したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

商業・流通

4083チバQ:2020/01/30(木) 10:49:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000009-mai-soci

「和田サン」頼みの二頭体制で機能不全 山形の百貨店「大沼」破産申請を追う


1/30(木) 8:33配信

毎日新聞







「和田サン」頼みの二頭体制で機能不全 山形の百貨店「大沼」破産申請を追う


終始立ったまま記者会見に臨み、何度も頭を下げた「大沼」の長沢光洋代表取締役=山形市で2020年1月27日、的野暁撮影


 「支援お願いします」。2019年7月24日夜、閉店後に大沼山形本店(山形市)の7階、社員食堂で開かれた従業員集会で、女性従業員数人の声が響いた。取引先への約1億1000万円の支払期限が翌日に迫っていた。依頼されたのは、集会に参加していた和田有弘(なおひろ)氏(82)。大沼が経営破綻後に開いた記者会見でも名前が挙がった同氏は、県内でホテルや不動産業などを営む実業家だ。集会の翌日、大沼の支払いを肩代わりしたのを機に存在感が増した。

【写真特集】破産申請した「大沼」

 和田氏が最初に支援したのは19年3月。大沼を経営していた投資事業会社「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」(マイル社)を大沼生え抜きの幹部が追放した際、経営権確保の資金2億円を貸した。18年3月に銀行団が私的整理で債権放棄した代わりに新規融資を受けられなくなった大沼は、資金繰りに窮していた。

 昨夏以降、経営幹部が和田氏の事務所に呼び出され、会議を開くことが当たり前になった。負い目と畏怖(いふ)の念が交ざった「和田サン」の呼称が社内に定着。「和田サンへの借金だけは返さなければいけない」と漏らす幹部は施策の実行を従業員に求める際、「和田サンがそう言っている」と添えた。従業員は疑心暗鬼にかられ、社内の士気は低下したと大沼関係者は指摘する。

 ◇異例の「退職金10回払い」

 経営陣と和田氏の事実上の二頭体制で、大沼の企業統治(ガバナンス)は機能不全に陥った。19年8月の米沢店閉店に伴う従業員の「退職金10回分割払い問題」は一例だ。

 大沼は当初、退職金の支払いを拒んだ。経営幹部が「和田サンが払わなくていいと言っている」と口にし、退職者は米沢労働基準監督署に駆け込んだ。大沼は最終的に支払いに同意したが、条件は極めて異例の10回払い。経営破綻で退職金の一部は未払いとなった。

 20年1月27日、破綻について記者会見した大沼の長沢光洋代表取締役(58)は、19年10月以降の消費増税などを理由に挙げたが、マイル社追放前後から足元が揺らいでいた。長沢氏は「経営の主体性を失っていない」と述べた上で、和田氏には「感謝の気持ちしかない。これ以上の負担をかけるのは無理だと判断した」と述べた。だが、和田氏は周囲に「破産申請する必要はなかった。追加支援の用意はあった」と不満を漏らす。経営の主体性を失った幹部の責任は重く、破綻の原因となった。【後藤逸郎】

 ◇大沼を巡る近年の動き

2017年12月 東京の投資事業会社「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」(マイル社)とスポンサー契約

 18年4月 マイル社が出資し、100%株主に。元新生銀行東京の執行役員、長沢光洋氏が5月に社長就任

   9月 長沢氏を解任し、マイル社社長の早瀬恵三氏が社長就任

 19年2月 再建難航が表面化。佐藤孝弘山形市長は会見で市民に買い支えを呼び掛け

   3月 県内の実業家が事実上出資の「大沼投資組合」が全株式を取得。早瀬氏を解任し、執行役員だった永瀬孝氏が社長就任

   6月 長沢氏が代表取締役で復帰

   8月 米沢店が閉店

   9月 永瀬氏が辞任。長沢氏が経営トップに

 20年1月 山形地裁に破産申請


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板