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商業・流通

4322チバQ:2021/01/10(日) 12:15:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d00b633ff4f8fc694f6f67825a03c9050f7d3041
「コロナ前は何でも売れる状態だった」 売り上げ激減、もがいた先に 地元客重視へ変わる京都・嵐山の商店街
1/10(日) 10:31配信

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京都新聞

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神奈川県の私立中と京都をつないで行われたオンライン修学旅行(神奈川県藤沢市)

 「前年同月比99・9%減」―。政府観光局が推計した昨年4〜7月の訪日客の割合は、新型コロナウイルスによる渡航制限でインバウンド(訪日観光客)需要が蒸発したことを改めて突き付ける。京都の観光事業者らが危機の中で自身を見つめ直し、もがいた先に見たのは、新たな商機や地元との結び付きだった。

【写真】雪化粧した嵐山はまるで墨絵

 舞妓の鮮やかな下駄が画面に映し出された。昨年10月、京都市内と神奈川県の聖園女学院中をつないで行われた「オンライン修学旅行」。祇園の履物屋などからの中継を、コロナ禍で京都への修学旅行が中止になった3年生70人が学校の視聴覚室で楽しんだ。

 手掛けたのは市内の中小旅行会社3社の経営者でつくる団体「てれんぽ」だ。同中から届いた感謝の色紙を読みながらメンバーの森野茂さん(56)は「新型コロナでどん底に落ちた旅行業界だが、何もしないわけにはいかなかった」と団体結成のきっかけを語る。

 昨年春ごろから仕事が吹き飛び、会社はほぼ休業状態に。危機感を共有した経営者仲間と打開策として始めたのがオンラインツアーだった。京都の観光地を案内する動画を制作したり現地から中継したりするサービスで、修学旅行を中止した全国の学校や企業から発注が増えているという。

 12月初旬、渡月橋を背景に共に旅行会社社長の井上ゆき子さん(51)と常田学さん(51)が動画の撮影を始めた。編集も全て自前で取り組む。慣れない作業も数を重ねる内にスムーズに進み、この日は竹林の小径や松尾大社を周って約1時間で終了。常田さんは「動画販売は収益につながりやすい」と新事業の感触を語る。

 一方で急成長したオンライン観光市場には大手旅行会社も参入し、競争は激しさを増している。それでも井上さんは「旅行プランを売るだけの従来のやり方だけでは生き残っていけない。現場との近さを売りにしていきたい」と決意を固める。

 インバウンドの恩恵を大きく受けてきた観光地の商店街も岐路に立つ。

 「商品を出しておけば何でも売れるような状態だったから接客も正直、おろそかになっていた」。右京区の嵐山地区で竹製品専門の土産店を営む石川恵介さん(51)は率直に明かす。4月の緊急事態宣言直後の売り上げは前年の1割にも満たず、どん底を味わった。

 変化を迫られ、商品の陳列を一新。これまで目立つ場所には外国人に人気の小物雑貨などを置いていたが、地元客が普段使うざるなどの実用品に替えた。

 20年以上前から嵐山の商店街に通う右京区の女性(51)は最近、ハンガリーの大学で学ぶ次女(21)に送るため「日本らしいものを」と竹かごを購入した。ここ数年は観光客で混雑している時は近づけなかったが、今はゆっくりと品定めができる。女性は「生活に必要なものも普段は買えないような商品もあるのが商店街のいいところ」と話す。

 地道な取り組みが離れていた客層を呼び戻し始めていると、手応えを感じた石川さんはさらなる変化を思い描く。2階は現在、布製品を中心に置くが全て竹製品に取り替える予定だ。竹細工職人を常駐させ、繊細な技術を客の前で披露する案もあるという。


 「日本人でも海外の方でも魅力を感じてもらえるよう目の前のお客さまを大事にする。当たり前のことをコロナ禍で思い出した」。インバウンドの往来再開後も見据えている。


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