◇緊急事態宣言などを受けた施設やイベントの対応

<商業施設>

セブン&アイ=東京、大阪にある傘下のショッピングセンター「アリオ」を当面休業

イオン=4都府県のイオンモールなど大型商業施設で、生活必需品以外の売り場を休業

三越伊勢丹=東京の4店舗で食料品・化粧品売り場などの営業時間を最大2時間短縮して営業

<外食>

ロイヤルホスト=宣言期間中は酒類の提供を中止し、営業時間も午後8時までに短縮

マクドナルド=時短要請に合わせて店内利用を中止し、夜間はテークアウトなどで対応

<娯楽施設>

よみうりランド=5月11日まで休園

東京ディズニーランド=28日〜5月11日の間、アルコール飲料の提供取りやめ

<文化>

松竹=東京、大阪などで歌舞伎などの演劇公演を中止

新国立劇場=5月11日まで主催公演を中止

<スポーツ>

プロ野球=宣言期間中の対象都府県の試合は無観客で開催。25日の3試合は観客を入れる

Jリーグ=セレッソ大阪と京都サンガが宣言期間中のホームでの試合を無観客に

日本相撲協会=大相撲夏場所の初日から3日目まで(5月9〜11日)を無観客とする

4386チバQ:2021/04/24(土) 21:27:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c0037aad7d1c78d30065604a99670ac84dbb0b0
化粧品・婦人洋品売り場は継続? 百貨店、地域で分かれる判断
4/24(土) 20:32配信

多くの客でにぎわっていた伊勢丹新宿店=2021年4月23日午後3時45分、新宿区新宿3丁目、藤野隆晃撮影
 昨年春の緊急事態宣言の際は、食品だけは「生活必需品」だとして、デパ地下の営業を続ける店も多かった百貨店。今回は、食品だけでなく、化粧品売り場なども休まないことにする判断が相次いだ。

 三越伊勢丹ホールディングスの担当者は東京都内4店の対応について「化粧品は、日常的に使う商品。メガネや補聴器の修理・調整の受け付けや、夏の学生服の注文も受ける」と話す。大丸松坂屋百貨店はハンカチやストッキング、松屋は日傘や帽子などの婦人洋品も販売を続ける。

 自治体ごとの細かな要請内容を見極め、地域によって対応を変える企業もみられた。高島屋は、都内4店は食品や化粧品のほか一部の婦人洋品も販売を続ける一方、関西の5店では主に食品にとどめた。担当者は「店が立地する自治体からの要請を精査して、対応を分けた」と話す。
朝日新聞社

4387チバQ:2021/04/24(土) 21:29:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/b129c83a0ca9011e060b4c374af491a9e709bb17
「休業は致命的」悩む百貨店 24日は2倍近い人出も・・・
4/24(土) 19:21配信

 25日からの緊急事態宣言を前に、休業要請の対象となる施設では対応に追われています。急な休業要請に現場では・・・

 「あす(25日)、3度目の緊急事態宣言が出されますが、昼過ぎのこちらの百貨店には多くの人が集まっています」(皆川玲奈キャスター)

 松屋銀座には休業を25日に控え、先週土曜日の2倍近い人が訪れました。日本百貨店協会は小池都知事らに、これまでに店内でクラスターが出ていないなどとして、休業要請しないよう要望してきましたが、かないませんでした。

 「休業の要請というのは、百貨店には致命的というか、すごく厳しい」(松屋 古屋毅彦代表取締役専務)

 生活必需品を除いて休業要請が出されることになった百貨店。社内では、何を生活必需品とするかなど、24日も議論が続いていました。23日夜、菅総理の発言を厳しい表情で見ていた古屋専務は・・・

 「なるべく詳しく早く(要請)していただけると、苦しむ量は減るかなと」(松屋 古屋毅彦代表取締役専務)

 力を入れて準備してきた母の日ギフトフェアも吹き飛んでしまったといいます。去年春の休業では、売り上げの9割が減少。今回は少しでもマイナスを避けようと力を入れているのがネット販売です。

 「お客様との接点を持っていないと手も足も出なくなるのが分かったので、eコマース=デジタル(販売)も最低限はやっていかないと」(松屋 古屋毅彦代表取締役専務)

 政府は休業要請に応じた百貨店に一日20万円を上限に協力金を支給しますが・・・

 「たくさんの取引先と一緒にやっているので、誰にも何も行きわたらない金額なので、どうにも立ち行かない」(松屋 古屋毅彦代表取締役専務)

 老舗デパートの苦悩が続いています。(24日17:36)

4388チバQ:2021/04/24(土) 21:30:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c1042a9177302760a91bf63b024acc07c139a40
緊急事態宣言で苦境の百貨店 ネット販売・サブスクはまだ「収益の柱」でなく 各地で閉店相次ぐ
4/24(土) 19:18配信
大丸心斎橋店前をマスク姿で行きかう人々=23日午後、大阪市中央区(恵守乾撮影)
 今回の緊急事態宣言の発令で休業要請の対象となった百貨店は、新型コロナウイルス禍による苦境が拡大しそうだ。新たなビジネスとして、インターネット販売の拡大や定額料金で商品やサービスを繰り返し使えるサブスクリプション事業への参入を進めているが、まだ収益の柱に育っていない。地方の百貨店はとくに苦しく、全国では百貨店の閉店が相次いでいる。(山本考志、日野椎子)


 営業継続を求めていた百貨店各社だが、正式な要請を受け、食品売り場を除いて休業するなどの対応をとる。3月の全国百貨店売上高は既存店ベースで、コロナ前の令和元年3月比2割減という厳しい状況が続いている。今回の休業で経営はさらに苦しくなる。

 来店してもらい丁寧に接客する百貨店のスタイルはコロナ禍では難しい。新たな収益源として着目しているのが対面不要のオンライン販売だ。三越伊勢丹ホールディングス(HD)はじめ各社が拡大を急ぎ、緊急事態宣言下でも続ける。

 近鉄百貨店はコロナ禍に合わせ、ネット販売サイトで生活必需品の品ぞろえを拡充している。旅行が難しくなったことを受け、全国の道の駅や物産展をサイト上で開催するなどして各地の特産品を販売する。

 阪急阪神百貨店はスマートフォンで婦人服などの各店舗に並ぶ商品を購入できるサービス「リモオーダー」を展開。ウェブカタログなどから商品を探して従業員に電話で在庫を問い合わせ、スマホで決済をして購入する。

 ネット販売事業の売上高について、高島屋は令和5年度に500億円、近鉄百貨店では6年度に100億円の目標を掲げる。だが、足元では売上高全体の1割にも満たない。近鉄百貨店の関係者は「まだ収益の柱といえるまでには成長していないが、お中元、化粧品など百貨店ならではの安心感やブランド力で選ばれる強みを伸ばしたい」としている。

 一方、大丸松坂屋百貨店は4月、毎月1万1880円の定額で婦人服を3着までレンタル利用できるサブスクサービスを始めた。国内外の50ブランドの服が借りられる。料金には送料、クリーニング費用なども含む。5年後に会員数3万人、売上高50億〜60億円を目指しているが、事業は始まったばかりだ。

 百貨店はブランド品をはじめとする衣料品が業績を牽引(けんいん)し、店に足を運んでもらい丁寧に接客するスタイルで成長してきた。しかし近年、少子高齢化による人口減やネット通信販売の広がりといった消費者の行動変化のあおりで業績が悪化。一時、インバウンド(訪日外国人客)の増加が「救いの手」になったが、コロナ禍に再び直撃された。地方の百貨店はとくに苦しい。

 昨年末の全国の百貨店の店舗数は前年より12店少ない196店となった。今年も三越恵比寿店(東京都渋谷区)やそごう川口店(埼玉県川口市)が閉店。9月には、松坂屋豊田店(愛知県豊田市)が店を閉じる予定だ。

4389チバQ:2021/04/25(日) 07:59:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b557d47bdd5d049380cd44bcf667703d79ff96b3

直前の休業要請に困惑 「準備期間短過ぎる」「業績に打撃」 百貨店・テーマパーク
4/25(日) 7:16配信


 東京、大阪、京都、兵庫の4都府県を対象とする新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を受け、百貨店などの大型商業施設やテーマパークの多くは24日、一斉に臨時休業を決めた。週末からの適用にもかかわらず、直前まで休業要請の範囲が確定せず、対象業界からは「準備期間が短過ぎる」(百貨店大手)、「業績への打撃は計り知れない」(テーマパーク関係者)と困惑や不満の声も上がった。

 三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹新宿本店や三越銀座店など都内4店舗と関連会社のジェイアール京都伊勢丹について、食料品と化粧品など一部生活必需品を除き、25日から臨時休業する。そごう・西武も西武池袋本店など都内2店舗で、松屋も銀座店など都内2店舗で同様の措置を取る。

 大丸松坂屋百貨店は、大丸神戸店(神戸市)など9店舗で食料品と化粧品、婦人衣料の一部のみ、時間を短縮して営業。高島屋も、日本橋(東京)、大阪など9店舗で、食品や生活必需品のみの営業とする。

 テーマパークでは、よみうりランド、サンリオピューロランド(いずれも東京)、ひらかたパーク(大阪府枚方市)が25日からの臨時休業を決定。本来は書き入れ時となる大型連休を前に、関係者は「販売済みチケットの払い戻しなど、作業も膨大だ」と対応に追われている。オリエンタルランドは千葉県の要請を受け、運営する東京ディズニーランドや東京ディズニーシーなどの飲食店で酒類の提供を28日からやめる。

 イトーヨーカ堂はショッピングモール「アリオ」の東京、大阪の計6店舗を休業。イオンモールも計28施設について、一部テナントを除き休業する。

 外食では、日本マクドナルドが4都府県の店舗で午後8時以降の店内利用を中止し、持ち帰りやドライブスルー、宅配のみに切り替える。「ロイヤルホスト」などを運営するロイヤルホールディングスは該当地域の直営店で、酒類の提供を休止し午後8時に閉店。スターバックスコーヒージャパン(東京)は、該当地域の店舗の営業時間を午後8時までに短縮する。

 カラオケ大手の第一興商は4都府県の205店舗、コシダカホールディングスも「まねきねこ」など126店舗を休業。映画館大手のTOHOシネマズも21劇場を休止する。

4390チバQ:2021/04/25(日) 22:43:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/89245792a556c35321b9e208d3fc169615e11ce5
3回目の緊急事態初日、銀座の街には人波「これほど人いるとは」
4/25(日) 21:39配信

毎日新聞
東京都の要請を受け、通常より照明が消えた銀座4丁目交差点付近=東京都中央区で2021年4月25日午後8時1分、西夏生撮影

 新型コロナウイルスの感染が再拡大する東京、大阪、京都、兵庫の4都府県が25日、3回目の緊急事態宣言の期間に入った。東京都内は百貨店など大型商業施設が休業する一方、営業する店の一部では行列ができていた。幅広い業種への休業要請で人の流れは抑えられるのか。三たび「我慢の生活」が始まった。

 昼下がりの東京・銀座。中央通りには幅広い世代の客らが行き交っていた。百貨店は休業したが、通りに面した宝飾品やブランド品を扱う店は営業し、BGMが歩道まで聞こえてきた。東京都世田谷区の会社員女性(43)は「小学校に来春入学する娘のランドセルを買いに来た。来店は予約制で今日来るしかなかった。これほど人がいるとは思わなかった」と驚いていた。

 百貨店の松屋銀座は食品と化粧品などの売り場を除いて休業した。広報担当者は「苦渋の決断だ。やむを得ないとしても、大型連休に店を閉めるのは苦しい」と胸の内を明かした。

 床面積の合計が1000平方メートルを超える商業施設には休業要請が出された一方、それ以下の規模の店については、都が独自策として休業に協力するよう依頼している。紳士靴店の男性店長(40)は「昨年の宣言時は銀座から人が消えたが、今日はいつも通りの人出。リモートワークの普及で革靴の売れ行きが悪いのに、稼ぎ時の連休を逃すわけにはいかない」と店を開けた。

 新宿、渋谷、池袋では、通りや路地にある大型店舗の一部は営業していた。渋谷のスクランブル交差点に面したビルの警備員、平井隆行さん(60)は「人出は先週や昨日より少ない。ただ初めての宣言時と比べると3倍くらいに感じる」。池袋では人気雑貨店やラーメン店、ゲームセンターの前に行列ができていた。

 一方、普段は買い物客らでにぎわう大阪・梅田の地下街はシャッターを閉める店が目立ち、午前中の人出は少なかった。女性(72)は「日曜なのにだいぶ人が少ない。今日はどうしても必要な用事があったけど、できるだけ外出しないようにしたい」と話した。

 午後4時、東京・上野のアメ横周辺。居酒屋が軒を連ねる繁華街では、要請に従って休業したり、酒類の提供を取りやめたりした店もあれば、堂々と酒を提供している店もあった。酒類の提供を見合わせた焼き肉店「房家ホルモン館 上野六丁目店」は、ほぼ満席でにぎわった前日と違い、客はまばら。席に着いてから酒を提供していないと分かり退店する人や、ジュースを飲みつつホルモンをつまむ人もいた。店長の伊藤大輔さん(42)は「ルールを守っている店への補償を充実させて」と訴えた。

 午後8時。新宿や渋谷の明かりが一部消えた。小池百合子都知事が店先の看板やネオンなどの消灯を依頼したためだ。街全体を暗くすることで外出を抑える狙いだが、ネット上では、戦争中に攻撃を避ける目的で明かりの使用を制限した「灯火管制」を連想させると話題になっていた。【井口慎太郎、李英浩、木下翔太郎、野田樹】

4391チバQ:2021/04/25(日) 22:44:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/96c79c598e713dcd1891944c181735b584e9ecec
銀座4割、梅田は6割 前日より人出減る 3度目の宣言
4/25(日) 21:33配信

朝日新聞デジタル
午後8時を過ぎ、東京・銀座では一部の商業施設のネオンが消えた=2021年4月25日午後8時1分、東京都中央区、川村直子撮影

 新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が25日、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に出された。期間は大型連休を含めた5月11日までの17日間。昨年4月と今年1月に続き、3度目となる今回の宣言では幅広い業種に休業を要請し、「短期集中型」で人の流れをできる限り減らし、感染拡大を抑え込むのがねらいだ。

 4都府県では、酒類を提供する飲食店や1千平方メートル超の大型商業施設、テーマパークなどに休業を要請し、スポーツなどのイベントは原則無観客とした。前回宣言時は飲食店に対する営業時間の短縮要請を主な対策としたが、今回は感染力が強いとされる変異株の感染が広がる中、より広範の業種にわたって対策を講じた。

 新型コロナウイルス対応を担当する西村康稔経済再生相は25日、会見で「感染力が強く重症化リスクもある変異株の感染拡大を抑えるため、不要不急の外出自粛、徹底したステイホームをお願いしたい」と語り、買い物なども必要最小限にするよう呼びかけた。

 NTTドコモは25日午後3時時点の人出について公表した。4都府県の計20地点のうち空港を除く17地点をみると、いずれも前日を下回っている。東京では、東京駅▽新宿駅▽銀座など7地点で約4割、渋谷センター街と立川駅が約3割、品川駅が約2割減。大阪では梅田で約6割、難波で約4割減ったほか、京都では京都駅で約2割、兵庫では三ノ宮駅で約3割減った。(長野佑介、西村圭史)

https://news.yahoo.co.jp/articles/a95987d02ba4c9800293f9cd01c54ff760e5ada4
緊急事態宣言初日 梅田の地下街にシャッター 営業の店に行列も
4/25(日) 21:35配信

毎日新聞
シャッターが閉まったままの「ホワイティうめだ」の飲食店=大阪市北区で2021年4月25日午後3時52分、望月亮一撮影

 新型コロナウイルスの感染が拡大する東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に25日、緊急事態宣言が適用された。多くの百貨店や商業施設が臨時休業し、繁華街の客足はまばらだったが、営業する店の一部では行列も見られた。感染防止対策の強化で人の流れは抑えられるのか。「我慢の生活」がみたび始まった。


 普段は買い物客らでにぎわう大阪・梅田。飲食店や雑貨店、アパレル店などがひしめく地下街はシャッターを閉める店が目立ち、午前中の人出は少なかった。JR大阪駅前で家族と待ち合わせていた女性(72)は「日曜なのに、だいぶ人が少ない。今日はどうしても必要な用事があったけど、できるだけ外出しないようにしたい」と話した。

 百貨店は土日祝日を全館休業する店と、食料品売り場などだけ営業する店に対応が分かれた。阪神梅田本店のシャッターに張られた休業の案内を見ていた兵庫県西宮市の女性(76)は、休業を知らずに訪れたといい、「期間限定のりんご酢がほしかった。今日しか買いに行けないので残念」と肩を落とした。

 営業する一部の飲食店や菓子店には客が流れ、行列ができる光景も。友人と会食するため神奈川県から訪れた男性会社員(36)は「緊急事態宣言はあまり気にしていない。やるなら海外のように飲食店も全て休業すべきで、中途半端な規制になっている」と話した。

 一方、昼下がりの東京・銀座。中央通りは若者や家族連れ、シニア層と幅広い世代の買い物客が行き交っていた。百貨店は休業したが、大通りに面した宝飾品や海外ブランド品を扱う店は営業し、店内のBGMが歩道まで聞こえた。

 東京都世田谷区の会社員女性(43)は「小学校に来春入学する娘のランドセルを買いに来た。密を避けるために来店は予約制で、今日来るしかなかった。街にこれほど人がいるとは思わなかった」と驚いていた。

 都内の主要駅周辺では、午後になると人出が増加。池袋では人気の雑貨店やラーメン店、ゲームセンターの前に行列ができた。上野では都の要請に従わず酒を提供する店もあり、店内には客がひしめいていた。

 渋谷のスクランブル交差点に面したビルの警備員、平井隆行さん(60)は「人出は先週や昨日よりは少ないが、昨春の初めての宣言時と比べると3倍くらいに感じる。慣れてしまったらさらに増えるのでは」と心配していた。

 午後8時ごろからは、小池百合子都知事の協力依頼を受け、渋谷の一部でネオンや看板の明かりが消えた。【野田樹、井口慎太郎、李英浩、木下翔太郎】

4392チバQ:2021/04/25(日) 22:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9dae5ed14f9b6719ff0f3a90cb70d456d179c72
緊急事態宣言初日、繁華街は閑散、公園には家族連れ
4/25(日) 22:45配信

産経新聞
3回目の緊急事態宣言が発令され臨時休業したユニバーサル・スタジオ・ジャパン=25日午後、大阪市此花区(本社ヘリから、寺口純平撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う3度目の緊急事態宣言の初日を迎えた25日、対象となった大阪府などではテーマパークや百貨店が休業するなどし、周辺から週末のにぎわいが消えた。飲食店の休業が相次いで繁華街が閑散とする一方、公園には家族連れや若者が集まる光景も。「効果は出るのか」。我慢の日々がまた、始まった。

【違いは?】蔓延防止措置と緊急宣言を比較

■観光客「驚き」

 酒類を提供する飲食店が多く集まる大阪・新世界では、休業要請に伴い、終日シャッターを下ろしたままの居酒屋が目立った。

 酒類の提供をやめて営業した串かつ店「ぎふや」の内海敏明店長(54)は「観光客が来なくなり、厳しい。お酒を出せないと伝えると帰ってしまう客もいた」と顔を曇らせた。近くの串かつ店も客はわずかで、60代の女性店員は「収束までの我慢とはわかっているが、飲食店ばかりに厳しい措置だ」とこぼした。

 関東から観光に訪れたという40代の男性は「観光施設もお酒を飲める店もぜんぜん開いていなくて驚いた」と残念そうに話した。

 大阪・梅田にも週末らしからぬ光景が広がった。阪急うめだ本店、阪神梅田本店の2つの百貨店が全館休業したほか、グランフロント大阪、ルクア大阪などの商業施設や地下街でも一部店舗を除いて営業を取りやめた。

 毎週末に梅田を訪れるという兵庫県西宮市の男性(72)は「先週と比べると半分以下の人出。キャリーケースを持つ人も減り、観光客も少なくなったのでは」と驚いた。

 ただ、営業を続ける飲食店や人気のパン店などでは行列ができる時間帯も。好天に恵まれたこともあり、屋外のベンチで弁当を食べながら語らう家族連れやカップルの姿もみられ、大阪府守口市の女性会社員(27)は「思ったよりも外出している人が多い。宣言にどこまで効果があるのか」と疑問を投げかけた。

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)もこの日から臨時休業し、敷地内や周辺から人の姿が消えた。

■人混み避け楽しむ

 一方、野外の公園には、若者や家族連れらが集まる光景があった。

 大阪城公園(大阪市中央区)では25日から天守閣や庭園が閉鎖され、一部の飲食店も臨時休業したが、芝生では、家族連れらがテントやレジャーシートを設置したり、ベンチで談笑したりするなどにぎわいをみせた。夫と長男(5)とともに訪れた大阪市の女性会社員(34)は「よく行くショッピングセンターや動物園が閉まったので、公園しか行くところがなかった。人ごみは避けて楽しみたい」と話した。長居公園(大阪市東住吉区)も長居植物園や自然史博物館などが休業となり、駐車場も閉鎖されたが、芝生には、レジャーシートを広げて子供を遊ばせる家族連れや、木陰でくつろぐシニアらの姿が見られた。

■プロ野球も

 甲子園球場(兵庫県西宮市)では、プロ野球の阪神-DeNA戦が観客を入れて行われ、7223人が来場。阪神の首位が続くなど好調ぶりもあってか、24日の観客数7586人から大きく減少することはなかった。

 球場内での酒類販売はなかったが、日曜日のデーゲームとあって観客席には家族連れが目立ち、子供たちが応援用バットを打ち鳴らしながら観戦していた。26日以降の試合は原則無観客となる。

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4393チバQ:2021/04/25(日) 23:02:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210425k0000m040133000c.html
外出自粛要請の福岡、人出変わらず「接種時期見えれば頑張れる」
2021/04/25 20:28毎日新聞

外出自粛要請の福岡、人出変わらず「接種時期見えれば頑張れる」

人通りが多い日曜日の福岡市中心部=福岡市中央区で2021年4月25日午後1時50分、平川義之撮影

(毎日新聞)

 東京や関西の4都府県に緊急事態宣言が出された25日、福岡県は県内全域に「不要不急の外出自粛」要請が出て最初の日曜だったが、福岡市の繁華街・天神では要請前と変わらない人出が見られた。この日、福岡県の新規感染は日曜では過去最多の334人だった。

 昼下がりの天神。福岡市の公務員男性(60)は「私も来ているので人のことを言えないが、人出の多さに驚いた。ワクチン接種時期など目標が見えれば、みんな自粛を頑張れるのではないか」と話した。

 ソフトバンクの子会社「アグープ」の携帯電話位置データで外出自粛要請前と後の土曜(17日と24日)の午後2時の人出を分析したところ、JR博多駅前は14%増、天神地区は8%増でいずれも24日が多かった。

 北九州市立八幡病院の伊藤重彦院長は「昼の人の動きは消毒とマスクをして離れて動けばリスクはそう高くないが、飲食店や公園で長時間ワイワイやるのは危ない。全ては私たちの行動にかかっている」と話す。

 この日、59人の感染が確認され、1日当たりでは約3カ月ぶりに50人を超えた熊本県では、26日に予定されていた熊本城天守閣の内部公開が延期された。熊本地震の被災から修復され、県内在住者限定で5年ぶりに披露されるはずだった。【浅野孝仁、今野悠貴】

4394チバQ:2021/04/26(月) 09:44:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a2ce44cbf368a53b63e4b717a8c5d008f03605a
「川崎に来るしかない」改札からあふれる人波…宣言初日、都民押しかけた神奈川
4/26(月) 7:22配信

 東京都への緊急事態宣言が始まった25日、百貨店や映画館などの商業・レジャー施設が休業していない神奈川県内には、買い物や食事を目的にした多くの都民が足を運んだ。宣言初日とは思えない混雑ぶりに、県民からは驚きや困惑の声が上がっていた。

 JR品川駅から電車で約10分の川崎駅では、改札から多くの人があふれ、周辺の商業施設に人が流れた。

 都内の男子大学生(20)は、友人2人と映画館「チネチッタ」に「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を見に来た。「新宿で見る予定だったが、休館になったので上映しているところを探して来た。休館中に見逃したくなかった」と話していた。
 昨年7月に開館した「カワスイ 川崎水族館」も、家族連れやカップルなどでにぎわった。担当者は「初めての大型連休に、来てくださいと大きな声で言えないのがもどかしい」と残念がる。同館では都内からの来館者増加を見越し、24日から整理券を配布して同時間帯の入場者数を制限している。
 駅近くの商業施設を妻と訪れていた東京都大田区の男性保育士(27)は、「今は買い物をするにも家の周りの店が閉まってしまい、川崎に来るしかない。ただ、県境を越えていいものか……。日常の買い物すら悩んでしまう」と困惑していた。
 横浜市西区のJR横浜駅周辺も混雑。商業施設では入場制限をする店舗もあり、外には行列ができていた。
 家族と百貨店に買い物に来ていた同市青葉区の男性(61)は、「新型コロナウイルスがはやりだしてから駅周辺で飲むことは自粛していた。久しぶりに来てみたら、こんなに若者が来ていることに驚いた」と話していた。駅構内で洋菓子を販売していた女性店員(44)は、1週間前より多くの人が行き交っているといい、「とても隣で緊急事態宣言が出た日とは思えない」と話していた。

4395チバQ:2021/04/26(月) 11:04:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/52023436288bee435f565c927643fe0ce4766660
「宣言出たから、すいていると思って」営業中の単独店舗には若者の買い物客
4/26(月) 1:30配信

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う3回目の緊急事態宣言の初日となった25日、東京都内の繁華街では、多くの商業施設や飲食店が休業し、夜はネオンが消えた。適用対象外となった神奈川県などでは、都内から出かける人の姿も目立った。

ネオン消える
 東京・新宿駅東口では午後8時頃、都の要請に応じ、酒類を提供しない飲食店が次々と店を閉め、ネオンや看板の明かりが消えた。商業ビルに設置されている大型ディスプレーも「END」の文字が映し出された後に真っ暗になったが、駅前を行き来する人の波は絶えなかった。

 今回、都は酒類を提供する飲食店に休業を要請した。
 「酒の出せない居酒屋に客は来ない」。新宿区の居酒屋「和創作 空 西新宿」の店長(41)は、25日から休業に入った理由をそう語る。
 昨年春のコロナ禍で客足は大幅に減少。2回目の緊急事態宣言でも一時休業を余儀なくされたが、徐々に客が戻りつつあったところだったという。
 客に手指消毒を求め、カウンター席の仕切りを自作するなど感染防止に取り組んできたが、赤字は膨らみ、系列店の閉店も頭をよぎる。店長は「なんとかしのいできたが、正直、耐えられないところまできている」と悔しさをにじませた。
 駅東口近くの西洋料理店は酒の提供をやめて営業を続け、午後8時に店を閉めた。従業員は「酒を提供していた先週より、売り上げが半分ぐらいに落ちた。先行きが不安だ」と話した。

公園にぎわう
 商業施設などが多い東京・銀座では、百貨店のショーウィンドーに「臨時休業」と掲示され、食品売り場などを除くフロアが営業を取りやめた。通りを歩く人は少なくなり、休業の告知を見て、引き返す人の姿も見られた。
 人出の減少が鈍い地域もあった。渋谷では、ファッションビル「SHIBUYA109」やパルコなどが休館する一方、単独の店舗は多くが営業し、買い物袋を手にした若者たちが行き交った。
 茨城県つくば市の大学1年の女性(18)は「宣言が出たから、すいていると思って来た。2回目までは外出を控えていたが、もう3回目だしあまり気にならなくなった」と明かした。

 新宿区の演芸場・新宿末広亭は、この日も営業を続けた。品川区の男性会社員(37)は「席を一つずつ空けるなど感染対策もしっかりしているので、安心して話に集中できた。普段はなるべく外出を抑え、テレワークをしている。緊急事態宣言中でもこういう場が開いているのはとてもありがたい」と話した。
 台東区の上野公園にも、多くの親子連れらが足を運んだ。園内のカフェで友人3人とランチを楽しんだ女性(25)は「商業施設や遊園地も閉まっていて行くところがない。去年は家にこもっていたけど、今回は公園に出かけるぐらいはしたい」と語った。

4396チバQ:2021/04/26(月) 11:07:58
https://news.yahoo.co.jp/byline/toriumikotaro/20210425-00234450/
GWの帰省は軒並み中止だが、国内線は緊急事態宣言でも昨年のような大量キャンセルにならない理由は
鳥海高太朗 | 航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師

4/25(日) 9:43
 4月25日から3回目の緊急事態宣言が発令され、東京都、大阪府、兵庫県、京都府の4つの都府県が対象となった。今回は5月11日までの17日間、テーマパークやデパートへの休業要請、更にスポーツイベントやコンサートなどに対しても原則無観客での開催や延期を要請した。

 旅行においては、県をまたいだ移動の自粛は呼びかけられているが、宿泊施設に対しての休業要請は実施されないことで既に予約済みの宿泊施設に予定通りに宿泊することは可能となっている。
旅行は完全な自粛モードにならない可能性も。キャンセルも限定的
 全体的に2回目の緊急事態宣言に比べると厳しい措置が取られることになったが、 ゴールデンウィーク期間中(GW)の国内旅行においては、完全なる自粛モードにはならなそうだ。今回、2日前の4月23日に緊急事態宣言の発令が正式決定し、4月25日から5月11日までの17日間が緊急事態宣言の期間となるが、今までと状況は異なる。

 取材を進めてみると昨年のGW、夏休み、年末年始と航空業界や旅行業界にとっても最も稼ぎどきである時期の直前で新型コロナウイルスの感染者が拡大し、直前でのキャンセルが目立っていた。しかし今回のGWにおいては、航空会社の関係者やリゾート地の宿泊施設関係者に話を聞くと、昨年のようなキャンセル殺到という状況にはなっておらず、じわりじわりのキャンセルは出ているが、大量キャンセルにはなっていない。ある沖縄の宮古島にあるリゾートホテルでは、キャンセルは僅かであり、影響は最小限だと話す。

帰省は軒並み中止、旅行は予定通りの流れに。都内にいるよりもリゾート地でゆっくり過ごす人も
 旅行や帰省で飛行機を利用する予定の人に話を聞いてみると、傾向として故郷への帰省については多くの人が中止をして自宅に留まる人が多い一方、旅行については緊急事態宣言が出ても予定通りにキャンセルせずに出かけるという人が多かった。また昨年のGWは単身赴任者が自宅に戻るのを取り止めるケースも目立ったが、今年は自宅に例年通りにGWは戻るという人が多いようだ。 その理由としてはコロナ禍における旅行スタイル・移動スタイルが確立されたことで、旅行者そして単身赴任者が自分自身でコロナ対策を心掛け、安全に移動できるという判断がある。

 実際に飛行機や新幹線でのクラスター感染が起こっておらず、旅行先でも宿泊施設内でゆっくり過ごすスタイルが確立されたことで、 東京や大阪でGW期間中に自宅で自粛するよりは旅先でのんびり過ごしたいという考えで予定通りに旅に出かける人が多い。その一方で出発前にPCR検査を受けてから旅行に出かける人も増えている傾向にある。

関連記事:羽田空港、約15分で新型コロナの検査結果がわかるPCRセンターを10日に開業。実際に検査を受けてみた(2020年4月8日掲載)

4397チバQ:2021/04/26(月) 11:08:34
感染者数の多い首都圏、近畿圏への旅行は多くがキャンセルに
 だが一方で感染者が拡大している近畿圏、そして首都圏のホテルにおいては厳しい状況で、地方から東京や大阪への旅行はキャンセルが目立っている。東京や大阪からリゾート地や温泉地などへ出かける旅行との温度差は大きい。旅行者においては、出発地ではなく、目的地(旅先)における感染状況によって判断している人が多いのだろう。航空会社における国内線の予約状況からも考えてみよう。

昨年のGWの国内線利用者に比べて、今年は10倍近い予約に
 昨年(2020年)のGW期間中(4月29日〜5月6日)における国内線の利用実績は、ANAではコロナ前の2年前(2019年)のGWと比べて96.5%減の4万5228人で1日あたり5653人、JALグループでも2019年のGWと比べて95.1%減の4万7646人で1日あたり5955人だった。ANA・JALグループを合わせても1日あたり1万1608人しかいなかった。昨年4月〜5月の1回目の緊急事態宣時では旅行・帰省を含めて、ほぼ全ての県をまたいだ移動が自粛され、新型コロナウイルスの状況がわからないこともあり、国民のほとんどが自粛生活を過ごした。

 ただ今年のGW期間中(4月29日〜5月5日)について、ANA・JALグループを含めた国内航空会社は、4月23日に予約状況を発表したが、ANAでは予約数において昨年と比べて446.5%増の44万4493人(1日あたり6万3499人)、JALグループでは昨年と比べて335.3%増の32万6873人(1日あたり4万6696人)となっている。

 ANA・JALグループを合わせてると1日あたり11万0195人の予約となる。昨年の最終的な利用実績(1日あたり1万1608人)と今年の4月23日時点での予約状況では約10倍も増えている。それでも2年前に比べると、まだ4割程度の予約水準に留まっている。3月21日に2回目の緊急事態宣言が解除された段階ではGWに国内旅行需要が2年前と比べて8割前後まで回復する期待感もあったなかで厳しい状況であることには変わりがない。

昨年のGWは直前での大量キャンセルが目立った
 昨年の傾向としては、昨年4月22日にGWの予約状況を発表した段階でANAでは13万2011人の予約が入っていたにも関わらず、昨年5月8日に発表された利用実績では4万5228人となった。つまり約65.8%の人が昨年4月22日以降の2週間以内にキャンセルもしくは追加減便による欠航で利用しなかったという計算となる。(JALグループでも同様で昨年4月22日にGWの予約状況では12万0342人だったが、昨年5月8日の発表では4万7646人で約60.4%の人が昨年4月22日以降にキャンセルもしくは追加減便による欠航で利用しなかった)

 下記の数字を見るとわかるが、例年はGW前に発表される予約状況よりも最終的にGW後に発表される利用実績の方が人数は多くなる。直前予約の数字が反映されるからだ。しかし、昨年は4月22日以降の直前キャンセルが相次ぎ、4月22日の予約状況と5月8日の利用実績の数字が大きく異なってしまった。

4398チバQ:2021/04/26(月) 11:09:05
■ANA国内線のGW前の予約状況とGW後の利用実績
2019年GW(4月26日〜5月6日)11日間
4月19日発表の予約状況 163万2819人(1日あたり14万8438人)
5月7日発表の利用実績 173万2194人(1日あたり15万7472人)

2020年GW(4月29日〜5月6日)8日間
4月22日発表の予約状況 13万2011人(1日あたり1万651人)
5月8日発表の利用実績 4万5228人(1日あたり5653人)

2021年GW(4月29日〜5月5日)7日間
4月23日発表の予約状況 44万4493人(1日あたり6万3499人)

■JALグループ国内線のGW前の予約状況とGW後の利用実績
2019年GW(4月26日〜5月6日)11日間
4月19日発表の予約状況 127万0986人(1日あたり11万5544人)
5月7日発表の利用実績 133万1203人(1日あたり12万1018人)

2020年GW(4月29日〜5月6日)8日間
4月22日発表の予約状況 12万0342人(1日あたり1万5042人)
5月8日発表の利用実績 4万7646人(1日あたり5955人)

2021年GW(4月29日〜5月5日)7日間
4月23日発表の予約状況 32万6873人(1日あたり4万6696人)

今年は昨年ほどの直前での大量キャンセルにはならない可能性大
 しかし今年においては、緊急事態宣言が発令されたことで昨年同様に4月23日の予約状況より利用者が減少する可能性は高いが、直前のキャンセルは1〜2割程度(多くても3割)の減少に留まるだろう。緊急事態宣言も昨年は全国だったのに対し、今回は東京都・大阪府・兵庫県・京都府のみであり、沖縄や九州、北海道などの人気観光地が緊急事態宣言発令の対象地域外になっていることも大きい。

 ANAに緊急事態宣言発令決定前に話を聞くと「蔓延防止等重点措置が適用されている関西地域および東京といった主要都市において感染者数拡大が続いており、緊急事態宣言の要請が検討されている状況から、今後も予約動向の悪化が続くとともに、予約数の減少が予想されます」とのことだ。GWの予約は、2回目の緊急事態宣言の解除が決まった3月中旬〜3月末にかけて一気に予約が入ったそうで、4月5日以降に予約数の増加が鈍化に転じたそうだ。

旅行業界には今回の緊急事態宣言による補償制度はない
 そして、旅行業界においては今回の緊急事態宣言発令による大きな補償制度はないことも大きい。その為、地方も含めて観光客の受け入れに否定的な宿泊施設は少なく、宿側も感染症対策をした上で、東京などからの観光客も歓迎のムードであり、少しでもお客様に来ていただいて売上を確保したいという切実な声が聞かれる。

 今の時点で言えることは、これからGWの旅行を新規で予約する人は少ない一方、緊急事態宣言が発令されても予約済みの旅行については、そのまま出かける人が多いGWになりそうだ。

4399チバQ:2021/04/26(月) 11:22:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d7ebcaed1fe76215eb6f3d724466a502e327286
<新型コロナ>嘆く飲食店、酒類自粛で…埼玉まん延防止に13市町追加 公園に大勢の人々「中途半端」
4/26(月) 10:48配信
 「コロナ前」のにぎわいに戻り切れていない小江戸川越。観光名所「時の鐘」近くの軽食販売で、さいたま市浦和区から訪れた30代女性は「飲みたくて、ずっと探していた」と、注がれた生ビールで喉を潤していた。「観光地に遊びに来て、ビールが飲めなくなるなんて残念だけど、今の状況であればしょうがない」と話した。

 店員によると、大型連休中や周辺のイベント開催中にフランクフルトなどの軽食とともにビールを販売してきた。川越市がまん延防止等重点措置の対象区域に指定されたことなどを受け、今年の大型連休中は一切の販売を取りやめることを決めたという。「影響は大きい」と嘆く。

 川越のクラフトビールなどをメニューに載せる料理店の店主は「ゴールデンウイークは、書き入れ時なので厳しい」と漏らす。「店は苦しいけれど、今は東京と連携し、コロナを封じ込めるしかない」と話した。

 「お酒の提供ができないと商売として成り立たない。措置の内容がよく見えない」。所沢市内のレストランの男性オーナー(60)は懸念を口にする。現在は席数を半分ほどに減らした上で、入店できる客数も制限し正午から午後9時まで営業する。だが措置が出された場合は午後8時までの営業とし、酒類の提供は終日取りやめる方針だ。「制限をかけるのであればロックダウンなど強い措置をして、全ての業種が休業した方が納得できる。飲食店はどの店も対策に真剣に取り組んでいる」と強調した。
 同市の50代女性は市内の航空公園を訪れ、人の多さに驚いたという。「東京都に緊急事態宣言が出されたことで東京から人が流れてくることも心配」と不安げに話す。まん延防止措置には「内容が分かりづらい。都内に行くことや外食は控えているし、感染防止対策をすることには変わらない」と話した。

 一方、今回の措置の対象区域から外れた自治体の飲食店も不安や困惑をのぞかせた。

 川越市の西側に隣接する坂戸市の飲食店は、夜間営業の自粛を継続させてきた。オーナーは「これで感染を収束させるぐらいの思い切った対応が必要。まん延防止の要請内容では中途半端な気がする」と効果を疑問視する。

 所沢市の西側に隣接する入間市。郷土料理店ともんの戸門秀雄さん(68)は「お酒を提供できないとなると経営的にも大きい」と話す。都内で飲食店を営む客からは「『うちは休業です。埼玉は営業ができていい』とも言われた。東京都に緊急事態宣言が出た以上、埼玉にも余波は来るだろう。入間市が対象区域になることも覚悟している」と話していた。
 新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」で、埼玉県内の対象地域に川越市や所沢市など13市町が28日から追加される。県は区域内の飲食店に酒類の提供を自粛するよう要請するが、飲食店側は「酒が提供できないと商売が成り立たない」と困惑。大型連休中の酒類販売の取りやめを決めたケースもみられる。今回の対象区域外となった自治体で営業する店舗からは「中途半端な対応だ」との声も上がる。

4400チバQ:2021/04/26(月) 11:57:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8e6513ef7f4befa850a6591bd172804e3945676
突然の休業要請「打撃大きい」「なぜ一律」、百貨店・博物館・ボウリング場…対応に追われる
4/24(土) 14:10配信
 三越伊勢丹ホールディングスは24日、東京都内の4店舗について、食料品と化粧品の一部売り場を除いて臨時休業すると発表した。営業する売り場も時間を短縮する。25日からで、緊急事態宣言が発令されている当面の間としている。
 東武百貨店池袋本店(東京都豊島区)も25日から当面の間、食品フロアや一部店舗を除いて臨時休業する。食品フロアも営業時間を短縮する。
 東京都、大阪府、京都府の国立博物館3館や国立美術館5館を含む国立の施設は、25日からの臨時休館を発表した。東京国立博物館(台東区)では、予約制を導入して入館者数を大幅に制限するなど対策を施してきたといい、担当者は「休館せざるを得ず、楽しみにしていた人に申し訳ない」と話した。
 歌舞伎座(中央区)や新橋演舞場(同)を運営する松竹は、各劇場で上演中の歌舞伎公演と「滝沢歌舞伎ZERO 2021」について、24日は予定通り上演し、25日以降の公演については、宣言期間が終わる5月11日まで中止すると発表した。
 しながわ水族館(品川区)は24日朝、25日から当面の間の臨時休館を決めた。
 来館予定者から、開館状況を尋ねる電話が相次いでいたが、宣言の具体的な内容がわからず「検討中です」としか答えられなかったという。水族館の担当者は「ゴールデンウィークは来館者が最も多い時期の一つ。感染防止のために臨時休館は仕方ないが、打撃は大きい。飼育員らも残念がっている」と声を落とした。
 東京都板橋区の大規模ボウリング場も宣言期間中は休業する方針だ。突然の要請に男性マネジャーは「安全を徹底し、クラスター(感染集団)も出していないのに、なぜ一律に休業要請の対象となるのか」と首をかしげた。
緊急事態宣言発令を前に、食品フロアと一部店舗を除く25日からの臨時休業の告知が貼り出された東武百貨店池袋本店(24日午後、東京都豊島区で)=伊藤紘二撮影
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3回目となる緊急事態宣言発令の決定から一夜が明けた24日、各地の大型施設は対応に追われた。東京、大阪、京都、兵庫の4都府県で、床面積が1000平方メートル超の百貨店や商業施設(生活必需品の売り場を除く)のほか、博物館や動物園、ボウリング場などが休業要請の対象となる。発令期間は25日から来月11日までの17日間。

4401チバQ:2021/04/26(月) 12:05:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/37ba180e8c44749e0aad95fd050e5e2787330424
たった17日だが影響は…百貨店「また休業」で早くも崩れる再建の青写真
4/26(月) 12:01配信

食料品や化粧品など一部の売り場を除いて、4月25日から臨時休業に入った伊勢丹新宿本店(記者撮影)
 客足が徐々に戻り、光明が見え始めていた百貨店業界に再び試練が訪れている。

 新型コロナウイルスの「第4波」による感染拡大が続く東京都や大阪府など4都府県で4月25日、3回目の緊急事態宣言が適用された。休業を要請された百貨店やショッピングセンターなどの大規模商業施設は、同日から一部売り場を除いて臨時休業に入った。

 百貨店の休業は、2020年4〜5月に実施された1回目の緊急事態宣言以来となる。休業要請が出たのは、床面積合計が1000平方メートル以上の店舗。各社の基幹店舗を含め、対象地域にある大半の百貨店店舗が該当しており、業績への甚大な影響は避けられない。
■業界団体「休業要請しないで」陳情実らず

 東京都新宿区の伊勢丹新宿本店も、同25日から臨時休業した。ただ、生活必需品の販売は休業要請の対象外になるため、食料品や化粧品など一部売り場では営業を継続。宣言前の週末と比べると客数は明らかに減り、手持ち無沙汰な様子の販売員らの姿が目立った。

 「百貨店は地域にとって欠かすことのできない都市インフラとなっている。市民生活に多大な影響を与えないよう、できる限り営業の継続を前提とした検討をお願いしたい」
 業界団体の日本百貨店協会は4月20日までに、大型店舗が立地する東京都と大阪府、コロナ対策を所管する内閣官房に対し、百貨店へ休業を要請しないよう求める要望書を提出した。要望書では、2020年における百貨店の売上高総額が前年比で26%減少し、「取引先などの企業も大変厳しい経営環境を強いられ、事業継続や雇用維持に苦慮している」と理解を求めた。

 休業によって百貨店関係者の脳裏をよぎるのが、2020年4〜5月の緊急事態宣言で、長期の臨時休業に追い込まれた記憶だ。全国の店舗で1〜2カ月の休業を強いられた結果、売り上げは激減。2020年度第1四半期(3〜5月、または4〜6月)の売上高は、大丸と松坂屋を傘下に持つJ.フロントリテイリングが前年同期比58%減、三越伊勢丹ホールディングスが同53%減、高島屋が同48%減と壊滅的な数字だった。

 だが、陳情活動による必死の抵抗も実らず、百貨店各社は休業要請に応じざるをえなかった。ある百貨店大手の関係者からは「百貨店では営業時間短縮はもちろん、高水準の感染対策を徹底している。感染源になった根拠はないのに、一律に休業を求められるのはどうか」と不満の声が漏れる。

 休業に応じた事業者には協力金が支払われることになったが、東京都の場合はその上限が1日20万円にとどまる見込み。単純計算すると、伊勢丹新宿本店の1日当たりの売上高は6〜8億円ほど。現状の協力金では、百貨店大手にとって雀の涙にもならない程度の金額だ。

4402チバQ:2021/04/26(月) 12:05:43
■出だしからつまずいた再建の道筋

 4月12日に発表された高島屋の2022年2月期業績予想によると、売上高に相当する営業収益が前期比19%増の8120億円、最終損益が100億円の黒字(前期は339億円の赤字)まで回復する見込み。翌13日発表のJフロントも、同期に総額売上高が30%増の1兆50億円、最終損益が40億円の黒字(前期は261億円の赤字)を予想する。

 この両社の計画は、訪日外国人客の回復こそ見込めないものの、国内客を中心に徐々に客足が戻ることを前提としている。
 高島屋では新たに策定した3カ年の中期計画で、2024年2月期の営業収益8500億円、営業利益300億円を目標に掲げ、百貨店事業の再生をその柱に据えている。同社の村田善郎社長は4月12日の決算会見で、「(2022年2月期の)インバウンドを除く国内百貨店事業については、上期に2019年度比で7%のマイナス、下期には2019年度レベルに戻したい」と意気込んでいた。

 だが、今期計画の策定時点では当然ながら、休業影響を織り込んでいない。百貨店再建に向けたロードマップが、出だしからつまずいた格好だ。
 今回の緊急事態宣言の期間は4月25日から5月11日まで17日間の「短期集中型」となる予定。対象地域も現時点では東京都、大阪府、兵庫県、京都府の4都府県のみで、1回目の緊急事態宣言よりは影響は限定的とみられる。

 ただ、書き入れ時であるゴールデンウィークを直撃する影響は大きく、仮に17日間で宣言が解除されたとしても、消費マインドの悪化は避けられない。

■休業でも当面の資金繰りは確保

 休業した場合に心配なのが、各社の資金繰りだ。手元資金(現預金と短期有価証券の合計)を平均月商で割って算出し、短期的な支払い能力を示す手元流動性比率は、三越伊勢丹HDが1.3倍、高島屋が1.9倍、Jフロントが2.0倍、エイチ・ツー・オーリテイリングが1.3倍(三越伊勢丹HDとエイチ・ツー・オーは2020年12月末時点、高島屋とJフロントは2021年2月末時点)。

 百貨店はもともと現金商売が主体で手元資金は他業種と比べて少なめだったが、昨年の長期休業を経てからは各社とも積み増しており、高島屋とJフロントは安全性の目安とされる2倍程度を確保している。一方、三越伊勢丹HDとエイチ・ツー・オーはやや心もとない状況だ。

 三越伊勢丹HDでは仮に全店が休業してキャッシュがまったく入ってこない場合、1カ月の資金流出は150億円程度になる。同社の手元資金は846億円(2020年12月末時点)あるうえ、取引先金融機関から800億円程度のコミットメントライン(融資枠)を確保しているとみられる。
 他社も融資枠を持っており、大阪を拠点とする近鉄百貨店では100億円のコミットメントラインが未使用のまま。「こうした事態に備えて手は打っており、仮に長期間休業しても大丈夫な程度の手元資金はある」(広報担当者)という。

 このように、大手各社とも当面の資金繰りには支障がないと言える。問題は緊急事態宣言が延長を繰り返したり、対象地域が全国に拡大された場合だ。政府の専門家会議の尾身茂会長も4月23日、「最低でも3週間は必要と思う」と言及した。
 昨年4〜5月に起きたような、全国レベルでの1〜2カ月にわたる長期休業という、最悪の事態にも備える必要がありそうだ。
岸本 桂司 :東洋経済 記者

4403チバQ:2021/04/26(月) 21:20:12
罰金払ったほうが儲かるんでない?
公表されたら客集まるだろうし
https://news.yahoo.co.jp/articles/b08a9f7d03ae245eda6f05308f02020eec223c4d
夜の都内繁華街、絶えぬ客引き 罰則覚悟「お酒あります」 ノンアル路線模索の店も
4/26(月) 21:09配信

時事通信
緊急事態宣言が発令され、閑散とする銀座の飲食店街=26日午後、東京都中央区

 「うちは飲めますよ」「『罰金』覚悟でやってます」。

 新型コロナウイルス対策で3回目となる緊急事態宣言が4都府県に発令され、初の平日となった26日。東京都内では酒類を提供できなくなった飲食店の多くが休業を余儀なくされた。業態を工夫して乗り越えようとする店もある一方、一部の店は酒の提供を続けており、繁華街では以前と変わらず客を呼び込む従業員の姿が見られた。

 サラリーマンの街として知られる新橋では、先週まで時短営業をしていた居酒屋やバーの多くが休業していたが、駅前の通りではこの日も客引きの男女が帰宅途中の人に「お酒やってます」などと声を掛けていた。雑居ビルの上階で居酒屋を経営しているという20代男性は、「都の要請に応じても協力金はすぐ振り込まれない。家賃が払えないので通常営業に戻した」と話した。

 一方で、酒の提供を避けて営業を続ける道を模索する店もある。酒とカラオケいずれも提供できなくなった新宿・歌舞伎町のカラオケバー「ネオ! ブラックシグマ」は、宣言期間中のみホットドッグ店に衣替えした。看板メニューは「都知事百合子ドッグ」。オーナーの男性(48)は「感染拡大で売り上げは落ちたが、面白い趣向でお客さんに笑ってもらえたら」と話した。

 梅酒カクテル専門の「TheCHOYA銀座BAR」(東京都中央区)もノンアルコール梅酒を使ったカクテルに切り替え、宣言前の予約客に絞って営業を続ける。店舗運営責任者の平沢拓也さん(42)は「3度目の宣言には正直『またか』と思ったが、今は我慢の時だ」と語った。

 銀座周辺では午後8時、都の要請で店舗や看板の照明が次々に消灯。普段は酔客でにぎわうコリドー街も薄暗くなり、多くの人が足早に駅へと向かった。

4404チバQ:2021/04/27(火) 16:29:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cfef2af5ac1bee1ae2e87e3dec34146ac9619af
寄席、無観客興行を 飲食店への酒持ち込みも自粛要請 加藤官房長官
4/27(火) 14:13配信
会見に臨む加藤勝信官房長官=27日午前、首相官邸(春名中撮影)
 加藤勝信官房長官は27日の記者会見で、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されている東京都で寄席が観客を入れて興行していることについて「文化芸術、スポーツの一般イベントは開催延期やオンライン配信を求めている。さまざまな支援策も活用しながら、イベントの無観客化に理解と協力をお願いしていきたい」と述べた。

 また、酒類を提供する形態での休業を要請している飲食店の一部で、酒の持ち込みが行われていることに関しては、自粛要請の対象ではないとしつつも「休業要請の趣旨に添わない」と指摘。その上で「こうした行為を推奨、黙認することのないよう、実態も踏まえながら飲食店に(酒類の)持ち込みをお断りすることを要請するなど各都道府県において適切な対応が図られていく」と説明した。

 新型コロナ感染者の死者数が1万人を超えたことについては「昨年末までに約3千人、今年1月までに約5千人、4月末までに約1万人の死亡者が確認されている」と述べ、増加傾向にあることに危機感を表明。「感染拡大対策を講じるとともに、ワクチンの接種をしっかり進め、感染された方に必要な医療が適切に届けていけるような体制もしっかりと組んでいきたい」と語った。

4405チバQ:2021/04/27(火) 16:43:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0aa227aea71a7a3012bfa0e209304dc61710ed3
コロナ禍で新人との飲み会なくなり安堵する30代先輩社員の切実な本音
4/27(火) 16:00配信
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誘う側の先輩社員にも悩みはあった(イメージ)
「参加が強制される」「行っても楽しくない」「それは業務の内なのか」……近年、働く人々の間でさまざまな疑問が呈されてきた「職場の飲み会」問題。コロナ禍でそうした機会がなくなって「寂しい」と感じる人がいる一方、「ホッとしている」人もいるようだ。どういうことなのか。30代の男性会社員に、フリーライターの吉田みく氏が話を聞いた。
 * * *
 4月は、多くの新入社員が入社する時期。しかし、新型コロナウイルスの変異株感染が広がる現状では、かつては当たり前だった親睦を深めるための歓迎会をはじめとする飲みの席は、昨年に続き今年も自粛せざるを得ない状況となった。
 SNSの声を見ると、「職場の飲み会」をネガティブにとらえるものが少なくない。上下関係のある職場の飲み会は気を遣うだけで、お金も時間も奪われてしまうイメージが強いようだ。コロナ禍をきっかけに飲食店の利用が制限されたことで、「ホッとしている」という会社員に話を聞いた。
 都内在住のIT関連企業勤務、和田卓也さん(仮名、31歳)は、今まで、新入社員を迎えるたびに憂鬱な気持ちに悩まされていたそうだ。
「コロナ前までは、新入社員を業務終了後に飲みに誘うことが多かったんです。もちろん飲み代は全額が私のおごり。上司から『親睦を深めるために飲みニケーションを大切にしよう』と言われるからですが、そのための経費が出ることも上司からのカンパも一切なしでした」(和田さん、以下同)
 和田さんの給料は手取り月収30万円程度。家賃約8万円をはじめとする生活費を引くと、自由に使えるお金は2万円程度しか残らないという。自炊を心掛けたり、フリマアプリを活用するなどして捻出した大切な小遣いは、極力無駄なことに使いたくないと話していた。
「新入社員が楽しそうにしてくれているならお金の出し甲斐もあるんですが、陰で『誘われて面倒』や『本当は参加したくない』などと言う人も一部にいたようで……。私だって身銭を切ってまで誘いたくないですよ。誰も得しないことをしなくてはいけないのは、無駄でしかなかったと思います」
 コロナの影響で飲み会がなくなりホッとしていた和田さんだったが、最近はとあることで頭を悩ませていた。それは、飲み会の代わりにランチに誘う習慣が社内に根付いてしまったことだった。
「ランチタイムが近づくと、新入社員が『先輩! おすすめのランチ教えてください』と、寄ってくることが増えました。そんなことを言われてしまったら、連れて行かないわけにはいきませんし、流れ的におごることにもなります。私一人なら500円以下の牛丼で済むのに……。余計な風習を根付かせないでほしいです」
 会社が都心のオフィス街にあるため、どの飲食店も1人あたり1000円超えのところばかりだという。新入社員側もランチ代が浮くと気づいたのか、週2回ほど誘ってくるそうだ。
「リモートワークで新入社員と物理的に距離を置きたいのですが、出勤しなくては業務ができないので本当に辛いです。ネット上では、飲み会に誘われたくない新入社員の嘆きが良く取り上げられていますが、私のように金銭的負担増で悩む先輩社員も多いと思います。情けない話なのかもしれませんが、人におごるほどのお金はないんです」
 年功序列で賃金が上がっていく企業は少なくなりつつある。新入社員と勤続年数の長い社員でも、給与があまり変わらないケースも多いようだ。デートの割り勘が定着し始めたように、これからは上司と部下の関係でも同様のことが言えるようになるのかもしれない。

4406チバQ:2021/04/27(火) 18:32:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/712f4510c228f7f79c190a170e1959f348335be2
困惑の商業施設、休業か一部継続か 大丸は化粧品販売を急きょ取りやめ 緊急事態宣言
4/27(火) 12:12配信

全店が臨時休業した神戸・三宮の地下街「さんちか」。日中はシャッターが閉まった通路を行き来する人が絶えない=27日午前、神戸市中央区(撮影・中西幸大)
 新型コロナウイルスの感染拡大で3度目となる緊急事態宣言が25日に発令され、休業要請を受けた兵庫県内の商業施設が要請基準のあいまいさに困惑し、判断が揺れている。神戸・三宮の地下街は全店休業を決めた一方、百貨店の大丸は「生活に必要」として売り場を継続した化粧品などの販売を27日から一転して取りやめた。人出は昨年春の宣言時より多く、感染拡大を抑えられるかどうかに疑問の声も上がる。(中島摩子、横田良平、小谷千穂)


 三宮にある地下街「さんちか」は4月25日から5月11日まで、全店臨時休業とした。ドラッグストアや飲食店も例外なく約120店舗全てが閉じたまま。運営する「神戸地下街」の担当者は「三宮の中心にあり、『人流を止める』という要請に協力するため、全店休業を決めた」と話す。

 ただ、「人は減っているが、昨年4月の緊急事態宣言時よりは相当多い」とも口にし、27日も朝から多くの通勤客らが行き交った。

 「仕方がないと思うけれど、これからはかき入れ時だし厳しい」と話すのは、さんちかで休業を余儀なくされた飲食店のスタッフ。実際、すぐ近くには開いている同業の店もある。

 通行する市民も戸惑う。神戸市北区の男性(72)と女性(69)は「開いていると思ったら、閉まっていたり、線引きが分かりにくい。事前にいちいち電話で確認が必要ですね」と話していた。

 一方、今回宣言が発令された25日以降、「生活必需品」として化粧品やハンカチなどの婦人用品の販売を続けた大丸の神戸、芦屋、須磨店では27日から、急きょ食品のみの販売に切り替えた。多くの百貨店や商業施設では、食料品売り場やドラッグストアに限った時短営業に切り替えており、大丸松坂屋百貨店の担当者は「兵庫県の要請も踏まえ、人流を抑えるという観点から精査し直した」としている。

 大丸は27日から、神戸店が地下1階食品売り場のみ、午前10時半〜午後6時半に営業。芦屋店は地階と1階の食品売り場のみを開ける。須磨店は1階食品売り場のほか、テナントの一部が営業する。芦屋、須磨店の食品売り場の営業時間は午前10時〜午後7時。

4407チバQ:2021/04/27(火) 18:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/bce88da4cee291cbe99eefdda62e3b9d82b9ed2f
公園で飲む会社員「これぐらいは…」、酒類提供禁止で「お酒持ち込み可」と貼り紙出す店も
4/27(火) 17:43配信
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 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言で、各自治体が「公園・路上での集団飲酒」の自粛を要請し、対策に乗り出している。屋外でも飛沫(ひまつ)感染のリスクは否定できない上、飲食店での酒類の提供中止で、増加する恐れがあるためだ。しかし飲酒の場に対する制限が強まる中で「抜け道」は後を絶たず、いたちごっこの様相を呈している。
「これぐらいは…」

夜の路上で飲酒する人たち(26日、大阪市北区で)
 26日午後8時過ぎ、飲食店街に近い大阪市北区の扇町公園で若者やスーツ姿のグループが酒を楽しんでいた。感染拡大防止をスピーカーで呼びかける広報車が通ったが、気にする様子もない。ベンチの一角で知人と2人で缶チューハイを手にしていた大阪府豊中市の会社員男性(24)は「感染を気にせずに飲むなら公園。これぐらいは許されるんじゃない」と話した。
 大阪・梅田駅に近い複合ビル「OSビル」前の路上のベンチには今月下旬に「飲酒はご遠慮ください」との注意書きが貼られたが、路上飲みが絶えない。26日夜も、近くの飲食店に入ろうとし、休業中と気付いた大阪市福島区の会社員男性(24)が友人と路上で飲み始めた。男性は最近は週1回、こうして酒を飲むといい、「ちゃんと手指消毒すれば、屋外だったら大丈夫だと思う。路上飲みまでダメと言われたら、もう飲む場所がないですよ」と開き直った。
屋外でもリスク
 理化学研究所などの研究では、屋外でも向き合って大声で話すと、飛沫感染のリスクがある。内閣府によると、集団での飲酒は声が大きくなり、参加者同士の距離も近くなりがちなことから、今回の要請に公園・路上での集団飲酒の自粛が盛り込まれた。
 各自治体が対策に乗り出しており、京都府と京都市は公園や路上での飲酒に注意を呼びかけるための職員の巡回をスタート。初日の26日夜は、若者が集まる鴨川の河川敷や市内中心部で実施し、約20人で座り込んでいたグループに職員が啓発チラシを手渡し、感染拡大防止に理解を求めた。
 兵庫県は宣言期間中、15か所ある県立都市公園での飲酒や食事を禁止した。明石市のJR明石駅前の県立明石公園では25日から駐車場を閉鎖し、公園入り口などの6か所に、飲食物の持ち込み禁止を知らせる大きな看板を新設。園内放送でも注意喚起している。
 コンビニエンスストアも対応を進めており、大手チェーン「ローソン」は、緊急事態宣言が発令された4都府県の各店舗に啓発ポスター掲示を呼びかけている。「公園飲み」の増加が懸念されている大阪城公園(大阪市)内の店舗では、25日から酒類の販売を中止した。
「新しい飲み会」
 しかし公園・路上での飲酒の増加は飲食店への時短要請などを強めた結果の側面もあり、集団で酒を楽しみたい人が「抜け道」を探す動きは後を絶たない。
 ネットなどで話題になっているのは「エアビー飲み」だ。民泊仲介サイト「エアビーアンドビー(Airbnb)」の名前にちなんでおり、仲間うちで民泊やレンタルスペースを予約して酒を持ち込む楽しみ方で「新しい飲み会」として紹介するサイトもある。
 日中を含めた酒類の提供中止を求められた飲食店には「お酒持ち込み可」の貼り紙を出すところも出てきた。
社会のための自粛
 関西大学の土田昭司教授(安全心理学)は「今も大勢でお酒を楽しみたいと思う人の多くは『コロナは怖くない』と思っている。いくら対策しても抜け道は出てくる」とし、「一人一人の行動意識を変えなければ意味がない。国民の協力なくしてコロナには立ち向かえないのだから、みんなが『自分のためだけでなく、社会のための自粛』という意識を持つよう、政府や自治体がメッセージの出し方を工夫する必要がある」と指摘する。

4408チバQ:2021/04/27(火) 20:35:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/sankei-lif2104270034.html
居酒屋求め東京から「越境」「駆け込み」 周辺3県押さえ込みへ 
2021/04/27 18:44産経新聞

居酒屋求め東京から「越境」「駆け込み」 周辺3県押さえ込みへ 

居酒屋閉店後、飲み屋街から川口駅方面へ帰路につく人たち=26日、埼玉県川口市(鬼丸明士撮影) 

(産経新聞)

 東京など4都府県の緊急事態宣言スタートを機に宣言対象外の近接県に行き、飲酒や娯楽を楽しむ人の姿が目立っている。埼玉、千葉、神奈川県では蔓延(まんえん)防止等重点措置の対象地域を拡大し、28日から酒類の提供を終日自粛するよう要請。「越境飲み」や「駆け込み飲み」を押さえ込みたい考えだ。

 前週より8割増

 東京都と隣接する埼玉県川口市。安く酔える「センベロ」の街としてしられるJR赤羽駅(東京都北区)から川を挟んで一駅の川口駅近くの居酒屋では26日夜、多くの人でにぎわい満席の店もみられた。

 「川口には縁もゆかりもないけど、都内の居酒屋が休業しているので」と話すのは、板橋区在住の男性会社員(34)。中学時代の地元の友人と久々に集まって飲んでおり、すでに「3軒目だ」と話した。

 「いつもは赤羽の居酒屋に行くけど、緊急事態宣言で飲めないので地元の川口で飲むことにした」と話すのは会社員の男性(55)。この日は座席の8割近くが埋まっていたという。

 市内の居酒屋店長、根本昴さん(33)は「いつもの常連客とは違った顔ぶれが目立った」。25日の客数は前週の日曜より8割も増加したという。

 コロナ禍以降は日曜日に2階の客席を使用したことはなかったものの、25日は営業を開始しておよそ2時間半で1階の約30席が満席に。営業が終了する午後8時まで2階も開放したという。「東京から人が流れてくるのは誰でも予想がつく。今回の緊急事態宣言は意味がない」と根本さんは困惑した様子を見せた。

 食い止めへ

 システム会社「アグープ」のスマートフォンの位置情報を基にしたデータでも人流の増加は現れている。26日午後8時台の川口駅周辺の人出は月曜の夜としては今年最多を記録した。今年に入ってから平日の同時間帯では4番目に多かった。

 埼玉、千葉、神奈川の3県は蔓延防止等重点措置の対象区域の店舗に酒類提供を終日自粛するよう求めることを決定。自粛要請は28日から重点措置期限の5月11日までだ。対象区域も大幅に拡大した。

 神奈川県の黒岩祐治知事はホームページに動画を公開し、「都から県内へ人の流れが急増する恐れがある。蔓延防止措置を強化し、感染拡大を食い止めたい」と強調した。

4409チバQ:2021/04/27(火) 21:44:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc519ee4565e002e017b2a3eca994fefaf2631dc
「酒類提供店に休業要請」で「酒持ち込みOK」にするイタチごっこ 都は注意喚起「控えていただきたい」
4/27(火) 20:30配信

J-CASTニュース
「酒類持ち込み」飲食店に「イタチごっこ」の指摘が(画像はイメージ)

 「酒類の提供」をする飲食店が休業要請対象となっている今回の緊急事態宣言。だが、一部の飲食店では酒類を「持ち込み制」にして営業を継続しようとする動きもあり、ツイッター上では「出ると思った」「一休さんのとんちかな」といった声があがっている。

<「酒類の提供とは、お酒の場の提供も含みます」 東京都がツイッターで呼びかけ>

 加藤勝信官房長官は2021年4月27日午前の記者会見で、こうした手法について「休業要請の趣旨に添わないもの」だと指摘。宣言対象地域である東京都の担当者も、飲食店に対して酒類を持ち込ませないよう呼びかけた。

■「持ち込みOK」などの看板画像が投稿される

「アルコール飲料の持ち込みOK!」
  「(酒類を持ち込めば)グラスご提供します」

 東京都、大阪府、京都府、兵庫県に緊急事態宣言が出されて以降、ツイッター上では宣言対象地域にある飲食店の看板や張り紙を写したとみられる画像が、相次いで拡散されている。

 今回の緊急事態宣言を受け、対象の4都府県ではいずれも「酒類の提供」をする飲食店に休業を要請。酒類を提供しない店には、20時までの時短要請を呼びかけている。飲み会などによる感染拡大を防ぐための措置だが、一部の飲食店は、酒類を「提供」しなければ問題がないと解釈して、客に酒類を持参するよう呼びかけている模様だ。

 こうした動きに、ツイッター上では「出ると思った」「早くも知恵比べ」「一休さんのとんちかな」などの反応が。その一方で「いいんか?」「(宣言を出した)意味ないやん」「イタチごっこになりそう」と問題視する声もあった。

東京都「酒類の提供とは、お酒の場の提供も含みます」
 加藤官房長官は27日午前の会見で、飲食店の「酒類持ち込み」について言及。感染リスクの高まる「飲食を伴う懇親会」の実施につながるため「休業要請の趣旨に添わないもの」だとし、

「こうしたことを推奨、黙認することのないよう、飲食店に対する実態を踏まえながら、例えば特措法24条第9項に基づき、飲食店に持ち込みをお断りすることを要請するなど、各都府県において適切な対応が図られていくものと承知をしております」

 とコメントした。

 加藤官房長官の会見に先駆ける形で、宣言対象地域である東京都・総合防災部の公式ツイッターは同日朝9時頃に飲食店の「酒類の持ち込み」について言及。「飲食店等の皆様に、お酒類の提供をしないようお願いしておりますが、酒類の提供とは、お酒の場の提供も含みますので、お酒の持ち込みも止めていただくよう、お願いいたします」とした。

 同部を管轄する東京都総務局の広報担当者は27日、J-CASTニュースの取材に対し、酒類の持ち込みは、感染リスクの高い宴会の開催につながるとして「控えていただきたい」とコメント。小池百合子都知事のメッセージ動画などを通じて、飲食店に対して「酒類の持ち込み」をさせないよう、注意を呼びかけていくという。

4410チバQ:2021/04/28(水) 16:35:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ba8e2287f1f92076a27c3ac2d830426ee3add0f
「地下街は休み」「商店街は各店が判断」…休業要請、線引きに困惑
4/28(水) 15:26配信
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(写真:読売新聞)
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言で、休業要請の対象となる施設の線引きに、困惑の声が上がっている。商店街とは違い多くの地下街はなぜ営業できないのか、大型商業施設は対象だが特定の家電量販店が営業している――。対応を分けている理由を探った。
食品スーパーも

緊急事態宣言下でも多くの店舗が営業し、買い物客らが行き交う天神橋筋商店街(27日、大阪市北区で)=杉本昌大撮影
 JR大阪駅に近く、1日約40万人が訪れる地下街「ホワイティうめだ」。運営会社は、全約180店舗の休業を決め、宣言が出た25日以降、「シャッター街」と化している。

 大阪府は、1000平方メートル超の百貨店や、地下街を含むショッピングセンターなどに休業を要請。「生活必需品売り場」は対象外だが、ホワイティは「人の流れを抑制するため」として、食品スーパーなども休業とした。
 ホワイティに隣接する地下街「ディアモール大阪」やJR京都駅前地下街「ポルタ」でも、ドラッグストアなどを除き休業。神戸・三宮の地下街「さんちか」も全店休業だが、主に各店主が区分所有している「センタープラザ」などは各店で判断している。
 一方、ホワイティから東に約1キロ離れた「天神橋筋商店街」。日本一の長さを誇る商店街は、ほとんどの店が営業を継続し、宣言下でも一定のにぎわいを見せている。
 天神橋筋商店連合会によると、商店街全体の面積は1000平方メートルを超えるものの、店舗それぞれの面積が小さいため、休業要請の対象外。一般的に各店がテナントとして入り、全体を一つのショッピングセンターとみなす地下街と違う点だ。
 表千郷事務局長は「休業するかどうかは各店の判断。ただ、感染対策は十分に取るよう呼びかけている」と話した。

4411チバQ:2021/05/01(土) 21:10:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c88b7f63e02b738de88cea237b9793da529d7171

中途半端な「生活必需品」の線引き、自治体で異なる判断…都「全ての物品で線引きは困難」
5/1(土) 15:24配信
 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令されている東京、大阪、京都、兵庫の4都府県では、1000平方メートル超の大型の商業施設に休業要請が出されている。「生活必需品」を扱う店は休業要請の対象外とされているが、その線引きはあいまいで、自治体によっても異なっている。

■「衣料品」は



(写真:読売新聞)
 大型連休が本格スタートした1日午前の東京・銀座。宣言中のため、例年より人通りがまばらな通りでは、デパートが衣服売り場などを閉鎖する一方、近くの高級ブティックや衣服専門店は営業を続けていた。食事に来たという港区の自営業の女性(53)は「百貨店と他店舗で差があるのは対策として中途半端なのでは」と話した。
 都は「衣料品」は生活必需品に分類しているため、本来は営業は可能だ。ただ、デパート側は「人の流れを抑制する」(大丸松坂屋)などの理由で自主的に休業している。どの売り場を営業するかは各デパートで異なっており、大丸松坂屋東京店などが化粧品や婦人雑貨を、東武百貨店池袋本店がメガネなどの販売を続けている。
 都は生活必需品を扱う店を例示しているが、「すべての物品を線引きするのは困難」として細かい品目までは公表しておらず、事業者に判断を委ねる部分もある。
■自治体で差
 自治体によって休業要請の対象施設も異なっている。
 関西の3府県は「家電販売店」を休業要請の対象としたが、都は「社会生活を維持する上で必要」として対象外としており、多くの店舗が営業を続ける。
 地下街についても、大阪府はショッピングセンターと見なして要請の対象としているが、都は「通路としての機能がある」として地下街の管理会社の判断に委ねている。JR東京駅に続く八重洲地下街は約150ある店舗のうち衣料品店など8割が休業せずに営業している。

4412チバQ:2021/05/01(土) 21:12:38
https://www.asahi.com/articles/ASP4Y61TNP4WUTNB023.html?oai=ASP4Z6T80P4ZUOOB006&ref=yahoo
イオン周辺は激しい渋滞、都内ナンバーも 変わらぬ光景

加藤真太郎 佐藤純 原裕司2021年4月29日 18時36分
 新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」が埼玉県内15市町に適用されるなか、大型連休が29日に始まった。行楽地や商業施設では例年より人出が減ったところがあった一方、普段どおりのにぎわいを見せる場所も。緊急事態宣言下の東京都内から来た人の姿も目立った。
 埼玉県越谷市にある国内最大級の大型ショッピングモール「イオンレイクタウン」。JR越谷レイクタウン駅の改札を出てきた家族連れや若者などが続々と、入り口に続くエスカレーターに向かう。買い物へ、シネコンへ……。この日も午前中からいつもの休日と変わらない光景が見られた。
 夕方にかけて、周辺の道路渋滞が激しくなり、「混雑」と掲示して入場を制限する駐車場の入り口も。緊急事態宣言で大型商業施設や映画館が休業している東京都内の「足立」や「練馬」、「多摩」などをはじめ、県外ナンバーの車が多く見られた。

 屋外では、毎年恒例の「アイスクリーム博覧会」が開幕。5月9日までの予定で、PR事務局によると、注文方法の簡略化や持ち帰りの推進などの対策を徹底し、「3密など収拾がつかない場合は即座に中断、中止する」という。
 周辺では「更なる感染拡大を防ぐため、不要不急の外出は控え、マスク着用などの徹底をお願いします」と呼びかける市の防災行政無線が響いていた。

今年に期待をかけた動物園
 埼玉県宮代町の東武動物公園…

4413チバQ:2021/05/04(火) 03:40:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/fda25579d88902d38757c9a9aeba8844f63c405a
時短協力金 大阪府の支給遅れ 飲食店「顧客離れと二重の不安」
5/3(月) 22:13配信


 新型コロナウイルス対策の営業時間短縮要請に応じた飲食店に対し、大阪府の協力金支給が遅れている。今年1月の緊急事態宣言発令後、3期に分けて募集したが申請件数が膨大なこともあり、2月に受け付けた第1期ですら、4月下旬までの支給率は約5割にとどまる。府内の自治体からは事務代行の申し出もあるが、府は委託はせずに手続きを進める方針で、飲食店からは不安の声も上がる。

 「協力金がもらえると思って要請に応じた。固定費などが払えなくなっても、協力金を受け取っていないことを理由にはできない」

 大阪市北区でバーを営む男性(29)は苦しい胸の内を明かす。昨年11月から約5カ月間にわたって時短要請に応じてきたが、今年の要請に対する協力金は一度も支給されていない。男性は「時短や休業が続くことで、お客さんが街中で飲まないことに慣れてしまうことへの怖さもある。二重の不安を抱えている」と吐露した。

 府は2度目の緊急事態宣言下の1月14日から府内の飲食店に対し、午後8時までの時短を要請したことに伴い、第1期の支給受け付けを2月8日から始めた。

 宣言期間が延長により2月末まで継続したため、3月8日から第2期分を募集。同1日の宣言解除後も「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が適用される4月5日まで大阪市内は時短要請が続き、4月8日から第3期の申請を受け付けている。

 ただ、4月27日時点で第1期の支給率は47%。第2期は16%にとどまり、第3期はまだ支給が始まっていない。府によると、書類審査は委託業者が400人態勢で当たっているが、申請件数は3期分で延べ約13万5千件に上っており、支給遅れの一因となっているという。

 別の理由もある。昨年4〜5月の緊急事態宣言で休業要請に応じ、支援金を受給できた事業者も、今回は「書類不備」を理由に差し戻されている。府の担当者は「公金を支給しており、審査は厳格にする必要がある」と話す。

 こうした事態を受け、同府河内長野市の島田智明市長は今年4月、早期の支給が難しい場合、市町村への事務委託を検討するよう求める緊急要望を府に提出した。同市の担当者は提出の理由について「市内の商店主らが一刻も早い支給を渇望している」と説明した。

 だが要望に対し、府は市町村に委託する場合はシステムの変更が必要と回答。吉村洋文知事も「府の人員体制を強化し、(支給手続きを)進めたい」と話しており、飲食店はしばらく我慢を強いられそうだ。

4414チバQ:2021/05/04(火) 03:41:33
https://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/210319/ecn21031913210015-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
時短営業で“月180万円ボロ儲け”……ここがおかしい時短協力金制度
2021.3.19 13:21


 時短営業の要請に従わない事業者に対して、ついに小池都知事からの「命令」が届いた。都内を中心にレストランを展開するグローバルダイニングに対して、16日に都知事名義で「施設の使用制限の命令」の事前通知を出したのだ。これにより、昨日から同社は時短営業に従わざるを得ない状況となった。
協力金制度でボロもうけする零細飲食店のゆがみ
 零細の個人経営飲食店と、大型の飲食チェーンでは、前者が弱者で後者が強者というイメージが先行しやすい。しかし、こと時短要請と休業補償の観点からいえばその構図は全く逆だ。
 コロナ禍における時短要請に応じた飲食店への協力金は、普段からほとんど利益を生み出していないような業態であっても、大きな利益を生み出している業態であっても、一律一日6万円となっている。
 行政の対応としては、スピーディな給付を優先した結果の判断であるというが、これは飲食店間だけでなく、国民の間でも大きな不公平を招いているといっても過言ではないだろう。
 菅義偉政権が、低所得の子育て世帯へ子供1人当たり一律5万円を支給する決定をした裏側で、飲食店のオーナーは店舗あたり月々180万円の支給を受けている。


 都内で小規模なバーを営むある経営者は、濡れ手で粟のぼろもうけ状態であるという。「趣味程度で開いたバーで、月の固定費が20万円くらい。月の利益は1万円前後ですかね」
 しかし時短要請により、いつもは22時00分頃から開店していたバーは完全に営業停止の状態となる。ミニマムで運営していた固定費はさらに削減される一方で、時短協力金が毎日6万円入ってくるという状態となった。
 つまり、都の時短要請によってこのバーは、毎日半年分の利益が転がり込んでくる状況となったのだ。「店番たちには高い食事をおごったりしてます」と、このバーの経営者はスタッフに対して時短協力金による収益をある程度還元しているというが、中には丸々懐に収めてしまう事業者も少なくないだろう。
大型チェーンにとっては焼け石に水?
 一方で、冒頭で取り上げたグローバルダイニングは、19年12月期には96億円の売上高であったが、20年12月期には56.6億円まで落ち込んだ。同社の店舗数は国内で43店舗であることから、一店舗あたりの年間売上高減少額は平均で約1億円となる。
 そうすると、そもそも時短営業をしていない状態でも1日あたり27万円売上高が減少していることがうかがえる。ここからさらに時短営業となれば、1日1店舗6万円の時短協力金では、とても経営をまかなうことはできない。

4415チバQ:2021/05/04(火) 03:42:27
 サイゼリヤはグローバルダイニングとは異なり、時短営業に応じた大型チェーン事業者だ。同社の堀埜社長が、西村経済財政・再生相のランチ外食自粛呼びかけに対して、「ふざけるなよ」と決算会見で発言したことが話題となったが、その言い分は正しいだろう。
 同社の20年8月期決算をみると、売上高は19年対比で19%落ち込んで1268億円、営業利益は19年の95億円の黒字から38億円の赤字と大幅のマイナスである。21年に入ってからの月次業績をみると、同社は第二次緊急事態宣言のあおりをうけ、客数および売上高について20〜37.5%ほどの落ち込みが観測されている状態だ。その結果、21年8月期決算についても、20年と同様、36億円ほどの赤字となる連結業績予想を出している。

 今回、経営状況が苦しくなっている大型飲食チェーン事業者の中には、数千人の社員・準社員、そして数万人規模のパートタイム労働者を抱える事業者も存在する。仮に、このような多くの社員を抱える事業者が、経営悪化によってリストラ等の憂き目にあった場合、その経済的打撃は都や国全体の経済指標にも悪影響をもたらす危険性がある。

“スピーディーかつ正確”な給付が必要
 そもそも、飲食店における平均的な営業利益率は10〜20%程度である。そうすると、1日6万円の時短給付金が必要となる売上高の水準は、月の売上が900万円から1800万円クラスの飲食店ということになるはずだ。
 年商でいえば1〜2億円の飲食店に差し向けるレベルの給付が、「一般的な水準」かのように一律に休業補償をしてしまうことは大きな制度的欠陥である。
 さらに、年商2億円を超えるような大型店舗を営む飲食チェーンは、赤字の幅が広がっていくことになる。ただし、大型チェーンの中でも、マクドナルドやケンタッキー、吉野家はテークアウトやデリバリーサービスの需要増加もあって、コロナ前並の売上高を維持していたり、小僧寿しのようにコロナ前を上回る売り上げを出している事業者があることも事実だ。
 政府は足元で事業規模に応じて時短協力金の額を変更するよう検討を始めたという。しかし規模が大きい事業者の中にはコロナ禍が追い風となっている事業者が混在している状況では、これも有効打として効きにくいのではないか。
 例えばドイツ、フランスでは前年売上高の一定割合を支給するという方法をとっている。持続化給付金と同じように、既存事業者には「確定申告」を要件として、その時の飲食業における売上高・利益の水準から交付額に差をつけることが必要となってくるのではないだろうか。
 半ばキーワード化している「スピーディーな給付」という文句であるが、そのために質を犠牲にしては元も子もない。さらに、このような時短協力金に限った話ではなく、各企業の売上高や利益をスピーディーに把握できる仕組みが作れれば、徴税や社会保険といった、さまざまな観点でメリットが大きいのではないか。
 そうすると、菅政権肝煎りの行政改革・デジタル改革というテーマは、「ハンコ廃止」や「環境省の身分証が多いのを一元化する」等といった、分かりやすい事象だけではなく、むしろ緊急性の高い事象にも柔軟に対応していくことが求められていくべきだろう。
 筆者プロフィール:古田拓也 オコスモ代表/1級FP技能士

4416チバQ:2021/05/04(火) 03:50:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9eddbb709e18afe2b251a9f91b689f60a5401ce
緊急事態1週間、百貨店は「売り上げ8割減」…オンライン販売やスーパーは好調
5/2(日) 20:59配信

 3回目の緊急事態宣言が4都府県に発令されてから1週間がたった。生活必需品売り場を除く大型商業施設や酒を提供する飲食店など幅広い店舗に休業要請が出ており、対象となった百貨店や飲食店は苦戦が続いている。


食料品売り場のみ営業するあべのハルカス近鉄本店(2日午後、大阪市阿倍野区で)=枡田直也撮影
 松屋銀座(東京都中央区)は、食料品や化粧品売り場を除いて休業している。「行ったつもりの北海道フェア」と題し、海鮮弁当などを販売するイベントは継続中だが、改元関連イベントなどでにぎわった2019年の同時期と比べ売り上げは8割減った。昨年の大型連休は宣言を受けて全館休業していた。
 今年は営業できる「生活必需品売り場」の線引きが不明確で、食料品以外の化粧品などの営業継続は百貨店各社で判断が分かれた。食料品のみ営業を続ける高島屋大阪店(大阪市)では、宣言前と比べ食料品の売り上げが2割程度減少している模様だ。近鉄百貨店の旗艦店、あべのハルカス近鉄本店(同)も、食料品だけの営業で客が減ったという。
 一方、三越伊勢丹は、スマートフォンアプリのチャット機能を使い、売り場の販売員と欲しい商品の相談ができるサービスを提供している。アプリに関する問い合わせは宣言前の3倍になった。連休中の遠出を諦めた地方の客にも好評だという。
 午後8時までの時短営業を行う飲食店も厳しい経営が続く。営業を続けるため、ファミリーレストランのサイゼリヤは4都府県などで酒の提供を中止。外食大手の担当者は「店内飲食の売り上げはかなり厳しい」とこぼす。居酒屋チェーンでは、多くの店舗が4都府県で休業を続けている。
 大半の人が外出を控えている影響で、住宅街周辺のスーパーの売り上げは引き続き好調だ。各社はチラシの配布を中止して、店内混雑の緩和に努めている。
 自宅で楽しむための商品も売れている。イトーヨーカ堂では、ジグソーパズルの1日の売り上げが前年同期の約2倍になった。菓子作りの器具も好調だ。飲食店で酒が飲めないことから、酒類の売り上げは前年同期より1割ほど増えたという。
 ただ、イトーヨーカ堂も東京都と大阪府にある6か所のショッピングセンター「アリオ」を休業している。

4417荷主研究者:2021/05/04(火) 21:45:09

https://www.chunichi.co.jp/article/227260?rct=k_news
2021年3月30日 05時00分 (3月30日 09時58分更新)中日新聞
【石川】耐震化に十数億円以上 「改修検討」のまま譲渡へ

耐震化が課題となっている「めいてつ・エムザ」=金沢市武蔵町で、本社ヘリ「まなづる」から(泉竜太郎撮影)

エムザ2区画

 金沢市から耐震化が必要と指摘されている百貨店「めいてつ・エムザ」(同市武蔵町)の建物の耐震工事費用が、少なくとも十数億円に上ることが関係者への取材で分かった。築五十年近くがたって老朽化が進み、一部は国の耐震基準を満たしていないが、経営不振を理由に対応が先送りされてきた。三十一日付で名古屋鉄道(名古屋市)からエムザの経営権を譲り受けるディスカウントスーパーの「ヒーロー」(茨城県牛久市)が耐震化にどう対処するか、注目される。(高本容平)

 金沢市建築指導課によると、一九七三年に建てられたエムザの建物はA-E棟に分けられる。うち耐震化が必要なのはC、D棟。A、E棟は、耐震改修促進法が定める要件(三階以上、延べ五千平方メートル以上)に満たず、審査の対象外だ。

 建設時に「日本海側で最も高いビル」とうたわれた、ホテル「ANAホリデイ・イン金沢スカイ」が入る十八階建てビルを含むB棟は、当時の建築基準法の適用外だったため、設計業者が独自に安全性を検討し、国に届け出たという。

 関係者によると、耐震化に向けた調査は一千万円以上をかけて実施済み。ただ、エムザの業績悪化が続き、親会社の名鉄が中長期的な事業計画を定められないまま工事が先延ばしになっていたとみられる。

 金沢市建築指導課は二〇一七年二月から、エムザをはじめとする耐震化が必要な建物をホームページで公開。年一回、エムザに耐震工事計画を尋ねているが「耐震改修または建て替えを検討中」「実施時期は未定」との回答が続いている。

 坂上浩幸課長は「指導や助言はできるが、いつまでに耐震工事をしなさいとの法的規定はなく、罰則もない」と説明。ヒーローに対しては「運営にも影響があり、事業継続の動向を見ながら対応する」と話す。

 百貨店業界に詳しい神戸国際大の中村智彦教授は「全国の百貨店でも、戦前や六〇〜七〇年代の建物が残っている。好景気の時に建て替えれば良かったが、休業も必要で、先送りになった」と指摘。エムザについては「名鉄の業績も厳しい。名古屋駅前の再開発に資金を投入しなければならず、余裕がなかったのでは」と推し量る。

【メモ】耐震基準=1981年6月に建築基準法の大規模改正があり、それ以前に建てられた建物は旧耐震基準、それ以降は新耐震基準に当てはまる。不特定多数の人が利用し、一定の規模を超える旧耐震基準の建物は、耐震改修促進法に基づき、所在する自治体が耐震性を診断。基準を満たしていない場合は建物の名称や場所、用途、耐震改修や建て替えの予定を公表する。

4418荷主研究者:2021/05/04(火) 21:59:03

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/528754?rct=n_hokkaido
2021年04/02 18:41 北海道新聞
4プラ再開発見えぬまま 来年1月閉館 札幌・大通地区、足りぬ移転先

来年1月末に営業を終える4丁目プラザ(中央)。パルコ(左下)などと大通地区中心部の一角に位置し、若者文化の発信地として親しまれた=1日、札幌市中央区(中川明紀撮影)

 札幌・大通地区の商業ビル「4丁目プラザ」(4プラ、中央区南1西4)の来年1月末での営業終了が決まり、コロナ禍による売り上げ減に悩むテナントは売り場まで失う事態に見舞われる。老朽ビルが多い同地区は再開発計画が相次いでいるが、4プラは近隣施設との一体開発構想が実現せず、計画が具体化しないまま、耐震不足で閉館発表となった。地下街にも直結した好立地で若者らに親しまれた約70のテナントは移転先探しを余儀なくされている。

 「街の中心部で雪や雨に当たらずに来てもらえる好条件の場所はほとんどない」。4プラでエステを経営するフレアー(札幌)の玉川晋太郎代表取締役は、運営会社から数日前に閉館を知らされ頭を抱える。市内に計3店舗を構える同社にとって4プラ店は売り上げの要だ。顧客と従業員の雇用を守るため移転先を探し始めたが、「札幌駅側に行くと賃料が高くなる」(玉川氏)と困惑を隠さない。

 カプセル入り玩具の自動販売機「ガチャガチャ」の専門店を出店するトーシン(帯広)の担当者は、3月31日にファクスで閉館を知り驚いたという。「コロナ禍で客足が見通せない。近隣へ新たに出店するのはリスクが高い」(同社)。今後は全くの白紙だ。

 運営会社4丁目プラザ(札幌)の広川雄一社長は記者会見で、解体方針は耐震診断後の2018年ごろ固め、隣接する商業施設「ピヴォ」(南2西4)を含めた一体開発を模索したことを明かした。だが「それぞれの事情があってタイミングが合わず」(広川氏)、ピヴォは道外のビル賃貸大手と組んで隣接地も含めて複合ビル化する方向に。4プラは単独開発にかじを切ることになった。

 周辺はピヴォだけでなく、サンデパートビル(南2西3)やイケウチゲート(南1西2)など商業施設の建て替え計画が動きだし、将来的にはテナント獲得競争が激しくなりそうだ。

 一方、相次ぐ再開発で一時的に商業施設が減り、同地区からテナントが離れるという見方も出てきた。4プラと同地区の別の1店舗で古着店を経営するSHARE(シェア、札幌)の佐藤直人代表社員は「移転先の選択肢は(札幌駅前通を挟んだ)パルコしかないが、パルコも(既存テナントで)パンパンだ。ビルの集客力に頼らず、郊外に広い店舗を構えることを検討している」と話す。

 市民の間では惜しむ声が広がる。4プラで買い物をしていた札幌市清田区の高校生谷口未弥さん(15)は「ニュースで知ってびっくりした。いつも行く店がこれからどうなるか心配」。ビル内の100円ショップを利用するという同市中央区の伊藤千賀子さん(69)は「大通は札幌の中心部。跡地にどんな建物ができたとしても活気が維持されてほしい」と話した。(生田憲、芝垣なの香、村上辰徳)

4419チバQ:2021/05/07(金) 23:21:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4ba23801dc92962ec7c889f8e9fc283efd414d9
宣言延長「何のための我慢か」 休業しない店に密「休んでも安全遠い」
5/7(金) 22:43配信

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神戸新聞NEXT
食料品売り場などを除く店舗が休業し、がらんとする商業施設=7日午後、神戸市中央区東川崎町1(撮影・吉田敦史)

 新型コロナウイルス緊急事態宣言の延長が7日に決まった兵庫県。大型商業施設への規制が緩和される一方、酒類を提供する飲食店などへの休業要請は続く。県内でも新規感染者数は大幅な減少傾向に転じず、「短期決戦」を掲げた政府の思惑は外れた。「何のための我慢か」。発令や延長が度重なる現状に、感染対策を守り、協力してきた事業者のやるせなさが募る。

「倒産します、すいません」ぼろ泣きでLINE送り続けたアパレル経営者

 食品売り場などを除いて休業要請の対象だった百貨店は、平日は午後7時まで営業が可能に。山陽百貨店(姫路市)の担当者は「顧客から(売り場が休みで)『化粧品に困っている』などの声があった。100%満足ではないが、平日の時短営業でもありがたい」と話す一方、「実情に合う協力金が必要」と強調した。

 音楽、舞台などの公演やスポーツ観戦などのイベントも、無観客から入場客に上限(5千人か収容率50%以内)を設け、再開できることになった。

 兵庫、大阪で活動するテレマン室内オーケストラは「感染状況を考えると、観客がまだ不安に思う」とし、5月末の定期演奏会を延期した。サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸は、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)である15日のセレッソ大阪戦から観客を入れる予定。神戸はリーグ戦で5位と好調で、ファンの応援を糧に上位進出を狙う。

 一方、酒類を提供している神戸・三宮のダーツバー「オフタイム」は休業を続ける予定だが、要請に応じた休業や時短の影響で、今年の売り上げは前年同期の1割程度。チーフの大瀬久雄さん(57)は「商売にならない期間が長すぎる」とため息をつく。

 アクリル板での間仕切りや換気装置設置などの対策を尽くすが、「要請に従わず営業している店に客が密集。コンビニで買った酒を外で飲み始めた知人もいる。私たちが休むことで安全になっているとは思えない」と疑問を投げ掛け、「何のために我慢しているのか分からなくなった」と漏らした。(まとめ・藤井伸哉)

4420チバQ:2021/05/07(金) 23:35:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaa4c17d97cccb65c60a26ea54dc45bc8bbdd726
「どれほどの効果があるか示して」 休業要請継続で事業者ら困惑
5/7(金) 21:40配信
毎日新聞
営業再開に向けて準備をする「笹塚ボウル」の男性スタッフ=東京都渋谷区で2021年5月7日午後3時25分、内藤絵美撮影

 またしても延長される緊急事態宣言。百貨店など大型商業施設は政府が午後8時までの営業を認めると表明したが、東京都の決定で休業要請が続くこととなった。飲食店も引き続き厳しい局面に。事業者の間には困惑や怒りが広がる。

【写真特集】緊急事態宣言の延長決定 街の様子は

 「百貨店の休業にどれほどの感染対策効果があるのか示してほしい」。7日夜に都が休業要請を続ける方針を示すと、百貨店の男性社員(40)は反発した。

 勤務先の店舗は、宣言期間に入った4月25日以降は食料品売り場などを除いて休業した。書き入れ時の大型連休に多くの社員が休み、雇用の維持を心配する同僚も。だが、街では家電量販店などがにぎわっていた。「休業要請対象の線引きが分かりにくい。『生活必需品』の解釈によって抜け道があるように思える」

 東京都渋谷区のボウリング場「笹塚ボウル」も引き続き休業要請の対象となる。大型連休は2年連続でオープンできず、悔しい思いをした。財津宜史専務(41)は「今後は休業を要請されても、十分な補償がなければ営業せざるを得ない」と怒りを抑えるように話した。

 休業要請から条件付き営業へと措置が緩和される施設も。休園中の東京・浅草の遊園地「浅草花やしき」。担当者によると、1日1万人ほどの来園を記録する日もある大型連休は、2年連続で休園となった。「感染対策は徹底している。なるべく早く再開したい」。それが今の望みだ。東京・台場のテーマパーク「東京ジョイポリス」も大型連休は2年連続で休館に。入館者数を上限の半分程度に制限し、乗り物は毎回消毒している。大屋勝海館長は「一日も早く営業を再開したい」と語った。

 一方で飲食店は、引き続き営業時間短縮と酒類を提供しないことが求められる。「覚悟はしていた。でも、もう勘弁して」と語気を強めるのは、東京都杉並区のJR高円寺駅前の焼き肉店「塩ホルモン 獅子丸」の林友英店長(51)だ。元々午前3時まで開けていたが、現在は酒類の提供を取りやめ、午後8時に閉店している。

 食材費や人件費を考えると、休業した方がよいと思う。それでも店を開けるのは、苦境にあえぐ取引業者やアルバイトを思ってのことだ。「お上には、うちらの思いは伝わらないんだろうな」とぼやいた。

 休業中の東京・上野の立ち飲み居酒屋「魚草」は、13日から営業を再開する。代表の大橋磨州さん(39)は「飲食店に対する休業要請が人出の抑制につながっていない。十分な対策をとって営業する」と話した。

 都内の別の居酒屋の店主は「宣言が延長されたら堂々と酒を出す」と開き直る。店先には「アルコール類の提供はできません」との張り紙があるが、客1人につき3本まで、缶ビールや缶酎ハイの持ち込みを認めている。常連客をつなぎ留める「苦肉の策」というが、宣言延長後はこうした持ち込みの禁止も要請される。「もう要請には付き合えない」と吐き捨てるように話した。【井口慎太郎、李英浩、木下翔太郎】

4421チバQ:2021/05/07(金) 23:36:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/da23813c54bb61e19dc66d1de834ca47dc8aab95
緊急事態宣言延長 困惑する百貨店 休業要請を東京・大阪は継続 京都・兵庫は土日に限定
5/7(金) 19:42配信

産経新聞
一部の売り場が休業中の高島屋大阪店=7日午後5時31分、大阪市中央区(沢野貴信撮影)

 東京や大阪など4都府県に発令中の緊急事態宣言が今月末まで延長され、愛知県、福岡県が対象地域に加わることが7日、決まった。政府は大型商業施設への休業要請について営業時間短縮への緩和を認めたが、東京都、大阪府は休業要請を続ける一方、京都府、兵庫県は土日限定の休業として対応が割れた。地域ごとに対応を変えなければならない百貨店などから困惑の声が上がっている。

【地図で見る】昨年から今年にかけ閉店した主な百貨店

 「営業範囲の拡大は正直うれしいニュース」。政府による休業要請の緩和方針について、全国で展開する百貨店の関係者はこう語る。

 ただ、具体的な対応のあり方は自治体によって分かれている。この百貨店関係者は「(自治体ごとに)営業形態が分かれてしまうと、自分たちだけでなく、出店者も(異なる対応を迫られ)苦しくなる」と懸念を漏らした。

 「われわれは人の流れを抑えるため休業に協力してきた。宣言延長後も府が休業要請を続けるなら、従わない店舗に協力するよう強く求めるべきだ」。こう注文を付けるのは、別の百貨店関係者だ。根底には、大阪府などの休業要請にかかわらず、一部の家電量販店などが営業を続けてきたことへの不満がある。

 また、運営する商業施設で休業を続ける関西の鉄道事業者は「感染を抑える効果の根拠が十分示されず不公平感がある」とし、休業要請そのものへの疑問を呈した。

 レジャー関連の施設も苦しい。4月25日からの緊急事態宣言で大阪府からの要請を受け休業中のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市)や「ひらかたパーク」(大阪府枚方市)は、府の要請に沿って、休業を延長する可能性がある。

 一方、今月19日に本格オープンを控える西武グループの「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)は、埼玉県は「蔓延防止等重点措置」が延長されたが、緊急事態宣言の対象地域には加えられず、予定通りに開業する。

 休業要請の対象でないホテルも、人の流れが止まるあおりで苦境が続く。ホテル関係者は、宣言の対象地域に愛知県と福岡県が加わることなどに触れ、「旅行を控える動きで稼働の回復が見込みづらくなる」と肩を落とした。

4422チバQ:2021/05/07(金) 23:46:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b4b2594f94e8aeafa7a485e4f24776cd38ec311休業要請継続の大阪、緩み警戒 直前まで政府と調整
5/7(金) 22:43配信

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産経新聞
新型コロナウイルス対策本部会議で発言する大阪府の吉村洋文知事=7日午後、大阪市中央区の大阪府庁(永田直也撮影)

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言期間の延長が決まった7日、大阪府は事業者への休業要請などの措置を緩和しないことを決めた。新規感染者が高水準で推移し、医療提供体制が「極限の状況」(吉村洋文知事)にあることを重視した。政府方針と一部異なる対応だが、直前まで水面下で調整を続け、政府の基本的対処方針で知事の裁量が一定認められた。

 「感染者を減らさないと極めて厳しい状況になる。緊急事態宣言の措置を緩めるのは適切ではなく、今は対策を徹底すべきだ」

 吉村氏は7日の対策本部会議後、記者団にこう強調した。

 府内の1日当たりの新規感染者は大型連休中、600人台まで下がることもあったが、7日は1005人に上った。病床不足も依然として深刻だ。

 こうした状況を踏まえ、7日の対策本部会議には複数の専門家が「現状で緩和する選択肢はない」「最大限の規制を継続すべきだ」といった意見を提出した。

 政府が大型商業施設などへの要請を、休業から午後8時までの営業時間短縮に緩和したのに対し、大阪府は休業要請を継続。イベントも人数制限などを設けず無観客開催を求めることとした。

 複数の関係者によると、府は4日以降、国に病床の現状などを説明し「厳しい措置を継続すべきだ」と伝えてきた。6日夜には吉村氏と大阪市の松井一郎市長が協議し、「医療従事者の負担を考えれば、措置を緩められる状況ではない」との認識で一致した。

 政府は7日に改定した基本的対処方針で、大型商業施設などについて「感染状況を踏まえ、知事の判断で使用制限を含め、必要な協力を要請できる」と明記した。府幹部は「7日朝まで調整を続け、われわれの主張が受け入れられた」と明かす。

 別の幹部は基本的対処方針の内容について「他府県にも適用される、いわば最大公約数」とし、「具体的な対応は都道府県の裁量で決められるということだ」と語った。

4423チバQ:2021/05/08(土) 08:33:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/f389869d7b0dd4384a33c9ab066ecd45f8dd70c6
「対応ころころ変わる」 休業要請緩和にあきれる声 緊急事態宣言延長
5/8(土) 7:20配信


時事通信

 「短期集中」から一転した緊急事態宣言の延長。

 感染収束につながるか予断を許さないが、営業再開が遠のいた飲食店からは7日、「非常に残念」と落胆の声が上がった。一部で休業要請が緩和され、「政府の対応はころころ変わる」とあきれる人も。危機的な状況に直面する医療従事者は「人出を止めて」と切実さをにじませた。


 神戸市の駅ビル「EKIZO神戸三宮」に入るビアハウス「コウベビアハウゼ」は、宣言発令の影響で、4月26日から今月12日に延期した開業時期が再び不透明になった。「非常に残念」と肩を落とす担当者。「お酒抜き(の営業)を考えないといけない」と語り、厳しい滑り出しに頭を抱えた。

 食品売り場などを除き休業を続けるデパートは、宣言延長で、時短ながらも営業再開できる見通しだ。東京都中央区の銀座三越を訪れていた文京区の会社員恩田治考さん(63)は「生活必需品以外の売り場は『不要不急』じゃなかったのか」と首をかしげる。「政府の対応はころころ変わる。最初からきっちり1カ月宣言期間を設けた方がましだった」とあきれ顔だった。

 俳優の森崎めぐみさんは、イベント開催の制限緩和を評価しつつ「初めからそうしてほしかった」と苦言も。6日夜には文化・芸術業界への配慮を求め、首相官邸前で無言の抗議活動に参加した。「宣言発令時、劇場や寄席は感染対策を徹底しても評価されず、一律に無観客開催の対象とされた。今後は、事前に話し合う場を設けて」と政府に注文した。

 「とにかく人の流れを止めて」と宣言延長を歓迎するのは、医療提供体制が危機的な状況にある大阪府の医療従事者。有料で患者を搬送する民間救急サービス「西日本民間救急」(大阪市)の統括責任者谷川由香さん(57)は「連休中も2台ある専用車両は出ずっぱりだった」と逼迫(ひっぱく)ぶりを訴える。

 陽性と診断されても入院できず、病院から帰宅する際の搬送依頼も多いという。「保健所から連絡が来ないといった問い合わせもあるが、連絡を待ってとしか言えない」と歯がゆい思いを明かす谷川さん。「(今度こそ)感染拡大が止まってほしい」と祈るように話した。

4424チバQ:2021/05/08(土) 21:58:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e3e3a79be489d4b113620d4e789127e6ecd2035
東京都の休業緩和、「線引き」で明暗 安堵する劇場、憤る映画館
5/8(土) 18:51配信


朝日新聞デジタル
 緊急事態宣言の延長決定に伴い、東京都が独自に決めた12日以降の休業要請などの措置で、業種や施設によって明暗が分かれている。無観客の要請が解かれる劇場やコンサートの関係者らは安堵(あんど)する一方、休業要請が続く映画館や美術館からは「線引き」への不満が漏れる。


 無観客を要請され、多くが休業を余儀なくされてきた劇場や演芸場、イベント開催などは、人数上限5千人かつ収容率50%、午後9時までといった要請に変わる。

 再開する東京芸術劇場の高萩宏副館長は「ずっと休館が続く状況は免れた。感染防止を徹底しながら、粛々とやっていくしかない」と気を引き締める。

 公演中止や収容率の制限が続き、舞台芸術の関係者も大きな打撃を受けてきた。「劇場での対策に加え、観客に直行直帰を呼びかけるなど、できる限りのことはしてきた。そうした取り組みも理解してもらえたのだと思う」

 ライブの主催者からなるコンサートプロモーターズ協会の今泉裕人事務局長は「依然として非常に苦しい状態は続いている」としつつ「安堵した。最悪の状況はまぬがれた」。平時よりも検温などで入場に時間をかけており「前回の緊急事態宣言のように午後8時までとなると厳しかった。1時間延びたのはとても大きい」と話した。

 一方、映画館や美術館は休業要請が維持される。

 映画館などで作る全国興行生活衛生同業組合連合会の佐々木伸一会長は、新型コロナ対応の特別措置法の中で同じ「劇場等」に区分されている施設の中で「なぜ映画館とプラネタリウムだけが休業しなければならないのか。他業種と比しても、バランスが取れておらず、全く理屈が通っていない」と憤る。

 「美術館は感染リスクも低いので開けたかった」と都内の美術館長は漏らす。「人の流れを抑えるためなら、劇場が営業できるのはちぐはぐな感じがする。1回ごとの公演と、長期間の展覧会では業界の事情が違うということかもしれないが……」と戸惑う。(定塚遼、編集委員・藤谷浩二、石飛徳樹、大西若人)

朝日新聞社

4425チバQ:2021/05/08(土) 22:09:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e14cc7ba8cb3e4245a862d77d4cd6d1f59510c7
時短に応じない店に客が集中 連休明けの国際通り、観光客はまばらに
5/8(土) 12:34配信

琉球新報
シャッターが降りている店舗もある中、国際通りを行き交う人たち=7日午後5時35分、那覇市久茂地

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」の延長が決まり、飲食店への午後8時までの営業時短要請は月末まで続く見込みとなった。那覇市の国際通りの飲食店では「やむを得ない」と理解を示す声が聞かれたが、午後8時以降も営業する一部の店に客が集中し、夜遅くまでにぎわう光景も珍しくはなくなっている。

 7日夕の国際通りは5日までの5連休中に比べると観光客は少なく、人出はまばらだった。通行人に声を掛けていた居酒屋従業員の20代女性は「連休が明けて観光客がピタッと止まった感じがする」と語った。

 国際通り沿いの好立地にある居酒屋の50代男性店長は複雑な心境をのぞかせた。「時短を守るため何度も来店希望の電話を断ってきた。今後も無視するわけにいかず、限られた中で対策を考えたい」

 午後8時までの時短要請を守らない場合の罰則もあるが、営業を続ける店舗は少なくない。7日午後8時すぎ、居酒屋で同僚とグラスを傾けていた那覇市の男性(32)は「後ろめたさがないわけではない」と言葉少なに答えた。

 存分に営業できない店舗が悲鳴を上げる一方で、時短要請に応じた店舗に支給される協力金は、バーなどの小規模店舗には思わぬ“恩恵”となっている。

 国際通りかいわいでバーを営む30代男性は昨年12月以降、時短要請の期間中は基本的に店を閉めてきた。これまで得た協力金は数百万円になり「普段ならこれだけ稼ぐことは難しい」と明かす。重点措置の再延長について、男性は「この状況が続くのも、正直悪くはない」と話した。

琉球新報社

4426チバQ:2021/05/08(土) 22:11:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/a291e0c870ed148d3e1d39653a851e3b5fdc1102
買い物客が行き交う渋谷「人が多いね」、よけながら歩くほどの混雑
5/8(土) 20:23配信


読売新聞オンライン
大勢の人が行き交う渋谷駅前の交差点(8日午後、東京都渋谷区で)=川口正峰撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長が決まってから一夜明けた8日、東京・渋谷のJR渋谷駅前は、若者を中心に大勢の人が行き交っていた。「人の流れ」の抑制が課題となっているが、互いに人をよけながら歩くほどの混雑で、「今日は人が多いね」とぼやく声も聞かれた。


 東京都ではこの日、1日当たりの感染者が約3か月半ぶりに1100人を超え、1121人となった。全国の感染者も約4か月ぶりに7000人を超えた。

4427チバQ:2021/05/08(土) 22:11:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f39d123389bce0f8f68f84b8cb45c76a3daf95c
酒類提供自粛で「絶望的」 札幌の飲食店に一段の打撃 
5/8(土) 19:00配信


朝日新聞デジタル
コロナ禍で人出が激減している札幌・ススキノ地区=2021年3月、札幌市中央区

 北海道は「まん延防止等重点措置」が適用されたことを受け、感染が急拡大している札幌市での新たな対策を決定。すでに時短を求めている飲食店には、12日から「酒類提供の自粛」を求める。繁華街の飲食店は食事とともに酒を楽しむ店が多い。ただでさえ時短でダメージを受けていたところへ、追い打ちをかけるような「酒類提供の自粛」で厳しい対応を迫られている。


 札幌・ススキノで焼酎バーを経営する女性は8日、店を当面休業すると決めた。12日から休業する予定だったが、8日の感染急増を受け前倒ししたという。

 10席だけの小さな店。これまでも道や札幌市の時短要請には従ってきた。それでも店を存続させるため、SNSで営業継続を知らせ、大型連休中の5月1〜4日はランチ営業でおでんやカレーを出してしのいできた。

 折れそうな心を奮い立たせてきたが、酒類提供の自粛要請は「手足をもがれるようなもの。今は途方に暮れるばかりです」。休業に向け、食材を処分しながら嘆いた。

 工夫をこらしながら営業を続けてきた飲食店にとって、酒類提供自粛は一段と厳しい要求となる。

 「(集客は)絶望的だ」。札幌・ススキノの焼き肉店「焼肉 上を向いて歩こう。」の店主の神田隆さんは言う。

4428チバQ:2021/05/09(日) 16:29:00
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASP5872HRP58ULOB00H.html
大型店の時短営業、神奈川県が要請へ ジムやパチンコも
2021/05/09 08:19朝日新聞デジタル

大型店の時短営業、神奈川県が要請へ ジムやパチンコも

大規模集客施設の時短営業要請を説明する黒岩祐治知事=2021年5月8日午後3時2分、神奈川県庁、足立優心撮影

(朝日新聞デジタル)

 神奈川県は8日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、12日から対象地域が従来の9市から17市町に広がる「まん延防止等重点措置」で、1千平方メートルを超す家電量販店などの大型商業施設やスポーツクラブ、パチンコ店などに、午後8時までの時短営業を要請することを決めた。

 要請に応じた施設や、こうした施設の一部を賃借して事業を営むテナントや出店者は、12日から協力金の対象となり、面積などに応じた金額が支払われる。イベントは収容人数の上限を5千人(歓声や声援が想定されるコンサートやスポーツイベントは収容率50%以内)とし、営業を午後9時までとするよう求める。

 8日の会議後、黒岩祐治知事は記者団に「事業者の皆さんは苦しい思いだと思うが、早く乗り越えるためには基本的な感染防止策の徹底につきる」と話し、理解を求めた。(足立優心)

https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASP586WWPP57UTNB01K.html
埼玉県、大型店に入場制限を要請へ 繁忙期の半分が目安
2021/05/09 08:17朝日新聞デジタル

埼玉県、大型店に入場制限を要請へ 繁忙期の半分が目安

埼玉県の新型コロナウイルス対策本部会議で「まん延防止等重点措置」に基づく要請について話す大野元裕知事=2021年5月8日午後5時39分、県庁

(朝日新聞デジタル)

 埼玉県は8日、新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」の延長に伴い、適用区域にある大型商業施設に「午後8時まで」の時短営業と入場制限を、特別措置法24条9項に基づき要請することを決めた。期間は延長幅と同じ12〜31日。要請に応じなくても罰則はない。要請に応じた事業者には、協力金の支給を検討している。

 対策本部会議で正式に決めた。重点措置の適用区域も現行と同じ、さいたま、川口、川越、所沢、草加、越谷、蕨、戸田、朝霞、志木、和光、新座、富士見、ふじみ野の14市と三芳町とした。

■ショッピングセンタ-や家電量販店に

 県によると、時短営業と入場制限を要請するのは、床面積が1千平方メートルを超えるショッピングセンターや百貨店、家電量販店など。

 時短営業はこれまで「できる限り」の協力を求めていたが、特措法に基づく要請に切り替えた。入場制限については「繁忙期の半分程度の人数」を目安とする。県によると、事業者が把握している人数に基づくという。また、特措法に基づかないが、適用区域外の大型商業施設にも同様のお願いをする。

 大野元裕知事は会議で「直ちに緊急事態宣言の発出を(政府に)要請する段階にはないが、感染力が強い変異株の割合が拡大しており、これまでのところ十分な効果が確認できていないのが現状」と指摘。会議後の記者会見では「商業施設に来る人の流れを抑えたい」と述べた。

■休日の部活も禁止 平日も週2日以内

 このほか、県内全域を対象に、今月予定していた県主催のイベントや行事を中止または延期にする。県営公園では駐車場を閉鎖し、水分補給などを除き飲食の自粛を求める。

 県立学校の部活動については、休日の活動を禁止とする。平日は活動時間を90分程度とし、週2日以内とする。大会を除いて練習試合や宿泊を伴う活動は禁止する。(川野由起)

4429チバQ:2021/05/09(日) 23:36:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bd31b4a8d46677fa364a50d64f9f5caf2ae62ef
「万策尽きる」酒の提供自粛、休業準備の店も 重点措置の岐阜・三重
5/9(日) 18:28配信

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朝日新聞デジタル
酒の提供自粛を伝える飲食店の看板=2021年5月9日、岐阜市羽根町、山下周平撮影

 岐阜県と三重県では9日、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が始まった。対象地域の店舗では酒の提供自粛が求められ、岐阜市内の飲食店街では、休業に向けた準備をする姿もみられた。


 飲食店が立ち並ぶ岐阜市中心部の玉宮地区。日曜日の正午でも街を歩く人はまばらで、対象期間の今月末までの休業を伝える貼り紙を掲げる店が目立った。

 「このままだと廃業も考えないと」

 和食風居酒屋を営む男性(48)は、この日から月末までの休業を決め、その準備に追われていた。売り上げの約6割が酒といい、休業することにしたという。

 別の居酒屋の店長(46)は11日まで営業し、その後の営業は検討中という。「国や県は営業時間を短縮しろ、酒を出すなという。弁当を販売したり、昼営業も始めたりしてきた。これでは万策尽きてしまう」と話した。

朝日新聞社

4430とはずがたり:2021/05/11(火) 00:19:13
東京・大阪の百貨店、休業継続 高島屋など、一部売り場除き
2021/05/10 21:43共同通信
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2021051001002469.html
東京・大阪の百貨店、休業継続 高島屋など、一部売り場除き

緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の延長・拡大に伴う主な対応

(共同通信)

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言延長や対象地域拡大を踏まえ、百貨店大手の高島屋などは10日、東京都と大阪府で12日以降も一部売り場を除いて店舗の臨時休業を続ける方針を示した。地域によっては平日に全館営業し、行政の要請内容に基づき違いが生じた形だ。

 高島屋は東京と大阪で、休業要請対象外の生活必需品売り場は多くの店舗で営業終了時間を午後6時から午後7時などに遅らせる。京都府では平日に全館で営業する。

 大丸松坂屋百貨店も東京、大阪で引き続き一部の売り場を除いて臨時休業する。京都、兵庫両府県で平日は全館営業に切り替え、土日は営業範囲を食料品売り場などに限定する。

4431とはずがたり:2021/05/11(火) 13:21:52
>正式な予約が始まる前に、“仮予約”という形で10日の接種枠を確保したうえで、本来の受け付けの番号とは違う電話番号を秘書に教え、5月6日にその番号にかければ予約できるようにしたということです。

>スギ薬局側と市側の協議は計10回程度に上ったことが分かった。西尾市の担当部長は11日の記者会見で「断っても、何度も(依頼の電話が)来る状態。どうしようもなく副市長に相談した」と述べた。

愛知県 西尾市副市長が企業経営者らにワクチン優先接種で便宜
2021年5月11日 12時11分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210511/k10013023111000.html

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって愛知県西尾市が副市長の指示で、市内に住む企業経営者とその妻の予約を優先的に受け付けていたことがわかり、11日会見した中村市長は「公平性をかき心からおわびしたい」と陳謝しました。

西尾市によりますと、10日始まった新型コロナウイルスワクチンの高齢者への集団接種で、大手薬局チェーンの「スギホールディングス」の会長とその妻の予約を優先的に受け付けていたということです。

4月12日から会長の秘書から「2人のワクチンを早く打てないか」と市の担当部署に何度も要望があり当初は断っていましたが、担当の健康福祉部の部長と近藤芳英副市長が相談したうえで便宜を図る判断をしたということです。

正式な予約が始まる前に、“仮予約”という形で10日の接種枠を確保したうえで、本来の受け付けの番号とは違う電話番号を秘書に教え、5月6日にその番号にかければ予約できるようにしたということです。

10日、外部からの指摘を受けて市は、急きょ予約を取り消し、2人はワクチンを受けていないということです。

11日午前、開かれた記者会見で近藤副市長は「本当に公平性を欠くことになり、私が誤った判断をしたもので深くおわびします」と述べました。

また中村健市長は一連の対応で報告はなかったとしたうえで「不適切で弁解の余地はない。市民の信頼を損ない心からおわびしたい」と陳謝し事実関係の調査をして関係者の処分を検討する方針を示しました。
スギホールディングス 「詳しい経緯や事実関係 確認中」
スギホールディングスの広報室は「会長を担当する社員から西尾市に対しワクチン接種の予約について何回か、連絡したのは事実です。会長からの指示があったのかも含め、詳しい経緯や事実関係について社員などから話を聞くなど確認中です」とコメントしています。

【速報】接種依頼、スギ側が「何度も」 便宜問題で西尾市長「圧力と認識」
https://www.chunichi.co.jp/article/251600
2021年5月11日 12時37分 (5月11日 13時14分更新)

 スギ薬局を展開するスギホールディングス(HD、愛知県大府市)の創業者で、愛知県西尾市在住の杉浦広一会長(70)と妻の昭子相談役(67)が優先的に新型コロナウイルスのワクチン接種をできるよう、西尾市が便宜を図った問題で、スギHDと市側の電話でのやりとりは計10回程度に上ったことが分かった。西尾市の担当部長は11日の記者会見で「断っても、何度も(依頼の電話が)来る状態。どうしようもなく副市長に相談した」と述べた。
【関連】副市長がワクチン接種で便宜 スギHD会長夫妻に、愛知・西尾
 会見で中村健市長は「通常の働きかけというより、より強い圧力、プレッシャーと認識して、現場は対応したようだ」と語った。「接種枠の取り扱いで公平性を欠き、市民からの信用を著しく損ねた。弁解の余地はない」と謝罪した。...

4432とはずがたり:2021/05/11(火) 23:27:00
「会長は接種を希望しておりません」 スギHDがおわび
5/11(火) 18:20配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bcd00b068ab7b94c266375dcf88148c6084f6ac
朝日新聞デジタル

 高齢者向けのワクチン接種の予約枠をめぐり、愛知県西尾市が、スギ薬局などを展開するドラッグストア大手「スギホールディングス(HD)」の杉浦広一会長(70)と昭子相談役(67)夫妻に優先的に便宜を図った問題で、スギHDはおわびのコメントを発表した。主な内容は次の通り。

 会長杉浦広一および相談役昭子へのコロナワクチンの優先的接種を西尾市様に依頼したことにつきまして、ワクチン接種をお待ちの西尾市の方々はじめ、全国の皆さまにとって不快な行為であったこと、日夜尽力されている全国の行政の方々の努力に水を差す結果となってしまったことに深くおわび申し上げます。

 今回の案件に至った背景として、当社相談役が肺がんを患い大きな手術を経験しており、一日も早いワクチン接種をとおもんぱかった当社秘書が西尾市役所様にお問い合わせをさせていただいたことに端を発します。その使命感ゆえに何度かお問い合わせを繰り返ししたことについてご迷惑をおかけしたと考えております。

 また会長杉浦自身は過去にアナフィラキシーショックを経験しており、ワクチン接種を希望しておりません

 このような事態を引き起こしたことを深く反省し、ちょうだいいたしました、多くのご意見・ご指摘を真摯(しんし)に受け止め、今後このようなことがなきよう努めてまいります。

朝日新聞社

4433チバQ:2021/05/12(水) 09:41:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/15f793258d4d06b25e455e4bad84abeb445a20f5

神戸阪急のフロア刷新、22年度にも着手 神戸大丸、阪急梅田と差別化
5/12(水) 7:00配信

フロアを刷新する神戸阪急の外観=神戸市中央区小野柄通8(2019年撮影)
 阪急阪神百貨店の山口俊比古社長は11日、検討を進める神戸阪急(神戸市中央区)のフロア刷新について、2022年度にも着手する方針を明らかにした。現在は婦人服や服飾雑貨、紳士、子どもなど商品別の構成となっているが、神戸の土地柄にふさわしいライフスタイルを提案できる売り場づくりを目指す。


 山口社長は「(地域1番店の)大丸神戸店とも、阪急の梅田本店とも違う魅力を備え、神戸市民に存在感を示したい」と述べ、都市型百貨店として非日常空間を創出し、衣料品とリビング用品を同時に提案する仕掛けなどを掲げた。

 神戸阪急は19年10月に開業し、地下の食品フロアの改装を済ませている。

 親会社のエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが発表した21年3月期連結決算は、新型コロナ禍の緊急事態宣言で主力の百貨店事業を臨時休業した影響などで、売上高が前期比17・6%減の7391億9800万円となった。最終赤字は前期の131億5千万円から247億9100万円に拡大し、07年の同社発足以降、最大となった。

 神戸阪急の20年度下半期の売上高は、前年同期比9・4%減の170億8800万円だった。入店客数は25・2%減で、食品フロアの売り上げが全体をけん引したという。(横田良平)

 兵庫県内百貨店の21年3月期の売上高は次の通り。

 神戸阪急=前期比50・9%増の284億6700万円▽西宮阪急=16・0%減の209億7400万円▽川西阪急=17・2%減の122億5千万円▽宝塚阪急=8・6%減の67億3400万円▽三田阪急=22・2%減の10億6100万円▽あまがさき阪神=2・7%減の28億4400万円▽阪神・にしのみや=7・5%減の41億4300万円▽阪神・御影=8・8%減の4億7700万円

4434チバQ:2021/05/12(水) 23:05:36
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/local/sankei-plt2105120039.html
千葉県の12市で蔓延防止延長、時短要請で映画館にも打撃
2021/05/12 21:54産経新聞

千葉県の12市で蔓延防止延長、時短要請で映画館にも打撃

営業時間短縮を知らせる掲示を示す映画館「京成ローザ(10)」の堀川博史支配人=12日、千葉市中央区

(産経新聞)

 蔓延防止等重点措置が12日、千葉県内12市で延長期間に入り、大規模集客施設(床面積1千平方メートル以上)に対し、午後8時までの営業時間短縮(時短)が要請された。上映回数が減る映画館には、大きな打撃となりそうだ。通常時から一部の店を除き、8時までに閉店する百貨店も、セールや物産展の自粛で販売に影響が出かねない。

 県経済政策課によると、対象となり得るのは約1400施設。時短に応じた施設には、床面積などに応じて協力金が支払われる。

 千葉市中央区の映画館「京成ローザ(10)」では、12日からレイトショーの上映を取りやめた。同館の堀川博史支配人(52)は、「上映回数が2〜3割程度減ってしまった」と説明する。例年、多くの人気作品が公開されるゴールデンウイーク(GW)も、感染拡大の影響で公開延期になる作品が相次いだ。GWの客入りは、コロナ前の約4割程度にとどまったという。堀川支配人は「協力金が出ることはありがたい」としながらも、「(1回目の緊急事態宣言から)1年たったが、ほぼ状況が変わっていない」と肩を落とした。

 百貨店も、セールを自粛するなどの対策に追われている。千葉市中央区の「そごう千葉店」は、先月24日〜今月5日まで行う予定だったセールを先月26日から自粛。担当者は「高齢の方も多いので、見た目にもお客の数が減っている」と話す。柏市の「柏高島屋」でも、GWに開催予定だったセールを自粛し、12日から行われる予定だった物産展も中止した。担当者は「安心して来店いただくためには仕方がない」とため息をついた。(長橋和之)

4435チバQ:2021/05/12(水) 23:17:56
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASP5D6WK3P5DUTIL00D.html
劇場や映画館、相次ぎ再開 宣言延長は効を奏するか
2021/05/12 22:19朝日新聞

劇場や映画館、相次ぎ再開 宣言延長は効を奏するか

営業する売り場が拡大された伊勢丹新宿店。開店と同時に1階入り口から入店する人たち=2021年5月12日午前11時、東京都新宿区、山本裕之撮影

(朝日新聞)

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言は12日、6都府県に対象を拡大して延長された。休業要請が一部で緩和され、東京都内では遊園地や劇場、演芸場などで営業が再開した。一方で、休業要請や協力依頼が続く映画館の対応は割れた。業種で異なる休業要請の線引きへの戸惑いの声も根強くある。

 緊急事態宣言に伴い4月25日から休園していた遊園地の「浅草花やしき」(東京都台東区)は12日から営業を再開した。園内の滞在人数は5千人に制限。マスク着用の呼びかけや、入場時の検温、遊具のこまめな消毒などをしながら、来園者を受け入れた。

 4歳と1歳の孫を連れてきた千葉市の50代女性は、「後ろめたさは正直あるけれど、公園も混んでいる。遊園地ならこまめに消毒をしていてまだ良いかと思って来た」と話した。

 ただ、平日ということもあり客足はまばら。園の担当者は「再開できてほっとしているが、この先どうなるかわからないのが不安。(休業要請などは)もう少し早く方針を決めてほしかった」と話した。

 宣言が出た後も一時は通常通りの興行を続けた都内四つの寄席も興行を再開した。浅草演芸ホールの松倉由幸社長は「寄席が閉まっているのは、命を削られるようにつらい。お客様の笑い声を聞けるのはうれしいことです」と話す。一方、「手放しでは喜べない。映画館が休業要請で閉まっているのはつらいことです」と気遣った。

 歌舞伎座では3日が初日の予定だった「五月大歌舞伎」が開幕した。劇場正面には「本日初日」の幕が掲げられ、入り口で検温と手の消毒を済ませた観客が距離をとって入場した。

 派遣社員の女性(47)は「日常の楽しみも必要なので劇場再開はうれしい。舞台に関わる人が大変な中、応援したい気持ちもある」と話す。今月はあと2回ほど観劇する予定という。ふだんも通勤しているが、「あちこちに立ち寄らないよう気をつけています」。

 今回の宣言延長に際し、劇場の規制緩和はぎりぎりまで決まらなかった。歌舞伎座の原祐道副支配人は「再開できるかわからないまま、俳優やスタッフは気持ちを切らさず準備を重ねていた。安全に公演を続けられるよう、感染対策をより徹底したい」と話す。

 劇団四季の各劇場や東京宝塚劇場などではミュージカル公演が再開され、国立劇場の文楽公演や新国立劇場の演劇公演も開幕した。

 宝塚歌劇星組公演「ロミオとジュリエット」を観劇に訪れた会社員の女性(34)は「イベントを中止にするなら、理由をきちんと説明してほしかった。今も映画館や美術館がなぜダメなのかわからない」と話した。(井上秀樹、編集委員・藤谷浩二)

4436チバQ:2021/05/17(月) 00:06:27
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-104635.html
東京都の休業要請、事業者の対応は…休業?営業? あいまいな線引き、説明なさに不満も
2021/05/16 21:32東京新聞

東京都の休業要請、事業者の対応は…休業?営業? あいまいな線引き、説明なさに不満も

会見で休業要請への理解を求める小池百合子都知事=14日、都庁で

(東京新聞)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が出した3度目の緊急事態宣言。5月末まで延長された東京都内では、昨年4〜5月の1度目の宣言と比べ、都の休業要請に応じない事業者が増えている。背景には厳しい経営状況に加え、遊園地や劇場など一部の業種のみで営業再開が認められる根拠があいまいな線引きもある。(岡本太、小倉貞俊)

◆レンタル店は営業再開

 休業要請対象のスポーツクラブ。全国展開するフィットネスクラブ「ゴールドジム」は12日から、都内8店舗でプールやスタジオを除き営業を再開した。担当者は「健康的な生活習慣維持のためあらゆる世代に必要不可欠」と説明した。

 DVDやCDのレンタル店では、大手チェーンの「TSUTAYA」や「ゲオ」の多くの店舗が営業を再開している。

 TSUTAYAの担当者は「感染予防を徹底している。不安が蔓延するときだからこそ、映画・音楽などのコンテンツが勇気や元気を与える」とした。あるレンタル店の関係者は「休業によってどれだけ人の流れが減るのか、データに基づく説明もない。テーマパークは営業再開が認められたのに」と不満を漏らした。

◆百貨店、売り場を拡大

 「生活必需品」以外の休業要請を受けている百貨店は、食品や化粧品以外にも、服飾雑貨や靴を必需品として売り場を拡大した。

 昨年の宣言時、一部の店舗が休業要請に応じず注目されたパチンコ店は今回、延長前からほとんどの店が営業している。業界関係者は「昨年は億単位の赤字を出した事業者も。生きるか死ぬかの状況だ」と話す。

 スポーツ用品店や住宅展示場、おもちゃ店などでも、営業を継続していたり、営業再開したりする例が後を絶たない。

◆映画館や美術館は休業

 一方、映画館や美術館・博物館は不満を抱えながら休業要請に応じている。映画館でつくる全国興行生活衛生同業組合連合会は11日、都が劇場や演芸場に認めた宣言延長後の営業再開について「合理的かつ公平なご説明をいただきたい」とする声明を発表。国立の博物館や美術館には一時、都の休業要請に応じず再開を模索する動きもあった。

 都の担当者は「分かりづらい線引きになり、反省はある。ただ今は対策を緩める段階ではない」と理解を求める。小池百合子知事は14日の定例会見で「大義は人の流れをどう抑制するかだ。そのためにご協力を賜りたい」と訴えた。

◆東京都、大型商業施設の休業要請は継続

 東京での3度目の緊急事態宣言は当初、4月25日〜5月11日だった。都は政府方針に沿って、面積1000平方メートル超の映画館や商業施設、パチンコ店、博物館などに休業を要請。劇場や遊園地などは「無観客開催」の要請としていた。

 宣言延長後、政府は午後8時までの営業を認めるなど内容を緩和し、遊園地などは客数の上限を設けて開催を認めた。知事の判断で休業要請を続けることも可能とした。

 これを受け、都は12日以降、遊園地や劇場などで客数制限付きの時短営業再開を認めたが、大型商業施設などの業種には休業要請を継続している。

4437チバQ:2021/05/20(木) 23:10:52
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASP5N6SJ7P5NTIPE012.html
大型商業施設に土日休業を要請 感染高止まり続く福岡県
2021/05/20 20:28朝日新聞

大型商業施設に土日休業を要請 感染高止まり続く福岡県

臨時の記者会見を開き、大型商業施設などへの土日の休業要請を発表した福岡県の服部誠太郎知事=2021年5月20日午後2時35分、福岡市博多区の県庁、山田佳奈撮影

(朝日新聞)

 福岡県の服部誠太郎知事は20日、新型コロナウイルスの新規感染者が高止まりしているとして、百貨店やショッピングセンターを含む大型商業施設などに対し、緊急事態宣言中の土日の休業を要請すると発表した。

 今月12日に始まった緊急事態宣言で、県は床面積が1千平方メートル超の大型商業施設(生活必需品を除く)やパチンコ店などに、午後8時までの営業時間の短縮を要請。それでも昨年4月の宣言時に比べて繁華街の人出の減少は鈍く、週末の休業要請で買い物客らを減少させる必要があると判断した。休業に応じた施設には床面積に応じて協力金を支払う。

 県内の新規感染者数は12日に634人と過去最多を更新。その後も明確な低下傾向を示していない。19日時点で直近1週間の人口10万人あたりの新規陽性者は61・2人と、政府の分科会が示す区分で最も深刻な「ステージ4(感染爆発)」の基準を超えている。

 最近の新規感染者の変異株の割合も91・4%に上り、服部氏は「今回の爆発的感染は変異株による影響が極めて大きい」と指摘。宣言解除については「より慎重に判断する必要がある」とし、病床使用率などの各指標がステージ2に向けた低下傾向を示すことが前提だとした。

 県独自で開設を検討しているワクチンの大規模接種センターについては、田川市の福岡県立大とみやま市の保健医療経営大に設置すると発表した。高齢者の7月末までの接種が「困難」と答えた市町村の高齢者らを1日最大1千人ずつ受け入れる。6月上旬に予約の受け付けを始める予定。(神野勇人)

4438チバQ:2021/05/21(金) 14:14:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/42df89f726d9bb999218778360fee922ec122ffa
「いきなり」「調整に時間」福岡県の土日休業要請に困惑と不満
5/21(金) 11:00配信

西日本新聞
緊急事態宣言を受け、営業時間の短縮を知らせる岩田屋本店入り口の張り紙=5月11日、福岡市・天神

 新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりしている福岡県が20日に打ち出した集客施設への土日の休業要請に、対象となる大型の商業施設やスポーツクラブ、パチンコ店からは「いきなり言われても」「どうすれば」と困惑の声が上がった。休業要請は生活必需品については除外しているが、その線引きも曖昧さが残り、戸惑いが見られた。


 服部誠太郎知事は、この日の記者会見で「食料品や医薬品、生活に必要な衣料品は必需品だろう」と述べ、線引きについては百貨店と議論が必要との考えを示した。百貨店の博多大丸(福岡市)には同日夕、県の担当者が訪れて要請を伝え“必需”の扱いについても議論したという。

 同じく3回目の緊急事態宣言が出ている東京都。衣料品の路面店では営業が続く一方、衣料品売り場を自主的に休業した百貨店もあり、事業者によってばらつきが生じた。売り場を再開する動きもある。博多大丸の広報担当は「要請には協力する方向で検討する」としているが、対応を決めかねている施設もある。

 別の商業施設関係者は「事前に相談はなかった。唐突に言われても、テナントとの調整に時間が必要なのに」と困った様子。ニュースで休業要請を知り、慌ただしく社内で検討に着手したという。「休業前日にホームページで周知することになりそうだ」

 要請対象となったパチンコ店。福岡県内で複数の店を展開するチェーンの男性従業員は「パチンコ店でクラスター(感染者集団)は出ていないのだが…」。思いがけない要請に不満を隠さず「業界にとっては大きな痛手だ。雇用にも悪影響を及ぼすかもしれない」と懸念した。

 県内で8カ所の大型スポーツクラブを運営するコナミスポーツ(東京)は「対応を協議中」(広報担当)。先に宣言が出た東京や大阪では全日休館している。別のスポーツジム従業員は「週末は利用者が多く、残念がる人も多いはずだが、現状では協力するしかない」と声を振り絞った。 (布谷真基、井崎圭、竹中謙輔)

4439チバQ:2021/05/21(金) 23:28:00
シャネルの売り場より、イオンの食品売場のほうが密だわな
https://news.yahoo.co.jp/articles/a014555ec2357be0cfbc2bee5950194f30f92d61
百貨店業界、ぜいたく品対応に苦慮 都内店舗 売り場拡大、一転休業
5/21(金) 21:49配信

産経新聞
都の要請で高級ブランド売り場休業する西武池袋本店=21日午前、東京都豊島区(三尾郁恵撮影)

 派手なぜいたく品を意味する「豪奢品(ごうしゃひん)」の取り扱いをめぐり、百貨店業界が翻弄されている。東京都内の百貨店は12日の緊急事態宣言延長の際に営業フロアを拡大しているが、都から豪奢品の売り場は生活必需品ではないとの注文がついたためだ。百貨店の中には営業範囲を改めて変更する動きも出ているが、高級品が足元の業績を支えていた百貨店からは、都の対応に疑問の声も上がっている。

【地図で見る】昨年から今年にかけ閉店した主な百貨店

 「衣料品や服飾雑貨などは、金額が高いか安いかで生活必需品かどうかが分かれるのか」。都内百貨店の従業員はため息をつく。

 業界が困惑するのは、都が改訂した「問い合わせの多い施設」というタイトルの文書で、店舗の商品やサービスが休業要請項目かどうかなどが分かる一覧表だ。12日の宣言延長に伴い、都内に店舗を持つ百貨店各社が「生活必需品」の範囲を見直し、営業範囲の拡大を決めたのも、事前に示されていたこの文書に沿った判断だった。

 だがここから潮目が変わる。小池百合子都知事は宣言延長当日の12日、日本百貨店協会に対して休業要請協力を求める通知の中で、「高級衣料品など、いわゆる豪奢品は生活必需物資には該当せず、この取り扱いは国からも明確に示されております」とクギを刺した上、14日の定例会見でも「高級衣料品などの豪奢品については生活必需品に当たらない」と発言した。

 小池都知事の意向を受けた形で、都は前述の一覧表を16日に改訂。「豪奢品」の内容について注記で「海外の高級ブランド品、オーダーメメイドの高級服飾品・靴…」などと規定した。都は「補記を詳しくした趣旨で、大きく方針を変更したわけではない」と説明する。この間、複数の百貨店が都からの“現地調査”も受けている。

 豪奢品への“包囲網”ともいえる一連の流れを受け、百貨店は再び対応を迫られることに。

 そごう・西武は、都内2店舗で14日に再開した高級ブランドの衣料品売り場を20日から休業にした。15日に衣料品販売を4店舗で再開した三越伊勢丹は、各ブランドと協議し、品目ごとに販売の是非を判断する“苦肉の策”を講じていたが結局、高級ブランドの店内ショップを23日から休業すると21日に決めた。松屋も21日、銀座店で15日に開けた高級ブランド売り場について、24日から休業すると明らかにした。

 業界関係者は「都の振る舞いは“後出しじゃんけん”にしか見えない。最初からの指摘ならば、百貨店や高級ブランド側の対応も違った」と分析する。

 新型コロナウイルスの影響で、百貨店各社は客足が遠のく一方、昨秋の株高以降、都心の大型店では高額品販売が好調に推移。厳しい状況ながらも業績を下支えしてきた。高額品売り場は「密」になりにくいという特性もあり、休業要請に応じてきた百貨店業界としては、売り場の営業再開に期待を寄せていた。

 「何が豪奢品かはお客さまの価値観。豪奢品の線引きと人流抑制は、何が関係するのか」。ある百貨店の従業員は都の対応に首をかしげる。すれ違う議論に終止符が打たれるには、しばらく時間がかかりそうだ。(日野稚子)

4440チバQ:2021/05/22(土) 00:01:05
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/business/ntv_news24-876153.html
都から要請 百貨店ブランドショップ休業へ
2021/05/21 20:29日テレNEWS24


首都圏の百貨店で、ブランドショップの休業を決める動きが広がっています。東京都から、個別に強い要請が入ったということです。

首都圏の百貨店では、緊急事態宣言が延長された先週12日以降、徐々に営業する売り場を拡大していました。しかし、その後、東京都から「豪奢品」を休業するよう要請を受けて、再び高級ブランドショップを休業する動きが相次いでいます。

三越伊勢丹は、23日(日)から都内4店舗の高級ブランドショップを休業します。松屋銀座も、24日(月)からブランドショップを閉めることを決めました。そごう・西武は、すでに20日(木)から高級ブランドショップを休業しています。

百貨店関係者によりますと、東京都の職員が各百貨店やブランドショップに直接出向いたり電話をかけたりして、休業を要請したということです。

4441チバQ:2021/05/22(土) 07:42:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6ed03063a925d37be46ee1f51faba5fcae6e4d4
沖縄、日付変わってにぎわう店も 緊急事態「もう限界」
5/21(金) 19:04配信

朝日新聞デジタル
国際通りの入り口。閉店し、シャッターをおろしたままの店もある=2021年5月21日午後5時27分、那覇市久茂地3丁目、福井万穂撮影

 緊急事態宣言の対象区域に追加された沖縄県は21日、国から対策が不十分と指摘されていた酒類提供の飲食店について、休業要請を決めた。また、昨春以降回避してきた来県の自粛要請にも踏み切った。


 国が宣言追加を決定した後、夜になって記者会見した玉城デニー知事は「これまで取るべき対応をしっかりとってきた」と強調する一方、「今このように医療が逼迫(ひっぱく)していることは反省すべきであり、残念だなという気持ち。宣言でしっかり封じ込めるんだという思いで、取り組んでいきたい」と語った。

 21日の新規感染者は207人で、過去最多を更新した。大型連休以降急増し、18日に168人、19日に203人と2日連続で最多を更新していた。病床占有率は9割超の状態が続く。

 変異株の割合についても、県が実施する「N501Y」と呼ばれる変異を調べる検査では前週の53・33%から、今週は72・29%まで上昇。感染拡大の要因の一つと県はみている。

 政府から注文がついている酒類提供の自粛要請をめぐって沖縄県は、まん延防止等重点措置に基づく自粛要請を一時検討したが、経済界の反対で断念した経緯がある。

 県の時短要請に応じてきた那覇市の居酒屋「あげ萬(まん)」の店長、喜久川エマさん(47)は、緊急事態宣言を受けて、酒の提供をやめるか休業するか頭を悩ませている。

 宣言下でも、酒類を提供しなければ時短営業が可能だが、酒を自粛すれば、赤字の可能性が高い。周囲では時短要請に応じない店に客が集中している。そうした店への県の対応は厳しいとは言えず「ばかばかしくなる」。

朝日新聞社

4442チバQ:2021/05/22(土) 15:49:46
>>4441
来県の自粛要請にも踏み切った


これは、自分の県のコロナ感染が低いときに出さないと意味がなくて いまだしてなんの意味があるのか?

4443チバQ:2021/05/22(土) 23:38:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/85b62024193aa17d34260f6e420b890d305a4c4c
百貨店は「休業」も、地下街は多くが営業 福岡・天神
5/22(土) 12:04配信

朝日新聞デジタル
本館1階の入り口が閉鎖された大丸福岡天神店では、休業の貼り紙を読む人の姿も見られた=2021年5月22日午前9時43分、福岡・天神、金子淳撮影

 福岡県で22日、県の要請を受けた大型商業施設の土日休業が始まった。福岡市内の百貨店は、一部の売り場を除いて休業となった。

 福岡・天神の百貨店前で休業の知らせを見ていた福岡市の会社員女性(45)は「店が開いていると人が集まってしまうのでしょうがない」。友人と食事をするために天神に来たという福岡市のパート女性(27)は「週末だけだと大きな効果はない気がする」と話した。

 仕事帰りに天神に立ち寄った福岡市の派遣社員、斉藤英雄さん(45)は、百貨店への休業要請が直前に発表されたことに「突然すぎて働いている人がかわいそう。緊急事態宣言にも慣れてきて、街の人出も若干減っている程度では」と話した。

 一方、天神地下街では衣料品店など多くの店が営業し、人が行き交っていた。(宮野拓也)

朝日新聞社

4444チバQ:2021/05/23(日) 12:07:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/567c0ae6fb2746806487e388dc579d82375e46e1
突然の土日休業要請、対応ばらばら 福岡県の大型店、効果疑問視も
5/23(日) 10:02配信

西日本新聞
5月の土日は一部売り場のみ営業することを伝える百貨店の掲示板=22日午後、福岡市・天神(撮影・宮下雅太郎)

 新型コロナウイルス対策として、福岡県が百貨店などの大型商業施設に出した土日の休業要請は22日、初日を迎えた。県の要請発表からわずか2日。各施設は急ピッチで準備に追われ、休業を知らない買い物客が訪れるなど一部混乱があった。要請に従った店の中でも対応が異なり、消費者からは効果を疑問視する声も上がった。

【グラフ】福岡の感染者数の推移

 県内の主な百貨店は食料品と化粧品の売り場のみを営業し、足並みがそろった。福岡市・天神の博多大丸は、通常16カ所の入り口を3カ所に絞り、一部のエスカレーター入り口を閉鎖。「入り口はどこか」「どの売り場が営業か」と問い合わせが相次いだ。

 同市南区の益田ユキ子さん(91)は、本館1階の「閉鎖中」の張り紙を見て一部休業を知り「楽しみだったのに残念」。同店担当者は「千人単位で人の行き来が抑えられることが見込まれ、感染防止に協力できる」と理解を求める。天神を訪れた南区の60代女性は「これ以上感染を広げないため大型施設を閉めるのは良いこと」と賛同する。

 だが、対応は業種ごとでばらばら。休業要請に応じず営業した同市のパチンコ店の男性従業員は「他の店が開けているのに、うちだけが閉められない。補償の金額も十分ではない」と頭を悩ませる。

 買い物客は休業の効果を疑問視する。博多大丸に来た北九州市八幡西区の男性会社員(45)は「ここは大部分が休業なのに天神地下街などは営業している。営業と休業の基準が分からない」。福岡市・天神のソラリアプラザを訪れた同市西区の女子学生(20)は「消毒などの対策は万全だし、休業までしなくていいんじゃないか」と話した。

 北九州市小倉北区の小倉井筒屋は食料品と化粧品売り場だけの営業に。昼前には、食料品を買い求める多くの客が訪れた。近くの商店街はいつもの週末のような人流があり、影響を心配していた40代の衣料品店主は「人通りはあまり変化がないのでは」とひと安心。だが、感染拡大への不安も大きく「効果がある対策をしてほしいが、何がいいかは分からない」と複雑な表情だった。

 (古川大二、梅本邦明、菊地俊哉)

西日本新聞

4445チバQ:2021/05/24(月) 00:59:07
https://news.goo.ne.jp/article/ryukyu/region/ryukyu-20210523101955.html
時短拒否店公表「稼がないと暮らせぬ」「店つぶれる」 協力店は怒り
2021/05/23 10:19琉球新報

時短拒否店公表「稼がないと暮らせぬ」「店つぶれる」 協力店は怒り

琉球新報

(琉球新報)

 新型コロナウイルス感染拡大を受けた4度目の緊急事態宣言が23日、発令された。新規感染者数は最多を連日更新し、医療体制は逼迫(ひっぱく)している。宣言は感染者を抑える切り札といえるが、企業、県民は再び我慢を強いられる。県は22日、営業時間短縮に応じていない那覇市内の飲食店14店舗を公表した。ただ、緊急事態宣言に関係なく通常営業を宣言する店もあり、宣言の効果は未知数だ。  「経営は厳しい。日銭を稼ぐために営業せざるを得ない」。22日、県が営業時間短縮に応じていない那覇市内の14の飲食店名を公表したことに対し、店舗関係者は悲痛な声を上げた。一方、時短要請に応じてきた店は応じない側への不満を漏らした。  牧志にあるバーは公表された一つ。午後6時、オーナーは開店の準備をしながら取材に応じ「コロナの感染対策として、公表は仕方ないと思うが、こちらにも生活がある。稼がないと暮らしていけない」と吐露した。公表による影響を気にするが「腹をくくっている」と答えた。一方で、今回の公表数以外にも県の要請に応じていない店もあるとし、県の調査結果を疑問視した。  同じく店名を公表された居酒屋店長の30代男性は、緊急事態宣言が発令された以降も通常営業を続ける意向だ。「従業員の生活を守るためだ。時短要請には応じられない」。市内には複数の系列店舗があり、従業員には外国人留学生もいるという。時短要請に応じた場合、県から協力金もあるが、「すずめの涙だ。給付も遅く、待っていたら店はつぶれる」と語った。  那覇市内のカフェバーを経営する男性(40)は時短要請を守ってきた。時短要請に応じず、営業を続けた店への不満が強い。「深夜まで営業する店はそれなりの都合があるかもしれないが、ルールを守ってきた立場からすればたまったものじゃない」と怒りをあらわにした。  午後6時半すぎ、牧志のむつみ橋通りでは、ぽつりぽつりと食堂や飲食店が明かりをともした。駆け込みで食堂を訪れた那覇市の50代男性客は、時計を気にしながら生ビールのジョッキを空にした。男性店主は「何度も自粛を求められ、店側の対応基準が伝わりにくい」とこぼした。  別の居酒屋のカウンターでは、40代男性客が「8時以降も飲みたいが、今は我慢の時だ」と8時直前まで酒を味わっていた。

4446チバQ:2021/05/29(土) 00:03:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/de8d5a24868d15ca71485c6c092a5a34fdb60b63
酒類の停止要請は継続 宣言再延長、9都道府県の対策は
5/28(金) 21:33配信

朝日新聞デジタル
6月1日以降の緊急事態措置について説明する東京都の小池百合子知事=2021年5月28日、都庁

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の延長を受けて、東京都や大阪府など9都道府県は28日夜、対策本部会議を開き、6月1日以降の対策を決めた。


 東京、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡の8都府県では全域で、北海道では札幌市や旭川市など10市町村で、酒類を提供する飲食店への休業要請と、提供しない飲食店への午後8時までの時短要請が継続される。

 東京都は生活必需品売り場を除いて休業を求めていた百貨店などの大型商業施設には平日は午後8時までの時短要請に切り替え、土日のみ休業を要請する。パチンコ店、ゲームセンター、スーパー銭湯などにも同様に平日は午後8時まで、土日は休業を要請する。

 休業を要請していた映画館(1千平方メートル超)は午後9時まで、博物館や美術館などは午後8時(イベントの場合は午後9時)までの時短要請に切り替える。いずれも、入場者数を最大5千人かつ収容人数の50%を上限とする。

 大阪府も1千平方メートル超の百貨店など大型施設への休業要請を緩和し、休日は休業、平日は午後8時までの時短を要請する。また、無観客開催を求めていたイベントや、テーマパークについても、平日は「上限5千人かつ収容率50%以内」を条件に午後9時までの時短要請に緩和する。土日は無観客開催を継続する。

 百貨店など大型商業施設の対応で、平日は午後7時までの時短を、土日は休業を求めていた兵庫県と京都府。京都府は現行を継続し、兵庫県は平日は午後8時までに緩和し、土日の休業要請は継続する。岡山、広島両県は土日の休業要請を緩和する。

 厳しい感染状況が続く北海道は、道外の人に道内へ来ることを控えるよう求め、新千歳空港での検査を拡充する。

 愛知県や福岡県も百貨店などへの土日の休業要請を6月1日以降も継続する。

朝日新聞社

4447チバQ:2021/05/29(土) 00:07:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d0728c4ef8698784a3f7fc52cda10348cb21e3a
東京都 百貨店や映画館など時短要請へ 大型施設を緩和
5/28(金) 20:56配信

毎日新聞
東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議に出席した小池百合子知事=都庁で2021年5月28日午後7時51分、黒川晋史撮影

 東京都は28日に新型コロナウイルス対策本部会議を開き、緊急事態宣言の延長に合わせ、大型施設への休業要請措置を緩和し、百貨店やショッピングセンターは午後8時まで、映画館は定員に上限を設けて午後9時までに営業時間を短縮するよう要請する内容に切り替えることを決めた。百貨店などについては来客が多い土日は休業を要請する。都は感染状況次第で、措置を強化するとしている。

 一方、感染抑え込みの急所とみている酒類を提供する飲食店は休業、酒を出さない店舗は午後8時までの時短営業の要請をそれぞれ続ける。大規模イベントは5000人か収容率50%の少ない方を上限に入場を認めるという現在の対策を維持する。都立施設は一部で入場制限をした上で利用を再開し、6月4日から上野動物園や多摩動物公園、葛西臨海水族園などで入園できるようになる。

 小池百合子知事は28日夜の臨時記者会見で「今は人流(人の流れ)を抑えて、感染防止対策を徹底することに全力で取り組みたい。本当にこらえどころだ」と語り、都民に協力を呼び掛けた。

【斎川瞳、竹内麻子、田中理知】

4448チバQ:2021/05/29(土) 00:27:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021052800935&g=soc
「もう限界」「効果あるのか」 飲食店悲鳴、五輪に懸念も―緊急事態宣言の延長決定
2021年05月28日20時31分

酒類の提供を再開した飲食店「らーめん匠力」=28日午後、東京都渋谷区
酒類の提供を再開した飲食店「らーめん匠力」=28日午後、東京都渋谷区

緊急事態宣言が延長される北海道で、札幌市の大通公園を歩く人たち。公園は東京五輪のマラソン開催に向け整備が進められている=28日午後、同市中央区

 東京、大阪など9都道府県に発令中の緊急事態宣言の延長。「もう限界」「効果あるのか」。28日、長期化する時短営業に飲食店は悲鳴を上げ、東京五輪の会場周辺では大会開催を懸念する声が聞かれた。新型コロナウイルス感染者のケアに忙殺される医療関係者は、宣言延長を「当然だ」と受け止めた。

 「正直者がばかを見る。もう耐えられない」。東京都渋谷区のラーメン店「らーめん匠力」では、店長の田中宏昇さん(30)が憤りをあらわにした。宣言への協力を続けてきたが、「さらにもう1カ月近く我慢するのは本当に厳しい」と酒の提供を再開した。
 時短営業の協力金は5カ月が過ぎても振り込まれず、酒を提供する飲食店も周囲に増えてきた。売り上げもコロナ前の半分まで落ち込んでおり、「限界だ。家賃や従業員の生活もある」と語気を強めた。
 延長期間中の6月13、14両日に聖火が回ってくる北海道。公道でのリレーは中止され、式典だけが開催される見通しだ。
 東京五輪のマラソン会場がある札幌市の主婦(61)は「外出自粛を求めているのになぜ式典なのか。そもそも五輪開催をやめるべきだ」と不満を漏らした。医療事務の男性(50)は「感染者が減るのか」と宣言の効果を疑問視するとともに、さらなる強い措置の必要性を訴えた。
 厳しい医療環境の中、今も500人以上の感染者が入院を待つ兵庫県。神戸市で、自宅待機の患者を訪問する看護師の難波千恵美さん(56)=同市西区=は、宣言延長を「当然だと思う。第5波が来たらもう病院は持たない」と話した。
 所属する訪問看護ステーションは3月以降、看護師4人で170人以上の患者をケアしてきた。危険な状態でも搬送先が数時間見つからないことも多く、「誰も死なないよう毎日祈っていた」と振り返る。今も医療は逼迫(ひっぱく)しているといい、「人の動きをすべて止められないのか」と政府に注文を付けた。

4449チバQ:2021/05/29(土) 09:02:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/03e20c3b5e18f63d2c92d557131248f0453ec00d
青葉区の時短延長 「客が流れるだけ」線引きに疑問 「限界」深夜営業に戻す店も
5/29(土) 6:00配信
河北新報
6月からの通常営業再開を検討する「ぼんてん漁港泉中央店」=28日午後6時10分ごろ、仙台市泉区

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、仙台市全域の酒類提供店などを対象とした時短営業要請が、青葉区限定で6月13日まで延長される。2カ月余りに及ぶ時短要請が解かれる青葉区外では安堵(あんど)の声が上がる半面、同じ市内での線引きに疑問や不安も拭い切れない。

 「やっと普通の営業ができる」

 太白区で4店舗を営む柿沼繭司(けんじ)さん(41)は率直に喜びを口にする。コロナ禍で1店を休業し、売り上げは例年の5割弱。早速、午前1時までの通常営業再開を検討するが「時短が長く続き、お客さんの意識が戻るかどうか。当面は様子を見ながらになる」と話す。

 28日午後6時すぎ、泉区の居酒屋「ぼんてん漁港泉中央店」。かつてはほぼ満席になった金曜夜も客はまばらだ。斎藤文弥店長(45)は「売り上げは6、7割減の厳しい状況。営業時間が延ばせるのはありがたい」と歓迎しつつ「店から感染を広げないよう対策にも力を入れたい」と気を引き締める。

 ぼんてんグループは青葉区外に複数の飲食店を抱えるが、早坂厚行専務(60)の表情は晴れない。「東京などで緊急事態宣言が続いており、この程度(の制限)でいいのか、というのが実感だ。今はまだしっかりと収束を目指す時期なのではないか」と語る。

 青葉区の飲食店で店長を務める男性(38)も「仙台駅の西口(青葉区)は駄目だけど、東口(宮城野区)はいいというのは疑問。客が東口に流れるだけじゃないか」と漏らす。

 一方、青葉区内で複数の居酒屋を抱える企業は、まん延防止等重点措置の適用が解除された12日以降、通常通り深夜までの営業に切り替えた。どの店も連日、午後8時以降は満席だ。

 経営者の男性(41)は「協力金があっても月に1000万円以上が流出し、要請に応じていれば会社がつぶれる」と訴える。6月から通常営業する方針の経営者は少なくないという。「どこも限界。苦しい判断だが、自分たちで身を守るしかない」

河北新報

4450チバQ:2021/05/30(日) 12:45:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7436ef4da88d5b2636bdc9e8e21940667426344
「限界」「前が見えない」 来訪自粛要請の追い打ち 嘆く北海道
5/30(日) 9:35配信

毎日新聞
ススキノ交差点=札幌市中央区で2020年5月1日、貝塚太一撮影

 16日から始まった北海道内の新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言は6月20日まで延長されることになり、1日からは対策に「北海道への来訪自粛呼び掛け」も加わる。我慢を続ける店舗や施設からは「限界を超えている」との嘆きも漏れる。

【図解でおさらい】ワクチンの有効率って?

 函館市は新規感染者が連日1桁台で、大きな拡大に至っていない。しかし緊急事態宣言で飲食店は時短営業を求められ、来道自粛要請が経済停滞に一層の追い打ちをかける。

 「函館山ロープウェイ」は、18日から運休が続く。管理会社の担当者は「観光のオンシーズンなのに、インバウンド(訪日外国人)は激減し、修学旅行も延期や見合わせが相次いでいる。感染拡大防止には協力するが、このままでは厳しい」と落胆する。温泉街・湯の川地区の旅館協同組合のスタッフは「限界はとっくに超えている。もっと大きな打撃を受けることになり、いつまで我慢が続くのか見通せない」。

 「特定措置区域」に指定され、酒類を提供する店舗に休業要請が出ている札幌市。ススキノ中心部に店を構える「北海道海鮮にほんいち」の運営会社社長、原田一利さん(54)は「20年以上商売して、こんなことは初めて」とため息を漏らす。休業中も家賃は払わねばならず「支援金も店の規模でしっかり見てくれないと、大型店はダメージが大きい。(自粛を)何度繰り返しても一向に前が見えない」と憤りを隠さない。

 同区域内は、飲食店以外でも人が集まりやすい施設は要請対象だ。札幌市内のスーパー銭湯は道の要請に応じて土日休業としたが、利用客から「銭湯が近所にないので困る」との訴えもあり、6月1日以降の対応は検討中という。担当者は「娯楽施設ではなく、公衆浴場として利用する客も多い。夜遅くに仕事が終わる医療従事者らの利用を考えると、平日も通常通り営業したい」と話す。【真貝恒平、岸川弘明】

4451チバQ:2021/05/30(日) 13:15:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed18791a9c378d1891e0af386ad3710452248625
青葉区限定は「折衷案」 宮城知事と仙台市長、時短延長で攻防
5/29(土) 10:39配信


河北新報
村井嘉浩宮城県知事 郡和子仙台市長

 宮城県と仙台市は28日、市内の酒類提供の飲食店に対する時短営業要請を青葉区に限り2週間延長し、他の4区は31日で解除すると決めた。経済回復のため、全面解除さえも頭にあった村井嘉浩知事。新型コロナウイルス感染の再拡大を恐れ、市全域の時短継続を強く迫った郡和子市長。両トップが激しい攻防の末に着地点を探った結果が、エリアを絞り閉店時刻を午後9時に繰り下げる「折衷案」だった。

■経済に配慮、全面解除も選択肢

 「市長はかなり粘りました」。28日の共同記者会見で、村井知事は郡市長と直前まで激しく議論したことを明かした。一応の結論を見たはずだったが、郡市長は「全域に(時短を)掛けることが、私は望ましいと思う」と不満顔で語った。

 新規感染者は一時期に比べれば減ったものの、変異株拡大で、市は「いつ感染の再拡大が起きてもおかしくない」(郡市長)と時短解除に極めて慎重だった。市内部には現在の「市全域で午後8時まで」を維持すべきだとの意見もあった。

 これに対し、県は期限通りの全面解除も選択肢に検討を進めた。感染防止策を講じた飲食店の認証制度を創設し、認証店向け割り増し商品券の発行も決めた。県幹部は「時短要請の地域があると、経済対策は打ち出しにくい」とこぼした。

 「他県は時短要請をほとんどやっていない」「ここでやめなければ、いつやめるのか」。村井知事の下には経済団体から悲痛な声が寄せられていた。郡市長と折り合いを付けるため、半ば渋々と切ったカードが「青葉区限定」だった。

■市街地での感染再拡大を懸念

 だが、郡市長にはのめる条件ではなかった。3〜5月の泉中央(泉区)や長町(太白区)の人出が、感染拡大前と大きく変わっていない。青葉区以外の市街地で感染が再拡大しかねないと警戒感をあらわにした。

 27日夕、郡市長は電話で20分以上かけて村井知事を説得した。「青葉区以外で夜中まで飲み会があれば元も子もない」と強調。同じ時間、副市長と副知事も突っ込んだ議論を交わした。

 全面解除の選択肢は県庁内にも慎重論があったという。27日夜の幹部会議では「油断すると一気に患者が増えるのではないか」と声が上がった。「時間とエリアを狭めてはどうか」との意見が大勢を占め、段階的緩和の流れが固まった。

 共同記者会見に先立つ28日の県対策本部会議。同席した市の危機管理局は結論を知りつつ「時短要請の範囲は市全域を対象とすることが基本だ」とくぎを刺した。県方針を全て是認したわけではないと、議事録に残しておくためだった。

 郡市長は同日夕の市議会災害対策会議で、青葉区限定の時短継続となったことを問われ「知事に長く長く話したが、知事が総合的に判断した。大変残念な思いだ」と敗北感を漂わせた。

河北新報

4452チバQ:2021/06/01(火) 09:31:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/4839b6f0a0a2367ebc4bd4fee0e4700f59bbe65f
「お酒を出せますよ」声かかり、店の前で行列…まん延防止2度目の延長で「もう限界」
6/1(火) 6:42配信

読売新聞オンライン
多くの看板の明かりが消えたJR大宮駅周辺。中には通常営業を再開した飲食店も(31日夜、さいたま市大宮区で)

 新型コロナウイルス対策としての「まん延防止等重点措置」の適用期限が、埼玉県内で6月20日まで再延長された。4月20日に始まった重点措置は当初、5月11日を期限としていたが、同31日まで延長されていた。今回の2度目の延長で、県による飲食店への時短営業や酒類提供自粛の要請が、2か月近くも続くことになる。飲食店の中には「もう我慢は限界」と、長期化する措置に耐えかねて、夜遅くまでの営業や酒の提供などに踏み切る店も出始めている。


 「これまではなんとか県の要請に応じてきたが、さすがにもう限界だ」

 大宮東口商店街連絡協議会(さいたま市大宮区)の栗原俊明会長(46)は、苦しい胸の内を明かす。

 県は重点措置の再延長を受け、さいたま、川口市など対象地域15市町で、飲食店などへの午後8時までの営業時間短縮と酒類提供の終日自粛要請を継続する。

 だが、栗原会長は「いつまで持ちこたえられるかわからない店が多い。すでに営業を再開させる店舗も出てきている」と話す。

 栗原会長の言葉どおり、JR大宮駅前周辺の飲食店では、午後8時以降までの営業を再開したり、昼間から酒を提供したりする店も増え始めている。通りでは「お酒を出せますよ」との声がかかり、満席となった店の前で列を作る客の姿も見られる。

 ある居酒屋では、1度目の延長期限翌日の5月12日から、経営する5店舗のうち2店舗で午前0時までの通常営業に戻し、昼間から酒の提供も再開した。「協力金だけではスタッフの生活を支えることは到底できない。苦渋の決断」だったと強調する。県の要請に従っていた期間の売り上げは1日3万円ほどだったが、通常営業に戻すと、その3倍になった。「自粛した方がいいことはわかっている。でも、このままでは生きていけない」と訴えた。

 県庁のお膝元として職員のチェックの目が光る浦和区でも、通常営業を再開する店が出ている。酒の提供を含めた通常営業を5月12日に再開した、JR北浦和駅前にある居酒屋の男性オーナー(42)は「赤字の累計が2000万円に達し、運転資金を借りたとしても倒産が現実味を帯びてきた」と再開の理由を説明。「過料を払うことも覚悟の上」と語った。

協力金の上乗せ中止…県会疑問の声
 一方、県は要請に応じた店舗への協力金も継続するが、今回の再延長を機に、県独自の1万円の上乗せを取りやめた。1日あたりの下限は4万円だったが、3万円に引き下げられた。

 協力金の引き下げを巡り、31日の県議会臨時会では、各会派から批判や疑問の声が相次いだ。自民党県議団の中屋敷慎一・政務調査会長は「事業者を取り巻く状況は厳しくなっているのに、とても寄り添っているとは思えない」と増額を要求。埼玉民主フォーラムの田並尚明代表も「協力金の減額で営業を再開する店舗が増えれば、新たな人の流れが発生し、まん延防止とは逆の方向に進んでしまう」と懸念を示した。

 これに対し、大野知事は「3万円で十分だと考えているわけではない。国に引き上げの要望を続けたい」と答弁。自民が提出した事業者への支援措置を求める意見書が可決されたことなどで各会派は矛を収め、協力金支給などに向けた約509億2571万円の補正予算案が全会一致で可決された。知事は「事業者は大変な思いをされていると思うが、客やそのご家族の命を守る取り組みに、ぜひご協力をよろしくお願いしたい」と改めて呼びかけた。

4453チバQ:2021/06/03(木) 11:57:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/751f47654b1a42475c575353f3dfe995c43ac913
「有料になる?……やめます」加盟店離れ、スマホ決済普及の正念場
6/3(木) 6:00配信

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日経ビジネス
2019年の消費増税に伴い、各社の還元事業でスマホ決済が徐々に浸透していった(写真:Natsuki Sakai/アフロ)

 2019年の消費増税に伴う還元事業や、新型コロナウイルスの感染防止を背景に広がり続けるキャッシュレス決済。20年にはキャッシュレス決済比率は3割に達したとみられ、政府が掲げる「2025年に4割程度」の達成にじわじわと近づいている。

【関連画像】コジカは手数料を抑えて電子マネーを提供している

 ただ、QRコードを使ったスマートフォン決済は今年、普及の正念場を迎える。スマホ決済の大手が加盟店の開拓を優先して無料にしてきた決済手数料を有料化するからだ。

 決済事業者はユーザー獲得などに費やした先行投資を回収する必要があるが、「有料になるならやめる」(中小小売店の関係者)との声が漏れる。加盟店を引き留められるのだろうか。

 決済手数料とは、電子マネーやクレジットカード、スマホ決済サービスを提供する事業者が、導入した加盟店から得る手数料だ。

 例えば、Suicaなど交通系電子マネーは3.25%(米Squareの場合)、楽天ペイは3.24%。今年有料化を予定するLINE Payは10月から2.45%、メルペイは7月から2.6%となる。PayPayは10月に有料化を検討し、料率は未定としている。

 クレジットカードは導入店舗ごとに与信を判断するため、1〜6%程度と幅がある。経済産業省が18年4月にまとめた「キャッシュレス・ビジョン」によれば、中央値は3.00%となっている。

 19年の消費増税に伴う「キャッシュレス決済・ポイント還元事業」では、キャッシュレス事業者は決済手数料を3.25%まで抑えることが参加要件だった。還元事業は20年6月に終了したが、3.25%が一つの目安になり、今に至る。

 しかし、この水準でも中小企業には苦しい。中小企業実態基本調査(2019年度決算実績、速報)によると、スマホ決済が得意な少額決済が多い小売業の経常利益率は1.5%、宿泊業・飲食サービス業も同じく1.5%にとどまる。クレジットカードに比べて初期コストが低いことを売りに導入を訴えてきたスマホ決済事業者だが、有料化が進めば、決済回数が増えるたびに、利用者の利益が目減りしていってしまう。

 ある小売店の関係者は、「事前にチャージして使う前払い式が多いスマホ決済は、クレジットカードのように与信コストが必要ないから有料になるにしても、それより安くしてほしいと話したが反応は芳しくなかった」と明かす。

4454チバQ:2021/06/03(木) 11:58:02
●「手数料10分の1」を実現したスーパー連合

 相次ぐ有料化でスマホ決済大手からの離脱が増えれば、独立系キャッシュレスが注目を集めるかもしれない。中堅・中小スーパーを運営する約200社が加盟するシジシージャパン(CGC、東京・新宿)が開発したカード型電子マネー「CoGCa(コジカ)」はその一つといえそうだ。

 コジカは15年3月にスタートした。当時主流だった鉄道会社や大手スーパーの汎用的な電子マネーはタッチするだけで支払いができる便利さから来店客からの導入希望の声が寄せられていたが、決済手数料はクレジットカード以上。「手数料が高い」という加盟スーパーの不満を受け、コジカの手数料は他のキャッシュレスの10分の1程度に抑えた。

 その要因は、ポイント還元制度を設けていない点だ。ほかの電子マネーやスマホ決済と違って還元に必要な原資が手数料に反映されていないため料率が低い。還元は必要なら、加盟スーパーが個々に実施する。

 CGC関連会社のエス・ビー・システムズの堀内秀起カード事業推進リーダーは「コジカの利用率が高まっても加盟スーパーに負担をかけないことを最優先にした」と話す。

 キャッシュレス普及の壁とされる加盟店への入金方法も独特だ。ほかの汎用的なキャッシュレス決済では、ユーザーが支払った額が店舗に入金されるまで15〜30日かかり、加盟店の手元資金が心もとなくなる。コジカは店舗でチャージをするのが基本で、店舗がチャージ金を預かる。その預かり金と利用額を精算するため、キャッシュフローに大きな影響はない。

 そもそもQRコード決済は、スーパーの店舗運営にとって課題が大きい。スマホのアプリを立ち上げ、レジでコードを読み取る一連の流れは、タッチするだけで済むカード型電子マネーに比べて手間だ。また、来店客がレジに設置したQRコードを読み取って代金をアプリに入力する場合、来店客が入力した数字を従業員が確認しづらいという課題もある。

 野村資本市場研究所の淵田康之シニアフェローは「無料期間中にキャッシュレスを導入した実店舗はコロナで非常に苦しい。無料期間終了が迫り、キャッシュレス普及に向けて、これからが正念場だ」と指摘する。

 少額決済が中心のスマホ決済事業者は、スーパーやコンビニを重視しているが、有料化で離反を招けば大きな痛手となる。コジカのような手数料を抑えたシステムが増えれば、そちらに流れる可能性がある。コジカは、スーパーが安価に利用できるスマホアプリも検討している。

4455チバQ:2021/06/03(木) 11:58:46
手数料に見合う「納得」
 キャッシュレス決済が伸び続けるかどうかの分水嶺を迎える中、米国にヒントがみえる。小売りや外食など幅広い業態に決済システムを提供する大手のSquareだ。

 Squareはガラス工芸家のジム・マッケルビー氏が自分の作品を販売する際、クレジットカードでの支払いを受け付けられず、販売機会を逃したことをきっかけに設立した。「Squareの存在意義は、中小企業や十分なサービスを受けられない人々が経済活動に参加できるようにすること」(Squareゼネラル・マネージャーのデイビッド・タラック氏)として、決済だけでなく従業員の給与支払い、顧客管理など経営支援につながるサービスへと領域を広げてきた。

 その柱の一つが、事業者向け融資だ。日々の売り上げを基に借入可能額を自動ではじき出し、事業者は最短、翌日に融資が入金される。返済額も売り上げが少ない日は少なく、多い日は多くなる仕組みだ。伝統的な金融機関の融資審査が画一的な一方、店舗の実情に鑑みて資金を融通しており、女性など「マイノリティー」が経営する事業者への融資比率が高い。

 このように単に支払い機能だけでなく、加盟店が納得しやすい付加価値の提供にまで踏み込めば、自然とキャッシュレス普及率も高まっていくだろう。

 大規模還元や手数料ゼロをうたって、勢力を広げる第1幕は終わった。物珍しさやコストの低さで利用してきたユーザーや加盟店も、使い続けるメリットが薄まれば根強い現金信仰に押し戻される恐れがある。キャッシュレス決済を軸に、付加価値をいかに高めていくか。次の競争が始まっている。

鷲尾 龍一

4456チバQ:2021/06/05(土) 12:44:58
https://www.asahi.com/articles/ASP6175CQP61TIPE00L.html
緊急事態宣言逃れ北九州→下関 「越境飲み」に店主苦悩
会員記事新型コロナウイルス

貞松慎二郎、寺島笑花、小川裕介2021年6月2日 7時00分
 新型コロナウイルスの感染拡大で福岡県に出ていた緊急事態宣言が1日、延長された。酒類やカラオケを提供する飲食店への休業要請が20日まで続く。そんななか、関門海峡を挟んで隣り合う山口県下関市では、酒場を求め、北九州市から海を越えて訪れる人が後を絶たない。

 JR下関駅そばの繁華街、豊前田(ぶぜんだ)。福岡県で5月12日から続いていた緊急事態宣言の延長が決まった翌日の29日夜、屋台風居酒屋「みすず」には北九州市から来たという客がいた。

 介護職の男性(29)は下関市在住の友人と飲むために来店した。「約1カ月、外で飲めなくて我慢していた。地元は開いている店がほとんどないし、開いていても午後8時で閉まる。宣言が延長されて、またしばらく飲めないと思うときつい」。店主の湊(みなと)幹郎さん(66)は「お客が悪いとは思っていない。北九州市とは県が違うだけで生活圏は同じ」と理解を示す。

 北九州市と下関市の間は通勤や通学で1日1万人近くが行き来している。JR小倉―下関間は2駅。下関で飲んだ客は午前0時前の最終電車で戻るか、タクシーや運転代行を利用して海を渡る。繁華街のコインパーキングには、県外ナンバーの車が目に付く。

 ソフトバンクの子会社アグープのデータをみると、下関駅周辺の土曜午後9時台の人出は、福岡県に飲食店への営業時間短縮要請と宣言が出される前の4月17日と比べて、5月22日が1・35倍、29日も1・41倍に増えていた。

 福岡県では休業要請に応じた飲食店に協力金が出るが、山口県は出ない。熊本県では、福岡県に近い有明保健所管内で酒類を提供する飲食店に時短営業を求め、協力金を支給している。湊さんは「なぜ同じようにできないのか。あまりに不公平だ」と憤る。

 5月に下関市で確認された新…

4457チバQ:2021/06/07(月) 11:28:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/3143084b1c826f75e8b317dd957b9c074c666129
肩ぶつかるほど混み合う…大阪の繁華街に集まる人・人・人「仕事で土日しか遊べないから」
6/7(月) 6:57配信

読売新聞オンライン
緊急事態宣言延長後、初の日曜日を迎えた心斎橋筋商店街(6日午後2時55分、大阪市中央区で)=原田拓未撮影

 大阪、東京など9都道府県で緊急事態宣言が延長されて初の日曜日となった6日、関西や中国の5府県では、先月よりも人出が増える地点が目立った。

(写真:読売新聞)

 スマートフォンの位置情報から滞在人口を推計するNTTドコモの「モバイル空間統計」で6日午後3時台の人出と、5月の日曜日の同時間帯の平均を分析した。

 関西3府県では、大阪・梅田が34%増、難波は28%増だったほか、JR京都やJR三ノ宮両駅も2〜3割増えた。中国2県は、JR岡山駅が1割増えたが、JR広島駅は13%減だった。

 大阪府では延長期間に入った1日以降、平日に限り大規模商業施設などは時短営業が可能になった一方、土日は休業要請を継続中だが、人出の増加によるリバウンド(感染の再拡大)が懸念される。ミナミの心斎橋筋商店街は互いの肩がぶつかるほど混み合っていた。友人と遊びに来た大阪府和泉市の飲食業男性(24)は「仕事で土日しか遊べない。感染状況が落ち着いてきたので、3か月ぶりに出歩いた」と話した。

4458チバQ:2021/06/15(火) 09:36:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/01b08e8a7d9880c23d7358e155eb124ff8af5e94
東京と大阪、緊急事態解除後も酒の提供制限へ 重点措置に変更検討
6/15(火) 5:00配信

朝日新聞デジタル
G7サミットを終え、首相官邸に到着した菅義偉首相=2021年6月14日午後3時37分、東京・永田町、上田幸一撮影

 政府は20日を期限に10都道府県に出している新型コロナ対応の緊急事態宣言について、解除する方向で検討に入った。東京や大阪は、宣言に準じる「まん延防止等重点措置」に切り替え、飲食店での酒類の提供などは制限を続ける考えだ。専門家の意見を聴いた上で、了承が得られれば今週後半に決定する。

 複数の政府関係者が明らかにした。14日の新規感染者数は東京が209人、大阪が57人だった。東京の感染状況の指標はすべて、宣言発出の目安となる「ステージ4」(感染爆発)を脱している。

 ただ、専門家からは、宣言解除には「ステージ3に入り、2の方に安定的に下降傾向が認められることが非常に重要だ」(尾身茂・政府分科会会長)との指摘が出ている。東京の人出は増加傾向にあり、政府は7月23日に開会する東京五輪に向け、感染再拡大を強く警戒する。

 このため、政府は宣言を解除しても、重点措置を適用することで一定の感染防止対策を継続する考え。閣僚の一人は「緊急事態宣言並みの強い制限がある重点措置はあり得る」と話す。首相官邸の幹部は「対策が緩んではいけない」といい、感染の「急所」とみる飲食店への規制は続ける方向だ。現在、事実上禁じている酒類の提供は、継続か午後7時までとする案などが検討されている。

 政府は、東京、大阪以外の8道府県の宣言についても、重点措置に移行するか解除とする方向で検討する。ただ、沖縄県は病床使用率が96%と高止まっているため慎重に判断すべきだとの声もある。沖縄県の専門家会議は14日の会合で、宣言の2週間延長を要請すべきだとの意見で一致。県は近く方針を決める。

 政府は感染状況の推移を踏まえて専門家に諮問し、了承されれば週内の対策本部で決定する方針だ。(西村圭史、森岡航平、石川友恵)

朝日新聞社

4459チバQ:2021/06/16(水) 00:27:21
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/759836?yahoo=y&utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
沖縄のショッピングセンター、コロナ禍の消費低迷でテナント流出がとまらない
2021年5月26日 08:07
 沖縄県内の大型商業施設でテナントの撤退が止まらない。イオンモール沖縄ライカムは4〜5月で24店舗が閉店する。パレットくもじも複数店舗の退去が決まっている。新型コロナウイルスのまん延による消費低迷が長引き、運営が持ちこたえられなくなった店舗が増えている。市場が小さく、離島県で輸送費のかかる沖縄は、県外大手にとってコスト削減の対象になりやすいといい、施設管理者は「撤退は今後も増えていくだろう」と嘆息する。

 イオンモール沖縄ライカムから、5月に撤退したお土産品店は、2020年度の売り上げが前年度比7割減。人員を半分の3人にするなど経費削減に努めたが、担当者は「店舗を開ければ開けるほど赤字になる状況が続いていた」と閉店を決めた理由を話した。

 別の店舗はコロナの影響で、家賃より売り上げが下回る状況が続いていたと吐露。「契約更新のタイミングで撤退を決めた。他のテナントも契約満了を機に閉店を決めたのだろう」と予想した。

 イオンライカムは2019年のリニューアルオープン時点で約240店舗入居していた。閉店した店舗の担当者は「観光客向けの店舗などの撤退が相次いでいる。店舗数は相当減っている」と話した。イオンライカムは、新たな入居者を募り、空き店舗を埋めている。担当者は「新規入居者の募集を続けていく」と話した。

 サンエーは、パルコシティ以外の県内に展開している全店舗に700以上のテナントが入居している。今年に入り、空き店舗は1桁台で推移しているが、2020年は例年の3倍近くの入れ替えがあった。

 担当者は「コロナの影響で閉店も多いが、売り上げが堅調な業種を中心に売り場を広げたり、『巣ごもり需要』で集客力のある食料品のテナントの入居を増やしたりして対応している」と説明した。(政経部・又吉朝香)

4460チバQ:2021/06/16(水) 13:37:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/72ca2af5b35c254812e95af019021bace598fe16
“酒NG”の行方は……政府内からも「非現実的」「不公平を助長」と疑問の声 提供店“続出”でシフト?
6/16(水) 10:22配信


日本テレビ系(NNN)
緊急事態宣言の期限が迫る中、「酒の提供自粛」の扱いも議論に

緊急事態宣言の対象地域の現状は改善しているように見えますが、政府は慎重に分析し、17日にも延長の要否を判断する見通しです。並行してせめぎ合いが激しくなっているのが、「酒提供」の扱い。政府内にも「非現実的」という声がありますが、その行方は―。

■感染・病床は改善…「宣言」解除に?
「宣言」発出地域の新規感染者数や病床使用率の状況

有働由美子キャスター
「緊急事態宣言がどうなるのか。そのカギになる指標が、発出されている10都道府県の最近1週間の新規感染者数(人口10万人あたり)と、病床使用率です」

「内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室によると、14日時点で、爆発的な感染拡大を意味する『ステージ4』は、病床使用率でみると沖縄(93%)と愛知(50%)が当てはまります。新規感染者数で見ると、沖縄のみが『ステージ4』です。こうして見ると、感染や病床の状況も改善してきていると言えそうですが、解除になるのでしょうか?」

■“酒NG”に政府幹部「現実的でない」
政府関係者からは「条件付きで酒の提供を再開した方がよいのでは」との声も

小野高弘・日本テレビ解説委員
「政府は、早ければ17日にも解除するかどうかを決めたい考えです。ただ、今政府が困っているのが、お酒の扱いです」

「政府関係者からは『もう提供している店は多い。非現実的な制限を続けても、不公平を助長するだけだ。ならば時短や店内の感染対策の徹底など条件付きで再開した方がよいのではないか』という声が上がっています。14日夜の東京・渋谷の様子を見ても、いくつもの店でお酒を提供していました」

有働キャスター
「渋谷もほとんどのお店がお酒を出すのを堪えている中で、出すお店があると、飲んでしまう人も出てきていますね」

小野デスク
「こういう状況を踏まえ、自民党幹部からは『20時まで提供可能にすれば飲食店は回るようになるという意見が強いみたいで、一律禁止ではなくてそういう方向になるのではないか』という声が聞かれました。感染拡大を抑えることだけ考えればお酒はNGにしたいところなのですが、現実的ではないと考える政府幹部が出てきています」

有働
「厳しくして守らない人が大勢出るよりは、みんなが守れるルールにしよう、ということですよね」

小野
「その一方で、緊急事態宣言を解除して『まん延防止等重点措置』になったとしても、酒の提供自体を引き続き制限すべき、という意見もあります。政府としては感染状況をよく見極めて専門家の意見を聞いた上で、今後の方針を決める考えです」
■落合さんに聞く 「酒再開」の現状
落合陽一・筑波大学准教授

有働
「政府の要請を、だんだんみんなが聞かなくなってきた今の状況をどう考えますか?」

落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)
「もし『延長する』と17日に言っても、何も変わらなそうというか、今開いている飲食店も何も変わらない対応になりそうです。お店もお客さんも、そろそろ限界状態に達していて、(緊急事態)宣言が、意思決定や行動の変容に影響を及ぼさなくなってしまったのは、すごい状態だなと思います」

有働
「宣言を解除するとして、また感染者が増えた時に、私たちは何を、どう考えれば良いでしょうか?

落合「行動抑制はもう限界で厳しそうなので、ここから先は『早くワクチン打ってください』ということを、インセンティブをつけるなどして、加速していく方にシフトしていく方が良いかなと思います」

有働
「インセンティブとは、例えば?」

落合
「例えば、宝くじをもらえるみたいなことが海外でやられていましたが、何らかのポイントが付与されるとか、プラスのインセンティブをつけるのが良いのかなと思います」

有働
「お酒を出したい、お酒を飲みたいという人たちの気持ちも、すごくよく分かるのですが、結局また(感染者が)増えると、飲食店や飲みたい自分たちの首を絞めるわけですから、とにかくどんな行動を取る時でも、感染対策はしっかりしたいですよね」

(6月15日『news zero』より)

4461チバQ:2021/06/17(木) 21:58:40
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210616k0000m040044000c.html
自粛「これ以上無理」 カラオケスナック、再開期待し準備
2021/06/16 10:33毎日新聞

自粛「これ以上無理」 カラオケスナック、再開期待し準備

誕生会の予定をボードに書き込み、再開準備を進める河口喜代子さん=埼玉県ふじみ野市で2021年6月11日午後0時26分、鷲頭彰子撮影

(毎日新聞)

 新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が、20日に再延長期限を迎える。適用区域の飲食店では、午後8時までの営業時間短縮と酒類提供・カラオケ機器使用の終日自粛などの要請が約2カ月間に及び、「これ以上は無理」「もう限界だ」との声が上がる。埼玉県は21日以降の感染対策のあり方について、政府と協議して週内にも決める方針だ。【鷲頭彰子、岡礼子】

 スナックなどが建ち並ぶ、ふじみ野市の上野台銀座商店街。カラオケスナック「ファンタジー」では6月11日、薄明かりの静かな店内で、経営する河口喜代子さん(71)が店内の改装作業をしていた。「これ以上の延長は無理。歌は高齢者の健康にも役立っていた。高齢のお客さんが1人で家に引きこもっていないか心配だ」と話す。

 通常は正午に開店し、午後6時までが昼の部、同6〜12時までが夜の部として営業している。重点措置適用を受けて休業した。「お酒を飲んではいけないならウーロン茶でもいいけど、『歌ってはいけない』というのはどうにもならない」とため息をつく。

 ステージの端から端まで透明のシートを張り、県に感染対策を認証された。マイクにカバーを装着し、歌うごとに消毒もしている。「ステージでしか歌ってはいけないと言っているし、デュエットも禁止、マスクもしている。でも、歌うことを解除してくれないとやっていけない」

 客層は団塊世代が中心。「みんなから歌を褒められると喜ぶし、外に出かけるのだから、おしゃれもする。(常連で)1週間顔を見ない人がいたら、心配で『大丈夫?』と必ず電話していた。デイケアみたいなところもあった」と振り返る。

 閉店中の店で片付けなどをしていると、「まだやってないよね」とふらりと訪れる客もいる。そんな時は「一人カラオケで練習するなど歌を忘れないで」と声をかけるという。

 これまでの2度にわたる緊急事態宣言などで売り上げは通常と比べ40%程度になった。スタッフに休んでもらい、協力金などで家賃等はやりくりできた。「飲食店は協力金がもらえるからまだましだけど、酒屋さんなどは本当に厳しいと思う」

 21日の再開に向け、毎月行っていた誕生日パーティーの予定を店のボードに書き入れた。「うちは絶対に対面には座らせない。飛沫(ひまつ)防止シートも手作りして、二酸化炭素測定器、空気清浄機も新たに設置する。お客さんが集い、楽しめる場を何とかつくりたい」と前を見据える。

 県社交飲食業生活衛生同業組合の西谷真也理事長は、県の感染対策認証制度である「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」について「きちんと感染対策をすればお酒を出せるかもしれないという期待もあって、みんな頑張った」と明かす。だが、酒類提供の終日自粛要請は、認証店も含めて適用区域内の全飲食店に及んだ。「実質的には休業しろと言われているのと同じだ。このままでは従わない店が出かねない。度重なる延長でもう限界だ」と話し、県の判断を注視する。

4462チバQ:2021/06/17(木) 21:58:52

 ◇協力金増額、改めて要請へ

 県は時短営業や酒類提供自粛に応じた店舗への協力金について、6月1日以降、下限額を1日4万円から3万円に切り下げた。国の支給方針が変更された際、県が独自に行ってきた経過措置を取りやめたためだったが、飲食店や一部の県議は反発。大野元裕知事は、改めて国に協力金増額を求めるとしている。

 県は国の通知に従って協力金の額を決めており、財源に国の臨時交付金を充てている。1月の2回目の緊急事態宣言時は1店舗あたり一律1日6万円だった。しかし、小規模店で手厚くなるなどの不公平感もあり、国は4月、売上額に応じて3万〜10万円を支給する形に改定。その上で経過措置として、4月に重点措置が適用された区域では下限を1万円引き上げ、4万円にした。県内では5月11日まで下限額が4万円になった。

 重点措置はその後、5月31日まで延長された。協力金の下限額も3万円になることが延長決定直前に国からの回答で判明したが、県は周知期間が足りないと判断。独自に1万円を上乗せした。ただし、この経過措置は1回限りで、6月1日以降は国の方針通り1日3万円に切り下げた。

 5月31日の県議会臨時会では、県議から「事業者に寄り添っているとは思えない。上乗せを改めて検討する必要があったのでは」などと異論が相次いだ。大野知事は「中小事業者に影響が大きい(国の)引き下げ決定には疑問が残る。引き下げを改めるよう、引き続き要望する」と答弁している。

4463チバQ:2021/06/18(金) 20:03:18
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-111394.html
酒類提供は対策店のみ19時までOK、最大2人で90分以内 小池都知事 まん延防止重点措置へ移行後
2021/06/18 18:40東京新聞

酒類提供は対策店のみ19時までOK、最大2人で90分以内 小池都知事 まん延防止重点措置へ移行後

会見する小池都知事

(東京新聞)

 東京都の小池百合子知事は18日夜の臨時記者会見で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言からまん延防止等重点措置への移行に伴う酒類提供について、感染対策の認証を受けた飲食店約11万店舗に限り、午前11時から午後7時まで認める方針を表明した。

 この緩和措置は、まん延防止措置が適用される21日から7月11日までで、対象地域は都内23区と、檜原村、奥多摩町を除く多摩地域の市町。小池知事は「都の18日の新規感染者は453人と下げ止まっている。繁華街の対流人口も増加傾向が続いている」と強調。入店は1グループ2人までで、滞在時間は90分を限度とし、午後8時閉店とカラオケ設備の利用自粛の要請は維持する。小池氏はさらに「感染状況が悪化して、再びステージ4が視野に入った場合は、酒類提供を直ちに全面提供禁止を要請する」と述べた。

4464チバQ:2021/06/18(金) 20:33:26
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/region/kahoku-20210617khn000031.htmlマスクなし会食、カラオケ熱唱 解放感に浸る酔客 宮城全域で時短解除
2021/06/18 06:00河北新報

マスクなし会食、カラオケ熱唱 解放感に浸る酔客 宮城全域で時短解除

通常営業に戻った飲食店。マスク会食は浸透していない=16日夜、仙台市青葉区(写真の一部を加工しています)

(河北新報)

 仙台市青葉区の酒類提供店などへの時短営業要請が13日夜で終了し、約2カ月半ぶりに宮城県内全域の飲食店が通常営業に戻った。県はリバウンド(感染再拡大)防止徹底期間を7月11日まで延長。県民に飲食時の感染対策の継続を呼び掛けるが、解放感による気の緩みが目立ってきた。
(報道部・大橋大介、岩田裕貴)

■マスク会食浸透せず

 通常営業初日の14日、青葉区一番町のすし店で会社員の男性4人組が午後7時から酒席を開いた。個室で約3時間半、歓談したが、マスクは全員外した。
 「マスクをしていたら、まともに会話できない。知り合いだから安心だ」。参加した男性(41)が悪びれずに言う。
 県はリバウンド防止徹底期間中、「マスク会食」「大人数(5人以上)や長時間の飲食自粛」「飲食店でのカラオケ自粛」などを要請している。だが、応じる酔客や飲食店は少ない。
 JR仙台駅西口周辺の居酒屋で15日、友人と約3時間過ごした専門学校生の男性(21)も「マスクは邪魔」と言い切る。「仙台の感染者は減っているので不安はない」という。
 店側は「見て見ぬふり」の構え。青葉区国分町にある居酒屋の男性店員(24)は「お客さんに注意したことは一度もない。気持ち良く飲んでいる時に『マスク着けて』とは言いにくい」と明かす。

■県はリバウンド警戒

 飲酒できる時間が延びたことで飲み過ぎたり、羽目を外したりする酔客の姿は確実に増えた。
 「時短解除はありがたい!」。15日午後10時ごろ、仙台駅西口近くで、酔いつぶれた仲間を抱えた男性(25)は楽しげな声を上げた。いずれも20代で会社の同僚の男女数人が傍らではしゃぐ。6人で午後5時に飲み始め、3次会の店を探していたという。
 カラオケ好きの我慢も「決壊」した。太白区の男性会社員(50)は同僚ら5人と飲み、2次会は国分町のスナックへ。宮城ゆかりのバンド、ハウンドドッグの代表曲「ff(フォルティシモ)」を熱唱し「久々に歌えて満足」と上機嫌だった。
 自粛要請などは店側に十分届いていない。14日にカラオケ設備の利用を再開した一番町の居酒屋の女性経営者(79)は「今日から気兼ねなく歌える」と誤解していた。
 前回2月の時短要請解除後は感染者ゼロの日もあったが、飲食店の政府支援策「Go To イート」の再開などを経て、3月にリバウンドが起きた。村井嘉浩知事は記者会見で「また感染の波が来る。波を低く抑えるか、高くしてしまうかは県民の協力次第」と繰り返し訴える。

4465チバQ:2021/06/19(土) 22:04:34
https://mainichi.jp/articles/20210618/k00/00m/040/402000c
東京の百貨店など2カ月ぶり土日も全館営業に 緊急事態宣言解除
社会

速報
毎日新聞 2021/6/18 21:39(最終更新 6/18 21:39)
 21日から新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が適用される東京都。18日の都の発表によると、23区を含む対象地域では緊急事態宣言下の措置が一定程度緩和され、百貨店などの大型商業施設は約2カ月ぶりに土日も全館で営業できるようになる。

 都は21日以降、床面積1000平方メートル超の百貨店やショッピングセンター、スーパー銭湯などについて、生活必需品を扱う施設・売り場を除き、引き続き午後8時までの営業時間短縮を求める。1000平方メートル以下の施設には、同様の時短について協力を依頼する。


 大規模イベントは、会場内で大声が生じるかどうかで入場者の上限に差をつけ、午後9時までの時短を求める。ロックコンサートやスポーツイベントなどは、収容人数が1万人以下の場合は定員の半分が、1万人超であれば5000人が上限に。クラシック音楽会などは、収容人数が5000人以下の場合は収容定員が、5000人超であれば5000人が上限となる。

 劇場や展示場、テーマパーク、ゴルフ場やボウリング場、博物館などに原則として午後8時まで、映画館には9時までの時短を引き続き要請。1000平方メートル以下の各施設には、同様の時短への協力を依頼する。


 今回の宣言は東京など9都道府県で20日をもって解除され、このうち7都道府県はまん延防止措置に移行する。埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県はまん延防止措置が延長された。期限はいずれも7月11日。【内橋寿明、井口慎太郎】

4466チバQ:2021/06/20(日) 08:54:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/477492ba791888fcc6609a33b2c579dd9f9317b5
酒提供、感染再拡大を招くと再三強調したが…吉村知事「迷いに迷って」方針転換
6/19(土) 6:31配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が20日で解除されるのに合わせ、大阪府の吉村洋文知事が18日、条件付きで酒の提供を解禁することを決めた。酒の提供は感染の再拡大を招くと再三繰り返してきたが、売り上げが激減した飲食店の苦境は深まっている。板挟みで悩んだ末に、方針を転換することになった。


 「迷いに迷って、いろんな人の意見も聞いて判断した」。宣言解除後の対応を決めた18日の対策本部会議後、吉村知事は記者団に心境をこう打ち明けた。

(写真:読売新聞)

 吉村知事が決めたのは、酒の提供は府の認証制度を申請した飲食店に限り、「まん延防止等重点措置」の対象区域とする府内全33市で午後7時まで、対象外の10町村でも午後8時までとすることだった。客の数は1グループ「2人以内」というルールも設ける。

 当初は、宣言が解除されても酒類提供の中止を続ける方針だった。前回の宣言が解除された3月1日以降、大阪市内の飲食店に営業時間の短縮などを要請したが、変異ウイルスの影響もあって感染者の拡大は抑えられず、医療逼迫(ひっぱく)を招いた苦い経験があるからだ。

 大阪市の松井一郎市長から「食文化へのダメージが大きすぎる」と指摘されても、意見を曲げなかった。

 考えが揺れ始めたのは、16日夜、政府が酒類提供を認める方針を打ち出すという情報が伝わってからだ。当初は17日に宣言解除後の対応を決める予定だったが、「政府方針を確認する」として1日先延ばしにした。

 「酒の自粛が続けば、まじめに感染対策を取ってくれている店はこれ以上、もたないんじゃないか」。吉村知事は周囲にこう漏らし、どんな条件なら酒の提供を認められるかを模索する方向にかじを切った。

 事務方の原案では、酒の提供を認める客の数は政府の要件と同じ「4人以内」だったが、吉村知事は「4人だと大声でしゃべることになる」と懸念を示し、「2人以内」に厳しくすることが決まった。酒の提供を「原則自粛」としたのも、吉村知事の意向を受けたものだ。

 前回の宣言時、全国に先駆けて政府に解除を要請した吉村知事は今回、「気の緩みにつながる」として解除は求めない一方で、酒の提供を認めるという政府方針に合わせる形となった。

 吉村知事は記者団に「これが正解というわけではないが、今、取り得るベターな案ではないかと思う」と吹っ切れた表情で語った。

4467チバQ:2021/06/20(日) 18:35:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/596900293822bef64515aee3b00fe39f8549204b
大阪の百貨店や映画館、土日再開へ 動物園は2カ月ぶり
6/20(日) 18:03配信
 緊急事態宣言の期間が20日で終了することを受け、大阪の主な商業施設や映画館などでは平日に加えて土、日曜の営業も再開する方向だ。ただ、新型コロナウイルス対策を踏まえ、営業時間の短縮などが続く。

 阪急阪神百貨店は「阪急うめだ本店」「阪神梅田本店」(いずれも大阪市)などで26日から土日も全館営業を再開する。土日は食料品や化粧品売り場、レストランなど以外は休業していた。近鉄百貨店の「あべのハルカス近鉄本店」や大丸松坂屋百貨店の心斎橋店や梅田店(同)、高島屋の大阪府内の店舗も同様の対応をとる。

 JR大阪駅に直結する大型複合施設「グランフロント大阪」も一部を除いて土日の営業を再開する。近くの地下街「ホワイティうめだ」も土日を含めて営業を再開。酒類の提供は店舗ごとに対応するという。

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)も26日から土日の営業を再開する。今月1日から平日のみ入場者を5千人に絞って営業を再開していた。土日も同様の人数制限を設ける予定という。

 営業時間は、6月の平日は午前10時〜午後6時で、26、27日は午前9時〜午後6時。7月は1〜16日の平日は午前10時〜午後7時で、土日祝日と19日以降の平日は午前9時〜午後7時とするという。

 月、火、金曜に限って営業してきたひらかたパーク(大阪府枚方市)も、26日からの土日営業を再開。入園者数の上限は5千人とし、オンラインチケットサイトで日付指定券を販売する。水、木曜と28日〜7月2日は休園する。

 4月24日から休園していた天王寺動物園(大阪市天王寺区)は、22日から約2カ月ぶりに営業を再開する。土日祝日の入園は当面、原則インターネットでの予約制とし、1日8千人ほどに制限する。感染対策のため、動物とのふれあい体験など一部のイベントは中止する。年間パスポートの期限は休園期間に合わせて延長するという。

朝日新聞社

4468チバQ:2021/06/22(火) 09:45:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/00cd44f421cb75702bb5b2974cee7f0ecc6c0c5d
久々のお酒に歓喜と困惑 2人か1人か分かれた対応、県境の街は?
6/21(月) 20:22配信

朝日新聞デジタル
東京・赤羽の一番街商店街では、この日から条件付きで酒類提供を再開した店に、日中から続々と客が足を運び、テラス席を埋めていた=2021年6月21日、東京都北区赤羽1丁目、山口啓太撮影

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が解除された7都道府県は21日、宣言に準じる「まん延防止等重点措置」へ移行。首都圏の3県では措置が延長された。東京では約2カ月ぶりに飲食店で酒類提供が「解禁」されたが、客は同一グループで2人、90分以内などといった条件付き。店や利用客には歓迎と困惑の声が入り交じった。

 千円札で酔っ払える「せんべろ」で有名な東京・赤羽。居酒屋のテラス席では日中から埼玉県加須市の30代の会社員女性が、同僚とお酒を楽しんでいた。「盛り上がってくる90分後に切り上げろと言われたら結局、次の店を探すだけ。どこまで感染予防になるのかは疑問です」

 ある居酒屋では、3人組みの客に2人と1人に分かれて座ってもらう提案をした結果、入店を断念されるなど、都の条件が足かせになった。男性店長(35)は「酒を出せるのはありがたいが、売り上げが回復するかは未知数」という。

 赤羽から荒川を越えた先のJR川口駅。埼玉県では、さいたま市と川口市の酒類提供の条件は「1人飲みか同居家族」だ。「角打ち 新井商店」を訪れた会社員男性(55)は「外で飲めるのは良い」と満足げ。一方で、50代のアルバイト女性は「2人で飲みたい人は、隣だし赤羽に行くんじゃない」とつぶやいた。

 駅付近で居酒屋を経営する30代男性は客が同居家族かどうかを見分けることは難しいという。「条件に反していても、酒を頼まれたら断りにくいというのが本音」と明かした。

朝日新聞社

4469チバQ:2021/06/22(火) 09:47:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c13367aff3fe3c2e1f40fcc9cf85fbc79e1b539
「同居家族ですか」客に確認なんて不可能…まん延防止延長、困惑する飲食店
6/22(火) 9:15配信
読売新聞オンライン
酒のボトルを並べ、客を迎える準備を進める居酒屋のオーナー(21日、さいたま市大宮区で)

 埼玉県内に適用されている新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」は、21日から7月11日までの延長期間に入った。措置区域はさいたま市と川口市に縮小され、この2市にある飲食店でも県の認証を受けていれば、午後7時まで酒類提供が認められるようになった。県は、飲食での滞在は「90分以内」とするよう求めている。

 ただ、提供できるのは「1人」の客か、「同居家族」同士の客に限られ、県はその見極めを飲食店側に委ねている。このため店からは「お客さんに『1人ですか』『同居家族ですか』なんて、確認できない」と困惑の声が上がっている。

 「少しの時間でもようやくお酒を出せる。本来の居酒屋の姿に戻れる」。さいたま市大宮区の繁華街「南銀座」の居酒屋のオーナー(37)は、酒類提供ができるようになったことを喜んだ。一方で「なぜ1人客か家族同士だけなのか。県から納得できる説明がほしい」と話した。

 川口市のタイ料理店の店長(65)は「お客さんに逐一、同居する家族かどうか聞くなんて、申し訳なくてできない。県には、お客さんを大切にしている現場の苦労をもう少し想像してほしかった」とため息をついた。

 県によると、酒類提供の対象として、特に「同居家族」と規定することには、県内部にも慎重論があったという。県の担当者は「県としても店側に確認作業などの負担をかけたくない。同じユニホーム姿の大人数グループで宴会をしているなど、明らかに同居家族のみではない場合に協力をお願いしたい」としている。

4470チバQ:2021/06/29(火) 22:04:10
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/561056?rct=n_major
札幌中心部、戻る人出と緩む警戒 酒類提供影響か、市は危機感
06/29 14:10 更新
札幌中心部、戻る人出と緩む警戒 酒類提供影響か、市は危機感
札幌中心部、戻る人出と緩む警戒 酒類提供影響か、市は危機感
緊急事態宣言解除後の週末、札幌市中心部で行き交う市民ら=27日午後(大石祐希撮影)
 道内が新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置に移行し、重点措置地域となった札幌市では、市中心部の人出が緊急事態宣言発令初日と比べて1〜2割増加している。市内の飲食店が制限付きで酒類提供可能になったことなどが要因とみられ、札幌市は人出急増を警戒している。

 札幌市は、通信大手ソフトバンク子会社「Agoop(アグープ)」のデータを基に、JR札幌駅、市営地下鉄南北線すすきの駅、大通駅の人出を調査。曜日の影響を除くため、過去1週間の人出の1日平均人数の推移を算出した。

 それによると、緊急事態宣言が発令された5月16日と比べ、各3駅の人出は宣言期間中は一時1割超減った。その後、徐々に揺り戻し、まん延防止等重点措置に移った6月21日は、すすきの駅は宣言発令初日の水準を超え、大通駅は22日、JR札幌駅は24日にそれぞれ上回った。週末の26、27日はすすきの駅で2割増、JR札幌駅と大通駅で約1割増だった。

4471チバQ:2021/06/30(水) 12:09:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/63c4a3b926cf5bf872c14e9dc530afdf756c66af
福岡・行橋 マルショク30日閉店 買い物難民懸念、空き店舗課題
6/29(火) 18:49配信

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毎日新聞
30日に閉店するマルショク行橋店=福岡県行橋市大橋で2021年6月29日午後0時37分、松本昌樹撮影

 福岡県行橋市の中心商店街で60年以上にわたって営業を続けてきたスーパー「マルショク行橋店」が30日、閉店する。郊外型大型店の出店などで進んだJR行橋駅東口地域の空洞化を象徴する節目となり、地元住民や商店主の間には焦燥感や落胆の声が広がっている。

 マルショク行橋店は1958年、「行橋の台所」と呼ばれたえびす通り商店街の一角に開店。79年には商店街に京築地域唯一のアーケードが整備されるなど、80年代までは活況を呈したが、90年代に入ってからは郊外型大型店の出店やJR行橋駅高架化の影響などで駅東口商店街全体がにぎわいを失っていた。

 閉店の方針は2020年11月ごろ、地元住民らに伝えられた。高齢者の「買い物難民化」に危機感を持った商店街関係者は2月、営業継続を望む約3400人分の署名をマルショクを運営するサンリブ(北九州市)に提出したが、決定は覆らなかった。

 生鮮食品や日用品を買うため毎日のように利用するという近くの住民女性(79)は「開店当初から通う使い慣れた店。ここで生活する上での頼りだった。寂しい」と閉店を惜しんだ。関係者によると閉店後、新たに入居するテナントなどがなければ9月ごろから取り壊し工事を始め、更地にする予定という。

 市中心部では、駅前通り約550メートルの道幅を現在の12メートルから約2倍の22メートルに広げる計画が進んでいる。地元の新美夜古商店街振興組合の大水健二理事長は「せめて駅前通りの拡幅完了までは持ちこたえてほしかった。空き店舗対策とアーケードの維持が今後の課題だ」と話した。【松本昌樹】

4472チバQ:2021/07/03(土) 22:18:15

https://news.yahoo.co.jp/articles/e5c5ec052ab741d7513eb4bd2fcab80e347b11b9
県外客ばかりの日も…コロナ禍で増える若者酔客、深夜の騒音 宇都宮
7/3(土) 12:01配信

下野新聞SOON
若者の姿が多いオリオン通り=26日午後10時50分、宇都宮市江野町

 宇都宮市の中心部を東西に延びるオリオン通りの一部の店で酒に酔った若者が深夜に大声で騒ぐなどし、周辺の商店主や住民らが騒音被害に悩んでいる。コロナ対策で屋外席が増えた上、換気のために窓を開けている家や店が多く、騒音が広がる一因となっている。住民らから相談を受けた市は3月以降に計6回、店側に注意を促した。商店街関係者は「にぎわいが戻るのはありがたいが、治安悪化へ危機感が募る」と警戒している。


 週末の6月26日午後11時過ぎ、曲師町のオリオン通り。多くの若者が行き交い、数店の店先の屋外席で酔客がジョッキを傾ける。遠くで男性の罵声が聞こえ、バイクの爆音が響いた。

 近くに住む自営業女性(56)は「若者同士のけんかが多く、週末は特に騒々しい。未明に女性の叫び声で跳び起きた日もあった」と語る。国体を来年に控えた栃木県。「宇都宮は怖い、というイメージがついたら困る」と不安を口にした。

 昼間はシャッターが下りた飲食店が夜から営業を始める。

 ある商店主は「コロナ禍以降、夜の客層が中高年から若者に変わった。にぎわうのはありがたいが、けんかなどのトラブルが後を絶たない」と嘆く。

 別の飲食店主は「都内で緊急事態宣言が続いた影響か、県外客ばかりの日もあった」。周辺のコインパーキングは都内など県外ナンバーも目立つ。

 騒音問題に対応する宇都宮市環境保全課によると、飲食店でのカラオケなどに対して住民らから相談が寄せられている。担当者は「換気による音漏れに加えて、テレワークで自宅にいる時間が増え、音が気になる方が増えたのではないか」と分析し、店側に客への注意を促している。

 違法な客引きも見られるようになり、近くには小学校もある。宇都宮オリオン通り商店街振興組合の担当者は「経営不振になった店が撤退し、新たな店が出ることが繰り返されるうちに治安が悪化するケースが県外にはある」と説明。「オリオン通りがその流れに向かわないよう努めたい」とした。

4473チバQ:2021/07/08(木) 15:14:34
こいつに言われたくない感はあるが・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/19c4567df9f424f6a63b53997901b764251b9444
ワタミ会長「我々だけがずっと犠牲に」 東京都へ再宣言方針に
7/8(木) 11:51配信
毎日新聞
ワタミの渡辺美樹会長=東京都大田区のワタミ本社で2020年10月5日午前11時26分、町野幸撮影

 外食大手ワタミの渡辺美樹会長は8日、政府が新型コロナウイルス感染拡大を受けて東京都に4回目の緊急事態宣言を発令する方針を固めたことについて「お酒だけが原因とされ、我々だけがずっと犠牲になっている」と不満を述べた。政府の対策に関して、酒類提供の停止だけでなく「徹底したロックダウン(都市封鎖)の形を取ってほしい」とも述べ、人出が減らない中で酒類提供が制限されることに苦言を呈した。


 主力の居酒屋事業がコロナ禍で苦戦する中、東京都内で開いた持ち帰り中心のから揚げ専門店「から揚げの天才」の拡大戦略に関する発表会で発言した。

 政府は緊急事態宣言の発令地域では、飲食店に酒類提供の停止を求める。これまで午後7時まで酒類提供を容認していた「まん延防止等重点措置」の適用地域でも「原則停止」とし、知事の判断で緩和を可能とする。これらの地域で居酒屋などを展開する事業者にとっては制約が強まることになる。

 ワタミは国内に外食店舗438店を展開しており、まん延防止措置の適用地域を中心に8日現在、居酒屋90店が休業中。このうち緊急事態宣言が発令される東京都では、休業店舗を現在の36店から、発令後は70店に拡大する計画だ。

 政府は11日を期限にまん延防止措置を適用中の10都道府県のうち、北海道、愛知、京都、兵庫、福岡の5道府県は11日で解除する一方、埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県は8月22日まで期限を延長する方針。7日に920人の新規感染者数を記録した東京都については、8月22日を期限に4回目の緊急事態宣言を発令する方針。【松山文音】

4474チバQ:2021/07/09(金) 11:20:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/6498656b2adddda4eff9bf3dc96d12650a801798
「五輪やるのに」渦巻く怒り 飲食店、またも酒類制限へ 緊急事態宣言
7/8(木) 20:30配信
時事通信
五輪マークが掲示された東京・新橋の飲食店街=8日午後、東京都港区

 新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、政府が4回目の発令を決めた緊急事態宣言。

 またも酒類提供の自粛を余儀なくされる東京都内の飲食店では8日、「五輪はやるのに」「また酒が悪者にされるのか」と怒りの声が渦巻いた。宣言下で行われる東京五輪は都内会場の無観客開催が決まり、二転三転する判断に観戦チケットを持つ人たちからも批判の意見が相次いだ。


 文京区の居酒屋「海山和酒なるたか」店長、阿久津貴秀さん(48)は「五輪をやるならこっちもやらせてくれよと思う。納得しろと言われても難しい」と落胆を隠せない様子。「お酒はお客さんを入れる大事な武器。取り上げられたら売り上げが立たない」と憤った。

 「私たちが五輪の犠牲になっている」。港区新橋で居酒屋「やきとんユカちゃん」を営む藤島由香さん(45)は宣言期間中も酒の提供を続ける方針といい、「政府の対応は場当たり的。自分の身は自分で守る」と言い切った。

 宣言決定により東京五輪は、開幕が2週間後に迫った土壇場で都内会場の「無観客」が決まった。開・閉会式をはじめ、競泳やサッカーなど100枚近くの観戦チケットを押さえていたという渋谷区の不動産経営者滝島一統さん(45)は「努力して予定を空けたのに。政府の判断は遅過ぎる」と不満をあらわに。女子サッカーのチケットを持つ30代の女性会社員も「当選してからずっと楽しみにしていた。無観客は残念」とこぼした。

 後手後手の政府の対応には、街行く人たちからも疑問の声が。JR渋谷駅前にいた大学生、長尾汰知さん(20)は「国の感染対策は毎回甘く、ずるずるとここまで続いてきた。今回の宣言も意味がなさそう」と語った。中野区の男性会社員(51)は「政府は感染者数を減らし、どうしても五輪を開催したいのだろう」と推測。「飲食店は規制するのに、五輪はできる理由が本当に分からない」と語気を強めた。

4475チバQ:2021/07/09(金) 11:20:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/e205f392e4b932aa8011194551a311a726f0e18d
都内全域で酒類提供の店に休業要請…3週間で逆戻り
7/8(木) 21:25配信
読売新聞オンライン
東京都庁

 東京都は4度目の緊急事態宣言期間に入る12日から、都内全域の飲食店に対し、酒類を提供する場合は休業を要請する。都は3度目の宣言から「まん延防止等重点措置」に移行した6月21日以降、「入店人数1組2人以内」「滞在時間90分以内」などの条件を満たすことで酒類の提供を容認してきたが、3週間で全面停止へと戻ることになる。

 酒類を提供しない飲食店については、午後8時までの営業時間短縮を求める。百貨店などの大規模商業施設への午後8時までの時短要請や、イベントの参加人数を上限5000人かつ収容定員の50%以下とする制限は現行のまま維持する。8日に開かれた都の対策本部会議で、小池百合子知事は「国と危機意識を共有し、実効性のある一層強力な措置を講じていく」と語った。

4476チバQ:2021/07/09(金) 22:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/eed66f3fa698ef442108f7f6accfb55d928994b7
酒店“提供停止”憤り…「断れば二度と注文来ない」
7/9(金) 13:24配信
 4度目の「緊急事態宣言」が発出される東京。政府は、酒の販売事業者に対し、酒類の提供停止などに応じない飲食店との、取引の停止を求める方針を示しました。

■酒卸売業「断れば、二度と注文来ない」

 政府は、感染対策を強化するため、宣言の対象地域では、飲食店に酒の提供停止を要請。酒類提供に関しては、新たな一手も打たれます。

 西村康稔経済再生担当大臣:「酒類販売事業者に対して、酒類提供停止に伴う休業要請に応じない飲食店との酒類の取引を、行わないよう要請したい」

 約5000の飲食店に酒類を卸している「明治屋」は、憤りをあらわにします。

 酒卸売業「明治屋」・沓名隆社長:「私的には、納得できないですね。いきなり『酒類は提供するな』と言われても、我々その後、どうしたらいいんだという話になる」

 これまでの酒提供禁止で、明治屋の売り上げは6割もダウン。取引先と長年の関係もあるため、政府の要請でも注文が入れば、酒を販売せざるを得ないと話します。

 酒卸売業「明治屋」・沓名隆社長:「(注文を)お断りすれば、絶対、二度と注文は来ませんから。客のほうも、あそこ注文しても酒を持って来てくれないとなると、他の持って来てくれる業者さんを探しますから。届けないというのは、かなり無理があります。取引契約書にも、円滑に注文した品は届けるというふうになってますので」

 実際、前回の宣言中も、取引先の約4割ほどに酒を卸していました。

 酒卸売業「明治屋」・沓名隆社長:「飲食店でお酒が飲めなければ、コンビニや量販店で買って、路上飲みとか公園飲みをするんで。『酒類の提供全部やめろ』というなら、例外なく徹底してほしい」

■飲食店「新しい業者と提携して酒を提供」

 酒を注文する飲食店側は…。

 酒の提供禁止要請に応じない店:「僕らは酒がないと利益も出ないですし、売り上げにもならないですし。(酒販売)業者さんも『提供できない』というのであれば、また新しい業者さんと提携して、酒を提供すると考え方には至ってます」

 酒類を何とか調達して、営業していくと話します。

テレビ朝日

4477チバQ:2021/07/09(金) 22:08:01
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000222032.html
「恐怖で支配…」“酒停止”強化? 西村大臣は釈明
[2021/07/09 17:02]
 週明けから東京に発出される緊急事態宣言は、これまでよりも厳しい措置となりそうです。

 4度目の緊急事態宣言はより一層、酒の提供に厳しい緊急事態宣言になるようです。

 今回は、飲食店に酒の提供を停止するよう要請するだけではありません。要請に応じない店の水源を絶つかのように、酒の卸業者に対しても取引をしないよう求めます。さらに…。

 菅総理大臣:「(Q.きのうの西村大臣の発言で酒の提供を続ける飲食店に対し、取引先の金融機関からも働き掛けをすることを示した。法的根拠はある?)私はどういう西村大臣が発言されたかは承知しておりませんが」

 菅総理は知らないようですが、問われたのは要請に応じない店に対して金融機関からの働き掛けも求めるとする西村経済再生担当大臣の発言についてです。

 菅総理大臣:「(Q.西村大臣の発言が事実だった場合、優越的地位の乱用にはつながらない?)仮定のことについて答えることは控えますが、西村大臣はそうした趣旨での発言は絶対にしないと私は思っています」

 実際はどうだったのでしょうか。8日夜の会見を見てみます。

 “新型コロナ”担当・西村経済再生担当大臣:「応じてもらえない店舗の情報共有、関係省庁とも共有し、金融機関とも共有し、金融機関からも応じてもらえるよう働き掛けをしてもらうという取り組みを進めたいと考えています」

 発言していました。

 “新型コロナ”担当・西村経済再生担当大臣:「(Q.金融機関に融資の引き揚げなど資金面での圧力を掛けてほしいという考えか?)これは法律に基づく要請、あるいは命令ですから、順守してもらえるように金融機関からも働き掛けをしてもらいたい」

 そもそも、飲食店はずっと苦しい状態にあります。また、飲食店との取引を控えるよう要請される酒屋は、すでに多くの取引がなくなっていました。

 ヤギ・リカーズ、八木健芳専務:「配達の量なんですけど、普段これの5、6倍の量。非常に少ない。宣言が掛かった翌日に、まさかこんなに少なくなるとは思っていなかった」

 東京の飲食店からの注文がぱったりと減ったと言います。

 ヤギ・リカーズ、八木健芳専務:「西村大臣の金融機関への圧力っていうんですかね。だいぶ、うちの客からも連絡頂いて、あんなこと言われちゃうんじゃ、とてもとても営業できないよ。協力するというより、恐怖で支配されていくような感覚になってしまっている」

 卸業者への補償も微々たるものだといいます。

 ヤギ・リカーズ、八木健芳専務:「売るな、持っていくなと言われても生活できない。現段階では従うことはできない」

 野党も反発しています。

 立憲民主党・安住国対委員長:「厳重に抗議しました。権限もなく強圧的な態度に出ることを考えているのであれば、即刻、辞任をした方がいい」

 一夜明け、西村大臣は発言を釈明しました。

 “新型コロナ”担当・西村経済再生担当大臣:「飲食店に対して何か融資を制限するといった趣旨ではない。要請・命令に応じて頂けない店もいくつかあるというなかで、不公平感の解消も必要だと思う」

4478チバQ:2021/07/09(金) 23:31:39
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASP796QFGP79PTIL03L.html
「めちゃくちゃ」「本当は閉めたい」 西村発言に怒り
2021/07/09 20:30朝日新聞

「めちゃくちゃ」「本当は閉めたい」 西村発言に怒り

深夜まで開店しているバー。政府は酒類販売業者に、要請に応じない飲食店との取引を停止するよう求める方針を示した=2021年7月9日午後5時47分、大阪市、新谷千布美撮影

(朝日新聞)

 西村康稔経済再生相が、休業要請に応じない飲食店に対し、取引金融機関から働きかけるよう求める考えを示した。翌9日に撤回したが、コロナ禍にあえぐ飲食店への締め付けを強めようとする政府の発想に、一斉に疑問の声が上がった。

 飲食店主らからは戸惑いの声が漏れる。

 「政治家が現場を知らないことがよく分かった。こちらも本当は閉めたいのに」。大阪・ミナミのある鉄板料理店の男性店長(50)は、「金融機関から働きかけを」とした西村康稔経済再生相の発言に怒りをにじませた。

■緊急事態宣言中は休業していたが…

 店は40席を30席に減らし、アクリル板を設けるなど感染対策に気を使い、大阪府の基準を満たしていることを示すゴールドステッカーも取得している。緊急事態宣言中は休業していたが、大阪府が6月21日にまん延防止等重点措置に移行してからは、深夜まで営業している。協力金の入金が遅れ、限界だった。周辺でも遅くまで開けている店が増えているという。

 「現在の協力金の額では苦しく、過料の20万をいつでも支払う覚悟で開けている。そもそも、なぜ店の規模に応じて協力金を支払うシステムがまだ作れていないのか。家賃負担の少ない店の中ではお金がたまった人もいて、根本的な不平等がある」。酒類業者に情報提供されたとしても、店を開け続けるという。

■「政府はめちゃくちゃ」

 大阪市内のビジネス街でバーを営む男性(27)は、「政府の言うこと、やることがめちゃくちゃ。五輪はやるわけだし、筋がおかしいことばかり」と話す。

 4月まで要請に従い休業していたが、協力金がなかなか入らず、店を開けた。家賃が月に30万円かかり、資金繰りの厳しさから精神的にも追い詰められたという。現在は午後5時から翌朝まで酒を出している。「銀行に情報提供されてもいい。どうせもう融資してもらえません。限界額まで借りたばかりだから」

4479とはずがたり:2021/07/10(土) 16:41:54
イオンリテール 福井市西開発への出店検討
福井 2021.07.09 18:18
https://www.fbc.jp/news/sp/news95dbmua5x7pyl9e0sl.html

4480チバQ:2021/07/11(日) 13:38:56
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2021071101000124.html
ローマ三越、コロナで閉店 観光客減、46年の歴史に幕
2021/07/11 08:52共同通信

ローマ三越、コロナで閉店 観光客減、46年の歴史に幕

イタリアのローマ三越で最後の客を見送る店員=10日(共同)

(共同通信)

 【ローマ共同】イタリアの首都ローマ中心部の「ローマ三越」が10日、閉店した。新型コロナウイルスの影響で観光客が減少したことなどが理由。午後7時(日本時間11日午前2時)ごろ、共和国広場近くの店舗で、大楽勤支配人らが最後の客を見送り、1975年の開店以来46年続いた歴史に幕を下ろした。欧州に残る三越で唯一の店舗だった。

 同店はイタリアの有名ブランド品やカメオなどの工芸品、土産物を扱い日本語が通じる店として観光客に人気だった。新型コロナで昨年はほとんど営業できず、主要な顧客であるアジアからの旅行者が戻る見通しも立たず閉店を決めたという。

4481チバQ:2021/07/12(月) 22:41:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/18aaccc07c1791193e4f90e47a44b2df5e192ecf
「なぜ飲食店ばかり」 酒類提供禁止に不信感 途方に暮れる店長
7/12(月) 21:02配信

毎日新聞
店内で作業する居酒屋「根室食堂」新橋店の平山徳治店長。団体客を呼び込むための看板(右)は昨年4月の1回目の緊急事態宣言発令以降、外に出さなくなったという=東京都港区で2021年7月12日、宮間俊樹撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4回目となる緊急事態宣言が12日、東京都に発令され、都内の飲食店は再び酒類の提供停止を要請された。「なぜ飲食店ばかり標的になるのか」。取引先の金融機関や酒類販売事業者に対し、西村康稔経済再生担当相が飲食店に酒を出させないよう呼びかけを求めたこともあり、店主たちは政府に不信感を募らせている。

【承認ワクチン3社】接種間隔や年齢、有効性の違い

 サラリーマンの街と呼ばれる東京・新橋。本来なら平日の夜は仕事帰りの会社員でにぎわうが、この日は雨の影響もあって人通りはまばら。宣言を受けて休業した店も目についた。居酒屋では、ジュースで乾杯する客の姿がみられた。

 「この先どうやってしのげばいいのか」。これまで要請に従い続け、この日から酒類を提供せずに営業する居酒屋「根室食堂」新橋店の店長、平山徳治さん(49)は途方に暮れる。前回の宣言が解除され、酒類の提供が「解禁」になったのは6月21日。わずか3週間で再び提供を止められ、午後8時までの短縮営業も続く。

 同じく酒を出せなかった3回目の宣言下では、売り上げは例年の1割以下。3日連続で夜の客がゼロだったこともあった。「またそんなことが起きるかと思うと、不安で仕方がない。店を続けるべきか、本気で悩んでいる」と打ち明ける。

 宣言発令に際して西村氏は酒類提供を続ける飲食店に対し、取引先の金融機関からも酒類提供停止要請の順守を呼びかけるよう求めた。翌日に撤回されたものの、平山さんは「目先の資金繰りに躍起になっている店が多いのに、大臣の発言はその弱みにつけこんだ権力の乱用だ」と批判。「飲食店のことを全く分かっていない。現場を知る人が政策決定に関わるようにしてもらいたい」と話した。

 酒類提供停止の影響は取引業者にも及ぶ。新宿区の酒卸問屋「佐々木」の佐々木実社長(66)は「わずか3週間で再び酒が出せなくなるとは、夢にも思わなかった」と肩を落とす。

 取引先は都内の飲食店を中心に約3000カ所に上るものの、宣言発令を受け、生ビールのたるの在庫を抱える恐れがあるという。前回の宣言時は300本を製造元に返品し、売り上げは従来の2割に落ち込んだ。「夏は生ビールが売れるのに、また苦境に逆戻りだ。酒類の制限で本当に人出や感染者数は減るのか。酒ばかり標的にされるが、明確な根拠を示してもらわないと納得できない」と憤る。

 西村氏は酒類販売事業者に対し、酒類提供を続ける飲食店との取引を停止するよう求めた。佐々木社長は「酒を出すかどうかは店が判断すること。私たちは商人なので、注文があれば断るわけにはいかない」と反発する。「店との取引は信頼関係で成り立っている。少しでも信頼を損なえば、取引はできなくなる。政府には、店や業者が置かれている現状を分かってもらいたい」と語気を強めた。【木下翔太郎】

4482チバQ:2021/07/13(火) 11:43:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/33130a979d0ce1338881cd969ccbd9a0d56c0e35
感染の“元凶”のように扱われても…「この街で生きたい」中洲のママの思い
7/13(火) 10:02配信

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西日本新聞
営業を再開し、フェースシールドを着けて客と談笑する田中真子さん=12日午後8時すぎ、福岡市博多区(撮影・佐藤雄太朗)

 福岡県に出された新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が解除され、福岡市の歓楽街・中洲では12日、休業を強いられていたスナックやクラブが一斉に店を開けた。3カ月近く続いた営業時間の短縮や酒類提供禁止の制約が全てなくなったものの、コロナ禍前のように客が戻るかは見通せない。それでも、あるクラブで働く女性は言葉に力を込める。「この街で生きたい」

【写真8枚】満席の屋台、中洲に笑い声…「まん延防止」解除の夜を歩いた

 12日午後8時すぎ、81日ぶりに営業を再開したクラブ「椿(つばき)」には、再開を祝う花束が届いた。店内には、客とホステスが談笑する声。「こんなに笑ったのは久しぶり」と言う客に、ママの田中真子さん(53)は温かなまなざしを向けた。

 20歳で水商売の世界に入った。昼の仕事をしながらの腰掛けのつもりだったが、接客業の面白さを知って「夜一本」に。常連客と結婚し出産。そして離婚を機に自分の店を持った。

 バブル崩壊、リーマン・ショック、東日本大震災…。幾多の荒波を乗り越えたが、コロナ禍の過酷さは違った。歓楽街は「夜の街」と呼ばれ、感染拡大の元凶のように扱われた。店の客は減り、周りでも閉店する店が続出した。苦楽を共にした友人のスナック経営者が、急に音信不通になったのは一度や二度ではない。

 悩みは深かったが、クラブの男性経営者(50)が救いの手を差し伸べた。「一緒に乗り越えないか」。店を畳み、3月から雇われママとして働き始めた。しかし、すぐに営業時間の短縮要請が出て店は休業した。

 お酒の提供自粛を求めた緊急事態宣言、まん延防止等重点措置…。休業が長引く中、当然のように要請を出す行政や政治家に腹が立った。そんな時は人生を振り返り、「私はここでしか生きていけない」と自分に言い聞かせ、踏ん張った。

 いつか再び店を持ちたいと思うが、将来のことは分からない。「お店に来てくれる一人一人を大切にするだけ」。今は何より、営業できる喜びをかみしめている。 (井崎圭)

4483チバQ:2021/07/13(火) 11:45:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8ebc91b7b7842f0aadea70f4ccbb98f7abf7ad9
「来月まで無理」再開する飲食店も 緊急事態延長「酒だけ悪者」に疑問
7/13(火) 10:24配信

琉球新報
マスクとビニール手袋を着用してビールを注ぐ飲食店スタッフ=12日、那覇市内

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、政府による沖縄県の緊急事態宣言の再延長期間が12日、始まった。8月22日まで6週間の延長となる。県は酒類とカラオケ設備を提供する飲食店や遊興施設などへの休業要請を継続するが、「限界を迎えている」として通常営業を再開する事業者も現れている。


 ある会社は、運営する飲食店のうち、直営の9店舗で12日から酒類の提供や午後8時以降の営業を再開することを決め、SNSで常連客などに報告した。これまで県の休業や営業時間短縮の要請には全て応じてきたが、今回は感染対策を徹底した上で通常営業に踏み切った。同社の代表は「本当は要請に従うべきだという思いもあるが、100人を超える従業員とその家族や、農家や卸業者などの取引先を守らなくてはならない」と複雑な心境を吐露した。

 12日夜、通常営業を再開した那覇市内の店舗では早速、生ビールやカクテルを注文する客の姿があった。店舗グループのマネジャーによると勤務時間が短くなったことなどで昨年から同店舗だけで7人の社員やアルバイトが退職した。マネジャーは「酒だけが悪者になるのは理不尽だ。県の協力金制度も果たして分配が適正なのか」と疑問を呈した。

 那覇市内で居酒屋を経営する男性は休業していた店舗を40日ぶりに開いた。「これまで昼に弁当を販売していたが、酒を出さないことにはどうしても利益が出ない。あと1週間というのなら耐えられたかもしれないが、来月までは到底無理だ」と窮状を訴えた。

 群星沖縄臨床研修センターの徳田安春センター長は「飲食店が感染拡大の主要因と断定するには、データ的証拠に乏しい」と指摘する。県内における感染拡大は、空港や港湾の水際対策の不備やワクチンの遅れもあるとし「一義的な責任は政府にある。飲食店への補償も不十分と言わざるを得ない」と述べた。

琉球新報社

4484チバQ:2021/07/13(火) 11:45:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ef1a47f052079ff5a4fcbd1d160e12e2ee132ea
酒停止、首都圏そろわず 政府は「越境宴席」懸念 東京に緊急事態、6週間の長丁場
7/13(火) 7:26配信

時事通信
4度目の緊急事態宣言が発令された東京都内の飲食店街=12日、港区

 新型コロナウイルス感染が再拡大する東京都は12日、4度目となる緊急事態宣言の期間に入った。

【図解】緊急事態と重点措置(〜8月22日)

 政府や都は改めて飲食店に一律の酒類提供停止を要請し、感染防止に全力を挙げる。「まん延防止等重点措置」を延長した首都圏3県と大阪府でも政府は酒提供の「原則停止」を打ち出したが、4府県はいずれも条件付きで容認。足並みがそろわず、東京から隣県へ宴会に繰り出すケースを政府は懸念している。

 沖縄県への宣言も12日に延長期間入り。宣言と重点措置はいずれも8月22日が期限。7月23日開幕の東京五輪やお盆休みを含む6週間の長丁場の対策となる。「自粛疲れ」や「宣言慣れ」が続く中、夏休みの人出抑制を含めて対策を徹底できるかが課題だ。

 政府は東京の感染増が首都圏全体に広がることを防ぐため、宣言に準じた重点措置の区域で酒提供の「原則停止」を求めた。ただ、知事の判断で緩和する余地を残したため、4府県は措置区域の飲食店に対し、入店人数や滞在時間に制限を設けて午後7時までの酒提供を認めた。

 具体的には、埼玉県は「1人または同居家族(介助者含む)のみのグループ」、千葉県は「1グループ2人まで」「滞在90分以内」を条件とした。神奈川県は「1グループ4人以内または同居家族」「滞在90分以内」だ。飛沫(ひまつ)防止のためのアクリル板設置や消毒・換気の徹底も求めた。

 政府関係者は「もう少し原則停止に近い対応になると思った」と述べ、東京の対応とずれが生じたことに不満をにじませた。これまでも宣言や重点措置下で知事の要請に応じない飲食店が少なくなかっただけに、実効性を伴うかも焦点だ。

 政府は宣言期間中もワクチン接種を進め、感染収束につなげることを目指す。加藤勝信官房長官は12日の記者会見で「今のペースで進むと今月末には希望する高齢者の2回接種は完了し、一度でも接種した人の数は全国民の約4割に達する見込みだ」と指摘。今回の宣言について「ワクチン接種の効果が表れるまで、全国的な感染爆発を未然に防ぐための万全の措置だ」と述べ、国民の協力を求めた。

4485チバQ:2021/07/13(火) 16:05:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/dab4b0e6b30cc0ebb8588bd716c590282f6afae4
西村氏、酒類取引停止要請「与党と調整」 働きかけ発言は「反省」
7/13(火) 12:50配信

毎日新聞
西村康稔経済再生担当相

 西村康稔経済再生担当相は13日午前の記者会見で、新型コロナウイルス対策に従わない飲食店に金融機関から働きかけるよう求めた自身の発言について、「長い間、厳しい経営環境のなかで協力してくれている飲食店の皆さんの混乱を招き、不安を与えた。なんとか感染を抑えたいとの思いからだが、趣旨を伝えきれず反省している」と述べ、方針撤回を改めて表明した。


 一方、飲食店に酒類を卸販売する事業者に対して酒類提供を続ける店との取引停止を求める要請については「業界からの意見も踏まえ、与党とも調整しながら対応を急ぎたい」と述べた。【花澤葵】

4486とはずがたり:2021/07/16(金) 23:36:13
小田急百貨店 新宿店本館、2022年9月末で営業終了。約55年間の営業に終止符。解体へ
7/16(金) 15:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/afac8422f6c4e246f06ed2480784e510671cdf19
Impress Watch

 小田急百貨店は7月16日、東京・新宿の新宿店本館の営業を2022年9月末をもって終了することを発表した。小田急(小田急電鉄)と東京メトロ(東京地下鉄)が進める新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴うもの。

 1967年に全面開業した新宿店本館は、小田急線と丸ノ内線の2棟の駅ビルの外観が同一パネルで統一された商業建造物で、西口広場とも一体化したデザインは新宿駅西口の象徴的な建造物として50年以上にわたって親しまれてきた。

 営業終了後は2022年10月以降に解体。小田急百貨店の営業は新宿西口ハルクに継承され、そのための改装工事に2022年春ごろより着手する。

 新宿駅西口地区開発計画では、オフィス機能、商業機能を備える、地上48階建ての複合ビル建設を予定。2022年10月に着工し、2029年度の竣工を予定している(関連記事「小田急と東京メトロ、新宿駅西口に地上48階の複合ビル計画。中低層部に商業施設。2029年度竣工予定」参照)。

4487チバQ:2021/07/19(月) 11:22:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/af9ad03b4153901416cc0b1ff7e9731acfc8d6af
五輪商戦、熱気なし TVは10万円給付金が先食い
7/18(日) 17:16配信

産経新聞
東京五輪の23日の開幕まで1週間を切ったが、「五輪商戦」は盛り上がりを欠いたままだ。ほとんどの会場で無観客開催になったものの、テレビの買い替えは新型コロナウイルス対応で特別定額給付金が支給された昨年に済んでおり、「足元で家庭でのテレビ観戦を目的とする動きは鈍い」(家電量販店)。スポーツ用品店も〝特需〟は起きていないといい、五輪より感染拡大防止に気をもんでいる。

「好調だった昨年に比べれば、今年はそこまで盛り上がっていない」

上新電機の広報担当者はこう話す。昨年は国民1人当たり10万円支給された特別定額給付金により薄型テレビの売り上げが急伸。コロナ前を上回るペースで推移したという。

今年も巣ごもり需要は続いているものの、昨年の勢いはなく、ヤマダホールディングスも「特に盛り上がっている感じではない」とする。特別定額給付金により需要が先食いされた面があるようだ。

ただ、有機ELなど高機能モデルや大型テレビが好調な量販店もあり、ビックカメラは「厳しい想定だったが健闘している」とした。

全国の家電量販店やインターネット通販の実売データを集計する調査会社BCNによると、今年4〜6月の薄型テレビの国内での販売台数は前年を割り込んだという。

同社の森英二アナリストは「悪い水準ではないが、巣ごもり需要が残っているだけに五輪需要は顕在化していない」と分析。五輪開催に世間のムードが盛り上がっていないとし、「観戦のためにテレビを買い替えようという動きは広がらないのではないか」と指摘している。

スポーツ用品店でも五輪を「商機」とする見方は少ない。サッカーやラグビーのワールドカップでは日本代表ユニホームが人気になるが、五輪の場合は通常、応援Tシャツなどのグッズを一部で展開するにとどまる。

ゼビオホールディングスの担当者は「店舗は感染症対策を取りながら営業しており、大規模なキャンペーンをする状況ではない」とする。アルペンの担当者も「コロナの動向のほうを注視している」と説明。ある業界関係者は「感染症で人命がかかっている中、盛り上げる雰囲気にはなれない」と胸の内を明かした。(岡本祐大)

4488チバQ:2021/07/25(日) 20:29:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6fdf212ab8ca9d37f58dd2261450b3762a10b60
協力金、本当に「先払い」?  ちぐはぐ対応、飲食店憤り 東京
7/24(土) 20:32配信

時事通信
4度目となる緊急事態宣言が出され、休業した居酒屋=21日午後、東京都新宿区

 新型コロナウイルスの感染再拡大により4度目の緊急事態宣言が出ている東京都内では、宣言が発令された7月12日以降、営業時間短縮要請などに応じる飲食店に対し、協力金を速やかに支給する「先払い」制度が導入された。

【図解】東京都の協力金の対象期間と申請受け付け

 ところが、この支給を急ぐあまり、5、6月分の申請受け付けが後回しになる事態が生じている。飲食店からは「子供だましだ」と怒りの声が上がっている。

 先払い制度は、長引く休業や時短要請で苦境が続く飲食店への協力金支給が遅いとの批判を受け、今回の緊急事態宣言発令に先立ち政府が導入を決定。誓約書の提出を条件に、先払い分として日額4万円を一律支給し、足りない場合は審査を経て追加支給する。速やかな支給により、要請を拒む飲食店をなくしていくのが狙いだ。

 これを受け、都は宣言が発令された7月12日〜8月8日分の協力金について、申請期間をこれまでより2カ月程度前倒しし、7月19日から受け付けを開始した。しかし、この作業を優先するため、5月12日〜6月20日分の申請開始日は当初予定していた7月15日から同26日に延期。6月21日〜7月11日分については、いつから申請を受け付けるかすら決まっておらず、先払い制度によって逆転現象が生じた格好だ。

 都はこれまで、申請システムの改善や人員増により、申請書の受理後、平均約5日後には支給できる態勢を構築。ただ「複数の協力金の申請期間が重なると、事業者側も混乱し、結果的に支給の遅れにつながる」と釈明する。

 これに対し、都の休業要請に応じている中野区の居酒屋経営者は「これまでの協力金も出ていないのに、まるで子供だましではないか」と批判。「酒を提供しているのに協力金を受け取っている店もある。矛盾を正してほしい」と憤った。

4489チバQ:2021/07/26(月) 09:29:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/57618f41a19728f164ccdfffdce630f93a201fc7
人増えず「安心」「残念」 幕張メッセで五輪競技スタート 無観客に胸中複雑 住民、飲食店関係者ら
7/25(日) 11:29配信

千葉日報オンライン
幕張メッセ最寄りのJR海浜幕張駅前。五輪のポスターなどはあるものの、祝祭ムードはなく、静かな中での競技開始となった=24日午後0時半ごろ、千葉市美浜区

 千葉市美浜区の幕張メッセで24日、東京五輪の競技が始まった。新型コロナ下、しかも無観客での開催に、メッセ周辺に祝祭ムードはなし。いつもと変わらない週末の風景に、周辺の住民は「人通りが増えず安心」と胸をなで下ろしたが、コロナ禍で遠のいた客足の回復を期待していた飲食店は「有観客で実施してほしかった」とポツリ。「住民としてはほっとしているが、商売人としては残念」と葛藤する胸の内を明かす飲食店関係者もいた。

 同区の住宅地「幕張ベイタウン」に住む鎌形亨さん(61)は「人通りはいつも通りで、増えておらず安心している。交通規制が不便で、地元の人も外に出ることが減ったとも聞いた」とほっとした様子。

 同区で酒屋「SOL by K」を営む北澤誠さん(50)は「幕張で五輪開催が決定したときには、外国客に期待していた。選手を思うと中止よりは良いが、せめて国内の観客だけでも入れてほしかった」と残念がった。同区の飲食店で働く40代男性は「有観客でやった方が街がにぎわっていたのではないか。パラリンピックは感染対策をしっかり施した上で有観客でやってほしい」と期待した。

 幕張ベイタウンの商店街を取りまとめる振興組合の山根治仁理事長は「商店街はコロナの影響を受け、長らく休業している店も多かった。五輪で客足が戻ることに期待していた」と話す一方「幕張の住民としては、有観客で実施すると感染拡大するのではと不安だった」と複雑な気持ちを吐露した。

 JR海浜幕張駅前で客待ちをしていたタクシー運転手の井手信一さん(81)は「自分にとっては2度目の東京五輪で楽しみ。選手の活躍を見たい」としつつも「たくさんの観光客の利用を見込んでいたのに…。交通規制で遠回りしないといけなくなったことで、運賃も高くなり利用客が全体的に減っている」と肩を落とした。

 開催自体を疑問視する声も。幕張ベイタウンに住む佐藤博子さん(82)は「五輪は中止してコロナ対策に力を入れるべきだと思っていた。命を守ることが最優先。今開催することが適当なのか」と疑問を呈した。

4490とはずがたり:2021/07/26(月) 10:08:01
元々民商とか通じて立憲なんかより商業者に足掛かりある共産党だしな。民意掴めるか?

共産「居酒屋の灯を消すな」
ポスター掲示、不満受け皿に
https://nordot.app/791936599737352192?c=39550187727945729
2021/7/25 16:54 (JST)7/25 17:10 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 共産党が7月から、新型コロナウイルス禍で苦境に立つ飲食店救済を訴えるポスターの掲示を始めた。夜の繁華街の写真を背景に「居酒屋の灯を消すな」という題字を付けた。次期衆院選に向け、酒類提供の自粛要請に不満を持つ店や客に支持を広げる狙いがある。

 ポスターは3万枚の掲示が目標。17日には小池晃書記局長が東京都渋谷区の居酒屋などを回り、掲示を依頼しながら自粛の影響を聞き取った。

 共産は国の持続化給付金や家賃支援給付金の再支給を主張している。衆院選で共闘を図る立憲民主党も補償拡大を求めており、共通政策だとアピールして連携強化につなげる意図もありそうだ。

4491チバQ:2021/07/28(水) 22:10:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/36ea39e3ad103fc3faba48196eaa49f71358a1dc
感染拡大、五輪に沸く東京で居酒屋「通常営業」再開…小池都知事に不信感で「酒提供」続出〈dot.〉
7/28(水) 13:59配信

AERA dot.
「再開」店舗はこれからも増えるのか(※写真と本文は関係ありません)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う4回目の緊急事態宣言で、酒類を提供する飲食店に休業要請が出された東京。だが、東京五輪の開幕を“機”に通常営業を再開し、酒を出している店がある。なぜ要請を受け入れず、店を開けたのか。店主らに思いを聞いた。


*  *  *
 東京・江戸川区の居酒屋。午後8時過ぎに店をのぞくと、多くの客でにぎわっていた。入り口の貼り紙には、こう書かれていた。

「再開しました」

 この店は、今年1月の2回目の緊急事態宣言の時からずっと店を閉めていたが、7月中旬に通常営業を再開した。

 男性店長は「喜んでくれるお客さんや卸売業者がたくさんいますが、批判されることも覚悟しています」としたうえで、再開の理由をこう話した。

「家賃や人件費などをあわせると協力金ではぜんぜん足りず、資金を少しずつ切り崩しながら耐えてきました。ただ、ずっと休業し続けることはできないので、いつ再開を決断するか悩んでいました。五輪が近づく中で、いくら批判されても開催に向かう国や都の姿勢を見て、従業員とも話し合い再開することにしました。飲食店は悪者扱いするのに、五輪だと何をどう批判されても『安全、安心の〜』としか言わないんですから、もう苦しい思いをして要請に従う筋合いはないというのが本音です。自分たちで感染対策を頑張りながら営業を続けるつもりです」

■「ワクチン打ち終わったし」

 江東区の狭い路地にある居酒屋も、7月20日からなじみの客に限定する形で通常営業を再開した。60代の女性店主は、

「緊急事態であれだけ人が集まるオリンピックをやって良くて、常連さんばかりのお店がダメなんてバカな話はないと思って、営業自粛をやめました。私も高齢のお客さんもワクチン打ち終わってるしね。もう協力金も申請しません。お客さんあっての商売で、いつまでも閉めてたらお客さんが離れちゃうからね」

 常連だという男性客(61)は、

「バッハさん(IOCのバッハ会長)の接待は堂々とやれるんだから、もう誰も言うこと聞かないよ」

 と笑う。

4492チバQ:2021/07/28(水) 22:11:08
 台東区で、休業要請を受け入れず営業を続けてきた居酒屋経営者の男性のもとに、7月上旬、近所の飲食店主が訪ねて来た。

「うちも再開することにした。いろいろ悪かった」

 この店主は今年2月ごろ、街のイメージが悪くなるため「営業をやめたほうがいい」と忠告してきたことがあったという。

 居酒屋経営者は言う。

「(謝罪は)お金の面で限界だってことでした。ワクチン接種が広まるのを待つつもりだったけどあまりに遅いので、五輪もやることだし店を開けますと。結局、協力金だけじゃやっていけない店は、営業再開が早いか遅いかの違いだけだと思うんですよ。この一帯も、同じ事情で開ける店がどんどん増えてきています。店と従業員を守るなら、いつか決断しないといけない時が来るので、言い方は悪いですが国がなし崩しで五輪をやったことは、飲食店にはいいきっかけなんです」

■処分を受け続けるのか…

 27日には感染者が過去最多となる2848人となった東京。感染拡大に歯止めがかからぬ状況の中で、酒を出す店に厳しい視線を向ける人も少なくない。ただ、五輪開催によって、営業自粛要請の効力がさらに薄まったのは事実のようだ。

 居酒屋経営者は、こう本音を漏らす。

「ニュースを見るとマスクをしていない選手や、繁華街に飲みに行った関係者もいるみたいですが、処分されないみたいですね。小池(都知事)さんも、こういう五輪の問題には何も言わないんですよね……。私たち飲食業は、これでも処分を受け続けるんでしょうか」

(文/AERA dot. 編集部)

4493チバQ:2021/07/29(木) 18:47:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f21981bf39a7d8b60222ac880e581579b077ab0
都内数千店、時短応じず 加藤官房長官
7/29(木) 14:41配信

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時事通信
記者会見する加藤勝信官房長官=26日、首相官邸

 加藤勝信官房長官は29日の記者会見で、東京都内で酒類提供停止や営業時間短縮要請に応じない飲食店が数千店あることを明らかにした。

【詳報】新型コロナウイルス 東京都の状況

 「9割以上の店に協力してもらっている。数千店舗が要請に応じていないのが今の状況だ」と説明した。

 加藤氏は「協力を頂いている店舗に対する協力金の早期支給をしっかり実施し、事業者の皆さんの理解を得られるよう努力していきたい」と述べた。

4494チバQ:2021/07/30(金) 22:41:33
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASP7Z6W86P7ZULFA022.html
「要請」応じず売上高9割増 グローバルダイニング
2021/07/30 21:30朝日新聞

「要請」応じず売上高9割増 グローバルダイニング

グローバルダイニングの中尾慎太郎CFO=2021年7月30日午後4時6分、東京都中央区

(朝日新聞)

 「モンスーンカフェ」などの飲食店を展開するグローバルダイニングが30日発表した2021年1〜6月期決算は、売上高が前年同期比92・3%増の47億円、純利益が5億円の黒字(前年同期は9億円の赤字)だった。記者会見で中尾慎太郎CFO(最高財務責任者)は、「(緊急事態)宣言下、まん延防止等重点措置の中でも営業を続けた結果だ」と話した。

 同社は今年1月の2度目の緊急事態宣言以降、休業や時短の「要請」には応じずに営業を続けてきた。競合店が休業していたことで来店客が集中した面もあったとみられる。この日は、緊急事態宣言が首都圏3県と大阪府に拡大されることが決まったが、新たな対象地域でも通常営業を続ける方針を表明した。

 あわせて公表した21年12月期決算の業績予想では、売上高は前年比67・4%増の94億円、純損益は10億円の黒字(前期は15億円の赤字)を見込む。当初予想では、売上高は60億〜70億円を見込んでいたが、想定以上に伸びているという。(若井琢水)

4495チバQ:2021/08/01(日) 09:44:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/a73601e44351f177e1230a38ac04a9266a743c2b
苦境続く飲食や観光業界 経済全体は「宣言慣れ」の見方
7/31(土) 6:00配信

朝日新聞デジタル
7月上旬の東京・歌舞伎町。行き交う人が多かった=東京都新宿区

 首都圏など11都道府県が、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に8月末まで指定されることになった。度重なる宣言に多くの人が慣れ、自粛の呼びかけは十分受け入れられていない。飲食や観光業界への悪影響は避けられないが、全体的には過去の宣言時ほどにはならないとの見方もある。

【写真】7月上旬、大阪市内の飲食店が並ぶ通り=大阪市中央区、田辺拓也撮影

 株式市場は宣言の拡大・延長を見込んで反応した。30日の日経平均株価の終値は前日比498円83銭(1・80%)安い2万7283円59銭だった。新型コロナウイルスの新規感染者が増え、市場では外食や旅行、運輸関連などの銘柄で値下がりがめだった。

 ビールメーカーからは嘆きの声が漏れる。大手の広報担当者は「規制が強まれば飲食店向けビールの売り上げにさらに悪影響が出るのは間違いない。暑くなってきて杯数が増えてきた時期だけに残念だ」と話す。別の大手の担当者も「(緊急事態宣言は)長くなれば長くなるほど悪影響は大きくなる」と嘆く。新たに宣言地域になる千葉県の小売酒販組合連合会の伊藤仁広事務局長は「構えてはいたがやはり厳しい」とこぼす。千葉県では飲食店向け販売の業務用に特化した酒販業者が多いという。今年に入って断続的に続く制限に、店じまいを考える組合員が増えたと感じる。「しょうがないことですよね。ワクチン接種を進めることでしか状況は変えられないのではないでしょうか」と話す。

 全国小売酒販組合中央会の水口尚人事務局長は「政府には協力した先に希望や展望が持てる施策を出して欲しい」と注文を付ける。

朝日新聞社

4496チバQ:2021/08/01(日) 22:26:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/285439d56033a5af508b17123502ca639665fd67
緊急事態再発令もにぎわう繁華街 「五輪は開催」営業規制に不満
7/31(土) 20:30配信

共同通信
飲食店などが多く並ぶ、千葉市内の繁華街を行き交う人たち=31日夕

 週明けに緊急事態宣言期間入りを控え、対象となる埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県では31日、繁華街の飲食店が昼間から多くの客でにぎわった。市民の自粛疲れの一方、飲食店側には「五輪は開催しているのに、営業を規制するのか」と再発令への不満が渦巻く。繰り返される宣言が、感染抑制につながるかどうかは見通せない。

 千葉市中央区の居酒屋では31日昼、3組ほどの客がビールジョッキを傾けていた。店は宣言期間入りする8月2日以降、酒類の提供は取りやめることにした。

 売り上げ減少は必至といい、40代の男性店長は「酒類提供の禁止以外の対策も考えてほしい」と、政府に注文を付けた。

4497チバQ:2021/08/01(日) 22:28:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/1654a6a0e370caec298d0698c30de399b8d0579e
緊急事態宣言発令に、鉄道や外食チェーンも打撃
7/31(土) 21:55配信

産経新聞
2日からは緊急事態宣言の対象地域が拡大する上、京都、兵庫など5道府県にも「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が適用される。度重なる要請に、鉄道事業者や全国展開する外食チェーンからは悲鳴が上がる。

関西のある鉄道事業者は「もう1年半近くこの状態が続いている。勘弁してほしい」と打ち明ける。「前回の宣言が解除され、ようやく業績が回復し始めていた。このタイミングでの発令は本当に困る」

外食大手にも痛手だ。全国で約320店舗を展開する「グルメ杵屋」(本社・大阪市住之江区)は政府や自治体の要請内容に応じるとしつつ、「何度も出される宣言に慣れた人も多く、どれだけ効果があるのか」といぶかった。

首都圏や関西を中心に居酒屋を約620店舗展開する鳥貴族ホールディングス(本社・大阪市浪速区)も、新たに酒類提供の中止が要請される地域では、食事のみのニーズがあるか店舗ごとに判断し、酒類提供なしの時短営業に切り替えるか検討する。

一方、大阪府内の大型商業施設には休業要請が出されなかった。百貨店関係者は「ひとまずほっとした」と安堵(あんど)しつつも、「宣言発令に伴う外出自粛で客足の鈍りは避けられないだろう」とした。

新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)は8月1日まで臨時休業中となっており、担当者は「休業中に店内の清掃や消毒を徹底し、2日以降の営業体制は府の要請内容もふまえて検討する」としている。

4498とはずがたり:2021/08/01(日) 23:10:48

梅田も大阪一の繁華街だけど大阪だけに安くて美味い店も結構集積してるんだけどそういう店は兎に角狭い。SD云われてる現在とても近づけないんだけど阪神百貨店も色々狭そうである。

ツイッターだと食堂や更衣室がやばいんちゃうかみたいな指摘もあった。

阪神梅田本店、感染67人に 2日間臨時休業
7/31(土) 18:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/06c88457a2dac23816d85b88b7e2caa6ba3c8f05
共同通信

 阪急阪神百貨店は31日、阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)で従業員14人の新型コロナウイルス感染が新たに判明したと発表した。同店ではクラスター(感染者集団)が発生しており、これで感染者数は計67人になった。同店は31日から2日間、感染対策を強化するため全館を臨時休業にしている。

 14人は30日に陽性と判明した。内訳は地下1階で7人、1階で3人、3階で1人など。いずれも接客を担当していた。26〜29日にも食料品売り場を中心に計53人の感染が判明していた。

 阪急阪神百貨店は、臨時休業の間に「さらなる感染対策を実施する」としている。

4499チバQ:2021/08/03(火) 10:40:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d50190dd74616e42dea4ad841136872423f6cc5
ノンアル偽装「これ飲んでます」常連に頼み 酒類停止で〝自衛〟
8/3(火) 8:32配信

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毎日新聞
多くの人が行き交う狸小路商店街=札幌市中央区で2021年8月2日午後8時14分、米山淳撮影

 札幌市の飲食店に対する時短営業と酒類提供停止の要請期間初日を迎えた2日、飲食店主らからは相次ぐ要請への不満が聞かれ、店内にノンアルコールビールの缶を並べ履行を偽装する店も現れた。新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に31日までを要請期限とするが、早くも実効性に疑問が出ている。

【世界の5つの変異株】感染力、ワクチンの有効性は

 「オリンピックは夜までやっているのに営業を制限するのはおかしい」。2日夕、多くの人出でにぎわう歓楽街ススキノで居酒屋の店長を務める男性(43)は不満を口にした。

 6月20日までの緊急事態宣言下では要請に応じてきたが、その後の「まん延防止等重点措置」や道の特別対策期間中は深夜まで営業を続けた。今回のまん延防止措置で午前5時〜午後8時とされた営業時間の要請も酒類提供の終日停止も応じないという。男性は「これが最後だと思って応じたこともあったが、終わりが見えない。僕らも生活がかかっている」と話した。

 一方、カラオケスナックを営む60代の男性マスターは相次ぐ要請に「またですかという感覚。(新型コロナは)本当にアルコールだけのせいなのか疑問」と言いつつ「酒を出せないなら店を閉めるしかない」と渋々要請に応じる。再三の要請に応じない店は20万円以下の過料対象となるが「過料を払えば店を開けてもいいという雰囲気になっていて、営業している店に客が集まっている」と憤る。

 ススキノ交差点近くのギョーザ専門店「餃子の山岡家」は、偶然にも2日にオープンを迎えた。運営会社「丸千代山岡家」(本社・札幌市)の担当者は「一番宣伝したい時なのに残念だ」。24時間営業のため店内での飲食は午前5時〜午後8時とし、ほかはテークアウトで対応する。道は要請の履行について準備期間を考慮し4日まで猶予を認めており、5日から行う。

 道は5日以降、要請に応じる店との不公平感をなくすため、市と連携して店舗を巡回し、応じない店をチェックする。だが、ススキノの居酒屋店主の女性は逆手にとる。「1カ月は長過ぎ。客は理解のある常連に限り、ノンアルコールビールの缶を並べておいて、見回りが来たら『これを飲んでいます』と言ってもらう」。市民の間にも自粛疲れが広まる中、実効性の確保が課題となっている。【米山淳、岸川弘明】

4500チバQ:2021/08/03(火) 11:32:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/52a537592db6dcd4f7a06a5b990e8f561b9d09d7
酒なしでも営業「とにかく手元に現金を」 たび重なる規制に悲痛な声
8/3(火) 10:00配信

西日本新聞
まん延防止等重点措置の適用で、休業を余儀なくされた飲食店も=2日夜、福岡市中央区(撮影・帖地洸平)

 新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が適用された福岡県は2日、福岡都市圏、北九州市、久留米市の計22市町村の飲食店に酒類の提供停止と午後8時までの「時短営業」を要請した。「酒が悪いのではなく、各人の自覚が問題なはずなのに」。たび重なる規制に飲食業者や酒卸業者からは悲痛な声が上がった。


 「何度も繰り返され、精神的に参っている」。福岡市中央区の焼き鳥店「安兵衛」の佐田将暢店長(47)はため息をついた。書き入れ時のお盆前後まで予約が入っていたものの、断りの電話を入れたという。

 準備が間に合わない店は4日まで酒類提供を伴う午後9時までの営業が認められる。佐田店長は5日から休業に入るという。感染者が急増する中で客の入りが読めず「仕入れでロスが出てしまうかもしれない」と判断した。

 「酒なし」でも営業することを選んだ同区の和食店店長(47)は「とにかく手元に現金がほしい」と語る。初めて酒類停止となった5〜6月以降、県からの協力金の支給スピードが遅くなったと感じている。「営業して稼ぎ、滞っている支払いに充てる。本音では酒を出したいのを押し殺している。この思いを国や県はくんでほしい」と訴えた。

 休業する店が増え、酒卸業者は苦境に立たされる。久留米市の業務用酒類販売会社「IZUMIYA」の堤準也取締役本部長は「売り上げはほぼゼロになる。飲食店のように協力金もない。現実は厳しい」と話した。

(高田佳典、平峰麻由)

4501チバQ:2021/08/04(水) 05:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e814d10a429d7cb62dd16a71bf46f0ec529184b9
梅田の阪神百貨店のクラスター 感染者は115人に
8/3(火) 12:53配信

関西テレビ
感染者の8割は食品売り場の従業員

クラスターが発生した大阪梅田の阪神百貨店で、新たに18人の感染が判明し、感染者は計115人となりました。

大阪市北区にある阪神梅田本店では、従業員のクラスターが発生したことから、先月31日から2日間全館臨時休業し、2日から地下1階と1階の食品売り場を除いて営業を再開しました。

運営するエイチ・ツー・オーリテイリングによると、約2000人にPCR検査を実施していて、2日に新たに従業員18人の感染が判明し、先月26日以降の感染者数は計115人となりました。

感染者の8割は、食品売り場の従業員だということです。

クラスターの原因は分かっていません。

エイチ・ツー・オーリテイリングは「対策を強化していたにもかかわらず、多くの感染者が出たことに驚愕している。換気の強化やPCR検査の実施、科学的な調査などを進め、全館の営業再開に向けて全力で取り組む」としています。

関西テレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b7f1ebacf851fd135f0498b568a9c6cb3dafdcb
ルミネエスト新宿 4日、臨時休業に 従業員ら感染で
8/3(火) 18:48配信

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 東京・新宿にあるルミネエスト新宿のテナントに入る店舗の従業員らに新型コロナウイルスの感染が相次いだため、4日に全館を臨時休業することになりました。

 先月21日から今月3日までの間に59人の感染が確認されたということです。

 全館を消毒することにしています。

テレビ朝日

4502とはずがたり:2021/08/05(木) 18:49:30
従業員同士では無くお客からならもう全国の百貨店一ヶ月ぐらい閉めっぱなしにしとかなあかんで。

ただし日本の濃厚接触基準ザルだからな。結局濃厚接触してないけど世界基準だと普通にうつるやんってありそう。

松井市長 大阪の百貨店クラスター「お客さんからの感染が可能性としては高い」
8/5(木) 15:26配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4171924b4f62c34ec94689650827757672e5638
Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE

 大阪市の松井一郎市長は5日午後、大阪市役所で定例記者会見を開き、大阪市北区の阪神百貨店で4日までに計133人の新型コロナウイルスの感染が判明している件について「様々な調査をした結果、当初はバックヤードでの従業員同士の感染を疑っていたが、その可能性は低い。お客さんからの感染というのが可能性としては高いのかなと考えているところです」と述べた。

 会見で松井市長は、明確なエビデンスはないと前置きした上で「当初はバックヤード、従業員のみなさんの接触による感染拡大を疑われたけれど、疑われる根拠がほぼなかった」と話した。

 会見での松井市長の説明によると、百貨店側は非常に厳しい対策を取っており、従業員は37度以下の体温で出勤。職場に入る時も体温測定をし、従業員休憩室や食事をする場所の距離もとられ、パネルも用意していたという。

 また、全従業員が不織布のマスクをしており、松井市長は「一部のエリアの売り場に固まっているということを考えると、従業員同士の感染は考えにくいということです」と説明した。

 報道陣からは「阪神百貨店の再開にあたっては、どうすれば再開できるか見解は」との質問があった。

 それに対し、市の担当者は「現在、総勢約2000人検査中で、全員の方の結果が分かった段階でどういう対応をとったら好ましかというアドバイスを保健所からさせていただいて、最終的には百貨店の方で判断されると考えます」と答えていた。

4503チバQ:2021/08/10(火) 15:02:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd3eba472cf2ccb060860157355f56888e77797b
似た店はもう…書店併設、無人決済 新型コンビニ続々
8/9(月) 10:00配信


朝日新聞デジタル
ローソンの書店併設型店舗では、店内の書店スペースに本が平積みされている=同社提供

 コンビニ大手が新しいタイプの店舗を開業している。似た店を大量に出店するビジネスモデルが限界を迎えているからだ。新型コロナ禍で変化した生活様式に対応する狙いもある。

【写真】ファミリーマートの無人決済店舗では商品棚から商品が動くと、近くにいる人が取ったと認識する=2021年8月6日午後5時6分、東京都新宿区

 ローソンは6月、埼玉県狭山市の店舗を「書店併設型」に改装してオープンした。弁当、おにぎり、日用品といったなじみの商品に加え、本や雑誌など約1万5千冊をそろえている。

 書店併設型店は数年前から埼玉、神奈川、広島の3県ですでに21店を展開している。これらの店は地域の書店の協力で書籍をそろえているが、狭山市の店舗は、新たに連携した出版取次大手の日本出版販売から仕入れる。全国をカバーする仕入れルートがあれば、近くに書店がなくても柔軟に出店できるようになる。

 仕入れルートを整備したのは、コロナ禍で自宅近くのコンビニで本を買う人が増えたからだ。在宅時間が増え、大型商業施設などの休業が相次いだ影響とみられ、2020年度は書籍・文庫本の売り上げが前年より2割伸びたという。

 ローソンは地域の書店が減っていることもチャンスとみる。24年度までに書店併設型を100店まで増やす方針だ。

 ファミリーマートは、入店から退店まで客が店員と接しない「無人決済店」の展開を進める。8月13日には西武新宿線の中井駅(東京都新宿区)内にある「トモニー中井駅店」を、リニューアルオープンする。

朝日新聞社

4504チバQ:2021/08/11(水) 11:20:48
https://www.iza.ne.jp/article/20210422-WNHXELJKZZJMPJOHI4EEKDO6HI/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
コロナ収束後、「ないままでいい」飲み会 3位「新年会」、2位「会社の定期飲み会」、1位は?
2021/4/22 14:28
新型コロナウイルスの影響で、会社の歓送迎会・忘年会が中止になったり、オンラインで開催されたりしている。コロナ収束後、職場におけるリアルな飲み会を希望している人はどの程度いるのだろうか? キリンホールディングス(HD)は月に1回以上飲酒する全国の20〜50代の男女1000人を対象に実施した「コロナ禍を受けた飲酒と『アルハラ』に関する実態調査」の結果を発表した。

コロナ収束後に復活させたい飲み会を聞くと、1位は「花見」(43.9%)で、2位は「忘年会」(41.9%)、3位は「誕生日会」(40.5%)という結果に。キリンHDは「その季節ならではのイベントが恋しくなっている人が多いように見受けられる」と分析する。

コロナ収束後は仕事の飲み会をしたくない
コロナ収束後も、「ないままでいい」と思う飲み会を尋ねた。すると、1位は「取引先との接待」(64.8%)で、2位は「会社の定期飲み会」(61.9%)、3位は「新年会」(49.5%)と続いた。1位と2位がともに60%以上の回答を集めていることから、同社は「仕事関連の飲み会を避けたいと感じている人が多いことが見て取れる」としている。

「取引先との接待」と回答した人からは、「気を遣うのがしんどいから」(25歳女性)、「もともと必要ない。したくもされたくもない」(41歳男性)、「接待を必要とせずとも関係性は築ける」(52歳女性)、「自分の望む飲み会ではないうえ、気疲れするため」(26歳男性)といった声が寄せられた。


「会社の定期飲み会」と回答した人からは「強制的な一気飲みといった『アルハラ』など、さまざまなハラスメントを防げるから」(37歳男性)や「会社の飲み会は業務の延長」(43歳女性)といった指摘があった。

こうした結果を踏まえ、同社は「総じて『プライベートな飲み会はまた楽しみたい。仕事関連の飲み会は、できればこのままなくなってほしい』と感じている人が多いという傾向が見られた」と分析する。

悪質だと思う「アルハラ」は?
「コロナ禍収束後に行う飲み会で、不安やストレスを感じていることを全てお答えください」と質問した。最も多い回答は「会社の飲み会や接待など、行きたくない飲み会に行かされることにストレスを感じそう」(36.0%)で、「帰りたいときに帰れなくなりそう」(31.7%)、「久しぶりなので体調が不安」(23.0%)と続いた。キリンHDは「接待や長酒に付き合わされること、相手に合わせることでの体調不安などが懸念されている」と分析する。また、「アルハラ(アルコールハラスメント)にさらされるのではないか」と回答した人が12.1%存在した。

最も悪質だと思うアルハラを聞いたところ、1位が「酔った上でのセクハラ」(30.5%)で、2位が「飲酒量の強要」(16.7%)、3位が「酔った上での恫喝(どうかつ)」(15.2%)と続いた。

今回の調査は3月30〜4月2日、インターネット上で実施した。

4505とはずがたり:2021/08/12(木) 10:08:40
天ぷらで転倒の客、逆転敗訴 スーパーのサミット―東京高裁
2021年08月04日15時16分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080400773&g=eco

 住友商事子会社のスーパー「サミット」(東京都杉並区)の店舗で床に落ちていた天ぷらを踏んで転倒、けがをしたとして、客の男性が同社に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が4日、東京高裁であった。平田豊裁判長は約57万円の支払いを命じた一審東京地裁判決を取り消し、男性の請求を棄却した。
レタスの水で客転倒 スーパーに2180万円賠償命令―東京地裁

 平田裁判長は、問題の天ぷらはレジ前通路にあり、落としたのは従業員ではなく同店の利用客と認定。天ぷらの大きさは縦13センチ、横10センチ程度で、長時間放置されたとも考えられず、よけることも特に困難ではないと指摘した。
 地裁は昨年12月の判決で同社に安全管理義務違反があったと結論付けたが、平田裁判長は「店舗の設置、管理の瑕疵(かし)によって事故が発生したと認められない」とした。
 高裁判決などによると、男性は2018年4月、練馬区内の同社店舗でカボチャの天ぷらを踏んで転倒し、右膝を負傷した。同社は事故への対応として約6万円を支払っていた。

4506とはずがたり:2021/08/12(木) 10:17:07
阪神梅田本店、感染67人に 2日間臨時休業
7/31(土) 18:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/06c88457a2dac23816d85b88b7e2caa6ba3c8f05
共同通信

 阪急阪神百貨店は31日、阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)で従業員14人の新型コロナウイルス感染が新たに判明したと発表した。同店ではクラスター(感染者集団)が発生しており、これで感染者数は計67人になった。同店は31日から2日間、感染対策を強化するため全館を臨時休業にしている。

 14人は30日に陽性と判明した。内訳は地下1階で7人、1階で3人、3階で1人など。いずれも接客を担当していた。26〜29日にも食料品売り場を中心に計53人の感染が判明していた。

 阪急阪神百貨店は、臨時休業の間に「さらなる感染対策を実施する」としている。

4507チバQ:2021/08/14(土) 01:58:25
むしろ今までやってなかったの!?時短より密減らすほうが先では!?
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e2980b6c0317d3feec918e3ace9ebdce2b788dd
高島屋、混雑時は全店で食料品フロア入場制限…大丸松坂屋や三越伊勢丹も制限
8/13(金) 21:36配信


読売新聞オンライン
新型コロナウイルス

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言を受け、日本百貨店協会は13日、緊急事態宣言が発令されている地域の店舗で、入場制限などを通じて混雑の緩和を図るよう通知した。これを受け、各社は相次いで対応を打ち出した。

 そごう・西武は14日から、緊急事態宣言が発令されている東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県にある7店舗で、混雑時に入場制限を行うと発表した。

 高島屋は宣言対象外の地域を含む全店で、食料品フロアで混雑時に入場制限を行う。食料品以外のフロアでも状況に応じて入場制限をするほか、レジ待ちの際に間隔を取るよう求める。

 東武百貨店や大丸松坂屋百貨店、三越伊勢丹も、首都圏の店舗の食料品フロアを中心に、混雑時に入場を制限する。東武は、館内が混雑する夕方以降の時間帯を避け、午前10時から午後4時までに買い物を済ませるよう呼びかける。大丸松坂屋は、店内にいる客数を表示するモニターを店頭に順次設置する計画だ。

 阪急阪神百貨店は13日、阪急百貨店梅田本店(大阪市)で、食料品売り場への入場規制を実施した。午後2〜7時に、エレベーターが地下1〜2階の食料品売り場に止まらないようにするなど、出入り口を限定し、客数がピーク時の半分以下になるよう制限した。他店舗にも拡大する方向だ。

 クラスター(感染集団)が発生し、食料品売り場が休業中の阪神百貨店梅田本店(同)は、営業の再開を20日に予定しているが、入場を制限する見通しだ。近鉄百貨店も、あべのハルカス近鉄本店(同)で、14日から混雑時の入店客数を制限する予定だ。

4508とはずがたり:2021/08/15(日) 21:06:51
>>4507
吃驚ですよね,俺も思いました。

店員にクラスタ連発で伊勢丹新宿の隠蔽とかあってもう閉鎖しろよとかとか思いましたがもっと基本的なとこから出来てなかったようで,,

4509荷主研究者:2021/08/15(日) 21:11:39

https://kumanichi.com/articles/303491
2021年07月07日 18:14 熊本日日新聞
星野リゾート、パルコ跡地にホテル 熊本初進出、23年春開業 パルコも再出店へ

熊本パルコ跡地に建設中のビルの外観イメージ(星野リゾート提供)

ビルの建設が始まった熊本パルコ跡地(中央)。星野リゾートが運営するホテルとパルコの商業施設が入居する。左は鶴屋百貨店、右は下通アーケード=熊本市中央区

 星野リゾート(長野県軽井沢町)は7日、熊本市中央区手取本町の熊本パルコ跡地に建設中のビルにホテルを開業すると発表した。同社が熊本県に進出するのは初めて。パルコ(東京)も同日、同ビルに新たな商業施設を出店すると発表。いずれも2023年春の開業を予定している。

 星野リゾートは、三陽(熊本市)が建設するビル(地上11階、地下1階)の3〜11階を賃借した上でホテルを運営する。延べ床面積6021平方メートルで、客室数は160。ブランドは未定だが、都市観光ホテルの「OMO(おも)」や若者向けの「BEB(ベブ)」を軸に検討している。

 星野リゾートは、近年は九州での事業展開を加速。新型コロナウイルス収束後の観光需要増加も見据え、進出を決めた。7日、熊本市役所で記者会見した瀬尾光教・国内企画開発グループディレクターは「全国から集客することで地域のにぎわいに貢献したい」と述べた。

 パルコは同日、ビルの地下1階〜地上2階(延べ床面積3424平方メートル)を三陽から賃借し出店することを決めたと発表した。施設名は未定。

 ビルは20年2月末に閉店した熊本パルコの跡地に1日着工し、延べ床面積9992平方メートル。23年1月に完成予定。(東有咲、田上一平)

4510とはずがたり:2021/08/15(日) 21:12:18

もう殆ど治水スレの話題だがw

https://twitter.com/mui_king/status/1426343173295534081
今日のむいむい
@mui_king
豪雨のたびに水没していた小郡イオンが止水扉や防水壁を築き、水害時に超速で土嚢積み上げる自衛隊並みのオペレーション力を鍛え上げた結果、周辺が水没しても小郡イオンだけ生き残るようになったのを小郡市民が「モン・サン・オゴオリ」って言ってて爆笑した。

豪雨のたびにこうなってたらそりゃ本気にもなる。知人は店内浸水の時に働いてて、「まさか職場で泳ぐと思わなかった」って笑ってた。

豪雨時の小郡市民、「ちょっと小郡イオンの様子見に行ってくる」って笑わせにくるからズルい。


【日本のヴェネチア】豪雨のたびに水没していた小郡イオンが止水扉や防水壁を築き周辺が水没する中で小郡イオンだけ生き残って「モン・サン・オゴオリ」が爆誕
2021.08.14
https://matomebu.com/wadai/aeon-ogori20210814/

これまでの小郡イオンと冠水の歴史

2018年の小郡イオンの様子(冠水した店内と駐車場)

2019年の小郡イオンの様子

2020年6月 冠水対策を強化で防水壁を設置済み、一時閉店もすぐに営業再開

2020年7月 周辺が冠水も小郡イオンは無事

2021年8月13日〜14日にかけて周辺が水没、小郡イオンはさらに対策強化で無事

小郡イオンだけ生き残って「モン・サン・オゴオリ」が爆誕

4511荷主研究者:2021/08/15(日) 21:43:27

https://www.yamagata-np.jp/news/202107/15/kj_2021071500402.php
2021/7/15 22:22 山形新聞
酒田「清水屋」71年の歴史に幕 愛された街の拠点

長年市民に愛され続けてきたマリーン5清水屋が最終営業日を迎え、最後を見届けようと多くのファンが訪れた=15日午後5時43分、酒田市

 経営悪化で事業継続が困難になった酒田市中心部の「マリーン5清水屋」が15日、最後の営業を終え、71年の歴史に幕を下ろした。港町・酒田のファッションや食、文化の発信拠点として多くの足跡を残しながら、近年は郊外店などに押されていた。日本百貨店協会には非加盟ながら、百貨店としての営業形態を続けてきた老舗が閉店し、県内からデパートの灯がいよいよ消えた。

 前身は呉服店で、1950(昭和25)年に清水屋デパートとして開業した。その後、同市中心市街地の中町に新店舗のビルを構えた。76年の酒田大火では被災しなかったが、復興の象徴として78年に現在の場所に6階建ての酒田セントラルビル(マリーン5)が建設され、清水屋は主要テナントとして移転。ハイブランドの衣料品や化粧品の直営店も入り、市内だけでなく庄内全域、隣県からも客を集めた。

 郊外店に客を奪われる中でも、中合(福島県)と資本提携し「中合清水屋店」としてリニューアルするなどし、根強い顧客に支えられた。その後、中合が撤退し「マリーン5清水屋」として再スタート。日本百貨店協会から加盟は外れたがデパートとして営業を続けてきた。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響も受け、今年5月、当時の社長が死去したことが大きな転換点となった。負債額は約10億円で今後、自己破産を申請する。核を失った中心市街地をいかに活性化させるか、建物の扱いも含め、大きな課題となる。

4512とはずがたり:2021/08/16(月) 00:00:56
反社勢力伊勢丹。

伊勢丹新宿店が取引先の外部社員に、事実上の「PCR検査阻止令」の波紋
ダイヤモンド編集部 山本興陽:記者
https://diamond.jp/articles/-/279421
ビジネス Diamond Premium News
2021.8.13 5:12 会員限定今月残り4記事

自主的にPCR検査を受けるならば、結果判明の2日前から休んで――。新型コロナウイルスの感染者が続出する伊勢丹新宿店で、三越伊勢丹ホールディングスが取引先の外部社員に示した「感染防止ルール」が反発を招いている。現場の従業員からは「事実上のPCR検査“阻止令”だ」との不安の声があがっている。(ダイヤモンド編集部 山本興陽)

「あの伊勢丹新宿がこんな指示を出すとはね。意地でも営業を続けたいんでしょう」

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)の旗艦店である伊勢丹新宿店が8月上旬、取引先の外部社員に示した「感染防止ルール」の内容を聞いたある小売業関係者はこう苦笑した。

 新型コロナウイルスの全国的な感染拡大が止まらない。デルタ株の流行もあり、全国の新規感染者数が1万人を超える日が続く。

 百貨店で国内トップの売上高を誇る伊勢丹新宿店でも、感染者が続出中だ。

 伊勢丹新宿店では約1万1500人が働いている。このうち三越伊勢丹HDの自社雇用従業員は約2000人で、残る約9500人は取引先の外部社員だ。

 外部社員の人数が多いこともあり、伊勢丹新宿店の従業員の感染者も、外部社員が中心だ。従業員向けのホームページによれば、7月29日から8月4日までの7日間の感染者数は70人。このうち自社雇用の従業員は1人で、外部社員の感染者数が69人とほとんどを占めている。

 外部社員は接客業務に従事するケースが多いため、もともと感染リスクが高い。これに加え、外部社員のコロナのワクチン接種が進んでいないという要因もある。

 三越伊勢丹HDは社員向けのワクチンの職域接種を進めている。しかし、取引先の外部社員には行き渡っていない。

 伊勢丹新宿店のあるテナント関係者は、「ワクチンを打ったのは10人弱のスタッフのうちたった1人。その1人も1回目だけ。テナントによっては、利用客も従業員も共に若年層で、双方ともワクチンを打っていない状態もざら」と危機感をあらわにする。

 ワクチンが行き届かない状況下で、伊勢丹新宿店が率先して取り組むべきことは、うがい手洗いや三密回避といった予防対策の“基本”に加えて、感染状況を速やかに把握するためのPCR検査の徹底だろう。

 それにもかかわらず、伊勢丹新宿店ではPCR検査が“受けにくい状況”になっているという。8月上旬に取引先の外部社員に示された「感染防止ルール」がその“元凶”だ。

 このルールを聞いたある伊勢丹新宿店の従業員は、「取引先従業員に対しての事実上のPCR検査“阻止令”だ」と憤りを露わにする。

 ダイヤモンド編集部は三越伊勢丹HDが取引先の従業員に示した内部資料を入手した。そこには「感染防止に向けた11のルール」と題し、まるでPCR検査を受けさせたくないかのような高いハードルが記されていた。

4513チバQ:2021/08/19(木) 10:39:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dc4c89ec196224343826915172c5e059b6cd11e
深夜まで飲み歩き、ワクチン打たず…若者の“言い分”は
8/19(木) 10:07配信

西日本新聞
福岡市中央区大名の飲食店街を歩く若者たち=17日午後7時50分すぎ(撮影・帖地洸平)

 福岡県に4回目となる新型コロナの緊急事態宣言が出される。若者の感染が急増する中、福岡市内の繁華街では、酒を提供する飲食店で深夜まで飲み歩く姿が目立つ。「もう慣れた」「何も変わらない」。口々に自粛疲れを訴えるが、若年層にも重症化のリスクはある。専門家は「若者も行動変容が不可欠」と呼び掛けている。

【グラフ】福岡の感染者数の推移

 17日夜、福岡市中央区の繁華街。市内はまん延防止等重点措置によりアルコール提供が禁止されているが、一部の飲食店の前には「お酒飲めます」「朝5時まで営業」との看板が立っていた。20〜30代くらいの人たちで満席の店もあり、マスクなしで談笑する姿が目立つ。

 友人と飲んでいた男性(28)は「こうして経済を回しているのは若者じゃないんですか」と語気を強めた。別の男子大学生(21)は「宣言が出ても、店が開いている限りは飲みにくる」と言い切った。

 「自粛しても感染者は減らない。国が効果的な対策を打ち出せていない」。福岡県筑紫野市の女性会社員(23)は、政府の場当たり的な対応にため息をついた。自身は営業職で人と接するため外食は控えているが、「出歩く若者が悪者扱いされるのは違うと思う」と語った。

 厚生労働省によると、全国の感染者(4〜10日)のうち、20代は29%、30代は18・4%、40代は16・5%を占める。若い世代へのワクチン接種は始まったばかりで、九州の県庁所在地と政令市でも30歳代以下の接種率は低調。長崎市と大分市ではまだ始まっていない。

 ワクチンの副反応への懸念から、若い世代ほど接種を敬遠する傾向があるとの調査結果もあるが、「打ちたいが休日に予約が取れない」「副反応で仕事を休むのが嫌」(ともに21歳女性)と事情はさまざまだ。各自治体は若い世代に接種を呼び掛けているが、ある自治体の担当者は「国からのワクチン供給量が足りず、若者の接種希望者が増えれば、対応できなくなる可能性もある」とこぼす。

 福岡県内の病院の入院調整に携わる九州医療センター(福岡市)の野田英一郎医師は「気を緩めずに基本的な感染予防を徹底しなければならない。これまでのコロナ対策は高齢者の命を守る面が大きかったが、若い世代も自分自身の命を守るために危機感を持ってほしい」と強調した。

 (森井徹、高田佳典)

4514チバQ:2021/08/21(土) 00:54:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20210820k0000m040251000c.html
百貨店を襲う従業員クラスター 業界にショック「対策どうすれば…」
2021/08/20 18:20毎日新聞

百貨店を襲う従業員クラスター 業界にショック「対策どうすれば…」

阪神百貨店梅田本店が全館営業を再開し、入場制限の看板を設置する従業員=大阪市北区で2021年8月20日午前9時55分、木葉健二撮影

(毎日新聞)

 新型コロナウイルスが猛威を振るう「第5波」で、これまでクラスター(感染者集団)が発生していなかった百貨店でも「デパ地下」の従業員らの間で集団感染が起きている。感染予防を徹底し、自らを「安全な施設」と自負してきた百貨店での異変は、業界に衝撃を与えている。【井口彩、田畠広景、柳楽未来】

 20日朝、約3週間ぶりに全館営業を再開した阪神梅田本店(大阪市北区)では、開店前から100人ほどが行列をなした。この日から13都府県に拡大された緊急事態宣言で政府が百貨店に入場制限を要請していることに伴い、入り口の数を限定したためだ。60代の主婦は「感染対策に不安もあるが、ここでしか売っていないギョーザを買いに来た。入場制限は仕方がない」と語り、開店すると「ゆっくり進んでください」とのアナウンスに促されて店へ入っていった。

 阪神梅田本店では7月26日〜8月8日、地下1階と1階の食品売り場を中心に従業員145人が新型コロナに感染した。7月31日と8月1日に全館を休業し、食品売り場は20日の営業再開まで休業を余儀なくされた。阪神と同じエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの傘下で、店舗が近い阪急うめだ本店(同市北区)でも7月27日〜8月20日に100人超の従業員が感染した。17日から地下1階の食品売り場と1階のアクセサリー・雑貨売り場を休業中だ。阪神、阪急ともにクラスターの原因は分かっていない。

 ◇対策強化も感染拡大止められず

 実は阪急では、先行した阪神でのクラスター発生を受け、感染対策を強化していた。混雑すると二酸化炭素(CO2)の濃度が高まることから、換気の目安を測るセンサーを食品売り場に5台設置し、食品売り場に限っていた24時間換気を全フロアに拡大。従業員に対しては、飛沫(ひまつ)防止効果が劣るとされるウレタンや布製のマスクではなく不織布のものを着けるよう徹底させた。13日からは地下1、2階の食品売り場で来店客の入場制限を自主的に開始。混雑時は、地下鉄の改札に近い地下1階入り口を閉鎖した。それでも感染拡大を止められなかった。

 ◇「原因不明」に現場苦慮

 全国の百貨店では定期的な消毒や飛沫防止シートの設置、会計時に現金の手渡しを防ぐトレーの使用といった感染対策を施してきたこともあり、今春の「第4波」まではクラスターの発生がほとんどみられなかった。このため、政府が第4波で百貨店に休業を要請した際には、日本百貨店協会が反発。「感染予防対策をしっかりしており、むしろ安全な施設と信用してほしい」とする百貨店の声を取り上げ、政府に配慮を求めたほどだった。そんな業界にとって、大阪を代表する二つの百貨店で起きたクラスターはショックだった。関係者は「現場の緊張感がさらに高まった」と明かす。各店が感染対策の見直しを迫られ、あべのハルカス近鉄本店(同市阿倍野区)や高島屋大阪店(同市中央区)は客数をカウントし、混雑時に出入り口を減らすなどして客数を絞ることにした。

 市保健所などは4日に阪神、11日に阪急の感染対策を現地で確認したものの、「やらなければならないことができていない、という指摘は特段なかった」(広報)という。阪神と阪急は当面、食品売り場を中心に従業員のPCR検査を2週間おきに続けるとしている。だが、原因不明の感染拡大に現場は困惑している。ある百貨店関係者は「阪急と阪神で感染が広がった原因が分からないのに、具体的にどんな対策を取ればいいのか。基本的な対策を再度徹底し、より慎重に備えるしかない」と話した。

4515チバQ:2021/08/21(土) 00:55:02
 ◇「デルタ株影響」と専門家

 阪神、阪急でのクラスターはなぜ起きたのか。

 まず疑われるのが、売り場の裏側「バックヤード」だ。食堂で従業員同士が会話したりするなかで、感染が広がった可能性がある。しかし、大阪市保健所の現地調査によると、従業員用の休憩室や食堂の感染対策に大きな問題は見つからなかった。出社前の検温や自覚症状のチェックといった体調管理にも穴はなかったという。

 調査結果を受け、松井一郎市長は5日、「客からの感染の可能性が高いのではないか」との見方を示した。しかし、市保健所は、現段階で「客」が感染源とは断定していないとしている。担当者は「対策はきちんとされていたことは確認できたが、クラスターの発生原因はつかめていない」と話すにとどめた。

 大阪健康安全基盤研究所の朝野(ともの)和典理事長は「感染力の強いデルタ株の影響が考えられる。換気や『3密』(密閉、密集、密接)の防止など、これまでの対策だけでは感染を防げない可能性がある。不織布マスクの着用の徹底などに加え、人と会話する機会をさらに減らす必要がある」と指摘した。

4516チバQ:2021/08/21(土) 00:55:55
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-_west_west_affairs_US5CSB3QBNMXHAZJTYLIGJJP3Q.html
デパ地下入場制限開始 利用者も困惑
2021/08/20 11:18産経新聞

デパ地下入場制限開始 利用者も困惑

入場を制限して全館営業再開となった阪神梅田本店 =20日午前10時1分、大阪市北区(柿平博文撮影)

(産経新聞)

緊急事態宣言が13都府県に拡大された20日、大型商業施設への入場制限の要請も始まった。各地の百貨店は開店から対応に追われ、利用者からは「仕方ない」「意味があるのか」とさまざまな声が上がった。

7月26日から8月8日までに従業員145人の感染が判明した阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)ではこの日、感染者が集中した1階と地下1階の食品売り場「デパ地下」の営業を3週間ぶりに再開。入り口に設置したセンサーで入場者をカウントし、混雑状況に応じて入り口の数を変更するなどして客数を平常時の半分程度まで抑える。

高島屋大阪店(同市中央区)でも出入り口を減らし、状況次第でデパ地下の入場を制限。午前10時に開店すると、約20人の客が消毒や検温をした上で入店していった。

ほぼ毎日同店を利用するという大阪市大正区の女性(79)は「こういう状況だから仕方ない。すいている時間帯を選び、滞在時間もなるべく短くしている」と理解を示した。一方、京都から訪れた男性会社員(20)は「地下鉄や街中には人があふれている。特定の場所だけの制限に意味があるのか」と疑問を投げかけた。

4517とはずがたり:2021/08/30(月) 23:03:50
関西スーパーは利益率が低く、てこ入れが必要となっていたとのこと。

阪急オアシス・イズミヤ・関西スーパーが事業持ち株会社の下にぶら下がる感じになるそうな。全国10位程度。万代とも提携中。
関西スパには首都圏地盤のオーケー(横浜市)も3月末時点で7%強を出資してるそうな。その辺との関係も焦点とのこと。

阪急阪神系H2O、関西スーパーを買収へ 系列2社と統合
2021年8月30日 17:28 (2021年8月30日 19:57更新) [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF203F80Q1A820C2000000/?unlock=1

4518チバQ:2021/09/03(金) 23:33:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/0be4abf2a59524a0c663916ece2f8f5e7a07ded2
飲食業者「コロナ対策さじ投げたのか」菅首相退陣に怒りとため息
9/3(金) 19:41配信
毎日新聞
菅義偉首相の自民党総裁選不出馬を伝えるニュースを見つめる根室食堂の平山徳治店長=東京都港区で2021年9月3日午後2時9分、木下翔太郎撮影

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出されている真っただ中で、菅義偉首相が自民党総裁選不出馬を表明した。酒提供などの自粛要請に繰り返し応じてきた飲食業者からは「無責任だ」などと厳しい声が上がった。


 「コロナ対策にさじを投げたのか」。東京・新橋(港区)の焼き鳥店「山しな」の店長、山科昌彦さん(46)は菅首相の不出馬をニュースで知って、ため息をついた。

 緊急事態宣言が出される度にテレビで記者会見を見てきたものの、用意された文章を読み上げているだけのように見えた。「自分の言葉じゃないから重みがない。棒読みで『最後の緊急事態宣言にしたい』と言われても、生活がかかっているので胸には響かない」

 最初の緊急事態宣言が出された昨春以来、飲食店は営業時間短縮や酒類の提供停止を断続的に求められており、都内では今年に入ってから通常営業が認められた日はない。山科さんも要請を守り続けているが、8月に感染者が増えると客足は途絶え、客が1人だけの日もあるという。「商売としてはもちろん苦しいですよ。だけどコロナ禍でも安心して食べに来られる場所であり続けたい」と語る。

 山科さんは菅首相が就任してからの約1年間でコロナ対策に進展はなかったと感じている。「次に首相になるのが誰かは分からないけれど、飲食店への制約に偏った今のコロナ対策を見直し、国民に寄り添った政策を行ってもらいたい」と強調した。

 同じ新橋で居酒屋「根室食堂」を構える店長の平山徳治さん(49)は「僕らは居酒屋を続けていけるのか不安をずっと抱えている。課題が解決できていない今、(首相を)辞めるべきタイミングではないのでは。無責任だ」と語った。

 同店も酒類の提供停止や時短の要請に従い続けている。刺し身など海鮮料理が自慢の店にとって酒類の提供停止は致命的で、売り上げは例年の1割以下に落ち込んだ。協力金も支給が遅れ、経営が厳しい状況は続く。客足の回復が見込めず本来ならにぎわい始める午後5時ごろに店を閉める日も増えており「この先どうすればいいかとの不安は尽きない」と声を落とす。

 平山さんにとって、自民党の次期総裁選を巡る動きは、直視すべきコロナ対策ではなく政局に力が入っているように感じる。「僕らの立場からするとお祭り騒ぎのようにも見えて、あきれてしまう」。首相が交代することについても「あまり期待ができない。何も変わらないのではないか」と不安を口にした。

 今後は新橋の店を存続するために、オーナーを務める都内の別の居酒屋を年内で閉めてスーパーで鮮魚の販売に乗り出すことも決めた。平山さんは「現場の声をしっかりと聞いてくれるような政府に変わってほしい」と願っている。【井口慎太郎、木下翔太郎】

4519チバQ:2021/09/04(土) 04:26:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/84d31bdf9d99449e84383058e9c4d9a022e5e1cf
オーケーがH2Oとの関西スーパー争奪戦に名乗り 5年越しの因縁表面化
9/3(金) 20:17配信


産経新聞
関西スーパー買収の経過

首都圏が地盤のディスカウントスーパー、オーケー(横浜市)が3日、関西が地盤の関西スーパーマーケット買収に名乗りを上げた。関西スーパーは先月31日、阪急阪神百貨店などを運営するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの経営統合で合意していた。3社は過去にも水面下で牽制(けんせい)し合っており、因縁の対決が表面化した格好だ。

「株主利益の最大化の観点から公正に比較検討いただけたのか」

オーケーは3日に公表した声明で、自社からの買収提案を拒否しH2Oとの経営統合を選んだ関西スーパーに疑問を示した。

オーケーは関西スーパーが来月下旬に開く臨時株主総会で、H2Oとの経営統合案に反対すると表明。議案の否決と関西スーパーの合意を得た場合、関西スーパーに対し、2日の終値を6割超上回る1株当たり2250円でTOBを行い、完全子会社化する考えを明らかにした。

昭和33年創業のオーケーは首都圏で120店舗以上を展開。創業者の飯田勧会長は、兄の保氏が居酒屋チェーン運営テンアライド、弟の亮氏が大手警備サービス、セコムを創業した経営者一族だ。過去には、売り場づくりや生鮮品の鮮度管理などのノウハウを学ぶため、関西スーパーに社員を派遣していたこともある。

今回の争奪戦に至る発端は平成28年。関西への進出を模索していたオーケーが、関西スーパー株を大量取得していたことが判明。資本提携を目指していたとみられるが、協議は進まなかった。同じ関西地盤のH2Oが同年10月、関西スーパーと資本業務提携し筆頭株主となった。

現在、H2Oが関西スーパー株約10%を持つのに対し、オーケーも約7%を保有している。

関西スーパーは3日、「H2Oとの経営統合を撤回する意向はない」とするコメントを発表した。

今回の買収合戦の背景には国内食品スーパー市場の縮小がある。新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要は追い風となっているが、人口減少に加え、ドラッグストアやネットスーパーとの競争激化で、先行きは厳しさを増している。

岩井コスモ証券の清水範一シニアアナリストは「中堅スーパーが大手との価格競争で生き残るためには規模の拡大が求められる。今回の争奪戦で業界再編につながる可能性もある」としている。(山本考志)

4520チバQ:2021/09/06(月) 00:00:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/dba8b9d135ed63e2b107c3d73dd43576bbb1cf59
営業実態がないのに協力金 緊急事態宣言から3カ月の沖縄、飲食店はいま
9/5(日) 15:19配信
琉球新報
営業実態が確認できないにもかかわらず、張り紙で休業を示す店舗の入り口=9月、沖縄本島中部

 新型コロナウイルス感染拡大が収まらず、8月23日で緊急事態宣言が発令されて3カ月となった。感染拡大防止では、県の時短営業・休業要請に応じた飲食店へ協力金が支払われる。沖縄本島中部のある飲食店街では、営業実態がないにもかかわらず、時短要請に応じたと装う店を本紙記者が確認した。



 時短要請が出ていた2月、ある店の出入り口には「県の時短要請に従い、20時までに閉店します」と手書きの張り紙があった。張り紙の内容からは午後8時前の営業はあるように受け止められる。しかし、2〜3月、本紙記者は実際に営業そのものがないことを確認している。

 再び時短が要請された「まん延防止等重点措置」期間の4〜5月、店舗の張り紙は新たな時短に応じていることを知らせる文面に変わったが、同じく営業実態はなかった。

 県が公表している協力金の3期分(昨年末〜2月)の受給一覧には、この店舗名がある。休業要請が加わる緊急事態宣言の5〜6月は「休業致します」の張り紙に変わった。宣言が続く9月2日時点でも、休業中としている。

 7月に電話取材に応じた女性経営者は「(国や県から)営業するなと言われ閉めている。(協力金は)正式な手続きで、法にも何にも違反していない」と答えた。

 協力金を担当する県中小企業支援課には昨年末からこれまでに、「店を開けているのに協力金を申請している」「午後8時以降の営業実態がないのに申請している」など約300件の情報提供があるという。一方、対象外にもかかわらず受給し、のちに返納を申し出た事例は1件だという。

 同課は「書面で審査し、支給している。支給後も情報提供を基に調べ、不正が明らかになった場合は返納を働き掛ける。県警とも連携して対応している」と話した。

4521荷主研究者:2021/09/11(土) 11:22:10

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00608353?isReadConfirmed=true
2021/8/12 05:00 日刊工業新聞
福岡の娯楽施設、相次ぎ閉鎖へ 運営企業、苦しい判断

利用者低迷にコロナ追い打ち 地域貢献と収益追求の狭間で

西日本鉄道が運営する遊園地「かしいかえん」。12月末で閉園する

 福岡市民に親しまれた娯楽施設で営業終了の決定や検討が相次いでいる。利用者数の低迷に加えて新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が追い打ちをかけた形。地域に根ざした事業からの撤退と収益性の追求の間で揺れる、運営企業の苦しい判断が垣間見える。(西部・三苫能徳)

【西鉄】

 悔しい、残念だ。コロナがなければ―。西日本鉄道の倉富純男会長(当時社長)は、社長として最後の定例会見で声を詰まらせた。その場で発表した、運営する遊園地「かしいかえん」(福岡市東区)の閉園について胸の内を明かした。

 西鉄は、かしいかえんの営業を12月末で終える。チューリップ園を前身に、1956年に「西鉄香椎花園(かえん)」として開業。観覧車やジェットコースターといった遊具を充実させながら、花をめでつつ楽しめる施設として親しまれた。

 入園者数は86年の57万人をピークに減少。近年は30万人ほどで推移し、てこ入れもしたが赤字続き。そこにコロナ禍で本業の運輸事業が打撃を受け、財務改善に向けた「止血」(倉富会長)が急がれた。中期経営計画の修正計画も併せて公表され“聖域なき構造改革”の象徴となった。

 西鉄は同早良区で50年間営業する子会社運営のボウリング場「西新パレスボウル」も2022年3月に閉鎖する。利用者減による赤字と、老朽化に伴う維持コストを勘案した。

 西鉄の林田浩一社長は両施設について「楽しい思い出しかない」と振り返りつつ、「新たな西鉄に生まれ変わるチャンスと前向きにとらえる」と説明する。いずれも施設跡の活用策は検討中。かしいかえんでは「夢を咲かせようプロジェクト」といった企画で最後の恩返しをする。

スケート場「パピオアイスアリーナ」が入る商業施設

【西部ガスHD】

 施設存続の決断を迫られているのが西部ガスホールディングス(HD)だ。グループのアイススケート場の行方が注目されている。

 傘下の西部ガス都市開発(福岡市博多区)が博多区内で運営する「パピオアイスアリーナ」は1991年にオープン。国際規格に準じた市内唯一の常設リンクを擁し、娯楽目的だけでなく近隣県の競技者から練習場としても愛用されてきた。

 だが約20億円の累積損失に加え、環境対応に伴う冷媒設備の更新が必須に。更新費約5億円の負担に耐えきれず、営業終了を検討すると発表した。

 ところがこの内容が市内で広がると、存続を求める競技団体や愛好者から6万人を超える署名が寄せられた。そこで休館を3カ月間延期し、6月末まで営業を継続。7月に休館に入り、営業可否を確認するための設備点検を実施した。

 「1シーズンくらいであれば営業できる」(担当者)との結果で、現行設備ではこの先1―2年の営業は難しいと判断した。西部ガスHDの道永幸典社長は「地域に親しまれた施設なので、継続の判断をできないのは心苦しい」とする。

 他方で「自治体の支援などがあればやる」(道永社長)と可能性を残す。22年3月までに支援者が見つからなければ最終的な判断を下す。地域貢献の実現と上場企業としての収益追求の間で、難しい決断を迫られる。

(2021/8/12 05:00)

4522荷主研究者:2021/09/11(土) 11:40:22

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/581254?rct=n_hokkaido
2021年08/24 05:00 北海道新聞
大塚家具、札幌の店舗閉店へ 道内唯一、9月5日 ヤマダデンキに集約

 家電量販店最大手のヤマダホールディングス(HD、群馬県高崎市)傘下で経営再建中の大塚家具(東京)は、札幌市中央区の商業施設サッポロファクトリー内にある道内唯一の店舗を9月5日で閉店する。店舗再編の一環で、今後、家具の販売は同区にあるヤマダデンキの店舗に集約される。

 サッポロファクトリー内の店舗は2016年1月に開業し、翌年には売り場を2割近く増床して520平方メートルになった。ただ、2千〜3千平方メートルの同社他店舗に比べて狭く、家具と家電のセット販売を強化している大塚家具が「今後の店舗のあり方を検討する中で」(広報)閉店を決めた。

 一方、ヤマダHDは家電だけでなく家具やインテリア、生活雑貨を幅広く扱う新業態の出店や、既存店舗の改装に取り組んでいる。札幌市中央区の店舗も新業態の「ヤマダデンキ テックライフセレクト札幌本店」として7月に改装オープンし、大塚家具の商品を本格的に扱い始めていた。同店は、大塚家具のサッポロファクトリー内店舗で働く従業員らの受け皿になる。

 大塚家具は15年、経営権を巡って当時の会長と社長が対立し、企業イメージが悪化。低価格専門店の台頭もあり5期連続の赤字を計上している。現在は19年12月に第三者割当増資を引き受けて親会社となったヤマダHDの下で、経営の立て直しを図っている。(小沢弘和)

4523とはずがたり:2021/09/16(木) 18:46:31

新型コロナ パナ、展示場閉館へ グランフロント大阪 集客見込めず /大阪
https://mainichi.jp/articles/20210916/ddl/k27/040/311000c
毎日新聞 2021/9/16 地方版 351文字

 パナソニックは15日、大阪駅北側の大型複合施設に入るショールームを2021年度中に閉館すると発表した。グランフロント大阪にある「パナソニックセンター大阪」で、新型コロナウイルス禍で休業が続く中、今後の集客が見込めないと判断した。

 地上1、2階は22年1月31日、地下1階は2月28日に閉める。パナソニックセンター大阪は13年、グランフロント大阪の開業と同時に核テナントとしてオープンした。パナソニックのショールームとしては国内では最大規模。最新家電や住宅設備の見学ができるほか、カフェも併設している。


 今年4月には累計の来場者が1500万人を突破したが、コロナ禍でショールームの機能が十分に発揮できない中、費用面からも運営の継続は難しいと判断。今後はオンラインでの商品案内やセミナー開催に切り替える。

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4524とはずがたり:2021/09/16(木) 23:49:20
奨学金に続いて賃上げ。これが労働分配率向上に繋がるかは不明だが。

米アマゾン、12万5000人を雇用へ 時給は2000円
9/16(木) 18:20配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2226ede1d8cb4a5fde907f3c462a6814ace4ec05
CNN.co.jp
米アマゾンが、倉庫と物流拠点で従業員12万5000人を正規雇用するという

ニューヨーク(CNN Business) 米アマゾンは14日、国内の倉庫および物流拠点で従業員12万5000人を正規雇用する計画を明らかにした。年末のホリデー商戦を控える中、逼迫(ひっぱく)する労働市場で人材を確保すべく、一部職種で高賃金や新たな手当、採用時のボーナスを用意するという。

今回の募集では初任給が平均で、最低賃金の時給15ドル(約1640円)を超える18ドル(約2000円)超に設定された。一部の職種では採用時に最大3000ドル(約33万円)のボーナスが含まれるという。

アマゾンは先週、大半の従業員を対象に、大学4年間の学費を支給するプランを開始する予定であることを明らかにしていた。同様のプランを用意する米小売り大手ウォルマートなどと足並みをそろえた形だ。

小売業者や物流企業の多くは現在、労働者の確保に苦心しており、人手不足への対応策として賃金の増額や諸手当の拡大を実施。労働統計局によると、7月の求人数は小売業界で87万9000件、運輸および倉庫業で22万2000件に上った。

企業は今年のホリデーシーズンにおいて、力強い需要を見込んでおり、人員の増強を進めている。コンサルティング企業デロイトが14日に発表した予測によると、小売り業界の売上高は昨年から最大9%上昇。ネット販売の売上高は最大15%増加するという。

そうした中でアマゾンは、多くの顧客がより長い時間を自宅で過ごすようになり、またネット上で商品を購入することが増えたため、新型コロナウイルスの流行中に売り上げを急上昇させていた。

4525とはずがたり:2021/09/20(月) 23:50:53
万引き多発に就きマイバッグ禁止にしてレジ袋配布(環境配慮型レジ袋なら配布が認められている)すりゃいいじゃん。経営圧迫する程なら環境型レジ袋配布ぐらいいけるんちゃうか

レジ袋有料化で万引深刻 旭のスーパー「被害数倍に」 マイバッグ使い大胆手口  【ちば特 千葉日報特報部】
2021年9月20日 05:00 | 有料記事
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/832175

 レジ袋の有料化が始まった昨夏以降、「万引被害が大幅に増加し、経営を圧迫している」というスーパーマーケットの悲痛な訴えが双方向型調査企画「ちば特(千葉日報特報部)」に寄せられた。同店によると、被害は年間にして数百万円、手口も悪質、巧妙化しているという。今回の「ちば特」は、環境保全に重要な役割を果たすレジ袋有料化の裏で、小売業者に降り ・・・

【残り 1499文字】

4526チバQ:2021/10/01(金) 04:56:21
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210928-OYT1T50244/?ref=yahoo東京都、大型商業施設「午後9時まで」に緩和へ…遊園地や博物館も
2021/09/28 23:41
新型コロナ
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 緊急事態宣言の解除に伴い、東京都は大型商業施設などの営業時間を午後8時までとする時短要請を取りやめ、午後9時に緩和することを決めた。

東京都庁
 都は宣言期間中、1000平方メートル超の百貨店などの商業施設、遊園地や博物館などの施設に対し、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づいて午後8時までの時短営業を要請。1000平方メートル以下の施設については、特措法に基づかず、都独自で午後8時までの時短営業を依頼してきた。


 都によると、宣言解除後は特措法に基づく要請は取りやめ、商業施設の規模を問わず、午後9時までの時短営業への協力を依頼する。

 一方、イベント開催については政府方針に沿って、参加人数の上限を「5000人」または「収容定員の50%以内(1万人が上限)」のいずれか大きい方に変更する。

4527チバQ:2021/10/02(土) 15:47:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6635082b7d7bec086d5cd568bb1a7a5af3743289
「松坂屋」の後継に「三越」出店 GU・ニトリ・成城石井も 愛知
10/2(土) 12:24配信
 9月末で閉店した松坂屋豊田店があった愛知県豊田市の商業ビル「T―FACE」について、市などが出資する第三セクター「豊田まちづくり株式会社」は1日、後継となる主要テナントを発表した。一部には名古屋三越(名古屋市)が「三越豊田」を出店する。12月からの改装工事を経て、来年春の開業を予定している。


 松坂屋が入っていたA館1〜6階のうち、2階に三越豊田が入り、服飾雑貨や化粧品、贈答品などを扱う。名古屋三越によると、デジタルを活用して東京などにいる店員によるリモート接客で、店頭にない商品の品定めもできるようになる。

 主に食品売り場だった1階には、やはり食材を扱う「成城石井」が入る。3階は松坂屋から継続出店となるレディースアパレルなど、4階はファーストリテイリング傘下でユニクロより安めの衣料品を展開する「GU」と、家具チェーン大手のインテリア雑貨店「ニトリデコホーム」。5階はホームセンターを予定し、6階にはコーヒーを飲みながら本を選べる書店として「MARUZEN」を誘致した。

 三セクでは、A館の松坂屋跡に入る約50店舗とB館などの計140店舗で、年125億円の売り上げを見込んでいる。

 名古屋三越の三河地区への出店は初めて。担当者は「市場規模のほか、百貨店に親和性が高く、若い世代も多い客層などに成長市場として魅力がある。市や商工会議所などの熱意もあって決断に至った」と話した。(中川史)

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASP9H4CM1P9HOIPE00B.html?oai=ASPB16V79PB1OBJB003&ref=yahoo
さらば松坂屋豊田店 ベテラン従業員、それぞれの思い 30日閉店
会員記事

根本晃2021年9月21日 16時30分

愛知県豊田市の松坂屋豊田店が、30日で約20年の歴史に幕を閉じる。平成、令和と時代が移ろうなか、「街の顔」として多くの市民に親しまれてきた。開店当初から勤務する従業員たちの思いは。

 「まさか」

 1階菓子売り場担当の牧みちるさん(54)は耳を疑った。昨年4月、豊田店の閉店が突然発表されたのだ。「定年まで働くつもりだったので、現実じゃないような気がしました」

 愛知県一宮市出身の牧さんが豊田店で勤め始めたのは2003年。01年の開店から2年後だった。当時、夫と離婚し、両親と兄が住んでいた豊田市に引っ越して来た。新聞で豊田店の求人広告を見て、自宅から通えると思い、応募した。以来、ずっと菓子売り場の担当をしている。

 入社して間もないころは、品…

4528荷主研究者:2021/10/02(土) 16:35:43

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=789153&comment_sub_id=0&category_id=113
2021/9/3 11:26 中国新聞
天満屋、緑井店をフジに売却へ 広島市安佐南区

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20210903chugoku01.JPG
天満屋緑井店(中央)。手前はフジグラン緑井

 百貨店の天満屋(岡山市北区)は3日、広島市安佐南区の緑井店をスーパーのフジ(松山市)に譲渡すると発表した。譲渡金額は明らかにしていない。同店は来年6月30日に閉店する。フジは、隣接地で大型商業施設フジグラン緑井を運営している。

 天満屋緑井店は1997年10月に開業。売り場面積は約1万6千平方メートルで、2021年2月期の売上高は50億円だった。

4529荷主研究者:2021/10/02(土) 16:42:29

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/585923?rct=n_hokkaido
2021年09/05 11:44 北海道新聞
さっぽろ地下街開業50年 地の利生かし魅力高めて 報道センター・中橋邦仁

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20210905hokkaido03.JPG
11月に開業50年を迎える「さっぽろ地下街」

http://tohazugatali.web.fc2.com/commerce/20210905hokkaido04.JPG

 札幌・大通地区の「さっぽろ地下街」が11月、開業50年を迎える。大型商業施設との競争などで近年の売り上げは頭打ちとなっているが、地下鉄駅直結など交通の利便性が高く、冬も快適に歩き回れる空間は道都の貴重なインフラだ。若者の感性やITを活用した魅力向上など、半世紀の節目を地下街の将来像を考える機会としたい。

 さっぽろ地下街は札幌冬季五輪開幕2カ月半前の1971年11月にオープン。地下鉄大通駅―すすきの駅間を南北に延びる「ポールタウン(400メートル)」と、大通公園下を東西に延びる「オーロラタウン(312メートル)」からなり、札幌市などが出資する札幌都市開発公社が運営する。テナントは現在約140店、通行者は1日平均約8万人(昨年実績)にのぼる。

 ただ、過去10年間の地下街全体の売上高はピーク時の約半分の130億円前後で推移。地下街の老舗店経営者は「郊外型大型店の出店やインターネット通販の普及で商品の差別化を図りにくくなっている」と話す。新型コロナウイルス感染拡大の影響も受け、昨年度の売上高は80億円にとどまり、アパレルや飲食など過去最多の13店が撤退した。

 地下街活性化で参考になる事例の一つは名古屋市中心部の伏見地下街(240メートル)の再生だ。同地下街は1957年開業。当初はアパレル店が多数だったが、大型店の進出などで、10年ほど前には約3分の1が空き店舗になった。

 危機感を抱いた関係者は新たな取り組みを模索。2013年に開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」ではアーティストに作品発表の場を提供。通路にらせん階段のトリックアートが登場するなど、雰囲気が一新した。芸術祭後も子供が壁に絵を描く催しや、地元美大生らの作品発表を企画。15年以降はハンバーガー店や立ち飲みバーといった個人経営の飲食店にも門戸を広げ、現在は全テナント38店が営業している。伏見地下街協同組合の鶴田裕一理事長は「失敗を恐れず外の風を取り入れたことで、新たな客層の獲得につながった」と話す。

 さっぽろ地下街の強みは交通アクセスが良く、地上の多くのオフィスビルや商業施設と直結していることだ。地の利も生かし、起業を目指す若者やIT企業のテレワーカーなど、地下街との関わりがあまりなかった人たちに空きスペースを貸し出し、地域課題の解決を図るビジネス創出などにつなげられないだろうか。

 札幌市は17年、さっぽろ地下街のイベント情報などを発信するスマートフォンアプリ「さつチカ」を開発したが、ダウンロード数は1万2千件にとどまる。地下街に集う若者やテレワーカーの声を取り入れ、アプリの魅力や利便性を高めてはどうか。

 11年の札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)開業で、ポールタウンを含む札幌駅北口―繁華街・ススキノの約1・9キロが地下通路でつながり、民間研究機関の調査では全国最長の直線地下通路となった。利便性が増す一方で、東大大学院の広井悠教授(都市防災)は「札幌を含め日本の地下街の多くは築40〜50年が経過し、老朽化への対応が課題」と指摘。災害時の帰宅困難者の一時受け入れ場所になるなど防災面での役割に触れた上で「行政の支援も受けながら、IT技術の活用などで安心安全を確保する仕組みが必要だ」と話す。

 さっぽろ地下街の理念は「文化・情報・流行を先取りし、かつ心のふれあいを大切にする街」。時代の変化を踏まえながら、これからも市民に愛される地下街を目指してほしい。

4530荷主研究者:2021/10/02(土) 16:55:20

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC3190W0R30C21A8000000/?unlock=1
2021年9月7日 19:59 日本経済新聞
新潟・万代シテイ、9月中に再開発完了 賃料収入増期待

4531とはずがたり:2021/10/15(金) 10:12:38

キャンドゥ、イオンが買収へ-2021年10月14日発表、TOBにより子会社化めざす
2021年10月14日
https://toshoken.com/news/23076

「イオン」(本社:千葉市美浜区)は、100円ショップ大手「キャンドゥ(Can☆Do)」(東京都新宿区)に対し、子会社化をめざして株式の公開買付け(TOB)を開始することを2021年10月14日に発表した。

4532チバQ:2021/11/03(水) 11:47:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/aada36d2a5f0fcd1000085a957834fbbc5d09b09
自粛要請をムシし続けた居酒屋店主。闇営業バブルから一転、売上げ激減のワケとは
11/2(火) 15:55配信
リバウンド需要に沸く飲食業界の影で……
(日刊SPA!)

 緊急事態宣言が解除され一か月が経過した。宣言中はアルコールの提供が自粛されたことで、飲食業界が悲鳴を上げたことは記憶に新しい。

 宣言解除と同時に「リバウンド需要」とも言うべき現象が起き、飲食店には客足が戻り活気を取り戻し始めている。だが、その一方で宣言解除と同時に売上げが激減し、頭を抱える飲食店もあるという。

売上げが半減した居酒屋
 都内で居酒屋を経営するAさん(47歳)は「売上げは落ち続けて、8月、9月の半分くらいです」と肩を落とす。

「宣言中も自粛要請を無視して深夜1時までアルコールを提供して営業を続けました。自粛要請を無視した理由は協力金だけじゃやっていけなかったからです。商店街の多くの店は時短営業でアルコールも自粛して協力金をもらっていましたが、そういう店の多くは自宅兼店舗や小規模の飲食店で家賃や地代があまりかからないから、協力金をもらえばなんとかなったどころか儲かった店もあるくらい。

 信用金庫や親からも借金したので、叩かれるのを覚悟で店を開けて酒を出しました。9月は特に売上げもよく、過去最高の売上げを出した日もありました。平日は17時オープンですが、17時から予約で終日埋まったという日もあったくらいです」

 いうまでもなくAさんの店が大入り満員を記録したのは、自粛要請を無視してアルコールを深夜まで提供したからに他ならない。そんなAさんが打ちのめされたという宣言解除の10月1日を振り返る。

「宣言解除の日、10月1日は気合いが入りましたね。宣言解除、しかも金曜だったので、いつもより生ビールの樽や食材も多めに入れて準備しました。しかし、口開けで初めてのお客さんが来たのは18時すぎ。いつもならかかってくる『席空いてますか?』という電話もなし。

 外に出て客引きをしてみたんですが、反応は悪く、よく来ていた常連さんが通りがかったので声を掛けると『宣言明けたから、行けなかったお店に今日は行くんだよね〜』と嬉しそうな顔でね……」

 待ちに待った宣言解除の日の売上げは見るも無惨な数字だったという。宣言が解除されたら客足が戻る、これまで以上に客が来ると思っていただけに、Aさんのショックはかなりのものがあったという。

地元でも悪評が……
 だが、この常連客の一言でAさんは冷静になったという。

「ウチの店がはやったのは、他の店が休みだったり酒を出していなかったから。それに気がつかず、天狗になっていました。要するに、宣言中に要請を無視して営業すれば、酒を飲みたい人はやっている店に集まるだけ。ウチの店が旨いとかそういうことではなかったんです」

 結局、宣言解除に合わせて仕入れた食材のほとんどが、客の口に入ることはなかったという。

「時短営業が続いた25日までも深夜1時まで営業していました。21時過ぎに飲み足りないお客さんが何人か来てましたけど、ウチに来る前に他の店で飲んでいるので、そういう方はちょっとお酒を飲む程度でフードの注文は少ないんです。だから客単価にすると低いんですね。

 でも、そういったお客さんや土日の昼飲みのお客さんに支えられてなんとかやり繰りしていました」

 とは言え、平均すればコロナ前の売上げより少し下がった程度だという。宣言中の売上げで“バブル”を味わいオイシイ思いをしてしまったことで、Aさんは「感覚がちょっとおかしくなっていた」という。

4533チバQ:2021/11/03(水) 11:47:51
地元民からの評判を耳にすると……
 さらにAさんの店に、追い打ちをかけるようなことが起きる。地元での悪評だ。

「宣言中も要請を突っぱねて営業していたので、近隣の飲食店の店主たちからは冷ややかな目で見られるようになってしまいました。

 地元の方からも『あそこの店は宣言中も店をやっていてルールを守らないから行きたくない』とか『ものすごく混んでて“密”だから行きたくない』と言われていると、人づてに聞きました。

 確かに8月、9月は密になるほど混んでいましたが、今はもう……。こんなことなら協力金をもらって営業を自粛していればよかったのかな……」

 時短営業が終わって1週間ほどが経つが、「売上げは時短営業中よりも落ち込みそうだ」と、Aさんはやりきれない表情で肩を落とした。

宣言明けに村八分状態になった飲食店
 都内の商店街でバルスタイルの飲食店を経営するBさん(44歳)は、宣言解除後から始まった村八分状態に頭を悩ませている。

「緊急事態宣言中、深夜営業こそしなかったのですが23時まで営業してお酒も出していました。商店街の組合長からは『あくまでも自粛だから強制はできないけど、このご時世だし、足並みを揃えてもらえないか』と酒の提供自粛と営業時間の短縮をお願いされました。

 しかし、家賃と貯金、借金の返済、協力金を計算すると、どうしてもやっていけなかった。ウチは商店街に面した路面店で家賃も高い。商店街の主だった人はいわゆる地元の人。だから、家賃もかからず、なんなら上階の家賃収入の片手間に商店をやっているような人たちです。商店街の組合の方には家賃のことや経営状態について説明をして、背に腹はかえられないことを伝えて営業を続行したんです」

 Aさんのケース同様、Bさんの店もアルコールを夜遅くまで求める客で賑わい、結果、売上げはコロナ前の同月と比べて3割近く増えたという。

警察を呼ばれたことも……
 だが、店を開けたことで商店街の他の店から怒りを買うことになったとBさんは言う。

「商店街で会っても、みんな妙によそよそしいんですよ。仲がよかった近くの飲食店の店主に『やっと宣言明けますね〜』って話しかけたら、『Bさんとこはそんなん関係なかったでしょ。すごくはやってたみたいだし』とか『すごい“密”だったらしいけど、コロナ出なかった?』と嫌味を言われました。

 宣言中も店内は禁煙なので店の外に灰皿を置いていたのですが、タバコの煙が臭いとか喫煙スペースでお酒を飲むお客さんの声がうるさいと2度、警察を呼ばれました」

 そしてこの村八分が意外な形で売上げに影響を及ぼすこととなった。

「個人経営の飲食店って、意外と店主同士の繫がりが大きくて、店がはけた後にお客さん連れて飲みに行ったり来たりっていうのが、まぁまぁな売上げになるんですよ。でも、宣言解除されてから、他の店の店主はほとんど来ません。ヤッカミというか、営業を続けたことをよく思ってなかった人が想像以上にいるんだなと」

 他の店にBさんも何度か顔を出したというが、どの店でもイイ顔はされなかったという。

「でも、ご迷惑をおかけしましたって誰に謝ればいいものでもないですしね。年末に向けてなんとか頑張らないといけないですが……」

 Bさんの店の売上げもAさん同様、宣言解除後はガクンと落ち込んだまま。果たして自粛要請を無視して営業したことは正解だったのか、それとも誤った選択だったのか、そしてその答えが出るのはいつになるのだろうか。

取材・文/日刊SPA!編集部
日刊SPA!

4534とはずがたり:2021/11/10(水) 16:09:07
「これは踏み絵だ」 関西スーパー巡り苦渋の取引先株主
関西スーパー争奪戦①
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF022MF0S1A101C2000000/?n_cid=SNSTW005
ルポ迫真
2021年11月7日 23:00 [有料会員限定]

4535チバQ:2021/11/16(火) 10:01:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/361a657b86877cee2ea16d981f9f3743b4460205
忘年会は、もういらない…微妙なメンタリティーが表れた世論調査の結果 「参加したい」は23%に
11/16(火) 7:00配信
コロナ禍の前までは、年末年始と言えば忘年会、クリスマス、新年会と会食の多い季節でした。帰省や旅行に出かける人の姿も、新しい年の到来を感じさせました。新型コロナウイルスの感染が減少傾向にある中、こうした「日常」は、元に戻りつつあるのでしょうか。11月6、7日に実施した全国世論調査(電話)で探ってみました。 (朝日新聞記者・藤方聡)


「帰省や旅行を計画している」 30代以下の男性では31%
世論調査で、「あなたは、今度の年末年始に帰省や旅行を計画していますか」と尋ねると、「計画している」は18%にとどまり、「計画していない」が80%でした。

1年前の昨年11月調査で同じ質問をした時には、「計画している」は11%でしたので、少しだけ増えました。

     ◇

Q:今度の年末年始に帰省や旅行を計画していますか。計画していませんか。
計画している/計画していない
2020年11月=11%/88%
2021年11月=18%/80%
※その他・答えないは省略。コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に電話をかけるRDD方式で、全国の有権者を対象に調査。2020年は11月14、15日に実施し、計1547人の有効回答を得た。回答率は固定が51%、携帯は46%。2021年は11月6、7日に実施し、計1292人の有効回答を得た。回答率は固定が50%、携帯は41%。

     ◇

帰省や旅行には依然として慎重な人が大半を占めています。

ただ、年代によって顕著な差が出ました。「計画している」は18〜29歳は28%、30代が26%と若年層で高めでした。特に、30代以下の男性に限ると、31%が「計画している」と答えました。

一方、70歳以上で「計画している」は11%、60代も12%にとどまりました。

     ◇

Q:今度の年末年始に帰省や旅行を計画していますか。計画していませんか。
計画している/計画していない
18〜29歳=28%/72%
30代=26%/74%
40代= 23%/74%
50代=17%/81%
60代=12%/87%
70歳以上=11%/88%
※その他・答えないは省略。コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に電話をかけるRDD方式で、2021年11月6、7日に全国の有権者を対象に調査。固定は有権者がいると判明した975世帯から490人(回答率50%)、携帯は有権者につながった1941件のうち802人(同41%)、計1292人の有効回答を得た。

「忘年会や新年会に参加したい」23%
今回の調査では、「今度の年末年始の忘年会や新年会に参加したいと思いますか」という質問もしました。

全体では、「参加したい」23%、「そうは思わない」72%でしたが、男女で大きな差が出ました。

男性の31%が「参加したい」と答えたのに対し、女性は17%にとどまっています。

     ◇

Q:今度の年末年始の忘年会や新年会に参加したいと思いますか。
参加したい/そうは思わない
全体=23%/72%
男性=31%/65%
女性=17%/79%
※その他・答えないは省略。

     ◇

男性では30代以下と、50代の34%が「参加したい」。つまり3人に1人は宴席への出席に前向きな回答でした。男性は60代も29%、70歳以上でも26%と、女性の平均(17%)より高い結果になりました。

コロナ再拡大「大いに心配」37%→28%
背景にはいったい何があるのでしょうか。世論調査では、「新型コロナウイルスの感染が再び拡大する」への心配の度合いを4択で聞いてきました。

今回の調査では「大いに」と「ある程度」を合わせた「心配している」は85%。「あまり」「ある程度」を合わせた「心配していない」15%でした。

1カ月前の10月4、5日の調査でも「心配している」は84%でしたので、再拡大への懸念の根強さがうかがえます。

ただ、「大いに心配している」に焦点を合わせると、心境の変化が見えてきます。

「大いに心配」は今年3月には50%もいましたが、10月には37%に、そして11月は28%に下がりました。

コロナが心配は心配だけど、ワクチンも接種したし、以前ほどでは……

このあたりの微妙なメンタリティーの変化が、帰省や旅行の計画、忘・新年会への参加の姿勢に影響しているのかもしれません。

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4536チバQ:2021/11/18(木) 20:44:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6a24f8d10cdcde8af79446a6bac8c36a9b6bfeb
すし・焼き肉は好調、カラオケ・ビジネスホテルは苦戦 消費の実態
11/18(木) 19:05配信

朝日新聞デジタル
カード消費統計でみた業種による回復差

 緊急事態宣言が明けた10月以降、すし店や焼き肉店は堅調な一方で、居酒屋やカラオケ店は依然苦境――。そんな実態が、クレジットカード決済額をもとにした統計「JCB消費NOW」の10月後半分の結果でわかった。消費は全体的に回復傾向だが、サービス業は業種間のばらつきが目立つ。

 全体的な支出を示す「総合消費」の10月後半は、コロナ禍前(2016〜18年平均)の同期比5%増。昨年10月後半以来1年ぶりに高い伸び率だった。商品などの小売りとサービスの両部門ともに回復している。

 10月後半のサービス業を業種別にみると、回復差が著しい。外食産業では、すし店がコロナ禍前と比べて28%増、焼き肉店が1%増。一方で、居酒屋は32%減、カラオケ店は48%減とコロナ禍前の水準に遠く及ばない。両業種ともに緊急事態宣言の解除以降は回復傾向だが、もともと落ち込みが大きかっただけに苦戦が続いている。

 消費は少しずつ戻りつつあるが、大人数の宴会が手控えられたり、出張をせずにオンラインで打ち合わせたり、といった行動変化も進んでいる。ホテルの消費回復に比べ、ビジネスホテルは動きが鈍く、同じ宿泊関連でも回復ぶりには差がある。

朝日新聞社

4537チバQ:2021/11/19(金) 21:55:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/160a18e042bcb23abb369f3b516bc1e07f1a0270
イベント・飲食の制限緩和 政府、経済再開へ転換 緊急宣言「レベル3」で
11/19(金) 19:56配信

時事通信
新型コロナウイルス対策の基本的対処方針分科会。左端は後藤茂之厚生労働相。右端は山際大志郎経済再生担当相、左から3人目は尾身茂分科会長=19日午前、東京・永田町

 政府は19日、新型コロナウイルス感染症対策本部を持ち回りで開き、基本的対処方針を抜本改定した。


 緊急事態宣言下でもイベントや飲食などの行動制限を緩和するほか、感染状況の判断も病床逼迫(ひっぱく)度を重視する新たな指標に変更。社会経済活動再開に向け、従来の新型コロナ対策を大きく転換する。

 これに先立ち政府は同日午前、有識者らによる基本的対処方針分科会で変更案を示し、了承された。新型コロナの感染力が2倍になった場合も対応できるよう、11月末までに約3万7000人が入院可能な体制を構築。経口治療薬の普及や、2回目のワクチン接種から原則8カ月以上経過した希望者への追加接種を進めることを明記した。

 医療提供体制の底上げやワクチン接種の促進を通じ、政府は長引くコロナ禍で停滞する社会経済活動の再開にかじを切る。今後、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出ていない地域では、感染防止対策を条件にイベントの満員開催を容認。会食の人数制限も求めない。月内に全国で導入される見通しだ。

 さらにワクチン接種歴や検査の陰性証明を用いた「ワクチン・検査パッケージ」を使えば、宣言や重点措置が発令された場合でも、感染対策を前提にイベントや飲食の人数制限を撤廃。都道府県をまたぐ移動も自粛要請対象から外す。

 感染状況を示す指標については、新規感染者数などを全国一律の基準で評価した4段階の「ステージ」から、医療逼迫度に応じた5段階の「レベル」に変更。宣言発令は「レベル3相当」で、重点措置については「レベル3または2相当」で総合的に検討することとした。

4538チバQ:2021/11/19(金) 21:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/7242b514168a0198af20705aba461b17c59ac030
緊急事態「レベル3相当」で検討 コロナ対策の対処方針改定 政府分科会
11/19(金) 12:26配信

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時事通信
新型コロナウイルス対策の基本的対処方針分科会に臨む後藤茂之厚生労働相(左端)。中央は尾身茂分科会長、右端は山際大志郎経済再生担当相=19日午前、東京・永田町

 政府は19日、新型コロナウイルス対策の基本的対処方針分科会を開催した。

 緊急事態宣言について、医療の逼迫(ひっぱく)度を重視した感染状況の新指標で「レベル3相当」となった場合、発令を検討する方針を盛り込んだ対処方針改定案を了承。ワクチン・検査パッケージにより、緊急事態宣言下でも都道府県の認証を受けた飲食店では会食人数制限を設けないなど、一連の行動制限緩和策も反映させた。


 政府は先に、感染状況の目安として、新規感染者数などに基づいた4段階の「ステージ」から、医療逼迫度に応じた5段階の「レベル」に変更する新指標を取りまとめた。「レベル3」は、一般医療を相当制限しなければ対応できない状況とした。

 まん延防止等重点措置については、「レベル3」か「レベル2相当」で検討する。終了後、尾身茂会長は記者団に「『レベル3』のような状況になったら強い対策も辞さない」と強調した。

 政府は19日の新型コロナ対策本部で、改定案を正式決定する。

4539チバQ:2021/11/19(金) 21:57:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/373a5f09b434b3bc44707540de908d1c7d257c36
飲食店の客足頭打ち 生活変わり会食減少「忘年会もない」
11/18(木) 20:30配信

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産経新聞
首都圏4都県と大阪府で飲食店への営業時間の短縮要請が解除されてから1カ月近くがたち、繁華街にはにぎわいが戻りつつある。ただ、新型コロナウイルス禍での生活スタイルの変化もあり、客足の回復傾向は頭打ちで、経営環境は苦境が続く。19日には会食の人数制限を撤廃する政府方針が決まるが、年末にかけての感染再拡大を懸念する声もある。

■コロナ前の6割

「順調に客足は戻っている」。東京・新橋の和食料理店「花未月(はなみづき)」のオーナー、平松美保子さん(76)は10月25日の時短要請解除の効果を実感し、こう喜ぶ。10月中は客が全く入らない日もあったが、最近は常連客が再び顔を見せるようになり、客足は7割程度まで回復している。

それでも、経営面では「今でも安心できる状況にはない。時短要請が終わり、売り上げを補塡(ほてん)していた都の協力金がなくなってしまった。このまま客足が伸びてくれればいいが…」と不安ものぞかせた。

客足のさらなる増加に期待が高まる一方、回復傾向には鈍さもみられる。

飲食店に予約管理システムを提供する「テーブルチェック」(東京)が全国約5500店舗の1日の平均来店客数を週ごとにまとめたデータによると、9月27日の週以降、5週連続で増加していたが、今月8日の週は前週比97・8%と減少に転じた。コロナ禍前の令和元年の同時期比では64%にとどまっているという。

■社内飲み会戻らず

テレワークの普及などで会社員の生活スタイルが変わったことも、客足が完全には戻らない要因とみられる。都内の広告制作会社に勤務する女性(25)は「仲の良い友人や交際相手といった少人数で飲食する予定は入るようになったが、社内での飲み会はまだない」と話す。

コロナ禍前は会社帰りに上司や同僚らと飲んで帰ることも多かったが、「テレワークが浸透し、社内の出社率は常に2〜3割。人を飲みに誘うハードルが上がったように感じる。忘年会も開かれない予定」。

10月25日に通常営業を再開した新橋駅近くの居酒屋「田辺養鶏園 新橋ファーム」はコロナ禍前より客が多い日もあるが、予約状況は安定しない。

店長の大原耕太郎さん(43)は「休日でも予約でいっぱいの日はない。今後の感染状況が読めず、忘年会の予約が入るかが不安」と漏らす。

40〜50代が中心だったコロナ禍前から20〜30代や学生に客層が変化。感染への警戒心が薄れつつあることを危惧しているといい、「大声で騒ぐグループもいて、注意することがある。再び感染が拡大してしまえば、全てが水の泡になる。お客さんにも協力を求めながら、感染対策を怠らないようにしたい」と話した。

■接種証明は現実的?

政府は感染が再拡大しても経済活動との両立を図る「ワクチン・検査パッケージ」の整備を進め、緊急事態宣言下でも、ワクチン接種済証や検査の陰性証明を提示することで、飲食店などの人数制限を撤廃する行動制限の緩和案を19日に正式決定する。

都は時短要請の解除に合わせ、感染対策を徹底した認証店では、5人以上が同じテーブルを使用する際、利用客に接種証明書の提示などを求めることを推奨しているが、浸透しているとはいえない。

品川区でイタリア料理店を経営する40代男性は「団体客もいるが、忙しいので証明書をいちいち確認できていない。証明書を持っていないからといって『お帰りください』とはとても言えず、現実的な方法にしてほしい」と注文をつけた。(浅上あゆみ)

4540チバQ:2021/11/19(金) 21:58:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a1507a0e1a5e60af2edc79bcadb18a9df8e0b0d
会食人数制限の撤廃了承 コロナ分科会 職場の忘年会も可能に
11/16(火) 20:51配信

毎日新聞
新型コロナウイルス感染症対策分科会で発言する山際大志郎経済再生担当相(奥右)。中央は尾身茂会長、奥左は後藤茂之厚生労働相=東京都千代田区で2021年11月16日午前9時1分、吉田航太撮影

 政府は16日の有識者会議「新型コロナウイルス感染症対策分科会」で、感染予防のための行動制限の緩和策を示し、了承された。ワクチン・検査パッケージ制度を活用して、緊急事態宣言が発令中でも都道府県の認証を受けた飲食店は、会食人数の制限を撤廃する。19日の政府対策本部で、緩和策を基本的対処方針に盛り込むことを正式決定し、年内の適用を目指す。


 パッケージは、ワクチンの接種証明や検査の陰性結果を示した人は感染の可能性が低いとみなす制度。このうち接種証明については、有効期限を当面定めない方針だ。

 現在、全国の感染状況は比較的落ち着いており、宣言やまん延防止等重点措置は適用されていないが、政府や自治体は飲食店で1テーブル4人以内での会食を求めている。宣言下でもパッケージの利用を条件に、認証店で人数制限が撤廃される。認証店は、知事の判断で営業時間短縮要請を現行の午後8時までから9時までに変更し、酒類提供を認めることもできる。年末年始の忘年会や新年会開催が可能となる見通しだ。

 宣言やまん延防止措置が出ていない地域でのイベント開催は、これまで「収容定員の50%か5000人の多い方」を上限とする入場制限を求めていたが、これを撤廃し「100%」の入場を認める。これまで「50%か5000人の少ない方」などが上限だった宣言やまん延防止措置下の地域でも、パッケージの活用や主催者が感染防止安全計画を作成することなどを条件に100%の収容を認める。

 政府は分科会に、パッケージ制度活用など緩和策を先行実施した各地の実証実験について「大きな混乱はなかった」との中間報告を提出した。また政府は「移動に伴う感染リスクは低減した」と判断。宣言やまん延防止措置が発令されても、今後は外出や都道府県をまたぐ移動を自粛要請の対象としない方針だ。

 山際大志郎経済再生担当相は分科会で、ワクチン接種の進捗(しんちょく)や治療薬普及、感染防止策の徹底により「感染リスクを引き下げることができるようになっている」と指摘。「経済社会活動の継続を可能とする、新たな日常の実現に取り組みたい」と述べた。【花澤葵、金秀蓮】

4541チバQ:2021/11/23(火) 08:11:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/015e21b4e3664119888df8bc754546cabe68a184
「忘年会なし」企業7割 制限撤廃も外食苦境
11/22(月) 19:52配信

産経新聞
新型コロナウイルス下の行動制限緩和策が、各都道府県の手続きを経て月内にも実施される。緊急事態宣言下でも条件付きで店利用の人数制限がなくなり、外食業界からは歓迎の声が上がる。ただ居酒屋業態は生活様式の変化で宣言が明けた10月以降も客足の回復は鈍いまま。忘年会や新年会を開催しない企業が7割超に上るとの調査結果もあり、かき入れ時の年末年始も厳しい状況が続きそうだ。

【イラストでみる】行動制限緩和の内容は?

「経済活動の再開で売り上げ収益が回復するのでは」。外食大手コロワイドの野尻公平社長は19日の決算説明会で、こう期待感をにじませた。

相次ぐ宣言などのあおりを受け、同社の上半期の月々の売り上げ収益は、コロナ禍前の令和元年度比で6〜7割を推移。レストラン業態は11月上旬に9割まで回復したが、居酒屋業態はなお6〜7割にとどまる。

政府は経済対策として、観光支援の「Go To トラベル」事業や外食支援のイート事業を再開する方針だ。緩和策では「ワクチン・検査パッケージ制度」を活用し、宣言対象地域などでも感染対策の第三者認証を受けた飲食店では、会食人数の上限がなくなる。イベントも人数制限が撤廃される。

ファミリーレストランを展開するすかいらーくホールディングスの谷真会長兼社長は、緩和策を「相当の押し上げ効果がある。外食企業に大きなプラスだ」と評価。大規模イベントが開催されれば、その前後での飲食店利用につながると見込んでいる。

ただ居酒屋業態では厳しさが続く。日本フランチャイズチェーン協会によると居酒屋やパブは昨年度、店舗数が約2割減少した。東京商工リサーチの10月の調査では、7割超の企業が緊急事態宣言などの有無にかかわらずこの冬の忘年会や新年会を「開催しない」と回答した。鉄道各社の終電の繰り上げは、深夜帯の集客に影響を及ぼしている。

外食大手ワタミの渡辺美樹会長兼社長は「大箱の居酒屋はライフスタイルの変化で大きな影響を受けている。業態転換を含め、変化を恐れず対処するしかない」と話している。(加藤園子)

4542チバQ:2021/11/24(水) 10:25:26
うわ〜炎上しそう
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c31d3badbbd944905e8211b1be719737fbf4b1d
鈴木大地氏 「飲みニケーション」6割の人が不要に「2時間の会議より1時間の飲みニケーション」
11/24(水) 8:46配信

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スポニチアネックス
鈴木大地氏

 ソウル五輪金メダリストで前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(54)が23日、フジテレビ「めざまし8」(月〜金曜前8・00)に出演。お酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める「飲みニケーション」の支持率が急落していることに言及した。

 日本生命保険の調査で「不要」との回答が6割に達し、2017年の調査開始以来、初めて「必要」の割合を上回った。日生は、新型コロナウイルス禍でお酒に頼らない親睦の在り方を模索する人が増え、意識が変化したとみている。調査は10月1〜13日にインターネット上で実施し、男女7774人が答えた。

 飲みニケーションが不要だと答えた人は全体の62%で、内訳は「不要」が37%、「どちらかといえば不要」が25%だった。年代別では、不要と答えた人の割合が最も高かったのは「20代まで」の66%だった。

 鈴木氏は、飲みニケーションの“支持率”が低下していることに「コロナの影響はあると思います」とし、「私たちの世代的には、飲みニケーションが非常に重要だと思ってまして、2時間の会議より1時間の飲みニケーション、こっちが大事だって思ってるくらいなので。今は若い人の間では飲まない人が出てきましたし、飲む人は結構飲むんですけど、飲まないとこういう形でのコミュニケーションをとりにくくなりますので、やはりこれからどうやっていい形でコミュニケーションを活性化していくか考えないといけない時代にきましたね」と自身の思いを話した。「強制参加はやっぱりやめてほしい」という意見には「若い世代の意見をよく聞いて我々もちょっとね、考えないといけませんね」と話した。

4543チバQ:2021/11/24(水) 11:50:02
ほんこれ
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dbf2343eb8795b1b634fac6b3a7f9d57da0ef0e
八代英輝氏 「飲みニケーション」6割の人が不要に「お酒が無くても情報交換できる職場環境が必要」
11/24(水) 11:31配信

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スポニチアネックス
八代英輝弁護士

 弁護士の八代英輝氏(57)が24日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。お酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める「飲みニケーション」の支持率が急落していることについてコメントした。

 日本生命保険の調査で「不要」との回答が6割に達し、2017年の調査開始以来、初めて「必要」の割合を上回った。日生は、新型コロナウイルス禍でお酒に頼らない親睦の在り方を模索する人が増え、意識が変化したとみている。調査は10月1〜13日にインターネット上で実施し、男女7774人が答えた。

 飲みニケーションが不要だと答えた人は全体の62%で、内訳は「不要」が37%、「どちらかといえば不要」が25%だった。年代別では、不要と答えた人の割合が最も高かったのは「20代まで」の66%だった。

 八代氏は「公務員の時は必要だなって確かに思ってました。公務員の職場っていうのは、本音を言えるような職場ではないですし、なにか新しいことにトライしようとしたときに職場で持ち出すっていうのは、ちょっとはばかれるような空気もありましたので。ざっくばらんとした飲み会の空気で上司に話をしてみるっていうような場っていうのはありがたいなと感じました」とコメント。

 「自由業に変わってからは、飲み会をしないと情報は収集できないとか情報交換できない職場であってはならないなって逆に思うようになりましたので、お酒が無くてもそういうことができるような職場環境が必要なのかな。特にコロナで、今まで惰性のようにやってた人たちも『要らないんじゃない?』って考えが変わったのかもしれないですね」と自身の見解を述べた。

4544チバQ:2021/11/24(水) 11:51:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b31a68040db0a65cd8925cc75bd5ac14ebb25de
会社の忘年会「やらない」9割 感染恐れ、人付き合い面倒派VS“飲みニケーション”重視派
11/16(火) 16:30配信

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SankeiBiz
新型コロナウイルス禍で2回目の年の瀬を迎えるが、昨年と比較して忘年会への意識に変化はあるのか ※画像はイメージです(Getty Images)

 新型コロナウイルス禍で2回目の年の瀬を迎える。昨年は感染「第3波」が猛威をふるい、自粛ムードも強く、ほとんどの人が年末の恒例イベント「忘年会」の開催を見送った。だが今年はワクチン接種も進み、首都圏や大阪で飲食店に対し出されていた営業時間短縮要請も解除された。それだけに気になるのは今年の忘年会がどうなるか。テレワークが普及し、コミュニケーション不足が課題となる中、忘年会の復活を望む声がある一方、「人付き合いが面倒」と開催に否定的な人も少なくないようだ。(SankeiBiz編集部)

【グラフ】賛成・反対の理由で多く上がった上位4つ。「人付き合い」に関して意見が真っ二つに割れている

 ■「忘年会ナシ」は今年も?

 就職・転職市場の調査を行う「Job総研」を運営するライボが社会人の男女575人を対象に実施したアンケート調査によると、コロナ禍前の2019年の調査では65.5%が勤務先の忘年会を開催していたが、昨年は7.7%に激減。今年はワクチン接種も進み、感染状況もピーク時に比べ落ち着きつつあるが、それでも勤務先で忘年会を開催するとの回答はわずか12.9%だった。

 忘年会の開催についてはどう思っているのか。「賛成」(8.5%)、「やや賛成」(22.2%)と前向きな回答は全体の3割にとどまった。開催に否定的な「反対」(22.4%)、「やや反対」(26.8%)が約半数に。他方、2割の人は「どちらでもない」と答えた。

 調査では大半の87.1%が「忘年会は開催されない」と回答したが、一方で「開催される」と回答した人の予定はどうなっているのか。会社以外でも忘年会に参加する予定があるか尋ねたところ、ほぼ3人に1人の32.0%が「ある」と回答。忘年会の回数は「1回のみ」が46.0%、「2〜3回」が44.0%だった。中には、「4〜5回」(8.0%)や「5回以上」(2.0%)と高い頻度で参加する人も。半数が飲食店での開催だったが、時節柄、オンラインでの開催も4割に達した。

 これに対し、開催に反対する人を年代別でみると、「20代」(41.6%)、「30代」(47.8%)、「40代」(57.7%)、「50代」(58.1%)と年齢が上がるにつれ高まる傾向が見て取れる。反対する理由(複数回答)で最も多かったのは「ウイルス感染の恐れ」の54.4%。一方、開催に賛成する人の理由は「コミュニケーションの活性化」(55.2%)が過半数を占めた。

 開催賛成派では「人付き合いが大切」(46.2%)という理由が半数近くに及んだが、反対派は「人付き合いが面倒」(45.2%)を理由に挙げ、奇しくも2番目に多かった回答が同じ「人付き合い」で拮抗(きっこう)した。

 多くのビジネスパーソンにとって年末の恒例イベントだった忘年会。15日の東京都内の新規感染者数は今年最少となる7人を記録するなど全国的に低い水準が続いている。昨年とは明らかに状況は異なっているが、“飲みニケーション”を重視する人がいる一方で、収束が見通せないコロナ禍とあって、やはり開催に慎重な姿勢を示す人が多いことがうかがえる。

4545チバQ:2021/11/24(水) 13:54:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ef010ec5663d982c83a1141e40b742fc9e3ddc8
忘年会どうする? コロナ感染落ち着く中 企業や自治体、会食制限緩和の動き 苦境の飲食店に期待感
11/24(水) 11:01配信

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南日本新聞
忘年会の“復活”でコロナ禍前のにぎわいを待つ飲食店街=鹿児島市東千石町

 鹿児島県で新型コロナウイルス感染の確認ゼロが続く中、県内企業や自治体に会食の人数制限などを緩和する動きが出ている。忘年会シーズンの書き入れ時を前に、飲食店関係者は期待を寄せる。

【写真】政府は感染対策の基本的対処方針を改定。イベントや飲食店への参加人数などの制限を緩和し、月内に適用する。飲食店街は忘年会“復活”でにぎわいを待つ=鹿児島市東千石町

 南日本銀行(鹿児島市)は昨年、忘年会に参加人数と時間の条件を付け、新年会は自粛を要請した。今年は10月上旬、県が新型コロナの警戒基準をステージ2(漸増)に引き下げたのを受け、「会食は1グループ4人以下、2時間程度」の行内ルールを解除した。打撃を受けた取引先の飲食店などを支援する狙いだ。

 東京商工リサーチ鹿児島支店によると、10月の調査で「忘・新年会を開催しない」と回答した県内企業は65.3%。昨年12月の調査に比べ、21.6ポイント減少している。

 政府は19日、感染対策の基本的対処方針を改定。イベントや飲食店への参加人数などの制限を緩和し、月内に適用する。県は「4人以下、2時間以内」の職員の会食ルールについて対応を検討中。県民への「少人数、短時間」の呼び掛けを変更する可能性がある。

 鹿児島市も緩和を視野に検討している。中種子町は忘・新年会で町内店を利用してもらおうと、5日からクーポン券と商品券のセットを発行した。

 天文館文化通り会(鹿児島市)の中原寛会長は「多くの飲食店が苦境に立たされており、会食制限の緩和に大いに期待している。万全の感染対策をしてお客を迎えたい」と話した。

4546チバQ:2021/11/25(木) 19:04:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/90d6fba59265187a86b99d154cf0df2105d733e6
忘年会論争真っ二つ 「飲み会離れ」に店側悲鳴
11/25(木) 17:34配信

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産経新聞
恒例の乾杯も今冬は見る機会が減りそうだ=大阪市北区

大阪府で飲食店に対する営業時間の短縮要請が全面解除され、25日で1カ月。街に少しずつにぎわいが戻る中、今年も忘年会シーズンがやってきた。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の「第6波」への警戒感からか、大人数での宴席には今も否定的な声が多い。飲食代の補助で宴会を奨励する自治体も出てきた一方、大阪府では12月以降も、テーブルごとの人数制限継続を決めた。コロナ禍による「飲み会離れ」が加速する中、店側の見通しも明るくない。

懐疑的な声多数

「今年も忘年会は開催しない。会社も5人以上集まって飲むことを禁止しているので」。25日、大阪・ミナミの路上で、会社員の男性(55)はきっぱりと話した。ただ会社の規則に関わらず、「感染が不安なので(宴会を)やりたくない」とも続けた。

40代の会社員女性も同じく「会社で忘年会が禁止されている」。三重県名張市の会社員、津田真澄さん(60)は「そもそも会社での忘年会は必要なのか」と投げかけた。

大規模な忘年会に懐疑的な声が多数を占める中、こんな声もあった。

5人程度で忘年会を開催予定という神戸市の50代の主婦は「全員がワクチンを接種しているし、お店のためにも利用した方がいい」。大阪市北区の女性(32)は数人の仕事仲間とレンタルスペースでの忘年会を模索。混雑する飲食店から場所を移し、マイペースで宴席を楽しむ考えだ。一方、コロナ禍で人付き合いが希薄になったという自営業の男性(52)は「飲みに行くような友人もなかなか…」とこぼした。

費用負担する自治体も

「第5波」の収束とともに、全国では飲食店での制限の解除や自粛の緩和が進んだ。感染対策と経済との両立を掲げ、忘年会などにかかる費用を一部負担する自治体も出てきた。

9月下旬以降、新規感染者が出ていない新潟県見附(みつけ)市。コロナ禍で影響を受けた飲食業界を支援するため、今月15日から忘・新年会の開催費用を一部補助する制度を始めた。

対象は20畳(33平方メートル)以上の仕切られた部屋で10人以上が参加する宴会。1人当たりの費用が5千円以上との条件はあるが、市が飲食代金の20%(上限5万円)を店側に補助し、利用者の負担を減らす仕組みだ。市の担当者は「忘年会の開催を後押しし、店だけでなく、取引のある卸売りやタクシーなど幅広い業種を応援していきたい」と強調した。

このほか、山形県天童市も、忘年会参加者の利用額の半額を市が支給する施策を開始するという。

人数制限を継続

一方、冬場の感染拡大防止に向け、警戒を続ける自治体も少なくない。感染防止対策の認証を受けた飲食店に対し、同一テーブルの利用を4人以内とするよう求めている大阪府の吉村洋文知事は、12月以降も同様の人数制限継続を決めた。

飲食店の受け止めは厳しい。「4人までとか制限されると、忘年会しようという人は少なくなる」と話すのは、堺市で居酒屋3店舗を営む「庄八」グループの坂口庸一(よういち)会長(75)。いずれの店舗も駅前の好立地だが、「夜8時以降、悲しいほど人通りがなくなった。みんな家飲みに慣れちゃったのかな」。緊急事態宣言解除後も1店舗は休業を続ける。駅ビル内にある店舗は、知人の助言で焼き肉店に転換し、立て直しを図っている。

和食チェーンの広報担当者も大阪府の方針に、「忘年会をやるなと言っているようなもの。これでは昨年同様に企業は宴会を自粛するだろう」と肩を落とした。

4547チバQ:2021/11/26(金) 09:54:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f48b3387b56ee7cbe2c4d50ab1a994a4268c662f
飲食店、忘年会需要に期待の声 第6波の不安尽きず
11/25(木) 19:56配信

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産経新聞
忘年会シーズンを前に検温やパーテーションなど感染対策を徹底し客を迎えいれた=25日午後6時25分、東京都北区の洋風居酒屋「CRAFT×CRAFT」(松本健吾撮影)

新型コロナウイルスの感染状況が全国的に落ち着く中、忘年会シーズンの到来を前に飲食店関係者の期待が高まっている。時短要請などの解除から25日で1カ月がたった東京都では客足の増加がみられる上、来月からは人数制限もこれまで以上に緩和される。ただ、感染拡大「第6波」への不安は尽きず、忘年会の開催に慎重な声も漏れる。

東京・新橋の居酒屋「和食りん 新橋本店」では、10月半ばごろからほぼ満席状態が続く。店長の西村一樹さん(40)は客足の戻りを実感しているといい、会社の忘年会とみられる宴会の予約も「ぼちぼち入り始めている」と喜ぶ。

予約が入り始めた時期はコロナ禍前の例年と比べて遅かった。「4、5人単位のグループが多く、大人数での予約は全くない」という傾向の変化も気がかりだが、西村さんは「今ぐらいの状況が続いてくれれば…」と期待を込める。

都内で3店舗の飲食店を経営する「ノーツ」の寄木一真営業部長も「忘年会の予約が少しずつ入り始めている」と安堵(あんど)の表情を見せる。当初、忘年会需要に期待していなかったものの、年末に向けてネット上のPRなどに注力している。

ただ、都がこの日示した人数制限の新方針には疑問を呈す。感染防止を徹底した「認証店」では、5人以上としていた客へのワクチン接種証明などの提示を12月から9人以上とした。

寄木さんは「5人と9人で何が違うのか」と苦笑。「お客さんに接種証明を出してもらうのは負担。日常的に飲食店以外にも人が集まる機会はたくさんあり、キリがない。感染者数が落ち着いている中でやる意味はあるのか」と話した。

対面で大人数を集め忘年会を企画する企業もある。都内の外資系ITベンチャーでは12月上旬ごろ、ホテルの宴会場を貸し切り、社員約50人が参加する会食を実施する予定だ。

昨年の忘年会はオンラインで開催したが、今年は感染状況を踏まえ、例年と同様の規模で実施。感染拡大を心配する一部の社員から「本当にやっても大丈夫なのか」という声があがったため、酒類は出さず、時間は2時間制とするなど、感染防止に配慮をみせる。

20代の男性社員は「大勢での会食は久しぶりで楽しみ。感染に気をつけていれば大丈夫ではないか」と会社の決定を支持する。

一方、年末年始にかけての「第6波」への懸念から、東京都港区に本社を構える「都築電気」は今年も忘年会の開催を見送る。同社によると、これまで都に緊急事態宣言などが出ている間は、社内ルールで会食を禁止していた。現在は「会食するなら4人まで」とルールを緩和したが、撤廃する予定はない。

同社ではテレワークが浸透し、本社の社員の出社率は4割ほど。広報室の北浦文輔さんは「出社したときに顔を合わせた数人で飲みに行くことはある。でも、飲み会の全面解禁はまだ先になる」と話した。(浅上あゆみ、内田優作)

4548チバQ:2021/12/01(水) 10:26:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0047f836734b733b8069650d422b6456c382ee5c
盛り上がり欠く「リベンジ消費」 価値観変化、オミクロン株警戒
12/1(水) 7:15配信

時事通信
緊急事態宣言の全面解除で、約半年ぶりに再開した銀座の歩行者天国=10月2日、東京都中央区

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が9月末の期限で全面解除され、消費が持ち直している。

【図解】コロナ禍前と比べた消費動向

 10月の全国百貨店売上高などの統計は軒並み回復傾向を示した。しかし、2年近いコロナ禍で消費者の価値観が変化した影響も出ており、抑制した購買意欲を一気に爆発させる「リベンジ消費」は盛り上がりを欠く。新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を警戒する声も上がっている。

 観光庁が30日発表した宿泊旅行統計調査の速報によると、10月の延べ宿泊者数は3290万人。宣言解除で前月から約1000万人増えた。それでも2019年10月の3分の2程度の水準だ。JTBの山北栄二郎社長は、宣言解除後の旅行者動向について「慎重に感染状況を見ながら少しずつ動いている」とみている。

 日本百貨店協会がまとめた10月の全国百貨店売上高は、消費税率引き上げの直後で落ち込んだ19年10月の水準をわずかに上回ったにすぎない。宣言発令中から続く宝飾品の販売好調に押し上げられた面があり、担当者は「旅行に行けない代わりに良い物を買い求める『代替消費』だ」と説明する。

 「団体客や遅い時間の来店がない」と嘆くのはワタミの渡辺美樹会長兼社長。日本フードサービス協会が公表した10月の外食産業売上高は19年10月の水準に届かなかった。居酒屋の売り上げは半減している。

 リベンジ消費に関する野村総合研究所の調査でも、国内外の旅行や外食、カラオケなどの消費をコロナ禍前より増やすと回答した人は、いずれも1割未満。どの業界も当面は「Go To」キャンペーンなど政府の消費刺激策に期待するしかない。小売業界からは「オミクロン株が国内で感染爆発すれば、消費マインドに影響する」と先行きへの不安も高まっている。

 同研究所の林裕之主任コンサルタントは「コロナ禍で変化した生活行動や価値観が元に戻ることはない」と述べ、企業は変化に応じ、新たなニーズを開拓すべきだと話している。

4549チバQ:2021/12/06(月) 17:14:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b291fef8abfe49dc0128e4603fb55f328d4f79b
職場で増える「闇飲み会」 上司の飲みニケーション復活に若手は困惑
12/6(月) 16:15配信

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NEWSポストセブン
こっそり開かれる上司や同僚との「闇飲み会」(イメージ)

 もともとは違法な商行為などを指して「闇」と形容したものだが、新型コロナウイルス感染拡大への対策が呼びかけられるようになってから、居酒屋の闇営業など、対策ルールを逸脱した行為を指して「闇」と形容することが増えた。そしていま、会社が働く人に求めてくるウィズコロナなルールを逸脱することも指すようになり、ひっそり「闇飲み会」「闇忘年会」が開催され始めている。ライターの森鷹久氏が、「闇飲み会」をめぐる上司と部下の本音についてレポートする。

【写真】仕事納めから納会は今年も難しい

 * * *
 新型コロナウイルスの感染者数は、東京都内でも一日に一桁を記録するほどになり、夜の街はこのタイミングを「待っていました」と言わんばかりの酔客であふれている。

 一方、大企業を中心に年末の「忘年会」については自粛か、開催するとしてもごく少数で短時間、感染対策のとられている店で、といったそれぞれの「お触れ」が出されているともいう。都内の大手建設会社勤務・中村孝幸さん(仮名・40代)が打ち明ける。

「会社としては“飲みに行くな”とは言いませんが、本音はそうでしょう。そんな空気を察してか、社員の多くは“闇飲み会”をやっています。もちろん誘う側も誘われる側もみんなコッソリ。やっぱり後ろめたいですからね」(中村さん)

 中村さんの会社では、夏頃に飲み会による「クラスター」が発生していたこともあり、社内への締め付けは厳しい方だった。しかし、国や自治体も飲食店への制限を次々緩和させる中、社員をこれ以上束縛できない。だからこそ、会社と社員の間でハッキリさせることなく、暗黙の了解の闇飲み会が横行しているのだという。

「忘年会についても、仲のいいグループや上司グループが個別にやっていて、早い人だと11月の終わりには忘年会に行ったようです。コッソリ、それぞれがバラバラにやるから、回数も多くなって大変です。お金もかかりますし」(中村さん)

 いっそのこと、全員マスクの立食パーティーでもいいので、全員を集めて堂々とやれば、何度も忘年会に行かなくてすむ、という声も、若手社員から上がり始めているとも話す。実際に呼ばれる側の若手に話を聞くと、本音はまた少し違ったところにあった。

「中高年の上司にとっては“飲みニケーション”こそ至高でしょうから(笑)、コッソリ飲みに行くぞ、おまえも誘ってほしかっただろう、というスタンスですね。若い人は昔の人ほど飲まないし、コロナで外食する機会も減った。そちらの方が好都合だと考える若者の方が多いのに、上司は相変わらずです」

 こう話すのは、都内の大手保険会社勤務・内野由里さん(仮名・30代)だ。社員の多くが今もテレワーク体制だが、本社で勤務している上司が、テレワーク中の部下をわざわざ呼び寄せ、飲み会が開催されるパターンもあるというから、若手から不満の声が相次いでいるというのだ。

「私も11月以降、何度か上司の飲み会に呼ばれていきましたが、翌日出社すると、参加者のほとんどが知らん顔。でもみんな、コッソリコッソリといいながら、何度も飲み会をしてるんですよ。いろいろなことが無駄だなとしか思えません」(内野さん)

 こうした飲み会が横行していることについて、東京都港区内で居酒屋を経営する豊島真一さん(仮名・50代)は「こちらとしては、闇飲み会をバックアップするしかない」と話す。

「近くに大企業がたくさんあることから、店内でバッティングするのを嫌うお客様が多く、プライバシーへの配慮と換気など感染対策の両立が難しい。とはいえ、来ないより来てくれる方がずっといいし、私たちも”協力”を惜しみませんよ」(豊島さん)

 具体的には、ホールの卓上にしかなかった感染対策用の仕切りをさらに大きなパーテーションに変更し、隣り合う客の顔が見えないようにした。また、話し声で身元がばれる可能性があるため、店内に流れるBGMの音量を上げた。さらに細やかな気遣いも必須だという。

「A社の方が来られて”うちの(人間)いる?”と聞かれたら、配慮して席を遠ざけるなどしています。常連さんの顔や名前はもちろん、所属先やその中での関係性を知っておくことが必要で、長年の勘と経験が必要です。気を遣いますが、こうでもしないとお客さんは来ない」(豊島さん)

「アフターコロナ」や「ウィズコロナ」といってもいいようなフェーズにさしかかりつつあるが、その実態が「闇飲み会」とは、なんともいえない侘しさしか感じない。

4550チバQ:2021/12/09(木) 11:05:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/37ecc091e9d4c3ecfadea9dc7db34f41474d2eb6
沖縄の忘年会 感染者減「今がチャンス」 自粛ムードで少人数開催
12/9(木) 8:32配信

沖縄タイムス
飲食を楽しむグループ=4日、那覇市久茂地

 新型コロナの会食制限が明け、初の忘年会シーズンを迎える。居酒屋やホテルの宴会場によると、今年のトレンドは「少人数」。例年は企業や模合グループなどで数十人規模の予約が珍しくないが、今年はほとんどが10人以下のグループだ。企業が部署単位で大規模に開催するケースが減っているとみられ、「自粛ムード」が続いていると言えそうだ。受け入れ側も使い捨て手袋の使用を促すなど、感染対策に余念がない。

 那覇市久茂地の居酒屋「さくらや」では4日午後7時すぎ、団体客数組がにぎやかにグラスを交わしていた。

 高校の同級生たちと5人で忘年会をしていた大浜一郎さん(46)は「2年ぶりの忘年会。やっとみんなで飲めてうれしい」と顔をほころばせた。社長を務める造園会社でも今月下旬に忘年会をする予定。「オミクロン株の心配はあるけど、社員から『やりたい』という声がある。コロナが再拡大しなければいいが」と祈った。

 「『きょうは何が何でも行くよ』と妻に伝えてきた」と語るのは、同級生の別の男性(46)。「感染者が減っているこのチャンスを逃したら、いつ飲めるか分からない」と話すと、周りも深くうなずいていた。

 那覇市泉崎の居酒屋「ちねんや〜」はコロナ前、忘年会の予約が約200件あった。昨年末は休業中でゼロ。今年は30件あるが、ほとんど10人以下で、週末に集中しているという。

 店長の高里孝朗さん(31)は「予約はじわじわ増えつつあるが、例年40〜50人で予約してくる会社の忘年会の予約がない。まだ自粛ムードが続いているんだろう」と推測する。

 那覇市内のホテルは、予約人数に対して通常よりも広い部屋を用意したり、立食形式の宴会で使い捨て手袋の使用を促したり。感染防止対策をして忘年会シーズンに備える。

 例年は50人以上の予約が入ることもあるが、今年は約20人が最多。20件程度の予約のうち、5件は10人未満の小規模という。

 担当者は新種のオミクロン株を念頭に「せっかく状況が良くなってきているのに第6波が到来すると、また厳しくなる」と再拡大を懸念した。

4551チバQ:2021/12/09(木) 11:09:55
飲みニケーションの時間に賃金が発生すれば解決すると思うのです
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1d246c99afb9e1941be5af5eace90bd100f7399
飲みニケーションは「悪」か? 忘・新年会の文化考 実は多い宴席メリット
12/9(木) 7:47配信

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NIKKEI STYLE
仕事上での酒席を好まない人が増えてきた(写真はイメージ) =PIXTA

半年前は閑古鳥が鳴いていた居酒屋ににぎわいが戻り始めた。オミクロン株は心配だが、緊急事態宣言をはじめとする、各種の制約がゆるんで、忘年会復活の兆しもみえている。酒を飲みながら職場の同僚・上司と語り合い、親交を深める「飲みニケーション」の機会も増えそうだ。しかし、いったん途切れた「飲み会」の文化はかつてのようによみがえるのだろうか。そもそもこの文化は受け継ぐ価値があるのか。久しぶりの宴会帰りに考えてみた。
忘年会・新年会シーズンの幕開けを前に、日本生命保険が気になるアンケート調査結果を発表した。飲みニケーションへの共感を問う質問は毎年、繰り返している。11月に発表した2021年版では飲みニケーションを敬遠する意識の強まりが数字に表れた。
「職場の方との“飲みニケーション”は必要だと思いますか?」という質問に対して、「不要」もしくは「どちらかといえば不要」と答えた「不要」派のの割合は61.9%と、6割に達した。「必要」派は38.2%で、17年の調査開始以来、初めて「不要」が「必要」を上回った。調査は21年10月1〜13日にインターネット上で実施し、7774人が回答した。
内訳をみると、「必要」派のうち、「必要」と答えたのは11.1%と、全体の約1割にとどまる。「どちらかといえば必要」が27.1%だった。一方、「不要」派は「不要」が36.9%で、「どちらかといえば不要」が25.0%だった。
数字をみる限り、飲みニケーションの維持は難しい状況に至っているようだ。「不要」派が6割を占める状況で、嫌な顔をされるのを覚悟で宴席を持ちかけるのにはいささか勇気がいる。幹事役の引き受け手を探すのに苦労しそうな感じがある。
そもそも仕事仲間との飲み会には、どんなメリットがあるのだろう。先の調査は「必要」派に理由(複数回答可)も尋ねている。57.6%でトップになったのは「本音を聞ける・距離を縮められるから」。以下、「情報収集を行えるから」(38.5%)、「ストレス発散になるから」(33.6%)、「悩み(仕事)を相談できるから」(29.2%)、「人脈を広げられるから」(29.2%)、「悩み(プライベート)を相談できるから」(12.8%)と続く。
ただ、回答の選択肢がこなれていないせいか、実情をうまく映し出せていない気もする。私が若いころの勤め先で宴会に出ていた理由の1つは、先輩たちの達者な話術が楽しかったからだ。ラジオ局という職場だけに、どなたもしゃべりが面白く、座が華やぐ。「こうなりたいものだ」と聞きほれた。
ラジオ局に限らず、どこの勤め先でも宴席での話芸を磨いて損はない。自分の近況を語って、聞き手の気持ちをほぐしつつ、後輩たちの悩みを引き出す。さらに、押しつけがましくないアドバイスを、エピソードも交えながら語り、「まぁ、そんなことより、飲みが足りねぇんじゃないの」と混ぜっ返す。そんな先輩たちの所作から、大人の振る舞いを学んだ。こういう学びは会議室では無理だと思う。

4552チバQ:2021/12/09(木) 11:10:11
■京セラを育てた「コンパ文化」
飲みニケーションを企業体として上手に飲み込んできた例としては京セラが有名だ。「稲盛流コンパ 最強組織をつくる究極の飲み会」(日経BP)という本まで出ている。京セラ本社ビルの12階に設けられた100畳敷きの大広間。創業者の稲盛和夫氏はここを舞台に「コンパ」と呼ぶ宴席を重ね、部下との結びつきを深めていったという。
「酒を酌み交わすのです。心をさらけ出すのです」。稲盛氏はこう語りかけ、自らも内心を吐露した。忘年会シーズンの12月には毎日のようにコンパ、コンパ。風邪を引いて熱が出ても、コンパの席に出かけたという。
稲盛氏は京セラを1代で1兆円企業に育て上げただけではなく、84年には第二電電(現KDDI)を設立して、日本の通信業界の地図を書き換えた。その卓越した経営手腕を、飲みニケーションが支えてきたのだとすれば、ビジネスにおける酒席文化はもっとポジティブに評価されてもよい気がする。
実際のところ、酒が入ったほうが話しやすい話題はある。近ごろは会議の席もかなりオープンな雰囲気が強まって、儀式っぽい堅苦しさは薄れてきたようだが、上司に向かって「ぶっちゃけ、この新商品、イケてなくないっスか?」とは切り出しにくい。仮にそんな質問を受けても、上司は立場上、「新商品に難癖をつけるな」と頭ごなしに応じざるを得ないだろう。
でも、同じ趣旨の問いかけを、酒席では冗談めかしてぶつけられるかもしれない。「酒席」という、厳密な意味でのオフィシャルではないグレーゾーンだからこそ、上司も「いや、まぁ俺もそう思わないでもないんだよな」と、本音を漏らしやすい。先に紹介したアンケート調査でメリットの第1位に挙げられた「本音を聞ける」とは、こういうことだろう。

4553チバQ:2021/12/09(木) 11:10:24
■飲みニケーションの様々な長所
写真:NIKKEI STYLE

「本音を公式な会議で言わないほうがおかしい。酒の入る夜の会議で密室の議論をすべきではない」という批判は以前からある。その通りだろう。多くの働き手が高い意識を持ち、意思決定が民主的で、誰もが議論をいとわないという職場であれば、飲みニケーションは必要がないもかもしれない。
しかし、必ずしもすべての職場がそうではない。人前での声高な議論が得意ではない人はそう珍しくない。人数が多く、議事録に残るとなれば、発言をためらうケースもあるだろう。まだ「空気」の支配力が強い日本社会で「何でもオープンな議論で」というのは、本音を聞き逃す心配がある。
会議の席で上司が新商品の魅力不足を認めてしまえば、「売り上げ必達」を部下に命じにくくなる。企画力を暗に批判したと触れ回られたあげく、上役から大目玉を食らうリスクもはらむ。つまり、本音を公式に明かすわけにはいかない。当然、部下も上司の本音を聞くチャンスがない。
もちろん、「気遣い抜きのぶっちゃけ会議」を設定して、内密を前提に本音をさらし合うという方法もなくはない。だが、会議室という「場」の圧力は小さくない。物理的にオフィスから離れているのに加え、「うっかり口を滑らせた」という言い訳の立つ酒席は本音を漏らすうえで好都合なのだ。
メリットのトップに並んだ「距離を縮められるから」も酒席ならではのよさといえる。オフィスでも上司の席に近づいて、「部長、ちょっと教えてもらえますか」と気軽に声を掛ける人がいる。年齢の離れた上司とも、簡単に打ち解けて話せるという、コミュニケーションの達人もいるようだ。しかし、みんながそうというわけでもない。
上司席に近寄れないタイプの人でも酒席であれば、上司のそばに座って、話し相手になるチャンスがある。席取りさえしくじらなければ、2時間程度のおしゃべり機会が得られるのだから、距離が縮まる期待も持てる。
同僚との間でも、不満や困り事を話題に選んで、心理的なつながりを深めやすい。チーム内に聞かれる心配があるオフィスの自席周辺では軽々しく勤め先や上司の悪口を言うわけにはいかない。仲間も同じような気持ちを抱えているのだろうと推察は可能だが、言葉に出して「そうそう、そうだよね」と笑い合うのは難しい。
その点、メンバーを選んで開く酒席であれば、腹蔵なく語り合える。これとて昼間のカフェで代用できなくはないが、やはり酒の勢いを借りたほうが「ここだけの話」で盛り上がりやすいだろう。
2位の「情報収集が行えるから」は、新型コロナウイルス禍のせいで、上司や同僚と話す機会が減ったことから、一段と価値が増したはずだ。酒席ですり寄ってくる部下にだけ手持ちの情報を漏らすような「宴会政治」は好ましくないが、部下の反応を見ながら非公式情報をシェアできる酒席は上司側にも都合がいい。
様々な長所がある飲みニケーションだが、個人的に価値が大きいと思うのは、対人コミュニケーションの技術を磨く絶好の「教室」になるところだ。様々なしゃべり方のパターン、語りかけの振る舞いなどを学べる。オフィスではトークの形式がある程度、決まっているので、表現のバリエーションが乏しい。酒席ではもっと人間的な物言いに触れやすい。
「人となりを知る」という利点も見逃せない。酒が入ってはじめて「こんな人だったのか」と分かった例は少なくない。普段は紳士然としている人が意外な「素顔」をさらすこともある。人物像をつかむうえで酒席は格好のシチュエーション。だから、長くつきあう可能性がある人とは早めに飲みに行くことをおすすめしたい。
そういったメリットがある割に、「支持率」が4割に届かないという理由の1つには、飲みニケーションという名前が影響している気がする。「飲み会」と「コミュニケーション」をこじつけ的につなげた「おやじギャグ」調の見え具合がよくない。いかにも「昭和の悪習」のイメージを帯びている。別の名前を考えたほうがいい。よし、次の飲み会の議題はこれでいこう。
梶原しげる 1950年生まれ。早稲田大学卒業後、文化放送のアナウンサーに。92年からフリー。司会業を中心に活躍中。東京成徳大学客員教授(心理学修士)。「日本語検定」審議委員。著書に「すべらない敬語」「まずは『ドジな話』をしなさい」など。

4554チバQ:2021/12/09(木) 11:44:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/20118c6f9c39009d05fa1d613b49f60f548351da
イオン閉店、玉屋は再開発へ… 佐世保中心部の商店街 転換期の“空白期間”に懸念の声
12/9(木) 11:15配信

長崎新聞
再開発や複合ビル建設が商店街にどのような影響を与えるのか。関係者は不安を抱いている=佐世保市、四ケ町アーケード

 長崎県佐世保市中心部の商店街が新たな転換期を迎えている。約1キロに及ぶ三ケ町、四ケ町両アーケードの中央に位置するイオン佐世保ショッピングセンター(島瀬町)が、来年2月末で閉店。佐世保玉屋(栄町)は再開発事業のため解体される見通しだ。商店街からは「街の衰退につながらないか」と不安が漏れる。

 47年間のご愛顧誠にありがとうございました-。
 11月2日、同ショッピングセンターの入り口に、閉店を知らせる看板が設置された。多くの買い物客が立ち止まり、突然の発表に驚きの声を上げる。ある女性客は「いつも利用していた。寂しい」と信じられない様子で話した。
 同ショッピングセンターは1974年6月、イオン九州(福岡市)の前身である福岡ジャスコの1号店としてオープンした。売り場は地下1階〜地上8階の計約1万1900平方メートル。新鮮な食料品や日用品、衣料品などを取りそろえ、市民の生活を支えてきた。
 しかし、オープンから半世紀近くが経過し、建物や設備は老朽化。イオン九州は「お客さまの多様なニーズや期待されるサービスへの対応が十分にできない」として閉店を決めた。
 土地と建物はマンション開発を手掛けるランドアーク(佐世保市)が取得し、来年5月に解体工事に着手。関係者によると、2025年春には1、2階が商業施設、3〜19階がマンションの複合ビルが完成する予定。1階にはイオン九州が再出店する計画だ。
 一方、佐世保玉屋一帯は再開発が検討されている。対象エリアは玉屋本館と、道路を挟んだ事務棟の計約4800平方メートル。土地・建物の権利者9者でつくる再開発準備組合は、来年3月までに施設計画の概要を固める予定。
 解体工事などのスケジュールは明らかになっていない。佐世保玉屋は再開発後も百貨店の運営を続ける方針で、28年の開業を目指している。同社の田中丸弘子社長は「人々の交流の起点となるような場所にしたい」と構想を語る。
     ◆ 
 「(イオンや玉屋は)商店街の中でも“別格”。こういう状況になるとは想像していなかった」。市商店街連合会の竹本慶三会長は驚きを隠さない。再開発や複合ビル建設が街に与える影響は未知数だが「(解体工事から完成までの)空白期間に人の流れが変わり、商店街が衰退する可能性がある」と懸念を示す。
 商店街は過去にも、大型商業施設の進出など壁に直面してきた。1997年には市郊外の大塔町に「ジャスコシティ大塔」(現イオン大塔ショッピングセンター)が開業。これに危機感を抱いた商店街関係者が、街の魅力向上のために始めたのが、今や冬の風物詩となった「きらきらフェスティバル」や、西日本最大級のよさこいイベントに成長した「YOSAKOIさせぼ祭り」だ。
 2013年には商店街に近い新港町に「させぼ五番街」が開業。商店街と五番街は共存共栄のため、市街地の活性化に連携して取り組む「SASEBOまち元気協議会」を設立し、さまざまな企画を打ち出している。
 イベントの成功の陰で、商店街の店舗数は次第に減少している。経済産業省の商業統計によると、1997年には三ケ町、四ケ町に計278店あったが、2014年には146店と、17年間でほぼ半減した。
 竹本会長は「各店舗がどれだけ人を引き寄せられるかが大事。どこに行っても“金太郎あめ”みたいに同じではなく、そこにしかないものがある店を目指すべきだ」と指摘。「(再開発などの)空白期間にもお客さまに来ていただくため、各店舗が協力する必要がある」と話す。

4555チバQ:2021/12/09(木) 11:45:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/186bb168dab3f1e0622a44ec32290f55e83c4993
関西スーパー争奪戦、混迷は続く
12/9(木) 11:04配信
産経新聞
関西スーパーの臨時株主総会当日、関西スーパー中央店=10月29日、兵庫県伊丹市(前川純一郎撮影)

関西スーパーマーケットの経営権をめぐる、流通大手のエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)との争奪戦は混迷を極めた。H2Oとの経営統合が一度は決まったが、オーケーの申し立てにより、神戸地裁が統合手続き差し止めの仮処分を決定。これを不服とした関西スーパーが決定取り消しを求め大阪高裁に抗告し、7日に一転して地裁決定を取り消す決定が出た。オーケーは法廷闘争を続ける方針で、統合の行方はなお見通せないが、今回の問題が決着しても関西の食品スーパーは引き続き業界再編の荒波にさらされることになりそうだ。

統合案は10月29日の関西スーパーの臨時株主総会で可決されたが、その集計作業に疑義が生じたことで事態は急転した。事前に賛成の議決権行使書を提出していた株主企業の代表者の男性が会場で「棄権」票を投票。結果発表前に男性から相談を受けた関西スーパー側が「賛成」に変えたことで、僅差で可決されていたのだ。オーケーはただちに神戸地裁に統合手続き差し止めを求める仮処分を申請。最終的な司法判断を踏まえ、関西スーパーにTOB(株式公開買い付け)を再提案する方針を表明した。

地裁は臨時総会の集計に「法令違反または著しい不公正があった」として仮処分を決定したが、大阪高裁での抗告審で取り消された。これにより関西スーパーとH2Oは15日の統合を予定し、オーケーは高裁に許可抗告を申し立て、認められた。

司法で統合の可否が争われる異例の展開となったが、食品スーパー業界では近年、合併や経営統合など再編の動きが相次ぐ。足元の業績は新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要で好調だが、ドラッグストアなどの異業種やインターネットスーパーの参入で競争が激化。少子高齢化の進展などで需要の落ち込みが予想され、経営基盤強化が喫緊の課題だ。

9月には流通大手のイオンが、傘下のマックスバリュ西日本(広島市)と中四国地盤の大手スーパー、フジの統合を発表し、業界に波紋が広がった。大阪府内では昨年9月に安売り路線のロピア(川崎市)がエリアを越えて進出し、消費者から一定の支持を得ている。オーケーが〝呼び水〟となり、「安売りスーパーの空白地帯」(アナリスト)とされる関西が草刈り場となる可能性もありそうだ。(井上浩平)

4556チバQ:2021/12/09(木) 11:47:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/94b5ff09d965c945ffaa3e873a36e454334cbabe
「岡山ロフト」天満屋移設へ ロッツ、老朽化で2月閉館
12/9(木) 8:59配信

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中国新聞デジタル
来年2月末に閉館する商業ビル「岡山ロッツ」

 岡山市中心部の表町地区にある1974年建設の商業ビル「岡山ロッツ」(北区)が老朽化などを理由に来年2月28日に閉館する。解体後の跡地には、東京に本社を置く大手ゼネコンが分譲マンションを整備する計画でいる。

 岡山ロッツの核テナントで生活雑貨の「岡山ロフト」は、通路でつながる百貨店天満屋(同)が岡山店で始めた大規模改装に合わせ来春、5階へ移設する。

中国新聞社

4557荷主研究者:2021/12/12(日) 15:17:27

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/608124?rct=n_hokkaido
2021年11/05 22:07 北海道新聞
イトーヨーカドー函館店来夏閉店方針 郊外店と競争 勢い失う 後継テナントの行方焦点

来夏での閉店方針が決まったイトーヨーカドー函館店。後継テナントの行方も注目される

 函館市美原1の総合スーパーで、来年夏の閉店方針が明らかになったイトーヨーカドー函館店は、長崎屋函館店(現MEGAドン・キホーテ函館店)とほぼ同時に開業した。人口増加が著しかった郊外の新興住宅地の発展に寄与し、函館の人の流れや街の姿を大きく変えるきっかけにもなった。閉店後の後継テナントの行方にも注目が集まりそうだ。

 イトーヨーカドー函館店は1980年9月3日に開業した。それまでの地場系百貨店とはひと味違う本州系大型スーパーの登場に注目が集まり、人の流れが一変。市内の中心市街地は時代とともに、JR函館駅周辺の大門地区、本町・五稜郭地区へと移り、美原周辺はそれに代わる役割を担うまでになった。

 その後、昭和や石川町へ進出が相次いだ郊外型商業施設との競争が激化。桔梗地区で宅地開発が進んだこともあり、当時の勢いを失っていた。

 同店を運営する流通大手セブン&アイ・ホールディングス(HD、東京)傘下のイトーヨーカ堂は全国で経営が悪化しており、道内では2019年に釧路、恵庭両店を、今年5月には旭川店を閉店するなど、不採算店舗の整理を加速させている。函館店も閉店のうわさが絶えなかった。

 函館市経済部には4日午前、運営するセブン&アイHDの担当者が閉店方針を伝達。同部は「情報収集などを進め、動向を注視したい」と話す。同店が入居するビルを所有する一位物産(函館)にも伝えられており、同社の村上幸義社長は北海道新聞の取材に、「撤退が決まった場合の後継テナントについては協議中だが、商業施設としての空白を最小限にとどめられるよう、全力で努めたい」と話した。(伊藤友佳子、米林千晴)

4558荷主研究者:2021/12/12(日) 15:21:27

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=806740&comment_sub_id=0&category_id=113
2021/11/6 7:00 中国新聞
イケア、広島駅北の新店予定地を売却 「出店戦略を見直した」

駐車場としての利用が続くイケアが売却した土地。手前右のビルはイズミ本社

 スウェーデン家具大手イケアグループの日本法人イケア・ジャパン(千葉県船橋市)が、JR広島駅北口の二葉の里地区(広島市東区)の新店予定地を売却したことが5日、分かった。中四国地方初の店となる予定だったが、広島への出店は白紙になった。

 イケアは中国新聞の取材に「出店戦略を見直した結果」と説明。一方で「広島での出店の希望は現在も変わりない。最適な形態、方法を引き続き検討する」とした。売却先や売却額は明らかにしなかった。

 売却したのは、2013年6月の国有地の一般競争入札で取得した全1・88ヘクタール。落札額は47億550万円だった。落札に合わせて同社は、中四国初の出店を発表。広島駅に近く、周辺で再開発が進む立地の良さを挙げていた。ただ当初から開業時期や施設の概要は「未定」とし、15年から予定地は時間貸しの平面駐車場として使われている。

 中国財務局によると、イケアの新店予定地は「業務・商業等の機能が複合した土地利用」との地区計画を前提に売った。だが着工しないまま8年が経過していた。

 一帯は複合ビルや広島東署、分譲マンションなどが次々と完成し、地価も上がっている。国土交通省の公示地価(毎年1月1日時点)によると、東区二葉の里は今年、1平方メートル当たり74万2千円。調査対象となった17年から上昇を続け、約1・5倍となった。

 イケアは1943年の創業。自分で組み立てる低価格の家具のほか、キッチン用品や文房具、雑貨などデザイン性と機能性を重視した商品を扱う。関東を中心に関西や九州に13店。主に郊外で大型店を展開してきたが、近年は都心部でのテナント出店に力を入れている。(文・松本真由子、加田智之、写真・田中慎二)

4559荷主研究者:2021/12/12(日) 15:33:38

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/610314?rct=n_hokkaido
2021年11/11 14:45 北海道新聞
エスタ23年閉館、テナント移転先に苦慮 大通地区は巻き返し狙う

 JR札幌駅直結の商業施設「札幌エスタ」は2023年夏に営業を終了するものの、主要テナントの閉館後の行き先は決まっていない。22年秋に休業する札幌市中心部の「パセオ」に続き駅直結の商業施設が姿を消すことで、好立地の物件が減少。地場の小規模店も移転先選びに苦慮している。03年のJRタワー開業以降、札幌駅が中心だった人の流れが変わる可能性もあり、ライバルの大通地区は巻き返しを狙っている。

 家電量販店のビックカメラ札幌店はエスタの1〜4階を占める。同業のヨドバシカメラ(東京)などはエスタはす向かいの北4西3街区で複合ビルの建設を予定しており、ビックカメラも利便性が高い駅周辺に移転できなければ客を奪われかねない。同社は「お客さまにご不便をおかけしないような方法を検討しています」(広報)という。

 生活雑貨専門店のロフト(東京)は道内2店舗のうち、エスタにある1店舗は閉店を余儀なくされ、同社は「(JR側の)正式な説明を受けてから、今後について検討する」(広報担当者)としている。

 点心札幌(札幌)はエスタで総菜店と中華料理店計3店舗を展開。隣接地と一体開発し29年開業予定の再開発ビルにも入居したい意向だが、同社幹部は「優先的に入居できるか分からない。稼ぎ頭の店舗なのだが…」。開業までの6年間、従業員の雇用をどう守るか頭を悩ませている。

 テナントを大通地区へ引き抜く動きはすでに始まっており、エスタに入居する小売店は「大通以南の再開発ビルから出店を打診されている」という。大通地区の商業関係者は「エスタからの撤退を強いられた店舗を誘致し、その顧客も一緒に連れてきてもらう」とし、エスタ閉館による好機を逃がさない構えだ。(麻植文佳、生田憲)

4560チバQ:2021/12/14(火) 09:08:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d267917edab70aca85abf99df912831e8c84a8f
“今のうち”需要が増加 オミクロン株警戒も賑わい
12/13(月) 11:52配信
 新型コロナウイルス「オミクロン株」への警戒が続くなか、週末の観光地では“今のうち”にと、訪れた多くの人でにぎわいを見せました。

■Xmasイベント開催「気分転換」

 横浜で開催されているクリスマスマーケット。多くの人が来場し、クリスマスの雰囲気を楽しんでいます。

 12日、多くの人が詰め掛けたのは、横浜赤レンガ倉庫の冬の風物詩「クリスマスマーケットイン横浜赤レンガ倉庫」です。

 来場者:「外で食べるのなかなかないので、気持ち良くて、気分転換にもなるから。家で引きこもってるよりかは、すごく良いかなと思います」

■“今のうち忘年会”予約殺到

 12日、東京都で確認された新型コロナの新たな感染者は13人。31日連続で30人を下回るなど、今のところ感染状況は落ち着きを見せています。

 そんな状況もあってか、これまで苦しい立場に立たされていた飲食店にも、客足が戻り始めていました。

 12日は日曜日ということもあり、取材に訪れた午後7時過ぎには、満席状態。飲食を楽しむ人は、店の外にもあふれていました。

 「バーデンバーデン」代表取締役・曽根崎武吉さん:「週末の予約に関しては、週中でネット予約を止めないと、いけない状況まで予約を頂いてまして、ありがたい限りです」

 先月から、客足は戻り始めましたが、そこには理由があるようです。

 「バーデンバーデン」代表取締役・曽根崎武吉さん:「『次の宣言が出る前に飲んでおこう』というお客さまもいる」

 世界で急速に広がる新型コロナの新たな変異ウイルス・オミクロン株。状況が落ち着いている“今のうち”に楽しい時間を過ごしたいという“今のうち需要”が増えているようです。

 客:「毎日、感染者数が低めなので、外出は今のタイミングじゃないかなと」「コロナ落ち着いてきたので、そろそろ1回会いたいなって」

 こうした動きは、年末のイベントでも見られます。

 客:「職場でも、人数を抑えて少人数でやろうっていうのはあるんで。できるだけ“こぢんまり”やろうと思っています」

 “今のうち忘年会”です。こちらの飲食店でも、5人ほどの小規模な忘年会予約が増えているということです。

 感染状況の落ち着きは、イベントの復活にもつながっています。

■食用油リサイクルで“自家発電”

 東京・目黒川沿いでは、去年中止となったイルミネーションに2年ぶりに明かりが灯りました。

 ピンク色の奇麗な光。実は、これは一般家庭や飲食店で廃棄される食用油を再利用した、100%自家発電という、エコなイルミネーションなのです。

 見物客:「桜が咲いたようで、すごく素敵です」

 目黒川みんなのイルミネーション実行委員会・満留彩さん:「今年は、開催することができて。地域の皆様にコロナ禍で暗いニュースばかりですけど、沈んだ気持ちが少しでも明るくなって頂けたらなと」

(「グッド!モーニング」2021年12月13日放送分より)

テレビ朝日

4561チバQ:2021/12/14(火) 16:32:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1043f8caeb06b276e32ad881ac540a21eb6be6e
相次いだ逆転劇、最高裁でようやく決着 オーケーは無念の買収断念へ
12/14(火) 15:44配信

朝日新聞デジタル
関西スーパーマーケットの店舗=2021年11月27日、大阪市西区、加茂謙吾撮影

 関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの統合をめぐり、経営統合に問題はないとする司法判断が14日、最高裁で確定した。統合差し止めを求めていた首都圏地盤のスーパー「オーケー」側の訴えは認められなかった。オーケーは関西スーパーをTOB(株式公開買い付け)で買収する意向を示してきたが、断念に追い込まれたかっこうだ。

 オーケーは今後、7%超を持つ関西スーパーの株式を売却する方針だ。株主総会で経営統合に反対した株主は、株を買い取るよう請求する権利がある。オーケーが過去最高値の2250円でのTOBの意向を示してから関西スーパーの株価は大きく変動しており、どの時点の株価での売却になるかも注目されている。

 一方、主張が認められた関西スーパーは15日、H2Oと統合のための株式交換を予定通り実施する予定だ。実現すれば売上高は4千億円規模、約240店舗を抱える関西でトップクラスのスーパーになる。

 来年2月には、今の関西スーパーを中間持ち株会社「関西フードマーケット」とし、H2O傘下のスーパーであるイズミヤ、阪急オアシス、関西スーパーを運営する事業会社の3社がその子会社となる見通しだ。

 統合しても、関西スーパーとイズミヤ、阪急オアシスの三つの屋号は変わらない。H2Oは当面、阪急オアシスとイズミヤの統合作業を優先し、関西スーパーと事業面で実際に統合作業に入るのは数年後になる見通しだ。収益力を高めるため、物流の一体化やIT投資に乗り出す。

 オーケーからの買収攻勢を逃れた関西スーパーとH2Oだが、株主に示した計画を実行する重い責任が今後はのしかかる。

 統合後は2026年3月期までに営業利益を8割増とする計画だ。株主総会ではイズミヤ・阪急オアシスの最終赤字が目立つとの指摘も株主から相次いだ。決着はついたものの、株主の3分の1近くが賛成しておらず、統合効果に対して厳しい視線が注がれる。(宮川純一)

朝日新聞社


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4562チバQ:2021/12/20(月) 14:15:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/411afe7cbef4f8daefb9870b11cd832751617ee2
飲食店、忘年会の予約伸びず 「正直、なくてよかった」と安堵の声も
12/20(月) 10:31配信

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京都新聞
同業者で忘年会を楽しむ人たち。今年は少人数化が顕著になっているという(京都市中京区・市場小路四条烏丸店)

 新型コロナウイルスの流行後2度目の忘年会シーズンを迎えた。感染拡大が見られた昨年末と異なり、感染者数が抑えられている今冬、京都市内の飲食店は久しぶりの宴席を楽しむ人でにぎわう。しかし今年は、コロナ前と比べて大きな変化が起きているようだ。

【写真】宴会に関する通知文

 「久しぶり!乾杯!」。12月6日、中京区の焼き肉店「市場小路四条烏丸店」では不動産会社勤務の男性(47)=山科区=が同業者2人と忘年会をしていた。「年末だし、お疲れさんと言い合いたかった」と笑顔だ。

 同店は、府の時短要請解除後の11月中旬から客足が戻り始め、週末には予約で満席になることもある。ところが同店を含め14店舗を経営する「スター食堂」(中京区)によると、今年のにぎわいはコロナ前と事情が異なるという。

 2年前の12月は多ければ100人規模の予約で埋まったが、今年は多くても10人、メインは2〜4人だ。望月信営業部長は「会社主催の忘年会はほとんどなく、少人数の集まりばかり。売り上げは正直厳しい」。11月末にオミクロン株が国内で初確認されて以降、予約も直前まで入らなくなったという。

 焼き肉店を訪れた男性も、例年なら同業者の「公的な」忘年会で12月のスケジュールの3分の1は埋まっていたという。「今年は一つもない。親しい人との飲み会が3件ほどあるだけ」と話す。

 少人数化の流れは、大宴会場を売りとするホテルも苦しめる。コロナ前は100人以上の忘年会も多かったリーガロイヤルホテル京都(下京区)。ビュッフェからコース料理に変え、席の間隔を大幅に空けるなど「安全・安心の忘新年会」をうたうが、12月の予約件数はコロナ前の3割にとどまり、人数も半分以下。1月の新年会の予約も伸び悩み、「感染対策はしっかりしているのだが…」(営業部)と声を落とす。

 企業や官庁が従業員・職員に宴会の自粛を引き続き求めているのかと思ったが、そうではないようだ。昨年に比べて制限を緩めるところも多く、「4人以下、2時間以内」などとしていた京都府と京都市は、感染防止策を講じた府の認証店を利用することや長時間の飲食を避けるといった呼び掛けにとどめる。島津製作所(中京区)は昨年12月中旬以降の感染急拡大で府内での会食の中止・延期を呼び掛けたが、今冬は「2時間以下」「2次会禁止」などに緩和している。

 ただ、職場の空気は緩んでいないようだ。50代の男性会社員は「忘年会を言い出せる雰囲気は全くない。同期や仲間内でこっそり…」と明かす。東京商工リサーチが実施したアンケートでも、年末年始の忘年会や新年会を「開催しない」と回答した府内の企業は68・3%。会社主催の忘年会は、やはり少なそうだ。

 強制参加に近い忘年会がなくなったと喜ぶ声もある。日本生命が実施したアンケートでは、職場の飲み会で親睦を深める「飲みニケーション」を「必要」「どちらかといえば必要」とする回答が昨年から16・1ポイント減の38・2%になる一方、「不要」「どちらかといえば不要」は逆に16・2ポイント増えて61・9%になった。会社員女性(28)=右京区=は「上司にビールをついだり、自慢話を聞かされたりして気を使う。正直、なくていい」とばっさり。コロナは職場の飲み会に黄色信号をともしたのかもしれない。

 何かと我慢を強いられた1年の終わりに、気の置けない人と酌み交わすお酒や食事は楽しいもの。今年の忘年会、誰と一緒に過ごしますか。

4563荷主研究者:2021/12/27(月) 23:24:21

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20211125655011.html
2021/11/25 22:13 新潟日報
新潟駅商業施設、24年春に全面開業

 JR東日本新潟支社は25日、高架化を進めている新潟駅について、2022年1月に商業施設の開発に着手し、24年春ごろの全面開業を目指すと発表した。高架化に伴い、線路が撤去される1階のほか、2階にも店舗スペースなどを整備。中心市街地の拠点施設として、にぎわい創出に取り組む。

 新たな商業施設は地上2階、一部3階で延べ床面積は約3万平方メートル、うち1万3千平方メートルを店舗部分に充てる。入居する店舗数は未定で今後、テナントの誘致を進める。総事業費は非公表。第1期工事が完了する22年6月ごろから段階的に開業する予定だが、新潟市の新潟駅周辺整備事業の進み具合によって変更する可能性がある。

 小川治彦支社長は同日、新潟市中央区の同支社で会見し、「商業施設にはショッピングや食事を楽しむ場を用意したい」と話した。

◎4回に分け順次開業

 JR東日本が新潟駅に整備する新たな商業施設は、全ての在来線が高架化される2022年6月ごろに合わせて第1弾の開業を予定しているほか、24年春ごろの全面開業まで計4回にわたって順次開業する=図参照=。新潟市が活性化を進める新潟駅から古町までの都心エリア「にいがた2km(にきろ)」の起爆剤としても期待される。

 新潟支社によると、商業施設にあたる駅舎1、2階の工事は22年1月に着手。現在、店舗が入居しているスペースも含めて工事を進める。

 同年6月ごろの第1期は、2階の在来線東改札そばを先行オープン。隣の区画を第2期とし、駅直下のバスターミナルが利用開始見通しの23年春ごろに予定する。同年冬ごろの第3期は、2階の新幹線東改札向かいと1階のターミナル東側、24年春ごろに2階の一部と1階のターミナル西側がそれぞれ開業する。

 小川治彦支社長は今後の店舗誘致に向けて、本県には食や工業製品などに魅力があると説明。「郊外の施設にお客さまが流れている。新潟らしさを重視し、駅に来たいと思ってもらえるようにしたい」と述べ、駅をにいがた2kmの「出発点」として盛り上げたいと意気込む。

 新潟駅周辺整備事業は、線路で分断された南北市街地の一体化を図るため、06年度から行われている。在来線高架化、駅前広場や駅直下のバスターミナル、南北をつなぐ幹線道路などの整備からなる。事業主体は新潟市で、総事業費は約1500億円。

4564荷主研究者:2021/12/27(月) 23:25:15

https://www.sanyonews.jp/article/1200959?rct=m_chihou_keizai
2021年11月25日 21時12分 山陽新聞
天満屋岡山店にロフト移転 22年春、美術画廊も刷新

大規模改装する天満屋岡山店(左)。岡山ロッツ(右)の主要テナント・岡山ロフトが本館5階に移転する

美術画廊・ギャラリーのイメージ図

天満屋岡山店にロフト移転 22年春、美術画廊も刷新

 天満屋(岡山市北区表町)は25日、旗艦店の岡山店(同)を今月末から来春にかけて大規模改装すると発表した。商業ビル「岡山ロッツ」(同中山下)でフランチャイズ運営する生活雑貨の岡山ロフトを来春、本館5階に誘致。高級化粧品や美術画廊などを刷新する。大規模改装は3年ぶり。

 若者に人気の岡山ロフトは、同ビルが老朽化し来年2月28日で閉館になるため、移転先を模索していた。従業員はそのまま移る。開業日や売り場面積(現在約3千平方メートル)などは今後詰める。

 5階ではほかに、美術画廊・ギャラリーを約30年ぶりに全面改装して1月2日にオープン。美術品を鑑賞しやすい最新の照明器具を導入する。ギフトサロン・商品券売り場は5階から3階に移す。

 1階はフランスのブランド「シャネル」の化粧品、米国のブランド「ケイト・スペード ニューヨーク」のハンドバッグ売り場をリニューアルして12月15日にオープンする。

 表町商店街の通りを挟んで東側にある別館では今月30日から期間限定で「シモンズ」など有名3ブランドのベッドを扱う。

 電子商取引(EC)の拡大など経営環境が変化する中、天満屋は広島市内のアルパーク店を2020年1月、緑井店を22年6月で閉める一方、主力の岡山店や福山店(福山市元町)に経営資源を集中している。

 岡山店では今回改装する売り場に加え、衣料品や飲食など第2弾の改装計画も来年1月半ばに発表する。同店は「新型コロナウイルス禍の第5波が落ち着き、客足は戻りつつある。ライフスタイルの変化に対応し、魅力ある店舗づくりを目指す」としている。

 岡山ロッツの閉館後について、運営会社ロッツ(岡山市北区中山下)は「現時点では公表できない」と説明。ただ、不動産関係者らによると、解体後に岡山県外の業者が分譲マンションを整備する方向という。

4565チバQ:2022/01/02(日) 21:28:53
https://www.sankei.com/article/20220102-NL2QXF77Y5LE7MVIBLJ3FGVNAQ/
初売り、福袋に行列 客足回復も流行前に届かず
2022/1/2 16:49
東京都内の大手百貨店で2日、令和4年の初売りが本格的に始まった。福袋目当てに開店前から客が列をなす光景が戻り、新型コロナウイルス拡大で外出自粛ムード一色だった昨年より客足は回復した。新変異株「オミクロン株」への警戒心からか流行前の水準には届かず、店側は感染対策に注力しながら消費拡大に期待を寄せている。

東京都中央区の日本橋高島屋では午前10時のオープンを待たず家族連れ客らが集まり、開店前の行列人数は昨年の4倍に。ただ2年比では6割にとどまり、担当者は「予測していた」と話す。


高島屋は昨年、「3密」を避けるため福袋を店頭で扱わず、今年は2年ぶりの復活となった。

4566チバQ:2022/01/03(月) 23:36:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/84a2466e28e7f4a15d1a7fafd035242ff0d9bd9d
「想定以上」にぎわう初売り 博多の百貨店「ほっとしている」
1/2(日) 19:59配信

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毎日新聞
密を避けるため事前予約で販売された福袋を受け取る女性=福岡市博多区の博多阪急で2022年1月2日午前9時33分、徳野仁子撮影

 元日、2日は初詣や初売りで各地がにぎわい、人出は新型コロナウイルスが猛威を振るった2021年の年明けを大きく上回った。


 九州・山口の百貨店や商業施設では2日、新春の初売りがあった。福岡市博多区の百貨店「博多阪急」では開店前から約1600人が列をつくった。コロナ感染拡大前の4割程度だが、21年は約200人まで落ち込んだといい、亀井潤一店長(58)は「今年は想定以上のお客様に来ていただき、ほっとしている」と胸をなで下ろした。

 同店は客同士が密になるのを防ぐため、福袋約7000個を事前予約で販売。来店者は整然と福袋を受け取った。一方、地下1階の食品売り場では予約制ではないステーキ肉や洋菓子の福袋が飛ぶように売れていた。2年ぶりに北九州市の実家に帰省した横浜市の会社員、岡本由香さん(49)は「お目当ての明太子が買えました」と笑みを浮かべていた。

 携帯電話の位置情報から滞在人口を推定するソフトバンク子会社「アグープ」のデータを基に分析したところ、博多阪急があるJR博多駅の元日の人出は1日平均で21年の元日の1・1倍。中心繁華街の西鉄福岡(天神)駅(福岡市中央区)周辺は1・6倍だった。観光地は軒並み増え、福岡県太宰府市の太宰府天満宮は2・8倍、熊本市の熊本城は2・2倍。那覇市の国際通りは1・4倍だった。【城島勇人、今野悠貴】

4567とはずがたり:2022/01/04(火) 21:45:24

東急ハンズ、カインズ傘下に…将来は名称も変更へ
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211222-OYT1T50172/
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2021/12/22 21:37
 ホームセンター大手のカインズは22日、生活雑貨の東急ハンズを買収すると発表した。親会社の東急不動産ホールディングス(HD)から2022年3月末に全株式を買い取る。買収額は非公表。東急ハンズは多彩な品ぞろえで都市型の生活雑貨店の先駆けとなったが、近年はインターネット通販の影響などで業績不振が続いており、カインズの傘下で立て直しを図る。

 東急ハンズは当面は現在のブランドで営業を続けるが、東急グループを離れるため将来は変更するという。東急ハンズの社長をはじめとする主要な役員は続投する。

カインズの傘下に入ることになった「東急ハンズ」の店舗(22日、東京都内で)
 カインズの高家正行社長は記者会見で、「価値観が共通しており、地方を中心とするカインズと、比較的都市に店舗がある東急ハンズは、相互補完性が非常に高い」と述べた。顧客向けアプリ開発などのデジタル投資や独自商品の開発に力を入れてきたことを強調し、「カインズが築いてきた基盤を活用してもらう」と語った。仕入れや物流の効率化にも取り組む。

 カインズは227店舗を展開する国内最大手。ショッピングセンターのベイシアや作業服大手のワークマンなどを持つベイシアグループの企業だ。地方や郊外の店舗に強みを持つが、都市部は手薄だった。一方、東急ハンズは都市部の主要駅前などが多い。一部の商品は重複するが、立地の重複は少なく、相乗効果が見込めると判断した。

 東急ハンズは1976年に創業し、東京・新宿や渋谷など都市部を中心に国内外で86店舗を展開している。建材や工具のほか文具やパーティー用品など幅広い商品を扱い、一時は流行の発信地ともなった。

 しかし、インターネット通販の普及やコロナ禍による営業時間の短縮などが響き、2021年3月期連結決算の最終利益は71億円の赤字と、2期連続の最終赤字となった。今年10月には大型店の東京・池袋店を閉店した。

 東急不動産HDは、グループの経営資源では東急ハンズの価値向上は難しいと判断し、売却を決めた。

 日本DIY・ホームセンター協会によると、20年度の国内ホームセンター売上高は4兆2680億円と初めて4兆円の大台に乗せた。ただ、「コロナ禍で訪日外国人の姿もなくなり、消費者が自宅のそばで買い物を済ませるようになったため、都市部の店は苦しい状況が続いている」(業界関係者)との声も上がる。

 近年は市場規模の伸びに比べ、店舗の増加ペースも速く、地域によってはホームセンターが過剰気味になっている。ニトリHDがDCMHDとの争奪戦の末、島忠を傘下に収めるなど、再編の動きも出ている。今後もホームセンターが新たな収益源を求めてM&A(合併・買収)に乗り出す可能性もある。

4568チバQ:2022/01/06(木) 17:19:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eb933a26dadd3ac140c7a3652869a4eee10cad2
梅田とJR大阪駅周辺、空中デッキで連結構想も…阪急がキタで半世紀ぶり大規模開発
1/6(木) 16:00配信

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読売新聞オンライン
阪急阪神HDが再開発を検討する大阪梅田駅(中央)周辺。手前は阪急ターミナルビル(6日、読売ヘリから)=東直哉撮影

 阪急阪神ホールディングス(HD)が、阪急電鉄・大阪梅田駅(大阪市北区)周辺の大規模再開発を計画していることが分かった。閉館が決まっている「大阪新阪急ホテル」に加え、商業施設「阪急三番街」やオフィスビル「阪急ターミナルビル」の建て替えを検討する。開業は2030年以降とみられ、半世紀ぶりの大規模開発となる。将来的に西側のJR大阪駅周辺の施設と空中デッキで結ぶ構想で、ビジネスや観光拠点としての大阪・キタの機能が高まりそうだ。

(写真:読売新聞)

 JR大阪駅周辺では、「うめきた2期」など大規模な再開発が進む一方、阪急阪神HDが多くの施設を保有する大阪梅田駅周辺には老朽化した建物が多い。

 阪急阪神HDは現在、阪神百貨店梅田本店と新阪急ビルの建て替えを進めている。今春の全面開業を予定しており、今後は駅周辺の再開発に軸足を移す。駅自体の機能は維持し、鉄道の運行に影響はない。

 24年度末に閉館する駅西側の新阪急ホテル(地上10階、地下2階)は1964年に開業し、961の客室と西日本最大級のビュッフェレストランなどを備える。飲食や衣料品など計約260店舗が入居する三番街(地上4階、地下4階)や、オフィスなどが入る駅南側のターミナルビル(地上17階、地下4階)も70年前後の開業で、いずれも老朽化が目立っていた。

 阪急阪神HDの角和夫会長は読売新聞の取材に対し、「2022年は新阪急ホテルの建て替えに向け始動する」とした上で、「ホテルを建て替えるということは、ホテルに連なるターミナルビルと三番街も(建て替えの)対象になる」と話した。再開発については、阪急阪神HDが今春に発表する長期的な経営計画に盛り込む見通しだ。今後、建て替えの順番や着工時期の本格検討に入り、大学などの誘致も念頭に、新たなビルの利用方法を詰める。

4570荷主研究者:2022/01/09(日) 16:07:53

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=815144&comment_sub_id=0&category_id=113
2021/12/8 21:53 中国新聞
スーパーの進出続く商工センター エリア全体の集客増期待

4月に開店したハローズ草津新町店。奥にはレクトの建物が見える

 大型商業施設アルパークがある西区商工センター一帯。スーパーのフレスタが西棟に出店するほか、周辺にはスーパーやディスカウントストアの進出が相次ぎ、激戦区になりつつある。既存の店は地区全体の集客力アップを期待。一方で、売り上げへの影響を警戒する声もある。

 「広島市西部地区に、基幹店を出したかった。フレスタの本格的な店を知ってもらう場になる」。フレスタ幹部は、出店の狙いをこう語る。広島市中心部から岩国市まで広範囲の来店が見込めるアルパークのブランド力も魅力という。

 小売店が増える同地区は「競争がかなり厳しい」とみる。だが「商品やサービスをさらに上の段階へ脱皮させるため挑戦する」と成長につなげる考えだ。

 一帯では近年、店の集積が進む。アルパーク西棟にあった天満屋が昨年1月に閉店したものの、今月3日には東棟に食品専門店をそろえた「マルシェ」が開業。各社が活発な動きを見せている。

 低価格路線に磨きをかけるのは、11月に出店したディスカウントストアのダイレックス(佐賀市)。販売は順調といい「他店より買いやすい価格設定ができており、自社の特色が出せている」と自信を示す。酒販チェーンのやまや(仙台市)も11月、井口店を改装した。ワインや日本酒の温度管理ができる冷蔵設備を増強。「競争は激しくなる。より専門性を高めたい」とする。

 地域の魅力が上がると前向きに捉える声も目立つ。商業施設レクトを2017年に開業した地場流通大手イズミ(東区)は競争環境について「来店が分散し、マイナスはある」と認める。一方で「地区の魅力が広がり、集客力が増す。トータルではプラス」とする。イベントの開催や新商品の展開で違いを出し、週末の買い物場として使い分けてもらえるとみる。

 今年4月に草津新町店を開いたスーパーのハローズ(福山市)は、24時間営業による利便性の良さを打ち出している。「大型商業施設からスーパー、ドラッグストアまで、生活に必要な店が全部そろう商業集積地。長い目で見ればお客が定着する」と期待する。

 マックスバリュ西日本(南区)は、マックスバリュエクスプレス草津南店で小パックの生鮮品や総菜をそろえ、単身者向けにアピールを強めている。

 地元の井口明神1丁目町内会の湯蓋康之会長(74)は「買い物の選択肢が増えた」と歓迎。広島修道大の川原直毅教授(市場調査論)は「競争激化で長期的には価格だけでの勝負は難しくなる。他店にない商品を充実させて特長を出していく必要がある」と指摘している。(筒井晴信)

4571荷主研究者:2022/01/09(日) 16:17:41

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC088E10Y1A201C2000000/
2021年12月9日 19:33 日本経済新聞 愛媛
ジュンク堂、松山店を移転 22年3月に松山三越内へ

4572荷主研究者:2022/01/09(日) 16:18:44

https://nordot.app/841497669136662528?c=174761113988793844
2021/12/9 11:15 (JST)12/9 14:33 (JST)updated © 株式会社長崎新聞社
イオン閉店、玉屋は再開発へ… 佐世保中心部の商店街 転換期の“空白期間”に懸念の声

再開発や複合ビル建設が商店街にどのような影響を与えるのか。関係者は不安を抱いている=佐世保市、四ケ町アーケード

 長崎県佐世保市中心部の商店街が新たな転換期を迎えている。約1キロに及ぶ三ケ町、四ケ町両アーケードの中央に位置するイオン佐世保ショッピングセンター(島瀬町)が、来年2月末で閉店。佐世保玉屋(栄町)は再開発事業のため解体される見通しだ。商店街からは「街の衰退につながらないか」と不安が漏れる。

 47年間のご愛顧誠にありがとうございました-。

 11月2日、同ショッピングセンターの入り口に、閉店を知らせる看板が設置された。多くの買い物客が立ち止まり、突然の発表に驚きの声を上げる。ある女性客は「いつも利用していた。寂しい」と信じられない様子で話した。

 同ショッピングセンターは1974年6月、イオン九州(福岡市)の前身である福岡ジャスコの1号店としてオープンした。売り場は地下1階〜地上8階の計約1万1900平方メートル。新鮮な食料品や日用品、衣料品などを取りそろえ、市民の生活を支えてきた。

 しかし、オープンから半世紀近くが経過し、建物や設備は老朽化。イオン九州は「お客さまの多様なニーズや期待されるサービスへの対応が十分にできない」として閉店を決めた。

 土地と建物はマンション開発を手掛けるランドアーク(佐世保市)が取得し、来年5月に解体工事に着手。関係者によると、2025年春には1、2階が商業施設、3〜19階がマンションの複合ビルが完成する予定。1階にはイオン九州が再出店する計画だ。

 一方、佐世保玉屋一帯は再開発が検討されている。対象エリアは玉屋本館と、道路を挟んだ事務棟の計約4800平方メートル。土地・建物の権利者9者でつくる再開発準備組合は、来年3月までに施設計画の概要を固める予定。

 解体工事などのスケジュールは明らかになっていない。佐世保玉屋は再開発後も百貨店の運営を続ける方針で、28年の開業を目指している。同社の田中丸弘子社長は「人々の交流の起点となるような場所にしたい」と構想を語る。

来年2月末での閉店を知らせる看板が設置されたイオン佐世保ショッピングセンター=8日午前、佐世保市島瀬町

     ◆ 

 「(イオンや玉屋は)商店街の中でも“別格”。こういう状況になるとは想像していなかった」。市商店街連合会の竹本慶三会長は驚きを隠さない。再開発や複合ビル建設が街に与える影響は未知数だが「(解体工事から完成までの)空白期間に人の流れが変わり、商店街が衰退する可能性がある」と懸念を示す。

 商店街は過去にも、大型商業施設の進出など壁に直面してきた。1997年には市郊外の大塔町に「ジャスコシティ大塔」(現イオン大塔ショッピングセンター)が開業。これに危機感を抱いた商店街関係者が、街の魅力向上のために始めたのが、今や冬の風物詩となった「きらきらフェスティバル」や、西日本最大級のよさこいイベントに成長した「YOSAKOIさせぼ祭り」だ。

 2013年には商店街に近い新港町に「させぼ五番街」が開業。商店街と五番街は共存共栄のため、市街地の活性化に連携して取り組む「SASEBOまち元気協議会」を設立し、さまざまな企画を打ち出している。

 イベントの成功の陰で、商店街の店舗数は次第に減少している。経済産業省の商業統計によると、1997年には三ケ町、四ケ町に計278店あったが、2014年には146店と、17年間でほぼ半減した。

 竹本会長は「各店舗がどれだけ人を引き寄せられるかが大事。どこに行っても“金太郎あめ”みたいに同じではなく、そこにしかないものがある店を目指すべきだ」と指摘。「(再開発などの)空白期間にもお客さまに来ていただくため、各店舗が協力する必要がある」と話す。

4573チバQ:2022/01/10(月) 19:55:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/05c1689db115df2ac712df7d692fd889fa7a8627
茨城のヨーカドー日立店、迫る閉店 市は危機感 後継店舗誘致に奔走
1/10(月) 12:00配信

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茨城新聞クロスアイ
イルミネーションがきらめく中、閉店が迫るイトーヨーカドー日立店=日立市幸町

JR日立駅前地区の拠点施設、イトーヨーカドー日立店(茨城県日立市幸町1丁目)の営業終了が16日に迫る。30年に及ぶ「街の顔」の撤退に市は危機感を募らせ、後継のメイン店舗と見込む小売り事業者と出店協議を続ける。空白期間を埋める期間限定ショップの開設も支援。にぎわい創出に向けたイベントの連続開催も後押しする。

■もの悲しさ
冬の風物詩として定着するイルミネーションが日立シビックセンター新都市広場を彩る。幻想的な光のきらめきとは裏腹に、広場に面するヨーカドー日立店の内外には「閉店売り尽くし」の文字があふれ、もの悲しい雰囲気が漂う。

「私の人生と共に同じ時代を歩んで下さいました。楽しい思い出がたくさんでした」「なくなってしまうのが信じられません」。1階エスカレーター乗り場脇のボードには、来店者のメッセージが張り出された。じっと見入る買い物客も少なくない。

営業終了までのカウントダウンボードの数字は1桁台に突入。駅前再開発事業で市の誘致に応じ、1991年10月にオープンして30年。同店の歴史に幕が下りる日が近づく。

■足踏み状態
同店の「撤退」浮上は2回目だ。2018年は市が支援を打ち出して引き留めに成功。市は4階フロアを借り受け、屋内型子どもの遊び場「Hiタッチらんど・ハレニコ」を整備し、書店「丸善」の進出も実現させた。

だが、売り上げ低迷から抜け出せないまま、「新型コロナウイルスの影響が決定打」(市幹部)となり、20年秋に閉店が決定。存続要望も今回は聞き入れられなかった。

「駅前で一番のにぎわいの場所だけに大変残念だ。もう少し頑張ってほしかったとの思いはあるが、やむを得ない」。小川春樹市長は無念さをにじませる。

市は早々に後継店舗探しに着手。ビルを所有する金融機関側とも連携し、「数年で撤退せず、まちづくりにも理解がある」(市幹部)相手を求めて誘致活動に奔走した。

現在は1階フロアの活用を想定する小売り事業者1社に絞り、協議中だ。ただ、昨年夏から秋に内諾を得るとの青写真は崩れ、やや足踏み状態にある。

市は地下売り場を予定する食品スーパーにも出店を要請。2、3階が個別テナントで埋まらなかった場合は、高校生や市民が利用できる「寄り道」スペースとしての活用を視野に入れる。ハレニコと丸善など4、5階は営業を継続する。

■来客呼び込み
同市は人口減少が続く。駅前一等地が長期間「空きビル化」し、さびれた雰囲気に陥るのは市勢衰退の象徴になりかねない。

このため市は昨年7月、同店と一体整備が図られたパティオモール商店会と日立商工会議所、近隣企業などで構成する日立駅前活性化委員会(佐藤洋一郎会長)を立ち上げた。

駅前の来客呼び込みと近隣住民の買い物先確保を狙い、活性化委は期間限定ショップ開設とイベントの連続開催に取り組む。市は1265万円を補助する。

期間限定ショップは生鮮食料品と弁当類、生活雑貨を扱い、17日に旧みずほ銀行日立支店跡に開設。3月中にヨーカドー日立店撤退後のビル1階に移設する予定だ。イベントは22、23日を皮切りに、ほぼ毎週、フリーマーケットやスタンプラリーなどを実施する。

市は当面、期間限定ショップとイベントでつなぎ、後継のメイン店舗と食品スーパーによる再出発に結び付けていきたい考えだ。

茨城新聞社

4574名無しさん:2022/01/11(火) 21:18:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_local_X4DL2BANF5I7RDHJO4EGGELUTA.html大宮駅周辺の再開発始動 「東日本の玄関口」へ
2022/01/11 17:05産経新聞

大宮駅周辺の再開発始動 「東日本の玄関口」へ

JR大宮駅東口に4月に開業する複合施設「大宮門街」=さいたま市大宮区(中村智隆撮影)

(産経新聞)

JR大宮駅(さいたま市大宮区)周辺の再開発が今年、本格始動する。駅東口の象徴として親しまれた「中央デパート」跡地で、新たなランドマークを目指す複合施設「大宮門街(かどまち)」が4月に開業するほか、市は、乗り換えをしやすくするための駅通路整備計画のとりまとめに着手する。西口では、令和6年5月に開業予定の複合施設「大宮サクラスクエア」の建設も進み、東日本を代表するターミナル駅の周辺エリアとして進化を図る。

5方面に延びる新幹線と多くの在来線が乗り入れる大宮駅は、1日当たり約25万人が利用し、平成28年の首都圏広域地方計画で「東日本の玄関口」と位置づけられた。市は、駅通路整備や周辺のまちづくりなどを一体的に進める計画「大宮駅グランドセントラルステーション化構想」を策定している。

大宮門街は地上18階、地下3階建てで、延べ床面積は約8万2千平方メートル。1〜6階は物販、飲食店、4〜9階は文化芸術を発信する「市民会館おおみや」が入り、10〜18階はオフィスとなる。大規模災害発生時は市民会館おおみやを帰宅困難者の一時滞在施設として活用する計画だ。

通りに面する玄関の周辺は、イベントを開催することができる開放的なエリアと位置づけ、オープンデッキも用意して地域住民らの憩いの場とする。「門街」という名称には、武蔵一宮氷川神社の参道への「門」の役割を果たすようにという期待を込めた。

三井不動産などが参加する事業主体「大宮駅東口大門町2丁目中地区市街地再開発組合」の担当者は「駅東口エリア初の再開発事業として、周辺地域の発展を牽引(けんいん)し東日本の『対流拠点』の礎となる施設を目指す」と話す。

一方、市は、駅通路整備計画の概要を令和4年度にもまとめる。東武野田線大宮駅を現在の位置から南側へ移し、駅の東西を結ぶ通路を設置することで乗り換え時間の大幅な短縮を図る。待ち合わせなどに活用できる交流広場や緊急時の避難場所も確保する予定だ。

西口の大宮サクラスクエアの建設は昨年5月に始まっており、住居が入るA棟(地上13階建て、延べ床面積約3800平方メートル)と、商業施設や住居が入居するB棟(地上28階、地下2階建て、同約6万7千平方メートル)が整備される。(中村智隆)

4575チバQ:2022/01/26(水) 08:23:06
しょうじき、もっとダウンしてるかと思います
https://news.yahoo.co.jp/articles/b14e1a68d4f3b60b67a2f9d9df0d19c350d7cb40
昨年の居酒屋売上高、コロナ禍前の4分の1に 2年続けて大幅減
1/25(火) 17:30配信
朝日新聞デジタル
飲食店が立ち並ぶ東京・神田の商店街=1月、山下裕志撮影

 外食大手でつくる日本フードサービス協会が25日発表した調査によると、2021年の外食売上高は前年比1・4%減だった。業態別にみると、酒類提供制限の影響を大きく受けたパブ・居酒屋が同42・2%減の大幅な落ちこみ。一方で、テイクアウトも多いファストフードは、同4・8%増と2年ぶりに増えた。


 加盟社の約3万7千店舗の売上高を集計した。外食産業全体でみると、新型コロナの影響で大きく落ち込んだ20年よりさらに苦戦。コロナ禍前の19年と比べると16・8%減で、市場規模が大きく縮小している。

 2年続けて大きく落ち込んだパブ・居酒屋の売上高は、コロナ禍前の19年と比べると4分の1の水準まで減った。ほかの業態の売上高をみると、ディナーレストラン前年比10・1%減▽ファミリーレストラン同8・2%減▽喫茶同0・1%増だった。(田幸香純)

朝日新聞社

4576チバQ:2022/02/02(水) 17:20:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/21d1e5211cfa3a8b96ab412f7427bd64015728c9
セブン&アイがそごう・西武を売却する方針、だがそこには「2つのハードル」が存在した
2/2(水) 17:01配信

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東洋経済オンライン
旗艦店の1つである西武池袋本店。セブン&アイは百貨店事業の切り離しに動き出した(撮影:尾形文繁)

 「本当に2000億円以上なんて高値で買ってくれるところがあるのだろうか」。売却の一報に触れたそごう・西武の幹部は首をかしげた。

【写真】2016年に閉店した「そごう柏店」には、閉店当日に多くの人がかけつけた

 流通グループ最大手のセブン&アイ・ホールディングスが、傘下で百貨店を運営するそごう・西武を売却する方向で最終調整に入ったことが明らかになった。

 関係者によれば、2月末にも入札を実施する方向で、すでに複数の投資ファンドや事業会社が関心を示しているという。不振が続いている百貨店事業を切り離し、成長が見込まれるコンビニエンスストア事業に経営資源を集中させるというのがその理由だ。

 しかし、売却に当たっては高いハードルが存在する。

■お荷物扱いだった百貨店

 セブン&アイは1月末、フィナンシャルアドバイザーを通じて、買収の意向を持つ投資ファンドや事業会社を対象に入札への参加を呼びかけた。

 そごう・西武の売却についてセブン&アイは、「あらゆる可能性を排除せずに検討を行っているが、何も決まったことはない」とのコメントを発表しているが、2000億円以上で売却する計画で、2月末までに価格などを含めた交渉に入って入札を実施、売却先の選考を進める方針だ。

 そごう・西武をめぐっては2006年、前身であるミレニアムリテイリングをセブン&アイが現金と株式交換によって2000億円超で子会社化。だが、百貨店業態の地盤沈下も相まって不振が続き、当初は28店あった店舗も閉鎖や売却を進め、今では10店まで減少した。

 2019年2月期こそ3億円の最終利益を計上したものの、それを除けば2021年2月期まで数期にわたって最終赤字が続く。不振から抜け出すことができず、セブン&アイ内部では“お荷物”扱いされてきた。

 そのため、過去に何度もセブン&アイ株を保有するアクティビスト(物言う株主)から「百貨店事業をはじめとするコンビニ以外の事業を売却し、コンビニに経営資源を集中させろ」と噛みつかれてきた。最近も、発行株式数の約4%超を保有するアメリカのバリューアクト・キャピタルから同様の要求を突き付けられ、回答を求められている。

 そうしたアクティビストを始めとする投資家からの圧力に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による苦境が背中を押した格好だ。ただ、売却に当たっては、大きく2つの障害が立ちはだかる。

■多額の負債を抱えるそごう・西武

 冒頭の幹部によれば、「これまでも何度も検討し、実際にいくつかの事業会社に対して売却話もしてきたが、うまくいかなかった」という。

 というのも、そごう・西武には2000億円余りの長短借入金があるほか、「グループ内融資のような形で1000億円程度(セブン&アイに)借りているため、合計3000億円余りの負債がある」(幹部)という。

 「仮に2000億円で買収すれば、負債と合わせて実質的には5000億円程度の買収案件になる。経営破綻しているわけではないので、金融機関も債権放棄などに応じないだろう。地番沈下が著しい百貨店業態をそんな大金を払って投資する意味があると考えるプレーヤーが本当にいるのだろうか」(同)というのだ。

 これに対して、投資ファンド関係者は「買収に意欲を示しているファンドは、なにも百貨店業を営みたいわけではない。彼らの目的はそごう・西武が保有する不動産だ」と断言する。

 確かにそごう・西武は、ターミナル立地の西武池袋本店を始め、そごう横浜店、そごう千葉店、そごう大宮店など駅近の好立地店舗を保有し、こうした基幹店舗の業績はそこまで悪くない。そのため「投資ファンドだけではなく、事業会社もこうした不動産に目をつけている」とファンド関係者は明かす。

 ただ、好立地の店舗についても、「買収した後、売却しようと考えているのかもしれないが一筋縄ではいかないのではないか」と別のそごう・西武幹部は疑問を呈する。

4577チバQ:2022/02/02(水) 17:21:03
 「例えば、いちばん大きな池袋本店は、西武鉄道とJRが乗り入れる池袋駅の上に建っている。しかも、土地の6割程度を西武ホールディングスが保有しており、簡単には売却できない。また自前の土地で運営している三越伊勢丹などと違って、そごう・西武の場合、土地のほとんどが借り物で、われわれが持っているのは上の箱だけ。長年にわたってそごう・西武が苦戦してきた理由は、そうした土地の高い地代と人件費にあるといってもいい。だから、不動産としての価値もどれだけあるのかが疑問だ」(別の幹部)というのだ。

■KKRなど複数のファンドが関心

 事実これまでも、阪急百貨店などを傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリングにそごう・西武を売却する話が持ち上がり交渉を続けたものの、「丸ごと買うのは無理」と断られ、結果、関西の2店を売却するにとどまったといった話も伝わってくる。

 前述したそごう・西武の幹部は、「そごう・西武ではないが、セブン&アイ傘下の不採算企業についても、売却しようと入札を実施したことが何度もあったが、いずれも話がまとまらず不調に終わっている。今回も簡単にはいかないのではないか」とみる。

 投資ファンド関係者によれば、昨年、大手スーパー西友の株式65%を取得したアメリカの投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)を始め、複数の投資ファンドや事業会社が関心を示し入札に参加する構えだという。

 だが、こうした障害をどのように捉え、それでも買収しようと考えるのか。セブン&アイにとって長年の懸案だったそごう・西武の処理は一歩進んだ感こそあるが、その行方には不透明感が漂っている。

田島 靖久 :東洋経済 記者

4578チバQ:2022/02/02(水) 22:06:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/d24e102ee17e15297cdd811bdb5773f4e57095fbセブン&アイ、そごう・西武売却を検討 業界再編につながる可能性も
1/31(月) 20:42配信

毎日新聞
セブン&アイ・ホールディングス(HD)=2019年4月25日、小座野容斉撮影

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)が、傘下の百貨店事業会社そごう・西武を売却する検討に入ったことが31日、明らかになった。百貨店事業を分離し、コンビニエンスストア事業に経営資源を集中させる。衣食住に関わる商品をそろえた百貨店は消費者の価値観の多様化や買い物スタイルの変化に加え、新型コロナウイルス禍で大きな打撃を受けており、今回の売却劇を契機に他社も含めた業界再編に発展していく可能性もある。

 そごう・西武は全国に10店舗(そごう4店舗、西武6店舗)を展開。関係者によると、売却先は現時点で決まっていないが、複数の投資ファンドや事業会社が想定されている模様だ。売却額は数千億円規模になるとの見方が出ている。セブン&アイの広報担当者は毎日新聞の取材に「あらゆる可能性を排除せず検討している。現時点で決まった事実はない」とコメントした。

 セブン&アイHDの2021年2月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期比13・7%減の3663億円。コロナ禍による「巣ごもり需要」で食品スーパーは好調だったが、百貨店は休業や営業時間の短縮を強いられるなどして苦戦し、そごう・西武は06年の子会社化以降、初の営業赤字に陥った。

 21年7月に発表した26年2月期までの中期経営計画では、グループ内の各事業について、抜本的な事業構造改革を断行し、シナジー(相乗効果)の創出により利益を底上げする方針を明記。グループ全体の事業構成に関する考え方としては「(各事業の)ベストオーナーを検討し、重点成長分野へ経営資源をシフトさせる」などとして、成長性の乏しい事業については外部への売却も含めて検討する構えを見せていた。

 セブン&アイHDの経営方針を巡っては、同社株式の4%強を保有する大株主で「物言う株主」として知られる米バリューアクト・キャピタル・マネジメントが昨年来、セブン&アイHDの取締役会に対し、コンビニ事業に注力するよう要請。今年1月、社外取締役で構成する「戦略検討委員会」を設置して事業売却などを検討するよう求める書簡を送付したと明らかにしていた。【松山文音】

4579とはずがたり:2022/02/16(水) 18:53:33
マルエツ、食品や日用品など約260品目を値下げ “暮らし応援”で来店促進
ITmedia ビジネスオンライン / 2022年2月15日 12時10分
https://news.infoseek.co.jp/article/itmedia_bizmakoto_20220215095/?tpgnr=busi-econ

 マルエツは2月16日から、季節性・実用性のある商品を展開する「厳選特価」の商品約1000品目のうち、同社が「普段の生活に特に欠かせない」とするアイテム約260品目を値下げし、「スペシャル厳選特価」として販売すると発表した。食品などの値上げが相次ぐ中、価格を引き下げることで来店を促す。

 対象商品は、精肉、鮮魚、日配食品、一般食品、日用雑貨など。一部商品を除き約1カ月ごとに入れ変えていく方針。「マルエツ プチ」「リンコス」「魚悦糀谷店」を除くマルエツ屋号全店で実施する。

 3月15日までのラインアップとして、日本ハム「シャウエッセン 127グラム×2」(408円)、カゴメ「トマトケチャップ 500グラム」(159円)、雪印メグミルク「ナチュレ恵megumi 400グラム」(138円)などをそろえた。

 長引く新型コロナウイルスによる生活への影響に加え、原材料の価格や物流・輸送コストの上昇により、食品や日用品のメーカー価格引き上げが相次いでいることを受けた対応。これらの動きを巡っては、イオンでもプライベートブランド「トップバリュ」が展開する食料品の価格を3月末まで据え置くなど、需要の取り込みを図る動きが相次いでいる。

 マルエツは「お客さまのライフラインとして安定した生活に貢献するため、いつご来店いただいても欲しい商品がお求めやすい価格で提供できるお店づくりに努める」とコメントしている。

4580とはずがたり:2022/02/16(水) 18:53:59
花王製品の販売再開検討 スーパーのオーケー、顧客要望で
共同通信 / 2022年2月16日 17時51分
https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2022021601001104/?tpgnr=busi-econ

 首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)は16日、値上げを理由に販売を中止した花王製品145品目に関し、顧客の要望に応じて取り扱いの再開を検討すると発表した。販売中止については「仕入れ価格など条件交渉も含めた商品見直しの一環」で、いずれも売れ行きが低調だったと説明している。

 145品目は洗濯洗剤やシャンプーなどの一部で、詳細は明らかにしていない。1月31日から順次販売をやめた。従来は約500品目を取り扱っており、残る約7割の商品は販売を続けているとした。

 特定メーカーの商品を他社製に大規模に切り替えた対応について、広報担当者は過去にもあったと説明した。

4581とはずがたり:2022/02/16(水) 18:55:18

大塚家具ついに消滅へ…父が娘・大塚久美子氏に施した「家具の英才教育」も無駄に
SmartFLASH / 2022年2月16日 6時0分
https://news.infoseek.co.jp/article/smartflash_866426501428330496/?tpgnr=busi-econ

2月14日、ヤマダホールディングスは、傘下の大塚家具を、子会社のヤマダデンキが5月に吸収合併すると発表した。大塚家具の店舗やブランドは存続するが、法人としての大塚家具は消滅する。

高級路線で知られた大塚家具だが、創業者である父・大塚勝久氏と、実の娘である久美子氏が、経営権をめぐって対立、“お家騒動” として騒がれた。

2014年7月、当時社長だった久美子氏が、会長の勝久氏によって解任される。翌年1月、今度は勝久氏が解職され、久美子氏が社長に復帰。その後、双方が新経営体制を公表するという泥沼ぶりに、ブランドイメージの低下は免れなかった。

「ただ、2人は昔から仲が悪いわけではありませんでした。それどころか、勝久氏は久美子氏に “家具の英才教育” を施していたのです。

一家は最初、第1号店(埼玉県春日部市)の倉庫の一角に住んでいましたが、その後、引っ越すたび、勝久氏はインテリアの基礎を教え込んでいきました。

夏休みのある日、久美子氏が家族旅行をせがむと、勝久氏は家具メーカーの工場見学に連れていったそうです」(経済ジャーナリスト)

久美子氏が中学・高校時代に通った白百合学園の同級生は、かつて本誌取材に「中学か高校かは覚えていませんが、家族でノルウェーにスキー旅行に行ってました。ノルウェーは木材の加工で世界有数の技術を誇る国だそうで、お父さんの教育だったのかも」と明かしている。

また、一橋大学時代には、家具加工で有名な西ドイツ(当時)に遊学に出かけている。「家具の買い付けを父と一緒にやっているとき、ベルリンの壁が壊れて驚いた」と大学時代の友人に話していた。

父の教育が功を奏したのか、久美子氏は若いうちから家業を継ぐことを考えていたようだ。白百合の同級生は、本誌に「彼女と卒業後の進路について話したことがあります。当時から自分が後継者になると思っていたようで、『うちは弟がいるけど、芸術系で経営には向いてない。私が継がなくちゃ』と言っていました」と語っている。

「久美子氏は、大学卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)に入行。融資業務や国際広報などを担当しています。1994年に大塚家具に入社し、2年後に取締役になりました。その後、独立してコンサルティング会社を設立し、創業40周年の2009年、晴れて大塚家具の社長に就任したんです」(前出・経済ジャーナリスト)

その後、親子手を取り合って……とはならず、経営方針をめぐって親子対立にもつれ込んだ。最終的に、2015年2月の株主総会で互いの解任を提案する事態となり、勝久氏は、久美子氏を「社長に選んだことが間違いだった。悪い子供を持った」とまで非難した。

株主総会で勝利し、2015年に社長続投が決まった久美子氏。勝久氏が築き上げた会員制サービスを撤廃したり、商品価格を下げたりしたが、就任以来4期連続で赤字。2019年にヤマダホールディングスの傘下に入ったが、赤字解消には至らず、2020年、経営悪化の責任を取って辞任した。

14日、久美子氏は日本テレビの取材に対し、大塚家具の吸収合併について「知りませんでした。コメントする立場にありません」と話したという。

勝久氏の英才教育は無駄に終わり、久美子氏は会社を去り、ついには法人も消滅。はたして、勝者は誰だったのか――。

4582チバQ:2022/02/21(月) 20:57:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9499089445c0cc76b008c813e33f7cba175a650
そごう西武売却入札に複数応募 三井不、三菱地は参加見送り
2/21(月) 20:38配信

共同通信
西武池袋本店=1日、東京都豊島区

 セブン&アイ・ホールディングス傘下で、業績不振が続く百貨店そごう・西武の売却先を選ぶための1次入札が21日、締め切り日を迎えた。関係者によると、投資ファンドなど複数の応募があった。三井不動産や三菱地所も入札への参加を検討していたが、見送ったもようだ。再開発による収益性を考慮しても、従業員の引き受けなどの負担が重荷だったとみられる。

 セブン&アイは今後条件を精査し、売却先の選定に向けた交渉を本格化させる。セブン&アイは5月に株主総会を開く予定で、それまでに決着させたい思惑がある。

 そごう・西武は7都県に10店舗を有する。

4583チバQ:2022/02/26(土) 16:27:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4d0073d1586f665e1ddc2a893b9cf918619de75
山あいの町唯一のコンビニ、24時間営業断念 夜勤者確保できず
2/26(土) 6:00配信

河北新報
3月から24時間営業を取りやめる「ファミリーマート+COOP七ケ宿店」=24日午後5時30分ごろ

 宮城県七ケ宿町唯一の24時間営業店舗「ファミリーマート+COOP七ケ宿店」が、3月1日から午前5時〜午後10時の営業になる。にぎわい拠点として町の期待を担う中核施設だったが、人手不足の時流には逆らえなかった。


 店はみやぎ生協(仙台市)とファミリーマートの一体型店舗。町が整備費を負担し、生協子会社が運営する形で2017年4月に開店した。宮城県南と山形県を結ぶ国道113号沿いに立地し、観光客やトラック運転手らも利用する。

■安心感や利便性提供

 みやぎ生協によると、店の経営は黒字で推移している。夜勤担当の2人が辞めることになり、山形県側を含め募集をしたが応募はゼロだった。店舗開発部の菊地良久・コンビニ事業統括(62)は「夜勤者は都市部でも集まりにくい。24時間営業でなくなるのは心苦しいが、町の期待に応えられるようサービス拡充に努める」と説明する。

 この5年間、深夜の営業は山あいの町に防犯上の安心感や利便性を提供していた。町内の20代の会社員女性は「夜10時以降は外に出ないから影響はない」と理解を示すが、駐車場で休憩していた新潟県のトラック運転手の男性(62)は「食事やトイレで頼りにしているだけに困る」と話した。

 小関幸一町長は「人手不足は過疎地だけの話ではないので仕方ないが、24時間営業を守りたい気持ちもあって複雑だ」と残念がる。

河北新報

4584チバQ:2022/02/27(日) 10:57:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6dffb5c52e44e8466b87de98c06f833f3c1961
飲食、百貨店疲弊 措置延長と物価高ダブルパンチ
2/18(金) 19:03配信

産経新聞
「蔓延防止等重点措置」が追加適用された大阪の繁華街ミナミ=1月27日午後5時38分、大阪市中央区 (安元雄太撮影)

政府は18日夜、大阪など17道府県に適用されている新型コロナウイルス対策の「蔓延(まんえん)防止等重点措置」の期間延長を正式に決める。重点措置や緊急事態宣言が繰り返されるたびに外出や消費の「自粛ムード」が高まり、足元ではウクライナ情勢の緊迫化や原油高で物価が高騰。自粛と物価高の〝ダブルパンチ〟に、百貨店や飲食店などは疲弊感を強めている。

「しっかりと(重点措置の)効果を検証し、必要であればさらに厳しい措置を取るなどして、期間を短くする工夫も必要ではないか」。大阪商工会議所の尾崎裕会頭(大阪ガス相談役)は18日、大阪商工会議所の定例会見で「措置延長は医療体制の逼迫(ひっぱく)などを考慮すれば妥当」としつつ、適用の長期化に懸念を示した。

自粛ムードが続き、流通業界では消費者心理がさらに冷え込むことが不安視されている。

日本百貨店協会が1月25日に発表した令和3年の全国百貨店売上高は4兆4182億円で、前年比5・8%増。昨秋に一時的に感染者数が減少したことなどで持ち直したが、コロナ禍前の元年比では21・5%減と、元の水準に戻っていない。関西も同様の傾向だ。

さらに「重点措置が発令された今年1月下旬以降は客足が鈍り、売り上げも厳しい数字が出ている」(大阪市内の百貨店関係者)。各百貨店は店舗入り口での検温体制を強化するなど最大限の対策を取っているが、客足が戻ることにはつながらず、「感染対策はこれ以上、打つ手がない」とあきらめ顔だ。

一方、スーパーマーケットには、小麦製品をはじめとした物価高の影が忍び寄っている。大阪市内のあるスーパーの関係者は「スーパーは『巣ごもり需要』で好調といわれたが、現在はそうでもない。パンや麺類、精肉や鮮魚の仕入れ値の上昇が続き、売価を抑えるのが大変」と語る。

飲食店も苦境が続く。和食チェーン「がんこフードサービス」(大阪市)の幹部は「稼ぎ時の忘年会や新年会の予約は皆無で、その状態のまま重点措置に突入してしまった」とし、客足が戻らない状況が続いていることを嘆く。

居酒屋チェーンの鳥貴族ホールディングスは、直営店の9割以上で時短営業を継続。できる限り営業を続けるのは店員の離職を防ぐ目的もあるといい、広報担当者は「働けない日が増えれば、採用や教育にコストをかけて雇っている店員が辞めかねない」と説明した。

4585とはずがたり:2022/03/04(金) 09:54:06

この辺の決断力はアマゾンならではですなあ〜。えげつないやり方は嫌いだからなるべく使わないようにはしてるけど昨日も久々に発注してしまった。

購入したのはこれ(LANポート付きが欲しかった)。送料無料に加えてなんかよく判らんクーポンが付いて此処から500円引きだった。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0986T2KXG/ref=ppx_od_dt_b_asin_title_s00?ie=UTF8&psc=1

アマゾン 店舗戦略見直し 書店など68店舗の閉鎖発表
2022年3月4日 9時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220304/k10013513301000.html?utm_int=news-new_contents_latest_002

アメリカのIT大手アマゾンは、店舗戦略を見直すとして、アメリカなどで展開している実店舗の書店すべてを含む68店舗を閉鎖すると発表しました。今後は、レジがない無人のコンビニや、ITを駆使した衣料品店などに力を入れるとしています。

アマゾンは、2015年に本社があるシアトルに最初の書店をオープンして以降、ニューヨークやシカゴなどに店舗を拡大したほか、ネット通販のサイトで顧客の評価が4つ星以上の商品を集めた店なども展開してきました。

ネットからリアルへの逆進出だと話題を集めましたが、アマゾンは3日までに、一転して、こうした店舗戦略を見直すとして、アメリカとイギリスで展開している実店舗の書店すべてを含む合わせて68店舗を閉鎖すると発表しました。

今後は、2017年に買収した高級スーパーの「ホールフーズ・マーケット」やレジがない無人のコンビニ、それに、年内にロサンゼルスでオープンする予定の、ITを駆使した衣料品店に力を入れるとしています。

アマゾンは声明で「実店舗における長期的な体験の創出や技術の開発に引き続き取り組んでいく」としていて、今後もネットとリアルの融合を模索する方針に変わりはないとみられます。

IT大手の間では、グーグルが去年、自社開発のスマートフォンを販売する実店舗を初めて開店するなど、実店舗を強化する動きも加速していますが、顧客のニーズの変化に応じた販売戦略を立てられるかがカギとなりそうです。

4586とはずがたり:2022/03/14(月) 15:52:58
当初は営業継続の予定だったのか。
>柳井氏は衣服は生活必需品との考えのもと、周囲の批判にも屈せず店を開け続けることを重視する。

儲け至上主義の柳井さんが標榜しても嫌な感じがするけどまあ,営業続行も一つの見識ではあっただろう。

ユニクロ、ロシアで一転休業 「商人の心」世界に通じず
2022年3月11日 11:00 [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC110HV0R10C22A3000000/

4587とはずがたり:2022/03/17(木) 16:52:43
ユナイテッドアローズの「駅ナカ全店閉鎖」は必然?ZOZOとは残酷なまでの差が
3/10(木) 8:47配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c9d7793205c3ba56dc12631d02b621b70153920
bizSPA!フレッシュ

 アパレル大手のユナイテッドアローズが駅ナカに出店していた小型店「ザ ステーションストア ユナイテッドアローズ」の全店舗を2022年1月30日で閉鎖しました。

 新型コロナウイルス感染拡大で商環境が激変し、2020年5月に発表した中期経営計画において不採算の子会社、事業、店舗の撤退を進めるとしていました。駅ナカ店はその一環です。2011年1月表参道駅に1号店を出店。まさかの出来事により、わずか10年での完全撤退となりました。

コロナ禍で売上高もZOZOに追い抜かれた

 ユナイテッドアローズの2021年3月期の売上高は前期比22.7%減の1217億1200万円、66億1300万円の営業損失(前年同期は87億5800万円の営業利益)を計上しました。

 2022年3月期の売上高は前期比3.5%減の1174億円。12億円の営業利益を予想していますが、営業利益率はコロナ前の2019年3月期の7.0%から1.0%へと6.0ポイント落とすことになります。

 実店舗型アパレル企業が苦戦する中、大躍進を遂げたのが「ZOZOTOWN」「WEAR」などを運営する株式会社ZOZO。2021年3月期の売上高は前期比17.4%増の1474億200万円となりました。コロナを機にユナイテッドアローズの売上高はZOZOに追い抜かれます。

ZOZOと比較すると営業利益率に大きな開きが

 コロナ禍でアパレル業界も一気にデジタル化が進みました。そうかといって、これまで実店舗をメインに展開していた企業が、コロナ禍で急速にECへと舵が切れるわけではありません。ユナイテッドアローズの2021年3月期小売の売上高は523億2300万円でしたが、これは前年比35.4%の減少です。一方、ECの売上高は11.7%しか上昇していません。

 これが小売店ビジネスの難しいところです。ZOZOはユナイテッドアローズの売上高を追い抜きましたが、営業利益においては圧倒的な差がついていました。ZOZOの営業利益率は30%近い水準まで上がっています。ユナイテッドアローズは調子が良かった2019年3月期でさえ7.0%です。



JR東日本の不動産開発事業と密接だった
 ユナイテッドアローズの駅ナカ店は、JR東日本の不動産開発事業と密接に関わっていました。2005年10月に品川駅、2005年12月、群馬・高崎駅に駅スペース活用事業としてステーションルネッサンスの新規開業を行いました。その効果は高く、2006年3月期のJR東日本駅スペース活用事業の営業収益は前期比3.8%増、営業利益は15.4%増と2桁増益となりました。

 これ以降、JR東日本は駅ナカ施設「ecute」を本格展開します。通常、百貨店のような商業施設は、買い物客を引き寄せるための吸引力を持たなければなりません。それは百貨店としてのブランド構築や催事、有名飲食店のテナント誘致など試行錯誤を繰り返してきた歴史があります。どれだけ努力をしても百貨店離れは鮮明であり、アパレルのような小売店は集客力の強い施設を望んでいました。

 その点、駅ナカ施設はもともと人通りの激しい場所の中心にあります。買い物に意欲的な人が少ない一方で、膨大な交通量が望める点は魅力的でした。このecuteは常識外れの売上を記録するのです。JR東日本2014年3月期決算説明会よりecuteの店舗売上と売場面積をもとに1㎡当たりの売上を割り出したものを見ると、東京駅、品川サウスは590万円、日暮里が470万円、大宮が430万円となっています。

 この数字は小売業の平均的な水準である100万円を大きく超えるものです。経済産業省が公表している業態別売場面積1㎡当たり年間販売額を見てみましょう。

 百貨店でも150万円程度です。ecuteはそれすらを大きく上回っており、ユナイテッドアローズが出店するのも当然でした。JR東日本からすれば、駅の空きスペースを有効活用できるうえ、1㎡当たりの売上が高いので、その分賃料も高くとれるという美味しい事業でした。

需要回復を待つ以外に手はないか?

 しかし、コロナがすべてを変えてしまいました。JRは関東圏の在来線の鉄道運輸収入見通しを85%と予想しています。かつての水準を取り戻す見込みはなくなりました。…

<TEXT/中小企業コンサルタント フジモトヨシミチ 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

4588とはずがたり:2022/03/20(日) 21:24:40
消費者不在で誰からも歓迎されてない当事者の利権のみの商店街活性化なんかしようとするからや。

有名店頼みの「商店街再生」無理だった…活性化シンボルの洋菓子店が撤退
2018年4月27日 11:20
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/biz/315566?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink

4589とはずがたり:2022/04/12(火) 21:17:53
ローソン、子会社「成城石井」を来年度までにプライム上場へ…調達資金でコンビニ事業強化
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220412-OYT1T50180/
2022/04/12 19:50

 ローソンは、完全子会社のスーパー「成城石井」を東京証券取引所に上場する方針を固めた。年内にも申請し、2023年度までにプライム市場への上場を目指す。上場で調達した資金を、コンビニ事業の強化に活用する。
食品の売り上げが好調な成城石井(12日、東京都中央区で)=桜井詠巳撮影

 成城石井は1927年に東京都世田谷区で創業した高級スーパーで、首都圏を中心に約200店舗を展開している。高品質の総菜や輸入食品が人気で、ローソンは2014年、投資ファンド「丸の内キャピタル」から全株式を取得した。

 成城石井は、コロナ禍での巣ごもり需要により、食品の売り上げが好調で、22年2月期の営業総収入は前期比5・5%増の1092億円、最終利益は13・2%増の73億円だった。主力のコンビニの回復が遅れる中、ローソンの収益を下支えしてきた。

 ただ、コンビニとスーパーでは商品が大きく異なり、同じグループ内での相乗効果は不十分だった。成城石井は上場によって経営の独立性を高めると同時に、競争力向上を図る。

 ローソンは今年、消費電力をすべて再生可能エネルギーとし、食品廃棄ゼロを目指す環境配慮型の店舗「グリーン・ローソン」を首都圏で展開する計画だ。成長市場と位置づける中国では、コンビニを現在の約4500店から26年2月期に1万店に増やす目標を掲げる。成城石井の上場で得られた資金を、こうした戦略に活用する。

 ローソンは12日、「上場も含めて、企業価値向上に向けて様々な検討を行っている」などとするコメントを出した。

4590とはずがたり:2022/04/13(水) 15:30:34

2021.12.22
東急ハンズ、カインズ傘下に 来年3月に全発行済株式を譲渡へ 
1978年にオープンした旗艦店「東急ハンズ渋谷店」(外観)
https://www.shibukei.com/headline/16362/?_ga=2.88079960.1512320082.1640863399-1898114372.1640863399

 ホームセンター大手のカインズ(埼玉県本庄市)が東急不動産ホールディングス(渋谷区道玄坂1)傘下の「東急ハンズ」を買収することが12月22日、明らかになった。東急ハンズは、親会社・東急不動産HDが持つ全発行済株式をカインズに譲渡し、来年3月31日付けでカインズ傘下に入る。東急不動産HDがこの日行った取締役会で株式譲渡契約を締結した。

井の頭通りから見た「東急ハンズ渋谷店」(写真中央)


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 「手を通じて新たな生活文化を創造しよう」を掲げ、ライフスタイル提案型ショップとして1976(昭和51)年に創業した東急ハンズは、1号店の藤沢店(1976年11月開業)、2号店の二子玉川店(1977年11月、いずれも現在は閉店)に続き、1978(昭和53)年に旗艦店となる「東急ハンズ渋谷店」(宇田川町)を出店。20以上の都道府県に進出し、生活雑貨や文具、キッチン用品、DIY関連など幅広い商品を取りそろえる雑貨・ホームセンター大手として多くの顧客を獲得してきた。

 地下1階・地上10階、延べ床面積は約4000坪の大型店としてオープンした「東急ハンズ渋谷店」(宇田川町)は、1990(平成2)年3月に新館(地上8階)を増床。2013(平成25)年9月には、店が入居するビル「西渋谷東急ビル」を、不動産大手ヒューリック(中央区)が買収した。都心部の店では、1984(昭和59)年10月に開業した大型店「池袋店」が10月31日に閉店している。2021年3月期の売上高は631億円(前年比334億円減)、71億円の赤字。都市部中心に展開する店舗が多く、コロナ禍の緊急事態宣言に伴う店舗の臨時休業や時短営業、インバウンド需要の大幅な減少などが売上低迷に大きな影響を与えた。

 一方、カインズは1989(平成元)年の会社設立以来、関東地方を中心に、東日本や東海地方、近畿地方などでホームセンターを展開。現在22店舗を構え、ショッピングセンター「ベイシア」や、作業服チェーン「ワークマン」などと共にベイシアグループの中核をなす。2021年2月期の売上高は4854億円(前年比444億円増)とし、ホームセンター業界でトップの売上を誇る。

 買収に当たり両社は、それぞれが掲げてきた生活や暮らしに軸を置いてきた企業理念の価値観に「極めて高い親和性がある」とし、独自商品の開発やデジタル基盤の活用などでシナジー効果を期待できると判断。趣味やホビークラフト、都市部に強い東急ハンズと、暮らし全般や地方・郊外に強いカインズの特長を生かし、手を組むことでDIYを生活に根付かせ、「自分らしい暮らしの実現」を目指す。

 具体的には、両社のSPAとしてのオリジナル商品の開発力やデジタル基盤を活用し、物流基盤の共通利用などでも物流・仕入機能の効率化を図るほか、東急ハンズ・カインズの各店舗でのイベントを通じ、DIY文化を発信していく構えだ。「東急ハンズ」の屋号は新会社設立に伴い、来年4月以降に変更を予定する。

 カインズ・高家正行社長は「45年前、オイルショックの中でオープンし、『手の復権』を掲げて生活文化を築いてきた東急ハンズの実績は最大の魅力。知識や目利き、接客などは一朝一夕にできるものではない。ハンズ店舗をカインズに変えていくことは決してなく、我々の基盤を活用しながらハンズの価値を磨き上げ、日本発のDIY文化を世界へ発信していきたい」と力を込めた。

4591とはずがたり:2022/04/13(水) 15:30:58

東急ハンズ、カインズ傘下に…将来は名称も変更へ
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211222-OYT1T50172/
2021/12/22 21:37

 ホームセンター大手のカインズは22日、生活雑貨の東急ハンズを買収すると発表した。親会社の東急不動産ホールディングス(HD)から2022年3月末に全株式を買い取る。買収額は非公表。東急ハンズは多彩な品ぞろえで都市型の生活雑貨店の先駆けとなったが、近年はインターネット通販の影響などで業績不振が続いており、カインズの傘下で立て直しを図る。

 東急ハンズは当面は現在のブランドで営業を続けるが、東急グループを離れるため将来は変更するという。東急ハンズの社長をはじめとする主要な役員は続投する。

 カインズの高家正行社長は記者会見で、「価値観が共通しており、地方を中心とするカインズと、比較的都市に店舗がある東急ハンズは、相互補完性が非常に高い」と述べた。顧客向けアプリ開発などのデジタル投資や独自商品の開発に力を入れてきたことを強調し、「カインズが築いてきた基盤を活用してもらう」と語った。仕入れや物流の効率化にも取り組む。

 カインズは227店舗を展開する国内最大手。ショッピングセンターのベイシアや作業服大手のワークマンなどを持つベイシアグループの企業だ。地方や郊外の店舗に強みを持つが、都市部は手薄だった。一方、東急ハンズは都市部の主要駅前などが多い。一部の商品は重複するが、立地の重複は少なく、相乗効果が見込めると判断した。

 東急ハンズは1976年に創業し、東京・新宿や渋谷など都市部を中心に国内外で86店舗を展開している。建材や工具のほか文具やパーティー用品など幅広い商品を扱い、一時は流行の発信地ともなった。

 しかし、インターネット通販の普及やコロナ禍による営業時間の短縮などが響き、2021年3月期連結決算の最終利益は71億円の赤字と、2期連続の最終赤字となった。今年10月には大型店の東京・池袋店を閉店した。

 東急不動産HDは、グループの経営資源では東急ハンズの価値向上は難しいと判断し、売却を決めた。

 日本DIY・ホームセンター協会によると、20年度の国内ホームセンター売上高は4兆2680億円と初めて4兆円の大台に乗せた。ただ、「コロナ禍で訪日外国人の姿もなくなり、消費者が自宅のそばで買い物を済ませるようになったため、都市部の店は苦しい状況が続いている」(業界関係者)との声も上がる。

 近年は市場規模の伸びに比べ、店舗の増加ペースも速く、地域によってはホームセンターが過剰気味になっている。ニトリHDがDCMHDとの争奪戦の末、島忠を傘下に収めるなど、再編の動きも出ている。今後もホームセンターが新たな収益源を求めてM&A(合併・買収)に乗り出す可能性もある。

4592チバQ:2022/04/24(日) 09:50:40

https://news.yahoo.co.jp/articles/1ea3d4664828186e5bd2a68e416cd46495f534bd
繁華街に戻った客足、帰宅は早め まん延防止明け1ヵ月、感染拡大懸念も
4/23(土) 8:41配信
岐阜新聞Web
完全復調した感のある繁華街玉宮地区=22日午後6時40分、岐阜市住田町

 新型コロナウイルス感染症拡大に伴うまん延防止重点措置が明けて1カ月がすぎた。岐阜県内随一の繁華街、岐阜市の玉宮地区は客足がほぼ戻ったような感があるが、2次会時間帯に客足が鈍るという各店共通の悩みもあるようだ。来週からの大型連休を控え、昨年のような感染急拡大を懸念する声も根強く残る。

 22日午後7時。串焼きなど居酒屋6店舗を展開する花串庵グループの社長小野木浩司さんは「コロナ前にはまだ少し及ばないけど、お客さんの数はほぼ戻ったかな」と酔客でにぎわうメイン通りに目をやると、笑顔を見せた。ただ、9時台、10時台の2次会の時間帯になると、客足が途絶えがちといい「『まん防』の後遺症かな」と浮かない表情も。急激な円安やガソリン価格の高騰、ウクライナ情勢による輸送費の上昇で食材の値上げの連絡が毎週あるといい「本当につらいよ」とこぼした。

 重点措置が明けて以来、外に飲みに出たのは2回目という市内の会社員女性(27)は、露天の席でビールを飲みながら地元の知人と楽しい時間を過ごしていた。「コロナはまだ怖いけど、名古屋市と比べ感染者数が比較的少ない岐阜ならいいかなと」と玉宮を選んだ理由を話した。2次会に行くかと問うと、「1軒目で帰るのに慣れちゃったしね」と決めかねている様子だった。

 「ようやく客足が戻ってきたかな。心なしか帰宅時間が早いけど」と手応えを話すのは、玉宮地区をエリアとする自動車運転代行業者の男性(61)。重点措置期間中は配車の電話がほぼゼロだったというが、最近は週末を中心に問い合わせの電話が100件かかる日もあるという。「このまま客足が回復してほしい」と願った。

 県内は依然として新規感染者数が高止まりの傾向にある。少し離れた柳ケ瀬商店街の居酒屋店主は2次会時間帯の客足の鈍さに愚痴をこぼしつつ「連休中にまた感染が拡大しなければいいけれど」と話した。感染急拡大で重点措置が適用された昨年のゴールデンウイーク前後を振り返り、警戒感をにじませた。

岐阜新聞社

4593チバQ:2022/04/25(月) 15:27:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a6499dbe280d47816502fbc1edbb1a8c20f9a0
福岡で続々開業する大型商業施設 共通点は「レガシー継承」なぜ?
4/25(月) 12:43配信
毎日新聞
ららぽーと福岡の外観=福岡市博多区那珂で2022年4月18日午後3時16分、植田憲尚撮影

 福岡県の2大都市で大型商業施設が相次いで開業する。4月25日に「ららぽーと福岡」(福岡市博多区)がオープンし、3日後の28日には「THE OUTLETS KITAKYUSHU(ジ・アウトレット北九州)」(北九州市八幡東区)が続く。両施設は独自の体験型エリアや店舗をアピールするが、意外と共通点もある。探ってみると、大型商業施設のトレンドの一端が見えてきた。【植田憲尚、青木絵美、日向米華】

 ららぽーとは、三井不動産グループが全国で展開する商業施設で、福岡は九州初進出。222店舗が出店し、スポーツや遊具、花などテーマごとにパーク(広場)を設けている。ジ・アウトレットは、流通大手イオン傘下のイオンモールが、隣接するイオンモール八幡東を連絡通路でつなぎ一体運営する。アウトレットショップを軸に計約300店が入り、イオンモールの施設としては西日本最大級だ。両施設は体験や学びを取り入れたテナントもそろえ、ファミリー層を中心に集客を狙う。

 両施設の共通点で目立つのは、どちらにも過去の施設の記憶(レガシー)をとどめるテナントが入居したことだ。福岡市の青果市場跡地にできたららぽーと福岡には、仲卸業者がレストラン併設型の産直品販売店「MARKET(マーケット)351」を構える。市場で使われる小型運搬車「ターレ」に野菜を並べるなど往時を意識し、店名も市場住所の番地から取った。運営する青果卸「鬼木」(福岡市東区)の鬼木泰孝社長は「小学生の時から暮らしていたので思い入れがあった。生産者と客をSNS(ネット交流サービス)でつなぐなど新たな形で挑戦していきたい」と意気込む。

 2017年に閉園したテーマパーク「スペースワールド」跡地にあるジ・アウトレットにも、その遺産を受け継いだ施設がある。入居する北九州市科学館(愛称・スペースLABO)には宇宙をテーマにしたフロアがあり、スペースワールドにあった本物の月の石を展示する。1969年にアポロ12号が月面で採取した石で閉園後は貸主のNASA(米航空宇宙局)に一度返却されたが、市民から展示再開を望む声を受けて市が無償で借り受け、科学館開館まで近隣のいのちのたび博物館で公開していた。市に寄贈された、スペースワールド内にあった宇宙博物館の所蔵資料も「宇宙開発コレクション」のコーナーを設けて紹介する。

 一方、両施設は、陸上トラックや芝生広場、サッカー教室を設け、野外空間を重視している点でも共通する。

 ららぽーと福岡の担当者で、三井不動産の高山卓磨主事は「地元の中学校が手狭なため部活で使用できるグラウンドの要望があり、走れる場所があればいいということになった」と説明する。元々、青果市場跡地を所有する福岡市が事業者に求める条件として、地域の子供が気軽に運動できる空間整備などを挙げていたことが背景にある。更に施設全域に広場を設けたのは、地域住民の利用を念頭に置いてのことだ。高山主事は「今までのららぽーとも地域との共生を意識していたが、ここまで大きな広場をすべてのフロアに設けたのは初めて」と当初の条件以上に力を入れたと明かす。

 ジ・アウトレットも、約20あるスポーツやアウトドア関連ショップの商品を体感できるイベントを開催する他、幼稚園の運動会など地域住民がイベントで使える場所としても想定し、地域住民を意識する。イオンモールアウトレット事業部の桜庭渡・営業マネジャーは「ショッピングだけではなく、その先の発見や新たな趣味を見つけていただく場として考えた」と語る。地元のサッカーJ3・ギラヴァンツ北九州の運営で、人工芝のフットサルコート3面を有する「Gira Park HIGASHIDA」もオープン。サッカースクールや大会はもちろん、子供向けの走り方教室や高齢者が参加できるニュースポーツの体験イベントも計画している。ギラヴァンツの下田功普及事業本部長(60)は「たくさんの集客がある場所をスポーツの裾野を広げる拠点にし、チームを知ってもらい、地元から良い選手を輩出する強化にもつながれば」と期待する。

 地域や住民を強く意識したスペースを設ける背景に何があるのか。九州経済調査協会の南源来(げんき)研究員は「目玉の体験型施設は県外や海外客を集められるが、近場の地域住民のリピート利用には疑問が残る。普段から気軽に寄ってもらえる場所を整備し、継続的な来場につなげる狙いがあるのでは」と指摘。「インターネット通販の台頭で、商業施設に足を運ぶ動機が必要だ。地域をより意識した施設作りは今後もトレンドになるだろう」と話している。

4594とはずがたり:2022/05/15(日) 20:22:42
これも日経だった。。

「売らない店舗」は売れるのか? 第2回/全8回
米b8ta全店閉店の真相 日本法人はどうなる? 北川代表に直撃
2022年04月04日 読了時間: 10分
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00618/00004/?n_cid=nbpnxr_twad_2204_005&twclid=26e11w4q31ooyp26zc7cb6m6g2
中村 勇介
日経クロストレンド 副編集長

4595チバQ:2022/05/25(水) 11:43:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcfdeff23c72104f89580b6581b55f1f1dca77f6
地元大手か外資系か 福岡・天神さらなる開発へ 有力企業に熱視線
5/25(水) 11:15配信
毎日新聞
再開発が相次ぐ天神。中央は「福ビル街区」のビル建設予定地。右側で解体中のビルは「イムズ」。左側は2021年9月に完成した天神ビジネスセンター=福岡市中央区で2022年5月23日午後4時33分、久野洋撮影

 福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」でビルの建て替えが相次ぐ市中心部。真新しいビルが次々と姿を現す一方、老朽化したビルも残る。2026年末を過ぎると規制緩和の特典が減り、工期を考えると建て替え判断のタイムリミットが迫る。さらなる大型再開発はあるのか。

 「福岡の街を次のステージに引き上げてくれる」。4月下旬、旧大名小学校跡地の再開発ビル「福岡大名ガーデンシティ」開業を1年後に控えた記者会見で、福岡市の高島宗一郎市長は声を弾ませた。積水ハウスなどが手がける複合ビルは高さ111メートルと天神のビル群の中で最も高く、上層階は国際的な高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」が入居する。

 天神ビッグバンは、建物の高さや大きさなどの規制を緩和し、高層ビルへの再開発を促す制度。15年に市が打ち出し21年9月、認定第1号のオフィスビル「天神ビジネスセンター」(19階建て)が完成した。制度認定を前提に10件程度の開発が表面化した一方、1960〜70年代のビルもまだまだ多く、再開発の有無が注目されている。その節目が26年末なのだ。

 ビッグバンで市は容積率を上乗せして建て替えを促す。容積率とは敷地面積に対する延べ床面積の割合で、数値が大きいほど、大きな建物が建てられる。地権者らがエリアの開発方針「地区計画」を決めることを前提に容積率を上乗せするが、うち特典である最大50%の「ビッグバンボーナス」の適用期限は完成が24年末まで、新型コロナウイルスなどの感染症対策を施すことで26年末までに設定されている。建物の機能に応じて市が容積率を最大400%上乗せする特例や、航空法の高さ制限を20〜30メートル緩和する制度は残るが、開発事業者にとって建物の階数を増やせる可能性もある50%分の容積率は貴重だ。

 天神のメインストリートである明治通り北側を中心に古いビルが残るが、再開発にはハードルがある。小さな建物が多いエリアは地権者が多く、再開発の賛同を得たり、地区計画を作ったりするのは容易ではない。ビルの解体から建て替えまで3〜4年かかるケースが多く、26年末までに完成させるには、テナントの退去を含め残り時間は少ない。

 天神の東端では、毎日福岡会館(69年完成)を16年に取得した西日本鉄道が一帯の再開発を模索。高級ホテル建設などを視野に地権者らと協議を進めるが、数十人の地権者がいるため合意形成は容易ではない。市は複数街区にまたがる大型開発は26年末以降の容積率50%上乗せも認める方針だが、22年中に開発計画を提出することが条件。西鉄の林田浩一社長は「地権者さんと話を続けている。年内には何らかの形を固める必要がある」とビッグバンボーナス獲得に意欲を見せる。

4596チバQ:2022/05/25(水) 11:43:55

 天神交差点の一等地に面する「天神ビル」は、茶色いタイル壁面が特徴で、60年完成とひときわ古い。所有する九州電力グループの動向を気にする関係者は多いが、九電は「決まった計画はない」(広報)。ある不動産関係者は「内部ではテナント募集も続き、建て替えの気配はない」と明かす。地下に一帯の変電施設があるため工事が難しく、建物は定期的にメンテナンスされ「まだまだ使える」(九電関係者)。ただし「街が刷新される中で我々は何もしなくてよいのか悩ましい」との声も九電からは漏れ聞こえる。

 天神西側は、オフィスビル「福岡天神センタービル」が建て替えに向けて23年夏までの退去をテナントに要請。北側は日本郵政が福岡中央郵便局の再開発を検討する。一方、商業ビル「ミーナ天神」「ノース天神」は建て替えず、改装して23年春に新装「ミーナ天神」に。両施設は県内企業が18年、再開発を視野に取得したが収益性から建て替えを見送った。

 その建て替え判断を左右するのは、空室率や家賃の動向だ。再開発ビルの多くはオフィスの平均賃料を1坪(約3・3平方メートル)当たり3万円程度に設定。天神の平均(1万2798円、不動産サービスの三鬼商事4月集計)より高額だが、第1号の天神ビジネスセンターはほぼ満室。しかし、一部の新築ビルはオフィス誘致に苦戦しているとの情報もあり「建設費が高騰する中、高い家賃で床が埋まりにくければ、後発組の地権者は建て替えに踏み切れない」(不動産関係者)という。

 三鬼商事によると、22年4月の天神のオフィス空室率は5・60%と、1年前の3・58%から上昇。コロナ禍での在宅勤務によるオフィス離れは「職場と家が近い福岡では限定的」(不動産関係者)ながら、高層ビルが増えることでオフィスの空室増加が懸念される。

 福岡市や再開発を担う都市開発会社は、成長力のある外資系企業や大手IT企業の誘致を起爆剤に建て替え連鎖を狙うものの、市内での企業移転は空室率を高め、全体的な家賃下落につながる恐れがある。天神への企業移転を注視する地元不動産鑑定士は「外資系コンサルタントやIT大手も来たが、期待したほどの規模ではない」と手厳しい。福岡を活性化させる有力企業の誘致が鍵となりそうだ。【久野洋】

4597チバQ:2022/05/29(日) 20:02:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/14cdad03356f83bee48df41cf7cdc26d3b745752宇都宮パルコ後継決まらず デッドラインは残り1年半
5/29(日) 7:01配信
下野新聞SOON


大勢の人に見送られ閉店した宇都宮パルコ=2019年5月31日午後8時5分、宇都宮市馬場通り3丁目

 若者を中心に根強い人気があったファッションビル「宇都宮パルコ」(栃木県宇都宮市馬場通り3丁目)の閉店から、今月末で3年になる。新型コロナウイルス禍による経済停滞の影響もあり、後継テナント選びはホテルや看護学校などが浮かんでは消えた。建物をどう活用するかは決まっておらず、「県都の顔」とも言うべき宇都宮二荒山神社の目の前で、再起を目指す大型施設は正念場を迎えている。

 同ビルの土地建物所有権は、菓子製造販売の老舗「枡金(ますきん)」を運営する斎藤商事(宇都宮市曲師町)、同神社、パルコ(東京都)の3者で8割強を占める。このうちパルコの保有割合は約14%。撤退後も家賃相当額を支払っていたが、25年契約が満了した3月11日で終了した。

 固定資産税やメンテナンスなど維持管理費は年間数千万円とされる。3月以降は土地建物所有者で構成する「共有者協議会」がこれまでの積立金で賄っているが、あと1年半ほどで底を尽くとされる。「その時が本当のデッドライン」と関係者の見方は一致する。

 「苦戦してますよ」。ビル所有権の半分近くを持つ斎藤商事の斎藤公則(さいとうきみのり)専務は、下野新聞社の取材に率直に語った。窓がほとんどないファッションビルという特殊な構造は、他用途への転用が難しいという。

 好立地条件に引き寄せられて問い合わせはいくつかあったとされる。だが、改修費用の算定段階になると、話は立ち消えとなり、コロナ禍も足を引っ張った。

 2020年に閉店した熊本パルコ(熊本市)は、老朽化したビルを取り壊して地下1階、地上11階のビルを新築し、ホテル大手の星野リゾートが進出する。低層階にはパルコが再出店し、来春開業する予定だ。

 旧宇都宮パルコは築25年。共有者協議会は今の資産を生かし、複数の主要テナントを組み合わせた施設を目指す。斎藤専務は「いつでも再開できるよう、メンテナンスはしっかりやっている。チャンスはこれからもある」と先を見据える。

4598チバQ:2022/06/20(月) 11:29:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b70d759427852fba8968680c051473ca85827123
ネットカフェの天下統一! 快活CLUBが、倒産相次ぐ業界で“独り勝ち”したワケ
6/19(日) 14:20配信


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ITmedia ビジネスオンライン
快活CLUB

 インターネットが身近になった結果、ピンチに陥っている業界がある。インターネットカフェ業界だ。

【画像】快活CLUBの店内

 10年以上前は「通信料や家族の目を気にせず、自由にネットが使える」という環境が貴重だった。しかし、2012年にはスマートフォンの普及率が50%を上回った。このころからネットにアクセスできる環境が当たり前となり、ネットカフェの人気は低迷。さらにコロナ禍が追い打ちをかけ、約10年間で2000億円を超えていた市場規模が約1000億円に半減したという。帝国データバンクによると、20年度にはネットカフェ・マンガ喫茶などの「複合カフェ」を主力とした企業が10件倒産した。

 そんな中で、“独り勝ち”しているのがAOKIホールディングス傘下の快活フロンティアが展開する「快活CLUB」だ。売上高、店舗数はいずれも19年度まで右肩上がり。20年度は新型コロナウイルスの影響でマイナス成長となったが、21年度で売上高は19年度(583億8800万円)の97%である569億3300万円まで復調している。

 沈みゆく業界の中で、成長を続けられる秘訣はどこにあるのか。快活フロンティアの常務取締役、中川和幸さんに話を聞いた。

他社と何が違うのか?
 快活CLUBが他社と最も違う点は「全国505店舗(6月時点)の全てが直営店であること」だと中川さんは話す。ネットカフェ業界の中堅・大手ではフランチャイズ形式で出店数を伸ばしている企業がほとんどで、この業態はかなり珍しい。

 では、直営店とフランチャイズの一番の違いは何か。それは、出店スピードだという。中川さんは「出店を拡大しようと計画を立てたときに、一気に舵を切って進められます。例えば19年度には1年で85店舗出店しました。20年度は50店舗、21年度は29店舗とコロナ禍でも出店を進めています」と説明する。

 設備投資の面でも、直営店の強みがある。

 「大きく違いが出るのは、PCです。PCのスペックは年々高くなっていて、処理速度がかなり異なる。われわれは全てのPCを3年に1度入れ替えています。また、ソファやマットについても、定期的に交換しています」と中川さんは話す。

 フランチャイズ店では、オーナーの意向によって設備投資のレベルにばらつきが出ることが多い。特に、売り上げが低迷した場合には、十分なメンテナンスや入れ替えができないことがある。しかし、直営店のみの同社の店舗では、設備投資のレベルを統一できる。

 こうした店舗の品質の良さが、快活CLUBのブランドを作ってきた。中川さんは「実はインターネットカフェの利用料金は、店舗によってそれほど差がありません。『だったら、こっちの方が良いね』とお客さまの選択が(快活CLUBに)集約してきた。それが当社がシェアを伸ばせている要因になっているのではないかと思います」と笑顔を見せる。

AOKIホールディングス、物件確保の秘訣は
 快活フロンティアを語る上で欠かせないのが、同社がAOKIホールディングス傘下の企業だということだ。スーツ販売の「AOKI」と「ORIHICA」、カラオケ店の「コート・ダジュール」、フィットネスの「FiT24」などのブランドが同グループにある。

 中川さんは、グループでさまざまな店舗を運営しているため、物件の確保が有利になっていると説明する。

 「新規出店にあたり、物件交渉は大きなポイントです。物件を探す部署は、快活フロンティアの社内ではなく、AOKIホールディングスに所属して(グループ内の物件交渉を)一括で担当しています。なので物件を探し、条件に合わせて『この物件は快活CLUBに』『この物件はAOKIに』『この物件はコート・ダジュールに』と振り分けをしています。選択肢が多いので、物件のオーナーさまの要望に合わせやすいという特徴があります」

 また、需要や売り上げ状況に合わせてAOKI店舗を快活CLUB店舗にリニューアルする手段もある。さらに、広い面積が確保できる場合は、AOKIと快活CLUB、FiT24と快活CLUBなど複数店舗の抱き合わせで土地を活用している。

 「直営でブランドも多くあるため、オーナーさまに『長く続けてもらえそうだ』と安心感を持っていただきやすいという点もあるかもしれません」(中川さん)

4599チバQ:2022/06/20(月) 11:30:04
社員やアルバイトの人材交流も
 こうしたグループ内でのシナジー創出は、出店時だけにとどまらない。社員とアルバイトの双方を対象に、複数店舗で働いてもらうことで、適正な人数で店舗を運営できるようにしているという。

 「昨年から、グループ間の人材交流を進めています。AOKIなど紳士服の業界は基本的に夏場が暇で、新社会人の方などがスーツを購入する2〜3月が繁忙期です。それに対して、インターネットカフェやカラオケが忙しいのはゴールデンウイークや夏休みの時期です。AOKIの閑散期に余ってしまう人材に、快活CLUBの店舗に入ってもらったり、反対に他形態の繁忙期にこちらから応援に行ったりという活動です」(中川さん)

 特にスーツ販売のアルバイト人材では、夏場などの閑散期には思うようにシフトに入れないことがある。どの業態も店舗でお客さまに案内をするという点は共通している。別のアルバイト先を探すより楽だと、この制度を利用する人は多いそうだ。また、人によっては「昼が空いている日はAOKIで働き、夜が空いている日は快活CLUBで働く」といったように、人手が足りない時間の違いを生かしたダブルワークも可能としている。

 「これにより、グループ全体での人件費の効率化につながっています」と中川さんは説明する。

快活CLUBが抱える危機感
 このような取り組みで、シェアを伸ばし業界の圧倒的1位を独走する快活CLUB。しかし、危機感も併せ持っている。中川さんは「ネットカフェは『することないから』など、余暇の需要で使われるものです。しかし、利用用途を広げて、これまでネットカフェを使ったことのない人も取り込んでいかないと市場は広がらないと思います」と話す。

 ネットカフェを日常的に使う人は、中小企業基盤整備機構が実施した調査(17年)によると14%。快活フロンティアで実施した調査でも16%(21年)と、約15%程度であることが分かっている。つまり、残りの約85%の人は普段ネットカフェを活用していない。市場規模の減少に歯止めをかけるには、多くの人の選択肢に入り、活用の幅を広げることが重要だ。

「ネットカフェに行きたい人」以外をどう取り込むか?
 そのための施策の一つとして、10年ほど前からランチをはじめとする食事の提供にも力を入れてきた。当然だが、「ネットカフェに行きたい」と考える人よりも「ランチをどこかで食べたい」と考える人の方が人口が多い。そうした客層にも来店してもらうことで、ユーザーの幅を広げてきた。

 ランチに目を付けた理由は、「当時の社長が“愛知県出身だった”ことがきっかけです」と中川さんは説明する。

 「インターネットカフェの前身はマンガ喫茶です。そしてマンガ喫茶は愛知県で『喫茶店の空いたスペースに、お客さまが喜ぶだろうからマンガを置いてみようか』という形から始まったと聞いています。愛知県は、モーニングでも有名なように飲食店のサービスに尋常じゃなく力を入れているお店が多いんです」(中川さん)

 そんな文化を良く知る当時の社長の意向で、ドリンクだけではなく食事も十分に出すシステムを整備してきた。

 ただし、「飲食店は諸刃(もろは)の剣でもあります」と中川さんは話す。「なかなか人手がかかります。今は特に、人手の確保が大きな課題ですから、エリアによって分けて考えています」

 取材をした赤坂見附店(東京都港区)では、食事の提供はしていない。周囲にコンビニや飲食店が多いエリアなので、周囲で買って持ち込んでもらう方針だ。一方、カフェ文化が根付く愛知県や静岡県、また冬場に移動を嫌う東北エリアなどでは食事の利用が特に好調なのだという。

 また、利用客を広げるために、コロナ禍以降はテレワークで利用するビジネスパーソン向けの施策に力を入れてきた。

4600チバQ:2022/06/20(月) 11:30:27
ネットカフェの天下統一、次なる課題はどう解決するのか?
 こうしたさまざまな戦略で、快活フロンティアはシェアを伸ばし、勝ち上がってきた。

 快活CLUBの複合カフェ業界内でのシェアは、店舗数で33.3%、売上高で39.6%(複合カフェ協会のデータから試算、2020年度)。以下に続く企業は店舗数・売上高ともに10%に満たず、一強他弱の状態だ。

 さらに5月には、AOKIホールディングスが業界2位の店舗数を誇る「スペースクリエイト自遊空間」を運営するランシステムと資本提携を結び、子会社化。これにより、グループ全体で複合カフェ市場の店舗数の42.6%を占める形になった。

 かつて多くの企業が参戦し、戦国時代状態だった複合カフェ業界を、AOKIグループが天下統一したと言って差し支えないだろう。

ITmedia ビジネスオンライン

4601チバQ:2022/07/03(日) 08:42:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f1fd7e9f294f5db36dad4079c8bb889e4e4adcf
「そごう・西武」売却、ソフトバンクG傘下の米ファンド「フォートレス」に優先交渉権
7/3(日) 0:27配信
読売新聞オンライン
西武池袋本店

 セブン&アイ・ホールディングスが進めている傘下のそごう・西武の売却先として、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが優先交渉権を得たことがわかった。最終合意に向けて、売却額や雇用面などの詳細を詰める。


 百貨店大手、そごう・西武の売却は、投資ファンドなど複数の応札があり、検討を続けていた。フォートレスは、ソフトバンクグループ傘下の投資ファンドで、賃貸住宅大手レオパレス21やゴルフ場運営大手のアコーディア・ゴルフへの投資実績がある。

 セブン&アイは、株主である米投資ファンドのバリューアクト・キャピタルから不採算部門を売却し、主力のコンビニ「セブン―イレブン」に事業を集中するよう迫られていた。そごう・西武はコロナ禍で売り上げが低迷している。


 売却にあたって、セブン&アイは、従業員の雇用維持を求めているが、条件を巡って協議は難航する可能性もある。

4602チバQ:2022/07/06(水) 17:07:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/fceacb3275829834f4c8924af0265a7d6a2fc743
「本当は開けたい」 稼ぎ時の日曜を定休にした人気パン店の悩み
7/6(水) 5:30配信
毎日新聞
人員不足を理由に日曜定休を知らせる「京都ブレッドTAKEMASA羽ノ浦店」の貼り紙=徳島県小松島市大林町で2022年6月12日午後6時31分、植松晃一撮影

 「3月から上記の曜日を定休日とさせて頂きます」。徳島県内で人気のベーカリーチェーン「京都ブレッドTAKEMASA」羽ノ浦店(小松島市)に、稼ぎ時の日曜を定休日とする張り紙が貼られた。渡辺良明社長(41)は「本当は店を開けたいですよ。平日より売り上げの良い週末ですから……」と悔しそうに打ち明けた。


 渡辺社長によると、4年前に京都のパン店からノウハウを学び、独自に開業。羽ノ浦店の土日2日間の売り上げは平日5日間に匹敵する。日曜休業のきっかけは県内の3店舗で9人いたインドネシア人技能実習生の帰国だった。パン焼き作業を担当し、1カ月の平均労働時間は約170時間と、フルタイム並みの戦力。3年間の実習期間を終え、昨秋に4人、今年4月に残る5人が帰国した。

 日本人アルバイトを確保して営業を続ける方針だったが、難航。このため、4人の帰国に合わせて昨年12月に阿南市の店舗を休業。残る5人の帰国が迫った今春、他店スタッフらで人繰りを模索したが、日曜出勤ができるスタッフがおらず、定休日にせざるを得なかった。

 新型コロナウイルス禍で2020年春以降、海外からの入国者は厳しく制限された。21年12月〜22年2月は新型コロナの感染拡大で1日の入国者総数上限が日本全体で3500人に制限され、各地で人手不足が進んだ。

 日本への渡航が決まりながら来日できない技能実習生が続出。国内の事業者や農家で人手不足が深刻化した。コロナ禍前の19年12月時点で国内の技能実習生は約41万人おり、日本人だけでは人繰りが追いつかない現実が浮き彫りになった。

 数字で見ても、全国の有効求人倍率(季節調整値)は今年5月には1・24倍と20年5月以降で最高となった。四国4県でも就業地別で、高知(1・13)を除くと、香川(1・56)、愛媛(1・52)、徳島(1・36)と全国を上回る人手不足だ。

 渡辺社長は「毎朝、食べてもらう焼きたてのパンを」と参入し、1個100円(税別)の「100円パン」が看板だった。創業の思いに反して、人手不足は休業に踏み切らざるを得ないほど深刻だ。一方で、参院選では物価高対策として「賃上げ」の議論が白熱する。渡辺社長は「最低賃金の目標を掲げるのは構わないが、業種や地域によって出せる金額は異なる。さらに生産性の向上を上回る賃上げを求められると、利益率の低下につながる恐れがある」と懸念する。

 人手不足解消策の一つに期待するのが配膳などのロボットだ。「外食産業では通路の広さや段差の有無などで使えない店舗もあるだろうが、省力化や生産性向上につながる。国は事業者の導入を促すような施策を充実させ、我々に届くようにしてほしい」【植松晃一】

4603チバQ:2022/07/06(水) 17:50:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c85c239ebf9d7d484e8413e2dfad6360308245e
速報 北海道東部で唯一のデパート「藤丸」が来年1月閉店へ 経営悪化コロナが追い打ち 帯広市  
7/6(水) 16:35配信


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HBCニュース
「藤丸」は帯広市の中心部で長年親しまれてきた

 北海道帯広市の老舗デパート「藤丸」が、来年1月で閉店することが、関係者への取材でわかりました。北海道東部で唯一のデパートが店を閉じることになります。

 「藤丸」は、1900年、明治33年の創業で、長年、帯広市中心部のデパートとして親しまれてきましたが、大型商業施設の進出やネット通販の普及、新型コロナウイルスの拡大などで百貨店業界全体が逆風にさらされる中、経営状態が悪化。テナントの撤退も相次いでいました。
 複数の関係者によりますと、2020年以降は、新型コロナウイルスに関連する融資なども受けながら事業を継続していましたが、自社再建を断念し、来年1月に閉店することを決めたということです。
 藤丸は、現在、地元のベンチャー企業に経営再建への支援を打診しています。


7月6日(水)午後4時35分配信

4604チバQ:2022/07/06(水) 17:53:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/0730da8a6a6719dfc8f764df444aa116bbb2b4d1
徳島県発行の食事券に「紙くず」化のリスク 店廃業でも返金なし
7/6(水) 16:04配信

毎日新聞
「『とくしまグルメ』プレミアム食事券」の発行を案内する徳島県のチラシ。店舗の閉店、廃業時に利用できないことや返金できないことが、下部の注意事項部分に記載されている。

 「食事券を購入した店舗が閉店、廃業等(など)となった場合は、本券は利用できません。また、それに伴う返金もできません」

 徳島県が県内飲食店の利用を促そうと、8月に県民向けに発行するプレミアム付き食事券について、案内のちらしやサイトに6月中旬、こんな注意事項が小さな文字で載った。食事券が「紙くず」になるリスクを説明する内容だが、自治体が税金を費やして企画する食事券なのに、購入する県民へリスクを負わせる仕組みになるのはなぜか。

 ◇プレミアム率50%

 徳島県が計画しているのは、「『とくしまグルメ』プレミアム食事券」事業で、1セット500円券15枚つづり(7500円相当)を5000円で県民に販売する内容。40万セット発行予定で、1セットに50%付けるプレミアム分2500円分は国の地方創生臨時交付金でまかなう。7月8日から1人上限5セットの申し込みがウェブやはがきで始まる。

 県民が申し込みの際に1セットごとに1店を選んだ飲食店しか使えない「店舗指定型」。申し込みが40万セットを超えた場合は抽選となり、当選者へ7月下旬に事務局から届く「予約券」を8月1日以降、利用希望店舗に持参し、1セットあたり5000円を払って食事券7500円分を受け取る。新型コロナウイルスの感染対策を実践しているといった要件を満たす約5300店が15日まで応募できる。6日朝までに手続きが完了し、事務局が使える店としてサイトで公開しているのは1284店だ。関連事業費11億4000万円を盛り込んだ補正予算は県議会で可決された。

 ◇払い戻し想定せず

 「紙くず」化リスクがあるのは、券を買うために県民が支払った金を県や事務局が直接管理しない仕組みのためだ。食事券は店で販売され、県民が購入時に払った代金はそのまま店の運転資金に充てられる仕組みとなっている。利用者への払い戻しをそもそも想定していないのだ。

 6月上旬に事業を発表した飯泉嘉門知事らによると、コロナ禍による売り上げ減で「悲鳴も上がっている」(飯泉知事)飲食店支援に重点を置くために「店舗指定型」を選択。県民が「予約券」を持参して食事券を購入した時点で、飲食店側は1セットにつき5000円の現金を手にする。後に県民が食事券を使って7500円分を飲食すれば、事務局が飲食店に2500円を支払う。飲食店は食事提供時に得られる代金の3分の2に当たる「前金」を、サービス提供前の食事券販売時点で得られる。しかも、食事券は自店でしか使えないので客が他店へ逃げる心配も小さく、事業継続の後押しとなる。

 だが、利用期間が8〜12月の5カ月間なのに、購入期間は初めの1カ月半に設定したため、紙くず化のリスクが拡大する副作用が生じた。店側が12月末の有効期限を前にさまざまな事情・理由で閉店や廃業を余儀なくされた場合、県民がこれらの店で購入した食事券は使えなくなる。県や事務局が肩代わりして、利用者へ払い戻しをすることもない。

 徳島県商工政策課の担当者は今回の制度について、「鳥取県が実施している事業を参考にした」と説明する。だが、鳥取県のプレミアム付きクーポン券は、▽利用期間と購入期間が同じ7月末まで▽鳥取県民以外も購入・利用可▽1回の来店で1人1万円分まで購入可▽1店舗が販売できるクーポン券は上限100万円分――となっている。飲食を終えた利用者が支払いの際に、現金でクーポンを買って支払いに充てることが利用期間中いつでもでき、「紙くず」化のリスクは徳島県より小さい。徳島県の制度は飲食店に「前金」を届けて支援する制度設計を目指したが、代わりに利用者にリスクを背負わせてしまった。

4605チバQ:2022/07/06(水) 17:53:53

 ◇「リスク納得して」

 徳島県商工政策課の責任者は「地元の事業者がなるべく廃業に追い込まれないよう、税金を使って事業効果を最大化できると考えた。徳島でのコロナ下の飲食店廃業率は東京など都市部ほど高くないはずだ。(食事券を)買う側のリスクはゼロではないが、納得いただいたうえで買っていただきたい」と説明している。ある有識者は、事業目的に理解を示したうえで、「券の購入からできるだけ早く使い切るなど、リスクを正しくとらえたうえで自衛しながら使うのが良いのではないか」と、「賢い消費者」として活用することを勧める。

 一方、消費者保護などに詳しい徳島文理大短期大学部の岡部千鶴教授(消費生活論)は「事業者の病気や店舗の火事といった不可抗力によって、購入した徳島県民が食事券を使えなくなる事態も考えられるが、徳島県のチラシには説明がない。『返金もできません』という表現は不実だ(誠意に欠ける)と感じる。(紙くずになるような事態が)1件でもあったら消費者に不利益となるので、トラブルがあるとの前提でどうフォローするか態勢を整えるべきだ」と指摘している。【植松晃一】

4606チバQ:2022/07/06(水) 19:19:20
>>4602
よく平然と記事にできるな
って内容

4607チバQ:2022/07/07(木) 08:42:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f4fc06feb4bd91c4da9f2b21bc75e57bf10e299
十勝に衝撃「藤丸さんが…」 1月末閉店 営業継続願う声も
7/7(木) 6:01配信
北海道新聞
来年1月末で閉店する見通しになった藤丸。住民からは存続を望む声が上がった=6日(中川明紀撮影)

 百貨店藤丸が、来年1月末で閉店する方針が明らかになった6日、十勝の経済界や市民に衝撃が走った。創業122年の老舗。道内唯一の地場資本の百貨店で「藤丸さん」として親しまれてきた。市は8階に市民活動交流センターを設けるが「情報がない」と戸惑いを隠せず、住民からは営業継続を願う声が上がった。



 「何も聞いていない。よく分からない」。藤丸と取引する帯広市内の企業幹部は言葉少なだ。帯広商工会議所の創立100周年記念式典で、藤本長章社長に会ったが、何も報告はなかったという。

 藤丸の売り上げは郊外型の量販店の進出による競争激化や、中心市街地の空洞化に伴う集客力低下などで減少。さらに新型コロナ禍が追い打ちをかけた。これまで藤丸とイベントで協力してきた帯広の会社代表は「正直、今までよくもった。閉店と聞いても寝耳に水ではない」とも明かす。

 帯広市は2006年、中心市街地活性化の一環として、藤丸内に市民活動交流センターを開設し、囲碁や将棋を楽しむ市民も多い。ただ、閉店に関して藤丸側から何も報告がないとし、市幹部は「早急に関係者から事情を聞く」と述べた。

4608チバQ:2022/07/26(火) 17:25:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f6398cbce928dced3294733ed41001991b82aa4
フリーWi-Fi続々終了 ファミマも7月末まで
7/22(金) 12:34配信
ITmedia ビジネスオンライン
ファミマ、無料インターネット接続サービス「Famima_Wi-Fi」終了へ

 ファミリーマートは、無料のWi-Fi「Famima_Wi-Fi」の提供を7月31日に終了する。既にセブン&アイ・ホールディングス、東京メトロなども提供を終了していて、無料Wi-Fi廃止の動きが進んでいる。


 「Famima_Wi-Fi」は、簡単な会員登録をすると使用できる無料インターネット接続サービスだ。ブラウザの場合は1回最大20分、ファミリーマート Wi-Fi簡単ログインアプリを使用した場合は1回最大60分利用できる。

 NTTドコモと協力して提供している「d Wi-Fi」は継続して提供する。

 無料Wi-Fiの提供廃止の動きは、各社で広がっている。3月末にはセブン&アイ・ホールディングスの無料Wi-Fiサービス「セブンスポット」、6月には東京メトロの訪日外国人向け無料Wi-Fiサービス「Metro_Free_Wi-Fi」、NTTドコモと協力して提供しているWi-Fiサービス「dWi-Fi」も同様に終了した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2eecc14617dc65625906fc8f285036c081863951
五輪レガシー公衆無線LAN「Wi-Fi」廃止相次ぐ コロナ過で利用減
7/22(金) 20:20配信


産経新聞
東京五輪・パラリンピックの観戦で訪れる外国人客にインターネットを自由に利用してもらおうと官民で整備を進めたのが、無料の公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」だ。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、五輪期間中を含め訪日客を受け入れなかったことから、ニーズが減少。今年に入って廃止が相次いでいる。

もともとは、スマートフォン普及に伴って急増したデータ通信量を携帯回線網だけでまかなうのが難しかったため、携帯各社が迂回(うかい)先として設置を進めた。

その後、東京五輪・パラの開催が決まると訪日客対応の一環で整備に加速がかかった。自治体やコンビニ、商業施設などは客への利便性提供による集客効果にも期待して整備を進めた。東京メトロは平成28年12月から駅構内だけでなく車内でも使えるようにするなど、首都圏の交通インフラでも導入が進んだ。

ところが、新型コロナ禍での在宅勤務の浸透といった社会環境の変化なども重なって利用減に拍車がかかり、無料Wi-Fiの廃止が進む。

セブン&アイ・ホールディングスはセブン-イレブンなどで運営していた「セブンスポット」を今年3月末で終了。ファミリーマートも7月末で「ファミマワイファイ」を終わらせる予定だ。無料Wi-Fiは店舗や事業者が維持費を負担する仕組みのため、「設置者にとってはコロナ禍で費用が重荷になったのではないか」と関係者は話す。

ただ、7月のKDDIの大規模通信障害ではバックアップ用としての利用が改めて注目された。無料Wi-Fiの整備を求める声が高まる可能性もあるが、維持コストなどを理由に廃止の流れは続くとみられる。(日野稚子)

4609チバQ:2022/08/04(木) 08:47:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdb594e24d7575173eb3d8bbe4632fcfffbcb6f2
便利なはずの「交通系IC」が、結局クレジットカードに勝てない理由
8/3(水) 7:03配信


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現代ビジネス
交通系ICカードも危ない?
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 6月22日公開の「キャッシュレスの勝者は、結局、クレジットカードということになる」でキャッシュレスの将来について詳しく述べた。

【写真】「ペイペイの毒」に潰されたキャッシュレス企業…その残酷すぎる末路

 結局、この記事の副題のように「『新型マネー・金融』の時代は終わった」ということである。

 ただし、前記記事の中で交通系ICカードは、その圧倒的な利便性ゆえに、クレジットカードと並立しながら、ある一定の役割を果たしていく可能性があるとも述べた。

 だが、キャッシュレス業界は爆速で変化している。どうやら、クレジットカードは、交通系ICの牙城をも取り込んで、さらに強大化しそうな気配なのである。

 7月5日の日本経済新聞の記事「南海、クレジットカードで鉄道乗降 コスト削減に」にあるように、交通機関の乗客が交通系ICカードの機能を持たないクレジットカードで電車を乗降できる取り組みが進んでいるのだ。

 例えば、南海電気鉄道ではフェリーと併用すると、一部区間の電車の運賃を無料にする。また、西日本鉄道などの鉄道事業者でも実証実験が始まるとのことだ。

 もちろん、(今はパンデミックで滞っているが……)インバウンド客にとって、日本国内でいちいちスイカなどの交通系ICカードを購入しなくても、自国で発行したクレジットカードだけで切符を購入せずに改札を通過できるのは大変便利だ。

 だが、それだけではない。我々日本在住の国民にとっても、交通系ICカードとクレジットカードを併用する必要が無くなるのは大変ありがたい。1枚のカードに両者の機能がまとめられている場合もあるが、あくまで「口座」としては別で、何らかの形で交通系ICカードにチャージを定期的に行わなければならない。

 実際、このような動きは日本だけではない。三井住友カードによると、クレジットカードなどのタッチ決済による鉄道の乗降は、上海や北京、ロンドン、ニューヨーク、パリなどの世界500以上の公共交通機関で導入されているとのことだ。

 また、交通系決済システムのクアドラックによると、6月中旬時点で11社が実証実験などで、クレジットカードを電車の乗降に使う取り組みを日本国内で導入している。
すでに準備はできている
 実は、このように非常に便利なタッチ決済機能が付いたクレジットカードは、「九州初! 鹿児島空港連絡バスに Visa のタッチ決済を導入」(三井住友カードほか、4月11日リリース) によれば、日本国内のVISAだけでも約6270万枚に達している。また、利用可能な端末数は100万台を超えており、既に世界 500 の公共交通機関で導入、国内においても 17 道府県 21 プロジェクトが進行中だ。

 具体的には、「西日本鉄道でVisaのタッチ決済による実証実験 〜福岡の観光地への移動がスムーズに〜」(Visaカード、ニュースリリース)のように、西日本鉄道は7月15日から、ビザのタッチ決済を導入する実証実験を始める。同社によれば、「券売機で切符を購入したり、ICカードにチャージしたりすることなく鉄道乗車が可能になり、券売機やのりこし精算機前の密回避や大きな手荷物をお持ちの場合でもスムーズにご利用いただけます」とのことだ。なお、令和5年3月末までの予定で5駅が対象である。

4610チバQ:2022/08/04(木) 08:47:32
 また、福岡市交通局では「日本初! 『交通系ICカードとタッチ決済の一体型改札機』による乗車システムの実証実験を開始します!!」(福岡市地下鉄)とのことだ。

 こちらは、令和4年5月31日に始まり、令和5年2月28日までの予定で7駅が対象だ。

 (クレジットカードによる)タッチ決済の改札機が普及しても、交通系ICカードが使えなくなるわけではないが、どちらが便利なのかについて利用者はかなり敏感だと思う。

 交通系ICカードが、PayPayのような派手なキャンペーンを一切行わなくても、世の中に広く広がったのは、それがとても「便利なもの」であったからだ。ポイントがついてお得だからというわけではない。

 したがって、交通系ICカードとクレジットカードのタッチ決済の競争においても、「どちらがより便利か」ということは、その行方を占う上で極めて重要だと考える。

交通系ICカードの正念場
 私が見る限り、クレジットカード(タッチ決済)の方がはるかに利便性が高いように思える。

 交通系ICカードも、交通機関以外に利用できるシーンが徐々に広がりつつあるが、クレジッドカードが利用できる広大な範囲を考えれば、お話にならないほど限定的だ。したがって、どちらか1枚だけを持つとしたら、タッチ決済付きのクレジットカードに軍配が上がる。

 さらに、冒頭で紹介した「キャッシュレスの勝者は、結局、クレジットカードということになる」で述べたように、クレジットカードの後払い機能はここでも大きな武器になる。

 もちろん、締め日に金額をまとめ、支払日に一括して決済する「実質金利ゼロのローン機能」は、クレジットカードに圧倒的に有利である。また、決裁までに時間がかかることによって不正使用も未然に防ぎやすい。

 しかし、それ以外に「後払い」ということは、「価格決定が柔軟にできる」という別のメリットもあるのだ。

 即時決済の支払い手段の場合、支払いをする「前の段階」で価格を明確に決定し、決裁システムに反映されていなければならない。その金額が、(カードの)使用の際に口座から即時に引き落とされる仕組みだからだ。

 それに対して、クレジットカードの場合は、締め日に金額が確定していれば十分である。

4611チバQ:2022/08/04(木) 08:47:54
 「商品やサービスの値段があらかじめ決まっているのは当たり前じゃないの?」と思う読者も多いかもしれない。確かに、一般的にはそれが普通なのだが、例えばダイナミックプライシングという価格決定の手法がある。

 これは、商品やサービスの価格について、一定の標準価格を設定し、その商品・サービスの売れ行きにより価格を随時変動させる仕組みである。例えば、集客が見込める人気チーム同士の対戦チケットの価格を高めに設定し収益を増やす一方、集客の見込めない不人気チーム同士の対戦は価格を下げて集客数を増やすような戦略といえる。

 このダイナミックプライシングを昔から積極的に採用しているのが、航空業界とホテル業界である。航空券の価格が出発日のたった数日の違いで何倍にも跳ね上がるのは、当たり前だと思われている。

 また、夏休みや正月などハイシーズンのホテル料金が高いのもごく普通に受け入れられている。

 言ってみれば、ダイナミックプライシングとは「時価」での販売なのだ。

鉄道業界でも
 航空業界やホテル業界に比べて、鉄道などの公共交通の料金設定は、かなり画一的であった。

 平日朝や夕方のラッシュでも、昼間のガラガラの時間帯でも、土・日でも基本的に料金は一緒だ。また、夏休みや春休みは学生の通学が減るから料金を下げ集客するということもない。

 もちろん「公共料金」だから、各企業の一存で勝手に料金を決めることが出来なかった側面も大きかったのだが……。

 公共交通の場合は、航空業界やホテル業界のように、閑散期の料金を下げて集客することは難しそうだが、ラッシュ時・混雑時の料金を上げることによって混雑の緩和をすることは可能だろうと思う。特に、通勤費を支払う企業が、費用対効果を真剣に検討するはずである。

 確かに、駅の券売機で切符を買うのが主流であった時代には複雑な料金設定は困難な部分もあったが、7月26日の日本経済新聞で「鉄道運賃に変動制、混雑時高く 国が制度設計へ JR東日本など検討」と報道されている。

 もちろん、交通系ICカードでもダイナミックプライシングは可能だが、その場合には利用者が改札を通る前に、決裁システム上で価格を確定しておかなければならないから、柔軟度が低い。

 それに対して、タッチ決済のクレジットカードの場合は、(メール連絡などで)利用者に価格を周知していれば、実際の決裁システムへの反映は後日(締め日)で構わないからかなり柔軟な対応が出来る。

タイムセールにも応用可能か?
 ダイナミックプライシングは、価格決定と決裁の事務的手続きの煩雑さの問題で、これまで普及が遅れてきたといえる。

 しかし、見渡せば、ほとんどの経済活動において「需給の歪み」が存在する。だから、IT・インターネットの発達、さらにはクレジットカードのタッチ決済の普及が、多くの産業において、これから「ダイナミックプライシング」のうねりを引き起こすのではないだろうか? 
 例えば小売店で、特定の商品を集中的に売るための「タイムセール」がしばしば行われるが、これらも変幻自在に行うことができる。

 また、まとめ買いの割引なども非常に簡単だ。

 クレジットカードのタッチ決済の場合、価格情報を消費者のスマホに事前に表示さえすれば、決裁システムへの反映は後日で構わない。この場合も、「後払い」のメリットは大きい。

 実際、いくら「その他のキャッシュレス業者」が喧伝しても、消費者に即時払いのメリットはほとんどない。

 企業間取引において、即時払いが極めて例外的で「後払い」が当たり前であることを考えてもその事実は明らかだ。

 結局、キャッシュレス取引におけるクレジットカードの優位性は揺るがないと言えるであろう。

大原 浩(国際投資アナリスト)

4612チバQ:2022/08/15(月) 20:58:10
俺も2足持ってます
https://news.yahoo.co.jp/articles/d48f94dce210931f2f21f2faaf8984e572de0ad7
ファミマのソックスが700万足突破。コンビニ衣料を「仕方なく」から「目的買い」に変えた戦略とは
8/15(月) 13:25配信

BUSINESS INSIDER JAPAN
あの「ファミマソックス」がついに累計販売数700万足を突破した。人気の背景に迫る。

ファミリーマートが展開するオリジナルソックスが、累計販売数700万足を突破した。食品の40%増量キャンペーンが話題になった同社だが、今回これを記念して、新たな「値上げに逆張り」の靴下まとめ買いキャンペーンを実施する。


ファミマソックスといえばコーポレートカラーをあしらったデザインが人気だが、そもそもなぜここまで売れたのか?担当者に話を聞いた。

著名人も愛用するコンビニソックス
ファミリーマートが「コンビニエンスウェア」と称して、靴下やTシャツなどオリジナルの衣料品を全国の店舗で販売し始めたのは2021年3月から。

売れ筋はもちろん靴下。中でも人気なのは、同社のコーポレートカラーの青と緑の「ラインソックス」の「コンビニ」シリーズだ。

インスタグラムで「#ファミマソックス」というハッシュタグと共に投稿された写真は1万7000件超。俳優の木村拓哉さんが着用していると見られる写真を上げたり、競泳の池江璃花子選手は全色を持っていると投稿している。

緊急時の代用品ではなく日常的に使いたいものへ
ラインソックスは1足390円(税抜き)。足底はパイル編みの生地でできており、抗菌防臭加工が施されている。サイズは2展開あり、ジェンダーレスなデザインもポイントだ。

ファミマカラーだけでなく、同社が完全子会社化し吸収合併したコンビニチェーン「am/pm」のコーポレートカラーや、LGBTQへの理解を示す「レインボー」カラーも。

靴下はラインソックス以外にも「ショート」「クルー」「リブ」などさまざまな丈と生地で展開しており、ベースカラーが白か黒のラインソックスと異なり、ライムイエロー、ローズピンク、エメラルドブルーなど人目を引く「カラー展開」が特徴だ。

2022年5月からは子ども用も販売している。

コンビニエンスウェアを担当するファミリーマート日用品・雑誌部の須貝健彦さんは、ファミマソックスがヒットした理由をこう語る。

「コーポレートカラーのラインソックスがSNSで話題になり、そこから他のカラーソックスに人気が飛び火しました。

今までのコンビニ衣料は出張や雨など緊急時の需要が多く、主な購買者は男性でした。ターゲットを女性にも広げ、『仕方なく』の代用品ではなく、『あのソックスを買いに行こう』『日常的に使いたい』という『目的買い』してもらえる商品を目指したことが良かった」(須貝さん)

ネトフリにコラボを熱烈オファー
ソックスをはじめとしたコンビニエンスウェアのデザインを手がけるのは、ファッションデザイナーの落合宏理氏だ。同氏とファミリーマートの担当部署は今も最低週に1回は打ち合わせを重ねている。

7月に販売したNetflixの人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界4」とコラボレーションしたラインソックスは、「過去に例がないほど売れた」(須貝さん)という。

落合氏が熱望したコラボで、ファミリーマートからNetflix社に声を掛けて実現した。数量限定だったこともあり、現在は取り扱いがない店舗もある。

デザインのこだわりはパッケージにも及ぶ。再生可能なバイオマスプラスチックで作られた袋は、買った後もペンやモバイルWi-Fiルーターを入れたり、旅行時の小分け袋に使用したりと繰り返し使ってもらえるようなデザインにした。

すぐに履けるよう、値札も靴下を止める際によく使われる金具もない。

4613チバQ:2022/08/15(月) 20:58:25

また「値上げに逆張り」、まとめ買いで287円安く
ファミリーマートでは今回のコンビニエンスウェアソックス累計700万足突破を受けて、靴下3足で1000円(税込)のまとめ買いキャンペーンを実施する。通常は1足429 円(税込)なので、287円お得に購入できる計算だ。期間は8月16日から22日まで。

同様のキャンペーンは2022年1月にラインソックス累計販売100万足を突破した時にも行っており、今回が2度目。前回は「好評で売り上げも伸びた」(須貝さん)そうだ。

ファミマソックスはデザインに加え、生地の丈夫さも人気の秘密だ。比較的低価格で高品質、そして各社の値上げが続く中で値下げができるのは、大手コンビニの「ファミマならではのスケールメリット」(須貝さん)があるからだという。

「コンビニエンスウェアはコンビニで衣料品を買う文化を作ることを目的としています。そこにこそ商機があると。

20Lの容量があるエコリュックや、使い捨てではなくフェスやキャンプなどアウトドアに活用できるレインポンチョなど、商品ラインナップも追加中です。『こんな本格的なものがコンビニで買えるんだ』という驚きをこれからも届けたいと思っています」(須貝さん)

※am/pm、レインボー、ストレンジャー・シングスシリーズは数量限定のため、現在は取り扱いがない店舗もある。

(文・竹下郁子)

竹下 郁子

4614チバQ:2022/08/16(火) 18:59:23
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/717908//?pu
<デジタル発>「百貨店ゼロ県」の山形 老舗閉店から2年の今は
08/16 10:30 更新
 北海道資本最後の百貨店、帯広市の藤丸が2023年1月末で閉店することになりました。北海道で百貨店があるマチは札幌と函館だけになります。全国的にも地方百貨店は苦境にあり、20年1月には山形市の地元老舗百貨店「大沼」が売り上げ不振から経営破綻。山形県は全国の都道府県で唯一「百貨店ゼロ」の地域になりました。住んでいる都道府県から百貨店がなくなると、まちの中心部はどうなるのでしょう。山形県を訪ねて取材すると、あまり想像していなかった、意外な動きが出ていました。(東京報道センター 本庄彩芳)

■市民の胸中は複雑
 山形市のJR山形駅からタクシーで10分弱。重厚な雰囲気をたたえる鉄筋コンクリート造りの旧大沼山形本店が、ほとんどそのままの状態で残されていました。

一部看板が外されているものの、ほとんどそのまま残る旧大沼山形本店
一部看板が外されているものの、ほとんどそのまま残る旧大沼山形本店

 山形市には約24万人が暮らしています。山形県の人口(約104万人)の23%で、道内の主要都市で比べると函館市と同じくらいの規模です。旧大沼本店があるのは市の中心部、七日町地区。金融機関や商業ビルが並び、札幌で例えると大通地区のような雰囲気です。



 旧大沼本店の前を通りかかった近隣住民の女性(76)に声をかけると「前は行ってたんだけど…。郊外に(大型商業施設の)イオンもできて、最近は大沼に行くことは少なかったね」と、かつて買い物客でにぎわった建物を見上げました。「大沼がなくなってから、仙台に買い物に行く人が一層増えた。なんだか山形が仙台の衛星都市になったような気持ちになるよ」。利用する機会は少なかったけれど、なくなったら寂しい―。市民の胸中は複雑なようです。

■かつては酒田や米沢にも
 大沼の歴史は、江戸時代にさかのぼります。1700年創業の荒物屋(現在の雑貨店のような店)がルーツで、閉店前は松坂屋、三越に次ぐ老舗とされていました。1950年に百貨店の経営に乗り出し、一時は山形県内の酒田市や米沢市にも店舗を展開。ピークの93年2月期の売上高は約196億円あり、本店は長らく山形市中心部の「顔」でした。

 しかし、1990年代後半から、大沼を南北に挟む形で郊外にイオンなどの大型ショッピングセンターが2店舗オープンして客が流出。バブル崩壊後の不景気やインターネット通販の台頭などもあり、県外の多くの百貨店と同様に経営は悪化していきました。

 2018年に東京の投資ファンドの傘下に入り、経営再建を目指したものの、そのファンドも経営難に陥るなどして店舗改装をはじめとした再生計画がうまく進みませんでした。19年2月には山形市の佐藤孝弘市長が「市民が愛し続けてきた大沼を応援するため、買い支えていくしかない」と会見で呼びかける異例の事態に。3月には大沼の地元幹部社員が、ファンドから経営権を取り戻して存続の道を探りましたが、客足は戻らず、翌20年1月に約30億円の負債を抱えて自己破産。帝国データバンク山形支店によると、19年2月期の売上高は約74億円と、ピーク時の半分以下にまで落ち込んでいました。

七日町の象徴だった旧大沼本店
七日町の象徴だった旧大沼本店

 実は山形市中心部には1990年代、大沼に加え、山形松坂屋、十字屋山形店、山形ビブレと四つの百貨店がひしめいていました。ですが、やはり郊外大型店に客を取られるなどして2000年代に入り相次ぎ閉店。18年1月には十字屋が閉じ、大沼は山形県最後の百貨店になっていました。

4615チバQ:2022/08/16(火) 18:59:46
■大沼閉店後の中心部は
 「中心部で日用品を買える場所がない、という市民の声を聞きます。また、高級ブランドのコスメやネクタイなどの服飾品、高級時計や宝石などを地元で購入できる場所がなくなり、消費が県外に流出しています」。山形市の山形ブランド推進課の高橋大課長(51)が大沼閉店後の状況を教えてくれました。

 ただ、すでに消費は郊外店やネット通販に移っていたことから大沼閉店後、近くの通行量は1日あたり約2600人と、皮肉にも大きな変化はないそうです。また、山形県によると、2020年7月1日の旧大沼本店近くの商業地「七日町1―2―39」の基準地価は前年比0・9%上昇。21年は横ばいと、ほとんど影響を受けていません。

 道内地方都市では、百貨店が撤退した後の中心部は空き店舗だらけになり空洞化する例が多いですが、山形市中心部ではすでにその先の動きが出ていました。共働き世帯の増加や高齢者の住み替え需要の高まりで、高層マンションが多く立ち並び、住宅地化が進んでいました。

 山形市によると、中心市街地でのマンション建設は2004年ごろから目立ち始め、21年3月には旧大沼本店の斜め向かいに地上20階、144戸の物件が完成しました。JR山形駅や病院、市役所に近く便利なことに加え、雪国では欠かせない除雪が行き届いていることも、需要高まりの背景にあるとのことです。

 旧大沼本店のあった「七日町1丁目」の人口は今年1月1日時点で332人と、10年前の112人から約3倍に増えました。山形市全体の人口がこの間、25万728人から、24万2284人と3・4%減ったのに比べ対照的です。

旧大沼本店の斜め向かいに建つ高層マンション
旧大沼本店の斜め向かいに建つ高層マンション
■商業施設もオープン
 このマンションに隣接する形で、2021年7月には商業施設がオープンしました。地元の建設会社「千歳建設」が運営する「ルルタス七日町」です。中心市街地に暮らす住民がターゲット。青果店や精肉店、学習塾などがテナントとして入ります。同社は「大沼がなくなった後の、山形市活性化の一翼を担いたかった」と思いを話します。

旧大沼本店のすぐ近くにオープンしたルルタス七日町
旧大沼本店のすぐ近くにオープンしたルルタス七日町

 ルルタスのテナントのうち、鮮魚店「大二吉野屋」は、大沼の地下食品売り場に店を構えていました。大場匡浩社長(44)は「急な閉店だったので、なじみのお客さんにあいさつできなかったのが心残りでした。七日町に再び店を出すことができ良かった」と話します。いまは「子育てを終え車を手放しマンションで暮らすご夫婦や、仕事帰りの女性など、さまざまなお客さまがいらっしゃいます」ということです。

大二吉野屋の店頭に立つ大場匡浩さん
大二吉野屋の店頭に立つ大場匡浩さん

 このほか、中心市街地では今年9月末までに地上20階建ての分譲マンション2棟、計140戸が完成予定で、部屋は既に完売しています。

■市が大沼跡地を取得
 山形市は2021年1月に旧本店の土地、建物を競売で取得。大沼の裏手に位置し、30年度に耐用年数を迎える市立病院も含む一体的な再開発を目指しています。なぜ、市が取得し再開発を主導するのでしょう。

 「民間事業者同士の取引だと、大沼の跡地はマンションになる可能性が高い。マンションももちろん必要だけれども、マチのにぎわいを創出できるような機能をもたせたものにしなければと考えました」(山形市山形ブランド推進課の高橋課長)。市は大沼ありきで想定していた、中心市街地の活性化計画を見直し、年内に新しい計画案を示す方針です。

■まちづくりに積極的な声も
 山形市中心部の地元商業者は、百貨店がなくなったことをどう思っているのでしょうか。

 「大沼が閉店したことで、新しい七日町の未来像を描けるようになったと捉えています」。こう話すのは、七日町商店街振興組合の下田孝志事務局長(49)です。2021年9月末、旧大沼本店を早急に解体し、緑地広場として整備するよう求める要望書を市に提出しました。

七日町商店街振興組合の下田孝志事務局長
七日町商店街振興組合の下田孝志事務局長

 中心部の住民から「子どもを自由に遊ばせる空間がほしい」との要望が多く寄せられているといい、同組合は緑地にカフェや雑貨店などが入るコンテナショップを開設したい考えです。同組合は現在、自営業者ら93の組合員が加入しています。組合員数は、若い起業家を中心に10年前に比べ11増えました。

4616チバQ:2022/08/16(火) 19:00:17
 下田事務局長は「山形市には、再開発を急いでほしい。大沼閉店後も近隣の地価は下がっておらず、あの場所は商業地としての価値は高い。中心市街地に魅力を感じて暮らす人たちが『楽しい』『便利だ』と思えるまちにしていきたい」と話します。

 大沼山形本店に店を構えていた老舗和菓子店「乃し梅本舗 佐藤屋」の8代目、佐藤慎太郎社長(43)も「デパートが最初になくなった山形だからこそ、大きな集客施設のない中で、どうやっていくか。逆境を逆手に取って山形を発信していきたい」と前向きです。

佐藤屋の店頭に立つ佐藤慎太郎社長
佐藤屋の店頭に立つ佐藤慎太郎社長

 佐藤屋は1821年創業で、伝統銘菓「のし梅」が全国から注文される名店です。佐藤社長は大沼閉店から2年たった今年1月、「昔はデパートがあって良かった…というノスタルジーや、閉店時の嫌な思いを引きずっていたくない」と、旧大沼の建物の軒下でマルシェ「わかぜ初市」を仲間とともに初めて企画しました。マルシェは飲食業や陶器販売など7店が参加し、かつての大沼常連客や近くのマンション住民でにぎわい、「安売り競争ではなく、店のカラーがあると人が集まってくることを実感しました」。今後も同様のイベントを計画しているそうです。

■前向きなわけ
 佐藤社長は、大沼に苦い思いを抱いています。

 大沼の地下1階食品売り場に店を出していた10年前、「地下ではなく、外のバス停から見える1階で団子を焼くなど和菓子の実演販売をしてみては」と、大沼側に活性化策を提案してきました。百貨店は、消費者に商品の裏にあるストーリーが伝えられる場所だと感じていたからです。ところが、返ってきた言葉は「お菓子の切れ端とか、もっと安売りの商品はないですか」でした。

 さらに突然の閉店により、数百万円の損失を被りました。佐藤社長は「大沼は一時代を築いたのれんの力に頼っていたのかな。幕を引く時も、商売の義理を果たさなかった」と振り返ります。

 山形市の人たちが、従来の百貨店ありきの市街地活性化策と一線を画したまちづくりを模索しているのは、時代の変化に取り残された百貨店の姿が脳裏にあるからなのかも知れません。

■大沼への思い入れも
 一方、今も大沼への思い入れを強く持っている市民もいます。

 山形市内で飲食店経営や調味料製造を手がけるかたわら、作家活動を続けている渡辺大輔さん(41)は今年4月、大沼を舞台にした1冊の本を出しました。タイトルは「さよならデパート」(スコップ出版)。大沼の歴史をひもとく「ノンフィクション・ストーリー」と銘打ち、過去の新聞記事を参考にしたほか、閉店に立ち会ったベテラン従業員や元社長ら約30人に取材して執筆しました。山形松坂屋、十字屋山形店など他の百貨店にも触れ、山形の商業史を振り返る1冊にもなっています。

「さよならデパート」を手にする渡辺大輔さん
「さよならデパート」を手にする渡辺大輔さん

 渡辺さんは、子どものころに大沼のレストランで母親とクリームソーダを楽しんだ思い出があり、大人になってからも仕事で大沼地下の食品売り場に調味料を納入するなどの関わりを持っていました。本のあとがきには「もしかしたら私たちは、デパート以上の大きな何かをなくしたのかもしれない」と記しました。どういうことでしょうか―。

 「大沼閉店と同時に、山形は大沼が見てきた街の歴史そのものを失ってしまったように感じました。実際、破産と同時に歴代の社内報や社歌の楽譜内部資料のほとんどが処分されています」

 「大沼や、かつてライバルだった百貨店などの歴史は調べれば調べるほど面白かった。こうした歴史や、人々の思いを前から知っていれば『大沼って最近大変みたいだけど何かできないかな』と、動くことができたのではないかという後悔の念があります。これまでは傍観者でした」

 「この本を通じ、山形の事例を多くの人に知ってもらいたい。百貨店が姿を消すことを『そういう時代だから』と片付けず、自分のまちを考え、愛着を深めるきっかけになればと願っています」

 渡辺さんも、地域で生きる当事者として、率直な思いを語ってくれました。まちから百貨店が消えることは、地域にとっては経済的損失以上に、心情的な喪失感が大きいのだと実感しました。この二つは比べられるものではないかもしれませんが。

4617チバQ:2022/08/16(火) 19:00:29
■百貨店の衰退は止まらず
 しかし、百貨店の衰退は止まりそうにありません。日本百貨店協会によると、全国の百貨店の売上高は1991年の9兆7千億円がピーク。その後は山形と同じように、郊外店やネット通販の台頭で閉店が相次ぎ下降しました。近年は6兆円前後で推移していましたが、新型コロナウイルス禍で訪日外国人客の需要が消え、2021年には4兆4千億円にまで落ち込みました。



 地域経済に詳しいSOMPOインスティチュート・プラス上席研究員の岡田豊さん(55)は「ネット通販が浸透しブランド品すらネットで手に入る今、百貨店など中心市街地を回遊して買い物をする時代ではなくなった」と指摘します。都心部の居住者が増えているのは山形だけではなく全国的な傾向にあるといい「こうした居住者の需要を見極めて対策を打っていけば、百貨店の有無に限らず、再び人が集うマチにしていくことができる」と話しています。

2023年1月末に閉店する帯広市の藤丸
2023年1月末に閉店する帯広市の藤丸

 北海道では藤丸が自力再建を断念し、現在、私的整理による事業再生の検討に入っています。帯広のベンチャー企業に、藤丸の屋号と事業を引き継ぐ新会社を設立し、事業規模を縮小して営業再開することを要請しています。ただ、支援の枠組みや事業形態も決まっていません。帯広市内でも、近年マンションの建設が進んでおり、こうした都心部の住民のニーズをいかにすくいとることができるかが、今後の成否のまちづくりの鍵を握っているのかもしれません。

4618とはずがたり:2022/08/23(火) 21:22:29
徳島発の移動スーパー、ローテクの高齢者支え拡大 国がハイテク起業促すなか
https://www.bbc.com/japanese/video-62628715
2022年8月22日

小型トラックによる移動販売で高齢者の買い物を支援する、徳島発のベンチャー企業「とくし丸」が、着実に業績を伸ばしている。

創業した10年前はたった2台だった販売トラックは、今年1000台を突破した。事業は日本全国に拡大し、年間売上高は200億円に到達した。

利用者の9割は80代以上。特に買い物が不便な地域で、高齢者の命をつなぐ存在となっている。

注文は口頭で運転手が受けており、日本政府が成長と起業を促そうと躍起になっているハイテク分野とは縁遠いようにも思える。

しかし、アプリの採用を検討するなど、デジタル革命の波は押し寄せている。

BBCの大井真理子記者が徳島で取材した。

4619とはずがたり:2022/09/24(土) 12:06:26

下條の「ショッピングひさわ食品」自己破産申請へ 突然の閉業
https://www.chunichi.co.jp/article/550456
2022年9月23日 05時05分 (9月23日 12時55分更新)
食品部門が閉業したショッピングひさわ=下條村で

食品部門が閉業したショッピングひさわ=下條村で
 下條村のスーパー「ショッピングひさわ」の食品部門が二十二日、閉業した。村内で生鮮食品を扱う店舗としては最大規模で、村民からは今後の買い物を案じる声が上がり、村は買い物弱者の支援体制の整備を急ぐ。 (長崎光希)
 同店は一九七九年に開業し、村内のほか、飯田市南部、阿南町、泰阜村などからも食品や生活用品を求める買い物客が利用。車に乗れない客のために無料送迎バスも運行してきた。
 帝国データバンクによると、食品部門を担う「ショッピングひさわ食品」は、二〇〇二年五月期には三億七千八百万円の売り上げがあったが、飯田市の大型商業施設などに客が流れ、近年は赤字が続いていた。現在、一億二千万円の負債を抱え、自己破産の申請準備を進めている。
 同社は「これまで地域の台所としての自負を持ち、住民と支え合って営業してきた。車がなくて自力で遠くに買い物に行けない人たちを困らせることになってしまい、つらい」と悔やんだ。今後については「この建物は何らかの形で地域の活性化に生かしてほしい」と願う。
 徒歩で通っていたという近所の女性(81)は「近いし品ぞろえも十分だったので便利だった。車に乗れないからこれから買い物をどう...

4620チバQ:2022/10/02(日) 19:23:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/944aeb565305073e7f7032769b6a53540721341d
札幌パセオ、32年の歴史に幕 180店が退去余儀なく 常連客ら別れを惜しむ
10/1(土) 9:58配信


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北海道新聞
最後の営業で笑顔で接客する「魚河岸 甚平」の古川由起子店長(中央)=30日午前11時50分

 30日の営業を最後に1990年の全面開業から32年の歴史に幕を閉じた札幌駅直結の商業施設「パセオ」。多くの市民や観光客に愛されたが、北海道新幹線開業に向けた工事に伴い、約180店が退去を余儀なくされた。移転先が決まっていない店も多く、飲食店の中には廃業する老舗もあり、常連客らが詰めかけて最後のひとときを過ごし、別れを惜しんだ。

 「これで本当に最後なんだ」。高架を走る列車の音が響く店内で海鮮料理店「魚河岸 甚平」の古川由起子店長は半世紀続いた店をたたむ寂しさをかみ締めた。実父が札幌駅南口の「札幌駅名店街」で72年に店を開き、パセオ開業とともに入居した最古参だ。

 古川さんは16年前から店の営業に携わる。好立地から観光客が多く、北大の受験日には遠方からの受験生が家族連れで訪れた。「験担ぎのチョコと手書きの手紙を渡すと喜んでくれた。そんな気持ちの通じ合う瞬間が働く原動力でした」

 新鮮な魚と昼から飲める開放感が売りで、中高年が愛用した。閉店を決めてからは連日、花を手に常連客が訪れた。古川店長は「感謝の気持ちしかない」と最後は笑顔で締めくくった。

 隣のラーメン店「えぞっこ」も、この日は開店前から客が並んだ。パセオ開業から延べ464万人が来店。鍋を振るい続けた中村修店長(72)は「全国チェーンに負けたくない一心だった」と振り返る。

 客の声を基に、接客やメニューの改良を重ね「札幌出張の時は必ず寄るんだ」「小学生の頃から来てます」という声が励みだった。

4621チバQ:2022/10/06(木) 10:06:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/6724de10619d4387216f241c899a1390a0fe3e69
駅ビル次々閉鎖「新宿西口」 なぜいま建て替えラッシュ? 駅前だけでは到底終わらないワケ
10/6(木) 9:22配信


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乗りものニュース
鉄道系のビルが次々と建て替え予定
新宿駅西側を見たところ(画像:写真AC)。

 日本最大の利用者数を誇る新宿駅。雑居ビルから構成され繁華街が広がる東口に対し、西口は高層ビルが並ぶ近代的な街並みが印象的ですが、そんな西口に今、再開発の波が押し寄せています。



 新宿駅周辺の再整備が動き出したのは2017年のこと。駅、駅前広場、駅ビルなどが有機的に一体化した「新宿グランドターミナル」構想が策定され、2046年の整備完了を目標とした事業計画が2021年7月に決定しています。

 この計画の一環として小田急電鉄と東京メトロは2020年9月、小田急百貨店の入る小田急ビルと新宿地下鉄ビルデイングを建て替え、地上48階 高さ約260mの超高層ビルを建設すると発表しました。また京王電鉄とJR東日本も2022年4月、2040年代までに京王百貨店周辺を建て替える構想を発表しています。

 駅ビルだけではありません。西口駅前にあった明治安田生命ビルは2021年8月に建て替え工事が始まっており、2025年11月に高さ約126mの高層ビルが完成予定です。道路を挟んだ位置にあるヨドバシカメラ新宿西口本店一帯でも再開発が検討されているようです。

 なぜ新宿西口で再開発ラッシュが起きているのでしょうか。その理由は西口の成り立ちに理由がありました。新宿駅が開業した約140年前までさかのぼって見ていきましょう。

新宿は「僻地」だった
 新宿駅は1885(明治18)年3月1日、甲州街道の宿場町だった内藤新宿から西に約800mの「僻地」に開業しました。そのため開業初年度の1日平均乗降人員は70人程度で、雨の日は乗客がいないことも珍しくなかったそうです。

 1889(明治22)年に甲武鉄道(現在のJR中央線)が開業し、1894(明治27)年に都心方面へ延伸すると駅の利用者は増え始めます。彼らを目当てに、当時の新宿の中心地であった新宿追分(現在の新宿三丁目)に近い東口の新宿通り沿いから店舗が増えていきました。

 一方その頃、西口は工業地帯として開発が進んでいました。1898(明治31)年に江戸以来の上水道・玉川上水に代わる近代水道施設として淀橋浄水場が開設されます。続いて六桜社(現在のコニカミノルタ)が1902(明治35)年に写真活版・印画紙の工場を、1909(明治42)年に東京瓦斯(現在の東京ガス)が淀橋供給所(角筈ガスタンク)を建設。翌1910(明治43)年には大蔵省東京地方専売局(現在の日本たばこ産業)のたばこ工場が銀座から移転してきました。これら施設の通勤需要で新宿駅の利用者はさらに増加。1924(大正13)年に青梅口(西口)が設置されると、翌年には東西を結ぶ地下道が設置され、西口の存在感が増していきました。

 ところが新宿西口の工場群は、昭和期に入ると拡大する市街地に飲み込まれていきます。1932(昭和7)年に淀橋浄水場を北多摩郡武蔵野町の境へ移転する構想が浮上し、移転を前提とした都市計画が決定しました。


戦争による中断 再開発始動は1960年代に
京王・小田急の改良工事が進む西口(1963年)。『ステイション新宿』より引用。

 続いて1936(昭和11)年にたばこ工場が品川に移転。広大な用地に副都心を建設し、西口地下に総合鉄道ターミナルを整備する計画が動き始めます。しかし戦争の勃発により淀橋浄水場の移転は実現せず、駅前広場を整備しただけで中断してしまいました。

 西口の再開発が再始動するのは終戦から15年が経過し、地下鉄丸ノ内線が新宿まで到達した翌年の1960(昭和35)年のことです。1965(昭和40)年に淀橋浄水場が廃止され、跡地の造成工事が1968(昭和43)年に完了。1971(昭和46)年に最初の超高層ビルとして地上47階高さ170mの京王プラザホテルが完成しました。これは当時、日本で最も高いビルでした。

 この間、新宿駅も大きく変貌を遂げています。京王電鉄は1963(昭和38)年に輸送力増強のためにホームを地下化すると、翌年に駅の上に京王百貨店を開業させました。当時の写真を見ると、低層の建物が並ぶ中で圧倒的な存在感を誇っています。

 続いて営団地下鉄が1966(昭和41)年、丸ノ内線の地上部に地下鉄ビルデイングを建設し、小田急百貨店新館が入居します。小田急電鉄も翌1967(昭和42)年に小田急ビルを開業させ、新館を統合する形で小田急百貨店本館となりました。

 こうして昭和40年代に現在の新宿西口の姿が形成されていきました。

4622チバQ:2022/10/06(木) 10:07:08

実は「丸の内が遅れてやってきている」だけ?
小田急ビルと新宿地下鉄ビルデイングを建て替え、地上48階 高さ約260mの高層ビルを建設予定(画像:小田急電鉄)。

 今回、再開発が予定されているのは、いずれも淀橋浄水場の移転を契機として1960年代に建設された、いわば第一世代のビルだということが分かります。同時期に建てられたビルが一斉に築50年を超えたこともあり、一帯を巻き込んだ大規模再開発へと繋がっていったのです。

 もし淀橋浄水場が当初の計画通り戦前に移転していたら、超高層ビルの建設は大きく遅れたでしょう。1930年代の高層建築といえば東京中央郵便局や日本橋高島屋、明治生命館などがありますが、ざっくりいえば再開発前の丸の内(東京駅前)のような光景です。

 丸の内では、戦前に建てられたビルが築50年を超える1990年代から再開発の検討が加速し、2000年代に入って次々と高層ビルに生まれ変わっていきました。新宿西口も同じような流れを辿ったと思われますが、東京と新宿で並行して再開発をするとなるとそのスピードは低下したでしょう。

 もうひとつ気になるのが1970年代に入って淀橋浄水場跡地に次々と建設された超高層ビルの行方です。第1号の京王プラザホテルは昨2021年に50周年を迎えており、今後は70〜80年代に建てられたビルの老朽化が問題になる可能性があります。

 超高層ビルでは赤坂プリンスホテルが築40年で解体された事例がありますが、新宿西口では1974(昭和49)年に開業した新宿住友ビルが2020年に大規模リニューアルされたように、必ずしも建て替えだけが選択肢ではありません。新宿西口は新旧織り交ぜながら変化を続けていくことになるでしょう。

枝久保達也(鉄道ライター・都市交通史研究家)

4623チバQ:2022/11/23(水) 22:19:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f4e0258d573fe2ba19b26fc8cb47b010ddda9f7
茨城・土浦「さん・あぴお」破産 地域SC、曲がり角 「寂しい」「時代の流れ」
11/23(水) 7:00配信


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茨城新聞クロスアイ
運営法人の破産手続きが開始された新治ショッピングセンターさん・あぴお=土浦市大畑

茨城県土浦市大畑の大型商業施設(SC)「新治ショッピングセンターさん・あぴお」運営法人の破産手続きが決まった。地元の市民や商業者からは、驚きや「今後どうなるのか」と心配する声が聞かれた。バブル経済時代に各地で開業した地域密着型の商業施設は閉店が相次ぎ、曲がり角に来ている。商業関係者からは「残念だが、時代の流れだ」と冷静に受け止める意見も出ている。

関係者によると、運営法人の新治商業協同組合と新治商業開発(いずれも同所)は、県の「中小企業高度化資金」を借り入れていたものの、返済に行き詰まり、理事会が破産を決断した。破産申し立ての理由は、競合店の進出や、テナント撤退により資金繰りが悪化の一途をたどったことが挙がった。関係者は「財政再建を図るべく努力を重ねてきたが、経営改善には至らぬまま万策が尽き、これ以上の事業継続は困難となった」と説明している。

施設は面積の半分ほどを同組合が所有。テナント側には速やかな退店要請が出された。

テナントの一つで衣料品店の男性(68)は、「売り上げは当初の3分の1に減った。それでもずっとやってこられたのは感謝したい」としつつ、「相談もなく急な話で困っている。販売できないと仕入れ先への支払いもできない」と頭を抱える。別の販売店の男性(55)も「来月からは無職。いつかこうなるとは予想していたが…」と声を落とした。

来店した女性(64)は「食事や買い物でよく来ている。専門店がなくなるのは寂しい。買い物をどうしよう」と不安を口にした。

新治商工会の矢口清会長は「商工会のイベントや税務申告会場になり、地域の中核だっただけに非常に残念。スーパーなどは残るということなので、できるだけ営業してもらえれば」と願った。市商工観光課は「地域では唯一無二の存在。買い物難民が出ないようにしてほしい」と強調した。

「さん・あぴお」は長崎屋を核店舗として1993年に開業。長崎屋が2002年に撤退後、スーパーのエコス(東京)が買い取って営業してきた。開業時に入店していた45店舗は、現在30店ほどに減っている。

県内では1980年代から、地域活性化を狙い地元商業者が出資する協同組合方式の大型商業施設が相次いで開業。現在も営業継続する店がある一方、JR荒川沖駅前(土浦市)や、結城市、坂東市の商業施設などが閉店を迎えた。

閉店した施設に関わった元役員の男性は「競争激化に加え東日本大震災、新型コロナと厳しい経営環境が続いてきた。時代の変化もあり、仕方ない部分もある」と受け止めた。

茨城新聞社

4624チバQ:2022/12/01(木) 13:36:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/d62956aa9b30601c2e74340bf3eccdc59df53a97
天神の街並み一変、「福岡パルコ」と商店街を一体で再開発…複合ビル30年度開業目標
12/1(木) 10:41配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 パルコ(東京)と福岡市の新天町商店街商業協同組合、西日本鉄道(福岡市)などは30日、福岡市・天神の商業施設「福岡パルコ」や新天町商店街を一体的に再開発すると正式に発表した。再開発する区域は約2万2000平方メートルにおよび、商業施設やオフィスなどが入る複合ビルとして2030年度の開業を目指す。

 パルコなどは30日、福岡市の再開発促進策「天神ビッグバン」による容積率緩和などの優遇措置を受けるため、計画概要を提出した。

 再開発エリアは、福岡パルコの本館と新館のほか、約100店が営業する新天町商店街、西鉄の福岡(天神)駅ビルの一部。大半の建物で老朽化が進んでおり、地権者で再開発に向けて検討していた。

 ビルの詳細については今後検討するが、東西の二つのエリアに高層ビルを建設し、新天町商店街の店舗は低層部に入る方向だ。福岡パルコは26年にも解体に着手する。

4625チバQ:2022/12/01(木) 13:36:58
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210226-OYT1T50295/?ref=yahoo
津田沼戦争の象徴、閉店決定したパルコの買い物客数減らした「鉄道の開業」
2021/02/27 07:19
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 JR津田沼駅前の津田沼パルコ(千葉県船橋市前原西)が2023年2月末に閉店することになり、商店街の象徴的な存在を失うことに地元から惜しむ声が上がっている。跡地利用については不透明な状況だ。

2年後に閉店することが明らかになった津田沼パルコ(JR津田沼駅前で)
 同店の閉店は、パルコの親会社のJ・フロントリテイリングが24日に発表した。船橋市前原商店会の大塚智明会長(46)は「青天の霹靂へきれき」と驚きを隠さない。「自分たちの世代にとってパルコはモードの最先端を行く店。物を売るだけでなく情報の発信拠点であり、津田沼のステータス。閉店は街にとって間違いなくマイナスだ」と話した。


 同店は1977年に開業した。当時の津田沼駅前には大型店の進出が相次ぎ、激しい商戦は「津田沼戦争」と呼ばれ、全国に知られた。しかし、96年に西船橋駅経由で東京に行ける東葉高速鉄道が開業すると、JR津田沼駅や約250メートル離れた新京成線新津田沼駅(習志野市津田沼)の乗降客数が減り、買い物客数にも陰りが見えるように。近年は売り上げが低迷し、建物も老朽化していた。

 1920年から、この地で商売を続ける有限会社「かし熊」の椎名博信社長(68)は「パルコを目指して若者がやって来て、津田沼は『若者の街』と言われるようになった。他の店ではああはいかない」と惜しみ、「(撤退後の跡地は)魅力のある施設ができるよう市に働きかけてほしい」と望む。

 2018年にJR船橋駅前の西武船橋店が閉店した際、船橋市は土地、建物の所有権を持つ西武側に、跡地利用について要望を出した。ただ今回、閉店する建物は地元オーナーの所有。市も「パルコに要請するわけにはいかず、様子をみるしかない」とする。

 25日に津田沼パルコを訪れた習志野市の70歳代の女性は「時代は移り変わるもの」と寂しそうに話した。

4626チバQ:2022/12/01(木) 13:40:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/12d92158d69f2d0057860681ed6211179ea818bc
福岡「新天町」再開発 東西エリアで複合ビル建設へ 概要を市に提出
11/30(水) 19:25配信
毎日新聞
再開発のイメージ図。右側が福岡パルコなどの東街区、左側が新天町商店街の西街区で中央はメルヘン通り。内容は今後の検討・協議により変更の可能性がある

 福岡市中央区・天神の新天町商店街商業協同組合やパルコ、西日本鉄道などは30日、2030年度開業を目指して福岡パルコや新天町一帯を再開発する方針を発表した。福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」を活用し、東西二つのエリアで複合ビルを建設する方向で検討している。同日、計画概要を市に提出した。

 発表によると、再開発は福岡パルコの本館・新館、西鉄福岡駅ビル、商店街の一部がある東街区(約7900平方メートル)と、新天町商店街の西街区(約5900平方メートル)に分けてビルの建て替えを進める方針。構想では、両エリアの間にあるメルヘン通りを歩行者専用とし、東街区には広場も設ける。

 一帯は航空法の高さ規制が70メートル台から最大115メートルまで緩和されており、天神ビッグバンにより容積率の上乗せを受けると高層ビルの建設が可能となる。東街区は商業施設のほか、文化や芸術分野の機能も備えた複合ビルとし、西街区の低層階は商業・商店街機能を備える。今後、開発時期や新ビルの機能を検討する。

 エリア内の建物は老朽化が進んでおり、パルコを傘下に持つJ・フロントリテイリングは店舗を複合ビルに建て替える不動産事業を展開。新天町も地下を含めて約100店が営業しており、新天町商店街商業協同組合の担当者は「建物の老朽化が進む中、商店街の存続を考えて再開発を検討してきた。にぎわいや活気を保ち、新天町の歴史を継承していきたい」と話した。

 一帯では同組合や商店街のビル保有会社、パルコ、西鉄、パルコ内に支店を持つ三井住友銀行の地権者5者が再開発に向けて協議を続けてきた。天神ビッグバンの特典である容積率の上乗せの一部は26年末に終わるが、街区をまたぐ大型開発の場合は22年中に市に計画概要を提出すれば特典が継続するため、発表と提出に踏みきった。【久野洋】

4627チバQ:2022/12/20(火) 08:32:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/eda6112762d3ce757204afff52b88249e85e6bcf
一体何が?存在感低下する福岡市・天神 中高生「何でもあるけど…行きたいとは思わない」
12/19(月) 10:58配信
 最先端の文化を発信してきた福岡市・天神で、中高生の姿をあまり見かけなくなっている。再開発によって若者の「聖地」が消え、新型コロナウイルス禍も重なり、天神の存在感が低下しつつある。一大ビジネス街に生まれ変わろうとしている今、一体何が起きているのか。

 11月中旬の週末。西通りのゲームセンター、カラオケ店、大名の路地裏、「韓流ブーム」の飲食店…。どこに行っても若者の姿があるが、ボウリングが楽しめるレジャー施設の店員は「コロナ禍で学生の戻りはいまひとつ」。ゲームセンターの店員は「マスクも化粧もしているから中高生か分からないだけで、そんなに減っていない気がする」。

博多は66%、天神は58%
 だが、天神の人出そのものは減っている。九州経済調査協会(福岡市)のスポット別の観光来訪者数が分かる「おでかけウォッチャー」によると、今年10月の休日の人出は、コロナ前の2019年に比べ、博多駅周辺は66%まで戻っているのに対し、天神は58%にとどまる。

 IT企業のクロスロケーションズ(東京)に、21年8月に閉館した天神の「イムズ」を訪れていた人たちの閉館後の動向を解析してもらった。

JR博多シティ、ららぽーと
 閉館前の3カ月間に訪れていた人たちの携帯電話の位置情報をもとに、今年8〜10月の行き先を調べると、3割がJR博多シティ、1割がららぽーと福岡(福岡市博多区)に流れていた。

 一方、20年3月に閉館した、中高生の居場所だった「天神コア」を訪れていた人たちの動向を見ると、博多区の大型商業施設に流れた割合は合わせて1割に満たなかった。

「家で過ごすのが当たり前に」
 中高生は今、どこへ―。福岡市内で本当のところを聞いてみた。

 天神に行く頻度は「月に1回ほど」。目的は「アニメイト(アニメグッズ店)か、写真共有アプリ『インスタグラム』で見つけたカフェ」。滞在は「2時間ぐらい」…。こんな答えも多かった。「コロナ禍で、ずっと家で過ごすのが当たり前になっている」

 大手ブランド店が軒を連ね、商業地としての人気を集めてきた天神だが、一部の通りでは空き店舗も目立つ。ファッションやコスメは「安くてかわいい」韓国メーカーをはじめ、ネット購入が主流となり、若い世代のマインドは実店舗から離れ始めている。

休日利用、10代女性は減少
 西日本鉄道(福岡市)によると、21年度の福岡(天神)駅の休日利用者の割合は19年度と比べ、多くの世代で上昇傾向にあったものの、10代女性は減少していた。

 福岡育ちの女子生徒(16)は淡々とこう話す。

 「天神は何でもある街。でも、そんなに行きたいとは思わないな」

 (長美咲)

4628チバQ:2022/12/23(金) 18:04:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ecf114b8cb7b50343c9e31e8c437128662ece7f
ドンキの「目玉商品」もうけは度外視、オーケーは大量仕入れで「毎日が特売」
12/23(金) 14:33配信


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読売新聞オンライン
[値段の真相 低価格は今]<4>
ドン・キホーテの店頭には「メーカー処分品」などの目玉商品が並んでいる(東京都目黒区の中目黒本店で)

 東京都目黒区にあるドン・キホーテ中目黒本店。入り口には、洗剤やマスク、飲料など50種類ほどの商品が山積みされている。値札には、市場の半値以下のものもある。いわゆる目玉商品で、ドンキではお客を引きつける「マグネット商品」と呼ぶ。店内のレジへの動線にも巧みに配置しており、客は二つ、三つと手にしながら、店の奥へと足を踏み入れる。

【図解】ひと目でわかる食品製造から販売までの流れ

 ドンキが扱う商品数は多く、中目黒本店では約6万点に上る。実際には他の小売店と同じような値段の商品も多い。激安で客を引き付け、通常価格の商品の購入を促し、全体で利益をあげている。

 では、どうやって目玉商品を確保しているのか。

 業界で、ディスカウント店は「小売りの最終処分場」とも言われる。スーパーや小売店で売れ残った商品が最後に行き着くからだ。

 食品の場合、「3分の1ルール」と呼ばれる商慣習がある。賞味期限が6か月なら、2か月を切ると店頭から下げられ、問屋やメーカーに返品される。ドンキはその商品を問屋から通常より安く仕入れ、「特売品」として売る。問屋からの連絡に機動的に対応するため、店舗のアルバイトにも仕入れ権限を持たせている。

 「目玉商品は、もうけはなくても安さを印象付けられればいい。『またドンキに行こう』と思ってもらうことが何より重要」。運営会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の初山俊也・上席執行役員は、こう説明する。

 最近は、原材料の価格高騰でメーカーからの値上げ要請が相次ぎ、店舗の水道光熱費も上がっている。力を入れるのが、オリジナル商品ブランド「情熱価格」の販売だ。目新しさやSNSなどで話題になることを重視し、少しでも売り上げが鈍ったら見切りをつけ、新しい商品に入れ替える。「安さの表現にこだわる」(初山氏)という。

オーケーの棚には値上げを知らせるポップが多く見られる(横浜市のオーケーみなとみらい店で)

 同時に、周辺の競合店の売価チェックは欠かさない。安値で負けないためだけでなく、相場を把握することで極端な値引きをしないようにする狙いがある。「消耗戦」は避けたいとの思いがにじむ。

 一時的な特売で消費者を引き付ける手法とは対照的に、あらゆる商品をいつでも低価格で販売する「エブリデー・ロープライス(EDLP)」と呼ばれる戦略もある。その代表格が首都圏でスーパーを展開するオーケーだ。運営会社の二宮涼太郎社長は、「常に安い価格を付けることで『いつお店に行っても安心』と思ってもらいたい」と話す。

 EDLPを実現できる大きな要因は、圧倒的な仕入れ量にある。1都3県139店の商品を本部が一括して調達する仕組みで、アイテム数を通常のスーパーよりも絞り、1商品あたりの販売量を増やす。ハインツ日本の「トマトケチャップ」やロッテ「キシリトールタブレット」など、オーケーが日本で一番売っているという商品は多い。安定して仕入れることで、業務が標準化されるなどのメリットもあるという。

 売り場では、商品情報を伝えるポップが目立つ。例えばメーカーが価格を引き上げる場合は、値上げ前の購入を勧める。お客の信頼を得て購入してもらうことも、大量の仕入れにつながりEDLPの支えになる。

 メーカーが値上げを発表しても、小売りの店頭ですぐに反映されるわけではない。小売り側は値上げ前に在庫を積み増したり、値上げのタイミングを遅らせたりできないか、メーカーと駆け引きを繰り返す。どこまで実現できるかは交渉力にかかる。

 消費者の生活防衛意識の高まりに応えられるか。値上げ圧力の高まりは、ディスカウント店の実力を浮き彫りにしそうだ。

4629チバQ:2022/12/23(金) 18:04:46
ディスカウント店 需要増
 日本では1970年代頃から、低価格を売りにしたディスカウント店が台頭するようになった。ヨドバシカメラやメガネドラッグなど、特定の商品に特化したチェーンが登場したのもこの頃だ。

 78年には、ドン・キホーテの創業者・安田隆夫氏が、東京都杉並区に前身の雑貨店「泥棒市場」を開店。その後、89年に東京都府中市にドン・キホーテの1号店を開店し、現在では国内外の総店舗数が約700店にも及ぶ。

 一方、EDLPは、米国で生まれたスーパーの集客手法とされる。米小売業最大手・ウォルマートが、62年にディスカウント店の1号店を開いた時からEDLPを掲げていた。メーカーと直接取引するなど徹底的な低コスト戦略で急成長を遂げ、世界の流通業に影響力を及ぼした。

 日本では、西友が2002年にウォルマートの傘下に入ったことで、EDLPが知られるようになった。消費者の好みが細分化され、規模のメリットが発揮しづらい日本では定着しないとの見方もあったが、オーケーなどが支持を広げてきた。

 食品や日用品の値上げが相次ぐ中、ディスカウント店の需要は高まっている。調査会社「帝国データバンク」によると、21年度の国内市場規模は約3兆8000億円。コロナ禍前からの4年間では1兆円増えた。22年度には初めて4兆円を超える見込みだ。

 帝国データバンクの担当者は「景気の先行き不安や所得の伸び悩みも重なって、ディスカウント店の利用者層が広がっている」としている。

4630チバQ:2022/12/28(水) 11:39:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c9570b0f18a388ea9aa177cc960f5da6077c596
「これが100円?」の驚き生む知恵に限界、コスト増で試練の1兆円市場
12/25(日) 18:52配信

読売新聞オンライン
[値段の真相 低価格は今]<5>
100円ショップ向けの商品を検品するボンテンの従業員(15日、滋賀県彦根市で)=中原正純撮影

 12月中旬、手芸用品メーカー「ボンテン」(滋賀県彦根市)の本社では、3人の女性従業員が100円ショップ(100均)に納品するリボンの検品作業に追われていた。刺しゅうが欠けていないか、糸がほつれていないか、人の目で一つ一つ入念に確認し、最後には検針器で再度チェックする。

【イラスト】ひとめで分かる…100均の店数はたった10年で4倍ほどに

 若林矢寿子社長は「品質を保つ努力は惜しまない。不良品が混じって返品されると利益が吹き飛んでしまう」と話す。

 100均は商品を供給する多くのメーカーで支えられている。ボンテンはその一つ。中国から材料を輸入し、国内で仕上げて納める。リボンや花飾りなどその数は約100種類に上る。

 100円という売価が決まっている以上、納品価格の引き上げは難しい。効率化が重要になり、材料調達では5〜6社を比較し、より安く、不良品が少ない企業を見極める。作業工程も徹底してムダを省く。

 だが、輸送費や包装資材が高騰し、円安が追い打ちをかける。手元に残る利益は1個あたり1円未満だという。若林社長は、「100均には、社員が知恵を出し合って『これが100円?』と思ってもらえる商品を作る喜びがある。今が我慢のしどころだ」と話す。

 他の納入業者もまた、苦境にあえぐ。

 ある中堅商社は今年度上半期、100均向けの雑貨や食品事業の利益が前年同期を4割も下回った。

 内容量を減らす実質値上げなどでコストの吸収に努めてきたが、限界もある。幹部は「100均向けの商品だけでは会社が成り立たない。特化してきたメーカーでは事業の継続を断念する例が出ている」と明かす。

 店側にとっても今の事業環境は大きな試練だ。

(写真:読売新聞)

 「ダイソー」を運営する最大手の大創産業は4月、東京・銀座の商業ビルに従来の100均に加え、美容家電や宝飾品を扱う「スリーピー」、デザイン性にこだわった生活雑貨を扱う「スタンダードプロダクツ」の3業態を同時に開業した。

 新たな2業態はどちらも基本は300円均一で、中には1500円の商品もある。来店者が求める品質やサイズに応えつつ、雑貨大手の商品よりは手が届きやすくするため、多くを300円に設定したという。今年2月時点で218店あったが、来年2月までに386店に増やす計画だ。

 平本良弘・商品本部長は「今後も100均に軸足を置きながら、多くの価格帯で魅力的な商品を充実させていく」と話す。

 業界3位のキャンドゥや4位のワッツも同様に、200円や500円などの品ぞろえを増やしている。こうした価格帯の商品は以前にも出していたが、100均できちんと利益を上げることができたので本格展開には至らなかった。

 対照的に、2位のセリアは「今後も100円を堅持する」と宣言し、ライバル社とは一線を画す。「全ての商品が100円という分かりやすさが業界の成長を支えてきた」との考えからで、「均一価格を維持することが他社との差別化につながる」と説明する。

 流通アナリストの中井彰人氏は、100均の今後について、「100円の売価で作れる商品には限りがあるが、品質を落とすと消費者が離れてしまう。これからは様々な価格帯をそろえた総合的な雑貨店へ進化していく」と予測。「『無印良品』など雑貨大手の客層を奪っていくだろう」と見る。

 一方、ある納入メーカーは「300円や500円といった中途半端な金額では、消費者が専門店に流れてしまう」として、「100円」にこだわる必要があるとの見方を示す。

 デフレ下で成長を遂げたビジネスモデルをどう変化させるか。新たな成長を模索する姿は、インフレへの対応を迫られる日本経済の一断面でもある。

4631チバQ:2022/12/28(水) 11:39:25
市場規模 1兆円迫る
 日本の100円ショップの先駆けは、高島屋が1926年に大阪で開業した「高島屋十銭(テンセン)ストア」と言われる。米国で流行していた「10セントストア」を参考に、文具などを10銭で販売して人気を呼んだ。38年には「丸高均一店」として分社化され、最盛期の40〜41年には17府県に106店舗を展開したが、戦争で事業の継続が困難となり、終戦後に姿を消した。

 今に続く市場を生み出したのが、72年に創業した大創産業が運営する「ダイソー」だ。創業者の矢野博丈・前社長がトラックを使って「100円均一」で日用品の移動販売に乗り出したのが始まりで、91年に高松市内の商店街に常設の店舗を初出店した。バブル崩壊後のデフレ下で人気を博し、今では国内外で6000店舗超を運営する。
 セリアやキャンドゥなど参入も相次ぎ、帝国データバンクによると、年間の国内市場は1兆円に迫る。コロナ禍の中でも衛生用品などの需要を取り込み、大手4社の店舗は増加の一途だ。

 100円ショップの戦略は、商品を大量に注文して安く仕入れることに尽きる。ダイソーの場合、その調達網は海外も含め約800社に及ぶ。

 逆に、仕入れが止まることは大きなリスクで、丸高均一店が行き詰まったのは戦争による仕入れの途絶が一因だった。ダイソーも、2012年の尖閣諸島国有化に伴う日中関係の悪化で中国からの輸入が約1か月間ストップした。会社にとって大きな危機だったという。

4632OS5:2023/02/01(水) 00:17:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3514f4ee4d0aa13cd283f028abdc74e77ea3e1c
帯広「藤丸さん」120年余の歴史に幕 北海道東部から百貨店消える
1/31(火) 22:00配信

朝日新聞デジタル
閉店セレモニー後、ゆっくりと閉まるシャッター越しに頭を下げる藤丸の社員ら=2023年1月31日午後7時43分、北海道帯広市

 「藤丸さん」の愛称で親しまれた北海道帯広市の百貨店「藤丸」が31日、営業最終日を迎え、惜しまれながら120年余りの歴史に幕を下ろした。北海道東部で唯一残る日本百貨店協会加盟店だった。近年の売り上げ低迷にコロナ禍が追い打ちをかけ、単独での事業継続を断念。地元企業で立ち上げた受け皿会社が、屋号を引き継ぎ、復活をめざす。


 正面玄関前には10時の開店時間前から、100人を超す人が並んだ。扉が開くと客たちは目当ての売り場へと一目散に進む。あちこちに「50%OFF」「60%OFF」の札がかかった。商品を買った人には感謝の気持ちを込め先着千人に1合瓶の清酒が配られた。

 「小さい頃、食堂のお子様ランチやおもちゃ売り場が楽しみだった」。帯広市出身で約150キロ離れた北見市から来た主婦(65)は、8階建てのビル内を何度も往復しながら写真を撮った。「食器など結婚道具を買いそろえたのも藤丸さん。その食器を40年経った今でも使っている。いい物を売っていたんだなと改めて思った。閉店は本当に悲しいです」

 藤丸好きが高じて「フジマラー」を自称する帯広市の主婦、みっちーさん(54)はこのところ毎日のように来店した。「品ぞろえの多さや確かさ、催事の醍醐(だいご)味――。百貨店が地域にもたらす役割はスーパーとはまた違うもの。藤丸を失って、そのことを初めて痛感するのかもしれませんね」としみじみと話した。

 午後7時、1階エレベーターホールで閉店セレモニーが始まった。藤本長章社長が「長い間ご愛顧いただき心から感謝申し上げます。新藤丸にもご愛顧つなげていっていただけるよう、お力を頂戴したい」とあいさつ。午後7時40分ごろ、多くの社員たちが頭を下げるなか、シャッターが下ろされた。拍手が鳴り響き、「ありがとう」のかけ声が飛んだ。

朝日新聞社

記事に関する報告

4633OS5:2023/02/01(水) 09:37:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/1040a7be7d3de37ddbfe7717e6528cc08589d000
水戸京成百貨店不正受給 コロナ禍、低迷で焦り 黒字確保、過度に意識
2/1(水) 6:00配信
茨城県内唯一の百貨店、京成百貨店(水戸市)を運営する水戸京成百貨店(同)が政府の雇用調整助成金を3億円余り不正受給していたことが31日、発覚した。新型コロナウイルスの感染拡大による売り上げの低迷がプレッシャーとなり、不正は2年半以上の長期間に及んでいた。芹沢弘之社長は「非常に重大な事態を引き起こし、長期にわたって継続してしまったことを深く反省している」と謝罪した。ブランドを売りに県都の中心街で輝くシンボル的存在の不祥事に、利用客からは驚きの声が上がった。

同社は、コロナ禍で最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月から1カ月間、食品売り場を除き全館を臨時休館とした。同月の売り上げは前年同月比で6割減少した。営業再開後も時間短縮での営業が続き、売り上げは伸び悩んだ。

臨時休館に伴い、同社は新たな特別休暇制度を導入。不正はこの休暇を水増しする形で行われた。売り上げの減少分を補塡(ほてん)するように、実際の勤務日を休日に改ざんする日数調整に手を染めていた。外部の弁護士などによる調査では、改ざんを指示した取締役総務部長が黒字確保に過度な意識を持っていたのが不正の要因と結論付けた。

芹沢社長は、この日開いた記者会見で「コロナ禍の中で日本中、世界中が苦しんでいる中で、安易な、誤った方法で安住を求めてしまった。非常に申し訳なく、恥ずべきだと思っている」と謝罪した。

同店の利用者からは驚きの声が相次いだ。

那珂市の男性(84)は「よく京成百貨店を利用するが、とにかくびっくり。オープン当初から頻繁に利用しているので、とても残念だ」と話した。

百貨店に程近い水戸市備前町で飲食店を経営する男性(42)は、「新型コロナの影響で、経営的に苦しい状況だった企業はたくさんある。市の中心街のシンボルとしてどのように信頼を取り戻していくのかが重要」と述べた。

同市五軒町で飲食店を営む男性(49)は「水戸市は百貨店を中心とした街で、寂しいニュースだ。高額な不正受給がなぜすぐに分からなかったのか」と憤り気味に語った。

茨城新聞社

4634OS5:2023/02/01(水) 09:50:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d1c130d24bec5a9d9f745bb20d5d43724ee9e16
押し寄せる再開発の波、ネット通販に押され…渋谷・東急本店も閉店
2/1(水) 7:27配信

読売新聞オンライン
55年の歴史に幕を下ろした東急百貨店本店(1月31日午後、東京都渋谷区で)=木田諒一朗撮影

 東急百貨店本店(東京都渋谷区)が31日に閉店した。都内では鉄道会社がターミナル駅周辺の百貨店を相次いで閉店し、複合ビルの建設を計画するが、跡地に百貨店が入るかどうかは決まっていない。集客の目玉だった百貨店は、その役割を終えようとしている。


鉄道各社 テナント誘致に転換

跡地に複合ビル
(写真:読売新聞)

 同本店は1967年11月にオープン。高級住宅街に近く、駅直結だった東横店(東京・渋谷)と差別化を図るため、高級ブランドの品ぞろえを強化した。89年に隣に開業した複合文化施設「Bunkamura」とともに最先端のファッションや文化を発信してきた。

 跡地に建設される複合ビルには「百貨店が入るかどうかは未定」(東急百貨店広報)という。

 東急百貨店では、東横店も渋谷駅周辺の再開発に伴って2020年に閉店。同駅周辺の百貨店は、セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の西武渋谷店だけとなった。1月31日には東京都立川市の「立川高島屋ショッピングセンター」百貨店区画と、北海道帯広市の「藤丸」も閉店した。

 セブン&アイは百貨店「そごう・西武」を米投資ファンドに売却することを決めており、旗艦店の西武池袋本店(東京都豊島区)などにヨドバシカメラが出店する案が出ている。

 日本百貨店協会によると、百貨店の店舗数は昨年末時点で185店と、1999年の311店をピークに減少傾向だ。コロナ禍前から地方の店舗を中心に閉店が相次ぎ、近年は首都圏のターミナル駅に近い店舗にも再開発の波が押し寄せる。

 電鉄系の百貨店では、小田急百貨店新宿店本館も昨年10月、新宿駅西口の再開発工事に伴って閉館した。跡地にはオフィスや商業施設が入る地上48階、高さ約260メートルの複合施設を建設する。京王百貨店新宿店も再開発によってビルの建て替えを計画している。いずれも跡地のビルに百貨店が入居するかどうかは未定だ。

 背景には、鉄道各社が駅近くの複合ビルに集客力のあるホテルやテナントを誘致し、賃料を稼ぐ事業モデルへの転換を進めていることがある。

 鉄道各社は沿線開発の目玉として、ターミナル駅に百貨店を開店してきた。本業の鉄道事業と相乗効果を見込め、沿線の利用者を囲い込める利点があったからだ。だが、インターネット通販の拡大に押されて百貨店離れが進み、効果は薄れてきた。各社はコロナ禍で乗客が減少し、業績回復の途上にある。「百貨店事業は再検討が必要」(私鉄大手)との声が上がっており、電鉄系百貨店の閉店は今後も続く可能性がある。

4635OS5:2023/02/22(水) 18:14:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b91c04e5aff2d04ec3b21a62b9be1ac9e07565c
JA系スーパー撤退「住民不安強い」 鳥取県、事業者と対策検討
2/22(水) 17:00配信
 鳥取県のJA鳥取いなば(鳥取市)とJA鳥取中央(同県倉吉市)が運営するスーパーの閉鎖方針が相次いで明らかになったことを受け、鳥取県庁で21日、県と関係市町、JA関係者を交えた「買い物環境確保にかかわる対策協議会」の初会合が開かれた。両JAの組合長もオンライン参加し、閉鎖に至った経緯や事業継続に向けた取り組みを説明した。【山田泰正】

 JA鳥取いなばが出資する「トスク」は2023年度中に県東部の鳥取市と岩美、若桜、八頭、智頭の各町で展開する全9店舗を閉鎖する方針。22年12月末の理事会で承認され、従業員や自治体、店舗エリアの組合員には既に説明を終えている。

 店舗の承継については県内のスーパー運営会社のほか、兵庫県新温泉町の水産会社など複数の事業者から手が挙がっているという。262人の従業員(うち正社員65人)について、同JAの影井克博組合長は「グループ企業で受け入れ、別の事業者が店舗を営業する場合は継続して勤務してもらう」と述べた。

 JA鳥取中央の「Aコープ」も県中部の倉吉市、琴浦町、北栄町の全4店舗を23年度中に閉鎖する方針を決め、22年11月の理事会で承認。この日はAコープ4店舗に加え、直営のコンビニエンスストアのポプラJA山守店(倉吉市)、同JA三徳店(三朝町)など3店舗も閉鎖を計画していることを明らかにした。

 同JAの栗原隆政組合長はAコープについて、「当初、12店舗で営業していたがうまくいかず、利益が上がらなかった。組合員数も減少し、県外資本が入ってきて過剰競争となった」と閉鎖の理由を説明。交通の不便な中山間地域に住む組合員の買い物の機会を確保するため、県生活協同組合(鳥取市)の宅配事業を利用できるよう3月にも連携協定を結ぶ方針を示した。

 平井伸治知事は「住民の不安の声は強い。店舗が継続するならありがたいが、そうでないならJAにも協力してもらいながらつなぎを作っていく必要がある」と述べ、協調して営業継続や施設整備などの解決策を考える方針を表明した。町内にスーパーがトスクしかない若桜町の上川元張町長は、閉鎖方針が明らかになった後で町民を対象に実施したアンケート結果を紹介。「『店舗環境の維持』は回答数200件の100%、『移動販売』は95%が『必要』とした。ニーズは極めて高い」と強調した。

4636OS5:2023/02/24(金) 08:22:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/5bcb4b1480077fb84dd2e57c618812765fc0f0a9
地方発のアンテナショップが続々閉店!「ふるさと納税のほうが費用対効果がいい」と気づいた結果
2/24(金) 7:02配信

週刊女性PRIME
※画像はイメージです

「『何万人来た』とか『年商何億円です』といったアピールをしていますが、実際のところは、売り上げ以上に経費などがかかっており赤字経営が多いんです」


 そうアンテナショップの経営状態を指摘するのは、まちビジネス事業家の木下斉氏。特産品を気軽に購入できる各自治体の『アンテナショップ』だが、都内では昨年から閉店が相次いでいる。東京・銀座で14年間、群馬県が展開していたアンテナショップ『ぐんまちゃん家』は昨年末で閉店。ほかにも、昨年1月に北海道美瑛町のアンテナショップ『丘のまち美瑛』、3月には『兵庫わくわく館』など閉店している。

アンテナショップの相次ぐ閉店
 コロナ禍で来客が減ったことが売り上げ減少の理由に挙げられるが、木下氏はコロナ禍以前からアンテナショップの経営の危うさを提言していた。

「民間の店舗と感覚が違ってアンテナショップは『その地域のPRができればいい、商売のためだけに経営しているわけではない』というスタンスです。銀座などの家賃が高額なエリアに出店している店舗が多いのですが、1点何百円、何千円の物産品の販売ではそもそも採算が取れるとは思えません」(木下氏、以下同)

 地域活性化センターによれば、都内で営業している地方自治体アンテナショップは、2022年4月1日時点で独立店舗は59店舗、商業施設などの一部に併設されている集合型店舗は8店舗あり、'21年と比べ、それぞれ3店舗、1店舗減っている。

 コロナ禍前の都内のアンテナショップの年間売り上げを見ると、1億円を超えた店舗が全体の6割あったという。だが、それでも採算は取れていなかったのではと木下氏は推測する。

「不動産調査会社のデータをもとに換算すると、立地がいい場所で30坪の店を出した場合、家賃は月あたり450万円〜、年間で5400万円に達します。イベントスペースや事務所なども確保するとなると、さらに高額になります。しかも、初期には内装等の設備投資が発生し、水道光熱費や人件費などもかかってきます」

 現在営業しているアンテナショップは主に1990年代にオープンしたものが多く、ちょうどバブル崩壊後で、好立地なエリアの賃貸料も下がり、出店しやすい状況だった。また、銀座の一等地ならステータスでもある。

「地方の方でも銀座、有楽町といった場所は知っています。そうした一等地に店を出せば広く認知されるという考えがあったのでしょう」

 2010年代に入ると情報番組や情報誌に取り上げられるようになり、都内にいながら小旅行気分が味わえると若い女性や中高年層を中心にブームとなった。しかし、杜撰な運営をしていたのではないかと指摘する。

「『店頭で売られている商品を見ると、地元の誰々さんがやっているからあそこの商品は置いておかないと』といった忖度も感じられます。アンテナショップに並ぶ商品は、目利きのバイヤーが取りそろえたわけではありません。常に目新しい商品があるとは思えませんし、民間ショップのような企業努力をしていたかは疑問です」

 赤字経営だけでなく、アンテナショップの相次ぐ閉店はほかにも原因がある。

「コロナ禍でネットショッピングがそれまで以上に普及したことも大きいでしょう。今までネットに疎かった層もネットで買い物するようになった。わざわざ足を運んでアンテナショップにまで行く意味がなくなったんです」

4637OS5:2023/02/24(金) 08:22:29
ふるさと納税のほうが効率的にアピールできる
 地方自治体も消費者も“ふるさと納税”への関心が高まったことも関係している。

「自治体は都内に設けたアンテナショップよりも、ふるさと納税で地方の特産品を返礼品として送ったほうが費用対効果も断然いいと気づきだしました。消費者にとっても手軽で魅力的だと思います。ふるさと納税で旅行券を出している自治体もあります。アンテナショップに行くよりも、旅行に行って実際にその土地でいいものを自分で見つけるほうが有意義な気がします」

 アンテナショップの今後はどうなるのか。移住相談など、別の役割を担うこともできそうだが──。

「移住を検討する人たちは若い世代が比較的、多いですから、ネットで相談するでしょう。アンテナショップは時代遅れになってきているというのが現実。利益追求ではないぶん、消費者目線も欠けている。それは今後も変わらないのかもしれません」

 アンテナショップは今後減っていく傾向にあるという。群馬県の山本知事はアンテナショップ閉店の際、東京から新幹線ですぐに行ける群馬県の立地から、群馬からでも来県策を打つのは可能であり、直接、観光客を呼び込むことが重要だと強調していた。賃貸料が年7000万円と高額だったことにも触れ、アンテナショップは今の時代に合わなくなってきているとコメントしている。

 自治体はアンテナショップよりも、もっと効率のいいPRを考えるべきだと木下氏は言及する。

「例えば、北海道の余市町はニッカウヰスキーの町として知られていますが、ワイン用のぶどう生産量・栽培面積で全道一。昨今ではそのワインが注目を浴びています。海外の世界的に有名なレストランに売り込んで、その店のワインリストに掲載されるようになりました。それで評価が高まり、取引の単価も上がったんです」

 余市町は昨年3月、オーストリア発の老舗グラスメーカー、リーデル・ジャパンと、自治体として世界初となる包括的協定を結んでいる。これは相互に協力して余市町のまちづくりやワイン振興の取り組みを進めるというもの。

「リーデル・ジャパンの銀座店に“余市ワインツーリズム ポップアップコーナー”が開設され、余市のワインに関する情報が発信されています。余市町のワインは付加価値がつきましたし、新しいPRの良いお手本になったといえます」

 本気で地元の食材を東京で流通させたいのであれば、レストランやデパートへ直接営業を行うほうがよほど健全で地元のPRにもつながると木下氏は語る。

 一方で、アンテナショップの新しい形を模索している自治体もある。兵庫県は公民連携型アンテナショップを実施。これは事業者などに対して県が店をアンテナショップとして協定を締結し認証するというもの。

 また、富山県は来年春、石川県と福井県と“北陸3県合同アンテナショップ”を大阪駅近くに開設し、相乗効果により集客力を最大化しようとする動きもある。ほかにも、宮崎県はアンテナショップとして初めての海外進出を。2月9日に香港でオープンさせた。

 新潟県の『表参道・新潟館ネスパス』は今年12月に営業を終了すると発表していたが、来年4月に銀座すずらん通りに後継施設をオープンする。こちらは面積を小さくすることで賃料を抑えることができ、アンテナショップが多い場所柄、相乗効果も期待できるだろう。

 コロナ禍をきっかけに業態の転換期にきているアンテナショップ。各自治体の今後の戦略に注目したい。

前年度調査(2021年4月1日時点)以降に閉館・休館した店舗

福岡県 福扇華 休館
北海道 美瑛町 丘のまち美瑛 閉館
東京都 墨田区 産業観光プラザ すみだ まち処 閉館
福井県 坂井市 坂井市アンテナショップ 閉館
東京都・長野県 立川市・大町市 立川市・大町市観光情報プラザ「信濃大町アルプスプラザ」閉館(移転オープン)

木下斉(きのした・ひとし)●日本のまちづくり専門家。一橋大学院経営修士。一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事、内閣官房地域活性化伝道師。新語・流行語大賞「IT革命」、咢堂ブックオブザイヤー2018など受賞

(取材・文/竹腰奈生)

4638チバQ:2023/02/26(日) 19:50:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/231b2d261f0d68846051c697ea65ca94514bc96c

したためだ。 東日本各地で近年閉店した百貨店は、それ以外の姿に変わろうとしている。 令和2年に閉店した山形県唯一の百貨店、大沼(山形市)跡地などの再開発について、市は今月8日、市議会全員協議会で解体する方針を明らかにした。同じ年に閉店した福島市唯一の百貨店、中合(なかごう)跡地では、ホテルや商店などが入る複合施設の再開発計画が進む。 流通業界に詳しい日本経済大の西村尚純教授(62)は「特に地方では人口減や中心市街地の空洞化が深刻で、ずるずると赤字閉店が続いている」と指摘する。 こうした状況を打開しようと、完全閉店でなく規模の大幅縮小により道を切り開こうとするのが岡島だ。 ■3フロアに凝縮 3月3日に営業を再開する新店舗は、目と鼻の先にある商業ビル「ココリ」に入居。地下1階に食料品売り場、1階に雑貨と化粧品、2階に服飾や家具、催事場と、全体で3フロアでの展開となる。 店舗面積はこれまでの7分の1と大幅な縮小になるが、雨宮社長はインタビューに対し「売上高はこれまでの店舗の6割程度を想定し、収益性は大幅に改善する」と見込みを語る。 強気の背景にあるのが、富裕層ら優良顧客との良好な関係の維持だ。新型コロナウイルス感染拡大により、多くの百貨店が赤字に転落したが、岡島は令和2、3年度の2期連続で黒字を確保した。 西村教授は「これまでのように何でも商品をそろえる店ではなく、規模を縮小し、売れ筋商品に絞る戦略は地方百貨店に有効だ。品ぞろえを的確に展開できれば生き残りは可能」と話し、「岡島はそのモデルケースになり得る」として動向を注視する。

4639OS5:2023/03/09(木) 23:21:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9a3bfeb6551edd8c96a1b8e64f500e11de0d0b8
イトーヨーカドー、新たに14店閉鎖へ 3年で32店減らし食品集中
3/9(木) 22:35配信
 流通大手セブン&アイ・ホールディングスは9日、傘下の総合スーパー「イトーヨーカドー」の店舗を今後3年間で32店減らす方針を発表した。ヨーカドーとして運営する衣料品事業から撤退し、食品事業に集中することも明らかにした。

 閉店する店の名前は明らかにしなかったが、店舗は首都圏に集中させるとしており、それ以外の地域が主な対象となる見込み。32店のうち新たに閉店が決まったのは14店で、他はすでに閉店が決まっていた。9日時点で125店ある店舗数は2026年2月末までに93店になり、10年前と比べておよそ半減することになる。

 低価格衣料品店やネット通販が台頭する中で総合スーパーは苦戦しており、運営するイトーヨーカ堂は22年2月期までの10年間の決算で7回の純損失を計上していた。

朝日新聞社

4640OS5:2023/03/10(金) 11:43:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/193be91f61c385c0ba92978269537eb07076de48
イトーヨーカ堂、低迷の理由は「店の2階」にあり 残る100店舗弱に起きる変化
3/10(金) 11:36配信
 セブン&アイホールディングスは3月9日、今後3年以内にイトーヨーカ堂14店舗の閉店が新たに決まったと明らかにした。これまでにも19店舗の閉店が決まっており、発表時点での126店舗から2026年2月末までに93店舗となる見込み。

 「物言う株主」として知られる米ファンドなどはヨーカ堂の撤退も視野に抜本的な改革を要求しており、セブン&アイは経営の見直しを実施して事業を継続する方針だという。

 かつては182店舗(16年2月時点)を有したヨーカ堂は、なぜ10年で半減するほどに低迷してしまったのか。取材すると、その理由は「店の2階」にあることが見えてきた。

アパレルの売上減 客は専門店に流れた
 スーパーは大きく、食品を中心に扱う食品スーパーと、雑貨やアパレルもそろえる総合スーパーの2つに分けられる。総合スーパーの業界2位のポジションであるヨーカ堂は、多くの店舗において「1階は食料品、2階は雑貨やアパレル」というスタイルを取ってきた。

 ヨーカ堂に限らず、総合スーパーは減少の一途を辿っている。業界1位のイオンは、自社のアパレルではなくアパレル専門店にテナント貸しする方針を取る。3位のユニーは2018年にドン・キホーテに買収された。

 総合スーパーでアパレルが低調な背景には、アパレル専門店の低価格化がある。消費者は衣料品をスーパーでは買い求めず、低価格化したアパレルの専門店チェーンで購入するようになった。健闘している総合スーパーにはアパレル専門店がテナントとして入る。

 今回の店舗数減は話題になったが、総合スーパーの減少の流れの中で「最後まで残った」のがヨーカ堂だったと専門家は指摘する。

なぜ最後まで残れたのか 
 その理由は立地にあるという。

 「地方の場合は車社会のため、ロードサイド型のイオンモールが多いですが、首都圏は土地がなく、車社会でもないので大きなショッピングモールの数は限られます。

 この首都圏という特殊なマーケットで、駅前の一等地を中心に店舗を構え、年々、縮小しながらも健闘してきたのがイトーヨーカ堂です。14店舗を閉店しても、この立地の良さという優位性を持つ100店舗余りは残る。挽回できる可能性は残されているといえます」(小売・流通アナリストの中井彰人氏)

 “地の利”を生かして食品を売りつつ、自社アパレルの完全撤退で空いた「2階」はテナントとして貸し出し、アパレル専門店に入ってもらう──というのが今後の基本戦略になる。中期経営計画では、自社のアパレルからは完全撤退する方針が示された。

 「セブン&アイHDの売り上げの9割以上を占めるのはセブンイレブンです。その過半数は食品であることからも分かるように、食品の流通業として国内最大級であることは間違いありません。そのセブン&アイが、ヨーカ堂においても食品を残すのは戦略上の統一性があります」

 食品への集中を図るヨーカ堂に、巻き返しの可能性はあるのだろうか。

 「セブン&アイ傘下には、福島発の実力派食品スーパー『ヨークベニマル』が入っています。売り場に強みがあるヨークベニマルの手法をイトーヨーカ堂にも展開すれば、食品スーパーとして続けていく余地は十分にあると考えられます」(中井氏)

ITmedia ビジネスオンライン

4641OS5:2023/03/12(日) 17:18:22
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/813805
イトーヨーカ堂店舗削減、スーパー激戦地の道内も再編加速か 関係者注視
2023年3月9日 21:28(3月9日 23:32更新)
 セブン&アイ・ホールディングス(HD)が9日発表した、傘下のイトーヨーカ堂が運営する総合スーパー「イトーヨーカドー」の店舗削減。対象店舗は明らかにされていないが、道内は同業のイオン北海道や食品スーパーのアークス、コープさっぽろなど競合他社がひしめく激戦地で、ピーク時の半数以下となっている道内店舗がさらに再編される可能性もあり、関係者が注視している。
 イトーヨーカ堂は1975年に帯広に1号店を開店し、道内に進出。札幌のほか道内各地の主要都市に店舗を展開し、ピーク時の2000年代半ばには15店を構えた。しかし、16年に同HDが不採算店の閉店などを盛り込んだ構造改革を発表。恵庭店などが閉店し、現在営業するのは6店舗(一時閉店中を除く)のみとなった。
 総合スーパーを本業としてネットスーパー強化や合理化を進めるイオンと対照的に、コンビニが稼ぎ頭の同HDにとってイトーヨーカ堂への投資の優先度は低く、改革は遅れがち。最も売上高が期待できる食品分野も、道内はアークス、コープさっぽろの激しい攻勢に直面しており、業界内では「超大型店(アリオ札幌店)以外は、採算面で厳しい店舗が残っている」との声がくすぶる。
 同HDはイトーヨーカ堂の合理化策として、祖業の衣料品からの撤退を表明。食品分野に注力し、首都圏では傘下の食品スーパー・ヨーク(東京)の店舗との統合も進める。道内ではダイイチ(帯広)がイトーヨーカ堂と資本・業務提携しており「ダイイチが道内の一部店舗の運営を引き継ぐのではないか」(流通関係者)との見方も出ている。(権藤泉)

4642OS5:2023/03/13(月) 12:40:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/12c572952cf53936adab1013155728d8605f03bc
モルドバで親ロ派数千人デモ 警官隊と衝突、54人拘束
3/13(月) 7:02配信


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時事通信
12日、モルドバの首都キシナウで、親ロシア派野党「ショル」が動員した抗議デモ(AFP時事)

 ウクライナに隣接する旧ソ連構成国モルドバの首都キシナウで12日、親ロシア派野党が数千人の抗議デモを動員し、参加者が警官隊と衝突した。

 モルドバ当局は「ロシアの情報機関がデモを通じ、状況を不安定化させようとしている」と指摘。現地からの報道によると、54人が拘束された。一部はナイフなどを所持していたという。

 サンドゥ大統領は2月、「モルドバ破壊工作」の情報がウクライナから寄せられたと確認し、詳細を公表。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官も今月10日、「ロシアはモルドバ政府を弱体化させようとしており、親ロ派政権の樹立が最終的な目的だ」と警鐘を鳴らした。懸念された事態が現実となった形だ。

 デモ参加者は12日、数十台のバスで組織的にキシナウに集結。警察が通行を阻んだところ、下車して徒歩で中心部へ移動した。ロシアの天然ガス供給削減に伴う苦境を背景に「冬の公共料金3カ月分の無償化」を要求。さらに、欧州連合(EU)加盟路線を加速させる親欧米派のサンドゥ政権退陣と、議会解散・総選挙まで迫った。

4643OS5:2023/03/13(月) 17:19:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/009fd9268c052c9b018713d257e3de1040e3af44
伊藤雅俊さんの「堅実経営」 2坪の洋品店が巨大流通グループに
3/13(月) 13:48配信

毎日新聞
セブン&アイ・ホールディングス名誉会長の伊藤雅俊さん=同社提供

 10日亡くなったイトーヨーカ堂創業者、伊藤雅俊さんは、母や兄と2坪で始めた洋品店を、日本有数の巨大流通グループに育て上げた。1990年代のバブル経済崩壊で競合他社の多くが経営に行き詰まる中、ほぼ無傷で成長を続けられたのは伊藤さんの「堅実経営」のおかげだ。幹部による総会屋への利益供与事件を受け92年に引責辞任したあとも、創業者としてセブン&アイ・ホールディングスに影響力を持ち続けた。


 「不動産や株をやると商売に身が入らなくなる。利益を上げようとしてお客さんへの奉仕を忘れたらダメになります」。バブル絶頂期の90年、伊藤さんは毎日新聞のインタビューにこう語った。利益を本業以外の投資に回す「財テク」がブームだった時代。自らの経営哲学は揺るぐことはなかった。個人消費については「来年(91年)後半には相当ひどくなると見ている」とも。バブル崩壊による消費低迷を「予見」するような「確かな視点」があった。

 60年代初頭に米国のチェーンストアを視察し、大きな刺激を受けた点は、ほかの流通業者と共通している。ただ破竹の勢いだったダイエーが、土地の値上がりを見越して用地を買収し、店舗網を広げていったのとは対照的に、ヨーカ堂は賃貸が基本だった。関東地方中心の出店で、無理に全国に広げようとしなかったのも、何事にも慎重な伊藤さんの性格が表れている。73年、右腕だった鈴木敏文氏が米国のセブン―イレブンを導入しようとした時も「商店街が衰退する中、小型店は日本では成功しない」と反対したという。こうした堅実経営によって、業界切っての高収益体質を作り上げた。

 総会屋事件を受けた92年10月の社長退任会見では「会社は私の分身。社員もまた分身」と言って唇をかんだ。ヨーカ堂は名実ともに「鈴木時代」に突入し、拡大路線が顕著になる。伊藤さんは鈴木氏を信頼し、大株主としてセブン&アイグループを支え続けた。

 だが、2016年、鈴木時代は突然終わった。鈴木氏が提案した人事案について、伊藤さんが反対したことが大きな要因だ。最後までグループ内での影響力は絶大だった。

 ただ、ヨーカ堂はネット販売など競合との競争もあり収益性が悪化。祖業だった衣料品の撤退を迫られるなど厳しい経営環境にあり、伊藤さんの死去が今後の事業再編にも影響を与える可能性がある。

4644とはずがたり:2023/04/16(日) 17:39:27
数年前(恰度熱海の土石流発生の日)日帰り富山の超強行軍の時に見かけたやつや!(うさぎを見た)

「わに」に「うさぎ」に「カンガルー」!? 富山のローカルコンビニ「立山サンダーバード」に更なるクセ強おにぎりが爆誕していた
https://j-town.net/2023/04/11344786.html
福田 週人
2023.04.11 08:00

「立山サンダーバード」をご存じだろうか。富山県立山町にあるローカルコンビニで、一風変わった具材のサンドイッチやおにぎりを販売する店として、SNSでたびたび話題になっている。

そんな同店でまたもや珍しいおにぎりが発見された。ツイッター上で注目が集めたのは、以下の三種である。
「わに」、「カンガルー」、「うさぎ」......(画像はなつめ@sauntmさんのツイートより)

4645OS5:2023/05/02(火) 00:07:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf1668f9f3088e2334528dc57574640f0fd7d3d4
高島屋と南海電鉄、ビル賃料巡りバトル…減額か増額か「コロナ禍で業績悪化」「回復傾向だ」
5/1(月) 14:04配信
 大阪・ミナミの「高島屋大阪店」の賃料を巡って、高島屋と、ビルを所有する南海電鉄が対立し、訴訟に発展する事態となっている。インバウンド(訪日外国人客)需要を背景に南海から賃料の値上げを求められてきた高島屋は昨年、コロナ禍による業績悪化を理由に値下げを求めて提訴。南海は「回復傾向だ」と反論し、言い分は平行線をたどっている。


3度の調停
 高島屋大阪店は1932年、大阪市中央区の南海難波駅に直結する南海ビルに全面開業。大阪を代表する老舗百貨店の一つで、現在は同ビルを含む3棟計7万平方メートルを南海から借りている。

(写真:読売新聞)

 訴状などによると、賃料を巡る両者の対立は、2016年に遡る。

 賃料は2年ごとに見直す契約になっているが、04年以降はほぼ据え置かれていた。しかし、南海は16年、周辺地価の上昇を理由に高島屋に増額を要請。大阪簡裁での調停を経て、約500万円増の月約3億6400万円に見直された。さらに南海は2年後の18年、訪日客需要による大阪店の売り上げ増を理由に増額を要求した。高島屋は拒否し、2度目の調停に移行した。

 調停中の20年、コロナ禍となり、訪日客需要は消失。こうした状況を受け、同年10月に成立した調停は18年以降の賃料を約1000万円増の月約3億7400万円とし、高島屋側が過去2年分を遡って支払う一方、同月以降の2年間は従来通り月約3億6400万円に据え置く形で合意した。南海が高島屋に営業支援金を支払う内容も盛り込まれた。

 対立は終わったかに見えたが、コロナ禍が長引き、賃料が据え置かれる期限が迫る中、今度は高島屋が南海に対して減額を要請した。南海は拒否し、3度目の調停に移行したが、不調となり、22年7月、高島屋が南海を相手取り、正式な裁判を起こした。

「経済事情の変動」か
 訴状によると、高島屋は22年1月以降の月額賃料は、2000万円減の約3億4400万円であることの確認を求めている。

 争点は、コロナ禍の影響と、それが賃料の減額理由となるかどうかだ。

 借地借家法は、経済事情の変動などで賃料が周辺の物件と比較して不相当となった場合、貸主や借り主は増額や減額を請求できると定めている。

 高島屋側は、大阪店の売上高に占める賃料の割合が20年度、コロナ禍により過去20年間で最高水準になり、経営への影響は深刻だと主張。20年10月の合意については「当時は回復の兆しが見え始めていたが、コロナの影響は想定をはるかに超えていた」と強調している。

 これに対し、南海側は答弁書で、高島屋の要求は20年10月の合意に反すると主張。コロナ禍からの正常化が進む中、借地借家法が定める「経済事情の変動」は存在しないとし、請求棄却を求めている。また、訴訟とは別に高島屋に対し、賃料の増額を求める通知を出したという。

 大阪店の売上高は21年2月期に前期比35%減の969億円に落ち込み、22年2月期に1092億円に回復したが、コロナ禍前の7割程度。23年2月期は1319億円に持ち直したが、なおコロナ禍前を下回る水準だ。

 大阪店近くの「中央区難波3」の23年1月時点の公示地価は1平方メートルあたり762万円で、3年ぶりに上昇したが、コロナ禍前の8割程度にとどまっている。

 取材に対し、高島屋は「訴訟の有無も含めてコメントは差し控える」と回答。南海は「裁判は事実だが、係争中のため、詳細は差し控える」としている。

御堂筋拡張を機に入居
 大手百貨店は、自社や系列会社のビルに入居するケースも多い。高島屋が南海の駅ビルに賃貸で入居した経緯には、大阪市の都市開発の歴史が関係している。

 高島屋の社史によると、同社は1922年から大阪市の当時のメインストリートだった堺筋の自社ビルで長堀店を営業していた。しかし、24年に市が御堂筋拡張計画を公表し、メインストリートが御堂筋に移ることになった。集客への影響が懸念される中、高島屋は、南海が難波駅にビルを建設し、同業他社が交渉を始めているとの話を入手した。

 大阪の南の玄関口にライバル店が出店すれば、影響は重大――。役員らは「万難を排して南海ビルを賃借するべきだ」と決断し、政財界の有力者にも働きかけて賃借が実現したという。

4646OS5:2023/06/13(火) 21:29:36

https://news.yahoo.co.jp/articles/bad4920021fa46a4153be6c99df5518a0c1be24e
一畑百貨店が閉店へ 島根県も百貨店空白県に 2024年1月14日
6/13(火) 19:03配信

山陰中央新報
2024年1月14日に営業終了し、閉店することが決まった一畑百貨店=松江市朝日町

 島根県内唯一の百貨店・一畑百貨店(松江市朝日町)は13日、2024年1月14日に営業終了し、閉店すると発表した。

【写真特集】来年1月に閉店する、一畑百貨店のこれまで

 同店は1958年10月に、松江市殿町でオープン。98年4月に松江市朝日町の現在地に移転した。近年は大型店の出店やインターネット通販の台頭などで経営が悪化した。売上高は2002年2月期の108億円から、23年3月期の43億円へ減少。14年度以降は赤字決算が続き、今後の経営改善は見込めないと判断した。

 従業員118人は一部を除いて24年1月末で解雇し、親会社の一畑電気鉄道(同市中原町)がグループ他社などへの再就職を支援する。

4647OS5:2023/06/14(水) 11:38:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/812e68933fa81b2ecf58d1a1898f3edc2f2db00c
一畑百貨店 テナント集まらず改装を断念、営業終了へ
6/14(水) 11:26配信

山陰中央新報
2024年1月14日に営業終了し、閉店することが決まった一畑百貨店=松江市朝日町

 閉店を決めた一畑百貨店は水面下で、来年夏のリニューアルオープンを目指していた。しかし、新型コロナウイルス禍などで計画したテナントの誘致が不調に終わり、黒字化のめどが立たず幕引きを決めた。


 半世紀以上の歴史を重ねてきた島根県内唯一の百貨店。経営に陰りが見え始めたのは、直線距離で約450メートル離れた大型スーパーが増床オープンし、出雲市内に売り場面積約3万6千平方メートルの県内最大級の店舗が開店した2008年ごろ。競合店の台頭に、人口減少に伴うマーケットの縮小が重なり経営を圧迫した。

 出雲大社の平成の大遷宮で76億円を売り上げた13年を最後に、14年以降は9期連続で赤字に陥った。

 ここ数年はコロナの打撃を受けたアパレル業界で、老舗メーカーの経営破綻や大手ブランドの店舗網縮小が続出。一畑でも大手のオンワード系列など婦人、紳士服の計8ブランドが短期間に撤退し、稼ぎ頭の衣料品が低迷した。 

 反転攻勢のリニューアルオープンに向け、22年から準備に着手。店舗の新陳代謝を図るため、不採算の15店を閉じ、若い世代も取り込める都会地のテナント誘致などを急いだ。衣類をはじめ、飲食、電気小売など120社に働きかけたが、商圏の小ささやコロナによる先行き不透明感を理由に難航。結局、1店の誘致も実っていない。

 「新たなテナントが入らない中で、黒字化は難しい」。22年度決算がまとまった4月、経営陣は閉店に向けた協議を本格的に始め、5月19日にあった親会社一畑電気鉄道の取締役会で決議した。

 百貨店業界は全国的に苦境にある。日本百貨店協会によると、店舗数はピーク時1999年の311店から4割減の181店。3店が立地する鳥取県でも、2店が運営会社の事業譲渡や地元企業の資本投入で生き残りを図る。

 一畑百貨店を取り巻く環境は58年の開店当初から大きく変わった。地域の高齢化につれ、中心顧客の年齢は60〜70代に上昇。経営幹部は「15年前に調査した時は55歳だった。販売員と一緒に歳を取った」とつぶやいた。商環境が大きく変化していく中で、経営を時代に適合させるのは容易ではなかった。

4648OS5:2023/06/14(水) 11:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/23d60bc790568a461dab81047eb456be5d4b270d
百貨店閉店ドミノ 中国地方、昨年以降閉店4店に、百貨店ない「空白県」も
6/14(水) 8:56配信


中国新聞デジタル
一畑百貨店

 全国の地方都市で続く百貨店の閉店ドミノが山陰地方にも及んだ。一畑百貨店(島根県松江市)が13日、来年1月14日での閉店を発表し、中国地方に百貨店のない「空白県」が生じる。人口減少に加え、郊外の大型店やインターネット通販の台頭など、強まる逆風に新型コロナウイルス禍が打撃となった。上質な品ぞろえで存在感を示してきた百貨店を維持するのは、各社とも年々厳しくなっている。

【図】中国地方の百貨店の閉店

 JR松江駅前に計7フロアの売り場を構える一畑百貨店。営業断念は、百貨店同士の競合がない県都の駅前でも、事業を維持できなくなった現実を物語る。

 中国地方の百貨店の閉店は、今夏に新館を閉じるそごう広島店(広島市中区)を含め、昨年以降だけで4店に上る。郊外のショッピングセンター(SC)を選ぶ家族連れが多いことに加え、コロナ禍が集客力の低下に追い打ちをかけた。

 百貨店の客は中高年が多く、人口減少が進む地域ほど経営環境は厳しい。中国四国百貨店協会によると、2022年の中国地方の百貨店売上高は1963億400万円と、コロナ禍が本格化する前の19年より19・1%減った。一畑百貨店の22年の売上高は52億1600万円で、19年と比べマイナス31・8%と減り幅は大きい。コロナ禍は落ち着いたものの、売上高を伸ばせるかどうかは不透明だった。

 昨年6月に25年間の営業に幕を下ろした天満屋緑井店(広島市安佐南区)は、閉店直前の売上高はピーク時の半分に低下。営業赤字が続いていたという。来年1月に閉店する尾道福屋(尾道市)も理由の一つにコロナ禍を挙げた。

 中国地方で小売店を展開する会社からは「SCは質の高いブランド品から普段使いの商品まで、幅広く取りそろえている。上質さが求められる百貨店では、柔軟な店づくりが難しい面もあるだろう」と推し量る声が上がる。

 こうした中で、広島三越(広島市中区)は、従業員が顧客の元を訪れる外商のエリアを24年度以降に拡大する方針。福屋広島駅前店(南区)は9月に営業フロアを減らし、売り場を凝縮する。さらなる人口減社会の到来を前に、営業を続ける各店にも打開策が求められている。

中国新聞社

4649OS5:2023/06/14(水) 18:11:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/a462a520e8a188a828ade0eb2054fd74a3a81498
長崎県内ブライダル業界 回復の兆し コロナ禍経て式のスタイルは多様化へ 記念写真だけも人気
6/14(水) 11:00配信


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長崎新聞
甲斐さん夫妻(中央の2人)は料理でのもてなしを大切にした=長崎市秋月町、ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート(甲斐さん提供)

 新型コロナウイルスの影響により苦境に立たされていたブライダル業界で、回復の兆しが見えてきた。ただ、コロナ禍を経て式のスタイルは多様化。招待客の人数を抑えて、料理や演出を重視する傾向が強まっている。式を挙げずに記念写真だけを残すフォトウエディングも人気だ。
 関連企業などでつくる「ながさきウエディング協議会」によると、2018年に3240組だった長崎県内の婚礼施行組数は20年に947組へと激減。22年は6割程度の1882組にまで戻った。
 大村市在住の甲斐雅也さん(22)と月奏さん(22)夫妻は先月、ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート(長崎市秋月町)で式を挙げた。披露宴会場で長崎和牛を調理する「ライブキッチン」を10万円で追加。月奏さんは「規模を縮小した分、料理で少しでもおもてなしをしたかった」と話す。
 同式場の担当者によると、施行組数はコロナ禍前の8割程度まで回復したが、1組当たりの招待客数は減り、90人程度が相場に。感染症対策でコンパクト化が現在も続いている。
 平安閣サンプリエール(同市元船町)でも招待客数が少なくなった。その半面、1人当たりの料理単価は上昇した。
 コロナ禍の21年に開業したヒルトン長崎(同市尾上町)は今年に入り予約が急増。年内の土日はほぼ埋まっている。最近はキャンドルサービスより、全員参加型の「ドレス色当てクイズ」「BGM当てゲーム」が人気という。担当者は「職場の人を招かないアットホームな式も増えている。定番にとらわれず会場一体となって楽しめる演出が多い」と話す。
 新たな市場を開拓した例も。ブライダルポケット(大村市協和町)は引き出物や招待状の販売が中心だったが、コロナ禍で売り上げが低迷。22年に本格的にフォトウエディング事業に転換した。キャンピングカー内でヘアメイクや着付けを行い、各地の撮影スポットを巡るプランを用意。衣装も約150着そろえた。すると同年の利用は81組と前年の約4倍に増えた。長崎市内で撮影をした尾上茂さん(23)、秋さん(23)夫妻は「車内で準備をして、撮影場所に直行できるのが魅力的」と話した。
 リクルートの全国調査によると、19年の披露宴や挙式などのウエディングパーティー実施率は結婚した人のうち73%だったが、22年は60%に減少。一方、写真撮影のみは5%から約13%に伸びた。
 ブライダルポケットの帶屋充人代表は「今後もフォトウエディングの需要が増える」と見込み、長崎県外への店f舗拡大も視野に入れる。

4650OS5:2023/06/16(金) 10:57:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/943e23ec8d7a8c14169832f8e79f5cbd7b6b2293
「未就学児は入店できません」子連れ客”お断り”に戸惑い 多様な客層でトラブル…飲食店側にも悩み
6/16(金) 10:20配信

西日本新聞
福岡市内のもつ鍋店で提供されているもつ鍋(記事中の店とは関係ありません)

 「子ども連れで水炊き店に行こうとしたら、断られました」。福岡市の男性から、こんな声が西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられた。同市などにある水炊きやもつ鍋の合計8店に聞くと、多くが子ども連れ可能だった一方、多様な客層の受け入れに悩みもあった。「店側がしっかり考え方を伝えること」。専門家はトラブルを回避する基本をこう強調する。

【図表】子連れに配慮した施設や催しの例

 男性は5月、遠方から訪れた両親をもてなすため、福岡市内の老舗水炊き店を予約しようと電話した。子ども連れと告げると「小学生以上は大丈夫ですが、未就学児は入店できません」と言われて諦めた。

 店によると、過去に接待で利用した客が子ども連れ客にクレームを言うなどのトラブルが数件起きたのが、制限のきっかけだった。

 店内には仕切りがあるだけで、声は周囲に届きやすい。「子ども連れのお客さまに不愉快な思いをさせると、それはそれで申し訳ない…」と担当者。「こういう対応、うちだけでしょうか。他店の対応も知りたいのですが」。店側からも取材依頼を受けた。

    ◆   ◆

 同市博多区の水炊き店「新三浦」博多本店は個室が充実し、法事や祝い事といった家族利用が多く、年齢問わず入店できる。接待席の隣には、子ども連れ客を通さないようにし、子ども用の食器や椅子も用意する。投稿のあった店以外の7店は子ども連れ客を受け入れていた。九州内外で展開する「もつ鍋 おおやま」なども受け入れに積極的だ。

 7店の一つ、福岡県内で複数のもつ鍋店を経営する会社は、店舗ごとで対応が違う。「大人の空間」をコンセプトにした店舗は高校生未満はお断り。観光客の多い地域の店舗は利用できる。以前はそこも「子ども不可」だったが、「お断りするのが悲しい」と従業員が申し出て、今では家族客でにぎわっている。

 「騒ぐ子どもを注意しない保護者もいて、困っている」と明かす店もある。「あらゆる客層を十分に満足させるのは簡単ではない。入店拒否の判断は理解できる」と付け加えた。

    ◆   ◆

 「店側がコミュニケーションを取り、ギャップを埋めていくことが重要だ」。飲食店事情に詳しいグルメジャーナリスト、東龍(とうりゅう)さんはこう指摘する。

 雰囲気づくりや客単価を理由に子ども連れ客を断るのは店の判断であり、正解はない。ただ、予約や確認なしの利用が多い日本では、入店後に店側のスタンスが分かる例も少なくない。

 中には時間帯や曜日、個室などに限定して子ども連れ客を受け入れるようにし、好評を得ている高級レストランも増えているという。東龍さんは「注文数や滞在時間などの条件を満たせば子どもも可といったルールを、店頭やホームページで明示することが有効」と語った。

西日本新聞社

4651OS5:2023/07/02(日) 21:23:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d7b9e28b9993a9c70308293a61693ea4cd995d
そごう・西武の労組、ストライキ検討へ 大規模百貨店では異例
7/2(日) 18:35配信

毎日新聞
東京・池袋の玄関口にある「西武池袋本店」=東京都豊島区で2023年4月17日午後3時、宇田川恵撮影

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の百貨店大手「そごう・西武」の売却計画を巡り、雇用の維持や事業の継続について具体的な説明がないのは不当だとして、従業員の8割が加盟する「そごう・西武労働組合」(寺岡泰博委員長)がストライキ権を確立して会社側に説明を求める方針を決めた。労働組合は3日、スト権確立の是非を問う投票の実施を組合員に告示する。スト権の確立を経てストが実施された場合、各店舗の営業に大きく影響する可能性がある。全国10店舗を展開する百貨店を舞台とするストは異例。

 大規模百貨店におけるストライキは、三越百貨店の48時間スト(1951年12月)が国内初とされる。岩田屋(福岡市、現・岩田屋三越)で57年春に50日超に及んだ例もあるが、それ以来とみられる。労働組合によると、そごう・西武の従業員は全国10店舗で約5000人おり、うち組合員は約4000人に上る。

 セブン&アイは2022年11月、米ファンドのフォートレス・インベストメント・グループにそごう・西武を売却する契約を結んだ。売却額は2000億円程度とみられ、23年2月の売却が予定されていた。だが、テナントの構成などを巡る話し合いが長引いて売却は2度延期され、現在は売却期限が示されていない。

 労働組合によると、従業員の雇用や事業の継承について、そごう・西武の運営会社は具体的な説明をせず、セブン&アイは「守秘義務がある」としているという。組合が求める団体交渉について、セブン&アイは「(従業員の)使用者ではないので応じられない」との立場を取る。

 組合側には、昨年11月の正式発表に合わせて売却先の社名と家電量販大手のヨドバシHDと連携することが伝えられただけという。

 こうしたことから、労働組合の執行部はスト権をてこにして、会社側に情報の開示を迫る戦略を検討。6月23日にあった組合の臨時中央大会で、スト権確立のため全員投票を実施する方針が提起され、この方針は全員一致で可決された。組合員には7月3日の告示で、投票を9〜22日に実施し、結果を25日に明らかにすることが伝えられる。

 スト権は組合員の過半数の賛成で確立する。関係者によると、スト権の確立は必至の情勢で、組合執行部はより多くの組合員の賛意を得てスト権を確立したい考えだ。寺岡委員長は「経営陣にプレッシャーを与え、具体的な情報を明らかにさせたい」と説明する。

 具体的なスト戦術は今後決定していく。組合によると、各店舗のテナントに派遣されている他の企業の従業員や出入りのバイヤーらといった関連する労働者は約3万5000人に上り、全国有数の売上高を誇る西武池袋本店(東京都豊島区)だけで約1万人に達する。スト戦術の内容によっては、こうした人たちに影響が及ぶことも考えられる。

 寺岡委員長は「ストを打ちたいわけではないが(売却計画は)従業員のみならず関連社員やお客様、地域の方々などさまざまな方面に影響が及ぶ。労働組合として説明を求め、役割を果たしたい」と話した。

 そごう・西武の売却計画を巡っては、こうした動きとは別に、セブン&アイの株主でもあるそごう・西武の従業員とOBが米投資ファンドへの売却の差し止めなどを求める株主代表訴訟を東京地裁に起こしている。【東海林智】

4652OS5:2023/07/07(金) 17:54:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/84976cd4330a370300c2eaf52971d88de5aef791
「次回1個無料」もう限界…コンビニに迫られる集客策の見直し
7/7(金) 15:10配信
大手コンビニエンスストアが行っている、商品を1個買うと次回1個無料の引換券付きレシートが出てくるキャンペーンが転換点を迎えている。購入客は1個分の支払いで2個を手に入れることになり「お得」を感じられるため好評だが、実質的に経費を負担する食品メーカーからは「原材料価格高騰の中では厳しい」などの声が上がり、見直す動きが出始めた。(丸山美和)


キャンペーンは飲料や菓子、加工食品などを対象に2018年頃始まった。コロナ禍で在宅時間が長くなり、自宅近くのコンビニを利用する人が増えたことで、キャンペーンの利用者が増えた。1個目と同じメーカーの別の新商品などがキャンペーン対象になることが多い。例えば500ミリリットルサイズの水の購入で、1リットル近いスポーツ飲料がもらえるなどの内容だ。

コンビニにとっては客が再び来店するきっかけとなり、キャンペーン対象品以外の商品も購入する「ついで買い」につながる。1個分の収益で2個を納品するメーカーは損をするように見えるが、商品がキャンペーン対象になることで客の認知度向上が期待できる。キャンペーン後、あらためて購入される可能性も高まる。店舗数が2万店前後の大手コンビニが実施することで受けるメリットは大きい。

こうしたキャンペーンは客、コンビニ、メーカーの「三方よし」に見える。だが現在、あるコンビニは「『無料でもらえないなら買わない』といったお客さまも出始めている」といい「結果として新商品の価値を下げている」と指摘する。

ある大手食品メーカーからは「1個分の収益で2個目を無償提供する負担は大きく、こうしたやり方が認知度向上やブランド育成に本当につながっているのか」と疑問視する声が上がる。さらに、別の大手食品メーカーは「これまでは(2個目無料で)価格を安くして買ってもらう戦略を取ってきたが、今後はそこにかけていた費用をブランド力を上げるために投じる計画」と明かす。

このように戦略を転換する食品メーカーの動きが加速する可能性はあるものの、これらのキャンペーンが一気に終了することはなさそうだ。メーカーのナショナルブランド(NB)ではなく、コンビニのプライベートブランド(PB)もキャンペーン対象になるからだ。すでに実施したコンビニ担当者は「PBで大きな反響があった」と説明する。別のコンビニ担当者は「メーカーの考えもわかる。メーカーとも協力して、三方よしとなるような新たなキャンペーンを企画していきたい」考えだ。

4653OS5:2023/07/18(火) 11:22:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b573e98014e9b51d63bc5045065016c732be5c0
1階主要部出店せず 西武池袋へ、地元反発に配慮 ヨドバシ
7/18(火) 9:52配信

時事通信
百貨店・西武池袋本店=東京都豊島区

 セブン&アイ・ホールディングス傘下の百貨店そごう・西武の売却計画を巡り、出店を計画しているヨドバシホールディングスが、西武池袋本店(東京都豊島区)1階の主要部分と地下1階への出店を取りやめる方向で最終調整に入ったことが18日、分かった。

 地域のブランドイメージ低下を懸念する地元自治体への配慮からで、難航していた売却協議が決着に近づく可能性がある。

 池袋本店はターミナル駅に直結し、国内有数の売上高を誇る旗艦店。セブン&アイが、地元豊島区や、地権者の西武ホールディングスなどを対象に週内にも開く説明会で新たな計画が示される見通しだ。

 百貨店の顔とも言える1階には、海外高級ブランドといった店全体の雰囲気をイメージさせるテナントが入るのが通例。ヨドバシは1階を含むフロアへの出店を計画していたが、豊島区は「まちのにぎわいにも大きな影響がある」と訴え、地元商店街なども反発を強めていた。

4654OS5:2023/07/19(水) 08:20:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2b43abeac24370142a03b2f0ac534f3317040e1
そごう・西武、売却前進も 池袋店低層部、ヨドバシ断念
7/19(水) 7:15配信


時事通信
西武池袋本店=4日、東京都豊島区

 セブン&アイ・ホールディングス傘下の百貨店そごう・西武の売却手続きが前進する可能性が出てきた。

 ヨドバシホールディングスが西武池袋本店(東京都豊島区)1階主要部分など低層部への出店を断念する方向で最終調整に入り、譲歩する姿勢を見せようとしているためだ。この改装案に豊島区やそごう・西武労働組合などの賛同を得られるかが今後の焦点となる。

 セブン&アイは昨年11月、ヨドバシと連携する米ファンドにそごう・西武を売却することを決定した。しかし、旗艦店へのヨドバシ出店に豊島区や労組の反対は根強く、売却時期は2度延期され決着が見通せない状況が続いている。

 豊島区や商店街が反発するのは、地域のシンボルとされる百貨店の1階部分から海外高級ブランドが撤退し、主立った売り場が家電量販店になれば、「街のにぎわいにも大きな影響がある」(高際みゆき区長)と考えるからだ。労組は雇用維持に不安を抱いており、情報開示を求めてストライキを検討している。

 ヨドバシはこうした懸念に配慮し、1階の主要部分のほか、駅の乗降客が流れ込む地下1階への入居も断念する意向だ。周辺はビックカメラやヤマダデンキの大型店がひしめく激戦区で、譲歩してでもターミナル駅直結という好立地を得たい考えとみられる。

 セブン&アイは、この案を週内にも関係者に説明する予定だ。しかし、そごう・西武関係者からは「この程度の変更では不十分」との声も聞かれ、受け入れられるかどうか予断を許さない。

4655OS5:2023/07/20(木) 07:52:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2bd7dd8b205b87f662e74869df38d126943fef2
日本人は「口うるさい客」 世界のマーケットで進む“日本外し”の動き
7/19(水) 15:20配信

ニッポン放送
辛坊治郎がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』。7月18日(火)の放送に経営評論家の坂口孝則がゲスト出演。ある事が理由で世界のマーケットで進む、“日本外し”の動きに警鐘を鳴らした。



メーカーなど企業の部品調達や購買業務のコンサルタントも担う経営評論家の坂口。18日の放送で坂口は、最近「抜港」という「日本の港に寄ってくれない外国船」が増えてきたと問題提起した。

坂口は「中国からアメリカに行くときに、これまでは日本に寄っていたが、ぶっちゃけ日本儲からないから、日本を外しちゃって韓国とか違うところに寄って、アメリカに行こうみたいな動きがすごくある」と述べ、その原因のひとつに日本人の「杓子定規さ」を指摘する声が多いと明かした。

坂口が聞いて驚いた話として、東日本大震災の際にとある被災地に建てられた仮設住宅をめぐって、最終確認の段階で「釘の色が1本違う」という理由で「全部、作り直せ」と言われたというエピソードを披露。「ものすごい緊急事態にも関わらず、日本って同じものをずっと作り続けて、生産し続けよう」とする性質があると述べた。

ほかにも「レーズンパンでも、世界の中でレーズンのへたというか細かい黒い線があるんですが、あれを取らないと消費者に売っていない国って日本だけ」と語り、「こんなことやらせているのに、供給難とか笑わせますね」と取引先に言われたと言及。世界では「すごく口うるさいような消費者として日本人は映っている」と明かした。

日本独特の規格の細かさや融通の効かない慣習があっても、これまでは高く買い取る“上客”だったが、今では様々な分野で「買い負ける」ことが増えており、海外勢からすると日本は“避けたい面倒な客”になりつつあるという。

坂口は、今後も世界で生き残っていくには「企業と消費者、両方が考えるべきタイミング」だと警鐘を鳴らした。

4656OS5:2023/07/27(木) 07:47:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/3956d3d9c92d3c8a2cf3efe1268515f42d8c9fa8
広島の江波・新天地の2商店街組合が解散 牛田も活動休止 加盟店減り運営困難に
7/27(木) 7:09配信

中国新聞デジタル
ほおずき祭りの会場となり、ほおずき通りの愛称が付けられた牛田商店街の市道(広島市東区)

 広島市中区の江波商店街振興組合と広島新天地商店街協同組合が今春までに解散し、東区の牛田商店街振興組合が活動を休止していることが26日、分かった。高齢化や大型店との競争で加盟店が減り、運営が困難になった。収益源のイベントが新型コロナウイルス禍で制限されたことも引き金になった。個々の店の営業は続くが、祭りなどの存続は難しくなっている。

 江波商店街振興組合は3月に解散した。1994年の設立当初は約150店が組合に入っていたが、直近は約30店に減り、運営資金となる組合費が十分に集まらない状況が続いていた。商店主が本業の知識や技術を教える市民講座なども催していたが、コロナ禍でイベントを開けなくなったのも要因という。

 牛田商店街振興組合は3月で活動を休止し、2年後の解散に向けて準備を進めている。93年に約170店で設立し、現在は約40店。94年に始まり、収益源の一つになっていた夏の恒例行事「ほおずき祭り」もコロナ禍で2020年から開けず、赤字が続いていた。

 広島新天地商店街協同組合の登記簿によると、10年に設立したが、22年9月の総会で解散を決議し、同年10月に解散した。

中国新聞社

4657とはずがたり:2023/07/27(木) 15:14:03
神戸の「トーホーストア」、岐阜のスーパー大手「バロー」へ譲渡検討 事業の「一部または全部」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b29f7e697ac8129ab4b1c689684a46d4b136f58d
7/26(水) 20:56配信
神戸新聞NEXT

バローホールディングスへの譲渡検討が始まった「トーホーストア」の店舗=神戸市長田区長楽町4)

 業務用食品卸のトーホー(神戸市東灘区)は26日、子会社が運営する食品スーパー「トーホーストア」について、岐阜県のスーパー大手「バローホールディングス(HD)」に事業譲渡する検討を始めたと発表した。事業の「一部または全部」とし、今後、店舗数や人員など譲渡範囲を協議する。

【写真】バローホールディングス(HD)が展開するスーパー「バロー」の店舗

 トーホーストアは兵庫県内に34店舗ある。トーホーは昨年11月、スーパーのコノミヤ(大阪市)に事業譲渡する方向で基本合意したが、条件面で折り合わず、今年6月に交渉を断念。新たな譲渡先を探していた。

 バローHDとトーホーストアは2015年に資本業務提携し、バローのプライベートブランド商品をトーホーストアで扱うなど、以前からつながりがあった。しかし、トーホーとコノミヤの協議が始まったのに伴い、今年3月に提携を解消していた。

 コノミヤとの破談を受け、同HDがストア事業の譲り受けについて協議の意向を表明した。

 同HDは東証プライム上場で、中部地方を中心に「バロー」をはじめとする複数の食品スーパーや、ドラッグストア、スポーツクラブ「アクトス」など、計1300店舗超を展開している。23年3月期の連結売上高は約7600億円で、スーパー事業の「関西強化」を掲げる。(広岡磨璃)

4658OS5:2023/08/02(水) 15:23:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/43a817fe6fa6381bd09a88f321c07439923826a6
「5000円で7500円分飲食」の食事券、4分の1売れ残り 県の誤算
8/2(水) 14:45配信

毎日新聞
プレミアム食事券利用期間中に閉店した「マクドナルド徳島住吉店」の敷地に掲げられた案内には、食事券への対応を説明した箇所も=徳島市住吉6で2022年11月14日午前10時12分、植松晃一撮影

 5000円で7500円分の飲食ができると聞けば、左党ならずとも、じっとしていられない話だ。徳島県は、1冊5000円で500円券が15枚(7500円相当)付いた「とくしまグルメ プレミアム食事券」を2022年度に発行した。お得感から即完売となっても不思議ではなかったが、発行した40万冊のうち4分の1が売れ残った。苦戦したのはなぜなのか。【植松晃一】


 ◇販売は75・7%

 食事券の発行は、新型コロナウイルス禍で売り上げ減に苦しむ飲食店の経営を後押しするのが目的だった。県民は1冊5000円で購入し、差額の2500円分は県が補助する仕組み。運転資金にもなる現金を飲食店が早く得られるよう、県民が購入申込時に利用店舗を決め、当該店舗で直接食事券を購入する「店舗指定型」の手法を取った。

 しかし、県商工政策課によると、40万冊のうち購入されたのは30万2988冊(75・7%)で、4分の1が売れ残り、23年1月末に事業を終えた。

 ◇迷走した方針

 食事券は当初、22年7月に1人5冊まで申し込みを受け付け、県民は8月1日〜9月16日に予約券を店舗へ持参して食事券を購入し、12月末までに使うという方針だった。

 ところが、まず申し込みが伸び悩んだ。事業者支援に力点を置いたこともあり、特定の店舗しか使えない上、対象店舗が閉店、廃業した場合の返金はできず「紙くず」となる不安も指摘された。

 結局、期限までの申し込みは発行数の半分以下である19万冊台にとどまった。このため県は同年7月下旬、1人5冊の上限を撤廃し、申し込み期限も11月末に延ばして再募集。販売期限も利用期限と同じ12月末まで延長した。

 再募集の結果、同年9月には申し込みが約40万冊分に達した。しかし今度は、予約券を発送しても食事券の購入が伸び悩んだ。新年会でも使えるよう、年末だった利用期限をさらに23年1月末まで延長したが、完売には至らなかった。店舗で飲食した際に食事券を買ってその場で支払いに使うこともほとんどの期間で可能となり、当初の事業の趣旨も変質した。

 ◇切り離し無効

 県の担当者は購入率低迷の原因について、昨夏のお盆時期や年末年始に新型コロナの感染が拡大したことなどを挙げる。だが、県は食事券冊子の裏表紙に店舗名を記載するよう店側に指示。購入者には冊子のまま店に持参するよう求め、事前に切り離した場合は無効とした。購入店以外での食事券使用を防ぐためだが、この使い方は募集当初のリーフレットには記載されていなかった。県民には「一方的改悪」と映り、購入をためらう一因となった。かつて国の事業で実施された「GoToイート」キャンペーンでは、家族や知人間で券を融通して使うのも可能だっただけに、県の食事券は使い勝手の悪さが際立った。

 ◇対象10店舗が閉店

 食事券の利用開始から2カ月後の22年10月に「マクドナルド徳島住吉店」(徳島市)が閉店するなど、23年1月末までの期間中に営業を停止した飲食店は約10店に上る。県商工政策課によると、販売済み食事券の扱いについて県に相談してきた店には返金を勧めた。担当者は「(購入者からの)クレームなどはなかった」と説明する。一方、マクドナルド徳島住吉店は市内を含む系列店舗で食事券を使えるよう対応したが、「近隣」とは言い難い店舗もあり、困惑する購入者もいた。

 食事券を巡り、次々に露呈した使い勝手の悪さ。コロナ禍で苦しむ飲食店の事業継続を後押しするという県の姿勢は否定しないが、消費者である県民が置き去りにされた感は否めない。

4659OS5:2023/08/29(火) 08:56:06
https://www.asahi.com/articles/ASR8X5DBDR8XULFA00X.html?iref=com_rnavi_arank_nr03
そごう・西武労組がストライキ通知 実行なら大手百貨店で60年ぶり
片田貴也2023年8月28日 20時29分

西武池袋本店=2023年7月10日、東京都豊島区、益田暢子撮影

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 大手百貨店そごう・西武の労働組合は28日、ストライキを31日に行うと会社側に通知したと明らかにした。親会社のセブン&アイ・ホールディングス(HD)は米投資ファンドへのそごう・西武の売却実行を31日に正式に決議したい意向。労組はこの日に決議を強行するならストライキを実行する。

そごう・西武、売却めぐり地元説明会 「1回聞いて納得、はない」
 ストを通知したのは本店の池袋店(東京都豊島区)。スト決行した場合、社員のほかにも取引先の販売員などがいるため、店舗の営業がどうなるかはまだわからない。流通・サービスの労組で作る産業別組織UAゼンセンによると、大手百貨店でのストライキは1962年の阪神百貨店以来約60年ぶり。

 セブン&アイは昨年11月に米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループとそごう・西武の売却契約を結び、今年2月に売却を実行する予定だった。しかし西武池袋本店の低層階に家電量販大手ヨドバシHDが出店する意向であることを受け、雇用維持を求める労働組合や、街の顔が変わることを懸念する地元や地権者らとの調整が難航し、延期になっていた。

労組の寺岡委員長「スト回避へ努力」
 そごう・西武労組の寺岡泰博・中央執行委員長の会見での主なやりとりは以下の通り。

 ――ストライキはどのように実施するか。

 「西武池袋本店のみで考えている。同店の従業員900人ほどが対象。(ストを実行した場合でも)本部社員や他店舗から応援があれば、営業はできるかもしれないが、混乱は避けられないと思う。店舗を営業するのかどうかは、経営側の判断だ」

 ――ストを実行するのかどうかについて、どう判断するか。

 「可能な限り、取引先やお客さまに迷惑がかからないよう判断していきたい。組合員がいないなかで休業するか営業するか、(経営側が)判断できるタイミングで、ギリギリの交渉を最後までしていきたい」

 ――スト回避の条件は。

 「(31日とみられている)売却の決議を(セブン&アイが)しないことが確認されれば回避する」

 ――会社側との交渉でどのようなやりとりがあったか。

 「今後、雇用が守られるのかが中心議題だ。今月に入ってからようやく情報が開示されるようになった。まだまだ納得できる状態には至っていない」

 「31日には売却に向けた決議が行われるのではないかとの疑念が晴れない。(売却に慎重だった)そごう・西武の前社長の解任劇や(セブン&アイ側に立つとみられる)取締役の新たな選定など、矢継ぎ早に売却を進めていこうという前のめり感がある」

 ――スト通知に、セブン&アイ側はどんな反応だったか。

 「誠実に協議を続けていきたい意向があるという申し出はあった。お客さま、取引先、従業員らに今後どういうことが起こるのかについてもよく考えていただきたい、というようなコメントだった」

 ――会社側の責任をどう考えているか。

 「ストをやることが目的ではない。売却をめぐる情報開示が進まない中で、交渉する力を上げたいとスト権を確立した。お互い、ストを回避すべく努力すべきだと思っている」(片田貴也)

4660OS5:2023/09/07(木) 11:28:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecee5f2b9467ed75698045d42e5e0ec53629332b
「そごう・西武」売却で見える“地方百貨店の限界” バブル期に大量出店した店舗の閉店で防戦一方
9/7(木) 10:32配信

東洋経済オンライン
そごう・西武の百貨店事業はどうなっていくのか(写真: Ryuji/ PIXTA)

 そごう・西武の労働組合による西武池袋店でのストライキは、百貨店業界では1962年の阪神百貨店労働組合が行って以来、約60年ぶりの実施であるとして、大きくマスコミでも取り上げられた。その背景は、そごう・西武がグループ外に売却される方向が公表されてだいぶん時間がたったのに、売却後の雇用維持がどうなるのかが、不透明だったからだ。


 9月1日、そごう・西武は不動産ファンド、フォートレスインベストメントの子会社となった。近年では、都内の主要百貨店の閉店も珍しいことではなく、再開発という名目で百貨店を閉店してその後に複合商業施設(テナント型商業施設)ができる事例が数多く存在する。

 少し前には松坂屋銀座店が再開発によって複合商業施設「GINZA SIX」に変わっているし、渋谷からは東急百貨店東横店、東急本店が消え、小田急新宿西口は再開発が始まり、百貨店の売場は2割に減少した。

 しかし、こうした事例ではそごう・西武のようなストライキに至るような騒動は起こってはいない。今回は何が違ったのだろうか。

■百貨店売場は大幅に縮小する可能性

 そごう・西武はセブン&アイ・ホールディングス(HD)のグループ子会社であるが、この会社の株式が譲渡されれば、新たな株主の下で事業を続けていく。問題は新しい株主が事業会社ではなく、不動産ファンドであるため、そごう・西武が百貨店事業を継続していく可能性が極めて薄くなっている。

 本件ではヨドバシカメラがパートナーとして名前がでてくるが、これはそごう・西武のパートナーという意味ではなく、不動産ファンドにとっての不動産売却予定先ということである。

 ヨドバシは、そごう・西武の経営には関与することはなく、あくまでもファンドの子会社となったそごう・西武から池袋、渋谷、千葉の店舗不動産を購入する相手であり、その代金をもって、そごう・西武の負債3000億円(うち1600億円はセブン&アイからとのこと)を返済することになる。セブン&アイはそごう・西武を売ることで、融資のうち900億円は債権放棄して、そごう・西武をグループの経営から切り離した。

 上記の前提条件であれば、一般的に考えれば、そごう・西武の百貨店売場は大幅に縮小する。その後、時間軸は不明ながらも、新しい株主は不動産ファンドとして、そごう・西武の残った店舗不動産を必要とされる相手に順次売却することで、その投資目的を達成していくことになる。

 ファンドが百貨店を長期的に経営するなどということは、投資資金の性格上、ありえないだろう。その際、百貨店として継続することを前提とする買い手がいるかと言えば、ほぼ絶望的だといえる。同様の選択を迫られた電鉄系百貨店が再開発を行った後は複合商業施設として活用し、百貨店を再構築する企業はいなかったことを思えば、自明だろう。

 ということを踏まえれば、そごう・西武労組が懸念するとおり、この売却によって雇用環境は大きな影響を受けることは避けられないだろう。そして、そのことは本件の全員がわかっているのだが、今後の事業に関して新しい株主がこれから決定するのだから、確定的なことはわからない、といえばそれも嘘ではない。

4661OS5:2023/09/07(木) 11:29:17
■そごう・西武の経営が低迷した事情

 こうした状況を盾に、セブン&アイは低収益の百貨店事業を早期に売却して資金を回収することを急いでいた、といっても過言ではあるまい。労組とすれば、可能な手段はすべて行使して、会社側を交渉のテーブルに座らせようと努力するのも当然である。

 結果的には8月31日、セブン&アイは、売却後もそごう・西武の従業員をグループにて雇用維持していく方針としたことが報じられた。従業員雇用維持という最大の問題に道筋が示されたことで、やっと、本件は収束に向かう可能性が見えてきた。

 この問題が騒がれるようになってから、複数のマスコミの方々から、そもそも、そごう・西武の経営が低迷しているのは、セブン&アイのこれまでの経営に問題があったからではないか? といったことを聞かれたが、この点についてはそうとも言いきれない。

 2000年代初頭、西武百貨店、そごうが共に経営破綻から再建し、ミレニアムリテイリングとして再生を果たしたのち、セブン&アイの傘下に入った。この時点ではバブル崩壊、金融危機のあおりを受けて苦境にあった百貨店ではあるが、その後も売り上げ不振が続き、東京都心のターミナル百貨店までが閉店していく時代が来ると思っていた関係者はほとんどいなかっただろう。ほとんどの業界関係者は、経済環境が回復すれば、百貨店は復活すると思っていたはずだ。

 そして、2大流通グループのセブン&アイの傘下に入った、そごう・西武は復活ならず、売却されることになったのだが、この百貨店の事業改善をセブン&アイ以外の小売業者が実施していたとしても、結果にそう大きな差はなかったであろう。というのも、そごう・西武の歴史は、地方郊外の中小型店舗のスクラップに明け暮れていたからである。株式会社そごう・西武として再編して以降、行った主な閉店、業態転換を列記したのが次の表だ。

4662OS5:2023/09/07(木) 11:29:40
■防戦一方だったそごう・西武の経営

 これを見るだけでも、防戦一方の経営を強いられていたことがわかるだろう。営業利益を相応に確保しても閉店コストによって純利益は削られてしまい、マイナスになってしまった年も多い。2011年当初1290億円あった純資産はコロナ前の2019年で612億円へと半減しており、そごう・西武は事業としての収益性はなかった、といってもいい。

 売却後、明らかになった、そごう・西武の実質売却価格(資産評価-負債≒受渡対価)はほとんど無価値(8500万円)であったことも報じられている。そごう・西武の企業価値はない、という結果であったことは、百貨店ビジネスを市場がどう見ているかを冷酷に示している。

 そごう・西武はその前身である、そごう、西武百貨店は、共にバブル期に郊外都市、地方都市に大量出店したことで成長した、いわば「遅れて来た」百貨店である。いずれもバブル崩壊後に経営破綻し、後に多くの不採算店をスクラップして再生して、ミレニアムリテイリングとして統合、再起を目指してセブン&アイの傘下に入った。

 しかし、スクラップを完了したはずであった、そごう・西武の地方、郊外店は、地方、郊外の中心市街地の衰退が止まらず、その後も売り上げ減少、損益分岐点を下回り、閉店といったスパイラルから抜けられなかった。

 そごう・西武の店舗網が当初から現在残っている店舗だけであったなら、その運命ももしかしたら変わっていたかもしれない。さきほどの図表で、2011〜2022年の間に、経常利益累積額と当期利益累積額の差額(≒店舗スクラップに要した金)は約1200億円にもなる。これを前向き投資に向けることができていたら、若干は違う未来もあったかもしれない。

■地方を中心とした百貨店に未来はあるか

 コロナ後の大手百貨店の業績は回復著しく、伊勢丹新宿本店、阪急本店などはコロナ前を上回る売り上げとなり、好調な実績となっている。しかし、同時期の地方百貨店の売り上げ実績はコロナ前の8割程度にとどまり、その格差は拡大する一方である。

 大手百貨店の好調は、富裕層の高額品消費とインバウンドの回復に支えられたものであることも報じられているが、こうした需要を享受できているのは、DX投資に支えられたマーケティングインフラを持つ強力な外商部隊とインバウンドの恩恵を受けやすい大都市立地を兼ね備えた特定の百貨店だけなのだ。

 富裕層とインバウンドという限られた市場のみが百貨店の生きる道だというのなら、地方を中心とした多くの百貨店の未来は決して明るいものではあるまい。大半の百貨店は、富裕層+インバウンド専門店という大手の成功事例の模倣ではなく、立地する街の特性に合わせたそれぞれの生き方を見出していくしかない。

 小売事業者という枠を超えて、運命共同体であるその街の中心市街地の活性化をいかにして実現するか、という視点が、経営に求められるようになってきたのである。

中井 彰人 :流通アナリスト

4663OS5:2023/09/07(木) 11:30:35
https://toyokeizai.net/articles/-/699144?utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
セブン、そごう・西武売却完了でも残る後味の悪さ
「実質売却額8500万円」は想定の範囲内だった
冨永 望 : 東洋経済 記者
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2023/09/04 5:40

セブン&アイ・ホールディングス(HD)は9月1日、百貨店子会社のそごう・西武をアメリカの投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループに売却した。売却先をフォートレスに決めたのが昨年11月。長期に渡った売却交渉がようやく完了した。

売却額は2200億円と一見高額。しかし売却日当日、セブン&アイは単体で1457億円の特別損失計上を発表、連結の最終利益の予想を下方修正している。

セブン&アイはなぜ損失計上を迫られたのか。

2200億円は有利子負債を含めた評価
その理由は極めて単純。そごう・西武の企業価値の評価が、極めて低かったからだ。

2200億円は確かに実際の売却額だが、これは有利子負債を含めた企業価値がベースとなっている。そごう・西武はこれまで約3000億円と多額の有利子負債を抱えていた。売却に伴ってセブン&アイが自社の貸付金のうち916億円を債権放棄しており、残る有利子負債は単純計算で約2100億円。つまり、2200億円という企業価値の大部分は、有利子負債で占められていたことになる。

セブン&アイは損失計上と同時に公表したリリースで、「そごう・西武株式の譲渡価額は(中略)85百万円を見込んでおります」としているが、まさにこのことを指している。有利子負債のほかに運転資本の減少分などを考慮した「実質的な」譲渡価額が、8500万円だったということだ。

セブン&アイはこの実質的な譲渡価額と簿価との差を、株式譲渡関連特損411億円として損失計上した。そごう・西武の企業価値は当初2500億円とされていたが、売却交渉の長期化や売却後の西武池袋本店(池袋西武)のフロアプランの見直しなどに伴って、300億円減額されたことも、損失計上の要因となっている。

ただ、セブン&アイからすれば、譲渡価額8500万円は完全に想定内だったようだ。「損失を出さずに売るのは超ウルトラC」。そごう・西武の売却の過程で、セブン&アイの関係者はこう漏らしていた。

セブン&アイ側も、買収したフォートレス側も、当初から百貨店事業についてはほとんど価値を見出していなかった。逆に実質評価がマイナスにならずに売却できたことで、セブン&アイの担当者は胸をなで下ろしているかもしれない。

4664OS5:2023/09/07(木) 11:30:50
損失計上には別の要因もある。売却に伴ってセブン&アイが損失補填を余儀なくされたことだ。損失補填のほとんどは前述した債権放棄額916億円だが、もう一つの理由がある。

テナントの移転・撤退に伴う「クリーニング費用」の負担だ。今後、池袋西武にはフォートレスと組む家電量販店の「ヨドバシカメラ」が出店する計画だ。そうなれば、既存のテナントは移転を強いられ、場合によっては撤退を余儀なくされる。

まだ移転が決まっていない一部の高級ブランドなど、今後新たに必要となる移転費用は新オーナーであるフォートレスが負担するが、「すでに大枠が決まっているテナントの移動については、セブン&アイ側が負担する」(ディール関係者)。損失補填の中には、このクリーニング費用の負担が含まれている模様だ。

売却スキームではヨドバシの入居によって多くのテナントの移転・撤退が見込まれ、その費用を誰が負担するかも1つの焦点だった。セブン&アイの実際の負担額は非公開だが、「今回で株式譲渡にかかわる損失は出しつくした」(セブン&アイ広報担当者)。売却後の追加負担も懸念されていたが、それは回避されたようだ。

しかし、終わったのはあくまで会計上の処理だけだ。セブン&アイの経営陣には、今後対峙しなければならない課題がなお残されている。

法廷の場で明らかになる取締役の責任
一つは株主対応だ。セブン&アイの株主であるそごう・西武の元社員らは、昨年11月の売却公表時に算定された同社の企業価値2500億円が不透明であるとして、井阪隆一社長らセブン&アイHD取締役に損害賠償を求める株主代表訴訟を東京地裁に提訴している。

問題は、売却先を決定する際に、井阪社長ら取締役が善管注意義務を果たしたといえるかどうかだ。今回の売却経緯を巡っては、入札の際に複数のファンドが手を挙げたものの、途中からフォートレスありきで交渉が進んだとする指摘がある。

また、売却直前になって企業価値が減額されたり、債権放棄を余儀なくされたりしたことを考えると、当初2500億円とされた企業価値の算定根拠が正当なものだったのかが、今後争点となりそうだ。

4665OS5:2023/09/07(木) 11:31:05
もう一つはそごう・西武の従業員の雇用問題だ。同社の労働組合は、ヨドバシの入居で百貨店の売り場面積が大きく縮小し、「雇用継続の確証が得られない」と反発。8月31日には、池袋西武で大手百貨店として61年ぶりのストライキを決行した。

この問題はフォートレスに売却された後も、くずぶり続ける。セブン&アイはかねてから「(ヨドバシの入居で)従業員の働く場所が物理的になくなり、社内での配置転換も難しい場合、当社も受け入れる用意はある」(広報担当者)としている。

しかし、セブン&アイの主力業態であるコンビニはフランチャイズビジネスであり、それほど多くの社員が必要なわけではない。さらにイトーヨーカ堂などのスーパー事業は構造改革の真っただ中。事業会社の再編に取り組んでおり、「とても人を受け入れられる状況ではない」(セブン&アイ関係者)。十分な雇用の受け皿となるかは不透明だ。

終盤は「孤軍奮闘」状態だった井阪社長
今回、ここまで事態が混乱したのは、労組との関係が象徴するように、「最初から正直に話し合って納得を得るのではなく、ごまかしながら進めた」(ディールの関係者)からだ。

井阪社長は「事業と雇用を継続する」と主張し続ける一方、「直接の雇用者ではない」として労使交渉には応じてこなかった。初めて交渉の席についたのは8月序盤で、そこから売却完了までは1カ月にも満たない。池袋西武の地元である豊島区や駅前商店街との合意もとれないままで、説明責任を果たしたとは到底いえない。

今回の売却のプロセスでは、従業員や地元、さらに消費者というステークホルダーに対する配慮があまりに欠けていた。そして日本の小売業最大手として、百貨店をどう再生するか、そのために最大のシナジーを発揮できる売却先はどこかといった視点が、ほとんどなかったようにみえる。

責任は井阪社長にだけあるのではない。セブン&アイの関係者によると、首脳陣の一部はそごう・西武売却に際し、「『大変ですね』などと発言するだけで、井阪さんの言う『真摯な対応』をしようという姿勢ではなかった」という。この関係者は売却劇終盤の井阪社長を「孤軍奮闘していた」と哀れむ。

株式譲渡の契約から実行まで、セブン&アイは井阪体制におけるガバナンスのもろさを露呈した。今回セブン&アイが失ったものは、決して少なくないように思える。

4666OS5:2023/09/12(火) 05:36:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/29143c2addf851828376880abe5dd1991f69a93b
18年ぶり歓喜へ“売る虎Vセール”や!!過去最大規模 40億円超えあるぞ
9/12(火) 5:15配信


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スポニチアネックス
05年の優勝時、阪神百貨店の阪神グッズ売り場は大行列

 優勝へのマジックを5とし、今週中の胴上げの可能性が高くなった阪神の戦いを受け、各店のVセール準備も本格化。本紙の取材では過去5回の優勝と比べても最大規模のセールとなることが明らかになった。関西経済にも虎旋風が追い風をもたらすことは確実だ。

 優勝決定翌日から始まるVセールに向けた動きが各地で急ピッチで進められている。8連勝中の快進撃でXデーも一気に近づき、関係者も「こんなに早くなるとは思わなかった。準備が大変です」と舞台裏を打ち明けた。球団にも通常は優勝決定と同時に解禁となる優勝ロゴマークの許諾申請が相次いでいる。

 05年の優勝時には大阪・梅田の阪神百貨店前に1700人が早朝から並んだVセール。今回は06年に阪急、阪神の経営統合により発足した「阪急阪神ホールディングス」として初めて迎えるビッグイベント。阪神沿線が中心だった過去5回の優勝と比べ、参加企業、エリアが一気に広がった。

 グループの小売り事業を統括する「エイチ・ツー・オーリテイリング」の担当者は「18年ぶりですので、できる限りのことはやりたい。これまでにない規模になると思う」と説明した。阪神百貨店(4店舗)を中心に、イズミヤ(関西エリア96店舗)、阪急オアシス(同77店舗)、関西スーパー(同63店舗)をはじめ、各地の系列ショッピングセンターや大阪、兵庫をエリアにする宅配サービスの阪急キッチンエールも参加を予定。また球団オフィシャルスポンサーのジョーシン、各地の商店街も加わり、盛大な形で展開されるのは確実だ。

 一方、梅田で阪神百貨店と並んでいる阪急百貨店は優勝セールとは銘打たないことを決めた。阪神の優勝については阪神百貨店を旗艦店として押しだす方針だ。

 阪神優勝の関西地域での経済効果を872億円と試算した関西大・宮本勝浩名誉教授は、その中でVセール部分を40億円としたが、これを上回る可能性も大。空前のセールもカウントダウンに入った。 (鈴木 光)

4667OS5:2023/09/14(木) 08:46:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c84dc06b0d4d7cd885546566b50966a04dc44b91
イトーヨーカドー郡山店閉店へ 経営合理化で来年5月にも
9/14(木) 7:15配信


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福島民報
閉店の方向で調整が進められているとみられるイトーヨーカドー郡山店

 福島県郡山市西ノ内にある総合スーパーのイトーヨーカドー郡山店は来年5月にも閉店する方向で調整に入ったもようだ。店舗を運営するイトーヨーカ堂の親会社セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、地方のイトーヨーカドーの不採算店を中心に削減する方針を示しており、経営合理化の一環とみられる。

 複数の関係者によると、郡山店に入るテナントへの閉店方針の説明が始まっているとみられる。今後、従業員らに説明する機会も設けられる可能性がある。同HDが店舗削減方針を打ち出して以降、同店には利用客らから今後を心配する声が寄せられている。

 全国で撤退が進む中、同HDは「地域の関係者と協議の上、撤退後の後継店を見つける努力をしている」(広報)との姿勢を示している。これまでも撤退後の店舗に、異なるスーパーや生活雑貨店が入った事例があるとしている。郡山市に本社があるグループ企業のスーパーのヨークベニマルは、石巻市の店舗跡地に出店した他、いわき市の店舗跡地に来年3月に開業する多機能商業施設に入る。

 郡山店は1989(平成元)年6月のオープン以来、30年余りにわたって市内西部地区のにぎわいを創出してきた。売り場は1〜4階まであり、食品や服飾などの他、飲食店や美容室などのテナントが入っている。同店と同じ敷地内には家電量販店やスポーツ量販店などが入る3階建ての商業ビルがあり、一体的な商業エリアとなっている。

 イトーヨーカドーは県内に郡山店と福島市の福島店の2店舗がある。福島店については今後の店舗の在り方の検討が進められているとみられる。同HD広報は福島民報社の取材に「現段階で具体的に新たに閉店が決まった店舗はない」としている。

4668OS5:2023/09/15(金) 13:15:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/768980d94f77d82978e9d49bd8f3caf4b407a670
イトーヨーカドー郡山店、24年5月にも閉店 ヨークベニマルが店舗継承で調整
9/15(金) 9:45配信

福島民友新聞
イトーヨーカドー郡山店の地図

 郡山市西ノ内の総合スーパー「イトーヨーカドー郡山店」が来年5月にも閉店し、同じセブン&アイ・ホールディングス(HD)子会社のヨークベニマル(郡山市)が店舗を引き継ぐ方向で調整が進んでいることが14日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、郡山店の閉店後、店舗を改装した上でヨークベニマルが新店舗をオープンさせる見通し。郡山店には現在、1〜4階に食品売り場のほか衣料品や飲食店など複数のテナントが入居し新店舗でも形態は大きく変わらないという。テナントを含めた店舗の管理をヨークベニマルが担う予定で、今後、新店舗での出店テナントの調整などが進む見通しだ。現在のテナントへの説明が始まっており、近く店舗従業員への説明会が開かれるという。

 郡山店の閉店は、店舗を運営するイトーヨーカ堂(東京都)の親会社セブン&アイ・HDが進めている経営合理化の一環とみられる。同HDは地方の不採算店舗を中心にイトーヨーカドーの店舗数を削減する方針を示しており、郡山店について「閉店を含むさまざまな可能性を検討中だが、現時点で決まっていることはない」としている。

 郡山店は1989年に開店。郡山市西部地区にある商業施設の中核店舗として30年以上にわたり地域のにぎわいを創出している。同じ敷地内には連絡通路でつながった商業ビルがあり、スポーツ用品店や家電量販店などが入居している。

 福島県内のイトーヨーカドーは現在、郡山店と福島店(福島市)の2店舗。いわき市にあった平店は2021年2月に閉店し、跡地にはヨークベニマルなどが入る商業施設が整備される予定。セブン&アイ・HDは福島店について「福島店に限らず、全ての店舗の在り方を精査している段階」としている。

福島民友新聞社

4669OS5:2023/09/15(金) 16:54:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae503c1678b66ac33b4f06db83071cde69ee4dd7
イトーヨーカドー福島店も閉店 来春にも 福島県内から完全撤退
9/15(金) 9:39配信


福島民報
閉店へ向けた調整が進められているとみられるイトーヨーカドー福島店

 福島市太田町にある総合スーパーのイトーヨーカドー福島店は来春をめどに閉店する方向で調整が進められているもようだ。店舗を運営するイトーヨーカ堂の親会社セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、地方のイトーヨーカドーの不採算店を中心に削減する方針を示しており、福島店も対象になっているとみられる。郡山市のイトーヨーカドー郡山店も閉店に向けた準備が進められているとみられ、イトーヨーカドーは県内から完全撤退となるもようだ。

 複数の関係者によると、運営元から閉店の意向が伝えられているという。今後、従業員らに具体的な方針について説明する機会が設けられるもようだ。福島店が閉店となる場合には、撤退後の店舗の活用法について検討が進められるとみられる。

 福島店は既に閉店している平店に続き、県内2カ所目のイトーヨーカドー店舗として、1985(昭和60)年に開業した。JR福島駅西口前に立地し、県都の代表的な商業施設として市民に親しまれてきた。売り場は1〜3階まであり、生鮮食品や服飾、日用品などを取り扱っている。飲食店や生花店、旅行代理店、エステティックサロンなどのテナントが入居している。

(写真:福島民報)

 同HDは今年3月、イトーヨーカ堂の運営合理化策として、祖業の衣料品から完全撤退し、国内店舗数の2割超を2026(令和8)年2月末までに削減して93店舗にする方針を発表している。

4670とはずがたり:2023/09/29(金) 21:37:58
三原市大和町唯一のスーパー「三谷屋大和店」30日に閉店 地元住民「頼りにしていたので残念」
https://news.yahoo.co.jp/articles/21e705cb1f6e39221604e2289f4141a92e87cbe6
9/29(金) 17:36配信
中国新聞デジタル

閉店する三谷屋大和店(画像の一部を修整しています)

 広島県三原市大和町で唯一、営業していたスーパーの三谷屋大和店が30日に閉店する。売上高の落ち込みを受けた判断で、経営する三谷屋(世羅町西上原)は「このような結果になり申し訳ない」としている。

 「長年の利用に心から感謝しており、何らかの形で大和町へ食料を調達する方法を探っていきたい」と同社。町内の80代女性は「ここまでなら車を運転して来られた。頼りにしていたので閉店は残念」と惜しんでいた。

中国新聞社

4671OS5:2023/10/06(金) 09:50:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/10bbfc169523d971927f36872b0158283ccc1802
プレミアム商品券、上限120万円分 兵庫・西宮 販売初日は1時間で完売 旅行やリフォーム…意外に多い高額需要
10/6(金) 8:30配信

神戸新聞NEXT
プレミアム付き商品券の発売開始前から長い列をつくる人たち=西宮市南越木岩町

 兵庫県西宮市の苦楽園、夙川、甲陽園地域で使えるプレミアム付き商品券が、飛ぶように売れている。千円券12枚入りのつづり1冊を1万円で販売し、総額1億2千万円分となる1万冊を発行。驚くべきは購入上限で、1人100冊120万円分まで買えるという。いやいや、いくらお得でもそんなに買って使い切れるん?と思いながら発売初日をのぞいてみると…。(吉田敦史)



 販売は9月30日と10月1、7、8、29日の5日間、いずれも午前9時から但馬銀行苦楽園支店(同市南越木岩町)で予定されている。

 初日の様子を取材するため午前8時半に同支店を訪ねると、駐車場には既に50人ほどが列をなしていた。前の歩道には約30人、さらに路地を折れた先に30人以上の列が延び、15分前倒しで販売が始まった。

 待っていた人たちは自分の番が来ると希望の冊数をスタッフに伝える。目立つのは数冊や10冊、20冊を買い求める人たち。7人で態勢を組んだスタッフたちが、差し出された1万円札を手際よく数え、つづりの束と交換していった。

 「こちらの方、60冊です!」。受け渡し役のスタッフが、別のスタッフを呼んだ。50冊以上を希望した人は、支店内のATM前に案内されるのだ。防犯上、多額の現金は受け取ってすぐに入金するためだという。こちらにも列ができた。

 その後も次々と売れていき、この日予定されていた2千冊は、開始から1時間足らずで完売した。

    ◆

 「予想をはるかに超える需要でした。実は売れ残ったらどうしようと思っていたんですが」と打ち明けるのは、同市最大級の商店会「苦楽園ストアーズミーティング」の副会長で、今回の企画を担当した長田悟さん(43)。同商店会は昨年と一昨年、いずれも4日間で5千冊6千万円分を完売し、まだ需要があると見込んでいた。

 ただ、プレミアムとなる20%の上乗せ分は県と市の補助でまかなっており、支給は1団体につき1200万円までと決められている。そのうち200万円は商品券発行やチラシ作成の経費で、単体の商店会ではプレミアム分は1千万円が限界となる。

 そこで同商店会は、買い物エリアが近接する甲陽園商店会に声をかけ、共同で商品券を発行しようと提案。2団体で2400万円の補助を受けられることになり、1万冊1億2千万円分の販売が可能になった。

 さらに、1人あたりの購入上限を昨年までの5冊から、一気に100冊に引き上げた。少額だとスーパーや日用品店、飲食店での利用に偏りがちだったが、旅行代理店や住宅リフォーム、美容整形、宝石加工、写真館など、高額の支払いにも需要があると考えたからだ。

 狙いは的中した。初日に64冊を買った女性(36)は神戸市垂水区在住ながら、苦楽園の業者に自宅のリフォーム工事を依頼しているといい、64冊はその代金分だという。「業者さんから商品券のことを教えてもらいました。物価が上がっているので助かります」と、うれしそう。

 妻と2人で計150冊を買った男性(68)=西宮市=は米国への旅行代金に充てるといい「円安のこの時期。ちょっとでも安く旅行できれば、さらに楽しめる」と顔をほころばせる。

 昨年4冊買ったという友人に誘われて初めて1冊買った同市松生町の主婦(72)は「使い切れなかったら困ると思って1冊にしたけれど、スーパーですぐに消費できそう。もっと買った方がいいかしら」と悩んでいた。

    ◆

 苦楽園ストアーズミーティングと甲陽園商店会による商品券は約150店舗(5日現在)で年内いっぱい使える。

 西宮市商工課によると、ほかに市内八つのエリアで独自にプレミアム付き商品券を販売している(一部は終了)。総額では、四つの商店街振興組合からなる「JR甲子園口ほんわか商店街」が2億1千万円分で最高。また、500円で1枚配布されるポイントシールを10枚集めて千円分の金券として使えるなどのポイントセールを実施している商店街もある。

4672OS5:2023/10/19(木) 14:25:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/592c174dc079086a1db69fdc6df23678b87f78d5
旧そごう広島店新館、どうなる海外高級ブランド 専門家「撤退相次げば都心の魅力低下」
10/19(木) 11:00配信

中国新聞デジタル
福屋八丁堀本店の高級ブランドが集まる売り場

 8月末に閉じた百貨店のそごう広島店新館(広島市中区)に入っていた海外高級ブランド店の行方に注目が集まっている。一部は広島店などへ移るとみられるが、既存の百貨店を含めて売り場は限られる。各ブランドはまだ明確な方針を示していない。専門家は「撤退するブランドが相次げば都心の魅力低下につながる」と指摘する。


 旧そごう新館1、2階には、高級ブランドの中でもエルメスなどラグジュアリーと呼ばれる歴史あるブランドが集まっていた。バレンシアガ、フェンディ、プラダ、ミュウミュウなど中国地方の百貨店で唯一の専門の売り場もあった。宝飾品なども含む19ブランドについて、広島店のホームページは「取り扱い終了」と掲載している。

 そごう・西武(東京)は広島店を2025年にかけて段階的に改装していく。ラグジュアリーや化粧品を充実させる1階は24年春〜25年春に改装を計画する。再オープンに向け、従業員の採用を始めたブランドもある。

 広島修道大商学部の川原直毅教授(市場調査論)は、旧そごう新館にあったブランドの一部は広島店に出店するほか、福屋八丁堀本店(中区)にも移るとみる。ただ、「広島店も福屋も広さが限られ、撤退するブランドも出る」と注視する。

 中国新聞の取材に今後の方針を明らかにしたブランドはない。エルメスジャポン(東京)は「今後の広島での出店は未定」と説明する。

 撤退の方針を関係者に伝え、従業員を解雇したブランドもある。旧そごう新館入り口横にあるボッテガ・ヴェネタは、NTT都市開発(東京)が所有するビルの専門店街パセーラにあり、引き続き営業するという。

 百貨店がラグジュアリーを簡単に誘致できない事情もある。地場百貨店の役員によると、数千万〜数億円といわれる高級ブランド店の改装費用は、慣例として百貨店側が負担し、売り場の配置も既存ブランドとの調整が必要になるという。

 各百貨店やブランドのホームページによると、札幌、仙台、広島、福岡の地方中枢4都市の中で、広島は札幌、福岡にブランドの種類や店舗数で差をつけられている。川原教授は「ラグジュアリーは郊外の商業施設にはない百貨店の核になる存在。ブランド数が減れば広島都心の魅力が薄れる」と指摘する。

 「いったん撤退するのも仕方がない」とみる市内百貨店の元役員もいる。そごう・西武が米投資ファンドに買収され、今後の店舗戦略が見通せないことが不安材料になっていると推察。「広島都心は新サッカースタジアムや新たなビルの完成で人の流れが大きく変わる。再開発が進めば高級ブランドが戻ってくるだろう」と見通す。

中国新聞社

4673OS5:2023/10/24(火) 15:23:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ba12b6bb32953517c18205723b6bfd24e82ab6a
柳ケ瀬のシンボル失う 岐阜髙島屋、来年7月末閉店へ 撤退の波紋
10/24(火) 14:42配信

(写真:ぎふチャンDIGITAL)

  2024年7月末の閉店が決まった県内唯一の百貨店、岐阜髙島屋。
  岐阜髙島屋は、1977年9月(昭和52年)に開業し、岐阜市の柳ケ瀬商店街の中核施設として売り上げを伸ばしました。

  しかし、駐車場を備えた郊外型のショッピングセンターや名古屋の商業施設との競争の中で売り上げが減少。
  2004年4月には、髙島屋の本体から分社化され、「岐阜髙島屋」として、経営基盤の改善と強化を進めてきました。
  その後、売り場の増床や店舗のリニューアルなどを図り、10階の催事場では、全国各地から集めた選りすぐりの商品販売を展開してきました。
  しかし、13日、東京都内で開かれた会見で、髙島屋の村田善郎社長は、営業終了を「苦渋の判断」と話しました。
※髙島屋 村田善郎社長
  「取締役会にて、2024年7月31日をもって岐阜髙島屋の営業を終了することを決議いたしました。今後の業績回復が見通せないという状況にあることに加えまして、老朽化に伴う設備更新工事について、家主の合意を得られなかったことから、苦渋の判断でございますが岐阜店の営業を終了することといたしました」

  2023年2月期の決算では、約3100万円の赤字を計上。難しい状況が続くなど長期的な売り上げ不振が続く中、今後、建物設備の老朽化への対応にめどが立たないことが「営業終了」の判断につながったといいます。
柳ケ瀬商店街のシンボルの撤退、関係者や買い物客は
※買い物客
  「本当ですか、知らなかった。岐阜からデパートが撤退になるね」
  「若い時によく来ていましたから、寂しいですけどけど、仕方ないです。世の中の流れですから」

  柳ケ瀬一帯を巡っては、ことし3月に「柳ケ瀬グラッスル35」が誕生。地上35階建て、高さ132メートルの新たなランドマークは、柳ケ瀬再生の起爆剤として、構想から35年をかけて岐阜髙島屋の南隣に完成しました。
  地権者らでつくる髙島屋南市街地再開発組合の田宮雅雄理事長は、ことし3月の竣工式で「柳ケ瀬に一つの光という道筋ができた」と笑顔を見せました。

  「柳ケ瀬の未来」に突然の痛手となった岐阜髙島屋の閉店。
  閉店の発表があった13日、取材に答えた田宮理事長は「感謝の思いしかない」と強調します。
※高島屋南市街地再開発組合 田宮雅雄理事長
  「とにかく髙島屋さんが来年7月に閉店されても感謝しかない。時代の流れでコロナとか、いろんな不測な状態が続いている段階ではあったので、みなさんも存続するのでものすごく努力をしていますし、その中の決断だと思います」
  岐阜髙島屋の撤退を受け、県の古田肇知事は、17日の定例記者会見で思いを語りました。
※古田肇知事
  「岐阜県としては唯一の百貨店ということで、それがなくなることについては、非常に私どもとしても地域の活性化とか商店街の振興とか、いろんな角度から見て大変残念に思っております」
跡地利用や商店街の未来は…
  また、柳ケ瀬商店街の関係者は、髙島屋の跡地利用に気をもんでいます。
  岐阜柳ケ瀬商店街連合会青年部長の水野琢朗さんは、岐阜髙島屋の跡地が、さら地の状態で続くことは避けてほしいといいます。
※岐阜柳ケ瀬商店街連合会青年部長 水野琢朗さん
  「建物が残るのか、残らないのかによっても、動き方が変わってきますし、もちろん商店街には、あれだけ大きな面積がまるっと空いてしまうことはかなり痛手になってしまいます。建物が残るか残らないか分からないですが、いずれにしても商店街としても新しいお店だったり、商業施設を誘致できるように動かなければいけないと考えています」
※岐阜柳ケ瀬商店街連合会青年部長 水野琢朗さん
  「今後は、ただショッピングで買い物に来る場所というのではなく、商業的な部分と生活に根差した部分を、これまでの柳ケ瀬とまたちょっと違ったベクトルで、まちづくりを進めていきたいと思っています」
  (ぎふチャンテレビ「フォーカスぎふ」内)

4674OS5:2023/11/05(日) 20:05:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/26fa1b720a317477ce48940ab9de5e898efc0f29
どうして閉店…心配の声、次々消える駅前書店 生き残りへ老舗本屋、駅ナカやめて“複合施設”にチャレンジへ 本屋とワークスペース&アートギャラリーが一体化した拠点誕生 すでに本だけでなくイベント運営も着手、向かう先は
10/28(土) 18:14配信

埼玉新聞
本屋にワークスペースを併設した複合施設「CHIENOWA BASE」=朝霞市本町2丁目

 通信販売やデジタルブックの普及により、駅前など街角の書店の閉店が相次ぐ中、埼玉県朝霞市の老舗本屋が、ワークスペースを併設した複合施設をリニューアルオープン。社員研修名目の読書会や著者による講演会、地域で活躍する著名人のワークショップなどの利用を図る。地域コミュニティーの拠点を提供するとともに、地元企業や子どもたちの育成に貢献。地域と書店の新しい在り方にチャレンジする。


 リニューアルオープンしたのは、朝霞市本町2丁目の複合施設「CHIENOWA BASE」。鉄骨2階建てで、1階に本屋「CHIENOWA BOOK STORE 一進堂」、2階に約150平方メートルのワークスペースとアートギャラリーを開設した。書店を経営する「一進堂」(山崎幸治社長)がワークスペースと本などを活用し、地域活性化事業に取り組む。

 事業内容は、「One Book Sharing」と称して、ビジネス本など一冊の本をグループで読み、感想や意見を共有する企業研修の場を提供するほか、事業所の通用口などに本棚を設置し、提供された本を社員が読むことで、社内のコミュニケーションの促進と人材育成を図る。

 また、著者の講演会を仲介したり、ワークスペースを会議室や勉強会、各種イベントなどに提供するほか、アートギャラリーを開設。1階と2階の階段通路には、企業の求人広告などを掲示したり、ディスプレイによるデジタルサイネージを設置し、地域企業を支援する。

 一進堂は戦後直後の1947(昭和22)年に開業。東上線朝霞駅の駅舎をはじめ朝霞市と和光市で8店舗の書店を運営していたが、読者層の減少により朝霞駅舎がリニューアルした2010年には同駅舎の店舗だけとなった。その後も本の販売は右肩下がりが続く。

 こうした中、同社は事務機器の販売など新規事業を拡大する一方、子ども大学など市内のイベントの運営に携わるなど地域の活性化に取り組んでいる。このため、ワークスペースを併設した地域コミュニティーの拠点となる複合施設を計画。昨年12月に駅舎の店舗を閉店した。

 同社は「閉店した時は、『どうして閉店したのか』と心配する声が寄せられた。今は本を売るだけでは生き残れない。地域と企業を大切にし、交流を広げて共生することにより地域を活性化していきたい」と新しい事業に期待を膨らませている。

4675OS5:2023/11/06(月) 23:54:20
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/936142/
<遠のく五輪 札幌のまちづくり>①中心部再開発 計画凍結も揺らぐ特需
会員限定記事
2023年11月4日 05:00(11月6日 16:42更新)
 あちこちで工事のつち音が響くJR札幌駅周辺。10月下旬、ビル建設現場で働く札幌の電気工事士の男性(51)はため息をついた。「どの現場も工期に間に合うか、ぎりぎりの状況だ」
■職人不足 限界の現場
 札幌中心部はオフィスやホテル、商業施設などが入るビルの建設ラッシュに沸く。多くは札幌市が冬季五輪・パラリンピック招致を目指した「2030年冬」と北海道新幹線札幌延伸が予定された「30年度末」を見据えた工事だが、人手不足と資材高騰で遅れが目立ちつつある。
 特に足りないと言われるのが電気工事会社だ。従業員のなり手不足や高齢化などで会社の淘汰(とうた)が進み、北海道電気工事業工業組合によると、ピークの1995年に2千社を超えた組合員数は、今年4月時点で約1400社まで減少。ケーブルの配線や照明設備の設置などを手がける男性の会社では、作業が夜中まで続くことも少なくない。休みは週1日程度。今年はやむを得ずお盆期間も働いた。
 札幌市は10月11日、30年の五輪招致断念を表明し、34年大会の開催も絶望的となった。男性は仮に市内で五輪関連工事も始まれば、ビル建設を含め、全てを計画通り進めるのは不可能だったと訴える。「それだけの職人がどこにいるのか。今の環境では若い人も仕事が続かず、担い手は減る一方だよ」
 札幌の建設現場は、もう限界だった。
 「ビルを建てれば、オフィスなどのテナントが入るのは確実だった」。札幌市中心部で複数の再開発事業を手がけるデベロッパーは、計画が本格化し始めた数年前の状況を振り返った。
■膨らむ建設費
 再開発を下支えしてきたのは、半世紀前の札幌五輪開催時に次々と建てられ、老朽化したビルの建て替え需要だ。さらに、安い賃料を求めて札幌へのオフィス移転を検討する首都圏の企業が増え、投資は加速。五輪開催と新幹線延伸を見据えて外資系ホテルの進出も相次いだ。再開発事業は、地上30メートル以上の高層ビルだけで十数棟を数える。
 ところが1年ほど前から、計画見直しの動きがぽつぽつと出てきた。ホテルオークラ札幌跡地の新ホテルは、着工が無期限延期に。本年度中の着工を目指していた北海道ビルヂング(中央区北2西4)の建て替えも「最適なタイミングで実施する」(事業主体の三菱地所)と様子見の状況。札幌西武跡地の複合ビル建設計画はホテル誘致が取りやめになり、地上35階から31階建てに縮小された。
 背景にある人手不足や資材高騰は、今後さらに加速しかねない。2024年4月以降は建設業の残業時間に上限が課され、千歳市でのラピダス(東京)の半導体工場建設など大型工事も集中している。札幌の型枠工事会社の経営者は「このままでは人繰りが苦しくなる一方。余裕が生まれる見込みは全くない」と漏らす。
 そんな状況下で、新幹線札幌延伸も数年の遅れが避けられない情勢となり、再開発事業で「30年度末」を見据える必然性は薄れた。北海道建設業協会の栗田悟副会長は「急いで完成させる必要がなくなり、適正な工期や発注価格で進められる環境が整ってくる」と前向きに捉える。
 その象徴的な事例とも言えるのが、札幌駅前に整備される高さ245メートルの超高層ビルだ。JR北海道などでつくる再開発組合は28年度完成を目指したが、設計・施工を担う清水建設(東京)が本年度に入ってから、建設費が予定より数百億円以上膨らむと提示した。

4676OS5:2023/11/06(月) 23:54:31
■風向きが変化
 組合では当初、完成が遅れるとその分の賃料収入が無くなるため、28年度完成を維持すべきだという意見が優勢だった。だが新幹線の札幌開業延期に合わせ、工期に余裕を持たせれば建設費が抑えられる。すると抑えられた分の金額が賃料収入を上回る想定もできるようになった。風向きが変わり「新幹線が何年も遅れるなら完成時期も延ばしたほうがいい」(組合関係者)という声が出てきた。
 ただ一方では、数年の工期延長や計画縮小では済まず、計画そのものを取りやめる動きも出るという厳しい見方もある。背景には、オフィスやホテルの「供給過多」が現実味を帯びていることがある。オフィス仲介の三幸エステートによると、29年までの7年間に札幌市内で完成予定のオフィスの床面積は30万5千平方メートルで、22年までの7年間の完成実績8万2千平方メートルの4倍近くに上る。札幌の不動産アナリスト志田真郷氏は「五輪断念や、新幹線延期が避けられない情勢となったことで、投資の前提となっていた需要の拡大予想が揺らいでいる。民間企業は非常に難しい判断を迫られている」と指摘する。
 五輪と新幹線による再開発特需の不透明感が強まる中、建設熱は続くのか冷めていくのか。道都・札幌は岐路に立っている。(高橋祐二、長谷川裕紀、山田崇史)


 30年冬季五輪・パラリンピックの招致を断念した札幌市。34年の開催も絶望的となった。北海道新幹線札幌延伸も30年度末の開業先送りが確実視される中、これまで五輪をてこに進めてきた道都のまちづくりは見直しを迫られている。現状や課題、展望を探る。(4回連載します)

4677とはずがたり:2023/11/08(水) 16:50:19
2023.07.03 18:20
渋谷は「おじさんの街」化、新大久保は10代が溢れる若者の街に…予期せぬ社会的背景
文=A4studio、協力=牧野知弘/オラガ総研代表取締役
https://biz-journal.jp/2023/07/post_355185.html

「渋谷が30、40代の街になり、新大久保が若者の街になっている」――。少し前にSNS上に投稿されたこんな内容が一部で話題を呼んだ。渋谷といえば、かつては「若者の街」の象徴とされてきたが、近年は新大久保にも若者が多く集まっている。では、果たして本当に新大久保が「若者の街」の座を渋谷から奪い取りつつあるのだろうか。不動産事業プロデューサーでオラガ総研代表の牧野知弘氏に、2つの街の歴史、そして「若者の街」という視点で見たときにどう変遷を遂げてきたのかを解説してもらった。
渋谷は大規模再開発で計画的に30、40代を呼び込んでいた

「的を射た見解だと思います。正確に言うなら、渋谷は30〜40代のある程度の収入のある男女をメインにした街になり、新大久保は10代の男女、どちらかというと女性がメインの街になってきた感じでしょうか。先日、渋谷と新大久保に実際に行ってみましたが、渋谷の街中には見た範囲で20代と思しき男女は一定数いましたが、10代と思しき男女の数は極端に少なかったです。一方で、新大久保は10代の子たちで溢れかえっていました」(牧野氏)

 なぜこうした現象が起きたのかを紐解くには、渋谷と新大久保の変遷を知る必要があるという。

「まず渋谷に関してですが、以前は不動産会社や都市デベロッパーたちから、建築物の高さを生かしきれていない街といわれていました。日本の建築物には容積率の制限があります。容積率というのは、一言でいうなら『その土地にどれくらいの大きさの建物を建てることができるのかを示す指標』のこと。これにより、東京の都心部は長らく一定の高さまでしかビルを建てられませんでした。ですが、2004年に建築法が改正されたことにより、この容積率制限が緩和されたのです。

 加えて、耐震技術の進歩により、渋谷の駅前にはこれまで建てられなかった高層ビルの建設計画が続々と立ち上がったのです。そうして2010年から20年の間に、渋谷ヒカリエ(12年)、渋谷ストリーム(18年)、渋谷スクランブルスクエア(19年)、渋谷フクラス(19年)といった高層ビルが駅前に乱立することになりました。こうしたビルは低層階に商業施設を入れますが、高層階になると客足が落ちるので大抵はオフィスになります。そのため30代から40代のビジネスパーソンが街に一気に増えたのです。そこからは連鎖反応で、彼らをメインとした高級な飲食店やブランドショップが、続々と街にできました」(同)

 渋谷が30、40代のビジネスパーソンをターゲットに据えた街になることは、都市計画の段階から決まっていたわけだ。

「再開発前の1970年代後半から2000年代にかけての渋谷は、さまざまな路線が入り混じる駅として人通りも多く、小さく猥雑なお店がたくさんありました。こうしたお店に魅力を感じて集まっていたのが、おしゃれな20代の大学生たちと、バブル期の恩恵を受けてお財布事情も豊かだった10代の学生たちでした。彼らによって『若者の街』としてのイメージが作られ、時を経ても若者が集まり続けていました。ですが先の再開発後は若者たちにとって、自分たちのお財布感覚で楽しめるお店は減り、居心地の悪い街になったのです」(同)

4678とはずがたり:2023/11/08(水) 16:50:44
2023.07.03 18:20
渋谷は「おじさんの街」化、新大久保は10代が溢れる若者の街に…予期せぬ社会的背景
文=A4studio、協力=牧野知弘/オラガ総研代表取締役
https://biz-journal.jp/2023/07/post_355185.html

「渋谷が30、40代の街になり、新大久保が若者の街になっている」――。少し前にSNS上に投稿されたこんな内容が一部で話題を呼んだ。渋谷といえば、かつては「若者の街」の象徴とされてきたが、近年は新大久保にも若者が多く集まっている。では、果たして本当に新大久保が「若者の街」の座を渋谷から奪い取りつつあるのだろうか。不動産事業プロデューサーでオラガ総研代表の牧野知弘氏に、2つの街の歴史、そして「若者の街」という視点で見たときにどう変遷を遂げてきたのかを解説してもらった。
渋谷は大規模再開発で計画的に30、40代を呼び込んでいた

「的を射た見解だと思います。正確に言うなら、渋谷は30〜40代のある程度の収入のある男女をメインにした街になり、新大久保は10代の男女、どちらかというと女性がメインの街になってきた感じでしょうか。先日、渋谷と新大久保に実際に行ってみましたが、渋谷の街中には見た範囲で20代と思しき男女は一定数いましたが、10代と思しき男女の数は極端に少なかったです。一方で、新大久保は10代の子たちで溢れかえっていました」(牧野氏)

 なぜこうした現象が起きたのかを紐解くには、渋谷と新大久保の変遷を知る必要があるという。

「まず渋谷に関してですが、以前は不動産会社や都市デベロッパーたちから、建築物の高さを生かしきれていない街といわれていました。日本の建築物には容積率の制限があります。容積率というのは、一言でいうなら『その土地にどれくらいの大きさの建物を建てることができるのかを示す指標』のこと。これにより、東京の都心部は長らく一定の高さまでしかビルを建てられませんでした。ですが、2004年に建築法が改正されたことにより、この容積率制限が緩和されたのです。

 加えて、耐震技術の進歩により、渋谷の駅前にはこれまで建てられなかった高層ビルの建設計画が続々と立ち上がったのです。そうして2010年から20年の間に、渋谷ヒカリエ(12年)、渋谷ストリーム(18年)、渋谷スクランブルスクエア(19年)、渋谷フクラス(19年)といった高層ビルが駅前に乱立することになりました。こうしたビルは低層階に商業施設を入れますが、高層階になると客足が落ちるので大抵はオフィスになります。そのため30代から40代のビジネスパーソンが街に一気に増えたのです。そこからは連鎖反応で、彼らをメインとした高級な飲食店やブランドショップが、続々と街にできました」(同)

 渋谷が30、40代のビジネスパーソンをターゲットに据えた街になることは、都市計画の段階から決まっていたわけだ。

「再開発前の1970年代後半から2000年代にかけての渋谷は、さまざまな路線が入り混じる駅として人通りも多く、小さく猥雑なお店がたくさんありました。こうしたお店に魅力を感じて集まっていたのが、おしゃれな20代の大学生たちと、バブル期の恩恵を受けてお財布事情も豊かだった10代の学生たちでした。彼らによって『若者の街』としてのイメージが作られ、時を経ても若者が集まり続けていました。ですが先の再開発後は若者たちにとって、自分たちのお財布感覚で楽しめるお店は減り、居心地の悪い街になったのです」(同)

4679とはずがたり:2023/11/08(水) 16:52:35
>>4678-4679
予期せぬ韓国文化ブームで「若者の街」と化した新大久保

 そうして渋谷を追い立てられた若者の行き着く先が、新たな魅力を放つようになっていた今の新大久保ということか。

「新大久保という街は、1980年代からのバブル期にタイ人、フィリピン人、台湾人、とりわけ韓国人などの在日外国人が数多く移り住んだ街でした。これは、彼らが新宿の歌舞伎町などの繁華街のクラブを主な稼ぎ場としていたため、そこから近くて家賃相場も安いこのエリアが居住に適していたからです。居住者が増えると、彼らに向けた商売も活発になり、新宿まで行かずに新大久保のなかで個人経営の飲食店や商店を開く人もぐっと増えていき、主にコリアンタウンの様相を呈するようになっていきました。

 そんな新大久保に転機が訪れたのが2000年代前半です。サッカーW杯や韓流ドラマ・映画が日本で爆発的に人気になったことで、多くの日本人、主に韓流ドラマの影響を受けた中高年女性層が観光に訪れるようになったのです。すると、彼ら向けの韓流ドラマグッズなどを扱ったお店も増えていき、街はオープンになっていきます。ですが、2010年代にまた潮目が変わります。SNSの発達で韓国のアイドル文化やポップカルチャーが大ブームとなったことで、10代が続々と新大久保に集まるようになったのです。この影響で10代向けのアイドルショップやコスメ店が増え、飲食店も低価格で食べ歩きができるものが中心となりました」(同)
「若者の街」には猥雑さと自分色に塗り替えられる余白が必要

 では、若者の街に必要なことは何か。

「新大久保を歩いていると、若者の向けの低価格のお店は街のいたるところ、それこそ細い裏路地などにびっしりと並んでいるのです。こうした街の猥雑さがもたらすワクワク感、友達や恋人と一緒に街角を曲がった先に何があるのか探す楽しさが、10代の心を惹きつけていると思いますね。

 あとは『自分たちで街の文化を描いていける余白があるか』という部分も重要でしょう。新大久保には皆中稲荷神社という、賭け事の願い事が叶うという神社が古くからあるのですが、今、ここの絵馬に描かれている内容は、K-POPアイドルのコンサートやグッズの当選を願うものばかりで、10代の間でここでの願掛けは人気のイベントになっています。温故知新とでもいうべき新たな文化の創出が起きているのです。こうやって自分たち色に街を塗り替えていく楽しさは若者の街には必要だと思いますし、かつての渋谷にもこのような要素が多分にあったと思います」(同)

 計画的に作られた街とそうでない街では、そこに宿る熱量が変わってくる。

「渋谷区はIT技術を生かした30代、40代向けの街として今後発展を遂げていきたいと打ち出していますが、こうしたビジョンは他のビジネス街とさほど変わらず、結局は街としての個性が埋没してしまう可能性が高いと感じます。なぜなら計画的に作られた街は、人を惹きつける意外性が生まれにくいからです。

 一方の新大久保は、数年前まではコリアンタウンというイメージが先行していましたが、先日歩いた時にはさまざまなアジア文化の店も増えていて、『コスモポリタンな街』になっていました。これは若者向けのコリアンタウンとしての成功がきっかけで、他の国出身の在日外国人たちがこぞって出店するようになったからで、こうした変化はそう簡単に予想できるものではないでしょう。そういった意外性こそが、街に個性を生んでいくのだと思います」(同)

 渋谷と新大久保、新旧の『若者の街』の変遷をたどると、熱量のある街がどのようにして生まれ、そして消えていくのかの一端が見えるだろう。

(文=A4studio、協力=牧野知弘/オラガ総研代表取締役)

4680OS5:2023/12/09(土) 16:30:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/125604613dcd9553f2dacade676bf6f8778909bf
“デパートなし県”が4つに…苦境にあえぐ令和の百貨店 ダウンサイジングや独自性の追求等に活路見出す店も
12/9(土) 11:52配信

FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

1977年に岐阜県岐阜市の柳ケ瀬にオープンした「高島屋岐阜店」は、2024年7月31日に閉店する。名古屋駅などに買い物に行く人が増え、2023年度も赤字が見込まれていた。

【画像】ターゲットを子育て層と大学生に絞り業績アップに

苦境にあえぐ百貨店業界だが、独自路線で売上を回復している店舗もある。

岐阜県は4つ目の“百貨店なし”県に…人気の「北海道物産展」の始まりは?
日本百貨店協会によると、高島屋が撤退することで全国でデパートがない都道府県は4つとなる。既にない山形県、徳島県、2024年1月でなくなる島根県、そして岐阜県の4県だ。

昭和や平成の百貨店には人が溢れていて、その後も様々な取り組みで客足を伸ばしてきた。

特に人気の催事が「北海道物産展」だ。今ではどのデパートでも行われているが、北海道主催のものは、1951年に「高島屋大阪店」が始めた。

高島屋史料館の担当者によると、当時は戦後の混乱期で、北海道のネームバリューもなく、「採算がとれない」と言われながらも始めたという。

当初は船や貨物車で輸送していたためコストもかかり、鮮度にも限界があったため、魚介類も巻き寿司などがメインだったが、1988年に青函トンネルが開通したことにより、イートインで握りずしも提供できるようになった。

第2回からは話題作りにも力を入れた。屋上で牛の乳しぼり体験ができるようにしたり、その後もキタキツネや流氷などを見せることで、集客の話題作りをしたという。

高島屋史料館の担当者は「当時は百貨店が、世の中の新しいモノを率先して紹介する役割を担っていた」と話している。

30年で売上はピークの半分に
しかし、百貨店の売上はしだいに下がっていった。日本百貨店協会によると、全国の百貨店の売上高はピーク時の1991年は約9兆7130億円だったが、2022年は約4兆9812億円と半分ほどになっている。

原因について、全国250軒以上の百貨店を回り「胸騒ぎのデパート」という本も出版したデパート愛好家の寺坂直毅(てらさか・なおき)さんに話を聞いた。

デパート愛好家の寺坂直毅さん:
サザエさん見ていると、ワカメちゃんがつばのある帽子をかぶってリボンなんか付けたような服を着て、みんなで正装してデパートに行くような。本当に昔のデパートはそういう“ハレの日”に行く、遊ぶ場所って感じだったんですけど、今本当にそれが郊外にあるショッピングモールになったなと思います

松坂屋や大丸を運営する「J.フロント リテイリング」は「統合報告書2023」の中で、「百貨店はアパレルとともに成長してきた”かつての成功体験”から抜け出すことができず、婦人服に過剰に面積配分した状況が続いたことで、客の嗜好や購買行動とのズレが生じた」としている。

4681OS5:2023/12/09(土) 16:30:52
ダウンサイジング×本当に売れるモノ いま百貨店に求められること
いま百貨店に求められていることはどんなことなのか、寺坂さんは「規模を縮小する」ことだと指摘している。

山梨県の「岡島百貨店」は自社ビルで営業していたが、2023年3月、近隣の複合商業ビルへ移転し、売場も7分の1(10フロアから3フロアへ)に縮小した。その結果、ビルの管理費など固定費が削減でき、収益性が上がっているという。

寺坂さんによると、本当に売れるものに絞る専門性を高めた“ダウンサイジング型”の百貨店が増えている。

専門性や独自性を高めている百貨店は各地で登場している。神奈川県藤沢市の「ODAKYU湘南GATE」は図書館があり、静岡市葵区の「松坂屋静岡店」には水族館が併設されている。

ダウンサイジングしながら、人が集まる場所を作り出すという手法だ。

1階の“化粧品スペース”には「パン」…名古屋「星ヶ丘三越」の独自路線
名古屋市千種区の「星ヶ丘三越」も、独自路線で好調を維持している。23年度上期の売上は、前年比で107%と好調をキープしている。

売上の50%以上は、「食品」だ。

「星ヶ丘三越」の山村雅美店長:
私どもの店が食品の売上が50%を超えていますので、これは百貨店の中でも非常に特徴的なお店になるかと思います。ターゲットとしている30代〜40代の子育てファミリーや近くに大学もあるので、学生にも人気

中区の「名古屋栄三越」はブランドものなどの衣料や雑貨がメインで、食料品は約18%となっていて、その違いは明確だ。

「星ヶ丘三越」のメインターゲットは、このエリアに住む子育て中の女性や学生で、食料品売場にも違いがあった。

山村雅美店長:
ネギだけでもこれだけの種類があるのは珍しいと思います。トマトもこれだけ種類があるので、お客さんが料理に合わせて選んでいただける。15種類くらいはあります

値段はスーパーよりは高めだが一般的なデパートよりは抑え、種類を豊富に揃えることで、日常使いもされているという。

60代主婦:
ちょっとお高いんですけれど日持ちするんです。買い置きをしたりするけど3日・4日(冷蔵庫に)入れてもこのままだし。週に3回は来ます

50代主婦:
新鮮なものもあるし、種類も多いし。街中のデパートよりも使いやすい

自宅で簡単に調理してすぐに食卓に出せる「半加工品」も人気だ。「時短」できるのはもちろん、できたてを食べることができて便利で、少しだけ調理することで「出来合いだけ」という後ろめたい気持ちも薄れるそうだ。

そしてテナントもターゲットを意識して店を選んだ。10月4日にオープンしたのは「バーミキュラ」の店で、百貨店初の出店だ。

一般的な百貨店では化粧品店などが並ぶ1階にお店を設け、看板商品の「バーミキュラ」で焼き上げたカレーパンを求めて、この日も女性を中心に行列ができていた。

開店から4時間で完売する人気ぶりだ。

“名古屋初”のイベントも積極的に仕掛けている。スコーンを取り上げた催事では、女性だけでなく男性も大勢来店するなど、目標の売上を大きく超えたという。

店長の山村さんは「日々の暮らしの中で何かを買うんだったら”星ヶ丘三越”に行きたいというような店づくりをしていきたい」と話している。

百貨店業界も時代を反映したお店づくりが生き残りや成長のカギになっている。

2023年10月20日放送

(東海テレビ)

東海テレビ

4682OS5:2023/12/10(日) 12:01:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cff638efe091a6f5fbc00660ed91776e18cb31e
【裏金スキャンダルで一斉更迭へ】松野官房長官は「もうフラフラ」 岸田首相が自派閥ではなく安倍派から“女房役”を選んだ背景
12/10(日) 11:15配信

NEWSポストセブン
ボロボロ、フラフラと指摘された松野官房長官(時事通信フォト)

 安倍派の裏金疑惑はいきなり岸田政権の中枢へと波及した。すでに、岸田首相が「安倍派5人衆」のうち松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めたと報じられたほか、世耕弘成・党参院幹事長の交代も検討されている。中でも、いち早く報じられていたのが“女房役”である松野官房長官の更迭だったが、岸田首相にとってこの事態は晴天の霹靂だったようだ。官邸関係者が語る。


「自民党各派の裏金疑惑が表面化したとき、総理はさほど深刻には受け止めていなかった。側近たちは東京地検特捜部の捜査が安倍派に向けられていたことで、『これで安倍派は身動きがとれない。政権批判はできなくなる』と喜んでいたくらいだ。まさか官房長官更迭という政権のど真ん中に飛び火するとは全く考えていなかった。今になって、側近たちは『安倍派から官房長官を選んだのが大失敗だった』と悔やんでいる」

 相変わらず世論の動向も、政局の先行きも見えない政権である。

 官房長官は政府のスポークスマンであると同時に、官邸であらゆる政策の総合調整を担う。さらに官房機密費の差配を一手に握っている。

 そのため「首相の女房役」とも呼ばれ、自民党では伝統的に、総理大臣は自分の派閥から腹心の議員を官房長官に選ぶことが多かった。安倍晋三内閣の官房長官を長く務めた菅義偉・前総理は無派閥ながら、安倍氏にとっては首相返り咲きを支えてくれた腹心だった。

 岸田内閣が発足した2021年10月の組閣人事の際、首相は当初、岸田派から官房長官を選ぶ方針で、候補に側近の小野寺五典・元防衛相らの名前があがっていた。だが、政権基盤が弱いため、安倍派の介入を招いた。岸田派議員が語る。

「安倍元総理が、官房長官には安倍派の萩生田氏を強く推薦してきた。岸田総理としては、後見人だった安倍さんの意向には逆らえないし、最大派閥の安倍派を敵に回したら政権運営ができなくなる。しかし、安倍さんの側近中の側近だった萩生田さんを官房長官に据えると『安倍傀儡政権』と批判される。それは避けたかった。そこで同じ安倍派でも安倍元総理と距離があった松野氏を官房長官に起用することで妥協した」

 岸田首相と松野氏は、首相が政調会長時代に松野氏が政調会長代理として支えた関係だ。前回の自民党総裁選でも、安倍氏が高市早苗・経済安保相を支援したのに対し、松野氏は1回目の投票から安倍派内の一定勢力を岸田支持でまとめたとされる。いわば「論功行賞人事」でもあった。

4683OS5:2023/12/10(日) 12:01:36
 その安倍派も裏金疑惑で座長の塩谷立氏をはじめ、「5人衆」ら有力幹部全員がパーティ券のキックバックを受けていたと報じられ、同派からは後任の官房長官を押し込めそうにない。岸田首相にすれば、松野氏辞任で政権がガタガタになってようやく、自前の官房長官を選ぶことができるわけだが、今となっては後の祭りだろう。

 むしろ、会見でのらりくらりと追及をかわしてきた松野官房長官が「もうフラフラ」(政治部記者)となる中で、岸田氏がその松野氏を守りきれずに切ったことが、ほかの大臣や自民党幹部たちのドミノ辞任につながる様相となっている。

 国会では安倍派事務総長を経験した西村経産相も追及され、「安倍派との資金のやりとりがあったか、なかったのかも精査している」と逃げの答弁に終始している。

 東京地検特捜部は、派閥の裏金づくりへの関与やキックバックを受けていた議員について、会計責任者にとどまらず議員本人の聴取へ向けて上級庁との調整に乗り出した。いったん政権中枢に燃え移った疑惑の火は、官房長官1人の更迭では消せるはずもなく、有力議員が一斉に捜査当局の事情聴取を受けるという異例の事態に発展しそうだ。

4684OS5:2023/12/11(月) 22:25:12
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/951746/
<十勝の1年 2023>1 大型店相次ぐ閉店 まちづくり考える契機
会員限定記事
2023年12月11日 19:58 「まさかヨーカドーまで」。イトーヨーカドー帯広店が来年6月で閉店するとの方針が伝わった9月、地域住民に3度目の衝撃が走った。1月に百貨店藤丸(帯広)、7月には長崎屋帯広店直営売り場が相次ぎ閉店。郊外の店舗まで撤退する事態に「帯広の街は一体どうなってしまうのか」と困惑する市民は多い。
 中心部から生鮮食品を買える店がなくなり3カ月―。「こんなはずじゃなかった」。歩いて用事を済ませられる利便性にひかれ、街中に引っ越した80代主婦の嘆きは深い。運転免許は返納してしまい、日常生活の不便さだけが残された。
 道外に目を転じれば、空洞化する中心部ににぎわいを取り戻す動きもある。
■住民らで活性化
 帯広同様、街のシンボルだった百貨店が2001年に倒産した和歌山市を訪れた。同市が14年に始めた空き店舗を再生させる「リノベーションスクール」の成果が芽吹きつつある。まちづくりに関心のある受講生が、建築や都市再生の専門家らとともに事業計画を練る。いくつかの空き店舗がカフェやゲストハウスに生まれ変わり、触発された人が別の空き店舗を再生するという好循環が生まれている。
 古いビルをゲストハウスによみがえらせた宮原崇さん(39)は「店が増え、出歩く人も増え、街が目に見えて変化していくのがうれしい」と手応えを語った。
 印象に残ったのは、行政も民間も「自分たちの暮らす地域は、自分たちで住みよくするのが当たり前」という認識だ。民間の知恵や意見を次々とすくい上げ、後押しする市職員の取り組みを目の当たりにして、帯広市の動きがどうも物足りなく感じてしまった。
■脱車社会視野に
 藤丸と長崎屋の閉店に伴う地元住民の不便さについて、帯広市の米沢則寿市長は記者会見で「市民全体が、普段買い物する時にアクセスする距離と不公平なくらい遠くなるのか」とつれなかった。「マイカーが欠かせない農村部に比べたら我慢できる範囲でしょう」と言っているようだ。高齢化や若者の車離れが進む中、車社会からの転換も欠かせない視点だろう。
 相次ぐ大型店閉店の動きに、市民からは「仕方ない」という気配が漂う。3施設とも所有者らが新たな事業を計画していることから、「今は準備の時」と見守る向きもある。だが、まちづくりは人任せにせず、一緒に取り組むことに面白さがあるはず。帯広から中心市街地再生のヒントや処方箋を発信したい。(高橋澄恵)


 2023年が間もなく暮れる。十勝管内で注目を集めたニュースや話題を担当記者が振り返る。

4685OS5:2023/12/20(水) 17:32:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/e26e0530b4bf4e133779ff195f094bd3027bb7c1
首都圏に経営資源集中 北海道のヨーカドー北見閉店へ 札幌の大型店でも直営売り場縮小
12/20(水) 6:00配信

北海道新聞
来年8月に閉店する方針となったイトーヨーカドー北見店(星野雄飛撮影)

 イトーヨーカ堂(東京)が北見市の「イトーヨーカドー北見店」を閉店する方針が明らかになり、かつて15店体制を敷いた道内店舗網は札幌の4店に収斂(しゅうれん)される方向となった。業績悪化が続く同社が経営資源を首都圏に集中させる戦略の一環で、競合が激しくなる中、地方店の閉店が続いてきた道内総合スーパー事業が節目を迎える。今後は札幌の4店の行方も焦点となるが、比較的堅調とみられた札幌の大型店アリオ札幌でも直営売り場縮小の動きが出ている。


 「食料品などを時々買いに来ていた。40年近く通っていたので、なくなってしまったら、さみしいね」。19日に北見店を買い物で訪れた北見市の会社員、三沢治人さん(72)は残念そうに話した。1985年開業の北見店はJR北見駅西側の商圏の集客に貢献し、テナント関係者は「北見店は特に食品の売り上げが堅調だと聞いていた」と話す。

 だが、親会社のセブン&アイ・ホールディングス(東京)にとって、2023年2月期まで3期連続で最終赤字を計上するイトーヨーカ堂の経営改革は、いち早く対応が必要な課題。実際に道内の地方店は近年相次ぎ閉店されてきた。

 19年に恵庭、釧路両店、21年に旭川店、22年に函館店がそれぞれ営業を終え、帯広店も来年6月末で閉店する見通しとなっている。少子化で消費そのものが減少するうえ、専門店やインターネット通販との競合も激しくなる中、イトーヨーカ堂は祖業の衣料品事業からさえ25年度までに完全撤退する決断をした。

 このため関係者の間で北見店閉店は既定路線との見方が広がっていた。広大な道内で札幌以外の店舗が北見店のみとなれば、経営効率の悪化が予想される。同店のテナントからは「帯広店閉店の話を聞いていたので、北見もいつかはと思っていた」との声が漏れ、食品卸関係者は「人口が減り建物も老朽化している。閉店は想定内だった」と話す。

4686OS5:2023/12/25(月) 13:06:21
>>4673>>4680
https://www.chunichi.co.jp/article/788205
岐阜高島屋の撤退「決定打」となった要因は 老朽建物更新巡ってオーナーと決裂
2023年10月14日 05時10分 (10月14日 05時10分更新)
 岐阜高島屋の閉店決定の主な要因として親会社の高島屋が挙げたのは、老朽化したビルの設備更新に必要な32億円の負担を巡る、ビルのオーナー側との交渉の決裂だった。「このままではお客さまの安全な環境を担保できなくなる」。主に負担するのはどちらなのか、双方の主張が食い違ったまま、県内唯一だった百貨店の灯は来夏、消えることになった。
 「(閉店を判断した)決定打は、オーナーとの交渉だ」。13日、都内の高島屋グループ本社であった決算会見。そこで岐阜高島屋の閉店を発表した高島屋の村田善郎社長は、撤退の主な理由をそう説明した。
 高島屋によると、開業から46年が過ぎたビルは老朽化し、館内の電気や水道、空調といった...

4687OS5:2023/12/25(月) 13:07:20
https://www.yomiuri.co.jp/local/chubu/feature/CO049151/20231013-OYTAT50010/
閉店の波岐阜高島屋へ 来年7月 赤字続き「万策尽きる」
2023/10/14 05:00


 岐阜県内唯一の百貨店である「岐阜高島屋」(岐阜市)が、来年7月末で営業を終える。百貨店市場は縮小傾向が続いており、特に人口減少の進む地方都市で苦戦している。地域の活性化を支えてきた百貨店の存在意義が問われている。

 岐阜高島屋は1977年に開業した。岐阜市中心部の商店街に立地し、90年代のピーク時は年間約250億円を売り上げた。しかし、2000年に岐阜駅から電車で約20分のJR名古屋駅で「ジェイアール名古屋高島屋」が開業し、競争が激化。郊外の大型商業施設などにも顧客を奪われ、23年2月期の売上高は約132億円に減った。

 百貨店大手の業績は、コロナ禍が落ち着き、回復傾向にある。それでも岐阜高島屋の9月の売上高は前年同月比14%減と低迷。「岡山高島屋」は5・3%増、「高崎高島屋」は2・9%減で、他の地方店と比べても業績が悪化していた。

 高島屋の村田善郎社長は13日の決算記者会見で「岐阜県や岐阜市の協力もいただきながら、万策尽きるまで事業を継続してきたが、今期(24年2月期)も赤字が見通される」と説明した。最終的には、建物を所有する地元企業と設備更新費用で折り合えなかったことが閉店の引き金になった。

 東海3県の百貨店は2018年の「丸栄」(名古屋市中区)、19年の「ヤナゲン大垣本店」(岐阜県大垣市)など、ここ10年間で6店舗が閉店。「名鉄百貨店一宮店」(愛知県一宮市)も来年1月に姿を消す。残るは名古屋市内の6店と三重県内の2店のみで、名古屋市の百貨店関係者は、「アウトレット店やネット通販もあり、地方百貨店で有名ブランドのアクセサリーや化粧品を買うメリットが小さくなった」としている。

4688OS5:2023/12/25(月) 13:08:07
https://www.chunichi.co.jp/article/789301
名古屋まで電車で20分、近さがあだに 岐阜高島屋閉店、商圏が重複
2023年10月16日 05時10分 (10月17日 22時49分更新)
大勢の人でにぎわうJR名古屋駅前。奥にはジェイアール名古屋高島屋などが入るビル群がそびえる=名古屋・名駅で
大勢の人でにぎわうJR名古屋駅前。奥にはジェイアール名古屋高島屋などが入るビル群がそびえる=名古屋・名駅で

 来年7月末での閉店を決めた岐阜高島屋。立地する柳ケ瀬など岐阜市の中心部では近年、マンションの建設ラッシュが続く。JR岐阜駅前では、分譲住宅の入る高層ツインタワーの計画も進む。2022年の県人口動態統計調査をみると、岐阜市は397人の転入超過となり、街の活性化に期待がかかる。
 実際、シンクタンクのOKB総研(大垣市)の中沢大輔主任研究員の調査でも、JR岐阜駅前や柳ケ瀬など中心市街地のマンション建設のプラスの効果がうかがえる。岐阜高島屋のある柳ケ瀬に近い徹明地区で20年と23年を比べると、地区の人口は616人増え、14歳までの子どもも82人増えた。今年3月には岐阜高島屋の南隣に再開発ビル「柳ケ瀬グラッスル35」も開業した。
 岐阜高島屋の経営にとっても追い風になるはず-。市街地の活性化に取り組む関係者は誰もがそう思っていた。
 だが、...

4689OS5:2024/01/12(金) 08:38:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a3b52bac1d2b03f1e408a818088c1d010b8c7a
県内唯一の百貨店閉店「駅前のシンボル」が空きビルに…松江駅周辺、見えぬ活性化への道筋
1/11(木) 17:50配信


読売新聞オンライン
JR松江駅前にある一畑百貨店(松江市で)

 JR松江駅前にある島根県内唯一のデパート「一畑百貨店」(松江市)が14日、閉店し、島根は山形、徳島に続き、全国3県目の「百貨店ゼロ県」となる。松江市や松江商工会議所が駅前の活性化について議論を始めたが、県の玄関口のシンボル的施設がなくなることの影響や跡地の活用など、駅前の将来像は見えていない。(松田栄二郎)

 「非常に大きなピンチだが、駅前にどんな機能があればまちが発展していけるのかを考える機会にしたい」。閉店発表から半年が過ぎた2023年12月末、駅前の活性化策を検討する「松江駅前デザイン会議」(田部長右衛門会長)の初会合で、上定昭仁市長は強調した。

 一畑百貨店は1958年、親会社の一畑電鉄(松江市)が経営の多角化を図るため、殿町で創業し、98年に現在地に移転した。売上高は2002年3月期の108億円をピークに年々減少し、23年3月期には43億円まで落ち込んだ。25年にグランドリニューアルを計画し、テナント誘致で約120社と交渉したが不調に終わり、閉店が決まった。

 デザイン会議では、老朽化が進む駅前地下駐車場や複合施設「松江テルサ」などの周辺施設も含め、駅前に必要な機能を話し合う。田部会長は「閉店後のデパートの活用方法も早急に話さないといけない」と述べた。今秋までにデザイン案をまとめる予定だが、駅前再整備について市の担当者は「現時点でそこまでは見えていない」と歯切れが悪い。

 駅前再整備の議論は以前も行われたが、利害関係者との調整に時間がかかる上、コロナ禍で議論が進まなかったという。

 一畑電鉄は閉店後の建物を存続あるいは売却する方向で、複数の業者と交渉を続けている。ディスカウント店や家電量販店、医療機関、300円均一ショップなどがテナント候補に上がったとされるが、「話が出ては消え、出ては消える状況」(一畑グループ関係者)という。百貨店の錦織要社長は「なかなか一棟で借りてくれるところはない。色んなアイデアを出して、どうやって埋めていくかだ」と話す。

 ただ、テナントを誘致できても、駅前の活性化につながるかは未知数だ。

 郊外型商業施設の出店やネット販売の拡大など消費を取り巻く環境は激変。人口減やコロナ禍もあり、地方の百貨店は苦境に立たされている。

 日本百貨店協会(東京都)によると、全国の売上高は12年の計約6兆1453億円から、22年は約4兆9812億円と1兆円以上減少。12年12月末時点で全国に249店あったが、22年12月末時点で185店と、10年間で約4分の1が閉店した。

 西村尚純・日本経済大学教授(流通論)の話「県の玄関口・松江駅前にある百貨店跡地は、松江市の持続可能性に関係する。松江城という重要な観光資源があり、既存の建物を物産販売など観光客向けの施設や地場産業のイベント会場、ベンチャー集積拠点とするなど、県外の人に『島根はすごい』と思ってもらえるような活用もいいのではないか。跡地の有効利用のモデルとなるような議論に期待したい」

公費投入に厳しい目…徳島の先例
 松江市と同様に、主要駅前の百貨店が閉店した先例がある。JR徳島駅前の「そごう徳島店」が2020年8月になくなった徳島市だ。

 1983年、駅前再開発ビル「アミコビル」(地下1階、地上9階)の核テナントとして開業。しかし、98年の明石海峡大橋開通で京阪神に客が流れたほか、大規模商業施設が郊外に進出し、苦境に陥った。

 閉店後、ビルを管理する市の第3セクター「徳島都市開発」も賃料収入の大幅減で経営が厳しくなり、市が施設改修などのために20億円を貸し付けた。

 結果、2022年4月に高松三越(高松市)のサテライト店「三越徳島」が2階に開業。また、5階までのショッピングゾーンのテナントがほぼ埋まったことから、23年5月に全面リニューアルオープンをした。6階から上のオフィスゾーンにはIT関連企業が入居し、駅前のにぎわい喪失に一定の歯止めをかけた。

 ただ、市の貸し付けについては、住民団体が「回収できない恐れが強い」と市長に返還を求めた訴訟を起こすなど、公費投入に厳しい目も向けられている。

4690OS5:2024/01/25(木) 11:41:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e230e871138a04556ca5fc50260130bf6dd237f7
百貨店、大都市圏と地方の二極化際立つ 中国地方で相次ぐ閉店 訪日客回復の恩恵少なく
1/25(木) 11:22配信
 中国地方で百貨店の閉店が相次いでいる。一畑百貨店(島根県松江市)と尾道福屋(広島県尾道市)が14日に営業を終了。島根県は中国地方5県で唯一、百貨店のない「空白県」となった。一連の閉店は、大都市圏より訪日客が少なく、単独経営では最新の流行品をそろえにくい地方百貨店ならではの課題を映し出す。新たな百貨店像の構築が急がれる。

 「経営環境は非常に厳しかった」。一畑百貨店の玄関で14日夜、集まった来店客を前に、運営会社の錦織要社長は率直に語った。売上高はピーク時の2002年3月期に108億円あったが、23年3月期は43億円に落ち込んでいた。

 「百貨店にしかない商品もあるが、県外は遠くて行けない。どうしよう」。松江市の女性(88)は惜しむ。同市の会社員男性(57)は「家族で出かけるのはショッピングセンターが昔より多い。時代の流れかもしれない」と冷静に受け止めた。

 百貨店業界は大都市圏と地方の二極化が際立つ。東京などでは訪日客の回復で好調な店も目立つが、地方は恩恵が少ない。錦織社長は「一畑百貨店も訪日客の売り上げは本当にわずか。都会の百貨店とは、その違いも大きい」と振り返る。

 商品の仕入れやテナント誘致の面でも差がある。新型コロナウイルス禍を機にインターネット販売も浸透した。ある地場の百貨店の幹部は「都心にある便利さや何でもそろうという百貨店の存在感が、コロナ禍でさらに薄まった」と漏らす。

 中国地方以外の百貨店では、無印良品やニトリなどのテナントを入れる例もある。ただ、人口減少が進む地域では後継のテナントを探すのは簡単ではない。一畑百貨店、尾道福屋とも閉店後の活用策は決まっていない。

 中国経済産業局によると、中国地方の百貨店の販売額は1992年の5108億9800万円をピークに減少傾向が続き、22年は6割減の2135億7500万円。店舗数は22店から13店に減った。

中国新聞社

4691OS5:2024/01/30(火) 00:00:29
11442億円 ウエルシアHD (コクミン)
09700億円 ツルハHD (福太郎 イレブン)
09512億円 マツキヨココカラ
08276億円 コスモス薬局
06904億円 サンドラッグ

外を見るとスギホールディングスが5位になってるな
北海道新聞では入ってないが

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/968961/?ref=top
道内不採算店舗の再編加速か イオン、ツルハ出資増 商品幅拡大も
会員限定記事
2024年1月29日 22:17(1月29日 22:51更新)

 流通大手のイオンが29日、香港の投資ファンドからツルハホールディングス(HD、札幌)株を取得する交渉に入ったと発表した。イオンはすでにツルハHDの実質的な筆頭株主だが、ツルハの経営への影響力をさらに強くする狙いがあるとみられる。消費者にとっては、イオンのプライベートブランド(PB)商品などツルハが扱う商品の幅が広がる可能性がある一方、効率化が進み、道内の不採算店舗などの再編が加速する恐れもある。
 イオンとツルハHDは業務資本提携し、1995年から商品開発や人材育成で協力してきた。ただ、2021年にイオンの岡田元也会長がツルハHDの社外取締役を退任するなど、距離感は広がっているとの見方もある。今回の株式取得も、イオンとツルハHDの事前協議はなかった。
 ドラッグストアは食品や日用品も扱う幅広い品ぞろえを武器に店舗を増やしてきたが、少子化や薬価の引き下げなど逆風も強まっている。流通アナリストでプリモリサーチジャパンの鈴木孝之代表は「国内でドラッグストアの出店余地は少なくなってきており、(より収益性を高めるため)経営統合の動きが出ても不思議ではない」と指摘する。
 その上で鈴木氏は「イオンの影響力が大きくなることで、比較的安価なイオングループのPB商品がツルハに並ぶようになるなど、消費者にプラスに働く可能性もある」とみる。
 一方、企業買収に詳しいIBコンサルティング(東京)の鈴木賢一郎社長は、「イオン色が強まり、ツルハの独立性が薄れる。イオンにとって都合の良い経営をする可能性はある」と分析。札幌に本社があるツルハは、道内の人口の少ない地域にも出店してきたが、採算性が低かったり、薬を扱うイオングループの店舗に近いツルハの店舗などは再編される懸念もくすぶっている。
 ツルハHDは、経営への関与を強めようとする投資ファンドへの株主対策から離れるために検討していた非上場化については、取りやめる公算が高まっている。
 ツルハHDの22年度の売上高は、イオン傘下のウエルシアHDに次ぐ業界2位の9700億円。(三坂郁夫)

4692OS5:2024/02/09(金) 17:14:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/c754b1ad3b96ff2409cc396a6f41f6c1d48f0f98
イトーヨーカ堂、北海道と東北の全14店を閉店へ…多くの店舗でヨークベニマルなどが事業引き継ぐ方向
2/9(金) 15:51配信
読売新聞オンライン
イトーヨーカドー(東京都墨田区で)

 セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂が、北海道と東北地方の全14店を閉店する方針であることが9日、わかった。一部は完全に撤退するが、多くの店舗では、東北地方を中心にスーパーを展開するヨークベニマルなどグループ内外の企業が事業を引き継ぐ方向で協議を進めている。

 イトーヨーカ堂は昨年11月末現在で全国に227店舗を展開している。北海道と東北の店舗は、閉店に向けて手続きを進めている一方で、雇用や地域経済への影響を考慮し、複数の企業と調整しているとみられる。

 セブン&アイは昨年、地方や採算の悪いイトーヨーカ堂の店舗33店を26年2月末までに削減すると発表していた。

4693OS5:2024/02/10(土) 14:19:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ab820953012adf8fa67f919d6b7e8e02e761dc6
ヨーカ堂、再建へ正念場 都市部と「食」に集中投資
2/10(土) 7:09配信


時事通信
セブン&アイ・ホールディングス(左)と総合スーパーのイトーヨーカ堂の看板=東京都品川区

 セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂が、北海道と東北、信越地方からの撤退を発表した。

【ひと目でわかる】閉店・事業承継する「イトーヨーカドー」店舗

 不採算店を切り離して身軽になり、業績回復に向けて都市部や「食」を強化する戦略。ただ、競合がひしめく激戦区での勝ち残りは容易ではなく、ヨーカ堂再建は正念場を迎えている。

 ヨーカ堂が撤退を表明したのは計17店舗。人口が減少する地域では、人件費や維持費がかさむ大型店舗の運営は採算を取るのが難しい。ただ、他にスーパーもなく、地域住民が存続を望むケースも少なくない。事業承継先を探すのに奔走し、ようやく撤退にめどを付けた格好だ。

 店舗以外でもリストラを進めている。昨年は衣料品店「ユニクロ」などの台頭で不振が続く自社開発のアパレル事業の終了を決定。年明けからは早期退職希望者を募集しており、人員整理を進める。また、家賃を抑えるため、今夏までに本社を現在の東京都千代田区から同品川区に移転する予定だ。

 ヨーカ堂関係者は、「今期、来期でうみを出し切り、体質のいい店だけで黒字化に挑戦する」と話す。

 同社は食品事業を業績浮揚の切り札に位置付ける。今月下旬には共通のセントラルキッチンを千葉市で稼働させ、総菜や弁当の品ぞろえを拡充。ネットスーパーも強化する方針だ。別の関係者は「今が踏ん張りどころ。ここで立て直さなければ先はない」と危機感を強めている。

4694OS5:2024/02/19(月) 19:47:07
https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-1057765.html
藤沢市長選挙 現職の鈴木恒夫氏が4選果たす 実績訴え幅広い支持
藤沢市長選
選挙
選挙 | 神奈川新聞 | 2024年2月18日(日) 22:46
 任期満了に伴う藤沢市長選は18日、投開票が行われ、現職の鈴木恒夫氏(74)が、いずれも新人で元神奈川県議の国松誠氏(62)、政治団体代表の相原倫子氏(63)を破り、4選を果たした。投票率は前回(2020年)市長選の29・27%を5・42ポイント上回る34・69%で、12年の市長選以来となる30%台を回復した。

 ▶藤沢市長選挙の開票速報はこちら


支援者と当選を喜ぶ鈴木恒夫氏=18日午後11時5分ごろ、藤沢市藤沢の事務所
 選挙戦は3期12年の鈴木市政の是非を主な争点に争われた。鈴木氏は「藤沢のさらなる発展に道筋を付ける」と主張し、任期中に人口が約3万人増えるなど現職としての実績や成果を訴えた。小学校給食の無償化や第2子以降の保育料の負担軽減など子育て支援の充実も強調し、転入が続くファミリー層にアピールした。地元選出の国会議員や地方議員が党派を超えて幅広く支援する体制で臨み、新人2氏を退けた。

 国松氏は市長の多選を批判して新しいリーダーの必要性を、相原氏は女性市長の実現による市政の刷新を訴えたが、及ばなかった。

 当日有権者数は36万5658人(男17万8997人、女18万6661人)。(宮崎 功一)

【投票総数】126831
【有効投票数】125004
【無効投票数】1827

鈴木恒夫氏の横顔 藤沢市出身。早大卒後、1979年に29歳で市議に初当選し、4期務め県議へ転身。5期目途中の2012年の市長選に出馬し、現職を破った。今年の漢字に「興(おこす)」を掲げた。コロナ後を見据え、にぎわいの創出や地域経済活性化に意欲を示す。大鋸。

4695OS5:2024/02/20(火) 17:56:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5edfb84fda2de314ddba96c4d97c740410826c4f
千葉・柏駅前の旧そごう跡地、柏市が86億円で購入へ 地権者と合意
2/20(火) 13:30配信
朝日新聞デジタル
柏駅東口にある旧そごう柏店(左)と商業ビル=2024年1月29日午前9時7分、千葉県柏市、斎藤茂洋撮影

 千葉県柏市が購入方針を示した柏駅東口にある旧そごう柏店の跡地について、柏市は20日、86億円で購入すると発表した。


 跡地は約5220平方メートルで三井不動産が所有する。

 関係者によると、三井不動産との間で昨年末までに金額面で折り合い、店舗建物の撤去経費をどちらが負担するかなどの前提条件の整理を重ねていた。撤去費用は三井不動産側が持ち、4月以降に取り壊すという。

 市は来年度以降、購入経費の86億円を補正予算案などに計上する。

 旧そごう柏店は1973年に開店し、最上階に回転展望レストランを構え、「柏のランドマーク」とも言われた。2016年の閉店後、駅周辺の通行量の減少が指摘され、太田和美市長が23年6月に購入方針を表明していた。

 駅東口には旧そごう柏店のほか、「スカイプラザ柏」と「柏駅前第一ビル」の二つの商業ビルがあるが、いずれも1973年開店で老朽化が進む。どれも敷地いっぱいに建物が立ち、敷地内での建て替えには、数年休業する必要性も指摘されている。

 市は、この跡地を活用し、周辺の老朽化した商業ビルが新しいビルを建てて移転し、さらにその商業ビル跡地に他のビルが新たに建物を建設をする「連鎖的建て替え」を促す構想を練る。駅前周辺整備も合わせて実施したい考え。(斎藤茂洋)

朝日新聞社

4696OS5:2024/02/27(火) 00:04:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/2acfeec058ddc8eb02c28a58b84b9b7faee7b33e
イトーヨーカドー津田沼店9月閉店へ 地元から驚きと惜しむ声 セブン&アイ構造改革の一環 かつては“津田沼戦争”展開も
2/26(月) 20:38配信
千葉日報オンライン
9月をめどに閉店することが明らかになったイトーヨーカドー津田沼店=26日、習志野市

 総合スーパーのイトーヨーカドー津田沼店(習志野市)が9月をめどに閉店することが26日、関係者への取材で分かった。同店は新京成電鉄新津田沼駅の駅ビルとして、1977年11月に開業。かつては“津田沼戦争”とも呼ばれる激しい商戦を周辺の大型商業施設と展開したこともあった。地域を代表する商業施設の閉店に地元からは一様に驚きの声が上がるとともに、日常の買い物を心配する声も相次いだ。

 同店は地上8階、地下1階。食料品や衣料品のほか、玩具や家具・インテリアなども扱っており、飲食施設も入居している。

 運営会社を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスは、グループの構造改革の一環として首都圏を含むヨーカドー全店舗の「さまざまな項目を精査」した上で、同店の閉店を決めたと説明。県内で他店の閉店予定はないとした。

 津田沼店は新京成線新津田沼駅の駅ビルとしてオープン。同社広報課は「長い間、テナントとして入ってもらっていたので残念」と話し、後継のテナントは「検討中」とした。

 大型商業施設の閉店決定に、習志野商工会議所の担当者は「想定外。(地方で)店舗の整理が進んでいるのは把握していたが、首都圏は対象外と思っていた」と驚く。街づくりの観点からは「JR津田沼駅南口の再開発に、少なからず影響が出てくる。街の活性化が途絶えることのないように、表玄関としての役割を担う跡地利用を期待したい」と話した。

 同店に日用品を買いに来ていた習志野市在住の40代女性は「『ここは大丈夫だろう』と思っていたのでびっくり」と驚き。「2年前に引っ越して来て、何を買うにも来ていた。津田沼に住んだのは駅前が栄えていることが決め手だった。バス停が目の前にあることもあり、年配の人が多く利用している。閉店すると不便になると思う」と不安を漏らした。

 同市の井上満智子さん(84)は「東京都内から引っ越してきて15、16年利用してきた」。同店内の美容院を訪れた帰りに食料品や衣料品を買うのが習慣になっており「ちょっとした用が足りて便利だったのに」と残念がった。

4697OS5:2024/02/27(火) 00:05:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6983c5ee9682fac5ceb40362d572ca98ba00ac7
イトーヨーカドー津田沼店が閉店へ 売り上げ全国トップの時代も……
2/22(木) 18:40配信

朝日新聞デジタル
イトーヨーカドー津田沼店=千葉県習志野市

 千葉県習志野市のイトーヨーカドー津田沼店が、9月に閉店することが分かった。運営するイトーヨーカ堂が22日、朝日新聞の取材に明らかにした。同店はJR津田沼駅近くにあり、かつては売り上げが全国の店舗で10年以上連続1位に。また近隣にあったデパートや大型スーパーと「津田沼戦争」と呼ばれる激しい商戦を繰り広げてきた。

 同店は1977年、JR津田沼駅に近い新津田沼駅(新京成電鉄)の駅ビルに開店。地上8階、地下1階のフロアで、食品や衣料品などの販売を手がけるほか、家電、家具などのテナントも入居している。80、90年代にはイトーヨーカドーの全国店舗の中で、売り上げが10年以上連続1位になるなど、にぎわいを見せていた。同社は現在、個別店舗の売り上げを公表していないが、近年は苦戦していたとみられる。

 同社の親会社セブン&アイ・ホールディングスは、昨年3月、事業構造変革の一環として「首都圏へのフォーカス加速」などを掲げ、店舗網見直しを進めると発表。今月にはイトーヨーカ堂が北海道、東北、信越地方からの撤退を明らかにしていた。同社は津田沼店閉店について「首都圏へのフォーカスを進めるなかで、首都圏も含め収益性を検討した結果」と説明する。

 習志野市と船橋市にまたがる津田沼地域では、同店と同じ70年代後半にパルコ、丸井、高島屋、ダイエーと大手が次々に出店し、「津田沼戦争」と呼ばれる時代があった。その後、丸井や高島屋は撤退、地域のシンボルだったパルコも昨年2月に閉店した。

 習志野市の担当者は「寝耳に水で、驚いている。さみしい。一つの時代が終わった」と話している。同店が入る駅ビルオーナーの新京成電鉄は「閉店は大変残念。後継のテナントを探し始めている」とコメントした。(本田大次郎)

朝日新聞社

4698OS5:2024/03/02(土) 18:58:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ed1332e6e428cda8766c232e50f69eb13318b04
<独自>近鉄百貨店、高級ブランド店を倍増へ ハルカス10周年 コト消費で〝試飲バー〟も新設
3/2(土) 18:08配信

産経新聞
10周年を迎えるあべのハルカス。中に入る近鉄百貨店本店は〝高級路線〟にかじを切る=大阪市阿倍野区

3月7日に開業10周年を迎えるあべのハルカスに入る近鉄百貨店本店(大阪市阿倍野区)が今年秋、海外高級ブランドの店舗を現状の約10店から約20店へ倍増させることが2日、分かった。大阪市内で増加傾向にあるインバウンド(訪日客)や、日経平均株価の史上最高値更新で消費意欲の高まりが期待される国内の富裕層を取り込もうと〝高級路線〟にかじを切る。市内の百貨店による顧客争奪戦が激しくなりそうだ。

また、近鉄百貨店は、インバウンドら向けに体験重視の「コト消費」にも注力。来月以降、和洋酒売り場付近で有料の試飲サービス「ハルチカbar(バー)」をオープンする方針であることが判明した。カウンター越しに和洋酒売り場の酒を楽しめる。関西地域の日本酒や地ビールなどの魅力をアピールする。

日本百貨店協会によると、昨年1年間の大阪地区の百貨店売上高は前年比17・4%増の8764億円と大幅に増加した。

市内の百貨店では円安を追い風に中国人ら外国人客による免税売り上げが好調で、高島屋大阪店(同市中央区)では2月の免税売上高が前年同月比の約3・8倍となる過去最高を更新。担当者は「春節もあり、高級ブランドの売り上げが好調だ」と話す。

数十店舗の高級ブランドコーナーを設ける市内の百貨店が波に乗っており、近鉄百貨店も高額商品を販売する海外高級ブランド店舗を拡充する。

昨年秋には英国の高級ブランド「バーバリー」を導入。段階的にブランド数を増やす計画だ。1人あたりの販売額である客単価が大幅に上昇する見込みで、もともとアクセサリーなどを販売していた「タワー館」の1階部分を、今年秋を目途に高級ブランドのブティックが軒を連ねるフロアに改装。今後は本店内の他の階にも徐々に広げる方針だ。

足元で好調な業績を記録している都心型百貨店。だが、近鉄百貨店では中国人客の〝爆買い〟が話題となったコロナ禍前を最後に単月での過去最高売上高の到達には至っていない。

千原昌和本店長は「市内の他の百貨店と比べると(高級ブランドコーナーの)数も規模も違い、差が開いている。訪日客だけでなく、国内の顧客の需要も実感しているからこそ今後注力していく」と説明する。

また、「毎週違う商品があるというような来店したくなる動機づくりをいかに展開していくかが重要だ」とも強調。同店の担当者も「株高や来年の万博開催、若い富裕層の増加など消費の起爆になる局面を迎える中での10周年。より幅広い層に浸透し、顧客の消費に期待したい」とした。

ただ、コロナ禍以前から、インターネット通販の普及や安価な衣料品を大量販売するファストファッション店の進出で、百貨店業界には逆風が吹く。地方の百貨店はこれをはね返せず、閉店も相次いでいる。都心ほどインバウンドの誘客を期待できず、商圏に富裕層も多くないため、高級路線と異なる戦略を打たなければ回復はかなわず、業界全体の衰退にも歯止めをかけられない。(清水更沙)

4699OS5:2024/03/18(月) 07:51:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f8335d8e57e49fa101d907b0482217397e3d829島根から百貨店が消えた日 65年の歴史に幕 一畑百貨店閉店で地元の嘆き 百貨店「ゼロ県」に
3/18(月) 7:00配信

産経新聞
一畑百貨店の閉店で百貨店がなくなる島根県。百貨店空白県は3県目となる

地元から百貨店が消えていく-。今年1月、島根県内唯一のデパート、一畑百貨店(松江市)が65年の歴史に幕を下ろし、県内からは百貨店がなくなった。全国で百貨店が存在しない都道府県は山形県、徳島県に続き3県目だが、7月には岐阜県からも消える。百貨店といえば少しおしゃれして出かける買い物の場だが、地方都市からはそうした場所が失われつつあるのが実情だ。

【写真】一畑百貨店の歩みを振り返るパネル展。懐かしそうに写真を撮影する買い物客らもいた

■「ありがとう」「忘れないよ」

「本日、一畑百貨店は閉店しますが、皆さまの心の中に残ることができるならば、われわれとしてはこれ以上の喜びはありません」

1月14日午後6時半過ぎ、JR松江駅前の店舗前で開かれた閉店セレモニーで、最後の営業を終えた錦織要社長は、集まった約400人の市民らにこうあいさつした。

錦織社長は一畑百貨店は昭和・平成・令和と3つの時代を駆け抜けてきたと述べ、「百貨店という存在は、単なる商業施設というだけでなく、文化・情報の発信地として、時代をリードする機能として、地域の発展に微力ながら貢献できたのではないかと思っています」とその65年の歴史を振り返った。

最後に、40年以上一畑百貨店一筋という井上智弘専務(当時)が「ただいまを持ちまして、一畑百貨店は閉店いたします。長い間ありがとうございました」と声を詰まらせながら閉店を告げると、市民らから「ありがとう」「忘れないよ」などの感謝の言葉と大きな拍手が。従業員らが頭を下げる中、店のシャッターがゆっくりと閉まった。

■市民のあこがれ

一畑百貨店は昭和33年に松江市内初の本格的デパートとして県庁近くの同市殿町に開業、平成10年に現在のJR松江駅前に移転した。ピークの14年3月期には108億円の売上高を記録している。

年末に同店を訪れた松江市の会社員男性(50)は「子供のころは、殿町の店の屋上にあった小さな遊園地のようなスペースで、乗り物に乗った思い出がある。親に少しいい服を着せてもらって連れて行ってもらい、オシャレで楽しい場所だった」という。

市内の高校1年の女子生徒(16)も「小中高校と、入学の時にいつも制服を買ってもらうのが一畑だった。大人に近づいていくような気持ちをもらえた」と話す。

しかし、市内に出店した大型ショッピングモールやインターネット通販の拡大、新型コロナウイルス禍などの影響もあり、売り上げは減少。ピーク時の4割ほどに落ち込んだ。新たな有力テナントの誘致も難航したため、営業継続を断念、昨年6月に閉店を発表した。

市内の会社員女性(41)は「食品や日用品はスーパーで買うし、子供たちの服も値段や選択肢の多さからネット通販で購入する。特別に一畑で買う必要性はなくなってきた」と明かす。

■厳しい地方百貨店

日本百貨店協会の資料によると、東京23区や大阪市など10大都市を除く地方都市の百貨店の数は平成18年には182店舗あったのが、令和元年には127店舗に。その後も減少傾向で、今は110前後にまで減るなど苦境が続く。7月にも岐阜県の高島屋岐阜店が閉店予定で、全国で百貨店のない県は4つとなる。また、百貨店が1つしかない都道府県は10以上あり、新たな百貨店空白県が生まれることも危惧されている。

一方で経済産業省が3年に開いた百貨店研究会の報告書では百貨店を「地域社会との連携・社会的課題解決に向けた重要プレイヤー」と位置づけ、地域経済への貢献の可能性も指摘された。

長らく島根で暮らしてきた無職男性(75)は「一畑ができたころは、県内にも活気があった。美術展や各地の特産品展など、一畑で初めて目にするものも多かった。直接目で見て買い物をして、都会の雰囲気を知る喜びがなくなるのはさみしい」と惜しんだ。(藤原由梨)

4700とはずがたり:2024/03/18(月) 13:27:34

最近(ナフコは聞くけど)ナフコカニエの名前を聞かないなあと思ってたら20年以上も前に独立してた??

しかも家具なんかのナフコとは別物??

カニエ、ナフコチェーンから“卒業”、新社名・店名は「フィール」に
小売 ニュース 2001.01.26 8798号 3面
https://news.nissyoku.co.jp/news/nss-8798-0018

東海地区の中堅スーパーVCであるナフコチェーン(本部=(株)ナフコ、名古屋市、052・682・3428)は、今年3月いっぱいで分断する。同チェーン九社トップの業績を持つ(株)ナフコカニエ(名古屋市昭和区)が“卒業”という形で袂を分かち、新たに社名を(株)フィール・コーポレーション、店名を「FEEL(フィール)」として独自の事業展開を図る。16日のナフコチェーン新年賀正会で初めて関係者が公に分断を明らかにし、“卒業”という表現でカニエの独立を認め、残ったナフコチェーンは六五店舗

4701OS5:2024/04/10(水) 17:21:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/411ee828c78006d00c96a56893c41c2c187740dd
近鉄百貨店 郊外店名から「百貨店」外す 脱却の色を鮮明に
4/10(水) 14:58配信
産経新聞
近鉄百貨店本店が入るあべのハルカス=大阪市阿倍野区(彦野公太朗撮影)

近鉄百貨店があべのハルカス本店(大阪市阿倍野区)以外の郊外の百貨店で店名から「百貨店」を外すことが分かった。地方の百貨店を取り巻く状況は厳しく、市民が気軽に利用できる商業施設を目指すためで、郊外店の〝脱百貨店〟色を鮮明にする。大手が店名から「百貨店」を外すケースはめずらしい。

近鉄百貨店は大阪市を中心に滋賀県や奈良県など8店舗を展開。百貨店以外には本店周辺に商業施設「Hoop(フープ)」、「あべのand(アンド)」などを運営し、若者など百貨店が取り込めていない幅広い層にアプローチした店舗づくりを進めている。

少子高齢化が進む地方では、百貨店が相次いで閉店。こうした中、近鉄百貨店では高収益構造への転換を目指す事業を模索。郊外店を中心にテナントの賃料などに頼らず、社員がフランチャイズ(FC)で店舗業務を担ったり、多種類の商品を一定のテーマで同じフロアに集め、顧客の購買意欲を高める「スクランブルMD」の導入を推進したりしており、店舗に足を運ぶきっかけづくりに注力している。

こうした取り組みに加え、郊外店では今後、医療クリニックや行政サービスを施設に入居させ、地方都市で暮らす市民に沿ったサービスを展開する。百貨店名は令和11年2月期までを目途に外す方針。店舗名は決まっていないが、近鉄を残したうえで既存の「and」などの店舗名をつける案などが浮上しているという。(清水更沙)

4702OS5:2024/04/11(木) 00:40:11
https://news.セブン、祖業のヨーカ堂を分離…それでも関係継続する理由 創業家配慮と…
4/10(水) 20:55配信


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産経新聞
セブン&アイ・ホールディングスの本社ビル=東京都千代田区

セブン&アイ・ホールディングスは傘下のスーパー大手イトーヨーカ堂を上場させながらも、その全株式は売却せず、一部を保有して協業関係を維持する方針を示した。そこには、祖業であるヨーカ堂とその創業家への配慮に加え、人口減少による今後の市場飽和がささやかれる国内コンビニ事業の成長を、スーパーとの協業によるシナジーで描こうとするセブン側の強いこだわりも垣間見られる。

【写真】セブン&アイ・ホールディングスの決算説明会の冒頭であいさつする井阪隆一社長

■コンビニの成長を支える

「同じ(グループの)財務規律の中でコンビニとSST(スーパーストア)事業を比較すれば、投資効率が悪くなるのは十分把握している。しかし、一方でコンビニの成長を支えているのはSSTと食の連携だ」

セブン&アイの井阪隆一社長は10日の記者会見でこう強調。物言う株主の米投資会社が業績悪化の続くヨーカ堂のグループからの切り離しを求める中、改めてイトーヨーカ堂との協業を継続する考えを示した。

セブン&アイは、スーパー事業の再建策として、ヨーカ堂のアパレル事業の撤退と食品事業への特化、首都圏集中を打ち出した。その後の成長戦略の軸として示したのが、2月に千葉県松戸市にオープンした「SIPストア」だ。

SIPはセブン―イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、パートナーシップの頭文字。一般的なコンビニの約1・8倍の広さの店舗に、野菜や果物などの生鮮品や総菜に加えて、焼きたてパンなど約1・7倍の商品を用意。コンビニとスーパーの中間的に位置付ける新たな業態だ。

「国内でのコンビニの出店エリアが限られる中で、同じ業態では成長できない。今後のコンビニの成長余地を考えた場合、生鮮食品は不可欠だ」。みずほ銀行で産業動向分析などに従事した流通アナリストの中井彰人氏はこう分析する。「生鮮品の生産や流通の効率化に向けても、大規模なスーパーをグループ内で活用できて初めてセブンは再成長できる」とみる。

■創業家出身者を副社長に

実際、この日の会見では井阪氏が「フレッシュフード(生鮮品)の売り上げ構成比が高いほど客数は増える相関関係がある」とするデータを示すなど、生鮮品とそれを提供できるスーパー事業の重要性を訴えた。

一方、ヨーカ堂の上場や協業継続に関する祖業への配慮の有無ついて、井阪氏は否定。ただ、この日には創業家出身の伊藤順朗専務を5月末に副社長に昇格させる人事も発表しており、「当然、一定の配慮はあった」(大手流通関係者)とみる向きもある。(西村利也)yahoo.co.jp/articles/0f75fe8b98f940024f2253e8eff9594e87f52cc0

4703OS5:2024/05/14(火) 11:04:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1e5614d26ac3feda7b90fba92c88b7790222c2d
「イズミ」と「イオン九州」スーパー業界・九州の陣…サニー買収と福岡集中出店で覇権争い
5/11(土) 8:04配信

読売新聞オンライン
読売新聞

 スーパーマーケット業界の覇権を巡る争いが激化している。九州各地に店舗網を持つイオン九州(福岡市)と、中四国・九州が地盤のイズミ(広島市)を核に出店攻勢が続き、ドラッグストアなど業態の垣根を越えた競争への対応も不可欠となっている。物流など業界全体の課題では協調する動きも出ており、人口減で縮小する市場への適応力が問われている。(佐藤陽)


「目まぐるしい変化」
 「福岡の競争環境は目まぐるしく変化している。一段とシェア(市場占有率)拡大を図りたい」

イオン九州が出店拡大を計画する「マックスバリュエクスプレス」(4月27日、福岡市博多区で)

 イオン九州の柴田祐司社長は4月10日の決算記者会見で、福岡県に今後3年間で小型スーパー「マックスバリュエクスプレス」など計110店を新設する計画を掲げた。

 危機感の背景にあるのは、イズミの勢力拡大だ。会見の1週間前、全国で食品スーパーを運営する西友(東京)が、「サニー」などの店舗を展開する九州から撤退し、全69店をイズミに引き継ぐと発表した。今年8月には福岡県内のイズミの食品スーパーが一気に90店規模に膨らみ、約70店のイオン九州を追い抜く。

 イオン九州は決算の説明資料で、自社の店舗数とイズミ・西友の合計店舗数を比較し、出店増で「福岡県のスーパーマーケット店舗数トップを維持する」とした。柴田社長は「競争するところは真剣に競争する」と力を込める。

最大のM&A
 関係者によると、西友側は昨年夏頃から、地場の大手スーパーやディスカウント店運営企業などに九州事業の売却を打診していた。高い関心が集まる中、「どんどん譲渡価格が上がった」(地場スーパー幹部)ことで断念する企業が相次ぎ、最終的にイズミの取得が決まった。買収額は公表されていないが、同社としては過去最大の合併・買収(M&A)という。

 イズミの傘下に入ることになったサニーの従業員ら約3800人の元には順次、グループの一員として迎えることを歓迎する手紙が届けられている。送り主はイズミの山西泰明社長。雇用も引き継ぐため、従業員一人ひとりにトップの思いを伝えた。山西社長は「我々は大型店の延長でスーパーを運営している。(西友の従業員に)食品スーパーのノウハウを教えてもらう立場だ」と真意を話す。

繰り返す栄枯盛衰
 九州のスーパー業界は、栄枯盛衰を繰り返してきた。

 かつて熊本に本社を置き、連結売上高が3000億円超と九州最大手の存在に上り詰めた寿屋は、バブル崩壊後の経営悪化で2001年に経営破綻した。負債額約2100億円は、20年以上が経過した現在も九州のスーパーで最大の倒産だ。店舗はイオングループが受け継いだ。

 02年には、同じく熊本を拠点とするニコニコ堂も975億円の負債を抱えて民事再生法の適用を申請した。同社の創業家出身で、倒産の2年前まで社長を務めた林瑞栄さん(81)は「寿屋と激しく競争しながら、創業者だった兄とともに会社を成長させて株式上場も果たしたが、結果的に大型店への投資が負担になった」と悔やむ。ニコニコ堂の店舗は、イズミが運営を担うことになった。

イズミが成長の推進役と位置づける食品スーパー(4月25日、長崎県大村市で)

 1995年に九州に進出したイズミは現在、グループ全店のうち4割超を九州に置く。各地で積極的な出店を続けており、大型連休直前の4月25日には、西九州新幹線・新大村駅(長崎県大村市)の前に食品スーパーを開業。オープン前には300人以上が並んだ。

 今月23日には、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場にも比較的近い熊本県合志市に、スーパーを核とした大型モールを開業する。山西社長は7日に開いた完工式で、一帯に居住する工場従業員らを見据え、「新しく住む方にも価値を感じてもらえる店舗にして地域に貢献していきたい」と強調した。

4704OS5:2024/05/14(火) 11:04:28
ライバル進出相次ぐ
 イオン九州やイズミ以外にも、多様な経営戦略で存在感を高め、顧客確保を進める食品スーパーは多い。

 1971年に神奈川県で精肉店として創業し、首都圏で人気の「ロピア」は2023年6月、JR博多駅(福岡市)近くの商業施設内に、九州初進出となる店舗をオープンした。

 祖業である精肉に強みを持つほか、大容量品やピザなどの総菜で消費者の支持を集め、すでに福岡県で4店の直営店を設けた。ロピアは31年度までに九州で25〜30店体制とする目標で、九州営業本部長の井上裕一取締役は「ファミリー層を取り込み、九州エリアで業績を伸ばしていきたい」と意気込む。

 同様に昨年秋、福岡市・天神の岩田屋本店内に九州1号店を設けたのが、高級スーパー「紀ノ国屋」(東京)だ。自社工場製のパンやソーセージなどで客を呼び込む。

 一方、広域での経営統合に踏み切り、生き残りを図る企業も出ている。

 15年に発足したリテールパートナーズ(山口県防府市)は、傘下に丸久(同)、マルミヤストア(大分県佐伯市)、マルキョウ(福岡県大野城市)を置く。九州・中国地方の10県に計約270店を構え、売上高に当たる営業収益は24年2月期に過去最高の2521億円となった。

 経常利益も77億円と前期より2割以上伸びたが、田中康男社長は競争激化を念頭に、「現状では負け組予備軍だ」と自戒する。今後も販売促進の共同化などでグループ間の連携を強化しながら収益改善を進めるほか、さらなるM&Aも視野に入れて利益を200億円規模に引き上げたい考えだ。

4705OS5:2024/05/22(水) 18:05:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9c1bbd937fddc38859540486793f756689072c1
地方の百貨店が消えていく…「空白県」夏には3→4に、「空白県予備軍」でも譲渡・縮小、再建相次ぐ 存続へ改革必至
5/22(水) 17:00配信

南日本新聞
金融支援を受け再建を目指す鹿児島の老舗デパート山形屋=鹿児島市金生町

 鹿児島県の老舗百貨店、山形屋が私的整理による経営再建を目指すことになった。郊外の大型モールやネット通販との競争、新型コロナウイルスの影響などで売り上げが低迷し経営が悪化した。同様の構図は全国各地の百貨店も同じで、中でも地元資本は自社再建を断念したり店舗を縮小したりと、従来通りの継続は難しく、山形屋も抜本的な改革が求められそうだ。


 東京商工リサーチによると、百貨店が存在しない「空白県」は、山形と徳島、島根の3県。既に1店舗しかない「空白県予備軍」は16県に上る。うち岐阜県の「岐阜高島屋」は今夏閉店を発表済みで、空白は4県に増えそうだ。

 日本百貨店協会発表の3月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比9.9%増の5109億円。コロナ禍の収束とともに回復傾向にあり、インバウンド(訪日客)による免税売り上げに加え、高級ブランド品や宝飾品といった高額品の動きも活発だ。

 ただ売上高伸び率は、全国主要10都市の12.9%に比べ、それ以外は0.8%。同協会は「地方は回復途上で訪日客消費も浸透しつつあるが、高額品消費は店舗や地域によってばらつきがある」と指摘する。

 百貨店が1店舗の16県のうち、地元資本や隣県店舗による凖地元資本は山形屋が展開する鹿児島と宮崎を含め8県。残りは岐阜高島屋を含む大手系列店舗だ。

 地元系では「佐賀玉屋」(佐賀市)が2023年12月、自力再建を諦めて京都市の不動産企業への全事業譲渡を発表、老朽化した本館建て替えなどで再建を目指す。「岡島」(甲府市)は、築約85年の店舗を23年2月に閉じ、近くの複合商業施設に移転。売り場面積は従来の7分の1となる約4500平方メートルに縮小した。

 再建を断念した店舗も多く、空白3県を含め19年以降に集中。山形市の老舗「大沼」は経営再建を目指していた20年1月に自己破産、山形県は百貨店がない初の都道府県となった。大手系列だった徳島県の「そごう徳島」は20年8月で閉店、24年1月には島根県唯一の「一畑百貨店」が閉店し空白県は3へ拡大した。

 地元系の売上高は、45〜187億円(23年2月期など)。各社とも会計基準を変更しており、従来基準より少なく見積もられる。山形屋は158億4000万円(23年2月期)。従来基準だと367億1000万円で2期連続の増収だったが、コロナ禍前(20年2月期)と比べると約13%減だった。

 近年は大都市圏を含め、量販店など他業種との連携や商業施設化など業態の変化も目立つ。東京商工リサーチは「従来型ビジネスモデルで運営を続けるのは難しい時代。山形屋が再建へ向けどう変わるか注目している」。

南日本新聞 | 鹿児島

4706OS5:2024/05/28(火) 08:50:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6f201a5c1151c52814ae11d0b948d1a4f3640a4
「岐阜高島屋」ビル解体費負担巡り対立 柳ケ瀬、跡地活用未来描けず
5/28(火) 7:47配信

岐阜新聞Web

7月末で閉店する岐阜高島屋。解体費の問題で跡地活用の見通しは立っていない=3月、岐阜市日ノ出町

 「後から理由を付けて約束を反故(ほご)にするのはおかしい」。7月末に閉店する岐阜高島屋(岐阜市)が入るビルを巡り、解体費用を出さない方針の親会社の高島屋に、ビル管理会社の関連会社「岐阜土地興業」(同)の大塚聖司社長は不信感をあらわにする。

 岐阜市の繁華街・柳ケ瀬商店街に建つ地上11階、地下1階のビルは、少なく見積もったとしても解体費が10億円以上と言われる。土地興は、2019年に岐阜高島屋の賃料を6億円から1億5千万円に下げた際、高島屋が撤退時にビルを解体して更地にするという内容の取り決めをしたと主張。閉店後は、当然ながら高島屋が更地にして出て行くのだろうと考えていた。

 だが、高島屋が閉店を発表した昨年10月以降は、解体費の交渉が進まず、互いの主張は並行線をたどった。今年4月には、高島屋の村田善郎社長が決算会見で、解体費を出さない方針を初めて言及。これまでのやりとりは書面が大半で、話し合いの場はほとんどなかったという。高島屋は閉店後の8月以降に交渉を本格化させる見通しだが、大塚社長は「解体の問題が解決しないと跡地利用の話が進まない」といら立ちを隠さない。

 一方、行政や商店街の関係者は解体交渉が進まない現状に警戒感を強める。頭をよぎるのは、柳ケ瀬商店街で活用されずに残った大型商業施設の跡地だ。「これまでのような空き店舗の二の舞になるのでは」と冷ややかに推移を見つめる。

   ◇    ◇

 「(建物のオーナーと)見解の相違があるので、最終的な合意、解決には至っていない」。高島屋の村田善郎社長は4月、都内で開いた決算会見で、7月末に閉店する岐阜高島屋(岐阜市)が入るビルの解体費用を出すことに否定的な見解を示した。昨年10月の閉店発表から半年たち、閉店後の跡地活用に注目が集まる中、ビル管理会社の関連会社「岐阜土地興業」(同)との間で起きている解体費の問題が初めて表面化した。

 関係者によると、高島屋が撤退時にビルを解体して更地にするという内容の取り決めの存在は両者とも認識している。ただ、高島屋は閉店理由となったビル設備の老朽化について、4年前まで現在の4倍の賃料を支払ってきたにもかかわらず土地興が設備更新しなかったことを問題視する。村田社長は「オーナーが責任を持ってやるべき受変電設備の更新といった工事が十分に行われていないことと、安全性の問題が契約不履行に当たる」と指摘する。

 一方、取り決めを守るよう主張する土地興の大塚聖司社長は、家賃の引き下げで設備更新の費用を捻出できなかったと説明。「少しでも賃料を元の額に戻してもらうことや、設備更新後も一定期間は撤退しないことを求めたが、高島屋は応じなかった」と反論し、解決のめどは立っていない。

 交渉が長引けば、解体後の跡地利用にも支障が出る。ビルを解体し、更地にするまでに1年半は要するとみられる。解体費で折り合いが付かず、訴訟にまで発展する最悪のシナリオを考えると、解決までに数年かかることも見込まれる。

 跡地の活用には、流通関係や医療関係、マンションの開発業者などから具体的な話があるというが、大塚社長は「いつ解体が終わるのか分からず、スケジュールも示せない」と苦しい胸の内を吐露する。

 跡地の活用が示されない状況に、柳ケ瀬商店街の一部の商店主は戸惑いを隠せない。服飾店の70代の男性店主は「新規の客は人通りの少ないところでは増えない。跡地に何かができるまで7、8年はかかるだろう。それまで経営体力は持たないかもしれない」と口調に悲壮感が漂う。岐阜高島屋の契約駐車場を運営する会社の男性社長(73)は「早く次(の活用方法)を示してくれないと具体策が取れない」と早急に店舗などの誘致を求める。

 柳ケ瀬では、大型商業施設の跡地利用が進まず、まちづくりの課題になっている。2020年に閉店したドン・キホーテ柳ケ瀬店の建物は現在も空き店舗のまま。22年間にわたって手つかずだった中心地の「旧長崎屋」は、岐阜市の負担で解体が決まったものの、矢先に岐阜高島屋のビル解体の問題が浮上。周辺からは「第2の長崎屋にならないか」と心配の声が上がる。

 柴橋正直市長は、高島屋の閉店発表があった昨年10月の定例会見で、跡地活用について「市として見守りたい」と述べ、民間同士の交渉を理由に介入しない方針を示した。市関係者は「首を突っ込めば、問題に巻き込まれるリスクがある」と警戒。問題の解決には、両者の歩み寄る姿勢が問われている。

岐阜新聞社


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