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商業・流通

4283荷主研究者:2020/09/05(土) 13:33:57

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=660819&comment_sub_id=0&category_id=113
2020/7/10 中国新聞
【フィーチャー】売り上げ低迷、欠ける求心力 20年目の紙屋町シャレオ、初の50億円割れ

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シャッターが下りた空きテナント(左)と期間限定の土産物店が並ぶシャレオの一角

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 ▽テナント誘致進まず

 開業20年目を迎えた紙屋町地下街シャレオ(広島市中区)のテナント売上高が減り続けている。2019年度は前年から2割落ち込み、初めて50億円を割り込んだ。運営する第三セクターの広島地下街開発(同)は店舗スペースの1割余りが空いている事態の打開を図るが、新型コロナウイルスの感染拡大でテナント誘致も厳しい。通りのにぎわいづくりで反転を目指している。

 旧市民球場跡地に通じる西通りの一角は、店舗用8区画のうち2区画でシャッターが下りている。営業中の6区画のうち1カ所は8月上旬まで期間限定の土産物店。あるテナントの男性従業員は「市中心部の施設なのに何年も空いたままの場所がある。球場の移転で人の流れが変わったとしても、何か手を打つという姿勢が感じられない」と運営側を批判する。

 シャレオの19年度のテナント売上高は前年比19・6%減の49億5100万円。開業初年度の01年度(78億6300万円)と比べると、4割近くも少ない。家電量販のエディオン(同)が広島本店の建て替え改装中に設けた売り場が6月に閉じ、販売単価の高い店を失った影響が出た。

 ■債務超過64億円

 テナント売上高の低迷は開業以来の課題だ。初年度をピークに年70億円台は3年で終わった。60億円台を維持するのも5年がやっとで、09年度からは50億円台に。主力の衣料品店の不振が続き、郊外の大型商業施設の増加も逆風になった。通りが公道扱いのため、店先の置物に対する規制も経営の自由を縛っている。

 19年度末時点の債務超過額は64億4800万円に上る。6月の市議会本会議では、市議が「存続の危機」「地下街の存在意義が深刻」と主要株主の市を糾弾した。市幹部は地下街開発を「しっかり指導したい」と応じた。

 地下街開発も動いてはいる。近年79区画のうち10前後を占める空き区画を解消しようと19年3月、関東地方からのテナント誘致を現地の企業へ委託した。だが、目に見える成果はまだ出ていない。新型コロナの影響で企業誘致のハードルが上がったのも一因だ。進んでいた出店交渉が、様子見となった案件も複数あるという。

 最近は、広場などを有効に使って通行客を増やそうとしている。東通りの広場に今月8日、誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」を置いた。イベント向けの中央広場は4月から利用料金を約1割下げた。「20周年記念キャンペーン」と題する初回割引や得意先向け割引も用意し、営業を強めている。

 ■再開発「追い風」

 地下街開発の谷山勝彦社長は「多方面からいかに多くの客を呼び込むかが長年の課題」と認識。昨年6月の就任から1年が過ぎ「新型コロナの影響もある。やり方を変えないといけない」と考える。

 周辺では中央公園自由・芝生広場へのサッカースタジアム建設が決まった。18年に国の都市再生緊急整備地域となった紙屋町・八丁堀地区は再開発が進む。谷山社長は「周辺の発展も追い風にして空き区画を着実に埋め、回遊性の高い地下街にしていく」と強調する。(秋吉正哉)

 【記者の目】にぎわいづくり、新モデル創出を

 バスセンターや路面電車、アストラムラインの駅と接続するシャレオの存在感は、広島市中心部の求心力を左右する。新型コロナウイルスの感染拡大で、屋内の広い空間はこれまで以上に意味を持つはずだ。にぎわいづくりの新たなモデルを生み出す意気込みで、空き区画の解消や販売促進に取り組んでほしい。


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